ひぐらしのなく頃に Part.6

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1名無しさん@ピンキー
『ひぐらしのなく頃に』のエロパロスレなのですよ〜。あぅあぅ。

☆過去スレ
【ひぐらしのなく頃に Part.5】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169552599/
【ひぐらしのなく頃に Part.4】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165148335/
【ひぐらしのなく頃に Part.3】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156953323/
【ひぐらしのなく頃に Part.2】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1137410049/
【ひぐらしのなく頃に】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108430147/

☆まとめサイト
【エロパロ板 ひぐらしのなく頃に 保管庫】(現保管庫。誰か更新お願いします)
ttp://www16.atwiki.jp/when_they_cry/
【エロパロ板「ひぐらしのなく頃に」保管庫】(旧保管庫)
ttp://custody.hp.infoseek.co.jp/when_they_cry.html
2名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:55:42 ID:ETELcqkY
3名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 17:59:38 ID:2YeCnctp
>>1乙だよ〜☆
4名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:06:02 ID:UvOY3+z8
>>1

ノート購入。
二万五千エンで1.06Ghzでメモリ128MBだけどHDD20GBなXP搭載マシンだッ!
いや、XPは動作確認のためにインストしてあるらしいけど、
どうせネットにつないだりしないからアップデートとかしないし、
新品ノート買ったら液晶ぶっこわれたノートと一緒にたたき返してやる。

というわけで、一次の方手間で圭魅書いてきます。
その後のリクとかありますでしょうか。
表でみーみーの日に梨花ちゃま小説出す予定なので、、
それより後になると思いますが……
5名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:14:36 ID:ETELcqkY
羽入!羽入!
6名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:28:18 ID:FcoTuij+
>>1乙!

>>4
wktkが止まらない
7名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:13:14 ID:TE3m1hQ7
>>4
梨花ちゃまクル━━\(゚∀゚)/━━!!!!
暫く梨花ちゃまSS読んでないから楽しみにしてます
8名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:08:20 ID:V5YCBLTP
はうあ、梨花ちゃま小説出すのは表のほうなのですよ。
でも、リクだというのなら書きます。
3/3以降になりますが……
9名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 19:51:22 ID:JXPcTmly
前スレ>>1000
愛してる

>>988の言っていることはあながち間違ってない件
10名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:37:41 ID:Lcpz53bF
小此木ssを待ってます。
11名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:39:29 ID:Q4GifhoJ
いつか悟魅を投下した者ですが、
圭魅・悟詩の4Pって需要ありますか?
12名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:42:20 ID:mobXZ+r9
あると思うが、出来ればレナも混ぜて5Pにして貰えればうれしい。
13名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:42:30 ID:ODDn0+g8
超ある。ハァハァ是非見てみたい。
4Pて事はやっぱりこう…乱交紛いな事するんだれうかハァハァ
14名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:43:10 ID:NBIoq5X3
圭魅、悟詩ぜひとも待っている!!
15名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:50:10 ID:OE767QEP
見たい見たい!4P見たいマジ見たい!
……レナは抜きで、圭一と悟史と園崎姉妹のみでお願いします
16名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:57:48 ID:HM8lkBf8
いつのまにかこんがらがって、
悟圭と魅詩になってる罠。
17名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:59:47 ID:PNRe+YAo
大石小此木の大小絡み
18名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:10:52 ID:5dZuby+w
>>11
ありすぎるから困る
綿流し後日を渇望してる俺としてはもう
19名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:30:53 ID:d+Q/Bj4x
綿流し魅音レイプ編マダー?チンチン
20名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:09:09 ID:MPX6LfWG
鉄平&リナ殺害予定圭一レナまだ〜
21名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:29:35 ID:2+dA1MMn
小此木って「おこのぎ」って読むんですか
22名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:32:11 ID:WDDvV/Oa
そうだよ。おこのぎ。
23 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/02/25(日) 23:33:26 ID:Q4GifhoJ
http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi76757.txt.html
>>11です
なんとかえちシーンまでたどり着かせようとしたんですが睡魔に負けましたorz
4Pとかほざきつつまだ二人しか出てきてなくてごめんなさいごめんなさいごめry
24名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:56:48 ID:ctFNrm0b
>>23
とりあえずGJです!
できればここにあげてくれるとうれしいかもです。
続きまってます〜。
25名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:03:02 ID:ODDn0+g8
見れない…orz
ここに投下しては貰えないでしょうか…?
26名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:03:07 ID:23sq/dHE
>>23GJです。シリアス目な展開だね。続きwktkしてます。
思ったんだけど、txtで投下したときって保管庫に入るのかな?
27名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:53:52 ID:4T80oLsZ
>>11ありまくり。>>14に同じく
28名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:55:27 ID:5BbTniRE
>>25
ちゃんと笠松のTOPから入った?
29名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:55:55 ID:hkpe5qZk
>>23
GJ!先が読めない…wktk

>>26
他と同じで問題ないよ
30名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:56:05 ID:5BbTniRE
花散し編ってあれ以来投下されてないのか〜、楽しみ。
31名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:57:30 ID:5BbTniRE
>>28はスルーしてorz
直リンできるようになったのか〜
入りやすくていいね。
>>23GJです
32名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:57:07 ID:kO4XvExJ
魅音のSS投下します。
初SSです。
いちおう続きあり。
33名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:58:15 ID:kO4XvExJ
これも血筋…なのかもしれないけどさ、やっぱり悩みの種なんだよね。
園崎家の女として生まれた以上の、背負わされた枷…
やっぱ重いよ…
どうしようもなく重いよ…
肩がこるんだよね、どうしても。
毎日何気ない笑顔で通してはいるけどさ…
レナに言っても、きっと決してわかってもらえない重さ…
こんなこと言ったらレナにマジ顔で殺されそうだから、絶対黙っているけど…
でも…


なんで、私は…






巨乳なんだろう…(爆)



ふくらみ始めたのは、小6ぐらいだったのに、見る間にどんどん大きくなっちゃって…
ジュニア用のブラなんてつけられたの、半年もなかった…
あとは大人用ブラ着用。でもさ、言っていい?大人用ブラでもかぁわ〜いいデザインのなんて、せいぜいBカップまでだよ?Cカップだと、色選べなくなるし、Dカップ以上だと店に置いているとこが極端に少ない…

しかもさ…
マジに肩凝るの…
この年齢で慢性肩こり症だなんて最悪だよ。

走る時も泳ぐ時もめちゃくちゃ邪魔だし。
このおっぱいさえなければ、あと3秒はタイム縮められるはずなのに…


幸いにも、双子の詩音も同じサイズだから、街でよさそうなブラ見つけたら買ってきてもらってるけどさ…


たまにレナが「ダイエットしたつもりが胸だけ痩せちゃったよぉ〜」とわめいているのを小耳に挟んでは、ひそかに実行してみるんだけど…
ため息。

毎日風呂上がりに鏡の前でため息つく魅音でした…
(※続くかも)
34名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 02:06:09 ID:5BbTniRE
35名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 10:43:30 ID:bGUHOd/J
>>34証明サンクス
36名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 10:48:39 ID:sZqlC3KD
同じく>>32-33GJ
盥回し編の最後が悲しい・・・
37名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 11:19:07 ID:OM3sDRmt
>>23GJ!
綿流し後日といい…凄まじく続きが気になるのが
日々増えていくなぁ。wktk wktk
38名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 14:13:18 ID:iQ9G1wNO
CSの女の子魅音に萌え死んだぜ・・
39名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 15:24:54 ID:hkpe5qZk
>>33
可愛いのに女の子らしさを隠そうとする
エロいのにエロいのを恥ずかしがる
そんな魅音が大好きです
おぱーいに悩む姿ハァハァ
40名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 15:48:16 ID:Qn2R9NuF
保管庫の作品も随分増えたねー
保管庫の中でお気に入りとかある?
ちなみに自分の好きなのはだいぶ前のやつだけど詩音アナザー。
エロい中にも殺伐とした悲しみや切なさに満ちててすごく印象深い。かなりいい。
41名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 15:54:39 ID:UZqd52ih
綿流しがお気に入りというか続きを毎晩wktkしながら待ってるな
42名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 16:39:20 ID:aAhG9pLG
>>40
優勝者に天国をとレナキス裏
43名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 18:32:33 ID:zB2MXpc2
>>40
おしおきのエロさが好み
44名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:29:49 ID:sZqlC3KD
>>40
梨圭(圭梨?)が一番好き
45名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:37:55 ID:4g5LPY4p
圭詩がなくてしょんぼり・・・
祭でも否定っぽいし・・・orz
46名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:51:18 ID:AbeyP3W2
体調 完 全 復 活
遅筆だけど頑張ってはにゅー*てっぺい☆書くぜ

病院行ったあと家で体温計ったら平熱ってなんなの?朝から頭痛が無くなってて驚きもしたけど
47名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 19:54:25 ID:OM3sDRmt
>>40
同じ理由で詩音アナザー。
あとエロとかなしに綿流し前日の人は凄く上手いと思う
48名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:10:31 ID:fXJ/kvRr
>>33
すまないが、突っ込ませてくれ。

Cから色が選べないなんてことはない。
下着屋は普通、A〜Cを中心に取り揃える。
AAとDはそれより生産量は少な目になるが、色及びアンダーは同じものを取り揃える。
なかなか売っていないのはF以上とAAA
これらは極端に減る。
むしろ置いていない方が多く、あっても高い。

いいか、ブラの売り方はあくまでも極端。
決して、CやDは少数派ではない。
これだけはわかっていてくれ。
49名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:21:13 ID:OOjXxh5B
なんかブラに詳しい人がキターw
しかし魅音ってカップサイズいくらなんだろう。
実はパットだったという夢の無いことを言ってみる。

ごめん嘘です。
50名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:21:55 ID:AJAjPO1Q
いや、知らんがどうしてそんなにブラに情熱を燃やすんだ?
51名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:25:52 ID:q8PsY4rf
空気が読めないからだろうw
52名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:31:09 ID:Qn2R9NuF
情熱っつーか…
女の身からすれば>>48が言ってることは常識だよ。
CやDならよりどりみどり、いろんな可愛いブラが買える。
でもまあFの女友達が「なかなか可愛いのないんだよね〜」とか言ってるのはちょっと羨ましくもある。
53名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:38:12 ID:hkpe5qZk
つまり魅音はF、と
54名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:41:40 ID:JSOONAZ5
AAA!!
そんなサイズあるのか!!!1!!!!!1
そんな彼女欲しいな

AAAかぁたまんねぇよなぁ
55名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:56:17 ID:KaoXz5tm
>>54、東京に帰れ
56名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 20:57:47 ID:OOjXxh5B
っていうか、このスレ女の人見てたんだ。
57名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:27:30 ID:/+SQmNXO
エロパロ板は、読み手も書き手も結構女性がいるらしいよ。
職人スレではストイックにエロ知識の交換がなされていたり、いないかったり。
彼氏と別れる前に精液の味見をしておくべきだった、という書き手さんを見たときは
職人魂を感じたな。

……魅音も自作品クオリティUPのために、圭ちゃんのを味見してみるべきだと思います。
58名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:32:24 ID:jwaN41gz
>>52
問題は平成の今ではなく、昭和58年にそんなラインナップがあったかということだ。
それも都心じゃなく地方の店に。
Dカップがボインと呼ばれていた時代だからな。
59名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:18:22 ID:GfqkT/Im
平成の今日、諸兄には信じられないかもしれないが、
って書いてくれないとやだ。

>>57
俺らはいつでも味見できるぜ!
やったらもう、後戻りできなさそうだけどな。

それ以前に、経験無しの俺がこういったものをスラスラ書けるのは不思議で仕方が無い。
エロゲーだとかで見た文章を無意識に繰り出しているんだろうけど。
でもなぜか、未だにちんちnだとか、ちんkだとかをストレートにそのままの言葉で書けない。
なぜだろう。
60名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:33:37 ID:AbeyP3W2
あれだ、味はあんま覚えてないが食感?というか舌触りはときほぐしてない卵白(塊部分はもうちょっと柔らかめだけど)みたいな感じ。
飲むとちょっと吐き気したような気がするけども。
61名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:46:50 ID:AJAjPO1Q
おっかなびっくり、ほんのちょっと指につけてなめてみたら
幼稚園のころ使ったあの半透明のチューブ糊の味がした。



泣いた。
62名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:49:05 ID:KaoXz5tm
>>61
チューブ糊に種を撒き散らされるなんて
どんないじめだよ?
63名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:02:01 ID:oiPjw2iR
>>58
それ言い始めると、昭和58年に部活メンバーの服装はおかしすぎるw
服装に関しては、現代と同じと考えていいと思うが。

>>54
女の友達にいる。
本気でぺったんこ。
サイズとかそんなレベルじゃないw
ない乳マニアにはたまらないはずw
64名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:02:38 ID:oiPjw2iR
すまん、あげた orz
65名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:36:48 ID:R3DL6GuO
>>61
むぅ、冒険野郎だな、君はw
本当に試すとは思っていなかったよ。
とりあえず、前の書き込みから30分で何があったかは聞かないでおく。
66名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:31:38 ID:4DYIr4b3
>>63
つまり梨花ちゃまのつるぺたなお胸が好きな俺には
ストライクゾーンど真ん中って訳だな
67名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:54:19 ID:Hxt0FI8F
>>66
乳首のみの胸、と考えればよろしい。
68名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 01:08:00 ID:yy3VRY5R
魅音の俺のを味見してもらって
俺が魅音のを味見したい
69名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 01:29:32 ID:H/UKuiZw
メンディングテープって知ってるか?
半透明のセロテープなんだが、それの匂いが女性の体液のそれに酷似してるからお試しあれ。
70名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 01:32:37 ID:yy3VRY5R
魅音の俺のを→魅音に俺のを
71名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 09:14:46 ID:qGTcujs7
本スレは流れが速いんでこちらで質問するんですが
PS2版のひぐらしってストーリー分岐があるなら各編のフレデリカの詩はどうなっているのでしょう?
72名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 09:26:10 ID:H/UKuiZw
詩は分岐が終わってそれぞれの編の頭にナレーションとともに入る。

コンシューマ版の魅音エロいな(*´Д`)=з
73名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 09:57:13 ID:qGTcujs7
返答サンクスです
74名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 15:47:14 ID:XmuMI88n
>>40
梨花×沙都子キスのみと綿流し前日・後日

L5寸前の悟史を黒梨花が体はって慰めようとするも
実体験が追いついていないので、形勢逆転され
貧乳揉まれたり濃厚なキスうぃされあわあわする話が読みたい
75名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 15:49:18 ID:XmuMI88n
L5悟史が羽入を押し倒しご奉仕させるのでもいいや
76名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 15:51:27 ID:yy3VRY5R
>>72
声がついて更にヤバイ(;´Д`)
CS魅音のエロパロが見たい…
魅音に限らず、よりエロゲの王道パターンに近づいたよなw
77名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 16:52:31 ID:a58w7AA3
CS魅音のSSなんて出たらもう死んでも良いぃい!!!
どなたか…どなたかお願い出来ませぬか
78名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 17:10:51 ID:733698nQ
そんなことしたら……>>77君が、生きる喜び……なくしちゃうから……いや、だよ。
絶対出来ないよ。
79名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 17:18:58 ID:a58w7AA3
ちょっ、すみません例えです。
今日と変わらぬ日々を過ごすので、どうかお願いします>>78様ぁ
80名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 18:45:18 ID:4DYIr4b3
つーか>>78のID、何かすげぇ
81名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 19:54:24 ID:3zd66AHU
CS版がいまだに魅音から部活の誘いの電話がかかってくるところで止まってる私はどうしたらいいですか

執筆(非エロパロ)が忙しくて出来ないんだよぉぉ
82名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:43:54 ID:7EQh/6nm
Kが常時KOOLで、レナが常時ひぐらしモードで、魅音が常時頭首モードで、梨花が常時本性を現してて、羽入が常時神様モードで、悟史が直情的で、詩音が常時くけけけだったらどれだけカオスなんだろ。
さとこは常時L5だったら死んじゃうからあれだけど。
83名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:55:56 ID:T4zlRkuU
心配するな、すぐに全員首をかきむしって死ぬ。
84名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:59:53 ID:7EQh/6nm
ちょ、全員L5だからアレだったのかよwww
85名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:00:02 ID:yy3VRY5R
>>82
魅音と梨花は発症してない分アビリティが弱いな
ここあ俺が守るしかねー
86名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:15:14 ID:7EQh/6nm
羽入もしねぇよw

そうだ、知恵先生も常時カレーモードだったら…
87名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:45:55 ID:mexbmFqp
イリーの作った変な薬のおかげで無敵超人化したKが
一人で山狗を倒し、みみみみをコマしてしまう話を考えたが…
88名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:04:52 ID:j77Ih3q0
>>87
なかなか新鮮味のある組合せだな
ただそうすると、富竹の扱いに困りそうだが
89名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:12:22 ID:6xXx5XHD
あんなもん時報だ
90名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:13:26 ID:J8+BbKId
>>88
富竹も薬でトミー化、
入江先生も薬でイリー化、
ついでにクラウドとキャシーも
で、みんなでみみみみカーニバル

で、大体3行くらいで山狗全滅
小此木は良い笑顔でレナにお持帰りされる
とかいうレベルで良いんじゃないかね
91名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:38:46 ID:+oUQSGcg
雲雀13がKOOL化→沙都子の罠を見抜き沙都子をデストロイ
92名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:49:36 ID:dR2O0pek
あのときの沙都子は右にも左にも前にも後ろにもトラップを仕掛けているので、
あそこに居た時にはすでにトラップ予約済みだったりする。

と、想像する。
どうやってその地点に入ったかって?
ななめに入ってきたんだよ、たぶん。
93名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:51:23 ID:J8+BbKId
>>92
多分、一回踏んでもダイジョブ
二度踏むとドボンな罠を通ると
そこは罠の王国だったー
ってかんじじゃねーかい?
94名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:14:00 ID:dR2O0pek
シレンでいうところの罠の罠ってやつか。
普通、罠って巧妙に隠されたものを多数仕掛けるっぽいんですが。
SASのサバイバルテクニックの本に載ってた。
95名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:35:51 ID:J8+BbKId
沙都子のは無論そのレベル
多分、ベトコン以上のはず

とか言ってみる
96名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 02:33:47 ID:tvLYMaq5
なぜそのレベルの罠でてっぺいを撃退しなかったのか・・・
あ、マゾなのか。
97名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 05:24:35 ID:PN01+41p
祟殺しの圭一も、沙都子の叔父を山へ誘き寄せればよかったのに。
98名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:15:38 ID:m7OgELlb
・・・それじゃ、圭一がてっぺい☆と心中になっちゃうのです。
99名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 14:09:58 ID:+RNmbi53
限定版の小説読んで、

結局圭一以外誰もはかなかった。

オヤシログッズなので梨花ちゃんがお持ちかえり。

圭一オットセイ接触部を触ったり嗅いだり舐めたりのオナーニをついしてしまう梨花ちゃん。

勢いではいて自分のスジと摺り合わせオーナニ。

やりすぎちゃって3時間経ってたよ、ママン。

んでやって来たKとラブラブもっとせっくすするな梨花ちゃん。

を思いついた。誰か書く時間を下さい。若しくは私の電波を受け入れて書いて下さい。
それが私の願いです。
100名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:43:38 ID:Pjy5hNuV
>>前スレ949
個人的感想でよければ…Part.3にあった感想群の体裁で

漆:時期が時期という事でか、たかのん分高め。
  同時にジロウさん分も濃いのは分かるが、なぜか亀田も未だかつてないくらい印象に残るw

  表紙は「白いダッフルコートレナwithミトン手袋+缶コーヒー」 何故に雪の中でミニスカハイソックス?
  裏表紙はピンク色のセパレート水着羽入。水色の兎浮き輪を持っている。
  帯は鷹野さん。横には「ネタバレ注意!」の但し書き。

●「無神経なあの人」 アライコウ
作戦前でちょっと疲れてる鷹野さん。富竹は圭一に誘われたデザートフェスタに鷹野を誘う。
圭一、三四、ジロウそして亀田の4人で軽く勝負しつつ楽しむのだが…
ある一線を超えたとき、進路阻止不可能の最強暴走機関車が降臨する。
*ハイテンションギャグ。鷹野さんを筆頭とする被害者の皆様、強く生きてください。
 K&亀田も十分にキてるのだが、暴走機関車ははるか高みに到達しちゃってます。

●「『姉』と『 』。」 らな
『姉』である魅音。彼女はクラスの中でも『姉』的存在である。
ある日、彼女は幸せが続くよう願いをこめてチョコレートケーキを作り学校へ持っていくのだが…
*魅音メインの作品。ちょっとしたトラブルと、その後のお話。
 しかし、知恵先生のナイスティーチャーっぷりも見逃せないポイントかと。

●「追憶写真」 浅見麻美
祭り前日の夕方、彼女は困惑しつつも努めて普段どおり振舞っていた。
「おじいちゃんの研究」が讃えられる事を最大の望みとしながらも、彼女の心は揺れ動く事を止めなかった。
*鷹野さんメイン。ジロウさんとの微妙な関係。しかし、作戦が実行されれば関係は終わる…
 ちっちゃいころの、おじいちゃんのためにがんばる三四ちゃんもかわいいかわいいかわい(ry

●「頭首の誇りはノートとともに」 犀川洋平
悟史が帰ってきている世界。この世界では、魅音は苦悩を書き連ねていた。
ラブラブの悟史と詩音を見て、自分も圭一と…と考えるが、人形の件もあって思いはなかなか進まない。
そのこともあるが、他にも悩みがある。魅音には「頭首」であった故に悟史の事で自虐的になっていて…
*ややシリアスめなお話。悟史たちに関する苦悩と恋に関する苦悩と…
 恋に関しては、詩音に相談した挙句ツインテールにトライ(挿絵あり)したりしてます。
 細かいところだが、その挿絵の横の172ページにある「北条兄弟」という単語にはちょっと首を傾げてみたり。

●「W(ダブル)にーにーパラダイス」 御門 智 
2月22日、登場人物を慰労する「ひぐらしのなく頃に お疲れ様会」が開催された。
本日2月22日はWにーにーの日ということで、沙都子は圭一と悟史を独り占めしようとするのだが…
*「誰が最も妹的か?」ということで、「妹っぽい事」を演じてみる面々。
 しかし駄目人間がいっぱいいるなぁw…ここでも亀田は突き抜けてます。例えるなら大気圏くらいまで。
101名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:53:48 ID:j77Ih3q0
>>99
是非書いて下さい
モチベーションを保つためなら、俺が専属メイドさんになるぜ
朝は(野太い声で)おはようございますから、夜は(野太い(ry)おやすみなさいまで、毎日ご奉仕三昧の毎日にしてやろう
人前では、(野(ry)これが俺のご主人様ですってちゃんと紹介してやろう

どうだ?書く気になったか?
102名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:43:14 ID:fy33nKDq
あれってプールで三時間経たないと駄目なんじゃ?
103名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:48:49 ID:+1bFpeTO
>>100 なんの話?
104名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:53:04 ID:A87Khcdp
前スレの↓のことかと。
 949 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 13:21:32 ID:2wMDpXO6
 新しく出たアンソロ小説読んだ人いる?

 どうだった?いいのあるかな?
105名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:55:06 ID:A87Khcdp
っていうか>>100の「犀川洋平」って・・・元ネタは森博嗣かなww
106名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:03:05 ID:+1bFpeTO
スレ違いかなと思いつつ
アンソロ小説って通販以外でどこに売ってんのかい?

と訊いてみる。
107名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:10:14 ID:muFU7cRe
>>106
アニメイトやゲーマーズとか、確実に置いてある。 大きな書店でも見かけたような。
108名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:16:13 ID:Lr3CIbyn
風船?
44.96696,-124.01873,19
109名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:16:48 ID:+1bFpeTO
>>107 センクス

>>104もサンクス
110名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:17:07 ID:Lr3CIbyn
ごめん誤爆
111名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 22:27:45 ID:+oUQSGcg
>>100
もう魅音のコイバナはお腹いっぱいです。
一個も読んだことないけどさ
112名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 22:52:32 ID:Nn0txTJ+
悟史と詩音がラブラブってのも何だかな
113名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:32:21 ID:6xXx5XHD
「圭ちゃぁん…もうらめぇ……許して……」
「まだま…だ……もう一回……」
「も…立てないぃ……」

と童貞&処女だった反動で猿のようにやりまくる圭魅が読みたいです
114名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:37:38 ID:/p9PYhSp
圭魅の純愛もいい
115名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:39:01 ID:ZSCI8ayp
>>113
ソレイイ
お願いエロい人
116名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:46:28 ID:xjyqpUYt
そういえば悟史×レナの話ってあったっけ?
117名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:49:56 ID:tlyXe109
保管庫にあるね
118名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:53:27 ID:xjyqpUYt
>>117
どうもありがとう。
119名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:16:49 ID:ApxKHf9k
ここまできてソウルブラザーの4Pがないことに失望した。
120名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:45:48 ID:/Acclo/d
>>119の乾きを癒せない。
真実を欲する>>119がそれを認めないから。

>>119の乾きを癒せない。
>>119の期待する真実が存在しないから。

それでも>>119の乾きを癒したい。
>>119を砂漠に放り出したのは職人の私なのだから。


いや、まあ無理だけどww
121名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:50:36 ID:Kaogsq7v
>>113
読みた過ぎて困る
122名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:51:57 ID:H+Oj5lRS
しかしそろそろ職人様方の投下が待ちきれない
頃合いなのです
123名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:58:54 ID:9yQgpLYT
>>113
続きキボンヌ
祭の影響で声つきで再生されるようになったせいで
魅音のエロさが最高潮で困る
そのセリフだけで…ウッ
124名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:04:59 ID:Kaogsq7v
俺も最近キャラの声を脳内再生出来るようになったw
此処の作品や真夏のオニをボイス付きで堪能してるぜ。

なのでそろそろ…新作が読みたい…です…
125名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:13:13 ID:/Acclo/d
忙しくてなかなか投下できずすいませんorz
来週綿流し後日の続き投下します。
なので待ってくださっている方いらしたら、もうしばらくお待ちください。
次の木曜までには何とか!
126名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:15:58 ID:9yQgpLYT
>>125
来週がとっても楽しみなのですわ!
忙しそうですがご自愛を
127 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/01(木) 01:52:29 ID:OIX57+OV
すんません。私事で、先週からちょっと執筆に割く時間があまりなかったです。
今週末か日曜あたりに梨花ルートがいけると思いますです。
待ってる人おられましたら、もう少し待ってくれると有り難いです。
128名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:19:13 ID:9Qk6EpCO
作者様方、あまりお気にしないように。
この時期は忙しい方は本当にお忙しいんだから。
こちらは気長に待ってます。
129名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 06:32:50 ID:4IWGFa98
>>119
渇きは潤せないかもしれませんが、>>100の最後の作品読んでみてはいかがでしょうか
兄(兄くん・兄者・兄君)を愛する心を前にしては、性別なんてものは些細な問題だそうですから
130名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 07:33:57 ID:rzhBzcMc
今回CS版やって改めて実感した。お疲れ様会って重要だよな。
アレがないと、鬱の上に直接鬱が重なり・・・orz
131名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 09:58:44 ID:tFMxItuO
>>127
楽しみにしてるよ
最近梨花ちゃまが少なかったから色々溜まってるしw
132名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 19:43:57 ID:UKjzXa83
圭一×知恵先生キボンヌ 少なすぎるorz
133名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 20:10:14 ID:1mDuqOxA
さて、魅ぃの日で圭魅を投下しようとしたのですが……
現在、えろいパート以前の分しか出来てません。
完成してから一気に投下、のほうがいいでしょうか?
134名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:12:51 ID:9yQgpLYT
>>133
どっちでも構いませんハァハァ
135名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:24:35 ID:1mDuqOxA
>>134
わかりました。
とりあえず、今日頑張って完成させてから投下しようと思います。
136名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:31:06 ID:7t1ffuiw
全裸で待ってます
137名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:31:06 ID:VgUQT25w
>>135
ワクワク&テカテカで待ってます。


>>132
まずは君からレッツトライ! 同士は後からついてくる!

書くのが苦手なら、台本形式でも、シチュエーション妄想でもいいから、
とにかくアピールしとけ。
職人さんの琴線に触れたら書いてもらえるかもしれない。


例えば、放課後の職員室とか萌えるよな?

日直だった圭一が、教室の鍵やら日誌やらを持って職員室に行くわけだ。
校長は用事で興宮に出かけてる。ご都合主義だが気にするな。
夕暮れの学校に二人きりだと気づいた圭一は、内心ドキドキ。
けど、知恵先生は圭一の事を生徒としかみていないから無防備。
日誌を見ながら、
「菜園の水やりもやってくれたんですね、花丸あげちゃいます」
とか、下手したら梨花ちゃん並に可愛い事を言いながら、赤ペンで日誌に
花丸を書いてくれるんだよ。
子供扱いされたことで、男として情けない思いにとらわれる圭一。

で、知恵先生の後ろから手元をのぞき込もうとして、ワンピースの胸元から
ブラがチラ見えてしまったりするわけだ。
白ワンピースは色が透けるから、リアリティを追求するならベージュ。
萌え追求ならレース控えめの白ブラ。清楚キャラには白だ、ここは譲らない。
髪から漂うシャンプー(好みでカレーも可)の匂い。
圭一は衝動的に知恵先生を抱きしめてしまう。
「ま、前原くん? これ油性ですよ、危ないじゃないですか」
冗談っぽく言いながらも、声に焦りがにじんでいるのが隠し切れない。
「……校長先生、今日は帰ってくるんですか?」
状況を理解して、知恵先生は圭一の腕の中でびくっとしてしまうわけだ。
「……帰って、きますよ?」
体は固くなってるし、声は震えてるしで、説得力はない。多分ない。
「何時ごろ?」
抱きしめた体勢のまま、知恵先生の二の腕をなでなでスリスリする圭一。
「すぐにです! 前原くん、い、いい加減にしないと先生怒りますよ!」
「もう怒ってるじゃないですか。……先生の体って柔ら
138名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:37:24 ID:1mDuqOxA
>>137
君の妄想力に敬礼w

俺はなぜか圭ちゃん受けしか書けない呪いがかかってるから、
俺には書けそうにない。

よく考えたら、俺の書くSSは全て圭ちゃんが密室に監禁されてるような気がする。
圭魅のシチュもそうだし……(相変わらず魅圭ですが)
139 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/01(木) 23:30:02 ID:hOraAZM2
>>137
その妄想力があれば十分書けると思う。いや、ネタでもいいから続き希望。
白ブラは同意。清楚キャラに白は譲れません。
でも知恵って圭一とのシチュエーションを用意するのが困難なんだよね(自分
にとっては)。何度か考えてるんだけど、まだ思い浮かばない。

つーか梨花ルートどうしよう。
ひんしゅく覚悟で暴走全開に好きなように***を書くべきか、ぐっと
堪えて万人向けの普通な***にするべきか……。
暴走全開だと、萌えと感じてくれる人がいればいいけど、悪ふざけだと
受け取られても反論出来ないし。
にしても、何でこんな壊れたことで悩んでんだろ自分 orz
140名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:02:17 ID:tFMxItuO
>>139
素材に梨花ちゃまさえ使ってれば、どんな料理でも残さず食うぜ!
遠慮なくやりたいようにやってくれ
141名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:23:32 ID:s9feRBs8
ごめんよ、なんか圭魅がすごい長くなってきた……
えろしーんまでが長いから……
本当に今日中に出来るのか。
明日仕事なのに。
142名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:12:42 ID:s9feRBs8
やっと完成しました。
三時間かかったよ……
四十ページって……ひぐらしのなくころに大賞出せるし。
いや、出したら確実にはじかれますがw

では、やっと完成した圭魅SS、楽しんでください。
以下より、20レスほどに渡って投稿します。
143俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:13:37 ID:s9feRBs8
 俺の願いは魅音の笑顔

雛見沢の冬を、俺は思いっきり舐めていた。
まさか足が隠れるぐらいの雪が降るとは、まったく持って思っていなかった。
おじいちゃん連中は元気に梨花ちゃんと沙都子のために通学路を作るべく雪かきをしているが、
あんまりがんばりすぎるといろいろと取り返しのつかないことになりかねないので、
もうちょっと自分の体を大切にしてほしい。
こんな雪の日にも、部活があるんだと魅音から電話がかかってきた。
雛見沢分校は今、冬休みに突入してる。
なので、魅音の家で部活をする、というわけだ。
都会っ子の俺に、いきなりこんな雪中行軍をやらせるとは。
下手したら春まで俺の体沈みっぱなしだぞ、この雪は。
などと、魅音に言えるだけの文句を考えながら、なんとか園崎邸へとたどり着いた。
ここからがまた長いのだが。
立派な玄関の呼び鈴を鳴らすと、魅音が走って出てきた。
さすがの魅音もかなりの厚着で、魅音というよりむしろ綿の塊みたいになっていた。
もしかして、寒さに弱いのだろうか。
「圭ちゃん、よく来てくれたね、ささ、早く上がって! 皆はもう待ってるよ!」
「おう、死ぬかと思ったぜ、魅音。これが園崎のやり方かよって何回思ったか」
文句を笑顔で言う。魅音にも冗談が通じたみたいだ。
「うちがやるんだったらもっと金になりそうなことやるよ! こちとらロマンじゃやっていけないのよ! あっはっは」
「おーおー、さすがは次期頭首! 園崎家も安泰だな」
144俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:14:49 ID:s9feRBs8
 寒い中だったから、さっさと話を切り上げて、家の中へと入っていく。
そこには、皆の姿があった。そう、俺は一番最後だったのだ。
「みぃ、遅いのですよ、圭一」
「あぅあぅ、罰として圭一はボクのためにみかんを剥くのです」
はじめに出迎えたのは、梨花ちゃんと羽入だった。
皆はコタツに足をつっこんだまま、動こうとしない。
 「はぅ、羽入ちゃん、自分でみかん剥けないのかな? か、かぁいいよう」
小刻みにぷるぷると震えだすレナ。危ない。禁断症状が出かけている。
「圭一さん、レディを待たせすぎですわー!何か芸のひとつでも見せてくださいませ!」
「さ、沙都子、圭一も大変だったんだよ。
だって、僕たちの家の近くは人が住んでるから雪かきするけど、
圭一のところはほとんど圭一の家だけだろ? 後回しにされるんだよ」
 沙都子の悪態に、悟史がフォローを入れる。
この大所帯にも、そろそろ慣れてきた。
ついに部活のメンバーは羽入と悟史、そして最大時には詩音を加え、八人を数えた。
 今日は七人で、いったい何をするというのだろうか? 
ジジヌキなんかはこの大人数でするにはちょっとつらい。
一巡二巡で勝負が決まり、ジジに関わらない人間も出てくるのだ。
ポーカーも七人だと、一人五枚でチェンジ分の余裕を合わせて七十枚必要になってしまう。
五人までなら対応できるが、それ以上はできない。
トランプがテーブル中央にあるのに、まさかトランプ以外のゲームを?
「今日はね、ブラックジャックをやるよ」
「ブラックジャック?」
皆がいっせいに、疑問の声を上げる。
「まぁ、数字を競うゲームだよ。二十一を目指してカードを引いていって、
いろいろな役もあるけど、今回は無し。
二十一に近いほうが勝ちで、同数の場合の強弱はここに書いてあるから」
145俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:16:23 ID:s9feRBs8
 魅音は、わざわざ用意していたルール用紙を、皆に配った。同時にチップも配る。相変わらず用意のいいやつだ。

賭けのルールは、参加料として最低一枚のチップを払い、その後の賭け量は自由。
親と子の一対一勝負を子の数だけする。
親が勝てば相手の分を取り、子が勝てば賭けた分だけ親から取る。
親は参加料も取れる。
今回の勝負では借金も可能で、一番多く借金をしたものが、
一番多く稼いだやつの言う事を聞くという、過酷な罰ゲームが待っている。
言う事を聞く、なんて限りなくフリーだ。
何をやらされるかわかったもんじゃない。
「チップは一枚百円だからねー」
「そういうの、いけないと思うなぁ」
「じょ、冗談だって、レナ、その孫の手しまって!」
レナが、金銭の賭け行為をしようとたくらむ魅音の野望を、
孫の手のあの丸いゴムがついたほうで打ち砕いた。
あれを脳天にでも叩き込まれれば、あの形に頭蓋が陥没するのは目に見るより明らかだ。

「さて、とりあえず私から親ね。勝とうが負けようが、親は時計回りに回っていくから。
勝負は常に青天井! いくらでも張っていいよ! 二十五回勝負で総チップの多い人が勝利!」
確認、五枚分四つ、一枚分五つの、合計二十五枚分のチップを渡されている。
つまり、参加料だけでのらりくらりと張っていけば、二十五回は遊べるわけだが、
そんなのでトップになれるはずがない。とりあえず、俺は強気の姿勢でいくつもりだ。
最初に渡されたカードは……ハートの三とクラブの七……平均値より下回っている。
このゲーム、五十二枚中、十が十六枚もあるのだ。
そのことはルール用紙ですでに把握している。
三枚に一枚は十が信頼できる。
加えて、場の十の数で、次に引くカードは結構想像できる。
そう、それぞれの数は親以外、公開されている。
親は好きなほうを片方だけ公開するという権利を与えられている。
それでハズレの予想をさせるのが親が取ることのできる戦略だ。
146俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:17:47 ID:s9feRBs8
 「どうしたの、圭ちゃん? 怖気づいてるの?」
場の十の数は、魅音の未知数を十としたとして、三枚しかなかった。
この場には、十四のカードがあり、そのうち十三枚が公開され、そしてそのうち二枚、十が確定している。
これは確率的に異常なことだ。
なんせ、山からすべての三分の一も出ているというのに、十のカードの三分の一、
すなわち五枚という数字を、三枚も下回っているのだ。
 かなりの確立で次は十を期待できる。魅音の公開札は七。
そして、俺は十。ここで十を引けば、俺はほぼ安全圏。
なぜなら、二十という数字を超えるのは二十一しかないのだ。
対して、数字の低いカードがことごとく皆の手に回っている。
そこから、魅音の伏せた一枚が十である可能性が飛躍的にアップする。
さらに先ほどの計算から導き出される解から、魅音はまず引かないだろう。
引けば死ぬ。もう一枚が三か四でないかぎり、あまり引きたくは無い状況だ。
三は俺を含めて三枚出ている。まずありえない。
四は二枚しか出ていないが、これも無いだろう。
残る二とエースは全くの未知数。

こいつは、なかなか緒戦から熱くさせてくれる!

「さぁ、どうしたの? 引くの?」
「もちろん引くぜ!」
二十! 思ったとおりだ。
「くっくっく、圭ちゃんなかなか運がいいじゃないの」
ほかの皆は、悟史を除き好調だが、俺には及ばない。
悟史はいきなりブタになっている。
俺は、無言で十枚分のチップを置く。
のこり十五枚、勝てば三十五枚。
ほかの皆の張りを見る限り、俺が勝てば最初のトップだ。
親の魅音はさすがに全員に勝てば余裕のトップになるが。
147俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:19:06 ID:s9feRBs8
「では、勝負!」
魅音が掛け声とともに、カードを一枚引き、すべてを公開した。
七、五、六……十九だ。俺以外のやつ全員に勝ち、十枚の上がりを、俺に丸々取られる形になった。
「撒き餌撒き餌、くっくっく」
そういいながら、皆から巻き上げたチップを、魅音は俺に放り投げてきた。
「三十五枚だぜ? このゲームの総得点数は百七十五。
過半数を取ればまず勝ち確定だから、八十八ほどとりゃあいいんだ。
あと一回同じ賭けをして、その後全賭けしたら詰めだぜ?」
「勝てりゃあね」
「は、はぅ、なんか二人で燃えてるよ……私たちもがんばらないとね、
梨花ちゃん、沙都子ちゃん、羽入ちゃん……あ、悟史くんも。」
「むぅ……レナ、さっきの、最後に僕を出しただけだよね? 忘れてたわけじゃないよね?」
「細かいことは気にしないで。とにかく勝ちにいこう?」
「むぅ、うまくごまかされた気がする……」
 かくして、俺と魅音の壮絶なバトルが繰り広げられる。
そう、しょせん皆のは頑張りなのだ。
俺と魅音にあるのは、確信。
必ず勝つという確信なのだ。
「うは、圭ちゃんやるねぇ!」
「魅音こそ……さっきのブラフ、危うく踏みかけたぜ!」
「や、やっぱり私たち、ただのエキストラなのかな? かな?」
「あぅあぅ、ボクと梨花なんて、一言ずつしか喋ってないのです」
「そんなの、わたくしもでしてよ……」
沙都子のトラップワークも、梨花ちゃんの黒魔術(?)も、レナのかぁいいモードでさえ、
俺たちの勢いを止めることはできなかった。お互いが五十のチップを取ったとき、
最後の二十五回戦目を迎えた。ちなみに、ビリは羽入で借金十枚だ。
148俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:20:01 ID:s9feRBs8
「あぅあぅ……このままでは魅音か圭一に調教されるのです……」
「羽入、大丈夫よ。二人ともそんな勇気ないから。
せいぜいメイド服着させてご奉仕とか、もうマンネリ化した罰ゲームでお茶を濁すと思う」
「はっ、魅音、どうなんだそのへん?」
「上等、すっごいの用意してあげるよ。安心して、圭ちゃん?」
「はぁ、何で俺なんだよ?」
「一騎打ちしない? あの時みたいに。今日は……最高だったから」
「……たしかに、このまま羽入で確定、っていうのも面白くないなぁ」
「よかった、圭ちゃんが腰抜けじゃなくてさ!」
「なんだとぉ?」
「皆、いいよね?」
魅音が、皆一騎打ちの是非を問う。羽入は全力で肯定していた。
「よし、じゃあ……やろうか」
「お互い公開札は一枚のみ、勝負は”逃げる”か”受ける”か。三回逃げたら負け、でいいな?」
「圭ちゃんからルールを提示されるとはね、いいよ、受けて立とう!」
俺は、魅音から配られたカードを早速確認した。ハートのキングと、スペードのクイーン……
ほとんど勝ちだ。俺は、スペードのクイーンを公開した。
「それでいいの?」
すこし、心臓がはねた。一瞬、見抜かれたかと思ったからだ。
「ああ、いいぜ。おれは勝負する。」
魅音が公開しているのは、ハートの七だった。また、あのパターンだろう。魅音は、三枚目を引く。
「本当に、いいんだね?」
魅音が不適に笑う。
「受けて立ってやる」
149俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:21:01 ID:s9feRBs8
「……スリーセブンだよ、圭ちゃん」
魅音がぱらぱらと、七を三枚公開する。
七が三枚……すなわち、二十一だ。
「なんてやつだ……負けたよ、魅音。さすが部長だなぁ!」
「くっくっく、圭ちゃん、罰ゲームはあとで伝えるからねー、さぁ、皆、片付け手伝って!」
「はーい」
早々に勝負を強制的に捨てられた他の皆は、すでに片づけを開始していた。
俺もそれに加わり、罰ゲームからさりげなく逃れようとしたが、魅音に思いっきり襟首をつかまれた。
「はいそこ、逃げない」
「ぐっ」
「明日、学校の特別教室に一人で来ること。いいね?」
魅音はそう囁いて、俺を解放した。
特別教室というのは、いつもの教室の隣にある、園崎家寄贈のテレビとビデオが設置されている教室だ。
そこで教育用ビデオを見たり、男女別のとある教育をする。
都心の学校には普通にあるが、このへんじゃまだ珍しいらしい。

次の日の放課後、俺は罰ゲームの用事があると言って、レナと別れた。
魅音が俺の肩をぽんと叩き、皆を撒く旨を告げる。
俺をどうにかして、皆を驚かせる算段なのだろう。
変わっていく過程を見るより、いきなり変わっていた時の方が衝撃力が高い。
たぶん死ぬ。
きっと死ぬ。
150俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:21:51 ID:s9feRBs8
「魅音、お手柔らかに」
特別教室は鍵がかかっているわけだが、そこは大人の事情で魅音はいつでも鍵が取り出せる。
というか、この子鍵なくても勝手に入るけど。
特別教室は廊下からはすりガラスで隔離され、庭側からは黒いカーテンで隔離されている。完全な密室だ。
「んじゃ、覚悟はいい? 圭ちゃん?」
「……ああ、いいぞ」
何も提示されていないから、覚悟のしようが無いのだが。
「……罰ゲーム。私に告白すること」
「はぁ? 告白って、罪の告白か?」
「んなわけ無いでしょ! 愛の告白!」
「……なんだよそれ、俺をすさまじい格好に仕立て上げて、みんなの前に拘束した状態で放り投げるんじゃないのか?」
「圭ちゃん、そっちのほうがいいの?」
「嫌です」
即答。きっと魅音は逆を望んでいたのだろう。
そう、自分が選択してしまった罰ゲームというのは、通常よりも一ランク上の状態にされても文句は言えないのだ。
 「じゃ、言ってみよう」
「……なんていやあいいんだよ……んー、好きだぜ、魅音。愛してる」
とりあえず、芝居がかった声で言ってやった。さすがに適当すぎたか。
「私もだよ、圭ちゃん」
「これで、終わりか?」
「私も……好きなんだよ、圭ちゃん」
「はぁ? ……み、みおっ!」
突如、魅音が俺に抱きついてきた。魅音の香りは、女の子だった。
髪の毛からシャンプーのいい香りがする。
長い髪だっていうのに、きちんと手入れがされた髪。
ぶっきらぼうに結んだように見えて、実は……細心の注意を払っている髪。
それが、目の前にふわっと広がる。
「圭ちゃん……も、もう一度言うよ。す、好きだから。圭ちゃんのこと、好き……だから……」
151俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:22:46 ID:s9feRBs8
さらに強く、魅音が抱きしめてきた。俺は、何も抵抗出来ないで居た。
ただ、そこで硬直している。魅音の胸が、俺の胸に当たる。
柔らかい胸。少し、魅音の顔が見えた。真っ赤だった。
「お、おい、魅音、じょ、冗談だよな?」
「じょ、冗談だよ……あはは、じょ……じょう、うっく……じょ……あは、う、うう、ふえぇ、じょうだん、だから」
馬鹿か俺は。何で魅音が泣いてる? 冗談だから? 馬鹿か俺は? なぁ、馬鹿。おい、馬鹿。何か言えよ、馬鹿!
「魅音、俺ももう一回言う。俺、魅音が好きだ。罰ゲームだって? 
何で罰ゲームなんだよ? 
そりゃ、俺が魅音のこと嫌いだったら罰ゲームなのかもしれんけどよ、俺、魅音のこと好きなんだぜ?」
また芝居臭かっただろうか? ちょっと俺も熱くなりすぎた。
「あはは、圭ちゃん騙された、騙された!」
魅音の手から、目薬が落ちる。
「うぉっ! お前!」
俺が魅音を思いっきり引き剥がす。魅音が机にしりを突き、俺が魅音を机の上に押し倒したみたいな格好になった。
「あ、ご、ゴメン……」
俺、ダメだ。確実に赤くなってるぞ。ああ、からかわれる。死ぬ。死ぬる。
「あー、圭ちゃんに襲われるー」
魅音が泣いたまま、俺を馬鹿にするように笑った。
「だから、ごめんって、ほら」
魅音を引き起こそうとするが、俺の手がはずされる。不思議な感覚だった。
なぜなら、下に向けた俺の手が万歳してるんだから。
「と、私が襲われても、これで金的してKOだから」
俺に護身術をレクチャーするように、魅音は恐ろしいことを言った。
152俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:23:28 ID:s9feRBs8
「お、おい、魅音」
「何?」
「ぱんつ、見えてる」
「亜qswでfrgtyふじこlp;。@」
魅音が奇怪な声を上げながら顔を赤くし、スカートを必死にガードする。
そんな長いスカートでパンツが見えるわけないだろ。
「あっははは、ひっかかったひっかかった」
「うりゃ、かにバサミ!」
机に寝転んだままの魅音が、俺の腕ごと両足で挟み込み、締め上げて寄せた。
「うぉ、きゅ、急にすんな馬鹿!」
俺はバランスを崩し、とっさに手を前に出す。とりあえず、手の動きは計画的に。
特に、目の前に女の子が転がってる場合は。
「う、うあぁあ、ご、ごごご、ごめ」
魅音は茹で上がった蛸みたいになって、完全に固まっている。
とりあえず、足を離してもらわないと、手が柔らかい部分にかぶさったままで、
俺の男の子の事情が膨れ上がってくるんですがいかかでしょうか魅音さん。
「け、圭ちゃん、そ、その、手、手どけてくんないかな?」
「いや、その前に足はずしてくれよ。じゃ無いと無理だから」
「圭ちゃんの、えっち」
「はぁ?」
「圭ちゃんの、すけべ」
「だ、だから、足放せって!」
「で、でも……ぁの……けぃちゃんだったら……いいょ」
消え入りそうな声で、魅音は言った。
「は、はぁ……」
気の抜けた返事。また、俺を騙すつもりなのだろう。
「えっちなこと……してもいいよ……その、平気、だから……皆にも、言わない」
魅音は、目を逸らしたまま言った。
「ははぁ、そうかそうか。まぁた俺を騙すんだな、そうはいかねえ」
153俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:24:38 ID:s9feRBs8
「ほ、本気だょ」
「そうかそうか、ほら、放せ!」
俺が、一回手のひらに力を込めてやった。きっと、驚いて足の力が緩むだろう。
「あっ、あぅ……け、圭ちゃん、もっと、やさしくして……」
「お、おいおい、放せって」
「だから……ぁの……揉んで……下さい」
魅音は完全に目をつぶっている。あのー、そろそろ胴締めが効いて頭がくらくらしてきたんですけど……
「冗談はいいから」
「冗談じゃないよぉ、圭ちゃん、嘘だっていいから、ねぇ、
圭ちゃん、そばにいたいよ、圭ちゃん、ねぇ、圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん」
俺を、足で揺さぶってきた。
俺が必死に胸にあてまいと頑張って開いている手も、そろそろ限界だ。
「ゆ、揺らすなよ、魅音」
「うっく、くぅ、けぃちゃぁん、ううう、うっく……圭ちゃん、圭ちゃん」
魅音は壊れたテープレコーダーのように、何度も何度も同じ言葉を繰り返した。
「も、もう限界だ」
俺は、とりあえず休憩するために、魅音の胸に手を置いた。とりあえず休憩するために。
「あうぅ、あ、あ、あぅ、あぅうう、あぅ、あぅあぅ」
魅音が羽入みたいな声を出しながら、俺を揺さぶり続ける。
俺の理性は少しずつ剥がれ、休憩から一泊にチェンジしつつあった。
「み、魅音っごめんっ!」
「圭ちゃん、圭ちゃぁんっ!」
俺は、ついに自らの手で魅音の胸をもみだした。ああ、やわらかい。
脳が溶けそうだ。もう、ちんちんがわけのわからないことになってる。
「ちょ、魅音、下が大火事、上も大火事、これなーんだ? 正解、俺。た、たのむ、魅音、放して……」
154俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:25:09 ID:s9feRBs8
「うっ、け、けいちゃっ、あぅっ、うっ、う、うー……あっ……ふっ……」
冬だというのに、魅音は玉の汗を出して動きを止めた。心なしか、痙攣しているようにも見える。
「お、おい、魅音、大丈夫か?」
ぐたっとした魅音の拘束が解けた俺は、魅音の肩を掴んだ。
「圭ちゃん……好きぃ……圭ちゃん、圭ちゃん!」
俺は、魅音に思いっきり抱き寄せられた。そして、そのまま……
「み、みお、むぐっ」
口をふさがれる。何か、やわらかいもので。時間が、止まった。
「ぷはっ、も、もう一回、ね?」
「どうしちまったんだよ……魅音?」
俺は、出来る限り優しい声でたずねた。
「もっかいしてよぉ、圭ちゃん……」
魅音は、また泣き出してしまう。俺は、どうしたらいいのか全くわからなかった。
「あの、魅音さん?」
「してよぉ……してよぉ……」
「なぁ、魅音、俺は……その、どっか行ったり、しないぜ?」
「だって、私たち、もうちょっとで離れ離れじゃない……寂しいよ、圭ちゃん」
「そりゃ……仕方がねえよ、俺と魅音は一年違うわけだし……まぁ、でも放課後なら会えるだろ?」
「それじゃ、やだ……私、圭ちゃんと一緒がいい……」
「そんなわがまま、俺に言われてもなぁ……魅音のほうで何とかできねぇのかよ?」
「ぐすっ……そう、そうだね、やるよ、私……決めた、私、圭ちゃんの初めてもらう」
ぐわっ、勝手に決めるな! って、何か俺、この台詞違う場所で聞いたような気がする。
「ちょ、みお」
155俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:26:09 ID:s9feRBs8
俺は、今度は押し倒される格好になってしまった。
俺が立ち上がろうと、机に手をつくと、すぐにその手が払われて、倒れこんでしまう。
「ふふ、ムダだよ、圭ちゃん」
「あの、み、魅音さん? ちょっと怖いんですけど……」
「圭ちゃんには……おしおきが必要みたいだね、だって、圭ちゃんのここ、こんなになってる」
否定は出来ない。全く出来ない。
「うわっ、むわってきた、圭ちゃんちゃんと洗ってるの? ここ?」
「洗うって、洗うの? そこ?」
「……サイテー、私が洗ってあげるよ、圭ちゃん」
魅音は、ポケットからティッシュを取り出した。
そして、俺の肌色につつまれたちんちんを、ああ、ちんちんがつかまれつつある、ああ、さらば、ちんちん。
「何言ってんの? 圭ちゃん?」
「え、俺、何か言ってた?」
「うん、ちんちんがどうのこうのって」
「ああ、そ、そうか、いや、ちょっと頭がぼーっとしてて……」
「剥くよ、圭ちゃん?」
「剥くって、何……うぉっ!」
魅音の手が、俺のに触れる。瞬間、感じたことの無い感覚が走った。
「あの、み、魅音、ちょっと、まて」
「いーや、剥くね」
魅音の手が、俺の隆起した局部を、上からすこしずつ……って、
み、魅音、ちょっと、それ、そんなになんの? い、いた。
「あうっ!」
……爆発した。気持ちよすぎる……一体、魅音は何をしたんだ……
「ちょっと、圭ちゃん、さっき起きたありのままのことを話していい?
圭ちゃんの皮を剥いたと思ったら、圭ちゃんが射精した……圭ちゃん、早すぎぃ」
156俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:26:52 ID:s9feRBs8
魅音は、なぜか楽しそうだった。俺はというと、視界がぼやけて、息が荒くなっている。
もう、抵抗の力も残されていない。が、魅音がひざまずき、俺は手で自分の体を起こすことを許された。
「ちょっと、圭ちゃん座って。拭いてあげるから。カッターシャツ、持ち上げててね」
俺は、小さい子供がするように、シャツをたくしあげた。
「圭ちゃんかぁいいね、レナだったらお持ち帰りしてるよ」
こちらから魅音は見えないが、感覚からして、俺のさっき放出したものを拭いているようだった。
そのうち、また気持ちよくなってくる。
「あっ……あっ……あぅ……」
途切れ途切れの息で、ヘンな声が出てしまう。
「はは、圭ちゃん出しすぎ……まだ残ってたんだね……よし、準備完了。圭ちゃん、寝て、もう一回」
もはや俺は、魅音の言われるままになっていた。シャツをたくしあげたまま、俺は寝転がった。
「圭ちゃん……いくよ?」
「な、何?」
魅音が、魅音が……少しずつ、下がってきた。一体これから、何が起こるというのだろう?
「あぅ……つっ……」
「みぉっ……あぁああ!!」
先ほどとは比べ物にならない快感が、俺の頭まで突き抜ける。
「あっぁああ、あっ……ああ……あ、あ……、あああ……あうっ……」
快感が先に来て、他の感覚が少しずつ後に追いついてくる。
狭い空間に、急に包み込まれるような感触。
さっき手でされたより、きつい刺激が、俺のものを締め上げた。そして、また爆発。
二度、三度……
「ふぅっ……ん、はん……」
「ふふ、圭ちゃん女の子みたい……私、圭ちゃん犯してるみたいだね、ふふ……動くよ? 圭ちゃん?」
157俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:27:29 ID:s9feRBs8
俺は、どうやら魅音の中に射精してしまったらしい。
それなのに、未だに勃起したままの俺のものを、魅音は放さない。しかも、動くらしい。動くって……何?……
「あふっ……いつっ……やっぱ、無理、だよ、こんなの……いたぃ……ん……」
魅音は、俺のものを解放した。つるんと抜ける感覚がし、自分の分身が跳ねる感触。
あきれたことに、俺はまた、射精してしまったらしい。
「け、圭ちゃん、壊れちゃった? 出しすぎだよ、もぅ……あ、だ、ダメだわ、無理」
魅音がその場にへたり込む。
「ああ、圭ちゃん、返事してよ?」
「ん、うん……なんだ?」
「へへ、圭ちゃんのちんちん、びんびんのまんまだよ」
「ちんちん言うな、ちんちんって!」
そんな魅音の言葉にも、反応してしまった。
「あは、跳ねてる」
「いや、たぶん……こんなこと、したことなかったから……」
「こんなことって?」
「お、俺……その、ォナニーとか、その、やり方、知らないんだよ」
ごにょごにょと、俺は言った。オナニーや自慰という単語は知っている。でも、どうやってやるのかは知らない。
「ま、マジで?」
「その、こすりつけたりしたことはあるけど、どうするのかって……」
「そりゃ、出るわ……へへ、ちょっと待っててね」
ごそごそと、魅音が何か動いているのが見えた。
「圭ちゃん、私の胸、その……時々見てたよね? 気付いてるんだよ、私」
「うっ、やっぱりわかるか……」
「そんなのあたりまえじゃん……私、気にしてるし。こういうの……」
158俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:28:53 ID:s9feRBs8
「だって、その、ぉっきいし……」
「ふふ、普段ならもっと大きい声でいうのにね……その、こういうのでも……気持ちよくなるらしいよ?」
今までとは違う、柔らかい感覚が、俺のものを包み込んだ。
「はぅっ……」
にちゃにちゃと音がする。さっきと違って、拭いていないからだ。
「ふふ、圭ちゃんの、えっちな音がするよ? ほら、聞こえる?」
「み、みぉ、おやじみたい……」
「失礼だなぁ、やめるよ?」
「ごめん……」
「そうそう、正直が一番」
魅音は、包むだけじゃなく、今度は上下に動かしてみた。
「む、難しいな、これ……」
つるつる滑って、俺のものがちゃんと固定できないらしい。それでも十分気持ちよかった。
「よっ、ほっ……」
まるで、俺のものをオモチャにでもするように、魅音はつつきまわした。
「ちょ、魅音、また……でるっ……」
「出させないよ」
魅音は、自分の髪の毛を結んでいるゴムを、俺のものの根元に括りつけた。
「ちょ、そんなことしたら、ちぎれちまう……」
「大丈夫大丈夫。その代わり、出ないけど」
魅音の動きが、突如として激しくなる。
「あぅ、出るっ……アムロぐらい出る……いっきまーす……」
「ナニわけのわからんこと言ってるの、出ないって」
本当に、出ない。確かに射精したい感じがあるが、なぜか止まっている。ああ、さっきのゴムか……
「みお、はずして……くれ……」
159俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:29:36 ID:s9feRBs8
「だーめ、出ちゃうでしょ?」
「つ、つらいんだよ……なぁ?」
「ふふ、徹底的にいじめてあげる」
魅音は胸でいじくるのをやめた。びくびくと跳ねる自分のものが、どれだけ反り返っているのか、見ないでもわかる。
「びきびきだよ、圭ちゃんの……はむっ」
また、電撃が走る。足が何度も何度も、まっすぐになって、机をがたがたとゆらした。
「ダメだね、手もしばっとかないと」
魅音は、近くにあった、誰かが忘れた袋の紐をぬきとり、俺の手を後ろ手に縛った。
やたら手馴れた動きだ。
「あ、危ないって、魅音……」
「ふふ、このまま放置しようかな?」
「やめてくれ、魅音……」
「やめてください、でしょ?」
「やめて……ください……」
「うん、やめてあげる。その代わり、圭ちゃんの気が狂っちゃうぐらいゴーモンしてあげるけどね」
今度は魅音がなにをしているのか見えた。俺のちんちんを、口に含んでいる。
そして、もごもごと口の中で動かしている。それを見た俺は、二重で快感が走ってきた。
「だ、出させて、魅音……千切れる……」
「だめだよ、節操のないおちんちんは、おしおきしないと」
魅音が一度口を動かすたび、俺の足はぴんと張った。
「出させて……ください
「あーめ。あとりゅっぷんらえて」
「ふぇ、そ、そんなぁ……」
あと、十分……本当に気が狂ってしまう。
「魅音っ!」
「ふぇ、へ、へいちゃん!」
俺は、魅音を体重に任せて倒した。
もちろん、口のなかに俺のものが入ったままだ。
「うぇ、へ、へいちゃん、ろいて!」
「あ、あぅあああ、あああ!」
160俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:30:20 ID:s9feRBs8
俺は、狂ったように腰を振った。自分でも壊れていたと思う。魅音の口を犯すように、ただただ振り続けた。
魅音の歯で、ゴムが外れたのか、俺はいつの間にか射精していた。やがて、俺の腰の動きも収まってくる。
「あぅ……おぇっ……ひどいよ、圭ちゃん……無理やり……するなんて」
「あ、ああ……あ……あ、あ、あっ……ああっ……」
俺は、魅音の口の中から出しても、まだ射精していた。

気がつくと、俺は服を着て、手を解かれた状態だった。
「圭ちゃん、そろそろ起きて?」
あたりは真っ暗。魅音がそこに要るのかさえ、疑わしい。
「ん……魅音……」
俺は、魅音を抱きしめた。
「ちょ、圭ちゃん……ダメだって、もう……」
「魅音、魅音……」
俺は、うわごとのように、魅音を抱きしめ立ったまま魅音に向かって腰を振る。もちろん、ズボンははいたままだ。
「圭ちゃん……ごめん、やりすぎて馬鹿になっちゃったんだね……」
「魅音……はっ、俺は何を?」
「ナニしてた。あははは」
魅音は、それだけ言うと、どさりとその場にへたりこんだ。
「魅音」
「圭ちゃん」
お互いの名前を呼び合う。
「おんぶ」
「はい?」
「立てない。おんぶ」
魅音は、座ったまま手を前に突き出す。俺に乗る気満々だ。
「仕方ねぇな……ほら!」
161俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:31:15 ID:s9feRBs8
俺は、おんぶの準備動作に入った。魅音が後ろから俺に抱き付いてくるのを感じた。

「ねぇ、圭ちゃん?」
「なんだ?」
「これから……毎日しよーね?」
「は、はぁ!?」
「毎日六回はしよう。オナニー禁止。他の女の子見るのも禁止。圭ちゃんのちんちんは私のものー」
「だから、ちんちん言うなって! 女の子見るなって、生活できねぇじゃねえか!」
魅音は、俺を後ろからゆする。
「だってー、圭ちゃん絶対浮気するもん」
「しねえよ」
「なんでー? 証拠は?」
「ほらよ」
俺は、突然うしろに振り向いて、魅音の顔を手で寄せた。そして、ほっぺにキスをする。
「ふえっ!」
「俺が魅音を好きだから。不十分か? それで?」
「う、うん、不十分だね」
「そうか……じゃあ、どうすんだ?」

「ケッコンして」
「ぶっ!」
俺は、一瞬前のめりに倒れそうになる。が、魅音がうまく体重移動をして、それをさせなかった。
完全に俺を乗りこなしている。
「するときはやさしくして」
「おいおい……」
「寝る時は、電話でお休みって言って」
「それぐらなら、やってやるよ」
「さよならって、言わないで。絶対」
「ああ」
「それから……それから……」
162俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/02(金) 01:31:56 ID:s9feRBs8
「ちょっと待てよ、その前に、俺から一つ。魅音、笑ってくれ。泣くな」
魅音は、ずっと泣いていた。俺の背中で、ずっと、ずっと。
「だって……だって……私、レナ、裏切ったんだもん……
同じ高校生になるまで、絶対待とうって……私から……言ったんだよ?」
「ひでぇな」
「ちょっと、圭ちゃん、フォローしてよ」
「ダメだね。それは出来ない。魅音は悪い子だ」
「圭ちゃぁん」
また、魅音が俺をゆする。
「でも、言うこと聞いてくれたら、きっといい子だ。保障する。」
「ん……わかった」

魅音は、やっと俺の願い通りの笑顔を見せてくれた。
俺は、雛見沢の馬鹿みたいに綺麗な星空の下、ふらふらになった腰を支えつつ、魅音の家へと歩いていった。

俺の願いは魅音の笑顔 ―完―
163名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:34:56 ID:DUYcvunR
おいおい、眠れないじゃないか。GJ!
164名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:37:23 ID:s9feRBs8
投稿完了までも長かった……
もうダメだ……
ついに普通の二次創作の数を、エロパロが追い抜いてしまった……

>>139
大丈夫!
ここにも変態な選択肢の結果、より変態な答えへ行き着いた奴が居る!
変態を突き進むんだ!

ごめんなさい orz
165名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:37:41 ID:7pkGAqsO
ちょw魅音死亡フラグwww
166名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:38:03 ID:BGjMEZ+S
乙華麗(*´Д`)=з
圭魅はいいなあ。
エロなのに面白かったぞw
167名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 02:55:38 ID:qJaDo3G9
GJ!!!

なんだけど一点だけ、冬休みなのに放課後とはこれいかに?
168名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 05:14:02 ID:izILX/5n
きっと登校日なんだよ!

>>162
うはーエロスww
魅音攻めは珍しいシチュエーションだな
隅々まで堪能させてもらいました、GJ!
169レナ看病の作者 ◆Virgobc36M :2007/03/02(金) 11:01:14 ID:CGlZmOe8
レナ看病ものをwikiに入れた。

とりあえず前半パートは今回の分で終了。
圭一の気づいたことはある意味俺の心の声とも(ry
170名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 11:57:44 ID:x7mQ5jE/
GJ!!!!
171名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 15:36:09 ID:BbOXuS+H
おっぱいを隠してるレナを想像して萌えて死んだ
172名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 20:06:20 ID:Rk0Rdz2S
>>167
冬休み最終日だったんですよ。
とか苦しいことを言ってみる。(突入している、とか表現しないだろう、その場合)

エロシーンと通常シーンの執筆期間が空いてしまったので、
普通に忘れてました……

魅音のおんぶシーンが書きたかっただけの作品だったのですが、
さっき思いっきり誤字見つけて……orz
「それぐらなら」ってなんだよ
やっぱり深夜のハイなときに書いた文章はまずいですね。
173名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 20:12:05 ID:SLPv3Key
>>142
グッジョブです。
Mだよ圭ちゃんMっぽいよ。

>>169
ギャグとエロスの融合がステキでした。
続きをかかれたら、また告知をよろしくです。
174名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 20:17:14 ID:SLPv3Key
伝言by137

「俺は百合しか書けない症候群を発症してますんで、あれ以上は無理です」
175名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:19:38 ID:PQj+Id24
そんなおまいに詩魅きぼん
先月の漫画版で同じに生まれたかったと泣きじゃくる魅音と
この子を信じような詩音に萌えた俺に潤いを
あの後身体の境界が分からなくなるほどに
お互いくっついて撫で回したと信じてる俺がいる
176名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:21:10 ID:zGum/5/L
同じに生まれたかった・・・
詩音として生まれた魅音には重過ぎる言葉だな
ちくしょう・・・園崎家め
177名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:22:43 ID:+LUrt+ar
>>176
禿同

俺は特に鬼婆には同情できない
178名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:25:20 ID:un8Sy2Gd
魅音と詩音は

産まれて名前を付けられた時点で

園崎家に殺されたんだ
179名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:34:26 ID:3Ud6bQHQ
>>142
GJ! そなたの妄想! しかと受け取ったァああ
180名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 21:37:11 ID:Rk0Rdz2S
そんなみんなの会話を見ながら、
なぜか、スク水を着せられて、
顔が真っ赤になって泣きながら
自分の顔を必死に押さえつける圭ちゃんの手を、
押し倒しながら無理やり引き剥がそうとする魅音(圭一おっきして横からはみ出してる)
を思い描いた俺は死んだ方がいい。

しかも、鮮明な絵で見えたんだ……
なんでこう、俺の創造の中での圭一はMになってしまうんだろう。
181名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 22:18:48 ID:CGlZmOe8
>>180
俺はレナ&魅音が圭一の股間にぞうさんを描いてるっつーのを幻視した。
鬼隠し編みたくw
182名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 22:24:32 ID:xTIgcN7y
>>181
てことは、富竹も?

ぞーさん、ぞーさん♪
183名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 22:39:02 ID:un8Sy2Gd
「前原…君…もう、やめましょう…?私達、教師と生徒…なのよ?」

はだけた胸元に降らせていたキスの雨が、今度は唇に及んだ。

「んっ…ん…ちゅ…んっ、だめ…はっんむ…ちゅ…」
「んむっ…ぷはぁっ…知恵先生、今日もカレーだったでしょ?」

二人が関係を持ち始めた発端は遡る事1ヵ月…



続きキボンヌ
184名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:01:15 ID:SjUZgwRv
>>175
凄く…読みたいです…
185名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:05:17 ID:+LUrt+ar
>>183

 それは梅雨の季節に入り、地面がぬかるむことが多くなったある日の事だった。

「せんせー!今日の日誌を届けに来たんですけど…」
 ドアを勢いよく開け、前原圭一が職員室に入っていく。
 日直のおかげで今日は部活がなかったのだが、圭一は内心残念がりながらもたまにはこういう休息も必要かと思っていた。
「あぁ、前原君。日直お疲れ様です。日誌はその棚の上に置いておいてくれればいいわ」
 イスに座ったままこちらを振り返り、にこっと笑顔を向けてくる。
 校長先生は出張で今日は、知恵先生が一人で職員室にいるようだ。
 もっとも、校長先生は名ばかりの校長室があるので、職員室にはいなくてもいいのだが……。
「はい、わっかりました。―知恵先生は何してるんですか??」
「これはみんなの成績をつけているのよ。でも、実際は形だけのものだけどね。前原君は、
成績優秀ですから、先生助かります」 
 また笑顔を向けてくる知恵先生……。知恵先生は職業柄もあり、独身のままである。
 この容姿なら、簡単に相手も見つかりそうな気もする。
 ゴクッ。と圭一は無意識にツバを飲み込んだ。己の中に潜む欲望が少しずつ、そう少しずつ表面に浮かんできそうだった。
「前原君……?」
 怪訝な顔をして、こっちを覗き込む知恵先生…




続きを読みたい方は夜犯し編が終わるまでお待ち下さいwww
今、夜犯し編の展開をいろいろ考えてるんですが、ひぐらし大賞の事もあり、
なかなか進まない状況です。ホントごめんなさいです
186名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:16:22 ID:dXe7jfdY
>>175 バレになるのでkwsk言わないが、澪尽しで
魅音を抱きまくる詩音や翌日も一日中ベッドの上でgdgdしてた
詩魅を妄想したヤシいるはず
187名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:22:56 ID:Ci1l+JwM
>>113
を激しく希望。職人さんお願いします
188名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:14:54 ID:sMlkNFWO
綿流し後日着々と進めてます。来週には必ず!
趣味に走り過ぎて、電気あんまとかお漏らしとかしてるんですが大丈夫ですかね?orz
189名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:44:48 ID:Zv4Xz6/r
ふと思ったけど、悟史って別に詩音のこと好きじゃないよね? ほとんど面識ないし
むしろ魅音との方が仲良さそうだからその流れでドロドロの三角関係書けないかな?

正気に戻って以降、詩音の執拗なアタック&沙都子の援護に辟易する悟史。
やがてそのことを魅音に相談しつつ、「詩音よりも魅音の方が好き」みたいなことを言ってしまう。
魅音にとって悟史はかつて……というか今でも好きな相手、
圭一への恋心を上に置きつつも悟史の想いも振り切れない魅音は葛藤する。
やがてそうした魅音の状況に気づいた詩音は……

……自分で書いてて嫌になった。
190名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:50:26 ID:0Qa9Y1jc
>>188
全然大丈夫だ!
>>189
是非書いてくれ!
191名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 19:28:21 ID:1yt0icAY
>>188
あなただけはそんな人じゃないと信じてたのに……信じてたのにっ!!
そんな……電気あんま? お漏らし? なんだよそれっ!!
そんなのって……そんなのって……ハァハァ。
あれ? なんでここでハァハァしてんの俺?

>>189
少なくとも悟史が詩音を好きと確定はしてないから、OKだと思う。
綿流し前日ような悟史が詩音好きという話も確かにあるけど、だからといって
あの展開こそが正しいというわけでもないだろうから……。
192名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:34:54 ID:1yt0icAY
連続スマン。
>>185
いつまでも待ってる。期待している。
だから、大賞一本目(かな?)が終わったら今度こそ夜犯し編をお願いします。
ほんのちょっとだけでもいいですから……。orz
193名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 20:58:21 ID:g5Zm9ixW
エロじゃなくてすまないが、詩音主役のやつを一つ書いた。
よければ、192の投下までの暇つぶし編としてでも読んでくれ。
194名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:04:46 ID:g5Zm9ixW
ひぐらしのなく頃に ファン・フィクション

目明し「変」



 ――体が重い。節々が痛む。

「う、うう……」

 鎖をつけられたか囚人のように、よろよろとその身を引きずり起こす緑髪の少女、詩音。
 辺りを見回すが、その視界にはなにも映らない。見えないのではない……なにも無いのだ。四方八方、いずれを見回しても眼に映るものは漆黒の闇ばかり。痛む体を抑えて、あちこちへ歩いてみても、やはり何もない。自分がどこを歩いたかすらも分からない。
 だんだんと心細くなってきて、ふと手の中に握っているものがあることを思い出す。わが手を見やる詩音。……光源もないのに、自分の姿と物だけは見える。だが、今の彼女にその意味を問う余裕などあるはずもない。

「!!」

 そこには、血に塗れた包丁があった。

 ――なに、これ……何故、私がこんなものを持っているの……?

 そこまで考えた時、彼女の脳裏にフラッシュバックが起きる。自分のしてきた事が、ひとつひとつ、スクラップブックに貼り付けられた写真を見るかの様に蘇ってくる。

「あ……あ……」

 後ずさり、頭を振りかぶり顔には恐怖の色を浮かべる詩音。 

「そう……そうだ、私は魅音を、おじいちゃんを……沙都子を、鬼婆を、梨花を、圭一を……」

 黒目が、まるで猫の様に細くなる。

「殺した!! この手で!! ……あいつらが、あいつらが悟史くんを不幸にしたから!! 復讐した!! 殺したんだ!!!!」

 そう叫ぶと同時に、なぜだか今度は急に可笑しくなってきた詩音は奇声に近い笑い声をあげる。頭をもたげ、体はぶらりと脱力したまま。

「そうだそうだそうだそうだそうだ!! やったんだ、許してくれるよね、笑ってくれるよね、あなたのために、あなたのためにやったんだから! 悟史くん!! くく、くくく、くけけけけけけけけけけけけけケケけけけけけけけけけけけけケケケけけけ!!」

 狂ったような……いや、狂った顔で延々と笑い転げる詩音。その脳裏を様々な思い出が浮かんでは消え、また浮かんでは消えていく。あたかも、それまで蓄えた自分のデータを削除していくかのように。

 だが、次の瞬間詩音は笑いを止める。聞こえたのだ。

「あしおと……?」
195名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:07:00 ID:g5Zm9ixW
 後ろからだ。振り向く詩音。すると、そこには……

「詩音……」
「み、魅音……!?」

 と、自分の名をつぶやく人影が。いつの間に自分へ近づいたのだろうか……表情は見えないが、しかしその声を自分が聞き間違えるはずもない。この女は、魅音だ。
 詩音の顔が今度は憤怒の表情に変わる。手の中の包丁の柄を握りしめ、怒声と共に魅音へ向かって突進していく。

「また私の前に現れやがってぇぇえええええええ!! 消えろ! 消えろ! 消えろぉおおおおおおおおおおッ!!!」

 一度、血を啜った包丁が再び血肉へと突き入れられた。手ごたえがあった……そのまま中で包丁を回し、一気に力に任せて肉を引き千切っていく詩音。
 真っ黒な血が噴出して魅音が倒れる。すかさず馬乗りになって、今度はその表情の見えない顔をめった刺しにする。何度も、何度も何度も。

「ひゃっひゃひゃっひゃひゃひゃ!! 死ね、死ね、死ね、死ね、死ね!!」
「詩音、どうして……」
「!?」

 また、魅音の声が聞こえる。それも後ろからだ。

 ――おかしい、今自分は目の前の魅音を引き裂いているはずなのに……。

 さび付いた機械のごとく、ぎりぎりと後ろを振り返る詩音。すると、いた――。

「許して、詩音……」
「ひ……!」

「お願い、詩音……」
「謝るから……」
「許して」
「許して」
「許して」

 気が付けば、詩音は何人もの表情が見えない魅音に取り囲まれていた。魅音たちは口々に詩音への謝罪の言葉をつぶやきながら、自分の方へとゆっくり迫ってくる。

「な、なんなのよ……どうして魅音が何人も!!」

 何度も頭を振り回して怯える詩音。しかし、今度は下から何かが自分の腕を掴んでくる。今、下にあるものといえば……。

「どうすれば許してくれるの……」

 臓物が腹から飛び出し、血まみれになった魅音が詩音の腕を掴んでいた。
196名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:10:09 ID:g5Zm9ixW
「ぎ……ぎゃああぁぁぁぁぁあああぁぁあぁあああぁあああああぁあぁああぁあああッ!!」

 そこで詩音の恐怖は極限に達した。自分を掴む魅音を再び包丁でめった斬りにすると、自分を取り囲む魅音の群れを跳ね飛ばし、一目散に何も無い方へと逃げる。ひたすらに逃げる。

 しかし……それまで何もなかったと思っていた方向からも、何かが来る。人だ……魅音ではない。だけれども、見知った人だった。

「沙……都子、あ、あぁ……梨花……!? け、圭一……鬼婆! お、おじいちゃんまで……!!」

 前から、横から、今まで自分が殺して命を奪った人物が、皆、表情の見えないままに自分へ向かってくる。
 後ろには魅音たちがいる。もう逃げ場がない。これだけの人数から逃げるなんて、とうていできやしない。へなへなとその場に崩れ落ちる詩音。すると、妙に思考が冷静になってくる。ここがどこだかも、なんとなく見当がついてきた。

 ――ああ、そうだ。今度は自分がこいつらに復讐されるのだ。そう、きっとここは地獄。私は私の犯した罪を償わされるんだ。

 そう覚悟して、じっとする詩音。自分に復讐の手が伸びるを目をぎゅっとつむってじっと待つ。

「……………………」

 だが、いつまで経っても自分に触れるモノがない。どういう事だろう……うっすらと目を開けて様子を伺うとした。すると……

「え……」

 時が止まったように、自分を取り囲む魅音たちの動きがとまっている。待っているようには見えない……あきらかに、ビデオを停止したかのように止まっていた。だが、今度はその中央に赤い柱が建っていた。

「な、何、なんなの、なんなのよ!!」

 いい加減に恐怖を通り越し、またも怒りがもたげてくる。髪を振り乱して絶叫する詩音。だが、その絶叫に罵声が飛んだ。

「さっきからギャアギャアうるせぇんだ、てめえ!! 黙りやがれ!!」
「な……」

 声は上の方から響いてくる。あの柱の上からだ。なんだろうと思ってそれを見上げる……すると、柱と思っていた物体が巨大な人型をしている事がわかった。柱だと思っていたものは、丸太の様な足。
 そういえば二本ある。さらに、いかつく張り出した肩の上に、六角形の頭があり、そこから斜め左右に角が生えていた。そして全体が赤く彩れている……。

 ――そうだ、これは……鬼!! やっぱりここは地獄なんだ!

 呆気に取られる詩音。だが、次の瞬間さらに彼女は飛び上がらんばかりに驚愕する。

 鬼の口から、人が降ってきたのだ。見事に着地して、詩音に近づくそれは、ぼろぼろのロングコートと血の色をしたマフラーのようなものを身にまとい、わずかに露出した手には包帯が幾重にも巻かれている長身の男性的な人型。
 そして、これだけは表情が見えた。太い眉に、釣り上がった目。しかし鼻筋はと顎は細く、凶悪ながらに端整な顔。

「子鬼……?」
「誰が鬼だと!?」
「ひぃぃ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 腹の底に響くような声で怒鳴られる。本能が恐れる様な声だ。さきほどまでの怒りはどこかへ吹き飛び、あっという間に萎縮する詩音。しかしそんな彼女に構わずさらにずいっと近づく「誰か」は、詩音を見下ろして言った。
197名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:14:09 ID:g5Zm9ixW
「お前……どっから来た?」
「え……?」
「俺の質問に答えろ」
「ひ、雛見沢……から……です」
「ヒナミザワ? 聞いた事がねぇな……言葉が通じるってこたあ、日本人の様だが」
「そ、そうですけれど……」
「どうやって来た。何の目的で来た」
「わ、わかりません」

「なんだと……?」

 嘘をついていないだろうな、といった感じでぎろりと睨みつけられる。悲鳴がまた出そうになるが、ぐっと飲み込んでそれにも必死に答える詩音。

「ほ、本当です! だって、私は……」


 詩音は、ここにまで至った記憶の洗いざらいを目の前の「誰か」に語った。自分が双子として生まれてから、悟史に恋をして、そして惨劇を引き起こして自らもこの世から消え去った事を。

「ほぉ……と、すりゃあ、お前は・・・・に選ばれてここに来たって事かね。しかし、可愛い顔してやること派手じゃねえか」

 詩音の話を聞き終わるった「誰か」がニヤリと凄みの効いた笑みを浮かべる。とにもかくにも、会話できる相手のようだ……そこで詩音は勇気を振りしぼって、今度は自分の質問をぶつけてみる事にした。

「あ、あの……ここはどこでしょう。あなたが鬼じゃないなら……地獄でもないんですか」

「へっ地獄か。おもしれえ事言いやがる。だがな……ここは地獄よりもっと残酷な場所よ。・・・・・・・・・・・だ」

 聞き取れない。この「誰か」の声ははっきりとよく聞こえるのに、最後のくだりだけなぜか聞き取れかった。
 だが、その雰囲気は聞き返す事を許してもらえる様ではなく、詩音は諦める。

「そうすると……この大量にいるのは、お前が殺った連中って事か。こんだけ数があるってこたあ、念は相当だな……で、まだ憎いか? こいつらが。力があったら、もう一度ぶっ殺してやりたいか?」

「……」

 「誰か」が予想をはるかに超えて、とんでもない事を聞いてきた。詩音自身、もう自分がなにを喋って、なにを聞いているのか分からなくなりそうだったが、殺してやりたいか? のくだりで、また意識が覚醒する。その黒目が、猫の眼の様に細くなる。

「……ええ、憎い。何度でも、何度でも、何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも」
「何度でも?」
「殺してやりたいよ!! そうだ、何度でも蘇るなら、何でも殺してやる!! あは、あはははははは、あはははははは!!!!」

「そうか」

 「誰か」は無表情のまま、どこから取り出したのか、ごとんと大きな斧を詩音の目の前に落とす。妙な形をしているが、間違いなく斧だ。光源もないのに、ぎらりと刃を光らせるそれは、心なしか緑色の「もや」の様なものが掛かっている様にもみえた。

「それを貸してやる」
「え?」
「てめえの力で、いくらでも殺れる。時間を動かしてやる。好きなだけ殺ってこい」
198名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:17:56 ID:g5Zm9ixW
 それだけ言い残すと、「誰か」と巨大な鬼は、暗闇の中へと溶けて消えてしまった。あとには大きく妙な形をした斧だけが残された……
 そして、止まっていた魅音たちが動きだした!

「け……けけけ、殺ってやる殺ってやる。ぐぎゃぎゃぎゃああああああ!!」

 斧を拾うと、詩音もまた腹の底に響くような雄叫びを上げて再び魅音たちへ突進していく。猪突猛進し、全力で斧を横に払った。

 一閃。何十人という数の魅音たちが、一瞬で胴と脚を切り離され、大量の血飛沫を撒き散らして倒れていく。あまりの威力に、しばらく呆気にとられる魅音。そして少しずつ、笑いがこみあげてくる。

「! す、すごい。すごいすごい!! ひゃひゃひゃ、みんな真っ二つだぁ!! ざまあみろ! 全員ぶった斬ってやる……そうだ、もひとつ思い出した! 私が鬼だったんだよねぇ……だから誰にも容赦しない! みんな滅ぼしてやる!!!!」

 そんな詩音の狂気に反応するかの様に、斧が形を変えた。刃が両刃になり、さらに柄がぐんと伸びる。まるで死神の鎌のようだ。なのに力の無い詩音にも軽々と扱える。上機嫌になった詩音は斧を振り回して次々と魅音たちを惨殺していく。

「死ね、死ね、死ね、ハハハハッ! みんな死んでしまえぇえ!!」

 数え切れないほどにいた魅音たちも斧の壮絶な威力の前に、あっという間にの血と肉の塊と化していく。そしていよいよ最後に残った魅音に、真上からその凶刃が振り下ろされる。

「どうして、詩音……」

 頭部から股までばっくりと割られて、絶命する最後の魅音。よく見れば、表情が見えるようになっており、その瞳からはとめどない涙が溢れ、こぼれていた。
 そして、気づけば自分にも……。その自らの涙に気が付いた時、彼方からまた一人、少年が歩いてきた。金髪で、優しげな顔をしたその美しい少年の姿を捉える詩音。

「さ、悟史……くん。悟史くん!!」

 詩音が叫ぶが、悟史は何も反応しなかった。ただ、悲しげな表情を浮かべてこちらを見つめているのみ。

「どうして!? どうして、何も言ってくれないの!! 私、悟史くんのためにここまでやったんだよ。全部捨てて、人としての私を捨ててまで!! ねぇ、喋ってよ! なでてよ! 笑ってよ! 昔みたいに!! お願い、お願いだからぁ……!」

 しかし、それでも悟史はなにも喋らない。じっと詩音を見つめているだけだった。いくら泣き喚いても、悟史は何の反応も示さない。
 しばらく泣き続けた詩音だったが、やがて憑き物が落ちたかのように涙を引っ込めると、持っていた斧を放り出してぺたんと座りこむ。斧は、もう最初の形に戻っていた。


「……はは、そ、そうだよね。そりゃ、そうだよね。誰も人を捨てた鬼を好きになんかなるはずがないよね……ハハ……馬鹿みたい。私、何やってたんだろ……血を分けた姉妹にまで手をかけて、その大切な人まで無惨に殺して。

 ……ここ、どこだろ。ああ、そっか……きっと私は死ぬことすら許されないんだね。永遠に、罪の意識を背負っていろってことなんだろうね。それが私に与えられた、罰……そうだよね、悟史くん……もし、やり直せたらどんなにいいかなぁ……もう、疲れちゃった……」


「……るよ」


 がっくりとうな垂れた詩音に、声がかけられた。そうだ、忘れるはずもない。あの優しげな声。

「さ、悟史くん……」
「やり直せるよ」
「え?」
「やり直せる。もう一度……いや、何度でも」

 そう言って、ふっと笑う悟史。その笑顔と共に、彼もまた闇に溶けて消えていく。詩音は待って、と必死に哀願して彼のもとへ駆けていくが、手を伸ばしかけた所で彼の姿は完全に掻き消えてしまった。
 気が付けば、今まで詩音が虐殺した、幾重の死体も消えさっていた。完全な孤独に取り残され、後には止まらない詩音の嗚咽だけが残った……。
199名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:19:10 ID:g5Zm9ixW










 体がだるい。なんだかひんやりとする。でも、下が柔らかい……ここは。

「あ……」

 がばっと覚醒する詩音。寒いと思ったら、かけていた布団が全て剥がれていた。だが、今の詩音にとってそんな事はどうでもよかった。ベッドから飛び降りてカレンダーを確認する。

「昭和……五八年。全部、夢だったのかな……恐ろしい夢、だった……?」

 そこまでつぶやくと、なにか手の中に違和感を感じた。恐る恐る手を開いてみると、そこには……

「あ、赤い布……!! 夢じゃ、なかったんだ……じゃあ、本当に……やり直せた? そ、そうだ!!」

 すぐに電話にとびつくと、自分の実家に電話をかける。もし、本当に過去に戻れたとしたなら。

「……はい、園崎ですが」
「お、お姉!! あ……あぁぁ……ああああああぁッ……」
「……ど、どうしたっての!?」

 全ての束縛から解放されたかのごとく、詩音がその場に崩れおちる。どたっという音が電話の先にも聞こえて、驚いた魅音が何度も呼びかける。

「いや、なんでもないよ。なんでもないって……あはは、もう、二度と間違いは起こさないから……」
「さっきからあんた何いってんのさ?」
「なんでもないよ。お姉。ねぇ! 今度、会えないかな」
「? いいけど……珍しいね」

「じゃあ頼むねっ。今度こそ……楽しく生きるから」





終わり
200名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:29:26 ID:g5Zm9ixW
あ、ごめん。
192氏じゃなくて、185氏の投降だったね。

レナの様に、ごめんなさい。

以上。最後にお気に入りの詩を残そう。

また今日も この世界をさまようのさ
探し求めたものは 迷宮の彼方
201名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 21:56:38 ID:fhMCsML/
>>188>>189
どちらも激しく読みたいです!!!!!
202名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 22:55:17 ID:lz07sDo9
>>188
執筆乙であります!wktk

>>189
むしろというか、もともとの面識の深さも含めて
悟史は最初からあくまで魅音として接してたからな。
あれだけ北条兄妹を気遣って部活まで作る魅音が
突然暴力を振るうのにも違和を感じただろうし、
沙都子を頼む電話も魅音から回されたものだし。
ただ、圭一が来る前に諦めて詩音に譲っちゃってるから、
悟史が押してかないと魅音は心開かないだろうな。

>>200
乙、詩的でいいね
203名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:03:01 ID:0ss4h30b
>>200
乙、エロじゃなくても楽しめたよ!

>>189
うあーやべぇ。凄い読みたい!
魅音→悟史←詩音(ちょっと違うか?)
なんてど真ん中ストライクなんですけど!
>>188
wktkしながら待ってます!
204名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:35:49 ID:j4ovOogs
日付が変わったら1本投下したいんだけど、誰か投下待ちしてる人いる?
(時間がかぶってるようなら、睡眠とって来るよ)
205 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:41:44 ID:/Qc47RBD
あ、自分梨花ルートが書き上がったけど、どうしよう?
睡眠とりたいって言うなら、先にいくけど……。
206名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:44:49 ID:j4ovOogs
どうしましょう?
こちらは、3/4に投下できれば、明日でもいいんですが……。
207 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:47:31 ID:/Qc47RBD
んじゃ、すいませんがお先に失礼させて貰います。
3/4というのにどんな意味があるのか分かんないですけど……。
208夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:50:36 ID:/Qc47RBD
rァ 梨花ちゃんかもしれない

俺以外にまだ眠れない奴がいるのかと思い。そっと布団から抜け出し、障子へと移動する。
「梨花ちゃん? ……どうしたんだよ? こんな時間に」
戸を開けると、そこには梨花ちゃんが立っていた。
「圭一。魅ぃと沙都子のいびきがうるさいのですよ。……しばらく圭一と一緒にいていいですか?」
俺はなんとなくその様子が容易に想像出来て、苦笑した。
「そうなのか? まったくしょうのない奴らだなぁ。……いいぜ、入りな」
「ありがとうなのですよ。にぱ〜☆」
すたすたと梨花ちゃんは俺の寝室に入り込んで……。
「ちょっ……ちょっと梨花ちゃん。俺の布団に……」
「みー。あったかいのです☆ 圭一も早く入るといいのです。いつまでも夜風に当たっていると、風邪をひいてしまうのですよ?」
屈託のない笑顔を浮かべて、梨花ちゃんはそう言ってきて……俺も苦笑を浮かべて布団に戻った。
梨花ちゃんの横で、俺は目を瞑った。
でも……それは長く続かなかった。
「圭一は、何故まだ起きていたのですか?」
「いや、……別に。ちょっと眠れなくてさ。明日、もしも誰か欠けることがあったとしたら、俺はきっと身を引き裂かれるより辛いんだろうなって……、そんなこと、なるはずがないのに……」
「それは、ボクもなのですか?」
「ああ。……梨花ちゃんがいない世界なんて、俺には悲しすぎる」
「……ごめんなさいです。今までボクは、圭一達の気持ちのことを忘れていたのです」
「? 何で梨花ちゃんが謝るんだ?」
しかし俺の問いかけには答えず、梨花ちゃんは俺の手を握ってきた。
「圭一。……ここはボクにとって最後の世界なのです」
その口調は、どこか淡々としたものだった。
「ボクはこの世界で明日を乗り越えるために、考えられるすべての手を打ってきたと思っています。だから、もしみんな一緒に明日を乗り越えられないようなことがあったとしても、ボクはそれを受け入れなくてはいけないのです」
梨花ちゃんが何を言っているのか……そしてどんな表情をしているのか俺には分からない。
「でも、どんな結果になってもボクは受け入れる覚悟は出来ているつもりなのです。ただ……」
「ただ……?」
梨花ちゃんは自嘲するように溜め息をついた。
「ボクの覚悟が本物かどうかは分からないのです。……思い返すと、ほとんどが知っている結果を選んでいただけのような気がするのです。何故なら、ボクは臆病だったから……」
「あの……梨花ちゃん。ゴメン。俺には梨花ちゃんの言っている意味がよく分からないんだけど?」
俺は梨花ちゃんの方へ顔を向けて訊いた。
「みー☆ 別に構わないのですよ。これはボクしか知らないことなのです……」
梨花ちゃんも俺の方を向いて、笑みを浮かべた。
でも、その梨花ちゃんの表情には、普段彼女が見せないような大人びたものが混じっていた。
209夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:52:10 ID:/Qc47RBD
「……圭一。全く未知のどんな結果でも受け入れる……最後の世界でそんな真似を……臆病なボクに出来るかどうか……それをボクは知りたいのです」
梨花ちゃんは布団の中で、もう片方の手も俺の手に重ねてきた。
「圭一……ボクは圭一が好きなのです。ボクと付き合って欲しいのです。言っておきますけどボクは本気なのです。部活メンバーとしての好きとかそういうのではないのです。ボクを恋人として見て欲しいのです」
梨花ちゃんの瞳はどうしようもなく真剣だった。
「今の圭一にとってはたった一ヶ月の付き合いしかないボクですけど、ボクはずっと圭一が好きでした。初めて会ったときから100年間想ってきたのです。だから、圭一が来るこの六月が楽しみだったのです。そして、これはボクが初めて圭一に言う言葉なのです」
「梨花ちゃん……」
意外だった。いつも大人しい梨花ちゃんが俺に対してこんな感情を持っていたなんて想像もしていなかった。
きっと、俺は梨花ちゃんの言葉の意味をほとんど理解出来ていないと思う。しかしそれでも、そこに込められた想いがとても、重いものだということは理解出来た。
前原圭一。ならその想いは真摯に受け止めるべきだ。お前は梨花ちゃんが嫌いか? いいや、そんなわけない。梨花ちゃんは魅力的な女の子だ。そして、大事な女の子だ。
なら、俺は梨花ちゃんが好きなのか?
…………そうだな、この胸の奥から芽生えたこの感情……ちりちりと痛くて、切ないものを恋だというのなら、俺はきっと……。
俺は梨花ちゃんから手を離し、そして抱き寄せた。
「圭一?」
「ありがとう梨花ちゃん。俺なんかでよかったら、喜んで相手させてもらうよ」
「圭一……、ありがとうなのですよ。本当に……本当に嬉しいのですよ……」
俺の胸の中で、梨花ちゃんは心の底から幸せそうな笑顔を浮かべてくれた。
俺達は固く抱きしめ合い、互いの想いを再確認する。
梨花ちゃんの細い体を抱いているうち、俺は絶対に梨花ちゃんを守りきってみせようと……そんな誓いを思い出していた。
「圭一。ボクからのお願いを聞いてもらえませんか?」
「なんだい? 梨花ちゃん?」
俺が訊くと、梨花ちゃんは軽く唇を尖らせた。
「……二人きりのときだけでいいのです。ボクのことを梨花と……名前だけで呼んで欲しいのです。なんだか恋人同士のような気がしないのです」
梨花ちゃんを……呼び捨て?
あれ? あれ? 何か急に気恥ずかしくなってきた。他の部活メンバーだって呼び捨てなのに、梨花だけは何か特別っていうか……。
「あ……ああ、いいぜ。……梨花」
たったそれだけのことなのに、俺はさっきよりぐっと梨花を恋人として意識していた。
210夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:53:46 ID:/Qc47RBD
「…………圭一、実はもう一つお願いがあるのです」
「なんだよ? 梨花?」
「ボクと…………大人の関係になってくれませんか?」
「えっ? ……ええっ?」
あまりに急な言葉に、俺はただ驚くことしか出来なかった。
「圭一。ボクにとってはこれが最後のチャンスなのかもしれないのです。だから、悔いが残るようなことだけはしたくないのです……」
その願いの意味を理解していくにしたがって、俺の顔は赤くなっていく。
「あ、あのよ……おい。最後のチャンスってそんな……別に急がなくても……、これからだって……」
しかし、梨花は首を横に振った。
「確かに、性急と言われればそうかもしれないです。これから先、後悔することもあるかもしれないと思います。けれど……ボクはこの時間を……今を精一杯、圭一にこの想いを伝えることに使いたいのです」
それは梨花の切ないまでの願いだった。
恋人として……愛する女のこんな真剣な願いを断るような真似は、俺には出来なかった。
俺は優しく、梨花へと微笑んだ。
「分かった。梨花が望むっていうんなら……俺は……構わないぜ……」
「ありがとうなのですよ。圭一」
「でも、一つだけ言わせてくれ。梨花」
「みー?」
「俺達は、必ず明日を乗り越えてみせる。……だから、どんな結果でも受け入れるなんて言わないでくれ。どんな方法でもいいから、何があっても全員で生き延びられるよう足掻き続けると、約束してくれ」
くすくすと、梨花は笑った。
ちゅっ と軽く俺にキスをしてくる。
「…………もちろんなのですよ。ボク達はいつまでも一緒なのです」
梨花は小指を曲げて俺の目の前に出してきた。
指切りをして俺達は約束する。
そして、俺達は掛け布団をはがし、その場に座った。
互いに向き合って正座する。
「それじゃ梨花……よろしくな」
「みー。こちらこそよろしくなのです」
俺は梨花のパジャマに手を伸ばした。
梨花の小さなパジャマの、小さなボタンを外していく。
薄くて柔らかいパジャマの衣越しに梨花の体温が伝わってくる。
パジャマの上着を脱がしていくにつれ、梨花の白い肌が露出していく。
そして…………俺は完全に梨花から上着を剥ぎ取った。
211夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:56:17 ID:/Qc47RBD
梨花は魅音やレナとは対照的で、未だ胸も薄くて腰にもほとんど括れが無くて……女性特有の豊満さといった魅力には乏しい。しかし、その人形のように整った体は、背徳的な欲望を掻き立てる妖しい魅力を纏っていた。
俺が梨花の平らな胸に手を這わせ、撫で回すと、梨花はぴくりと体を震わせた。
うっすらとした膨らみの中で、ぽっちりと乳首が隆起してくる。
その甘酸っぱい感触に、俺は息を呑んだ。
俺は次に、梨花のズボンを脱がしていった。細長い脚が露わになっていくにつれ、禁忌を犯していくという興奮が脳を灼いていく。
やがて、残すは梨花のパンティのみとなった。
そう、この小さな布を脱がすだけで、梨花の体を覆うものはすべて無くなる。
俺はごくりと唾を呑んだ。
自然と息が荒くなる。緊張で手が震える。心臓が破裂しそうだ。
今すぐ梨花の幼くて無垢な肢体を思うがままに蹂躙したいという欲望を……抑え込むだけで意識が遠のいていく。
落ち着け前原圭一、クールになれ。
そして、とうとう梨花は生まれたときと同じ姿を晒した。
腿の間にから梨花の秘部が覗いていた。そこはぴったりと閉じた小さな蕾だった。
「圭一。圭一も脱いで欲しいのです。ボクだけが裸じゃ恥ずかしいのです」
「あ、ああ。ごめん。つい見とれていた」
梨花の声に、俺は我に返った。
我ながら滑稽だと思いつつも、俺は慌てて自分もパジャマと下着を脱いだ。
「みー☆ 圭一のオットセイ☆さんがおっきしているのです」
「ごめん。俺、梨花の裸見てたら……」
「みー。いけないオットセイ☆さんなのです。ボクがお仕置きしてあげるのです」
四つんばいになって、梨花は座っている俺に近づいてきた。
そして、俺の膝にもたれる形で横になる。
「り、梨花? …………ああっ」
俺の下半身にぞくりと電撃のようなものが駆けめぐった。
梨花が俺のものに手を添え、そして舌を這わせてきたのだ。
梨花の小さくて柔らかい唇が俺の亀頭を刺激し、そして子猫が甘えるかのようにちろちろと竿を舐めている。
それは一見すると無邪気な戯れのようにも見えて、しかしその行為の意味はまったくの正反対なもので……。
212夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:57:38 ID:/Qc47RBD
「あ……ああぅ。気持ちいい……気持ちいいよ、梨花」
俺は思わず手を梨花の頭に置いた。
艶やかで柔らかく、癖の無い髪の感触が手のひらに伝わる。
そのまま、いっそのこと梨花の口の中に自分のものをねじ込んでしまいたいとも思う。
そんなぎりぎりの理性の中、俺は梨花の髪を撫でていく。
頭から、首筋へ、そして背中……お尻へと愛撫の位置を移動していく。
俺は荒い息を吐きながら、梨花の股へと手を差し込んだ。
その瞬間、きゅっと梨花の太股が俺の手を締め付け、そして俺のものをしゃぶっている口が震えた。
そのまま、俺は梨花の秘部を手のひらで覆った。
くにくにと、梨花の幼い秘部を揉みしだき、指先で突いて刺激する。
「ん……んふっ」
梨花の口から小さく喘ぎ声が漏れる。
俺は堅い蕾を柔らかく、そしてあくまでも優しくほぐしていった。
「みっ、……みぃ〜っ」
指先に粘り気のある感触が混じってくる。
その淡い湿り気を馴染ませるように、俺が執拗に梨花の秘部を掻き回すと、梨花は俺のものから口を離した。
俺のものに頬を当てて震える。
「圭一。……ボクの、ボクのお股がじんじんして熱いのです。中に挿れて欲しくて堪らないのです」
いつしか、梨花の秘部から溢れるとろとろとした露はその量を増し、そして秘部も柔らかく息づいていた。
「梨花。実を言うと俺ももう、梨花の中に挿れたくて我慢出来ないんだ」
「みー。圭一もなのですか? いいのですよ。ボクの方こそお願いなのです。早くボクの中に挿れて欲しいのです」
「あ……、ああ。分かったよ」
俺がそう言うと、梨花は俺の前で、膝を抱え込むような形で横になった。
俺のものは、もうはち切れそうになっていた。
でも、不安もある。俺のこんなものを梨花に挿れて、本当に大丈夫なのだろうか?
ほっそりとした梨花ちゃんの入り口に亀頭を当てながら、俺は躊躇していた。
「圭一? 何をしているのですか? ボクなら大丈夫なのです」
「で……、でもさ。梨花……」
「恐がることはないのですよ? 圭一が困っているとボクも嫌なのです」
「わ、分かった。……じゃあ、いくぜ?」
「はいなのです」
213夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/03(土) 23:59:12 ID:/Qc47RBD
きゅっ と梨花が目を瞑ると同時に、俺は梨花を貫いた。
ぎりぎりと、俺はそれこそ強引に押し込んでいく。
いつ処女膜を破ったのかなんてのも分からない。気が付けば俺の先は梨花の奥まで届いていた。
「……大丈夫か? 梨花」
梨花は震えながら……、しかし呻き声一つあげずに俺のものを受け入れていた。
「平気なのですよ。生きたままお腹を割かれるのに比べたら、こんなのは何てことないのです」
それよりも、と梨花は続けた。
「圭一。圭一はボクの中で感じてくれていますか?」
「ああ、もちろんだよ。……梨花の中、温かくて……でもって凄く締め付けてきていて」
「その言葉が聞きたかったのです。……そう言ってもらえるなら、ボクはこんな痛み、なんてことないのですよ」
馬鹿……何でそんなこと言うんだよ。ついその言葉に甘えて、無茶苦茶にしてやりたくなるじゃないか。
でも、実際にはそれは出来ない。
俺のものを半分もくわえることが出来ない梨花の中では、俺はまるでピストン運動が出来そうになかった。
それなのに、ぶるぶると痙攣する俺のものの動きに合わせて、梨花の中が先端部分を刺激している。
「あ……あああっ」
その刺激をもっと味わいたい。もっと……もっと根本まで……。
でも、それは出来ない相談で……。
俺は体をよじらせることしか出来ない。
気持ちいいのに……苦しい。
射精したいのに……、それが出来ない。
「圭一。……これで、感じてくれますか?」
「あ……あああうっ」
梨花は俺のものの根本にその細い指を絡め、ゆっくりと擦った。
「あ……ああ、それいいよ。す……ごく、気持ち……いい」
梨花の手の動きが、俺の満たされない欲求を補ってくる。
俺の腰は、もう本能的に震えていた。
「みぃ〜っ。みぃ〜っ。圭一のものが、どんどん固くなっていくのです」
「あ……ああ、梨花。……俺、俺もうっ……」
「みぃ〜っ。みぃ〜っ。みぃ〜っ。みぃぃ〜〜〜っ!!」
「あっ。あああああああぁぁっぁぁっ!!!!」
「みいいいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
俺は叫びながら、梨花の中へと射精した。
それと同時に、びくんっと梨花の体が大きく反り返る。
ぬるぬるとした結合部から、俺は自分のものを抜いた。
俺は四つんばいになって、梨花の上に覆い被さって……。梨花は笑いながら、俺の頭を撫でてくれた。
「みー☆」
214夢月祭夜(梨花ルート) ◆Jx7kndDbOU :2007/03/04(日) 00:00:28 ID:mRlC5F7w
翌日。
パアアアアァァァァァァァァァァンンッ!!
追い詰められた鷹野さんが羽入に向かって銃の引き金を引いた。
真っ直ぐに、その弾丸が羽入の胸へと迫っていく。
うおおおおおおおおおあああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!
俺の脳裏に、仲間の胸から血しぶきが飛ぶ光景が浮かび上がる。それは、あり得ない記憶の光景。でもどんなに叫ぼうと回避出来ない悲しい結末。
それを止めることは誰にも出来ない。
「くすくすくすくす。くっくっくっくっ。あはははははははははははははははははっ!!」
鷹野さんの狂った笑い声が、凍った世界に響き渡る。

そして………………………………。
俺は、凍った世界から現実へと意識を引き戻された。
鷹野さんの持っている銃から硝煙が立ち上っている。
俺は、恐る恐る仲間を見渡した…………………………………………でも、誰一人地面に倒れていなければ、怪我もしていない。
「へ、へへへ…………、……は、外しやがった……?」
口に出してその結果を確認する。
どっと、緊張が解ける。
そう、鷹野さんの撃った銃弾は誰にも当たらなかった。……これは、まさに奇跡。
やがて、番犬が鷹野さんを捕らえて……富竹さんの胸で鷹野さんが泣いて……。
その光景を眺めながら立ちつくしていると、梨花が駆け寄ってきた。
「圭一。奇跡が起きてよかったのです」
「ああ、…………まったくだぜ」
俺は素直に頷いた。
「圭一は言っていました。誰一人として欠けるのは嫌だって……」
「ああ、そうだな」
梨花はにっこりと笑みを浮かべた。
「だからボクはきっと奇跡を起こせたのです。圭一がそう言ってくれなければボクはきっと奇跡を起こせなかったのです」
「………………へっ?」
「愛の力なのですよ。にぱ〜っ☆」
そう言って羽入の元へと駆け出す梨花を見ながら、俺はいつまでも疑問符を浮かべつつ……それならそれでもいいのかもと、笑みを浮かべた。

―梨花END―
215 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/04(日) 00:06:38 ID:v3uZ/h0K
というわけで、先日(>>139)書いた***の正解は「喘ぎ声」でした。
どこまで変態街道を突っ走ってんだよ俺。
こんなんじゃ、ひぐらし大賞なんて夢のまた夢のまた夢の…(略)じゃないか。orz

いや、書いてたらネコ耳梨花ちゃんが頭から離れなくて……。
冗談半分で声にみ〜を入れてみたら、そっちの方が俺的にストライクになっちゃった
もんで。
お気を悪くされた方、おられましたら本当にごめんなさい。

羽入ルートは真面目になると思います。
ちょっと、何が言いたいのか分からない話になりそうですが。
216名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 00:11:38 ID:+SpwKak7
>>215
グッジョブ!
ネコ梨花ちゃん、可愛いですね。
いつ黒梨花が出るのかと、無駄にどきどきしてました。
そういえば、以前のクララ☆はしょーげきてきでした……。


◆Jx7kndDbOU氏のさわやかな読後感を台無しにしそうなので、
当方のは、もうちょっと時間を置いて持ってくることにします。ノシ
217名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 00:54:36 ID:GOIusEa2
梨花ちゃま成分補給した
職人GJ!
218名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 01:07:20 ID:GOIusEa2
つーか3/3のみーみーの日に梨花ちゃまルートは狙ってたのかな?

そして今日は3/4…。魅ぃ詩ぃの日か?
219名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 01:24:17 ID:UNrdzPBP
百合かっ!!wktk
220名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 01:59:53 ID:GOIusEa2
これを見て創作意欲が沸いた方。この辺りのネタを利用して投下してください、それだけg(ry
月刊スケジュール

3/4【魅×詩の日】【三四の日】

3/5【巫女の日】

3/07【魅×レナの日】

3/14【悟史の日】

3/15【沙都子の日】

3/26【魅×ジロウ】

3/28【みぃにぱ〜☆の日】

3/31【魅×みぃ(梨花)の日】
221名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 03:35:07 ID:R4Mt7JVt
>>215
gj
ヒロイン四人とも悶えさせてもらったw
ひぐらしがギャルゲでない鬱憤を晴らさせてくれるエロパロスレは神

>>220
3/5と3/26と3/31に激期待
222名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 04:46:04 ID:3sUUD8YJ
>>189が読みた過ぎて困る
223名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 10:16:32 ID:UNrdzPBP
>>189そしてK1が空気と化し、罪曝しみたいな展開につながっていくわけだな
224名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 10:53:34 ID:UNrdzPBP
書き込んだ後に罪曝し見たらいつのまにか完結してる…
>>223で言ったのはにーにー争奪戦の前なんで補完よろ
225名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:26:22 ID:+SpwKak7
お前らおはようございます。
あ……。


    3ぃ×4ぃ希望者の乾きを癒せない。
3ぃ×4ぃ希望者の期待する新作が存在しないから。
            (以下略)


……「魅×詩の日」説には気がつかなかった。
↓以前に投下した魅詩でよろしければログをどぞ。
www16.atwiki.jp/when_they_cry/pages/54.html
(発症+監禁+衰弱+ぬるの陵辱+欝っぽい空気)


-------------------------------------------------


三四の日おめでとう!

というわけで、鷹野×富竹です。
(軽い拘束+滅菌前提の世界+作者の三四偏愛)
226名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:27:17 ID:+SpwKak7

『馬竹だよ竹馬だよフゥハハハーハァー (仮題)』


すがるものが欲しかった。
誰かの肌に触れて、冷え切った心を温めて欲しかった。
「た、鷹野さん?」
「なあに?」
診療所での会議の後、暗くて危ないからと理由をつけてジロウさんを興宮まで送った。
「な、なにって…、あの、当たって。」

彼が今回泊まっている部屋は以前よりも安っぽい感じだった。
少しでも予算を節約しようという、涙ぐましい妥協の結果だろうか?
研究は今年で終わるのに。私が、終わらせるのに。
「当たってる、ってなにが?」
向かい合わせに抱きついて、乳房を擦りつけるように体を動かす。
ああ、ジロウさんの体はとても温かい。
「こ、こういう冗談は駄目だよ。僕だからよかったけど、他の男だったら…!」

うるさい口は黙らせる。唇で塞いで黙らせる。
さすがに開いて受け入れてはくれなかった。唇を甘噛みして、舌で輪郭をなぞる。
「…ジロウさん? 息はしてもいいのよ?」
言われたから、というわけではないのだろうけど、唇を解放してあげるとせっぱ詰まった
呼吸をしていた。

「冗談なんかじゃないわ。大丈夫、村の人は皆、私たちはこういう関係だって思ってるから。」
「それはそうだけど。実際には僕たちは、そういう関係じゃない。」
「じゃあ、今からそういう関係になればいいじゃない。」
体を少しずらして、ジロウさんの足の間に太ももを割り込ませる。固い感触。
「ジロウさんの体は、私が欲しいって言ってるわよ?」
太ももを動かして刺激すると、布越しにもそれを分かるほど彼の分身は硬度を増した。
「ジロウさんの心は、私が欲しくないの?」
「そんなこと、ない、よ。……でも、どうして急に。」
「急に欲しくなったの。それと、ご褒美。」
「ごほうび?」

来週、私のために*んでくれるから、そのご褒美。

「頑張って予算、とってきてくれたから。」
「いや、結局は削られてるし…鷹野さんはこんなことしなくてもいいんだよ。」
「……私とするのは、そんなに嫌?」
体を引く。
どちらかといえば気温は高い夜なのに、彼から離れたとたんに寒いと感じた。
「じゃあいいわ。狗の誰かに慰めてもらうから。」
この寒さを紛らわせてくれるのなら、相手は人食い鬼だって構わなかった。
227名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:28:11 ID:+SpwKak7
「鷹野さん!」
部屋を出て行こうとすると、強く腕を引っ張られた。
「……東京で、何があったんだい?」
「…秘密よ。抱くなら、黙って抱いて。抱かないなら、帰して。」
ジロウさんは何も言わずに私を抱きしめてくれた。苦しいぐらいにきつく。
「鷹野さん……鷹野さん…鷹野さん、鷹野さん!」
「…美代、よ?」
「みよ、さん。」
ぎこちなく呼ぶ名前は「三四」なのか「美代」なのかは分からない。
どちらでもいい。今この場にいる私は「ジロウさんのみよ」には違いないのだから。
リボンを引っ張ろうとする手を押しとどめる。
「ほどけないわ。これ、ボタンなの。」
スナップ式のそれを外して見せると、ジロウさんは少し恥ずかしそうにしていた。
「シャワー、借りるわね。」

 ▼

タオルを体に巻き付けたて浴室から戻る。
ベッドに座っていたジロウさんは一瞬こちらを見て、あわてて顔を伏せた。
「あ、じゃあ僕も。」
立ち上がろうとするの彼に抱きついて押し倒す。
「いいわよ、そのままで。」
あまり猶予を与えたくない。浴室で考え直しをして、やっぱり中止、なんて嫌だ。
…変な私。断られたら、宣言したように別の男のところに行けばいいだけなのに。
他の男よりもジロウさんがいいと感じるのは、彼に恋をしているということだろうか?

違う、と思う。
私は恋をしたことはないけれど、愛がどんなものなのかは知っている。
それはとても尊い物だ。
相手の為になら、人生をまるごと投げ出してもかまわないと思えるほどのものだ。
私はどんな状況に陥っても祖父を*したりはしなかっただろう。
だけどジロウさんは*す。それがずっと昔から決まっていたことのように。
…だから、私はきっとジロウさんのことを好きじゃない。

体はお湯で温まっているのに、触れるとやっぱり、ジロウさんは温かい。
くっついていると気持ちがいい。
「鷹…みよさんは、どうして欲しい?」
「キス。」
ねだると即座に与えられた。
「ん…。」
触れて、甘噛みされて、舐められて。…ああ、私がしたのをそっくり返してくれてるのね。
積極的に舌を差し入れる。彼は一瞬とまどったようだったけど、すぐに応えてくれた。
「んんっ、くちゅ、ふぁ、ん…。」
十分に堪能してから口を離した。
……唇にジロウさんの視線を感じる。
「まだしたい?」
上目遣いで様子をうかがいながら、挑発するように、指先で唇をなでてみせた。
「えっと…みよさんがいいなら。」
「くすくす。」
228名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:28:56 ID:+SpwKak7
ジロウさんは犬に似ている。躾の行き届いた、大人しい大型犬。
主人さえ噛み殺しそうな雰囲気を持つ狗たちに囲まれていると、ジロウさんと過ごす
時間は唯一リラックスしていられたときだったのかもしれない。
…ああ、二人の思い出は、もう過去形なのね。
「ちゅ、ぴちゃ…。」
部屋が狭いせいか、唾液のたてる音が淫猥に響く。
ベッドの上を探り、大人しく伏せをしている手を探り当てた。捕まえて、私の胸へ誘導する。
うっすらと目を開いてみた。
ジロウさんは目を固く閉じていて、緊張している表情だ。
胸に当てた彼の手は、指先一つ動かない。…だめなら、触らせたりしないのに。
ジロウさんの手を乳房に当てた上から揉んで、彼の手のひらに感触を伝える。
彼は、綿毛のタンポポに触れるように、遠慮がちに手を動かし始めた。

可愛い。
男性に対してそんな感情を抱いたのは初めてだった。
私のおなかの下で自己主張している彼まで愛しく思える。
すっかりお留守になっていた口から顔を離す。
「タオル、外して。」
「うん。」
直に触れる段階になると、彼はますます気弱で、なんだか焦らされているみたいだった。
「ジロウさん、そんなんじゃくすぐったいわ。もっと強くお願い。」
「ご、ごめん。…これで大丈夫?」
「ん…もっと強くしても平気。」
ジロウさんのシャツをたくし上げる。
ちゃりちゃりというドッグタグの音が、彼と私の任務を思い出させた。
…忘れよう、今だけは。
「ジロウさんのおなか、ぷにぷにね。」
なで回す。うめき声が返ってきた。
「…こんなことになるなら、減量しとくんだったよ。」
「適正範囲内だから、医者としてはおすすめしないわね。下手に減らすと体力も落ちるし。」
ベルトを外し、ジッパーを下ろす。下着の中に手を差し入れて…。
「…みよさん?」

………。

オーケー、クールになるのよ鷹野三四。
「脱がせるから、腰、上げてくれる?」
「あ、うん。」
229トリ付け忘れ……orz:2007/03/04(日) 11:29:45 ID:+SpwKak7
………。

正直なところ、私は周囲が思っているほど男性経験が豊富なわけではない。
なので、平均的な男性サイズというものは明言できない。
だが、これは、あまりにも。
(これはなに? こんなの想定外よ! ジロウさんの前世は馬? 馬なのねっ?)
「落ち着くのよ、ジロウさん。」
「え?」
「少し確認したいことがあるんだけど、いいかしら?」
「いい、けど…。」
ジロウさんは不安そうにしている。大丈夫、私も不安よ。
…っていうか、こんなの入るの?
「ジロウさんは、体力や持久力に自信があるほうかしら?」
「あ、ああ。東京では毎日5キロは走ってるし。」
照れたように笑うジロウさん。
「生徒からは、機関車なんてあだ名されてるよ。」

 世 界 ガ 反 転 ス ル 。

駄目。駄目駄目駄目駄目!
このままいったら、明日は絶対、腰が立たない。
週末作戦に向けて忙しいっていうのに、一日つぶすなんてできない!
考えるのよ、考えなさい、鷹野三四!
「…あの、ジロウさんには言ってなかったけど、私、じつはSなの。」
とりあえず拘束プレイに持ち込めば勝算はある。
「あ、それは知ってた。」
「なんで!」
無駄にブラフはってるけど、私は全くノーマルよ? どうして簡単に納得するのよ!
「な、なんでって言われても…。」
い、いや、これはむしろ好都合。…心外だけど。
「…まあ、いいわ。縛らせてもらってもいいかしら?」
彼は素直に両手を差し出した。

当然ながら、一般宿泊施設のベッドに拘束具などついているはずがない。
タオルとベルトで手首を縛ったけど、頼りない印象はぬぐいきれなかった。
…なんだか、ごそごそしてたらゆるんで外れてしまいそう。
「診療所のベッドなら、しっかりした手錠がついてるんだけど…。」
地下室には、L5患者に対応できるパーフェクトな物がある。
「えっと…そ、それは、本格的だね。」
私の趣味だと思って合わせてくれようとしているのか、ジロウさんは前向きだった。
「くすくす。そんなに恐がらなくても、痛くはしないわよ?」
ジロウさんの顔の上に胸がくるように覆い被さる。
「口でして。…そう、そんな風に。」
舌と唇とでむにむにと刺激される。歯が当たらないように気遣ってくれているあたり、
彼にとって私は壊れ物らしい。
頭を抱くように腕を回して、ジロウさんの髪の毛に指を絡めた。
230 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:30:25 ID:+SpwKak7
腰を浮かせて、開いている方の手を私自身に沿わせる。
「んっ…あ。」
思ったよりも濡れていたそこを指でかき回す。
ぐちゅぐちゅといういやらしい音に、ジロウさんがとまどった目で私を見上げた。
「…みよさん? 今、自分で…?」
「あら、言葉責め?」
「そ、そんなつもりじゃないよ。」
情けない顔が可愛くて、私は彼の額にキスを落とした。
「ただ、これ、解いてくれたらなって…。」
「駄目。」
即答する。
「みよさーん。」
「くすくす。」
エサの入ったお皿の前でお預けをさせられている犬みたい。
顔中にキスを落とした。
「解くのは駄目だけど、私だけ気持ちいいのも不公平よね。」
四つんばいで後ずさりして、私をジロウさんに押し当てる。
「うっ。」
「ん…。」
腰を上下させて、彼の側面を私でぬるぬるにする。
「…ジロウさんの熱い。」
「君のせいだよ。」
「光栄ね。」
腰を離すと、彼は名残惜しそうな声を上げた。
「待ってて、バッグに入れてあるの。」

化粧ポーチに入れてあったそれを手に、ベッドに戻る。
(ゴム製だから、多少は伸びると思うけど…)
開封し、ジロウさんの先端にあてがう。
記憶を頼りに……下まで引っぱって被せて…。
「ジロウさん? 大丈夫?」
「……あ? う、うん。大丈夫だよ、ちょっときついけど…。」
口ではそう言っていたが、眼鏡の奥で彼の目はこう言っていた。

『そういうプレイなんだね? 僕、頑張るよ』

(ち、違うのーーー!!)
そういうプレイじゃないから!
頑張らなくていいから!
「ふー……。」
ジロウさんから外し、それはゴミ箱に投げ捨てた。
「みよさん?」
「あー…思ったより痛そうだから、やめておくわ。」
どうして避妊具にあんなに豊富なサイズ展開があるのかを、初めて理解した。
LとかLLって、見栄やネタで買うものじゃなくて実用品だったのね…。
231 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:31:08 ID:+SpwKak7
私はジロウさんの上にまたがって、手で角度を修正しながら腰を落とした。
「駄目だ!」
予想もしなかった激しい制止の声がかかる。
「…どうしたの? 私もあなたも予防接種済みだから、感染の心配はないわよ?」
半分は嘘で、半分は本当。
予防注射は偽物だった。だけど、既に空気感染したジロウさんと、研究過程で感染済みの
私との間では、もう感染は起こらない。
「そうじゃなくて、中に出してしまったら…。」
ああ。
「大丈夫、今日は安全日。…動かないでね。」
ゆっくりと腰を沈めていく。
途中までしか入らないのではないかと危惧したが、なんとか根本まで受け入れることができた。
「…みよさんの中、すごく狭い。」
「普通よ。規格外はジロウさんの方。」
円を描くように小さく腰を回してなじませる。
と、軽く突き上げられた。
「ひゃっ…ジロウさん?」
にらみつける。
「動かないで、って言ったのに…。」
「ご、ごめん。わざとじゃないんだ。」
「…いいわ、信じてあげる。」

ジロウさんの胸に手をついて、体を上下に動かし始めた。
「ん、はぁ、私の中、ジロウさんでいっぱい。」
「みよさん…っ。」
私の下で、ジロウさんが身じろぎする程度のささやかさで腰を動かしていた。
それはたぶん本能的なものだったから、責めないでおこう。
「みよさん…手、解いて。」
「…駄目、んっ。」
「くっ……君のこと、抱きしめたい。」
「……。」
それはとても魅惑的な申し出だった。
ジロウさんを受け入れながら、その温かな腕に抱かれるのは、とても気持ちいいだろう。
「……駄目。」
232 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:31:56 ID:+SpwKak7
締め付けて、搾り取るように腰を引き上げた。
私の中でジロウさんがどくりと爆ぜる。
「う…あ……。」
固さが失われないうちに、再び根本まで飲み込む。
「は、ふぅ。……良かった? 今の。」
うっすらと汗の浮いた額をなでて、そのまま指で髪をすいた。
「ん…。……分かってるんだろ? 聞かないでくれよ。」
少しふてくされた様子で答えた。
「くすくす。ジロウさんの口から聞いてみたかったの。」
私の中のジロウさんは力が抜けてすっかり大人しくなっていた。
深くつながったまま、体内のジロウさんを締め付ける。
「っ! ……みよさん…このまま、続ける気かい?」
「それは、ジロウさん次第ね。」
体は動かさずに、ジロウさんを包んでいる場所だけに力を入れる。
「……くすくす。コレは、続けてもいいっていうお返事?」
私の中で、それは存在感を取り戻しつつあった。
「…さあね。」
彼を納めた下腹部をなでる。
「あら? こっちのジロウさんはとっても素直なのに。」
「外してくれたら、僕も素直になるかもしれないよ?」
ジロウさんが拘束された手を振ってアピールした。
「駄目。」
「抱きしめさせては、くれないのかい?」
「……駄目。」
抱きしめられたら流されてしまいそうだから、駄目。

二回目はねっとりと腰を使う。
「ん…。」
快楽に耐えている表情は苦痛に耐えているようにも見えて、私は少し気が引けた。
「出したかったら、我慢しなくていいのよ?」
首筋に顔を埋め、頸動脈のラインを舐め上げる。
シャツの下に手を入れて乳首を探す。
「無理はよくないわ。」
耳元にささやきかける。
「別に、無理なんて、してないさ…。」
「…意地っ張り。」
拒まれるのではないかと思いながら唇にキスする。ジロウさんに舌ごと食べられた。
「んっ? あ…。」
正直それは不意打ちで、少しだけ…。
「…良かった? 今の。」
からかうように言われて、ほほが熱くなった。
「う……ジ、ジロウさんのくせに生意気よ。」
思わずムキになってしまう。
そうしたら、ジロウさんは少し笑って、それから泣きそうな目になった。
「君のこと、抱きしめたいのに…。」
……ジロウさんは本当に生意気だ。
233 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:32:45 ID:+SpwKak7

 ▼

行為は私主導で進み、最終的にジロウさんをダウンさせることに成功した。
「お疲れ様。」
ぐったりとした彼の両手を拘束から解放する。
ジロウさんはふらふらと両腕を上げて、私の背中に回した。
「え、ちょっ、重っ…。」
耐えきれずに、ジロウさんの胸の上に落下する。
ジロウさんが苦しそうにうめいた。
「大丈夫?」
そんなに体重はないつもりだけど、勢いがついていたし、彼も疲れてるし…。
「大丈夫。…ずっとこうしたかったんだ。」
ぎゅっと抱きしめられている。
「うん…。」
直に触れる肌が温かい。急にまぶたが重くなる。
「…あの、みよさん。」
「…ん?」
…だめ、明日は野村さんから電話があるかもしれないし、雛見沢に帰らないと…。
「今更なんだけど…安全日って、生理周期が乱れたらずれるんじゃなかったっけ?」
「大丈夫。前から不順だったから、ピル飲んでるの。」
「そうなんだ…。」
なんだかがっかりしたような声だった。
「残念そうね、孕ませたかった?」
「…うん。」
「くすくす。責任取らせるわよ?」
「とりたい。」

「……え?」
顔を上げようとしたけど、ジロウさんはますます強く抱きしめてきて、身動きがとれない。
「君がいて、僕がいて。富竹みよでも鷹野ジロウでも、そこが東京でも雛見沢でも、
生まれるのが息子でも娘でも、どんな未来でも僕は幸せになれる。君も幸せにしてみせる。」
「……嬉しい、わ。でも。」
声が詰まった。
「私たちに未来はないの。ごめんなさい。」
涙がこぼれる。壊れたように涙が止まらない。
ぽたぽた落ちて、ジロウさんの胸を濡らしていく。
「み…鷹野さん、鷹野さんは泣かなくていいよ。ごめん、僕が悪い。」
「いいえ、っく、ジロウさんは、何も悪くない。好きよ? ジロウさんのこと好き。」
嘘つき。*すくせに。

234 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:33:36 ID:+SpwKak7


……。
殺したくない!
頭の中で、全力で可能性を探す。
富竹二尉を生き残せることができないか、脳が焼き切れそうな切実さで思考する。

……無理だ。
鷹野三佐と富竹二尉の死亡は決定している。
滅菌作戦が実行されたあと、おそらく私は殺されるだろう。自分の命も守れない私が、
ジロウさんの命を守ることなんてできない。
唯一の抜け道は、終末作戦を中止することだけだ。
…それはできない。
おじいちゃんの研究をゼロに戻してしまった私は、せめてこの手で雛見沢を滅ぼして
症候群を永遠の存在に昇格させなければならない。償わなければならない。

「鷹野さん、泣かないで。」
ジロウさんが途方に暮れた声で、ごめん、と繰り返す。
「違うの、違うのよ。ジロウさんは、何も…。」
ゆるんだ腕から抜け出して、上体を起こした。
ジロウさんの温かい首に両手を添える。
彼の未来は、5年目の祟りの生贄として私に殺されるか、雛見沢を裏切って私と一緒に
暗殺されるか、そのどちらかしかない。
誰かに殺させるくらいなら、私は…。
「…ごめんなさい。私はたぶん、あなたのことを愛してないの。」
そうやって傷つけた私を、彼はそれでも抱きしめてくれた。
彼の腕は変わらず優しく温かで、私は子供のように激しく泣きじゃくった。
「鷹野さんは悪くない、悪くないから。」
この期に及んで、彼の言葉に幸福を見いだしている。
悪くないと言ってくれることに、苦しくなるほどの安らぎを感じている。

彼が許してくれているのは、私が彼を愛さなかったことだ。
私が彼を殺すことじゃない。
真実を知れば、いくらジロウさんだって許してはくれないだろう。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……。」
誰にも届かない謝罪を繰り返す。
私は誰からも許されない。

…6月19日が永遠に来なければいい。
生きていても死んでいても、綿流しの夜に私の世界は終わるのだ。


<終>
235 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/04(日) 11:34:12 ID:+SpwKak7
馬竹は、某サイトからのインスパイアでした。
三四さんはMなのに拘束プレイとか、用意周到だったのに中出しプレイとか、
そのへんに馬設定がどうしても必要だったんだ……。

萌えが先走ってテンションの調整に失敗したかもしれない。(´・ω・`)
236名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:46:33 ID:wI0Trc2q
>>235
GJ!!
おもしろかった。笑えるのに切ない。
みみみみ可哀想。でもトミーいい人だな…!!
その某サイトがどこか何となく分かってしまう自分にorz
237俺の願いは魅音の笑顔:2007/03/04(日) 12:42:56 ID:URGAOupq
現在。
神がスレにSSを投下している時のお話。

神が圭レナを投下した。
ある者はなぜ圭魅でないかと大いに嘆いた。

神が圭魅を投下した。
ある者は圭レナが良かったと大いに嘆いた。

神がスレに降臨した。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は入悟を投下します。

神が入悟を投下した。
みんなは前に穴があると大いに嘆いた。

神が赤雪を投下した。
一部のファンがなぜ赤梨じゃないのと大いに嘆いた。

スレに神が降臨した。
全員が喜ぶ物がわかるまで、何も投下しないことにします。

神が作品を投下しない。
ある者は神に見捨てられたと大いに嘆いた。

神が圭一が雛見沢村民全員に輪姦されるSSを投下した。
ある者はカップリングを選べと大いに嘆いた。

神が鬼編圭×綿編圭×祟編圭×(ry
これでようやく嘆きの声はなくなった。

神がエロ無し部活メンバーが仲良く部活するSSを投下した。
通りすがりの人は感謝する。

神よ、予期せぬSSに感謝します。
お陰で我が人生は退屈せずに済むのです。

神は応えずに見送った。
それでいい。神とサイコロは無口でいい。

というわけで(?)
>>235
GJ!
富×三四は珍しいし、自分も投下しようと思いましたけど無理でした。
やっぱSSにはギャグ風味シリアス締めが良く合う。
三四は富竹に出会って、やっと本当の愛情を手に入れたんですよね。
238名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 12:58:06 ID:uoqTIB64
>>235
GJ。
やっぱり富竹は男が大きいぜ。尊敬に値するよ。
鷹野の心情が切ないなあ。
239名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:14:40 ID:D2BDhfUf
>>237
エロは途中はサクサク読み進ませるべきだからね。

シリアスを入れるのは、余韻となって残る最後だけでいい。
240名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:33:49 ID:ynMZxHVb
>>215
GJ!
久しぶりの圭×梨SSサンクス!
241名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:48:39 ID:wI0Trc2q
>>237
おまえそれ言いたかっただけだろww
あとわざとかどうか知らんが名前欄。
242名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 16:07:08 ID:cJV5xGWq
>>241
ごめん、名前欄ハンドル保存してるのに気付かなかった……

あれを言いたかっただけだよw
243名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:05:21 ID:1JVjxxq8
さっきエンターブレインの四つ目のアンソロ見たんですけど、
やっぱ沙都子スキーには礼の世界の梨花と友達になれなかった沙都子っていうのははずせない要素なんでしょうか。
244名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:15:04 ID:V0d6tX2y
すいません。流れも空気も読んでないですけど、公式ってどうやって投稿していくんですか?

初心者案内を読んで大まかには分かったんですけど、まだ分かんない部分があるもんで……。
登録して、雛物スレってところにここと同じようにSSを送信するだけ?
1レスあたり何文字までOK? 勝手に改行してくれるの? 引っ越しとかでメールアドレス変わっても大丈夫?

公式に詳しい方、よかったら誰か教えてくれないですか?
245名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:42:46 ID:wI0Trc2q
ここで聞くことじゃない。
公式のことは公式で聞け。それが道理ってもんだろう。
246名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 23:59:18 ID:V0d6tX2y
いや、道理は分かるし出来ればそうしたかったんだけど、登録してないから
訊けなくって……。特にメールアドレス変更して大丈夫なのかが不安だから
今のアドレスで登録して大丈夫なのか不安なんだ。
なんというか、ホテルで部屋に鍵を置いたまま扉を閉めてしまった状態というか。

気に障ったならごめん。
247名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:02:27 ID:GVd0PEvq
登録後、もしメアド変えちゃったら、それを報告すりゃいいんじゃねえの。
もしくは新規登録? 公式詳しくないからできるかどうか知らんが。
248名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:04:22 ID:I97rgngj
890 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/03/04(日) 00:58:48 ID:713Bwo1j
盥の魅音はレイプしても、涙零しながら
「これも罰ゲームなの…?圭ちゃん……」
とか虚ろな目でつぶやくだけで抵抗しなさそうだ

不覚にも萌えた
俺は外道なんだろうか…
249名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:49:28 ID:+I1N1wHl
>>247
もう一度ユーザー登録ページ見たらアドレスを利用するのは登録時だけって書いてあった。
どうやらアドレスは使わないで、ユーザー名とパスワードで認証してたみたい。
アドバイスありがと。おかげで頭冷やす事が出来たよ。
250名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 02:23:52 ID:rICSLSZX
>>248
…俺もそんなシチュを想像した事がある。
あんだけ病院入ってたら有り得なくはない…ような?
盥回しの廃人魅音はエロ可哀想で本当困るわ。
251名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 03:59:50 ID:DwywbeKY
祭の綿編やってるが声付き名探偵レナカッコイイな

レ「入ってはいけない所に勝手に入るのはとても悪いこと!それは分かる!?」
圭「・・・はい」
レ「そしてもっと悪いのは避妊具を使わないこと!」
圭「・・・はい。・・・僕が、悪かったです・・・」
レ「更に悪いのは危険日に中出しすること!!それから・・・」
圭「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」
252名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 07:29:17 ID:+OYwKn2R
>>251
圭一外道かw

「入ってはいけない所に〜」って、最初プライベートルームとかかと思ったけど、
もしかして…その、そういう意味だったりするのでございましょうかレナレナ様
253名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:35:32 ID:/fx+5g9U
そそそそそ、そんな
たかのんとトミーと一緒に
古手家の入ってはいけないとこに入れてしまったのかな?かな?
254名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:10:55 ID:wo5Zz4/Y
前スレの最後のほうではにゅーはにゅー騒いでた俺だけど、なんか入院させられて死んでます。
検査入院長すぎ\(^o^)/

PCなんか持ち込めない雰囲気なので書けません。申し訳ない
255名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:45:25 ID:dCOfeiMH
ボクが意地悪をして中を見せてあげなかたのです。
なので祭りの夜、猫さんは我慢できなくなって中に入ってしまったのです。

本当はそんなに大変なことではないのです。
でも姉猫は物凄く怒っているのですよ。
にぱ〜w
256名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 17:05:39 ID:UU2hNfZ+
レナ「圭一くん……レナは、梨花ちゃんの代わりだったんだね……」
257名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 18:36:20 ID:Zgs1u+Uf
>>254
命は大丈夫そうですか? お大事に。

……ところで、主治医が紅茶を出してくれたりはしませんか?
ええ、やたらとミルクと砂糖が入った、甘ったるいやつです。

その場合、病院から脱走しておくと、ちょっとだけ寿命が延びます。
258名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:17:37 ID:GE3WwAyn
魅音の白いからだが跳ねた。
先ほどまであれだけ嫌がっていた、背中の刺青が見えてしまうのも気にせず、
魅音はただ快感に酔ったように、体をくねらせていた。
それが俺には、たまらなくうれしかった。
俺がする行為で感じてくれていること。
俺がする行為を受け入れてくれること。
そのことが、たまらなくうれしかった。

俺は、魅音の乳房の先にある、
桜色の突起に吸い付いた。
「あふっ!」
苦しそうに息を切らしていた魅音が、
突如として声を上げる。
これは良かったようだ。
その突起を俺は、甘く噛んだ。
「だ、だめっ、けぃちゃっ……ごめっ、ごめんなさい、男扱いしないでごめんなさぃ、
やめてぇ、ごめんなさいぃぃ」
魅音が泣きそうな顔で、俺にやめるように懇願する。
それは、俺に対しての静止になるはずも無かった。
「いいや、許さないね。だって……魅音が綺麗だ」
その言葉を聞いた魅音は、みるみるうちに顔が赤くなった。
俺と、俺自身の意識は、がちがちに充血してしまった一点に集まってしまう。
脳が溶けそうだった。
もはや自分が、何のために魅音の胸を責めたてているのかもわからない。

「な、なぁ、魅音、いいか? 魅音んん!」
「ダメ、ダメだよ、それ、あふぅ! だって、私たちまだ……ちゅうがっ、あうぅ!」
俺のベルトで魅音の手は縛ってあるが、
魅音なら何の造作もなく抜け出せるほどの、甘い縛りだった。
それを、いままで解かなかったのに、
俺が魅音と一つになりたいという意思を表した途端、するすると魅音の手から抜け落ちていく。
ただの偶然かもしれないそれに、
俺は悲しみと憤りを感じていた。

なんで……これだけ俺は魅音が好きなのに。
これは、一方的な愛だった?
俺が触って魅音が感じてくれているのは、
やさしい魅音の嘘で……
本当は、俺のことなんか、どうだってよかったんだろう。
悔しかった。
涙が出た。
雫になって落ちるほどの涙だった。

「け、圭ちゃ…・・・ん?」
「そ、そうだよなぁ、魅音、お前は、俺のことが嫌いだったんだよなぁ!」
俺の内在する暴力性が、一気に加速した。
俺は魅音を思いっきり押し倒し

(全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
259名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:20:02 ID:9HoGhhs7
>>220を参考にがんばる
でもおれ文才ない
みんなきっと怒る
おれ困る
きっと泣いちゃう
260名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:22:47 ID:I97rgngj
>>258
ワッフルワッフルワッフルワッフルわっふ(ry
261名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:28:02 ID:IMsTHaB2
ワッフルワッフル!
262名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:01:12 ID:q0AdZ6Nd
ワッフルワッフル!!
ワッフルワッフル!!
ワッフルワッフル!!
263名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:11:13 ID:q0AdZ6Nd
>>259
ここの住人で投下された作品に怒るようなやつはいない!!文才なんて気にするな!!自分の書きたいように書くんだ!!

連投スマソ
264名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:28:25 ID:7NEm9WzK
風呂入ってる間にワッフルが三つもw
みんなのワッフルが一つになって、山を動かした!

(中略)
「圭ちゃんおっはよー!」
寝ぼけた頭に、魅音の馬鹿でかい声が響いた。
それと同時に、この夏の暑い日に涼しさを感じた。
特に股間あたり。

「う……ん? 魅音?」
俺は魅音を抱き寄せた。
「ちょ、ちょっと圭ちゃん! 何寝ぼけてんの! って、あ、うあ……これって……」
バランスが崩れた魅音は、俺の太ももあたりを触って、
すぐに飛びのいた。
「あ、あたし何にも見なかったから、は、早く起きてきてね、け、圭ちゃん」
「ん? あー、あ? ああ! 俺、何して……って、この臭いは……」
逆順で快感を思い出した。
俺……夢精した?
……魅音……うわっ! 魅音これ見たのか?
っていうか、勃ったまま、じゃない、この濡れたのとか、臭いとか……

居間の向こうの玄関から、レナの元気な声が聞こえてくる。
「魅ぃちゃんどうしたの? 圭一くんは?」
「は、はは、まだ、まだ寝てた!」
「魅ぃちゃん何それ? ドレッシング?」
「あ、そ、そうそう、ドレッシングドレッシング、私朝にサラダ食べててさ!」
「ちょっと魅ぃちゃん、そんな舐め取らなくても、私ハンカチ持ってたのに……」
「あは、あはは!」

ど、どうしよう……
まだおさまらないし、これ、絶対母さんにバレるよな……
とりあえず、このおさまらない疼きを沈めるため、
俺は必死になって夢での魅音との行為を思い出した。
現実の俺は、十五秒だった。

たった一つの冴えたワッフル ―完―
265名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:35:03 ID:C+XblFkZ
ワッフルワッフルワッフルワッフルワッフルワッフル


梨花と小此木って新ジャンル…?
266名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:38:14 ID:I97rgngj
>>264
素晴らしく程よく妄想を掻き立てさせてくれてGJ
舐め取る魅音ハァハァ(*´Д`)
267名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:43:52 ID:7NEm9WzK
>>259
ワッフルでもこういう風に褒めてくれるんだ!w
さぁ、手始めに悟史の日にオーソドックスなサトシオンでも……
268名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:46:53 ID:C+XblFkZ
>>264ワッフルするの遅れた…


最高です。圭一の舐めとる魅音お持ち帰り〜
269雨曝し編 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/03/05(月) 23:50:32 ID:J5mUvQLt
>>23の続きです 前置きがなくてえちまでたどり着けないorz
カサマツうpは見れなかった人もいたようなので普通に投下します
あとタイトルは雨曝しになりました 

大きく息を吸う。
さっきまで息をとめていたわけでもないのに 
少し涼しいこの空気が心地よかった
苛立ちで赤くなっていた顔が冷えていくのが分かる
それでもまだ顔は熱くて、魅音や詩音や悟史とか色々な感情が渦巻いている。
俺は魅音が好きだ
それを魅音に伝えた時 潤んだ瞳で私も、と言ってくれた
だからそれを疑うこともなく俺は信じてきた
でも……

ふと眼前の建物を見上げるとそこは自宅。
いつの間にと思いつつもドアノブに手をかける
がちゃり と施錠の感触
「あれ、親父達どっかいってんのか?」
ポケットの中を弄る。
鞄の中、ポケット全部を探るか鍵はいっこうに見つからない
「家に入れない?ちょっとやばいんじゃないか…」
雨も降りそうだしなぁ…と呟き空を仰ぐ
額に冷たいものがあたる

「雨…!」
270雨曝し編 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/03/05(月) 23:51:19 ID:J5mUvQLt
数秒空を見上げているとポツポツとしていた雨が激しくなっていく

「やべっ…」

家の前まで来て立ち往生なんてごめんだ
濡れるよりは学校かどこかで雨宿りさせてもらったほうがいいそう思い走り出す
そうだ 学校じゃなくても魅音のうちとか…。
でも今魅音のうちに居るのは詩音だ
さっきの意味深な言葉もあり なんだか会い難い気がした
雨の中を走るのは中々心地よく、びちゃびちゃと靴の中には水がたまったが特に気にならない
少し浮いた気持ちはパパーッと車のクラクションで現実に引き戻される

「やっぱり前原さんでしたね」
声のしたほうを振り返る にこりと車の中から微笑むのは…
「監督?」
「ほら、やっぱり前原さんですよ そんな隠れないで」
助手席に座っている人に監督は話しかける
「ちょっ…監督!やめてよ… 早く行かないと」
「魅音!?」
助手席から聞こえたのは確かに魅音の声 いや、詩音なのだろうか
「け、圭ちゃん…」
「魅音なのか!?今までなんで学校やすんでっ・・・!」
車に駆け寄り開いた窓越しに怒鳴りつける
「ほらほら前原さん落ち着いて 魅音さんとお話したいなら車へどうぞ、濡れますよ?」

じゃあ失礼します と呟いて後部座席のドアを開ける
助手席には魅音、運転席には監督 後部座席には・・・
毛布に身を包んだ誰かが座っていて、その隣に座ると肩に俺の頭を預けてきた。
眠っているようで 規則正しい呼吸音がする

「えっと・・・なんかすいません」
靴は未だぐちゅぐちゅと音をたてていたが、
後部座席を振り返る監督はそれを嫌がる素振りはなく出発しますよ と言った
271雨曝し編 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/03/05(月) 23:52:35 ID:J5mUvQLt
ざーー、とより強くなった雨の音。
見難い窓の外は後ろへと流れていく。
俺に頭を預ける人の方を見る
頭の大半は毛布で隠れているが、はみ出ている髪は色素が薄く車が揺れるたびサラサラとゆれた
次に助手席を盗み見ると角度的に魅音の顔は見えず、唇をかみ締めていることと
片腕をつねるように握っているのしかわからなかった

そういえばこれからどこへ行くんだ?

雨だからか、随分とゆっくりな監督の運転は眠気を誘った。
それでも窓の外を眺めると、少しだけ見覚えのある景色
・・・そうだ、梨花ちゃんちへの道
何度か神社へは行った レナや、魅音たちと。
そのときの魅音の笑い声が蘇り、また胸を締め付ける
がたん、とまた車が揺れる
もう寝てもいいかな・・・





ぺちぺち、と軽く頬をたたかれることで俺は目を覚ました
「あ、やっとおきた」
さっきまで隣で寝ていた人・・・俺と同世代ぐらいの少年が俺の頬を叩いていた
「むぅ・・・えっと 初めまして、だよね?僕は北条悟史 悟史でいいよ」
にっこりと微笑み・・・悟史は言った
初めて見る顔だ 雛見沢の人間じゃないのか?

いや ちょっとまった    さっきこいつはなんていった?
僕は北条悟史

悟史?




「悟史くんが帰ってきたんです」「お姉は悟史くんが好きなんです。」
詩音から聞いた話が思い出される

こいつが・・・



「むぅ…君は?名前。」
俺がよっぽど黙っていたからか悟史が申し訳なさそうに口を開いた
「圭一、 前原圭一」
272雨曝し編 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/03/05(月) 23:57:46 ID:J5mUvQLt
まるで聞き覚えのある、と言った様な風に悟史は俺と魅音の顔を見比べた。
「そっか!君が圭一かぁ 詩音からよく聞いて「悟史!」

魅音が怒鳴る
悟史はむぅ、と苦笑した

車がとまる。
「此処でいいですね」

監督が魅音にそう聞き「はい」と魅音が答えた

「では私達は少し行ってくるので待っていて下さい。車から出ないで下さいよ」

監督はバサリと傘を開き神社の石段を登っていく
魅音もその後に続いた。


「むぅ 置いてかれたね、僕ら」
「そ、そうだな」

普通の友達のように話しかける悟史
その間も詩音の言葉が頭の中で渦をまいていた。

「さ 悟史は」

疑問が言葉になる
聞きたくもないことが。
「詩音が すきなのか?」

違う 嫌い そうじゃないよ    
そう答えられたらどうなる?
それは悟史が魅音を好きかもしれないと、そういうこと…だ。
俺はどうする
どうにかできるのか…?

「え?どうしたの?   むぅ…答えるからその怖い目やめてくれよ」

よほど怖い目 をしていたのか緊張を和らげると悟史はまた笑った
「うん 好きだよ。詩音は。ずっと僕の力になってくれた」
照れ隠しか悟史は頬をかいた

「へえ… 仲いいんだな」
少し皮肉っぽくなってしまった。
「あはは 惚気っぽいかなー ふわ…」
悟史は大きな欠伸をしてから

こて、とまた肩に頭を預けてきた
「ごめん…眠いんだ ちょっと眠らして……」

ざー、と雨は降り続ける
今窓を開けたら雨が全部入ってくるのだろうか と考えながらまた魅音に思いを馳せる
273 ◆6Ij2A.Uqvo :2007/03/05(月) 23:58:44 ID:J5mUvQLt
ひぃ 一応ここまでです
魅音が全然出てこないorz
無駄に時間かかってごめんなさい
274名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 23:59:20 ID:I97rgngj
>>273

4Pが楽しみなのですよ
275名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:35:39 ID:XhlIb0Y9
乙なのです。
焦らし上手だなぁw
276名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:31:05 ID:RfmRTsvJ
みみみみ分補給のために、ソフガレアンソロ買ってきた。

三四萌えからの見所。

●「追憶写真」→シリアスみみみみ
P109の幼三四イラストの出来がいい。
ふりふりブラウス・ミニスカート・(絶対領域)・ニーソックス。
おじいちゃん、義孫になんつう萌え衣装を与えてるんだ。

●「無神経なあの人」→お色気ギャグみみみみ
風俗チックなナース服を強要される三四とか。
エンジェルモート服を強要される三四とか。
胸元に付いた白くてベタベタした物をしょんぼりフキフキしてる三四とか。
とりあえず3回読み返した。
277名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:32:57 ID:4pLQUgH1
皮の感触が、俺の腕を嫌というほど痛めつけた。
いや、肉体的な痛みはそれほどない。
ひどいのは、精神的な痛みだった。
もどかしさがこれほどまでつらいものだったとは、
こんなことをされるまで知る由もなかった。

「みー、改めて聞きます。圭一は祭具殿に入りましたか?」
「……入って……ません……」
そう言うと、また梨花ちゃんは俺の限界まで張り詰めた神経の塊をなでまわした。
その手は汚れないようにと手袋がされており、
そして俺を必要以上に痛めないようにと……ぬるぬるとした液体が塗られてあった。
おそらくそれは気遣いじゃない。
これも梨花ちゃんの尋問に必要なものなのだ。

「うぅ……」
俺は、自然と腰を動かす。
動かそうとするが、腰も完全に固定されていて、
満足に動かすことが出来ない。
ただ皮のベルトをきしきし言わせるだけだった。
「だめですよ、圭一。正直に言ったらもっと気持ちよくなるのです」
梨花ちゃんは、果てる寸前のところでいつも止める。
もう十分も責められ続けているせいか、
感覚が鈍くなっているのだろうか?
いや、それは、梨花ちゃんが調整しているのだろう。
俺のものは、実際には時間が経つごとに敏感になっている。
278名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:33:48 ID:4pLQUgH1
「圭一、かわいそかわいそなのです……そろそろ一度出させてあげるのですよ。
ただし、今から圭一は猫さんになるのです。みーみーなのです」
朦朧とした意識は、その意味をしっかりととらえることが出来なかった。
梨花ちゃんは、その小さな体で巧みに俺を縛り付けている皮のベルトを操作する。
革のベルトは一度天井の梁にかかっており、
俺はその天井から吊り下げられている格好だった。
ただ、俺の足は地面についてる。浮いているのは手だけだ。
梨花ちゃんは手のほうのベルトを地面に近づけ、
腰のベルトを浮かした。
猫のポーズ、というやつだろうか。
俺は尻を突き出す形になった。
「圭一は今から、みー、としか言っちゃだめなのです。それ以外のことを言ったらやめます」

梨花ちゃんが、俺の背中から股間に手を回す。
まるで、梨花ちゃんに犯されているかのような格好だ。
そして、梨花ちゃんはいままで撫でるだけだったのを、
しっかりと掴んで……皮を上下させる。
「うっ……うぅ……」
「やめるのです」
「え? り、梨花ちゃん?」
「みー、ですよ」
「み……みー」
「そうです、みー、なのです。にぱー☆」
梨花ちゃんは、今までから考えられないような速度で、
俺の、今日まで一度も剥いたことがなかった皮を、何度も何度も上下させた。
俺はこの責めをされる前、問答無用で何度も何度も無理やり射精させられたのだ。
この長い苦しみを、より味あわせるように
「み、みー、みっ……みー、みぃ」
「そうです、圭一は飲み込みが早いのです」
梨花ちゃんに尻を叩かれ、尻の穴に指を突っ込まれる。
突如、電撃のような
(全てを読むにはワッフルをボクに献上するのですよ。あぅあぅww)
279名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:50:32 ID:lobX46E1
ワッフルワッフル!!!
280名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:57:10 ID:0NXigtlS
ワッフル!!ワッフル!!
ワッフル!!ワッフル!!
ワッフル!!ワッフル!!
ワッフル!!ワッフル!!
281名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:21:27 ID:GQXs9u4o
理想の展開だ!
⊃ワッフル
282名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:23:06 ID:cnnxQY3J
ハバネロ!!ハバネロ!!
ハバネロ!!ハバネロ!!
ハバネロ!!ハバネロ!!
ハバネロ!!ハバネロ!!
283名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:35:28 ID:0rkR6AJO
>>282
あぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅぐげほっ!
284名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:44:14 ID:yoV9SpUa
>>283
は、羽入!
これはいかん――乳揉みマッサージが必要だ!!
285名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:48:39 ID:0rkR6AJO
>>284になら・・・揉まれてもいいのですよ・・・
286名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:53:21 ID:GQXs9u4o
人妻かつ母の乳か…
シュークリーム、ワッフル食べて甘い母乳を出すのだろうか…
さすが羽乳
287名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:01:50 ID:XNmg/vmA
「おいお前、ちゃんと抑えとけよ! へへへ…エロい角しやがって」
「ちょ、俺の分も残しといてくださいよ!」
「自分、ケツがいいっす。バケモノのケツ…想像しただけで勃ってきた、はは!」
      _, -―-、_
    //    \`ヽ
   /´ / /  l  ヽ丶 l_
   /{ i-‐'{   !`!‐--} ハi;;;ヽ
   |;ヽ、N'\/ソl丿ソ }l;;;;;|
   {;;;;| リ/// ////∠ノ.|;;;/  「あぅあぅあぅ、嫌なのですっやめるのですよ!
  (⌒),ゝ、 tっ__ .イ(⌒)イ    やめるのですよ! やめ……あぅ!」
   .l l,イl<。>´フヽl l |
   .ヽ_ノイ くへゝ イ_/._ノ l
   .J 八!  :|   :l /  八

「ひゃは、何感じてんだよバケモノ、よがってんじゃねえよ」
「あぅ! うぅ……」
「小此木さん、次、自分の番すから……」

 そんな雛見沢の夜に――ひぐらしの泣き声は、聞こえない。

                                 「角犯し編」終わり。
288名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:07:59 ID:Bsi2xVr9
>>276
アンソロ読んだのか。

全体的、それ以外のやつはどうだった?上のやつでストーリーはわかったが、感想が知りたい。
289名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:16:02 ID:by4rL16K
あぅあぅ、皆騙されたのですw
そのワッフルは全部邪神への供え物だったのですよ、あぅあぅwww
みんなのおかげで邪神が復活するのですww
偉大なるヤオハジメさまが復活するのですよ!w

※本作品には、バイセクシャルな表現やグロテスクな表現が含まれます。
冗談と捉えられない方は2レスほど飛ばすことをお勧めします。

突如、電撃のような衝撃を受け、俺の目は覚めた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ、はっ……!」
激痛だった。
次いで、どろりとした嫌な感触が、尻から足へと伝い落ちていく。
「はぁ……はぁ……はぁ……やっと、起きたね、圭一」
「……痛っ」
俺は、痛みに身をよじらせようとしたが、拘束されていてそれもままならないようだ。
さっきの、「夢」の中のように。
「圭一、その格好猫みたいだね?」
「み、みぃ」
「あはは、なんだいそれ? 梨花ちゃんの真似?」
「み、みぃ! みぃぃぃいい!」
俺は、大きくかぶりをふった。
悟史の股間からは、俺の1.5倍はありそうな巨大なものが、
そそり立っていたのだ。
「? どうしたの? ……あはは、そんなに僕のが気になる?
変だよね、圭一としたら、こんなになっちゃったんだよ、収まらない」
「みぃぃいいいい!!!」

俺の口の中に……
中に……
卵白だけをそのままぶちこまれたような感覚が広がる。
……ほら、あのチューブのりっていうのがあるだろ?
あれみたいな……味がして……生臭い臭いが……
「うぇえ、うぇ、けほっ、うえぇ!」
「ひどいなぁ、圭一。ちゃんと飲んでくれよ」

「俺が、俺が何をしたっていうんだよ? なぁ!」
理不尽だ。
あまりにも理不尽すぎる。
なんで、俺がこんな目に?
「知りたい?」
「あ、ああ」
悟史は、笑顔のまま言った。
「圭一が元凶だよ。覚えてる? 
魅音に本屋で見つかったとき、圭一……いったよね、参考書を買いに来たって。
あの時、圭一が男らしく本当のことを言ってくれてたなら、
全ては狂いださなかったのかもしれない」
「うそ……だろ?」
悟史の笑顔は、笑顔であったが、寂しそうだった。
「圭一は理解できなくて当然だよ。だって、ノーヒントなんだもん。正答率0%だよ。あはは」
「う、うぁあああああ!」
「さぁ、圭一、そろそろ再開するよ?」
悟史は、俺の背後へと回る。
俺は首さえ動かせないように拘束されていた。
「ああ、それで悟史がおさまるのなら」
「本当?」
「う、うそ、嘘だって、やめて、お願い!」

俺は、人生で四度目の失神を経験した。

290名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:16:34 ID:by4rL16K
白い天井が見える。
白いカーテンも見える。
白い……柵だろうか。
ベッドだった。
病院のベッド。
俺は、その上に居た。
傍らには、魅音とレナが心配そうに椅子に座っていた。
「け、圭ちゃん! レナ……皆! 圭ちゃんが起きたよ!」

入江監督がすぐに走ってきた。
「目が覚めましたか!」
「し、心配しましてよー!」
「みー、圭一が死んじゃったかと思ったのです」
「圭一くん……良かったぁ……」
皆、それぞれの言葉を俺に投げかけてくれた。

「俺は……一体?」
「圭ちゃん、私にちょっかい出そうとしたのかしらないけど、
乗ってた自転車のバランスが崩れて……そのまま、ダンプの前に……」
「その時にレナさんが思いっきり圭一さんを突き飛ばしましたのよ!」
「みぃ、レナが居なかったら今頃圭一はひき肉になってみんなのハンバーグの材料になってたのですよ」
確かに体が痛む。

「ごめんね、圭一くん……どこか、痛くない?」
「ああ、ちょっと……なんだその、し、尻が」
そう言ったとたん、レナは口をつぐんだ。
「あ、ご、ごめん、ちょっと下品だったか、あはは」
「ごめんね、私が突き飛ばしたとき、圭一くんおしりから落ちていたから」
「はは、そうだよな、俺、ヘンな夢見てたんだ、すっげぇリアルでさ、夢じゃないみたいな」

「夢だよ」

レナが、さっきまで笑顔だったレナが、
俺の目をじっと見つめていった。
「あ……う……そ、そういえば悟史は?」
そう言うと、レナはうつむいて、言った。
「言わなかったかな……圭一くん……悟史くんは、転校したの」
「え?」
時間と一緒に、俺の背筋が凍りついた。
「そ、そそ、そうだよ。圭ちゃん、悟史なんて名前、どこで聞いたの?」
「へ……あ、あはは」
「にーにーは、まだ帰ってきてませんのよ」
「みー、かわいそかわいそなのです」

俺は、梨花ちゃんに頭をさすられながら、
あらゆる疑問の答えを穴埋めしていった。
この世に完全に納得できることなんて無いのだ。
自分に、そう言い聞かせながら。

未知なる悟史を夢に求めて ―完―
291名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:19:09 ID:by4rL16K
スペシャルサンクス
>>60
>>61

梨圭をwktkした人ごめん。
オヤシロ様が念力で俺の指を動かしたんだ。
292名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:23:40 ID:DwR9QBpE
お前は>>278じゃないッ! 鬼だ!
293名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:23:58 ID:6CKHzMgP
ちょwwwwワロタwwwwwwww
邪神GJなのですよwいつも微妙に本編の台詞や流れを汲んでるのが良い
294名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:29:33 ID:XhlIb0Y9
最期にベッドの下から悟史が出てきて
「今度はダメー あはは(ry」
ってなんのかと思った。

そして盛大に笑わせてもらったよ、GJ!
295名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:46:08 ID:by4rL16K
>>292
じゃあ私が278じゃなかったら誰なわけ?
あまりのことに頭が変になっちゃった?

ごめんなさいへんになったのは私ですすみません。

表に出す予定の梨花ちゃま小説が出せなくて、
ついカッとなった。
もう梨花ちゃまのやつは大賞に出そう。
ネタを箇条書きしたら八個ぐらい出てきたし。
二次って一ネタで引っ張れるからいいねぇ。

その前に、一次創作を完成させなければいけないわけですが……
ちょっと書いたら速攻で感想をくれるここから離れられない。
296名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 23:57:44 ID:cnnxQY3J
>>295のIDがbyな件
297名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 00:41:52 ID:YLsRmdo8
無理矢理、小此木らに犯される鷹野三佐キボン
他の面子に比べ、鷹野エロが少なすぎて氏にそうorz
298名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:02:15 ID:ZJDgNHWn
というか今まで鷹野×圭一が無いのが不思議すぎて困る
299名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:06:00 ID:3lJDvZTl
>>291
GJ!

いまごろは、>>60-61も草場の陰で喜んでいることだろうw




>>288
残りの3作品には鷹野が出ないという致命的な欠陥が……というのは考慮に入れないとして。

全体的な印象は、鷹野メインの話が入ってる分、以前の出版物より部活メンバーの濃度が薄い。
部活メインの3作品のうち、2本は魅音がメインで優遇されてる感がある。
というか、レナ……表紙は飾ってるのに今回も脇役だな。不憫な子。

●「『姉』と『 』。」
魅音メイン。
入れ代わりに関する罪悪感とか、頭首の重圧とか、そのへんの掘り下げ。
部活メンバーとか詩音とか、みんな仲良しなんで、読んでる印象は悪くない。

●「頭首の誇りはノートとともに」
んー……なんか、こっちの魅音は好きになれなかった。
・刺青に対して「忌まわしい」だけで、詩音に対する負い目の表現なし(?)。
・レナに「圭一が好き」宣言。……するのはいいが、こちらも負い目の表現なし。
 というか、応援してくれてるのに「そういうとこ好きじゃない」って言ってる?
……ごめん、鷹野が出てるか確認の流し読みしただけで、正直、詳しく読み込んでない。
この話良かったと思った人、訂正・補足等よろしく。

●「W(ダブル)にーにーパラダイス」
性質上、若干の沙都子優遇がある感じがしなくもないが、扱いはだいたい均等。
梨花と羽入の扱いがちょっと小さめかな、くらい?
……あれ?
よく読んだら、この悟史と圭一、コスプレ三四よりもエロ描写すごくね?orz
最大の見所:ソウルブラザーズの4P
300名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:11:33 ID:wLJls/ms
>>296
その前に>>295がL16を発症してる件について


みみみみが解剖したくてウズウズしてますよ、きっと
301名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 01:18:28 ID:3lJDvZTl
鷹野エロ、欲しいよな。
保管庫にあるのって2本だけだっけ?
SSリスト(カプ別)に、「鷹野系」ができるように、俺たちも努力していこうぜ。
302名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 02:48:19 ID:KkR1mHiM
不覚にも萌えた

718 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] :2007/03/06(火) 23:55:46 ID:FG5aQdtz
>>709
ただ魅音結婚ネタはレナ孤立ネタの始まりだからなぁ

721 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] :2007/03/06(火) 23:58:01 ID:9GDlmYyB
>>718
そこで魅音公認の愛人レナの登場ですよ

943 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage] :2007/03/07(水) 02:33:45 ID:frWPGmWv
ところで>>721あたりの流れを見てたらいつの間にかこんなの書いてた。
むしろ澪尽しの人間関係ならこんな関係に発展するのもありじゃないかなぁ、とか
レナ信者はこれくらい妄想逞しくてもいいんじゃないかなぁ、とか
魅音信者の俺もこんな話が見てみたかったりしてなぁ、とか思いながら



気付けば、私は圭一くんと頻繁に交流を持つようになっていた。
部活が終わってから一緒に宝探ししたり、ときどきお家におじゃましたり……
その度に圭一くんは、面白い事を話してくれたり、ちょっと恥ずかしいことを言ったりして、私を楽しませてくれる。
圭一くんと一緒にいるのは楽しい。……ううん、楽しいとか、そういうのじゃなくて…
あはは。魅ぃちゃんは高校に行ってて忙しいのに……それってまるで………はぅ……
そう考えかけてから、私ははっとして別の事で私の頭を埋め尽くそうとする。
………駄目だよね。圭一くんには魅ぃちゃんがいる。
魅ぃちゃんが興宮の高校に通うようになってからは前ほどは会わなくなったけど……、休日にみんなで集まって部活をするときの魅ぃちゃんは、とても生き生きしてる。
特に、圭一くんと話すときの魅ぃちゃんは、未だに素直じゃないけど、それでもとっても幸せそうで……
でも……、そんな幸せがほんの一瞬にして崩れ去ってしまう事があることを、私は知っている。
あの時の、それこそぼろぼろに崩れてしまいそうなほどちっぽけに見えたお父さんの背中を……今でもはっきりと思い出せる。
あの時のお父さんみたいな人を増やしてはいけない。
ましてや、私がその引き金になってしまうなんてことは……
「どうしたレナ? さっきからボーっとして」
「え? あ……、あはははは! もうすぐドルナドくん人形が手に入るんだって思ったら、なんだかはぅ〜ってなっちゃって」
それなのに。
「はは! レナは本当にかぁいいものに目がないな! レナにそんな風に思ってもらえるドルナドくんは幸せ者だな! 羨ましいぞ、このこのぉ!」
こみあげてくるこの感情は何なんだろう。
「はぅ…、それってどういう意味かな……かな……」
……ううん。それが何であるのか…きっと私は分かってる。
それが駄目なことだってことは分かってるのに。


そんな事を考えちゃ………駄目だって分かってるのに。



で、この後普通に三角関係ラブコメるなり狂気が目覚めるなり寝取り寝取られるなり
誰か書かないかなぁ……
303名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 08:26:44 ID:so7rek9g
>>302
俺が書くと

レ「……魅ぃちゃん、上と下とどっちが欲しいのかな……かな?」
魅「おじさんは……オプションたくさんで同時攻撃よりもメイン溜め撃ちが好きだから……下、だね」
レ「じゃあ、レナは上……だね」
レ魅「………………」
鷹「あらあらレナちゃん、ここにいたの? ちょっとこのスクラップ帳を見て欲しいんだけど……」
詩「あ、お姉ここにいたんですか。悟史くんのことで一寸聞きたいことが……」
レ魅「…………(振り向く)」
鷹「あ、いや、その、私たちは……」
詩「そそ、そうなんですよ。なんか今日はいい天気だなあって、あは、あはは……」

(詩音&鷹野、逃げるように立ち去る)

レ「……圭一くんのご両親は三日後まで仕事で帰らないんだよ」
魅「仕方ないよねぇ……」
レ「圭一くんがハッキリしてくれないのが悪いんだもんねぇ……」魅「立派な……」
レ「大義名分、だね……」
レ魅「ふ、ふふふ……ふふふふふふふふふ……!」

なもんにしかならねぇorz
304名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 09:41:58 ID:xHS/7LeQ
にゃーにゃーでねこねこでパコンパコンなのです。
305名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 10:29:31 ID:7Z72DoKU
>鷹野ネタ
梨花ちゃま解体中、臓物を手に陶酔の鷹野。
おもむろに服を脱ぎ、血を塗り付け臓物を巻きつけ妖しく微笑む。
そのおぞましくも扇情的な姿に見とれる山狗に、
「一緒にこの素晴らしい夜を楽しみましょう」と誘いをかける…。

こんなのしか浮かばないorz
作戦中にそんな時間はないだろうと小一時間。そして梨花ちゃま好きの人ごめん。
306名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 10:36:53 ID:7Z72DoKU
祭編またはCS版後の設定で、少女退行した鷹野。
前に抱いた時と違う初々しい反応に興奮の富竹…。
たかのんはSMどっちもいけるからいいなあ(*´Д`)=з
307名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 14:24:17 ID:5+EvOPhZ
詩音「私、嬉しくない!」
悟史「むぅ…」
詩音「これからずっと悟史君と遊ばない!
悟史「むぅ、むぅ…」
詩音「悟史君なんか、だーいっきらい!」

葛西「…」
(だまってハンバーグをひとつ増やす)

悟史と詩音はこんな再会を果たすのだろうと思っていた時期が僕にもありました
308名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 15:00:55 ID:DDfylwFN
それなんてドラえもん七巻
309名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:08:07 ID:XsVy20uR
>>307
あ、やばい。ちょっと萌えた
310飴渡し編(悟史×詩音):2007/03/07(水) 21:26:26 ID:NVynMghj
それは、存在しない世界。
或いは、存在しても書き留められる事のなかった世界。
それは穏やかで、ルールは閉じ込めれていて、だから何も起こらなくて、誰も涙を流さない世界。


「悟史君、ホワイトデーって知ってますか?」
「何だいそれ」
「何年か前から出来たらしいですよ、バレンタインデーの対になる日」
「対…?」
「バレンタインデーに女の子がチョコをあげるでしょう?そのお返しを一ヵ月後の3月14日に男の子があげるんです」
「へぇ、じゃあ僕が詩音に何かあげるんだね」
「そうなんです。期待してますよー?」
「ええっ! そ、そうだなあ…むぅ…」
 本気にして眉を顰める悟史君が愛おしい。
「うそうそ、あんまり気負わないでください。一緒にいられるだけで嬉しいんですから」
「むぅ…」
 先月のバレンタインデーに私は悟史君に輸入物のチョコレートをあげた。
 私のお小遣いはそんなに多くはないから、6粒入りのそれでも大奮発だった。
「あのチョコ、美味しかったですか?」
「美味しかったよ!中がとろーっとしてた…」
 幾つかは沙都子の口に入ったのかなと苦々しい邪推をしたが、その無邪気に細められた目を見ていると
悟史君が私のプレゼントに喜んでくれた事を純粋に喜ぶ余裕が生まれてきた。
 悟史君の唇が好きだ。ピンク色で女の子みたいにぷるんとしていて、笑うとぴんと張る。
「詩音は何がほしい?」
 一瞬思いを巡らす。
 可愛い人形? ふわふわのぬいぐるみ? ちらちら光るアクセサリー? 抱えきれない程の花束?
「だーから、何にもいらないんです。悟史君と一緒にいられれば良いんです。」
 私には予感があった。いや、記憶と言った方が正しいかも知れない。
 悟史君が私に笑いかけてくれなくなる記憶。私の頭を撫でてくれなくなる記憶。
 だからその言葉は真実だった。
 悟史君は、むぅ、と呟いてまた喫茶店の大きな窓の外に目をやる。
311飴渡し編(悟史×詩音):2007/03/07(水) 21:27:28 ID:NVynMghj
「お姉だけですって、そんなのお願いするの」
「そっかなー? 普通なんじゃないの、若い二人だったら…」
 電話の向こうのお姉はうひゃひゃひゃと少し下品に笑った。わざと。
「でもさ、何かくれっつったって欲しいモノってそれ以外ないんだよねー」
 溜息を吐きながら圭ちゃんを少しだけ不憫に思う。
「お姉はガンガン押せるタイプじゃないと思ってましたが」
「そりゃ園崎家次期投手、此処一番には押さなきゃねえ」
 この年頃の女の子のお喋りは取り留めなく続く。殊それが恋人の事ともなれば尚更だ。
「ま、とにかく詩音も私みたいに押してみるこったねー!」
「はいはい、参考にさせていただきます」
 いつものように挨拶して受話器を置く。

 葛西が用意してくれた食事をつつきながらも悟史君にどう言おうか悩んでいた。
 気のない様子で切ったハンバーグを転がす私を葛西が心配そうに覗き込んでいる。
 私の不安を消す方法。叔母の所に厄介になっている悟史君の負担にならない私へのプレゼント。
「一緒にいるだけ」と呟いてみる。限りなく正答に近い回答だと確信する。
 ご飯をよそっていた葛西が怪訝そうに私の方を振り返るので、私はにっこり笑って、
このハンバーグ美味しい! と言ってあげる。
312飴渡し編(悟史×詩音):2007/03/07(水) 21:28:25 ID:NVynMghj
「私ね、悟史君がいいです」
「…ふぇ?」
「だから、ホワイトデー。悟史君がいい」
 悟史君の目はよくわからないと言っている。これ以上直接的に言いたくない。
「あと一週間しかないでしょう? 私からのリクエストです。」
「う…うん…」
 悟史君のシャツの袖を軽くつまんで、少しだけ手を触れさせる。
 色とりどりのショーウィンドウを眺めるふりをして、私は鏡越しの悟史君の顔を見る。
 ぽんやりと視線の定まらない顔。半歩後ろを歩く私から見える悟史君の耳は赤かった。
 その赤さがたまらなく愛おしくて、指先を悟史君の手の平に回してみる。
 包んでくれた悟史君の手はとても温かかった。

「じゃあ、また」
「はい」
 悟史君の自転車のブレーキが軋んだ。
「次はいつかな」
「一週間後に」
「…むぅ、遠いなあ」
「私も早く会いたいです」
「……むぅ。僕も。」
「きっと一週間なんてすぐですよ。じゃあ」
「詩音、またね。」
 自転車に腰を入れてこぎ始める悟史君を見送る。
 夕日が照って悟史君のシャツを染めていた。
 悟史君が毎日雛見沢に帰らなくて済むようになればいいのに。
 そうしたら夕暮れが大好きになるのに。
313*飴渡し編(悟史×詩音):2007/03/07(水) 21:32:53 ID:NVynMghj
>>220参照悟史の日にエロ部分含めて後半戦を書かせて頂きたいと思っております。
魅レナの日なのにからけも読まずに失礼致しました(・3・)ノ
314名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 21:50:06 ID:evLOW/de
>>313待ってます!
315名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 21:56:50 ID:wLJls/ms
>>313
>>220だけど、書いてもらえてウレシス
悟史の日まで待ちまくるわ
316名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:03:24 ID:NVynMghj
魅レナって事で

「すっご…トロトロになってるよ?どうして?」
「ふぁぁあん…魅ぃちゃんやめて、お願いやめてええ」
「だーめ。入れちゃうから。」
「やだぁぁああああ」
「大丈夫大丈夫、痛くしないから。一本…」
「やっやっやぁあん、やだぁ、やだぁあ!」
「もう一本いけるかな…力抜いて…ほら、入ってく」
「ひぃっ、やめ…魅…ちゃ…」
「レナのここ、すごい音たててるよ?聞こえる?」
「んんんんっ!!指、指抜動かさないでえっ!」
「じゃあ動かさないでてあげる。けど今度はこっち」
「ひゃあああああ!!あんっ!あっあっあっ!!」
「レナ、どんな感じ?」
「腰がぁ…びりびり…するっのっああああん!!」
「へえ、私が親指でくにくにするだけでこんなになるんだー」
「魅ぃちゃん!魅ぃちゃぁん…」
「うるさいなぁ…口ふさいじゃうよ」
「んむっ!ん…あふ…んむぅ」
「ぷは…んん…レナの舌ちっちゃいね…」

省略されました。続きを読むには嘘だ!嘘だ!と書き込んでください
317名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:08:23 ID:XWnfDHme
嘘だっ! 嘘だっ!
318名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:11:24 ID:6p1BRuOw
嘘だっ! 嘘だっ! 嘘だっ! 嘘だっ! 嘘だっ! 嘘だっ!
319名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:12:13 ID:pDO+skdu
ハッ!
どうせまたヤオハジメ様みたいなのが復活するに違いない!
ここは、本当だ!本当だ!だろ
320名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:17:25 ID:7yPq+V4w
俺は、教室の椅子に座らされていた。
座っているのではなくて、
座らされている。
拘束するものは何も無いというのに、
まるでその椅子に縛り付けられたようだった。
レナが、わざと靴の音を響かせて俺の前から、背後のほうへと歩いていく。
俺はそれを首で追うことも出来ず、ただ両手を膝の上に置き、
うつむいていた。

「圭一くん、もう一度聞くね? 私の体操服、盗んだよね?」
後ろから、レナが言った。
「盗んでない……」
「本当?」
「本当……だよ……」
レナが、すぐに背後までやってくる。
耳元で、ごくごく静かに囁いた。

「嘘だ」
背中に、ぞくりと戦慄が走る。
「圭一くん、女の子の体操服なんてどうするのかな? かな?」
レナが、俺の背中に覆いかぶさるように、
俺の首に腕を回してきた。
その腕は、力なく俺の胸あたりにぶらさがっている。

「もう一度聞くよ? 圭一くん? お・ん・な・の・こ・の・た・い・そ・う・ふ・くなんて、どうするのかな?」
「だから、盗んで無いって……」
「じゃあ、何でレナの体操服だけじゃなくて、沙都子ちゃんのや梨花ちゃんのも無いのかな?」
「し、知らないよ……」
はっきりと、胸を張っていえない。
信じてた、いや、信じてる。
信じているのは、認めたくないから。
俺は朦朧とした意識の中、みんなの体操服の臭いをかいでいた。
そう、俺の意識がはっきりしたときには、すでに体操服がそこにあって、
俺は犯罪めいたことをしていたのだ。

「あれれ? 何か思い出したのかな?」
レナの息が、喋るたびに耳にかかる。
「なんで……前かがみになったのかな? 前原圭一ッ!」
レナが、急に椅子の足を蹴った。
ずずっ、と俺の体ごと、椅子が少し動く。
俺は、恐怖に震えた。

「もう一度聞くよ?」
レナは、俺のカッターシャツのボタンを
(続きが読みたかったら、レナにおねだりしてごらん?)
321名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:18:30 ID:7yPq+V4w
うわっ、模倣犯が現れるとは!
予想はしてましたが、もう現れるとは思わなかったw
322名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:22:04 ID:jPSJUqw8
>>320
は、はひぃいぃぃ!レナ様ぁ…
323名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:28:07 ID:ee8R6fkE
わっふる わっふる
324名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:29:06 ID:TkBRRjtx
嘘だっ! 本当だ! レナ様!なんだか大変な事になってます!
325名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:30:11 ID:xNEciL9G
攻めと受けのレナが同時に来るとは素晴らしい・・・
嘘だッ!!レナ様〜〜
326名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:41:42 ID:NVynMghj
ふたなり神が降臨しました

>>316
「やぁだあ…魅ぃちゃん…もうやめよう、ね?」
「じゃあ、レナが私の事も気持ちよくしてくれたら終わりにしてあげるよ」
「え…う、うん…どうすればいいの?」
「触って…そう、下着下ろして」
「っ!!? 魅ぃちゃん、これっ!?」
「レナにだけ教えてあげるね、私、こんなの生えてるの」
「女の子なのに…それに、凄く硬い…」
「男のと同じだよ、圭ちゃんのともね。」
「おんなじ…はぅ…」
「優しく握って、上下にしごいて…」
「こう?魅ぃちゃん、気持ちいい?」
「レナの手柔らかい、気持ちいいよ。上手」
「ぴくぴくしてる…」
「うん、もういいよ」
「へっ?」
「レナに入れるよ、仰向けになって」
「え、魅ぃちゃ…はぁっ!あ、あ、あああん!!」
「っく…は、きっつ…い…」
「ひぁあ、おっきいの、やだぁ大きいい」
「もちょっと…もう少しだから、根元まで…」
「んんんんー!奥、奥だよぉっ」
「はあ、気持ちいいよレナ、中で擦れてる」
「あ、あ、あ、あ、魅ぃちゃん何か変!変になっちゃうう!!!」
「出るッ…レナ、レナ、イクよっ」
「はぁあん!!ああん!あっ!!溢れちゃうよっ!!」
327名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:59:16 ID:DDfylwFN
NVynMghjは今日から俺の神
328夏の終わりの話(梨沙):2007/03/07(水) 23:45:07 ID:ovbw7d9e
初めて書いたSSなんですが、ちょと長くなりそうですけどお付き合い頂ければなと思います。

鷹野の企みを打ち破って平穏な日々を送れる、と毎朝目が覚めるたびに心が躍った。
そして早起きした方が競って破る日めくりカレンダーで日にちを見るのが毎日楽しみだった。
毎日が笑って過ごせて、隣には沙都子がいて。本当に幸せだった。

だが、いつからだっただろうか。
沙都子が私に目を合わさなくなったのは。
沙都子が私に触れなくなったのは。
沙都子が私から離れていったのは。
沙都子が家に帰るなりすぐ出かけるようになったのは――

帰宅してものの数分で私服に着替えた沙都子は私が部屋の換気を行っている隙に出かけようとしていた。

「沙都子?」
「何ですの、梨花…私急いでいるんですのよ」

少し気まずそうな表情をしながら振り返る。

「…どこかに出かけるのですか?」
「え、ええ!裏山にいって以前仕掛けたトラップの確認をしに―」

確か昨日も似たような事を言っていた。
ああ確か診療所に仕掛けたトラップを確認するって言ってたんだっけ…。昨日はなんで断られたんだっけ、そうそう私が夕食当番だったから。

「ならボクも一緒に行きますです」
「いっ…いえ!梨花には危険ですし私一人で行きますからっ」
「でも沙都子、今日の夕食当番は沙都子です。
だからボクは沙都子が帰って来ないと飢え死にしてしまうのです。」
「ええ、ですからトラップを確認してから買い物にいくつもりでしたのよ?」

この反応は予想の内だった。だから私は昨日のうちにあらかじめ食材を買っていた。
329夏の終わりの話(梨沙):2007/03/07(水) 23:46:16 ID:ovbw7d9e
>>328
「買い物は昨日済ませておいたのです。今日は何も買わなくてもいいのです、にぱ〜☆」
「そ、そうでしたわね……あ、あぁ!私詩音さんに―」
「沙都子」
「なっ、なんですの?」
「…みー、どうしてそんなにボクから逃げるのですか?」
「逃げてなんていませんわよっ!」
「逃げているのです」
「逃げてませんわっ!」
「みー…沙都子はボクのこと嫌いなのですか?」
「はっ!?な、何を言ってるんですの梨花!?」
「沙都子はボクと目を合わせてくれないのです…」

―はっ、と息を呑む音がしたと同時に目が泳ぎ始めた。

「そそ、そんなことないですわ!梨花の気にしすぎなんですのよ!」
「…みぃ、沙都子。嘘は良くないのです」
「嘘なんて言ってませんわ、何なんですの梨花さっきから―」
「ボクは沙都子の親友です。だから沙都子がいつもと違うことくらい分かります」
「…っ」

俯き口を紡ぐ沙都子。

(―ねえ沙都子、どうして目を合わせてくれないの?)

「何か悩んでることがあるのですか?」
「…」

(―私にも言えない事なの?)

「みー…何か沙都子を傷つけることをしてしまってましたか?」
「いえ」
「ではどうして?沙都子はボクからいつも逃げようとするのですか?」
「…親友でも、いえ親友だからこそ…知らなくてもいいことだってあるんですわ」
「みぃ?どういう意味なのです?」

その問いかけに返事はなく、もういう事はないとばかりに踵を返し裏山へ向かおうとした。

「沙都子っ!」
「…梨花を飢え死にさせないように、ちゃんと帰ってきますから」

私の呼びかけに顔だけ振り返ってみせ、そう言うと走り出した。
段々と小さくなっていく親友の後姿を見て、何に悩んでいるのか
分からないことの悔しさと悲しさと切なさが一杯になって涙が溢れた。

330名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:56:21 ID:Mt6obWxf
つまんねー
もっと文章力磨いて出直して来い
331名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:07:59 ID:n9GkbTxg
…終わり?長いって最初に言ってたから5〜10レスくらいあるもんだと…
それともちょっとじゃなくて「ちょと」だから2レス程度なのか…

礼の賽殺しの時に思ったんだけど、梨花は誰よりも沙都子に見離されるのが一番辛いんだろうな。
ともあれGJ。シリアスもの好きです。個人的には続いて欲しいな。待ってます。
332329:2007/03/08(木) 00:09:55 ID:6inyOcPI
ああすみません、まだ途中だったんです。
まとめてから一気に投下させていただきます。
失礼しました!!
333名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:18:23 ID:n9GkbTxg
wktk
334名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:22:35 ID:AOSrCCjO
>>332
今後の成長に期待している。
新人さん歓迎ですよん。
335名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:24:11 ID:qdNoB3/y
執筆に二時間ぐらいかかったのですww

>>323
何か変なのが混じってるのですww
でもおいしく頂くのです、あぅあぅww
ボクが出て不安ですか?
安心するのです、昨日みたいにL16でkになってないのですww
たまには普通に書いてみるのですよ

レナは、俺のカッターシャツのボタンを一つ一つ、上からはずしていった。
「レ、レナ?」
最後のボタンをはずしたときに、やっと俺は喋ることを許される。
いや、本当なら、いつでも喋ってよかったのだ。
「なぁに? 圭一くん?」
「な、何やって……」
「圭一くんこそ、何やってるの? 腰が引けてるよ?」
バレた……
俺の股間は、何かを期待するように起立を開始していた。

「あ、う……それは……その……」
「いいよ、圭一くん」
「え?」
レナは、くるりと俺の前に姿を現した。
まるで、俺を馬鹿にするように、だ。
「これでしなよ」
レナは、自分のスカートをたくし上げ、
するすると赤いブルマを脱ぎだした。
そして、それを俺の膝の上に置く。

「脱ぎたて。これでしたら?」
「な、何を?」
「さぁ、わかんないな」
レナは、わざとらしくそっぽを向き、
教室の反対側へと歩き出した。
俺の膝の上には、俺の手に少しかかるように、ブルマがある。
その下着にも似た熱い布地からは、レナの体温が感じられた。
ずっと履いていたようだ。

336名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:25:19 ID:qdNoB3/y
「今日ね、体育があったでしょ? あれからずっと履いてたんだよ? だよ?」
レナは、教室を歩き回りながら、俺を挑発する。
俺の意思とは無関係に、ノドがなった。
「ね? 圭一くん? どう?」
「ど……どうって?」
レナが、そのまま無言で俺のほうにゆっくりと歩いてくる。
ぱつ、ぱつ、ぱつと、上履きの靴音を立てながら。

「するの? しないの? 前原圭一?」
レナの指が、俺の唇に軽く触れた。
「ほお擦りしたっていいよ。 においを嗅いだっていい。
それを使って……棒にからめてもいいよ」
「な、何だよ……棒……って」
俺は、何を意味するのか知っていてレナに聞いた。
きっとレナは、俺の早とちりを狙っているのだ。
クールになれ、前原圭一。
ここをどうにかして乗り切るんだ。
体操服は元の場所に戻しただろ?
レナだって……本当にその瞬間を見たって確証は無いんだ。

「しらじらしいよ、圭一くん。こんなに大きな家が建ってるのに。
蚊帳の外に居るつもり?」
レナが俺の一点を見つめる。
俺の、ボーイスカウトがせっせと建てたテントを。
「ほら、仲間なんでしょ? 手本を見せてあげたら?
魅ぃちゃんはダメなんだって。意気地が無いから」

レナが、突然ロッカーを蹴った。
中から、ひっ、と声が聞こえる。
それを確認すると、レナはロッカーを開けた。
「み、魅音?」
「ひっく、っく、け、圭ちゃ……ごめっ、ひっく……」
魅音は、俺の体操服のズボンを握りしめていた。
腕が自分の胸元に来るように、甘くしばられていた。
足首の辺りも同様だった。

337名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:26:16 ID:qdNoB3/y
「魅ぃちゃんはね……圭一くんの体操服のズボン、
最初は届けようって思ったんだろうね?
実際はどこに届けたの?
魅ぃちゃん?」
「……っく、お、おじさんの、かばん、の……中です……ひっく」
魅音は顔をくしゃくしゃにしていたが、
涙をぬぐおうと思っても、手が自由になっていない。
あれぐらいの縄抜けなら、魅音ならなんとかしそうだが、
恐怖で満足に体が動かないのだろう。

「おじさん? へぇ、魅ぃちゃん男なんだぁ?」
「女……です、っく……わたし、わたしです、
私のかばんのなかに圭ちゃんごめんなさい
圭ちゃんごめんなさい……ひっく、ひっく」
魅音は何度も何度も、
圭ちゃんごめんなさいという言葉を続ける。
「だってさ? 圭一くん」
レナは、本当に面白いものを見るかのように笑った。
そこには哀れみや怒りなんてものは、
一切感じなかった。
ただ、愉快だと、その笑顔は言っていた。

「変態同士交尾でもさせよっか?
どんな変態の子供が生まれるかなぁ?」
「そ、それだけは、それだけはやめてぇっ!
やめてくださいぃ!」
レナは、俺の方から離れ、魅音の方へと俺にやったのと同じように、
歩いていった。

338名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:26:52 ID:qdNoB3/y
「やめて、とか言いながら喜んでんじゃないの?
ねぇ? 来年のことを話すと鬼が笑うっていうけど、
魅ぃちゃんは笑ってくれるかなぁ?
今から十ヶ月だと、来年ってわけにもいかないけどね」
レナは、魅音の前にしゃがみ、
俺のほうへ向きなおした。

「ねぇ? 圭一くん、女の子のここ、見たことある?
見せてあげよっか?」
「やめてぇ、やめてぇ、レナ、レナ様ぁ、それだけはやめてくださぃ、
圭ちゃん見ないでぇえ、うぇえっく、助けてぇ圭ちゃん、うえええ」
すでに、魅音の下着に手をかけられているのだろう。
魅音が、じたばたともがき、おおきくかぶりを振った

「レナ……いい加減にしろよ……俺たちは、仲間だろ?」
「いい加減にするのはどっちかなぁ?」
レナの顔が、大きく歪んで見える。
「レナ、認めるよ。俺は罪を認める。
俺は、沙都子と梨花ちゃんの体操着のにおいを……嗅ごうと手に取った。
でも、俺は止めたんだ。
たしかに芽生えた。
でも、草になっちゃいない、木に育っちゃ居ない!」
「レナしーらない。圭一くんの話なんか聞いてあげないよーだ。
だって、変態の話聞いてたら気がおかしくなっちゃうもん」
339名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:27:51 ID:qdNoB3/y
レナは、俺の口先を評価していた。
だからこそ、レナは耳を閉ざそうとするのだ。
これは、俺が唯一持つことが許された武器。
唯一にして、最強だ。
「レナ、聞いてくれ、いや、聞かなくていい。
そのままでもいいんだ。
レナ、俺は、自分でも仕方が無いくらいに男だったんだよ。
今こんな状況でも、なんだ、その、勃起してる。
仕方が無いとは言わないさ。
だって、俺は仲間だなんだとか言いつつも、
そういう目で見てたんだからな」

レナは、聞いてくれていた。
耳をふさいではいない。
魅音はただ、泣きじゃくっている。
「最初の体操服は……レナだった。
レナの体操服だった。
レナのにおいがするって、なぜか思ったときには、
俺の手に体操服があった。
ふらふらと、みんなのをかいで回った。
その時に皆が入ってきて……俺は、うろたえた。
悟史のロッカーに隠した……」
「ほぅら、そこが圭一くんの狡猾なところだよ!
悟史くんのロッカーなんて、普段だれも開けないもんね?」

「そうだよ。俺は狡猾だ。
暴力を振るうときでさえ、自分が確実に勝てるときにしかできやしねぇ。
でもよ、レナ……
俺がレナのを最初に選んだのは……」
「知ってるよ、レナが好きだった、とかいうんでしょ?
あっはっは、レナもね、好きだったよ。
昔の圭一くんはね!
格好よかった!
後ろ暗いところもぜんぶぜんぶ見せてくれた!
いっつも最高の友達で、私に無いものを全部持ってて!
それが、何? 酷い裏切りだよ!
私にとって圭一くんはあこがれでした!
ほら、どう? うれしいの? うれしいの?
ねぇ? うれしいの?」
レナは、泣いていた。
340名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:28:24 ID:qdNoB3/y
「レナ、魅音、聞いてくれ。
俺は、レナも魅音も好きだ。
沙都子や梨花ちゃんも好きだ。
でも、レナは特別だったんだ。」
「けぃ……ちゃ……ん……」
「あっはっは、聞いた聞いた?
ねぇ、魅ぃちゃん、魅ぃちゃんのこと嫌いなんだってぇ?」
「でもなァッ! 今のレナは反吐が出るほど嫌いだぜッ!
なんだよ今のレナは!
俺の好きなレナは、相手思いのレナだッ!
自分がされて嫌なことは、絶対に、死んだってしない、
絶対の絶対の絶対の絶対に高潔で、
気高いレナだッ!」
「だったら何? 魅ぃちゃんに乗り換えるわけ?
私が理想の人間じゃなかったから?
あっはっは」

「レナも、そうだよな?
俺が理想の人間じゃなかったから、
俺が嫌いになった」
レナは、何も言わなかった。
「レナ、なんでそんなに生き急ぐんだよ?
俺たち、まだ二十年も生きてねぇんだぜ?
今の何倍俺たちは生きるんだ?」
「私は……もう死にたいよ。
こんなことだって、したく無かったよ」
「じゃあ、やめよう?」

レナは、首を横に振った。
「ううん、ダメだよ」
説得に失敗……した?
「あぅっ! け、けいちゃ! こっちむかなぃでぇぇぇっ! ダメ、ダメ、ダメェ!」
魅音の下着が、こちらに向かって飛んできた。
レナが、魅音の下着を剥いたのだ。
さらに、魅音をどうにかしようとして、
ロッカーをがたがたと言わせた。
「ダメぇ……だめぇ……っく……だめ、ひっく、だめぇ……」
涙混じりに、魅音はだめだめと言っている。
「ほら、圭一くんの好きなM字開脚だよ。
圭一くんのよく読む雑誌に載ってるやつだよ」
くすくすとレナが笑う。
俺は、そっちのほうを見れないでいた。
341名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:28:56 ID:qdNoB3/y
「あれぇ? 魅ぃちゃん、これ何?
この液体。何かこぼしたの?
もしかして……アレ?」
「ひっく、言わないで、言わないで……ひっく」
魅音の声から、力はすでに感じなくなっていた。
「ほら、圭一くん。交尾しないの? 交尾」
レナの歩いてくる音が聞こえる。

「オラッ! 聞いてんの? 前原圭一ッ!」
レナが、今度は椅子を後ろから思いっきり蹴飛ばした。
俺は、椅子から落ちて前に手をつく。
とっさに顔を上げようとしたが、
魅音の方を向くまいと、なんとか踏ん張った。

「ほらほら、前に進んで」
ぐりぐりと、俺の尻を踏みにじる。
その力が、次第に強くなっていった。
「おら、進め、進め」
蹴りが入る。
俺は……半分自分の意思で前に進んでいった。

「魅お……ごめっ!」
俺は、魅音の方を向いた。
すぐそばには、魅音の姿があった。
魅音自身が、目の前に居た。
その両手はロッカーの上の棚から吊り下げられ、
両足は机に縛られていた。
動かそうと思えば動くぐらいの重量なのに、
魅音はそのままだった。

魅音のぴったりと閉じた部分は、
薄く濡れていた。
毛の奥には、見たことも無い器官があった。
保健体育の教科書からは想像も出来ない、
波打つ皮のふちのようなものが。
「ほら、舐めてあげなさい?」
342名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:30:02 ID:qdNoB3/y
レナが、俺の頭をつかんで、ぐいと前に押しやった。
「んむっ!」
俺の唇が、魅音に触れる。
「ひゃぅっ!」
がくがくと、魅音は震えた。
「あっはっはっ! 魅ぃちゃん早すぎぃ!
もういっちゃったの?」
魅音は顔を上気させ、肩で息をする。
目はまっすぐを向いておらず、
虚空を見つめていた。
だめ、だめと小さい声が、口から漏れる。

「さっ、圭一くん? 魅ぃちゃんのはじめてと圭一くんのはじめて、
一緒に済ましちゃおう?」
「……うん」
俺の頭も呆けていて、すでに抗う意思など持ち合わせていなかった。
「魅音、いっていいか?」
魅音は、何も言わず……頷いた。

「ほら、ここに入れるんだよ?」
レナが、俺の露出したものにさわる。
そして、それを誘導するように、俺の腰を押した。
ぬるぬるとしたものが、先端に触れる。
「圭一くんの包茎チン*が魅ぃちゃんの洗ってないマン*に入っていくよ?
ほら、ずぶずぶずぶぅ……」
かつて無い快感に、俺の身は震えた。
先端から、中辺りまでに入ったところで、
俺は腰がひけてしまった。
「ほらっ!」
レナが、一気に押した。
ぴちっ、っと何かを突き破るような感覚がして、
魅音が震えた。
いたい、と少し聞こえた。

「おめでとー魅ぃちゃん」
レナは、いつの間にかロッカーからはさみを取り出していた。
「さぁ、圭一くん動いて?」
俺は、レナに言われなくても、体を動かしていた。
「あぅっ!」
思わず声が出てしまう。
それにあわせて、魅音も力なく何かを言った。
血管が脈打つ感覚。
「圭一くん、たった二回往復しただけでいっちゃったよ、
あははは、さぁ、抜かないで十回、頑張ろうー
途中で抜いたらちょんぎっちゃうからね」
343名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:30:35 ID:qdNoB3/y
レナは、はさみをちょきちょき言わせた。
今のレナなら、本気でやりかねない。
「魅音、ごめん……」
けいちゃんの、ばか。
そう聞こえた。

「ほらほら、もっと激しく!」
俺は、レナに犯されるように、腰を振らされた。
レナが俺の腰あたりを持ち、
魅音の方に押し付ける。
そうして、衰えない俺の生殖器は、
二度も三度も精を放った。

「あっはっは、二人ともけだものね、あっはっは」
レナははさみをちょきちょきいわせて、
泣いていた。

シザーハート ―完―
344名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:32:55 ID:qdNoB3/y
毎日毎日こんなのばっかり書いて、
俺は相当の馬鹿なのですww
しかも、圭一の説得が失敗してそのままスルーするところなんか、
収集のつかなくなったB級映画みたいなのですww
タイトルもそれっぽいのですww
っていうか後付け乙ww

ごめんなさいorz
345名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:36:11 ID:n9GkbTxg
GJ!
あとがきにwwが多いなww
346名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:40:33 ID:AOSrCCjO
GJ。
まあ、馬鹿なのはなんていうか……男の子なら仕方ないのですよ。
347名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:42:26 ID:UyV200L8
>>343
グッジョブ
異常なシチュでもこの三人なら普通におっきするから困る
性的な意味で
348名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:43:44 ID:2sAcasJ+
工工エエエ(´д`)エエエ工工

レナ様期待したらみおんすか…
349名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:50:38 ID:jAzX4173
>>348
同士よ・・・
350名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:51:48 ID:iXcJCYCf
あれ?もしかして祭り?

とりあえず皆さんGJ!
そして飴渡し編超楽しみにしてます!

351名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:56:45 ID:qdNoB3/y
>>348,349
ごめんね。
この一連のコンセプトが、
二段目でがっかりさせるっていうものなんだ。

最初、知恵先生を誘い出して、抱きついた圭一
(ここから下がワッフルワッフル)
(ここからが二レス目)
普通に説教される圭一

とかいう、あまりにも酷なものを書こうとしてましたが、
なんとか押しとどめました。
352名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:57:16 ID:uJQcqPZy
>>348
一緒にワインでも飲み交わそうか…
353名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:00:52 ID:MZibYSWq
雛見沢には鬼ばっかりだな
恐るべし…
354名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:02:15 ID:jAzX4173
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『圭一がレナに誘われてると思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにか魅音とセックスしてた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    機関車だとか鉄甲弾だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
355名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:02:41 ID:EVFJ+aoQ
でもレナの場合は下手なエロよりはこういうオヤシロモードでチクリとビビらせられる時の方が勃起するな
俺は
356名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:02:43 ID:hTCOrAIB
>>354
バロスwwwww
357名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:12:24 ID:V/39An6d
こういう二人に命令して高みの見物あはははなレナ様が一番好きなんだ。
ああぁあレナ様私めにも〜っハァハァハァ
358名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:25:17 ID:AbxdmQU4
圭一のぱんつをくんくんしてる魅音て・・・はぁはぁ・・・
359名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:39:37 ID:E4dXMI9o
純愛 →エロいシーンを書くのが苦痛
エロス→ストーリーを立てるのが面倒

そんな僕に才能を下さい
360名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:41:34 ID:jAzX4173
>>359
つまりどっちも書けないということですね
361名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 02:07:22 ID:VAEcmmNv
>>361
どっちも書けるんだろ
362名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 02:09:26 ID:UyV200L8
大石×魅音が読みたい俺は外道
363名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 02:20:56 ID:vz2AjQT5
「んっふっふ。これは珍しい。天下の園崎魅音ともあろうお方が、感じちゃってますねえ〜」
「や、やめろよばか……つぅ」
「おやおや。一気にブチ込んだほうが、気持ちよかったですかな?」
「大石……うぅ! 痛ッ!」
「んん? ここですか? ちゃんと言ってくれないとわかりませんねえ…」 
364名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 02:27:37 ID:Szd2fi2F
「梨花ちゃん、いけないよそんなことは!」
「気持ちいいのですよ?」
「いや、だけど君は子供だし…」
「大丈夫なのです。誰も見てないのです。」
「…」
「赤坂も大人だから、私なんかよりよくわかってるでしょ…?」
「…はぁ、今回だけだよ?」

「…このワインおいしいねぇ」
「でしょ?」
365名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 05:23:00 ID:p6D39Oxv
『みおんwハード 』

生き残る為に地下祭具殿に潜入するみおんw。
だが、それは詩音達の巧妙な罠だった。

「お姉の純潔は私にに汚される為に築いてきたんですものね」
「いつもの力が出せれば…こんな詩音なんかに…!」
「よかったじゃないですか 違法性スタンガンのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「んっふっふ! おい、部活メンバーを召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「魅音の生胸ゲ〜ット はぅ〜柔らかいなぁ・・・☆」
(いけない…!私の下着の中がびしょびしょになってるのを悟られたら…!)
「魅音さんの生ヴァギナを拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、クリに当たってしまいましたわ。甘い痺れがいつまでもとれない様ですわね。をーほっほっ!」
366名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 09:16:48 ID:iy8LvGtr
知恵先生の説教でなら普通に勃つんだぜ?
367名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 09:22:40 ID:ID+lHy5C
>>352
俺もぶどうジュースで付き合おう…
368名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 12:18:09 ID:SS/H2pDH
『大石ハード 』

営林署を爆破させてしまうという最悪の結果を招いた責任として
大石は警視から重大な責任を取らせられることになる。
しかし、それは大高の巧妙な罠だった。

「大石君の純潔は私にに汚される為に築いてきたものなのですね」
「いつもの力が出せれば…こんな大高君なんかには負けませんのにねぇ…!」
「いいじゃありませんか 赤坂君のせいにできて」
「あ・・・赤坂さんっ!どうして・・・・・、んんんんんんんっ!」
「大石さん・・・! おい、興宮署の連中を召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えませんと…!!今は耐えるしかありませんねぇ…!!)
「大石さんの生胸ゲ〜ット ああ・・柔らかいなぁ・・・」
(く・・・熊ちゃんまで・・・・いけません…!私の下着の中がびしょびしょになってるのを悟られたら…!)
「大石の生アナルを拝見してもいいかの?」
「ジ・・・ジジィにまで…くやしいですねぇ…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おおっと、乳首に当たっちゃったね。甘い痺れがいつまでもとれない様にするよ。」
369名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 12:52:37 ID:3MZOrX1O
η(´ω`η)「今日は圭一君と魅ぃちゃんが罰ゲームなんだよ、罰ゲームなんだよ」
(゚д゚)「レナ!ちょ、いくら罰ゲームだからってっ。うあぁ!」
η(´ω`η)「はぅ〜、圭一君のオットセイかぁいいよぉ、お持ち帰り〜」
(`ヮ´ )「り、梨花、圭一さんの…あの…その…オットセイさん…はどうしてあんなに反り返ってるんですの?」
(・ー・ )「みぃー、男の子のデリケートな事情なのですよ」
(*・3・)(ドキドキ)
(゚д゚)「あ、あ、レナ!ヤバイって!!」
η(´ω`η)「圭一君出そう?レナの手コキでかぁいい精子出ちゃいそう?」
(`ヮ´ )「レナさんは何を言ってますの?セイシってなんですの?何か出ますの?」
(・ー・ )「みぃー、保健体育の授業なのです。よく見ておくと良いのですよ、にぱー☆」
η(´ω`η)「魅ぃちゃん、圭一君出ちゃいそうなんだって。こっちに来て両手を出して」
(*・3・)(ドキドキ)
(゚д゚)「あぁっ!!レナ様ぁ!!」
η(´ω`η)「あはぁー、出た出たぁ!はぅ〜、圭一君の精子かぁいいよぉ」
(`ヮ´ )「な、何か飛び出して来ましたわっ!?あ、あれがセイシというものなんですの?」
(・ー・ )「どうやら圭一は随分溜まってたみたいなのです、ヌキたい盛りの年頃なのに圭一は淡白なのです」
(`ヮ´ )「り、梨花が何を言っているのか全然分かりませんでしてよ」
η(´ω`η)「さぁ魅ぃちゃん、一気に飲み干すんだよ」
(*・3・)「ば、罰ゲームだから仕方ないよね、罰ゲームには従わなくっちゃダメだもんね、会則第何条だったかな?
      と、とにかく、飲むよ」(圭ちゃんの精子……ドキドキ)
(`ヮ´ )「!?、の、飲んでも大丈夫なんですの?ばっちくありませんの?」
η(´ω`η)「あれ〜魅ぃちゃんなんだかうっとりしてるよ、何でかな、かな?はぅ〜」
(・ー・ )「これじゃあ、罰ゲームにならないのです」

SSじゃなくてスマン、思いついたまま書いてみた。
370名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 13:17:41 ID:MESzK1qM
てかなんで雛見沢に銭湯が無いんだ!
銭湯があったら
梨「ボクは子供なので圭一と一緒に入りますです」
とか言ってウフフな事ができるじゃないか!!!




あぁあああ梨花ちゃん可愛いぃよぉおおお!!!1
371名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 13:36:19 ID:Juwthcxl
熊谷「今日は大石さんと赤坂さんが罰ゲームですね」
赤坂「熊谷さん!ちょ、いくら罰ゲームですからって。うあぁ!」
熊谷「赤坂さんのオットセイ立派ですねぇ〜」
大高「赤坂君の…あの…その…オットセイはどうしてあんなに反り返ってるのだ?」
ジジィ「みぃー、男子のデリケートな事情なのじゃぞ」
大石(んっふっふ)
赤坂「あ、あ、熊谷さん!まずいですって!!」
熊谷「赤坂さん出そう?私の手コキで立派な精子出ますか?」
大高「熊谷君は何を言ってるんだ?セイシってなんだ?何が出るんだ?」
ジジィ「みぃー、保健体育の鑑識なんじゃ。よく見ておくと良いぞ」
熊谷「大石さん、赤坂さんが出るそうです。こちらへ来て両手を出してください」
大石(んっふっふ…)
赤坂「あぁっ!!り…梨花ちゃぁん!!!」
熊谷「ウホッ!出ました大石さん!赤坂さんの精子立派ですねぇ」
大高「な、何か飛び出してぞ!?あ、あれがセイシというものなのか?」
ジジィ「どうやら赤坂君は随分溜まってたみたいだなぁ、ヤリたい盛りの年頃なのに赤坂君は淡白じゃな」
大高「あなたが何を言っているのか全然分からんぞ…」
熊谷「さぁ大石さん、一気に飲み干してください」
大石「ば、罰ゲームだから仕方ですねぇ…、罰ゲームには従わなくてはいけませんものねぇ、会則第…何条でしたっけ?
    と、とにかく、頂きますよぅ」(赤坂さんの精子……んっふっふ)
大高「!?、の、飲んでも大丈夫なのか??危険ではないのか?」
熊谷「大石さん?なんだかうっとりしてますね、何故ですかねぇ?」
ジジィ「これじゃあ、罰ゲームにならんわい」
372名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 13:43:58 ID:amnqOZL/
うげ、>>371 にL5がいるぞ!取り押さえろ!!
373名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 13:45:00 ID:lkqcVCym
>>370
いや、残念ながら小学4年生以上は条例により銭湯での混浴NGだ。
悔しいだろうが……諦めろ……。

まあ、むしろ覗きこそが男のロマンだ。
興宮の銭湯に行ってだな、史上最大の作戦を練ってヒロイン達の裸体をこう……ハァハァ。
374名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 14:27:59 ID:MZibYSWq
>>371
赤坂のはオットセイではなくアザラシなのですよ、にぱ〜☆
ttp://www.oceandictionary.net/z5369.jpg
375名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 15:32:35 ID:3H9PHclP
鷹野さんが施設でお仕置きされる話、誰か書いて
376名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 15:56:09 ID:rq3k1Ntp
劇場版CLANNAD:2007年公開予定
ttp://www.clannad-movie.jp/


「大切な人を なくしたことが ありますか?」

2004年発売と同時に多くのユーザーを感動の渦に巻き込み、
大ヒット作品となったKeyのアドベンチャー『CLANNAD』
その名作が今回、劇場用作品として初の映像化となる
監督を務めるのは同じくKey作品である劇場版『AIR』に続き、
『ガンバの冒険』や『エースをねらえ!』で知られる日本アニメ界の巨匠・出崎統。
また、シナリオには劇場版『AIR』でも監督とタッグを組んだ中村誠、
キャラクターデザインには『うた∽かた』『キディ・グレイド』などで注目を集める門之園恵美と、
実力派スタッフが揃った。
アニメーションの枠では収まりきらない深い感動の物語をぜひ体感していただきたい。

原作 株式会社ビジュアルアーツ/Key
© VisualArt's/Key/東映アニメーション/フロンティアワークス
377名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 16:40:06 ID:iy8LvGtr
諦めるな
条令がなんだ!
東京だと9才までだが兵庫なんか4才までだぞ
法的には12才まで入れんだし
雛見沢のある××県は条令がなく12才まで大丈夫なんだ
378名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 18:31:18 ID:GLywIp4K
K「12歳までだと?何を馬鹿なことを言っているんだ>>377ァ!!
本来混浴とは

(固有結界が発動されました。つまりKは成人するまでおkじゃね?と言っているようです)
379名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 18:37:10 ID:n9GkbTxg
つうかサトコゥは祟で晒してるから抵抗なさそうだ
380 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/08(木) 18:46:54 ID:YzQW9j7z
入江×羽入の陵辱物…っぽいなにか。

------------------ キ リ ト リ セ ン -------------------

痛い!

「あ…ぅ、あああぅぅぅ。」
千年ぶりに得た肉の体から受ける感覚は容赦なく鮮明で、羽入にとっては
受け入れがたい物だった。
「いやっ、痛いのです。あぅっ。」
「暴れてはいけませんよ、羽入ちゃん?」
羽入を見下ろす入江の顔は、普段と変わらない。
その、どこまでも人の良さそうな笑顔が、かえって羽入の恐怖心を煽る。
「羽入ちゃん、頑張って…。」
レナだった。
既に入江から『お注射』されてしまったレナだって痛みを感じているはずなのに、
彼女は健気に微笑んで羽入を力づけようとしてくれている。
…レナだけじゃない。
魅音も沙都子も梨花も圭一も、自分の痛みを隠して羽入を励まそうとして
くれている。

でも。

「嫌なのです! お注射なんて要らないのです!」
入江の合図に男たちが動く。
幼いと形容しても差し支えない小さな体が、あっさりと押さえ込まれた。
「あぅ、あぅ、あぅううぅぅ!」
身動きのとれなくなった羽入に、入江がゆっくりと近付いてくる。
男たちは、羽入を供物のように差し出した。
「っ! あ? い、痛っ、いや! 抜いて! 抜いて下さいなのです!!」
羽入の懇願に、彼らはわずかな躊躇さえ見せなかった。
本来異物を受け入れるようにはできていないそこが出血を始める。
「あぅっ、あぅっ、あぅっ…ぁ。」
永劫とも思える苦痛の時間の後、羽入の体内に液体が放出され、
行為は終わりを迎えた。
抜き取られる感覚に、彼女はわずかな安堵を覚える。

男たちから解放されてへたり込んだ羽入の前に、梨花が立った。
「羽入、しかたないのよ。これは、私たちが生きるのに必要なこと。」
羽入は床を見つめたまま、涙声で答える。
381 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/08(木) 18:47:57 ID:YzQW9j7z

「でも…神は絶対にインフルエンザになんてかからないのですよ?」
「人間のふりしてるんだから、予防接種はしょうがないでしょう。」
梨花が羽入の腕を取り、注射跡に消毒薬の脱脂綿を押し当てた。
「あぅ、あぅぅ。お注射の針が死ぬほど痛かったのです。入江は鬼ですー!」
「…入江も、あんたにだけは言われたくないと思うわよ。」
梨花が、ふと思いついたように続ける。
「ところで、予防接種は来年もあるのよ?」
…もう成仏してしまおうか? 真剣に考える羽入だった。

<終る>



……期待外しが流行ってるようなので便乗してみた。

罪滅しまでの入江なら調教物もいけそうだけど、相手に羽入は無理っぽいな……。
無力属性の時は肉体なし、転校してきたと思ったら自由に神モードを発動。
賽殺し羽入とか普通に恐かったし。

確保して押し倒したりしたら、冷たい目で「退がれ、下郎が」とか言いそう。
「脅しではない。命が惜しくば、その穢れた手を離せ」
で、やめなかったら神パワーで強制発症させられそう。

喉をがりがりやりながら治療薬を打とうとしている入江を、無表情で見下ろす羽入。
……困った、これは個人的にアリだ。エロではないけど。
382名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 19:25:49 ID:oShKYHyN
>>381
ふっふっふ…純真な俺様の脳内では、
最初から(比喩ではない)お注射シーンが浮かんだぜ

しかし、やっぱりこういうシチュっていうのはそそるものg(神罰決定!!
383名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:00:33 ID:JpLhYQ6T
>>363
細かいことだが、魅音だったら「や、やめてよばか……」だな
gj

>>381
程よく妄想を掻き立てるエロスgj!
384名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:14:16 ID:7owS4jfn
>>381
ふっふっふ…俺のおピンク脳の中では
最後になってもあっちのお注射シーンが続いてるんだぜ。GJ
385名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:18:25 ID:cWWcqx83
今保管庫見て気付いたんですけど、
このスレでワッフルワッフルって以前にもあったんだね。
386名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:33:37 ID:0kF2J9M1
>>381
Nice期待外し!
前半だけ見たら、どう頑張ってもピンクい…





ってか、保管庫って何処に有るんでせう。
387名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 20:49:34 ID:cWWcqx83
1にリンクがあるよー。
さっき鷹圭も見っけた。

さて、そろそろワッフルを焼く時間ですか。
388名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:06:33 ID:p6D39Oxv
『雲雀13ハード 』

生き残る為に森に潜入する雲雀13。
だが、それは部活メンバーの巧妙な罠だった。

「雲雀13の純潔は私にに汚される為に築いてきたんだからね」
「いつもの力が出せれば…こんなガキなんかに…!」
「よかったじゃないですか 違法性スタンガンのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ははははは! おい、ソウルブラザーを召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかねえ…!!)
「雲雀13の生胸ゲットなのです 柔らかいのです。あぅあぅ」
(いけない…!俺の下着の中が暴発寸前になってるのを悟られたら…!)
「雲雀13君の生オットセイみてもいいかな?かな?
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、亀頭に当たってしまいましたわ。甘い痺れがいつまでもとれない様ですわね。をーほっほっ!」
389名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:33:35 ID:VAEcmmNv
『富竹ハード 』

好奇心から祭具殿に潜入する富竹。
だが、それは鷹野の巧妙な罠だった。

「ジロウさんの純潔は私にに汚される為に築いてきたんだのよね」
「いつもの力が出せれば…こんな鷹野さんなんかに…!」
「よかったじゃないの 機関車のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「くすくすくす…… ちょっと拷問器具を使うわ。これで気持ちよくしてあげる」
(耐えなないと…!!今は耐えるしかないんだ…!!)
「ジロウさんの生胸ゲットよ 柔らかいわねぇ。くすくす……」
(いけない…!僕の下着の中が暴発寸前になってるのを悟られたら…!)
「ジロウさんの生トドをみてもいいかしら?
「夜はMの鷹野さんに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「あら、亀頭に当たってしまったわ。甘い痺れがいつまでもとれない様にね。くすくすくす……!」
390名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 21:51:57 ID:oShKYHyN
にしても、本日の深紅ネタの多さはどうした事か
391名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:05:11 ID:iy8LvGtr
だれか梨花×知恵か知恵×梨花をくれ
392名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:21:16 ID:KUK1VvsA
今日は沙都子にとって、あまり代わり映えの無い日だった。
でも、それは悟史にとっては違う。

つらい事があったときの、二人の隠れ家。
輿宮の離れ、雛見沢の山の近くに、それはあった。
打ち捨てられた資材小屋だったそこは、
二人の手によって少し滞在する程度には耐える環境になっていた。

「にーにー……ごめんなさい」
悟史は、そう言って泣きじゃくる沙都子の頭をなでてやった。
沙都子の疲れきった顔が、少しは和らいだ。
でも、悟史のそれは……全くもって和らがない。

「ごめんなさい……じゃないよ」
沙都子に聞こえないように、そうつぶやく。
それが、やさしい悟史の精一杯だった。

最近、悟史はすっかりやつれてしまっている。
沙都子を守ることに疲れたのだ。
沙都子の前だけでは、元気な顔を振りまいていたというのに。
今では笑顔の影さえもない。

「にーにー……ごめんなさい、元気出して……」
「そうだね、うん、いつもの遊びをやろう」
悟史は、精一杯の笑顔を作って、沙都子を元気付けようとした。
いつもの遊び……魅音から貰った、トランプの七並べだった。
ただ沙都子を喜ばせるものだから、
悟史はいつも、ばれないようにわざと負けるのだが。

「勝ちましたわ!」
「やったね、沙都子」
そう言って悟史は、また沙都子の頭を撫でてやる。
そうしているうちに、ふつふつと違った感情が湧き出てくる。
沙都子を守りたい気持ちと相反するもの。
沙都子を……めちゃくちゃにしたいという妄想。
その切れ端。

「沙都子……ちょっと、いいかな」
悟史にとって特別な日。
それは、普段よりちょっぴり……暴力的な日。
「なんですの?」
最後のトドメは、沙都子の上目遣いの瞳だった。

393名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:21:48 ID:KUK1VvsA
「ちょっと、苦しいところがあるんだ。ズボンのチャックがあるだろ?
それを引っ張ってくれないか?
痺れてて……届きそうにないんだ」
もちろん、悟史の嘘だ。
「ちょっと待ってくださいませ……」
ズボンのチャックを確認し、何の迷いもなく沙都子はそれを引き下ろした。
「膨れて……ますわ……」
悟史のパンツは、隆起していた。
トランクスのボタンを沙都子に押し付けるように突っ張ったそれからは、
少しだけ尿のにおいがする。

「これ……にーにーのおしっこするところですの?」
「そうだよ……そこが痛むんだ」
おどおどとする沙都子の手を、そっと掴む。
「ちょっと、撫でてくれない?」
「うん」
その兄の手に安心したのか、沙都子は悟史に触れた。
トランクスのボタンはすぐにはずれ、中から悟史自身がたやすく現れた。
ひっ、と短い悲鳴が聞こえた。

「さ、沙都子、やっぱり、もうだめだっ!」
悟史は、昔本に載っていた写真を思い出した。
男の人のものを、女の人が口に含んでいる写真。
なんとなく、それがとてつもなく気持ちのいい行為だと、
悟史は直感でわかった。

「んむっ、いーいーっ!」
(続きを読むには私のねーねーの名前を呼んでくださいな)
394名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:24:39 ID:GLywIp4K
『羽入ハード 』

食欲を満たすため冷蔵庫に潜入する羽入。
だが、それは梨花の巧妙な罠だった。

「羽入のシュークリームは私にに食される為に集めてきたのよね」
「いつもの力が出せれば…こんな梨花さんなんかに…!」
「よかったじゃないの 激辛キムチ(死刑宣告)のせいにできて」
「あぅあぅあぅあぅ!」
「くすくすくす…… ちょっとタバスコを使うわ。これをシュークリームに入れてあげる」
(耐えないと…!!今は耐えるしかないのです…!!)
「羽入のシュークリームゲットよ 柔らかいわねぇ。くすくす……」
(いけない…!僕の口の中が暴発寸前になってるのを悟られたら…!)
「シュークリームの中身ををみてもいいかしら?」
「いつもは子供の梨花に…くやしい…! でも…辛すぎる!!」(ビクッビクッ
「あら、舌先に当たってしまったわ。辛い痺れがいつまでもとれない様にね。くすくすくす……!」
395名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:25:20 ID:YzQW9j7z
>>393

……だ、騙されないんだからね! もう騙されないんだから!
「詩音」なんて呼んであげないんだからね!
「詩音」なんて「詩音」なんて「詩音」なんて!
396名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:32:35 ID:LQzH512Z
>>393
ここで悟子だと思った俺は馬鹿ですかそうですか……。

くそっ! 騙されると分かってるのに……それなのにっ……!!
何で俺はここで詩音って言ってしまうんだ。orz
397名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:37:08 ID:PtNp5uyv
鷹野×入江って需要ありますか?
ちょっと書いてみたんですが貼っても良いですか
398名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:39:08 ID:YzQW9j7z
>>397
切望する。
三四の日に公式で成分補給してから、鷹野萌えが止まらないんだ。

あ、でも上に(推定)詩音の人がいるから、ずらした方がいいかも。
399名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 22:44:39 ID:PtNp5uyv
>>398
ありがとうございます。
自分も詩音の名前を叫びつつ待ってる事にします
400名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:33:32 ID:p6D39Oxv
『三四ハード 』

生き残る為に指揮車にて山狗の指揮をとる三四
だが、それは東京の巧妙な罠だった。

「三佐の純潔は俺達に汚される為に築いてきたんですんね」
「いつもの力が出せれば…こんな小此木なんかに…!」
「よかったじゃないですか カッコウのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ははははは! おい、番犬も呼べ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「三佐の生胸ゲ〜ットこりゃあ大物だぁ!」
(いけない…!私の下着の中がびしょびしょになってるのを悟られたら…!)
「三佐の生ヴァギナを拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、クリに当たってしまいましたんね。甘い痺れがいつまでもとれない様ですんね。へっへっへ!」
401名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:38:28 ID:YzQW9j7z
>>400
>「ははははは! おい、番犬も呼べ。みんなで気持ちよくしてやる」
ちょ、それ山狗敗北フラグwww

明日早いんでもう寝ないと……読めなくて残念だけど、おやすみ。ノシ
402名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:43:52 ID:PtNp5uyv
自分も出直してきます。
もうちょっとだけ続き書き足してまた明日以降
鷹野×入江の鷹野攻め投下しに来ます

んでも最後に

詩音!詩音!
403名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:55:45 ID:2TA7hVp1
作者のねーねーの名前を呼ぶんですわよー!
残念でしたわね。
トラップと真実はいつも一つって決まってますのよー!
ちなみに、作者はにーにーは居ますけどねーねーは居ませんから、
うみねこの正解率並に意地悪な問題でしてよー!


「ねーねっ! 何してますの?」
沙都子が突然、飛びついてきた。
私は、慌てず騒がずノートを閉じる。
「ねーねー、漫画描けますの? すごいですわ!」
解ってる。
沙都子は私を褒めに、ここに来たんじゃない。

私と沙都子は、私がこっちに泊まっている時限定で、
昔の北条家に住み着いている。
時々は掃除しておかないと、悟史くんが帰ったときにびっくりするからだ。
「ねぇ……ねーねー、今日は……その……」
「なぁに? 沙都子?」
褒めに来たのではない沙都子が望むことは一つだけ。
それを知っていても、私は意地悪をしてその言葉を言ってあげない。

「マッサージ、今日もするんですわよね?」
「ん、もうそんな時間ですか」
時計が九時を指した時は、マッサージの開始の時間だ。
今日はもう、九時半。
沙都子が痺れを切らして、こっちに来たのだ。
404名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:56:17 ID:2TA7hVp1
「でもねぇ、沙都子? ねーねーがお仕事をしているときは、
沙都子の部屋で一人でマッサージしときなさいって言ってるでしょ?」
「一人でするのは……さみしいんですの」
沙都子があからさまに悲しそうな顔をする。
昔、私に見せてくれる表情は限られていたのに、
今の沙都子は全ての表情を見せてくれるのだ。

「わかりました、沙都子。じゃ、服を脱いでください」
「わかりましたわ! お待ちくださいませ!」
沙都子が、慌てて服を脱ぎ始める。
単純でかわいい子だ。
沙都子の、うらやましいぐらいのピンクと肌色の部分が露になる。
あと数年もしたら、全男子が羨望のまなざしで見るようになるんだろう。
今の沙都子の胸は、私が沙都子の時ぐらいの胸より大きかった。

「あの……ねーねっ、脱ぎましたわ」
「うん、よし。じゃ、私も脱ぎます」
私はわざと、そろそろと服を脱いでいく。
沙都子が、それをじれったく感じたのか、
手伝いますと言って一緒になって服を脱がしにかかってくれた。
それが逆に遠回りになるということを、
沙都子はいつ気がつくだろうか。

「ね、ねーねっ、してくださいまし、してくださいましっ!」
沙都子のぴったりと閉じた桜色の部分は、
雨が降った後より酷いことになっていた。
「だーめ、沙都子。まず上から順番ですよ」
「はやくはやくぅ」
本当にうれしそうな顔をする沙都子を見て、
私の顔もほころんでいく。
405名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:57:11 ID:2TA7hVp1
「あ、んぅ……にゅ、にゅう……」
「ふふ、沙都子、にゅうってなんです?」
まずは首筋から。
軽く揉んでやる。
「な、なんでもありませんわ」
私が手を触れている間、
沙都子は自分の体を触れてはいけないことになっている。
それが、「マッサージ」のルールだった。

「さ、最近胸が苦しいんですの、
胸のあたりを重点的にお願いしてもよろしい?」
「どう苦しいんですか?」
「あの、その……張って、苦しいんですの」
「だから、どう苦しいんですか?」
えーと、えーと……
そう言いながら、必死に言葉を搾り出そうとする沙都子がいとおしい。
国語のお勉強だ。
この前、沙都子が必死に国語辞典を読んでいたのは、
こういう時のためだったんだと思って、
さらに胸がきゅんとなった。

「ち、乳首ですの……乳首が、ツンってなって、それで、
えーっと、その……苦しいんですの、ねぇねっ! ねーねっ!」
沙都子が泣きそうな顔をする。
全部の顔を見せて欲しい。
だから私は、これだけ考えてペース配分をしているのだ。
沙都子の嘘偽りの一切無い瞳が、
私の目をのぞく。
406名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:57:46 ID:2TA7hVp1
「ん、いいですよ、沙都子。合格です」
私は、沙都子の豊満になりつつ胸に吸い付いた。
空いた方の胸の突起は、指でつまんでやる。
「ねぇ、あふぅ、ねっ! 指は、ゆびはぁああっ、だ、ダメですの、
苦しいんですのっ! ねーねぇ……あううぅ、ぐすっ……
うわぁあああん、ねぇね、ねぇねっ!」
沙都子が、私の太ももに自分の股をこすりつけてくる。
そろそろ股の方にも、指が入るだろうか?
いいや、まだまだ。
沙都子は大事に大事に、扱わなければいけない。

「沙都子、こっちにお尻を向けて?」
「やたっ、ねぇね、大好き!」
沙都子がこちらにお尻を向けて、
太ももをこすり合わせながら揺らせた。
その姿が、たまらなく愛らしかった。

私は、ベッドの傍らに置いてあるローションを少し指にぬり、
それで沙都子の後ろの穴に軽く触れる。
「ひゃぅっ!」
沙都子の体が跳ねた。
沙都子はいつも、自分で腸内洗浄をしている。
私に、これをしてもらうために。
ちょっとぐらい、ごほうびあげてもいいかなと、
私の中のSの毛が告げる。
私は舌を尖らせ、沙都子の穴に突き入れた。
「い、いつもと違いますのっ! 怖い、ねぇねっ! 怖いよぉっ!」
沙都子は自分のお尻をぎゅっと握った。
赤くなって跡がつきそうなほどに……
407名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:58:19 ID:2TA7hVp1
「んっ、沙都子、ちょっとおとなしくして」
私はどうしても暴れてしまう沙都子を止めるため、
両手で腰に触れた。
その瞬間だった。
「んはっああっ! あ、あ、ああ、あ、ぁ、ぁ、ぁ……ぁ……ァァァ……ァ」
沙都子は大きく体をえびぞりにし、
くたっと脱力させた。
髪飾りもはずれ、沙都子の髪が前に流れる。
恍惚とした表情の沙都子は、
何も喋らずただ息をしていた。

「沙都子、皆にはナイショですよ? それに、男の人にこんな姿、見せちゃいけませんよ?」
「うん、ねぇ……ねぇ……」

沙都子は、信じられないほどに性の知識に乏しかった。
私は沙都子に性の知識を教え込む必要性を感じた。
許せないことに、強姦というのは、
こういう何も知らない子供を狙って起こる時もあるのだ。
もし沙都子がそんな目にあったら、
私はその相手を必ず見つけ出し、
死ぬより辛い目に会わせる必要がある。
だから、それを未然に防ぐための教育が、そもそものはじまりだった。
408名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:58:50 ID:2TA7hVp1
最初マッサージとして教えたそれは、
沙都子に不快感を覚えてもらうのが目的だった。
人に裸を見せるというのは、恥ずかしい行為なんですよと、
ちゃんと教えてあげないといけないし、
性器はきちんと洗っておかないと、
病気になってしまう。

それに、沙都子は下着の付け方を知らなかった。
母親が居ないからだ。
そうやって、諸々のことを覚えさせているうちに、
沙都子がMであること、私がSであることを、
私は知ってしまった。
不快感はそのまま、沙都子の快感になってしまったのだ。

「本当はダメなんですけど……ま、沙都子が喜ぶなら、
いいかな……」
私は、沙都子の寝顔にキスをして、
前原のおじさんに渡す原稿の続きを描くことにした。

「あ、この漫画の主人公、悟史君に似てる……
こっちの妹役も……沙都子だし、最低だな、私」
そういいつつも、にやにやと原稿を書いてる私に、
どうか神様、罰をください。

見えない何かに怯える夜 ―完―
409名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:01:51 ID:2TA7hVp1
なんかもう、これが俺の毎日の楽しみになってしまった。
祭も三時間しかプレイして無いのに……
Mい魅音見たいよ……

なんかたまたま801の方のひぐらしのスレ見たら、
ヤオハジメのことが書いてて笑ってしまった。
……た、たまたまなんだからねっ!
俺はノンケなんだからねっ!

男にしかモテたことないけど orz
410名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:11:45 ID:NcRcoswA
『てっぺい☆ハード 』

生き残る為に祭具殿に潜入するてっぺい☆
だが、それは圭一達の巧妙な罠だった

「てっぺい☆の純潔は俺達に汚される為に築いてきたんだからな」
「いつもの力が出せれば…こんなダラズなんかに…!」
「よかったじゃないですか私の睡眠薬のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ふっ! おい、園崎組を召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えるんじゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「てっぺい☆の生胸ゲ〜ットですよぅんっふっふっ!」
(いけない…!ワシの下着の中のビッグマグナムがビンビンになってるのを悟られたら…!)
「てっぺい☆さんの生ペニスを撮影してもいいかな?」
「こんなダラズ共に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、亀頭に当たったみたいですんね!甘い痺れがいつまでもとれないみですん!」
411名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:29:20 ID:HMzTSo0d
全キャラでハードが出そうな勢いだなw
412名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:31:51 ID:rytyJmVa
何このハード連発ww
三四が魅音の背中に欲情するSSきぼんぬ
413名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:32:49 ID:NcRcoswA
>>411まあ将来的には出るだろうな

次は誰ハードか…
414名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:42:24 ID:1bcOAkyL
何だかすごいことになってますね。
綿流し後日の続き、途中まで書いたんですけど、まだ投下しない方がいい?
415名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:49:11 ID:rytyJmVa
>>414
焦らさないでぇ
お願いしますです
416名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:50:07 ID:NcRcoswA
>>414どうぞどうぞ。待ってました
417綿流し後日:2007/03/09(金) 00:52:40 ID:1bcOAkyL
ではお言葉に甘えて投下します。
綿流し後日の続きです。
完結させることができなかったのと、これ以上書き続けると長さが相当になりそうだったので
いったん投下することにします。
418綿流し後日:2007/03/09(金) 00:53:21 ID:1bcOAkyL
圭ちゃんはその日、朝からおかしかった。
なぜか学校には遅刻してくるし、表情もどこか暗く重い。目の下にはクマが出来てるし顔色も悪かった。
休み時間、私とレナは圭ちゃんの席に駆け寄った。
「圭ちゃんどうしたの?遅刻なんて珍しいね」
「……別に」
圭ちゃんは微かに口元をぴくりと震わせると、私からふい、と目を逸らす。
そのよそよそしい仕草に胸が痛む。けれど私はそれを吹き飛ばすように無理やり大きな声で言った。
「別にじゃないでしょー?朝、待ち合わせ場所来ないしさ。レナとどうしたんだろうねーって心配したんだよ?」
「そりゃ悪かったな」
「はう、圭一くん何か怒ってるのかな、かな」
レナが眉尻を下げておろおろと呟く。確かにこの圭ちゃんの様子は怒りから来るものに見えた。
「怒ってねえよ。それより魅音」
圭ちゃんが私の方を見た。それはどこか非難の色を帯びた視線で、私はびくりと肩を震わせた。
「話がある。今日の部活は無しにして、一緒に帰ってくれないか」
「え……そりゃいいけど」
私は少し戸惑って、ちらりとレナを見た。レナも戸惑った視線を返す。
そこで、教室のドアを開いて先生が入ってきた。私たちは急いで席に戻る。
席に着く寸前、ちらりと圭ちゃんを窺う。
圭ちゃんはぼんやりと窓の外を見ている。その様子がかつて毎日のバイトで疲れ果てていた悟史の姿と重なって、私は愕然とした。
嫌な予感が背中を這う。脳裏に奇妙な考えが浮かび上がる。
圭ちゃんが悟史みたいになる?
まさか。ありえない。もう祟りは終わった。鷹野さんをやっつけて全部終わったんだ。
それじゃあ、この身体に纏わりつく嫌な予感は、一体何?
私はそれを振り払うように、頭をぶんぶんと振った。
外ではセミが鳴き続けている。
まるで、あの綿流し前日の時のように。
419綿流し後日:2007/03/09(金) 00:53:58 ID:1bcOAkyL
「梨花、梨花」
羽入が耳元で慌てた声で囁く。私は沙都子に「トイレに行く」と告げて教室を出た。
そして誰もいないトイレに入り、ため息を吐く。
あうあううるさいったらありゃしない。私は不機嫌なのを隠さずに羽入を睨んだ。
「何なのよ、一体」
「梨花、大変なのですよ。圭一が大変なのです」
けれど羽入は全く気にする様子もなく、眉根を寄せてわめき続ける。普段だったら私を不機嫌にしたら何をされるか分からないから、すぐに謝るはずなのに。
私は呆気に取られて羽入を見つめた。
「はぁ?圭一が何だって?」
「様子がおかしいのです。まるであれは、沙都子の叔父を殺した時、それからレナと魅音を殺した時と同じ…」
「それって、圭一がL5状態ってこと?」
「いえ、まだそこまではいってません。でも近いうちに、そうなりそうな雰囲気が…」
「やめてよ。今更発症したっての?冗談じゃないわ」
私は動揺を抑えきれず、苛立った声で言った。羽入はあうあうと口ごもる。
「ほ、本当は…この世界では、少しだけ違う部分があったのです」
「……どういうこと?」
「四年目の綿流し前日。いつもなら悟史が詩音に電話で沙都子を頼むところを、今回は実際に魅音に会いに行って頼んだのですよ」
「……それが圭一の発症と何の関係があるのよ」
「それは……」
羽入が口ごもる。
けれどその羽入の言葉を聞いて、私は少し安堵していた。
「気にしすぎよ。鷹野は倒したし、祟りの真相も明らかになった。仲間を疑う要素なんてどこにもないじゃない」
四年目の綿流し前日、悟史は詩音ではなくて魅音に沙都子を頼んだ。
けれど詩音はひとりで暴走することもなく、自発的に沙都子の面倒を見るようになった。おそらく幾多の世界で味わった経験が、無意識のうちに詩音をそうさせたのだろう。
どこにも問題は無い。圭一が発症する原因なんて、どこにも。
「……梨花は甘いのです」
羽入が俯いたまま、搾り出すような声で言う。私はぎょっとして羽入を見つめた。
「確かに仲間を疑う要素はどこにもありません。けれど、恋人は別です」
「は?」
「魅音と圭一は付き合っています。恋愛感情は、人をいっそう疑い深くさせるものです」
ぽつりぽつりと羽入が呟く。全く話が読めない。
「だから、圭一が何を疑うってのよ」
「………」
羽入は口をつぐんだ。まだ何か、隠していることがあるようだ。
「圭一が魅音を殺すかもしれないってこと?」
「分かりません。全部この世界が初めてなのです。
 綿流し前日に悟史が魅音に会いに行ったのも、圭一と魅音が付き合い出したのも、全部イレギュラーな出来事なのです。
 何が起こるのか、僕にはまるで想像もつきません……」
「じゃあ、手の打ちようがないじゃない。仲間と協力して立ち向かうならともかく、他人の色恋に私たちが干渉するなんて無理よ」
「分かってます。けれどどうか梨花、気をつけて」
私は困惑しながらも、教室に戻った。
沙都子の隣に座って算数のドリルを解くふりをしながらも、上級生の方を窺う。
確かに今日の圭一は少し様子が違う。そして魅音もいつもと違う圭一を見て、何かを感じているようだった。
やっと掴み取った世界なのに。
ここまで来て、圭一が発症するなんて。
私は不安と苛立ちと落胆に、指に痕が付くほど、えんぴつを強く握り締めた。
420綿流し後日:2007/03/09(金) 00:54:38 ID:1bcOAkyL
「みー、今日の部活はお休みなのですか?」
「ごめんね。ちょっと圭ちゃんと約束しててさ」
放課後。私は苦笑いしながら手を合わせた。
意外にも梨花ちゃんは、私と圭ちゃんの休部に相当動揺しているようだった。
「悪いな。ちょっと大切な用事があるんだよ」
「圭一さんをこてんぱんに出来ないなんて残念ですわね。でもまあ、明日もありますし……」
「沙都子、明日そのセリフを言ったことを後悔させてやるぜ?」
圭ちゃんと沙都子が憎まれ口を叩き合っている。
その明るい様子はいつもの圭ちゃんのもので、それを見ながら私は少し安堵していた。
「魅音」
服の裾を引っ張られる。振り返ると梨花ちゃんが、じいっと私を上目遣いに見つめていた。
「その用事に、僕も付き添わせてはくれませんか?」
「……ごめん。それはちょっと無理かな」
「そうですか……」
梨花ちゃんは力なく私の服を離した。表情がひどく沈んでいる。
意外だ。そんなに部活が楽しみだったのだろうか。
「大丈夫だよ」
私は思わず言っていた。梨花ちゃんが大きな瞳をさらに大きく見開いて、私を見た。
「明日はちゃんと部活やるからさ。今日はとりあえず家に帰って、明日のための作戦でも練っててよ。そうだ、久々に料理対決はどう?」
「……魅音」
不意に、梨花ちゃんが手を伸ばして、私の手をぎゅっと掴んだ。
そしてとても真剣な声音で言う。
「約束してください。明日も必ず、みんなで部活をすると」
「え…?うん、いいよ?」
「じゃあ、もうひとつ。もし危険を感じたら、すぐに逃げるのですよ」
私は思わず吹き出した。
「何それ?危険って圭ちゃんのこと?」
梨花ちゃんが頷く。その表情は、とても冗談を言っているようには見えない。自然と私も笑みが顔から引いていくのを感じた。
「……分かったよ。約束する。明日もちゃんと部活をするし、危なくなったらすぐに逃げる。それでいい?」
「はい。お願いです」
梨花ちゃんは私の言葉に安心したのか、そう呟くように言うと手を離す。
すると、圭ちゃんの声が聞こえた。
「魅音、行くぞ」
振り向くと、教室のドアの傍に立って、圭ちゃんが私に微笑んでいた。
「うん」
私は頷く。そして圭ちゃんと並んで歩き出す。
教室から出る間際、私は一瞬梨花ちゃんを見た。
梨花ちゃんは無表情で私たちを見ていた。
421綿流し後日:2007/03/09(金) 00:55:15 ID:1bcOAkyL
ひぐらしの声が穏やかに辺りに響いている。
静かな田んぼの横を、私たちは並んで歩いていた。
「なあ、魅音の家に行ってもいいか?」
圭ちゃんが言う。私は少し驚いて圭ちゃんを見た。
てっきり、帰り道で済む話かと思っていたのだ。
「いいけど…話って何?」
「魅音の家で話す」
圭ちゃんは伏し目がちにそう答えて、歩くスピードを少し速めた。私も慌ててスピードを合わせる。
「……ねえ圭ちゃん」
「何だよ」
硬い声が返ってくる。圭ちゃんの何かを思い詰めたような険しい表情に、胸が痛む。
「あの、えっと、何か怒ってる…?」
言ってすぐに後悔した。学校でレナがした質問を繰り返しただけじゃないか。
不意に、ひぐらしの鳴き声がやんだ。
圭ちゃんはぴたりと立ち止まった。私も足を止める。そして圭ちゃんの背中を見つめた。
圭ちゃんが振り返る。眉も目も口元も小鼻の辺りも、微動だにしない。
その仮面のような表情に冷たいものを感じて私は怯えた。
「心当たりでもあるのかよ、魅音」
「え……」
ざあっ、と強い風が吹く。それは圭ちゃんの髪を揺らし、私の髪を揺らした。
「なあ、心当たりがあるのかよ、魅音」
薄ら笑いをしながら、圭ちゃんは私の顔を覗き込む。妙な恐怖が心臓の裏側を撫でた。
私はとっさに否定していた。
「な、ないよ、そんなの……圭ちゃんを怒らせるようなこと、私しない…」
そう言いながら、思わず俯く。圭ちゃんのその恐い表情を見ていたくなかった。
「……だよな」
圭ちゃんの手が、私の頭の上にぽすっと乗る。
視線を上げると、そこにはいつもの明るい笑顔の圭ちゃんがいた。
「魅音は俺の彼女だもんな。そんなことするはずないよな」
そう言いながら、わしわしと私の頭を撫でる。
ああ、いつもの圭ちゃんだ。私は頭を撫でられながら、緊張がほどけてゆくのを感じた。
「ほら行こうぜ。魅音の家に行くの、楽しみだったんだからさ」
「う、うん!」
圭ちゃんはいつものように元気な声で、再度歩き出す。私も同じように、圭ちゃんの後を追いかけた。
ひぐらしも鳴くのを再開している。その声を聞きながら、圭ちゃんの背中を見つめながら、私は梨花ちゃんの言葉を思い出していた。
『もし危険を感じたら、すぐに逃げるのですよ』
鈴の音ように凛とした梨花ちゃんの声。真剣な眼差し。強く握られた手の感触が蘇る。
危険?圭ちゃんが?
まさか。
私はその考えを振り払うように、歩く足に力を込めた。
422綿流し後日:2007/03/09(金) 00:56:10 ID:1bcOAkyL
「ここが魅音の家かあ。さすがでかいなー」
圭ちゃんの声はどこか嬉しそうにはしゃいでいて、私はその子どもらしさに思わず笑った。
「あはは、でも大きすぎるとかえって不便だよ。婆っちゃと二人暮らしだから、もうちょい狭くてもいいんだけどね」
靴を脱ぎ、玄関を上がり、私は圭ちゃんを居間に連れていった。
「そういえば今日、魅音の婆さんは?」
「……ちょっと習い事で留守にしてるけど、夕方になる前には帰って来ると思うよ」
本当は会合で、今日は夜遅くまで帰ってこない。
けれどそれを圭ちゃんが知ったらどうするか、何となく想像がついて、私は嘘をついた。
圭ちゃんはそれを聞いて、小さく呟いた。
「へえ、そっか。習い事か」
テーブルの傍の座布団に圭ちゃんが座る。
私は台所に行って、新しくお茶を淹れた。圭ちゃんに出がらしのお茶なんて飲ませられない。
そしてお盆にお茶が入った湯飲みをふたつ並べて、居間に運んだ。
テーブルを挟んで圭ちゃんの正面に座り、湯飲みを圭ちゃんに差し出す。
圭ちゃんはお茶を一瞥して、「ありがと」と言った。けれどお茶に手を付けようとはしない。
私は不思議に思いながら口を開いた。
「で、話って何?」
圭ちゃんのはしゃいだ表情が急に真顔になる。私はその温度差に緊張しながら圭ちゃんの言葉を待った。
「魅音、そのことなんだけど…」
不意に電話のベルが空気を裂くように鳴り響いた。圭ちゃんがそれに反応して口を噤み、電話が鳴っている廊下の方に視線をやる。
「ごめん、圭ちゃん。ちょっと出てくるね」
私は席を立った。
「ああ、気にすんな」
圭ちゃんは少し笑って、手をひらひらとさせた。
423綿流し後日:2007/03/09(金) 00:56:55 ID:1bcOAkyL
私は小走りで廊下に出る。
電話は私を急かすようにけたたましく鳴り響く。
受話器を取ろうとして手を伸ばし、自分の手が汗で湿っていることに気付いた。
何で私は汗なんかかいてるんだろう。変だな。そう思いながら電話を取る。
電話の相手はレナだった。
『魅ぃちゃん、レナだけど…』
「ああ、レナ。どうしたの?」
レナはほんの少し躊躇うように、おずおずと切り出す。
『圭一くんとの話は済んだ?』
「うんにゃ、まだ。今圭ちゃんが家に来てるんだ。これからその話ってのを聞くの」
『……そっか。あのさ魅ぃちゃん、圭一くん今日ちょっとおかしくない?』
「へ?」
『朝からどこかよそよそしくて、目つきも恐かったし。こんなこと言うのは悪いんだけど……まるで一年前の悟史くんみたいな』
その言葉を聞いた瞬間、私は思わずびくっとした。
どうしてかは分からない。それはまるで、ずばりと隠し事を見抜かれたような、知られたくない欠点を指摘されたような、そんな気まずい気持ちだった。
でも私が何を隠してたって言うんだろう。指摘されたのは圭ちゃんであって、私は関係無いじゃないか。
そう思いながらも、なぜか私はそれを否定するような言葉を返していた。
「そうかな?結構元気いいみたいだけど。家に来て、随分はしゃいでるし」
『それならいいんだけど…でも魅ぃちゃん、気を付けてね。今日の圭一くん、すごく攻撃的に見えたから…』
ああ、まただ。胸の中で妙な感情がびくりと震える。
私はそれを誤魔化して笑った。
「分かった分かった。心配してくれてありがとね。圭ちゃん待たせてるから、そろそろ、いい?」
『うん。ごめんね電話なんかしちゃって。じゃあまた明日』
電話を切っても、まだあの妙な気持ちは治まらない。
まるで必死に土の中に埋めていたものを、無理やりほじくりかえされたみたいなこの感覚。
手を湿らせている汗も、何となく多くなった気がする。
居間へと戻る足が、どこか重かった。
424綿流し後日:2007/03/09(金) 00:57:43 ID:1bcOAkyL
「随分遅かったな。誰だったんだ?」
居間に戻ると、圭ちゃんが不思議そうな顔で私を見た。私は笑って応える。
「レナだよ。圭ちゃんのこと心配してた」
「心配?何で?」
「さあ。今日学校で圭ちゃんが不機嫌だったからじゃない」
そう言いながら、テーブルの上に視線を走らせると、湯飲みにはまだ手付かずのお茶が入っていた。
圭ちゃんって、緑茶好きじゃなかったっけ?
私は少し残念な気持ちになりながら、すっかり冷めてしまった自分のお茶をごくりと飲む。
気を取り直して向かい合う。
「で、話って何?」
しっかりと圭ちゃんを見据えて、私は聞いた。
「話?何だっけ。忘れちまったなあ」
「は…?」
圭ちゃんはけろりとした顔で笑う。私は訳が分からず眉を顰めた。
「まあいいじゃねえか、そんなの」
「ちょっと圭ちゃん、何言って…」
不意に圭ちゃんが立ち上がる。そして一瞬のうちにテーブルを避け、私の方へと身体を滑らせる。
どうしたのと聞く前に、視界がフッと暗くなり、ぬうっと圭ちゃんの手が伸びて私の肩を掴んだ。
それはとても強い力で、私の身体はそのまま後ろに倒れそうになる。
「やっ…」
私は小さく叫んで身を捩った。その拍子に腕が湯飲みに当たった。
湯飲みがぐらりと傾き、なみなみと注がれたお茶の水面が大きく揺らぐ。
ああ、圭ちゃんのために淹れたお茶が。
倒れながら視界の端で、お茶がゆるやかな動きで畳の上に広がり零れるのを、私は見た。
そして私たちは、ついこの前の体育の時と同じ体勢になる。
425綿流し後日:2007/03/09(金) 00:58:33 ID:1bcOAkyL
「…どういうこと、圭ちゃん」
「どういうことって、見たまんまだよ」
圭ちゃんは全く悪びれる様子も無く、むしろ薄ら笑いさえしながら言う。
やけに余裕そうな声だ。こちらを見下ろすその顔は影で暗くなっている。表情がよく窺えない。
何となく圭ちゃんを遠く感じて、背筋が寒くなった。
「やめて。もうすぐ婆っちゃが帰って来るの」
そう言えば手をどけると思った。けれど、圭ちゃんは口を開く。
「嘘だろ」
それはとても硬く低い口調で、いつもの圭ちゃんの声とは違う。私は頬が強張るのを感じた。
「う、嘘じゃないよ。ほんとにもうすぐ婆っちゃが…」
「今日魅音の婆さんは会合があって、夜遅くまで帰ってこない。違うか?」
どうして。私は目を見開いて圭ちゃんを見つめた。
「どうしてそんなこと知ってるの、って顔だな」
くくっと笑いながら、圭ちゃんの手がやけにゆっくりと、私の頬を撫でる。
骨ばった圭ちゃんの男の子らしい手。普段なら心地良いはずのその感触が、何故か今は不安と恐怖を煽る。
「魅音、嘘ばっかりつくなよ。騙されるのって、結構傷つくんだぜ?」
ドスの利いた低い声が、なぶるように私の耳元に入り込んでくる。
畳に私の両肩を押さえつける、その手の力の何と強いことか。
恐い。
本能的に恐怖を感じる。唇が震える。手は汗で既にびっしょりと濡れている。
私は上擦った声で、叫ぶように言っていた。
「ご、ごめん…」
「俺は別に、婆さんのことで魅音が嘘をついたことを怒ってるんじゃない。もっと他のことだ」
圭ちゃんがあの低くて気味の悪い声で、訳の分からないことを言い出す。
私はおろおろと、ただ圭ちゃんを見つめるしか出来ない。
426綿流し後日:2007/03/09(金) 00:59:21 ID:1bcOAkyL
……訳が分からない?
……本当に?
不意に胸の奥で誰かがぽつりと言った。
それが自分の心の声だとすぐに気付く。
本当に分かってないの?
じゃあ、さっきからずっと続いてる、この不安は何?
本当は勘付いてるんじゃないの?
身体が強張る。背中も手も気持ち悪いぐらい汗でじっとりと濡れているのに、口の中だけがからからに渇いているのが分かる。
見下ろしてくる圭ちゃんの視線が、まるで刃物を私の喉元に突きつけているようで、それがあんまり恐ろしいものだから、私は身動き出来ない。
「魅音、心当たりは無いのか?」
「な、無いよそんなの…」
私は繰り返す。けれど胸の奥で冷静な自分が言葉を紡ぐ。まるで圭ちゃんと一緒に私を責めるように。
嘘だよ。もう勘付いてるんでしょ。
「嘘だろ?魅音には分かるはずだ」
「やだ、やめて!分かんない、分かんないよ!」
私はその冷静な自分に向かって、噛み付くように怒鳴る。
勘付いてる?私が?何に勘付いてるって言うの!?
だっておかしい。知ってるはずないもの。圭ちゃんがそれを、知ってるはずがないもの!!
「分かんないのか?じゃあ言ってやるよ。魅音に思い出させてやるよ」
あれ?……あれ?
違和感が強くなる。
圭ちゃんの肩を掴む力が強い。痛い。放して。嫌だ、何も聞きたくない!
冷静な自分が私を無感情の瞳で見下ろす。圭ちゃんが私を憤怒の表情で見下ろす。
やがてふたりの口の動きが重なり合い、私がひたすら隠していた一つの事実を露呈させようとする。
私はふたりの口から目を離すことが出来ない。
……やだ
「お前が」
お願い、
「悟史に」
やめて!
「抱かれたってことだよ」
427綿流し後日:2007/03/09(金) 01:00:48 ID:1bcOAkyL
圭ちゃんの声が鼓膜に突き刺さる。私は呆然とそれを聞いた。
胸の奥の冷静な自分が霧散して、後には私しか残っていない。嘘つきでみじめな私しか残されていない。
「魅音は俺に言ったよな。誰かと付き合うのも、そういうことをするのも、俺が初めてだって。
 俺嬉しかったんだぜ?魅音のこと大事にしてやろうって、心の底から思ったんだぜ?」
圭ちゃんの手が私の襟元をぐっと掴む。恐怖のあまり喉に声が貼り付く。
「なのにどうしてだよ、どうしてだよ魅音!!」
圭ちゃんが吼えるように言う。そして同時にシャツを左右にぐいっと引っ張る。
ばちっ、という音と共にシャツのボタンが弾け飛び、胸元が肌蹴てブラが露わになった。
ボタンがかつん、と畳の上に落ちる音が響く。
「け、圭ちゃ…」
「……嘘をついたら、罰を受けなきゃな。そうだろ、魅音?」
圭ちゃんが笑う。いや、違う。笑っていない。この表情は笑顔なんかじゃない。
尋常じゃない。私をこうして押し倒すことにも、いや、殺すことにさえ、1ミリの罪悪感も抱いちゃいない。
恐い恐い恐い。
圭ちゃんの手がブラを掴み、乱暴に上に引っ張り上げようとする。嫌だ!
「やだ…やだやだ、やめてよっ」
私は震える声で叫びながら、抵抗しようと腕を伸ばす。圭ちゃんの手を振り払おうと暴れる。
その瞬間、身体がずん、と重くなった。
「…あ……?」
今まで感じたことのない倦怠感。腕が重い。頭が重い。睡魔が私を襲う。
どうして。
「……やっと効いてきたか」
圭ちゃんが口元を歪めて言う。効いてきた?何それ……
不意に気付く。私はとっさに畳に転がる湯飲みを見た。
圭ちゃんが私の視線に気付く。
「そうだよ魅音。魅音が電話に出てる間に、入れといたんだ、薬」
たちまち絶望する。眠っちゃ駄目だ。眠ったらきっと、私に逃げ場はなくなる。
そう思う意志に反して、睡魔はどんどん強くなる。視界がぼやける。圭ちゃんの姿が揺らいで曖昧になる。
意識が薄れる。瞼が鉛のように重い。
私は何か言おうとした。圭ちゃんに言わなければいけないことがある。圭ちゃんに伝えなければならないことがある。
それは、やめてとか、手を放してとか、そんなのじゃなく。
圭ちゃん、圭ちゃ…ん……
白く霧散してゆく意識の中、私は力を振り絞って手を伸ばし、圭ちゃんの名前を呼んだ。
もう圭ちゃんの姿は見えない。けれど私は圭ちゃんに向けて呟く。
圭ちゃん。
ごめんなさい……
そう小さく掠れた声で呟いた記憶を最後に、私の意識は途切れた。
428綿流し後日:2007/03/09(金) 01:01:42 ID:1bcOAkyL
……夢を見ていた。
私は幼い子どもに戻っていて、何かの箱を庭の木の根元に埋めようとしている。
地面をがりがりと必死に掘る。白く細い小さな指は土で黒ずみ、爪の間にも土が入り込んで汚れる。
けれど私は堀り続ける。がりがりと。そして十分な穴を作り上げると、そこにその箱を入れ、また土を戻す。
不意に後ろから声が聞こえる。高くあどけない、わたしのそれとよく似た声。
おねえ、なにしてるの。
詩音だ。私は背中が冷たくなるのを感じながら、顔を向けずに言う。
何でもないよ。あっちに行ってて。
けれど声は続く。
どうしてかくすの。おねえ、わたしにかくしごとなんてしないでよ。
してないよ。
私はそう返事しながら、手は必死に土を戻している。箱が段々とその姿を隠してゆく。
うそだよ。
小さな白い手が私の肩をぎゅっと掴む。黒ずんだ私の手が動きを止める。ああ、駄目だ。まだ箱は埋まり切っていないのに。
うそをついたね。
高い声が、無感情にそう呟く。
私はおそるおそる振り返る。そこには詩音ではなく圭ちゃんがいて、私を見下ろしていた。
許さない。
圭ちゃんがそう低く呟き、私は目を見開く。そして世界は再び闇に包まれる。
429綿流し後日:2007/03/09(金) 01:03:01 ID:1bcOAkyL
はっと目を覚ます。自分の部屋の天井が見える。ああ、夢か。私は安堵して息を吐いた。
「あっ……」
起き上がろうとする。けれど両手ががちゃん、という音を立てて、私は自分の身体の自由が利かないことを知った。
私の両手は頭の上で手錠で繋がれ、さらにその手錠に結ばれた縄は柱にくくりつけられている。
中途半端に脱がされた服はそのままに、私は床に寝かされていた。
「目が覚めたか?」
「ひっ…」
左に圭ちゃんがいた。無感情の瞳で私を見つめている。
「魅音、護身術もやってんだって?抵抗されたら面倒だから、ちょっと縛らせてもらったぜ」
そう言いながら圭ちゃんの手が私の胸を掴む。私は小さく悲鳴を上げた。
「やっぱりいい身体してるよなあ」
圭ちゃんが力を込めて私の胸を揉む。私はその手から逃げるように身を捩った。私は懇願する。
「圭ちゃん、お願いやめて…」
「圭ちゃんじゃなくて御主人様の方が嬉しいんだけど」
まあいっか、と呟きつつ手を放して立ち上がる。私は一瞬びくついた。
圭ちゃんが私の足の方に立ち、両手で私の両足を持ち上げる。
不意に訪れた浮遊感に、私は怯えた。
「なあ魅音、俺さ、魅音にお仕置きするにはどんなのがいいかって考えたんだ」
「え……」
圭ちゃんはまるで今日の弁当の中身何?と聞くのと同じような口調で言い放つ。
「でさ、思いついたんだけど、電気あんまって知ってるか?」
430綿流し後日:2007/03/09(金) 01:03:45 ID:1bcOAkyL
両腕を頭の上で拘束された魅音に、抗う術はなかった。
俺は魅音の形の良い脚に手を当て、ぐい、と持ち上げた。
その拍子にスカートがめくれてずり下がり、白い太ももとその奥のパンツが見えて、思わず息を飲んだ。
魅音は怯えきった目で俺を見つめている。
「でさ、思いついたんだけど、電気あんまって知ってるか?」
魅音はその言葉を聞いた途端、表情を強張らせた。
構わず魅音の股間に足を伸ばす。足の裏で、その柔らかい敏感な部分を布越しにぴったりと感じた。
「やっ…やだ…」
つま先をぐっと曲げる。柔らかい感触。魅音は身を捩って逃げようとする。
「これなら丁度いい罰ゲームになるだろ?」
「お、お願いやめてよぉっ…ひっ」
逃げられないようにがっしりと脚を掴んで、親指でぐりぐりとその部分を刺激する。魅音は小さく呻いて顔を引きつらせた。
「じゃあ、始めるぞ魅音」
「や、やだやだ!やめて、けいちゃ…」
俺は足を小刻みに震わせ始めた。
布越しの振動を受けて魅音が叫ぶ。
「やめ、や…あぁああっ!!」
魅音の顔が赤くなる。眉根が寄せられて、すごく色っぽい。
……悟史にも、あんな顔を見せたんだろうか。
胸の奥で魅音に対する憎悪がむくりと頭を持ち上げる。
「魅音、どうしたんだよ?いつもならこんな罰ゲームへっちゃらだって言って、耐えてみせるじゃねえか」
俺は足に力を込めた。強く強く、布越しに魅音の股間を擦る。
魅音は俺の言葉を聞いて、唇を噛んでぎゅっと目を閉じた。声を必死に耐えている。
俺は構わず続ける。魅音が泣きそうな顔をしたって構うものか。悪いのは嘘をついた魅音だ。
431綿流し後日:2007/03/09(金) 01:04:53 ID:1bcOAkyL
「あ……あぁ…」
不意に、魅音の表情が微かに変わる。目を見開き、赤い顔のまま焦ったような表情を浮かべる。
「や…だめ、けえちゃ…お、おねが…やめ、ひゃうっ」
「ん?どうした魅音」
俺は笑いながら足の動きを止め、可愛がるように足の裏で魅音の股間をすりすりと撫でさすった。
その微力な刺激にも魅音は肩をすくめ、小さく呻く。
「や、やめて…わたし、わたし……」
そのもじもじとした様子に俺は気付く。
「もしかして…漏れそうなのか?」
そう聞いた瞬間、魅音の顔が歪むのが見えた。
なるほど。そう言えば帰ってきてからトイレ行ってねえな。お茶も飲んだし。
こんな風に股間を刺激されれば、そりゃあトイレにも行きたくなるだろう。
「……ならしょうがねえな」
「ほ、ほんと!?」
魅音の顔がぱっと輝く。解放してもらえると思ったらしい。
俺は微笑んで、足でずん、と魅音の股間を押した。
「あうっ」
魅音が呻くのを聞いて、俺は足を動かし始める。先ほどよりも強く。
「あ…やあああっ、だめだって、だめだってばぁっ!!」
いやいやをするように頭を振ったせいで髪の毛が床に広がり、魅音の姿をよりいっそうしどけないものにする。
「やめ、けえちゃ、うあぁあっ!!も、もれちゃうよぉっ」
「うん、我慢しろ。魅音が悪いんだから」
泣きそうな顔で魅音はじたばたともがく。手錠に拘束された両手を、狂ったようにがちゃがちゃと動かす。けれどもちろん鎖が外れるはずもない。
魅音はただ股間を擦られているしか出来ないのだ。
432綿流し後日:2007/03/09(金) 01:05:28 ID:1bcOAkyL
俺はガガガガ、と足を動かし続ける。
「も、もれちゃ…やあああああっ…」
「魅音、漏らすなよ?掃除が大変だぞ」
魅音の顔は湯気が出そうなほど赤い。肌蹴た胸元も赤らんでいる。掴んでいる足も汗ばんでいる。
相当辛いのだろう。必死に尿意に耐えるように目をつぶっている。
可哀想だ。めちゃくちゃ可哀想で、めちゃくちゃ可愛い。
もう電気あんまを始めて、魅音が尿意を訴えてから二分は経っただろうか。
俺はラストスパートをかけるように、足を小刻みに強く振動させた。
「魅音、そんなに漏らしたいなら漏らしてもいいんだぜ」
「そ、そんなの、や、やだよぉ…ひううぅううっ…」
魅音の身体が震えている。電気あんまの振動のせいだけではないだろう。
俺は魅音の股間を踏みつける。悟史のモノを受け入れたであろうその部分を貶めるように、ぎゅうっと。
「うああぁっ、ごめ、ごめんなさい…ごめんなさ……おねが、ゆる、ゆるしてけいちゃ…ひうっ」
魅音の唇から謝罪が漏れる。それを聞いて俺は唇を噛んだ。
ごめんなさい?何だよそれ。
何で謝るんだよ。何を謝ってるんだよ。
「ごめんなさ、ごめんなさいぃ…ふあああ…」
潤んだ瞳で、必死に許しを請うように魅音が俺を見る。普段の俺だったら、見たら何でも言うことを聞いてしまいそうな顔だった。
俺は思わず言っていた。
「悟史にも、そういう顔見せたのかよ」
魅音の声が一瞬止まり、表情が驚きへと変わる。
尿道はこの辺りだろうか。俺は狙いを定めてつま先をぐりぐりとめり込ませる。
それが決定的になったらしい。魅音が口をぱくぱくと開いて、呼吸を忘れたかのように目を見開く。身体が仰け反り、白い喉元が見えた。
「ひ…も、もぉ…だめ、やだあああぁああぁっ!!!」
魅音の唇から悲痛な叫び声が漏れて、身体が硬直する。
そして俺は、じわっと足元に広がる、生温い濡れた感触を感じた。
433綿流し後日:2007/03/09(金) 01:07:12 ID:1bcOAkyL
最悪だ。
股間に広がる生暖かい感触。極度に緊張していた身体が弛緩する感覚。そして胸の中に広がる、羞恥と絶望。
「……すげえな」
圭ちゃんが足を止めてぽつりと呟く。最悪だ。私はもう一度そう思った。
好きな人には一番見られたくない姿だ。大股開いてお漏らしだなんて。
「まさか本当に漏らすとはなあ。魅音、お前いくつだよ?」
圭ちゃんの滑稽な動物を揶揄するような言葉が胸を抉る。頭がカーッと熱くなる。死んじゃいたいぐらい恥ずかしい。
涙をぼたぼたと零しながら、私は俯いた。すると圭ちゃんが「さて」と言いながら足を私の股間の上に当てなおす。濡れたパンツがぐちゅ、と音を立てる。
「へ…?」
私は訳が分からず圭ちゃんを見た。圭ちゃんが私の視線に気付いて、笑いながら言う。
「これで終わりなわけねえだろ?せっかくなんだし、もっと楽しまなきゃなあ」
「ちょ…やだ、や…あぅあぁあっ」
漏らしたせいで先ほどよりも敏感になったその部分を容赦無く踏みながら、圭ちゃんの足がガガガガ、と振動する。
パンツがグシュグシュと水音を立てる。頭の中がぐちゃぐちゃになる。下半身が熱い。私は馬鹿みたいに大きく喘いだ。
「ああぁあああっ!!ひゃうううううぅうっ!!」
最初はくすぐったかったはずの感覚は、今や快感へと変わっていた。
乱暴に股間を踏まれて擦られる。それがこんなに苦しくて気持ちいいなんて、知らなかった。
恥ずかしくてたまらないのに、どうしても身体を圭ちゃんの足に押し付けてしまう。唾液が開きっぱなしの唇からたらたらと零れる。
「ふあっ、だめ、ひう、んああああああ…」
「魅音、随分気持ち良さそうだな?股間踏まれるだけで感じるなんて、おかしいんじゃねえの」
圭ちゃんの熱を孕んだ声が耳に届く。
434綿流し後日:2007/03/09(金) 01:09:46 ID:1bcOAkyL
確かに私はおかしいのかもしれない。圭ちゃんの足の指がぐりぐりと股間にめり込み、私は叫びながら身を捩る。本当に動物みたいだ、私。
下半身がただ熱くてむず痒くて、どうしようもなく苦しくて、おかしくなる。
身体ががくがくと上下に震動する。手錠に繋がれた腕が擦れて痛い。血が出てるんじゃないだろうか。
ひくひくと喉が痙攣する。唾液が胸にぽたりと落ちる。
頭が熱でぐらぐらしてぐるぐるする。股間に圭ちゃんの足があって、それがどうしようもなく熱くて、ぞくぞくして、ああ、もう分かんない。
ひ、ああ、やだ、そんな、踏んじゃだめ、そう思うのに、声帯が壊れたみたいに、喘ぎしか出て来ない。
う、また、あっ、やぁ、んうう……だめ、だよ、けいちゃん……
くすぐったい。またおしっこがでそう。熱い、あついあついあつい。
もう、ぜんぶ、どうでも、いい。あついから、もう、いい。あぁあ…あついよぉ……
「ふわ、ふあああああぁああああっ!!!!」
股間で圭ちゃんの足が強く振動を続ける。私は身体を反らし、ぶるっと大きく震えた。
435綿流し後日:2007/03/09(金) 01:12:04 ID:1bcOAkyL
「……魅音、イッたのか?」
圭ちゃんが聞く。分かってるくせに。私は放心状態で、ぐったりと床にもたれた。
ようやく圭ちゃんの足が止まる。
「あーあ、びしょびしょだな。きったねえ」
圭ちゃんが私のスカートをめくって中を覗き込む。
「濡れて気持ち悪いだろ?脱がしてやろうか」
私はその言葉に反応を返すことが出来なかった。呆然としていたのだ。
何やってんだろう。婆っちゃと一緒に暮らしてるこの家で、園崎本家で、大好きな男の子に股間を踏まれて、おしっこ漏らして、私本当に何をやってるんだろう。
真っ暗だ。もう全部真っ暗だ。私は涙が頬をだらだらと流れるのを感じた。歯を食い縛ってきつく目を閉じる。
圭ちゃんが足から手を放す。私の両足はようやく解放され、濡れた床の上に下ろされた。

私の足を向けた側から圭ちゃんが離れて、私の横に来る。
「魅音」
圭ちゃんが私を呼んだ。
「どうして悟史に抱かれたんだ?」
ぽつりぽつりと静かな声が耳に届く。私は答えずに顔を背けた。
すると圭ちゃんが私の胸を掴む。とても強い力で。それは鈍い痛みを私に伝えた。
「うあっ」
唇から悲鳴が漏れる。痛い。
「答えろよ、魅音。どうしてお前は悟史に抱かれたんだ?」
圭ちゃんは手にぎりぎりと力を込める。胸が潰れてひしゃげそうに痛い、苦しい。私は掠れた声で呻いた。
「……すきだったの」
好きだった。愛しかった。切なかった。
悟史に抱かれて、この上なく幸せだった。
夕方。バス停。熱と吐息。触れ合う肌。ひぐらしの声。
あの時の情景が一瞬にして脳裏を駆け巡る。私は唇が震えるのを感じた。
一瞬、圭ちゃんが動きを止め、そして再度口を開く。
「へえ。じゃあ俺は?」
圭ちゃんは手の力を弱めない。むしろ先ほどよりも強くなってる気がする。痛い、いたいいたい。
私は圭ちゃんの言葉の意味が分からず圭ちゃんを見た。圭ちゃんは無表情で私を見つめている。
「俺が悟史に似てたから、俺と付き合ったんだろ?悟史が帰ってきたら俺のことは捨てるのか?」
私は驚いて目をしばたかせた。何を言ってるんだろう。そんな訳がないじゃないか。
確かに圭ちゃんには悟史に似たところがある。圭ちゃんに惹かれたきっかけがそこにあると言われれば、否定は出来ない。
でも圭ちゃんは圭ちゃんだ。私が今好きなのは圭ちゃんだけだし、悟史が帰ってきたとしてもそれは変わらない。
だから私は胸を圧迫されながらも、途切れ途切れに言った。
「私が、今、好きなのは、悟史じゃなくて、圭ちゃんだよ」
圭ちゃんは、胸を掴む力を強くすることをやめない。爪が肌に突き立てられて、その部分が赤らんでいる。苦しくて息を詰めた。
436綿流し後日:2007/03/09(金) 01:13:29 ID:1bcOAkyL
「嘘だ」
圭ちゃんの、獣が唸るような低い声が響く。背中が恐怖で粟立つ。
「俺のことなんて好きじゃないくせに、俺から逃げようと思ってるくせに、お前はこうやって俺を何度も騙すんだ」
圭ちゃんの手が一瞬胸を離れる。安堵する暇も無く、圭ちゃんの指がブラをずり下ろした。
胸が露わになり、乳首が外気に触れる。私は身体を強張らせた。
「俺はもう騙されねえぞ。魅音を罰して、逃げられないようにしてやる」
うわ言のようにそう呟く。どうしてこんなに疑うんだろう。本当に、こんなにちゃんと好きなのに。
「今まで俺を拒んでたのは、悟史が戻ってきたら心置きなく悟史と付き合うためだろ?悟史がいない間に他の男と遊んでましただなんて口が裂けても言えないもんな」
悔しくて新しい涙が滲んだ。
「何泣いてんだよ。逃げられないと思うと、悲しくて涙が出るってか?」
私のせいだ。
私が自分を守るために嘘をついたせいで、圭ちゃんは私が信じられなくなってしまった。
頭の中を、邪気の無い明るい笑顔で私の頭を撫でてくれた圭ちゃんの姿がよぎる。
目の前の圭ちゃんは、何もかもを拒絶した傷ついた瞳をして笑っている。
私のせいで圭ちゃんは傷ついたんだ。私が圭ちゃんを傷つけたんだ。ごめん、ごめんね圭ちゃん。
戻さなきゃ。元の圭ちゃんに、私が戻さなくちゃ。
「……んね」
「は?」
「ごめんね…本当に、ごめん……」
圭ちゃんの表情が一瞬止まる。
「はっ、なるほどな。やっぱり俺を懐柔する気か。悪いと思うんなら、俺の気の済むようにやらせろよ」
圭ちゃんはそう吐き捨てるように言うと、私の胸に顔を近づける。私は言った。
「いいよ。圭ちゃんがしたいなら」
圭ちゃんが私を見た。
「その代わり、気が済んだら、私のこと許して。そして、前みたいに笑って?」
返事は無かった。

続く
437綿流し後日:2007/03/09(金) 01:17:09 ID:1bcOAkyL
以上です。
何かいろいろすいません。
エロもシリアスも中途半端な感じが否めないorz

あと今ひぐらし大賞に応募する作品を書いてるので、また忙しくなりそうです。
なんかもうホントすいません…
438名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:20:11 ID:UFSyTKpv
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)< GJ!これからもマイペースでがんばってください!
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)< 一刻も早く続きが読みたくて仕方ねぇよぉぉぉ!
  ∨ ̄∨   \_______________
439名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:20:56 ID:bbKEVwRr
まだこれからどっちに転ぶかわからないって感じだな
440名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:23:54 ID:ojtz7L2H
>>437
魅音がエロくて可愛い。続きもwktkして待ってる!
電気アンマプレイ…ハァハァ


エロで暗いレナ→魅、レナ→圭を書いたのですが
今投下しても大丈夫でしょうか。
441名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:24:57 ID:UFSyTKpv
おいおい?俺を寝かせない気か?
ダークな話は大好物だぜ!
442名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:28:25 ID:rytyJmVa
>>436
GJGJGJ
魅音がエロ健気すぎて僕のオットセイも発症しそうです
原作と同じ雰囲気を感じさせるシリアスさがたまらない
大賞もがんばってくださいな
続きを首を長くしてお待ちしてます!

>>440
おおお願いしますですよ
443440:2007/03/09(金) 01:31:39 ID:ojtz7L2H
>>441
>>442
有難う早速投下させて頂きます。
大した事ないけど暗いのやグロが嫌いな方は気をつけて下さい。


「…っ」
頭がガンガンする。鈍い頭の痛みと直接的な手首の痛みで少しずつ意識が現実に引き戻される。
「やっと起きた?圭一君?圭一君がお寝坊さんだから
 魅ぃちゃんはレナがお持ち帰りしちゃったよ」
「…レナ?」
ぼんやりしていた視界がクリアになってきた先には
「み…魅音!?」
「いやああああああああ!見ないで!圭ちゃん見ないでぇぇ!」
紅に染まる教室の一角。両腕を縛られて寝転ぶ俺の前には
同じように両腕を縛られ衣服はだけた魅音が
レナに押し倒され無理やり足を開かされていた。
「レナ、お前…!何してんだよ!!!」
「ほら、魅ぃちゃん?だーいすきな圭一君が見てくれてるんだよ?
もっと可愛い声で鳴いてあげなよ」
震える魅音の耳に唇を寄せそっと息を吹きかけるよう囁く。
疲労と快感と嫌悪感がぐちゃぐちゃになったような魅音の表情は
普段、俺達をリーダーとしてひっぱる勝気な「園崎魅音」とすぐに結びつかなかった。
「んあっ…アアぁっ、やだ!レナ!けいちゃっ、アァ!」
レナは魅音の豊満な胸に吸い付きながら白く細い指を魅音の中に入れこねくり回し続けた。
444440:2007/03/09(金) 01:33:10 ID:ojtz7L2H
「く…」
俺は一瞬刺激の強い魅音の痴態に目を奪われたものの
泣き崩れる魅音の表情に耐え切れなくなりせめてもと頭を地面につけて目を逸らすしかない。
「圭一君、これは罰ゲームなんだよ?ちゃんと魅ぃちゃんを見てあげて。
 じゃないともっと酷い事を魅ぃちゃんにしちゃうよ」
レナは左手に握り締めた鉈を魅音の左脚にゆっくり突き立てる。
白い肌にツゥ…と紅い線が伸びていく。
「痛っ、アアアっ、あぐっ…レ…ナ、ごめん、ごめんなさ、あぅ…」
魅音の悲痛な喘ぎ声が響く。思わず俺は顔を上げた。
「なっ…!レナ!!お前いい加減にしろよ!!…っ、俺はちゃんと見てるだろ」
「アハハハハハハハ!魅ぃちゃんは痛いのが気持ちいいのかな?
それとも圭一君に見られて感じる?さっきから何回もイってるのに魅ぃちゃんは欲張りさんだね」
レナは暴言を吐きつつも俺が魅音を見ているのを確認すると鉈を捨て、
余った左手は魅音の乳首を弄る事に費やす。
「ああっ、んあっ、はぁっ…!駄目…もうだめぇっ」
くちゅくちゅと激しい水音と魅音の嬌声がほぼ同時に止んだ。
「はぁ…はぁ…は…」
魅音の首ががくっと力なく項垂れた。どうやら失神してしまったらしい。
「………っ」
いつも皆で楽しく過ごしているはずの教室なのに
違う空間に迷い込んでしまったような錯覚を覚える。

なんで?どうしてこんな事になってるんだ?
445440:2007/03/09(金) 01:34:24 ID:ojtz7L2H
確か放課後、魅音に呼び出されて…――――――――

「え…?これ俺に?」
渡されたのはピンクのハート型の箱に可愛らしい赤いリボンでラッピングされたチョコレート。
そう、今日はバレンタインデーだった。
「お、おおおじさんね…日頃圭ちゃんにはお世話になってるし、感謝の気持ちだよ!うん!」
「アハハ。有難うな、魅音。お前からもらう物だと
タバスコでも入ってるんじゃないかって疑っちまうぜ」
「ひどーい!圭ちゃん!で、でも今回は絶対にそんな事…してないよ」
「…?なんでだ?」
頬を染めて下を俯く魅音。おいおい、なんだか可愛いぞ。ちょっぴり期待してしまう。
「だ、だっておじさんが圭ちゃんに作ったそのチョコは…」



ゴッと鈍い音がした。後頭部に焼ける熱さを感じる。
「圭ちゃん!」と焦ったような魅音の声が聞こえた気がした。
446440:2007/03/09(金) 01:35:58 ID:ojtz7L2H
…―――――――――――――――――――――

「あははははははははははははは!!!」

レナの高笑いで回想からハっと我に返る。
俺は魅音からチョコをもらった時に誰かに殴られた?
ぼやける頭で今の状況を必死に整理する。俺を殴ったのはレナ?

「魅ぃちゃん、イキ過ぎて気絶しちゃった。レナを裏切るからこうゆう目に合うんだよ?
 レナも圭一君が大好きだったのに。抜け駆けするなんて酷いよ、魅ぃちゃん!」
まるでレナは壊れた人形に興味がなくなった子供のように
魅音を地面に叩きつけると俺の方に歩みよってきた。
手には禍々しく光った鉈を手にしたまま。
俺はふと自分の横に魅音からもらったチョコレートが
ズタズタに崩されて転がっているのに俺は気づいた。
「…っ!お、おい!レナ!お前どうしちまったんだよ!なんだよ、これ!
お前はこんな心無い事をする奴じゃないだろ!?聞いてんのかよ!?」
悲しさと悔しさで涙が浮かぶ。おかしい。レナはこんな奴じゃない!
「圭一君は相変わらず鈍感だねぇ?でも身体は素直だよねぇ?
魅ぃちゃんのエッチな姿見て股間を膨らませてたんじゃないの?」
447440:2007/03/09(金) 01:38:16 ID:ojtz7L2H
その言葉を頭が理解するよりも早く身体がビクっと素直な反応を返す。
すかさずレナが俺の股間を痛いぐらいに蹴飛ばしてきた。
「ウぁっ…!!!」
なんともいえない感覚に俺はのた打ち回る。
レナは鉈を俺の横に放り出すと
悶える俺を仰向けに押さえつけて圧し掛かってきた。
「んぐっ!んんんっ!」
俺の顔を白い手で拘束してきたと思ったら乱暴に唇を重ねられる。
「レナ…!ぅ…は…」
叫ぼうと開いた俺の口に今度は舌が入り込んできた。
女の子とキスなんてした事ない俺は、レナの甘い香りと柔らかい舌に酔いそうになる。
レナにされているのか、俺の方からレナを貪っているのか分からなくなってきた頃には
お互いの唾液で口周りはべとべとになっていた。
「圭一君、女の子とこうゆう事するの初めて?」
「…」
「アハハ。相変わらず圭一君は分かりやすいなぁ」
気持ちの良いぐらいの笑顔でレナが笑い飛ばす。
でも目はちっとも笑っていなくて、どこか影があるように見えて仕方ない。
448440:2007/03/09(金) 01:39:39 ID:ojtz7L2H
「で、もっとここは気持ちよくなっちゃったんでしょ?」
ズボンの上から膨らみを撫でられたかと思うと強く摘まれ上下される。
「ィ…」
魅音のあんな姿を見て、レナにねちっこいキスをされ
不謹慎ながらも下半身は収まりがつかなくなっていた。
「圭一君、ズボンに染みが出来てる。苦しいだろうからズボン脱がしてあげるね」
「…!や、やめ!」
「圭一君のオットセイかぁいい〜!はぅっ」
パクっとまるでアイスでも食べるかのようにレナの口内に含まれる。
「ヒっ!あ、ああっ…ぐっ!」
生暖かいレナの口は信じられないぐらいに気持ちよかった。
こんなのレナじゃないと頭で分かっていても腰が揺れて止まらない。
「っ、んぅ…ふ…ぅ…」
「うぁ!レナ!レナ!も…」
俺は無様にもレナの口内に欲望を放ってしまった。
「あは☆圭一君の不味ーい。出したのにこんなにカチカチだね。こっちはどうかな?」
まだ余韻が冷めないというのに
あろう事かぬるぬるした細い指でとんでもない所に指を突き入れられる。
そのまま余った手で玉を揉みしだかれ、
口で亀頭を吸われてしまえばひとたまりもなかった。
449440:2007/03/09(金) 01:41:23 ID:ojtz7L2H
「い!っ…!あ、ひぃ、あああぁっ、あァ…!」
恥ずかしいとかコンナ事とか考える事すら出来ない。二度目の絶頂はすぐそこ。
「何?またイクの?でも駄目だよー。圭一君ばかりずるいんだから。はぅ☆」
もうイキそうというところで愛撫をピタっと止められる。
…苦しい。これではほとんど拷問だ。
「れ、な…っ」
「レナも気持ちよくなりたいな。見て圭一君、
レナのこここんなにぐちゃぐちゃなんだよ?レナのここに圭一君は入れたくない?」
レナはスカートをめくり上げ、下着を足首までずらすと、
人差し指と中指で中を拡げて見せた。
ぬらぬらと濡れたレナの中を見て
興奮が余計に高まってしまう。思わず喉が鳴る。
「ちゃんとお願いしてみなよ。家畜なら家畜らしくお願いしなきゃ」
レナは敏感になってる俺の息子を思いっきり握り締める。
「ヒっ…!!い、痛い!レナ!」
「”お願い”するんでしょ?ほら」
「い、れさせてくれ…」
「圭一君は言葉遣いが悪いね。もっと丁寧にお願いしないと虐めちゃうよ」
このままじゃ焦らされて気が狂う。
450名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:43:58 ID:FXuWo9Sr
>>437
GJ。
この文章と展開で中途半端って、アンタどこまで自分に厳しいんだよ。
俺ももっと精進しなきゃな……。予想してたけど、こりゃ、今度のひぐらし大賞
はとんでもない激戦になりそうだな。

ともあれ、今後の展開にワクワクなのです。
451440:2007/03/09(金) 01:47:58 ID:ojtz7L2H
「…レナの中に俺のだらしないペニスを入れさせて下さい…!」
「うん、合格。見て、圭一君。レナの中に圭一君が入っちゃうよ」
ゆっくりとレナの体重が俺の身体にかかっていく。
ズルズルと俺の息子がレナの中に埋まっていく。
きゅうきゅう締めつけられて待ち焦がれていた快感に
俺は手が動かせないじれったさを感じながらも快感に従うように
腰を揺らし始めるしかなかった。
「あはっ…ん、ああ!圭一君、圭一君。イイ、いいよぉ」
レナも腰を激しく上下に動かす。止まらない。何もかも。
「はっ、はぁ…!れな…っ…んっ…!ア」
どちらともつかない嬌声が漏れる。すぐにイってしまいそうだ。
「んっ…ぃ!」
「ね…圭一…君、私、圭一君をね…どうしたら独り占めできるか考えたの」
レナは右手にそっと鉈を握り締める。
「はっ…っ…?」
警告を知らせる鐘が頭に響いてるのに身体は動かない。動かせない。
「圭一君が私と同じ快感の中で死ねたら幸せだと思わない?」


彼女の鞄の中にあったのは青い包みの可愛らしいチョコレート。

さっきまで汗を流し、快楽に頬を紅潮させていたはずの彼女は
残酷な笑顔でこの世の物とは思えない位に綺麗に笑った。

…――――――――終


終わりです。時期はずれなバレンタインネタですみません。
憑落しをやったらこのネタが浮かんでどうしても書きたくなりました。
女王様気質なレナが好きです。一応このお話ではレナが発症しています。
452名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:51:12 ID:UFSyTKpv
GJ!欲を言えば目を覚ました魅音が二人の惨状を見てって感じのエピローグがちょっと欲しかったな。
453名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:53:52 ID:rytyJmVa
>>451
これはいい間接3P
日常と非日常の対比が短い一文に集約されてて
あっさりしてるのに濃厚なシチュエロゴチです!
454名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 01:57:28 ID:FXuWo9Sr
とんでもねータイミングで書き込んでしまった。
>>451氏、ごめんなさい。あと、GJ。
「レナ初めてだから」以来、レナ女王様は大好物です。
455名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 02:07:23 ID:CMFidJJE
>>437>>451もGJ!
魅音スキーだけど、こういうダークな展開を何故か期待してしまう…
多分、出題編で魅音が(K1を思ってやった)隠し事をして
かえってK1を惑わしてしまったこと等について許せなかったっていうのがまだ心に残ってるんだろう。
俺が魅音好きになったのは目明しからだからな。それまでは詩音が好きだったんだぜい。

綿流し後日の続き待ってます。
456440:2007/03/09(金) 02:14:50 ID:ojtz7L2H
>>452
>>453
>>454
>>455

人生初のSSで凄い緊張したんだけれども読んでくれて有難う(つД`)
圭一視点か魅音視点で切るか悩んだんだけど、魅音の方がよかったか!
今後の参考にさせていただくよ。今度はまた魅音受けで投下にしに来ようと思います。
457名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:39:57 ID:59psG4Pg
『前原ハード 』

不安になりつつも自宅にレナを招き入れるする圭一。
だが、それはレナの巧妙な罠だった。

「圭一くんの純潔は私に汚される為に築いてきたんだよね」
「いつもの力が出せれば…こんなレナなんかに…!」
「よかったね L5のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「あはははは…… ちょっとお味噌汁を使うよ。これで気持ちよくしてあげるよ」
(耐えないと…!!今は耐えるしかないんだ…!!)
「圭一くんのキーホルダーお持ち帰りぃ! 小さくてかぁいいよぅ。はぅ〜……」
(いけない…!俺の下着の中が暴発寸前になってるのを悟られたら…!)
「圭一くんの生オットセイみてもかな?かな?」
「こんなレナに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「はうっ!キノコに当たっちゃったよ〜。甘い痺れがいつまでもとれない様にね。あははははは……!」
458329:2007/03/09(金) 16:58:22 ID:WhAaHsxw
以前梨花沙都子SSを書いたものなんですが、
ある程度話にまとまりが出来たので投下しても大丈夫でしょうか…。
メモ帳で56kbあるから相当長いんですが。
459名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:59:50 ID:TpbYPVoK
このスレ、現在271kb。


とりあえず投下してみればいいじゃない。
460329:2007/03/09(金) 17:02:16 ID:WhAaHsxw
ありがとうございます、お付き合いお願いいたします。
>>328-329

「はぁ…はぁ、は…っ」

無心となって走った。
木の枝が足を、腕を、顔を引っ掻いても気にしなかった。
梨花が私を呼んで、私の手をとって、私の目を見つめて問いたださないように。
ただそれだけが怖くて走った、寧ろ逃げたと言ってもいいくらいに。
裏山の立ち入り禁止の看板を見つけそこで息を整える。
トラップなんて何があってもいいように念には念を押して仕掛けてあるのだから
頻繁に確認しにくる必要はないという事は私は当然、梨花も知っていた。
だから言い訳はただの嘘という事は悟られていて、それでも何も聞いてこないのは
梨花の優しさだと思ってた。

「…一応嘘とは言えども、裏山に来たんですから確認はしておいた方がいいですわね」

呼吸と身なりを整え誰に会うわけでもないこの裏山に入っていく。
これだけの木々が立ち並んでいるのだから日が影ってしまえば出るのはさすがの私でも
少し不安。だから早めに立ち去ろうと決めた。
…梨花を飢え死にさせないためにも、というのはあながち間違いでもないのだが、
今日で終わらせる、と気持ちにケリをつける日だったから。

(山狗という部隊がきたときは不謹慎ながら楽しめましたわね)

散策しながらあの時はを思い出す、ただ梨花を守りたいとそう思う一心でいた。
それは仲間であり、家族だったから。
にーにーが突然いなくなったのは私が守ってあげられなかったから…だから
私は自分のかけがえのない人を自分が原因で失わないように努力していた。
足をぴたりと止める。

「これは圭一さんを驚かせようと梨花と考えて―…」

作ったばかりのトラップ。部活メンバーで裏山に来たら絶対仕掛けてやるんだと意気揚々と
作った記憶がある。でもその機会は未だ訪れないからまだ発動してないわけで…その理由も
よく分かっている。

「私が、梨花を好きになってしまってから全てがおかしくなってしまったんですわよね」

あの頃に戻りたい。
みんなで笑いあって、隣には梨花がいて、そんな生活に戻りたい。
ひぐらしの鳴く声をもっと穏やかな気持ちで聞きたい、ただそれだけなのに―――
461夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:02:47 ID:WhAaHsxw
叔母が死に、叔父が逃げ、兄が消えた。私は一人になった。
にーにーの匂いが残る部屋があるあの家は私一人ではどうしようもなくて、
いつもにーにーに頼ってばかりいたから何をどうしたらいいのか分からなかった。
ご飯の炊き方やお味噌汁の作り方くらいは知っているけれど、オカズはどうしよう。
雛見沢は外からのものや対立するものに敏感で、私…「北条」に一段と冷たかった。
誰も助けてなんてくれない、と知っていた私は途方に暮れていた。

「沙都子、一緒にボクと暮らしませんか?」
「…え?」

そんな私に声をかけたのは友達の梨花だった。
梨花は古手家と言ってこの雛見沢では御三家と呼ばれる格式高い家柄で
その頭首である梨花はオヤシロさまの生まれ変わりなどと謳われ
私を忌み嫌う村の人たちのマスコット的存在であり、とても愛されていた。
いつから私の傍にいてくれたのかは分からないけれど、梨花は私を北条だからと言って特別視した事はなかった。
にーにーがいてくれた時はにーにーにばかり頼っていたから気づかなかったけど
梨花はずっと私を見守ってくれていたんじゃないかと思う。

「ボクも沙都子と同じでおとうさんもおかあさんもいないのです。」
「…」
「ご飯を食べるのは一人だと味気ないのです。それに一人前だけ作るのは難しいので作るたびに食べ終わるまで大変なのですよ」
「そうですわね…」
「沙都子が良ければボクの話し相手になってもらいたいのです」
「え?」
「一人でいるよりも二人でいる方がきっと楽しいのですよ」

そう言って梨花は私の手を取り笑った。まるで花が咲くように。
そして私と梨花の二人の生活は始まった。
462夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:03:40 ID:WhAaHsxw
最初こそ戸惑いはしたものの、梨花との生活は色々な事が学べて楽しかった。
住み始めた頃は色々と梨花が世話を焼いてくれていたけれど同居しているんだから、と
家事全般を梨花に教えてもらいながら生活していった。
教えてもらいたての頃は上手く作れなかったけど、少しずつ料理が出来るようになって交代制になった。
梨花のご飯を食べるのはとても好きだけど、私が梨花にご飯を作るのも好きだった。
失敗してしまった料理が食卓に並んだ時は「まだまだなのです」なんて言いながらも
「沙都子の味がして美味しいのですよ」と花のような笑顔を絶やさずに完食してくれた。
いつも私の隣でにこにこと微笑みながら、いつも一緒にいるのが当たり前で。
梨花が私の親友で、仲間で、家族である事が誇らしくてとてもうれしかった。だから何を
するにも常に一緒に行動していたし、それが当たり前だと思うが如くにふるまった。
そして梨花もそれが当然というように私の隣にいてくれた。

私が元気がない時は梨花の笑顔もどことなく影が宿っていて、そんな顔をしている梨花を
見たくないと言ったら「沙都子が笑ってくれたらボクも笑うのです」と頭を撫でた。
「沙都子をなでなでなのですよ」なんて言いながら。
私の頭を撫でても問題がある人とない人がいて、その中でも特に心地よかったのは梨花と
圭一さんだった。
言動や物の考え方こそ違うもののにーにーのようで、だから圭一さんに頭を撫でてもらうのは好きだった。
それをしている時の圭一さんは優しい顔で、私も自然と笑顔になっていて、だからきっと
この瞬間も梨花は笑っていてくれるだろうと思って梨花に視線を投げかけたら…違った。
ほんの一瞬だったけど、だけど何かが篭っている目をしていた。
私が瞬きをすると、「みー!ボクも沙都子をなでなでするのです」とさっきまでの
黒い表情はなくなり、いつもの梨花が圭一さんと私の頭を取り合った。

その表情が忘れられなくて梨花に問いただしてみると、何の事か分からないとはぐらかす。
梨花は何か私に隠してるのではないかと疑ったくらい。それが少し悲しくて顔を俯かせた。

「沙都子はボクのものなのです、圭一は悟史に似ているというだけでずるいのです」
「梨花?」
「沙都子の傍にいれるのがボクの幸せなのです。だからずっとずっと傍にいるのですよ?にぱ〜☆」
「当たり前ですわよ、梨花とは切っても切れない関係なんですから!」
「み〜☆まるで腐れ縁みたいな言い方なのです」

そう言う梨花の顔は穏やかだった。
463夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:04:32 ID:WhAaHsxw
梨花の様子がおかしい時があった。
それは鷹野さん達の目論見があった頃だったから、梨花は不安だらけだったと思う。
私に出来ることと言えば傍にいて梨花の不安を紛らわす事、笑わせてあげる事くらい、
だから梨花が私の知らぬ男性と話し安堵の表情を向けていた時には非常に腹が立った。
その人は赤坂さんと言って、警察の方らしい。正直なところ警察はあまり好きではなかった。
それも関係してか赤坂さんの事を好きになれなかった。少しトラップでも仕掛けようか
と思ったが、それも大人気ないと諦め梨花が信頼しているから私も信頼する事にした。

そしてあの一件以来、梨花の口から「赤坂」という単語が出ることが多くなった。
赤坂から手紙がきたとか、赤坂が何月にくるだとか、赤坂に電話をしただとかそういう事ばかり。
もしかしてあの人のこと好きなんだろうか…そう考えるようになってからというもの、
普段と変わっていないと思っていた梨花の食欲のなさが目に付いた。
どうしたのと聞くのもおこがましく感じて、聞くのをやめた。
どうせあの赤坂という人を思って食事が喉を通らないとか言うんだろうと思ったら、また
悔しくて腹が立った。梨花の笑顔が消え、食事も捗らなくなった。

あの赤坂という人がきてからの梨花は私の心をざわつかせた。心の奥に黒い靄がある。
それが引き金となったのか少しぎこちなくなっていた頃、レナさんや魅音さん、
そして圭一さんが声をかけてきた。

「梨花ちゃんとケンカでもしたの?」
「いえ、そういうわけではありませんのよ」
「そう?それならいいんだけど、おじさんとしては心配なわけよ」
「ほほほっ、それはそれは大変申し訳ありませんですわね」
「沙都子、あまり抱え込むなよ?」
「え?」
「自分で思っている事を全て自分で解決しようとするとロクな目にあわないからな」
「そうだね、圭一君の言うとおりだよ。二人に何があったのかは分からないけど、でも
二人が元気ないのを見るのは寂しいんだよ、…だよ?」
「まあレナは元気じゃない二人をお持ち帰りしてもつまんないって言いたいんだけどね!」
「おい魅音…」
「あーっははは、ごめんごめん。でもね沙都子、何か力になれる事があったら言うんだよ」
「そうだぞ沙都子、悩みを打ち明けるのは恥ずかしいことじゃないんだからな」
「そうそう、梨花ちゃんも沙都子ちゃんも大切な仲間なんだからねっ☆」
「…お気遣い、ありがとうございますですわ…」
464夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:05:46 ID:WhAaHsxw
―情けない。
周りに迷惑かけるなんて私らしくもない。こうやって悩んでるのだって私らしくない。
みんなが心配しているんだから早くモヤモヤとした黒い感情をどうにかしなくては。
梨花に対しても、誰に対しても今までもった感情ではなかったからどうしたらいいのか分からない。
みんなに相談してみようか…?でもどう伝えたらいいのか分からない…。
どうしたら、どうしたら、どうしたら、どうしたら…。
ああ、もうしっかりしろ北条沙都子!!!!クールになるんだ!!

そうやって自分の気持ちを無理矢理盛り上げた結果、梨花に直接気持ちを言う事。
梨花が誰かと話していると面白くないし、誰かに笑いかけているのも面白くない。
何故と言われたら答えようがないのだけど、多分梨花なら私の言いたい事を分かってくれるはず。
梨花の事にはレナさんや圭一さんや魅音さんには分からないだろう、だから梨花本人に聞くのが
一番手っ取り早くモヤモヤを解消出来るんじゃないのかと思った。
思い立ったが吉日、梨花を探す。教室にはいない。日直じゃなかったからトイレ?、と
いつも一緒に行っているのに私に何も言わず一人で行ってしまった事にすら苛立ちを覚えたが、
こんな感情とも今日でおさらばだと思うと心なしか気持ちがうきうきして足取りも軽くなった。

そこには梨花と、レナさんがいた。

教室を出た奥に遠目で見たから会話までは聞こえないが梨花が何かレナさんに話していた。
梨花の表情はとても暗く目には涙も浮かんでいて、私の隣にいるときは決して見せない顔をしていた。
その反面レナさんはとても満ちた表情をしていて、きっと泣き顔のような梨花をかぁいいとでも
思っているんだろう。
そんな梨花を、レナさんを見ているのが不快で二人に声をかけようとした瞬間目を疑った。

「り、か―…?」

レナの手が梨花の頬に触れ、二言三言梨花に話しかけると梨花が満面の笑みで返した。
465夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:06:21 ID:WhAaHsxw
ドクンッ

と突然心臓が飛び跳ねたかのようなスタートを切る。鼓動が高鳴る、呼吸が乱れる。
そんな光景を目の当たりにして声をかけることが出来ない代わりに頭の中で感情が文字として羅列する。
(なにをやってる?何をされている?レナさんはなんで梨花に触れているの?梨花はなんでそんな嬉しそうな顔をしているの?
その笑顔をレナさんに向けてるの?私だけのものじゃないの?梨花は私にだって沙都子はボクだけのものだって言った、
なのにどうして梨花は私じゃない人に触らせて喜んで最近私に見せなかった表情を他の誰かに見せるの?
どうして?どうして?どうしてどうしてどうしてどうして、どうして梨花?
どうして私だけを見てくれないの?こんなに毎日貴方のこと考えて、
いつもいつも梨花の事ばかりで私はこんなにも貴方がスキ――――――)

「…えっ?」

頭を巡る想いに、思いのほか大きな声が出た。
それは梨花とレナにも聞こえないはずもなく、声の主を探し、そして私は二人と目があう。
呆然とした表情でたっている梨花と状況がいまいち飲み込めないレナさんが声を合わせて名前を呼ぶ。

「…さ、とこ…」
「沙都子ちゃん…!?」

突然のことで言葉も出ない梨花に代わってレナが弁明しようとする。
ああ、呼吸がうまく出来ない。意識が遠くなる。

「嘘、ですわよ…」
「え?沙都子ちゃん?」
「嘘だって、言ってくださいまし…」
「何?何が嘘だって…―」
「嘘ですわよぉぉおぉっっっ!!」

頭がクラクラして、目の前が白く染まる。
―最近あまり食欲なくてちゃんと食べてなかったからかしら…。梨花の笑顔でもあれば食事だって進むのに…

意識を飛ばす寸前「沙都子っっ!!!!」と、梨花が私を呼んでくれた。
ああ…梨花、私は貴方を――――

ブツン。
466夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:07:30 ID:WhAaHsxw
私の隣にはいつも沙都子がいた。
どの世界でも一緒に住み始めた頃は少し余所余所しかったが、段々と自分に心を開いてくれ
てきていると分かるとそれが予定調和とは言いながら嬉しかった。

今私が昭和58年の夏を超え秋を過ごそうとしているのも、100年の輪廻を繰り返しても
心がボロボロになって何の感情を持たなくならなかったのも沙都子がいてくれたから。
私が元気ない時は一緒に落ち込むわけじゃなく、私を元気付けようと色々な話をしてくれる。
沙都子は私を照らす太陽みたいなもので、その明るさに目を向ける私は向日葵のようだった。
沙都子がくれる暖かさを私の全てで吸収したかった。だから沙都子の元気がないと私も元気がない。
大抵の事は私が傍にいる事でその元気を取り戻せていたのだが、私が傍にいることによって
失われる元気もあると言うこともあり傍にいたいのにいれないという心苦しい想いをした事もあった。

私は沙都子が好きだった。
何度も何度も同じ運命を歩み、そして何度も殺されて記憶が曖昧なところもあるくらいなのに
どんな運命の世界でも私の思いは変わらず、沙都子を好きだった。
彼女が笑った時に見せる八重歯が好きだった。本人は食べにくいなんて言って気にしていたけど
私にはとても可愛かった。八重歯だけではなく、沙都子を確立してくれるものの全てが愛しかった。
寝ている時に言う寝言も、寝顔も、布団を蹴っ飛ばして出してしまうぷにぷにのお腹も何もかも
彼女が関係しているものが好きだった。
私は時を越え、ずっと沙都子に恋をしていた。

女の子同士の恋愛は一般的には特異というものだという事は知っている。
けれど私が好きなのは女の子なのではなくて、沙都子なのだ。
女なんて周りにはいくらでもいる、魅音や詩音やレナや知恵や鷹野や他にもたくさんいる。
ある世界では魅音が、詩音が、レナがそういう関係を持っていた事もあった。
そういう事に興味がないわけではなかったが私は沙都子と肌を触れ合わせたかった。
とある世界では圭一と身体の関係を持ったことがあったが、沙都子とは結ばれないんだと言う
悲しみを紛らわすために圭一を利用しただけの事であり、仲間とは想うが恋心を抱いたことはない。
そしてそういう相手との交わりはただ空しいだけで身体から生まれる性感だけで、空虚の心を
埋めようと盛りのついた犬のように毎日交わっていた。
467夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:08:06 ID:WhAaHsxw
どうせ終わる世界なのだとしたら沙都子に言い寄ってみようかと試してみたこともある。それは失敗に終わった。
やはり女の子同士という異質なものに対して沙都子が嫌悪感に似た感情を覚えたのか私を嫌ってしまい
そのうちに北条本宅へ戻りそこには鉄平が戻ってきてしまったという最悪な結果で終わったこともあった。
その世界は全てのサイコロの目が1のように感じ、沙都子と一緒にいれないという事がこんなにも寂しく
苦しく、悲しい世界なんだと言う事を知ってからはもう沙都子を無理やり自分のものにしようという気は失せ、
代わりに沙都子にとって大切な人になろうと想い時には励まし、叱り、そして恋の相談も受けた。
好きな子が自分じゃない誰かを好きになっていく様を見ているのはただただ切なくて、圭一が沙都子を恋愛対象
としてみてくれないと泣き崩れたこともあり、苦しい恋愛をしている沙都子を見るのは生き地獄にも感じた。

こんなにも近くで沙都子を想って心を痛めているのに、沙都子の事を誰よりも大切で誰よりもかけがえのない人と
想い慕っているのに、ただ私が女ということで恋愛対象にならないという事が悔しくて。自分の性別を呪った。

100年も生きた魔女と謳うこの私がたった一人の小娘に心捕らわれている事が滑稽だった。
だけど私は例えここで不慮の事故で意識を飛ばしてしまったとしても、沙都子のために戻ろうというくらいの
想いがあった。
それは決して伝える事は出来ないけれど―――
468夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:08:42 ID:WhAaHsxw
今いる世界は今までとは違う。
今まで駒として扱っていたモノ達にもちゃんとした役割があったからこそ掴めた未来。だからループの世界で
見たくても決して見れなかった世界がある。
例えば魅音とレナが圭一を取り合っていたり、とか詩音が色々なコスチュームを持って診療所に通っているとか
本当に些細な事だけども同じ生活でここまで新鮮に思えることがなかったので、それがとても楽しかった。
そして今私が日々を刻んでいるこの世界では沙都子の様子も今まで見たことのない事になっていた。

まず日々の生活で沙都子は私の周りに対する人への態度が刺々しかった。
村の人たちや血の繋がらない親族のおかげで誰よりもひどい目にあっているから、人を傷つけようとする事は
沙都子にとって滅多にないことなのに。
特に赤坂に対してはとても辛辣な態度で、赤坂自身は沙都子と直接の関わりがそんなにないのだから沙都子が
赤坂を一方的に好きになれないとしても、そんな事で冷たい態度をとるという結果に結びつくのは安直過ぎる。
事情をよくわかってない赤坂はさすがに沙都子に避けられていると思い頭を悩ますのだが、正直なところ
その理由が私ですら分からないのに上っ面の言葉だけで大丈夫、という事も出来ず少し困っていた。
反抗期なのかと思いたしなめようと沙都子に言うのだが、本人が自覚していなかったため理由を聞いても無駄、
却って沙都子を余計に怒らせてしまったため逆効果に終わる。
何か見たくないところでも見てしまったのか。だから赤坂にだけ特別冷たいのかと思いマイナスイメージを
取り払ってもらいたくて赤坂とのやりとりを沙都子に話した。話は聞いてくれているもののあまり快活ではない
返答がかろうじて返ってくる程度で、さもどうでもいいかのように食事を取るのだがその食事の量も今までとは
段違いに少なく、いつも沙都子との会話を楽しみにしていた食事時もあまり楽しく思えなくなってしまっていた。
沙都子が元気でいてくれればそれだけで幸せなのに、その幸せがなく世界が灰色になってしまった気がしていた。
469夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:09:20 ID:WhAaHsxw
そして私への態度もおかしくなった。なんというか少し他人行儀だった。
これもまた赤坂の時と同じように私には理由がわからなかった。知らない間に沙都子を傷つけてしまっていたのかと
思い返してみても自分の中では思い当たる節が見当たらず、どうしたらいいのか分からず日々を過ごしていた。
折角勝ち取ったループからの未来は私は見たことがないのでどうなるかも分からなかったから、ひょっとしたら
沙都子とは仲が悪くなってしまうような未来だったのかもしれないと頭を悩ませ、未来を嘆いた事もあった。
いつもは一緒に行動していたのにちょこちょこと一人で行動することが多くなり、それすらも私の心を締め付ける。
そんな私たち二人を見かねたのか部活メンバーの圭一、レナ、魅音の三人が気を遣い私と沙都子の間に何があったのか
聞いてきた。正直な話圭一や魅音に話しても分からないと思った。理由なんかなく、ただ「なんとなく」。
だから3人一気に押しかけてきたときはなんでもないのです、と切り上げて後にレナだけを呼び出してみることにした。

レナは鋭かった。私が沙都子に対して抱いている感情に薄々気づいていた。
だから用件を伝えるのは容易だったのだけど、レナでやっと気づいたという事は沙都子を含め他の3人は気づいていないはず。
レナの言い分だと私の考えは予想通りで沙都子も私が好きだというのには気づいていないようだった。
あの子は人の痛みには敏感だろうけど恋愛感情がどういうものかまだ分かってないと思ったから。詩音が悟史を好きという程度の
漠然としたものは分かっていても、魅音が圭一を好きだというのが多分理解できないようなもんだろう。
ならば何故沙都子は私から距離をとろうとしているのか、今まで一緒にいながらそれが分からない自分が不甲斐なくて泣けてきた。
470夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:10:18 ID:WhAaHsxw
そんな私をみてレナは優しく撫で、私に言った。

「沙都子ちゃんを信じていれば、絶対大丈夫だから」

そう言うレナに救われた気がして素直にありがとうと言った直後の事。え?という聞き馴染みのある間の抜けた声がどこからともなく聞こえた。
声の主は探さなくても分かる。だけどどうか違っていて欲しいという願いもかけて声のした方に顔を向けたら予感的中、―沙都子だった。
その佇む沙都子の表情を見たら気づいてしまった。私とレナの会話を聞かれてしまっていた、という事。

ワタシガ サトコヲ スキダ トイウコトガ バレテシマッタ

頭にその情報が伝わってからその場に佇む沙都子への弁解の言葉も出てこず、レナが一生懸命弁明しようとしていた。
沙都子はそれを聞かずに嘘だと叫び、その場に倒れた。
沙都子に嫌われても構わないでも沙都子の傍にいたい!そう思うが早いか沙都子の元へ走りより沙都子を抱きすくめる。
元々線が細い沙都子の身体はもっと細く感じた。

後にクラスの子が沙都子が私を探していたという事を耳に入れた。
沙都子は私に何を言おうとしていたのか、それが気になった。けれどそれを聞ける日はなかった。
471夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:10:59 ID:WhAaHsxw
目を覚ました時には診療所のベッドで寝ていた。過呼吸と栄養失調が重なったんだと、梨花が監督に話をしていた。
気を失う前に私を呼ぶ梨花の声が嬉しかった、私を抱きすくめてくれた時に触れられたところがまだ熱く感じた。
ぼんやりしているとカーテンをあけて梨花と監督が足音が近づいてきた。

「みぃ〜☆沙都子起きて大丈夫なのですか?」
「え、ええ…ご迷惑をかけてしまいましたわね…」
「いいんですよぉ〜沙都子ちゃんのすべすべお肌に触れられるだけでこの入江は満足ですから」
「みぃ〜沙都子、寝てても作動するトラップを仕掛けるのですよ☆」
「アハハハ診療所にトラップとはおちおち診察も出来ないですねぇ〜」
「沙都子の身の危険を守るのが第一なのです」
「そうですわね」

そんな他愛無い話を久しぶりにするだけでも固く閉ざしてしまった心が開かれるような気になっていた。
このままなら多分何事もなかったかのように振舞うことが出来る、そう安堵しかけた頃監督が席を外す。
途端に口を紡ぎ、掛け布団に視線を落とす。遠くでひぐらしが鳴いている。もう夕方か。
突然梨花の小さな手が私の頬に触れた。あわてて顔をあげると梨花が穏やかな笑顔で私を見つめる。

「沙都子、ボクに何か話があったのではないのですか?」
「え?」
「お探し猫さんだったのです、にゃーにゃー」

ヒクッと身体が突っ張る感覚が走る。
確かにあの時私は自分の梨花に対してのもやもやとしたものがあるというのを梨花に話したかった。
話したらきっと梨花なら分かってくれる、あわよくば答えを教えてくれると思ったぐらいに。
前みたいな関係に戻りたかった。隣で梨花が笑っていて欲しい、私の作ったご飯を美味しいと言って食べて欲しい。
それが出来ない全ての原因である私から歩み寄る事で、すぐに実現するとなると楽しみで仕方なかった。

そして気づいてしまった―私が梨花を好きだと言う事が。
472夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:11:35 ID:WhAaHsxw
今になって思えば梨花に対しての思いが恋心なんて誰に聞かなくたって分かるくらいに梨花と私の間に
入るもの全てに嫉妬していた。そう、黒いもやもやとした感情は嫉妬という名の負の感情。
だからきっと赤坂さんに対しては梨花がここぞとばかりに嬉しそうに語るからその想いが特別強かった。
答えを知ってしまってから、なぁんだそんな簡単な事なんだと思えた。
簡単な事だけどとても苦しいものなんだと気づくのに時間はかからなかった。
答えは簡単。私が女で梨花も女だから。
世間一般的に異端ではないかと思う。だって女の子は男の子と一緒にいるのが普通でしょ?
魅音さんが圭一さんを、詩音さんがにーにーを好きになるのが普通でしょう?

女の子が女の子を、私が梨花を好きになるという「普通」ではない想いは誰にも知られてはいけないんだと思った。
この想いを梨花に知られて梨花に軽蔑され、冷たくされるのが、一緒にいられなくなるのが怖かった。
雛見沢の人たちが冷たかった時、梨花がいてくれたから辛くなんかないんだって思えたし
梨花が一緒にいてくれるから何だって出来たんだと思う。だからそんな梨花と一緒にいれなくなるのが怖かった。
この想いは絶対梨花には悟られてはいけない!!絶対に!

「え、あぁ…ごめんなさい何を話そうとしていたのか忘れてしまいましたわ…」
「…みー?本当なのですか沙都子」
「ええ、なんだか思い出せませんの」
「沙都子、ボクの目をみるのです」

じっと私の目の奥にある何かを知ろうと漆黒の瞳が私を射る。目が離せない。私はいつもそうだった。
嘘をつくと梨花にこうやって目を見据えられていつもごめんなさい、と謝っていた。だからいつからか梨花には
嘘をつくことをしなくなった。出来なくなったという方が正しいのかもしれないけれど。
梨花の瞳は大きくてとても綺麗で、問い詰められている状況なのに梨花の瞳の中に困った顔をした私がいて
キラキラと輝いて素敵だった。
フと、固い表情を和らげた梨花が言う。

「沙都子…痩せてしまったのです」
「ふぇっ!?」
「自分では分からないのですか?ほら―」

ふわり。視界が黒に覆われたと同時に私と同じシャンプーの匂いと梨花の匂いが混ざった甘い香りが鼻腔をくすぐる。

「…こんなにも簡単に腕がまわせてしまうのですよ、にぱ〜☆」
「…り、梨花」
「沙都子に触るのは久しぶりなのです…実に暖かいのです」
473夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:12:05 ID:WhAaHsxw
鼓動がはやくなる。体中の血液という血液が一気に頭に巡ってくる。目の前の梨花の髪からは甘い匂い、
耳元で私に囁やきながら聞こえる少しかすれた声、伴う吐息、私を包む梨花の柔らかい肌が…!!!!

好きってわかっただけでこんなにもおかしくなってしまうものなのか、梨花ってこんなに柔らかかった?!
どくどくと血液が流れる音がうるさい、うるさいうるさい逃げろ逃げろにげろにげろ逃げてこの想いどこかへ捨ててきてしまえ!
前の幸せな毎日に戻れるためなんだから!梨花と毎日笑って過ごせるんだから!

「…ゃ」
「沙都子?どうしたのです―」
「―めてっ!…やめてくださいまし!!!!!!」

ドン、という音と共に弾き飛ばされた梨花が床にしりもちをつき、何が起こったのか理解できない梨花は目を白黒させてうろたえていた。

「さ、…沙都子…?」
「〜っわ、私に触らないで下さいませんこと!?」
「………え」

かっと瞳を見開いた梨花が私を覗く。心なしか顔が蒼ざめている。言い過ぎたと思っても時既に遅し。
梨花は自分に対しての拒絶反応をなんかの発作か何かと思って私を安心させようとするためか抱きしめようとする。
今の私は梨花に触れられてはいけない気がした。だから両腕を大きく振り被り私に近寄ってくる梨花に触れられないように
一心不乱に腕を振る。

こないで、ごめんなさいこないでこないでコナイデお願い梨花を傷つけたいわけじゃないノだからお願い気づいて。
私が貴方を嫌いだから近寄らせたくないワケジャナイ、アナタが好きだから。触れられるのがコワイカラ…
アナタに触れられてしまったら私はもう気持ちを抑えられない!ダから、お願いごめんなさい気づいてゴメンナサイゴメンナサイ

ドタンバタンと大きな音を立てて暴れていたため、監督が注射器を持って私の元へ駆け寄った。
ケンカは強くなさそうだけど、監督だって成人男性。だから私の抗いなんかは簡単に取り押さえられてプスリと注射をされる。
多分麻酔か何かかもしれない。注射をされてすぐに眠気が襲ってきた。
うつろいゆく意識の中で梨花と監督が話している、どうしてこんなことに?ボクが悪いのです、ボクが全部悪いのです。
そう伝える梨花の声は泣いていたよう、に      感 じ                    た――――
474夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:13:05 ID:WhAaHsxw
自分の梨花への気持ちに気づいて以来、拭い去ることなんか出来なくて日に日に想いを増すだけだった。
先日知った黒い感情、嫉妬の気持ちも強くなるだけで私がしたくても出来ない事を平気でしてのけてしまうレナさんや魅音さん、
圭一さんや赤坂さんには悪いと分かってはいてもついつい冷たい態度をとってしまっていた。
そしてその対象となる梨花に対しては私の気持ちを悟られたくないがために、素っ気無い態度をとるしかなかった。
本当は梨花の髪に触れて滑らかさを知りたい、身体に触れて温かさを知りたい、目に映っている私を見てみたい…
欲望は尽きないというのにそれが出来ないことが辛くて、梨花の姿を見るのも辛いくらいになっていた。
だから出来るだけ梨花と二人きりにならないように学校から帰ったら何かしら言い訳をしながら出かけるのが日課になった。
それでも「あの頃」決めた約束事はちゃんとこなす。一人で買い物に行くのはあまり、いや正直全然楽しくなんかなかった。
以前の村とは違い、みんな優しくしてくれる。子供二人で生活してくれるから色々とおまけもしてもらえる。梨花と一緒だったら
もっともっと楽しいはずなのに、もっともっと毎日が光っていたのに今の生活は何も光っているように感じられなかった。

人を好きになるというのがどういうものか分からなかった私は、正直なところ梨花にどう接したらいいのか分からなかった。
とりあえず自分の中のルールとして私の気持ちは絶対悟られないというのが大切だ。
ポーカーフェイスは部活のおかげとトラップのおかげで得意になった。部活が始まった当初は梨花に「沙都子は思っていることが
よく顔に出るから分かりやすいのです」なんて言われて罰ゲームになった事もよくあった。逆に梨花はいつでも表情を読み取るのが
難しくそれを指摘したら「世の中を上手く渡るコツなのです☆」とかなんとか言ってた…あ、だから私もそうするようにしたんだっけ。
475夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:14:18 ID:WhAaHsxw
思えば、私が何かある度に梨花は何も言わなくても私を導いてくれていた。
そして今梨花はきっと私が何かに悩んでいることについて頭を悩ませているのかもしれない。
言ってしまえば楽になるのは分かっているけれど、でもこの悩みだけはいえない。梨花にいえない事は誰にも言えない。
言いたくないから多分梨花も何も言わないんだろう。でもそれがもし梨花の心に深く傷をつけているのだとしたら
私は一体どうしたらいいのだろう。「沙都子ちゃん、今日はカボチャが安いよ!」と言う八百屋の主人の言葉ではっとなる。

「お、お気持ちは嬉しいのですけど…カボチャはまだお家にありますの。ですから今日は野菜炒めを―」
「そうなのかい?だったら安くしていくからおいで」
「ありがとうございます、ですわ」

野菜炒めは私の得意料理でもあり、梨花の好物でもあった。
そういえば教えてもらった野菜炒めが上手く出来なくて、悔しくて泣いたこともあった。

「今感じているものがつらいと思うのならそれを試練だと思うのがいいのです、その試練を乗り越えた時にはそれに見合うご褒美がある
のですよ。沙都子はとてもとても頑張っていますのです、だからその頑張りはちゃんとオヤシロさまがみているのですよ。」
「ご褒美…」
「はいなのです。沙都子はえらいえらいなのですよ。
 それに、沙都子の失敗したご飯も沙都子の味があって美味しいのです。みんなは沙都子の頑張っている料理を食べたことがないから
かぁいそかぁいそなのですよー☆ボクは幸せモノなのです、にぱ〜☆」

あれだけ毎日のように野菜炒めたくさん食べたら普通飽きるもんじゃないのかと思うんだけど、梨花はたくさん食べたから余計に
好きになったなんて言っていた。不思議。えーっと人参、ピーマン…もやっぱり買わなくちゃいけませんわね、もやしと…って
あれ?私今何考えてたっけ…えっと梨花の好物、あぁそうそう、今夜のオカズは――――
476夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:14:59 ID:WhAaHsxw
私が部活メンバーからの心配を受けた日から、明らかな拒絶反応を沙都子から受けた。
きっと聞こえていないだろうという甘い期待は見事に打ち砕かれたのだった。
そうでもなかったら沙都子が私を拒絶するわけがないんだ、とそう自分に驕りがあったから…だけど。
病院で暴れてからというもの、沙都子は一人で学校へ行くことがあったり放課後も一緒に帰らなかったりと
今までそれが当たり前だったかのように二人一緒に住んでいるのに別々に行動することが増えた。
会話もどこか余所余所しく、この光景どこかで感じたことがあるなと思い出すと笑えることに沙都子と同居を始めた頃のようだった。

そんなぎこちない灰色の毎日が続いたある日の事だった。
沙都子が買い物に行っている間日ごろの沙都子への気遣いと、昼間の体育で疲れがたまっていたのか気づけば眠りの体勢になっていた。
カナカナカナカナとひぐらしの鳴く声をBGMにガチャリという異質な音と共に沙都子が買い物から帰宅した。
今までは買い物は一緒、だったけどここ最近では一人で行くことが多くなったからどちらかが家に必ずいて一緒にただいまを
言わなくなってもおかえりなさいを言う事も聞く事も出来たのだが。今日は梨花からのそれがない事に違和感を覚えたのか

「梨花?いないんですの?」

疑問を投げかけながら買ってきたものを冷蔵庫に入れようとする沙都子のとたとたという足音がする。
本当は飛び起きておかえりなさいと言ってあげたい。いつもの作り調子でもいいから少しでも沙都子と話したかった。
だけどそれすらをも行動にうつせないくらいの身体のだるさで瞑っている瞼を開くことも辛かった。
沙都子と過ごしているのにこんなにも辛い日々もあるのね、と今まで感じたこともない後悔とそれに伴って
最近ちゃんとご飯食べてなかったからだわ、という生活感溢れる後悔を頭の中で反省した。
梨花?と襖越しに小さく私を呼びかけスッと音をたてて襖が開く。

「梨花?電気もつけずに………寝てるんですの?」
「……」

目を開けるのも気だるいくらいなので返答をする事も辛かった。だからここは寝たふりでいよう、そう思った。
これだけ疲れているのだから目を瞑っていれば少しくらいは寝れるだろう、目を覚ました時には沙都子のちょっと
失敗した料理を食べることが出来る。今日は何のご飯なんだろう、と働かない頭でぼんやりと考えていた。
477夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:15:48 ID:WhAaHsxw

「梨花、夏でも何かかけないと風邪ひいてしまいますわよ」

寝ている私に声をかける沙都子の優しさがとても嬉しかった。最近はこんな事すらもなかったから嬉しくて心が熱くなる。
返答がない私を見て溜息を吐き、仕方ないですわねと押入れからタオルケットと枕を取り出してくれた。
全く困った梨花ですこと…なんて軽口叩きながら本当に怒っている様子ではない声色を聞いて、今のような生活になる
ちょっと前の沙都子との日々を思い出してどうしてこんな事になってしまったんだろうと嘆いた。

お腹にはタオルケットが優しくかけられ、頭をゆっくりと抱え枕を敷いてくれた。
夕食の準備をするんだろうと私も寝ようと意識を持っていったと同時に頭に何か触れる。
―この温かさと優しさをもつのは沙都子の手。

「ごめんなさいね、梨花。私が悪いのに梨花にまで気を使わせてしまって…」

謝罪の言葉をボソボソと口にしながら私の頭を撫でる。
沙都子が一体何に対して謝っているのか分からない、ただ沙都子から伝わる熱が嬉しくて切なくて嬉しくて眠るのが勿体無く感じた。
少しでも長く味わっていたいその感触は頭から頬へと移動し、直接肌に沙都子のふにふにとした手が触れる。
沙都子にこうして頬を触れてもらったのは一体いつだったっけ、ああ思い出せない…そんなにも前の事でもないというのに
私はこんなにも沙都子の肌を忘れてしまっていたんだと思うと心が切なくて、今この場で力を振り絞って起きて沙都子に
聞きたかった。どうして私を避けるの、と。でも以前の世界みたいに沙都子に嫌われたくないからそんな事聞けない。
こんなにもこんなにも好きな人が今私のために断罪しているというのに私はそれを起きて許してあげることなんて出来ない。
なんて、なんて弱虫な自分なんだろう…結局私は自分だけの事しか考えられないんだ。沙都子ならきっと私のように逃げないでいるだろうに。
暗いからばれないだろうと唇をかみ締めようとすると、指の気配を感じて即座にやめる。唇の輪郭をおぼつかない動きでなぞる。
今までそんなことをされた経験がなく、ましてや沙都子からの刺激となると身体の中心が熱く疼いた。

―ちゅ

そんな私の唇に柔らかい感触を感じると同時に小さな水音がした。
今の…って何?…くち、びる…?沙都子の?…え?なんで?私、キスされた…?

「…―になっ………って、ごめんなさい」

私の枕元には涙声で謝る沙都子がいた。
478夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:16:30 ID:WhAaHsxw

家路へ向かう足取りは軽かった。
ぎこちない生活とは言え、梨花の食事の量が戻ってくれた。それは私が作った時に限ってだったけど、それでも嬉しかった。
きっと気を遣ってくれているんだろうとは思うけど、そうやって嘘でもいいから形を作ろうとしたら本物になるんじゃないか、
そういう淡い期待を抱きながら家に着いた。
少し遅くなってしまったかも。入り口が少し暗く感じガチャリ、と鍵を開け部屋に入るといつも聞くおかえりがない。
元々防災倉庫だったのだから特別広くないこの部屋だけど、梨花がいないと思えるだけでとてつもなく広く感じる。
もしかして…バレた?いやそんなはずはない、だって今日だって普通だったじゃないか、と自分に言い聞かせ梨花を探す。
あまり立派ではないけど愛着のある襖が閉まっていた、なんとなくここにいるような気がしていたけれど開いている隙間を覗けば
明かりがない。物音もしなかったから多分寝ているんだろうとは思った。

襖を開くと案の定小さな寝息を立てて梨花は寝ていた。
…夏も過ぎてもうそろそろ秋だというのに何もかけずに寝てしまっていてはさすがに風邪までとは言わなくても体調を崩すのでは
ないかと思い、起こしてみるも全く起きる気配がない。一つ溜息をつくとタオルケットと枕を取り出し梨花にかける。

布団を並べて寝る夜、最近はいつも梨花に背を向けるような形で寝ていた。たまに夜中に目を覚まして梨花を覗くと、梨花はいつも
私のほうを向いて寝ていた。そしてその時私の布団はかけなおされている形跡があり、梨花がしてくれたんだと思うと涙が出た。
いつでも私を見守ってくれているのに、それに応えられない自分が悲しい。

寝ている梨花の顔を覗き込んでみるが、何分部屋に明かりがないため分かりにくかった。
でも薄暗い部屋の中には私と梨花がちゃんと存在しているのが嬉しくて、ずるいなとは思ったけど少しそれに浸ることにした。
寝顔はこんなに穏やかなのに起きている時はいつも悲しそうな表情を浮かばせているのが他でもない自分だという事に
正直嬉しくもあり悲しくもあった。
479夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:17:16 ID:WhAaHsxw
「こんな事になってしまって…本当に申し訳ないですわね。ごめんなさい、梨花…私が悪いのに―」

きっと眠っていて聞こえないからいつも言いたくて仕方ない謝罪をボソボソと独り言のように口走る。頑張っている梨花を慰めるかのように
頭に手を乗せ撫でる。髪は相変わらずさらさらで気持ちよかった。手を這わせ頬に触れる。肌もいつもと変わらずすべすべしていて気持ちよかった。
そして私はある一点のみに意識が集中される。…微かに開き小さな吐息を吐く、唇。

―今なら、誰も見ていない。誰にも気づかれない。大丈夫。

そんな声が頭の中で聞くよりも先に、私は梨花の唇を求めた。柔らかかった。
そして―血が燃えた。私の中の血が燃え滾っている。
気づいてしまった。私はもう戻れない、と。
上っ面だけの親友でも構わない、それで梨花の傍にいられるというのならそれだけでも構わない、好きだった気持ちは忘れられる。
そんな感情はもう今は微塵にもなくただ目の前の少女を自分だけのものにしたくて堪らなかった。止まらない気持ちを抑えることなんか
出来るわけがない。もうこれ以上梨花の近くにはいられない、いつ梨花を傷つけてしまうかわからないくらいに梨花が好き。

だから私は決意した。
もう、この家から出よう

好きになって、ごめんなさい―――
480夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:18:01 ID:WhAaHsxw

沙都子のキスはどういう意味だったのか、分からない。
好きになってしまってごめんなさい?誰が?沙都子?まさか、そんなことあるはずもない。
だってあの子は私を拒絶してしまっているじゃないか。だからそんな甘い期待なんて抱かない。
裏切られた時の悲しみは果てしない、私の心はもう疲れているから出来るだけ傷つきたくない。
所詮100年も生きた魔女とは言えども自分が可愛いのは当然だ。
そして生きる糧になっていた沙都子を傷つけたくもないから、私の思いは伝わることもなく、
沙都子も私を親友以上の目でなんか見たことあるわけもない。だからだから、だから…「ありえない」。

キスをされてからというもの沙都子の行動が益々理解できなくなった。
今までは多少余所余所しかったり、出かけたりはしていたもののあの日以来から余所余所しいどころか
前のような沙都子になっていた。授業中笑いかけてきたりお昼の時間も楽しそうにしていた。
何かあったのかと思っても沙都子は何もないとの一点張り。おかしすぎる。

秋も近づいてきている頃、秋服を出そうという話になって押入れからせこせこと出していた。
ついでだから、と言って押入れに入っている服を全部出してまとめていた。綺麗に畳めば少しですけど余裕も
出来ますから、なんて私の服、梨花の服とちゃんと分けて畳んでいた。なんとなく違和感を感じた。
今までそこまできちきちとやっていたわけでもないのに何で今更突然そんな事をし始めるのか、本当に分からない。
沙都子は一体何をしようとしているのか、この間の事はなかったことにして前のような生活に戻ろうとしているのか。
もしそれを沙都子が望むのならそれに越したことはない、今までだってそうしてきたわけだし
私の気持ちが伝わらない事なんてもう何十回か前の世界を巡っている時に分かったことなんだから。
沙都子の思うように私もいればきっと大丈夫、前のように楽しく笑いあえる日々が戻ってくると思っていた。
だから今までより遅い時間に帰宅しても気にしない事にした、確かに親友が自分に恋心を抱いているなんて
知った日には心の整理もつけたくはなるだろう。これは、これからの明るい未来のための試練なんだから
多少一人でいる時間が長くなっても我慢も出来るというもの。だって遅く帰ってきた沙都子が作ってくれる
晩御飯の時間はとても楽しくて、笑顔が耐えない時間だったから。
こうして最初は偽りかもしれない空間も、それが当たり前になればそれが日常になるというもの。

そんな事言ってたのは…どの世界の話だったっけ…。
481夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:19:26 ID:WhAaHsxw

あのキスから数日が経った。
丁度秋服を出す予定もあったのでそのついでに自分の荷物をまとめていた。
ハタからみればただの大掃除にしか見えないからきっと梨花には気づかれていないはずだった。

今日の晩御飯は最後の罪滅しという事で梨花の好きなものだらけにしよう。そう決めていた。
けれどいざ梨花に別れを切り出そうとするも、肝心なところで意気地が足りないのか二の句がいえなかった。
そして延ばし延ばしになってしまっていた今日、昨日もずっと一人で考えて気持ちの整理がついたはず。だからきっと今日こそ言える。
学校が終わると最近の日課だった一人の時間を作るために出かけようとした。いつも通りの事だった。
だからいつも通りなら大丈夫、そう言い聞かせて家を出ようとする。けれどその日はいつもと違った。

「沙都子?」
「何ですの、梨花。私急いでますの」
「どこかへ出かけるのですか?」

梨花の様子がいつもと違った。もしや私の考えがばれているのだろうか、そんなはずはない…だってこれは私が最近決めたこと。
長い期間をかければ分かる事かもしれない、でもさすがに数日では分からないだろう。
ましてや今日は別れを決める大切な日なんだから、そのために豪華な料理を作るなんて言えるはずもない。

「え、ええ…トラップを裏山へ確認しにいくだけですの」

正直この言い訳は昨日と同じでさすがに無理かな、なんて思ったけどまさかここで梨花に問い詰められるとは思わなかったから
言ってしまえば緊急措置、っていうやつになるわけで。

「なら、ボクも一緒にいくのです」

まずい…今私が梨花と一緒になったらきっとまた言えなくなる。買い物するのにもバレてしまう。

「いっ…いえ!梨花には危険ですし私一人で行きますからっ」
「でも沙都子、今日の夕食当番は沙都子です。
だからボクは沙都子が帰って来ないと飢え死にしてしまうのです。」
「ええ、ですからトラップを確認してから買い物にいくつもりでしたのよ?」
「買い物は昨日済ませておいたのです。今日は何も買わなくてもいいのです、にぱ〜☆」

今日の梨花はどうしてこんなにも食いついてくるんだろう、何かいつもと違う様子に気づいたんだろうか。
ここ最近なら気にしないで送り出してくれたというのに、なんで?

「沙都子…みー、どうしてそんなにボクから逃げるのですか?」

やっぱりシラレテイル……?

482夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:20:12 ID:WhAaHsxw
「みー…沙都子はボクのこと嫌いなのですか?」
「はっ!?な、何を言ってるんですの梨花!?」
「沙都子はボクと目を合わせてくれないのです…」

ばれた。私が梨花を避けているのがばれた。すなわちソレは私が梨花を好きなのが―

「そそ、そんなことないですわ!梨花の気にしすぎなんですのよ!」
「…みぃ、沙都子。嘘は良くないのです」
「嘘なんて言ってませんわ、何なんですの梨花さっきから―」
「ボクは沙都子の親友です。だから沙都子がいつもと違うことくらい分かります」

梨花に知られてしまった。

「何か悩んでることがあるのですか?どうして沙都子はボクからいつも逃げようとするのですか?」
「…親友でも、いえ親友だからこそ…知らなくてもいいことだってあるんですわ」

どうでもいい人にならこんなに頭を悩ませない。でも梨花だから、失いたくないからいえない。
もうだめだ、私は益々この家にいられなくなってしまった。今日しかない、今日言って家を出よう。
もう怖くて梨花の顔を見ることが出来ない、きっと私に嫌悪感を抱いている顔をしているんだろう…。

途端に走り出す。
怖い怖い怖い怖い…嫌われたくない、怖い。
その想いを振り切るために私は走った。
483夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:21:16 ID:WhAaHsxw

道の途中に座り込んでいた。どのくらいそうしていただろうか、辺りは暗くなり始めていた。
秋も近づき時間の具合が分からない…早く戻らなくては、踵を返し来た道を戻る。買い物にも行かなくちゃ。
今日で終わる。全部終わる。明日からは楽しい毎日が迎えられる…ハズ。
だから今日は梨花と楽しい晩餐にしよう、きっと圭一さんの話題を出せばそれだけで笑いが走るはず。
最近は部活もなかったから明日からはちゃんと部活があると思うし、多分楽しいはず。
圭一さんや、魅音さん、鋭いレナさんも梨花と普通に話していれば仲直りしたと思ってくれるはず。
梨花とも最初はぎこちないけど、きっとまた前みたいに仲良くなれるはず。

全て、上手くいく!!…はず。



「梨花ぁ?お夕食の準備が出来ましてよ〜テーブルは片付いていますの?」
「みぃっ!ばっちりなのですよ」

こんなやりとりも久しぶりだったから、素直に楽しめた。梨花も笑ってくれていたし、やっぱりこれが最善なんだ。

「みぃ!!今日は実に豪華なのですよ?何かお祝い事なのですか?」
「ええ…まぁそんなようなものですわね」
「…み〜?」
「ささっ、冷めないうちに召し上がりましょ」

梨花の好きなものばかりのおかずで梨花も嬉しそうな顔をしている…嬉しい。
今まで私はどれくらいの笑顔を梨花に与えられていたのか、ちょっと前は100点以上って胸を張っていえるけど今は…。
でも大丈夫、明日からはちゃんと自分に100点を与えることが出来るはず!



おかわりが出ると思って多目に作ったものの、ぺろりと平らげてしまった。
梨花、無理したりしていないかしら…。
484夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:21:58 ID:WhAaHsxw
「ご馳走様なのですよ」
「お粗末様、ですわ」
「今日はボクがお片づけするのですよ、にぱ〜☆」
「いいんですよ梨花、最後くらい私が―」

――――あ、しまった。

「…最後?とはどういう意味なのですか?」
「え…っと、ですね」
「沙都子、何かを終わらせるのですか?」
「…あの」

…ヤバイ、さっきまでの空気がなくなってしまった。でももう言ってしまったものは仕方ない。
私も女だ、タカをくくっていくしかない!

「沙都子」
「………ごめんなさい、梨花。本当はちゃんと伝えるつもりだったんですけど、えっと…
 私が今から言う言葉は決して梨花を嫌いになったからとかそういう意味ではなくて。
 梨花のことを大切に思っているから、貴方を好きだから、だからそうした方がいいと―…」
「ボクのため、ですか?」
「ええ、梨花のためですわ…そして私のためでもありますの」
「それは一体何を終わらせるという事なのですか?」
「今日で終わらせようと思うのです、同居生活」
「え?」
485夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:22:48 ID:WhAaHsxw

以前感じていた違和感がなんだったのかわかった。沙都子の服が少しずつだけど減っている。
本当に微妙な数で、あの違和感を感じなければ多分絶対気づかないようなもので一度それを
見つけてしまってからというもの、私の中にある考えたくもない不安が頭をもたげ始めた。
その日の沙都子はいつもとは違う空気を纏っていた。それが何かは分からない、けどその空気のせいで
私の不安は更に膨張する事となる。だから沙都子に問いかけたんだ。



私を飢え死になんかさせないと言った沙都子はちゃんと帰ってきた。
買い物はもう既にしてあると言ったのにも関わらず買い物をして帰ってきた。手に持っているのは…私の好きなもの。
今日の夕食は野菜炒めかしら、なんてこんな時にも関わらず少し嬉しくなってしまった。
料理を作っている最中の沙都子は常に上機嫌で、そんな沙都子を見るのは嬉しくて私も色々と沙都子に話しかけたり
一緒に歌を歌ったり久々の穏やかな晩御飯になるだろうという事が楽しみでならなかった。

…きっと、沙都子は心の整理がついたんだろう。なら私もそう接しよう。それが一番の最善手…だから。

料理は私の好きなもののオンパレードだった。
嬉しかった…けどまるで何かに対しての詫びのようにも感じた、そう感じるのは私が沙都子を信じ切れてないからと
自分で自分を戒める。沙都子の荷物が少しずつ減っているのだって沙都子の気まぐれなのかもしれない。
沙都子は突然不思議なことをしてくれるから、だから一緒にいて飽きない。どんなに長く生きていても沙都子のような
柔軟な発想が出来ない、沙都子のように強くなろうという事が出来ない。沙都子から学ぶ事はまだまだたくさんあるから
きっと今回の荷物の移動だって私の学ぶことはあるだろう。

不安を打ち消すかのように沙都子の料理を平らげた。料理、大分上手になったな。



ここまで腕を振るって私の好きなものを作ってくれたのだから労いも必要だろう、片づけくらいは私がしようと立った時の事。

「最後くらい、私が――」

…なんか今聞きなれない言葉を耳にした気がした。
ひょっとして私が浮かれているから聞き間違えたのかもしれない、もう一度聞いてみよう。違うよね、沙都子?

「今日で終わりにしようと思いますの」

ああ…聞き間違えなんかじゃなかった、今までの幸せな時間と雰囲気は一気に飛んでしまった。
顔が強張ってくる。手が震えてくる。沙都子の言葉を聞きたくない、とめて欲しい…でも止めてくれない。
486夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:23:45 ID:WhAaHsxw
「私、家を出ますわ…梨花、今までありがとうございました」

頭が真っ白になった。また、失敗…?また沙都子に知られてしまっていた?
沙都子が家を、出る?なんで?どうして?答えは分かってる、けど分かりたくない。

「どうして、って聞いてもいい、のですか…」
「どうして?梨花は私の親友ではありませんか…、だから、ですわ」
「…言ってることが、よく分からないのですよ…」
分からないわけない、私が沙都子を追い詰めたって事くらい分かっている
「…ごめんなさい、梨花」
「ごめんなさい…?何がごめんなさいなのですか…?何か沙都子謝らなくてはならないことをしてしまったのですか?
 にゃーにゃーなのですか…っ!?だったらボクが一緒に―」
雛見沢での事なら御三家である私が何とかすることが出来る、沙都子を助けられる。だからいなくならないで。
「ごめんなさい」
「だから!何がごめんなさいなのかって聞いてんのよ!!!
 親友だから家を出るって、何で!?私のこと嫌いになった!?何か悪いことした!?ねえ!!沙都子!!!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
壊れたレコードのように何度も何度もごめんなさいと言う沙都子にいい加減恐怖を超えて怒りを覚えた。
「ちょっと!何よ、沙都子!言ったじゃない、私の事すきだって!あれは嘘だったの!?ねえってば!!!」
「嘘なんかじゃありませんわ…嘘なわけありませんもの」
「じゃあなんで?!私の事一人にしたっていいってこと!!私の事どうでもいいってことなの!?」
「そんなわけ、ある、…はずも…な…」
沙都子が何を言いたいのか分からない。何で沙都子がすすり泣くのか分からない。
「何泣いてんのよ!こっちが泣きたいくらいよ!!」
「ううっ…ごめんなさい…梨花ぁ…っく…うううううぅぅっ」
「出て行くならちゃんと理由を言いなさいよ!…北条沙都子!!!!!!!」
もういつもの口調なんてどうでもいいくらい取り乱してる。でも止まらない。沙都子がいなくなる生活なんて
強いられるくらいならこうやって駄々こねて意地でも沙都子と離れないようにしてやる!
「だって!!!!梨花は嫌でしょう!私の事なんて!!!」
「はっ!?」

「私が梨花に思っている好きは、梨花が思っているような好きじゃないんですのよ…」
…え? 何?
487夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:24:41 ID:WhAaHsxw
「沙都子、何言って…」
「梨花を親友としてではなく…一人の人間として、恋愛対象として…好き」
「………………え…?」
「こんな、こんな感情おかしいって分かってるんですのよ、伝えたらきっと梨花に嫌われてしまうって事も分かってるんですの
 だから梨花には知られたくなかったんです…」
何?沙都子…あなたもしかして私の心が読める…わけじゃないわよね…?
「え、沙都子、ごめ…もう一度言って…くれない?…なのですよ」
少しでも自分を取り戻そうといつもの口調に戻してみるも、どう考えても変な文法。ああ頭が上手く働かない。
「だからだから!私、北条沙都子は!他の誰でもない梨花が、今目の前にいる女の子の古手梨花が好きなんですのよ!!!」
「………………………………え…っと…」
「ほら!やっぱり梨花も気持ち悪いってお思いなんでしょう!?おかしいですわよね、同性を好きになるなんて。
だから伝えたくなかったんですわ、梨花に嫌われたくなくて、梨花と離れるのが…、何よりも、こわく…」
沙都子が、私を…好き? え、私今夢見てる、わけじゃないわよね…
「今まで冷たく当たってしまってごめんなさい、梨花が他の方と一緒にいるのが嫌だっただけなんですの。子供っぽいですわよね…
気持ち悪いですわよね、親友だと思っていたモノに恋愛感情を抱かれていただなんて…嫌ですわよね、私の事…だから私」
「………」

100年も思い続けて、諦めようとして諦めきれないその想い…伝わってるっていうの?

「何とか言ってくださいましな、梨花…それとももう私と話したくもありません、か…そうですわよね、ごめんなさ―」
「好き」
「…え?」
「私、沙都子の事好き」
「―――梨花?」
「好き…好き…、私、も……っ沙都子の事が……っ大好き…!!!」

…夢じゃないわよね?ちゃんと私起きてるわよね…!ここにいる沙都子は本物よね…?!
488夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:25:19 ID:WhAaHsxw
「り、梨花ぁ?私を思っての慰めだったら結構ですわよ……!」
えぐえぐと泣きながら抱きついている私の言葉に反抗する。ああ…もうバカ、バカバカバカバカ!!!!
「どうして信じてくれないの…どうやったら沙都子は信じてくれるのよ!」
「ぇ、ど、どうやったらって…わ、私人を好きになったのが初めてで…あのっ」
「何よ!この期に及んでまた私の事弄ぶつもり!?私だって人を好きになったのはあんたが初めてなの!」
「…ち、ちが…え?私が初めて…なんですの?」
「そうよ!私は貴方がいなければもうとっくに死んでいたわ!毎日が退屈でつまらなくてどうしようもなかった!
 私が今の今まで生きてきたのは、他の誰でもない沙都子がいてくれたからなんじゃないのよ!どうして気づかないの!」
「…ふぇ!?…ぇっと、梨花は赤坂さんが好きなのではございませんこと…?」
「誰がそんな事言ったの?私?私はそんな事言ってない、あんな温泉刑事沙都子になんか全然及ばないわよ!」
もう沙都子の言葉一つ一つ半狂乱になりながら答えるしかなかった。
「だって、だって…梨花…だって…」
「ああもう!沙都子のバカ!大バカ!!こんなにこんなに…あああーもうっ!!!!」
「り、梨花?」
突拍子もない声で私の名を呼ぶこの愛しいアクマの頭を抑える。きょとんとした顔付き、ああもうなんでこんなに可愛いんだろう…!
「こうしたら、信じてくれる?」
「ぇ?梨―ンッ」
唇を強引に押し付けるだけの、ムードのカケラもないキスをする。ある世界ではこれを無理矢理沙都子にしたら突き飛ばされたのよね…
それを思い出して、どうか突き飛ばさないで欲しいと切実に祈った。ホント切実に。シュークリーム5個分くらい。頼むわよ!羽入!
489夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:25:49 ID:WhAaHsxw
恐る恐る唇を離すと、祈りが通じたのか沙都子は俯いていた。
「さ、沙都子…どう…?私が沙都子をすきだって事…伝わった?」
「…え、えぇっと…あのその、えっと…」
「それとも嫌だった?」
「そんな!嬉しい、ですわ…とても、嬉しくて信じられませんのよ梨花」
「…私だって同じよ、まさかここでループというかもうなんかよくわからないけどとりあえず勝ち取れるなんて思ってもいなかったから」
「り、梨花の言っている事がイマイチ分かりませんけど、本当はこれは夢だったんじゃないのかってちょっと今は心配ですわ」
「これが夢だったら永遠に目覚めたくないわね…」
沙都子が照れ笑いのような不思議な笑い方をする。つられて私も笑う。
「…えぇ同感ですわ。ですから確認したいのですが、よろしいのでございましょうか?」
「確認?て、なに―」
私が訪ねるか早いか、私の両頬に沙都子の両手が添えられる。ああ、気持ちいいな沙都子の肌はどこも…。
「私、梨花に触れるのが怖くて今までこうすることが出来なかったんですの」
「怖かった?どうして?別に噛み付きやしないわよ、そりゃちょっとは今気が立ってるけど」
「…だって、触れてしまったら私」
「な、ん……ぅ…」
さっきの唇を強引に押し付けるようなものではなく、ただ優しいだけのキス。
「…こういう事、したくなってしまって自分を止められそうになかったんですもの」
「沙都子…」
沙都子ってこんな子だったっけ…どうしよ、可愛すぎる…。
「病院で暴れてしまってごめんなさい、怪我はありませんでしたか?」
「う、うん…それは別に…」
「もう、あのときから既に私は戻れないところまでいたのでございますわ」
「…え」
「梨花のこと、誰よりも…好きですわよ」
そう優しく微笑む沙都子は今までで見たことがないくらい美しくて、言葉すらも出なかった。
490夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:26:39 ID:WhAaHsxw
改めて惚れ直してしまった目の前にいる少女が愛しくてもうどうにもならなかった。
「梨花、…あの」
沙都子の口が私の名前を呼ぶだけで身体が疼いた。
「沙都子、好き…」
沙都子の言葉も待たずに口付ける。
「ん、梨花ぁ…私も…好き、ですわょ…んむ」
最初はちゅっちゅっと音がなるくらいの軽い口付け。次第にその口付けは濃度を増す。
そして最初は触れるだけだった手と手が絡みあいお互いの間にある距離を少しでもなくそうとお互いの頭、背中に腕をかき抱く。
「ぅ、ふ…んぅ…っ」

くちゅり、と澄んだ水音が鳴る。
お互いの口でお互いの口に隙間を作らないかのように唇を、下を、歯茎を、口内にある相手の存在を意味するものを貪った。
息が荒くなってもその勢いは止まることを知らずまだ足りないと言わんばかりにお互いの唇を欲した。
不意に梨花の左手が沙都子の背中をなぞる。
「んぅっ!?」
ビクッと電撃が走ったかのように身体を強張らせる沙都子。
「どうしたの、沙都子」
濃厚すぎる口付けをぷはっという息と共に止める。
「ど、…どうした…というのは…?」
「身体が跳ねたから、何か痛いところでもあったのかと思って」
「いえ、そんなわけではありませんの…ただ―」
「ただ?」
「り、………梨花の…その、あの…手が」
「私の手が?」
「気持ちよくて…その、えっと…私嬉しくて」
この子はどうしてこんなにも可愛いんだろう…いつもは強がりな女の子だというのに、こんな恥ずかしがっている姿を見れるなんて。
「嬉しい?」
「ええ…こんなにも、梨花に触れて欲しかったんだと実感していただけの事なんですのよ…」
「沙都子…」
「…って言ってしまってなんだか恥ずかしいですわn…きゃっ!?」
強く強く沙都子を抱きしめる。
「ごめんなさい沙都子、今まで生きてきて私の想いを貴方に受け入れてもらえたのが初めてだから私どうしたらいいのか分からない」
「…梨花」
491夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:28:29 ID:WhAaHsxw
100年も繰り返した中で試してみたのはたった一度だけ。でもその一度の失敗が怖くてもうそれを試すのが怖かった。
沙都子が私に冷たくなるなんて考えたくもなかったから、もうこの想いは永遠に私の中で閉じ込めてしまうしかないんだって諦めてた。
それでも跡取りのために沙都子より好きになれない誰かと結婚して子供を身篭って血を引き継いでいかなくてはならないんだと諦めていた。
…でも、沙都子を信じていた。あの日、レナに言われていたように…。

「私、…沙都子がいなくなるのが怖かった…諦めないで、良かった…うぅっ」
「梨花?泣いていますの?」
「な、泣いてなんか…って沙都子も泣いてるじゃないの」
「え?本当ですわね…くすくす、これは梨花が泣いてるからですわ」
「どういう…?」
「梨花が笑ってくれるなら私も笑いますわ、ですが梨花が泣くなら私も泣きますわよ」
なんなのこの子の可愛さは。今までよく誰も手を出さなかったわね…!
「今のうちに謝っておく、ごめん」
「え、ちょ…梨―」
抱きしめながら沙都子を押し倒す。何が起こったか分からない沙都子の顔をじっと見つめる。
「…出来るだけ優しくするけど、私、止まらないかもしれない」
「…えぇ、肝に銘じておきますわ。今日という日を忘れないために―――」
492夏の終わり(梨沙):2007/03/09(金) 17:29:22 ID:WhAaHsxw
長くなりました…これ以降からエロになります。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
また書き貯まったら投下しにこようと思いますー。
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
493名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 17:43:57 ID:/E0x+LwY
>>492
最高だ…あんた最高だ…
緻密なすれ違いの心理描写に
エロパロ板だって事を忘れて読み耽ったよ…
494名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 18:46:55 ID:lCup/SML
だぁぁもう一気に読んじゃいましたよ
二人の内面描写が凄くいいです
とうことで・・・続きを大いに期待しちゃいます!
495名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 19:27:18 ID:Cfh+UfkX
>>492
ここまでの展開で、
っひぐらし大賞

今後の展開次第で、
っ竜ちゃんさんですよね?
496名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 20:47:48 ID:znffmS0E
>>457
個人的には味噌汁ではなく豚骨ショウガ味プレイの方がよかった……。

>>492
あぅあぅ。心理描写が上手くて頭が変になりそうなのです。
ついつい引き込まれて反吐が出そうなのです。
我ながら酷い言いぐさで、褒めてるのか貶してるのか自分でもよく分かんない
けど、これが俺の率直な感想なのです。

ただ、掲示板じゃなくて文庫本ならまた違ったのかもしれないけど、場面と視点の
切り替えがちょっと分かりにくかったかもしんない。俺が馬鹿なだけという気もす
るけど……。いや、ホント気を悪くしたらごめん。orz
続き期待してます。
497名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 20:51:56 ID:fhQcw8Sn
なんかものすごく速くない?
最近のスレの流れ。
そりゃ本スレとかと比べたら全然違うけど。
498名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:16:33 ID:59psG4Pg
神の降臨とひぐらしハードのせいだな
499名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:30:21 ID:znffmS0E
作品の保管量と最近の増加スピードから考えて、保管庫の更新とか探しやすさ
にちょっと不安を覚えるのは俺だけかな?

俺も編集手伝えるようになりたいんだけど、まだWIKIの使い方分かんないから
(ちょこちょこ触ってるけど更新させるほどの度胸は無い)何も力になれない
んだけどさ。orz
500名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:50:14 ID:ZcREOeH9
>>492
神業
501名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:53:53 ID:ZcREOeH9
>>409
残念だったな、俺は悟×沙よりも詩×沙の方が好きだったんだぜ?
GJ!

……え? 801?
>>409君がなに言ってるのか分からないかな。かな?
たまたま? そんなはずないよね。
普通の男の子があそこに行くのは、祭具殿に侵入するより難しいんだよ。
……>>409君、ノンケって、本当かな? 嘘、ついてないかな?
何とか言いなさいよー! >>409!!
502名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:16:20 ID:ZcREOeH9
>>499
プレビューで見て問題なければ、更新して大丈夫。
先日初めて触ったけど、意外と簡単だったよ。

職人さんにはなるべくセルフ保管してもらうのを推奨にする、とか?


・ページを新規作成
 ページタイトルを「作品名」にして本文にSSを貼る。<BR>とか不要。
・SSリスト(総合)を開いて「編集」
 一番下に
 -[[ 「作品名」 ]]
 を追加したら、プレビューして、おかしくなければ「更新」


までしてあれば、なんとかなるような気がする。
気が向いたら、作者リストとかカプ別リストとかにも手を加える感じで。
503名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:16:32 ID:CMFidJJE
>>492ヤバイ…これはヤバイ…GJすぎる!
以前の2レス読んでバッドエンドものなのかって思ってたけど、まさかこんな結末とは…
504名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:59:48 ID:NVHjhv0x
最近、異様に賑わってるね。ありがたいことだ
505名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:01:25 ID:fhQcw8Sn
突如、電撃のような衝撃を受け、俺の体は震えた。
射精する感覚はあったのに、
直前でそれは止まった。
「み、みーぃぃぃぃ!」
俺は半分泣きながら、梨花ちゃんがする、
ある意味残虐な行為を受け入れ続けた。
「みぃぃ、みぃいいいい、みっ、みっぃ」
本来の俺が何を言おうとしたかはわからない。
俺の脳は、もはや限界だった。

「梨花、ちゃん、お、お願いだよ、教えてくれ、猫さんは何をすればいい?
射精したい猫さんはどうしたらいい?」
俺は、涙を流して梨花ちゃんに訴える。
「圭一は射精したいのですか?
知らなかったのですよ」
「さっ、さっき、一度出させるって、うぇっ!」
梨花ちゃんが、俺の尻の穴を右手の指で蹂躙しながら、
左手で俺のモノを激しくしごいた。

「だから、本音を出させるのですよ」
なぜだろう、なぜ射精できないのだろう。
「ふぇっ、ふぇえぇえ、うぇええええ」
俺はついに、声を出して泣いてしまった。
「いつもいつも勝手に祭具殿に入ってムカつくのです。
羽入、もうちょっと懲らしめてやるのですよ。
一回泣いたぐらいじゃ許さないのです。
ちゃんと栓をお願い」
梨花ちゃんが虚空に向かって話をしていた。
俺の頭は、きっと事実を認識できない。

「かわいそうな圭一に、一つ教えてやるのです。
猫さんは何もしなくていいのですよ。
ずっと気が狂うまでそうしてればいいのです」
「うぇええ、うぇえええ、しゃ、射精させてぇえぇ、ふぇえええ」
梨花ちゃんが、牛の乳を搾るように、
両手で俺のモノをさらに激しくしごきはじめた。
俺は完全に浮いた状態になっていて、
全体重が天井の梁に支えられる形になった。

「ふふふ、おもしろいわね、羽入?
次は何をさせようかしら?」
ぴんっ、と先端を指ではじかれる。
ずっと跳ねるのが止まらない。
ずっと射精の直前だった。

教えてあげる。
射精が出来る方法。
梨花ちゃんが、俺の耳元で囁いた。
(続きはWebで! なのです。にぱー☆)
506386:2007/03/09(金) 23:11:53 ID:bX6jEC11
>>387

亀でスマン。情報サンクスでした。
今からじっくり読んで来まふww
507名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:36:08 ID:fhQcw8Sn
いえいえ、全然亀じゃないですよ。
だって、一日しか経ってないですしw
神々の埋もれてしまった素晴らしき作品たちを堪能してきてください。

そして、出来れば更新を……ごにょごにょ
508名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:42:33 ID:59psG4Pg
ひぐらしハード以外にも先に更新するものがあるだろwwwwwww
>>Wiki
509名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 23:47:01 ID:fhQcw8Sn
個人的に羽入ハードが一番いいと思った。
って、そんな問題じゃないですかw
510名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:01:16 ID:Mqqb8PIx
wiki更新しようと思うのですが

綿流し後日や夏の終わり等の長編はある程度分けて編集した方がいいのかな?
「優勝者に天国を」みたいに
511 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 00:03:31 ID:shKQ6VVa
あぅ……。WIKIに挑戦して沙都子ルートの誤字脱字直して、括弧外した方に
名前統一しようとしたら余分にページを作ってしまった。
括弧付きの誤字脱字が残ってるページ、削除したいんですけど管理者さん、
削除するか削除の仕方教えて下さい。うう……馬鹿でごめんよ。orz
512名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:15:47 ID:2mNGCvvV
>>511
もぐりだけど削除しときましたw
一応確認してみてください

ていうか氏の作品にはいつもお世話になってます<(_ _)>
513 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 00:29:59 ID:1fGt/1do
>>512
確認してきました。
どうもありがとです。ちなみに、羽入ルートは順調にいけば明日の夜に
出せると思います。
514名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 00:57:24 ID:Ev17pIro
川;3;)
515名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:12:30 ID:bJfZywEH
>>492
1000年の時を超えてオヤシロ様が光臨・・・!!
516名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:31:00 ID:CI417zSZ
>>501
詩×沙はマズったかと思ってましたが、
GJありがとう。

い、いや、801板はネタで見てたんだよ、
ほら、ここによく貼られるじゃないか、大石ネタとか……

なんか……801板を見てたら画面が光って……
いじめっこたちが倒れてて……
本当だよ!
信じてよ!
517名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:48:45 ID:9iAqFCqa
>>505ちゃん、教えてくれ
猫さんは何をぐぐればいい?

>>505に触発されたので、受け圭で何か書いてみたいなぁ
やっぱり魅音かサトシが妥当か
518名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 02:00:33 ID:CI417zSZ
>>517
何もぐぐらなくてもいいですよ。
続きは未来永劫書かないのです。
嘘です。書きます。

ちょっとワッフルに変化つけようと思って、
変化付けすぎましたw
次回からはもうちょい分かりやすくやりたいと思います。

あの、悟圭の時に鬼だって言われたので、
あれの正当な続きを書こうかと思って投下しましたw
シリアスな作品の後には正直投げ込むのはきつかったですが。

ところで、その受け圭でその後に魅音か悟史って出てくるのは、
魅音や悟史が攻めってことかい?
悟圭とかの修羅の道を行くのかい?w
519名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 02:15:52 ID:m/EgYcTd
>>509
ありがとう。書いたの俺なんだ

でも最初に「梨花さん」とか言ってる\(^o^)/
520492:2007/03/10(土) 02:45:27 ID:nB22s7z7
オギャーなんかたくさんのレスありがとうございます!
しかも保管庫にまで置いてくださってるとは!恐縮の極みですよ!長すぎて怒られるかと思ってたw

>>493 >>494 >>495 >>496 >>500 >>503 >>515
読んでくださり、そしてレスありがとうございますー!

>>496
ご意見ありがとうございます。褒められていると勝手に解釈しますw
仰っているように、ちょっと読みにくいかもしれません。申し訳ないです。
保管庫にて確認してみたんですけど、どれが視点か分からないですね。

保管して下さった方わざわざ作業してくださってありがとうございます。
私だけではなく他の方にも分かりやすいように少しいじっておきますので、
もし他の方も読みにくいという方がおりましたらwikiをご覧になって下さい。
今回まとめて投下させて頂きましたが以降のもそうした方がいいですよね?
小出しがいいのかまとめてがいいのかよくわからないので(´・ω・)
521名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 03:20:02 ID:8PWte+q2
>>520
まとめて投下がいいかなあ…一気に読みたいってのはある。
522名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 07:14:33 ID:2mNGCvvV
>>520
あ〜なんかすいません
視点無視って保管しちゃいましたね・・・orz

しかし>>499の言うとおり少しSSリスト細分化しすぎたかね
523名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 07:44:52 ID:Hi1Hz6cG
>SSリスト
「総合」
「カプ別」
「ジャンル別」
「作者別」

の4種類か。

自分は上げられてるの全部読んで(総合)、
2回目以降に読み返したくなったら「カプ別」から探して開いてる。
「ジャンル別」はあんまり使ってない。
「作者別」も使わないけど、××と○○は同一作者さんかぁ、と眺めて楽しむ。

一見さんには、登場キャラ&簡単な内容紹介のページがあると便利そうだけど、
膨大な労力が必要になりそう……。
524名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 11:36:04 ID:sAVvTT0K
書き手としては作者別ってあると嬉しい気がするんだけどね。
それに、リストの細分化は現時点で妥当だと思う。>>499は総合からの
探し方のこと言ってんじゃないかな?「多すぎて大変だ」と……。
まさか総合リスト無くせ何て言わないだろうし。

>>502のなるべくセルフ補完には賛成。>>520のように、視点変更なんかで
単純なコピペだけじゃいくないことも今後はあるだろうし……。
無理な作者さんは無理って宣言すれば代わりに更新してくれる人もいるはず。

一応、Wikiにも使い方説明あるけど、>>502の方が個人的には分かり易い。
テンプレか保管庫のトップページに追加してもいいような気がする。
525名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:39:44 ID:qOtt4G9R
>>519
オマエのような鬼畜を探していた!

Wikiのはなし
たしかに、俺としては最低でも、
作者別リンクぐらいは作者が更新してもいいんじゃないかと思う。

本文更新も生テキストが作者の手元にあるだろうし、
そっちのほうが楽だろうね。
(俺のワッフルワッフルは全部ギコナビのレスエディタで書いてますが)

カプ別は一見さんに対して便利でしょうね。
ジャンル別は圭一受けの半分ぐらい自分が書いてるので愕然としたw

ともかく、俺は半分荒らしみたいにこの一週間毎日投下してしまったから、
俺も更新習得して、休日にちょくちょく更新しまーす。
526夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:06:22 ID:pmHztdjh
rァ 羽入かもしれない

障子に、頭に角の生えた特徴的なシルエットが浮かび上がる。
「羽入?」
俺が呟くと同時に、戸が開かれる。
そこに立っていたのは、やはり羽入だった。
俺は上半身を起こした。
「羽入? …………どうしたんだよ? こんな時間に」
しかし、羽入は答えない。
戸を閉め、無言のまま俺の目の前へと進み、座った。
いや……ちょっと待て、どうして羽入はパジャマとかじゃなくて……巫女装束を着ているんだ?
羽入の両手が俺の肩に置かれる。
え……嘘だろ……おい? ちょっと…………待ってくれよ……。
羽入は両目を瞑って……俺の顔に自分の顔を近づけてくる。
「……んっ」
俺の唇に羽入の唇の柔らかい感触が広がった。
そのキスはとても優しくて……温かかった。
やがて…………ゆっくりと、羽入の唇は俺の唇から離れていった。
「圭一、眠れないのですか?」
「あ、ああ……。なんだかこう……気が高ぶってさ。それと……あと、もしも誰かが欠けてしまったらって……嫌な想像しちゃって……」
白状する俺の目を、羽入は真っ直ぐに見つめていた。
それはまるで、俺の気持ちの奥底まで見透かされているようで……けれどどこか安心する瞳だった。
「分かってる。……俺だってみんなを信じてる。絶対、そんなことになるわけがないっていうのは分かってるんだ。けれど……」
「圭一。それを圭一が罪に感じることはないのですよ……」
「羽入……?」
静かに、そして優しく羽入は俺を抱き締めてきた。
それは初めてなのに……どこか懐かしくて、温かくて、柔らかい匂いがした気がした。
「それはすべて、圭一がみんなを大事に思っているからなのです。決して、仲間を信じていないからなのではないのですよ」
「でも……でも俺、このままじゃ……」
少しでもこの気持ちを打ち消そうと、俺は羽入にしがみつく。
「運命と戦うということは、そういうことなのです。誰にも分からない未知に挑み、その結果を受け入れていくということなのです」
「分かってる。……分かってるんだ。けれど……けれど……俺はっ!」
ダメなんだ。俺の命はみんなに預けられる。どうなったっていい。けれど俺には……。
「圭一。大丈夫なのですよ。僕は知っていますのです。僕は圭一が何度となく運命を打ち破るのを見てきているのです。だから……圭一は自信を持っていいのですよ」
羽入のその言葉が俺の胸に……何よりも痛い。嬉しいのに……凄く嬉しいのに、俺は素直に受け止めることが出来ない。それが何よりも辛い。
だから俺にはただ、羽入を力一杯抱き締めることしか出来ない。
527夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:07:31 ID:pmHztdjh
「そして、圭一が僕達の運命を背負う資格が無いなんてこと、考える必要も無いのです。……罪は、誰もが背負っているのですから…………」
「………………………………え…………?」
理由も何も分からない……。けれど、その言葉は不思議なくらい俺の心の奥底にまで届いた気がした。
「僕達はたとえ結果がどうなろうと、圭一に自分を懸けることを厭わないのです。だから、圭一は信じた選択を僕達に課していいのですよ」
救われる気がする。羽入のその言葉は、信じることさえ出来れば俺の罪を流してくれる気がする。けれど……俺はそれでもその言葉を受け入れることが出来ない。
何でだよ。……何を俺はいつまでも恐がってるんだよ……。何で羽入の言葉を信じるのが恐いんだよ。
自分が情けなくて……涙が出そうになる。
「いいのですよ。……言葉だけでは、想いのすべてを伝えることは出来ないのですから」
それでも羽入は、そんな俺に……あくまでも優しく語りかける。
「………………………え? …………ちょっ…………!!」
不意に、羽入が俺に体重を預けてきて……俺はそれに耐えきれなくて……。バランスを崩し、羽入に押し倒された。
俺の耳元で羽入が囁く。
「圭一。……それでも僕はこの想いを伝えたいのです。言葉だけでは伝えられないこの想いを圭一に分かって欲しいのです」
「…………羽入?」
羽入は俺の下腹部に腰を下ろした格好で、上半身を起こした。
「……えっ? ちょっ……! 羽入っ!」
俺は慌てて目を背けた。
何故なら突然……羽入が巫女装束を脱ぎ始めたからだ。
でも目を背けても、衣擦れのしゅるりとした音を聞くだけで、羽入が服を脱いでいく様子が見えているような錯覚を覚えてしまう。
ダメだ……そう考えると、それだけで……。
俺の意思とは裏腹に、俺の下半身に血が昇っていく。しかもそれが、羽入の柔らかいお尻に当たっていて……。
俺は恥ずかしさに目を瞑りながら……でも……それでも浅ましいことに、あんなところで羽入のお尻の感触を悦んでいる自分がいるのを自覚していて……。
528夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:09:05 ID:pmHztdjh
「圭一。僕を見て欲しいのです」
俺は首を横に振った。
「でも……羽入は今…………その、裸じゃねぇか……」
「僕の裸を見るのは……嫌なのですか?」
悲しげな羽入の声に、俺は再び首を振る。
「そんなわけない。……そんなんじゃないんだ。白状すると、見たくて見たくて仕方ないんだ。でも、本当に……その……」
段々と、俺の口調が尻すぼみになっていく。
「いいのですよ圭一。……僕は、圭一のそういったものを受け止めたくてこうしているのです」
そうだよ……、羽入は俺に見て欲しいって言ったんじゃないか……。なら、ここでいつまでも目を閉じている方が、羽入の想いを蔑ろにしていることになってしまう。
「ああ……分かった。ごめん。馬鹿なこと考えてて……」
俺は覚悟を決めて、羽入を見上げた。
そして…………その光景に息を呑んだ。
艶やかな長い髪と、透き通るように白い肌。前を大きく開いた巫女装束から覗く、ふっくらと整った乳房。緩やかな曲線を描くその肢体は神々しいまでに均整が保たれていて……。
まるでこれが幻想のような……そんな錯覚を覚える。
「綺麗だな」
俺の口から、自然とそんな言葉が漏れた。
羞恥心とかそんなものが一切吹き飛んでいるために言えた……素直な感想。
「あぅ☆」
羽入は嬉しそうに微笑んでくれた。その眩しい笑顔に釣られて、俺も笑った。
「羽入。胸……触ってもいいか?」
「あぅあぅ。いいのですよ。圭一の好きなようにして欲しいのです」
何故だろう……羽入の笑顔を見ていると、不思議と安堵感に包まれる。俺のすべてを受け止めてもらえるという確信が湧き上がる。そして、俺も羽入のすべてを受け止めたいと思う。
俺は羽入の胸へと両手を伸ばした。下から持ち上げるように、乳房を覆っていく。
誰かの頭を撫でているときのように愛撫すると、乳房は滑らかに俺の手の中で踊った。優しく揉みしだくと、柔らかく俺の手のひらを受け入れた。
温かかった。とても気持ちよかった。
桜の蕾のような乳首が、慎ましやかに息づいてくる。指先で突くと、仄かな柔らかさを持ちながらも、強く押し返してきた。
529夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:10:18 ID:pmHztdjh
俺の意識が痺れてくる。
俺は上半身を起こして、羽入の胸へと顔を近づけた。
もっとよく見たい。もっと近くで見たい。もっと……もっと……。
「あぅ……。圭一。息がくすぐったいのです」
ふるふると俺の口の前で震える羽入の胸。
駄目だ。……触るだけなんて、我慢出来ないっ!
俺は羽入の乳首に舌を伸ばした。
「あぅっ」
俺の頭上で、羽入の甘い吐息が漏れる。
舌先で羽入の乳首を転がすと、指で触ったときと同様の反応を……でもそれ以上に俺の意識へとその存在感を訴えてくる。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、俺は羽入の乳房に吸い付いた。
ちうちうと、小さな子供に戻ったように羽入の乳首を吸いながら、もう片方の乳房にも手を当てて撫で回す。
そんな俺の頭を羽入は優しく撫でていた。
やがて俺は、自分の唾液で汚した羽入の乳房から口を離した。
羽入の顔を見上げると、彼女は甘くとろけた笑顔を浮かべていた。
俺の頬に羽入の手が添えられ、俺の唇に羽入の小さな唇が近付いてくる。
ちゅっ
俺の唇に羽入の唇が押し当てられ、羽入の舌が俺の口の中へと侵入してくる。
それは温かくて、小さくて蠢いていて……ともすればナメクジのようなのに、何だか無性に可愛いように思えた。
だから俺も自然と、羽入の口の中へと舌を入れ、そして絡めた。
互いに舌を舐め回して、同時に自動的に唾液を交換している。そんな行為が、とても嬉しかった。
思う存分、長いキスを交わして、羽入は俺から唇を離した。
「圭一のパジャマも、脱がせていいですか?」
「ああ。もちろんだ。……頼むよ」
俺がそう言うと、羽入はまた優しい笑顔を浮かべてくれた。
羽入の細い指先が俺のパジャマのボタンへと伸びていく。
プツリ プツリ とボタンが外されていく。そのときに当たる羽入の指先を俺の胸や腹は敏感に感じとって……そんな感触すら、気持ちよかった。
俺の上半身を撫でながら、羽入は俺の上着を開いていった。
羽入は腰を浮かし、少し後ろに下がって、羽入は俺のパジャマのズボンとパンツを下ろしていった。
530夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:11:31 ID:pmHztdjh
俺の固く膨らんだものが露出する。
ひんやりとした夜気の中で、それは冷めない熱さを放っていた。
膝まで俺のパジャマとパンツを下ろしたところで、羽入は愛おしげに俺のものを見つめ、そして優しく握ってきた。
ぬらりとした感触が袋から伝わる。少しだけざらついて、それでいて滑らかな舌の感触。
羽入は指を小刻みに動かして竿を刺激しながら、ちろちろと袋を舐め回してきた。
単純に気持ちいいというのもあるけど、なによりその姿が愛くるしいものに思える。
「羽入っ! あのさ……、俺もその……」
「はい。…………何ですか?」
俺のものから口を離し、羽入が優しい眼差しを向けてくる。俺はその眼差しを真っ直ぐに見返した。
「俺も、羽入の……触ったりしていいか?」
「あぅあぅ☆ もちろんなのですよ☆」
羽入はにっこりと笑顔を浮かべて、そう言ってくれた。
四つん這いになったまま、羽入は俺の顔にお尻を向けてきた。
俺は羽入の衣服をまくり、湿った下着をずらして秘部を露出させた。そこは既にうっすらと愛液が滲んでいて、羽入の匂いがしていた。
右手を羽入の秘部に当てる。
そこはふにふにとして、そして熱かった。
今度は、くにくにと揉みしだいていく……。
「あぅあぅあぅあぅ」
羽入が喘ぎ声を漏らす。
心なしか、秘部の潤いが増してきた気がする。
あむっ
羽入が俺のものを口に含んだ。
温かい唾液を絡め、亀頭を吸ってくる。柔らかな唇と、時折当たる歯が、この行為が紛れもない現実であることを証明していて……今さらながらに、羽入がこんなことまでしてくれるのかと考えると、胸が熱くなる。
俺も、手や指で触るだけじゃ物足りない。
俺は羽入のお尻を手で掴み、秘部に舌を挿入した。
「あぅあぅ……うぐぅ」
粘り気のある露と唾液が混ざったものを舌で絡め取る。丹念に入口の周辺を舐め回し、その柔らかい感触を味わう。そして、再び溢れてきた露をまた舐め取る。
舌で舐めるだけじゃない。何度も何度も、唇を羽入の秘部に押し当てた。今の俺には、羽入のすべてが愛おしかった。
俺の唾液と、羽入の愛液でベタベタに濡れる俺の口。
懸命に俺のものに奉仕する羽入。その口の中で、俺のものがびくびくと震え始めていた。
ちゅぽっ
余韻を残すように、羽入は俺のものから口を離した。
531夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:12:28 ID:pmHztdjh
「圭一。あぅ……その……そろそろ……」
「そうだな。……俺も、もう……」
互いに、思うところは同じだった。
羽入は俺の腰の上に立ち上がり、そしてこちらに体を向けた。
下着を脱ぎ、巫女装束をまくり上げたまま、腰を下ろしてくる。
俺は手を自分のものに添えて、羽入を受け止めた。
くちゅっ ちゅぷっ
粘っこい音を立てて、俺のものは羽入の中へと飲み込まれていく。
「あっ…………ああああっ」
俺の口から、思わず呻き声が漏れる。
羽入の秘部は優しく俺のものを抱きとめ、そして包み込んだ。
気持ちいいとかどうとかというより、まるで俺の下半身が無くなって……羽入の中に溶けているような感覚。不思議な一体感。
「あぅあぅ……圭一。気持ちいいですか?」
俺は頷いた。もう……頷くことしかできなかった。
「それは…………よかったのです。あぅっ」
俺は羽入と互いの手のひらを合わせた。固く握り合い、強くお互いの存在を伝える絆。
羽入は目を瞑って、俺の上で腰を振っている。
くちゅっ くちゅっ くちゅっ くちゅっ
結合部から俺のものが抜き差しされる度に漏れる、淫猥な音。
俺もまた、羽入の動きに合わせて腰を振っている。羽入の奥の奥まで味わおうと、貪欲に自分のものを打ち付ける。かさの部分を少しでもひだと絡めようと、掻き回す。
「あぅ……あぅあぅ……」
俺の荒い息に混じって、羽入の甘い喘ぎ声が部屋に響く。
ずっと沸騰しっぱなしの俺の意識は、とっくの昔に限界を超えていた。
俺のものが、とうとう欲望を抑えきれなくなって……ぎゅうって力が込もっていって……。
「羽入っ! 俺……俺……もうっ!!」
「いいのですよ圭一。僕の中に…………いっぱい……いっぱい出して下さいなのですっ!!」
それから、二、三度腰を振るのが、本当の本当にもう限界で……。
「うっ……あっ……あああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「あぅあぅあぅあぅあぅあぅあぅううううううぅぅぅぅぅぅっ!!!!」
俺は叫びながらすべての欲望を羽入の中に吐き出し……羽入はくぐもった呻き声を上げ、震えながら受け止めていた。
そして……長い射精が終わっても、俺達は繋いだ手を放さず、そして繋がっていた。
532夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:13:55 ID:pmHztdjh
「圭一。……僕は圭一のこと、愛してますよ」
「ああ……俺もだ。羽入」
それは、嘘偽りの無い言葉。絶対の絶対に信じられる言葉。
「圭一は、今でも僕の愛を受け止めてはいけないと思っていますか?」
俺は首を横に振った。
「では、今でも自分はみんなの運命や命を背負う価値が無いと思っていますか?」
俺はその問いかけにも、首を横に振った。
そして、俺が恐がっていたものの正体とその理由を……なんとなく理解していた。
「みんなも、僕と同じように圭一を愛しているのですよ」
「えっ?」
今度はイタズラっぽく、羽入は笑った。
「いつか圭一がそれに気付いたそのとき、圭一が誰を選ぶのか……それを僕は楽しみにしています」
ふと、俺は妙なことに気付いた。
ひょっとして羽入の体が……透けていってる…………?
「おい……羽入? 羽入っ!」
俺は慌てて叫んだ。
繋いだ手からも、その温もりが薄くなっていく……。
見間違いなんかじゃない。本当に透けていっている。
その姿はどんどん薄くなって……部屋の壁が見えていて……。
「おやすみなさい……圭一。それと、ありがとうなのですよ」
最後に、透明になる本当の本当に寸前に……羽入は俺の額にキスをした気がした。

「待ってくれっ!」
がばっ
俺は叫びながら布団を引き剥がし、上半身を起こして手を伸ばした。
しかし…………、俺の手は空を切った。
誰もいない……薄暗がりの寝室。
慌てて時計を見る。…………もうすぐ、四時になろうとしていた。
今までのは…………夢? いや? そもそも夢を見ていたのか? 夢を見ていたとしても……俺……何も覚えてないぞ?
何か……とても大事なことを聞いたようで、でもそれが何だったのか、どれだけ頭の中を探っても全然思い出せなくて……。それが何だか、寂しかった。
「いや…………そうじゃない」
俺は確認するように呟いた。
そう、きっと何かがあったはずだ。……たとえ記憶に残らなくても、その大切な何かは俺の魂に刻まれている。そんな気がする。
今まで意識していなかったけれど確かにあった……俺の中の欠けた部分が埋められている……そんな心の変化を俺は感じていた。
533夢月祭夜 羽入ルート ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:15:43 ID:pmHztdjh
その日の夕方。
長かった戦いが終わった。
富竹さんの胸の中で、鷹野さんが泣いていた。
富竹さんと鷹野さんの間にあるものがどういうものなのか、それはきっと当人達にしか本当の意味では理解出来ないのだろうと思う。
けれど、それでも……鷹野さんが泣いている本当の理由と、富竹さんが受け止めたものが何なのか……それが少しだけ分かる気がした。
殺されそうになった。俺の大切な仲間達がその命を狙われた。けれど俺には……その光景を見て、鷹野さんを憎むことは出来なかった。
鷹野さんが富竹さんや番犬の人達と一緒に山を下りていく。
俺はその光景を……彼らの姿が見えなくなるまで……ずっと眺めていた。
梨花ちゃんが羽入へと近付いて、微笑む。
そして……それまで呆然としていた羽入が、とても……嬉しそうに笑っていた。
俺も、羽入へと駆け寄った。
「あぅ? ……あぅあぅあぅあぅあぅあぅ☆」
頭を撫でてやると、羽入は輝くような笑顔を浮かべた。
「生きててくれて……よかった……」
何故だろう……本当は鷹野さんが撃った銃弾は、羽入の胸に真っ直ぐに向かっていた気がする。そんなあり得ない記憶がある気がする。
ひょっとしたらもう羽入には会えなかったのかと考えると、この手に伝わる温もりが、とても嬉しかった。
「頼むから、もう俺の目の前からいなくなるような真似はしないでくれ。そんなのは、身を引き裂かれるより辛いからさ……」
そして俺も、みんなの前からいなくなるような真似はしないと……、心の中で固く誓った。
「大丈夫なのですよ。……僕はこれからもずっと……ずっと一緒なのです……」
その幸せを噛み締めるように、羽入はゆっくりと……そしてはっきりとそう言った。
俺もまた羽入の言葉を、幸せな気持ちで受け止めていた。
「ああ、ずっと……ずっと俺と……俺達と一緒に……。って……あれ?」
不意に、何故か涙がこぼれた。目も痛くないし、胸が締め付けられる感覚も無い。それなのに……。
「圭一。どうしたのですか?」
梨花ちゃんが驚きながら訊いてくる。
「いや……何でもないんだ…………何でもないのに……あれ? 何でだ?」
「ひょっとして何かを思い出したのですか?」
「いや? そんなわけでもないんだ。けど……はは……変だな? これ……」
俺は首を傾げる。まるっきり涙を流すような心当たりが無い。涙が流れる理由も分からないから、止め方もよく分からない。
「圭一。……ありがとうなのです」
羽入はそう言って、微笑みを浮かべてきた。
「え? 何がだよ? 羽入」
「羽入? あなた何か知ってるの?」
俺達の問いかけに、羽入はにっこりと笑顔を浮かべた。
「さあ? 僕は何も知らないのですよ? きっと愛の力なのです。あぅあぅあぅあぅ☆」
羽入の答えに、俺の頭はますます混乱して……、そして何故だか梨花ちゃんは少しむくれた。
そんな俺達の周りで、いつまでもひぐらしがないていた。

―羽入END―
534名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:18:15 ID:qTP7ZElc
ぬぉおおおおおリアルタイム遭遇ktkr!!
グッッジョブ&乙!!!!
535 ◆Jx7kndDbOU :2007/03/10(土) 21:20:39 ID:pmHztdjh
―没シーンというか、最初目指していた真実―
圭一「なあ、羽入。俺がさっきまでいたあの世界って……」
羽入「夢です(きっぱり)」
圭一「じゃ、じゃあ。ひょっとしてあのルートって全部……」
羽入「安心して下さい。全部、ボクが見せた『夢』なのですよ」
圭一「ふざけるなあぁっ!!」
ふぉん ぐしゃっ

―番外編―
梨花「ふふっ。羽入、昨夜の夢……GJだったわ☆」
羽入「あぅ……梨花はただれてるのです」
梨花「まあまあ……って、あれ?」
知恵「くんくんくん」
梨花「……あ、あの? 知恵?(何か嫌な予感……)」
知恵「古出さん? 昨日はどんな夢を見たんですか? というか、羽入さん? どんな夢を見せたんですか?」
羽入「あぅあぅあぅ」
梨花「……知恵?」
知恵「あなた方にそういう妄想は10年早いです不健全です不潔ですそんなの先生許しませんハイ教育的指導指導指導っ!(ガチャッ)」
梨花「何それ? まさか? まるちぷるたいたんぱっ!?」
知恵「パイルバンカーじゃいアホたれええぇぇっ!!」
ずがががががっ どごおおおおぉぉん

えと、これにて長かった夢月祭夜シリーズも終わりです。
最後までお付き合いして頂けた方、GJ言ってくれた方、ありがとうございました。
毎回、緊張と不安でいっぱいでしたが、おかげさまでなんとか全ルートをコンプすることが出来ました。
羽入ルートも気に入ってもらえると嬉しいですが(でもやっぱりこのルート、何が言いたいのかよく分かんないかも)。

全ルート通すと合計3万2千文字。……ひぐらし大賞の1.6倍の長さ。
最初はレナルートだけだったはずなのに、このシチュならどのヒロインでもイケるんじゃね?
んじゃ、月姫風に選択肢を付けてみるか……てなところから、なんでこんなことになってしまったんだろ?

さて、ちゃっちゃと保管庫更新しますか。今度は間違えないようにしないと。
536名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:25:43 ID:X69NquO9
>>535
ごっちゃんでした
スゲーイイモン読ませて頂いた、甘甘で大変美味しゅうございました
ワッフルとシューを献上しておきます
537名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:34:42 ID:CTvQMDgJ
あぅ☆
538名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 21:55:13 ID:5M8R+2GO
>>535
毎回GJです!楽しませていただきましたよほんと!
539夏の終わり作成者:2007/03/10(土) 22:54:40 ID:cGHPh4UB
こんばんはです。夏の終わりを投下させてもらっている者です。
諸事情が重なってSS書けるか分からないので今日ちょろっとですが書けたものを投下させて頂きます。
続きは13日以降になると思ってくださいー。

では今回もまた中途半端に長いですがお付き合いお願いいたします。
540夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:55:21 ID:cGHPh4UB
時は夕暮れ、夏の終わりに伴い部屋の中は薄暗い。
薄暗い部屋の中に想い合う二人が重なる影、そしてひぐらしの鳴く声だけが聞こえる―――。

―――

「…ま、分かってはいたけどやっぱり…ね」

目の前の少女の裸を見て溜息と共にしみじみと呟く。
そりゃぁ確かに前からちょっとは沙都子の方が発育がいいなぁなんて思っていたけど…
まさかここまでの差があるなんて誰が予想しただろう…いや出来るわけもない。(←反語)

「…ぁ、あんまり見ないで下さいましな…恥ずかしいですわ」

落胆というか羨望というか複雑な発育途上の乙女心が入り混じった視線を少し勘違いして捉えた
沙都子はこんなに薄暗くても分かるくらいに、顔が朱に染まっていた。
そういや沙都子は自分の発育の良さに関してあまり快く思ってなかったみたいだった…きっと
男子の目とかがあって恥ずかしいのかもしれない。…私みたいのも需要はあるけど、根強い人気は
きっと沙都子みたいな子なんだろう…ってあれ何の話だ。
とにかく、沙都子が沙都子である限りどんなに私より優れた身体つきをしていても関係ないわけで…
わ、私だってループの世界から抜け出したんだからこれから成長するはず!と願いたい。

「そんな事言ったって仕方ないじゃない。今まで見たくても見れなかったんだし」
「お風呂に一緒に入った時とか着替えてる時とか見てたじゃありませんかっ!」
「それとこれとは別。そんな事言ってると部屋の電気つけちゃうわよ」
「そっそれだけは…!………うぅ〜…梨花は意地悪なんですのね…」
「沙都子には特別なのですよ、にぱ〜☆」
「一般的に好きな子には優しくするもんじゃないんですのっ!?」
「ボク達は一般から少し外れているのです、みー」
「…っ」
541夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:55:51 ID:cGHPh4UB
口にしてから、あ、と思ったけど、やっぱり同性同士がこういう関係になるって言うのは常識から逸脱していると思う。
多分私か沙都子かどちらかが男と言う性別なら私も沙都子もあんなに頭を悩ますこともなかったと思うのだけど…。
返す言葉が見つけられない沙都子はただ目を伏せて俯いてしまうだけ。こんな顔させたかったわけじゃないのに、失言。

「みー、でもボクは幸せなのです」
「梨花…」
「実る確率が男女に比べて大分低いのに、それでも実ったボクたちなのですよ?少しズレていてもボクは満足なのです」
「………」
「ボクは沙都子がいてくれたならそれだけで幸せなのですよ」

やはり少し自分の気持ちに、そして今この状況に戸惑いがある様子でいたけれど、その言葉を聞いて何かを思ったのか
覆い被さっている私の手を取り自分の頬に触れさせ伏せていた目が私を射る。潤んだ綺麗な緋色の瞳に吸い込まれそうになる。

「そうですわよね…、折角梨花に受け入れてもらえて嘆くなんて贅沢すぎますわね…」
「みー!沙都子は欲張りなのです」
「全くですわねぇ…ごめんなさ―むっ!?」

突然のキス。あまりに勢いづきすぎて二人の歯がカチンとぶつかる。
どうにも私からのキスは強引なものが多いような気がするけど…気のせいよね?みー☆

「…りっ梨花ぁ!?」
「謝ったら罰としてちゅーしてにゃーにゃーなのです」
「どうしてですの?」
「ボクは沙都子が笑っていてくれた方が幸せなのですよ」
「…っ、………………ゎ…わかりました、わ…」

我ながらなんともこっぱずかしい発言が出来るものだなぁと自分で自分を褒めてあげたい。
でも素直に口に出てきちゃったんだからこれはきっと私の本心なんだろうな、…こんなにクサイ台詞吐くとは思わなかったけど。
今まで愛の言葉なんて囁かれた事のない沙都子の顔は100年一緒にいてもみた事がない顔。可愛い。
542夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:56:33 ID:cGHPh4UB
「そ、それでですね…えっと…これからどうするんですの?」
「へ?」
「あの…だからこれからどうするんですの?」
「これから?…いつまでも仲良く一緒に暮らして生きましょう…?」
「ち、違っ…!そういう事じゃなく…って、梨花!もしかしてわざと?わざとなんですのっ!?」
「え…えぇええええっと…ごめん、何?」
「だからその…何もないんでしたら…私、服を着たいんですけども……ぁの…」

沙都子の言いたい事が理解できた。そりゃそうよね、自分一人だけ裸にされてたら恥ずかしいわよね。っていうか…
性の知識が豊富でなくても、好き合ってるもの同士が裸ですることくらいは分かるんだな…とちょっと感心…とちょっと嫉妬。
―――知恵の授業ではおしべとめしべからしか教えてもらってないからきっと誰かから教えてもらったんだろう…圭一?魅音?
…考えたら段々ムカムカしてきた。まさか入江なんかじゃないわよね?だとしたらもう絶対沙都子連れて行ったりしないんだから!

「…り、梨花?聞いてますの?」
「え!?あ、ごめん…ちょっと考え事してたわ」
「…もぅ、失礼な梨花ですこと………こ、こんなに恥ずかしい格好している想い人が目の前にいても物思いに耽るなんてっ」
「ごめんごめん…沙都子怒らないで」
「知らない知らない、知らないもん!」

手足をばたつかせる沙都子もかぁいい。いやちょっと前にも思ったけど今までよくこれで理性保てたわね私。尊敬する。
悟史もこんな可愛い妹いて幸せよね、詩音も憎きライバルと思っていたようだけどこれだけ可愛ければどうでもよくなるもんよね。

「ごめんって…大体沙都子を目の前にして他の誰かの事考えてるわけないでしょ」
「だ!だって目が遠く見てましたわよ!」
「え…そうだった?それは気づかなかったわ。ごめん」
「別に!気にしてませんけど!どうせ私にはそんな魅力ありませんものね」
「沙都子、今日は何でそんなに怒りやすいの〜!?」
「だってだってだって!!!!…………………梨花が他の人の事考えてるの見るの嫌なんですもの…」
「…………」
「私、梨花を好きになるまでこんなに自分が嫉妬深いなんて思いもしませんでしたのよ、ホントですのよ?…聞いてますの梨花ぁ?」
543夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:57:10 ID:cGHPh4UB

聞いてます!聞いてますとも!なんだっていうのこの子の凶悪的なまでの可愛さというものは!
もうそろそろこんな台詞もくどいって分かってる!でもこんなに可愛いなんて反則よ!私どうしよう!!これから先こんな葛藤と常に
戦いながら日々沙都子と生活していかなくちゃならないのかしら…幸せなんだけどでもその内理性が崩壊しそうだわ……あぅ。
とりあえず据え膳食わぬは一生の恥とも言うし、両思いになった事だし頂いちゃってもいいかしら…いいわよね、沙都子裸だし。
ではでは…いただきま――

「も、もしかして梨花…私の事好きって言うのは冗談だったりしません…わよね……?」

―――は?

「そ…その私が好きだから仕方なく好き、って言ったわけじゃない…ですわよね?」

―――あ、こりゃヤバイ。ちょっとちょっとヤバイヤバイ警告出てきた警告。

「なんで…そう思うの…ですか?」
「いえ…ただあまり嬉しそうに見えない…というか…その」
「何?何よ?言いたい事あるならちゃんと言いなさいよ」

―――ほらほらほらほらちょっとヤバイ方向に進んできたわよ…!ちょっと、誰かー!

「…あまりそういう感情を梨花から感じないので…やっぱり私、迷惑だったかしら…と」

―――プチ って頭のどこかで音した。多分。いや絶対。

「そんなわけないでしょ!今だって…今この瞬間だって!…一生懸命戦ってるんだから!!!」
「…は?戦ってる?」
「そうよ!100年しか生きてないけど千載一遇の大チャンス!こんな状況にまさか陥れるかと誰も思わなかった!だから今!私は!
 どうしたらいいのか分からない!それは何か、そうそれは沙都子への想いよ!沙都子が私に対しての想いを一つ一つ紡いで私に
 教えてくれる度に、今まで私は沙都子に対してよく何もしないで済んだわねって自分で自分を褒めてたわよ!
 沙都子が嫉妬深い!?何よそんなの私なんか嫉妬ばかりの毎日だったわよ!圭一に頭撫でられてにこにこしちゃって!何よ!
 どうせ私は圭一や悟史みたいに手も大きくないし抱きしめても沙都子の全てを包んであげられるくらい背丈も大きくないわよ!
 私なんかにぱーとかみーとかしか可愛いって言ってもらえないし、どうせ胸だって沙都子より小さいわよ!だから何だっていうの!?
 こ れ だ け 沙都子を好きなのにそれを嘘だって!?沙都子をこんなに好きなのに疑うの?何でなのよぉぉおっっっ!!!」
「………ぇと………り、梨花…………?」
「沙都子が私を好きになってくれるわけない、そんな事あるわけないってどれだけ自分に言い聞かせてきたと思ってるの!
 貴方がいない生活なんて考えられないから貴方に嫌われないように嫌われないように一生懸命だったわよ!沙都子が私を想うより先、
 貴方が生きてる年数よりもっともっと長い時間貴方を好きな私の気持ちが嘘だなんて、それこそありえないわよ!」
「…ぁ…あのぉ…」
「だから!それだけ長い期間欲求不満な人生送ってきたんだから少しはその幸せをかみ締めたっていいじゃないのよおおおおおお!!!」
544夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:58:20 ID:cGHPh4UB

もう何がなんだかわけ分からないけど沙都子への想いが嘘だと思われた事が悔しくて泣けてきた。今までこんなに一気に言葉を発した事
あるかどうか分からないくらいに喋ったけど…自分でも何言ったかよくわからないや。ごめん沙都子。

「り、梨花?…だ、大丈夫ですの?」
「何よぉ…まだ疑うつもりなのぉ…うぅっ、信じてよ沙都子ぉ」
「えぇ、信じますわ…その梨花を泣かせるつもりはなかったんですのよ…」
「うううぅぅう…沙都子のばか…バカ…バカバカ」
「ええ、ええ…私はバカですわね…本当にごめんなさい」
「うううーーーっ」
「梨花」
「何よ沙都子…っく…うぅっ」
「もう…自分で言った事も忘れてしまったんですの?…仕方ない梨花ですこと」
「さ、沙都子が何言ってるの、か…っ分からないぃ〜」

私の両頬に添える沙都子の手に力が篭る。引き寄せられる、唇に。
涙していた私の両目を開いた時には沙都子の緋色の瞳に私がうつるくらい近くて。 ―――あ、思い出した。
と、同時にちゅ、鳥の鳴くようなと音を立てて口付けられる。

「…梨花、ごめんなさい」
「貴方を信じれなくて、ごめんなさい」
「泣かせてしまって、ごめんなさい」
「今まで我慢させて、ごめんなさい」

沙都子が一言謝るたびその都度、その都度私の唇に柔らかい感触が何度も何度も触れる。
最初は唇だけだった口付けも頬や涙が溜まっている瞳や、瞼、おでこ、指先、掌。出来るところ全てを沙都子の唇に慰められる。
なんだかくすぐったくて顔が綻ぶ。

「…やっと笑ってくれましたわね」
「…ん、ちょっと落ち着いた…ありがとう」
「いえ…私の方こそなんだか失言してしまったみたいで申し訳なかったですわ」
「あ…ぁあ、気にしないで…なんだか勢いに任せて恥ずかしい事口走っちゃったわ」
「んーまぁ要所要所意味が分からないところもありましたけど、でも一応は理解したつもりなんですのよ」
「…う〜ん…出来れば忘れて欲しいんだけど」
「忘れてしまっては梨花にどれだけ想われていたのかも忘れてしまう事になりますからそれは却下ですわね」
「…沙都子はイジワルね」
「おあいこではありませんか」
「そうね……」

でも、と思い出したように沙都子は紡ぐ。
さっきの梨花はまるで圭一さんのようでしたわね―――なんて。
545夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:59:03 ID:cGHPh4UB
―――――

「―それで?梨花は結局一体何に耽ってたんですの?」
「え?…あぁさっきの話?」
「他に何かありますのっ?」
「ふふふ…、言ってもいいけど聞いたらちゃんと答えてくれる?」
「え、んー…聞かれる内容にもよりますけど、善処しますわ」
「約束ね。―えぇっと…その、私とこれからするだろう…事について、なんだけど」

沙都子の顔が突然真っ赤に染まる。

「………っっっ」
「…それは誰から教えてもらったの…か気になっちゃって、誰から聞いたの?」
「えぇぇええっと…そ、それは答えなくちゃだめ、ですわよね…?」
「うん」

当然即答。当たり前。私の沙都子にいらん知識を…って別にいらん知識でもないけどなんか汚された感じがする。

「ですわよね……………。えと…た、鷹野さんとかレナさん…とか」

…ナンデスッテー!?

「とか!?とかって…ま、まだ他にもいるの!?」
「え、ええ…あとはねーねー…、詩音さんや魅音さんにも…」
「なっ!?って大体私たちの身近な人たちばかりじゃないの!ていうか私そんな事聞いた事ない…!!」
「確か、梨花には教えなくてもいいとかって言ってましたわね」
「何でよ!!!」
「…さぁ?そこまではさすがに分からないんですけど…」
「まぁいいわ…それで?どこまで聞いたの?」
「どこまで、って特に…言うほどのものでも」
「だ、だってほとんどの女性陣がHOW TOを教えてるじゃないの!」
「ええ…でも相手は男性との場合ですし、それは梨花に対しては当てはまらないのでございましょう?」
546夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 22:59:44 ID:cGHPh4UB

確かに男女の凹凸である凸の部分は私には当然沙都子にもついてないわけだし、沙都子の言いたいことも分からなくもないんだけど。

「全く当てはまらないかって言ったらそうでもないんじゃないかしら」
「そうなんですの?」
「ん…、ほら、圭一の家に前に遊びにいった時圭一のお父さんの本、ちらっと読んだことがあるのよね」
「え?確か圭一さんは見せてもらえないって言ってませんでしたっけ?」
「…ん、ま…そのほら…そこは、ね…こう…」

圭一と身体の関係がある世界で知った話だから沙都子に話しても分からないわよね…伊知郎が同人作家って言っても。
ましてや百合作家なんて言っても穢れてない沙都子の事だし、お花を描かれるんですの?なんて言いかねない。

「―梨花?」
「ああ…また考え込んじゃったわね、ぅん、でもまあとにかくやろうと思えば何でも出来ると思うわ」
「世の中には知らない事がまだまだたくさんあるんですのね…」
「知らなくてもいい事もあるけどね…」

…とは言え純真無垢だった沙都子に吹き込んだ奴らめ…後で覚えておきなさいよ…!
今度変なことしたらお供え物キムチにするんだから…っ!!! あーどっかであぅあぅ聞こえる、気がする。

「で、…梨花、あの私はどうしたらいいんですの?」
「どうしたら…って沙都子はどうしたいの?」
「…どう、って…………あの、り…」
「り?…り………???」
「……梨花を感じたい…ですわ…………」
「……………………」

―くらっ、と眩暈が。一瞬でも輪姦なんて思った私がバカでした。

「…だ、だめでしたら…そのっ全然構わないのですけど…あぁあのっ…そんな、あの」
「…危なく襲い掛かりそうになってしまったじゃないの…、沙都子…貴方さっきから何回私の理性を打ち砕くつもりなのよ」
「べべっ別にそんなつもりじゃありませんのですけど…!」
「まあいいんだけどね、元々そのつもりだったし」
「そっ、そうなんですの!?」
「ええ…ずっとずっと我慢してたわけだし、ね…」
「それは申し訳ないことをしてしまいましたわね、ごめんなさ―――ぁ」

沙都子の言葉を皮切りに、今まで待ちに望んだ行為が始まった―――
547夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:00:13 ID:cGHPh4UB

=====


TIPS 「あなた」

貴方の手は気持ちいい。ただ、ちょっと切ない。
まるで私を壊れ物のように扱うかのように優しすぎる。その優しさが切なすぎて私が声をあげてしまうくらいに。

貴方の唇は気持ちいい。ただ、ちょっと温かい。
親鳥が雛鳥の毛づくろいを手伝ってあげるかのように優しすぎる。その優しさが温かすぎて私の身体が火照ってしまうくらいに。

貴方の舌は私を狂わせる。ただ、私を狂わせる。
まるで媚薬を飲まされたかのように狂わせる。その狂気が愛しすぎて私の身体で貴方を包み込んでしまうくらいに。

貴方に触れられるのが好き。
全身を使って貴方に愛されているのを感じられるから。だから私はその愛を一身に纏って生きたい。

貴方に触れるのが好き。
全身を使って貴方を愛しているのを伝えられるから。だから私は梨花の傍から離れる事を望まない。

だからお願い、悲しい顔をしないで。
私が傍にいてあげるから。
貴方に愛を与え続けてあげるから。
貴方が私にしてくれたように、私も貴方にしてあげることができる。
だからお願い、笑顔を見せて。

貴方と描く未来はもっともっと明るいものだと信じているから。


=====

548夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:00:49 ID:cGHPh4UB
100年という積年の想いを一つ一つ伝えるが如くに愛を注ごう。
―――出来る限り優しく。

「ん、…ぅ、んっ」

何度か私から仕掛けたキスはどれもが強引だったから、今はここぞとばかりに丁寧に口付ける。
触れるだけ、押し付けるように、擦り付けるように、啄ばむように、何度も何度も音を鳴らして口付ける。
ちゅ、と音がなる度に沙都子の瞑った睫毛がふるふると震える。…私を感じてくれていたら嬉しい。
沙都子の唇は何度触れても飽く事なく、いつまでも触れていたいと思う…反面その唇にしゃぶりつきたいという欲も生まれる。
舌先をちろりと出し上唇を軽く舐める。

「ん、っぁ…」

ビクリ、という沙都子の身体の反応を見ると多分軽い口付けだけではそろそろ物足りなくなってきている頃。…いっか、入れちゃおう。
想うが早いか沙都子の半開きの唇に舌を潜り込ませる。温かい。
背中に回された両腕が私の服をぎゅっと掴む、眉間に皺を寄せ頬を染めて私の舌に応えようとおぼつかない動きで合わせる。
沙都子を気持ちよくしてあげたい…私の想いを身体で伝えたい、そしてその一つ一つに一生懸命応えようとしてくれる沙都子を感じる。
自分の想いを受け入れてもらえる事がこんなに幸せな事なんだと…沙都子を通じてそれを知れることが何よりも嬉しい…。

「ふ、梨…花ぁ―…ぅん…む、…っちゅ」
「はぁ…っ、ん、沙、都子…」

ちゅ、くちゅ、ぴちゃり。
想い合う二人の熱い塊が触れ合う度に艶やかな水音が跳ねる。
まだキスだけだというのに息が乱れ、お互いの額にはじんわりと汗が滲む。
最初こそ沙都子の感じる表情を見逃したくなくて卑怯だなと思いながらも、口付けながら目を開けていたけれど
沙都子の舌の甘美な感触を味わうが如く目を瞑りその柔らかさや瑞々しさに溺れていた。

どのくらい濃厚なキスを続けていただろうか、頭は朦朧としてきて身体はキスだけでは物足りなくなった。
沙都子に覆い被さる形で上にいる梨花の手は自然と沙都子の耳を触れるか触れないかの優しさで包み込む。
背中で服を握っている沙都子の力が強くなる。――あぁ、気持ちいいのよね、沙都子…。
目を瞑っていたって沙都子の存在を感じれる事が嬉しい…そして切ない。今までこんなに愛情に飢えていたなんて。
そう頭で思うだけで心がきゅっと締め付けられるようになる。沙都子、沙都子…沙都子沙都子…っ!
耳を触れていた手は徐々に下へ向かい、耳、首、鎖骨、肩、二の腕、と沙都子というキャンバスに緩やかに線を描きながら、
そして二つの柔らかな膨らみへと辿り着く。
本当はいつまでも味わっていたいけど、怖がらせてしまっては元も子もないから名残惜しい口付けを中断させる。
549夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:01:30 ID:cGHPh4UB
「沙都子…痛かったら言ってね?」
「…ええ…でも大丈夫ですから安心してくださいましね」
「…沙都子?」
「梨花に触れられるだけで幸せなんですから、少し痛くても構いませんのよ」

そう言って笑う沙都子の顔は穏やかだった。
ありがとう、と呟くとこの年の発育にしては大分進んでいる沙都子の胸へと両手を進める。
吸い付いてくるような肌が心地よい…心なしか健康的な肌色に朱が混ざっているのは私を感じているからだと自惚れていいのだろうか。
こんな時にまでまだ嫌われないかと怯えてしまう自分が情けない。
―でもそれだけ沙都子が自分の中でどれだけ大切な存在かというのを改めて感じられる気がした。

「あ…っ、…ん」
「…どう?」
「んん…、ええ…とても、いい気持ち、ですのよ。まだ少し…くすぐったいですけど…ふぁ」
「そう…それなら良かった…」

一つ安堵の息を吐くと両手をふにふにと動かしながら沙都子の首筋に唇を、舌を這わせる。
汗に混じって沙都子の匂いがする…頭がクラクラする。この匂いに狂いそう…、もう狂ってるか―だって私の息がこんなにも荒い。
沙都子はというと、私の手の動きに、舌の動きに全て反応を示している。私の頬にかかる吐息が熱い。

「…やぁ…っ、梨花ぁ―…は、ぁ……っ」
「はぁ…っ沙都子…」
「身体が…ぁっ、あ…熱い…ですわ………!」
「ん…もっと、もっと熱くなっていいのよ沙都子」

まだ発達途中のはずなのに感度はいい様子。これは育て甲斐がありそうね…。
私が圭一と初めて性行為をした時はもっと味気なかったわね、なかなか濡れなかったし…ここまで気持ち良さそうな顔もした記憶がない。
そして、ここまで幸せそうな顔をしたことなんて全くない。

唇と舌が沙都子を所有の証と示すように肌に吸い付く。朱を帯びてる沙都子の肌に開くは紅い華。
水着の跡がまだ残っている幼さとは不釣合いの華。私からの刺激で汗ばむ肌にはまるで私と同い年とは思えないような色香が増す。
その紅い華に負けじと胸の先端に存在している、これもまた吸い付きたくなるような色合いの乳首。
先端は反り立ち、指とは違う刺激を求めているのか私を誘っているかのようにも思えた。
ならば、とその願い叶えてみせよう―沙都子を味わうたびに口から溢れる唾液を刺激を待つ乳首に触れさせる。

「ひゃっ、ぁぁあぁあぁっ…!!」
「ちゅ…ぷ、…気持ち…いい……?」
「や、ああああ…っ、な、んですの…コレ…ッ!?…っ、ふぁあん…っっ」
「沙都子…可愛い…好きよ」
「は、っ…ぅぁ…、ぁ…わた、く…しも…ぁ…す、き…です…あぁっ」

―沙都子の身体が私の舌と同調するようにビクンビクンと跳ねる。どうやら胸、気持ちいいみたいね…なるほど。…インプット。

右の胸を左手で、左の胸を口と舌、そして空いた右手は跳ねた際に出来る背中と床の間に忍び込ませる。
抱きしめながらも背中には指でラインを引く。背中を緩やかに指先で撫でるとまるで胸を強調するように背中が突っ張る。
沙都子の両脚を開かせるために間に身体を割り込ませ舌を胸より下へと移動させる。確か左の胸を強く揉んで上げると
声が一段と艶っぽくなったからそこの攻めは背中に回した右手を移動させ、痛くない程度に少し強く押し上げるように揉んであげる。

「ぃや…っ!…んんっ…はァ…」
「ここ…気持ちいいわよね、沙都子」
「ああぁッ、や…ぃあ……ぅンっ」
「そう…気持ちいいのよね…フフ」

啼くしか出来ない沙都子の声で反応を見る。やっぱり私の思った通りのように左胸は弱いらしい…ちなみに右の胸は舐めてあげると喜ぶ。
―私の手で乱れる沙都子の啼く声を聞くだけで身体が火照る。多分見なくても私のは溢れてるだろう…絶対。
沙都子に触れるだけでこんなにも身体が疼くんだから沙都子に触れられたら多分すぐトンでしまいそうだわ。
小さな可愛いおへそへくにっと舌を入れ込んで見るとまた身体が跳ねる。まるで全身性感帯のよう。
…と、気づくと両脚に入り込んだ私の身体の両脇から圧迫感を感じる。ぷにぷにとした肌触りは沙都子の太もも。
見ると腰は断続的にビクビクと飛び跳ねている、――あぁ、わかった欲しいのね。…でもまだあげない。だって可愛いんだもん。
550夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:02:34 ID:cGHPh4UB
ヘソを通り越し、舌は更に下へと進む。ちゅ、ちゅと音を立てて口付けながら進み腕も一緒に下腹部へと続く。
こう沙都子に触れていて思うこと、やっぱり沙都子の肌はどこを触っても気持ちがいいと思う。
前に触れられた時だって身体が疼いた。惚れてる相手だから、なのかもしれない…。
目を前に向ければ未だかつて一度も見た事がない沙都子の知られざる秘所…、身体の下にある脱いだ服にまで滴ってる液体。甘い匂い。

ああ…そうか、沙都子が私の手でこんなに乱れてくれるのは…こんなにも沙都子が幸せそうな顔をしているのは私を好きだから。
…だから私は沙都子の声に匂いに温かさにあてられて狂っているのは、そういう事なのか。温かいものなのね…愛情ってのは。

そう理解したら突然涙が零れた。

「…ん…ぁ…………り、か?」
「…ぇ?あ、ごめんなさい冷たかった?」
「ど、どうしましたの?何か、…私してしまいました?」
「ううん、違うの気にしないで…ありがとう」

はあはあと息を切らせながら身体を起こし違和感に気づき声をかける。
こんな時にだって私を気遣ってくれる事、そんな小さな事にも沙都子なりの優しさと愛を感じてまた泣けてしまう。

「梨花?…そんなに悲しい顔をしないでくださいましな…私まで悲しくなってしまいますわ」
「え、悲しい顔…なんてしてる?」
「ええ…、とても。何かありましたの?」
「大した事ないわ…沙都子が好き過ぎて涙が出てきただけよ」
「それならいいのですけど…」
「沙都子は優しいのです」

心配そうに眉間に皺を寄せる愛しき人を安心させるため下腹部付近にある腕を少し移動させて頬を触れてみる。
…冷たい……

「…沙都子?」
「なんですの?」
「…あなた、もしかして…泣いてる?」
「…ふふっ、梨花が泣いてるからですわ」
「嘘」

根拠なんかないんだけど、ここにも沙都子なりの優しさと愛を感じた。だからきっとこれは本当の答えではない。

「―――……あながち嘘でもないんですけれど、ね」
「……」

551夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:03:35 ID:cGHPh4UB
薄暗い部屋の中でじっと沙都子の表情を読み取ろうと目を反らさず顔を覗く。
少し俯いた顔が正面を向いて、観念した表情を表す。

「理由を説明する事は別に忍びないんですけど…梨花、聞いても泣いたり笑ったりしないでくださいましね」
「分かったわ…出来るだけ努力する」

「梨花が優しすぎるからいけないんですわ」

「え?」
「梨花に触れられる度に胸が切なくて何故か涙が溢れてきましたのよ。
 梨花に触れられるのは好き。…気持ちいいですし、ね。でもそれだけじゃなくて、触れられる度に胸が熱くなるんです。
 何なんでございましょうねこれは…でもちっとも辛いわけでも悲しいわけでもないんですのよ。
 例えるなら嬉しい、とかそういう感情に近いものなんでしょうけれど…上手く説明できなくて申し訳ないですわね…って梨花?」
「……っ……」
「聞いてましたか?私のお話―って、あらあら泣いてしまわれましたのね。梨花は泣き虫さんですこと」
「うるさいわね…仕方ないでしょ」
「そうですわね、私も泣いてますから仕方ないですわね」

ぼんやりと涙する私の手を小さくて温かな手が包む。

「だからね、梨花」

そう話しかける沙都子の声は柔らかくて、それだけでもとまりかけた涙が溢れそうになる。

「もっと私に触れて欲しいんですのよ、もっと梨花を感じたいから」

―外を見ればもう一番星が見えるくらいの時間なのに、遠くからひぐらしの鳴く声が聞こえた気がした。
552夏の終わり(梨沙):2007/03/10(土) 23:05:50 ID:cGHPh4UB
以上ですー、なんかぐだぐだになってしまって申し訳ないですー。

wiki保管庫に関しましては、作者別のところにHNで載せるようにします。
今あげたのもすぐに保管したほうがいいんでしょうか…?そこら辺がいまいち
分からなかったりする私ヘタレ。

それではここまで読んでくださってありがとうございました!(・ε・)ノ
553名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:29:52 ID:3nNwJPBa
>>552
うおー、読ませますねー。
続きも首ならぬオ●トセ●☆を長くして、
待ってますよ。
GJでした。
554名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:36:41 ID:iLxOYnuQ
「入江ハード」

 メイド萌え本を読ませてもらうために前原屋敷へ招かれた入江
だが、それは部活メンバー達の巧妙な罠だった

 「監督の純潔は私達に汚される為に築いてきたんですわよね」
 「いつもの固有結界が出せれば…こんな子供達なんかに…!」
「よかったじゃないですか俺の睡眠薬のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「にぱ〜☆ みぃ、鷹野達を呼ぶのです。みんなで気持ちよくしてあげるのです」
(耐えるんだイリー…!!今は耐えるしかない…!!)
「監督の生胸ゲェ〜ット!」
(いけない…!私のおいなりさんが大きくなってるのを悟られたら…!)
「監督の生おいなりさんを撮影してもいいかな?かな?」
「こんな子供達に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、亀頭に当たったみたいだね。くっくっく、甘い痺れがいつまでもとれないでしょ〜?」
555名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 23:39:29 ID:5KDrC2kG
>>554
監督って、おいなりさんがおっきくなるの?w

なんかもう、このスレすごいカオティックになってきたな。
連日連夜作品投下とハード投下の繰り返し。
556名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:53:42 ID:b3US4hBj
>>552
この文章、一朝一夕でかけるレベルなんかじゃ決してねえ。
SS書くのは初めてでもそれを補って余りあるだけの読書量がある、根っからの百合スキー様なのですね、きっと……!
557名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:07:50 ID:ywoo6Ed/
「レナハード」

 仲良しの男子達に体育館裏に呼び出されたレナ
だが、それは男子生徒達の単純な罠だった

 「竜宮の純潔は俺達に汚される為に築いてきたんだよな」
 「ずっと雛見沢にいたら…こんな家畜なんかに…!」
「よかったじゃねぇか、オヤシロ様の祟り(笑)のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、他の奴らも呼べよ。みんなで気持ちよくしてやろうぜ」
(耐えるしか…。今は耐えるしかない……。)
「礼奈の生胸ゲェ〜ット!やわらけ〜」
(いやだ…!私のスカートなんか覗かれたら…!)
「竜宮の生まんこを見てもいいだろ?」
「こんな家畜共に…くやしい…。 全く感じない……」(ビクッビクッ
「おっと、クリに当たったみたいだなぁ。甘い痺れがいつまでもとれないでようにな!」
558名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:42:54 ID:tMUsTRd8
ネタにしていいものと悪いものがあるぞ
559名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:08:21 ID:ywoo6Ed/
「レナハード2」

 夕食を圭一と過ごす為に前原屋敷に潜入するレナ
だが、それは前原伊知郎の巧妙な罠だった

 「レナのカレーは親父に汚される為に築いてきたんだよな」
 「いつものお持ち帰りモードが出せたら…こんな圭一くんのお父さんの料理なんかに…!」
「よかったじゃないか、親父の料理のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、親父も呼べよ。親子でレナの料理食ってやろうぜ」
(耐えるしか…!今は耐えるしかない……!)
「レナのシチューゲッ〜ト!具がたくさんでうまいなぁ〜」
(いけない…!私の作ったサラダの野菜がまだ洗わずに切ってたのを悟られたら…!)
「レナのサラダ食ってもいいか?」
「こんな圭一くんに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おおっと!カレーの目が出たじゃがいもに当たっちゃったよ〜。甘い痺れがいつまでもとれない様だな。あはははは!」
560名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:14:02 ID:ZcedXaPG
>>559
くやしい…!でも…何故か無性に笑っちゃう!(ビクッビクッ
561名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 02:48:56 ID:VJ390XkT
>>559
ちょ、圭一w
それ甘い痺れなの?
562名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 06:33:37 ID:/bAE1ur9
>>552
なんかもう、クネクネ悶える。奇声を発しそうです。
正に!俺の妄想していた梨沙が!ハイレベルに文章化されててウギョアー
死ぬ死ぬ。萌え死ぬ。
皆も言ってるが、描写が本当に素晴らしいのですよ。エロ入る前の前編からして、
原作厨の俺が違和感無しにスルスル読める。ええ。
GJや。ああGJや。GJや。
もう完結まで全裸で正座待機もんですよね。これは。
563名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 07:46:41 ID:6xCfPIvo
>レナハード
ネタ元はエロ同人なのに、陵辱ネタより料理ネタの方がしっくりくるって、なんだこりゃw
圭一、その痺れソラニンww神経毒www
564名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 09:16:23 ID:oGVnagBl
『小此木ハード 』

終末作戦の遂行のため、梨花を追う小此木
だが、それは入江達の巧妙な罠だった。

「小此木さんの純潔は私にに汚される為に築いてきたんですから」
「いつもの力が出せれば…こんな所長なんかに…!」
「よかったじゃないですか 私特性の媚薬のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ははははは。番犬も呼んだからね。みんなで気持ちよくしてあげるよ」
(耐えねえとな…!!今は耐えるしかねえよ…!!)
「小此木の生胸ゲ〜ット なのですにぱ〜〜☆」
(まずい…!俺のブツがすげえことになってるのを悟られたら…!)
「小此木二尉の生ペニスを拝見してもよろしいかな?」
「こんな奴らに…ちくしょう…! でも…感じちちまうぜ!」(ビクッビクッ
「おっと、亀頭に当たってしまったみたいですね。甘い痺れがいつまでもとれないでしょう」
565名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 16:30:02 ID:ywoo6Ed/
Wikiにあるコトナの失敗って……なんだ?
566名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:06:53 ID:mtOoRXW5
>>565
いま確認してワラタ。


さっき、CSひぐらし一週目やっと終了した。
盥回し編だったらしい。

……俺には、あの魅音を汚すことはできないよ……
いや、でも、むぅ……
ちょっと勢いで書いて見ます。
567名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 17:58:57 ID:m3ljyKFb
>>566
圭魅!?圭魅ですか!?
圭一が廃人魅音を犯す…考えただけで心が痛むのにどうしてかすごく興奮してしまう……!!
ワクテカしながら全裸で待ってます!!!
568名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 18:03:42 ID:KpP+IlMk
保存庫を見ても一つも葛西×詩音がないことにちょっと驚いた。
やはりマズイよな。色々と。
569名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:10:48 ID:oqsAnFce
ふと皆殺し編で知恵が沙都子の家に訪問したときにそのまま鉄平にヤられるという話を思いついた。
でも妄想止まりだなorz
570名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:15:27 ID:SaDManjS
>>558だな
571名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:38:45 ID:KYYYxHxG
>>507
そですか?ならば、今回は亀なのか?何日から亀なのか…あぁあぁぁ気になる。

あ、すみません…私PC持ってないし、携帯からの操作も解らないから更新の仕方が解らな…
何せ、ググるの意味を知ったのが約二年前だからw





なにとも、CS版クリアして全作品読みますた。
取り敢えず言いたいのは、全ての職人に幸あれ!
572名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:40:29 ID:6xCfPIvo
読み手を選びそうな話は、wikiに直上げして、警告付きリンクでいいんじゃないか?
……いや、自分も皆殺し編で銃殺代わりに輪姦→全滅、とか考えててorz
573名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:56:33 ID:aZG8KV38
>>567
ひゃああああ、一作でがっかりさせてあげるよぉぉぉぉ!!
orz

今さっき散歩しながら考えた話だと、
エロ無し祟編ラストシーンin魅音みたいな感じに……
それじゃあただの原作補完だよな……
やっぱり圭一が廃人魅音を……あぅあ、絵が、絵が浮かんでしまったよ!
でも、やっぱり文書にするのがためらわれる……
って、その前に前続きはWebで! 
とか書いて適当に切っちゃった梨花ちゃまのやつは放っておいて大丈夫なんだろうか。

>>571
やっぱり、レス数で亀になっちゃうのかな? かな?

たしかに、PCなかったらグーグルなんか使わないだろうから、
そうなるでしょうね。
グーグルって確か高校の頃からあったような。年バレるかw

CS版クリアしたんですね。
まだ一週目ですん……
PC持ってないってことは、原作やってないってことですよね。
CS版やったあとだったら微妙かもしれませんけど、
祭囃しは自分的に結構お気に入りなんで、好きな作品であるならぜひプレイをー。

あれが動く程度のノートパソコンなら、中古で三万ほどでありますよ。
ネットカフェならパックとかの利用でソフト代あわせて(祭囃し編だけプレイなら)五千円ぐらいですかねぇ。
どっちにしろ、それのみやるにしちゃ高い料金ですな。

エロパロと関係の無いことを長々とすみません。
次は作品投下の時に現れたいと思います。
574名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:19:02 ID:qXc6jd/S
>>569
あー、白状すれば自分もそれ考えたことあったなあ。
でも書けなかった。あんなに可愛い知恵先生を陵辱なんて出来ねぇっす。
脳内ではガンガンいけるのに、いざキーボードを叩こうとすると何故か指先が全力で拒否った。
鉄平のレナ陵辱が希望されていたときも拒否った。
知恵もの少ないから、何か無いか考えてるんだけどね……。
ひぐらし大賞とかあるから、なかなか手が付けられないんだけど(でも何故か、真面目なネタ出しのときに限ってエロネタが思い浮かぶんだよな)。

>>572
前々スレあたりでもそんな話言ってた人いたなあ。
本人かもしれないけど、確か希望者もいたはず。
575名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 20:43:14 ID:AR34ANAc
投下の前に注意書きしてくれれば助かる。
576名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 21:55:40 ID:hkuRQrby
そして、名前欄に鳥入れてくれると助かる。
見たくないと思ったら、NG出来るので。

自分は出されたご飯は全部美味しく食べるけどね!!
577名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:23:37 ID:Z/rd0DeI
>>566-567>>573の流れでwktkが最高潮に達しました
廃人魅音に性欲をもてあます
578名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:31:21 ID:O5kv0Tfj
>>568
俺みたいに期待してる人も居るのにね
579名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:41:46 ID:qXc6jd/S
投下前に注意書きをしてくれる職人さんも多いし、読み手も雑食が多いせいか
投下もしやすいんだよね。
みんなちゃんとルールを守ってるっていうか……。

あーっ。圭一×知恵のシチュが思い付いてしまった。
女教師萌えって今まで分かんなかったけど、ちょっと書いてみたら激しく萌えてきた。
いつ書き上がるか分かったもんじゃないのに……。

>>578
葛西×詩音ってどんな展開があればもっていけるというのさ?
カプ的に無いとは言わないけど、自分にゃネタが思い浮かばないよう。
580名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:45:34 ID:O5kv0Tfj
まあたしかに葛西が堅物すぎるからねえ
581名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:48:45 ID:j7eNsh54
詩音がオヤジ専になるのは、面食いすぎるからな。
582名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:55:22 ID:m3ljyKFb
何ていうか、詩音を命を懸けて守ると断言していた葛西だからこそ、詩音には死んでも手を出さない気がする。
茜への実らなかった恋愛感情が下地にあるからこそ、っていうのも印象深いし。
詩音と葛西の間には、ある意味恋愛よりも確かな絆がありそうだ。
こう考えるとこのふたりって切ないな……
583 ◆OIiv/jhTCA :2007/03/11(日) 23:09:10 ID:MdVg5YIF
>>582
確かにその通りかもしれないですよね。
実らない悲恋系は結構書きやすいんで、時間が出来たら書いてみます。
584名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 23:38:08 ID:j7eNsh54
圭詩分を・・・!
585名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:48:31 ID:/Bgg1UrS
>>583
いいなあ。何かこう……自分の武器を持ってるみたいな感じで。
期待してます。

つーか、女心の理解が皆無のくせに、何で俺エロパロなんて書いてんだろ?
綿流し前・後日の人とか夏の終わりの人とか、ヒロインの描写巧すぎだろこれ。マジ羨ましいよ。
それとも、ひょっとして女流の人なのかな?(違ってたらごめんなさい)

話ぶった切るけど、俺的にはエロパロ書く難度として

初級ヒロイン:レナ、魅音
(圭一に多く関わるからシチュを用意しやすい。料理の仕方も多彩)
中級ヒロイン:沙都子、梨花、羽入、詩音、鷹野
(ロリとかダイナマイトバディとか、素材の引き出し方が難しい。シチュもレナや魅音に比べると用意しにくい)
上級ヒロイン:知恵、茜
(もう、出番や立場の関係とかで圭一達に絡めること自体が困難)

だと思う。人気云々以前にこういうところがカプ別の作品数に繋がってると思うのだが、俺だけか?

あと、需要はあるけど圭詩、葛詩、悟魅、悟レナとかってのもネタ出しがキツイ気がする。
相性は良さそうなんだけど、うまく接点がつくれないっていうか……。
586名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:53:05 ID:/k5Aads9
悟魅は悟詩より接点が作りやすい上に普段から相性いいから困る
悲恋以外になりようがないのが…
魅音は譲っちゃうし悟史は消えちゃうし
587名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 01:05:11 ID:d9o1spqE
『留美子ハード 』

カレー作りの為に鍋に潜入する野菜達。
だが、それは知恵先生の巧妙な罠だった。

「じゃがいもの汚れは私に洗われる為に築いてきたんですね」
「いつもの目が出せれば…こんな先生なんかに…!」
「よかったじゃないですか 収穫時期のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ふふふふ! おい、にんじん玉ねぎを召集しましょう。みんなを火の通しをよくします。」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかねえ…!!)
「牛の生肉ゲットですよ 柔らかいですね。」
(いけない…!俺の皮の中がでこぼこになってるのを悟られたら…!)
「スパイスの効能をみてもいいですよね」
「こんな女に…くやしい…! でも…切られちゃう!」(シャリシャリ
「あら、にんにくに当たってしまいました。辛い痺れがいつまでもとれません……」
588名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 01:53:18 ID:AqaNT/Dp
>>587
これは秀逸
589名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 02:56:47 ID:sCWtJy2S
誰か、Sなジロウ(KOOL可)×みよ を書いて下さい。それだけが私の(欲求)不満です
590名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 04:21:13 ID:8iKAi9Os
>>113
激しく亀なのは承知で誰かお願いしたい
591名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 07:38:33 ID:cirM52oR
今日か明日あたり例の圭魅投下できそうです。しかし、なんで今まで自分が圭ちゃん受けしか書かないのか分かった気がする…… 極端だな、俺。 orz
592名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 09:03:33 ID:LkjC5pfp
>591
例の圭魅ってどの圭魅だ!!?
なんかわからんが全力でwktk
593名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 09:19:17 ID:dThjJp5a
じゃあ今から寝て待ってます





全裸で
594名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 10:12:20 ID:pgP86ZQy
>>591
圭一×廃人魅音…かな?
全裸でいつまでもあなたを待ってる
595名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 15:14:12 ID:Lyw6weNJ
保管庫に「コトナの失敗」とかいうどう見てもひぐらしと関係ないSSがあるんだけど
削除しちゃっていいのかね?
596名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 16:33:59 ID:Bw1N6mJM
>>573
で、ではレス数200程度…?いや、それこそレスの進行具合に寄るか…リアチャだと10分で亀だし。

いやぁ、ところがどっこい。結構使いますよ?調べ物やほしい物がある時は、ググるのが一番近道ですからね。グーグルモバイル★
…グーグルっていつから有るんだろ…?

CS版クリアしましたが、CGが一枚足りなーい……しかも、選択肢埋まってなーい……。
原作は持ってません!いや、ひぐらしは祭しか持ってません。
家庭用ゲーム板見てたら、変更点だらけでwktkします。

ただ、金がなぁ…それに、ノートPC有るけど妹のだから触れないしなぁ…ネットカフェは無いし。
まぁ、貧乏人は泣いてろって事ですね。


あぁあぁぁエロパロとは掠りも無い話を発展させて申し訳無い。
取り敢えず、個人的要望としては、廃人魅音より先に続きをwebで!公開してくだしゃい…。
597名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 16:40:51 ID:WUcKT4BC
>>595
どうみても場違いで不要だな。

>>591
mjsk!
全裸待機決定
598名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 17:53:40 ID:TVIV3zHH
疑心暗鬼に囚われた圭一がヒロイン全員を*した挙句に、*してしまう

っでそれを別の世界で思い出す圭一。 こんな話キボン
599名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:10:18 ID:5SqrM61X
>>585
心理描写に力を入れると女っぽくなって、行為の描写に力を入れると男っぽくなるよね、文章が。
でも、萌えるなら前者、ヌくなら後者みたいにどっちの側にも長所があるからもうちょっと自分の武器を信じてみてもいいんじゃない?と余計なおせっかい。

あと一番大切な人を忘れてますよっと
つ 最上級ヒロイン 園 崎 お 魎
600名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:49:46 ID:Bw1N6mJM
お魎は…いや、お魎はひぐらし界最強のツンデレだと信じているが、しかし…歳が…!

五十年若かったら、最強に萌える気ガス
601名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 18:57:26 ID:DPFTbgbk
ねーよwwww
602 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/12(月) 19:01:30 ID:8pdLf+Ct
私信:
wikiの、ファイルの残骸削除ありがとうございました。
……もしかして、設置者じゃないとページ削除はできないんでしょうか。
お手数をおかけしました。orz


>鷹野×入江を投下予定だった方
あれからずっと待ってます。
裸に靴下で正座してるのは、そろそろ辛くなってきました。
ぱんつをはいてもいいですか?
603名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:02:12 ID:8pdLf+Ct
『お魎ハード』

……ごめん、言ってみたかっただけ。
604夏の終わりの人 ◆WXrg8pixkw :2007/03/12(月) 19:08:23 ID:Binwn8Rw
>>600-601
すげえ豪快に爆笑させてもらいましたwww

>>585
私は女です、ってここで公言するのも微妙ですが。
却って私は直接描写が苦手なので心理描写ばかりになってしまっているので
寧ろ私は>>599 の言うような行為の描写が出来ないので心理描写が出来ないなら
それはそれでいいのかなぁとも思います。それがまた自分特有のSSの良さだと思えばw

>>ALL
これからトリ使うようになりましたのでよろしくお願いしますー。
凄い気になってるんですが攻め梨花と攻め沙都子、どっちがみなさんは読みたいですか?
605名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:14:29 ID:DPFTbgbk
>>604攻めあうってのはナシで?
606名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:19:38 ID:XT4sikgk
頭首は村の男性全員と交わらないといけない。
こんな掟があったらどうかとふと思った。
魅音は越してきた圭一とそういうことになれて嬉しいが、
圭一にふしだらな女と思われやしないか、また他の男と交わらないといけないことに苦悩しそうだ。

詩音は悟史と交わるために魅音に入れ替わりを申し出そうだ。
「そのためなら他の男に好きにされても構わない、だから魅音、悟史くんと…!」

吊ってくる⊂⌒~⊃。Д。)⊃
607名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:20:42 ID:DPFTbgbk
じいさん達に魅音を渡したくねぇ
608名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:40:31 ID:dThjJp5a
雛見沢に夜這いの習慣が残ってたら良いのになー
609名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:40:44 ID:VwjHCfpY
>>604
梨:沙=6:4くらい希望。
610名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 19:51:15 ID:WUcKT4BC
>>606
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d210178.jpg
こういうことか
魅音…イケナイ子!
611名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:01:46 ID:snMVdKzN
俺ちょっと雛見沢に住んでくるわ
612名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:02:55 ID:dThjJp5a
俺も雛見沢に住んで魅音酔わせてくるわ
613名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:20:53 ID:5SqrM61X
あえて“園崎家”頭首と限定しないところに>>606の作為を感じる
614名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:26:46 ID:doYA4ihN
つまり、喜一郎も村全員の男と……?
おおぅ、雛見沢恐るべし。
615名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:28:07 ID:5SqrM61X
おっと・・・途中送信

>>604
最初は梨花が100年分の幸せ(欲求不満)を全部取り戻そうとするけど、
その強い思いが嬉しい沙都子も同じだけ梨花に気持ちよくなってもらいたくて頑張る、
が自分的に理想です。
616名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:29:52 ID:XT4sikgk
>613
Σ(゚д゚;)
いや、園崎家って書いたらお魎を連想させちゃうかな、と…。

やはり吊ってくる⊂⌒~⊃。Д。)⊃
617ワッフルジロウ ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/12(月) 20:39:56 ID:xMcaL4md
トリップってこれでいいのかな。

>>613
公由のじっちゃんのことかー!!
はっ、だから痔(ry

上の携帯から魅音今日もしくは明日宣言をしたその瞬間、
掃除をしていた婆っちゃの手によって、
ノートの液晶が再び逝ってしまいました。
中身は生きてたので予定は大丈夫ですが……

うっく、ひ、ひどいよ婆っちゃ……
く、く、く、くくけ(ry
618名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:54:50 ID:YDsECgOx
>>604
どっちかっていわれたらやっぱ梨花攻めだなぁ
619名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:02:02 ID:d9o1spqE
>>614

『公由ハード 』

掃除の為ということで祭具殿に潜入する公由村長。
だが、それは裏の雛見沢を知る御三家の者達の巧妙な儀式だった。

「おじいちゃんの純潔は私に汚される為に築いてきたんですね」
「いつもの形相が出せれば…こんな詩音ちゃんなんかに…!」
「よかったじゃなの〜 老年期のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「親族をみんなを召集すんね。みぃんなで気分をようさせてやっちね。」
(耐えなないと…!!今は耐えるしかないんじゃ…!!)
「みー。公由の髪の毛ゲットなのですよ にぱー。」
(いけない…!おじいちゃんの下着の中が全く勃ってないのを悟られたら…!)
「村長さんの痔、見せてもらってもいいよねぇ」
「こんな園崎一族に…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクビクッ
「亀頭に当たってしまいました。甘い痺れがいつまでもとれないようにと……」


こうですかわかりません><
620名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:05:55 ID:pOWTty7m
あれ、お魎で思い出して保管庫見てみたら、以前自分の書いたヤングお魎モノが補完されてない……
そりゃ大したものでもなかったけど、せっかく書いたのに勿体無かったなあ。もうログもメモ帳も残ってないし……
621名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:07:28 ID:doYA4ihN
>>619
ごめん、俺にもわかりません。でも吹きました。
622名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:19:24 ID:xocgogQD
>>589イイネイイネー

うぶな癖に強引なジロウさんとデレデレな三四たんを読んでみたいです。
623名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:26:16 ID:dThjJp5a
>>620
あれお気に入りだったのに…orz
624名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 21:35:51 ID:doYA4ihN
誰が入れてくれるといいなぁ、ヤングお魎。
ついでに、「はぅ〜。豚骨ショウガ味プレイなんて初めてだよ〜☆」
の小ネタも誰か入れて欲しいと思う。俺あのネタ好きだったんだ。
625傷の浅い娯楽 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 21:41:56 ID:CgYtSW5g
携帯からでスマンが後半パートいくぜ。


と。
唐突に、圭一の唇がレナのそれに押し付けられた。

「――――んむっ!?」

驚いて逃れようとするレナだが、既に肩を掴まれている以上、逃げようもない。じたばたともがいてもみるが、病み上がりのレナの力では圭一から脱するのとも出来ようはずはなく。

「んー! むうー!」

こちらの唇を割って侵入してくる圭一の舌に、レナは思わず悲鳴を上げた。程なく舌を押さえつけられ、口内を蹂躙される。
つるつると絡み合い、とくとくと送られてくる甘く熱い唾液に、レナの理性はとろとろと溶けていった。

「……は……ふぅッ」
やがて、唇が離される。
つつ、と唾液の糸を残しながら離れていく圭一の舌を、あ、と名残惜しげに声を漏らしながらレナは見送った。

しかし、その余韻も長くは続かない。

「――――ひゥっ!?」

胸元に顔を移した圭一が、レナの乳房の先端を舐めあげたのだ。
そのまま小さな乳輪を丹念に舌で撫で回すと、

――――カリッ。
626傷の浅い娯楽 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 22:23:48 ID:CgYtSW5g
「――――――――ッ!!!」

乳首を甘噛みされて、レナの視界は白く明滅した。
そのままコリコリと歯で引っ掻かれ、先端をぺろぺろと舐められてくにくにと踊る乳首。
頭の中で弾けては理性を奪っていく快楽に、レナはぎゅっと目を閉じて耐えていた。

と、不意に甘く痺れるような感覚が途切れる。圭一の唇が、レナの乳房から離れたのだ。

(……終わった……のかな? ……かな?)

安心して、ようやくほっと息をつくレナ。だが、それは早計だった。

――――ちゅぷ。

「――――ッ!? ああ――――ッ!!」

もう一方の乳房に吸いついた圭一に、今度こそレナは悲鳴をあげた。
だが、それで圭一の愛撫が弱まるはずもなく、むしろより強くレナの乳首を吸い続ける。

「はぅッ! あっ! ああっ! うあああっ!」

もはや抵抗する術もなく、レナはなすがままに圭一にねぶり回される。
肌はうっすらと桜色に上気し、呼吸は熱く、鼓動は速く。
そして限界まで海老反った躯は、安定を失って布団に倒れこんだ。

しかし、そんなことは意に介することもなく、圭一の執拗な「おしおき」は止まらない。
乳首に吸いついていた唇が離れたかと思うと、ぴたぴたと舌で叩き、また吸う。
空いた乳房も圭一の手に揉まれ、乳首を指で転がされる。

627傷の浅い娯楽 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 22:47:12 ID:CgYtSW5g
さらにとどめとばかりに、股間に残った手が伸ばされると、服の上から、ぎゅうっ、と握りしめられた。

「――――ッッ!! ――――ッッッ!!!」

リミットを軽く決壊させて殺到する快感に、たまらずレナは達した。
四肢をぴんと突っ張らせて、びくびくと痙攣する。
やがて、くたっと脱力し、レナは自分に覆い被さっている圭一を見上げた。

「圭一くん……すっごく、えっちなんだよ、だよ」

その言葉に、圭一はにやりと口の端をつり上げて笑うと、

「そういうレナはどうなんだよ? ――――ほら、すっげぇ濡れてる」

言って、じくじくに濡れそぼった股間を軽く撫で上げる。
たったそれだけなのに、ぞくぞくと這い上がる快感にレナははぅ、と声を漏らすと、

「だって――――レナは風邪なんだもん。――――汗をかくのは、当たり前なんだよ……だよ?」
「ほほう、レナさんはこれが汗だと仰る?」「嘘はついてないんだよ」

ただそれ以外の液体がたっぷり入ってるだけで。

「圭一くんだって……その、すっごく、かぁいくなってるんだよ、だよ」

言われて、圭一はレナの視線を追って目を下に降ろす。そして視界に入る服の上から自己主張しまくりのマイサン。
というか、ジッパーの金具が先っちょに当たってちょっと痛い。

「おお、これか。こいつはな……」

一息。そしてにやりと不敵に笑うと、

「――――注射だぜ」
628名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:48:52 ID:CgYtSW5g
というわけで後半の第一パート、通称「春のパイ祭」終了。
次はついに圭一のオットセイ登場ですよー。
629名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:50:47 ID:wlCCqc+0
おつー。

…すまん一言言わせてくれ。
― の多用はかっこ悪く見えるぞ。…にしといたほうがいいかと。
630名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:57:06 ID:d9o1spqE
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 レナぱい!レナぱい!
 ⊂彡

このスレでは珍しいラブラブな圭レナの続きをwktkしながら待ってるぜ
631 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 22:58:25 ID:CgYtSW5g
>>629
ぬう、了解。
wiki入れる時に修正しとくわ。

>>ウブだが強引な富竹とデレデレなみみみみ
今ちょっとエロスの神様がなんか囁いたんで、いろいろ構想練ってみるわ。
632名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:04:33 ID:pgP86ZQy
さて、圭一×廃人魅音を全裸で待っているわけだが
633名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:07:22 ID:WUcKT4BC
>>628
三度の飯よりおぱいが好きです!乙!

>>632
一人じゃ風邪引くぜ……
俺もお供するよ。
634ワッフルジロウ ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/12(月) 23:10:26 ID:mvM8DIbB
ちょ、ゴメン、自分で書いてて気分悪くなってきた。orz
皆、引かないでね?
あと、自分で書いてておっきしなかったから、
たぶん誰が見てもおっきしないと思われます。
ご勘弁を。

今四百字で17pなので、
もしかしたら今日(日付的には明日)いけるかもしれないです。
完成予想30pほど。
2pで大体1レス文ぐらいです。
635 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 23:13:40 ID:CgYtSW5g
>>632
PS2ないからどういう感じの廃人なのかがわからんのよね。

ベルセルクのキャスカみたいな感じなのか、月姫のノーマルエンド後の秋葉みたいな感じなのか、FF7のミディールでのクラウドみたいな感じなのか。

廃人化後の主なセリフとか挙げてくれると書けるかもしれん。
636名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:25:06 ID:WUcKT4BC
>>634
わしを…信じて
wktkしてます

>>635
監禁され、仲間を村ごと失ったショックで前後の記憶を喪失。
心も体も10年前から時が止まってしまっている。
誰が呼びかけてもまともに反応せず、
誰もいない中カードを配り始め部活を呼びかける。
「罰ゲーム…なのかなぁ…。教えてよ…ねぇ…圭ちゃん…」
セリフはこれだけ。…ぐらいか……自分で書いてて鬱ってきた
637名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:27:06 ID:Bw1N6mJM
>>635
雰囲気的には呆然自失。何を語り掛けても反応せず、虚ろな眼差しを彷徨せるだけ。
大石の問い掛けにも答えずに生気を失った瞳で俯き、何も言葉を返さない。

その時、トランプを取り出して一言呟いた。
「さぁ、みんな…今日は何して遊ぼうか…」


アカン、うろ覚え。
638名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:29:55 ID:Bw1N6mJM
あ、重複失礼。ってか、>>636氏の書いた方が解りやすい。
やっぱ俺ぁ駄目だ…ちょっくら吊ってくる。
639 ◆Virgobc36M :2007/03/12(月) 23:33:53 ID:CgYtSW5g
>>636
くっ……すまん>>636
お前の理想は必ずカタチにしてやるからなっ!

……あれ、でもこれだと圭一って死んでね?
640名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:57:45 ID:Lyw6weNJ
>>639
そこは恒例のエロパロ設定を使えば良いよ

具体的に言うと滅菌作戦で圭一は死な「なかった」

その他の細かい設定はそれっぽく修正する
それが難しいなら細かい事を気にせずやれば良いと思う
641ワッフルジロウ ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:28:45 ID:0+AjU/Uh
とりあえず、書けました。
ちょっと微妙かもしれませんが、
でも、強姦で拷問で自殺です。

無理っす、もう書けません、許してください梨花さま。
やっぱり私は、人里を離れ山奥にこもり
Mい圭一や801を書いて一生を終えるべきだったのです。

いや、もう801は書きたくないけどw

タイトルは「盥回し 壊」です。
この作品だけ回避したい方は、
NGワードに設定しておいてください。
642盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:30:13 ID:0+AjU/Uh
魅音が居なくなってからというもの、
俺たちの周りでは不可解なことばかり起きていた。
梨花ちゃんと沙都子が失踪したのだ。
恐怖におののく俺に、レナが優しく言った。
必ず私が犯人を見つけてみせる、と。
きっと、これは俺への罰だった。
俺が魅音を裏切ったから……だからって、こんなことが許されるのか?
あいつは……人を消して喜んだりするやつだったのか?
「圭一くん、ごめんね」
「……謝らないでくれ、俺が……惨めだ。卑怯ものなんだよ……うそつきで、卑怯者で……最低なやつだよ」
「そうだね、圭一くんは最低だね。人の気持ちも考えないで、傷つくこと平気で言うし、今もそうやっていじけてる」
俺は、何にも言い返せなかった。
「……圭一くん、だから、がんばろ?」
レナにはたかれた頬が、痛かった。そんなに力いっぱい殴られたわけでもないのに、
レナのそれは、効いた。
「……ありがとう、レナ。俺も決心した。行こうか、魅音のところ」
「うん、大石さんにはもう連絡してるから……後は、圭一くん次第だよ」
俺が行かなくちゃ、どうにもならない。俺が魅音に謝って……その後、どうなんだろう?
魅音は認めてくれるだろうか? 自分の犯した罪を。俺だけに制裁を加えるならわかる。
でも、俺以外の皆に……理不尽すぎる。
「圭一くん、魅ぃちゃんのこと、好きだった?」
「……うん」
言うか言うまいか、迷った。俺はたぶん、好きだった。仲間だとか、そういうことじゃなくて、それよりもっと親密な……
勉強漬けだった俺に、遊びを教えてくれた人。本当に楽しむということを教えてくれた人。
本気で物事に当たることを……教えてくれた人。
643盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:31:39 ID:0+AjU/Uh
それと多分……異性を好きになるということを、教えてくれた人。
「余計にがんばらなくちゃね、ふぁいと、おーだよ? だよ?」
レナは強いやつだ。こんな状況でも、俺を元気付けてくれる。
「本当、ありがとう」
俺は、レナの頭をくしゃくしゃとやった。
「はぅ……」
レナは赤面する。さっきまでの怖かったレナとは別人みたいで……
でも、今の俺にはどっちもがレナなんだって分かる。
そして魅音も……残虐な鬼の魅音と、俺が……好きだった魅音……
俺の、勝手な思い込みだったのかもしれない。
魅音は魅音で、あの残虐行為を好んでやったんじゃないだろう。
その一線だけは、どうしても譲れない。
「魅ぃちゃんの……家だよ」
馬鹿でかい門だった。噂には聞いていたが、実際に見ると圧倒される。
木造瓦屋根の、古めかしい門だ。
俺とレナは、インターフォンを押す。返事は無かった。
「勝手に……はいろ」
「緊急事態です、仕方が無いでしょう。
少々面倒なことですが……ま、上手くやりますよ」
大石さんは、笑顔で背中を押してくれる。
この人たちにとって、魅音が逮捕できれば、家宅侵入なんて些細なことなんだろう。
俺とレナは、鍵が掛かっていないことを確認して、門を開いた。
門は、ぎぃぃときしみながら巨体を滑らせていった。
門から実際に住んでいるであろう家屋まで、大分あった。
広い庭だ。
「たぶん、魅ぃちゃんは中に居ないね。私たちが来るだろうから、気付いたのかもね。
ちょっと危ないけど、二人で手分けして探そうか?
三十分ごとにここに戻ること。はい、腕時計と防犯ブザー」
644盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:32:44 ID:0+AjU/Uh
大石さんが念のためと用意したものだだ。
腕時計は、中で色々なことが起きたときに、一度目を落として欲しいと言っていた。
「おう、レナも気をつけろよ」
大石さんとその部下たちは、集音機の調整をしていた。
これが、万一の時に俺たちの命を救ってくれるかもしれないものなのだ。

俺は門から左回り、レナは右回りに捜索を始めた。
庭の半分ずつだから途中でかち合うことは無い。かち合ったのなら、
俺が道に迷った証拠だ。それぐらい魅音の家の庭は広い。
しばらく歩いていると、鬱蒼と木が茂る、林のようなところへと出た。
俺の体は、そこで止まる。あの長い髪は……魅音?
魅音は、白装束姿でうつむいて林をさまよい歩いていた。
まるで、牛の刻参りでもするかのような格好だ。
声をかけるかどうか、迷った。でも、かける。
「おい、魅音か?」
「けっ、圭ちゃん!」
魅音が一瞬、明るくなったように見えた。
それぐらい、魅音の表情は憂鬱が多くを占めていた。
「魅音……」
俺は、魅音の名前を呼びながら、ゆっくりと歩いていく。
魅音は、何かにおびえるように後ずさり、すぐに背後の木に当たってへたり込んだ。
「魅音?」
「来ない……で……いや、来て」
魅音が、耳の辺りを触って言葉を訂正した。
俺は、無言で魅音に近づく。
「梨花ちゃんや……沙都子を探しに来たんでしょ?」
「……ああ、魅音……お前、なんだろ?」
645盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:33:32 ID:0+AjU/Uh
「……そうだよ」
「謝る、魅音……俺は、お前のことを喋っちまった……
でもよ、なんで……俺に最初に手をつけなかったんだ?」
魅音が、また耳の辺りを撫でた。髪、だろうか。髪をかくようなしぐさだった。
「そのほうが……圭ちゃんが怖がると思って……」
「何だって!」
「ひっ!」
魅音は、さらにずるずると地面に倒れこんでいく。
「ご、ごめん……」
「っく……ひっく……ごめん、ごめんなさい、罰ゲームだよね?
これ……圭ちゃんが、私の罰ゲーム、半分持っててくれたから……
こんなことになっちゃったんだよね?」
魅音の言っていることが、よくわからなかった。泣いた魅音を前に、
俺はどうしようも無い気持ちになっていた。
「あははは、ころ、殺しちゃった、あははは、梨花ちゃんは逃げちゃったけど、
沙都子はこの手で確実に殺したよ、あははは」
魅音は、錯乱しているのだろうか? 俺を見ていない気がした。
「魅音ッ! いい加減にしろよ! ちゃんと話せよッ!」
俺は、かまわず魅音の胸倉を掴んだ。そうすることで、正気を取り戻すことを願って。
「ばーかばーか、遅かったね、圭ちゃん、沙都子を助けられなかったね」
「魅音んんんんッ!」
力強く引きすぎて、白装束がはだけだ。魅音の体が露になる。
「け、圭ちゃっ」
「お前、お前のせいで! 何で、何であんな程度で殺すんだよッ!
人の命を何だと思ってんだ、おぃッ! 聞いてんのか?」
「人の命なんて……大したもんじゃないよ」
俺は、完全にキレていた。魅音に平手をお見舞いしてやる。
646盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:34:47 ID:0+AjU/Uh
「ひゃうっ!」
「拳で無かっただけ……感謝しろ……魅音、警察に行くぞ?」
俺は、魅音を殴ってようやく冷静さを取り戻した。
「誰が行くもんですか。圭ちゃんも殺してやるよ」
そうは言っても、魅音が襲いかかってくる様子も無い。
「……魅音、俺を舐めてんのか?」
殺人を犯さなくても、殺人と同じぐらいの苦しみを与える方法を、
俺は一つだけ知っていた。俺は、制裁を与えなくてはならない。
沙都子の無念を晴らすためにも。それと……詩音の無念も……
「け、圭ちゃ、な、何すんの?」
俺は、魅音の胸を乱暴にわしづかみにした。
無言で、俺は自分のズボンのファスナーを開ける。
「へ、へぇ、犯すんだ。私が殺人犯だから、圭ちゃん私を犯すんだ?」
神経を逆なでする魅音の声も、今はもう聞こえない。
「……やってみなよ、その代わり圭ちゃんも警察に捕まっ」
俺は、魅音を黙らせるために、無理やり挿入した。
魅音の膣は、めちゃくちゃきつかった。
それもそうだ。ロクに愛撫もしていない。
本に書いていた知識だが、俺でもそれは相当の苦痛を与えるものだと知っていた。
魅音は、ただ口をパクパクさせていた。
「ひっうぅっ、ひたひぃぃぃぃ」
魅音は泣き出した。俺もさすがに痛いから、
ちょっとだけ自分でしごいた。魅音の性器も、軽く撫でる。
今さらそんなことをしたところで、魅音の痛みが無くなるはずも無かった。
拷問は続く。
さっきよりは若干きつくは無いが、それでも隙間が無いんじゃないかというぐらいの狭さで、
俺も気持ちいいというよりは、痛い。
でも、魅音の痛みは俺の比ではないはずだ。
数センチも入っていなかったペニスを、半分……五センチぐらい突っ込んだ。
647盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:35:55 ID:0+AjU/Uh
 「ぬ、ぬひぃてぇぇ、けっ、ちゃん、ご、ごめんなしゃひ、いた、いたい」
「魅音、分かったかよ? 沙都子や詩音の痛みは、こんなもんじゃなかったはずだ!」
俺は、無理やり……全部挿入した。何かを突き破る感触が伝わる。
「あうっ……」
魅音は、気絶した。
俺の中の暴力性は、衰えることが無い。こいつは人を殺すことに、何の躊躇も無い悪魔だ。
近くの泥水をかけてやる。白い衣装が茶色く変色し、魅音の体に砂利が一杯ついた。
 「おい、起きろよ」
「……はい」
妙に素直になった。
「なぁ、分かってんのか? 自分の立場がよ。お前は人を殺したんだぜ?」
「はい」
魅音は全く、俺を見ようとしない。駄目だ、こいつは分かっていない。
出血している魅音の膣を、魅音の服で拭いた。まだ白い部分が残っていた装束も、さすがに白を残せないでいた。
「おらッ!」
俺は、それが終わったあと、一気に挿入した。今度は、信じられないぐらいの快感があった。
俺の目の前に、軽く火花が散る。腰が、第二撃目を勝手に行っていた。魅音はもう、何も言わない。
でも、意識を失っている様子は無かった。四往復したところで、俺は魅音の一番奥で射精した。
今まで自分でしたときとは、比べ物にならないぐらいの脈動を感じる。
魅音の中から抜く時も、腰が引けた。
魅音が、四つんばいになった。
「あぁ? 何だ? 犬の真似か?」
抜いた俺のモノは、全く衰えなかった。この魅音の格好が、たまらなくいやらしい。
648盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:37:23 ID:0+AjU/Uh
俺は、魅音の髪を思いっきり後ろに引っ張った。
魅音の顔が空を見るほどに。その瞳に光宿っていない。
やった、敵をとったぞ、沙都子、詩音。
俺はこいつの心を殺した。
俺は歓喜に震え、魅音の尻を両手で思いっきり掴んで、後ろから犯す。
魅音が、なにやらぼそぼそと喋っていた。
「これも……罰ゲームなの? 圭ちゃん?」
「ああ、そうだよ! お前は反則したんだ、だから罰ゲームだッ!」
自分で何を言っているのかわからない。
とにかく、俺は自分の行為を正当化した。
もはや、制裁は済んだのだ。
俺はこのまま、快楽をむさぼるため、この雌を犯す権利がある。
俺の親父が持っていたビデオに、こういうのがあった。
後ろから激しく突いているコレを見て、いつか自分もやってみたいと思っていた。
それを今、自分でやっているのだ。
射精を我慢することも無く、二回目の射精を魅音の中でした。
妊娠しようが関係ない。こいつは悪だ。
「け、ちゃ、いた、い……」
「ごめんなさいって言ってみろ! 沙都子にッ! 詩音にッ! ごめんなさいって言ってみろよぉぉッ!
「ごめ……なさい……詩音、ごめん、なさい、沙都子……ごめん、なさい……」
目の端から落涙する魅音の声を聞いて、俺は三度目の射精をまた、
後ろから突きながらした。快感、怒り、悲しみ、あらゆる感情がない交ぜになって、
俺の体を支配した。もう、自分だって痛い。
それでも、魅音の体はたまらなく気持ちよかった。
昔、興味本位で雑誌に乗っていた、
豚骨ショウガ味のカップラーメンに穴を開けてそこに入れるというのをやったことがあるが、
そんなものとは比べるべくもない。
あの魅音を犯しているという事実もあり、
俺は三度目の射精をしても、まだ魅音の中に入れたままだった。
もう中はぐちゃぐちゃで、一体どうなってしまっているのか想像もできない。
649盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:38:57 ID:0+AjU/Uh
「……から……だから、圭ちゃんを……圭ちゃんを、殺さないで……」
え?
俺は、そう言おうとした。
だが、言葉が出なかった。
炎に触れたような感覚。
針が侵入していくような感覚。
筋肉が震え、脳の機能が遮断される。
俺は、意識を失った。

「圭ちゃん、起きましたか?」
「……魅音?」
魅音、じゃない。魅音は、もっと奥に居た。
「詩音ですよ、覚えてます?」
「うう……」
俺は、体を起こそうとして気付く。
拘束されていた。
木製の台座に、金具と皮のバンドでしっかりと手足が固定されていた。
「面白かったですよ、お姉の格好。
犬と同じ格好しろっていったら、本当にするんですから。
圭ちゃんのためにね?」
詩音が、うなだれ座り込んでいる魅音に言った。
白装束や体はあのときのままで、汚れていた。
「しお……ん、お前……お前が指示してたのか?」
「いや、犯したのは圭ちゃんでしょ? 
本当、何しですかわかったもんじゃないですね。
せいぜい、お姉をボコボコにするぐらいかなーと思ってたんですが」
何も、言い返せない。
「とにかくですねぇ、お姉を一番苦しませるなら、
今この場で圭ちゃんを殺しちゃうのが一番なんですよ。
死んでもらいますね?」
「い、い、いやあぁぁぁぁぁ! やめてぇぇっ! 
け、圭ちゃんを殺さないでぇっ!」
俺、あれだけ酷いことしたのに……魅音……
俺は、悔いても悔いても足りないほどの後悔をし、
反吐が出るほどの自分の不甲斐なさを……呪った。
650盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:39:54 ID:0+AjU/Uh
「殺せ、詩音。俺にとっちゃ……生きるのが一番つらい」
「そういう人は居ますよ? でもね、釘が指に刺さったら違うんですよ。実際ね」
詩音は、力一杯木槌を俺の人差し指の爪めがけて叩き下ろした。爪が割れる。
「っぐ!」
「どうです? 痛いでしょう? 今から足の指もあわせて、全部やってあげますよ」
「ああ、頼む」
詩音は無言で、俺の右手の指全てに対して、同じことをした。
そのたびに激痛が走ったが、魅音の痛みに比べたら、全然マシだろう。
「なかなか、頑張りますね。次は指折っちゃいましょうか?」
「やめ……てぇえ……詩音、お願い……」
「……そうですね、条件付でやめましょうか……お姉? 
お姉が好きなゲームですよ。ゲームをしましょう。負けたら罰ゲームです」
詩音はそう言って、さも愉快そうに笑った。
「うん……なんでもする」
「じゃあ、オナニーして五分以内にイってください。知ってますよね? 
やり方? 私が前お姉の部屋行ったとき、やってましたもんね? 
圭ちゃん、圭ちゃんって」
「無……わかり……ました」
「ほら、五分ですよ、お姉! 今から五分です」
「……詩音、やめろ。魅音は……痛いんだ。無理だ」
「そうですよね、知ってますよ? 
でも、圭ちゃんへの愛が本当なら、お姉も出来ますよねぇ?」
俺は、なりふりかまわず暴れようとする。
が、皮と金具が邪魔をして、そんなことできるはずも無い。
「ちょっと圭ちゃんは黙っていてください、今はお姉の番ですから」
651盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:41:30 ID:0+AjU/Uh
詩音は、こちらも見ずに腕組みをしたまま、魅音の方を向いていた。
魅音は相変わらず、涙を流しながら、痛みに震える体をなんとか動かし、
気持ちのいいはずのない自慰を続けていた。
待ってろよ、魅音、俺の最後の罪の償いをさせてくれ。
俺は、なんとなく気付きつつあった。この手の複合部品を使った道具は、
手入れされてこそ作りが頑丈なのだ。これがたとえば、
木の台にそのまま削りだされた木のわっかに俺の腕がはめられていたのなら、
まずはずせなかっただろう。
俺の右手は……さっきの暴走で自由になっていた。左手の止め具は普通にはずせた。
ごく自然な動きで、両足の止め具もはずす。
ここまでで約二十秒。音を一切立てなかった。上出来だ。

「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
「!」
詩音がやっと、こちらの存在に気付く。
もう遅い。
俺は、詩音に組み付いたまま、牢屋の柵に向かって思いっきり突き進んだ。
がしゃんと派手な音が鳴り、牢屋が開く。
「くっ!」
何とか踏ん張って押しとどめようとする詩音だが、
その程度で俺の動きを止められるはずもなかった。
なぜ、今になって詩音が動いたのか分かった。
その先にあるのが……奈落。
異常事態を察した魅音の声が、聞こえた。聞こえた気がした。
最後の最後で、俺の名前を、呼んでくれた気がした。
652盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:42:16 ID:0+AjU/Uh
落下時間は短かったと思う。衝撃というのは一瞬だったし、
苦痛もそれほど長くは続かなかった。
ただ、俺の自分勝手な行動で、詩音には悪いことをしたかなとも思う。
詩音が俺の腕の中でうずくまっていた。
全てを許せる気がした。
全てを受け入れられる気がした。
だから、来いよ。
オヤシロ様か?
それとも死神か?
誰かは知らないけど、死ぬべき俺は、死ぬべき時に死ねた。
だから、かかってこいよ。
俺が昔読んだ小説の一説が浮かぶ。


さあこい、モンキー野郎ども。
人間一度は死ぬもんだ。
653盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:43:18 ID:0+AjU/Uh
平成。
バブルの熱狂の時代は過ぎ、急激な景気の冷え込みと共に人と人との間の関係も、
同時に冷たくなっていく時代。
そんな時代を知らない人間が、一人居た。

「園崎さん? 園崎魅音さん?」
初老……いや、もう老人なのだろうか。
白髪交じりの男が、病院のベッドに身を起こした魅音に、話しかけた。
魅音だった。間違いなく、魅音だった。
あれから十年以上の月日が経ったというのに、魅音は魅音のままだった。
「そろそろ、話してくれませんかねぇ? 園崎……詩音さん?」
詩音という言葉に、魅音は体を震わせた。が、それはすぐに収まる。
「圭ちゃん……来てくれたの? この前のりんご、おいしかったよ」
「それはよかった。さぁ、魅音さん。話してくれますか?」
「ちょっと待ってね、さっき皆も来てたんだ。おーい、皆ぁ……」
ぼそぼそと、魅音はつぶやいた。
「魅音……さん」
「へへ、今日はあの、圭ちゃんが貰ったゲームしようね。傾注傾注。ルールを説明するよ……」
654盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:44:05 ID:0+AjU/Uh
「魅音さん」
老人……大石は、カードをディールしようとする魅音の手首を掴んでとめた。
老人といっても、大石の力は相当なものだ。
「あ、あの、圭ちゃんさ、その、今度するときは……やさしくしてって、言ったじゃない……
「魅音さん!」
今まで大石の顔と魅音の顔をさえぎっていた髪の毛を、大石は横へと分けた。
「刑事さん、やめてあげてください」
看護士が大石を制止する。それでも大石は、かまわず話を続けた。
「事件は、終わって無いんですよ! まだなぁんにも終わって無いんです! 
魅音さんの証言が必要なんです! 話してください、魅音さん! 
一緒に事件を終わらせましょう!犯人を……野放しにしておくわけにはいかないんですよ!」
「終わってない?」
魅音の顔に、疑問の色など一つもなかった。
「終わって……無かったの?」
かたかたと魅音は震えだし、両肩を掴む。
「終わって、無いんですよ」
大石も興奮していた。
あまりにもいたたまれない魅音の状態を見て、
より一層事件解決への情熱に、燃料が投下されたからだ。
今の大石は、幾分か落ち着きを取り戻したものの、
魅音の手をしっかり握って、話さないでいた。現実逃避をさせないためだ。
「圭ちゃん……罰ゲームが……多いよ……一つだけにしてよ……
圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん、圭ちゃん……」
魅音は、大石の手を振り解き、突っ伏して泣き出した。
これ以上の話は無理だと思い、見舞いの果物を置いた。
「また、来ます」
「お願いです……患者だって、人間なんですよ……」
「わたしゃあね、この子を救えたんです。
でも、救えなかったんですよ。この子だけじゃない。
村のみんなの命を救えたんです。私がつまらない誤解をしていなかったら……
すみません……また、日を置いて来ますよ」
655盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:45:10 ID:0+AjU/Uh
看護士はただ、黙って大石の去り行く背中を見ていた。
一層大声で泣く魅音に、やっとのことで意識を取り戻し、魅音を落ち着かせるようにした。
魅音を落ち着かせるには、それほど苦労しなかった。ゲームの相手をしてやればよかったからだ。
「ご、ごめんね、レナ。なんでもないよ。続きをしよう……」

後日、大石と魅音が再び会うことはなかった。
お日様を見たいという魅音の訴えに、看護士が答えたからだ。
一瞬だった。止める暇なんて無かった。
ずっと寝たきりの人間とは思えないスピードで、地球の重力に吸われた魅音は……そのまま……

その日のうちに、魅音の遺書らしきものが見つかった。
みんなの居るところへ行きますとだけ書いていたそれは、
大石の魅音への見舞いの中に入っていた紙の裏側に記されていた。
しかし、それを見た大石は、瞬時に気付いた。刑事の勘だろうか? 
遺書を書くような人間が、これだけ残して死ぬわけが無いと思ったのだ。
656盥回し 壊 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:46:29 ID:0+AjU/Uh
今から死のうという人間というのは、実は未練が一杯ある人間なのだ。
全てを失った魅音の未練は、たった一つ。
大石は、十分もしないうちに、それを見つけた。
一冊の日記帳のようなもの。
魅音の見たこと、聞いたこと、したこと、されたことが、そこに克明にかかれてあった。
中には見るのもおぞましいものがあったが、
やっぱり、魅音も事件を解決したいと思っていたのだと思うと、
大石は勇気付けられた気がした。
本当なら、これを生きているうちに見せてもらいたかったものだが……
大石には、それを乗り越える強さがあった。

日記帳の文は、この一文で締めくくられている。

今までお見舞いに来てくださって、ありがとうございます。
大石さん、私が望むことはただ一つです。
どうか、事件の真相を暴いてください。

盥回し 壊 ―完―
657ワッフルジロウ ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 00:50:09 ID:0+AjU/Uh
どうでした?
まだまだ?
そんなこと言わないでください……
俺はもうこんな酷い魅音を書かないことを……
誓うぜェェェ!!! かァァ!!

何かもう、書いてる途中に二回ぐらい意識が飛びそうになりました。
眠い。
なので、誤字脱字などがまたあるかもしれませんが、
ご了承ください。
658名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 00:51:25 ID:v4BE+0aY
>>656GJ!



めちゃくちゃ欝だなこりゃ…あんたすげえわ
659名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 00:53:26 ID:9kcZL2YN
ぐっ…GJ……辛いなぁ…目から汁が出てくるよ…

ってか、タイミング良くCS版の音楽鑑賞してた俺にはダメージがデカスギル……
660名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:04:39 ID:+hM38oAS
656さんGJ!!!!!!!!!!

なんか偶然これ聞きながら見てたら泣きそうにになった
http://www.youtube.com/watch?v=6lSAX3ECzus&mode=related&search=
661名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:06:23 ID:CJoZDsJF
GJと言っていいのか分からないが、やっぱりGJなんだろう。
すごく辛い。すごく苦しい。すごく鬱。
けど多分自分はこの小説を、「辛い、悲しい」と思いながら何度も読み返すだろうと思う。
これを書けるあなたはものすごい人だと思う。頑張って下さい。
662名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:37:57 ID:EbEspkqa
>>628
段々とエロくなってきたぁぁ
オットセイ期待してる
663名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:37:04 ID:vNtmu1f2
>>656
魅音への愛とリビドーが爆発した
既に廃人化した魅音じゃなく、そういう手もあったのか…
意味のあるむごさという点で、CSの憑なんか遥かに超えてるぜ…
エロを絡めたシリアスでここまで読ませられるとはお見事としか。
テラグッジョブ!
664名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 02:42:30 ID:i9jqRVIN
これ全然盥回しじゃなくね?叶希一のシナリオなんかより濃いよ
665 ◆Virgobc36M :2007/03/13(火) 07:08:07 ID:JG2unBsP
>>656
お前は今、泣いていい…泣いて、いいんだ…

GJッ!

俺も構想がまとまったんで今度書いてみるわ。
666名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 14:44:13 ID:v4BE+0aY
若き日の公由とお魎…



と言ってみた
667名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 16:29:55 ID:F+g7CPYZ
古くは下界との交流を持たず、鬼の住む地と信じられつづけていた雛見沢。
その雛見沢の集落は御三家と呼ばれる三つの「家」によって統治されていた。
それすなわち、行政を司る公由家、保安を司る園崎家、信仰を司る古手家。
村の存続と運営に関わる全ては、これら御三家の合議の元に行われた。
しかしその強すぎる力が故に、御三家は互いに交流をさける暗黙の了解があった。
特に御三家間での婚姻は力の均衡を崩すとして絶対の禁忌とされていた。
しかしそこに男と女がある限りいずれは破られる掟であるのもまた道理。
若い二人のひそやかな恋物語は村を三つに引き裂く大きな惨劇を起こしてしまう。
『ひぐらしのなく頃に 芽隠し編』

・・・お魎ってもとから園崎だったっけ?

喜一郎が思いを寄せてしまった女性、それは喜一郎の親友にして同じく御三家の園崎家次期頭首、園崎宗平の見合い相手であるお魎女史その人であった。
可憐にして貞淑、幼少より剣と華と琴を嗜み、村の人々に分け隔てのない優しさを振舞うまさに大和撫子の鑑とも呼べる女性。
園崎の嫁でなければ。宗平の嫁でなければ・・・。日夜悶々とする若き喜一郎。
そんな喜一郎の気持ちを知ってかしらずか、ある日宗平は喜一郎に悩みの相談を持ち掛ける。
『ひぐらしのなく頃に 痔明かし編』
668名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 17:26:52 ID:/J/IfemI
レナが脅したりして圭一と魅音をセクロスさせるパターンは多いけど
魅音が脅したりして圭一とレナをセクロスさせるパターンがないのはおかしいと思うんだ。
たまには魅音がSでもいいじゃないってね
669名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 17:28:23 ID:Yns65FaH
M音とS音か
670名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 17:37:00 ID:EDeDVgSV
「私は優しくて思いやりのある性格だけど、詩音は冷めてておっかないんだよねぇ〜」
の台詞とアニメ時背景のSMプレイは言い得て妙だから困る。
671名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 18:07:54 ID:e7G6F9Cx
      ./   : i ./: :/:/ _:.: :-:ィ-~~ /       /         \
      i   : : i/: : i/,-: : :./    /      イ: ./i          ヽ
      .i  .: : :r: : イ: : : /     :i   ./ /: /:/: :i           ヽ
       i  .: : : : : : i: :/    : : : :.i:  ./:< ._//:  :i:/  .ハ: : .i
ー ̄ ̄~ヽ、i .: : : : : : :i/. : : : : : .-:-i: :イ:  ソ:ヾト,.iへ   i:i: ./: :.ト: : i   ト
      ヽi : : : : : : /: -:-j: :    :i:/ :ヽ .i し ヾ\\ .i: :./ : :/:ト: :.i:   .iヽ
  . . .____」 .: : : : : :r:_」: :/    : リ  :ヽ i ///.ヾ..i \ i:/ :./: :.ヽi: :  .i
-∠ニ_    ヽ: : : : : :_: : /  :       :トi.    ゛  ゛ .i:i :/イ:  リ: :  i
ート .、ー  rzz==彡_r く _: :              . i ヽ:/イ: : /: :  i:
\. \. ゛i  フ--イ/:_:ゝ"ヽ. . i: :       r ヽ.   , =ヽ: i: : :/:  /: :   i: :
 ./  i /_/_. .-k:ノ、"ヽ ヽ ハ: :      ヽ i )   ):j:i: :i:イ: /:  .i  i: :
. / _/ _ィ-: : ": :./フ: \ ヽ  .i ト.:.          //。: : /:ィ: : :  ハ .i:
ニi:__ノr---<,.ノ-h   ヽ  ./_i:.ヽ-:-:- . , . . . . イ: : : : :  .i: : :  /: :ヽi
: : : /    /      ./=ー" ̄ ̄ ̄_<: : : : :i: y: : : :  i: :   ./: :
: : /     /      ィ"y)    .- " ̄    ̄ ヽソ:.i: : :  ハ: :  .i:
: /     /    イ  ~~   ./: : : :__      ハィ: : :   i:.ヽ  i
/    /    /./     /.-" ̄        .//:ヽ: .  .i  \.ヽ
672 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/13(火) 18:08:00 ID:MpvnOVJv
黒幕入江×沙都子の軟禁陵辱物。
長さの割にエロパートが短いんで、まとめに直投しました。


  |l、{   j} /,,ィ//|     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ     | あ…ありのまま、作者の困惑を話すぜ!
  |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |     < 『メイドでえっちなお仕置きプレイ☆を書こうと
  fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人.    |  思ったらいつのまにかエロが消えてた』
 ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   | ひねくれた意外性だとか良心の自主規制だとか
  ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉.   | そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
   ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ. │ 悲劇前提の純愛路線が好きな自分を再発見したぜ…
  /:::丶'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ \____________________


http://www16.atwiki.jp/when_they_cry/pages/117.html


書いてる時は最高に楽しかったが、今ではちょっと鬱っている。
正直、カスタードクリームのように甘ったるい入×沙で口直しがしたい。
673名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 18:09:24 ID:e7G6F9Cx
>>670
間違えたw↑ これか↓
                                        , ^`'  ̄ ヘー--、
                                      / ,//^ヘ  ヽ  ∨Z
                                     /イ ィ-ム{三}∠-ァヽ  ∨
                      /7/7                ´ | <. (_>__<) >|   ヽ
                  ∧ヘ   ∧ァ"               | 了'´r‐┐`j゙ !リ  \ 丶
                   \ \//                Vヽゝ _V,ノ ィ!,/ \    ヽ
                    \ < /了              V´ ,>云" ̄\,、\   ハ
                      \__/    ∧           ,ヘ<./≦, x≧、t< \   ', !
                         ,<\. / /          /  (;;{::{乂{::::::イ \ ,>  ! |
                         \_メ / /        ./ / `ヽ必::::::{ //ヽ  ル′
                            //           / /    } 凶:;;;;>{ } j ∧/
                      ∧   ∠/            / ,/   ./xヘ::::::/XゞV }/ '
         /⌒\     l\ / ヽ∧           / /  /\Xメ>〈XX_ム
   /⌒ ´  ̄`ヽ  \   \/ W∧/           / レ .r'´::::::>'    `〈::::::::!
  ∠,f つ.,ィv、て\ ヽ  }  〃´/⌒ヽヾ>          ォし'" !:::::f'´       ',:::::::!
  f八/ { {ノ メハヽ、ヽW  ! /       ∨ヘ        〃j    |:::::j        ゝ:::::ヽ
  レリ N!> < リl Y',  レ'     ,r'   ヾ\       {{    |:::/          \::::ヽ
   / ハ{  f ヽ イl  V\ ヽ   ./{\    マ、\      '\   j::,'               \:ヽ
  / :}ヘ>‐-' イ/|     _ヽ ヽイ   ̄\  ^ー‐≧_ィヘ_  ヽ./::〈              ヽ:\
  ヽ-'-‐'´ ̄ { _ヽ_,イ___ラヽ `ー ̄ ̄ ̄`ー― ―‐―ー`ー=='"┴'               ゝ‐┘
674名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 18:10:53 ID:e7G6F9Cx
>>672
乙なのですよ。にぱ〜っ☆
675名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 18:14:05 ID:vNtmu1f2
>>671
ある意味正解www
魅音は押し倒されたり教室の隅に追い詰められて
抱きしめられたりエロイなぁ
676 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 20:17:51 ID:zV6bJSnw
うは、沢山のGJありがとう。
何回も読み返すと言ってくれた人、ありがとう。
でも、何回も読み返してるときっとアラが見えてくるので、
あまりお勧めしませんw
詩音の扱いがひどかったなぁ……

>>668
罰ゲーム的ノリかな。
なんか同人でそんなのがあったような。
>>669
M原とS都子、M四さん……
職場で何考えてたんだ、俺はorz
あまりにも俺の思考とのシンクロがタイムリーすぎてビビった。

さて、次は梨花ちゃまなんですが……
本当にあの続き書いていいんだろうか。
677名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:27:10 ID:v4BE+0aY
>>667ありがとう。近々そんな感じで初挑戦してみる







と思う
678名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:28:32 ID:20fiHvVT
>>672
GJ!!どっちの終わり方も面白かった
679名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 20:36:34 ID:TSw9p4gv
>>672
GJ。切ないというか、それでも沙都子が可愛いというか……。
ちなみに、改稿バージョンの方にポチっといたけど、初稿が悪いとも思わなかったよ。
ブツ切りの方が死人の時間の終わりとして相応しいかなっていう個人的趣味で押させて
もらったよ。
680名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:03:53 ID:zV6bJSnw
川原で拾ったエロ本を学校でこっそり読んでいて、
没収される圭一。
その際抵抗し、散り散りにエロ本が破れてしまった。

圭一「あーっ、知恵先生!」
知恵「前原君がこんなものを見ているから悪いんです!」
圭一「いいんですか? 先生。
先生が生徒に暴力をふるっていいんですか!」
知恵「ぼ、暴力だなんてそんな……」
圭一「エロ本、どうしてくれるんですか?」
知恵「だから……その……とにかく、あんなものを読むのはやめなさい……」
圭一「じゃあ、先生は俺に死ねって言うんですか?
男の子がどれだけ大変な思いをしてるかわからないんでしょう?」
知恵「わ、分かってますとも、だからスポーツで汗を」
圭一「そんなもので解決できるわけないでしょう!
……そうだ、先生おっぱい見せてよ!」
知恵「そ、そんなことできるわけないじゃないですか!」
圭一「じゃあエロ本同じやつ返してください!」
知恵「無理です……」
圭一「だから、先生見せてよ!」

同じような問答を続け、次第に知恵は、圭一に押されていく。
そしてついに、サマードレスの肩紐を……

知恵「ま…前原君やっぱりやめましょう
こんなこと…ね」
圭一「ダメだ!!
だったらこのエロ本くっつけて見られるようにしてくれよ!!
エ・ロ・本!! エ・ロ・本!!」
681名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:08:15 ID:PSeXWOOP
>>680
ちょっとワロタw
682名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:09:04 ID:/J/IfemI
前原さんの先生次世代VHSですね
683名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:10:05 ID:fUedyXfD
>>680
なつかしいなDVD
684名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 21:12:40 ID:X6R7m/bo
(・3・) おじさん家は最近β買ったんだよ〜
685名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:07:44 ID:/J/IfemI
結局最後は知恵先生に骨抜きにされる圭一まだ〜?
686名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:13:22 ID:xrcyeVSI
βって…昭和58年なら、まだアリか…
687名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:36:31 ID:yhkeSQuz
>>672どっちの終わり方も切ないんだぜぃ…(´;ω;`)
GJ。黒服の意味が分かった時ジワッとくるものがあった。
688名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:25:22 ID:giEZHv0x
>>672
GJ!
マジで切ないよ・・・・・・。
689 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/13(火) 23:26:11 ID:Dp+DEWXs
>>685
知恵先生が、竹の棒で俺のそそり立つモノを刺激した。
「ふふ、前原くん? ここの名前は何ですか?」
「ぺ、ぺにす、です」
「よろしい……なぜこんなに大きくなるか、わかりますか?」

知恵先生は、最初抵抗してたとは思えないほど、
大胆に自分の乳房を見せつけ、
俺の手を引っ張って握らせた。

「せ、先生が……えっちだからです」
「先生が?」
「お……ぼ、僕がです……」

僕、と言わないと、減点一だと脅された。
時間内に減点が十を達すると、
後ろ手に縛られ、
先生に十分間視姦されるルールだ。

「このまま、私が前原くんを更生させてあげます」
今度は、竹の棒ではなく、先生の手が直接触れる。
俺は、たまらず先生に抱きついた。
「先生っ!」
「元気がいいですね。先生、花丸あげちゃいます」
先生は、俺が普段自分でするより、何倍も激しく手で俺を責める。
先生にされているという状況と重なり、
俺は三十秒で達してしまった。
「減点、九ですよ。早すぎます。二十五分……秒に直すと千五百秒は耐えてください」
「そ、そんな……無理です」
「じゃあ、えっちな本をもう見ないと誓いますか?」
「……」
「誓うまで、繰り返しますよ?」

先生の手が再び

(全てを読むには、「天にまします我らが父よ、
御名を聖とされますように、御国を来ますように、御心の天に行われるとおり、地にも行われますように、
我らの日ごとのカレーを今日も与えてください、私たちに対して罪のあるものを赦していますから、
私たちの罪も赦してください、私たちを試みにも陥らせずに、悪から救い出してください。
御国も力も栄光も、世々に限りなく主のものだからです」と毎朝唱えてください。
きっとあなたたちの信仰心が、神の奇跡を呼ぶでしょう。)
690名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:09:31 ID:a9p7Ryr3
カレーはジャンクフード!!!
691名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:27:04 ID:eDzQj+Hw
カレーをプレイにしてくれるなら、唱えてみせるんだぜ。
692名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:42:17 ID:y+XGMd0J
カ、カレーをローション代わりに!?
染みる〜!
693 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 00:44:42 ID:FTG/I1aE
むぅ、おとなしく梨圭作っときます。
っていっても、アレも同じような代物なんですが。
梨圭が終わったらしばらくこのスレからおさらばかも……
本格的に一次創作のほうがやばくなってきたので
694名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 00:45:13 ID:MJaCFS1i
やはり大人の女性はいいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
695名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 01:11:02 ID:qURHgfqp
>>680
絵板保管庫にある魅音パロ思い出した
696名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 17:34:35 ID:6HPEsrCW
カレー(爆笑)
697 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/14(水) 19:10:52 ID:sjgHC9Fa
>黒入×沙
乙とGJありがとう。ノシ ノシ ノシ ノシ ノシ
ブツ切りは欠点しにか思ってなかったけど、断絶感が長所かも、って思えてきた。
アンケートクリックにも感謝。
投票があると更新扱いになって上がるみたいだから、1週間くらいしたら外します。

現在最大の後悔は、沙都子の日を失念していたことだ。orz
明日投稿すれば良かったんじゃないか、馬鹿、馬鹿、俺の馬鹿!
698名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 19:34:55 ID:R3ATN+yf
悟史だけやたら記念日多いな。
にーにーの日、Wにーにーの日、悟史の日、むぅむぅの日……
699名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 19:51:38 ID:zqRG9wHx
>>693
あれ?知恵先生の続き(本当に知恵で続きかさすがに疑心暗鬼だけど)は
書いてくれないの?
読みたかったんだけど、どういう反応すればよかったのか分かんなかった
だけなんだが……。
いつものように、ワッフルなら即行でそう書いたんだけどな。
700 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 20:24:57 ID:FKZy337i
>>699
ご、ごめん。
また複雑すぎたw
もう何が出てもワッフルワッフルでおkです。
基本的にネタで書いてるだけなので。

とりあえず、梨花ちゃまがずっと圭一を寸止めしてるので、
そっち先に書こうかなーと。
どっちのほうがいいんだろう?
最終的には前半出した分は書きたいと思っていますが。
701名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 20:41:05 ID:yMgLr+I6
梨花ちゃま!梨花ちゃま!
702名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 20:57:00 ID:VsAmWF5a
   _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 圭梨!圭梨!
  (  ⊂彡
   |   |
   し ⌒J
703名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 21:47:18 ID:N1lLUn62
飴渡し編マダー?
704名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 21:59:33 ID:mEztUFrO
夏の終わりマダー? (チンチン
705 ◆WXrg8pixkw :2007/03/14(水) 22:11:15 ID:kPkjFikk
>>704
私用の原稿が終わったから今書いてるよ!
梨花が沙都子に**されて**になってるところくらい。
今夜か明日くらいには投下出来るかもー!

あと、wikiでみなさん表記し始めたんで今ある夏の終わりを一旦全部消しますね。
改めてうpします、なんかすいませんー(´・ω・)
706名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:15:37 ID:mEztUFrO
>>705
ただ>>703の流れにのって言ってみただけなのに
ご本人降臨ktkr!!!!
うわーすげーたもしみにしてます
707名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:18:17 ID:PcxeRtFT
現在457kb。
長いss投下する人は気をつけたほうがいいかもな。
708名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:37:01 ID:MJaCFS1i
圭一とレナが鉄平とリナをフルボッコにするSSの続きまだー
709 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 22:50:36 ID:GOCj4PYs
容量オーバーって、Part6までにあったのかな?
というか、前スレからすさまじい速度で消費してるね。
>>708
そんなSSあったの?w
その後圭一が鉄平を犯して、
レナがリナをおもちゃにするのか。
……ごめんなさい。

梨花のやつ、
いつものワッフルの続きみたいにそれほど長くはならないと思うので、
今日投下できるかと思いますが……
ちょっと、自分で書いててまたもや引きましたw

グロとかじゃないんですけど……
男らしい圭ちゃんを信望している方には、
少々気の毒な圭ちゃんが出来上がったかとw
710名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 22:57:36 ID:0+C++Qc2
>>709
ワッフルワッフル
711名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 23:00:28 ID:MJaCFS1i
>>709
詳しく言えばレナが鉄平とリナにレイプされるやつ
712 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 23:54:57 ID:GOCj4PYs
一応完成しましたー。
私の作品はこのスレ最後かな。
もう、最後の方はかなり適当です。

タイトル
百万回やった(何を?)猫

これで全てを理解してくださいw
今から投下します。
713百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 23:56:37 ID:GOCj4PYs
梨花ちゃんが囁いた答えは、あまりにも理不尽なものだった。
「圭一、猫語でおねだりするのですよ」
「猫……語?」
そう囁いている間にも、
梨花ちゃんは絶えず手を動かし続け、俺の陰茎は跳ね続けた。
一度跳ねるたびに体を右に左に動かし、身を強張らせる。
その動きは、俺の脳が下した命令ではなくて、脊髄がこうしなくてはならないと下した法律だった。
「圭一、早くしないと大変なことになるのですよ?
 圭一が一生射精できないようになるのです……くすくす、それはそれで面白いかもしれないけれど」
もはや、梨花ちゃんの口調の変化など、
俺には些細なことだった。あらゆる神経組織が正しく機能していない。
ただ俺は、男を完全に否定されたような嬌声を上げ、体をくねらせるだけだった。
「あっ、あっ、あっ……あぅ……はんっ」
「圭一、泣いてる場合じゃないのですよ。早く猫語でおねだりしないと、大変なことになるのですよ」
「……無理、です……教えてください、教えてください……」
「圭一、僕は猫語しかわからないのですよ、みー☆」
「みぃ、っく……みー、ひっく、みーぃぃ、みっ、みぃぃぃぃぃ……」
梨花ちゃんが、にぱー☆と笑った瞬間だった。俺の尿道にあった違和感が、突如なくなる。
「いっぱい出すのですよ、圭一……」
梨花ちゃんは両手で力いっぱい、
俺のペニスからミルクを絞りだすように、すばやくしごいた。
まるで尿道に芯が入ったように、何かが詰まる。
精液だ。
「みぃっっっっ! みぃっっっ!」
自分でも滑稽だと思った。
失神しそうなぐらいの快感が、俺の全身を駆け巡る。
一度出るたびに、情けない猫語が口から出てしまう。
714百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 23:57:55 ID:GOCj4PYs
「みっ、みっ、みぃっ……み……み……みぃ……みぃーーーーーーーーー!」
また射精が始まる。確実に俺はおかしくなっていた。
「け、圭一出しすぎなのです……ボクの手どころか、足にまでかかってるのですよ……」
ちょっと羽入やりすぎ、とつぶやいた気がしたが、
涙混じりに射精の快楽に酔っている俺には、思考する権利が与えられていない。
「みぃいぃ……みっ!」
もはや、射精何回分だとかいうのでは表せない、
全く次元の違う快楽。小便のような大量の精を放ちながらも、
尚俺のペニスは跳ね続ける。もはや出るものが無いのに、
何かの拍子で梨花ちゃんの手が触れるたび、
俺の腹に張り付くぐらいに勃起したモノが、ありもしないものを吐き出そうとする。
「ひっく……ごめんなさい、祭具殿に入りました、
ごめんなさい……ひっく、祭具殿に入ったことを認めますから、許してください……」
「かわいそかわいそなのです……
ぼ、ボクもここまでやるつもりはなかったのですよ……
いま楽にしてあげます」
俺を拘束していた皮のバンドが、一つ一つ解かれていく。
腰はもはや機能しない。足が鉛のようだった。
あたまがガンガンする。なのに、床にペニスが触れるたび、
また反り返ってしまう。俺の体は壊れてしまったのだろうか。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
謝っても謝っても終わらない快楽は、苦しみ以外の何物でもなかった。
俺はそのまま動けずに、意識が混濁していった。

「みぃ、圭一、そろそろ起きるのですよ」
気がつくと、朝だった。
神社の中の集会所で、俺は昨日、梨花ちゃんに拷問を受けていた……
拷問といっても、むちゃくちゃ気持ちよかったんだけど。
715百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/14(水) 23:59:00 ID:GOCj4PYs
「……圭一、まだ戻らないですか?」
「ん……ん?」
俺の朝立ちした元気なものは、朝立ちっていうレベルじゃねえぞ! 
というぐらいに立っていた。まだ腹についている。
しかも、動くとまた昨日と同じ状態になってしまい、へにゃへにゃと力が抜けてしまう。
「一回出したら大丈夫なのでしょうか?」
梨花ちゃんはそう言って、何のためらいもなく、
寝たままの俺のズボンを下ろした。
外気に触れた俺の股間は急速に冷え込んだが、
まったく萎える気配はなかった。
むしろ、ズボンを下ろされるときの動きで、
先っぽから少し滲み出していた。
「り、梨花ちゃ」
梨花ちゃんの手がそっと触れる。
それだけで、何もいえなくなった。
また栓が壊れたように、ぬめりのある液体が出てきた。
「みぃ、また皮かむってるのですよ……圭一って仮性なのですか?」
「そ、そんな言葉どこで覚えたの? 
梨花ちゃん……ちょっ……アッ、む、剥かないで、梨花ちゃ、梨花ちゃんッ!」
「みぅ!」
梨花ちゃんが、俺の皮を一気に引きずりおろした。
それだけの動作だというのに、俺は達してしまった。
今度こそ、おさまっていく。
「圭一は早すぎなのです。嫌われるのですよ? 
ボクは大丈夫ですけど。
いくら早くても、何度でも何度でも無理やり勃たせますです。にぱー☆」
実際、そうされた俺は何も言えなかった。
「で、梨花ちゃん……俺、祭具殿に……」
「そんな村の古いしきたり、関係ないのですよ。
でも、少々勘違いの犬さんが居るので、懲らしめるのを手伝ってほしいのですよ。」
勘違いの犬さん……言葉のニュアンスからして、大石だろうか?
716百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:00:20 ID:GOCj4PYs
「もうはっきり言いますです。詩ぃがボクを脅してきたのです。
詩ぃを懲らしめにいきましょうです」
「詩ぃって……詩音のことか?」
俺の心に、暗澹たる思いが宿る。
詩音って……味方だったよな?
「圭一、動けますですか?」
ぼきぼきと、体からすごい音がした。
きっと、昨日ずっと拘束されていたからだ。
体が重いのは、たぶん射精のしすぎだ。
「いや……歩くぐらいは出来るけど……
たぶん、走っても五十メートルぐらいが限界だと思う……」
「そうですか、じゃあこれを飲むのですよ。
オヤシロパワーが含まれてるお汁なのです。
飲むと常人の五倍ぐらいの活力がみなぎります」
すっ、と何事もなく出されたかわいいマグカップには、
なにか黄色い液体がなみなみとそそがれていた。
別に異臭を放っているわけでもなく、すこし舐めてみたところ、栄養剤のような味がする。
何が入ってるかはわからないが、味付けは普通のようだ。
「一気にぐいぃっと飲むのです」
「ん……んぐ」
……特に異常は感じられなかった。
オヤシロパワーってなんなんだ。
ツッコミそびれた。
「一時間ぐらい眠るのですよ。おやすみー、なのです。
目をつむらなくても、横になってればいいですよ」
「うん……ありがとう、梨花ちゃん」
「いえいえ☆ でも、圭一……その薬飲むとですね、圭一もっと敏感になっちゃうのですよ。
三日後に。
その日は学校を休むことをお勧めするです。
いいですか、絶対休むのですよ? 
たぶん、布がこすれただけでイっちゃうのです」
「……梨花ちゃん、君ってやつぁ……」
なんかそれって、永遠にループしそうな気もするが……
とにかく俺は、横になった。
疲れが抜けていなかったのか、五分ほどで眠りについた。
717百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:01:19 ID:GOCj4PYs
「……ん……り、梨花ちゃん?」
壁にかけられた時計を見ると、一時間とちょっと経っていた。
梨花ちゃんが……布団のなかでもぞもぞしていた。
「圭一、起きたですか」
「何、してるの?」
「何も感じないですか? 圭一?」
良く見ると、俺の半分勃起したペニスを、梨花ちゃんは股の間に挟んでいた。
「うあっ! な、何してんの!?」
「薬の効果を試してるです。さっきの圭一なら……もうイッちゃってるところですよ。
大丈夫なのです。これで詩音を懲らしめられるのですよ」
つまり、俺は詩音を?
「ちょっと待て、梨花ちゃん。それは犯罪じゃないか?」
「合意の上でヤっちゃえば、犯罪じゃないのですよ?」
平然とした顔で、恐ろしいことを梨花ちゃんは言った。
満○金融並の銀ちゃん並だ。
「む、むぅ……」
いくらなんでもそれは……と、考えこんでいると、梨花ちゃんがぽん、と手を打った。
「それでいきましょう。
圭一、悟史の真似をするのですよ。
きっと今の詩音なら、海原雄山がむぅって言っても悟史に見えるのですよ!」
「いや、悟史って……関係ないだろ」
「そうでした。圭一は知らなかったんですね。
詩音は悟史にきゅんきゅん☆なのですよ」
だからと言って、俺は一体何をすればいいんだろう。
「圭一、やるか死ぬかですよ。
このままだと圭一死んじゃうのです。
もしかしたらその前に、実の母親に朝起こされただけでイってしまうのです」
「……解毒剤とかあるの?」
「もちろん用意してますですよ」
「……満○はん、あんたほんまに鬼ですわ……」
718百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:02:14 ID:GOCj4PYs
詩音は、俺が呼びだしたらすぐに来てくれた。
輿宮の図書館から、雛見沢寄りの林へと場所を移す……
丁度、小屋があった。農具がか何かを入れているのだろうか? 
とにかく、周りの目を気にしないところへと、詩音を誘い込む。
「で、圭ちゃん……何かわかったのですか?早くしないと……殺される……」
小屋の中は、数日なら滞在できそうなくらいに整理されていた。
床はござがしいてあったし、掃除もされている様子だった。
ご丁寧に、ランタンやろうそくなどの照明器具まである。
なぜか俺がここに入ったとたんに、
尻にむずかゆいものを感じて頭が少し痛くなったが、気にしないことにした。
「詩音……そうだな、お前、はじめてか?」
「はぃ?」
うん、意味不明だろう。
「はじめてって、何がはじっ、きゃあっ!」
俺は、詩音の肩を思いっきり掴んで、そのまま押し倒した。
719百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:03:23 ID:GOCj4PYs
数日後
「圭ちゃんきゅんきゅん☆」
俺の隣には、詩音が居た。べったりとねっとりと組み付いて、離れない。
魅音がやってきて、詩音を力任せにひきはがそうとしても、離れない。
「おねぇ……アンタ、貰ってないんでしょ? ねぇ? 圭ちゃん、お姉にもあげてくださいよ。アレ」
がくがくとゆすられる。
「なんなの!? アレって……とにかく詩音、あんた圭ちゃんから離れてよ!」
「……んー、じゃ、詩音、手伝ってくれ」
「はぃ……行きましょ、お姉」
「行くって……どこに?」
「テ・ン・ゴ・ク」
「ちょ、し、詩音、あんた、どこに」
ばちっ、と音がして、魅音が崩れ落ちた。地面に倒れこんでしまう前に、なんとか抱きかかえる。
「さっ、圭ちゃん。さっさと済ませちゃってください」
「あ、ああ……」
俺は、また例の小屋に連れて行った。

数日後
「圭ちゃーん」
魅音と詩音が、口をそろえて、家の前で俺を呼んだ。
「あ・そ・ぼー」
その声に、近くを通りかかったレナが反応する。
「最近仲いいね、魅ぃちゃんと詩ぃちゃん」
「うん……あ、そだ、レナ」
「レナさ、まだはじめて?」
「え? なにかな? なにかな?」
「いやぁね、新しい部活のゲーム、ちょっと考えてさ。
圭ちゃんと詩音と私、それにレナの四人でやってみない?」
俺は、またかと頭をかいた。
もう、なんでもきやがれ。
「うん、いいよ。どこでやるの?」
俺たちは、例の小屋に行った。
720百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:04:28 ID:tJxNtQbA
数日後
「最近レナさんが構ってくれませんのー!」
「はぅ……圭一くんの……オットセイ……はぅ……」
まさに、上の空といった感じのレナに、沙都子はさまざまないたずらをしたが、レナの反応は薄かった。
「みぃ、圭一、ちょっとやりすぎなのですよ
……いくら合意のもととはいっても、倫理的に問題があるのです……」
「はぅ、梨花ちゃん……沙都子ちゃん……かぁいいね
……そうだ、圭一くん、二人をもっとかぁいくしてあげない?」
おいおい……
「ちょ、レナさん? 何しますの!」
「みー!」
レナはかぁいいモードで二人を脇に抱きかかえて、ついでに俺のベルトを引っ張って……
例の小屋へと連行された。

数日後
神社で集まって、なにやら俺を犯す計画をしていた皆から、俺は逃げ出そうとしていた。
「あらあら……皆仲がいいのね? 
そろそろ綿流しのお祭りがはじまるけど……
園崎さんのところは、大忙しなんじゃないのかしら?梨花ちゃんも」
が、目の前に三四さんが現れたことで、それは阻止されてしまった。
「あ、三四さんこんにちわ」
一番はじめに気付いた魅音が挨拶をする。つづいてみんなも挨拶をする。
基本的に子供に優しい三四さんは、皆から慕われていた。
怖い話もするけど、それは俺たちの反応を見て楽しむためにやってるんだと思う……
本当に子供好きなのだろうか。
「三四さん、さいきんごぶたさですか?」
「? 何のことかしら?」
「いえいえ、ちょっと私たちと遊んでいきません?」
「みぃ……遊んでくれたら……祭具殿の中を見せてあげますですよ……」
今から起こるであろうことに、梨花ちゃんは恍惚の表情を浮かべる。
「とっても楽しい遊びでしてよ」
「みぃんなで出来るんです。お姉が考えた遊びなんですよ」
「さ、祭具殿! 本当なのそれは! するする、はやくしましょ!」
というわけで、集会場に、俺は連行された。
721百万回やった(何を?)猫 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:04:59 ID:tJxNtQbA
七月
今日も雛見沢は変わらない。
相変わらず異常気象のせいで暑いし、
先生は昼飯にカレーを持ってくるしで、まぁ、なんというか、平和だ。
梨花ちゃんがつぶやいた。

「あ、越えてる」

百万回やった(何を?)猫 ―完―
722 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 00:07:40 ID:tJxNtQbA
とりあえず、最初にあやまっておきます。
ごめんなさい。

知恵先生のやつはまた後日、
次のスレあたりに投下したいと思います。
723名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:13:10 ID:ZfQcN+4h
>>721
GJ!!
圭詩分もあるし、ハーレム分もあるのですよ!
最高なのですよ
724名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:15:10 ID:xjJguBf8
GJ。読みやすくていいねこれ。


そして現在約472KB・・・そろそろ誰か次スレ立てたほうがいいと思う。
次、投下する人はちょっと待ってくれたらありがたい。
725名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 02:05:04 ID:NPSvy+VQ
とりあえず次スレ立ててみた
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173891861/
726名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 07:37:52 ID:NspgDsFe
『 沙都子ハード』

お花見の為に弁当持参で診療所に潜入する沙都子。
だが、それは東京組の巧妙な罠だった。

「沙都子ちゃんの偏食弁当は 僕に没収される為に作ってきたんだね」
「いつものトラップが出せれば…こんな時報なんかに…!」
「よかったじゃないですか ブロッコフラワーのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、ご飯とアスパラベーコンを用意しろ。みんなで好き嫌いを直してやるんね」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかありませんわ…!!)
「沙都子ちゃんの野菜炒めゲ〜ットですよー 冷めてもおいしいですねぇ」
(いけない…!豚コマが期限切れ寸前だったのを悟られたら…!)
「沙都子ちゃんにデザートを味見していただいてもいいかしか?」
「こんな食材に…くやしい…! でも…食べちゃう!」(モグッモグッ
「あら、カボチャ白玉に当たってしまったようね。甘い後味がいつまでもとれないでしょう?」
727名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 10:33:35 ID:I1y+bTSg
『 魅音ハード』

勉強を教えてくれる圭一の為に弁当持参で前原屋敷に向かう魅音。
だが、それは前原親子の巧妙な罠だった。

「魅音の豪華弁当は 俺に凌辱される為に作ってきたんだからな」
「いつもの鷹の目モードが出せれば…こんな圭ちゃんなんかに…!」
「よかったじゃないか 勉強のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、ソースと醤油を用意しろ。私達でこの天ぷらを食べてやろう」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「魅音の肉じゃがゲ〜ット! こりゃうますぎるぜ!」
(いけない…!最上級の男爵いもを使ってるのを悟られたら…!)
「魅音ちゃんにデザートを食べさせていただいてもいいかい?」
「こんな圭ちゃんパパに…くやしい…! でも…食べちゃう!」(ビクッ!ビクッ
「ん?魅音が作ったおはぎにあたったみたいだな甘い痺れがいつまでもとれないだろ?」
728名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 11:48:50 ID:1b38hqE4
吹いたw
もうちょい普通に食え変態親子w
729名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 12:29:51 ID:loRPh0Y0
ノリノリで対応してる魅音モエスww
730 ◆WXrg8pixkw :2007/03/15(木) 13:04:23 ID:7G16qWOF
夏の終わり、区切りいいところまで書けましたが…こっちに投下してもいいんですかね?
まとめた文章は16KBなんですがどうでしょう?
731 ◆Virgobc36M :2007/03/15(木) 13:10:54 ID:SEGOQDvn
>>730
不安ならテキストファイルでカサマツ辺りにUPという手もあるぞ。
もちろんテキストを圧縮してパスつけにゃならんが。
732名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 13:17:50 ID:BKwJsgDb
新スレ落ちないようにこっちはネタ系で埋めて新作は向こうに上げてくれるとうれしい
733 ◆WXrg8pixkw :2007/03/15(木) 13:27:22 ID:7G16qWOF
>>731
そういう手もあるか、と思ったんですけどなんか私からカサマツさんの
アプロダ利用できないんですよね。画像が開けないというか。

なので>>732の言うようにPart7の方に投下することにします。
あとwikiの方もまとめて編集しておきます。
734名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 13:41:11 ID:r1TmZbOE
>>721
遅レスながら
超GJ!
俺の見たかった圭詩がここにあった。
ハーレム展開もよい。
735名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:17:35 ID:6ScmH7Up
だが肝心のシーンはカットww
736名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 18:35:39 ID:rUOJwZuT
梅梅
      , -―-、__
    ,イ /  , ヽ `ヽ、
   / {  {  lヽ }  i  !_
   /{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ
   |;ヽル-‐  ‐‐- ソ }l;;;;;|  ォオヤシロパワぁぁぁああああああ!!!!
   {;;;;| {  _  ∠ノ |;;;/  
(((⌒)ゝ、 _ , イノ!(⌒)))))
   l l,イl<。>´フヽl l
   ヽ_ノイ くへゝ イ_/._ノl
   J 八!  :|   :l / 八 
737名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:08:06 ID:bGqun8NR
肝心のシーンは無いくせに、それでもおっきしてしまう俺のオットセイって。orz
738名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:11:44 ID:hJxYigMb
      , -―-、__
    ,イ /  , ヽ `ヽ、
   / {  {  lヽ }  i  !_
   /{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ
   |;ヽル-‐  ‐‐- ソ }l;;;;;|  あぅあぅwww
   {;;;;| {"" _,"" ∠ノ |;;;/ ぼくのおちんちんwww
   ヾハ ゝ、 _ , イルノi.イ  
    ノ、_l/ノ ! />、│/ |
    / ,イ i// _イ / |     
   J r / / /  / Y 八
739名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:39:05 ID:2/aEFHBp
残り23kどうやって埋めるよ?
740名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 19:47:22 ID:bGqun8NR
23kって文字数で換算してどれくらい?
741名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 20:01:50 ID:2HljoEAX
12000字くらい

短編なら一本書ける
742 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 20:35:39 ID:8KPV0tzL
肝心のシーンはわざとカットしたのですw
このカオスな展開は、最初用意してたものではなく、
本当は三四だけ圭一の虜になる予定だったのですよ。
圭詩分とハーレム分は予定外だったのです。

しかし、レナカレーのハードが出てからというもの、
急に食物系のほのぼのハードが増えましたね。

23kあるなら、知恵先生のをこっちに投下しようかな。
本当は沙都子の日なので、圭沙でもいきたいところですが。
743名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 21:58:59 ID:PRotyeoe
バッチ来ーいっ! どちらだろうと全裸待機ですぜ監督。
まあ、どちらかというと12000文字以内で、長い方がいいかもと思う。
両方収まるなら両方で……。

でも、確かに食べ物系は和むというかぴったりくるというか……。
元ネタってエロ同人なんだよね?何故だ?
744 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/15(木) 23:43:05 ID:+B+rwmaz
うう、同士たちよ、
今日は沙都子無理っぽい。
沙都子への愛は今日捧げるってことでw

近いうち公開したいと思います。
745名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 00:11:51 ID:9PkncOh2
>>742
没シーンでもいいから公開して欲しいんだぜ
746 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/16(金) 00:19:29 ID:owwZDMNn
すみません。
没シーンはありません。
なぜなら書きながら消すからですw

さらに言うと、詩音と圭ちゃんが……というシーンは、最初から書いておらず、
「ああ、そうだ、ここで雪だるま式に仲間を増やして、最後に三四さんおとそう。
長くなりすぎるからえっちシーン無しでいいや」
とか、私の中のオヤシロさまが言ったので、しかたなくやりました。

ところで「エッチ」より「えっち」のほうがえっちぃと感じるのは俺だけだろうか。
わざとその表記使ってるんですが。

今書いてる圭沙は、また自分で書いてて引きそうです。
何か毎回引いてるような気もしますが。
747名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 01:33:55 ID:1qrL88sC
すいません。保管庫更新してたら、このスレにあった「バレンタインで
L5レナが暴走する無題の話」を二重に作ってしまいました。
総合リストで↓な感じにしてあります。

無題 L5レナ×魅音・圭一
無題(圭一×魅音+L5レナ)

どなたか、どちらかの削除をお願いします。
748名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 09:59:51 ID:7+sXqA3P
>>747
誰かが消してくれたみたいだね・・・たぶん。
749名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 11:01:01 ID:eO/+GLI8
『Kハード 』

デザフェスの為にエンジェルモートに特攻するみK。
だが、それは亀田君の巧妙な罠だった。

「Kの純潔は俺に汚される為に築いてきたんだからな!」
「いつもの力が出せれば…こんな亀田君なんかに…!」
「よかったじゃないか 少女達のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ふん! おい、エンジェルモート軍団を召集しろ。みんなで少女達を凌辱してやる」
(耐えねえと…!!今は耐えるしかねえ…!!)
「フリフリの少女ゲ〜ット はぅ〜この舌触りたまらねえ・・・☆」
(やべえ…!少女への欲求でよだれを必死に抑えてるのを悟られたら…!)
「ジャンボデラックスパフェを食べてもいいかにゃりん?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…食いたい!」(ビクッビクッ
「おっ!最上級スイーツがきたぜ!甘い痺れがいつまでもとれない様だな。はーっはっはっはっ!」
750名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 14:03:52 ID:eO/+GLI8
『亀田ハード 』

興宮タイタンズの為にグラウンドに向かう亀田。
だが、それはKの巧妙な罠だった。

「亀田君のピッチングは俺達に打ち崩される為に築いてきたんだからな!」
「いつもの力が出せれば…こんなKなんかに…!」
「よかったじゃないか 肩のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「おい、エンジェルモート軍団を召集しろ。みんなで気持ちよくしてやる」
(耐えろ…!!今は耐えるんだ…!!)
「亀田の二の腕ゲ〜ット はぅ〜すげえ筋肉だねえ・・・☆」
(やべえ…!カーブが抜けてるのを悟られたら…!)
「亀田の生四球を拝見してもいいでござるか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと!抜けたストレートをホームランにゃりん。甘い痺れがいつまでもとれないようだにゃりん」
751名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 19:59:51 ID:dQprO/Ca
お前が亀田好きなのは良く分かった。


新スレのほう、途中っぽいところで止まってるね。
作者さん、書いてる途中で規制に巻き込まれたかな?
即死判定が心配なんだが、エロパロ板は大丈夫だっけ?
752名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:04:18 ID:iwnKYp4E
どうだろう。間に挟む形になるから保守も気が引けるしねぇ…

罪滅しの罰ゲームでブルセラを熱く語る亀田に惚れた
亀田×魅音きぼん
753 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/16(金) 20:13:57 ID:OvDteMyx
君はにきびだらけの五厘に魅音が陵辱されるのを見て耐えられるのか?w
754747:2007/03/16(金) 20:29:07 ID:7AEUI8xz
>>753
耐えられる。というか、ちょっとツボかもしんない。

話ぶった切ってごめん。
内容被ったヤツ削除してくれた方、ありがとです。

あと、総合リストを50音順に並べ替えて、無題作品に適当な内容解説(?)
みたいのを付け加えていきたいのですが……よろしいですかね?
いやもう、目的のSSを探すの面倒くさいし、無題多すぎてどれがどれやら
話分かんないしな状態なもんで……。

作業手順としては
1:保管庫の総合リストを復帰用に自PCのメモ帳に貼り付けて保存。
2:アカサタナ……。と各行を入力。
3:各行にタイトルを一つずつカット・アンド・ペースト
4:全部写し終わったら無題に解説(?)を追加
という感じで行います。
なお、復帰用のメモはしばらくは持っておきますが、問題なければ
一週間ほどで破棄します。

作業完了後のイメージとしては
ア行

アナザー鬼隠し
あはははははは、なんだろこれ。(詩音×沙都子)注)鬼畜警報
入江×羽入の陵辱物っぽい…何か



無題

無題 作者:2スレ目422 氏
(沙都子とサウナ)
無題 作者:2スレ目526 氏
(ショタ梨花)
無題 L5レナ×魅音・圭一
(バレンタインL5レナ)


という感じになると思われます。

後三時間ほど待って、異議がなければこの計画で作業を開始したいと思います。
755747:2007/03/16(金) 20:35:58 ID:7AEUI8xz
追加:並べ替えの順序そのものはエクセルで並び替えたものを参考にして
夢月祭夜みたいのは上からレナ、魅音、沙都子、梨花、羽入てな感じで
やっていきます。
756 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/16(金) 21:16:40 ID:OvDteMyx
私としては、秩序だってやってくれる分には、全然かまわないと思います。
でも、亀田×魅音はちょっと書けませんw
757名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:05:26 ID:dQprO/Ca
>>755
見ただけで大変そうな計画、お疲れ様です。

亀田×魅音は……努力はしてみるが、書けそうな予感がしてこない……。
亀×魅が供給できないのに、今から小ネタで収録数を増やそうという
俺を許してくれ。
758 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/16(金) 22:05:55 ID:dQprO/Ca
葛西×詩音のまったり顔射物…っぽいなにか。


------------------ キ リ ト リ セ ン -------------------


いつもの強気な態度が嘘のように、詩音は落ち着きなく座っていた。
ちらり、と葛西の手の中の物に目をやっては、はじかれたようにそっぽを向いてしまう。
「あ、あの…。」
「はい。」
「私、手で触ってみようかな…って。」
視線を宙にさまよわせたまま、詩音が申し出た。
葛西が苦笑する。
「いえ、詩音さんにはまだ無理のようで…。」
「む、無理じゃありません! 私だってそのくらいなら!」
ムキになって反論する様が、葛西の目にはとても可愛らしく映る。
(そういうところ、茜さんにそっくりですね)
そう指摘されたら詩音は怒るだろうから、彼は口にしない。
「…気付いてませんか? さっきから、手が震えてますよ?」
「え? あ…やだな、もう。」
詩音は震えを止めようと、腕を強く抱きしめた。
「大丈夫ですよ、詩音さんはそこで見ていて下さい。少しずつ慣れたらいいんです。」
「はい…。」
怯えを含んだ視線が、まっすぐに葛西の手元に注がれる。
彼の手の動きを全て目に焼き付けようとするように、詩音は瞬きもしない。
「…あ、にじんできた…?」
「詩音さん、あまり近づきすぎると!…くっ。」
「きゃっ!」
勢いのついていた葛西の手は止まらず、うっすらと黄色を帯びた白濁が詩音の顔に
飛び散った。

詩音はしばし呆然としていたが、やがて、頬に散らされた液体を指ですくいとった。
「大丈夫ですか? 今、拭く物を…。」
「…待って。」
彼女はつぶやき、恐る恐る濡れた指先をくわえた。
「し、詩音さん?」
いつになく慌てた様子の葛西に、詩音が少し照れた笑顔を浮かべる。
「…美味しい、かも。えへへ、私、一歩前進ですね。」
「大躍進です。」
どさっ、と廊下で何かが落ちる音がした。

葛西と詩音が、音の方向に顔を向ける。
「ちょっと…あんたたち、何やってんのよ…。」
眼前の光景が信じられなと言いたげに、魅音が立っていた。
759 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/16(金) 22:06:41 ID:dQprO/Ca
テーブルの上には、開缶された缶詰が30個近く並んでいた。
「何って…缶詰に慣れるための特訓ですよ?」
調理用の素材缶から、すぐに食べられるおかずの缶詰まで、被災でもしたのかという勢いだ。
「悟史くんにツナサラダを作ってあげようと思ったら、恐くて缶が開けられなかったんです。」
「…で、葛西に缶きりの使い方を習ってたってわけ?」
落とした買い物袋を拾い上げ、魅音が台所に入ってきた。
「って、詩音、なんで顔にコンデンスミルク付けてるの?」
「開けるの近くで見てたら、ぷしゅっと。…あんなに飛ぶとは思わなかったんですよ。」
ウエットティッシュでフキフキ始めた魅音の手から逃れようと、詩音がいやいやをする。

「だいたい、こんなに開けさせてどうするの? あんた缶詰食べられないんでしょ?」
「葛西が食べます。」
詩音はティッシュから逃げようと首を振りながら、彼を示した。
「…苦労かけるね。」
「…いえ。」
魅音のいたわるような声音に、しかし忠臣は首を振る。
「この件に関しましては、私にも責任がありますので。」
「そうですよー、そもそも葛西が人肉缶詰の話なんてしたのがいけないんです。」
「こら、動かない。ちゃんと拭けないでしょ。」
魅音はテーブルの上を眺めて、小さくため息をついた。
「でも、コーン缶や鯖缶はともかく、コンデンスミルクなんて葛西も困るでしょう。」
「いえ、1本なら飲める範囲内ですので。」
「…は? 飲む?」

「はい、こう…。」
葛西はコンデンスミルクの缶に口を付け、抹茶茶碗のように傾けた。
ちゅー…。
「ひぃ!」
ありえない光景に、魅音は見ているだけで喉まで甘ったるくなるような違和感を覚える。
「やめて、やめて、やめてー!」
ある種の恐怖に顔を背けることもできず、ただ制止の声を上げた。
「あはは。慣れてないお姉には、ちょっと刺激が強かったみたいですねー。」
詩音がいたずらっぽく笑って、魅音の耳元でささやいた。
「葛西はね、小さめのチューブなら蜂蜜の一気飲みが出来るんですよ?」
「いやーーー!!」
マンションに魅音の悲鳴が響いた。

<終れ>
760 ◆o2UNZnwfxA :2007/03/16(金) 22:07:30 ID:dQprO/Ca
難易度は悪質。前半だけ読んで何してるのか分かった人は名探偵。
お注射羽入を保管してくださった方、ありがとうございました。
761 ◆Virgobc36M :2007/03/16(金) 22:13:30 ID:jS+ghSnY
>>760
GJ!
甘党の人はマジでああいうの飲めるらしいな……


そして謝罪を。
俺が新スレで作品投下中に寝オチかましたために、こちらでも心配かけてしまってすみませんでした。
762名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:25:30 ID:iwnKYp4E
>>753
亀田のケーキ論に感心した俺には理想的シチュエーションだから困る

>>760
思わせぶりな描写がうまいw
亀魅も楽しみにしてますです☆
763747:2007/03/16(金) 22:39:12 ID:/olZhEAz
>>760
GJ。全然推理出来なかった。この手のネタ好きなのになあ?
あと、羽入のお注射を更新したのも自分です。どういたしましてなのです。
無題を増やすの嫌だったから勝手にあれをタイトルにしたけど、よかった
のか……なんか保管庫見たら葛西もこれでいってたし。

このスレ投下されたSSで保管されてないの調べてみたらもう、あるわあるわで……。
昨日はなんか色々と泣けてきた。orz

>>756
あと、冴えたワッフルと夢に悟史を求めてはワッフルジロウさん……あなたで
すよね?んっふっふ〜?
ここで正直に言っておかないと……後々、面倒なことになるかもしれません。
そう、いつまで経っても作者別に入れて貰えないとか……。
いや、マジで違ってたらごめんだけど。
764名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 22:42:17 ID:JGtxKV17
      , -―-、__
    ,イ /  , ヽ `ヽ、
   / {  {  lヽ }  i  !_
   /{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ
   |;ヽル-‐  ‐‐- ソ }l;;;;;|  
   {;;;;| {"" _,"" ∠ノ |;;;/ あぅあぅwww
   ヾハ ゝ、 _ , イルノi.イ  GJなのですよーw
    ノノl<。>´フヽ.l/ | 
    //イ くへゝ イ_/l / | 
   J `7l  :|   :l` ノ / 八
765 ◆DzyKP0eLn6 :2007/03/16(金) 23:23:33 ID:OvDteMyx
>>763
ワッフル関連は一つを除いてすべて私ですw
本来なら私が更新しとくべきなんですが、
アホみたいに作品投下しまくってて、
もしかしたら作者が更新推奨になったのは私のせいであるかもしれません。
かけた苦労のお礼は作品で……

何かリクエストとかありますか?
私の作品でいいのならいくらでも書かせていただきますよ。
766747:2007/03/16(金) 23:37:30 ID:/olZhEAz
>>765
んじゃ、出来るならラブラブな圭レナでお願いします。もしくは普通のレナで
よろしくです。
俺も職人だけど、しばらくレナには手を付けられそうにないもんで。

んじゃ、そろそろ作業開始します。
無題の説明が独断と偏見で凄いことになりそうだけど、気に入らなければ
どんどん書き直してくれて結構です。
767名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:46:39 ID:eO/+GLI8
亀魅書いてみた。SS書くの慣れてないから出来が悪いのはすまない






「このボリュームのあるバスト…たまらんな!」
「そ、そんなぁ…はぁぁん!」
「ぐふふふふ。太すぎず細すぎず引き締まったこの太もも…ハァハァ」
「だ、ダメ…恥ずかしいよ」
「太ももから、ついに秘部へ!」
「そんなとこ…ダメぇ」
「一見がさつに見えて実は超恥ずかしがり屋で純粋な少女…それすなわち究極!」
「あ、あ、もういくぅぅぅぅぅぅ!」







「お前等さ、いちいちケーキ食うのになんでそんな興奮してんの?」
「何言ってるんだK!少女に対しては最高のリアクションで味わうのが礼儀だろ!」
「魅音…」
「気にしないで、ただのノリだから」
「気にするっつーの!罰ゲームは亀田君にデザート作ってやるだけだろ?」
「アルェー?圭ちゃん焼いてる?」
「ば、バカいえ。なんでお前なんかに…」
「二人とも、俺を巡って争わないで…」


その後KOOLモード圭一鷹の目モード魅音にフォングシャされた亀田君であった




768名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:53:03 ID:im/Vtu2D
うーん作品投下するとき以外は鳥とかででてこないで
ほしいなんていうのは過剰反応しすぎだろうか・・
なんだかここ最近の流れが馴れ合いぎみでちょっとと思ってしまった
769名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 23:56:11 ID:iwnKYp4E
>>767
くぁー、思わせぶりな!w
でもサンクス、GJ!
770名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:21:30 ID:anFA6SRk
>>768
どうにも職人さんが溢れているようなら、雑談スレを作るのも可だとは思うが・・・過疎りやすくなる罠
ま、過疎で職人さんが半年や1年現れないスレより断然いい。
あまり気にしない方向でいこうぜ。
771名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:26:01 ID:eZErVzKH
>>766
なんと、職人さんでしたか。
俺もwiki更新せねば……って、何回言ったら実行するのかなこの子は。

俺もレナ好きで圭魅書くとかいいつつレナ圭連続で二作書いてましたw
ラヴい圭レナですね。
わかりました。

>>768
すみませんです。
たぶん、私以外の皆さんは、作品とあとがき以外ではトリップ使ってないはず。
私としてはスレの雰囲気を悪くしたいとは思ってないので、
これからは自粛します。
772名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 00:57:58 ID:+veYd0K4
職人だけど、ほかのヒトのssへの感想は名無しで書いてる。

他スレで、
そういうことで、住人が揉めてるの見たことあるから。まあここはそうならないだろうけど。
773名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:11:11 ID:5Yb/z0wx
      _, -―-、_
    //    \`ヽ 
   /´ / /  l  ヽ丶 l_ 
   /{ i-‐'{   !`!‐--} ハi;;;ヽ あぅあぅ
   |;ヽ、N'\/ソl丿ソ }l;;;;;| おやすみなのです
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   ヾハ ,ゝ、 tっ__ .イルノ!.イ 
     ノ、/{⌒)⌒}\>、│/|  
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   Jr/ .:.:{}|/|{}:.:.:.:.:.::.l`! 八
774名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:41:05 ID:HQETVMuj
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775名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:43:27 ID:HQETVMuj
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    /{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ.
    |;ヽル-‐  ‐‐- ソ }l;;;;;|
    {;;;;| {  _, "∠ノ |;;;/  
   (⌒)ゝ、 _ , イノ(⌒)   埋めるのですー
    lヽ!rイ/ノ ! />、,!/ヽ    あぅ♪
    !:.:.:ヽイ l i// /{}.:.:.:.:.!   
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776名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:45:36 ID:HQETVMuj
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   .l l,イl<。>´フヽl l |
   .ヽ_ノイ くへゝ イ_/._ノ l
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  | i l // ‐-  ソ リノノ
  | l l l -‐‐  ‐- レノ    ………
  | ト八   _  ノハ
  リ八 .ゝ、__ _ ,イルノ
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ

    , -‐―――‐-、
  / ___      〉
 |/_/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、
  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // \ , ソ リノノ
  | l l l <( )> <()>レノ  埋めッッ!!!
  | ト八  ┌┐ ノハ
  リ八 .ゝ、.└┘イルノ
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ

777名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 02:47:39 ID:HQETVMuj
    , -‐―――‐-、
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  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // -‐  ソ リノノ
  | l l l -‐‐  ‐- .レノ  はぅ
  | ト八"  r┐  ノハ
  リ八 .ゝ、__ _ ,イルノ
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ
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  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // ノ   ソ リノノ
  | l l l ==  = .レノ  はぅ〜
  | ト八""  r┐ "ノハ  埋めちゃうよ〜
  リ八 .ゝ、__ _ ,イルノ  お持ち帰り〜
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ

    , -‐―――‐-、
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  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // ‐-  ソ リノノ
  | l l l -‐‐  ‐- レノ  一応、貼っとくかな、かな…
  | ト八   _  ノハ 
  リ八 .ゝ、__ _ ,イルノ
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ
    , -‐―――‐-、
  / ___      〉
 |/_/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、
  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // \ , ソ リノノ
  | l l l <( )> <()>レノ  次スレ!
  | ト八  ┌┐ ノハ   ひぐらしのなく頃に Part.7
  リ八 .ゝ、.└┘イルノ   http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173891861/
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ
    , -‐―――‐-、
  / ___      〉
 |/_/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、
  ∨/ / /ル‐、ヽ、 } } l
  | i l // ⌒  ソ リノノ
  | l l l <( )> <()>レノ  あはははははははははははは
  | ト八  r─┐ ノハ  お持ち帰RYYYYYYYYYYYY!!!
  リ八 .ゝ、_` .´.イルノ
    (_/⌒ヽフ、/⌒ヽ
     | 人ノし'ゝ人ノし'
    人_ノ、  \ノ
778名無しさん@ピンキー
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