デジモンシリーズ04

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1名無しさん@ピンキー
4月からはじまった新シリーズ「デジモンセイバーズ」も劇場版封切りで大盛況。
デジモン全シリーズを マターリとエロについて投下、語っていきましょう。

三代目スレ
デジモンシリーズ03
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144183912/
二代目スレ
デジモンシリーズ 02.5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101597049/901-1000
初代スレ
デジモンシリーズ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031155837/

関連スレは>>2-10辺りで
2名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:04:05 ID:FtCeVnvp
3名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:09:45 ID:FtCeVnvp
即死だと嫌なのでガンガン上げてみる
4名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:13:17 ID:H2NSOTBe
まとめサイトはこっちだね。

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/
「アニメの部屋その1」
5名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:13:34 ID:FtCeVnvp
6名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:14:27 ID:FtCeVnvp
フォローd勢い押し間違えた
7名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:16:02 ID:FtCeVnvp
一時期は更新されなくてどうしたことかと思ったけど
今は全部収録されてるね。毎度ご苦労様です。
8名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 23:34:05 ID:FtCeVnvp
ところで俺は前スレの

886 名無しさん@ピンキー sage 2006/12/04(月) 01:30:32 ID:AkmEjAaC
ネタを投下したら我が神エロモンさんは、光ミミを書いてくれるだろうか…
やたら詳細なネタがある俺。飢えてるな…

これが非常に気になっている。
886は速やかに出頭し、詳細なネタを提出すべき。
9名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 10:09:57 ID:jCxg5ahu
10名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 18:25:57 ID:opNLCn4O
ヨシノ×犬の獣姦物キボンヌ
11名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 21:32:13 ID:gx5SRHyZ
新スレなのに誰も書かないのかYO!
12名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 15:54:56 ID:NfYP3oUj
>>8
前スレ>>886です。俺の考えたネタはこんなもん

設定は02光ミミ。勿論くっついた後
日本へ数日間だけ帰国する前の日の夜、アメリカで光子郎とのメールを楽しむミミ。そこにマイケル。
「ミミ、そいつとのメールは楽しいかい?」「ええ、とぉ〜っても楽しいわ」笑顔で語るミミ。ミミのことが好きなマイケルは面白くない
ミミへの気持ちと光子郎への醜い嫉妬が溢れ、うたた寝をするミミの首の後ろにキスマークを付ける

日本へ帰り、お台場中学パソコン室で大輔たち+光子郎と会うミミ。
大輔たちがデジタルワールドへ行っている時、ミミのキスマークを見つける光子郎
激怒して詰め寄るが、勿論何も知らないミミは必死で弁解
光キレて無理矢理机の下でエチ。大輔たちが戻ってきても、腰の動きを止めない
イヤラシイやら皆がいるのに感じているやら、恥ずかしい言葉を耳元で囁かれる。いつもの優しい光子郎と違い、泣き出すミミ
「良いですかミミさん、あなたは僕のものだ。誰にも触れさせない、誰にも渡さない」と光子郎

場面変わってその日の夜。ベッドで泣きじゃくるミミ。そこにアメリカから来たマイケルから学校で会おうと連絡
学校へ行くミミ。「君を幸せにできるのは僕だけ」と言うマイケルに押し倒される

一方、無理矢理したことを後悔する光子郎。テントモンに諭され、ミミに謝ることに。ミミ宅へ連絡するが、学校へ行ったと伝えられ、学校へ

必死に抵抗するミミ。だがマイケルの力には敵わず、体を愛撫される
そこへ光子郎登場。マイケルと対決。
何だかんだでマイケルは自分の負けを認め、引き下がる

誤解の解けた光ミミ。仲直りエチ突入

こんな感じ…マイケル違うキャラだよな〜ファンごめん
13名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:00:36 ID:rVvZgO+5
よし、俺に光ミミを書かせるんだ。
ただしお客様の希望には全く添えない完成度であることを前もってご了承願います。

↓では何事もなかったかのように引き続きスレをお楽しみください↓
14名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 00:03:14 ID:unSlw8Q4
マイケルがミミに首とはいえキスするなど認めんッ!!!


ごめんなねオレは視野狭窄気味な光ミミ厨でごめんね。
15名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:12:17 ID:oNaXVPcj
丈ミミって少数派か?
16名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 12:44:27 ID:PUw59plE
丈先輩は毒のない健康体だから好きな人は多いけど
エロパロには向かない、そんなイメージがある

ところで30くらいレスないと即落ちルールじゃなかったっけここ
怖いからあげとこう
17名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 13:37:14 ID:YRsT2UVg
即死アゲ

>>14安心しろ。俺もだ
ミミに触れて良いのはオニャノコと光子郎タンだけ
18名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 14:36:21 ID:/vRSUGKL
>>15ノシ
無印アニメの何話かわ忘れたが空のバードラモンが進化した回で好きになった
19名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 15:47:19 ID:AYKz7Q2a
正直なところ俺は無印では太空以外興味がない。
20名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 16:20:34 ID:X1qxm8JC
ヨシノ×犬
キボンヌ
21名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 17:17:19 ID:GI7eVpJk
2スレ目辺りではミミの不人気振りが凄かったのに最近なにこの流れw
22名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 17:53:29 ID:/vRSUGKL
エロモン神の影響じゃなかろうか‥
23名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:55:36 ID:DdhVePRw
誰かサクヤモン書いてくれ
陵辱じゃないやつ
24名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 20:19:52 ID:rXN+KFo6
丈先輩はミミが大好きなんだよね
でも光子郎もかわいい後輩で
二人の幸せを優先させるがゆえに一人貧乏くじなんだよね
ディア逆でちゃんと春が来てよかったよね

というわけで誰かあの眼鏡っ子に犯される丈先輩を書いてください
25名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:16:14 ID:YRsT2UVg
>>18
「丈先輩、私の愛情あげましょ〜か?」ってやつだな。その話から最終回まで、やけに丈ミミプッシュされてた気がする
それ前までは光ミミプッシュ気味だった
26名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 22:40:32 ID:ky+o8Qja
>>25
丈ミミプッシュは、丈がミミから離れてヤマトの所へ行ったところら辺で終わりじゃない?

太一の「俺も空の愛情欲しいな〜」の回あたりに、最終近くの丈とミミの別行動が決まったんだろうなぁ。
別行動の時の違和感を無くすために、絡みを増やしたんだろう。

小説版なんて話を改変や切りまくりだから、光子郎のセリフを丈に代えてまで丈とミミの絡みを増やして、
別行動時の違和感を減らそうとしてるし。まぁアレはもはやアニメとは別物だけど。

そのかわり、別行動が無いので絡みを作る必要が皆無だからか、02では丈とミミは会話すらしてないような…
27名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:48:26 ID:yziA9EF9
>>光子郎のセリフを丈に代えてまで
kwsk
28名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 19:33:41 ID:Af/8mdUe
>>27
アニメだと一話で、光子郎が、「ミミさんが、太刀川ミミさんがいません!」だけど、
小説だと丈が、「ミミくんが、太刀川ミミくんがいない!」に変わってる。

誰か一人欠けてる違和感に気付くのも、アニメは空、小説はヤマト。

アレのアニメとの差異の多さは異常。大雑把なストーリーは同じだが、それ以外のアニメと全く同じシーンは無いも同然。
変える必要が無いところでもアニメでの台詞を変えたりしてるし、
やっぱ完全再現は無理だから、あえて別物として作る路線で行ったんだろうなぁ。
29名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:14:14 ID:yziA9EF9
>>28な、なんだってー!?俺のお気に入り光ミミ場面の一つが・・orz
30名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 17:50:27 ID:I3pNRccu
無印後半は丈ミミ気味だったけど、最後の最後のディア逆で若干光ミミになってて嬉しかった。
31名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 18:44:48 ID:vI56ZJkJ
丈とミミは保護者と子供って感じだったな。
ミミが欝から立ち直って本来の自分らしさを出せるようになったら、あっという間に分離したが。

丈の無印での役目はタケルといい、空といい、ミミといい、ヤマトとといい、弱さを持った人が挫けそうになったり危機に陥った時の保護者役というか支え役だな。

成長したもんだ。EDにまで登場したディア逆の謎の女の子との後日談が気になるところ。
32名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:11:45 ID:3YhY0gKV
丈ってなんとなくエロに絡めたくないよな
純粋に幸せを願う

所で>>12の光ミミ神文章化マダー?(AA省略
33名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 01:17:39 ID:c/yDbUi3
>>29
ナカーマ…orz

アレだ、光ミミが超好きな人には小説デジアドはあんまオススメは出来ない。
34名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 16:57:18 ID:81l4Ttnt
大京をキボン
35名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 18:29:40 ID:vnE9pY09
じゃあタカルキきぼん
36名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 19:22:05 ID:44zl9o8I
>>33
その代わり思ったよりヤマ空<太空だったから太空ファンの人は安心して読んでおk
37空好き:2006/12/15(金) 21:47:14 ID:AoKLLIlk
新スレ立ってたんだにゃ〜。

少しずつ落ち着いてきたんで前スレで約束したヤマ空話を考えれそうだよ。
もうちょっと待っててねv
38名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 21:58:22 ID:LpzhbNZW
>>37
期待age!
39名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:01:48 ID:Jz8KcRHa
流れを読まずに太ヒカpleaseといってみる
40名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 22:07:31 ID:44zl9o8I
それに便乗して大ヒカキボンと言ってみる
41名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 00:38:42 ID:XZ0k7shw
ちょっぴり異色な光ヒカキボン
42名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 01:17:44 ID:zHLFatws
じゃあ自分はタケヒカ
43名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 01:22:33 ID:NQiNFsIo
今更だが

今週分のアグモンの卵抱えて椅子に腰掛けてるサユリさんにありえないほどときめいた
44名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 02:37:53 ID:KAC720A2
ミミたんをください
45名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 15:21:08 ID:HEhgqaLg
>>12読みてええええ!!!
エロモンさん是非降臨してください
46流れをぶった切りヤマ空:2006/12/16(土) 22:43:49 ID:FUvaaFx2
それはある雨の日の夜・・・。
石田ヤマトは騒がしく降り注ぐ雨の音を聞きながら一人、TVをぼんやり眺めている。
親父は宿直で帰って来ないから飯を作ってやる必要も無い。明日は休みで宿題をする必要もないし今日はもう何もやることが無い。
だが、夜と言っても床に就くにはまだ早い時間。そもそもヤマトは結構夜更かしするタイプなので眠くもならない。。
つーわけで暇を持て余しているのだが・・・。

「・・・・・忙しいのもおっくうだが・・・暇すぎるのも精神的に参るなぁ・・・」

雨の音に掻き消されてしまうような声でボソリと独り言。
ところが、数分後。彼がボサッとしているのを覚醒させるかのごとくインターホンが鳴り響いた。

「・・・こんな時間に誰だ・・・」

さすがに眠くはならんと言っても夜、しかも雨が降っているというのに訪問者。
ヤマトは誰が来たのか少々興味を抱きつつ玄関の方へと向かった。
47流れをぶった切りヤマ空:2006/12/16(土) 23:09:50 ID:FUvaaFx2
ガチャリ・・・。
ドアの鍵を外して扉を開けるとそこには見慣れた少女が立っていた。彼女はヤマトの姿を確認すると挨拶する。

「こんばんわヤマト」
「空・・・どうしたんだ?こんな時間に」

少女・・・武之内空は微笑みを浮かべながら大事そうに抱えていた袋を差し出した。

「これ、返し忘れてたCD」

確かにそれは今日返すと約束していたのだが、昼間学校で返してもらう予定だった。
空はうっかりヤマトから借りてたCDの幾つかを忘れてしまったのでそれを持ってきてくれたのだろう・・・だが・・。

「空・・・明日で良いって言ったじゃないかよ」
「だ、だって・・・約束したじゃない。今日返すって・・・」

ヤマトは今日が空の華道の稽古がある日だと知っていたので、遅くなるだろうからと残りは明日でいいと言ったのだが・・・。
こんな時間に来たと言う事は結局、空は稽古が終わってから持ってきたのだろう。
ヤマトは彼女の事を思って言ったのだが空は約束を破る事を決して良しとはしないので、どうしても今日中に全部返しておきたかったのだ。

「・・・ったく、こんな遅くに一人で出歩くのは危ないぞ」
「だけど約束破るなんてサイテーでしょ?」
「お前の言い分もわかるがな・・・まあ良いや。こんな遅くにありがとうな」

ヤマトは素直に礼をい袋に入ったCDを受け取った。
一方、空はそれを確認すると・・・。

「夜遅くにゴメンね。今度からは忘れないように気をつけるよ・・・それじゃ」

そのまま手を振って帰ろうとするが、ヤマトが彼女を呼び止めた。

「待てよ空」
「なぁに??」
「濡れてるだろ。すこし温まっていけよ」

空の服は肩口のところから雨で濡れていて、元気に跳ねた茶髪の先端からも水滴が滴っている。

「え・・・良いよ。平気だってば」
「俺のせいで風邪ひかれると困るんだよ。ホラ、上がれよ。親御さんには電話すればいいだろ」
「分かった・・・ありがとう」

普通、男だけのマンションの一室に女子が入ると言えば危ない感じがするのだが・・・。
空にとってはヤマトは信頼できる友人であり、この部屋も行き慣れた場所なので特に抵抗もせずに上がっていった。。
48流れをぶった切りヤマ空:2006/12/16(土) 23:23:00 ID:FUvaaFx2
ちょっとブカブカのヤマトの服に見を包み空はタオルで頭を拭いている。
そこへヤマトが煎れ立ての温かいココアを持って来た。

「ホラ、冷えてる時にはコレに限るぜ?」
「ありがとうヤマト」

空は礼を言うと両手でマグカップを持ち、ゆっくりと口へと運ぶ。
ココアを飲むと体の心から暖められる様な心地よい感覚が伝わってきた。

「どうだ?美味しい?」
「うん、美味しいよ。すっごく暖まる」

それは良かったとヤマトは笑みを浮かべる。
その様子を見て空もクスクスと笑い始めた。

「どうした?」
「いや・・・。なんかこうしてるとデジタルワールドでの冒険を思い出しちゃってさ・・。ホラ、あの時だって皆で暖を取ったりしたでしょ?
「そうだな・・・懐かしいな・・・」

あの時の冒険を供にやってのけた仲間だからか、二人で居ると思い出が蘇ってくる。
二人はそれから思い出話に花を咲かせた。デジタルワールドの思い出はかけがえの無い物だから話題は絶えない。
時が過ぎるのを忘れて二人は話し込む・・・。

49流れをぶった切りヤマ空:2006/12/16(土) 23:45:57 ID:FUvaaFx2
「あ・・・もうこんな時間。。そろそろ乾いたかな・・・」

すっかり話し込んでしまっていたが時計を見てはっとする空。
もう結構な時間になっている。親に雨宿りして遅くなると連絡してるもののこれ以上はちとマズイ。
濡れた服も、もう殆ど乾いていたため空はそろそろ帰ることに決めたようだ。

「じゃ、そろそろ乾いたようだし時間も遅いから帰るわね・・・また脱衣所借りるよ」

返事を待たずパタパタと風呂場の方へと向かう空。
空はすぐに着替え終わると玄関の方へと向かう。ヤマトも見送るためか後を追う。

「今日はありがとうねヤマト。それじゃ、またね」

空はヤマトの方へ向き直ると礼を述べる。
そして背を向けて靴を穿こうとするが・・・背後からヤマトが空の肩をガシっとかなり強い力で掴む。

「え・・・?」

どうやらこの十代の狼さんは空をこのまますんなり帰すほど甘くは無い様子。。

「待てコラ。人の家に夜遅く上がりこみ、雨宿りした上に、代わりの服も借りてココアまでタダ飲みしたクセにすんなり帰れると思ってんのかよ?」
「えっ・・・きゃあっ!?」

冷たく言い放つとヤマトはグイッと空を引き寄せる。空は思わず悲鳴を上げるがヤマトは止めない。
抵抗しようとする空の左腕の手首を背後から掴み、首筋へと噛み付くような口付けをする。
ピチャピチャと下品な音を立てながら空の首筋をしゃぶりつつ右手は空の頬に添え指を二本、彼女の口の中に突っ込む。

「ぷちゃっ・・くちゅ・・・ぶちゅぶちゅ・・・」
「ひっ・・・あっ・・・ヤマト・・・やめ・・・」

ヤマトが首筋をしゃぶると力が抜けきって抵抗できない。空は喘ぎ声をだしながらピクピクと震え出す。
その様子を見てヤマトはひょいと空をお姫様抱っこで抱え上げ、自分の部屋へと向かう。
50流れをぶった切りヤマ空:2006/12/16(土) 23:56:07 ID:FUvaaFx2
「きゃああっ!!」

ベットの上に乱暴に放り投げられて悲鳴を上げる空。
しかしヤマトは容赦せずに圧しかかりディープキスをする。

「ぶちゅうっ・・・っ・・・じゅるじゅる・・・くちゃっ・・・」
「んんっー・・・うっ・・・・ふうっむ・・・」

舌を舌で絡め取られ一方的に責められる空。彼女が苦しさに悶えているとヤマトがようやく口を放した。

「ぷはあっ・・・空・・・お前が悪いんだ。お前があんまりにも可愛いから・・・」

そう呟くと、ヤマトは空のシャツと下着を捲り上げて胸を露出させる。
露になった胸に喰らいつくと吸ったり舌で突付いたりする。もう片方の胸は手で鷲づかみにして乱暴に揉む。

「あっ・・・ぐ!!止めて・・・やぁん・・・っ!」

胸を揉むのを止めさせようと乳房に伸びる腕を掴むが、力が入ってないので殆ど添えただけ。
もう片方の手は抵抗できないようにとヤマトに押さえつけられているため、全く動かせない。。

「あっあっ・・・そんな・・・やっ・・・ん・・・」

空が悶えている隙に体を離し、今度はスカートの中へと頭を素早く突っ込む。
51流れをぶった切りヤマ空:2006/12/17(日) 00:03:52 ID:kOk75vK/
「空・・・濡れてるよ。俺の手で感じてくれてるんだね」

ヤマトは鼻を空のお股に押し付けると、いやらしく擦りつける。
それに反応し空の秘所からさらなる蜜が噴出し下着を汚していく。

「さて・・・もう俺の股間の大木も限界にきてるから・・・さっさとメインに移ろうか」

両手を使い、スカートとパンツを一気に擦り下ろす。そしてさらに両手で空を大股開きの体勢にする。
露になった空の女である部分を覗きこむ。

「いやぁん・・・恥ずかしいよヤマト・・・」
「こんなに濡らして何が恥ずかしいだ・・・欲しくてたまんないんじゃねえのか?ん?」

オヤジのような口調で言いつつ二本筋を指でそっと撫で上げる。
その快感に空は液を噴出しながらのけぞる。

「んああああっ!!」
「ちょっと触っただけでコレか・・・空はすぐに感じちゃうんだな。可愛いな本当・・・」
ドスッ!
「ぎっ!?ああああああああっ!!」

ヤマトは間髪いれず、股間の大木を空の秘所へと打ち込んだ。
その苦痛と快感に空が凄まじい絶叫を上げた。
52流れをぶった切りヤマ空:2006/12/17(日) 00:11:00 ID:kOk75vK/
「あっ・・あっ・・・すげえ・・空・・・すっげえ気持ちいいよ」
「はあっはあっ・・・くっ・・・ん・・」

己の欲望赴くまま、ヤマトは腰を打ち付ける。
そして徐々にその速度が増していく。

「ひっあっ・・・んあああっ!」
「くっ・・空っ空っ!!もう・・・ダメだっ!出ちまう!!」

すぐ感じるんだなと空に言うヤマトも、挿入するとすぐに出てしまうようだ。
すぐさまその快楽が高まって頂点へと向かい始める。

「いっ・・・いくぞ。出すぞ、出すぞ空っ!!」
「うっ!!あはああああああああっっん!!!」

ヤマトも空も絶叫を上げるとほぼ同時に絶頂へと向かった。
空は気絶し、汗だくのヤマトも空と繋がったまま倒れこむ。

「はあっ・・・はあっ・・・・」

激しく息をついているが、やがて徐々に意識が遠のいていく。
親父が帰ってくるまでこのままの姿でいたらヤバイなと心の片隅で考えつつも、押し寄せる眠気に勝てずヤマトは空と繋がったまま眠りへと落ちていった。


〜END〜
53空好き:2006/12/17(日) 00:14:12 ID:kOk75vK/
ちょっといつもの鬼畜陵辱から離れてみたけど・・・難しいにゃ・・・。

しかもすっげー短いし。ゴメンヨ皆・・・orz
54名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 00:52:46 ID:Ilf9xiG9
GJでした!
大木ワロスそしてモエス
甘いの好きなので、好きなヤマ空で甘いのが読めて幸せですた。
別にすっげー短いとは思わなかったけどな。今までの投下作品もこれくらいが標準だったのでは?
55名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 09:46:37 ID:8DkqKo0t
大輔×京書いてくれる人いませんか?
56>>13:2006/12/18(月) 21:27:12 ID:mjhOMNI3
やべぇマイケルのキャラがわかんねぇ。あと光ミミで他キャラ絡ませんのすんげぇ高等テクなこと俺発見。
書くのが遅い上に細切れ落としそして話が単調でお馴染みの>>13からのお願い
マイケルとミミ、もしくは光子郎以外にマイケルの話題を出すミミのシチュエーションをお持ちのお客様はどうかお力添えを
57名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 23:21:05 ID:r0DQsSMa
もし、誰かが太空SS書いてくれたら俺、まともな人生遅れるように努力するんだ。
58名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 02:15:42 ID:OMFJ4NVj
小学3〜4年生位のショタのパートナーデジモンになったリリスモンとか妄想してます
59名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 03:13:56 ID:y8fqQJ1l
まあベルゼブモンだって幼稚園児にとっ捕まってるくらいだしアリなんじゃないのか
60名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:44:43 ID:SavhWqrt
>>57
まともな人生が遅れちゃったらダメじゃんwww
61名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 02:12:48 ID:/GNZFIc8
>>57
必死なレスのときぐらい送信する前にミス確認しろよw
62名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 13:51:54 ID:X3EUoEk7
インプモンのパートナーにはあんな子供じゃなくて、
ちゃんとしたパートナーが付くだろうと思ってwktkしてたの俺だけ?
63名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 13:53:10 ID:IAOSb1ME
まずどういうのが「ちゃんとしてる」ことになるのかその定義からだな。
山木室長がテイマーになった方が良かったとか?
64名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 00:01:46 ID:EWqH/Nh9
>>62
恩讐を超えて樹莉の新たなデジモンになる(自分の中に眠るレオモンの分まで彼女を守る)か、
彼女に対する負い目からパートナーなしを最後まで貫く展開を期待してた。どっちにせよガキ達との仲直りはするにしても。
結局ガキとやっつけでテイマーになって劇場版じゃ哲人達の輪に笑って入ってるんだもん、いいご身分だよ。
65名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:18:59 ID:zHfRrRVX
>>58
そのショタ、いつもリリスモンに迫られてるな
66名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 18:27:53 ID:6/T9oju5
ジャスティモンなんか出さなきゃその分インプモンの方に尺が割けたと思う俺の数→(1)
67名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 17:37:14 ID:sOvw7017
いや、あの暗いお話の中であこまで爽やかな存在というのはかえって必要だ。
68名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:38:07 ID:7WdEa1i/
小中たんからは黙殺されてるけどな
プロットの中に無いイレギュラーだからって
69名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 02:48:41 ID:HEPUzd46
保守
70名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 00:33:00 ID:bMEm3xif
新年保守
71名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 20:06:32 ID:ZKkQDCPf
悶々デジ悶
72名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:19:14 ID:OW3iiVnh
インプモンは元々タカトのパートナーになる予定だったらしい
73名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:25:34 ID:+OjRb5Im
タカトというか「主人公のパートナー」だな。

一体当初はどんな構想だったんだろうな、主人公のモンが魔王型って。
74名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:11:43 ID:0CPY+yZ5
それはそれでパンクな感じで面白そうではあるな
75名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:41:30 ID:xmUzo8gd
>>73
インプモンを主人公のパートナーにするように指示したのはバンダイ側だからなぁ…

何も考えて無かったんじゃ(ry
76空好き:2007/01/02(火) 21:31:35 ID:dK2ahhPN
新年明けましておめでとうv

なんか最近妄想が膨らまないのよね〜・・・
小百合ママンとか生け贄にしてみたいんだけどなぁ。。
77名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 21:13:22 ID:qfdhgVO3
合言葉は「デジデジ」・・・・
78名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:04:17 ID:hEXmA8Lg
モンモン オメガモンの弱体化は無印史上主義としては悲しかったな
79名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 17:29:43 ID:jrhZ9Epg
魔王型がパートナーのクールなキャラとか見てみたかったなぁ
80名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:45:42 ID:7CdYU4DY
魔王型をパートナーに持つ主人公というのを考えて見ると

(1)ヤマト系統のクールぶって斜に構えたダウナータイプ
バランスを考慮して天使型テイマーの明るい幼馴染み系ヒロインか
聖騎士型テイマーの暑苦しいライバルが付属
DQNデジモンと意気投合して盗んだバイクで走り出す

(2)丈やジェンリャ系統の良識的で委員長タイプ
悪魔型の本能に忠実に力や衝動に走りがちなデジモンを
理屈と正義とデジヴァイスで手綱を取る三蔵法師路線

(3)争いを好まず純真無垢で危なっかしいピュアタイプ
2と似ているが、あまりのノーガード戦法っぷりに
デジモンの方がむしろ放っておけなくなりツンデレ化

なんかどれも微妙だ(玩具販促物の主人公としては)
81名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 16:22:32 ID:u9tXZPCa
>>80
GJ
82名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:10:57 ID:opU/MPxP
>>80
まんまリョウとサイバードラモンじゃんw
83名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:35:24 ID:t7Rk0aZd
リョウさんは良識的じゃありません><
ただエセさわやかでキラキラしてるだけです
84名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:52:37 ID:WCT/lXFP
リョウは良識っていうかその場のノリでやってるっぽくないか
たまに止めないで一緒についてっちゃうし
85名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 19:40:00 ID:bWw9u0tB
>>76
小百合ママン良いね
英に劣等感持ってる倉田に子供達の前で犯される
私の方が英のより良いだろうがぁぁとか言って
86名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:43:11 ID:xMTth7A8
>>46>>52
タケル×ヒカリ書いてほしい
(ただの要望だから流してくれてもいいです)
87名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 18:11:43 ID:+B0/dDnB
sage
88名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 16:51:33 ID:F24Q2e8h
誰も居ない・・・書き込むならイマノウチ・・・
89名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 16:52:37 ID:F24Q2e8h
 指先に唾液のつり橋
 息が切れる、胸が苦しい
 熱い舌が首筋をぬるぬる這う
 ささやかなおっぱいに光子郎くんの指が埋まる
 ガラスに映る自分の顔が真っ赤で物欲しげで
 はずかしくて思わず薄い胸板に抱きつくと
 陶酔していた熱い腕に意識が灯り
 それを一瞬切ない、と思った。

 光子郎くんの手があたしの腰に伸ばそうかどうしようかと迷っている。あたしは全身に回ってる彼の毒が心地よくて、彼に残る微かな正気が癪に障った。
 彼があたしの身体を触るようになって、あたしの身体は変わってしまった。視線が合うだけで嬉しかった小学生の頃、手が触れるだけで感情のメーターが振り切れそうになって、彼の唇を思い出すだけで幸福だった。
 なのに今は触れてもらえなくちゃ我慢できない。足りないような、欠けているような、不完全な気さえして、あの頃の漠然とした焦燥よりもっと、猛烈で鮮明な欲求が全身を駆け巡る。
 頭が命令する。『手に入れよ』と。だからあたしはミニのスカートをはく。小さなTシャツで体の線を強調する。唇を染めて髪を洗う。
 そして彼は罠に落ちる。
 まるで自分が罠にはめたみたいな得意顔して。
 「アッ……いや……!」
 スカートの上からお尻をまさぐる指は四本、もう片手は既にTシャツの裾から紛れ込んで悪さをしている。
 「どうして」
 「公共の往来でなに考えてんのよッ」
 「ミミさんと同じことを、少々」
 腰を抱き寄せて、ぎこちなく太ももを割り入ってくるスラックスの肌触り。
 「ばかばかばか!これ以上したら太一さんに言っちゃうんだから!」
 「なんて言うんですか?光子郎くんが電車の中でお尻を触ったりおっぱいを触ったりして声も上げられないミミを苛めるんですって?」
 恥かしい格好。足はみっともなく開いて光子郎くんにもたれ掛かり、だらしなくも桃色吐息。電車が揺れるたびにぐっと押し付けられて光子郎くんとあたしの凹凸が消える気がして、嬉しかった。
 「僕、太一さんに手が届きますよ。呼びましょうか」
 随分もってまわった意地悪言うのね。
 でもだって、こんなの許してたらいけないわ。
 でもだって、これじゃあたしが罠に落ちてるみたい。
 でもだって、離れてるのが怖いんだもの。
 欲しい物と恥かしさがごちゃ混ぜになった最高潮であたしは思わずセーブも忘れて怒鳴り声を上げる。
90名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 16:53:46 ID:F24Q2e8h
 「止めりゃー済む話でしょ!離しなさいよせめて手だけでも!」
 その声に自分自身の身体がビクッと引き攣った。
 「……あれ…っ…」
 あたしは身体を起し、ぐるぐるぼやけながら回る視界をしばらく眺めて、ここが自分の部屋だということを認識した。
 「こー、しろ……くん……」
 居る訳はない。
 居る訳がないのだ。アメリカのアパートの部屋になんか。
 「な、なんつー夢見せんのよーっ」
 時計は既に夕方を通り越した午後7時。パソコンでメールを打ってからあと本を読みながら寝転がってたのが4時くらいだったかな。
 頭を掻いて立ち上がり、違和感。あらやだ生理始まっちゃったかなと大慌てでトイレに飛び込んであたしはまた自己嫌悪した。
 「……女の子にも夢精ってあんのかしら」
 最後に会ったのが3ヶ月前かぁ。
 溜息ついてシャワーを浴びて早々とパジャマに着替えてもう一度メールを書くことにした。タイトルはもちろん「光子郎の馬鹿」。
 次に会える一ヵ月後の冬休みに、あたしの身体を変えちゃった責任をどう取ってもらおうか。考えるだけで背筋に震えが来ちゃう。

 それまでは夢の中で
 光子郎くんの指や唇
 肌の記憶を辿って
 わき腹が弱いこととか
 一緒にお風呂に入るのが好きなこととか
 何度もリピートしながら
 光子郎くんのことを思い出すわ
 だから光子郎くんもエッチな夢ばっか見てちゃダメよ!
91名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 20:17:30 ID:F24Q2e8h
よし、次は大淑だ。
92名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:15:03 ID:XXQlqd82
GJ
93名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 02:26:27 ID:pW5nJpxo
いま、ふと「イクトが女の子だったら」という妄想をしてしまった
94名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:49:42 ID:gpFQV4mw
>>92
そんな萌え声釘宮、俺は嫌だかんな!

>>91
GJ!大淑もwktkしながら待ってる
ところで大淑はあるが、トン淑とかイク淑とか無いよな。大トン淑とか大聖淑とか

何が言いたいって3Pが見t(ry
95シリアスっぽいタケヒカ:2007/01/21(日) 15:52:52 ID:HKr1ry72
「なんでそういうこと言うのよっ!!」
「待ってヒカリちゃん!僕はそんなつもりじゃ……」
「もういい!タケルくんなんてキライっ!!」
そう言うとヒカリは踵を返し、人混みの中へと消えてしまった。
怒鳴りつけられたタケルは後を追いかけることも出来ず、ただその場に立ち尽くした……

「はぁ……」
家に帰り、自分の部屋に戻ったヒカリは、深くため息をついた。
「…なんであんなこと言っちゃたんだろ……」
自分とタケルは恋人同士…今日もいつものようにデートをし、いつものように時間を過ごした。
しかし、ちょっとした事から口喧嘩となり、相手が一番聞きたくない言葉を…そして、自分が一番言いたくない言葉を言ってしまった。
「明日、謝ったほうがいいよね……」
自分に言い聞かせるように、ヒカリはポツリと呟いた。
その時――――

ザァァ……ザァァ……

「えっ……!?」
突然、背筋を冷たいものが走り、一瞬だけ……波の音のようなものが聞こえた。
「いまの……!?」
辺りを見回すが、当然部屋には自分しかいない。
パートナーのテイルモンも、今日はデジタルワールドに行っている。
思わずD-3を握り締め、辺りを警戒するが…それ以降悪寒も、波の音も聞こえることは無かった。
「気の…せい……?」
僅かに声が震えているのが、自分でもわかった…
『ヒカリー、夕飯出来たぞー』
居間のほうから聞こえる太一の声にようやく警戒を解くと、ヒカリは部屋から逃げるように出て行った…

翌日、教室…………

「あの、タケルくん…昨日は―――」
休み時間にヒカリはタケルに謝ろうと、話しかけようとした。が―――
「あ、大輔くん、明日なんだけどさ……」
タケルは聞こえなかったように、大輔のほうに歩いていく。
その後も…………
「タケルく――――」
「伊織くん、この間の事なんだけどさ…」
「タケルくん、昨日は―――」
「あ、先生。それ運ぶんなら手伝いますよ」
と、タケルはヒカリの声を幾度も聞き流していた。いや、聞こえないフリをしていた。
――避けられてる……――
少し考えれば、誰でもそう思う。結局、その日は二人とも一言も会話をせず…視線すら合わせずに、帰宅してしまった。
「やっぱり私……嫌われちゃったかな……」
再び深いため息をつき、ヒカリは帰り道を歩いていった……

その夜………
暗い東京湾から、音も無く“それ”は陸へと這い上がった。
ぬめりのある軟体動物のような触手を、鎖やリングで人型に真似た“それ”は、紅い血の色の瞳を見開きゆっくりとその場を徘徊する。

オオオオォォ……アアァァァァ……

唸り声か、怨嗟の声か、“それ”は不気味な音を口から発すると、その身体が変化していく。
数メートルはある巨体が徐々に縮んでいき、それにつれてその姿も次第により人の者に近づいていく。
しばらくすると、異形といえる“その者”は、一人の少年の姿となっていた。
サラリとした金髪と、深い青の瞳が、夜の星の光に僅か輝く。
少年は口元を小さく笑みの形に歪めると、不気味に呟く……

「“花嫁”よ……私はまだ…諦めてはいないぞ……」
96名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:15:40 ID:Kh90ZmPz
続き!続き!
97名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:31:40 ID:Ln1tTcca
窓に!窓に!
98シリアスっぽいタケヒカ:2007/01/22(月) 23:16:05 ID:kD0h6U0O
…なんで僕はこんなに意地を張ってるんだろう…
ヒカリちゃんは昨日から謝ろうとしているのに……
自分ももう高校生だというのに…大人気ない…
「ねえ…タケルくん……」
「あ、ごめんヒカリちゃん、僕この後すぐに練習に行かないと…」
「そう…じゃあ、頑張ってきてね」
「うん……」
まただ……本当なら急ぐ必要なんてないのに……また彼女を避けてしまう。
彼女の話を聞いて、自分も謝ればそれで済む話なのに…
「僕って、こんな強情なヤツだったっけ……」
ため息と共に出た呟きは、誰もいない廊下に寂しく響いた…
いや、本当は一人だけ廊下の陰に、気配も無く少年が佇んでいた。
少年は部室へと歩くタケルの背を見送ると、ニヤァ…と不気味な笑みを浮かべる。」
その顔は…いや、服も、身長も、全てが…タケルと同じだった…

そしてまた時間が過ぎ、空が茜色に変わり、そして漆黒へと変わっていった。
「はぁ……また言えなかった…」
ベットに転がり、天井を見つめながら、ヒカリは幾度目かのため息をつく。
(まさかずっとこのままなんじゃ……)
そんな不安が心に広がっていったその時、突然Dターミナルにメールが受信される。
ヒカリはその送信相手の名前を見ると、思わず目を開き、慌てて部屋から出て行った。
「おい、どこ行くんだヒカリ?」
「ごめん、ちょっと学校言って来る。すぐに戻ってくるから!」
99シリアスっぽいタケヒカ:2007/01/23(火) 20:46:29 ID:GcnUm2gm
『ヒカリちゃん、あの時は本当にゴメン…いきなりこんなことを伝えるなんて失礼なんだけど…これから
学校に来てくれないかな。出来れば、一人で……そこで改めて謝りたいんだ…君を…避け続けちゃったことも。
それと、渡したいものもあるんだ。教室で、待ってるね…  高石 タケル 』

(なんでわざわざ学校なんだろう…?それもこんな時間に…)
そんな考えも頭に浮かんだが、それ以上にタケルからのメールに嬉しさを感じ、歩みを速めた。
しばらくすると、ヒカリは自分とタケルが通う学校の前に着いた。
が、当然その校門は閉まっている。
「来たはいいけど…入れる分けないよね…」
思わず自分にツッコミのようなものをいれると、一応その校門に手を掛ける。
と、その瞬間、その門はキィと金属音と共にあっさりと開いてしまう。
(え…ウチの学校こんな無用心だっけ…!?)
そう思いながらも、ヒカリはそのまま校内に入っていった。
その瞬間…ガチャッと重い音をたて、校門の鍵はひとりでに掛かった…
学校の中には当然明かりは付いてなく、夜の闇が一面に広がっていた。
恐る恐る進んでいくと、やがて教室に着く。もちろんココにも電気はついておらず、闇と僅かな星明りが、
部屋の輪郭をなんとか認識させた。
と、それによって気付いたが、普段あるはずの机が一つも無く、その代わりに…部屋の中央に、一人の影が佇んでいた。
「来てくれてありがとう…ヒカリちゃん…」
その影が僅かにこちらを向き、聞きなれた声で静かにそういった…
100シリアスっぽいタケヒカ:2007/01/23(火) 21:38:40 ID:GcnUm2gm
100ゲット。


「タケル…くん…?」
聞きなれた声を聞き、目を凝らしその影を見る。
サラリとした金髪、深い蒼の瞳、普段と何一つ変わらない、自分の恋人がそこに佇んでいた。
ただ一つ違和感があるのは、彼が『闇』の中にいるということが、酷く自然に見えるということ…
普段は明るさがあるから彼らしいといえるほどなのに、目の前にいるタケルは、『闇』があるからこそ、存在しているとさえ感じられる。
「タケルくん…なんで、わざわざこんな時間に…しかも学校で…?」
暗い教室の中に入りタケルに近づくと、ヒカリはとりあえずいま頭にある疑問を問いかける。
「ココなら、お互いの家に行くより近いと思ってね。たまにはコレくらいのスリルがあってもいいと思うけど?」
暗くて表情はいまいちわからないが、応える声は明るい感じがする。ヒカリは再び違和感を感じた。
タケルは謝るために自分をココに呼んだ…少なくとも普段の彼ならこんな話し方はしないだろう。すると、
タケルはゆっくりとヒカリに歩み寄る。
「タケルく……っ―――!?」
近づき、ようやくタケルの表情が認識できた。しかし、その瞬間…ヒカリの背を言い様のない悪寒が走る。
一歩一歩近づくタケルの顔は、恐ろしいほど冷たく、そして邪悪に笑っていた…いつの間にか蒼の瞳が、血のような紅に変わっていた。
――タケルくんじゃ…ない…!!――
ほとんど本能的に、ヒカリが目の前の相手を危険と悟る。
反射的に飛び退くようにタケルから離れようとする…が、その前にタケルの腕がヒカリの肩を掴んだ。
ギリッと痛いほどに強く掴まれ、肩に鈍い痛みが走る。だがそれ以上に、掴んだタケルの腕が、まるで死人のような冷たさを持っていた…
「『ふっ…流石に気付いたか…だが…もう遅い…』」
ヒカリを見据え、口から出た声は…もうタケルのものではなかった…
タケルの声と、低い重低音の男の声が重なり合った、不気味な不協和音だった。
「『私はずっと待っていたのだ…ソナタを…私の花嫁とするこの“時”を……!!』」
「ひっ………!!」
必死でヒカリは腕を振りほどこうとするが、到底出来るはずが無く…ドサッとそのまま押し倒された…
101名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 20:54:12 ID:9kyXwnBB
wktk
102名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 05:02:34 ID:MjPLWx86
古代都市ワクテカ
103名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 07:11:57 ID:buqSCREg
大兄貴の父親がイグドラシルと知った時に

小百合ママが夫を説得する為にデジタルワールドを訪れるが人間不振のロイヤルナイツ配下のデジモン達に捕えられ

イグドラシルの前に連れていかれ好きして良いと許可がおり

デジモン達に鞭責め。水責め。媚薬責め。ニ穴触手責めなどあらゆる責めでズタロボロにされて壊れかける小百合ママだったが

突如現れたクレニアモンとデュークモンにロイヤルナイツの恥じ晒しと瞬殺されデジモン達

そして小百合ママは何故か安堵して気を失うのだった

って感じのシチュが連想されてしまった
104名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 10:10:26 ID:Is7/a6JF
デュークモンは紳士だからな
ちょっと自己主張するけど
105名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 10:44:14 ID:KNFTjdMw
一番騎士道精神もってそうなデュークモンはやっぱり女性の味方でいて欲しい。
けどデュナスとロードナイトは平気で配下に指示してて、二人が来た瞬間
慌てて知らん顔で瞬殺を手伝ってたらいい。
106名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 11:46:06 ID:kJTKGGp6
正直セイバーズの主役の母親には興味が無い。
107名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 20:08:07 ID:0/p5ANga
白川×黒崎の百合が見たいという事ですね
108名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 22:16:17 ID:74T3yfpc
いいや
淑乃の色香に惑わされて
へべれけになる大が見たい
109名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:02:24 ID:IybN12ei
やっぱマサル×イクト(♀)が読みたい
110名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 01:09:29 ID:aCDFBjx/
エロモンの新作が見たいのは俺だけ?
111名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 17:10:53 ID:gG/q5X/y
ウザくないのが読みたい
112名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:00:04 ID:Jg3UT1aj
からっと明るい感じのがいい
登場人物が能天気で読んでて楽しくなるような
無駄に考え込まないほのぼのとした・・・
・・・それはエロ小説か?
113名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:15:53 ID:w+B/2cqO
ヨシノ「キミ、ラプターワンをこっちに渡しなさい!」
マサル「ダメだよ。だってコイツはメソ・・・ゴホゴホッ・・・失礼」
ヨシノ「メソってなによ!!」
114名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:17:04 ID:w+B/2cqO
ヨシノ「キミ、ラプターワンをこっちに渡しなさい!」
マサル「ダメだよ。だってコイツはメソ・・・ゴホゴホッ・・・失礼」
ヨシノ「メソってなによ!!」
115名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:07:27 ID:5x7mVY+g
ローゼンの真紅の瞳と髪に作画が凄くそっくりなレイチェモンに萌えた俺が来ましたよ
116名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 02:05:03 ID:7mnZRrXH
中学生の空がクラスの男子に輪姦レイプされて処女喪失
117名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 01:01:33 ID:EixkgGnG
で、>>116の男子のリーダーが太一だった
ってドロドロな展開の頼む
118名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 08:18:09 ID:e3aGPYnl
うわやべぇスッゲー読みたいそれ
119名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 08:44:39 ID:vQNUH9T/
とりあえず大淑キボン
120名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:59:47 ID:EixkgGnG
時にはトンマも思い出して下さい
121名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 11:28:09 ID:3xlBxlEx
トーナナの希望は断たれたんでしょうかorz
122名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 11:36:44 ID:bqv5OiPp
つか、あの三人どこに消えたんだ
ナナミとイワンに至っては収容されてたエルドラディモンから
運び出してもらったのかどうかも怪しい
123名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 16:16:57 ID:Ad7cn0lb
たまには純粋にタカジュリでも書いてくれ
124名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 00:35:50 ID:ck6bEeuD
タケヒカの続きはどうなったんだろう?
125名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:02:03 ID:1x3ja+XF
>>123
啓人がエロスに持って行きづらい人材だからなぁ…ジュリはエロいのに
126名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:10:11 ID:Uf86Dg5C
>>125
だがそれがいい
加藤さんがタカトをリードする感じで
127名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:21:49 ID:7dMwlfgy
タカジュリってか必然的にジュリタカになるな
ってかどなたか大淑キボン
128名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:29:52 ID:CPrrZW0p
押されまくりで乙女なジュリが見たいよ!頑張れタカト!
でも、タカトにセックルの知識あると思うか皆?
129名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 20:39:16 ID:7dMwlfgy
その話によってあったりなかったりするよな
まあ俺は無い方が萌えるんだが
130名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 07:08:42 ID:psubUJpA
どこに入れたらいいか分からなくてあたふたするタカト萌え
131名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:43:30 ID:1lqqe/og
ジュリはいきなりアナル喪失ですかw
132名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 10:14:55 ID:gjFW1wiL
>>130
そこで騎上位ジュリタカ
133名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 15:30:47 ID:Fz6PKHM2
フェラ→アナル→騎乗位

ジュリタカ万歳(;´Д`)
134名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:59:38 ID:pd+tMGqE
タカ→ジュリが読みたいです><
135名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 03:58:49 ID:c6gDLqTX
「加藤さん・・・ボク、もうガマンできないんだ!!!」
「いや、あっ、タカトく・・・やめ・・あっ、何するの?!」
「ボク・・・加藤さんがデ・リーパー内で触手に襲われてるのを見てから加藤さんを見る度に興奮がおさまらないんだ!!
だから今日こそは加藤さんとセックスする!!」
「やーめーてーーーーーー!!!!!」
136名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 06:57:24 ID:EfQ8rXdT
まさかタカトに触手属性があろうとは。

で、セイバーズの製作後番組は鬼太郎5期に正式決定したわけですが
5期鬼太郎さんがどう見てもタカトにしか見えません。
タカト大好きっ子な俺は一体どうしたらいいですか?
137名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 09:30:42 ID:rulKMzAK
決定したの?
138名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 15:27:18 ID:8EBiv/nb
>>136
ビックリした。こんな所に俺がいるwwwww

>>137
つ【デジモンの次回作の予定が未だ出てこない+鬼太郎の5期正式決定】
139名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 20:31:53 ID:S024xNqQ
タカトはへたれもいいけど、たまには攻めなタカトも見てみたいw
その場合普段タカトを子供っぽく見ているルキがペースを崩されて真っ赤になったらいいww
140名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 15:15:07 ID:HH19pAi+
>>139
いいねそれ!
141名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 17:38:28 ID:O0kKM7FS
タカト人気だな。タカジュリが人気なのか。

じゃあ大輔は俺が独り占めってことで。
142名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 18:35:56 ID:F1I70/ab
まあ待て兄弟。独占はいかん。
大輔を独占すべきは小悪魔ヒカリ様だとおもわんかね?
143名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 19:32:45 ID:AIV1cP8L
>142がひどくいい事を言った気がしたが?
144名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 22:13:31 ID:Pc2jFfsQ
>>143
同意。
ヒカリ×大輔とか好きで好きで仕方ない
145名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:30:26 ID:O0kKM7FS
もしかしてここって女性の住人が多い?
なんとなく男は好きなキャラでヌければそれでいいって感じで
固定カップリングにこだわるのは女のイメージ


あ、そういう自分は女ですw
だいしけ好きだけどカップリングはタケヒカがいいー
146名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 23:58:41 ID:wO4Wblhp
男だけど好きカプのほうがいい
ヤマ空とか無理
147名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:08:22 ID:tycljG/s
そうやって他カプ貶すなって前も言われなかったか?
好きカプだけわめいてろよクレ厨は
148名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:41:37 ID:lDpA9eW2
俺が好きじゃないってだけで別に貶したつもりはないが
不快に思ったなら謝る、ごめん
149名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 03:44:26 ID:OloudjEX
無理とだけ書くとゆうのは感心できん…例えばヤマトと空が嫌としても
個人的にヤマ○○だとか○○空が好きとだけ書けばいい。

そうすれば君の前にも優しさのデジメンタルが現れるかもしれない。
150名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 07:32:43 ID:lDpA9eW2
それもそうだな。スマンかった。

それじゃ大淑キボン
151名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 19:03:59 ID:AslSRu2V
タカルキ前提の李樹莉見たいです。(マイナーだな
152名無し:2007/02/07(水) 19:14:00 ID:MN7F3IQS
この前、私は初めて渋谷に行きました。
1日を過ごして、泊まる予定のホテルに行こうとしました。
その日は人がたくさんいて、私は友達とはぐれてしまいました。
必死で探していると、前から来た人にぶつかってしまいました。
「ごめんなさい」
私は誤り、顔を見るとその人は仁でした。
「仁、何してんだよぉ!」
そこには、カメと山Pもいました。
「ごめん。この子とぶつかっちゃってさ」
すると、仁は
「そうだ、お詫びに今から4人で遊びに行かない?」
私は友達がいる事言い出せずにOKしてしまいました。
一緒に夕食を食べたり、買い物をしたりしました。
すると、仁君が
「じゃあ、そろそろメインに行こうぜ!」
と言いました。
私は何のことか分かりませんでした。
「メインって何?」
「ま、いいからついてきなって!」
言われた通りについていくとそこはラブホテルでした。
部屋に入って、やっと状況が分かった私は逃げ出そうとしましたが、
カメと山Pに抑えられてベッドに寝かされました。
仁が私の服を脱がせて、3人で私の胸を揉んだり、
アソコを舐めてきたりしました。
だんだん気持ち良くなってきた私は、3人のアソコを舐めてあげました。
これを違う掲示板5箇所に貼り付けると【】にアドレスが出てきて、
そのときの様子を見ることができます。
最高のHだったので、見て損はないと思います。【】<-ここにアドレスが出てくれば成功
153名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:05:20 ID:L9Z9d/KA
この前、私は初めてお台場に行きました。
1日を過ごして、泊まる予定のホテルに行こうとしました。
その日は人がたくさんいて、私は友達とはぐれてしまいました。
必死で探していると、前から来た人にぶつかってしまいました。
「ごめんなさい」
私は誤り、顔を見るとその人はヤマトでした。
「ヤマト、何してんだよぉ!」
そこには、太一と光子朗もいました。
「ごめん。この子とぶつかっちゃってさ」
すると、ヤマトは
「そうだ、お詫びに今から4人で遊びに行かない?」
私は友達がいる事も言い出せずにOKしてしまいました。
一緒に夕食を食べたり、買い物をしたりしました。
すると、ヤマト君が
「じゃあ、そろそろメインに行こうぜ!」
と言いました。
私は何のことか分かりませんでした。
「メインって何?」
「ま、いいからついてきなって!」
言われた通りについていくとそこはラブホテルでした。
部屋に入って、やっと状況が分かった私は逃げ出そうとしましたが、
太一と光子郎に抑えられてベッドに寝かされました。
ヤマトが私の服を脱がせて、3人で私の胸を揉んだり、
アソコを舐めてきたりしました。
だんだん気持ち良くなってきた私は、3人のアソコを舐めてあげました。
これを違う掲示板5箇所に貼り付けると【】にデジタルゲートが出てきて、
そのときの様子を見ることができます。
最高のHだったので、見て損はないと思います。【】<-ここにデジタルゲートが出てくれば成功
154名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 20:39:22 ID:PU2OsRH6
そーいや光子郎×空ってあるの?見たことないんだけど。
光子郎×ヒカリが好きだという人は見たことあるけど作品は見た事ない。
お兄ちゃんに内緒で、お兄ちゃんの友達とイイコトしちゃうの、見てみたいなあ。
155名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 16:50:30 ID:fm7Zo93E
>>154
そういう同人誌なら見たことある
156名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 17:44:59 ID:wWGqO+xR
デジモンの性別って主に「声色・口調」、次に「外見・行動・一人称」、
あとは「自己申告」(例:男に二言はない!など)で決めるよな?
157名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 20:45:01 ID:Eg45xi5B
どっちでもいいよ。
モンは出てこなくていいよ。
158名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 22:28:23 ID:+CaxSIQx
お前なんでこのスレにいるの
159名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:52:38 ID:Eg45xi5B
キャラ×キャラが好き。
モン絡みが投下されても読み飛ばすから無問題
160名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 04:00:25 ID:qe/Em5x1
俺も正直モン絡みは萎えるww
人間と珍獣がセクースしてるとこなんて見たくねーしww
161名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 08:35:50 ID:Mmcrt00E
むしろそっちの方が…と思う俺
162名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 08:45:00 ID:lmkkfLYY
人型のモンならなんとかなると思うが・・・
163名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 08:46:24 ID:WHuuKL9/
デジモン二次なのにモンイラネって
なんかそれ、ロボットアニメのキャラだけ絡ませて
ロボとかメカニックってなんですかそれ? みたいな腐女子的だよな
164名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 09:43:21 ID:Jnv4wG82
当たり前じゃん
普通の同人誌でもよほどのことがないとモンなんて絡んで来ないだろ
いまさら何言ってんだ?
165名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 10:07:26 ID:Mmcrt00E
>>164
同人誌だとモン姦はよくある方だぞ。
モン×モンはさすがに見ないが。
166名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 15:06:59 ID:eJkHrOy3
や、だから普通にモンネタ書いたのなら投下してくれて構わないよ。
萌える人は萌えるし苦手な人は飛ばせばいいし。
見たくねーとか腐女子的とか貶しあうのはイクナイ
167名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 15:39:45 ID:f19p6td0
そこまでモン絡みが不評と言われたら
モン絡みを書きたくなった天の邪鬼な俺参上ですが。
168名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:21:11 ID:XdFZompm
>>163
いくらなんでもムチャクチャだぞ、お前の言ってること
169名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:41:13 ID:V6p9uVxc
サイトでモン絡みだけしか書いてない奴だって居るんだし
反対に子供よりもモンと思っている人間も居るのは確実

モン絡みの同人
子供より泣きたい位少ないぞ
170名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:41:18 ID:C59laRbb
>>167
期待してるぞモモタ(ry

いやいや待ってますよ。前にあったタカト×ギル(女体化)とか面白かったし
171名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 01:31:05 ID:EjVVyPG8
>168
腐女子って言われたのがそんなに傷付いたのか
172名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 20:04:52 ID:YLBr+aw8
イヤなのは飛ばして読みたいやつだけ読めばいいじゃん
なんで腐女子だの何だのと低レベルな話になってんだ?
173名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 01:08:55 ID:vAbWyXuF
>>157に釣られてDQNが顔出してきただけだろ?

それよりも俺は今、英父ちゃんと小百合母ちゃんの新婚初夜が見たいんだ
174名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 11:44:18 ID:2HOTTvM2
オラなんだかサクヤモンのエロをもりもり書きたくなってきたぞ


まあそのうち
175名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 22:36:19 ID:fcoZ/AOu
age
176名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 23:54:08 ID:X0KDUVSU
>>165
モン×モンに萌えるのは変か?
177名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 01:09:14 ID:FsBMFWtR
組み合わせによってはそれもイケる
178名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 03:36:41 ID:E4rM8KdJ
ヴァンデモンにレイープされるエンジェウーモンとか
ヌメモン軍団に舐り尽くされるリリモンとか
179名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 05:44:00 ID:x878Bnl+
>ヌメモン軍団に舐り尽くされるリリモンとか
 そ れ だ
180名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 10:57:27 ID:AwG7Z3Pk
セイバーズでデューク×スレイプかと思った
萌えた…
181名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 15:15:05 ID:D6TlhSZg
だんだんおまいらダークエリアに足突っ込み始めてるぞ、元に戻そう!
ということで大ヨシを求む
182名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 16:28:11 ID:j1QqQ79o
>>12の話
タケヒカの続き
エロモンの新作(できれば光ミミ)
が読みたい
183名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 16:58:27 ID:2Ex+nl9y
おれも大淑キボン
184名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 17:09:13 ID:Eu9cFHzF
>>178ならどっちでもいけるな
185空好き:2007/02/16(金) 21:53:25 ID:fJBPzRSo
>>178
そのネタ頂きv

しかし私は極悪非道の暗黒デジモン。
ご注文のリリモンではなくライラモンでやってやるにゃ!ふはははははは!!
186名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 21:59:19 ID:Eu9cFHzF
空好きさんに期待
だがライラモンよりリリモンでやって欲しかったな
187ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 22:13:13 ID:fJBPzRSo
「よーせーさんv調子はどうですにゃ?」

卑しい笑みを浮かべながらバステモンは牢屋の中のライラモンを覗き込んだ。
ロープで縛り上げられているライラモンはキッと彼女を睨みつけた・・・。

「そう怒りなさんな。今日はアナタと楽しい楽しいゲ〜ムをやろうと思ってるんだからさ」

牢屋の中に入るなりライラモンの方へと近付くと、くいっと顎を上げさせる。
屈辱的な行為であったがライラモンは強気な視線を崩さずに睨み返してきた・・・。

「にゃはは・・・・・本当に強気な妖精さんね。その強さに免じて・・・今日のゲームで私に勝てたらヨシノンとアナタを解放してあげるにゃ」

バステモンの言葉に一瞬、ライラモンの顔が綻んだ。。
だがそれはすぐさま強気なモノと戻り強い口調で言い返す。

「本当に?アンタなんか信用できないわ」
「信用しようがしまいがアンタは私の奴隷さんでオモチャ・・・何れにせよゲームには付き合ってもらうにゃ。私の気分が変わらない内に乗った方が良いと思うけどにゃ〜」
「っ・・・良いわ・・・そのゲームとやら、受けて立つ!」
「にゃははは!本当?その代わり、負けたらアンタとヨシノンは一生奴隷さんよ?」

ゲームに乗せることができ、満足そうに笑みを浮かべるバステモン。

「必ず・・・淑乃を取り戻してみせる!そしてアンタを後悔させてあげるわバステモン」
「にゃっははは!完璧に交渉成立ね♪それじゃこっちに来な!パーティーの始まりにゃ!!」

縛り上げられたままのライラモンを連れ出すと、バステモンはゲームの準備がしてある部屋へと向かった。。
188ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 22:32:49 ID:fJBPzRSo
「ふふっ・・・妖精さん、ココが私たちのゲーム部屋にゃ」

ライラモンが連れてこられたのは178号室と札が付いてある扉の前。
不気味な雰囲気が漂ってきて、さすがのライラモンも身震いした。

「さて、縄を解くけど・・・暴れたり抵抗したりしたらヨシノンがどうなるか分かってるよね?」

ライラモンに警告を与えつつ彼女の縄を解く。
そして扉を開け放ち、乱暴に彼女を中に突き入れる。

「きゃっ・・・!!こ、ここは・・・?」

転倒する形で入った部屋の中は、暗くてジメジメしている気味が悪い場所。
湿気の酷い空気はほのかに息苦しさを感じ汗が滴り落ちる。
そして彼女の身を包むセクシーなレオタードに、汗が染み込み余計に纏わり付くような不快感を感じる。

(居るだけで・・・気分が悪くなる・・・)

心の中で呟くとゆっくりと立ち上がる。
床が湿っていて、汚らしいコケともカビとも取れない物体がこびりついている。
それを動くたびにグチュグチュと嫌な感触と音を立てながら踏み潰してしまい、ライラモンはなんとも言えない不安感に襲われる。

「こんな所で・・・何をやらせようっていうの・・・?」
「にゃははっ・・・・それはすぐに分かるよ・・ヌメちゃん達〜♪出ておいで〜、ご飯の時間だよv」

バステモンが部屋の奥へと叫ぶと、粘液が這い回る不気味な音と供に大量のヌメモン達が姿を現した!
一体の力は貧弱なヌメモンだが・・・これだけの数が集まると不気味さを増し異常なおぞましさを放っている。。
理解不能な気味の悪い声を上げつつ、舌なめずりをしながらこちらへと近付いてくる。。
189ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 22:49:49 ID:fJBPzRSo
「さ〜て、レオタード妖精さん?ルールの説明するわね」

バステモンはライラモンの耳元へと口を近付け喋り始めた。
息が吹きかかり、バステモンが喋るたびに唾液のクチャクチャ鳴る音が聞こえて震え上がるライラモン。

「今から・・・何があっても決して『感じない』事。これがルールよ。もち抵抗もダメだよ。もし、アナタが感じなかったら約束どおりヨシノンと解放したげる。ただし少しでも感じたらアンタの負け。それじゃ我慢ゲームスタート!」

バステモンの合図と供に、ヌメモン達が一斉にライラモンへと押し寄せる。

「ひっ!!」

脚からヌルヌルと粘液を滴らせ、ヌメモンが這い上がってくる。
あっと言う間にライラモンのレオタードは粘液でグチョグチョに汚されていく。
さらにヌメモン達は長い舌を使ってライラモンの全身を舐め回し始めた。

「あっ・・・・ン・・・!」

卓越した舌技で舐られ、ライラモンは思わず喘ぎ声を上げる。

「あれ〜?妖精さん、感じちゃった?ん?」
「くっ・・・違う・・・・感じてなんか・・・ない・・・っ・・」
「あらそう。なら大人しくしてなさい」

ライラモンは必死に卑猥な快感に耐えているが徐々に股間に違和感を感じてくる。

(そんなっ・・・・・こんな奴らに・・・やられてるのに・・・)

自らの縦筋から蜜が溢れ出そうとしている。そう、快楽の蜜が・・・。
ライラモンはおしっこを耐える子供のようにキュッと股を絞る。
こんなので感じるわけにはいかない・・・淑乃を救えないのは勿論、こんな連中の責めで感じるなど屈辱以外の何物でもない。

「ううっ・・・ま、負けない・・・!」

そんな気持ちをも溶かすかのごとく、クチャクチャと嫌らしい音を立てながらヌメモン達はライラモンの体を堪能する。。
190ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 23:02:50 ID:fJBPzRSo
「あっ・・・ふっ・・・・!」


ブチャヌチャクチュグチュ


「っ・・・んっ・・・・・・・ぁ・・」


ぴっちゃぴっちゃぬぷっぬちょっ


「んううっ・・・・きゃふっ・・・・」

ライラモンの喘ぎ声とヌメモンがその体を舐り回す卑猥で下品な音だけが響き渡る。
彼女の脚はガクガクと痙攣し、ついには完全に膝をついてしまった。

「あれれれれ〜?感じてるんじゃないのそれ〜?」
「ち・・・が・・・・・っ・・!」

明らかに感じているがバステモンはわざと見逃してその様子を観察する。
ライラモンは必死に体の反応を押さえようと必死。
とにかく何が何でも、股間から蜜を垂れ流すような事をしてはいけない。もしそれを見られたら完全に敗北を意味する。

「ぜっ・・・・たい・・・・まけな・・・い・・・」

全身を舐め回されても今だ意志ははっきりしているライラモン。
業を煮やしたヌメモン達は、乳首やレオタードの膨らんだ部分をカリカリと甘噛みする。

「ぐっ!!」

一瞬激しく痙攣するライラモンだったが、なんとか股間から蜜が溢れ出すのだけは防いだ。
しかしそろそろ秘所がヒクヒクと震えていて我慢も限界に近付いている。。
そして限界まで我慢した事が悲劇を招くとはライラモンはこの時点では思ってもいなかった・・・。
191ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 23:25:22 ID:fJBPzRSo
「ううっ・・・・」

とうとうライラモンは両手両膝をつき、四つん這いのような体勢となる。
ヌメモン達はチャンスとばかりに、舐める速度を上げしゃぶり付く強さも上がっていく。

「あふうっ・・・・やっ・・んv」

今度はさらに耳朶をしゃぶられ、首筋から舌を這わせ胸を舐め回される。
それでもライラモンは必死に耐えてなんとか愛蜜が流れ出すのを我慢する。

「あららら〜・・・中々しぶといわね。だけど次でお終いにゃ・・・」

バステモンがパチンと指を鳴らすと、一際大きなヌメモンが現れた。
大きな個体はライラモンの股間へと目をやると長大な舌をビチャっと叩き付けた。

「!!!あぐっ・・・・!?」

ライラモンのお尻の方まで舌が伸びており、唾液が彼女を刺激する。
そしてさらにトドメの一撃!
その舌を尻の割れ目から股間の割れ目まで這わすように、にゅるんと素早く舐め取る。


「ひいいっ!?んああああああああっ!!!」


ライラモンはついに絶叫。そして我慢していた分だけ溜まっていた愛蜜が盛大に噴出してくる。
その様子を見てバステモンは馬鹿笑い。

「にゃははははははっ!!潮吹いちゃったわね、アンタの負けよ!そしてアンタとヨシノンは一生奴隷決定〜♪」

しかしライラモンの耳にはもうそんな声は届かない。
完全に快楽へと堕落した彼女にはもうまともな思考をするだけの意思は残っていない。

「はあっ・・・はっ・・・・あああっん!!」

甘い声をあげ、体の力を完全に抜き去りヌメモン達に体を預けるライラモン。
それに答えるかのごとくヌメモン達はライラモンの体を舐り回していく。

「っ・・・・あ・・・・」

とうとう押し倒されて仰向けにされるライラモン。
口の中に何か生暖かい物が入っていく・・・これはヌメモンの舌・・・。
その舌が咥内を動き回り犯していく。。やがてライラモンの目がとろんとなって瞳精気を失ったように輝きが無くなっていく。


「気持ちいい・・・・・・・最高に・・・・気持ちいい・・・・よ・・・」




心の中で呟くとライラモンはそのまま意識を失った。。

192ライラモンVSヌメモン:2007/02/16(金) 23:40:20 ID:fJBPzRSo
「あらあら、不様な姿だこと・・・・」

ヌメモン達が去った後に取り残されたのは、舐り尽くされ唾液と粘液でグチョグチョにされたライラモン。
まさにゴミのような不様な姿で、湿気だらけで薄汚れたこの部屋にピッタリである。

「クスクス・・・・・でもコレ、中々面白かったにゃ〜。クセになりそう・・・。」



さあ、次は何して遊ぼうかな?
今度は人間で試してみる?
それとも新しいオモチャを取ってくる?
だけど今日は眠いからまた今度・・・・・その時もちゃんと見せてあげるから安心してねv



あ、それから住人の皆さん。
少し遅れたけど・・・ハッピー・バレンタイン♪

チョコの代わりにこのお話を受け取ってくれたら嬉しいにゃ。



〜END〜
193名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 23:54:47 ID:50wfZa0f
ぐぐぐぐっじょぶ!!!
やっぱり空好き氏のSSは最高だ!!
続きにも期待!
194名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:24:29 ID:fZCv7sE9
GJ!!!!
最高過ぎ!!おっきしたw
195名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 00:29:31 ID:f9auPkqm
続き期待してます
良ければ>>180のも書いて下さい
196名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 22:42:02 ID:YgRNBcQu
神 降 臨

誰か人×モン書いてく れ な い か
197名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 17:54:17 ID:vjh07x3r
エロモン様のコウシロウ×ミミの続きマダー!?
198名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 19:46:42 ID:AuZjxxFI
様ゆうなボケ
199名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 20:14:52 ID:vjh07x3r
ごめん・・・保管庫では様つけだったからさ・・・(´・ω・`)ゴメン
200名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 20:30:06 ID:Ex1i8kGc
ここで特定の個人を神扱いするのやめてくれんか
多数の名無しにも期待しようよ

要するに信者キモイ
201名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 20:35:05 ID:zB+EKtAq
まあ俺たち読み専にできることは
職人さんが作品投下しやすいように
スレの空気をマターリさせておく事だけだ
202名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 22:24:21 ID:vjh07x3r
>>200
(´・ω・`)ハーイ
203名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 06:24:52 ID:bfR0pp2v
そいやさ、武之内空ってエアギアって漫画にもいるよね
作者のオマージュ?
204名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 21:26:09 ID:q6Iafw3c
>>203
そんな奴いたか?
売り払って手元に無いからわからんが
205名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:11:21 ID:xzsB3h8i
エアギアのは武内 空。
一文字足りません、しかも男です。

そういえば、一度極サドな空姐さんも見てみたい今日この頃。
206名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 08:54:12 ID:aNQTYZNk
>>205
それみたい!!
207名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 01:54:53 ID:hOkHI/ws
エロパロで難しいのは喘ぎ声だと思わないかね?
頭ではわかってるんだが文にするとなると・・・これが中々。
208名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 19:04:57 ID:YcKHCdMZ
じゃあウヒィーとかキッヒィーとかどうよ
209名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:50:08 ID:chUhUVeM
エテモン受けならおK
210名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 04:07:52 ID:kWsunbTq
結局光四郎とミミは結婚したのかな・・・スッタフさんそのへん教えてよぉ〜
太一じゃなくてヤマトとくっつくって今考えるとある意味リアルだな。現実もそうだもんな・・・

ヒカリとタケルは結婚してないんだよね?
ヤマトと空のみか・・・

でも全員結婚はしたんだな、子供もしっかり作ってるし。
211名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 05:21:34 ID:nrX+VZuW
+賢京

他のキャラも各々に恋心はあれど言い出せずに終わったんじゃないかな?小中学生だった訳だし。
212名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 11:12:35 ID:eIG7GEjU
俺はカキっと「結婚しました」と言われるより
それぞれに解釈のしようがある今のままでいい
「結婚してません」とズバリ言われたファンには合掌
213名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:43:43 ID:h/YpUJFo
へたれは吹っ切れると攻めにある、と、どこかのサイトで聞いたので、どなたかタカト攻めなタカルキを
214名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 16:51:48 ID:ZRZiZa8r
>>213
タカトきゅんは決してへたれではない
ちょっと気弱なだけだ

まあタカト攻めも勿論好きだけど
215名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 22:16:20 ID:7tjF5WlT
啓人攻めならタカジュリだろう
啓人は樹莉にしか恋心持ってないし
留姫タカならあるだろうけど逆は考えにくいな
216名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:19:19 ID:ZRZiZa8r
実はタカトはルキのようなプライドの高そうな女を滅茶苦茶にしてみたい願望がある変態という展開希望
217名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:09:17 ID:x1iSheFd
>>208
このスレでそのアヘ声を見るとは思わなかったw
218名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 02:11:21 ID:AFzDg06p
sage
219名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 13:54:32 ID:dX76IsMP
>216
タカトをおまいなんぞと一緒にすんな
220名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 18:14:45 ID:1kZ7u3sZ
はじめてあった時はとことん頼りなくて…戦うこともロクに出来なくて、そのうえ泣き虫で……
けど……一緒にいるうちに少しずつ変わっていって、戦いにも迷わなくなって…いつの間にか、一番強くなってて。
そしていつの間にか……あたし自身も少しずつ変わっていった…全部がアイツのせいってわけじゃない。
だけど…あいつの存在が、あたしの中ではすごく大きくなっていった。
だからなのかな……アイツに惹かれたのは――――

「…なんでアンタがここにいるのよ」
「うーん…なんでっていっても…特に理由はないんだけどね;」

ここはルキの家…日曜で特に用事もないからと、久々に遅めに起きて居間に行くと、普通に床に座っている少年が視線に入った。
その少年に言った第一声は、苦笑交じりの短い言葉で返される。
その言葉に、ルキは半ば呆れたような表情で少年を……タカトを見る。

「それとも、来ちゃイヤだった?」
「べ、別にイヤってわけじゃないけど……」

無垢な微笑みとともに言われ、思わずルキは視線をそらせた。自分でも、なんとなく顔が熱いのがわかる…
中学に入ったときに、ルキはタカトに告白した。付き合いたいから、という意味ではなく、どちらかといえば諦めをつけるために。
あの時、すでにタカトは樹莉と付き合っていると思っていたから……
しかし、しばらく驚いた顔をしていたタカトは、予想に反し、赤い顔の笑みとともに頷いた。
タカト自身は、樹莉への想いは恋愛とは違うものと気付いていたらしく、なら自分が本当に好きな者は誰かと考え……そして、ルキという答えが出た。
だから、今日ルキに言われなくても、いつか自分から言い出すつもりだったらしい。
ちなみに、その話を聞いていたルキは、一気に頭に血が上り一瞬立ち眩みとともに倒れかけた。
あの時の、顔を赤らめながらの精一杯の笑みを思い出すと、今でも頬が赤くなる…

「で、特に用事も無く来て、なにかする予定考えてたの?」
「………あー、えっと…」
「…まさか、ホントに何も考えずに来たの?」
「………アハハハ…;」
返事の変わりに、乾いた笑い声が響き、同時にため息も聞こえた…


続けられるかは時間次第
221名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 21:57:16 ID:tVsj5tUt
がんばれ!おれもがんばる!
222名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:55:11 ID:5W7U+4m8
タケヒカか大ヒカが読みたいな
3Pとか
223名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 02:26:44 ID:hD813eUr
>>220
続きwktk
224名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 12:31:02 ID:xguU83oA
加藤さんは?
225名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 19:19:22 ID:xfS3P15H
結局その後は適当にテレビを見、世間話をし、カードのコーチなどで時間を過ごしていった。
普段と同じ平凡なこと……それでも、相手が近くにいるだけで、何故か心が安らいでいく…共にいるだけで、何故か温かい……
恋人同士って、こういうことなのかな…と、改めてお互い実感する。
仲がいいわね〜♪と満面の笑みでお茶を持ってルミ子が来た時は、思わず反射的に後ずさってしまったが。
出されたお茶と茶菓子を一緒に堪能していると、再び母が祖母と一緒に顔を出す。
「さっき電話で用事が出来ちゃったから、ちょっと出かけてくるわね。夕方辺りには戻ってくるから♪」
やたら嬉しそうにそういうと、そそくさと出て行った。

「(絶対楽しんでる……)」

顔を赤くしてうしろ姿を軽く睨むルキ。一方のタカトのほうは変わらず笑みを浮かべている。
こういうのを見ていると、一人だけ赤くなっている自分がなんだか馬鹿らしく見えてくる。
軽くため息をついて、食べ終えたお茶と茶菓子を流しに持っていく。

「ついでに朝食の食器も洗っとこうかな……」
「僕も手伝おっか?」
「別にいい。どうせ2,3人分水洗いするだけだし、適当にくつろいでればいいわよ」

言って居間を後にする。
少しだけ洗剤をつけたスポンジで軽くこすりながら、同時に水で流していく。
元々皿に汚れがつくような料理でもなかったので、大した時間は掛からずに全部洗い終えた。
そしてまた居間に戻ってくると……

「おまたせ………って…」
「…………スー……」

入ると、少年は暖冬の日差しの中、壁に寄りかかった状態で、瞳を閉じて静かに眠っていた。

「確かに温かくはなってきたけど……寝付くの早すぎ」

一応ツッコミをいれながら、音を立てないようにそっとその正面に屈みこむ。
そういえばタカトの寝顔を間近に見たことないなと思いながら、少し俯いたその顔を覗き込む。
つけていたゴーグルを外し、少し長くなった髪が小さく風に流れた。
普段のあどけない子供っぽい顔も、少しずつだが、確実に大人に近づいていっていた…

「……タカト…………」

無防備なその姿に、自然と―――ルキ自身ほとんど無意識のうちに、ゆっくりと互いの顔の距離が縮まっていき……
重ねるだけの、軽いキス……が、唇を離した次の瞬間我に返ったルキの顔を沸騰させるには十分だった。ボッと音をたてて赤くなる。

「あ、あたし何やって………!?」

上昇する体温から逃げ出すように、慌てて離れようとしたその時―――

「寝込みを襲うって、らしくないと思うけど?」
「っ――――!?」

たった今自分が重ねた唇から、その言葉が流れる。それと同時に、ぐっと肩をつかまれ再び引き寄せられた。
いつの間にか開かれていた両の瞳は、真っ直ぐにルキを見据えている。
そして口元には……先ほどとは違った種類の笑みが浮かんでいた。
226名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 20:54:43 ID:xQayFaqd
こ・・・こいつぁ・・・
227名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:43:47 ID:BgmGzgEj
これはwwwwwwwwwww

ktkrktkrktkrktkrktkr
続きwktk
228名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:51:55 ID:cFr5IDro
>>41
やっぱり異色か。
じゃあ俺も異色だな。
229名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:26:20 ID:2p1kVeWU
ここって異色でも何でもアリじゃない?
光ヒカ書いてくれんかなあ
230名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:08:29 ID:MRCAfErw
「た、狸ね入りしてたわけっ!?」
「違うよ。起きたのはついさっき」
「つ、ついさっきって……!」
「ルキが僕にキスしたときに♪」
「っ……!!!!」

ルキの顔が更に赤みを増した。
――嘘だ。絶対最初から起きてた…!――
何の根拠もないが、ルキの心は確信する。
……タカトは戦いの中で、少しずつ迷いや恐れを捨て、そして成長していき変わっていった。
そして付き合いだしてからも、タカトは少しずつ変わっていき……結果的に気弱だった少年は、若干天然、若干腹黒で積極的な少年となった。
……これも成長と言っていいのかはわからないが、少なくともルキは『この状態』のタカトはあまり好きではなかった…
――――キライというわけでもなかったが。

「まあ無防備に寝てた僕も悪いって言えるけど……折角してくれたんだから、ちゃんとお礼はしないとね♪」
「お、お礼って……!っ―――!?」

笑みのままそう言ったタカトにルキが言い返そうとしたとき、途端にルキの視界は上を向いていた。
さっきまでタカトの背後にあった壁は無く、代わりにその後ろに天井が見える。―――――――直訳。押し倒された。

「ちょ…!何するのよっ!?」
「だから、お礼」
「こんなのは望んでないっ!!」
「とりあえず僕は望んでる」
「んな勝手な…!!んっ……!!」

なおも喋ろうとしたとき、ルキの口はタカトの唇で無理矢理塞がれた。
もがいてはみるが、押さえつけられた両手はビクともしない。こういうとき、自分が女だということを思い知らされる。
丁度喋っている途中で口付けられたので、開いた口からタカトの舌が侵入する。
さきほど自分がやった重ねるだけのキスとはまるで違った、深く、熱い接吻……口内を舌がなぞるうちに、ルキの身体の熱は上がっていき、
抵抗する力が抜けていった。そして最初逃げていたルキの舌も、徐々に彼を受け入れていく。

「んん…ぁ…あっ…ん…ぁぁ……!」

ピチャ… クチュ…  チャッ…  クチャ……

静かな居間に、水音と、出したくないのに出てしまうルキの声が、しばらく響く…
互いの唾液の味を確かめ合い、流石に息苦しくなったのか、ようやく唇が銀色の糸を引きながら離される。

「タカ…ト………」

これ以上ないほどに赤面しながら、僅かに潤んだ瞳でルキはタカトを見る。その表情が、タカトの中の感情を掻き立てた。
タカトはルキを上半身だけ起こすと、丁度傍に置かれていた彼女の携帯の充電用ケーブルを取り、それでルキの両手をそれで後ろ手に縛る。

「えっ……タカト…」
「イヤならとっていいよ。ワザとゆるく縛ってるから…」

言葉通り、ケーブルは拘束は出来ているが、力を込めれば簡単にほどけそうなくらいに縛ってある。
しかし、ルキはしばらく赤い顔のまま沈黙しているが、それをしようとはしなかった…
それを見ていたタカトは、クスッと少しだけ苦笑すると後ろに回り、再び深く口付ける。そして、片手を服の中に忍ばせた……
231名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:10:50 ID:5TWpnf/c
k
232名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:12:07 ID:Lf0l08Z4
>>230
ハアハアハアハアハアハア(;´Д`)

続きwktk
233名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:44:52 ID:KGosDE6z
押し倒されるツンデレクイーンハァハァ

wkwkwkwktktktktk
234名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:38:35 ID:gOpU5Qcq
これだからツンデレはやめられない
235名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:11:36 ID:vR6CCSJ3
wktkしてくれている方々すみません、風邪をこじらせたためしばらく書けなくなりました…
土日には治そうと思っています。


236名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:14:25 ID:EYvTGyQq
DJ!!
237名無しさん@ピンキー :2007/03/02(金) 23:30:10 ID:Tu/B5rtn
うい、お大事に。
238名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 03:56:36 ID:TYZhcsIA
拓×泉キボン
239名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 03:57:09 ID:TYZhcsIA
拓×泉キボン
240名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 09:32:15 ID:3p3yzDvt
つ保管庫


いやいや俺も見たいけどね。だけど話題にも上がらない純平がときどき可愛そうに思う
太っててもイージャン!イージャン!スゲー(ry
241名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 11:29:03 ID:xcNc5yxG
今週のデジモン見てたら大淑どころじゃねー展開吹いた。
242名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 12:20:30 ID:CAcYYC9P
拓也は男と絡んでこそその魅力が最大限に発揮される
243名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:12:09 ID:2fTx6y+L
放映当時は拓也受で腐向けじゃなくてショタ向けのも結構あったような。
そう考えると、デジの主人公はショタの受けネタにされるのが多い気がする。
あくまでも腐女子向の801じゃなくて男性向の。
244名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 13:19:25 ID:LyMX8cVT
フロ放映時はアニメ板のスレにホモショタ厨が粘着してたいそう心象悪かったよ<拓也

今思えばひどいとばっちりなわけだが。
245名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:20:47 ID:Ma82gS96
やっと熱下がった。まだ少しふら付くけど。


「んんっ…!」

ルキの体が一瞬ビクンと強張る。
タカトは忍ばせた手でふくらみを包み込むと、舌先をツー、とルキの唇から首筋に移す。
ふくらみを包む手をゆっくりと動かしほぐしながら、なぞるようにルキの白い首筋に舌を這わせる。

「ここなら、見えないかな……」

言いながら、そのまま舌を肩にまで移し、赤い所有印をつけていく。
手の動きと、印がつくたびにルキの体は反応していった。

「んんっ…!ん…ぁ…あっ……!」

口から漏れる吐息も熱を帯び、出さないよう意識しても、吐息とともに喘ぎが漏れる。
タカトはそれを聞きながら、空いているルキの髪を留めているゴムを外す。長くなった髪が下ろされると、今度はルキのベルトに手を掛ける
一息にベルトを外すと、再び前に回ってズボンも脱がす。もう、抵抗は無くなっていた。

「やっぱり白いね。ルキの肌……綺麗だよ…」

言いながらタカトとは露わになったルキの足を優しくさすっていく。
もう片方の手でルキの上着をたくし上げると、膨らみの中心の突起に顔を近づけ舌を這わせた。
それと同時に、ルキの太ももの付け根まで来た手が、ゆっくりと下着の中に侵入する。

「あっ…ぅ…!」

その瞬間、ルキの口から短い喘ぎが漏れ、その体が小さく震えた。
246名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:56:49 ID:93qP1IB8
ここって細切れ投下がデフォなの?
前の長文さんとか。

一気に投下してってほしいよ。
247名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 16:58:59 ID:tQOGy0V8
自分で書きもしないくせに文句言うなよ

>>245
GJ!!自分のペースで無理せずやってください
248名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:04:49 ID:93qP1IB8
文句じゃなくて聞いてるだけ。
それに体調が完全復帰してないならもっと休んでていいのに
そして完全復帰したら一気にUPとかじゃ駄目なの?
249名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 17:33:51 ID:f6/0MkfP
書く奴も読む奴も好きにやってんだからいんじゃね
板ルールに一気UPの規約あるわけでなし
次が読みたくて気が急くのもわかるがマターリマターリ待つとよいよ
250名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 22:01:45 ID:YvukrKbh
とりあえず>>245はGJ。
久々に勃起した。
251名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 01:51:09 ID:r4DqOEyq
しょおぃ!保守
252名無しさん@ピンキー:2007/03/14(水) 14:41:36 ID:T0O+A3WH
保守
253名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 04:20:23 ID:xNjFEAEs
こんなもんだったんか・・・おまんらのデジモンへの愛は!
254名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 10:59:34 ID:yeWNZ7DX
「はは、やっぱり感じやすいんだね。もう濡れてるよ…」

言いながら指を更に動かす。
膨らみの片方に左手を。もう片方には舌を。そして秘部には指を、休まずに動かす。
指が内部をなぞるたびにルキの体は敏感に反応し、吐息の熱を上げていく。
タカトはルキの必死に耐えるような表情さえ愛しく感じながら、秘部に進入した指だけ動きを徐々に早くしていく。

「ひっ…!あっ、あっ…ぁ、ぁぁ!…あ…!」

動きとともにルキの喘ぎも早く大きくなる。
タカトが指を抜くと、べっとりと蜜が絡み付いている。

「ふふ、こんなに出てる。気持ちよかった?」

蜜を纏った指を見ながらのタカトの問いかけに、ルキはやはり赤面したまま答えることはできない。
タカトはクスッと再び微笑すると、ルキの頭を持ちグッと引き寄せた。

「んんっ…!?」

引き寄せた瞬間、ルキの口に指を押し込み自分の蜜を舐めさせる。
最初驚いていたルキだったが、戸惑いながらもタカトの指に舌を這わせる。

「(…あれ……)」

愛しげにそれを眺めていると、ふとルキの両手を縛っていたケーブルが少しほどけかかっているのに気付く。
イヤならほどいていいと言ったのは自分だが、いまは、自分に拘束されている彼女の姿が酷く愛おしく感じてしまう。
丁度ルキが全て蜜を舐め採ると、再びケーブルに手を伸ばした。

「ルキ…ゴメン、やっぱりもう少ししっかり縛っていい?」
「え……?…………別に…いいけど…」

消えそうなほど小さな肯定の言葉。
それでもしっかり耳に届くと、僅かに苦笑しながら一度ほどき、先ほどよりも若干きつく縛りなおす。

「コレでよし、と…じゃあ、僕もルキの頂こうかな」
「え……」

そういうとルキの下着を脱がし両足を広げ、秘部に直接顔をうずめる。
舌をなぞらせた瞬間、ルキの体が先ほどよりも強く跳ねる。

「くぅ…!ん…あっあっあっあっ…!」

ピチャ…クチュ…ぺチャ、ピチャ…チュ…

舌を絡めたときとは別の水音が鳴る。それにあわせるようにルキの口から喘ぎが漏れる

「すごいね。舐めてもどんどん溢れてくる……それに…すごく甘い…」

舐める合間に囁くタカトの声が、ますますルキの顔に熱を生ませた。
しばらくタカトはルキの蜜を堪能すると、立ち上がり自身のモノを取り出す

「ルキ…僕のも……」
「…………うん…」

小さな頷きとともに、固く膨れ上がったソレは熱を持ったまま温かなものに包み込まれた…


時間見つけての書き込みだから一気はまだ無理;
255名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 17:05:29 ID:xVAuaIiw
>>254
GJ!!!!!!!!!
256名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 02:01:32 ID:ZacdGcLj
>>254
勃起した
257名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 20:38:04 ID:4T24/2H/
>>254
ゴルァ!!!!!!!



GJ
258名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 18:48:16 ID:AsA5tHnl
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/d/digimon44.html

これの続きってないんですか?
259無名:2007/03/24(土) 19:34:18 ID:xzbH7d2x
260名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:51:56 ID:WMqDW7UK
いっ?
261名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 14:26:32 ID:Eatl0uOw
うぅ…
262名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 15:16:41 ID:SKUGGrAJ
えぇッ!?
263名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 15:21:55 ID:W82Rfmhq
ええ
いい最終回でした
じゃあ大淑書いてくる
264名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 16:21:07 ID:EaxqS4ai
最終回でイクチカフラグを立てると誰が予想したでしょうか
265名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 17:45:12 ID:6nIcOJdJ
>>263
期待してますぜ

>>264
イくチカ?チカがいつイったんだ
266名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 19:32:50 ID:e1LGJ03S
関係ないが兄貴が女だったら萌えるなあとか変な電波を今日受信した
267名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 19:41:29 ID:EaxqS4ai
>>265
イクト×チカな
268名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 00:40:19 ID:CZ5iaIra
>>264
てっきりヨシノとくっつくものとばかり思っていたなあのショタっ子は
269名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 01:05:00 ID:RYH+62u0
「マサル、オレのアニキになって!」って事ですな
270名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 10:35:18 ID:a1eCrwNb
>>268
チカ→イクトは、恋愛感情なのか、それとも兄に似た愛情に近いものなのか…
271名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 09:41:23 ID:mtYW1Lcz
あのかーちゃんの娘だし、感情のスタート地点は
「この子は私が面倒見てあげないとダメなの!(おもに人間界についての知識面で)」
てな辺りではないだろうか
272名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 11:05:52 ID:+zozzSjb
だがここはエロパロ板だ
手を繋ぐだけでフラグは発生する
273名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 16:22:50 ID:OgWfe825
少し時間出来た。けどまだ一気に書けない…いつになったら終わるんだ…


「うっ……!」
「ん…ふぅ…んん……」

口に含んでは出し、ルキはたどたどしく舌先をタカトの肉棒になぞらせる。
多少戸惑いながらのぎこちない刺激に、タカトは小さく声を漏らす。
そっとルキの頭を優しく撫でてやると、ルキは口に含んだまま上目遣いでタカトの顔を見上げる。

「っ………」

潤んだ瞳のその表情が、更にタカトの欲望を刺激する。
タカトは両手でルキの頭を固定すると、囁く。

「ルキ………歯、立てないでね?」
「え……んんっ―――!?」

囁きとほぼ同時にタカトは肉棒を一気に突き出した。
固く熱くなった塊が奥まで押し込まれ、思わずルキが呻く。
顔を離そうとしても、しっかり掴んだタカトの両手が逃がさない

「んっ…!っ、ぅぐ…ふっ、んっ!ぁ……っ…!」

次第にタカトの動きが速くなっていき、一気に頂点を見ゼしていく。

「ルキ…出すよ…!」
「んん…っ! や…、ぐ…ぅっ、ごほっ!」

びくんっとタカトのモノの先端から熱い液が流れ出る。
突然口内に入れられた液に思わず顔をのけぞらそうとするが、再びタカトの手がそれを許さない。

「んんん……っ…んくっ…!」

震える体でなんとか飲み込む。
ようやくルキの口から塊が抜かれると、口の端から唾液とタカトの液が混ざったものがツー、と首へと垂れて汚した。
274名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 17:32:21 ID:V+nDButt
>>273

   勃  起  し  た
275名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:38:01 ID:VgrSFXDl
SS保管って今どうなってるのか?
276名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 22:30:18 ID:19sx/iP/
デジモンを書けば書くほど哀しくなってくるのはもう新作の予定がないからなのか

あ、新作のデジモンストーリーにアニキが出てるってほんと?
277名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:06:37 ID:e9YmdiVA
>>273  

続 き う p 
そしてwktk
278名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 15:31:54 ID:1WiydDJ1
後番組の鬼太郎にまさか伊織が出とるとはのぅ
279名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 16:13:17 ID:iGW7JLpq
タカルキ続きwktk保守
280名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 23:09:33 ID:lvXSg9gf
自演だな。
281名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 16:48:13 ID:JKMYPPVK
だが現実は非情である。
282名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 14:08:16 ID:VN6GL1uZ
age保守
283名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:58:26 ID:TtwfRqlT
デジストのサヨたんマダー?
284名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 09:31:52 ID:0grqPE++
タカルキまだー?
285名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 00:28:20 ID:izqKAvgh
>>284
すみません。
仕事が立て込んでてしばらく書けない模様です。
暇になったらブログを開設してまとめて載せようと思ってます。
そのときにまた・・。
286名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 18:43:20 ID:SbhEq69k
小百合×マサルのエロをうpしたいんだがおk?
女×男は載せたら不味いかな、やっぱ(´・ω・`)
287名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 19:41:29 ID:Uf21BsF7
いや、いいと思うよ
288名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:04:46 ID:P713JjnG
グッド。
むしろ男女でない方がマズイのでは。
289名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 22:11:47 ID:pECTrCTr
男ふたり「だけ」でなければなんだっていいと思うぜ
男ふたりに女ひとりとか、女同士とか、男女ふたりずつとか。
290名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:38:22 ID:WnY5E2G1
age保守
291名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:16:19 ID:4ZYCaN56
上がってないぜよ
292名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 13:30:30 ID:XnT8EA0i
>>286が言いたいのは
女性からの攻め(?)でいいのかなってことかと。
どちらにしても問題はないと思われ。
293名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 02:10:40 ID:Tq57dPHb
保守しとく
294名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 17:58:51 ID:hihGvbsX
やっと時間が出来た…残り少ないから一気に最後まで書いちゃおう


ルキの口内に白い液を出した後も、タカトの肉棒も感情も治まっておらず、感情は更に欲望を欲していた…

「ルキ…僕、そろそろ………」
「あっ……」

再びルキを優しく押し倒し、足を広げる。指を入れて確かめると、もう十分に滑りが良くなっていた。
ルキの秘部に肉棒の先端をこすり付けると、放心していたルキが再び敏感に反応する。

「ひぅっ…あっあっ…あっ……」
「…ルキ…辛かったら、言っていいからね」

あくまで優しく、ルキの事を思いながら囁く。
そしてゆっくりと、ルキの中に自身を入れていった。強い圧迫感、痛みと快感が同時に生まれた。

「ひぃっ…!ああぁっ……!」

反射的にルキは体に力を入れ、それによりタカトの肉棒がルキの中で締め付けられた。

「っ…!ルキ…少し力抜いて……」
「ん…………!」

ルキが力を抜くのを確認すると、タカトは改めて腰を置くまで進める。

「ルキ……動くよ…」

囁きとともに、ゆっくりと…なるべくルキに負担が掛からぬよう腰を動かしていく。

「ひゃぁ…う、あぁ、あ…あっあっ……!」
「ルキっ………!」

少しずつ腰の動きを早くしていく。
タカトはルキを強く抱きしめ、それによって更に深く繋がる。

「あぁっあっ…あっあっ…!タカ…ト…!…タカト…ッ…!」
「ルキ……ッ…!」

動きが速度を上げていく中、互いに限界が近づいていき……そして…

「ああああぁぁっ…!」
「うっ………!」

お互いほぼ同時に達し、タカトは直前に自身を引き抜き、ルキの体に白濁の液を撒いた……
295名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:00:08 ID:hihGvbsX
「………バカタカト」
「バカで結構」

拘束を解き、着替えなおして言ったせめてもの講義は、やはり笑みとともにあっさりと受け止められる。

「誰にも渡したくなくて、独占したくなるほど心から大好きだって気持ちが馬鹿だって言うんなら、僕はバカで構わないよ」

その言葉に、ルキはため息を付きながらも、仄かに微笑む。
こんなときでも、その声には優しさが感じられる。

「…じゃあ、今度から名前の変わりにバカって呼ぶ?」
「あー…それは流石にちょっと嫌かも……」

話をするときも、抱かれるときも、繋がるときも…いつも、彼は優しい…
いつでも、二人でいるときが温かくて心地がいい…
大好きだから、押し倒されても、縛られても、心から嫌と思わない。


はじめてあった時はとことん頼りなくて…戦うこともロクに出来なくて、そのうえ泣き虫で……
けど……一緒にいるうちに少しずつ変わっていって、戦いにも迷わなくなって…いつの間にか、一番強くなってて。
いつの間にか……あたし自身も少しずつ変わっていった…あいつの存在が、あたしの中でどんどん大きくなっていった
そしていつのまにか……誰よりも…あたしはアイツの事が好きになっていった


〜END〜

やっと終わった!描き始めてからスゲエ時間掛かっちゃったな…;スイマセン;
296名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 20:54:18 ID:+TetWyH6
>>295
GJ!!!
素晴らしいタカルキだった
ありがとう
297名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:59:38 ID:4ktzdpx5
>>295
あなたをどれだけ待ったことか・・・
すばらしい作品をありがとうございました・・・
気が向いたらこれの続編でも書いてください!
298名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 22:23:28 ID:DE/6hpqL
>>295
GJ!
299名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 21:29:49 ID:HQVfmoE2
男同士も見てみたい

アドベンチャー系
太一×ヤマト
太一×光子朗
大輔×太一
大輔×賢
大輔×タケル
タケル×伊織
タケル×賢
伊織×丈
伊織×大輔

テイマーズ系
タカト×ジェン
ヒロカズ×ケンタ

フロンティア系
拓也×輝二
拓也×輝一
拓也×友樹
拓也×純平
輝二×輝一

セイバーズ系
マサル×トーマ
マサル×イクト

とこんなラインナップが浮かんでくる
見たい奴はありますか?
300名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 21:41:34 ID:aj8NEQhx


つ【801板】
301名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 22:09:40 ID:zxDBUsIZ
光子「郎」を間違うやつは信用できない
302名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:02:48 ID:aj8NEQhx
ここではホモはやめたほうがイイよ。
303名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 01:36:58 ID:J94flxmf
>>299
俺も見たくてたまらんがここはおとなしく801板に移動しようぜ
304名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 22:58:07 ID:BO2D2wzC
ここは京×マイケルでwww
305名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 23:20:55 ID:J94flxmf
>>304
グロ乙
306名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 09:08:26 ID:gD6zZwna
実は京が嫌いじゃない俺は異端
307名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:17:35 ID:mwY1C9Jk
>>305は、素でマイケルのことだと思ってた俺も異端なの?
308名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 21:24:12 ID:BrKgQtdW
マイケルは消えてくれて構わない
309エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:36:52 ID:VZBo6btp
げげっもう半年も前のリクかよ。>>12殿は居られるんじゃろかー。

とりあえず半年かけて出来たとこまで。無能ですまんこってす。
310エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:37:35 ID:VZBo6btp
OPIORPHIN


 「そいつとのメール楽しい?」
 マイケルは皮肉のつもりで訊いたはずだった。
 「もちろん」
 しかし彼女はマイケルの方を見もせずに(いつもの微笑みすらなく!)モニターに掛かりっきりで意にも介さない。
 「なんていったっけ、あの、背の低い赤毛の彼」
 背の低い、という形容詞にやっと彼女はマイケルの方を向いて言った。
 「私のこーしろーくんよ」
 その目が少しむくれている様でマイケルは少々怯んだが、それをスマートに切り抜けられる程度に彼は大人だった。
 「そうそう、その“ミミのコーシロ”。なんてラブレターを寄越した?」
 「ラブレターじゃなくて明日の同窓会の連絡。マイケルはこの連休に旅行行くんでしょ?写真撮ってきたら見せっこしよーね。」
 ウインクも器用に決めて彼女はまたデスクトップの液晶モニターに向かった。
 マイケルは本来なら真っ先に彼女を誘い、いつもの仲良しグループでバーベキューなどを楽しむ予定にしていたのだが、その前にメールの話を切り出され、結局言えずじまいだった。
 メールとはつまり、チビで赤毛の“ミミのコーシロ”から送られてきた、面白みのない業務連絡のようなそっけないメール。天気とニュースと勉強とパソコンの話しか書いてない学級日誌みたいなつまんない内容。
 彼女は時々それをマイケルに見せこれが彼女に送るメールに見える?とこちらがフォローに回らざるを得ないほど散々に扱き下ろすくせ、三日くらい経つともう返事を出している。……返事は一度も見せてくれないけれど。
 「ばかばかしいほど日本に帰るんだね。まるで家と学校を往復するみたいに」
 「ええそうよ」
 「いつまで続くのかな」
 さもわざとらしくため息をついて、マイケルはライブラリのソファから立ち上がる。
 「……えらく突っかかるじゃない」
 「恋敵だからね」
 肩にブックバンドで縛った教科書を引っ掛け、マイケルは振り返りもせずそれだけ言い捨てて図書室を出て行った。
 「――――――――よく言うわね、popular boy」
 彼女は小さくため息ひとつ付いただけで、また文法と表現にうるさい彼氏にメールを打ち始めた。
311エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:38:45 ID:VZBo6btp
 彼がそこに戻ったのはもう6時も過ぎた頃だった。明日の旅行のスケジュールを立てながら談笑していたせいで、すっかり辺りはオレンジ色に染まっている。
 戻ってきたのには訳がある。
 図書室のペーパーバックの中に明日行く行楽地の地図や案内が載っていることを司書が教えてくれたのをこれ幸いと、初めて向かう土地に不安を抱いていた仲間の一人がリーダーが取りに行くべきだと囃し立てたおかげでマイケルは一人図書室に舞い戻ったというわけだ。
 「……あきれた」
 あれからもう2時間半は経っている。なのに彼女は悠々とまだそこに座っていた。
 「ミミ、そんなに長いラブレターじゃ読むのに一週間掛かっ……」
 椅子の背もたれに手を掛けて振り向かせようとしたマイケルの手に力が篭ることはついになかった。
 ピンクにしたら彼氏に叱られたと染め直した茶色の髪。手入れが行き届いているのだろう、夕日に照らされて艶やかに輝くその髪はくすんだ金髪のうちのママならきっと家中のドレスと交換にしたって欲しがるに違いない。
 マイケルはぼんやりそんなことを考えた。
 「……この髪もコーシロのものか」
 “コーシロのミミ”。
 「服も褒めない、髪も褒めない、アクセサリや笑顔すら褒めない。
 お前のために彼女が選んで、お前を喜ばせるために日本へ行くのに」
 苛立たしい、とマイケルは思った。彼女はまっすぐお前を見ているのに、何故お前はそれに答えない。
 「僕ならシャイな彼女が僕に飛びつくまで褒める。褒めて褒めて、僕の嬉しい気持ちの100分の1でも伝えるぞ、チビ助」
 惨めだ。まるっきり道化師だ。いつもの彼女の笑顔じゃない。メールを書いているミミは“コーシロのミミ”になっている。寂しそうで恥ずかしそうで少し怖くてちょっと可愛い、百面相。そこに僕は居ない。
 「――――――――こういうの、ムカつく、っていうんだっけ?日本語で」
 ディスプレイにはマイケルの読めない漢字がたくさんの文章が長々と表示されている。
 彼女の長い髪を少し持ち上げてマイケルは首筋にキスをした。髪を同じように持ち上げないと見えない場所に。
 「明日には消える、ミミ」
 そっと髪を元に戻して自分のカーディガンを彼女の肩に掛け、バックナンバーは無かったと言い訳しよう、そう思ってマイケルはそのまま図書室を後にした。
 「僕は彼ときみが喧嘩すればいいと思ってるのかな、それとも何事も無くきみが帰ってくればいいと思ってるのか」
 どっちでもいい、と“popular boy”は独り言を締めくくった。
312エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:39:35 ID:VZBo6btp

 その日は雨が降っていた。
 「おねーさまー!会いたかったー!」
 「みーやーこーちゃーん!」
 呆れ顔のその他大勢を放ったらかしで、高テンションシスターズが勢い抱きつき再会を喜ぶ。
 「この天気になんつー元気……」
 大輔は出遅れて感情の持って行き場を失い、バス停の前で一人ぶーたれる。
 「まぁ確かにこの湿度であの元気は凄いわよね」
 フォローのような、そうでないような、曖昧な合いの手を入れたヒカリはなんとも言えない表情で笑った。
 「いつもなら晴れなのにね、8月1日」
 「こんな日もあるさ」
 空はおかしな方向に話が転がらないように雰囲気を修正し、ヤマトがそれを補強した。それを黙って見ている太一は誰にも気付かせないようにため息を吐き、さっと表情を立て直す。
 「さ、感動の再会は後々!ぱーっとやるぞ!」
 太一の声にそれまでざわめいていた全員が拳を突き上げる。
 『おー!』
 うろたえるミミと光子郎を除いて。
 「えっ?ちょっ……なに?なにが始まるの?」
 きょろきょろと辺りを見回すミミの様子にいち早く気付いた丈が当たり前のことを訊ねるようにミミに言う。
 「あれっ聞いてない?今年はあの例のキャンプ場で一泊するんだよ。みんな大荷物だろ」
 あの日のトレードマーク、青いスポーツバッグをポンポンと叩きながら丈が椅子から立ち上がった。
 「えええええー!?き、聞いてないわよ!!あたし、明日帰らなきゃいけないのに!!」
 座ったまま取り乱すミミを尻目に、またまた、と言いたげな顔でタケルが笑った。
 「光子郎さんがそんな大事なこと言い忘れるなんて。騙されませんよミミさん」
 「もう半年も前から決まってたんです、光子郎さんがそんなミスをするわけがありません」
 伊織も黄色いリックサックを背負い込みながら、まるで信じていない。
 ただ京が一人引きつり笑いをしている。
 「……京さんから連絡行ってますよね……?」
 賢に尋ねられた固まったまま動かない光子郎がようやく解凍され、まだ痺れの収まらぬ舌を無理やりに動かして答える。
 「……言い忘れてます、カンペキに……」
313エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:40:26 ID:VZBo6btp

 「ひっどーいホントに置いてけ堀なワケー!?せっかく帰ってきたのにーッ」
 皆が済まなさそうにバスに乗り込みながら、それでもすでに心はキャンプ場、というなんともいえない表情で窓から手を振る。ミミはそれに抗議の声を上げながらも、絶対にいっぱい写真取ってきてよね!と注文を忘れない。
 「この恨みは忘れませんよ京くん、精々楽しんできてください」
 こめかみに青筋を立てながら光子郎が最後まで説教を食らってた京に追い討ちをかける。
 京は振り返ることもなく、ただ一度バスのステップに足を掛けたまま止まり、低い声で言った。
 「イーじゃないですか泉先パ〜イ。恋人との時間が増えたと思えば〜」
 はっと光子郎が京をもう一度見たときにはすでにバスのドアは閉まっていた。
 「それじゃミミさん光子郎さんいってきまーす!」
 「土産ちゃんと買ってくっから心配すんなよ光子郎〜ミミちゃんあとよろしく〜」
 現サッカー部キャプテンと元サッカー部キャプテンが気楽に手を振って、バスが動き出した。
 「あんまりだわー!あんまりだわー!あんたたち覚えてなさいよーッ!」
 停留所で地団太を踏んだミミがバスの陰が消え去った頃、ハァとため息をついて光子郎を振り返った。
 「こーなったらこっちはこっちで楽しんでやるんだから!ねぇこーしろーくん!」
 光子郎の黄色い傘を雨が叩いている。光子郎は特別な表情もなく、ただぼんやりとバスの行ってしまった道の向こうを見ていた。
 「どうしたのよ」
 訊ねる耳の声にも反応はなく、腹立ちの収まらないミミは光子郎の視線を阻むように立ちふさがった。
 「ちょっと!きーてんの!?」
 「えぇぁっ!?は、はい、聞いてます、聞いてます」
 「ゼーッタイ!みんながうらやましがる様なことして遊ぶのよ!」
 「あ、はい。でもこの天気ですしね、明日帰るんでしょう。何して遊びましょうか」
 よそ行きの顔、余所余所しい声、心ここに在らずの光子郎。
 「光子郎くん」
 ミミはトーンを落とし、キッチリと正しい発音で光子郎を呼んだ。
 「なんですか」
 いつもの彼ならその不自然に気付いただろう。が、今の彼はそれに気を回せるほど精神的余裕が無かった。
 「腹が立たないの」
 「立たないわけじゃないですがもう済んじゃった事だし、しょーがないです」
 「しょうがない。そうね、仕方ないわ。で、京ちゃんに何を言われたの」
314エロモン02@中篇:2007/05/10(木) 20:41:37 ID:VZBo6btp

 お気楽で純真で享楽主義のミミだが、決して彼女はバカではない。我がままで周りを困らせる事はあっても、迷惑は掛けないように本人が気を使っているのは、側に居れば小学2年生でも気付く。
 「な、なんですか急に」
 「このおっきな目は節穴じゃないのよ」
 「あのー、話が飛躍しすぎて理解できな――――」
 そして、苦笑いと後ずさりで誤魔化そうとする光子郎の逃げる場所に先回りする程度に要領がいい。
 「……ついさっきまであたしと同じように怒ってたわ。置いてけ堀食って腹立ててたの。
 それがバスのドアが閉まってから急に無口よね。どうして突然怒りが収まったのかしら?」
 「それと京くんに何の関係が」
 「……京ちゃんがバスに乗るの最後だったわ。それまで光子郎くんはいつも通りだったはず。で、バスが行って光子郎くんがヘン。
 素直に考えれば京ちゃんが原因よね、でもバスに乗った彼女は特に変わりなかった。てことは喧嘩じゃない、ああなんか言われたんだなと考える。
 この推理おかしい?おかしくないわよね?無理のない推論だと思わない?思うわよ、少なくともあたしはそう思うの」
 さらに言えば得意分野を盾に立てこもりがちな恋人の陣地に乗り込んで、彼のルールに従って勝負できるくらい気風もあった。
 あんぐりと口をあけ、一旦停止ボタンを押されたように光子郎は彼女の流れるような口上を聞くばかり。
 「まだ無駄な白をきるつもり」
 じろりと光子郎を睨め上げるその表情には、恨みがましさは見当たらない。
 「何を言われたの」
 勘繰って無理やりにその表情に名を付けるとするならば、二律背反。アンビバレンツ。
 「――――――くだらないことです。
 ミミさんとの時間が増えてよかったじゃないかとね、言われただけで」
 かしかしと掻く後ろ頭に回された手の動きにつられて、黄色い傘がユラユラと大きく二三度揺れた。その度にパラパラ落ちる雨音が少し乾いて変化する。
 「たったそれだけでションボリなんて光子郎くんらしくないわ。他に何かあるんでしょ」
 光子郎は特に勘が鋭いという方ではない。人並みに感付き、人並みに鈍い。だからこそ通常は呆れるほど鈍いくせに、時に超常現象並みの勘を発揮するミミの恐ろしさに降参したのだろう。
 「……アメリカ行くとそんなに勘が鋭くなるもんなんですか」
 「女って怖いってパパがいつか言ってたわ。仕草一つで隠し事がばれるって。
 でも簡単なの、パパ何かやましい事があるとそわそわするの。そんでママやあたしの顔色を窺うのよ。
 光子郎くんはね、俯いて深呼吸する。それから空っぽの顔で上手に笑うわ」
 心臓がどうにかなったのかと思うほど彼の大きく脈打った。思わず会ったこともない彼女の父に“精神感応者を家族に持つとはさぞご苦労の多いことでしょう”と、とぼけた遺憾を表明するほど。
315名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 22:31:28 ID:6/GB05uy
NEW作品キテター\(^O^)/
GJ!!!!!!!

この調子でエロを頼む!
316名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 08:20:13 ID:BBvLTOuC
神ktkr
エロモン乙!
317名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 10:40:34 ID:F/ad3l1t
「出して!ここから出してよ!」

「ちっ、うるさいガキだ………」

暗い独房で暴れる知香を横目に兵士たちがニヤニヤと笑う。
この兵士達は数日前に倉田の命により大門家に奇襲をかけたのだ
目的は大門英の妻、大門小百合の捕獲
倉田は個人的な恨みから英の妻である小百合を自分の物にしようと大門家を襲ったのだ。
そしてその作戦は難なく成功した
倉田が開発した対女性人間用ギズモンにより小百合は倉田の雌に落ち、今では

「ああぁんっ!倉田様ぁ!イイ!イイですぅ!もっと奥まで突いてぇ!小百合のおまんこもっと犯してぇぇええ!」

このように毎日倉田に腰を振るダッチワイフと化していた。


数日後


「入れ」

兵士が知香の背中を押し、強引に前へ押し出す
プシュ、と短いエアの音が鳴り自動ドアが開く。
中で待っていたのは倉田であった
倉田はついに英の子供、知香にまでその魔の手を伸ばしたのだ。

「ようこそ知香ちゃん、待っていましたよ」

「・・・・・貴方が、お母さんをさらったの?」

「人聞きの悪い事を言わないでもらいたいですねぇ、彼女は自分の意思で私の物になることを望んだのです」

「嘘言わないでよ!返して、お母さんを返して!」

「嘘なんかじゃありませんよ、なんなら証拠をお見せしましょうか」

そういうと倉田はパチンと指を鳴らした
すると奥の部屋から小百合が現れた。
しかしそこには……

「お母さん……なんで、そんな格好で………!?」

「あらぁ…知香?あなたも倉田様にご奉仕しに来たの?」

一糸纏わぬ姿の母の姿があった
目はトロンと虚ろになり首には犬が付けているような首輪
知香はその光景を見て頭が真っ白になってしまう。
318名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 10:43:00 ID:F/ad3l1t
「小百合、いつものを」

倉田が呼び捨てで小百合を呼び出す

「はい、倉田様」

そしてそんな倉田にニコリと笑顔を返し倉田に近寄る小百合
小百合は倉田のズボンを脱がすと、とても愛おしい物を見るような目で倉田の肉棒を見たあと
自分の口にそれを含む

「あむ…ん……んんむ……」

「っ!?お母さん止めて!!」

娘の制止も聞かず、小百合は無心に倉谷に奉仕を続ける

「あはぁぁぁあ、倉田様の……大きいぃぃ………出してぇ、倉田様のせーし……欲しいのぉぉぉ…」

「あ……あ………あ…………」

知香はついにその光景に耐え切れず大粒の涙をこぼす
まだ小学生の知香にとって自分の母が股を開きながら男性のものに奉仕する光景はあまりにも残酷すぎた
倉田はそんな知香に満足したのかニヤリと口元を歪ませる

「ふふふふ、これでわかったでしょう?彼女は自分の意思で私の女になったのです
そして知香ちゃん、時期に貴方もそうなる………ギズモン、リアライズ!」

そう叫ぶとどこからかギズモンが現れる
そう、それはあの夜小百合をSEX奴隷へと変貌させたあのギズモンだった………

「あ……い、いや………いやあぁぁぁぁ」

「くくくく……やれ、ギズモン」

「ちゅぱ………ちゅ……んんっ………小百合…いっぱい悦しんでねぇ」

「いやぁぁぁあああああああ!!!!」


つづく?
319名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 10:46:15 ID:F/ad3l1t
こんにちは、前に小百合ママンの陵辱小説を書いた者です
最近ママン熱が再び上がってきたのでちょっと続編ぽいものを書かせて頂きました。
でも、とりあえずは書いてはみたものの……知香のこの後の展開が浮かばないorz
なんかどうしても前回の陵辱の焼き直しみたいになってしまう…
誰かいいシチュ知っていたら教えてください、お願いします
320名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:00:11 ID:UlkY3SMU
>>319
とりあえず、思いついたのは
1.知香に奉仕させる
2.小百合とのレズプレイ
3.倉田が知香に挿入


…的な事しか…。


しかしGJだ!!
やはり続きは気になる!
321名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:06:15 ID:UStp+03J
ギズモンで触手プレイはガチだろ
322名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:52:55 ID:HHRlLbYA
幼女にはやっぱりおもらしだろ
323名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:51:12 ID:oWyai3Hl
空気読まずに投下。しかもエロくない。
↓↓


「ごめんねパタモン」
「ね、テイルモン。すぐ終わらせるから」
「うん、わかった、ヒカリ。」
今日はタケルの学校がお休み。もちろんヒカリもお休み。
そんなわけで、ヒカリがテイルモンを連れてうちに遊びに来たわけだけど・・・。
「たけりゅ〜、なんで僕たちはダメなの〜??」
「ごめんねパタモン、僕達、ちょっと大事な話があるから。」
そういってタケルとヒカリは、僕とテイルモンを部屋から追い出した。
テイルモンは僕より大人(実際年齢はわからないけど)だから、ちょっとぐらいなら我慢できるみたいけど
僕はタケルといっしょにいたい!
「ね、パタモン。お昼はみんなで一緒に外に食べに連れて行ってあげるから。ちょっとだけ我慢してね」
タケルにそう言われて、しぶしぶ我慢することにした。
「う〜〜ん、わかった。できるだけ早く済ませてね!」
「うん、ごめんねパタモン」
そういってタケルはヒカリを連れて部屋に入っていった。残された僕とテイルモン。
「ね〜テイルモン、タケル達の大事な話ってなんだろうね??」
「あんたは知らなくていいのよ」
僕はちょっとムカっとする。
「なんでさ!僕たちを仲間はずれにするなんてひどいよ!」
テイルモンが呆れた顔をする。
「はぁ〜、あんたはガキだからね。。もう少し察してあげなさい」
「??どういうこと?」
「あたしはちょっとひなたぼっこでもしてくるわ」
そういってテイルモンはベランダに出てちょっと早いお昼寝をし始める。
「はぁ〜つまんない・・・。」

324名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:53:24 ID:oWyai3Hl
それから30分はたっただろうか。僕はすることもなくただゴロゴロしてたわけだけど・・・。
さっきからタケルの部屋から
「・・・ん!」とか「あ・・・」とか、変な声にならないような声が聴こえる。気がする。
僕は不安になった。何だろうこの声?
「ね〜、テイルモン?なんか変な声しない〜??」
「・・・もう、放っといてあげなさい・・」
なんだよ〜、テイルモンはこの声の正体がなんなのか知ってるの??僕にはわからないのに。
僕は声の正体を探す。テイルモンはお昼寝に戻る。
そして気づいた。タケルの部屋からだ・・・・。
ドアに近づいてみる。やっぱり。
「あ・・・タケル君・・・」
そんなヒカリの声がする。
「いくよ・・ヒカリちゃん・・」
いく??どこに?タケルどっか行っちゃうの??
僕は不安になる。タケルとヒカリがどっか行っちゃう。
僕は思い切って、そーっとドアを開けてみる。
「たけりゅ〜〜??・・・」
そして息を呑んだ。タケルとヒカリが、タケルのベッドで裸で抱きあってる・・。
僕は直感的に感じた。これは見てはいけない。
そしてそーっとドアを閉めた。気づかれてなければいいけど。
僕は後悔した。覗かなければよかった。
と、そのとき
「あんたなに覗いてんの?」
テイルモンに見られてた。さっきまで寝てたくせに。
「・・・ねぇ、テイルモン。たけりゅとヒカリは何してるの??」
「もう、見てわからないの??・・・まぁデジモンはしないからね。セックスよ」
「せっくす??」
「そう。人間の恋人同士でよく行われる、スキンシップみたいなものよ」
「ふ〜〜ん、そっか、たけりゅとヒカリは恋人同士だから。。でもなんで僕達はだめなんだろう??」
「もう、ほんとあんたは・・。」
テイルモンがまた呆れ顔。
「セックスが何かわからないあんたには、100年早いのよ」
「じゃあテイルモンは知ってるの?」
「知ってるわよ」
「じゃあ教えてよ!」
「え・・・、それはちょっと。。」
「なんでさ!」
「だって、セックスってのは、恋人同士がするものなのよ」
「僕テイルモンのこと好きだもん。恋人ってそういうことでしょ?」
「ぇー、そういうことじゃ・・・・・・・。・・・まぁいいわ、ちょっとこっちきなさい」
「え?」
僕はテイルモンに連れられてベランダにでる。と
「ほら。」
僕はいきなりテイルモンに押し倒されて、仰向けに倒れる。
「痛い!なにすんのさ!」
「セックスよ」
これが?セックスって痛い・・・。とそのとき、いきなりテイルモンが僕の唇に唇を重ねる。
「ん・・!」
僕は変な感じがする。こんなことタケルにもされたことない。
しかも長い。もう30秒ぐらいたってない?息が苦しくなってきた。。
そしてテイルモンが唇を離す。
「・・・これがセックス??」
「違うわよ、セックスはまだまだこれからよ」
「えー、もういいよ・・・。痛いし苦しいし。たけりゅとヒカリはこんなことしてるの?」
「あの二人はもっとすごいわよ・・・。でもあんたももう逃がさないわよ。あたしがしたくなっちゃったんだから」
えー、もう何がなんだかわからない。タケルとヒカリはもっと痛いことしてるの??
なんて考えてたらいきなり、テイルモンが僕の大事なところを触る。
「うわ!そんなとこ触らないで!」
「もうだめ・・・。逃がさないw」
テイルモンが僕の大事なところをさわさわしてる。すごい変な感じ。。
325名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:54:46 ID:oWyai3Hl
「あ・・・」 
僕は思わずそんな声を出す。自然に声が漏れる。
「ふふふ、感じてるの??中身は全然がきんちょのくせに・・・」
僕は不思議だった。もともとテイルモンも僕も、そのほかのみんなといっしょに誕生すべく作られたデジタマから産まれたんだから
そんなに年の差はないはずなのに、なんでテイルモンはいろいろ知ってるのに僕は何も知らないんだろう??
「・・・ねぇ、なんでテイルモンはこういうこと知ってるの??」
テイルモンの手がふと止まる。そして
「昔いろいろあったのよ・・・」
昔?僕達と出会う前?もしかしてヴァンデモンのところにいたとき??
テイルモンがふと悲しそうな瞳をする。もしかしてあんま聴かれたくないこと聴いちゃった?
「・・・テイルモン?ねぇってば」
ふと、テイルモンがこっちを向く。そして微笑む。
「そんなことより、続きするわよw」
「わぁ!」
僕はまた上に乗っかられる。とその時。
ガチャ。
ドアが開いて、タケルとヒカリが出てくる。
「ごめんねー、テイルモーン。おまたせー」
「あっ!」
テイルモンがあわてて僕から離れる。
「パタモーン、どこー?」
タケルたちはベランダにいる僕達に気づいてない。とその時。
「あ、いた。二人で何してるの??」
「な、なんでもないよ!ヒカリ!それより、大事な話は終わった?」
ヒカリの顔がちょっと紅くなる。
「うん、もう終わったよ。ごめんね。放っといちゃって」
「ううん、大丈夫」とテイルモンは応対する。と
「あれ?なんでパタモンはひっくり返ってるの?」
タケルが気づく。
「あ!そ、、それは。。」
テイルモンがモジモジしてる。僕はまだひっくり返ってる。
「たけりゅー、ヒカリとなにしてたの〜??」
「え?」
タケルが困った顔をする。
「ねぇねぇ。。・・せっくすしてたの??」
「!」
タケルとヒカリが同時に顔を紅くする。
そしてテイルモンがオロオロしてる。それに気づくタケル。
「テイルモーン、パタモンに何か余計なこと言った??」
タケルに問い詰められるテイルモン。笑顔なのにどこか怖い。
「ていうか、もしかして、パタモンに何かした??」
ギクっとするテイルモン。
「いや・・・あの・・・。」
こんなしどろもどろのテイルモン初めて見た。
「テイルモン?何かしたのね?言ってみなさい?」
ヒカリにも問い詰められる。この二人、どこか楽しんでる。と、テイルモンが。
「だ!だって!二人がそんなことしてるから!、、わたしだって!・・・」
僕はまだひっくり返ってる。と、
326名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 06:55:53 ID:oWyai3Hl
「・・・ふふふ」
「・・あはは」
タケルとヒカリが笑い出す。
「そっかー、じゃぁテイルモンはいけないデジモンなんだな?」
「タケルくん!そんな言い方しないで!ちょっとだけオマセさんなだけよね?ね?テイルモン?」
テイルモンは真っ赤。恥ずかしそう。僕もなんだか恥ずかしくなってきた。
僕は起き上がって、聞いてみる。
「ねぇねぇ?そんなに恥ずかしいことなの??せっくすって・・」
「うーん、パタモンももうちょっとしたらわかるよw」
タケルはそう答える。
「そんなことより僕はちょっとテイルモンとお話したいな♪」笑顔のタケル。
「え・・・、いや・・あたしは・・・」
「あたしもちょっとパタモンとお話したいかな」ヒカリもそう言う。なんだろう??
「テイルモン?こっちおいで?」
「え・・、あ、ちょっ、やめ・・・」
半ばタケルに拉致されるテイルモン。ベランダに取り残される僕とヒカリ。

「ねぇ、パタモン?テイルモンのこと、よろしくね?」
「え?なんで??」
「ふふふ、いずれわかるわよ」
「う〜ん、わかった。でもテイルモンにはヒカリがいるでしょ?」
「うん、そうだね。でもパタモンにもタケルくんがいるでしょ?だからね。」
「うん」
僕は正直よくわからないけど、返事をする。

しばらくして、まだ恥ずかしそうなテイルモンを抱えて、タケルが部屋からでてくる。
笑顔が怖い。
「じゃぁ、お昼でも食べに行こっか!」タケルが提案する。
「うん、そうだね。テイルモン、何がいい??」タケルが腕に抱えたテイルモンに聞く。
「え・・いや、わたしはべつに・・なんでも・・」
「じゃあパタモンは何がいい?」タケルが僕にも聞く。僕は答える。
「ハンバーガーがいい!」僕は答える。ハンバーガー大好きだもん。
「じゃあハンバーガー食べにいこっか?いい?ヒカリちゃん、テイルモン?」
「あたしはいいよ。テイルモンは??」
「え、、あたしもいいけど・・。」
「テイルモンは、パタモンが好きならそれでいいんだよね??」意地悪く微笑むタケル。
「!」
テイルモンの顔がまた紅くなる。どうしたんだろう。僕から目をそらす。
「じゃ、行こうか。パタモン、おいで」
「うん!たけりゅ〜!」
僕はタケルのところに飛んでいく。テイルモンがタケルの腕の中でじたばたしてる。
タケルの腕から飛び出してヒカリのところに飛んでいくテイルモン。僕と入れ違い。
「ふふ、テイルモン、恥ずかしがりやさんなんだから♪」
「ヒカリまで!」
テイルモンはその普段の白い体からしたら、病気じゃないかと思うほど紅くなる。タケルが笑ってる。
「ねぇ〜、どうしたの〜??たけりゅ〜。。」
「ふふ、パタモンは幸せだね」
「なんで〜??」
「そのうちわかるよ。じゃ、行こう」
そして僕達は出かけていきましたとさ。
327名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 10:38:24 ID:gAC/YvbD
>>323->>326乙。GJ!!
ただ、テイルモン×パタモンよりは、エンジェモン×エンジェウーモンの方がもっと面白かったと(殴
328319:2007/05/14(月) 18:34:11 ID:cfcWvK9P
>319
>321
>322
了解、できる限り詰め込んでみる!
329319:2007/05/14(月) 18:35:10 ID:cfcWvK9P
× >319
○ >320

orz
330名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:21:49 ID:oWyai3Hl
>>327
それはそうなんだけど、ただ俺の頭の中に
「わけもわからずテイルモンにイジられるパタモン」っていう図があって、それを書いてみたかったんだ。
つーか今読み返してみると、ところどころおかしいな、あんま深く考えずに読んでくれたらありがたい。
ほんとはもっとテイルモンにいろいろさせてみようと思ってたんだけど、
パタモンにイチモツが生えてるところを想像したらちょっと気持悪くなって、できんかったw
331名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 18:51:41 ID:CNMOs8vK
保守ンヌ
332名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 07:49:37 ID:5aiPsqKN
突然だが、02の時に退化ハンギョモンがヒカリを連れて行こうとしたシーンを見て、もしそのままエチされたら……
という物語を思いついたんだが、書く必要は……
333名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 13:43:20 ID:mfsbaXxg
>>332
意外と誰もやらないネタなんだよな、それ
334名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 21:04:48 ID:saG8cIgj
そのまま花嫁にされちゃう感じで
335名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 23:52:17 ID:wVf60MNG
魚類の生殖ってーと「さあ、卵を産め」の印象が強くてなあ
336名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 00:35:32 ID:86nfeT5Y
むしろ椎名百貨店の「どうぞここになさって下さい」とか
337名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 02:05:39 ID:A5tdmbcw
>>332
ここで話す話題じゃないと思うが、あれはハンギョモンが退化したんじゃなくて、
本来の姿であるデジモン以外の謎の生命体の姿に戻ったんだと思うぞ。
338名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 13:04:03 ID:KnORteBm
>>337
それは聞いたことある。あの世界の住人はあくまでデジモンの姿を真似ているだけだとか…
まあそれはともかく>>332のネタは自分も見たい。
339名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:40:07 ID:2MeNL5IV
ようやく前半部分が完成しました。ただ、ちょっと注意事項が2つ…


・初めての作品なので書き方が糞以下です。・設定を果てしなく無視してます。


以上の事を理解してから読んで頂ければ幸いです。
また、「糞以下だ!」と思った時点でスルーして構いません。


じゃ、投下します。
340名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:42:00 ID:2MeNL5IV
その日、突然飛ばされた異世界でイービルスパイラルをつけられていたハンギョモンをヒカリ達は助けた。しかしイービルスパイラルを取った直後、謎の生命体になり、ヒカリを連れて行こうとした。「―貴方達には関係の無い話だ。元の世界に戻るがいい。」
すると、光の柱が出てきて3人を飲み込んだ。
「タケル君!パタモン!テイルモン!…皆をどこにやったの!?」「心配ない。彼らは無事に元の世界に帰らせた。」
「そんな…。じゃあ、あたしは…。」
「貴方はここで我らの子孫を繁殖させるのだ。」
その後ヒカリは眠らされ、彼らの言う"神"のいる所へ連れて行かれた。
「ん…。ここ…は…?」
ヒカリが目覚めた時には視界360度見渡す事のできない空間いた。そしてなぜか、ヒカリは全裸の状態だった。
「な、なんで、こんな格好で…!」
ヒカリが顔を赤らめていると声が聞こえた。(目が覚めたのだな…。)
「だ、誰!?どこにいるの!?」
すると奥から、青黒い何かが出てきた。
(我の名はダゴモン。彼らの統率者だ。)
「ダゴ…モン…?じゃあ、貴方はデジモンなの…?」
341名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 23:43:44 ID:2MeNL5IV
(そうだ。だが我らはここでしか生きられぬ者よ。)
「ここでしか…?」
(それよりも、事情は彼らから大体聞いているだろう。)
「う、うん。」
(ならば話は早い。もうじき我らは滅びる。だから、その前に人間の女と性行為をして我らの子孫を繁殖させなければならない。なんとか協力して貰えないだろうか。)
「そんな事言われても……。」
ヒカリは激しく悩んだ。性行為の事は大体分かってはいた。さっきの話を聞く限り、何とかしてあげたいが、自分の身体を、それも、デジモンに預けて良いのだろうか…。
「……いいよ。あたしで役立つなら。」
悩んだ末の選択だった。
「でも、これが終わったらあたしを元の世界に戻して。それと……やさしく、ね。」
(おお、有難い。我を受け入れてくれるか。)
ダゴモンが礼を言ったように見えた。
ヒカリはこの時こんなことを思った。
(初めてのHがダゴモンかぁ……でも、何とかしてあげなきゃ可哀想だよね……頑張らなきゃ……ちょっと、怖いけど……)
こうしてヒカリはしぶしぶダゴモンの願いを受け入れてしまった。
342名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 13:01:43 ID:48Kkbp2y
>>340-341
できれば全部完成させてからうpしてくれるとありがたいと思うが、まぁ乙。続きがんばってくれ。

てか、テイルモンが賢ちゃんカイザーに捕らえられてイービルスパイラルで無理やり進化させられてスポーンみたいな
ストーリーを考えてるんだが、どう思う?
343名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 17:18:11 ID:txui07ma
エロというかなんというか。
↓↓


珍しくアグモン(今はコロモンだが)がこっちに来ていた。
昼下がりの八神家。今いるのは、太一とコロモン、ヒカリとテイルモンの二人と二匹。
これからお昼を食べるところだ。
両親がいないので、今日のお昼は太一の作るいつものオムライス。
「コロモン、残さず食えよ〜」
「うわぁ〜、いただきまーす!!」
コロモンの食欲は半端ない。
顔というか体全体を口のようにしてオムライスにものすごい勢いでかぶりつく。
当然まわりに飛び散るが、そんなのおかまいなし。
それを見て困ったというか呆れたというか、そんな顔をするヒカリとテイルモン。
テイルモンはコロモンや他のデジモンたちと比べて、おとなしく行儀よく食べる。
やはり育ちの違いなのだろうか。とその時、
「太一!」
「ん?どうした、コロモン?」
コロモンが変な顔をして震えている。
やばい、太一はとっさに判断してコロモンを抱きかかえトイレに走る。
食事中にこんなところでされてはたまらない。

なんとかトイレには間に合った。ふぅ、と一息つく太一。
「ごめんね・・・、太一・・・。」
「あー、もう、さっさとすませろよ。なんでそんな突然するのかなー」
二人のやり取りを見て笑うヒカリに、呆れるテイルモン。
ヒカリはテイルモンに尋ねる。
「ねぇ、そういえばテイルモンて、しないよね?」
「しないって、なにを?」
突然ヒカリに尋ねられ、きょとんとするテイルモン。
「いや、だから」と言ってトイレのほうを見るヒカリ。
「ヒカリ、食事中よ」
察したテイルモンが答える。
「いいじゃない、べつに。それより、テイルモンはしないよね?あたし、テイルモンのことトイレに連れて行ったりしたことないもの」
「あーもう。あたしだってするわよ、誰も見てないときに・・・!」
と、答えの途中でテイルモンが固まる。
「テイルモン?どうしたの?」
と、ヒカリが尋ねたが、次の瞬間、テイルモンは現在コロモンが使用中のトイレに向かって走り出した。
344名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 17:19:31 ID:txui07ma

「うわ!なんだテイルモン!」
突然飛んできたテイルモンに驚く太一。
「コロモン!早くでて!」
そんな太一を無視して叫ぶテイルモン。突然したくなったのか。
「なんだ、テイルモンもかよ。ちょっと待てまだコロモンがしてるから」
そう答えるが、テイルモンは大きく震えて、そして・・・

「あ・・・ああ・ああああああああ!・・・・・ごめん・・・、ヒカリ・・・・。」
「え?・・・ええー!?テイルモン、お漏らししちゃったの!?」
普段強気なテイルモンの、パートナー(とその兄)の前でのまさかの失態。しかも。
「うわ!テイルモンでけぇ!お前、なんだこれ!?」
コロモンや、幼年期デジモンのソレとは比較にならないサイズのモノ。
いくら小型とはいえ、そこは成熟期。摂取するエネルギーの量が違えば、排泄する量も違うのだ。
「!!・・・」
真っ赤になってうつむくテイルモン。あたり一面に広がる臭い。
「ヒカリ!窓あけろ!」
あわてて叫ぶ太一。窓を開けるヒカリ。動けないテイルモン。


結局太一とヒカリの手によって、片付けられたソレは、コロモンがし終わったあとのトイレに流されたわけだが
かつてないほどの羞恥心に、テイルモンはしばらく引篭もってしまうのであった。
345名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 17:21:12 ID:txui07ma
ちなみにテイルモンのソレは、ドス黒い茶色です。
きったねーな俺
346名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 11:11:23 ID:VwRFT0Fo
347名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 21:24:50 ID:gT89AoV/
妄想の産物でもいいからボクっ子のルキを見てみたい・・・
348名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:05:43 ID:DysF0P+B
貪食×巫女(純愛)
電波×天然(ヤンデレ)
電波×天然×仏少女(修羅場)
349名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 18:15:57 ID:hxoQgqDK
エロモンさ〜ん、光ミミの続き頑張って〜
350名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 21:54:38 ID:TGCUt1VM
エロモンお願いだから光ミミが終わったらタケヒカを書いてくれ
351名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 14:46:19 ID:rdY3EBOv
>>342
遅レスだが、是非読みたい
352名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 21:03:04 ID:yCkwy//l
ふと思ったんだが、テイルモンてイービルリングで
進化すると、レディーデビモンになるのか?
353名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 08:56:03 ID:0xV3aQUT
もしくはフロンティアに登場したメルキューレモンだったかがダークセラフィモン(名前に自信なし)になったみたいに

色やコスチュームが微妙に変わるだけで外見は変わらずに
ダークエンジェウーモンになるだけか

352の言うようにレディデビモンになるかのドッチかだと思う
354空好き:2007/06/16(土) 19:53:09 ID:Dd3vHTM7
(;゚д゚)えっ!?バステモンじゃにゃいの!?
355名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 20:43:17 ID:OJ/U3lw5
テイル→エンジェウー
ブラックテイル→レディデビ
ミケ→バステ

とりあえずテイルにイービルが付いても厳密にはブラックテイルモンではないから
レディデビはないだろうな。ルーチェFDみたいになりそうな気ガス
356名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 10:38:14 ID:1bYvO0qj
オファニモンが堕ちたらリリスモンになったと思う。
エンジェモン→デビモンだから、多分エンジェウーモン→レディデビモンじゃないか?
357名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 14:51:51 ID:qzEg0bfh
じゃあ、>>342のネタの続きで、進化させたら、
レディーデビモンかダークエンジェウーモン
になって逆にカイザーが…みたいな展開もありか
358名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 17:05:00 ID:3OBo41BH
今更342ですが、俺は
ヒカリの目の前でイービルリングでテイルモンを捕まえるけど、
テイルモンが本来持つ聖なる力で、イマイチ効かず、洗脳できない
けど体の自由うばうぐらいはできて、テイルモンは自分の意思を保ったまま普通にエンジェウーモンに進化させられて
そのままアフンアフンみたいなのを考えてた。
02までしか見てないんでバステモンとかわからんわぁ。。

というわけで、誰か元気と性欲があってテイルモンいじめたい人、是非書いてくださいw
359名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:12:32 ID:uYRCq9y0
ふと思ったんだけど
メタルグレイモンを完全に操った
イービルリングの強化版を装着したのでテイルモンだったら
暗黒進化してエンジェウーモン(ウィルス種バージョン)に進化してたのかな?
360名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:25:29 ID:b7qTB9Vu
多分そうなんじゃない?
それか、>>352-356に書いてあるみたいに、
レディデビモンかダークエンジェウーモン(仮)
になるとか。
361名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:55:35 ID:wN4j+o2B
イービルリングで進化するんだからイビルエンジェウーモンでいいじゃまいか
362名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:08:07 ID:wmCq0iK7
自分の意思を保ったままエンジェウーモンで賢ちゃんにごにょごにょされるパターンと
あるいは、レディデビとかにさせられて、さらにヒカリにごにょごにょしちゃうパターンもあるな。
363名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:14:00 ID:wN4j+o2B
後者きぼん
364名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:30:19 ID:IoKfhGAg
>>348はヒカタケでもジュリタカでも該当する件について
テイマーズのドーベルモンのパートナーって何人なんだ?
ヒカリや樹里の泥棒猫に向ける敵意は最凶だと思う。
365名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:42:46 ID:P2s1BEid
レディデビモンにさせられて、エンジェモンと
ゴニョゴニョ…なんて展開を幻視した。
366名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:51:03 ID:h63ir85a
最初は>>362の前者で、途中からイービルリング付けられた
ベジーモンとかゲコモン・ヌメモンあたりに触手で弄られるってのはどーよ
で、最終的に堕ちて>>362の後者へ続くって展開にすれば全部都合良く詰め込めるぜ
367名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 16:49:16 ID:9CLu0dq9
さらにそれを助けに来たエンジェモンも捕まってごにょごにょだな
368名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 23:41:57 ID:/sN/VL8i
>366
 そ れ だ
神光臨マダー?
369名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 17:51:36 ID:vvNy9EXP
妄想だけはひろがるひろがる
370名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:23:36 ID:Dz9TAsHm
テイルモンと言えばアクイラモンとのジョグレス進化体(名前忘れた)も比較的、女性型っぽいから
そっちでも良いよね
371名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 22:03:15 ID:vvNy9EXP
土偶に犯されるシルフィーモンという未知へのアーマー進化か
372名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 01:37:40 ID:a0EVWTd8
シルフィーモンは中性的だろ。

ゼヴォだとめっちゃホークモンボイスだったし。
373名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 22:07:02 ID:k+X3RPFm
じゃあ、レディーデビモンとゴニョゴニョ・・・か?
374名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:05:56 ID:UnaGnJmd
ゴマモンマダー?
375名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 16:28:05 ID:vomNcD0g
無印でテイルモンが次々と子供達の童貞を奪うお話キボンヌ
376名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:06:27 ID:hGGJ+DaJ
ホス。
377名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 19:04:52 ID:dcjrKPF6
テイルモンかあいいよテイルモン
378名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 21:58:52 ID:ZX6ysUj6
シャッコウモンへんだよシャッコウモン
379名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:25:51 ID:/6T/6HWD
だぎゃ
380名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 17:24:41 ID:nZqSiv8N
ギシッ ギシッ ギシッ
「あっ、あっ、んんっ!あっ…!」
「ルキ…っ…出すよ…」
「あぁっ…!待って…タカト…ハァ…中は……」
「わかってる………うっ…!」
「っ…!ああぁぁっ……!」
達したその瞬間、少年はすぐに自身のモノを抜き少女の体の上にかける…



「タカト〜」
「お待たせ。ちゃんと大人しくしてた?」
「うん♪」
翌日…タカトはいつものように彼のパートナーに好物を持ってギルモンハウスへやってきた。
無邪気な笑顔でタカトの胸に飛び込むギルモン。久しぶりに会えたからか嬉しそうにその匂いをかぐ。
と………
「ギル?」
「…?どうかした?」
不意に何かに気付いたかのようにギルモンが嗅ぐ場所をしきりに変えていく。
「今日のタカト、ルキの匂いがする」
「…えっ……!?」
思わず動揺し聞き返してしまう。
ギルモンはくんくんとタカトの体のあちこちに鼻を近づける
「手と、口と……あ、ズボンの腰のトコが一番ルキの匂いがする」
恐らくほんの僅かに残った移り香だろう。しかし、それすら見破る獣系デジモンの嗅覚…
「……ギルモン…とりあえずレナモンには言わないでね…」
「なんで?」
「僕の命に関わってくるから…」
タカトの脳裏にルキの身の安全を第一に考える彼女のパートナーの影がよぎる…
「(……僕、来週まで生きてるかな…)」



短い上にエロっぽくなくてスイマセン;
381名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 19:31:53 ID:dkp3tndo
エロというよりのほほん乙
俺はこういうのも好きだよ
382名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 20:27:39 ID:jSGZop2b
ギルモンワロタwGJ
383名無しさん@ピンキー:2007/07/05(木) 22:20:30 ID:pqv2xDq8
>>380
うおおタカルキktkr
タカトもギルモンもかわゆすw
384名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 14:04:24 ID:SGY/mAJV
デジモンストーリー・ムーンライトバージョンでの場合の
隊長さんのジュリアさんがカオスデュークモンを謎の敵に倒され捕まって

謎の敵の思念攻撃で弱った所を操られたデジモン達に
触手責め。獣姦。ツルや触手を使った亀甲縛り。など様々なデジモンの長所を生かし徹底的に陵辱され
どんなに凄腕テイマーであっても女性にとっては激しすぎる拷問にも等しい責めは
気丈な態度を意図もたやすく崩壊させ
ナイトクロウの隊長としてのプライドも一人の女としての自尊心も粉々に粉砕し
数時間後には自らデジモンの精液を求め腰を振るまでに堕ちるジュリア隊長

そして謎の敵の魔手は女主人公をその毒牙に掛ける為にテイマーホームで休む女主人公に静かに忍び寄るのだった。

って感じなバッドエンド的なシチュを妄想してみた
385名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 15:32:16 ID:Zcfm0S1u
レキスモンの触手でオナってる所を主人公に目撃されたサヨ
386名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 19:44:55 ID:9Bt2lqg6
詳しくシチュを説明した>>384よりもたった1行で済ませた>>385にハァハァした俺はアホですか
387空気読まず太空:2007/07/09(月) 23:06:25 ID:FN+gQZk/
「オメーは本当にいつもいつも鬱陶しいんだよ!!」
「何よっ!アンタこそいつも無鉄砲な真似して!!」
「俺が何しようがてめえには関係無い事だろうがボケ!」
「ボケとは何よこのバカ!」

激しく罵りあう二人の男女。男の方の名は八神太一、女の方の名は武之内空。
事の発端は太一の部活・・・サッカーの試合だった。
本日は他校との試合が組まれていたのだが序盤から太一率いるお台場中学校サッカー部は苦戦を強いられた。
太一はなんとか逆転しようとするが、その焦りが彼を無茶なプレーへと駆り立てたのだ。
その結果、太一は負傷して途中退場。エースストライカーを欠いたチームは惨敗を喫してしまったのだった・・・。

で・・・なんでこの二人が喧嘩をしてるのかというと・・・。
388空気読まず太空:2007/07/09(月) 23:27:14 ID:FN+gQZk/
今回の敗北は冷静さを欠いたプレーをしてしまった太一自身に大きな原因がある。
それは彼自身も理解していた。情けなくて恥ずかしくて太一は自分の部屋へと引篭もり自分を延々と責め続けた。

なんであんな軽率なプレーをしちまったんだ俺は・・・。


彼にとって幸いだったのは両親が都合により家を空けていることだった。こんな情けない姿を家族に見せるなんてそれこそ耐えられない。
彼の思いを知ったのか、ヒカリは何時の間にやら家を出ていた。
太一を気遣い一人にさせてあげたいという彼女なりの配慮だったのだが、妹に余計な心配をかけたと太一は罪悪感のようなものを感じていた。

そんな中、彼女が訪問してきた。彼女とは幼馴染である少女、武之内空。
彼女もまた太一の試合を観戦していたのだ。優しい彼女の事、きっと太一が心配で尋ねて来たに違いない。
初めは空が来てくれて太一は嬉しかった。
何せ彼女は彼にとっては特別な存在。以前ツートップを組んでいた仲だからか特に相談もし易い相手である。太一は大した抵抗も無く彼女を家へと上がらせた。

「太一、いつもいつも上手くいくとは限らないでしょう?こんな風に失敗する事だってあるわ」

明らかに落ち込んでしまっている太一を空は諭すような優しい口調で慰めた。

「これ以上落ち込んでいたって仕方がないでしょ?」
「・・・開き直れっていうのかよ・・・」
「ううん、そうじゃ無い。太一、辛いのは分かるけど何時までも落ち込んでいちゃダメよ」
「・・・じゃあどうしろってんだよ」
「今日の事は仕方が無いと諦めるしかない。もう過ぎてしまった事だから」
389空気読まず太空:2007/07/09(月) 23:43:43 ID:FN+gQZk/
空の言い分は正しかった。これ以上ウジウジと引篭もってるのが一番悪い。
だけど、精神的に参ってる太一には空の慰めは逆にイライラを募らせる結果となった。
不思議なもので人間というのはイライラウジウジしてる時に正論を吐かれると凄まじく気分が悪くなる。
それは勿論、太一とて例外ではない。空の諭すような口調は余計に精神を逆撫でされた。
そしてイライラを吹っ切るためか思わず怒鳴り散らしてしまった。

「うるせーんだよ!てめえに俺の何が分かるってんだ!!」

最初はポカンとあっけにとられていた空。太一は構わずに怒号を上げ続けた。

「人が落ち込んでる時にわざわざ家にまで乗り込んできやがって!余計なお世話なんだよアホ!!」
「太一・・・落ち着いて・・・」
「うるせーんだよバカ!俺を裏切ってテニス部に入りやがったクセに俺のサッカーに文句つけてんじゃねえ!!」

この言葉にさすがの空もキレた。それはもうピヨモンでさえ怯えて逃げ出しそうなくらい・・・。

「何ですって!!裏切ったってどーいう意味よ!!!」
「裏切りは裏切りだよ日本語わかんねーのかカスが」

そして空の頭をコンコンとノックしながら思いっきり嘲笑するような口調で言い放った。

「もしもーし、脳味噌入ってますかー?いや入ってても、てめえみたいな奴のには蛆が湧いてんだろうな」
「・・・いい加減にしなさいよアンタ!!」

そして罵倒合戦が続いた後、一番最初のやりとりへと発展。
もはや終わりの見えない大喧嘩となってしまった・・・。
390空気読まず太空:2007/07/10(火) 00:12:47 ID:v9/k/F2P
「いい加減俺の前から消えねーと、てめえの口に携帯捻じ込んで窒息させちまうぞ!!」
「アンタこそ、いい加減にしないと目玉を穿り出してやるわよ!」

幼い頃から凄まじい喧嘩を繰り広げてきた二人。聞くに堪えない言葉でお互いを罵りあう。

「このボケ!てめえみたいな非常識なクソ女を産むなんて、てめえの母親はなんて迷惑なクソなんだろうな!」
「はあああああああああっ!!?」

母親を罵倒され空の怒りは臨界点をすっ飛ばしてしまった。怒号を上げながら太一に突進する。
現テニス部エースである彼女の脚力で突進されれば太一だってひとたまりも無い。
思わず悲鳴を上げながら床に叩き伏せられた。

「うあっ・・・!」
「許さないっ!ぜったいにずぅえっったいに許さない!!」

空はそのまま太一に馬乗りになって襟元を掴むと乱暴に揺すり始めた。
何度も何度も何度も太一の頭を叩きつけるように上下に振り回す。

「太一のバカ!非常識野郎!ふざけた真似ばかりして!!」
「痛っ!やめろクソボケ!!痛てえだろうが、てめえ!ふざけんじゃねー!!」

罵倒しながらも今のままでは不利。太一は空の最も嫌がるような方法で反撃を試みた。
空のスカートへと手を突っ込み、お尻を痴漢のように撫で回し揉み始めた。

「っ・・・止めろっ!このバカ!止めなさいっ!!ぶっ飛ばすわよ!」

空はさらに怒り太一の頭をブンブン上下させる。
391空気読まず太空:2007/07/10(火) 00:28:02 ID:v9/k/F2P
激しく揺さぶられながらも太一は行為を止めなかった。
空の引き締まった可愛い桃尻を下着の上から揉みまくる。

「いい加減にしろバカ太一!!」

空は怒鳴ったが太一は構わず尻を弄る。
爪が喰いこむまで揉みあげ尻の割れ目に添って自分の指でなぞる。
太一の執拗な嫌らしい反撃に空は段々と勢いを失っていった。

「あっ・・・止めなさい・・・」
モミモミサワサワ
「いっ・・・あ・・・もう・・・や・・・め・・・ろぉ・・・バカ太一・・・」
スリスリプニュプニュ

空の体から力が抜けだらんとうな垂れた。
太一はようやく脱出すると逆に空をうつ伏せに押さえ込んだ。今度はこっちの番だ・・・。

「ぐっ・・・太一・・・!卑怯よ・・・こんなっ!?」

空をうつ伏せにさせると太一は太股にしがみ付き逃げ出せないようにした。
そしてスカートに顔を突っ込むと、今度はパンツの上から空のお尻を舌で舐め回す。

「ぐっ!?た、太一・・・止めてっ・・・!」

今更言ってももう遅い。太一は構わず舌を這わせ続け、時には噛み付いたりして刺激を与えた。

「うっ・・・ああっ・・・あ・・・ぁ・・・」

刺激が与えられるたび空はピクピクと震え徐々に声が甘い物へと変わっていった。
392名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 19:53:15 ID:mqKikWR/
内容はともかく、途中でやめるのはいかがなものか
393名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:03:13 ID:OrtZGJAR
ちょっとキャラ変わりすぎなんじゃないかとは思う
394名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 01:54:59 ID:A0PC68dt
英×小百合の学生時代がいい
395空好き:2007/07/13(金) 08:18:24 ID:OU9gq5rZ
>>392-393
ゴメン。
急に忙しくなって投下する暇が無くなっちまった(;´Д`)
もうちっと待ってて。
396名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 00:50:19 ID:h2XqJQX5
どなたか拓泉を書いてくださる神はおられぬだろうか
397名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 05:19:55 ID:bWoxyRxG
最近拓泉流行ってるなw
俺も希望
398名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 05:41:32 ID:QuQDf4jE
デジモンストーリームーンライトで
ラスボスにクロノディストラクションを膣内経由で直接、体内に注ぎ込まれる女主人公とか見てみたい
399エロくない:2007/07/14(土) 16:23:07 ID:fQdSZuNE

「テイルモン、何読んでるの?」
「あ、ヒカリ」

テイルモンたちがこっちで暮らすようになって、1ヶ月ほどたった。
ヒカリたちが学校に行ってる間はヒマなので、テイルモンはあちこち出歩いてたが
迷子になると困ると言われ、近所だけにと制限されてしまい結局ヒマを持て余していた。
そこで、どうせならということでテイルモンは人間の言葉(というか文字)を覚えようと思い、
ヒカリに教えてもらい、最近は八神家にある本マンガ雑誌類などをよく読んでいたのだが・・。

「ヒカリ、セックスって何?」
「は?・・え?テイルモン、何読んでるの??」
「これ」
と言ってテイルモンが差し出したのは・・

「なにこれ・・?週間体臭・・?どこにあったの、こんなの・・・」
「太一の部屋」
テイルモンの答えは、中2である兄の部屋。
「お兄ちゃん・・、こんなの読んでるの・・・?」
それまで兄に抱いていた憧れとか尊敬とか、そういうのが音を立てて崩れていく。
400エロくない:2007/07/14(土) 16:24:10 ID:fQdSZuNE


「おーい、ヒカリ。ちょっといいか?」
とそこへジャストタイミングで現れる中2の兄。
「ヒカリ、ハサミ持ってねぇ?」
「お兄ちゃん・・・・」
「ヒカリ?」
妹の背負ってる負のオーラ(闇の海?)に気づく兄、とその妹の手にあるのは。
「あ!?お前なんでそれちょおまいやあのそれは。。。」
あわてふためき、ヒカリからそれを取り上げようとする兄。
「いや!こないで!」
そんな兄を露骨にいやがる妹。
「いや、あのそれは、、、あ!ヤマトだよ!ヤマトのやつが置いてったんだよ!」
必死に弁解する兄。
「知らない!テイルモン!これバラバラにして!」
「え??どうして?ヒカリ?」
「いいから早く!」
「わ、わかった!」
「やめてくれぇー」
太一の願いむなしく引き裂かれる週刊誌。
ヒカリは、バラバラになったそれをゴミ袋につめ、
「明日あっちでアグモンに燃やしてもらうから!」と言い放ち、
兄とテイルモンを置いて部屋を出て行ってしまったのだった。
401エロくない:2007/07/14(土) 16:25:08 ID:fQdSZuNE

「あぁ〜、俺の初めてのエロ本がぁ。。。」
「・・・太一、あれ大事なものだったのか?」
「。。お前にはわかんねーよ。。」
「・・そうなのか。ところで太一、セックスってなんだ?」
テイルモンは当初から気になってたことを、こんどは太一に聞く。
「は?・・え?お前そんなことヒカリに聞いたのか?」
「あぁ」
「うぁー、お前、うちにある本ならどれでも読んでいいって言ったけど、それはなしだろー。。」
「なんでだ?なにがマズかったんだ?・・確かにヒカリは怒ってたけど。」
「知りたかったらヒカリに保健体育の教科書借りてきて読めよー。俺はもうだめだー。。」
「それにセックスが書いてあるのか??わかった、借りてこよう」
そして部屋をでていくテイルモン。
取り残された太一は、ただ打ちひしがれるだけだった・・。
402名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:34:08 ID:bWoxyRxG
GJwww
ワロタwwww
403名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 23:56:40 ID:003s/g4H
ワッロタwww
404名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 05:49:52 ID:Vb8Tejjc
ムーンライトの場合はクロノコアに操られたグレアとオファニモンって事は

サンバーストの場合はジュリアとカオスデュークモンが操られるって事だから

どうしてもグリムモンに陵辱されるジュリア隊長ばかり妄想ささる
405名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 19:21:04 ID:ZbqAC5gD
エロってむずかしいなー
406名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:08:06 ID:Y6Upov8w
まったくどうかんですな。
407名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:23:04 ID:hbU8bFLv
今日このスレを見つけて嬉しくなって保管庫を見に行ったんだが
俺の好きな大輔×ヒカリとか一乗寺×京がないじゃないか。
これは己で執筆せよとの思し召しなのか・・・
408名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 10:42:29 ID:Zc+6YLa6
>>407
お題くれよ。直接的な描写があるエロは難しいけど、
>>399-401みたいな、どっちかっていうとほのぼのなら書けるかも
409名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:49:36 ID:Y6Upov8w
大輔×ヒカリとか一乗寺×京は描写が少ないから
感情移入というか、情念を乗り移らせるのが難しいんじゃないか
そんな大輔+京派という捻くれ野郎オレ降臨
410名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 17:07:40 ID:g0FnrFVL
大輔×ヒカリは実際くっついたとしてもエロに到達するまでに長い年月を要しそうだなw
大輔が純情っつーかヒカリを大事にしすぎてエロまで持っていくのが難しそう。
そういや一乗寺×京って公式の割に描写が少ないなー。
411名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 18:08:12 ID:Zc+6YLa6
賢×京は、公式なだけで本編での描写が一切ないからなぁ。想像しにくい。
二次で書いてるところでは結構普通に見るけどね。
素人には難しい。
412名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22:24:28 ID:EPZg2Vw2
生き残ってたパラサイモンに触手攻めされるルキというのをありきたりだけど見てみたい
413名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 23:31:02 ID:CaFGo4O1
賢×京より京×賢という状況しか浮かばない俺ガイル
414名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 23:50:16 ID:DyrJpLWE
>>408エロっぽくなくてもいいんで大ヒカが見たいです。
本編での大輔の扱いがかわいそすぎて…
415名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 17:02:27 ID:LPP9x9NU
>>423
確かに京が常に主導権握ってそう…
けどそういう場合たまに不意打ち食らった(言われた)時の照れと焦りが可愛いんだ
416名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 18:04:09 ID:bmm+81q3
>>414
エロ本ネタでよけりゃ、また書くかも。
なんとなくモヤっとネタがあるけど、いまいちまとまらないから気長にまっててくれや。

>>415
というか、賢が京をちょっとエロいホテルに誘うのが欲しいな
それを阻止しようとする蟲とよくわからないホークモンとのドタバタみたいなw
417名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 01:13:33 ID:Q63Fm6Me
>409
同士!痴話ゲンカする幼馴染って感じでいいよな大京
418名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 13:27:34 ID:JWhpRxQL
ゲーム系では主人公に影響された女性テイマーが私にも出来ると危険地域に乗り込み
敗北して極悪デジモンに捕まって。こんな筈じゃ、無かったのにって思いながら陵辱されるってシチュが一番良いと思う
419名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 19:08:21 ID:/1MKaXXj
>>418
そのシチュだとワールド2のアユミとか良さそう。
他に思いつかなかっただけだけどw
420名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 20:28:17 ID:vYYIyA1x
タイチ×レイが読みたい俺は異端?
421名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 03:33:56 ID:9KDTnhOg
拓也の小説が読みたい
もちろんショタもので
422名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 13:46:24 ID:wKcUYUMa
>>421
同士よ
俺もたっきゅんの小説希望だぜ
泉に襲われるのとか
423名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 04:33:53 ID:PWFdgULq
>>420
心配するな。漏れも同士だ。

てか・・・Vテイマーナツカシス
424空気読まず投下:2007/07/28(土) 21:02:43 ID:IEBjIXTD
大ヒカ中2ぐらい


「大輔くーん、なにしてるの?」
「!?・・、あ、ヒカリちゃん・・。いやちょっと、太一先輩に用があって・・」
「お兄ちゃんに?それ何もってるの?」
「いや!なんでもないから!それよりヒカリちゃんは?」
「ちょっとコンビニ行って来てー、いま帰るとこ。それ持ってくの?」
「えーっと、うん。」
「持ってってあげようか?」
「いや!いいよ!重いし!」
「重いの?何入ってるの?」
「いや!気にしなくていいよ!全然たいしたもんじゃないから!」
「えー、大輔くん、私に言えないようなもの持ってるの?」
「いや!そういうわけじゃないけど・・、えーっと、その・・」
「え?なに?気になるー、教えてよ」
「いやいやほんとまずいから!全然つまんないから見なくていいよ!」
「・・テイルモン、奪って♪」
「わかった、ヒカリ」
すばやい動作で大輔の持ってた紙袋を奪う彼女のパートナー
「ダメだってヒカリちゃん!太一先輩に怒られるから!」
「だいじょうぶよー、お兄ちゃんには黙っててあげるから♪でなにかしらこれ?」
オロオロして何も言えない大輔。傍観するテイルモン。そして・・

「・・大輔君、これお兄ちゃんの?」
「あ、はい。。そうです。」
「お兄ちゃん、まだこんなの読んでたんだ・・。大輔くん、もう持ってかなくていいわよ。
私が預かるから。」
「いやでも・・。」
「ヒカリの言うとおりにしといたほうがいいぞ、大輔。こうなったらもうあたしにも止められないから」
「あ、はいわかりました・・。」
太一先輩ごめんなさい、とつぶやいて帰る大輔。
彼は悪くないのだけれど、間が悪かった。
「テイルモン、アグモン呼びましょう。また燃やしてもらうから。」
「わかった、ヒカリ」
そうしてまた太一の目の前で、彼のコレクションが彼のパートナーによって燃やされるのだった・・・。
425名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:13:22 ID:0SbB06Qp
「…大輔くんは、こういうの興味あるの?」
というような感じで大輔を誘っているヒカリを妄想してしまった自分自身にorz
426名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 16:38:42 ID:WMD8vExS
GJ、和みました。
それにしても太一にパシられる大輔w
427名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 01:37:09 ID:qEwPaxYn
パシられるんじゃなくて借りたもの返しに行く途中だとオモウ
428名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 20:18:46 ID:CPVD/5Lm
>>425
それもありだな

>>426
ありがとう

>>427
一応そういう設定でした。補足サンクス

しかし上からの流れがあったとはいえ、わかりにくい文章だなぁ。。
つーかほとんど会話だし。。
もっと勉強してから出直しますorz
429名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:30:23 ID:jjYSNm6d
そういえばジェンジュリってほとんど見たことないな
430名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:13:16 ID:ddNTGyP/
いまいち接点が無いからな
431名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:32:44 ID:lTGDrxME
タカルキの余りとして見ることがある
432名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 19:34:41 ID:54nGU7bi
お台場メモリアル…
 そうだ、田町からお台場へ行こう。
433名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 21:54:12 ID:7qKOgMmZ
レイヴモン×ロゼモンが見たいのはきっと俺だけ…
434名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:24:01 ID:fOomLfAp
「太一!トス行ったわよ!」
「おっし任せろ!スパァイク!!」
バッシーン!!
「ぶっ!!」
「うわぁ!?大輔さん!」
「お兄ちゃん、それ明らかにスパイクじゃなくてシュートだから…;」
「ははは、ワリィワリィ」
「先輩〜;」
中、高校が夏休みに入った選ばれし子供達は、現実世界より空いているという事で、デジタルワールドのとある海岸で海水浴を楽しんでいた。
「ふふ、お兄ちゃんも大輔君も、本当に元気ね」
「確かに。むしろ有り余ってるくらいかも」
しばらく他の皆と一緒にはしゃいでいたヒカリだったが、流石に元気の塊である太一と大輔のペースには着いていけず、
近くの岩場に腰を下ろしていまだはしゃぐ仲間達を眺めていた。
その隣には彼女のパートナーが並んで座り、同じく感心とも呆れともつかぬ視線を向ける。
「あ………」
すると、ヒカリの視線が若干別のほうに向かう。
その先には、いまだ大輔たちとビーチバレーに励む……タケルの姿。
普段からバスケ部として活躍しているため運動神経は大輔や太一に負けていない。
しかも海ということで皆水着を着ている。細くしなやかな、しかししっかりと筋肉がついた身体…
数ヶ月前に仲間から“恋人”へと関係が変わった彼の姿を見つめ……正直見とれていた。
そんなヒカリに気づいたテイルモンは、クスッと含んで笑みを浮かべる。
「ヒカリ、喉乾いてないか?」
「えっ?う、うーんちょっと、かな。テイルモンは?」
「私はまだ大丈夫。待ってて、すぐに取って来るから」
言ってすぐにテイルモンは荷物を置いた場所へと歩き出す。
ありがとう、とその後姿を見送り微笑んだ。
―――その瞬間

波の音と空気が“変わった”

「っ!?」
気付いたその瞬間、ヒカリの周りの空間に歪みが生じた。
声を出そうとしたその瞬間、近くに見えていた仲間たちの姿が見る見る遠ざかっていく。
「っ!!ヒカリッ…!?」
歩いていたテイルモンは気配の異変に気付き慌てて振り返る。
だが、その瞬間には、もうヒカリの姿はその視界にはいなかった…
435名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:27:39 ID:fOomLfAp
灰色の視界、暗い空、よどんだ水、波の音だけの怖いほどの静寂……
気付いたそのときには、ヒカリは“そこ”にいた。
出来ることなら、もう二度と来たくは無かった場所に……
「どう…して……!?」
「交換条件…といったところだ、光の紋章の娘よ」
呆然と呟いたその瞬間、聞いたことのある声が後ろから響いた。
驚いて振り向くと、そこには見覚えのある赤い影が佇んでいた。
くすんだ赤いフードとローブ、大きな黒い翼、そしてフードから除く邪まな瞳…
「デーモン…!?」
「…口惜しいことに今の私の力では誰かを引き込むことは出来ても自らを出すことが出来ないでいてな…私はすぐにでも出てお前たち全員に復讐をしたいのに…そんな時に“ヤツ”が取引を持ち出してきたのさ…」
仄暗い水の上を普通の地面と変わらず踏みしめ佇みながら、魔王はヒカリを見据えながら言う。
「お前を…『花嫁』を再びこちらに引き込み自分に差し出せば、ここから出してやる、とな。そうだろう…ダゴモンよ…」
デーモンの視線が後ろを向いたその瞬間、突如海中から“何か”が現れる…
巨大な体は周りの闇でシルエットでしか見えないが、赤い二つの瞳だけが異様に輝き、ヒカリを見下ろす。
その足元あたりからは以前に見たハンギョモン…“だった”ものが無数に現れ、巨大な影を囲みひざまずく…
言いようの無い悪寒を感じたヒカリは思わず逃げ出そうとするが、金縛りにあったかのように体が動かなかった。
「…取引は成立した。ゲートを開いてもらう」
影だけが見えるダゴモンを見上げながら、デーモンが問いかける。
するとその頭上から、くぐもった低い声が響く…
『マダダ…』
「まだ?」
『コノ娘ノ体ヲ我等ノ子孫ヲ産メル身体ニスル。開放ハソノ後ダ』
「ふん…ならば、早く済ませるんだな…」
不満そうにそう呟くと、すうっと周りの闇に溶け込み消えていった…

「ヒカリちゃんが消えた!?」
テイルモンの言葉に真っ先に反応したのはタケルだった。
「すまない……飲み物を取りに行ったその瞬間に……」
パートナーを守れなかった失態に、テイルモンは項垂れた。
「そんな……けど、確かこんなことって前にも…」
「っ―――!!」
呟いた伊織の言葉に、京と賢、そしてタケルの顔に緊張が走る。
自分たちも前に“あの場所”に行ったことがあるために、咄嗟に察したのか。
「テイルモン!ヒカリちゃんが消えた場所は!?」
「あそこの岩場だ…!」
テイルモンが指差す場所に、すぐに全員が走り出す。
岩場に着くと、賢は自分のデジヴァイスを取り出して見つめる…
「……また、出来るかい…!?」
「…やってみます…!」
固い声で言ったタケルの問いかけに、賢は強く頷いた。
436名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:28:47 ID:fOomLfAp
いやだ… 行きたくない…!

思いとは裏腹に、ヒカリの足は巨大な影が佇む海へと勝手に歩みだしていく。
ジャプッ…
両足が海水に使った瞬間、影から無数の触手が伸びてヒカリに巻きつくと、そのまま軽々と持ち上げる。
「ひっ……!」
ぬるりとした触手の感触に、思わず身体が強張った。
空中で静止させたヒカリの体に更に数本触手が伸びると、舌のようにその身体を撫で始める。
「やっ…!?ぁ…う……」
水着を着ていたため当然肌の露出も多い。
その白い肌の表面を、青黒い触手が舐めるように撫でまわす。
「くぅ…んん…やっ…!ぅ…」
ヒカリは最初それを不快にしか感じなかったが、脇を、背筋を、太ももをなぞられるたびに、
それに混じって別の感覚が徐々に増していく…
ブチッ!ブチィッ!
「っ!?いやぁぁ!!」
そのとき、別の触手がヒカリの着けていた水着を引きちぎった。
まだ小さな胸の膨らみと、未発達の女精器があらわになる。
ヒカリは必死に隠そうとするも、当然もがいた所で手足に巻きつく触手は離さない。
『拒ムナ花嫁ヨ……我ヲ受ケ入レロ……』
頭上からダゴモンの声が響いた瞬間、他の触手が二つの膨らみに、秘部に触れる。
「うぅっ…!?ぁ…!」
ニ本の触手がそれぞれ二つの膨らみを器用に包み込むとゆっくりと揉みだし、秘部の触手は盛んに動きこすり付ける。
「ひっ…!う…ぁぁ……」
抵抗も出来ずに、ヒカリは触手によって蝕まれていった。。
次第にヒカリの秘部が海水とも触手のぬめりとも違うものですべりが良くなっていく。
いままで感じたことのないその感覚に、出したくも無い声がヒカリの口から漏れ出す…と、
ズリュッ…!
「ひぅっ!?あああぁぁぁぁっ!?」
いきなり触手の一本がヒカリの秘部に押し込まれた。
突然感じた激痛に、思わず叫びとともに目の端から涙が浮かんだ。
押し込まれた触手はゆっくりと…そして徐々に早く、ヒカリの中で動き出す。
途端、他の触手も次第に動きが速くなっていく。
「ひっ…!あっ…うぅ…!うぁっ…あっ…あっ……!」
痛みと快楽、両方がヒカリの意識を蝕み、侵食していった…
437名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:30:22 ID:fOomLfAp
更に触手は数本追加され、ヒカリの口に、そして後ろの穴にも容赦なく進入する。
「んん…んぐっ…!うっ…んっ…ぐ…!あぁぁ…ぁ……!」
まだ小学生の少女でしかないヒカリの身体は限界に近づき、その心も、もうほぼ折れかかっていた…
『サテ……ソロソロダナ……』
響いたダゴモンの声と同時に、また触手が一本ヒカリへと伸びる。
しかし、それだけ他の触手とは僅かに違っていた。
影から見て、丁度ダゴモンの口から伸びた一本の触手……その先端が、闇の中で青黒い光を灯していた。
『コレヲオ前ニ宿セバ……オ前ハ我等ノ子ヲ産ムコトガ出来ル…』
なんとか開いた目でそれを見、触手を抜かれた口から声を絞り出す。
「い……や………」
『オ前ノ意志ハモウ関係無イ』
両足が開かれ、ゆっくりと黒い光が近づいていく…
もう抵抗する力も残っていないヒカリは、一言、最後に会いたい者の名を囁いた……
「タケル…くん…」

続……くかどうかは時間と気合次第かも;
438名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 05:23:22 ID:lh8poo1x
>>434-437乙!そしてG!!!J!!!
こ、この人は神だ!!凄すぎる…俺にはこんな文章書けぬOTL
439太テイル:2007/08/06(月) 20:28:34 ID:2crWOVKW

「よっしゃ、テイルモン。ばっちこい」
「ばっちこい、じゃないわよ。なんで服着てないの」
本日、妹のヒカリは学校の友達とお出かけ、両親はよくわからないけど不在。
で、家にはテイルモンと太一の二人(一人と一匹)だけ。
「だって、なんか誰もいないから解放感みたいな?で、思わずさ。」
「誰もいないって、あたしがいるじゃない。」
「それ言ったら、ミーコもいるじゃん。そんなことよりこっちこいよ」
「なんでそうなるのよ。早く服着なさい。風邪ひくわよ」
「テイルモンも着てないじゃん。着てないやつに言われても」
「あたしは普段から着てないわよ。いつもどおりじゃない。」
「うわー、テイルモンさん普段から全裸ですかー。恐ろしいですねー」
「・・・ひっかくわよ。」
あははと笑う太一と、若干イライラがきてるテイルモン。
「テイルモンもさぁ、やっぱりメスだから、こういうの(イチモツ)見ると興奮したりするの?」
「しないわよ。デジモンにはそんなのないし。」
「へぇ〜。。・・ちょっとさぁ、舐めてみない?」
「舐めるって、なにを?」
「いやだから、これを」
といって、太一は自分のをテイルモンに見せ付ける。
「どうよ?結構自信あるんだぜ、俺。」
「・・・ネコパンチ!」
「!!!」
手加減してるとはいえ、成熟期の必殺技がモロにあたって身悶える少年と、
それを眺める一匹の聖獣型デジモン。
「あああ〜、使い物にならなくなったらどうすんだよ!」
「知らないわよ。それよりさっさと服着なさい」
「くぅ〜、テイルモンだって着てないだろ〜。」


以下エンドレス
440名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 21:13:23 ID:82BeE/Js
>>439
なんというエンドレスカオスな作品…
だが、俺はこういう作品を待ってたっ!GJと言わせてもらう!
441名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 23:11:11 ID:Y4UUt7M0
>>439
ワラタw
442名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 22:45:57 ID:FMJC43tF
たまにはエロなしで普通の純愛物も見てみたいな(他のエロパロスレでも結構あるし…)
443名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 23:22:54 ID:X6cWEbjR
言い出しっぺの法則は知っているな、同志 >>442
444名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23:05:40 ID:Cuyq4zfj
>>443
……よし、すぐには無理だけど考えてみよう…ちなみに以前タカルキのソフトSM(?)書いた野郎です
(前のペースがあんなんだったからもしかしたらまた遅くなるかも…OTL)
445名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23:59:22 ID:ed1b80xk
>>444
タ、タカルキの純愛物を、純愛物をお願いします!
446名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 14:04:29 ID:DbCK73X+
ふと思ったんだけどルキのサクヤモンと融合した状態って
サクヤモンが陵辱されたらルキにもその感覚がダイレクトに伝わるのかな?

陵辱担当するならデ・リーパーかパラサイモンしか居ないけど(ガルフモンはある意味で論外だし)
447名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 14:16:33 ID:VbvuyO34
分離が中途半端な状態になってキツネ耳と尻尾なルキというのを想像したら結構萌
448名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:48:27 ID:VbvuyO34
一応半分が出来たので投下してみる…
季節感ずれてるけど;


「楽器演奏?」

そういいながらルキは隣を歩くタカトの顔を見た。
空は徐々にオレンジ色に染まり、偶然買い物帰りで出会った二人を同じ色の光が照らす。

「うん。今度また新入生が入るからさ、その歓迎会みたいな感じで、学年ごとにそれぞれ出し物をするんだって。で、2年生が全員楽器を使った演奏会」

ルキの問いに、タカトはいつもの柔らかな笑みを浮かべながら応える。
あの忘れることの出来ない日々から、しかし時間は流れ…少年達もいつの間にか中学生となっていた。
時間とともに離れそうになったり、かと思えばまた近づいたりを繰り返しながら、いまでも彼らの絆は続いている。
そしてその時の道中で、この二人は友達、仲間から更に……もう一つ上の関係となっていた。
気づいたときには、いつの間にか彼に惹かれてて……悩んだ末にぶつけた想いは、真っ赤になりながらもしっかりと受け止められた。
仲間だった頃とは違う、好きという感情……以前には無かった、一緒にいるだけで感じる温かさが心地いい…
照れくさくて表には出さないが、偶然会いこうやって隣同士で歩いているのもお互い嬉しかった。

「曲は音楽の先生が作曲したオリジナルなんだけどね。あ、一般の人も見に来ていいんだって」
「ふぅん……で、アンタはどの楽器使うのよ」
「えっと……」

タカトは一旦言葉を切ると、改めて言う。

「フルート、やることになったんだ」
「フルート?」

楽器の名前を聞いた瞬間、思わずルキは聞き返してしまった。
別にその楽器を知らないわけではない。
澄んだ音色を出すその横笛は当然知っている。知ってはいるのだが……

「なんか…アンタがそれ吹いてる姿が想像できないんだけど…」
「えー、酷いよルキ」

タカトはどちらかと言えばあまりスポーツなど活発的なことはしない。
そういう意味では楽器というのもそれなりに彼には似合うのかもしれないが…
部活でも小学校の頃から好きで…そして彼のパートナーとの出会いのきっかけでもある、絵を描く事のできる美術部に入った。
元々好きなことの飲み込みは早いようで、今ではすっかり昔のような落書きの様な絵ではなく、風景画や人物画など素人目から見てもかなり上手く画けるようになった。
ちなみに以前『いつかルキの絵も描きたいなー』と恥ずかしげもなく言われて、赤くなりながらデコピンしてやったのは別の話。
449名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:49:38 ID:VbvuyO34
「やっぱり慣れないことだから、練習しないとまだまだ駄目だけどね。けど、最初の頃よりは上手くはなったと思うよ」
「…その演奏会、やるのはいつ?」
「来月の19日だから…丁度日曜だね。……あのさ、ルキ…」
「良かったら見に来て、でしょ?」

少し照れたようなタカトの言葉を、僅かに笑みを含んだルキの言葉が遮った。
気がつけば、いつの間にか互いの家への分かれ道まで来ていた

「…ま、日曜なら特に用事はないし……折角だから見に行ってあげるわよ」

ぶっきらぼうに喋ってはいるが、それが照れ隠しであることは向こうも知っているため、途端にパァっと笑みが深くなった。
こういうところは、口には出さないが相変わらず無邪気というか、子供っぽいと感じる。

「けど、折角聞いてあげるんだから、ちゃんとした演奏しなさいよ」
「始めからそのつもりだよ」
「じゃ、一応期待しとく」

そう言って自分の家へと歩き出そうとしたそのとき、不意にぐっと肩をつかまれて引き寄せられ…

「…ありがとう……」

すぐ耳元で、優しくささやかれた次の瞬間には、再び見慣れた笑顔でじゃあね、と駆け足で去っていく。
笑顔が赤く染まっていたのは、夕焼けの聖ではないだろう…もっとも、自分は多分それ以上に赤面しているだろうが…

「…………ばか」

頬を昼間より少し涼しくなった風が吹き抜ける。しかし、それは一気に上昇した体温を冷やすには足りず。
たった一言でこうなってしまうのだから、彼より優位になるのはまだ先になるだろう…
だが……それも悪くは無いと、密かに思っている自分がいた…




とりあえずコレで半分…;今度はなるべく遅くならないようにしないと……;
450名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 19:55:14 ID:xjKX4iHC
これはGJと言わざるを得ない……!
続きにwktk
451名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:51:13 ID:rQqg2znm
GJ!
続きも期待してるよ
あと拓泉や大淑、太レイ(超マイナーだが)なんかも誰か頼む。
452名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 06:20:33 ID:HKzoK3Kv
超異端な組み合わせ
フェアリモン×ラーナモン(カルマーラモン)&セフィロトモンのタッグによる
精神的な陵辱と肉体的な陵辱により屈伏し陥落してしまうフェアリモン(泉)

を見てみたい
453名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 22:23:57 ID:PURdFa0I
露骨なエロって難しい。
フランス書院とか読んで勉強しないと。
454名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 01:17:40 ID:5Kc8bqSf
>>453個人的なオススメ
「いもうと祭り」

・・・って、笑うなよ。本気だぞ
でも、クォリティ高いから、絶対一冊買った方がいいぞ。
俺は既に二冊を持っているww
455名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 08:19:03 ID:g00FkeEC
>>454
爆笑だよ
そんなん恥ずかしくて買えねぇw
456名無しさん@ピンキー :2007/08/13(月) 19:51:45 ID:H8zgXM/c
橘 真児か。
マドンナとかグリーンドアとかの人だと思ってたが
いつの間に・・・
457名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:20:47 ID:rTlp2lSk
保守しよう
ネタがまとまらない。オチがつかない。エロにならない。
458名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:08:56 ID:ENBxJYxp


数週間後……

『タカトくん、結構熱心に練習してるみたいよ』
「本当?ならいいんだけど」

たまたま電話する機会があり、久しぶりにジュリと話していた。
女同士ということも会ってか、タカトとは違った形で信頼が強く、今でもちょくちょくだが連絡を取っている。
しばらく話し込んでいると、話題はあの演奏会の話になっっていた。

「2年生全員って事は、ジュリ達も楽器演奏するんでしょ?何使うのよ」

自分の学校は中学もそのままエレベーター式で上がったが、タカトを始め彼女や他の仲間たちも、クラスこそ違えど気付けば結局同じ中学に入学していた。

『う〜んと、私とジェンがヴィオラで…ケンタくんがクラリネットで、ヒロカズくんがカスタネット』
「カスタネット!?」

思わずタカトの時とは違う意味で聞き返してしまった。
フルートやヴィオラなら吹奏楽曲のような物をやると思ったが、それにカスタネットが入っているとどんな曲か想像しにくい…

『他にもシンバルやハープや鉄琴とか…なんか音楽室の楽器ほとんど使い気みたい』
「…それ、どういう曲なの…?」
『まあ…結構いい曲だよ?私は、ジェンと同じ楽器で練習できるから結構…嬉しいんだけどね』

声に若干の苦笑と…その後に照れ笑いが含まれる。
彼女もまた、流れる時間の中で仲間以上の関係を持つ者が出来た…それも、自分より早くに。
タカトと付き合いだした頃、正直ジュリの事を気にかけていたのだが…その翌日に彼女が自分たちもと普通に公言したのでかなり驚いた…

「そっちは上手くやってるの?」
『それなりに順調とだけ言っときます』

少しばかり皮肉を込めて言ってみると、さらりと受け流される。
だが声の感じからして、順調というのは嘘ではないらしい。

『そういうそっちは?』
「それな―――」
『人の真似は良くないと思うワン』
「う………」

逆にこちらが受け流そうとすると、即座に語尾とは裏腹な油断ない声で遮られた。
小学生だった頃はまだかわいらしく聞こえたが、今のは顔で笑って目が笑ってないのがハッキリ目に浮かんだ…
…電話越しのはずなのに目の前で迫られてる感覚になってるのはなんでだろう…?
459名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:09:33 ID:ENBxJYxp
『…まあ、タカトくんの様子見ればいちいち聞かなくても大体は分かるけどね』
「……アイツ、なんか変な事言ってないでしょうね…」
『それは大丈夫。普段は皆にこうゆうことは言わないし。あ、そういえば……』

不意に何か思い出したように、ジュリは話を変える。

『タカトくん、課題曲以外にも別の曲練習してるよ。むしろそっちのほうが熱心にやってるかも』
「何やってるのよアイツ……」
『あれ?タカトくんから聞いてないの?』
「は?」

ジュリの言葉に首をかしげる。ただ、声の調子から何か楽しそうな感じがする。
子供が何か悪戯を企んで、それを隠しているような…そんな感じだ。

「ジュリ…何か知ってるでしょ」
『まあね。けど、今は教えてあげない。当日直接タカトくんから聞いたほうがいいよ。そっちのほうが……嬉しいから』
「え……」

最後にスッと優しくなった声……

『じゃあ、私そろそろ家の手伝いしなきゃいけないから。今日話せて楽しかったよ』
「え、ちょっとジュリ待っ―――」

向こうが話そうとする前に電話を切る。
受話器を置き、クスッとジュリは小さく微笑んだ。

「まあ…一ついえるのは、『愛されてるなあ』って事ぐらいかな♪」



全部仕上げてから投下しろよって感じですが色々諸事情あってそうも行かず…;けど次で終わらせる!(多分)
460名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 03:55:36 ID:kcji+OVU
乙。ガンガレ
461名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:28:25 ID:AHLRJDuT
>>452
別に異端ではないぞ
462名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 07:47:36 ID:bfEAzLzo
>>459
乙。
ゆっくりでええからがんがれ
463名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 03:30:47 ID:s3+Ui5ms
下がりすぎ

age
464名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:11:27 ID:4mFgUbwA
前に投下したやつの続編みたいな


「ほら、テイルモン、にゅーるにゅる」
「またなにやってんのあんたは。」
休日の八神家。例の如く太一とテイルモンを除いてみんなお出かけ。
「すごくねぇ?これ。スライムって言うんだぜ。ヤマトのヤツに貰ったんだ!」
「あっそう。よかったわね。」
太一はヤマトにもらったスライムがお気に入りのようで、
朝から一人でそれをイジって遊んでいた。
「テイルモンもさわってみろよ。にゅるにゅるだぜ」
「・・・いいわよべつに。一人で遊んでなさいよ」
「またまた素直じゃないんだからー」
と言って太一は再び一人でそれをイジっていたが、突然思いついたように・・
「あ、そうだ!テイルモンこれで俺の××気持ちよくしてくれよww」
「は?あんたはまた何言い出すの」
「いーじゃん、こないだしてくんなかったわけだしwwほらw」
といっておもむろに脱ぎだす太一。そして・・
「はいwテイルモン姉さんよろしくお願いしますww」
「・・・ネコキック!」


結局懲りない少年は、××に再び深手を負うのだった・・・
465名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 12:59:58 ID:h27oJWiV
正直に言うが俺はこのシリーズ大好きだ。
466名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21:53:25 ID:1nSanfRH
「エンジェモン×エンジェウーモン」
「天使の赤い処女」

「うう...、ウィーザモン...。」
テイルモンは太一のいる夜のマンションの屋上で泣いていた
何故ならテイルモンにとってウィザーモンはテイルモンの良き理解者でもあった
そのウィザーモンは今や帰らぬデジモンなってしまったのである
パタパタパタ、そん時夜空からパタモンがやって来たのである
パタモン「どうしたのテイルモンそんなところで泣いて」
テイルモン「だって忘れられ無いんですもの、ウィザーモンが。どれだけ振り切っても」
パタモン「でもテイルモン!僕らは同じじゃないか、...ホラ!」
パタモンは突如エンジェモンへと進化した。
テイルモン「そうだったね、エンジェモン...!。」
テイルモンもエンジェウーモンヘ進化した
エンジェモン「だから君はもう一人じゃないよ」
エンジェウーモン「ありがとうエンジェモン...。」
エンジェモン「大好きだよエンジェウーモン」
エンジェモンはそっとエンジェウーモンに口付けをした
ところがそのキスは異常に長かった、そしてしまいにはキスで舌をつっこんだのである
エンジェウーモン「エ...、うむ...、エンジェモン?!」
エンジェモン「僕は君が好きだ、ずっと永遠に」
エンジェウーモン「エンジェモン...キャっ...!!」
エンジェウーモンはエンジェモンに胸パットを外され、美乳が露になっていた
そしてエンジェモンはエンジェモンの胸と乳首をなめはじめた
エンジェウーモン「そんな、赤ちゃん見たいに...、あう...。」
そして大事な秘部の所を破りヴァギナを弄くり回し、なめはじめた
「ア...アウ...ウア..やめて汚いよ。」
それでもエンジェモンは止めず、勃起したクリトリスをハミハミしゃぶり始めた
エンジェウーモン「だ...、だめええ!イっちゃう!!イっちゃうよ!!!
あああ!!っーーーーーーーーーーーーーー!!!」
エンジェウーモンは絶頂にイった。そしたらエンジェモンはズボンをおろし巨大なペニスを露にした
エンジェウーモン「すごい...、でっかい」
エンジェウーモン「じゃあ、入れるからね!」
エンジェウーモン「うん...!」
ズプ、じゅぷぷぷぷっ!!ズギュウ!!
エンジェウーモン「っーーーーー!!痛い!!痛いよ!!」
エンジェウーモンの処女膜が破れ血がタラっと落ちた。エンジェウーモンの目に涙が溢れた
エンジェモン「ごめん...、痛かった?」
エンジェウーモン「うううん、でも大丈夫、続けて...、」
エンジェモンは激しいピストンの様に動いた
エンジェウーモン「あ、あ、あん、あ、はあん...。」
エンジェウーモンは色っぽく喘いだ。エンジェモンは激しくずこバコと突いた
エンジェウーモン「ああん、はあん、うああん...!。」
エンジェモン「もう...、僕...、出る」
エンジェウーモン「いいわ、いい...!中に出して!!!」
エンジェモン「もう...もう...。!!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああーーーーー!!!!!」
二人はオルガムスの絶頂に達し倒れこんだ...、エンジェウーモンのヴァギナにはザーメンが溢れていた

エンジェウーモン「ありがとう、私を慰めてくれて。」
エンジェモン「ごめん、中に出すつもりはなかったんだ」
エンジェウーモン「いいの、貴方の子を身籠れば私はそれで幸せよ」
エンジェモン「エンジェウーモン...、」
エンジェウーモン「エンジェウーモン...。」

二人は裸のまま眠りについた...。

「完」

467名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:47:08 ID:frzm+NTU
>>466

誰かこれを同人誌にしてくれるひといませんか?
468名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:47:27 ID:/BgumDXE
ここってエロ抜きでもいいんだっけ?下がりすぎてるので上げとこう。
469名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 11:52:34 ID:yvk0tY2i
え?エロ抜きでもいいの?
470名無しさん@ピンキー :2007/09/01(土) 01:04:43 ID:ONOb7rY/
この際、このまま過疎って落ちるよりはよほど良かろう
471名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 17:55:27 ID:WiXRpmyU
「なぁなぁテイルモン」
「なによ」
休日の八神家。太一は、前から抱いていた疑問をテイルモンにぶつける。
「テイルモンってさぁ、じつはネズミだって、マジ?」
「・・・それがなによ。」
以前ヒカリからテイルモンは実はネズミで、猫のフリをしているということを聞いたとき
太一は信じられなかった。
「いやだからさ、ネズミなのは別にいいけど、なんで猫のフリしてんの?俺ずっと猫なのかと思ってたよ。」
「・・・いいじゃないそんなことどうでも。あんまりそういうこと聞かないで」
「うーん、でも気になるじゃん、教えてよ」
「もう!うっさいわね!そんなことより!」
「そんなことより?」







「さっさと服着なさいよ!なんであんたはいっつも裸なの!?」


ここんとこ太一は家にテイルモンしかいないときはずっと全裸だ。
472名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 00:21:43 ID:Ly3sx8+I
超うけるよ、たいちーー
473名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 12:59:43 ID:z9E/6K+M
逆にゃんちゅう?
474名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 17:22:27 ID:UXJ/FJVD
タケヒカは結婚してると脳内補完。むしろそれ以外認めん
475名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 18:07:21 ID:zql9TBqG
ばっさり否定しなくても曖昧に答えるなどして、視聴者の想像に任せた方が良かったのに……
賢京派とヤマ空派には悪いが、どうして急に成立したのかはわからない。
↑ちなみに、賢京とヤマ空はそんなに嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。明らかに非公式カプより絡みが少ないんだが…
476名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 19:17:32 ID:37Xp2Uvo
ちょっと参考までに聞いておきたいんだけど、ここってアニメに出てないデジモン使ったエロパロもおk?
スレタイのデジモンって言葉は「アニメのデジモンシリーズ」って意味じゃないよね?
477名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 19:33:59 ID:VB76dC/I
「(アニメで)見たことないんだけど、それってなんだっけ?」という類の
反応に凹んだりキレたりしなけりゃいいんじゃなかろうか。
478名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 19:36:27 ID:zql9TBqG
別にいいんじゃないか?
ゲームでもオリジナルでも、バステモンも出てるし
479名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 23:39:47 ID:DFx6o4//
>>475
実はよく見てるとヤマ空の絡みってけっこうある。
圧倒的に目立つ太空に隠れてるけどね。
賢京はしょうもない。意味わかんない。でも二次サイトで賢京の小説読んでたら好きになった。
480名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 03:13:39 ID:XbpJfNVr
>>479
賢京は声優同士の仲が良いから。
481名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 15:23:52 ID:Wfw+t50D
声優といえば天神有海さん引退しちゃったのかねぇ
482名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 17:13:25 ID:svS9HBzV
千夏さんも最近聴かないな…


拓泉の小ネタが浮かんだけど時間が無い文才が無い
483名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 19:00:51 ID:vNWvw4Vs
>>480
それは知ってるけど、それのおかげでハァ?な結末に。
まぁ後に二次サイトで補完されたけど。

>>481
天神さんはエロゲで活躍中じゃないのか。
テイルモンの徳光さん(だっけ?)も行方不明なんだよな・・・姉さん好きだったのに。。

>>482
期待してる。
484名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 14:28:54 ID:1Y49mDPM
>>483
天神さんは自分が某データベースで調べたら今年1月発売のエロゲに出てるね。
あと、今年6月には過去に出演してた作品が、PS2に移植再販?になってる。
調べる前はwikiに事実上引退って有ったからショック受けてたが
どんな場所でも良いからまだ活躍してるのがわかると嬉しいもんだね。
本音を言うと一般アニメにも戻ってきてほしいが。
485名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 15:43:45 ID:qmiw6Dvr
デ・リーパーVSサクヤモン誰か書いてくれ
486名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 22:06:53 ID:ycVyUGz4
エロモンはどうなったんだろうか…
続きが気になって気になって…
487名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 16:37:27 ID:u1Zj7/xI
>>485
俺も見たい
488名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 20:18:33 ID:KqTfB/ma
忘れてみるのもまた一興。ダメですか。そうですか。
489エロモン02@中篇:2007/09/06(木) 21:56:33 ID:aCJsxz2R

 「…………別に言いたくなきゃ訊かないわ。
 ええそうよ、いくら恋人でもプライバシーは尊重しなきゃね。コンフィデンスを侵害する気はないわ、だってあたしは他人のシークレットを暴くような恥知らずじゃないもの、ねぇそうでしょう光子郎くん。あなたの好きな子はそんな浅ましいビッチじゃなかったはずだわ」
 何度も何度も同じ意味を重ねる彼女。うんざりするトートロジー。まるで追い込むような。
 「……常々自分を素直じゃない部類の人間だと自覚はしてたけど、ミミさんも相当……」
 まだ雨は降っている。傘に振り落ちる雨粒の強さは変わらない。
 「お生憎様、あたしはいつも素直よ。誰かさんと違って自分の欲しいものくらい解ってる」
 きらきら光る目。睨み上げるような挑戦的な表情……だというのに、イライラした顔に今にも零れそうな水溜りを目尻に作って、ミミはトゲトゲしい台詞を吐いていた。
 「ヤキモチはもっと解りやすく焼いてください、焦げるとおいしくない」
 「上手くあしらわないで!はぐらかすつもり!」
 こうなってくると手におえない。なのに彼女のテンションは天井知らずだ。
 「あたしは怒ってるんじゃないのよ、ただモーレツに悲しいだけなの。
 あたしに話せないのならもっと上手に隠しなさいよ、それがエチケットってもんじゃない?
 ええそうよヤキモチ焼いてるわ、悪い?だってあたしこーしろーくんのこと好きなんだもの。好きな人が自分に自分とは別の女の子と隠し事してたら、しかもそれを知っちゃったら悲しくなるの」
 それが女の子ってものよ。突き放した結び言葉にさえ刺が見る。
 眉間に皺が出来てないだろうか。溜息が出るのさえ押え切れない。光子郎だって置いてけ堀を食った上に鉛の台詞を投げ掛けられ、追い打ちとばかりにミミからの叱責まで受けてはたまらない。
 「道端で喚かないで下さいよ、みっともない」
 「みっともないですって!」
 「ほらまた大声……」
 目尻がぐっと釣りあがったミミの青筋が見えるようだ、と彼は思った。静かに落ち込む事も許されないのか。そんな悠長な苦笑いを噛み殺している暇などもちろん与えられるべくも無い。
 「そうね!いっつもあたしばっかりエキサイトしててごめんね!」
 ついにミミは一人で歩き出してしまった。どこへ?そんなこと光子郎が知るわけがない。そして多分、ミミ本人にさえそれは当てはまるだろう。なのに、光子郎は間抜けにも訊ねてしまった。
 「ど、どこへ……」
 「知らないわよ!」
 こういう時、光子郎は勇ましい彼女の背を見て歩くしかない事を知っている。隣に並べば怒るし、ついて行かなきゃもっと怒るんだから。
 雨はまだ降っていて、二本の傘がぱさぱさ鳴り続けている。
490エロモン02@中篇:2007/09/06(木) 21:58:44 ID:aCJsxz2R

 雨の海浜公園というやつは、とても物悲しいなぁと光子郎は思う。ミミのワインレッドのストライプが入った派手なクリーム色の傘を見てもそう感じる。
 ふと振り返ったミミと少しだけ目が合った。彼女がこの黄色の傘を見てもそう思うのだろうか、と己が傘を見ると、薄い黄緑の流線が意匠として入っているのを見つけて、コレも意外に派手だなぁと呟いた。
 ミミはぼんやり雨に曇る海の向こうに視線をやりながら、あたしなんであんなに腹立ててたんだっけ?と謎めく自分の感情を不思議に思っていた。それから、いつもだったら何か話し掛けてくれるのになぁ、怒っちゃったかなぁ、とそろそろ不安になっている。
 二人は5メートルくらい離れて、傘の柄を頼りにするように雨の中に立っていて、ミミはぼんやり海の向こうを、光子郎はぼんやりミミの傘の柄を見ていた。
 本当は5分位だったような気もするし、2週間くらいそこにそうしていた様な気もする。
 でも随分そこに居るような感じは錯覚ではなく、ミミのショートブーツはぐっしょり濡れていたし、光子郎のズック靴に到っては水溜りの中に突っ込んだかのようになっていた。
 「こーしろーくん」
 「はい」
 「……帰ろっか」
 ミミがそう言うや否や、傘を畳んで光子郎の傘を取り上げた。どうやら相合傘をやるつもりらしい。
 「もう持ってもらわなくても」
 光子郎がそう言って、黄色の傘を取り返す。
 「頭、つっかえませんよ」
 ほらね、と光子郎が誇らしげに傘をミミに捧げて持った。なるほど、ヒールのあるブーツを履いているミミの髪形を阻害しないであまる高さに傘がある。ミミは少しだけ感心してにやっと笑った。
 「少し前なら京ちゃんにも追い抜かされかねなかったもんね」
 言ってしばらく返事が無かったあたりで、ミミはしまったと思った。なんでわざわざここで京ちゃんの名前を出すかなアタシ。
 「……………………」
 案の定、少し持ち直したかに見えた光子郎の表情は元の薄暗くぼんやりしたものに戻っている。
 「い、いや、あの」
 「ミミさん」
 「……はい……」
 「そのヤキモチの焼き方ちょっと怖い」
 「……ごもっとも……」
 「何がそんなに気に食わないんですか。」
 「……訊かれても困るわよ。あたしだってわかんないもん」
491エロモン02@中篇:2007/09/06(木) 22:00:57 ID:aCJsxz2R

 「僕が浮気してるとでも言うんですか。まあ百歩譲ってそういう無駄で無根拠な想像を許可しましょう。
 何故相手が京くんなんですかね。僕なんかしましたか?彼女に不必要に近付いた事なんか賭けてもいいですが、絶対にありませんよ。」
 百万が一にも僕にその気があったところで、一乗寺くんが許す訳ないでしょうが。……という台詞は、なんだか取り返しのつかない齟齬が発生するような気がして、光子郎は寸での所で飲み込んだ。
 「だーかーらー!根拠とかそーゆーロジックじゃないんだってば!
 わかんないの!わかんないけど!女の勘なの!なんかこーしろーくん怪しいの!
 でも実際は全然怪しくなくて!いつも通りで普通なんだけど!あたしがなんか怪しいって思うから!京ちゃんと喋っててもなんかイライラすんのよーっ!」
 キーッと悲鳴を上げて、ミミが地団太を踏んだ。水滴が跳ね上がって、ショートブーツが更に濡れる。
 「…………ああ。」
 光子郎がポンと手を打つ。
 「……なによ」
 逆立って振り乱した髪をぐしぐしと抑えながら、ミミが恨めしげに視線を上げた。
 「僕が空さんと喋っててもそう思いました?」
 「ちょっとはね」
 「ヒカリちゃんとは?」
 「……んー、あんまり?」
 しばし眉をひそめてミミが答えると、光子郎が声を上げて笑う。
 「な……なによっ」
 「なんとなく分かりました。」
 「……ど、どういうこと?」
 「教えません。自分で考えてください」
 満足げにそう言って、光子郎は笑い顔のままそれ以上ミミが何を言っても答えなかった。
 ミミはミミで、色々質問をするたびに光子郎の顔が緩んだり火照ったりするのを見てるのが楽しくなってきたので、なんだか考えるのも馬鹿馬鹿しくなって追求をやめた。
 「こーしろーくんてさ、意地悪いね」
 「ミミさんはへそ曲がりですよね」
 「根性悪」
 「お子様」
 「偏屈」
 「ガキ」
 黄色い傘が揺れながらもやの中を進んでゆく。まだ雨は降っている。
492名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 22:02:29 ID:aCJsxz2R
今はこれで精一杯。それにしてもエロが入らんヘルプミー
493486:2007/09/08(土) 00:11:31 ID:QoAm/imV
いやなんか急かすようなこと言ってゴメン
コツコツ無理せずやってください
494VIPからき☆すた :2007/09/08(土) 01:00:25 ID:y2mJUnZt
エロパロ板て最低な人間の巣なのになんで礼儀正しいの?キモいよ^^;
495名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 14:57:56 ID:zBOm4D/t
>>494 ここに書き込んでいる時点でお前も最低な人間と同類だがな
496名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 09:46:48 ID:ULeZaRfh
まぁまぁみんなマターリしようよ
497名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 12:09:47 ID:09o5BDGw
フラグを必死でたてようとするヒカリ
笑顔でそれらをぶち壊す鈍感なタケル
空気を読まない大輔
目頭が熱くなる京
という構図が頭に浮かんだ。疲れてるのかな?
498名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 16:25:31 ID:63QLK6AI
鈍感なタケルってのは難しいなぁ。。
499名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 17:11:27 ID:LuvXIwde
じゃあ

笑顔でそれらをぶち壊す確信犯なタケル
500名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 21:02:20 ID:rUjWgsiH
悪魔が光臨なすった!
501名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 12:58:47 ID:Yo0BgT4E
バールのような物を持ってタケル宅に向かう太一。
502名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 19:23:45 ID:OcKXflJD
それから太一の姿を見たものはいなかった…

ヘブンズゲートで消え去ってしまったからだ
503名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 09:22:50 ID:/oXKKZLP
504名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 07:07:03 ID:JnNr+5mG
保守。

賢が仲間になったばかりの頃の京はちょっとだけツンデレ気味だった気がする。
505名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:05:37 ID:u0YeZkhb
オンリーにえろい漫画はあるのだろうか
ネタ拾えたらなんか書くよ
506名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:52:22 ID:85KnnPK/
楽しみにしている
507名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 22:29:55 ID:pbRvIui1
@A:暗い B:明るい
AA:やるせない B:楽しい
BA:5レス程度 B:10レス程度
CA:18禁 B:全年齢

A/B希望するものを4つ選んでカップリングくれ。何か書く。
508名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 22:40:08 ID:/REy43Pd
>>507
@B
AB
B任せた
CA
太一×レイで頼む
509名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 22:59:50 ID:pbRvIui1
おっ、01とはマニアックだな。まかせろ。
510名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:04:33 ID:/REy43Pd
マジでかw
ダメ元で頼んだが、期待して待ってるぜ。
511名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 23:08:56 ID:pbRvIui1
あんまり期待はするな。どうせショボイ。
512名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 10:36:08 ID:eIAGLubN
wktk
513名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:21:03 ID:alLp2pEL
空気読まずタケヒカ。非エロ。




「ヒカリちゃん」
タケルが呼びかける。
夕暮れ時の公園は、もう人もほとんどいなくて、どこか物悲しい空気がただよっているが、
そんな中ヒカリは一人でブランコに座っていた。
「風邪ひいちゃうよ。帰ろう。」
そういってタケルはヒカリの手をとろうとするが、ヒカリはそれを拒む。
ヒカリちゃん、とタケルが言おうとしたその時、
「・・・ねぇ、タケル君。タケル君は、お兄ちゃんのこと、好き?」
とヒカリが問う。
「お兄ちゃんって、僕の?それとも太一さん?」
とタケルが聞き返して、ヒカリは
「ヤマトさん。」
と答える。
「うーん、べつに好きだけど、でもそれだけだよ。」
そっか、と小さい声でヒカリはつぶやき、小さくブランコをこぐ。
タケルがもう一度ヒカリちゃん、と呼びかけようとすると、またヒカリが唐突に、
「タケル君、わたしはお兄ちゃんのことが好き。一番好き。でも、それはだめなんだよね・・・。」
とつぶやく。

タケルは何も言えずに、ヒカリのそばにいるだけで、その間にもどんどん陽はしずみ、あたりは暗くなっていく。
タケルは知っていた。ヒカリは、自分の兄が一番好きで、世界一好きで、
自分はどんなにヒカリのことが好きでも、そこには入り込めないのだと。
しばらく間があってから、タケルが
「そう・・だね、ヒカリちゃんが太一さんのことが好きなのは、本当なんだよね・・・。
 でも!でも僕はヒカリちゃんのことが好きなんだ!
 ヒカリちゃんが太一さんのことを好きなように、僕もヒカリちゃんのことが好きなんだ・・。
 だから、ヒカリちゃんが悲しそうにするのは、イヤなんだ・・・。」

タケルの気持をいきなり告白されたヒカリは、一瞬迷ったようなそぶりをみせたが、すぐに、
「タケル君、ありがとう・・・。もう寒いし、帰ろっか。」
と言って、立ち上がった。タケルも、
「・・・うん、風邪ひいちゃつまんないしね。」
と言って、ヒカリに手を差し伸べ、そして手をつないだ。

もうすっかり陽の沈んだ公園で、二人は立ち上がって、歩き出した。
514名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:31:42 ID:sqUPrEOG
書きかけなのか、これで終わりなのか、何か引っかかってるのか
よくわからないが、とりあえず支援
515受け取れ>>508:2007/10/02(火) 20:48:38 ID:CE2h7ArA
Have on idea of before

 髪がきれいだな、と思った。

 「きゃ」
 驚いた顔をして、レイが後ろ頭を抑えながら振り向いた。
 「な、なに?」
 太一は一瞬何が起こったのか理解できずに伸びた自分の左腕を見ていたが、どうもその左手がレイの神を撫でていたらしい事に気付き、慌てて手を引っ込めて愛想笑いをする。
 「いっいや!髪が…じゃなくて…髪に……そう、髪にごみが!」
 もう取れたから大丈夫!大丈夫!大げさにおどけながら太一がレイに前を向くように促した。それに素直に従うレイの座る車椅子の背についているハンドルを改めて握りなおし、ほっと溜息をついて太一はまた歩き出す。
 「レイちゃん、寒くない?」
 「ううん、へーきだよ」
 小さな声が返ってきて、太一は少しだけ眉をしかめた。車椅子を押す手を片手にし、器用に右手で自分のマフラーを解いてゆく。
 「じゃあさ、悪いんだけどコレ持っててよ。おれ暑くてさ」
 覗き込むと見える襟足が寒々しくて、少し目のやり場に困っていたことも手伝ったのか、太一がやや強引なしぐさでレイの首にマフラーを巻いた。
 「……ごめんね、重いでしょう?」
 「ううん、へーきだよ」
 さっきのレイのセリフをそのまま真似る太一の言葉に、レイは破顔一笑する。
 公園の木々はすっかり葉を落とし、しんと静まり返る空からはちらほらと白いものでも落ちてきそうな雰囲気だ。
 太一はこんな日に散歩に誘うなんてデリカシーがなかったかな、と弱音を吐いたところを出掛けのネオに笑われたのが少し気恥ずかしくて、少し早足で車椅子を押して出かけた。
 こうやって二人で出かけるのは、太一にとってはまだ少し勇気が必要だった。いつ訪ねてもレイは快く応じてくれたし、一緒に居れば笑顔を絶やすことはなかったけれど、それでも太一にとってレイの家に行くのにはそれ相応の勇気が要ったのだ。
 「ゼロくん、元気?」
 「あ、ああ。もちろん!今もちゃんと持ってるよ。」
 「また行きたいな、デジタルワールド」
 忍び笑いみたいな声でレイが言った。
 太一はそれを歯痒いような、悲しいような、言い表せぬ不思議な気持ちで聞いていた。何故か返事をするのがためらわれた太一は、じっと黙って車椅子を押し続ける。
516名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:50:52 ID:CE2h7ArA
 レイは太一の元気で諦めない性格が好きだった。実際、くじけがちな自分を何度も立ち直らせてくれ、困って助けを呼んだ時は飛んできてくれる事が嬉しかった。
 だが、時々それが憂鬱に思える事もある。
 言うことを聞かない自分の身体を忌まわしく思うのと同じように、どんな事があっても希望と共にある眩しいまでに力強い太一の性格を妬ましく思うのだ。
 もちろんそんなことを太一に打ち明けた事はない。心配して落ち込むのが目に見えているから。
 「足、治るよ。大丈夫。一緒にリハビリしてるじゃん。ちょっとづつ良くなってる。」
 「……うん。太一くんがあたしより頑張るから、負けてらんないの」
 微笑むと、彼がほっとした顔で笑うのがレイは本当に嬉しいのに少し辛かった。
 デジタルワールドでは自由に走れた足も、現実世界では役立たずに戻る。レイ自身はそれに特にショックは受けなかった。これが自分の現実なのだと誰より知っていたから。
 だが、太一は違う。
 飛び跳ねるレイが≪普通≫だった太一には、それが絶望に映るのだろう。デジタルワールドに居た頃よりもずっと、過保護になってしまった。
 そして、希望の話を言って聞かせる。脊椎が傷付いている自分に、良くなる、という夢を。
 「――――――ねえ、太一くん」
 「ん?」
 「やっぱりちょっと、寒くなってきちゃった。家、かえろ?」
 「……そっか。ごめんね、無理言って連れ出して」
 「ううん、いいの!あたしが散歩行きたいって言ったんだもん。
 っていうかね!違うの。ほんとはね、家でクッキー作ったからそれ一緒に食べようと思ったの。それでね、ちょっと寒いとこに居たら熱いココアがもっとおいしくなるかなぁって!あ、でも散歩もしたかったの!本当よ!」
 車椅子の上でくるくる表情を変えながら両手をジタバタさせるレイに、太一が笑った。
 「なんかレイちゃん、オモチャみたい。」
 「……ぶー。なによそれぇ」
 「スイッチ押すと暴れるくまのオモチャみたいにかーいいってことー」
 いひひひひー。変な笑い声を上げた太一がぐん、と音がしそうなほど速く車椅子を押した。
 「やだ!暴れてないわよ!」
 「うそうそ、大暴れだーい!」
 レイの髪がふわっと持ち上がった拍子に花のような香りがするのを確かめた太一は、歓声を上げるレイの乗る車椅子を押すスピードを更に上げた。
517名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:52:45 ID:CE2h7ArA
 「ココアね、最初ちょっとだけお湯を入れて、スプーンで練るのよ」
 よーく練ったら美味しくなるから、よろしくね。平たく形を整えたクッキー生地をオーブンに仕舞い込み、レイがリビングソファに座る太一に指示をする。
 「さー頼んだわよオーブンちゃん」
 赤いオーブンのドアの前で一心にお祈りをするレイの姿を鏡越しに見て、太一がニヤケる自分の顔を抑えきれないままマグカップの中身を掻き混ぜる。
 「おばさんも食べていけば良かったのになぁ」
 「ねぇ。図書館なんかいつ行ったっていいのに」
 「あ、でも……もしかして慌てて逃げたんだったりして?」
 「ひっどーい!これでもね、クッキーは何度も作ってるんだから!」
 「だからこそ、だったりしてー」
 太一が人の悪そうな顔で声を上げて笑うものだから、レイはぷくっと膨れて、食べてみて泣いて謝っても知らないからっ!と、そっぽを向いた。
 「うそうそ!期待してるよーん」
 マグカップから甘い香り。オーブンから香ばしい香り。そしてレイの家の香り。
 太一はなんだか嬉しくなってきて、窓の外を不意に見上げた。
 「うわっセーフ。レイちゃん見て、雪!初雪!」
 「えっほんと?」
 きこきこ音を鳴らしながら、レイの車椅子が太一の隣に並んだ。窓の外にゆっくり降り落ちる白い小さな綿毛が、足下の町に降ってゆく。
 「うわー、寒いハズだわ」
 うきうきしながら窓にべったり張り付いている太一を見て、レイはなんだか子犬のようだな、と思った。口に出したら怒るかもしれないので、内心に留めておく。
 「おばさんとかネオとか、大丈夫かな」
 心配を口にしながらも顔には外に出て飛び跳ねたい、と書いてある太一の横顔を見て、レイは笑顔を少し落っことしたような気分になった。
 『わたしの足が普通なら一緒に外で走り回れるのに……』
 そこまで思って、いけないいけない、と頭を振った。気温のせいね、どうも考え方が寒い方に行っちゃうわ。レイはいまだに窓に顔をくっつけんばかりの太一に気付かれない様、小さく深呼吸をする。
 息を整えた頃、背中でオーブンのベルが鳴った。
 「おっ!オーブンちゃんのお仕事が完了したわね。じゃあ雪見クッキーと洒落込みましょうか!
 さてぇ、太一くんのお仕事ぶりが問われる番よー」
518名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 20:59:05 ID:CE2h7ArA
 出窓に置いていた花瓶やぬいぐるみや写真立てを全部下ろして、フローリングにクッションと毛布を置いて、お盆には太一が練った甘いココアとレイの作った少しほろ苦いクッキー。
 窓に雪。
 電気は消してしまって、薄暗くもぼんやり明るい部屋。
 お喋りさえ勿体無いような空気の中で、二人は黙って降る雪を見ていた。
 見上げる曇天は所々に日の指すヘンテコな具合で、天然のスポットライトに光る屋根屋根はもう随分白く輝いている。
 「すげーなー、映画みたい」
 太一がほうっと感嘆の溜息をつきながら、さっきベタ褒めしたちょっと硬いクッキーを齧る。
 「すごいねぇ」
 レイはその横顔をちょっとだけ見て、相槌を打った。
 部屋は少しだけ寒い。レイが羽織っている毛布は暖かだったけれど、ジャケットを脱いだ太一のトレーナー姿は肌寒そうだ。
 『くしゃみでもしてくれたら、毛布に入ってって言えるのに』
 なんてことを考えながらレイが窓をぼんやり眺めていると、隣でなにやらごそごそ音がする。
 「うーん、ちょっと寒いかなー?」
 えへへー。愛想笑いをしながら嫌も応もなく、太一がレイの毛布の端を引っ張っていた。
 「あっごめん、気付かなくて……この毛布、使っ」
 レイが最後まで喋り終わる前に肩から下ろした毛布がもう一度彼女の肩に掛かる。太一の手と共に。
 しばし呆気に取られていたレイだったが、なんともいえない溜息をついて太一の胸に頭を預けた。
 「ぬくーい」
 その様子に満足げに声を上げた太一が毛布ごとレイの肩を抱く。
 しんしんと雪は降り続いていて、相変わらず空は輝いたり暗がりだったりするけれど、二人は小さな苛立ちやつまらない懸案が解けるような気がして。
 どちらともなく毛布の下で手を握り合う。不安がゆっくり崩れてゆく。
 「レイ、ちゃん」
 「……ん。」
 短い返事と、短い沈黙。いつの間にか絡み合った指と指に熱が篭っている。
 「――――――クッキーとココアの味しかしないね」
 笑ったレイの顔に太一がもう一度キスをした。
 「いや?」
 眉を下げて尋ねる太一の子犬のような表情がレイの保護欲と嗜虐欲を程よく揺さぶる。
 「いや…………じゃ、ない」
 その返事を聞いた太一がこの世のものとは思えないほどいい笑顔をしたのは、言うまでもない。
519名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:47:03 ID:CE2h7ArA
 髪がきれいだな、と思った。
 たったそれだけのことを伝えるのが、こんなにも難しいものか。
 手をつないで唇をふさいでもまだ何か足りないような気分だと太一は思った。あの頃、デジタルワールドでゼロと駆け巡った世界では知らなかった感情。苦しくて不安なのにどこか嬉しくてくすぐったいみたいな。
 太一が迷い残るのろまな手つきでレイの手首を掴んだ頃、レイは太一がずるいと独り言をつぶやいていた。もちろん、頭の中でだが。
 『ずるいずるい。あんな顔してあんなこと言われたら……イヤって言えないじゃん』
 もどかしく緩慢な太一の体温が自分の胸に埋もれているのは嫌な気分じゃない。もちろんカテゴリは≪嬉しい!≫に決まっている。だが、レイはいつもの太一では考えられないほど臆病に自分に触れる彼の態度が気に食わないのも事実だった。
 『……流されてるなぁ……』
 「あっ」
 頭の中の冷静さとは裏腹に、温かい太一の指がカットソーの中を滑ってゆくのが気持ちよかった。
 もう三度目なんだなとレイは過去の情事を思い出す。頬が不意に倍くらい染まった気がした。
 『やだわ、あたしってエッチなのかしら』
 ニットのカーデガンが肩から引き剥がされるのを待っている自分の無責任さが怖くて、レイが太一の耳元で囁いたのは彼女の勇気が本物だと言う証明だろう。
 「ね、あたしも太一くんの身体触っていい?」
 ぎょっとしたのは太一の方で、声を上げる間もなくトレーナーの裾からレイの少し冷えた手が差し込まれるのを身を硬くして感じている。
 「んんっ……れ、レイちゃん……今日はダイタン……」
 ぞわぞわ猛る太一の中の激しさが一層勢いを増す一方で、ブレーキが同じくらい掛かる。前も、その前も、そうだった。大切な一言と一緒に衝動を飲み込んでしまう。
 太一にはその理由が解っている。だけれども、それをレイに悟らせるわけにはいかない。優しくて機微に敏感なレイに要らぬ気苦労を掛けたくなかった。
 「……ふぇっ……あ…ああ……っ」
 声が聞こえるのは嬉しい。悦んでいる声を聞くのは恥ずかしいけれど、誇らしくもある。
 「あっあっ……やぁ……!」
 首筋を舐める。太一の髪に鼻が触れて、あのなんとも言いがたい心地よい香りが胸いっぱいに広がるのが、指先が潤う柔らかさの中に絡み取られるよりも満ち足りるなんて言ったら怒るだろうか。
 夢心地の太一は赤く染まったレイの顎を額で上げて、頬を滑るように舌を這わせて唇を重ねた。
 その味は幸せで、どこか少し哀しかった。
520名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 00:03:15 ID:CCI2If2x
随分前に
デジモンのエロ小説がたくさんあるサイトってなかったっけ?
521名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:28:25 ID:DYcrBw01
>>515
超期待
522名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 00:59:56 ID:JUPUFgi2
>>515-519
どうした?
523名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 21:33:00 ID:5mOG4Vcy
>>520
kwsk
524名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 22:01:53 ID:R6QH3zEF
誰か大輔と京のえろい話を書いてくれ
525名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 23:01:39 ID:hAHx5rAd
どんなシチュで
526受け取れ>>508:2007/10/10(水) 22:27:25 ID:wWVEMKfI
 怖いなんてもう思わない。レイはそう信じている。自分で動かせない足を太一が容易く持ち上げる事でさえ

恐ろしくない。感覚の無い足、感覚の無い肌、感覚の無い自分。それをレイは受け入れた。
 『大丈夫、よくなるよ』
 レイは知っている。良くなる事なんかないのだと。それでいいと納得させてくれた父や母、そして兄に煩わ

しさというものを感じた事がない。それは自分と同じように、現実を受け入れた仲間だからだ。
 『少しづつ良くなってる、がんばろう』
 太一は知らない。レイのリハビリが足の機能を取り戻す為のものでなく、身体機能の低下を防ぐ為の運動だ

ということを。
 レイは心優しい太一を自分の現実に巻き込むべきか否かずっと迷っていた。事実を明かし、失望と自己嫌悪

に囚われるだろう彼を想像するだけで辛かった。何度兄に太一との関係を告げて打開策を請おうかと思ったか

知れない。
 だが、レイはそれをしなかった。
 「……きもち、い?」
 「うん……もっとして……ぇ」
 熱を孕む太一の指が自分の中をいとおしげに踊る。ズキドキ跳ねる鼓動の先には必ず太一の鼓動。
 「た、いちくん」
 「……な、に?」
 「すき」
 次の言葉は要らない、と宣言するようにレイは太一の唇に自分の唇を重ねる。痛い。痛い。胸が痛い。
 息が出来ない。太一はぎゅっと目を閉じてまるで祈りでも捧げるようにそのキスを受けた。息なんて出来な

くていい。彼女が居る、それだけで何も怖くない。
 軽くて細いレイの足を緊張の面持ちを残したまま、太一がゆっくり開かせた。薄暗い部屋の冷たい空気がふ

わっと動くのがわかる。
 「レイちゃん、いいにおいする」
 細く白い太股に唾液の伸びるまま、照りの残る唇を乗せた。温かい太一の唇とぬめる舌が触れ、レイは思わ

ずはしたなくも艶っぽい叫び声を上げてしまうところだった。
 「……ばかっ!」
 思わず太一のつんつん髪ごと、太股を伝ってこちらへ滑ってくる舌を止めた。
 「なんで?きもちくない?」
 「だって……そんなの、やらしー……!」
 レイの頬と同じように耳が赤く染まった。迷いなく自分を見つめている太一には照れなどどこにも見当たら

なかった。ただ一心にレイの太股に舌を這わしている。
 その表情がとても男性的で、なのにどこか献身的だったのだ。
527名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:29:44 ID:wWVEMKfI
 「おれ、レイちゃんの為ならなんでもする。試しにめーれーしてよ。全部きくから」
 ドキドキする。急に何を言い出すのかと混乱する反面、鼓動にあわせて太一の指が埋まっているそこがせつなく猛っていた。
 「あっ……!」
 緩慢な動きなのにもう取り戻せない苛立ちが二人の頭を支配している。一体何が動いているのか、一体何が元に戻らないのか、わからなくて不安だから自分達はこうしているのだろうか。
 「……指を……」
 「指を?」
 紅く震える亀裂が蠢く。ゆっくり呼吸をするように、蕩ける湯気を吐き出すように。
 「動かし……て…ぇ…」
 カッと太一の耳が染まる。レイの鳴き声にも似た懇願が思いのほか濡れていたからだろうか、レイが自分を求めていることに深い悦びと優越を感じたからだろうか。
 トレーナーの肩の部分をぎゅっと掴む白い指が桃色に染まり、太一に力一杯掴まっているその姿は、いつか見たどのレイでもなかった。太一だけのレイだった。
 「あぅ、ぃ、ぃ、ぃ…く…っ!」
 熱っぽく執拗に動かされる太一の指が、ぎこちなさも手伝って、ひどくはしたない音を立てている。部屋はしんと静まり返っているのに、その音とレイの抑えた艶声だけが太一の耳につく。
 薄闇に匂い立つようなレイの姿態が、艶めかしく投げ出されている。あられもない姿のレイが薄く痙攣をして悩ましく太一の名を鳴いたのが限界だった。
 「……たい、ち……!」
 胸にぎゅっと抱いて絶頂を迎えるレイを諌める太一の心臓も、痛いほど胸を叩いている。
 「あっあっ……ダメ……ぎゅってしたら……またいっちゃうぅ……」
 ひくひく小さく動くレイの襟足に太一は舌を這わした。うっすら汗ばむ肌は暖かくて、少し涙の味がしている。
 ぬるぬる粘液に塗れた太一の右手がまだしつこくも責め立てるので、レイは太一の乱れぬ呼吸をその舌で封じた。ずいぶんネバつく自分の唾液が、熱で煮詰まっているんじゃないかとばかな事を思いながら。
 「ん……」
 「前よか早くない?……そんなにきもちいかった?」
 「もう!ばかっ」
 「それともおれ上達してんのかなー」
 にひひ。太一が悪戯っぽい笑顔で忍び笑いをしながら、ふやけた右手の人差し指を舌で掬った。
 「……レイちゃんの味がする」
528名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:32:26 ID:wWVEMKfI
 太一の目はいつも笑っている方がらしいと思う。鋭くて睨むみたいな怖い顔はキライだ。だからレイは真剣で真面目な太一を本当はあまり好きでない。カッコイイとは思うけど、笑ってる方がずっと素敵だと思う。
 『でもこういう時に笑ってって言うのはちょっと違う気がする』
 自分の身体の上に降る太一の香り、吐息、重さ。そのどれもいとおしいのにレイは太一の顔が真剣であれば真剣であるほど、目を逸らしてしまう。顔を直視できない。恥かしいのとは違う感情で。
 「レイちゃん、こっち向いて」
 太一はそれを見通したようにレイに声をかけた。囁くように、慎重に。
 耳元で踊る熱と振動。レイは思わず強く目を閉じる。
 「おれのことこわい?」
 「……ちがう、とおもうけど……わからない」
 瞼はまだ開かないで、レイが小さく答えた。声が少し憂鬱に揺れている。
 「おれ、レイちゃんの嫌がることしない。なんでも言うこと聞く。
 だからめーれーして。わかんないんだ、君のこと。
 だから教えて。黙ったまま笑ったりしないでさ……何でも言えよ……」
 だめだ、笑え、笑えよ俺!太一が自分の震える声を必死に叱咤するのとは裏腹に、彼の目は渋く閉ざされていた。目に映る脅えたように見える表情のレイを直視するのが辛かったのだろう。
 それを見たレイは短く途切れそうになる自分の呼吸を用心深く整えて、両手を伸ばし……
 「ひゃあぁぁ!?」
 途端に太一が目を白黒せわしなく動かして叫んだ。レイはしてやったりといった表情でにんまり笑う。
 「耳に指突っ込んだくらいで、太一くんったらビ〜ンカーン」
 ゾクゾク総毛立つ背筋も収まらない太一が両手を耳に当て、大仰に声をあげてしまった事に今更ながら慌てる間もなく、レイの唇が太一の上唇に触れた。
 そしてゆっくり滑り落ちるように、下唇にも。
 全身を幸福で浸されるようなレイの愛撫はいやらしさがなく、太一はうっとりとその甘美に飲まれてしまう。
 「ね、急に耳に指が入ってきたらビックリするでしょ。怖くないけど、ビックリするわよね。
 これってそれと同じだと思うの。
 いつかビックリしなくなるまでは、やっぱりビックリし続けちゃう。
 だからね、ビックリしなくなるまで、待ってね。私がビックリしても……怖がらないでね」
 離した唇がまた重なり合って、太一は目を閉じた。レイの言葉にうん、と短く応えて、たくさんしようね、と続けた。
 レイは温かい太一のはだけた肩につかまり、私も怖がるのやめよう、と思った。
 怖がってばかりでは前に進めない。踏み出す足は動かないけど、私には手も口も身体もある。
 太一が逃げないで可愛がってくれる、この自分自身が。
529名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:36:04 ID:wWVEMKfI
 ぴんと仰け反って張り詰めるレイの服が巻きついた身体からところどころ零れる肌が鈍い光を反射していた。毛布の上に胡坐を掻くようにして座っている太一の腰の上で何度も跳ね上がるレイは必死にしがみつくようにして小さく声をあげる。
 「やっ!……あっあっあぁ…ぁー!」
 「はぁっ!はっ……はぁはぁはぁ……」
 「やだ、やだ……やだぁ……!」
 「なにが、なにがいや?」
 「や、やあぁあぁぁ……!ああぁー」
 ひっくり返ってめちゃくちゃな発声のわりには、レイの目はずっと太一を見据えているし、その顔は艶やかに笑っている。いや、という言葉の意味深さを示すように。
 「もう、いくのが、いや?」
 太一が笑って一層高く腰を突き上げた拍子に、レイの言葉とも悲鳴ともつかない声が途切れた。
 「〜〜〜ィ……っ!!」
 瘧病みのように痙攣を続け、吃音ともしゃっくりとも取れるような空気の出入りの音をさせながら、レイが太一の腕の中で何かを振りほどこうとするかのように身悶えた。
 太一は首が締まりながらも、それより強く収縮するレイの身体に同調するように、人口の皮膜一枚隔てて思いの丈を吐き出す。
 「……スゲ……レイ、ちゃん……すげぇ…いっぱい出ちゃった……」
 息が出来ないから気の利いた一言がいえないわけではない。
 胸がジーンとうるさい。
 暴れ狂う全身を駆け巡っている血の大騒ぎとは違う、深くて切ない、そういう煩わしさ。
 胸がこんなに震えているのに、何か足りないような気がする。
 身体がこんなに喜びに戦慄いているのに、何か欠けているような気がする。
 二人はそれを無意識に手探り、二人同時に探し当てる。
 太一の指と
 レイの指が
 お互いの手を探り当て、どちらともなく触れ、絡み、強く握り締められた。
 互いの首筋に顔を埋めて深呼吸をして、二人同時に声をあげて笑った。
 嬉しくて、おかしくて、笑い転げた。
 服も髪もぐちゃぐちゃで、おまけに下半身は未だに繋がったままで、それは結構な間抜けぶりだったけれど、そのとんちんかんさも可笑しくて可笑しくて、二人は笑った。
 おなかが痛い。喉が枯れる。頭がおかしくなりそう。そう言って二人は笑い続けた。
 涙が出るほど笑った二人の手は
 しっかり握ったままだった。
530名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:41:10 ID:wWVEMKfI
 「わたしね!これやりたいの!」
 レイがモニターを誇らしげに指して、電子レンジで作った蒸しタオルで首筋を拭く太一に見せた。
 「うわスゲー!……スゲーけどこれ、あぶねーよ!怪我しないの?」
 モニターの中で跳ね回る“バックフリップ”(後方宙返り)や“ヒールフリップ”を決める『車椅子に乗った』少年達を熱っぽく見つめるレイに水を差すようで居心地は悪かったが、太一が口を挟んだ。
 「怪我しないように練習するんじゃない。」
 「……でもこれ、一回でも失敗したら車椅子の重みで首の骨折らねーか?死んじゃうよ」
 「そんなのスキーでもスケボーでも一緒でしょ?プールとかトランポリンとかで練習してから地面でやるの。……太一くんもお兄ちゃんと同じこと言うのね。」
 「実の兄と同じくらいレイちゃんを大切に思ってると言って欲しいなー」
 ふん、と鼻を鳴らして太一がレイの車椅子に肘をかけてもたれた。
 「――――大切にしてくれるのと、仕舞い込むのとは違うと思うわ」
 少し強い口調でレイが反論した。その目はまっすぐにモニターに映る数々の車椅子トリックを見ている。
 「太一くん、わたしのこといつもどっかカワイソウって思ってる。
 私ちっともカワイソウなんかじゃないわ。足が動かないだけよ、たったそれだけなの。
 優しい家族が居るし、頼りになるお兄ちゃんもいる。心強い友達も、デジタルワールドで結ばれた仲間だって居るわ。なにより太一くんが側にいるじゃない。
 勉強して大学だって行きたいし、いつかは太一くんともっと長くお付き合いしたい。
 色々やりたいことの一つなの。何にも不自由なんてないわ。……ないのよ」
 意志の強そうな目はモニターの光を受けて輝いていて、そこにはちっとも悲壮感はなく、だからと言って楽観的に構えている様子もない。
 「すごいな。
 レイちゃん……なんかスゴい。
 おれなんかまだ自分の言葉を上手く言えなくて、単語探して詰まるけど……レイちゃんをかわいそうだって思ったことなんかないよ。
 なんか置いてかれそうな気がして、しがみ付いてるだけなんだと思う。……おれカッコ悪いなぁ……」
 眉尻を下げ、低い声をめいっぱい絞りきるくらいにして、太一がやっとのことで言った。
 「ばかねっ!」
 ばん!とレイの手が太一の背中を叩いた。
 「太一くんの一人や二人、どこへだって連れてってあげるわよ!わたしが!」
 そんな辛気臭い顔してちゃゼロくんが怒るわよっ!レイの弾んだ声と同時に、もう一発太一の背にレイの平手がとんだ。
 「……三人だったら、1000%だ」
 「そうね!ますます無敵だわ!」
 太一は笑うレイを見ながら、今もしキスをしたら、さっきみたいな哀しい味はきっとしないな、と思った。
531名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:43:32 ID:wWVEMKfI
>>508よ……スマヌ……今のおれにはこれが精一杯……グフッ
全然明るくも楽しくもなくてすまなかった……リっちゃんにもすまなかったと伝えておいてくれ……
532名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 08:55:22 ID:/X5g8i3/
とりあえず、あれだ
ハイパー乙
533508:2007/10/11(木) 22:19:57 ID:M0ydZ5ZQ
>>531
GJ!
こんな超マイナーな要望に答えてくれてありがとう。
激しく乙だ。
534名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 22:36:57 ID:/LFMFvwU
誰か大輔と京のお互い好きな人が居るんだけど相手にされないばっかりに
つい手近な人間とえろいことをしてしまって
しかもそれにはまってしまって抜けられなくなるような話を書いてくれ
535リリモン×エンジェウーモン:2007/10/16(火) 16:21:43 ID:EqEx5L0d

 八神家の自宅にて。
 太一たちの買い物中の留守番を言い渡されたパルモンとテイルモン。
 二人は昨日の戦いををすっかり忘れたように退屈を潰しあっていた。
「ねえ、パルモン。これは何をやってるの?」
 そういってテイルモンがパルモンに手渡したものは、太一がミミとヒカリにこっそり隠していた成年雑誌だった。
「せっくすだよ、テイルモン」
「せっくす?」
 はて? せっくすとは何か?テイルモンはデジモンなので人間の性的知識はまるでなかった
「せっくすってなんなの?」
「きんもちいいんだよー」
「気持ちいい?」
「うん! する?」
「う〜ん……」
 テイルモンは悩んだ。未知に対する不安もあったが、せっくすとらやらがどれほど気持ち良いのかも興味が沸いた。
「しようよ!」
 パルモンが顔を突き出して誘ってくる。そんなにせっつかれなくてもテイルモンの心は決まっていた。不安より興味の方が打ち勝ったのだ。デジモンにも好奇心旺盛な心があるのだから当然といえよう。
 何より雑誌を見てからというもの、やたらに身体が火照って落ち着かなかったから調度良い。なんでも良いから身体が動かしたかった。
「する!」「パルモン超進化ー!リリモン!」「テイルモン超進化ー!エンジェウーモン!!」
 こうと決めたら即行動するのがリリモンとエンジェウーモンだった。二人は寝室に行くと、すぐにすっぽんぽんになった。
「これからどうするの?」
「ベッドにねっころがって」
リリモンの言うとおりにベッドに寝転がり、せっくすの気持ち良さを早く味わいたくて今か今かと待ちわびる。
 自然と股をもじもじと擦り合わせてしまうことがエンジェウーモンは不思議でしょうがなかった。
「よいしょっと」
「ってちょっと待て!」
「なぁに?」
「ものスゴく屈辱的よ、これは」
 エンジェウーモンは憤慨した。リリモンに顔を跨られ、眼前には彼女の花弁と臀部が広がっているのだ。
「これはね、二人が一緒に気持ち良くなれるすぐれたたいいなんだよ」
「そ、そうなの?」
「エンジェウーモン、もっと脚開いて、がに股みたいにさ」
「こう?」
 両腿を大きく広げ、リリモンの言うとおりにする。
 二人はお互いの裸を見られることははじめてだったので、エンジェウーモンは羞恥に頬を朱に染め、とてもいけないことをしているように感じた。
 ぬるり。
「きゃっ」
 思わいもよらぬ感覚にエンジェウーモンは声が自然と出てしまった。
 生暖かく、ぬるぬるとしてざらついた感触、何度もそれをスリットに感じる。
 エンジェウーモンはようやくリリモンが自分のアソコを舌で舐めていることに気づいた。
「汚いよ」とリリモンに言おうとしたが喉から出るのは荒い息と小さな喘ぎ声。
 そして「も、もっと……」という自分でも思ってもみない言葉だった。
「わかったよ。でもエンジェウーモンもわたしの舐めてね」
「うん。リリモンの真似をすればいいんだな」
 秘部に伝わる甘い刺激に合わせて、目の前のリリモンの秘所を弄繰り回し、自分がされてるように両手の親指を使って膣口くつろげる。
 ピンクの粘膜がぬらぬらとテカリ、複雑な形をした果肉がヒクヒクとうごめいている。
(こんな形をしているの……?)
 間直でみる女性器のアップに感心しながら、ちろちろと小さな肉ビラに舌を這わせる。
「リリモンのここ濡れてる」
「エンジェウーモンも濡れてるよ。せっくすがしたかったり気持ち良いとぶんぴつされるんだって」
「そうなの……」
 次第に二人の舌の動きは大胆になり、ぴちゃぴちゃという音が室内に響き始める。
 興奮で火照った身体からは汗が噴き出し、蛍光灯の光を反射する。
『なんだか自分のを舐めているみたい...恥ずかしい...。』
 二人のリンクした動きと性感がエンジェウーモンにそう錯覚させた。
 リリモンが肉襞をついばめば、エンジェウーモンもついばみ。
 エンジェウーモンが膣口に口を着けて中の果肉を吸いたてればリリモンもじゅるじゅると音を立てて吸いたてた。

536リリモン×エンジェウーモン:2007/10/16(火) 16:22:37 ID:EqEx5L0d
「せっくすってこんなに気持ち良かったんだ」
「ね! して良かったでしょ?」
「うん!」
「もっと気持ちよくなろっか」
「うん、うん!」
 リリモンはエンジェウーモンから一旦離れると、脚を交差するように股間同士を密着させて来た。
 気持ちが一段と昂ぶる。
『リリモンがどうするのかわからないけど、気持ち良いとこ同士をくっつけながらするんだ! きっとすごく気持ちが良いんだ!』
 そう思う内にリリモンが襞ひだを押し付けて擦り始めた。
 秘部に感じるぷにぷにと柔らかな恥丘や、くにくにとした肉唇、こりこりとしたクリトリス、それら全てが心地よかった。
「エンジェウーモン、もっと強く擦り付けるの」
「こ、こう?」
 きめ細かい肌に汗の雫が浮かぶ。二人は髪を額に張り付かせて腰を振りたくりまくった。
 擦り合わせる度に飛ぶ愛液の飛沫。太腿を汚し、ベッドのシーツに染みを作っていく。
「エンジェウーモン、一緒にいこう! 一緒にいこう!!」
「わかってるわ、リリモン! 一緒にいこう!」
 エンジェウーモンには「いく」という言葉の意味は良く分からなかったが、とても甘美な事だとは本能的に悟っていた。
 くちゅくちゅという音を室内に響かせるほど、陰部を密着させて腰をグラインドさせる。特にエンジェウーモンは無意識にクリトリスを重点的にすりつけた。
 リリモンが顔を紅潮させ、だらしなく口から涎を垂らしている。腰部を動かすたびにその勢いでぽたぽたとベッドに滴らせる。
『わたしもきっとあんな顔をしてるんだ』何故か胸がドキドキした。
 快楽に没頭するリリモンに深い愛情を感じたその時、目の前が光に包まれ真っ白になった。
 身体が弓なりに反り、身震いする。喉からは「あぁぁぁー!」という自分のものとは思えない甲高い声が吐き出されていた。
 それはエンジェウーモンが始めて感じるオルガスムスだった。
 絶頂に達したのはエンジェウーモンだけではない。リリモンもほぼ同時にいき、嬌声を上げていた。

がちゃ
「ただいまあ!パルモン、テイルモンお留守番ご苦労...ってええええ!!!。」
なんと買い物から帰ってきた太一が全裸のエンジェウーモンとリリモンを見た瞬間
鼻血を噴き出したのである!
「お兄ちゃん!見ちゃダメ!!!」
ヒカリが太一にアッパーをすると、太一は空まで吹き飛ばされてしまった
537名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 20:56:11 ID:Jgjjb+H5
GJ!!
538名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:25:20 ID:Ft2skCQD
>>534
そして、好きな人も本人達を好きだったことが判明してNice Boat.なことになるんだな。

そして保守
539名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 11:15:03 ID:mvd8TFEB
正しくそれだと言わざるを得ない。
540名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:31:18 ID:+CGy5wVm
>>534>>538のNice Boat.みたいになるのをリクエストしてもいい?
541名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:38:11 ID:A4Of3PMe
誰にだ?
542名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:52:57 ID:/45MLHRA
そろそろ03が出てきてもおかしくないはず
543名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 05:20:21 ID:RadPkFSq
おかしい
544名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 23:14:38 ID:ICeoQULA
02の終わり方がアレだからなあ…続きを作って欲しいとよく思う。
545名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 11:15:15 ID:7OoJ8W2g
いやまて……逆に考えるんだ……
『終わりが微妙だからこそ鬱憤溜まった職人が理想の02を書き直してくれる』
と考えるんだ。
546名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 18:20:41 ID:QMZ78/lN
ジェンジュリを見たい俺はマイナーか?
547名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:07:14 ID:M8+uHrS/
ジェンジュリってあんま妄想わかないなぁ
どんな感じ?
548名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:07:20 ID:GFZQ7aAH
レナルキ大好き。誰か書いてちょうだい。
549名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:25:21 ID:let2zu+g
接点ないよな、ジェンと樹里
間にタカトが存在してないと互いの存在を認識する事も難しそうだ

両方とも、他人との間に壁を作るタイプの分別くさい子供だからかな
550名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 00:52:17 ID:JHUAu0SN
ところで今久々に02を見ていたんだが…

空は太一の嫁?
それともヤマトの嫁?
551名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:03:12 ID:ws+3nUq2
突然ですがタケヒカ投下〜
本番なしです。ごめんなさい(´・ω・`)
552名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:07:05 ID:ws+3nUq2
海の向こうに太陽が沈んでゆく。
赤く輝いていた海がだんだんと黒く染まっていくのに気づいて、ヒカリの胸にさっきまでの恐怖がよみがえってきた。
「もう帰ろうか」
隣でずっと手を繋いで佇んでいたタケルが、ヒカリに笑顔を向けた。
「ありがとう」
ヒカリは笑顔を返せなかった。
普段は太陽のように笑うヒカリから笑顔が消える、そんな事件が起こっていたからだ。
「家まで送っていくよ」
「イヤ。離れたくない」
暗黒の海。ハンギョモンに似た滅びゆく運命の一族。ヒカリはその場所でこれまで感じたことのない恐怖と孤独に包まれていた――タケルが救いに来てくれるまでは。
「じゃあ、ウチにおいでよ。太一さんにはあとでぼくから連絡するから。ウチの母さんも、話せばわかってくれると思う」
そういうとタケルは、ヒカリの頭を優しく撫でた。
「ありがとう」
ヒカリはまた笑顔を返せなかった。代わりにあたたかい泪が一粒、ヒカリの頬を伝った。

「ごちそうさまでした!さっすがヒカリ、おいしいね!」
「ふふ。ありがとパタモン」
結局、タケルの母奈津子は急な来客を大歓迎してくれた。もっとも直後に「夕食は自分たちで作ってね」と自室に引き込もってしまったのだが。締め切りが近づいているらしい。
奈津子に気兼ねしなくて良いことは今のヒカリにはありがたく、二人と二匹だけの暖かな食卓はヒカリにいつもの笑顔を取り戻していた。

洗いものを終えた二人は、タケルの部屋へと移動した。ドアが閉まる音を耳の端にとらえると同時に、ヒカリは後ろから抱きしめられた。
「――タケル君?」
「ぼくは、君に謝らなくちゃいけない」
タケルの表情を見ることはできなかったが、声色から泣きそうなタケルの顔が連想された。
あのことか、とヒカリは思い当たったが、タケルの言葉を聞きたいと思った。
「なあに?」
「ヒカリにひどいことを言っちゃった。太一さんに頼ってばかりだって……ぼく、太一さんに嫉妬してたんだ」
「謝らないで。あの言葉、嬉しかったんだから」
「え?」
ヒカリを抱くタケルの腕がゆるまったので、ヒカリはタケルに向き合った。
553二人と二匹のドキドキ生活☆:2007/11/06(火) 01:10:19 ID:ws+3nUq2
「これからはタケル君が守ってくれる、ってことでしょう?だからありがとう。」
そういって、タケルの頬に口づけ、
「タケル君と、久しぶりに一つになりたいな」
と、耳元で囁いた。
「だめだよ、パタモンとテイルモンがいる!」
タケルの顔は真っ赤だ。
「二人とも寝てるわ」
いじわるな顔でそう言いながらヒカリは膝をつき、タケルのジッパーに手をかけた。
確かに二匹は、部屋のすみ、パタモンの寝床で仲睦まじく抱きあって静かに寝息をたてている。
「だめだよ、母さんがいる」
必死に止めようとするタケルを無視して、ヒカリはタケルのモノを取り出した。ソレは既に熱く、硬くなったいた。
「タケル君だって、やる気じゃない……」
ヒカリはタケルの先端をペロリとなめると、手でしごき始めた。
「ヒカリちゃんっ!」
「しっ、お母さまに聞こえちゃう」
その言葉に反応するようにタケルのモノは更に熱さを増した。
ヒカリは胸の鼓動が高くなるのを感じ、手のスピードを上げた。
「タケル君っ……タケル君っ……」
「ヒカリ……声抑えて」
「タケル君っ……!」
息が荒くなるのを感じた。目の前のタケルが愛しくて仕方ない。他に何も考えられなかった。
タケル自身に口づけた。下筋を舐め上げた。何度も何度も頬擦りした。
「声抑えて、ヒカリ!」
マズイ、とタケルは思った。
目の前で夢中になって自分自身への頬擦りを繰り返すヒカリは、タケルの声さえ聞こえてないようだ。
恍惚とした表情のヒカリは、その白い顔の左頬から耳までがタケルの先走り汁で妖艶に光っている。
「タケル君っ……はぁっ……あんっ……気持ちいいよぉ……」
ヒカリの白く美しい頬が自分の最も汚い部分に擦り付けられている背徳感に、タケルはこのまま絶頂を迎えたい気持ちだった。
しかし、このままではヒカリの声が隣室の母に聞こえてしまう。パタモンたちも目覚めてしまうかもしれない。
「タケル君っ……あっ……いやぁ……」
ヒカリの顔を自分の顔と同じ高さにまで強引に引っ張り上げ、奉仕の相手を見失って惑う唇を唇でふさぐ。
ヒカリの腕がタケルの背中に回される。ヒカリの荒れた息が整っていくのをタケルの頬が感じた。
そろそろか、と頃合いを見計らって唇を離す。
――その判断は、甘かった。
554二人と二匹のドキドキ生活☆:2007/11/06(火) 01:12:39 ID:ws+3nUq2
途端にヒカリは淫らな表情へ豹変し、ヒカリの太股がタケル自身を挟み、捕らえた。
「タケル君っ……大好きな……タケル君っ……」
再びタケルの名前を呼びながら、ヒカリは腰を前後にスライドし始めた。
スパッツの生地を通して、ヒカリの体温が上がるのを感じる。ヒカリ自身も、その摩擦で感じているのだろう。
「タケルく……」
ヒカリの唇を塞ぐ。と同時に、ヒカリの舌がタケルの舌に絡みついてくる。
タケルの中で、何かが切れた気がした。
ヒカリの腰の動きに合わせて、自分の腰も上下に動かし、ヒカリの芯を擦るようにする。
「ふぅっ、ふっ、ふっ」
ヒカリの呼吸がさらに激しさを増した。
「んむぅ……っ」
ヒカリが感じ腰を引いた瞬間を逃さずに、タケルは先端でヒカリの股間を圧す。引き延ばされたスパッツが、ヒカリの穴に密着し、その形を再現した。
「……ぷはっ!……はっ、はっ、ひっ」
下着がくい込んで芯を刺激したらしく、ヒカリは舌を出したまま口を離して、反り、言葉を発しなくなった。
同時に太股がタケル自身を再び捕らえ、圧迫した。そのことで、タケルも射精した。
放たれた精は、ヒカリのスパッツを汚し、更に床へとしたたり落ちた。

「見て、タケル君。私のおつゆとタケル君のおつゆで、私、おもらししちゃったみたい」
一息ついたヒカリは、しかし淫らな表情のままだった。
タケルは、導かれるままにヒカリの股間の、濡れそぼったスパッツに手を触れた。
「ぼく、我慢出来ない」
「……私も」
抱きあい、スパッツを脱がそうとしたそのとき
「デジタルゲート、オープン」
呆れたような声が聞こえ、タケルのノートパソコンからゲートの光が溢れだした。
「テイルモン、起きてたの……」
「そーいうことは、向こうでやりなさい!」
そのまま二人の姿はデジタルワールドへと消えていった。
残されたテイルモンは床に残った精液を丁寧にふきとって、寝床へと向かった。
「まったく、見てるこっちまでサカってきちゃったじゃない。ね、パタモン」
「うん。テイルモン、おいでよ」
二匹は、二人がこの部屋へ入ってきたときと同じように抱きあい、今度こそ口づけをした。

【了】
555二人と二匹のドキドキ生活☆:2007/11/06(火) 01:15:02 ID:ws+3nUq2
以上です。お粗末様でした。マニアックでごめんなさい。
感想などいただけたらうれしいでつ
556名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 06:00:23 ID:kobHEDKH
GJ!
557名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 11:36:11 ID:vHcUkdcj
最近の子は進んでるなぁw GJでした。
558名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:08:56 ID:VFfEZi4O
GJ! ジェンジュリは大抵タカルキが前提なんだよな
559名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:16:42 ID:qo5AkYkK
>>555
GJ!
560名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:30:13 ID:+42VDylD
保守
561名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 14:47:22 ID:gSRjYv1U
まだ途中だけどタカルキのネタ考えてます。………エロ無しの予定だけど
562名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:44:44 ID:ZHTixO+3
>>561
wktk
563名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:08:26 ID:cXS5fZAq
誰かおにゃのこデジモンの職種モノ書ける神はいないかね?
リリモンでもライラモンでもミネルヴァモンでもバステモンでもいいから
564名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:30:08 ID:wpzouU/w
加藤さんの職種ものがいい
いっしょにクルモンも
565名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:37:21 ID:i9ThRkYj
そういやデ・リーパーはほんまもんの触手だったな

巻いたのが加藤さんとクルモンとベルゼブモンだけというのが微妙にハンパだが
566名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:08:00 ID:cXS5fZAq
人間じゃあんまり意味ないんだよな・・・
デジモンであるという事が重要。
人の職種なんてデジモン以外のジャンルでも見れるんだし。
567561:2007/11/12(月) 23:11:01 ID:gSRjYv1U
とりあえず出来たので投下してみます。先に言っときますがエロは無しです;



「バーストショットッ!!」
「ファイナル・エルシオンッ!」

無数の爆薬が、赤き光の閃光が駆け抜け、空を埋め尽くす大量の影を次々と消し去っていく…

山手線での暴走デジモン事件…それは、リアルワールド侵略を企てるパラサイモンたちを倒したことで、なんとか事なきを得た。
しかし…それで侵略を目論むデジモンがまったくいなくなったというわけでもなく……その数ヵ月後、突如開いたデジタルゾーンから、
おびただしい数のデビドラモンと、それを指揮するかのように十数体のスカルサタモンが現れ街の空を飛び回っていた。
いくら完全体と成熟期ばかりと言っても、この数ではあまりに多勢すぎ、駆けつけたタカトたちは皆究極体でそれぞれ応戦していた。
流石に最初はその数に手こずってはいたが、徐々に、しかし確実に空を舞う影は減っていった。
さらに途中から加勢に来たベルゼブモンの活躍もあり、次第にそのペースは上がっていく。
ミサイルが、銃弾が撃ち出されるたび、錫杖が、聖槍が振るわれるたびに、断末魔と共に影たちはデータの塵となり霧散していく。
そして最後の一匹にサクヤモンの式神が直撃し…そこでようやく、戦いは終わった―――

―――――はずだった。

「サクヤモン!後ろだっ!!」
「なっ………!?」

唐突に響いたデュークモンの声。
咄嗟に振り返ると、目の前には…ビルの陰に身を潜めていた本当の最後のスカルサタモンが、不気味に黄色く光る杖の先端を眼前に突きつけていた。
そしてその妖光は、サクヤモンが行動を起こすよりも早く、ゼロ距離で放たれた…

「貴様っ!!」

その瞬間、誰よりも早くデュークモンは動き、白銀の槍を振り下ろす。

「ヒィッ……!?」
ズシャァァァッ!!

煌いた銀閃は受け止めようと構えた杖ごと、スカルサタモンの体を両断し………今度こそ、戦いは終わりを告げた。


「ルキっ…!」

スカルサタモンの消滅を見届けて、タカトはすぐに進化を解きサクヤモンの元へ走った。
見ると他の仲間達も進化を解きその場に集まっていた。が、皆その顔に浮かんでいるのは…驚きの色。
タカトもすぐにそこに駆けつけ――――そして、呆然とした。
そこには攻撃によって進化が解かれたルキが倒れていたが、その傍にいるはずのレナモンの姿がない…
いや、正確にはレナモンもそこにはいた…ただ……

「ル…ルキ……その体……」
「は…?体って………え……?」

なんとか声が出たタカトの言葉で、起き上がったルキが自分の姿を見て…同じように呆然とし…傍にあったガラスケースに映った全身を見て…完全に停止した
両腕に付けられているのは、レナモンの普段つけている紫の布。
だがそれよりも目に付くのは、人の体であるのにそこから生えた見覚えのある黄色い耳と尾…

『ルキ…どうやら、少しややこしいことになったらしい……』

頭の中に、直接レナモンの声が響く。が、当のルキはいまだに声が出ずにいた…
568名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:16:02 ID:gSRjYv1U
話を聞き、すぐに健良の父が来たが、その顔は複雑なものだった…
恐らく、データに異常を発生させる技であるネイルボーンを至近距離から食らったことで、
融合状態にバグが生じこのような状態になったと推測されたが、肝心な解決策は出ず、結局少し様子を見ようということになった…

「ルキ…体とか、変な感じしない?」
「ん……まあ違和感…はちょっとあるけど、そんなに異常とかはないと思う」

そしてルキの家…万が一何かあった場合を考え、タカトが一日泊まり傍で様子を見ることになった。
ちなみに家に帰ったルキの姿を見た母のルミ子は「ルキちゃん……!」とやはり愕然と呟き―――その次の瞬間に「…可愛いv」と続けてルキを思い切りズッコケさせた。

「だって女の子の体にぴょこんと動物の耳と尻尾が付いてるなんてスッゴク可愛いじゃない!ルキちゃん元から可愛いからより一層♪」
「あ、あのねえ……」

ズッコケた際に床にぶつけた額を押さえながらルミ子を睨むルキ。後ろではその様子をタカトが苦笑しながら眺めていた…
もっともタカトもルミ子の言葉には同感だったわけだが、それを口に出したら即差に彼女の制裁が来ると思い、なんとか堪える。
いくら成長期の状態とはいえレナモンと同化している今のルキの一撃は、照れ隠しであろうとかなり痛いに違いない。

「あ!今度そのカッコに似合う洋服買ってきてあげる♪」
「いらないってばっ!」

そんなことを考えながらも、母と子の言い合いは続いていた。……怒鳴るたびに尻尾と耳がピンと伸びながら。



「だけど……ゴメンね…」

部屋に戻り、適当に時間を過ごしていると、不意にタカトがやや暗い声でそう呟いた。

「何よいきなり」
「……あの時最初にヤツに気付いてたのは多分僕だったからさ…もっと早く動けてれば、こんなことにならなかったと思って…」
「……別にアンタが気にすることじゃないわよ。あたしが油断してただけなんだし…」
『それについては私も同じだ。タカトが気を負う必要はない』

ルキの言葉のすぐ後に、ルキの口からレナモンの声で言葉が流れる。
それと同時に、澄んだ紫の瞳がレナモンの水色へと変わる。
どうやら体の主導権が変わるときだけ瞳の色が意志の持ち主のものに変わるらしい。

『それに、別に大怪我をしたというわけではない。コレの治し方だってそのうち分かることだ』
「…だとしても、やっぱり気にするよ。ルキの事……守れなかったから」

その瞬間、再び瞳がルキのものとなり、少しだけ口元に笑みが浮かんだ…
569名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:16:45 ID:gSRjYv1U
「…いつもアンタに守ってもらうほど、弱くなった覚えはないんだけど?」
「わかってるよ。それでも………好きなんだから…心配する資格ぐらいは欲しいよ」

そっとルキの肩に手を添え引き寄せる…ルキはそれに抵抗せずにタカトの胸に額をつける…
パラサイモンの事件の後…少しだけ変わった二人の関係…
普段は気弱で頼りないのに、いざというときは誰よりも強くなる…
ロコモンから落とされそうになったとき、パラサイモンに捕らわれたとき…真剣なその心を感じることが出来た。
誕生日会から数日後に気持ちに自覚し…更に数日後、考えた末にタカトに伝えると…しばしの沈黙の後、いつもの柔らかな笑みと共に受け止めてくれた…

「ルキが強いのは知ってる、ルキを守るのはレナモンだってことも分かってる。
けど…それでも、大切な人は自分の手で守りたい…戦いでも、日常でも。それぐらい大好きだから……我侭、かな…?」

ルキのサラリとした髪を、ついでにレナモンの耳を撫でながら、囁く。
少しだけ顔を上げ、ルキはタカトの顔を見つめた。

「……多分、ね。けど…」

そっと……両手をタカトの背中に回す。

「少しくらいなら…あたしはそれでもいい……」

「…レナモンにはちょっと悪いけどね」と小さく付け加えると、また瞳が水色となり『ルキがそう思っているのなら、私は構わない…』と一言だけ言ってすぐに紫へと切り替わる。
二人は少しだけ苦笑し……僅かな沈黙の後…ゆっくりと、互いの唇が重なった…
永く感じる一瞬…そっと目を開けると、自分と同じように見つめ、滅多に見れないような澄んだ笑みを彼女は静かに浮かべていた。
更にそれに加え、パタパタと左右に揺れる尻尾が目に入り……我慢できずに、言葉が出てしまった…

「ルキ…その、こういうこと言うのもなんだけどさ…」
「え……?」
「……やっぱりそれ、可愛いよ。本当に…すごく……」
「っっ……!」

ガスッ

タカトの言葉が言い終わったその瞬間笑みがなくなり、代わりに一気に頬が朱色に染まり………鈍い音が響いた。
570名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:17:31 ID:gSRjYv1U
翌朝、ルキとレナモンはあっさりと二人に戻っていた。
昨日の心配はなんだったんだと拍子抜けするほどに、本当にあっさりと。

「ルキ……」
「なに?レナモン」

帰るタカトの背を見送りながら、不意にレナモンが言い出す。

「私はいままで戦いの時しかルキと一つになっていなかった。だが……昨日はお蔭でまたルキの心を知れた気がする。人間同士の好きという気持ちが…少し、分かった気がする…」
「そ、そう……」

レナモンの言葉にルキの顔が若干赤くなる。
あの時は流れのままにキスまでしてしまったが、よく考えてみればパートナーとはいえすぐ間近で見られてたのとほぼ同じ状態だった。
いや、同化した状態だったから多少なりとも感覚も共有していただろう。今頃になって、顔がどんどん熱を帯びていく…

「それと…」

しかし、レナモンの口からは更に言葉が続いた。

「デジモンに性別は無いと聞いたが……あるとすれば、私は多分“女”なのかもしれないな…」
「…………は?」

思わず間の抜けた声が出る。いまいち言葉の意味がわからない。わからないが……
小さくなっていくタカトの後姿をジッと…いや、むしろ若干惚けて見つめているレナモンを見て、ルキの頭にイヤな予感が走る…

「(な、なんか…余計ややこしくなった気が……)」

穏やかに吹き抜ける風と共に、朝の空気と時間が流れる。――――ルキの中の不安と共に。
571名無しさん@ピンキー :2007/11/13(火) 00:57:04 ID:k73iA57i
素晴しい。ややこしいw
572名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 11:52:20 ID:7Cdmstfw
これは良作、お見事!
耳尻尾ルキかわいいよ(#´Д`)耳尻尾ルキ
573名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:08:09 ID:tmNjOEKS
レナルキ好きー、レナモンはエロ変体!!
仲間いる?
574名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:19:28 ID:UroH1b/U
はじめまして。
誰でも良いのでリョウルキ書いて下さい。
自分は全く書けないので…。
すみません…。
575名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:30:31 ID:sf+I5w7I
誰かトーマ×ナナミのほのぼの頼む
576エロモン02@中篇:2007/11/21(水) 12:38:43 ID:7UB8TN9E
>>310-314 1〜5  >>489-491 6〜8

 『おー、どうした光子郎』
 「どうしたじゃありませんよ。あのあとミミさん宥めるのに骨が折れましたよ」
 『とか何とか言ってぇ、今隣にいるんじゃねぇのかぁ?』
 「……後で太一さん達からもちゃんと謝っといてください。」
 『おーう任せとけー。こっちは今やっと雨上がったからなー駐車場で花火してんだ。ヒカリに言ってちゃんと写真撮ってもらってるから楽しみにしてろよ』
 「……太一さん、お酒飲んでるでしょ」
 『馬鹿言うなよ!俺がそんな……イヒヒヒヒヒ!飲んでねーって!ほんと!』
 ――――――ダメだ。丈さんや空さんは一体どうしたんだろう?光子郎は鈍い頭痛を感じながらも、二人のしっかり者の名前は口にしなかった。
 『そーだ、京ちゃんに替わってやろうか?』
 まずい、と思った時には手から携帯電話が飛んでいる。オカルトだ。
 「太一さん!そんなにあたし達の仲に波風立たせて面白いの!?」
 『……えぇぇ…?…』
 そこまで!!
 光子郎は思うが否か、気付いた時にはミミの手からむしり取った自分の携帯電話を壁に投げていた。
 「きゃーっ電話ーっ!!」
 「何てことするんですか!」
 「えええー!?アタシのせいなのこれ!?」
 ミミが飛びついた携帯電話のそばにへたり込みながら悲鳴を上げる。
 「違う!電話取って!太一さん!」
 光子郎にしてはオーバーなリアクションでジタバタ喚き、事の重大性をアピールしているらしい。単に泡食ってるだけという説もある。
 「……いーじゃん別に。相変わらず細かいこと気にする男ね。――――――それとも、みんなにあたしと一緒に居る事を知られたらなんか不味い事でもあるのかしら」
 しれっとミミが唇を尖らせて携帯電話を拾い上げ、ドレッサーに置いた。携帯電話は通電している事を知らせる光もなく、沈黙し続けるばかりだ。
 「こんな時間に一緒に居る事が非常識なんです!」
 「たまに日本帰ってきたらコレよ。もうちょっとフレキシブルに人生を楽しむように心掛けないと、老けるわよ」
577エロモン02@中篇:2007/11/21(水) 12:39:45 ID:7UB8TN9E
10
 「……ねぇ。まだ怒ってんの」
 ぶっすーっと膨れた光子郎は返事をしない。
 「だからごめんなさいって、謝ってるのに」
 ミミがベッドの上に正座して、スツールに腰掛けてそっぽを向いてる光子郎に何度も話し掛ける。
 「意外にしつっこいわね」
 喧嘩さえ吹っ掛けるような事を言っても、光子郎は膨れっ面をゆがめない。
 しかし、ミミのホテルの部屋から出て行こうともしない。
 ……ったく、いったんへそを曲げると長いんだから……ミミが溜息を飲み込みながらあきれ返った。
 「首筋」
 「は?」
 「キスマークがある」
 「……あー?」
 光子郎がようやく立ち上がり、ミミの座るベッドの側にやってきた。まるで強迫でも始めるような態度だ。
 「京くんがね、そう言うんですよ。ミミさんの左側の首筋にあるって。僕はミミさんを信じてますから虫刺されじゃないですかって言いました。そしたら時間があるんだから問い詰めてみたらどーですかって返事が返ってきて」
 光子郎がベッドに膝をかける。ミミはその圧迫感にジリジリと後退するしか術がない。
 「明るくて気のいい京くんをそーゆー皮肉めいたことを言う人間にしてしまった自分に腹が立った。素直で可愛い後輩がどんどん捻くれて行く原因たる自分の采配の悪さに絶望してる。
 だからミミさんが京くんに嫉妬するのは完全にお門違いだし、もっと言えばその見当外れのジェラシーさえ喜んでる自分のクズぶりに落ち込んでるだけ。」
 分かって貰えましたか。もはやヤケクソ気味に光子郎が早口でそんなことを言ってベッドを離れた。
 そしてまたスツールに戻る。
 「…………つまり、八つ当たりなのね?これ。」
 そーです。やや軟化した声が心なしか萎れているような気がした。雨の上がった窓の向こうにあるくすんだ夜景に視線を馳せる光子郎を見ながら、ミミが大きく溜息をつく。
 「可愛そうだから慰めてあげようか」
 ウフン、思わせ振りな作り物の溜息を光子郎の耳元に投げ掛けたミミが嗤う。
 「ミミさんは本当に意地悪ですね」
 ムッとしたようで、何処となく寂しそうで、でも一歩も引かない頑固な性格。
 「当たり前よ、優しくなんかしてあげない」
578エロモン02@中篇:2007/11/21(水) 12:40:29 ID:7UB8TN9E
11
 大きな目は伏せがちで
 「キスマークの事実関係を是非確かめたいものです」
 赤い髪は湿気を含んでささくれている
 「虫刺されよ」
 濡れたように光る唇と
 「その虫はきっとウェーブの掛かった金髪で背が高くて美男子なんでしょうね」
 しわくちゃになったシャツの襟元が
 「覚えがないわ」
 触れるか触れないかの緊迫した状況。
 「そうでしょうとも、眠っていましたからね、虫と」
 眉に掛かる髪は視線を遮ってはくれなくて、そっぽを向く事の出来ない顎先は微動だにしなくて、薄暗い部屋に止まった空気と息苦しい熱気、空気清浄機ではかき混ぜられない重苦しい雰囲気。
 「信じてくれないの?」
 二人はそれをおもちゃにしている。
 「堂々とした態度ですね、まるで開き直りだ。困ったな、ちっとも妥協点を探れない」
 忍び笑いに隠した嫌味と不安と憐れな虚栄。光子郎は自分というものはよくよく自己嫌悪の種が好きなのだなと飽き飽きする。
 「もうたくさん!ウンザリするわ、嫉妬深くてイヤになっちゃう!何を白状すればいいの?何もいう事なんてないのに!……なんて風に怒ってほしいの?だったら残念、ミミはもう小学生の女の子じゃないもの」
 それをミミが目ざとく見つけては時に拾い、時に踏みつけ、或いは飲み込んでしまう。ミミ自身、よくもまあこんな面倒臭い作業に慣れる事ができたものだと自分自身に感心した。
 「――――――怖い。」
 独白ともただ漏れたとも付かぬ言葉を受け、ミミが失笑する。
 「お互い様」
 弱々しいオレンジ色の電気の光、止まった空気、二人分の鼓動(自分のほうが少し早い気がする)、閉じられない目、懐かしい香り、蕩けそうな体温、いつもの肌触り。
 呼吸を整えて、目を閉じ、頭の中をリセットにして、さぁ口に出せ。自己完結で終ってはいけない。苦しむ道に互いを引き込む道理などないはずだ。逃げてはならない、有耶無耶にしてはいけない。問題を明らかにし、必要ならば速やかに謝罪すべきである。
 光子郎はそこまで考えてムッとした。
 ……謝罪?…………誰が誰に。
579エロモン02@中篇:2007/11/21(水) 12:41:13 ID:7UB8TN9E
12
 黙っている。天井を見上げている。覆い被さるのはいつも私の方だな、とミミは声に出さず念じていた。喧嘩はともかく、臍を曲げた彼を諌めるには自分が謝ったり透かしたり、とにかくご機嫌を伺っているような気がする。
 事実は恐らく半々、もしくは光子郎が妥協案を提示する方が若干ほど多いのだろうが、彼女の問題にしたいのはその強度である。下らない意見の行き違いや然程重要でない主張などは、ほぼ確実に毎回光子郎が折れた。
 例えばモスバーガーのライスバーガーと普通のハンバーガーのどっちが美味しいかとか、映画で一番注目すべきは技術かストーリーか?とか、キスをする前にスカートの中に手を突っ込むなとか、そういう類の諍いはスグに解決する。
 けれど、こと自分の意思が封殺されるようなこと、例えば嫉妬とか寂しさとか滅多に無いけど自慢とか、そういうことが無視されたと彼が感じる時、ミミが戦慄に似た感情を覚えるほどに光子郎は激昂、または解決に執着する。
 『つまりまあ、外面ほど大人じゃないのよねこのヒト』
 黙っている。布団と自分の身体に伏している。簡単だからこうしている訳じゃない、と光子郎は言い訳がましい頭の中に眉を顰めている。喧嘩はともかく、議論になると彼女の精神論と焦点の飛躍が少々鬱陶しい。
 事実は恐らく彼が議論と思っている事柄の大方は単なる意地の張り合いで、だがそれを受け入れてしまっては彼にはもはや自己証明の術がなくなってしまう。なあなあでやっていくには几帳面すぎるのだろう。
 自分の意見や主張を感情や流れではなく、理路整然とした理論と理由で理解させたいと彼は思う。なんとなく、でなく少しでも長く続く明確な公式として意見を共有する事が相互理解、つまり解り合うことだと信じているから。
 自分がどう考え、相手がどう思ったのかを解き明かし、出来ればそれを平均化して互いが持つ。それこそが重要な事だと思う。齟齬や思い違いが少なければ少ないほど、問題点は生まれにくくなる。
 『彼女には隙が多いんだよな、鈍感っていうか』
 「こーしろーくん」
 ミミが口火を切った。
 「あたしは嫉妬はするけど浮気はしないし、こーしろーくんの性格に腹は立てるけどキライになったりはしないわ、多分。あ、この多分ってのは未来はどうなるかわからないって意味じゃなくて、推定ね」
 それを受けた光子郎は、しばらく自分の文章を推敲してから口を開く。いつも通りに。
 「僕は詮索はするけど頭から決め付けたりはしないし、ミミさんの言葉を全部真に受けませんが出来る限り善処はします。ただし安心してもらっては困ります。努力は双方向でないと意味がないですから」
 「つまりまだ納得してないぞってことねそれ」
 「そっちこそ不確定要素をちらつかせてます」
 「あたし泉くんのこと嫌いだわ」
 「僕は太刀川さんのこと信用してません」
 「……よくも……言ったわね……!」
 「――――――お互い様じゃないか。」
580名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 16:20:22 ID:j/REBk2r
えぇい、続きはまだか?

Gj
581名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:14:08 ID:JYw5qw6e
GJ!
582名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 19:13:27 ID:P6ZCXLWZ
と・・・とまった?
583名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 17:02:35 ID:WQoBIi6p
どうなる?
584名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:09:37 ID:ef+bZcre
「大丈夫、デジタルワールドだから、誰も見てないよ。」
下半身裸になっているのは、タケルとヒカリだろうか。
「だめ、そんなことしたら・・・。」

「でも、僕は容赦はしないよ。」
「戦うしかないようね。」
どぴゅ・・・どぴゅどぴゅ・・・・・・。タケルのエンジェウーモンが必殺技を出そうとしている。
「ホーリーアロー!」
熱いホーリーアローがヒカリのデジタルワールドに降り注ぐ。
「ヘブンズゲート!」
そんなことをしても、意味がなかった。
タケルのホーリーアローはヒカリのヘブンズゲートを打ち破り、ヒカリのデジタルワールドへと向かう。
ヒカリの体の中で、2体のデジモンがジョグレス進化しようとしている。
「これは、ボクとヒカリちゃんのデジタマだよ。」
585エロモン02@中篇:2007/12/13(木) 22:41:14 ID:BcM+0V/g
13
 睨み合い、誹りあう、いがみ合いというものに彼らは縁遠い。なぜなら彼女達はそれが最も嫌いだから。
 泡のように次々浮かぶ罵りの言葉と上げ連ねれば限りない相手の欠点、それから自尊心。
 鉛の感情はべったりと絡み合っていた彼と彼女の身体を容易に引き剥がして振り回す。紅潮した二人の頬がそれぞれ天井と床に向かって汚い中傷を吐き出そうと待ち構えている。
 「嫌い!今あたし自分のこと大っ嫌い!」
 先に叫んだのはやはりミミだった。
 「言いたいこと言ってるはずなのにちっともいい気分じゃないもの!すっきりしない!どんどん嫌な気分が溜まって…!…本当に言いたい事じゃないことをわめいてるだけ……出てこない、一番言いたい言葉が自分でも解らないの……」
 潤んだ瞳が零れたのかと錯覚する。目に溜めた雫が滴り落ちて、半分閉じかけていた瞼が持ち上がったように、ビリビリ帯電していた光子郎の頭が痺れから解放されたような気がした。はっと息を呑む。
 「でも謝ったりするのは違う気がする。だってあたし悪くないもん。こーしろーくん以外に身体触らせないもん。なんで信じてくれないの?なんで疑うの?なんで許してくれないのよ!?
 あたし……あたしだって会えなくて寂しいのに……いっつも自分一人だけ可哀想な振りして……
 でも!これがわがままだって!もう解るのよ!ミミちゃんもう小学生じゃないもの!
 でもどうしたらいいのか分からない!うまく説明できない!上手に話せない!
 あたし光子郎君のこと好きなの!でもほんとは嫌いかもしれない!あたしのこと嫌いな光子郎君は嫌い!でも嫌いたくないし!嫌って欲しくないの!でもそんな事考える自分が卑怯でイヤなの!」
 後半は泣きながらグズグズに崩れた言葉で、それでも必死にミミがいつも大事に手入れしている髪のほつれさえ気にも留めず振り乱し、続ける。一番伝えるべき胸のうちを捜して。
 「あたしのこと許して……!」
 急いて渋滞を起こすセリフを取り違えた、とミミは焦った果てに出た単語を頭の隅で呻き悔いた。許して欲しいのは首筋の跡でなく……
 「許してって、覚えてない事をですか。それとも、嘘をついたこと?」
 案の定だ。
 「――――――――――――ちっとも解ってない」
 絶望的。
 「解ってますよ。」
 半笑いの声。
 「解ってないわよ!」
 癪に障る。
 「解ってる」
 言い切る無知。
 「じゃあ全部間違ってるわ!」
586エロモン02@中篇:2007/12/13(木) 22:41:51 ID:BcM+0V/g
14
 ずるいでしょう、と光子郎は大の字のままの手足を微動だにさせず舌を出した。僕はずるいでしょうと、無能や無体をひけらかさんばかりに笑う。
 組み伏せて蹂躙するのは楽しい。表情も見せず、言葉も掛けず、力任せに押し付けて自由を奪うのは何とも言えぬ胸のすく思いと目も眩むような多幸感で満たされる。
 彼は自分の手の平の上で慌てふためく彼女を見るのは堪らなく気分が高ぶった。充実のリアリティは現実を蝕み、言葉を曇らせている事も知らず。
 「嬉しい」
 「……はぁ?」
 「あなたの怒ったり泣いたりする顔、素敵です」
 その日、彼女ははじめて暴力衝動と言うものを理解することになる。感情が目や口でなく全身から吹き上げた刹那のことだ。
 手が熱く、痒く、痛い。ビリビリ振動している。息が乱れて視界が歪んでいた。
 「あ……あたし……こんな腹立たしいの、は、は、はじめて……ッ!
 イライラ……ムカムカする。あたしのこと馬鹿にしてるの?それとも、遊んでるの?心外だわ!ファックよ!
 あたしが頭に血が上ってるのを眺めて喜んでるってわけ?……ふざけないでっ!」
 彼女の振り抜いた左手が真っ赤に染まって、彼の打たれた右頬は夕焼けほども色づき、痛々しい。
 「……ぼくは、ただ……」
 「ただ?なによ?全部わかってるんでしょ!?じゃあいいわよそれで!頭の中で全部解決しちゃいなさいよ!
 だったらもうあたし要らないわよね!一人で全部出来るんだったらミミなんかいらないんじゃん!」
 荒れ乱れる彼女の動揺の幾ばくかを光子郎が推測でき、身体をようやく起こした頃、ミミは既に議論も対話も出来ない状態だった。
 「ちょ、ちょっと待って」
 「待つ?いいわよ待ってあげる!でもいくら待ってもどうせ無駄!どこまで行っても平行線よ!何をどうしたって結局同じ生き埋めだわ!
 いつもそう!あの冒険の時だってそうだった、何度言っても何度話しても何度でも綺麗サッパリ忘れちゃうのよ!」
 「お、落ち着いて下さ」
 片肘を半分突きながら片手で広げ、ちょっと待ったの格好をする光子郎の格好はすこぶるマヌケだったのに、ミミはそれを意に介そうともしない。もはや何も見えていないのは明白だ。
 「あたしばっかり必死で嫌になっちゃう!いつもそう!ホントは気になるくせに涼しい顔して知らんぷりしていいとこだけもってくの!ずるい!卑怯!卑劣!臆病者!きらい!きらい!だいっきらいっ!!」
 わあん、と泣きたかった。大きく口を開けて大粒の涙を流して全身の力を抜いて、聞き分けもなくわあぁんと。だがミミはそれが出来なかった。今までは自然に何の問題もなく出来ていたはずなのに。
 ……思えば、そんな風に泣いたのはいつが最後だったかすら思い出せずに肩を落としてベッドの上に蹲る自分が、ミミにはなんだか可哀想に思えた。
 もうこんなことで自分の言いたい事を有耶無耶にしてちゃダメだって解ってるのに、他にどうすればいいのか分からない。きちんと言葉に出来ない。
 ちゃんと考えて、考えて、冷静にしてるつもりなのに……最後はみんな自分でダメにしちゃう……!
587エロモン02@中篇:2007/12/13(木) 22:42:32 ID:BcM+0V/g
15
 男というのは大抵の場合、こういう局面に非常に弱い。感情を感情のまま感情で受け止められない。何とか順序立てて理解しようと試みはするが、ソレが出来ないから今の状況なのだと分析出来る耐性がないと、ただうろたえるしか方法がない。
 光子郎も例に漏れず宥め賺す技術はおろかその発想も無く、ただ泣くしかしないミミがだんだん哀れになってきた。
 寂しいのだろうか。悲しいのだろうか。辛いのだろうか。……不甲斐ない自分の為に。
 「……ミミさん」
 名を呼ぶ。
 返事は無い。ただ部屋に広がるのはすすり泣く声。居た堪れない。
 「あなたの怒ってる顔も、泣いてる顔も、もちろん笑ってる顔も……全部好きなんです。全部見たいんです。全部独り占めにしたい。……手段や場合を問わなかった事は心から謝ります。
 でもミミさんの嫌いなところも、イヤな所も、全部好きなんです。……好きなんだ……」
 理解されないと思うけれど、僕は君さえ居ればいい。後は何も要らない。……でも、君が居なくちゃダメなんだよ……
 ぽつりぽつりと落とされる言葉がすすり泣きに砕けて消えてゆく。
 泣いてるミミの肩を抱くように光子郎がグッと力を込めて覆いかぶさった。ミミの涙がシーツに散って染みになる。
 「泣かないで。泣かれたらどうしていいのか分からない。
 理解できるようになるから。諦めずに解読するから……言葉で話して、言葉で伝えて」
 独白のような、懺悔のような、許しを乞うような、光子郎の言葉の裏には、彼のまだ認めざる卑屈と傲慢が隠れている。そして見知らぬ支配欲と征服欲すら。
 「……言葉じゃなきゃダメなの?光子郎くんの理解できる言葉で喋れなきゃ、解って貰えないの?」
 ミミは知っている。直感と経験で知っている。自分の不自由と限界を知っている。
 「抱きしめたりキスをしたり、えっちするのはじゃあなんなの!?」
 言葉じゃなきゃ意味が無いなんていわないでよ!解読しなきゃ解らないなんて言わないでよ!
 ミミが光子郎の腕の中で叫んだ。掠れがちな上擦った声で。
 ビクッと一度大きく震えた光子郎の腕が、力を失う。全身でしがみ付いていた筈の腕の力が抜け落ちてしまう。
 「寂しいから!?会えなかった時間を埋めるため!?気持ちいいから!?あたしを自由に出来るから!?
 あたしは違うわ!言葉に出来ないことを身体で喋ってるつもりだった!愛してるって!頑張ろうねって!元気出してって!」
 やっぱり何も解ってないんじゃない!
 最後のセリフを叫んだ時、ミミの体に光子郎の重みはどこにも残っていなかった。
 ただ荒い息つぎが続くホテルの一室のベッドの上にぼんやりとした顔……否、ぼんやりとしか出来ない顔で、光子郎が力なくへたり込んでいた。
588名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 08:06:57 ID:S6OqJtzK
続きキター!
589名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 14:46:46 ID:kiNZ2EOG
修羅場北アああああああああ
590名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 16:21:04 ID:LY7vzX5p
次が待ち遠しいな
591名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 23:56:46 ID:+P8JbtvI
そういえばSS保管庫の更新まだかな
592名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 23:58:10 ID:YNE6MaS7
あまり動きが活発でないスレはそれほどこまめに見回ってないようだから
連絡用掲示板にこっちから申請に行ったほうがいいと思うね
593名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 21:49:35 ID:Sx8z6Eyf
テイマーズ世界に『あの海』が繋がってたらというネタを考えてる。エロ無しの予定だけど…
最近本番まで行くエロネタが浮かばなくなってきた…;
594名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:02:54 ID:PnxcQuNl
テイマーズの世界には光と闇って対立軸が無いから難しいな。
山木室長はクトゥルーオタだけど。
595名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:08:49 ID:P29p7dhG
>>593
足もとに寄せては返す波を意にも介さずに立ちつくすジュリ
ジュリの背後にうっすらと“海”の光景が広がるのを見て、駆け寄るタカト

……という映像電波を受信した。Nice neta の予感
596名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:17:56 ID:17AOP73X
山木室長はグラニにも興奮してたから
クトゥルーというより神話全般オタ
597名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:06:17 ID:GQ8mpcpL
『空に目を向けてみよ 遥か高みへ 今まさに闇の中で星星が蠢いている
永劫の時が過ぎ去り、それ故とうとう 監獄の壁を破り、旧き者どもが甦る
彼らは戻ってくる、人々は知るであろう 彼らはこちらへ新たな恐怖を知らしめるために』


休み時間…ボーっと窓の外を眺めていたルキの耳に、奇妙な歌が聞こえてきた。
振り向いて見てみると、同じクラスの生徒がふざけたようにその歌を歌っていた。
歌詞は全て英語。しかし中学に入ってきてからは英語は得意分野となっていたため全部とまではいかないが大方理解は出来る。


『恐怖、畏怖、怯え、絶望の極み
甚大な、極大な、究極な絶望の極み
海から、地の底から、空から、その全てから彼らは戻ってくる
彼らはこちらへ新たな恐怖を知らしめるために』


悪趣味……
頭の中で和訳しながら、聞いているルキはまずそう思った。
どこか悲しいメロディーで同じ歌詞を数回繰り返し、生徒は歌い終える。
聞いていた生徒の友人は「なにその変な歌?」と聞き、
それに生徒は笑いながらパソコンの動画でたまたま見つけたと簡単に答える。
何気なくその後も会話を聞いていたルキだったが、しばらくして興味がなくなり再び視線を窓に移す。
が、生徒達の会話はやや大きめの声で話され、聞く気は無くても耳に入ってくる。
途中後ろからクトゥルフやらインスマスやら聞きなれない単語が聞こえたが、やはり興味は湧かない。
しかし、不意に聞こえた「これ、クリスマスソングの替え歌なんだって」という言葉に、少しだけ意識が動く。
別にさっきの悪趣味な歌がクリスマスソングだったことに驚いてるわけじゃない。
ただ言葉に入っていたクリスマスという日が、もうじき来ることを思い出しただけだ。

「…クリスマス、か…」

取り出した携帯のカレンダーを見て、改めてその日が来週であることを確認する。
正直、小学校の頃クリスマスという日を心から楽しんだという記憶があまり無い。
自分が幼かった頃…父が傍にいた頃は、まだ無邪気にはしゃぐことが出来ていた。
しかし…父が隣から消えてしまって以降は、楽しさよりも何かが足りないという孤独感があった
成長するにつれて必死に理解し、諦めようとしても、まだどこかで引きずっている…
…だが、仲間と…タカトと出会ってからは、その孤独感がかなり消えた。
冷たい態度をとっても、突き放すように喋っても、彼は自分の傍にいて、優しく笑ってくれた。
パートナーのレナモンとはまた別の形で、彼には救われたと思っている。もっとも、それを言葉に出来る勇気はまだないが。
昔に比べて、ずっと素直に笑ったり、楽しんだりできるようになったと自分でも感じる。
598名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:08:23 ID:GQ8mpcpL
「…クリスマス、か…」

取り出した携帯のカレンダーを見て、改めてその日が来週であることを確認する。
正直、小学校の頃クリスマスという日を心から楽しんだという記憶があまり無い。
自分が幼かった頃…父が傍にいた頃は、まだ無邪気にはしゃぐことが出来ていた。
しかし…父が隣から消えてしまって以降は、楽しさよりも何かが足りないという孤独感があった
成長するにつれて必死に理解し、諦めようとしても、まだどこかで引きずっている…
…だが、仲間と…タカトと出会ってからは、その孤独感がかなり消えた。
冷たい態度をとっても、突き放すように喋っても、彼は自分の傍にいて、優しく笑ってくれた。
パートナーのレナモンとはまた別の形で、彼には救われたと思っている。もっとも、それを言葉に出来る勇気はまだないが。
昔に比べて、ずっと素直に笑ったり、楽しんだりできるようになったと自分でも感じる。

「…クリスマス……誘ってみようかな」

ポツリと呟いたその瞬間、頬が熱くなったのが自分でもなんとなくわかった
丁度彼らの学校も先日冬休みに入ったと樹莉から聞いた。自分のところも明後日には終業式をやる。
だが…タカトが素直に来てくれるかどうかは正直わからない。
彼の家はパン屋をやっており、この時期はクリスマスケーキなども販売している。
しかも結構人気があるらしく、そうなれば当然店を手伝っているタカトも忙しくなり出かける暇もなくなってくる。
仮に誘いに乗ってくれたとしても、彼の性格のことだから「折角だから皆も…」というかもしれない。
別にそれでも構わないのだが……一年に一度のその日を、タカトと一緒にいたいと思ってしまう。
その気持ちの理由には…一応気付いてはいる。だが、それも口にする勇気がやはり無い…
高揚する気持ちと不安を頭の中で行き来させながら、窓の向こうの空を見る。
先ほどまで雪が降っていたため厚い灰色の雲が空を埋め尽くしていた。
そんな薄暗い空を見つめていた、その時――――

ザァァァ……

一瞬。
クラスメイト達の話し声でざわめいていた中で、その音だけが異様に際立って耳に響いた。

「え………?」

思わず呟いて辺りを見る。しかし、周りにその音を出すものは無い。
そもそもこの教室の中にいてその音が聞こえるはずが無い。
…結局その場は気のせいと決めて、特に気に止めないことにした。

一瞬だけ聞こえた

波の音を
599名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:15:08 ID:GQ8mpcpL
>>595
ゴメン、僕はタカルキ派なんだ…

年末で親族集まってきたから続きの降下は年明けてからかも;
600名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:41:57 ID:qhhH1/Yk
支援age
601名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 12:53:02 ID:OqlFeVQq
>>599
期待
602名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 23:54:12 ID:QpZV922r
保守しとく
603名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 11:21:38 ID:nLPvrldt
あけおめage
604名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 11:54:16 ID:MItwDyRu
久しぶりにセイバ見たら
知香イクトいいわぁーこの最終回好きだ、続き書きたい
605名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 12:05:41 ID:vx/7k7Hs
あけおめ
606名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 12:59:27 ID:gCiKpJ0H
ことよろ
>>604
頼む書いてくれ
607名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:01:01 ID:MItwDyRu
勢いに任せて書いてみた。非エロですまそ。↓↓


「イクトー!早く早く!」
「知香ー、まってよー・・・。」


あの戦いから5年が過ぎた。


かつての戦いで地上は大きなダメージを受け、もちろん彼女達の住む街も大変な被害を被った。
それでも人々はあきらめずに復旧作業を続け、ようやく昔のすがたを取り戻したころだ。
イクトはそのときからこっちの世界に住んでいる。
デジタルワールドで人生の大半を過ごしてきた彼にとって、現実世界の暮らしはつらいことばかりだった。
現実世界の常識を彼は知らなすぎたし、それに本物の両親と再会できたとは言え、
やはり長い間はなれて暮らしていたせいもあり、その間にできた溝を埋めるのは大変なことだった。
そして、彼にとって一番つらかったのは、長い時間をともにすごしてきた
彼にとっては本物の両親以上に近い存在であるパートナー、ファルコモンがいないことだった。
夜中に突然目覚めては、ファルコモンがいないことに気づき、涙することも少なくはなかった。

そんな彼を支えたのは、彼が現実世界の人間で一番慕っていた伝説の喧嘩番長こと大門大の家族であった。
世界が平和を取り戻し、長年不在だった父親が帰ってきたと同時にこんどはそれまで一家を支えてきた
長男を失った家族は(といっても、それ自体はそんなに悲しい出来事であったわけではないが)
やはり彼が本物の弟のように可愛がっていたイクトを、新たな家族のように大切にしてきたのだった。

その大門一家、とりわけ知香は、イクトと同い年ということもあり、
彼が現実世界で暮らすにあたってさまざまなことを彼に教えてきた。


そして5年が過ぎた。
608名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:01:42 ID:5crja32m

彼らは中学3年生になっていた。
5年間でめざましい成長をとげたイクトは、すっかり現実世界の暮らしにもなれ、
野生児だったころとはだいぶ違う、男らしく成長していた。
また知香も、かつて彼女の兄がデジタルワールドに旅にでた時の年齢もこえ、すっかり女性らしくなっていた。

そんな知香に誘われて、イクトは知香の後を追いかけて走っているのだった。

「知香ー、どこいくのー?」
「こっちこっちー、もうすぐそこだよ」
「ここ?」

そこは港の見える公園だった。

「ここは・・・」
「ここはねぇ、マサルにーちゃんとアグちゃんが、初めて出会った場所なんだって。」
「マサルとアグモンが?」
「うん、昔聞いたの。ここでマサルにーちゃんはアグちゃんと男と男の会話(殴り合い)をして、
 パートナーになったんだって。」
「へぇ、マサルらしいね・・・。」

それは知香がかつて、まだ兄が現実世界とデジタルワールドを行ったり来たりしながら戦ってたときに
聞いた話だった。2人の出会いの場所。

「・・・あれからもう5年もたつんだよね・・・。」
「うん・・・・。」
「・・・マサルにーちゃん、元気かなぁ。きっと、死んだりはしてないんだろうけど、
 でももう帰って来ないのかな・・・。」
「知香・・・。」

イクトは知っていた。知香がときどき兄のことを想って泣いていることを。
幼いころから長年共に過ごしてきたファルコモンというパートナーを失った彼には
同様に長年を共に過ごしてきた兄を失った知香の心の痛みを知っていた。
609名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:02:42 ID:5crja32m
「・・・知香!」
「な、なに?びっくりした・・。」
「ごめん、でも聞いて。マサルはきっと生きてるし、今もデジタルワールドで元気にしてると思う。
 だけど、デジタルワールドと現実世界の壁は安定していて、デジタルゲートは簡単には開かない。
 だから、きっと帰って来れないんだと思う。」
「・・・そっか、そうだよね!マサルにーちゃんは元気だよね!」
「うん、マサルは絶対元気だよ。でもなかなか帰ってくるのは難しいんだ。だから・・・。」
「・・・だから?」
「・・・だから、えっと、・・・知香のことは僕が守る!・・・あの、マサルが帰ってくるまで・・」
「へ?」
そう突然宣言して、イクトは知香の手を両手で握った。
突然のことに知香は驚いて、おもわず「へ?」なんて言ってしまったが、
5秒もすると状況を理解してきて、思わず顔が紅潮してきてしまった。

「ちょっと、イクト、、急にどうしたのよ、、びっくりするからやめて、」
「あのね、知香。俺は知香に聞いて欲しいことがあるんだ。」
「え?」

さすがに知香も気付いていた。イクトが何を言おうとしているのかを。

「あのね・・・、僕・・・俺は、あの、知香のことが、、その・・・。」
ここまでリードしてきたイクトにも、さすがに恥ずかしいやら緊張やらでどもってしまう、
それでもイクトは全身の力を振り絞って、自分が伝えたい二文字を必死で言おうとした・・・、とそのとき!


ひゅいんひゅいんひゅいん・・・


どこかで聞いた事のある音。懐かしい音。が彼らの耳に飛び込んできた。
思わず音の方向を振り返ると、なんとデジタルゲートが開いてるではないか!
あまりに突然の出来事にぼうぜんとする2人。手は握られたまま。とそのとき、
610名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:03:18 ID:5crja32m
「おらアグモン、さっさと出ろ!」
「痛い!兄貴ー、蹴るなよー!」
「うるさいさっさとしろ!やっと帰れたんだから!」

どすん!という音と共に地面に落ちた黄色の恐竜。と一人の人間。

「やっと帰ってきたー!ここどこだー?・・・って、あれ?」

「・・・マサル?」

目の前の人物に向かって、イクトは無意識に話かけた。
忘れるはずがない、この声、この口調。
彼は気付いていた。誰がどこから現れたのかを。だが・・

「・・・誰だ?」

どうやら突然現れた人間には、彼のことがわからないようだった。
なにしろ5年の間にイクトはあまりにも成長したのだから。しかし

「マサルにーちゃん!!」

知香の叫びが響いた。
イクトに遅れをとったのは、それだけ状況を飲み込むのに時間がかかったのだろう。

「・・おまえ知香か!?ウソだろ!?・・・・え、じゃあお前、もしかして、イクトか・・・?」
「そうだよ!遅いよ帰ってくるの!心配してたんだから!」
「あ、わりぃわりぃ。行ったはいいんだけどさ、帰ってくるのは大変だったんだよって、
 おまえらなんで手、つないでんだ?」
「あ、」

予想外の状況を把握するのに時間を必要とした彼らは、まだ手を握ったままだった。しかも両手で。

「あ、いや、これはその・・・。」
「おいイクト、お前イクトなんだな?なんでイクトが知香の手を握ってるんだ?どういうことだこれは?」

喧嘩100戦練磨は伊達ではない。
それどころか彼はデジタルワールドでも無敵を誇り、あまつさえ神まで倒した男だ。
その威圧は恐ろしいものだった。

「いや、あの、、・・・・いや、知香は俺が守るんだ!マサルが帰ってきても!」
「ちょっと、イクト!?」
「ほーぅ、いい度胸だな。お前が知香にふさわしい男かどうか、ためさせてもらおうか?」


現実世界とデジタルワールド、その両方の世界を制覇した男に挑む少年、
イクトの物語はここからはじまる・・・。
611名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:10:08 ID:5crja32m
ちなみにこの3秒後ぐらいに、マサルとアグモンは空腹で倒れて
夜は大門一家でトーマとヨシノも集合してパーティーになって、このことは翌日までとりあえずおあずけになりますw
イクトと知香の成長ぶりにはびっくりだ!
612名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:50:51 ID:G5mp1v0U
>>611
GJ!!!
613名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 01:09:52 ID:KAcb4k7i
これはいいアフターストーリー
614エロモン02@中篇:2008/01/09(水) 15:32:52 ID:qGwDa3Ru
>>310-314 1〜5  >>489-491 6〜8  >>576-579 9〜12 >>585-587 13〜15

16
 こんな事はもはや無駄だと知っているのに、二人はせずには居られない。
 もっと正確に表現するならば、二人でここに居る為にしなければいけなかったとも言える。
 狭いホテル、外は暗闇。出てゆく宛てもない光子郎を放り出すことなどミミには出来なかったし、静かな一室にたった一人ミミを置いてゆくことなど、光子郎には考えられなかったから。
 部屋の薄暗い明かりの具合でそう見えるのだろうか?短い光子郎の指がキーボードの上で細かく動くようにミミの首筋に添えられた。彼女はそれを咎めることなく、顎をその指の上で滑らせる。
 いつもの合図。
 ちぐはぐなぐらい雰囲気に似合わない。
 ミミの頬にはまだ涙の跡が残っていた。光子郎の全身にはまだかすかな震えが消えないままだ。
 二人は心底相手を恐ろしく思っていたのに、身体がいつもの通りの手順で相手の悦ぶ場所を探り当て、そこをいとおしげに撫でるので、まるで自分達が機械仕掛けかプログラムにでもなってしまったような気がした。
 キスをする。唇には一片の力も篭っておらず、熱が灯り、水を湛えるかのように潤んでいる。
 いつものように。
 ミミは瞼が熱くなってくるのを必死で我慢して光子郎の後ろ頭をぎゅっと抱きしめ、光子郎は投げ出したくなりそうなミミの背中を情熱的にまさぐり、震えを誤魔化した。
 一番最初に彼女の肌に触れた時の震えとは違う。あの時の胸の痛みはちくちくと酷かったけれど、幸せだった。濃い空気は熱くとろとろと身体中に纏わり付いたけれど、暖かな湯に浸かっているようで心地良かった。
 『怖い』
 触れるのが怖い。自分を曝すのが怖い。一緒に居るのが怖い。
 自分を少しも偽れず、光子郎はただ恐怖した。素直に、何の用意もなく、気構えも出来ず、ただ恐ろしさに身を縮めるしかなかったのだ。なのに自分の身体はいつも通りにミミの肌を摩り、唇は気を抜くと愛しいと囁こうとする。
 『怖い!』
 何か喋ることが出来ればよかった。自分が彼の唯一の言葉という武器を封じてしまったことを刻一刻と過ぎてゆく時間に思い知らされ、その恐怖と後悔にミミは肩がわなわなと震えていた。
 両肩に手が触れる。手が両肩に触れられる。互いに電気に触れたかのようにびくりと痙攣した。
 それでも二人は何の声も上げない。
 その様子に、耐えているかのようだとそれぞれが他人事のような感想を持つ。
615エロモン02@中篇:2008/01/09(水) 15:33:33 ID:qGwDa3Ru
17
 律儀に興奮する自分の身体がおかしかったが、いつものように楽しいとは思えないのだ。喉はからからに渇いているのに舌にはたっぷり唾液が滴っていて、心臓もどきどきと早い鼓動を打った。
 ミミではなく、他の誰かを抱いているような気がした。中指をいつものようにそっと濡れた茂みの先に沿わせても熱いぬかるみに埋めても、泥濘の音は寒々しく空虚な気分しかしない。義務のような。
 視線の先にくねりながら声をあげる彼女が居ても、それがガラスでも挟んでいるかのような距離を感じるのは、一度もミミが目を合わさないから。……かと言って仮にミミが光子郎の顔をしっかりと見据えていたなら、彼は視線を逸らしただろう。
 不自由や不都合が無い程、身体を合わせる準備は二人とも整っている。
 だが、光子郎は執拗にミミの身体を弄くり、自分の性器には触れないようにしていた。ミミはミミで、自分の身体を投げ出すように好きに触らせ、光子郎の身体に自分から触れないように身を硬くしている。
 ――――――本当は、したくないんでしょう?
 そう尋ねられたならどんなにか気が楽になったろう。
 ……なみだ出ちゃう……
 ミミはそれでも涙を食いしばる。流してしまったら最後、自分の強がりの全てを悟られてしまうような気がして。
 悟られてしまったら、今度こそ軽蔑されるような気がして。……軽蔑してしまいそうな気がして。
 眉間にしわを寄せ、薄く仕舞い込まれた唇は固く、それでもつんと上を向いた彼女の胸の先端。いつもと違う張り詰めた肌に異常な興奮を感じるのに、どこか頭の中に霧がかっていて楽しくない。光子郎はその違和感を何とか振り払わんが為、息を止めてミミの身体に押し入った。
 いつもどおりのぬる付く彼女の身体の内側なのに、ちっとも心地よく思えない。ふわふわ空中に漂ってるみたいに頼りなく、不愉快な車酔いに似た嫌悪感すら覚える。
 仲間内では聡明な役目をいつもこなしていた光子郎にもしばらくその原因がつかめない。簡単で単純な、その理由が。
 足を上げて 唇を這わせ 指を埋め込み 肌を擦る。
 いつもと同じように。
 粘りつく手の平を頬で拭い、左腕に舌が滑り、脇腹と臍を擽った。
 いつもと少し違って。
 視線を合わせないミミの顔を舐める光子郎、悟られぬように光子郎の身体を見つめ続けるミミ。
 キスをする彼女の唇に力が篭っていて、光子郎は違和感の原因にやっと思い至った。
 だが彼にはそれを言葉に出来るだけに力は最早残っておらず、真夏というのに凍る吐息となってすぐ霧散した。
616エロモン02@中篇:2008/01/09(水) 15:45:11 ID:qGwDa3Ru
18
 鉛のように重い身体が弾んでいる。静かな部屋。とても静かで、酷くうるさい。
 でもお互い何も言わず、荒い呼吸だけが蔓延している。
 惨めったらしい、とミミが思っている。意地汚いな、と光子郎が思っている。伝えぬまま、ぼんやりと。
 「……寝よっか……」
 「――――――はい」

 『……ごめんね。』
 そう一言残して光子郎が朝薄暗いうちに部屋を出、ミミは予定を繰り上げて09:02の便で機上の人となった。
 ミミは腫れぼったい瞼を持て余しつつも、雲を眼下に捉えながら罪悪感とは違う感情を持ち、何故か涙が出ないことを不思議には思わない。
 日本で最後に聞いた彼のセリフが全てを物語っているような気がする。
 「簡単な言葉……。」
 キスをして欲しかった。抱きしめて欲しかった。身体を愛して欲しかった。解り合うために。
 だけどその一方でミミには光子郎の行動の理由がなんとなく予想が付いていたことを知らぬ振りは出来ない。
 「……あたしはテントモンにはなれないのよ、光子郎くん」
 彼は寂しいのだ。いつもいつも寂しいのだ。たまらなく孤独で物足りなくて、飢えている。どこかふわふわと漂っていた彼を何とか地に下ろしたのはテントモンであり、彼はその影を引きずりながらいつでも「再び失う事」を恐れている。
 だからミミに執着する。だからミミに固執する。だからミミを放さない。
 「―――――――あたしに言ったじゃない、パルモンと離れても何も失くしたりしないって……自分で言ってたじゃない。」
 言い聞かせていたのだろうか。自分自身に。ミミは窓に映った眉を顰めつつも泣きもしない自分の顔を哂う。
 こんな日がなんとなく、来る様な気がしていた。こんな日が来ないように懸命だった。なのに今この事態に自分はこんなにも平静なのは、初めから知っていたからじゃないのだろうか。
 この恋がうまくいかない事を。
 「あの時ポケットに詰め込んでアメリカに連れ去ってれば…………ううん、きっと……」
 愛してる。愛してるわ、離れても。
 愛してる。愛してるわ、心から。
 祈るようにミミが頭の中で数度唱え、ゆっくり長い溜息と共に全身の力を抜いた。
617エロモン02@中篇:2008/01/09(水) 15:46:24 ID:qGwDa3Ru
19
 マンションのエントランスで目ざとくミミを見つけたマイケルが駆けて来て声を掛ける。
 「やあ、休暇は有意義だった?」
 「……まぁね」
 ミミの素っ気無い言葉と表情の隅に、マイケルが違和感を覚えるようになるのはもう少し先、そして彼が自分の行為の先にこの態度があることを知るのは……それよりもっと先になる。
 「連絡してくれれば空港まで迎えに行ったのに」
 キャスターつきの旅行鞄を緩く握っていた手を制してひょいと持ち上げたマイケルの顔を、ミミは力なく一瞥して「マイケルは旅行楽しかったみたいねぇ」とまたぼんやりした目でどこでもないどこかを見た。
 「写真も一杯撮ってきたよ。みせっこじゃ負けないぐらい」
 「……どーでもいいけどなんであんたがうちのマンションに居るのよ。まさか前で張り込んでいたんじゃないでしょうね?」
 じろり、と大きな帽子をちょっとだけ持ち上げてミミが気楽そうなマイケルを睨む。
 「あはははーミミちょっと自意識過剰ー。このマンションのおばさん家に寄った帰り。おばさん科学雑誌の記者やってるからさ、昇級試験ギリギリだったサイエンスの点数稼ぎに自由研究でもやろうと思ってネタを貰いに来たんだ」
 ミミもやらない?そう言ってマイケルは左手に抱えてた科学系と思わしき古雑誌の束を見せた。
 「結構流し読みしてるだけでも面白いよ。例えば……『人の唾液からモルヒネの数倍の鎮痛作用を持つ物質発見さる!その新ペプチドをOpiorphin(オピオルフィン)と命名』とか」
 すらずらムズカシそうな説明文を読み上げながらマイケルが旅行鞄と古雑誌の束を物ともせずに軽やかに歩いている。
 ミミは多分光子郎くんだったら間違いなく旅行鞄は引きずってるだろうなぁ、とぼんやり考えて、ハッとかぶりを振った。
 「ねっねえねえ!つまりそれってどういうこと?」
 「だからさ……んーと、傷を舐めたりするのって実はとっても理に叶ってるって解ったんだよ。唾液って殺菌効果もあるし」
 「でもさ、モルヒネって麻薬でしょ?それよりキツーイ薬がいっつも口の中にあるのって……」
 頭の中を空っぽにしながら思いついた言葉だけをミミが喋る。なのに頭がついていかない。
 「……唾液ってダウン系なんだ」
 「――――――そう言う考え方もあるね」
 ねえ、うちに来て一緒に自由研究やらない?共同研究ってことにしてさ。ミミの突飛な発想って面白いと思う。マイケルがはしゃぎながらそんなことを言うので、ミミは呆れながら言った。
 「フラフラ紛らわせて夢うつつのあたしから痛みを取り上げる薬なんて要らないわ。苦痛も腐心もあたしのものだもの」
 「?……そりゃ乱用すれば何だって悪いさ。要は用法容量の問題。現に僕たちは唾液ジャンキーじゃないだろ?」
 マイケルがやはりのん気そうに笑いながら先を歩いた。もうすぐエレベーターホールだ。
 ……あたしの方がジャンキーなのかしら……
 殴られた後のように痺れるミミの頭のどこかが、勝手にそんなことを言った。
618エロモン:2008/01/09(水) 15:58:47 ID:qGwDa3Ru
おわり。
今度はもうちょっと夢のある話を書きたい。
619名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 20:12:09 ID:c7ZNUzD/
GJ!
しかし切ねえ・・
620名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 18:48:22 ID:tNnhsv/Q
GJです!光ミミがこんなに切なくなるとは…感情描写がすごいです
今度は甘いのがみたいなぁ…
621名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:29:04 ID:iayTqZch
ミミ×ヴァンデモンのエロがめっちゃ読みたい!誰か書いて!
622名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 18:47:12 ID:Q7hBPHmU
ミミ攻めかよ
ハンパねえな
623名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:51:16 ID:v39swYl7
ミミ「さぁみんなを開放するのよ!パシィ」
ヴァンデ「ひぃぃぃ、ごめんなさぁい」
パル「ミミ・・・こわい・・・。」

みたいな?
624名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:07:50 ID:SHd3/rOY
>>623それもいいけどミミ×ヴァンデモンのエロい話書いて下さい…!
めっちゃ読みたい!お願いします!
625名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 08:40:51 ID:2qirIBXE
それもいいけど、ってどんなんがいいのよ
思い浮かばんなー
626名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 09:00:03 ID:SHd3/rOY
ヴァンデモンがミミを襲う話
627名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 09:02:16 ID:OD/45jco
その場合の表記は「ヴァンデモン×ミミ」
主に主導権を握るほうを前に書かんとわかりづらいよ

つーかとりあえずsageくらい覚えてこい
628名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 16:25:45 ID:SHd3/rOY
あの〜ホントに
「ミミ×ヴァンデモン」
大好きなので描いてくれる人いませんか…?お願いします!
629名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 17:44:33 ID:XPB0R1iH
遅いけどエロモンさんGJ
切ないけど、痛いほどお互いを想いあってるんだなぁということが感じられて好きです。次回は甘いのを期待〜
630名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 17:46:32 ID:XPB0R1iH
あ、「遅いけど」っていうのは自分のレスが遅くてすみませんという意味…。誤解されそうな書き方だった、ごめん
631名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:35:05 ID:SHd3/rOY
>>628間違えた
「ヴァンデモン×ミミ」書いて下さい
632名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:51:12 ID:0cM8Z3LM
>>631
あんまりしつこく催促すると逆に嫌われるかもしれませんよ
職人にも書けるものと書けないものがありますから、じっくり待ちましょう
あとなるべくレスはsageで。
633名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 02:09:42 ID:UufRrpc/
>>631 うるさいから書いてやるよ。
そのかわりお前もなんでもいいからなんか書け
634名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 08:48:51 ID:PZGUPiHT
あ、ここ騒げばなんか書いてもらえるんだ
635名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 09:29:39 ID:UufRrpc/
ミ「うぅ…ん…。…あぁ…ん」ピチャピチャ…
ヴ「…ふん。私のおいしかっただろう…。」
636名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 10:37:48 ID:UufRrpc/
ヴ「さぁ…いれるぞ…」スッ
ミ「え…」ズップズップズブ
ミ「あぁ…ん…い…いやあぁ…!!」ブチュッウッ…!!
ズップズップパンパン!
ヴ「どうだぁ…。き…気持ちいだろう」ズブズブ
ミ「き…気持ちくないわよおぉ…!…あぁん…」
ヴ「本当はきもちいいんだろうがぁ」グチョグチョ…ヴ「う゛…も…もうダメだ。な…中にい…入れるぞ…」
637名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 11:14:08 ID:UufRrpc/
ミ「え…な…中ぁ…?」
ヴ「だっ…出すぞ…」ドクン
ミ「な…中出ししちゃぁだ…ダメえぇぇっ…!!」
トピュッドピュッ トピュッドクン


ヴ「選ばれし子供よ…気持ちよかっただろう…」
ミ「…き…気持ち…よ…かった…。///」
ミ「…けど…妊娠しないか…な…?」
ヴ「ふん。どうだろうな…結構出したし。」
ミ「えっ!け…結構って…!」
638名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 11:41:55 ID:UufRrpc/
ヴ「それよりかもう1回やりたくなってきたな…」
ミ「!えっ…」
ヴ「よし…やるか…」スッ…
ミ「い…っ…」
ミ「いやあぁぁぁ///!!」



ごめん。 やっぱムリだ
639名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 20:52:54 ID:QqunxfLA
努力は認める。w
よし俺もなんか書いてやるか。
640名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:34:33 ID:Dgy+/D14
>>633お前ってやつは全くえらいなww
641名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:14:29 ID:UufRrpc/
なんか書いてる途中わからなくなった。
ヘボでスマン。
642名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 02:59:15 ID:dDBigtE9
>>635-638
とりあえずお前が相当にミミを嫌ってるのは分かった。
敵に尻振るような低能ビッチは京だけだという事さえ分からんのかね?
643名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 10:24:35 ID:2PKnC32c
>>642 ミミ好きだけど。


変なこと書いて悪かった…
644名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 11:08:16 ID:l9qSuTaG
>>635は騒いでうるさいやつのために苦労して書いてあげたんだろ。いいやつじゃないか
645名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 21:59:16 ID:camjz7en
誰か女デジモンvs職種デジモン書いて下さいm(__)m
646名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:29:16 ID:t1iC3bnJ
>>645
ごめん。職種はロッテリアで働いてるやつしか思いつかない
647名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:36:24 ID:jWJkrVmJ
>>635
またヴァンデモン×ミミ書いて!
648名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:38:52 ID:HNGh971G
京後援会会長として敵に尻振るような低能ビッチという発言に
黙っているわけにはいかない!たとえそれが真実だとしても!

というわけで京のえろい話を俺に書かせろ。
テンション高い京メイン・憂鬱な要素少なめ・簡潔えろ盛り沢山でまとめる。
まとめられると思う。まとめられるんじゃないかな。まチョト覚悟はしておけ。

相手役募集。
649名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:40:27 ID:u1oEPQsa
ヒコロウさん自重


ホークモンがいいよ
なんならアクィラモンとか進化きわめてヴァルキリモンでもいい
650名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:54:37 ID:HNGh971G
この流れで選ばれし子供×デジモンを書かせようとはその冒険心恐れ入る。
そしてネタ元指摘にGをまず持ってくる649に敬礼しつつホークモンでオーダー入りまーす。

ただこのカップリングでどうやったら甘くなるのか皆目見当もつかない件。
651名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:08:27 ID:MpRqnSVD
地味に大輔でチャレンジとか

大輔がいつもヒカリにデレデレしてるから言えなかったけど、実は相思相愛でしたみたいな
652名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:13:59 ID:r2VGZYiV
>>648
賢京子作り話希望
653俺を誰だと思ってやがる。:2008/01/21(月) 01:23:29 ID:HNGh971G
京の話なんだから大輔・賢は意地でも絡ませるに決まってんだろ。
それはそれとして今回はホークモンの話……京さんテラビッチ……
654名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:10:36 ID:u1oEPQsa
誰って言われても…
定時になったら帰るブラックウォーグレイモンさんですか?
655名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:08:25 ID:Nhi0ilKC
そして流れをぶったぎってヴァンデ×ミミ
しかしこういうのはあんま好きじゃないなー、と書いてて自分で思った。
↓↓


「ブラッディ・ストリーム!」
「きゃぁ!」
「リリモン!」

ヴァンデモンは強敵だった。
完全体とは言え、リリモンはまだ進化したてで、しかも連戦。
一方のヴァンデモンは長い間闇の中で力を蓄え、
しかもここはヴァンデモンによる結界の中。勝負は見えていた。

「ククク、貴様のような弱いデジモンが、この私に敵うとでも?」

ヴァンデモンのブラッディ・ストリームがリリモンをきつく締め上げる。
その度にリリモンは声にならない悲鳴をあげ、悲痛の表情を浮かべる。

「もうやめて!」

ミミの声が響いた。
リリモンは彼女のパートナーだ。
そしてミミは、自分のパートナーが苦しめられるのを黙ってみていることはできなかった。

「やめて、だと?ふん、そんなお願いを、私が聞くとでも思うのかね?」

ヴァンデモンは冷たい台詞を放ち、さらにリリモンを締め上げる。
リリモンはすでにほとんど意識を手放していたのか、
ぐったりした表情を見せるだけでもう声はほとんどでていなかった。
656名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:20:45 ID:Nhi0ilKC
「お願い、もうやめて・・・。なんでも言うこと聞くから・・・。」

ミミの瞳から涙が零れた。自分のパートナーを苦しめられたくない彼女の必死の願いだった。

「ほう・・・、なんでも言うことを聞く、か。その覚悟はあるんだな?」

ヴァンデモンがサディスティックな笑いを浮かべる。
ミミは黙って俯いたまま小さくうなずく。

「ミミ・・・、だめよ・・。」
「大丈夫、リリモンのパートナーはあたしなんだから、リリモンはあたしが守る!」

必死に声を振り絞ってミミを止めようとするリリモンの声に顔をあげ、ミミは力強くそう返事した。
しかし、

「お前は黙っていろ!」

ヴァンデモンの冷たい声が響き、再びリリモンは締め上げられる。

「ぁぁぁ・・・」
「やめて!言うこと聞くからもうやめて!」

ヴァンデモンの口からふん、という小さい笑いが漏れた。
657名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:21:42 ID:Nhi0ilKC
「そうか、ならばまず、こちらへ来てもらおうか。」

なによ!リリモンを苦しめるやつは、このミミちゃんが許さないんだから!
そう心に秘めてミミはヴァンデモンに歩み寄る。

「さぁ来たわよ。早くリリモンを放して!」
「ククク、そうだな。」
「!?」

そして次の瞬間ミミは頭の中が真っ白になった。
いきなりヴァンデモンがミミの唇を奪ったのだ!
キス自体を未経験の上、唐突に唇を奪われ、
さらに自身の口の中にヴァンデモンの舌(と呼んでいいのだろうか、ミミにとってはなにか恐ろしい蠢くもの)
がいきなり侵入してきて、ミミは完全に考えることができなくなった。そして

「ミミ・・・」

なんと、リリモンがパルモンに退化してしまった!
そのままその行為は数十秒間(ミミにとってはその何倍もの時間に感じられたが)続き
そしてヴァンデモンが唇を離したとき、ミミは理解した。
自分は純真を失ってしまったのだと。

「ククク、どうやら初めてだったらしいな。どうだ?私にファーストキスを奪われた感想は?」
「そんな・・・、ひどい・・・。」
「どんな言うことでも聞いてもらう約束だ。まだまだお楽しみはこれからだぞ。」

今やミミの中は怒りも失われ、ただ絶望に満たされているだけだった。
彼女の本当の地獄は、まだ始まったばかりだった・・・・。

658名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 14:23:28 ID:Nhi0ilKC
以上です。短い。
つーかほんとはもっと続きあったんだけど、切りました。なんか俺が辛くて。
やっぱもっとほのぼのがいいなぁー。。
659名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 00:39:22 ID:QdnsCxFk
>>658
続き書いて!お願いします!
660名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 01:10:38 ID:Te6FleOr
>>659
低能アンチ乙。
しかし、本編での酷い脚本補正の影響がまさかこんな形で出てくるとはねw
661名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 08:30:47 ID:9v/ZBSr8
>>660
662名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 21:38:16 ID:yvYidZ8q
ヴァンデモン×ミミの話書いてくれてありがとうございます。>>657の続き書いてほしいんですけど… お願いします!
663名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 22:28:06 ID:f+S/XCdc
賢京子作りマダー?(・∀・)
664名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 22:39:08 ID:YkPf2BJ/
>>662
続きは自分で書くんだ!がんばれ!
665名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 15:58:21 ID:qkGd8akS
なんとなく描きたくなった『ミミに犯されるヴァンデモン』

「デッドストリーム!!」
ヴァンデモンの技をまともに受けたリリモンは悲鳴を上げてゆっくりと堕ちて行く
石や固体などにされたわけではないリリモンの時の流れが遅くなったのだ。
「リリモン!!」
ミミが絶叫する、リリモンにヴァンデモンの下僕の蝙蝠が襲い掛かる。
「メテオウィング!!」
バードラモンがそれを焼き払う。
「・・っ、空さん!!リリモンを連れて逃げて!!」
リリモンを空に任せ、ミミは空の母親とともにバケモンにつかまった・・

「ここどこ??」
ミミは薄暗い空間で目を覚ます。
「私の空間へようこそ、純真の紋章を持つ選ばれし子供よ」
ヴァンデモンが紳士的な口調で挨拶をする
ミミはこの場から逃げようとしただが手足が赤い電気で縛り付けられている仮に電気から
抜け出せても空間そのものから抜け出せるとは限らない
それでもミミはじたばたと暴れる
「フフ・・そんなにあがいても無駄だ」
ヴァンデモンはそういうとミミにキスをする
「ん〜〜〜!?」
唇を離されるとミミはヴァンデモンを睨む
「クク・・いい面構えだ・・褒美にいい物を見せてやろう・・」
ヴァンデモンの両手の中に2つの映像が映し出される
「!?」
右手の映像に写されたのはバードラモンとガルルモンがスナイモンとタスクモンを睨み付けている
ローブを身にまとったお化けのようなデジモンもいる
近くにはバードラモンのパートナーの空とガルルモンのパートナーのヤマトのほかに小さな女の子・・
確か太一の妹のヒカリ・・
左の映像には
メガシードラモンに襲われる、イッカクモンと丈、タケルとパタモン・・
「うそ・・」
ミミはショックを受けた仲間がピンチなのに自分は何も出来ない・・
「どうだ、自分の愚かさを思い知ったか・・ハハハ」
その言葉がミミの逆鱗に触れる事とも知らず・・


すみません長くなりそうなのでこの辺で



666名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 05:15:09 ID:U0SvRQDV
つづきは?
667名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 06:16:52 ID:CkxCmPAK
>>666
こいつヴェノムヴァンデモンじゃね?
668名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:24:14 ID:52E+Iy5f
乙としかいいようがない。
669名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:53:20 ID:hYiLxxei
メタルガルルモンって機械なのに汗かくよね・・(39話参照)
670名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:54:27 ID:Kqvj0bWI
d
671名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 11:15:43 ID:CkxCmPAK
>>669
機械以前に生き物だからさ!

てか、コキュートスブレスによる結露だったりして。
672名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 16:09:50 ID:zNsFWAMw
アグニ×フェアリか
ヴォルフ×フェアリが見たい
673名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 16:24:00 ID:hYiLxxei
ダン!!
「なんてことを・・」
「俺は太一にヒカリを守るって約束したのに・・」
空もヤマトも表情が暗かった・・ヒカリが連れて行かれたのだ
ガルダモンに超進化したがその巨体で動くには
場所が狭く思うように動けなかったのだ・・
ガルルモンは自分が超進化すれば何とかなると考えた、だがガルダモンがやられた状態で
自分が進化している間にヤマトや空を狙われる危険だって・
「・・・ミ・・・・・・・・ミ・・・」
ガルダモンの手の中でリリモンが弱々しい声を出したのには誰も気付かなかった
「な・・なによこれ!?」
ヴァンデモンが呪文を唱えるとミミの身体を覆っていた服が消え
ミミは一糸まとわぬ姿突如ミミのまだ膨らみ始めて間もない胸と秘所を触られているような感覚が襲う
ヴァンデモンは何もしていないなのに・・
「やぁあん・・なにこれぇ気持ち悪いよぉ」
触られていないのに触られている感覚・・
「気持ち悪い?これは気持ちいいと言うのだよ?」
「この・・ヘンタイ・・キャアアア!!」
ミミがすさまじい悲鳴を上げる、左右の胸の小さな突起物から何が吸い取られる感覚がミミを襲う
それはまるで搾乳のようでまだ成長途中であるミミの胸はベコベコとへこんだ
それが終わるとミミの胸そのものは、元の状態に戻ったがミミの体力は大幅に削られたようだ
「フ・・純真の紋章を持つ選ばれし子供よ・・私にエネルギーを吸い取られてもなお
意識があるのはさすがだ・・では褒美に・・」
「痛い!!痛いよう!!たすけてぇ!!」
ミミは女だけが持つ穴に何か入れられるような感覚をかんじた。勿論ミミは今までそんな経験をした事が無いからよく分からないが
女性器の中に男性器を入れられたとしたらこんな感覚であろう
「ぁあん、やめ・・・あ・・」
ミミの下半身が揺れる
「ふふ・・そろそろいいな・・」
ジュブドピュジュルルル〜・・
「いやぁぁぁぁぁ・・・」
ミミの子宮に何か熱いものが注ぎ込まれた・・
「どうだ?私の精液の味は?」
ミミの両脚にはこぼれた精液が伝っている
「ハァ・・ハァ・・」
「しかし、お前達の行いが全く分からん・・
お前達が束になっても私には勝てないクズなのに・・」
「・・・私のことだけでなく皆を貶すなんて・・・許せない!!」
「生意気な!!ナイトレイド!!」
「きゃあ!!」
ミミは悲鳴を上げる純真の紋章が光る・・先ほどトゲモンがリリモンに超進化した
時の光なんて比じゃない・・
その光量にヴァンデモンは苦しい顔をする
「お・・のれ・・ブラッディストリーム!!」
その名のとおり血のような赤い電気の鞭を振るうしかしそれをミミは素手で受け止める
そしてミミの紋章の力を受けその鞭は血の色から清らかな緑色に変わる・・
「な・・」
「ヴァンデモン・・私はあんたを許さない!!」
バシン!!バシン!!
怒りに任せミミは奪い取った鞭でヴァンデモンを叩きのめす・・
勿論完全体である上、自分の結界の中にいるヴァンデモンがこんな小娘にやられるとは
思っても無かっただろう
「おのれ・・ナイト・・
スッパーーーン
ぐわぁ」
蝙蝠を召喚する時間も与えない、ヴァンデモンはうろたえる
674名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 16:34:53 ID:hYiLxxei
「ヴァンデモン様、8人目が見つかりました。」
ピコデビモンの声だ。
ヴァンデモンはミミから逃げるように消え去る
吸血鬼が消えると亜空間も消え。ビッグサイトの中・・他の人は皆眠っていた
「あ・・服・・」
ミミは周囲を見回すと自分と同じ背丈の子供の一人がシャツを二枚重ねにして着ていたので
それを一枚脱がせ、下はワンピースの下に短パンを履いていた子がいたのでその短パンを勝手にもらって
履いた。
出口の方から
「メガフレイム!!」
と言う声がした。
「あ〜!太一さん!!」
出口の向こうには太一とグレイモンがいた・・


とりあえず終わりです・・ってこれじゃ『ミミにボコられるヴァンデモン』じゃないか!!
アニメ本編にリンクさせてみましたけど強引ですね・・
結論『ミミはノーブラ・ノーパンでフジテレビ屋上での決戦に挑んだ』
675名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 16:35:56 ID:hYiLxxei
ヴォルフェア考え中。
676名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:32:50 ID:52E+Iy5f
乙。しかしミミw
677名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 10:10:24 ID:JMuwBIFB
>>675
待ってる。
678名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 12:29:38 ID:WVWWIGSZ
『ヴォルフェアだよ』

スピリットの力でハイブリッド体デジモンに進化した拓也たちは
ダークティラノモンの群れと戦っていた・・
少々てこずったが残りは一匹となった。しかしその一匹が群れのリーダーであろう
連戦でアグニモン達は疲れている・・早くけりをつけなければこちらが不利になる
「ギャオオオオ」
ダークティラノモンが雄叫びを上げる
全員がいっせいに攻撃を仕掛けダークティラノモンを消滅させる
しかし消滅する時悪あがきなのか火炎弾を放ちそれが降りてきた
泉=フェアリモンに直撃する
「きゃあ!!」
バランスを崩したフェアリモンの足元は断崖絶壁の崖だ・・
蝶の様な羽に傷を付けられ飛ぶ事も出来ない。
「泉っ!!」
とっさに輝二=ヴォルフモンがフェアリモンの腕をつかむ
全員が駆け寄ってくる
「大丈夫か!?」
「輝二!!それは俺のポディションだろ!!」
「純平さん、そんな場合じゃ・・うわわわ〜」
突然大きな地震が起きる・・ヴォルフモンのいた足元も崩れる
助けに行こうとしたが揺れが大きすぎて立つことも出来なかった
679名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 12:57:59 ID:WVWWIGSZ
「きゃああああ」
「うわああああ」
ヴォルフモンたちはまっ逆さま落ちていく。
幸いデジモンの姿だったので大事には至らなかった。
「いった〜・・大丈夫!?」
「ああ、なんとかな・・だけど」
ヴォルフモンが崖を見上げるかなりの高さがありたとえフェアリモンが飛べても
越えることは難しい高さだ。まして彼女は羽を怪我している
「仕方ない・・歩くか・・」
「あ、ねぇ進化解いた方が良くない??」
「いい、もし敵が襲ってきたらすぐに戦えるだろ」
そういうことで進化は解かない事にした


「ちょっと〜もっとゆっくり歩いてよ、私とアンタじゃ脚の長さが違うのよ
そりゃあ、私だって十分長いけど・・」
「クッ・・」
フェアリモンの言葉にヴォルフモンの口から笑いが出る
「何がおかしいのよ??」
「いや、安心した、こんな状況でもいつものお前だから」
いつもの・・
「みてれば分かる・・」
「?」
その言葉にフェアリモンは首をかしげた


しばらく無言の時が続いた・・
フェアリモンはヴォルフモンの左手に傷があるのに気がついた
「ちょっと、どうして言わなかったのよ。」
「いや・・別にたいしたことないし・・お前の方が重症だろ?」
「そんなこといったって・・とりあえず応急処置だけでもしましょ!」
フェアリモンはハンカチで傷口を塞ぐ。
「おいそれお気に入りのハンカチっていってたやつだろ?」
「そんなのどうでもいいわよ!!あんたの方が大切だもの!!」
「・・・大切・・か・・」
ヴォルフモンはポソリと呟いた
680名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 13:23:20 ID:WVWWIGSZ
「うそ〜行き止まりじゃない!!もう疲れて歩けないわよ〜」
「少し休むか・・」
二人はその場に腰を下ろす。
と、雨が降り始める幸い二人がギリギリ入れる岩穴があったのでそこに移動した
「寒くないか?」
「・・うん・・」
「嘘付け」
ヴォルフモンはフェアリモンの体が震えてるのを見逃さなかった
「泉・・」
「え?ちょっ・・なに!?」
ヴォルフモンはフェアリモンの身体を抱きしめる
「バレバレなんだよ、こんなに冷たくなって、顔に寒いって書いてある」
「だからって///放してよっ」
織本泉としてもフェアリモンとしてもこんなふうに男性に抱かれた事が無いので
戸惑う。
「放っておけるかよ・・」
ギュッ・・・・・・・・・・
フェアリモンを抱くヴォルフモンの腕の力が強くなる
安心したのだろうかフェアリモンはその腕の中ですやすやと眠ってしまった


「止まないな・・」
外に目を向ける、がすぐに視線を腕の中のフェアリモンに向ける
「・・ん・・輝二・・」
フェアリモンは寝言でそういった・・
681名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:10:28 ID:WVWWIGSZ
ヴォルフモンはいまだに眠っているフェアリモンの顔をのぞく
「全く・・こんな気持ちになるなんて思っても無かったよ・・」
初めて会ったときなんかうるさいしお節介で・・こんな気持ちになるなんて
思わなかった。
「いずみ・・・・」
ヴォルフモンは眠っているフェアリモンにキスをする。キスと言っても軽く唇が触れるだけ
それで十分だと思っていたのに足りなかった。二度目のキスは舌を入れ込む
息苦しさにフェアリモンは目を覚ます
「こほ・・なにす・・」
抵抗しようとしたが再び口を塞がれるそして
「好きだ・・」
「え!?ちょっと・・何いきなり・・」
「いきなりじゃない、ずっとそう思っていた・・泉のことずっと・・」
そういいながらフェアリモンの露出した肌をそっと撫でる・・その手はゆっくりと下に下りていく
「ちょっ、やっ・・ヴォ・・輝二・・やめ・・あっ・・」
フェアリモンがやめてというがヴォルフモンは動きを止めない
「お前が、悪いんだろ・・俺の頭の中にお前が住み着いて・・消したくっても消せない・・」
いったいどこで覚えたのであろうか、進化して大人の体型と言っても中身は小学5年生の子供だ
なのに・・
「・・あっ・・く・・輝・・二・・」
いろんな所を愛撫されフェアリモンのアソコはびしょびしょに濡れている
ジュブジュブ・・
「きゃぁん・・」
「分かるか?俺の指がお前の中に入ってるって」
ヴォルフモンは激しくその指を動かす
「あ・・ぁあん・・だめぇ・・そんな激しくうごかさ・・」
ズチュウ・・
そこから抜いたヴォルフモンの指にはフェアリモンの蜜がついている
それをぺろっと舐める
「泉・・・・いいか・・・」
何がいいかと言う事はフェアリモンにもすぐ理解できた
「やだ・・そんな大きいのはいらないよ・・」
フェアリモンは勃起したヴォルフモンのソレを否定する
だが
ジュググプジュ・・
「いった・・いた〜い〜やめてぇ」
フェアリモンは泣き叫ぶ
「全部入ったぜ・・すごいしまっていて気持ちいいよ・・」
やはり人間とデジモンの違いなのかすごい膣圧を感じるすぐにイキそうになったが
耐えて、腰を大きく動かす
いやらしい音が鳴り響く
「あっ・・あんっやめ・・そんなに激しくしたら・・壊れちゃうぉ」
「ゴメン・・もう無理だ。出る」
ドピュンジュルルル〜ドプ・・
「ああああ・・・」
射精宣言とともにフェアリモンの膣内に大量の精液が流しいれられる

絶頂を迎えた二人は繋がったまま気を失った・・・。



こんなかんじでどうですかぁ??
682名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:25:14 ID:JMuwBIFB
乙!
書いてくれてありがとう。
何か普通の人間同士より萌えるな…フロの場合は(*´д`*)
683名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 23:59:16 ID:icv5SZv8
ヴァンデモン×ミミもう描いてくれる人いないの?
684名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 15:13:51 ID:Xl1K9BWu
そんなに言うなら書いてやるよ
ヴァンミミ。パラレル設定でミミは02番で

「どうして・・なんであなたが・・」
「そうよ!!どうして」
「フフフ・・久しぶりだな・・選ばれし子供よ」
ミミは震えた声を出した、パルモンも・・目の前にいる吸血鬼・ヴァンデモンは3年前醜い魔獣の姿で
ウォーグレイモンとメタルガルルモンに倒されたはずなのに・・
ミミは仲間に助けを求めるだが
「無駄だ、誰も来ない。」
「まだよ!!パルモン!!進化よ」
ミミはパートナーに進化をするように言うだがデジヴァイスは光らない
パルモンに目を向けるだがパルモンはいない・・
代わりに薄緑色の地に緑色の水玉模様が描かれたデジタマがあった
「パルモン!」
ミミには分かったこれが自分の分身であると言う事を・・
「パルモン!!パルモン!!ねぇ!!返事をして!!パルモーーーン!!」
ミミは声を入り上げる
「ナイトレイド!!」
ヴァンデモンの放ったこうもりがパルモンのデジタマを喰らい尽くす
「あぁ・・」
ミミは呆然とする、ヴァンデモンが不気味に笑った時何が起きたか理解できた
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
ミミは絶叫する・・そしてその場に倒れた

685名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 15:40:41 ID:Xl1K9BWu
「目を覚ましたか・・」
「ヴァンデモン!!パルモンを返して!!」
ヴァンデモンは答えない、その代わりに指をパチンとならすと
蝙蝠たちがミミの服を引き裂く
「ほう、成長したものだな・・」
3年前より膨らんだ胸を舐める
「ちょっとやめ・・」
「下はどうかな・・・?」
そういうながらミミの花弁を除く
しばらくはじっと見ているだけで何もしない別に縛り付けられてるわけでもない
逃げようと思えばいつだって逃げれただけど逃げなかった
「!?あぁぁん」
ヴァンデモンがミミの花弁を舐める。
「やぁ・・やめ・・ひゃああ」
だが、あまり蜜が出てこない
「しぶといな!!蜜を出すのだ!!」
今度は舌をミミの中まで入れる
ミミの中からとろ〜んとした蜜がゴパゴパと溢れ出す
ヴァンデモンは残さずソレを嘗め尽くす
「フフ、なかなか美味だな、ではこれが代金だ!!」
ヴァンデモンは自分のモノをミミの口の中に入れ込む
「ん・・んちゅ・・あふ・・」ぴちゃ・・ぺちゃ・・
「フハハハ!!無様なものだな!!それでは大サービスだ!!」
ブジュジュルルル〜〜ドピュ
「ああぁぁん・・」
勢い良く出された精液はミミの口に注がれる
「ちゃんと全て受け取るのだ」
ヴァンデモンは床に落ちた精液も舐めるように言う、ミミは自分でも分からないが
素直にソレに従う


686名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 15:58:39 ID:Xl1K9BWu
「アッ・・アッ・・」
ヴァンデモンに屈辱的なことをされてるのに・・
だが、ミミは感じている
「これがお前の本当の声だ・・口では生意気な口をたたいているが心の奥底では
私を求めていたのだ!!」
ヴァンデモンを・・・?
ミミの目がとろ〜んとなってくる
ミミは自分の身体を完全にヴァンデモンに預ける
「さァ、そろそろフィニッシュにいこうか!!」
ドピュ・・ジュピュ・・ピュルル・・ジュルル・・


「ここ・・あたしの部屋!?そうよね〜あいつが生きてるわけ無いもの!!」
ミミは夢か〜と安心する。
しかしこれは夢であってゆめでなかった。
2日後、ミミは体重が増えてる事に驚いた
「え〜うそ〜食べすぎ〜!?」
しかし、体そのものに変化は無い。
だが翌日になると腹部がプクっと膨れてきた
5日目ともなるとお腹はまるで妊婦さんのようになっている
だがミミには思い当たる節が全く無い、そもそも昨日今日で
ここまでなるわけが無い、幸い両親は仕事で一ヶ月家を空けている。
不幸中の幸いだ・・
6日後にはありえないほどお腹は膨らんだ。その朝6時、
ミミは腹部に激痛を感じただがただの痛みではない
「なに!?」
ジュププ・・グププ・・・
ミミの中からナニか出てくる
ソレが完全に姿を現したのは6時6分6秒だった
687名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 16:00:01 ID:Xl1K9BWu
書いたよ。
688名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 02:38:58 ID:2o7lBz6/
>>684-686
余程ミミが嫌いなようだが、何かあったのかね?
床を舐めるとか妊娠とか、尋常じゃないぞ。
689名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:54:49 ID:3FWAmMUN
>>687


>>688
お前もしつこいなぁ。
そんなにお前の脳内ミミが好きならこんなとこ来んなよ。
690名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:59:29 ID:2o7lBz6/
>>689
>>687こそ文字通りの脳内妄想に過ぎない件
691名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:07:02 ID:wEzK2I3G
いっそうの事ヴァンミミ板作った方が早い。
692名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:07:45 ID:3FWAmMUN
そうだよここは脳内妄想を文章にするスレなんだから。
21禁のストーリーが日曜の朝っぱらからやってるわけねーだろ。
人の妄想にケチつけんな。
693名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 06:11:56 ID:5Zq5DAr4
嫌いなキャラ&シチュはスルーが大人のマナー
694名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 10:40:38 ID:msH5ZID0
って言うかここヴァンミミ多くね?
695名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 12:50:26 ID:j/cEs1Y8
>>621からだけだろ。
まぁ俺ももうヴァンミミ秋田けど。
696名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 02:59:29 ID:StDLiqHw
どう考えても同じ奴がヴァンミミヴァンミミ言ってるだけだろ
697名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 08:20:12 ID:K6jSgxK5
というわけでヴァンミミはおしまい。
なんかリクあれば書くかも。できればほのぼの系で。
698名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 10:13:41 ID:h7YeReQO
じゃあ、ヤマ空ほのぼので!!
699名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 01:22:19 ID:9VU2R3f6
結構多いけどタカルキが読みたいです
700名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 12:52:47 ID:o0zJGU6f
承った。バレンタインネタが降ってくるかもしれん
701名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 17:10:07 ID:S1/t4AY1
輝二x泉でバレンタインネタ書きたいんだけど今日は出かけないといけないから
明日書くけどいい?
702名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:24:36 ID:/jq8XdA/
>>698スマソ
先にタカルキができたのでそっちから投下します。バレンタイン前ネタ。非エロ。女心のわからないタカトくん。
↓↓↓



2004年バレンタイン、タカルキ中1


「あんた、チョコとか食べんの?」
「え?チョコ?」


久しぶりで、唐突だった。

最後に会ったのはもう半年以上前だった。
デリーパーから世界を守る戦いを終え、
向こうの世界へ帰っていったパートナーたちへパケットを送信したのはもう2年近く前。
あれから結局返信はなく、かつての子供たちは中学へと進学し、それぞれの道を歩み始めていた。
デジタルワールドへのゲートは山木達の手によって閉じられ、再び開くこともなかった。
それでもタカト達は再びパートナー達に会えることを信じていたし、
彼らの存在を忘れることはなかった。

そんなこんなで、2004年(タカト達中1の冬)バレンタインの1週間ほど前。
午後8時もすぎた時間に突然の電話。ルキだった。
いきなりの電話に戸惑うタカトにルキは
「中央公園にいるから早く来て。」
とタカトに何も言わせずに告げた(正確には「待たせたら承知しないわよ」という脅しも入ったが)

タカトはその日のうちにやらなければならない課題を抱えてはいたが、
でも課題とルキを怒らせることを天秤にかけたらあまりにもルキのほうが怖かった(時がたつと恐怖の記憶はより恐ろしくなるものらしい)
ので、母親にどこに行くのと聞かれても公園!と一言言うのが精一杯だった。
703名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:44:57 ID:/jq8XdA/
書き込めない。。
704名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:51:21 ID:B3Aw8Bgk
>>703
続きが投下できるようになるのをwktkしながらまってます!
705名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:53:12 ID:/jq8XdA/
ごめん、文章はもうできてるんだけど、それをコピペして書き込もうとすると
ギコナビでもIEでも送信できるんだけど、反映されねぇんだ。。なんだこれ。。
ちょっとまっててくらはい。。
706名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:00:28 ID:INtHpq/a
「遅い」
ルキは白い息を吐きながら、肩で息をするタカトを睨んだ。
久しぶりにあったルキはなんだかちょっと大人びていて、
前にもまして迫力のある目で睨んでくるので、タカトは思わず尻込みした。
「ご、ごめん。それで、どうしたの?」
思わず謝って、でもなんで謝るんだいきなり呼び出したのルキじゃないかと心の中でつぶやくが、口には出さない。
「・・・」
ルキは黙ってタカトのことを睨んでいた(少なくともタカトは睨まれてると思った)。
「あ、あのほんとごめん。寒かった、よね・・・。」
タカトは再び謝って、どうにか機嫌を直してもらおうと思ったが(すでにルキが悪いとかそういう考えはどこかに飛んでいった)
「・・・べつに怒ってないわよ。」
とルキは小さくつぶやいて、そっぽを向いた。
タカトはルキが何を考えているのかはわからなかったが、とりあえず怒ってはいないようなので一安心して
「あ、そう。。で、えっと、どうしたの?急に呼び出して」
と尋ねた。

「・・・あんた、チョコとか食べんの?」
「え?チョコ?えっと、チョコって、あのお菓子の?」
「そうよ。それ以外にどんなチョコがあるのよ。」
「あ、いや、ないです。。」

いきなりルキに尋ねられて戸惑ってしまたっが、
でもタカトは男のわりにはわりとチョコは好きなほうなので(余談だが、和博はチョコ等の甘いものは苦手らしい)
707名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:09:59 ID:INtHpq/a
「えっと、わりと好きだけど。なんで?」
「・・・バレンタインじゃない。」
「バレンタイン?」
それで理解した。ルキはバレンタインにチョコをくれるつもりらしいと。
「え、じゃあ僕にチョコくれるってこと?」
「そうよ、文句あるの」
「あ、いや、ないです。。」

実はルキはこれまでバレンタインにチョコを配るなんてことはしてこなかった。
なんで私がそんなことしなきゃいけないの、ばっかみたい、とまで思ってたくらいで、
もちろんタカト達と知り合った以降のバレンタインにも、彼らにチョコを配るなんてことはしなかった。

「へーでも、どうしたの急に。ルキがチョコなんて」
「なによ、わたしがチョコあげるのがおかしいの」
「い、いやそういうわけじゃないけどさ、でもだって今までくれなかったのに。」
「それは・・・」
なにか反論するかのように開いた口をそのまま閉じて、ルキは俯いて黙ってしまった。
「ル、ルキ?」
急に黙ってしまったルキに驚いて、タカトは思わずルキの顔を覗き込んだ。
寒さのせいか、ルキの頬がかすかに紅潮している。
「・・・だって、バレンタインは、、タカトはチョコ好きかなって・・・。」
「え?」
要領を得ないルキの回答に、タカトは混乱させられてしまった。
708名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:11:52 ID:INtHpq/a
ここでネタバレすると、実はルキはタカトに惚れていた。らしい。
いや、惚れていたのかどうかはルキには定かではなかったが、どうにもここのところルキの中には
タカトに対するなんともいえないモヤモヤがあって、自分でもそれが一体なんなのかはわからなかったのだけれども、
学校の友達に(ちなみにルキはタカトたちの通う中学とは別の私立の中学に通っている)そのことを相談したら、
それは恋だ。とはっきり告げられてしまった。
自分がタカトに恋?あのタカトに?
それでも心当たりは間違いなくあったし、それにタカトのことを思い出してもやもやするのは事実だった。

「へー、でもルキがチョコかぁ、ちょっと楽しみだな。」
とタカトが言った。
ルキはタカトに対するもやもやのせいで俯いて黙っていたがその一言で現実に呼び戻されて、
「そうよ、あたしが作ってあげるんだから、楽しみにしてなさい。」
と言い返した。するとタカトは
「うん、ありがとう。じゃあ今年は加藤さんとあわせて2個もらえるのかな!」
と元気よく返事したのだが、これがマズかった。

「・・・加藤さん?樹里?」
「うん、加藤さん。加藤さんは毎年チョコくれるんだけど、あ、お母さんとかそういうのは抜かしてね。
 今年はルキもくれたら2個ももらえるなぁって思って。あ、あれ?ルキ?」

残念ながらまったく女心が理解できてないタカトが気付くと、ルキは既に両のこぶしを握り締めて、
そうか、樹里か。樹里がいたか、などとぶつぶつ呟いていて、
タカトにはこうなった原因がまったくわからなかったのだけども
「あ、あのー、ルキ?大丈夫?」
などと声をかけるとルキはいきなり
「打倒!樹里!」と声を張り上げ、
「タカト!絶対あたしのチョコ食べるのよ!」
と告げ、走りさってしまった。

一人取り残されたタカトは、
「えぇ?食べるけど・・・。どうしたんだろう。。」
と白い息を吐くだけだった。



後日、このことを電話でジェンリャに話したら、ジェンリャにも呆れられてしまい、
タカトは己の未熟さを理解するのだった。
709名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:15:51 ID:INtHpq/a

>>702
>>706
>>707
>>708
で。途中で余計なのはさんでスマンかった。
710名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:27:27 ID:KGgnsIyz
>>709
タカトの鈍さと、ルキのツンデレっぷりが素晴らしいです!
投下乙でした!
711名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 06:56:24 ID:WmoDtZA+
>>709
GJ!タカトって主人公達の中で唯一ギャルゲ要素持ってるよなw
712名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 19:47:15 ID:vLX3yN2r
>>709
超GJ!二人とも可愛いよw
>>711
まあ、本編と夏映画と春映画全部でフラグ立ててるしw
713名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 20:44:21 ID:yr+vYpnx
健ルキがすきなので読みたいなー
714名無しさん@ピンキー :2008/02/09(土) 01:05:23 ID:GZUHOlNn
タカトはやっぱり天然フラグ・クラッシャーかw

ジュリもそうとう焦れてるだろうがルキ頑張れ
715名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 11:38:05 ID:R8qB30yi
716名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:55:37 ID:BLo+oq1j
ヤマ空。一応できましたー。
けど、わりとありがちな愛情(と書いておふくろと読む)ネタに。。しかもバレンタインあんま関係ないw
03年バレンタインの翌日が休みかどうかも未確認なので、そこはヌルーしてあげてください。。
↓↓↓


2003年バレンタイン ヤマ空中二の冬 愛情(おふくろ)の紋章は友情よりはるかに強いらしい。



夜道を一人歩く少年がいた。
名前は石田ヤマト。地元では名前の売れ始めているバンド、ティーンエイジウルヴスのベース&ボーカルで、
彼にはこの冬、晴れて正式に交際しだした彼女がいた。
が、いたにも関わらず、バンドのメンバーの一人が何をトチ狂ったか
「バレンタインライブやろうぜ!」
などと言い出したために、せっかくの大事な日を彼女とはぜんぜん関係ないところですごすことになってしまった。
もちろんライブに彼女を招待してはみたものの、
「そういうのは、興味ないから」
と、そっけなく断られて、イマイチ身のはいらないライブになってしまい、
寒い夜道を心身ともに疲弊しきった状態で、
もう午後10時も回ろうかという時刻に一人家路を急ぐはめになってしまったのだった。

(空のこと、怒らしちゃったかなぁ。)

ふと、考えてみる。
心優しい彼女のことだから(なにせ愛情の紋章の持ち主だ)、これぐらいで怒るようなことはないだろうけど、
それでも申し訳ない気持ちになる。
そんなことばっかりを考えながら、ようやく自分と父の二人で暮らすマンションが見えたとき、
ヤマトの視界に一人の人物が飛び込んできた。
717名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:56:22 ID:BLo+oq1j
  
「遅かったね。お疲れ様。」

まさにヤマトが今考えてた人物、武之内空だった。

「・・・空!どうしてこんなとこに!」
「だって、会いたかったから。」

会いたかった。
そうだ。ヤマトも空に会いたかったし、空もヤマトに会いたかったのだ。

「そんなこと言ったって!今何時だと思ってるんだよ」
「だって、、だって、今日はバレンタインだし。。バレンタインは今日だけだし。。」
俯いて、上目遣いで空は答える。まさか怒られるとは思っていなかったので、空も畏縮してしまったのだ。
それに気づいてヤマトが、
「あ、あぁ、、そうだよな。ごめん。とりあえず、ウチ入ろうか。」
と行って、空を家の中へと促した。

鍵をさし、ノブを回して、ドアをあける。
仕事の都合上不規則な生活を送っている父親はまだ帰ってきていない。
というより、ここ3日は帰ってきていない。
ヤマトがこの家に引っ越してきてからずっとそうなので、そのこと自体はもう当たり前だった。

「・・おじゃましまーす。」
「そんな気にすんなよ。誰もいないし。」
「そうだけど。。やっぱ他人の家にあがるときは言うものでしょ。」
そう言って空は、脱いだ靴もちゃんと揃えて(武之内家の躾はきびしいのだ)石田家にあがった。

「とりあえず、なんか飲みもんでも持ってくるから、あっちで待ってて。」
「うん」
そう言って電気をつけ、ヤマトは台所へ行き、空をリビングへと促した。
台所には、ここのところのバンドの練習等にかまけてたせいで後回しにされていた食器類が残っていて
それを目の端でとらえつつも
(なんかあったかなぁ、コーヒーでもいっかなぁ。)
などと考えながら、リビングにいる空にコーヒーでもいい?声をかけようとしたとき、
718名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:57:19 ID:BLo+oq1j
 
「きゃあぁ!」

突然空の悲鳴が響き渡った。

「どうした空!」
空の悲鳴を聞き付けて、リビングの向かいの脱衣所に駆けつけたヤマトの目に飛び込んできたのは、

「な、な、、な、、なによこれ!」
「あ、あ、いやこれは。。」

洗濯物の山。
雑然と脱ぎ捨てられた衣類が、武之内家の常識ではおおよそ考えられない山となってつまれていた。
なにせ男二人所帯だ。おまけに父親はほとんど不在で、たまに帰ってきたと思えば大量の衣類を残し、
また会社へと行ってしまう。
しかたなく家事全般をこなすヤマトだって、ここのところバンドの練習に追われていたため、
やはり後回し後回しにしてしまったツケをこんなタイミングで空に目撃されるハメになってしまった。

「洗濯!しないの!?」
空の怒声が飛ぶ。
「いや、、普段はするけど。。ちょっと溜まってて。。」
「掃除は!?」
してなかった。洗濯物がこれだけたまっていて、台所も大変な事態になっているのだ。
掃除などしているわけがない。
「いや、してない、です。。」
「するわよ!大事な喉をホコリにでもやられたらどうするの!」
と、空は一声あげ、さらに
「洗濯物は自分でやって!」
と言い、脱衣所から出て行ってしまった。
内心その言葉に安堵してしまったヤマトは(自分や父親の下着を彼女に触れさせずにすむ)その場にへたりこみ、
しかし自らを奮い起こしいわれた作業をやり始めた。
719名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:57:52 ID:BLo+oq1j
 
そうしてしばらく作業をして、あらかたやり終えたころ空が再びやってきて
「ヤマトくん、ちょっといいかしら。」
と、やたら笑顔で(その笑顔にヤマトはなにか恐怖のようなものを感じた)ヤマトを呼びにきた。
「あ、ああ。なに空?」
「ヤマトくんの部屋も掃除させてもらったんだけど。」
「あ、ああ。ありがとう。えっと、それで?」
「こんなものが出てきたんだけど。」

ヤマトは後悔した。なんでもっと早く処分しとかなかったんだろう。
空の手にあったそれは、いわゆる中学生男子の大好物、エロ本だった。

「あ!いやそれは!えっとさ、ほらあれだよ!」
「どれよ!」
ボーカリスト・石田ヤマトをはるかに上回る声量でヤマトに詰め寄る空に、
ヤマトが抵抗できるわけがなかった。
「ち、ちがうって!あの、それは、えっと。。」
「なによ!言いたいことがあるならちゃんと言いなさい!」
「えーっと、あ、そうだ!太一だよ!太一のヤツがおいてったんだよ!俺のじゃないって!」
半分ウソで、半分ホントだった。
つまり太一が置いてったものではあったが、それはヤマトが太一にくれと頼んだもので、
今はヤマトのものだったが、それはこの際どうでもいい。

「太一!?太一がこんなの持ってきたの!?」
「う、うん!そうだよ!太一のやつが勝手に置いてくんだよ!家だとヒカリちゃんに見つかるとか言って!」
太一、スマン。
そう心の中で親友に謝罪しつつ、今はこの状況をどう切り抜けるかで頭がいっぱいのヤマトに選択肢はなかった。
「そう・・、太一がね。そうわかったわ。とりあえずこれは私が預かります。ヤマトくんは洗濯の続きをして頂戴。」
「はい・・・。あ、とりあえず洗濯は終わったんだけど・・・。」
「あら、そう。」
一通り大声を出して満足?したのか、空は急に静かになって
「じゃあ一息つきましょうか。」
と行って、ヤマトとともにリビングに落ち着いた。
720名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 00:58:52 ID:BLo+oq1j
 
「はぁー、でもねぇ。まさかヤマトくんがあんなものを持ってたとは。」
やはりまだ少々怒りが残ってるのか、空はそうつぶやいてヤマトがいれたコーヒーをぐいっと飲んだ。
「だからちがうってー。。俺じゃないってば。」
「太一のものでもヤマトくんの部屋にあったから一緒です。」
「はい、、すいません。」
そんな会話をしばらく続けたが、突然空が、
「あらもうこんな時間!帰らなきゃ!」
と言った。すでに日付が変わる寸前だった。
もともと門限にはきびしい武之内家であり、空は今日は12時までに帰るという母親との約束のもと
石田家にお邪魔していたのだ。

「あ、そう。じゃあ送っていくよ」
「引き止めないの?」
一瞬、ヤマトは空が何を言ってるのかわからなかった。引き止める?
「え?えっと、引き止める?」
「・・・ふふふ、冗談よ。」
「え?」
ヤマトはすこし考えて、それから空にからかわれたことに気づき
「いやいや、今日は親父帰ってこないけど!明日も休みだけど!でもそれはまだ・・・」
「そうねー。スケベなヤマトくんちには泊まれないわよね〜。」
「だーかーらー、、そら〜。。」
「ふふふ、わかってるわよ。それじゃあ、送ってもらおうかしら。」
「はい。。」

そうして空を無事家へと送り届けたあと、
太一にまた心の中で謝りつつエロ本を処分するヤマトだった。
721名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:06:51 ID:BLo+oq1j
後日、学校にて

「ヤマト!お前にやったエロ本がなんで空経由で俺に回ってくんだよ!」
太一につかみかかられた。しかし、ヤマトには反撃するような元気も資格もなく
ただ、スマン。と言うだけで、
なんとなく察した太一も、気をつけろよ。と声をかけるだけしかできないのでった。。
722名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 01:09:31 ID:BLo+oq1j
うわーミスった。>>720の最後の行もヌルーしてあげて。。
>>698
こんなんでいかがでしょうかね。。ミスだらけで申し訳ないですが。。
723名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:01:05 ID:Q26wLMrw
バレンタインとか全く関係ないけど、何の脈絡も無くレナモンとインプモンの話を投下してみようと思う
724名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:02:17 ID:Q26wLMrw
俺はちょっと人の中に入ってくのが苦手だ。
小憎らしいとか言われてる俺だけど、何つーか微妙に気が引けちまうんだよな。
特に楽しそうに話をしてる奴等の中に入るのが一番苦手かもしれねえ。
もともとなのかもしれねえし、そういう負い目なのかもしれねえ。

けど。

なんでか知らねーけど、そんな俺にコイツはよく声かけてくるんだよな。
「そんな所で何をしているんだ、インプモン?」
電柱の上から行きかう人間を、ただ何となく眺めてたら、いつの間にか後ろの電線に立っていたレナモンから訊かれた。
「うおっ!イキナリ後ろから話しかけんなっつーのッ。散歩だよ、散歩。つーか、オメーは何やってんだよ?暇なのかぁ?」

俺は驚いて片足を電柱から踏み外しそうになったけど、尻尾を使って重心を戻した。
あ、でも驚いたからって、ちょっとイヤミっぽい台詞だよな。もう少し柔らかく言っても良かったかもしれねえ。
そんな俺の台詞に怒ったのだろうか、レナモンがちょっと黙り込む。
「……いや、お前の姿が見えたから、何をしているのだろうと思って。驚かせたのだったら済まない」

謝られた。こっちが嫌な事言ったのに、逆に謝られんのって何かヘコむぜ。
僅かにハァとため息をこぼして、なるべく明るくしようと気張る。
「はんっ!この俺様がこんな事で驚くとか思ってんのかよ。もーちょっと頭使えよな」
「…そうか」

………ってそんだけかよ!?コイツ話しかけてくるわりに会話が続かねーぞ。
その後も微妙に沈黙しているレナモン。ホントに何だっての。
俺は仕方なく話題を振ってやる事にした。

「あ〜…そういやお前、何日かちょっと見なかったけどどっか行ってたのか?」
「ああ、ルキが家族と泊まりの旅行に行っていたので、私もそちらへ一緒に」
旅行かよ。いいな。俺も行きたいかも。
「泊まった先が温泉地ということらしくて、私も風呂をいただいてきた」
725名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:03:29 ID:Q26wLMrw
「風呂だぁ?つーかデジモンが風呂ってよお。バレたら大事じゃねえのか?」
そーなったら色々面倒な事になるだろうな。ヘタすりゃ追い出されるかもしれねえ。
「ルキの母上が私の為に風呂を一つ貸しきってくれた。
それに堂々としていれば意外と問題ない。理解のある人間も多いぞ」

そういや俺もアイとマコの書置きを読んでくれる奴を探してたときに、
デジモンだってのを気にしないで、教えてくれた人間がいったけな。
結構デジモンの事も知られてきたし、何とかなるもんなのか?
それはともかく。

「俺は風呂とかより美味いメシが食いてーぜ」
「旅館に泊まったが料理も中々のものだった。ルキのつくる料理には劣るがな」
結局は自慢かよ。まぁ、別に自分のテイマーが自慢なのは俺も同じだから構わねーけど。

「……なぁ、インプモン。もし良かったら―――――」
ゆっくりとレナモンが何かを言いかけ、そこで途切れた。
チリチリと肌が、感覚が、神経がうずく。
俺が感じているって事は、間違いなくレナモンも感じてるって事だ。

「デジモンか」「みてーだな」
人が話してる時にタイミングよく現れやがってよぉ。
「私はルキの所に行く」
そりゃそうだな。テメーのパートナーが最優先だ。何かアイツって危なっかしいしよ。

俺の仲間の女テイマーの気の強そうな顔を思い浮かべて思う。
そしたらレナモンが苦笑気味に笑った。考える事は同じってかよ?
「来るなら、早く来いよ。俺がさっさと終わらせちまう前に」
「ああ」

そう言って俺はレナモンに背を向け、空へと跳んだ。
「―――――インプモン進化!」
風を切って、黒い羽で俺は飛ぶ。

ベルゼブモンへと進化した俺は、レナモンからみるみると離れていった。
726名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:23:22 ID:Q26wLMrw
私は人と話すのが苦手だ。
話そうと思えば話せない訳ではないのだが、
自分から声を掛けるのは何か無意識の内に遠慮してしまう癖がある。
しかし、何故だろうか。アイツとは、そんな事を気にもせずに話ができる。

「そんな所で何をしているんだ、インプモン?」
少し離れていた場所からインプモンの気配を感じて来た私は、そう話しかけてみた。
インプモンが勢いよく振り向く。その拍子に小さな足場の電柱の上でバランスを崩した。
慌てて尻尾を引っ掛けて体勢を立て直すインプモンは、少し…可愛らしい。

「うおっ!イキナリ後ろから話しかけんなっつーのッ。散歩だよ、散歩。つーか、オメーは何やってんだよ?暇なのかぁ?」
……どうしよう。不機嫌だ。いや、私がそうさせてしまったのか。
確かに気配を殺した者に、突然背後から話しかけられたら怒って当然だ。
そうだ。まずは謝ろう。これ以上インプモンと喧嘩をしたくない。

「……いや、お前の姿が見えたから、何をしているのだろうと思って。驚かせたのだったら済まない」
精一杯の謝意を込めて言ったつもりだったが、インプモンに溜息をつかれてしまった。
背筋が僅かに寒くなる。未だかつて、これほどの寒さを感じたことはない。

「はんっ!この俺様がこんな事で驚くとか思ってんのかよ。もーちょっと頭使えよな」
「…そうか」
反射的にそう答えていたが、これは気を使われた、ということでいいのだろうか?
もし、そうだとしたなら、ちょっと嬉しい。

何だか頬が無性に熱い気がする。これは絶対頬が赤くなっている筈だ。
私はそれを悟られまいと気取られぬように顔をうつむかせる。
少し間を置かないと危ない。そのまま私は口を閉ざした。
727名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:24:35 ID:Q26wLMrw
「あ〜…そういやお前、何日かちょっと見なかったけどどっか行ってたのか?」
そんな何も言わない私は気にせずインプモンが尋ねてきた。
困った。しかしここは答えなければおかしいと思われてしまう。
まだ頬は熱いが、頼むから気付かれないでくれよ。

「ああ、ルキが家族と泊まりの旅行に行っていたので、私もそちらへ一緒に」
そうなのだ。ルキとその母上と祖母殿との旅行に私は同行していた。
今こうしてインプモンと話しているのも、旅行で少し会っていなかったから、
わざわざ何処にいるのか気配を探ってから会いに来たためなのだ。

インプモンが私の話を興味深げに聞いている。やはり会いに来てよかった。
「泊まった先が温泉地ということらしくて、私も風呂をいただいてきた」
「風呂だぁ?つーかデジモンが風呂ってよお。バレたら大事じゃねえのか?」
確かに。私もそう思って最初はどうにか断ろうとしたのだが。

「ルキの母上が私の為に風呂を一つ貸しきってくれた。
それに堂々としていれば意外と問題ない。理解のある人間も多いぞ」
私のような者の為にもったいない事をしていただいた。
だがルキと一緒に入った露天風呂というのはとても気持ちよかった。

あんまり気持ち良さそうだったのだろう。
後でルキに家に帰ったら、またお風呂に入ろう、と言われてしまったぐらいだ。
「俺は風呂とかより美味いメシが食いてーぜ」
あまりにもらしい言い草。小さな体だがインプモンはかなりの大食いなのだ。

「旅館に泊まったが料理も中々のものだった。ルキのつくる料理には劣るがな」
何度か食べさせて貰ったが、私にはそちらのほうがずっと美味い。
ルキは多分言っても信じてくれないと思うけど。
ちょっと不器用につくりだされる料理は、魔法がかけられたように素晴らしく美味いのに。
728名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:26:03 ID:Q26wLMrw
…そう言えば、以前タカトの家で皆と一緒にパンをつくった記憶がフト蘇る。
粉まみれになったが、皆で出来立てのパンを食べたんだった。
私は記憶力はいい方だ。作りかたはほぼ完全に覚えている。
多分ルキの家の設備でもパンは焼けると思う。

材料はタカトに頼めば分けて貰えるだろう。いざとなったら自力で調達してもいい。
……頑張って、みよう、かな。
「……なぁ、インプモン。もし良かったら―――――」

私が作ったもので良ければ、食べてみないか?

そう言葉を続けようとして、続きを言う事は、叶わなくなった。
少し遠くから感じる。このリアルワールドを脅かす存在が現れたという事を。
「デジモンか」「みてーだな」
何故、こんな時に、現れるのだっ。顔には表さないが、内心怒りが満ちた。

だが私の怒りなど、この際後回しだ。
「私はルキの所に行く」
恐らく今頃、ルキのデジヴァイスにデジモンの反応が出ているだろう。
そして急いでそこへと向かう筈。危なっかしいところは、相変わらずだ。

「来るなら、早く来いよ。俺がさっさと終わらせちまう前に」
「ああ」
苦笑する私に、多分同じ事を考えていただろうインプモンが言った。

そう言ってインプモンは私に背を向け、空へと跳んだ。
「―――――インプモン進化!」
風を切って、黒い羽で彼は飛ぶ。

ベルゼブモンへと進化した彼は、みるみる私の手の届かぬ場所へといってしまった。




余談だが、この後すぐさまルキと一緒に究極進化してサクヤモンになった私は、
ベルゼブモンが到着するのとほぼ同時にデジモンを倒してしまって、彼を呆れさせてしまった。

……どうしよう。彼はあまり戦わない者の方が好みなのだろうか。
729名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:29:40 ID:Q26wLMrw
よく分からない電波を受信して書いた。
書くのは難しかったけど結構楽しかった。
でも書いてから気付いたけど、これってインプ×レナモンじゃなくて、
インプ←レナモンの一方通行なかんじだよなぁ。
730名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:37:37 ID:1fzsefMw
>>729
ツンデレと素直クールの組み合わせは可愛いなGJ!

レナモンはムラムラを募らせた末にサクヤモン巫女モードに進化して
ベルゼブモンに乗っかっちゃえばいいよという電波を今いきなり受信したが、
その場合同化しているルキをどうするかというのが一番の問題だ
731名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:42:48 ID:DZ7di16W
話かわるが賢と京ってやっぱり体の相性が良かったんだろうな。
732名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 15:03:15 ID:08I+8Qoe
>>722 >>729
どっちもGJ!!
733名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 02:51:12 ID:dEU0f0nL
>>701に期待
734名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 11:47:31 ID:k7wAwAPY
遅くなってすみません。それでは輝二x泉のバレンタイン

デジタルワールドでの冒険を終え、人間界に戻ってきた子供たちは、
それぞれ充実した日々を送っていた。
そしてもうすぐバレンタイン。織本泉もチョコをつくった
テーブルの上には5つのラッピングされたものがある。
どれも繊細に丁寧に包まれていることには変わりないが一つだけ
他のよりさらに可愛く包まれている。
「輝二・・喜んでくれるかな・・」
泉の瞳から雫が零れ落ちる。
輝二と連絡が取れないのだ、元々父親の仕事の関係で転校が多かった彼。
今どこにいるかも分からない、彼の双子の兄の輝一に聞くも
『こちらから電話番号が分からないようにセットされてる』
ただ、輝一の話によるとは輝二は元気らしい
「そ・・よかった・・」
とりあえず、泉は輝一にバレンタインのプレゼントを渡した

「泉さん??」
「友樹!久しぶりね〜どうしたの」
「ママと買い物、泉さんは??」
「あなたが泉さんね、友樹がおせわになりした」
友樹の母親は泉に深々と頭を下げる
「初めまして、お世話になんてそんな大げさですよ。そうだこれ友樹に」
それをみて友樹が無邪気な笑顔を浮かべる
「ありがと、泉さん」
「どうもすみません」

「なんだそれ?」
こういうことには無縁(・・ということは無いだろう)の拓也は
泉からバレンタインのプレゼントをもらってもなんだ〜??と言う顔をしさらに
「おい・・これって毒入りじゃ・・」
「た〜く〜や〜・・」
泉は器用に逆立ちをし脚を左右に開き
バキィ!!ドゴォ!!ゲシィ!!
フェアリモンに進化していたことで体が自然と覚えたのだろう
泉はなんと逆立ちからの高速回転蹴りを拓也の顔に何発も喰らわせる
勿論、生身の拓也にはかなりのダメージとなった
「し・・信じらんね・・・・・・・(気絶)」

「泉ちゃんが俺にチョコをvv」
「純平、開けてみて」
チョコレートにかかれてた文字は『義理』
純平崩壊・・そりゃそうだ幾らなんでもそれはひどい
「いずみちゃァァァァん・・(号泣)」


泉は日が暮れてもう人もほとんどいない公園のベンチに座り込んでいた。
「やっぱり渡せないのかな・・」
泉はポツリとこぼした
735名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 12:02:53 ID:k7wAwAPY
頑張って作ったって居場所が分からなかったら渡せられないじゃない
ねぇ、輝二・・どこにいるの??輝一君にも居場所を伝えないで・・
逢いたい・・逢いたいよ・・
「輝二・・・」
そんな事しても逢えるわけない、なのに
「輝二ぃ・・・」
「俺が何だって??」
「輝二!?本物・・・輝一君の変装じゃなくって?」
「はぁ?んなわけあるかよ、何なら確認しろ」
輝二は携帯電話を取り出し輝一に電話をかける
「輝二!!泉さんがお前を探し回っていたぞ!!!!!」
電話の向こうから輝一の(デジタルワールドで共に冒険をした時には想像もつかない)怒鳴り声
「ああ、ちゃんと逢えたよ」
ピッ
「本当に??本物なのね!!」
「ああ、それよりなんで俺の名前呼んでたんだ・・・?」
泉はそれに対しては答えない代わりににこっと笑い
「これ、輝二に・・これは特別だから」
特別・・・その言葉に輝二も心が温かくなった・・



一応、フロンティア全員参加です



736名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:07:40 ID:NPYLFLsY
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
737名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 20:33:58 ID:oHCAWtDJ
乙。
泉ぞっこんだなw
738名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 11:19:44 ID:hr0pdQJo
↑↑ブラクラ注意
739名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 22:42:26 ID:ZBuGuQ2n
バレンタインネタじゃないけどタカルキ+αを今考えてます
740ヴァンデモン:2008/02/13(水) 23:25:44 ID:5YpWV4tp
741名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 00:24:47 ID:zTJaDpj5
輝二泉萌えー(*´Д`*)
742名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 01:29:32 ID:qDtxmXic
>>739
タカルキ好きなんで全裸で待ってますw
743名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 12:23:57 ID:p1mQXVLd
部活終りの、夕方の帰り道。
オレンジ色の道を歩いていると、ふと、通りがかった公園で見知った男性を見かける。
公園にあるベンチに腰掛けた、20代前半の若い男性。
整った端整な顔に、男性にしてはやや長めのサラリとした明るい茶髪が吹く風で揺らいでいた。
私はそっと彼に近づき、声をかける。

「こんばんわ、啓人さん」
「…ああ、小春か。こんばんわ」

私の声に、瞳を閉じてジッと風を感じていた彼は、やっと私に気付いて…
ニッコリと、昔と同じ笑みを浮かべてくれた。
彼は松田啓人。私の兄の友人で、昔一緒にデジタルワールドを冒険し…
あの戦いで、誰よりも強く頑張った人。

「久しぶりだね。学校帰り?」
「はい。さっき、部活が終わりましたから。啓人さんは、ここで何を?」
「ちょっとした散歩かな。この公園に来たら…色々思い出して来ちゃって……」

フッと、笑みのまま啓人さんは公園を懐かしそうに眺める。
あれからもう10年以上…あの中で一番幼かった私も、いまはもう中学生になりました。
…まあ、私が一番小さいのは何年経とうが変わらない事なんですけどね。
啓人さんの笑顔…昔と同じ、明るくて優しい微笑み。
でも、全部が同じというわけでもなく…あの頃の子供っぽさや、
あどけなさの少なくなった、大人びた静かな…そして温かな笑み。
男の人に言うのもちょっと失礼かもしれませんが…一言で言うなら……綺麗でした。
啓人さんも兄さんも、皆それぞれ成長して…大人になって……そして…

「たしか、来月でしたね…留姫さんとの結婚式」
「…うん…」

私の出した話題に、啓人さんは少し照れたように笑みを浮かべて、夕焼け色の空を見上げた。
長い時間の間に生まれた感情。仲間から恋人へ、そして恋人から…更に、もう一段上へ…
744名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 12:26:45 ID:p1mQXVLd
けど、初めて彼が留姫さんと付き合ってることを知った時は、私だけじゃなく他の皆もかなり驚いてました。
だって、あの時の戦いから、誰もが啓人さんは樹莉さんを選ぶと思ってたから……
…でも、啓人さんはずっと自分の気持ちを考えて…そして、気付いて答えを出しました。
気弱で押しの低い啓人さんですけど、やっぱり大切なことは真剣に考えて、
そして気付いたからには、その思いは真っ直ぐに、決して揺るがせずに伝える。
多分、そんな啓人さんだからこそ、留姫さんも彼の気持ちに応えて…
……樹莉さんも、素直にそれを認めたんだと思います。
皆が二人の関係を知った時、あの人だけは、驚かず、それどころか、とても良い顔をしていたのを覚えています。
…………逆に兄さんはしばらくの間平静を装ってなんとなく沈んでましたが。
まあこれはそう気にしなくても良いですね。


そんな兄さんに、樹莉さんがかける言葉が、見せる笑顔が、前よりずっと増えたのも…
それが単なる慰めの意味だけじゃないのも………ちゃんと見えてますから。

「そういえば、この公園で啓人さんと留姫さんが初めて会ったんですよね」
「うん…まあ、あの時はギルモンを狙って襲ってきたってカンジだったから、
あんまり良い出会い方とは言えなかったけどね」

苦笑しながらそう答えるが、すぐにまた懐かしむように微笑む。

「けど…あの出会いがあったから、今がある……本当に感謝してるよ。あの時、この場所で彼女に出会えた事を」

ハッキリと、留姫さんと出会ったその場所を見つめて言う。
…って、そこまで迷いなく言われちゃうと流石に聞いてる側は少し恥ずかしいんですが…

それからまたしばらく話していると、吹く風が急に冷たく感じてきた。
気付けば、夕方色だった空がもう随分と暗くなっていた。

「そろそろ寒くなってきたね。暗くもなってきたし、今日はもう帰ったほうがいいよ」
「わかりました。それじゃあ、また…結婚式、ちゃんと招待してくださいよ?」
「大丈夫。言われなくても、そのつもりだから。というか、招待し忘れでもしたら
留姫になに言われるかわかんないし」
「あは、確かにそうかもしれませんね」

短いやり取りで、私はゆっくりと公園の出口へと歩いていく。
そして、出口に近づいたそのときに、振り返って私はやや声を上げて一言言った。

「本当におめでとう御座いますっ、幸せになってください!」

私の声に啓人さんは一瞬驚いたような顔をしたけど、
…すぐにまた笑顔で「ありがとう…」と返してくれました。
745名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 12:28:17 ID:p1mQXVLd
…………………。

…啓人さん、今日は話さなかったけど……私も…好きな人が出来たんです。
同じクラスの、普段は余り目立たない大人しい人。
けど、とても優しくて、真っ直ぐで、純真で。…顔、少しだけ…啓人さんに似てるんです。
あの頃の私は、当たり前ですけどこういった感情は全然知らなくて…啓人さんと留姫さんが
付き合ってると知った時も、それなりに知識はあっても羨ましいと言ったくらいでした。
けど…自分も好きな人が出来て、なんとなくその気持ちがわかった気がします。
好きな人が出来て…その人と一緒になれたら…結ばれることが出来たら……
それはすごく素敵で…幸せなことなんだと、なんとなくですが、わかりました。
だから、言わせてください。

おめでとう御座います。 どうか、どうか…お幸せに―――
746名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 12:33:08 ID:p1mQXVLd
あえてルキの出てこないタカルキも
アリかなぁと思って書いてみたけどどうなんだろ…
小春は成長したら礼儀正しいけどどこか
抜け目無い少女だといいなというのは完全な妄想。
747名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 23:08:22 ID:s/TzvpWI
インプモン×れなもんが読めるなんて!

嬉しすぎて困る。ぜひまた書いてください
748名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:29:36 ID:oGNgRccS
>>746
GJ!こうゆう第三者?から見たカップルの様子って好きですw
あと、成長した礼儀の正しい小春は他の作品にはないので新鮮でしたw
749名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 00:38:52 ID:lXYpW2ck
輝二泉か賢京をそのうち投下したいかも。
750名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 22:56:16 ID:UVIJeNBq
>>749
どっちも好きだけど余り見かけない賢京が見てみたいです!
751名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:05:03 ID:fBJYsJ/A
ヤマミミと太ミミの話
読んで見たいー
752名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:10:16 ID:h7i1neGg
太ミミは読んでみたいかも。
ただどっちかって言うとミミ太かな
若干ミミ攻め気味の。
753名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:53:22 ID:n3LAZyon
出来事は正午を少し回った時だった。
「レナモン、あれ見てっ!」
「あれは…デジタルゾーン」
ルキの言葉で空を見た私は、出現する白い霧のフィールドを捉えた。

たまたま町を歩いていたルキと私からかなり近い地点にそれは発生している。
道行く人間たちもその発生に気付いてざわざわと喧騒が広がった。
このような街中でデジモンが現れれば大変な被害となるだろう。

そしてすぐ向こう側から、こちら側へとリアライズしてくる存在を感じる。
「ルキ、デジモンが現れる」
「うん、そういう事だから…………。タカトとジェンには連絡しといた。じゃあいくよ、レナモン!」
携帯の通話を切ってルキが走り出し、私もそれに続いた。

「―――――レナモン進化!」

ルキと私。二つの存在が重なり、究極の進化が誕生する。



サクヤモンへと進化を果たし、とあるビルの屋上に発生していた、
デジタルゾーンへ入った私が目撃したのは、何とも言えぬ微妙な光景だった。
「あれは一体何なの?」
まず見えたのは、マイクだった。

マイクだ。歌をうたうためのマイク。
それを握って気持ち良さそうに歌っているデジモンが一体。
754名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:54:45 ID:n3LAZyon
「ルキ、あのデジモンは何だか分かる?」
『あれは、確かボルケーモンよ。完全体だったはず』
ルキはあのデジモンを見ただけで名前と世代まで答えてくれた。
人型だが体中を金属のアーマーで覆い、背中に火山をのせ、腰に瓶を吊るしたデジモン。

そうか、奴はボルケーモンというのか。
完全体とはいえ、どうやらパワータイプのデジモンらしいから戦闘能力は高いだろう。
しかし奴は何をしているんだ。

『何か歌ってるみたいだけど、ヘタな歌ねぇ』
ルキ、ヘタとはいえそういう事は言ってはいけない。
と心の中で思いつつ私も同じ感想を抱いた。

『とりあえず暴れまわるとかそういう感じじゃなさそうだし、戦うのは話を聞いてみてからでいいんじゃない?』
多少ルキも困惑しているようだ。
さすがに今まで現実世界にあられたデジモンが、気持ち良さそうに歌をうたっている所に出くわした事はない。
「そうね、まず話だけでもしてみましょう」

ここまで私が近づいても気付いていない様子のボルケーモンに声を掛けてみる。
「あなた…ボルケーモンというのかしら?」
「あ〜〜〜〜♪……あ?あ!?お前いつの間に現れやがった!」
音程の外れた歌声を止めたボルケーモンは、やはり私には気付いていなかったらしい。

「私はサクヤモン。ここにゾーンが出来ていたから様子を見に来たの。あなたはここで何をしているの?」
「こ、この感じ。お前は究極体だな!俺をロードしにきやがったんだろう!そうだろう!?」
「いや、だから私は……」
「うるせえ!こうなったらロードされる前にロードしてやるっ!」
755名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:56:04 ID:n3LAZyon
全く私の話を取り合わずボルケーモンは距離をとって、戦闘態勢に入った。
「くらえぇ!ビッグバン・ボイスッ!」
マイク片手にボルケーモンは、ただ叫んだ。
いや、これは叫びというレベルではない。これはもはや音の塊だ!

私は宙へと舞い上がり、目に見えない声の攻撃を回避した。
ビリビリと大気が震えているのが分かる。
そして私が先ほどまでいた場所はみるみる砕け、粉砕された。

『やれやれ、せっかく話し合いで解決してあげようと思ったのに』
「それもしょうがない事よ!」
再び宙を舞う私に放たれた声の衝撃波。
それを迎撃するため、使役する4匹の管狐をあらわす。

「飯綱!」
見えないが私向かって、一直線に飛んでくる衝撃波を打ち落とすのは容易い。
管狐たちは衝撃波を簡単に霧散させてしまった。

「ううっ。ちきしょう、このままじゃヤベエ!一旦逃げるぜ!!」
自分の必殺技を簡単に打ち破られて実力差を思い知ったのだろう。
ボルケーモンは素早く身を翻してビル屋上のを走り出す。

「待ちなさい!」
パワータイプなのでそこまで速くは無いが、よほどロードされるのがいやなのだろう。
かなりのスピードで全力疾走している。でもこのまま逃がす訳にはいかない。
756名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:57:18 ID:n3LAZyon
ボルケーモンを追う私。しかしそこで予想外の事が起きた。
背を向けるボルケーモンの背中の火山が、突然火を噴いたのだ!
突然の炎に私たちは目をくらまされ、一瞬ボルケーモンの姿を見失ってしまう。
それが不味かった。

その一瞬の内に火山の噴火で加速したボルケーモンは、私から距離を稼いでしまい、もう捉えられない。
しまった、と舌打ちしそうな衝動が満ちる。これは完全な失策だった。
だがそれでも、まだ悪魔は、私たちを見捨ててはいなかったようだ。

突如ビルの外からデジタルゾーンに突入してきた黒い影。
同時に突き出された鋼の二連銃が火を吹いた。
「何だとぉ!」
弾丸はボルケーモンの足元へと炸裂し、その余波で体は吹き飛ぶ。

「珍しいな。これぐれーのデジモンに手こずってるなんてよ」
いつも通りの笑い声と共に、彼が完全に白い霧の中から現れた。
「ベルゼブモン」『たまたま運が悪かっただけよ!』
ルキが意地を張ってベルゼブモンに言った。

彼がまたいつも通りに苦笑する。
「ありがとう、助かったわ」
「気にすんな。さっさと終わらせんぞ」
そう言ってベルゼブモンは2丁のショットガンを構えた。

「待って。戦闘不能にするだけでいい」
「あぁ、任せろ!」
さすがに人を傷つけようとしている訳ではないらしいデジモンを、データに帰すのは躊躇われる。
ベルゼブモンもそこは弁えているようで、多少弾丸の軌道を計算して撃った。
757名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:58:34 ID:n3LAZyon
しかしボルケーモンも、ただ黙っている訳ではなかった。
弾丸から逃げるように、身を捩って逃げ出そうとする。
そのため弾丸はボルケーモンの腰の辺りをかすめ、吊るしてあった瓶の紐を撃ち抜くにとどまる。
だけど元より破壊力の高い、ベルゼブモンのショットガン「ベレンヘーナ」で捕らえるつもりはない。

「飯綱!」
狙いはこっち。管狐たちに動きを止めさせる。
「くそうっ!こんなちっこいのに、動けねぇ!!」
狙い通り弾丸を避けて、足元がふらついていたボルケーモンは管狐たちにあっさりと捕まった。

―――――だけど私はこの時、気が付かなかった。
ベルゼブモンの放った弾丸が、ボルケーモンの瓶の吊り紐を撃ち抜き、
その衝撃で宙に舞った瓶の栓は開いて、私の頭上から中身が降り注いできた事を。

ばしゃりっ!

そんな音と共に私たちは少々の冷たさを感じた。
「え?」『きゃっ』
私は液体をかぶったのだと気付いたのは数秒後。
そして更に数秒掛かって、鼻をつく匂いを感じた。

「お、おい。大丈夫かっ?」
「ええ、まぁ。けどこれ何かしら、凄くキツイ匂いがするのだけれど」
ベルゼブモンが傍に飛んで来たが、一体これは何かしら。
初めてかいだ匂いだけれど、少しクラクラするような………え?
758名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 06:59:52 ID:n3LAZyon
その瞬間本当にグラリときた。宙を舞っているのに、足元がふらつく。
「何……これ…飛んで、いられない………」
私は力が抜け、フラフラとビルの屋上に落下してしまう。
おかしい、頭までぼうっとして、ぐるぐるしてくる。

そして術を行使するための力さえ弱まり、ボルケーモンを拘束していた管狐たちが消えてしまった。
「やった、ツイてるぜ!」
大喜びではしゃぐボルケーモン。しかし頭上から冷や水を浴びせかけられる。
「―――おい、何がツイてるんだって?」

はっとしてボルケーモンは宙を仰ぐ。
そこには未だショットガンを構えたベルゼブモンがいた。
「お前一体どうしたってんだよ?」
ベルゼブモンはゆっくりとビルの屋上に着地し私に寄り添う。

そう言われても何か変だとしか。
『サクヤモン…私ちょっと眠くなってきた……変なの…でも、ゴメン………』
ルキ?ルキっ?
問いかけても返事が無い。本当に眠ってしまったの?

でも、私も力が抜けて、膝がぐらつく。もう立ってもいられない。
「あ…っ」
「おいっ!?本当にどうしたんだよ、おいッ!?」

錫杖で体を支えようともしたが、どうしても無理だ。
私はベルゼブモンの、広い胸の中へ倒れこむ事しか出来なかった。
あぁ、でもとても暖かくて、気持ちがいい。
759名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 07:01:04 ID:n3LAZyon
「はは、この隙に!」
視界の片隅でボルケーモンが背中の火山を噴火させ、その推進力で宙を飛んでいくのが見えた。
「テメー!待ちやがれッ!!」
ベルゼブモンはそれを追うため、私を振り払ってゆこうとする。


――――――――――嫌だ、離れたくない。


そう脳裏に閃いた瞬間、私は行ってしまおうとするベルゼブモンのコートを掴んでいた。
「どわっ!な、何すんだよ!?」
後ろから引っ張られたため、苦しそうにベルゼブモンが文句を言う。
確かに今の私の行動はボルケーモンを取り逃がす行動でしかない。

でも、それでも、置いていかれたくない。
「や………や、だ」
「はぁ?」

交互に私と逃げるボルケーモンを見やるベルゼブモン。
だがもう今からでは追いつく事は出来ないだろう。
「ああ、ちくしょう!だから何なんだよ!?」
頭を掻きながらショットガンを収め、苛立たしげに問われた。

でも、理由なんて無い。ただ傍にいたかっただけ。
そんな事を言えば、ベルゼブモンはとても怒るだろう。
けれど何も言わなければもっと怒るかもしれない。
760名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 07:02:17 ID:n3LAZyon
もう、私はそれが辛くって、悲しくって、気が付いていたら、泣いていた。
「うっ……うん…ひぃ……く…ふぁ………」
「は、はぁっ?ちょっと、待てよ!オイ!どうなってんだっての?!」

涙が頬を伝って落ちる。やけにそれだけは冷静に感じ取れた。
足に力が入らない私は、ベルゼブモンのコートの端に掴まっていたがもう限界だ。
私はベルゼブモンへのしかかるように倒れこむ。

「うお」
私の涙もあって動揺していたのか、ベルゼブモンは私に潰されるように尻餅をつく。
未だ止まらぬ涙。それを隠すように私は彼に抱きつき、胸元に顔をうずめる。
こうしていると、悲しさと、暖かさが、同時に感じられてとても不思議な気分になった。

「…………ぁ?」
訳も分からず、なされるがままのベルゼブモンが何かに気づいたように、
近くに転がっていた、私が被った液体の入った瓶を拾った。
ベルゼブモンは深く呆れたような、納得したかのような雰囲気でそれをじっと眺めている。

この時、私からは反対側になっていて分からなかったが、瓶の表にはこう記されていた。

ただ一文字『酒』と。
761名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 07:15:50 ID:n3LAZyon
前回の投下後>>730でサクヤモンをベルゼブモンに乗っけるというネタを貰ったので自分なりに書いてみた。
酒の元ネタはデジモンカードで猛者の豪酒。
ボルケーモンが出てきたのはこのカードが理由だけど、バトルシーンへの展開の吹っ飛んだ三段論法の具合が、
フロンティアのボルケーモンと被ってて案外良いかもしれないと内心思ってたり。
一応この後の続きを書いてみようと思うんだけど最大の問題は、
>>730の言うサクヤモン巫女モードのカードを自分が持っていない事だと思う。
誰か何処かに巫女モードの画像ある所知りませんかね?
762名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 08:21:44 ID:NOAEkldF
まるっきりサクヤモンが巫女服着てるだけだZE☆
763名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 10:24:09 ID:waB5+PwK
GJ!!!
インプ(ベルゼブ)モン×レナ(サクヤ)モンが人間カップルよりも萌える自分にとってまさに神です!
764749:2008/02/17(日) 20:47:12 ID:M6r1qhU7
ごめん。
>>750さんには悪いが輝二泉が先に出来てしまったんでとりあえず投下します。
賢京はもーちょい待ってて。
765コウジイズミ。1:2008/02/17(日) 20:48:30 ID:M6r1qhU7
ヴォルフモンに進化した俺は、悪の闘士グロットモンと戦っていた。
頭上から見下ろす敵。
足下は奈落の底。
そんな絶体絶命の危機を救ってくれた仲間達。
「つかまって」
そう言って、手を差しのべてくれた君。
初めて握った君の手は、優しくて温かかった。
離したくない。
そう思った。
だが想いとは裏腹に、その手はするりと滑り落ちていく。
闇に堕ちていく俺。
離れていく君の手。
俺は叫んだ。君の名前を。
766コウジイズミ。2:2008/02/17(日) 20:49:49 ID:M6r1qhU7
離したくない。
そう思った。

「いずみっっ………!!」
目が覚めた。
茜色に染まったコンクリートが視界に飛び込む。
ここが学校の屋上だったことを思い出す。
時計を見ると、もう放課後だった。
握り締めていた右手に汗をかいていて、少し気持ち悪い。
溜め息を吐き、仰向けに寝転んだ。
空は、朱色から紫へのコントラストが美しい。
…こんな空を、デジタルワールドでも見たことがあったっけな。
あれから、もう5年も経った。
俺達は高校生になり、別々の道を歩んでいる。
だけど時々、みんなで集まって騒いだり、思い出話に花咲かせたりと今でも良い関係が続いている。
そして、俺と泉は。
いつからだったか、お互いを異性として意識し始め、気付けば恋人同士の関係になっていた。
積極的な彼女と違ってなかなか踏み出せない俺を後押ししてくれたのは、双子の兄の輝一だった。
最初に仲間達に報告したときは、やっぱり照れくさかった。
拓也にはからかわれるし、友樹にはあれやこれやと質問攻め。
泉のことを好きだった純平には、殴られそうにもなったな。
なんとか拓也と輝一に止められたけど、今にも泣き出しそうな純平のあの顔を見ると、さすがに少し胸が痛かった。
だけど今では純平にも認められ、俺達の仲を応援してくれている。
中学生になってからは、毎日が楽しかった。
同じ電車に乗って、同じ学校に通って、いつも一緒にいた。
デジタルワールドで旅をしていた時は、いや、あそこへ行く前にだって、こんな生活を送る日が来るなんて思わなかった。
自分はずっと一人で、これからも一人だと思っていたのに。
隣に誰かがいてくれることの幸せを、俺は知ってしまったんだ。

767名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 20:51:21 ID:M6r1qhU7
ごめんミスったorz
2の上から二行は消してくださいorz
768コウジイズミ。3:2008/02/17(日) 20:55:13 ID:M6r1qhU7
そして高校生になり、俺達は別々の高校に進学した。
当然、彼女と会う時間は激減した。
別に会えないわけじゃない。
会おうと思えばいつだって会いに行ける距離だ。
だから寂しくなんかない。
そう思うと、何だか変な意地で、電話もメールも自分からなかなか出来なくなっていた。
意地っぱりなのは昔からだ。
ということは俺は全然成長してないんじゃないかと少し自嘲する。
…そういえば、泉にはもう一週間ほど会っていない。
最近、泉は雑誌のモデルのバイトを始めたらしく、忙しそうだった。
俺の知らないところで、彼女の世界がどんどん広がっているのかと思うと、何だか置いてきぼりにされたような気分になる。
携帯のディスプレイに表示された、泉の番号。
俺は無意識のうちに通話ボタンを押していた。
「もしもし」
「…俺だけど」
「輝二からかけてくるなんて珍しいじゃない、どうしたの?」
受話器の向こうの声は、少し笑っているようだった。
「今日…会えるか?」
「え、今日?今から撮影があるんだけど…」
「じゃあ終わってからでいい」
「なによ、何か大事な用事でもあるの?」
「別にない」
「じゃあ、今日じゃなくても今度の休みにゆっくり…」
「会いたいんだ」
率直すぎて、自分でも少し驚いてしまった。
しょーがないわね、と泉は笑って撮影の後に会うことを約束してくれた。
なんか俺、女々しいな…。
仕事にかまけてなかなか会ってくれないサラリーマンの彼女みたいだと、いつかあってたTVドラマを思い出す。
急に会いたくなったのは、あの夢を見て不安になったから。
泉がこのまま俺から離れていったらどうしようって。

769コウジイズミ。4:2008/02/17(日) 20:58:05 ID:M6r1qhU7
電話で教えてもらった撮影場所の前で、俺は待つことにした。
繁華街のネオンがまぶしい通り沿いに、そのビルはあった。
入口の前に座り込んで、行き交う人々を眺める。
金曜日の夜8時。
現代に生きる人々が一週間の中で最も開放的になる時間帯だ。
ほろ酔いのサラリーマンの集団や、着飾ったカップル達が目の前を通り過ぎていく。
もしも5年前のあの日、あの時、あの場所で、あの電車に乗らなかったなら。
自分は今、間違いなくここにはいないだろう。
今頃家に帰って、義理の母を母さんとも呼べないまま、気まずい食卓を囲んでいたかもしれない。
そんなことを考えていると、入口から数人の女の子が出てきた。
「あ、あの子じゃない?」
「やだー、結構カッコいいかもー」
何やら俺の方をチラチラ見ながら通り過ぎていく。
みんな泉と同じくらいの背格好で、お洒落な服に身を包んでいる。
あの子達もモデルなんだろうか。
去っていく彼女達の背中をボーッと眺めていると、背後に聞き覚えのある声。
「輝二!」
振り返ると、逆光で顔はよく見えなかったけど、それは間違いなく泉だった。
「お待たせ。遅くなっちゃってごめんね」
俺は立ち上がって改めて泉の顔を見る。
一週間ぶりに見たその顔は綺麗に化粧をされていて、まるで知らない泉みたいだった。

770コウジイズミ。5:2008/02/17(日) 21:00:33 ID:M6r1qhU7
「急に会いたいなんて言い出すから、びっくりしちゃった」
とりあえず俺達は繁華街を並んで歩き出した。
「…さっき出ていった子達もモデルなのか?」
俺はなんとなく恥ずかしくなって、話題を変えてみる。
「うん。同じ雑誌のモデル仲間の子達よ。可愛かったでしょ?
 でもなぜかみーんな彼氏とかいないのよねー。可愛いのに。だから、あたしだけ」
嬉しそうに口の端を持ち上げて、俺の顔を見る泉。
どうしてだろう、久々に会うといつも妙に気恥ずかしくて、つい目線を逸らしてしまう。
「…で、どーしたんだよ。その顔」
「あ、メイク?もちろん撮影用よ。いつもは落として帰るんだけどぉ、今日は輝二に会うし、せっかくだからこのまま来ちゃった」
そう言って笑う泉の表情がいつもより大人っぽく見えて、少しドキッとした。
そういえば服装もいつもより少し大人っぽい。
ワンピースにロングコート、ヒールのあるロングブーツを履いている。
俺はというと、だらしなく着崩した制服のブレザーのままだった。
他人から見たら、俺達はどんな風に映ってるんだろう。
ちゃんと彼氏と彼女に見えてるだろうか。
「ねぇ、ゴハンまだだよね?どっかお店入ろうよ」
ポケットに引きこもりがちな俺の手を、泉がさりげなく引っ張り出す。
あの時に握った手と、同じ手だ。
「ああ、そうだな」
俺はその手を強く握り返した。

771コウジイズミ。6:2008/02/17(日) 21:03:37 ID:M6r1qhU7
適当に入ったファミレスで食事をしながら、俺達は一週間の出来事を報告しあった。
と言っても喋るのはほとんど泉の方で、俺は聞き役に徹するのが常だ。
楽しそうに話すよく動く口、ころころ変わる表情を眺めながら彼女の話を聞いているのが俺は好きだった。
食後のデザートを食べ終えて、俺達は店を出る。
「あ〜お腹いっぱい!ちょっと食べ過ぎちゃったかな?」
とても食べ過ぎたとは思えない程へこんでいるお腹をさすりながら、泉は笑ってみせる。
その仕草が少し可笑しくて、俺は思わずプッと吹き出した。
「純平みたいな腹にならないように気をつけなきゃな。モデルの仕事クビになっちまうぞ」
「いくらなんでも、そこまでなんないわよ!ていうか純平に失礼よっ、それ!」
少し尖らせた唇が赤く艶めいていて、妙に色っぽい。
「でも…輝二もよくそーゆー冗談、言えるようになったよねぇ」
ケラケラと楽しそうに笑う顔は、少女のように可愛らしい。
「…まぁ、お前らのせいだろうな」
淡いピンク色の頬にそっと右手を添える。
「…ね、これからどうする?」
泉の左手が俺の右手に重なる。
「……明日、学校休みだよな?」

772コウジイズミ。7:2008/02/17(日) 21:16:52 ID:M6r1qhU7
俺達は近くのホテルに入った。
俺が制服のままだったので少し気まずい気がしたが、まぁ別に大丈夫だろう。
変な心配をしながらチェックインを済ませる。
何度来ても、この時だけは妙に緊張してしまう俺だった。
部屋に向かうエレベーターの中で、俺達はずっと手を繋いでいた。
泉は急に無言になる。
今何を考えてるんだろうと思ったけど、はっきりとした答えは出ないまま部屋に着いた。
「ホテルって、久しぶりね。こないだは輝二の部屋だったし…」
思い出して恥ずかしくなったのだろうか、そこで言葉は途切れた。
俺はベッドの端に腰掛けて、脱いだコートをハンガーにかける後ろ姿を見ている。
そうだ。この前は初めて俺の部屋で体を重ねたんだった。
見慣れた自分の部屋がまるで異世界のように感じられたことを思い出す。
何かが込み上げてくるのを感じて、俺は唾を飲み込む。
「…輝二、あたし先にシャワー浴びてきてもいいかな?」
……いずみ。泉が欲しい。
目の前にいるんだ。こんな近くにいるんだ。
「こっ、輝二!ちょっ…やめ…」
俺は泉を床に押し倒していた。もう抑えきれない。
「もうっ!!そんなにがっつかないでよっ…っん…」
暴れる手足を押さえ付けて唇を塞いだ。
ああ、この感触だ。
触れると消えてしまいそうな。
絡めると溶けてしまいそうな。
もっと泉が欲しい。
離した唇から、はぁ、と吐息が漏れる。
「ね…輝二…ベッドでしよ?」
泉の顔を見ると、頬は赤く上気し、目は潤んでいる。
俺は何も言わず細い体を抱き抱えてベッドに寝かせ、上着を脱ぎ捨てた。
773コウジイズミ。8:2008/02/17(日) 21:21:48 ID:M6r1qhU7
泉はベッドの上で上半身を起こすと、くるりと背を向ける。
「背中……」
「何だ?」
「背中にファスナーあるの。下ろして」
そう言って長いストレートの髪を持ち上げると、白いうなじが露になる。
ファスナーに手をかけると、泉が首元まで真っ赤になっているのが分かる。
「なんだよ、恥ずかしいのか?」
「………だって」
さっきの自分のセリフがよほど恥ずかしかったんだろうか。
ほんとに可愛いやつだな。
ワンピースを綺麗に脱がせてやると、俺もシャツとズボンを脱いでその辺に放り投げた。
「…こーじぃ……」
「……なんだよ」
泉はベッドの上で、ラベンダー色のレースの下着をつけた体を捩らせてこっちを見ている。
「お前……エロいな…」
折れそうな程細い腰のラインを撫でながら耳元で囁く。
「…っエロくなんかないもん…」
「こんな下着で俺を誘って、どこがエロくないって言うんだよ」
背中に手を回してブラのホックを外してやると、形の良い胸がぷるん、と弾ける。
俺はそれを両手で包み込むように揉み上げる。
「あっ……やぁん……」
「胸、デカくなったな…もうフェアリモンに追い付いたんじゃないか?」
そう言いながらピンク色の先端をいじくり回す。
「んっ…誰のせいだと思ってんのよぉ……っ」
「え、俺?」
「もぉっ、ばかぁ」
ピン、と上を向いた乳首を舐め上げると、泉は一際甘い声を上げる。
「ひゃあんっ!!んぅ……ね…輝二ぃ……」
俺の頭を細い両手が抱き寄せる。
これが「もっとして」のサインであることを、俺は知っている。
774コウジイズミ。9:2008/02/17(日) 21:27:27 ID:M6r1qhU7
左手で乳房全体を揉みしだき、乳首をこねくり回したりしながらもう片方をわざと音を立てながら吸い上げる。
紅く熟した先端をいやらしく舌でなぞりながら目線を上げると、潤んだ泉の瞳にぶつかった。
恥ずかしそうに目を逸らす仕草が可愛くてたまらなくて、俺はその先端にそっと口付ける。
「泉…もっと…泉の声聞かせて…」
「やっ…あぁん!…っあ…はぁっ……あ…」
乳首にむしゃぶりつきながら、俺は無意識に張りつめた股間を泉の太ももに擦り付けていた。
それに気付いた泉は、足を曲げて俺の股間のモノを刺激する。
瞬間、下半身に快感が走る。
「あっ…泉…!!」
「ねぇ輝二…一緒に気持ち良くなろうよ……」
いやらしい笑みを浮かべながら、泉は上体を起こす。
俺をベッドに横たわらせると、泉は俺の顔の前に跨がりお尻を突き出してきた。
「ふふっ…輝二の……もうおっきくなってるよ…」
俺の上で逆向きに四つん這いになった泉は、ボクサーパンツを脱がすとブルン、と飛び出たモノを口にくわえた。
生暖かい感触に、思わず声が洩れそうになる。
「お前こそ、もうこんなにぐっしょり濡らしてるじゃないか」
ラベンダー色のパンティにできたシミの部分を舐めると、可愛らしい尻が小さく震える。
パンツを脱がせてやると、そこから溢れ出している蜜が布との間にいやらしく糸を繋いでいた。
目の前に現れたピンク色の蕾に中指を侵入させると、腰がピクッと反応し、俺のモノをくわえている小さな口から声が洩れる。
「泉の液…どんどん溢れてるぞ…」
すると泉も負けじと俺への愛撫を更に強めてくる。
指を使って竿を何度も擦り、裏筋を舐め上げ先端を音を立てて吸い上げる。
ヤバいくらい気持ちイイ。
押し寄せる快感に溺れそうになりながら、中指でナカをかき回し、親指と人差し指で突起を摘まむととうとう泉の口が離れる。
「あっあぁん!!やああああぁっ…!」
腰をビクビクさせながら、それでも俺に愛撫を続けようとする泉。
775コウジイズミ。10:2008/02/17(日) 21:32:49 ID:M6r1qhU7
両手で必死にモノを扱いてくる姿を見て、限界が近付いてくる。
指を引き抜き、愛液の滴るそこに吸い付くと、嬌声は更に大きくなる。
「あん!ふぁあああん……こうじぃっ…あたしもうっ…はぁっ…ダメええぇ」
「いいぜ…一緒にイこうな…いずみ」
俺達は、同時に絶頂に登りつめた。
「くっ…泉っ、出るっ…!!」
「ああああぁっ…ひゃんっああああああんっ!!」
仰け反った泉の首筋や胸に俺の出した白濁がべったり飛び散っている。
「ねぇ…気持ちヨカッタ?」
肩で息をしながら俺の顔を覗き込むその表示が、ひどく大人びて見える。
「ああ…上手くなったな、お前…」
愛液のついた指で彼女の唇に触れようとすると、直ぐさま顔を背ける。
「やぁよ」
「美味いのにな…泉の汁」
そう言って俺はその指をわざとらしく舐めてみせる。
「モルトボーナ…だっけ?」
「そんな発音じゃダメよ、全然伝わんない……やめてよ、恥ずかしいんだから」
甘えるように抱きついてくる泉の耳にそっと口付ける。
流れるようにサラサラした金髪の仄かな甘い香りが愛しくて愛しくて、ぎゅっと抱き締めた。
「輝二ってば…また勃ってるよ」
クスクス笑いながら股間に伸ばそうとする泉の手を制止する。
「お前のせいだろ、泉」
抱き締めたままくるっと寝返ると、今度は泉が下になる。
「…挿れて、いいよな?」
「来て…………輝二」
俺はサイドボードから避妊具を引っ張り出すと素早く装着し、先端をその入り口にあてがう。
「いくぞ………」
腰を押し進めて行く間、泉はぎゅっと目を閉じて快楽に耐えている。
「あ……こーじ…」
「全部入った…動くぞ…」
ゆっくりと腰をスライドさせ始める。
776コウジイズミ。11:2008/02/17(日) 21:36:03 ID:M6r1qhU7
泉の目はトロンとしていて、こちらをぼんやり眺めている。
だがスピードを速めるうちにその目は徐々に見開かれていき、時折切なげな表情を浮かべている。
「ふぁっ…あっ、輝二っ…こーじぃっ!」
ナカを掻き回すように腰を動かしながら顔を近付けると、エメラルドの瞳からポロリと涙が零れた。
「…気持ちイイか?」
「……キモチ…いいよぉっ…」
今にも消え入りそうな小さな声を、消えてしまう前に唇で閉じ込めた。
絡めあう舌、絡みつく下半身。
俺達は今、ひとつになってココにいる。
心も体も、俺の全てが今、泉によって満たされていく。
「ねぇっ輝二ぃ!…ね、もっと、もっとぉ……っ!!」
しがみついてくる細い両腕を掴んで、俺は自身をギリギリにまで引き抜いた。
そしてまた最奥を突く。
その度に泉のしなやかな裸体が魚のように跳ねる。
その繰り返しで俺達は心も体もバラバラになりそうな程の快楽に飲み込まれていった。
「あぅぅん!あっ、は…ああああぁんっ!!こうじっ!!」
「うっ…いずみ……っ!!」
だけどそれでも、君だけを離したくない。
求めてくる泉の手をぎゅっと握りしめた。
「泉……俺は、お前と、ずっと一緒にいたい」
「…もちろん、あたしもよ」
握った手を、強く握り返してくれた君。
この手は絶対に、離したくないんだ。


END

777名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 21:37:19 ID:M6r1qhU7
終わり。
長くてすいません。
賢京もその内上げるのでしばしお待ちを。
それにしても輝二のキャラが(ry
778名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 18:31:39 ID:9f3JE6MD
>>761
巫女モードは>>762の言うとおり
いわゆる「巫女服(白い小袖に緋袴)」で手に持ってるのが錫杖から紙垂(お払いの時とかに
神主さんとかが持ってるギザギザの紙が付いた棒)に変わってる。
あと帯や腰の紐じゃなくて何故か革ベルト二本で袴を留めてるのと、
袴の脇にある斜めに開いたところから(普通は見えてるはずの)小袖の裾じゃなく
ナマの太腿が見えてるあたりが特徴と言えば特徴。

ちなみにベルゼブモンが着てるようなオールインワンのライダースーツは
喉元と股下両方からファスナーが開くんだぜ!
とか余計なオマケを付けておく。
779名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 20:43:29 ID:84EWQJhS
>>777
超GJ!!賢京も楽しみにしています!
780名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:01:22 ID:cLIs9roY
上のほうに出てたのでミミ太をちょっと書いてたんだが、
どんどんズレてきて、結局よくわからん話になってしまった。
ミミ太、というかミミと太一。とヒカリと光子郎。非エロ
↓↓↓


2004年 8月半ば。 太一中3 ミミ光子郎中2 

八神太一はあせっていた。
夏前で、これまでずっと続けていたサッカーを事実上引退し、本格的な‘受験生’となったわけだが、
しかしそれまでサッカーともうひとつ大事なこと―――デジタルワールドに関すること―――に全力を投じていたために
はっきりいって勉強はおろそかになっていた。

2003年の事件で、デジタルワールドとそこに住むモンスター達が一般に広く認知されると
当然そこに関する新たな法律や、いろいろなことを考えなければならなくなり
そして今現在それはデジタルワールドに対してあまり知識をもたない大人たち、エライ人たちに委ねられていた。
それでも光子郎はそれに積極的に関わり(デジタルワールドに詳しい、匿名の存在としてだが)、
太一もそうしたい、それを手伝いたいということを光子郎に言うと
「それなら勉強してください。勉強していい大学に行って下さい。
 ああいう大人たちは学歴のない子供のいうことなんて聞きませんから。」
と冷たく言われ(いや、光子郎としては普通の言い方)
それまでおろそかにしていた勉強を、しかもかなり全力でしなければいけない状況に陥っていた。

そして今太一が挑んでいたのが英語。はっきりいって、苦手だった。
こんなわけのわからん言葉よりデジ文字覚えたほうが将来的に役に立つんじゃないかなどと思いつつ
しかしそれは受験に必要なものなので、この夏から通い始めた塾に出された山のような問題を
魅惑的な窓の外の夏の景色を眺めつつ、こなしているのであった。

781名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:01:51 ID:cLIs9roY
今現在彼は家に一人。
両親はどこかにでかけ、妹のヒカリもパートナーのテイルモンをつれてどこかに出かけていた。
誰もいないほうが気も楽だし、邪魔されなくてすむが、しかし不便なこともあった。

ピンポーン

チャイムが鳴った。
今この家にいるのは太一一人なので、太一が自分ででなければいけない。
せっかく集中してんのに邪魔しやがってなどとぶつぶつ言いつつ玄関へ向かい、
そしてどちらさまですかーと言いながら扉をあける。あけるとそこにいたのは

「太一さーん!」
「・・ミミちゃん!?」

ミミだった。
太一の記憶には、ミミは8月1日にあわせて日本に帰ってきていて
その日は騒ぐが、選ばれし子供たちの中には今年は受験生組みが多いということもあり、
しばらくは日本にいるつもりだが、わりとすぐにアメリカに帰る、という情報があった。
そんなことを頭の中で考えているとミミが
「太一さん!どうして光子郎くんってあんなんなんですか!ちょっと聞いてくださいよぉ!」
と大声を出すので、
「わ、わかったから。とりあえず落ち着いて」
などと言ってあわててミミを中に入れた。

「それで、一体どうしたんだよ?」
ミミは太一に注いでもらったジュースをぐびっと飲み、たん!とグラスをテーブルに置いた。
そこでハァッと一度ため息をつき、話はじめた。
それによると、
1日以降はホテルに泊まったり、京の家に泊まったりして過ごしていたミミだったが(太一と同じく受験生である空の家は遠慮したらしい)
もうすぐアメリカへ帰国するということで、最後の何日かを今のところ彼女の最愛の恋人であるらしい光子郎の家で過ごしていたのだが
そこで光子郎と一悶着あった、らしい。
原因はミミの話からでは太一にはよくわからなかったが、なんとなく想像はついた。
いつものことだ。パソコンに夢中の光子郎がミミのことを無視したとかそんなことだろう、と。
そしてそんなことをミミは早口で捲くし立て、一人で延々としゃべった挙句
「なんで光子郎くんって、こんなかわいい彼女の前であんな態度とれるのかしら!」
と怒気を吐いたところでやっと一息ついた。
782名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:02:38 ID:cLIs9roY
正直言って勉強の続きに戻りたいと思っていた太一が(さっきまで面倒だと思ってた英語を、今はやりたいと思うようになっていた。)
「はぁ、でも光子郎だって、べつにミミちゃんのことが嫌いとかそういうわけじゃないと思うんだよ。」
などと、適当にフォローすると、
「じゃあなんで光子郎くんは人の話聞いてくれないんですか!」
とミミは返し、こんどは太一の分のジュースをぐびっと飲んだ。

散々愚痴ったせいか、そこでちょっと落ち着いたミミはふと神妙になって
「あ、ごめんなさい。こんなこと太一さんに愚痴っても意味ないですよね。」
と言い、やっと静かになった。
「いやべつに愚痴とかはかまわないんだけどさ、あのさ、、」
「え?なんですか?」
と言ったところでミミは、太一が勉強中だったんじゃないかということに気づいた。
「あ!もしかして太一さん勉強中でした!?ごめんなさい!すぐ帰ります!」
「あ、いや別に平気だけど、、えーっと、あのさ、ミミちゃん英語わかる?」
「英語ですか?もっちろん!光子郎くんにも教えてあげてるんですよ!」
と言い、そこで今光子郎にムカついてることを思い出し、再び険しい顔に戻った。
「あ!じゃあ英語教えてよ。今ちょうどやってんだんだよ」
と太一が言うと、ミミは
「いいですよ!もう光子郎くんなんかには教えてあげないから、太一さんだけに教えてあげます!」
などと言い、太一は苦笑しつつ、ありがとうと返した。

流石に普段から英語で会話してるだけのものがあるせいか、ミミの教え方はとても上手だった。
それまで太一が暗記モノとしか認識してなかった文法の問題もミミのおかげで、するする飲み込めて
太一の勉強は一気に捗った。
783名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:03:11 ID:cLIs9roY
そしてそのまま何時間がすぎ、そろそろ日も暮れかかったころ

「ただいまー。」

ヒカリが帰ってきた。パートナーのテイルモンもいっしょだ。
玄関で見慣れない靴を見つけたヒカリは
「おにいちゃーん?誰かいるの?」
と声をかけると部屋から、
「はーいヒカリちゃーん!お久しぶりー!」
とミミがでてきた。
「ミミさん?お久しぶりです。どうしたんですか。」
とヒカリが尋ねたところで
「おーう、ヒカリー。おかえりー。」
と太一がダラっとでてきた。さすがにお疲れのようだった。
「太一さんに英語教えてあげてたのよ〜。やっぱ太一さんは違うわねー、光子郎くんみたいに反抗しないし」
ミミによると、
ミミに英語を習ってる最中の光子郎はどうにも負けるのが悔しいのかやたら反抗的らしいのだが、それはこの際どうでもいい。
「そうなのか。それはよかったな。勉強は捗ったのか?太一」
とテイルモンが口を挟むと、太一は
「おかげさまでー。」と力なく返事して、ジュースを飲んだ。

「そうそう、それでヒカリちゃんはどこ行ってたの?タケルくんとデート?」
といきなりミミがヒカリに聞くと、ヒカリはびっくりして
「ち、ちがいますよ!そんなデートとかじゃないですよ!」
とあわてて否定して、後ろで太一がブっとジュースを噴き出した。
「ヒカリ!そういやどこ行くか聞いてなかったけど、タケルとデートなんかしてたのか!?」
「もう、おにいちゃんまで!デートなんかじゃないです!テイルモンもいっしょだし!」
「え、いやわたしは、」とテイルモンが何かを言おうとしたが、テイルモンはさっとヒカリに抱きかかえられてしまった。
ちなみにテイルモンはパタモンといっしょにタケルの家でお留守番させられたのだが、それもこの際どうでもいい。
「きゃー、やっぱりタケルくんっていいわよねー。お顔も綺麗だし、リードしてくれるし!光子郎くんなんかとは大違いだわ!」
とミミが一人で盛り上がり、太一がくそうタケルのやつめなどとつぶやくと、ヒカリが
「光子郎さんとなにかあったんですか?」
とミミに尋ね、そこからまたミミの光子郎に対する愚痴が始まった。
784名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:04:18 ID:cLIs9roY
数時間前に太一に話したのとおそらく同じ話が再び繰り返されたが、そのときも話半分に聞いてた太一はここにきて
ちょっと真面目に聞くと、どうやら明日ミミが帰るにも関わらず、ミミが光子郎に話かけても
何かパソコンをカタカタやっていて、ぜんぜん相手をしてくれなかったらしい。
あぁやっぱそんなことかと太一が思ったとき、

ピンポーン

再びチャイムが鳴った。
と同時に声が扉の向こうから飛んできた。
「太一さん!ミミさんいませんか!」
光子郎だ。
「お、ミミちゃんお迎えがきたみたいだよ。」
と太一がミミにふると
「今更何しにきたのよ!」
とミミは扉に向かって大声を出した。

玄関を開けるとそこにはだいぶ走ったのか、息を切らして汗をかく光子郎がいた。
「なんで急にどっかいっちゃうんですか!」
「光子郎くんがあたしのこと無視するからでしょ!」
「いつ無視したんですか!」
「さっきよ!」
「まぁまぁ、二人とも落ち着けよ。」
と太一が呆れ顔で間に割ってはいるが、光子郎とミミはキバを向いて睨み合う。
「ミミさんが調べてって言ったんじゃないですか!」
「なにをよ!」
「電車の時間を!」
「電車?」
そこでミミが急におとなしくなった。
「ミミさんが明日帰るから電車の時間調べて、って僕に言ったんじゃないですか!
 それで調べてたらいつの間にかいなくなってるし!」
と光子郎が主張して、
「えーっと、ミミちゃん。そういうことかな?」
と太一が聞くと、ミミは
「あー、えっと、そういうことです。」
と言い、一瞬の間のあと
「ごめんなさい!」
と頭をさげた。
「だってさ。光子郎、許してやれよ。」
「はぁ、仕方ないですね。。もうミミさん!帰りますよ!太一さんにもちゃんと謝ってください!」
と言うと、ミミは太一に謝ったが、太一は英語教えてもらったし、ありがとうと返し、
そしてミミは光子郎に連れられて帰っていた。

見ていたテイルモンはなにがなんだかよくわからないようだったが
ヒカリはなんだか親子みたいねとつぶやき、
テイルモンをつれて自分の部屋に入っていった。

太一に疲れを残した、暑い夏の日の出来事だった。
785名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 18:06:01 ID:cLIs9roY
以上です。太一さんはがんばって勉強してください。
786アドベンチャー大好き:2008/02/21(木) 19:04:33 ID:WC4enkRP
拓也×泉か輝二×泉キボン
787名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:07:15 ID:ArLQqwic
ミミ×ヴァンデモンのエロがめっちゃ読みたい!誰か書いて!
788名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 20:11:07 ID:+6niNpab
お前ら、まずは職人さんにGJとかしろよ
どんだけ図々しいんだ
789名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 21:50:44 ID:xQlCouna
>>786
ちょっと上のレスくらい見ろよ…
790名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 22:10:59 ID:hSsrIPaA
>>785
GJです!最後の4人のやり取りに和みましたw
791名無しさん@ピンキー[sage]:2008/02/21(木) 22:29:54 ID:NZD5xk9O
コウジ泉の人文章力の高さホレタGJ!!!!

>>785
乙です!!やっぱ自分はデジモンは初代(02)の子供たちだなー
個人的にはこんな感じのエロなしで王道光ミミも是非みてみたいっす!
時間あるときにでもw
792アドベンチャー大好き:2008/02/22(金) 13:27:23 ID:D9qsUTmW
拓也×泉か輝二×泉キボン


書いてくれないと死ぬかも
793名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 13:28:25 ID:QSDgx3bc
オッケー死ね
794名無しさん@ピンキー :2008/02/22(金) 22:48:41 ID:lfMegrrS
遠慮なく誌ね

クレクレ馬鹿のためにわざわざ仕事する職人は
どこにもいない
795アドベンチャー大好き:2008/02/22(金) 23:27:13 ID:D9qsUTmW
おまえらも死死死死死死死ね
796名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 00:16:48 ID:F01VChwa
そんな好きなら自分で書いたら?
797名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:58:59 ID:1M+cyZch
そういや保管庫に入ってる光ミミの大長編のエロモンさんはどうしてるんだろう…
さっき読み直したけどどれもマジでネ申だ
どれも…エロパロレベルじゃないものな
ところでto rememberは完結したんかな?
798小ネタ(泉ちゃん総受け風):2008/02/25(月) 03:33:03 ID:DjSfkgXb
元ネタ→フロンティアのクリスマスキャラソン。

拓也「なぁみんな、願い事が一つだけ叶うとしたら、何を願う?」
輝二「俺は…特にない。どんなプレイも体位もOKだ。純平は?」
純平「俺はもちろん、泉ちゃんとぉ…ラブラブ新婚夫婦プレイかなっ!もちろん裸エプロンでね!でへっvv」
泉「もーぅ…(呆)」
拓也「で、輝一は?」
輝一「え?あぁ、えぇっと…(言えない…泉さんを亀甲縛りにしてバイブ挿入したまま放置プレイしたいだなんて…言えないっ!)」
泉「えっと、あたしはバナナ食べ放題!友樹は?」
友樹「僕は加藤鷹ばりのヒーローになりたい☆」
輝二「じゃあ…」
双子泉純平友樹「「「「「拓也(お兄ちゃん)は?」」」」」
拓也「俺はぁ…へへっ!みんなでもっと、ハッピーにヤれたらいいと思う☆」
純平「なんだよそれぇ〜!」
輝一「ははっ、ハッピーかぁ…(溜め息)」
泉「もぅ、盛っちゃってぇ」
拓也「楽しそうだろ?な?」
友樹「うん!カチカチコッチ〜ン☆」

799名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 03:34:27 ID:DjSfkgXb
このスレにはフロンティア分が足りないと思って、カッとなってやった。
反省はしていn…いや、名曲を汚してしまってすまない…
800名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 18:50:35 ID:uLczU8Xn
>>798
終始ニヤニヤしまくったが加藤鷹ばりのヒーローの部分で特に吹いた
素晴らしいネタをありがとう
801名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 01:54:57 ID:qJ1nCy/q
友樹はドコをカチカチコッチンさせてんd(ry
802名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 05:46:11 ID:y1xjweeQ
よし、そのまま6Pでみんなみんなハッピーになるんだ
803名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 10:46:20 ID:XLy3pGVZ
>>797 サイト池。光ミミ・エロでぐぐれ。もしくはヤフれ。
804名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:00:30 ID:3P4D0OFx
香恵ママはその存在だけですげーエロい。と個人的には思ってます。
いちお光ミミ。ミミでてこないけど。そして例のごとく非エロ。
↓↓↓


2000年3月ごろ 光子郎小5 ホワイトデー前

午後9時も回り、ようやく一日の主婦業に一区切りがついたころ。
台所で洗い物を終え、さてお風呂にでもはいろうかしらと思った香恵の背中越しに声がかかった。
「あの、お母さん。」
彼女の息子の光子郎だった。
いつもは夕食を終えると自室にこもり、パソコンを弄っている彼が珍しく部屋をでてきていた。
「あらどうしたの光子郎。お風呂にはいるの?」
「あ、いえそうではなくて。ちょっと聞きたいことがありまして。」
「あら、なにかしら?」
光子郎が尋ねごと。珍しいことだった。
パソコンが得意な光子郎は、疑問があれば自分でインターネットに尋ね解決することがほとんどで、
彼の両親に尋ねる、ということはあまりなかった。
香恵は少し前まではそのことに不安を覚え、あるいは悲しい思いをしていたこともあったが、
しかし半年ほど前の出来事で一気に距離が近づいた今では、そのことに対する不安はあまり感じなくなっていた。
彼女は、光子郎の笑顔は昔みたいな作り物ではなく、だいぶ自然に笑うようになった、と感じていた。

805名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:01:04 ID:3P4D0OFx
 
「あの、ホワイトデーって、何をしたらいいのでしょうか。」
「ホワイトデー?」
それは光子郎には初体験のイベントだった。
昔から他人と距離をとる彼は、男友達はおろか女友達もほとんどいなかったので、
バレンタインデーにチョコをもらうということもなく、必然的にホワイトデーにお返しをするなんてことはなかったが、
今年は事情が違った。
「太一さんの妹のヒカリさんと、同じサッカー部の空さんと、同じクラスの、えっと、太刀川さんにチョコをもらったんですけど、
 今日学校で太刀川さんにホワイトデー期待してるなんて言われちゃって。僕、どうしたらいいんでしょう。」
「あらあらそんなにたくさん。大変ねぇ。」
「えぇ。こういうの初めてだから、どうしていいかわからなくて。」
香恵も驚きだった。
もちろん彼女の息子は、光子郎一人なので、
自分の息子がホワイトデーのお返しに悩んで相談されるなんてことも初めてなので、彼女もどうしたらいいのかわからなかった。
だが、そこは人生の先輩。
「そうねぇ。ヒカリちゃんはクッキーとかどうかしら。かわいいのを買ってお返しすれば、きっと喜んでくれるわよ。」
「クッキー、ですか。そうですね。いいかもしれません。えっと、空さんはどうしましょう。」
「武之内さんは、ハンドタオルとかどうかしら?彼女、スポーツするでしょ。」
「なるほど。そうですね。えっと、いくらぐらいの買えばいいんでしょう。」
「値段はいいのよ。光子郎がちゃんと武之内さんに似合うようなのを選んであげれば。」
なるほどな、と光子郎は思った。
モノより気持ちとは何かで読んだことはあったが、こういうことなのだろうかとちょっと考えさせられる部分を感じた。
「そうですか。わかりました。探してみます。えーっと、それから、太刀川さんはどうしたら。」
「・・・ふふふ。それは光子郎が一番わかってるんじゃない?」
「え?どういうことですか?」
わかってるんじゃない、と言われてもよくわからなかった。ミミさんの欲しいもの?
「ふふ、光子郎?なんでヒカリちゃんや武之内さんは下の名前で呼んでるのに、ミミちゃんだけ苗字なのかしら?」
「え?いや、えっと、それは、、」
光子郎はあせった。
そういえば、特別意識してたわけではないけど、香恵の前でミミの話をするときは何故かいっつも太刀川さん、と呼んでた。ような気がした。
なんでだろう、と自問してみたが、答えはよくわからなかった。しかし考えていると
「あらあら光子郎、照れなくていいのよ。好きなんでしょう?ミミちゃんのこと。」
といきなり香恵にいわれて、あせった。
すぐにいやいやそんなことは、と全力で否定しようとしたが、言葉がでなかった。
それよりも、好き、という二文字が光子郎の頭を支配した。

僕がミミさんのことを好き?
806名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:01:47 ID:3P4D0OFx
よくわからなかった。でも、もしかしたらそうなのかもしれない、と思った。
が、照れもあってか、あまり肯定はしたくなかった。
「えーっと、いや、それは、僕はべつに・・・、」
「いいのよ光子郎、あせらなくて。誰だってそういう風に思うことはあるんですから。」
「はぁ」
はぁ、なんて気の抜けた返事をしてしまったが、しかしそんなことはどうでもよかった。
何もかも見透かされているような気になり、そしてやがてそれは半ばあきらめの気持ちへと変わっていった。
そして、
「・・でも、僕、どうしたらいいんでしょう。それでも太刀川さん・・、ミミさんに何をお返したらいいのか・・」
「大丈夫よ。どんなものでも、光子郎の気持ちがこもってれば、それでいいんだから。」
ちょっと考えて、でもすぐに、モノより気持ち。そうだなと光子郎は確信した。
「・・わかりました。相談にのっていただいて、ありがとうございました。」
「いいのよ。がんばってね。」
「はい。」
そう返事して、光子郎は部屋に戻っていった。

香恵に、息子をもつ幸せというものを感じさせる出来事だった。

807名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 01:04:00 ID:3P4D0OFx
以上です。
香恵ママは強い女性なのです。
808名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 10:37:48 ID:VN10lxHX
久々にGJ
809名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 17:13:28 ID:4lkARUfc

俺も香恵ママ好きだ
810名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:05:52 ID:lbPS7Ob9
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html
811名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 19:14:12 ID:He5Y14iU
タカトくんがホワイトデーに向けて
アップし始めたようです
812名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 19:06:45 ID:gfh0uI/b
タカトktkr
813名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 01:34:53 ID:lnWi7Sdy
純平は最後の最後で泉ちゃんとひとつになれて良かったね。


まあ他のやつらも一緒だったが…
(しかも泉ちゃんの両隣は拓也と輝二ww)
814今股:2008/03/11(火) 20:59:18 ID:KUwix76x
ヴァンミミ作者GJ!ヴァンミミも良いがヴァン×エンジェウーが読みたい!
815名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 04:47:15 ID:ryM+HGNq
保管庫がはいらないんだ
俺のパソコンの問題かな
816名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 07:44:09 ID:cNGDv2Dp
もう1回ヴァンミミが読みたい
817名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:35:23 ID:f2r1VEBC
俺は密かに賢京を待ち続ける
818名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 18:41:01 ID:tdrnWj38
>>815
>>9から行けない?
819名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 01:48:47 ID:rLfLG/G8
保守
820名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 20:59:53 ID:Q0wtK9oe
>>818
うん、広告サイトに接続されてる
821名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 22:02:41 ID:jiGnpoJW
前にあったテイルがイービルリングでレディデビになるとかって
どうなったの
822名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 23:46:43 ID:6GZpwLdk
妄想だけで終わりました
823名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 00:58:14 ID:/KrvEhRb
風呂の男子は当然みんな泉ちゃんで抜いてるんだろうな…
824名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 04:59:12 ID:dnachS9I
>>815
保管庫「に」はい「れ」ないんだ だろ
お前の語学力が問題だ。

どうせ>>815は厨房でエロサイトの広告が表示されたんで
開いているだけででお金がかかるんじゃないかとビビってろくに見ることもせず
短気にも日本語でおkな書き込みでアホ晒したってとこだろうね。
825名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 14:40:11 ID:pdnshiuU
みんなわかっててスルーしてあげてるのにわざわざそんな指摘してあげちゃう人って・・・
826名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 22:07:50 ID:mKEuRdha
誰かヤマミミ書いて
827名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 23:55:47 ID:dnachS9I
俺はむしろ自然に会話してる>>818があれなんだが
828名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 00:05:15 ID:y8XD1AC0
正直どうでもいいから流れを切る。

Sなヒカリさまがタケルに足コキとか、
さらにステップアップして、自らは手を下さず(足だが)
エンジェウーモンに命じて足コキさせてるとか。
もちろんタケルじゃなくてもいい。
いっそ賢に、しかも京の見てる前で。とか最高
829名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 06:37:29 ID:DMbyhp4W
はじめまして。
ここの小説は素晴らしいものばかりですね。
そこで、どなたかヒロカズとケンタがルキをレイプしてしまう話をお願いします。
830名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 19:16:41 ID:+rnP0JFE
タカルキバレンタインの続きを書いていたんだが、
くじけちゃいました。
831名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 00:57:41 ID:nNEd4+g8
立て!立つんだ!>>830
832名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 23:06:12 ID:WE9jdo/T
いやもう中身はほとんどできてんだけどね。
いざ文章化しようとすると自分の文章力のなさに凹む
いままでは軽い気持ちで書いてたんだけど、ほんとに死にたくなってきた。ひどい。
833名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 01:26:18 ID:nTVmE6no
ならチネばいいと思うよ。
なんて言って欲しくてここにわざわざ書き込んでるのかワケワカメ
834名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:53:30 ID:yc2qH4bJ
>>832
個人的に投下希望!
完成間近で投げてしまうのはもったないと思うんだ
…正直、言うとタカルキがとても読みたいですorz
835名無しさん@ピンキー:2008/03/20(木) 19:55:35 ID:yc2qH4bJ
>>834
×…正直、言うと
○…正直言うと
836名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 23:46:51 ID:euFYi0F/
>>833
いやこう書くと自分の状況ちょっとは変わるかなと思って。
一度投げだしちゃうと難しいもんだ。

>>834
ごめんなさい。気長にまっててくらさい。。
837名無しさん@ピンキー :2008/03/21(金) 23:56:32 ID:UnjZx9R6
うむ、頑張ってくれ
838名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:48:03 ID:3ccf1vLY
最近このスレを発見してフロンティアを見始めた
839名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 18:51:41 ID:sSASQNQw
>>836
がんがれ
待ってる
840名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 02:44:13 ID:2Oevff84
フロンティアはエロいからな
841名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 07:58:04 ID:ha95hY1E
さすが春休み^^;
842838:2008/03/24(月) 21:33:17 ID:ieRd/aKN
>>840
確かにエロいな

シューツモンっていう鳥姉さんがエロかったので何か書こうと思ったけど、とりあえず最後まで見てから

別にいいよね?答えは聞いてn(ry
843名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 19:26:52 ID:0bRsER72
>>842
輝一自重
844名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 23:30:36 ID:vrS7m85z
>>842
あんたって人はー!

早く全話見て書く作業に移るんだ
845名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 02:21:12 ID:hgB6mylt
保守
846名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:45:32 ID:4tqPlPI2
>>842
マダー?チンチン
847842:2008/04/02(水) 23:30:18 ID:8vu+yBWK
今ロイヤルナイツ出てきたところだw
848名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 12:55:17 ID:cWmTiHKS
保守
849名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:25:29 ID:OtI4njJU
ほしゅあげ
850名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:07:58 ID:9FroOkeK
to rememberは神
あれで100回はシコった
851名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 13:26:04 ID:IxLE6rEh
だだ長くておれはちょっと・・・・
空好きのヤマ空とかぐらいの長さがおれによし
852名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 13:56:05 ID:J4DSa493
保管庫の人乙!
853名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:01:16 ID:N94/bxrz
今更ですが、タカルキバレンタインの続き、ホワイトデー編やっとこさ書きました。キスまでですが。
↓↓↓


タカルキバレンタイン ホワイトデー編




    ずっとずっといっしょにいると……―――――




ケータイの着メロが鳴った。
学校からの帰り道。
電車でタカト達の通う公立のとは別の私立の中学に通ってるルキは、中学生にあがったときに母親にケータイを持たされた。
それでなくても新しもの好きの母だ。
電車に乗って中学に通う娘に、携帯電話のひとつぐらい持たせたがるのも無理はない。
ルキも別にケータイを持つこと自体が嫌なわけではなかったので、ありがとうと素直にそれを受け取っていた。
母親は素直に受け取ってくれたルキにえらく感動していたようだったが。


ディスプレイを覗いた。
03……
知らない番号だった。
普段電話をかけてくる友達はもちろんメモリに登録してあるし、
怪しい電話にはでないように、という注意も受けていた。
でも気になる番号。どこかで見たことあるような番号でもあった。
どこだっけ?思い出せない。
考えているうちに自分で設定した着信メロディは止まった。
あ、止まっちゃった。
思い出せない自分と勝手に止まるメロディに、ちょっとむっとした。
だけどわざわざ知らない番号にこっちからかけ直すのはちょっと怖いし、なにより癪だ。
結局むっとした気持ちのままポケットにケータイをしまい、ルキはまた歩き始めた。


新宿中央公園。
かつてルキが小学生でデジモンクイーンで、そしてレナモンのパートナーだったとき冒険の中心だった場所。
普段わざわざ通ることはないけど、でも今日はなんとなく立ち寄ってみた。
当時一緒に冒険した男の子がギルモンホームと名付けた場所は、今はコンクリートの壁に囲まれて、
中に入れないようになっている。
理不尽な大人たちのその行いに、ルキ達はかなり憤ったが、結局それはルキ達にはどうすることもできなかった。
それでもなんとかコンタクトをとろうと送ったメッセージの返事もなく、
本当にあの冒険はあったんだろうか。なんて考える夜もあった。
でもあの冒険はあったんだ。
ルキにはそういう確信があったし、他の面子もそう信じているだろうと、ルキは思っていた。

854名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:01:42 ID:N94/bxrz
懐かしい。まだ、タカトの言っていたゲートは開いてるんだろうか。
そんなことを考えながら、感慨にふけっていると



  …あの夕陽に、約束したから…――――



また着メロがなった。

あわててケータイを取り出した。
さっき見た番号と同じ番号だった。
こんどはルキは躊躇わなかった。

「もしもし?」
「あ!ルキ?もしもし、今平気?」
懐かしいと言えば、懐かしい声だった。
そして声を聞いて思い出した。この番号は松田ベーカリーのものだ。
普段ケータイから電話することなんてない番号だ。登録してなくても無理はない。
「…あんた、自分の名前ぐらい名乗りなさいよ。」
「え?あ、ごめんなさい。。えっと、松田タカトです。」
「わかってるわよ。」
わかっていた。忘れるはずがないその声。
「えぇー、わかってるならいいじゃん。。」
そんなことを小さくタカトが呟いたが、ルキは聞こえてないフリをした。
「それで、なんの用?」
ルキが訊ねた。
「あ、そうだ。今ルキ平気?あの、中央公園に来れないかな。渡したいものがあるんだけど。」
渡したいもの。大方の見当はつく。今日はホワイトデーだ。
ルキはバレンタインデーにタカトに手作りのチョコケーキをあげた。ので、当然それのお返しだろう。
「もういる。」
電話口の向こう、ちょっと離れたところでえぇっ!?という声が聞こえた。
まったくベタな驚きかたするんじゃないわよ、と思ったが口にはださないでおいた。
「えーと、じゃあちょっと待っててくれる!?すぐ行くから!」
そうルキに告げて、電話は切れた。
待つって、どこでよ。けっこう広いわよこの公園。
そうは思ったが、家電からかけてくるタカトはもちろんケータイを持ってないわけで、連絡のしようがないので
そのままそこで(ギルモンホームの前で)待っていることにした。
どうせタカトの家からは10分もかからないだろうし。
3月の風は、都内の女子中学生らしくミニスカートを穿いたルキには、まだまだ肌寒かった。


855名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:02:18 ID:N94/bxrz
「あの、ごめん。。」
「…遅すぎるわよ」
タカトが来たのは、結局30分近くたってからだった。
それまで寒さにたえじっと待っていたルキは、さすがにイライラも募り、
おそらく全力で走ってはいたんだろうタカトを思いっきり睨んでいた。
なんなのよ。あんたは。
そうだ。なんなんだろう、あたしにとってのタカトって。
バレンタインデーにケーキを渡す前からずっと考えていた。
ルキはタカトに聞いてみようかと思った「あんたはあたしのなんなのよ。」。
でもそれは、いきなり質問するには支離滅裂すぎだし、そもそも今現在かなりムカついてるので、
とりあえずツンとしといた。
「あの、これ、いる…?」
タカトがおどおどと差し出したのは、近くの自販機で売っていたホットココアだった。
タカトなりに気を使ったらしい。
「…ありがと。」
そう言って受け取った。
イライラはイライラでルキの中にあったが、それとは別に気を使ってくれるタカトを素直に嬉しいと思う気持ちもあった。
ルキは、このときはじめてもっと自分に素直になりたい、と思った。
「とりあえず、あそこに座らない?」
そう言ってタカトがそばにあったベンチを指差した。
ん、と言って、ルキはタカトに促されるままベンチに座った。

ベンチに腰掛け、ココアを一口飲んだ。
おそらくまだ買ったばかりのココアはまだだいぶあったかくて、冷えた身体を内側から温めてくれた。ような気がした。
タカトもその隣にすわると、紙袋を一つとりだした。
松田ベーカリーと書いてある。店のものだ。
「それで、あの、これ。バレンタインのお返し。ケーキおいしかったよ、ありがとう。」
と言って、タカトが取り出したのは、
ひらたくした球?に(ルキはメロンパンかと思った)、トゲのようなものを2本生やしたおかしな形のパンだった。
おかしな形ではあったが、ルキはそれが何を意味してるのかをすぐ理解した。
「……レナモン?」
「うん!わかる?よかったー、あんま自信なかったんだけど。」
似てないわよ。あたし以外はわかんないわよ。
そう思ったが、それも口に出さないでおいた。
ルキがそのいびつなレナモンパンを見つめていると、タカトが「じゃーん」と言ってもうひとつパンを取り出した。
ニヤニヤしながらタカトがそのパンをルキに見せた。
自分にレナモンパンを渡してきたんだ。タカトの分はもちろんタカトのパートナーに似せたものだろう。
とは思ったが、
「…さすがにそれは似てなさすぎよ…。」
「えぇっ!?…これでもがんばったんだけどなぁ…。」
タカトが手に持つパンは、ギルモンとは程遠いメロンパンにトゲトゲを生やしたようなものだった。
「もっと練習しときなさいよ。」
そう言って、ルキはレナモンパンを一口齧った。齧ったときのルキは、自分では気づいてなかったが微笑んでいた。
パンを一口齧ると、中からトロっとしたまだあったかいチョコがでてきた。
作りたてなんだ。と、思った。
もう一口齧った。あったかいチョコが冷えた身体に、ココア以上に染みわたる。
「おいしいじゃない。」
それはルキの素直な感想だった。
横でパンを齧るルキをどきどきしながら見つめていたタカトは、ぱぁっと花が咲いたような笑顔を作った。
「ほんと!?うわー、ルキがおいしいって言ってくれたよー、よかった。僕も食べよう。」
どういう意味よ、と思ったが黙っておいた。
ルキは、なんでこんなに黙っとこうと思うのかしらとちょっと自問したが、それは結局どうでもいいことだったので、
やっぱり黙っておいた。
856名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:02:39 ID:N94/bxrz
「うん、よかった。ちゃんと焼けてる。」
タカトが自分のギルモン?パンを食べながら言った。
「いやー、実はさっき電話したときは、まだ焼いてる途中だったんだよね。
まさかルキがもう公園にいるなんて思わなくてさ。
っていうか、なんでルキは公園にいたの?」
「…べつに。なんとなく。」
なんとなく、と言えばなんとなくだった。
なんとなく、久しぶりに公園に来たかったから。なんとなく、思い出に触れたかったから。


なんとなく、タカトのこと思い出したから。


自分はタカトのことをどう思ってるんだろう。
夜、眠れずに一人で考えることがあった。
こんなとき、レナモンがいれば相談にのってくれたかもしれないのに、とも思った。
タカトは小学生のとき、最初は戦って、いっしょに戦うようになって、いっしょに冒険して、いっしょに眠って…
それだったら、ジェンもそうじゃない。3人いっしょだったじゃない。
でもなんでタカトなんだろう。
タカトへの気持ちは高まる一方だった。その原因もわからないまま。
恋、ってこういうものなのかしら。あたしがタカトに恋って、どういうことよ。ふざけんじゃないわよ。
なんでタカトなんかに…、タカトなんか……

「…キ、ルキ?」
は、っと気がついた。タカトが呼んでる。
「な、なによ。」
「なにって、大丈夫?なんかボーっとしてたけど…。」
「大丈夫よ。」
そう言って手に持ったパンをまた齧った。
パンは幾分か冷えていて、中のチョコは固まりはじめていた。
タカトのほうをちらっと見た。見るとタカトは既にパンを食べ終えていて、口のまわりにうっすらチョコがついていた。
それを見て、小学生のまんまなのあんたはと思ったが、そのタカトがいきなり
「ルキ、一口もらっていい?」
と断っておきながらルキの返事もまたずに、ルキの持っていたレナモンパンの
わざとなのかはどうかはわからないけど、ルキの齧っていた部分を齧った。
目の前で間接キスされたルキはそのままかたまってしまった。タカトと間接キス…
口をもぐもぐしながら、
うん、ちゃんと焼けてるなどと呟くタカトは、それを飲み込むとそのままそっぽを向いて黙ってしまった。
そっぽを向かれたルキはどうすることもできずタカトの側頭部を見詰めていると、
突然タカトが立ち上がって、
「じゃ、ルキ。あの、僕、帰るからさ。えーっと…」
などとごちゃごちゃ言いだしたが、とっさにルキはタカトの腕をつかんで、
「まだ帰んないで。」
と言った。

冷たい風が吹いた。
中学生になって、色気がでてきたルキに上目づかいで「帰んないで。」なんて言われたタカトは、その魅力?にやられ、
すっかり困惑してしまった。
するとルキは付け足すように、
「このパン食べ終わるまで…、待って。」
と言った。
そんなこと言われてまさか帰れるわけないタカトは、おとなしくルキの横に再び座った。

二人の間は沈黙だった。気まずい空気のなか、ルキはひとりでパンを食べ、タカトは落ち着きなさげにあたりをきょろきょろと見回した。
幸いなことに、二人のほかにはその場には誰もいなかった。
857名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:03:47 ID:N94/bxrz
ルキがパンを食べ終わった。
せわしなく体を動かしていたタカトがそれを確認して立ち上がろうとしたが、
それをまたルキが止めた。
「えっと、ルキ?」
「まだいて。」
今度はルキは俯いていた。
どうすればいいかわかんないタカトは、再びルキのとなりに座って、そしてルキの両のかたをつかんで、ルキのほうを向き、
「ルキ」
と呼び掛けた。
俯いていたルキが顔をあげた。
二人の距離はもうほんの数cmだった。
思わず顔が赤くなる。緊張する。
だが、次の瞬間、
「!」
タカトが目をつぶりルキに顔を近づけると、ルキも瞼を閉じ、
そして二人の唇が重なった。

それはほんの数秒のできごとだった。だがルキにはそれが数秒以上のずっと長い時間に感じられた。
タカトと本当のキスをした。初めてのキス。
タカトのほうから近づいてきて、そしてタカトのほうから離れた。
タカトが離れたので瞼を開くと、タカトも瞼を開いていて、そして視線が交わった。
するとみるみるタカトの表情がかわっていき、
「ごめん!」
謝られた。
「なんで…、」
なんであやまるの。と言おうとした。だが声がかすれて出なかった。
そして気づいた。ルキは涙をながしていた。
中学校の制服の袖で涙を拭うと、タカトも泣きそうな顔をしていた。怒らせたと思ったようだった。
一通り拭うとタカトがまた
「ほんとごめん!いきなりこんなことして!」
と言って謝った。
でももうルキの気持ちははっきりしていた。
「いいわよ。嬉しかったから。」
タカトが、へ?という顔をした。
でもその顔はすぐに別の表情に変化し、そして意を決したように、
「あのさ、ルキ。僕、ルキに言いたいことがあるんだ。」
もうキスしちゃったのに、なにを勿体つけてるのよ。と思ったが、それもまた口に出さないでおいた。
どうやら自分は、タカトにだと言えないこともあるらしいというのが、ようやくわかってきた。
「えっとさ、あの、僕は、その、えっと…、えっと、ルキのことが、好きです。」
そこまで言って、タカトは一息ついた。
恥ずかしそうにもじもじしゃべるタカトは、今のルキにとっては愛しい以外なんの感情もわかないもので、
「…あたしもよ。」
とすぐに返事した。
するとタカトはまた笑顔をつくり、
「じゃあ…」
と、何か言おうとしたがすぐにルキが
「もう一回して。」
と言った。
858名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:04:10 ID:N94/bxrz
もう一回、と言われてタカトは相当困惑したようだった。
さっきは勢いにまかせてなんとかなったが、いざするとなるとかなり恥ずかしいものだった。
再びルキの肩に手をかけたタカトは、そのままもじもじしていて、なかなか近づこうとしなかったが、
しかし待ちきれなくなったルキはついに、
自分からタカトの首に手をまわし、そして唇を重ねた。
重ねるだけではとどまらず、さらに自らの舌をタカトの舌と絡めた。
もちろんディープキスというものを知ってはいてもやったことないルキは(もちろんタカトも)それ以上のことはできなかったけど、
そうして再び離れると、タカトは顔を真っ赤にして
「……甘い。」
と一言感想を述べた。
「…なんでそんな感想なのよ。はじめてなのに。」
「だってチョコの味しかしなかったよ…。」
と言われて、まぁルキも実際そうだったので、そこは大目に見てやることにした。



そんな光景を、樹里は茂みの陰から眺めていた。
さっきたまたま通りがかったら、タカトくんとルキがキスしてる。
そして今またキスした。はっきり見てしまった。
「そっか、タカトくんそうなんだ…。でもあたしも負けないから。」
そう呟き、音も立てずに樹里はその場から立ち去った。
季節はそろそろ春を迎えようとしていた。

859名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 22:07:09 ID:N94/bxrz
以上です。なんか余韻残してますが次回の「樹里、奮闘編」の執筆はまだ未定です。ごめんなさい。
もし待ってくれてる方がいたら、なんやかんや言って遅くなってごめんなさい。
ほんとごめんなさい。
860名無しさん@ピンキー :2008/04/19(土) 00:11:47 ID:67eVt5L8
GJ!タカルキは大好物ですよ。

告白の前に勢いでやる事やっちまうとは
タカトも侮れない奴


続きも気長にお待ちしてます
861名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 10:14:38 ID:rBp1IPQn
タカトやるな・・・・
862名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:07:40 ID:0fgZvrcA
ルキかわいいよルキ
863名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 14:42:33 ID:an/y6cdI
GJ!やっぱタカルキはいいぜ
864名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 03:17:39 ID:4UniOlM7
保守
865名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 01:02:11 ID:cu4SxjLQ
保守
866名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:07:09 ID:mhfVw1dg
誰か何か書いてくれよ
具体的には賢京を
くれ
867名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 23:30:54 ID:+f23Sdy/
ヒント:言い出しっぺの法則
868名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:05:54 ID:XmE3pHPh
保守
869名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 22:55:02 ID:QnrEtDq+
フロンティアを見て思った

ビーストなのにシューツモンだけなんであんな人間っぽいのか……
870名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 23:12:02 ID:4qq8fAmV
誰かがヤマミミを書いてくれたら・・・
明日から、頑張れる気がする。
871名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 03:21:50 ID:8GRcVf8Q
オチなしエロなし、推敲もなし。眠れないもんで衝動だけで書いた。
明日朝起きて冷静に読み返したら絶対後悔するだろうなぁと思いつつ投下。
↓↓↓


「ふんふんふーん、ヤーマートーさん!」
「あれ、ミミちゃん」

冒険の最中のお話。

ヤマトが座って休んでいると、さっきまで光子郎に対して猛烈な癇癪を起していたミミが珍しくヤマトのほうへ寄ってきた。
寄ってきたミミはなにやらご機嫌で、それがヤマトにはちょっと不気味だった。さっきまであんな怒ってたのに。
「なにしてるんですかぁー?」
「いやなにって、えーっと、休憩。」
「じゃああたしも休憩―!」
そう言ってミミはヤマトの隣にどさっと座り込んだ。
お互いのパートナーは、今は食糧を探しに行っててここにはいない。
基本的に集団から離れてることが多いヤマトはさっきまで一人っきりで、今は二人っきり。
そしてこの年下の女の子とイマイチどう接したらいいのかが未だにわからないヤマトは、ミミが寄ってきたときから焦り始めていた。

太一や空たちはすぐそこにいて何やら話あっているけど、ここまで声は届かない。
当然こっちの声も届かないんだろう。
どうしたらいいのかわからない。救いを求めるように太一のほうを見詰めていると、どうやら太一がその視線に気づいたらしい。
気づいた太一は空になにか耳打ちをして、二人でこっちを見る。
空はなにやら太一にあきれているようだが、太一はたいへんおもしろそうだ。
光子郎もまたなにかにあきれているようで、その後ろでタケルは太一にしがみついていた。
ちくしょう太一のヤツ、俺のタケルを。
そして間の悪い丈は目の届く範囲にはいなかった。
どうやら太一たちに救いを求めてもどうにもならないらしい。それはわかった。
つまり、このどう接したらいいのかわからない女の子との二人っきりの状況を俺は一人で切り抜けなければならないわけだ。
しかしどうやって?
そして思いついた。向こうに戻ればいいんだ。そうすれば二人っきりじゃなくなる。我ながらなかなかの名案だ。
その名案を実行しようとしたとき、つまり立ち上がろうとしたとき急にミミがヤマトに話しかけた。
「ヤマトさんって、好きな人とかいるんですかぁ?」
「ひぇっ?」
驚いて、思わず声が裏返った。恥ずかしいことこの上ない。
「え、えっと、なんでそんなことを?」
動揺してるのを悟られないように(とは考えているものの、実際ミミからはヤマトが慌てふためいているのはモロバレで)冷静に聞き返すと、
ミミはまた楽しそうに笑顔をつくり
「だってヤマトさんってかっこいいじゃないですかー。金髪だしー、スタイルいいし!やっぱり女の子から告白されたりするでしょう?」
「い、いや!そんなことないよ!」
本当のところ、ラブレターの一つや二つ貰ったことがないわけではないが、冷静にそんなことを顧みる余裕はヤマトにはなく、
なぜかあわてて全力で否定していた。
そのヤマトの大袈裟な動きを遠くから観察していた太一は、あまりの可笑しさに身悶えていたが、
しかしヤマトはもはやそれに気づくどころではなかった。
「えー、じゃあ好きな人とかもいないんですかぁ?」
「え、いやだからなんでそんな、、…あ、じゃあミミちゃんはいるの?」
これはいい反撃だ。ヤマトの自画自賛である。
自分がこれだけうろたえる質問をそんな簡単に返せるわけがない、というヤマトの判断はまったく甘いものだった。
「えー、あたしはやっぱりヤマトさんかなー?」
その回答にヤマトは目をパチクリさせた。俺ですか?
872名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 03:23:46 ID:8GRcVf8Q
「だってぇー、やっぱり太一さんは空さんがお似合いだし、タケルくんはまだちっちゃすぎるし、丈さんはすぐ怒るし!
やっぱりヤマトさんが一番かなーって。えへ」
えへ、と言いながら上目づかいでヤマトのことを見詰めるミミに、ヤマトはどう答えていいのかさっぱりわからなかった。
しかし咄嗟に、
「あ、光子郎は?ほら、ミミちゃんと同い年だし…」
としどろもどろに言うと、
「あんなパソコンオタクはー、どうでもいいんですー!…ヤマトさんは、あたしのことキライ?」
そう言いながらまた拗ねたような表情をつくるミミに、ヤマトは完全にまいってしまった。
しかしそれも束の間、ミミはすぐに笑顔に戻ると、急に立ち上がり
「さーって、あたしの休憩おしまいー。パルモン達も戻ってきたし!ヤマトさんはゆっくり休んでてくださいねー」
と言い残し、ヤマトを残して一人でさっさと戻ってしまった。
パートナー達が食糧を抱えて戻ってきていた。
入れ替わりでこっちに来たガブモンに思わず抱きついたヤマトは、ガブモンに
「俺はどうしたらいいんだー!」
と泣きついたが、なんのことか事情が呑み込めないガブモンはただオロオロするだけだった。



ヤマトが、太一に唆された年下の女の子にからかわれていただけと知ったのは、また後年のお話……



873名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 08:23:01 ID:llWx8+iZ
仕事早過ぎワラタ
乙!w
874名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:00:41 ID:bSSgSt4T
>>871-872
いくら何でもミミのキャラが崩壊しすぎじゃね?
劇中で一度として、ミミがそんな頭が足らないか、さもなくばシャブ中で頭がいかれてるような腐った言葉遣い(「なにしてるんですかぁー?」 等)で喋ってた事があったろうか?
あといくら何でも、太一に唆されたくらいでほいほいと乗ってくるような馬鹿じゃないだろw
そうやって特定のキャラのイメージを悪戯に下げるような真似はやめたほうがいいと思うぞ。お前さんはアンチかも知れんが、世の中にはファンだっているんだから。
875名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:13:27 ID:yKQlgr2c
いくらなんでも被害妄想強すぎだよ
876名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:15:47 ID:bSSgSt4T
被害妄想じゃなくて事実だろ。
877名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 20:30:09 ID:yVwOkb1G
>>869
性欲が獣並みということにしとけ
878名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 00:09:19 ID:GKhYI91N
CDドラマとかの立ち回りを見てると「何してるんですかぁー?」くらいの
セリフを言うのは別段不自然に感じなかったわけだが。

むしろ、公平に見てヤマトの方が崩壊の度合いは激しい。

でもそれはそれとして停滞していた場を動かしてくれてGJ
879名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:19:09 ID:GjS1ZCrr
俺の文章がgdgdなのはともかくとして。

>>874
ほんとミミに関してなんか書くとすぐ噛みつくな。
一度貴方の頭の中にいるミミちゃんを中心にSS書いてみてもらいたいもんだ。
それで、俺がアンチ?とんでもない。貴方よりたぶんよっぽどデジモンのキャラ達好きですよ。
それから
・嫌いなシチュ、カプはスルーが大人のマナー。
別に俺のヘボ文章に文句垂れるのはかまいませんが、それが元で荒れるのは勘弁。
あとピンク板は21歳未満のお子様は立ち入り禁止なので、それもお忘れなく。

>>873
>>878
どもです。
ヤマトは、特に02以降は崩しやすい(笑)ので大好きですw
2次サイト見てるとはるかに崩れてるのはいくらでもあるしねw
880名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 12:56:14 ID:54cH6C9B
なんかもう乙としかいいようがない
881名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:09:19 ID:sU4qMwWO
>>871
GJ!!!!!!
いい話じゃないか…
882名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:54:07 ID:osQdUcUh
うーん、シューツで何か書こうかと思ったけどいいシチュが思いつかないorz
883名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 14:43:32 ID:O9hAoDYd
イカ姐さんことカルマーラにごにょごにょされるシューツ、ってのは
前にもどっかで見た気がする
884名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 18:29:19 ID:4sSEcumk
>>883
そんな絵見たことあるな
885名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:03:43 ID:3Bnm0G6S
決着をつける意気込みで挑んだものの、イカ足に絡め取られる。
執拗な責めに心だけ泉に戻ってしまい、泣き叫ぶ。
886名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:19:11 ID:GRGb1J/7
てか進化後の人格やらは泉なのかシューツなのかいまいち分からん

シューツっぽい泉w?
887ミミの悲劇:2008/05/16(金) 11:43:58 ID:lTlDszob
ふと目を覚ますとそこは見たこともない空間だった
ただ、何かが身体にまとわりつくような
「ミミ・・」
パルモンが不安そうな顔をしている
「パルモン!?どこなのここ!?」
ミミはパルモンに問い攻める
「分からないの・・」
「私が答えてあげるわよ・・・」
その声の主は紫色の地肌をヌメヌメとした粘液で覆われ
その背中(と思われる部分)から無数の触手を動かしている
そんな気持ちの悪い姿からはとても想像できないほどの美しい声・・
「誰よあんた・・」
こんなデジモン見たことない
「くくく・・あたしは究極体・アサシーモン・・」
彼女はそう名乗る

「ミミちゃんっていったわよねvいいもの見せてあげる」
そういって現れたのは・・・
「空さん!?ヒカリちゃん!?」
だが二人の様子はおかしい、目が虚ろだ
「どう?ミミちゃんのお友達よ・・」
888ミミの悲劇:2008/05/16(金) 12:12:28 ID:lTlDszob
「あんた、空さんとヒカリちゃんに何したのよ!?」
ミミは怒鳴った
アサシーモンはクスクスと笑い
「この子達?操ってるだけ・・」
「許せない・・!!パルモン!!」
デジヴァイスのゲージがぐんぐん上昇する
「パルモン進化トゲモン超進化!!リリモン」
花の妖精・リリモンが姿を現す。
「フラウーカノン!!」
「フン!!そんな攻撃効くものか!!ガルダモン!!エンジェウーモン!!」
人間だけでなくそのパートナーまで操っているのか・・
「花の首飾り!!」
だが、効果は無い。この2体に勝てるはずが無いということはリリモンにも分かっている
と、ガルダモンの巨大な手からのパンチをもろに受け、リリモンは地面に落ちる
起き上がろうとしたとこをエンジェウーモンが蹴りを何度も入れる
バキボキボキ・・・
リリモンの骨??が折れるような音が響く
そして、ぐったりと動けないリリモンをエンジェウーモンが蹴り上げ
ガルダモンがそれを突き落とす・・それの繰り返し

「リリモン!!やめてぇ、やめてぇ」
ミミは絶叫する。そんなミミを見てアサシーモンは
「パートナーの心配してる場合じゃないわよ・・」
空とヒカリがミミの腕を左右からつかむ
ゴキゴキボリィ・・
「いぎゃああああ」
両腕を同時にめちゃくちゃにされる
「痛い・・痛いよぉ・・」
今度はミミの脚を掴み身体を持ち上げながらその身体を地面にたたきつける
可愛らしい顔はもうめちゃくちゃだ・・
長い髪をぐいっとと引っ張られたり
腹部を蹴られたり
「はぁはぁ・・」
ミミは、呼吸をするのが精一杯だ
と空とヒカリがおぼろげになって消えていく
「え・・?」
「驚いた??あの二人とそのパートナーは幻、でもあなたたちの受けたダメージは現実」
と、アサシーモンの触手がリリモンに伸びていく・・
「リリモンに何をする気!?」
「エネルギーをもらうだけよ・・あとであんたからもね・・」
889名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 17:08:43 ID:BhjQ4M4a
途中?
890名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 18:46:33 ID:8gMIyMBO
つーかsageろ
891名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 22:01:14 ID:CqlR5geI
ってか>>887-888は明らかな釣りか嫌がらせだろ。
最近の流れ見てれば手に取るように分かる。
892名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 22:24:24 ID:1ymXIDm2
そういうのが好きな人なんじゃない?
893名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:59:14 ID:s4rGmJe6
そう思うならスルーすればいいのに
手に取るように分かるって。
894名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:58:29 ID:I1pQa85/
エンジェウーモンとかサクヤモンとか女デジモン系が見たい
895名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 02:38:01 ID:MYQF9osm
エンジェウーモンでけたよー

深夜のデジタルワールドに二人の女性のあえぎ声が聞こえる…
「んっ、あぁんっ!タケルくん…」
「はぁぁん、いいよぉぉ!ホーリーエンジェモン、わたしおかしくなっちゃうぅぅ!」
デジタルワールドでの冒険のなかで、タケルとヒカリはセックスモンと出会いセックスの快感を覚えたのだ。
しかも二人は小○五年生。それをいけない行為だとは知らず、たまに二人と二匹でデジタルワールドに出かけては生でヤっているのだ。

「ホーリーエンジェモン!もっと!もっと深くぅぅ!」
「フフ…いくぞエンジェウーモン!エクスキャリバー!」
「あぁぁぁん!ふぁぁ!いい!いいよぉ!」
二匹の方は絶好調、ヤりまくりだ。
一方、繁みの向こうのヒカリたちはというと…
「ハァ、ハァ…ヒカリちゃん、もう出そうだよっ…」
「ダメよ、わたしまだイってないの!」
「出るっ!うぅっ!」
「イヤっ!小さくならないでよっ!」
タケルのモノはヒカリの中で数回脈打って、小さくなってしまったのだ。
しかし、それだけではない。
タケルのモノが萎えると同時に、繁みの向こうでは希望の力が弱くなったホーリーエンジェモンがエンジェモンへと退化してしまったのだ。
896名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 02:48:02 ID:MYQF9osm
「あんっ!イクっ!ホーリーエンジェモン!わたしイっちゃ……え、どうしたの?なんでちっちゃくなっちゃったのよぉ……」
エンジェモンへの退化は、そのままペニスサイズの退化を意味するのである。
突然2割引きになったペニスに、エンジェウーモンは寸止めされてしまったのだ。
「いやぁ……イかせてよ、エンジェモン…」
「エ、エンジェウーモン…!!」
いつもは高飛車なエンジェウーモンのおねだり。エンジェモンは感動した。
「任せろ。私がセックスモンから学んだ全ての技でイかせてやる!」
そう、セックスモンから学んだのはセックスの快感だけでなく、様々な技もである。
エンジェモンは上下左右への動きを加えつつ激しく腰をふり、さらに手での愛撫も開始した。
「あはっ!イイっ!イきそうぅぅ!」
エンジェモンのヘブンズフィンガーに、エンジェウーモンは再びよがり始めた。
そして、ヘブンズフィンガーを会得したのはタケルも同じだ。
「大丈夫、すぐにイかせてあげるよヒカリ!」
そういうとタケルはヒカリの股の間に顔を入れ、ヒカリの中に舌を入れ、正確にGスポットを舐め回して刺激した。
「きゃっ……イクぅぅぅ!!」
ヒカリは盛大に潮を吹いて絶頂を迎えた。
897エロモン:2008/05/28(水) 21:50:40 ID:ahjOigA6
ざっと見たけど賢ちゃんと京さんのはなしが無いので書く。今回もあんまえろくないよ。
898エロモン:2008/05/28(水) 21:53:02 ID:ahjOigA6
 私の居場所は小さなロッカーの上段です。
 ここでいつも待っています。
 それは授業であったり、掃除であったり、給食であったり、様々ですが、物音立てずに静かにしているのは今ではメンバーの誰よりも上手になりました。ぬいぐるみのフリだって慣れたものですから、京さんを困らせた事など一度も有りません。
 これはちょっと自慢ですが、奥ゆかしい私は黙っています。
 時々パタモンあたりがいい子ちゃんぶってると痛い目に遭うよと言っているそうです。ま、私別に気にしませんけど。
 「ねぇピピモン」
 「京さん!」
 誰に何と陰口を叩かれた所で、私は京さんさえ居れば痛くも痒くもありません。
 「わっ!……また飛んでー。誰かに見られたらどーすんのよ!?」
 「平気ですよ!ぬいぐるみゴッコなら任せてください」
 えっへん。無い胸を張って威張ってみる。
 「今から賢くんがこっちの中学校来るんだって。まだ待ってもらわなきゃだけど、いい?」
 京さんはいつの間にか一乗寺賢のことを賢くん、と呼んでいる。
 いけ好かない奴だけれど、私は京さんの味方なので、メンバーの(特にパタモン辺り)矢表に立たされることも吝かではありません。
 でも正直な話、ちょっとうんざりします。
 ピヨモンやパルモンに女性パートナーを持つデジモンの苦労話という名の愚痴をこぼす事もあります。テイルモンはあまり取り合ってくれないので。
 全員それなりに苦労はあるみたいですが、やはり誰一匹として私の苦労を分かち合える人は居ません。だって全員相手のデジモンと仲いいんですもん。
 「……一乗寺さんが来るってことは」
 「来るわよ、ワームモンも」
 私が思わず顔を顰めると同時に……相当嫌そうな顔をしたんでしょう……京さんがため息付いて「じゃあロッカーに居たら」と私を元の位置に戻しました。
 「鳥型デジモンと虫型デジモンだとやっぱ相性悪いのかしら」
 それは違います。
 だって植物型デジモンのパルモンと昆虫型デジモンのテントモン、鳥型デジモンのピヨモンと狼型デジモンのガブモンは仲いいじゃないですか。
 仲がいいかどうかはともかく、猫と鼠のテイルモンとパタモンも別にお互い敵対なんてしてませんよ。
 単にあいつが嫌いなだけです。
 一乗寺がいればあとは全部どーでもいいって態度が気に入りません。
 友達がひん曲がったら殴ってでも矯正するのが友情ってもんでしょう?それをデジモンたる者がパートナーを甘やかして陰に篭るのを手伝ってどーすんですか。
 だいたい成熟期もなんか凶悪なフォルムしてるし声も怖いし緑色でキモイし幼年期が植物っぽいのに成長期が芋虫って所も納得行かないし……ともかく気に食わないんですよ!
 ――――――とかは京さん(とブイモン)の前では決して口に出しません。
 私は良い子ですから。
 ロッカーのドアが閉められて、京さんがなんか泉先輩たちも来る重大会議らしいから遅くなるけど待っててね、と声を掛けて、軽やかに教室を出てゆかれました。
899エロモン:2008/05/28(水) 21:57:21 ID:ahjOigA6


 ずいぶん眠っていたような気がします。
 ウトウトとしていた目が覚めたのは、聞き覚えのある声がしたからです。
 その声は聞き間違えるはずもない、京さんのものでした。
 「うっ……うっ……」
 「京さん、落ち着いた?」
 「……なんでぇ……なんでゲート閉じちゃうなんて大事なことあたしに一言も相談してくれないのォ……」
 ひぃーん、という飛行機が離着陸する時みたいな高いかすれた声が、ロッカーの通気口から微かに見える夕闇に溺れた教室に響いていました。
 私は慌てて幾筋かのスリットの一本にへばりつき、あたりを見回します。すると、ドアのすぐ側にある椅子に腰掛けた緑の制服の京さんと、深い青のガクランを着た(あのユカイな髪型から察するに)一乗寺がロッカーに背を向けて座っているではないですか。
 しかも!一乗寺がこともあろうに京さんの腕を握っているのです。
 私はカッと頭に血が上って、ロッカーのドアをぶち破ろうとしました。
 が、結局しませんでした。
 というか出来ませんでした。
 京さんが一乗寺の腕を引っ張り、その胸で大いに泣き始めたから。
 一乗寺はさすがというべきか、憎たらしくもと言うべきか、動じる事も無く当たり前のようにそれを許して京さんの求めるように彼女の背に回しました。
 その手が腰に回ってるよーなハレンチな所業だったら、私も大見得を切って飛び出せたのですが、腹立たしくも一応あいつは紳士を気取っているのでそーゆー事はしませんでした。
 完璧です。
 私の出来ない、完璧をやってのけているのです。
 不思議と腹は立ちません。セピア色とオレンジ色、それから藤色を混ぜた様な色で埋め尽くされている教室はとてもきれいで、その片隅に長身の京さんが背を丸めて姿勢の妙にいい一乗寺の胸の中にいるという画面はとても絵になっていました。
 まるでちょっと小洒落た絵葉書のように。
 「……デジモンのみんなと別れるのは辛いね」
 一乗寺が微動だにしないまま、視線をどこか遠くに彷徨わせながらぽつりぽつりと言いました。
 「でも泉先輩の意見に僕は非の打ち所が見つからなかったな」
 京さんの啜り上げる音は続いています。
 「寂しいけど……とても寂しいけど……僕は賛成に入れたよ。
 永遠のお別れじゃない。僕は信じてる。きっとまた会う為に、僕は……頑張るよ。この世界で」
 一乗寺の方が我々デジモンに依存しているだろうに。
 ――――――本当は、この立派なセリフを京さんの口から聞いて、わたしは喜ばねばならなかったのでしょう。ですが、実際は一乗寺の震える無理した声で聞いて、京さんは聞き分けなく泣いていて……ほっとしました。
 あの芋虫の事をちっとも笑えません。
 ですから目を閉じました。
 その後の事に。
900エロモン:2008/05/28(水) 22:24:49 ID:ahjOigA6


 顔を上げて。
 一乗寺が京さんの肩を少し自分の体から離し、照り差し込む夕日のせいか、それともふさぎ込んで泣き続けていたせいかで赤く染まった京さ

んの顔を手で拭い、震える彼女をもう一度(今度は抱き合う格好で)抱き直しました。
 少し驚いた顔で京さんは彼の肩越しに教室の外と一乗寺の背中を見ていましたが、琴の弦が震えるようにまた声をあげて泣きました。
 私はもうたまらないほど胸がシクシクと痛むのに目を逸らす事が出来ません。こんなに居た堪れない気持ちは恐らくもう一生感じる事は無い

はずです。
 「ごめんねぇ、制服びしょびしょにしちゃってごめんねぇ……でも止まらないのよぅ」
 京さんの一乗寺の背中に回された手が、深い青の制服の二箇所をしっかりと握っています。もう離れることが出来ないかのように。その格好

は私にとって恐ろしく滑稽なのに、物悲しくて溜息が出ました。
 「いいよ。京さんの涙、全部吸えちゃうなら嬉しい」
 ぎゅっと、二人がもう一度力を込めて抱き合いました。それはまるで、歓喜天のような神々しさと秘密の匂いが混じった淫靡と清廉の入り乱

れる光景なのです。
 そこに一体なんぴとが介入することを許されるでしょうか。
 でもいたのです、このキヨラカでコッパズカシイ青春の一ページを踏み散らかす輩が。
 ガタガタガタ!
 それは私でした。気付くと爪を引っ掛けて無理やり止っていたロッカーの凹凸から落ちていたのです。不恰好にロッカーの底にへばり付き、

上から降ってくる体操着や辞書、社会科の便覧なんかが私の身動きを約束してくれました。負の方向に。
 「ピピモン!」
 いつものあの声が、大雑把で調子乗りで移り気な、繊細で優しくて可愛らしいあの声が、私の名を呼びながら近づいてくるのです。
 すぐにもロッカーのドアが開いて私は違反荷物(この学校では学習教材を学校に置きっ放しにする事が禁じられているのです)の谷から助け

出されました。
 「……おはようございます。もう会議とやらは終わりましたか?」
 私はうたた寝をしてついうっかり寝返りで大惨事になった間抜けのふりをしました。ぬいぐるみの真似と並んで私の得意分野です。
 「〜〜〜〜っ!う、う、うわぁ〜ん!聞いてよピピモンー!」
 たまりかねた様に京さんが私を抱きしめてまた大声で泣きました。
 「い、い、泉先輩が!あたしに内緒でデジタルゲート閉じるプログラム作ってたのよーっ!」
 わかります。今みたいな反応すると光子郎さんも思ったんでしょうね。抱き潰されながら心の中でだけ返事をしました。
 「だ、だから、光子郎さんも別に好きで閉じようってわけじゃ……」
 一乗寺が真の抜けたフォローを繰り返すのを私は冷めた横目で見ていました。京さんは我々デジモンと離れることより、光子郎さんが自分を

仲間はずれにしたことが悲しいんですよ。聞いてりゃ分かるでしょうが。……それとも、分かっててその態度なんですかね。
 「み、み、みやこさん!苦しいです!謹聴!謹聴!詳しい説明を求めます!」
 羽をばたばた動かして私は寝耳に水と、間抜けのふりを続けます。
 ふと一乗寺と目が合って確信しました。
 こいつとこいつのパートナーとはやっぱり仲良くなれないし、こいつは敵だと。
 ……だって全部知ってないと、私を睨んだりはしないでしょう?
901名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 00:10:27 ID:N2S3XwS0
乙ー
エロくないが面白いなぁ
しかしホークモンの幼年期はピピモンじゃなくてポロモンだよ
ピピモンは及川のパートナーだ
902名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 09:07:56 ID:QeJ7jvfc
>>885
そう言えば、基本的に性別は関係ないデジタルモンスターの中で

十闘士系のデジモンのみ性別は女性と言い切れるんだよね。女の子が変身してるから
903名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 12:14:53 ID:0LkacF7t
ag
904名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 16:20:11 ID:18OpSUzR
age
905名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:01:32 ID:wY2NJkcZ
今日も書き込めねぇのか
906エロモン:2008/06/05(木) 01:05:35 ID:wY2NJkcZ
あ、規制解除になってる。では再開といこう。
前振りが終わったらちゃんとエロあっからしばし辛抱願います。
このスレで終わると思う。終わるんじゃないかな。まチョト覚悟はしておけ。
907エロモン:2008/06/05(木) 01:06:33 ID:wY2NJkcZ
 「ホークモンは潔癖過ぎるんだよ」
 「てゆっか、京を好き過ぎ?」
 「単に融通が利かないだけだぎゃ」
 「私には賢に嫉妬してるだけと見えるけど」
 混乱と錯乱を極める子供たちの動揺を緩和するため、一旦デジタルワールドに戻った新世代のパートナーデジモンが一堂に会して私を詰ります。……うすうす予想はしてましたがここまで露骨とは……。
 「でもさ、そのままじっと見てたらやっぱアレだよなっチューとかしたよなっ絶対!」
 「更生してもデジモンカイザー……ってカンジ?」
 「睨んだのは“見てたな〜”“邪魔したな〜”ってことだぎゃ」
 ブイモン、パタモン、アルマジモンが口々に勝手な事を言いながらケラケラ笑っています。連中は事の次第を面白おかしく推測して他人事の悩みを解体するのが好きなようで、ただ一匹そんなことには興味なさそうなテイルモンが耳打ちのように私に述べました。
 「ホークモンは少し大人になるべきね。デジモンが子供達の足枷になってどうするの?」
 「……そういうのはあの虫に言って欲しいものです。
 デジタルゲートをリアルワールドからロックしたところで、どうせD3ならこじ開けられるんでしょう?一乗寺ならこっそり開けちゃうんじゃないんですか。彼のD3は特別製みたいですし」
 「……光子郎は再度開くのは最低でもリアルワールドのデジモンに関する法律が整備・施行されてからって言い切ってたわ」
 三匹とは少し離れた我々二匹がぼそぼそと会話をしているのを、パタモンがちらりちらりと見ていましたが特に何を言う風でもないので、我々も特にリアクションはしません。
 「……永遠に開かない可能性もある、と」
 「あの抜け目の無い光子郎がD3の機能を制限せずに放っておくとは思えないし、デジタルワールドに不安要素を招きかねない可能性を潰さない理由が無い」
 テイルモンは先代のパートナーデジモンの中でも一際異質です。その理由を聞いて知ってはいますが、想像を絶する体験に裏打ちされた冷静で硬質な思考回路は、時に彼女を一人にします。……我々の仲間内でさえ。
 「人を独り占めなんか出来ない。……特にあたしたちデジモンにはね」
 正直、ジョグレス相手の私でさえ時々彼女を見失う事があるのです。憂いと自制に満ちたテイルモンの瞳をどう評すればいいのか、未だ私には解りかねます。
 「私やパタモンは……パタモンもまたややこしいんだけど……別れるのはこれが最初じゃないからまだ楽なのかしらね。
 ……信じて待ちましょう、あの子達がこの世界を変えてくれるまで。会えるわよ、きっとまたいつか」
 珍しくテイルモンが笑ってそう言いました。私はそんな貴重な現象にさえただハイと事務的に返事をしただけで彼女の顔すら見ません。
 何故ならば彼女の心配が的外れでしかも大局的なものだったからです。
 どちらかと言えば、あの熱心に井戸端会議をしている三匹の方が私の心情に近い話をしていました。
 「そう言えば」
 パタモンが急に声を上げてブイモンに尋ねました。少しこちらの様子を窺いながら。
 「ワームモンって何処まで行ったの?ずいぶん遅いけど」
 「あいつ賢と京にくっついてコンビニ行ったまま。こっち来てないぜ」
 「あのナリで外に出るたぁ豪傑だぎゃ」
 「……芋虫のぬいぐるみもってコンビニに来る中学生ってやだなぁ」
908エロモン:2008/06/05(木) 01:09:06 ID:wY2NJkcZ


 機動性の高さを買われて私がデジタルゲートに突き飛ばされ(こんなひどいことするのは見当がつくでしょう。そう、全員です)、椅子の背もたれにようやく着地してしぶしぶ飛び立とうとしたとたん、足下であのダミ声がしました。
 「おい」
 「……む……ワームモンですか」
 急に名前を呼ばれてついうっかり陰で呼び慣れているあだ名をこぼしそうになったのではありません。
 「また虫って言おうとした」
 「気のせいでしょう」
 二人きりになるとわざとそう呼び違えるのです。そうでもしないとこの虫は馴れ馴れしく話し掛けてくるもんですから。
 「京を探してるんだろう?」
 「……正確に言えば、あなたと一乗寺もですがね」
 ふうん、とワームモンが含みのある返事をして、賢ちゃんと京はみんなの居る視聴覚室に行っててここにはまだ来ないよと言いました。
 「じゃああなた以外集まってますからDWに来て下さい。これからの事を相談するんです」
 業務連絡を伝えるのも忌々しいと、私がモニターに映るデジタルゲートの方向に体の向きを変えます。
 「いくよ。――――――賢ちゃんにはもう京がいるからね」
 ふん、と鼻(?)を鳴らしてワームモンが私の止まっている椅子によじ登りました。
 「……どういう意味ですか?」
 飛び立ちばなを挫かれた私が翼をもう一度仕舞い、目は合わせずに尋ねました。
 「京には賢ちゃんがいる、ここにいたってガッカリするだけってことだよ」
 「――――――意味が分かりません」
 決して目を合わせようとしない私達、窓から差し込む夕日の残滓、肌寒い空気が10月の始まりを告げています。
 「もう僕たちだけがあの子達にとって特別ってんじゃないんだ。
 ……解ってるんだろ?僕達パートナーデジモンは子供達の何処に向けたらいいのか分からない愛情の焦点でしかないのさ。あの子達が自分の愛情の使い方を知って、自分にも人にも振り分けられるようになった。
 つまり取り残された僕たちは素直に引き下がるしか術は無いってわけ」
 光子郎さんがこの時期を選んだ意味を慮るのは簡単です。
 夏休みも中間考査も終えて全員の精神状態と生活サイクルが一番安定しているからに違いありません。そしてこれから校外学習や運動会、文化祭と気を紛らわすにはもってこいの大きな学校行事を控えているのです。これ以上ないタイミングと言えましょう。
 子供達にとっては。
 では光子郎さん、我々デジモンは……特に長く封印されていた我々古代種はどうすればいいのでしょうか。その人と出会うためだけに眠っていた我々は、大好きなパートナーと離れてDWで一体どう生きていけばいいのですか。
 「……あなたもパートナーと同じで意気地が無いんですね」
 「賢ちゃんの事を侮辱する気か?」
 虫がいきり立ちもせず、穏やかな声で返しました。
 「愛情の練習相手?彼氏持ち?……望む所です。私は何があっても側に居る事を諦めませんよ。パートナーと一緒でしつこいですから」
 「……しつこいって……せめて粘り強いとか言えよ」
 「物分かりのいいあなたのパートナーと違って、京さんが案外粘着質なのは皆さんご存知です。……光子郎さんもね」
 「賢ちゃんが諦めがいいなんて思うなよ」
 私以上の物知り顔でにやりと笑い、彼は独り言を呟くように早口で言いました。
 「賢ちゃんは執念深いんだ、良くも悪くも」
909エロモン:2008/06/05(木) 01:10:14 ID:wY2NJkcZ


 学校のチャイムが視聴覚室のスピーカーから深く遠く響いていました。
 もうここでこのチャイムに一喜一憂する事もなくなるのでしょう。
 「ホークモンは」
 「なんですか」
 「僕をDWに迎えにきたんじゃなかったのか?」
 「行きたければどうぞご自由に。私はここで京さんを待ちます」
 隣りでわざとらしい溜息が聞こえて、少し間を置き「同族嫌悪も甚だしいな」と呟き声が聞こえましたが聞こえないフリをしました。
 分かっていますよ。私とあなたは同じなんでしょうね。パートナーが好きで好きで、後はどうでもいいんです。何にも興味が無い。だから私は一乗寺が嫌いだし、光子郎さんが妬ましくて仕方が無い。
 でもそれも終わりです。
 もうあの黄色のロッカーに収まる事は無いんですから。
 意地でもここに留まる気はあります。もしも叶うなら是が非でも、どんな卑怯な事をしてでも、自分勝手と罵られようと、リアルワールドに残ろうとも出来ます。
 でも多分私はそーゆー事はしないでしょう。何故なら、私がヒステリーを起こして困るのは誰あろう京さんだからです。大好きな光子郎さんから小言を言われるでしょう、心を許した一乗寺に長々と説得されるかもしれません。それが我慢ならないのです。
 「何故神様は別れなど作られたのでしょうか、残酷です」
 一人間の抜けたことを口から滑らせてはっと気が付いた時にはもう遅かりし、でした。
 「ブイモンなら――――――もう一度逢うため、なんてクサく答えるな。多分」
 「……現実主義のアルマジモンだったら『別れが無きゃみんな団子で暮らさなきゃならなくなって狭めーだぎゃ』ですかね」
 「テイルモンとパタモンのコンビは、そうだな。『ばかじゃないの?』の一言で終わり」
 くくく、と二匹で忍び笑いをしました。不思議とワームモンの物知り顔を憎たらしいとは思いません。
 「あなたは?……あなたならなんと答えますか?」
 私にしては珍しく彼に意見を求めました。彼にとってもそれは奇妙で不意を突かれた事だったのでしょう、呆気に取られてしばらく口を開きませんでした。しかし考え事をしていた振りを上手にして、彼は答えました。
 「……愛の形の一つ?」
 で、肝心のキミはセンチメンタルに答えを求めるだけ?ワームモンが“デジモン”の悪い声を出して冷やかすように言いました。
 「私にとって別れとは、黄色のロッカーです」
 「……その心は?」
 「私を隠す砦であり、私と彼女の分岐点であり、閉じられ開かれるべき扉であり、光を垣間見る暗黒です」
 「――――――詩人だね」
 ワームモンの優しげな声に居心地の悪いものを感じながら、私は深呼吸をしました。自分の心の中の整理を、まさかこの虫に手伝ってもらう羽目になるとは思いもよりませんでしたから。
 「さて、僕はDWに行くけど」
 キミはどうする。ついに椅子から机、机からモニターの前まで辿り着いたワームモンがちらりと私を振り返り、礼儀のように言いました。
 「行きますよ。……なにせ私はあなたを迎えに行って来いって連中に蹴り出されたんですから」
910エロモン:2008/06/05(木) 01:13:35 ID:wY2NJkcZ
ヘイ、前振り終わり。
あと>>901さん校正感謝します。ピピモンが相当印象強かったんだなぁ俺。
911名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:48:48 ID:oGbB7m9Y
>>902
進化した瞬間性別はなくなる
こうだろjk
912名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 01:10:38 ID:KQkITQnB
おお、おっつー
続きもwktkしながら待ってます。
913名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 08:15:37 ID:23ppwHai
揚げ
914:2008/06/20(金) 15:11:43 ID:qfb/WexT
915名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 02:54:59 ID:MHvH3qSr
保守
916名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 18:11:04 ID:JRJlR4oZ
気分転換に書いた。テリアモンってかわいいよね。




「フフフー、ジェーン♪」
「うわなにすンのさテリアモン」
テリアモンが頭に乗っかってくる。
短く切りそろえられたジェンリャの頭につかむようなところはないけど、
テリアモンは頭の上でうまくバランスをとって、腹這いの姿勢で安定する。
髪の毛をつかむとジェンリャが痛がるので、それはしないように頭の上に小さな手を置いて
楽しそうに大きな耳を揺らす。ぱたぱた。
「どうしたのさテリアモン、今日はご機嫌だなぁ。」
「なーんでーもなーいさー♪」
そう歌うようにテリアモンはいい、またぬふふーと笑う。
「それよりさぁ、ジェン。」
「ん、なに?」
「ジェンは、好きな人とかいるの?」
「っ!?」
びっくりして、思わずむせた。
世界を救ったと言っても、ジェンリャはまだまだ小学生。
わりと、人と距離を置くタイプのジェンリャはそういう色恋沙汰とは無縁だけど、でも興味がないわけでもない。
「ど、どうしたのさテリアモン急に」
「えー?べーつにー」
そう言うと、テリアモンはえいやっと、ジェンリャの頭から飛び降りて彼の前に華麗に着地して見せた。
高層マンションに住んでる彼らには床に響くような大きな音を出すことはご法度だが、そんな心配はテリアモンには無用だった。

こっちを見るテリアモンと目が合う。
「…、なんなのさテリアモン…。」
「ふふーん。あーやーしーいー」
テリアモンがニヤっと笑う。
「ジェンは、『こい』をしてないの?」
「『こい』、って…、誰にそんな言葉習ったのさ…」
「だれでもいーじゃんー、そんなことより、どうなの?」
テリアモンの目が輝く。心底楽しそうだ。
「べつにぼくは『こい』はしてないよ…。あ、じゃあテリアモンはどうなのさ」
「えー、ぼくー?ぼくはねぇー…」
そうもったいつけると、テリアモンはまたえいやっと床を蹴って、ジェンリャの頭に飛び乗った。本日2回目。
「ふふーん、ぼくはやっぱりジェンかなー。ジェンはぼくのこと好きー?」

あぁ、やっぱりなにか良いことでもあったのかな、とジェンリャは思った。
そういう日のテリアモンはただでさえ普段から高いテンションがさらに高くなるのだ。
「…あぁ、ぼくもテリアモンのこと好きだよ。」
そう返して、頭の上のテリアモンを撫でてやる。
ジェンリャの愛撫を気持ちよさそうに受けるテリアモンは、
「ほんとー?じゃあぼくら『そうしそうあい』だねー。」
と言った。

ほんとにどこでそんな妙な言葉覚えてくるんだ…、とジェンリャは思った。
917名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 02:13:35 ID:bb/0Onex
保守
918名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 19:51:14 ID:sZQKCBDW
タカルキもっと欲しいなぁ
919名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 21:31:25 ID:eHjTkHDt
同意
920名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 00:05:56 ID:uRzawlEY
おまえらまずは職人さんに乙しろよっての

>>916

ジェンテリもいいけど、ロッテリも好きだ俺は
921名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 03:04:51 ID:BnpK/Fd2
>>920

ロッテリアに見えたw

922名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 11:02:13 ID:4KGF0ock
元ネタそれらしいしな
923名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 20:15:34 ID:TAi3nicm
>>922
そうなの!?
知らんかった
924名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 20:15:56 ID:TAi3nicm
>>922
そうなの!?
知らんかった
925名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 17:36:10 ID:4UySZNAF
あげ
926名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 23:42:25 ID:cc3v0ou3
そろそろ次書きたいけどこのスレじゃ収まりそうもないから次スレ立つの待ってるんだけど
なかなか埋まらないなーもっと妄想雑談しよーぜおめーら
927名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 01:15:15 ID:/d85+HQM
触手に攻められるおにゃのこ型デジモンが見たいです
928名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 13:30:35 ID:nPX/iQu4
つーとやっぱカルマーラとシューツ(フェアリ)が定番かな
929名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 18:30:02 ID:p7Df7+Ys
太一×ヒカリがみたいな。ほのぼのでもなんでもいいから。
930名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 20:31:10 ID:kmRWAPwY
>>928
泉はシューツモンに進化して戦うも、油断して触手に絡め取られる。
始めは「こんなもの!」と気丈に振舞っていたが、
弄ばれるうちに小学生の心に戻ってしまい、
「いや……いやぁ……」と涙を流しながら脅えだす。

という感じがいいな、俺は
931名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 20:59:51 ID:Du6aFjGJ
サクヤ×ベルゼブの人を全裸で待ち続けている俺がいる
932名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 22:21:24 ID:AjiIjSFy
>>929
シチュください
妄想がわけば書きます。
933名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 16:43:04 ID:IDxlkPLy
エロなら、太一が寝てるところを襲う、ぐらいしか思い付かない。
ほのぼのだったら、家族で楽しく話してるっていうのを書いてくれるといいなあ。
934名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 08:36:25 ID:9W2raHoj
上げるぜ。
935名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 16:05:12 ID:EprR6yT8
>>933
太一が寝てるところを、ヒカリが襲うんですね
936名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 19:37:37 ID:9W2raHoj
>>935
そんな感じでお願いします。
937名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 01:26:32 ID:9r+XcGDW
賢京まだかなー
職人さんガンガレ。お願いします
938名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 09:49:31 ID:aA6a3Gxl
>>46

> それはある雨の日の夜・・・。
> 石田ヤマトは騒がしく降り注ぐ雨の音を聞きながら一人、TVをぼんやり眺めている。
> 親父は宿直で帰って来ないから飯を作ってやる必要も無い。明日は休みで宿題をする必要もないし今日はもう何もやることが無い。
> だが、夜と言っても床に就くにはまだ早い時間。そもそもヤマトは結構夜更かしするタイプなので眠くもならない。。
> つーわけで暇を持て余しているのだが・・・。

> 「・・・・・忙しいのもおっくうだが・・・暇すぎるのも精神的に参るなぁ・・・」

> 雨の音に掻き消されてしまうような声でボソリと独り言。
> ところが、数分後。彼がボサッとしているのを覚醒させるかのごとくインターホンが鳴り響いた。

> 「・・・こんな時間に誰だ・・・」

> さすがに眠くはならんと言っても夜、しかも雨が降っているというのに訪問者。
> ヤマトは誰が来たのか少々興味を抱きつつ玄関の方へと向かった。
939名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 18:21:09 ID:nimqsWte
なぜに以前の??
940名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 16:12:38 ID:C5cVhZZx
>>930
お前が続き書くんだ
シューツモンの画像欲しい('A`)
941名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:39:03 ID:e/rf9vOG
8/1記念に。太ヒカっつーリクもあったので、若干意識してはみたもののカプ要素は皆無。
ついでにエロも皆無。彼らがいつまでも仲間でいてくれればそれでいいです。
↓↓↓



「お兄ちゃん。」
「あぁ、わかってる。」
「タイチー、まだー?」
「わかってるって。」
ガサゴソ、と大きく飛び出した引出しの奥を探る。
小学生のときから物置同然に使用されてきた勉強机は、今も昔もモノに満ち溢れていて、探しものは簡単には見つからない。
しかし一番下の一番大きいそれを取り出してひっくり返すと、
中に入っていたいつのものかわからないプリント類や、懐かしい玩具が飛び出してきて、
そしてそれらと一緒に目当てのものがでてきた。
「あった!」
「あったー?ほらもう早く行こうよー、みんな待ってるよ。」
玄関で兄の探しものを待ち続けたヒカリと、そのパートナーのテイルモン、太一のパートナーのアグモンが声をかける。
「悪い悪い!よし、行くぞ!」
言うや否や、自分を待っていた3人(正確には、1人と2匹)をおいて太一は駆け出した。
「あ!お兄ちゃん!」
「もう、仕方無いな」
「うわ、タイチー!待ってよー!」
今日は8月1日。彼らにとって、かけがえのない大事な記念日。


久々に集まった仲間たちは、微妙に変わっていたりいなかったり。
太一がいろいろと気にかけていた空とヤマトは相変わらずのようで、
光子郎とミミも相変わらずで、京と賢は前にも増して親密なようで。
丈は未だに勉強に追われていて、大輔と賢は未だにサッカーを続けていて、伊織も高校受験だとかで勉強に忙しいようで。
そして…

「ヒカリちゃん」
「タケルくん!」
ヤマトの弟のタケルは、小学生のときにこっちに引っ越してきて以来近所には住んでいるものの、
ヒカリとは別の私立の高校に通っていて、会うのはなかなか久しぶりらしい。積もる話もあるものだ。
「たけりゅー!みんなのところに行こうよー!」
パタモンがパタパタと羽ばたきながら声をかける。が、
「うん、パタモン、ごめんね。ちょっと先に行ってて。」
タケルに冷たくあしらわれた(もちろんタケルに悪意があったわけではないけれど)パタモンは、臍を曲げながらガヤガヤと喋る
パートナーたちの輪に加わった。そこにはもちろんテイルモンもいた。
人間たちが人間たちで話をする一方で、現実世界に住みついたデジモンたちもデジモンたちで喋る。
暑いのが苦手なゴマモンやガブモンなんかはわりとへばり気味だけど、ブイモンやピヨモンなんかは話に花を咲かせている。
近所に住んでいても会う機会がそうあるわけではない。
現実世界でデジモンたちが生活するにあたっての環境はまだそんなに整ってはいなくて、
それでもパートナーとともにいれればそれでいいという健気な彼らは、強く逞しく現実世界での生活を送る。

942名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:39:39 ID:e/rf9vOG
 
木陰で空とミミが作ったという弁当を食べた。
1日に合わせて帰国してきていたミミは空の家に泊まっていて、今朝いっしょに弁当を作ったらしい。
小学生のときは筆舌に尽くし難い味覚のストライクゾーンを持っていたミミは、しかしちゃんと空のお手伝いができたようで、
特に自分が作ったものを光子郎に食べさせようとして場を和ませていた。

変わらないなぁ。太一が独り言ちた。
変わらないわよ。太一の独り言に空が返した。
常に腹ぺこのアグモンは次は何を食べようかと目を輝かせていて、相変わらず集団があまり得意でないヤマトは黙り気味だ。
いつまでもこうだといいなぁ。それは太一の小さな願望だった。


そうこうしているうちに日も暮れて。


またねー!と京が元気に手を振り、それに賢がくっついて行く。
そろそろお開きだ、というところで光子郎とミミ、空とヤマトはそれぞれどこかへ消えていき、
残ったメンバーもぽつぽつと帰り支度をする。
「太一さん!また今度サッカー教えてくださいね!」
たぶん一番相変わらずな大輔がそう太一に言うと、すでにサッカーを引退した太一は
「お前のほうがもううまいよ」
と返し、大輔がいやそんなことないっすよーへへへと照れる。ほんとにかわらないなぁこいつは。
それぞれに別れの挨拶をすませ、太一もヒカリと帰路につく。

その帰り道にて、
「なぁヒカリ。」
太一がヒカリに呼びかけた。
高校生になっても、ヒカリは太一のただ一人の妹で、大切な存在で。だから聞きたいこともある。
「なぁに?」
テイルモンとちょっと前を歩いていたヒカリが太一のほうを振り返る。
「お前、タケルとはどうなんだ?」
どうなんだ?って聞かれても、という表情をヒカリが作るが、しかし
「なぁに?お兄ちゃん、もしかして妬いてるの?」
ヒカリがふふっと笑う。
あーもうこいつは、と太一が思うが、しかし若干否定できない部分もあるので、
「ばかそんなんじゃねぇよ」
とちょっと乱暴に言ってみるが、ヒカリは
「大丈夫よ。心配しなくても、お兄ちゃんがヒカリの一番だから。」
そう満面も笑みで言う。
成長して大人の色香も見え出したヒカリにそんなことを言われると思わずこみ上げるものがあるが、
そんな太一のことは露知らず、アグモンは呑気に
「タイチぃー、おなかすいた〜」
と言うので、あーもう!と気を吐いて
「アグモン!走るぞ!」
と言って太一は走りだした。
ヒカリが笑ってる横でテイルモンがあきれた顔をするのも毎度のことだった。


そんな9年目(あるいは6年目)の、8月1日だった。
943名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 19:42:45 ID:e/rf9vOG
ちなみに太一が探していたのは、もちろんデジヴァイスです。
相変わらず片付けができないのもご愛敬。
リクのほうの太一×ヒカリはごめんなさい、全然妄想がわかんもんでもうしばらくまってください。
つーかタカルキももうずっと放置でほんと申し訳ない。所詮素人の趣味だと思って許してください。
944名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 20:32:11 ID:pHFSAoma
和みましたwたまにはカプ無しもいいですね。GJです!
945名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 15:40:53 ID:azAIA1Du
たまにほのぼのもいいですね!!
GJです!!
946名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 20:09:37 ID:1gHQLA/z
GJ!自分のペースでこれからも書いてください。
947名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 16:53:34 ID:pU4MCjA8
モン×モンの話はアリなのかな?
ギル×テリアとか読んでみたい・・・
948名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 00:57:14 ID:GyUzKnb1
>>947
えち要素ありで?
なしならそれもいいなぁ。ありだとちょっと怖い気がするw
949名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 17:45:19 ID:gHJRdgOa
デジモンは基本的に性別が無いとはいえ
それはさすがに数字板行け
950名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 15:41:34 ID:iRJKO5Wr
モン×モンなら
インプ(ベルゼブ)×レナが一番好きだな
951名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 18:50:16 ID:ExLDzKoF
俺的にはバツの前後が逆な方が
952名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 01:32:38 ID:2s3S37kp
「ベルゼブモンブラストモード様だ」
「何やってんのよ!」


ヴァンデモン様だ
はまだしも
ベルゼブモンブラストモード様だ
はさすがに長すぎるって
953名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 13:15:19 ID:EngO44Um
タカルキきぼんぬ
954名無しさん@ピンキー :2008/08/25(月) 00:24:49 ID:YmNXEc1/
むしろルキジュリタカでヒートアップ
955名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 23:55:29 ID:30J96PxS
牛と狐をですね
956名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 23:53:17 ID:UhMmzKir
留姫→啓人→樹莉
丑→レナモン⇔インプモン
957名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 08:52:56 ID:8CC0pQ7u
なぁ 保管庫SS見るとちっとはデジモン×デジモンあるが
ほとんどリリモン、エンジェウーマン、サクヤモンとかみため「女性型」だよな。
それ以外は801スレいけってことかな。

虫×竜ノット擬人化エロ妄想しちまったおれはどうすれば。
958名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 15:17:51 ID:MQBKOizb
デジモンにセックスという意味での性別は無い(ジェンダーはある)のだから
ブイモンはパーソナル的にはオレっ娘だったんだよ!
ということにしてもいいような気はするがまあ投下前の注意書きは必須だろうな

なお801のデジモンスレには現在
空気を読まないおちんちんランド在住のキモオタがほぼ荒らし状態で粘着しているので
男丸出しの態度で書き込むとひどく冷遇されるから気をつけるが吉
959名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 18:46:54 ID:p7swNFhP
>>957
自分で書けばよろし
960957:2008/08/31(日) 20:45:24 ID:8CC0pQ7u
>>958
dクス。ブイモンはエクスブイモンに進化した時点で♂確定だな…と思っていた自分に道が開けたような気がします。
注意書きにゃ気をつけます。
数字版は覗いているんですが、モン×モン少ないなー…。
練習かねてまずは健全ほのぼのからいこうと思います。

>>959
わかりました。でも投下は来週になると思います。


…ですます口調でごまかせるかな…
961名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 15:17:42 ID:O5Z0yDxR
エンジェウー
レディデビ
ロゼ
リリス

この4匹のを書いてくれ
お願いします
962名無しさん@ピンキー:2008/09/01(月) 19:37:54 ID:n2fZP6mG
>>960
楽しみにしてますw
それが終わったらそろそろ次スレかな。
963960:2008/09/07(日) 23:21:49 ID:BQUokxtj
ども。
SSを0時に投下しますがよろしいでしょうか。

健全ほのぼのと言いましたがやっぱり虫と小竜の話になってしまった…
カポー未満でエロ無し。
そんでもって当人達が一切登場しないとゆーシロモノですが。


やっぱり虫×竜以外はまだ書けない。
964名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 23:27:33 ID:0H1utmJ+
>>963
がんがれ
俺は待ってる
965960:2008/09/08(月) 00:09:44 ID:OLD+zwXM
では投下します。
966960:2008/09/08(月) 00:12:17 ID:OLD+zwXM

「大輔」
「おう、賢」

 某ファーストフード店の前で大輔と賢は待ち合わせをしていた。
 今日はお互いパートナーはお留守番をさせ、他の誰にも声をかけることなく二人だけで会う予定だったのだ。
 大輔は炭酸のジュースとポテト。賢は紅茶だけを頼んで席に着いた。

「それで相談したことって…何か悩みでもあるのかい?」
「ん?んー…悩みって言うか、最近チビモンのやつが…変なんだよ」
「変?それはどんな風にだい?」
「そっれがさぁ!」
 聞いてくれよ!とばかりに大輔は賢に顔を寄せて身振り手振りで話を始める。

 大輔のパートナーデジモンであるブイモンことチビモンは見た目通りお子様味覚で甘いものに目がない。
 だから家の中のお菓子を勝手に食べないよう言い含めてある。チビモンもそれは了承していてお腹がすいた時

は必ず大輔に強請っていた。
 ところが、つい先日家族が出かけている間にチビモンとおやつを食べようと台所に入った彼が見たのは、冷蔵

庫の野菜室から野菜を引っ張り出し、がりがりと無心に齧っているチビモンの姿だった。

「キュウリはわかるさ。でもブロッコリーなんて芯の部分を生で齧ってんだぜ?しかも食べられないって吐き出

してさー…今まで生の野菜なんてほとんど見向きもしなかったのによ」
「…それは」
 静かに話を聞いていた賢も思わず眉をひそめる。
967960:2008/09/08(月) 00:14:09 ID:OLD+zwXM
 少し冷めてしまったポテトを口に運び、大輔は考え込む賢に頬杖をついて聞いた。
「…ワームモンも何かあったのか?」
 正確にはミノモンなのだが、大輔にとってはワームモンの方が言い易いためあえて訂正しない。
「あぁ…大したことじゃない、と思う……」
 そう返したものの、賢の表情は思い悩んでいる者のそれで。
「部屋で使っている青いクッションが気に入ったみたいで…」
 昼寝をする時などはよくそのクッションの上で丸まっているのだと話す。
「物に愛着を持つなんて今までは一度もなかったから特に気にしなかった。でも一週間くらい前かな……そのク
ッションを綿が出るまで噛みついたり振り回したりしているみたいなんだ」
「みたいって…お前が実際見たわけじゃないのか?」
「破れたクッションを持って来て必死で謝ってきたんだ。それもこの間で三回目になったかな。おかげで裁縫が
少しだけ上手くなったよ」
 笑おうとして、失敗したらしい。賢はもう一度溜息を零した。

 沈黙が重い。街の喧噪がうるさいくらいだ。
 ジュースを最後まですすると大輔は重い空気を振り払うように明るく言いだす。
「今度光子郎さんに相談しようかと思ってんだ」
「そうか…僕も一緒に行ってみるよ。情報交換すればもしかしたら原因がわかるかもしれない」
「そうだな!」

 次に会う約束だけして二人は別れた。
968960:2008/09/08(月) 00:16:00 ID:DOTNr/Kz
投下終了です。
すみません…前半改行修正せず投下したら変な開きが…
もし次回があったら気をつけるようにします。
969名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 03:00:43 ID:fJliFbZj
モンモン乙!
大輔の喋り方とからしくて上手いな

……で、コレはエロ有り本編に続くのか!?続くんだな!?
970名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 09:51:33 ID:HKhCIdWW
期待してます!!
971名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 17:04:36 ID:ztjtPHCt
>>961期待
972名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 02:32:55 ID:cXNctp5n
>>969
・・・・誰と誰?
973名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 08:26:36 ID:YIX/cRSM
宣伝。新しい板ができたので非エロ書きたかった方はこちらもどうぞ。

デジモン関連二次創作
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221089093/
974名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 12:22:48 ID:IAiPQjW6
ちょっと質問なんだが、賢って京に対して敬語だったっけ?
年上だから敬語な気がしたんだが敬語じゃなかったような気もするんだ・・・
975名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 12:49:30 ID:1coflubL
「みやこさん」と敬称付きで呼びつつ会話はタメ口であったように思う
976名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 03:30:56 ID:nh2GjaqY
そうか、ありがとう
…また02見てくるかな…
977CAI:2008/09/18(木) 04:52:52 ID:6fYWcJX7
デジタルモンスター
第1話 ホークモン×テイルモン

(京さんとヒカリさんは仲がいい……。そのパートナーのわたしとテイルモンは………微妙。)
ホークモンは今テイルモンと留守番をしていた。
(テイルモン………。可愛いなぁ。)
ホークモンはさっきからテイルモンばかり見ている。
(………ん、もうこうなったら!)
「テイルモン………。」
「ん?何ホークモン。」
するとホークモンは、テイルモンをベットに押し倒した。
「きゃっ!急に何するのよ。」
「ごめん………テイルモン。でももう我慢できないんです……!」
そう言うと、、ホークモンはテイルモンの胸を揉み始めた。
「あっ、イヤ……あん!」
「あぁ……テイルモンの胸……柔らかいよ……。」
そしてどんどん揉んでいった。
「あんっ!やだ………あうぅっ!」
「はぁはぁ………!」
今度は、テイルモンの乳首を吸い始めた。
ちゅぱ ぷちゅっ くちゃっ
「んっ……あん。乳首が………はぁっん。」
「んんっ………テイルモンの乳首…美味しいよ……。」
そして今度は、テイルモンの太ももに触れた。
「ひゃんっ!あぁん!」
「可愛い太ももしてますね……。それじゃ、いきますよ。」
ホークモンはテイルモンの太ももをさすりはじめた。
「ふぁっ……!ああっ………んんっ……やん。」
「テイルモン………感じてるんだな……。」
「か、感じてなんか……!」
「ふふ……怒らなくてもいいですよ。」

続く



978CAI:2008/09/18(木) 05:06:20 ID:6fYWcJX7
「怒らなくてもいいですよ。」
ホークモンは嬉しそうにいった。
テイルモンの顔は赤くなる。
「……可愛いよテイルモン。」
今度はテイルモンの割れ目を舐めはじめた。
くちゅくちゅ ぴちゃぴちゃ
いやらしい音がなり響く。
「ああん……恥ずかしいよぉ……。」「大丈夫です……。今はあたしとあなたしかいませんから………。」
「んんっ………ああっ、気持ちいいよ……ホークモン………。」
「ふふふ………。」
ホークモンは更に舐めまくる。
「ああぁんっ。いく…………いっちゃううぅぅぅっ!」
ドピュッ!!

完全にテイルモンはいってしまった。目がとろんとしてる。
「はぁはぁ…よかったよ……ホークモン……。」
「あ、ああ、ありがと………。」
「今度は私がホークモンを気持ちよくさせる番ね。」
「え?」
今度はホークモンが下になってテイルモンが上になった。
「ああ……ホークモンのアソコ大きい……。」
そしてテイルモンは、ホークモンのアソコを握り、手こきを始める。
シュコシュコシュコシュコ

「はうぅん…自分でやるよりも気持ちいいよテイルモン…。」
「フフッ、ホークモン可愛い☆」
ホークモンのアソコをくわえた。
「あううんっ……出るっ!」
ドピュッ!!
ホークモンまでもいってしまった。
979CAI:2008/09/18(木) 05:14:26 ID:6fYWcJX7
「あんっ………。気持ちよかった………。」
ホークモンの液はテイルモンのマンコにかかっていた。
「テイルモン拭いてあげまよ。」
「ええっ!?いいよ!自分で拭く!」「いいからいいから……。」
ティッシュでテイルモンのマンコを拭くと、テイルモンは足をもじもじさせる。
「お、終わった?」
「ああ、終わりましたよ。」
「そ、そう………。」
2匹共恥ずかしくてお互いの顔を見る事ができない。
(テイルモン………ありがとう。)

そう心の中で言い、ホークモンは眠りに入った。
「ホークモン………。私も寝よう………。」

ガチャッ
「ただいまーーーっ!!」


終わり
980CAI:2008/09/18(木) 05:23:29 ID:6fYWcJX7
えーとこのまま第2話も書いていきたいんですけど………何か希望な組み合わせありますか?
あったら言って下さい。
981名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 10:25:04 ID:P840xYXh
エンジェウーモンとレディデビモンのキャットファイトがいいなぁ。
壮絶なやつ。
982名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 20:35:46 ID:XcKbbDbr
マミーモン×アルケミモンが見たい
983名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 20:39:15 ID:L2bjXHP5
その前に980は次スレを立てるべきだと思う
984CAI:2008/09/19(金) 19:00:11 ID:x9l5IoKY
OKOK。
今度書いてみる。
985CAI:2008/09/20(土) 05:18:09 ID:8YSOQMn6
デジタルモンスター
第2話 エンジェウーモン×レディデビモン ※エロ無し

(久しぶりにデジタルワールドへ遊びにきたと思ったら………。ハァ、どうしてレディデビモンがいるのよ………。)
エンジェウーモンとレディデビモンの仲は最悪。
出会うたびにこうもマジバトルを繰り広げられている。
「たぁっ!!」
「きゃ!」
エンジェウーモンはレディデビモンに突き落とされた。
「ううっ………。」
「フフフ………あんたもここでおしまいよ………。」
「何を……………!」
エンジェウーモンの何かがキレた。
舌打ちをし、レディデビモンに襲いかかった。
「なっ!?まだ生きてたの!!?」
「あんたを倒すまでは死ぬ訳にはいかないのよ!」
パアァァン!!
パアアアン!!
お互いに叩きあうビンタ合戦が始まった。
お互いなかなかやめようとしない。
「ホーリーアロー!」
エンジェウーモンはホーリーアローを放った。
「こんなださい技くらわないわよ!」「ガガガガーン。ガ、ガ、ガ、ガーン。」
986CAI:2008/09/20(土) 05:19:39 ID:8YSOQMn6
マミーモンとアルケニモンか………。あの2人はちょっと無理。
ごめんm(_ _)m
987CAI:2008/09/20(土) 05:20:40 ID:8YSOQMn6
って事で出て欲しいデジモンいない?
988名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 06:20:14 ID:clACRFVN
その前に次スレ立てて
989名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 07:40:52 ID:iR4HewmT
アニメに出てない♀モン
リリスモンとかミネルヴァモンとかどうよ
990名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 08:08:14 ID:mLCPEIhZ
>>985
続きキボン
991名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 15:17:34 ID:11EdHete
タカルキがほしいな。
992名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 23:50:13 ID:HDE7Zrup
マイナーだが、メルキューレモン×ラーナモン書いて欲しい
993CAI:2008/09/21(日) 00:48:59 ID:K9awWuaz
「あんたの実力なんてしょせんこんなもんよ!」
「うぅっ………!!どうすれば……!!」
エンジェウーモンの攻撃が全く効かない。
「とどめといくわよ!」
「まだまだぁ!!」
エンジェウーモンはレディデビモンを地面に叩きつけた。
「ぐうっ!」
「あんたに負けるくらいならドブにだって入ってやるわ!」
エンジェウーモンはレディデビモンに乗っかり、殴り初めた。
「ほらほらほらぁ!立てるものなら立ってごらんなさいよ!!」
「ちいぃっ!!」
レディデビモンの悔しさがこみ上げてくる。
「とどめの一発ぅぅ!!」
「ぎゃあああぁぁぁぁっ!!!」
ドッッ!!!

しかしエンジェウーモンはレディデビモンにとどめをささなかった。
「な、なぜとどめをささなかった!?」
「だって………あんたを今ここで倒しちゃったら、喧嘩をする相手がいなくなっちゃうでしょ?」
「…………!」
「………サヨナラ」
エンジェウーモンは現実世界へ帰っていった。
「………フン。今度は負けないから………」
994CAI:2008/09/21(日) 01:09:38 ID:K9awWuaz
デジタルモンスター
第3話 メルキューレモン×ラーナモン

「はぁ………」
一体いつになったら自分と気が合うデジモンと出会う事ができるのだろうか。
ラーナモンは悩んでいた。
「おい、食事だぞラーナモン」
「メルキューレモン?いいよ、後で食べる」
「………?どうかしたのか」
「だって………。なかなか運命のデジモンと出会わないんだもん。退屈しちゃう」
「そうか………。俺はそうは思ってないけどな」
「え?」
するとメルキューレモンはラーナモンに近づいてきた。
(な、何なの……?何か…怖い!)
「頂くよ、ラーナモン」
メルキューレモンラーナモンに熱いキスをする。
「んっ………」
メルキューレモンの手はラーナモンのアソコへと伸びる。
「ひゃっ………。そんなとこ触らないでよ……」
「フフフ無理だ。何せもうやりたくなってるから………」
メルキューレモンはラーナモンのアソコをさわさわする。
「ほんとにやめて……」
「やめるかよ」
恥ずかしがるラーナモン。
次の瞬間、ラーナモンはソファーに押し倒された」
995wedaet
デュークモン×サクヤモン…… 巫女の騎士?