デジモンシリーズ 03

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1名無しさん@ピンキー
4月からはじまった新シリーズ「デジモンセイバーズ」も含め、デジモン全シリーズを
マターリとエロについて投下、語っていきましょう。

前スレ
デジモンシリーズ 02.5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101597049/901-1000
前々スレ
デジモンシリーズ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031155837/

関連スレは>>2-10辺りで
2名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 05:56:57 ID:SVMmGgq+
関連URL
フジテレビ:デジモンフロンティア
ttp://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/digimonf/

東映アニメーション:デジモンシリーズ
ttp://www.toei-anim.co.jp/tv/dejimon/
ttp://www.toei-anim.co.jp/tv/digimon02/
ttp://www.toei-anim.co.jp/tv/digimon_t/
ttp://www.toei-anim.co.jp/tv/digimon_F/

もう終わっている(ところが多い)劇場版
ttp://www.toei-anim.co.jp/movie/2002_summer/digi_outline.html

エロパロ板全体のまとめサイト。
ttp://s1.artemisweb.jp/sslibrary/
3空好き:2006/04/05(水) 13:33:02 ID:HsM6rI56
>>1さん乙!

そして保守。
4前スレ923:2006/04/05(水) 15:30:14 ID:cfppevnS
即死回避保守。
イチオツ。
5名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 00:09:15 ID:lx2lcB4Z
ほしゅ
6名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 07:38:24 ID:P0gSAGp/
周りの目を気にせず保守
7名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 11:41:24 ID:HtN9OV3c
ネ申が降臨するまで保守
8名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 18:23:39 ID:sKcNaV+K
♪保守してageるから
9名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:16:48 ID:rHhy0Hbl
hosyu
10名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:24:04 ID:DOxUdpQG
さて、何を書こうかな。
11名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 09:01:05 ID:8mgcN+v6
>>10に期待しつつも保守
12空好き:2006/04/08(土) 18:07:40 ID:3jJeeBvm
スレを保守するため、バステちゃん投下するよ。ご飯食べた後に。

思いつきの話だけど許してね。
13淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 18:55:59 ID:3jJeeBvm
人通りの無くなった夜の路地。。その片隅で、卑猥な音と声が響き渡る。

ぐちゅっ、じゅぷっ。。
「はあっ・・・あっ・・・も・・・止めっ・・・」
ぐちゅぐちゅっ・・ぐちっ

涙を流しながら懇願している女性。身体に尻尾のような物が巻きつき、その先端が秘所へと挿入されている。
その尻尾の持ち主・・・ネコミミの獣人は尻尾を引き抜くと、その先端に付着した体液を舐め取り・・。

「ふにゃあ・・・コイツもハズレにゃ・・・この世界に遊びに来てからハズレばかりだわ」

その言葉を聞くと、側の黒い翼竜がなだめる様に言った。

「そんなに不機嫌になるなよ母さん。簡単に空みたいな絶品の獲物は見つからないだろ」
「そうね。仕方ないわ・・・今日はもう帰るよ」

ネコミミの獣人と黒い翼竜は、漆黒の霧に包まれるとその場から姿を消した。そこには犠牲者となった女性があられもない格好で横たわっている。。。
14淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 19:12:24 ID:3jJeeBvm
「・・・・・・次のスライドを御覧下さい・・」

ただならぬ雰囲気が漂う会議室・・・その大きなスクリーンに担架で救急車に乗せられる女性の姿。
その身体は白いシーツで隠されて、表情は精気の無い表情をしている。


「これが一番最近の犠牲者です。三日前、人通りの無くなった路地で襲われた物と思われます・・」

そのスライドを観て、一同は顔をしかめた。特に女性は嫌悪感丸出しの表情をしている。

「次に・・・これが一週間前の犠牲者です・・・彼女は深夜の残業中に建物内部で襲われたと見られます。。そしてコレが・・・」

次に映し出されたのはネコミミ獣人と黒い翼竜の姿。。ハッキリしないがその輪郭は判別できる。

「この建物内部の監視カメラに残されていた映像です・・・。この二体は監視カメラに気付いて逃亡。その後、行方を完全に眩ませました」

スライドが終了するとパッと部屋の電気が点灯した。


ココは「Digital Accident Tactics Squad」・・・通称「DATS」本部の会議室。
DATSはデジタルワールドが関わる事件に対処するために設立された特捜部隊である。

今回は・・・今までで最も悪質で危険度の高い事件が発生し、その対策会議が執り行われている。
15淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 19:34:22 ID:3jJeeBvm
「御手元の資料にもございますが、数ヶ月前から連続して発生している強姦事件は、全てこの二体のデジタルモンスターが関与していると見て間違いありません。犠牲者の数も増加しており一刻も早い対策が必要だと思われます」

事件の概要説明が終わると、サングラスの男・・・薩摩長官がゆっくりと口を開いた。

「報告ご苦労・・・」
「・・・我々はこの二体にどう対処するべきか・・どう思う?」

薩摩の首にマフラーのように巻きついている彼のパートナー、クダモンが幹部達に意見を求めた。
すると女性幹部が激しい口調で意見を述べる。

「断固として撲滅するべきです!放っておけばさらに犠牲者は増える一方です。デジタルワールドに強制送還では足りません。完全に存在を抹消すべきです!」
「落ち着きたまえキミ。もし殺してしまえば我々は危険思想の組織ではないかと思わる危険性がある。捕獲して強制送還する方が・・」

完全に抹消とデジタマに戻して強制送還か・・・幹部達は二つの意見で激しく言い争う。今回の事件、やはり女性は相当に感情的になっている様子。
平行線を辿りつつある会議を薩摩が制止する。

「落ち着け・・・。このままでは夜が明けても意見がまとまらない」
16淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 19:57:49 ID:3jJeeBvm
「この二体を完全に抹消するという意見だが・・・・・我々は賛成だな」

薩摩とクダモンの言葉を聞いて幹部の一人が慌てた様子で言う

「そんな!長官自らそんな極端な事を・・・」
「落ち着けと言っているだろう。。いいか、この二体・・・タダのデジモンでは無い」
「・・・どー言う事ですか?」
「この二体は神出鬼没で、消える時は完全にその痕跡すら残さずに消えてしまっている。どう言う事か分かるか・・?」
「わ、私にはサッパリ・・・」
「・・・・・・まさか・・・・・この二体は空間を自在に移動できる・・・?」

「それに近い能力をどちらか・・あるいは両者が持っているだろうな。。恐らく、完全に異次元へと姿を消している可能性が高い」
「つまり、次元を超える事が出来るとしたら強制送還しても再び舞い戻ってくる可能性が高い。完全に消し去らないと危険すぎる・・」

会議室にしばしの静寂の後、幹部の一人が言う。

「しかし・・・そんなやっかいな能力があるとすれば・・・倒すのにも相当難しいのでは・・」
「難しいだろうな。。我々には空間を操るような能力は無い。」
「なんとか奴をおびき寄せて罠にハメないと抹消は無理だろう。。」

すると一人の幹部が口を開いた。

「長官・・・・良い作戦がありますよ・・・すごく単純ですが」
「・・・言ってみろ・・・」
「いわゆる囮捜査って奴ですよ。。囮を使っておびき寄せて出てきたところを叩く」
「う〜む・・・・危険が高いが・・・仕方がない・・・事態は一刻を争う・・それで行ってみるしかないな」
「では・・・その囮って・・・?」


「決まっているだろう・・彼女しか居ない。デジモンを制する事ができるのはデジモンだけだ!」

17淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 20:28:18 ID:3jJeeBvm
夜の街を一人歩く女性。ショートカットにキリッとした眼つきでいかにも気が強そうな感じである。
赤いジャケットに短いスパッツはDATSの女性テイマーの制服。

彼女はDATSのテイマー、藤枝淑乃。今回の作戦の囮を任せられたのだ。

DATSの作戦は、街全体を封鎖し彼女を囮にして強姦事件の犯人である二体のデジモンをおびき寄せ、現れたところで彼女と待機したテイマー達が総攻撃を仕掛けるという物。
デジヴァイスicの中にはパートナーのララモンが、街には大&アグモンをはじめ仲間達が待機いるものの、何かと夜の街で一人ぼっちとは不安である。
因みにこの作戦、場所を変えつつ数回行われているがアタリは無し。さすがに何回もやると精神的にも疲れてくる。

「最悪なんですけど・・・なんで私がレイプ魔デジモンを釣るための餌にならなきゃいけないのよ・・・」
「仕方がないよ淑乃。こんな重要な役はアナタ以外に任せられないでしょう?」

愚痴をこぼし始めた淑乃をララモンがなだめる。こんな役をパートナーがするのは自分も抵抗があるが仕方がない。
囮は最も重要な役割だ。ターゲットをおびき出してしかも、攻撃の際や万一の場合には自分で身を守るしかない。

その役割の条件として全てを満たしているのが淑乃。美人であり経験豊富で緊急時の対処も完璧。
優等生は優等生で結構大変である。。


「それにしても・・・本当にこんなのでおびき寄せれるのかしら?この数日、音沙汰無しだし」
「やっぱり、私たちの作戦に勘付いたのかしら?」


淑乃もララモンも、仲間のテイマーも諦めムードが続いていたが・・・・・。
18淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/08(土) 20:42:56 ID:3jJeeBvm
「!淑乃!!・・・何か様子が変わったわ」
「え!?」

ララモンがいち早くその存在を察知したようだ。淑乃と仲間達に緊張が走る。
彼女の目の前にドス黒い霧が発生すると・・・その中から二つの影がゆっくりと現れた。

「にゃははははん♪久々に遊びに来たら良いカモがいるわv」
「ゲーハハハハハッ!一人で夜の街を散歩なんて勇気のある姉ちゃんだな」

霧の中から二体のデジモンがその姿を完全に露にした。間違いない、資料にあった獣人と翼竜である。

「あんた達が・・・最近噂のレイプデジモンね・・・」
「にゃはっ!そんなに有名?光栄にゃ〜。私の名前はバステモン。こっちはセーバードラモンね」
「ゲハハハ・・・よろぴく」

嫌らしい笑みを浮かべながら近付くバステモン&セーバードラモン。淑乃はその場から一歩下がる。

「悪いけど、あんた達は・・・消えてもらうわ。今までの罪を思い知りなさい」
「にゃはははっ!!良いねえ良いねえ・・気の強い娘は大好きにゃん♪タップリと苛めて泣かしてあげるvねえ、お名前なんて言うの?」
「私は・・・淑乃・・・と・・・」
「うにゃ?と??」
「ララモン、リアライズ!!」

淑乃の掛声と供にデジヴァイスからララモンが現れる。そして同時に待機していたテイマー達がパートナーと供に飛び出してきた!
バステモンとセーバードラモンは完全にDATSに包囲された形となった。

「うにゃにゃにゃにゃ!?」
「んげっ!待ち伏せしてやがったのかぁ?」

突然の出来事に焦る二体。淑乃は作戦の成功を確信し、ララモンをサンフラウモンに進化させて攻撃を仕掛けた。

「覚悟しなさいバステモン、セーバードラモン!!」
19名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 01:14:14 ID:QK55Nvyv
明日、書くぞーー!(勢いと熱意だけ
20名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 02:33:23 ID:LvYxVJgC
白川恵の書いてよ
21名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 03:35:45 ID:fBPvYfYS
>>空好き氏
おおっ!早速ヨシノ物を!
勇ましいヨシノがどうなっちゃうかワクテカして続きをお待ちしてます。
22淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/09(日) 12:31:01 ID:Px2IfoiA
突然の襲撃に少々驚いたセーバードラモン。しかし次の瞬間には見下すような笑みを浮かべ・・。

「仕方ねえな。セーバードラモン、ワープ進化ーーっ!!『オニスモン』!!」

セーバードラモンが咆哮を上げると妖しい光が全身から発生。その妖光にDATSの面々は目を眩まされ、思わず怯んでしまう。
やがて妖光が収まると、黒い翼竜は青い羽毛に包まれるさらに巨大な翼竜へと変貌を遂げた。

「なっ!?進化した・・・!!」
「ゲーハハハハハッ!!ウザイんだよオメーら『コズミックレイ』!!」

翼竜・・・オニスモンの口から強力なビームが飛び出し、周りに拡散する。
ビームによってあたり一面が大爆破され、凄まじい轟音と土煙が上がる。

「どわあああっ!!?」
「わあ〜〜っ!あ、アニキー!」

大とアグモンは衝撃で派手に吹っ飛ばされてしまい、他の仲間たちも建物の倒壊や衝撃により大被害を受けてしまった。
唯一、淑乃とサンフラウモンが射程外の近距離に居たので被害を受けずにすんでいた。

「み、みんな・・・なんて事・・・!!」
「ゲハハハッ、次はオメーらだぞ〜」
「そうはさせない!」

サンフラウモンがオニスモンに必殺技を放つ。光のビームがオニスモンを直撃する!
しかし・・・直撃したにも関わらず、オニスモンは全くの無傷だった。

「何だぁ?今の必殺技?弱っちいなあ!!」
ドゴッ!!
「うああっ!!?」

オニスモンは尻尾の一撃でサンフラウモンを弾き飛ばした。
サンフラウモンはその一撃で力尽きララモンに退化してしまった。。
23淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/09(日) 12:43:41 ID:Px2IfoiA
淑乃の頭はしだいに混乱していった。

「な、何なのコイツら・・・?あれだけの人数を・・一瞬で・・??サンフラウモンも・・」
「にゃははは♪どーちたの淑乃たん?何か震えてるよ、大丈夫?」
「ゲーッハハハ!究極体の俺様に成熟期が勝てると思ったかよ」

見下すような言い方でバステモンとオニスモンが笑う。

「究極体に一気に進化するなんて・・・・あ・・ありえないんですけど・・・・何なのよアンタら・・」
「ゲーッハハハハ!さすがに愛情の紋章やら光の紋章やら吸い取ったからな。俺は最強のデジモンなんだ!誰にも負けねえ!!」
「愛情の紋章??光の紋章・・?な、何を言ってるのコイツら・・・」

オニスモンの言葉の意味が全く判らずにさらに彼女の頭は混乱していく。

「にゃはvじゃあヨシノン、今日の餌食はアナタに決定にゃ。タップリと楽しませてもらうわ・・」
「!?な、何なの・・・何なのよぉコイツラぁ!いやあああっ!!」

想定外の事態にとうとうパニックになる淑乃。恐怖のあまりに、背を向けて逃亡する。

「嫌よ嫌よっ・・・犯されるのなんて嫌よっ!!絶対に嫌っ!!!」
24淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/09(日) 13:03:42 ID:Px2IfoiA
「逃げてもダメだよ♪アンタはもう私の手中にあるんだから!!」

バステモンの尻尾が逃げる淑乃に巻きついて拘束する。

「あぐっ!は、放して・・・いやあっ!!」
「うにゃ・・ココじゃまた他の連中に邪魔されるにゃ。元の世界に帰って苛めてあげる」
「ゲハハハハッ、じゃあなヘタレテイマーども!」

淑乃の周りが黒い霧に包まれ、何も見えない状態になった。やがてその霧が晴れると、目の前に薄暗くて不気味な神殿のような空間が映し出された。

「な、何なのコレ・・・ココは何処なのよぉ!」
「ココは私のお家。私たちは次元を自在に移動で来ちゃうの。その能力を使ってちょっとした遊びをやってるの」
「あ、遊び・・??」
「ゲハハハハッ!女テイマー狩りさ」
「色んな次元を回って、女の子テイマーを捕まえて私のコレクションにするのvヨシノンは三人目♪アンタの世界はデジモンテイマーが少なくって探すの大変だったけどようやく今日、大当たりが出たの」

二体の言葉にさらにパニックになる淑乃。女テイマー狩り?じゃあ、ハメられたのはDATSの方・・?

「止めてっ放してっ!放しなさいよぉっ!!」
「ジタバタしなくてもイジメてあげるから・・・まずは締めてあげるね」
ギリギリッ・・・メキッ・・!
「きゃああっ!?あっあっ・・・!?」

淑乃に巻きついた尻尾がその身体を締め上げる。股間の縦筋に食い込み、胸を圧迫する。
淑乃は初めて押し寄せる電撃のような感触に身悶えする。

「気持ちいいでしょ?コレがエクスタシーってものよ・・・むちゅっ・・」
「んうっ!んっんっ・・・んんーーっ!?」
「ぷちゅっ・・・可愛いよヨシノン。もっとイジメてあ・げ・る♪」

淑乃の唇を奪い、唾液を味わうバステモン。淑乃は涙を流しながら必死に抵抗しようとするがそれが余計に嗜虐性を煽る事になる。
25淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/09(日) 13:29:09 ID:Px2IfoiA
「ヨシノン・・・アンタはとっておきの技でイジメてあげる」

バステモンが妖艶な声で呟くと、後ろから抱き取るような体勢になり、淑乃の胸を露にして揉みしだく。
さらに尻尾が可愛いおへそを這ってスパッツの中に侵入していく。

「ひああっ!あうっ・・・あっ・・・??」
「にゃはは♪そ〜れ、モゾモゾ〜〜♪」
「きゃああっんv止めてぇっ!」

淑乃の秘所をバステモンの尻尾が刺激する。蜜を搾り出すように何度も何度も刺激を与える。
その様子はスパッツ越しにモゾモゾと蠢いているのが確認できる。

「ぺろり♪ヨシノン、可愛いよ。。」
「止めて・・・お、お願いだからぁ・・・」

耳朶を舐め上げると淑乃は懇願する。しかしバステモンが聞き入れるはず無い。

「ヤダよ〜♪ヨシノンには私のデータの一部を注入してあげるんだから」
「ちゅ、注入・・・ひあああああっ!!?」

バステモンが不意に尻尾を淑乃の秘所に捻じ込む。
処女膜へ子宮へとズンズン突き進んでいく。

「止めて・・・痛い・・・痛い・・・!」
ずりゅずりゅっ・・・・・ブチブチブチッ!!
「いっ!?あがあああっ!?」
「はい、処女喪失〜♪次はゴリゴリっと子宮に捻じ込もうね」
ズブズブッ・・・・ゴリゴリッ!ゴリュ、グリュッ!!
「ひっ・・・あぐっ・・」

鈍い音を立てながら淑乃の子宮にバステモンの尻尾が到達。そして内部で尻尾の先端が割れると尻尾全体が痙攣し出した。

「そおれっ!絶頂に向かいなさい!!」
ジビュッ、ドクッドグンドグン!!!
「あああああああああああああ〜〜〜〜〜っ!!!!」

バステモンのデータの一部が混ざった精液が淑乃の子宮にバラ撒かれる。
淑乃は気絶してガクリとうな垂れる。バステモンは淑乃を解放すると妖艶な笑みを浮かべ・・。

「まだだよヨシノン。お楽しみはコレからにゃ・・・私のデータが染みこんで・・・それから・・にゃはは・・」

どうやらバステモンの目的はまだ達成されてないようだ。。
気を失った淑乃を見ながら、尻尾についた彼女の体液を舐め取る。そして次に行う予定の行為に思いを巡らせる・・。
26淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/09(日) 17:36:59 ID:Px2IfoiA
「ヨシノン、何時まで寝てるのよ。はやく起きな!」
「うっ・・・」

気絶した淑乃の頭を軽く蹴って目を覚まさせる。淑乃はキッとバステモンを睨みつけた。

「くっ・・・アンタ・・・絶対許さない・・・」
「うにゃ・・ヨシノンは空タンと同じ反応するのね。。ま、どうせ空タンと同じように強がるくせに泣きわめくハメになるけどね」
「何を訳のわからな・・・???」

淑乃は喉に何か違和感を感じ、手で喉笛を押さえた。何故か喉が熱い・・・と言うか猛烈に喉が渇く・・。

「な、何・・・コレ・・??喉が・・・喉が・・・おかしいよ・・??」
「うにゃ〜ん、どうやら効き目が現れたようね」

淑乃の異変にニヤリと笑うバステモン。淑乃は再びパニックになりかける。

「わ、私に・・・何をしたのよ!けほっ・・・答えなさいよ・・・かはっ・・」
「うにゃあ・・・・さっき私のデータの一部をアンタの体内に注入してアンタのデータを書き換えたの。だから身体に異変が起こったわけ」
「データを書き換えたですって・・・っく・・どー言う事・・」
「私のデータの一部分・・・・『食性』の部分をヨシノンに注入したの。だからヨシノンの『食性』は書き換えられて私と同じになっちゃったの」
「そ、そんな事が・・・??」
「にゃははは♪因みにねえ・・・私の『食性』はね・・人間と全然違うのよ」

苦しそうに喉を押さえる淑乃に興奮し、邪悪な笑みを浮かべながらバステモンが言う。

「私のエネルギー源は『女の体液』よ。一番良いのはおマンコから出てくる愛蜜だけど、唾液とか涙とか汗とか・・・そうそう母乳でもOKよ♪」

その言葉を聞いて絶望的な表情をしてカタカタと震える淑乃。

「そ・・・そんな・・・じゃ・・・私は・・・・・もう・・・女の子の体液を吸わないと・・・生きていけない・・の・・」
「そー言う事vさあ、ヨシノン♪私のおっぱい飲みまちゅか?ん?それとも、マン汁の方が良いでちゅか〜?」

淑乃に見せ付けるように、バステモンは自分の乳房と秘所を露出させる。

「はあっはあっ・・・だ、誰が・・・そんな事・・・」
「あれ〜?飲まないとジワジワ苦しんだ後、干乾びて死んじゃうよ?ソレでも良いんでちゅか?」
「アンタに・・・吸い付くなんて・・・死んだ方がマシなのよっ・・」

その言葉を聞いてせせら笑うバステモン。脱いだ服を元に戻すと・・。

「うにゃあ・・・そー言うと思った。じゃ、私以外から吸えばいいじゃん」
「あっ!止めて・・放してっ・・・」

淑乃の髪を掴み、ズルズルと引きずっていく。



バステモンが向かった先は・・・・一番お気に入りのオモチャの所だ。。
27名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 13:26:51 ID:fQ4sX9l6
ヨシノのおびえるさまGJです。
空との最悪な形での出会い、楽しみにしてます。
28淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/10(月) 19:37:37 ID:YqZaZsK0
「ヨシノン、彼女は私の一番お気に入りのオモチャこと武之内空ちゃんよ」

別室に連れて行かれた淑乃の目に飛び込んできたのは、茶髪でショートカットの可愛らしい女の子。見た目からして中学生位だ。
小さいスカートから、実に健康的な生脚が伸びている。
その女の子も淑乃に気付いた様子で、驚いたような目をしている。

「バステモン・・・その人は・・・??」
「今日から仲間入りした淑乃ちゃんよ。空たん、二人の絡みをタップリと楽しませてもらうからね♪」
「どーいう事・・?」
「じゃ二人で仲良くねv」

バステモンは淑乃を空の方へと放り投げた。淑乃は空の数メートル程手前に落下してうめき声をあげた。

「ううっ・・・・・」
「だ、大丈夫ですか?しっかり・・・!」
「ああ・・・う・・」

空が倒れ伏す淑乃に近付いて、心配そうな顔つきで話し掛ける。その声に反応して、淑乃が虚ろな眼つきで空を見上げた。
淑乃の精神はもう既に限界に達していた・・・。空の綺麗な身体を見て、口から唾液が溢れてくる。。
淑乃は自らの本能と欲望に従い、目の前の女の子に抱きついた。逃げられないようにギュっと抱きしめる。

「きゃああっ!!な、何をするの・・・!!」
「はあーっ・・・はあっ・・・空ちゃんだっけ?アンタを・・・食べちゃうわ・・・悪く思わないでね!!」
29淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/10(月) 19:52:36 ID:YqZaZsK0
淑乃は空の後頭部に手を添えると、無理矢理押し付けるようにして唇を押し付けた。
欲望のおもむくまま、空の咥内に舌を捻じ込み唾液を吸い取っていく。

「んちゅっ・・・じゅぷじゅぷ・・・ちゅっちゅっちゅっ!」
「んんっ!んっ・・・んふっ・・んん〜〜〜!!」
「ぴちゅっぴちゅっちゅうぅぅ〜〜〜〜っ・・・・ぷっはあv」

唾液を吸い取るたびに喉が潤っていく。信じられない快感に淑乃の目が嫌らしく歪む。
空は目を潤ませながら必死に止めさせようと懇願する。

「あっん・・・な、何でこんな・・・」
「うるさい!!中学生のガキが私の食事に口答えしないでちょうだい!!」

淑乃は本能にまかせて再び空の唇に吸い付き、唾液を味わう。
やがて空の咥内の体液は吸い尽くされてしまいカラカラに乾いてしまった。。

「もうお終い!?まだまだ・・・足りない・・・」
「はあっ・・はあっ・・・」

自分の腕の中で空が苦しそうに息をしているが、もういくら唇に吸い付いても十分な量が取れない。

「いや・・・まだ・・・アソコがあるじゃない・・・」
30淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/10(月) 20:15:12 ID:YqZaZsK0
淑乃は空の穿いているスカートとパンツを一気に擦り下ろすと、露になった秘所へと躊躇無く吸い付いた。

「あああっ!!いやああ!!」
「ちゅう〜っちゅ・・・ぴちゅぴちゅぴちゅれろれろれろれろ・・・」
「やめ・・あっあっ・・」

既に濡れていたソコを舐めると、空は愛蜜をさらに噴出する。淑乃はその濃厚な味に狂喜し、中へと舌を突っ込んだ。

「れろれろれろ・・・じゅっぷん!!」
「あっ・・・ひい!?」
「じゅるじゅる・・ぐちゅぐちゅ・・・ぐちっぐちゃ・・」

舌を空の中で、色んな方向に動かして蜜を吸い上げ搾り上げ・・・もはや淑乃は完全に欲望に支配されてしまった。
やがてその動きの激しさは増していき、空の頭も何も考えられなくなっていく。。

「も・・・ダメ・・・イく・・イっちゃう・・・」
「ちゅばちゅばちゅば!れろれろれろ・・・」
「ああっあっあっ・・・・・あああああ〜〜・・・」

搾り出すような悲鳴を上げると、空は絶頂を迎えて失神してしまった。
しかし失神しようが淑乃には関係の無い事。気絶した空に追い討ちをかけるように体液を奪い取る。

「なんて嫌らしい光景にゃ。年上の姉ちゃんが年下の中学生のマンコに吸い付いて・・・ハァハァ」
「むちゅ。。。ぐちゅぐちゅ・・・あっ・・!?」
「は〜い、ソコまでよ。あんまり吸って空タンが壊れると困るからね。それと・・アンタに一つ教えてあげなきゃ・・」

空の秘所から淑乃を引っぺがすと、今度はバステモンが淑乃の秘所に吸い付き食事を始める。

「いやあああっ!!止めてっ!」
「ぺろぺろぺろ・・・ヨシノン。弱い物が捕食者に食べられ・・・その捕食者もさらに強い捕食者に食べられる。これぞ自然の摂理にゃ〜」
「ああっあっあっ!?」
「さあ、空タンをイかせたんだからアンタもイってもらうからね〜。ちゅばちゅばちゅば〜〜♪」
「いやっいっ・・・やめてえぇぇぇ・・・・・」

バステモンが舌を挿入して激しく動かすと、直前に一度イった淑乃は簡単に絶頂を迎えた。

「にゃはははん♪楽しかったよ、ヨシノン。。アンタは一生、空タン虐めグッズとして私が飼育してあげるからねv」

新しいオモチャを手に入れたバステモンは妖艶な笑みを浮かべて高笑いした。


〜END〜
31淑乃を頑張ってイジメます。:2006/04/10(月) 20:21:00 ID:YqZaZsK0
なんか「馬から落ちて落馬した」みたいな文章があるけど許してネ。。

30レスいけば即死回避・・・だった気がするので、無理矢理クロスオーバーさせたけど結構楽しいねコレw
またいつか書いてみようかな・・・空×別シリーズの女子。
32名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 20:47:08 ID:PFGFodgr
前スレで次に犠牲になるのはミミxリリモンって聞いたんだけど、ガセ?
33空好き:2006/04/10(月) 22:52:50 ID:YqZaZsK0
>>32
ゴメン、ミミとリリモンもヒカリン&エンジェウーモンと一緒に虐めようと予定してたんだけど挫折しちゃったの。。
前スレに書いてあると思うから見てみて。

よっしゃ、もし続編の要望があればその時はミミたんを最優先に考えてくるわね。
34名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 23:15:23 ID:PFGFodgr
じゃあ続編希望w
35名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 00:07:00 ID:xsBVvP5/
続編に期待。

その時はヤマ空、タケヒカのようにミミにもあの子をww
36名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 04:20:39 ID:eKUVYJOr
切羽詰ったヨシノええっす。
年下の女の子の虐めるお姉さまって構図もサイコー!
続編もお待ちしてます。
37空好き:2006/04/11(火) 09:01:33 ID:/1q1q4kC
>>34
ハヤスvでもアリガト♪
>>35
光ミミか・・・どうなるか分からんケド頑張ってみるよ。
>>36
感想をありがとう。励みになるわんv


でも次はいつになるか全然分かんないよ。
ちょっとお仕事忙しくなるしレッスルマニアも見なきゃいけないし。
ま、マターリと待ってて。
38名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 06:01:50 ID:wprqPUII
ほしゅ
39名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 07:27:35 ID:ENB1OOQv
保守
40名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 20:07:50 ID:P6NlDEST
ホシュ
41名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 15:08:13 ID:e1D6XKsW
期待しながら保守
42名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 16:52:04 ID:ZgNVO4JW
43名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 22:48:45 ID:COnBlkE1
44名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 05:47:03 ID:uSIfwbfU
45名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 05:36:33 ID:dW3bhfNe
46名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 07:46:27 ID:qI1vAIOg
47名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 15:53:00 ID:g9ZXtJxK
48名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 19:28:28 ID://dGhqu3
レナモン×ララモンおねがいします
49名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 23:12:31 ID:+7yrr4RT
小春キボン

無論、性的な意味で
50名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 23:17:55 ID:RinVFNR6
樹莉×ヒカリ
泉×ミミ
タカト×淑乃
京×健良
光四郎×アリス
51名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 19:58:58 ID:m6RKCTxq
テントモン×太一
52名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 21:31:41 ID:hsvzJAWG
ネーモン×丈
53名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 01:31:49 ID:MjZGcbZj
>>50-52
おまえらあああああああ!!!!





コロモン×ロコモン
54名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 23:10:03 ID:z/6Nf3De
兄貴のデジソウルを吉野さんかお母様か妹者に
55名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 14:25:34 ID:UW2tbnNy
女体化アグでok
56名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 19:08:47 ID:hHhFOp/I
■■■■■■■■■■■■■■■■
■                     ■  違う板にコピペすると、四角の枠の中に
■                     ■  メッセージとURLが現れる不思議な絵。
■                     ■
■                     ■  (その仕組みがリンク先に書いてある)
■                     ■
■                     ■  この原理を応用すると、まったく新しい
■                     ■  コピペが作れる予感。
■■■■■■■■■■■■■■■■
57名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 20:14:20 ID:+bn577aS
58名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 21:14:46 ID:I4BZI8Hw
59名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:33:30 ID:P53Cbce8
太ヒカかもーん
60名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 03:00:09 ID:bVVreV3O
小五ヒカリ(女帝)×タカト&輝二
兄に対する鬱憤を晴らす様にヒカリは二人攻める。
61名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 22:32:58 ID:zP3cGtma
職人さんが減ってしまったか
62名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 07:02:30 ID:NnonMnad
63エロモン:2006/05/15(月) 20:08:25 ID:6T/d7fQ7
よし任せろ、俺に光子郎×ミミを書かせるんだ!

エロモン進化ー!ドスケベモン!
ドスケベモンは光ミミを書くために生まれたえっちなデジモンだ!
必殺技はリリカルエロパロとシチュエーションキボンヌ!
64名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 20:41:23 ID:wcT4H8rY
>>63
言ったな?
じゃあ責任もってちゃんと光ミミを書いてもらうぞ
シチュは>>65が書いてくれるそうだ
65エロモン:2006/05/15(月) 20:58:54 ID:6T/d7fQ7
デジモンに二言はなーい!とゆうかすでに書き始めてあったりなかったり!

二人が6年生でミミがアメリカへ引っ越す時(勝手に設定)の話を書くことにした。
小学生がえっちなんかしていいんかのう。おっさんは背徳感でいっぱいじゃけん。

出来る限りリクエストをぶち込んで書くのでイカすえっちいシチュエーションとアイデアを大募集じゃ!
あつまれ!選ばれし(エロい)子供たちよ!
66名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:55:05 ID:ICIfGzob
あえてリクエストはしない。ドスケベモンの実力を見せてもらおうか!
67エロモン:2006/05/15(月) 22:04:40 ID:6T/d7fQ7
リクエストがないと導入部分がクソ長くなるのを知っての所業か?
ククク……後悔するなよ?恨むなら>>66を恨むんだな……
68名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:56:00 ID:ICIfGzob
>>67
ちょwwしかしじっくりいくのも嫌いじゃない。
でもなぜ俺だけの責任になってんだ?ほかの椰子にも聞けよw
69エロモン:2006/05/15(月) 23:56:18 ID:6T/d7fQ7

 また同じ夏が来る。
 あの日、あの時と、同じ日付で同じ時間がやってくる。
 みんなでもう使えなくなった切符をかざし、太陽を睨む、僕らの同窓会が。

ワタシハアナタノガクセイフク

 「えーっもう明日ですよ?」
 『わかってるよぉ、でも中学最初の合宿を休むわけにはいかないだろ?』
 「…じゃあ、中学生組は待たなくていいわけですね」
 『ちゃんと時間には着くから心配すんなって』
 受話器を置き、ぼくはカレンダーを破く。新しい月の紙はまだほとんど書き込みも無く、真っ白でキレイだった。ペンを持ち、1日に丸をつけてその下に書く。
 約束の、日。
 2年前の約束。来年も、再来年も、ずっと、ずっと、ここで会おう、おれ達が選ばれたあの日を忘れないように。そう太一さんが提案したあの日から、僕たちはわざとデジタルゲートの開いた場所を外して8人で集まる。
 奇跡よ起きろと願いながら、本当は心の隅で奇跡なんか起きて欲しくないと思っている。デジモンに、命のパートナーに会いたいと願っているのに、怖いんだ。
 願ってもゲートが開かないんじゃないか、と。
 「どうしたの?……ああ、明日ね」
 「…お母さん…」
 「お弁当、作らなくちゃ」
 いつの間にか廊下に居た母が、言葉少なげに微笑んでキッチンのほうへ戻っていった。カレンダーの前に佇んでいる僕を変に思っただろうか?
 「……丈さんとミミさんにも電話、しないと……」
70エロモン:2006/05/15(月) 23:57:07 ID:6T/d7fQ7

 「遅いわねぇ、丈センパイ」
 「夏期講習があるそうですから。タケルくんとヒカリちゃんは?」
 「しらなーい。光子郎くんが昨日電話したんでしょ?」
 「林間学校が終ったばっかりだから寝坊してるのかなぁ」
 駅前のコンクリートブロックの上で待ちぼうけてもう20分になる。全員が集まるのに都合のいい集合場所を指定したはずなのに、一番遅れて来そうだったミミさんが一番乗りとはどういう風の吹き回しか。
 「僕、電話入れてみますね。もう出てるとは思いますが」
 「あの3人ピッチとかポケベルとか持ってないのぉ?」
 「……無茶言わないでくださいよ……」
 「じゃあ家に電話するしかないじゃん。ここ渋谷だよ?お台場から何分掛かると思ってんの。電話するだけ無駄無駄。あの3人あたしと違ってきっちりしてるから」
 手首のブレスレットがシャラシャラ音を立てて腕まで落ちてきた。それは水色とオレンジのいかにも夏らしい色合いで木漏れ日にときどき光っている。
 「そ、それはそうですが……」
 「ちょっとぉ。ここは『そんな事ないよ』って言う所でしょー」
 「え……あ、はぁ?」
 「だから!ミミさんもしっかりしてますよってフォローするの!」
 そっちかよ。僕は飽きれてもう一度同じところに腰をおろした。
 「まったく、朴念仁は相変わらずなんだから」
 ぷいっと頬杖をついた顔をそっぽにむけて、黙ってしまった。いつもなら突っかかってきて僕を叱ったりするのに。……ムリだよな、今日ばっかりは……
 「……今日、みんなに言うんですか」
 「――――――そうよ。こんな時じゃないとみんな集まれないじゃない」
 憂鬱、という言葉を僕は知っている。多分その感情を誰よりよく知っているはずだ。だけど僕の隣で頬杖つきながら遠い眼をしてる純真の使徒には当てはまらないような気がした。
 何故か。
71エロモン:2006/05/15(月) 23:58:24 ID:6T/d7fQ7

 僕がそれを知ったのは夏休みに入る直前、たまたま彼女の教室の前を通りかかった時だった。他のクラスは大掃除に東奔西走しているというのに、ミミさんのクラスはドアも窓も閉まったままで、何人かがガラス窓を覗き込んでいた。
 ゴミ捨ての最中で両手が塞がっていた僕は、興味を持ったけれど今は掃除が先とゴミ捨て場に急いだ。空になったゴミ箱を持って教室の前に来た時には、ドアも窓も全部開いていて、教室の中には誰も居なかった。
 ただ黒板に『太刀川ミミさん さようなら アメリカへ行っても 元気でね』という字が踊っていて、僕はそれを見ながらただ呆然と、掃除の終わりのチャイムが鳴るまで黒板の前に立っていた。
 あの時磨りガラスの隙間から覗いていたら、あの夏みたいに泣いている彼女がいたんだろうか、と痺れた頭の隅で思いながら。
 「あーあ、みんなをビックリさせるはずだったのにー。一人だけびっくりしないなんて」
 「大丈夫ですよ、ちゃんとその時はビックリしますから」
 「わざとビックリした顔されても面白くないもん」
 ふーんだ、と彼女がまたそっぽを向く。ふわふわ髪がなびいて少しいい匂いがした。
 「……遠いですね、アメリカ」
 「まあね」
 「クラス離れただけでも、遠い気がしましたから」
 お台場小学校には3年生、5年生に上がる時にクラス替えがある。僕と彼女はトイレと階段を挟んで、更に二クラスも間にある一番遠い教室になっていた。クラス、という小学生には絶対の団結を気軽に飛び越えられるほど……少なくとも僕は器用な性格じゃなかった。
 それから黙ってしまった彼女を、自分の台詞がなんだか意味深な気がして見上げる。
 「だからえっとつまり、逆に言えば遠いと言うのは意識の問題であって実際の距離如何ではな」
 「あたし一人ぼっち」
 台詞を切られた。どうしようもない事実で。
 「ち……ちがいますよ……僕らは8人でひとつなんです。たとえどんなに距離があったってそれは変わりません」
 「光子郎くん、それ、本当に心から信じてる?」
 「あ、当たり前じゃないですか」
 言ってしまってから僕は少し後悔した。彼女の真正面からの質問に、目を見て答えられなかったから。
72名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 21:09:35 ID:OEjpzVB4
光ミミ(*´Д`)イイ…
73エロモン:2006/05/17(水) 21:14:22 ID:wJE1YLsX
 目を見て話せないのは心にやましいことがあるからだ。正解を僕は提示したはずなのに、胸を張れなかった。
 全員が集まって思い出話をしたり近況を伝え合ったり、たった年に一度だけ勢揃いする日に、僕は上の空だった。たぶんどっかのタイミングでミミさんがアメリカに行くことを発表したりみんなでお別れの歌を歌ったり、そういうことがあったはずなんだけど、よく覚えてない。
 本当に覚えてなくて、僕はなんだか自分が人でなしみたいに思えた。
 自分の家に帰って自分の部屋の窓を開けて空を見上げる。遠い遠い星を目に映して考える。
 あの空にデジタルワールドがあったあの時のことを。一度目は無理やり落とされて、二度目は願って昇っていった電子の国。夢から覚めたら、もう飛べない。
 「テントモン……今の僕を見たら、笑いますか?」
 最初は丈さん。次に空さんとヤマトさんと太一さん。そして今度はミミさん。
 「ぼくもひとりぼっちだ」
 心で繋がっている。デジタルワールドとも、7人の仲間とも。なのに今たまらなく心細いのは何故だろう。耐えられないほど人恋しいのはどうしてだろう。
 自分だけぽつんと置いていかれたようで少し目の前が暗い。これから先毎日こんな風景の中で目を覚ますんだろうか。不安と危険が身近だったあの世界より、よっぽど安全で快適で馴染んだこの世界だというのに、何かに押しつぶされそうに胸が塞がる。
 心が粟立つようにじっとしていられない。叫びたいのに言葉が出ない。苛立った衝動をどうしたらいいのか解らない。ただ僕はぼんやりと見慣れたまばら星を見上げて唇を結ぶ。
 ああ、見知らぬ世界みたいだ。僕の知ってる空はこんなに暗くなかった。
 『こーしろーはん』
 僕は甘えてるんだ。お兄さんやお姉さん、テントモンやミミさんに。
 『こーしろーは〜ん』
 いつもそこに居ると安心してた罰が当たったんだ。
 『こーしろーはーーん』
 ぼくは最初からひとりだったのに。
 『えーかげんにしなはれー!』
74エロモン:2006/05/17(水) 21:17:49 ID:wJE1YLsX
 『なんですのん、イジケ電波がビリビリ出とりまっせ』
 空耳ではないことにぎょっとして背後を振り向いた僕が見たのは、部屋を出て行く時に消したはずのデスクトップパソコンのモニターが鈍い光を放っている姿だった。
 「……も、モ…チモン?」
 駆け寄ると、画面にはピンク色のぷくぷくしたまるっこい生き物が映っている。
 『おひさしぶりですなぁ、こーしろーはん』
 「な、な……なんで!?」
 『そんな事より見とくんなはれ、この可愛そうな姿。
 こーしろーはんの心が萎れたせいで、わて幼年期に戻ってしまいましたがな。どないしてくれますのん』
 「モチモン…モチモン…いたんですね、ちゃんと、いたんですね……!」
 『わてはここにちゃんとおりますよってに、ま、そう泣かんと。……なんかあったんでっか?』
 僕はチラチラとリアルタイムで更新されている三原色に、ともすればモニターに縋りつかんばかりの勢いで迫る。ぽたぽた落ちる雫がレンズやプリズムの役目を果たして、赤と緑と青に彼を分解した。
 懐かしい声、耳に残るイントネーション、あの日と変わらぬ優しい言葉。僕のデジモン、僕の友達。
 「嬉しいです、また会えて、ぼくは、ぼくは……」
 そこから先は言葉にならない。とても言葉に出来ない。
 不安が、寂しさが砕けて溶けていく。失われていた手足が戻ってきたようだ。薄暗い部屋に光が満ちるように、力が全身に行き渡るのに十分なほど湧いてくる。
 そうだ、この感じ。この耳の後ろや後ろ頭が一斉にざわめくこの感じを忘れていたんだ。
 『こーしろーはん、もう来年中学生でっしゃろ。ええお兄さんが泣いたらあきまへんがな』
 「な…泣いてないよ!ないてない、泣いてないですよ、ほら」
 ごしごしと目を擦って画面に顔を向ける。カメラの方に顔を向けないと意味が無い事が頭の隅から吹っ飛んでしまうほど一心に、何度も何度も涙を拭って目を擦った。その度にダムでも決壊したかのように水が溢れ出して、僕は大層こまってしまった。
 いつぶりだろう、こんなに泣いたのは。
 悲しくてでなく嬉しくて出てくる涙は、がまんの仕方を僕は知らない。
75エロモン:2006/05/17(水) 21:18:29 ID:wJE1YLsX
 『ほうですかぁ、外国へねぇ』
 うんうん、と前足(と呼ぶに相応しいのか僕はよくわからないが)を組んで何かに深く納得するかのようにピンク色の物体が頷きながら独特のインチキ関西弁で相槌を打った。
 「いつかは離れてしまうものなんでしょうか、人と人とのつながりというものは」
 ようやく落ち着いた僕は、まるでさっきのことなど無かったかのようにいつもの調子でディスプレイに話しかける。……といっても別にディスプレイに話しかけているのが日常なワケではない。念のため。
 『……こーしろーはん、ミミはんのこと、どない思っとりますのん』
 不意にモチモンはそんなことを言った。僕は変なことを聞くもんだと、返事をする。
 「大切な友達ですよ。命を共にした盟友です」
 『……相変わらずでんなぁ……』
 困ったような呆れたような不思議な声を絞り出しながら、つぶらな瞳の上にしわが出来る。……ここが眉間なのか……
 「人間そう簡単に変わったりはしませんよ。僕は相変わらず僕です」
 『せやのうて……鈍感ちゅーか、トーヘンボクちゅーか。』
 唐変朴――――そういえば、彼女も同じようなことを言っていた。なんでみんなで寄ってたかって僕を偏屈扱いするんですか。そんなにわからずやじゃないやい。
 『気が利かないちゅーか、ニブイちゅーか、無頓着ちゅーか』
 「モチモンはもしかして僕のことが嫌いですか」
 ぶすったれた声で上目遣いの僕に、彼はあわてて前足(?)を振って否定の意を表した。
 『まままさか、そそそそんなわけあらへんやないですか。冗談でんがな、じょーだん』
 「イヤに真に迫ってましたけど」
 『そんなことよりミミはんのことや!』
 「話、そらしましたね?」
 『本題!本題!』
 バンバンと画面を叩きながらモチモンが必死の形相で話の先を促す。僕はそれを机の上にあごを乗せながらやる気のない姿勢で受け流していた。
76名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 21:41:23 ID:+7sGJnlx
イイヨー(゚ω゚)イイヨー
77名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 07:36:23 ID:daw5jHb3
光ミミだ!リクエストもアリかな?
光子郎のテレまくり希望ーがんばれエロモンー
78名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 21:34:16 ID:Up5EMlsp
前スレが981で落ちたんだが何故だ?最後の保守は水曜日だったんだが…
79名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:10:01 ID:4o3IUPhs
そら980越えれば自然と落ちるがな
80名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:49:20 ID:Qny/sv6f
光子郎はツンデレ!?
81名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 14:30:32 ID:UgkaUHj0
小百合ママさんのエロパロが見たいな
でもトーマによる凌辱だけは無しで
それ以外はトーマを使って良い。
で小百合ママさんのエロパロをお願いします
82エロモン:2006/05/19(金) 20:18:05 ID:Q7i0vBeq

 「だから仲間ですってば。元クラスメイト?同級生?……ほかにどう言えというんです」
 『わてが聞いてるのはそないなことやありまへん。一人の人間として!もっと言えば親しい人として!さらに突っ込んで女の子として!……どないおもっとりますのん』
 「……ああ、そういう意味ですか」
 ポンとひざを打つ僕の顔を見て、モチモンがあからさまに『あかん…このお人はホンマモンのあんぽんたんかもしらん……』というような顔をしたが、あえて突っ込まない。
 「素敵な人だと思いますよ、ファンも多いみたいだし。僕みたいなトーヘンボクにも分け隔てなく話しかけてくれるやさしい人です」
 『それだけでっか』
 「それだけです」
 『わてとこーしろーはんの仲やないですか。水臭い』
 「君との友情は永遠ですよ、でも事実はひとつだけです」
 『うそつきは地獄行きでっせ』
 「嘘なんかついてません」
 『強情』
 「おせっかい」
 『意固地』
 「でしゃばり」
 『みな知っとるのに片意地張ってもてもー……可愛いったらありゃせんわ』
 「み、みな……って……」
 『ラブレター、書いてはったやないですかミミはんに』
 「うっ!」
 確かに過ぎ去りし2年前、デジタルワールドでラブレターをパソコンでしたためていることを全員に見つかったり見つからなかったりしたが…
 …そんなどーでもいいことをまだ覚えてた彼に嬉しいやら恥ずかしいやら情けないやら恐ろしいやら、なんと反応してよいものかわからずに固まるしかない。
83エロモン:2006/05/19(金) 20:22:31 ID:Q7i0vBeq

 『あの時は「お母さん」なんて言葉に騙されてやりましたけど、わてかて腐ってもデジモン。プログラムの意味はわからんでも、メモ帳の字ィ読むくらいなんてことない芸当なんでっせ』
 「ずずず、ずるいじゃないですか!てゆーか犯罪ですよ!プライバシーの侵害です!」
 『はい、こーしろーはんの負け』
 「……は?」
 『ちっちっち。わてもPCもこの世界では同じデジタル記号で構成されてたんでっせ。言わばCDとCDみたいなモンですがな。記録媒体同士がダイレクト進入なんかでけるわけあらへん……語るに落ちたとはこのことでんなぁ』
 前足をジェームスボンド顔負けのダンディさで左右に振るモチモンを見て……やられた、と思った。
 本当に君は困ったり挫けたり、弱気や不安に負けそうになったとき、ずっと僕のそばに居てのんびりいきましょう、気楽にやりましょうと励ましてくれたモチモンか?
 「……ちょっと見ないうちに性格変わったんじゃないですか」
 『こーしろーはんもすっかり捻くれて』
 ぐぎぎ、と自分の唇から唸り声にも似た歯軋りが聞こえたような気がした。
 『太一はんやヤマトはんが卒業するときにそないな気持ちになりはらへんかった。それが何よりの証拠やないですか。もっと素直になりなはれな』
 「あーそうです、好きですよ!悪いですか!背が低くて友達いなくてパソコンしか能のない陰気な僕がミミさんを好きで悪いですか!別にいーじゃないか誰に迷惑かけてるわけでなし!
 ミミさんだって能天気だしわがままだしそりゃちょっとは可愛いけど、パソコンの邪魔したり急に変なことしだしたり肝心なときにいなかったり」
 『おんなじ人間やないか、と』
 静かにモチモンが言った。それはだんだんテンションのあがって来ていた僕を停止させるのにじゅうぶんで、逆上に似た僕の感情が潮でも引くかのように治まってしまった。
 『こーしろーはんのコンプレックスはよう存知とります。もちろんええとこも。
 立ち止まって何にもせんと諦めるのが悔しいから、そないして怒ったりする。確かに太一はんみたいな勇気はないかもしれへんけど、こーしろーはんは強いお人や。わてよう知っとります。』
 歯を食いしばる。力を抜いたら涙がこぼれてしまいそうだ。
84エロモン:2006/05/19(金) 20:27:05 ID:Q7i0vBeq

 『ミミはんはええお人ですわ。デジモンも人間も、悪いやつもええやつもみんなあるがまま受け入れてくれはる。そういう器の大きなお人や。なにも肩肘張って構えるようなことあらへんのでっせ。
 さっき言わはったやないですか。好きで悪いかー、て。悪いこと、なんかありまっか』
 軽々しい言葉で諭される。それが悔しいのに気の利いた反論ができない。陳腐な言い訳が頭をよぎるけれど、とてもモチモンにひけらかすような気にはなれなかった。
 「……ない……はず、ないじゃないですか。僕は小学生で、何にもできない。ミミさんをもう廊下で見ることもできない、ぼくはただ見てるだけでよかったのに」
 そうだ。僕は遠くから彼女を眺めているだけで満足だったし、幸福だった。時々思い出したかのように話し掛けられたりするのが何より嬉しかった。たったそれだけが楽しかった。この世界が嫌いな訳じゃない、でもあまり好きでもなかったから。
 『ああ、なら何も心配あらへんやないですか。こっちにはミミはんの生体データなんか山ほど残ってますぅ、今のこーしろーはんなら幾らでも生成することができるはずや。いやー、よかったよかった。これで何にも問題ありまへんなぁ』
 嬉しそうにはしゃぐディスプレイの中のモチモンがくるくる踊る。ミミはんが帰ってくる、と何処から引っ張り出したのか小学四年生の、ピンクのテンガロンハットを被った彼女の画像を画面いっぱいに表示させた。
 『光子郎くん、だいすきよ』
 『光子郎くん、だいすきよ』
 『光子郎くん、だいすきよ』
 唇がぎこちなく動いて、抑揚のない彼女の合成音声がリピート再生される。だいすきよ、だいすきよ、だいすきよ。
 「や、やめ……」
 『光子郎くん、だいすきよ』
 「やめて…くださいよ」
 『光子郎くん、だいすきよ』
 「やめてって言ってるでしょう!」
 『光子郎くん、だいすきよ』
 「モチモン!いい加減にしないと怒りますよ!」
 『光子郎くん、だいすきよ』
85エロモン:2006/05/19(金) 20:33:19 ID:Q7i0vBeq
10
 「やめてくださいよ!!」
 ブツン。怒鳴り声に反応するようにモニターの電源が切れる。はっと気付いてマシンの電源ランプに目をやると、いつもの緑色は静まり返っていた。……付いてない。当たり前だ、付けた覚えがないんだから。
 慌てて電源を入れてパソコンを立ち上げ、インターネットに接続してサーチエンジンを呼び出し、初めて指が止まった。一体何処を探せばいいんだろう。僕はネットワークという「デジタルワールド」にいるはずなのに、あの見慣れた美しい風景も懐かしい顔ぶれも見当たらない。
 「……当たり前か……」
 僕はもう選ばれし子供じゃない。現実世界の何処にでもいるパソコン少年でしかない。
 脊椎反応のように画面を見ながらメールチェックをして、丈さんのメールを一通見つけた。
 『光子郎へ 今日の様子がちょっとおかしかったけど、どうかしたか?何かあったら遠慮せずに相談しろよ。
 それから、この前頼まれてた私立中学の資料を添付しておきます。あまり手広くは探せなかったけど、うちの学内は一応全部揃ってるはずなので何か不備があったらまたメールしてください。丈』
 僕はそれに丁寧に返事を返して送信した。心配いらない、ありがとう、と。
 そしてメールの送信が終了してダイアログが事務的に閉じた後、僕は笑ってしまった。
 なんだ
 バカみたい
 僕は一人じゃないのに
 ひねた真似して
 構って欲しかったんじゃないか
 モチモンに図星突かれて、丈さんに心配させて、なにやってんだか僕は。
 キーボードに突っ伏して僕は溜息をついた。スピーカーからはピピピピピと鋭い警告音が流れていたけれど、不思議と煩わしさではなく心地よさを覚えている。
 誰かにいい訳を踏み潰して欲しかったのか。なぁんだ、そーか。叱って欲しかったんだ。
 「あの時はパソコンに夢中になって怒らせて、今度はいい訳に夢中になって周りを見てない……成長ないな、僕は」
 ゆっくり起き上がって、もう一度メーラーを起動させた。
 『太刀川ミミさんへ』
86エロモン:2006/05/19(金) 20:46:01 ID:Q7i0vBeq
11
 「珍しいわね、光子郎くんから会おうだなんて。一昨日様子が変だったからみんな心配してたのよ」
 引越しの合間を縫ってわざわざ小学校まで来てくれたのは、やっぱり僕を心配してくれたのかな。だとしたら……嬉しいんだけど、情けない。
 「その節は心配かけました。丈さんにも心配されちゃって」
 大きくウエーブの掛かった彼女の長い髪が揺れる。おとといと同じ香りがしたことが何故か嬉しい。
 「なんかぽかーんとした顔してたし、目ェ空飛んでたわよー。あたしがアメリカに行っちゃうのがそーんなに寂しいの?大丈夫よぉ、心配しなくたって、選ばれし子供たちはいつでも一心同体なんだから」
 ぽん、と僕の肩に手を置いてまるでお姉さんのような口調で僕を慰めているらしかった。
 「大丈夫、わかってます。これから寂しい時はちゃんと言うようにします。
 だから悲しい時はミミさんも僕を頼っていいんですよ」
 校門の前の電灯がジジジジ、と小さなスパークを繰り返している。風は無くて蒸し暑い、コンクリートが昼間の喧騒を焼き付けたまま夕暮れを反射する校舎に続いていた。
 「…………ええ、もちろんそうするわ」
 肩から手が離れる瞬間、細い指に力が入った事を見逃したりは出来なかった。
 それでも彼女の表情は変わらずにいつものように微笑んでいる。その表情が僕にはなんだか泣いているようにも見えた。前に一度、こんなミミさんを見たような気がする。それがいつだったかは思い出せなかったけれど。
 「ミミさんはパルモンにあれから会った事はありますか?」
 「ないわ」
 素っ気無く、でも無関心ではない彼女の声がする。いつもの子供っぽい彼女ではない、ミミさんの声が。
 「実は一昨日、あれから家に帰った後に会ったんです。不思議なんですよ、パソコンの電源は付いてなかったのにモニターにはモチモンが映ったんです。
 それで……叱られました。しっかりしろって。もうじき中学生でっしゃろって」
 「……そう」
 残念そうに、でも羨ましそうな彼女の声がする。いつもの純真な彼女ではない、ミミさんの声が。
 「でも……すぐに消えちゃいました。さよならも言えずに、ふっと、言いたい事だけ言って」
 僕は少しだけ彼女を見上げて話す。あの頃見上げたよりは少し、彼女に近付いている。
87エロモン:2006/05/19(金) 20:49:21 ID:Q7i0vBeq
12
 「笑っちゃいますよね、もう最高学年になってずいぶん経つのに……ぼくはまだ進化してない。それどころか、テントモンをまた退化させちゃってるんです。苦情が来ましたよ、うそつきは地獄行きでっせって」
 移ろいゆく通いなれた校舎の表情が僕たちの知らない夜のものになる。長い長い夕暮れが終り、研ぎ澄まされたように鋭く伸びた影の輪郭が徐々にぼやけて消えてゆく。
 「地獄に行くのはごめんです」
 笑ってそう言った次の瞬間、不意に髪がなびく様に降って来た。何処のメーカーのシャンプーだろう、くすぐる様な甘い花の香り。頭の接続が掛け違い、思考が混乱する。
 「あ…の…」
 「あたしは地獄なんか信じない。あるのは天国だけよ」
 肩に彼女の頭の重さが乗っている。首筋に絡まる長く細い髪から立ち上るむせ返りそうな花の匂い。周りには人っ子一人通らない。波の音だけが遠く近くに聞こえて、まるで夢見ごこち。
 「あたしに懺悔するつもりで呼び出したの?残念ね、あたしは神父さまでも牧師様でもないわ。だから懺悔なんて聞いてあげない」
 背中に伸びる手がミミさんの身体を抱きしめたいと、何度も悲鳴を上げた。見上げる首に巻きついている彼女の吐息と体温が正常な思考能力を蕩かしているみたいだと、他人事のように思った。
 「ざ、懺悔というのは、罪を告白、するものですよ……僕が言いたいのは」
 僕がしたいのは……なんだろう。好きだと言いたい。でもそれだけじゃないはずなんだ。あなたの力になりたい、ミミさんの心の中にいたい。そういうことを伝えたいのに、言葉が見つからない。
 「光子郎くんが言いたいのは……?」
 「……僕を」
 「光子郎くんを?」
 どうして欲しいんだろう?僕を好きだと言って欲しい?キスをして微笑んで欲しい?手を繋いで家まで送らせて欲しい?どれもそうだと言えるようで、どれも何かが違うような気がする。
 気が焦って唇が乾く。喉がからからで舌が口の中のあちこちに引っ付いて取れない。頬の裏っかわにザラザラと刺々しい感触が生まれていた。それでも搾り出すように、かすれた低い声がやっとのことで出る。
 短くてあっけない一言。
 「忘れないで」
88名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:41:32 ID:EMBSqSrq
よし、ミミちゃんが出てきたぞ
89名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:36:19 ID:OdB4/wHv
ここから、物語は加速するんですね。
90名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:44:09 ID:nfgEIheM
光ミミいいよね。大好き。
91名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:51:28 ID:eBtWldNR
光ミミ・・・




性欲を持て余す。
92名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 21:22:38 ID:0zfPErO0
93エロモン:2006/05/22(月) 21:56:43 ID:Fn+TyrU0
なんか燃えるネタないか。詰まっちゃった。テケスター
94名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 22:18:40 ID:3OBgoABP
六月一日からアニマックスで無印再放送
95名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:31:11 ID:7tYtJciO
>>93
つ【無印10話、ドラマCD2、ディア逆、ガールズCD(とまどい)】
他にもあるだろうが代表的なものはこれだな
96名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:55:11 ID:kv8P6hY5
(とまどい)の歌詞でも貼るか?
でもエロモンが小学生の段階でエッチやるなら邪魔になりそうな…
97エロモン@アニマックス契約済:2006/05/23(火) 08:49:54 ID:dIkx3vTt
無印10話、ドラマCD2、ディア逆は当然のようにバッチリ頭の中に入ってる。
あと小説のミミだけ笑わなかったとことかホエーモンの押し倒しシーンとか

小学生がえっちしていいのか。いいや許さん。中学生まで待て。
というわけでガールズCDとやらの詳細をkwsk尋ねたい。
中学生編?もちろん書くよ!(迷惑
98名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:54:22 ID:kv8P6hY5
歌:太刀川ミミ(前田愛)

手のひらで解ける雪 そっと包み込んだ
はかない輝きを いつまでも閉じ込めたくて
白い息消えるまで ずっと見つめていた
見上げて気づいたよ 越えたんだ 私の背丈

いつも一緒にいたから…

静かに降り積もる粉雪のように
あなたのその笑顔に優しく 包まれていた
何故だかわからない愛しい気持ちが
胸を打つ切なさに私は気づいてしまった

とまどいに揺れる胸 そっと押さえつけた
知らずに過ごしてた 今までを振り返るように
近すぎて見えなくて ずっとごまかしてた
ホントはわかってる 好きなんだ あなたのコトを

いつも一緒にいたのに…

静かに吹き抜ける木枯らしに吹かれ
あなたのその笑顔に思わずうつむいていた
不思議でもどかしい溢れる気持ちに
ものすごく弱すぎる私に気づいてしまった

いつも一緒にいたくて…

静かに舞い降りる花びらのように
元気に私らしく笑うよいつものように
神様、少しだけ勇気を下さい
初めてのこの気持ちあなたに伝えたい だから…
99名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 22:14:34 ID:VWzfsfC0
>>97
>小学生がえっちしていいのか。
いいに決まってるじゃん!ていうか書きまくっちゃってますが
100名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:06:23 ID:dIkx3vTt
華麗に100ゲット
101エロモン:2006/05/24(水) 00:08:07 ID:dIkx3vTt
13
 ぼくをわすれないで
 それからずっと沈黙していたのは、頭を通らずに口から出た言葉の答えを待っていたんじゃない。ただ伝えられただけである種の満足を感じていたし、それについてのリアクションは究極的には必要でなかったのだと思う。
 僕は一人で寂しかった。みんな一人だと寂しいんだ。
 こんなにたくさんの人間がひしめいている世界で自分を一人ぼっちに出来るのは自分しかいない。自分を一人だと思うことが自分を寂しくするんだ。でも自分は一人じゃないと思うことは一人じゃ出来ないから……
 するすると昇ってきた彼女の手が腕と胸を通過したかと思ったのが僕の最後のまともな記憶。
 頬が温かい手で固定されて、口に見知らぬ味が広がった。レモンミントだろうか、シトラスミントだろうか。どっちにしても僕は普段口にしない味だから判断がつかない。
 「ファーストキスはレモンの味、って本当になっちゃった」
 呟くように彼女がもう一度僕に唇を重ねた。
 薄く開いていた唇からぬるくて薄いレモンの味が進入してきて、やっと僕の心臓が早鐘を打つ。全身が石化したように指一本も自分の意思では動かせなかった。長い長い時間だった気もするし、ほんとたった一瞬だったような気もする。
 頭の中には何故だとか、どうしてだとか、何が起こったんだだとか、ぐるぐるものすごいスピードで言葉が回っていた。目をかっと見開いて硬直しているのに何も目に入らない。息も出来ない。
 伏せられていた睫毛がゆぅっくりと持ち上がるのと同じような緩慢な速度で、顔を押さえていた手の力が抜かれ、首筋に絡み付いてた長い髪がするすると流れるように落下してゆく。
 僕は咄嗟に、本当にあとから考えればどうしてそんな事が出来たのか不思議だけれど、その時は体の動くままに彼女の温かな手を、頬から完全に離れてしまう前に握った。
 パソコンをしている人間というのは大抵末端冷え性になってしまうもので、僕もその例に漏れず手先が冷たい。だからだろうか、ミミさんの手がとても熱く感じるのは。触れた途端燃えるようにビリビリ手が痺れる。
 ぐっと爪先に力を込めて少し背伸びをした。
 目を閉じて、少しでも長くこうしていたかった。
 こうしていたかったんだ。
102エロモン:2006/05/24(水) 00:11:30 ID:LhkmDt2m
14
 最初に思ったのは何だっただろう。
 ああ、くちびるが離れてしまう。
 ああ、繋いだ手が解かれてしまう。
 彼女の体温が失われていってしまう。
 切なそうに濡れた瞳に映る僕の顔こそ名残惜しそうで、頭の隅で滑稽だと誰かが笑った。
 口の中がとろりとしている。食べた覚えのないレモンシトラスキャンディの味でいっぱいになって、なんとも形容しがたい不思議な感触だった。体温が急上昇するのにぼんやり考えが纏まらない。
 「…くち、ちょっとカサついてる。リップ貸してあげるから塗りなよ」
 言われてゆっくり自分の唇に触れた。人差し指でなぞってみても、乾いている所なんてどこにもない。それどころか彼女の唇に塗られていたリップと、溶けた飴のぬめりで光っているに違いなかった。
 「いらない。ミミさんのが……ついたから」
 ぬるつく自分の人差し指を親指と擦り合わせながら、夢見ごこちのままで今まさに僕の口をふさいでいた彼女の唇を見上げている。電灯の弱々しい光に照らされて鈍く輝くアーモンドの形をした唇。僕はそれから目を離せない。
 それに気付いて顔を逸らした彼女の背中は、電灯の光を浴び損ねている所に深い陰影が出来ていた。
 「――――――ど…どうして……」
 ようやく強制終了させられた思考回路が復帰して、最初に出たのはそんな間の抜けた疑問で、それに対して与えられた回答も同じように茫漠としていてとても納得できる代物ではない。
 「……なんとなく」
 なんとなく二回もしたんですか、そう訊ねる権利は僕にあったはずだ。しかし押し黙る僕に与えられたのは質問権ではなく回答権だった。
 「……じゃあ光子郎くんがしたのはどうして?」
 「ど、どうしてって……」
 自分の投げ掛けた問いを投げ返されて言いよどむ僕の方を振り向かずに彼女が背伸びをする。
 「きもちよかったからでしょ?」
 サラサラ音がするように彼女の髪が揺れた。弱々しい電灯のスパークの音や、小さな波の音がようやく耳に戻ってきたというのに。……僕の耳はまた音を失った。
103 ◆boczq1J3PY :2006/05/24(水) 00:49:10 ID:oqx355LR
 
104名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 19:08:53 ID:/A8r9rHH
>>98
「見上げて気づいたよ 越えたんだ 私の背丈」の部分が光ミミか。
105名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:57:01 ID:8Y4+mf7Z
イイヨ-イイヨ-
106名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 20:12:19 ID:9w6tInLw
よし、エロなしの前フリ完了。一気に行く。
107エロモン:2006/05/25(木) 20:13:22 ID:9w6tInLw
15
 違います。
 さあ言え泉光子郎、なにをぼやっとしてるんだ。早く答えないとミミさんが勘違いしてしまう。ただでさえ彼女は感情的で早とちりなんだから。頭の中でいつもの僕がそう急かすのに、彼女の感触の残る唇は動かなかった。
 思えば僕は言いたい事や訊きたい事を知らないフリするのが得意だった。我慢をしたり無関心を装うのは上手だと思っていた。でもそれは本当に上達したものなのかな?単に無表情で、何も無かっただけじゃないのか?
 だから今何も言えないんじゃないのか?それともただ本当に気持ちよくて、ただそれだけで……
 背中がざわざわする。嫌悪感と失意で胃の中がゆっくり逆巻いてるみたいだ。
 「――――――やだった?」
 「そんな……ことないけど……」
 ならよかったわ。ぴんと背筋が伸びたような明るい声がして彼女の背中がすっとその場から離れた。
 「……ファーストキスの人っていつまでも忘れないって言うじゃない。だから、光子郎くんを忘れないように」
 ゆらゆら、ゆっくり揺れながら彼女の背が遠ざかる。
 ミミさんはこの街から居なくなる。この小学校から居なくなる。この日本から居なくなる。僕の目の前から居なくなる。きっかり二週間と4日後、彼女の姿は忽然と消えてしまう。
 『光子郎くんを忘れないように』
 ……ああそうか、ミミさんにとって既に僕は過去の思い出なんだ。もう毎時更新されてゆく生きた僕は彼女の中には居ない。
 それがひどく悲しくて、あっけらかんと現在を捨ててしまう彼女に腹立たしさを覚える。今ここで僕が生きている瞬間も彼女にとっては、離れ去ってゆく失う事を定められた記憶の一つでしかないのだと、染み渡る実感が頭の中で言葉になっていく。
 今まで感じていた焦燥感の出所がようやく把握できた。彼女は更新される現在だけでなく、思い出して慈しむ過去を手に入れたのだ。
 それを人は成長だとか変化だとかいう呼びやすい名を付けるだろう。歩み進んでゆくこととして歓迎するに違いない。
 だからって――――――勝手に今目の前に居る僕を思い出の箱にしまい込むなんて!
108エロモン:2006/05/25(木) 20:14:06 ID:9w6tInLw
16
 「僕だって忘れませんよ!」
 暴力衝動に似たどす黒い感情がざわめく身体中を、必死で押し留めて叫んでいた。遠ざかる背中に。
 頭で考えるより早く手が、足が動く。
 まるで僕が僕ではない。
 「忘れないように!?冗談じゃない、そう簡単に思い出にされちゃたまりませんよ、幾らなんでも卑怯じゃないですか!」
 そうだ、僕だってあんなことするなんてはじめてだったのに。むらむらと不条理に対する怒りが込み上げてくる。驚いて足を止めたミミさんが振り返るより先に手首を掴んだ。細くて温かい女の子の手首を。
 「何故ここにあなたを呼んだか解ってないでしょう?一体何処へ行く気ですか、まだ僕の用事は終ってません」
 「や…ちょっと、痛い!」
 「こっちを向いてください!僕はここに居るんだ、思い出なんかにするな!」
 「やぁだ……離してよ……」
 「逃げないで僕の方を見て!悲しくて泣きたいくせに我慢なんてミミさんらしくないです!」
 素直で良くも悪くも本音を隠さないあなたが無理矢理笑ったってそんなの変な顔です。ちっともきれいでも可愛くもない!僕は声を上げ続ける。紋章を光らせる力を忘れようと努力するなんて馬鹿げた事をする人に。
 「こ、光子郎くん……こわい……!」
 震える声にはっとしたけれど、恐怖を堪え、ともすれば飲み込みそうになる言葉を必死で唇の外側へ押し出すのは、たいそう骨が折れた。
 「僕だって怖い!だけど、今言わなきゃミミさんは居なくなっちゃうじゃないか!
 みんなの前で無理して笑って、平気よって陽気に振舞って、嘘ばっかり!最後かもしれないのに、隠し事したまま逃げるんですか!ミミさんが泣かないから僕が泣くしかないなんてそんなの……ずるい…じゃないか…」
 ああ、めちゃくちゃだ。主語も述語もボロボロだし、論点もずれて発音も悪い。こんなの会話でもなんでもない。ただの独り言だ、ただの愚痴だ、ただのわがままだ。
 狂ったように吹き荒れる頭の中の嵐の余波があふれるように、目頭が熱くなった。とっさに俯いた地面が大きくゆがむ。掴んでいる彼女の細い腕が微動だにしないことが不思議で、嬉しい。
 こんなに自分のコントロールが利かない人間から逃げないで居てくれるなんて。
109エロモン:2006/05/25(木) 20:15:40 ID:9w6tInLw
17
 チケットをもらったのは偶然だったけど、チケットを持っていたのは偶然ではない。
 お台場はデートスポットというか観光地の側面もある場所だけれど、居住している人間としてはそんなことを普段考えたりしない。だからパレットタウンの観覧車だって僕たちにとってはその辺にあるビルとなんら代わりがなかった。
 「そういえば乗ったことなかったわ」
 細い指が差す先にあった金銀にぎらぎら輝く大げさなわっかに、僕たちは乗ることにした。平日とはいえ夏休みの真っ最中。しかも夜景が冴えるこの時間帯の人ごみの凄さは想像を絶したけれど、僕たちは右手と左手をつないだまま、黙って列に並んだ。
 何を言っても無駄なような気がしたし、何を言っても虚しいような気がした。なのに……いや、だからこそつないだ手を離すのが恐ろしかったのかもしれない。それは多分彼女も同じだったのだと思う。
 20分だろうか、30分だろうか。もしかしたらもっとかもしれない。長い長い、沈黙。じっとり汗をかいて気持ち悪い手。いくら僕の手が彼女より多少冷たいとはいえ、放して拭いたいだろうに。
 ゴンドラがゆっくりと空を目指して地上を離れていく。ぼく達は手を繋いでそれを見ていた。
 「…お台場中学の制服、みんなと一緒に着たかったな…」
 賑やかな空をぼんやり見上げながら独り言のようにミミさんが言う。
 「同じ学校に行っても行かなくても、みんな一緒ですよ。丈さんは違う制服だけど同じ中学生だし」
 「……あっちの学校にはね、制服なんてないの。それに丈センパイはお台場にいるじゃない、全然違うわよ」
 それに反論しようと口を開きかけたタイミングで、係員にゴンドラに乗り込むよう促された。仕方なく口をつぐんでそれに従う。
 ゴンドラの中はクーラーが寒いほど効いていて、手すりもベンチもキンと冷えていた。前の乗客はまさか16分間、ずっと立っていたのだろうか?
 夜景はこれ見よがしに派手な瞬きを繰り返している。ぼくはなんだかそれが余所余所しく思えた。見慣れたレインボーブリッジも開発途中の空き地の闇も、よく知っているはずなのに。
 「どうして観覧車に乗ろうと思ったんですか?」
 訊ねる前に答えを知っているのはバレバレだろうな、と思った。それでも僕は訊ねなければいけない。指摘しなければいけない。暴かなければいけない。自分と、彼女を。
 「愛すべきわが街を、あたしたちが守ったこの世界を、忘れないように」
110エロモン:2006/05/25(木) 20:16:44 ID:9w6tInLw
18
 忘れないように、忘れないように。一生懸命思い出を作っている。なんだかそれはひどく滑稽で不毛に思えた。
 「記憶は手で水を掬うようなもので、留めておく事は不可能です。ほんの一掬い掌に残ったとしても体温でいつか蒸発して消えてしまいますからね。」
 その言葉に握られていた手が緩み、ぼくがその手を離す。
 「いつかこうやって、繋いでた手も離れます。それは仕方の無いことなんですよ。だって、ずっと一緒にいることは物理的に不可能じゃないですか。僕たちはそれぞれ違う人間なんですから」
 薄暗いゴンドラの中に浮かぶ彼女の顔にヒドイ、と書いてある。
 「分かってるわよっ!……だからこうやって別れを惜しんでるんじゃないの!感傷に浸ったっていいでしょ、もうあたしアメリカ行っちゃうんだから!」
 少しヒステリー気味に僕を睨みつける彼女の目が少し潤んでいる。やっぱり無理してるんじゃないか。
 「僕はここに居ます。ミミさんは一人ぼっちじゃありません」
 冷たい手すりを握る彼女の手に自分の手を重ねた。汗にまみれて気持ち悪い、そのままの手を。
 「ほら、こうやって手に触る事も手を繋いでたらできないでしょう。
 僕はミミさんに触れたいです。手を離すのが寂しいのはみんな同じですよ、ミミさんだけが一人になるんじゃありません。僕たちはみんな一人だけど、一人ぼっちじゃない」
 ぎゅっと手を握り返されて、指が絡んだ。汗ばんだ掌に熱い掌が押しつけられる。
 「わかってる……でも、納得しなくないのよぅ……諦めるなんて出来ないのよぉ!」
 「しなくていいです。物分かりのいいミミさんなんて演じなくていいです。いつもみたいに泣いてください。大声で行きたくないってわがまま言ってください。そしたら……そしたら、僕も、きみと一緒なら、わがまま言えるから」
 僕らはふたりで抱き合って泣いた。
 声を上げて泣いた。
 さみしいよう、さみしいよう、離れたくないよう。
 わがままを爆発させて、今まで溜めていた涙を全部流しきるような勢いで。
 冷たいゴンドラの空気の中で、抱きしめていた相手の体温だけが生きている実感を思い出させてくれた。
 僕はここにいる。彼女はここにいる。
111エロモン:2006/05/25(木) 20:17:32 ID:9w6tInLw
19
 「ブレザー姿の光子郎くん見たかったなー」
 「そんなにいいものじゃないと思いますけど」
 街灯だけが寒々とコンクリートブロックを照らしている。夜空は明るくて相変わらず星が見えなかったけれど、ビルに輝く明かりが散りばめられた星のようだった。僕たちは星の隙間を縫うように、家に帰る。
 「あたしアメリカに行ったら絶対パソコン買ってもらうんだー。そしたら写真とか送ってよね」
 「はい。アドレス、渡します。明日にでも」
 僕たちはしっかり繋いでいる手をぶんぶん振り回しながら最後の会話を愉しむ。
 「メールも書くけど、葉書とか手紙も書いてよね」
 「いいですよ。写真も、送ります」
 どんどん別れの三叉路に近付いて、僕たちの歩調が緩慢になっている。
 「デジヴァイスもちゃんと持っていくからね」
 「むこうに行ってなくさないで下さいね」
 あと少しで着いてしまう。あの先にある階段を登っていく彼女、右に通路を抜けて行く僕。
 「……あたしね、いまだから言うけど光子郎くんのこと、最初ちょっと苦手だった」
 「奇遇ですね、僕もです」
 「でも今はそんなことない。大好きだからね」
 「――――――そういうのは、僕に言わせてくれないですか」
 「ううん、ダメ。それは今度あたしが帰って来たときまで取ってて」
 ユリの花が咲き零れるみたいないつもとは違う優しい笑顔で僕の頬に口付けをした。少し屈んで、ほんのかすれる様な。僕はその時初めて、彼女のシャンプーの香りの正体を知った。
 「もう、行かなきゃ。みんな心配しちゃう」
 背筋をピンと伸ばして勇ましく胸を張る彼女に、僕は言葉を掛ける。湿っぽくも名残惜しむでも、当然恨みがましくもない最後の言葉を。
 「今まで起きた事が、これからの僕を作るんです。だからミミさんが僕のブレザーみたいなもんですよ」
 彼女はくるりと大仰に回転しながら振り向いて笑い、階段を軽やかに駆け上がっていった。
 「……ばいばい。またね!」
112エロモン:2006/05/25(木) 20:25:25 ID:9w6tInLw
無印ほのぼの小学生編おわり。
次回は02本番中学生編。思う存分ジョグレスしちゃうよ?
さあ思う存分えっちいアイディアを寄越すんだ。
113名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 21:04:23 ID:GYVEqoA4
道具は使わない方向でお願いしますッ!
114名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:32:57 ID:hIYPKRpe
光子郎・・・ミミたんをしっかりイジメてやってくれ・・・。
115名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:51:55 ID:m/Je6SkK
GJ!恥ずかしがる二人をお願いします
116名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:13:49 ID:8Y4+mf7Z
表現がきれいな書き手さんだとオモタ。GJ!

02映画のEDで光子郎の頭に本のっけてるのいいよね。
117名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:39:55 ID:5q7vi1zO
SUGEEEEEE!!!!!
19も書いてるのに1に書いてあるタイトルが「ワタシハアナタノガクセイフク」
1の時点ですべてを考えていたなんて・・・俺にはできねえ orz
118名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:45:34 ID:ZqZEvAyV
良いです!エロモンさんGJ!
続きは初々しい純愛モノのエッチぃのを希望しておきます。
119名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 12:06:38 ID:zRAqWleb
>>117に賛同!

マジで感動した。エロモンさんGJ!!
次を楽しみにしてます!!
120名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 20:10:16 ID:qQcP6qke
ジェンルキを書き直したいと思い続けて数十年。
だめだな…。
121名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:24:52 ID:5q7vi1zO
>>120
西暦何年からやってきたんですか?
122名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:56:48 ID:JWnbeP9M
>>120
そ、それは俺の大好物ジャマイカ!
エロモンの光ミミ完結後、投下よろ。
123エロモン:2006/05/26(金) 23:50:41 ID:+Ysvpfx0
・道具は使わない方向で
・光子郎がミミたんをしっかりイジメ
・恥ずかしがる二人を
・光子郎の頭に本のっけてる
・初々しい純愛モノのエッチぃの

全部練りこむなんてどんな完璧超人だよ俺。書けるか!
チキショー見てやがれこのエロ野郎ども。
アイディアとリクエストは常時受付中。入るかどうかは別にして。
124名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:29:17 ID:/6EEarLy
>>123
ちょw
>光子郎の頭に本のっけてる
はたぶん良い光ミミのシーンの例だと思う
どんなシチュエーションのエロだ w
125120:2006/05/27(土) 16:43:33 ID:klch7GkE
02放送の前半だった。いつごろだったろう??
どちらにしろ、デジモン関係はもうお腹いっぱいに書いたよ。
下手な思い出がページにいっぱいwwww (鬱)
126名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 16:49:49 ID:SDMC/Mi2
>>125
文句は言わない。ぜひ見せてくれ。
127名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:03:04 ID:7iJDu684
>>120
ジェンルキ激しく期待(*´Д`)ハァハァ
128120:2006/05/28(日) 13:57:29 ID:RfvKAxbQ
ttp://hp-s.net/novel/

ここにあるけど、もう読んでるんじゃ無かろうか、
デジモンスレ2だったし、たしか…あれ? 時期が合わないか…
まぁ、見るのはご自由にどうぞ。
129名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 16:25:11 ID:jgcFTnaM
>>128
ゴメン。










5、6回抜いた。
130名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 21:12:27 ID:Rta9alvc
古巣さんが多い印象だな。
>120氏
前々からお邪魔していた。多忙そうで心配していた。

新規さんカモン!
131名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 22:13:12 ID:Ywuzl558
健良留姫イイヨー
132120@イロイロスマン:2006/05/28(日) 22:23:35 ID:RfvKAxbQ
なんかモエーで新鮮なネタがあれば書きたい…
まぁ、同じようなクオリティーだが(鬱)

なんか、、、マンネリっす







藍蘭島書きたい!<スレ違うよ
133名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 00:53:36 ID:JtoGgYSH
134名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 20:10:23 ID:7JTQpBCn
〉132 タカルキ希望
135名無しさん@ピンキー :2006/05/31(水) 01:54:58 ID:xv1FCCBx
おれもタカルキ読んでみたい
136名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 02:12:46 ID:S9JzPheo
よし、この流れでタカジュリを推そう
137名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 02:17:49 ID:+niJoBRS
(〃▽〃)タカジュリ<キモイゾシネ

タカルキは対決カップリングだからなぁ、未だに見るのも書くのも苦手。
あ、否定しているわけではないですよ。書いたり読んだりはどんどん!!

ジュリたんは大人びたところと子どものところが曖昧で曖昧で、、長いと別人にww
かけねぇよ…

まぁ、なにか書きたいとは思ってるんですが…。(期待するべからず…)
難しい。


だれか神がこうりんしておくれ
、、
138名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 09:42:32 ID:L7eqOXg2
>>137
君が神になるのだ。
139サディ:2006/06/01(木) 16:29:09 ID:2KuuS8zt
ほーら、SSを落としてほしいんだろ?落としてほしいんだろ?

いやらしいねぇ!このドスケベが!

何が見たいんだい?ほら、言いなさいよー
ほーぅ、その組み合わせがみたいのかい?つくづくドスケベだねぇ、アンタ


有無を言わさずトーマ&ガオモンのSSを落としてやろうか!!







(多分、てか絶対落としませんので安心してね^^;)
140エロモン02:2006/06/01(木) 20:54:18 ID:YD9NRvsr

 『きゃははは見て見てこーしろーくん!これ笑っちゃう」』
 『うわっ……人のパソコンだと思って何見てんですか』
 その日はゴールデンウィークだった。彼はいつも通りに部屋でパソコンを弄ってプログラムを組んだり増設を検討したりマシンの調整をしたりしていたのだが、ふと部品を新調しようと愛機を伴って秋葉原へ出ようとした。
 駅の方向へてくてくと歩いている時、前方からなんだか見慣れぬ奇妙なものが歩いてきたのを、彼はただぼんやり見ていた。
 …なんだあのピンクのチカチカするやつ…
 太陽の光に小さな何かがキラキラ光っていたので彼はよく目を凝らしてみたが、人間というのは自分の先入観に抗うには意志の力が必要な生き物だった為、やっぱり彼にはそれがなんだかよくわからなかった。
 もうちょっと近付いたら何か解るかもしれない。なに、秋葉原なんてそう急ぎの用事じゃない。彼は疑問に思ったことは何でも知りたがる癖があったので、少し駅の方角と外れた方へ向かうそのピンク色のヘンなものを追いかける事にした。
 ピンク色のヘンなものは移動速度が遅かったので少しづつ追いついて、彼はそれが人間の女の子だというのが解った。後姿から見ると丁度自分と年のころは同じくらいだろうのに、髪の色はとんでもない。
 きっと性質の悪い人間に違いない。こういう自己顕示欲が間違った方向に旺盛なタイプを彼は苦手だったし、あまり親しくした事もなかったのでそう結論付けて足を止め、彼は元来た道を戻ろうとした。
 その時、なんと表現したものか……そう、虫の知らせとでもいうような違和感を覚えて何故かポケットを探った拍子にてんとう虫のキーホルダーが付いた家の鍵を落としてしまった。
 家の鍵は金属独特の高い音を立てて地面を跳ね、彼の足元に落ちた。彼が拾い上げようと億劫そうにしゃがんだ瞬間、ビリビリと電撃に似た衝撃を覚える。
 「あああーー!」
 びくっと身体を震わして見上げたその先に、さっきのピンク色のヘンなものがばたばたとこちらへ走ってくるのが目に入ってきたと思ったら。
 「なにしてんのこんな所でーっ!やーだ、久しぶりぃー!」
 ピンク色のヘンなものは大声を上げて彼に駆け寄り、バシバシと彼の背負っているノートパソコンごと背中を叩いて笑った。
 「……ぱ、パソコンが壊れます!やめてください!」
141エロモン02:2006/06/01(木) 20:55:23 ID:YD9NRvsr

 『だって東京のホテル、で検索したらこんなんばっかり出て来るんだもん』
 『ラブホテルばっかり……一体何を探してるんですか』
 確かにメールのやり取りをしていたはずだし、つい一昨日もメールが来ていてそれに返事をしたばかり。そのメールの内容にしたって学校がどうだとか友達がこうだとか、ありふれた話題が書かれていただけ。
 なのにどうだろう。目の前には居るはずのないあて先の人が存在していた。
 「な、な……なんで日本に」
 「親戚の結婚式でママとパパの代理出席にかこつけて里帰りするーって……言わなかったっけ?」
 「い、言ってません!一言も聞いてませんよ!なんですかそれ!」
 あまりの事に彼は立ち上がることすら忘れ彼女を見上げたまま声を上げて、ようやく彼は見た事もないピンク色のヘンなものがミミ、という名前の元クラスメイトだということを知った。
 「でもほら昨日の朝に出したメールまだこっちに届いてなだけかもよ。誤送されたとか」
 「そんなわけ無いじゃないですか!」
 「えー。わかんないよ。あるかもしれないじゃん、そゆこと」
 気楽に笑うミミの声を聞きながら、彼は深い溜息をついてゆっくり立ち上がる。少し立ち眩みがしたのはきっと彼女のせいだと彼らしくもなく頭の中でヘンな八つ当たりをした。
 「こーしろーくんは何やってんの……相変わらずパソコン背負っちゃって」
 彼のトレードマークともいえるパイナップルのマークがついたノートパソコンに目をやりながらミミ。
 「秋葉原に部品を買いに行こうかと思いまして。ミミさんこそこんな所でなにやってんですか」
 彼は相変わらず、と笑われて多少眉を顰めたけれど、彼女にとっていつもの事なので然程気にしない。
 「懐かしの我が街でも見て回ろうかと思ってさ。……使ってくれてるんだ、それ」
 拾い上げたキーホルダーについているてんとう虫のプレートマスコットを目ざとく見つけたミミは、はにかむ様な声で嬉しそうに指差した。
 「……ところどころメッキが剥げてますけどね」
 目の前で銀色のてんとう虫をスイングさせる光子郎の顔がまるで誇らしげに見えたので、ミミは思わず吹き出しそうになったけれど光子郎はそんなことなどつゆ知らずにこにこと微笑んでいる。
 「大事に机の中にしまってたら引っ叩いてるところだわ」
 たった525円の空港の土産物屋で買ったマスコットが、光の具合でにやりと笑ったように見えた。
142エロモン02:2006/06/01(木) 20:56:12 ID:YD9NRvsr

 『このホテル。近くになんか面白いとこないかなーと思って』
 『そういうときはホテルの名前、スペース入れて周辺施設、と検索するんですよ』
 ちょうどそろそろ昼食でも、と思っていたミミは目黒の自分の宿泊しているホテルのバイキングランチに光子郎を誘った。光子郎の目的地は秋葉原だというのに、相変わらずのマイペースぶりだ。
 「お金なら気にしないでいーのよ。パパからたっぷり巻き上げてきたから」
 テーブルに着くなりぱくぱく食べるミミとは対照的に、物静かにパンケーキなどを突いている光子郎はなんだかおかしな気分だった。今まで居るはずがないと思っていた人間が突如現れて、自分の前でパンプキンサラダを食べているのだ。
 これ、夢かな。
 夢だったら覚めなきゃいいけど。
 口に入れるパンケーキにつけてるバターの味も曖昧で、頭のどこかが痺れているみたいにちゃんと物が考えられない。だいたいこのホテルだってどうやって来たんだっけか、という事さえ思い出せない。
 「そうだ、食べ終わったらパソコン貸してよ。私の部屋パソコンつなげられるみたいだけどいちいち借りなきゃいけないし、よくわかんないのよね」
 光子郎は夢でもなんでもミミさんがいるならまあいいか、と取り合えず納得して、ええいいですよと返事をした。彼にとって「なんだかよく解らないこと」は簡単に手放したり出来る物ではないはずなのに。
 「ああ、そういえば言い忘れてましたけど」
 「なぁに?」
 「お帰りなさい」
 不意に何でもないような顔をして光子郎がそう言った。本人にとっても本当に何でもないことで、彼がどんなに親しい人にも礼儀を忘れないようにと教育されていていたからに過ぎないのだが、言われたミミは頬を染めてしばらく俯いてしまった。
 そして本当に本当に小さな声で、やっとのこと囁くように精一杯の返事を返す。
 「……うん……た、ただいま」
 その様子を見ていた光子郎も、寝ぼけ眼だった人が急激に覚醒するかのようにそれを意識し、でもようやく意識が冴えてきたばかりでまとまらない頭の中が勝手に言った。
 動悸ってのは、どうも感染するものらしい。
143エロモン02:2006/06/01(木) 20:59:56 ID:YD9NRvsr
ごめんねごめんね相変わらず光ミミでごめんねやっと来たのが俺でごめんね
>>123が全部入らなかったらごめんねまた長くてごめんね02でごめんね

まあこれくらい謝っとけば心優しいデジファンは許してくれるだろう。
144名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 21:30:53 ID:CKREj/bt
もちろん許すとも。
ああ、それと言い忘れてたんだが












「おかえりなさい」
145名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 22:20:27 ID:Y0edC6xi
エロモンおかえりー。

タカルキはテイマ放映終了してから急に支持者が出てきたようなイメージ。
放映中からのファンはタカジュリとジェンルキが多いよね>>137

ところでこれリクエストしたのはここの住人?w
ttp://www.p-nya.x0.com/komado/p-nya/cg/kiriban/195000hit.jpg
146名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 23:27:00 ID:b4YSKdQa
>>145
そこのサイト前からたまに見てたけどちゃんと定期的に更新されているんだよねー。
今やテイマーズのサイトがかなり減っている中でとても頑張っていて尊敬します。
管理人様乙
147名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 00:44:42 ID:EdY9NTLs
タカルキはやっぱ春の映画のせいで放映後のヒートアップが加速したんだとオモ

>145
そこの裏、しばらく更新停滞したと思ったら急に更新されててビクーリした(*´Д`)ハァハァ
やっぱジェンルキ好きだなー。モエスモエス(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
148名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 02:07:01 ID:nD1t8Fr6
タカジュリの裏書いて欲しいお( ^ω^)
放送終了しても犯罪的ジュリの萌えには勝てなかった。
個人差あるのではないかと。
タカジュリ読んでたら実に楽しいから嫌いじゃないが、
なんかルキとジェンの合体率(?)が異様に高すぎて、そっちに行ってしまう…。

タカジュリで新しい新鮮な感じのシチュがあればなぁ、
もう考えつくしという感じです…
150名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 21:06:13 ID:nHFq9pVL
>なんかルキとジェンの合体率(?)が異様に高すぎて
釣りバカ日誌を知ってる俺には149の言ってることが良く分かったぜ
151エロモン02:2006/06/03(土) 13:03:59 ID:vkw5P3JP

 「せっかく帰ってきたのにたった二日しか居られないのよ。だから目一杯遊ぼうと思って」
 「じゃあ早く出かけないといけませんね」
 本当はそんなこと露ほども思っていないくせに、彼と来たら相手に合わせるのが上手な性格でわがままや自分勝手を相手に押し付けるのがひどく苦手だった。
 「こーしろーくんはどこか興味あるとこない?ちょっとくらい付き合ってくれるでしょ」
 「この近くだと寄生虫博物館がありますね。一度見てみたいと思ってるんですよ、世界最大と言われる8.8メートルのサナダムシの標本」
 べしゃっとミミが机の上に突っ伏したのもつかの間、光子郎の襟首を引っつかんで大げさに揺さぶる。
 「女の子と男の子がお出かけするのよ、そういうのを世間じゃデートっていうのよ、デートって!それを言うに事欠いて目的地が寄生虫の博物館!?何考えてんのよっ何をっ!」
 「だ、だって、目黒の寄生虫博物館といえば有名なデートスポットですよ、入館料タダだし」
 「そーゆー問題じゃないでしょうが!だいたいあそこ坂道多くて駅から遠いじゃないのっ!」
 「よ、よく知ってますね」
 「あーもー!私はアメリカくんだりからわざわざ飛行機で一年半ぶりに日本に帰ってきたのっ!わかる!?もっと他にあるでしょう見せるべきものが!」
 「いやぁ、興味があるとこって訊くから……」
 光子郎は後ろ頭を掻きながらパソコンを覗き込もうとぐっと身を乗り出した。視界の端でミミの髪がすっと離れたと思った時、不鮮明に脳裏に見覚えのある情景が浮かぶ。
 それは夜の御台場小学校の校門の前という一風変わった風景だった。それが脳裏に浮かんだ瞬間、何かを忘れていることを思い出す。ただ不思議な事に、何を忘れているのかは解らない。
 僕は忘れている。でも一体何を?それを何故今思い出した?目まぐるしく頭の中でその情景に適合する記憶を検索したけれど、どうしてもどうしても思い出せない。
 「……なんだろう……」
 思わず口に出してそう呟いた光子郎の怪訝な顔を見て、ミミは怒らしたかな、と見当違いな心配をしたけれど、彼女は口には出さなかった。
 見上げる彼の首筋や横顔が見知らぬ人のように見えた。まだあどけない少年の顔だというのに自分に向けられていない真剣な表情はどこか精悍で、ミミはただじっとそれを見つめているのに忙しかったのだ。
152エロモン02:2006/06/03(土) 13:06:06 ID:vkw5P3JP

 ミミは厚底ブーツなんか履いてるから立っている時は気付かなかったが、椅子に座ると光子郎の身体に圧迫感があることにようやく気付いた。それはつまり身体が大きくなっているということだ。
 彼女の知っている彼は、はっきり言って“どチビ”だった。頭一個分は容易に違ったし、手も足もまるで一つ下の学年の子と言ったって通るくらい小さかった。それが今は下手をしたら自分より大きくなっているかもしれない。
 「こっこーしろーくん!」
 「……はい?」
 もう理解不能でないつもりでいる彼でも彼女の発想の突飛さには慣れない。
 「ちょっと立って!ベッド横の壁!そこに立ってみて!」
 「はぁ?」
 自分では色々考えた上の道理的行動だけど解説を全部すっ飛ばして結論に直結する癖があるので唐突な印象を受けるだけ、とは彼女の弁。ただこの訳が出来るまでに光子郎は幾度となく彼女に行動の説明と理由を逐一訊ね回らなければならなかったが。
 「いーから!ほら、立つ!背中ちゃんとべたってくっつけて。かかと上げちゃダメよ」
 取るものも取らずにベッドに登ってミミは光子郎の頭の天辺の真後ろの壁に引っかき傷をつけた。がりがりと後ろ頭で立った音に光子郎は唖然とする。
 「ミミさん靴のままベッドに上がるのは……ってちょっと何してるんです!」
 当然彼女がそんなものに貸す耳をもっているはずもない。大急ぎでブーツを脱ぎ散らかして同じところに立って自分で頭の天辺に手を置いて同じように壁紙をガリガリ爪で引っかき、大急ぎで振り返ってその差を確認する。
 「……こ、こんだけしか違わないなんて……!」
 「あぁ、身長ですか。6年に入ってから結構伸びましね、僕」
 光子郎が線と線の間に人差し指をあてがって、僕の人差し指の長さが今、大体6センチ弱です。第一間接のちょっと過ぎた辺りですからほぼ3センチくらいですかね、と分析をしたのをミミは遠くで聞いているような気持ちだった。
 「まだ背ぇ伸びてるのよ、私」
 「そのうち追い越すかもしれませんよ」
 得意そうとも満足げとも取れる表情の光子郎を、恨めしそうに見上げたミミがわざとらしくベッドにダイブしてうわーんと泣き声を上げた。ミミちゃんがこーしろーくんに唯一勝てる身長が大ピンチー!
 「一応これでも成長期の男なんですから」
153エロモン02:2006/06/03(土) 13:07:35 ID:vkw5P3JP

 ベッドに突っ伏して拗ねてしまったミミの傍らに座り、嬉しそうな困り顔で光子郎はふっとまた先ほどと同じ夜の御台場小学校の校門の前のヴィジョンを見た。今度はもう少し鮮明に、校門が閉まっている所まで思い出す。
 「……なんだろう、何か思い出しそうな……思い出せないような……」
 またぶつぶつと口の中で独りごちながら視線を細くし、光子郎は頭の中で記憶にフルスピード再検索をかけた。じわじわと思い出している。だけれどそれが一体何の意味があって何故急に思い出したのかが解らない。
 「ね、さっきから何の話?」
 くるっとミミが振り向いて彼の顔を覗き込んだ。サラサラと音も立てずにピンク色の髪が流れて、光子郎の鼻孔を香りがくすぐるように甘く漂う。
 「こっ……これだ!」
 やっと見つけた記憶のタグを引き寄せる。大きく胸に懐かしい香りを吸い込んで、ようやく彼は謎の記憶の封印をこじ開ける事に成功したのだ。
 「これだこれだ、そう、これですよ、この匂い。ユリのシャンプー。これの匂いかぁ。なんだ、ミミさんの髪の香りだったんですね。道理で夜の小学校なんか思い出すわけだ」
 あーよかったよかった。何を忘れてんのかと心配してたんですけどなーんだ……と、そこまで言ってしまってから、ようやく彼は自分が引き寄せて抱き潰しているものが記憶のタグという名の、ピンクのヘンなものだというのを思い出した。
 「あの、苦しいんだけど」
 その声にはっと我を取り戻して慌てて離れようと両腕を彼女から無理矢理引き剥がしたのが悪かったのだろう。妙な体勢から更に妙な力の抜き方をした当然の結実として、ベッドの端っこに座っていた彼は重心の拠り所を失い、そのままひっくりこけた。
 鈍い音をさせて床の上に背中から落ちた光子郎を、恐る恐るミミがベッドの上から覗き込んで声をかける。
 「だいじょーぶ?結構ヤな音したよ」
 光子郎は大丈夫です、とは言えなかった。
 何故なら物理的な衝撃と精神的な羞恥のショックで呼吸が出来なかったから。
 代わりに吃音のような間の抜けた声が出た。
 「ぅぐっ……」
 ミミは低く唸る潰れたカエルの様な格好の光子郎を、かわいい、とノンキな感想を持ったりなんかしていた。
154名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:06:17 ID:WuiU2H4D
光ミミ萌え〜
155名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:37:16 ID:3E4/JFwS
これは良い光ミミですね。
156エロモン02:2006/06/04(日) 00:16:19 ID:n/Ay73rp

 「ま、頭打ったんじゃなくて良かったわ」
 「……すいません……」
 自分の悪い癖を自覚したばかりの子供たちに自制を強要するのは酷というものなのかもしれない。そのうち何度も恥をかき、夜一人で押し殺した悲鳴を供にのたうつような後悔してから身に付いても決して遅くはないのだから。
 けれど子供というのは…特に年頃の男の子という生き物は…絶対に恥など掻きたくないし、まして女の子の前で間抜けな事をしてしまうのは死と同等の嫌悪を感じる生き物なのだ。
 何かに気を取られると周りのことが判らなくなるのはミミも同じだった。ようやく落ち着いて、壁紙の引っかき傷がどうかバレませんようにと壁に向かって手を合わせたりしている。
 ベッドで横になり、うーとかあーとか小さく唸りながら光子郎が後悔と羞恥とそれからバツの悪さと戦っているのを見て、身勝手なお祈りを終えたミミが声をかけた。
 「で、シャンプーの匂いがどうしたって?」
 思考回路が一斉に切断され、目の前がホワイトノイズに覆われた光子郎が身動き一つ取らないで居ると、ミミはそれに被せるように矢継ぎ早に同種の質問を浴びせ掛ける。
 「夜の小学校がどうしたって?何か忘れてたって何を忘れてたのかしら?ねえ教えて下さいませんこと泉センパイ」
 うしししし、と意地悪な犬の笑い声を真似ながら彼女は光子郎のわき腹を何度か突いたけれど、うつ伏せになって物言わぬ貝になってしまった彼はぴくりとも反応をしない。
 ……よぉーしイイ度胸だわ、みてなさい絶対に言わせてやるんだから……
 すうっと息を吸い込んで、光子郎の横たわるベッドに体重をかけた。キリキリとか細い悲鳴を上げて軋んだスプリングの音に彼の身体が少し強張ったのをミミは見逃しはしない。
 両腕を光子郎の腕の下に突き立ててそのまま上半身を預け、耳元でかすれるような声で囁く。
 「こーしろーくんの、えっち」
 ビリビリビリ。一片の電撃が彼の身体を貫いたと同時に、その言葉を紡いだ彼女の唇にも同種の閃光のような強烈極まりない衝撃がもたらされた。
 悪寒とも戦慄とも取れる正体不明の背筋を走るショックは衝撃こそ一時のものだが、一瞬で終了するような種類のものではなく、これから先、永い間二人を翻弄し悩ませ続けることになる。
 だが、感情の交通事故に遭った当の本人達はそんな事など知る由もない。
157エロモン02:2006/06/04(日) 00:17:32 ID:n/Ay73rp

 ごめんなさいごめんなさい。
 でも、でも、でも。
 こうしなきゃ息がどうにかなってしまいそうで。
 彼は頭の中で言い訳じみた謝罪を何度も繰り返した。心臓が耳の傍にでもあるのかというほど自分の鼓動がうるさい。呼吸をするのも煩わしい。どこをどうしてそうなったのか、多分彼にも彼女にも解っていないだろう。
 ただベッドの上で半身を捻って持ち上がっている光子郎の腕が、ミミの首を、肩を、片腕を、縛るように抱きしめている。ミミは一体自分に何が起こっているのか、やっぱり分かっていなかった。
 「え、と、あの」
 おずおず声を上げたのは思いのほか光子郎の力が強く、もしかして怒ったのかな、とまた心配になったからであり、抗議のつもりではなかった。というか抗議をするだけの違和感だとか拒否感だとかがまだ頭の中に沸いてこないのだ。
 「ごめん、ちょっと、しばらくこうしてるけどいいですか?」
 普段の彼ならばこうしていてもいいですか?と訊ねるだろうし、それ以前に事前許可をまず取るはずだ。ミミはそれをヘンなの、と思ったけれど声は出さずに少しだけ頷いてそれを許した。
 本当は体勢がちょっと苦しいので一度離して貰った方がありがたかったけれど、光子郎の声が少し硬かったので何も言わないことにしておく。
 目を閉じると遠い記憶にある光子郎の匂いがして、そういえばデジタルワールドで寒い時は湯たんぽ代わりにみんなでくっついて寝たっけ、とミミはあの世界を懐かしく思い出す。
 寂しくなっちゃったのかな。私もよくあるわ、雨の日曜日とかにたまたま電話がかかってきたらものすごく余計に寂しくなっちゃう感じ。などとミミが母のように大らかな気持ちで光子郎を抱きしめ返したのが良くなかった。
 高鳴る胸をやっとのことで抑えていたというのに、求め続けていたレスポンスが今まさに返ってきたのだ。これで勘違いしない中学一年生の男など存在しない。
 容易くミミの身体が回転してベッドの上に押し倒されスプリングが大きく弾んだ。
 だめだ、もうだめだ。
 体中にまとわりつくような薄いユリの芳香が神経伝達を狂わしているかのよう。自分の指の先でやわらかく沈むシーツと毛布が少し冷たいというのに、彼は自分の体温の上昇に気づかない。
 左腕に絡んでいるミミの右手がびくんと震えた。
158エロモン02:2006/06/04(日) 00:18:19 ID:n/Ay73rp

 「……こ、し…ろーくん」
 今何が起こったのかわかっていない、今から何が起こるのかわからない、なんて言わせないぞと彼は視線を鋭くした。その目線を受けて彼女はぐっと言葉を詰まらせる。
 「気の利いた台詞が出てきません」
 「う…うん……」
 「だからもうストレートに聞きます」
 「は、はい」
 「僕はミミさんが好きなんですけど、ミミさんは僕のことどう思ってますか」
 がく、とミミは緊張で漲っていた全身の力が抜けるのがわかった。こ、ここまでしといて普通そこから出発するかー!?
 「あーもう、好きよ好き好き大好きよーッ!」
 「ぞんざいですね」
 「当たり前よ!それがベッドに押し倒しといて一番先に聞くことなの?」
 「一番知りたい重要なことですよ、僕にとって」
 「もうメールでも電話でも何十回も言ってるじゃないよぉ。そんなに信用ないのかしら私」
 「いいえ、ミミさんの口からちゃんと発音されているのを確認するのは初めてです」
 二の句が継げない。表情の真剣さに圧倒されるよりも先に、その台詞から滲み出す呆れるほどの几帳面さに。
 「……すきよ。光子郎くんが好き」
 「こーしろーくん、て呼ばないんですね」
 「まじめな時はね」
 「でも間延びした甘ったるい呼び方も、僕は好きです」
 影が近づいてくるのがわかって、ミミはまぶたを閉じる。瞼の向こう側でもまだ影は動いていて、ああ、今彼と心が通じているんだなと思った。そして同時に彼の心が解らないとも思う。なんとも頼りなく、なんとも心もとない変な気分。
 どきどきしてるのになんだか気持ち悪い。
 そうこう思い煩っている内に唇に光子郎の唇がぎこちなく重ねられた。軽く圧し掛かるような彼の体重を思い出した途端、今までふわふわしてた身体に感覚がよみがえって来る。
 ああそうだ、これは「こわい」っていうんだわ。
159エロモン02:2006/06/05(月) 21:36:53 ID:IEnVxOas
10
 こわい、こわい、光子郎くんがこわい。いつもと同じキスなのに一体何が怖いんだろう。
 無意識のうちに身体がこわばっている彼女を思いやれるほど光子郎に余裕がない。目の前が眩んでしまったみたいに画像がぼんやりと歪んでいる。もしここが密室でなかったなら、もし彼が羞恥心に惑っていなかったら、もし彼女がベッドに近づかなければ……
 何も起こらず、二人で太陽の下でいつも通り手をつないで散歩でもしたに違いない。
 いつもより長い口づけ。震えている彼の手。いつもよりうるさい鼓動。痺れている自分の頭。
 ……震えてる……こーしろーくんも怖いのかなぁ……
 ミミはわからない彼の中に自分の知っている彼を見つけて、ほんの少しだけ安心した。知らない『泉光子郎』でなく自分の知っている『こーしろーくん』がちゃんといるんだ、と。
 「触りたい?」
 前触れもなくそう呟いたミミの意図を光子郎は掴みあぐねた。……ミミさんはいったい何を言っているんだろう?
 しかしその疑問が答えに繋がるよりも早く、彼女の手に添えられるように彼の手が頬に触れてなめらかに滑った。
 「あっ……!」
 指に生まれる肌理細やかな少女の肌の感触は少年の理性を吹っ飛ばすなど容易くやってのけてしまった。明確な意思を持った光子郎の手が滑り落ちる前に首を過ぎ、襟元から服の中へ侵入してゆく。
 冷たい手が胸の輪郭を辿ったところでミミが声を上げた。
 「いたっ!」
 ぎょっと驚いた光子郎が手をものすごい速さで引っ込め、真っ青な顔をしておろおろと訊ねる。
 「だ、大丈夫ですか!ち、力いれてないんですけど」
 光子郎があまりに慌てふためいて取り乱すので、ミミは少し笑ってしまう。
 「服の上からゆっくりしてみて。ゆっくり、ね」
 引っ込められて強張った手を引き出すようにミミは冷たい手を再び引き寄せる。少し深呼吸をしてから胸を覆うように光子郎の手が置かれた。
 すごい、どきどきしてるのが分かる。手のひらから伝わる命のリズムは神秘的で神々しい反面、ひどく彼を落ち着かない気分にした。もっと近くで感じ取りたいという欲望がわいてくるのだ。
160エロモン02:2006/06/05(月) 21:38:41 ID:IEnVxOas
11
 いいのかな、こんなことして。頭の中に響くアラームは頼りなくてひどく引っ込み思案だった。光子郎は警告音の弱々しさに気を配る暇もなく、細心の注意を払って心臓の鼓動に触れる。
 「ドキドキしてますね」
 「……こーしろーくんだって……」
 持ち上がった暖かい手が彼の薄い胸板に添えられて滑った。長い睫毛が色っぽくそれを辿り、彼の唇を確かめるようにゆっくり持ち上げられ、すこし低い声が赤い頬から拡散していく。
 「どきどきしてるじゃない」
 ぎゅっと心臓が痛くなった。まるで心臓をつかまれたように身体中の力が抜ける。あわや寸でのところで倒れこむのを両腕を踏ん張って耐え抜いた。
 「どうしたの?顔真っ赤になってるよ」
 ミミさんがすっごくかわいいから悪いんです。顔とか、声とか、手の動きとか全部、いやらしいのが悪いんです!……などと言える度胸が光子郎にはない。けれど彼は意地悪を言うミミの唇をふさぐだけの度量はあった。
 柔らかい胸に手を添えてへこんでは戻る弾力がとても面白い。指先の力ではなく手の平の力で触ればきっと分散されて痛くはないだろう、と打ち身を擦るかのように手の平を動かした。
 いつの間にか冷たかったはずの彼の手が赤く熱を帯びている。血が活発に通う指は5本全てがバラバラに意思を持ち、それぞれが好きなところへと這い回ってそろりそろりと胸からわき腹、腰から太ももへと降りていった。
 唇の中で断続的に、ぁん、とか、あぅ、とか短い呟きが弾けるのを面白がって熱心に繰り返しているうち、ミミが吐息の中でやっとという風情で彼の耳元に囁きを置く。
 息がくすぐったいわ。
 動悸が一層強くなった気がした。和みかけた衝動が目を覚ますように。
 「ごめん止まらない」
 無心にスカートの裾をたくし上げ、下着に触れた。彼の中の抗いがたい何かがそうせよと命令を下す。今まで意識することすら禁忌とされていたそれに自分が触れているというのに、まだ実感がない。確かめるように彼は何度も肌と下着の境界線を辿った。
 彼女はそれがくすぐったくて恥かしくて、気持ちいいのか気持ちが悪いのかすら判らない。ただ熱をもったいつもと違う光子郎の手を、少し誇らしいと思った。
161エロモン02:2006/06/05(月) 21:41:31 ID:IEnVxOas
12
 「ぅぁ…あっ!」
 押し殺した悲鳴は離れたばかりの唇をまた呼び寄せて息を苦しくした。時おり舌や歯が相手の舌にぶつかって絡む度、言い表しようのない鈍く甘い衝撃が走る。
 「ん、ん、ん……!こ、しろ……」
 瞼がきちんと開かない。視界がぼんやり弛んでいて、風邪を引いているみたいだとミミは夢心地の中を彷徨う。だがその放浪も長くは続かなかった。
 「………ちょ、ちょっ!ちょっとォ!」
 えも言えぬ悪寒が走ってやっと彼女は下着の中に光子郎の指が進入をはじめたということを理解する。だがミミの抗議にも意思持つ光子郎の指は諦める様子など微塵もない。
 「だ、だめよそんなのっ!やだやだーっこーしろーのばか!」
 その手を何とか諌めようともがくミミの足が大きなモーションを始めた瞬間、光子郎の中指がぬめる泥濘に埋没した。
 「ひゃぁっ!」
 ビリビリ電気が走っているみたいだ。身体中が収縮してゆく。光子郎は意図せず触れてしまったというのに驚愕するより早くその感触の分析に走ってしまった。彼女の反応を試したのではなく、いつも通りの勤勉さで。
 「……濡れてますね……すごく」
 指にまとわりつく粘液と粘膜が興味深かったのだろう。何度か指の腹で擦ってみる。
 「ばかーーー!ばかばかばかばか!やだもうばかぁ!」
 触るだけなら事故で済むところを動かすなんてデリカシーのない事をした挙句、光子郎は感想まで述べた。
 「こうなるのって、気持ちいからなんですよね」
 「知らないわよばかっ!」
 ばちん、と頬を張られた。当然だ。だがそれが予想済みだったのか、それとも感じなかったのか、光子郎は自分の頬をはたいた手を握り、僕がミミさんを気持ちよく出来るなんて嬉しい、と目を逸らさずに言った。
 光子郎の言葉に、ミミは気が遠くなりそうなほどの震えを感じた。ああもう、なんて人かしら。
 私もこーしろーくんに気持ちよくされるとうれしい。
 そう言うはずだった。
 だが何故かぽろっと涙が出た。
162名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:50:51 ID:Qy54q59l
エロモンさん連日乙です。

ところで初代スレ609のルキ→タカ→ジュリバレンタインネタ書いた神はまだいるかな?
あれの続きを勝手に考えたんだけど、書いてもいい?
作品にリンク貼ろうと思ったんだけどエロパロまとめサイト落ちてて貼れなんだ。
163名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 20:27:30 ID:zMNl0+ek
164名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 17:01:38 ID:BOOi/Rik
光ミミ最高でつ!
165名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 19:36:52 ID:MRHN8u8A
一気に過疎ったな
上げとこう。
166名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 22:07:43 ID:BqihbZ0M
だれか大ヨシノで書いてくれるネ申はいないか?
167名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 22:21:51 ID:6fNEfWiS
すまん、ロリショタコンのオレにはできないOTZ
168名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 06:05:56 ID:ytvW+tdF
祢音×ヨシノか、大×ヨシノが見てみたい
169名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 14:41:57 ID:RHa11Nrf
170名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 23:07:14 ID:vqX2KJvR
光ミミがんばれー。
171名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 01:09:00 ID:Bf4ioZ7k
光ミミふぁいとー!
172名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 02:35:22 ID:aL31w+2p
光ミミ、イイです!
がんばれ!!!
173名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 23:58:04 ID:Spr3HDbN
大×ヨシノは激しく見てみたい。
どこをどうしてそうなれるのかものすごく疑問だが
そこは神の手腕の問われるところですよ。

エロモンがこのままフェードアウトしないように援護射撃
光子郎がちょっと意地悪になる展開なんでどうでっしゃろ
泣いたミミをナチュラルにいじめる光子郎はんまじ鬼畜ーとか

俺まじ文才ねえ○| ̄|_
174名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 00:01:51 ID:Bf4ioZ7k
いや!ここでミミの逆襲のほうが萌(ry
175名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 02:59:40 ID:NZfPAfyp
デジモン同士しか受け付けない俺は板違いでつか?
176名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 10:59:15 ID:o0HPyVUy
女性型デジモンもいるし、板違いってことはなかろう。
アグモンXパタモンとかしか受け付けない、というのなら話は別だが。
177名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 20:05:55 ID:wNyZ51MQ
・ミミ逆襲

他ないかー他ないかー
178名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 23:09:31 ID:PlY7tOS3
エロモンさん、がんばれ〜!
179名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 19:26:29 ID:0dct0w0O
ミミ逆襲でもイイ!し、こーたろ鬼畜でもイイ!
両方ツボだぁ
180空好き:2006/06/16(金) 20:49:33 ID:8udTQCkN
ミミたんと自分を脳内で置き換えしてハァハァしてるあたしはド変態。
個人的には光ちゃんが鬼畜責めしてくれるのを期待・・・v

もうね、エロモンさんの男気に惚れますたよv
神様がんばって!応援しているわん。

>>173
アニキ×ヨシノンか・・・この二人でエロさせるのは、あたしにはちょっと無理かな。。スマソ。
>>175
獣ショタの場合はちょっと板違いかもしんない。。

あたしもバステモンでミミたんとリリモンをイジメてあげたいけどネタに詰ってるの。。
皆、何か良いネタないかしら・・?
181名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 21:40:58 ID:B/nGC0Yg
光子郎の目の前でミミたんとリリモンの百合プレイお願いします。
182名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 23:36:05 ID:0FYdfjc6
光ミミは、個人的にはミミの涙で狼狽してどうにも先へ進めなくなる光子郎、
そこに愛おしさをを感じたミミが揺らぐ光子郎を襲って…、
みたいなミミの逆襲がいいなぁ、とか思ったり。

でも、エロモンさんが自分の道を貫くのが一番いいと思うッ!
好きなように書いてくださいッ!
183175:2006/06/17(土) 13:58:19 ID:ZT6DVnpt
そっか・・答えてくれた人ありがとね。

さて、旅立つとしますか・・
184名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 12:15:12 ID:qX7gKH2Z
>>182 頂。
185名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 16:28:16 ID:OVK2Kg8D
話題になってるマサヨシを書いてみようと(ry
久しぶりに書いたので文章グダグダですが…_| ̄|○
気になる人はスルーお願いします


□■□■□

ヒトシ……花邑ネオンが自身の不正を公に公表してからも、ヨシノへのゴシップや嫌がらせの類は一行に止む事はなかった。
始めは「全員ブッ飛ばしてやる!!」と意気がっていたマサルもトーマの説得があってか、どうにか今のところ彼が新聞記者を殴ったという報告は出ていない。

今日もまた任務を終え、ヨシノを送り届ける。担当だったマサルはデジヴァイスへとアグモンを戻した。いつもならグズってなかなか入らないアグモンだったが、今日はすんなりと言う事を聞き、デジヴァイスの中で寝こけてしまった。
妙に大人しいアグモンに違和感を覚えながら、マサルはヨシノを連れ指令室を後にした。



触りの部分だけですが…(汗
忙しいので更新遅いかもです。ご了承を…
186名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 16:34:54 ID:UWoNN88m
ネ申キターーーー
187名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 22:09:40 ID:avQGmqT3
>>184
待ってるぜ!










全裸で。
188名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 00:18:35 ID:r7p0Jo/E
>>180
めしべ、花粉管、受粉などの植物ネタを提供してみる
189185:2006/06/19(月) 00:54:05 ID:6uI9nH3h
>>187が風邪ひいたらいけないので、今日出来たトコまで投下します。


と思ってたらエロモンさん?(>>184)へのレスだったのな…_| ̄|○


□■□■□

都内某所にあるDATS本部から、地下鉄で30分程でヨシノの家には着く。
ヨシノの住む高層マンションは駅からほど近く、マサルは大概マンションのエントランスまで見送ってから、別方向の自宅へと帰るのだった。

「じゃ、またな!」
今日も同じように帰路へ戻るマサルをヨシノは呼び止めた。
「お茶でも飲んでいきなさいよ。ここからだとけっこう家遠いんだし。」
言われてマサルは時計に目を向ける。
時刻はいつもより幾分か早く、また自身も任務で疲れた体を休めたい気持ちもあり、マサルはヨシノの後をついて行った。


「うっひゃ〜!!意外にお前んち広いんだな♪」
「意外は余計よ。」
子供のように――実際子供だが――はしゃぐマサルをたしなめながら、ヨシノは来客用のカップを手にとる。

「あっ今日コーヒーしか無いや…それでもいい?」
「んぁ?あ……あぁ。大丈夫!大丈夫…」

生返事を返して、今度は耳の長いぬいぐるみの口を引っ張ってはしゃぐマサル。
だが、部屋の装飾に気をとられて、彼は気付いていなかった。
自分のコップの底に垂らされた粘質の液体の事に。


190名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 16:37:21 ID:IwI6gj2A
>>189
神 降 臨 !!  か!?
191名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 20:11:00 ID:m9FFjlJD
>>189
優しさまで神だ・・・
192名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 00:11:02 ID:q6jJkhx0
エロモンさんも空好きさんも189さんも頑張って

181、188同様、俺もネタを提供しておく。
オニスモンの状態で紋章を吸い出そうとするが究極体のままだと
でかすぎて入らないのでセーバードラモンで入れてから進化するシチュ
193185:2006/06/20(火) 10:40:36 ID:Kos88GL7
>>190-191
そんな神だなんて恐れ多いです。神様はエロモンさんや空好きさんや優しく見守ってくれるここの住人さんですよ(^^


□■□■□

・・・・・・ニガい。

目の前の褐色水に対するマサルの率直な感想はそれだった。
どうやら、ヨシノの入れたコーヒーは偉く値のはる高級ブランドのものだったらしく、やれキリキリマイだの、やれコロッケ屋だのと長ったらしい名前を、またこれも長々と隣人は解説する。

しかし、人と言う生き物は興味の無いものへの集中力は無いに等しいもので。
マサルは堪えきれなくなった欠伸を誤魔化すために、再度カップの中のものを口にした。
本来なら最高級品の薫りと酸味も、今のマサルにとっては猫に小判。豚に真珠。
いや、まだ小判や真珠の方が、苦くないだけマシだろうか。

こんな事なら牛乳の方がよかったろうかと思い、マサルは慌てて否定する。
ただでさえ年下だとバカにされてるのに、コーヒーも飲めないなんて知られるのは漢の面子にかかわる。
わざわざ飲めないコーヒーを頼んだのはこのためだった。

苦味に耐えるのにもヨシノの長話にも飽きてきたマサルは、意を決して褐色水を飲み下した。
先ほどチクチクと喉を傷めていた苦味が、今度は本性をもって攻撃してくる。
本来ならそれはコーヒー特有のものとは別質のものだったのだが、話題を反らそうと四苦八苦するマサルには分かるはずがなかった。

194名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 17:16:22 ID:SPoOzUHp
>>193
謙虚さまで神だ・・・・
195あぼーん:あぼーん
あぼーん
196エロモン02:2006/06/20(火) 20:21:56 ID:7nXwDxUQ
13
 だめだ、ちゃんと言わなきゃ心配させちゃう。そう気が急けば急くほど涙は溢れるし、喉の奥に小石がつまったみたいに空気が漏れて声にならない。嗚咽と吃音だけが口から出そうでミミは唇が開けなかった。
 「……なんなんですかもう!わけわかんないよ!」
 光子郎らしからぬ怒鳴り声。
 「すきって、触っていいって言ったのに……急にイヤとかバカとか言われたって止まるわけないじゃないか!」
 胸がちりちりする。
 「大体ミミさんはずるいですよ!人の気も知らないでわがまま言いたい放題で……僕は振り回されてばっかりだ」
 声が震えている。
 「アメリカ行くとか、帰ってくるとか……髪だっていつのまにかピンクだし……いつだって急で突拍子も無いようなことサラッとやっちゃって、そんで自分だけはいつも平気なんだ」
 押さえつけられた両腕の下で軋むスプリングの音を悲鳴のようだ、とミミの頭の隅が勝手に感想を述べた。これは一体誰の悲鳴だろうか。
 「こーしろーくんが何考えてるかわかんない、なんでこんなとこ触るの?」
 ミミは淡々と質問を投げ掛けた。静かな声は真剣そのもので、目が潤んでいるというのに決して引かぬといった風に意思表示をしている。そして問うていた、彼の行為と意思の在り所を。
 「な、な、なんでって……あの、まさか、分からないんですか?」
 「わかんないわけないじゃん。私が一年半どこ住んでたと思ってんのよ」
 男の子に押し倒された格好のままの女の子にしては肝の据わった声で、ミミが半目で睨むように脱力しかけた光子郎に突っ込みを入れた。
 「いやって言ってるのになんでやめてくれないのかって訊いてるの。Did you understand?」
 「It understood。それは言いました、止まらないんだって」
 表情の和らいだ彼女のクエスチョンに安堵したのか、少年は短いアンサーを述べ、彼女からその身を離した。
 「ごめんなさい。もうしません」
 背を向けて謝罪し、彼はベッドからも立ち上がった。硬い声とぎこちない動きで窓際のテーブルセットに足を引っ掛け、椅子に腰掛て窓の方に身体を向ける。
 「でも逃げるのやだから出て行きませんよ、僕」
197エロモン02:2006/06/20(火) 20:22:38 ID:7nXwDxUQ
14
 胸のちりちりの正体がなんなのか彼女にはわからなかったが、ベッドに一人ぽつんと取り残され、すぐそこに光子郎が見えているというのに自分がたまらない孤独感を感じている事はわかった。
 窓の外を見ている光子郎。窓の内に居る自分。
 「私いやよ、この年でママなんて」
 ぎょっとしたというのが光子郎の本音だった。しかし自分のした行為というのは当然そこに結実するのは自明の理で、身体をざわめかせていた欲望が背筋と共に冷えてゆく気がした。
 「……軽率でした……けどっ、ただの衝動的な行動じゃないって……わかって……くれなんて、言えません…けど…」
 光子郎はもはや窓の外を見ているのではなかった。窓の外しか向けないのだ。情けなくて申し訳なくて、不安と恐怖によって窓の外に向かされている。
 「…………衝動的、ってどういう意味?」
 「……無計画にその場の雰囲気に流されて意思もなく行動するという意味です。」
 「違うんだ」
 「……証明はできませんけど」
 ギギギと緩慢な音でスプリングを軋ませてミミがベッドから降り、ゆっくりした足取りでパソコンが置いてある化粧台の椅子に着いてキーボードに手を添えた。
 「証明させたげようか」
 たどたどしいキータッチの音に光子郎が思わず振り向くと鏡に映る彼女が見える。鏡の中の女の子は笑いもせず、視線も意識もまるでこちらを向いていない。それはまるっきり自分の姿で、声をかけるのもためらわれた。
 なるほど、これがいつもの僕か。彼は苦々しく思いながらいつも彼女がそうするようにパソコンを操る肩に手を置くため、石化したように動かない手足を無理矢理前へ出して化粧台の前へ身体を引きずった。
 先ほどの検索エンジンのサーチバーにはこう入力されている。
 “ホテルの名前 周辺施設 薬局”。
 「買ってこれる?」
 モニターに白く細い指を押し付け、ミミは光子郎の目を見る。
 「今必要なもの」
 ぐにゅりと液晶が歪んだ。
198名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 22:43:12 ID:Mxa0EvTQ
神 連
199名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 14:48:11 ID:AFZ163t1
で、いつこの二人はやるんでしょうね
前置きなげーよ
200185:2006/06/21(水) 15:43:09 ID:1q2yl7mB
すいません前置き長くって…
私事ですが、仕事の方で新しく入ったヤツが高校時代、仲がよろしくないヤツで…
今ちょっと鬱化してるんです(´・д・`)

エロモンサンモガンガッテ(-_-
201名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 17:26:15 ID:vyZbPpQx
>>199
だがそれがいい
202名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 17:36:18 ID:v4ybw2fm
ジョグレスには下準備が大切なのさッ!
203名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 21:31:34 ID:5NfdRlAR
ジョグレス                   テラナツカシス
204名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 00:13:12 ID:4T145+tW
エロモンさん、続きキター!!
じわじわと楽しみです!!
205エロモン02@長い:2006/06/22(木) 21:06:34 ID:c/sGgSGU
15
 部屋のドアを開け、狭く短い廊下の先にある部屋に足を踏み入れた少年がその部屋を異様だ、と思ったのも仕方がない。
 「おかえりなさい。いつの間にカードキー持ってっちゃったの?」
 厚いカーテンが引かれている部屋。まだ日の高い時間に引かれた影は光の筋とのコントラストが強すぎて無数のスポットライトのように見える。小さな舞台に設置されたセットに腰掛けている女の子はいつもと違う静かな声で彼を出迎えた。
 「た、ただい…ま…」
 擦れる声で返事を返すのがやっとだった。薄暗く翳る狭いシングルの部屋に癖のあるユリの甘い芳香が充満し、部屋を出てゆくときは開いていたパイナップルパソコンは閉じられていて、少し肌寒い空調が緊張を増大させている気さえする。
 光子郎が手に持っている茶色の小さな紙袋をちらりと見て、ミミは軽く微笑み目を閉じた。その表情を見た彼の顔が紅潮する。
 「笑われなかった?」
 「……む、夢中で……わかりません」
 視線を走らせるのも躊躇われるほど淫靡な雰囲気を纏っているミミは、いつもの子供っぽくわがままな少女にはとても見えない。彼女の太陽のような明るさは身を潜め、光子郎は匂い立つ艶めかしさすら覚える。
 「このシャンプーの匂いが好きだっていうから……大急ぎで髪洗っちゃった」
 彼女の声が聞こえる度にどきどきする。鼓動の振動でべったり汗をかいているシャツが上下するのがわかるほど。
 ミミが近づいて、光子郎は思わず硬直とも後ずさりともつかない自分の動きに羞恥を隠せなかった。
 「どう?いいにおい?」
 いつものような気軽さでミミはぎくりと引きつった光子郎の腕を抱く。柔らかい胸に巻き込まれた全細胞が瞬時に熱を持った。
 「あ、あの……ぼぼぼく、走ってきたから汗かいてるし、その、あんまり近づかれると」
 「……ほんとだ。こーしろーくんのにおいがする」
 肩に顔をうずめて少し低い声でミミが笑った。
 「…………帰ってこないのかと思っちゃった」
 胸が詰まる。
 「頭洗いながら、夢だったりしてって……」
 閉じられた瞼から涙が流れるよりも早く、光子郎はミミを抱き竦めて口を開く。
 「僕のせいで30分に二度も泣かないでください」
206エロモン02:2006/06/22(木) 21:07:22 ID:c/sGgSGU
16
 力が抜けるように二人同時にベッドに倒れこんだ。軽く跳ね上がったミミの髪が香る。
 息が切れている言い訳じゃないんだ、と頭の中で何度も反芻した。自分に対する八つ当たりでも彼女に対する責任転嫁もない、と光子郎は支離滅裂な呪文のように唱え続け、自分の意思を自分に強調する。
 ベッドの上に足を投げ出して寝転ぶ二人は同じ天井を見上げていた。狭いシングルベッドが窮屈で、握っている相手の手に伝わる自分の手の熱が気恥ずかしい。
 「………続き、しないの?」
 「……やー、なんていうか……改めて仕切りなおしすると……アレですよね、こういうのって勢いっていうかノリっていうか雰囲気が必要というか、なんかこう、思い切りがつかないというか、つまり……」
 歯切れ悪く妙に多弁な光子郎の言葉はミミを苛立たせるばかりで、恥ずかしがる素振りを隠すという本来の目的はまるで達成されていない。
 「そんな煮え切らないこと言ってると……襲っちゃうわよ」
 鼓動が煩わしいほど高鳴っている。血液の流れすぎで目の前が短いフラッシュを焚かれた様にチカチカと瞬いて、少年は身動きが取れずにミミにされるがまま。
 「あはは、すごい。ズボンこんなになってる」
 目を見据えたまま、ミミの手が光子郎の腰を遠慮がちに滑ってゆく。クーラーで冷やされた冷たい肌が熱を持った汗ばむズボンに触れた。悲鳴を上げそうになるのを必死で堪えた光子郎が慌てて目を逸らそうとした瞬間、ミミの妖しい瞳がその視線を絡め取る。
 「ねえ、恥かしい?恥かしい?」
 幼い質問が少年の声を封じる。つばも飲み込めないほど胸が詰まり、今まで感じた事のない間隔で激しい動悸が回転数を上げて続いていて、光子郎は自分の状態を把握する事すら出来ない。
 「……熱い、かな?……ね、痛くないの?こんなになって」
 無我夢中で首を横に振った。彼の入力は彼女の声と感触だけ、彼の出力は極限まで制限された身振りだけ。光子郎を魅了する瞳は決して逸らされる事がなく、少女の意志の強さが表れている。
 だが、幻の中を漂って夢うつつな光子郎もさすがに腹部や腰周りの異変に正気を取り戻す。汗をかくほど走り回ってアーミーパンツのボタンが外し難かったことが幸いした。
 「なななな、なにをしてるんですかぁ!!」
207名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:26:14 ID:ePV+fc2X
ミミの逆襲キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッ!
がんばれ光子郎!襲い返してミミと(ry
208名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:51:58 ID:YrmBImWm
ジョグレス進化 今、心をひとつに
209名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 00:00:12 ID:f8BrrYLs
光を放つカラダが〜♪
210名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 07:26:52 ID:ipj/LlAa
喜多、な、うん
211名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 18:38:54 ID:ipj/LlAa
 エロモンさんがすっごくエロイから悪いんです。顔とか、声とか、手の動きとか全部、いやらしいのが悪いんです!
212名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 10:42:59 ID:o7XIhTV1
wktk
213名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 19:11:19 ID:mUq0gHx0
大 トーマ ヨシノ 3Pキボンヌ
214名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 18:28:23 ID:M7tZ83Tb
デジエロワールドの文学の神、エロモン様に告ぐ。



ありがとう。
215エロモン02:2006/06/26(月) 19:58:09 ID:/r0J1hqW
17
 なにって……ズボンぬぎぬぎ?
 ミミが軽く答えた途端、腰周りが緩んだ。ああどうして僕はベルトしてないんだと光子郎がファッションを無視した後悔の念に駆られたのは言うまでもない。
 「おおお男の服を女の人が脱がすなんてとんでもない!」
 「……女の子の服を脱がすのだってとんでもないわよ。だいたい、こーしろーくんの方がよーっぽどすごい事したじゃないのよー。お仕置きよ、お・し・お・き」
 横たわる光子郎の身体を押さえ込むようにミミは軽々とスカートを翻し、つま先のほうを向いて馬乗りになる。腹部に彼女の柔らかく温かいヒップが押し付けられ、一層光子郎が困った事になっている事などお構いなしで。
 「ギャー!なななんて格好ですかミミさん!なにするんです!やめてください!」
 悲鳴が終るより先に、少年の抵抗も空しく下腹部は憐れにも露わとなった。しかもミミはそれに怯むでもなく、はやし立てる様にパチパチ手を叩く。
 「キャ〜…なんてことになってるのよぅ〜?こーしろーくんったら、やーらし、やらし〜」
 嬉々としてオモチャに飛びつく子供のようにミミは“それ”に手を伸ばす。もちろんその行動が読めない光子郎ではない。彼を知る人なら仰天するような必死の形相で彼女の両腕を固めるように身体にしがみ付いて哀願した。
 「それだけは勘弁してください!僕シャワーすら浴びてないんですよ!」
 「ミミちゃん気にしないもーん」
 「僕が気にします!とにかくどいてください、この体勢は男として非常に不本意です!」
 「じゃあ私が洗ったげる。一緒にお風呂はいろ」
 中途半端にずり下がっていた光子郎のズボンと下着を人質に、ミミの重さが風に流れるが如くあっという間にユニットバスの方へ消えた。息つく暇もない。
 あっけにとられた光子郎が下半身には靴下だけ、という間抜けな格好でミミの消えたユニットバスのドアを呆然と見ていると。
 するりするりと衣擦れの音がして、ミミの着ていたアメリカお化けのような柄のTシャツや、目覆いたくなるような短かさの白いスカートが投げ出されている。
 ええい、まったくもう、何処でそんなこと覚えてきたんですか。光子郎が腹立たしいやら嬉しいやら恥かしいやら複雑な心境で腹を据え、服を脱いだ。
 「そこまでやるって事は覚悟の上と取ります。どうなっても知りませんからね!」
216エロモン02:2006/06/26(月) 19:59:56 ID:/r0J1hqW
18
 ユニットバスは普通、密閉空間である。当然、電気をつけないままドアを閉めたら真っ暗闇だ。
 しかし光子郎も電気をつけないんですか、などと無粋は言わない。言えるはずもない。
 ペラペラの化学繊維で出来たシャワーカーテンに仕切られたバスタブの向こう側に、一糸纏わぬミミがいるのだ。緊張から来る硬直で、一歩進むだけだというのに手と足が同時に出た。
 ざぁざぁと湯が流れる音がする。華やかで甘く、噎せるような癖のあるユリの香りが熱気に掻き混ぜられて光子郎の理性を侵食していた。
 さっとカーテンが開かれる。空気の動きとカーテンレールの音で光子郎がそれに気付いたのは時既に遅く、手探りに伸ばされていた手がなにやら柔らかいものを掴んだ後だった。
 「きゃっ……!」
 「えっ」
 「いきなりなんてとこ触ってんのよ…!」
 一瞬何が起きたのか完全に把握が出来なかった。だが少年には、耳慣れぬ色っぽい罵りが“振り払われたそれが何であったのか”を推理する手がかりになった。
 「す、すみません!今のは事故です、わざとじゃな…っ……」
 手の平に残るふわっとした感覚。指先がきめの細やかさを覚えてしまった。触れてしまったと言った方が正しいほど緩やかに掴んだそれを、たった今離れたばかりだというのに手が恋しがる。
 「どう?」
 「どっどうって、何が……」
 「触った感想」
 「い…一瞬で………いえ…や、やわっこかった……です」
 言ってしまってから、光子郎はしまったと顔をゆがめた。自分が彼女の何処を触ったのかを知っていると白状してしまった事にではない。彼の膨張している自意識は“一瞬”という部分を拡大解釈しているのだ。
 つまり裏の言葉、“一瞬でよくわからなかったのでもっと触りたい”という本音が出たことに彼は失策を感じている。
 しかし当のミミはあまり自慢できない自分のおムネのボリュームについてのリアクションがなかったことにほっとしていた。
 ここまできてもイマイチ噛み合っていないのが実に彼ららしい。
217エロモン02:2006/06/26(月) 20:04:25 ID:/r0J1hqW
19
 身体ぐらい自分で洗います、と言えないのか言わないのか、光子郎は言葉も少なくバスタブのなかに正座しながらミミにいい様に洗われていたというか、遊ばれていた。スポンジで背中を洗われたりあのユリの匂いのシャンプーで頭を洗われたりと、まるで犬のようだ。
 ときどき「お客さんお痒い所はありませんかぁ?」と笑い、シャワーキャップの音だろう、ガサガサ鳴らせながらミミが甲斐甲斐しく光子郎の身体に小さな手を滑らせて丁寧に泡を落としてゆく。
 小さな爪が肌に当たって何度か眉を顰めたけれど、光子郎はやっぱり黙ってされるがままに胸や腹に円を描くスポンジを咎めなどしない。
 「急に静かになったね」
 「もう観念しました」
 「とかなんとか言って、気持ちいいんでしょ」
 「実は……そうです。それに、人とお風呂に入るなんていつ振りだろうと思って」
 小学校に入りたて、あの運命の夜から彼は両親に気を使うようになった。自分で出来る事は全て自分でしなくてはダメなんだ。できる限り煩わしさを感じさせてはならないんだ。そう思っていることも悟られてはいけないんだ。
 「私なんか今でも家族みんなで入ったりするわよ。髪の毛洗うの、私が一番上手いんだから」
 気持ちいいでしょう?彼女が見えもしないのに彼の顔を覗き込んで訊ねた。
 「……ええ、とても」
 彼は見えもしないのに笑っているだろう彼女に向かって微笑んだ。今ならこんなことを無駄だなんて思わない。
 でもあの頃は何をしても一人だという気がして、感情が上手く出せなかった。あんまり長い間寂しいのを我慢していたら感情を出すのが無駄な気がしてきた。いつの間にかとうとう感情を出すのが面倒にすらなっていた。
 天真爛漫で感情のままに生きる彼女は、光子郎にとって最初モンスターのような存在だった。言葉も感情も選ばない、誰とでも友達になれる、自分とは違う生き物。お互いにとっつきにくくて、もしあの冒険がなければ卒業まで一言も喋らなかったかもしれない。
 「……なのに今こうして二人で居るなんて、不思議だな」
 「ん?なにが?」
 独りごちた光子郎の言葉を耳ざとく、というのだろうか、捉えた彼女が訊ねたが、光子郎はそれに返事をしなかった。
 その代わりにぐっとミミの頬を引き寄せて、唇で探るようにキスをした。
 がたん、と少女の手から落ちたシャワーのズルが大きな音を立てる。
218エロモン02:2006/06/26(月) 20:06:46 ID:/r0J1hqW
20
 「んっ」
 頬を引き寄せた手とは逆の腕がミミの身体を光子郎の膝の上に巻き込んだ。ミミは泡で滑るバスタブの側面に摩擦力を奪われ、そのまま上半身を残して光子郎の体に向かって転ぶ。
 上半身はしっかりと固定し、半回転したミミはまだ続いているキスに、思考能力を全部奪われてしまうのではないかと心配になった。蕩けるような熱くぬめる光子郎の舌が何度も唇の中を行き来するのだ。
 「あ…ぁ…っ」
 ごぼごぼと湯が流れる音がする。ところどころに残っているボディシャンプーの泡が、バスルームを埋め尽くさんばかりのユリの匂いが、早鐘を打つ自分の鼓動が、そのすべてが形を無くし、彼と一つになってしまう。
 まるで許されるようにキスが終り、どきどき猛る炎のような唇がはなれた。
 「まだ、アワ流してないのに……」
 ぼうっと熱に浮かされたような声でミミがそう言った。
 「あとは自分でやります」
 低く囁くような声で光子郎がまた唇を近づけ……。
 「だめ!最後まで洗わないと気がすまないの!」
 ぐっとそのキスをブロックし、ミミが光子郎の傍に転がっていたシャワーノズルを掴んで彼の頭から湯をぶっ掛ける!
 「ぶわっ」
 「このぉー悪さばっかりする口めーっ口の中が石鹸の味するじゃないのよーっ!」
 「熱っ!熱い!熱いですってちょっと!」
 「当たり前じゃない温度上げてんだから!消毒してやるぅーっ」
 「あつぅー!……降参!降参です!すいませんでしたー」
 蛇口を探り当てた光子郎が湯を止め、もうもうと立ち上る湯気と熱湯から逃れきったことを確認してほぉーっと長い溜息をついた。
 ……ついた所までは良かったのだが。
 「っっ!?!?」
 腰と太ももに何かが纏わり付いている。
 そして、信じられない所にも。
219エロモン02:2006/06/27(火) 21:01:38 ID:yBJPxTzf
21
 「き、おひいい?ろう?」
 たどたどしい舌が這う。
 ミミはミミではじめて含んだそれはやっぱり石鹸の味がする、と思っていた。
 「や、め……!」
 腰が抜けてしまう、と光子郎は最後の理性でタオル掛けにしがみ付いてやっと何とか体勢を保っているような状態のまま、上げるに上げられない悲鳴を持て余している。
 「ほーひろーふんは、わういんははらえ」
 「しゃっしゃべらないでー!!」
 からからの口の中は歯や舌の刺激が強すぎ、滑らずにへばり付く唾液は粘着質で気持ち悪くさえあった。ときどき噎せるのか、ミミのえづく時の表情は痛々しく、とても光子郎にとって愉快なものとは言えない。
 しかし怒涛の感覚は簡単に光子郎の感情を吹き散らし、ミミの震える喉が別の生き物のようにそれを弄んだ。
 「離して!離してください!」
 「やぁほーや……あっ突き放すなんてひどーい!」
 「いいかげんにしないと本気で怒りますよ!手も離して!」
 「いーやっ。悪さする子にはお仕置きー」
 「ミミさんっ!」
 「やーだー!見るんだもん!せーし出るとこ見るんだもんー!」
 「見えません!こんなに暗くちゃ無理です!諦めて手を離してください!」
 「じゃあ手ぇ離すから電気つけて見せてくれるー?」
 「何でそんなもん見たがるんですか!!おかしーですよ!」
 「いやーっじゃあ離さないもんねー……ギューだ」
 「わわわわかりました!わかりましたから!手を離してください!力抜いて!」
 悪魔の呪縛から開放された光子郎が息つく暇もなく電灯がともり、それはひどく弱々しいぼんやりした明かりだったのにも拘らず、光子郎は瞼が灼かれたのかと思った。
 ようやく慣れた薄目で隣を窺うと、赤い頬をしたシャワーカーテンで身体を隠す仕草をしながら顔にどうするの?と書かれたわくわくのミミがいて、光子郎は溜息をつくしか仕方がない。
220エロモン02:2006/06/27(火) 21:02:39 ID:yBJPxTzf
22
 「手伝ってください。じゃなきゃ出来ません」
 「うんうん、舐めるの?」
 ぺろりと舌を出したミミが嬉しそうな顔で身を乗り出す。
 「舐めませんよ!どこでそんなこと覚えたんですかっ!」
 「えー、友達とか?みんなの話うらやましーなーと思って聞いてたら覚えちゃった」
 「……何が羨ましいんですか、まったく」
 重要警戒地域に非常線を張る光子郎が呆れ声で半目になった。
 「羨ましいよ、好きな人がすぐ傍に居るの。私の好きな人はいっつも海の向こうに居るんだもん。一緒に居るなんて夢を見るくらいしかできないじゃない」
 ミミが気楽な声であっけらかんと、それでもすこし彼女らしくもない愁いを帯びて答える。
 「…………ずるいですよ、そういうの。反則です」
 こもっていた肩の力を抜き、少年が細く弱々しい声で呟いた。
 「だーって、こーしろーくん素直じゃないんだもーん」
 「わかりましたよ、もう……やればいいんでしょ、やれば」
 わーい!諸手を上げて喜ぶミミとは反対に、やや疲れた表情で光子郎がバスタブの底に胡座をかく。
 「で、何を手伝えばいいの?」
 「まずシャワーカーテンを身体から離してください。で、そこに座っててくれればそれでいーです」
 「やだぁ、恥かしい」
 男のひみつを掴んだりねぶってたりした人間の台詞じゃないな、と光子郎は思ったが口には出さなかった。
 「僕が恥かしくないとでも思ってるんですか。お互い様です」
 「だって私胸ないしー、見ても面白くないんじゃない?」
 「別に胸の大きな人は好きじゃないです」
 「えー小さい胸が好きって言われるのもそれはそれでムカつくー」
 「僕はミミさんじゃないと欲情しません」
 光子郎の直球なセリフに言葉を失い、説得されるようにミミがシャワーカーテンの影からおずおずと一歩前へ出た。
 丸い粒の水滴が鈍い光を反射しながら平均値から見ればややスレンダーとはいえ、年頃の女の子らしい丸みを帯びたフォルムの身体を彩っている。薄く紅を刷いたように所々が淡い桜色に染まり、それだけで扇情的だと光子郎の身体が反応を始めた。
 「……ミミのはだか見ただけで……そんな、になるの?」
 「他の何でこうなれって言うんですか」
221エロモン02:2006/06/27(火) 21:05:03 ID:yBJPxTzf
23
 苦しそう、と少女は偽らざる感想を持った。
 息はひどく荒く、上下する腕に散っている水滴が揺れている。ときどきミミの方を見上げる目は潤んでいるのに真剣で、小さく呟かれる自分の名がどんどん彼女を居たたまれない気持ちにしてゆく。
 自分は酷い事をしているのかもしれない。ミミはやめて、もういいよと叫びたいのに、そうする事がまるで罪のようにも感じられた。こんな事をしている光子郎を見ているのが辛い半面、目が離せない。
 理解不能で奇妙な気持ちが増大し続けながらも、言われた通りに座る事も忘れたミミが立ち尽くしながら赤い顔で、ただ一人耽る光子郎を見下ろしていた。
 「う…くっ……」
 鈍いくぐもった悲鳴のような声が聞こえ、光子郎の手に握られた彼自身が白とは形容しにくい粘液を吐き出した。ゾル状のかすかに泡立つそれが溢れるように彼の手の上とバスタブの床に垂れ、息の切れた光子郎がうな垂れて言った。
 「……これで、満足ですか……」
 「ごめん……ごめんなさい、ごめんなさい……」
 枯れて声にならない声でミミは呟いた。瞼の奥が熱く燃えているようで、大きく上下する光子郎の背中が歪む。
 「…わたし…こーしろーくんに無理矢理、こんなことさせたなんて思ってなくて、こんな事だったなんて知らなくて…」
 引きつった声がバスルームに響く。喉がからからなのだろう、いつもは高く鈴の音の項に綺麗な声が低くかすれてまるで風邪でも引いたかのようだ。
 「…………誰でも最初はそうですよ……見ますか、精子」
 「……うん、みる」
 普通ならいい、と答えるだろう最初の目的を忘れないところがミミのミミたる所以かもしれないな、と苦笑いをかみ殺しながら、光子郎は指で掬い上げた水に触れて粘り気を失いかけたそれを手の平に広げた。
 「……女の子のとは違うのね。これが、男の子の」
 「赤ちゃんの元です。医学用語ではスペルマ、というそうですが」
 そこまで言って、光子郎はまた度肝を抜かれた。手の平をつかまれたと思った瞬間、手の平にミミの舌が滑ったのだ。
 「なななななにしてるんですか!ぺーして!ぺーしなさい!」 
 慌てて手を拭って背中をばしばし叩いてパニくる光子郎をよそに、ミミは確かめた味の感想を述べた。
 「……へんなあじー。にがーい」
222エロモン02:2006/06/27(火) 21:06:19 ID:yBJPxTzf
24
 ブーン、と高く唸るドライヤーの音が何故か懐かしかった。自分の髪を滑る細い指が心地いい。
 「小学生の頃はあーんなにつんつん髪だったのにさらっさらじゃないのー、生意気ー」
 ときどき叩かれる憎まれ口に小さく頷いたり返事をしたりして、光子郎はなんだかとても安らいだ気持ちで居た。胸がどきどきするのに安心しているだなんて変だなと自分自身が可笑しい。
 いつの間にかドライヤーの音が消えて、背中から覆い被さるみたいにバスローブ姿のミミがもたれかかる。
 「いい匂い。なんか和んじゃう」
 「和ませませんよ、責任は取ってもらいますからね」
 立ち上がった光子郎がひょいとミミを抱え上げ胸元に唇を添えた。
 「きゃあ!……すっごぉい、こーしろーくん意外にパワフル!」
 「……背が低いからって非力と決め付けないで下さい、これでも一応男なんですから」
 「お姫様抱っこなんて久しぶりだわー……ね、このままベッドまで連れてく気?」
 「もちろん」
 「やーん、こーしろーくん意外にロマンチッカー!」
 「……なんですかロマンチッカーって」
 「ロマンチックなひと、って意味」
 「わけわかんない英語作らないで下さい」
 毛布とシーツの間に軽く投げ出されたミミが、上目遣いで光子郎を見る。光子郎は見下ろすような覆い被さる格好で少し緩んだバスタオルを解き、毛布を被った。
 「……み、み、ミミ、はじめてだから、よくわかんないんだけど」
 「はい」
 「あの、あの。えーとどうしたらいいの?」
 「どうしてほしいですか?」
 「……やさしくして……痛くしたら泣いちゃうんだから」
 「努力はします。ただ僕も初心者なんで確約は出来かねますが」
 言い終えるか言い終えないかのうちにミミの腕が光子郎の首に絡み、少し震えたキスが与えられる。目を閉じてそのキスを受け取った光子郎は、泣いているミミも怒っているミミもそれはそれで魅力的なんだけどな、と思っていた。
223名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 21:53:25 ID:CCKCCIAj
おちゅ!
224名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:17:14 ID:8pWyriVc
いい仕事してますね・・・。
225名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 22:27:34 ID:oJkR8N+7
エロモンは神
226名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 23:46:49 ID:4p/2ox6j
いちゃいちゃしすぎで腹が立ってきた。オナニーしてやる。
227名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 00:16:56 ID:A6eERhHf
神って本当に居たんだ… エロモン様GJ!
228名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 04:30:25 ID:mg5ECA8o
ロマンチッカー…GJ!!
229エロモン02:2006/06/29(木) 05:57:46 ID:oGPxkAE1
25
 くちゅくちゅと粘液質な音が耳元で響くのは奇妙な気がした。絡む舌と舌は粘膜のテレパシーを繰り返しながらどんどんと快楽の深みへ二人を引きずり込んでいる。彼の唇が滑る彼女の唇は熟したチェリーのような輝きを放っていた。
 声が出せない代わりに出る吐息がうるさい。本当は相手の名を呼びたい。なのに出るのは溜息のような自分の喘ぐ呼吸ばかりでそれがもどかしくて恥かしい。必死でなんとか生命維持に必要な酸素を探しているようだ。
 不意に光子郎が半開きの唇を離すと、カーテンの隙間から伸びる光の筋に照り返されて光の橋が二人の間に掛かっているのが見えた。キラキラと輝く一筋の橋は神々しいのにどこか淫靡で、赤い顔の二人は言葉に困る。
 光の橋が途切れて消え、細かいストライプが入ったミミの顎にぽたりと粘液が垂れた。張りのある白いきめ細やかな肌に落とされた自分の唾液がひどく卑猥な気がする。光子郎はフラフラ戸惑う指先で唾液を拭おうとした。
 だがぬかるむシャープな顎先に一筋書いただけで、上手く拭えない。人差し指の腹にビリビリと静電気のような快感が走った。思わず彼が舌をとがらせて新たに唾液を落とし、首筋に繋ぐようにまた一筋線を延ばす。
 「あ……」
 ミミのヒクつく閉ざされかけた瞼が光子郎の嗜虐欲を刺激しないわけがない。彼はもう一度唾液を伸ばし、彼女の首筋に新たに線を引いた。今度は親指を除いた4本の指を使い、まるで弧を描くように緩やかなタッチで。
 「んんっ!あっ!」
 鋭い痙攣にも似たミミの反応が光子郎に火をつけてしまった。これから先はもう元には戻れない領域に踏み込む、と彼は自覚をしている。だが今までの笑いふざけあう幸せを壊してでも、彼はその先を知りたいと思った。
 知りたい。彼女の全て、泉光子郎に関わる全ての太刀川ミミを!
 川の様にきらめく首筋に舌を這わし、ぬめる指を腹から腰、そして薄い茂みへと沿わせた。その先に到達した指が熱く潤う柔らかな粘膜を探し当てるのにそう時間は掛からない。
 「やぁ……んっ……痛い…から、やさしく触ってよぅ……!」
 ミミの拗ねるような批難を受け、光子郎が力を抜いて打ち身をさするように優しく中指と薬指を上下に動かした。
 「……濡れてる?」
 「びしょびしょです。……えっちですね」
 「なっ……なによ、自分だっておちんちん立ってるくせに」
 「ミミさんのこんな場所触ってて勃たなかったらそいつは泉光子郎じゃありませんよ」
 「……んもう、こんなときでも冷静なんだからぁ」
230エロモン02:2006/06/29(木) 05:59:29 ID:oGPxkAE1
26
 …………冷静じゃ、全然冷静なんかじゃない。頭の中がこんなにメチャクチャになってるんだ、嵐みたいに荒れ狂ってる。彼はそう言いそうになったが言葉にはならなかった。
 「こんなにえっちな人と比べればそりゃあね……見てくださいこの手」
 光子郎はミミの前で今まで“悪さ”をしていた手の指を広げた。薬指と中指は言うに及ばず、中指と人差し指にまで粘液の橋が掛かっていた。
 「ミミさんも一人でするんですか?よく解らないけど、よほど慣れてないとこんなに濡れたりはしないですよね?」
 にっこりと、どこか禍々しい迫力のある声で笑う光子郎に問い質され、ミミは少し怖いと思った。いつも見ている優しくて物事の穏やかな礼儀正しい光子郎ではない。意地悪で狡猾な男の子の顔をしている。
 「や、やだ……なんかこーしろーくん……コワい……」
 「さっきはよくもオナニーなんかやらせてくれましたねぇ。今度はミミさんが僕の言うことを聞く番ですよ」
 「こ、こーしろーくんて意外に根に持つタイプだったんだ」
 「ええ意外に。自己抑圧の多い性格だから一旦タガが外れるとやばいタイプでもあります」
 ひょええ、とミミが神に祈るポーズで身を縮めた。一体何をされるんだろう、という不安感の半面、自分が一体どうなってしまうのか興味もあったのだ。
 強く瞼を閉じていると、耳元に暖かい空気が触れた。そして空気が振動する。
 「どうやってするんですか?……誰の事を思い浮かべてここを触るんですか?」
 少年独特の少し高い声が最大限に低く絞られて、じーんと鈍い快感がミミに走る。いつの間にか元に戻っていた“悪さ”をする手が焦らすように細かくスリットに蠢く。
 「……ゆ、ゆびで……さわります……夜、ベッドの上で……光子郎くんの声とか、顔とか、思い出して」
 よく出来ましたとでも言うように、光子郎の指が太ももに挟まれて動きを制限されているとは思えない軽やかさできゅきゅ、と動いた。それに身震いするような快感が背筋に走って、ミミが言葉を失う。
 だがそれを見ても光子郎に容赦する気はないようだ。
 「自分でするのと僕がするの、どっちが気持ちいいですか?」
 「………なんかこーしろーくんノリノリなんだけどぉ」
 「イヤだったら止めますよ」
 「……うう……こーしろーくんに触ってもらう方……!」
231エロモン02:2006/06/29(木) 06:03:06 ID:oGPxkAE1
27
 ああちくしょうかわいいなあもう!等と叫んで抱きしめたい衝動を、顔を逸らしながらぶるぶる震えつつ我慢をする光子郎が深呼吸をして何とか堪えた。それを見ていたミミがなんだ、やっぱり光子郎くんだ、と密かに笑っている。
 「あ、そうだ。どんなの買ってきたのか見せてよ」
 「は?」
 「こ、ん、ど、う、む」
 悪戯っぽい笑みでことさらに口を大きく開けて発音するミミに、光子郎はぎょっとなったが動揺を隠し切れてない普通の顔で、努めて冷静に開けて見ましょうか、とベッドを立った。
 小さな茶色い紙袋からこれまた小さなペットボトルの形をした入れ物と、銀色に輝く長方形の箱が転がり出た。
 「なにこの瓶」
 「潤滑材です。避妊具売り場で1000円以上お買い上げの方にプレゼントと言われたんで貰ってきました。で、こっちがコンドーム。よく解らなかったので一番高い奴にしたんですけど」
 「うひゃー!みてみてこーしろーくん!すっごーい!ぬるぬるー!やーらしー!」
 「……もう開けたんですか……じゃあ僕はこっちを」
 開け口をさがして銀色のパッケージをひっくり返した光子郎は、底に書かれている“0.03ミリの極超薄!”と踊っている緑の字に赤面しながら、あわててビニールを破いて中の白く連なるパッケージを引っ張り出した。
 「なんか飴みたい。パルコとかで売ってるじゃん、こういうやつ」
 「本体が小さいですからね、バラバラにならないようにするには一番理にかなった形態ですよ」
 「開けてみてよう。極薄、なんでしょ?すごいよねーゴムをこんなに薄くしちゃうなんて」
 「そういやコンドームってどうやって作るか知ってます?」
 「なに、急に」
 「食品用ラップも同じようにして作るらしいんですけど、風船みたいに特殊薬剤を膨らませて作るんだそうですよ」
 「……変なこと知ってんのねー」
 「こないだオカモトの起業について書かれた記事をネットで読んでたら書いてました。」
 「……なに、オカモトって」
 「日本のコンドームメーカー老舗中の老舗です。因みにラップもつくってます」
 「なんでそんなもん検索してるのよう!」
232エロモン02:2006/06/29(木) 06:06:51 ID:oGPxkAE1
28
 「使用方法とか載ってないかなーと思いまして。その時の勉強が今役に立ってます」
 「――――――えっち。」
 困ったみたいな嬉しそうな、それでいて何処となく批難するような難儀な表情でミミが唇を尖らせた。
 光子郎は連なっている白いアルミパッケージを丁寧に一つ切り離して中身を取り出した。独特のゴムのにおいがする、油だろうか?なにやら液体が付着しているヌル付いたそれを引っ張り出す。
 「これがうわさに聞くコンドームですか。実物は始めて見ました。意外に小さいんですねぇ」
 「こーしろーくんにはぴったしだったりして」
 にひひひ。ミミの忍び笑いみたいな意地悪犬の笑い声に、少なからずムッとした光子郎はモノのサイトにあったとおりの手順で装着してみせる。その手早さといったら、絶対に初心者だなんて信じられない。
 「……ちょっとキツイような……ぶんコレでいいんだと思うんですが」
 「あーっ!ずっるぅーい私がつけようと思ったのにー!」
 「ひ、引っ張らないで下さいよ、破いたら勿体無いでしょう!」
 「もっかい!もっかいミミちゃんがつーけーるーのー!」
 「あーもう、次!次はつけさせてあげますから」
 自分の台詞にハッとした光子郎が我に帰ったが、時既に遅し。ニヤニヤ笑いのミミが心底悪そうな顔で光子郎を見ている。それに顔を青くした光子郎。下手なフォローなど効きそうにもない。
 「つぎぃ〜?こーしろーくん、何回やるつもりよぉ。まだお昼だからって夜までずーっとやる気なのぉ〜?」
 「ち、ちがいます!次というのは……つまり…その…次回、そう次回という意味でですね」
 「あー、一回だけで満足しちゃうんだ。こーしろーくんて淡白ねー」
 「いやそーゆー意味ではなくー」
 わたわたと慌てふためく光子郎はなんともいえずカワイイなあとニヤニヤ顔のミミは意地悪そうに微笑んでいる。
 「う・そ。何回でもしていーよ。……ううん、しよう?……何回も」
 ぱたん、とベッドに倒れ込んだミミのピンクの髪がふわっとシーツに広がった。控えめな胸に両手が添えられて、その仕草はいつか見たアイドルのグラビアみたいだと光子郎は思った。
 「言いましたね……覚悟してくださいよ」
 悪魔の微笑を浮かべ、光子郎はミミの唇を探り“くちづけ”と呼ぶにふさわしい丁寧でぎこちなく唇を合わせた。
233名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 07:57:42 ID:XJEihxD3
wktk
234名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 16:55:54 ID:A6eERhHf
いいね!いいね!
235名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 17:41:00 ID:TXgY14/H
>>217
誤ハケーン
「シャワーノズル」が「シャワーのズル」になっちょる
236エロモン02:2006/06/29(木) 20:58:57 ID:ZXtdACDg
おおっ!>235氏、校正サンクスです!
他にもないかと慌てて頭から読み直したら
表現の誤用やら落字やらぼろぼろ目に付いて死にたい_| ̄|○

反省すれど更生せず。
237エロモン02:2006/06/29(木) 21:21:52 ID:ZXtdACDg
29
 「……ぃたぁい……」
 がつん、と鈍い音がして光子郎の頭の上で声がした。
 「ど、どうしたんですか」
 「頭うったぁ……」
 「ほら、どんどん枕の方に登ってくからそんなことに」
 「だって痛いんだもん……やっぱりそんなおっきいの入るわけないわ!」
 さっきといってる事が違う、と彼は思ったが内心は初めて感じる充実感に似た満足に頬が緩んでいた。
 「こんなにぬるぬるなのに入らないものですね。意外に」
 光子郎はあくせくと彼女に引っ付きたがる身体を根性で引き離して、しきりに己を押し付けていたミミの秘密に触れた。潤う泉はとろとろと滴りすら感じるのに、どうしても挿入に踏み込めない。
 「だからおっきいんだってば!こーしろーくんのが!」
 「……そ、そうは言われても……」
 光子郎が無理にでも割って入ってしまえば片が付くだろう。だが知識は年の割りに多少あるにしても経験が絶対的に足りず、何をどうしていいのかさっぱり解らない。彼は無理強いの得意な性格ではなかったし、彼女もただ受身なだけの女の子ではなかった。
 「……初えっちなのに締まらないわねぇ、私たちったら」
 「…………すいません」
 「なに謝ってるのよ、お互いさまでしょ。まあ時間はたっぷりあるんだし、ゆっくりやりましょ。ね」
 まるで年上のようにミミが光子郎の頭をなで、その手がゆっくり滑り落ちて彼の赤い頬を辿った。顎をもち、唇を誘う。
 光子郎は初めて触れる女の子がミミでよかったと思う。そして彼女にも同じように思って欲しいと思う。だからこそ彼女を傷付けたくはなかったし、泣かせたくもなかった。だけどそれは本当に正しいのだろうか?
 自分はデジタルワールドでたくさんの思いをたくさんの人やデジモンと共有してきた。そこには出来れば思い出したくない痛みや恐怖の思い出もある。でもそれを消してしまうことは少なくとも僕には考えられない。全てが揃ってこその思い出だから。
 ――――――僕はヒドイ奴かもしれない。痛みの記憶と一緒に僕を覚えてて欲しいと願うなんて。
 「……わかりました。僕も覚悟を決めます」
238エロモン02:2006/06/29(木) 21:23:01 ID:ZXtdACDg
30
 今から10年経って訊ねられても、初めて指を差し込んだ感想を光子郎はきっと鮮明に思い出せるに違いない。それほど衝撃的な体験だった。熱くぬめる粘膜のスリットは今まで触ったことのあるどんなものとも違う柔らかさで彼の指を掴んで離さない。
 治まりかけていた心臓を裏から叩かれるような振動が一瞬にして蘇る。埋まり込んでしまった少年の中指は弱い痙攣を繰り返しながら蠢くミミの身体の圧迫感を感じずにいられない。
 「痛くないですか?」
 「ん、それくらいなら……」
 「……いつもやってるから?」
 「ば、ばかっ!」
 怒りを露わにしかけたミミを慰めるように光子郎はミミの顔を見ながら少し中指をくの字に折り曲げた。
 「あっ……!」
 「こうやって……誰の事を考えてやるんでしたっけ」
 「あん……っばかばか!さっきと同じこと……やっあっあぁ……!」
 「答えて、ほら、何を思い出してここをこうするんですか?」
 「……あっあたし、いじめられて喜ぶ癖なんて、ないんだからね!?」
 「……答えてください。聞きたいんです。……さぁ」
 「――――――こ、こーしろ…くんよ、あなたの事を思い出して、やらしいトコ触るの……!」
 いっそう、光子郎の指がきつく握られた。たった中指が一本だけだというのに、もう何処にも余裕などない。
 「さっきよりもっと溢れてますよ、ミミさん。気持ちいいんですか?」
 「もう、やぁ……そんなこと聞かないでよぉ……」
 ジタバタとミミが悶えるに悶えられない悩ましい動きで身体をくねらせるのを見ながら、光子郎はもう一押しとばかりに身を乗り出した。
 「だって、質問すると感じるみたいですから。……あと、こうやって目を見ると」
 「っい……ゃぁ!……!」
 バッチリ光子郎と視線が合ったミミが両手で真っ赤になった顔を覆う。ちゅぷちゅぷと蜜の潤沢をそのまま音にした淫猥なリズムが途切れる事なく部屋に響いているのを聞きながら、ミミは身体が解けてゆくような錯覚を覚えた。
239エロモン02:2006/06/29(木) 21:25:41 ID:ZXtdACDg
31
 粘液でふやけたドロドロの中指を引き抜き、光子郎はことさらに彼女の瞳に見せ付けるようにしてそれを舌を露出させたまま啜った。ぢゅるちゅるとわざと音を大きくさせ、ミミの羞恥心を煽り立てる。
 「やあああああ!だめ、だめよ!ぺーして!ぺーしてぇ!」
 「ミミさんの味がする」
 「ばかああぁ!もうばかばかばか!なんでそんなにヤラシーこと思いつくのよう!」
 「いつもこんな事ばっかり考えてるからです」
 「さらっとすごいコトゆうなァー!」
 「心配しないでください、これからもっとすごいことをしますから」
 「やだもうミミちゃんアメリカかえるぅー!」
 「逃げられると思ってるんですか。甘いですよ浅はかですよ認識不足ですよ」
 笑いながら悲鳴を上げるミミの首筋を、光子郎が粘液のついたままの指を滑らせ、またそれを舐め取るように唾液の筋を作った。
 「……逃げないんですか?」
 「………こーしろーくんのいじわる……」
 目と目が合った。ただそれだけで二人は同時に目を閉じて唇を重ねた。ただそれだけで意思が伝わったことに二人は深い喜びと満足感を覚え、決心がついたかのように身体を離した。
 もう一度二人は相手の身体に視線を這わせて、いま一度改めて抱きしめあう。
 「さっきのおまけ使おうよ。ちょっとくらい痛くても我慢するから……こーしろーくんだから…我慢してあげる……」
 「……ありがとう…とても…嬉しいです……」
 「……もう、こんな時でも敬語なんだから……でもこーしろーくんらしい……」
 濃厚で長い口付けを惜しむように、少年はひんやり冷たい潤滑剤を避妊具の上からたっぷりかける。
 「なんか、フランクフルトみたい…ね」
 「……言うと思った……」
 呆れ声ながらも悪戯っぽい顔で、少年は両手に流れ落ちた透明のゾルを彼女の秘部にぽたぽたと落とした。
 ミミは冷たい、と声を上げるのも我慢して「きて」と呟くのが精一杯。
240エロモン02:2006/06/29(木) 21:26:52 ID:ZXtdACDg
32
 悲鳴も喘ぎ声もない、ただ自分たちの吐き出す吐息で窒息しないように必死で呼吸をする。さながら酸素を求めて水面を目指す金魚のようだ。まるで溺れているみたいに二人が荒い呼吸を繰り返している。
 痛いのだろうか、訊ねた方がいいのだろうか、しかし声が出ない、だけど物が考えられない。
 苦しいのだろうか、聞いたほうがいいのだろうか、しかし言葉にならない、だけど文章にならない。
 ただ繰り返される振動、ただ繰り返し訪れる鈍い衝撃。それが魅力的かどうかはわからないが、それに囚われているのは事実だった。光子郎の快感と焦燥、ミミの鈍痛に似た未知の感覚が混ざり合って溶けている。
 何かに耐えるように光子郎の眉間に寄せられたしわが目まぐるしく形を変え、どきどき下ろされる視線の隅で悩ましそうに照れた笑い顔をミミに向けている。
 ミミはその視線が降りてくるたびに何故か目が合ってしまうので、そのつど慌てて目を逸らしたり顔を覆ったりと忙しく動いている。光子郎はそれを見るのが面白くて愛しくて仕方がない。
 ああ、僕たちは繋がっている。今この瞬間、間違いなく心も身体も合わさっている。
 すぐに彼女がアメリカへ帰り、自分がまた長く日本に取り残されたとしても……大丈夫。
 デジタルワールドでテントモンと初めて心を重ねた時のように、東京で両親とのわだかまりが解けたあの日のように、今彼女と自分の道が重なったのだ。……例えそれがたった数時間の日食のような偶然でも、重なり合った幸福を僕は忘れない。
 「ミミさん」
 「なぁに、光子郎くん」
 「……好き。」
 まるで懺悔みたく、光子郎はミミにそう一言だけぶつけた。
 「……me to」
 その真剣さに少々面食らったものの、勘のいいミミは雨の中の百合のような可憐と淫靡が入り混じった笑顔で応える。
 それが――――――その魅力的で匂い立つコケティッシュな笑顔がまずかったのだろう。
 「……あっ!」
 真っ青になった光子郎が絶望の声を上げて何度かひどく身体をグラインドさせて崩れ落ちるようにミミの身体に体重を預けた。
 「…ぁ…すごい、こーしろーくんの、びくんびくんってなってる……」
 恥かしそうな悔しそうな悩ましい表情で、光子郎が掠れたうめき声を上げる。
 「ごめんなさい……我慢できませんでした……」
241エロモン02:2006/06/29(木) 21:28:11 ID:ZXtdACDg
33
 寝起きの悪いミミが目を覚まし、シャワーを浴びてまだ湿っているバスローブをつけ終わっても、光子郎は気を失ったかのように眠っていた。こういうのを泥のように眠る、というのだろう。
 時計を見ると午後8時半。帰るにしても泊るにしてもそろそろ起して家に電話を掛けさせなければまずい時間帯だというのに、少女はベッドの横に椅子を置き、逆に座って背もたれに腕を掛け、じっとぐうぐうノンキそうな顔をして眠る少年を見ていた。
 かわいー顔して寝ちゃって……なによ、私もうすぐアメリカ帰っちゃうってのに……ばぁーか。
 心の中で毒づきながらも、無理に起したりする気のさらさらないミミの顔はしまりなく緩んでいる。
 だが彼女の心のどこかにそんな自分を鼻で笑っている冷たいミミも同時に存在した。
 思いが通じ合い、満ち足りた濃厚な時を共有し、それでも何かが足りないような気がする。彼女は少ない材料をそれでも持て余しながらぼんやり思案を重ねていた。
 一体何が足りないというのか。彼はここにいる。自分もここにいる。愛は……まだ良く解らない。けれど私が危なくなったら何を捨て置いてもきっと助けに来てくれるだろう。そう、パルモンのように。
 なら自分はどうだろうか、テントモンのように彼を陰に日向に支える杖になり得るのだろうか?
 答えは出ない。正しくは、解らない、という答えしか出ない。
 命の危険に晒されればきっと地球の裏側に居たって助けに行くわ。でも。私って意外に鈍感だからなぁ……ほんとは気付かない所でいろいろ迷惑かけてるのかも。ミミは珍しく内証的に自分を振り返る。
 彼女は自分で思っているほど鈍感でもなければ愚かでもないが、やはり少し回りへの配慮が足りない部分もあった。だがしかしそんなものは年相応のもので、これから先いろんな経験を経て改められてゆくだろう。なにせ自分への拘りなど持っていない自由で柔軟な彼女だ。
 「……ま、考えたってしょーがないっか。なるよーになるわよ、ね」
 思う存分光子郎の寝顔を堪能したミミが笑いながらそう言い、ライティングデスクに目をやるとだらしなく口を開いているバッグから覗くパソコン関係のマニュアルやらパンフレットやらが見えた。
 うふふ、と悪巧みの顔を隠しもせずにミミはそのマニュアルを光子郎の頭に載せてみた。これがまた上手くバランスを取って乗っかるもので、ミミは調子に乗ってそこら中にあるティッシュ箱だとか空のペットボトルだとかを追加してゆく。
 「くくくくく……あはははは!もうだめ!なんで落ちないのよぉ!!あははははは!か、かめら、カメラどこだっけ!」
 頭の上は言うに及ばず、身体中が遊園地のように部屋中のもので飾られていてものすごい格好になってしまった光子郎の腰の上に鎮座していた自分のデジカメをそっと引っ張り上げ、ミミは何度も何度もシャッターを切った。
 「あはははは!まだ起きないよ!ありえなーい!普通重さで起きるでしょー!?いひひひひひ!」
 お腹を押さえひとしきり転げ回って気が済んだのか、笑いながら身体中の飾りを除けていたミミがふと何やら善からぬこと思いついたのか引きつり笑いを止め、固い声を作って光子郎を揺り起こす。
 「こらっ光子郎起きなさい!どうしてあなた裸で寝てるの!?」
 「………あい…もう起き……ぇえぇ!?…お、おかあさん!?」
 光子郎が眠る前に見せた青さとは違う顔面蒼白で、ばっ!と音を立ててベッドから跳ね起きた。
 「はずれー。ミミちゃんでーす」
 「……ですよねぇ……ああびっくりしたぁ……」
 ホッとしてかぐったり力を抜いてベッドに蕩ける光子郎を横目に、ミミがまた嬉しそうな声を上げた。
 「もう一つバッドニュース。ただいま夜の8時半でーす」
 「ええええええ!?うぅそぉ!?」
 部屋に設置されていたのだろう。ミミの持っている置き時計の時間を慎重に読んで、光子郎はまた脱力した声で唸った。
 「しっ……信じられない…………今日はケーブルとメモリを買いに行こうと思ってたのに……」
242エロモン02:2006/06/29(木) 21:39:28 ID:ZXtdACDg
34
 「どう?泊っていいって?」
 レストランの席に戻ってきた光子郎に、ミミが声を掛けた。
 「だからっ!泊りませんよっ。ごはんを食べたらすぐ帰ります」
 財布の中にテレカをしまい込みながら、頬を染めた光子郎が低く小さい声でミミを嗜める。
 「やーん、泊ってったらいいじゃなーい」
 「……あのね、ミミさんの部屋はシングル部屋なんです。宿泊規約違反で追加料金払いたいんですか」
 「ダブルの部屋を取り直せばいいのよ」
 「……ツインじゃないんですね……」
 「だって勿体無いでしょ、ベット一つ空いちゃうの」
 あっけらかんとミミがロールパンを口に運びながら言い切り、光子郎はきょろきょろ周りを見渡す。
 「み、ミミさん!公共の場でそういう慎みのない発言は止めてください!」
 「あら、じゃ二人のときはいいわけだ」
 にぃ、と口角を持ち上げながら笑うミミの顔を受け、光子郎は真面目な顔をして言った。
 「もちろん。――――――特に寝具の上で聞くのはやぶさかではありません」
 しばらくきょとんとしたミミがコロコロ鈴を転がしたような声を上げて、やっぱり光子郎くんも男の子ねと笑った。
 「……明日はどんなご予定なんですか?」
 「ん、この帰国のメインイベント、親戚の結婚式。……で、明後日の昼には機上の人ってスケジュール」
 「えらい強行軍ですね」
 「まぁね。学校サボって来てる関係上、仕方ないのよ」
 「そうですか、くれぐれも気をつけて帰ってくださいね」
 心配性ねえと返したミミが、何気なく手に持っていた水のグラスを取り落としそうになった。目に見えて気落ちした光子郎がぼんやりと手のつけられていないスープに視線を落としたまま固まっていたから。
 ……んもう、素直じゃないんだから……。
 「光子郎くんち、電話番号って変わってないわよね?」
 「……へ?……か、変わってませんけど……なんですか急に」
 「電話してきてあげる。『光子郎くんの体調が良くないようなので今日はうちに泊ります』って」
 白のミニスカートを勇ましく翻して、ミミが颯爽と席を離れて行く。唖然とする光子郎が我に返ってその後を追いかけようと立ち上がりかけ、すとんとそのまま席についた。
 「……こりゃ明日帰ったら質問攻めだな……」
 光子郎は両親にする言い訳も考えず、恋人がアメリカへ帰る日にちょっと泣くかも知れないなとテーブルに肘を付きながら思う。その日、高揚した気持ちが萎んでゆく自分の有様が目に浮かび、すこし可笑しかった。
 その日の夜はきっと夢を見るだろう。いろんな彼女を思い出しながら眠るから、きっと賑やかな夢に違いない。
 少年は満足げに笑い、手を振って駆けて戻るだろう恋人を待つことにした。


『てんとう虫は海の向こうの夢を見る』 おわり。
243名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 21:56:25 ID:M4wfhukd
エロモン様!
GJです!!
光ミミ思いっきり堪能させていただきました
244名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 21:59:47 ID:CymSq0KX
エロモンも光ミミも最高でした〜!GJですッ!
245名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 22:18:37 ID:E/3MFf7U
俺の読んだSSの中で一番だよ
246名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:42:11 ID:hnjqoHs2
エロモン…その名はデジモンスレを過疎から救った英雄として
住人の記憶の中に深く刻み込まれたのであった…


もうね、マジでGJ。是非とも次はテイマーズで!またの降臨お待ちしております!
247名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 23:54:15 ID:mg5ECA8o
エロモン様GJ!GJ!ホントに御苦労様でした!!
光ミミ最高です!面白かったぁああ…。
248名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 00:58:54 ID:iHr1BaV4
>>245に同じく
超GJ!!!!!!!!!
249名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 01:00:26 ID:iHr1BaV4
興奮してあげてしまった…orz
逝ってくる…
250名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 01:16:01 ID:G2sLRXsO
じゃあ次はタカルキをオーダーしようかな、マスター。
251名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 01:42:22 ID:PwgqlGE9
何気なくカキコした「ミミが光子郎の頭に本のっけてる」シチュが盛り込まれてて、
必要以上に気分が盛り上がりましたw
ニクイ演出に感謝!!
そして超超GJ!!!
252名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 11:00:28 ID:lOjCAi10
ほんとうだ!>>123が全部ちゃんと入ってる!すげえ!
どうして俺はあの時
・空港でお別れシーンに照れながらキスをする光子朗
と書かなかったのかが悔やまれる。
253名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 16:23:34 ID:ZxjYnI/N
タカト×ルキ
タカト×ジュリ

どっちかをリクエスト
254名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 16:35:54 ID:xsJ6wWwg
マサヨシまだかな
255名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 17:47:13 ID:HJ1KlUCF
バステちゃんまだかな
256名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 20:31:57 ID:Z5PO+iQ0
主人公ズラブの漏れとしては
太一×空
大輔×ヒカリ
タカト×ジュリ
大×ヨシノ
を激しくキボン。正直拓也はどーでもいい。
257名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 21:13:59 ID:hf9zvJJF
俺は主人公贔屓ではないんだけど>256があげてるのを読みたいなー。
あとヤマ空とタケヒカとジェンルキ。
そういえばこのスレでコウジ泉って出たこと無いよね?これも読みたい。

まークレクレばっか言ってもしょうがないけどさ。
自分が書けそうなのはタカジュリとジェンルキくらいかな。
需要があってうまく書けたら投下するかも。
258名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 22:27:21 ID:gQV1w+a+
>>257
タカジュリここに需要あり!!!
259185:2006/06/30(金) 22:32:14 ID:9deThsUF
エロモンさんお疲れ様でした。光子朗の頭に本のっけてるミミちゃんかわゆかったです。ミミちゃん大好きになりました。

私事ですが、検定の勉強や>>200、果てにはエロ部まで書き込んでいたケータイを紛失すると言う事態にも会いましたが、
何とか1レス分書き上げましたので投下いたします。
なんだか前回と雰囲気がガラリと変わってしまった…orz

□■□■□

きっかけは些細だった。
もしかしたら、たわいのない会話の合間で彼女が言った「話がある」との一言で。
もしかしたら、空気を察して彼が口を噤んだその瞬間。
あるいは・・・それよりも前に。
だから、それは些細で。聞き逃しそうになった。

  「私…ヒトシと寝たの。」

□□□
マサルがその意味を分かるまでに、一呼吸。二呼吸。三度目に息を吸って、やっと単語が出てきた。
寝るということが本来の意味ではないことくらい、いくらマサルでも分かっていた。
ただそれは、保健の授業で習ったときに友達と一緒にからかって、「さいてー!!」とか「ジェラシーがない」と顔を赤くした女子に怒られる。それくらいのものだった。
つまりは、それくらい現実味のないものだった。
まして目の前の勝気な少女からそれを連想するのは、マサルの選択肢に乏しい手段を用いては無理だった。

260覚醒カタルシス:2006/06/30(金) 23:46:02 ID:DNDpvEtr
185さん。色々大変みたいだけど、影ながら応援しながら楽しみにしてまっせ。











さて、大ヒカでも書き始めるか。



何時になるかワカランが…
261名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 23:52:35 ID:gQV1w+a+
>>260
テカテカしながら待ち申し侍る
262名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 00:49:22 ID:ZW57DkRr
このスレ見てて懐かしくなってきた。
光ミミ萌え(;´Д`)

他の神にも期待してます!

ところで前田愛(AIM)が歌った今までのエンディングが入ったCDとか売ってるか?
調べたけどよく解らなかった‥orz
263名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 01:57:55 ID:7bI4J8Ao
AiMさん以外の曲も入るが「超進化ベスト!」
今ならまだ在庫分で間に合うだろうから買っとけ
これ以上はスレ違い

>>257
ジェンルキも需要あり
264名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 06:17:03 ID:+p+RWBXu
タカルキキボンヌ
265名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 06:24:04 ID:FnfD4PvZ
おー一気に盛り上がって参りました!
266名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 11:17:56 ID:HJUGYeJi
>>245に賛同!エロモンさん最高です。

光ミミGJ!お疲れ様、ありがとうございました!!


このスレを活性化させた伝説が生まれた・・・。
267名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 14:42:33 ID:a54W6Rtq
エロモンさん、GJ!お疲れ様でした。
ミミ(というか女の子)らしい無邪気さゆえの遠慮のなさや光子郎の葛藤、2作とも最高でした。

本命はテイマーズ・タカジュリだけど、他のカプの投下もwktkしながらお待ちしてます!
268257:2006/07/01(土) 18:13:49 ID:be9NttmB
>258>263
とりあえず185氏のセイバーズネタが終わったらどっちか書くよ。
上手く書けるか自信ないが(`・ω・´)ガンガル!
269名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 00:57:35 ID:BZJFQyEc
>>268
ここはタカジュリとジェンルキのダブルエッチでいかがかと
270名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:28:55 ID:pVHKuIOO
4Pキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
271名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 09:23:44 ID:xgOuQ4r2
ピヨモンやガルダモンを見て空を思い出したのは漏れだけじゃないはず
272名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 13:04:16 ID:m9phQJ2E
タカジュリ+ジェンルキで4p、自分は難しい。樹莉総受けなら○pとか書けるかも。
5-2男子が樹莉に総ぶっかけとか読んでみたいw
273空好き:2006/07/02(日) 14:33:14 ID:dOBlz2u3
エロモンさん本当に乙でした!!
二人ともマジ可愛い・・・v

バステちゃん・・・まだネタがまとまんない。。
しかも明日から出張でパソに触れないの・・・だからまだ投下できないっす。。

ゴメンね(;_;)
274名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 21:24:24 ID:fMBGns9D
ヒカリ&空×太一
とかいうよくわからない組み合わせが好きでゴメンネ
275名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 05:07:46 ID:bVlcXD1C
謝る事はない
276名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 13:34:48 ID:D3d9gf4S
>>263dクス
早速Amazonで購入しますた

セイバーズの途中加入キャラは妹でなく野生児か‥ちょっと残念
277名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 22:42:54 ID:M5p1OJnB
エロが無いと書いちゃいけないよねぇ?
278名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 23:25:32 ID:VSLHqU7y
んなこたーない
279名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 19:21:16 ID:Uusm3Bvy
タカトとルキとジュリの3Pで
280名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:39:19 ID:4DwfjE3i
すっかり寂れたね
281名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:12:16 ID:M4GtJfJe
前スレの薬盛り光ミミ最終投下からもうすぐ三ヶ月か…作者元気かなぁ?
282名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:18:31 ID:Lvzl0ApC
>>281
もうそんなに経つのか。
かなりいいところまで行っていただけに完結していないのが悔やまれるな。
作者の方気が向いたらいつでも投下して欲しい。俺は今でもwktkしてるぜ
283名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 07:00:25 ID:52WlamPF
テイマーズの夏映画に25年後の光子郎とミミが出てるってマジッスカ
ええっじゃあやっぱり結婚してたのヤツら!
284名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 14:08:27 ID:M4GtJfJe
>>283
オレもデジモン情報ネットで探ってたらそんな情報を載せてるサイトを見つけて、
21禁じゃないほうのデジモンスレで聞いてみたら
「ねーよ」
だってさ。デマか何かの勘違いっぽい。
285名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:37:01 ID:52WlamPF
そうだよね、よく考えたらあの世界次元が違うんだからありえないよね
でもそのレス冒険者も暴走特急も全部見直す前に欲しかったかなハハハ

で、見直して気づいたけど冒険者の日付も8月1日なんだよね。
ほいでオメガモン出てきてるんだよね。
裏でデジアド+02メンバーが居るんじゃないかってドキドキだよね!
・・・ハハハ・・・泣いてないよ?
286ミミたんとリリモンをイジメるよ:2006/07/06(木) 21:20:36 ID:W0lpTPMB
「母さん・・・話があるんだが」

セーバードラモンは意を決した様子で母・・・バステモンを呼んだ。
息子の妙に真剣な態度にちょっと違和感を覚えるバステモン。

「にゃん??今、ご飯食べてるからさっさと言いなさい・・ぺろぺろ・・」
「んっ・・あっん!!」

バステモンはヒカリの股へ吸い付き愛液を搾り取っている真っ最中。下品な音を立てながら体液を吸われる度に、顔を歪めて悶えるヒカリ。。
その様子にちょっと自分のモノが熱くなるのを感じながらセーバードラモンは続けた。

「あのさあ・・・女テイマー狩りはどうなったの??全然出かけてないけど・・」
「ああ、アレ?もう飽きちゃったにゃ」
「あっ・・・飽きたぁ!?」
「だって目的の物は手に入れたよ?まずは本命の空タン・・本命が使えない時の予備にヒカリン、ヨシノンは空タンを虐める用でパツキン兄弟はオナニー用にゃ。もうこれ以上オモチャは別にいらないよ」

それを聞いて納得いかない様子のセーバードラモン。

「ちょっと待てよ!それは全部母さんのオモチャだろ!?俺の分は?」
「アンタには紋章を喰わせてやったんだから良いでしょうが」
「ヤダヤダーーーー!!俺も空みてえなオモチャが欲しいよお!!」

いきなり駄々をこね地団駄するセーバードラモン。その衝撃でアジトが音を立てながら振動する。

「こらっ!暴れないの!お家が壊れるにゃ!!」
「母さんだけズルイズルイ!!俺だってオモチャ欲しいんだよお!!普通は母親が息子にオモチャを買ってやるのに何で母さんばかりオモチャ・・・」
「あーーーーーーーーーーっうるせーーにゃ!!分かったから大人しくするにゃあっ!!」

とうとうセーバードラモンを怒鳴りつけるバステモン。

「ったく・・仕方ないにゃあ・・・誰をオモチャにしたいの?」

セーバードラモンは満面の笑みで答えた。

「勿論、ミミたんに決まってるじゃんよ」
287ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/06(木) 22:00:59 ID:W0lpTPMB
「え〜・・・あのコロコロ髪の色が変わる奴??」
「何だよその言い方!俺にとってど真ん中なんだよ!しかも純真の紋章を持ってるんだ・・・紋章を吸い取って絞りカスはオモチャ。一石二鳥だぜ」
「やれやれ・・仕方ないわね。。何だかんだ言いつつもアンタには色々手伝ってもらったから今日はご褒美を上げるにゃ」
「やっほう!!さすが母さん、話が分かるぜ」



光子郎はパソコンの画面を見つめてすごい速さで何かを打ち込んでいる。。
その様子を心配そうにミミとパルモン、テントモンが見つめている。

「ねえ・・・光子郎君・・・少し休まないと体が持たないよ・・」

光子郎はバステモンに囚われた空、ヒカリ、ヤマト、タケルを救出するべくデジタルワールドを調査している。
バステモンの潜んでいる異次元世界はデジタルワールドから行き来できる事が判明した物の、その世界への行き方が全く掴めないのだ。
光子郎は責任感とそして持ち前の探究心からか一日中調査を行っている。

「ミミはんの言う通りでっせ。光子郎はんが無茶して倒れたらそれこそ四人を救えなくなってしまいますわ」
「そうよ、お願いだから無茶しないでよ光子郎君・・」
「ですが・・・あと少しなんです。。もう少し手がかりがあれば・・・」

何度言っても作業を止めない光子郎にミミはとうとう我慢の限界。元からそんなに我慢強い子ではない。

「光子郎君!!私の話聞いてるの!?」
「聞いてますよ・・・ですがもう少しですから・・・」
「いつも『もう少し』とか言いながら全然終わらないじゃない!いい加減に休みなさい。じゃないと・・」
「僕の事なんか心配しなくて良いですよ・・・とにかく今は空さん達を最優先に・・」

光子郎が言いかけたところでミミが怒鳴った。

「何よっ!!体のことを本当に心配してるのに!何で僕の事は心配しないでって言うの!?」
「ミミさん・・??」
「仮に空さん達が助かっても光子郎君に何かあったら・・・空さん達が喜ぶと思ってるの!?もういいよ!光子郎君なんか知らないわよっ!!」

足元の座布団を思いっきり光子郎に投げつける。ミミの目にはうっすらと涙が浮かんでいる。
その様子を見てパルモンとテントモンは困っている様子。。光子郎も震えた彼女の声に相当慌てている。

「ミミさん・・・違うんです。。僕はただ・・・」

なんとかミミを宥めようとする光子郎。ところがミミの方へと振り返った時、異変に気が付いて驚いた表情をしている。
ミミの近くからドス黒い霧が発生して彼女を飲み込もうとしていたのだ。

「ミミさんっ!!」
「ミミ!!」

光子郎とパルモン、テントモンはミミに向かって手を伸ばす。それと同時に不気味な声が響いてきた。

「ゲーーーッハハハハ!!純真の紋章をイタダキに来たぜぇ〜!!」

288名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 00:49:26 ID:+y6kH+yD
>>285
わかる…わかるぞッ!
オレもわざわざ見直して、ひどくがっかりしたクチだからなッ!!
返せッ!あの時感じた、
ドキドキワクワク感を返せッ!!
って当時思ったもんよ。一ヶ月とちょっと前の話だけど。
289名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 07:25:25 ID:M8sP/Syl
>>288
同士よッ!(ひしっ
このやるせない切なさをSSにしてぶつけてやろうぜ!スレ住人に!(迷惑
290名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 12:39:45 ID:YpxH7hwM
空好きさんお帰りなさい。
ミミリリイジメ、楽しみにしてます。
291名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 18:30:57 ID:j1XktJIg
>>287
もういいよ…
292名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 22:27:42 ID:dY4QFLnB
>>287
空好きさんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
続きwktkして待ってます
293名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 23:46:32 ID:gs2nY0E4
期待してます
294名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 08:15:10 ID:k4x0ddlV
>>292はツンデレ
295名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 08:19:27 ID:k4x0ddlV
>>291だった_| ̄|○
296ミミたんとリリモンをイジメるよ:2006/07/08(土) 19:03:49 ID:MG2MnpzB
霧の中から現れたセーバードラモンは足でミミを鷲づかみにする。
突然の襲来に悲鳴をあげる暇すらないミミ。。

「それじゃバイビ〜♪」
「ミミを返しなさいよ!『ポイズンアイビー』!!」
「おっ・・?」

パルモンが蔦を伸ばしてセーバードラモンの脚を絡め取る。
セーバードラモンは一瞬だけ怯み、その隙に光子郎とテントモンがミミの手を掴む。

「光子郎君っ・・・」
「くっ・・ミミさん・・・!」
「ちっ・・うぜぇな・・・ま、いいや。まとめて引きずり込んでやるぜ!!」

幾らパルモンやテントモンが束になったとしても力の差は歴然。
セーバードラモンは力任せに羽ばたき、二人と二匹をまとめて闇の中へと連れ去っていった。。



>>291さん
スマソ・・・飽きちゃった人もいるよね。。
297ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/08(土) 20:18:48 ID:MG2MnpzB
霧が晴れるとそこは神殿を模したバステモンのアジト。
セーバードラモンは一度、ミミを放した。ココまで連れてきてしまえば逃げられる事はまずないからだ。
放された勢いでミミを掴んでいた光子郎は彼女に押し倒されるような体勢で倒れてしまった。

「きゃあっ!」
「ミミさん、大丈夫ですか・・・?」
「うん・・・私は大丈夫・・」

セーバードラモンはさらに力任せにパルモンを振りほどくと、全身から妖光を発し始めた。

「まずは邪魔な連中を片付けてやるぜ・・・セーバードラモン、ワープ進化ー!『オニスモン』!!」

セーバードラモンがワープ進化した事に怯んだ光子郎とミミ。
しかしすぐさまデジヴァイスが光り輝き、パルモンとテントモンがトゲモン、カブテリモンへと進化。そしてさらに紋章の輝きが増し・・。

「カブテリモン、超進化ー!『アトラーカブテリモン』!!」
「トゲモン、超進化ー!『リリモン』!!」

巨大な角をもつ昆虫デジモンと綺麗な妖精型のデジモンが邪悪な翼竜と対峙する。

「ゲッハハハ・・・完全体ごときが束になろうが俺には勝てねえぞぉ・・」
「そんなのやってみなきゃ分かんないじゃない!いくわよっ・・『フラウカノン』!!」

リリモンが必殺技を放とうとしたその時だった。
長い尻尾がリリモンの体へと巻きつき、動きを封じ込めた!

「くあっ・・!?」
「リリモン!!」
「にゃはは〜!なかなか可愛いにゃ〜、この子は私がもらうわよ!」

バステモンが背後からリリモンを絡めとり、自分の方へと引き寄せていく。
ミミは必死に手を伸ばすが無駄な事、パートナーを助け出す事は出来なかった。。
298名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 14:11:15 ID:sKsWc8d4
疑問なんだけど
ヨシノ凌辱を先したって事は
ライラモンはどうするんだろ?
バステモンの作者さんは
299ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/09(日) 21:09:06 ID:OfGfFtuS
「くっ・・・放して!」
「にゃはっ!元気のいい妖精さんね。イジメ甲斐があるってものよ」

バステモンはリリモンに巻きつけた尻尾を使って彼女の両手を後手に拘束する。
その痛みにリリモンが思わずのけぞる。その勢いで両方の乳房が大きく弾む。

「あっ・・・痛いっ・・!!」
「あらら。。アンタ、ロリ〜な見た目に反してオッパイ大きくてやらしいにゃ」

ニヤリと笑うとバステモンは鉤爪でリリモンの衣服を引き裂いた。
衣装の中に隠された成熟しきった乳房がプルンと震える。

「ううっ・・何するのよぉ!!」

リリモンは初めて感じる羞恥と屈辱で真っ赤になり叫んだ。
しかしその程度でバステモンが行為を止めるはずもない。余計に彼女の嗜虐性を煽っただけである。

「うにゃあん・・・アンタ、自分の立場分かってんの?逆らう権利はないよ。オシオキしてやるにゃ」

バステモンは両方の手でリリモンの胸を掴むと指に乳首を挟んだ。
そして思いっきり、乳首を引きちぎりそうな勢いで捻りあげる。

「んんっ!!あああああっ!!」
「うにゃん♪イイ表情にイイ鳴き声にゃ。もっと楽しませてね!」

乳首を捻られ、全身に電撃のような感覚が走るリリモン。その感覚に顔を歪めて悶えるしかない。
その様子を見てバステモンは楽しそうに、さらなる責めを彼女の乳首に与える。

「それそれっ!きゅっきゅっきゅう〜〜♪」
「ひああっ!!んはあっ!」
「あらあら、妖精さん?気持ち良さそうね」
「ううっ・・・ひっく・・・痛いよ・・・やめっ・・んっ!!」
「うふふっ、気持ちいいクセに。ホントは止めて欲しくないでしょ?ん?」

言葉責めと乳房責めでリリモンを快楽へジワジワ追い込んでいく。
リリモンは快感のあまりに口からだらしなく涎をたらして悶絶している。

「妖精さん、はしたないにゃ〜。それにしても美味しそうなオッパイにゃ。。まずはコッチを味わってみるにゃ〜!」



>>298さん
ライラモン、調べてもララモンの進化系って事しか分からなかったわ。。
女の子型?可愛いのかな・・・?
300名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 10:15:33 ID:zY1VW7uy
参考になるか分からんが・・・
tp://www.spoonful.info/asin/B000FTBLGS.html
301名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 10:17:07 ID:zY1VW7uy
sage忘れスマンかったorz

リリモンのエロ、あまりお目にかかれないのでめっさ期待してます
302名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 20:01:37 ID:bm3KVSDK
デジモンに対してのエロってめったに見ないから興奮
(トゲモンに退化したりしたらどうなるんだろうとか考えてしまったのは自分の胸にしまっておこう)
303ミミたんとリリモンをイジメるよ:2006/07/10(月) 21:13:12 ID:039QHB8I
「はぁんむ・・・ちゅばっちゅばぺろぺろ・・・」
「んっ!!ああっはっ!!!」

バステモンはリリモンの乳房へと吸い付くと舌を使って乳首を突付いたりして刺激を与える。

「妖精さん・・・可愛い・・・ちゅぱちゅぱちゅっぱ・・・」
「ひいっ・・止めて!うああっ・・」

涙を流しながら必死に懇願するリリモン。
イヤイヤをするように頭を必死に振って正気を保とうとするが、バステモンの与える快楽によってどんどん頭が真っ白になっていく。

「ふあああっ・・・あっあっ・・・!!」
「うにゃっ感度良好ね・・・・ふにゅっ???」

バステモンは突然自分の口の中に違和感を感じた。
何か液体のようなモノが自分の口の中に入ってきたのだ。

「にゃん??コレって・・・」

バステモンは液体の正体を確かめるため、一度リリモンの乳房から口を放す。
彼女の口とリリモンの乳房が糸を引く液体で繋がっている。



>>300さん
資料ありがとうございます♪
見た目はリリモンの衣装をレオタードっぽくした感じね・・・。

>>302
ご都合主義で退化しないから安心して。
304ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/10(月) 21:26:30 ID:039QHB8I
バステモンは自分の口についた液体をペロリと舐め取る。。

「うにゅ??母乳・・・?でもなんか妙に甘い味がするわね・・」

女の体液を主食にする彼女は人間の母乳も飲んだ事があるのだが、この母乳はなんだか味が違う。
考えるような仕草をするバステモン。が、すぐさま答えを導き出す。

「あっ!そっか〜・・・お花の蜜にゃん!!妖精さんの体液はお花の蜜の味がするのね♪」

初めての味に興奮気味のバステモン。じゅるりと涎をぬぐう。
そして嫌らしい目つきでリリモンを見つめ・・・。

「もっと味わうにゃ・・・ちゅばちゅぱちゅぱちゅぱ!!」
「ひぎいっ!?あああっ!!」

乳房に喰らい付くと搾乳のごとくリリモンの蜜を吸い取っていく。

「えっ・・・うっ・・・あああああ・・・あああっ・・・あああぁぁ・・」

オッパイの中身を無理矢理搾り取られる激痛と快感でリリモンの頭は完全に真っ白になってしまった。
ガクガクと痙攣し、口からはだらしなく涎と舌を垂らし目は虚ろで宙を眺めている。

「妖精さん、廃人になりそうな勢いにゃ」

だがリリモンが廃人になろうがバステモンの知った事ではない。
もう片方の尻尾がスルスルとリリモンの太股を擦りながら先端を股間に押し付ける。。
305ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/10(月) 21:43:03 ID:039QHB8I
「うっああ・・・あっあっ・・!?」

股間に尻尾を押し付けられるとリリモンは大きく痙攣する。
その様子を楽しそうに眺めるバステモン。

「妖精さん、知ってる?お花があま〜い蜜を出すのは他のお花に受粉させたい時とか・・・自分が受粉したい時にゃ」

言いながらバステモンはペニスと化した尻尾の先端をリリモンの秘所に容赦なくブチ込む。
リリモンはさらなる痛みに激しく打ち震える。

「ぎっ・・・あがっ・・・ああっ!!」
「つまり妖精さんは発情期にゃ。私がタップリと精液をブッ込んでやるから安心・し・て・ね♪」

バステモンは尻尾をいろいろな方向へと動かし始めた。

「ああああああっ!!ふああっん・・きゃふううっ!!」
「ああ・・可愛らしい妖精さんが・・・・・はしたない顔で醜態晒してるにゃ。。なんて興奮するシチュなの♪」

リリモンの醜態を見て興奮するバステモン。いよいよ自らの快楽も最高潮。

「ああっ出るにゃっ!!妖精さん、暗黒の精を受け取るにゃああああ!!」
「うっぐっ!!ああああああああああ〜〜〜っ!!!」

バステモンの尻尾が激しく痙攣すると大量の精液がリリモンに流し込まれた。
その量は華奢な体のリリモンにとってあまりに多く、お腹が妊婦さんみたいにプックリと膨れる。

「はあーーっはあーーっ・・・ああっ・・・気持ちよかったv」

妖艶な微笑を浮かべるバステモン。
その足元には自らの唾液と汗、蜜そしてバステモンの精液でグチョグチョにされたリリモンが惨めな姿を晒して失神している。。

「にゃあ・・・さってと、セーバーちゃんの方はどうなったのかしらん??」

306名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 07:23:48 ID:fIoUdN6M
イイヨイイヨ〜〜〜
リリモン陵辱、GJ!
307名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 05:29:55 ID:o1e+7Eo2
続きまだ?
308名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 21:32:39 ID:TZtQVZa9
耐えて得られる栄光もあるのさ。
309名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 14:15:58 ID:LnCdzW0l
いい言葉ハケーン
310名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 18:39:14 ID:eJAHhMA2
ううう、なんだか急に光ミミを書かなければいけない発作が……!?
311名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 20:32:33 ID:eJAHhMA2
間違えた、光ミミを読まなければいけない発作だった。

というわけで神降臨願いage。
312名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 21:26:28 ID:LnCdzW0l
〉〉311         ヴァロスW
313ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/13(木) 22:23:17 ID:ScveuQC3
オニスモンはリリモンが自分の母親の尻尾に捕らえられたのを確認すると、自らも行動に移した。
まずはあの邪魔な小僧からミミを奪わないといけない。

「ゲーーーッハハハハ!おい、ミミたんはオメェみてえなヒッキーには似合わないんだよ。だから俺が貰ってやるぜ!」

自分勝手な事を喚き散らしながらミミに襲い掛かろうとするオニスモン。
しかしアトラーカブテリモンがその前に立ちふさがる。

「ホーンバスター!!」

オニスモンに必殺技を放つのだが・・・。

「あ〜、ウザイ。お前邪魔!」

オニスモンは尻尾の一振りでアトラーカブテリモンをふっ飛ばし、一撃でテントモンへと退化させた。
古代デジタルワールドに存在していたという同族と比べその強さは段違いに進化している。

「テントモン!!」
「そ、そんな・・・・何なのよアイツ・・・」
「ゲッハハハ!さあ覚悟しなぁ〜」

ジリジリと距離を縮めてくるオニスモン。
光子郎はミミを庇うように彼女を自分の背に隠す。

「ミミさん、僕がアイツの気を引きますから・・・その隙に逃げてください・・」

光子郎がミミだけに聞こえるように呟いた。
しかしミミが大人しくそんな事を実行するハズが無い。

「そんなのダメよ!!大体、どこに逃げればいいのよ」
「ですが・・・じっとしていても同じです。。ですから少しでも可能性がある方に賭けてください」
「でも・・そんな事したら光子郎君が・・・そんなの嫌よ!」

その間にもオニスモンはじっくりと恐怖をあたえるためか、ジワジワと距離を詰めて来る。
もはや時間が無い。。

「お願いです・・・ミミさん・・・。もしミミさんだけでも助かれば、太一さん達を呼べるかもしれません。。」
「・・・・・・分かったよ・・・・・光子郎君、必ず助けに来るからね・・」

ミミは脱兎のごとく走り出した。。
一方で光子郎は一人でオニスモンの眼前に立ちふさがる。

「おっ?お姫様を守るヒーロー気取りかい?オメェ、その行動はすごく滑稽なの分かってる?」
「滑稽だろうが構いません。。ミミさんには指1本触れさせませんよ」
「ゲッハハハ!!ニート予備軍の分際で俺に逆らう奴はオメェが最初で最後だろうな!ゲハハハハ!!」

すると次の瞬間、オニスモンは光子郎を足で鷲づかみにする。
そしてギリギリと力を加え始めた。

「うぐっ!!ぐあっ・・・」
「ゲハハハッ!もっと苦しめてやるよ」

オニスモンはさらに力を加え光子郎から悲鳴を搾り出す。

「うっ・・・ぐああああああっ!!!」

光子郎は思わず叫び声を上げる。全身に圧力が加えられて今にも握りつぶされそうだ。。
しかしオニスモンは光子郎を握りつぶす事など、最初から考えてない。
彼から苦痛の悲鳴を搾り出せばそれで良い。 彼の苦しむ声を聞かせれば、ミミは必ず戻ってくるハズだからだ・・。
314名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 23:18:45 ID:eJAHhMA2
おお!……神よ……!
315名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 11:34:51 ID:Nvu8Uk+J
ktkr!!
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)<続きをワクワクテカテカしながら待たせていただきます
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
316ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/14(金) 20:54:46 ID:LwwMojVj
光子郎が時間を稼いでくれたおかげで、大分距離を置く事に成功したミミ。
しかし、ココは迷宮のごとく入り組んだ造りになっていて何処に向かっているのか全然分からない。。
いや、そもそも何処に向かえばいいのかすら分からない。。

「どうしよう・・・何処に行けばいいか分かんないよぉ!!」

不安げに叫び声を上げるミミ。
その時だった。光子郎の苦しそうな叫び声が聞こえてきてミミは思わず立ち止まって辺りを見回す。

「光子郎君・・・!!?」
「ゲーーーハハハハ!ミミた〜ん、確かにココから元の世界に帰るゲートはあるけど・・・迷っちゃうのが関の山だから出できなよ」

オニスモンの邪悪な叫び声が響き、ミミはビクッと震えた。
その様子を見たわけではないのだが彼女の精神情況はオニスモンにとって安易に予想できた。

「ミミた〜ん、かくれんぼかい?ジックリ行くのも悪くねえけどなあ・・・そうなったら俺は光子郎のミンチを振り回しながらキミを探す事になるんだけどなぁ〜!!」
317ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/14(金) 21:11:55 ID:LwwMojVj
「止めてっ!光子郎君に酷い事しないでよぉ!!」

ミミは必死に叫ぶ。その叫びがオニスモンにも聞こえたようで、すぐに言葉が返ってくる。

「よお〜し、良い子だなミミたんは。さすが純真の紋章の持ち主だ。。それじゃあ、来た道を戻ってくれるかなぁ〜?」
「そんなっ!こんな迷路みたいなところ、道なんか覚えてないわよ!!」
「そんなの関係ねえ。五分以内に戻って来い。じゃねえと光子郎のミンチができあがる事になるんだけどなぁ!!」

オニスモンの命令に逆らう事の出来ないミミ。
半泣きになりながら必死に見覚えのある道を探して光子郎の元へと走る。

「はあっ、はあっ・・・光子郎君・・・ううっ・・光子郎君・・」

必死に光子郎の名前を呼びながら走る。そしてなんとかオニスモンの待つ場所へと戻ってきた。

「光子郎君!!」
「おお〜、よく出来ましたミミたん♪」

光子郎はオニスモンの足の中でグッタリとしている。
どうやらあまりの苦痛に気絶しているようだ。。

「光子郎君を放しなさいよ、この変態!!」
「おいおい、変態呼ばわりかよ・・・ま、いいさ。約束だし放してやるよ」

ポイっと気絶した光子郎を放り投げる。ミミは慌てて彼の元へと走る。

「しっかり!!死なないで光子郎君・・!」

ミミが光子郎に気を取られている隙にオニスモンは一気に距離を詰めてきた。
そして巨大な口を開くと、ミミに襲い掛かった!
318ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/14(金) 21:25:36 ID:LwwMojVj
「!!きゃああっ!!」

オニスモンは巨大な舌でミミの体を絡め取ると、口の中へと引きずり込んでいく。
そして口に含んだままクチャクチャと音を立てながら舌でミミを弄繰り回す。
熱く、粘っこい感触を全身に感じで悶えるミミ。

「あっあっ・・・うっ・・・んっ!!」
「くちゃ・・ぬちゃ・・・ミミたんの体・・・色んなところ舐めてあげる」

ガムを弄繰り回すかのようにミミを咥内で弄ぶオニスモン。
舌の感触で何処を舐めているかが分かり、執拗に股間と胸を責め出した。

「うっあっ・・・ああっ!!」
「ミミたんのお汁、すげえ美味いぜ・・・べちょっぐちゃっ・・」
「ううっ・・・ひっく・・・助け・・て・・リリモン・・・・」
「おっ?なんだか頬っぺたがしょっぱいぞ?泣いちゃったのか?弱虫だなミミたんは」

ミミの体をしゃぶり尽くすと、ベッとミミを吐き出すオニスモン。
唾液まみれのミミの裸体が転がった。。オニスモンの唾液で服と下着だけが溶かされてしまったのだ・・。

「ゲハハハハ!いい体だぜ・・・それじゃあ・・・紋章を吸収するとしますかね・・・」
319名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 01:30:46 ID:EvSsragg
ワクテカ
320ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/15(土) 22:40:14 ID:E3GtbGVS
オニスモンはミミに近付くと、その巨根を秘所に押し付ける。

「いやぁっ・・・止めてっ・・・!」
「止めるわけね〜だろ♪大丈夫だって、気持ち良いからよぉ」

ニヤニヤと笑みを浮かべつつオニスモンはペニスを秘所に打ち付ける。
しかし、さすがに中学生の秘所に巨大な究極体デジモンのペニスではサイズが違いすぎる。。

「くっ・・そ!入らないじゃねえかよ!このっ・・・このっ!!」
「ひううっ!!?止めてっ!痛いよっ・・・痛いぃ!!」
「あ〜〜〜・・・くそ、こりゃ入らないな・・仕方ねえ、一回退化するか・・」

今のままで挿入するのは無理と判断し、セーバードラモンへと退化する。
と言っても、セーバードラモンの状態でもかなりペニスは大きいのだが・・・。

「ゲッハハハ・・・キツそうだけど何とか入りそうじゃねえか・・・」
「うっ・・・あっ・・・助けて・・・助け・・」

ミミはパニック状態になりながら必死に助けを求める。
そんな様子に興奮しながらセーバードラモンはミミの乳房に喰らい付く。

「助けを呼んでも無駄だぜミミたんよぉ!がふっ・・・んんっ・・じゅぷっ・・」

セーバードラモンが舌で胸の突起を弄繰り回すとミミはさらに喘ぎ声を出してよがる

「んあああっ!!あっ・・・あっ・・・!
「ゲハハ・・・乳首が勃起してるぜ・・・感じているんだろ?だが本番はこれからだぜ!!」
321名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 07:30:19 ID:t8YDeiXf
続き期待待ち
322名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 13:40:12 ID:69VYSbfV
寸止めやめて
323名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 15:47:03 ID:dXPEbJvW
だがそれがいい
324ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/17(月) 21:02:46 ID:Dwko3Nqx
セーバードラモンは今までの責めによって濡れそぼっているミミの秘所へとペニスを押し付ける。
ミミは恐怖のあまりに悲鳴を上げる。

「いやっ、いやっ!!助けて!!」
「暴れるなって。この俺が最高の快楽を味あわせてやるからさ!!」

嫌らしい笑みを浮かべるとセーバードラモンはペニスをゆっくりと埋めていく。

「いっ・・・やっ・・・!やめっ・・・て!!」
「はあっはあっ・・・ミミたんの中・・・温かくて気持ちいいぜ・・・・・んんっ!?」

セーバードラモンはゆっくりと確実にペニスを埋めていたのだが・・・何か違和感を感じた様子。。

「こ・・コレはっ・・?処女膜がねえぞ!!?どーゆーこった!!?」
「ううっ・・・ひっく・・・光子郎・・・く・・ん・・」
「ああっ!?テメエ、このアバズレめ!!既にあのパソオタとヤってやがったのかぁ〜!?」
「っく・・・助けて・・・こう・・・し・・ろう・・く・・ん・・」

セーバードラモンは自分よりも遙にちっぽけで弱々しい男に先を越された事が相当、気に食わない。

「あんな野郎とヤりやがるなんて・・・このラリッたアバズレがああぁ!もーいい、紋章抜き取ってそれで終いだ!!」
「ひぎいっ!?あがあっ!!」

怒号をあげると、セーバードラモンはペニスを完全に埋没させ激しく動かし始めた。
その痛みにミミが絶叫を上げる。

「あっあっ!・・止めて・・・痛いっ・・うっぐ!!」
「はあーはあー!!最高だ・・・力が溢れてくる!もっとよこせ!根こそぎ奪い取ってやる!!」

さらに激しく動き、ミミを犯し紋章の力を奪い取っていく。
それはミミにとって最高の激痛であるが、究極の快楽でもあり彼女の顔がいやらしい表情に歪む。。
325名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 02:15:35 ID:WaOHPrxk
流れ切って申し訳ないが
ここって過去ログ庫とか
まとめサイトとかりますか?
326名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 07:37:21 ID:keOBtQr1
327名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 23:50:53 ID:7uD69olf
バステモン一味は某○れん坊将軍と化したアポカリモンによって
「成敗!!」されると良いな・・・性的な意味で。

野暮な妄想すいませんでした。
328名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 02:10:14 ID:H/K6HSOa
>>326
d
でもまず取りあえず最初にクリックしてたんだけど
リンク切れだったんですよそこ・・・orz
329名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 09:57:30 ID:KTtTUFQY
>>327          ハァハァ
330名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 10:47:14 ID:R52dR6hB
331空好き:2006/07/19(水) 22:04:15 ID:aedAlIyp
ダラダラでスマソ・・・今日はちょっと時間が無いの。
明日には続きを投下するからね!

>>327
バステちゃんがイジメられるのも、なんか新鮮で良いかも・・・。
332名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 00:47:51 ID:HYlmfQDR
バステモンネタではないが俺は
空が(みんなの力を借り)隙を見て脱出
→したものの出たのはセイバーズ世界
→DATSに保護されるが失った紋章の力を欲して、代わりに大を襲いデジソウルを...

みたいなネタをずっと妄想してる。
333ミミたんとリリモンをイジメるよ :2006/07/20(木) 19:17:50 ID:mk8eZWw1
「はあっ・・・はあっ・・・ゲッハハ・・・良いぜ・・実に最高だよミミたん・・」

激しく腰を打ちつけながら快楽に悶えるセーバードラモン。
ミミも頭の中が真っ白になっていき、完全に快楽の虜となっていた。

「きゃふうっ・・・んっ・・あんんっ!!」
「ゲッハハハ・・キミも気持ちいいんだね・・・良かった・・じゃ、一緒にイこうぜ・・・!」

快楽に歪むミミの顔を見て興奮したセーバードラモンはとうとう我慢の限界。

「うっぐ・・・うおおおおおぉぉ!!」
「あっあっ!あはぁぁん!!!」

ペニスが激しく脈打つと大量の精液がミミの幼い子宮へと発射される。
あまりの快楽にミミは気絶し、セーバードラモンも絶頂を向ける。
絶頂を迎えた瞬間、セーバードラモンは再びオニスモンへと進化した。紋章を完全に奪い取る事が成功したのだ。

「はあっ・・はあっ・・・最高だったぜミミたんよ。。コレでキミは俺の物だ・・・世界で俺だけのオモチャだ・・ゲーッハハハハ!!」


横たわるミミを見下ろし、オニスモンが邪悪な笑みを浮かべて咆哮を上げた。。

〜END〜
334空好き:2006/07/20(木) 19:28:25 ID:mk8eZWw1
相変わらず歯切れの悪い終わり方スマソ・・。

>>181さん
せっかくネタ提供してくれたのに出来なくてごめんなさい。
機会があれば「光子郎の目の前でミミとリリモンが百合プレイ」も考えてみます。

>>327さん、>>332さん
その妄想を是非、形にしてみては?
あたしにバステちゃんネタを独り占めする権利は無いし。。
335エロモン:2006/07/21(金) 06:58:28 ID:W2M0syMj
空好きさんGJ!陵辱もいいやねー。暴力的な言葉遣いがイカす。
願わくば今度は是非光子郎が気絶してない状態で!


うんごめん。また俺なんだ。でも落ち着いて欲しい。
エロモンといえばそう、光ミミ。
では光ミミといえば?もちろんエロモンですね!
まだ書くとも。ああ書くともさ。このスレを埋める勢いで書くともさ。

じゃあリクエストを希望しようか。
今回はちょっと雰囲気暗い感じに挑戦してみようと思う。
キーワードは鬼畜光子郎!漢字にすると攻子郎!
336エロモン02:2006/07/21(金) 07:00:19 ID:W2M0syMj
to remenber


 彼がパソコンに向かう時、私は居なくなる。居なくなるっていうか、消える。
 必死でキーボードを操作しながら同時に二つも三つも画面見て挙句にマウスでクリッククリック。頭がヘンにならないのかしらね。私なんかやっと両手でキーを打てるようになったってのに。
 カチカチカタカタ鋭い音が響く。時々小さく口の中で何がつぶやいているけれど、その内容は私には計り知れない難しいことばっかりでちっとも解らないし、興味が無い。
 「ねぇー、パソコンで難しい事ばっか考えてて頭痛くならなーい?……もう終わりにしようよー」
 ヒカリちゃんとタケルくんは未だにパソコンに噛り付いてる光子郎くんにあきれて、全員に連絡を付けるついでにテイルモンとパタモンを連れて飲み物を買いに外へ出て行った。
 「まだです。クラモンをデリートするのが現実不可能なら、せめて一度開いてしまったデジタルゲートを閉じなければいつまた出てくるか解りません。所詮は応急処置ですが出来ることは全部しておきたいんです」
 なによ、返事する時くらいこっち見なさいよーっ……と怒る気力も失せた。疲れてるくせに、こうと決めたら絶対にてこでも動かない頑固なのは嫌と言うほどよーく知っていたから。
 「それさっきも聞いたぁ。あと何時何分何秒に終わるか知りたいのー」
 「京くんが無制限にポートやらゲートやらなんやら全開にしてくれたもんで、一つ一つ手動でロックしているわけですから……とりあえず今の所はなんとも……」
 カタカタカタカタ。迷いのないキータッチの音が早くなったり遅くなったり。
 私はキーボードを取っ払ったデスクに顔を伏してその音を聞いている。緊張から解き放たれた頭に心地よく響く無機質なリズムは、まるでピアノの演奏みたいに淀みなく続く。
 私はあのパソコンの中には居ないのに、こんなに傍に居るのに、まだちゃんと話してさえないのに。
 腹立たしい反面、いつもと変わらない彼の態度に少しだけ安心する。まだ彼は彼のままだった。変わらず、あの時のままの光子郎くんの元に、懐かしの我が祖国に、思い出の我が故郷に……私は居るのだ。
 「そう言えば、この後ってどうするんですか?」
 珍しく彼から話題を振ってきたけれど、顔は相変わらずパソコンに向いたままペットボトルを傾けている。
 「……私ラブホテルのお風呂って好きじゃないのよねー」
 ぶぴ。口に含んでいたウーロン茶が噴出した。ギリギリでモニターにもキーボードにも掛からずに済んだようで、その代わりを全部引き受けたカーペットはべっしょり濡れている。
337エロモン02:2006/07/21(金) 07:00:55 ID:W2M0syMj

 「げほっげほげほげほげほ」
 赤い髪が苦しそうに咳き込んで机の陰に頭を落とす。
 「うゥー!きちゃなーい。なにやってんのよォ泉センパーイ」
 うえー、と眉を顰めて身を仰け反らせ、私は大げさに顔をゆがめた。
 「ななななにを言うんですかいきなりっ!こ、こっここ、が、学校ですよ!」
 ペットボトルのウーロン茶というのは、いや、缶入りでもそうなんだけど、鼻に入るとものすごく痛い。吹き出るのを押さえようと無意識に口の中で逆流させたのが鼻に入ったら、これでもかというほど痛いんだろう。
 「泉センパイ、鼻水出てるよ」
 「だっ誰のせいだと思ってるんですか!」
 ちり紙で鼻をかんだり涙をふいたりよだれを拭ったりして必死に体裁を整えている彼の傍に立ち、床に零れたウーロン茶の染みを机の陰に掛けてあった雑巾で覆ってぎゅうぎゅうと足で踏んづける。
 これは彼。きっと見立てて踏みつけられる理由も解らない、ニブいあなた。
 「だーって。泉センパイがこの後どうしますーって訊くからさー。お風呂入りたいなーと思ったけど、まさか泉センパイをおばさん家に連れて行くわけにはいかないじゃない。そしたら必然的にラブホかなーって」
 「飛躍しすぎです!……だいたい、なんですかその“イズミセンパイ”ってのは」
 あ、ようやく顔、見たわね。もう一押し。
 「京ちゃんにそう呼ばれてニコニコ嬉しそうな顔してたから」
 私はぷいっとそっぽを向いた。その場を去ろうという素振りもなく、腕組したまま彼のそばで雑巾をグリグリ踏んづけている。解るかしら、大ヒントよ。
 「……じゃ、京くんにもみんなと同じように光子郎さんと呼んでもらうようにします」
 思わずハッと驚いた顔を跳ね上げてしまう。首から下がっている星のペンダントが大きく揺れてささやかな音を立てた。そ知らぬ顔をして平気の態度を崩さずにいた彼の唇の端がにっと持ち上がる。
 「――――――嘘ですよ」
 椅子の小さなタイヤが小さな音を立てながら転がっていった。立ち上がった彼の目線と等しく自分の視線があることに驚きを覚えたのはいつだったか、もう実はよく思い出せない。
 キャスター椅子がどこかにぶつかった軽い音を聞きながら、ミミさんもやきもち焼くんですねと彼は笑った。
338エロモン02:2006/07/21(金) 07:01:45 ID:W2M0syMj

 「なによ、それ」
 「ぼくばっかり好きで、ぼくばっかりやきもきしてて、ぼくばっかり片想いなんだと思ってました」
 言われて自分の頬がぽっと染まったのがわかる。それを見てはじめて自分が結構恥ずかしいことを言ったことに気が付いたのか、同じように彼の顔が赤くなった。
 外はまだ暗闇がそこここに残っていて、気温も少し肌寒い。朝の光が弱々しく校庭を照らしているけれど、まだ夜の匂いがしていたのが…少なくとも私の…スイッチを入れたのかもしれない。
 「……ヒカリちゃんたち、帰ってきちゃうよ」
 熱っぽい声でかすれる様に、目を少し彼の顔から逸らして囁いた。頬が染まった彼には触れず、でも彼から離れないそんな位置で囁く。どっかの映画であったわ、こんなシチュエーション。
 彼が急に顔を伏せ、キャスター椅子の無くなった机の下にしゃがみこんで手招きをする。おいで、おいでと。不審で突飛な行動に机の下を覗き込んで訊ねる。彼は無言で顔を伏せたまま手招きを繰り返した。
 「な、何よ急に……おなかでも痛いの?」
 私の体がすっぽり机の影に入ってしまう。薄暗い闇の中に小さく縮こまりながら招く手がすうっと溶けて、思わずもう一歩踏み込んだのが間違いだった。
 「――――――痛いのは胸です。どきどきして止まらない」
 もうあのころの声じゃない。一言一言のすべてに私を惑わして痺れさせる毒を抱えている。闇から伸びた手が私を抱きしめて捕らえた。一瞬強張った自分の身体が、まるでオーブンの中でチーズが蕩けるようにゆっくり体重を預ける。
 「……治してあげよっか」
 圧し掛かるように押し倒し、脇の下と胸に温かい手をついて彼を見下ろしている私の顔は今どんなのだろう。長いまつげも鈍く光る唇も、さらさら流れる大きくカールした髪も、どれもこれも自信があるわ。
 「是非」
 穏やかな速度で合わされた唇がぬるぬると何度も角度を変え、深さを変え、彼を侵食する。ゾクゾクと熱に浮かされた背筋が甘く痛み、頭痛に似た血液のめぐりがこれが夢でないことを私に教えた。
 「…………こーしろーの、えっち」
 唇を離して笑った顔を出来る限り挑発的に飾ったつもりだけれど、赤く染まっていてひどくいやらしい、と思う。
 もしそれを光子郎くんが口に出したら、きっと私怒鳴りつけてたわ。
339エロモン02:2006/07/21(金) 07:03:14 ID:W2M0syMj

 「あれ、光子郎さんとミミさんは?」
 男の子の声がして正気に戻った私が、慌てて折った腕を伸ばそうと力を込めようとしたのがまさかあらかじめ解っていたのかしら。阻止され抱き潰すようにもう一度彼が腕に力を込めた。
 もしあのころ、あの頃なら、腕の長さだって身長だってもちろん力だって、負けはしなかったはず。振りほどいて抜け出すのなんか簡単だったに違いない。
 「ドア開けっ放しでどこいったんだろう」
 耳を当てている胸に打たれる規則正しい鼓動の早さは、いつか触れた時と似ている。ガラガラと引き戸が閉まる音を最後まで聞いてようやく痛いほど締められていた腕から力が抜けた。
 「……タケルくんに悪いことしましたね」
 耳のすぐ傍で彼の声が聞こえる。それがゾクゾクと背筋に電気を走らせるというのに、靄掛かった頭だか胸だかはなんだかすうっと冷めてしまった。
 「もういいでしょ、離して」
 「やです」
 「や…やですって……」
 「だから離すのが嫌だってことです」
 「あのねぇ、ここ学校なんじゃなかったの」
 「でも嫌です」
 「――――――デジタルゲート、ほったらかしにしてらんないんでしょ?」
 「……もしかして、妬いてます?」
 「ふん、パソコンになら妬き飽きちゃったわよーだ」
 力が抜けた腕から立ち上がるのは容易かった。闇のはびこる机の下から抜け出して私は髪をかき上げる。背中でため息をつきながら彼が立ち上がる気配がしたから、そっとその場を離れて元居たパソコンの机に着く。
 「20分です。今から20分で全部閉じて見せます。そしたら」
 同じように席に戻り、視線も厳しくモニターを睨みながら彼はすこしだけ言いよどんだ後、小さな声で言った。
 「……ミミさんの気に入るお風呂に行きましょう」
 大きなデスクトップパソコンの陰で顔が見えない。……変わってないんだから、パソコンを盾にする癖。
340名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 09:26:09 ID:Ktv3HWmB
神 再 臨
341名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 11:45:12 ID:+xXTN7qi
空好きさんGJ!リリモンもっと見たかったー
342名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 14:06:14 ID:k03H1zbK
いいねいいね
343名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 14:46:09 ID:asZ6VcWM
タカト×ジュリ
ジェン×ルキ

の4Pが見たかった
344名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 21:52:36 ID:mOs7MRx2
>>343
まあ、待て、俺が書いてやる。

そのうちきっと。
345名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 22:08:22 ID:asZ6VcWM
wktk
346名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 02:03:06 ID:KpOcylxs
神キタコレ
347名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:02:14 ID:u0vd7hVw
気を悪くしないでほしいんだがそのうち、が半年経っても1年経っても投下されない時あるからそれだけはやめて
348344:2006/07/22(土) 17:41:40 ID:3DHoCwbN
4人をどう絡めるかは分からないけど、
もしかしたら4Pじゃなくてただのタカジュリとジェンルキになるかも。
そのときは勘弁。
349名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 17:51:27 ID:pPYjnMvU
そんなことは気にしない。気にするはずもない!
350名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 21:21:50 ID:ZPC0QeUC
寧ろ4Pでgdgdになるようならそっちの方が良いかもしれん
それよりも頑張ってくれ。 wktkして待ってる
351名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 04:31:07 ID:IK+S9aEV
レオモンに犯されるやつ読みたい
352エロモン02:2006/07/23(日) 09:40:10 ID:t3ojlKXR

 ひどく寒くてほの暗い、自由の利かない水の中に沈んでゆく夢を見た。
 その場所は静かでなにもなく、絶えず揺らめいていて考えがまとまらない。ただ寂しくて形のない不安が渦を巻いている、そういう場所の底にじわじわと沈んでゆく夢。
 それは後からデジモンが見せた世界だったと聞いたけれど、私はそれが荒唐無稽な現実でない世界だとは到底思えなかった。どんどん子供に戻ってゆく自分の手、あんなに長くてスマートだったかわいい足が短くなってゆく。
 “幸せだったあの頃に戻りたい”
 そう願ったデジモンがその後どうなったのか、私は怖くて聞けなかった。
 「バスタオル、ここに出……ミミさん……居ますよね?」
 バスルームのドアの向こうにいっそう深い人影が横切ったのを視界の端に認めたけれど、それに返事は返さない。
 「電気消えてますけど、つけましょうか」
 おずおずとバスルームの中に篭って低く響く声が湯面を振るわせる。
 「……返事をしてください。電気、つけますよ」
 お湯がぬるくなっているのか、湯面から突き出している首筋にぞくぞくと寒気が走った。まるであの時みたいだと頭のどこかが勝手に思う。
 生まれて初めてキスをしたのは小学校の校門の前。
 最初のキスは意地悪だった。モチモンに会った事を自慢するように話す彼が憎らしかった。もう二度と開かないはずの扉の向こうから僕を心配してきてくれたんだよとはしゃぐ彼。悔しくて羨ましくて、腹立たしかった。
 一人でアメリカに行かなきゃならない私じゃなくて、どうしてあなたばかり。
 だからファーストキスを奪ってやった。ざまぁみろ、これで私のことが忘れられなくなるわ。これで今日の事を思い出す度にモチモンの事を思い出さなきゃならない。ざまぁみろ、ざまぁみろ、ざまぁみろ。
 ぱちんと音がして明かりが灯った。湯面にランタンの形を模した照明がきらきら光を放つ姿が映っている。その隣には睨んで可愛げのない自分の顔も。
 ミミちゃんどうしたの、いやな顔して。頭の中でそう声を掛けたけれど、もちろん湯面に映る私は何も答えない。
 「ばかね、そんな顔したらこーしろーくんが怖がっちゃうじゃない」
 湯面に映る私は唇だけぱくぱくと動かして何かを言う。
 その時、バスルームのドアがゆっくりと開いた。
353エロモン02:2006/07/23(日) 09:40:43 ID:t3ojlKXR

 「あの……ミミさん…湯あたりでも起こしました?」
 ちらりと視線を走らせると、背中を向けた赤い髪が扉の隙間から少しだけ覗いている。
 「なんか気分悪いの、湯船から立てない」
 「もう、長湯してるからですよ」
 「引っ張り出して。お願い」
 「ひ…引っ張り……って……」
 彼が何かを述べつく暇もなく私はゆっくり湯の中に顔を沈めた。じわじわぬるい湯が頬を登っているような錯覚は、いつも忘れてしまう眠りに落ちてゆく最後の記憶のよう。
 ずぶずぶ埋没して、ぬるい湯の中で息が出来ない。花びらが舞うように昇っていく気泡がふっと影に飲み込まれて見えなくなったと思ったら、ものすごい力で引っ張り上げられた。
 「なにバカやってんですか!」
 怖い顔で怒鳴られても、まだ頭の奥が低く静かに痺れて煩わしい。
 「せっかく着替えたのに……ほら、自分で立ってくださいよ。小さな子じゃないんですから」
 軽々と持ち上げられた自分の身体は、彼と同じ身長だった。目線のすぐ下にあったつんつん頭はもうどこにもない。赤い髪はきれいに整えられて短くなっている。
 私はそれがなんだか無性に悲しくて寂しくて、引っ張り上げられた腕にしがみ付いて泣いた。
 「ちょ、ちょっと……!」
 ぽたぽた滴る冷めた湯が彼の肌触りがいいパジャマに吸い込まれて歪んだ斑点をつくる。髪の先から流れた水滴はまるで涙のようで、私はますますわけもわからず悲しくなる。
 会う度に身長が伸びて、会う度に触れられる力が強くなって、会う度に私の知らないあなたが居るの。
 ある日突然、私の見知らぬ泉光子郎になっているかもしれない。
 「何がそんなに悲しいんですか」
 「わかんない」
 「嫌な事でもあったとか」
 「わかんない」
 「……とにかく上がりましょう。二人とも風邪引きます」
354エロモン02:2006/07/23(日) 09:42:23 ID:t3ojlKXR

 バスタオルでもみくちゃにされて服を着せられ、髪をドライヤーで無造作に乾かされた。拾ってきた犬みたいだ。
 ときどき声をかけながら様子を窺われて髪を櫛でとかされ、私はそれでも身体に力が入らない。借りた彼のパジャマの袖や袂がだぶついていて、尚更気分が落ち込む。
 「帰国していきなり徹夜ですからね、疲れが出たんですよ。さっき両親から電話があって、帰ってくるのは明日の昼過ぎになるそうです。ディアボロモンのおかげと言っては不謹慎ですけど」
 ドライヤーのコードをくるくる巻き取り、バスタオルを大雑把に畳みながら部屋を出てゆく。隣の部屋でごそごそと音がして彼が戻ってきた。
 「ゆっくり寝て、起きたら元気になりますよ。ミミさんはこの部屋で寝てください、ぼく両親の部屋で寝ますから」
 ドアの向こう側に立って廊下の向かい側の部屋を指差したのだろう、少し身体を回転させようとした仕草が癇に障って、私は思わず声を上げた。
 「なにそれ!せっかく一晩一緒に居られる滅多にないチャンスなのになんでそんな意地悪ゆーのよ!」
 「い、いじわるって……いや、だって疲れてるんでしょう?」
 驚いた顔をして彼が回転させかけた身体をドアの隙間から滑り込ませる。
 「疲れてるわよ、だから一緒に居たいんじゃないの!どうしてわかんないのよ!」
 「だ、だって……一緒に居たらもっと疲れるじゃないですかっ!」
 ドアを閉める事も忘れて同じようなレベルで、でも少し顔をそむけて彼が声を上げた。
 「ひっどーい!こーしろーくんは私と居ると疲れるっていうの!?」
 「……ある意味凄く疲れます。そばに居るのに触れられないのは拷問に近いですから」
 ぱたん、と軽い音がして彼の後ろ手でドアが閉まる。
 「…………私に触りたいの?」
 「だって、こうして二人きりなの半年以上ぶりだから」
 ドアの前から彼は動かない。相変わらず私の顔を見ない。
 「どうしたい?」
 「甘えたいです。抱きしめたいです。思う存分ミミさんに触りたい」
 「……イヤだって言ったら?」
 「…………悲しい……」
355名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 13:14:30 ID:iWPkuIeF
ワクテカワクテカ
356名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 07:37:33 ID:tcrcp2sP
ワクモンとテカモンがジョグレスして、ワクテカモンになる
357名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 14:10:26 ID:0br1Eoi6
>>335
連載再開GJ!
で、小学生ミミと中学生光子郎とか
小学生光子郎と中学生ミミの絡み(エロなしでも)が見てみたいんだが
358エロモン:2006/07/24(月) 14:44:01 ID:1oQSjpFf
それは猛烈に面白そうだな!
是非「原作357、執筆エロモン」で共同制作しようじゃないか。
二部構成必須な。脳の打ち震えるようなアイデアを待ってるぜ!

それより先に今書いてる話のエロいアイディアが会社PCでageるほど欲しい。
359名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:00:58 ID:cNXWEAn9
昂子朗にやたらと甘える奴キボン・・・あ、鬼畜じゃねぇ
360名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 20:31:09 ID:IpsmU3vC
ひたすらイチャイチャしてお互い「ひゃっ…!」言わせる奴キボン・・・あ、鬼畜じゃねぇ
361エロモン02:2006/07/25(火) 21:04:45 ID:yRFmVwv0

 重苦しいようやく搾り出し低い声で、そう唸られた。俯けられていた顔がぐっと上を向いて、自分で分からない盲点も何もかもを居抜くようにしっかりとした迷いのない視線が向けられる。
 「どれくらい?」
 それは見た事もない彼の顔で、恐ろしくさえあったけれど……逸らしたり出来なかった理由は恐怖ではないと思う。
 「胸が裂けそうなくらい。涙が出るくらい。世界が終るくらい、かなしい」
 私はベッドの下から動かない。立ち上がりもしない。小さく呟く彼に歩み寄る事もしない。
 「……私、夏が来るたびに思い出すの。自分の影で消えてしまう小さな影とか、頭一個分下にあった頭とか。
 でもこんなに大きくなってしまって、力だって、足の速さだって、もう敵わない。あんなに小さくて頑固でしょうがない子だったのに、目の前に私の知らない“泉光子郎くん”が居るの」
 春先と言えど、夜はそれなりに冷える。ぬるいお湯の中にずっと浸かっていた私の身体には尚更寒さがしみた。
 「じき中2の男ですからね、背も伸びますよそりゃ」
 彼が済まなさそうに身を縮めて見せたのは皮肉だったのかもしれない。お世辞にもスポーツマンとは言えないけれど、ひ弱で頼りない印象は持てない身体は記憶にある彼よりずっと凛々しいのだ。
 「いつの間にか同じ身長になってて……いつの間にか追い抜かされて……やだな。
 力も強くなって勉強もして……それが当たり前だしそれが自然なのよね。……でも嫌。寂しいじゃない、みんなでいつまでも一緒に居たいわ」
 “幸せだったあの頃に帰りたい”“喪なわれた時間を取り戻したい”こんな理不尽な願い事を叶えてくれる神さまが居ないことは、そう願う人間なら誰でも知っている。
 「……やっとミミさんに身長が追いついて、ミミさんが振り払っても逃がさないように出来る力がついて、ぼくは嬉しいですけどね」
 手が大きくなる。首筋が逞しくなる。どんどん身体が変わっていく。私の知らないあなたになる。
 「キスをするのに女の子に屈んでもらわなきゃいけないなんて、ぼくは嫌です」
 「お風呂から人間の身体を引き上げるくらい強くなっちゃった“泉光子郎くん”なんて私嫌いよ」
 きっぱりとした声にきっぱりと言い返す。寒々とした蛍光灯の光がじりじりと肌を焼いているような気がした。
 たった2、3メートルしか離れていないはずなのに、どんなに手を伸ばしても彼にたどり着かないのではないだろうかという錯覚に陥るくらい遠くに感じる。息遣いの聞こえてくるほどの距離だと言うのに彼の何も見えない。
362エロモン02:2006/07/25(火) 21:06:05 ID:yRFmVwv0

 黙っていた彼が意を決したように私の目を見据えて口を開いたのは、それからしばらく経った頃だった。
 「ミミさんは知らないかもしれませんけど、ぼくは小学4年生の夏休みまでほとんど友達と呼べる人が居ませんでした。もちろんサッカークラブの時もです。
 無意識に人と関わるのを避けて、結果パソコンにはまったり、こんな喋り方になったんだと思います。
 パソコンに向かってるぼくにミミさんは難しい事を色々考えてると言ってたけど、本当は違うんです。考えたくない事とか人と関わる痛いことや苦しいことを考えなくて済む。ずっとディスプレイの向こう側に逃げてただけなんだ。」
 少し言葉に詰まりながらも、迷いのない瞳は真摯で思いつめている。
 「知ってますか?敬語というのは一度頭の中で文章を作ってからじゃないと喋れないんですよ。感情とか自分の考えを出さないようにブレーキをかけるからこんな喋り方になる。丁寧でも行儀がいいんでもなんでもないんだ」
 微かに、でも確実に増えてゆく彼の言葉に宿る熱が私の心を捉えて話さない。
 「あの頃のぼくは誰かと一緒に居る痛いことや苦しいことより、一人で居る寂しい事の方がマシだと思ってました。寂しい事は一人で紛らわしたり耐えたり出来るし、誰にも迷惑をかけないから。だから一人で居た方がいい、そしたら頭の中のことを全部決着がつけられると。
 でもその考え方をミミさんが壊したんだ。痛いことや苦しいことは一人で治せても、寂しいことは一人じゃ治せない、色々考えるより動いてみなきゃ解らないことがある、知りたいなら怖がらずに触れてみればいい」
 ぼくを変えたのはミミさんなんですよ。彼はそう言った。私の目を見据えて、彼の言葉で。
 「ミミさんに触れる力が変わっても、触れる手はぼくの手です。どうか怖がらないでください。可能な限り、許可を取ってから触れるようにしますから」
 一歩、光子郎くんの足が歩みを始めた。ゆっくりした動きは怖がる動物に近付く飼育員のようで、なんだか心外だった。
 「ぼくは触れたいんです、ミミさんの…全てに」
 カーペットに膝をついてそのまま私の足から4センチだけ離れた膝を動かさず、彼はそっと手を伸ばす。
 「背が伸びたぼくが嫌ですか?力が強くなったぼくが嫌ですか?ミミさんの知らないぼくが嫌ですか?
 ぼくは髪を切ったミミさんも好きです。英語で怒鳴るミミさんも好きです。ぼくの知らないミミさんに会うのが楽しみです。
 ぼくたちは日本とアメリカで別々の時間を暮らしているけど、同じように中学2年生になるんです。」
 伸ばされた手は慎重に私の手のすぐ傍に下ろされ、待っている。
 「パルモンだってそうです。みんな同じ時間を暮らしてるんです。誰も置いてけぼりになったりしません。」
363エロモン02:2006/07/25(火) 21:07:23 ID:yRFmVwv0
10
 彼の手が私の手を待っている。私の手が動くのを待っている。でも私の手は動いてくれない。……どうしても。
 「一年前の事件覚えてる?アメリカのデジモンが私たちを捕まえたじゃない。
 あのデジモンの気持ち……今なら…ううん、あの頃も分かってた気がする。
 パルモンに会いたくて、でも自分のデジヴァイスじゃもう会えなくて。デジタルワールドに自分は必要ないんだって思ったら悲しかった。
 こーしろーくんはテントモンに会えなくて寂しい?」
 「当たり前ですよ。何度もパソコンにデジヴァイスを翳しました。ゲートを探して何度も徹夜しました」
 ふっとはにかんだ光子郎くんの顔は何処かしら照れていて、それなのに意志ははっきりと見て取れる。
 「私きっと選ばれし子供じゃなくなっちゃったんだわ。純真の紋章だってもう光らない。
 大人になんてなりたくないって思った時から、お台場から離れる事になったあの時から……もう私何も救えないんだわ。大人だけが思うのよ、大人になりたくないなんて……」
 「それは違います」
 光子郎くん必殺の断定形が部屋に響いた。
 「この世界は救えなくとも、ぼくの世界を救ってくれたのはミミさんです。人間を一人救うのは地球を救うのと同じくらい難しいんですよ。……まあ、ミミさんは救うだけじゃなくていろいろ無理難題も持って来てくれますが……」
 笑いながら頬を掻き、それでもぼくはあなたが居てくれて良かったと思ってます、と締めくくる。
 「私のこーしろーくんはもういないのね……私が“光子郎くん”のミミになっちゃったんだわ」
 強い意志を持つ彼が眩しくて羨ましくて、泣けてきた。もう彼に私の助けは必要ないのだ。私を引っ張りあげられるくらい、私を叱れるくらい、彼は強くなったのだという事がうんざりするほど理解させられたから。
 「“光子郎くん”、私をおいてかないで」
 自分でも何を言ってるのかよく解らない。でも、ただ自分が取り残されている事はわかる。ままならない自分の心が疎ましくて情けなくて、涙が溢れて止まらない。たまらないほど恥かしくてやめたいのに止まらない。
 動かない私の手にちょっと冷たい手が添えられる。それに驚いて涙でドロドロになっているだろう最悪の顔をふと上げた。そこには困り果てて眉を下げた光子郎くんの顔がある。
 その顔はぎこちなく唇を動かして、照れくさそうに微笑んだ。
 「ぼくのものにならなくていい。だけどぼくのこと忘れないで」
364名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 22:46:20 ID:2Rb+kkpA
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
365名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:29:35 ID:K/fI5z5R
GJだけど…だけど…

>>同じように中学2年生になるんです。


確か米国は進級するの夏休み空けだよな…
366名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 00:39:15 ID:1AmYReVg
それがエロモンクオリティ
367名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 02:36:59 ID:ijdc7LyW
小6が夏休みに向こう行ったら、向こうでまた小6を最初からやり直しになるのか?
368名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 18:35:24 ID:GH6vO1cS
オレは単純に心が
って思っているんだが
369名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:49:57 ID:OTIAmdau
@ミミが泣くまでガンガン押し付けてヤル本格サディズム光子郎。
A言葉攻めでミミにエロい言葉を言わせようとするフェチ光子郎。
B無言でひたすら黙々とミミの身体を弄ぶロジック思考光子郎。

ジュウニンガ ヨミタイ ノハ ドーレダ?


俺はC生でやろうとするミミに大弱りする光子郎。
あ、鬼畜じゃねぇ
370名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 19:50:46 ID:OTIAmdau
上げてもた、すまぬ!
371名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 21:36:02 ID:EcKEqJk5
1と2の融合を希望する。
いっそミミが気絶するまで・・・。
372名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:12:17 ID:gZMHAshK
2、かなぁ…。
3もそれはそれで…。
373名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 23:16:05 ID:1AmYReVg
俺はDの慰め純愛もの・・・あ、鬼畜じゃねぇ
374名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 08:12:06 ID:93NUR/rC
じゃあ俺はEおねだりするミミをじらしまくる甲子郎を・・・
375名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 21:49:38 ID:6inoTV7U
それじゃ俺はFの太空を・・・
376名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 22:30:47 ID:syJtx5KV
>>373
ソレダ!!
377名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 23:38:15 ID:fjXNsr7R
ここのスレの人たちは純愛物が好きなんですな。






…まぁ、俺も好きなわけだが。
378名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 23:55:40 ID:p6CVs+Yw
凌辱とか鬼畜も結構好きだが…

光子郎×ミミの組み合わせだと、なんか全然思い浮かばないんだよね。理由はなんとなくわかるけど。
379:2006/07/28(金) 09:51:07 ID:cAxNDAil
光ミミ萌 エロモン02あんたは神だ
380名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 13:00:22 ID:5TyMQAG9
だが俺の股間のモチモンをアトラーカブテリモンに進化させる速さは二番目だ
前々スレのミミ陵辱さん帰ってこないかなぁ

少女漫画みたいなゆるい話も嫌いじゃないけどもっとエロ多い話キボンヌ
381名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 14:08:55 ID:QQd+H+ee
俺は純愛物が見たいです><
382名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 14:30:47 ID:fyEo85cz
太一×ミミ派は俺だけでいい・・・
383名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 22:23:50 ID:VDsJ/6/W
光ミミ萌え〜でも光ミミ燃えもいいかもしれないと思う今日この頃。
384名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 08:57:02 ID:MSCgqzob
うううー禁断症状がー
読ませろー新作を読ませろー
385名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 12:08:25 ID:yfx+NaP/
>>327を序盤だけ書いてんだけど・・・
それでも見る?
386名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 14:51:52 ID:yk5W+adm
鬼畜太ヒカ読みたい
387名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 16:35:21 ID:FgqfB4so
今はエロモンの続きが読みたい。
388名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 22:34:50 ID:yveMdza5
>385
お願いします
389名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:37:18 ID:yfx+NaP/
やばい>>327でなく>>332だった…
マサソラでも見たいですか?
390空好き:2006/07/31(月) 13:20:11 ID:jSPta0A+
エロモンさんの続きも>>389さんのも見たいにゃ。
391エロモン:2006/07/31(月) 17:23:19 ID:EAqk3Y1L
>>389さんのシリーズを超えた新作に期待大。空好きさんもレッツファイト!

ピンポンパンポーン
毎度お馴染みネタ詰まりでございまーす
純愛=プラトニックだと思ってた俺の常識を覆した恐るべき住人たちなら
また俺の脳がぶっ飛ぶイカしたアイディアをくださるに違いない
おおデジモンスレに集いし現人神なる住人よ我にエロい妄想を与えたまえ
392名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 18:31:18 ID:xcQWaQlW
セイバーズ16話のネタでマサル×淑乃(エロ)を投下したいんだけどOK?
思い切りありきたり系の内容で申し訳ない上にマイナーCPだけど。
393名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 19:15:59 ID:Ej9LA9oa
委細問題なしカモン
394名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 19:18:50 ID:ygvvmw8Z
>>392
おおぉぉおおぉおおおぉおぉおおぉおおぉぉお!!!!!!!!!!!!!
マサヨシ読みたいです!!前書いたけど結局ネタ詰まりになったのでマサヨシ期待です!!


>>391
「すみません僕もこんなこと…したいんです」
と思いっきり攻めて責めてせめまくる攻子朗モードきぼんぬ
395エロモン:2006/07/31(月) 20:08:25 ID:EAqk3Y1L
>>394
いい。実にいい。いただき。
サイコーサイコーキミサイコー。
394は解ってるね、俺が現実にやりたいことを。テレパシスト?

純愛オチでフォローできるレベルの鬼畜攻子郎ネタまだまだ大絶賛募集中。
396389こと電気ネズミ:2006/07/31(月) 22:07:21 ID:oihvo3L+
とりあえず空好きさんのGOサインが出てので序盤だけ投下します。
エロモンさんや>>392さんの前の前座ぐらいに思って下さい。

〜〜〜〜〜

夜も暮れて日付もそろそろ変わろうかという深夜。高速の高架下で一体のデジモンが必死に逃げ惑っていた。
が、
[[ベビーフレイム!!]]

暗闇からの攻撃により、バランスを崩しその場に倒れこむ。デジモンは窮地から逃げようと足腰に力を加えた。
はずが下半身に束縛を感じるだけで半歩も動きはしなかった。

・・・デジモンが先ほどに反しゆっくりと頭を上げる。血潮の赤が目にとまり、それと真逆な青と境界を切り取る純白が視界に入った。
それこそが自分を今追い詰めるテイマーの姿であった。

「テメェ…」
彼が口を開く。その眼光が途端強くなり、デジモンはますますその場を立ち去る術を失う。
「テメェ“バステモン”の仲間か」
「バステモン!?し・・知らねぇ!!オレはただ迷った…グァ!!」
言い切る前にデジモンは頬に拳を食らい、進化した“ライズグレイモン”の一撃によりデジタマへと戻っていた。
397電気ネズミ(○´・ω・):2006/07/31(月) 22:10:19 ID:oihvo3L+
捕まえたデジタマを回収すると、ジオグレイモンのテイマー“大門 大”は次の獲物の所在を知るため、オペレーションへ回線を開く。
「次は…D4地区か。分かった、すぐ行く」

数日前、謎のレイプ魔デジモン“バステモン”に囮となった“藤枝淑乃”がさらわれてからというもの、大は連日連夜をデジモン捜索に費やしていた。
だが問題はそのバステモンではなく、ともにいた翼竜デジモン“セーバードラモン”。そしてその進化系“オニスモン”にある。
不意打ちとはいえ、たった一撃で大敗したのだ。自他ともに認める腕前を持った大には屈辱的であった。

「兄貴ぃ〜少し休もうよ〜」
ジオグレイモンの退化系、パートナーのアグモンが側で心配するが大は聞きはしない。
「うるせぇ!!さっさと行くぞ」
しかし、前を向いた大は歩みをやめた。その視界に異質なものが見えたからだ。

398電気ネズミ(○´・ω・):2006/07/31(月) 22:14:14 ID:oihvo3L+
異質…とは語弊かも知れない。“彼女”自体は何の違和感も無い。少し明るい外巻きの栗毛。スッと整った顔立ち。
だが彼女の瞳は生気を失ったためか鈍く澱み、何よりもその身に纏うはずの衣類は名残もなく足に纏わりつくだけだった。

止まった足を踏み出し、大は彼女に駆け寄った。肩を抱くと粘着質の液体が手のひらを汚し、骨身から冷やされるような悪寒が走った。それを降り落とそうとそのまま乱暴にゆする。
「オマエ家は…!!自分の名前…分かるか?」
肩をゆすられたからか、大の言葉が分かったのか、彼女はその眼に長髪の少年を映すと重々しく口を開いた。


「………竹之…内……空……」
399名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 17:42:23 ID:9BIWbYBI
ttp://www8.oekakibbs.com/bbs/poo_themefan/oekakibbs.cgi
版権お絵かき掲示板がデジモンお題!
400名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 02:31:08 ID:y+gFJJ1h
うはwwwww流れがトマタwww
401名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 12:24:30 ID:ARJix3hP
>>382
すまん俺もだ!!
402名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 16:56:37 ID:l+ExPQ1w
>>382
おっと俺も忘れてもらっちゃ困るぜ!
403名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 20:21:30 ID:LbHuJBQs
だがオレは光ミミ派だッ!
404名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 14:55:23 ID:t3NhAoNi
ここで丈ミミ派と言ってみる
405名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 14:58:44 ID:cKWND/eo
ここで、ミミを総受けにしたらいいじゃないのかと提案してやる!!

電気ネズミさまGJ!です
空たんに何が?バステモンの策略なのか…wktk
406名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 17:38:13 ID:B9SmIsp/
ところでエロモンはどこへ逃げたんだ
下半身素っ裸で待っている俺が風邪を引いてしまいますよ?
407名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 03:36:03 ID:/Mj9pewZ
>>404
こっそりオレも
408名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:28:27 ID:a7xuzMwI
話をぶったぎるようですまんが、タケルとエンジェモンにリリモンが調教&監禁される話を投下しても良いでしょうか?
409名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:58:38 ID:5ZBnpElE
>>408
断る理由などない。
ドンと来い。
410408:2006/08/06(日) 09:58:41 ID:w8rBnFab
小説を途中までパソコンで書いてたんだが、
今そのパソコンがメンテナンスにいってしまったので、
パソコンが帰ってきしだいすぐに投下しますね。
411名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 10:58:52 ID:N81MFd7F
>>408
リリスレの人ですね
長らく待ってますよ
412名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 13:57:25 ID:D7cNbAKw
いずれは此処で凌辱され淫らな声を上げ悶え調教され必死の抵抗も虚しく快楽の底無し沼に堕ちていくであろうライラモンを期待して待ち続けます
413名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 16:58:32 ID:ngvLSvgy
エロモン、道具だ!アイテムを使うんだッ!
414名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 22:31:22 ID:7ukNMuhd
アポ様降臨・・・。
415名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 00:48:12 ID:VB4Q8Q6S
エロモン頑張ってッーーーーーッ!!!!!!
416エロモン:2006/08/07(月) 18:14:45 ID:Yq6RmUEP
ネタが足りない
どうやらシチュエーション不足のようだ
417名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 20:35:38 ID:KnMBjlI7
薬、薬だよ
418名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 22:23:57 ID:VB4Q8Q6S
ミミが感じ始め(ry
419名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 00:21:28 ID:lJKrCb6a
02の14話で
光子郎「ミミさんは気付いているかな・・・この時間だとアメリカはまだ明け方か・・・どうしよう・・・でもまいっか」
(,゚Д゚ ) 光子郎決断早ッ!
ってなった時ミミが「光子郎くんに寝てるところを叩き起こされちゃったの」
って言ってデジタルワールドにマイケル連れて来た時の話になって、

当時は早く起こされた仕返しに光子郎を嫉妬させてやろうと連れてきたけど、
今、光子郎にマイケルの事で追求されて、
ボキャブラリーが貧困だから上手いこと言葉にならないで、うろたえながらそういう関係じゃない事を言うミミと、
違うのは知ってるけど、うろたえっぷりを愉しむため知らん顔する光子郎
そしてちょっと顔を赤らめつつ泣きそうになるミミ。

なんて電波が飛んできたんだ、どうしようエロモンさん。
420名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:50:24 ID:2xjJdRpS
ここはひとつトンマ×知香なんてどうだろう。
俺は萌えるのだが・・・
421エロモン:2006/08/08(火) 09:57:31 ID:Wv2tA/az
>>419をネタ進呈大使に任命するッ

淫・即・書!
・道具使用
・軟着陸
・原案>>419
422名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 17:02:25 ID:N03sIygz
>>421
無駄口叩く暇があったら
さっさと書け
423名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 17:10:27 ID:hwWMgYT8
>>422
ツンデレ乙
424名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 17:13:02 ID:RLkgw1R7
>>422
エロに飢えた厨乙
でも俺嫌いじゃないぜ>>422みたいなの
426エロモン02:2006/08/08(火) 17:40:27 ID:Wv2tA/az
11
 「ぼくは他のなんにも一番じゃないけど、ミミさんを好きなのはぼくが一番のはずです……今現在」
 あ、いや、もちろんご両親を入れたら3番目だとは思いますが、その、なんというか、ミミさんを女性として……口ごもりながら頬を赤くして光子郎くんが必死に小さな声で訴えている。
 「こ、こんなことを言う資格はまだ無いのかも知れませんが、敢えて、敢えて言いますと……」
 ……あ、愛しているんだと思います。
 小さな、でも曇りのない彼の、声。
 「もっもちろん!これは別に相互的要求を押し付けようとしてるのではなく、ミミさんを拘束しようとかそういう意図があって言ったんでもありません。
 ……世界中の誰からも見放されたと思ったっていい。ただ、忘れないで欲しいだけです。例え君がぼくを嫌いになったって、ぼくは君を絶対に見捨てたりしないってことを。」
 彼はそう言ってしばらく黙った。私は動けず、ただ涙を拭うだけ。
 「身体に触れてもいいですか?」
 「……うん」
 短く返事をしたら、涙で熱に浮かされた頬に冷たい彼の指先が滑った。
 「抱きしめてもいいですか?」
 「うん」
 涙はまだ流れている。でも嬉しくて、なのに悲しくて、光子郎くんの肩が私の腕にぶつかって抱き止められて、それはなんだか随分久しぶりなような気がして……胸が詰まる。
 やっと、やっと。
 帰ってきたんだと実感がわいた。自分の居るべき場所に、自分の居たい場所に。
 ぐりぐりと顔を押し付ける彼の首筋は懐かしくてくすぐったいのに落ち着くいい匂いがして、また涙が出てきた。
 抱きしめる腕の強さと抱きしめられる腕の強さが、私の欠けた部分に吸い込まれるようにぴたりとはまって修復していく。寂しくて壊れかけていた私を。
 ……とか、一人で浸ってたら唐突になんだか急き立っているような光子郎くんの声がした。
 「キスをしていいですか?」
 ……このばか。
427エロモン02:2006/08/08(火) 17:41:51 ID:Wv2tA/az
12
 「いっ……ちいち訊かなくていいわよっ」
 くっと顎を引いて離れる私の唇を追いかける彼の唇が、ひどく男っぽくて心臓が跳ねた。
 「了解を取ってからじゃないと触らない約束ですから」
 浅く、子犬が舐めるように舌を滑らせるしぐさが余裕たっぷりに思えて少し癪だった。
 「パジャマ脱がせていいですか?」
 「……な、なに言ってんのよ!」
 相変わらずデリカシーもへったくれもない台詞。私は慌てて力の抜けていた全身に危険信号を送る。
 「じゃあパジャマをずらしていいですか?」
 力を込めて光子郎くんの腕から逃げようと足掻くのに、それが無駄なことだと知りたくないのか、それとも本当は逃げたくないのか、まともに力が出ない。
 「嫌ですか、いいですか返事をしてください」
 「いやよっイ・ヤ!」
 「じゃあパジャマの上から触っていいですか」
 彼の低く研ぎ澄まされた声が空気を震わせる。その振動で頭の奥がしびれておかしくなる。
 「いいんですか、悪いんですか返事をしてください」
 「いやよ……だめっ!」
 必死で絞り出す悲鳴がちっとも緊迫感がなくって自己嫌悪より先に出たみっともない声が期待に震えている。
 「じゃあ自分で脱いでください。これ以上は譲歩出来かねます」
 「なんなのそれー!」
 「泣いてるミミさんを見て欲情してしまいました。責任を取ってください」
 「真顔でなに言ってるのよバカッ!あっやっ触っちゃだめー!」
 「最初に了解をとってますよ、身体に触れてもいいと」
 「だって、あっ……そんなんじゃ…やっ!ばかばかばか!きらい!こーしろーなんかきらい!」
 「パジャマを脱がせる許可が降りなかったのは残念ですがこういうのもいいかもしれません」
 「や、だ…きらい…もう、離してぇ…よぉ……」
 「イヤです。却下します。聞き入れられません」
428エロモン02:2006/08/08(火) 17:43:33 ID:Wv2tA/az
13
 光子郎くんの右手の中指は緩急つけて執拗に私のビキニラインを擦る。何度も何度も、まるで嘲笑うかのように蕩けるようなストローク。
 「あっあぅっ…あっ触っちゃいやぁァ……」
 「そうですか?その割に逃げませんね。両手が自由なんですから押し返してください。そしたら離せますよ」
 「ああ…っ!………っ…むりよぉ、ちから、ぬけちゃう…もん………」
 「ミミさんの言葉は難しいです。“イヤ”が“いい”で“嫌い”が“もっと”みたいですね。
 ところでパジャマの中に手を入れてもいいですか?」
 「いや!だめー!禁止禁止禁止ー!」
 「いいんですね。じゃあお邪魔します」
 「聞けーっ!イヤっつってるでしょーが!」
 「分かってますよ。だから“いい”んでしょう」
 「違うっ!禁止!だめ!ノーセンキューよっ!」
 「だったら逃げてください。力づくでぼくを殴って離れてください。じゃないと止まりません」
 冗談めかした言葉尻とは全然違う黒目がちの瞳が深く沈んでいた。
 「でっ出来る訳ないでしょそんな事!」
 慌てて伏せた視線を追いかけるように、彼のひずむ語調が先細りに消えてゆく。
 「本当に嫌だったらやめます。でも自分で止める事が出来ないんです。だからぼくから逃げてください。」
 彼が覆い被さっていた身体を引き剥がし、背を向けた。
 ……んもう、相変わらず面倒な男だなぁ……
 私はベッドから起き上がり、手櫛で髪を梳かしてパジャマを調え、もう一度ベッドに仰向けに倒れると、スプリングがぎしぎしと軋む。
 「……み、ミミさ……」
 背中越しに引きつるうめき声を上げたおバカさんに大サービス。
 「“嫌い”して“イヤ”よ」
 まるで叱られた子供が母親の顔色を伺うかのような慎重さでのろのろ振り向いた光子郎くんの顔は、困ったような嬉しいような、とってもムツカシイ表情をしていた。
429名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 20:13:32 ID:h7oxw3bd
きたー!
430名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 20:32:56 ID:CZuWO7H3
お か え り な さ い
431名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 06:56:21 ID:41Q2a3Pz
投下した直後に流れが止まるのはなぜだ?
432名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 09:03:48 ID:1z7dyML/
つまらないから
433名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 09:22:58 ID:Ql/6vxHE
エロモンの光ミミは一気にバーッって見たほうがいいな。

エロまでかなり長めだからw
434名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:14:35 ID:Nj7vPtHB
>>431
作品の間に無駄なレスを入れたくないから
435名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 06:18:35 ID:GD5+2j65
PINKがどーのこーの
436名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 21:06:41 ID:umaIy28w
過疎
437名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 21:46:56 ID:m2I9SGIF
だ・・・誰か・・・
438名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 21:47:48 ID:QENmfBOS
夏コミでなんか収穫あった?
439電気ネヅミ(○・ω・`):2006/08/15(火) 00:21:21 ID:RK0O0wYP
保守がてら投下しますね。
あんまり反響なかったけど…



「存在しない?……一体どういう事だ。」
『Digital Accident Tactics Squad』通称『DATS』の本部。オペレーションルーム。長官である薩摩は目の前の少年“トーマ・H・ノルシュタイン”の報告を受け、顔をしかめる。
「はい。日本、アジア、その他各国のデータベースにアクセスしても“タケノウチソラ”のデータは無いんです。もちろん同姓同名の人物は何人かいましたが…」
トーマは資料を見回す。その表情は暗いままだ。
「“彼女”に該当する人物は現在のところありません。」
「それで存在しない…と」
薩摩の首にぐるりと巻き付いているデジモン。クダモンも冴えない顔をする。

「……これは仮説ですが、」
漂いだした沈黙をあえて破るようにトーマは続ける。
「彼女は淑乃と同じように別次元からバステモンにさらわれ、何らかの方法で脱出したのではないでしょうか」
「待て、まだバステモンが関わっているとは…
「いえ、先ほど行ったスキャニングで彼女の体からバステモンのデジモン反応が検出されました。彼女が今回の事件に関わっているのは明白です。」


440電気ネヅミ(○・ω・`):2006/08/15(火) 00:22:45 ID:RK0O0wYP


「ともかく、」
薩摩が再び口を開いた。
「彼女の意識が戻る事が先決だ。容体は?」
「はい。医務室の大からは何の連絡も…」
オペレーターの白石からの報告を受け、薩摩は「そうか」と力なく席についた。そのときにやっと自分が立ち上がっていた事に気付いた。





どうやってあそこから抜け出たのか…そんな事は関係なかった。
ただスキがあって、自分はそこにろくに動かない体を無理矢理押し込んだ。
転がるように走って、転んで、走った。
頭で考えるより本能で動いた。体が軋んで肺を吐きだしそうになった。それでも、少しでもアイツの…バステモンの気配のない所を探して走った。

汗だか涙か分からないもので視界も遮られ、ただひたすら逃げまどったころ、とうとう行き詰まりに入って私の体は派手に倒れた。
ガシャンと鉄が鳴る音がして格子に思いきりぶつかった。

「そ…空さん!!?」
441電気ネヅミ(○・ω・`):2006/08/15(火) 00:24:41 ID:RK0O0wYP
幼さを少し残した少年の声がして慌てて顔を上げる。
「一体…どうしたんですか!!」
少年――“泉 光史朗”は肢体の片側を繋がれているためか私より少し上の視点で肘をつき、こちらを覗きこんでいる。

「行かないと…アイツが……」
立ち上がろうとするけれど、力が入らず膝を折るように倒れこむ。
「そんな体で無理ですよ!!」
「だけど…」
言いきらないうちに鉄格子の下を何かが転がり出てきた。
手に取ると見慣れた六角形が指に吸い付く。デジヴァイスだ。
「その中にここの座標を入力してます。」
光史朗くんが笑った。顔や口の端には青アザや切れた跡が残っていた。
「ここから無事に出れる可能性は無いに等しいです。だけど0%ではありません。
オニスモンは言いました。『元の世界へ帰るゲートはある』と。」

行って下さい!と彼は叫んだ。
叫んだはず。ただ私は走り出していて声すらまともに聞き取る事すら出来なかったけれども。





以上です。なんか中途半端でごめんなさい。
次があればエロ始まる…はずです。

夏コミ…セイバーズならありますかねぇ?
442空好き:2006/08/15(火) 10:25:00 ID:P8W3MW6x
続きキタ!!

空タンハァハァv
443名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 17:59:43 ID:0QFzAPOQ
いーねー、隊長とトーマのやり取りがそれっぽいねえw
次回も期待。
444名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 18:44:39 ID:RyrU+NvH
いいかげんこのネタ飽きた
445名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:46:38 ID:UBP7qnxN
>>444
なら来るなよ
446名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 00:18:21 ID:fjw2LQfy
俺は光ミミが飽きた
別の話を読みたい
たとえばトーマとヨシノ。ラブ一切排除で。
447名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 00:37:22 ID:uH8D/IL0
そう思うのは自由だが、わざわざ書き込むのはいかがなモノか
448名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 05:51:18 ID:BlBx9HXF
>>446
とりあえず、リクエストとして受けとめとく。
449名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 11:48:37 ID:snT3jSoJ
俺ラブ有り希望
450名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 17:03:17 ID:Ua9/6lMU
無印のレディーデビモンと子供との話きぼん
451名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 22:11:52 ID:n/aK9aYS
>>446
ラブ排除ってことは陵辱系とか?激しく読みたいかもw

ところで自分は>348なのだが、投下までもうちっとかかりそうだ。
必ず書きに来るので、見捨てずに、そして期待せずに待っててくれ。
452名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 11:59:54 ID:bv7VdkQt
とりあえずアニマックスのリクエストに02いれといた
453名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 17:48:29 ID:t8W/8vrG
>>451
このマンネリ状況をどうか打ち破ってくれ。
とりあえずタカジュリさえ入っていれば大多数の人は大満足だ
454名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 10:00:51 ID:qmYJlg5l
ときどきはフロンティアの事も思い出し(ry
455エロモン02:2006/08/19(土) 14:18:15 ID:feFXPo0x
14
 光子郎くんは本を読んでいる。
 「何度いきました?」
 私はその隣で彼の方にもたれかかっている。肩を掴み、袖を引っ張り、彼のシャツはしわだらけ。
 「さん、かい」
 光子郎くんの目は本に釘付け。殺し続けている吐息に酔っている。
 「いつもそうやって何回もいくんですか?」
 私の目はとろんと蕩けている。息が続かなくて胸が苦しい。
 「いかない」
 光子郎くんの左手には緑のコントローラー。右手には難しい本。
 「じゃあどうしてそんなにいくんですか?」
 私のスカートのすそから伸びるコードの先につながっているのは暴れ狂うベスパ。
 「こーしろーくんがリモコン持ってるから」
 会えないのを我慢している時みたいに寂しくはない。
 「でもぼくよりローターがいいんでしょう?」
 でも一番最初にこうした時みたいに頭がぐるぐるしない。
 「ちがう」
 とぼけているのか、それとも本当に気付いていないのか。
 「じゃあどうして日本にまで持ってきたんですか?」
 判らないだけなのか、判らないふりをしているのか。
 「友達が……プレゼントって……空港で無理やり」
 胸がふかふかする。スカスカ、というよりは詰まってる。ふくふく、というよりは頼りない。
 しっかり握っている彼の手は汗だらけでドロドロして気持ちが悪い。なのに離そうと思えない。彼の指は開かれたまま、

私の手を握ってはくれなかった。
 「こんな物を女の子にプレゼントする友達がまっとうな人だとは思えませんけどね。……で、そのマイケル君とやらとは

お付き合い長いんですか」
 「……だからぁ……違うっていってるのにぃ……」
456エロモン02:2006/08/19(土) 14:21:42 ID:feFXPo0x
15
 「違わないでしょう。ご丁寧にカードまでついてます、“良い夢を!”ですって」
 ぴし、と指で弾かれたカードが軽く微かな音を立てた。その音がいやに耳について離れない。
 「だーかーらー、久しぶりに彼氏に会いに行くって言ったら友達に無理やり持たされたんだって何度言わせるの?……ホントにこーしろーくんが開けるまで中身知らなかったのよう」
 下着の上からあてがわれている蜂の羽音。彼の指先ひとつで自由自在にバイブレーション。私はトガビト、彼はヒガイシャ。私はカガイシャ、彼はケガニン。
 「とぼけてんですか?それとも本当に気付かないとか?」
 まるで私の頭の中を覗いたかのように、意味のたがわぬ同じ言葉で彼が少し冷たい視線を投げかける。
 「――――判ってないんですね、解りました。」
 呆然とする私を一瞥し、ぱたんと閉じた本を脇に置いたと同時に彼はコードを手繰った。甘い振動を繰り返す悪魔の機械を左手の中指と人差し指の間に挟む。
 瞬く間に舌に唇が当たった。蠢く唇と舌の粘膜が光子郎くんの唾液を潤滑液にしてなめらかに擦れる。私はこのちょっと偏執的でえっちなキスがお気に入りだった。それを彼に伝えた事はないけれど。
 ……伝えた事はないけれど、光子郎くんが“する”と決めたときは絶対このキスをする。それに気付いたのは何度目だったか。
 「んんっ!」
 ムネの先端に添えられた左手から伝わる振動に身を縮めた私の顎を、右手が強い力で引き戻した。
 「やっ……」
 光子郎くんの両肩を押し返すように身をよじりながら左手を引き剥がそうとするのに、左手はゆるりゆるりとノンキに旋回などして、途切れ途切れに上がる悲鳴を堪能している。
 「なんか手の動き方が変態っぽいー!」
 「失礼な」
 「あっイヤっ……くすぐったい!なんか!やだぁ!ヘン!」
 「なって下さい。ヘンに」
 にやりと笑んだ光子郎くんがローターのぬるぬるを拭った首筋から胸にかけて舌を這わせた。
 「んもー!なんで意地悪ばっかすんのぉ!普通にしてよフツーに!」
457エロモン02:2006/08/19(土) 14:23:28 ID:feFXPo0x
16
 「…………フツウってなんですかね」
 つい怒鳴った私の耳元で、いつもの落ち着いた声でない声がした。
 「ミミさんはフツウを知ってるんでしょうか。他の誰かにフツウにしてもらったことがあるんでしょうか。
 ぼくの知らない友達の話をするミミさん、ぼくの知らない選ばれし子供と戦っているミミさん、ぼくを嫌いだというミミさん、変わりたくないというミミさん、世界を救えないというミミさん。
 今、言われてはじめて自分が変わってた事を知りました。」
 私の首と肩にすっぽり光子郎くんの顔が収まってしまって、表情を窺い知る事はできない。
 「全てを知る事だって無理なんです。光り輝く知識を無邪気に望んでたあの頃のぼくとは違うんだと、知りたがることを封じる賢しさを手にしてたんだと……気づいてまったぼくには……」
 難しい言葉の懺悔は私にはよく解らなかった。ただなんとなく、私たちは同じ事で胸が塞がってるんだなと思った。
 「本当は訊きたい、知りたい。解ったフリなんてしたくない」
 「でも怖いのよね」
 はっと息を飲む音が聞こえて光子郎くんの体が私から浮いた。
 「なんだ、同じじゃない」
 背中に回してた腕に力を込めて浮いた体を引き止める。
 初めて告白をし合ったのは空港のロビーだった。
 初めてセックスをしたのは確か目黒のホテルだった。
 そして、今日初めて光子郎くんの部屋で朝まで一緒に居られる。
 嬉しいはずなのに、パソコンルームの机の下で抱きしめられてから、少し私は気分が沈んでいた。この憂鬱はすぐにアメリカに帰らなきゃいけないとか、そういう種類の寂しさとか残念さとかから来るものじゃない。
 変わってしまうことが恐ろしかった。自分の知らない自分になっていくのが怖かった。見知らぬ彼に戸惑っていた。
 「ねぇ、こーしろーくん」
 「はい」
 「いつか京ちゃんたちも私たちみたいにデジタルゲートを開けなくなって、こんな思いをする時が来るのかしら」
 「来るでしょうね。
 デジタルワールドというのは、本来は存在すら知りえないはずの場所なんです。ぼくたちはたまたま呼ばれて、たまたま向こうに行っただけのいわば旅行者ですから」
458名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 18:11:45 ID:1R4a/U71
>>454
それ黒歴史だワン
459名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 18:43:42 ID:Jfjd0X8e
質問!

Q1デジモンアドベンチャーを見るようになったきっかけは何ですか?

Q2いつごろデジモンに飽きましたか?(自分は02の途中で飽きた。しかしセイバーズで再び好きになった。)

Q3もし、テイマーズからデジモンシリーズが始まってたら見ましたか?

460名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 18:52:46 ID:Yy1eTo4X
エロモンお久しぶり〜待ってたよ〜

>>459
1つ目はいいが、2つ目以降は荒れネタだ。避けろ。

自分は携帯機をやってて、懐かしくて見始めた。はまってからは携帯機も再び始めた。懐かしい。
461名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 19:41:37 ID:ShMmS1vf
>>459
素敵な言葉を教えてあげよう。


スレ違いだ、次からはアニメ2板の総合スレ行け。
462名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 21:24:04 ID:HF1l/GXp
マジレスすると俺テイマから見始めたんで光みみがわからない
463名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 22:50:33 ID:E/dO/w/I
>>459はヨシノスレでも見たからマルチだろ

>>462
光ミミにかぎらず初代は見といたほうがいい
え?そんなぼくこうさくいんなんかじゃn
464名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 00:31:28 ID:R3khlkke
>>462
無印アドベンチャーは原点だし、出来も良いと思う。無理にとは言わないし思わないけど。

ミミと光子郎は同じクラスなのに、かたやクラスの人気者、かたやクラスで浮いた存在。
何でも自分の思ったことをハッキリと相手に伝えるミミと、過去のせいで相手に上手く気持ちを出せない光子郎。
同じ歳なのに背も頭一つ分ほど違うし、ムードメイカーと冷静なバックアップの参報と仲間内での立場も違う。

これで、相手に構ってもらえなくて泣いたり怒ったり、ついでにいつも君付けしてるのに泣きながら呼び捨てしたり、
自分のわざとじゃないにしても自己中な行動で泣かせた相手を助けるために一生懸命頑張ったり、相手を信じて行動したり、
相手がピンチの時一歩踏み出して庇おうとしたり、相手の行動から大事な事を学んだり、
押し倒されたり、偶然フロ覗いたり、抱きつかれたり、ラブレターの相手についてで揉め事が発生したり、
久しぶりに会ったのに緊急事態で「お帰りなさい」って言ってもらえなくて拗ねたりする、

光子郎とミミはそんな関係だと思っとけばおkかな?
465名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 01:37:24 ID:Q5L2SkEy
バッチリだ!
466名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 10:49:26 ID:9hhvKxFh
ここってセイバーズ物投下された?
467名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 14:38:38 ID:Y/Cdi3zp
いくつかある。
468名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 04:28:32 ID:fyxzF8Fa
ヨシノ×マサルが途中じゃなかったっけ
469エロモン02:2006/08/21(月) 21:09:47 ID:/6btyM3z
17
 「偶然、すれ違っただけってこと?」
 「基本的に異界ですもん。
 でもこうも言えますよ。無いはずの世界を垣間見ることを許された時間があった幸運な人間」
 耳元でささやかれる声にもう硬さはない。
 「ぼくたちは短い間でも掛け替えのない親友を持てた。例えもう会えなくなったとしても、パルモンもテントモンも、デジタルワールドで平和に暮らしていることを知ってる。こんなに幸運なことはそうそうありません」
 ゆっくり持ち上がって行く彼の重さを、私はもう引き止めなかった。
 「もう二度と会えなくても」
 いつか必ずそんな日はやってくる。それに気付かないほど子供じゃなくなってしまったのだ。永遠を信じられるほど強くない、大人に。
 「例え彼らの姿形を忘れてしまっても、ミミさんが今のミミさんになるにはパルモンが居なくちゃいけなかったという事実は残ります。誰も覚えてなくても、何もなくなりません」
 光子郎くんのそれは、まるで自分に言い聞かせているみたいだと私は思った。声にやどる憂鬱は拭う事も消す事も、きっと誰にも出来ない。
 「忘れてしまっても、ミミさんの中にパルモンは生きています。だから寂しくなんかないんですよ」
 ベッドに押し付けられている彼の腕が、手の平が、スプリングを悲しげな音で軋ませる。
 いつの間にかベッドの端へ追いやられた光子郎くんの本が視界に留まり、シーツを少しだけ引っ張って手繰ると、本が無粋な音を立てて床へ落ちた。
 ねえ光子郎くん、私ほんとはこんな事する人間なのよ。ワガママで、ずるくて、やきもち焼きで、もう純真の使徒なんかじゃない。……こんな思いを、京ちゃんもするのかしら。……汚い自分に気付くのかしら。
 「いつかこうしてこーしろーくんと一緒に居たことも忘れちゃうのかな」
 「そうならない様にお互い努力しましょう。ぼくたちは異界の友人じゃない。会おうと思いさえすればいつでも会いに行けます。会いに行きます」
 この言葉もきっと変わっていってしまう。いつかの淡い思い出になるんだろう。
 「うん、待ってる」
 お互い笑った顔に嘘はない。なら変わってしまっても大丈夫、きっと何も失くならない……と、思う。
470エロモン02:2006/08/21(月) 21:15:17 ID:/6btyM3z
18
 はあはぁ途切れる息が恥かしくて切ない。
 「パジャマ、よごれちゃう」
 「いいです…たくさん汚してください」
 ボタンの隙間から進入してくる熱っぽい指が何度も何度も嬲るように先端を転がしている。
 「あっあっ……やだぁ……それ、やぁ……!」
 だぶ付いたズボンの上から震える機械を押し当てられて、背中で弾けている熱い溜息がどんどん汗ばむ身体を狂わせていく。抱きかかえられるように背を預けた彼の身体はとても熱くて、焼き切れそうな自分の頬がその熱に呼応する。
 クローゼットの前に置かれていた姿見に映っている。絡まっている光子郎くんの足が、痙攣しながら閉じようと必死な私の足を無理に開かせているのが。
 「もうイヤだって言っても逃がしませんよ。もっとしていいって、言ったじゃないですか」
 少し弾んだ息に混じる悪戯っぽい声。湿った肌が背筋と首筋を確かめるように辿る指に震える。
 「電気、消してくれたらって付け足したのにぃ〜」
 「だってちょっと離れたら逃げたじゃないですか」
 耳元、首の付け根に唇が這う。舌がゆるい円を描くように深く浅く突き刺さりながら嬌声を無理矢理引っ張り出した。
 「懲罰は当然受けるべきです……それとも、もっと別のペナルティがいいですか?」
 もっと別の、という声がこれ以上ないくらいに妖艶で禍々しく、背筋がそそけ立った。光子郎くんがこれほど嬉しそうな声を出すのだ、どんな無理難題を言い渡されるのか解ったものではない。
 「あっ……ぅ……いい、電気、がまんするぅ……んぁっ!」
 中指がパジャマごとゆるく突きたてられて、思わずしがみ付いていた彼のズボンの裾を強く引き締めた。
 「おっぱい、おっきくなりましたね」
 「……誰かさんがいぢりまわすから……あっあっいっ!」
 いつの間にか両腕が脇の下から生えていて、指がまるで一本一本意思を持っているかのように蠢き、揉みしだかれていた。
 「いや…いやぁ……なんか上手くなってるぅ〜」
 「あの特訓の成果ですかね」
 「……なっ!?」
 どこで、誰の、いつ、何故、どうして。一気に全ての言葉が我先に出ようと唇の裏で大渋滞を起こしているのを、満足そうに眺めた彼がゆっくり言葉を続けた。
471エロモン02:2006/08/21(月) 21:20:13 ID:/6btyM3z
19
 「太一さんがだいぶ前におっぱい玉という液体入りのボールをプレゼントしてくれまして。」
 なんか和むんですよ、アレさわってると。弛緩していく私の身体を確かめ、光子郎君は勝ち誇ったようにニヤニヤ笑い。
 「〜〜……い、いったいどんだけ寂しかったのよ?」 
 「それはミミさんが今解ったでしょう」
 ヤラレタ。もう搦め手で反撃する要素なんか残ってない。……なら正攻法だ。
 「――――嫉妬させて面白い?私は面白くない。人を突き放してしか愛情を量れないなんて貧しいわ」
 「別に量ってませんよ、これはいじらしい仕返しです。短いメールに毎回毎回よくもまぁマイケルマイケルと煽ってくれたもんですよね。
 ミミさんはみんなの前に居る、よそ行きの冷静参謀泉くんが必要なんですか?」
 「……ほんと、意地悪。ぜーんぶ私に言わせないと気が済まないんだから」
 「いいえ、意地悪じゃありません。単なる“ズルい男”です」
 するするとパジャマのズボンに手がかけられ、子供のように片足を持ち上げられたまま手際よく下着ごと脱がされる。
 「すごい……見えますか?」
 赤く濡れそぼったそこが今まで見たこともない程大きく開かれ、添えられている彼の決して白くない指の白さが際立っていた。
 「やああぁ!ばかっイヤっいやぁあぁ!」
 「イヤじゃないからこうなったんでしょう?」
 「やぁ、もう、ゆるして……見せないで……はずかしいよぅ……」
 「さっきからずっと“悪さ”してましたからね……許しましょうか?」
 「……ゆるすって、電気消してくれるってこと?」
 「電気を消して、布団被って、別々の部屋で寝るって事です」
 「〜〜〜〜〜〜っ!」
 「……いじわる、して欲しいですか?して欲しくないですか?」
 嬉しそうに、私の拒否権を弄ぶ光子郎くんの目の奥に潜む揺らめく闇。調子に乗って、甘えて、最後の最後にこうして上目遣いを気付かれないように縋るんだ。
 『許してくれますよね?』
 ――――――ほんと、ズルい男。
472名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 22:18:28 ID:0dFl5oJg
エロモンを最期まで信じた俺は勝ち組み
473名無しさん@SS:2006/08/22(火) 12:17:22 ID:HuWYSoaL
>>446
俺が書こう。来週のハグルモンネタで。数時間後に。
474デジモン紳士:2006/08/22(火) 14:50:00 ID:iVCp+GIZ
よし来た!
全裸に蝶ネクタイの正装で右手にちんこ、左手にネピアを装備して中腰の体勢で待っとく!
わたしは腰が悪い上に風邪引きやすいけど気にせず執筆活動に励んでくれたまえ。
475エロモン02:2006/08/22(火) 20:14:27 ID:85P9iLB5
20
 許してあげるわ、ズルくて卑怯で意地悪なあなたを。だから同じ私を許して……なんてのは、いけないお願いかしら。
 「……して、いじわる、いっぱいして……」
 私の小さな悲鳴に嬉しそうな顔をした彼がぬるくて深いキスをくれた。
 蒸れた汗だらけの背中は彼のにおいを脳に刻み付ける。ずるずる滑る唇にときどき当たる歯の凹凸、もどかしげに弾む彼の鼻息、必死に私の舌を探る彼の舌。擦りつけるようにしがみ付く彼の腰。その全てが悩ましげですこし可笑しい。
 「ローター、気持ちよかったですか?」
 「……んもう、またその話!?」
 「だって、三度もいくなんて」
 「あんなキカイより、こーしろーくんの指の方がひゃくまんばい!きもちいいわよっ!」
 「そりゃぁ、いいこと聞きました」
 あんなに必死の形相でしがみついてたくせして、手に持ってる白色の箱ときたら。
 「……なにそれ」
 「避妊フィルムです」
 「それ、どーゆーものだか知ってて出してるのよね」
 「ミミさんこそこんなクラシカルなもの良くご存知で」
 「……アメリカではまだ主流なのよそれ……」
 「へー、耳年増ですね。それとも――――」
 使用経験でもあるのか、とでも言おうとしたのだろう。ぎろりと睨んだ私がその先を牽制しなければ。
 「何度言わせれば気が済むの、そんなに信用がないの、どれだけ独占欲が強いの、どんなに疑えば……落ち着くの?」
 悲しくなるより先に情けなくなってがくんと肩を落とし、そう嘆くしかなかった。
 「こーしろーのばか!あたしだって不安なんだから!京ちゃんとか空さんとかヒカリちゃんとかクラスの女子とか!
 何で私は嫉妬しちゃいけないのよ!こーしろーばっかずるいじゃない!ワガママは私の専売特許のはずなのにィ!」
 我慢してばっかりなんてもうやだぁ!全ての手札を失った私は声を上げて泣くしかなかった。
 「こーしろーのばかぁ〜もうミミ大人のフリすんの疲れたー!飽きたー!
 甘やかしてよーわがまま聞いてよーぎゅってしてー意地悪ばっかしないでー!」
 天井に向かってあげる私の悲鳴に、彼は何故だかホッとした顔で笑っていた。
 「……やっと帰ってきましたね。おかえりなさい、ミミさん」
476エロモン02:2006/08/22(火) 20:22:15 ID:85P9iLB5
21
 「緊張しすぎです、ミミさんらしくもない。」
 頭を抱きかかえられるのがすき。胸の中に抱きしめられるのがすき。少しせわしないあなたの鼓動を聞くのがすき。
 「大人になりたくないなんて馬鹿なこと言うから心配しました。
 ……一人ぼっちな気がして寂しかったんですよね。心配かけないように平気な顔してるの、疲れますもんね。」
 ぐすぐす啜り上げる音さえ安心している。この人の匂いがすき。この人の声がすき。この人の体温がすき。
 「ミミさんもぼくもまだ子供です。……まだ子供でいていいんですよ。少なくとも、お互いの前では」
 「……子供でいていいの?……ほんとに?」
 「――――――あー、場合にも寄りますがー、基本的には。」
 「場合?」
 訝しげに眉をひそめる私が身を乗り出すと。
 「例えばこういう時は子供だと困りますよね」
 照れくさそうに白色の箱の端っこを摘み上げる彼がひどく子供っぽい気がして思わず笑った。
 「たまには違うの買ってみようと思ったら取り違えました。慣れない事するとダメですね」
 「うそ。ほんとはちょっと生でしてみたい、とか思ったんでしょ。解るわよ。同じだもん」
 白い箱を取り上げ、ビニールを破る。小さなパッケージを裂いてフィルムを取り出し、説明書を熱心に読んでいる光子郎くんに渡した。
 「ちょっ……単独使用の場合避妊率60%!?……こんなの避妊具と言えますか!?」
 「正しく使えば大丈夫よー。友達が中で出さなきゃ完璧って言ってたし」
 「そんなあやふやな情報を信用できませんよ!生なんて絶対ダメですからね、今日は諦め……」
 そこまで言って彼は黙った。これ以上の無粋を並べ立てる野暮天ぶりを発揮するなら殴られる、と気付いたのだろう。
 「……はいはい……ちゃんと隠してます、予備のゴム」
 ため息一つ付いて光子郎くんが白状し、説明書を手放した。
 「さっすが抜かりは無いわねダーリン」
 ウインクも大仰に投げキッスを振りまく私に向き直り、細く折りたたんだフィルムを中指に被せるように持ち、太陽のようなまぶしい笑顔で、彼が言った。
 「でもせっかくだから使いましょう。足、開いてください」
477エロモン02:2006/08/22(火) 20:24:06 ID:85P9iLB5
22
 「……は?」
 正気に戻るタイミングがあと数瞬でも早ければ、足首を持ち上げた手を振り払えたのに。
 「避妊フィルムは子宮口に置いてこなきゃいけないんですよ」
 淡々と私の足を肩に担ぎ、大きく開かれた太もものその奥が露わになる。
 「あ、知ってると思いますけど、このマンションあんまり大きな声出すと隣に聞こえますからね」
 その衝撃の告白に声が出そうになったけれど、必死に悲鳴を飲み込んだ。
 「……こんなにぬるぬるにしたらフィルムが途中で溶けちゃうじゃないですか」
 しょうがないなぁ。聞こえたのはそんな声。目に映るのは見慣れない天井と、大きな本棚。茶色のクローゼットに、蛍光灯の輪が二つ。
 「あーっあーっ……だめ、だめ、せめて電気けして……!」
 視線を何処にやったらいいのかわからない。ぬるく這う彼の舌、ベタベタの内股に擦れる彼の頬。掴んでいるのはサラサラの赤い髪。くしゃくしゃになっている借りたパジャマ。
 「いや……やぁ……おねがい、でんき……みちゃ、いやぁあぁ……ゆるして…っ…」
 押し殺した叫び声とも喘ぎ声ともつかぬそれに答えは返ってこない。部屋にはただ“ぬるぬる”を舐め取っているささやかな音が響き渡るだけ。ときどき奥まで差し込まれる固く柔らかな熱い舌が、丁寧に、焦らすように、もどかしく、太ももまで“ぬるぬる”で軌跡を描く。
 「切り上げたいのは山々なんですが、ぬるぬるが止まらないんですよ。困ったな」
 薄く笑ったいやらしい作り声。
 「あ、あたりまえじゃない!そんなとこ舐めたらよけい……!」
 ひくひく痙攣を始めた自分の身体の主導権はもう奪い返せない。
 「きもちよくて、ぬるぬるさせちゃう?」
 「しっ知らない!知らない!もうこーしろーなんて知らないぃ〜!」
 頭を必死に押し返そうとする両手首に、ふと光子郎くんの左手が掛かった。そのまま胸の前でぐっと固定される。
 「――――――そんな薄情を言う人にはお仕置きが必要ですね」
 持っててください。戒められた両手に降って来たのは、あの細く折りたたまれたフィルム。それを両方の親指と人差し指で掴んだ時、押さえ付けていた彼の手にぎゅっと力が入った。
478名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:34:30 ID:Rk2PcxNc
エロモンさんってHP持ってる?
エロモンさんのSSが載ってるサイト見つけたのだけど
479名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:42:10 ID:jVJyq/Ic
>>478
kwsk
480名無しさん@SS:2006/08/23(水) 09:29:50 ID:FtDaOSdR
>>473
淑乃―今回は事情があり、1人で―はデジモンだと名乗る少年―イクトをつ
れ、少年の両親に会う所だった。が、彼は強情で足を踏み入れようとしない。
それどころか何処かへ飛び去ってしまう。
仕方が無いので、淑乃は両親を家から連れて来てから会せようと試みるため、
彼女は1人、足を踏み入れる。
(めんどくさいわね〜。どうして私が・・しかもデジモンも無しで1人で・・)
「すみません、誰かいませんか・・・」彼女は声を張り上げ、尋ねる。
「うわぁ!!」その途端、2人ほどの悲鳴が隣の部屋から響く。
(あっちだわ!!)彼女が扉を開くと、2人を謎の触手が捕えようと
しているところであった。
「・・デジモン?・・危ない!!」淑乃は2人を突き飛ばすと、窓から外へと逃がす。
「きゃッ!!」触手は誤って、淑乃を捕える。
「ちょっと・・何これ・・」触手は何本も絡み付いて、逃れられない。
(最悪なんですけど・・・)そこへ声が響く。
(お前か邪魔をしたのは・・)「・・何!?」
(まぁ、いい。今なら、何年かかけてお前を消化するところだが、少々
弄んでやろう。)謎の声は触手の1本1本から聞こえるようだ。
触手は形を変化させ、先を尖らせ、彼女のジャケットのファスナーを
ゆっくりと下ろして行く。
「・・・!!」本能的に何かを彼女は悟るが、それは何かまだ分からない。
(こいつ・・何をする気・・!?)と、触手は彼女の隙を作るほど早く服越しの胸に
近寄る。
(ここか・・・)そういうと、触手の先端をアームのように変化させ、
彼女の乳首を強く摘む。
「くふぅッ!!」突如の快楽にヨシノは思わず声を漏らし、喘いでしまう。
「・・・な・・止めなさい・・!!」
(つぎはこちらだ・・)ヨシノの言葉を無視し、もう片方も同じように乳首を摘む。
「んふ・・ぁく!!」堪えようとしても、僅かながら必ず漏れ出してしまう。
(中々の感度だな・・お前、したことがあるんじゃないか・・?)
「ハァハァ・・ッ・・違うッ!!・・」実際、本当に彼女は怖くてやったことが
無かった。これから起こることが実は怖くてたまらない。
(ならば・・これをしてやる・・)2本の太い触手が彼女の乳首を覆う服を
貫き、乳首をも貫く。
「うあッ・・」挿し込まれた快感ですこし彼女の下着が濡れる。
触手は管から黒い気体のようなものを注入する。・
(何か・・入ってくる・・体が熱い・・痛く無い・・やったことは無いけど・・
まさか・・この感覚は・・)乳首に何かを注入するたびに熱い感覚が
彼女を襲う。ヨシノは訳が分からぬまま、思うがままに最後の大きな黒い液体が
彼女の両乳首に入っていく。
(ここからだ・・・)その影響で体を軽く痙攣させ、息も荒く、胸を揺すり、
いまさら抵抗するヨシノ。これだけで快感が溜まり、少しの刺激で爆発しそうだ。
(・・・なに・・!?これ・・)
その瞬間、彼女に異変が起きた。

481名無しさん@SS:2006/08/23(水) 16:53:52 ID:FtDaOSdR
ビリッ―何かが破れる音がした。服が徐々に膨れていく。
「・・んぁッ!」と同時に彼女の体が熱く、火照っていく。
(何・・?どんどん体が熱く・・・)
ビリッビリリリ・・バリッ!!―服が一気に膨らんだかと思うと、
制服が破け、弾け飛ぶ。そして、そこから現れたのは程好い形の乳房が
覗く。
「やっ・・・!」頬を赤らめ、どこと無く何処かを睨むヨシノ。
(私・・こんなに大きくない・・はず・・・)
「何をしたの・・・!!」どんどん火照っていく体で声が震えながらも
たずねる。彼女の体は制服のジャケットが乳房を羽織っているが、
豊満な胸はそこからほぼ全て露出し、隠しているとはいえない、
ただの飾りになっている。
(お前の乳首に私の媚薬のウイルスを注入した。性感度が上昇し、
お前は徐々に火照りを抑えられなくなる・・。こんなふうにな・・。)
触手が豊満な乳房を軽く掴む。
「ひっ!!」その瞬間、彼女は顔を赤くし、喘ぎ声を漏らす。
「・・・っ・・・ぁ・・・」離した後もまだ余韻で喘ぐ。
(どうだ・・・廻る快感が・・なかなか収まらないだろう・・)
「フン・・・こんなのたいしたこと無いわ。」強気な姿勢で無理に笑みを
浮かべ、挑発する。が、それが逆効果となった。
(まだ、あれはゴミのようなものだ。これならどうかな。)
触手が一本ずつ、彼女の乳首に軽く接触する。
「・・んっ!!」口を塞ぎ、必死に堪えるが、また漏れ出してしまう。
「・・・っ・・何・・これだけ・・?」
(フ・・いつまで笑っていられるかな・・)触手は吸盤に変化し、
彼女の乳首に張り付く。
「え・・!?」そして、すさまじい力でヨシノの乳首を吸い上げる。
チュチュゥ・・・その力に吸う音まで漏れ出す。
「ひぃぃっ!!あっ・・あっ!!待っ・・ああっ!!」
今までの笑みが一気に崩れ、ヨシノは快感の渦に巻き込まれていく。
抵抗しようと試みるが、触手が巻きつき、身動きが取れない。
(・・・イっちゃう・・かも・・)彼女が嫌な予感を悟る。
(どうだ・・イくか・・?)職種の吸引が強くなる。
「はぐぅ・・はぁぁっ!!」耐えられず、悶えてしまう。
(耐えられない・・・!!)そしてー
「あああああっっ!!」淑乃はイって、軽く痙攣する。
(イったか・・・そろそろ離してもいいか・・)
触手は絡みついた手を離し、彼女を離す。そのまま、彼女は頭から
床に落ちていく。
(・・・くるしい・・体が・・動かない・・早く・・逃げないと・・・)
頭が混乱していく。まだ媚薬のせいで火照りが収まらず、動けない。
(最初は休憩時間をやろう・・)どこからか声が聞こえる。
「はぁはぁ・・・ひくっ・・はぅ・・・はぁ・・はぁ・・」
まだ収まらない。ずっと休んでしまうほどだ。
(逃げたいのに・・・)心と反面、体力を使い切った体はまだ動かない。
頭が疼く。終わらぬ快楽にゆっくりと意識を手放していく・・・。


482名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 14:52:13 ID:yYVGd9v5
>>478
俺も見つけた。
ここに載ってない話もネタ共通してるし多分本人なんじゃね?
>>479
適当なサーチエンジンで光ミミを検索しまくれば出る
483名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 17:40:41 ID:To/oUHa8
URLキボン
484名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 17:58:55 ID:dhfIR32H
普通に見つけられる
自分でさがせ
485エロモン02:2006/08/24(木) 18:58:55 ID:yBKTOGF8
23
 「〜〜っ!?」
 いつもならオネガイしなくちゃ、恥かしい言葉で泣きながらオネダリしなくちゃしてくれないくせに。
 「声……出していいですよ」
 歯を食いしばって耐えている顔を覗き込んだ、こんな時だけしか見せてくれない悪い顔。私を苛めてる時にしか出てこないスケベでいやらしくて性格の悪い、黒光子郎。強気で傲慢で冷たい、悪光子郎。
 「よだれ。また出てる」
 右手の中指が“お口”のなかで折り曲げられ、私の一番弱いところを何度も、何度も、何度も、擦る。リズミカルに、強く弱く、自由自在の遠慮のなさで。
 「ひやっあっあっあっ…!……いつも頼んでもしてくれないくせに!こんな時だけずっる…い……!ぃあ〜っ!」 
 「4回目はミミさんの大好きな“こーしろーくんの指”でいかせてあげます。優しいでしょう?」
 「やだやだやだぁ〜ちゃんとしてよぉ〜!!」
 「ヤダと言う割には指がちぎれそーですが」
 「こーしろーのばかー!うあっ……もう知らないんだからーっ!」
 「……また言いましたね。もう絶対このままいってもらいます」
 「あっあっあっいやっあっ……うぁあぁん……いやぁ、もう、いや、おねがい、ちゃんと、ちゃんと……!」
 「ペナルティが終ったら考えてもいいです」
 「いやぁ、まって、まって…!ほんとに、またいっ…いっ……〜〜っ」
 指、あの細い指。
 キーボードを軽やかに渡る指。マウスを機敏に滑らせる指。
 細い手。少し骨張ってる冷たい手。
 私の頬をなでたり、握手をしたり、絡まって離してくれなかったり、寂しそうだったり、嬉しそうだったりする、手。
 いつもパソコンが独り占めしているあの手が、指が、私の身体の中で蠢いている。
 そう考えただけで背筋がゾクゾクして、胸がドキドキして、その指が埋まってるところが甘く痛んだ。
 ため息が出る。詰まっていた空気が一気に爆発するみたいに唇から漏れた。
 目の前が歪む。身体が弛緩する。重力が全身を支配する。弾みながら上下するパジャマの上にある両手を戒める彼の手がようやく視界に入っているような具合でしか物事を認識できない。
486エロモン02:2006/08/24(木) 19:00:48 ID:yBKTOGF8
24
 力が入らない。立て続けに3度も4度もいくなんてことは普通じゃないし、昨日から徹夜で体力だってない。それは光子郎くんも同じハズなのに。
 そういえばデジタルワールドでも一人異様に元気だったわ。知的好奇心さえ満足すればそれで体力回復しちゃう変態なのよね。好きな事さえしてれば何でも平気なのよ、周りの事なんてなーんにも見えなくなっちゃう人なのよ!
 「……なんか別の事考えてるでしょう」
 「自分のこと自己中だと思ってたけど、こーしろーくんも大概よねーって思ってたとこ」
 「心外ですね」
 「だったらもういい加減にそこから顔上げたらどうなの!」
 太ももの間で顔中ベタベタにしながら舌を出し、ひたひたになったそこをまた舐める。
 「失礼、思わず熱中してしまいました」
 いつの間にか指に装着されているフィルムがかさりと音も立てない。オブラートに白い色がついているみたいな、何の変哲も無いフィルムがあの指に巻きついている。あの、あの、私の身体と頭の中をかき回すイジワルな指に。
 嫌なのに。恥かしいのに。どうしてこんなに心臓が煩いの。どうして頬が熱くなるの。どうして……逃げられないの。
 本当はこうやって苛められるのが好きなのかしら?そんな馬鹿な。だって、他の人にこんな事されたらきっと殴ってるし、その前に絶対嫌いになってる自信があるわ。
 「では……入れますね」
 ちゃんと見てますか?伏せがちに見える彼の降りた睫毛が見える。いつの間にかがっしりしている肩も、ぐちゃぐちゃにしちゃった赤い髪も、みんな好き。
 「そんなに力を入れないで下さい、怖くありませんよ。ぼくの指です」
 すこし低くなった優しい声も、甘え方を知らない不器用な性格も、ちょっと自虐的なトコも、やっかいな絶望癖も……愛してる。みんな光子郎くん、あなただから許してあげられる。
 「……そんなにぬるぬるさせられると、入れにくいですよ?」
 わざと意地悪言ってそれを許して欲しいなんて、そんなワガママなフリなんかに騙されてあげるもんですか。
 くりくりと、私の表情を窺うように入れた指を中で動かし、目を見る。薄笑いなんかしたってダメ。
 「きもちいいですか?」
 もう恥かしがってなんかあげない。……ちゃんと言って、恥かしがり屋さん。
487エロモン02:2006/08/24(木) 19:05:13 ID:yBKTOGF8
25
 「……ね、わたしも聞いていい?……私の中、きもちいい?」
 少し指が止まった。
 「……な、なにを言うんですか」
 「指、気持ちよくない?私の中に入れるの、いや?」
 「いっ嫌ならこんな事しませんよ!」
 「じゃあ言って。光子郎くんの言葉で、ちゃんと言って。今私が欲しい言葉、わかるでしょう?」
 甘ったるい呼び方をしない。身体の中に彼の指を封じ込めたまま、逃がさない。
 目を見る。さっきまでの意地悪な本心とはまた違う彼の本心。それが聞きたい。
 「言って。今、言ってくれなきゃ意味がないの」
 揺らぐ胸の痛み。絡める指なんかじゃ許さない。深いキスなんかではぐらかしたらブッてやるわ。汗がにじんで背筋が張る。光子郎くんの一挙一動は緩慢で、渋い表情。
 そしてゆっくり口が開かれた。
 「愛してます。他の誰より、何より、ミミさんだけ。
 ……すみません、陳腐な言葉で。でもこれ以上自分の頭の中に言葉が見つかりませんでした」
 あいまいに笑う瞳を離さない。自信無さげに緩む手を離さない。
 「ううん、それ以外にまだ光子郎くんが言いたい言葉があるはずよ。探して。」
 言い淀む弱気な光子郎くんが肩を落とすのなんか、予想済み。
 「――――――これを言ったら、だめなような気がするんです。……こわい。」
 「いい。それが欲しいの。受け止めてあげる、だから――――――信じて」
 例えどんな言葉でも。例えそれがひどい言葉でも。あなたの言葉なら、受け入れてみせる。
 痛いほど握られた手が熱くなっていた。私はその手を握り返すしか出来ないけれど、この手は絶対に離さない。
 「――――そばに――――ぼくのそばにいてください。――――――アメリカなんか、かえらないで……!」
 嫉妬するのも嫌なんです、寂しくて苦しいのはもう嫌なんです、会える日を待ち望んでるのに、こうやってしか甘えられないなんて嫌なんです……こんなに愛してるのに、これが本当に愛なのか疑うのはもう嫌なんです……!
 痛かった。
 一つ一つの言葉に身を切り裂かれそうだと思った。
488エロモン02:2006/08/24(木) 19:10:15 ID:yBKTOGF8
26
 痛みの海で一人居る彼の孤独と絶望は、他人である自分には理解なんてできないんだというのが解って悲しかった。共有できる言葉も感情もある。でもそれは所詮自分のもので、彼のものじゃない。孤独を肩代わりすることなんて出来ないのだ。
 「寂しいから慰めて欲しいだけなんだって、そんな言い訳で納得したくないんです。
 ミミさんの身体をおもちゃにしたり好き勝手に従わせたりすればするほどミミさんが帰った後で後悔ばかりだ。なのにしなければならないような気がして、そうしてないと頭がおかしくなっちゃうんじゃないかって、一人で馬鹿なこと決めて……
 ぼくはダメだ……ぼくにミミさんとこんな事する資格なんてない……愛してるなんて……言葉ばっかりだ」
 ねぇもしも、この繰り返す日々が苦痛だったらどうする?
 愛を囁くことが苦痛だったらどうしたらいいの?
 「……ごめんね、解ってあげられなくて」
 凍りついたように硬い身体をぎゅっと抱きしめたい。でも今抱きしめるのは違う気がする。それはきっとママの仕事だわ。私は光子郎くんのママじゃない。手を引いてあげるなんてことは出来ないもの。だから我慢する。
 「でも私、ちゃんとここに居るでしょ。光子郎くんの傍には居ないけど」
 絡んでいない、自分の体重を支えていた手を持ち上げ、彼の胸を指した。
 「私たちは離れているけど、世界のどこかに相手が生きてるって思うだけで勇気が湧いてくる」
 吐き出された彼のヘドロを全部飲み込むなんて出来ないけれど、私はちゃんと覚えている。ヘドロを吐き出すあなたの苦しみを覚えておく。……きっと忘れない。
 「背が低くて、すぐパソコン盾にする卑怯者で、意気地なしで、悪ふざけが止まらなくて、甘えたで、ほんとは幼稚で素直じゃなくて……そんな光子郎くんでも好きよ。
 だから自分の事ダメなんて言わないで。ミミちゃんの自慢の彼氏なんだから。
 あいしてる。あいしてる。あいしてる。何度でも言うわ、耳にタコが出来ちゃうくらい。そしたらそのタコを触って私を思い出して……そこに私は居る。」
 そんで、私にもお揃いのタコをちょうだい。
 指を開いて彼の胸の鼓動に触れた。
 心臓はゆっくり、心地いい振動を私の手の平に伝えている。彼が生きている、その事実と共に。
489エロモン02:2006/08/24(木) 19:11:25 ID:yBKTOGF8
27
 ぐっと涙が出るのを食いしばったのだろう。震える背中が愛しかった。
 「やっぱり……ぼくは一生、ミミさんには敵わないと思います。どれだけ知識を増やしても、どんなに難しい言葉を覚えても、きっとあなたには手が届かない。
 素直な心が羨ましいです。正直な言葉に憧れます。何も疑わすにぼくを信じてくれて、ほんとうに……うれしい」
 途切れ途切れの言葉が、それ以上軋むことはなかった。
 「あったり前じゃん!だって私は純真の使徒だ・も〜ん。だ・か・ら、敵うわけないのよ、こーしろーくん如きが!」
 「……ご、如きって……」
 「そのかわり私は知識じゃ敵わないわ。……だから私たち、一緒に居るのよ」
 欠けてる部分は補えばいい。簡単なことではないけれど、私たちならきっと出来る。だって、選ばれたんですもの。この世界に生まれたってことは、そういうことだと思うから。
 「愛してるわよ、こーしろーくん」
 「――――――ぼくだって愛してます。……たぶん」
 「こ、の、く、ちィー!?今余計な言葉を付け足したのはぁこの口なのぉ〜!?」
 両ほっぺを掴んで本気で引っ張る私に、出そうになった涙も引っ込んだみたい。……まったく、世話の焼ける。
 「あいしてます!あいしてます!いたい!いたいー!」
 ぱっと手を離して、大げさに頬をさする光子郎くんの腕にキスをした。
 「もう辛い時に平気な顔しないで。わかんないことは一緒に考えましょう。」
 「……はい。」
 やっと柔らかい顔で、光子郎くんが笑った。おかえり、私の大好きな光子郎くん。
 「ところで」
 「はい?」
 「この指はいつまで私の中に入ってる気かしら」
 封印されてたようやく生気の戻った手が、慌てて引き抜かれた。
 「ひゃぁ!!……きゅ、きゅうに……!」
 抗議の悲鳴を上げる私に、手の持ち主がぎぎぎ、とロボットみたいに首をこちらに向けて言った。
 「……長居、しすぎたようです……」
 少し折り曲がった中指には、ドロドロに解けてべろりとだらしなく垂れ下がった透明のフィルムのなれの果てがくっついていた。
490エロモン02:2006/08/24(木) 19:13:49 ID:yBKTOGF8
28
 あっ、はっ……ううぁっ……いっいい……よぅ……!
 ……ミミさんのおしり、えっちですね……
 ばか、いやっ……あひっ……うわぁん……あっあっあっ、それ、だめ、すごい、いい
 いいんですか?だめなんですか?
 いや、いや、あっあっん、んぁっあ、あ、あぃぃぃ……い、いいぁー!
 後ろからするの、そんなにいいんですか?
 ばか、そんなの、きかないでよ!
 だって、ぜんぜん、ちがう。いつもだったら、こんなに……
 いやぁ……おっぱい、さわっちゃだめ……やめてぇ……!
 嘘言っちゃダメですよ、見てください、鏡、顔、すごい、いやらしい……
 やだぁうそうそうそうそ、鏡、みないで……かお、見えちゃう……
 見えたらダメなんですか?そんなにヤラシイ顔してる自覚があるんですか?
 もう!やだ!えっち!へんたい!ばか!
 呂律が回らない。身体を押し付けられているパソコンデスクの上に置いてあるペン立てがガタガタうるさい。こんなにずんずんしたら、パソコンの中身に、良くないんじゃないの?
 頭の中にぐるぐる渦巻いてるそんなどうでもいいことが一秒だって記憶に留まってくれない。
 お尻にあたる光子郎くんの腰と、熱心に胸をいじくる両腕が、弾む彼の呼吸が、何もかもを許してくれない。
 肘を置いている机で、後ろから私の身体をがんがん押し付けるように突き刺さしているこの人が、これからも平気な顔をしてメールを書いたり、勉強したり、居眠りしたりするのかと思うとなんだかヘンな気分になった。
 まるで私が光子郎くんの日常を犯してるみたい。
 ……なーんて、光子郎くんの変態が染っちゃったのかしら?
 休みなく繰り返される甘い衝動がすこし速さを増す。私の中の彼はまだ膨張を続けている。
 鏡の中の私はとても信じられないくらい、だらしない顔で笑っている。舌を出して、いやらしく涎が伸びた頬。玉の汗が光る額。早いリズムで喘ぐ開かれた唇。
 そのどれも真っ赤で、今まで見たどんなエッチな本やビデオの中の人よりも、私の頭の奥を痺れさせた。
 こんな顔を私にさせる光子郎くんの顔が……鏡の角度のせいで見られないのが残念だわ。
491エロモン02:2006/08/24(木) 19:15:55 ID:yBKTOGF8
29
 「あっ……はぁ、はぁ、こし、持ち上がってます、よ」
 「あっやっ!いっ……いく…っ!いく……」
 「うぁ……、は、はぁ、は、はぁ……ミ、ミさんはすけべですね」
 もう何度目だったか?そんなこと覚えてない。はしたない声上げるのに慣れちゃった責任、取ってくれるんでしょうね。
 ゾクゾク全身を駆け回る快感。神経を侵してゆく艶めかしい満足感。腰が笑っている。こんなにしちゃって、私の身体をこんなにしちゃって。ひどい、ひどい。もうこれじゃ、あっち帰ったら絶対欲求不満だわ!私まだ中学生なのに!
 ぶるぶるぶる。一気に開放される鈍い痙攣が脳味噌を壊してゆく。
 あいしてる、あいしてる。彼の身体がそう言っている。快感で縛り付けるように、毒の実で惑わすように、羽をもがれてゆくみたい。
 「こー、しろ、だって、なんかいも、だし、てるくせっに……あっいっ……うぁっ」
 だらしなく開く口から粘着質の涎が垂れる。目に映る世界が滲んで歪んで、まるで夢の中。
 「出しますよ、いっぱい、出します……はぁ、はぁ……うっかり屋さんが、ぼくを忘れないように……!」
 はぁ、はぁ、はぁ。息切れの中、朦朧とした口調で光子郎くんがそう言って、また出した。
 「……い、いったぁ……?」
 「いっ……はぁ、はぁ、はぁ……い、いきました…ぁ…」
 ヒクヒクと両方の身体が痙攣している。気を失いそう。汗と、精液と、唾液とゴムの匂いで頭が狂う。
 身体の上に落ちてきた、熱っぽくて汗だくの光子郎くん。背中に手をやると、まるで雨にでも打たれたかのようにびしょ濡れだった。……お、お疲れ様……
 よくよく見ると髪もびしょびしょ、顔も汗まみれでひどい姿。表情は憔悴しきってて、なんだか笑えた。
 疲れたように閉じられた瞼になんとなく舌を這わせたら汗の味がして、それまでなんだか愛しかった。
 「でも、ミミさんも大人になりたくないなんて思うんですね」
 不意に光子郎くんがそんなことを呟いた。
 「偉そうなこと言ってて、実はぼくも思ったことあります」
 「やーだ、一緒じゃない。いついつ?」
 私はなんだか嬉しくなってしまって、その先を促す。
 「小学6年の夏休み、観覧車の中で」
 声がいつの間にか変わっていた。
 「本気で願いました。観覧車が止まらないかとか、空港がジャックされないかとか」
 覆い被さっている光子郎くんの動悸はまだ静まってなんかいない。なのに声はすっかり大人びていて、そのアンバランスさが奇妙だった。
 「でも今は観覧所が止まらなくてよかったし、飛行機がちゃんと飛んでよかったと思います。じゃなきゃミミさんに告白できなかったし、恋人にもなれなかった。
 不思議ですね。あの時あんなに離れるのが怖かったのに。……いっぱいしたからでしょうか?
 我ながら厚かましい大人になったものだと思います」
 ははは、と自虐的に笑った声が消える前に私は言う。
 「違うわ」
 大人なんてまだ早いって言ったのは誰でしたっけ?
 「こーしろーくんは男になったのよ」
 驚いた顔をした彼は見開いた目を細め、私の唇に天国行きの長い長いキスをした。
 きっとこのキスを忘れるのは至難の業だろうなと、思うような。

 本当はこの後そのまま気を失うように寝ちゃってどえらい騒ぎになるんだけど、その話はまた今度。
492エロモン02:2006/08/24(木) 19:20:24 ID:yBKTOGF8
住人様お付き合い乙。
今回あんまりリクエストが入りませんでした。すまん。

ではしばしのお別れ、また会う日までノシ
493エロモン02:2006/08/24(木) 19:28:16 ID:yBKTOGF8
うわハズカシ!タイトル綴り間違えてるし!死にてえ!
正しくは「 to remember 」です。どひー。
494名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:13:48 ID:4zwjxQ3f
sugeeeeeeee!
495名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:34:03 ID:UJd0HCep
エロモン超GJ!!!!!!

感動したッ!!!!!!
496名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 12:07:14 ID:HGIdl8vV
エロモン最高だ!!
この話を忘れるのは至難の業だろうな・・・。
497名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:08:53 ID:qCUM8c3g
しかし一cpのみでスレを占領するのは果たしていかがなものなのか
たまには別のものを書いてみるのもいいもんだ。どうだろうセイバーズなど。
498名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:16:40 ID:IcbM2jlP
セイバよりテイマ見たいな
499名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 21:19:41 ID:zBI7ucgP
>>497
エロモンさんのセイバーズ物も見たいです!とか、言葉を選ぶ知恵をつけろよ。

他のカプの書き手が少ないから結果そうなってるだけで、
エロモンさんには何の非も無いだろうが。
500名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 22:48:57 ID:zBI7ucgP
あ、モチロン他の書き手さんにも全く非はないですよ。
501名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:28:07 ID:Nd4au0z7
エロモンさん力作乙!!

これからもエロイ話お願いします。
502名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 08:24:05 ID:cYr3I/NT
わたしはいいけど
長くて読みづらい人もいると思う
短いやつも書いて下さい
503名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:31:27 ID:lQ1q089o
なんかおもろいのが湧いてるなぁ
早く夏が終わらないかなぁ
504名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 22:03:57 ID:TjZRiIBS
>>499
言葉を選ぼうとする。書き込めなくなる。
書き込みできるのはマンセーだけ。
505デジモン紳士:2006/08/27(日) 00:16:54 ID:UfUv7ytt
>>504
建設的な批評や批判はスレを盛り上げ書き手を育てるという。
きみも紳士ならば発言に細心の注意を払いたまえ。
506名無しさん@SS:2006/08/27(日) 11:55:44 ID:1YsCdlhE
>>481
(起きろ・・・)声が頭に鳴り響く。だが、まだ甘い快感が頭を廻り、
体が動かない。立ち上がれない。
(あの時入れられた物のせいで・・・最悪なんですけど・・)
「くはぁっ!!」乳首を軽く触られ、悶える。
(起きぬというなら、無理に起こすまでだ。)
「・・・許さないから・・・」淑乃は睨もうとするが、快感が抜けていかず、
顔を火照らせ、悶える。
(さっきよりこれ、強くなってるんじゃ・・)
(さあ、次はここをもらおうか。)吸盤型の触手が淑乃の秘所に張り付こう
とする。
「・・いや・・っ・・」ふらっと、よろけながらも出口の窓へと走る。
(行かせるものか・・・)触手はすぐに彼女に追いつき、秘所に吸盤の
用に張り付く。
「なっ・・・」彼女が気付いた瞬間には、もう触手は行動を開始していた。
チュウチュウ―音を立てるくらい強く、激しく吸い上げる。
「ひぃぃあっ!!はぁぁっ!!」服越しであるのにこうも簡単に感じてしまう。
「や・・やめ・・うぅんっ!!」
(何だ・・もっとか?)業とらしく、尋ねてくる事が悔しい。
数本の触手―刃状に光る―が下半身のスパッツを引き裂く。
それに吸盤が張り付き、直接クリトリスを吸い上げる。
「やっ・・離れて・・・」彼女は秘所に張り付いた触手を手で掴み、
離そうとする。が、異変に気付く。
(・・う、腕に力が入らない・・・・!?)腕に力を入れようとしても、
まるで感覚がないように腕がそれを受け付けない。
(やっと、気付いたか?)声が彼女に響く。
「・・・はぁはぁ・・・うっ・・何をしたの・・!?」頬を赤く火照らせ、
彼女が今にもイきそうな体を股を引き締め、堪える。が、それも時間の
問題だった。
(お前に入れたウイルスはただの媚薬ではない。イくたびにお前の精神を
狂わせ、感度を徐々に上げ、体の一部を絶頂を迎えるたびに力を吸い取る。
それは一ヶ月続く。そういう代物だ。実験材料にはちょうど良かったか。)
「・・・!!」イくたびに感度を上げられ、ましてやさらに体が動かず、
抗えなくなってしまう。
(早く逃げないと・・まずは・・とりあえず・・・!!)
淑乃はクリを吸う触手を放置して、そのまま出口に再び走る。
一本の触手のみでは自分を連れ戻すことは出来ないはずだった。
(逃げれると思うのか・・・)
「・・・うるさい・・・あんたに付き合う暇なんて無いわ・・!」
扉が目の前に見える。もう少し・・・
(甘いな・・・)触手が後方で蠢く。だが、気にかける暇など無い。
(これなら、出られる・・!)窓から外へと飛び込む。と、その途端、
ドクン―と鼓動が心臓ーではなく乳首―から強く響く。
「何・・?・・うぁぁっ!!」突如、快感が走る。目が眩む。


「ぇ・・・嘘・・!」気がつけば、あの部屋に逆戻りしていた。
(逃げれると思うな。このウイルスは乳首に転送装置を付属させ、
この場からお前のデータが存在しなくなった時、強制的にここへ転送する。
どうだ・・・?甘い快楽が離れないだろう?私に逆らった刑だ。
今まで、手加減していたが、2度と抗えぬようにこの体動かせないように
してやろう。)無数の触手が彼女に襲い掛かる。



507名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:12:33 ID:3wgKEVir
淑乃たん萌え
期待してるんで頼む
508名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 23:43:09 ID:QVuqliAQ
>>506
GJ!!モエス!!
509名無しさん@SS:2006/08/28(月) 16:35:28 ID:oov6IWoP
「ひぃぃっ!!はぁぁっ!!」今度は秘所だけでなく、両乳首に吸盤が
付着する。
(・・また・・・耐えないと・・本当に逃げられなくなる・・!!)
が、しかし・・・
「ああああんッ!!」再びイってしまう。
(どうした・・またイったか。さて今度は何処が動かなくなったのかな。)
「・・っ・・うるさい・・あんたなんか・・・」
体が徐々に動かなくなっていく。何かにまるで浸食されているかのようだ。
(・・!!今度は左足が・・・!!股が閉じれない・・
これじゃホントに道具にされるわ・・・)
(さて・・どうするか・・・)触手が彼女に襲い掛かる。
「くっ!!」彼女はとっさに立ち上がり、回避する。
そして、片足で跳ねながら、先程破られた服のところへ行く。
(さっき破かれたスパッツにワクチンがあった筈・・あそこへいけば・・)
張り付いたおぞましい触手が彼女の乳首とクリトリスを吸い上げる。
「ひぁ・・・んっ・・」間違っても転ばないように堪え、必死にワクチンの
所へ行く。
(足が動かなくなる前に・・・)
「もう少し・・・」彼女は力が入らない腕でそれに触れようとする。が、
(何をやろうとしている。やらせはせんぞ。)
声が響くと同時に吸盤がさっきより強く彼女を吸い上げる。
「はあぁぁっ!!!」淑乃は足を滑らせ、触れようとしていた地面に
勢い良く転ぶ。
「し、しまった・・」足枷の形をした触手が動かないほうの足を拘束すると
乱暴に彼女の体を壁へ叩きつける。
「うぅっ!!」後頭部を強く打ち、呻きながら、右手を伸ばす。が、
こんどはその右手に手枷をかけられる。ワクチンを触手が投げ、
もうとどかない。それどころか、扉を閉められ、ヌメついた触手が
彼女の目を覆い、何も見えず、自分が部屋の何処にいるかも分からない。
(さあ、お仕置きというところか・・・。まずはここからだ。)
アーム状の触手で彼女の胸を弾く。
「んくっ!!」片方は強弱をつけ、揉む。
「はふっ!!ひぐっ!!」(だめ・・・またイきそう・・・。)
「やめな・・・はむぅっ!!ダメ・・・!!」
(またイくか?だったら楽しむとするか・・・)触手の動きが高まる。
「え・・・」ゆっくりと感じさせられ、焦らされる・・・
(全てを失う前にじっくりと弄んでやろう・・)
「ふ・・ぁ・・ぅ・・・はぁ・・・」ゆっくりと徐々に快感が溜まる。
(く・・右足が動かなくなる前に・・逃げないと・・どうすれば・・・
あぁ・・・最悪なんですけど・・・)
510ハグルモンの檻:恐怖:2006/08/28(月) 21:07:32 ID:33siQfrb
焦らされる事をされ、もう3日は経った。
「・・・っ・・ふ・・・ああっ!!」
(一体・・いつまで・・やるって言うの・・いい加減に・・・でも・・・
そしたら・・・焦らされてもいい・・耐えないと・・)
逃げようにも、目を塞がれて、部屋も暗く、逃げられない。
ましてや、片手片足を壁に縛られては、抗うことも十分に出来ない。
(さて・・・そろそろ・・飽きたな・・本格的にやろうか・・・
イかさせてもらうぞ・・・。)
「ま・・まっ・・!!」彼女は媚びるが触手が一斉に襲ってくる。
これが侵入したら、確実にイってしまう。
(・・・そういえばさっきこれ、家の壁から出てたわよね・・・こうなった
ら、一か八かよ・・・)
「やぁっ!!」淑乃は力を振り絞り、壁に蹴りを入れる。
(ぐぁっ!!・・・うおっ!!)目を覆っていた触手が離れ、
触手が家の奥へと逃げ去る。
「やった・・!!っ!!」彼女は立ち上がり、暗くて見えない壁に
蹴りを何度も入れる。何処からか低い呻き声が響く。
(今のうちに逃げようかな・・・!?いや・・でも・・!!)
「今までの分、仕返ししてやるわ!!」何度も何度も蹴りを入れる。
体が疲れてきたが、気にかける暇は無い。
(や・・・や・・め・・ろ・・・・・・・・)声が消えていく。
「これで・・・はぁはぁ・・おわった・・・」


(さあ、ワクチンも投与して、体の大きさも力も戻ったし、でも・・)
「・・・ん・・ぁ・・まだ・・体が・・熱い・・ま、なんとかなるかも・・
3,2,」彼女は窓から飛び降りるために、部屋に背を向ける。
と、その瞬間、壁から黒い歯車が5つ現れる。
「1・・・」5つの歯車が両手足、首の近くに無音で忍び寄る。
「それ・・!!」彼女は外へと飛び降りる。が、歯車も外へと飛び出し、
彼女に装着する。
「え・・・」気がつけば、またあの薄暗い部屋に空中でつるされたまま、
戻されていた。
(貴様・・・許さん・・・もう・・許さん・・)怒りに震えた声が響く。
「体に力が入らない・・・どうして・・・」
(この程度の代物で・・打ち消せるとでも・・・?あの時、何もせず、
ただ逃げていれば良かったものを・・もう・・許さん・・さあ、もう2度と
抗えぬようにしてやるわ。)
「ま・・やめ・・」無数の触手が彼女に襲い掛かる。
彼女に覆いかぶさり、外から彼女の姿は一片も見えない。ジャケットだけが
風になびき、床に落ちていく。見えるのは、赤い触手に包まれた彼女の
輪郭と漏れ出す悶えた喘ぎ声だけだ。
「ま。まっ・・ひいいぃっ!!はあああっ!!!・・ダメ・・少し・・
やすま・・ああああんッ!!!おねが・・・ああっ!!きゃふぅっ!!!
もう・・許して!!もう・・もう・・ああああっっ!!」
怒りを作った彼女に触手は動きを止めない。扉は閉め切られ、内部を
外から確認できない。常に山奥の人並みはずれた家に誰も近づきはせず、
デジモンの存在に気付くものなどいなかった。
(息が苦しい・・・暗い・・怖い・・・誰か・・助けて・・・)
・・・(「完」ではない)・・・

511名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 22:44:14 ID:ojXSGWwZ
GJ!GJ!淑乃がこんなに萌えるとは!

それにしても人が減ったな
512名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 23:10:08 ID:vfV5aVjp
gj!続きも期待してます。
セイバーズは昨日のママさんも触手ネタに使えそうでちょっと(*´Д`)ハァハァしますた
513名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 07:30:05 ID:lKMws9Jq
テイマーズ分が減ってきた

説明しよう!
テイマーズ分とは!テイマーズに含まれる栄養素のことだ!
これが欠けると動悸・息切れ・めまい・妄想などが強化されるぞ!
一刻も早く補給しよう!
514名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 07:39:28 ID:eDPh9Jay
タカジュリ、ジェンルキをなんとか
515名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 13:48:59 ID:t/T4QdZV
デリーパに触手姦されるジュリタンが見たい
516名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 13:52:41 ID:UDBQw1Lw
タカルキで
517ウイルス:脅威:2006/08/29(火) 15:17:53 ID:j7H9n+DM
「ふぁ・・・あっ・・・」一体いつまでこれが続くのだろう・・。
ずっと長い時が過ぎた気がする。
(一体・・いつまで・・)
(逃がしは絶対にせぬぞ・・・。この体は永遠に我が奴隷となる・・。)
(・・・これなら・・死んだほうが・・マシ・・)
バチィ・・・自分の体を包む触手が切り裂かれる音がした。
(ぐぁっ・・)その声を聞いたときには既に床に横たわり、淑乃
意識を失っていた。



「う・・・ここは・・・」どうやらここは基地の個室のようだ。
自分の体にタオルが巻かれてある。傍らには制服の変わりに自分の服が
置いてある。
「助かったの・・・!?とりあえず着替えを・・」
彼女は勢いよくベッドから起き上がる。
「うぁっ・・!!」タオルに大量の精液がかかる。
(これは・・・!)とりあえず服を着ようとする。が、入らない。
胸が二廻りほど肥大化され、古い服では入らない。とりあえず、
体に巻いてあったタオルで胸を押さえつけ、その上から下着を着て、
洋服を着る。窮屈だが、何とか着ることが出来た。が、下着がビリビリと
ずっと音を立て続け、いつ破れてしまうか分からない。
「司令室にとりあえず・・・」彼女は司令室に向かう。


「ハァハァ・・・ぅ・・んっ!!」喘ぎ声を聞かすまいと必死に堪え、
司令室に向かう。
(体が・・・足を動かすたびに・・疼いてくる・・!!)
疼きが収まらず、この疼きでイってしまわぬよう、抑えるのが限界だ。
「・・・!!・・・長官・・ただいま・・ぁ・・帰り・・ま・・っ・・」
「無理をするな・・今からお前に埋め込まれたウイルスデータについて
説明をする。静かに座っていろ。」
「・・はい・・」
「お前の調査場所で失踪が起きたのは一ヶ月前から知っている。が、
あえてお前を捜索するのは上部からの命令で取り消された・・。」
「な・・!!」反論しようとする淑乃に長官は制する。
「お前の通信機から全てこちらに情報が入り、お前の奪還は奴の台詞どおり
一ヵ月後しか不可能と思われた。そういうことだ・・・。」
淑乃は顔がだんだん熱くなってきた。
「・・・長官達はきいてらしたのですか・・」
「いや・・・通信機はデジモン反応のみになっていたのでな、デジモンの
声のみが聞こえてきた。」彼女の火照りが引いていく。
「で・・これを早くどうにかして・・くれないでしょうか・・」
早くこの忌まわしいものを抜いてほしかった。これには散々痛い思いを
させられた。
「それなのだが・・まだこれは新種のウイルスだ。まだワクチンは
作られていない。」
「そんな・・・」淑乃は疼く体を押さえつける。
「しかも・・これは時間の経過とともに性器を全て徐々に肥大化、感度を上昇させ
感染者の様態を徐々に悪化させる事が分かった。つまり・・・「あれ」だ。」
(これがだんだんひどくなる・・・。)血の気が引いていく。
「試作品が用意されているが、危険物だ。使用は禁ずる。」
「・・・はい・・・」疼く体を堪え、彼女は自分の家へと帰る。

(早く・・楽に・・・なりたい・・どうなっても・・・)
この体の苦痛を知った彼女は1つの考えを実行するほか無かった。


518名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 17:08:23 ID:e7HSk+Qu
よし、俺にタカジュリを書かせるんだ。
519名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 18:11:46 ID:SCzFQnbM
>>518
このフリ…まさか貴様!?エロm(ry
520名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:57:35 ID:BCvc2Xgf
触手込みのタカジュリとかいいかもね。

じゃー自分はジェンルキで…かきたいなぁ。
521名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 23:07:11 ID:r2OlBhg+
奴が・・・
522名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 00:46:36 ID:CFleq2tQ
レディーデビモンを・・・
523名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 08:18:38 ID:Hpj8HSdM
どうせまた長いんだろ・・・
524名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:17:11 ID:d1l2YuzQ
ここであえてサンフラウモンを希望します(笑)
525517:長文スマソ:2006/08/30(水) 17:47:44 ID:gqf2fn9i
―侵入者を発見・・迎撃します―足を踏み入れた途端にこれだ。
「いきなり・・ぃ・・最悪なんですけど・・」
ローラースケートを足に嵌め、研究室の廊下を走る。これなら、足を使わ
ないので、あのウイルスの影響も少なからず、受けない。
(私って天才ね。とりあえず、P−67の部屋に行けば・・。っと、
ここだわ・・)明らかに様子が違い、他の部屋とロックの厳重さが
伊達ではない。
(さっき盗んだこのIDカードなら・・)意図も容易に扉がひらく。
中は赤いライトに照らされ、中央に色とはいえない色の
薬物のみが置かれている。
「・・これね・・・」淑乃は瓶を手に取る。
(これが試作品・・・あんな生活より、危険を冒したほうがいい・・)
「待て!!」彼女が瓶を飲み干そうとしたとき、扉が開き、長官と
後ろに数人顔の見えず、銃を持った人が立っていた。
「・・もう・・遅いです。こんなことになるのなら・・」
彼女は一気にその中の液体を飲み干してしまう。すると・・
バクン・・・何かが熱く燃え滾る。
呻き声がしたと同時に長官達は壁に吹き飛ばされる。
「な・・!?」バクンバクン―鼓動がさらにスピードを増す。
「うあぁっ!!」秘所に振動が走る。強すぎる刺激に彼女は床に倒れる。
「あああっっ!!はぁはぁ・・ひぃ!!・・はぁはぁはぁはぁ・・」
鼓動がどんどん早くなる。乳首から発する鼓動が瓶の液体と強い反応を
示している。
(・・・苦しい・・・)
「ああああっっ!!」彼女の体はデータ上に分解され、消えた。
「・・やはり・・か・・」



「はぁはぁ・・はぁはぁ・・何処・・ここ・・」見渡すと、妖しい部屋に
眠っていた。そして手についているのは鎖のついた手錠。
外そうと床に叩きつける。が、彼女に電流が流れる。
「・・ああっ・・ちょっと・・何これ・・」
「ここは・・デジタルワールド・地下牢獄よ・・」声が聞こえ、振り向くと
黒い服に包まれた女―レディーデビモンが歩く。
「デジタルワールド・・・牢獄・・・?」さっぱりわからない。
「あんたは勝手にここに侵入した大罪でここで永久拷問されることに
なったわけ・・で、あんたの拷問番が私になったってことよ・・」
女は手を伸ばし、気付かぬうちに彼女の上半身の服を脱がし、
鉄格子の向こう側へ投げ捨てた。
「やっ・・!!何するのよ!」抵抗する間も無く与えられたことに
驚きを隠せない。
「あああっっ!!ひいいっ!!」その言葉さえ言ったと同時に、
乳首を瞬時に触られ、イかされる。対応する間など到底無い。
むしろ、早すぎて
「あんた・・これでイくとはね・・」女はこれから起こることが楽しみ
で仕方ないというように笑みを浮かべる。
(・・・こんな奴、相手にしてたらまずい・・絶対・・!!逃げ・・)
女は不敵な笑みを浮かべている。


526名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:16:37 ID:IN6jOLoE
ここであえてガチホモを投下してみて良いですか
527名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:17:49 ID:zk0+Z8+6
いいですよ
キモくなければ
528名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:25:46 ID:ONFSEQTh
個人的には数字板でやって欲しいけど、あっちにはもうデジスレないのかな?
とりあえずタイトルにカップリングとかキャラ名入れてくれ。
苦手だったらNGスルーするから。
529名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:39:14 ID:IN6jOLoE
予想外の反応に驚いた

>>528
ガチホモと801は違いますよ、お兄さん
レオモン×ガオモン

なんだこの獣姦カポー
530名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:52:02 ID:ONFSEQTh
え?どう違うんだ?
素で分からないけど、とりあえず名前欄に何のカップリングか入れてくれれば
投下しても良いと思うよ。俺は。他の人はどうか知らんが
531名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 20:56:38 ID:IN6jOLoE
801→腐女子がハァハァするためのもの
ガチホモ→ホモがハァハァするためのもの
532名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:36:12 ID:yrCsAmBq
ガチホモならタカト×タクヤの若干ロリ混じりがいいな。
それよりジュリ×子ヒカリのSSがみたい。
533名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:43:13 ID:zk0+Z8+6

太一、光子郎、タケル、大輔、タカト、ジェン、拓也、輝一
×
ヤマト、丈、伊織、博和、健太、遼、輝二、友樹、純平

ま、読む分にはホモだろうが脳内変換でどうにかなる
534名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:29:04 ID:c5aY0CrX
方向変わってない?
535名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:41:18 ID:iSez7Mxs
801に建てろよ
536空好き:2006/08/31(木) 00:17:48 ID:NpXXpH3E
ヨシノン、超GJ!
拷問とかハードなネタ大好きなんで続き期待してますよ♪


バステちゃんは電気ネヅミ様にお任せ状態なんで、あたしは休憩・・・ってのもツマランから
何か書きたいな。。

ピヨモンとかテイルモンが空タンとイチャイチャするのはダメ?
小動物に犯される(?)空タンを最近妄想してるんだけど(*´Д`)


あとさ、セイバーズのレオタード妖精さんは何であんなにデカイのよ・・。
これじゃイジメるのが難しいじゃないのよorz
537名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 06:13:24 ID:+fyF/iqo
>>534-535
エロパロはエロパロだし、見なきゃいい話だ
538名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 09:35:00 ID:CiiwcJT7
>>533
貴様、俺の賢ちゃんを忘れたな!
539名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 11:12:05 ID:6V/80Hm+
801マジ勘弁・・・
540名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 12:44:24 ID:V2pEfAw1
ホモやるならトリップよろしく。NGにするから。
541名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 12:48:31 ID:3kztzU+X
>>531
よくわからん、結局どっちもホモだろう
542名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 14:14:55 ID:CiiwcJT7
落ち着けお前ら!
きっと今に職人が俺たちがハァハァ出来るエロ作品を投下してくれるはず!
543拷問:2006/08/31(木) 15:22:03 ID:6+qEO/4z
「くっ・・・」淑乃はとっさに胸を手錠でつながれた腕で交差させて隠し、
狭い牢獄を逃げる。
「ふふ・・・この狭い部屋でどう逃げる気かしら・・・」
風が起こったかと思い、目をつぶる。と、その瞬間女の姿が消える。
(何処・・・)淑乃は辺りをきょろきょろと見渡す。
「何処を向いてるの・・?」背後から、瞬時に彼女の胸を優しく揉む。
「いやっ!!」女に蹴りを入れようと足を引く。
「何する気・・?」その途端、再び背後でその足を掴み、開いた股に
服越しに指を挿す。
「ひぃぁっ!!・・・くっ!!」もう1つの足で更に蹴りを加えようとする
が、再び女の姿が消え、宙に浮いた両足のせいで、地面に倒れてしまう。
「しまった・・・」立ち上がろうと淑乃はする。が、
「もうこれ以上、動こうとしないことね・・。これ以上動くと・・」
淑乃の上には4本の腕を生やした女が立ち、2本は乳首、もう1本は
秘所のすぐ真上に尖った爪を置き、もう1本は彼女の顎を弄んでいた。
「く・・・」
(これじゃ・・・立ち上がれない・・)
「これ以上逃げようとして、この指の餌食になってイくか・・諦めて
犯されるか、の2択よ」女は不敵な笑みを浮かべ、足で乳房を捻る。
「くふ・・っ・・」どちらに転んでも犯される。逃げ場は無い。
(どうすれば・・・・)
「さあ、始めましょうか。」そういうと、女の腕が更に増える。
これに遣られたら、ひとたまりも無い。
「やぁっ!!」本能的に淑乃は足に力を込め、女の隙を狙う。
「ああっ・・・!!」女は蹴りの痛みで呻き、淑乃はその蹴りで爪が
秘所にのめり込み、喘ぐ。だが、彼女はとっさに起き上がり、
縛られた腕で、女の頬を殴る。途端に女は鍵を落とす。
「・・・!!・・・」それを拾うと、走り、鉄格子まで行く。
「この鍵だ・・・・あかない・・!!」
「無駄よ・・これは私専用。開けさせることは出来ない。あんた・・・
2度とこんなことが出来ないよう・・たっぷり調教してやるわ。」

544名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 00:26:38 ID:7102ojJS
エロじゃない小説のスレは需要ないんだろうなぁ・・・
545名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 06:37:05 ID:EPE+A09G
全く問題ない。カモン!
546名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 09:54:31 ID:hE8bsWXy
隠しステージが竹島
547名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 09:55:29 ID:hE8bsWXy
ちょ、誤爆
548名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 15:17:11 ID:bJh0eWBL
どんな誤爆だよ!
549短文:2006/09/01(金) 16:25:57 ID:e2LFpdLY
「ちょ・・何これ・・」目が覚めると、彼女は台の上に跨がされていた。
両腕は天井に鎖でまとめて吊るされ、両足はそれぞれ足枷で台の
跨ぐ所に固定されている。
「・・・はぁぁっ!!あああっっ!!」身構える間も無く、彼女は
イかされる。
「あんたは私を怒らせた・・・。」
「ひッ!!はぁっ!!くぅっ!!」見えない速度で何度も何度も乳首を突く。
(逃げられない・・)天井に吊るされた両腕は動く気配が無い。
彼女の拷問はもう止められない。
550名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 12:02:19 ID:r7sJx5Ks
俺はデジ×女パートナーでもOK
551名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 10:42:29 ID:S7yzPbZn
そこでホークモン×京さんですね!!
552名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 12:30:58 ID:Kgqic8uN
なんか一気に過疎ったな
553名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 12:39:39 ID:M2uFTOyV
書き手に乙の一言もなければ
そりゃあ過疎るだろうさ
554流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 21:06:07 ID:q6ET9t0v
「はあ・・・・・・・」

デジタルワールドの湖のほとり。武之内空は溜息をつきながら湖に石を投げる。
皆に心配をかけぬようにと、悩み事があるとき彼女はよく人気の無い所で一人考え込む。。

「・・・・・まったく・・・・・ひっどい表情・・・」

湖面に映る自分の元気の無い表情を見て自嘲するように呟く。
ここ数日、彼女にはある悩みがありそれが今の冴えない表情の原因である。
それだけではない、相変わらず他人に相談しようとしない自分自身が情けなくてさらにブルーになる。

「私って・・・本当に成長しないわね・・・」

もう一度、自嘲の笑みを浮かべる。
すると背後から凛とした声が聞こえてきた。。。

「空じゃないか。こんな誰も居ない所で何をやっているんだ?」

自分以外は誰も居ないと思って独り言を呟いていた空はビックリしながら声の主の方へと向く。
声の主は、仲間のパートナーデジモンだった。


「テイルモン・・・どうしてこんな所に?」
「ああ、人間の気配がしたから誰かなと思ってな。お前こそ、何故ここに?ピヨモンならココには居ないぞ」
555流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 21:26:33 ID:q6ET9t0v
「べ、別に理由なんてないよ。。ただ今は一人でいたい気分だったから。。」

空はなんとか誤魔化そうとしているが、冴えない表情からそんなのバレバレ。

「お前が一人でいるって事は何か悩みがあるんだろ?悩みがあるなら誰かに相談しなさい。太一とかヤマトとか・・・話せる奴はたくさんいるだろう」
「悩みなんかないわよ。。」

なおも誤魔化そうとする空の前に回りこみ、彼女の瞳をじっと見据えるテイルモン。

「嘘をつくな。バレバレだぞ空・・・」
「嘘なんて・・・」
「・・・あのな、空。お前は責任感が強すぎるんだ。。別に悩みを打ち明ける事は迷惑な事じゃないわよ」
「うっ・・・うん。。」

テイルモンは座り込んでいる空の腿に乗ると、彼女の瞳を見上げ優しく言う。

「お前はいつも皆の相談に乗ってやってるじゃないか。たまには逆があったって誰も責めはしないさ」
「うん・・・ありがとうテイルモン」

空はテイルモンを抱き上げ、自分の顔と彼女の顔を近づけて礼を述べた。
抱き上げられてちょっとテイルモンは頬を赤く染めている。

「・・・礼などいいさ。それよりも、一人で考えてないで話してみろ。。誰にも口外しないから・・・私と空だけの秘密だ」
「分かったよ。。」

空は決心したようにテイルモンに悩み事を話し始めた。。
556流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 21:53:09 ID:q6ET9t0v
「あのね・・・突然なんだ。。何故か・・・こう、胸がキュ〜って締め付けられるような感じがしたり・・・何だか熱くなったり。体がムズムズしたり。。」

空はテイルモンを胸に抱いたまま話し続けた。

「忘れようと部活をがむしゃらに頑張ってみたけど治まらない・・・落ち着こうとお花を活けようとしても治まらないの・・・知らない間にストレスが溜まっているのかな・・?」
「ふんふん・・・・なるほどなぁ・・・」

抱っこされながら空の話を聞いて頷いているテイルモン。

「気にすることはないさ空・・・それは単なる欲求不満さ」
「欲求不満・・・?別に欲しい物なんてないわよ。。」
「・・・まだ青いな。。自分の欲求にも気が付かないのか?」

やれやれと溜息をつきながらもテイルモンは空の顔を見据えていった。

「まあいい。その疼きというか火照りが無くなれば良いんだろ?私が治してやるよ」
「本当?そんな方法知ってるの?」
「勿論。簡単な事だ・・・・こうするのさ!!」

ブチュッ!クチュウ・・・ジュップ・・・ジュル・・・。


テイルモンが突然、空の唇を奪って舌を捻じ込む。舌を巧みに動かして空の舌を絡めとリ唾液を貪る。。
二人の唾液が混ざって卑猥な音が響き。空は突然の事に混乱し、異様な快楽に襲われた。

「んうっ・・・・!!」
「ぷはっ・・・どうだ?気持ち良いだろう?」
「なっ・・・何を・・するの・・?」
「何をするだと?お前の欲望を満たしてやろうって言ってるじゃないか空。。」

テイルモンはさらに空の胸をモミモミ。

「あっん!!や、止めてぇ・・・こ、こんなっ・・・!」
「ふふっ・・・淫乱な鳴き声を上げながら何が止めろだ・・」

力の抜け切った空を押し倒すとテイルモンは彼女の体の上に座るような形になる。
胸を揉みまくりながら空の綺麗なうなじに口付けをして、つつっと舌で舐め上げる。

「ひああっ・・・ん!」

空の体がビクンっと痙攣する。
ワケの分からない快楽に体が否応ナシに反応するのだ。。
557流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 22:11:15 ID:q6ET9t0v
「空・・・お前の体は快楽を求めているのよ。もうそろそろ、お前も女らしくなる時だ」
「お、女・・・らしく・・?一体、どーいう事・・・うああっ!!やっ、はっ・・ん!!」

テイルモンは空の上着を引き裂くと、ブラに手を突っ込んで直に揉む。
爪でツンツンとピンクの突起を弄り空から喘ぎ声を搾り出す。

「やれやれ、そんな事も分からないとはね。所詮は中学生のガキだなお前も」

空を嘲笑いながらテイルモンが冷たく言い放つ。

「お前はセックスがしたくてしたくて仕方がないんだよ、この変態。どうしようもない淫乱メス豚なんだよお前」
「なっ・・ち、違う!私はそんな事・・・」
「そうか。その割には気持ちよさそうじゃないか?ん?」
カリッ!コリコリ・・・
「ひあああああっ!!?」

空のブラをも引き裂き、テイルモンは勃起した空の乳首へと噛み付いた。
すると空は絶叫を上げて悶絶する。

「そうかそうか、ココが良いのか。じゃあもっと噛み付いてやるよ」
カリコリコリカリ・・・・コリコリカリッ!
「ひいいいっ!!止めでっ・・あぐうっ!あはあっん!!」

空は狂ったように悲鳴を上げて大粒の涙を流している。
その異様な刺激のせいで空の股間に生暖かい物が広がっていく。。
558流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 22:42:45 ID:q6ET9t0v
「空・・・女ってのは皆、淫乱な生き物なのさ。。お前も私もな。」

空の乳首を噛み付き捻り回しながら淡々とテイルモンが答える。
すると次は空の股間に目をつける。

「さて・・・こっちもそろそろ涎垂らしてる頃だろ?ちょっとスカートの中、見せろ」
「!やっ・・・止めて!!」

空は慌てて股を閉じて抵抗する。既に股間が濡れている事に気が付いているのだ。
ところが、抵抗した瞬間。ネコパンチが空の腹部にめり込んだ。

「ぐっ・・・!?」

空が苦しさに悶えていると、テイルモンがいつのまにか空の横に移動すると彼女の後頭部をひん掴む。
そして湖に空の顔を無理矢理押し込む。

「むぐっ・・・げぼっ・・がぼっ!!」

水から顔を上げようにも、テイルモンに押し込まれてどうにもならない。ジタバタと不様に足をバタつかせ必死に水面に顔を出そうとする空。
やがてテイルモンが空の頭を引っ張って水中から引き上げる。空の顔は苦しさと混乱で醜く歪んでいる。

「はあっ・・・はあっ・・・!」
「お前、誰に逆らってる?お前の欲望を満たしてやってるのに・・・この私に逆らうとは何だ!!」
「ぐっ!がぼっ・・・!!ぶぐぐっ。。!」

怒りの声を上げるともう一度空の顔を水中に没する。そして引き上げて・・・また沈め・・・繰り返し空の顔を湖に突っ込む。
やがて拷問まがいの行為が終わると、空はビクビクと震えながら仰向けに倒れた。

「さて・・・そろそろ良いか。。今度こそ大人しく、スカートの中を見せろ」
「うっ・・あっ・・・」
559流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 23:08:22 ID:q6ET9t0v
テイルモンは鼻を鳴らしながら空のスカートに顔を突っ込む。。

「くんくん・・・ふふっ、甘酸っぱい匂いがするなぁ・・・」

スカートの中は汗と愛液でしっとりと湿っている。。
テイルモンは空の太股の汗、そしてパンツの湿った部分をぴちゃぴちゃ音を立てながら舐めまくる。

「んっ!!あっん!!」
「ふふふっ、さ〜て・・・本当はココにペニスを挿入するんだが・・・私には無いから、代わりに最大級の辱めをやってやるわよ」

邪悪な笑みを浮かべると、テイルモンはがばっと大口を開ける。
そして空を大股開きにさせると・・・パンツの上から透けて見える、空の女である部分を思い切り噛み付く。

ズチュッ!メリメリグチィッ!!

「あっ・・!かはあああっ!!」

空は絶叫を上げると、盛大に放尿する。それはパンツはおろかスカートまで突き抜ける勢いで噴出す。
空の可愛いパンツはおしっこで黄ばみ、スカートの中は湿気と刺激臭で満たされる。

「はははははっ!おしっこ漏らしちゃったな空!お前、本当に情けないな。中学生だろ?」
「ううっ・・・ひっく・・・ひっく・・・」
「泣いたって仕方ないよ。お前が悪いんだメス豚!さて・・・コレで最後だ・・・」

テイルモンは空をうつ伏せに倒すとスカートを捲くり上げ、パンツをずらして尻を露出させる。。

560流れを読まずに空タンをイジメるよ:2006/09/05(火) 23:18:35 ID:q6ET9t0v
「さて・・・メス豚といえど、万が一処女膜を破っちゃカワイソウだからな。コッチでやってやるよ」

ニヤリと笑うと、テイルモンは指を空の後ろの穴に挿入する。

「ぎっ!?ああああっ・・・!!」
「そうら・・・気持ち良いだろう?」

挿入した指を激しく動かして空に刺激を与える。
空は激痛と快楽の両方に襲われて頭が真っ白になっていく。。

「うあああっ!きゃああああっん!!」
「いいぞ・・・空。。いい声だ・・・ようやく女らしくなってきたな」
「ふあっ・・・ひゃううん!あっ・・・がっ・・・!!」

やがて刺激に耐え切れず、空は失神してしまった。。

「あら??何だ・・・失神したのか。。全く、これじゃ本番で持たないぞ・・・」

失神した空を見下ろして、呆れたように呟くテイルモンだった。。


〜END〜
561空好き:2006/09/05(火) 23:21:33 ID:q6ET9t0v
保守のため思いつきを勢いのままに投下・・・。
なんかワケ分かんない話でスマソ。しかもテイルモンのキャラが崩壊してるしorz

それじゃ、またいつか合う日まで(´`)ノシ
562名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:35:13 ID:S4NOMBqo
テイルモンS杉w
563名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 23:08:53 ID:uRlXup6C
>>561
情け容赦ない責めっぷりGJ!
564:2006/09/08(金) 18:08:52 ID:mABF785F
「はぁはぁ・・・・・・くはぁっ!!・・」
(絶対・・・こんな奴に屈しない・・。)
何日続けられただろう。いや、この世界に日付という概念は無い。
永遠にこの肉体に休みは訪れない。だが、絶対に奴隷にされたくない。
その気持ちだけで今まで抗ってきた。
「ひぐっ!・・・っあ・・・ぁぁ・・・ぃ・・」
「どう・・・!?いい加減、諦めて、ここで・・・」
女も長時間、彼女―淑乃を犯し続け、体力の限界に来ているようだ。
「うるさい・・・!!ぃ・・はぁ・・はぁ・・ん・・・」
女を凝視しつつも、辛い表情で犯される。薬の影響が徐々に強くなっている
感じであり、体力も低下しているため、早々何度もたえられない。
(このままだと・・まずいわ・・・)女は上からの命令で、
この女を奴隷にし、連れ返れと命じられた。命令が遂行できないと、
どうなるだろうか。ならば、無理にでもさせる。
「そらっ・・・」女は彼女の中に指を入れ、かき回す。
「はぁぁっ!!」(また・・イか・・・)と、思った途端、指が抜かれる。
「え・・・?」快感が体を迸り、抜けていかない。
「寸止めェ!どう・・まだ気持ちいいでしょ?」
「・・・っぁ・・・!!!」彼女は鋭く睨むが、女は彼女の火照りが
消えたのを確認し、再び手をかける。


あれから・・・6時間・・・
「・・・!!・・!!・・・」彼女は体を震わせながら、蓄積した快感に
身をよじる。両腕を縛られていては、自分でイくこともできない。
「どう・・苦しいで・しょ・?。賭けをしようか。」女は笑みを浮かべる。
「賭け・・・?」淑乃の声は苦しみに震え、聞き取れない。
「そっちが勝ったら開放。負けたら奴隷。いいね。それじゃ・・」
「・・・まだ・・何も・・・」彼女が床に倒れたまま、つぶやいた途端、
周りが光に包まれる。


・・・今から囚人の開放試合を始める・・・
淑乃はプロレス・・・だろうか。妖しいリングの上に立っていた。
前にはあの女がいる。だが、逃げられないように、リングには巨大な棘が
何本もついた、鉄格子が張り付いている。しかも、スピーカーのみで、人はいない。
あれから気付けば、この試合の控え室にいた。とはいっても、
無愛想なもので、極悪囚人扱いで、服として40cmほどの短い布しか
与えてもらえなかった。しかも、女は両腕に先の尖った部分から
電気が迸っている妖しい武器をつけ、自分は不恰好な布を巻きつけた
丸腰である。
「最悪なんですけど・・・」短い布では乳首を隠す程度の小ささの
布を胸に巻き、下半身は短くて前方を隠すのが精一杯で、後方の尻は
隠すことなく全て露出している。
そして、女は不敵な笑みを浮かべ、こちらに向かってくる・・・。
565:2006/09/09(土) 18:32:21 ID:cQ3cIBnp
逃げるどころか自分には手錠や足枷がつけられ、手足は軽く―3cm程―
しか開けない。しかも、さっきまで寸止めさせられていたのが原因で
火照って、体がうまく機能しない。これで戦えというのが無理な話だ。
「くっ・・・」両足で飛び跳ねて、女の攻撃をかわそうとする。
「甘い・甘い。」
「な・・・」デジモンのスピードについてこれるはずが無く、
後ろを簡単に取られ、両腕を鎖で巻きつけられてしまう。
「ほら。」そして、布から乳首に腕の機械を当てる。すると、
なにやら電流が流れ、彼女を苦しめる。
「うぅぅっ!!・・くぅぅ!!」体が軽く焼け焦げるように電流が迸る。
(卑怯・・・だわ・・)
「ふっ!!!」手錠がかかった両足を宙に浮かせ、女に飛び蹴りを
食らわせる。女は軽く身もだえするが、胸元の布が破けただけで、
再び襲ってくる。淑乃は肩から地面に落下し、息を荒げている。
「ハアハア・・おかしい・・体が・・熱・・」と、同時に再び女の
武器が迫る。
566:2006/09/09(土) 21:03:32 ID:nRL4qd3N
パシュゥ・・・咄嗟の判断で足の鎖で攻撃を防ぎ、足枷を外す。
「くっ・・」必死に間をとろうと走る。
「だからあ・ま。い・わ」女は容易に彼女の懐にもぐってくる。
そして、ふたたび電流を流す。
「ああぁぁっ!!ぐぅぅっ!!」乳首にすさまじい電気が迸り、
乳首に巻いた布が焼け焦げる。。
「やめて・・・!!」淑乃は女の手を必死に振り払い、飛び退く。
「くっ・・はぁはぁ・・!!」が、体の異変にすぐに気付く。
(あれ・・!?まともに立てない・・・)体が火照り、ふらつく。
「どうしたの・・もう終わり?」女が乳首を知らぬ間に突き始める。
「はぁんっ!!・・・ひぐっ・・」床に倒れてしまう。
「まだ気付かないの・・!?これはあんたに含まれる媚薬を不安定にさせ、
強力にさせる機械。1度じゃダメみたいだったけど、2度目なら
胸が重くなってきたってわけ。どう胸が地面に張り付いて動かない?」
「くっ!!離しなさいよ!!」
「無駄よ。ゆっくりいたぶってあげる。うっ!!貴様!!」
淑乃の足が顔に当たり、怒りに震える。
「まだ抵抗するとは。お前の体、2度と動かなくさせてやろう。」
「ひぃぃ!!ぅぅぅ・・・!!・・っ!!・・ぁ!!」
電流を永続的に流されるうちに完全に体が動かなくなる。
「お仕置きね。」女が腰の布を破り捨て、鋭い爪で秘所の中を抉りまわす。
「ああっ!!あああっっ!!」途端のうちにイってしまう。
すると、左足の力が抜け、更に体が火照っていく。
(しまった・・・耐えないと・・。)媚薬の力を改めて認識する淑乃。
「あんたの薬、イくたびに効果がある。でも、耐えさせはしないわよ〜。」
女はうれしそうに笑いながら、脈動を開始する。
567名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 11:40:01 ID:ug1UqCNs
今日のセイバーズ見逃したので、自分を慰めるために
ここのヨシノ受けに(;´Д`)ハァハァさせて頂きました


                                           …ウッ
568名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 16:49:58 ID:08Gyw5tm
今日のセイバーズはチカの入浴シーンがあったぜ。

ええいチカはいい、もっと兄貴を映せ兄貴を!
569名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 18:50:50 ID:UbpKF+zC
と言うか、入浴シーンでイクトがチカに裸にひん剥かれていたね。
570名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 21:55:51 ID:muuYiyY2
>>568
お前とは仲良くやっていけそうだ。
571ラスト:2006/09/11(月) 17:13:00 ID:/WCegfzI
「ひあっ!!うあっ!!」何度も思うがままにイかされるヨシノ。
「どう・・!?もう奴隷になったら?」女の声が響き渡る。
「・・・・」ヨシノはイかされて、既に喘ぐとき以外口さえも動かない
ので、代わりに無駄に抵抗するそぶりを見せる。ここで諦めたら、今まで
耐えた意味がない。彼女はそれだけだった。
「フン。ならば・・・!!」女はまたあの機械を取り出す。
そして、電流が流れる尖った部分を捲る―電流の火花が散り、
彼女の体を煽った―。
「・・・!!」淑乃は怯える表情を浮かべる。なぜなら、それは―
「あああっっ!!・・・ひいいぃっ!!」右の機械で秘所に直接挿して、
喘がせ、左はクリトリスに当て続け、電流を流す。快感の電流が
吉野の性感部を焦がし続ける。
(こんなの・・耐えられるわけないんですけど・・!!)
「これで数時間待ってみようかしら。そしたら、どうなるか・・。
楽しみね。」女は嘲り笑う。
「・・・ぅふざけ・・ないで・・はなし・・くぅぅ!!なさ・・きゃふっ!
よ・・・!!」最後の力を振り絞る。
「まだしゃべれたのね。でも・・こ・れ・で!」
「ひゃふぅっ!!!」クリトリスを指で揉み続けられる。耐えられない。
「・・ぃぃっ!!あああっ!!・・ハッ・・ハァ・・ん・・・!!」


―6時間後―
「ひいい・・・・」喘ぐ彼女から機械を抜く。
「・・・ッ・・ぁぁ・・・」荒く息をつき悶えるヨシノ。
「そろそろね。」女が乳房を軽くつつく。
「はぁぁッ!!!」意図も簡単にイってしまう。
「ほら、ほら、ほら・・・クリトリスはどう?」
「ひゃあああッッッッッ!!!ひいいいぁぁぁ!!!!」
「なかなかの感度ね・・・もっとよ!!もっと!!」
「あああぁぁぁッッ!!!・・・はぁは・・・んくはぁぁあ!!!」
「耐えようなんて生意気ね。存分に犯してあげる。」
「きゃふうぅぅ!!!ふぁぅぅッ!!!」
絶え間ない快楽に身をよじり、悶えるヨシノ。
(・・最悪・・なんで・・すけどぉ・・・・)
もう誰も助けるものはいない。

〜完〜
572名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 17:14:51 ID:yFqz3oPR
私は中3です。3月10日、卒業式でした。
そして、卒業式が終わっていえに帰って、友達と遊びに行っていました。
そしたら!!彼氏に見つかって(?)彼氏の家に急遽行く事になりました。
そして行き成り彼氏は私の胸を触り始めて、ベッドにたおれました。
そしたら制服のスカートをめくり上げて、パンツの中に手を入れて、
マンコの中に指を入れて・・・「クチュクチュクチュ」って。わざといやらしい音を立てて・・・。
そして彼氏はこういいました。「服脱いで」と。
私はビックリしたので「え?」と聞き返しました。私はもちろんエッチはやったことはあります。その彼氏と。ほかの人ともやった事はありますが・・・(藁
そして、彼氏は「オレ、脱いでる所とか写メとるの好きだから」っていいました。
私は納得して、自分でぬぎはじめました。
そして彼氏は私の体で遊び始めました。マンコに指を入れてクチュクチュいやらしい音を出したり、胸をもみもみしたり、なめたり。
そして彼氏は写メもとりまくってました。私マチンコの穴。胸。全体など。
そして彼氏は我慢できなくなったらしく、こういいました。
「オレのズボン脱がせて」と。私は喜んで脱がしました。
ズボンのチャックを開けて、ズボンを下ろして、ガラパンを下ろして。
そしたら彼氏のもうすでに大きくなっているあそこが出てきました。
そして私は彼氏をベッドに寝かし、私はうえにのぼって彼氏のあそこと私のマンコを押さえつけるようにしながら写メをとりました。
とても気持ちよかったです。
この写メを見たい人はこのスレを8箇所に張ってください。
そしたら[               ]←ここにアドレスが出てきます。
それをクリックすると、彼がとった写メすべてのってます。
私がとった写メも、動画も載せてます。
動画はわかりにくいようにしています。
「☆」をクリックすると動画がみれます。
このスレを1箇所にも張らなかった人は、不幸がおこります。
大好きな人が一年以上学校に来なかったり。
嫌いな人があなたの席の隣になったり。
親戚が亡くなったり。
けど本当に写メ、動画ありますので8ヶ所にはってみてください
573空好き:2006/09/11(月) 18:15:36 ID:+NwxPaoZ
>>571さん
お疲れ様です!
ヨシノン虐め、楽しませて頂きますた。

>>572
コノヤロ、最初の文章を見て中学三年生の空タンの小説かと思ったじゃないかコノヤロ。

>>562さん、563さん
感想ありがとうございます♪
もっと色んな組み合わせにも挑戦してみたいな。。
574名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 18:22:22 ID:I5bY5svs
ヨシノ完結乙です。最近虐待物ラッシュ?
いや、好きだけどねw

>空好きタソ
アホコピペはキャラ脳内変換して楽しむのだ!
575電気ネヅミ(○´・ω・):2006/09/12(火) 01:32:30 ID:Dn9zS1Ui
投下遅れてしまってすみません…>>441の続きです。






白い天井。鼻をくすぐる薬品の匂い。ハッキリしない頭の奥で空が思い出したのは、よく見知っているお台場中学校の保健室だった。
部活でケガをした後輩を送ったり、授業を抜け出して昼寝にくる幼馴染みを迎えにきたり、よく…とまではいかないが、やっかいになった場所。
懐かしい…暗闇の中で屈辱を受け続けた空にとっては、そこには木漏れ日のような平穏が流れていた。

「気がついたか?」
真っ白な視界が、ふいに陰る。
少し吊り上がった翡翠色の眼。ヤマトとはタイプが違うが整った顔立ち。サラリと長い髪を上だけ縛った少年は、特撮なんかで見るような奇妙なスーツは着ているがそれ以外見た目は普通の人間だった。

「気分は…具合悪いか?あっ!喉渇いてるだろ!!待ってろ今なんか持ってきてやる」
コロコロと表情を変えて少年は話しかける。と言っても一方的で空が返事をする間などない。
そんな彼を目線で追いかけるように体を起こした。
576電気ネヅミ(○´・ω・):2006/09/12(火) 01:39:13 ID:Dn9zS1Ui
そこはもちろん空の知る場所ではなく、学校のものよりもまだ一回り小さい部屋にベッドと薬品棚がポツリと置かれた簡素な部屋だった。予想はしていたが思わずため息を漏らす。

「俺は“大門 大”。ここはDATSの医務室だから安心しろ」
そう言って彼は紙コップを手渡す。中のお茶を一口含むと、喉の渇きが和らぐ。

その後、大は一通りの事を教えてくれた。デジモンによる被害を取り締まるDATS‐Digital Accident Tactics Squad‐という組織。数日前に多発していたバステモンによる強姦事件。そして、その囮となって消えた一人の少女・・・

空を除いてバステモンに囚われた少女は3人。太一の妹のヒカリ。先日連れられてきたミミ。そして、
「私…知ってる。その淑乃さんを」
藤枝淑乃…大から聞くまでは名前すら知らなかった少女。彼女は毎晩、空を『食べに』くるバステモンの玩具のひとつ。女性の体液しか摂取出来ないのと彼女が苦しげに笑っていたのはつい先日だった。
577電気ネヅミ(○´・ω・):2006/09/12(火) 01:48:02 ID:Dn9zS1Ui

「ちょっ…どういう事だよ!!それ」
「仕方ないわ。バステモンは自分の快楽のためなら人すら簡単に殺す」
「そういう事じゃねぇ!!なんでアイツが…!!」

自分の仲間が目の前の少女を犯していた事実。行き場のない背徳感のせいか、大はまともに彼女を見れずに床に視線を落とす。

「……許さねぇ」
大の掌はいつしか固い拳に結ばれていた。
こちらが見ても痛々しいほど爪を深く突き刺している。
「ぜってー殴り倒してやる…!」
スパン!!と逆の掌に拳が収まる音ががらんどうな部屋に鳴り響いた。
その眼は怒りで燃え、さらに翡翠を濃くする。思わず空はその眼に魅入った。
ゆらゆらと緑の硬玉の中で炎が燃えたぎる。それは角ばったデータで出来ており、暖色で彩ったデータを空は目で必死に追った。

ゴクリ…喉元を激しく鳴らす。先ほどお茶をもらって潤ったそこはカラカラに渇き、別の水分を必要に求めていた
それは本能による欲求であり、また別の力の働きでもあったが、
大の腕を掴んだ彼女にとっては、もうそんな事は関係なかった…


結局エロまで行かなかったですね。すみません
このペースだと終わるのに何年かかるやら…orz

>>空好きさん>>571さん
お二人ともお疲れ様でした
淑乃も空も屈辱が似合いますね(笑)
578コピペ改変:2006/09/12(火) 13:38:22 ID:v9IWpr3d
私、空が中3の頃。3月10日、卒業式でした。
卒業式が終わって家に帰って、友達と遊びに行きました。
そしたら彼氏のヤマトに偶然会って、ヤマトの家に急遽行く事になりました。
部屋に入るといきなりヤマトは私の胸を触り始めて、ベッドに倒れました。
それから制服のスカートをめくり上げて、パンツの中に手を入れて、マンコの中に指を入れて…
「クチュクチュクチュ」って。わざといやらしい音を立てて…
そしてヤマトはこういいました。「服脱いで」と。
私はビックリしたので「え?」と聞き返しました。私はもちろんヤマトとエッチしたことはあります。太一ともやった事はありますが…(w
ヤマトは「オレ、脱いでる所とか写メとるの好きだから」っていいました。
私は納得して、自分で脱ぎはじめました。
それからヤマトは私の体で遊び始めました。マンコに指を入れてクチュクチュいやらしい音を出したり、胸をもみもみしたり、なめたり。
写メもとりまくってました。私のマンコの穴。胸。全体など。
そのうちヤマトは我慢できなくなったらしく、こう言いました。
「オレのズボン脱がせて」と。私は喜んで脱がしました。
ズボンのチャックを開けて、ズボンを下ろして、トランクスを下ろして。
そしたらヤマトのもうすでに大きくなっているあそこが出てきました。
そして私はヤマトをベッドに寝かし、私は上にに乗ってヤマトのあそこと私のマンコを押さえつけるようにしながら写メをとりました。
とても気持ちよかったです。
この写メを見たい人はこのレスを8箇所に貼ってください。
そしたら[               ]←ここにデジタルゲートが開きます。
そこからダイブすると、彼がとった写メすべてが見れます。
私がとった写メも、動画も置いてあります
動画はわかりにくいようにしています。
「☆」(←スターモン)に頼むと動画が見れます。
このレスを1箇所にも張らなかった人は、不幸がおこります。
デ・リーパーに取り込まれたり。
デジコードをスキャンされたり。
息子がデジタルワールドに消えたり。
けど本当に写メ、動画ありますので8ヶ所に貼ってみてください
579名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 15:06:11 ID:CErGo1K7
お前は真昼間っからなにをやってるんだ。吹いたじゃないか。
580空好き:2006/09/12(火) 18:49:15 ID:eW5lCsPJ
>>578
コノヤロ、またアホコピペかと思ってスルーしそうになったじゃないかコノヤロw
581名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 21:07:29 ID:B0pNpI9R
空好きタソが改変したのかと思ったw
とりあえずGJと言っておこう
582エロモンテイマーズ:2006/09/12(火) 21:52:47 ID:vUiRf6N7

 いいのかな、こんなこと……
 いいわけないよね、普通。
 そりゃ加藤さんは好きだけど、なんか違う気がする。
 首に巻きついてる腕がほんの少しだけ苦しい。
 精一杯背伸びをしている加藤さんより、僕の背は高い。
 ……っても、ほんの6センチしか違わないけどさ。
 その上僕は階段を一段上っているし。
 「ね、いいでしょう?」
 加藤さんはかすれ気味の小さな声で僕の名前を呼ぶ。
 呼ばれた僕は頭の後ろが痺れるみたいにぞくぞくぞく。
 なんか違う気がするのに、逆らえない。
 上手く説明できないけれどやっぱり何か違う気がする。
 「……まずいよ……やっぱ」
 背中に当たってる加藤さんの柔らかい身体からいいにおいがする。甘くて照れくさくなるような、フシギなにおい。まるで焼きたてのシュガーロールみたいに瞼がとろんとする。
 「どうして?」
 「……どうしてって……」
 何がマズイってそりゃあ、キミが女の子で僕が男ってのが一番まずい。その上僕はまだキミからさっきの返事をもらっていない。だからと言ってその話題を今ここで出すのも憚られる。
 「ごはん作ってあげる」
 うん、それはありがたいんだけど。
 ありがたいんだけど。
 僕がそれだけじゃ済まないんだよね。
 今だって……色々まずい事になってるし……何がどうまずいのかは敢えて言わないけどほんとうに、いろいろ。
 「一人で寂しくなってる頃なんじゃない?」
 最初の二日はすごい開放感で羽の伸ばし三昧だった。確かに4日目ともなるとする事がなくなってきて、ちょうど人恋しくなる夕暮れ時にこの申し出はすごく心が揺れるけど。
 「でも、だって、加藤さんち、遠いじゃん。ごはん作ってたら遅くなっちゃうから危ないよ」
 自分でもなかなか情けない言い訳だと思った。一番カッコ悪いのは声が震えてるとこかな。
 「明日は土曜日だよ」
 心臓が止まりそうになる。
 身体が軋んだのはたぶん加藤さんにも分かっちゃったに違いない。
 「……スーパー、寄っていこうよ。何が食べたい?」
583名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 22:39:25 ID:B0pNpI9R
テイマーズキター(・∀・)!!タカジュリktkrwktk

・・・また小出しなの?(´д`)
584名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 23:48:33 ID:nTtJSBJ7
無しでも全然おk。
ところでエロモンってさ、









ドスケベモンに進化してなかったか?…まぁ、いいんだけど。
585名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 17:54:29 ID:/IEmSm8r
一気に落としたら?途切れると読みにくいんで。
586名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 18:40:10 ID:tBNwKy2K
はげど
587エロモンテイマーズ:2006/09/13(水) 23:05:27 ID:PgNxYMkm

 知り合いのお爺さん家が火事になった。うちが店を出すときにお世話になった人らしくて、お父さんとお母さんは取るものも取り合えずお爺さんの家がある横浜まですっ飛んでいった。僕は学校があるので留守番。
 逃げ遅れたとは言え幸いにもお爺さんの命に別状はなかったけど、今一人身で近くに頼れる人もなく、動けないお爺さんの変わりにお父さんとお母さんが後始末をしたりなんかで走り回っているらしい。
 「お店の方、ちゃんと張り紙変えてくれた?」
 「うん、水曜日まで臨時休業って書いといた」
 「一応火曜の夕方までには帰るようにしてるから、もし小麦粉が届いたら倉庫に入れといて。ちゃんと学校には行ってるの?ごはんは……」
 お母さんの心配性は相変わらずで、一通りの返事をして電話を切った。
 「おばさん、なんて?」
 「あ、うん、お店の張り紙のこととか。」
 キッチンから聞こえる加藤さんの声と久しぶりに嗅ぐ夕餉の匂いが、なんとなく心を落ちつかせなくするくせにほっと心を緩ませ、ちぐはぐな音を心臓にさせた。
 「すごいね、魚の煮付けなんて出来るんだ」
 「小料理屋の娘ですもの。味は保障しないけど」
 あわただしく動く加藤さんの邪魔にならないように最初のうちはテーブルを拭いたりお皿を出したりしたけれど、それもすぐに終ってしまう。
 手持ち無沙汰でウロウロしているのもヘンだし、かといって自分の為に夕食の支度をしてくれている人を置いて別の部屋に引っ込む気にもなれなかったので、取り合えず自分の席につくことにした。
 夕日が柔らかく射すキッチンに向かい、お母さんのエプロンをたくし上げて纏っているセーラー服の加藤さんの背中。慣れた手つきで包丁のビート。細かく煮立っているお鍋のリズム。
 さすが女の子だなぁ、なんて陳腐な感想と同時に「それって差別!」と睨むルキの顔が浮かぶ。そして懐かしい面々、あの冒険の日々、掛け替えのない親友たちのことも。
 ……まいったな、思い出さないようにしてるのに。
 あれから2年経って、ぼくたちは中学一年生になった。
 ルキは私立の学校へそのまま進学。リーくんはパソコンの勉強を本格的に始める為にルキと同じ私立中学に進学した。なんでもパソコン関連の学科があるらしい。
 リョウさんからはときどき手紙が来る。元気に受験生をやってるそうだ。
 ヒロカズとケンタと僕と加藤さんの4人は学区内の市立中学校へ。だけどクラスが全員バラバラになってしまい、顔を合わすこともすっかり減った。……加藤さん以外は、だけど。
 そして親友たちは。
 小学6年生の時にパケットメッセージを送り、それに対する返事は未だ来ていない。そのことに触れることが暗黙のタブーになってしまった時、僕たちは強く握り締めていたお互いの手からゆっくりと力を抜き始めたのかもしれない。
 デジタルワールドへのゲートは――――――まだ開かない。
588名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:56:03 ID:pGceUPsD
ttp://cgupload.dyndns.org/~upuser/up2/img/1157999641298.png
↑コレに合う「触手×ママン」を希望!
589エロモンテイマーズ:2006/09/14(木) 20:08:56 ID:FQcQNge0

 中学に入って、僕と加藤さんはなんとなく二人で居るようになった。時々友達に二人で居る所を見つかってからかわれたりもするけれど、あまり気にならない。
 それは多分、その子達が囃し立てるような好きとか嫌いとかで一緒に居るんじゃないからだと思う。
 ……少なくとも加藤さんは。
 中学校でも明るく振舞う可愛い加藤さんは人気者で、移動教室なんかで見かけてもいつも大勢の友達と楽しそうに笑っていて、隠れファンもきっと多いに違いない。
 だけど僕と二人で居る時の加藤さんは、少し違う。どう表現したら分かってもらえるかは解らないけれど、みんなと居る時の加藤さんを太陽だとしたら、僕と居る時の加藤さんは月みたいだ。
 静かで冷たく近寄りがたい。でもときどき突拍子もなく僕に甘えたり、こうやってワガママを押し通したりして、僕はそれにまだ慣れたり出来ないでいる。
 そして拒否ができない。
 嫌われたりしないかとか、そんなことが心配だからじゃない……なんて言い訳かな?でももし言い訳を許してもらえるなら、なんだか不安だったから。
 二人で居る時の加藤さんは、まるで僕が居なかったら生きていけないという風に僕の手を離さない。それがなんだか迷子の小さな子供みたいで放っては置けないんだ。
 「やぁだ、何見てるの」
 ふっと振り返った加藤さんが照れたように頬に手を当て、くすくす笑った。
 「そんなにお腹すいた?」
 もうちょっと待ってね。加藤さんがお鍋の具合を確かめながらそう言ってまた熱心に台所へ向かった。
 僕はその後姿に向かってさっきの質問をもう一度投げ掛けてやろうか、と思ったけれど、止めた。
 答えないということはきっと答えたくないのだろう。
 無理強いして悲惨な答えをつき返されるのはゴメンだと思った。
 ……もしここにギルモンが居たらなんて言うかな。
 『タカト、どうしてそんな悲しそうな顔してるの?』
 ……うん、これが一番しっくりくる。
 想像の中のギルモンが首を傾げながら心配そうに僕の顔を覗いた。ふっと鼻で笑って、深呼吸を2度し食器棚のガラスに映る自分の情けない顔を両手で覆いながら擦る。
 ごん、とテーブルに額をぶつけて、光る加藤さんの肩や髪を見ていた。
 オレンジ色に輝く鼻先や唇は本当に綺麗で、魅力的だ。細い手首や小さな手の平なんか見てるだけでうっかり手を伸ばしそうになる。
 ああ、きみに触りたいな。
590名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 18:00:15 ID:4qSxEPiZ
エロモン乙!
591エロモンテイマーズ:2006/09/15(金) 21:32:20 ID:ZpuWbcCi

 ごはんを食べ終わり、洗い物を済ませてから加藤さんが制カバンを持ったので気が変わって帰るのかな、と拍子抜けに思いつつ腰を浮かせた。
 「数学のプリント出た?うちのクラスの先生すーぐ宿題出すのよ。嫌になっちゃう」
 カバンの中から筆箱と教科書を引っ張り出す彼女に眉をひそめ、気付かれないように溜息をついた。
 「……ここ寒いし、居間に行ってコタツでやらない?」
 学ランのカラーのホックを外し、僕はもう半分諦めてしまった。どうとでもなれ。
 居間にはテレビがあるのでついいつもの調子で電源を入れたけれど、加藤さんは意に介さず数学のプリントを広げてコタツに着いた。バラエティ番組の笑い声も寒々しい。
 「……英語の予習やろっかな……」
 コタツの対面に着き、家では滅多に開かない英語のテキストとノートを広げ、黙々とシャープペンシルを滑らせる加藤さんに倣うようにセンテンスを和訳してゆく。
 小さく絞ったテレビの音が遠い世界のことのようだ。コタツの天板を叩く二本のシャーペンの音がカリカリかさかさ耳を煩わせる。
 低く唸る店の冷蔵庫のモーターハミングや、外に吹いている木枯らしが窓を揺らすバイブレーション、ちりちり囁くコタツの赤外線装置の振動がなんだか嫌に大きく聞こえる。
 「ねぇ」
 不意に加藤さんが声を上げたので、僕は心臓が止まるかと思った。
 「なっ……なに?」
 「因数分解って、ここひっくり返すんだったっけ」
 プリントを翻して細い指が数字を指す。小さなうすべに色の爪が蛍光灯の光を鈍く反射していた。
 「えっと……うん、そう」
 「ありがと」
 元の位置に収められたプリントに扇がれて巻き起こった小さな風が、微かに甘く薫ったような気がする。きょろきょろと挙動不審に動かす目玉や瞳孔の絞りがなかなか定まらないのは、このヤマシイ鼓動のせいだろうか?
 意を決してまぶたを押し上げるように焦点の着地地点を取り決めた。
 長いまつげに少しとがった唇。さらさらのほっぺたは色付き始めた桃の実のようにきれいだ。
 加藤さんは視線に気付いてない。僕の手の届かない場所に居る女の子はみんなとても清廉で、その拒絶感が寂しいけれど羨ましくもある。
 ……加藤さんが清廉なら、ルキには清冽というのが似合ってるかな。
 もうずいぶん顔も見ていない仲間の子のことを思い出し、僕は一人で笑いをかみ殺した。
 誰の手にも届かない女の子たち。
 それに必死で手を伸ばす僕たち。
 遠くから眺めているばかりだけれど、いつかこの手が届く日が来るんだろうか?
592空好き:2006/09/15(金) 21:39:02 ID:oIcniorh
わーい、エロモンさんだぁ(*´Д`)

純愛小説、楽しませてもらいやすv


イキナリ水をさすようでゴメン・・・誰かバステモンVSライラモン見たい人居る?
593名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:05:35 ID:RzINviNK
>>592
そのVSがベッドの上での戦いならば是非とも見たい。
最初のうちはバステが攻めで途中からライラが例の触手で反撃、てな感じで頼む
594名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:15:03 ID:6jiq3NT2
最近何気に投下頻度が増えたよね。
同じ人ばっかのような気もするけど。

…あ、今投下してる方々が悪いというわけではないですよ。
でも新規さんの光臨も待ち望んでおります。
595名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:41:36 ID:y+N402jp
始終蹂躙され続ける雷羅紋も視てみたい
596名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 01:47:52 ID:CigJ/Qm1
>>595
イイ!!!!
できればリリモンサイズにして欲しい
597空好き:2006/09/16(土) 06:14:24 ID:O1MYbSXh
需要あるっぽいね。よし、頑張って考えてくるよ。


今日は忙しいから無理だけど、あんまり期待せずに待っててネv
598名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 06:58:49 ID:mWyRxerW
>>592
もちろん
599名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 09:10:56 ID:bXi0qnZj
俺は今投下されてるタカ受理が完結するまでは他の作品なぞ読みたくない。
600名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 11:50:38 ID:1I/S8EJl
おれもタカジュリ完結まで投下しないでほしい。
話が混ざると萎えるから。
601名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 13:25:10 ID:hqm+y9az
モン×モン、モン×人間が苦手な俺はどうも空好き氏の小説は読めない。
すみませんが空好き氏、天才的な文才で人間×人間を書いてくれないでしょうか?
602名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 18:15:46 ID:c+c8lQt3
>599-600
でも、今までのエロモン氏のペースでのタカジュリの完結を待ってたら
なかなか別の神が投下できないと思う。
>583>585-586でも連続投下を希望してるけど無視されてるし。

名前欄で区別して好きなときに投下していけば良いんじゃないかな。
603エロモンテイマーズ:2006/09/16(土) 20:46:56 ID:FaT2Mobb

 カリカリ響くシャーペンの芯が削れてゆく音は途切れない。
 いつの間にか窓に水滴が張り付いていた。夜の帳が下りるのが早くなってもうずいぶん経つ。ぱさぱさとプランターの木の葉に落ちる雨粒の気配に憂鬱を感じる。
 それでも弱に設定されている赤外線装置は暖かくて、温められているコタツの天板の温度に安心した。
 頬をテーブルに当て、視線は髪の下がったおでこから見える加藤さんの伏せがちなまつげに固定。
 ぼんやりそうやってたら、コタツ布団の中でもぞもぞと蠢くものがあった。
 おごめくソレは注意深く僕の脛を伝って膝を探り、そろそろと太股のあたりまでやってきた。
 なんとも居心地が悪くなり、顔を浮かせて加藤さんを見る。それにようやく気付いたのか、彼女も同じように僕を見た。
 「ああ、ごめん。足、痺れちゃって。ちょっと伸ばさせてね」
 それだけ言うと同じ体勢に戻ってまた手を動かし始める。
 なにも人の足の間に足突っ込むこと無いじゃないか。ちょっと除ければ良さそうなものだろ?僕は正座してる足をちょっと開いて、その足から少し距離を置いた。
 置いたんだよ、距離を。
 なのに何故この足は本数が増えてますか。
 コタツ布団をめくると、黒い学生ズボンの間に白いハイソックスの足が二本。さっきより深度を増して突き刺さっている。
 ……えーと。
 これは何か言うべきなんだろうか。いやしかし、取り立てて文句言うほどのことでも無い気もする。それにこのコタツが狭いのは十分承知している。なんたって僕が生まれる前からこのうちにある、お父さんが学生時代に一人暮らししてた頃の単身者用コタツだ。
 足を布団から出たら寒いからね。うんうん。風邪引いちゃいけないもんね。
 僕は一人頷いて納得した。
 ……したんだってば。
 したのに。
 どうしてこの足はまだ動くんでしょう。
 「あ、あの……」
 居たたまれなくなった僕がおずおずと声を上げたけれど、加藤さんは変わらぬ表情でプリントに向かっている。
 「かとう、さん」
 名前を呼んで、やっと顔を上げてくれた。
 「ん?どうしたの?」
604空好き:2006/09/17(日) 00:00:51 ID:QCHCLpNB
>>599-600さん
おK。確かに今、エロモンさんがハイペースで進んでいるしね。
エロモンさんが終わった後に投下できるようにまとめるわん。

>>601さん
私の文章なんて赤ペンで添削されまくりだと思うけど・・・。
それはともかく、言われてみると人間×人間も最近書いてないわね。。

おK、こっちも一緒に何か考えてくるよ。ただし間違いなく空タン絡みになると思っておいてちょ。
605エロモンテイマーズ:2006/09/17(日) 22:13:27 ID:jgC2X/bT

 その顔は全く平気のへいちゃらで、どこにも悪戯してる気なんかない表情だったので、僕はなんだか逆に恥ずかしい気持ちになってしまった。
 きっと無意識にぬくいとこに足を突っ込んだくらいしか思ってないんだ。もしかしたら布団だと思ってるのかもしれない。もしも僕の足だと気付いたらきっとすごく困っちゃうだろうし、僕よりよほど恥ずかしいに違いない。
 「あっ、い、いや、なんでもない」
 「……ふぅん?」
 何の気なしに加藤さんはまた視線を元に戻し、僕は背筋を伸ばしてまた少し身体の位置を下げる。幸いそれ以上白い靴下が僕の足の間を侵食する事はなかった。
 なかったけど。
 なかったんだけど。
 ……どうも……変なスイッチが入っちゃったみたい……
 今まで確かに肩や腕が寒かったはずなのに、今じゃなんだかぽかぽかなんて穏やかでない暖かさが全身を駆け巡っていて、消しゴムを握っている左手が赤くなっている。
 あ、これ、やばい。すっごくやばい。
 太股の間にある脚が二本。ああ、なんなんだよこの絶妙な位置関係。なんかよく考えると小さい足だね。足の指が太股に触れてるのが判るよ。もうちっとも動いてないのにスゴい存在感だアハハハハ。
 なんだか背中に嫌な汗をかいてきた。
 頭の中から足のことを追い出そう追い出そうとすればするほど、やれ冬服のズボンは生地が厚くて残念だの、やれこの足は微妙に開いてるけどその先はどーなってんだだの、不埒千万なことばっかり頭をよぎる。
 ああ僕は変態だったのか。
 その自覚が悪かったのか変に身体に力が入ったのが悪かったのか、思わず強張った太股を閉じてしまった。実際は足があったのでその足に圧力が掛かっただけだったけれど。
 掛かった圧力に反応した足がさらに伸ばされた。
 やばっ……!
 「……あぁっ!」
 「えっ?」
 変な声を上げてしまった僕に驚いた加藤さんがびくっと足を引っ込める。
 「や、やだ、蹴っちゃった?」
 心配そうに身を乗り出す加藤さんに、僕は引きつってて固まった最悪な顔で返事をする。……気付かれなかったかな?気付かれなかったよね?
 「や、だい、じょうぶ!ぜんぜん、へいき!」
 …………僕のバカっ!
606名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 00:52:44 ID:lAIIvE7n
かなり久しぶりにこのスレのぞいてみたけど、このマターリした雰囲気前スレから好きだ…
なんかまた書きたくなっちゃったw
神も結構降臨してるし…影ながら作品を楽しみにお待ちいたしております
607名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:44:52 ID:DTWMHQ+n
wktk
608エロモンテイマーズ:2006/09/19(火) 21:11:17 ID:tkVSNpYc

 「……うん、雨降ってるし暗いから泊まって行きなさいって。うん、うん。大丈夫、うん、はい……」
 うわぁ。
 お風呂から出た僕は思わずそう頭の中で唸った。呆れているのか感心しているのか、自分でも良く解らない。
 「えへへー。ちゃんと電話したよ」
 「……嘘つきはドロボーの始まりだよ」
 「嘘なんかついてないもーん。泊まって行きなさいって“言われた”とは言ってないもんね」
 「……ずるっこだ」
 へらへら笑っている電話に向かったままの加藤さんの後ろをすり抜けて、首にかけたタオルを持ったまま僕はお父さんとお母さんの部屋になってる8畳の和室に入った。
 「……敷いたんだ、布団」
 「うん、勝手にしちゃってごめんね」
 「それば別にいいんだけど」
 静まれ心臓。震えるな足。止まれ汗。
 そこにはいつも見てる通りに敷かれている赤と青の布団が二組。……二組。
 「ぼっ僕、自分の部屋のベッドで寝るから…か、加藤さんの分だけでよかったのに」
 変なこと考えるな。深く考えるんじゃない。加藤さんは布団が二組あったから何の考えもなしに敷いただけだ。てゆうかほら、いつもの癖とかだよ。だから全然気にするようなことじゃないんだって。な!
 「えー、せっかくのお泊りなんだから一緒に寝ようよー」
 一緒に寝ようよ。
 いっしょに。
 ねる。
 ぞわぞわぞわ。背筋がそそけ立つ。顔が赤くなるのが自分で判った。頭がガンガンする。
 「そんで好きな子の名前とか教えっこするの」
 うふふ。嬉しそうな女の子の笑い声。
 それが何故だか加藤さんの声に思えなかった。
 さっきの居間で鳴ってたテレビの音みたいに、遠くてどうでもいいみたいな、ただの音。
 タオルを握ってた自分の手がこれ以上無いくらい強く握り締められる。
 「修学旅行みた〜い」
 背中ではしゃいでいる女の子の声がやっぱり加藤さんの声に聞こえない。ただの音だ。つまんないドラマの音声。僕に関係の無い物語の効果音。
 「加藤さんさぁ、夕方の僕の話、ちゃんときいてた?」
609名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 17:37:07 ID:Um65uuVd
頑張れ、特にスピードを。
610名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:14:09 ID:Dr66mDl/
というか、エロモン氏はなんで細切れ投下するんだろう?
A:携帯か何かで書いてて、一回に投下できる量が限られてる
B:書いたそばから細切れ投下してる。

D:スレを盛り上げるため、細切れ投下。

個人的にはCだと思う。
611名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:12:21 ID:EHyY8hY8
>>610
・・・突っ込まないぞ
612エロモンテイマーズ:2006/09/20(水) 20:23:56 ID:bLyIB5an

 もう何も怖くないはずだった。ギルモンと心も身体も重ね合わせて共有することを知ってる僕には。
 「……どしたの、怖い声して」
 ギルモンは僕を好きだと言ってくれた。いつも僕について回って、僕を信じて、僕を……嫌わなかった。
 「聞いてた?」
 もう一度僕は言う。はっきりとした滑舌は恨みがましさにまみれていて、みっともない。
 「ちゃんと聞いてたよ」
 教室で聞くいつもの加藤さんの声がようやく僕の耳に届く。安心した半面、ひどく恐ろしい。
 ――――――加藤さんはギルモンじゃない。
 「だったら、ぼくのきもち、わかってて……そういうこと言うのはなんなの?」
 声が震える。
 今はとても怖い。たった一人で戦うのがこんなに怖かったなんて知らなかった。けど、不思議にこの挑戦をやめようとは思わない。僕の言葉に返事をくれなかった。それはどういう意味?知りたいと問い質すのは無粋?そう訊ねたくてたまらない。
 ……僕、変わったよ。君と一緒に居たから。あの頃の僕ならきっと言わなかった……一生。
 「僕は加藤さんが好きだよ。小学校の時に言ったのよりずっと。加藤さんは僕のことどう思ってる?」
 もう一度、あの公園の階段で言ったセリフと同じ言葉。
 あの時は階段の上から、今は加藤さんに背を向けて。
 ……僕は本当に意気地が無い。自分でも嫌になる。でも何かしなきゃ、何か言わなきゃ。
 「答えて、言葉で、ちゃんと、嫌いでもいいから、聞かせて欲しい」
 知りたい。僕のことどう思ってる?
 窓の外にはしとしと雨が降っている。部屋の時計は誠実にコチコチ時を刻んで、見慣れた和室がまるで異次元空間みたいだ。少し肌寒い空気は止まったかのように静まり返っている。
 不意に小さな足音が聞こえて襖が遠慮がちに閉まる音がした。
 細く長く僕は溜息を吐く。
 「わかんない、加藤さんのこと」
 「あたしもわかんない」
 ギョッとして振り向いたそこには、後ろ手に襖を閉めた体操着の加藤さんがいた。
 「で、でてったんじゃなかっ……」
 「だってそんなの――――――――もう逃げるの、やなの」
 どん、と背中に軽い衝撃が来た。思わずたたらを踏みそこね、布団の上に倒れ込んでしまう。舞い上がるほこりが蛍光灯の光に反射してちょっときれいだと思った。
 「でもどうしたらいいのか解らない」
 僕の背中に引っ付いたまま倒れこんだ加藤さんの身体は軽くて、柔らかい。
613名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 21:16:14 ID:U+o/OOgC
>>609
ピストンのか
でもタカトは体力無さそうだからなあ
614名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 21:30:20 ID:1FWj+Xw7
エロモン様は神。
615エロモンテイマーズ:2006/09/21(木) 21:01:09 ID:PsNcMAGG

 ドキドキ心臓がうるさいけど、破裂しそうなのはむしろ頭の方だ。背中に覆い被さっている体操服のごわごわした感触が、パジャマの向こう側で潰れている。そして心臓の鼓動。自分のじゃない心臓の鼓動。自分の鼓動と全く重ならない不協和音がますます頭に血液を送る。
 「ぃたぁ……」
 嘘だ。どこも痛くない。背中と言うより腰の辺りでドキドキ振動する彼女の心臓に、どうしたらいいのか解らないくらい興奮する。静まれ、静まれ、静まれー!
 シャンプーの匂い、冷たい赤色の布団の肌触り、身動き取れない手足、加藤さんの重さ、温かくて柔らかい……胸の感触、弾む呼吸と暖かい吐息。
 し、しんぢゃうよーっ!
 ドギマギ暴走する思考はメチャクチャで使い物にならない。
 「…あたし、まだ帰ってきてないみたい…」
 古い老木が軋むような音がしたのかと思うほど、あれだけ熱かった頭の中が、身体が、思考回路が固まった。
 「逃げるのやだとかカッコイイこと言っててさ。これじゃタカトくんに逃げてるんじゃん」
 駄目だよね。そう呟いて彼女は黙った。
 ゆっくり背中に乗っかってた重さが消えて、もぞもぞ青色の掛け布団が盛り上がる。カチカチカチ。時計が時を刻む音と、微かな加藤さんの呼吸が聞こえるだけになった部屋はひどく物寂しいような気がした。
 何を言う気にもなれなかった。何も言えなかったんじゃない。何も言いたくなかった。
 なのに何故か何か言わなくてはいけないような焦燥感。
 胸が悪くなりそうだ。
 まるでデジタルワールドへ逃げ込まれたみたいな。
 しばらく僕は黙って青い布団を苦々しく見つめていたけれど、諦めて電気を消して赤い布団に潜り込んだ。久しぶりに見上げる和室の天井は寒々しくて落ち着かない。
 「加藤さん」
 不意に呼んだ名前が意味を持った。
 「なに」
 「天井見てみて」
 ごそごそと隣で音がして、その音はすぐに収まった。
 「電灯の隣に、木の節があるの見える?」
 「見える」
 「あれ、小学校入る前にここに越してきた時、人の目に見えてさ、怖くて眠れなかったんだ。
 でもその隣の年輪ってなんとなくクジラに見えない?クジラだーって思った時、僕あの節がクジラの赤ちゃんに見えたんだ。」
616エロモンテイマーズ:2006/09/22(金) 20:06:50 ID:2PdN23XU
10
 「言われれば、そう見えるかな」
 枕に頭を埋めたまま、加藤さんが天井に向かって呟いた。僕は布団の中から手を出して天井を指す。
 「そしたらこの天井全部が海ってことになるじゃない。あれは島で、あれは波でって、色々想像してたらすっごい楽しくなってきて……いつの間にか節が人の目に見えて怖かったの、忘れてたんだ。」
 いつの間にか忘れていたことを思い出した。いつか思い出したことも忘れちゃうんだろうか?
 温かい布団から出した手が休息に冷えてゆくのが分かる。
 「でもまだあの時の怖い感じ、覚えてる。だって本当に怖かったんだもん」
 僕は忘れないようにと思い出を繋ぎとめるのに、加藤さんは早く忘れようと蹲って頭に命令をかけている。
 平気な顔も出来ない、必死に追いかける事も出来ない。どっちつかずは、とても苦しい。
 「……口に出したら寂しくなっちゃうからみんな我慢してるけど、顔合わせると思い出しちゃうからまだちょっと距離おいてるけど……みんなちゃんと居るよ。加藤さんもちゃんとリアルワールドに帰ってきてるから、心配しないで。」
 頭を4分の1だけ回転させて天井をぼんやり見上げる加藤さんを見ると、口が少し食いしばってるのが分かった。布団から出たままの、冷えた握り締める右手でキミに触りたい。
 「いつか、いつかまたあっちの世界にいけることがあったら、一緒にデジタマを探そう。そんで……」
 そこまで言って、僕はしまったと思った。もしそのデジタマをレオモンに育てても、それはあのレオモンじゃない。僕は思いつく限りの言い訳を探したけれど、どれも口にする気にはなれなかった。
 「……ごめん」
 「そんで、ギルモンちゃんと4人でピクニックするのよね」
 不意にぎゅっと布団の中の左手を握られた。
 「楽しみ」
 少し体温の高い加藤さんの手がとっても暖かくて、柔らかくて、胸がたまらなくどきどきした。
 加藤さんと手を繋ぎながら僕はこの子がほんとに好きなのかな?と考えてみた。何度考えてみても好きだと思った。守ってあげたいと思うし、居なくなっちゃったらきっと大泣きするだろう。
 じゃあ加藤さんは僕のこと好きなのかな?と考えてみた。何度考えてみても分からなかった。どんなに考えてもちっとも分からない。
 手を握ったままの加藤さんは眠っているように見えた。
 僕もそれに倣って目を閉じる。
 大丈夫、大丈夫、きみはちゃんとここに居る。手の温もりを感じるもの。
 せめて夢に見よう。楽しかった一年間の夢を見よう。目覚めて寂しくなる朝を繰り返すたび付ける夢日記がかさんでも。
 でも今は初めて朝が待ち遠しい。
 君が帰ってきたら、たくさん話す事があるよ。
 きみが帰ってきたら、今度こそ答えをくれるかな。
617名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:11:04 ID:XvDzLZeB
>>616
ごちそうさまでした(´・ω・`)…セツナス。










さ、次は熱い料理を貰おうか?(*´・ω・`)
618名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:45:16 ID:JLJIqMhT
個人的にはタケルがヒカリの目の前でレディーデビモンに犯される話が良い。
619名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:14:09 ID:6oFRZuWe
そしてヤマトがヒカリを襲う
620名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 13:25:32 ID:VKRnG326
エロモン乙〜
621名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 14:43:26 ID:+lx+yT1+
相変わらず暗いな
もっと楽しい話書けばいいのに
622バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 14:45:31 ID:EAwI4IXw
「うにゃあっ!ったく・・・最悪だわ!!最低最悪よっ!!!」

怒りを露にし、地団駄しながらバステモンがデジタルゲートのある部屋へと向かう。。
つい昨日、一番お気に入りの玩具の武之内空に不意を付かれて脱走されてしまったのだ。

「オニスモンのアホ!あのスットコドッコイが元の世界に帰るゲートがあるなんて口走らなきゃ空タンに逃げられる事も無かったのに!!」

そもそも空が『玩具箱』から脱走したのはバステモンが油断して隙だらけの行動をとってしまったからなのだが。。
確かに息子が余計な事を言わなければ最悪の事態は避けられたに違いない。
だが、一つだけ安心できる事があった・・・それは。。


「まあ、空タンが使ったこのゲートは元の世界じゃなくってヨシノンが居た別世界に繋がってるゲート・・・」


以前、この世界に来た時は余裕で人間供をハメてやったし実際に何人も犯してやった。
空タン一人を奪還するくらい楽勝よ・・・バステモンはそう考えながらデジタルゲートをくぐった。。


>>エロモンさん
お疲れ様です〜♪この切なさ、萌えv
623バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 15:08:45 ID:EAwI4IXw
バステモンがデジタルゲートをくぐった瞬間、DATS司令室のモニターが一瞬だけ反応した。

「・・・・デジモン反応・・?」

オペレーターの一人、白川恵は一瞬だけの点滅を見て怪訝そうに表情を歪めた。
こんな事は今まで無かったのだが・・・機械の誤作動か・・・しかし点検してみても特に異常は見当たらなかった。。

「変ね・・・調子が悪いのかしら・・?」

少しだけ気になったが今は大もトーマも隊長も別件の調査で忙しい。
先日保護された身元不明の少女・・・武之内空の調査である。彼女は多発していたデジモンによる強姦事件の鍵を握るかもしれないのだ。
こんなハッキリしない出来事で調査中の彼らを呼び出すわけにもいかない。。白川はある隊員に連絡を取った。



「ええ・・・私も一瞬だけ感じた・・・・・分かった。。行ってみる・・・」

連絡を受けた隊員は人目につかないよう上空に飛び上がると、気配を感じた場所へと向かう。。
そのシルエットは人間の女性ようだが、見た目は明らかに別の生き物。

レオタードを着ているような姿のその女性には、背中に大きな花が咲いていて、手足も花が咲いたような形をしている。
頭は綺麗な花びらが帽子のように被さっていて髪の毛は緑色の蔦のようである。


「あの気配は・・・もしかするとあの女かもしれない・・・」

その女性は移動しながら呟いた。

「皆、ゴメン・・・本当は隊長に報告すべきだけど・・あの女だけは・・・私がこの手で・・・」

624名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 15:18:09 ID:Opk52mRl
>>616 そう言わず続きを!
625バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 15:20:04 ID:EAwI4IXw
バステモンは工場地帯に現れるやいなや、自らの体にステルス機能を持つ黒い霧をまとって姿をくらました。
以前もこの世界で遊んだ時も、このやりかたで楽しんだ。今回も同じ手でOKだろう。

「さ〜〜って・・・空タン・・どこに居るのかにゃ〜?」

バステモンはネコミミをぴくぴくと動かして空の居場所を探す。このネコミミは彼女のセンサーである。
彼女の体内にはバステモンのデータが混ざっているので、居場所を探す事など造作も無い事。

「!み〜〜っけ・・・だけど・・・あのDATSとか言う連中の基地にいるにゃ?」

やれやれ、少々面倒臭い事になった。だけど淑乃を拷問してそれなりの情報を持っている。

「奴らの基地に潜入しないとダメね・・・じゃあ、まずは・・・あの子を・・」

バステモンはミミのデータを纏って変装すると妖艶な笑みを浮かべた。
626バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 15:47:11 ID:EAwI4IXw
夕刻、住宅街をてくてく歩いている少女が一人・・・。
彼女の名前は大門知香。DATS隊員の大門大の妹である。ようやく授業が終わり、家へと帰る所だがその顔は冴えない。

「大兄ちゃん・・・今日も帰ってこないのかな・・・」

兄の大は数日前から連日連夜を調査に費やしており、最近では家にも帰ってこない。
父親がいない彼女にとって大は兄であると同時に父親代わりでもある。
兄の体が心配であり、そして何よりも寂しい。

と、その時。冴えない表情のままの歩き続ける知香を背後から女の声が呼び止めた。


「こんにちわ。アナタが知香ちゃん?」
「え・・?そ、そうですけど・・・アナタは・・・?」

突然、自分を呼んだ女は兄と同じ中学生くらいの女性。

「私は大門大くんのお友達よ。大くんにアナタを連れてくるように言われたの。。」

兄の名前を聞いて少し動揺する知香だったが。。
名前も顔も知らない女の言う事を素直に聞くほどマヌケではない。

「・・・・・怪しい。。アナタが大兄ちゃんと友達っていう証拠は?」
「しょ、証拠!?えーと・・あーと・・・・私は彼の同僚で・・」
「アナタみたいな人が同僚にいるなんて聞いてないけど?あんまりしつこいと大声で叫ぶわよ・・」

ジト目で睨んでくる知香を前に怯む変装バステモン。。

「ちっ・・・どの世界でも最近のガキはませてやがるにゃ・・・・まあいい。他に誰も見当たらないし・・」
「あっ・・!!何コレ・・!?」

ボソリと呟くと黒い霧を出して本来の姿を曝け出す。
そして突然の出来事に驚いている知香を二本の尻尾で縛り上げる。

「んっ・・んぐ〜〜〜っ!!」

知香の小さな体でも容赦しない。両手両足と口を縛りつけて拘束する。

「にゃははっ・・・バカなお子様にゃ。。」

バステモンは知香を抱えると俊敏な動きでその場から逃走した・・。
627バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 16:09:13 ID:EAwI4IXw
バステモンは人目のつかない高速の高架下まで移動すると知香を放した。
そして辺りを黒い霧で包み込む。これなら邪魔される心配は無いだろう・・。

「きゃっ・・・!!」
「にゃははっ・・・知香タン、改めまして。私の名前はバステモンにゃ!」
「バステモン・・・じゃあ、アンタが・・・」

兄が連日連夜を任務に費やすようになったのは『バステモン』が原因と聞いていた。
その兄を生活から奪った張本人が現れて次第に怒りが込み上げてきた。

「アンタが・・・大兄ちゃんを・・・!アンタ、兄ちゃんやトーマ君に謝りなさいよ!!」
「んにゃっ!!何よこのガキんちょ・・・自分の情況分かってるにゃ!?」

いきなり自分に逆らってきたクソガキに怒り心頭のバステモン。
尻尾で知香の手を縛り上げて、無理矢理バンザイの格好をとらせると地面に押し倒す。

「いたっ!!何するのよ!痛いじゃない!!」
「う・る・さ・い!!この私にクソガキが文句垂れんじゃないにゃ!!」

バステモンはいきなり知香の唇へと吸い付き、黙らせる。
そしてグチュグチュと嫌らしい音を立てながら舌を挿入して貪っていく。

「んんんっ!?んっ・・・ぐっ・・・」

知香は初めて感じる快感に混乱し、全身が激しく痙攣し始めた。

「はっ・・・むう・・・ちゅう・・・」
ジュプ・・・・ちゅく・・ぷちゅう
「んうっ・・・あっ・・ふっ・・」

卑猥な音を立てながら知香の唾液を味わうバステモン。
それと同時に彼女のデータを体内に取り込んでいく。。

「んんっ・・・ぷあっ!ふふっ・・知香タンどうだったにゃ?ファーストキスのお味は?」
「あっ・・・うっ・・・な、何・・すんのよ・・アンタ!!」

ボロボロと涙を流しながら反抗する知香。
しかしそれはバステモンの嗜虐性を煽っただけにすぎない・・・。
628バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 16:21:43 ID:EAwI4IXw
「にゃっはははは!!イイ表情するにゃ・・・気の強い子を虐め回すのは大好きにゃん」

妖しい笑みを浮かべると、今度は鉤爪で知香の服とブラを引き裂き未発達な胸を露出させる。

「きゃああっ!!や、止めなさいよ!止めてっ!!」
「うにゃ〜・・・ペタ胸だけど新鮮で美味そうにゃあ・・・ちゅばちゅば」

今度は知香の胸に吸い付き舌でピンクの突起を突付いたり舐めたりして弄ぶ。

「いっ!?あっ・・・やっ・・あっ・・!!」
れろれろちゅばちゅば。。
「あっん・・やっ・・やめ・・・ふあっ・・!!」
ちゅっぱちゅっぱ。ちゅっぽん。。

胸を唾液でベトベトにすると知香の頬っぺたをつつっと舐め上げる。

「にゃはっ・・・知香タン、気持ち良いでしょ・・?」
「き・・・気持ち良くなんか・・・!」
「嘘はダメにゃ。こんだけ盛大にマン汁噴出しておいて。。」

片方の尻尾をスカートに突っ込むとパンツの上から巻きついてギュウッと締め上げる。

「んあああああっ!!?」
「にゃはは、良い鳴き声にゃ!でも・・・他にやる事あるから、そろそろお終いにするにゃ」


一体・・・この感覚は何だろう。。電撃のような凄まじい快楽。
頭が真っ白になって何も考えられなくなる。気持ちよくて仕方がない。。


ボ〜っとする頭で知香は考えていたが、やがてその考えすらもバステモンの快楽に支配される事になる。。
629バステモンVSライラモン:2006/09/23(土) 16:38:35 ID:EAwI4IXw
「ひああああああああっ!!!」

知香が一層、大きな絶叫を上げてのけぞる。
バステモンがパンツの隙間から尻尾を侵入させ、秘所へと挿入したからだ。

「にゃああっ!知香タンの処女、いただきま〜〜す♪」
「いっ・・!!ぎ・・!?あっ・・・・あ・・!」

処女膜まで辿り着くと、無理矢理尻尾を捻じ込んで少しずつ破っていく。
メリメリ・・・メリメリ・・・ブチ!!

「かっ・・・はっ・・・!?」

凄まじい痛みに叫ぶ事すら出来ず、目を見開き魚のように口をパクパクさせる知香。
目からは大粒の涙が溢れ出し、口からもだらしなく涎が垂れている。

「知香タンおめでと〜。コレで大人の仲間入よ♪さて、後は気持ちよくしてあげるからね。。」

バステモンは尻尾を激しく動かし始めた。
知香の幼い体にとってあまりに刺激が強すぎる快感が与えられる。

「うああっ!!あっ・・あっ・・・きゃふうっ・・んああっ!!」
グチュグチュ、ジュプクチュ!
「それそれ〜!イっちゃうにゃ、イっちゃうにゃ!エクスタシーにゃあ!!」

そしてバステモンの尻尾が痙攣すると同時に、知香の子宮にバステモンの精液が発射される。

「うっ!?かはああああああっ!!」

知香は絶叫を上げ、刺激に耐えられず意識を失ってしまった。



「にゃはは・・・さて、コレで知香タンのデータをゲットしたにゃ。。後は知香タンに変装して奴らの基地に潜入にゃ・・・」

妖艶な笑みを浮かべるバステモン。計画は順調に進んでいる。。後は空タンを連れ帰れば一件落着・・・しかし。
この後、直ぐに想定外の事体が発生するのだった。。


「やっと・・・・見つけたわよバステモン!!」
「Σにゃあっ!!?ば、バレた・・・?一体何者にゃあっ!?」




前哨戦お終い。明日は本番を投下するねノシ
630バステモンVSライラモン :2006/09/23(土) 16:53:30 ID:lebuziyO


631名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:38:54 ID:lhjnmhyt
バステたん乙。つーかちかたん乙w
やっぱテンポ良い投下だと読みやすくていいね。エロいし。
明日も期待!
632名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:50:57 ID:y+uuIeVi
GJ!明日のライラにwktk
膜破られた知香はもっと泣き叫んで欲しかったな
633名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:38:05 ID:/jOGOT0s
タケルとヒカリがデジタルワールドでセックスしていると、太一がいきなりやってきた。
「タケル!俺にもヤラセロ!」
太一はタケルを殴って気絶させるとそのままヒカリに挿入した。
「いや、お兄ちゃん離して!」
抵抗するヒカリ、しかし太一は構わずピストン運動を繰り返す。
「ウウッ、ヒカリの膣キモチいいぜ!このまま中に出してやる!」
その言葉にヒカリの顔色がハッと青ざめる。
「中だけはいや!早く離して。」
泣き叫ぶヒカリを無理やり押さえつけ、太一は子宮の最深へとおのれの子種を
放ったのだった。
「うう・・・酷いよお兄ちゃん・・・」
ショックで地面にへたり込んでしまったヒカリをよそに太一は満足そうな表情をうかべたのだった。

634名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:01:31 ID:/jOGOT0s
涙を流すヒカリと満足のいくセックスが出来て上機嫌な太一、殴られて
気絶したままのタケル。
するとそこに一人の人物が、
「太一センパ〜イ、酷いっすよw自分だけヒカリちゃんとセックスするなんて。」
不満たらたらの声を挙げているのは本宮大輔だった。
彼もまたタケルとヒカリがデジタルワールドで青姦をしていることを突き止め、密かに後を付けてきたのだ。
しかしそこで見たのは、タケルを気絶させ強引にヒカリを物にした太一の姿だった。
「ワリィワリィ、でもお前もそのつもりでここに来たんだろ?御互い野暮なことは
言いっこなしだぜ。」
太一がそういっている間にも大輔は座り込んで涙を流すヒカリをいやらしい目で見つめる。
「へへ、太一先輩、俺もう我慢できないんすよwさっそくだけどヤラセテもらってイイっすか?」
「良いぜ、俺としてもタケルなんかよりお前の方が義弟として適任だと思うしな。」
「じゃ早速。」
大輔は太一の返事を聞くとにたにたと笑いながらヒカリに近づいてゆく。
ヒカリはそれまでうつむいて泣いていたが、近づいてくる大輔の姿を見ると怯えた顔になる。
「いや・・・いやこないで!大輔君の変態、ケダモノ!」
そう叫びながら逃げ出そうとするが、大輔は逃がすまいとヒカリに飛び掛った。
そのままヒカリを押し倒し、両足を開かせる。
「へへ・・これがヒカリちゃんのあそこなのか・・・早速頂き♪」
ズボンを下ろすとそのままペニスをヒカリの秘所へと押し当てる。
「いやあああああ!!!!」
ヒカリが狂ったように泣き叫ぶが、大輔は意に介さず腰を前後に動かし始めた。
「へへへ、これがヒカリちゃんの中・・タケルの野郎にさき越されたのは悔しいけど
マジキモチイイぜ。」
「ヒッ、ヒック・・・タケルくん・・・」
気絶させられた恋人の名前を呼ぶヒカリ、大輔はその言葉を聞いて怒りを覚える。
「へっ、あんなヤローなんかより俺様のちんぽの方が何万倍も気持ちイイってこと
分からせてやるよ。」
そういうと大輔はピストンの速度を一気に上げる。
「くぅうううううううっ、やべぇ、マジキモチイイもう出ちまう!」
ヒカリはその言葉を聞き絶望が満ちてくるのを感じた。
「お願い、中は、中だけは許して・・・」
「うるせぇ、ヒカリちゃんのあそこに俺の精子全部ぶちまけてやる!」
ヒカリの懇願をあっさりと無視すると、大輔は大きくペニスを膣内に突き入れた。
ドピュドピュッ
「ウォオオオオオオオオオ!!」
「止めてエエエエエエ!!!」
雄たけびを挙げながら大輔はヒカリの膣内に、ありったけの精液を注いだのだ。
膣内からなえたペニスを引き抜くと、収まりきらなかった精液が外へとあふれ出す。
大輔はズボンを立ち上がってズボンを履くとすっきりした表情で汗をぬぐった。
「イヤァマジ気持ちよかったwヒカリちゃん、もし出来ちゃったら俺の子供産んでね♪」
「おいおい、俺の子供かも知れないんだぜ、いい加減なこというなよ・・・」
太一と大輔が鬼畜のような会話を交わしている中ヒカリは暗闇の淵で思った。
(・・・ヨゴサレタ・・モウワタシ、イキテイケナイヨ・・・)
ヒカリの意識はそこで途絶えた。


635名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:17:25 ID:sR3LfGs7
>>634がホモっぽいです><
636バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 09:57:36 ID:zedgw1Lo
突然現れた女・・・バステモンはその姿に見覚えがあった。

「あのデジモンは・・・・・確かライラモン・・・」

バステモンは様々な次元を巡ってその世界の女性を『捕食』するのだが、このデジモンは同種に出会ったことがある。
ただ、目の前に現れたライラモンは以前出会った個体と違う点があった。。

「バステモン・・・・・やっと見つけたよ・・・アンタは絶対に許さない!」
「はあ?出会い頭に何なのアンタ?偉そうに・・・!あ〜・・もしかして・・」

バステモンはニヤリと笑みを浮かべた。

「アンタ、ヨシノンのパートナーが進化した娘でしょ?」
「そうよ・・・私はアンタを倒し、大切なモノを・・・淑乃を取り戻すために進化したのよ・・」
「ふう〜ん・・・だけどライラモンって確かさ。。もっと大きいハズなんだけどなぁ・・アンタは私と同じ人間サイズにゃ」
「だからどうしたの?」
「さしずめ・・・・・ヨシノンの『デジソウル』ってモノ無しで進化したからチビになった・・・って所かにゃ?」

図星を付かれて少しだけたじろぐライラモン。
しかし、バステモンが言ったことは半分だけ正解。

「そうね。。淑乃のデジソウル無しで・・・っていうのもあるけど。何よりアンタを倒すためだけの進化だから普通とは違うのよ」
「にゃっははははは!!『アンタを倒すための進化』だってさ!にゃははは!私の息子に手も足も出なかったアンタが進化したって全然怖くないにゃ!」

バステモンは高笑いをするとより一層、霧を濃くして辺りに結界を張った。

「正直・・・ステルス霧を突破したのは驚いたけど・・・コレでアンタは逃げられない。そして外からも私たちを見つけることは出来ない。。じゃあ、存分にやり合いましょうか?」
「望むところよ!覚悟しなさいバステモン!!」

黒い結界の中で、バステモンとライラモンが対峙する・・・。

637バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 10:20:51 ID:zedgw1Lo
「ライラシャワー!!」

ライラモンの手から細長い蔦のようなビームが発射されてバステモンに迫る。

「にゃっははは!私を触手プレイしようなんざ一兆年早いにゃあ!!」

対するバステモンは尻尾を使ってビームを全部絡め取る。
綱引きのような形になると尻尾を思い切り引っ張り、ライラモンのバランスを崩した。

「きゃっ・・!!」
「それっ!イタダキにゃあっ!!」

一瞬にして間合いを詰めると、鉤爪の一撃でライラモンの衣装を胸からヘソの部分まで引き裂く。
露出した小さな乳房を見てバステモンが嘲笑う。

「にゃはははっ・・・デジソウル無しだとオッパイも小さいにゃん?」
「くっ・・・!ビューティースラップ!!」

怒りと羞恥で頬を赤く染めながら、ライラモンは腕を叩きつけようとするが。。
手を伸ばしたところで今度は目の前に密着するような距離にバステモンが一気に移動する。

「残念♪ハズレにゃ〜」

するとバステモンは鉤爪を引っ込めると、露出したライラモンの乳房を揉み始めた。

「んっ!!あっ・・・ん!!」
「アンタさ・・・私が『やり合う』って言ったのを間違って捉えてるでしょ?『犯り合う』って事なんだけどなあ・・・」
「くっ・・・あっ・・・・いやっ・・!」

バステモンは胸を揉みつつ、尻尾をライラモンの股間に沿って何度も擦り付ける。
次第にライラモンの股間が濡れていく。。バステモンはジュルリと舌なめずりをして。。

「にゃはん・・・そのレオタードの膨らんでる部分がメインだから・・・お楽しみは取っておかないとね。。」

バステモンは喘ぎ声を上げているライラモンの唇へと吸い付いた。
いつもどおり、まずは唾液から味わうつもりらしい。。ところが、ライラモンの唾液を吸った瞬間・・・バステモンは異様な感覚に襲われた。

「ぷちゅっ・・にゅっ・・・!?あっ・・・・何・・・コレ・・・!!?」
638バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 10:39:25 ID:zedgw1Lo
頭が火照ったように熱く、気持ちのいいなんとも言えない感覚がバステモンを襲う。
異変を感じ、ライラモンの唇から離れるがすぐさまライラモンの髪が伸びてバステモンの頭に絡みつく。

「うっ・・・コレは・・・一体・・?」
「掛かったわね・・・バステモン。。私の唾液・・・つまり蜜には媚薬と同じような効果があるのよ」
「にゃっ・・・ば、バカな。。そんな機能は無いはずにゃ・・?」
「言ったでしょ?アンタを倒すための進化だって。。アンタという捕食者を餌を使って釣り上げるためのね。。」

ライラモンは無理矢理バステモンの唇を奪い、お互いの唾液を交換するように貪る。

「うっ・・あっ・・ジュプ・・・クチュ・・チュプゥ・・・・」
「ヌチュ・・クチュ・・・ピチュ・・どう・・バステモン。お前が今まで女性に与えてきた苦しみの味は・・?」
「っ・・く・・・調子に・・のる・・にゃあ!!」

バステモンはライラモンの乳房を掴んでさらに揉みしだく。
ならばとライラモンも、花の様な手でバステモンの乳房を鷲づかみして揉みまくる。

「んんっ・・・ふっ・・・ジュプ・・チュッ・・無駄な抵抗は止めなさい!」
「うるせ〜にゃ!アンタこそ、大人しく私の餌食になるにゃ・・・プチュ・・クチュウ・・」

今度はライラモンが足を使ってバステモンのズボンを摺り下ろす。
露になった派手な豹柄パンツの上からバステモンの秘所に自分の秘所を擦りつける。

「んんっ・・にゃああっ・・・・!!」

バステモンが切なげな悲鳴を上げて悶える。

暗闇の中、卑猥な音を立てながらキスをし、胸を揉み股間を擦り合わせながら女デジモンが激しく犯り合う。。
639バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 10:59:19 ID:zedgw1Lo
「うっ・・・ふっ・・・・にゃああ・・・・・」

ライラモンの与える快楽によって、とうとうバステモンが力なくうな垂れる。
勝機を見出したライラモンは拘束を解くとバステモンの脚をこじ開ける。

「うっ・・・あっ・・・何するつもりにゃあ・・・」
「淑乃は何処?早く彼女を返して頂戴」
「いやよっ・・・ヨシノンは私の玩具にゃ・・」
「ふ〜ん・・じゃあコレでも喰らいなさい子猫ちゃんv」

ズルリとライラモンの手の花から巨大な『おしべ』が伸びてきた。
そしてバステモンの豹柄パンツを摺り下ろし、おしべを秘所に挿入した。

「うにゃああああ!!?」
「さあ、レッツダンシング♪」

ヴヴヴヴヴヴ・・・おしべがバイブのように振動を始めた。

「うなああ・・・・・ああっ・・・止めるにゃあ・・・・」
「じゃあ早く、淑乃を返しなさい」
「あああっ・・・・・ああああああああ・・・」
「・・・感じてないで答えなさい。淑乃を返してよ。子猫ちゃん?」

ライラモンはさらにオシベの振動を増やす。
一方でバステモンは振動に合わせるかのようにビクビク痙攣して口から涎を垂らす。

「ああ・・・う・・・誰が・・・玩具を手放すような事・・・するもんか・・・」
「ふ〜ん・・どうしても返してくれないワケ?でも良いわ。このままイかせてアンタをDATSに連れ帰る。そしてゆっくりと居場所を吐いて貰うから」

ライラモンは冷たく言い放つとさらに振動数を上げ・・。

「それじゃ・・・まずはアンタが今まで女性に与えてきた苦しみを知りながらイきなさい!!」
「ふにゃあああああああっ!!?」

情況はライラモンが有利。このままバステモンを捕獲する事も可能であろう・・・。
しかし、ライラモンは個人的な恨みでバステモンを苦しめる方を優先してしまった。。
それ故に彼女は自分に忍び寄る影にまだ気がついてないのであった・・・・。
640名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:39:53 ID:/2j2+/zf
パタモンの日記  2002年9月8日

きょうぼくがデジタルワールドを散歩しているとタケリュュとヒカリが茂みの
中でだきあってました♪
なにしてるんだろぉって近づいたらふたりとも腰をくっつけてうめきながら
もぞもぞとしていました。
ぼくに気付くとふたりともかおが真っ青になって震えてました。
タケリュは「太一さんや大輔くんにはいわないで・・今度パタモンの好きなもの
なんでも買ってあげるから・・・」といいました。
ヒカリは半分泣きながら「お兄ちゃんには絶対にばらさないで・・・」
といいました。
あんなにおびえて、あれはなんだったのかなぁ?ぼくにはぜんぜん分かりません。
こんどテイルモンかアグモンに聞いてみよっと♪
641名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:44:22 ID:/2j2+/zf
PS だきあってるときのふたりはなんだかとっても楽しそうでした。
  そんなに楽しいならぼくも混ぜてくれればいいのに、ずるいぞタケリュ♪
  
642名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:04:45 ID:sR3LfGs7
>>640-641
ホモ乙
643名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:14:31 ID:S/sWC7gT
や、普通にヒカリ受け面白かったよw
即興投下だったのかな。自分はおいしく頂きました。

バステたんも連日乙です。
今日もセイバ見損ねたのでライラモン萌えを補充させていただきます。

なんか急に投下が増えて嬉しいなあ。
644名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:14:56 ID:VPr5kwLf
>>642
デジモンに性別は無いと何度(ry
645バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 18:48:20 ID:zedgw1Lo
おしべバイブでバステモンを責め立てるライラモンだったが、突然股間に違和感を感じる。

「んっ・・!?ひああっ!!」

突然の快感に混乱するライラモン。
一体何が起こってるの・・・?自らの股間の方へと目をやる。
すると股間に知香が吸い付いてちゅばちゅばと音を立てながら愛液を吸っている・・・。

「ち・・・か・・・??な、何を・・・するの・・あっん!!」
「ちゅばちゅば・・・ぷちゅぴちゅ。。」

小学生のモノとは思えない吸引力でレオタードの上から股間の膨らみにしゃぶり付く知香。
彼女は美味そうにライラモンの愛液を啜り上げ、快楽に顔を歪めている。。

「にゃっ・・・・はは・・・チャンス到来にゃ・・・!」

股間を吸われる快感におしべの振動が弱まってきた。
その隙にバステモンはずるりと体を引っこ抜いた。。

「アンタ・・・・知香に何をしたのよ・・・・んっ!」
「にゃは!アンタが来る前に、知香タンに私の食性データを注入してやったのよ。だからアンタの体液を啜ってるにゃ」
「くっ・・・・あっ・・!ゆ、許せない・・・こんな小さな子を・・」
「許してもらわなくて結構でございます〜♪あ、そうそう。ヨシノンも同じように女の体液しか吸えなくしてやったにゃ!!」

知香に手を出すことが出来ないライラモンは必死に快楽に耐えつつ、バステモンを睨みつける。
しかし幾らガン付けしようが、その格好では滑稽以外の何物でもない。。

「にゃはははっ!じっつに情けなくて滑稽な姿よレオタード妖精さん!!にゃはははっ!!」

馬鹿笑いすると今度は狂気じみた目をして言い放つ。

「さて・・・よくもこの最強最大、あらゆる世界で最も華麗で可愛い美神であるバステちゃんに屈辱を味合わせてくれたにゃ・・・タップリと仕返しするにゃ・・」
646バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 19:15:31 ID:zedgw1Lo
しゅるりと尻尾をライラモンの首に巻きつけて締め上げるバステモン。

「くあっ・・・・!!」
「にゃはは・・・ねえレオタード妖精さん?面白いモノ見せてあげるにゃ・・・」

邪悪な笑みを浮かべて両手を高く上げると・・・。

「出でよ我が僕、リリモン召喚!!!」

バステモンがデジタルゲートを開くと、その中からライラモンと同じ妖精デジモンが現れる。
しかしその表情は可憐な妖精のモノではなく、精気を搾り出されたような虚ろな物で首にはネコが付ける様な鈴付きの首輪が巻かれている・・・。

「にゃはは・・・・私の可愛い奴隷さん♪このクソ女に必殺技をぶっ放して頂戴にゃv」
「・・・・・・・はい・・・・バステモン様・・・・・」
「ひっ・・・!止めて・・・!!」

リリモンに命令すると、バステモンはライラモンを上空に放り投げた。
その後をすかさず追いリリモンがライラモンに花弁で出来た銃口を密着させる。。

「うっ・・・ああ・・・止めてぇ・・・!!」
「フラウカノン・・・・」

ライラモンの願い虚しく、零距離フラウカノンが炸裂する。

「ぎああああああああっ!!!」

凄まじい絶叫を上げて、ライラモンがゴミのように地面に落下する。
焦げたような匂いが漂いライラモンはグッタリと倒れ伏して動かない・・・。

「にゃはは・・・・・さて・・・次はお楽しみの時間にゃ〜」

無抵抗なライラモンをリリモンが羽交い絞めにした。
そしてバステモンはライラモンの顎に手を添えて、グイっと上を向かせて目を合わせる。
媚薬の影響で異様な興奮状態に陥っているバステモンは狂気に目を輝かせている。

「うっ・・・ああ・・・ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」

バステモンの目を見て恐怖のどん底に叩き落されたライラモン。
全身がガタガタと震えて大粒の涙を流し、必死に謝り出す。。
恐怖の余りにおしっこを漏らしてしまい、レオタードの股間は黄ばんで刺激臭を放っている。

「にゃははははははっ!!許して欲しい?許して欲しい?じゃ、もっと謝るにゃ!!」
「ひっぐ・・・ひっぐ・・ううっ・・・ごめんなさい。。ごめんなざい・・ずずっ・・・ごべんなざい・・・」

ライラモンは必死に謝って許しを請う。
涙でぐしゃぐしゃになり、鼻水まで垂れ流して実に醜い表情である。。

「やれやれ・・・仕方ないにゃ・・・そこまで謝るのなら・・・」
647名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 19:20:50 ID:AyOCUXBN
>>616
あれ?なんか感動してる僕がいる………。タカジュリいいですね。
こんな感じのタケヒカをお願いいたします。
648バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 19:25:49 ID:zedgw1Lo
「産卵だけは勘弁してあげるにゃ」
「ひぎいっ!!?あっ・・がっ・・・・・!!」

バステモンは二本の尻尾をそれぞれライラモンの股間と肛門に挿入した。
ずんずんと中に突き入れて激しく動かし始める。

「ぎいいっ!?あがああああああああっ!!」
ずりゅずりゅっ・・・ぐちゅぐちゅ
「そ〜れそれそれ♪もっと叫べ!もっと苦しめぇ!!」

ライラモンは女と思えないような激しい絶叫を上げて泣き喚く。

「そらそらぁ!!苦しめ、苦しめぇ!」
ずにゅっ・・・ごりごり!ごりゅん!
「ああああっ!!ひぃあああっ!!」

子宮に到達し鈍い音を立てながら尻尾を動かすバステモン。
そしてとうとう、我慢の限界・・・。

「うなあ・・・・もう・・・ダメ・・・たっぷりと味わうにゃああああああっ!!」
ドグンドグンドッグン!!ビュルビュルルルル・・。
「ああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

凄まじい量の精液が、ライラモンの秘所とお尻に噴射される。
ライラモンは激痛に耐え切れず、白目をむいて失神してしまった。。
649バステモンVSライラモン:2006/09/24(日) 19:39:51 ID:zedgw1Lo
「んにゃ・・・それじゃ奴隷さん、この二人を持って帰って。それと汚れたからシャワーの用意にゃ」
「はい・・・畏まりましたバステモン様・・・」

命令されるまま、リリモンはライラモンと知香を抱えてデジタルゲートをくぐる。
そして脱がされた服を手に取るとバステモンも後を追うようにデジタルゲートに入っていく。。

「今日はエネルギーを使いすぎたにゃ・・・仕方ない、もう帰ろうっと。また後で空タンを奪還するにゃ。。」


〜END〜

>>633-634-640-641
短編だけど、あたしは興奮したよ!
もっと虐めてほしいにゃ・・・。

>>631-632-643
ありがとうございます。
感想をもらえるのはとっても嬉しいのです♪

>>644
でも明らかに女のデジモンもいるわよ。エンジェウーモンとかフェアリモンetc・・・。
と、言うワケであたしの脳内設定は性別アリで進めてますわん。

>>601
ゴメン、もうちょっと待ってて。。
ちゃんと考えてくるから・・・。
650名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:14:26 ID:NCBwBppf
騙しリンクや広告の少ない優良アダルトサイトリンク集
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/frontire1017
651名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 17:13:18 ID:GzzAblPd
バステモン乙!
知香だけでなくリリモンまで登場するとは…GJ
652名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 17:41:45 ID:tzjLij/P
久しぶりに見たなぁ、宣伝業者。

それはそうと結合なしエロじゃなかったのかドスケベよ
このテイマーズは出来そこないだ、食べられないよ
光ミミの情熱はどうした、まだまだこんなもんじゃないはず
さあ書けその魂尽きるまで
653名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 19:46:50 ID:2GQUqlCa
だめだ・・・進化しなきゃ
654名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 19:47:26 ID:NzY9NDJG
>>652
ドSwwwwwwww
655名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:49:30 ID:LufhTnPI
タカジュリのエロは以前貼られたとこのサイトで今日UPされてたよ

純粋にタカジュリではなかったけど
656名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:02:01 ID:6DHydf/b
>>655
こっそりアドきぼんぬ
657名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:05:10 ID:LufhTnPI
>145のを削って適当に進めば裏へいける
658名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:14:13 ID:epOm1f0q
659名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 00:23:06 ID:Vqxt0J8L
なんだwPぬこのサイトですねw
裏の更新履歴って表には出てないのか。さっき見た見たばかりなのに気付かなかたよ。
今回のジュリさん淫乱なのねwwwwおいしく頂きました。ごちそうさま。

660名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:10:31 ID:HJ8FrUMr
裏見つかんない(´・ω・`)ショボーン
661名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:24:23 ID:Vqxt0J8L
お絵かきTOP絵の下の文よく嫁!
662名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:26:15 ID:z7O2GYNb
>>660
案内ページに
>本番有りの裏ページは「お絵描き」「文章書き」共通トップから飛べます。
>教育機関ドメインの人や、Javascriptを切った状態の人は入れません。
て書いてあるお
663名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:26:48 ID:z7O2GYNb
あ、遅かったw
しかも661のが的確っぽいww
664高石タケル:2006/09/26(火) 21:29:12 ID:/MrZ2SG+
ヒカリちゃんの処女は僕だけのものなんだ、太一さんや大輔君には
絶対渡さないぞ!
665名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:48:26 ID:mUZVL8eS
>>664
ならば貴様の処女を頂く!
666名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:46:20 ID:ivu1QOPU
うほっ
667名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 13:14:37 ID:ZZ15yAsw
タケヒカの燃え点がさっぱり解らない。
大輔ヒカリはまだなんとか妄想できる。

誰か俺にわかりやすくタケヒカの
燃えるポイントを解説できるお客様はいらっしゃいませんか?
668名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 14:01:53 ID:YkXZbWvO
萌は人それぞれ
669名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 16:20:32 ID:uiQe4SAB
タケルが好きなホモ
670名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:49:54 ID:0xr/sUp5
>667
大ヒカ派乙
671名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 18:15:29 ID:YS8Tc9Jt
及川悠紀夫氏ネタを、
お持ちのお客様は、
いらっしゃいますか?
672名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 19:44:09 ID:DQy006Ss
伊織のオヤジとのうほっしかおもいつかない
673名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 22:15:49 ID:w9tGJMMu
>>667
むしろタケ大の方が萌える。
ってか、タケル萌え。
674名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 23:58:14 ID:+aDUgvRN
>>672
メインの女達を引っ捕らえてエロ攻撃とか。
675名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 01:21:39 ID:9yK5PLCr
>>673
キメェ
676名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 12:41:39 ID:nUbrR9tu
>>671
お台場でタケルママを拉致エロとか…。
677名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:09:52 ID:2NZnXZrM
今回のポケモンな主人公、女で名前はヒカリっすか。
しかも声聞いたところ声優ルキの人っぽいんだが。
678名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:55:37 ID:JzQOL78M
>>677
別人(豊口めぐみ)
679名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 16:21:32 ID:aofr6RCq
新しいの読みた〜い!
680ugnipem:2006/10/01(日) 01:41:22 ID:FlOcoV03
takaishi takeru esti dezhimon teimaa sukepinu 1999 dos 2001 tek kumileeni.
takeru dos te tek pietunissel pomure dezhitaru waarudo ekt upenrekire uikeni uhu dos
daala tek ufeta.
sukepinu dezhitaru waarudo tesel dos tesel tek paatonaa dezhimonsel esoinlure buodepena dezhimonsel.
takeru anture apkaanes tek kuelmip,kuelmip sukepina dezhitaru waarudo anture bibuga kwitum.
takerusel kelviere dezhitaru waarudo tukpi dezhitaru waarudo kunti upirraayata.
ga etreskit sunti sukepinu fa esoinlu tek puiki.
681名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 01:46:22 ID:Y3JQpDvS
02のDVDBOX、発売日の特典の中身が発表されたが、
それに付く設定資料やキャラ語りが怖い…。
光ミミを今まで信じてきたが、光ミミが否定される様な発言が飛び出しそうで飛び出しそうで…。
682ugnipem:2006/10/01(日) 02:00:56 ID:FlOcoV03
sukepinu evo puika tugireni alalo ba buodepena esoinlu,
takaishi takeru ekt esti teimaa sukepinu ba esoinlu kunti tshuugakusei.
te tek tifaniiya, yagami hikari kunti pomura ukosga tshuugakkou oessaro.
683空好き:2006/10/01(日) 08:30:15 ID:ul/YloT4
>>681
あら、とうとう02もBOX発売でっか。。
ま、あたしは空タンの緊縛プレイが収録されている巻を持ってるから要らないや。


つーかそれより、余計なキャラ語りはせんで欲しいな。。
ミミたんがあの外人とデキてたらイヤだな・・・・・。
684名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 09:42:44 ID:VO/eu6Gq
いくとは女?
685名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 16:39:21 ID:SNII+tMX
>>684
俺の中では








女でいいじゃん!
686名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:18:44 ID:PQeO+4ku
>>484
>>483じゃないけど見つからなかった…
もしかしてもう無い?
687名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:44:39 ID:Y3JQpDvS
あるよ。
688名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:34:58 ID:tlGLcUxY
>>687
マジで?
全然見つからないんだけど…

ヒントとかない?
689名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:54:12 ID:1BodyibI
光ミミ厨うざ
690名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:26:48 ID:+3eA1f6I
だが、マイケル×ミミは嫌だな・・・
あんなちょい役とくっ付いて欲しくないしな
691名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:30:26 ID:jubwdM8J
>>689
スマソ
でも俺は光ミミ厨じゃないんだ

もう一回探してみた
けどわからなかった…orz
692名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:52:53 ID:2vpqraJ+
光ミミ同盟から探したらどうだ。
693名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 08:29:23 ID:h2U+TbG1
光ミミ エロ小説 でヤフれ。
694名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:03:51 ID:bekQc7f9
光ミミ エロじゃないと本サイトは出ないな
695名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:31:58 ID:k3LdxfcI
>>692-694
なんか色々とスマソ
しばらく忙しいのでまた今度そのヒントで探しなおします

スレ汚しちゃってゴメンなさい
696名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 16:43:31 ID:GfGJTspv
オマエラアタマオカシインジャナイ ゲンサクシャトカニワルイヨヤメタホウガイイ
697名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 16:44:01 ID:GfGJTspv
オマエラアタマオカシインジャナイ ゲンサクシャトカニワルイヨヤメタホウガイイ
698名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:20:56 ID:RdIqeTc4
デジモンの原作者って誰だ?





とネタに(ry
699名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 13:53:45 ID:qniKCGht
太った女のプロデューサーじゃね?w
700700ゲットage:2006/10/04(水) 14:24:49 ID:oqUJ5Gtv
セイバーズがどんどん面白くなってきているが
相変わらず恋愛要素が欠片もない男らしい構成なので
アニキにガンガンに犯されるヨシノが書けないよ?
701名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 15:25:37 ID:ilz75lEB
>>700
残念。アニキはシャイングレイモンにガンガン犯されますよ?
702名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 16:29:15 ID:oqUJ5Gtv
ショックDEKEEEEEEEEEEEEEEE!
703名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:28:23 ID:17NmhV2s
>>701-702の流れにデジソウル吹いたwwwww





>>700
モンの技で性格が歪んだ大が淑乃を犯し倒し…は無理か
704名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 15:27:26 ID:uJVwgZgA
よしこうなったら妄想を集めようじゃないか!
それが男の友情ってもんだろう!
>>700がきっとエロエロなセイバーズを書いてくれる、その明日を信じて・・・!

じゃあとりあえず触手とスパッツ切り裂きな。
もちろんアニキが。
705名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 21:51:46 ID:0YZFs+bO
いろんな意味でアニキSUGEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!ww
706名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 22:36:18 ID:8SnFPSlj
アニキが触手(を出したヨシノ)にスパッツを切り裂かれる話なのか
アニキが触手を出して(ヨシノの)スパッツを切り裂く話なのか
俺の中で議論になっているので>>704に説明を要求する!
707名無しさん@ピンキー:2006/10/06(金) 08:27:38 ID:VCwJwV3Q
ヨシノもいいけど、小百合ママも忘れるなよみんなっ!
708名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 00:20:10 ID:7vSwgmMN
あのママって小百合っていうんだーへー
萌えるよねw
709名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 00:31:38 ID:eqlhJX8l
セイバーズもいいが、エロモンの光ミミに飢えてきた。
710名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 00:42:11 ID:7vSwgmMN
申し訳ないがそういう誘いうけはやめていただきたい

正直自分はかなりうんざり
711名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:36:36 ID:q3K6i7FR
そういう事は言わない。
お前はウンザリでも待ってるヤツもいるのよ。
712名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 18:24:20 ID:qPTUkAz4
嫌なものはスルー
皆は待っているが俺は嫌いなやつだってこのスレにある
黙ってスルー
いいたければもっと丁寧に柔らかい物腰で。刺激されあって雰囲気が悪くなるのは皆いやだからな

刺激されあうってエロい響き(空気嫁内
713名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 20:00:55 ID:wWrm0Out
だれがエロいこと言(ry
714名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 21:54:52 ID:KhOnfmpu
このスレはほんまに紳士淑女の社交場やでぇ。……社交場……

社 神が来臨する神をまつってある建物。神社。

交 男女が肉体関係を持つこと。


場 事の行われるところ。

とはこりゃまたエロい!(尻馬乗り
715名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 09:35:50 ID:tXJUUai9
まんこ
716名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 09:58:38 ID:hE3qTYBx
小百合ママがギズモンに凌辱される展開か

小百合ママは実はバステモンにチカ共々捕まっていてどうにか凌辱と調教に耐えていたけど
とある事が原因で理性が飛び
快楽の底無し沼に堕ちる

って展開を希望
717名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 10:07:49 ID:Yth6a097
今回小百合ママの記憶消しに来た奴は、
絶対「どうせ記憶消えるから」とかいって
小百合ママ襲ってるな。
718名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 11:31:09 ID:hE3qTYBx
記憶消去で凌辱ネタ妄想

捕まったチカが2穴同時責めで痛みから声にならない悲鳴を上げるが
徐々に快楽に支配されフィニッシュ直後に正気に戻るが時はすでに遅く中に出され力尽きる
小百合ママさんは万一に備えて連れてきた
調教用に特殊改造されたギズモンの触手に責められ
媚薬を精神の限界寸前まで投与され
小百合ママさんには絶対に入らない超極太の肉棒を突き刺され
イク寸前でピストンを止め
小百合ママがイキたくてもイカせて貰えない状況が続き、精神が病み始める

最後には我慢の限界に達した小百合ママが懇願し
小百合ママが壊れるくらいに高速ピストンでフィニッシュ。

気絶してる間に記憶消去をしてトンズラ。

このパターンだと二人して記憶は消去しても
体は快楽を覚えていて何かの拍子に体が熱ると二人は理性の制御が出来ずに
大門家でマサルとイクトを襲って
二人の貞操どころか命に関わる自体になりそう
719名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 12:10:05 ID:py8zLLJb
最近活動してるデジモンサイト少ないのかなぁ
セイバーズ始まったらもっと増えるかと思ったけど
意外に少ないよな
720名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:17:12 ID:OGBeiuA8
腐サイトならたくさんあるぉ
721名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:13:11 ID:eNblmCKD
セイバーズは女性人が弱いから仕方ないとオモ
むしろセイバーズを見て過去シリーズに再燃してくれる人がいればいいなと思ったんだが…
衛星で無印やテイマの再放送しててもほとんど増えないな(´・ω・`)
722名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 13:47:36 ID:/oCj0CZ4
いや、セイバーズは男性人も弱いと思う
無印に比べたらテイマが少ない。しかし一時的なキャラでもよければ八人はいた
今回レギュラーって四人くらいだし
エロもやりにくい
723名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 17:49:02 ID:3o5jbwRT
確かにセイバーズはエロやりにくい
一番やりやすそうなマサルとヨシノさえ最近まともな会話してないぞ
もっとキャラとキャラの係わり合いの話をすべき
それは人間とデジの関係についてもそうなんだが
って言うかヨシノ最近まともなセリフないぞ!
724名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 00:17:23 ID:HQk0jHW4
ヨシノは声優がアレだからでしょwww
ただ話の展開の仕方を変えたんでしょ。キャラ同士の
係わり合いメインの今までからアニキをひたすら持ち上げる
主人公中心に。
アニキの印象は濃いけどそれだけ、という印象。
725名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 09:49:15 ID:fDtuO5oR
アニキ、確かに濃いけどペラいよね
バックグラウンドがないというか
いやこれから話が進むにつれきっとアニキ父の話とかでキャラに厚みが!
726名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 23:52:49 ID:LK/QIz5y
トーマと知香の純愛はどうだ?

……これだとトーマがロリコンの上アニキを完全に敵に回すな。
727名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 09:41:06 ID:f7boX7Hu
トーマを庇うあまり兄貴に心ならずも反抗してしまう知香おめ。
そして知香に心ならずもアニキをフォローするセリフを吐いてしまい
あとあと苦々しい思いをするトーマおめ。
728名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 18:57:04 ID:cTe2z4lQ
倉田×小百合&知香なら書けるw
729名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 20:30:23 ID:ETAQ8lCh
カモン!>>728
730名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:17:47 ID:Vn270FEg
kome on!
731名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 01:06:58 ID:+OjlASm/
トーマ×チカ

考えたことなかったが良いかもしれん。
732728:2006/10/17(火) 14:33:03 ID:J6tfOEQu
>>729
>>730
レスd!今書いてるからもうちょっと待ってw
長くても構わないのかな?このスレには初投下だからちょっと緊張するんだが…(´・ω・`)
今夜仕上がったら一気に投下させてもらうよ。

…トーマ×知香…知香からデートに誘われて振り回されるトーマな話が読みたいw
ラブラブエッチ+公園で青カーンだともっと良い。
733名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 23:52:34 ID:Pv/SmEQR
マッハガオガの回で悪夢の中でチカに犯されるトンマを考えていた時期が僕にもありました。
734名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 06:23:26 ID:QE2ZG73B
>>729-730
ガオ正宗さま乙
735名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 13:03:17 ID:JFGTyi7Z
>>734
誰それ?
736名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 12:36:02 ID:Nk4ZMQN+
過疎ったな
あげ
737名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 22:43:15 ID:WhS1TDxR
メタルファントモン戦にて


トーマ「どうだい、知香ちゃん。気持ち良かった……?」
知香「うん……トーマくんってエッチ巧いんだね」
トーマ(……あれ? 何で僕は部屋のベッドで知香ちゃんと情事のあとの
    気だるいひとときを……? デジタルワールドにいたはずじゃ……)
知香「でも、おちんちんは大兄ちゃんの方がおっきかったかな」
トーマ「ゑ!?」
知香「それに皮かむってるし、早かったし……テクニックは巧いんだけど、
    もっと荒っぽいのがいいかも……でもトーマくんには無理だよねw」
トーマ「(´・ω・`)」



トーマ「短小……仮性……大殺す……うう……!!」
ララモン「何か不穏当なことを言いながら凄くうなされてるよ〜」
ガオモン「マスター! しっかりして下さい! マスター!」





>>733を読んでこんな電波を受信した。
738名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 06:59:36 ID:Ss7l26pV
しばらく見ないうちに衰退の一途!?
よし、光ミミか大よしでも書くか!ネタPlease answer me!
739名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 15:56:46 ID:rdMLM87G
またクィタァー!
740エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:01:09 ID:bhBX3RvN
エロモンは死なん、何度でも甦るさ!
今日は真昼間っからいい大人がこんなところに張り付いてますよっと。
ちょっとしっとり大人風マサヨシ。
741エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:02:48 ID:bhBX3RvN
エロモンは死なん、何度でも甦るさ!
今日は真昼間っからいい大人がこんなところに張り付いてますよっと。
ちょっとしっとり大人風マサヨシ。
742エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:05:26 ID:bhBX3RvN

 薄暗い部屋に居る。
 天井は見慣れた壁紙の模様で、その認識がやっとここが自分のマンションでベッドの上だと言うことを私に

教えた。
 ……あれ、いつの間に寝たっけ?
 ぼんやりした頭で両手を身体に滑らせる。
 ……あ、あたし寝間着きてないじゃない……
 私は時々疲れすぎるとパジャマに袖を通すのもそこそこに寝てしまう癖がある。その度に朝起きてぐずぐず

いう鼻に辟易し、ララモンの小言をきくのだ。
 ……明日は深夜勤務なのにしわ取れなくなっちゃう……
 布団に張り付きたがる身体を無理やり引き起こし、ひんやりとした夜中の空気に肌をさらした。
 「ララモン、パジャマ取ってくんない?また制服のまま寝ちゃったみたい」
 あ、やばいガラガラ声だ。もう引いちゃったかな、風邪。憂鬱な後悔を噛み潰しながらふと気づく。いつも

なら『んもう、あれだけ起こしたのに!』と文句もそこそこに上がるはずの声が聞こえない。
 「……寝てんの?」
 まさか。アグモンじゃあるまいし、寝こけて反応しないデジモンなんか居るもんか。
 「ララモン?」
 「……んだよ、布団上げたらさみーじゃねーか」
 布団の端から伸びてきた腕があっという間に私の身体を布団の中へ引き戻した。
 「デジヴァイスは本部に置いて来たんだろ、しっかりしろよバーさん」
 億劫そうに渋い声で言う大が、幸せそうな笑い顔で夢の世界へと元来た道を戻りかけたその時。
 「あー!?あー!?えーっ!?なななななななんであんたがここに!!」
 ようやく覚醒した頭が考えるより先に声をあげていた。
 「てゆーかなんであたしのベッドに!てゆーかあんたなんで裸!?てゆーかなんなのこの状……!」
 「わーバカバカバカ!今何時だと思ってんだ!近所に迷惑だろうが!!」
 大きく開いた口に押さえ付けられる手が大慌てで布団を捲り上げて私をまたもや布団の中へ押し込める。
 「うむわうううあわうあううむいむうまわあまううい!」
 「わーった!わーったから大声上げるな。言いたいことは大体わかる。だから落ち着け」
 コレが落ち着いていられるモンですか!何事なの、一体何がどうなってんの!パニックになる私の身体にし

がみつく様に、大がずんぐりと体重を掛けて暴れる手足を押さえ込めていた。
 しばらくじたじたやってると、酸素が足りなくなった頭がぼんやりしてくる代わりに、眠たそうな目でうつ

らうつらしている大の落ち着きぶりに違和感を覚える程度に平静を取り戻してくる。
 「ううむうい、おいういあ」
 「……んあー……」
 大の手で塞がっていた息苦しさから開放されて。私はようやく一息をついた。
 「で、なんなのこれは」
 「……まぁた覚えてねーのかよ……」
 「またぁ?……ちょっともう、ちゃんと説明しなさいよ!なんなのよこれ!」
 「……大声出すなっつってんだろうが……頭に響く……」
743エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:07:07 ID:bhBX3RvN

 私のお気に入りのスウェット上下を着た大が、私のお気に入りのマグカップで、私のお気に入りの紅茶を飲んでいる。たっぷりミルクを落とし、甘くしろと言うのでめったに入れない砂糖を3杯。
 「あーあったまるー」
 「なーにがあったまるー、よ。散々人の布団でぬくぬく寝てたくせに」
 「あのなー、この季節にパンツ一丁で寝てたらさみーに決まってんだろ」
 「それよそれ。さー聞かせてもらおーじゃない。なんであんたがあんな格好でウチのベッドで寝てんの!」
 カップをテーブルにドンと置き、未だベッドの上で紅茶をすすったまま動かない大に、私は耐え切れず先を促した。
 が。
 眠たそうなジト目の勝は口を半開きにしたまま、無言の抗議といった表情を変えない。
 「な、なによその目は」
 「オマエ、ほんとーに毎回のことだけど、ほんとーに何にも覚えてねーのな」
 「だから!なんなのよそれは!」
 「もう5回目だけど、また同じ説明しなきゃなんないの?俺」
 「んもー、ワケわかんないんですけど!ちゃんと説明してちょうだい!」
 はぁー。大きなため息をついた大が気だるそうに肩を落とし、静かに切り出した。
 「金曜日の夜になるとさ、淑乃はいっつも外で飯を食うわけよ。で、俺とトーマを連れてってくれるわけだ。そこまでは別にいいんだ。面白いしな、俺らも結構楽しみにしてる。
 でも淑乃、お前まだ未成年だよな?何でいっつも酒飲んじゃうの?」
 酒、という単語を聞いて体が凍りつく。
 ……うああ、まさか。
 「しかも酔い方が限りなく素面に近い反則的な酔い方すんだよ。で、だいたいトーマが迎えを寄越してくれて駅まで……あ、思い出したのか」
 「……うん……思い出した……」
 うわー。しにたーい。
 「いつもなら俺もララモンに押し付けて帰っちまうんだけどさ、今日はデジヴァイスメンテナンスの日じゃん。しょーがねーから引きずって来たはいいけどお前鍵も閉めねーで寝るからさ。あぶねーし、電車もねー時間だし、タクシー呼ぶ金なんか当然持ってないし」
 「……お気遣い痛み入ります……」
 「でもお前男の服引っぺがすよーな酔い方するまで飲むなよな」
 あきれた顔で大がもう一口紅茶を飲んだ。
 「はぃぃ?」
 「あたしの酒が飲めないの!?とかっつってトーマにガンガン飲ませた覚えねーか?この部屋帰ってきた時に俺の制服引っぺがして洗濯機に放り込んだことも?……いっつもララモンが口うるさくお前の食い物と飲み物の管理してる意味がよーやく解った」
 お前、酒は本当に気をつけなさいね。大がまるで父親のようにため息混じりにそんなことを言った。
 私はもう入るための穴を探して縮こまるしかない。
744エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:09:58 ID:bhBX3RvN

 酒癖が死ぬほど悪い、というのは自覚がある。思えばあれは中学の卒業式の打ち上げ会。悪さの好きな連中が私に内緒でカルアミルクという、ものすごく甘くて飲みやすいお酒をですね……あ、嫌な記憶が甦って来るからこの話パス。
 ともかくその頃お酒に味を占めてしまった悪癖が続き、今でもちょくちょくとえらいことをしでかすのだが。
 ……それにしたってまさかトーマや大にまで絡んでいたとは……
 「リーダー失格」
 ぼそりと、背筋に寒気が走りそうなほど甘いミルクティを飲み干した大が追い討ちを掛ける。
 「ううううるさいわね!人間誰しも欠点はあるものなのよ!」
 「国家公務員のくせに未成年飲酒。なおかつ飲酒の強要。怒られるだろーなぁ?」
 うへへへ。大が底意地の悪そうな半目で下世話な笑い声を擦れさせた。
 「悪かったわよ。だからお願い黙ってて」
 「俺も飲まされちゃった。しかも口移しで」
 「う、うそっ!?」
 戦慄が走る。あまりの衝撃的告白のおかげで頭の中が真っ白け。全ての情報が一気に吹っ飛ぶ。
 「ほーら何にも覚えてない」
 あざ笑うかのような声に苛立つ暇もなく身体が動く。
 「うそうそうそ!あたしそんなことしないわよ!うそ!うそよね!?」
 真っ青になって灰色のスウェットの襟元に飛びついて揺さぶる私から顔を背け、大がテーブルの上に冷えた甘い香りのするマグカップを置いた。
 「たようならボクのファーストキッス」
 芝居くさいショボンとした顔。捩れた浅黒い首。見慣れた茶色く長い髪はいつもの髪留めがない。
 「だってそんなの……やっぱうそでしょ?うそうそ!あたしだって……」
 お菓子は好きだけれど、ジュースはそんなに好きじゃない。
 そりゃ飲まないわけじゃないけどさ。
 でも紅茶に何杯も砂糖を入れるほど甘いの好きじゃない。
 だってせっかくの香りが台無しじゃない。
 缶入りフォションって高いのよ。
 甘い香りがして、甘い味が口の中に広がる。背筋がぞくぞくいいそう。砂糖のカタマリを口につっこまれたみたいに、甘い、甘い、甘ったるい、ミルクとお気に入りのスイートオレンジのあの味。
 がががが、と耳がテーブルの足を引きずった音を捉えたけれど、自分の背中がテーブルに当たっていることには気づかない。
 遠くでどこかの内の柱時計が二度鳴った。
 午後26時。
 私は4つも年下の中学生を家に引っ張り込んで、固まったままの右手首を掴まれ、いつの間にか腰を引き寄せられて、そういう格好で居た。
 寒々とした蛍光灯の光が、さらに暗くなったみたいだ、と思った。
745エロモンセイバーズ:2006/10/25(水) 16:12:33 ID:bhBX3RvN

 明日にゃなーんも覚えちゃねーんだもんな。
 ミルクティの味がする唇が離れて、自嘲気味な中学生が学徒にあるまじき長さの髪を垂らし、昼間の彼にあるまじき憂鬱そうな表情で多分そんなことを言ったのだと思う。
 「あ、あ、あん、た……!?」
 上手く言葉が出てこない。こうも立て続けにショックなことが起こってもいいものなんでしょうか神様!
 『なんてことすんのよ、不意打ちで!』
 それは綺麗にハモったセリフだった。
 「……ほーら、また同じこと言うだろ。……酒飲んだらみーんな忘れっちまう、便利なアタマ」
 さらさらの栗毛がベッドに広がった。軋む音が限りなく細くてまるで悲鳴のよう。
 「あんた、あんた……自分がなにしてるか……」
 分かってらぁ!バカ女!
 手首ががくんと引っ張られて、今そこで大が寝そべっていた筈のベッドに引き倒された。身体がスプリングの伸び縮みにあわせて弾む。いつもの制服、ジャケットの金具の音。
 「分かってなきゃ、こんなとこに居るわけねーだろ!」
 くそっ、なんで今日に限ってアグモンの奴いねーんだよ!なんでララモンまでメンテナンスなんだ?うっかり完全体デジモンが出たらトーマとガオモンだけでなんとかなるわきゃねーだろうが!
 「何で俺は今日に限って……無理やりでも帰んなかったんだ……」
 ぐたっと力なく身体の上に圧し掛かってきた体重に、思わず悲鳴を上げそうになった。結果的に上げなかったのは、意思の力じゃない。単に声が出なかったに過ぎない。
 大の髪が痛いほど暴れる胸のビートに合わせて踊っているのが微かに見えた。それが自分の鼓動の末端だと理解するのにずいぶん時間が掛かってしまったが。
 「もう絶対やんないって決めたのに」
 その言葉にまた戦慄が走る。全身が緊急信号でも発されたかのように動かない。
 「……あ、あんた……まさか……!」
 視線が固まる。
 「まさか?まさか、なんだよ」
 視界が揺らぐ。
 「…………その次、何を聞く気だか当ててやろうか」
 ゆっくりと胸から顔を起こす大の顔が見たことのないような厳しい表情で、なのにどこか憂鬱で哀れな目をしていて、逸らすことができない。
 「あんた、あたしを抱いたの?とか聞きたいんだろ」
 いつも聞いている声なのに、それが誰の声だか分からない。
 「答えは要るか?」
 もう一度彼は私の胸にその顔を伏した。
 「……心臓の音、変わった」
 目の前がちかちかする。耳の奥がガンガン鳴る。手足が痺れて動けない。頭の神経がズタズタだ。
 「これなら答えなくていいな」
746名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 16:59:56 ID:++Y+D/te
続き投下しないの?
747名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:37:15 ID:ypjeStKb
エロモンお久しぶり。
748名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:18:26 ID:/GycokXs
>>746
それがエロモンクォリティ。



しかしアニキはエロいわぁ
749名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:17:38 ID:bISesXme
大淑GJですた・・!
750名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 12:50:06 ID:BdkxZTNu
セイバーズのライラモンてエロいよな…
751名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 14:22:43 ID:fxNM2wsK
同意
しかしエロネタは探せども探せども…orz
752エロモンセイバーズ:2006/10/28(土) 14:43:11 ID:R0Ya5MnQ

 ごそごそと背を向ける大の髪の匂いがひどく男臭くて全身が固まる。
 ……嘘だ、胸がどきどきする。
 「そんな固まんな……無理やりやんねェよ」
 背中越しに再び被せられた布団に吸い込まれてゆくくぐもった呟き声と、少し弾んだ吐息。……震えてんの?あんたが?
 「む、むっ……むりや、り……とか……!」
 ひどい吃音。目の前がスパークしているのに言いたいことは山ほどあって、なのに何も言えなくてもどかしい。でも私は一体何を言いたいんだろう?何を言おうとしているんだろう?わからない、解らないのに言葉が喉の奥に詰まって渋滞を起こしている。
 「……な、なんで……?」
 自分でも間の抜けたことを聞いているな、と思った。何より主語が無くて意味が解らない。
 「――――なんだよ、無理やりして欲しいのか?」
 「――――――――っ!!」
 そのからかうような口調と同時、背筋に悪寒が走った。気軽に究極体をぶん殴ったりするような男にどう抵抗したって敵うわけがない。私は必死で首を振る。
 「今日は頼まれたってしねぇ」
 断言するように大がそれだけ言って、後は黙った。
 10分?20分?カチカチと薄暗い部屋に響き渡る秒針の音だけが耳について、大の寝息も聞こえない。ただ時折布団が持ち上がったり足を組み替えたりしているのか、大の匂いがする空気が自分と大の体の間を行き来しているだけ。
 ゆっくり回転数を落とし始めた鼓動が呼吸を楽にしてくれて、頭の中の暴風雨も収まってきた。静かに時間が経つのをボーっと待っているのはどうも性に合わない。だってはっきりさせなきゃこっちの気が治まらないもの。
 「ねぇ、ほんとに、したの?……その、アレを」
 「……した。」
 意を決して出した言葉に、意外にもすぐに返事が来る。
 「いつ?」
 「何回目?」
 疑問に返された短い疑問文に心臓がはねる。
 「……ぜ…んぶ。」
 少し時間が空いて、一度目は3ヶ月前、二度目は忘れたけど三度目は二週間前、と擦れた声が返って来た。
 「……な、なんでそうなったの?」
 また少し大は黙った。その沈黙が今度は恐ろしくて、早く、早くと気が急いて仕方ない。
 「最初は……お前がベロベロに酔っ払ってて……服を脱いで、それから………忘れた。二度目は多分俺がしようっつった。三度目はお前が俺のこと押し倒したんだろ」
 「……ギャー……」
 「……んだよ、ぎゃーって。」
 「いいの、こっちの話……じゃあ大は被害者なワケだー……あはは、最ッ悪なんですけど……」
753エロモンセイバーズ:2006/10/28(土) 14:45:23 ID:R0Ya5MnQ

 ああそうですか、自分で押し倒しましたか。ウフフそうねそういうこともあるかもね。やばい微かに記憶がある。夢じゃなかったのかあの突拍子も無い記憶は。
 私には時々どう考えてもつながらない記憶、というのがある日突然ふっと脳裏に浮かぶことがある。もし仮にそれが全て事実だったりしたら……懲戒免職じゃすまないかもね……ウフフ。
 「……最悪じゃねえ。」
 「は?」
 「俺は最悪じゃねえって言ってんだよっ」
 引きつり笑いもそのままに、大の強い口調の単語の意味が頭の中でつながらない。私が間抜けた声で聞き返すと、大はもう一度強く否定した。
 「……物分りの悪い女だな!
 俺は!別に!こうなったのは最悪じゃねえつってんだっ」
 「……はぁ、そりゃ……どうも……?」
 珍しい、あんたが気ィ使ってんなんて。そんな風に思って、それを口に出そうとしたのを遮られたのは、結果的によかったのか悪かったのか、私には解らない。
 「お前は……淑乃は、最悪なのかよ。
 やっぱ金持ちで、歌上手かったりとか、そういう男のほうがいいのかよ」
 急に、というわけでもないけれど、声の質が変わったことに気付く。アンバランスで振り幅の大きなちぐはぐな調子。まるで大らしくない。
 「……あんた何言ってんの?」
 「べべべつに焼きもちとかそういうんじゃねえぞ!勘違いすんな!
 ……ただ、ほら、歌手のなんとかっての居たじゃねぇか。ホントはあいつが好きだったんなら……結果的には悪ィことしたかなって……」
 ぶつぶつグダグダ歯切れも悪く、大がいつの間にやら丸まってしまった背中の向こうでそんな風に呟いた。
 「あははははははは!」
 ぎょっとした身体が震えて、それでもなお笑い続ける私の態度にムラムラと怒りがこみ上げたのだろう。むきになった顔がようやく振り向いた。……ほんと単純。
 「な、な、な、何で笑うんだよッ!」
 「だってあはは、あんたが馬鹿なこと言うからよ、あははははーひーひーおなかいたーい!」
 「なんだとこの野郎〜人が珍しく気を使ってやってんのに……」
 あ、デリカシーがない自覚はあるんだ。上等上等。
 「だって、おかしくって。あはは、悪い。ごめん。でも……ぷはぁははー。やさしーんだーまさるく〜ん」
 「るせぇ!もう金輪際心配してやるか!」
 「ヒトシとは卒業以来よ、会ったの。そんなの、あはは、あるわけないじゃん」
 「…………でも、ああゆうのが好きなんだろ」
 「……ああゆうの?」
 「トーマとか、モロああゆうタイプじゃねぇか」
 なんだそれは。何で急にトーマが出てくんの。
 「……昨日……あ、もう今日か?…………酒飲ましてただろ、口から」
754名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 19:32:19 ID:cpDiTpda
エロモン乙。アレだ、焦らずラックリ書いてくれ。
755名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 11:43:18 ID:bfcm8xA5
エロモンイイヨイイヨ!
756エロモンセイバーズ:2006/10/31(火) 21:05:37 ID:76v1mvwX

 あ、嫌だ。
 頭痛。
 耳鳴りもしちゃう。
 あーあーなんにも聞こえなーい。
 「うそぉ!?」
 「……うるせぇ……」
 抱きかかえて居酒屋でブッチューって。身振り手振りをしながら、向かい合った大が鬱陶しそうにそう言った。
 ……公共の場で……私ってやつぁ……
 立て続けて襲い来るちょっぴりショッキングな事実の数々に早くもグロッキー。身動き一つ取りたくない。
 「ああゆう鼻持ちならねーインテリっぽいのが好きなんだろ?」
 ふいっと視線を逸らしながら忌々しげに口を尖らせる大がもう一度同じ事を訊いたので、おねーさんはピンと来てしまいましたよ。亀の甲より年の功ってか。
 「……なに拗ねてんの?」
 「すっ拗ねるか!ていうか何で俺が拗ねなきゃなんねぇんだよ!?」
 単純にもまた噛み付いてくるその仕草も、マウントポジションを取ってしまえばかわいいもんよね。
 「はっはァ〜ん、おねーさん取られてやきもち焼いちゃったんだ」
 「アアアアホか!なんで俺が!焼くか!自意識過剰!」
 「いーのいーの、照れなくて。ちゃんと片手間に相手してあげるからね」
 ほほほ、と小指も立てつつ口元に手の甲を当てて笑う私の顔を、今にも怒鳴りつけかねない表情で大が歯軋りをしていた。やだ、まだお酒残ってるのかしらね。
 「片手間かよ!」
 はっと自分の言葉に正気に戻ったのか、大があからさまにしまったと言う顔をした。
 私はきょとんと、その言葉を飲み込めないまま変わらないポーズ。
 「〜〜〜っ……!」
 苦虫を噛み潰した、というのに相応しい面構えの少年が、心底納得がいっていない風に吐き捨てた言葉を私は本当はどうすればよかったんだろう。どれが正しい職場の先輩としての態度だったんだろう。
 ……そうだ、私とこいつは職場の先輩後輩の間柄のはずだ。仲間で戦友で、それだけのはずだ。
 「お前は明日になったら全部忘れるかもしんねーけど俺は全部覚えてんだ!
 だから忘れる前くらいちゃんと俺の相手しろ!」
 ――――――私には時々どう考えてもつながらない記憶、というのがある日突然ふっと脳裏に浮かぶことがある。もし仮にそれが全て事実だったりしたら――――――
 私は何度記憶を失ったんだろう。そんで、どうしてそれはきちんと蘇らないんだろう。
 もしかして、私は彼にひどい事をしているんじゃないだろうか?ひどい事をした事も忘れてしまう、というひどい事を。
 「……淑乃は酒飲んでる時しか俺を相手にしねーんだ。……いーよそれでも」
 大のかさつく手が伸びて私の頬にそっと触れる。顎のラインを人差し指が辿って、それは普段の大からは想像もつかない繊細さで、私はなんだか罪悪感に囚われて仕方なかった。
757エロモンセイバーズ:2006/10/31(火) 21:17:17 ID:76v1mvwX

 人に好かれるのって照れくさくてちょっと苦手。嬉しい反面どこか怖くて居心地が悪い。
 なんだかあんた別人みたい。いつものガサツで大雑把で押せ押せな傍若無人が服着て歩いてるような大はどこ行ったのよ。
 そういや私は大のことあんまよく知らない。ワケわかんない大事件に巻き込まれたカワイソーな子な筈なのに湿っぽいとこが欠片もない。得意技は力でごり押しというおバカのワリに過保護だったり、半面喧嘩に明け暮れてたり。
 ……何だこいつは。
 「――――――なんで?」
 「……慣れた」
 意思なく垂れ流れた呟き声に短い返事が返ってきて、ただ漠然とああそうか、と思った。……何を納得したのか自分でもよく分からない。でもその時私は大の声の調子に何か重要な事を悟ったんだろう。
 単なる熱血馬鹿かと思うとそうでなく、勢いだけの脳筋野郎かというとそうでもなく。なんか考えているようで何にも考えてなく、優しいようで冷血にも見え、シスコンかと思うと父親のように突き放したりもする。
 「……こんな大をアグモンが見たらなんて言うかしら」
 くっと短く言葉を詰まらせて“アニキ”がのそのそと近付きながら降参するように口を割った。
 「さぁな」
 ジャケットについている金具がかすかにチャリ、と一度だけ鳴って。
 長い髪が首元を擽る。胸元に埋められた大の表情はよく分からないけれど、跳ねた私の鼓動を嘲うつもりはなさそうだ。
 「淑乃、おっぱいねェようで実はあるよな」
 「……なっ!」
 「制服のままやるのってなんかスゲーイケナイ感じ」
 「ちょっ、ちょっとぉ!?」
 嫌な心臓の動悸。背筋がゾクゾク、こめかみがビリビリ。もぞもぞ動く大のぎこちない手の動きがそれに拍車を掛けてますます気持ち悪い!
 「どっくんどっくんしてる」
 満足げな大がもう一度胸に耳を当てて殊更嬉しそうな声でそんな事を言った。……なによ可愛い顔して笑っちゃっ……いやいや!気持ち悪いんだってば!……こいつが可愛く見えるなんてよっぽど飲みすぎたかな――――――いーやメンドクサイ、お酒のせいにしちゃえ。
 いーじゃんいーじゃん。かわいーじゃん大。うん。かわいいよ。かわいいかわいい。自己欺瞞ってこういうのを言うのよね。勉強になるわ。私は一人で自棄になったり納得したりして意識を逸らす。
 「大はもう4回目だからドキドキしないの?」
 だってそうでもしなきゃこんな台詞、14歳にしちゃしっかりした胸板に手を這わせながら言うなんてはしたない真似出来ないもの。
 「あっ凄いドキドキしてきた」
 掌を叩く振動につい頬が緩んでしまう。
 「ち、ちゅーがくせーを弄ぶな!」
 いつもは括ってある髪が落ちていて幼く見える年下の男の子が、うろたえて赤くなった顔を腕で隠しながらくぐもった声で悲鳴を上げた。
758エロモンセイバーズ:2006/11/01(水) 21:11:42 ID:nrCCeOir

 犯罪かなー。犯罪かもねー。
 胸に顔を埋めている仕草が熱心で猫みたいだな、と思う。サラサラ流れる髪を梳きながら、指の腹で大の地肌を擽る。頭を触られるのが好きなのか、大はときどきぴくぴくと痙攣して首をすくめる。
 ……やばいなー。マジかわいいんですけど。 
 「頭触られるの好き?」
 短く訊ねる私に閉じた目を開くことなく、夢うつつといった塩梅でぼんやりした声がヘナヘナと砕けた。
 「淑乃の指、つめたくていーきもち」
 半分だけ私の上にある大の身体は体温が高くて妙に落ち着く。ほんとに猫みたい。
 「俺ばっか気持ちよくてもワリィから」
 大の左手がそんな言葉と共にそろりそろりと動いた。
 「ぎゃ!」
 膝の輪郭を確かめるように温かい違和感が登ってくる。ちょうどスパッツと地肌の境界線、太ももの始まりあたりでその指が止まる。
 「俺らの制服と生地違うんだな」
 つるつるの布肌を擦るように二本の指が境界線を滑った。
 「あっ……やだぁ…その触り方、なんか痴漢っぽい!」
 抗議に聞く耳持たず熱もつ指はゆっくり太ももの裏側へたどり着いて、触れるか触れないかの掠れる様な微妙なタッチを繰り返し、繰り返し、繰り返し……!
 「あっぃあっあっ」
 やだ、声が出ちゃう。必死で食いしばろうとするのに、鼻に掛かったみたいなどっから出てんだか分かんない様な声が止まらない。
 「くび、しまる」
 忍び笑いがしてくらくら頭の私は素直に掴んでいる灰色のスウェットの襟元を放す。たったそれだけの事なのに急にどこか遠くへ放り出されたような錯覚。うろうろ取っ手を探す私の手が片方だけ掴まれて、急激に現実へ引き戻された。
 潤いの少ない熱い手。ところどころタコが出来てて硬く遠慮のない手。
 「右手貸してやるよ」
 左手の悪さは続いているのが信じられないくらいイイ顔でいつもの大が笑った。
 「利き手を塞いで大丈夫なの?」
 負けじとニヤリ笑ってそれに応えてやる。
 「――――――見てやがれ」
 きゅっと眉を吊り上げた大が吠えると同時に明確に意思を持った左手がスパッツの中に進入を始めて、悲鳴もあげられなかった。あまりに急だったからではない。掴んだままの大の右手が私の口を塞いだのだ。
 「……ゆっとくけどこれ、マンションで声が響くからってお前が発案したんだからな」
 敏感になった唇に大の掌がかぶさって、なんだか変な気分。酸素が少なくて頭がぼーっとする。
 ハッキリしない頭のせいにしてしまおう。アルコールのせいにしてしまおう。今この胸打つ刹那的な動悸はみんなみんな自分のものじゃない……それが今、たまらなく疎ましかった。
759エロモンセイバーズ:2006/11/01(水) 21:14:18 ID:nrCCeOir
10
 「あぅぅ……いっあっ…あっ……くぅぅ」
 さっきから聞こえるのは自分の吐息が崩れる音ばかり。しがみ付いてる大の右肩の所だけ汗でしっとり皺になってて、どれほど自分が強く掴んでいるのかよく分かる。
 「あっいや…っいやぁ……」
 律儀に勤勉に熱っぽくスパッツの上から擦られている場所の変化もバレてんだろうな。厚い生地と下着を挟んで踊る大の指は最初こそたどたどしかったものの、今となっては焦らす事まで覚えてしまっているのだ。
 「…いやぁ…」
 中指が下着を巻き込んだまま緩く埋没する。まるでその言葉を私自身に否定させるかのように。
 「アァ…っ…!」
 顎が上がり背筋が仰け反る。顎先にぬるい舌が這った。ぴちゃぴちゃわざと音を立てて啜られる唾液の音が、ますます熱を上げる。
 「っく……ぁぅぅ……っ」
 本当によく耳を澄ますと聞こえる小さな小さな、ほんの小さな大の息の上がった気配を知って、不思議だけれど確かに安心した。
 「……中、触って欲しい?」
 ――――――前言撤回。このクソガキ。
 「生意気言ってんじゃないわ…よ」
 ビリビリ痺れる身体、とろとろ蕩ける神経、フラフラ歪む視界。そのどれもがすっごく惜しかったけれど、こちとら伊達にDATS隊員やってんじゃない、あんたらとは基礎が違うのよ基礎が。
 「ガキの癖に」
 大の指が離れた途端ジンジンうるさいスパッツの食い込みを出来るだけさり気なく直して、今まで掴んでいた右肩を押し、腰を支点に逆に左肩を少し強く引いてやる。
 「うわっ」
 「返せるもんなら返してごらん」
 簡単に力点を譲るってことはやっぱり武道なんかやった事ないんじゃない。それであの強さなんて反則なんですけどー。私は体重移動もろくに知らない大を組み敷き、急の事できょとんとしているその唇を塞いだ。
 「!!?」
 目を白黒させる、というのはきっとこういう事を言うのね。唇の向こう側で爆発不全な暴れる空気を舐め上げて、用心深くもう一度角度を改めた。
 熱っぽい唇にはまるで力が篭ってなくて、口角が薄く痙攣しているのが分かる。顔の全ての筋肉が緊張と驚愕でガチガチに固まっているのがなんだかおかしい。
 ゆっくり唇をはがすと、だらしなく垂れた唾液がすうっと透明な橋になって音もなく途切れた。
 「うぶなのね、あ・に・き」
 ささやき声に少し頭の悪い嘲笑を振りかけて、耳元で出来る限りの重低音。くすくす笑い声が混じらないように。
 ……ありゃ、顔真っ赤。
 怒って反撃してくるか、さもなければ火が付いて襲われるかだと思っていた私の意に反して、誰が見ても丸分かりのうろたえぶりで大は言葉を失っていた。
 何気なくすこし唇を尖らせてそっとスウェットの上から掌を押し当てると、破裂せんばかりの勢いで心臓が暴れている。
760エロモンセイバーズ:2006/11/01(水) 21:26:23 ID:nrCCeOir
11
 「ひゃー。すんごいドキドキ」
 声を上げている自分までドキドキしちゃいそー。まだ真っ赤な顔して固まったまま声も出ない大がパクパク唇だけをぎこちなく動かしている。あはは金魚かアンタは。
 「ち、ち、ちゅーした!ちゅーしたっ!!今!ちゅーしたぁあぁあぁ!!」
 掠れてひっくり返ってもう無茶苦茶な声が大爆発する。
 「よ、淑乃が!今!」
 「うっさぁい!何よ今さらキスくらいで。アンタ今まで人の胸とか足とかもっとヤバいとことか散々触りまくってたじゃないのよッ」
 「だって今まであんだけ嫌がってたくせに!」
 ……なんですと?
 「だ、だって居酒屋で誰彼構わずって」
 「だから!それは酒飲んでる最中だろ!?今お前酔って……」
 ……あれれー?
 「ベロンベロンになってる時だってこんな……こんなちゅー……し、しなかった…っ…」
 震えている指が今まで私の唇が深く絡んでいた場所を辿っているのだろう。声が少しブレていた。
 「淑乃、も、もしかしてお前、今……正気なんじゃ……」
 目に見える事もない声が手に取るように引きつって青ざめるのがわかった気がする。
 「やー、酔ってますよ?酔ってますとも」
 えへへ。照れ笑いも白々しく硬い笑い顔で頬を掻く。
 「うっ……うわあぁあぁー!!」
 叫び声とほぼ同時にものすごいスピードで布団の中へ逃げ込む大。あはは、多分また真っ赤だなこりゃ。
 「わっ忘れろーっ!忘れろー!」
 「ちょ、ちょっとなんなのよー、布団返しなさいよサムいじゃないの!」
 「うわーうわーうわー!」
 じたばたじたばた転げ周りながら大が七転八倒を繰り返してのた打ち回る。彼にしてみればきっと余程の事なのだろうが、それにしてもいっそスガスガシーくらいの大アクション。ここまで恥かしがってくれると余は満足だわ。
 「『淑乃は酒飲んでる時しか俺を相手にしねーんだ』」
 「ぎゃーぎゃーぎゃー!!」
 布団に向かってセリフを反芻すると、また布団がドタバタ捩れて転がる。
 「私の瞳の奥を見てごらん〜きっとあなたは離れられなくなる〜」
 「俺が生まれる前のアニメのEDを歌うなッ!ジャスラックが来る!!」
 「相手にして欲しいならそう言いなさいよね」
 おほほほ。ずいぶんいい気分で高飛車に高々と足を組換え、布団に肘を掛けながらそんなセリフ。
 ふっと布団の高さが変わってもそもそ裾から茶色い後ろ頭が覗いた。肩に引っ掛かったままのぐちゃぐちゃタオルケットもそのままに、大が呆然とした声を上げる。
 「俺、酔っ払って自分の居る場所もわかんない女抱いたんだぞ」
 見慣れてるはずの猫背が妙に小さく見えた。
761名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 04:07:36 ID:vuAdlg3S
うーぐっじょぶです!かわいいなぁ…
762名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 16:53:57 ID:EkwA5ZFn
おっ新作はセイバーズか
763名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 22:00:55 ID:1BTjjw47
雰囲気ぶち壊すような質問で悪いが。

>私の瞳の奥を見てごらん〜きっとあなたは離れられなくなる〜

これの元ネタがわっかんねぇ…
764名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 22:35:05 ID:W6slzqIB
ヒント:Google
タイトルが皮肉になってるあたりニヤリ
765名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 19:15:48 ID:WdG7jk+X
レディデビモンが選ばれし子供を犯す話を誰か書いてくれ
766名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 09:50:43 ID:JQ2ODCto
やべぇ新OPの淑乃ちょうえろい
767名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 09:55:14 ID:aHU2omMD
一人だけ別室へ連れて行かれて、エロい拷問受けるヨシノまだぁ?
768名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 10:04:45 ID:s1C9jI3D
誰でもいいからタカルキを〜・・・
769名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 15:13:25 ID:kHDe5MmH
それよかタケヒカを
770名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:01:27 ID:WZ3btbhk
やっぱジェンルキでそ
771名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:03:24 ID:kHDe5MmH
ジェンルキならタカルキの方が良い
772名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:13:52 ID:XmqWOZB+
>718の妄想に衝撃を受けて思わずママン陵辱小説書いたのでアップします
773名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:16:47 ID:XmqWOZB+
深夜、ギズモンを連れた倉田の軍が大門家を襲った
寝静まっていた所に突然の襲撃を受けたチカと小百合はたちまち確保されてしまう。

「っ!?貴方たちは………!?」

「へへ、綺麗な声してんじゃん…………どんな喘ぎ声出してくれるか楽しみだぜ」

DATから倉田の反逆の懸念を聞かされていた小百合は瞬時に状況を悟る
しかしどうにも様子が変だ
男たちの目はやけにギラつき、任務というより自分の私欲で動いているような風にも見える。
チカは近所の人に助けを求めようと大声を出そうとするが………

「おおっと、大沙汰になるのは勘弁だぜ」

口を手で塞がされてしまう。

「んっ!んーんーんー!!」

妨害されたチカはジダハダと暴れるが大人の男の力には敵わない

「チカ!…………貴方達、チカに何をする気ですか!」

「おっと奥さん、貴方もあまり反抗しない方がいい」
もし反抗したらあの可愛いお嬢さんがどうなるかわかりませんよ?それでもいいんですか?・・・ククク」

それを聞くと小百合は観念したのか暴れるのを止める

「そうだ、それでいい…………」

「あ、貴方たちは自分が何をしているのかわかっているのですか…………!?」

小百合はあくまで気丈な態度で男達に睨む

「ククク、知らないねぇそんなこと
俺たちはただ……………お前を犯すだけさっ!」
774名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:18:47 ID:XmqWOZB+
そういうと男はデジヴァイスをかかげギズモンをリアライズする

「……………デジモン!?」

「クククク、その綺麗な身体………………早く舐め回したいねぇ
やれ!ギズモン!」

男の掛け声が合図となり、ギズモンは小百合の服をビリビリと破り始める

「キャーーーーーーー!!」

「へへへ、倉田の軍に居たらときどきこういう美味しい思いができるから止められないぜ…………」

「くっ!最低……!!」

「なんとで言え、すぐにその最低な男のチンポが欲しくなる」

「……………あまり私を甘くみない方がいいですよ
こう見えても二児の母ですから」

「お前こそ甘く見ないほうがいい、このギズモンは人間の女性を屈服させることに特化して作られた
対人間女性型デジモン、ギズモンSEX-ATなのだ!」

「…………………………………はい?」

「ふふふ、名前はアレだが性能は抜群だ
お前にその凄さをこれから存分に味あわせてやろう」

男がパチン、と指を鳴らす。
するとギズモンの身体からニュルニュルと無数の触手が伸び、小百合を標的に向かいはじめる

「………これは!?」

「ふふふ、ギズモンの触手の前にお前は何分自己を保つことができるかな」
775名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:19:52 ID:XmqWOZB+
ニュルニュルと伸び、小百合の胸を愛撫しだす無数の触手
触手たちはアームで胸を揉んだり、人の舌のような粘膜の張った素材で嘗め回したりと
好き勝手に小百合の胸を陵辱する

「そ、そんな所触らないで!」

「小百合さんの乳首はピンク色で可愛いねぇ………」

既に全裸に剥かれてしまった小百合は触手の成すがままになるしかなかった
暴れようにも腕と足すら触手に縛られ丁度Xの字のような体制にされてしまった今、自分の恥部を隠すことさえできない。
そして胸を良いように弄られ、高揚してきた顔と声を数人の男に見られる
小百合にとってこれはまさに地獄だった。

「や、止めてぇ!」

ビクン、と身体が痙攣してしまう小百合
おかしい、こんなに感じることは今までなかったのに何故こんな機械に………

「どうだギズモンの触手の味は?ギズモンはお前の脳に流れる電気信号を読み取り
お前が一番弱い部分、責め方を実行しているのだ」

「な………っ!?」

「その様子だとだいぶ感じていたようだな
どうだ、そろそろ俺達のチンポをしゃぶりたくなってきたろう?」

「誰が貴方たちのなんかを!私には生涯心に決めた人がいるんです!」

「大門スグルか…………ふん、そんな男のことなんてすぐに忘れてしまうさ、このギズモンによってな」

ギズモンはなおも小百合の胸を陵辱する
小百合は乳首の周りを舌で舐められるのが好きらしく、触手は重点的に乳首の周りを責める

「…………くっ!ふぁ、ん……………んんっ!」

機械の触手に好き勝手に犯される小百合はただジッと耐えるしかなかった
776名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:21:05 ID:XmqWOZB+
しかしギズモンはそんな小百合の気丈を崩すため、遂に小百合の最後の砦へと触手を向かわせた。

「そ、そこは!」

拒もうとした瞬間、ギズモンから凄まじい電子音が鳴り響く

「っ!?」

「その様子だとギズモンが電子音波を発したようだな………これがギズモンSEX-ATの真骨頂だ
先ほどお前の脳を解析したギズモンはお前の理性を崩し
快楽を何倍にも高める特殊な音波を作り、お前に聞かせたのだ」

「なんですって・・・・!?」

「どんな媚薬よりも脳を直接操作するほうが効き目があるからな…………ククク」

確かに、先ほどの電波を聴かされてから小百合の身体には明らかな異変が起きていた
今まで頑なに守っていたものが次第に崩れていくような、そして身体中が熱く火照る感覚
ギズモンはそんな小百合の変化を察知したのか、一気に触手を小百合の恥部に沈めた

「あ………………あああぁぁぁああああああああ!!!?」

その瞬間、小百合の悲鳴が響く
身体中に電気のような凄まじい快楽が駆け巡り、小百合はあっけなく達してしまった

「ハハハハハ!もうイッたのか!二児の母というのは随分と淫乱なのだな!」

「あ………く、は………………」

未だにオルガの余韻に浸っている小百合を気にせず、ギズモンを触手のピストン運動を開始する

「あああッ!だ、だめぇ…………!!」

そんな静止を聞くはずがない
ギズモンはズブブブ、と小百合の恥部に触手を沈め、そしてズボッと勢いよく引き抜く動作を何度も続ける
777名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:22:38 ID:XmqWOZB+
「くっ・・・!貴方たち、今ならまだ間に合います!こんなことはすぐに止めなさい・・・!」

屈辱的な責めになんとか耐え、気丈に振舞う小百合

「ククククク、こんなにオマ○コからエッチむな汁出しまくっといて何行ってるんだよ小百合ちゃん
こんな状態で怒られても怖くもなんともないぜ・・・・そらよっ」

「ひあああーーーーーー!!?」

男が小百合のクリトリスをギュッと掴むと小百合はたまらず悲鳴を上げる

「おいおい、そんなに喘いでいいのか?今のでギズモンがお前の弱い部分を記録しちまったぜ?」

「しまっ………!」

しかし、時すでに遅し
触手は一目散にクリトリスへの責めを開始した。
しかもそれだけでなく、小百合の一番弱い責め方さえ学習してしまうギズモン

「アアん!だめぇ!私には………スグルさんが…………ああ!!」

自分の最愛の人、スグルを強く想いギズモンの責めに耐える小百合
しかしそんな希望さえギズモンは破壊する

「あ………れ?スグルさん……………思い出せない……………なんで?」

先ほどの電波により理性を乱された小百合は最愛の夫スグルの顔が思い出せなくなっていた、それどころか

「どうして私…………こんなに我慢してるんだろう…………こんなに気持ち…………良いのに…………」

小百合としての、いや女としてのプライドさえ崩れかけている小百合
彼女の理性はすでに限界に達していた。
それを察した男はギズモンに制止するよう呼びかける
途端に責めを止めるギズモン。
778名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:23:47 ID:XmqWOZB+
「くくくく、やっぱり最後の締めは自分がやりたいかになぁ」

そう言うと男はサユリの恥部に指を沈めていく。

「…………や、いやあああああ!!」

途端に正気に戻る小百合、しかし一度崩れかけた理性はもう元には戻らず
ただ崩壊への道を進んでいくだけ…………

「おらおらおら!どうだよ俺の指は!気持ちいいか小百合ちゃん!」

「こ、こんなの良いわけないで…………ああっ!」

「ククク、身体は正直だなぁ!だがそんなに嫌なら………」

そう言うと男は指を小百合の恥部から引き抜く

「っ!……いやあ!指抜かないでぇ!!」

「へへへ、やっぱりお前も楽しんでるんじゃねぇか」

「っ・・・・!」

突然自分の口からついて出た言葉が信じられない小百合
しかし男はそんな小百合をさらに追い詰める

「こっちの乳首もどんどん硬くなってきたぜ・・・・二児の母でも感じるんだな」

「か、感じてなんかいません!」

小百合は真赤になって反論する

「まぁまぁ、一緒に楽しもうぜ小百合ちゃん」

薄ら笑いを浮かべながら男は小百合のピンクの可愛らしい乳首に吸いつく
779名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:24:46 ID:XmqWOZB+
「ッ!!?あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

吸われた瞬間、小百合の頭の中が真っ白になった
ビクビクと体を痙攣させ、凄まじい快楽に成す術もなく再び絶頂を迎えてしまう

「なんだよ、またイッたのか?本当に淫乱な女になっちまったもんだなぁ
おら、イッたばかりのま○こを見せてみろよ」

男が恥部を左右に押し拡く
小百合の内部からは奥から止めどなく愛汁が流れだし、パクパクとイヤらしく痙攣していた

「おお、めっちゃ濡れてるぜ・・・・・しかもすげぇエロイ
お前本当に二児の母かよ」

「・・・・・・・っ」

小百合はただジッと絶えるしかなかった

「まぁいいか、淫乱な方が燃えるしな、へへへ・・・いただきまーっす」

男は小百合の秘部に舌を入れる

「や、止め…………!ひいいい!!」

まるで味わうかのようにジュルジュルと音を立てて吸う男
快感と、そして羞恥心が最高に高まった小百合は背筋をピンとエビ反りし恥部から勢いよく潮を吹いてしまう

「うわっ!こいつ人の顔に潮かけやがった!」

「貴方………たち…………もう、こんな事…………止め………………」

「おうおう、まだこんな事言ってるぜ………二度もイきやがったくせによ」

男はそう言うとそそり立つ自分の肉棒を取りだし、小百合のアソコにあてがう
780名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:25:48 ID:XmqWOZB+
「…………………そ、そこだけは!そこだけはダメぇ!そこはスグルさんしかダメなのぉ!!」

「そんな奴のことすぐに忘れさせてやるぜ……………それじゃいただきまーす!」

「い、いやあああぁぁぁぁぁああああ!!」

「待て!!!」

挿入れようとした瞬間、軍の一人が待ったをかける
風袋からしてどうやる隊長のようである

「な、なんですか隊長?これからって時に」

「そう焦るなよ…………俺に良い考えがある、お前らはそいつの腕と脚を固定していろ」

「わ、わかりました………」

男は渋々隊長の言うとおりギズモンに命令をして小百合の腕と脚を固定する

小百合はしばしの安全に安堵した
…………しかしその安全も長くは続かなかった

「はぁ…………はぁ……………はぁ………………」

「おいコイツ、なんか呼吸が激しくないか?」

「イったことで一度冷めた欲情が再び戻り始めたのさ
直にこいつは自分から腰を振るようになる」

「成る程、流石です隊長」

「フフフフ……………さてそろそろか」

そういうと隊長は小百合に話しかける
781名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:26:48 ID:XmqWOZB+
「おい、今何をして欲しい?」

「………………ここから立ち退きなさい」

「ククク、そうか……」

そういうと隊長は小百合の恥部に指を突きさす

「あっ、あああぁぁああああああああーーーー!!?」

そして小百合がイク瞬間、指を引きぬく

「………………………え?」

「さぁ、どうして欲しい?」

「っ………………!」

小百合は苦悶の表情をしながらなお反抗を続ける
しかしそんな行為が数回繰り返され、ついに

「…………さぁ、どうして欲しい?」

「はーっ……はーっ……………お、お願い…………もう許して……………」

息も絶え絶え、恥部はグショグショ
小百合はついにこの見知らぬ、突然押し入り自分達を襲った男達に哀願してしまう

「……………………入れて」

「あ?」

「わ、私のアソコに……………入れて」

「もっと詳しく言ってみろよ、え?」
782名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:27:55 ID:XmqWOZB+
「わ、私のおま○こに貴方のオチン○ンを挿入れてぇ!!」

「フフフ、まぁ合格だな
では1つだけ条件を言おう、それを受け入れたら挿入れてやる」

「…………条件?」

「ああ、お前が俺たちの玩具になればいいのさ
いつでも俺たちに腰を振って尻を突き出すSEX玩具にな」

「そ、そんな……………!?」

「た、隊長!しかしこの女は事が済んだら記憶を消去するのでは?」

「たとえ消去したとしてももう身体は忘れられん、俺達が使いたいときに使うダッチワイフにでもしてやろうぜ」

「………は、はい!」

「フフフ………………で、イヤなのか小百合?」

「私は大門…………大門スグルの妻です!そんな事を承諾することはできません!」

「ふん、だったら俺たちは帰るぜ、それでもいいのか?」

「……………!」

「おいお前ら、もう放していいぞ
こいつの記憶を消したら撤収する」

男たちが撤収の準備は始める
そのとき、小百合の中に淫らな感情があふれ出す

このまま終わっていいの?
気持ちいいことしたいでしょ?
何故こんなに拒むの?
783名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:28:52 ID:XmqWOZB+
こんな気持ちいいことをずっとしてもらえるなら、私は………………

「…………ま、待って!」

様々な女としての感情が小百合を支配し

「あ?」

そして

「…………なります、貴方達のダ…………ダッチワイフ、に」

小百合は……………堕ちた。

「ふん、では誓いの儀式として四つん這いになって尻をこっちに向けな
そしてま○こを拡げながら忠誠の言葉を言うんだ」

「……………はい」

ギズモンが小百合の腕と脚を放すと小百合は隊長に尻を突き出して四つん這いになる
そして自身の指で秘部を左右に拡げた。
小百合の恥部は二人の子供を産んだとは思えないほど綺麗なピンク色で小百合自身も絶世の美女である
そんな小百合が自分達のイチモツを求めて女として一番大切な場所を自分達に差し出している
この光景で興奮しない奴は男じゃない、しかも

「わ、私は貴方様たちのダッチワイフです、どうかこの雌犬のいやらしいおま○こに貴方様の
立派はオチン○ンを挿入れて下さい!」

こんな事を言われれば尚更である。

「OK、挿入れてやるぜ!」

その光景に笑みを浮かべつつ、隊長は勢いよく小百合のおま○こを貫いた!

「っはああああああああぁぁああーーーー!!」
784名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:29:38 ID:XmqWOZB+
小百合が悲鳴を上げる
しかしその悲鳴は先ほどまでの苦痛な悲鳴ではなく自身の中にそそり立つ肉棒が入ってくるため起こる
女としての悦びからくる悲鳴だった。
定まらない視点、いやらしく垂れる唾と愛汁
小百合は完全に男達の、いや倉田の手に落ちたのだ。

「あっ!あっ!あっ!あああんっ!凄いっ凄いのぉ!
おま○こが・・・・おま○こがグチョグチョにかき回されてるううぅぅ!!」

「ハハハハ!どうだ?気持ちいいか小百合?」

「はい!すごく気持ちいいですっ!隊長さんのオチン○ンすごく気持ちいいですぅ!!
もっと、もっと奥まで突いてぇ!もっと私のおま○この中こすってぇ!!」

「ヘヘヘ、おい見てみろよあの顔、さっきはまでの気丈さはどこへやらだな」

「ああ、自分から腰振ってやがるし、もうそこら辺の風俗嬢と変わらねぇぜ」

「二児の母だってのにな・・・・ククク」

「だ…………だってぇ!隊長さんのオチン○ンが凄いからぁ!
私…………どんどんエッチになっちゃって………あ、あぁぁっん!
イイ!イイのぉ!もっと、もっとしてぇ!もっとおま○こしてぇぇぇぇぇ!」

「ククク、そんなにイイか………
スグルとどっちがいい?言ってみろよ?」

「………た、隊長さんです!隊長さんのほうが気持ちいいのぉ!おま○こ感じるのおお!!」

「ハーッハッハッハ!ついに言いやがったぜコイツ!
ったくガキ二人ひり出してるってのにレイプされてこんなに喘ぎやがって!」

「あひんっ!あひんんんっ!…………そ、そうです……………私は淫乱な女ですっ!
夫もいるし…………子供もいるのに………………でも、もうそんな事どうでもいいのぉ!
レイプしてぇ!もっと激しく小百合を犯してええぇぇぇえええ!」
785名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:32:20 ID:XmqWOZB+
「ふん、完全に壊れた様だな…………」

「ああん!気持ちいい………気持ちいいよぉぉぉ!好きぃ!レイプ大好きい!」

「さて、じゃあそろそろイかせてやるか………」

そう言うと隊長はさっきよりも激しく腰をピストンする

「はひいいいぃぃぃいいいいい!!?すごいっ!すごいいいい!!
ひぁぁぁぁぁ!た、隊長さまぁ!私………もう……………もうイッちゃいますぅぅぅ!」

「くっ……俺もそろそろ出すぞ………!」

「出してぇ!隊長さまの熱いせーし…………私の中に出してぇ!」

「イク!イク!イッちゃううううう!!
あ………………ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


絶頂と同時に小百合は気を失ってしまった
男たちはそんな小百合を取り囲み、ニヤニヤと笑う。

「こいつで当分は遊べるな………」

「ええ、みっちり雌犬として調教してやりましょう」

「とりあえず記憶を消去しましょう、お楽しみはそれから………」

「クククククク…………」

小百合の雌犬としての人生はここから始まる…………。


THE END
786名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 18:33:05 ID:XmqWOZB+
以上です。
長々とすいませんでした、感想とかもらえると嬉しいです
787名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 21:09:17 ID:iEoIrQOL
>>786
GJ
788名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:32:27 ID:48I/24Q+
>>786
ベリーGJ!
つーか続きも読みたいw
789名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:00:44 ID:WZ3btbhk
調教いいねいいね
デジでこういう大人キャラ陵辱ものが読めるとは思わんかった
GJ!
790名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 02:47:44 ID:1l+mRg91
俺の娘の名前が加藤 樹理だがなにか?俺寿司屋の店長だがなにか?
791名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 07:02:04 ID:0WU5R4L+
では是非再婚をお勧めする
792名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:32:41 ID:IQK4xSS+
この流れであえて小百合ママンとスグルパパンの新婚初夜が見たいと言ってみる
793エロモンセイバーズ:2006/11/07(火) 00:24:06 ID:00mPKz4F
はい俺でごめんなさいよごめんなさいよ。

12
 言えるわけねぇじゃん。ある種の毅然ささえ覚える口調で大が壁に向かってそう言う。私はその言葉に潜む迫力に気おされて言葉を続ける事が出来ない。
 「ヒキョーモンだと笑わば笑え」
 ……あんたときどきヘンな言葉使いするわよね。妙に古臭い言い回しとか。
 「誰も被害者を笑ったりしないわよ」
 一回ならそれで通ったかもな。機嫌を取ろうとした滑稽さを一蹴する冷たい声。
 「で、でもホラ酒の勢いとかあるじゃん」
 俺未成年。木で鼻を括ったような物言いには取り付く島もない。
 「……じゃあアンタ、ただエッチなことしたいだけでここに居るわけだ」
 「なわけ…!………っ……………いや、そう…だな…」
 深いため息をやっとのことで噛み殺しながらの言葉に、まともに顔色を変えるのにそれをまた健気にも隠そうとする大。ああもう、これだからお子様ってぇのは。
 「――――――――ほんと、あんたってガキね」
 「…なぁっ!?」
 引きつった驚きと急に突き落とされた驚愕に、またも単純にも食いつく中学生。
 「あんたあたしのこと好きなんでしょ?だから酔ったのを口実にこんなことしてんでしょ?
 一体それのどこにあんたが気負いする要素があんのよ。いーじゃない別に」
 ヘラヘラ笑いながらぽすぽす肩を叩く。珍しく落ち込んでいるかわいいいつもは生意気な後輩。
 「……いいワケあるかぁ!
 お前、明日酔い醒めてこの事実知ってみろ、DATS辞めるかもしんねーんだぞ!
 俺は淑乃のプライベートなんか全然知らねぇ、もし好きな人とか彼氏とか、そんな奴が居たらどうする?……俺は……俺は、とんでもねーことやっちまったんだ……っ!」
 ベッコリ凹んだこいつを、私は初めて見たかもしんない。無闇矢鱈に元気で押せ押せで闇雲に突っ込んでって大暴れして計画性もなくどんどん進んでっちゃって後先考えずにとにかく行動行動行動、そういう奴が私の事でボコボコになっている。
 ………………ヤッバ…………マジかわいーんですけど………………
 肩を落とし、丸まった背中にぺったり引っ付きたい。
 でもせっかくこんなに可愛いんだからもうちょっと見てたいのが人情ってモンじゃない?
 「……私にそんな人がもし居たらどう責任を取るの?」
 びくりと背中が目に見えて震えた。
 「……俺が出来ること、なんでも……して、謝るしか……できねぇよ」
 「それで取り返しがつく?」
 「――――つかねぇ――――」
 擦れた声が哀れでこれ以上無いほど心が痛んだ。たまらない気持ち、というのはきっとこれのこと。
 「百回謝られるより『俺は淑乃が好きだから抱いた』って素直な一言が欲しいとこだわね。」
 言えるわけない、なんてヤッた後で言わないで。やられたこっちの身になってみても罰は当たんないでしょうに。……と、これは言わないでおく。っていうか、最初に押し倒した(はずの)人間の台詞じゃないな。
 人間なんて一皮向けば野蛮なもん。愛だの恋だのはるか以前、ワケわかんなくたってセックス出来るんだから……とは言っても、中学生にそんな達観を求めても無理なハナシよねー。
794エロモンセイバーズ:2006/11/07(火) 00:27:10 ID:00mPKz4F
13
 だからお姉さん、ここは一肌脱いじゃいます。
 ……別にカワイーからって手篭めにしようとしてるんじゃないわよ。
 「だから、言えねぇっつってんだろ」
 「……言えるようにしてあげるわ」
 硬い背中。力が変な風に入っているから、熱を持っているのにがちがちに凍っている。いつもムカつくくらい自然体の大が緊張している。……おもしろい……
 するすると淀みなく動く自分の腕と手のひらが慣れた肌触りのスウェットを滑り、大の顎を捉えた。まだ男特有のひげの感触なんかはないけれど、シャープな顎のラインと引き締まった細い首周りに指先が発情してしまいそう。
 何とか必死に声を上げようとしているのが喉の動きで分かったけれど、それを許すほどお人よしじゃないわ。
 そのまま一気に肩に圧し掛かるように顔をまわし、唇を奪う。
 震えている。まるで初めてキスされた女の子のように。
 唇を少し割り、舌で身動きの取れない大の唇を丁寧に舐めあげると、ほんの少し力が緩んで開かずの門に髪の毛ほどの隙間が生まれたその時。
 ついに力尽きたのか、大の上半身のどこからにも力の在り処を認められなくなり、当然の結実として私が彼を押し倒す格好になってベッドに倒れこむ。
 ぎぎぎっ。パイプベッドのスプリングが大きくしなって軋んだ。さすが安物、二人の身体が跳ねるほどの強度は無い。
 「……やめろ」
 「やめない」
 うんざりした顔で渋い声でそっぽを向く夢見る青少年には悪いけど。
 「そんなことしたら……!」
 「したら?」
 「――――お前が困るだけだぞ」
 ねえ恋も知らないボクチャンよう、大人の世界もいいものよ。
 「困らせてみてよ、お姉さんを」
 熱っぽくささやく。ああこんな声を使うのはいつぶりだろう?静かに大きくなる胸の振動に伴奏がついていて、とてもとても居心地がいい。絡む鼓動を手繰り寄せては何度もキスをする。
 そのうち体温が高い手と指が髪を梳くようにゆっくり首の裏を旋回して、時々地肌に触る。……あ、きもちいい。
 「頭触られるの好き?」
 短く訊ねる大に閉じた目を開くことなく、夢うつつといった塩梅でぼんやりした声がヘナヘナと砕けた。
 「……うん……」
 悔しいけど、ホントに気持ちいいんだこれが。
 少しでも離れる唇が惜しくてキスを続けている。まるでこの気持ちよさを初めて知ったかのように。
 時々唾液の交換が途切れる合間に呼吸をする大の息切れがどんどん大きくなっていくのが面白い。歯も当てずに器用なキスをするけれど、肝心の息の仕方も知らないなんてまだまだね。……それとも、鼻で息をするのも忘れてるのかしら?
 そんなことを考えると、なんだか微笑ましすぎて笑えた。
795名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 17:52:26 ID:N+nKGTzo
エロモン乙!
つづきwktkしてるよ!
796名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:14:37 ID:W3oV9+0o
愛のあるヤマト空が見たい・・新婚ラブなの。
まとめ見ようかと思ったら消えてるようだし・・・
797名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:12:18 ID:aJx55iGZ
空好きさんがヤマ空派だったはず
空好きさーん!空好きさーん!!
798空好き:2006/11/08(水) 21:10:12 ID:xRNyAgVJ
ゴメン、今はとても大事な仕事があるの・・・。
でもヤマ空同士がいて嬉しいし、前に人間同士のもやると約束したしね。
落ち着いたら投下するわね。
799名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 18:13:41 ID:s17732+S
空好きさん、お待ちしてます!orz
800名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:58:59 ID:Hfw+6zhQ
空好き氏にはバステモンの続編を書いてほしいなあ

あとエロモンGJ
801名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 17:02:12 ID:DsuZYd/N
ヤマ空なぞ邪道
802名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:34:39 ID:3cpsLv8B
>>771>>801他カプけなすのやめれ

自分はジェンルキもヤマ空も大好きだから余計悔しい
803名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:59:50 ID:HLy0DZaO
嫌いなものをあげつらねるより
好きなものを熱く語った方が面白いよね

ところで俺は大と淑乃の話が大好きなのだけれど
書いてるのが嫌な方向へ嫌な方向へしかいかないんだ
誰かエロくて明るいトピックスを提供してはくれまいか
804名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:13:44 ID:Xh7HEhHZ
エロモーーーーーーーン!GJ!
805名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 19:54:09 ID:ZTuuayxy
トーナナくれwwww
806名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 20:04:25 ID:spdGJsXL
明日トーナナだな
期待あげ
807名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:29:52 ID:HpIDmMG2
ところでデジモン×デジモンてのは需要あんのかな

一応どっちも人間体型だけど羽とか尻尾とかついてるしな
808名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:58:57 ID:6yVqqwrR
>>807
女性型デジモン受けならごく普通に需要あるんじゃない?
非人間型受けとか非人間型同士とかでも需要はありそうだが、
さすがにこれは一般的じゃないだろうな。
809名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 09:28:53 ID:X+5JUwMy
誰かトーナナ頼む
810名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 11:20:05 ID:n35IvZxR
トーナナか…

戦闘前〜戦闘中の勧誘時にトーマを逆レイプってパターンと
戦闘後にダメージで動けないナナミを無理矢理ってパターンと
どっちが需要あるのかね?
811786:2006/11/12(日) 12:42:47 ID:Sg37U0Ka
こんにちは、ママンSSの感想ありがとうございます。
続きは・・・・ストーリーの続きが完璧思いつかないので無理ぽor2
とりあえずご多分に漏れず今週のナナミでハァハァしたので
ガチ陵辱のナナミSSでも考えます
何か案があったら教えてくれると嬉しいです
812名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 14:43:06 ID:n35IvZxR
>>811
今回の戦闘後に
ナナミに挑発されまくったおかげで苛立ったトーマが
ストレス発散する感じで倒れているナナミに(ry

もしくは倉田の人体実験
813名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 17:22:55 ID:X+5JUwMy
俺は蛇?に囲まれた中でのナナミの誘惑とか考えてた

あれってナナミ死んだんだよな?
814名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:41:00 ID://qEXGRf
凌辱じゃなくて
普通に天才同士惹かれあって
お互いの孤独やさみしさを埋めるようなやつが見てみたい。
トーナナにしか出来ないと思うし
815名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 17:50:59 ID:VKoBgaK1
>>813
死んでないだろ
死んだんだったらもっと分かりやすい死亡演出入れるだろうし
てか仮にも朝の番組の主人公チームの一員があっさり人殺しってのはちょっと…

>>814
残念な事にトーマは天才としての孤独や寂しさはさほど感じていないっぽい
ガオモンいるし、マサル達にも苛立ってるだけで仲間意識はちゃんとあるし
トーマの孤独や寂しさは家族(父親と母親)に関してだから
ナナミじゃ埋められなさそう
つまり何が言いたいのかというとトーマ×小百合ママを(ry
816名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 19:58:37 ID:nzvHoy+X
トーマの孤独感掘り下げエピソードは来週やってくれそうだから
俺はトーナナ期待あげw
817786:2006/11/13(月) 20:51:08 ID:bKIqFcL2
こんばんは、色々と意見ありがとうございます。
トーナナとかの純愛ものはちょっと苦手なので
この前どおりの陵辱ものになりそうです、すいませんorz
とりあえず大体展開は思いついたので今からちょくちょくと書き始めます
期待せずに待ってて頂けると幸い
818名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:31:37 ID:12IunCof
76 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2006/11/13(月) 20:39:07 ID:jzW4lLAb
一週間どうやってデ・リーパーの中で過ごしたんだろ>樹里
79 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2006/11/13(月) 22:02:32 ID:C8vwoPl4
もしかしたらデ・リーパーが何らかの方法で栄養補給させてたのかも
人間の思考ロジックを解き明かすための研究対象だしさ
80 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2006/11/13(月) 23:45:54 ID:KGJtg9Um
触手から栄養分補給
81 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2006/11/14(火) 00:13:10 ID:PiWxM0Sv
モチロン下のお口(ry


誰かこのネタでSSを(ry
819名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 16:18:56 ID:4QLW6nfX
>>803
ねっとりした怒涛のフェラッチオーを一票!
8208989898989898989898989898:2006/11/14(火) 18:14:26 ID:kp9hfR0E
俺はトーマ×淑乃がいいなー。
一日中淑乃ちゃんの事考えてる。
淑乃ちゃん可愛いなーSEXしたい。
821エロモンセイバーズ:2006/11/14(火) 22:52:41 ID:EERzm3rc
>819 オッケーマイフレンド!

14
 ジッパーを下ろす音を悩ましいと思ったことは一度も無い。何故ならそんな音に耳を済ませたことなどないからだ。人はそこに自分の意識が介在していると、感情を大きく取り乱すものらしい。
 ……なーんつってな。
 プラスチックの弾ける小さな音がして、大の匂いが微かに香るのが面白い。
 ほんの少し緊張して汗ばんでいる肌に手のひらを当て、その熱いくらいの体温に指が反応する。
 「つ…めた……」
 4本の指を小指から順番に軽く折り曲げながらオトコノコのわき腹をまさぐる。オトコノコったらオトコノコのくせに鼻に掛かった吐息を吐き出しそうになるものだから、それはそれは必死に食いしばっていて、その仕草に凄く興奮する。
 こそこそと降りてゆくと、所々に引き攣ったような肌の凹凸があって、指先の感覚でああ傷なのだなと解るとその部分を執拗に擦った。
 ちらりと垣間見た大の表情が顰めっ面だったので、私は更にそこに力を込める。
 「っ……!」
 「痛い?」
 「……そこ昔縫ったとこ……」
 こめかみを引き攣らせた大の表情の艶っぽさときたらどうだ。まるで誘ってるようじゃないか。
 「見せて」
 腰骨の少し上に、なるほど小さな縫い跡が残っている。
 「なに、盲腸?」
 「いや詳しくは知らねぇけど、子供ん時に怪我したって話だけ」
 その声が消えるか消えないかの頃、私はそこへ舌を這わす。ケロイド状に艶やかな薄皮に、自分の舌がこんなにもザラザラしていたのかと思った。
 「っ!!」
 引き攣る声。吃音。そして無言。
 最初は腹、続いてわき腹、更に腰、ついに傷。たっぷり唾液を含ませた舌で辿る大の身体。引き締まっていて余分な肉など無く、今時の子供にしちゃ珍しく日に焼けている薄い褐色の肌は汗の味がした。
 「傷って感じるでしょ?」
 感覚が鋭敏になって痛みを感じるのだから、鈍い感触は快楽になることは道理とはいえ……ここまで反応してもらえるとこのナメ次郎、力が入るってモンよ。誰がナメ次郎だ。
 「〜〜っ!ぃッ!!」
 チラチラと視線をやると、それはもう必死で両手で口をふさぐ事に専念してこの必殺「男殺しの睨め上げる上目遣い」を観賞する暇も無いようだ。……まったく、お子様なんだから。
 と、甘く見てたのは自分の方だと思い知らされる。
 バッチリ目が合いどうするかとニヤニヤ薄笑いで舌を休めず眺めていると、その真っ赤な顔が何とか手を伸ばして私の左手を取り、おもむろに中指と薬指の間の側面に下を滑らせたのだ。
 「〜〜ッ〜!?」
 そりゃ引っ込めますよ舌も。
 バッチリ目が合ったまま、真っ赤な顔の大が健気なカオして指舐めてるのよ?
822エロモンセイバーズ:2006/11/14(火) 22:58:44 ID:EERzm3rc
15
 「ななななな!」
 「つ、続けろ…よ…」
 ひび割れた低音ボイスが直接指に振動を込めるもんだから、唇の震えも相まって……ビリビリくる。
 自分の指に大の熱い舌が蠢くたびに、身体中がビクビクと痙攣するのがわかる。
 今まで大袈裟なほど跳ねていた大の腰辺りの筋肉に力が込められて、より一層ガッチリとした身体にフォースが漲っているよう……立場上、デジソウル、と言った方がいいのかしら?
 「あっ……!」
 馬鹿な事を考えた。意識がズレたその瞬間に甘く犬歯が突き立てられて、私は思わず声を上げてしまう。
 それを期としたのだろう。やはり大の行動力、そして攻撃センスは油断できたものではない。
 あっという間にその指が肩を伝い腰に到りスパッツの中へ進入する。
 「んあぁっ!」
 「……すげえ……ぐしょぐしょ」
 わざとなのか偶然なのかは知りたくもないけど、大はスパッツと下着の間に手を入れて指を動かしている。その動きの緩慢さと執拗さにひどく背筋がわなないた。
 「ばっ……!」
 「うるせぇっつの」
 馬鹿、と私は叫ぶ予定だったというのに。いつの間にそこへやったのかも解らない大の左手が大きく私の口を塞ぎ、まるでそれを予想済みだったかのような余裕綽々の表情で笑う。……あんた顔真っ赤にして大人ぶってもオモロイだけよ。
 左手は口。
 右手は足の間。
 いつの間にか体勢を変えられて、ベッドに半分押さえつけられるように右手を動かされる。私は出来る限りの力でその両手を掴み、少しでもその力を緩和しようともがく。
 息が苦しい、恥かしい。そんなことを言いたかった。……本当は言いたくなかったのか。
 だんだんただ添えているだけになってゆく自分の両手が、大の挙動を急かしているかのような気がしてきて、私は慌てて力を込める。
 下着の線を辿るように、爪で引っかいてゆく振動。指の腹で緩く円を書き、時々ほんの小さな力で微かに与えられる圧力。下着の境界線に触れたかと思うとまた元に戻り、今度は逆がわに向かってゆく折り曲げられた指。
 そのどれもに明らかな意図の存在する、取って付けたかのように不慣れでたどたどしい動きで、心臓は勝手にどんどん動悸を早めた。
 嫌だと言いたいのか、言いたくないのか。
 答えは言えない。
 口を塞がれているから。
 ……ではもし塞がれていなかったら?自由な呼吸で私はなんと言うのだろう?
 酸素が足りなくて回らない頭で私はそんなことを考えていた。
 14歳とは思えない気の使い方で押さえつけている力が、大とは思えないほど弱々しく繊細なことも。
823名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:38:17 ID:V8oZtqcY
じゃあヨシノとナナミのレズでどうよ
824名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:31:09 ID:V3096WBq
エロモォォォン! GJ!
825エロモンセイバーズ:2006/11/15(水) 22:05:29 ID:c1O/ApHn
16
 ああお願い、どうか一思いに……!
 呼吸が乱れている。
 たまらない。
 酸欠だ。
 いや恋だ。
 それとも違う何かなのか、どうなのか。
 足りない酸素と廻り回る二酸化炭素の強い麻薬作用。そんなものがあるのか知らないが、ともかく私は酔っている。アルコールや肥大した憐憫ではなくこの状況に。それともこの子に酔っているのか。
 ノイズの走る眼前で、目を逸らさずに大は私の指に舌を沿わせ続ける。
 フェラチオ好きの男が多い理由はこの支配感が理由だと言うけれど全く同感ね。足でも舐められた日にゃ調伏にかまけてしまうかも。
 指の快楽に溺れる自分の体と、のんびりと擬似的なシックスナインを評する頭が乖離してゆく。
 ……いけないいけない、真面目にやんないと。
 ふらつく頭で反射的に口を押さえている大の手を掴んでいた右手を離し、自分のよだれが冷たく残っている腰の傷を伝ってズボンの中へ腕を差し込む。
 ――――――――さすが。
 若さっていいわね、馬鹿で。
 ぎらぎらする熱持つロッドは張り詰めていて硬い。
 「!!」
 何か言いたそうな顔に、無理やり指を口に突っ込んで言葉を奪う。
 ダメよ、そういうルールなの今から。
 私の言いたいそれが分かったのか、指を口からそっと抜いても大は言葉を発しなかった。
 指の間から指の股、ゆっくりと手のひら、そして指先、爪の間、指の腹、第二間接。濡れた唇とぬるつく粘膜、サラサラ蠢く舌が縦横無尽に私の左手を偏執的に陵辱する。まるで性器を愛撫するかのような丁寧で獰猛なストローク。
 ……どこでこんなこと覚えて来んのよこの喧嘩番長は。
 頭の中は飽きれた感想が出るほど冷静なのに、口から出るのは卑猥なあえぎ声。とても自分の内から出ていることが信じられないような。
 「んぁあぅ…!うっうっう……!」
 いつの間に涙が出たのだろう、濡れた目じりや頬から体温が逃げてゆく。それでも休めない自分の右手。唾液でぬかるむ左手を支える腕が痺れている。
 擦る淫らは元気を無くす気配などなく、さらに肥大する熱膨張。
 ……と、赤いお顔がひどく歪み、腰が引かれて口を押さえていた重みが消えた。
 「ハァッ!ハァッ!ハァ……ッ!」
 「……っぁ、はぁ、はぁぁ……」
 お互いやっとのことで自由に新鮮な酸素を吸い込み、光合成に感謝する。……いや、私だけ。
 荒い息を殺したドロドロにふやけた唇が、私の呼吸を阻害するような距離で。
 「……そこまでするなら最後までやるからな」
826エロモンセイバーズ:2006/11/15(水) 22:08:47 ID:c1O/ApHn
17
 「あら、今日は頼まれたってしないんじゃなかったの?」
 息を切らせながら笑う。
 「…………気が変わった」
 平常の呼吸のまま笑わない。
 「……持ってるの?避妊具」
 呼吸と同じに表情が固まる。
 「持ってる、と言ったら?」
 ギリギリの挑戦。またはドキドキの嘲笑。
 「……ドコで買ってきたのよ中学生」
 生意気な顔が気に食わない。
 「グーで殴るな!萎えるだろうが!」
 とりあえず大人としてもう一発教育的指導。下品禁止。……いや、言えた義理じゃないか。
 「服、洗濯機にぶち込んだんじゃなかったっけ」
 話題を変える。こういうのは得意。
 「財布くらい抜いたわい」
 それに乗ってくる大。……へたくそ、顔が引きつったままよ。
 「げ、財布なんかに入れてんの?おやじくさー」
 笑う。
 「なんかお金が溜まるおまじないーなんつってクラスの女子が……」
 それを真似る。
 「どひー最近の中学生ってやつはススんでんのねぇ」
 まるお遊戯。
 「バぁーバクサいセーリフぅ」
 ぽん、と投げ寄越された銀の正方形パッケージは角が擦り切れていることもなく、真ん中に針が通った様子もない。
 「なんで私に寄越すのよ?」
 「毎回奪い取って付けられっからもう先に渡しとこうと思って」
 ……うっわ死にたい新情報。なにやってんのアタシ。でも避妊はしてるようだし、そこんところは偉いぞ淑乃。さすが大人だ淑乃。
 「よぅし、んじゃ特別にお姉さんの大技を見せてあげましょー」
 乗りかかった船を逃さないのか大人の行動力。銀のパッケージを破き、取り出しましたるはブルーのコンドーム。これをお口に入れまして……いや、せっかくなんだから……
 おもむろにパッケージの中へブルーの輪っかを仕舞い込む私の挙動を、さも不思議そうに眺める大を尻目に胸ポケットに投入。
 「なんだよ?おお……わ……」
 今日何度目だったっけ、大と唇を合わせたの。広がる甘い体温と匂い。もうほとんど感じないほど麻痺したミルクティの残り香が鼻孔を擽る。ぬるぬる素直に絡んでくる舌が主人とは違って従順で、まるで犬のようだ。
827名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:51:17 ID:2dz0B5zK
続きマダー? チン
 保守
828名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 00:28:02 ID:UtfwyaF5
トーナナマダー?
明日の放映に期待しつつあげ

ナナミ死んでたらヤダナア
829名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 00:40:30 ID:UOjcRD3x
ホシュ!
830名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 16:30:48 ID:z6kzpUJv
エロモンの続きを全裸で待機
831名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:59:28 ID:SnvZ9qWv
今更感もあるんだが新OPのヨシノとイクトに不覚にも…
832名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:00:58 ID:84UBBkTH
ララモン×ヨシノに不覚にも…
833名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:14:28 ID:5oVvxTiJ
ナナミ生きてるっぽいな。ヨカタ
834名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 13:32:42 ID:tgdVgpDM
>833
良かったよね。期待においなりさんが膨らむぜ。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 トーナナ!トーナナ!
 ⊂彡
835名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 15:34:06 ID:WBy2N24n
今週のトーマは
背中でナナミの胸を
両手でナナミの尻を
堪能していたわけですが
836名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 17:40:02 ID:Rh2axn/9
神よ、俺にヨシロゼのエロを…!
837名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 18:18:29 ID:84UBBkTH
>>836
違う、逆だ
ロ  ゼ  ヨ  シ  だ  !
838名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:15:00 ID:8Y2MGXTT
ロゼモンとヨシノに不覚に百合萌えしてしまった…
デジモンとパートナーでこんなガチなのっていたっけ?
839名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:24:28 ID:BFUEorpE
エロモォォォォォォォォォォンGJ☆萌えだぁ!!
840名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:53:20 ID:+n7rR5p3
>>838
つレナルキ
841名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:59:32 ID:np/GQGDy
やはりなのかスレ住人!貴公らもロゼヨシに燃えたのか!
俺も俺も!不甲斐なくも俺も今週非常に燃えた!
いやーいいよね女王様に責められる淑乃。

ごめんあまりにも今週燃えたから一気に書いちゃった。
ロゼじゃなくてララだけど。
ちうわけでイッツショータイム!(cv:菊池正美)
842名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 20:01:13 ID:np/GQGDy
18
 ベッドに寝そべる大の首筋、胸、鳩尾……と順々にキスで軌跡を作る。
 両手を腰にそっと当て、そのまま手のひらを下にずらす要領でスウェットのズボンごと下着を下ろす

と、ジャケットの生地を押し上げるように胸に大の自己主張が漲る。
 そのまま素知らぬ素振りでキスを下ろし、ベッドの縁に掛けるように垂れている大のふくらはぎの間

に陣取って大袈裟に慌てる大の両手をものともせずに、唾液を垂らした。
 昔見たビデオの“中学生の女の子を誑かす悪いサラリーマン”という不埒なシチュエーションが何故

かふと頭を過ぎった。そういえばあのビデオ、確かこうやって唾液を垂らす所からフェラチオが始まっ

ていた。
 薄闇に光る唾液の筋がどういうわけだか卑猥に見えない。自分のよだれにまみれている大の“元気く

ん”が美味そーなんだか愛おしーんだか、多分その両方なんだと思うんだけど、なんかとにかく苛めて

やりたいというヘンなスイッチが入っちゃって。
 舌ではなく、親指を鈴口に押し付けた。
 「!?っ!!」
 声ならぬ声が部屋に響き渡る。それもそうだろう、張り詰めた敏感に急激に降って来た強い衝撃。そ

してそれは今も続き、グリグリと押し広げん勢いで怒涛の指紋擦りが行なわれているのだから。
 「声出しちゃダメ……出来るだけ痛い目には遭いたくないでしょ?」
 吊り上げた口角が自尊心を偽る。その醜ささえ今は心地いい。
 「さっきからなに?この生意気は。そんなにキモチイーのかしらアニキ」
 滑らす指はその触覚から外さずに声を飾る、表情を飾る。目を尖らせて薄く嘲ける。
 「いやらしい。こんなにしちゃって」
 逃げたくて堪らないのに私の視線の行方が気になって仕方がない。必死で逸らそうとする目を離さな

い私の罠に掛かって、もがく大の必死さが嗜虐欲を高みへ押し上げた。
 ぞくぞくぞく。
 背筋に違和感が走る。静かな興奮。止まらない指先。
 「……どうして欲しい?特別に一言だけ許してあげる」
 「…はな…せ…!」
 擦れる低い声が蕩けるように闇に消えた。
 「ずいぶん勿体ないこと言うのね、大」
 何の気なしにそう言った。
 ただそう言っただけ。
 途端、手のひらの中に緊張が鋭く痙攣して、大の腰が跳ね上がったと同時に状態が体に覆いかぶさっ

てきた。
 「あっ!?やっ!!ちょ…っとぉ!!」
 びくびくびくと、断続的な引きつる振動。流れる体液。弾ける体温。
 「……から離せ……ったの……ばかや…ろ……」
 「…制服…どうしてくれんのよ……」
 つんけんな言葉尻が浮ついているのが自分でも分かる。胸に押し付けられている大の緩やかな硬直に

、みっともなく動揺しているのがわかる。
 「……っせぇ……急に名前なんか呼びやがって……!」
843エロモンセイバーズ:2006/11/19(日) 20:03:47 ID:np/GQGDy
19
 「あーちんこイテェ」
 「やぁだ、染さないでよ」
 「病気じゃねえ!誰のせいだコラァ!」
 「気持ちよかったでしょ?痛いあとに来る快感は格別ってねー」
 「俺はマゾじゃねぇよサド淑乃!!」
 「……思いっきりイッといてよく言うわよ」
 ねぇ、気持ちよかった?してやったり、取って置きの笑顔で嗤う。嗤う、嗤う、嗤う。
 「――――――――。」
 その笑顔に、大は決して乗らなかった。興が殺がれる、とため息を混ぜて真顔にも戻れない。
 「な、なによ……言いたいことがあるなら言いなさいよ」
 「……ねぇよ」
 疲れたような目。諦めきったような表情。まるでそれが鏡のようで大層私を激昂させた。何をどうしたいかなど、自分自身にも分からない。
 「恨みがましい顔しちゃってさ。喉の奥にたっぷり言葉溜めてますってカオじゃない。解って下さいって素振りとか自分の言葉を他人に言わせようとする女々しいヤツとかって大ッキライ。
 言いたいことがあるなら自分で言えばいいんだわ、口が無いんじゃないんだし」
 アンタらしくないわよ、と続けようとして口を閉ざした。自分がこの子の一体何を知っているというのか。……何も知らない。何も覚えちゃいない。大の中にこんな大が居たことさえ分からなかった。
 「言ったってどうせ忘れるくせに」
 布団の中は暖かい。二人の体温で楽園のようだ。ジャケットを脱いでアンダーウエアとスパッツの私、ズボンも脱がせて裸の大。
 「淑乃はいつも何か隠している。全部言わない。なのに全部忘れる。俺に全部言わせようとする。ずりぃ。」
 胸に顔をうずめる大の声がくぐもって不鮮明になった。
 「少しくらい覚えてたっていいじゃねぇか」
 それから大は黙ってしまった。私は何も答えないで大の長い髪に腕を回す。下ろされた髪に指を這わせる。
 何故何も覚えていないのか、今ならその理由が分かる気がした。
 「――――忘れられないくらいキツイのしてよ」
 大人ってずるいわね。逸らすことばっかり覚えて痛い事から逃げようとして。まっすぐな目すら時々怖いのよ。……でもそれって子供も同じってこと、解ってる?
 唇に噛み付くように重なる粘膜。息が切れる。胸が苦しい。
 「さっきの大技っての、見せてくれよ」
 いつの間に手にしていたのか、露出したコンドームを手に、大はしかし笑わない。
 口の中にブルーのゴムを放り込み、ごそごそと布団の海へ沈んで探り出した剛直を飲み込む。まだ唾液で濡れた跡が残る直立に手ではきっと難儀したに違いない。歯を立てないように、舌を滑らせリングを下ろす。
 「……っ!?」 
 「ほら、一発装着……って、見えないか」
 子供もずるい。見て見ぬ振りして素知らぬ素振り。
844エロモンセイバーズ:2006/11/19(日) 20:05:25 ID:np/GQGDy
20
 中途半端にアンダーウエアを巻くり上げ、搾り出されるようにまろび出ている胸が揉みしだかれた。当然のようにスパッツにはもう片方の腕が侵入していて、だが今度は下着越しの余裕も無いと見える。
 「なんだよ、淑乃だって」
 なによ、悪い?それとも私が興奮してちゃいけないの?あんたに欲情してちゃおかしいわけ?
 もちろんそんな無粋は言わない。言えない訳じゃないのよ、決して。大の指と舌が気持ち良過ぎて歯を食いしばるので精一杯とかそんなんじゃないのよ、念のため。
 「……アっ!」
 中指が埋るのが分かった。ずぶずぶ強引に沈んでゆく大の中指。指の腹でごりごり擦る内壁が心ならず収縮する。
 「いやっ…!…めて……」
 ああ、顔が赤いのがばれちゃう。肩につかまってる指に力が入っちゃう。鼻に掛かる声。……いやらしい!
 「……やめて……やめて……」
 恥ずかしくて堪らないけど、本当はこんなことが言いたいんじゃない、本当は……
 はっと目を見開くとドアップで大の顔があった。思わず心臓が跳ねる。
 「なっ……!?」
 「淑乃ってさ、きもちいいとき、かわいい顔するよな」
 ぐっと強い力で唇を奪われた。
 もう何もいえない。とろんと目に入れていた力が溶けたのが解る。
 「ううぅ!うう…っ…!」
 離せ、と言ったつもりだった。……いや、言い訳かな。離せという言葉にならないからこそ言ったのかもしれない。
 「かわいい。かわいいよ、淑乃」
 「ば、馬鹿いってんじゃないわよ、年下の癖に!」
 「淑乃」
 「し、下の名前で呼ぶな!」
 「照れてんのか?ヨ・シ・ノ」
 「〜〜っ!」
 殺す、と思った。嘘偽りなく。それを言葉にしなかったのは倫理観からでも自制心からでもない。
 スパッツと下着が無理やりに引き摺り下ろされて左足首に絡まり残るだけになり、大が右ひざを持ち上げて……あとはもう各自想像にお任せする。言いたくない。
 「うぁあぁ……っ」
 一気に入ってしまった。指でほんの少し弄られただけなのに、やすやすと埋りこんでしまった。……不覚。
 「色気ねぇ声」
 「あ、あ、ァ……!!」
 「うわ、すごいびくびくなってんぞ淑乃ん中」
 「あ・あ・あ」
 「……わり、気持ちよすぎた?」
845エロモンセイバーズ:2006/11/19(日) 20:07:46 ID:np/GQGDy
21
 苦しい。苦しい。圧迫感と衝撃で息が出来ない。
 ガンガン突き上げる。揺さぶりなんて穏やかなものじゃない。叩きつけるように繰り返す。
 「やだ、やだ、ゆっくり、いた…い…」
 「うっるぅ、せっ……ゆっくりして欲しかったら…もっと緩めろ」
 頭をパイプの枕止めに打ち付けるのが癪で、両腕でパイプを掴んで身体を反発させる。まるでつながれているように身動きが取れなくて、アンダーウエアでことさらに強調されている胸が上下に揺れていた。
 ギリギリギリギリ。ベッドが悲鳴を上げている。……しまった、ベッドの下にもラグ敷いとくんだった。床、傷付いてないといいんだけど。ぎっしぎっしぎっしぎっし。マットレスが絶叫している。スプリングが馬鹿にならないかしら。
 自分の膝小僧が二つ見える。その間で苦しそうで恥ずかしそうでやらしー顔の大が見える。顔、耳まで真っ赤。
 「よし、の」
 視線に気付いた大がひどく枯れた声で私の名前を呼んだ。切ない風に。
 「あっあっ……なに、よ」
 「よ、しの」
 「…あっ…なに?マサル……っ」
 「よしの」
 強さの変わらない激しさは今も続いている。耳を澄ませばきっとはしたない泥を踏むような音も聞こえるはず。
 「よしの」
 何度も苦しそうに名前を呼ぶ大が苦悩の相を擁してきた。……あ、そうか……
 引絞られた弓が弾ける様に、大の体が私を抱き込むように弧を描いた。ぐぐぐっと全身の力が込められて、何百分の一秒づつその力が抜けてゆく。
 「……あ”っあっあっ……」
 力を込める。思いっきり、それを絞り切るように渾身で。鈍い痙攣と鋭い痙攣が同時に身体の中で起こっている。それがなんだかよく解らないが、不思議に楽しかった。
 「……悪い。気持ちよすぎた?」
 笑ってやると、恨みがましそうな顔が引きつって「くそっ」と短く吐き捨てた。
 グラインドは続いている。ビクビク断続的に震える汗ばんだ背中で指が滑らかに落ちてゆくことにも気付かないまま。
 ぜぇぜぇというひどい息切れの音が部屋に響く。ぼんやり見上げて、大の匂いに巻かれながら見る天井を不思議だなと思った。
 「……………………。」
 ぐっと抱きしめる大の身体は、決して大きくはないけれど締まってて、重くて、頼りがいが……悔しいけれどあって、懐かしい父に背負われた日を思い出した。なのに何故か庇護欲を感じている自分も居て、そのちぐはぐさがこの居心地の悪さの正体なんだろうなと思う。
 「苦しい」
 「うるさい、黙れ」
 「……なんだよ、一体」
 「うるさい」
846エロモンセイバーズ:2006/11/19(日) 20:10:33 ID:np/GQGDy
22
 「ア゛ニ゛キ゛〜」
 「おー久しぶりだなアグモン。元気してたかー」
 「何言ってるのよ、たった一日じゃない」
 「それは違うぞヨシノ、オレとアニキは片時も離れてはいけない一心同体なんだ」
 はいはい、仲のお宜しい事で。修復から帰ってきたデジヴァイスから即リアライズしたアグモンがする力説を聞き流して、ララモンをリアライズさせる。
 「お疲れさま、ララモン」
 「ヨシノこそどうだったの?一人っきりの週末は」
 司令室は休憩時間で、デジヴァイスを持って来てくれた白川さんとポーンチェスモンが居るだけだ。
 「んーまぁまぁ、かな?」
 その返事を受けたララモンが私の顔を底の知れないいつものあの目でじっと見据えた……様な気がしたのは後ろめたい自分の勘違いか、それとも。
 「じゃあ大を送った後そのまま夜勤に入るから、後よろしくお願いします。」
 大に続いて受け取りの書類にサインをして、白川さんに渡しながらそう言った。
 「ええ、ゆっくりしてきてね」
 「……は?」
 当たり前のように白川さんが笑って私の耳の側に言葉を残す。
 「……髪くらい、洗ってきた方がいいわよ。淑乃」
 微笑みながらドアの向こうに消える白川さんが何を言っているのかさっぱり解らない。頭を疑問符でいっぱいにしていると、ポーンチェスモンがじっと私を見上げて首を指差し、無言のままドアに向かう。
 「なんなのよ」
 呆然と二人を見送り、振り返ると真っ赤な顔の大が居た。
 「ど、どうしたのよ」
 「変なんだ、アニキ。シラカワがヨシノの匂いがするって言ってから。当たり前だよな、ここにヨシノ居るんだから。ほらアニキ、どうしたんだよ」
 「〜〜〜〜っかっ帰るぞアグモン!」
 「えっど、どうして、ヨシノが送ってくれるって」
 「いいから来い!」
 「えーっ!?なんでー!?」
 エア圧縮のドアが閉まる音がして、しばらく大の声が小さく響いて、後は静かになった。
 「……最悪なんですけど……」
 なるほどね。なるほどなるほど。ようやく解った。壁に掛かっている鏡を見ると、刷毛で掃いたような赤い痕が首筋にひとつ。つまんないコト覚えちゃってあのバカ。
 ため息ひとつついて、振り返ると無表情なララモンが静かに漂っている。
 「もうわかっちゃったみたいね」
 「おかしいと思ったのよ。そりゃ酒癖が悪いのは自覚してるけど、毎回記憶喪失になるなんて事はありえないわよね」
 白と青のカバーの機械を片手に持っているララモンが、ふと空気を漏らした。笑ったのだろうか。
 「どうして?バカな事をしたから?それとも後悔で立ち上がれないとでも思われてる?」
 「最初は気が動転していたの、わたし。だから記憶を消して、なかったことにしたわ」
847エロモンセイバーズ:2006/11/19(日) 20:12:56 ID:np/GQGDy
23
 ララモンは続ける。闇色の目と口で。
 「二度目は悲しかった。三度目は嫉妬。……今日は、もう消さない」
 ララモンの小さな緑の手から、記憶消去装置が落ちてフロアに高い金属音が響いた。
 「……どうして?」
 「心境の変化があったの。只それだけ。マサルを許したわけじゃないわ」
 「……仕掛けたのは私なのよ?」
 ララモンはどこまで知っているのだろうか。それとも全部知っているのだろうか。私は一瞬それを問い質そうかと思ったけれど、何故かやめてしまった。
 「マサルは何も忘れていないもの!全部覚えてるはずだもの!なのにヨシノに何も言わないなんて、そんなのヒドイじゃない!
 まるでヨシノが忘れてしまって嬉しいみたい!そんなの許せないわ!」
 ぼろぼろ涙をこぼす闇色の目が光る。……そっか、ごめんね。
 「ごめんね、ララモンにまで秘密にしてたんだ、私」
 「いいの、ヨシノが言いたくないことまで聞かないわ」
 「……ううん、やっぱ、ずるかったんだよ。」
 抱きしめるララモンはまだ少し手に余る大きさで、そういえば小さい頃、ララモンを抱きしめられなくて悔しい思いをしたことを思い出した。
 「もう、私だけのヨシノじゃないの、わかってるのよ」
 デジモンは友達で、パートナーで、戦友で、大切な家族で、相棒で……身体の一部。私の一部になっていた。だから、何も言わなくても解ってくれると思い上がっていた。ララモンにもちゃんと感情があって、自我があって、物を考えて感じる。……なんて事を忘れてたの、私は。
 「ごめんねぇ、ララモン……」
 「わたしこそ意地悪してごめんなさい」
 ぽろぽろ涙がこぼれる。
 こんなに私を大切に思ってくれるのに。
 「でもわたしはいつもヨシノの味方よ。いつまでも、そうよ」
 うん、うん、うん。私は何度も何度もうなずく。ありがとうと呟いて、何度も。
 「だけどこれだけは言わせて貰うわ」
 すっくりと宙に立った(というのかしら?)ララモンが、まるで娘を叱る母親のようにへたり込んだ私を見下ろして声を細くした。
 「ヨシノはまだ未成年なんだからお酒飲んじゃダメって何度言わせるのよ!!マサルもトーマも14歳なのよ!ちょっとは社会人としての自覚を持ったらどう!それでもDATSのリーダーなの!?
 大体ヨシノは隙がありすぎるわ!まだマサルだったから良かったようなものの、全然知らない人だったらどうするのよ……ってちょっとヨシノどこへ逃げるの!聞きなさいヨシノ!!」
 これは堪らない。ドアを開けて出て行こうとした背中に響くララモンの声からこそこそ逃げ出す。
 記憶を無くす前の私がなんでララモンに黙ってようと思ったのか、今ならわかる。
 「ヨシノ!まだ話は終わってないわヨシノ!」
 「ま、また今度にして!今日はホントに疲れてんのよ!」
 「コレで部屋がまたぐちゃぐちゃになってたら許さないんだからね!!」
 どひー。ここ本部なんですけどー!そんなでっかい声で何を言うかなー!
 「ヨシノ!待ちなさいヨシノ!」
 勘弁してよ〜!
848名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 20:59:51 ID:84UBBkTH
超GJ!!!
849名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:30:03 ID:J3UJq3Pb
バイオGJエボリューション!
あぁそういうオチですかぁあ!!!スンゲェはホントエロモンは!!
850名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:35:23 ID:DX/HiksX
セイバー興味ないから全然わからん。
851名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:36:07 ID:WBy2N24n
>>850
来週から見るべし
面白いから
852名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:15:22 ID:HMKv6AyA
今更、見始めても遅いな
展開の変わるテンポが歴代より速すぎて付いていけないだろう

(´・ω・) カワイソス
853名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:18:08 ID:SXu0m+Bc
俺youtubeで全部見た派
>>850
16話みろ
854名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 00:45:14 ID:dT3P/CBZ
とりあえず1クール目は1話と6話(大とアグモンの大喧嘩)とピヨモンの話(1クール終わり)あたりをみりゃ大丈夫



あと、デジモンってよりガッシュよりの感覚で見た方が違和感無いかも試練
855名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 14:27:27 ID:KLcxwqQd
セイバーズ、又人間界に戻ってくんのか?

ここでイクト×チカが好きだと言ってみる
856名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 16:20:44 ID:ZqogHS2A
>>850
人によると思うけど出来ればヨシノの声は大目にみてあげてくれ(セイバをもし観るのならね)
857名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:01:50 ID:lUqvjCLt
ヨシノは声で損しております。
でももはやあの声でしかヨシノはやれねーよなぁ
858名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:23:36 ID:GGd5OAGJ
サヴァイブのメガネに適応した俺には、問題などあろうはずも無い
859名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:47:52 ID:FtYTJs0N
初回からヨシノの声が好きだわ。
妙に鼻にかかった声が、過渡期のエロスを感じさせてくれるというかね。
860名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 22:01:57 ID:6xDMh/J5
ただはなわ、でかちび、前打鍵の声は許せない
861名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:18:33 ID:WLaeJRmB
ゴツモン許せる派の俺が参上。意外に上手かったよ前田健。
というかゴツモンが早々に退場してショボンだったよ。
絡んで絡んで物語最後まで居てくれて最後打ち解けあうと信じていたのに。
862名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 15:49:57 ID:1TfB6E5a
前田健は本当いい演技したよな
863名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:09:13 ID:S7Sz7FvE
個人的にロゼモンがフォービトゥンテンプーションを発動最中に
ギズモンに背後を取られギズモンの触手が体に絡み付き秘所をイジリ始める

フォービトゥンテンプーションを止めるとヨシノを危険な目に合わせ兼ねないので必死に耐えるが
絡み付いているギズモンが実は対女性型デジモン用の媚薬成分を触手から分泌するタイプで
そうとは知らないロゼモンは媚薬が効き始め足はガクガクで立つのがやっとになり動揺

集中力も失い始め徐々に押され始めるロゼモン。ついには押しきられ相手の技が直撃し吹き飛ばされ気絶するロゼモンとヨシノ

監禁された二人のその後は
ロゼモンはデジモンを退化不能にする特殊な薬を射たれ倉田率いる軍隊の性処理用の人形にされ
ヨシノのイワンに犯され

って展開をキボン
864名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 21:55:51 ID:cF2E263A
保守
865名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 22:09:48 ID:fH5Ib1VY
>>863
>って展開をキボ まで読んだ
866名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:21:11 ID:r8dqFTX+
ロゼモンの声を聞いてると、某ゲームのヒロインとガソダムΖのヒロインを思い出す
867名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:24:35 ID:TwP3kgXz
>>866
それって、メロンの人とサイコの人(劇場版)だろ?
868名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:51:20 ID:yvhd8my6
水商売の人を忘れるなんて
869名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 10:26:56 ID:UpJJelpE
(ちょ・・最悪なんですけど・・)どこまでも続く砂漠を1人歩き続け、
ヨシノが心の奥底でぼやく。デジタルワールドにやってきたとき、再びあの
人間がデジモンになるあの3人組―目的は分からないが―が空間を歪ませ
、自分だけ遠い別の地域へ飛ばされてしまった。

「とりあえず、大達と合流しないと・・・)
あれからどれだけだろうか。ずっと歩き続けているのに、一向に先が見え
ない。もう足が悲鳴を上げている。そう考えていると―
「探しましたよ。」聞き覚えのある声。それは・・
「倉田!」そこには後ろにあの3人を引き連れた男が立っていた。
(・・・まずいわね・・今は戦う力が・・)
「何しにきたの?」ヨシノは乾く声を荒げて、聞く。
「あなたに寝返ってもらおうかと思いましてね。」男が笑みを浮かべる。
「誰があなた達と・・な・・ッ・・」そこで言葉が途切れてしまう。
(こんなときに・・眩暈が・・!!)砂漠の熱気でついに目が霞んでくる。
「どうやら・・お困りのようですね・・続きは私の拠点でということで。
あなた達、あの女を捕えなさい。」
「わかりましたわ。」「・・・・・」「ふん。」
「・・・しまった!」熱さにもがいているうちに3人にあっという間に
取り囲まれてしまう。
「・・ゃ!!」彼女の手足に枷を付ける。と、同時に眩暈が激しくなり、
意識を手放す・・。
870名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 11:13:51 ID:UpJJelpE
ズゴッ・・バキッ・・ドスッ・・
「どう?これで手を組む気にはなった?」ヨシノに暴行を重ねていた中の
1人である金髪の女―七海が嘲る。
「・・・はぁ・・はぁ・・誰が・・あんたたち・・に・・」
この施設に監禁されてから、かなりの時が立った気がする。
彼女の手と腹部は壁に鎖で繫がれ、休息も無く、腹部や顔面を殴られたり
して、暴行を続けられていた。
「・・・フフ。ならもっとお仕置きしなければ。」
そういい、3人がかりで再び彼女を甚振り始める。
「・・うっ、くあッ!!あぐッ!!」全身を駆け抜ける痛みにヨシノハ
必死に耐え続ける。
「フフ・・大人しく協力すれば、こんな苦痛は味あわ無かった物を。
みなさん、もういいですよ、協力する気が無いのならば、別の用途で
あなたを使用するだけです。」そういい、男は小型の機械を取り出す。
そこからはオレンジ色の火花が絶えず飛び散っていた。
「・・・う・・はぁ・・何をする気!?・・」
「こうするんですよ・・」男は笑みを浮かべ、その小型の機械を2つ
彼女の乳首―桃色の服を隔てて―に接触させる。
「ひゃ!!」突如走った快感に喘いでしまう。
(・・・・何?・・・)この出来事がどうしても飲み込めない。
「ギズモンのデジモン消滅電波をちょっと改造しました。
これであなたの感度をいじっただけですよ。本当の威力はこんなものじゃ
ありませんけど、あなたは特別にこの一番弱い火花程度の電波で
弄んであげましょう。さあ、今度はここですかね?」
「え?」男が今度は下半身に器具を近づけてくる。
「威力を確かめるために、服を脱いでもらいましょうか。」
「やめなさい!」反射的に男の顔に蹴りを入れてしまう。
男はよろけ、尻を床につく。
「フフフ・・私を怒らせましたね。いいでしょう。なら、最大威力の
電波であなたの歪む顔を拝みましょうか。」
男は懐から巨大な銃を取り出し、彼女の短パンを脱がし、下着越しに
尖った銃口を強く秘所になぞりこませ、出来るだけ至近距離から
打ち込もうとする。
「く・・ふ・・ぁ・・やめて!!・・ッ」
もう1度蹴りを入れようとするが、横の二人に足を押さえつけられる。
「では、幸運を。」男がトリガーを引く。
871名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:36:12 ID:pp+Ido8D
>>867解ってくれてありがとう‥自分は二人とも好きだから、
ララモンが人型に進化するのを前々から期待してたんだ‥
872名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 20:17:09 ID:+3Dye5lX
銃声が薄暗い部屋に鳴り響く。橙色の光線が彼女の秘所に直撃し、
その威力に下半身の下着どころか壁に繫がれていた鎖も消え去り、
ヨシノは床に叩きつけられる。
「あああッ!!」すさまじい快楽が彼女を襲う。さっきの衝撃で
下半身は全てその姿を現し、精液を噴出し続けていた。
「・・・ぅあああッ・・!!ああ・・・」
(何これ・・?収まらない・・・!)
「フフ・・どうやらまだ改良の余地があるようですね。これを
道具として扱うには受けた人間のダメージが大きすぎます。
何度も撃たれてはこの女の体が持たないでしょう。まあ現に・・」
「・・・くッ・・はぁ・・はぁ・・」
「あら、逃げるつもりですこと?この期に及んで図々しいですわ・・」
「・・ッぁ!!」尻に傘の柄の部分を挿され、喘ぐヨシノ。
「まあいいでしょう。七海さん。後は任せましたよ。」
「いいですわ。この女におしえてあげますわ。」
女が彼女に先程の銃を彼女のクリトリス目掛けて、掲げる。
(まずい・・)
873名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:36:14 ID:SFdvJHEs
GJ
テラ萌エス
874名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 09:48:20 ID:h7sPiRNi
毎週のOP。この得ろ得ろOPを見るために今週生きてきました。
875名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:40:02 ID:RMG6/W3F
OPのヨシノのエロさは異常
876名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:19:32 ID:jho2o0z7
喋らないからな
877名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 14:49:32 ID:wzacenLX
ショタ小説はないんですか?
878名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:13:27 ID:80K0H3RP
801板へようこそ!
879ぽっち:2006/11/29(水) 22:19:39 ID:k7RONzC/
ところでエロモンさんのHPが見つからないんですが、誰かアドレス教えていただけませんか?
880名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:53:56 ID:fnyvG/yt
それは君の心の中にある。
そう、いつでも。



















それで納得いかないならこのスレをくまなく読み直せ。
881名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 15:47:11 ID:3Ji87whL
福島は今日ハグルモンの回なわけだが、イクトママンエロいな。
882名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:40:55 ID:hVwocS7J
携帯で過去作見るのは可か不可か?
883名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:11:23 ID:y6+Q01qQ
次スレは?
884名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 01:15:08 ID:q40INUgN
>>882
やってみればいんでないの
>>883
まだはやいんでないの
885ぽっち:2006/12/03(日) 18:40:53 ID:p7LfPiNZ
すみません〜やっぱり「光ミミ」で検索してもエロモンさんのHPでません〜
アドレス教えてください・・・
886名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 01:30:32 ID:AkmEjAaC
ネタを投下したら我が神エロモンさんは、光ミミを書いてくれるだろうか…
やたら詳細なネタがある俺。飢えてるな…
887名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 15:33:03 ID:jF1MYHHq
ネタがあるなら>886が書けばいいじょない
888名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:27:10 ID:AkmEjAaC
違う!!ただ光ミミが読みたいんじゃない…エロモンさんのネ申小説が読みたいんだ!!
889名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:58:13 ID:dnUEGEFn
>>884
ちなみに現在497KB
500KBで書き込めなくなる。
890名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:24:58 ID:eQeHMPPI
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
891名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:30:11 ID:eQeHMPPI
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
umeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
892名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 22:33:32 ID:/RlUVIYU
まぁ、落ち着け。
次スレに行って話し合おうじゃないか。
893名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:24:37 ID:UF2VIPzg
昨日のセイバ萌え!
お兄様と腹違い妹のエロキボンw
894名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 18:49:30 ID:cZEixGs0
最近観てなかったんだが、ナナミはどうなった?
トーマが寝返ったのは見たが
895名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 19:10:55 ID:UF2VIPzg
そういえばあの砦が人間界に転送される直前からぱったり出なくなったな。

そういえばセイバーズでは「人間界」て言い方するのな。「リアルワールド」じゃないのな。
896:2006/12/05(火) 19:57:36 ID:T5F0C5ps
ナナミはさっき俺が巣に帰る途中で、トーマの家でトーマに襲われてるの見たぞ
897名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 01:25:16 ID:qj4icbu5
な、なんだってー
898名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:44:09 ID:GrXuRzvy
それ見たいんですけど
899名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 19:37:50 ID:We9GfBxo
トーマはナナミの夜のお相手をする為に寝返りました
900名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 20:11:07 ID:4UglgwwX
羨ましいんですけど
901名無しさん@ピンキー
てゆーかナナミとかイワンってエルドラディモンの中に収容しっぱなしじゃなかったか、もしかして