桜蘭高校ホスト部 3

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1名無しさん@ピンキー
「桜蘭高校ホスト部」(LaLa連載中、アニマックス放映中)のエロパロスレです。

お約束
・なるべくsage進行推奨。
・職人叩きカプ叩き禁止。スレに迷惑かけないように。
・職人さんは投下前にカプ・シチュなどを明記してください。

前スレ
[エロパロ]桜蘭高校ホスト部 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149227590/
過去スレ
【BLじゃ】 桜蘭高校ホスト部 【ないよ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1144378927/

保管庫
桜蘭高校ホスト部・エロパロ保管室
ttp://rinrin.saiin.net/~ouran/index.html
2名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 19:35:01 ID:2A464B3p
>>1 乙です!
もしかして2ゲト?
3名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 19:35:20 ID:/SCXg06L
乙です
4名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 20:24:46 ID:v2nlPFmG
乙です!
5名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 21:21:48 ID:45p3iJ0X
>>1
乙華麗(´∀`)つ旦~~
6名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 02:46:44 ID:AWlaal2G
おちゅ
7名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 10:39:55 ID:8rRS6mGu
>>1 モツカレー
8名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 13:36:24 ID:vBLijb5a
>>1
だが保管庫のURLが間違ってるみたいなので訂正

桜蘭高校ホスト部・エロパロ保管室
ttp://rinrin.saiin.net/〜ouran/index.html
9名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 13:49:11 ID:D8DjWrQf
1のURLで普通につながるけど、専ブラだが・・・。
10名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 16:11:28 ID:eM1HZdwI
なんとなく馨は光より甘えん坊そう。
だから、そんな馨と精神的大人ハルヒが
読みたいってマニアックすぎるかな…
11名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:01:29 ID:4KFZECVw
うんマニアックすぎるね
誘い受けに答えてみました
12名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 21:17:16 ID:LO+gKvKB
>>10
自分も読んでみたい。
前にあった馨ハルとか個人的に好きだったし。
今月号のLala読んだら、ますます自分の馨熱が上がった。
でもやっぱり自分は鏡ハルが一番好きなわけだが
13名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:00:02 ID:eM1HZdwI
>>11.12 レスありがとう
自分も前スレとか今月号見て読みたいと思ったんだけど…
職人さんお願いしますm(__)m
14名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:08:08 ID:8anYo1mE
ちょっと駄文書いてみた。未完&未絡み。

ハルヒ×環。

15名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:09:02 ID:8anYo1mE
ハルヒは、時々、自分で自分を疑っていた。
「おほお〜、ハルヒよぉ。このお父さんに何でも言ってみなさい。…すかー」

「…なにぃっ…!? 同名の強気な女の子に視聴率負けで悲しい? そんなこと、お父さんは許せんぞお…」
……………なんで、ホントに………
「お父さんはハルヒでご飯3杯はいけるぞ…バニガだとか着ぐるみでだなあ…アピールすれb」

「いいかげんにして起きてくださいっ!」
何でこんな人を好きになったんだろう…

「おお、ハルヒ。テレビ局に殴り込みだ」
「まだ寝ぼけてるんですか。…皆さんはもう帰りましたよ」

環はその言葉すらもイマイチ呑み込めていないようで、目を擦りながら辺りをキョロキョロ眺めている。
「…あれ…何で俺…部室で…」
16名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:10:04 ID:8anYo1mE
「営業が終わって片付けをしていて、やけに静かだなあとは思ったんですよ」

30分前。
「………あれ、たまちゃん、寝てる…」
「「ホントだ」」

活動時間を終え、軽い片付けと明日の準備をしていたところ、環は机に突っ伏して寝息を立てていた。

「起こします?」
「いや。放っておいてやれ。疲れたんだろう」

鏡夜の言葉に皆、何も言わずに頷いた。
エクレールとの一件から数日。解散宣言など無かったかのようにホスト部は活動を続けていた。
桜蘭祭後は心身困憊だったであろう環を気遣い、一日休みにしようという意見でまとまりつつあった。
が、当の本人が「何を言うか。ホスト部は女の子の幸せのため、一日たりとも休むべからずだ!」と、頑なに譲らない。
「誰が先日の桜蘭祭、無断でサボったっけなあ」
という何かしらのオーラを感じさせる鏡夜の言葉に二の足を踏みかけたが、当の本人がそう言うなら無理にする必要は無いと判断し、
翌日から活動は平常どおり始まった。
17名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:12:20 ID:8anYo1mE
「…よし、とりあえず今日中にまとめておくべき事項はまとめた。帰るか」
他の連中は既に帰っている。鏡夜はスケジュール調整や、会計帳簿の作成を担っている為、基本的に帰りが少し遅い。
そして、ハルヒはこう言う仕事に関しての唯一の良心なので、時々一緒に残らせて手伝いをさせている。
「けど、まだ環先輩が寝てますよ…?」
すると、鏡夜はニッコリ笑う。だが、ハルヒはその笑顔に寒気を感じ取っていた。
ハルヒは対照的に顔をしかめた。
「…ハルヒ、お前が残れ」
「は」
「ああ、言われずとも、か。大事な人だしなあ」
「ちょ、ちょっと何で…」
ニッコリ。

「はは、よろしくやれよ」

本当にくえない人だ。昇り来る血流を落とす様努めながら、ハルヒは勉強道具を机の上に広げた。

バタン。フゥ。スー、スー。さて、三角関数から。
18名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:13:30 ID:8anYo1mE
しばらくは順調に勉強も続いていたが、段々とそうはいかなくなって来る。

環の寝言がやたらうるさいのだ。
おまけに話題はハルヒの事ばかり。
彼女にしてみれば、父(気取り)としての発言なのだろうが、
意中の人がやたら名前を呼ぶので、気になって仕方が無い。
そして、とうとう鉛筆も進まなくなってきた辺りで、限界がきた。

「悪い。結局気遣いかけてしまったな。…でも、何で今更起こしたんだ?」

「そ、それは…先輩が…うるさいほどい、いびきをかくからですよっ! 集中できなくって!」

「ふーん。そもそも、何で残ってくれたんだ?」

「そ、それは…じ、自分が唯一暇だったから…」
苦し紛れに、でまかせで質問をかわす。大きな黒い目がチラリと表情を窺った。
19名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:15:15 ID:8anYo1mE
「そうか。ありがとう」
… ……っ
「お、起きたなら帰りますよっ」
いそいそと勉強道具を片付け始める。いま、顔を覗かれてはまずい。

「もう遅いから、送ってくよ」
「そんな、大丈夫ですよ」
「いや、父たるもの、娘の安全は守らなくては!」
環のおふざけにも似た言葉。
それは、彼女の胸を少し締め付け、少し喉に絡まる物を暴れさせた。
「…分かりました。お願いします」
やっぱり、あなたは「お父さん」なんですね。

紅潮した頬は、少し落ち着きを取り戻した。
20名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:16:06 ID:8anYo1mE
とりあえずここまで。

遅ればせながら>>1乙です。
21名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:20:48 ID:kczwj2Vw
GJです!
ハルヒ可愛いよ、ハルヒww
ハルヒ目線が新鮮
22名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:52:38 ID:rtYaiWdF
ツンデレハルヒキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
かつてない乙女ハルヒwww
23名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 09:03:34 ID:3O0CkZYp
>>20
gj!!!!
続きまってるよ!
2420:2006/10/29(日) 22:56:27 ID:BEFyDRDV
乙女ハルヒか…
ハルヒは中性的な態度とかが特に好きだから、そう言う風に書こうとしたんだけどな。
俺はどこかで乙女らしさを求めてたのか。

続きはもうちょっと待ってくだせえ。つーか、Hまで持っていけそうな感じじゃない。
こんな関係でいきなりセックルなんて、どう考えても貞操観念が希薄すぎるよな。
どうしたもんだか。良ければ誰かヒントプリーズ。
25名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:09:14 ID:MfdtYR+i
諦める
26名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 16:11:08 ID:lYylo6eD
書き上げるか、せめてラストまでのプロットが上がってから投下すれば、迷わないですよ。
2720:2006/10/31(火) 00:15:38 ID:gvBvimlo
いや、ある程度考えてたんだけど、投下してからもう一度考え直すと変かな…って。
とりあえず何とか考えてみる。無理だった場合は未遂でもいいのかな?
28名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:01:33 ID:fKNmzpXg
こんなところでいう話でもないけど
そういうのって自分の中の自分と話して消化する事、難しい?
そりゃ誰かに意見を聞かないと不安なのもわかるけどさ
29名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:47:42 ID:y6LLm6eC
エロは割り切って書かないと難しいぞ。
あまりにも不自然な状況でのエロ突入はダメだと思うけど
ハルヒが環のこと異性として好きになってるんだったらエロになってもアリだと思うけど…。
いや、>>20的にはナシかもしれんが、ここはエロパロ板なんでアリだ。

>>24好きな人の言動に慌てるなんて乙女でしょw
そういうハルヒも新鮮でかわいいと思うけどな。

まあ、なんでもいいから投下してみなよ。私は読んでみたいしさ。
30名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 21:41:21 ID:11ON8z9p
自分で変だと思うなら投下しないでね。
31名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:12:43 ID:iqqD87VE
SS書きの控え室 54号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162295790/

SS書かないんで何とも言えねー。
こういうところで相談してみては?もう行ったかな?
3220:2006/11/02(木) 00:38:31 ID:syEwJpTL
みんな、色々アドバイスとか感想とかありがとう。
未だ終わりじゃないけれど、とりあえず続きを。


3320:2006/11/02(木) 00:39:24 ID:syEwJpTL

「あ、途中、スーパーに寄るから遅くなっちゃいますけど…」
光を受けて余計に明るく見える金髪と、光を吸収して一向に目立とうとしない黒髪が
街灯に導かれるように揺らめいていた。
「ああ、構わないさ。シマにも遅くなると連絡してあるしな」
眼前で一際明るく光る建物の中には、もうあまり人が居ないように見受けられた。
それもそのはず、一般人の夕飯の買出し時間はとっくに過ぎている。

「えーっと、これと…あ、このお肉安い」
次から次へと買い物かごに目的の品物が放り込まれていく。
「うおーっ、ハルヒ! もやしとはこんなに安い物なのかー?」
環は相変わらず落ち着きがなく、品物を見ては一挙一動がうざいくらい過剰である。
「せ、先輩…子供じゃないんだから、落ち着いてください」
「は、そ、そうだ。俺はお父さんなんだ。娘に宥められてどうする」
「…………」

「先輩」
「ん?」

「…今晩は、ウチで食べてきませんか?」
3420:2006/11/02(木) 00:40:18 ID:syEwJpTL
ハルヒの突然の申し出に、環の反応は言うまでも無かった。鞄からおもむろに携帯を取り出し、ダイヤルをする。
「もしもし、シマ? 今晩は外食する事になった。ああ、大丈夫だ。すまない」
通話を断った後、携帯はポケットに突っ込まれた。

手頃なニンジンが、買い物かごに放り込まれた。
それから20分程、マーケット内には歓喜に満ちて踊りつづける環の姿と、居た堪れない様子で買い物を続けるハルヒがいた。


「いやー、楽しみだ」
買い物袋片手に、鼻歌交じりでスキップ。
流石に隣で歩いている以上、ハルヒも他人のフリは出来ず、げんなりして隣を歩いていた。

「お邪魔しまーす」「ただいま」


「すぐ出来ますから、適当にテレビでも観てて下さい」
環から買い物袋を受け取って、ハルヒは台所へ向かった。
3520:2006/11/02(木) 00:40:53 ID:syEwJpTL
「おお、やはりハルヒの家にもコタツがあるな」
久しぶりに訪ねた彼女の家は、日本の庶民家庭の冬景色だった。コタツ、その上にミカン、そしてミカンに並ぶようにテレビのリモコン。
「ありますよ。というか先輩に家には無いんですか?」
「家は洋館だからな。基本的に置いてないんだ」
サーーー。買われたばかりの食材が洗われていく。
「そうなんですか? でも、冬場はあると温かくて良いですよ?」
パチッ。テレビの電源がついて、部屋は俄かに活気付いた。ゴールデンタイムのクイズ番組だ。
「ああ、そう思って自室に置こうとしてるんだがな。シマが部屋に調和しないからといって許してくれないんだ」
トントントントン…食材が刻まれていく。
「そりゃ、洋館だったら合うわけありませんよ。日本特有の物ですからね」
パチパチパチ。ガスコンロに火が点けられる。何やら食材が放り込まれる音がした。
「だから、去年の冬は鏡夜の家に遊びに行って、コタツで温もってた」
ハルヒは、環のワガママである筈の無いコタツが用意されたのを思い出して苦笑した。
こうして雑談は続いてゆき、料理も着々と仕上がっていく。
(…先輩、気付いてくれるかな…)
まるで夫婦みたいだって事に。
3620:2006/11/02(木) 00:41:23 ID:syEwJpTL
「出来ましたよ。誘っておいて簡単な料理ですいません」
運ばれてきたのは…肉じゃが、具沢山の味噌汁、ご飯に漬物。
「おおぉぉ、ハルヒの手料理だぁ。いただきまーす」
はい、いただきます。湯気が立ち上る食器に、箸が伸びてゆく。
「……うまい」
ジャガイモを咀嚼しながら、環は呟くようにそう言った。驚嘆の表情の彼を見て、ハルヒは心底嬉しかった。彼が嘘をつけない人だからである。
「そうですか。良かった」
「おお…お父さんは幸せだよ…」
あ……
やっぱり、ダメか。
「そう…ですか。喜んでもらえて嬉しいです」
歯切れの悪い言葉に多少の違和感を感じた環であったが、大して気に留める事無く、箸を進めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「はー、美味かった。ごちそう様」
はい、お粗末さまでした。すっかり空になった食器が積み重ねられていく。

「片付けは手伝うよ」
「いえ、良いですよ。誘ったのはこっちなんですから。先輩はテレビでも観ててください」
腰を上げようとした環を制して、ハルヒは台所へ姿を消した。
3720:2006/11/02(木) 00:42:00 ID:syEwJpTL
建前は、こう。
先輩も色々あったから疲れてるだろうし、家では案外厳しく生活習慣を付けられているようだから、こう言う風に自由にのんびりして欲しかった。
本音は。そう。

食器は軽く漱がれた後、食器洗い機に並べられていった。
片付けも粗方終わり、茶の間に戻ると――――

「あのな、ハルヒ…視聴率(すうじ)を取るにはやはり色気だ…すかー」
コタツの上に突っ伏して、ハルヒにえも言えぬデジャヴュを与える環がいた。
「BLのイメージを払拭するにはなあ…お前がもっt」
「おーきーてーくーだーさーい!」
突然の大きな声に驚いた調子で、環は顔を持ち上げた。
「…あ、また寝てたな」
「もう…、コタツで寝るのは良くないんですよ」
「何で?」
「さ、さあ…そう言われてきましたから」
どこか釈然としない返答。ハルヒ自身、そんな事考えた事が無くて、今更ながらに何でだろうと考えてしまう。
ふいに時計に目を遣ると8時半。いくらなんでも異性の家では長居のし過ぎなように感じた。
3820:2006/11/02(木) 00:43:59 ID:syEwJpTL
「さて、もう遅いし、そろそろ帰るかな…」
環は帰りの車を回してもらう為、携帯を取り出そうとポケットに手を突っ込んだ。スルリ、と携帯が出てくる。
ポロリ、とコンドームが落ちる。後を追うように環の手から携帯が滑り落ちる。

「………………………!!! ?!??」
何でこんな物が入ってるんだ…
環の記憶(あんまり当てにならないが)のどこを巡っても、そのような物をポケットに入れた記録は無かった。
「あ、いや、ハルヒ、俺は、こんなの…」
使った事ない。手にとった事すらない。引きつった顔で必死に弁明の言葉を探す。
この素敵な贈り物の贈り主が、鏡夜である事に気付くのは、もっと先の話。
「どうしたんです? 何をそんなに焦ってるんですか…?」
いつもと全く変わらない声が、環の緊張を少し和らげた。
「先輩は美形だし、ホスト部ナンバーワンなんですから、お相手なんて幾らでもいるでしょう?」
「いや、そうじゃなくてだな…そう、こんなの使ったこと無いんだよ。何で入ってるのかすらもサッパリで…てゆーか女の子がそう言う事を…」
「まあ、良いじゃないですか。それより、電話するんじゃないんですか?」
白熱灯に映える小さな彼女の手が買い換えたばかりの携帯とコンドームを無造作に持ち上げる。
3920:2006/11/02(木) 00:44:32 ID:syEwJpTL
受け渡しの祭にも全く動じない、いつものとおりの彼女だった。いや、いつも通りすぎて、変だった。
「…あ、ああ…」

迎えがくるまで、室内は変な沈黙が続いていた。
テレビだけがまるで空気の読めない馬鹿のように騒ぎ立てつづけていた。

「じゃ、ハルヒ、俺はこれで。…ご飯、美味しかったよ。ありがとう。おやすみ」
気休めの微笑で礼をし、環はドアの開かれた車に歩いていった。
黒い高級外車(左ハンドル)に乗り込む環の背中に、届かせるつもりが無いかのような小声の言葉が投げかけられた。
「……先輩は、やっぱり『お父さん』なんですね。どうしても…なんですね」
「え?」
反応を示したとき、彼は既に車の中。ただ微笑むハルヒを見て、空耳だと解釈する。

車は通りを曲がって見えなくなった。紫色にも見えるスモッグ層の向こうに、霞んだ月が鈍く光っていた。
4020:2006/11/02(木) 00:50:01 ID:syEwJpTL
ここまです。
なんか、頼りない書き込みで空気悪くしちゃってたようでゴメン。
エロには何とか持っていけそう。本来の趣旨(エロパロ)に出切るだけ沿った形にしたいし。

もう後2回くらいで終わりかな。それまで、よければお付き合いお願いしまする。

41名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 13:46:00 ID:HHFEQ6RX
GJですよ〜☆続きまってます!
気にせず最後までお願いしますm(__)m
42名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 16:14:22 ID:gD7+uaCM
>>40
 よかったですよ。 続きまってます。 やっぱり環とハルヒがいい。
43名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:03:37 ID:6xwA6jEq
GJです!!
続きが気になる!
いつも環→ハルヒな感じだったから、ハルヒ→環は新鮮だ。
44名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:05:34 ID:jVR/7r1g
ここまで正統派少女漫画な乙女キャラだ逆に新鮮だw
45名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:14:21 ID:erGwUfO1
GJ!!
「夫婦みたい」って…wハルヒかわいいよハルヒ。
46名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 20:41:41 ID:2JIJ5ING
新鮮というか、ハルヒと思えないな。
47名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:00:09 ID:8IJt6EVa
続きお願いします!
48名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 21:58:38 ID:rk0lc76y
保管庫の更新キテター(*´д`*)イヤッホー!
49名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 19:27:52 ID:EiObATYk
なんで過疎ってるかな・・・
50名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 21:43:07 ID:Bzk8jGl3
ハルヒ「…環先輩の赤ちゃん…欲しいな…」
51名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 22:14:41 ID:GxGzErPG
キモイ
52名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:54:42 ID:tOKVCO7v
環「えっ?ハル…ヒ…、僕は…おとっお父さんだよ。
おとっ…ああぁぁぁ…」

なんか上に釣られました。すいません…逝ってきます
53名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:31:23 ID:VbFNDSl9
「環先輩がお父さんで私が娘なら、
将来環先輩が誰かと結婚して子どもが生まれたら、
私の妹か弟ってことですよね。
私一人っ子で、兄弟がいるのってちょっとうらやましかったから…
将来環先輩に子どもができたら、絶対会わせてくださいね」

こんな感じしか思い浮かばん。
54名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 03:12:19 ID:+VUdQGqI
環「…ハルヒ…中に出すぞ…」
ハルヒ「妊娠した場合、認知すること相続権を認めることを念書に書いてください。」
環「・・・・・・・・」
55名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 04:37:38 ID:LltHDZVh
>>54
ワロタw
56名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 07:13:20 ID:Ylhkm8Fw
射精寸前にそんなこと言われたら男にとっては最悪だなw
57名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 08:31:29 ID:cbIZQrlY
ハルヒ「書けないのなら外に出してください。」
環「…えっ、でも…」
ハルヒ「早くして下さい!出ちゃうでしょ!」
58名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 17:53:44 ID:0vdHz0hV
そんなハルヒがよく生を許可したね。
59名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 18:05:50 ID:pLd1qamz
やる前に念書書かせそうだよね。

逆に鏡夜はやる前に何らかの手を使って騙して念書を書かせておいて、
「やっ……先輩、中はだめです……っ」
「中出しに同意すると、おまえも署名したはずだが?」
(念書見せる)
という感じになりそうだと思った。
60名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 19:25:56 ID:IwfuR4AE
殿は最初は避妊の用意をしてなさそうだが、2回目以降は十分すぎるほどしてると思う。
過去スレであったみたいにありえない数の避妊具を用意したり、必死に保健の勉強したりしそうだよ。
でも心の奥では中出しもしてみたいと思っていて、してみたい・・いや、実際に子供を作る時しかダメだ!
とか声に出して葛藤してるとみた・・・そして、それを誰かに聞かれていじられるとこまでデフォ。
61名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 19:27:58 ID:q4FsI+tF
というか、殿は結婚するまでしなさそう。
62名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 20:02:41 ID:a1Kwd2hq
>>61
私も原作読むとそう思うが、ここはエロパロ板だからね。
してるとしたら…を前提に考えるほうがスレの方向に合うよ。
63名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 20:03:40 ID:ToiO40dd
ひみつ結婚しちゃえばいいんだよ(・∀・)
64名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:13:19 ID:mf6TsiT1
>>63
それだ!
65名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:19:48 ID:P/RIY43W
>>59
それイイ!萌えるw
やはり黒い鏡夜も最高だw
66名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:39:50 ID:8j+NyjAV
ここと違って、キャラサロの方のスレは閑古鳥鳴いてるな。
67名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:46:57 ID:6VJfHgDz
ここはここ。よそはよそ。
同じジャンルでも他スレの話題は持ってこないほうがいい。
68名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:33:06 ID:u0ly6IEI
コミックで環と鏡夜が入れ替わったりして
面白かったけど、もし鏡夜とハニーが入れ替わったら
ハニー先輩完全にブラックで鏡夜の体で環のこと
たまちゃん☆て呼ぶんだろうな〜
69名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 06:32:23 ID:GA7KeZiN
こんな時間ですが、嫁の環ver.をうpします。

環ハルで、状況は初夜です。
環が環なので、長めなのをお許しください。

70【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:33:06 ID:GA7KeZiN
「ハルヒ、この薔薇の花言葉を知ってるか?」
「なんですか、突然やってきて唐突に」

突然なのも唐突なのもいつものことだが、ハルヒは冷たくあしらった。
環はポーズを作って笑い、髪をかきあげる。

「まあ、庶民のお前が知らないのも仕方がないが…」
「知ってますよ。確か…」

環が親指と人差し指でつまんでいるのは白い薔薇だった。
そう、いつかお客さんに教えられた記憶がある。

「『純潔』です。それがどうかしたんですか?」
「ハルヒ、花言葉とは奥の深いもの。特に薔薇は意味が多く、
 その花束だけでメッセージを伝えられるのだ。フランスでは…」
「ああ、わかりました。他にもあるんですね」
「そう、それをいま、教えてやろう」

別にいいですよ、と答えかけてハルヒはやめた。
今日の環はどこか違う。
冷たくあしらわれても落ち込まない。
晴れやかな表情で、じっとハルヒを見つめている。
瞳の色が、彼の頭上にある空の色のようだと思った。

「まず、『私はあなたを尊敬します』、だ」

そういうと、環はハルヒの目の前に純白の薔薇を差し出した。
思ったよりも清々しい、爽やかな香りが漂う。

「ハルヒ、よく誰の力も借りずに夢を叶えたな。偉いぞ」
「あ、ありがとうございます」
「そして…」

環はにっこり笑うと、その薔薇をハルヒのスーツに飾る。
そのままハルヒの耳元に口を寄せ、囁いた。

「『私はあなたにふさわしい』」
「え…?」
「さて、ではこの薔薇の花言葉を知っているかにゃ?」

環が次に取り出したのは、赤い薔薇の花だった。
お客様に教えてもらった花言葉は…

「ええと、『真実の愛』です」
「そのとおり。正解した褒美だ。受け取りたまえ」
「は?」

否応もなく、赤い薔薇を白薔薇の隣に飾る。
満足げにその二つの花を眺め、環は穏やかに微笑んだ。

「白い薔薇と赤い薔薇を組み合わせると、どんな花言葉になる?」
「組み合わせ…ですか?ちょっとそこまでは…」
「異なるものの調和、結合…それからもうひとつ」

そう言ってから、後ろ手に隠していたものを優雅な動作で差し出す。
それは、赤い薔薇と白い薔薇をふんだんに使った大きな花束だった。

「『結婚』しよう、ハルヒ」
71【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:33:42 ID:GA7KeZiN



【もしもハルヒが環の嫁だったら…】

寝室に続くドアの前で、ハルヒは深呼吸をした。
この向こうには大きな寝台があって、そこで夫が待っている。
色々あったけれど、とうとう夫婦になるんだ…

「環先輩と、か…。実感わかないな…」

バージンロードはバージンが歩くものだと力説し、
環は婚約期間中でさえも、決して一線を越えようとしなかった。
偶然指が触れるたびに(環が)ときめくような、清い交際であった。

「ま、いつまでもここに立ってても仕方ないか。寒いし」

ハルヒは顔を上げた。

「環せんp…環さん、入りますよ!」

ドアノブを回し、勢いよくドアを開ける。
そこにハルヒが見たものは、白い薔薇を血で染めて
スローモーションで倒れていく環の姿だった。

「なっ、なんっ、なんっ、環先輩っ!」

ティッシュをつかんで走りより、顔にあてがう。
金糸銀糸で刺繍を施された白いタキシードは無事だった。

「大丈夫ですか?ああ、こんなに…」
「すまないハルヒ、ちょっとした鼻血だ」

環は弱々しく微笑んだ。

「それよりハルヒ、そんな薄いドレスでは寒いだろう。
 早くそこのベッドへ…ベッド…ハル……ハルヒとベッドゲフゥ!」
「先輩!」

床一面に敷き詰められた白い薔薇。
その上に、初夜の妄想で鼻血を吹く花婿。

もはや、どこから突っ込んでいいのかわからなかった。
72【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:34:41 ID:GA7KeZiN


「あ、気がつきましたか?」

心地よい冷たさを感じて、環は目を覚ました。
顔に乗せられた濡れタオルをつかむと、ハルヒが覗き込む。
シャンデリアの後光を背負って、まるで天使のようだ。

「もう血は止まりましたよ」
「…うん」

環は赤くなった顔を再びタオルで隠した。

「どうしました?大丈夫ですか?」
「ああ、もう出すだけ出したから…」

耳まで赤くして恥ずかしがっている環に、ハルヒは微笑んだ。
ぬるくなったタオルを取り上げて、洗面器で冷やす。
それを再び顔に乗せてやりながら言った。

「なんか、ほっとしました」
「え?」

「これでも緊張していたので。でも、環先輩がいつも通りで安心しました」
「緊張…、ハルヒもか?」
「も、って。先輩は緊張してないでしょう?これだけボケ倒して…」
「ボケ?あ、これのことか?俺、結婚や夫婦ってよくわからないから」

タオルで顔を拭きながら、環は上半身を起こした。

「だから、父や皆から色々アドバイスをもらって準備したのだが…」
「なるほど、だから枕の両脇に市松人形が置いてあったり
 部屋中に白い薔薇が敷き詰めてあったりするんですね」

皆がおもしろがって間違った知識を植え付けているところが目に浮かぶ。

「いや、薔薇は俺の希望だ。ハルヒを毎晩百万本の薔薇の中で眠らせるのだ」
「それはごかんべんください」
「しかし、薔薇を百万本贈るのが最大級の愛情表現だと父が…」
「間違った情報です」

環は怒る気も失せてため息をついた。
自分の足下を見つめたまま、手探りでハルヒの手をつかむ。

「ハルヒ、お前は幸せか?」
「はあ、まあ。新婚ですし」
「俺は不安だ。どうすればお前が喜ぶのか、いまだにわからない。
 お前だけが俺を不安にさせる。なのにお前と結婚した俺はきっとマゾだ」

俺は変態なのだ、と環はわなないた。
その発言の失礼さ加減には目をつぶり、ハルヒは優しく言った。

「環先輩は、自分と結婚して幸せじゃないですか?」
「なっ、そんなわけないっ!今日など幸せすぎて気が遠くなったほどだ」
「それを聞いて安心しました。自分も幸せです。十分幸せです」

両手で環の手を握ると、顔を近づけてにっこり笑う。
環は頬を染めてその顔を見上げた。
73【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:35:12 ID:GA7KeZiN

「…ハルヒ、いい匂いがする」
「あ、はい…、メイドさん達がお風呂で色々と…」
「ああ、彼らを許してやってくれたまえ。
 美しく愛らしい花嫁に有頂天になっているのだ」

環はハルヒの手を取って、指にそっとキスをした。
どうやら復活したのを見てとり、面倒な人だと苦笑する。
次の瞬間、早くも立ち上がった環に抱き上げられた。

「さあハルヒ、夫婦になろう」

環は天蓋のかかったキングサイズのベッドに近づくと、
片手でカバーをめくりあげ、シーツの上に花嫁をそっと下ろした。
それから細い腰を引き寄せて、あごを人差し指で持ち上げる。
ハルヒはあわてて目を閉じ、二人分の体重でベッドが沈み込むのを感じた。


「ハァッ…んっ、ぁあっ…」

シーツに押しつけられたハルヒが身をよじる。
小さな指は長い指に絡め取られ、膝は片脚で割られていた。
環の唇は、もう長い時間、ハルヒのうなじを攻めている。
体の芯が熱く潤い、刺激を求めてジンジンと疼いた。

「きゃっ!」

ふいに耳たぶをくわえられ、ハルヒは首をすくめる。

「かわいいよ、ハルヒ」

耳元でささやき、環はハルヒに何度目かのキスをした。
深く大胆に口中を犯しながら、細い肩からシルクの肩ひもを外す。

「もっと楽に。こわくないから」

環は両手でハルヒの顔をはさみ、微笑んだ。
それから鎖骨にキスを落とす。
ハルヒは目をつぶり、シーツをつかんだ。

「ん…」

肩ひもを外されたドレスが少しずつ下ろされ、
シャンデリアの灯のもと、白く滑らかな肌が晒されていく。
美しい造型の先端が桜色に染まっているのを見て環は震えた。
74【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:35:45 ID:GA7KeZiN

「ああ、きれいだ」
「ひゃうっ!」

環が舌先を少しだけ触れさせると、ハルヒはビクンと震えた。
内股の辺りがジンジンと痺れる。
少し膝を立てて身をよじると、間にある環の脚に触れた。

「ん?こっちをお留守にした抗議かな?」
「ち、ちがいます…」
「いい子だから、少しだけ待っててくれ」
「んぁっ!」

環はハルヒの目を見たまま、舌を出して先端を舐めた。
それから、巧みに舌で転がす。
指は使わずに、両胸を丹念に愛撫した。

「おお、固くなったぞハルヒ」
「は、はぁ…、あぅっ」
「すてきだ。いつまでもこうしていたいよ」

そう言って口に含む。
熱い体温を感じて、ハルヒは腰を浮かせた。
環のこういった技術はおそらく天性のものなのだろう。
(くぅ、ナチュラルボーンホストめ…)

「腰のくびれもすてきだ」
「あうぅ…」

脇の下から脇腹までをすぅっと撫でられて、四肢に力が入る。
環はドレスをへそのあたりまで引き下げ、キスの雨を降らせた。
薄く目を開けると、環は頬を染めて忘我の表情になっている。

「ああ、ハルヒ、お前はなんてかわい…うっ」
「きゃっ、ちょ、環先輩…っ」

急にひっくり返されてハルヒは抗議の声を上げた。

「どうしたんですか?」
「い、いや、これ以上直視しているとちょっとな」
「鼻血ですか?」

妄想だけで洗面器に2杯は出した男だ。

「いや、違うが…」
「大丈夫ですか?環さん。気分が悪いのかな」

ハルヒは手をついて上半身を起こした。
反らした背中の、緩やかな曲線が環の眼を射る。
(この天然コマシ娘が…っ!)
75【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:36:16 ID:GA7KeZiN

環のジュニアは正装を押し上げ、ギチギチと自己主張を始めている。
決して早漏ではないつもりだったが、他ならぬハルヒの前だ。
記念すべき初夜に、挿入前に果てるなどあってはならないことだった。
(我慢してくれジュニア。お父さんの面目のためにも…!)

「これから寝るのに、こんな窮屈な格好してるからですよ」

ハルヒは微塵の躊躇もなく起きあがり、環に近づいた。
膝立ちした拍子にシルクが滑り落ち、白い下着も太股も露わになる。
しかし、なにくわぬ顔で手を伸ばし、環の首元を緩めにかかった。

「ハ、ハルヒ、ちょっとは隠しなさい…っ」
「どうしてですか?」
「お前には慎みとか恥じらいとかないんですかっ、あっ」
「ドレスを脱がせたのはせんぱ…環さんじゃないですか」

ハルヒは環の首元のボタンを3つほど外し、ネクタイを取り去った後、
「これも邪魔ですね」と言いながら上着を脱がせ、ベルトまで外した。

「はい、これでよし。でも、全部脱いだ方がよくないですか?」
「男に脱げなんて、いつからこんな娘に!お父さんは悲しいぞ!」

乙女のように胸元をかき合わせて叫ぶ環に、ハルヒはため息をつく。

「いつも大衆の面前で豪快に脱いでるくせに…
 それに環さんはただの『男』でも『お父さん』でもありません」

すねたような顔をして、コツンと環の胸に額を寄せた。

「今日からは、私の『夫』じゃないですか…」
「ハルヒ…」
「今夜、環さんが何をしても、嫌いになったりしませんから」
「…そうだよな。ごめんな、ハルヒ」
(ああ、面倒くさい人だ…)

環はハルヒの細い腰をひきよせると、何度目かの長いキスを交わした。
片方の手でハルヒの手首をつかみ、張り切った環ジュニアに触れさせる。
ハルヒは少し動揺したが、大人しくその形を確かめた。

「ハルヒを見ていたら、こうなってしまった。
 お前を気持ちよくさせる前に、こっちが果ててしまいそうなのだ」

キスを終えて、環は率直に言った。
耳まで赤くなり、目線は泳いでいる。
ハルヒも赤くなり、「そうでしたか」と小声で言った。
76【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:37:13 ID:GA7KeZiN

「あ、あの、やはり脱ぎませんか?キツそうですし」
「うん…、っていや、よせ、自分で脱ぐ」
「どうです?」
「ああ、すこし楽になったようだ」
「ちょっと見せてもらってもよろしいですか?」
「え…、あ…、うん、いいよ」

俺は夫でお前は妻だしな、と言いながら環はトランクスを下ろした。
金褐色の茂みの中から、うっすら赤みがかった白い陰茎が勃ち上がっている。
想像していたよりきれいなものなのだとハルヒは感心した。

「あの、これをどこに入れるのでしょうか?本当に入るのかな?」
「わからないのか、ハルヒ」
「いえ、入れる場所があるというのは知っているのですが、
 該当する穴らしきものに心あたりがないので…、すみません」
「いやいい。それでこそバージンロードを歩いた甲斐があるというもの」
「意味がわかりませんが…」
「夫であるこの俺にすべて委ねるのだ。さあ」
「きゃっ」

ばふん、と音を立ててハルヒはみたび押し倒された。
口を利く間もなく、キスで塞がれる。
環の手はハルヒの閉じた膝の辺りをさすり、手探りで割った。
口内に侵入した環の舌を受けとめるのに精一杯で脚に気が回らない。
気づいた時には、環の右手は内股を撫であげて茂みに届いていた。

「膝を立てて力を抜くのだ、ハルヒ」
「は、はい…」

少し恐ろしくて、ハルヒは環の瞳を見上げた。
天然石のような深い蒼が、いたわるように見つめ返す。
中指がそっと割れ目をなぞり、ハルヒはビクンと体を震わせた。

「あっ…」
「少しだけだけど、濡れているよ、ハルヒ」

耳元で囁き、そのまま耳に舌をさしこむ。
熱い吐息を感じてハルヒの体は再び熱くなった。
首筋をきつく吸われ、また口づけされる。
やがて、体の中心が潤んで熱いものが溢れるのを感じた。

「ハァ、あ、あぁ…」
「ハルヒ、うれしいよ」

中指が襞を分け入り、ゆっくりと動き始める。
77【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:38:57 ID:LG19J0vH

「あぅっ、ん、んん…」
「さて、探し物をしよう」

環は微笑んで上体を起こすと、襞を開き、中指を奥に差し込んだ。
ゆっくり下から上に撫であげるうちに、先端が吸い込まれる。

「あ、あ…」

ここだね、と言いながら第一関節まで潜り込ませると、
ハルヒの膣内はそれ自体意志を持った生き物のようにうごめき、
突然のちん入者を締め出そうと懸命の抵抗を始めた。
環は無理をせずに中指を抜き、当然のようにそれを口に含む。
驚くハルヒに微笑んで、細い脚の間に身を滑り込ませた。

「な、なにを…、あっ、駄目です、そこは汚いです!」
「とてもきれいだよ、ハルヒ」
「あ、あ、ああっ!」

躊躇なく口を付け、舌を差し込む。
指で陰核を剥き、唇で吸い上げる。
ハルヒの目尻に涙が溜まり、腰は鋭い快感で浮いた。
舐めとっても溢れる愛液を見て、環は体を起こした。

「もう、ハルヒの準備はできたな」

環はハルヒの顔の脇に手を付き、額に軽くキスをした。
それから黒い瞳を覗き込み、真剣な顔で言った。

「ハルヒ、俺の背中に手を回すんだ」
「こ、こうですか?」
「俺は極力気をつけるが、しかし、お前はこれから痛い思いをするだろう。
 もし痛かったら、そのときは俺の背中に爪を立ててくれ。頼む」
「なにを…」
「俺もお前の痛みを味わいたいのだ」
「そんな…」
「俺の美しさを損なうことは気にするな。そんなことより俺は…」
「あー…、わかりました」

環は一人で納得したようにうなずき、環ジュニアに右手を添えた。
腹に付くほどに反り返ったそれを入り口にあてがう。
双方ぬるぬるとして定まらず、ハルヒは本当に入るのか不安になった。

が、環が体重をかけると、先端に吸い込まれる感覚があり
グッとめりこむようにして亀頭までがハルヒの中に挿入された。
腰は奥へ奥へと進みたがるが、抵抗を感じて躊躇する。

「うっ!」
「ハルヒ、痛いか?」
「いえ、大丈夫、です。思い…切って、やっちゃって、ください」
「女の子が、やっちゃって、とは、なんだ!」
「っていうか、早く…お願い…」
78【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:40:38 ID:LG19J0vH

ハルヒは唇を噛んで眉根を寄せた。
その表情を見て環は意を決し、ハルヒの肩を掴んで両脚に力を込めた。

「ハルヒ、すまん!」
「あぅっ!」

ハルヒは腰に重い衝撃を感じ、異物が体の奥深くに侵入したのを感じた。
指先に力が入り、環の背中に赤い筋を作る。

「あ、ああ…っ」
「く…」

ハルヒの内部は熱く、ぎゅうぎゅうと絞りあげてくる。
初めての感覚に、環はしばらくハルヒの両脇に肘をついて耐えた。
ややあって環は上体を持ち上げ、根元まで入ったことを目で確認した。
ハルヒの膝に手をかけて、よりよく見えるようM字型に開かせる。

「動かすよ」

環はややかすれた声で言うと、返答を待たずに動き出した。
ゆっくり抜き出した陰茎にはハルヒから溢れた液がまとわりついている。
それをまたギチギチと締め上げる奥にねじ込み、叩きつける。
環は憑かれたような表情でその動作を繰り返し始めた。

「ハァ、ハァ、ハァ…」

環の呼吸音がハルヒの耳に入る。
淫靡な水音、それから遠くで自分の喘ぎ声もしていた。
膝を押さえられて下肢の自由は利かない。
つかんでいた背中は逃げていってしまったので、腕を掴む。
胎内では血管の形までわかるほどに環を感じていた。
体の中心にわだかまっていた痺れが、全身に広がっていく。

「ハルヒ、ハルヒ」

環はハルヒの膝から手を離すと、妻の細い腰をかき抱いた。
動き出した腰はもう止まらない。より深く妻を求めている。
小柄な彼女の顔は自分の真下にあり、自分を見上げていた。
小さく開いたその口に自分の口を重ね、深く舌を差し込む。
細い腕が再び自分を絡め取り、背中に心地よい痛みが走った。

「ん、んんっ!」

突然、ハルヒの膣内がギュッと収縮した。
その刺激に不意を突かれ、環の快感は一気に高まる。

「あっ、ああっ」
「うっ!」

夢中で腰を打ち付けるうちに射精が始まった。
射精しながらも、快感のために環は腰を止められない。
最期の一滴まで搾り取られて、環はハルヒの上に倒れた。
79【もしもハルヒが環の嫁だったら…】 :2006/11/13(月) 06:43:40 ID:LG19J0vH

「ッハァ、ハァッ、ハァッ」
「ハァ、ハァ、重いです…」
「あ、すまん…」

のろのろと起きあがり、まだ半勃ちの陰茎をずるりと抜いた。
一瞬遅れて、破瓜の血が混じった精液が溢れるのを見る。
これは二人が無事に愛し合った証だ。
(夢じゃないのか…)

「環先輩?」

ハルヒが体を起こした。
それに手を添えて、環はハルヒを気遣う。

「大丈夫か、ハルヒ。痛くなかったか?」
「いえ、それほどでも。思ったよりは」

ハルヒが腰を押さえて笑った。
よかった、と言って環も笑った。

「ハルヒ、俺、いま、幸せだ」

ハルヒはその笑顔をしばし見つめ、環の頭を抱きしめた。
そして、耳まで赤く染めた夫にささやいた。

「ありがとう。自分も、とても幸せです」




ED

目尻に溜まった涙をぐしっとぬぐってニッと笑う光。と、
おしとやかに指でぬぐいながら、穏やかに微笑む馨。

よかったね、と顔を見合わせて笑うハニー先輩とモリ先輩。

少し離れた壁によりかかり、眼鏡を光らせてフッと笑う鏡夜。


ラストカット
記念写真を撮るために新郎新婦を前に並ぼうとするホスト部。
わざとか偶然か、米びつごと環の上にぶちまける三年ズ。
涙を流して笑いながら古靴の嵐で追い打ちをかける双子。
ぺしゃんこになって助けを求める新郎、他人の振りをする鏡夜、
動じないでいかにも幸せそうに笑う新婦。


80名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 06:45:06 ID:LG19J0vH
以上です。

お口に合わなかったりイメージに合わなかったりしたらすみません。
81名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 08:36:35 ID:sX0c/EpZ
GJ! 朝1からウザイです。(誉め言葉)
エンディングの光が超カワユス。神様ありがとう。
82名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 12:56:52 ID:AAxzvPO0
>>80
ごちそうさまでした
83名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 15:55:57 ID:R+Dr7t+K
>>80
今までこうゆうのってキャラのイメージに合わないのが多くて
読んでてもピンと来なかったのが多いんだけど、これはいいです!

ホント環らしい(笑)
84名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 21:15:43 ID:OdykHtkH
>>80
GJ!どこまで行ってもウザイ殿万歳!w
お嫁さんシリーズの中で自分は今回のが
一番好きだ!
85名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:03:43 ID:WgYKJoZK
>>80
良かったです!!
バージンロードはバージンじゃなくては!というのが殿らしくてワラタw
86名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:55:03 ID:SpxR/770
お嫁さんシリーズどれも良かったーー!
それぞれの雰囲気が良く出てて、とても楽しめました。
GJ×6!!!
87名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:01:58 ID:Z0+GYioR
>>80
乙でした
殿どこまでもうざくて笑ったw
夫婦になろうと急にキリっと言ってしまえるところも殿らしいなww
88名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:03:30 ID:BrPes1bH
>>80
GJ!! 嫁シリーズで一番でした。
ハルヒの (ああ、面倒くさい人だ…) にハゲワラ
89名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 02:58:06 ID:7pd9bbZQ
ここの住人的にレズネタはありなのかな?
例えば、未だにハルヒを男だと思っているれんげちゃんが
ハルヒを襲う、とかw
90名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 04:44:47 ID:UMYOOtXr
>>89
自分的にはアリです。大ありです。
しかし、苦手な人もいそうなので、先に注意書きすると
いいんではないかと思います。
91名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 05:40:33 ID:1rb93D/0
俺はむかしっからそれが見たいと思っている。
92名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 07:54:56 ID:aXO0rynL
私も読みたいです。
93名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 11:02:16 ID:EtXyXHLB
>>89
ちょwwそれ、すごくイイ!!!!
94名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 19:02:54 ID:rV0SVPyD
>>80
GJ!!
嫁シリーズ大好きだけどこれが一番『ぽい』!
萌えをありがとう。GJ!
95名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 19:51:48 ID:Hz1LBfOx
>偶然指が触れるたびに(環が)ときめくような
ワロタwww

自分もシリーズで一番これが好き。GJ。
96名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 20:53:42 ID:FYoqPhgH
>>90
奇遇だな。俺も同じこと思ってた。ただし蓮華の妄想で、ハルヒは男扱いw
97名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 01:44:49 ID:C7bvl/if
れんげちゃんって、激しいオナニーいっぱいしてそうだ。
ハルヒは、まだ女の悦びを知らないだろうな。
98名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 02:45:52 ID:zUShYf/p
>>89
自分は苦手だが、投下しても別にいいのではなかろうか
嫌いなのはスルーするだけだし、注意書きだけ書いてくれればいいとオモ
99名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 16:49:48 ID:FfV2zAfC
レズだろうがフタナリだろうが投下すりゃいいのに
いちいち聞いてるのがウザい
見てるやつは何が投下されても文句言う筋合いはないだろうに
10089:2006/11/15(水) 17:57:22 ID:ZO+PAovo
すみません、現時点では製作中ですので出来たら投下します。
注意書き付きで。

レスくれた方、ありがとうございます。
思った以上にアリな方向みたいですので、心置きなく妄想できますw
101名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 22:40:00 ID:U4vW5l1A
>>89
楽しみにしてるよ
基本的にレズには興味ないのだが、ホスト部だったら読みたいw
102名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 00:42:05 ID:HFikKO2b
鏡夜「ハルヒ、衛生検査をするからこの容器に唾液と
尿を入れてきてくれ、この部も一応飲食店だからな。」
ハルヒ「あ、はい、わかりました。」
鏡夜「(オークションでいくらになるかな…クックック)」
103名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 02:12:06 ID:GDQZFpCy
自分の分もこっそり確保してたら相当嫌だ
104名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 02:15:02 ID:BvI+K78n
自分の尿ぐらい売るよ。
だって鏡夜ですぜ?
105名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 02:15:33 ID:BvI+K78n
あ、そういう意味じゃないか。
鏡夜用のハルヒの尿か。
106名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:53:41 ID:Cc5+Noey
スカトロ系はちょっとなぁ・・・
107名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 04:44:47 ID:azzSM9Ka
馨のタガが外れてハルヒを襲っちゃうようなの読みたい
108名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:27:07 ID:4Cry2uPU
自分も読みたいです。職人様お願いします。
109名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 16:15:37 ID:NwV3kEuI
残念。光のタガが外れてハルヒを襲っちゃうようなのは執筆中なのだが。
しかし自分も読みたいです。職人様お(ry
110名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 18:48:18 ID:Xu2sIavy
ハルヒ一人称小説って「私」それとも「自分」?
心の中だから「私」でもいいかと思ったんだけど、どうなのかな?
111名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 19:25:30 ID:wNSChWM2
>>109
それもイイ!
読みたいので、是非続きの執筆をおねg(ry

>>110
自分的には「自分」の方がシックリくるなぁ。
「私」だと妙に女の子くさくてハルヒじゃないみたいで・・・。
あくまで自分一人の意見だから気にするな
112名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 21:57:49 ID:WA29Lc93
>>110
通常は「自分」だろうが、相手と既に恋人同士とかなら「私」でもいいんじゃない?
心を許せる相手の前だけでは「私」ってのもいいかもよ。
113名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 20:31:49 ID:hNBYC8BF
age
114名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 21:30:52 ID:sG07i39e
ハルヒって別に男のフリするために「自分」を一人称にしてるわけじゃなくない?
単に元からの癖だと思ってたけど……。
元からなら、恋仲だろうがなんだろうが自分のままの希ガス。
115名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:47:10 ID:H7Jhk66s
環が猫澤に惚れ薬をもらって、ハルヒが何も知らずに
それを飲んでしまうという話を誰か
116名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 15:44:27 ID:v6gJhqV7
ここでモザイクハルヒ
http://imepita.jp/trial/20061120/445600
117名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 23:47:54 ID:stUklEjY
>>115
何それ良くね?キミ天才?
118名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:38:39 ID:cYnYBhTw
今日は鏡夜の誕生日だ。
鏡夜が「プレゼントにハルヒがほしい」とお願いしてるのを一人妄想しつつ寝ようw
119名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 04:11:44 ID:VIpdewm5
        @@
       @@@
       ヾ/ノノ
        |l~/ <鏡夜オメー!
  (・∀・)つll/
120名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 04:41:29 ID:MChVjYfj
今日ばかりはハルヒは鏡夜の色々なw
夜のリクエストを聞いてやってるに違いないw

「ハルヒ、今度はこの体位でいくぞ」
「鏡夜先輩・・いくらなんでもその体位は物理的に無理だと思いますけど・・・」
121名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 12:41:28 ID:z1LRR2+N
>>120
物理的に無理な体位で、前スレの鏡れんの中の漫画に出てきた
金のしゃちほことか流星なんたら連想して吹いたw・・・悪い、旅に出てくるよ・・・
122名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 14:39:03 ID:DKBOQ8TC
>>121 自分も思い出した。
きっと試してみたかったんだろうなぁ〜鏡夜w
おめでと☆
123名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 00:32:21 ID:rfwUvTaF
それにつけても金のしゃちほこってどんな体位だろう、教えてエロい人!
片方が逆立ち?二人とも逆立ちして下半身をぶつけ合う???
124名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 02:06:46 ID:QkbnK8ia
金の鯱
まず、♀をバックスタイルにさせ、♂も四つん這いになり交互にお尻を付け合わせる
次にやや無理な角度となるが、そのままの状態で♂自身を♀の中にねじ入れる
そして、♂は挿入したまま倒立、女性の背中のラインと男性の足の角度が60度に
達したところで「金のシャチホコ」
ちなみに、バックからグルリと回る鯱の変則技『ヘリコプター』もあるらしい
125名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 15:02:16 ID:XWEPpqpt
わけわかんねえwww
126名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 16:11:18 ID:DLG79utw
鏡夜みたいな人はSM好き
127名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 17:43:39 ID:KkcEiKDU
意外に幼児プレイ好きでちゅww
128名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:31:02 ID:fLpwBQka
鏡夜がどんどん変態扱いされてってるww
129名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:33:26 ID:2vJNiBoN
幼児プレイはどっちかというと殿のような気がする
130名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:48:49 ID:tfSmiJot
いや、殿だと何してても、まあ殿だしねと思えてしまいそう。
変態の醍醐味は、意外なあの人にあんな趣味が?!ってことだろうから、
知的な鏡夜や寡黙なモリが幼児プレイとかコスプレ大好きとかのほうがウケルw
131名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:59:52 ID:brfWJJyf
モリの幼児プレイは正直引くw
鏡夜は意外と夜になると優しい一面を持ったりしててもいいなぁ
変態とは違う反対の意味の意外性って感じで(ツンデレ?みたいな感じで)
132名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 10:22:45 ID:MvvmoZvr
鏡夜はスピードグラファーの秘密クラブみたいなのに
出入りしてるよ、仮面して。
133名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 18:55:32 ID:tAY0czys
よどみなくしつこいくらいに言葉責めするモリとかいいなw
「そういう語彙だけは豊富だったんですね・・・」って遠い目するハルヒとか
134名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 20:09:36 ID:3yD+dzuu
>>133想像したらかなりウケたww
135名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:46:26 ID:0OepBVDU
>>133
モリwwwwwwwwww
136名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 00:09:21 ID:CNC1GKeK
誰か入れ替わりネタで書かないかなあ
中身鏡夜の環がハルヒに迫るとか
137名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 01:50:37 ID:e1kzJJme
>136
ハルヒならふつーに見抜きそうだな
138名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:19:46 ID:xQIU2jVI
ハルヒ「わかってました。…だから抵抗しなかったんです」

とかね。
139名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 03:25:59 ID:eEpErxqh
>>138
それかなり(・∀・)イイ!!
140名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 07:21:23 ID:JVSIojyy
殿は誰に入っても殿なんだろうな…きっと。
141名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 13:55:58 ID:y3n4V+Ps
ウザいモリ先輩(殿入り)とかちょっと見てみたいw
142名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 15:08:24 ID:/U/SeKZt
鏡夜なら、あくまで殿のふりしてハルヒ(ここでは殿が好き)に鬼畜なことしそうだよ。
でも、完璧になりきったつもりでも見破られるんだろうな。
143名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 21:32:14 ID:bvqTkqvF
双子の中身が入れ替わって、
もともとだって区別つかないのに当然誰も気付くわけがなく、
本人達もそうだよなそんなもんだよなと思っているところに
ハルヒだけが入れ替わりに気付く、とか。
144名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 23:53:31 ID:JVSIojyy
鏡夜にハニー先輩が入って、カワイイ系鏡夜。
145名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 00:34:13 ID:T8iAaLBr
それはいいんだが、鏡夜がその事実を知ったら心労で死にそう。
146名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 02:00:03 ID:rLnTNLYD
ハニーの中に鏡夜が入ったらどうなるのか
147名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 02:42:05 ID:T8iAaLBr
それはもちろん、埴之塚と3年首位と武道の達人の地位を有効利用。

たぶん、鏡夜が最も恐れるのは鏡夜と環に光と馨が入ることかと。
148名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 03:24:43 ID:rLnTNLYD
武道の達人の地位をどう利用してハルヒとの関係に生かすんだ?w
武道の達人にならなくても、ハルヒを押し倒すことはたやすい気がするが
149名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 13:08:51 ID:UwbSfv1N
入れ替わりが解けた後も
まだ入れ替わってるフリして迫る
150名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:48:56 ID:u9frjDhF
>>149
もぇえぇ!!
お前天才
151名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 11:48:48 ID:uleI0i8Q
そんなことしそうなのは…双子と鏡夜くらいか?
152名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 13:08:01 ID:y8vZXY7J
>>143
それはさすがにハルヒも気づかなそうだな
たぶん仕草とかで見分けてるんだろうし
153名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 15:02:01 ID:8i4tF5lt
入れ替わり好きだなおまえら
154名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:33:00 ID:UOGsg0DC
もうエロパロらしく?殿とハルヒが入れ替わって、めっちゃベタベタに、
殿が着替えや風呂でキョドったり、戻った後でセクースでいいよと思いました・・・。
155名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:19:25 ID:aSiyTIrC
>>154
それいいね。
王道だけど念頭になかった。
156名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:28:17 ID:NpDW8scX
>>154
そ れ だ
殿がハルヒの身体に入っちゃったら
鏡に向かって「先輩大好き…」とかやると思う。
157名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:52:39 ID:8i4tF5lt
ハルヒみたいにクールな環、環みたいに小うるさいハルヒ。いいね
158名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:57:20 ID:/KhsiDjR
環なら、環の体に入ったハルヒに対して
嫁入り前の娘が男の裸を見ちゃいかんとか説教しそうだな。

ハルヒ入り環、風呂トイレ不可。
159名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:21:14 ID:aSiyTIrC
一方環も観ちゃいけない、と鏡の前では顔をそむけつつ
指の間からコッソリ覗きこんでそう。
160名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 01:28:41 ID:brkLw5B/
どうでもいいが、入れ替わりものって文章だと難しそうだな
ビジュアルと中身のギャップをみせるものだから
161名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:53:41 ID:hQhvOZCh
光と馨が入れ替わった時の…とか考えたらすでに>>143に先を越されてた。

それはそうと、ザ・たっちのネタを双子にせがむ殿。

>>158
「おおおお父さんはハルヒの身体が汚れるのを許してはならーん!
しかしそれだとハルヒのはだ…はだ…ああ俺はどうすればぁぁぁぁ」
とか煩悶してる外見ハルヒ(中身殿)。
162名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 00:34:12 ID:OhRbYmwa
環の中のハルヒ「一度、立ちションってしてみたかったんですよね。(ニコッ)」
163名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 00:42:04 ID:PbLef95R
>>161
>ザ・たっちのネタを双子にせがむ殿

それをやってる双子想像して吹いたww
164名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:22:06 ID:ESvT7xyl
>>161
ハルヒと殿の入れ替わりなら【目隠しして洗いっこ】で解決すると思います
165名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 20:32:46 ID:/1plD5Oz
それはそれでやらしい感じがするなw
166名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 21:46:15 ID:gg09AS45
鬼畜鏡夜とハルヒが入れ代わり、
ハルヒの体で自慰行為やら恥ずかしいぽーずをし、ハルヒ自身に見せ付けるとかに萌える
167名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:49:24 ID:AqMn2SI6
そして、環に色仕掛けして須王家を乗っ取る気か
168名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:25:21 ID:S4jiPnj/
>>161
どっちがおすぎでどっちがピーコかワカラン
169名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 01:29:18 ID:8Onpcncg
>>167
そして、ハルヒが元の姿に戻ると何故か妊娠してたりしたらこえー!
「鏡夜先輩!自分の体で何してたんですかっ!?」
「ハハハ、お前の体を最大限に利用して、須王家を我が手に…と思ったわけだが、
まさかこんなに早く元に戻るとは…。仕方がない、お前が環と結婚して代わりに野望を成し遂げてくれ」
「自分にとっては、笑い事じゃないですよっ!!」
170161:2006/12/02(土) 01:40:33 ID:pAyBGzjy
>>164
ハルヒ(in環)は目隠さなくてもいい気が。しかし…
「先輩、何か下のが大きくなってきたんですけれど、これってどうすればいいんでしょうか」
「あわわわわ…それは危険だ触っちゃいかん下を向いてもいかんハルヒィィィ!」

>>168
どっちでもいいじゃねぇか。
ザ・たっちですらどっちがどっちの担当かわからんのに。
171名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 14:24:16 ID:bhpo2CJG
まあ、鏡夜はどう転んでもその立場を最大限に活かすってこったね。
おそろしい。
172名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 18:29:10 ID:0iWOlTXd
>>167
むしろ鏡夜inハルヒを襲って計画的に妊娠し
元に戻った暁には「責任は取る」の一言でなかば強引に嫁入りさせるとかに萌える。
戻らなければ戻らないで鏡夜父(アニメ設定)に取り入り
ハルヒin鏡夜が鳳家に嫁入りするのを条件に鏡夜inハルヒを跡取りに決めさせ
自分は妻の立場で影のボスとして君臨して悪の限りを尽くすとか萌える。
173名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:38:44 ID:p4VUsQp6
>>172
元に戻って妊娠した場合、殿も殿で須王家へのハルヒの嫁入りを懇願するだろうな。
しかも限りなくウザく。
でも外見環で内面鏡夜の子が生まれそうでガクブル
174名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:41:58 ID:XZmAI6N0
もうなにがなんだか分からないw
175名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:39:20 ID:8quPsvb5
須王の家はどんだけ呪われているんだw
176名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 01:18:43 ID:PREgQANq
鏡夜はそこまで黒いとは思わない
自分の中では自分が好きなやつに対しては(あのメンバー)普通に良いやつだから
黒いのもいいけど、たまには優しい鏡夜でエロも読みたス
177名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 03:36:24 ID:o9YnPvnR
鏡夜27歳。父に能力を認められ鳳家の跡取りとなった鏡夜は、次々に事業を
成功させ、若くして膨大な富と名声を手に入れた。しかし、彼の心には満たされない思いがあった。
「あんなに望んでいた鳳家の頭首の座、手にしてみるとただ空しいだけだな。」
鏡夜は社長室の窓から街を見下ろし、そう呟いた。
「今日は8時にハルヒと会う約束だったな。相談したいことがあると言っていたが…」
178名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 13:09:52 ID:dta3xX9g
wktk
179名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 13:44:47 ID:9/8IEVhc
(’:’)期待
180名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 03:40:18 ID:5Po09rDn
出だし(・∀・)イイネ!!
181名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:14:46 ID:z75jGW+2
楽しみにしてます
182名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 23:19:33 ID:4ay2p+IA
ほっしゅ
183名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 12:27:22 ID:ZTqv3zOS
誰も居ないな(Θ_Θ)
職人さん来てください!!!
184名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 00:30:43 ID:0Es3iURU
ほしゅあげ
185名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 04:14:53 ID:W+diWJ2t
あれ?ボサノバ君は?
186名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:52:27 ID:3eBhflSV
最近作品ないな。。寂しい(´・ω・`)
187名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 02:53:55 ID:X+fQY7Dm
エクレール「タマキ、あなたはチェリーボーイでしょ?
それでは、ハルヒ・フジオカを満足させられないわ!」

エクレールによるセックスレッスンが今始まる……
188名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 03:31:45 ID:O9nto8Tr
切ない鏡ハルをもっと見たい。・゚・(ノД`)・゚・。
保管庫逝ってくるorz
189名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 13:05:03 ID:sH18sx+m
お馬鹿な環ハルも欠乏症
王道が好きだ
190名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:40:56 ID:/qBwlUmo
( ^ω^)モリ先輩+ハルヒを見てみたい。
191名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 17:02:47 ID:492KIUvV
ハルヒを部内でまわし始めて二ヶ月。
モリも始めは戸惑っていたがハルヒと数回交わるうちにその日が待ちどおしくなる。
双子がいつも新しいことを教えていくのでハルヒも正直に学んでいく。
だがモリはノーマルな、入れて出すのみ、でフェラや手コキはさせない。一度
「ハニー先輩と3Pでもいいですよ」
と言われたときは3日朝立ちがこなかった。
双子はともかく環と鏡夜ともしているらしいのだ。
その傷も癒えて今日はモリがハルヒとする日だ。
いつものようにキスをしながらハルヒの秘所を愛撫し濡らせて行く。
ハルヒの体が小刻に震えるのを暖めるように抱き締める。
正常位で入れてから体を起こし座位でやるのがお気に入りだ。
ハルヒの薄い胸の突起がモリの厚い胸に擦りつくたびに二人の性感がうずく。
モリとしては抱き締めるだけで充分だがハルヒの
「それは自分が女と認めてもらえないからでしょうか?」
と言う問いの返事に困り男女の関係を持つようになった。
気持いい。流石に過去の武人に女を避けた人がいるのがわかる。
部の中でこのことに振れるのはない。ハルヒの口からたまに聞かされるぐらいだ。

ハルヒが逝くまでモリはゆっくりしっかり腰を動かす。
決して一人よがりにならぬよう。ハルヒの体を壊さぬように。
ハルヒの腕の力が急に強くなる。足も絡ませて逝く直前だ。
モリはピストンを速めて二人果てた。

そのあとは寝るだけ。
ゆっくり静かに呼吸が整い、一枚の布団に包まれて。

「モリ先輩…」
「ん?」
「環先輩のペニスが一番太くて大きいです」「(グサ)」

その後のハルヒによる
「硬いのはハニー先輩の次で二番目です」
「だから先輩のは硬さ二番、太さ二番でちょうどです」
という弁解?も虚しくまた心に傷を負った。
次に立つのは5日後か?頑張れモリ!負けるなホスト部!
192名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 17:32:55 ID:nkbaXjqN
うは、モリ先輩カワイソスww
やった直後に、環先輩のほうが太くて大きいですとか言われたらそりゃ傷つくわな…
このままインポにならんといいねwww
193名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 17:52:52 ID:cIjKuBE+
暫定順位表

太さ
1位 環
2位 モリ
3位 不明
4位 不明
5位 不明
6位 不明

長さ
1位 環
2位以下 不明

堅さ
1位 ハニー
2位 モリ
3位 不明
4位 不明
5位 不明
6位 不明
194名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:04:49 ID:492KIUvV
順位表

太さ
1位 環
2位 モリ
3位 双子
4位 双子
5位 鏡夜
6位 ハニー

長さ
1位 環
2位 モリ
3位 鏡夜
4位 双子
5位 双子
6位 ハニー

堅さ
1位 ハニー
2位 モリ
3位 馨
4位 鏡夜
5位 環
6位 光

モリVSハルヒを書いた者ですがこんなところでいかがでしょう?
ハニー先輩は小さいほうが、その、女として萌える。
195名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 20:17:16 ID:U/x3GkxL
光のふにゃちん!

なわけですね。
196名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:53:23 ID:492KIUvV
後ろから入れて
「「どっちが入れてるでしょうか?」」
「馨。だって…」

言うのかな?ハルヒは言っちゃうのかなあ?
197名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:03:05 ID:ZGjYAj4Y
まあ、入れ方ってしゃべり方やしぐさよりよっぽど性格出るから、
単に馨の方が固くて光がふにゃちんってだけでなく、わかるだろうけどね。

でも、ベッドの中では光が紳士、馨の方が乱暴とかでも萌えるけど。
198名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:51:11 ID:QAHHfcWc
>>197
想像したら、かなり萌えたw
ギャップがたまらん
199名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 04:23:53 ID:NEIDmH6k
馨とハルヒの新居(メイドなし、水入らず新婚生活)。
ハルヒが風邪を引いて熱を出すが、馨は海外に出張中。
馨に頼まれた光が渋々様子を見に来る。というシチュ。
「…ったく、なんで俺が。メイドに頼めよ」

「おーい、ハル…」
寝室に入ると、ハルヒが熱でうなされていた。
「馨…馨…」
「ちぇ、うわごとかよ」
「馨…」
ハルヒが伸ばした手を、ひったくるようにつかむ。
(えーと、馨っぽく馨っぽく)
「僕はここにいるよ、ハルヒ…」
ハルヒは安心したように寝息をたて始めた。

「うーん、熱は下がったかな?」
2時間ほどして、ハルヒの容態も落ち着いてきた。
「でも、この汗、ほっといたらまずいよな…」
布団を引っぺがして、タオルで拭いてみる。
「パジャマもシーツもびしょ濡れだ…仕方ないな」
覚悟を決めてハルヒをソファに移し、シーツを取り替えた。
「よし、…って、わ、パジャマ冷たくなってる」
慌てて脱がし、ハルヒをベッドに放り込む。
「替えのパジャマどこだよ馨ぅ。…あった!」
意気揚々と戻って布団を引っぺがすと、全裸のハルヒがうつぶせですやすや眠っていた。

(俺、なんでこんなことしてるんだろう)
半裸になり、ハルヒに後ろから抱きついている。
「う…ん、馨…?」
(馨っぽく、馨っぽく)
「うん、そうだよ。ただいま、ハルヒ」
「え…? あ、ああ…」
ハルヒを傷つけないように、優しく、ゆっくりと挿入する。
壊れ物を扱うように繊細に指を使う。
「ん…っ、や…」
腰を巧みに使ってハルヒの快感を高めていく。
「ふぁっ…、ああ…っ!」
経験の浅いハルヒはなすすべなく追い込まれていった。
(これが最初で最後かもしれない)
弟を裏切る背徳。一生に一度の刹那的な快楽。
光はこの瞬間を大切に味わう。時が止まればいい。
永遠に終わらなければいい。強くそう願いながら。

「あっ、ああっ!」
「…うっ」
ハルヒの胎内が大きく収縮した瞬間、光は唇を噛んで抜いた。
白い背中に精液が飛び散る。
(それでも馨は裏切れない…か)
自嘲していると、うつぶせになったままハルヒがつぶやいた。
「まったく、光は。しょうがないな…」

「えっ!…どうしてわかったの?」
「馨はそんなに優しく抱かない。怖いぐらい激しいよ…」
「そ、そうなんだ…」
「今日のことは忘れてやるから、帰って」
「〜〜〜」
光はプイッと方向転換すると、出口に向かった。
「あ、待って、光」
「…なんだよ」
「看病してくれて、ありがと」
200名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 04:24:34 ID:NEIDmH6k
我ながら、光っぽくないと思いました。
201名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:45:20 ID:YDHyx+hu
>>200ハルヒなんか軽いよ…
でも自分的には結構萌えましたGJ(*Θ_Θ*)/
202名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:46:57 ID:mVQYyj0h
もうちょっと光の葛藤があったり
セクロスの細かい描写があると良かったんじゃね?
でもシチュはすげー萌えた(*´д`)
203名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 10:48:18 ID:eatHF+Jg
>195
いや環が長くて太くてふにゃちんだ
204名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 13:25:20 ID:aGNRwmYK
>>203
ハーフだから?
白人さんのはフニャチソだってよく言うよねw
205名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 13:42:25 ID:kenMZ+QH
「環先輩の、ふにゃちん!」

「えー!そおなのおー♪」
「ほう」
「ギャハハハハハー笑い死ぬー」
「マジでマジで?見せてよ殿ー」
「……w」
206名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 15:31:44 ID:vL4FvvnA
このスレの1の最初の頃に、殿は日本の堅さとフランスのサイズを兼ね備えてる
とかいう書き込みがあったと思うが、気のせいだったかな・・・?
207名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 18:07:56 ID:egRe9PtA
気のせいじゃないよ
208名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 00:16:49 ID:c6WZu11d
ハーフってことは
日本人のサイズとフランス人の硬さを兼ね備えている…ということもあり得るのか。
209名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 00:36:35 ID:ETC9KaMN
「環先輩の、短小包茎ふにゃちん!ばか!」

こういうことですか?
210名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 01:20:58 ID:ntrVRt/3
>>208
それ最悪w
211名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 02:53:51 ID:onRJOE1r
ハルヒ「環先輩、気にしないでくださいよ。私、小柄だから、
小さくてふにゃふにゃな、環先輩のあそこがちょうどいいんです。」
212名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 07:10:26 ID:bHPo5MhN
>211
フォローになっとらんがな…ハルヒw


環とハルヒがくっついたら結婚式はさぞ凄いことになりそうだ。
ウェディングドレスは光&馨の超豪華デザイン、妊娠出産は鏡夜の病院。担当医は当然鏡夜。ある意味怖い…w
213名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 14:11:36 ID:PDmI+vC8
結婚式護衛にハニー先輩モリ先輩。
214名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 14:14:22 ID:LEvSJfL2
ハルヒが妊娠したら環もつわりがうつりそうw
立会い出産なんぞしようものなら「俺以外の奴がハルヒのあそこを見るなー!」と大騒ぎし
うざいぐらいに手を握ろうとしたり声をかけてハルヒに「ほっといてください」と言われ
挙句の果てには出産直前にぶっ倒れて他の部員に感動の対面を先に済まされそうだ
215名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 15:50:20 ID:SzDsA/4f
産婦人科医の鏡夜、怖いw
「安定期に入ったことだし、無茶しない程度に環の相手をしてやったらどうだ?
あいつも、お前が妊娠してからたまってるだろうしな」 とか
「そういえば環が出産の立ち会いをすると言っているが、
医者の立場で言わせて貰えば迷惑以外の何者でもないな」
とか真顔で言ってくるのか?嫌すぎるww
216名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 16:56:25 ID:hnfgOXQf
環は帝王切開で頼む!と鏡夜に頼んだり
217名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 17:29:16 ID:EbdyZNDQ
いやいや。帝王切開だと
「大事なハルヒを傷つけるなんて!」といって泣きわめきそう。
どっちにしろウザさ満載なんだろう。
218名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 18:28:14 ID:bHPo5MhN
だいたい産婦人科の免許を取ったのはハルヒのためだけな鏡夜…とかって考えたら最悪やわ…w
定期検診にやたら時間かけてハルヒをいじる鏡夜とか
219名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 19:05:55 ID:Zux5rkV0
鏡ハルで、ハルヒのために産婦人科の勉強する鏡夜は萌えるな。
220名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 22:06:38 ID:QqVV81sf
環なら、
「自分以外の男にハルヒの体を見せたくないから医者になる!」
とか言いそうだww
某漫画でヒロイン大好きな男が言ってたセリフなんだが
221名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 02:40:54 ID:CJoxxTW6
>220環の脳内には「女医」という単語は存在しないのかw
222名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 03:37:18 ID:QfXXGfam
ハルヒの担当は女医にしたというので安心して任せてみたら、ロベリアの紅緒とかなW
223名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 09:28:03 ID:tzw2g8Er
無事に何事もなく出産させてあげて…
224名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 13:43:28 ID:FgWQzJd8
ハルヒが音楽室に入って来た

「いらっしゃいませ、お嬢…」
「あなたがこの部の部長?ん〜美形ね。やっぱりハーフじゃないとキョンがあなたみたいになるのは無理ね」
「あ、あのお嬢…」
「あなた鏡夜さんでしょ?古泉くんににていい笑顔ね」
「ありがとう、お嬢…」
「あー!あっちのでっかいのが守の塚さん?ユキといたらどうなるのかしら?
あ、埴の塚さんね。我がSOS団のみくるちゃんと萌えでいい勝負よ」
「あ、あのお嬢さん?」「敵情視察終わり!ホスト部は来月までに配下に入れるつもりだから覚悟しとき…」
「こら!帰るぞ!すみませんお騒がせしました!」
「ちょっとキョン!今、帰るわよ放しなさい!」

ハルヒが音楽室から出ていった。
双子とハルヒが音楽室に入って来た
「びっくりしたね。さっき見分けられちゃった。
ハルヒ以外に分かる人いるんだね」
「ハルヒ、あのハイテンションの子に会ったのかい?」
「はい、会うなり「君はなんで男の格好してるの?萌え?コスプレ?」
って聞かれて答えようとしたら友人のような人に連れていかれました」

ハルヒ襲来 〜完〜
225名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 15:49:53 ID:FzWV84bV
つっこみどころ満載ですね
226名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 19:54:57 ID:2BUH/ft0
>>224
板違いだけど笑わせてもらいました(自分もつっこみたい)
227名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 23:55:13 ID:SG/rTdxu
こんばんは、タマハル投下します。
ちなみにエロまでの道のりは長いです。だいたい4〜5回連載で、年内には完結させようかと。
228姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/25(月) 23:56:05 ID:SG/rTdxu
 その日もハルヒは、いつものように使用済みの食器を洗っていた。
 入部してからというもの洗い物はほぼ彼女の仕事になっているが、
家事には慣れているのであまり苦ではない。
 最初の頃は高級な食器類を傷付けないかと少し緊張していたが、
今では部活中の第三音楽室の喧騒を離れて準備室で一人になれる一時が気に入っている。

 「ハルヒ、手伝おうか?」
 背後からの不意な声に振り向くと、環が戸口に立っていた。
 環が片付けを手伝いたいと申し出たのは初めてのことではないが、
実際に手伝わせたことはまだない。
 以前からお坊ちゃん育ちの彼が家事など出来るわけがなかろうと思って断っていたが、
夏休みのペンション手伝いの一件で、予想をはるかに上回るダメっぷりを確認してからは、
特にそれを確信した。
 もしも環が高級ティーセットを大量に粉砕したのを鏡夜に知られ、
連帯責任としてこれ以上借金を上乗せされたら…と考えると、軽く目眩がしてくる。

 「別に大丈夫ですよ。それよりお客様が待っているんだから、先輩は戻ってください」
 そんなわけで今日もやんわりと申し出を断ったが、環は諦めなかった。
 「ハルヒがいないと、お父さんは寂しいんだよぅ…。早く終わるように手伝うのも、
ダメなのか?」
 そう言って、恒例のうるうる目で見つめてくる。
 「…だって、環先輩こういう事苦手じゃないですか。ペンションの時とか…」
 「そ…それはそうだが、もうあの時の俺ではないぞ!二度と同じ轍を踏まないよう、
あの後家でメイド達の手伝いをして、片付けの極意を教わったのだ!」
 「そうですか…」
 「うむ。シマに、充分だからもう手伝う必要はないと言われるほど上達したのだ。
だから、安心してお父さんに任せるがいい!…先ずは、このカップをしまえばいいのか?」
 それって余計な仕事を増やすだけだからもう手伝うなという意味では…?
とハルヒが思う間もなく、環はカップを大量に載せたお盆を持って食器棚へと向かう。

 「…た、環先輩、そんなに一度に運んだら危ないですってば!」
 「大丈夫だ。もう、ハルヒは心配性だな…うわ…っ!」
 運の悪いことに環の足元は、洗い物の途中でハルヒが溢して後で拭き取ろうと思っていた
シャボンで濡れていて、よそ見をしていた彼は見事に足を捕られた。
 ガシャ――――ン!!!
 派手に転ぶ環と床に叩きつけられて割れる幾つものカップが、
スローモーションで視界に入る。
 ―――マイセンのカップの弁償代だが、お前の分の35万円は借金に上乗せしておこう。
 瞬間、陶器の割れる騒音に混じって、鏡夜の声が聞こえたような気がした。
229姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/25(月) 23:56:57 ID:SG/rTdxu
 「あー、もうっ!何やってるんですか、先輩!」
 「うあぁぁぁ、ごめんよハルヒィィ!…いま、拾うから!」
 涙目で慌てて破片を拾い集める環を横目に、ハルヒは泣きたいのはこっちだと思った。
 こんな事になるのなら、何故彼の申し出を全力で阻止しなかったのかと悔やまれるが、
既に後の祭りだ。
 彼女は小さく溜息をついて、環の傍に座り込んだ。
 「片付けは、後でいいです。それより環先輩、怪我してるじゃないですか。
…ほら、指出してください」
 環の手を取り、カップの破片で傷ついた指を診てみる。
 人差し指を少し切っているが、幸いたいしたことはないようだ。
 自分の些細な切り傷の時にする要領で、とりあえずの止血のためにその指を口に含む。
 「ハルヒ……」
 「…んっ。もうだいたい血は止まったみたいです。絆創膏巻いておきますけど、
気になるなら、後でちゃんと消毒してください」
 たしか食器棚の引き出しに、以前コーヒーのおまけに付いていた絆創膏があったはずだ。
 それを取るために立ち上がろうとしたが、不意に腕を掴まれる。
 「何ですか……?」

 環は珍しく無言で、ハルヒを見つめていた。
 真剣な、それでいてどこか熱に冒されたような表情だ。
 ハルヒの胸の奥が、僅かに疼く。
 いつからだろう、今のように環に見つめられているときや、
息がかかるほど傍にいるとき、原因不明の疼きを感じるようになったのは……。
 別に苦しいわけでもなく直ぐに治まるので普段は気にしないことにしているが、
それでもその瞬間だけはどうしても意識してしまう。
 以前、熱を出した環のお見舞いに行ったとき額にキスをされたことがある。
 その後暫くの間、彼の傍に寄ると何故だか疼きが強くなるのと、
額にキスしたことを彼がすっかり忘れていたことが何となく腑に落ちない気がしたのとで、
距離を置くようにしていた。
 結局、キスの件をなかった事にして気にしないようにすることで、
以前の関係に戻れたと思っていたが、それでもこうして見つめられていると、
あの時の事が頭を過ぎる。
230姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/25(月) 23:57:36 ID:SG/rTdxu
 ……本当に、何故だろう。
 自分にとって環は、庶民とかけ離れた感覚やお父さんだからと言って過剰に世話を焼いて
くるところが暑苦しくてウザいと感じることもあるが、基本的には尊敬に値する先輩で、
それ以上でもそれ以下でもないはずだ。
 それなのに時々こんな気持ちになるのが、分からない。
 今だって環の顔が近付くにつれて、胸の奥の疼きが次第に大きくなって……。

 「……ぇ…?」
 気が付いたときには、もう遅かった。
 熱い吐息がかかるのを感じた直後、ハルヒの唇は環のそれに塞がれていた。
 ―――自分は今、環先輩にキスされている。
 そう自覚した瞬間、ハルヒの胸の疼きが痛いほどに強くなった。
 「…やっ…やめて下さい……っ!!」
 渾身の力で彼を突き放し、自身の唇を手の甲で覆う。
 おそらく実際に唇が触れ合ったのは、ほんの一瞬なのだろう。
 しかし、僅かに残る存在感のある温もりが、今もハルヒの胸を騒がせていた。
 「…ハ、ハルヒ……?」
 ふと見れば、環は拒絶された意味が理解できないという顔をしている。
 「…どうして、こんなことするんですか?」
 「…だ、だってハルヒが可愛いから。我慢できなくて、つい……」
 「そんな理由で、勝手にキスしていいと思ってるんですかっ?!」
 「…い、いいんだ!」
 徐々に激しくなるハルヒの剣幕に些か気圧されながらも、環は反論する。
 それは、普通の人間が思いもしない理由だった。
 「俺はハルヒのお父さんだから、いいんだっ!お父さんが可愛い娘にちゅーするのは、
変態じゃなくて当然の父性愛なんだ!!」
 「…それ、本気で言ってるんですか?」
 「勿論だとも!」
 自信ありげに頷いて、彼は更にお父さんだからアレだコレだと続けた。
 別に彼が自分のお父さん気取りで家族ごっこに興じるのは昨日や今日に始まったことでは
ないので慣れっこだったが、ここまでズレていると流石に頭が痛くなってくる。
 このままいつものように押し切られて納得してしまえば、
いつか今回のキスもなかったことになるのだろうか。
 …いや、それはどうかと思う。
 物事にあまり執着しないハルヒでも、流石にそれではいけないと思った。
 だからこそ、環に疑問を投げかける。
231姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/25(月) 23:58:30 ID:SG/rTdxu
 「…お父さん以外の男の人とは、ダメなんですか?」
 小さな、しかしはっきりとした声音。
 見開かれた双眸は、しっかり正面から環を見据えている。
 「そうだ。だから、女の子はお嫁に行くまで他の男とちゅーしてはいかん」
 「前から言おうと思っていたんですけれど、
自分は環先輩をお父さんだと思ったことありませんよ。
そりゃ、うちのお父さんと性質は似てると思うけど、違うんです」
 「な…何ぃぃぃぃっ?!!」
 環は大袈裟に仰け反り、やがて力なくその場にへたり込んだ。
 その表情から察するに、彼なりに多大なショックを受けたらしい。
 「…で、では仮に…仮に俺がハルヒのお父さんではないとして、
お前にとって俺の存在は何なのだ?教えてくれ、ハルヒィィィッ!!」
 「先輩は、男の人ですよ。だから自分にとって先程のアレは、
お父さんとのコミュニケーションとは違います。だから、ダメなんです」
 ここまで言えば、いくら彼でも分かってくれるだろう。
 どうせ、いつか家族ごっこには終わりが来るのだ。曖昧に終わるよりも、
はっきりさせたほうがいいのかもしれない。

 「…つまり、お父さんではない男はちゅーしてはいけないと?」
 「先程、自分でもそう言っていたじゃないですか。先輩は自分にとっては男の人だから、
平気じゃないんです」
 「それでは、お父さんでもないのにハルヒにちゅーしたいと思う俺は、何なのだ?
…や、やっぱり変態なのか?!そ、それはダメだ!今からでも考え直して、
俺をお父さんと思ってくれないか、ハルヒッ!!」
 必死の形相で懇願する環を見ているうちに、何とも複雑な気持ちになってくる。
 何だってこの人は、こんなにも自分のお父さんであることに拘るのだろう。
 まるで、そうでなければ自分とコミュニケーションがとれないかのような必死さだ。
 このまま否定しきれば、恐らく二人の関係は変わるだろう。
 それが良いことなのか悪いことなのかは、まだ分からない。
 娘でなくなったハルヒに、お父さんでなくなった彼はどのように接するつもりなのか。
 他の女の子達と同じに?或いは、避けるようになる?それとも……?
 それを考えると、何故かより一層胸の奥がズキリと疼いた。
232姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 00:00:02 ID:9BcBUu3M
 「…そ、そう言えばこの前光と馨に頬にちゅーされた時は、平然としていたじゃないか。
それが良くて、どうして俺はダメなのだ?!」
 「だってあの二人は友達だし。…ともかく、そろそろ割れたカップを片付けたいんで、
話はこれでおしまいでいいですか?」
 なおも食い下がる環を遮り、ハルヒは片付けを始めた。
 箒とちり取りで破片を集めながらも、時折捨てられた子犬のような目でこちらの様子を
伺う彼が視界に入る度に、苛立ちを覚える。
 ……どうして分かってくれないのか。
 簡単なことじゃないのか、友達がふざけ合っているのと彼が自分にしたこととは違うのだ。
 だって、彼は自分にとって明らかに異性の先輩なのだから……。
 
 そこまで考えて、ふと気が付く。
 あくまで異性として考えれば、自分を除くホスト部員は皆そうだ。
 光と馨ほどではないにしろ、ハニーが無邪気に抱きついてくることもある。
モリに抱き抱えられたことだってあるし、それこそ吐息が掛かるかと思うほど近くで、
鏡夜と話すこともある。
 それなのに、どうして環が相手だと身構えてしまうのか。
 それに気付いたのがいつだったかは忘れてしまったが、何故か彼だけを意識してしまい、
単なる先輩とのコミュニケーションと割り切ることが出来ずにいる。
 そして、彼を意識している自分を感じるとき、彼が接触してきたとき、
いつからか決まって少し胸の奥が疼く。
 だが、どうしてもそれが何故なのか分からない。
 いっそのこと、本当に彼をお父さんだと思えば楽になれるのかもしれないが
、どうしても自分にとって環はお父さんではないのだ。

 ……結局、環と自分への苛立ちが治まることはなく、
それから一言も彼と言葉を交わすこともなく、部活が終わると同時に帰路についた。
 翌日もその次の日も、ハルヒは彼を避けたままだった。
 幸いティーカップの弁償だけは免れたが、
それでも彼女の心にかかる霧を晴らすには至らない。
 話し掛けようとする環を素っ気なくかわすとき些か胸が痛んだが、
ここで徹底しなければと自分に言い聞かせる。
 そうしているうちに、いつか時が解決してくれるだろう、きっと……。
 ただ頑なにそう思うだけで、精一杯だった。


今夜はここまで。では、また明日。
233名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:05:24 ID:HBZkMba9
234名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:06:54 ID:VKxm9tWn
GJ!
ウザい環(勿論褒め言葉)もハルヒも凄くよかった。
明日もお待ちしております。
235名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:34:47 ID:qiGp4aE9
GJ!!
明日も楽しみにしてます!
236名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:46:07 ID:bjehogLR
GJGJGJGJ!!!
続き、ものすごく楽しみ!!
237名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 07:20:05 ID:LJaovTlR
期待してるぜ
238名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 09:12:28 ID:z7nhgYv3
続き楽しみだぁ♪
自分に迷うハルヒがかわいいですw
239姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 15:58:08 ID:lI8qIbQZ

 「何でか知らないけど、アンタ環くんとケンカしてんだって?」
 土曜日になって、遊びに来たメイが開口一番にそう言った。
 どうやら、部員の誰かとのメールのやりとりで知ったらしい。
 「そうだけど……、正確には環先輩に対して自分が怒ってるっていうのが正しいかも」
 「ふぅん…。だったら、あたしに詳しく話してみなよ。相談に乗るからさ」
 最初は友達とはいえ、個人的な問題を話していいものかとも思ったが、
女同士の気安さと意外に聞き上手なメイに乗せられたハルヒは、
気が付けば全てを彼女に話していた。

 話を聞いたメイは、半ば呆れ顔で言った。
 「前から思ってたけど、何つーかアンタ達って本当にバカじゃん!」
 「ちょっと、バカって…そこまで言わなくても……」
 「つーかアンタの話だと、むしろそこまで条件揃ってんのに気付いてないってことが、
あたしには信じられないんだけど」
 メイは腕を組んで考える仕草をした後、ハルヒの瞳を見据えた。
 そして、何かを確信したように小さく頷き、再び口を開く。
 「普通はこんなこと、当人同士で自覚しあうべきだと思うけどさ。
アンタ達みたいな超鈍感コンビに任せてたら何年かかっても無理っぽいから、
ハッキリ言わせて貰うんだけど!」
 「自覚って、何を?」
 「あー、もう!何で分かんないわけ?アンタ、環くんのことスゲー好きなんじゃん!!
だから、お父さんだから平気とか言われんのがムカつくし、
他のヤツにされても何ともないことが環くんが相手だと気になるんだってば!
それに胸の奥が疼くって、恋してドキドキしてるってことじゃん!」

 メイに一気に捲したてられ、ハルヒは固まった。
 ―――環先輩のことが、好き?…自分が?恋……?!
 ハルヒの脳裏に、環と出会ってから現在までの様々な出来事が次々とフラッシュバック
しては、頭の中を駈け巡る。
 メイに言われた言葉の一つ一つが、心の奥の自分でも今まで存在に気付かなかった扉を
ノックし、自覚を促す。
240姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 15:59:00 ID:lI8qIbQZ
 身体中で目覚めた新たな細胞の全てが徐々に活性化し、
心の中の未だ無色な部分が薔薇色に染まっていくような感覚……。
 どうして、今まで分からなかったのだろう。
 こんなにも自分は、環に恋をしているというのに―――。
 …そう、自分は環が好きだ。
 好きだから、彼だけを異性として過剰に意識してしまう。
 好きだから、彼の過剰な父親気取りに苛立って反発してしまう。
 …何だ、複雑な思いの全ては、自覚してしまえばこんなに単純明快な事だったのだ。

 メイが帰った後、ハルヒは一人で考えていた。
 あの後、自覚出来ただけで今は満足だと伝えたところ、彼女は憤慨して、
 「本当にそれで良いと思ってんの?好きなら、相手が自分をどう思ってんのか、
気にならないわけ?」
 と言った。
 更に彼女が言うには、環もまた宇宙レベルの鈍感だから、
自分からはっきり気持ちを伝えないとダメだ、ということ。
 とはいえ、頬を染めて環に告白する自分の姿を想像すると、
あまりに自分らしくないと思った。
 自分は彼が好きで、それが分かっただけでも充分ではないか。
 自分から多くを望むことはしない、相手が自分をどう思っているかなんて知らなくても
不自由はない、それで苦しくなっても何とか出来るはず……。
 …だけど、ハルヒの中に芽生えた「恋」という気持ちが、囁いてくる。
 ―――望まないのが、自分らしさ?…そんな殻など、壊してしまえばいい。
   自分の心に革命を起こすのだ、そうすれば何かが変わる…変えてみせる!
   …そう、自分から行動することが自分にはもう出来るはずなんだから……。


 その夜、ハルヒは奇妙な夢を見た。
 環の部屋らしき所で彼と過ごしていて、不意にどちらからともなく唇を重ねた。
 その後、当たり前のように彼は強く自分を求めてくる。
 ハルヒは抵抗することなく素直にそれに応え、二人は激しく睦み合った。
 環の指が、唇が与えてくる官能に流され、ハルヒははしたなく喘ぐ。
 やがて彼が労りをもって自分の中に侵入してきたとき、更なる快感とともに、
それをとても嬉しく思っていた―――。
241姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 16:00:31 ID:lI8qIbQZ

 「…ん…、夢……?」
 目覚めてふと枕元の時計を見てみれば、未だ日付さえ変わっていなかった。
 まだ父親が帰宅する時刻ではないので、一人きりのアパートの部屋はシンと静まりかえって
いて、時折外から車の走る音が聞こえるほかは、何とも静かだ。
 いつもならば、こんなふうに途中で目覚めてしまったときは、
直ぐにもう一度寝直すところだが、生憎と今夜はそれも叶いそうにない。
 恋心の自覚と関係あるかどうかは謎だが、あんな夢を見たのは初めてだ。
 更に、夢とはいえ環に求められて素直に応え、それを嬉しいと感じていた。
 所詮は夢の中の出来事だと割り切ってしまえばいいのかもしれないが、
どうしても意識せずにはいられない。
 もしも環も自分を想ってくれているとしたら、
現実の彼も夢と同じようなことをしたいと考えることがあるのだろうか?
 普段の様子を見る限り、とても想像出来ないのだが……。
 …もしも彼と交際することになって、夢の中のように求められたら、
その時自分はどう反応するのだろう?
 無理矢理奪われるのではなく、自分を気遣って優しくしてくれるのなら…
あまり嫌じゃないなと思い、そう思った自分に驚く。
 なにしろ、今日恋心に気付いたばかりだというのに……。

 そこでハルヒは、唐突に身体の些細な異変に気付いた。
 ショーツの股間の辺りが、ヒヤリと冷たい。
 一瞬、生理が来たのかと思ったが、それはまだまだ先のはずだ。
 一応確かめてみようと、ショーツの中に指を突っ込んでみると、
中はヌルリとした蜜で潤っていた。
 「…やだ、あんな夢見たからかな……?」
 この手の事にあまり詳しくないハルヒでも、
一応片手で数える程には自慰の真似事をしてみた事がある。
 でもそれは、ぎこちなく胸や性器を触る程度の拙いもので、
絶頂に達する程の快感を得たことは、まだ一度もなかった。
 なかなか寝付けないこともあり、気晴らしを兼ねて、
ハルヒはショーツの中の指を動かし始めてみた。
242姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 16:01:29 ID:lI8qIbQZ
 拙い動きで花弁の周りをなぞっているうちに、先程の夢の内容を思い出す。
 あの夢の中の環は、もっと的確に快感を引きずり出してくれたはずだ。
 そこで、ハルヒは夢でされていたように、蜜を塗りつけた二本の指で肉芽を挟んで、
小刻みに刺激してみた。
 途端に、それを快感と認識した身体が痺れたようにはねる。
 「…あぁっ…何これ…、気持ちいい…かもっ…」
 そのまま少しずつ強弱をつけて弄っていると、
そこを中心にじわりと甘く痺れるような疼きが広がっていく。

 新たに溢れてきた蜜を掬い取っては肉芽に擦りつける行為を続けるうちに、
快感を覚え始めた身体が更なる刺激を求め、徐々に頭の中が淫靡な妄想に支配されていった。
 「んっ…そこ、いいっ…環先ぱ…ぁあっ…!」
 いつしか頭の中で、自分の指が環のそれに変わっていき、
彼の名を呼びながら忙しなく指を動かし続ける。
 僅かに体温が上昇して喉が渇きを覚えるが、それでも一人きりの淫らな行為をやめられない。
 「…あぁん…そう、そのまま中に……っ!」
 どこよりも濡れそぼる凹みを探り当て、緩やかに中指を埋没させていく。
 中に指を挿入したのは初めてだったが、トロトロの蜜で熱くぬかるんだ秘裂は、
狭いながらもたいした抵抗もなく自身の指を受け入れていった。

 秘裂の中で指をスライドさせていると、単に気持ちいいという他にも、
複雑な感情が生まれるのを感じる。
 胸がキュンと締め付けられる、どうしようもない切なさと。
 環をオカズにして淫らな行為をしているという、少しの罪悪感と。
 自覚したばかりだというのに、こんなにも彼を愛しく想っている自分への戸惑いと……。
 自分を翻弄しているこの指が環のものだったら…、
夢の中のように優しく抱いてくれたら、どんなにいいだろう。
 そう思うほどに、自然と指の動きが激しくなる。
 「んぁ…はぁんっ、先輩ぃぃぃっ!」
 行為を続けるほどに高まっていき、やがて一際強い快感に身体がビクンと震えた。
 それが頂点だったのか、動きを止めて身を任せているうちに、徐々に波が引いていく。
 ハルヒはゆるりと指を抜き、大きく息をついた。

243姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/26(火) 16:03:27 ID:lI8qIbQZ

 頭がはっきりしていくに順って、最中も感じていた複雑な感情が騒ぎ出す。
 ……胸が痛い。
 こんなにも環を好きになっていたのに、
どうしてメイに指摘されるまで気付かなかったんだろうか。
 ずっと前から異性として意識していたというのに、
彼への好意を今まで単なる尊敬の念だとしか思っていなかった。
 彼はずっと、自分を気にかけてくれていた。
 自分が冷たい態度をとっても、落ち込んで立ち直った後は直ぐに、
お日様のような笑顔を向けてくれていた。
 それを好ましく思っている自分にもっと早く気付いていたら、
今までもっと優しく接することも出来たはずなのに……。

 ……だが、もしも環が勘違いなどではなく本当に「お父さん」としか思ってないとしたら、
この想いは空回りするだけなのだろうか。
 そして、いつしか儚く消えてしまうのか。
 そう思うと、胸が締め付けられるような不安に苛まれ、涙が溢れ出す。
 ……いや、ここで弱気になってはダメだ。
 環への恋心を自覚したとき、自分の殻を壊してみようと決めたはず。
 自分から多くを求めない、自分の望みを語らずに堪える藤岡ハルヒを、
少しでも変えていかなくては……。
 これからは、自分の気持ちに素直になって、
幸せになるために少しずつ新しい一歩を踏み出していこう。
 ひょっとしたら、環だって無自覚なだけかもしれないのだ。
 仮にそうだとすれば、目覚めさせるきっかけが必要なのだろう。
 そういえば、メイが言っていた。
 ―――環もまた宇宙レベルの鈍感だから、はっきり言わないと伝わらない、と。
 考え倦ねた末に、ハルヒは決意した。
 「……決めた。環先輩に、好きだって言おう」


多分明日に続く
244名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 16:53:33 ID:z7nhgYv3
最高ですっ!!!!
…明日が楽しみだっ!!!!
245名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 19:35:18 ID:9GMzogUM
超乙
ハルヒやメイと一緒に環の鈍感ぶりにイライラした。
本誌のカラオケ廊下でのハルヒの戸惑いのシーンが大好きなんで
すげー萌えた。次も期待。
246名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 20:40:21 ID:VKxm9tWn
またまた乙です。
これから環とハルヒの絡みが楽しみです。
247名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 20:52:23 ID:+F6RhmNo
248名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:41:36 ID:wf9U0DSY
超GJ!!
249名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 01:54:39 ID:5wGMde/2
ハイペースで連載してくれる書き手がいると、毎日わくわくする
このふたりをくっつけるのは大変だろうが、ガンバレ
250名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 06:29:40 ID:J7Ee9RZz
ハルヒの自慰イイ!!!
251姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/27(水) 17:32:20 ID:R1imOQAd
* 基本的にハルヒ視点ですが、今回ハルヒ不在の部分だけ鏡夜視点になっております。すみません。


 月曜日の放課後―――。
 ハルヒは授業が終わると急いで第三音楽室に向かい、意を決してドアを開けた。
 まだ誰も来ていない部室は、部活中の喧騒が嘘のようにシンと静まりかえっている。
 彼女は今日、重大な決意を胸に秘めていた。
 今日の部活が終わったら、環に自分の気持ちを伝えようと思う。
 彼がそれにどう答えるかは分からないが、吉と出ても凶と出ても確実に二人の関係は変わる。
 もっとも、良い結果になればそれにこしたことはないが……。

 やがて、二番目にやって来たのは他ならぬ環だった。
 彼の姿を確認した瞬間、ハルヒの胸の鼓動が急激に速度を増す。
 見慣れたはずの彼が、何とも新鮮に映る。
 色素の薄い柔らかなくせのある髪も、整った顔立ちや均整のとれた長身も。
 元々目立つ人だとは思っていたが、こんなに格好良いと思ったのは初めてのことで、
彼への気持ちを自覚する前の自分は一体何を見てきたのかと一瞬考えたほどだ。
 「…や、やあハルヒ。どうしたんだ、今日は早いな」
 ハルヒの姿を確認した環は、嬉しそうに近付いてきた。
 距離が縮まる度に、緊張が高まる。
 「…あの、環先輩!お話ししたいことが……」
 ハルヒは、準備室での一件から初めて環に声をかけた。
 「…何かな?可愛いハルヒの話だったら、お父さんは何でも嬉しいぞ!」
 久しぶりにハルヒと話が出来ることが余程嬉しいのか、彼は瞳をキラキラさせる。
 「はい、実は……」
 そこで、廊下の方から足音が聞こえてきたので、ハルヒは小声で囁いて環から離れた。
 「部活が終わったら話しますので、準備室に来てください。あ、勿論一人きりで……」

 そしてその日の部活が終わり、帰宅したふりをしてこっそり準備室で待っていると、
しばらくして環がやって来た。
 その表情から、異様にワクワクしているらしいことが分かる。
 「さてハルヒ、お父さんに何でも話してごらん」
 ハルヒの傍まで来ると、環は上機嫌で促した。
 「…ハア。…あの、先ずはこの数日間、環先輩を避けてごめんなさい。
それと、先輩が自分のお父さんだと言ってるのを否定した件ですが……」
 「ああ、それか。どうだ?やはり、これからも俺はハルヒのお父さんだろう?」
 そう言ってニコニコしている彼を見ていると、少し辛い。
 何しろ、これから自分はあの時以上にそれを否定するのだ。
 「それなんですけど、もう金輪際自分のことを娘だと思うのは、やめてください。
やっぱり、どうしても先輩をお父さんとは思えないです!」
 「………はあぁっ?!!」
 一瞬にして有頂天から奈落の底に突き落とされた環は、驚愕の表情のまま硬直した。
 だが、こうなるのは想定の範囲内だ。
252姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/27(水) 17:33:19 ID:R1imOQAd
 更にしばらく待っていると、何とか自力で復活した彼は、
ハルヒの両肩を掴んで揺さぶりだした。
 必死すぎる形相が、惚れている相手だということを念頭に置いても非常に怖い。
 「うわあぁぁっ!な…何故だ、ハルヒィィィッ!?
何故、俺がお父さんではダメなんだァァァ?!!…ハルヒはこの前、男だからと言ったが、
普通はお父さんは男だろう?そうだろうっ?!…それとも、なにか?実は俺以外に、
ハルヒのお父さんになりたいという男がいるとかっ?!だ、誰だ?もしそうなら、
俺はそいつを倒してでも、ハルヒのお父さんになるつもりだぞっっっ!!!」
 動揺している環がひととおり言い終わるのを待って、ハルヒは告げた。
 「…そんなんじゃありません。…好きだからです」
 「す、好きだとっ?いったい、誰が好きなんだ?!
誰が相手でも、お父さんとして簡単に認めるわけには―――!!」
 恐らく彼の頭の中では今頃、大事な娘のハルヒがろくでもない恋人を家に連れてきて、
憤慨した父親の自分が卓袱台をひっくり返す三流ホームドラマの世界が、
渦巻いているのだろうということは容易に見てとれる。
 「あのー、いい加減に落ち着いてください」
 「こ、これが落ち着いていられるかっ!!!」
 ―――ああ、うざい。好きだということは置いといて、本当にこの人のこういう所って、
一生このままなのかな?
 「…とにかく、環先輩はだまって聞いててください!」
 流石にこのままでは埒があかないと思い、以前彼に怖がられた般若の表情でピシャリと言う。
 すると、漸く彼は静かになった。

 ハルヒは、軽く深呼吸した後で告げる。
 「…自分は、環先輩のことが好きなんです。だから、お父さんと娘じゃなくて、
その…出来れば、女の子として好きになってほしいんです」
 ……ああ、やっと言えたと思い、ハルヒは胸を撫で下ろした。
 恐る恐る環を見れば、彼は何も言わずに口を半開きにしてただこちらを見ている。
 「…あ、別に直ぐに返事をしてくれなくて、いいですよ。先輩の答えがどんな形でも、
ずっと待ってますから」
 「………」
 「もし、いつか先輩が自分を好きになってくれたら、その時は改めてキスしてください。
この前された時は突き放してしまったけど、その時が来たら、
自分は先輩のことを全て受け入れるつもりですから……」
 「………」
 余程びっくりしているのか、始終環は無言のままだった。
 でも、彼に自分の気持ちを告白したことで胸のつかえが取れたハルヒは、
また明日学校で会いましょうと告げると、清々しい気持ちで準備室を後にした―――。


253姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/27(水) 17:34:32 ID:R1imOQAd

 ハルヒが帰ってから、約一時間後―――。
 部室に残ってデータの打ち込みをしていた鏡夜は、ひととおり作業を終えて廊下に出た。
 ふと見ると、隣の準備室の明かりが点いている。
 「誰かが消し忘れたのか?……全く、しょうがないな」
 溜息混じりにドアを開けると、部屋の中央に大分前に帰宅したはずの環が立っていた。
 「オイ、環。そんなところで何をしている?帰らないのか?」
 「………」
 声をかけても全く反応がないので後ろから肩を叩くと、そのまま彼はこちら側に倒れてくる。
 咄嗟に受け止めて顔を覗き込むと、……環は、目を開けたまま気絶していた。

 携帯で橘を呼び出して、動かない環を車まで運び、自分の隣の席に座らせて鳳家に向かう。
 準備室で立ったまま気絶していたからには何かしらの事情があるのかと思い、
須王の第二邸ではなく、あえて自分の家にした。

 「…そろそろ起きろ、環!」
 鏡夜の部屋のソファーに横たわったままいっこうに目を覚まさない環に、
いい加減痺れを切らして蹴りを入れると、漸く彼は覚醒した。
 「…あれ?準備室に居たはずなのだが、ここは……?」
 「俺の部屋だが。…何だって、あんな所で気絶していたんだ?」
 突然、環は弾かれたように起きあがり、酷く狼狽して支離滅裂に捲したて始めた。
 「…聞いてくれ、お母さん!!ハルヒが、俺をお父さんじゃないと言うんだよおぉぉぅ!!
俺は男だからちゅーしたらダメで、でも光と馨は良くって、ハルヒが怒って俺を避けていて、
だけど話があるからって呼ばれてみれば、やっぱりお父さんじゃない、金輪際やめろって、
ハルヒが、手塩にかけて育てたハルヒが金髪で長髪の無職の男と結婚したいから認めてって、
嫌だぁぁ!そいつ、鼻と耳のピアスが鎖で繋がってたから卓袱台ひっくり返して反対したら、
ハルヒがハンニャになって、こ、怖かったよぉぉぅ!!それで、ハルヒが娘じゃなくて、
女の子として好きならちゅーしていいから待ってるqあdgjせk@ふじこ……」
 
 話の途中でどうも違う話が入っている気がしたが、何とかだいたいのことを理解した。
 環が落ち着いてくるのを待って、その間に考えを纏める。
 やがて頃合いを見計らって、鏡夜は彼に話しかけた。
 「…つまり、こういう事か?ハルヒとの喧嘩の原因は、おまえのくだらん家族ごっこで、
父の立場を主張するおまえに対して、ハルヒは男としておまえが好きだと気付いたから、
もうお父さんでも娘でもないと言ってきた、と」
 「そう、そうだとも。流石は鏡夜だな!」
 ―――……バカにしているのか、ちっとも嬉しくない。
 自分を褒め称える環を横目で睨みつつ、鏡夜は話を続ける。
 「それで、おまえはどうなんだ?」
 「………どうって?」 
 苛立ちを堪えつつ、環への質問を続けていく。
 いつも近くで彼を見てきた鏡夜からすれば、環がハルヒをどう思っているかなんて、
分かり切ったことだ。
 鈍感すぎる二人を見ていると、正直歯痒くてしかたがない。
 やっとハルヒが自覚したかと思えば、親友のほうは相変わらずで、
こちらが助け船を出しても、この有様とはどういうことだ。
 ―――くそっ!上手くいったあかつきには、しばらく環をこき使ってやる……!
254姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/27(水) 17:36:30 ID:R1imOQAd
 「おまえはハルヒをどう思っているのかと聞いている。好きなのか嫌いなのか、
はっきりしないおまえが悪い!」
 「俺がハルヒを嫌いなわけがないだろう?寧ろ好きだ、大好きだ!可愛いと思うあまり、
ハルヒが出てくる夢を見た後で夢精していたり、妄想が膨らみすぎて、ハルヒをネタにして
何度も自慰に耽った後、お父さんなのに娘をネタにするなんて、俺は変態なのかと……」
 「…何でおまえの下半身事情を聞かなければならないんだ。だいたい、そんなに好きなら、
さっさとハルヒに言えばいいだろう?」
 それに対して、環は大げさに溜息をつく。
 「でも、お父さんが娘と付き合ってもいいのか?あの時薄れゆく意識の中で、ハルヒが、
俺がハルヒを好きになったら俺の全てを受け入れたいとか言うのを聞いたんだが……」
 そこで、環は頭を抱えた。苦悶の表情を浮かべている。
 「それに、何か不都合でも?」
 「俺が以前読んだ小説では、そう言うのは相手に…だ、抱かれてもいいという意味だと
書いてあったのだが……!近親相姦じゃないのか、俺とハルヒがするというのはっ!!?
いくらなんでも人の道に外れた事は、どうかと思うんだが!!」
 真面目に葛藤する環の姿に堪えきれなくなった鏡夜は、盛大に吹き出した。
 一度決壊した笑いのツボはなかなか治まらず、しばらく笑いが止まらなかった。

 それでも何とか自制心を働かせ、肩を震わせつつ話す。
 「前からバカだバカだと思っていたが、まさかこれ程だったとは……」
 「ひ、人が真剣に悩んでいるのに、酷いだろうっ?!!」
 「血が繋がっているわけでもないのに、何が近親相姦だ。それに、おまえはまさか、
一生ハルヒ相手に父だの娘だのと言って過ごすつもりか?」
 「た、確かに血の繋がりはないが。…いけないのか?」
 本当に、どうしてこの友は自分自身の事だとこれ程までに鈍感なのか。
 鼻先だけで小さく嗤った鏡夜は、あえて彼に意地悪を言いたくなった。
 「…おまえがどう過ごすかは自由だが、娘というのはいつか父の元を離れていくものだ。
いつかハルヒが他の男と結婚しても、お父さんでいる限りは祝福しなければならないんだ。
例えばそうだな…俺がハルヒの相手だとしたら、許せるか?」
 「ダ、ダメだ!ハルヒが鏡夜となんて、父として許すものか!
…勿論、他の男もイカン!可愛い娘を手放すなんて、考えられん!!」」
 この期に及んで父親気取りのくせに、この独占欲の強さはどうだ。
 なまじ環の表情が真剣なだけに、非常に滑稽に映る。
 「嫌なら、お父さんをやめるしか手はないな。…この際はっきり言わせてもらうが、
傍から見ればおまえがハルヒを好きで堪らないのは丸わかりだ」
 「そりゃ、可愛い娘だし……」
 「違う!自分の感情に疎いおまえが、勝手に家族愛だと勘違いしているだけだ。
いい加減、自覚したらどうだ?…まさか、誰かに遠慮したり、何らかの理由があって、
恋をしてはいけないと自分を戒めているわけでもないだろう?!」
255姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/27(水) 17:38:22 ID:R1imOQAd
「……鏡夜」
 しばらくの沈黙の後、顔を上げた環は、おもむろに鏡夜の両腕を強く握ってきた。
 彼の双眸は、涙で潤んでいる。
 「…ありがとう、鏡夜!ありがとう、我が友よ!!おかげで、やっと目が覚めたぞ!!
そうとも、俺はハルヒが大好きだ!!これが、恋だったのかっ!!
今日を限りに、俺はお父さんをやめるぞ、鏡夜ァァァァァァァァッ!!!」
 「…そ、そうか。それは良かったな……」
 環の友人になって二年以上経つが、このテンションの高さと切り替えの早さには、
今でも時々付いていけないことがある。
 …ともあれ、やっと彼が自覚出来たのは良いことだ。
 根気よく説き伏せた甲斐があったというものである。
 苦労した腹癒せに一発ぐらい殴ってやろうかとも思ったが、幸せそうな彼に水を差すのも
どうかと、思いとどまった。

 「何度も言うが、本当にありがとう鏡夜!おまえは最高の友だ!!」
 「勘違いするな、おまえの為じゃない。ただ、日頃からおまえとハルヒの自覚のなさを見て
苛立っていたから、助け舟を出してやっただけだ!」
 その日何度目になるか分からない感謝の言葉を軽く受け流し、鏡夜は、帰り際の環に
小さな箱を投げ渡した。
 「…ああ、そうだ。ハルヒと上手くいったら、こういう物も必要になるだろう。
俺からの餞別だ、持って行け」
 それを確認した環は、俄に慌てふためく。
 「きょ、鏡夜!こ、これ、コココココ、コ……!!」
 「いらないのか?」
 「い、いや、貰っておこう!」
 送迎の車の準備が出来るまで、環は赤面しながらもそのパッケージを見ていたが、
突然それを突っ返し、真顔で言った。
 「これ、もう少し大きいサイズと換えてくれないか?これだと多分小さい……」
 「知るか、バカ!自分で買えっっ!!!」
 今度こそ、我慢せずに鏡夜は環を張り倒した―――。


今日はここまで。ではまた。
256名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 17:50:27 ID:5wGMde/2
あのぅ職人さま、昨日はハルヒせつねーって萌えたのに、殿が出てくると爆笑なのはなぜですか?
ツンギレな鏡夜にもGJ!
257名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 17:57:49 ID:A0z4NTuz
続き見たさに、今日だけで何度このスレのぞいたことか…

で、いま読み終わって笑い死にしそうです…w
鏡夜ご苦労様だw

環もハルヒも自覚するまでが長かった分、このまま一気に突っ走ってしまうか楽しみですww
258名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 19:39:16 ID:b74Mna6I
259名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 20:12:23 ID:CebhA8Ua
乙。
般若の表情ワラタww
260名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:04:19 ID:x0QkF9SQ
糞ワロタwww
エロパロ板でこんなに笑うことはめったにないww
キャラが生きてて最高です
261名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 04:03:14 ID:0K9GFt/R
ふじこワロタw
262名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 05:19:51 ID:IRRcPqtJ
殿の下半身事情が普通にありそうで嫌だw
263名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 09:12:43 ID:SWUNtVWz
鏡夜はコンドーム担当だな
264名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 12:11:54 ID:Up87Cc7w
…自分も触発されてSS書きたくなってきた…
双子視線から見た環ハルヒ、微エロ程度かもしれんが、頑張ってみる!!
265名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 12:25:37 ID:5wmnU5Rr
小さいとか殿どんだけ大きいんですか
266名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 12:44:05 ID:VV7+HBea
目を開けたまま気絶w
脈が止まらなくて良かった殿ーw
267名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 13:46:10 ID:EHCDuJYK
>265
逆に鏡夜のが小さくて、鏡夜サイズのを貰って困ったと考えるんだ!
…ちょっとパスポートとってくる…
268名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 14:03:46 ID:blk2K5UY
その後267の姿を見たものはいない……
269名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 16:34:38 ID:seaHn+iO
続きマダー)AAry
270名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 17:20:32 ID:E5UXlPOn
>>264
期待してるよ
271姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/28(木) 17:56:56 ID:YcWQTqRI

 翌日、環は珍しく学校を休んだ。
 ホスト部の部員達は様子を見に行くかと盛り上がったが、たいしたことはないから
来なくて良いと伝言されていると鏡夜が言ったために、見舞いの話は流された。
 結局その日の部活は休みということになり、またスーパーの特売日でもなかったので、
ハルヒはいつもより大分早く自分の家に着いた。
 自分とほぼ入れ違いに仕事に出かけた父を見送り、英語の宿題に取りかかる。
 それがあと少しで終わるかというとき、玄関のチャイムが鳴った。
 用心のために小さな覗き穴から外を伺うと、狭い視界を埋め尽くすほどの薔薇の花。
 「………?!」
何事かと思いドアを開けてみると、それは大きな薔薇の花束を抱えた環だった。
 「た、環先輩!どうしたんですか?!学校を休んだのに、体の具合は平気なんですか?!」
 突然の訪問にうろたえるハルヒに花束を渡すと、環は満面の笑みで言った。
 「ハルヒ、結婚しよう!!」

 「……あのー、これはいったいどういうことですか?いきなり結婚って……」
 玄関先で話し合うわけにもいかないので、環を家の中に入れて居間に通すと、
ハルヒは単刀直入に訊ねた。
 「うむ。実はあの後……」
 そこで環は、昨日ハルヒと別れた後の鏡夜とのやりとりを話した。
 「…それで、やっと自分がハルヒに恋心を抱いていると自覚したのだ」
 「へー、そうですか。…って、ええぇっ!!?」
 ハルヒの心臓の鼓動が、一気に激しさを増す。
 今、たしか彼はハルヒに恋心を抱いていると言った。
 聞き間違いでないと確かめるために、聞き返してみる。
 「環先輩、今言ったこと本当ですか…?」
 「勿論だ。昨日ハルヒに先に告白されてしまったが、俺もハルヒが好きだ。
…あ、娘としてではないぞ!女の子として、大好きだ!!」
272姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/28(木) 17:58:13 ID:YcWQTqRI
 「…あ……」
 ハルヒの目に、じわりと涙が浮かんだ。それは直ぐに溢れ出し、頬を伝う。
 嬉しくて涙がこぼれることがあるなんて、今まで思いもしなかった。
 「ハ、ハルヒ?なな、何で泣いてるのかにゃ?」
 「…だって、嬉しいんです。先輩は自分の事、お父さんの立場でしか見てないのかなって、
思っていたから……」
 「お父さんはもうやめることにしたから、安心するがいい。ほら、これを使え」
 「ありがとうございます…」
 環が貸してくれたハンカチで涙を拭ったが、完全に泣き止むまでにはかなりの時間を要した。

 落ち着いた後で庶民コーヒーを淹れながら、改めて環に訊ねる。
 「そういえば、今日はどうしてお休みだっだんですか?」
 「昨日、自覚してから家に帰った後で、ハルヒとの今までとこれからの事について
色々と考えているうちに熱が出てしまったので、一応大事をとって休んだのだが、
たいしたことはなかったし、居ても立っても居られなかったから、
こうして夕方になってからハルヒの家を訪ねたしだいなのだが」
 それを聞いて、知恵熱出すなんて子供ですか…とうっかり言いそうになり、
慌てて口を噤んだ。
 「色々と、…って?」
 そこで環は何故か赤面し、横を向いて話す。
 「…あー、ハルヒに昨日言われたこととか……。あと、俺が家族に拘っていたのは、
何故かとか。と、とにかく色々だ!」
 彼が家族に拘る理由は、是非とも知りたい事だ。
 何も言わずに言葉を待っていると、彼はポツリポツリと話し始めた。
 「もう誰かから聞いているかもしれないが、俺の両親は離れて暮らしている。
俺は14歳までフランスで母親と暮らしていて、その頃はたまにしか父親に会えなかった。
家を継ぐ為に日本に来てからは、母親が今どこにいるかも分からない」
 そのあたりの事は、ハルヒも前に光達から聞いて知っている。
 普段の様子からは分かりにくいが、こう見えても環が背負っているものは非常に重いのだ。
 辛くないと言ったら嘘になるだろう。
 だがそれを表に出さずに明るく努め、あまつさえ他人を思いやることの出来る彼の姿は、
正に尊敬に値すると思う。
 そんな彼だからこそ、自分は惹かれたのかもしれない。
273姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/28(木) 17:59:11 ID:YcWQTqRI

 「…だから、仲睦まじい家族の姿に憧れるのだ。家族愛は、素晴らしいと思う。
そしてホスト部は、俺にとって第二の家族のようなものだから、
家族ごっこをすることで大事な仲間を離すまいとしていたのだと思う……」
 「環先輩の気持ち、自分にも分かる気がします…」
 家族の愛に飢えているのは、ハルヒも同じだ。
 父は自分に余りある愛情を与えてくれているが、
それでも幼い頃に亡くした母を思わずにはいられない。
 環と自分は正反対の人間だと思っていたが、意外な共通点があったというわけだ。

 「ひょっとして、さっき先輩がいきなり結婚しようと言ったのって、
家族が欲しかったからとかですか?」
 「…そうかもしれない。俺が今までハルヒのお父さんであることに拘っていたのは、
本当の家族になりたかったからかも…。あ、でもそれ以上に好きだからというのもあるぞ!
やはり、好きな相手とは結婚して一緒に暮らすべきだと思っている!」
 環がそう言うのには、恐らく両親のこともあるのだろうと思う。
 でも、あえてそれは言わないことにしておいた。
 「…そういうわけだから、ハルヒ!俺と結婚しよう!!ハルヒなら家に来ても上手く
やっていけるはずだ!お祖母さまは反対するかもしれないが、時間がかかっても必ず
認めてもらえるように努力する!…あ、どうしてもダメなら、思い切って俺が
藤岡環になるという手もあるぞ!!」
 環は徐々にハイテンションになり、一人で勝手に盛り上がっている。
 きっと彼の頭の中では今、自分との絵に描いたようなラブラブ新婚生活が繰り広げられて
いるのだろう。
 本当に、彼のこういうところには別の意味で感心する。
 「あのー、盛り上がっているところすみませんが、環先輩も自分も、
まだ結婚できる年齢じゃないんですが。それに、いきなり結婚とか言われても困ります」
 それを聞いた途端に、一気にテンションが下がったのか、環の表情に影が差す。
 「…こ、困るって、ハルヒは俺と結婚したくないのか?!俺を好きだと言ったのは、
まさか嘘なのか?…仮にそうだったら、俺は…俺は……!!」
 「いえ、先輩のことは好きだけど、結婚とかはずっと先で…お互いもっと大人になって
から考えてもいいじゃないですか。…それより、今はもっと他に出来る事があるでしょう?」
 そう、何しろやっとお互いの気持ちを伝え合ったばかりなのだ。
 これから二人でしたい事が山ほどある。
 普通にデートとか。一緒に勉強とか。新しい料理を覚えて、彼に披露するとかもいい。
 結婚とかは、ちゃんとした大人になってお互いに夢を叶えてからでも遅くないはずだ。
274姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/28(木) 18:00:24 ID:YcWQTqRI

 「…ああ、そうだ!そういえば忘れるところだった!昨日ハルヒが、
俺がハルヒを好きだと気付いたらしてほしいと言っていたことについてだが、
ロワグランホテルに部屋を取ってあるから、今から行こうか」
 「は?自分が言ったこと…ですか?」
 突然よく分からないことを言われ、ハルヒは首を傾げた。
 高級ホテルで一緒に食事がしたいとか宿泊してみたいとかは、一切言っていないし、
考えてもいない。
 たしか、好きになったら改めてキスしてほしいとは言ったと思うが、それだけの為に
そんな所に行かなくてもいいし、この話題を振ってから彼が妙にソワソワしているのも変だ。
 「べつに、ホテルに行く必要なんてないと思うんですけど……」
 そう答えると、環は激しく頭を振った。
 「ダメだっ!初めてする時は、夜景の見えるホテルのスイートルームでと決めているんだ!
確かにここでも出来ないこともないが、俺にも夢があるんだよぉぉぉぅぅ!!」
 「でも、環先輩とキスするの初めてじゃないですし…。キスするだけなのに夜景の見える
ホテルってのも、大げさすぎるかと……」
 「…えっ?今更何を言うんだハルヒ、昨日確かに俺に…だ、抱かれてもいいと言って
いたではないかっ!!」
 「ええっ?!そんなこと、言ってませんよ!!」
 自分の恋を自覚した日、優しくしてくれるなら抱かれてもいいかなと思ったのは確かだ。
 しかし、彼に言ってはいないはずである。
 「で、でも、俺の全てを受け入れたいと言っていただろうっ!!」
 「…それ、自分的には今度はキスされても拒まないという意味で言ったんですけど、
どうして先輩の解釈だと、そうなるんですか?」
 やっと、訳が分かった。全ては環の勘違いだったのである。
 …まあ、曖昧な言い方をしたハルヒにも少しは非はあるのだが……。

275姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/28(木) 18:03:06 ID:YcWQTqRI

 「……勘違いで舞い上がっていたなんて、俺は何てバカなんだ…。だが、常識で考えて
みたら無理もないかもしれん…、ハルヒと直ぐに結婚出来るわけでもないし…。
女の子がお肌を見せていいのは結婚する相手にだけだし、交際することになったからって、
俺がハルヒと結婚出来ると決まったわけではないんだ…、第一……」
 余程ショックだったのか、環は部屋の隅で体育座りをして虚ろな目で呟き始めた。
 見慣れた光景だったが、ハルヒの胸がチクリと痛む。
 彼に抱かれてもいいかなとは思うが、それはずっと先でもいいと考えていた。
 でも、勘違いではあったものの、環は自分とのこれからの事をそれこそ熱を出すほどに
考えてくれて、それを嬉しいと感じている自分がいる。
 このまま彼の申し出を拒絶したままでいるのは簡単だが、そうしたら真面目な彼のことだ、
無理していつか本当にハルヒがプロポーズを受ける時まで、我慢するかもしれない。
 流石にそれは居た堪れない気がする。
 どうするのか、決心するチャンスは今だと思う。
 …そして、少しの葛藤の後にハルヒは覚悟を決めた。
 「…あのー、環先輩。やっぱり行きましょう、ロワグランに……!」
 項垂れている環に近寄り声をかけると、彼は驚いて顔を上げた。
 「…ダ、ダメだ!!お、女の子は自分を大切にしなさいっ!!」
 「考えたんですが…。女の子は本当に好きな人になら、全てを任せたいと思うものですよ。
…自分は…環先輩にだったら、その…いいです……」 
 言いながらハルヒは、次第に顔が紅潮していくのを感じていた。


続く。次回はやっとエロですよ、ふー……。
276名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:07:11 ID:seaHn+iO
続きキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
GJ!!環が自分のこと冷静に分析してるー!
277名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:50:33 ID:Up87Cc7w
>270 ありがと。正月明けにはUPできるよう頑張る


今回もハルヒ可愛いっw続き楽しみです
278名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 20:35:02 ID:91v7Cy9C
次のシーン開始がまた殿の開眼気絶から始まりませんませんようにーww
職人様おつかれさまです!続きたのしみにします!
279名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 21:43:12 ID:zTEsG72W
お疲れ様でした!!
ついにエロクル━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
280名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 21:48:33 ID:3G+i8cid
これはいい
281名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 21:48:57 ID:0K9GFt/R
毎日が楽しみです。
続き待ってる!
282名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 01:00:57 ID:3Ih9/vJb
283名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 03:07:44 ID:Ox2TBZnI
いきなり結婚したいと言うのが殿らしいW
ともかくよかったね、ハルヒ!・・でもきっと明日か明後日には環のデカチンで超痛い思いするだろう、不憫だ゜・゜(⊃д`)゜・
284名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 17:40:51 ID:tqQu2Ruo
GJ!!!あなたの作品には萌えと笑いが同居してる
285姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/29(金) 19:12:00 ID:Ol7W/bjv
 ロワグランホテルのスイートルームにて―――。
 一人きりでソファーに腰掛けたハルヒは、無言でアイスティーを啜っていた。
 流石は須王グループ所有の有名なホテルだけあって、調度品の全てに一流の物を使っている。
 普段のハルヒならば、ウェルカムフルーツを物色したり夜景を眺めたりするところだが、
今は緊張で何をする気にもなれなかった。
 シャワーを浴びる前にルームサービスで夕食を摂ったが、味も素材も一流だった筈なのに、
どんな物を食べたのかさえよく思い出せないほどだ。
 先にシャワーを浴びた自分と入れ替わりでバスルームを使用している彼が戻って来たら、
どんな顔で出迎えればいいのかと考えると、それだけで頬が紅潮してくる。
 これから、この部屋で環と結ばれるのだ……。
 知識として、だいたいどんな事をするかは何となく分かっているつもりだが、
実際にするとなると、想像とは違ってくるだろう。
 好きな相手と結ばれることに特別な嫌悪感があるわけではないが、
期待よりも不安のほうが断然大きい。
 まして、生まれて初めてのことならば、尚更だ。
 
 やがて戻ってきた環がベッドに腰掛けると、ハルヒの緊張感はより高まった。
 「……ハルヒ、こっちにおいで…」
 呼びかけに応じて移動し、彼の隣に座る。
 ハルヒが震えていると知った環は、そっと抱き寄せて愛おしげにその頭を撫でた。
 彼の指先が髪を梳き首筋をなぞる度、少しずつ鼓動が早くなる。
 その音を聞かれるのではないかと思うと、恥ずかしかった。
 「…ハルヒ……」
 名前を呼ばれて顔を上げれば、愛しい人と目が合う。
 彼の瞳に映る自分の姿は恋をしている一途な少女そのもので、その想いを自覚する前とは
別人のようだ。
 恋に気付いたとき、自分を変えてみせると誓ったものの、まさか醸し出す雰囲気まで
自然に変わっていくのだとは知らなかった……。

 そんなことを考えているうちに二人の距離が更に近付いていき、
きつく目を閉じるとほぼ同時に、唇に暖かいものが触れるのを感じた。
 それは数日前に彼にされたのと同じく僅かな間のことだったが、
胸の奥が痛むのではなく満たされていく感覚に、同じ相手に同じ事をされたのに、
心構えひとつで全く印象が違うのだと驚いた。
 そのまま何度も繰り返される触れるだけのキスに身を任せていると、
ほんの少し緊張の糸が解れていくような気がしたが、
何度目かで環の舌が口腔内に侵入してきたせいで、再び心臓が跳ね上がる。
 彼の熱い舌が絡み付き、貪るように口中の粘膜を刺激していく。唾液が混じり合い、
それが…つぅ…と唇の端から毀れていく。
 その行為に頭が朦朧としたハルヒは、いつの間にか押し倒されていたことにさえ、
直ぐには気付かなかった。
286姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/29(金) 19:13:40 ID:Ol7W/bjv
 環は、珍しく殆ど無言でハルヒの唇や首筋にキスの雨を降らせている。
 普段は感情の起伏が激しく騒がしい彼でも、やはりこんなときは静かなのだなと思い、
それと同時に大人っぽい真剣な面持ちにときめく。
 ハルヒの緊張が解れてきたことを確認した彼は、次の段階に行動を移した。
 バスローブの帯を解き、前身ごろの合わせ目に手をかける。
 その腕が微かに震えているのを確認したハルヒは、落ち着いて見える環もやはり
自分と同じく緊張しているのだと悟った。
 そんなハルヒの僅かな抵抗を軽く受け流し、彼は一気にバスローブを脱がして、
全て取り去ってしまい……。

 「……うあぁっっっ!!!」
 ……一瞬、ハルヒは何が起こったのか分からなかった。
 環が声を上げたのとほぼ同時に、自分の胸の辺りに生温い液体が降りかかった。
 何事かと思い環を見上げると、彼は非常にばつの悪そうな表情をして、
利き手で鼻から口にかけてを覆っている。
 それに続いて、胸元を汚したものを掬い取ってみた。指に、ぬるりとした感触……。
 「…何ですか、この白っぽいぬるぬる……?」
 それを聞いた環の目が激しく泳ぎ出す。
 次いで彼はハルヒの上から降りてサイドテーブルからティッシュを取ってゴソゴソと
後ろ向きで何かした後、その場に膝をついた。
 「……環…先輩?」
 「…ああああぁぁっ!俺のバカバカバカっ!!!興奮していたとはいえ、
ハルヒのバスローブを脱がせただけでイッてしまうなんてっっ!!何ということだっ!!」
 そう叫んで、大理石の床に頭を打ち付ける環。
 「…あ、あの、そんな事したら危ないですよ!」
 ハルヒがそう言うと、彼は起き上がって指を突きつけ、捲し立てた。
 「だいたい、おまえも悪い!…どうして、バスローブの下が下着ではなくて
いきなり…は、裸なんだっ?!!」
 そう言う自分も同じじゃないのかと言うのを堪え、問いに答える。
 「どうせ脱ぐなら、最初から着けなくていいかと思って……」
 「お、おまえには、男心というものが分かっていませんっ!!こういうのは、
プレゼントの箱を開けた後に品物が包まれている薄紙のようなものなんだ!
バスローブの帯を解きながら、可愛いハルちゃんはどんなパンティーを穿いているのかな〜
…とか思いつつもその更に下に隠された秘密の花園に思いをはせていた俺の気持ちは…!!」

 すっかり普段の調子で喚く環を見て、ハルヒは思った。
 ああ、そうか。先輩が少し前まで大人しかったのは、極度の緊張からで、
今はそれが解けたから、いつもの調子に戻ったんだ……。
 そう考えると、全て納得出来る。
287姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/29(金) 19:14:58 ID:Ol7W/bjv
 …それと同時に、今時変な漫画でもあるまいし、女の子の下着をパンティーと言うのも
どうかと考えたが、それは言わないでおいた。
 「…はいはい、先輩の男心とやらを分かってあげられなくて、すみませんでしたね」
 「ハルヒィ、本当にすまないと思っているのか、そんな素っ気ない態度で…」
 「はいはい、どうせ可愛くないです」
 やや上目遣いで言うと、彼は慌てて首を振る。
 「…い、いやいやいや、そんなことない!素っ気なくても可愛い、可愛いぞハルヒッ!!
…だから、早いところ続きをしようではないかっ!!」
 言うが早いか、彼は再びハルヒを押し倒した。

 片腕を掴まれ、一糸纏わぬ肢体をろくに隠すことも出来ずに、ハルヒは身じろいだ。
 先程のやりとりの時にはすっかり忘れていたものの、環の視線を意識した今は、
流石に恥ずかしい。
 最初こそ驚いていた彼だが、行為を再開してからはすっかり開き直ったらしく、
むしろ臆することなく観察するようにじっくりとハルヒの身体に見入っている。
 単に見られているだけならまだ耐えられるが、興奮して自制がきかないのか、
そういう性質なのかは知らないが、環はいちいちコメントをするのである。
 好きな人に裸体を見られているだけでもドキドキするのに、胸の形がどうとか腰の括れが
こうとか言われると、彼の顔を見ることも出来ない。
 「…ハルヒのお肌はキレイだな。ほら、こんなにすべすべだ」
 環の指が鎖骨の辺りに触れ、ゆっくりと撫で回しながら胸元に降りてくる。
 「…あっ……!」
 「おおっ!!…ぷにぷにだ!こ、こんなに柔らかいものだったのか、
女の子のおっぱいというのはっ!!」
 恐る恐るハルヒの胸に触れた彼は、甚く感動したらしく、弾力を確かめるように
何度も指で突いた。
 「ハ、ハルヒ、どうだ?くすぐったいか?」
 「……っ…」
 ハルヒが無言で羞恥に耐えていると、環は両手で包み込むように胸を揉みしだき始めた。
 「ハルヒのおっぱいは、小さいけど柔らかくていいぞ!手触りも最高だ!」
 ―――…小学生か、この人は!しかもさり気なく酷いこと言ってるし!
 今まで自分の控えめな胸のサイズに特別な引け目を感じたことはないが、
好きな相手に改めて指摘されると、些か気にかかった。
 「…あのー、遊んでないで真面目にやってくれませんか?それに、そんなに言われると、
すごく恥ずかしいんですけど……」
 「す、すまん。何しろ女の子のおっぱいを直に触ったのなんて初めてだから、つい……」
 そう言いつつも彼は、揉むのを止めない。そればかりか、今度は乳首まで刺激してくる。
 「…ちょ、止めてください、そこ……んぅっ…!」
 敏感な部分を刺激され、ハルヒは微かな喘ぎ声を洩らした。
 「おおっ!ここが気持ちいいのか?」
 反応の違いに気付いた環は、そこを重点的に弄りだす。
 ハルヒの反応を観察しながら、乳首を指で摘んで小刻みに擦ったり、
口に含んで舌先で突付いたり……。
288姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/29(金) 19:15:58 ID:Ol7W/bjv
 大概のことを万能にこなせる彼だけあって、最初こそ拙かったものの、
早急にコツを掴んで徐々にハルヒの性感を高めていく。
 「あ…あぁっ…いや…ぁっ!」
 「おっぱいの先をこんなに硬くして、嫌なわけないだろう?…それにしても、
悶えるハルヒは可愛い!すごく、可愛いぞっ!!」
 執拗に責められて快感に喘ぎながらも、未だ頭に残る冷静な部分で考える。
 ―――うわ、また“おっぱい”って言ったし…。環先輩の使う言葉って、子供っぽいのか
露骨なのか分からないのが結構あるなぁ…。他にも、ちゅーとかパンティーとか……。
正直、言われると少し恥ずかしい……。
 …などとハルヒが考えているうち、環はいつの間にか胸への愛撫をやめていた。
 次の瞬間、太腿に彼の手がかかる。
 「…や……っ…」
 瞬時に、次に何をされるのか悟って内腿に力を入れたが、男の力に敵うわけがない。
 抵抗空しく両足を持ち上げられ、あっさりと広げられてしまった。
 ハルヒの未だ誰にも見せたことのなかった秘密の場所が、晒されていく。

 「…な、なるほど!女の子のここって、こうなっているのか…!」
 どこか感嘆したような環の声に、ハルヒの羞恥心が高まる。
 自分でもしっかり見たことのない場所を、好きな人に見られているという恥ずかしさ。
 それだけでもギュッと目を閉じたくなるのに、彼は更にそこを指で広げて、
秘裂の奥まで確認しようとしている。
 「おおっ!な、中までキレイな薄いピンク色だ!それに、こんなに濡れて…。
…んー、おっぱいを弄られて、感じちゃったのかにゃ、ハルヒ?」
 それを聞いて、恥ずかしさに僅かな苛立ちがプラスされた。
 一度暴発して開き直ってからの、環のこのデリカシーのなさはどうだ。
 普段の接客時のように比喩表現をふんだんに用いたセリフを多用されても迷惑だが、
興奮で我を忘れかかっているとはいえ、あまりに直接的で恥ずかしくなる。
 初めての行為に緊張している自分を、もう少し気遣ってくれてもいいのでは……。
 そこまで考えて、ハルヒはハッとする。
 まさか、環はわざと自分を恥ずかしがらせて楽しんでいる……?
 …いや、最初の頃の彼の余裕のなさを思い出すと違和感がある。
 それとも、恋心を自覚するまでは彼の表面的な部分しか知らなかったが、
もしや、環は意外にイヤラシイ性質なのでは……?
 そして、普段は自分でもそれを自覚していないとか……。
 そう考えると、先程のねちっこいディープキスや胸への愛撫の仕方も肯ける。
 「…そ、そんなに、見ないでください……」
 「な、何を言う?!ハルヒの大事な所が、あまりにも可愛らしいから……」
 「…環先輩の、エッチ……!こんなにイヤラシイとは思わなかったです……」
 「……なっ……!!」
289姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/29(金) 19:20:28 ID:Ol7W/bjv

 刹那、環の動きが止まる。
 てっきりいつものようにショックで項垂れるかと思ったが、彼は直ぐに復活して言った。
 「大好きな女の子と結ばれようかという時に、いやらしくて何が悪いっ?!!
何しろ、ずっと可愛い愛娘のように思って大事にしてきたハルヒに、
これからあんな事やそんな事ををするのだ。そういう気持ちになるなというのが、
無理だというものではないかっ!!」
 「でも、恥ずかしいです……」
 「ええい!そんなことを言う子は、こうだっ!!」
 「…ぁ…、ひゃうっ…!」
 双方一歩も引かないやりとりに業を煮やした環は、いきなりハルヒの陰核を摘んだ。
 そして、指先を小刻みに震わせて弄り始める。
 「やっ…!何する…んっ…ぁああっ!」
 胸を弄られるのとは比較にならないほど強い刺激に、鳥肌が立つ。
 前に彼を想って自分でしたときよりも、ずっと気持ちいい。
 楽器を扱う人間には指の動きが鋭敏な者が多いというが、彼もその類に漏れないらしい。
 強弱をつけて巧みに陰核や花弁を刺激していく初めてとは思えぬ指技に、
ハルヒは的確に追い詰められていった。
 「…ハルヒは…俺が好きか?」
 秘所への愛撫を続けながら、環が耳元で囁く。
 敏感になった身体は、彼の熱い吐息が耳朶にかかっただけでゾクリと震える。
 「…好きで…すぅ…ああっ!」
 「だったら…、恥ずかしがらずに、もっと俺に身を任せてほしい。
…俺だって、こんな気持ちになるのは…ハルヒだけなんだ」
 環の指が秘裂を探り当て、緩やかに侵入してきた。
 すっかり潤ったそこは、彼の指を難なく受け入れ、その動きに合わせて収縮する。
 「ふぁっ…あ、はあぁ…んんっ!」
 「ハルヒの中、狭いけど…ぬるぬるであったかい…」
 そう言って、彼は奥まで中指を突き入れた後、内壁を擦りながら同時に親指で陰核を
刺激する。そうされることで、溢れる蜜が絡み付き淫猥な音をたてた。
 その音がハルヒの羞恥心を煽り、更に意識を昂揚させる。
 掻き出された蜜は太腿を伝い、白いシーツを濡らしていく。
 「ん…ああっ!…ぁぁあんんっ!!」
 やがて、環の指が与えてくる快感にその身を強張らせて、ハルヒは達した。
 環が何か言いながら優しく頭を撫でてくれるのを、朦朧とする意識の中で微かに
感じていた。


つづく。次、今回の殿…何というかすまんかった……次、ラスト予定。
290名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 19:22:55 ID:8X3rj9kh
乙華麗


> 「…ああああぁぁっ!俺のバカバカバカっ!!!興奮していたとはいえ、
>ハルヒのバスローブを脱がせただけでイッてしまうなんてっっ!!何ということだっ!!」

ミルクティー吹いたwww
291名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 19:37:43 ID:52jmAFfP
職人様、あなたは神です!!
理想まんまな環をありがとう!!
292名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:08:43 ID:L10DC/f7
乙。
環らしいエロさだww
293名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:16:25 ID:n9pAAm0A
乙!
あー殿らしいし、ハルヒらしい。
凄く良かった。続きwktk
294名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:37:49 ID:3Ih9/vJb
295名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:11:41 ID:YVeQOngy
乙華麗!!
続き待ってます!
全裸で。
296名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:35:59 ID:7LsXMHQA
バカ殿っぷり炸裂中の環が
途中でふと耳元で囁く描写が素晴らしいとオモタ
ギャップって良いよね
297名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 15:04:48 ID:uSyMwx4I
最初はてっきり鼻血だと思ったが、殿…WW
想像の上をいっててすごいです、そこに痺れる、憧れるー!
298名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 20:12:43 ID:CRgSKQsj
今日はまだかな
wktk
299名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:42:15 ID:RzcE9ngX
職人さん…ま、まだかな?
ぜ、全裸は寒いので、靴下だけはいて待ちます…
300名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:54:10 ID:GC4fntBS
年末だしネ申も忙しいのさ
301名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:21:35 ID:9rH1z3GD
…あー、環ハルヒ書いてるものだけど、今日は忙しかったのでイカン。
明日の夜帰宅したら投下するんで服着てください、スマヌ。
302名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 23:37:58 ID:xwLN3g7U
>>301
この年の瀬に素敵な環ハルを読めて幸せだよd
自分も楽しみにしてる一人だが、どうか無理しないで呉
期待と少しの恥じらいを身に纏って投下まで正座で待つよ…!
303名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 00:55:58 ID:5QoBxyXe
同じくゆっくり待っているよ(^O^)
自分も頑張って双子視点の環ハルヒ仕上げる!!
304名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 01:30:01 ID:r9+QIrux
>>303
がんがれ
305名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 02:12:36 ID:LcM0t8R9
いい作品に触発されて書き手が増えるって、いいね!
ところで、ずっと毎日続きがきてたから当然くると待ってたんだが、
読み返したらべつに前回投下分に明日続きとはいっさい書かれてない罠に気づいた・・。

それにつけても、誤スレにいつもいる馬鹿、あれなに?うちらまでけなされてムカつくよ。
306名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 06:29:11 ID:3xeFmv9e
おまえが本人だろ。
自作自演乙。
307姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/31(日) 19:52:58 ID:ZIlEAJ4W
 しばらく余韻におとなしく身を任せていたハルヒは、突如襲ってきた痛みに眉根を寄せた。
 「…い、痛っ…!や…何ですか、これ…っ?!」
 「何って…、入れる指を増やしてみたのだが。そ、そんなに痛いのか?!」
 我慢できないほどではないが、なまじそれまで快感しかなかっただけに、
狭い秘裂が押し広げられる感覚に戸惑う。
 「た、耐えられないわけじゃ…ないですけど……」
 「では、もう少しだけ我慢してくれるか?これは、ハルヒの為でもあるし……」
 …ああ、そうかと思った。。これから指を二本どころか、環自身を受け入れる必要がある。
 彼は、その為の大事な準備をしてくれているのだ。
 ハルヒは下半身の力を抜き、環の施す前儀に耐えることにした。
 そうすることで、二本の指をより奥まで受け入れられるようになり、
痛みも少しずつ軽くなっていく。
 やがて、それに身体が慣れてきたのか、殆ど痛みがなくなる代わりに、一本だけでされて
いたときと同じ疼きが増していった。
 そうなると、どうしても先程までのようなはしたない声を上げずにいられなくなる。
 「あ…っ、ぁあぁぁんっ!」
 それに気付いた彼は、指を抽送するスピードを次第に速めていく。
 「どうやら、慣れてきたらしいな、ハルヒッ?」
 「んぅっ!…は、はい。何とか…!」
 一度達した身体は登りつめていくのも速く、ハルヒが二度目の絶頂を迎えるまで、
それほど時間を要としなかった。

 「…そろそろ、いいか?ハルヒがイクところがあんまりに可愛かったから、
俺ももう我慢出来そうにないし…」
 そう言って、環は徐に自分の身に着けていたバスローブを脱ぎ去る。
 それを目にしつつ、ハルヒは達したばかりのあまり働かない頭で、漠然と思った。
 ―――ああ、以前プールや海に行った時は意識してなかったけど、こうして見ると、
男の人の身体ってのも、結構きれいかも…。環先輩って、こう見えて案外、
引き締まった適度な胸筋とか、腹筋の辺りとか……。
 …などと考えつつ、何となく視線を下ろしていき……、ある一点でギョッとして留まる。
 「…んー。どうした、ハルヒ?ひょっとして、俺の身体に見惚れてる?
…なんてな、ハハハハ……」
 などと暢気に笑いながら近付いてくる環から、慌てて身を引く。
 「…や……っ…!」
 「―――?」
 何故かわされるのか分かっていない彼は、ハルヒの動きに合わせて彼女を追う。
 それでもハルヒは何とかして逃げようとしたが、ベッドの上という限られたスペースでは
あまりに分が悪く、いとも簡単に引き寄せられてしまった。
 「こらハルヒ、どうして逃げるのだ?!これからという時に……」
 「そ、それなんですけど、やっぱり止めませんか?」
 「ここまできて、流石にそれはないだろう?今までの準備を無駄にする気か?!
せめて理由を聞かないと、納得いかん」
308姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/31(日) 19:53:59 ID:ZIlEAJ4W
 環が少し悲しげにそう言って背後から抱き締めてきたので、“それ”が直に背中に当たった。
 その硬さと体温に、心臓が跳ね上がる。
 「そ、それは…その、先輩のがすごく…」
 「すごく…何だ?」
 こうして直接触れられていると、それの大きさがだいたい分かる。
 少し前に彼の指を二本挿入された時も、それなりの痛みを感じたというのに、
今背中に触れているものは、指三本分?四本分?…いや、確実にもっとすごい。
 勿論、ハルヒといえど、環と結ばれたくないわけではない。
 …だが、それ以上に怖いのだ。
 しかし、何時までもこうしているわけにもいかない。
 「い、いえ。…何でもないです!やっぱりどうぞ、先輩の好きなように……」
 そう答えてみたが、やはり恐れを消し去ることは出来なかった。

 そんな思いを知ってか知らずか、環はハルヒを横たえさせてその上に覆い被さり、
いつの間にか避妊具を装着した己のモノを、秘裂にあてがう。
 「…さてと、それでは一つになろうか、ハルヒ。だから、ちょっと力を抜け!」
 薄いゴム越しに彼の体温を感じた瞬間、ハルヒの恐怖心が爆発した。
 「…い、嫌です!自分は、初めてなんですよ!それなのに、
そんな大きいの、入るわけがないじゃないですかっ!!」
 それに対して、環は気後れするどころか平然と言ってのける。
 「おまえは不安がっているが、こういうのはちゃんと入るように出来ているから大丈夫だ。
それに、俺のは標準よりほんの何センチか大きめなだけだし……」
 ―――嘘だっ!
 即座に、そう思った。
 確かに自分はこんな状態の男性器を実際に見るのは初めてだが、以前テレビで何とはなしに
知ったデータによれば、日本人の平均は13〜14センチ程度だという。
 もしも環の言葉に嘘がないとすれば、彼はハーフなのでフランス人の基準で
考えているに違いない。
 …しかし、そんな彼はハルヒを宥めるように優しく囁く。
 「小柄なハルヒには、最初のうちキツいだろうが…。それでも俺は、大好きなおまえと
一つになりたいのだ。出来る限りは優しくするから…それでも、ダメか?」
 「…た、環先輩……」
 ハルヒの胸の奥が、キュンと疼く。
 …環は、自分のことを大事に想ってくれている。
 優しくされたところで破瓜の痛みからは逃れようがないだろうが、
なにも永遠に続くわけでもない。
 だから、彼の想いに応えるためにも、我慢してみようと思った……。

309姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/31(日) 19:55:09 ID:ZIlEAJ4W
 「…分かりました。どうぞ自分を、環先輩のものにしてください……」
 小さな声で告げた後、ハルヒは気恥ずかしさに目を伏せた。
 「よ、よし!任せるが良い!…それでは、ハルヒの○○○○に…」
 「ちょ…!ちょっと、今…何て?!」
 環が唐突に言った単語に、それまでの気恥ずかしさやせつなさが吹き飛ぶ。
 「何って…、ハルヒの○○○○に俺の●●●●を……」
 ショーツをパンティーとか胸をおっぱいなどと言っていただけあって、
彼は当たり前のように直接的すぎる淫語を言ってのけた。
 異常に丁寧な物言いも出来るくせに、どうやら、そこら辺の根本的な感覚が
間違っているらしい。
 …それにしても、14歳までフランス育ちだったというのに、
いったいどこでこういう言葉を覚えているのだろう。
 今更ながらハルヒは、環の人格形成に影響を与えた誰かも分からない人物を少し恨んだ。
 「イヤラシイ言葉を使うの、止めてください!…せめてもう少し、暈すとか……」
 「…で、では、これでどうだ?…おまえの秘密の花園を閉ざす扉を、
俺の禁断の鍵で開こうではないかっ!!」
 それも極端すぎる…と思ったが、その直後に彼が侵入を試みてきたために、
ハルヒの思考は掻き消された。

 「…いっ……!」
 環のモノが無垢な秘裂を押し広げ、徐々に分け入ってくる。
 想像していたよりもずっと激しい痛みに、ハルヒは身を捩った。
 自分の意識に関係なく、身体が苦痛から逃れようとするが、
がっちりと両足を掴まれているために、それも叶わない。
 「いっ、痛いっ!痛いです、先輩ぃっ…!!」
 「ハルヒ。悪いが、少しの間だけ耐えてほしい……」
 彼は少しの間と言ったが、苦痛に耐えている時間というものは、実際の何倍にも
感じられる。
 狭い秘裂に許容を超える大きなモノが挿入されていく圧迫感に苛まれ、
ハルヒは環の背中に廻した腕に力を込めた。
 しばらくそうしていると、やがて、秘裂の奥にある場所を硬いものにノックされるような
感覚があり、ようやく最奥まで到達したのだと悟る。
 「…ハルヒ、ほら、奥まで入ったぞ」
 その言葉を聞いて少しだけ安堵したが、勿論これで行為が終わったわけではない。
 「…つぅっ…、あぁああぁっ…!」
 直ぐに抽送が開始され、ハルヒは再び苦痛の声を上げた。
 破瓜によって傷付けられた粘膜を擦られる痛みが、環の動作に合わせて、
断続的に襲ってくる。
 それこそ、挿入された時の痛みのほうがまだましかと思うほどに。
 ―――痛い!痛いっ!痛いっ……!!
 ハルヒは、涙で顔をくしゃくしゃにしながらも、必死に耐えた。
310姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/31(日) 19:56:14 ID:ZIlEAJ4W
 よくドラマや小説などで、初めて好きな相手と結ばれた時に、ずっとこうしていたいと
思うシーンが出てくるが、あれは嘘ではないかと思った。
 環とこういう関係になれたことが嬉しくないわけではないが、苦痛のほうが勝っている。
 彼には悪いが、少しでも早く終わってくれないものかと思ってしまう。

 程なく、緩やかだった抽送が次第に激しくなってきた。
 それに合わせて、結合部分からの淫猥な音とハルヒの痛みが増していく。
 「…先輩の…嘘つきっ!…やっ、優しくしてくれるって…言ったじゃ…ないですかっ!」
 「す、すまない!…だが、もう自分でも歯止めが……」
 と、環はハルヒの身体を抱え起こし、果敢にストロークを続けた。
 体勢が変わったことで、より深くまで彼のモノが侵入する。
 下から突き上げられる度、秘裂の入り口だけでなく、その奥にある場所にも鈍痛が走った。
 「…ハ、ハルヒ!そろそろ……」
 どうやら環は絶頂が近いらしく、表情に余裕がなくなっていく。
 「んぅっ…、あっ!ぁああ…っ!」
 「…ハルヒッ……!!」
 刹那、いっそうハルヒの中で環の存在が強く感じられたかと思うと、次いで熱い何かが
溢れ出したような感覚があった。

 それから少しして……。
 ようやく解放されたハルヒは、力なくベッドに横たわった。
 疲労感と秘所に未だ残る少しの疼痛で、しばらくは動けそうにない。
 「…大丈夫か、ハルヒ……?」
 環が、心配そうに覗き込んでくる。彼は自分と対照的に、ダメージどころか
むしろ清々しい顔だ。
 「…まだ、あんまり大丈夫じゃないです……」
 「ま、まだどこか痛いのかっ?そういえば、抜いた後で気付いたが、血がいっぱい
出ていたではないか!…も、もしダメなら早いところ医者をっ…!!」
 取り乱した彼は、サイドテーブルの上の電話に手をかける。
 「…あ、お構いなく。少しじっとしていれば、何とかなりますから……」
 ハルヒは、今まさに受話器のボタンを押そうとしていた彼を制した。
 こんなことで医者を呼ばれたら、恥ずかしいし迷惑だ。
 「そ、そうか。それなら、いいんだが……」
 受話器を置くと、環は隣に寝そべって優しげに頭を撫でてくる。
 「ハルヒは、よく頑張ったな、偉いぞ。…しかし、おまえが痛がっていたというのに、
途中で止めてやれなくて、悪かったな……」
 「はっきり言って、すごく痛かったです。…でも、環先輩が謝る必要はないですよ。
先輩とこうなったのは、自分も望んだことですから」
 と、微笑むと、不意に抱きすくめられた。次第に、彼の腕に力が込められていく。
311姫君の憂鬱と王様の杞憂:2006/12/31(日) 19:57:20 ID:ZIlEAJ4W
 「ちょ、ちょっと環先輩っ!?離してください、痛いです!」
 「ダメだ、ハルヒが可愛いから、絶対離さない!」
 そのまま環は、可愛い可愛いと連呼しながら、密着してきた。
 こんなに何度も言われると、いつもならば次第にうざいと思えてくるころだが、
今は何故か突き放す気になれず、ただそのままにしていた。
 素直に、自分のことを大切にしてくれるこの人を好きになって、正解だったと思う。
 
 ……が、そこでふと「それ」に気が付いた。
 「こんなに可愛いハルヒと、これからずっと一緒にいられる俺は、世界一の
幸せ者に違いあるまい!だから、ハルヒ……」
 「……だから、もう一回したいというわけですか?」
 ハルヒは、密着した腰の辺りで先程から自己主張をしている環自身を指摘した。
 「ご、誤解だ!確かに、したくないと言ったら嘘になるが、今日はもうしない!!
ハルヒにつけた傷が癒えるまでは、止めておくぞ!本当だっ!!」
 必死に弁解する環だが、その意に反して、ハルヒに押し付けられたままの下半身は、
なかなか治まろうとしない。
 「無理しなくていいですよ。あと一回くらいなら、自分も我慢出来ますし……」
 「い、いや、大丈夫だ!そのうちハルヒが慣れてくれば、何度もするが、今日のところは
本当に……」
 ……結局、その不毛なやりとりは、しばらく続いた。


 その、翌日。
 あの後、環はハルヒと付き合い始めたことを、直ぐにでも部のみんなに報告したがったが、
ごたごたするのは嫌だし、少しの間黙っておいて何かの機会に言えばいいのでは…と、
ハルヒが提案したので、とりあえずはそれで徹すことになった。
 ただ、心配させたままでは良くないので、仲直りしたことだけは告げておいた。

 「…そういえば殿とハルヒは、そもそも何で喧嘩してたわけ?」
 双子に聞かれて、そういえば喧嘩の原因を誰にも話していなかったなと気が付く。
 それに対してうまくはぐらかすと、今度は環が質問攻めにあっていた。
 「そ、それは…なあ、ハルヒ?」
 環は、ハルヒに助けを求めようと、視線をおくる。
 「べつに、さっきも言ったとおり、たいした事じゃないけど」
 そう答えて笑い合っていると、更に馨が聞いてきた。
 「何?お父さんと娘だけの、秘密ってやつ?」
 「いや、違うぞ!お父さんと娘ではなく、俺とハルヒの秘密だ!」
 光と馨が、訳が分からないという顔をして、顔を見合わせる。
 「…まったく、殿の言うことは意味が分かんないよ…。やっぱりハルヒから聞かないと」
 「でも、本当に環先輩と自分の秘密だし……」
 お父さんと娘ではなく、環とハルヒ。
 もう、お互い無自覚だった頃の二人ではないのだ。
 ハルヒにとっては、それがとても嬉しかった………。

END
312名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:10:40 ID:BEkqePBl
313名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:29:20 ID:r9+QIrux
お疲れでした!!!
最後のとこの部内でのやりとりも良かった
314名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:42:56 ID:sNSVvkR/
お疲れ様です!
全裸(+靴下)で待ち続けていた甲斐がありました!

禁断の鍵に笑い、最後の部室でのやり取りにほんわかしました。
2006年を締めくくるにふさわしい素敵な作品をありがとうございました!
315名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:47:28 ID:5QoBxyXe
よかったね環!ハルヒ!
GJ職人様!!
素敵な話をありがとう!!
316名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:52:34 ID:aHX7iJng
GJ!お疲れさまでした!
毎日楽しみだったよ。本当に。
環もハルヒも良い!
317名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:59:14 ID:JxDiQmR0
職人様ラストまでお疲れ様でした!
殿もハルヒもすごくらしくて、ドタバタな二人が可愛い
投下を待ちわびていた毎日は楽しかったよ
318名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 01:39:16 ID:S7iRI9Hy
GGGGGGGGGGGGGGJ!!!!!
319名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 02:18:09 ID:WJvSvPpQ
GJ!GJ!!だよー!(*´д`)bハアハア
「二人の秘密」に萌え

今年もいっぱいホスト部エロが見れますように。
320名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:09:36 ID:0/0IFLT2
gj!!!!
新年最初に良い物を見た〜!
321 【大吉】 【147075円】 :2007/01/01(月) 17:49:13 ID:8cfOcFMC
あけおめです。
職人様お疲れ様です!
楽しかったです
322名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 18:14:35 ID:K32d/dzR
職人様GJ!笑い萌えしました。
またの投稿お待ちしています。

>>321
凄いね。今年はきっと良い年になるよ
323 【大吉】 【417円】 :2007/01/01(月) 23:11:34 ID:YIUVQq7K
>321うらやまっ!
324名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 00:13:24 ID:4/DKeUti
良かったです、神!
もう一度最初から読み返したら再び萌えたよ
325!omikuji !dama:2007/01/02(火) 01:26:42 ID:PtSZrn5f
GJ!でした!!!!
久しぶりに来てみたらステキな環ハルが!
殿のおバカっぷりに思いっきり萌えさせて頂きました。
326名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:32:42 ID:TYO6pf7a
GJです
327名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:45:50 ID:tqx7ttF7
とても「らしく」て、環とハルヒだということが最大限に活かされてるし、テンポもいいから長さを感じさせなかった。
でも、考えてみるとけっこうヒドイことしてるよな、環。それなのに許せるどころか萌えられるあたり、環ってすごいよ。
もしこの話が違うキャラだったらと思うとワロスwたとえば執拗におっぱいおっぱい言う鏡夜とかww
328名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:56:29 ID:NmrSkYBT
おっぱい星人鏡夜、いやすぎ
ハアハアしながらもクールを装い、「フフフ、いいおっぱいだな」とか言うのかw
329名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 20:50:53 ID:Rrd5l0Wb
なんか鏡夜だとソフトSMっぽくなりそうな悪寒
330名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 00:35:45 ID:sH+8dTl0
鏡夜だとわざと卑猥な言葉をハルヒに使わせたりはしそうだけどな

鏡夜が「いいおっぱいだな」とか使ってるの想像したら
庶民コーヒーふいたわww
331名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:11:13 ID:K3FNdsyQ
殿の他におっぱい連呼やモロな隠語が許されそうなのは、ハニー先輩くらいか?
モリ先輩がそうだったら引く、つーか恐い。
332名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:30:55 ID:dum0tR4a
眠いモリ先輩だったら、爽やかに隠語を言ってくれそうな気がする。
333名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 01:32:48 ID:kPJwjavS
モリ「ハルヒのおっぱい、モニュモニュ〜」
ハルヒ「先輩、眠いんですね」
モリ「そのようだ」
ハルヒ「おやすみください」
モリ「ああ。…ぐう」

みたいな。
334名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 13:40:08 ID:gyo/izwj
眠いモリなら、
隠語でも赤ちゃんプレイでもSMでもレイープでも
なんでもこなせそうな気がする。
335名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 22:05:12 ID:5TPR2sF1
アブノーマル度は最も大きいと予想<眠いモリ

続いてハニー、鏡夜、殿、双子。
336名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 23:06:08 ID:DN5FT0rH
双子は2人ならそれなり無茶するけど、1人ずつだと至ってノーマルかも。
殿は、普通ならラブラブ重視ぽいけど、エロ知識に疎いところにうっかりアブノーマルな本を読んで、
それが普通だと勘違いした場合、とんでもない事しそうだから怖いw
337名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 00:21:36 ID:gxmcHO6u
眠いモリはアブノーマルで、通常モリはストイック…
このギャップが良い
338名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:15:35 ID:kSeoGhGq
だがしかし眠いモリはマニアックプレイの佳境でいつも寝入ってしまうのであった…。
339名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 02:39:47 ID:mo1+lONv
縛りがガッチリ決まった直後に熟睡とかね。
340名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:50:33 ID:P4ZpnDkJ
超絶放置プレイでハルヒがドMにw
341名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 20:14:57 ID:gbYf4gqu
起きたら起きたで全部忘れてるから、変態を見る目で見られたりね。
342名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 20:19:50 ID:kQ5ienUm
「ハルヒにそんな趣味が…」
と影ながらそっちの勉強を始めそう。
343名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 02:14:54 ID:nHpEqOuE
モリ先輩とハルヒってなにげに間接キス済みなんだよね。

唐突に、部でスキーに行き、モリ先輩とハルヒが吹雪で
山小屋に閉じこめられたというベタな妄想が頭に浮かび幸せ。
まず、寒がるハルヒに上着脱いで渡してくれそうじゃん?
「先輩、駄目です」「鍛えてるから…」みたいな流れで。
で、薪が尽きてきたら無言で肩を抱き寄せるわけよ。
最後は(ここは人肌か…!)と白目になるモリ先輩、みたいな。
344名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 12:45:18 ID:sEVSNlRL
間接キスってもしや、ジャングルプールSOSか!?
たしかハルヒが自分の飲んだジュース渡してたような気が・・・。
345名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 13:14:41 ID:C6+06OEn
>343
最後一行ワロタw
王道いいよねー
346名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 13:45:02 ID:vpBDjF5p
最近の流れが嬉しいw
モリハル好きって少ないかと思ってた。
347名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 20:56:40 ID:Gr57sEmE
モリっていうか、ホスト部のキャラは割りとみんな好きだな。
そういや、双子視点で頑張ると言ってた方は頑張っているのだろうか?
348名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 22:59:14 ID:OEZh7W2W
>>342
萌えた!
349名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:13:00 ID:YfBJzxUY
眠いモリはマニアック説と>>336の環をヒントに小ネタ


環がハルヒと恋人同士になって数ヶ月。
奥手なふたりだが、それでもなんとか明日のデートあたりで大人の関係になれそうなところまでこぎつけた。
はやる気持ちを抑えられない彼は、こっそり部室を抜け出して一人隣の準備室で本を読むことにした。
いざという時に失敗しないようにと買っておいた、性行為のHOW TO本である。

「何を読んでいるんだ、環?」
突然後ろから声をかけられて振り向くと、いつの間にか入ってきたモリがいた。
ブランケットを持っているところから察するに、仮眠をとりに来たらしい。
「……なるほど、ついにハルヒとするのか。でも、こんな本を参考にしているだけではいけないな。俺が良いアドバイスをしてやろう」

「ということで、頑張れよ環。可愛い後輩達のためなら、俺はこれからも相談にのるぞ」
モリは持論をひととおり語った後、爽やかに笑った。
彼の話は本に載っていないことがいっぱいで、そんなことまでするのかとビックリしたが、色事にあまり免疫のない環は、素直にそれを信じた。
「早速今日の帰りにでも道具を揃えよう!ありがとう、モリ先輩!!」
ソファーに横になるなり寝息をたて始めたモリを、環は尊敬の眼差しでみつめていた。

数日後。
「いったい何があったんだ?痴話喧嘩をするのは勝手だが、接客に影響が出るようでは困るな」
鏡夜は、ハルヒと喧嘩をしたらしく落ち込んで覇気のない環を準備室に連れ出して、たしなめた。
ちなみに、よほど怒っているのか、ハルヒは部活に顔を出していない。
「じ、実は昨日ハルヒと念願の初体験をしたのだが……」
「それで、失敗したとか?」
「いや、失敗せずにやり遂げたのだが、ハルヒが……ハルヒが俺をすごい変態だと言うんだよおおおおおっ!!」」
「へ、変態……?!」

泣きながら取り乱した環をなんとかなだめると、少しずつ話しだした。
それによると、彼はハルヒを亀甲縛りにして後ろから荒々しく処女を奪った後、さらに浣腸とバイヴ責めをしたという。
まさか環にそんなマニアックな趣味があったとは信じがたいが、それにしても初体験でする内容ではないだろう。
「それはハルヒが怒るのも無理がないが、なんだってそんなことをしたんだ?どう考えても、お前が悪い!」
「で、でも……。モリ先輩が、最初からそうしないと女は満足しないと言うから、アドバイスされたことを全部実行しただけなのに!」
「あのモリ先輩が、そんなことを……?!」
350名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:14:00 ID:YfBJzxUY
まさかモリがそんなことを言うとは信じがたいが、環が嘘をついているようにも見えない。
普段は寡黙で何を考えているのかわからないフシがあるが、意外にもモリはマニアックな性癖の持ち主なのだろうか。
それにしても、環もどうして変だと思わないのか。色事に疎いにもほどがある。
……などと鏡夜が頭をかかえていると、突然背後のドアが開いた。
「なんだ、二人ともここにいたのか……。悪いが、少し仮眠をとらせてもらうぞ」
他ならぬモリが、爽やかにほほえんでいた。

事の顛末を話すと、モリは肩をすくませた。
「そうか、環には悪いことをしたな。たしかに、少しマニアックなアドバイスをしてしまったかもしれない」
少し……?「少し」が、亀甲縛りや浣腸とはどういう感覚だ?!
鏡夜は、つっこみたいのを必死にこらえる。
「では、せめてもの罪滅ぼしに、俺が良い仲直りのしかたを教えよう」
「えっ……?」
期待の眼差しを向ける環に、モリは言った。
「セックスが原因の喧嘩は、セックスで仲直りするのが一番だ。この前は言わなかったが、スパンキングというプレイがあってな……」
鏡夜は、自分の中のモリ先輩像が完全に崩壊するのを感じていた。
そして、言われるままに実行して苦汁をなめたというのに、なお彼の言葉を信じる環に、馬鹿を通り越して哀しみさえおぼえる。

「……それで、すかさずこう言うと良いぞ。叩かれて感じるなんて、ハルヒは淫乱だな!と。きっと、ハルヒは喜ぶだろう」
「そ、そうだったのかっ!ありがとう、モリ先輩!……よし、そうとなれば、帰ったら早速ハルヒに連絡しよう!!」
喜ぶ環を見て満足そうにうなずいた後、モリはソファーに横になってブランケットをかぶった。
眠い時のモリは、いつもと違ってクサいセリフを爽やかに言ってのける。
それは知っていたが、マニアックでもあるとは初めて知った。
環は喜んで信じているが、多分ハルヒとはしばらく仲直り出来ない。
彼が間違いに気づいて、マニアックなアドバイスを参考にするのをやめるか、万が一ハルヒがM属性に目覚めでもしないかぎり……。
そんな鏡夜の思惑をよそに、環はすっかり上機嫌で、モリはスヤスヤと寝息をたてていた。

・・・終・・・
351名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:25:38 ID:MHHU3+e1
ちょっと、モリ先輩wそして殿ばかすぎww
352名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 22:26:51 ID:6YPyMa4p
仲直りどころか別れた所で、眠くないモリ×ハルヒ突入。
353名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:12:23 ID:oy9FLT0t
なにげに策士だなモリ先輩
354名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:24:47 ID:DJrfsWy7
むしろ眠いモリが優しくハルヒを慰めたりしたらいいと思う。
これぞ策士!
355名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:10:43 ID:J6Qh/Bqd
モリ先輩ww
そしてそれを素直に信じる環も環だw
356名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:28:17 ID:xnW9YnW8
鏡夜も今後の展開を予想してないでとめてやれよw
357名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:58:35 ID:vuuXxAuW
案外鏡夜もハルヒを狙ってて(ry
358名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 05:12:55 ID:mGP9FHSs
>>349 GJww 

ハルヒ・・・

ヘンタイ...じゃなかった、タイヘンだなww
359名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:59:19 ID:x8pjd7sE
「ハルヒィー2ちゃんねるが潰れてしまうぞぉー」
「なんですか。2ちゃんねるって。うちはNHKは観ないことにしているんです。」
「うむ、2ちゃんねるとはな。庶民が名無しさんとやらになりきって語り合う場所らしいのだ。」
「へー。そうなんですか。(棒読み)」
「ハルヒは寂しくないのか?!」
「いや、別に…。そもそも存在自体知りませんし。」
「スレ住民は家族と一緒なんだ。閉鎖ということは一家離縁と同じなんだぞぉー
 お父さんはそんなの寂しすぎるぞぉー」
「…」


騒動を環とハルヒの会話にしてみた。
正直、後悔している。
360名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 23:29:50 ID:kACwTVrO
「いまだに2ちゃんねるとピンクの違いが分からない人っているんですね。
 半年くらい前にピンク閉鎖騒動で結構話題になったのに……」
「まあそう言うな、ハルヒ。
 自治スレを見たことのない住人というのも別にめずらしくもない。
 一般の住人にとって、ここがどこかなんて関係ない、
 俺たちの絡みさえ見られればそれでいいのさ」
「鏡夜先輩……そんな身も蓋もない言い方しなくても……
 って、なんですかこの体制は、なんで服脱がせるんですか」
「お客様のご期待には応えなくてはいけないからな」
「ちょっ……んっ……」
361名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 23:57:25 ID:qpH38Hrv
鏡夜先輩ー
前スレ403の続き読みたい
362名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:10:38 ID:qSFmFAsL
そんなんで叶うんだったら、いまだに前々スレのハニハルが気になる自分はどうすれば…orz
363名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 17:06:03 ID:fzHAAmSB
残念ながら、数ヶ月放置してるし無理なんじゃないか・・・。
それより新作を期待しようよ♪
雑談してれば職人さんのインスピレーションもわくんじゃないかな?

ところで、久瀬先輩と満山さんだと久瀬受けのような気がする今日このごろ。
364鏡×ハルヒ 名無しさん@ピンキー::2007/01/15(月) 17:54:34 ID:sIk+ZgBl
はじめましてー。この板に刺激を受けまして。初投稿。
実は鏡也は童貞で純ではないかと言う脳内妄想をフル回転して書いて
みました。としよりのシッコのよーにチョロチョロと頑張りマース
365鏡×ハルヒ 名無しさん@ピンキー::2007/01/15(月) 18:00:01 ID:sIk+ZgBl

距離 1



「鏡夜先輩…今日の嗜好は、大正ロマン風ですか…」

いつもながら繰り広げられる第三音楽室での光景。
ホスト部での絢爛な接待を、ハルヒは軽いため息を交えて、皆とは少し離れた場所。
すべてが見渡せる鏡也の定位置。その横でちょこんと立ち、傍観していた。
「お前の苦学生っぽい書生姿も、なんの違和感無く似合っているぞ」
鏡也は帳簿を付けながら、横にいるハルヒの方も向かず答える。
「そりゃ、どうも。お蔭様で、環先輩が『俺の家に下宿に来い。ハルヒは勉学をしたいが
学費もろくに払えず、下働きをしながら蛍の光の下で目を悪くしつつ勉強する。
書生とはそう言うものなのだろう。父はお前を電気の下で明るく照らしてやりたいぃぃ』
とか…脳内妄想を開始して大変でしたよ」
呆れたと言うか、心底ダルそうにため息をつくハルヒ。
「だからうざくなって逃げてきたのか」
「はい。もう双子までが下宿しろとか言い出して収拾つかなくなってきましたので、いちい
ち答えるのも面倒だから一時退却です」
鏡也は改めて、ハルヒの姿をまじまじと確認する様に見た。
自分が発注をしたとは言え、こんなにも書生の姿が似合う女子高生が平成の世にいるの
かと、彼女の姿を見れば見るほど、可笑しな笑いが込み上げてきているのは自分だけでは
ないはず。と、マニアックな悦に浸ってる事など、彼女は知る由もなく。
「もし、そーなっても…どうせ下宿するなら、環先輩ん家や双子の家だと構われ過ぎてろくに勉強
なんか出来ませんよ。私は勉強がはかどりそうな家が良いです。森先輩か…鏡也先輩ん家なら、
静かそうで良いですね」
冗談交じりに柔らかく笑うハルヒ。鏡也も軽く受け流す形で、軽く笑みを浮かべた。
「どうだかな」

俺の家でも…果たして勉強になるかどうか。


眼鏡の下にある笑みの裏には、ささやかな思惑の色が見え隠れする。ハルヒは勿論気づく事もなく。
今日も男装した少女は、天然の無防備さを携えてホスト部での光景をため息を付きながらも、
楽しそうに眺めている。鏡也も、ハルヒが自分の横にいて互いに軽口を叩き合う。
そんな定位置を無意識で楽しんでいた。

「俺の家は環が頻繁に襲来するから、やかましいぞ」

心底嫌そうにハルヒは顔を歪めた。
鏡也は思う。この少女にはいったいどれだけの「顔」があるのかと。
家族構成まで知っているにも拘らずハルヒ自身の事は殆ど知らない、知り様も無い。
自分が知っているのは、皆が知っている情報だけ。


最近、それが少し面白くないと感じる自分がいる。

366鏡×ハルヒ 名無しさん@ピンキー::2007/01/15(月) 18:00:34 ID:sIk+ZgBl
距離2

興味というのはこう言う事なのだと、鏡也は自分にある心の変化を『好奇心』と名づけて納得させ
様としていた。

「先輩の家もアウトですか。なら森先輩の家かな」

手を伸ばせば、すぐに届く距離。
この距離が、俗に言う「超えられない壁」と言うものだと鏡也は十分に判っていた。

「あそこはハニー先輩がいる。むしろ書生の道よりも勉学なら寮の方がよっぽど集中できそうだな。
煩わしさが無い」

触れようと思えば、触れられる程近くにいるのに。

その黒く艶やかな髪も。
曇り無い、知性が見える大きな瞳も。
透き通る様な白い肌も。
どこか少年を思わせる薄紅色した唇も。

こんなにも
こんなにも
近くにあるのに、どうしてだろうか。現実味が感じられない。

「その手がありましたか。でも寮費が高そうで嫌だなぁ」
「俺が貸してやるよ。もちろん担保付きの利息付でな」

鏡也にとってハルヒは、非常に興味深い対象である。

「どこぞの街金より利息が高そうなので遠慮します」

彼女に触れたら、距離を超えることが出来たとしたら。

この興味は満たされるのだろうか?
現実味が生まれるのだろうか?

彼のハルヒに対する『好奇心』という名の興味は、頭の中で整理すれば整理するほど更なる
困窮と、新たな探求で上書きされていくのだった。

つづくー
367名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:07:40 ID:wUVQEq/3
乙カレー。今後が楽しみです。
あ、でも、「鏡夜」と「モリ先輩」ね。
368鏡×ハルヒ 名無しさん@ピンキー::2007/01/15(月) 18:15:14 ID:sIk+ZgBl
うわぁぁ。済みません_| ̄|○。気をつけますです。
原作を読み返してこれかよぉぉ。ご指摘感謝。
鏡夜とモリ先輩。辞書登録完了いたしましたです!!
369名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:16:33 ID:ixcTFVK6
森だと発音もなんかマヌケになってワロス

本編続き楽しみですーいいところできりますな
370名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 20:07:26 ID:/5LzRU3i
GJ!
続き楽しみ!待ってるよー。
純で童貞な鏡夜…新境地開眼!!
371名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 22:39:11 ID:mbnSOYKh
イイヨイイヨーGJダヨー
sageるともっとイイヨー
372名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:38:14 ID:VuFiuGkO
ほしゅ
373名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:32:24 ID:uJrlXBhh
ほしゅ
374名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 19:15:08 ID:RzLHnzbD
職人待ちの間は保守より雑談したほうが良くない?
素朴な疑問だが、みんなホスト部のエロ(男女もの)を最初に見たのってどこですか?
私はサイトや同人をを探してもホモとドリしかなくて
四月にここが立ったのを発見して投下されはじめた作品を見たのが最初かなあ・・・
375名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:18:53 ID:bgTgOWMz
>>374
ドリって何ですか??

ちなみに自分は検索サイトとかで「環ハル 小説」とか「鏡ハル 小説」とかで
検索して地道に探してたw
376名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 20:27:36 ID:oCUvBZYv
ドリーム?かな?
377名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:18:27 ID:hqaHeYpF
ドリは、用意されたオリキャラに名前入力してキャラと恋愛気分になるドリーム話だね。

自分は検索したが好みのに会えなくて、やっとここで満足出来る話に出会ったかんじ。
378375:2007/01/23(火) 21:40:08 ID:bgTgOWMz
>>376>>377
サンクス!!
379名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:20:51 ID:HHDtw4XC
>>377
自分も同じく。
ここを見つけた時は嬉しかった。

801もドリも苦手だからかなぁ…
380名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 15:54:43 ID:/epg/6WV
もうすぐハルヒの誕生日じゃのう・・・
プレゼントは何がいいかな、エロパロ的に・・・大トロ女体盛り?
381名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 18:14:37 ID:0DcZVqW1
なんか普通に自分をプレゼントする殿が浮かびましたが
格好は男らしくマッパでちんこにリボンつけただけでw
382名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 19:29:53 ID:UDzWT2e+
ハルヒが女王化………………に、似合わん
383名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 00:40:26 ID:MCbdVQr7
>>381
ふ……普通ww
普通ついでに首筋に薔薇のタトゥー貼って花言葉はジュテームと言わせてくらさい。
384名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 03:04:54 ID:NaQrIjFF
>>381
ハルヒが買い物から帰ってガチャガチャ鍵を開け、電気をつけると
あの今の座卓の上にマッパの殿が寝てるんだね。リボンつけて。
真冬だからちょっと小刻みに震えたりして。
385名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 06:27:40 ID:sOXKQPG2
そこまで馬鹿ではないと信じたい
386名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 08:48:35 ID:XBiNzf72
「さぁハルヒ! 俺の心づくしを受け取ってくれ!! ―――どうかにゃ? 気に入ったかにゃ?」
「……先輩、キモいです」
↑ものすごく何事もなかったようにドアを閉めたかったが、一応恋人なので譲歩した結果
387名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:08:00 ID:yboJ5kNI
ハルヒ「生活費をもらえるとうれしいです。」
388名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 21:17:58 ID:Zj6P/TEa
双子は自分が好きなもの、鏡夜は実用的なもの、
モリは普通に花束とか大トロとか、
なにげにハニーが一番、ハルヒが驚いて喜んでかつ使えそうなものを
くれるような気がする。
389名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:17:50 ID:NVTngts7
いやいや、実際には個人個人でなく全員結託して、
凄くお金はかかってるけど凄く要らない物をくれるとみたね。
もしくは表向きには普通に花とか食材とかくれて、
アパート改造のときみたく、さりげにハルヒの持ち物を高級品とすり替えるとか。
390名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 03:43:39 ID:mtgRTkZo
ハルヒ「…環先輩の赤ちゃんが欲しいの…」
391名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 07:08:40 ID:bXBu9bY/
>>390
無言で環を見つめるハルヒ(別に何も考えてない)
の後ろで吹き替えをする双子の姿が一瞬浮かんだ。
モリとハニーは「いくら環でもそんなの引っかかるわけ・・・えっ!!?」と
ドギャン!とばかりに背景に雷模様の驚き顔で鏡夜は黙々と帳簿付け。
392名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 07:47:53 ID:d6bwiEz9
そんなやりとりを皆が忘れたハルヒの誕生日の夕方、
ひとりでずっと真面目に考えていた殿がアパートをたずねる。
「ハルヒ、望みどおり子供を作ろう!!これが俺からのプレゼントだっ!!」
と、おもむろに服を脱ぐ殿。股間にリボンw
ハルヒ、呆然。
393名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:42:51 ID:hJOm3sKx
>>392
たまたま通りかかった大家さんに見られ、通報される殿
394名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:59:15 ID:mC1/AS++
>>391
ワロスwwww
395名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 13:15:31 ID:mC1/AS++
>>380
ハル「祝われる側の自分が女体盛りっておかしくないですか?」
殿「じゃあ、俺がハルちゃんのために男体盛りでおもてなし…
ハル「しないでください」

色気ねー
396名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 14:41:19 ID:s3pYG5Mi
>>389
ありそうww

アパート改造の時みたく環が指示出してなんかやらかしそう。
帰宅したらシェフとか板前が部屋に待ってて、
最高級の大トロだけ使って好きなだけ料理してくれるとか…

双子の母プロデュースの女の子っぽい服をずらっと揃えて
(部員メンバーが好みでコーディネートしたのも含め)
ハルヒファッションショーしようと待ち構えてたり…

うーん、あんまりエロパロっぽくないな。
397名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 17:45:27 ID:L0bI9TtE
そこで、双子母デザイン(嘘)の庶民には見えない服プレゼントですよ!
「殿、これをハルヒに届けてよ。庶民には見えない服なんだけど、殿の分もあるからさー!」
「やっぱりペアルックって、ラブラブって感じだよねー」
で、ペアルックという言葉にひかれて、見えないくせに見栄を張ってしまう環。

ハルヒの家に行き、服?を手にしてハルヒに着ろとせまる環。嫌がるハルヒに、
「心配するな、俺もこの下に着ているからペアルックだぞ!」
と、着ている物を脱いだところで蘭花さん帰宅。
通報もしくは蘭花さんの必殺技が炸裂……。
398名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 17:50:26 ID:cbclQ9uW
ハニーが上目づかいで
「ハルちゃん、僕のこと食べていいよ?」とかでも通報ですかね?
399名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 16:28:54 ID:wKY7p79K
モリ先輩を呼んで回収させる・・・
400名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:03:39 ID:cVxsfxAO
400げとー⊂(゚Д゚⊂⌒`つズザー
401名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 18:27:12 ID:1CmmhWXn
>>398
ハルちゃんが未成年者略取で通報される。
402名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 00:24:37 ID:35El2YGS
そんなハルちゃんのほうが年下じゃんw見た目はともかく
それはそうと、ハルヒ誕生日オメ!今年も16歳だね!
403名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 21:55:05 ID:BZ8OUlps
ハルヒ誕生日おめv

お祝いに何かされてるのかなぁ…
見たこと無いくらいでかい花束から始まって、
あんなこととかこんなこととか。
404名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 07:20:10 ID:y8dEmVw+
最近動きないから、保管室のログをテキストビューアで読めるようにして遊んでるw
勝手なことしてごめんねお父さん。・゚・(ノД`)・゚・。
405名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:17:28 ID:6nXwidUQ
>>404
真似して小町文庫とかいうのでやってみたー!長編だと50pくらいになるが、なんか新鮮でイイ!

……ところで「距離」の続きってマダ?
406名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 13:34:06 ID:+9uIWwAk
ダレモイナイ…トウカスルナライマノウチ(AA略)

光×ハルヒ。
1-Aの教室での放課後エチーです。
随分前に書いたので、最新話のネタとか時期ネタとかは入ってません。
誰か体育祭とかバレンタインとかに絡めて書いてくれないかなあ……

それでは以下本文です。
407光ハル(1/7):2007/02/11(日) 13:35:23 ID:+9uIWwAk
他に誰もいない教室。
外は蒼い闇、雨が木々を濡らす音が遠くに聞こえる。
薄暗い室内、隣り合わせの席に並ぶ影二つ。
「コンマの前までの主語はこれで動詞はwas。wasはbe動詞だからこれ以降は補語の部分」
「じゃあこのhadは何?」
「それはこのthat以降の文章の動詞。このthatは関係代名詞で、これ以降の部分が主語の説明」
「関係代名詞ってナニ?」
「さっきも言ったじゃん、それぞれ違う二つの文章を繋ぎ合わせて一つの文を作る為のものだって」
「……さっぱり分からん」

光は机の上にシャーペンを投げ出すと椅子の上で仰け反った。
そんな彼にハルヒは呆れた眼差しを向けた。
「もー光は根性なさすぎ。大体、教えてって言ったの光じゃん」
「だってこんな堅苦しい文法知らなくても適当に話してりゃ通じるしー」
「あのねぇ……」
「それよりもさー」
光は顔を近づけながら右腕でハルヒの肩を抱いた。
「シようよ、ハルヒ」

光の手が肩から脇に回り、腰へと滑り落ちる。
その催促する動きにハルヒの眉間が寄った。
「ダメ。学校じゃしないよ。あと勉強を真面目にしない人ともしない」
「後でちゃんとするからさー、僕は今シたいの」
ベストの下から侵入しようとする光の手をハルヒはぎゅっとつねりあげた。
「痛っ!」
「そー言うところがいけないんだよ、光は。大体、学校は勉強をしに来るところなんだからね」
「ふーん……じゃあハルヒは僕と会いたくないんだ?」
急に不機嫌そうな声を出すと光はハルヒから離れ、机の上のシャーペンを再び手に戻しくるくると回し始めた。
「僕の家に泊まりに来いって言っても来ないしさー、遊びに行ってもろくに中に入れてくれないしさー」
「夜は忙しいの。光の家と違ってうちには他に家事する人がいないんだから」
ハルヒの言葉に光のシャーペンを回す手が止まった。
「……そうだったな」
ボソリと言ってもう一度シャーペンを回す光。
その突然のトーンダウンの理由に気付くとハルヒは慌てて首を振った。
「気にしないでいいよ。自分は慣れてるから」
「そーだね。ハルヒは庶民だからメイド雇えないんだったよな」
「ちょ……、そっち!?」
呆気にとられた様子のハルヒの鼻を光は笑いながら摘んだ。
「ハルヒはきゃわゆいネ〜」
そう言って、口付ける。
あっと気付いた時にはもう彼の術中に嵌っていた。
408光ハル(2/7):2007/02/11(日) 13:36:50 ID:+9uIWwAk
「んっ、ふ……光、苦しいよ」
「ダーメ。ハルヒはそーやってすぐ逃げようとするんだから。そんなんじゃいつまで経っても上手になれないヨ?」
「他の人とするわけじゃないのに上手くなる必要がどこに?」
ま、そうだけどね、と言って光はハルヒの唇からようやく離れた。
ツ、と二人の間に透明の橋が渡る。
光はそれすらも名残惜しそうに舌で絡めながら、ハルヒのネクタイに手を伸ばした。
わずかに咎めるような視線を向けつつもハルヒはそれを拒まなかった。
「イイよね、ハルヒ」
「反対したって今更退かないでしょ、光は」
「でも、ハルヒだってシたいんじゃん?」
光の手がハルヒの胸をシャツの上から撫でた。
思うよりも温かい光の手の平の熱が布から肌へと浸透する。
だがその柔らかな愛撫はわざと中心部分を外す。
そのじれったさにハルヒの眼差しが苛立つのを見て光は意地悪く笑った。
「触って欲しい?」
「あのねえ、光……」
「触って欲しかったら、チューしてよ」
そう言って光はペロッと舌を出した。
もう、と言いながらもその薄い舌の上にハルヒは自分の舌を重ねた。
空気に触れ少し冷たく乾いた舌先がすぐにまた潤い始める。

普段からよく動く舌だと思っていたが、光の舌は本当に器用だ、とハルヒは感心した。
ウソツキには舌が二枚あるというけれど、彼のそれも実はそうなんじゃないかとさえ思う。
どこで覚えてきたんだろうか、と勘繰った事もあった。
他人を拒んで生きてきたと言う彼の十五年間にも、それなりに他人の肌が恋しい瞬間があったのかもしれない。
そう割り切ってしまうのは簡単なはずなのだが。
――ウソツキ。
ハルヒは光のネクタイに手を伸ばし、そっと解いた。
光の喉仏、光の鎖骨。
あらわになったそこにハルヒはそっと手を添える。
――熱い。
十六歳になった光の体温はこんなにも自分の手に馴染む。
409光ハル(2/7):2007/02/11(日) 13:39:14 ID:+9uIWwAk
光はおもむろにハルヒのシャツのボタンを外していった。
中に着ていたキャミソールとスポーツブラを同時に捲り上げると、慎ましやかな薄紅色の突起が目に入った。
「相変わらず……だな」
「ちょっ、それってすごく失礼じゃない!?」
「ゴメンゴメン、ジョーダンだってば」
小さく笑うと光はハルヒの胸と胸の間、ちょうど心臓の上辺りにキスをした。
微熱が鼓動を早めているのが唇越しに伝わってくる。
右手を彼女の左胸に沿わせてみる。
指がその頂点に触れるなり、胸郭が沈んだ。
そのまま人差し指と中指を使って、くすぐったり摘んで引っ張ったりしてみる。
固くなる芯の部分と周りの柔らかい部分との感触の差を楽しむかのように。
「んっ……あまり遊ばないでよね」
「なんでー? あ、もしかして早く挿れて欲しい、とか?」
「バカッ!」

――恥ずかしがるハルヒはかわいい。
頬に乱れる髪をそっとなで、耳に掛けてやる。
尖った神経に触れたのか、耳たぶに指が触れた途端に目を閉じるハルヒ。

――可愛い可愛い、僕だけのオモチャ。
大事に大事にしたいけど、でも、ちょっとだけいじめてみたくもなる――

耳たぶ。
「ひ、ぅんっ!!」
喉の真ん中。
「あっ、や……」
左の乳首。
光はハルヒの“弱点”全てを順に舌と唇で愛撫していった。
未だ反抗的な言葉を口にするものの、声は徐々にうわずり、吐息に熱がこもっていくのが分かる。
――強がっちゃって。
光はハルヒの左胸の先端を口に含み、手で右胸をくすぐった。
「あふ……ん、や、ひ……光、ヤダッ!!」
肩が掴まれる。
甘えることを知らなかった彼女の十六年間。
だがハルヒは今、確実に自分を必要としてくれている。
410光ハル(4/7):2007/02/11(日) 13:41:46 ID:+9uIWwAk
「……ずるい、光」
ハルヒは肩で息を吐きながら光を恨めしそうに睨んだ。
「なんでー? お礼は言われても恨み言言われる筋合いはナイね」
「……あっそう。そー言うと思ったよ。それならこっちにだって考えがあるんだからね」
ハルヒは平静を装いながら、光のズボンのファスナーに手をかけ、下ろした。
黒のボクサーパンツに手を添えると、ソレは既に固く滾っていた。
おもむろに下着を下ろすと、赤い怒張がハルヒの眼前に現れる。
「それ、ハルヒ苦手じゃなかったっけ?」
光の挑発的な声色にハルヒはむっとした顔を返した。
「決め付けないでよ。このくらい……やればできるんだから」
「へぇ。じゃあお手並み拝見といこうかな?」
もう、と言いながらもハルヒは中腰になり、光の張り詰めた肉棒を口に含んだ。
「んぅ、むく……」
自分のペニスがハルヒの唇に吸い込まれる様に光は目を細めた。
「そうそう、舌をちゃんと使って……根元から、そう……イイよ、ハルヒ」
ハルヒはゆっくりとその形と熱を確かめるように光のペニスを根元から舐め上げた。
そして先端にたどり着くと今度は舌先を尖らせ、鈴口に挿し入れた。
自分なりに丁寧に、その形を舌でなぞっていく。
――多分、自分はあまりこういうのは上手じゃないんだろう。
ハルヒはちらっと光を見上げた。
こちらを見下ろす、余裕ぶった表情が癪に障る。
――こっちだって、光の弱いトコくらい分かってるんだから。
ハルヒは光の全てをくわえ込み、そして一気に吸い上げた。
カリの部分に唇を宛て、柔らかな亀頭部分を執拗に舌で攻め、右手で竿を根元から何度もしごき上げた。
しゅる、じゅぷ、ぴちゃ、にちゃ――
「ちょ、おま……も、いいって!」
しかしハルヒは首を振り、ますます攻めを強くした。
光の顔から余裕が消え去り、白い頤が天井を指す。
それとほぼ同時にハルヒの口内で光の熱が弾け、白く濁った欲望が喉の奥へと注ぎ込まれた。
411光ハル(5/7):2007/02/11(日) 13:43:06 ID:+9uIWwAk
「ナニ、お前飲んじゃったの?」
光は机から下り、むせているハルヒの背後に回ってその腰を抱いた。
後ろから彼女のベルトを緩め、ズボンのファスナーを下ろし、ショーツの上をなぞる。
すっかり濡れているそこは、布越しに触っていてもグジュグジュという濡れた音がした。
「うわ、すっげー」
「言わないでよ!」
「何今更照れちゃってんの? きゃわゆいねー、ヒヒヒ」
意地悪く笑うと光はハルヒの耳たぶを甘噛みし、その隙にショーツの中に手を差し入れた。
熱を帯びた肉壷に突如として挿し込まれた冷たい指の感触。
「んっ……はぁっ」
秘所から愛液が溢れるのとほぼ同時に、ハルヒの口から甘い声が漏れた。
「最初は全然入んなかったのに、進歩するもんだね。もうドロドロのグショグ――」
「言わなくていいっ!」
「だって、ホラ」
光はハルヒの中から抜いた指を彼女自身の目の前に晒した。
根元までぬめぬめと光る二本の指。
ハルヒが狼狽している隙に光は彼女のショーツを下ろさせた。
茂みの部分はすっかり濡れ、クロッチと秘所との間に細い透明の糸が現れて消えた。
「もっとお尻向けてくれないと見えないじゃん」
「……毎回そんなにまじまじ見なくてもいいじゃん」
「いーの、何回だって見たいの。だってハルヒだから」
ハルヒが呆れている隙に光は財布に忍ばせていた薄い水色のコンドームの封を開けた。
「じゃあ挿れるよ」
ハルヒは顔を背け、目の前の机の角を握り締めた。
初めてのときの痛みの記憶がまだ鮮やかなのだろうか。
あの時は悪かったな、と薄く苦笑いを浮かべ、光はその手の上に自分の手を重ねた。
「大丈夫だから」
耳元で優しく囁くと、ハルヒの背中の緊張が少しだけ和らいだ。
淡いブルーに包まれた光がハルヒの真紅の中にゆっくりと飲み込まれていった。
412光ハル(6/7):2007/02/11(日) 13:43:42 ID:+9uIWwAk
粘ついた水音と荒い息遣いと、肉のぶつかり合う軽妙な音が教室の中にこだまする。
わずか数時間前まではこの教室で授業が行われ、他の生徒たちで賑わっていたと言うのに。
「はぅんッ……ん、ん、ん、あ、ふぅんッ!」
光が腰を打ち付け、中でかき回すたびにハルヒの口から嬌声が零れる。
最初のセックスは一ヶ月前のことだっただろうか。
ただ拒むだけのために存在していたように思えた肉襞が、今では光に絡んで離れない。
「……ねえ、ハルヒ」
甘えを知らない子供だったハルヒ。
他人を見下す子供だった自分。
そんな全く異なる二つの人生が重なり合うこの空間、この時間。
――殿だったら、運命の出会い、とでも言うのかな?
ふと環の顔を思い出しそうになり、光は小さく首を振った。
「な、に……? 光?」
不意に動きを止められて、ハルヒは怪訝そうに振り向いた。
「いや……ただ体勢が」
光は一度自身を抜き、ハルヒの体を反転させて自分と向かい合わせた。
「やっぱこっちの方がいいや」
「なんで?」
「だってハルヒの顔が見れるから」
そう言ってキスしようとしてくる光にハルヒはぷっと吹き出した。
「……光が言うと全部ウソみたいに聞こえるから不思議」
「ヒデエ!」
冗談だよ、とハルヒは笑い、光の首筋に腕を絡めた。
近くなった顔に光は改めてキスを落とした。

赤く尖った乳首を舐められ、充血した陰核を押し潰され、ハルヒの背中が緊張する。
全身の神経がむき出しになったみたいに、全ての感覚が敏感になってしまっている。
皮膚の厚みすら、もどかしい。

意識を手放したくない一心でしがみついてくるハルヒの体躯を光はしっかりと腕に抱きとめた。
そしてもっと奥へと突き進むかのように、細かく強く腰を打ち据える。
「あっ、あ…ああっ! や、ひか、光…光ッ!」

――そう、名前を呼んで。
殿でも、馨でもない、今ここにいる僕の名前を。

みだらな雑音と吐息が二人を高みへと押し上げる。
最奥を突かれる度にハルヒの口から高い声が吐き出されていく。
「ハルヒ、舌」
光の言葉に抗うことなくハルヒは舌を出した。
喘ぐハルヒの細い吐息すら飲み込むように光は彼女の唇をむさぼった。
舌が絡むほどに、ハルヒの胎内は光を締め付けた。
二人ともに限界が近くなっていた。
「一緒にイこうよ、ハルヒ」
その言葉に、光の背中に回ったハルヒの手に力がこもった。
抱き合う二人の肌がその一瞬、融けた。
413光ハル(7/7):2007/02/11(日) 13:45:09 ID:+9uIWwAk
外の雨はいつの間にか止んでいた。
「良かったな、雷鳴らなくて」
窓の映り込みでネクタイを直しながら光は言った。
「送ろうか?」
「いいよ。だって馨待たせてるんでしょ」
手鏡で髪を直しながらハルヒは言った。
身だしなみに無頓着なハルヒに光が送った最初のプレゼントがその鏡だった。
何故自分にこんなものを、と尋ねた直後、キスをされた。
悶えるほどに熱いキスの後に唇を舐めながら光は言った。
こういう時のためにだよ、と。

ハルヒは手鏡をしまった。
何事も無かったかのような顔が出来ているはずだ。
「で、勉強はどうするの?」
「またでいいよ。英語なら馨に聞けばいいし」
やっぱり口実だったんだ、とハルヒは小さく溜息をついて見せた。
「なら最初から馨に聞けばいいじゃないの」
「だってえー、ハルヒとが良かったんだもーん」
そう言って光はハルヒの頬に唇を近づけた。
ハルヒは大きく溜息をついたものの、それを甘んじて受けた。
二枚の舌はゆっくりと蕩け、影は青い闇の中で再び重なっていった。

<完>
414名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 15:49:56 ID:YoXr0mnS
GJ!でした!!
2人ともなんだか可愛らしくて良かったです〜
415名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 00:28:03 ID:HGp6YfDi
>>405
やってみると結構いい感じだったんで、しばらくはこれで楽しめそうw
個人的には「窓の中の物語」ってビューアがオススメ

>>406
GJ!!めっちゃよかった!!
またコソーリ投下されるのを待ってますよんw
416名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 03:36:54 ID:0Znln58L
>>413
乙!光ハルヒも中々いいね〜GJ

>>415
そのビューアは今公開停止になってないかな?
ベクターとか見ると98とかまでしか対応してないみたいだし
でもビューアで見るとほんと見やすくていいよね
417名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 00:40:23 ID:hIJj5kbc
GJ!!
久々に作品が読めてうれしいww
418名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 06:09:32 ID:KKQA62fi
>>416
文字サイズ・行間・配色とか設定できるからね
背景が設定できるビューアだと、職人さんの作品が一層引き立っていい感じだし

「窓の中の物語」はXPでも動くよ
ttp://www6.ocn.ne.jp/~exist/news/soft.html
419名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 12:43:57 ID:qCUF3Eb1
個人的に、小町文庫の桜模様の背景が桜蘭ぽくていい感じ
420名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 05:32:27 ID:cJRbNn+5
>>419
小町文庫って文字数に制限あるみたいだから、それが困る
本棚機能があるビューアは便利なんだけどね
でも、その桜模様の背景は気になるなw

つか、ビューア話ばっかりでスマソorz
421名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 17:41:52 ID:/u6OHb30
>>420
文字制限がどの程度かはよくわからないが、ためしにこのスレで一番文字数多そうな話を
コピペしてみたらOKだったので、SS読む程度なら問題ないと思うよ。
ちなみに桜の背景は薄いピンク地に桜の白抜き。DL素材には写真のもあり。

ところでたまにはハルヒ相手以外のも読んでみたいです。
今まで綾女1本とれんげ2本があったけど、そういうやつ希望。
422名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:51:42 ID:1qCMvm84

もしも環が女だったら……。

423名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 18:33:41 ID:utJIvHCB
183cmもあるでかい女は嫌すぎるw…てか、女体化禁・止・禁
424名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 20:35:57 ID:0uhLhQjk
>>423
南キャンのしずちゃんに謝れ!謝れったら謝れ!
425名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:38:50 ID:81m9aCfx
思いつきで書いた、ハルヒ、環、鏡夜の体入れかえものです。
エロメインではありません。

好みでない人もいると思うので、気をつけてお読み下さい。
426名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:40:36 ID:81m9aCfx
「寒い…凍える…ここはどこだ…」
夢の中で環は荒野をさまよっていた。

ゴォオオオオ…ガタガタガタガタ…ヒュゥウウウ…
「なんだ…野獣の咆吼か…揺れる…それになんか、肌触りがガサガサ…、ん? 肌触り?」
環はその黒い瞳をパッチリ開いた。
「うわぁああああ!て、天井が近い!茶色い!壁が近…部屋が狭い!
 あっ、日本の庶民が使用する布団が俺にかかっている!っていうか、声が…」
ガバッと起き上がって自分の身を検め、息を呑んだ。
「体が短い…手が、小さい…」
顔に手をやる。
あごの線は細く、髪はサラサラとしたストレートで…
「そういえばこの庶民アパートに見覚えが…まさか、俺はハル…」
胸に手を当てる。
「な、ない…」
一瞬ほっとして、それからハッと顔を上げた。
「いや、ハルヒは胸がないんだった! つまり俺はいま…」

須王環はハルヒになっていた。

「ハァ、ハァ、ハルヒの匂いがする…」
現実を受け入れた環がしたことは、まず布団の匂いを嗅ぐことだった。
「ハ、ハルヒの柔肌…」
次にしたことは、布団の中でパジャマを脱ぐことだった。
「はぅああっ!」
桜色の乳首を指で弾く。
「ん、あ、環せんぱい…」
「先輩はいらないよ、ハルヒ…」
「じゃあ、環…さん…ああっ」
「かわいいよ、ハルヒ、もっと声を聞かせてくれ…」
「ああん!環さん、そんなとこ、らめぇ」
狭いハルヒの勉強部屋兼寝室に水音が響く。
もう、やりたい放題の環だった。


その日、1-Aは軽いパニック状態に突き落とされた。
「これを俺に? ありがとう、君、可愛いね」
「その笑顔、俺、すごく好きだ…」
「可愛い髪型だね、君によく似合っている」
「ああ、それは俺が運ぶよ、副委員長。君のその美しい手に…」
優雅に指をすくいあげて唇を落とす。
「プリント運びなど似合わない…」

「ハ、ハルヒから変なオーラが出てて近づけないよ、馨…」
「そうだね光…、拾い食いでもしたのかな…」
双子は腹痛でも起こしたような顔で、遠巻きに見るしかなかった。

427名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:42:35 ID:81m9aCfx
ハルヒ豹変の報は高等部を駆けめぐり、その日のホスト部には女生徒が殺到した。
「はははははは…」
「ハルヒ君、今日のハルヒ君って、なんだか環様みたい…」
「は……え、いや、そんなことはないですよ」
「きっと、部長のご指導がおよろしいのね」
「そ、そうです。…立派な方で、自分は尊敬しています」
言いながら、ちらりと環、つまり自分の姿を探す。
環は接客もそこそこに、部屋の隅でパソコンを開いていた。
(なにやってるんだ、ハルヒ…)
何故か眼鏡をかけている。

「あんな知的な環さんも、素敵ね…」
呟いたのは鏡夜の客だった。
「そうですね。普段からああだと、もっといいんですが…」
隣のテーブルで鏡夜の声が答える。
「きゃっ、もちろん鏡夜さんが一番素敵ですわ…」
赤くなる女生徒に、鏡夜は柔らかく微笑んだ。
「ありがとうございます。あなたみたいな可愛い人に言われると、自分もうれしいです」

「すみません。部長に用が…」
環inハルヒはそそくさと立ち上がり、キーボードを叩く環の後ろに回った。
(皆にバレてはパニックになるからな。ここは自然に、ハルヒらしくハルヒらしく…)
まず、後ろから腕を回し、環がかけている眼鏡に手をかける。
「環せんぱい、パソコンばっかりしてると、目が悪くなっちゃうぞ?」
優雅に外しながら言ったとたん、息を詰めて注視していた女生徒達から悲鳴が上がった。
「ハルヒ、なにか用か?」
環は振り向かずに言った。
「環先輩に、ちょっとお話があるんです」
言いながら、キュッと抱きしめる。
(よし、決まった。いかにもハルヒらしいぞ…)

環はうっすら微笑みながら立ち上がり、阿鼻叫喚の部室を見回した。
「ちょうどいい、俺もお前に話がある。だが、場所を変えた方がよさそうだ」

「どうしたハルヒ、何を怒っている」
準備室に押し込まれ、環inハルヒは自分の姿を見上げた。
「ナマハゲみたいに怖いぞ?俺の美しい顔が台無しだ」
「いや、怒ってはいない。不可抗力だからな」
環は眼鏡を奪い返すと、不機嫌そうにそれをかけた。
「もし怒っているとしたら、実害のあったハルヒの方だろうしな」
「え…」
環inハルヒが一歩後ろに下がった瞬間、準備室のドアが開いた。

428名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:47:29 ID:81m9aCfx
「鏡夜先輩…」
準備室のドアを閉めた鏡夜は、環にそう呼びかけた。
「ハルヒ、客を置いてきたのか」
環の顔をした鏡夜に睨まれ、鏡夜の顔をしたハルヒがビクッとする。
「状況を把握したら戻ります。やっぱりその…」
「ああ、お前の中に入っているのは環だ」
ハルヒin鏡夜は凄く嫌そうな顔をしてため息をついた。

「運が悪かったな、ハルヒ」
「どういうことだ…」
スッと眼鏡を直し、環の顔が口を開いた。
「俺は鏡夜だ。で、これがハルヒ、お前が環。理由は聞くな。知りようがない」
「お前がハルヒ…なのか?」
背の高い鏡夜を見上げる形になる。
「うちの父から今朝、自分…鏡夜先輩のところに電話があったんです。
 自分の様子がおかしい、言動がその、環先輩っぽいって…」
「ところがハルヒが鏡を見ると俺だったわけだ。それで俺の携帯から環に電話した」
「可能性が一番高かったものですから。部員全員シャッフルされたらお手上げでしたね。
 最初の選択肢で鏡夜先輩を捕まえられたのは、幸運でした」
「というわけだ。俺とハルヒは始業前に落ち合って状況を把握した」
「え…」
自分があんなことやこんなことをしている間に、この二人は動いていたのか。

「一番問題ないのは俺だな。この姿もメリットの方が多いし、中身はハルヒだから問題ない」
眼鏡に夕日を反射しながら、しれっと鏡夜in環が言う。
「問題大ありなのは自分ですね。鏡夜先輩の姿というのはまだしも、中身が…」
心底嫌そうな顔をするハルヒin鏡夜。
「貧乏くじを引いたと思って諦めろ。…と、席を空けすぎだ。俺は戻る」
準備室のドアを開け、鏡夜in環は出て行った。

「その、ハルヒ、こんなことになって、俺は…」
環は妙に罪悪感を感じてモジモジした。
ハルヒがこんなに悩んでいるときに、彼女の体で色々なことをしてしまった。
「いいんですよ、不可抗力ですから」
鏡夜と同じことを言う。
環の脳裏に、フッと疑念がよぎった。
(ハルヒと鏡夜、この二人の信頼関係はなんだ?)
自分の言動が信用されてないだけだとは欠片も思わない環。
今朝それに気づいたときは、そんなはずはないと自分に言い聞かせたが…

「鏡夜!じゃなかったハルヒ、まさかお前と鏡夜は…」
つめよる環inハルヒを、ハルヒin鏡夜は表情を変えずに見下ろした。
「やっぱりそうなのか…、おかしいと思ったんだ…」
「なにがです」
「今朝、お前の体をいじくっていたとき、なんとなく処女じゃない気が…」
凍り付いたハルヒin鏡夜に気づかず、環は続ける。
「開発されすぎてるというか…、感度が良すぎるというか…」
「くっ…」
「こう、指を差し込んだときにきゅっと締め付ける感じg」
最後まで聞かず、ハルヒは環を殴り倒した。

429名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:49:02 ID:81m9aCfx
「おい、ハルヒ…じゃなかった、環」
「うーん…」
環が目を覚ますと、そこには自分のドアップがあった。
「なにをしている」
「う、すまん。見とれてしまった」
そう言ってあたりを見回す。
「俺の部屋?」
「ああ、ハルヒの家に帰して問題を起こされるとハルヒが困るからな。
 ここなら俺の監視下に置けるし、基本的に保護者がいないので都合がいい」
「そ…うか、ハルヒが困るか…」

「聞いたぞ、色々やってくれたそうだな」
俺のハルヒの体に、と鏡夜は言った。
「……と言ってた」
「なんだ、環」
「ハルヒは鏡を見て気づいた、と言ってた」
「それが何か?」
「お前のベッドで起きたことに、ハルヒは疑問を持たなかったってことだ。
 鏡を見て初めて入れ替わりに気づくぐらい、何度もそこで寝たことが…」
「…それがどうかしたか?」

「くっ…!」
「何をする、環!」
急に服を脱ぎ始めた環inハルヒに鏡夜in環が慌てる。
「こうなったら、せめて中に入ってる間だけでも色々やってやる!」
学生服を脱ぎ捨て、瞬く間に全裸になる。
「よせ、環!」
鏡夜in環はハルヒの細い手首を掴んでベッドに押しつけた。
中身は環でも筋力はハルヒ、簡単に自分自身の腕力に押さえつけられてしまう。
「何をする、離せ!」
「環!」
ガシャーン!
陶器の割れる音に二人が振り向くと、無言の鏡夜がドアを閉めるところだった。
「お邪魔しました〜…」

プルルルルプルルルル
「だめだ、出ない」
ハルヒin鏡夜を追いかけたいが、ハルヒの体を置いていったら環になにをされるかわからない。
鏡夜は環の顔を盛大に歪ませ、ベッドサイドで携帯に食いついていた。
「さ、もう諦めて俺を抱け」
「寝言は寝てから言え」
「考えたのだ」
「何をだ」
「お前が俺を抱けば、物理的には俺がハルヒと結ばれたことになる」
鏡夜はパチンと携帯を閉じた。
そしてどこからともなく荒縄を取り出すと、慣れた手つきでハルヒの体を縛り上げた。
「あ…ああんっ!?」
「俺はハルヒを捜してくる。しばらく大人しくしていろ」
「あっ、行って俺の体でハルヒとナニをする気だ!?」
「安心しろ。いくらお前の体でも、自分と抱き合うなど気色悪くてできない」
「えっ、そうなの? 俺は平気だ」

430名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:51:18 ID:81m9aCfx
鬼のごとき顔で鏡夜が出て行った後、環は亀甲縛りにされたまま転がっていた。
「鏡夜の奴…縄が食い込んで………いい…」
火照った体をもてあましながら天井の模様を数えていると、ドアが開いた。
「あ…」
「ハルヒ…」
入ってきたのは長身のすらりとした美青年だが、中身はハルヒだ。
「やっぱり、鏡夜先輩ったら…」
中身は誰でもいいんですね…と淋しそうに囁く。
「う…ハルヒと鏡夜はいつもこんなことをしているのか…」
「放置プレイですか? そうですね、先輩が最近気に入っているので…」
うつむいたハルヒin鏡夜をマジマジと見て、環は黒い目を見開いた。
「ハルヒ、お前勃起してるぞ」

「え!?」
「お前…、やはり俺を…」
ハルヒはあきれた顔で、全裸で縛られている自分の体を見下ろした。
「いや、単に鏡夜先輩の体が自分のその姿に反応しているだけだと思います」
「ハルヒ…無理をしないで…俺を…抱いて…いいのよ?」
「先輩、聞いてませんね?」
半笑いで毛布を手に取り、自分の体を隠そうとしたところで動きを止める。
「くっ、体が言うことを…聞かない…」
鏡夜の細く長い指が自分の乳房に食い込んでいくところを、なすすべなく見つめる。
「あっ、ハルヒ…お前、そんな…いい!」
「いやだあ…こんなの…気色悪い…」
言いながら、カチャカチャとベルトを外す。
「ああ…俺、ハルヒととうとう結ばれる…」
「ぎゃぁああああ、いやぁあああ」
鏡夜の手は意識に反して鏡夜のペニスに手を添え、縛られたハルヒに押し当てた。
「ハルヒが…入ってくる…」
「違…」

「おい、それだと物理的には俺とハルヒが結ばれてるだけだが、いいのか」
「あ…いい…」
「きょ、鏡夜先輩、違うんです!」
「自分に寝取られるっていうのもなかなかできない体験だが…」
環の白い顔にかけられた眼鏡が、冷たく反射した。
「不愉快だ」
「ああ…鏡夜…三人でしよう…」
「本当に人の話を聞かない奴だな」

「ああ…物理的に…俺と…ハルヒが…」
「ちょ、いいんですか、鏡夜先輩…」
「ハルヒは自分の体が俺に抱かれるのは嫌か?」
「いえ…でも…それってやっぱり環先輩の体で…」
鏡夜は環のペニスにローションを塗り終えると、亀甲縛りのハルヒを起こした。
横たわったハルヒin鏡夜に跨るように座らせ、その後ろに位置を取る。
「それに、こうしないと終わらない気がするんだ」
「な、なにがですか…」

431名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 18:52:46 ID:81m9aCfx
数時間後、ぐっしょり汗に濡れた三人は折り重なるようにベッドの上に倒れていた。
やがて、ピクリと瞼を動かし、ハルヒが覚醒する。
「あ…」
ハルヒは自分の小さな手を見つめ、グーパーを繰り返した。
「戻ってる…」
「やはり、か」
「鏡夜先輩、わかってたんですか?」
なんとなくな、と言って起き上がった鏡夜は、遠い目をした。
「さあハルヒ、シャワーを浴びに行こう。酷い格好だぞお前」
「え? …う」
二人分の汁にまみれた体を見下ろし、ハルヒは情けない顔をした。
その顔に、鏡夜が優しく笑いかける。
曇った眼鏡をサイドボードに置いて、ハルヒに手を伸ばした。
「先輩、自分は…」
「行こう。俺が清めてやる」
「…はい」
二人は手に手を取って、シャワールームに消えた。


「うーん…」
環は自分のベッドの上で目を覚ました。
「あ…あれ?」
自分の手と体を見つめ、それから手鏡を覗き込む。
「…なんだ、あれは夢だったのか」
またオナニーしながら寝ちゃったのかな、と首をかしげる。
それからニッコリ微笑み、枕を抱いた。

「いい夢、だったな…」


「あっ、んあっ、鏡夜…先輩…」
ハルヒはシャワールームの壁に手を突いて耐えた。
「あっ、ふっ、ああっ、ああっ、激しすぎます!」
「ハルヒ…」
耳元で鏡夜が囁く。
「せん…ぱ…」
「今夜は覚悟しておけ…」
その声色に、ハルヒは体の芯が期待で震えるのを感じた。


 おわり。



432名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 19:08:13 ID:81m9aCfx
すいません。
馬鹿話ということで許してください。
433名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:30:38 ID:1Hq63wHM
おもしろかったw
けど苦手なひともいると思うんで、最初に3Pで基本は鏡ハルと書いたほうがいいかなと
434名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:39:55 ID:3bftQBFj
途中で誰が何をやってるのか分からなくなって、何度も読み返したw
でも面白かったww
GJ!!
435名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:42:25 ID:81m9aCfx
>>433
そうですね。そうすべきでした。
436名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:52:57 ID:KJPVAKkM
GJ!
437名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 03:35:21 ID:fNrikFQ8
>>421
何レスかに分かれてる話は1つのテキストファイルにまとめてるんで、そういう意味で文字数が気になっただけ
まとめたら多分文字数オーバーするだろうしorz
桜の背景の事d 早速落としてくるw

>>432
GJ!!鏡ハル好きなんで面白かったw
こういうのも(・∀・)イイネ!!
438名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 08:14:48 ID:+ZXlpKvL
うーん、途中誰が何してるか混乱してわかりにくかったな…
439名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 12:51:41 ID:aLNFBVJ6
GJ!!!
誰が誰に入ってるか気合で整理しながら読んだw
環がアホすぎて不憫・・・萌え
440名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 16:55:46 ID:SRBNYi6d
>>432
わけわかんねー!!でも面白かったから許す!

>「安心しろ。いくらお前の体でも、自分と抱き合うなど気色悪くてできない」
 「えっ、そうなの? 俺は平気だ」

ここで吹いたwwwGJwww
441名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 17:19:57 ID:6g+7vrTb
偶然他スレで知ってしまったが、嫁の人だったのか・・。

それはそうと、誕生日も近いしそろそろハニー先輩で書いてくれる職人さんきぼん!
2/29生まれの人って、いつもはいつ祝うの?28日?1日?
・・それともハニー先輩、4歳?
442名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:40:44 ID:cSB4Wnn1
>>432
ワロタwGJです!

>>441
嫁の人ってなに?
443名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:50:04 ID:YDlR8Noq
○○の嫁だったらってシリーズがあったはず。

>>441
同じとこ見てるw
444名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 12:47:39 ID:PYvXepIq
なるほど。そう言われてみれば特徴ってあるね
実際に今まで何人くらい職人いるんだろ
445名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:32:42 ID:FP0Z1VxU
どこのスレ見てそういってるんだ?凄く気になる
ヒントきぼん
446名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 04:48:14 ID:1ymoLqes
アニメ放映、ラノベ、タイトルの中にうんこ
447名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 02:01:13 ID:9Hth155Q
>>446
(`Д´≡`Д´)??
448名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 02:10:16 ID:GWzCgg9o
彩雲国物語でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156870009/

ここの職人が、自分は桜蘭の嫁シリーズ書いてます、と自分で言ってる。
449名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 17:11:19 ID:jYdPalOc
それが先日投下されたのとID一緒なのね。
450名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 19:42:41 ID:Z2V0l7t/
他スレの話は持ち込んで欲しくない。
451名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:42:07 ID:NY5we7zw
戯言なんだけど、テレビで「エレジー」を聞いてたら
環のパパ&ママってあんな気分で環をつくったのかも…と思って妄想してしまった
書きたいがママの名前がわかんないから無理なんだけどね
452名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:08:22 ID:yjRV7SYf
難しいだろうが、理事長視点で君とか彼女を駆使して短く纏めれば可能じゃね?
453名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 23:04:45 ID:FOZY060N
ハニー先輩誕生日おめ!
454名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 12:05:40 ID:3RdfxRP7
忘れてた…(ToT)
455名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 12:29:21 ID:s+oPyQOy
先輩の誕生日中には一つも書き込みがなかったってことか…
456名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 13:52:28 ID:erlo5MIf
ハニーたんはなんだか老成しちゃってるからエロを想像できない
457名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 14:45:03 ID:BHEtLZC2
オレの場合、ハニー先輩はまだ幼体なので想像できない……
458名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 22:33:20 ID:Am8D3siM
体は子供、頭脳は大人(老人)ってことか
459名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 02:34:54 ID:ZpOmdLaB
コナン?
460名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 10:25:06 ID:oqpijaqF
>>459の素朴な疑問、先生好きだぞ〜
廊下に立ってなさ〜い
461名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:17:45 ID:xQcsSr0y
先生チンコが代わりに立つ、ので許してあげてください
462名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:05:57 ID:TRV4c/ie
エロパロ保管個は、携帯では、見られないと言う罠
463名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:45:41 ID:m9NViMEL
ずら
464名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:49:54 ID:mTwv3mbK
http://fileseek.net/proxy.html
これ使えば見れるずら
465名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 20:48:04 ID:TRV4c/ie
>>464
ありがとう、自分のレス見たらネタ見たいでスルーされるかと思ったけど。
優しい人がいてよかった。
466ハニー先輩受け1:2007/03/09(金) 02:14:49 ID:teQD/Bhx
『あぁっん…たかしぃ〜!そんなにこすったらでちゃぅのぉー!』
『…。』
『ふぇ…っ。。キョ…ちゃ…何撮ってるのぉー?』
『ネットオークションで販売するビデオですよ!こういうビデオは以外に売れがいいですからね!』
『やだょぉ僕…こんなの撮られたら恥ずかしいょぉーふぇぇん…。たかしぃーやめてぇー!!』
『…中々可愛いから辞めない。』
『あっ…きゃぁぁっん!熱い…熱いよたかしぃー。』ハニー先輩の必死の抵抗も虚しく、モリはハニー先輩の熱くなったモノをしごき続け、その光景を境夜が撮っている。
467ハニー先輩受け2:2007/03/09(金) 02:30:06 ID:teQD/Bhx
『あっあっ…た‥たかっしぃ…らめぇ…らめなのぉー!!あぁぁっん…』
『…。』
無言でモノをしごきたてるモリの手は、どんどん早くなる一方で早くなる度にハニー先輩の体は絶頂寸前に追い込まれていく。
『はぁぁっん…も…らめぇ。。がま…んっできな…いのぉ…あっ…』
ハニー先輩が絶頂を迎える寸前で、モリの手が止まった。
『…な…なんで辞め…るのぉ…?』
『…ハニー先輩が、嫌だって言ったので…このビデオの話ははなかった事にしましょう!…したがって、撮影もここまでですよ!』
『…ぐすん……。うっ…ひどいよ…キョウちゃん』
『じゃあどうしますか?続けていいんですか?』
『うぇっ…。ひっく…。』『泣いてても分かりませんよ?…続きしてほしぃならモリ先輩におねだりしてください!』
『…ひっく…おね‥だりぃ??』
『足を開いて、どうしてほしいのか、モリ先輩におねだりしてください!』
『うっ…できないよぉ…恥ずかしいよぉ…』
468ハニー先輩受け3:2007/03/09(金) 02:46:01 ID:teQD/Bhx
『…じゃあ、ここまでにしましょう!』
『うっ…えっく‥ゃ…やだぁ…』
そういうと、ハニー先輩は泣きながら足をゆっくり広げた。
『たかしぃ…僕のココ、シコシコしてぇー??』
『…わかった。』
『ふぁっ…ひゃっあぁぁぁん…!あっうぅっ!たったかしぃ…たかしぃー!!あっあっ!!もっとぉ!もっとシコシコしてぇーっ!き…気持ちいいのぉ…おかしくなっちゃうのぉー!』
『みつくに…』
チュパチュパ!チュゥゥ!『あっはぁぁぁっ!!たかし…ダメ!汚いよぉ!』
ちゅるるっ!ぢゅぱっ!!『ひゃぁっ…あぁぁ!だめぇ!!出ちゃうの!出ちゃうのぉー!!』
クチュクチュ!!
『あぁぁぁっ!たかし…ぃぃぃ!!んっ!!』
『…』


『あーあー!ハニー先輩気絶しちゃいましたか!…でも、まぁ、いいビデオが撮れたので!…次はハルヒでも撮ってみるのも…。。。また、興味深いかもしれないな!』
469ハニー先輩受け…:2007/03/09(金) 02:52:13 ID:teQD/Bhx
お目汚しすみません。
♂×♂はダメですかね。ホスト部だとメインはハルヒの物が多いから他に受けが似合いそうなのってハニー先輩かなぁって思ったので書いてみましたが。後受けが似合うのは馨かなぁー。光×馨…。

とりあえず最後の境夜のセリフの『次回はハルヒ』って言うのは、ビデオ撮って売ったら完璧♀ってばれちゃうからオークションには出せないですよね。。
希望あれば、ハルヒバージョンも書きます!!
470名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 03:15:42 ID:UqG632yk
801板でやってくれ・・・
471名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:13:44 ID:20GjBA9w
>>469
・男同士は801板でどうぞ
・ここは2ちゃんねるです
・ここは21禁です

pinkも検索とかに引っかかると警告無しで入ってこられるからねえ('A`)
472名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 10:17:28 ID:+nmLzDcn
>469
801板池…
473名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 11:52:32 ID:pQgkPuUz
お、新しいのきてんじゃん(*´д`*)ハァハァ


………('A`)
474名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:01:40 ID:c9wTIJ1O
キャラ改悪し過ぎ
それは誰だ
475名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 16:57:27 ID:teQD/Bhx
♂×♂ダメって書いてなかったからいいと思ったけどダメだったのかー!
ちなみにちゃんと21歳…ハニー先輩好きだからハニー先輩で書きたかったけど…ハニー先輩は受けしか思い浮かばず…。
とにかくお目汚しすみませんでした…。今後、♂×♂はなしでいくことに!
476名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 17:33:09 ID:XiwEwSt7
とりあえずお前は半年ROMってろ
477名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 17:46:17 ID:20GjBA9w
>>475
21にもなってここまで空気読めないんじゃそっちの方が問題っすよお嬢さん
これで2ちゃんも初心者じゃないとか言ったら切腹ものだぞ
478名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:27:46 ID:TDXTg51e
>>471
残念なことに…

・801板はあるものの、禁止ではない
・ここは2ちゃんねるではない
・ここは21禁ではない

まあ今度から、801は事前警告つけて落としてくれ。
で、嫌な奴はスルー。
これで万事解決。
479名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 21:51:38 ID:kTbSctvr
警告付きOKにすると便乗する輩がいるだろうし、単純にこのスレでホモは禁止でいいのでは?
次スレからテンプレに入れておいて、以降ホモは冷静に801板に誘導で。
480名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:15:47 ID:TDXTg51e
801禁止を明記すると、
ローカルルールで禁止されてる「スレの限定的使用」になるんだよ。
481名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 22:41:13 ID:Vr2td1vC
まあ、禁止と書かずとも暗黙の了解で801板池と
482名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 04:07:51 ID:zFl1uf8q
合言葉決めておいて、投下する時にそれをメ欄に入れてもらえば?
2chの専ブラ使えばあぼーんできるし

って、やっぱり事前に警告してもらうのが最善かもな
483名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 05:50:35 ID:932cHQS1
801板があるんだから、801はそっちでやればいいだけの話なんだけどね。
空気読めない人はお約束作っても守らないと思うけど。
484名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 06:38:43 ID:sbU3ki4a
ちゃんと801板あるなら、住み分けで801禁止でも良いんジャネ?
2chでは無いけれど、21禁ではあると思うのだが。。
485名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 08:45:19 ID:YBF7/Z1H
486名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 08:48:41 ID:vuuaio9P
男キャラ受けでも、相手が積極的なおにゃのこならカモン!
487名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 09:37:35 ID:WJfRhCRB
男が受けってこうですか?わかりません><

『環ハード 』

ハルヒの手作りカレーを食べる為にアパートに潜入する環
だが、それはいつまでも手を出してこない彼に業を煮やしたハルヒの巧妙な罠だった

「環先輩の純潔は自分に汚される為に築いてきたんですよね」
「いつもの力が出せれば…お父さんが娘のハルヒに…!」
「よかったじゃないですか、家族設定のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「ふふっ。うちの父がお店で貰ってきた大人のおもちゃで気持ちよくしてあげますよ」
(耐えるのだ…!!今は耐えるしかない…!!)
「環先輩の生乳首ゲットですよ、ふふふっ!」
(い、いかん…!俺の下着の中のが爆発寸前になっているのを悟られたら…!)
「環先輩の生おちんちんを拝見してもいいですか?」
「こんなこと結婚するまでしてはいけないのに…くやしい…!でも…感じてしまうではないかっ!」(ビクッビクッ)
「おっと、敏感なところに当たったみたいですね!甘い痺れがいつまでもとれないでしょう!」
488名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 10:27:21 ID:DcjVql/D
面白くない
パロにしてももうちょっと合うネタ選んでくれ
489名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 15:59:18 ID:SeY18B7/
>>487
ハルヒ、キャラ違いすぎw
490名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 18:44:22 ID:sbU3ki4a
つチラ裏
491名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:30:25 ID:x/aeOMa6
多少はキャラ掴んでからにして欲しい…
とはいえ俺の脳内ではハルヒは頑張っても誘い受けだが。

れんげちゃんなら♂を攻める側にまわれるだろうか?
492名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 11:44:38 ID:7tBDuu74
久瀬先輩と満山さんなら主導権は満山さんだと思う
攻めかどうかはナゾだがきっと精神的には優位
あと意外と鏡夜の姉さんが、ああ見えて…w
493名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 13:10:51 ID:qH1Uu973
そこで姉さんに教えられる中学生鏡夜ですよ!・・・なんてな
494名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 13:31:38 ID:dYSdd/s0
近親相姦はやめてくれ
495名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 08:58:30 ID:MasR7VLB
>>493
不覚にも萌えた
496名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 21:03:40 ID:FMwmiQs5
次の巻はいつでるんですかね
497名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 18:38:31 ID:1ru7nHv1
4月5日ダヨ〜
そいえば鏡夜のお母さんってどんな人だか気になるなぁ
498名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:22:37 ID:GCaWaTSn
体育祭、今月で終わるんかな
499名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 23:59:49 ID:vRn5BVgD
少女マンガでエロ同人があるマンガも珍しく思う
おすすめの同人誌ってある?
500名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 01:02:22 ID:gbEaIksH
板違い。
エロ同人板へどうぞ。
501名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 01:14:52 ID:A5YwBKhy
同人エロで多いのは2パターンあるから、好みによりオススメも分かれるかな
1・複数の部員とハルヒで愛なし(殿不参加で鏡夜が撮影係なこと多し)
2・殿とハルヒでセクハラお父さんからエロか、すでに恋人関係。それなりに愛あり。
502名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 17:17:43 ID:mpuy7lhF
そういえばここって双子×ハルヒはあるけど複数と・・・ってないな。いや、一対一のほうが好きだけど・・・。
それにしても鏡夜の役割ワロスw
ビデオ係なら写らないので、自分のリスクが少ないからかな? ・・・謎だ。
503名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 20:02:49 ID:O/CULz2j
いや、鏡夜は自分のモノに自信がないから、
あえて撮影係とかw
504名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 22:39:39 ID:Q1AK6JqX
>>502
複数プレイは絵で見れば萌えるけど、
文章にすると大混乱しそう
505名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 00:02:50 ID:mpuy7lhF
たまに3人でも混乱する時もあるしな

>>503
逃げてー!超逃げてー!!後ろに……ww
506名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 13:42:01 ID:1RI2Lpsa
何となく鏡夜が一番独占欲強そうな気がするな。
だからみんなと同列で複数プレイに参加というのは違和感。
むしろ誰にも触らせずに拉致監禁鬼畜変態の限りを尽くしそうだ。
撮影係に徹して後から個人的にそのテープを使いハルヒをねちっこく攻めるとかw
殿の独占欲は子供の独占欲っぽいので「みんながしてるなら俺も混じる〜」って感じ。
他の4人は独占欲があまりなさそう。
双子はあるかもしれないけれど意地悪度>独占欲で複数プレイの主催に回りそうだ。

というわけで決して鏡夜のブツがお粗末ではないんだと断言しておこうw
507名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 14:22:20 ID:evOI66sA
では鏡夜はテクニックがお粗末ということでよろしいでしょうかww

確かに鏡夜は撮影か参加しても挿入でなく変態プレイが殆ど。普通にしてるのはめったにない。
双子は一番率先的だが、きっかけは鏡夜の策略だったりすることが。
殿は縛られてプレイを見せられてるか、陵辱自体が彼に秘密にされてる。
参加してる場合は、当初は殿ハルヒだったのを部員に知られて共有物にとか。
ハニモリはなんとなくノリで参加してるっぽく見える。
508名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 01:49:31 ID:VIWPsgSm
>>506
>むしろ誰にも触らせずに拉致監禁鬼畜変態の限りを尽くしそうだ。

萌える
509名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 02:03:34 ID:1DCE8Lkn
>>506>>507
あーっ!後ろにky…w
510名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 03:28:35 ID:xW8a8NTX
つーかこのスレで度々鏡夜の短小疑惑が
持ち上がる件www
511名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 11:11:56 ID:pa61aenj
しかも必ずそのあとに鏡夜の制裁がww
むきになって制裁するのって、かえって怪しいと思うんですw
そういや、前に巨乳好き疑惑もあったな・・
512名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 12:17:04 ID:YLTHM51O
いや、だってあれだけ完璧主義者だし
一個くらいは何か弱点がないと・・・ねぇw

・・・あ、誰か来たみたいだ。
513名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:39:58 ID:3M2hautY
>>512
に、逃げてー!
514名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 01:12:48 ID:45WX1R4H
                    . -――-.、_
                 /::::::::::::::::::::::::::\
                  , '::::::::::/:::;:::::::;、:::::::ヽ
                   /:::::::/:/|::/|:/ l::i、:::::ハ 俺の趣味に何か問題でも?
               iイ::::::l/‐iメ /' -‐|メ i::::::リ
               ハ::::( ̄ ̄)=( ̄ ̄)::/
                トトi  ̄  |   ̄ イf}
                ゝヘ    '   /ン
                     \  -  /´
                    ,i>‐_'人
                    ハ_/   >、
                  r/ィ:::ハ  / /`‐- 、_
               . -‐ノ/'L/ 'V  /      > - 、
            r‐''"´  く /!/::| /L∠    /    }
            | i   「 ̄|/:::| /  /    /     /
            l 、   |  |::::::i/ ∠rュ...|/     /
515名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 19:35:29 ID:ZcCIDEUV
鏡夜の流れですが、あえて光×ハルヒ行きます。
光×ハルヒ苦手な人は、 光×ハルヒ をNGワードにすることをお勧めします。
516光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:37:03 ID:ZcCIDEUV
春の陽ざしを受け、舞浜の海は柔らかく霞んでいる。
「ちょっと癖があるけど、おいしかった。エスニックもいいね。光は?」
「ああ…」
窓から見える東京湾に、光は所在なげに目をやった。
光が予約したホテルのレストランは、当然のように個室で眺望もいい。
高級レストランの個室で学生服の男子二人が談笑するのは不自然なようだが、
その桜蘭高校の制服を見れば、誰もが納得してしまうのだった。

「光?」
「あ、なに、ハルヒ?」
「……」
心ここにあらずといった光を数秒見つめる。
「なんだよ」
「そろそろ、お土産買いに行こうか?」
帰る?という意味のことを、ハルヒは真顔で言った。

「ちょ、ちょっと待った!」
デート中にボンヤリしたから怒った…のならいいのだが、
ハルヒの場合は素で相手を思いやっているからやっかいだ。
学生カバンを手に立ち上がろうとしたハルヒの腕を、慌ててつかむ。
ハルヒは大きな目をパッチリ開いたまま、光を見返した。
「どうしたの、光」
「いや、あの…」
つかんだ腕をパッと離し、赤面して鼻の頭を掻く光。
「別に、心配事があるとかじゃないんだ」
「うん」
「ちょっと言い出せなくて…」
「なにを」
もっと可愛く聞いてくれればいいのに、ハルヒはいちいちドライな声を出す。

「えーと…」
ポケットに手を突っ込み、中にある物を触る。
そして、それをギュッとつかむと、明後日の方向を見たままハルヒに突きだした。
「ここの上に、部屋、取ってあるんだけど」
ハルヒの大きな目の前には、スウィートのカードキーがあった。
「へぇ、光、今日ここに泊まるんだ」
「じゃなくって!」


517光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:39:48 ID:ZcCIDEUV
「なるほどね、ディ○ニーランドなんて、光にしてはひねりがないと思った」
応接セットに学生カバンとブレザーを置いて、ハルヒは言った。
「確かに、いつもみたいな小洒落たデートじゃなかったよな」
(いや、いつも狙いすぎて大ハズシしてるから、まともすぎて驚いただけ…)
が、照れてニッと笑った光に、ハルヒはあえて何も言わなかった。
「で、ここ、光んち関係のホテルなの?」
広いスウィートをぐるっと見回して言う。
窓からの眺めが素晴らしく、天井も高い。
調度はハルヒの目から見ても高級さがわかるぐらいの代物だった。
「ここ?いや、外国資本…らしいよ」
「そう」
ハルヒはチラッと光を見たが、何も言わずに窓辺に寄った。
光もいそいそとその隣に並ぶ。

「あ、人小さい」
「当たり前だろ」
「あっち、神奈川かなぁ」
「あー、そうじゃん?」
「光」
「なんだよ」
パッチリ開いた大きな目が、光を見上げる。
「久しぶりに二人きりになれて、うれしい」
光は少しかがみ、小さな顔を手のひらで挟んだ。

「…ん…」
不器用ながらも舌を絡ませるうちに、妙な気分になってくる。
膝が震え、腰を落としそうになったハルヒを支えながら、
光はもう片方の手で、彼女のベルトを外した。
「あ…っ」
ハルヒが体をよじらせるのにかまわず、下着に指をかける。

「…はぁっ、はぁっ」
手の甲で口を拭うハルヒの頬に朱が差している。
「ハルヒ…」
「ひ、ひか…」
頬を染めて喘ぐハルヒの耳元に口を寄せた。
「ハルヒ、濡れてるの、わかってるか?」
「………うん」
真っ赤になって頷くハルヒを抱くようにして、生真面目に聞いた。
「していい?」

窓際に制服のズボンと下着を取り残し、ハルヒはキングサイズのベッドに乗せられた。
光はブレザーを放り投げ、ハルヒに覆い被さるようにして、ふたたび舌を絡ませる。
「ん…」
濡れた指を再び秘所に差し込むと、ハルヒの眉根が寄った。
しかし、拒むのではなく、膝を曲げて光の長い指を受け入れる。
光は人差し指と薬指で襞を押し開き、中指を差し入れた。
「…ん」
ぬるぬると探りながら、入り口を探す。
「ん…あっ」
中指が厚い肉の襞に呑み込まれた瞬間、ハルヒが白い喉を反らせた。
「ハルヒ…」
ゆっくりと中指を出し入れしながら、ハルヒの小綺麗な顔を覗き込む。
こいつは一体、何を考えてるんだろう。
…本当に、本気なんだろうか。
518光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:42:09 ID:ZcCIDEUV
ハルヒと付き合うようになってひと月経つ。
だが、キスは準備室で数えるほどしかしたことがない。
初体験は放課後の部室だった。
半ば強引に押し倒したが、ハルヒの抵抗はなく…
でも、いつ人が来るかと落ち着かなかった。

そもそも、ディ○ニーランドに誘ったこと自体、このためだった。
都内のデートスポットで頃合いのホテルを探そうとすると、
まず間違いなく、須王が経営しているか、鳳と取引しているか、
常陸院が内装しているか、埴之塚か銛之塚が警備している。
部員に悟られずハルヒを連れ込めるホテルは、首都圏には舞浜にしかない。

「ハルヒと、ゆっくり…ちゃんとしたかったんだ」
「ん…あっ……わ、わかってる」
「ほんとにわかってるのかよ」
軽く拗ねる。
「わかるよ…あっ…だって」
ハルヒは笑って光の頬に手のひらを当てた。
「だって、同じ気持ちだったから」
光が顔を上げ、猫のような目をパチパチと瞬く。

「いや…そんなに驚くことかな…」
「ハルヒ…」
「なに?」
「入れていい?」

「んっ、あ、…ああっ!」
「大丈夫か、ハルヒ」
動きを止めた光に、ハルヒが苦しげな笑みで答える。
「…優しいんだね、今日の光」
奥まで打ち込んだまま、もどかしげにハルヒのシャツを脱がす光が手を止めた。
「今日の、ってなんだよ」
「最初の時は何も聞かなかったよ?」
ふふっ、とハルヒが肩をすくめる。
光はカーッと赤面した。
「あれは…っ、しょうがないだろ」
「うん。でも、今日は優しくてうれしい」
今度は耳までカーッと赤くした。
「ちょ、ほら、袖から腕抜けよ」

519光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:43:17 ID:ZcCIDEUV
「うん」
ついでにスポーツブラも脱ぎ捨てる。
「いや、それは普通、僕が脱がすもんだろ」
「そうなの?」
「いいけど」
いいながら、再び腰を引く。
ハルヒの眉根が寄り、切なげな声が漏れる。
(こうしてるときは可愛いのに、オッサンみたいな脱ぎっぷりなんだもんなぁ)
腰を使いながら、あるかなきかの胸に手を触れる。
「きゃんっ」
「…」
「あんっ」
「…」
「やんっ」
「…ハルヒ、お前、胸弱いのな」
新発見だった。
初体験のときはここまで愛する余裕がなかった。
「やっ、ちょっと、なにす…きゃっ、ああんっ!」
口に含んで舌先で転がす。
「ああんっ、やんっ、あんっ、ちょ、光っ!」
ハルヒは腰を浮かせ、身をよじった。
「あああんっ、やぁんっ…」

「あんっ、あんっ、光っ」
「ハルヒ…」
「い、いっちゃう…」
「ちょっと待ってろ」
「や…、来て…早く…」
「ハルヒ…っ」
汗にまみれながら、光は懸命に腰を動かした。
ハルヒの膝を体に押しつけ、上から突き刺すように抽送する。
「光…っ!」
ハルヒが首を振って光を促す。
「あ…」
ハルヒとつながっている部分が、ジン…と痺れた。
「俺も…」


「あーあ…」
「おい、光に避妊法教えてなかったのか?」
「いやぁ、知ってるとは思うんだけど…」
馨は苦笑した。
「仕方ないな。すぐに洗浄の手配をするか」
携帯に手を伸ばす鏡夜を、馨が止める。
「待って、ほら」

520光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:46:19 ID:ZcCIDEUV
舞浜にある外資系ホテルの一室。
常陸院馨と鳳鏡夜は機材でいっぱいその部屋で、モニターに見入っていた。

四角く縁取られたモニターの中で、動きを止めていた光が動いた。
ハルヒからペニスを抜き取り、その白い腹の上で射精する。
「なんだ、我慢できたのか」
ほっと息をつく鏡夜の後ろで、馨がのんきな声を出した。
「確実な方法じゃないけどね。まあ、中で出しちゃうよりいいんじゃない?」
「あいつには後で指導が必要だな」
いいながら、どんどんノートに書き込んでいく鏡夜。
後ろから覗き込んだ馨の目に、

・スポーツブラ→修正
・モザイク処理
・胸修正→必要なし?
・中年男性のような脱衣→指導の必要あり?
・避妊講座→産婦人科の医師数名を招聘
・避妊具発注→採寸の必要あり?

などの字が飛び込んでくる。
半ば呆れながら、一応聞いてみた。
「まさか、売らないよね」
長い指で、モニターをピッと指す。
鏡夜は片眉を上げ、中指で眼鏡を直した。
レンズが光を反射し、口角がわずかに上がる。
「当面はな」

「しかし、光も不運だねぇ。まさか鏡夜先輩がここの大株主とは」
「匿名でやってるからな、知らなくても無理もない」
画面の中では、ハルヒが光のペニスを口に含もうとしている。
あのハルヒがねぇ、と言いかけて、馨は口を閉じた。
奉仕されてあわてる光は馨のよく知っている光だが、股間に顔を埋め、
情熱的にペニスを愛撫するハルヒは、見知らぬ女性のようだった。
「む…」
「どうしたの?」
「アングルを変えるか」
ピ、と角度が変わり、ハルヒのアップになる。
「どんだけカメラ入れてんの…」
顔面に縦筋を入れてコケた馨に、鏡夜は答えた。
「5台だ」
そうこうしているうちに、光もハルヒの下半身に手を伸ばす。
「うわ、69」
鏡夜がノートに「69」と書き留める。
光とハルヒは体を丸め、お互いの性器を夢中で貪っていた。

521光×ハルヒ:2007/03/25(日) 19:51:46 ID:ZcCIDEUV
「まだまだ続きそうだな」
いいながら、後ろから貫かれて声を上げるハルヒの顔に焦点を合わせる鏡夜。
馨はちょっと切ない気分になり、胸を押さえた。
(置いて行かれたときの気分とは違うみたいだ)
首をかしげて鏡夜を見ると、鏡夜も胸の辺りを握りしめていた。

「ハルヒ、綺麗だね」
「ああ」

「ひか…る…ひかる……」
「どうした?」
「ん…」
肌と肌がぶつかり合う音に混じって、自分の名を呼ぶ声がする。
「どうかした、ハルヒ?」
「ううん…ただ…」
「ん?」
光のペニスがハルヒの中を蹂躙する。
思いっきり打ち込まれて、内蔵が押し上げられる。
見方を変えれば暴力的な行為なのに、奇妙に甘い。
「光が…」

「光が…大好きだよ…」
「ハルヒ…」
光の指が、ハルヒの華奢な腰に食い込んだ。
「ああっ」
「ハルヒ、俺だって好きだ…っ」
「ああっ」
ハルヒは絞り出すように声を上げ、わなないた。
「ハルヒっ」
暴発寸前で危うく抜き、背中に出そうとする。
すると、達したばかりのはずのハルヒが振り向いた。

整った白い顔と、短い髪に精液が付着していく。
射精中のペニスをハルヒは躊躇なく咥えた。
「うっ」
わずかな残滓も残さず、吸い上げていく。
「ハルヒ…」
肩で息をしながら、光は呆然とベッドの上に座り込んだ。
「大丈夫か?」
顔から髪から精液で汚れているし、口中もべたべたのはずだ。
「うん…」
ハルヒはぎゅっと眉根を寄せて精液を飲み込み、それからニッコリ笑う。
「ふふっ」
光は無言で、ハルヒを抱きしめた。


ここでEDテーマ疾走。

522名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 19:53:10 ID:ZcCIDEUV
以上でした。
お目汚し失礼。
523名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 20:06:48 ID:ZcCIDEUV
やっべ、光も汁まみれっていま気づいた。
524名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:38:08 ID:ua1RAjeZ
神キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!
ハルヒも光も可愛いよー
馨は馨で切ないし、鏡夜は鏡夜でやっぱり撮影係だしw
とりあえず「胸修正→必要なし?」に吹きましたwww
525名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 01:07:04 ID:IcnDjjwH
馨と鏡夜が変態に見えてきたwww
526名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 18:37:11 ID:aatEE1eA
そもそも二人は何のために盗撮を?
特に説明されてないし、やっぱり変態なのか・・・ww
527名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 21:44:43 ID:D25nxzVm
そういや説明してなかった。
鏡夜はBL風PV作成のため、馨は保護者だから見てますよ。
528名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 21:49:52 ID:cT5aa5cI
>>527
だからかwヒドス>胸修正→必要なし?
529名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 23:12:52 ID:NF1t+R2B
すごくヨカッタ!
エロくてほほえましかった!
530名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:50:32 ID:WHbTP3Ad
神キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!
この二人だと年相応な感じだね
531名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:23:29 ID:r65zhqdG
age
532名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 03:48:48 ID:1NrKQWgf
初々しい二人に萌えた!GJ!
533名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 02:48:06 ID:+hvzqU6t
しばらく見てないうちに神がキテルワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
マジでGJ!!光テラカワユス
でも、「あるかなきかの胸」にはワロタww
534名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 04:52:39 ID:MoyVZhw2
鏡夜×ハルヒ
微SM風味です

苦手な肩は、NGワードを 鏡夜×ハルヒ にしておくといいと思います。
535鏡夜×ハルヒ:2007/04/01(日) 04:54:30 ID:MoyVZhw2
「天然敬語キャラ、豊富な庶民ネタ」
「ん、んーっ、んーっ」
「顔も悪くない、…これは当然だな」
鏡夜はメモを読み上げながらベッドの周りを歩いた。
ハルヒはそれを声のする方向の変化と空気が動く気配で悟る。
目隠しをされているからである。ついでに猿ぐつわも。
もう一つついでに両手首は頭の上で拘束され、ベッドに固定されていた。

「そして、頭の回転が速く人を飽きさせない、藤岡ハルヒに死角なし」
ピシッとメモをはじく音がする。
「…と思われていた」
鏡夜はベッドに片足を乗せ、ハルヒの猿ぐつわを解いた。
「ぷはぁっ、もう、なんなんですか鏡夜せんぱ…」
言いかけた口が唇で塞がれる。
ハルヒは危うく舌を噛みそうになった。
鏡夜の舌がハルヒの口中に侵入する。
足は拘束されていないハルヒだったが、相手が敬愛する先輩であること、
話せばわかると思っていること、怪我させたらいくら要求されるかわからないこと、
などから、抵抗はせずに目隠しの下で目をぎゅっと閉じて耐えた。

「…だが、死角はあったわけだ」
耳元にフッと息がかかる。
首に触れた鏡夜の細く長い指が、鎖骨の辺りまでをなぞっていく。
「藤岡ハルヒには色気がない」
「ハァ?」
「と、極秘入手したれんげ君の日記にあった」
「…えーと」
「なんだ?」
色々と突っこみたいのを我慢して、核心を問う。
「必要ですか?」
「なにがだ」
「色気です。いまのままでもそこそこお客さんついてますし…」
鎖骨の上を行ったり来たりしていた鏡夜の指がYシャツのボタンにかかった。
「いいか、ハルヒ。いずれ先輩方が卒業される。俺達もだ」
「はあ」
ひとつ、ふたつ、みっつと外されていくが、ハルヒは話に集中した。
「新入部員のことは考えない。不確定要素だからな」
「はあ」
ネクタイが緩められ、胸元に手がかかる。
「いずれ、おまえと双子が部の中心になる。だが、双子はホモ要員だ」
「…まあ、営業的には」
「わかるな。現状、モリ先輩と環と俺で回しているノーマルな客層がお前に集中する」
鏡夜の指は、ボタンを外し終わったシャツの前で少し躊躇した。
「単なる茶飲み話でなく、より突っこんだ疑似恋愛を求める客層だ」
ハルヒは環の接客姿を思い出した。
「なるほど」

「わかってくれたか」
「はあ、まあ」
鏡夜は拍子抜けしたような表情で、ハルヒの頬に手を当てた。
「猿ぐつわなどして悪かった。ここに来るまでに騒がれると困るからな」
「ああ、いいですよ、べつに」
長い指が口元から耳までをいたわるように撫でる。
「痛くなかったか?」
「あ、いえ、そんなに。それより、何をするんですか」
両腕を頭上に上げたまま、ハルヒは平然と聞いた。
鏡夜はそんなハルヒを見下ろし、自分のシャツを脱いだ。
「セックスだ」
536鏡夜×ハルヒ:2007/04/01(日) 04:56:15 ID:MoyVZhw2
「あ…はぁ…っ」
胸元を大きく開き、スポーツブラをたくし上げられたハルヒが喉を反らす。
「小さいが、感度は良いようだな」
鏡夜は体を起こし、ハルヒの脇に置いた紙に素早くメモをとった。
ハルヒは頬を赤らめ、肩で息をしている。
「ひとつ聞いていいか?」
「はぁ、はぁ、…いいですよ」
「なぜ抵抗しない」
ハルヒは声のする方に顔を向け、首を傾けた。
「なぜって…先輩のメリットは十分理解できましたし…
 ところで、自分にもひとつ聞きたいことがあるんですが」
「なんだ?」
メモを取りながら鏡夜は顔を上げる。
「どうして目隠しを取ってくれないんですか?」
鏡夜は動揺したように動きを止め、メモをベッドに置いた。
「…お前のためだ」

「自分の?えーと、自分にはSMの趣味はありませんが…」
海に行ったとき環に教えられたSMプレイを思い出しながら言う。
「いや、俺が見えない方がやりやすいと思っただけだ。
 好きな男がいるならそいつをイメージしろ。いないなら適当に…」
口ごもり、ハルヒから目を背けた。
押し殺していた罪悪感が、じわっと染み出してくる。
そのとき、ハルヒがキッパリと言った。
「鏡夜先輩、目隠しを取ってください」
「え…?」
鏡夜はキョトンとしてハルヒに視線を戻した。
「取って欲しいんですけど、目隠し」
「なぜだ」
「なぜって…」
両手を拘束され目隠しをされながら、ハルヒはふわりと笑った。
「いま目の前に、自分の大好きな人がいるからです」

「あうっ、きょ、鏡夜先輩…っ!」
告白を聞いた途端、鏡夜は野獣と化した。
目隠しを取り去ったかと思うと、 前戯もそこそこにハルヒを組み敷いた。
そのまま衝動に任せて処女を奪う。
「あっ、あっ、んっ」
長く固いペニスを押し込まれるたび、ハルヒの肩が揺れる。
ハルヒは両脚をきゅっと曲げ、体を丸めようとした。
「あっ、あのっ」
「なんだ、ハルヒ」
鏡夜の息も上がっている。
「どっ、どうして、手は、ほどいて、くれないんですか!?」
「フッ」
汗で曇ってきた眼鏡を外し、サイドボードに起きながら鏡夜は笑った。
「それはな…」
細い両膝の裏に手を当て、ハルヒの肢体を十分に視姦する。
両手首を拘束され、肩まで剥き出しにし、華奢な下半身を蹂躙される男装の美少女を。
「せん…ぱい?」
「…そのほうが、俺が興奮するからだ」
鏡夜は目を細めた。
537鏡夜×ハルヒ:2007/04/01(日) 05:03:56 ID:MoyVZhw2
「あっ、あっ、あんっ!」
「ハルヒ、今日はMの気持ちを学べ」
「へ?いや、さっきは…」
肉のぶつかる音がして、奥を肉の棒が叩く。
「あ…ぐ…っ!」
「わかりやすく言おう。俺がSだからだ」
「えっ、せんぱ…っ、ああんっ!」
ハルヒから溢れ出した愛液が淫靡な音を立てる。
その反応に満足しながら、鏡夜は行為に没頭した。
「きょ、鏡夜…っ、先輩っ」
「ハルヒ」
「こ、これで、男としての色気…っ、つきます…?」
「そんなことは…」
鏡夜は苦しげに声を絞り出した。
「もう、どうでもいい…」
「先輩…」
「口実なんだ、お前を抱くための」
ハルヒは潤んだ眼で鏡夜を見上げた。
眼鏡を取った端正な顔が、耐えるように歪んでいる。
「…好きだ」
長い指がハルヒの輪郭をなぞる。
「ずっと好きだった」
「自分もです」

鏡夜の汗がハルヒに滴る。
ハルヒの太股は愛液でびしょ濡れになっている。
どれほど時間が経ったかわからない頃、ハルヒが唐突に体を曲げた。
「どうした」
ハルヒの変化に、よく見えない目を細める。
「あ…や…」
「ハルヒ?」
「ああっ!」
瞬間、ハルヒの胎内が大きく収縮した。
「く…」
目が眩む。
だが、鏡夜は奥歯を噛み締めてペニスを抜き取った。
それは白い腹の上で大きく跳ね、肌と制服を汚していく。

「痛かったか?」
縄目がついた細い手首を、鏡夜はさすった。
「すこし。でも、いいです。気持ちよかったから」
「悪かったな」
ハルヒは汚れた制服を脱ぎ去り、ベッドの上で肩をすくめた。
「なにが可笑しい?」
「いえ、これでMの気持ちがちょっとわかりました」
「そうか」
「今度はSの気持ちを学びましょう」
そう言って、縄を鏡夜の手首にかける。
「おい…」
「先輩はSでしたね。でも、我慢してくださいね」
「ちょ、待て…」
言う間も与えず、仰向けになった鏡夜の股間にハルヒが頭を埋める。
「よせ、ハルヒ…」
「先輩のここ、おいしいです」
「嘘を言うな」
「ふふっ」
ハルヒが結んだ拘束などすぐに解けるのに、鏡夜は解かなかった。
うれしそうな顔をしたハルヒが馬乗りになってくるのが朧気に見える。
やがて、内側からほんのり染まったハルヒの体に、鏡夜は再び飲み込まれた。
Mもいいな、などと考えながら、襲ってくる快楽の波に身を任せるのだった。
538名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 05:07:10 ID:MoyVZhw2
以上です
539名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 06:18:57 ID:G9asvdrr
大好きな鏡ハルキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
ツッコミどころ満載で良かったよ!!(勿論、良い意味で)
「〜双子はホモ要員だ」で思わず吹き、目隠しを取る取らないあたりでキュンとしたww
早朝(しかもエイプリルフール)にGJでした!!
540名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:11:38 ID:+41pQ20W
GJ!!
朝からいいもの見せてもらった!
541名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 14:14:52 ID:1r0sgX7r
GJ!!!
もしや前の光×ハルヒと同じ神か?
542名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:46:00 ID:1xgHi1Kp
誰がどれを書いたかとかってのは、本人が言わない限り
あんまり詮索しないほうがいいんではないかと…。

それはともかくGJ!
ハルヒに他に好きな人がいると思い込んで
目隠ししちゃう鏡夜に萌え!
543名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:59:31 ID:zIuvWy5b
神よGJ!
やはり最終的には優しさがある鏡ハル最高ですた!
鏡ハル久しぶりだけど良かった
544名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 07:37:19 ID:TgDbANAT
そういや、このスレももう一周年なのか…。
そしてもうすぐ殿の誕生日だが、去年みたくスルーされないといいねw
545名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:40:14 ID:lsWUgRIz
そうか、もうすぐ環の誕生日だね
ちょい早めにプレゼント置いておきますね
エロパロらしく・・ つ 藤岡家の脱衣かごに入ってた使用済みパンスト
546名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:42:07 ID:VMxsfBX/
>>537
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
鏡夜がなんか純情でかわいかった。そしてハルヒが積極的で良い。
鏡ハルというよりハル鏡って感じだ。すげー萌えた。
547名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:43:54 ID:V9EBjJFf
>>545
どう考えても蘭花のものだろうけど、
環はハルヒのものと勘違いして喜びそうだな。
548名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 22:57:28 ID:25LC5DEa
縛られ鏡夜萌え
549名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 01:01:37 ID:AQocpxBX
殿、誕生日オメ!
プレゼントにハルヒ置いておくので食べてください!
550名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 04:16:30 ID:btjeWQ7a
おめっと!
551名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:12:04 ID:jFBWWj+V
殿、お誕生日おめでd★
ってことは、自分も2ヶ月後に年を取るのかorz
552名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 22:29:44 ID:hLOZwXIt
そうか、殿の誕生日か。
553名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 22:22:49 ID:d5Xwy87t
保守
554名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 19:37:09 ID:cINSOSmw
誰もいない・・・
保守
555名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 20:05:34 ID:kDxYSAMu
さいもえのことで頭いっぱいです
556名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:47:39 ID:3lkXwUeE
新刊のハニー×伽名月嬢に萌えた…。
しかしエロが想像しにくいな。
557名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:04:26 ID:xtsVCQin
>556
自分もだ。
しかしなんというか、あの二人はちょっとまだエロに行くまでに
道のりが必要なんじゃなかろうか。
これから先、ハニーと伽名月嬢の一緒に居るシーンとか
会話シーンとか、そういうのが増えればエロ妄想も湧くのではなかろうか。
何となく、あの二人は現在スタートラインに立った所で、走りだす段階まで
行ってないような気がする。
558名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 19:27:31 ID:XgM9Mam4
そう言われると逆に燃えあがるな、ハニカナ妄想が!
ちゃんとした話に仕立てるのは難しそうではあるが。
559名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:50:33 ID:FaDsDRdJ
流れを読まずに保守
560名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 22:19:07 ID:xNlDL2TZ
じゃあ私も保守
561名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 00:14:22 ID:PMjiJpa/
保守ついで
最近自分が、身動き取れない様拘束された殿の目の前でハルヒが知らない男又は光に
無理矢理犯される…みたいな、事後心に深い傷を負いそうな話が好きなことに気付いた
562名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 00:20:15 ID:F+vjGddW
ドSだなw自分はやっぱ普通にラブラブHが好きだぜ。
563名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:23:44 ID:gPGqUhLX
>>561
時にはそういうのも良いね
自分は>>562と同じでラブラブHが好きだけど(´▽`*)
564名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 14:00:32 ID:hwizMUvU
そしたら光じゃなくて知らない男の方がいいな
ハルヒも「やっ…た、環先輩っ、見ないで下さっ…!ああっ…!」
みたいなアレで環の名前呼んだりして、
悔しいんだけど不覚にも環興奮
565名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 21:23:37 ID:EWt0ebA8
レイプ→お清めエチ→すべてなかったことに(ハルヒの知らないところでレイプ犯は報復済
という安易な解決方法じゃなければそういうシチュも好きだな
566名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 01:27:49 ID:S5tedN+9
鬱展開が好きだな。
部員の知らない所で毎日ハルヒが数人に回されてる→
バレて殿激怒→殴り込むも返り討ちにあって瀕死→
ハルヒ「自分の体は好きにしていいんで先輩への暴力はやめてください!」→
翌日から学校にこなくなる。家にもいない。何処にもいない。→今もどこかで…

みたいなの妄想してたら何故か鼻血出た。
567名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 16:21:46 ID:JAsAaAYm
妄想がエスカレート中w
568名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:03:58 ID:C8uH9e8X
>>566
ちょww鬱過ぎだろwww悪いがそれは興奮できんわww
569名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:57:14 ID:3bjDf4z8
陵辱→お清めもアレだが救いのない鬱はちょっとなwww
まだ、ハルヒが陵辱される夢を見た環が鬱になりつつもちょっと興奮した自分に葛藤したり
ハルヒの前でファビョったりしてギャグオチかラブラブオチならマシなんだがw
570名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:31:18 ID:uUAojkT5
それなら部員による監禁ネタがいいな。
環→天蓋つきベッドのあるお姫様の部屋みたいなとこに閉じ込めて
  「ハルヒ何が食べたい?何して欲しい?」などとウザさ爆発。
鏡夜→一番正統派の監禁。足首には鎖。部屋の様子は24時間録画。
双子→監禁というより遊びに行ったら帰して貰えなくなった的パターン。玩具にされまくり。
ハニー→部屋にある変な紐を引っ張ると何故か秘密の小部屋が。
モリ→とりあえず和室でお願いします。
571名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:43:11 ID:vFcNkLW8
>>570
それ全部読みたいよw
572名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:44:14 ID:TUdsp3YL
>>569の面白そうだw
573名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:59:01 ID:kWOneGYu
>>569-570よろしく!
574名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 07:54:22 ID:Ilod/pFG
ハニー編で、秘密の小部屋に
伽名月嬢もスタンバイしておいてもらおうぜ。

[ア 謎の呪い人形で手足がなぜか動かないハルヒ
575名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 10:38:45 ID:doEleYYk
>>574
カナハルレズ→ハニーも加わり3P(*´д`*)ハァハァですね!
576名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:05:48 ID:pTZ/VAVB
>>570
全部読みたいwww
577名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 09:02:34 ID:DCBkMnbF
モリのは純文学系の情緒あるものになりそうw
578名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 10:22:19 ID:NOwmxsb1
そんなのもう座敷牢でいいよ、激しく原作の雰囲気にあわないがw
579名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 21:01:59 ID:YzBAc3VS
570ですが文才ないんで設定使ってくれる作家さんいたらお願いしますw
580名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:54:52 ID:DCBkMnbF
>>569>>570繋げても面白そうだw

夢オチ→「お父さんは今朝とても
恐ろしい夢を見たのだ、正夢になる
前にいっそのことお父さんが…!」
みたいな。

…スマソ、妄想しすぎた。
581名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 01:02:53 ID:ysffW1qM
すぐにとはいかないが>>580でやってみるよ!
582名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 14:32:23 ID:4ARlABZ6
wktk
陵辱するのは部員でなくて殿の知らないヤツラ希望
583名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 20:28:30 ID:9vFC6UqW
>>580
激しく萌えた
584名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 01:41:37 ID:Sf/mZXYn
>>581神ktkr
いつまでも待ってる。
全裸はまだ寒いからバスローブで。

自分が>>580だが、勝手に>>569->>570
繋げちゃったわけだがお二方はおkだろうか
585名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 20:30:00 ID:GzuBC7tS
正夢になる前にいっそ… でギャグ落ちで未遂になるならいいけど、
殿自体がレイパーになる展開はやめてけれ
586名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 21:04:14 ID:sbdzb7c8
嫌も嫌よも好きの内って言うじゃない?
殿のテクで(なさそうだけど)その気にさせちゃえばOKさ!☆
587581:2007/04/26(木) 17:32:59 ID:2bFpHvl2
基本は環ハルヒで前半が環の夢で陵辱、後半が夢オチ後の環の奇行でエロ未遂。
陵辱パートは環ハルヒと架空の男達ハルヒの鬱展開エロなので、
苦手な方はくれぐれも注意!
588ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:34:02 ID:2bFpHvl2
鳳家経営のとある病院の個室に、ホスト部員達は見舞いに訪れていた。
この部屋に入院しているのは、ハルヒ。かれこれ2ヶ月になる。
見た目にはどこも悪くなさそうな彼女だが、ガラス玉のように空虚なその瞳はどこも見てはいな
かった。
「今日は皆で来てくれて嬉しいですけど、環先輩はどうしたんですか?」
「……ああ、環は用事があってな」
「そうですか。退院したら、環先輩とデートするんです。お花見、楽しみだなぁ……」
そう言って柔らかく微笑むハルヒが不憫で、鏡夜達は無言で俯いた。
楽しみにしている花がとっくに散ってしまったことも、ハルヒは知らない。
何故なら、彼女の時間は2ヶ月前のあの日の事件の前で止まってしまったからだ。

病室でのやりとりを、環は廊下で聞いて胸を痛めていた。
あの日から毎日ここまでは来ているが、どうしても病室の中まで足を踏み入れることが出来ない。
いや、自分には最早ハルヒに会う資格はないのだと思う。
だって、彼女の心が遠くに行ってしまった責任は環にもあるのだから。
共犯者が、許されるはずがない。
あの日、どこで歯車が狂ってしまったのだろう……。


「……それなら、駅の向こうの公園はどうですか? 先輩の好きな屋台も出ているそうですよ」
校門に続く道を歩きながら、環とハルヒは明日のことを話していた。
付き合い始めたばかりの2人は、明日が初デートだ。
ハルヒが作った弁当をつつきながら、花見をする予定である。
それも楽しみではあるが、何より2人きりでいられることが嬉しい。
――2人きり、か。
ふと環は立ち止まり、辺りを見回す。
部活の時間が終わった夕暮れ時の校内に残っている生徒はまばらで、彼らの傍には他に誰もいない。
「どうしたんです? 急に立ち止まって」
ハルヒは、小さく首を傾げて上目で環を見上げる。
そうした仕草の一つ一つが、どうしようもなく可愛い。
ハルちゃん可愛い!!と叫んで頬擦りしたくなるのを堪えつつ、環は言った。
「ハ、ハルヒ。て、ててて手を繋いでもいいかな?」
「いいですよ。どうぞ」
繋ぎやすいように差し出された彼女の指先に手を伸ばし、触れるか触れないかという瞬間……。
不意に、鼻と口を塞がれる感覚と薬品の臭い。
何事かと頭が混乱する間もなく、環の意識はそこで途切れた――――。
589ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:35:50 ID:2bFpHvl2
環が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。
壁の装飾や床の模様から察するに、どうやら使われていない教室かどこかの部室らしい。
そこに彼は、手足を縄で拘束されて床に転がされている。
見上げた窓ごしの空の色がそれほど変わらないところからして、眠らされていたのはごく僅かの
間のようだ。
身を捩って後ろを見れば、環を囲む3人の男達と、後ろ手に縛られて気絶したまま羽交い絞めに
されたハルヒの姿。
3人のリーダー格らしいピアスをつけた長髪の男と、眼鏡をかけた細身の男に、ハルヒを羽交い
絞めにしている長身の男。
制服を着ているので桜蘭の生徒なのだろうが、いずれも見知らぬ顔だ。
「……ぅ…お前達は……?! ハルヒを、ハルヒを離せ!!」
「ふーん、ハルヒちゃんっていうのか。お前がこいつを可愛がってるのは知ってたから弱みにな
るかと思って一緒に連れて来たが、女だって判ったときはビックリしたぜ」
そう言われて、ハルヒのシャツの前がはだけられてスポーツブラが露になっているのに気付く。
「お、お前達! ハルヒに、何をしたんだっ!!?」
「シャツを破っただけで、他にはまだ何もしてねーよ!」

それを聞いて少しだけ安堵した環は、リーダー格の男に言った。
「お前達の目的は知らないが、どうせ俺が気に入らないとかそういう理由だろう?」
「へぇ、よく分かったな。理事長の息子だからって調子に乗ってるお前がムカつくから、何か
弱みを握ってやろうかと思ってね」
「だったら、ハルヒは関係ないだろう?! せめてハルヒだけは帰してくれないか?!!」
男達は一瞬顔を見合わせた後、さも可笑しそうに笑い出す。
「須王の大事な後輩が男だったら、口封じしてから解放する。……でも、女で可愛かったら?」
「須王の目の前で、エロい事してやりたい!」
「だよなー!ヒャハハハハハ!!」

「……そういうわけだからさ、お前はそこでハルヒちゃんが犯されるの見てろよ!」
眼鏡の男が環の傍に寄り、顔を背けられないように髪を掴む。
「さあ、お目覚めだ。ホスト部のお姫様!」
リーダー格の男が軽く頬を叩くと、ハルヒは目を覚ました。
「……ん…ここは…?あなた達は……?」
男は問いに答える代わりに、ハルヒの衣服を脱がしにかかる。
「ちょ、ちょっと!止めてください、何のつもりですか?! それに、どうして環先輩があそこで
縛られて……!?」
ハルヒは脱がされまいと抵抗するが、腕を縛られたうえに羽交い絞めにされているので、どうし
ようも出来ない。
「やめろっ! ハルヒに手を出すなっ!!」
環は拘束され押さえつけられながらも懸命に抗議する。
しかし、彼の悲痛な叫びは空しく響くだけだった。
知らない男の手によって、未だ目にしたことのないハルヒの肢体が露になっていく。
控えめな、しかし形の良い柔らかそうな胸と薄く色付いたその先端が。
ほっそりとした白い太ももと、それよりなお白い少女らしい清楚な下着が。
実際に見るのはまだ先のことだと思っていた愛しい彼女のそれが、望まぬ形で眼前に晒される悔
しさに、環は唇を噛み締めた。
590ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:37:15 ID:2bFpHvl2
やがてハルヒの身を隠す物が一枚きりになったとき、リーダー格の男が下着の縁に指をかけつつ
彼女に訊いた。
「ところで、ハルヒちゃんはもう須王とセックスしたのかな?」
「………」
黙ったままのハルヒにイラついた男が目配せすると、環を押さえつける眼鏡の男が腕に力を込める。
「ぐっ……!」
「答えろよ、でないと須王がどうなっても知らないぜ!」
「……して、ないです! 環先輩とも、誰とも……」
「じゃ、証拠を見せてもらうか!」
男は一気にハルヒの下着を剥ぎ取り、彼女の脚を広げさせた。
そして、薄く柔らかな恥毛をかき分け乱暴に陰唇を抉じ開ける。
そのまま彼は膣口を探り当て、乾いたそこに強引に指をねじ込む。
「う…あぁっ……!」
大事な所を覗き込まれているという羞恥心と男の指が無垢な粘膜を弄る不快感に、ハルヒは苦悶の
声を漏らした。
「へぇ……どうやら本当のようだな。ヘヘっ、処女なだけあってキレイなピンク色だ。おい、
須王にも特別に拝ませてやりな!」
「ああ、いいぜ。ほ〜ら須王、愛しいハルヒちゃんのアソコだよー!」
ハルヒを羽交い絞めにしていた長身の男は、彼女の両腿を抱え上げて大きく開かせた。
小さな子供に小便をさせるような、屈辱的なポーズだ。
その言葉に環は思わず固唾を呑んだが、慌てて目を逸らす。
――いかん! 見てしまったら、俺もこいつらと同類だ! それよりも、何とかしてハルヒを助け
る方法を……!!

「顔を背けるなよ須王、本当はお前も見たくて堪らないんだろ?」
環はハルヒの肢体を見ないようにとしていたが、強引に上を向けさせられてしまう。
それによって、拘束された全裸のハルヒの姿が視界に入った。
羞恥に震える、幼さの残る華奢な体と不安げな表情。
控え目な二つのふくらみの先端は、緊張のためかツンと尖っている。
そして薄い恥毛の下のピンク色の女陰は、彼が密かに想像していたとおりの無垢さで……。
いけないと思いつつも、環の双眸は彼女に釘付けになっていた。
「……やっ…環先輩、見ないでくださいっ……!!」
環の食い入るような視線に気付いたハルヒは、恥ずかしそうに目を伏せる。
2人の反応に気付いたリーダー格の男が、意地の悪い笑みを漏らす。
「なんだ、ハルヒちゃんは須王に見られたほうが恥ずかしいのか? ……ま、そりゃそうだよな!
大好きな王子様がスケベそうに瞳をギラギラさせてれば、無理もないぜ!」
「なあ、良い事考えたんだけど、こういうのどうだ?」
長身の男がリーダー格の男に耳打ちする。
「それは面白そうだな、ククク……。おい、須王の縄を解いてやれ!」

男の言うとおり、環の拘束が解かれる。
自由になった手足を解しつつ、訝しげに思う。
決して解放されたわけではない。十中八九、さらに嫌な展開が待ち受けているはずだ。
環の悪い予感は、思いもよらない形で的中した。
591ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:38:53 ID:2bFpHvl2
「須王、見ていてやるから最初はお前がやれよ!」
「なっ! 何を言っているんだ、出来るわけが……!!」
突然のことに躊躇する環の腕を眼鏡の男が掴み、ハルヒの前に引きずり出す。
「お前に拒否権はないんだよ! まずは準備をしてやりな、その舌で念入りにな!」
「し、舌で……?!」
咄嗟に秘所を舐められて喘ぐハルヒの姿を想像してしまい、頭に血が上る。
「さっさとやれよ、可愛いハルヒちゃんがどうなってもいいのか?」
「……くっ!」

下卑た笑みを浮かべる男達が見守るなか、環はハルヒの秘所に顔を近付けていく。
「……やぁっ、環先輩っ…!」
「ハルヒ、すまない……!」
そのまま環はハルヒの陰核に吸い付き、舌先で小刻みに刺激しはじめた。
「っ…あぁっ、そんなトコ……っ!」
望まぬ形とはいえ好きな相手に大事な所を舐められているという感覚に、ハルヒの背筋がゾクゾク
と震え、次第に下腹部が熱くなっていく。
少しずつ溢れてきた愛液を舌で掬い取り、陰核を舐る。
膣口に舌を挿し入れ、忙しなく責め立てる。
先程リーダー格の男に指でされたのとはまるで違う環の責めに、ハルヒは快感を覚えていった。
「ああぁっ! …環…先輩…はぁぁ……んんっ!」
ハルヒの甘い喘ぎと、止めどなく愛液を溢れ出させてヒクつく彼女の秘所に昂揚し、環は熱に侵さ
れたかのように夢中で行為を続けていく。
こんな状況下だというのに、己の下半身にかつてない昂りを感じていた。
「……ハルヒッ、どうだ。気持ちいいか…?!」
「あはぁぁ…イイッ…ですっ! ああっ…ぁぁあ……」
唾液と愛液が交じり合い、ハルヒの秘所がグチュグチュと卑猥な音をたて続ける。
薄いピンク色だったそこはすっかり充血して、環の舌と唇が触れる度に淫らに蠢いた。
「やあぁ…ぅっ…あはぁぁあぁぁっ――!!」
突起した陰核を重点的に刺激すると、ハルヒは脚を強張らせて絶頂を迎えた。

「……さあ、次は本番だ。愛しいハルヒちゃんの初めてを貰えるなんて、須王は幸せ者だな。
へへへ……!」
「こ、これ以上は……! 頼む、俺はどうなってもいいから、ハルヒにはもう……!」
我に返って懇願する環に、眼鏡の男が携帯電話を突きつけた。
ボタンが押された途端、ショートムービーが流れ出す。
そこには、いつの間に撮られたのか先程の環達の痴態が映っていた。
「いいのか? オレ達の言うとおりにしないと、これをばら撒くぜ! 犬のように夢中で舐める
お前と、いやらしく喘ぐハルヒちゃんを学校中の奴らが見たら、どう思うかな〜?」
「それが嫌なら、どうすればいいか分かるだろ?!」

「………」
環は無言で唇を噛み締めた。
唇の端が傷付き、鉄のような味が口中に広がる。
そして、怯えた表情でやり取りを聞いていたハルヒに向き直ると、ズボンの前を寛げた。
彼等の言いなりになるしかない情けなさと悔しさに反して、環の下半身ははちきれんばかりに膨張
している。
初めて目にしたそれにハルヒは息を呑み、小さく肩を震わせた。
592ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:41:01 ID:2bFpHvl2
「ハルヒ……ごめんな。本当はこんな形じゃなくて、もっと清く楽しい交際をしてから、海か夜
景の見えるホテルなんかで結ばれたかったのだが、俺のせいでこんなことに……」
「……環先輩…、自分は……だ、大丈夫ですから…そのぅ……先輩は悪くないです……」
懸命に微笑もうとするハルヒが、何とも痛々しい。
そんな彼女を少しの間抱きしめてから、環は侵入を試みた。
「つぅっ……ああああぁあぁあっ!!」
引き裂かれるような痛みに耐えつつ、ハルヒは環を受け入れていく。
その姿がいじらしくて、こんな状況下だというのに胸が締め付けられそうになる。

「ハルヒ、好きだ! 好きだ……っ!」
「……や、ああぁっ! 環先輩ぃっ……!!」
最初のうちこそハルヒに遠慮して控え目に動いていたものの、強い締め付けと粘膜の柔らかな感触
に、環は次第に夢中になっていった。
ハルヒの吐息交じりの喘ぎと、結合部から洩れる卑猥な不協和音。
囃し立てる三人組の下卑な嘲笑と、時間を告げる鐘の音。
どうしようもない悔しさと絶望と罪悪感に、その全てを凌駕するほどの快感と性欲。
それらが入り混じって、やがて迎えた絶頂に続く後頭部への強い衝撃とともに、環の意識は再び
闇に沈んだ。


「…ぁ……ぅん…ァァ……」
微かに聞こえる、声。
後頭部に残る痛みを堪えて目を開けた環は、自分がまたもや拘束されていることに気付いた。
辺りはすっかり暗くなり、数時間が経ったのが分かる。
「……ぁあっ…こ、今度は後ろに…くださっ……」
痛みのために翳んだ瞳を懸命に凝らすと、ぼんやりと数人の人影が浮かぶ。
「……ん…何でもしま…ああッ! …だから、たま…先輩を解放して…ひぁァアアっ!」
ようやく身を起こすと、そこには信じたくない光景が広がっていた。
ハルヒの華奢な身体が、三人の男達に蹂躙されているのだ。
秘所と菊座を同時に貫かれたハルヒの顔に、精液が浴びせかけられる。
抵抗して暴力を受けたのか、様々な粘液に塗れ幾つも痣の付いた肢体、どこを見ているのか分から
ない虚ろな瞳。
痛々しく喘ぎながら、それでも環の身を按じているかすれた声。
「……ハ、ハル…ヒ……!」
環は怒りと絶望に呻き、どうにか声を絞り出した。
すると、彼が覚醒したことに気付いた男の一人が声をかけてくる。
「……何だ須王、お前も混ざりたいのか? いいぜ、どこでも好きなとこに突っ込みな。ま、や
りすぎたんでハルヒちゃん少し壊れちまってるけどな!」
「………!!!」
「そうそう、特別に教えてやろうか。お前に先にやらせたのは、共犯になって貰うためだ!」
――共犯?……俺が? そんな…俺がこいつ等と一緒なわけが…いや、しかしハルヒとしたのは
 事実だし。だいたい、こうなったのは俺にも責任が……ああああああああああっ!!!
様々な考えが脳内で交差し、耐え切れなくなった環は絶叫した―――。
593ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:42:38 ID:2bFpHvl2
     *           *          *

「……あああぁぁぁあぁぁあぁぁッッ!!!!!」
環は、絶叫とともに目覚めた。
身を起こして辺りを見回せば、見慣れたベッドと部屋。
窓から差し込む暖かな日差しの心地よさに、あれが夢であったと確信して安堵する。
……それにしても、とんでもない悪夢を見てしまったものだ。
「ゆ、夢とはいえ、ハルヒがあんなことに……。しかも、俺は……くそっ!!」
夢の中の出来事を思い出して悔しくなり、羽根布団を強く握り締めた。
思い出せば思い出すほど、嫌な気持ちになってくる。
もしもこの先、あれが正夢になったらと思うと、それだけで胃の辺りがキリキリと痛み出す。
「あんなことがあっては、いけない! いけないんだっ!!」
激しく頭を振り、陰鬱な気分を振り払う。
何しろ、今日はハルヒと念願の初デートなのだ。
お互い恋心を自覚するのにも、それに付随する諸問題を解決するのにもかなりの手間と時間が
かかったが、ようやく数日前に交際にこぎつけた。
今まで色々あった分、自分とハルヒの前途は明るくなければならないと思っている。
あんな悪夢ごときで不安になっていては、いけない。

「……よし! さっさと着替えて、朝食の前にデートの計画表を反芻だっ!」
と、勢いよくベッドから降りようとして、下半身の違和感に気付く。
恐る恐る布団をめくって下着の中を確かめた環は、更なるショックに呆然とした。
「……あぁぁッ……!!」
何ともやるせない気持ちになり、項垂れる。
その時、部屋のドアが激しくノックされた。
「……環坊ちゃま、どうなされました? 叫び声が聞こえましたが……!」
部屋の外から、メイドの声がする。しかも、ザワザワと数人いるらしい。
いっそう蒼白になった環は、必死に叫んだ。
「……い、いや! 何でもないからっ! だから、放っておいてくださいぃっ!!!」
不幸中の幸いかメイド達は部屋の前から去ったが、環の心は晴れなかった。
――くっ、何ということだっ!
あんな悪夢でこんな事になったのは、つまり性的に興奮していたということだと思い、愕然とする。
「もしや、俺の中にハルヒをどうこうしたいという願望が?! そ、それは否定出来ないが、
あんなのではなく、しばらく清い交際をしてから、もっとムードを重視して……」
再び鬱な気持ちになった環は、自分の部屋だというのに隅っこで体育座りになり、汚れた下着を
どうやって処理するかという問題と、自分の淫らな妄想に対する葛藤に、頭を悩ませた。

「……どうしたんですか? もしかして、そんなに眠ってないとか?」
「い、いや! そういうわけでは……」
心配そうなハルヒの声にハッとし、慌てて否定する。
どうも頭の片隅にあの悪夢のことがあるせいか、時折ボーッとしてしまう。
今日のハルヒは珍しく膝上のワンピースにハイソックスという姿で、淡い色合いが清楚さを強調
して、何とも可愛らしい。
以前より大分柔らかな表情から、もうただの後輩ではなく恋人になったのだと再認識して、非常に
嬉しくなる。
「よし、次はあの店に行こうっ!」
無意識にハルヒの手を握り、すぐにそれに気付いて思わず赤面する。
「あっ、すまない。つい……」
慌てて離そうとすると、ハルヒは微笑んで握り返してきた。
「さ、行きましょう!」
ただ意識していただけの頃、避けられてショックを受けたときとはもう違う。
些細なことに嬉しくなって、微笑み返した。
594ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:44:43 ID:2bFpHvl2
……と、そのとき彼等の横を数人の男子学生が通り過ぎた。
「なあ、今の女の子可愛かったよな〜」
「よせよせ、彼氏が一緒だったぜ!」
どうやら同年代らしい彼等は、振り返ってはハルヒのほうを見ている。
環の脳裏に、悪夢がフラッシュバックした。
――あ、あいつら、ハルヒを意識しているのか?!
次いで、大学生らしき男がすれ違いざまにハルヒに軽くぶつかった。
ただそれだけの事なのに、こう思ってしまう。
――今の男、ハルヒのスカートの裾をチラチラ見ていなかったか?
さらに、これから入る予定のカフェの店員や客達までもを疑う。
――な、何故だ? あいつら皆、ハルヒをいやらしい目で……!!
冷静に考えれば何ということもない日常の風景の全てが、すっかり疑心暗鬼に囚われた環には
異常に怪しく見え始めた。
怪しいと思えば思うほど、自分以外の男がもれなくハルヒを狙う強姦魔に見える。
「ハ、ハルヒ! 今日は予定を変更して、俺の家に来ないかっ?!」
「え? い、いいですけど。どうしたんですか?!」
「話は、後だっ!」
環はハルヒの手を取ると、素早くタクシーを拾って自宅へと急いだ。

屋敷に着くなり、環はハルヒを客用寝室に置き去りにして他の部屋に向かった。
彼を待つ間、ハルヒは部屋の中を見渡す。
天蓋付きベッドに手織りレース付きの遮光カーテン、ベッドサイドの小さな白い棚には金の縁取り。
まるで、子供の頃に読んだおとぎ話のお姫様の寝室を彷彿とさせる。
いったい環の目的は何なのかと疑問に思っているうちに、彼が戻って来た。
何故か、鎖付きの足枷を握っている。
「何です、それは?!」
環は訝しげに聞くハルヒをいきなり押さえつけ、有無を言わせず彼女の片足首とベッドの脚を繋ぐ。
「ちょ、いきなり何するんですか環先輩っ?!」
「俺は、ハルヒが心配なんだ……」
「……は?」
ハルヒが怪訝な顔をするが、構わず続ける。
「今日、街ですれ違った男達がハルヒをいやらしい目で見ていた。ハルヒが可愛いから仕方ない
とはいえ、もしもの事があったらと思うと耐えられそうもないんだ!」
「心配してくれるのはありがたいですが、考えすぎじゃないですか?」
「……そんなことはない! 俺は、ハルヒが陵辱される悪夢を見たんだッ! もしや現実でそんな
事にならないかと思うと、心配で堪らないんだよぉぉっ!!」
そう言って顔を上げた環の目は、いたって真剣だった。

「それとこの鎖と、どういう関係があるんです?」
ハルヒが恐る恐る訊ねると、環は自信ありげに答えた。
「だが、ずっとこの部屋にいれば大丈夫だ! ……なに、不自由はさせない。欲しい物があったら
用意するし、食べたい物も思いのままだ! 何だったら、毎日大トロ三昧も可能だぞぅ!」
大トロという言葉に一瞬惹かれたハルヒだったが、すぐに思いとどまる。
最初こそ冗談かと思ったが、悪夢のせいとはいえ環の言動は少しおかしい。
「……で、でも。学校とか困るし」
「学校なんか行かないで、俺とここで暮らすんだ! 外になんか出たら、どんな男が可愛いハル
ヒを狙うか……。そう考えるだけで、俺は、俺は……ッ!!」
そう言いながら、だんだんと環の目の色が変わっていく。
初めは真摯だった彼の瞳に狂気の炎が点る様を目の当たりにして、ハルヒは恐怖を感じた。
しばらく俯いて考え事をした後、彼は不敵な笑みを浮かべて言った。
「……そうか。どうしてこんな簡単なことに気付かなかったんだろう? 他の男に強姦されたり、
俺を妬む奴の企みの巻き添えになるくらいならば、いっそのこと俺が今ここで……!!」
環の言葉の意図を悟ったハルヒは後退ったが、怯えと片足を縛められているせいで動きが緩慢に
なる。
595ハルヒ陵辱?:2007/04/26(木) 17:46:25 ID:2bFpHvl2
「……も、もうそろそろ帰らないと、父が心配しますし……」
「駄目だッ! ハルヒはここで俺と……!!」
環はハルヒの横に回りこみ、彼女の肩と脚を押さえつけた。

「あっ……!」
ワンピースの裾が乱れ、ハルヒの太ももがかなり上のほうまで露になる。
環の脳裏に、夢に出てきた彼女のしなやかな肢体がフラッシュバックした。
性急に鼓動が早くなり、頭に血が上る。
「ハ、ハルヒッ! 何も怖がることはないぞ、ちゃんと優しくするから……!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
ハルヒはにじり寄ってくる環の胸を必死で押し返すが、全く効果がない。
「何だハルヒ、俺が嫌いなわけではあるまい?! だったら、何も問題は……」
「いえ。そうじゃなくて、付き合い始めたばかりでいきなりというのも、ちょっとどうかと思い
ますし! 何より今日の環先輩、目が怖い……」
ハルヒの抗議に構わず、環はワンピースの裾を捲り上げていった。
「……い…やぁっ……!!」
徐々にハルヒの薄桃色のショーツが環の眼前に晒されていく。
過剰なまでに興奮しているのか、彼の荒い息の音が部屋中に響いている。
彼の理性とハルヒの貞操は最早、風前の灯だった。

そのとき――。
突如ガチャリと音がして、入り口のドアが開け放たれた。
「環坊ちゃま、鳳様からお電話が入っておりますが……」
突然のことに我に返った環が振り返ると、受話器を持ったシマが戸口に立っていた。
片足を鎖で拘束されてベッドの上で怯えているハルヒと、そんな彼女を押し倒してワンピースの
裾を捲り、血走った瞳で下着を覗き込んでいる環。
そんな二人を見ても全く動じずにシマは受話器を渡し、ハルヒの足枷を外す。
幸い鍵がかかっていなかった為、それはいとも簡単に外れた。
「……あ、そうそう。藤岡様がお帰りになった後で、環坊ちゃまにはお話がありますので」
そう言って微かに笑うと、シマは部屋から出て行く。
ハルヒは一連の出来事を呆然と見ていたが、その隣で環は小刻みに震えていた。
きっと、正座させられて長時間のお説教が待っている。
鏡夜からの電話の内容は、ネットで環の好きそうな地域限定の菓子を見つけたが注文しておくか
といった他愛無いことだったが、動揺した環には何がなんだか分からなかった。

心を落ち着けてから、疑心暗鬼に支配されて自分を失っていたことを詫びると、ハルヒは意外にも
快く許してくれた。
その後は普通にお茶を飲んで他愛無い話をして過ごし、夕方近くにハルヒを家まで送っていった。
車の中でハルヒは、
「この先、辛い夢を見て悩んだときは、遠慮なく相談してくださいね。今の自分は、環先輩の
恋人なんですから……」
と言って環の手を握りながら微笑む。
環は彼女の手を握り返し、その気持ちに支えられている喜びを噛みしめた―――。



596名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:16:42 ID:spv9Icz9
殿…夢エロいよ殿…
ていうか結局未遂かw
殿乙w

>>581
ゴチになりました!
GJ!
597名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:55:46 ID:0RrO3xXR
前半のエロさと後半のバカさのギャップに吹いたww あなた下衆だよ‥(誉め言葉)
598名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 20:16:22 ID:It3aFi5k
好きだ
599名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 09:45:23 ID:imj9reXL
神ktkr!
一瞬大トロにひかれるハルヒがカワイイ
600名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 14:53:48 ID:AtqyYqLe
殿×王女が読みたい。
王女かわいいよ王女。
601名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 16:27:49 ID:Py1zJZAw
すごい下がってるんで上げとく
最初は陵辱だから警戒したが上手いし面白かった
602名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 18:34:43 ID:/Gdr3uBf
>>587-595
テラGJ!
環の感情の変化が怖く感じるくらい真剣に読んでしまったw
終わり方もラブラブでよかった!乙
603名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 09:29:56 ID:o+3MWLuq
ここは最高です!
604名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:42:48 ID:qkyChwmq
エロもよかったし面白かったw
605名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 15:43:30 ID:mMkr+Tjl
さいもえトーナメント
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177785238/

決勝なのに殿が苦戦中だお・・・
606名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 04:09:08 ID:+rtot35s
初めてアニメの最終話見たんだが、
エクレア嬢(うろ覚え)が殿を逆レイプとか意外と素敵かもしれない。
で、それを無理矢理見せられるハルヒ。
607名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 06:55:46 ID:1w8us5+A
>>587-595
GJですた!!
ファビョっていく殿の心境と、あくまでも冷静なシマが、如何にもな感じで良いw

>>606
それは、エクレール嬢
少し前に、アヌメスレで2人の関係が話題になってたなw
でも、個人的に殿の貞操はハルヒに頂いて欲しいw

例えば、殿ハルじゃなく、ハル殿だとどんな展開になるんだろ
608名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 15:09:34 ID:Z3COHqpS
先に自覚したハルヒが煮え切らない殿に告白して、そのまま…
または、付き合ってるのに何もしない殿に我慢できなくなったハルヒが
やおら積極的に…かねえ?
きっかけはハルヒであとはやる気になった殿が…しか想像できないw

ハルヒ攻めだとしたら、何度もしてるけど今日は初めてハルヒが上にor口で…てな感じ?
どっちにしろ、二人の心境を上手に絡めてエロく面白く書かれてるとgood!
609名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:36:02 ID:z6ThI+2o
>>608はああああ(*´д`*)ハァハァハァアハァ
610名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 14:25:07 ID:jxM+0egN
ハルヒと殿、付き合い始める
 ↓
殿、ハルヒに嫌われるのが怖くて手を出したくても出せない
 ↓
ハルヒ、殿が何もしてこないのは、自分に女性としての魅力が無いから?と思い始める
 ↓
今まで気にも留めなかった自分のヒンヌーを気にする(ここ重要w)
 ↓
思い悩んだ末に「まな板ですが…」と殿に迫る

ありきた展開だが、こんなのが読みたいw
611名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 00:41:28 ID:A6DIAmve
>>610のレスだけでご飯三杯いける
612名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 07:45:48 ID:LJov4M6D
保守保守
613名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:13:37 ID:lrNSDqjf
モリ先輩の誕生日、昨日だったのか!てっきり今日だと思ってたよ・・・
614名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 02:58:03 ID:OzC5qomU
保守
615名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 03:55:49 ID:bp6idCzg
最近ハマったが、予想以上に男女カプのサイトが少なくてびっくりしてる
もしかしてここの保管庫が一番充実してるんじゃ…と思った
616名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 00:30:07 ID:OdlmsBz5
そう思う
特にエロはここ以外ではあっても微エロくらい?
617:2007/05/10(木) 21:43:00 ID:NV/+rXVB
>>608>>610を元に環×ハルヒ。途中まではハルヒが攻め。

Le deuxieme contact

「……では、俺はそろそろ車に戻るから。また明日会おう、ハルヒ」
「あ、はい。先輩もお気をつけて」
いつものようにハルヒをアパートの前まで送ると、環は彼女が部屋に入るのを見届けてから迎えの
車の中に戻っていった。
デートの別れ際は、いつもそんな感じだ。
環と付き合うようになってから、彼のテンションに振り回されて疲れることも増えたが、以前とは
比べものにならないほど充実した日々を過ごしている。
彼を好きだと自覚してからというもの、表情が柔らかくなったと周りの人間にも好評だ。
日に日に強くなる想いと自分自身の変化に驚きながらも、環を好きになって良かったと思う。
……しかし、そんなハルヒにも悩みがあった。

「今日も、何もなかったな……」
車の音が聞こえなくなるのと同時に、ハルヒはため息をついた。
以前はウザいと感じるほどに自分に構っていた環の態度が、最近どうにも素っ気ない。
恋人らしくデートをしたり普通に会話をしたりはするが、決して自分に触れてこないのだ。
偶然手が触れそうになっただけで、慌てて身をかわす。
わざとスキンシップを避けているようにも見える。
付き合い始めで手も繋いだことがない関係なら分かるが、二人の場合は違う。
何故なら、丁度一ヶ月前に二人は結ばれているのである。
無垢なハルヒにとって、初めての経験は激しい苦痛を伴ったが、大好きな相手と一つになれた喜びで
充分に心が満たされた。
だが、その翌日から急に環は自分に触れるのを避けるようになってしまい、性交どころか手さえ繋
いでくれない日々が続いている。
初めのうちは照れているのかとも思ったが、それが一ヶ月も続くとどうにも寂しくなってくる。

その夜、入浴していたハルヒは目の前の鏡を見た。
そこに映る自分の身体…特に胸を凝視する。
以前から、同じ年頃の少女達に比べると自分の胸は少し発育が遅いということには気付いているが、
今まで特に気にしたことはない。
むしろ男の格好をするときには、スポーツブラとベストで誤魔化せてしまうスレンダーな胸は好都合
だと思っていた。
しかし、男性の…環の目から見たらどうだろう。
彼の口から女の子の体型の好みを聞いたことはないが、一般的にグラビアアイドルなどは胸が豊か
であることが多い。
彼が胸の大きさに左右されるタイプではないと信じたいが、初体験のときに自分の身体を見てどう
思ったのか気にかかった。
618:2007/05/10(木) 21:44:21 ID:NV/+rXVB
どこか夢見がちな部分のある環のことだ。
おそらくは、ハルヒの裸身に多大な期待をしていたのだろうと思う。
あのとき彼はかなり興奮していたようだが、実はそれが自分を気遣っての演技で、本当は想像してい
たよりも小さな胸にガッカリしていたとしたら……。
ふと、ハルヒは鏡に向かってグラビアでよく見る胸を強調したポーズをとってみた。
そして、すぐに空しくなって止める。
小さな乳房と、幼さの残る華奢な肢体……。
どう贔屓目に見ても、色気があるとは思えない。
もしも彼が素っ気なくなった原因が、胸も色気も足りない自分に失望したのだったら……。
そう思うと、胸が痛くなる。
このまま彼の心が離れていってしまうのは嫌だ、と強く思った。
そうならない方法があるなら、ぜひ実践したい。
そこまで考えてから、ふと気付く。
環を好きになってから、ハルヒの考え方は少しずつ変化し始めた。
今までだったら別にどうでもいいと思ったことや興味を示さなかったこと、それに彼が絡んだだけで
自分はこんなにも変わる。
自分を悩ませる環を、少しだけずるいと思った。

風呂から上がったハルヒは、何となくテーブルの上に置かれていた雑誌を見た。
先日メイが置いていったギャル向けのファッション誌だ。
これを参考にしてもっとオシャレな格好をしたらどうかと薦められたが、未だにページを捲ったこと
さえなかった。
片付けようと手に取ったとき、唐突にとある見出しが目に飛び込んでくる。
――たまには女の子からカゲキに迫っちゃえ!
    彼氏をメロメロ☆にさせちゃうマル秘テク必・勝・法!!――
「………!」
ハルヒは雑誌を開くと、その特集ページを探した。
そして、やや戸惑いながら読み始めたのだった。


一方、環もまた悩みの渦中にあった。
「今日も、ハルヒに触れなかった。くっ、これでもう一ヶ月だ……」
こうなってしまった原因は、分かっている。
他ならぬ、一ヶ月前の初体験のせいだ。
あの時彼は、大好きなハルヒといよいよ結ばれることが出来るという幸福感でいっぱいだった。
緊張しながらも、忘れられない夜にしようと出来る限りの努力をした。
恥らうハルヒはいつにも増して可愛らしかったし、彼自身は身も心も満足だったのだが……。
お互い初めてだったのと体格差などの関係で、ハルヒには相当辛い思いをさせてしまった。
ハルヒはあの時、痛かったが幸せな気持ちだと言っていたが、自分を気遣って無理をしていたのかも
しれない。
そう思うと、それ以来環は彼女に触れることが出来なくなった。
愛しいハルヒに触れたい、抱きしめたいと思って行動に移そうとする度に、あの夜の彼女のことが
脳裏に甦る。
苦痛に耐える、彼女の泣き顔と苦悶の声が。
破瓜による、生々しい血に塗れた彼女の内腿が。
ハルヒに触れたいと思う気持ちは充分すぎるほどにあるのだが、これ以上彼女を傷付けて嫌われて
しまうのが怖い。
そんな思いから、自然とスキンシップを避けるようになっていた。
619:2007/05/10(木) 21:46:04 ID:NV/+rXVB
かといって、いつまでもこのままではいけないとは思う。
流石にハルヒも、自分の態度を訝しげに感じているだろう。
「思い切って、再び手を繋ぐことから始めてみようか……。い、いや、駄目だ! そのままエスカ
レートしたら、またハルヒに苦痛を与えてしまうではないかっ!」
慌てて頭を振って、己の気持ちを抑えた。
ハルヒに嫌われたくないという思いと、以前のように触れ合いたいという思いが、交錯する。
そんな葛藤を、環はこの一ヶ月間毎日のように繰り返しているのだった。


「あのー、良かったら家で一緒に夕飯どうですか? 父が旅行中だし、自分の分だけを作るのも
ちょっとと思って……」
数日後の放課後、ハルヒは思い切って環を家に誘った。
付き合い始めてからというもの、彼が遊びに来ること自体は珍しくもなかったが、今日は誘うのに
少し勇気が必要だった。
それを知ってか知らずか環は上機嫌で、一緒にスーパーで買い物をしようと張り切っている。
……実は、ハルヒの目的は他にあった。
そのためにこの数日間、自分なりに準備と練習をしたつもりだ。
あの雑誌の記事のことを実行するのは恥ずかしいが、環が何もしない以上、自分が行動に出ないと
いつまでもこのままかもしれない。
そう思い、実行に移す決意をしたのだ。

夕食を終えた後、ハルヒは迎えを呼ぼうとした環を制した。
「……た、環先輩! 今夜は、もう少しゆっくり出来ませんか?」
「ハルヒがいいと言うなら、そうしようか。明日は休日だし」
少し考え込んだ後、彼は携帯電話をポケットにしまって座り直す。
「良かった。それじゃ、狭いですけどお風呂に入っていってください」
「えっ、いいのか? 実は、前からぜひ庶民風呂に入ってみたかったのだ!」
環にタオルを渡し、浴室に行くように促す。
楽しそうな彼の姿を見ながら、ハルヒはそっと胸をなでおろした。
なにしろ、ここで帰られてしまっては計画が水の泡になってしまうのだ。

お互い入浴を済ませお茶を飲んでいると、環は時計を気にし始めた。
既に九時半を廻っている。
「ハルヒ、流石に遅いしそろそろ……」
「ま、待ってください!もう少しだけ……」
ハルヒは焦っていた。
計画を実行するタイミングが、なかなか掴めない。
そんな彼女の顔を、環が怪訝そうに覗き込んでくる。
「今日のハルヒ、何か様子がおかしくないか?」
「そ、そんなこと……」
焦りを悟られまいと顔を逸らすが、それが余計に怪しく見えたらしい。
「いや、俺に何か隠しているだろう? 例えば…もし夜中に雷が鳴ったらと思うと不安だから、俺を
帰したくないとか? 心配しなくても、今夜の天気は……」
「違いますっ! じ、自分は……!」
声を荒げて反論した後、ハルヒは意を決してパジャマ代わりのTシャツと短パンを脱ぎ捨てた。
620:2007/05/10(木) 21:47:34 ID:NV/+rXVB
薄いキャミソールとショーツ姿になった彼女は、環の傍に座って彼のベルトを外しにかかる。
「ハ、ハルヒ! これは一体……?!」
突然のことに慌てる環には構わず、ズボンのファスナーを下ろしていく。
「こ、こら! やめなさい、ハルヒ! お、女の子がこんな……!」
ハルヒは、なおも反論する彼の口唇を塞いだ。
そのまま触れるだけのキスを何度か繰り返した後、環の目を見据えて言う。
「……自分は、環先輩の何ですか?」
「そ、それは勿論、恋人だ。ハルヒは俺の大切な……」
「だったら、どうして最近自分を避けるんです? あの日以来、先輩はおかしいです……」
そう言われて、環は沈黙した。

その隙にハルヒは彼の下腹部に指を伸ばし、下着の上から局部を擦り始める。
躊躇いがちな拙い動きだが、次第にそこは熱を帯びていく。
「環先輩のここ、すごく熱いです……」
甘い声音と刺激に、環は背筋がぞくりと震えるのを感じた。
愛しい少女が自分の分身を撫で擦っている…そう認識するだけで、流されてしまいそうになる。
いけないと思いつつも、彼のモノは次第に臨戦態勢になっていく。
「ハ、ハルヒ! やめるんだ、こんなこと……」
「環先輩は、だまっていてください!」
なけなしの抵抗をピシャリと撥ね退け、ハルヒは環の下着をずり下ろした。
曝け出された脈動するそれを間近で凝視して、思わず息を呑む。
前に一度だけ見てはいるものの、どうにもその凶悪なまでの怒張と彼の端正な顔が結び付くまでに
少し時間がかかる。
まるで、そこだけが別の生き物のようだ。
それでも雑誌の特集で得た知識を反芻しながら、環のモノをそっと握り顔を近付けていった。
「……へぇ…男の人も濡れるんですね」
先走りでヌラリと光る亀頭に舌を這わせ、緩やかに舐めあげる。
雑誌を参考にこっそりバナナで練習したように舌を動かすと、環は息を荒げた。
「……ぅ…あ……!」
「……気持ちいいですか?」
彼が無言で頷くのを確認したハルヒは、亀頭を咥え込み唇で扱き始める。
舌で刺激しながら徐々に深く咥えていくが、彼女の狭い口腔ではどうにか半分ほど収めるのが限度だ。
「ふ…はぁっ……!」
一度怒張から口を離し、再び舌で愛撫を続ける。

血管の浮き出た竿の部分を強弱をつけて扱きながら、鈴口を舌先で刺激していく。
雑誌に書かれていたように、時折空いているほうの指先で裏筋から陰嚢にかけてなぞるように撫でる
のも忘れない。
チラリと環を見上げると、彼はもう殆ど抵抗せずに自分の拙い舌技に身を委ねていた。
自分の愛撫で彼を感じさせていると思うと、ハルヒの胸はキュンと疼いた。
今まで感じた事のない悦びに、身体の奥が熱くなっていく。
「ハ、ハルヒ…もう充分だから……ッ…」
環が切なげに呻いて肩に手を置くが、構わず行為を続ける。
そうしているうちに彼自身の脈動が一際激しくなったかと感じた直後、熱い迸りがハルヒの口腔内に
打ち付けられた。
その衝撃に驚いて仰け反った彼女の口元を、なおも勢いよく迸る白濁が汚していく。
621:2007/05/10(木) 21:49:08 ID:NV/+rXVB
「す、すまない! 我慢できなくて、つい……」
ハルヒは口腔内を満たす白濁液を何とか飲み込むと、次いで口元から鎖骨にかけて付着したそれを
指で救い取っては丹念に舐め取った。
青臭い味と独特の匂い……。
決して心地良いものではなかったが、愛しい相手に自分の手並みで快楽を与えた結果だと思うと、
ハルヒの淫靡な気分はさらに昂揚した。
「ふふっ、いっぱい出ましたね……」
高揚感に耐え切れなくなった彼女は、妖艶に微笑みながらショーツをゆっくりと脱いでいった。
未だ触れてさえいないというのに充分すぎるほどに潤んだ秘所から、透明な蜜液が毀れて内腿を伝う。

「……ぁ…んんっ!」
環の前で膝立ちになったハルヒは、秘所に指を這わせ緩やかにスライドさせていく。
秘裂に中指を挿入して小刻みに動かすと、グチュグチュという淫猥な音とともに新たな蜜液が掻き
出されて畳の上に零れ落ちた。
環は何も言わずに、熱に侵されたような表情をしている。
視姦されている…そう思うと、ハルヒの胸は羞恥に震えた。
「あぁっ…や…はあぁんっ!」
雑誌の特集では、素っ気ない彼には時にはこうやって迫ってみろと書かれていたが、はたしてそれが
正解なのかという疑問が生まれる。
一方的に口腔奉仕した後に自慰を見せ付ける自分を、彼はどう思っているだろう?
……淫らだと軽蔑するだろうか?
それとも、少しは色気を感じてくれるだろうか?
そんな葛藤を抱えながらも、指の動きを止めることが出来ない。
いつしかハルヒは、喘ぎながら涙を浮かべていた。

それに気付いた環が、不意に腕を掴む。
「……ハルヒ、もう止めるんだ! 一体、どうしてそんな事を……」
「た、環先輩がいけないんですっ!」
ハルヒは渾身の力で環の腕を振り解き、彼の腰の上に跨った。
そして、傍らに置かれていた短パンのポケットから取り出した避妊具を素早く装着し、再び怒張した
彼のモノを秘裂にあてがう。
「だ、駄目だ! そんなことをしたら、あの時みたいにハルヒが……!」
そんな環の抗議の声を聞き入れず、少しずつ腰を落していく。
まだ一度しか男性を受け入れたことのないハルヒの秘所は、充分に濡れているためか意外なほどに
すんなりと環のモノを迎え入れた。
「……ぁあ……っ!」
破瓜の傷はすっかり癒えていたものの、それでも僅かな疼痛は避けられず、苦痛の声が洩れる。
それに耐えつつどうにか最奥まで咥え込み、ゆっくりと動き始めた。
「はあぁ…ぅ……ぁああっ!」
「ハ、ハルヒ、大丈夫なのか?! 無理はしないほうが……」
相当な無理をしていることを感じ取った環が、流石に心配そうに声をかける。
「……へ、平気です。だから、環先輩は……」
「平気じゃないだろう!? だいたい、何だってこんなことをするんだ?!!」
声を荒げた彼に両腕を掴まれ、ハルヒは動きを止めた。
それと同時に、今まで押さえ気味にしていた感情が堰を切って溢れ出す。
622:2007/05/10(木) 21:51:31 ID:NV/+rXVB
「……自分だって環先輩に触れてほしい時だってあるんです! なのに、あの日以来先輩が手も
繋いでくれないから、避けられてると思って……」
「そ、それは……」
環はそこまで言いかけて、ばつの悪そうな表情で黙り込む。
「自分に魅力がないのは分かってます。胸だって年の割りには小さいし、ガッカリしましたよね?
……だけど、先輩の心を繋ぎとめたくて、どうしようと思ったときにとある雑誌を読んだんです。
そうしたら、相手の態度が素っ気ないときは自分から積極的にいけって……」
「………」
「すみません…急にこんなことをして、いやらしい女の子だと思ったでしょう?」
「い、いや! そんなことは……」
環としては突然のハルヒの行動に驚いたが、それで彼女を軽蔑したわけではなかった。
正直なところ、少しだけ嬉しい誤算だと思ったことは秘密だが、それ以上にこの一ヶ月間の葛藤が
邪魔をして、はっきりした行動に表せなかったのだ。
すまないと思いつつ、ハルヒを見る。
いつもあまり感情を露にしないことの多い彼女が、泣きながらストレートな気持ちをぶつけてきて
いる。
彼女に辛い思いをさせたくないという自身の臆病さのために、寂しい思いをさせてしまったことに
どうして気付けなかったのだろう。
「……だけど、環先輩が…好きなんです。だから、嫌いに…ならないで…ください……」
震えながら俯くハルヒが、何ともいじらしい。
その姿は、環の迷いと理性を失わせるのに充分だった。

環は突如ハルヒを引き寄せ、抱きしめる。
「ハルヒを嫌いになど、なるものかっ! 俺が…俺があの日からハルヒに何もしなかったのは、
嫌われるのが怖かったからだ……」
「……えっ?」
予想外の言葉に驚くハルヒの背に廻した腕に力を込め、さらに続ける。
「苦痛に耐える痛々しいハルヒの姿を思い出すと、傷付けるのが怖かった。だから、俺が触れるのを
我慢すれば、ハルヒに苦しい思いをさせずに済むと……」
「……環先輩は馬鹿ですね。そんなことで嫌うわけないでしょう? そりゃ、確かに痛かったです
けど……。好きな相手と一つになれたんだから、辛くはなかったです……」
そう言って、ハルヒは微笑む。
もう、彼女は泣いてはいなかった。
「俺が馬鹿なら、ハルヒだってそうだ。ハルヒは身体のことを気にしているようだが、俺にとって
ハルヒは…誰よりも魅力的だから! ほら、今だってこんなにドキドキしているだろう?!」
「そうですね……。うん、これは確かに!」
お互いの胸の鼓動を確かめ合った二人は、しばし笑い合った。

623:2007/05/10(木) 21:53:36 ID:NV/+rXVB
「……あ、そういえばまだ途中でしたね」
不意にハルヒは繋がったままだったことを思い出し、再び動こうとしたが、それを環が制した。
「いや、今度は俺から……。あ、嫌だったらやめるが」
「いえ……それじゃ、お願いします」
「うむ、任せておくがいい!」
環はハルヒの腰を掴むと、緩やかに突き上げ始めた。
「……っ…ぁぁっ!」
「い、痛いのか?だったら、もう少し加減を……」
途端に声を洩らし始めたハルヒを気遣うが、彼女は首を振る。
「だ、大丈夫です…だから、もう少し…激しくしても……!」
言われるままに、徐々にストロークを激しくしていく。
中を擦られる度にハルヒに残っていた僅かな痛みは薄れ、熱い疼きへと変化していった。
律動に合わせて秘裂が収縮して、環のモノをキュッと締め付ける。
「あ…ひっ…んぁ…あっああっ!」
ハルヒは環の首に腕を廻し、快楽に身を委ねた。
最奥まで抉られるように突き上げられると、自然と身体が弓なりに撓る。

そんな彼女の恍惚の表情をもっと見たいと思い、環はやおら体勢を変えた。
深く繋がったままハルヒを押し倒し、両脚を掴んで強く揺さぶる。
初めてのときは苦痛に歪むだけだった彼女の、快楽に悶える顔を見られることが嬉しくて堪らない。
「……ハルヒの感じている顔…すごく可愛い……」
「やっ……そんなに見ないでくださ…ひぁああっ!」
お互い限界が近付いていると悟った環は、恥らって顔を隠そうとするハルヒの汗ばむ額に口付け、
さらに動きを早めた。
腰を激しく打ち付け緩急をつけてかき回すと、ハルヒは一際高く嬌声をあげて身体を奮わせた。
「……はぁぁ…あんっ、…ぁああぁ――ッ!!」
「―――ッ!」
ハルヒに続いて達した後、環は弛緩した彼女の身体をそっと抱きしめて口付けた。

「……これからは、お互い不安なことがあったらちゃんと相談し合いましょうね。無意味に遠慮
しても、あまりいいことないですし……」
先程までの行為の余韻に浸りながら、ハルヒは呟いた。
「それもそうだな。うむ、そうしよう!」
「それと……、出来れば自分が最初にしたことは、忘れてください」
結果的には成功したものの、冷静になってから口腔奉仕や自慰をしたことを思い出すと、どうにも
気恥ずかしくなってくる。
「ふーん……、もし嫌だと言ったら?」
「とにかく、忘れてくださいっ!」
ムキになって反論するハルヒが可愛くて、環はからかい気味の態度をとった。
「いや、あの時は圧倒されたが、今にして思えば積極的なハルヒもなかなか……」
「もー、ふざけたこと言ってると怒りますよ!」
ハルヒは、真っ赤になって拳を振り上げた。
と、不意にその腕を絡め取られ、抱き寄せられる。

6248《終わり》:2007/05/10(木) 21:56:12 ID:NV/+rXVB
「やっ…環先輩……っ?!」
環は突然のことに狼狽するハルヒのキャミソールをたくし上げ、指先でふくらみの先端を円を描く
ように撫で擦り始めた。
一度絶頂を迎えた身体はそれだけで早くも反応し始め、ハルヒの息が乱れていく。
さらに彼は濡れたままの秘所を抉じ開け、いつの間にか新しい避妊具を装着した彼自身を秘裂に
擦りつける。
「……ちょ、ちょっと待ってください!」
「ハルヒ! 今までの分を取り返すためにも、今夜はお互い気が済むまで愛し合おうではないか!」
「た、環先輩はともかく、もう自分は充分ですからっ!」
ハルヒは身を捩って何とか逃れようとするが、腰をがっしりと掴まれているのでそれも叶わない。
「さあ、ハルヒッ! 俺と一緒に、めくるめく快楽の千夜一夜の扉を開こうっ!!」
「何を意味不明なこと言って……っあぁっ…ぁああんっ!!」
言葉を遮るように侵入してきた環のモノによって、ハルヒは再び快楽の波に流されていった……。


……結局のところ、ハルヒがやっと解放されたのは空が白み始める頃だった。
せっかくの休日は、疲れきった身体を休めるだけで大半が過ぎてしまった。
とはいえ、お互いの誤解が解けて環と元どおりの関係に戻れただけでも、無駄ではなかったと思う。
積極的に彼にせまった時のことを思い出すと恥ずかしいが、思い切って勇気を出して良かった。
しかし、ハルヒには新たな悩みが生まれていた。
あの夜以来、本来のテンションを取り戻した環は、彼女に対してあまり遠慮しなくなった。
二人きりのときにその気になると、物怖じせずに誘ってくる。
求められて悪い気はしないのだが、もう少し手加減してくれないものかと時々思わずにはいられない。

「あ、あの……今日はもう…帰っちゃいけませんか……?」
皆が帰った後の第三音楽室で背後から抱きしめられたまま、ハルヒは身じろいだ。
「どうして? 二人の時間はこれからなのに?」
「近所のスーパーで卵の特売があるんです。夕市で一パック百円だから、急がないと……」
すっかりその気になっていたところへの所帯じみたセリフに、環の腕が緩む。
「……ハ、ハルヒは俺と卵とどっちが大切なのかな?」
「環先輩とは、何も今日しなくたって減るもんでもないでしょう? でも、卵が安いのは今日だけ
なんです!」
そう言ってハルヒが腕の中から抜け出すと同時に、環はその場に膝をついた。
次いで、傍らの私物ボックスから取り出したくまちゃんを抱きしめながら、恨みがましそうに見つ
めてくる。
「……ハルヒは、俺を愛していないんだ…俺より、卵のほうが好きなんだ……」
彼が些細なことでいじける様子には慣れているが、放っておくのも後々面倒なので結局いつも絆さ
れてしまう。
ハルヒは仕方なく振り返って、声をかけた。
「そういうわけじゃないですけど……」
「だったら、一回だけ……。特売には間に合うようにするから」
環は徐に立ち上がり、ハルヒの髪に口付ける。
「そんなこと言って、一昨日だって三回もしたじゃないですか!」
「あの時はハルヒがいけないんだ。あまりに可愛かったから、つい……」
「それ、理由になってないです……んぅ……っ」
不意に耳朶を甘噛みされ、ハルヒは身を捩った。
きっと今日もこのまま流されてしまうのだろうと思いながらも、次第に身体が熱を帯びていく。

結局、その日の特売には到底間に合わなかった。
翌日、環がお詫びにと最高級のブランド卵を寄越してきたが、値段のことを考えるとそれで玉子焼き
を作るのも躊躇われた――。

END
625名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 22:00:29 ID:c79Laa+1
リアル遭遇キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!

GJ!
せつないすれ違いからオチまで良かったです。
やっぱり殿は絶倫なのかw
626名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 22:06:13 ID:Qx+Ww7cs
1さんキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!
まだこのスレにいたのねー!!!11!
まだ読んでないけどGJー!!これからじっくり読むぜー
627名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 22:08:11 ID:Qx+Ww7cs
あ、通し番号か…変なこと書き込んでごめんね。
スルーしてくれ。
628名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 23:13:27 ID:z3gDHo6T
恋心を自覚して貧乳を気にするハルヒが実に良い。女の子だな。
つーか抜いた。
629名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:26:01 ID:aba45OgW
ハルヒのエロさとせつなさに萌え、
殿のタフさとめくるめく快楽の千夜一夜に吹いたw
630名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:28:18 ID:0ogfi5lP
>>617-624
GJですた!
つか、自分>>610なんでテラウレシス(´∀`*)

誰も書いてくれないままだったら自家発電してみよかと思てたのでトンですた
631名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 10:08:39 ID:rRfJ5DJg
GJ!!!!!!!興奮した!!!!!!!!
632名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 17:00:23 ID:m46vuX67
>>617-624
テラテラGJ!
>>608>>610の要素を取り入れつつもオリジナルの展開(一回目後とか)で
読んでいてわくわくしたwww
文章も読みやすいし、ハルヒと殿のキャラがしっかりしててイイヨーイイヨー
乙でした!
633名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 20:10:14 ID:FdfhfIzY
GJ!!!
久々に作品きて嬉しいww

最後とかツボだったww
634名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 04:36:47 ID:lf+wbBS5
GJ! 読んでいて切なくなったww

鏡夜と環とハルヒの三角関係なんてのも読んでみたい
最後は鏡夜にハルヒをとられ
殿はイジイジとか…
635名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 13:29:00 ID:KS/6gEgA
殿を好きなハルヒが鏡夜に悩み相談
→ 実は密かにハルヒを狙ってた鏡夜は言葉巧みにハルヒを…
→ くやしい!ビクビクッ!!
→ 汚れてしまった自分は、もう環先輩と付き合う資格ないです…
どう考えても欝NTRです、orz…
636名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 18:18:19 ID:SJ/Bln4f
→環への想いは先輩としての尊敬で、本当は鏡夜が好きだったことに気付く
→鏡夜に告白、鏡夜もハルヒを好きなことを告白
→ハッピーエンド

これでOK
637名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 19:58:29 ID:HC/hwIJi
>>635-636
どっちにしろ殿にとっては寝取られ鬱展開ということについてw

三角関係はよほど誰も不幸にならない展開以外はかなり読者を選びそうだ。
ということで?モリ・ピヨ・ポメのほのぼの三角関係なんかもたまにはいいかなーと言ってみる。
これならみんなポワワ(*´∀`*) ・・・エロではないけど・・・

638名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 21:19:35 ID:DrJAHDey
>>637
つか、その三角関係でエロがあったら…(((゚Д゚)))ガクブル
639名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 22:25:19 ID:AGKmRq6a
それでエロがあったらピヨちゃんに取っちゃ生命の危険すらあるなww
640名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:36:58 ID:1be2ioUA
モリ受けじゃないのか・・・

モリ←ハルヒ、ピヨ、ポメ
のピヨポメにハルヒが嫉妬とか読みたいかな。それでもほのぼのだけど。

ていうかポメってどこから?タヌキさんであってるよな?
641名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 03:09:08 ID:Fci2XuQg
ちょ、モリ受けってどうやるのさー((((;゚Д゚))))ガクブル

しかし、ほのぼのいいね!エロパロ板で言うのもなんだが、
モリハルって何となくほのぼのが似合いそう♪
642名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 04:02:47 ID:/Ic7Tpe2
でも
>>636さんの話も読んでみたい。
ありそうでなかったし
643名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 07:50:19 ID:362yX2sI
>>641
ピヨちゃんの大群がモリに迫る
644名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 09:28:00 ID:mlLtQGwj
>>643
それじゃ、ヒッチコック…www

しかし、山に帰したポメちゃんが仲間のタヌキを連れて集団でモリに恩返しするよか
マシか?w
645名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 11:18:51 ID:7JVANJHj
昼間からこの手の内容を見てしまった自分にショック・・・
でも内容がけっこうよかったからもっと続きを見たいという気持ちがあるな
646名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 11:20:53 ID:7JVANJHj
ageてしまった・・・
スマソ・・・
647名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 17:36:09 ID:GvD75F5u
ポメちゃんは狸だから仮に化けられるとして

もっと恩返ししたいポメ、ハルヒに化けてモリにせまる・・・とかな
でも本人と遭遇もしくはすぐにバレるw
648名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 20:04:00 ID:UPHzWIjW
>>647
!!
擬人化という手があったか。それかなり(・∀・)イイ!
649名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 20:09:48 ID:bJ8ICwQt
各自が好む体位って、どんなんだろw
殿は表情が見たいって理由で正常位とか対面座位(って言うのか?)みたいな
向き合い系が好きそうだと、何となく思ったw
でも、他の人達はどんなんかな?
鏡夜は、色々な体位試してみそうな気もするが…
650名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 20:45:40 ID:UD2A+Rm4
>>649
双子は二本挿ししやすいバックかな〜と妄想。
殿は対面座位でぴったり密着したがりそうだね。
鏡夜は色々試して見た結果騎乗位で言葉責めw
651名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 21:05:54 ID:EAXXkf+5
ハニー先輩はあえてバックでお願いしたい
652名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 22:28:51 ID:bjfFjyR6
職人さんごとの好みもあるだろうけど、ざっと保管庫と未収録分見た感じだと・・・

ハニー→後ろからが多い。可愛い口調で強気攻め。
自分のをブラックうさちゃんと呼ぶが、サイズは可愛くないw
モリ→正常位か騎乗位。眠いとき以外は結構オーソドックス。
殿→(顔を見ながらしたいから?)正常位から体勢を変えて対面座位(逆もあり)が多い。
 しているうちにのってきてハルヒを振り回すこともあるが、基本的に愛がないとダメ。
 ハニーと同じく、股間のくまちゃんは可愛くない。そして多分、絶倫w
鏡夜→正常位もするが、背後からや座位が目立つ。実験するみたいな鬼畜プレイも。
 自分が今どんなことをしてるかいちいち説明することが多いかも。
双子→二人同時に挟んで弄ぶというのが多い。面白半分でする率も高い。
 一人ずつだとわりと普通。
653名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 23:05:02 ID:sMeefjnK
>>652
まとめdクス。
何か妙に納得したw
654名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:11:19 ID:JfBZEM/Z
確かに今まで投下されたの見ると
ちんこが凄いのも回数が凄いのもダントツで環とハニーだなww
655名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 13:55:23 ID:XO7Z+7Ba
殿は、好きな相手と&ムード重視で向き合って密着度の高い体位が自分的にデフォだなw
鏡夜は、背面座位を鏡に見せつけ言葉責めとか

双子は別々だと、光は面白がって体位コロコロ変えたり、野外立ちバックとか
馨は基本オーソドックスな体位だけど、意外に言葉責めが好きそうw

ハニーは、体型差あるからやっぱりバック
モリだったら騎乗位以外に駅弁とかもありかwww
656名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 14:50:17 ID:ibYS+3QA
他の部員はハルヒ以外とでも余裕で出来るけど、
殿はハルヒ(好きな子)じゃないと勃起しなさそうな気がする。

つーか、あれだけ好きなら自覚してなくても
日常のちょっとしたハルヒの仕草やチラリズムに体が反応してもおかしくないよな。
・・で、それを双子が目ざとく見つけて
「殿、何で前かがみになってんの?」「部活中にハルヒをいやらしい目で見るなんて、変態〜!」
と、弄るまでがデフォルトw
657名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 01:21:59 ID:fboAe2rG
実はあるかも
忘れがちだが、殿も健康な普通の?男子だからねえ…
658名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 03:44:20 ID:Dm/i7NYT
このスレとかだと妖精さんのような扱いだけど、
>>657の言うとおり、ピュアであっても殿も健康な普通の男子だから、
名前忘れたけどアニメ最終エピに出てきた女の人とか、
パーティで知り合った婦人とかに迫られて、
好きじゃないはずなのに体だけ反応しちゃって戸惑う殿とかいいな、と思う。

あるいは逆に、、両親の件が実は隠れトラウマになってて、
本人は自覚してないけど性的なことに対して極端に拒否反応を持ってて、
(あのピュアさは性的なことに対する嫌悪の裏返しで)
ハルヒは好きなはずなのに、ハルヒですら勃起しなくて悩む、とか。
659名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 19:47:26 ID:dbFeSdLY
SSです。
カップリングは環とハルヒ、鏡夜とれんげでバカ話
直接のエロ描写は、ないです
(具体的には、やってる最中の描写はない)
セリフオンリーの話
テレビ版のネタ有り
ネタがわからない方は、ごめんなさい
660俺は、嘘つきだからな:2007/05/19(土) 19:49:10 ID:dbFeSdLY
環  「双子が休みぃー!?」
鏡夜 「なんだ。知らなかったのか。そういう連絡が来た。
    カゼがひどいそうだ。」
環  「よし、見舞いに行くぞ!」
鏡夜 「今日は、やめておけ。行くのなら、明日にしろ。」
環  「なぜだー!」
鏡夜 「今日は、久しぶりに家族で会える日だそうだ。
    俺たちが行くべきじゃない。」
環  「ばかものー! カゼは、つらいんだぞー! 
    俺は、体験したからわかるのだ! ハルヒも、わかるよな!?」
ハルヒ「はあ。」
鏡夜 「そんなもの、誰だって経験している。」
環  「俺は、一人でも見舞いに行く!」
ハルヒ「あ、先輩。」
環  「ハルヒは、カゼがうつるといけないから、見舞いに来てはダメだぞ。
    じゃ、今日はこれでー。」
ハルヒ「あ、行っちゃった。」
661俺は、嘘つきだからな2:2007/05/19(土) 19:51:22 ID:dbFeSdLY

ハニー「来たよー! あれ、タマちゃんは?」
モリ 「…。」
ハルヒ「いえ、それが、かくかくしかじか。」
鏡夜 「まったく。環も独断行動が好きだな。
    今日は、ホスト部の活動は無しだ。」
ハルヒ「そうですね。…先輩、機嫌悪いの、顔に出てますよ。」
鏡夜 「いや、そんなことはない。」
ハルヒ「そうですか?」
鏡夜 「そうだ。…環の方こそ、カゼがうつるかもな。
    ハルヒ、その時は、以前あいつがカゼをひいた時のように、
    見舞いに行ってやってくれ。あいつが喜ぶ。」
ハルヒ「はあ。」
鏡夜 「まあ、環が仮にカゼをひけば、次にひく確立が高いのは、
    一番あいつの近くにいるお前だがな。ハルヒ。」
ハルヒ「え、一番近くって…。そんなことないですよ。
    先輩たちの方が、自分よりずっと近くにいますよ。」
662俺は、嘘つきだからな3:2007/05/19(土) 19:53:50 ID:dbFeSdLY
鏡夜 「確かに、それはある意味ではそうだが、ある意味では違う。
    ハルヒ、お前はみんなにどう思われているかどうか、
    自覚したほうがいいぞ。」
ハルヒ「じゃあ、先輩は自分のこと、どう思っているんですか。」
鏡夜 「お前は環の嫁。」
ハルヒ「な…、違いますよ!」
ハニー「えー? ハルちゃんは、タマちゃんのお嫁さんだよねー。」
モリ 「ああ…。」
鏡夜 「先輩だけじゃなく、お前を環の嫁と認識している者はいるぞ。
    ヅカ部とか。」
ハルヒ「そんなことないですよ! 
    鏡夜先輩こそ、れんげちゃんとはどうなんですか? 自分は見ましたよ!」
鏡夜 「ほう…。」
ハルヒ「その…、れんげちゃんと、やってるところ! 
    あんまり言いたくなかったですけど、
    あの時の様子からすると、自宅でも、
    先輩のイメージにあったプレイをしているんじゃないですか!?」

続きは今度
663名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 20:42:05 ID:Nz3mhShb
>鏡夜 「お前は環の嫁。」

何故か吹いたwww
664俺は、嘘つきだからな4:2007/05/20(日) 22:51:21 ID:7og02R3N
鏡夜 「俺のイメージにあったプレイとは…?」
ハルヒ「その…、手足を縛ったりだとか…、
    自分は、先輩の彼女じゃないからいいですけど、
    れんげちゃんがかわいそうです!」
鏡也 「俺は、そういう風に見られていたのか? 心外だな。
    だいたい、そういうことをやったのは、海に行った時のお前たちだろう。
    俺がやってるのは、そうだな…。彼女の求めに応じた、設定あるプレイ。」
ハルヒ「はあ?」
鏡夜 「俺を、某メモリアルのキャラに見立てたプレイから始まって、
    彼女がセーラー服の女王という設定のプレイに、
    とある候補の二人のうちの一人で、守護の方とラブラブというプレイ。
    れんげも男という設定で、BLゲーム設定のプレイもやったな。」
ハルヒ「ちょっ、ちょっと。えー!?」
鏡夜 「さすがに、百合設定のプレイというのか? それはしなかったな。
    俺は、スカートをはいたりする気はなかったな。
    ハルヒのために、ヅカ部に対抗して、やった気もするが、
    家でそんなことをする気はない。」
ハルヒ「れんげちゃん…。そういう子だったんだ…。」
665俺は、嘘つきだからな5:2007/05/20(日) 22:52:47 ID:7og02R3N
鏡夜 「俺は、そういう設定には興味がないが、
    彼女が喜んでくれるなら、それでいいさ。」
ハニー「ねえねえ。こういう設定のプレイは、なかったの?
    デパートの屋上でやってるような、戦隊ものショーみたいなプレイ。
    桜蘭戦隊、ホストレンジャー。」
ハルヒ「そんなプレイ、あるわけないじゃないですか!」
鏡夜 「いや、やったぞ。俺は。ホストブラックという設定で。」
ハルヒ「やったんですか!? れんげちゃんって…。先輩って…。」
鏡夜 「彼女の範囲は、広いからな。
    宇宙から地球を守りに来た宇宙人という設定。
    彼女は、恋人で防衛隊の一員。」
ハルヒ「へ?」
鏡夜 「地球軍と宇宙軍に分かれて戦ってる、ロボットものの設定。
    彼女は、恋人でパイロット。」
ハルヒ「はい!?」
鏡夜 「バッタの改造人間という設定。彼女は、恋人で…。」
666俺は、嘘つきだからな6:2007/05/20(日) 22:54:10 ID:7og02R3N
ハルヒ「もういいです! もう言わなくて結構です! 
    そんなれんげちゃんと先輩の姿、想像できません!
    ハサミを持って、分身する宇宙人の話をしながら、やるんですか!?
    赤くて、専用機なロボットの話をしながら、ですか!?
    オオカミやイカに変身する、
    敵幹部の大佐や博士の話をしながら、ですか!?」
鏡夜 「そういう設定だと、考えながらやるんだ。
    あと、コスプレだ。衣装を着る。
    環は…、そうだな、動物のプレイがいいんじゃないか?
    環が、ねずみの着ぐるみを着ながら、エッチするなんてどうだ?
    色が黄色いねずみとか、黒いねずみとか。」
ハルヒ「着ぐるみを着ながら、どうやってエッチするんですか!
    自分は、環先輩の部屋で、愛のある行為を普通にしてます!」
鏡夜 「語るにおちたな。」
ハルヒ「へ…?」
鏡夜 「ハルヒ、お前はやっぱり環の嫁だ。」
ハルヒ「な…!」
667俺は、嘘つきだからな7:2007/05/20(日) 22:55:21 ID:7og02R3N
ハニー「ハルちゃんね、そういうボロを出すから、
    ホスト部のみんなに、
    タマちゃんのお嫁さんって言われちゃうんだよ。」
モリ 「ああ…。」
鏡夜 「あと、俺は、今まで言ったような設定プレイはしていない。
    某メモリアルのキャラのプレイぐらいは、したかな…?」
ハルヒ「…!」
鏡夜 「俺は、嘘つきだからな。」
ハルヒ「でも、でも…。自分は…。ええと。」
ハニー「あっ。モーター音だー。」
れんげ「おーほっほっほっほ。おーほっほっほっほ。
    強力モーターで、テレビ版の登場の仕方ですわ!」
ハルヒ「れんげちゃん…!」

続きは今度
668名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:15:03 ID:QnDCq5YB
ハルヒ「れんげちゃん…!股間がぶるぶる震えているよ。」
ハニー「あっ。モーター音だー。」
鏡夜 「俺は、こういうのが好みなんだ。」
れんげ「おーほっほっほっほ。おーほっほっほっほ。
    強力モーターで、いっちゃいますわーーー!」

<完>
669名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 00:35:00 ID:gkFSrhHy
最後だけ違う人かw
670名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 02:17:01 ID:bHEZZ/En
環×ハルヒ投下させて頂いてよいでしょうか?
ホスト部虹は初書きな上、ちょっと長くなってしまいましたが…。
環×ハルヒでエロ自体はやや未遂です。
NGワードは「かくれんぼ」です。
671かくれんぼ-1:2007/05/21(月) 02:17:44 ID:bHEZZ/En
「先輩、何で付いてくるんですか?こんな狭いところに二人なんて無茶ですって。」
「かわいい娘がかくれんぼの途中で危険な目にあったりしたら大変だろ?ハルヒはお父さんの優しさが分からないのか!?」
「分かったからあんまり喋らないでくださいって、見つかったら困るでしょ?」
まくし立てるような勢いで喋る環を前に、口元にそっと指をあてながら、必死に制止する。
隣では、長い手足を窮屈そうに折り曲げて、叱られた子供のような顔をしながらこちらを見つめる環がいた。

タッタッタッ。
「たかしぃー、かおちゃーん、ひかちゃーん、ハルちゃーん、たまちゃぁーん。みんなどこぉー?」
だんだんと近づいてくる足音と、間延びしたのんきな声に二人は思わず顔を合わせて、大げさにびくりと肩を震わせる。

"今日は部活動は休み!レクリエーションの日だ!"
そう環が言い放ち、まずはハニー先輩の提案する鬼ごっこをやろう、と決まったのは数分前。
当然の如く、自分の手を取って共に走り出した環に内心呆れながらも、ほんの少しどきどきしていたのは事実だった。

"こんな狭い所に、二人っきりだなんて。"

薄暗い教卓の中、窮屈そうに肩をくっ付けあいながら、すぐ隣にある横顔をちらちらと眺める。
長い睫が頬に落とす影、薄暗闇の中でも淡く光る、金色の髪。普段は余り意識はしていないが、やはり、環は女の自分の瞳から見ても、とても綺麗だと思う。
メイが「王子様のようなルックス」と言っていたのも、確かに納得出来る。
"こんな綺麗な顔で、自分では想像がつかないような世界に住んでいるお金持ちなのに…。"
まるで小さな子供のように無邪気で、何をするにも全力投球で、さっきまでいじけていたと思ったら、次の瞬間には、ほんの些細な出来事で上機嫌になって見せたり…。

知れば知るほど、わけが分からない人だと思う。
でも、きっと惹かれたのは、その不可解さ。
いつも、バカみたいにまっすぐで、自分を偽ったり、変な風に気取ったりする所がなくって。
"初めて会った時は、もっとキザで嫌味で、自分の事を思いっきり鼻にかけたような人なんだろうって思ったんだけどなー。人は見た目に寄らないって、本当なんだなぁ。"
ぼんやりとそんな事を考えながら、ちらちらと横顔を見つめていた時、ふいに、ぱちりと目が合う。
その瞬間、不思議そうな表情をしてこちらを見つめ返しながら、環は尋ねる。
「どうした、ハルヒ。俺の顔に何かついてるか?」
「や、別に…そんなのじゃないですけど…。」
突然声をかけられ、ぼんやりとうわの空の状態のまま、ハルヒは答える。
「環先輩とこうやってふたりきりって、何だか久しぶりだなあと…。」
何気ないつもりで返したその返答に対し、見る見ると喜びの表情を浮かべながら、興奮した様子で環は言った。
「そうかそうかハルヒ!嬉しいのか?それとも照れてるのか??ハルヒからそんな風に言ってくれるなんて嬉しいじゃないか!ああもう、かわいいなあハルヒは!」
そう言って、狭い教卓の中で抱きついてこようとする環をひらりとかわし、そっと耳元に口を寄せながらハルヒは言った。
「ちょっと先輩、こんな狭い所で暴れたら危ないですって。大体、おとなしくしてくださいってさっきも言ったでしょ?」
「すまないハルヒ、ハルヒがかわいいことを言ってくれるもんだから、お父さんはつい…!」
「いいから黙ってくださいってば。」

息を潜めあいながら、小声でひそひそと会話を交わしあう。
その瞬間だった。
672かくれんぼ-2:2007/05/21(月) 02:19:51 ID:bHEZZ/En
「たまちゃーん?」

ガラガラっとドアを開ける音と共に、足音がそっと近づいてくる。
「たまちゃーん?ハルちゃーん?カオちゃーん?ヒカちゃーんー?たかしぃー?誰かいませんかぁー?」

ひたひたと近づく足音を前に、教壇の中で必死に息を潜める、ふたつの影。
だが、鬼であるハニー先輩は、いまだにこの二人の存在には気づいていないようだった。
「うさちゃん、だあれも居ないよぉ?違うとこ、探そうか?」
納得した様子でぱたぱたと、足音は遠ざかっていった。
一方、教壇の下では息苦しそうに肩を寄せ合いながら、ほっと胸を撫で下ろす男女が一組。

「ぱいっ、せんぱい…っ!」
「んっ?」
気がつけば環の腕の下では、無理やりに抱きしめられ、口元を押さえつけられたハルヒが、じたばたと苦しそうにもがく。
「せんぱいっ、もう離していいでしょ?苦しいですってば。」
押さえつけた手を引き剥がすようにしながら、ハルヒは小さな声で必死に抗う。
「ああ、すまないな…。」
そういって、ゆっくりと腕の力を抜きながらふと、苦しそうに身を縮ませていた姿に目線をやったその刹那。
「まったく、先輩はおおげさなんですってば。」
ほんのりと蒸気した頬と、息苦しそうな声で呟やく、ちいさな声。抱きしめた腕の中の、華奢な身体。
そのすべてが、環の中の何かに、そっと火をつけた。

「ハルヒ、黙って。」
一度は解きかけた腕の力をもう一度強め、ぎゅっと力強く華奢な身体を抱き寄せる。
「ちょっ、せんぱっ…。」
ハルヒのそんな僅かな抵抗を飲み込むように、彼女の唇の上に、環のそれが重なった。

「・・・・んんっ。」

苦しそうにほんの少しゆがめた顔を引き寄せるように、ぎゅっと形の良い後頭部に手をやり、ねっとりと舌を絡ませる。
始めは戸惑いながら、必死に抵抗しようとしていたハルヒだが、いつの間にか、環の動きに合わせるように、不器用に舌を絡ませては、零れ落ちそうになる甘い吐息を必死に飲み込みながら、彼の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きつく。
「先輩、ダメですよ。こんな所じゃあ。」
顔を真っ赤にして、耳元に口を寄せながら、照れくさそうにハルヒは答える。
そんな彼女の髪をくしゃりと柔らかくかきあげながら、彼女のそれを真似るように、そっと耳元に口を寄せて環は答える。
「しょうがないだろ、ハルヒがこんなにかわいいんだから。」
「…ひゃっ!」
湿った舌にそっと耳元を舐められ、ハルヒは思わず、小さく身体を震わせながら、ぎゅっと背中に回した腕の力を強める。
恥ずかしくって、気持ちよくって、まるで心臓が飛び出してしまいそうな気分だ。
環に愛撫されているという満足感にプラスして、放課後の教室の、かくれんぼの途中という危険なシチュエーションが、余計に心を昂ぶらせるのだろうか。
「こら、声を出しちゃダメだろ。」
たしなめるようにそう呟きながら、環はもう一度、ハルヒの唇から零れ落ちそうになる甘い吐息を閉じ込めるように、ねっとりと口付ける。
湿った舌はゆっくりと満遍なく口内をなぶったあと、ゆっくりと頬へ、顎へ、首筋へと伸びていく。
673かくれんぼ-3:2007/05/21(月) 02:22:15 ID:bHEZZ/En


「んんっ…ぁぁっ…。」
なぶるようにねっとりと舌を這わせながら、環はがばりと制服のベストを首元までたくし上げ、すらりと伸びた長く形のよい指で、ぷつんぷつんと、制服のボタンをはずしていく。
「先輩、こんなところじゃダメだって…。」
真っ赤な顔をしてそう抵抗するハルヒを上目遣いで見やりながら、細い指がそっと、キャミソール越しにでも分かった、突起物をそっと撫でる。
「やっ…そこは…。」
恥ずかしそうに身を捩じらせるハルヒを前に、にっこりと、悪戯を企てる子供のような笑みを浮かべながら環は言う。
「ほら、下着越しでもこんなにはっきり分かる。」
「感じてるんだろ、ハルヒ?こんなに固くなっちゃって…。」
キャミソールとスポーツブラ越しに、そっと、敏感な部分を捏ねる。それだけで、抱きしめた小さな身体は、快感に身をよじらせてびくん、と震えてみせる。
「かわいい…。」
不安と期待の入り混じった、潤んだ瞳を上目遣いにじっと見つめながら、環は乱暴にキャミソールとスポーツブラを一気にたくし上げた。
その瞬間、小さいが、形のよいつんと尖った胸が彼の目の前に露になる。
「やっ…」
抵抗しようと伸ばされた腕をぎゅっと押さえつけ、言葉を遮るようにぎゅっと唇を寄せながら、指先でそっと捏ねるように、つんと尖って赤くなった乳首を、柔らかな胸を愛撫する。
ねっとりとお互いの舌を絡ませあったあとは、お互いの唾液の交じり合った舌を胸元に寄せ、舌の先で転がすように優しくなぶる。

「ああっ、んっ…。」

必死で息を殺しながら静かに身体を震わせて悶えるそのしぐさに堪らなくいとおしさを感じながら、環は舌を動かしたまま、ゆっくりと、ハルヒのズボンのチャックへと指を伸ばす。
「そこは…だめっ…。」
力の入らない震える指先を必死に伸ばして制止しようとする、その華奢な指先を柔らかく握り締め、胸元に埋めた顔をゆっくりと上げ、ほてった視線をまっすぐに注ぎながら、環は言った。
「大丈夫、ハルヒ。」
「ハルヒのかわいいところ、全部見てあげるから。」
ゆっくりとチャックを下ろしながら、ショーツ越しにそっと指を這わせる。
それは、下着越しとは言え、既にじっとりと湿って、熱を帯びているのがはっきり分かった。
「ハルヒ、もうこんなに…。」
しなやかな指が、湿り気を帯びてぴったりとショーツのはりついた筋をゆっくりとなぞる。その度に、ハルヒの華奢な身体はびくんっとしなやかに快楽に震わされ、唇からは、甘く切ない吐息がそっと零れ落ちる。
「はずかしいからっ、やっ…もう、だ…めっ。」
いやいや、と首を震わせて、必死にハルヒは抵抗してみせる。だが、それが本心からの拒否では無いという事は、環には十分すぎるほど理解できていた。
「ここでやめちゃったら…ハルヒはどうなっちゃうのかな?」
悪戯を企てる子供のような微笑を浮かべながら、下着のあいだからそっと指を滑らせ、とろりとした蜜の溢れる蜜壷にぎゅっと指を差し込む。
「んんっ…ぁあっん!」
快楽に悶えながら零した歓喜の悲鳴を飲み込むように口づけ、ねっとりと湿り気を帯びた蜜壷の中でかき回された指が、くちゅりと、いやらしい音を立てた、その瞬間。
674かくれんぼ-4:2007/05/21(月) 02:24:16 ID:bHEZZ/En
ゴツンッ!

いやらしいその音と、ハルヒがあげた甘い吐息をかき消すような鈍い金属音が、教室の静寂の中で響き渡る。
「ハルヒ、どうした!?」
「せんぱい…。」
とろりとした瞳を微かに潤ませて、ハルヒは訴えかけるような視線を、環に投げかける。
歓喜に身を震わせたハルヒが、狭い教壇の中で身をよじらせた瞬間に頭を打ったのだ、という事実を理解したのは、その次の瞬間だった。

そう、甘い痺れの中、夢うつつを味わっていた二人を目覚めさせる、あの声が聞こえたその時。




「あ、何か今、あっちから音がしなかった?ゴツンって、何かにぶつかったような音!」
「絶対殿だって、どっかで隠れててぶつけたんだよ。そんなの、あの人しかありえないじゃん。」
光、それに馨も居る。
その瞬間、見詰め合っていた二人の背筋に、ぞくりと冷たいものが流れる。

「たまちゃーん、居ますかぁー?」
「殿ー?早く出ておいでよー。隠れてたって無駄だよー。」
「もしかしてハルヒも一緒何じゃないのー?二人ともー、早く降参しちゃいなよー。」
「あのねっ、カオちゃん、ヒカちゃん!あっち!あっちから音、したよ!」
声と共に、三人分の足音がひたひたと、こちらへと近づいてくる。


「先輩、離れて!早く!!」
「ハルヒ、とりあえずは早く服を着るんだ!そんなはしたない格好で人前に出てはいけません!」
「先輩がこんな格好にしたんじゃないですか。とりあえず早く…服はなんとか自分で着ますから、離れてください!恥ずかしいですから!」
「おおおおおおおっ、お父さんに何でそんな冷たい口を聞くんだ!ほら、直してあげるからちゃんとこっちを向きなさい!」
「ダメですってば!そんな、くっついてたらなんていわれるか!」
小声で言い争いに明け暮れながら、必死に乱れた服装を直し、どうにかもつれた体勢を整えようとする。
が、しかし。

「あ、ここだよ。声がしたもん。」
「やっぱり二人で隠れてたんだ、殿ばっかずっるいのー。」
「たまちゃん、ハルちゃんみーつけたっ。」
ガラガラっと教室の戸を引く音が響き、3人が同時に、声の聞こえたほうへ視線を集める。
その瞬間。

ガタンっ!

「ちょっと、どうしたの?」
「殿?ハルヒ?」
「だいじょうぶー?」


「…やぁ。」
「見つかっちゃった…ね。」
駆け寄った3人の視線の先に居たのは、教卓の上に、もつれ合ったまま倒れこみ、罰が悪そうに苦笑いを零す環とハルヒの姿だった。
675かくれんぼ-5:2007/05/21(月) 02:26:08 ID:bHEZZ/En


数十分後、ホスト部の部室。


「あのさー、殿。」
横一列に並んだまま、鈍い痛みに顔をしかめる環とハルヒを交互にじろじろと見つめながら、馨は言った。
「何でかくれんぼしてただけなのにハルヒは服が乱れてるし、殿はそんなに汗びっしょりなわけ?」
「いや、それは…。」
びくびくと身じろぎしながら、環は必死に弁明をする。
「ほら、かくれんぼといってもただの遊びと舐めてはいけないぞ、光!あれだって、立派なスポーツの一種なわけだ。だから俺は、渾身の力を込めて全力疾走して…。」
しどろもどろに話す環をサポートするように、横に並んだハルヒは続ける。
「そうそう、だから!がんばって必死で走ったらちょっと汗とかもかいちゃって、なんか熱いなあ、このベストとかちょっと、脱いじゃおうかなあ…みたいな!」
わざとらしく言い訳を重ねる二人をじろりと鋭い目で睨みつけながら、光は言う。
「ああーっ、ハルヒ!」
「なっ、何…?」
びくんっと身を固くしたハルヒの方をすっと指差しながら、光は言った。
「虫でも居たの?なんか、首のとこ赤くなってるんだけど…。」

その途端、思わず見詰め合った環とハルヒの間に、気まずい沈黙が流れる。
「ええっ、そんな…どこ?」
「ちょっと待てハルヒ!俺はちゃんと、いつも痕はつけないように気をつけて!さっきだって…。」

「「さっきだって…?」」

慌てふためいた様子の環の言葉を耳にした瞬間。待ってましたとばかりににやりと意地悪く瞳をあわせながら、双子は声を揃えて言った。
「やーっぱり引っかかってやんの。殿って単純だなぁ。そんな痕なんて無いって、ちゃんと見てみなよ。」
「でも、心あたりはあるって事だよね?」
「さっきだってしてたんでしょ?痕がついちゃうような事。」
はめられたのだ、と気づいた瞬間、必死に平静を装うとしていた環の頭にも血が上り、かーっと全身が熱くなる。ぷるぷると震える手を握り締めながら、環は叫ぶ。
「こら、お前たち!お父さんを試すようなことを言うのは止めなさい!ハルヒだって困ってるじゃないか!」
「えー、そもそもかくれんぼ中なのにぬけがけする殿が悪いんじゃーん。」
「二人であんな狭い所に隠れちゃってさー、服がぐちゃぐちゃになっちゃうまでどんなことしてたのー?やーらしー。」
双子の囃し立てる声につられるようにして、先ほどまでじっと事態を静観していた鏡夜までが、眼鏡の奥の瞳を光らせながら、冷たく言う。
「自分から言い出したレクリエーションの時間にハルヒを連れ出していやらしい事をしていたのか?部長としてあるまじき行為だな。」
「鏡夜、お前まで!」
「鏡夜先輩…。」

おろおろと救いを求めるように彷徨ったハルヒの視線がふと、モリの元で止まる。
よし、この人ならきっと、面白がったりしないで何か助け舟を出してくれるはずだ!渾身の期待を込めて、視線をモリへと向ける。
「モリ先輩!」
「ハルヒ…。」
676かくれんぼ-7:2007/05/21(月) 02:28:24 ID:bHEZZ/En


見詰め合った瞬間に、モリの中に、必死に抑えようとしていた妄想が走り始める。
乱れた髪と服装、ほんのりと紅潮した顔、先ほどからの、環と照れくさそうに視線を合わせてはそらす、思わせぶりな仕草。

(教室で…環と…首筋に…痕がつくような事を…。)


「ああーっ、たかしぃー!!!!」
モリの鼻の下をツーっとなぞるように血が流れだしたのと、それに気づいたハニー先輩がモリの首筋に渾身の力を込めてチョップを繰り出したのは、ほぼ同時だった。

「…うっ!」
痛みに悶えるモリの周りを、不思議そうにちょろちょろとハニー先輩は走りまわる。
「何で鼻血止まらないの?痛いのー?」
「ハニー先輩、首を殴ったら鼻血が止まるというのは迷信です!」
「とりあえずティッシュ!あと先輩、痛いかもしれないけど上向いてください、そうしないと止まりませんよ!」
慌てふためく面々を冷静に観察しながら、鏡夜はいつものように携帯を取り出し、電話をかける。
「ああ、俺だ。『首の後ろを叩けば鼻血が止まる』と最初に言った人間を探し出し、即刻国外追放しろ。」


そんな中、いつもの様子を取り戻したホスト部の様子に、どこか不満げな面々が二人。
「なーんだ、つまんないの。もっと突っ込んじゃおうって思ったのに。」
「ま、いいんじゃない?珍しくハルヒが慌てるところも見れたし、それに、しばらく暇つぶしのネタにはなるんじゃない?」
「ま、今日の所はこれくらいで許してあげるか。」


こうして、約一名の尊い犠牲を元に、ホスト部はいつもの日常を取り戻したのだった。

<終>
677名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 08:04:32 ID:6IxdkfJu
モリ先輩・・・ワロスwww
GJ!でした!!
678名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 21:32:43 ID:gkFSrhHy
GJ!!!
妄想がとまらなくなったww
これはもう二人が付き合っている設定だよね
679名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 21:34:07 ID:CsY2x+Yw
>>671-676
GJでした
もし次があれば、今度は本番まで是非www
ところで6番が無いのは、番号の振り間違い?
680671:2007/05/21(月) 22:30:33 ID:bHEZZ/En
むちゃくちゃ緊張してたのですが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。
ありがとうございます。
思いつきと勢いだけで書いたんですが、楽しかったのでまたネタが浮かんだら投下
させて頂くかもしれません、よろしくお願いしますv

所で自分で書いておいてアレなんですが、オチのモリ先輩の鼻血ネタを書いていたら
"モリ先輩がむっつりスケベ設定ってどうだろ?"とか思っちゃいました。
どなたか書きませんか?w


>>679さん
あわわ、きょどってたので振り間違えたようです。
幻の6があるわけではありませんww
ご指摘ありがとうございます。

今回は寸止めだった分、次回があれば、その時は殿のリベンジマッチを目指してみますw
681名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:43:48 ID:FI2IQXQb
>>680
ウザイ。
682名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 00:53:00 ID:/FyzXKFw
テンション高いな
683名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 01:19:26 ID:eY316R1n
簡単に人にウザイとか言うなよ。
684名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 01:48:53 ID:0g6gTtys
微熱でぼーっとしながら書いてたら妙なテンションになってた。
確かにうざかったですね、正直反省してる。
685名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 03:45:55 ID:+7UHj9ZN
>>684
くだらん煽りだと思ってスルー汁
殿ハルスキーなので、またの投下楽しみにしてます
686名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 04:18:05 ID:6FCrywaY
最近殿ばっかりなので、違うキャラが見たいなあ。
687名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 08:27:39 ID:ZSTKo2tV
モリ先輩はむっつりだと思う
眠い時の爽やかモリ先輩が読んでみたい
688名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 08:45:32 ID:s9w5tXJk
肝心なとこで睡魔に負けちゃうモリ先輩とかいいな。

「今夜だけは俺だけの物になれ。忘れられない夜にしてや…。」
「ちょっと、モリせんぱ…!」

スーっ……。

「ちょっと、モリ先輩!こんな時に寝ないでください!
重いですからっ」!

って、押し倒しながら熟睡とかw
689名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 16:47:51 ID:TIpboPeu
もしモリがむっつりだったら…で小ネタを書いてみました。
人によっては著しく彼のイメージが崩れるかもしれないので、気をつけてください。

ある日の部活後、コーヒーの買出しに行ったハルヒと、空手部の特別指導に行ったハニーの
帰りを待ちながら、残りのホスト部の面々はそれぞれ思い思いに過ごしていた。
鏡夜はノートパソコンに向かい、環は何をするでもなく時おりハルヒの帰りが遅いと言いながら
うろうろし、光と馨ははソファーに座って雑誌を読んでいる。
モリは窓枠に座って、そんな後輩達の様子を眺めていた。

「…僕はこっちの子が好きだな。馨は?」
「僕もその子が一番かな。やっぱり胸の形がきれいな子がいいよね」
「お、おおおまえ達、何だこの本はっ?!」
声にひかれて光と馨が読んでいる雑誌を覗いた環は、憤慨した。
「何って、テラテラべっぴんの今月号だけど」
「別にいいじゃん、今日の営業は終わったんだし」
双子は悪びれもせずに即答した。そのどこか冷めた態度が、環の神経を逆撫でする。
――…しまった!そういえば発売日は昨日だったか、帰りに買わなければ…!
「こんないかがわしい本がハルヒの目に入ったら、どうするっ?!」
「ハルヒだったら買出しに行ってるよ。それまでには、ちゃんと鞄にしまうし…」
環は、再び平然とページを開こうとした光の手から本を奪い取り、表紙を叩く。
――い、今一瞬見えたのは、巨乳ワールドカップ特集?だとすれば、三冊は買おう……
「お父さんとして、こんなハレンチな本を許すわけにはいかんっ!」
――やはり桃原ミキのHカップは最高だ。しかし、安西くるみのわがままボディもいい…!
「そんなこと言って、本当は殿も好きなんでしょ?ハルヒには内緒にしとくから、一緒に見ない?」
「お、俺はそんなものに興味はありませんっ!これは処分させて……」
と、環が雑誌を破こうとしたので、さすがに双子もそれを阻止すべく立ち上がる。
――あれに興味ないということは、もしや環は貧乳フェチか?そういえばハルヒも貧乳だなぁ…
「ちょっと、殿!返してよね、僕らのなんだから!」
「いーや、駄目だっ!」
何とか雑誌を取り返そうと追いかける双子と、必死にそれをかわす環。
いつしか三人は、ドタバタと部室内を走り始めていた。
――ハルヒといえば、貧乳ではあるが…最近お尻のあたりがいい感じに成長してきたな。
  巨乳も好きだが、プリプリのお尻もなかなか…。よし、決めた。今日は萌尻倶楽部も買おう!
「…三人とも、いいかげん静かにしろ!」
あまりの喧しさに、それまで無言で作業をしていた鏡夜が声を荒げた。
突然のことに、三人の動きが止まる。
「だって、殿が僕らの本を取るから……!」
「おまえらがハレンチな本を学校に持ってくるのが悪いんだ!お母さんだってそう思うだろう?!」
――そういえば、[淫乱高校ヘルス部]の主役が少しハルヒ似だったな、ふふっ……

「…ふっ……」
モリは昨日観たAVを思い出し、ついつい笑みを漏らした。
「ほら、おまえ達の馬鹿な行動にモリ先輩があきれているぞ」
思い出し笑いを苦笑と勘違いした鏡夜がモリを指差すと、三人は項垂れた。
「光達は学校でそんな本を読むな!環は他人に干渉しすぎだ!モリ先輩もそう思いませんか?」
実際は思っていなかったが、鏡夜にそう言われたので、何となくうなずいてみせる。
と、そのとき不意にドアが開き、ハニーが戻ってきた。
「…空手部の用事、終わったよ〜。待たせたねぇ崇、帰ろう〜」
「ああ、そうするか…」
――ふぅ、よっこらセックス!…なんて後輩達の前で言ったら、どんな反応するかな?ははは…
モリは勢い良く立ち上がり、ハニーの元へと歩いていく。
「…そうだ、光圀。帰りに本屋に寄りたいんだが……」
「うん、いいよぉ。今日はアイラブ☆ヒヨコ通信の発売日だもんねぇ…」
――それと、萌尻倶楽部とテラテラべっぴんと…ああ、みさ○らな○○つの新刊も買っておくかな
「崇、すごく嬉しそう。好きな雑誌の発売日って、ワクワクするよねぇ〜!」
「そうだな……」
二人は笑い合いながら、帰宅の用意をする。
モリの心の中など知る由もない環達は、二人の姿をを微笑ましく見つめていた。
おわり
690名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 16:53:06 ID:TIpboPeu
すみません、間違えました。
光圀ではなく光邦で…。
691名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 17:15:16 ID:/jCyKmZU
黄門様ですかw
692名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 17:34:05 ID:d7pTcwZr
モリ先輩の心の中がこうだったらワロス!
そして、よっこらセックスは反則ですからww
693名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 19:20:34 ID:s9w5tXJk
モリ先輩ww

天袋に秘蔵エロコレクション隠し持ってるのを妄想したw

個人的にはモリ先輩は妄想でイケるからエロ本いらずっていうのもいい気がしたんだけど、
みうらじゅんみたいにエロスクラップ作ってるっていうのもいい気がしてきた。
694名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 22:01:47 ID:/FyzXKFw
>よっこらセックス
コーンポタージュ返せ
695名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:09:21 ID:2xLhaRfr
よっこらセックス吹いた
696名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 23:54:44 ID:+7UHj9ZN
最初の「しまった…」って心境、殿のかと思ったw

つか、モリはハニーの前でエロ本買うんかい?www
697名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 00:31:30 ID:CEycILKi
ハニーがお菓子の本に夢中な隙を狙ってこっそーりレジへw
698名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:09:17 ID:4JEw2oiE
殿以外だと新鮮に感じる

よっこらセックスで菓子吹いてしまった
699名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:10:49 ID:sRhJMOy1
「崇〜*こっちの月刊SMマニアも買おうよ〜*」
とか、ハニーが言ったらヤダwww
700名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 01:34:33 ID:UbmouTEt
てかモリはテラテラべっぴん3冊もどうすんだろ?そこまでさせる巨乳ワールドカップって・・・
それにしても、よっこらセックスの人気に嫉妬www
701名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 03:10:57 ID:m3hoj2TB
一冊は実践用、一冊は保存用、一冊は貸す用。

って、誰に貸すんだろ?
702名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 03:52:05 ID:XzCoEwRA
二冊は実践用、一冊は保存用とか?
使い込み過ぎてよれよれに(ry
703名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:07:26 ID:TtBcNKU0
実践用 保存用 スクラップ用 じゃないか?
704名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 01:36:23 ID:VUcxjfV0
>>703
私も同じこと思ったw
<スクラップ用

殿の庶民菓子コレクションみたいに、巨乳コレクションとか、美尻コレクションの特選ファイルのスクラップブック
作ってそう。
705俺は、嘘つきだからな8:2007/05/24(木) 21:55:05 ID:xfWl75Sw
この間のSSの続き

れんげ「私は鏡夜様と、そんなプレイはしていないですわ。
    鏡夜様自身が魅力ある方ですの。
    そういう設定は、今の私には意味のない設定…。
    確かにそんな細かい設定のプレイもよいですが、
    鏡夜様とやっているという実感の方がより重要なのですわ。
    ですからそのような、ムーンで信長なメーカーのゲームで
    ウルトラで戦争モノで仮面なプレイは、したことがありません! 
    …あ、BLプレイは、したかも。」
ハルヒ「あ、そ、そうなんだ…。」
れんげ「それよりも、ハルヒくん? 環先輩の部屋で…、
    というのはどういう意味ですの!? BL! BLですわ!」
ハルヒ「え、あ、あの…。今日は環先輩いないから、ホスト部休みなんですよね。
    今日はこれで失礼します!」
れんげ「あ、ハルヒくん。同人誌のネタに聞かせて…。」
ハルヒ「失礼します!」
鏡夜 「あ、帰ったな。逃げたとも言うが。」
ハニー「どうせ、タマちゃんのとこだよねえ。」
モリ 「そうだな…。」
706俺は、嘘つきだからな9:2007/05/24(木) 21:56:35 ID:xfWl75Sw
れんげ「同人誌のネタ、ねえ…。はあー…。そんなわけありませんわ。
    ずっと前から私、ハルヒくんが女って知ってるんですもの。
    ハルヒくん、男体化…。なぜかいまいち萌えませんわ。
    かといって、ハルヒくんと環先輩のカップリング本をつくるのは、
    ハルヒくんの秘密をばらすようで嫌ですわ。」
鏡夜 「ハルヒは知らないからな。
    れんげがハルヒのこと、知ってるということを。」
れんげ「ええ、ええ。同性で、それなりに親しいはずの私にすら、
    ハルヒくんは自分のことを言わないんですもの。
    …カップリング本を作りたい気持ちはありますの。
    けれども、ハルヒくんが自分から女だってばらさない限りは、
    私もハルヒくんのカップリング本を配るわけには参りませんわ。」
鏡夜 「まあ、友達のことをそういうふうに考えてやれるようになったのは、
    れんげが成長している証拠じゃないか? …いいことだよ。」
れんげ「私が成長している?」
鏡夜 「ああ。最初に会った頃のれんげなら、
    どんなことをしても、すぐに本をつくって配っていたはずじゃないか?」
れんげ「私が成長…。そう言って頂けるとうれしいですわ…。」
707俺は、嘘つきだからな10:2007/05/24(木) 21:58:20 ID:xfWl75Sw
れんげ「ところで鏡夜様。さっきはでたらめなウソプレイをおっしゃって…。
    ひどいですわ。
    嘘だと言わなければ、
    ハルヒくんがあのまま信じていたかもしれませんのに。」
鏡夜 「ああ。さっきは悪かった。」
れんげ「お仕置き。お仕置きですわ。
    今日は鏡夜様がお仕置きされるべきですわ。」
鏡夜 「おいおい。」
ハニー「ねー、ねー。お仕置きって何?」
れんげ「お仕置きとは、その、つまり、やる時に手足を拘束…、ん、ぐぐぐぐ。」
鏡夜 「なぜ、俺の手で口をふさがれているか…、わかるか? 
    今日は、いつもよりも
    れんげがお仕置きされたいと?
    当然、あのことについては何も言わない。わかるな?」
708俺は、嘘つきだからな11:2007/05/24(木) 21:59:47 ID:xfWl75Sw
れんげ「ん、ぐぐぐ。と、当然ですわ。あ、そうそう。
    ハルヒくんのカップリング本ではなく、
    私の出てくるカップリング本の話をしませんこと?
    学校で見かけるホスト部の本で、私がメインの本はなかなか無いですの。
    自分で自分の本をつくるのもなんですし…。あ、あはは。」
鏡夜 「ああ。そういう別の話でいい。」
れんげ「いえ。私は痛いのも好きですのよ。鏡夜様となら。
    ただ、痛すぎるというのも…、ちょっと…。」
ハニー「きょーちゃんって、そういうキャラだったっていうオチだね。」

おわり

いや、自分は鏡夜をそういうキャラだと思ってないですよ。
ただ、話をつくったら、なぜかそういうキャラになっちゃったってだけで。
ファンの方、すみません。
709名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 15:11:04 ID:DkAoMMgO
正直シナリオ形式の会話文を投下されても…
710名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 18:50:47 ID:dU+zenra
申し訳ないけキャラ以前に>>709の人に同意……
711名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 23:24:30 ID:gO4o5I+G
うん…まあそういうことで。
712名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 00:47:11 ID:3IWzj8bX
>>710
IDが全裸w
713名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 03:28:58 ID:p2b9g/bz
すげww
714名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 11:08:58 ID:xOAa1b3J
神ID、ktkr
715名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 12:10:57 ID:waWkQ3oz
すげぇと思ったら昨日の自分だった……露出癖あってスミマセン
716名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:24:42 ID:BJDUy4mO
関係ないけど確か前スレでsex出した奴もいたなww
お前らエロいんだよ!!w
717名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:43:34 ID:BGAyrKPj
すみません、流れ豚切って申し訳ないのですがモリハル投下させてもらいます。
エロなしで眠いモリです。

苦手な人はモリ×ハルをNGワード登録お願いします。
718モリ×ハル1:2007/05/27(日) 19:45:56 ID:BGAyrKPj
【秘密】

トントン。

準備室のドアに、控えめなノックの音が静かに響く。

「入っていいですよ。」

「モリ先輩、ですよね?どうしたんですか?」
こちらへ背を向けたままそう答えるハルヒの小さな背中を前に、不思議そうな顔をしてモリは問い返した。
「どうして分かる?」
「だって」
ゆっくりとこちらへと向き直りながら、ハルヒは言った。
「ここに来る人の中でそういう気配りが出来る人なんて、モリ先輩くらいしか居ませんから」
「…確かにそうだ。」
にこりと微かな笑みを浮かべながらそう答える。
そんなハルヒの笑顔に釣られるようにして、いつも冷静な彼の顔にも微かな笑みが零れる。
その途端、何故か心がふわりとあたかかくなる。

「どうしたんですか?」
「ああ、少し喉が渇いたから…。」
そう言いながら、モリはすっと冷蔵庫の扉を開き、ミネラルウォーターの入ったペットボトルをそっと取り出す。
ゴクリ、と喉を鳴らしながら水を飲む干す彼の視線は、いつの間にか、流しの傍でせわしなく手を動かすハルヒ
の手元へと伸びていた。

「あ、すみません。まだ片付けてる途中で」
視線を落とした先には、新聞紙の上に広げられた、ばらばらになったカップのかけらが散らばっている。
「さっき、机の上を片付けていた時に落としてしまって」
「…業者の者に片付けさせれば良いのに」
どこか呆れたような口調でそう零すモリの言葉をやわらかく遮るようにそっと首を横に振りながら、ハルヒは答える。
「気にしないでください、落としてしまったのは自分の責任ですし。
それに、そのままにしておいたら危ないじゃないですか」
そういいながらそっとしゃがみこみ、またひとつ、そっと拾い上げた破片をぼんやりと眺めながら、ハルヒは言った。
「いい食器なんですよね、これ。このひとかけだけで、うちで使ってる湯のみ何個分なんだろ」
「鏡夜先輩に見つかったら、またノルマ追加ですね」
割れた陶器のかけら指先でそっともてあそぶようにしながら苦笑いを零したその瞬間、
白く華奢な指先に、すっと突き刺すような鋭い痛みが伝わる。

「んっ…」

かすかに血の滲んだ指先を見た瞬間、思わず反射的にそっと瞳を閉じる。
その途端に、背後に立った男の指先が、そっと捕らえるように血の滲んだそれを引き寄せ、唇へ寄せた。
719モリ×ハル2:2007/05/27(日) 19:48:40 ID:BGAyrKPj

ちゅっ、と微かに音を立てて、濡れた唇が指先に吸い付く。
ただそれだけで、まるで金縛りにでもあったように、体中がそっと強張る。
「ちょっと先輩、大げさですか…」
そっと捕らえられた指先を振りほどこうとした瞬間、その動きを封じるように、逞しい手のひらがきゅっと、
ちいさな手の上に覆いかぶさってくる。
「ハルヒ、」
そっと上体を屈め、血の滲んだ指先から離した唇を耳元に寄せながら、微かな声でモリは呟く。
「だから、危ないと言っただろ」

大きな手のひらがやわらかくそっと髪をかきあげ、露になった首筋にそっと、甘い息が吹きかかる。
「危なっかしくて見てられないな、ハルヒは」
「…モリ先輩?」

どこかが違う。
おかしい。
そう頭では分かっているのに、思考が追いつかない。
困惑したまま、まるで雷に打たれたように一歩も身動きが取れない、微かに震えた身体を背後からそっと抱き寄せ
たまま、モリは続ける。

「でも、そんな所も可愛いんだよな、ハルヒは」
囁くような声でそっと甘い言葉を紡ぎだした途端、濡れた唇がそっと、火照った耳たぶに微かに触れる。
「ぁっ…」
声にならない甘い吐息が零れるのと同時に、じわりと胸の奥が熱くなった。
頭の中にじわじわと押し寄せてくる"どうして?"の気持ちかき消すかのように、胸の鼓動は速さを増すばかりだ。

「先輩、ハニー先輩や…お客さんが…」
「あと、ほんの少し。少しだけでいいから。秘密がほしいんだ。俺とハルヒ、二人だけの」

大きな手が髪を撫でる感触と、微かに触れる唇の温度にびくり、と微かな身震いを起こしながらハルヒは思う。

ああ、そうだ。
以前にも、こんな彼の姿を見たことが、一度だけあった。
あの時も、いつもなら絶対に考えられないような行動とセリフの数々に、思わず何が起こったのかと戸惑ったのだ。


「…モリ先輩」
そっと伸ばされた手のひらの上に自分のそれを柔らかく重ねながら、ハルヒは言った。
「先輩、眠いんでしょ?」
「…」
自分の言葉を打ち消すようにそっと首を横に振りながら、モリはそっと、重ねた指先を静かに絡ませていく。
「…先輩」

絡められた指先をそっと解こうとした瞬間、何故かチクリ、と僅かに胸が痛くなった。
この指先のぬくもりも、髪をかきあげてくれた手のひらの感触も、耳元で囁かれた言葉も、触れるだけの微かなキスも。

みんなみんな、寝ぼけているからというだけで。
彼が、この夢うつつの状態からさめてしまえば、泡のように儚くも消えてしまう幻なのだ。
そもそも、このきまぐれのような甘い態度だってみんな、まどろみの世界に居たからこそ起こしてしまった気まぐれに過ぎないはずで。


"分かってるはずなのに、何で"
720モリ×ハル3:2007/05/27(日) 19:50:39 ID:BGAyrKPj


「モリ先輩…、あの…」
「ハル・・・ヒ…?」

言葉を探しながらそっと振り向こうとした瞬間、掠れた声が耳元で名前を呼ぶ。
思わずびくりとと身体を強張らせた瞬間、がくんっ、と音を立てるようにして、抱きしめられていた力が弱められる。


「せっ、先輩…!?」
そのまましなだれかかるように、すっぽりと広い胸の中に抱きしめられたまま、モリの全体重が自らにのしかかってくる。
まさか、と気づいた時にはもう遅い。

「ハル…ヒ…。zzzzzzz…」

「何も…こんな時に…」
肩越しに聞こえる規則正しい寝息を耳にしながら、ハルヒは思わず、絶望のため息を零した。



数分後。

「たかしぃ〜、空手部のお手伝い終わったよ〜。あ〜そ〜ぼっ*」
かちゃり、とドアを開ける音が聞こえ、ふらりと小さな影がゆれながら入ってくる。

「ハニー先輩…!?」
途端に、搾り出すような悲痛なトーンでの叫び声がハニーの耳に飛び込んでくる。
が、しかし、さほど広くもないはずの準備室の中をぐるりと見渡しても、その姿はどこにも見当たらない。

「ハルちゃん、どこぉ〜?たかし、ハルちゃんどこにかくれんぼしてるのぉ〜?」


ドアの前に居たハニーが、流し台にもたれかかるような不自然なポーズを取ったモリの姿に気づき、
即座に駆け寄ろうとした、その瞬間だった。

「…せんぱいっ!ハニー先輩っ!ここっ!ここですってば!」
岩のようにずっしりと大きなモリの背中から、まるで千手観音のようにばたばたと世話しなく動く両手が目に入る。

「ハルちゃ〜ん…?」
流し台の横からそっと顔を覗かせるようにして、声の主の姿を探す。
その瞬間、気まずそうな苦笑いを零しながら、必死に助けを求め、悲痛な顔でこちらを見つめるハルヒと目が合う。

「おもい…です」
逞しい腕の中でハルヒをすっぽりと抱きしめたまま安らかに寝息を立てるモリの胸の中、
ばつが悪そうな表情を浮かべたまま、ハルヒは、搾り出すような声でそう訴えかけたのだった。
721モリ×ハル4:2007/05/27(日) 19:52:20 ID:BGAyrKPj


*


「ハルちゃん、大丈夫〜?」
すっかり腰を抜かしたような形で、力なく流し台の前に座り込んだハルヒの顔を覗きこみながら、ハニーは続ける。
「崇はああなっちゃうと最低一時間は起きないからね〜」
「すみません…、助かりました」
小さく肩をすくめたまま、心底すまなそうにそう答えるハルヒの顔をにこにこと眺めながら、満足げな顔をしてハニーは言った。
「いーのいーの」
「困ったときはお互いさま、ねー?」

「それにしても…」
ハニーの手によって椅子の上に座らされたまま安らかに寝息を立てるモリの顔をちらりと、照れくさそうに一瞥してから
ハルヒは言った。
「モリ先輩にも困っちゃいますよね、いくら寝ぼけてたからって、あんな…抱きついてくるだなんて。
自分の事、誰かと勘違いしてたんですかね?」

僅かに顔を赤らめて、下を向いたままぽつりとそう呟く。
そんなハルヒの仕草をしげしげと興味深そうに眺めながらハニーは言った。

「あのね、ハルちゃん」
「…何ですか?」
にっこりと、どこか意味深な笑みを浮かべながら、ハニーは言う。
「崇はねー、眠くっても、勘違いとかでそんなこと、絶対しないよ」
「え…、」
きょとん、とした様子でこちらを見つめ返すハルヒを前に、黙ったままにっこりと微笑みながら、
ハニーはすっと手を差し出す。
「ハルちゃん、行こっ。お客さんみんな、待ってるよ」
「でも、モリ先輩が…」
ハルヒの視線の先を追いかけるように、ちらりと眠るモリの姿を一瞥してから、ハニーは言った。
「大丈夫、僕があとで起こしてあげるから、ね?」
「はぁ…」

思わずため息をつきながら、ゆらゆらと立ち上がろうとしたその時。
しゃがみこんだままのハルヒの耳元で、ぼそりと、小さな声でハニーは耳打ちをする。

「みんなには秘密にしててあげるから、ね」
「ああっ、ありがとうござい…ます」

思わず反射的に口をついて出た言葉に、何故か、くすりと小さな笑みが零れる。



"秘密の関係っていうのも、悪くない…かな。"


ハニーにそっと手を引かれて立ち上がりながら、ハルヒはもう一度だけ、
甘い吐息をそっと胸の中に飲み込んだ。

(終)
722名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 19:55:10 ID:BGAyrKPj
お目汚し失礼しました。
ハルヒ難しいよ、ハルヒ…。
723名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 12:16:26 ID:DEEN08op
失礼します。708のSSを書いた者です。

皆様に不快な思いをさせて申し訳ございません。
こちらとしては、そういうつもりはありませんでした。

謝罪のレスを出すのに間隔があいてすみません。
それまで書きこめなかったもので。

もちろん以下のレスは、自分のことについては何もなかったように。
スルーで。

すみません。失礼しました。
724名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:30:30 ID:svKfiOvR
>>722
グッジョブ!
モリハルはやさしい雰囲気でいいね。
安心感があるよ。
725名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:54:34 ID:hUvDzOGH
モリハルも好きです
癒されました
726名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:56:06 ID:SUibe1QG
>>722
乙!ほのぼのしてて良かったよー
次は是非エロアリでw
727名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 01:25:26 ID:zQ0HMWgc
モリ→ハルヒ→環
の三角関係ってどうかな。


環の事が好きなんだけれど、気持ちをもてあましているハルヒが悩み相談
→ハルヒのいじらしさにくらっときたモリ、モリの包容力に甘えたくなったハルヒ、
いつしか二人は他の部員たちに内緒で密会を繰り返すように
→モリの優しさに甘えながらも、やはり環への思いが消えないハルヒ。
それに気づいたモリが、二人を後押し。
→環に告白し、やっと環も"お父さん"を卒業。
→寂しさを感じつつも、『初めからこうなるのを見越してたんだ。』みたいな感じで
優しく受け入れるモリ

…自分で書いておいて、これではハルヒがろくでなしのような気がしてきた…orz
728名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 06:04:45 ID:syvp+tH7
ろくでなしというか、最悪。

→密会を繰り返す
→モリの優しさに、やがてハルヒも惹かれていき、本物の愛へ

これならまだいいんだが…。
729名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 08:35:12 ID:q7DRzGvd
どちらも意味的には同じような…w
<ろくでなしと最悪

上の方でも話題に出てたけど、三角関係は誰かが犠牲になるから難しいっていうか、
読む人選ぶよね。
730名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 13:21:27 ID:r8gCrZnX
相談しに行ってるだけならまだしも、セクロスしてたら余計にな。
それで関係を知らないもう一人が普通に明るく接してたとしたら、
密会する二人の感情よりも、そっちのほうがピエロぽく思えて可哀想になる・・・。
731名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 14:06:07 ID:q7DRzGvd
丸く納めるにはメイちゃんに相談するのが一番な気がしてきたなあ。
ギャル雑誌受け売りの間違った知識教えてくれそうだけど…w
732名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:09:06 ID:kD7l21XZ
ハルヒは変なこと教えられてもさらっと流しそうだ。
そういうの一番信じそうなのはやっぱり殿だよな。

733名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:20:46 ID:sLMNcjb6
保守
734名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 22:32:40 ID:+zyuT8dE
保守(`・ω・´)
735名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 04:50:38 ID:bZJNaXek
保守
736名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 15:41:25 ID:0NIYu1Kh
もうすぐ双子の誕生日だ
それはそうと、単独だと光ハルは多いけど馨ハルは少ない気がする
737名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 12:54:54 ID:HDkW9JzM
保守
738名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 13:49:51 ID:Ffagkz3s
双子の誕生日ってシックスティナインだっけ?
739名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 13:56:26 ID:XSCigDXB
>>738
そう。6月9日。
69ってだけでなんとなくエロい日だと思ってしまう・・・。
740名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 18:44:26 ID:I+IoqHxR
覚えやすいなー
741名無しさん:2007/06/08(金) 11:43:19 ID:TZ0RYi7O
環×ハルヒ小説を誰か載せて下さい。
742名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 00:39:40 ID:u5gDcFIZ
やっぱり王道って好きだな。
話がしっかりしたのから笑えるのまで揃ってるから、何度も保管庫覗いてしまうw

ところで光と馨誕オメ!
743名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 06:10:01 ID:Y+GbZaUo
鏡夜×ハルヒが好き。
モリ×ハルヒも好き。
王道じゃなくても好き。
744名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 06:03:47 ID:qnPcD0GA
>>743
同じ意見の人がいた
ちょっと嬉しい
745名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 06:04:29 ID:qnPcD0GA
sage忘れました
逝ってきます・・・
746名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:31:47 ID:ItSrVMPw
逝かないで〜。
一緒に鏡ハルやモリハルを語りましょう!
747名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 02:45:52 ID:Soa6RXwM
王道も王道じゃないのもどちらも好きだ!
確かに馨ハルは少ないかも
誕生日を機にまた神がきたらいいね
748名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 08:08:06 ID:5v1BUwci
馨ハル読みたいね
749名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 21:11:01 ID:W2Ah6YQm
俺は馨×ハルヒとモリ×ハルヒだな。
きっかけは保管庫の作品。
イチゴ大福食いたい。
750名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 00:25:09 ID:D9hWZR90
馨ハルヒ考えてみたんだけど、馨が光の事ばっか考えて遠慮しちゃって
ちっともエロに進まなかった…orz
馨ごめんよ、馨。

というわけで職人さんお願(ry
751名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 02:37:25 ID:dVs0Wq+3
>>750
それを是非ここに投下してみようw
752名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 04:35:52 ID:QKvaERoC
作者様に降臨してほしいです

鏡ハルやモリハル大好物です
753名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 20:59:59 ID:xvGdPlFY
今までネタ雑談から神光臨もしくはそれを織り交ぜた作品が来ることもあったし、
このカプが好きだから読みたいってだけでなくネタ雑談もするほうがいいと思う。

ところで、ハルヒって相手によってけっこう反応違うよな。
同級生の双子と先輩じゃかなり違うし、他の2,3年と殿でも違う。
いや、当たり前なんだろうけどそう感じた。
754名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 23:56:19 ID:NBXzUeSF
>>750
でも馨ってどきどき強引になる時もありそうだから、
どうしても譲れないものって気が付いた時に、ちゃんと意思表示してハッピーエンド
ってパターンにも出来そうな気がする

何気に馨の強気な雰囲気が見えたりすると萌えるw
鏡夜の意外な優しさの一面とかもいいし、結局意外性がいいのかも
755名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:05:27 ID:/Q3fyuN1
反応と聞いてあえぎ声を連想したまでは良かったが、

環相手→「ハァハァ…環先輩、そこ、違います」
鏡夜→「わ、わたしは卑しいメス犬です…!」

というおかしな方向に転がってしまった…
756名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:15:28 ID:CYgJ7LZH
「卑しい犬」から、何故か、普段は自信たっぷりなのにセクロスになると
「俺を犬と呼んでくれ、ハァハァ・・・」なドM鏡夜を連想してしまったよ・・・w

ダメだ・・・どうしよう・・・
757名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 00:33:25 ID:63qtNlBF
むしろ相手によって反応違う鏡夜とか。
例えばハルヒには鬼畜でれんげには受け身なんてな。
758名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 01:37:31 ID:QQHmgcs4
普段魔王なので、ベッドで非常に優しい鏡夜が見たいかな。
759名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 04:00:31 ID:0tGx4Xrl
鏡ハルには是非とも両方のバージョンでw
結構な鬼畜と物凄い優しいやつ
760名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 14:24:22 ID:osxglwSb
環もハルヒ以外の相手とするとしたら態度が違いそう。
営業時みたいに紳士的でクサイ台詞連発だが本心は見せないか、一巻の最初みたいに冷たいかだと思う。

そういえば、環ってハルヒには意外と歯の浮くような台詞言わないよね?
761名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:11:00 ID:IfYSHyBQ
環の中ではハルヒは娘だからね
762名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:21:45 ID:IfYSHyBQ
>>756
なんか恥ずかしすぎて読めなそうwww
いつかの早漏鏡夜を思い出すわw
763名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 20:33:28 ID:7JLbSkKG
>>754
他のヤツに奪われるくらいなら…って感じで押し倒したりとかしそうだよね。
馨みたいな子ほど、思いつめると暴走しそうな気がする。

心根はすごく優しい子だから、ハルヒの嫌がってる表情を見たら謝っちゃいそうな気がするけど。


…ダメだ、やっぱりエロくならないorz
764名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 21:20:01 ID:07BQcdxB
そこをエロくするのが神ですよ
765名無しさん@ピンキー:2007/06/20(水) 19:32:53 ID:NyCngfiq
保守
766名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:27:44 ID:Xss+7eqO
再び保守
767名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 02:30:11 ID:Hgln2Wo3
ハニー「あれぇ〜?今日ハルちゃん、鏡ちゃんと同じ匂いするねぇv」 モリ「……(コクリ)」
768名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 12:44:16 ID:JfiKimye
え?
769名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:17:58 ID:tfJFkdTP
ハルヒ「か、買ったシャンプーがたまたま同じだっただけなんじゃないですか?」
ハニー「そっか〜」
ハルヒ「そうですよ!」
モリ「……」

ハニー「あのにおい、鏡ちゃんのとこの会社で作ってる一瓶××××円のシャンプーだよね?
     ハルちゃんがそんなの買うかなあ?
     買ったんじゃないんなら……どこで使ったんだろうね?」
鏡夜「さあ、どこでしょうね?(にっこり」
770名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:26:24 ID:XNNPkiFW
案外蘭花さんが買ってきたのかもしれない。
オカマってボディ用品にはお金かけてそうだし。

ところで今月のハニーの
「〜崇は実は三度のご飯より木馬好きでねえ〜」
というセリフで、よからぬことを考えてしまったのは自分だけではないと思う。
771名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:39:09 ID:Vm1y7krs
>>770

そ  れ  っ  て  三  角  で  す  か  ?!

とピーカン天気の昼下がりに妄想してみた

772名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:48:48 ID:2z4fVpM0
    ∧_∧
     ( ・ω・ )  ……。
     (====)
  ______( ⌒) )
/\   ̄`J ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄
        | |
      / \
773名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 02:37:25 ID:726t/K9t
木馬で責めるのが好きなのか責められるのが好きなのかが問題だ
774名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 20:59:31 ID:0Z7SbByX
>>773
両方好きに1000ペソ
775名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 22:52:51 ID:wrZBJfwN
誰か・・・ハルヒをレイプした作品を・・・
776名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 14:35:44 ID:s6X64OE1
車内で…
777名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 23:29:35 ID:oV/f0p2F
モリハルチャージが切れてきたお…

ギブミーモリハル!!
778名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 18:04:55 ID:3OB9Tg+p
>777

>ギブミーモリハル!!


もう少し時間をくれw手直ししたらうpしるからw
今現在

ねつ
のど
はなむず(^0^)/

な状態なんだ。
治り次第うpだお
779名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:46:55 ID:qSmd9YYu
ワロタwww

早くよくなるのを待ってます
全裸で
780名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:11:43 ID:4Qd9eFT/
>>779まで風邪ひいたらどうするんだ?
夏でも全裸は止めてこれでも着けてゆっくり待っていなさい!つ  ̄□ ̄
781名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:29:17 ID:JIA8Utdd
乳首にこれ着けなさい。 つ ω ω
782名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:39:18 ID:TQzDJ+WK
あとこれも

つ 葉っぱ
783名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:34:25 ID:ZTVSMb6m
葉っぱとは…良心的ですね
自分は環とハルヒの書きかけのものがあるけど長すぎて止まってます
784名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 11:03:33 ID:xulCpoRp
>>780-781は、褌と洗濯バサミですか?
785名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 11:18:39 ID:M4aJzswl
>>783
超ガンガレ!
いつでも待ってます
786名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 13:41:46 ID:0SceHygT
>>778
裸ネクタイ、素肌ジャケットでお待ちしております
7871:2007/07/02(月) 17:03:17 ID:Icu1dc1w
いきおいで書いてしまいましたので投下します。
鏡夜ハルヒでエチなしです。

放課後の部室、一人で窓際のテーブルに勉強道具をひろげてはいるものの、
窓の外をボウっと眺めているハルヒ。

「カチャッ」
ドアノブの音に振り向くと鏡夜が部室に入ってくるところだった。

「なんだ、ハルヒ一人か。」
「あ、鏡夜先輩。フランスの修学旅行から戻られたんですね。環先輩は・・・・」
「それより他の皆はどうした。せっかく人が空港から直接土産をもって顔を出してやっているのに。
今日は明日からのホスト部営業再開のミーティングではないのか。」
「ハニー先輩とモリ先輩は剣道部が終わってからいらっしゃると思うんですが、光と馨は喧嘩
中でして・・・」
「・・・またいつもの嘘喧嘩だろう」
「いや、それが今回はどうも深刻でして・・・お互いの顔を見たくないって部活は休むそうです。」
「フッ、部活を休んだところで帰る家は一緒なのだからどうせ顔を合わせるだろうに・・・」
「はぁ・・・そうなんですけどね・・・・」
「・・・それで、双子の喧嘩が気になって勉強に集中できないわけか・・・」
「そんなことはないです」

鏡夜はテーブルにひろげられたノートを指差し
「しかし、ノートは真っ白のままだ」
「・・・・・そうですね・・・・。はぁ、どうも勉強にも集中できないし、自分もそろそろ帰ります」
勉強道具を鞄にしまい、立ち上がり
「では、鏡夜先輩、おさきに・・・・」
ハルヒはそこまで言うとそのまま鏡夜の方に倒れこみ、咄嗟に鏡夜は両手でハルヒを抱きとめる。
一瞬ハルヒの髪の甘い匂いが鏡夜を包み込み、自分の胸の中に身体を預けきっているハルヒを
両手で抱きしめてしまった。

「・・・・・・・・・・ハルヒ・・・・これはなんだ・・・・?」
「あぁ・・・すいま・・せん。・・・なんか眩暈が・・・」
「眩暈っていうか、お前熱いぞ。熱があるんじゃないのか」
「・・・ねつ・・・、そういえば朝から頭がぼうって・・・」
そのまま全身の力が抜けて膝から崩れ落ちるハルヒを倒れないように、右手でしっかり抱きしめ
左手で携帯を取り出す鏡夜。
「橘か。急いで車をまわしてくれ」
7882:2007/07/02(月) 17:06:28 ID:Icu1dc1w
ハルヒは目がさめると、まず天井からぶら下がる豪華なシャンデリアが目に入る。
「あれ、ここは・・・」
身体を起そうとするが、まだ熱が下がってないらしくだるくで起き上がる気力がわかない。
部屋を見渡すと、立派なソファの応接セットや高価な調度品。そして自分はフカフカのベッドで
寝ているらしい。窓際に誰かに電話している鏡夜の後ろ姿がみえる。

「・・・はい、熱も高いようですし、今晩はうちの病院に入院させますから・・・・
・・・いえ、そんな・・・ええ、蘭花さんは安心してお仕事に・・・・はい、失礼します。ピッ」

「・・・・鏡夜・・・先輩?」
「ハルヒ、眼がさめたか?」

鏡夜はハルヒが横たわるベットに近づき、
「喉が渇いてるだろう、少し水を飲んだほうがいい」
「・・・はい・・・」

サイドテーブルの水差しからコップに水を汲み、まだ身体を起せないでいるハルヒを後ろから
抱きしめるように上体をおこさせる。
左の腕でハルヒを引き寄せるように抱き起こしながら右手のコップをハルヒに渡すと、
両手でコップを受け取ったハルヒは一気に飲み干した。

「あの・・・ここは・・・」
「うちの病院のVIP個室だ。病院経営者子息の学友を一般病室に入院させる訳にはいかないからな」
「はあぁぁぁ、どおりで・・・・って入院!?」
「まだ熱が40℃近くあるしな。家に帰っても蘭花さんは仕事でどうせ一人だろう」
「それはそうですが・・・」
「蘭花さんには連絡済みだし、今日は安心して休めばいい。」
「はぁ・・・・」

鏡夜は空になったコップを受け取り、優しくハルヒをベッドに横たわらせた。

「お前が寝ている間にハニー先輩とモリ先輩がここにいらしてな。だいたいの話はきいた。」
「・・・・・・・・・」
「まったく、お前は人の喧嘩に気遣いする前に自分の体調の管理をしたらどうなんだ」
「・・・・・・・・・」
「蘭花さんも心配してたぞ。ここ数日元気がなかったって」
「・・・・・(お父さん・・・気づいてたんだ・・・)・・・・・」
寝ているハルヒの頭にポンッと手を置いて
「あの双子のことはハニー先輩とモリ先輩に任せておけばいい。今はゆっくり寝て熱を下げることだ」

「・・・・・鏡夜先輩・・・・やっぱり、鏡夜先輩は優しいですね・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「熱をだした自分を病院につれてきてくれたり、双子のこともハニー先輩やモリ先輩にお願いしてくれて・・・」
「・・・何を勘違いしている。部員が休めばそれだけホスト部の売上も減るし、うちの病院に入院させれば
病院の売上にも貢献できるだろう。」
「!?」
「それから、今日の診察代、入院費、VIP個室使用料はお前の借金に上乗せしておくから(ニッコリ)」
「!!!!!!・・・・守銭奴・・・・」
7893:2007/07/02(月) 17:08:55 ID:Icu1dc1w
照明が落とされた病室内。デスクスタンド下でノートパソコンに向かう鏡夜。
静かな室内にキーボードをたたく音だけが静かに響いてる。

「・・・う〜ん・・・」
(ハルヒ、うなされているな。)

立ち上がりハルヒが寝ているベッドに近づく。

(こんなに汗をかいて・・・まったく・・・・世話をかかる・・・)
冷水で絞った冷たいタオルでハルヒのおでこの汗をふいてやる。
(あの馬鹿がいってたな・・・ハルヒのこと、たまらなく愛しい。
フッ・・・俺もハルヒのことは愛しくて愛しくてたまらない・・・・
いつだって抱きしめてやりたくなる。

あの馬鹿と決定的に違うのは、あいつはそれを父性愛と勘違いしているが
俺は、自分の気持ちに気づいているということだ)

汗を拭き終わった鏡夜は、やさしくハルヒの髪の毛をなぜてやる。
(ただ、今はそんな時期ではないということも判っている。だからもう少し・・・
このまま・・・大切にしていたい。このままハルヒの顔を見つめていたい・・・)

「・・・ハルヒ・・・・」
眼鏡をサイドテーブルに置き、やさしくハルヒの唇に自分の唇を重ねる。
(ハルヒ・・・愛してる・・・)

(いかん、これ以上ここにいると冷静でいられる自信がなくなるな、時間も遅いしそろそろ帰るか)
ハルヒの髪を優しく撫ぜていた手を離し、立ち上がった瞬間

「行かないで」

鏡夜の手をしっかりと両手で握り締めるハルヒ
「・・・ハルヒ・・・」

「行かないで・・・お母さん・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寝ぼけてるのか・
「フッ・・・・・クスクスクスクス・・・・クスクスクスクス」

鏡夜はベッドに入り、ハルヒに腕枕をすると甘い匂いの髪の毛を撫ぜ続けた。
「ハルヒ、”お母さん”はずっとお前のそばにいてあげるから・・・」
7904:2007/07/02(月) 17:11:44 ID:Icu1dc1w
翌朝、ハニー先輩とモリ先輩からハルヒ入院の連絡を受けたホスト部が病室に走りこむと
ベッドで抱き合うように眠り続けるハルヒと鏡夜の姿が・・・・

固まっているハニー先輩、モリ先輩、光、馨を前に、怒りに体を震わしながら環がさけぶ

「鏡夜!どういうことだ!」

「たまちゃん、相手は鏡ちゃんだよ」
「そうだよ殿」

ムクッ。真っ黒のオーラを身にまとい上体を起した鏡夜はギロッと環をにらみつけ。

「こっちはフランス帰りの時差ボケの頭で一晩中看病していたんだ。寝坊してなにが悪い」

「ひぇぇぇぇ」
「ひっ、いや、鏡夜そうじゃない、なんでハルヒの隣でお前が寝ているんだ!」

ギロッ!

「ひぃぃぃぃい」
「フッ、母親が娘と寝て何が悪い」

バタッ・・・・ZZZzzzzzzzz。

「そ、そんな、鏡・・・母さん・・・・」



「ねぇ、崇」
「うむ」
「鏡ちゃんの病院って24時間介護だったよね。しかもVIP個室なら鏡ちゃんがつきっきりで
看病することなかったんじゃないのかなぁ」
「・・・・・」
「ひかちゃんとかおちゃんがようやく落ち着いたのに、鏡ちゃんはどうするんだろうね〜」
「・・・・・」


以上です。

791sage:2007/07/02(月) 18:34:19 ID:aHbwIwHV
GJ!
エロなくても存分に楽しめたww
鏡夜かこいい…!
792名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 23:10:59 ID:DqfuIk/+
GJ!!
つきっきりで介抱する鏡夜萌え!
793名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 01:15:16 ID:wXgHl2p1
お母さんだもんね、なんの問題もないな!
794名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 03:18:43 ID:OyxzWfmp
お母さんで吹いたwww
795名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 03:21:12 ID:kWonnoDX
なんてGJな作品w
続き禿希望
次は是非エロありでお願いしますw
796名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:33:17 ID:VqAw7RYT
GGGGGJJJJJ!!!!!!
797778:2007/07/04(水) 18:36:48 ID:yj2i9rfk
>>779 786

全裸と裸ネクタイのおまいら…
とりあえず体調落ち着いたから書き上げた。
今から急いで見直しとかして…9時ごろに作品投下しるお。

 待たせてすまんかった(´・ω・`)
798名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 19:17:12 ID:ND358YaP
見つかっても余裕だなwwwさすがお母様ww
GJ!
799778:2007/07/04(水) 21:25:06 ID:yj2i9rfk
おまいらやっとできたよ…覚えてるやついるかな…?
すげー時間かかったけど
待ってくれてるおまいらがいたから頑張れたよ…
俺文章ヘタクソなんだがおまいらの糧になりますように。
800名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 21:30:46 ID:neBtWeE5
まってたよ〜!!!778LOVE
801778:2007/07/04(水) 21:33:02 ID:yj2i9rfk


「えっと…なぜこんなことになっているのでしょうか?」
今、ハルヒはモリの下に組み敷かれている。
なぜこんなことになったのだろうか。

2時間前の「庶民風夏祭り」で環があんなことを言い始めたせいだ。
「皆の者!裏山で肝試しをするぞ!」
各男子部員がお客様である女子生徒達を個々にエスコートするのだ。
今日のハルヒは浴衣を着てエスコートされる側である。

夏祭りが始まる前のこと。
「「ハ〜ルヒ!この浴衣きるよねー?」」
「お前達GJ!!これで今夜はお父さんと踊るよなハルヒ?」
「まぁ…これはこれでかまいませんが…
 そもそも夏祭りの踊りというのは一人で踊るものですよ?」
「「「?!!」」」
「そんなことも知らないで夏祭りやろうなんて言ったんですか?」
「「も〜!殿の無責任!」」
「くっ…だが!ハルヒの浴衣が見れるのだ!」
「ホントにこれ着るんですか?」
「「母さんからハルヒへのプレゼントだっていうからさ」」
「え…ホントに?」
「では決まりだな。今夜のハルヒは【女装】ということで。
 借金の残り4分の1カットで。」
「やります。」
こういった経緯で今日のハルヒは【女装】しているのだ。
802778:2007/07/04(水) 21:33:43 ID:yj2i9rfk
最初は大人しかった環達だがハルヒと一緒に踊れないことに文句を言い始め、
仕舞いには半ば強制的に二人になれる肝試しをしようといい始めたのだ。
箱の中には6人の名前を書いた紙が入っている。
引いた相手と学校の裏山にある教会へ行って自分達の名前を書いた紙を置いてくるといったものだ。
「あのう 誰かが途中で脅かしたりとかするんですか?」
「あぁ、それはうちのプライベートポリスに任せてある。
 環の行動を読むのは簡単だからな。」
きっとこの人は常に人の先を読んでいるのだろうとハルヒは実感した。

「よーしじゃあお客様にクジを引いてもらおう!あ、ハルヒは最後ね〜。」
「別にいいですけど…。」
「ハルちゃ〜ん!これ今届けてもらったの〜!」
「かわいいかんざしですね〜。」
「ハルちゃんにあげるね〜。たかし〜!ハルちゃんにこれつけてあげて!」
モリは無言で頷き光邦からかんざしを受け取ると
双子がエクステとつけて作った小さな結い上げにそっと刺した。
「わぁ〜ハルちゃん似合う〜!!」
「…あぁ」
「浴衣と合ういいかんざしですねハニー先輩。」
「「「ハニー先輩ナイスチョイス!」」」
「「「ハルヒ君かわいい〜!!」」」
「ありがとうございます。
 では順番が来るまで少し休ませてください。
 流石に着慣れない物を着て疲れました。」
「そ〜か〜じゃあお父さんが一緒についt」
「「殿は肝試しのエスコートがあるでしょ!」」
「タマちゃん抜駆けズルイ〜!!」
泣く泣く環はエスコートへ向かった。
803778:2007/07/04(水) 21:35:26 ID:yj2i9rfk

待つこと1時間半…
「さぁハルヒ好きな紙を引け。」
鏡夜から差し出された箱に手を入れる。

…丸からとがったものが二つ…?あぁハニー先輩のうさちゃん形か。
この妙に飾り付けられてるいかにも引いてほしそうなのはきっと環先輩だな…。
あとは普通の紙かな…あれ、これは…和紙かな?

ハルヒは他の紙とはまったく違う質感の一枚を選んだ。
そこに書かれていたのは

「銛之塚」

「モリ先輩だな。」
「「「そんな〜!!」」」
「モリ先輩お世話になります。」
「…そんなことはない。」
「たかし〜ハルちゃんちゃんと守るんだよ〜?」
「あぁ。」
ムンクの叫びのような形相になっている環と双子を置いてハルヒとモリは教会へ向かった。


「そういえばモリ先輩と2人になるのはあのプール以来ですねぇ。」
「あぁ。」
「部に入ってしばらく経ってたのにあの時に初めて名前読んでくれたんですよね。」
「……そうだったか?」
二人は思い出話をしながら教会へ進んだ。
教会まであと半分といった時、何の前触れも無くポツポツと雨が降り始め
モリはハルヒを抱きかかえて教会まで走った。
教会についた時には雨も大降りになり二人ともびしょ濡れとなっていた。
「すいません運んでいただいて…すっかり濡れちゃいましたね。」
「あぁ。雷が鳴らなくてよかったな。」
「そうですね…雨がやむまでは出られそうに無いですね。」
そういってモリのほうを向くとすでに環に電話をしていた。
804778:2007/07/04(水) 21:36:38 ID:yj2i9rfk
「環か。今教会についたんだが……
 あぁ、とりあえず止むまでここにいるから先に片付けていてくれ。
 止み次第すぐにでも戻る。」
そう言って通話が終わるとハルヒの方に向き直った。
「みんなは先に片付けていてくれるそうだ。」
「そうですか…それにしてもなかなかに止みそうも…」

ゴロゴロゴロ ズドーン

ハルヒの言葉を遮って雷鳴がとどろく。
怯えるハルヒをモリはやさしく抱きかかえ
教会の台の下へ連れて行きハルヒの耳を塞ぐ。
ハルヒがガタガタを小刻みに震えている。
濡れたままの浴衣を身にまとったままで体が冷えたからなのか、
雷への恐怖心の表れからか……。
モリは台の下に置いてあった厚めの布を自分の体に巻き
ハルヒを自分の前に座らせて包み込んだ。
「これなら寒くないし音も遮られる。」
涙目で見上げるハルヒにそう言い抱きしめた。
二人共濡れたまま密着しているので妙にお互いの体温を感じる。

「「温かいのだけれどこれは……」」

二人ともなんだか気まずく感じる。
「あ、あのモリ先輩眠かったら寝てもいいですよ?
 もうきっと12時ぐらいでしょうし…」
「じゃあ…少しだけ。」
モリは眠気を感じ取っていたのかハルヒの申し出を受け入れ
ハルヒを抱きしめたまま眠り始めた。
ハルヒはモリが眠り始めたことを確認すると安堵の息をついた。
805778:2007/07/04(水) 21:37:15 ID:yj2i9rfk

いくらモリ先輩といえどあんなに近くでずっと見られてたら……

ピシャッ ガラガラガラ

またしても轟く雷鳴にハルヒは思わずモリに抱きつく。
「…ん」
どうやらモリが気づいたらしい。
「あ、先輩すいません…。」
「ハルヒ…。」
そういうとまだうつろな目のモリが上半身を倒してのしかかってくる。
「え ちょ ちょっと先輩!」
ハルヒはモリの下に組み敷かれた。
モリはうつろな目のままハルヒを見下ろしている。
ハルヒはなぜそうなったのか理解できずにいた。

「えっと…なぜこんなことになっているのでしょうか?」


モリは未だにハルヒを見下ろしたままだ。
ハルヒもモリを見上げたままである。
ふとモリがゆっくりと顔を近づけてきた。
反射的に顔を反らそうとするハルヒ。

「ハルヒ」

今まで呼ばれたことの無いような声で呼ばれ思わずモリのほうに向き直る。
そっと唇が重ねられる。
強引な行為であるはずのキスはとてもやわらかい。
やさしくも貪欲なキスだ。
本来なら不快感を覚えそうな強引な行為なのにハルヒはそのキスに酔った。
離れようとする唇を自然と追ってしまう。
806778:2007/07/04(水) 21:38:46 ID:yj2i9rfk
再びモリに見下ろされるハルヒ。
モリはまだ寝ぼけているように見える。

「寒いか?」
「え?えぇ寒いです。」

そう答えるとまたモリの顔が近づく。何故か耳元に。

「ハルヒ…」

ゴロゴロゴロ ズドーン

「ひっ」

かなり近くに落ちた雷の音に怯えるハルヒとその音で完全に目が覚めたモリ。
自分がハルヒの上にいることに戸惑いながらもハルヒの上からどき、
雷に怯えるハルヒをそっと抱きかかえて先ほどの様に座り布をかぶる。
怯えたままのハルヒをぎゅっと抱きしめる。
すると驚いたことにハルヒもぎゅっと抱きしめ返してきた。

「うっ…うっ…」

ハルヒはあまりの恐怖に知らず知らずに泣いてしまっていた。
モリは自分がハルヒを泣かせてしまったと思い

「は、ハルヒ…」
「…っ…うっ…」
「さっきは…その…」

まさか記憶が無いとは言えない。
ましてやハルヒを抱き閉めたまま眠って気づいたらハルヒを押し倒していたなんて。

「…っ、もう…大丈夫です。」
「あ、いや…さっきはすまなかった。その…」
807778:2007/07/04(水) 21:43:43 ID:yj2i9rfk

「「「ハアアアアアアアアルヒイイイイイイイイイイイイイイ」」」

激しい雨の音にもかかわらず遠くから聞こえてくる3人の声。

「出るか?」
「出ましょうか。」

二人は顔を見合わせ思わず笑ってしまった。



――後日

「たぁ〜かし!あの時ハルちゃんにちゃんと言えた?」
「いや……言えなかった。」
「そっか、じゃあまた次の機会だね。」
「あぁ。」
「今のところはカオちゃん以外のみんなは無自覚さんだからねぇ…
 早く言えるといいね。」
「あぁ…頑張る…。」

二人のこの会話を知る者は誰もいない。
そしてハルヒの小さな変化に気付く者もまだ誰もいない。
808778:2007/07/04(水) 21:50:15 ID:yj2i9rfk

とりあえずこれで完結です。ヘタな文章でお目汚ししました…orz
気づいてるやつもいると思うけど三部作っぽくしようと思ってる。
ほら、モリハルってけっこうココ少ないと思うから
少しでも盛り上げようかなーと…。
これに続く話はまだ書いてる途中だからまたできたらうpしにくるよ。
たぶん次は今月末になると思う。
こんな俺の作品だけど読んでくれるやつらがいたら嬉しいよ。

うおー明日から検査入院だ 
おまいらビビってる俺に力をくれ。
809名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:05:58 ID:8dizRd+r
>>808

何の検査入院かわからないけど、お大事に!
810778:2007/07/04(水) 22:18:18 ID:yj2i9rfk
専門でのトリミング実習の最中、犬に噛まれてばい菌はいったぽ。
傷口が酷いことになってるんだ。
俺の必需品右腕があああああああ!!
あとなかなか直らない頭痛の検査も兼ねてる。

おまいらも犬には気をつけろ!
小型犬のほうが歯ちっちゃくて鋭いから傷になりやすいぞ!
811名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 22:23:18 ID:Vice7fkh
自分語りがなければよかったかな
812778:2007/07/04(水) 22:28:22 ID:yj2i9rfk
>811

次書く時に改善するようにしてみる。
ありがとう。
813名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 23:46:49 ID:U60OEPHW
GJですよ!
エロ本番があればもっとGJですよ。
さらにsageだったらGJ追加ですよ。
続き楽しみに待ってます!!
814名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 04:38:45 ID:E5cjm0I8
GJ!
久々に来てみれば2作品も!充電できました
鏡ハルにモリハル美味しかったです

>>778
お大事に、月末お待ちしております
815787:2007/07/06(金) 12:32:14 ID:OcOcDQSQ
GJありがとうございました。

鏡夜・ハルヒで同じシチュでエロバージョンも書いてみました。
1),2)は変更はなしで、3)のみエロバージョンです。
エロ無し、エロ有、両バージョンに対応するため4)も少し変更しました。

では、1),2)は省略して3)から投下します。

8163-1:2007/07/06(金) 12:34:47 ID:OcOcDQSQ
照明が落とされた病室内。デスクスタンド下でノートパソコンに向かう鏡夜。
静かな室内にキーボードをたたく音だけが静かに響いてる。

「・・・う〜ん・・・」
(ハルヒ、うなされているな。)

立ち上がりハルヒが寝ているベッドに近づく。

(こんなに汗をかいて・・・まったく・・・・世話をかかる・・・)
冷水で絞った冷たいタオルでハルヒのおでこの汗をふいてやる。
(あの馬鹿がいってたな・・・ハルヒのこと、たまらなく愛しい。
フッ・・・俺もハルヒのことは愛しくて愛しくてたまらない・・・・
いつだって抱きしめてやるたくなる。

あの馬鹿と決定的に違うのは、あいつはそれを父性愛と勘違いしているが
俺は、自分の気持ちに気づいているということだ)

続いてハルヒの細い首筋にタオルをすべらす。
入院時に看護士に着替えさせられた院内着のシルクのガウンが少しはだけ
うっすらと汗をかいている胸元が覗いている。

一瞬躊躇したタオルを握る手は、そのままガウンの中にすべり込んでいく。
こぶりなふくらみの上をタオルがやさしく往復していくと、ハルヒの寝息は
少しづつ荒くなりはじめる。
ガウンはすっかりはだけてしまい、桜色に色づくふくらみの先端が鏡夜の視界に
入ってくると、直接指先でころがし始めた。

「はぁ、はぁ、・・・・あっ・・・」
荒い寝息の合間に、あのハルヒの口から発せられたとは思えない甘い吐息が
部屋の中に響くと、鏡夜は自分の気持ちが一気に高まったことに気づく。

(フッ・・・・クスクスクス・・・、ハルヒの一声で自分がこんなに興奮するとは・・・
俺自身思ってもいなかった反応だ・・・・・・・)
眼鏡をはずしサイドテーブルに置き、ジーンズの後ろから取り出した財布の中から
避妊具を取り出し枕元に置く。そして、シャツのボタンを一気に外し床に叩きつける
ように脱ぎ捨てると、手のひらで小ぶりなふくらみほ包み込みながら、もう一方の
桜色の粒を口に含み舌先で転がし始めた。
8173-2:2007/07/06(金) 12:37:42 ID:OcOcDQSQ
ハルヒは深い眠りの中、遠くに誰かの荒い息遣いが・・・合間に甘い吐息が聞こえる。
(・・・あぁ、誰かいる・・・)

意識がすこしづつ目覚め体の感覚も戻りはじめると、胸の先端にツーンとした快感を
かんじる。

(・・・なに・・・この感覚・・・)

遠くに聞こえてた息遣いが、近くに・・・鮮明に聞こえ始めたとき、
「・・・あっ・・・んんっ!?」

その息遣い、吐息が自分の口から発せられていることに気づいて一気に目がさめた。
両目をパッチリと開けると薄暗い部屋の中、誰かが自分の上に覆いかぶさっている。

「い、いやぁぁぁあ!」

自分の上に圧し掛かっている誰かを払いのけようと両手を突っ張らし、大声を出そう
としたとたん、誰かの唇がハルヒの唇をふさいでしまった。
「!!!!」
その男はハルヒの唇をふさいだまま、ハルヒのおでこ、髪の毛をやさしく撫ぜ始めた。

(・・・誰、この人・・・・・・この人・・・・知っている・・・)

ふっと唇が離れたとき、名前を呼ばれた。

「・・・ハルヒ・・・」

(えっ・・・・この声・・・・・・鏡夜・・・・先輩・・・・)

次の瞬間、不意をつかれたハルヒの唇は鏡夜の舌の侵入を許してしまう。

(・・・鏡夜先輩・・・・なんで・・・・)

必死に上に覆い被さる鏡夜を押しのけようと両手を突っ張らしつづけるが、侵入した
鏡夜の舌がハルヒの口内を犯し、ハルヒの舌を絡めとると、熱のためかそれともハルヒの
心も絡めとられたかのか突っ張っていた両手の力が抜けてしまう。

ハルヒの両手から力が抜けたことに気づくと鏡夜は髪の毛を撫ぜていた右手をそのまま
耳たぶ、首筋をとおって胸の桜色の頂に指先をはわしていく。
8183-3:2007/07/06(金) 12:45:03 ID:OcOcDQSQ
すっかりと固く緊張している桜色の頂を指で転がすとハルヒの息が荒くなる。
鏡夜はハルヒの耳たぶを甘かみしながら囁く。

「ハルヒ・・・この部屋の防音は完璧だ。声を出しても誰にも聞かれることはない」

そんなことを言われても恥ずかしさで、どんなに胸に快感が走っても必死に食いしばって
声がもれるのをガマンしているハルヒ。

「ハルヒ、声をきかせろと言っている」

鏡夜は首筋から胸元までキスしながら移動すると、胸の頂を口に含んで舌でやさしく
転がしたあと、加減しながら歯をたてていく。

「いやぁ・・いたい・・・い・・・・・・あっ・・うん・・・」

「フッ、かわいい声だ」

一度声を出してしまうと、声を押し殺すのが難しくなる。

「あっ・・・・うん・・・・あっ、あぁ・・・」

唇で胸の愛撫を続けながら鏡夜の右手はわき腹をとおって下着に手がかかる。
内腿をなであげ、薄い布地の上からハルヒの秘所を中指で下から上になであげる。
その布地はすっかりと湿り気をおびている。

「・・・いやっ・・・・・・だめ・・・・・です。」
ハルヒは両手を伸ばして鏡夜の右手を抑える。
「いやなのか」
「・・・もう・・・・・・だめ・・・やめて・・・・ください」
「なら、なぜ下着がこんなに濡れている」
まだ誰の侵入も許していないその部分を布地の上から押すとじわっと新しい染みがひろがる。
「あぁっ・・・」
押さえつけているハルヒの手の力が抜けて鏡夜のいじわるな右手はまた自由になる。

8193-4:2007/07/06(金) 12:49:46 ID:OcOcDQSQ

「身体はいやがってはいないようだ」
鏡夜の唇は桜色の頂から離れてハルヒの下半身に近づいてくる。

「ハルヒのここからいやらしい匂いがする」
下着を取り去り、薄い茂みに手を伸ばとその指先は小さな蕾を的確に見つけ左右に転がす。

「あっ、あぁぁっ・・・はぁん」
鏡夜は薄い茂みに顔を埋め、ゆっくりとじらすようにハルヒの秘所を下から上にむかって
舐めあげると、そこからはいやらしい蜜があふれでてくる。

「はぁぁ、だめ・・・です。そこは・・・きたな・・い・・・」
「そんなことはない、ハルヒ・・・・・・きれいだ」

蜜を舐め上げながら、ピンク色の花びらを一枚づつときほぐようにしてから、
膣口に舌を差し入れて存分にハルヒを味わう。

シーツを掴んでいるハルキの手に左手を重ねると、ハルヒはシーツを手放して指を絡めるように
鏡夜の手を握る。

膣口から離れた鏡夜の舌が、かわいい蕾を舌先で突付くとハルヒのからめた指先に力が入る。
「いやぁ・・・はぁ・・・・あぁん・・・・」
口に含み舌で優しく舐めあげたとハルヒの小さな蕾がすっかり充血したところで鏡夜の中指は侵入を始めた。
はじめての異物を受け入れるそこは、指1本しか入っていないのに狭く指を締め付けてくる。

中指がすっかり入ったところでゆっくりと抽送をはじめる。
「あぁ・・はぁ・・・あん・・・」
ハルヒの息が苦しく速くなって、鏡夜の中指をきつく締め付ける。抽送のスピードを
少しづつ早めていくと、溢れ出してくる蜜が手に伝わってくる。

「ハルヒ、どうだ。」
「はぁ、はぁっ・・・なんか・・あっ・・変な・・あぁ・・・」

鏡夜は中指を前壁にむけてクイっと曲げた瞬間。
「あっ!・・はぁぁぁっん・・・・」
ハルヒはヒクヒクと中指を締め付けたまま動かなくなった。
(ふっ・・・いったようだな)
ぐっしょりと濡れた中指を引き抜き、舐めながら微笑む鏡夜。

ぐったりと身体を横たえて息を整えるハルヒ。
(はぁ・・・はぁ・・・身体が・・・)
抵抗したい気持ちはあるのに身体が自由に動かない。熱のせいか、初めて感じる快感の
せいなのか・・・それとも、自分は・・・鏡夜先輩を・・・。
8203-5:2007/07/06(金) 12:52:17 ID:OcOcDQSQ
衣服をすべて脱ぎ去った鏡夜のそこは、弓なりに硬くそそり立ち先端からは透明な雫が滲んでいる。

鏡夜はハルヒにやさしくキスをし、まだ十分に濡れているそこに、指を侵入させていく。
新たな蜜があふれ出てくるのを確認すると、もう一本指を増やす。
(もう少しなじませないと、こんな狭さでは俺を受け入れられないだろう・・・)

「うっ・・・ん、・・・きつ・・・はぁっ・・・・」
二本の指は、ゆっくりと抽送をくりかえし、親指は敏感な蕾を転がしつづける。
「はぁ、はぁ、・・・あぁん・・・はぁぁん・・」
ハルヒの口から甘い吐息が再びあふれだすと鏡夜のそこは更に硬さを増していく。

ハルヒの首筋に舌を這わせて耳たぶに舌でねっとりと愛撫を施すと、ハルヒの秘所からはいやらしい水音が聞こえてくる。
くちゅっ・・・くちゅっ・・・・

「ハルヒ・・・聞こえるか。・・・・お前の身体はこんなに音をたてて、欲しがっている」
耳元でささやくと、その耳たぶは恥ずかしさで真っ赤に染まる。
(・・・準備はととのったな・・・)
鏡夜は避妊具を装着し、いきり立つ自分の先端をハルヒの秘所に押し当てる。

「あっ!・・・いやっ・・・・待って・・・待ってください!」
両手を鏡夜の胸に押し当て、それ以上進まないように阻止するハルヒ。
「フッ、いやなのか?あんなにいやらしい声をあげていたくせに・・・」
「・・・・・・・・・・」

鏡夜は一気に貫きたい欲望をおさえつつ、初めてのハルヒの痛みが少しでもやわらぐように
すこしづつ侵入していく。
「くっ・・・痛いっ」
一瞬挿入を躊躇するが、再度進みはじめる。
「いやっ、・・・痛いです」
破瓜の苦痛にハルヒの身体は上へ上へと逃げてしまう。

鏡夜はそれ以上ハルヒの身体がずれあがらないようにしっかりと両肩を抑える。
ハルヒは痛みのためか、それとも恐怖心か身体を強張らしてギュッと両目をつぶっている
「・・・ハルヒ・・・ハルヒ、目を開けて」
それでも両目は苦痛に耐えるようにしっかりと閉じられている。
「・・・ハルヒ・・・目を開けて・・・俺を見ろ」
少しづつ目を開けてハルヒは鏡夜の顔を見上げる。
「ハルヒ・・・身体の力を抜いて・・・・・・ハルヒ・・・・愛してる・・・」
「・・・きょう・・や・・・せん・・・ぱい・・・」

大きな黒目がちな瞳にうっすらと涙がうかんでいるのを見た瞬間、鏡夜の心に罪悪感が
もたげ始めた。いくら愛しているとはいえ、病気で弱っているハルヒを無理やりに・・・
ハルヒの気持ちも考えず、一方的な俺の感情で・・・今俺はハルヒを苦しめている。
一瞬鏡夜の表情にさっと陰りがさしたのをハルヒは見逃さなかった。
8213-6:2007/07/06(金) 12:54:31 ID:OcOcDQSQ
「先輩・・・・鏡夜先輩・・・」

ハルヒは手を伸ばし鏡夜の頬に触れる。

「自分も・・・先輩と同じ気持ちです。」
「・・・ハルヒ・・・」
「ただ、ちょっと恐いだけですから・・・」
頬に触れるハルヒの手を握り、手の甲にやさしくキスする。
「・・・・・・・」
「先輩・・・もう、大丈夫です。鏡夜先輩のこと・・・信じてますから・・・(ニコッ)」

鏡夜はそのままハルヒの唇に自分の唇を重ねると、先ほどまではされるがままだったのに
こんどはハルヒから対応しはじめていた。口内に舌を差し入れると積極的に絡ませてきた。
鏡夜の熱い昂ぶりはゆっくりと侵入を再開する。

鏡夜は自分自身をハルヒの中に全て埋めるとゆっくりと腰を動かし始める。
始めは痛みを耐える噛み締めたような息遣いはだんだんと甘くせつない吐息にかわっていく。

「・・・はぁ、・・・あっ・・・・あふっ・・・」

ハルヒのそこは蜜をあふれだし抽送がスムーズになり、鏡夜は少しづつスピードを速める。
熱のせいかハルヒの秘所は熱く、ただでさえ狭いのに膣壁が鏡夜にからみつき締め上げる。
鏡夜の目の前には快感にシーツをしっかりと掴み、背中をそらして甘い声をあげているハルヒがいる。
背中をそらすので、鏡夜に対して二つのちいさなふくらみを突き出しているように見える。
鏡夜が腰をグラインドさせながらその桜色の粒を舌でなめあげると
「あっ!あぁぁぁん」
声のトーンを一段上げてシーツを力いっぱい握る。

破瓜の苦痛を乗り越えて、初めて感じる快感にとまどいを覚えながらも鏡夜に身をゆだねる
ハルヒ。鏡夜がつきあげてくるたびに電気のような快感が全身を走る。
あまりの快感に自分が溶けてしまいそうな感覚におちいってしまう。
(・・はぁ・・・もう・・・おかしくなりそう・・・あん・・)

ハルヒの胸元にポツッと水滴が落ちる。
薄目を開けて鏡夜を見上げると、髪の毛を滴って鏡夜の汗が落ちてくる。鏡夜の瞳はまっすぐに
自分を見ている。いつもはガラス越しにしか見れない瞳の奥の鏡夜の想いを感じる。
(先輩・・・鏡夜先輩・・・こんなに汗をかいて・・・・自分に・・・・)

鏡夜はハルヒの膝を大きく開くように持ち上げて更に強く早く打ち付ける。
鏡夜の目の前にはハルヒの濡れそぼった秘所に突き刺さる鏡夜自身が動くたびにピンク色の
花びらが絡みつき蜜をあふれだしているのが見える。

「はっ・・はぁっ・・・あぁっ・・・」

ハルヒの口からこぼれる声のトーンがあがっていき、ハルヒの意識とは別にヒクヒクと収縮して
ハルヒの中のヒダが鏡夜にからみつき締め付ける。

(くっ・・・そろそろ・・・)

鏡夜はハルヒに覆い被さるように上体を倒し、ハルヒの顔の脇に肘をついておでこにキスすると、
ハルヒの両手が鏡夜の首に絡みつけて、必死にしがみつく。

鏡夜の耳たぶにはハルヒの口からこぼれる吐息がふきかかり、鏡夜の限界がさらに近づく。
「あっ・・・はぁっ・・・せ・・・せん・・ぱい・・・・・もう・・・っ・・・」
背中にまわしたハルヒの指先に力が入る。
もう限界まできている鏡夜はハルヒの一番奥を思いっきり突き上げた。
「あっ!・・・あぁぁぁぁぁぁっ・・・・」
同時に鏡夜も自身を放出させた。
8223-7:2007/07/06(金) 12:56:48 ID:OcOcDQSQ
絶頂をむかえに意識を失ったハルヒが気がつくと鏡夜はすでに身支度を整えハルヒに寄り添っていた。

「あっ・・・・先輩・・・」
「ハルヒ、汗で身体が冷えてしまう。立てるようなら軽くシャワーを浴びたほうがいい。」
「・・・はい・・・」

鏡夜はシーツをハルヒの身体に巻きつけるとVIP個室内のシャワールームに誘導した。
まだ熱がでているせいか、それとも初めての体験のせいか頭がぼうっとして鏡夜のうながすがままに
シャワー室に入る。
鏡夜はシャワー室にハルヒを入れると外に出てドアを閉める寸前につぶやいた。
「ハルヒ・・・すまなかった」

シャワーを浴びたハルヒが出てくると、脱衣所には新しい着替えが用意されていて
ベッドメイクも新しいものに変えられていたが、そこに鏡夜の姿はなかった。

そのころ、鏡夜は病院近くの自宅に戻っていた。ひさしぶりに帰宅した鏡夜を出迎えにきた
メイドたちは怒りのオーラを撒き散らし般若顔の鏡夜に声をかけることもできず自室に入る
鏡夜をただ遠巻きに見守っていた。

鏡夜の部屋のシャワールームから壁をなぐる音が鈍い重い音が響く。
いつも冷静な自分が、自分の感情をコントロールすることもできず、軽挙妄動にでてしまった
ことを・・・。自分自身に対しての怒りを、頭からシャワーを浴びながら、壁に叩きつける。

(たかが、庶民の小娘にここまで感情をかき回されるとは・・・)
(熱を出しているのに、無理やりに・・・)
(そして、自分が混乱していたとはいえそのまま病室に一人にさせて・・・)
シャワーのコックをひねり冷水を全身に浴びる。
(少し、頭を冷やしたほうがいい・・・)

ひとしきり冷たいシャワーを頭から浴びた鏡夜はタオルで頭をふきながら冷蔵庫からミネラルウォーター
を取り出し喉に流し込み、大きく深呼吸する。

「フッ・・・クスクスクス・・・・クスクスクスクス・・・・・俺としたことが・・・」
(自己分析が甘かったな。自分が思っていた以上に、俺がハルヒを想ってたとはな・・・)

着替えをすました鏡夜は、また病院へ向かった。
8233-8:2007/07/06(金) 12:59:33 ID:OcOcDQSQ
ひかえめなノックの後、VIP個室のドアをあけた鏡夜の前にはベッドに腰掛けて
紅茶を飲んでいるハルヒがいた。

気まずそうな表情の鏡夜が室内に入りハルヒの近くまできて尋ねる。

「・・・寝ていなくていいのか」
「はい、なんか・・・眠れなくて・・・」
「熱は測ったのか」
「さっき検温したら、37℃台にさがってました。一汗かくと熱が下がるって本当ですね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・フッ・・・・クスクス・・・今の発言は・・・現時点ではかなり露骨な表現だな。
それとも俺に対する嫌味か」
「あっ・・・・・(赤面)」

「ハルヒ・・・・謝りにきた。お前の気持ちを汲み取らずに・・・」
「鏡夜先輩。そんなことないです」
「・・・・・・・・・」
「言ったじゃないですか。自分も同じ気持ちです」
まっすぐに目の前に立つ鏡夜を見つめるハルヒ。
「・・・ハルヒ・・・・」
「はじめは、寝込みを襲われてびっくりして・・・かなりヒイたんですけど・・・」
「・・・・・・・・・・」
「途中で自分の気持ちに気づきました。自分も鏡夜先輩が好きだってことに」
「・・・・・・・・・・」
「だから、今夜のことで自分の気持ちに気づけたし・・・怒ってなんかいません」

眼鏡を外しサイドーテーブルに置くと鏡夜はハルヒの隣に腰掛け左腕を肩にまわし、
ハルヒを自分に引き寄せた。

「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・あの・・・・鏡夜先輩?」
「・・・・・・なんだ?」
「いえ、・・・何でもないです」

ハルヒも鏡夜の背中に腕をまわして寄りかかってきた。
(もう・・・・・・言葉はいらない・・・・・)
鏡夜は右手でハルヒのあごを上に向かせると優しくキスした。

「まだ熱も下がりきってないし、横になったほうがいい」

鏡夜はそういうとハルヒを抱き上げてベッドに横たえた。
腕枕をしてやり、髪をなでながら再度唇を重ねる。

「鏡夜先輩・・・・先輩は本当は情熱的なんですね」
「・・・・・・・」
「本当の鏡夜先輩は、すごく優しくて・・・情熱にあふれてるんです」
「・・・・なんだ、それは」
「今日、わかったことです。肌で感じました。」
「・・・・・・・クスクスクスクスクス・・・・お前の表現は・・・・クスクスクスクス・・・」
「・・・・・・」

「そんなことより、口止めをするつもりはないが出来れば今夜のことは・・・」
「はあ、もちろんです。誰にも言いませんし、言えませんよ。ホスト部内でこんな・・・」
「フッ・・・れんげ君が喜びそうなネタだな」
「そうですよ。それに環先輩の知れたら・・・・」
「あぁ・・・あの馬鹿の”お父さん”は発狂するだろうな」
環の様子を思い浮かべ顔を引きつらせるハルヒ。
「そう、うんざりするなハルヒ。もちろん”息子たち”にも内密に・・・・」
「フフッ、じゃあやっぱり鏡夜先輩が”お母さん”ですね」
「・・・・”母さん”か・・・」
8244:2007/07/06(金) 13:01:45 ID:OcOcDQSQ
翌朝、ハニー先輩とモリ先輩からハルヒ入院の連絡を受けたホスト部が病室に走りこむと
ベッドで抱き合うように眠り続けるハルヒと鏡夜の姿が・・・・

固まっているハニー先輩、モリ先輩、光、馨を前に、怒りに体を震わしながら環がさけぶ

「鏡夜!どういうことだ!」

「たまちゃん、相手は鏡ちゃんだよ」
「そうだよ殿、低血圧大魔王様だよ」

ムクッ。真っ黒のオーラを身にまとい上体を起した鏡夜はギロッと環をにらみつける。

「こっちはフランス帰りの時差ボケで寝不足なんだ。寝坊してなにが悪い」

「ひぇぇぇぇ」
「ひっ、いや、鏡夜そうじゃない、なんでハルヒの隣でお前が寝ているんだ!」

ギロッ!

「ひぃぃぃぃい!般若っ!」
「フッ、母親が娘と寝て何が悪い」

バタッ・・・・ZZZzzzzzzzz......。

「そ、そんな、鏡・・・母さん・・・・」



「ねぇ、崇」
「うむ」
「鏡ちゃんの病院って24時間介護だったよね。しかもVIP個室なら鏡ちゃんが付き添う
必要なかったんじゃないのかなぁ」
「・・・・・」
「ひかちゃんとかおちゃんがようやく落ち着いたのに、鏡ちゃんはどうするんだろうね〜」
「・・・・・」
825787:2007/07/06(金) 13:04:11 ID:OcOcDQSQ
以上です。
途中ageてしまい申し訳ありません。

826名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 16:46:03 ID:g5AlFGHb
GJ!でしたよー
827名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:09:45 ID:6+lSuP/3
GJ!
GJ!
GJ!
828名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:55:33 ID:yWKla1b1
GJ!!
829名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 04:18:10 ID:UiNrAa8K
GJ杉!
是非またの降臨を!
830名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 06:05:59 ID:EqzOH140
GJです!良い夢が見れそうです。
鏡ハル最高でした

次回の降臨をお待ちしております
831名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 22:29:43 ID:IrpvvlPF
ボサノバ×ハルヒ・・・ってのはNGかい?
832名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 23:32:27 ID:5fdhbQqk
猫澤×ハルヒが何気に見てみたいのです・・・
833名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:21:52 ID:SI1Hu44E
>>831

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 ボサハル! ボサハル!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

投下してくれるんかい?
834名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 00:28:22 ID:GNBRLTmK
ボサハルもいいねぇ
全裸で待ってるよ(^ω^)
835キョウハル:2007/07/10(火) 12:14:40 ID:pfArFO/Q
アニメ設定のお話です。




大波乱の桜蘭祭から数ヶ月、解散の危機を乗り越えた部員たちは、より絆を深め(?)日々ホスト活動に勤しんでいた。
今日の営業も無事終了し・・・


「「ばいばーい☆ハルヒっ」」  チュっ チュっ
「ハルちゃんまたね〜☆」    ムギュ〜
「・・・・・・」         ナデナデ
「ハ〜ルヒ〜!!!今日はこれでもうお別れだが、寂しいからって泣くんじゃないぞぅ!!安心しろ、お父さんはいつだってハルヒのココ・・胸の中にいるからな」
       ・・・ピト

「・・環先輩、どさくさに紛れて変なところ触んないでください。」  ハルヒが般若の目で一瞥する。

「うわぁ〜!!ハルヒが怒ったよぉ〜ぅ!!」
「「あ〜あ☆殿は本当にセクハラキングだネ☆」」
「んなにおぅ!俺はセクハラなんかしてなぁい!可愛い娘をだなぁ・・・」
「ほらほらタマちゃん、今日はハルちゃんなんだか疲れてるみたいだし、お片づけの邪魔しちゃ悪いからもう帰りますヨ〜☆」
「ハ、ハルヒ〜っ、お父さんはセクハラしようだなんてこれっぽっちも・・・・・・・ってぁあ〜れ〜」

キング、双子にからかわれつつ、モリ先輩に担がれ退場・・・

「ほいじゃぁ鏡ちゃんもあとよろしくね〜☆」

「はい先輩、お疲れ様でした。」



・・・これが日常。
ハルヒは簡単な洗い物をしてから帰る。ホスト部犬時代からティーカップぐらいは洗って帰るのがハルヒの役割になっていた。


同じ音楽準備室のテーブルでは、副部長がパソコンのキーボードを軽快にたたいている。
・・・これも日常。



しかし今日は少しハルヒの様子がおかしかった。
836キョウハル:2007/07/10(火) 12:39:35 ID:pfArFO/Q

「ガチャンッ」

マイセンの割れる音もこれで三度目だ。


「おい、俺へのあてつけのつもりか、ハルヒ」
手を休めず鏡夜が言った。

「・・は、、ご、ごめんなさい、少しボーっとしてしまって」

「まあ、心配しなくても借金にはちゃんと加算しておいてや・・・」

「ガシャンッッ」

四度目のマイセンの割れる音とともに、ハルヒはその場に座り込んでしまった。


「おい、どうした、体調が悪いのか・・・・・・今月の生理はまだのはずだが・・?」
鏡夜はハルヒに歩み寄る。

「・・どうして、鏡夜先輩が自分の生理周期なんか把握して・・」
そういって振りむいたハルヒの顔は赤く、体が震えていた。


「・・・おまえ熱があるな?」
「・・・・・」
「確かに最近声がかれていたな。」
「・・・・・」
「風邪か?」
「・・・実は、今朝からなんだか熱っぽ・・・・・」

ハルヒはそのままクテっと下をむいてしまった。

ピッピッピッ
「あぁ俺だ、至急車をまわしてくれ。それからうちの風邪薬と栄養剤も手配しておけ。」
「・・・ハルヒ、そんな所で寝ても回復しない。そこのソファで横になっていろ。」
鏡夜はハルヒの腕を取りソファへ促した。


「・・あ・・ありがとうございます・・・」
ハルヒは導かれるままソファにたどり着き、倒れこむと、
そのまま深い眠りに落ちていった。







837キョウハル:2007/07/10(火) 14:56:13 ID:pfArFO/Q
目が覚めると、ハルヒは見知らぬ部屋の大きなベッドの上にいた。
体は心地よい素材の寝巻きを纏っている。

(えぇと自分は確か、ティーカップを洗ってて、それで・・・・)



「藤岡様?お目覚めになられました?」
メイド服を着た女性が、すぐそばでタオルを絞っていた。

「・・あ、あのここは、、自分はどうして?」

メイドらしき女性は微笑みながら答えた。
「ここは鳳邸の客室でございます。鏡夜さまが藤岡様をお連れなさったのです。藤岡様、だいぶお熱がありましたのよ。」

「鏡夜先輩が自分を・・・・」
(・・・そうだ、確かソファで眠ってしまって・・・)

どのような経緯でここまで来たのかは思い出せなかったが、今の自分の状況はなんとか把握できた。


「ハルヒ、気分はどうだ。」
鏡夜が扉を開けて入ってきた。

「鏡夜先輩、あの、この度はたいへんなお世話をおかけして・・・」

鏡夜はメイドにさがるよう合図してから言った。
「まったくだ。音楽室から校門までお前を運んだのは、この俺だ。」

「えぇ・・と、そ、それはなんとお詫びしていいのやら・・・」

「だが、れんげ君その他大勢は俺たちを見て目を輝かせていた。明日の客数向上につながることは間違いない。まぁもちろんそれを見越してお前を運んだわけだが。」

「はぁ、つくづく鏡夜先輩には頭があがりません・・」

「当然の事だ。ところで、お前自身はもう平気みたいだな。お前が倒れるなんてよっぽどひどいのだろうと思っていたが、」

「えぇおかげさまで、だいぶ落ち着きました。もう熱っぽさも感じないし、」

「まぁうちで作っている薬はそのへんの市販のものと質が違うからな。その分値も張るが、」

「・・薬まで頂いていたんですか、それは本当にありがとうございます。・・あのその薬代は自分の借金に加算・・」

「しておく。当然だ。」

838キョウハル:2007/07/10(火) 14:58:18 ID:pfArFO/Q


「・・お手数をおかけします。。。ところで今何時ですか?」

「ちょうど20時を回ったところだ。」

「もうそんな時間、、それでは自分はもう帰ります。今日は本当に色々とありがとうございました。このご恩は一生・・・」

「あぁ、あせって帰る必要はない。それにお前、その格好で帰るのか?」

「あぁそうだった;;というか自分はいつの間に着替えたんだろう」

「ここに寝かせる前にメイドに着替えさせた。制服は先ほど洗わせたばかりだから、しばらくは乾くまい。それと、今からうちのシェフに消化のいい物を作らせるつもりだ。食べていくといい。蘭花さんには連絡してある。」

「そ、それはどうも・・・・・・ではお言葉に甘えて・・」
鏡夜の徹底した配慮をに前に恐縮している場合ではないことをハルヒは悟った。
(鏡夜先輩がこんなに優しいなんて・・なんだか後が怖・・)

「恐れる必要はない。」

「!ヒッッ!!!」

「俺だって大事な部員が心配なんだよ。わかるな?特にお前は俺の大事な娘だからな・・」
言いながら、鏡夜の口元は不敵に緩んだ。

「・・はい、お心遣い痛み入ります。。。」

「食事ができるまでしばらく寝ていろ」

「では失礼して・・」
そう言ってまたハルヒは毛布をかぶった。

それを見届けると鏡夜は部屋を後にした。

少し回復したとはいえ、やはりどこか本調子でないハルヒは、状況に甘んじて瞬く間に寝入ってしまった。
後ろ手に扉を閉めた鏡夜がため息をついたことも知らずに・・・。
839キョウハル:2007/07/10(火) 16:27:04 ID:pfArFO/Q


―――――自分は、鏡夜先輩は立派だと思います。


客間の扉を閉めながら、鏡夜はあの日のことを思い出していた。


ハルヒの力強いその言葉を聞いた時、鏡夜は内心かなり動揺していた。
自分の行動を恐らく心から肯定されるのは、およそ始めてのことだったからだ。
おせじ、社交辞令で誉められるのは、日常茶飯事。
だがハルヒが自分のことを「立派」と言うのは、ほかの人間が言うのと重みが違う。
ハルヒは思ったことしか口にしない。その事をよく知っている。
加えて、ハルヒは自分を肯定することで、あの父親から庇ってくれた。
鏡夜は今まで他人に庇われるようなことはなかった。そうならないように生きてきた。
だが、ハルヒの行為は率直に言って・・・・・とても嬉しかったのだ。守られるという喜びを知ってしまった。



その事実だけで充分であった。



それからはもうハルヒから目が離せない。
といっても自分の気持ちを他人に感づかれるような行動はしない。
ただ気がつけばハルヒの事を考えていた。そんならしくない自分を
(これが恋愛感情というやつか?・・・)
と自嘲してみたが、やはり、事実は変えられない。
鏡夜はハルヒを好いていた。
そしてこの感情を潔く受け入れる事を決意した。

しかしそこからがまた問題だった。
(認めた所で、俺はどうする?ハルヒを恋人にでもしようというのか?)
ハルヒの事をもっと知りたい、自分の事ももっと知って欲しい、そして、触れたい・・・
そこまではっきり鏡夜自身、自分の気持ちを認識することはできなかったが、そのような複雑に入り組んだ欲求から導き出された
たった一つの願い、


傍にいて欲しい


だが、その願いを叶えるために行動を起こすことは、できなかった。
そもそも何をすれば良いと言うのか。
鏡夜はメリット、デメリットを口実に行動することが、どんなに楽だったか今更ながら思い知らされたのだ。
幸い環も未だに<お父さんみたい>から覚醒できずにいる。
だからこの家族設定というありがたい状況に甘んじ続け、今に至るのだ。













840あれボサハルじゃないの?:2007/07/10(火) 16:41:07 ID:pfArFO/Q
ここエロパロじゃないの?
841キョウハル:2007/07/10(火) 16:44:50 ID:pfArFO/Q
はいはい!エロもちゃんと考えております!!
もうちょっと待っててください!!
842キョウハル:2007/07/10(火) 17:45:43 ID:pfArFO/Q


鏡夜が自室で本を読んでいると、橘を経由して、厨房から食事の準備が整ったという知らせが入った。

「あぁ分かった、俺が連絡したら持って来るよう伝えておけ」

読みかけの本を閉じ、鏡夜はハルヒの眠る客間に向かった。



―――――――コンコンッ

「おい、食事の支度ができた。・・・入るぞ、」

広い客間の窓際に備え付けられた大きなベッドに、ハルヒはひとり、静かな寝息をたてて熟睡していた。

月の明かりがハルヒの白い肌を浮かび上がらせている。

(こいつは俺の思ってる事になんか、到底考えが及ばないだろうな・・)

鏡夜はベッドの端に腰かけ、ハルヒの頬を手の甲で撫でた。


「・・・・・」
(この程度なら、こいつも勘違いするまい)

(・・・普通ならここで夜這いとやらに発展するのか・・)


当然そんな事をするつもりはない。
だが無防備なハルヒを見て、自然と湧き上がる欲望を鏡夜は冷静に捉えていた。

(しかし自分がここまでこいつに惹かれているとは・・)


・・・・悔しいな



ハルヒも色恋沙汰には疎いはずだが、それでも心のどこかで惹かれているやつがいるのか。
・・・可能性があるとしたら、やはり環か。だが誰にしたって、確証の得られるハルヒの行動は見られない。
これでもハルヒの行動はよく観察しているつもりだ。

(・・・まあ、そんなこと考えても今の状態では無益というものだ)


鏡夜は、今は自分がハルヒを独占しているという事実だけで充分だった。


「・・・・鏡夜先輩?」

「なんだ、起きたのか・・・」
843名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 18:43:10 ID:6d901ucn
書きながら投下してる?
そうじゃないなら投下の間隔あくときは次はいつor続きますくらい書いてくれ。
844キョウハル:2007/07/10(火) 19:11:55 ID:pfArFO/Q
ごめんなさい。かきながら投稿してます。次からはちゃんと書きますね。
いま製作途中です。
845名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 19:36:16 ID:XOmonhXd
あとコピペとsageを覚えてください。
846キョウハル:2007/07/10(火) 19:57:16 ID:pfArFO/Q
非常に恥ずかしいのですが、↑のいみが分からないんです。
・・ならこんなとこ来るな、
とおっしゃらず、手ほどきのほど御願いいたします。
きのうおととい、はじめて一人用のPCを手に入れたもんですから。。。
847名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:16:44 ID:S9+KsHFH
>>846
sage=メール欄に半角で「sage」と入力する。

コピペ=「コピー&ペースト」の略
通常長文を連続で投稿する際はメモ帳などに書き上げたものを
コピー&ペーストして小分けにして投下するのがお約束。

まさか「コピー&ペーストがわかりません;;」とは言わないよな?
何はともあれ投下乙。
続きを期待してるよ。
848名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:22:12 ID:JHmxEJSa
>>846
まず右に8文字の英数列が出てますね?
自分のIDと他のIDを比べてみましょう。
個人が特定されていることがわかると思います。
つまり、>>840から>>841の流れもバレバレです。

後はttp://ansitu.xrea.jp/guidance/でも声に出して3回熟読してください
849名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 20:42:38 ID:Pam4cdN7
ひょっとして初投稿ですか?だったらここをよく読むと役に立ちます。
ttp://knoria.free100.tv/

それと投下前に過去ログもしくはこのスレの最初から読むと、
スレのだいたいの空気が分かるんじゃないでしょうか。
評価の高い人の投下の仕方を参考にしてみるといいと思います。
850名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:16:44 ID:yoWdfEQi
自作自演はアレだけど(w
鏡ハルは続き楽しみにしてますよ。
851名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:47:01 ID:JQuAvrw8
>>846ここの人達優しくて良かったねw
852名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:53:01 ID:vd1f7XdL
つうか何でジサクジエンしてんだ?
853名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:00:24 ID:cGnr8smT
で、ボサハルはまだかにゃ?
854名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:32:05 ID:SWYdLKau
すげー!!
なんつーハートウォーミングなスレだ
普通は3年ROMれで終了だよね
オマイラの心の広さすげーよ!


まぁでも、ジエンは他人事ながら居たたまれなくなるなあ

指摘されたら私なら恥ずかしすぎて
二度とこのスレに書き込めないけど
855名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:40:16 ID:i29pPiEh
まぁまぁ。でもほんと優しいね。
続き待ってますよ。
856名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 23:53:49 ID:JHmxEJSa
つい指摘してしまった。(´・ω・)
今ではほんの少しだけ反省している。
857名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 00:17:42 ID:Z3X07qyQ
別に反省することは全然ないだろ
そもそもあの流れで自演する意味がわからない
職人だから皆優しく教えてくれてるだけだと思うしな

2ちゃんでほぼ初めてレスするスレがここでしかも投下というのも
ある意味凄いなw
858名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:01:39 ID:tBYIsFYM
たしかに初めてでエロパロを選ぶのは凄いなw
859名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 03:49:28 ID:OgB2kCnw
というか2ちゃんを知らなかったんじゃなかろうか
取り敢えずこのスレだったのはまったくもって不幸中の幸いだなぁ
せっかくの投下だし精進して頑張って欲しい
860名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 07:34:04 ID:DiNJLIVz
ま、書き手読み手ともに書き込み前に
最低限スレの1からと2ちゃんルールは読むべきだよな

…まさかとは思うが、年令は足りてるよな?
861名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 10:12:11 ID:OgB2kCnw
ここは【桜蘭高校ホスト部 エロ】くらいを検索に掛けると
ケータイ用のページがかなり上の方に出てくるよ。
ケータイ用だと警告文とか無くていきなり入れるから……
862名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 14:23:46 ID:mtze2iqD
これって787のパクリ?
863名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 17:14:52 ID:FdUAp3mY
関係ないけどホスト部関連スレは、2らしからぬ優しい人が多いな。
特にアニメ本スレとここの住人の優しさは異常。
なんか和むわーw
>>857
「エロまだ?」って言われる前に先手を打ったんじゃね?
続き待ってるから気にすんな>>835
864名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 17:54:38 ID:EOu678Yc
>>862
単によくありがちなシチュが同カプで重なっただけでは?

しかし今まで他スレでそんな問題を見てきただけに、トラブル回避の意味でも
新規の職人には保管庫と未保管分のログにひととおり目を通すのをすすめる……
ともかく>>835の成長に期待
865名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 01:34:43 ID:CGznjBih
>>835
続き待ってます。

自演は、一人突っ込みで頑張ってるから嫌な気はしなかった
また続きを書いてほしいです
866名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 08:55:51 ID:w4D9eVqQ
まぁジサクジはキツいけど、皆待ってるよ>>835サン
867名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 09:09:39 ID:jS+OFa1A
一連の流れに不覚にも感動した
868名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 13:07:49 ID:dSbmQBsz
おまいら優しすぎだwww
869名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 14:28:49 ID:dt77xVuS
こんな寛容な対応初めて見た
凄く新鮮な気分だ
870名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:44:57 ID:GYovsuwD
このスレは

90%の優しさと10%のウザさで

できあがっておりますwww



871名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 21:01:05 ID:GMqzUUkp
なるほど。殿みたいだな。
872名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 21:52:05 ID:1BhPuGNS
殿はウザい割合がもっと多いと思う。
873名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:10:08 ID:sQi5ipcV
殿は70%の優しさと30%のウザさ位?
874名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:22:11 ID:KfaECByI
100%の優しさと98%のウザさ。
875名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 00:50:53 ID:zeB53pL2
ウザイのと優しさが交わってる部分があるのねw
876名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 10:01:01 ID:1JZnITTF
感動をありがとうですわあ〜!
877名無しさん@ピンキー:2007/07/13(金) 10:03:36 ID:Fti5oURA
複雑だな殿www
878名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:10:52 ID:dINZ5l+l
>>870
次スレのテンプレに入れて欲しいww
879名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 22:25:02 ID:slKb9YmF
835氏も来ないようなので・・・
ここらで話を豚切って
双子×ハルヒ投下します。
880双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:27:09 ID:slKb9YmF
(はめられた!)
ハルヒが気づいた瞬間、ベッドに押し倒された。

「まだまだハルヒも甘いね」
「誘われてノコノコと男の子の家に一人できちゃうんだからな」
「しかもこんな可愛いワンピースなんか着てきてさ」
「家族は皆出張中って知ってたよね」
「もう、本当にハルヒは・・・可愛い」

・・・ムギュウ

二人は両側から抱きついてくる。
「ちょっ!ちょっと待ってよ!まさか招待されたのが自分一人だと思わなかったし、
皆で集まるっていうから来たのに!」

「だからハルヒは甘いんだよ」
「そうそう、僕たちのいうこと簡単に信じちゃうんだもん」

ハルヒの右手は馨の身体の下に、左手は光の身体の下に押さえ込まれて身動きがとれない。
両側から頬にチュッとキスされて、はぁっとため息、脱力。
(確かに自分が甘かったかも・・・前に鏡夜先輩にも注意されたしなぁ)
なんて一人で反省してももう遅かった。

二人が両側から耳たぶを囁いてくる。
「僕たちさ、ハルヒのことが好きなんだよ。」
「でもさ、僕はハルヒのことも好きだけど、光のことも好きなんだよ」
「僕も、ハルヒも馨のことも大事なんだ」
「「だから3人で仲良くなればいいってことに気づいたんだ」」
「仲良くって・・・だからってこんなことしていいと思ってるの!」
「「うん」」
(・・・・呆)

そのまま耳たぶを甘噛みされて、首筋にキスされるとビクッと身体が反応してしまう。

「やっ、やめ・・・だめ!やめてよ!」
「へぇ、ハルヒ、ここが弱いんだ。」
「じゃあ、こういうのは?」

光が首筋をねっとりと舐め上げると、ビクビクッと震えてしまう。

「もう、本当にハルヒは可愛いな」

ハルヒの抗議を無視して二人は両側から首筋を攻めてくる。
二人の手がハルヒの胸に伸びてきて服の上からふくらみを手のひらで包み込む。

「やっぱりハルヒ、小さめだよね」
「でも、ほら、ちょっと乳首たってきたんじゃない」
「本当だ、ねぇ、ハルヒ、少しは感じてきちゃった?」
「いゃっ!もうダメだったら・・・やめて!」

逃げ出そうともがいても両手は双子の体重で押さえつけられてて、全く動けない。
もがけばもがくほど、足をバタバタと動かしてしまいワンピースの裾がまくりあがってしまう。

「あんまり言うこと聞かないようなら縛っちゃうよ」

そういうと光はベッドの下に隠していたロープでハルヒの両手を縛りベッドヘッドに固定
してしまった。
881双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:29:19 ID:slKb9YmF
「うそっ!」
「嘘じゃないよ」
「あ〜あ、もう逃げられないね」
「いやぁぁ・・んぐっ・・・」

叫び声をあげたハルヒの口を光の唇がふさいで、舌を差し込んできた。
ゆっくりと歯列をなぞりあげてからハルヒの舌に絡ませてくる。
馨は右側の耳たぶから首筋にキスの嵐を降らせて時たま軽く肌に吸い付いてくる。
二人はまたハルヒの胸に手を伸ばして小さなふくらみを下から持ち上げるように揉み上げながら
乳首を指先で転がしていく。

「ハルヒの胸って小さいけど、こんなに乳首立たしちゃって結構敏感なんだね」
「うん、もうコリコリしちゃってるね」

光から開放されたハルヒの唇はすぐさま馨の舌に犯されてしまう。

「もう、暴れるからワンピースがこんなに捲れあがっちゃって・・・」

光は左側の耳たぶに愛撫を加えながらそういうと双子の手が胸からわき腹をなであげてワンピースの裾
を胸の上までたくし上げてしまった。

「!!!んぐっ!!」

「わぁ・・ハルヒ、かわいい下着。ちゃんとブラとセットじゃん。でもこのブラは今は必要ないけどね」

背中にまわった光の手がいとも簡単にホックを外してしまった。
開放された胸を二人の手がつつみこむ。

「ハルヒの乳首ピンク色でかわいい」

光が口に含んで舌先でコロコロと転がす。

「んっ・・・んふ・・・」
馨に犯されている口から吐息がもれてしまった。

「あれ、ハルヒ、ちょっと感じちゃった?もっと感じてもいいんだよ」
口を離した馨は耳元で囁くともうひとつの乳首を口に含んだ。

「んっ・・・あっ・・・・」
「ハルヒ、かわいい声だね。もっと声だしても大丈夫だよ」
882双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:31:25 ID:slKb9YmF
二人はそれぞれ乳首に舌で愛撫を加えながら、胸からわき腹を爪先で何度も往復を重ねるとハルヒの
甘い声があふれてきてしまう。
「あっ・・・あん・・・んふっ・・・」
往復を続けていた二人の手は、ほぼ同時に内股にむかって侵入を開始した。

腿の内側をなであげた後、二人の手は薄い布地に覆われた秘所に手を伸ばした。

「あれ?ハルヒ濡れちゃってるよ」
「こんなに湿っちゃってるね」
「中はもっと濡れてるのかなぁ」

二人の指がショーツの両脇から侵入して直接秘所をなであげはじめた。

「あっ、やっ・・・だめっ!もうお終い!」
ハルヒは両足をしっかりと閉じてしまった。

「こんなにぐっちょり濡らしちゃって、お終いはないでしょ」
「そうそう、ハルヒだって感じちゃってるんでしょ」
「気持ちよくしてあげるからさぁ、ちゃんと足開いてよ」

光はハルヒの下半身に移動してスルスルと下着を脱がすとしっかりと閉じられている膝を思いっきり
開いて、その部分を覗き込んでゴクッと唾を飲み込んだ。

「わぁ・・ハルヒのここ、すごい綺麗なピンク色!」
「えっ、どれどれ僕も見たい」

馨も光と一緒にハルヒの開かれた部分に顔を近づけた。

「すごい・・・本当にピンク色だ」
「いやぁ!お願い・・・恥ずかしい・・・やめて・・・」
「「やぁだよ」」
光が左足を馨が右足を開いて、二人そろってハルヒの中心に顔を近づけ指を伸ばす。

「「ハルヒのここ、すごい綺麗だよ」」

両側から二人の手が伸びて、そこを広げる。

「すごい、中までかわいいピンク色だよ」
「こっちはどうかな」

包皮を引っ張り蕾を剥き出しにすると、両側から二人の人差し指で敏感な部分を挟みこむように優しく撫で上げていく。

「あっ・・・んんっ・・・」

「ハルヒ、どう、気持ちいい?」
「いっぱい濡れてきてるよ、アソコからあふれてきてる」
883双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:33:35 ID:slKb9YmF
蕾を離れた馨が蜜をあふれ出している膣口にそっと中指を浅く侵入してゆっくりと抽送する。

「あぁっ・・・あっ・・・」
「すごい濡れてきたよ、もうグチュグチュいってるよ」
「クリトリスもこんなに真っ赤になっちゃったよ」

光は指を離すと蕾を口に含んで舌先で転がし始め、入り口を優しくなぞっていた馨の指は
いつのまにか奥まで抽送を繰り返してる。

「あぁん・・・・あっ・・・もう・・・」
「ハルヒ、どう、感じてる?もう一本淹れて上げるよ」

馨の指が二本に増えて抽送のスピードがどんどん速くなってくる。

「あっ・・・・・・あっ・・・・あぁっ!」
ハルヒの身体が小刻みに震えて、馨の指をキュッキュッと締め付けてくる。

「ハルヒ、イキそうなんでしょ。」
「いやっ・・・ちが・・・う・・・・あぁっ・・・」
「意地はらないでさ、ほら、ハルヒ、イキなよ」

光の歯が甘く蕾に立てられて、馨の指が一番奥を何度も何度も突いてくる。

「はっ・・・・・あっ・・・・あぁぁぁぁっっっっ!」
一瞬目の前が真っ白になって・・・・絶頂を迎えてしまった。

「ねえ、ハルヒの顔見た。」
「うん・・・・・すごい色っぽかった。」
「僕も・・・・・もう・・・」
「いいよ、光が先で・・・」
884双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:35:42 ID:slKb9YmF
馨はまだ息が荒いハルヒの唇に口付けして耳元で囁く。

「どう、ハルヒ、良かった?」
「・・・・・うん・・・・」
「もっと気持ちよくしてあげるよ」

ハルヒの両手を拘束していたロープを外して後ろからハルヒを支えるように抱きしめると、
ワンピースを脱がして膝裏に手を掛けてM字に両足を開いた。

「やだよ・・・ねえ、これ恥ずかしいよ」
「馬鹿だな、ハルヒは・・・。それがいいんだよ」

光はゴムを被せると馨が開いてくれたハルヒの中心に挿入をする。
「あっ、んんっ・・・」
「あぁ・・・ハルヒの中・・・すごい狭いよ」

ゆっくりと光が押し入ってくる。ハルヒの頭越しに馨が耳元で囁く。
「ハルヒの中に光のが入ってるよ。すごい・・・ハルヒ、気持ちいい?」
「はぁ、はぁ・・・・光の・・・あっ・・・・」

光は根元までハルヒに静めると腰を動かし始めた。

「あっ・・・あん・・・」

馨は膝裏から手を離し、右手を胸に左手を蕾に手を伸ばして指先でなぞりあげていく。
ハルヒの声が上ずってくると一緒に光のスピードもあがってきて、子宮を突き上げてくる。
挿入されながらもあそこからは蜜が溢れ出してきて光の動きとあわせて恥ずかしい水音が聞こえる。

「ハルヒのアソコ・・・光に突かれながらグチュグチュいってるよ」

馨が耳元で囁くから、恥ずかしくてどんどん感じてしまう。

「いやぁ・・・かお・・る・・・言っちゃ・・・だめぇ・・」
「ハルヒのココ、僕に絡みついてきてる・・・」
「ひかるも・・・もう・・・だめぇ・・・」

ハルヒの腰がビクっと震える。馨の手がクリトリスがヒクヒクと震えだしたのに気づいた。

「ねえ、光、ハルヒもうイキそうだよ」
「うん・・・・僕も・・・・もう・・・・」

光の動きが激しくなってくると、ハルヒの声もどんどん高くなっていく。

「ハルヒ・・・もう・・・イク・・・・」
「あぁ・・・あっ・・・・はぁぁぁぁっっっっ」
「くっ・・・」

全身をビクンと震わした後、ハルヒはぐったりと脱力してしまった。光もハルヒに覆い被さるように
倒れこんだ。

「はぁ、はぁ、・・・ハルヒ・・・すごいよかった」
光がハルヒの頬にチュツとキスすると、後ろからハルヒを支えていた馨が身体を抜いた。

「じゃあ、今度は僕の番だね」
「はぁ、はぁ、ちょっと・・・待って馨・・少し休ませて・・・」
「だめだよ。二人のあんなとこ目の前で見せられて・・・僕だってこんなになっちゃってるんだから」

さっきまでハルヒの背中に当たっていたソコを見せ付ける。
「・・・・・・・・」
「ハルヒ、今度は馨も気持ちよくさせてあげてよ」
885双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:37:47 ID:slKb9YmF
光がハルヒの上から退くと、ゴムを装着した馨はハルヒの腰を持ち上げてうつ伏せにした。

「えっ・・・馨?」

無言のまま馨はハルヒの腰を高く持ち上げると一気に後ろから挿入した。

「あっ・・・・・あぁぁぁ・・・・」

そのままギリギリまで抜いて、一番奥まで突き上げるを繰り返す。

「あっ・・・・・あぁっ・・・・・・・はぁっ・・・・」
「くっ・・・・ハルヒの中・・・すごい締まってる」
「はぁ・・・馨が・・・・奥に・・・・・んんっ・・・・」

ハルヒの腰が馨を受け入れやすいように高くあがってきて、恥ずかしいところが丸見えになってる。

「ハルヒのアソコ・・・全部見えちゃってるよ」
「いやぁ・・・・」

馨は溢れ出す蜜を指で掬うと後ろを撫で回した。

「ひっ!いやぁ・・・・馨・・・そこ・・・」
「でも、ハルヒのココはヒクヒクして欲しがってるよ」

馨は後ろを指でなで上げるとハルヒの中がキュッと馨を締め上げる。

「あっ・・・・あんっ・・・・そこは・・・・ダメっ!」
「じゃあ、こっちは」

後ろから突き上げながら腕を前にまわしてクリトリスを擦りあげる。

「はぁっ・・・・あっ・・・・もう・・・・だめ・・・・」
「くっ・・・・僕も・・・そろそろ・・・・」

馨はハルヒの腰を後ろからしっかりと掴むとスピードをあげて何度も何度も一番奥まで突き上げる。

「はぁ、はぁ、かお・・・る・・・・・もう・・・・いっちゃう・・・・あぁぁぁぁっっ!」
「んっ・・・・・・」

腰をビクビクッと震わせてハルヒが力尽きると馨もハルヒの一番奥に放出させた。

「ハルヒの中がまだヒクヒクしてるよ」
「はぁ、はぁ・・・・もう・・・・だめ・・・・」

馨は身体を離すとハルヒを仰向けにして抱きしめた。

「ハルヒ、すごい可愛かった」
「あ〜、馨!ハルヒの一人占めはだめだよ」
「なんだよ、光だって僕より先にしたんだからちょっとくらいいいじゃん」
「それは馨がいいっていったからじゃん」
「光が我慢できそうになかったから譲ってやったんだろう!」
「なんだよその言い方は!」





ハルヒは決してここの家の養子にはならないと、心に誓った。
886双子×ハルヒ:2007/07/14(土) 22:40:26 ID:slKb9YmF
以上です。
887名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 01:32:37 ID:JNPtVPuC
GJ!!
双子xハルヒ久々で良かった!!
888名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 05:32:15 ID:FLuh2w1f
やってる時だけは仲いい3Pワロスw
GJw
889名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 16:54:16 ID:BRdlwox+
いいよいいよGJwwwww
3P(*´д`)ハァハァ
890名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 22:27:10 ID:u93682rx
ブラーヴォーモナーミ!!
ハルヒも双子も可愛くて妙に和んだwww
891名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:43:20 ID:qNfwmXUn
宣伝あげ
892名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:16:49 ID:lonZA7gi
モナミ【mon ami(e)(フランス)】
  
   私の友。私の愛人。


モナミーーーーーー俺も双子が好きだーー!!

GJwwwwwwww
893名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 21:28:41 ID:lonZA7gi
っ乙!!

次回はじぇひ馨の言葉攻めを・・。
894名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:26:03 ID:ux63lBZu
最近環ハルが少ないので、環ハル読みたい!
895名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:49:50 ID:h5li8dMI
鏡ハルをもっと読みたい!!
896名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 03:16:38 ID:HmAc6i9p
鏡ハルもモリハルも好き
久々に双子も良かったです。
897名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 23:54:08 ID:bajcpG/q
双子×ハルヒGJ!
898名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 05:20:54 ID:l3YFRqBQ
今週も作家さん降臨してくれるかな?
夏だから二人だけで避暑地に向かうとか
899名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 12:07:16 ID:vYLdYm5D
鏡夜×ハルヒ 投下します。
900鏡夜×ハルヒ:2007/07/23(月) 12:09:28 ID:vYLdYm5D
部活が終り雑用を片付けるともう皆先に帰ってしまってハルヒ一人だった。
「さて、仕事は全部終わったし、帰ろっ」
と帰り支度を始めると奥からキーボードを叩く音が聞こえる。

「あれっ、鏡夜先輩、まだ残ってたんですか」
「んっ、あぁハルヒか。ちょっとこっちへ」
「なんですか」

ハルヒが鏡夜の座っているイスの横に立つとフイに片手をひっぱられ前かがみになったところで
ハルヒの唇と鏡夜の唇が重なる。
「!!!」
唇が離れたところでハルヒが抗議する。
「いきなり何するんですか!」
「前もって断りをいれればいいのか」
「・・・・・断りをいれればいいってもんじゃないです」
スクッと鏡夜は立ち上がってハルヒを見下ろす。
「ハルヒ、キスしてもいいか」
「えっ・・・・・(恥)」
「返事がないのはOKということだな」
鏡夜はハルヒを優しく抱き寄せるとアゴを上に向かせて唇を重ねる。

二人が秘密の関係になってから数ヶ月。普段、皆の前では今までどおりの関係でいる。
特に鏡夜は二人がそんな関係になっているそぶりも見せないので誰も気づいてないだろう。

鏡夜の舌がハルヒの中に入ってくる。
「んんっ・・・」
指先が首筋を逆撫でする。もう少ししたらハルヒは力が抜けて一人で立っていられなくなる・・・が、
今日は違っていた。
ハルヒの手が鏡夜のソコにのびてきたのだ。
「・・・・・ハルヒ、なにをしている」
「はぁ、いつも鏡夜先輩にしてもらってばかりなのでたまには自分も・・・」
「ほぉ、お前が奉仕してくれるという訳か」
「奉仕っていうか、仕返しです」
「仕返し?」
「いつも自分ばっかりされてて・・・恥ずかしいし・・・だから、仕返しです。」
「ふ〜む・・・ハルヒ、今日のこれからの予定は?」
「へっ?今日はこの後スーパーによって帰るだけですけど・・・」
「蘭花さんは仕事?」
「いえ、父は今日からお店の人たちと美鈴さんとこに遊びに行ってます。」
「ふむ、一緒に学校を出るのはまずいな。わかった、もう帰っていいぞ」
「はぁ?」
「帰っていいと言ったんだ。聞こえなかったか?」
901鏡夜×ハルヒ:2007/07/23(月) 12:11:54 ID:vYLdYm5D
夜9時過ぎ、アパートで一人の食事を終えたハルヒは机に向かって勉強していた。
(まったく・・・鏡夜先輩、何を考えてるんだか・・・いきなり帰れなんて・・・)
ブツクサと考えてしまって勉強に身が入らない。

「コンコン」
「は〜い」
「藤岡様、鏡夜様にことづかってお迎えにあがりました」
「あっ・・・・橘さん」
「どうぞお乗りください」
ハルヒを乗せたリムジンは静かにすべりだし、鳳家経営の都内リゾート施設内のホテルに到着した。

地下駐車場から直通エレベーターにのり最上階のペントハウスに入ると部屋の中には人影もなく、
テーブルに鏡夜の眼鏡が置いてあり、シャワー室から水音が聞こえる。

しばらくするとバスローブ姿の鏡夜が現れた。
半袖シャツにジーンズの短パン、裸足に突っかけ姿のハルヒを見て一言。
「おっ、ハルヒもう来たのか。ずいぶんな格好だな。部屋着のままか?」
「あたりまえです。家にいるところを急につれて来られたんですから。」
「人がせっかホテルに招待してやってるのに・・・まぁ、いい、冷蔵庫から飲み物をとってくれ」
ハルヒはムッとしながら冷蔵庫からミネラルウォータを取り出して渡す。
「何を怒ってる?」
「怒りますよ。いきなり人に帰れっていったり、こんなとこに呼びつけるし・・・」
「フッ、それで怒ってるのか」
「そうです。」
「せっかくハルヒが奉仕してくれるというのに部室では悪いと思ってわざわざ部屋を用意したんだが、
気に入らなかったか」
「それは・・・お心遣いは感謝しますけど・・・」
「けど?ということはまだ怒ってることだな」
「・・・・・・・・・」

ハルヒに近づき頬にキスすると抱きしめて耳元でささやく。
「ハルヒ・・・すまなかった。許してくれ」
「もう・・・・(///)」
「フッ、もう許してくれたようだな」
鏡夜はそのままハルヒの手をとると奥の寝室にむかって歩き出す。
902名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 12:15:27 ID:vYLdYm5D
鏡夜はベッドに腰掛けると自分の膝の上に向かい合うように座らせると甘いくちづけを交わす。
舌をからませながら、服の上からハルヒの胸を包み込み首筋をなであげるとハルヒの吐息が
少しづつ荒くなってくる。口を離すと二人の間に銀色の糸がのびる。
「これ以上するとハルヒの”仕返し”ができなくなってしまうな」
「じゃあ仕返ししてもいいんですね」

ハルヒは鏡夜の膝の上から降りて、腰掛けている鏡夜の足の間に正座した。
腰紐をほどくとはだけたバスローブから鏡夜のソコがあらわになり、ハルヒは目の前のそれを
まじまじと見つめる。
「なんだ、怖気づいたか?無理にとは言わないぞ」
「いえ、あまり近くで見る機会がなかったので・・・へ〜、こういう風になってるんですね」
「・・・・・・・・・」
おもむろに手にとると顔を近づけて・・・
「クンクン」
「ハルヒ!匂いをかぐな!」
「あっ、すいません。つい癖で・・・」
こめかみをヒクヒクさせながら鏡夜が尋ねる。
「お前の仕返しというのは、こういうことか?」
「いえ、そういうわけじゃあ・・・(焦)」
両手の指先でソコをささえながら鏡夜の顔とソコをしばらく交互にみた後、覚悟をきめたハルヒは
ペロッと舌先で舐めた。
「!!!」
「あっ、先輩、今ドクッて大きくなりましたよ」
「(怒)当たり前だ!」
(皆忘れていたるようだが俺だって17歳の健康な若者なんだ。こんなことされて反応しない訳がない!)
ハルヒは上目使いに鏡夜の顔色を伺いながら先端に舌を這わせる。
ソフトクリームをなめるようにペロペロと先端を舐め揚げていくと鏡夜のそこにはどんどん血流が集中する。

(まさかハルヒが本当にするとはな・・・途中で謝ってくると思っていたが、想定外だった。
俺もここまではさせる気はなかったが・・・・・本心はしてほしい気持ちもなかった訳ではないが
ハルヒにはまだ早いし・・・・もっと大切に・・・・・)

鏡夜のとまどいとは裏腹に鏡夜自身は臨戦状態になっていた。
「先輩のここ、さっきよりずいぶん大きくなりましたね。」
そういうとハルヒは先端部分を口の中に咥えこんでチロチロと舌先で転がす。
「っ・・・・・・」
鏡夜がハルヒの首筋に手をかけるとハルヒは根元に手をそえて半分まで口の中の含んでそのまま頭をスライドさせる。
(まったく・・・・どこでこんなことを覚えてきたんだ)
ハルヒの胸元に手をのばし、シャツのボタンを外すと乱暴に胸元に手を突っ込んだ。
「んっ・・・・・・んふっ・・・・・」
ハルヒのふくらみの先端にある粒をつまみあげると、荒い息を鏡夜の股間にかけながら
ハルヒはさらに喉の置くまで届くように顔をスライドさせてくる。
頬を上気させ眉間にシワをよせながら必死に鏡夜に奉仕する姿を見ると鏡夜のソコは更に昂まってくる。
「くっ・・・・・・ハルヒ・・・もう・・・いい。」
限界に近づいた鏡夜が両手をハルヒの頭にかけて引き離そうとするがハルヒの動きは止まらない。
「あふっ、いえ、最後まで・・・」
「んっ・・・・もう・・・・・ハァハァ・・・」
鏡夜を無視してハルヒはさらにスピードをあげて鏡夜の根元まで舌を絡めてきた。
「ハルヒっ・・・・もう・・・・うっ!」
ドクッドクッ・・・・ハルヒの口の中で放出させた。
903名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 12:17:43 ID:vYLdYm5D
脈動が止まり、ハルヒの口から抜くと・・・・

「アアァァァァァァ〜ッ!いあひ〜!ほへあい〜!」(あぁ〜っ!にがい〜!飲めない〜!)

口の端から一筋たらし放出されたものを口に含みながら、涙目で鏡夜に訴える。
「ハルヒっ!この馬鹿!」
ハルヒを両脇から抱えあげてレストルームの洗面台の前にハルヒを連れて行くと、
口に含んでいたそれを吐き出して何度も口をゆすぐ。

「ケホッ、ケホッ・・・はぁ・・・・どうも・・・失礼しました。」
「無理するからだ」
「はぁ・・・・エッチなDVDだと普通に飲み込んでいるから、もっとおいしいと思ってたんですが・・・」
「DVD!?」
「はい、光と馨が視聴覚室で見せてくれたんです。淫乱舐め舐めナントカって・・・・・」
「・・・・・・・(怒)!!!!あいつら!!」

怒りのこぶしを握り締める鏡夜の背中でハルヒが声をあげる。
「あ〜ぁ、服も汚れちゃった。」
鏡夜がふりむくと、胸元に口から零れ落ちた精がべったりとついている。
「あぁ、今からクリーニングに出せば朝までには仕上がるな」
鏡夜がそういってハルヒのシャツのボタンを外してやってると・・・・

「あのぉ・・・鏡夜先輩。」
「なんだ」
「どうでした?気持ちよかったですか」
「・・・・・・・・」
「先輩も声出てましたよね。」
「・・・・・・・・」

鏡夜の冷静な表情の裏で恥ずかしさで血が逆流するのを感じる。

「『うっ』とか『くっ』っとかって・・・・クスクス、先輩も可愛かったですよ。(ニコ)」
「!!!!!!!!!(殺!)」
逆流した血液が鏡夜の中の魔王スイッチを起動した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
904名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:11:18 ID:uWtmQCM+
GJ!
魔王鏡夜の続きが気になる
905名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 02:59:13 ID:t2mEYkxv
こんなところでつづくとはこれなんて焦らしプレイ?
906名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:32:08 ID:OwphuuXp
何この鏡夜
普通の男の子みたいに初々しくていいなww
続きマダー?(・∀・)⊃ノ∪⌒☆チンチン
907名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 20:03:14 ID:hjjyvb0n
GJGJ!!
908名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 13:17:01 ID:kQhY4mW2
保守
909名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:07:26 ID:pnUTKBKt
ということで、ボサハル切にお願いします。
910900:2007/07/30(月) 12:03:15 ID:RAJXdrOp
やむを得ない状況で続きが遅くなりました。
903からの続き投下します。
911鏡夜×ハルヒ:2007/07/30(月) 12:06:30 ID:RAJXdrOp
ハルヒはバスルームの真ん中の床に埋め込まれたジャグジーにつかって回りを見回していた。
さすがペントハウス、ハルヒのアパートと同じくらいの広さがあり床や壁は大理石、
回りには天使や女神の彫刻が配置され、薔薇の香りの湯には花びらが浮かんでいる。

(さすが金持ちのホテルは違うなぁ。)なんてぼんやり考えているとカチャとドアが開く。

「ハルヒ、服はクリーニングに出しておいたぞ」
「うわっ、鏡夜先輩。ちょっ、ちょっと待って」

身体を隠そうと湯の中で背中を向けたハルヒの側までくると、
バスローブを脱いでジャグジーに入ってきた。

「何を今さら隠してるんだ。お前の身体なら何度も見ているぞ」
「いや、その、こんな明るいところで見られるのは・・・」

少しでも鏡夜から身体を隠そうと背中を向けているハルヒを後ろから抱きしめて耳元に口付ける。

「んっ・・・・」
右手が後ろから脇の下を通ってハルヒの小さな胸をもみ上げる。
左手はハルヒが逃げないようにウエストにまきついてグッと自分のほうに引き寄せる。
うなじから左右の耳たぶまでを舐め上げながら、胸をもみあげるとハルヒの息が荒くなってくる。
胸の頂についている粒はすっかりと硬くなって指先で転がすとコリコリしている。
そのまま右手を下腹部に進ませて湯の中でそよいている茂みの奥の秘裂に指を這わせると、
粘り気のある感触がする。

「んふっ・・・あっ・・・・」
「ハルヒ、どうだ」
「んんっ・・・いやっ・・・」
「さきほどのハルヒの仕返しの仕返しをさせてもらうぞ」
「えっ・・・なに」

鏡夜はいきなりハルヒの腰を掴んで身体を持ち上げると浴槽の縁に
越しかけさせてハルヒの唇に舌を押し入れた。

「ん・・・・」

ゆっくりとハルヒの舌を絡めとリながら身体を覆い被せて体重をかけると、
ハルヒは倒れまいと後ろに両手をついて自分の身体を支える。
ハルヒの唇から離れた鏡夜の舌はそのまま首筋を往復すると小振りな丘の頂上にたどりつく。
口に含んだ桜色の先端はすっかり硬くなっており、舌先で転がすとハルヒの甘い声がバスルームに響き渡る。
912鏡夜×ハルヒ:2007/07/30(月) 12:10:12 ID:RAJXdrOp
鏡夜の両手はハルヒの背中、わき腹をなであげて身体のラインにそって
脇の下からウエスト、腰、太ももを伝うといきなり両足の膝裏を持ち上げた。

「きゃっ!ちょっ!こんな明るいところで!見ないてください」
「さっきはじっくりと見られたからな。今度はお前が見られる番だ」

逃げたくても腕は自分の体重を支えるのに一杯で動けない。
ハルヒのソコを指で押し広げる。

「いやです・・・・・やめて・・・」
「ほう、見て欲しくないのか。なのになんでお前のココはこんなに濡れているんだ」

指で秘裂をなぞると中から新たに蜜があふれてくる。
「あっ・・・・いやっ・・・・んっ・・・・・」

あふれてくる蜜を舌ですくってやるとさらに蜜が零れて膣口がヒクヒクとしている。

「いやらしいな。こんなにヒクヒクと誘ってるぞ」
「はんっ・・・・・いや・・・・」

包皮をめくりあげ小さな蕾をむきだしにすると人差し指の腹でゆっくりと円を描くように優しくなぞる。
あふれでてくる蜜をすくい蕾に撫で付けてさらに触れるか触れないかのタッチで愛撫を続ける。

「ここが一番感じるところなんだろう。どうなんだ」
「あぁっ・・・・はぁっ・・・・」
「お前が答えなくてもお前の身体はしっかり答えてるぞ。こんなにあふれさせている・・・・」

中指をゆっくりと奥まで挿入し引き抜くと今度は指を二本にしてゆっくりと抽出を繰り返す。

「いや・・・・・んっ・・・・」
「いやならすぐ後ろのパネルのスイッチを押して照明を落とせるし、
本当にいやならここから出て行けばいい。」

くちゅっぐちゅと音を立てながら鏡夜の指はスピードを変えることなく指を動かし続け、
快感の波にながされてハルヒの身体は動けなくなっている。
913鏡夜×ハルヒ:2007/07/30(月) 12:15:38 ID:RAJXdrOp
「返事がないということはこのまま続けて欲しいのか。」
「・・・・いや・・・です・・・・あっ・・・」
「しかし自分から足を開いてこんなに濡らしているじゃないか。
お前のいやらしいところが俺の指をキュッと締め付けているぞ」

指を入れたまま蕾を下で舐ってやるとハルヒの中がさらに指を締め付けてきた。

「あっ・・・・んんっ・・・・もう・・・・」
「なんだ、イクのか」
「いや・・・・せん・・ぱい・・・・きて・・・」
「一緒にイッてほしいのか」
「は・・・い・・・・きて・・・ください・・・・あんっ・・」
「では俺が一緒にイクまでお前はイクなよ」

鏡夜は指を曲げて前壁のザラザラとしたところを擦りはじめた。

「あぁっ・・・・・だ・・・め・・・・」
「腰がビクビクと動いてるぞ。まだイクなよ」
「はっ・・・・んんっ・・・・」

中指と薬指でGスポットを刺激しながら親指で蕾を左右に転がす。
ハルヒの全身が小刻みに震えだしてくる。

「んっ・・・だめ・・・・はぁ・・・・な、なにか・・・でちゃう・・・・・・せんぱい・・・・きてっ」
「まだだ」

スピードをあげて二本の指でGスポットをこすり続ける。指の間からは蜜が流れ続け
鏡夜の手の甲まで滴っている。

「あんっ・・・・もう・・・・はや・・・く・・・・」
「フッ、まだだ。こんなことも我慢できないのか」
「いやっ・・・はっ・・・・んっ・・・・きてっ!・・・・あっ、はあぁぁぁぁぁぁっっっ!」

『ぷしゃぁぁぁ』
全身を小刻みに震わせながら潮を吹いてハルヒは絶頂を迎えてしまった。
収縮をくりかえし鏡夜の指に膣壁がからみついてくる。
満足げに微笑みながら鏡夜は息をきらしているハルヒの耳元で囁いた。

「まだイクなと言っただろう。まったくお前はいやらしい娘だ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
914鏡夜×ハルヒ:2007/07/30(月) 12:17:53 ID:RAJXdrOp
とりあえずここまでです。
次回は今週中に投下できると思います。
915双子:2007/07/30(月) 13:00:01 ID:o7aLtzLM
こんにちわ。仲間に入ってよいですか?
916ハルヒ:2007/07/30(月) 13:11:58 ID:0SkVSgQY
いいよ、二人ともおいで
917双子:2007/07/30(月) 14:23:03 ID:o7aLtzLM
『ワーイ☆ありがとネ〜』
918双子:2007/07/30(月) 16:03:35 ID:o7aLtzLM
う〜む、、、光ハルと馨ハルどっちがインパクトあるかなぁ、、、
919名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:58:02 ID:AxB2DsvB
>918へ
まずはsageてくれ。
意味がわからなかったらこのスレの845〜を熟読することを勧める。
920名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:01:11 ID:pDfYgDgK
どう見ても18歳未満です
大人になってから来い
921名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:23:18 ID:mNVKWBQh
(///)←これなに?
922名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:44:15 ID:Gb9K0rQN
>>921
リア厨・工がよく使いがちな恥じらいの表現らしい。
顔文字でも2ちゃんでよく使われるやつを効果的にギャグでちょっと使うならまだ良いが、
これは地の文で表すのが容易だし、必要ないと思うのだが、たまに見かけるな…。
923名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 19:45:49 ID:YeY1YZ3U
>>914
GJ!
意地悪な顔して楽しそうにでも愛しそうに笑ってる鏡夜の顔が浮かんだよ!
続きも首を長くして待ってるよ!!
924名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:40:43 ID:uQ2AGU81
>>914
照れたり魔王になったりGJ!
続きが楽しみ!
925名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 08:04:17 ID:vGC1as16
携帯サイトでよく見かける雰囲気だな
正直、萌えない
文章で状況、心情、表情を表せるようになってからまたいらっしゃい。
926名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 08:09:14 ID:FND7U2q4
927名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 18:57:18 ID:QhjqkpSD
あげ物
928名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 11:46:02 ID:5/10YBbc
実写版藤岡ハルヒ役は堀北真希だ

と、花ざかりの君たちへを見てそう思ったやつは俺だけじゃないはず
929名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 15:37:03 ID:LDsqlwX0
その通りだよ、、、
930名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 15:45:09 ID:LDsqlwX0
2008年1月からだよ
931名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:35:30 ID:7gnQxHv1
>>918=>>929?
ともかくメール欄に半角で「sage」と入力しれ
932名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 14:08:51 ID:uwOeeHNu
>>928アニメ板で同じ質問して相手にされなかったからってこっちまで来るな(゜Д゜)ペッ


>>930ガセだからw
本当はホスト部をドラマ化しようと
したけどホスト部信者の反対の声が酷かったから花君になったんだよ。
933900:2007/08/06(月) 23:19:05 ID:bulXijIs
とりあえず913からの続きを書き上げたので投下します。
934鏡夜×ハルヒ:2007/08/06(月) 23:22:27 ID:bulXijIs
リビングのソファでバスローブ姿で本を読んでいる鏡夜のもとに揃いのバスローブ姿のハルヒがやってきた。
「ようやく風呂からあがったのか」
鏡夜の視線は本から離れずにハルヒに問い掛けた。

「鏡夜先輩は意地悪です。」
「なんだ、今さら」
「仕返しとかいいながら・・・・何が気に入らないんですか。」
「なんだと思う」
「・・・そんなにヘタでしたか?それとも・・・飲めなかったから・・・・」
「プッ!ククククククッ!クスクスクスクス」
「笑い事じゃないです!こっちは一生懸命やったのに!それなのに、あんなに明るいとこで無理やり!」
肩を震わせながら本を閉じてハルヒを見上げる。
「クスクス・・・・無理やりではないだろう。いやなら出て行ってもいいと言ったはずだが」
「ぐっ・・・・・出て行けない状況にさせたのは先輩です。」
「そのわりにはずいぶん楽しんでいただろう。おもらしまでして・・・・」
「!!!!!(恥)」
「一緒にイクんじゃなかったのか」
「もういいです。帰ります」
「帰ってもいいが服はクリーニング中だ。それとも裸で帰るのか」
「・・・・・・・」
「それにせっかくお前のために部屋をとったのに、ホテル代が無駄になった」
「それは・・・・いつかお返しします」
「ここは一泊120万だが、返せる当てはあるのか」
「ひゃ、ひゃくにじゅうまん!?」
「なんならホテル代は今ここで身体で返してもらってもいいんだぞ」

鏡夜は立ち上がると同時にハルヒを抱き上げて照明が薄暗く灯る寝室へ向かう。
「きゃっ、ちょっ、待ってください」
暴れるハルヒをベッドの上に放り出し眼鏡を外すと横たわるハルヒの顔の左右に両手をつき覆い被さってきた。
ハルヒは両手を突っ張らして鏡夜の胸を押し返して叫んだ。

「もう、いいかげんにしてください!ひとをなんだと思ってるんですか。
 こんな鏡夜先輩キライです。」
「フッ、俺がキライか・・・・なら帰ればいい。ただ俺はお前を帰らせないようできるがな・・・」
そういうと鏡夜の指先がハルヒの首筋から鎖骨までをなで上げる。
「あっ・・・」
「ほら、もう俺を押し返す力が弱くなってきた」
「そんなことはないです」
さらに力をこめて鏡夜を跳ね返そうとする細い手首をつかみシーツの上におさえつけると首筋に唇を落とす。
「んっ・・・・んん・・・・」
ゆっくりと上下に唇を移動させながら耳元でささやく。
「お前の弱いところを今夜はじっくり教えてやる。まずはこの耳たぶから首筋だ」
そういうと制服で隠れるギリギリの首元に強く吸い付いた。
「あっ・・・んんっ・・・・やめ・・・て・・」
「それからキスも好きだな」
唇を重ねると無理やりに舌をねじこみゆっくりと口内を味わう。
ハルヒの舌を絡めとるころには鏡夜の手のひらに感じていた細い手首の抵抗はほとんどなくなっていた。
935鏡夜×ハルヒ:2007/08/06(月) 23:26:57 ID:bulXijIs
唇を離すとハルヒはやや上気した表情をしていたが、まだ瞳には抵抗する意思がみえる。
ハルヒの身体をうつ伏せにひっくり返すとバスローブを腰まで一気に押し下げて
白い背中の真ん中を下から舌で舐め揚げる。
「ひゃっ・・・・あぁ・・・」
「背中がこんなに感じるとは自分でも思わなかっただろう」

耳元で囁きながら指先で背中を優しくなであげていくとハルヒの吐息が甘くなってくる。
(はぁ・・・はぁ・・・こんな扱いをされて許せないんだけど・・・・どうしよう・・・・)
鏡夜の手がハルヒの身体の下にもぐってきて小さなふくらみを包み込む。
「あっ・・・だめ!」
鏡夜の手から逃げようとシーツに両手をついて身体を起そうとするが脱ぎかけのバスローブが
肘にからまってまっすぐに腕を伸ばせない。
空間ができて自由に動けるようになった手はふくらみの頂をつまむと指先で触れるか触れないかの
優しいタッチで転がしはじめた。

「あぁん・・・・」
「こんなに硬く尖らせて・・・・・ここも敏感なところだ」
鏡夜の両手が胸に愛撫を加えている間も耳元でずっと囁きつづけるからハルヒの下着はすっかり湿ってきている。

(どうしよう・・・・もう・・・・やめて・・・ほしいけど・・・・あぁっ・・・)

蜜を滴らしヒクつきはじめたソコを内股をすりあわせて落ち着かせようとすると鏡夜が追い討ちをかける。
「先ほどからお前の足が動いているがどうした。もうアソコが疼いているのか」
「!!・・・そ、そんな・・・こと・・・な・・・い・・・・くっ・・・」
腰を小さく動かしながら必死で快感に耐えているハルヒを冷静に見つめる鏡夜はハルヒの腰を包んでいる
バスローブを脱がし仰向けに戻した。
ハルヒが身に付けている最後の布ごしに秘所に指をはわしながら耳元で囁く。

「どうした、ハルヒ。帰るんじゃないのか」
「んんっ・・・・やめ・・・て・・・かえ・・・・る・・・」

今にも溺れそうなハルヒは鏡夜のバスロープを必死に掴んでくる。
鏡夜の指は下着の脇から侵入し直接秘裂をなであげ、あふれる蜜を指に掬い取る。

「これからお前が一番弱いところを教えてやるのに帰るのか。
でも身体は帰りたがってないようだ。見てみろ」
ハルヒの目の前に濡れた指を持っていきわざと糸をひかせる。

「いやっ・・・・ちが・・・う・・・」
「フフッそこまでいうなら試してみよう」
鏡夜はハルヒから下着を取り去ると膝の間に割って入り足を大きく開かせた。
「いやっ・・・」
「さきほどと違って部屋の中は暗いが濡れているのははっきりとわかるぞ」
指で包皮をめくると鏡夜の舌が充血した蕾に吸い付いてきた。
「あっ!・・・あぁっ・・・」
ハルヒの声が高くうわずり一瞬逃げようとした腰は鏡夜の腕にしっかりと押さえつけられてしまった。
「ここがお前の一番弱いところだ。そうだろう」
「んっ・・・んんっ・・・あっ・・・・・」
唾液で濡れた舌で舐めあげられて蕾はさらに固くとがり、舌で転がすたびに
ハルヒの口からは甘く甲高い吐息がこぼれる。
「それから・・・こっちも感じるんだろう」
蜜をあふれさせている膣口に舌を差し込んでゆっくりと舌をまわしてやると中が収縮してさらに蜜があふれてくる。
「はぁ・・・あふっ・・・んっ・・・・」
身体を起した鏡夜はハルヒの耳元にささやきながら中指を差し込んでいく。
「入り口だけじゃなく奥はどうなんだ」
鏡夜の長い指が一番奥に到達するとハルヒの中がさらに締まり膣壁が指にからみついてくる。
「あっ!・・・ああっ・・・」
鏡夜の肩に必死に掴んでいるハルヒの手が小刻みに震え出した。
936鏡夜×ハルヒ:2007/08/06(月) 23:30:17 ID:bulXijIs
抜き差しする中指に薬指をくわえて前壁をこすり始めると腰をビクつかせて訴えてくる。
「奥だけじゃなくここもだろう。締め付けがきつくなってきてるぞ」
「あっ・・・もう・・・・んふっ・・・・だ、だめ・・・」

達する寸前に鏡夜は指を抜き去るとバスローブと下着を取りさり、
荒い息をしているハルヒの顔の脇に両手をつくとハルヒの顔を見下ろす。

「で、どうするんだ。帰るのか、それとも続きをしてほしいのか」
「あっ・・・」
「さあ、どうする」
そういいながら鏡夜自身はハルヒの入り口にあてがわれていつでも侵入できる用意ができている。
「・・・・あ、あの・・・・ん・・・・」

鏡夜の両腕に手をそえて同意の意思を表したつもりだった冷徹な鏡夜はハルヒの入り口で
ほんの数ミリ程度の抽送を繰り返して再度問い掛ける。

「さあ、どうして欲しいのか、ちゃんと口で伝えてみろ」
「あ・・・あの・・・・・・」

恥ずかしさで横を向き唇をかみしめていたが小さな声が零れてきた。

「き・・・・きて・・・ください」
「人に頼みごとをするときは、ちゃんと相手の顔を見るように教わらなかったのか」

冷ややかな微笑みをたたえた鏡夜はハルヒのアゴを掴んで自分の方に向かせる。
頬を上気させて鏡夜を見上げる大きな瞳。
そんな表情とはうらはらに焦らされている所からあふれる蜜が鏡夜自身にも滴っていく。

「さあ、もう一度大きな声でお願いするんだな」
「あっ・・・んっ・・・き、きてください」

鏡夜の両腕を掴む手に力が入り、顔を赤くさせ潤んだ瞳でお願いすると、
満足気な鏡夜がゆっくりと侵入しはじめた。

「あぁっ!」
快感と恥ずかしさで思わず目をつむり顔を背けようとするが鏡夜の手が動きを制す。
「俺がいいというまでちゃんと目をあけて俺のことをみていろ」

目を閉じることも許されず上から見つめられていては、声をあげることもできない。
荒い息をしながら鏡夜を見つめる瞳にはうっすらと涙がにじみ、時折快感で眉根を寄せ
せつなく艶っぽく甘い表情で鏡夜の両腕をしっかりとつかんでいる。
ゆっくりと侵入してきた鏡夜が一番奥に押し当たるとハルヒは声をあげて鏡夜自身をしめつけてくる。
つながったまま両腕でしっかりとハルヒを抱きしめると耳元でささやいた。

「まったく・・・そんな甘えた顔・・・・・・俺以外の男にはみせるな」
「・・・・・ハイ」
ゆっくりと抽送をはじめると焦らされ過ぎたせいかすぐにハルヒの腰はビクッと震え鏡夜を締め付けてくる。
「あぁっ・・・・・もう・・・・い・・・く」
鏡夜の背中に回した指先に力が入るとハルヒの耳元で囁く。
「見ていてやるからイッていいぞ」
「いやっ・・・そん・・な・・・・恥ずか・・しい・・・あっ・・・んんっ・・・・」
訴えを無視してハルヒの奥を何度もつきあげてやると、全身を強張らして鏡夜自身を締め上げてきた。
「あっ・・・あぁっ・・・・んっ・・・あぁぁぁぁぁぁっ!」
937鏡夜×ハルヒ:2007/08/06(月) 23:33:10 ID:bulXijIs
全身の力が抜けてぐったりと荒い息をついているハルヒに頬に口づけして尋ねる。
「まだ俺のことがキライか」
「はぁ、はぁ、・・・・さっきまでは・・・八つ当たりされてるようで・・・キライでした・・・」
「八つ当たりか・・・・」

(俺は何を怒っていたのだろう。DVDを見せた双子にか、それとも声をだしたことを指摘したハルヒにか・・・。
いや、本当はハルヒの言動で心が揺れてしまう自分自身に怒りを覚えていたのでは・・・。
こんな小娘の小さな言動で心を動かしてしまうほど・・・俺は・・・ハルヒを・・・)

「今は・・・・わかりません・・・けど・・・」
「・・・けど?」
「こうして鏡夜先輩と・・・・つながっていられて・・・うれしく思います。」

ハルヒの背中に手を差し入れて抱き起こし、まだ力が入らない腕を自分の背中にまわさせ
座位の姿勢にすると細い腰を掴んで下から思いっきり突き上げる。

「あっ・・・んんっっ・・・・」
イッたばかりで脱力しているハルヒの腕が背中から離れそうになる。

「俺から・・・俺から離れるな」

右手をハルヒの背中に回し支えながら左手で腰を押さえつけて何度も突き上げてやると
ハルヒの腰が鏡夜の動きに合わせて上下に動きだしてきた。
ハルヒの腕は鏡夜の背中にしっかりとまわされて抱きついて、鏡夜の耳元で甘い吐息がこぼれてくる。

「あっ・・・ああっ・・・・せんぱい・・・・ずっと・・・いっ・・・しょ・・・・」
限界が近づいている鏡夜自身が更に硬くハルヒを突き上げる。
「んっ・・・・あっ・・・きっ・・・きてっ・・・・」
ハルヒの腰の動きが大きくなって溢れる蜜が鏡夜の下半身に滴り落ちてくる。

「くっ・・・・・ハルヒ・・・イクぞ」
「んっ・・・・あっ・・・・・あぁぁぁぁっ!」
一番奥を思いっきり突き上げるとハルヒの指先が鏡夜の背中に刺さり、
膣壁がギュッと締め上げてきて鏡夜自身も放出させた。

つながったままハルヒの唇に自身の唇を重ねると、ハルヒが荒い吐息とともに耳元でささやく。
「先輩・・・スキです」
愛おしさでそのままハルヒの身体を抱きしめると、ハルヒの指先が鏡夜の髪の毛を優しくなぜる。
(まったく・・・・この天然娘め・・・俺の気持ちを簡単に揺れ動かす。どっちが遊ばれているんだか・・・)
抱きしめられたままのハルヒが尋ねる。

「あの・・・気のせいかもしれませんが・・・・その、先輩の・・・」
言うまでもなく鏡夜自身には新たな血流が流れ、ハルヒの中で固さをみなぎらせはじめた。
「帰らせないと言ったはずだが・・・・明日は休みだしな」
そういうと、またハルヒをベッドに押し倒した。



週明け・・・ハルヒが登校すると教室には疲れきった双子の姿が・・・
「おはよう。どうしたの二人とも・・・なんか疲れてるよ」
「あぁ、ハルヒおはよう・・・なんかさ、差出人不明の宅配便が届いてさ」
「それがさ、なんとトラック一台分のエッチなDVDでさぁ・・・」
「僕たちが注文したって思われてお祖母様や家の者には白い目で見られるし、両親は激怒して部屋中荒らしてさ」
「今まで隠し持ってた数少ないDVDまで没収されて、朝方まで正座させらて・・・」
「まあ、ハルヒがそんなことをする財力があるとは思えないから犯人ではないんだろうけど・・・」
「なんの嫌がらせなのか・・・」

ため息をつく双子を前に犯人らしき人物を思い浮かべて「決して敵に回してはいけない」と心に誓った。
938900:2007/08/06(月) 23:35:23 ID:bulXijIs
以上です。お目汚し失礼いたしました。
939名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 00:24:35 ID:Z5JrjEhQ
>>938
GJ!!
鬼畜で優しい鏡夜がイイ!!
940名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:32:17 ID:RIYBum6Y
GJ
941名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:23:35 ID:loNIpgPW
鏡ハルイイヨイイヨー
942名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 13:49:22 ID:IeEM33Di
GJ!ご馳走様でした
943名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 12:23:33 ID:X2L4p74Z
書き手の方々にお願いです
保管庫に入ったときに探しやすいように
カプ名だけでなくちょっとしたタイトルをつけてくれると嬉しいです
944名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 22:14:46 ID:rZavmeb5
GJ!
しかしそろそろ1000いきそうですね。
945名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 01:40:41 ID:d4JdC71d
次スレは970か980くらい?
946名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 21:51:07 ID:vB3WVxFG
環ハルのネタっていざ書こうとすると難しいな…
某同人作家さんもブログで環で18禁書くのムズいみたいなこと書いてて禿げ胴だった
しかし、まとめサイトの過去の環ハル作品は全部神だなぁ…
947名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 22:48:20 ID:oSjid//s
鏡夜はサクサク脱がしそうだし、光はリア工の勢いで行ってくれそうだし、
モリ先輩には奥の手の眠いモリがあるし、ハニー先輩は鬼畜モードがあるのにね。

ぴゅわーな環や優しい馨は萌えるけど難しい。
948名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 22:54:49 ID:hmrA9eH8
とりあえず環だと、先にセクース→好きだったから、自分もです・・が出来ないよね。
付き合ってないと絶対しなさそうだし、付き合う前から書くとなると高難度すぎるだろうし。
ずっと前に話題に出たけど、あの言葉使いは両刃の剣だからww雰囲気を崩さず書くのも難しそう。
949名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 03:11:22 ID:yoEosTy0
一応小ネタ。ドM向き。

やや鬼畜で、ハートウォーミングどころかハート冷えます。
ハルヒ総受けですので純愛好きな方は見ない方が吉。
レイープや鬼畜等嫌いな方は

 真夏の夜の悪夢

をNGワードにすることをお勧めします。
950真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:12:19 ID:yoEosTy0



「…鏡夜先輩はしませんよ」

ハルヒは大きな目を見開いて、鏡夜を見上げた。
眼鏡は月光を無機質に反射するのみで、どんな表情も映さない。

「だって、自分に手ぇ出しても、なんのメリットもないでしょう?」
言葉とは裏腹に、緊張で口の中がかわく。
夏休みの、しかも日没後の校内には、教師すらいないはずだ。
背中の下で、ソファのスプリングが軋む音が聞こえた。

「まったく、面白いねお前は」
無理矢理引き剥がされたワイシャツのボタンが飛んだ。
鏡夜の口元に、冷たい笑みが浮かんだ。

「やめてくれとは言わないのか」
長い指をゆっくりと出し入れしながら、鏡夜が囁いた。
「きょ、鏡夜先輩は…最後の一線は…越さない…です…」
指の関節で内壁を擦り上げられ、ハルヒは唇を噛む。
その唇にそっとキスを落とし、鏡夜は指の腹でGスポットを刺激した。

「く…っ」
「俺がお前を抱かない? なぜそう断言できる」
そう囁き、むき出しになった胸に舌を這わせる。
「だ…って…、あう…っ…鏡夜…先輩には…あっ…メ、メリット…が…ああっ」
「メリットねえ…」
手は止めずに、ふっと嗤った。

「それなりに、興味深い感想だ」
一気に指を抜き、膝の裏に手をかける。
「あ」

ずにゅ

「せんぱ…なにを…」
「何を? ははは、いくらお前でもわかるだろう」
濡れそぼって淫らに開いた性器が、鏡夜の雁首までを呑み込んでいる。
鏡夜は背筋を伸ばし、その持ち主の青ざめた顔を楽しそうに見下ろした。
「ま、待ってください…まだ間に合うから…抜いて…」

「本当にそうしてほしいのか?」
鏡夜は動きを止めた。眼鏡が白く光る。
ハルヒは勢い込んでうなずいた。
「もちろんです!」
「こんなに濡れているが…」
薄く笑って愛液をすくい取り、舌先で味わう。

951真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:13:57 ID:yoEosTy0
「それは…生理現象で…先輩、上手だから…」
少し頬を染めて、ハルヒは視線を逸らした。
「でも、先輩とは…先輩を尊敬してるからこそ…」
「ほう」
「今なら、普通の先輩と後輩に戻れますから…」
鏡夜の口元から笑みが消えた。

「では、環のことは尊敬していないのかな?」
ハルヒの身体がピクリと反応した。
「モリ先輩のことは?」
「あ…」
固まるハルヒの胸に長い指を伸ばし、弄ぶ。

「まあ、見たのは偶然なんだが…驚いたな」
「鏡夜…先輩…」
「ちょうどこのソファで、お前と環が…」
「あ…」
身体を前に倒し、ハルヒの細い顎に指をかける。
「ちょうどこんな風に」

ずりゅ…っ
湿った音をたてて、ペニスが一気に奥を突いた。
「ああっ」
「随分と慣らされているな、楽しい盛りだろう」
鏡夜は楽しげに言って腰を引き、ずぶずぶと埋める。
「あっ、ああっ、先輩…っ、やめ…」
思わず払った手が鏡夜の眼鏡に当たる。
「つっ」
カシャンと乾いた音がした。
「あ…」
鏡夜の目は笑っていなかった。

「環とお前は…いつかそうなってもおかしくないとは思ってはいたが」
眼鏡の安否は気にせずに、鏡夜は続けた。
「あっちの安楽椅子でモリ先輩の上に跨っているお前を見たときは…」
鏡夜は腰を引いた。
「あ、あれは…」
めいっぱい引き出しておいて、滑らかに押し込む。
「ああ…っ!」
天性なのか慣れているのか、その動きは異様に巧みだった。

「あれは、なんだ」

「あ、いえ、たまたま…モリ先輩が…っ、ね、眠かったみたいで…んあっ」
「なるほど、お前の力では抵抗できないというわけか」
「もう…処女じゃないし…じ、事故って思うことに…」
「ドライにもほどがあるぞ、お前」
「モリ先輩は…お、おぼえて…な…ぅあ…み、みたいです…し…」
鏡夜は眼鏡があるはずのところに手をやり、ふうとため息をついた。
「そんなことだろうと思ったよ」
952真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:16:31 ID:yoEosTy0

動きを止めた鏡夜を見上げ、ハルヒは深呼吸した。
「だから、先輩も、先輩らしくないことはやめてください」
「主義?」
「先輩はメリットがないことは基本的になさらない方ですよね」
「基本的に?」
「先輩は優しいから、…メリットがなくても動くことはあります」

「…ほう、興味深い意見だな」
鏡夜は眼鏡を上げるしぐさをしかけ、眼鏡がないことに気づいて手を下ろした。
「だけどそれはこんなことじゃないです」
ハルヒは鏡夜をまっすぐ見上げ、その頬にそっと手を当てた。
「私が環先輩を裏切ったと思って、環先輩のために怒ってこんなことなさったんですよね…」
鏡夜の身体がわずかに動いた。
「私はちゃんと環先輩のことが好きですから…安心してください…」

ほんの何秒か、第三音楽室は静まりかえった。
うつむいた鏡夜の髪が、サラリと音を立てた。

「…違うな」
「え?」
「俺は環のためにこうしてるんじゃない」
「鏡夜…先輩?」
「メリットがないとお前は言ったが…それは違う」
鏡夜は、月明かりに浮かぶハルヒの白い顔に手を伸ばし、触れようとしてやめた。
そのままその手でハルヒの短い髪をくしゃっと乱す。
「俺は、お前が好きだから…」
「え…」

鏡夜は再び腰を使い始めた。
「あ…せんぱ…」
「お前が、好きだから…環に抱かれたお前を見たとき…」
ソファのスプリングがギシギシと音を立てる。
「モリ先輩に犯されるお前を見たとき…」
「せんぱい…」
奥を突かれ、内臓を押し上げられてハルヒは呻いた。
「俺が…俺は…」

「あ…あ…」
律動の激しさに、ハルヒは背中を反らし、首を振った。
「や…」
霞む視界に環の笑顔が浮かぶ。
伸ばした手に触れたのは鏡夜の顔だった。
「鏡夜…先輩…」
鏡夜の頬は、涙で濡れていた。

「ハルヒ、すまない…」

胎内に熱い何かが張り付いていく。
ふわりと身体が浮くような感覚の後、ハルヒは堕ちていった。


953真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:17:43 ID:yoEosTy0


「鏡夜先輩、大丈夫かな…」

更衣室の電気をつけ、身体にわずかばかりまとわりついた制服を脱ぎ捨てた。
ついでに、汗で汚れたスポーツブラと、色々な体液で汚れた下着も脱いでしまう。
痛恨の中出しをした鏡夜は、すぐに洗浄の用意をすると約束して去った。

「まあ、自分は処女じゃないし、事故ってことにできるけど…」
ドライに切り替えたハルヒは、傷心の鏡夜を思って胸を痛めた。

「なんだよ事故って」

全裸のハルヒは動きを止めた。
ゆっくり首を回して振り向く。
更衣室のドアが開き、光がそこに立っていた。

「あ、いや、こっちの話」
「あっそうか、じゃ、それで…って、そんなわけ行くか!」
普段なら顔を赤らめて出て行きそうなところなのに、光は更衣室に入った。

「お前、きょ、鏡夜先輩と…あんな…」
「…え、もしかして、見てた!?」
「ハルヒィイ!」
「うわ」
肩を強く掴まれ、後ろによろける。
「きゃっ」
毛足の長い絨毯の上に、ハルヒは光と重なるようにして倒れた。

「ちょ、ちょっ、待っ…!」
一瞬で制服を脱いだ光にのしかかられる。
「待てだって!? 好きな子のあんな姿見せられて…」
「光!?」
「僕だって、僕だってハルヒが好きなんだよ…!」
「ええ!?」
「このニブチン!」

ずりゅっと一気に奥まで貫かれ、ハルヒは脚を強張らせた。
「あぐっ」
「うっ!」
「え!?」
ハルヒをぐっと抱え込んだ光が動きを止め、わなないた。
「ま、まさか…」
熱く粘りけのある塊が、子宮の奥に当たっていた。
(早!)

954真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:19:05 ID:yoEosTy0

「ハァ…ハァ…」
「ひ、光…、落ち着いた?」
「ハルヒ…僕…」
「光、今日のことは忘れよう、ね?」
動かない光の頭をそっと抱え、ハルヒは優しく言った。
もう、今日のことは大事故にあったと思って忘れるしかない。

「嫌だ」
光は起き上がり、腰を使い始めた。
瞬く間にペニスが硬度を取り戻す。
「え? ちょ」
片脚を高く持ち上げられ、パンパンと音を立てて突かれる。
「ハルヒ! ハルヒ、好きだ!」
「いや、え…っ、ああっ」
「うっ!」
体液が注ぎ込まれる感覚に思わず声を上げた。



955真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:20:20 ID:yoEosTy0


「一体今日はなんなんだ…」

更衣室に併設されたシャワー室で体中にこびりついた体液を流しながら、ハルヒは嘆息した。
結局光は、胎内と言わず身体と言わず顔と言わず、ハルヒを精液まみれにして去っていった。
いかにガードが甘いとはいえ、仲間に対してこの仕打ちはないと思う。

「鏡夜先輩、まだかな…」

精液のこぼれ落ちる性器に触れ、呟く。
早く処置をしなければ。

「ふぅ〜ん、本命はたまちゃんと見せかけて、実は鏡ちゃんなのぉ〜?」
声がしたのと、両手を後ろで拘束されたのが同時だった。

「ハニー先輩!?」
ハルヒは身をよじろうとしたが無理だった。
もみじのようなちっちゃな手につかまれた両手首はびくともしない。
「何をなさるんです?」

「うーんとねえ、僕、見ちゃったからねえ」
幼児のような声は、あくまでも陽気に言う。
「見たって…」
「たまちゃんでしょ〜、鏡ちゃんでしょ〜、ひかちゃんでしょ〜」
ハルヒが落としたシャワーヘッドから流れる湯の音が反響する。
「あ、それとたかしぃ〜」

「先輩、全部見ていたならおわかりかと思いますが…」
「なにが〜?」
「あれは事故なんです、全部」
「う〜〜ん…」
考え込むような声が聞こえたかと思うと、ハルヒは膝裏に衝撃を感じた。
「膝かっく〜ん!」

「うわっ」
盛大に体勢を崩したハルヒは、床に激突するかと身構えた。
が、万力のような力で両手首を引かれ、床すれすれで顔が止まる。
ハルヒは両膝をついて前傾し、腰を高く上げた体勢になっていた。

「え?」
大きく開いた性器に、後ろからなにかつるつるした大きなものが押し当てられる。
「ハルちゃん、これも事故だよねぇ?」
「せんぱ…!」
言いかけて、ハルヒは痛みで目の前がスパークした。
「な、なに…?」

956真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:22:21 ID:yoEosTy0

「僕のブラックうさちゃん、ハルちゃんにはおっきいかなあ?」
「い、痛…っ、先輩、無理です…っ」
めりめりと穴を押し広げながら、ブラックうさちゃんが侵入を開始した。
「でもねえ、ブラックうさちゃんさみしいって、ぼくもぼくもって言うの〜」
「はぁ? …あぐっ、せ、先輩、やめましょう」

「ハルちゃんの中、あったかい〜」
「く…お、おっきすぎ…」
ハルヒにかまわず、ハニーは栓でもするように巨大なペニスを押し込んだ。

「どお、ハルちゃん、痛い?」
「あ、いえ、大丈夫…です」
「よかった♪ じゃ、いくよ!」
その腰使いは、どう考えても部内一だとハルヒは思った。

「あぐっ、うっ、あっ」
「ハルちゃ〜ん、イキたかったらイッていいんだよ〜?」
ハニーが強い力で手首を引き、背を反らせる。
「ああっ!」
ブラックうさちゃんにGスポットを連続攻撃され、ハルヒは声を上げた。
「やっ、いっ、いっちゃう!」
「いってらっしゃ〜い♪」
「あああああああああああああ!」

「ハルちゃぁん、出していーい?」
何度イカされたかわからないほど頭が朦朧とした頃、ようやくハニーの声が上擦ってきた。
「も、なんでもいいです…」
疲れ果てたハルヒは、何度目かのエクスタシーに身を委ねた。

ハルヒは疲れ果て、脚を開いたまま床に座り込んでいた。
散々蹂躙された赤い性器をもみじのような手がいじっている。
「これはひかちゃんのかな〜、鏡ちゃんのかな〜、それとも僕のかな〜」
ちいさな指が溢れる体液をすくいとる。
「ハルちゃん、こっちむーいて?」

うつむいていたハルヒの顎をすくい上げる。
そして、その口元に、ハルヒの股間から滴った精液をなすりつけた。
「ん…っ」
生臭さが口いっぱいに広がる。

「僕ねえ」
その声に顔を上げ、ハニーの顔を見たハルヒの目が見開かれた。
「はっきりしない娘って、クズだと思う」
その整った幼い顔は、背筋が凍るほど恐ろしかった。


957真夏の夜の悪夢:2007/08/11(土) 03:26:15 ID:yoEosTy0

エピローグ

「どうしたの、ハルヒ?」

ぽっかりと目を開けると、そこには見慣れたオカマの顔があった。
その後ろにあるのは見慣れた天井。
ハルヒは自分の布団の中にいた。

「朝?」
「 悪い夢でも見たの? 凄い声出してうなされてたわよ?」

「悪い…夢?」

「そうよ、もうあんたったら『あぁん!』とか『ん…っ!』とか叫んで」
「そうなの?」
「そうよぅ」
起き抜けで無精髭の生えたオカマ、ハルヒの父は心配そうに娘を見た。

「全っ然、覚えてないや」

「あんたったら…でも、その方がいいわね。…あらいけない」
「なに?」
「なにって、あんた今日デートでしょ? はい、これ着て行きなさい」
「はぁ、また無駄遣いを…」


8月の空は青く、日差しはあくまでも強い。
ハルヒは目の上に手をかざして待ち合わせ場所に走った。

「あ、待った?」
「ううん、今来たとこ。ハルヒ、その格好可愛いよ」
「そう? お父さんが着ろって」
「ハルヒ父GJ!」

「ええと、それじゃどこ行こうか、馨」
少年少女は、どちらからともなく指を絡ませた。

958名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 03:27:42 ID:yoEosTy0
以上、フロイト先生もビックリでした。
深層心理が現実に反映されるとは限らないってことで。
959名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 03:30:28 ID:KIHu8B2p
リアルタイムで乙
良かったーGJ
960名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 08:05:17 ID:CQ5YTIa0
そうきたかw
しかし、ブラックハニー先輩、たちえ夢でも恐ろしス
961名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 09:56:37 ID:wjGfcIRw
このネタに言いたいことはたった1つだ!
ハニー怖ええええええええええっwww
962名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 12:37:31 ID:/cLofkDB
確かにハニーは怖いが、
言っていることはまさしく正論。
963名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 03:31:14 ID:rj4J2e+G
「膝かっく〜ん!」 が笑えて良かった!
深層心理…GJ!
964名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 13:49:38 ID:SMfeMKzy
勝手なイメージだけど、第三音楽室はこのスレ的にはエロスルーム。

それと双子は一人ずつにすると書く難度が違うんじゃないかと思うんだが。
個人的にはなんとなく、光・鏡夜<双子<ハニー・モリ<馨・環・・・なイメージ。
965名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 19:11:21 ID:AdW9D5Yb
ハルヒ妊娠しないのかねぇ
したらしたで面白そう!
966名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:30:35 ID:c5lUmDIV
>>965お前・・・厨か?
967名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 21:32:16 ID:0W2nCRqV
>>964
確かに、馨は色々考えて先に進まない感じがする。
968名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:17:13 ID:o77Xyism
ff
969名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:32:23 ID:jda+Fgjj
鏡×ハルヒです
エロ無しです
970名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:33:10 ID:jda+Fgjj
部活動が終わった放課後の第三音楽室、ハルヒはいつものように
片づけをしていた。部室の掃除から食器洗い。
このホスト部に入ってからハルヒがやるのは当然のことになっていた。
「あれ、鏡夜先輩まだいたんですか?」
ハルヒが見た先にはいつもの椅子に座って
パソコンと向き合っている鏡夜がいた。
「ああ」
鏡夜はハルヒのほうを向かずに画面を見ていた。
眼鏡が画面の光に反射してよく表情が読み取れない。でもこんな質問には
誰だって表情を変えるはずがない。鏡夜だったらなおさら
表情を変えるはずがないと思いながらハルヒは鏡夜に近づいた。
「・・・鏡夜先輩に・・・言いたいことがあるんです」
「なんだ?」
さすがの鏡夜も顔を上げてハルヒと目を合わせた。
「自分、最近すごく痛いんです…胸が。ズキズキするような…。あ、でも
胸って心臓ですか?それは病気かも…い、いや違う。なんて言ったら
いいんだろう…とにかく胸のあたりが変なんです!モヤモヤするような
ムカムカするような今までにない感じで…」
ハルヒは困惑しながらも必死に鏡夜に伝えようとし、鏡夜はハルヒを
じっと見て聞いていた。

続きます
971名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 00:56:14 ID:S3H5Jnwq
続くようだが需要はないだろう
972名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 01:04:33 ID:xUYMOOU0
もうちょっとまとめて書いてからにしてくれ
973名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 01:04:39 ID:27c8fHl9
一日一回ペースじゃ何日かかるんだよ…
974名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 01:46:23 ID:ukl0owah
連載は一回あたり、きりがいい所まで数レスは欲しい。
そして全体が十レス以内で済むなら、一回で投下して欲しいよ。
それ以上になるなら、連載のほうがいいけどさ。
975名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 08:35:19 ID:ewUuST+8
「でも営業中はなんともないんです!ホスト部だけ…なんです落ち着くのが…。
授業中も家に帰っても治まらなくて…」
「俺に言いたいこととはそれだけか?」

「はぁ」

「それは好きという感情だなきっと。俺にも一度だけハルヒと同じような
気持ちになったことがある。気付くのにはかなりの時間がかかったがな」

「好き…ですか?」
鏡夜は椅子から立ち上がりハルヒの唇に自分の唇を優しく重ねた。
ハルヒは一瞬何が起きたのかわからず目を見開いた。
目の前には目を瞑る鏡夜が見えてやっと状況を理解した。

だがハルヒは抵抗しなかった。

「なんで抵抗しなかった?」
鏡夜はフっと笑いながらハルヒに問いかけた。

あ…そうか

「自分は…鏡夜先輩のことが好きです」
ハルヒは鏡夜を好きなことに気付いてすごく気が晴れた気がした。

「ハルヒは男とキスをするのはこれが初めてだろ?」
「え?あ…はい」
「実は俺もファーストキスだ。俺は本当に好きな人にしかしないと決めているんでね…
男のプライドってやつか?」
フっと笑った鏡夜の目にはどことなく優しさが見えたきがした。

「それは…自分のことが…」
ハルヒが言い終える前に鏡夜はまたハルヒに口付けをした。
またいきなりのことでハルヒは驚いたが決して抵抗はしなかった。


すみませんでした
976名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 08:55:43 ID:HKeTnJ4t

続くの?
977名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 12:13:21 ID:rcVBzL52
エロパロ的にはこれからエロ展開になだれこみだろうけど
エロ無しと言ってるんだから終わりなのかな?

投下の仕方はちょっと悪かったけど、話としてはGJ!
男のプライドでキスもしたことのない童貞鏡夜ハァハァ(*´д`*)
次回はぜひ童貞鏡夜と処女ハルヒでエロまで…
978名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 13:00:33 ID:aBwI7A74
去年も夏は鏡ハルが多かったと思うが、正直そろそろ他のカプが読みたいと思う・・・
979名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 17:22:26 ID:oYxd6wpV
次スレは?
980名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:02:44 ID:ewUuST+8
続きませんね多分…
オチ無しですみませんホント…
981名無しさん@ピンキー
次スレ
桜蘭高校ホスト部 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187174815/