【レフィア】FF3でエロパロ 2HIT【エリア】

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946名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:13:32 ID:kufZI8W5
>>943
俺も一応書いてるがエロい表現が少なくてストーリー小説みたくなってるんだぜ
さぁ投下するんだ。
947アルクゥ×レフィア(1/10):2008/01/12(土) 14:14:46 ID:69MA53/K
 古代人の叡智の結晶、インビンシブル。
 船体最後部中央の区画にはデブチョコボが隠れており、ギサールで収穫された
野菜を捧げることでいつでも呼び出すことができる。通常のチョコボの5倍はあろうか
というその巨体に全身をあずけ、天窓から射し込む暖かな陽光を浴びながら今日も
アルクゥはくぅくぅと寝息を立てていた。

 無尽蔵にアイテムを溜め込むことができるデブチョコボのお腹はやわらかく、暖かい。
クッション代わりにしても全く嫌がらないどころか自分からお腹を突き出してくれるため、
アルクゥにとってそこはお気に入りの読書兼昼寝場所となっていた。

 そこへ忍び足で迫る影が一つ。緑の頭巾に臍まで満たないノースリーブシャツと
ミニスカートというシーフ特有の露出の多い格好をした少女、レフィアである。
過酷な旅を乗り越えてきたとは思えないほど細くすらっと伸びた白い足が眩しい。
アルクゥの側まで来たレフィアは、その場に屈み込みアルクゥの寝顔を覗き込んだ。
ひとしきり観察した後、ほうとため息を一つつく。

「アルクゥ、やっぱり可愛い……」
948アルクゥ×レフィア(2/10):2008/01/12(土) 14:16:12 ID:69MA53/K
 元が童顔・女顔であるのに加え、陽の光をポカポカと浴びて気持ちよさそうに
寝息を立てているアルクゥの寝顔は天使もかくやといったあどけなさがあった。

(加えて白魔導師のローブ姿…… ああ……)

 呆けた様なレフィアの視線が陽光に透けた薄い栗色の髪から、閉じられた瞼、
まばらにそばかすが散った頬、すっと通った鼻へと動き、最後に少し開いた薄めの
唇へと注がれた。

(きれいな唇 ……ああ、もう我慢できない!キスしたい!いいよね、しちゃっても……
女の子の前でこんな可愛い顔で無防備に寝てるアルクゥが悪いんだもん…………
いただきます……)

 身体をくねらせながらひとしきり悶えた後、唇を重ねようと顔を近づけた時、
何やら異様な視線が注がれるのをレフィアは感じた。顔を上に向け、視線を
たどるとアルクゥにお腹を貸していたデブチョコボがレフィアを睨みつけている。
恐らくレフィアの怖ささえ感じさせる恍惚とした表情と挙動不審な動作が異様な
雰囲気を醸し出し、デブチョコボを警戒させたのだろう。
949アルクゥ×レフィア(3/10):2008/01/12(土) 14:17:17 ID:69MA53/K
「な、何よ、アンタ」

 邪魔をされたことに腹を立てたのか、刺々しい表情と声でデブチョコボを威嚇する
レフィア。一方、そんなレフィアの態度にますます警戒心を露にしたデブチョコボは
アルクゥを守ろうとするかのように両方の翼でレフィアとアルクゥの間を遮った。

「い、良い度胸してるじゃない。この悪玉コレステロールの塊がっ……」

 辛辣な言葉に穏やかだったデブチョコボの表情が大きく歪む。流血沙汰になる
ことを予感したのだろう。翼を器用に使いアルクゥの体を区画の隅へそっと移動させ、
再びレフィアに向き直る。

「まあ当然よね。けどね、いい気になるんじゃないわよ!道具所持数制限が
なくなった今、アンタの存在意義はもはやゼロなんだからね。分かってるの?
この穀潰しのメタボ体型!」

 ジェラシー全開で完全に我を忘れたレフィアから吐き出されたあまりに酷い
言葉に怒りが臨界点に達したのだろうか。グェェ・・・と地獄の底から捻り出した
のではとさえ感じられる憎悪に満ちた鳴き声をあげたデブチョコボの頭上に
オレンジ色に輝いた灼熱の光球が現れた。

チョコボのいかり……!

950アルクゥ×レフィア(4/10):2008/01/12(土) 14:18:32 ID:69MA53/K
「面白いじゃない……」

 対象一体に無属性の大ダメージを与える最強の黒魔法フレア。
それと同程度の威力の光球が自分に向けられ発動しようとしているにもかかわらず、
レフィアは動じない。それどころか口の端を歪め、笑みを浮かべているその表情からは
この状況を楽しんでいるようにさえ見える。懐から白い液体が入った小瓶を取り出し
コルクの栓を抜くと、瓶から白い霧のようなものが漂い出てきてレフィアの掌の周りに
白い球体を作り出した。

白い香り……!

「うふふ、うふふふふ……」

 フレアと対をなす最強の白魔法ホーリー。対象一体に聖属性の大ダメージを
与える魔法と同じ効果を秘めた白い球体をレフィアはデブチョコボに対して向ける。
 少女と巨鳥の間で火花が散る。有り得ないことだが対峙する彼らの背景には
風が舞い、雨が床を叩きつけ、雷鳴が轟き、両者の対決ムードをさらに煽っていた。
このままお互いが攻撃を繰り出したらどうなるか、その後の光景など簡単に想像
できるはずだが……

(コイツは、邪魔だ……)

 血が上りきった彼らの頭にあるのは目の前の邪魔な障害を取り除くことだけ。
緊張感が極限にまで高まり肌を刺すような一触即発の空気の中、アルクゥだけが
区画の隅の床の上で相変わらずのんきに眠りこけている。
951アルクゥ×レフィア(5/10):2008/01/12(土) 14:21:36 ID:69MA53/K
「消し飛べえぇぇぇー!!!」
「クエェェェー!!!」

 発動は全くの同時と言ってよかった。相手に向かって一直線に放たれた光球
同士が空中で激突した瞬間、閃光が辺り一面を照らし、遅れて衝撃波と爆発が
インビンシブルの船体を大きく揺るがした。

 あまりの爆音と振動に驚いたルーネスとイングズはひとまず飛空艇を緊急停止
させ、船体後部へと駆けつけた。そこには焼け焦げ飛散した板材の山と溶けかかった
金属片等に埋もれ気絶したレフィアとデブチョコボ、そして寝ぼけ眼を擦りながら
呆然と座りこんでいるアルクゥの姿があった。

「アルクゥ!レフィア!大丈夫か?」
「……何が、あったの?」
「いや、それは私達が聞きたいのだが……」

 眼前に広がる目を疑うような惨状にルーネスとイングズは二の句を継ぐことが
できなかった。

952アルクゥ×レフィア(6/10):2008/01/12(土) 14:23:15 ID:69MA53/K
 気絶したレフィアをひとまず休憩室のベッドに寝かせたルーネスとイングズは
レフィアの手当てをアルクゥに任せ(デブチョコボはいつの間にか消えていた)、
船体と動力機関のチェックに奔走した。
 幸い動力系統に目立った損傷は無いらしく、二人が操縦室に戻ってから
程なくして飛空艇が再発進した。

「あ、飛空艇大丈夫だったんだ、よかった……」

 発進時特有の揺れとプロペラ音の高まりを感じ、アルクゥは安堵の溜息を
ついた。レフィアが横たわるベッドの側に持ってきた椅子に腰掛けながら、
瓦礫の山になっている船体後部に目を向ける。
(あんな有様なのに外壁は抜けてないし、動力系統も無事。古代人の
技術ってやっぱりすごいなぁ……)
 とりとめもなくそんなことを考えていると、レフィアの身じろぐ音と寝起きの
悩ましげな声が聞こえてきた。

「ん……う、ぅ〜ん」
「あ、レフィア、大丈夫?」
「……え、ア、ア、ア、アアアアルクゥ?!」
953アルクゥ×レフィア(7/10):2008/01/12(土) 14:24:34 ID:69MA53/K
 眠りから覚めたレフィアの視覚が最初に捉えたのは、自分を心配そうに
見つめる想い人の顔。うつろな意識は覚醒を通り越し混乱にまで到達し、
顔は耳の先まで真っ赤に茹で上がっている。

「ああああ、あの、その、わわわたし」
「落ち着いて。あんな有様だけど飛空挺は無事飛行できてるし、鳥さんも
大したことなかったみたいだから。そんなに心配しなくていいよ」

 今のレフィアの動揺は自分のしでかしたこととは全く違うものに起因して
いるのだが、それに気付かないアルクゥは言葉を続ける。

「それよりレフィア、体大丈夫?」
「あ、う、うん、平気…………あ、アルクゥは?」
「うん、大丈夫。ルーネスとイングズも無事だよ」
「よかったぁ……ごめんなさい……迷惑かけちゃって」

「それはそうとあの有様……鳥さんと喧嘩したみたいだけど、何があったの?」
「あ、あーと、えーと、それはそのう……」

まさかデブチョコボに嫉妬したためとは言えず、しどろもどろになるレフィア。

「あ、分かった。鳥さんのお腹でお昼寝させてもらおうとしたら断られたんでしょ?
だめだよ〜レフィア、それくらいで怒ったら。チョコボはもともと臆病な性質なん
だから、何度もお願いしないと」
「うぅ……」
954アルクゥ×レフィア(8/10):2008/01/12(土) 14:26:20 ID:69MA53/K
 さすがにお腹で昼寝をさせてもらえなかったくらいで怒るほど子供では
ないと言い返したかったのだろうが、嫉妬に狂ってあれだけのことをしでかす方が
遥かに性質が悪い。ばつの悪そうな表情で唸ったレフィアにアルクゥから一つ
提案があった。

「じゃあさ、僕からも鳥さんに頼んでみるからさ、今度一緒にお昼寝しようよ」
「…………!!!?」
(お昼寝、私とアルクゥがお昼寝…………ええええ!?私とアルクゥが「一緒に」
お昼寝!!!?)

 レフィアが夢にまで見た願望を下心一切ナシであっさり提案してのけた
アルクゥをレフィアは驚愕の眼差しで見つめた。口が勝手に上下にぱくぱくと
動き、言葉が上手く紡げない。

「あ、あのっそのっアアアルクゥとわわわたしがっ!」
「あ……もちろん、レフィアが良ければだけど……」
「も、もちろん!わ、わたし、アルクゥと一緒にお昼寝したい!」
「うん、じゃあ決まりだね。そうだ、ちょっと操縦室の様子を見てくるから、レフィアは
まだ休んでてよ」
「は、はい!」

 アルクゥが去った後、レフィアはベッドの上で転がりながらアルクゥとの昼寝に
思いを馳せていた。

(わたしとアルクゥがお昼寝…………うへへぇ……)

 誰もいないからか、傍から見たら危ないとも言えるほど顔を緩めている。
その後イングズに1時間に亘り説教を喰らい、3時間の正座を命じられさすがに
堪えた様子のレフィアだったが、苦痛なはずの正座の間も時折実に幸せそうな
表情を浮かべていた。

955アルクゥ×レフィア(9/10):2008/01/12(土) 14:27:44 ID:69MA53/K
 数週間後、サロニアのドックでインビンシブルの修理と整備を終えた一行は、
進路を浮遊大陸へ向け飛行していた。機体の周りにはうららかな太陽の光を
反射した海面が、ただひたすらに広がっている。

「あ〜あ、さすがに暇だな…。誰かに操縦代わってもらうかな」

 代わり映えのしない風景と長時間の操縦に飽きた様子のルーネスが操縦を
代わってもらうべく飛行を一時停止させ、仲間を求めて艇内をうろついていた。

「お、イングズ。悪いけど操縦…」
「シッ」

 休憩室で椅子に腰掛け何かを眺めているイングズを見かけたルーネスは
声をかけるも、静かにしろと指で言葉を制された。何事かと思い、イングズの
もう一方の指先が指すものを視界に捉えたとき、ルーネスは息を呑んだ。


 アルクゥとレフィアがデブチョコボを背に寄り添いながら昼寝をしている……!

956アルクゥ×レフィア(10/10):2008/01/12(土) 14:32:12 ID:69MA53/K
 大声を出しそうになりながらも、何とか堪え小声でイングズに尋ねるルーネス。
(あ、あいつら、いつのまに?)
(さあな。操縦だったら代わるが、くれぐれも二人の邪魔をしないようにな)

 普段無表情のイングズがどこかはにかんだような表情を浮かべながら休憩室を
出て行くと、残されたルーネスは完全に修復された船体後部の土台の上で眠る
二人と一羽の姿を呆けたように眺めた。
 デブチョコボの腹に完全に身を預けすやすやと眠るアルクゥと、同じく身体を
預けつつもアルクゥに寄り添うように身を向け眠るレフィア。そんな二人の姿が
あまりに微笑ましく、あまりに幸せそうで、知らずルーネスの表情も緩んでいた。

「意外だったけど……ま、この組み合わせもアリかもな……」

 相変わらず穏やかな陽光が天窓を通して船体後部に降り注いでいる。
少し眩しいながらも暖かさを感じる光と、その光をポカポカと浴びながら眠る
二人の姿にルーネスは目を細めた。


957名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:40:03 ID:69MA53/K
以上です。
最初は単なる昼寝の話の予定だったけど、あまりにつまらなかったので書き直したところ、
やたら長くなった上、レフィアがメンヘル女になってしまった……
SSって難しいね。学者レフィアの職人さんとかホントすごいと思う。

また機会があったら続きでも書いてみようかと思います。
感想、批判、指摘等あればよろしくお願いします。
では。
958名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:40:11 ID:iwB/3psx
デブチョコボに萌えた!!めちゃくちゃ和んだ!!久々にすごい雰囲気のいいSS読んだ!!超乙!
959名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:55:58 ID:9d041nVP
新たな神キター!!
読んでるこっちまで微笑ましい気持ちになれたよ!GJ!

個人的にはどうやってデブチョコボに昼寝を了承させたかが気になる…
960名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 18:21:24 ID:XAhfJFxB
改行が多いのが気になったがまあ面白かったGJ
961名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 15:18:07 ID:pKJ3Kj63
↓次に変態レフィアが何をするか予想しようぜ。俺はショーツ越しスマタだと思う
962名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 21:59:50 ID:Emg4NDT1
それはもうやってるんじゃないか?
俺は腋コキと見た
963名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 23:07:36 ID:Mm/6X3iT
なにか応えようとしたけど、考え付くあらかたの○○コキはやってしまってることに気がつき愕然
あとは髪コキとかメガネコキとかそれぐらいしか

あらためて順序がめちゃくちゃだよな…w
この順序のめちゃくちゃっぷりをレフィアたんどう考えているのやら
964名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 00:42:09 ID:RhFqiiUV
密かに素股系書いてるので投下しようと調整してたら>>961の予想でドキッとした。
キサマ・・・見ているな!

冗談はさておき学者レフィア氏と違い、
エロくもなく無駄に長いだけの表現になって終わる気配が見えない
20ページ超えちまって('A`)ヴァー
965名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 19:10:25 ID:1eHHjez1
>>964
いいよいいよ気にしないで投下してくれ!wktkして待ってる

レフィアとルーネスがいつのまにかやってた立ちバックショーツ越しスマタじゃなくて
レフィアとルーネスが同意の上で騎乗位ショーツ越しスマタしたらそれはそれはエロいと思う。同意の上でやるのってエロい
966名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 20:42:55 ID:map6rXjy
たしかにエロそうだな(;´Д`)ハァハァ
967名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 10:54:26 ID:0gZQsCqJ
ここは穿いたままでも入れれる特殊な下着で……
968名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 20:21:05 ID:qMgQKQ3z
次スレテンプレはこんな感じか。軽くいじったが。

【レフィア】FF3でエロパロ 3HIT【サラ姫】

ここはFF3のDS版及びFC版のエロパロSSスレです。

・sage進行。メール欄に「sage」と入れておこう。
・書き手は熟練度問わず常に歓迎。
・スカ・死姦・TS・801・レズ等の特殊シチュは投下前に注意書きを。

前スレ
【レフィア】FF3でエロパロ 2HIT【エリア】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161492776/

支援サイト
ttp://ff1to3.cute.bz/html/menu.html
(お絵描き掲示板や過去ログ倉庫、避難所があります)

DS版FF3公式サイト
ttp://www.square-enix.co.jp/ff3/
969名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 21:34:17 ID:4jXY/Jov
>>968
乙!
>>964
頑張ってくれ。期待して待ってる。

970名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 01:46:22 ID:eOddQjl+
>>980がスレ立てな。
971名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 16:01:16 ID:8jd/5jDd
書けたが、スレ末期に投下するのもどうかと思うのでもう次スレ立ててしまっていいだろうか。
972名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 18:36:20 ID:mtAge6eR
即死阻止の為にも、新スレの方がいいんでないか?
楽しみだ
973名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:58:23 ID:yJXRlUqx
>>971
作品投下に加えスレ立てまでやってもらうのは心苦しいが、よろしく頼む。
974名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 22:57:26 ID:8jd/5jDd
じゃあ立ててくる。
975名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:00:41 ID:Y4t1nyS+
>>974
よろー
976名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:02:26 ID:8jd/5jDd

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201442433/

落ち着いたら適当に投下する。
9772/16:2008/01/28(月) 00:12:47 ID:zd3Ghqc7
「気が早いぞアルクゥ。まったくお前達ときたら……」
「そう言わずイングズも『この戦いが終わったら私はサラ姫に求愛するのだ』ぐらい言ってくれよ」
「な、何故そこで姫が出てくる!」
「ほら、もう顔が赤くなってる。はは、可愛い奴だ」
「ていうかそれイングズ死ぬじゃない」
「それ言ったらさっきの僕の言葉も結構危ういかもね」
 一度喋り始めると一気に歯止めが利かなくなり、四人はいつもの通り次々と軽口を叩き始めた。
「まぁイングズなら絶対お姫様の尻に敷かれるよな」
「尻、って今やらしいこと考えたでしょルーネス」
「待て待て。乳尻太ももとかは単語として発言することすら許されないのかよ俺」
「そうやってすぐ反論できるあたりが怪しいわね」
「……尻に敷かれる、ということに関しては全人類の中でもルーネスにだけは言われたくないのだが」
「同感」
「ブレクガ」
「ちょっと、私のどこが尻に敷いてるってのよ!」
「火力で制裁を加えてる光景を毎日見るあたり、だろうか」
「むしろさっきレフィアが想像したやらしい方の意味でも敷かれ――」
 『臀部のことが凄まじいほどよく分かる本』なる書物の下敷きになり、ルーネスは綺麗に倒れ伏した。
「……まぁ、こういうことしといて尻に敷いてないって言えるのは凄いよな」
「だからルーネスが悪いんじゃないの!」
「あの穏健派のアルクゥも認めたんだぜ? なぁアルクゥ」
 同意を求めるが、返事はない。
 制裁を怖がってるのだろうかと起き上がりながら振り返る。
 そこにアルクゥの石像があった。
 比喩でなく、足先から頭のてっぺんまで見事に石化している。
「……ええっと、誰か説明頼む」
「ブレクガ」
 隣でイングズが慌てた表情のまま石化した。
 足下では、その石像を見て四匹の小さな魔道士風の生き物が満足げに頷いていた。
 クムクムと呼ばれる謎に包まれたモンスターである。特に即死の魔法に定評がある。
 たまらぬバックアタックであった。
「なるほど、説明ありがとう」
「デス」
 おまけにデスマス口調と思われる丁寧な語尾での返事。その礼儀正しさに痛み入ったルーネスは思わず最敬礼を返そうとし、
「現実逃避してないで応戦するわよ!」
 レフィアに張り飛ばされて仕方なく戦闘態勢に入る。
「やっぱ尻に敷かれてるよなぁ」
 などとぼやきながら。
978名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:18:51 ID:Fs6Rttwk
新スレに降臨中キター
979名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:40:59 ID:zd3Ghqc7
ごめんね誤爆してごめんね
980名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:43:41 ID:EfF8YaJ1
>>979
どこの誤爆か気にナル
981名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:46:03 ID:9WWKWfII
982名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 23:32:40 ID:MIggO4lO
とりあえず書き続けたら大分容量が増えてしまったのだが('A`)
もう少しで半分編集し終えるので、まず半分書き終えたら投下しようと思うんだ
983名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 23:40:55 ID:y1r5CHYM
>>982
964の人?
投下カモン!楽しみにしてる
984名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 23:58:35 ID:qV2mKIN/
次スレに投下おね
こっちは梅
985名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 02:11:36 ID:6UH90zhN
埋め

▼次スレ
【レフィア】FF3でエロパロ 3HIT【サラ姫】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201442433/l50
986名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 07:39:31 ID:VZygqjBr
うめよう
987名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 12:28:42 ID:3gU76WTW
レフィアの穴という穴を埋め
988名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 17:11:17 ID:gkaEfcUU
埋め
989名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 09:36:03 ID:Qq1e5TjT
990名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 12:11:49 ID:sXX/FVD4

991名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:15:28 ID:hfuuV3Gk
ume
992名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 22:25:30 ID:T5dSru46
うめ
993名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 00:14:35 ID:9gnxa1cY
ウメ
994名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 00:17:09 ID:x7sFpL5x
変態レフィア
995名無しさん@ピンキー
レフィアッー!