【レフィア】FF3でエロパロ 3HIT【サラ姫】

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1名無しさん@ピンキー
ここはFF3のDS版及びFC版のエロパロSSスレです。

・sage進行。メール欄に「sage」と入れておこう。
・書き手は熟練度問わず常に歓迎。
・スカ・死姦・TS・801・レズ等の特殊シチュは投下前に注意書きを。

前スレ
【レフィア】FF3でエロパロ 2HIT【エリア】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161492776/

支援サイト
ttp://ff1to3.cute.bz/html/menu.html
(お絵描き掲示板や過去ログ倉庫、避難所があります)

DS版FF3公式サイト
ttp://www.square-enix.co.jp/ff3/
2名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:01:10 ID:8jd/5jDd
             ,. -‐…… ‐- 、
.            /          \
.          / ,  ,、         ヽ
        ,' 〃 / ヽ.   i       i
         l// _/   }', ',  ! l l i  !|    そ こ っ /
        /| !! /`\ |! | /j,.斗l l l !l          °
      // ハ { {イiでヾ j Иィ17てハl j,ハ
.     // ,'/,〉-{`辷z'_rr―r込辷'ヲ}/} ll
.     ,',' // ,l  |ハ.'' '' ´ '   '' '' ,イiフl ll    ち ゃ ん と
    l !//ノ l  |r':\  冖  /:}⌒ヾj
     |ノ/ __」  !!\::::ヽ、__,,.イ:::::/   i    sage な さ い っ /
    ノ/ / Λ \ `_ーi:::l:::r‐''´j     l              °
   〃´ || i  lゝ  ',l }`|:::|:::| "´ i   ,'
   {{   || |  lY、  V |:::|:::|   |.:.:.:/
    `  ヽ!、_!、_ノ-ヘ. \! :|:::|    l.:.;イ
            ヽ.  `¨´l:::|:::l   /.;'.:|

     このスレは sage進行 です。
3名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:29:28 ID:yJXRlUqx
>>1
超乙!!!
4名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 23:33:24 ID:Y4t1nyS+
>>1
乙ー
5名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:07:34 ID:8jd/5jDd
今のうちに投下。
6前スレ>>883続き(1/16):2008/01/28(月) 00:09:45 ID:zd3Ghqc7
「思ったより楽だよなー」
 宝箱を漁りながらルーネスがぼやく。
 その声は透き通った壁面に反射して思いの外大きく響く。
 周囲を警戒するように見渡し、イングズがそれを嗜めた。
「油断するな。外から見た限り我々はまだ半分も上っていないんだぞ」
「へいへい。けど順調なのは素直に喜んでいいんじゃないか?」
「まぁ、な」
 一行はついにクリスタルタワーへの進入を開始していた。
 雲を貫くような高さ、美しくも何か魔性を感じさせる外観に威圧感は受けはしたが、入ってしまえば洞窟と変わりはない。
 ひたすらに目の前の敵を薙ぎ倒して進むうち、気づけば当初の予定より随分と早いペースで探索ができていた。
 通路の奥に階段を見つけたレフィアが眼鏡をくいっと持ち上げそちらを指し示す。
「とりあえず進めるうちに進んでおきましょ。竜なんかに出られたらさすがに面倒と思うし」
「レフィアなら適当な本で撲殺できるだろ」
「できるわけないじゃない。本って紙で出来てるのよ?」
「いや、その紙で随分と理不尽な仕打ちを受けてきた気がするんだが……」
 殴られる、潰される、斬られる、焼かれる、と大抵の種類のダメージは食らった記憶があった。
「理不尽て何よ。大体はルーネスが悪いんじゃない」
「俺が言いたいのは理由じゃなくて物理法則ぐらい守ってほしいって意味でだな」
「まぁ、竜にせよ何にせよ体力は温存しといた方がいいしね。レフィアの言うとおり早く進もう」
 終わらない夫婦喧嘩を予感したアルクゥの言葉に、三人は反対する理由もなく頷いた。
 水晶でできた床に四人分の足音が高く響く。
 モンスターに気取られるのではという不安はあったが、体力を削る溶岩もなければ見通せない深い闇も、足を掴む沼もない。
 むしろ歩きやすく、環境の面で言えばルーネスの言うとおり楽ですらあった。
「全部終わって帰ったら思いっきりのんびりしたいなぁ」
 気の緩みからか、慎重なはずのアルクゥの口からもそんな言葉が漏れた。
72/16:2008/01/28(月) 00:13:46 ID:zd3Ghqc7
「気が早いぞアルクゥ。まったくお前達ときたら……」
「そう言わずイングズも『この戦いが終わったら私はサラ姫に求愛するのだ』ぐらい言ってくれよ」
「な、何故そこで姫が出てくる!」
「ほら、もう顔が赤くなってる。はは、可愛い奴だ」
「ていうかそれイングズ死ぬじゃない」
「それ言ったらさっきの僕の言葉も結構危ういかもね」
 一度喋り始めると一気に歯止めが利かなくなり、四人はいつもの通り次々と軽口を叩き始めた。
「まぁイングズなら絶対お姫様の尻に敷かれるよな」
「尻、って今やらしいこと考えたでしょルーネス」
「待て待て。乳尻太ももとかは単語として発言することすら許されないのかよ俺」
「そうやってすぐ反論できるあたりが怪しいわね」
「……尻に敷かれる、ということに関しては全人類の中でもルーネスにだけは言われたくないのだが」
「同感」
「ブレクガ」
「ちょっと、私のどこが尻に敷いてるってのよ!」
「火力で制裁を加えてる光景を毎日見るあたり、だろうか」
「むしろさっきレフィアが想像したやらしい方の意味でも敷かれ――」
 『臀部のことが凄まじいほどよく分かる本』なる書物の下敷きになり、ルーネスは綺麗に倒れ伏した。
「……まぁ、こういうことしといて尻に敷いてないって言えるのは凄いよな」
「だからルーネスが悪いんじゃないの!」
「あの穏健派のアルクゥも認めたんだぜ? なぁアルクゥ」
 同意を求めるが、返事はない。
 制裁を怖がってるのだろうかと起き上がりながら振り返る。
 そこにアルクゥの石像があった。
 比喩でなく、足先から頭のてっぺんまで見事に石化している。
「……ええっと、誰か説明頼む」
「ブレクガ」
 隣でイングズが慌てた表情のまま石化した。
 足下では、その石像を見て四匹の小さな魔道士風の生き物が満足げに頷いていた。
 クムクムと呼ばれる謎に包まれたモンスターである。特に即死の魔法に定評がある。
 たまらぬバックアタックであった。
「なるほど、説明ありがとう」
「デス」
 おまけにデスマス口調と思われる丁寧な語尾での返事。その礼儀正しさに痛み入ったルーネスは思わず最敬礼を返そうとし、
「現実逃避してないで応戦するわよ!」
 レフィアに張り飛ばされて仕方なく戦闘態勢に入る。
「やっぱ尻に敷かれてるよなぁ」
 などとぼやきながら。
83/16:2008/01/28(月) 00:16:37 ID:zd3Ghqc7
 戦闘自体は速やかに片付いた。
 まずレフィアが辞典で一匹目を平たく伸ばし、次いで地図帳で二匹目を叩いて伸ばし、うっかり落とした恋愛小説が三匹目を切り裂き、四匹目をルーネスが塔の外に放り捨てた。
 静かになった空間に、呆れたようなルーネスの呟きが響き渡る。
「……やっぱお前、竜来ても平気だろ」
「……かも」
 火事場の馬鹿力とはいえ、本が床にめり込んでいるのを見てはレフィアも否定できなかった。
 当面の脅威が去ったことを確認すると、微笑みの石像と狼狽の石像に振り返る。
 先に狙われたのがこの二人というだけなので、責めるのも気が引ける。
 レフィアは金の針をどこにしまったかと思案した。
「じゃあ、まぁ戦闘も終わったことだし」
「ええ、今針を探してるとこ。早いとこ治さないとね」
「いや、今のうちにやろう」
 ルーネスの発言が耳に入り脳を通って腑に落ちるまで、学者の聡明な知能をもってしてもたっぷり五秒はかかった。
 聞き間違いであることを期待してルーネスの下半身を見たが、自分の聴覚の正しさの再認しかできなかった。
 ズボンの股は、いつの間にやら構ってもらいたそうに膨れ上がっていた。
 レフィアはにっこりと口だけで笑みを浮かべる。眼鏡の奥に笑みの雰囲気は欠片もない。
 ゆったりとした歩調でルーネスに歩み寄り、
「あ・の・ね……!」
 一音ごとに手帳で左右の頬を交互に打撃する。
「冒険中に? 敵地のど真ん中で? パーティ半壊っていう状況で? 一体何をやろうってのよ!」
 語調と共に打撃速度も加速し、一音に二回のペースでルーネスの頬が高い音を奏でる。
「いやいやいやいやいや待て、落ち着けレフィア」
「待たないし落ち着かないわよ! やっぱおかしいでしょあなた!」
「いいや、おかしいのはレフィアの方だ」
「はぁ?」
 いやに自信たっぷりな言葉に、レフィアは思わず攻撃の手を緩めた。
94/16:2008/01/28(月) 00:17:58 ID:zd3Ghqc7
 手帳を持つ手を抑え、しっかりとレフィアの目を見て、ルーネスは続けた。
「まず他のこと差っ引いて状況だけで考えれば、今俺たちは恋人同士で二人きりなわけだろ?」
「状況だけってあのね」
 反論を待たずにルーネスが言葉を被せる。
「そこでレフィアがさっき落とした恋愛小説とかを思い出すんだ。ああいうので恋人が二人きりになったらどうなる?」
「え? ええっと……」
 レフィアがよく読んでいるのは、性に興味を持ち出す思春期向けの、そこそこ描写の過激なものだ。
 そういった物語で主人公と相手役が二人きりになれば当然の帰結として、
「もう同じ籠に入れたつがいのハムスターのごとく子作りしまくり痴話げんかしまくりだろ?」
「いやハムスターって」
 回し車の中でカラカラと追いかけっこをしている二匹のハムスターが浮かんで、そちらに気をとられた。
 そもそも何故ルーネスがこの小説の内容を知ってるのかという疑問も浮かんで突っ込みが遅れる。
「で、今さっき俺たちがしてたというか俺が食らってたのが痴話げんかとしてだ、あと必要なのは何だ?」
「え、あ、う……?」
 次々まくし立てるルーネスに気圧され、レフィアは一歩退いた。
 そこへさらに一歩踏み込んでルーネスの演説は続く。
「しかも二日間探索してお互い溜まりに溜まってる頃合だろ。もう今すぐズンパン始めるのが自然なぐらいなんだ」
「え? あ……あの……」
 言ってることは無茶苦茶なのだが、勢いと雰囲気に呑まれて反論もできない。
「その上レフィアが可愛いから手や足や口や尻で我慢できるんだぞ? こんな避妊的に理性的な男はいないぜ?」
「そ、そう……なの?」
 確かにさっき落とした小説なんかは少女が初めてでもそうでなくてもすぐ性交に及んではいたが。
 直後「可愛い」と言われたことに気づいてぽっと顔が赤くなるが、それすら無視してルーネスは追撃する。
「そうして安全な行為の上で俺も気持ちいい、レフィアも気持ちいい。いいこと尽くめじゃないか」
「う、うう……」
 背中に硬い水晶の壁を感じ、自分が壁際にまで追い詰められたことに初めて気づいた。
「おまけにイングズにもアルクゥにも見られずに性欲解消できる。こんな好機、あと何日かかるか分からない探索の間訪れると思うか?」
「言われてみればそう……ね。そうよね。……あれ?」
 首を傾げながらも肯定の言葉を発してしまったレフィアに、ルーネスは力強く頷いた。
 それにつられ、レフィアも頷き返してしまう。
 敵陣のど真ん中という根本的な問題がまるで解決していないにも関わらず、ここに両性の合意が実現してしまった。
105/16:2008/01/28(月) 00:19:29 ID:zd3Ghqc7
 壁際をずりずりと移動し、少しでも物陰になっている柱の横に張り付いた。
「もう……さっさと済ませるわよ。できるだけ汚れない方法で」
「じゃあ先にレフィアが俺を抜いて、次に俺がレフィアをイかせるってことで」
「何がじゃあなのか知らないけど、まぁ一緒に気持ちよくなると汚れそうではあるわね」
 胸、尻、ショーツ越しの股。どこを擦り合わせても体中が汚れる様がありありと想像できた。
 先走りも精液も後に残さない処理方法。少し考え、レフィアはその場に屈んだ。
「口でしたげるから、出しなさい」
「喜んで」
 ジッパーを下ろし、ルーネスのズボンから既に勃起していたものが露出する。
 二日間の探索分の汗でべとつくそれをレフィアは一度嗅ぎ、眉間に皺を寄せた。
「汗臭い」
「しょうがないだろ。貴重な水を使って洗うか?」
「ん……ま、いいわ。この前の風邪のときほどじゃないし」
 言って、躊躇わずにペニスを頬張る。
 雄そのものといった味と匂いが口に広がるが、綺麗にするためと自分に言い聞かせて口を窄める。
「ん……んっ……」
「うっ……レフィアの口ん中、すごいドロドロしてる……」
 唾液を絡め、押し付けた唇を前後させ、レフィアは懸命に奉仕に努める。
 粘ついた音が静かな塔に響き、自分達の行為を否応なしに自覚させる。
「手、使わないのか?」
 質問に対してレフィアは一度ペニスを抜いて一息つき、上目遣いに睨んだ。
「匂いついちゃうでしょ。今日は口しか使ってあげない」
「いや、まぁ十分気持ちいいしエロいからいいけど」
「エロいとか言うな」
 亀頭の先の尿道を尖らせた舌先で突き、脚が震えるのを見て満足すると改めて口中に咥え込んだ。
 根元から先端まで舌と粘膜で包み込むと、喘ぎにも似た呼気を漏らしながら愛撫を再開する。
 自然と手が自分のスカートの中に伸び、一瞬の逡巡を挟んでショーツに突っ込まれる。
「んぐっ…あっ…ん……」
 頬を羞恥と快感の朱色に染め、頭を撫でてくるルーネスと視線を合わせながら行為に励む。
116/16:2008/01/28(月) 00:20:57 ID:zd3Ghqc7
「さすが俺の彼女っていうか、この前の風邪ん時から思ってるんだけどさ」
「?」
 呻き混じりのルーネスの声にレフィアは咥えたまま首を傾げた。
 座り込む足下からは、口からの音と似た、手指が粘液を絡めとる音が密やかに響いている。
「汚れてるときの方が嬉しそうにしゃぶってくれるよな。俺と同じで匂いフェチか」
「んぅ!?」
 薄々懸念していたことを指摘され、レフィアは口からペニスを吐き出した。
「けほっ、ち、違うわよ! 私は至ってノーマルだもの!」
「でも風呂上りのときは結構淡々と済ませるじゃん」
「えっ…いや……た、ただ汗かいてるときの方が男の人のって実感が湧いてもやもやするだけよ!」
「俺もレフィアの足とか腋が汗だくのときに女らしさを感じて興奮して、変態とかフェチとか言われて怒られてますが」
「それはルーネスが変態だからで……も、もう! いいわよ、興奮なんかしてないから!」
 怒りのままに乱暴に亀頭を咥え込み、大量の唾液を絡めながらもぐもぐと口中で転がす。
 自身の潔白を証明するように、両手は背中で組んで自慰は我慢している。
「まぁ、後でちゃんと俺が気持ちよくしてやるから我慢しような」
「……ん」
 恨むような眼差しにほんの少しの喜びと期待を滲ませ、レフィアはこっくりと頷いた。
 そしてまたぴちゃぴちゃと、先端を中心に熱心にねぶり回す。
 へばり付いた汚れは唾液に混じって喉奥に流れ込んでいく。
(……気持ち悪くは、ないけど)
 それどころか胸が疼く。先ほど少しいじった性器が熱い。
(違う違う、これはルーネスが言ったとおり溜まってるだけであって私はこんな汚いのに興奮なんかしてない!)
 身体からの応答をレフィアは必死で否定し、口での奉仕に集中する。
 その甲斐あって、口の中に伝わってくるルーネスの反応は次第に顕著になってきた。
「んん?」
 笑みを含んだ声で『出る?』と問うと、言葉にならないその問いにルーネスは行動で返答した。
 レフィアの頭をしっかりと掴み、挿入するように腰を押し付ける。
「んぐぅっ……んん……っ!」
 物理的な原因による吐き気を堪え、粘膜全体で男根を感じ取る。
 精液が来る。その瞬間にレフィアは頭を少し引き、尿道口が舌の上に来るように調整した。
127/16:2008/01/28(月) 00:22:12 ID:zd3Ghqc7
「くぅっ……!」
 幸せそうな呻き声と共に、味覚を汚される実感を得た。
 舌が大量の精液にまみれる。
 証拠を残さないように口から零さず、しかしすぐには飲み込まず、ペニスを咥えたまま頬の側に溜め込んで行く。
「っ……はぁ」
 どくん、と最後に一度大きく震え、射精は収まった。
 最後の一滴まで舐め取ると、ペニスを引き抜く。
 そのままでは喉に引っかかりそうなほど粘度の高い精液を、レフィアはよく唾液と混ぜて一息に嚥下した。
 白い喉が一度蠢き、白濁液はレフィアの身体のより深いところを汚染した。
 ひどい後味に溜息を漏らし、真っ赤な舌を出してルーネスに見せる。
「残ってないわよね?」
「まったく。全部レフィアが美味しく頂いてくれました」
「不味いわよ」
 ルーネスの足をぺしぺしと叩き、立ち上がりながら改めて尋ねた。
「……すっきりした?」
「ああ、最高に気持ちよかった。すっかり上手になったな」
 ぐしぐしと頭を撫でられ、レフィアは素直に喜んだものかどうか迷った末、微笑んだ。
「ま、ルーネスが嬉しいならいいか」
 言って、清清しく伸びをした。
「じゃあ今度は俺の番だな」
「……あのね、言っておくけど汚れるようなことしないでよね」
「後で二人にバレるようなことがなきゃいいんだよな?」
 何か引っかかるような物言いだった。
 例えるなら『顔さえ汚さなければ眼鏡に何回射精してもいいよな?』というような、最低限の条件しか守る気のない論調だ。
「……精液とか間違ってもかけないでよ」
「大丈夫大丈夫。さ、力抜いて」
「……信じてるからね」
 緊張しながら、背の柱にそっと寄りかかる。
 すぐさまコートの前がはだけさせられた。
「胸?」
「おっぱいと名乗っても許されると俺は思う」
「許されなくても名乗れるわよ!」
 ポケットから取り出したミニルフェイン語辞典がルーネスの首筋を打ち据えた。
138/16:2008/01/28(月) 00:23:27 ID:zd3Ghqc7
 よろよろと倒れ込むルーネスの顔はレフィアの胸元へ。
「あ、こら」
 押しのけようとし、しかし直後に訪れた鋭い感覚がそれを押しとどめた。
「ひっ!」
 悲鳴に近い喘ぎは、胸の先端が刺激を受けたことによるものだった。
 倒れ込んだように見えたルーネスが、シャツ越しに乳首を吸ったのだ。
(あ、あれ……でもブラは……?)
 下着を挟めばここまで強い刺激は受けないはずだった。まして染みた唾液を乳首で感じたりするわけがない。
 ルーネスの手元を見下ろす。淡いピンク色の慎ましやかな下着が、手元でのんびりと揺れていた。
「ぬ、盗むなっ!」
「汚れないように配慮してやったんだろ。可愛い下着だな」
「え、あ、ありがと。じゃなくて……やぁっ!」
 また乳首が強く吸われて悲鳴を上げる。
「随分固くなってるな。それとも元々勃ってた?」
「だ、だっていやらしいことしたんだから仕方が……ひ、ひぁぁ!!」
 シャツの薄い生地を通してルーネスの唇、舌をはっきり感じる。
 右、左、交互についばまれるうちに当然の結果として一つの光景が出来上がった。
「やっぱり綺麗な色だな」
「うっ…うう……」
 白いシャツの胸元が唾液で濡れ、桃色の突起がそこだけはっきりと浮かび上がっている。
 一度見られたとはいえ、やはりじっくりと見られるのは恥ずかしい。
 そんな気持ちを間違いなく知った上で、ルーネスはにやりと笑った。
「で、やっぱり汚したりせず速やかに済ませるには直にいじるべきだと思うんだ」
「……分かったわよ。汚しといてぬけぬけと……」
 一度見られるのも二度見られるのも同じ、というわけではないが、互いの関係を考えれば慣れてもいい頃合だ。
 震える手でシャツの胸元のボタンだけを外し、左右に開く。
 乳房からへその上までが剥き出しになり、ルーネスの瞳に映る。
 問題の突起は、慎ましやかな膨らみの中央で精一杯といった風情でピンと勃ち上がっていた。
「じゃあここはちゃんと礼儀に則って」
 間近で見る生の乳首に興奮を隠しきれない様子で、ルーネスはパンと手を合わせた。
「いただきます」
「……もう勝手にして」
 突き刺さる視線だけで刺激を受けてしまいそうで、レフィアは力無く顔を逸らした。
149/16:2008/01/28(月) 00:24:31 ID:zd3Ghqc7
 乳首に生暖かい吐息を感じたかと思うと、次の瞬間には唇が咥え込んでいた。
「あっ……」
 性感帯の中でも特に敏感な箇所だ。くすぐったさは速やかに快感へと変わる。
 ルーネスも急に激しくするようなことはせず、優しく舌を押し当ててきた。
「美味い」
「嘘。汗の味しかしないし、シャツ越しになら吸ったことあるでしょ」
「いや、遠足での弁当が普段より美味いみたいに生での乳首はシャツ越し以上に美味いわけで」
「変な例えはいいから」
 とりあえず興奮してるということだけは嫌というほど分かった。
「じゃ、余計なこと言わず夢中で味わわせていただきます」
「っ…あん……!」
 軟体動物のように乳首の上を舌が這いずる。
 周りの乳輪すら掠める程度に止め、乳首が重点的に舐め回される。
 自分で唾液を塗っていじることはあっても舐められるのは初めてで、襲い来る性感も予想のつかないものだ。
「ふぁ…あ……やぁぁぁっ……!」
 たっぷりと潤った上で唇を窄めて吸われ、意思とは関係ない喘ぎだけが喉を満たす。
「気持ちいいか?」
 胸元から見上げてくるルーネスに目を合わせず、レフィアはこっくりと頷いた。
「じゃ、反対の味も見ないとな」
「だから味なんて……あっ…ひぁぁぁっ!」
 今度は最初から吸われ、あまりの刺激に全身の触覚がそこに集まったような錯覚すら覚えた。
「お、心臓ばくばくしてる」
「当たり前でしょ。どれだけ恥ずかしいか分かってんの? 本当に……」
「心外だな。俺だってさっきまで恥ずかしいとこを美味そうにべろべろ舐められて悶死するとこだったんだぞ」
「犯罪級の嘘はいいからさっさと続けなさい!」
「じゃ、要望にお答えして」
「ひっ、あっ!」
 音を立てて吸われ、乳房全体が痛みに近いほど強烈なむず痒さに覆われる。
 服越しにしたときも十分に気持ちよかったが、その比ではない。
(直接されると、こんな気持ちいいんだ……)
 何も遮るものがない生の快感に、レフィアは幸せそうに息を吐いた。
1510/16:2008/01/28(月) 00:26:10 ID:zd3Ghqc7
「ふぁ、あっ、あっ……いっ!」
 緩急をつけて吸われ、舐められ、啄ばまれ、幾通りもの快感が乳首を苛む。
 ふらつく脚に喝を入れ、レフィアはルーネスが乳首を味わう様子にただ見入っていた。
 ずっと見せもしなかった反動か、ルーネスは一心不乱に乳首をねぶっている。
 他の身体の部位には目もくれない。
 先ほどまで吸われていた乳首は唾液でてらてらと光り、物欲しげにそそり立っている。
「……あの、そんな片方ばっかり吸われたらちょっと痛……きゃぁ!」
 片方じゃなければいいだろうとばかりに、ルーネスの親指と人差し指がもう片方の乳首を挟み込んだ。
 濡れて摘みにくそうなそれをしっかり指の腹でホールドし、ごくゆっくりと引っ張っていく。
「あっ……あんまり、強くはしない……わよね……?」
 不安げに尋ねるレフィアの視線の先、持ち上げられた乳首がより視覚的な存在感を増していく。
 反対側をまだ強く吸われているせいで、摘まれている方は痛みも感じない。
 ただ、茫洋とした心地よさがあるだけだった。
 そして微々たる伸び率の限界に達し、心地よさの中に微かに引っ張られる痛みが混じり始めたときだ。
 親指と人差し指の間の距離が狭まり、その間にあった乳首はその分押し潰された。
「ひぁぁぁぁっ!」
 瞬間的な痛みに体が跳ね、それ以上の気持ちよさに性器が潤う。
 同時に反対側も強く吸われ、目の前が真っ白になる。
「痛っ、もうちょっと、優しくっ……!」
 涙を浮かべて懇願すると、それに応えるように舌が優しく慰撫し、反対もくすぐる程度の強さでそっと撫でられた。
「ふぁ…あぁ……」
 痛みの後のくすぐったさにレフィアは恍惚とした表情を浮かべる。
 が、ルーネスがそれをにやにやと見上げていることに気づくと咳払いをして眼鏡を押し上げた。
「あの、ね……興奮してるのは分かったからもっと普通に触ってよ」
 その言葉にルーネスは久々に乳首を離し、首を傾げた。
「普通ってどんなだ?」
「え? ええっと、そうね……」
「三、二、一、はい時間切れ」
「えっ、や、いやぁぁぁぁっ!!」
 両方の乳首を同時に引っ張られ擦られ、レフィアは艶を帯びた悲鳴を上げた。
1611/16:2008/01/28(月) 00:27:46 ID:zd3Ghqc7
 痛み混じりの快感を与えられ、その後に優しく撫でられ舐められる。
 そしてまた抓るような強さで擦られる。
「やっ、あっ、ひぅっ……!」
 繰り返されるうちに最初は痛みと認識していた感覚まで快感に侵され始め、喘ぎの中から苦痛の声が減っていく。
(気持ちいい……)
 ルーネスはしつこく、本当にしつこく乳首だけを触り続けていた。
 乳首だけで全身が汗だくになり、膣からの分泌液は腿をとろとろと垂れ落ちている。
 しかしそれだけで達することはできず、股間を中心にもやもやとしたもどかしさがこみ上げてくる。
 幸いルーネスはまた乳首の舐め回しに戻っている。
 悪いことというわけではないがこっそりと、レフィアの手が性器へと伸びていく。
(こんな乳首ばっかり気持ちよくなったら変になっちゃいそうだし……)
 指先がショーツの湿り気を感じ、次の瞬間に訪れる性器からの快感を予想して目を閉じた時。
「はい、今はお触り禁止」
「え? きゃっ!」
 いつの間にか唇を離したルーネスが両手首を掴み、万歳をさせるように一気に頭の上へと持ち上げる。
 そして手にしていたブラジャーで手際よく手首を縛り付けた。
「ちょ、ちょっと、何よこれ! どういうことよ!」
 コートの隙間から入る外気に、汗で重くなったシャツの腋が冷えるのを感じながらレフィアは抗議した。
 が、ルーネスは耳も貸さず自分のバンダナでさらに手首を縛る。
 野暮ったいコートの下、汗で透けたシャツの中央に乳房をさらけ出し、他の部分も快感で程よく赤らんでいる。
 そのレフィアの姿にルーネスはうんうんと頷き、ただ一言こう評した。
「エロい」
「説明しなさい!」
 蹴飛ばそうにも脚に力が入らず転びそうだったので、睨みつけるだけに止めた。
「いや、レフィアって気持ちよくなってくると自分でもオナり始めるだろ?」
「そんなこと……」
 ない、とは現場を押さえられた以上言えなかった。
「でも今日はせっかくの乳首解禁なんだから、もう徹底的に乳首だけで最後までやってやろうと」
「最後まで……って、本気?」
「言葉より態度で示そうと思う」
「や、やだ、そんな乳首ばっかり触られたらおかしく……や、やぁぁぁ!」
 肩を掴まれ、拘束された拳を振り下ろして反撃することもできずにレフィアは再び快感に襲われた。
1712/16:2008/01/28(月) 00:29:40 ID:zd3Ghqc7
「つっ……はぁ……何でそんな、乳首、ばっかり……んっ!」
「何でって、そりゃあ」
 指でくにくにと弄り回し、はみ出た先端部分を舌先で擦る。
 ぴりぴりとした痺れが走り、思わず漏れた息と吸おうとしていた息がぶつかり、咳き込みそうになる。
「長いこと見て舐めて触りたくて我慢してたものが、こんなに可愛く綺麗にエロく勃ってたら、なぁ?」
「なぁじゃないでしょ…あっ、やっ、やぁっ!」
 デコピンのように指で弾かれ、少しの痛みもなく性感だけが沸いてくる事実に戦慄する。
 もうどう触られても気持ちよくて仕方がない。しかし、重点的すぎて絶頂に至ることができない。
(きつい……気持ちよすぎて、きつい……)
 全身を雫となって伝う汗の感触に集中してみようとしたが、余計に辛くなるだけだった。
 脚は怯えるかのように震え、膣から滴り落ちた体液は床にごく小さな水溜りを作っている。
 鳥肌が立つほどの切なさに、レフィアは何とか他の場所もいじらせようとモーションをかける。
「んっ……ルーネスの好きな足とか腿とかも触っていい……わよ?」
「匂いついちゃうでしょ。今日は乳首しか使ってあげない」
 先ほど自分が言った言葉で返され、レフィアのこめかみがひくつく。
「ム、ムカつく……きゃ!」
 再び乳首だけを吸われる。
 ルーネスの興奮した荒い吐息と粘っこい唾液をはっきりと感じる。
 どうしても胸の性感に意識を奪われる中、レフィアは何とか身体の他の箇所に快感がないか意識を広げる。
 ふと、こちらを壁に押し付けているルーネスの腿が自分の脚に触れていることに気づいた。
 ちょうど両脚の間に踏み込み、ルーネスの外腿とレフィアの内腿が微かに触れている。
(こ、ここに擦り付けたら……イケるかも……)
 止まらない喘ぎの合間に唾を飲み込み、レフィアはそろそろと体を沈ませた。
 ショーツの股がルーネスのズボンと触れ合う。
(やった、これで気持ちよくなれる……!)
 そのまま腰を振ってしまえと本能からの命令が届いた瞬間。
「……っと、油断も隙もないな」
 ルーネスが脚を引き、レフィアの股には空気だけが触れた。
 後にはお預けを食らった虚脱感と、変わらない胸への鈍く思い快感が残る。
「……うぅぅ……」
 半ば本気で落ち込むレフィアの頭をよしよしと撫で、ルーネスは苦笑した。
「まったく、我慢が足りないぞエロレフィア」
「だ、だって……やぁっ…もう嫌ぁ!」
 漏れ出る声には悲壮感と情欲が等しく溢れていた。
18名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:31:38 ID:ParUsdXn
変態さんしえん
1913/16:2008/01/28(月) 00:31:43 ID:zd3Ghqc7
 ルーネスの攻めは乳首のさらに先端を指先で擦る程度の緩やかなものに落ち着いていた。
 それでも散々弄り回されて敏感になったレフィアに性感を与えるには十分だった。 
「う…く……」
 指が往復するたび訪れる疼きにわななき、小さな乳房がごく僅かにふるふると揺れる。
 ルーネスがそれを掴んで止めたそうに手を開くが、結局その指は乳首を摘むに留まる。
 そしてまた両の乳首が引っ張られ、強烈な快感が胸に渦巻く。
「ふぁぁぁぁっ……!」
 連続的に与えられる快感が、断続的に強くなり弱くなる。
 視界が白くまたたき、自分の脚で立っているという実感がひどく希薄になってきた。
 それでも達しない。
 気が狂いそうなほどの飢餓感に、レフィアはただ涎を垂らし喘ぐことしかできない。
「お願い…っ、だから…! いつもみたいに揉んだり、お尻触ったり、してよぉ……!」
「レフィアがそんなやらしいおねだりしてくれるだけで俺は満足だよ」
「この……っ! ひぁ、やぁぁっ!」
 引っ張られた乳首を咥えられ、音を立てて強く吸われる。
 母乳の代わりに大量の汗と涎が全身から溢れ、コートとシャツを汚していく。
 びしょ濡れのシャツやショーツが素肌にべっとりとへばり付いてくる。
 お下げを振り乱し、落ちそうな眼鏡もかけ直さず、焦点の定まらない目でルーネスを見下ろす。
「じゃあ俺も頑張るからもうちょっと我慢しような」
 滴り落ちてくる涎を自分の指に絡め、それを乳首に塗り込めながらルーネスは優しく囁く。
 そうしてぬめりを帯びた左右の乳首をそれぞれしっかり摘むと、基本に忠実に丁寧に捏ねた。
 単純に指の間で転がし、上下左右に曲げ、それを休まずに延々と続ける。
 喘ぎも弱弱しくなりながらレフィアがそれを目で追っていると、それまでとは違う快感がせり上がってきた。
 腿から腹までが一気に痺れ、下腹部の自分でもよく分からない筋肉が勝手にひくひくと震える。
 それはすぐに胸にまで及び、血管を通っているかのように体の隅々にまで流れていく。
 特に性感に漬け込まれていた乳房は、感覚がなくなるのを通り越して異様な快感に包み込まれた。
「あ…ああっ……! ルーネス、私…私……っ!」
 すがり付いてくるような声に対し、ルーネスは嬉しそうな笑みを返した。
「ちゃんとイケそうか?」
 ついに全身を満たしたむず痒さに頷くこともできない。
 しかも、それがまだ前触れであることを体はよく知っていた。
「可愛いな、レフィアは」
 心底からといった風にそう囁き乳首に口付けると、ルーネスはそっと歯を立てた。
 それがとどめだった。
2014/16:2008/01/28(月) 00:34:42 ID:zd3Ghqc7
 絶頂の快感がレフィアの体内を激しく掻き乱す。
「くっ…あっ……! あああ……っ!」
 達したという実感は湧いている。が、いつもの絶頂とはまた違った。
「や……止ま…止まらない……っ!」
 ルーネスが手と口を離しても、膣が体液を吐き出しながら震えても、快感がまったく引かない。
 それまで蓄積された分を解放するかのように、レフィアの肉体は延々と凄まじい快楽を生み続けた。
 脚ががくがくと震え、立っていられなくなるどころか立つのを拒否するように力が入らなくなる。
「あっ……ふぁ……」
 ルーネスが支えるのも間に合わず、レフィアはふらふらとその場に崩れ落ちた。
 俯き、さらに震えるその体の下から小さな音が聞こえた。
 液体がぴちゃぴちゃと流れ落ちる音のようだが、膣からのものや汗にしては勢いが強すぎる。
 すぐにその原因は知れた。
 膝をくっつけるようにして崩れたレフィアの脚の下に、うっすらとした黄色い液体が広がっていく。
 ショーツを汚し、脚を汚し、靴下を汚し、コートの裾を汚すほど失禁しながらも、レフィアの絶頂はまだ収まらない。
「うぁ……あぁ……」
 縛られたまま下ろした手でスカートの股間を押さえると、そこにも速やかに尿が染みた。
 水溜りの拡散が止まる頃になってようやくレフィアの震えは止まった。
 微かな異臭、泣き声に似たレフィアの溜息が水晶に覆われた空間に広がる。
「……その、さ」
 さすがに失禁するほど深く達するとは予想できなかったのか、ルーネスが恐る恐るレフィアの手首を解き放つ。
「お漏らしするレフィアも最高に可愛くてエロくて、むしろ俺は嬉しいから気にするな。な?」
「……うん」
 涎と涙と汗にまみれたレフィアの顔が、そっと上がる。
 そこに浮かんでいた微笑にルーネスはほっと胸を撫で下ろし、安心して今の状況への興奮を取り戻した。
「今度はちゃんと漏らしてるとこはっきり見たいとか思うぐらいでさ」
「うんうん。ねぇ、ルーネス」
 微笑のまま、全てを包み込む慈母のような声でレフィアは続けた。
「言い残す言葉はそれだけ?」

 その日、その時間にクリスタルタワーの壁や床を破って大量の辞書が飛んでくるという天変地異が起きた。
 厚く硬いクリスタルを破ってなお勢いを落とさないそれは、クリスタルタワーに住む数多のモンスターを襲った。
 イエロードラゴン三匹、グリーンドラゴン五匹、レッドドラゴン四匹、人間一匹、その他の魔物二十五匹。
 それだけの数の生物がこの日辞書によって『射殺』された。
2115/16:2008/01/28(月) 00:36:45 ID:zd3Ghqc7
「ん……と、あれ?」
 目が覚める感覚にアルクゥは首を振った。
 先ほどまで仲間と話していたはずだが、いつの間にか意識を失っていたらしい。
「大丈夫?」
 声のした方を振り向くと、白いローブを羽織ったレフィアがいた。
 金の針を摘み、それを石化しているイングズの肌に刺そうとしているところのようだ。
 そして自分の腕にもチクッとした小さな痛みが残っている。
 その状況について考え、アルクゥが出した結論は、
「石化、してた?」
「そ。クムクムに後ろから襲われてあっさりと」
「……ごめん」
「いいわよ。何とかなったし、私が先に石化する可能性だってあったんだし」
 言ってイングズに針を刺すと、ねずみ色に固まっていた肌が本来あるべき血の通った色を取り戻す。
 イングズの方は気づいてから石化させられたようで、すぐに謝罪の言葉を述べていた。
「……あれ? レフィア、さっきまで学者じゃなかったっけ?」
 最近町での休憩中ですら学者のままでいるレフィアの白魔道士姿を見るのは久々だった。
 その言葉にレフィアは首を巡らせ、じっくり考えた上でこう返した。
「ほら、石化を治さないといけないじゃない」
「金の針を使ったじゃないか」
「うるさいわね! そんなことどうでもいいでしょ!」
「ご、ごめんなさい」
 予想外のマッハ逆切れに気圧され、アルクゥは追求を諦めた。
 まさかこの歳でお漏らしをして着替えざるを得なくなった、などという真実に気づけるはずもない。
2216/16:2008/01/28(月) 00:38:36 ID:zd3Ghqc7
「ところでレフィア、ルーネスの奴はどうした? 無事なのか?」
「そこ」
 レフィアが指差す先をイングズとアルクゥは目で追い、すぐに視線を逸らした。
 怪我しているというよりは損壊していると呼ぶのが正しそうな何かが転がっていた。
「あなた達の後にデスを食らって、あんな姿に……」
「で、でもデスじゃあんな風には……う、ううん、何でもないや!」
 レフィアの睨みを真正面から受け、アルクゥは再び追求を諦めた。
「……レイズか、フェニックスの尾か使ってやらないのか?」
「いいんじゃない? しばらくあのままで」
「しかしだな、探索する上で三人というのは……」
「いいわよね?」
「それも選択肢の一つではないとは言い切れないな」
 イングズもあっさりと服従した。
(……痴話喧嘩かな)
(大方二人っきりになったからと押し倒そうとしたのではないか?)
 こそこそと囁き合うが、石化してた間のことが分かるはずもなく、結局レフィアの言うことを信じるしかなかった。
 当のレフィアはルーネスだったものの足にロープをくくりつけ、ずるずると引き摺って歩き出した。
「ほら二人とも、置いていくわよ」
「はいはい」
 程度の差はあれルーネスがレフィアに火力で窘められるのはいつものことであるため、アルクゥは何とか平常心を取り戻した。
 仕方無しについていきながら、比較的無事なルーネスの顔を覗き込む。
(……何かルーネスの顔物凄く嬉しそうだなぁ)
 それだけ『デスをかけられた』のが速やかだったのだろうが、その瞬間まではよほど幸せな目に遭っていたのだろう。
 それとも、
(……まさかルーネス、この前に引き続き今度はレフィアの前で公開自慰を……!?)
 それならばこの惨状も合点が行く。
(冒険が終わったらのんびりより何より先におばさんとじっちゃんに告げ口……もとい、報告しよう)
 決意も新たに、アルクゥは階段を一歩一歩踏みしめていった。
23名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:40:09 ID:zd3Ghqc7
変態予想を裏切るように乳首いじりという普通プレイ。
24名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:50:34 ID:y1r5CHYM
GJ!!!
ひそかに予想してた乳首攻めが来てなんかすごい嬉しい
この後どんなエロ展開になるか気になって、もうザンデとか暗闇の雲とか
どうでもいいなw
25名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 02:24:43 ID:yuGsik+S
>「ほら、もう顔が赤くなってる。はは、可愛い奴だ」
どこのいい男w
毎回エロスの上にネタがよすぎる
だが一番はレフィアがやはりかわいすぎるということだ乙
26名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 02:35:30 ID:hE/alWcB
乳首オンリーktkr!
というか、辞書投げで殺しすぎw
27名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 03:24:36 ID:5bNuqVsk
キター!
乳首まで長かった…
つかすっかり紛れもない恋人同士のやり取りが、一番萌えた!
28名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 09:16:26 ID:nwOPeNsW
レフィアとルーネスはアルきゅんの誤解をそのままにしてていいのかww

しかしGJすぐる!!
乳首責めしててもどこか変態というのはすごい
29名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 13:36:42 ID:9yNKOwrj
おっきした!仕事中におっきした!
30名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 14:09:17 ID:svEPJBPS
GJ!!!
俺のスパーグダガーがスパークしそうだハァハァハァ

前スレ>>961
辞書コキに1ギル
31名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:02:06 ID:FftOHpYj
誤爆したカーチャンに萌えた
32名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:14:31 ID:nwOPeNsW
自分で言っといてなんだけど、
アルきゅんもまさかレフィアが変態プレイにいそしんでるとは夢にも思わないだろうしな
誤解したままのほうがいいのかもしれないな…
33名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 23:53:27 ID:AX78QUZN
とりあえず半分書き終えたために投下する。
メインに入れない挙句、普通なgdgdな展開を提供しようとご覧のスポンサーが(ry
34水の巫女エリアの変1/14:2008/01/29(火) 23:56:04 ID:AX78QUZN
水の巫女 クラーケンの章
そして、全国エリア好き、イングズ好きの皆さんゴメンナサイ('A`)
結構な長編な割に、相変わらずエロは後半に少しだけ。触手注意だけど前半は特に無し
というかまだ本番に入れてない長文なため、面倒なら読み飛ばした方が良いかもしれない('A`)

とりあえずあれからイングズとは会っていない。
彼が一体どこで何をどのような戦いをしているかはこれまた別の話である。
・・・・・・・・・・・・

水の洞窟内部
「あの・・・ルーネスさん」
「ん。どうしたエリア何かあったのか。」
「その、怪我してますので少しじっとしていてください。ケアルラ」
前の戦闘で受けたダメージとは言ってもかすり傷程度である。
「大袈裟だなエリアは、このくらいどうってことないって。」
「でも、それでも怪我ですし・・・ルーネスさんあんまり無理しないでくださいね。」
「無理なんてしないって。エリアの方こそ慣れてないんだから無理すんなよ。」
「ふふ・・・私は大丈夫ですよ。ルーネスさん」
ルーネスとエリアの傍から見ればおいしいやり取り
これをを見ていて一人面白くない人もいたりする。
(何で盾役の私、それもルーネスなんかより怪我してるのに何も無いわけ?)
「レフィア、エリアさん、ルーネスといて嬉しそうだね。」
「ええそうねぇ、嬉しそうに見えるわねぇルーネス」
空気の読めないアルクゥの発言に余計苛立ちを隠せない。
(それに何よ・・・あんな巫女なんかにでれでれしちゃって・・・ルーネスの馬鹿)
ところでこのPT、普段回復担当のイングズが居ない。
さらにルーネスが赤魔道士から狩人にジョブチェンジしてある。
そのためエリアのケアルラか安いポーションでしか傷を癒す方法がない。
貴重な一つだけあったエリクサーは何を思ったかルーネスがエリアに使ってしまっている。
「アルクゥ、ちょっとルーネス呼んで来てくれる。」
「うん、ちょっと待ってて、呼んでくるよ」
レフィアは、エリアとルーネスとの会話をとりあえず減らさせようとの工作にでる。
「きゃ・・・水被っちゃいました・・・」
でっぱりに転び、見事に水路に落ちるエリア。
「はは、まったくドジだなぁエリアは」
見事に服が透けてしまい、結構なボリュームな胸が透けて見えてしまっている。
「あの・・・これはその・・・ルーネスさんえっちです」
「う、その結構やらしいんですけど・・・エリア・・・」
流石にこの状況で出るのには勇気がいるアルクゥ
「レフィア・・・出て行きにくいよう・・・」
「いいからいきなさい」
レフィアの声が怖い。
「でも・・・」
すっかり困ってしまったアルクゥ。
「でも・・・ルーネスさんなら見られても大丈夫です・・・」
意外な爆弾発言にドキッっとするルーネス
「いや、そのまずいってそっち向いてるから」
遠くからその光景を見て段々ビキビキ来るレフィア
(こんのぉいくら私より胸もあって可愛いからって・・・ルーネスもルーネスよ・・・ああ腹立つ)
自分でこんな事思って段々虚しくなって来るレフィア。
結局アルクゥは呼びにいかず妨害工作は失敗する。
35水の巫女エリアの変2/14:2008/01/29(火) 23:58:52 ID:AX78QUZN
何やらエリアと話をつけてこちら側にルーネスが向かってくる。
「あ、レフィア、アルクゥ、エリアが封印解除に集中するだってよ」
「何か面白そうだから見に行ってみたいよルーネス」
(何かレフィア怖いし・・・)
「そうか。まぁ邪魔はしないようにしろよ。」
その場を離れ、奥へ行くアルクゥ
ルーネスはさっきのやり取りはレフィアに見られてないつもりのようだ。
しかし、レフィアの目を直視できずそわそわしているルーネス。見るからに怪しい
「な・・・なぁレフィア。今日の晩の献立なににするか。」
(気まずい・・・ばれてないとは思うが気まずい・・・)
「それはいいからどういうつもりよ!さっきのあれは!」
いきなり怒鳴られ圧倒されるルーネス。
「ギクッ、ええっとそのレフィアさん・・・見てました?」
「ええ、全部見せてもらったわ。さぞ楽しい体験だったわねぇルーネス」
レフィアの顔を見ると青筋が立って湯気が昇っている。
(今のレフィアのバックにレッドドラゴンが映っているぞ。おい)
「ルーネス。覚悟は良いかしら?」
「あれはその不可抗力って奴であってだな・・・」
「いいからそこに直りなさい!」
「うう・・・」
すっかり観念して諦めるルーネス
「もう、フレアで煮るなりオートクレールで一刀両断するなり好きにしてくれ・・・」
(ああ・・・グッパイ俺の人生・・・せめて生まれ変わったらプリンになりたい・・・)
「なら、遠慮なくいくわよ。」
口を塞がれる。この感覚はキス・・・?なのか?
いきなりの甘い体験にガチガチに身構えたルーネスの力が抜ける。
「ん、れふぃ・・あ?その、これは?」
「あんたにはこれくらいのお仕置きが必要みたいね」
完全に油断したルーネス。鈍い打撃音が響く。
「うごぉ、痛えええ!ごはっ!」
(ビンタでもグーでも無くて膝蹴りだとぉ!?)
レフィアは甲冑着たままルーネスの腹に膝蹴りを加える。
その後装備中のガントレットでこれまでに無いくらいにボコボコに殴る。
「ちょ・・レフィ・ア・・・し・・・ごh・・・」
「この、馬鹿ルーネス!貴方なんてボムみたいに破裂しちゃえばいいのよ!」
殴る、殴る、音速で殴り続ける。ルーネスは息継ぎする余裕も無い。

何分続いただろうか。
レフィアはルーネスを殴り続けていると別の感情が芽生えてきた。
「大体エリアなんかにルーネスがでれでれするからいけないんだから!」
(何かルーネスを殴ってるとゾクゾクして来る・・・)
だんだん痛みを感じなくなって来たルーネス。
そして、他のもう一つの別の感覚が芽生え始める
「う・・・その・・・レフィア・・・痛いけど・・・気持ちいい・・・」
「何が「気持ちいい」よ!この変体が!」
(・・・なんか・・・気持ちいいなぁ・・・殴ってると・・・あれ?・・・何か違っ)
最初は殺意だけで虫を殺せるだけの気迫を持ってルーネスを殴っていたレフィアだが
レフィアは知らぬ間に頬を赤らめ
自分の欲望のためにルーネスを微妙な強さで殴っている。
「はぁ・・・ほら、気持いいんでしょ?・・・はぁはぁ・・・ほら、もっと殴ってあげるわよ。」
「う・・・俺ってもしかして変体なのか?もっと頼むレフィ、う・・・」
36水の巫女エリアの変3/14:2008/01/30(水) 00:00:54 ID:AX78QUZN
「何よこの変体がぁ!そんなに欲しいなら・・・って何言ってるのよ私・・・」
何か異常な行為をしてる事に気付き、レフィアは拳を止める。
両者荒くなった息を整え、思考を正常にする。
「はぁ・・・ルーネスは元々変体でしょ。もう私ったら馬鹿みたいじゃない。」
「まぁレフィアがやってくれるなら何でも気持ち良くなるさ」
「あんた・・・絶対マゾじゃないの?」
鼻血が垂れ、所々にアザが出来て腫れてしまっているルーネス。
どう見てもこれだけ殴られれば普通の人間なら致死量である。

遠くから、封印を解いたエリアとアルクゥが戻ってくる。
「ルーネスさん!酷い怪我・・・レフィアさん。こんな事・・・酷いです!」
「い、いや・・・俺は大丈夫だって。ほら、ちょっと落盤に巻き込まれただけだって」
dでもない嘘を平然とつくルーネス。しかし
「あの・・・レフィアさんがルーネスさんを殴ってる所見てしまったんですけど。」
「レフィア、怖いよ・・・」
アルクゥがガチガチ震えている。
完全にマズイ。
周りからの印象が恐らくバーサーカーにしか見えないだろう。
「え、これは・・・違うの・・・ルーネスが・・・私・・・違・・・」
レフィアは正常に物事が考えらなくなり、その場から逃げ出してしまった
「あ、おい、レフィア!待てって!」
「私のことはほっといてよ!」
一人で洞窟の奥へ進んでしまうレフィア。
「急いでレフィアを追わないと。ここの敵はわりと強いから一人じゃ危険だ!」
「それより、ルーネスさんの怪我が心配です。じっとしててください。」
「そうだよ、ルーネス酷い怪我だよ・・・」
「く・・・」
ルーネスは自分の性癖(ryの後遺症よりも
ただ、レフィアの居なくなった事だけが心配だった。

一方イングズ
「私の直感からルーネスはここに居ると思ったんだが・・・」
ドールの湖
恐ろしい召還獣リヴァイアサンが眠ると言われる湖の洞窟
「きっとここの親玉に捕らえられているんだな。待ってろよ・・・ルーネス」
何か壮大な勘違いをしてるようだが気付く様子が無い。
突然、クリスタルの欠片がイングズの元へ降り注ぐ。
「これは・・・風のクリスタルの時と同じ・・・まさか・・・」
すぐにジョブチェンジするイングズ。
「この力・・・みwなwぎwってwきwたwww」
本来在りえないが
風水士となったイングズ、シャドウフレア連発で次々と敵を蒸発させて奥地へ猛進する。
「ルーネスのためなら私は戦える!今助けてやるぞ!ウォォ」
ドールの湖の嵐の幕開けであった。

一方レフィア
「はぁ・・・何やってるんだろ・・・私」
正直エリアから言われるのはどうでもいいが
アルクゥに完全に恐怖の対象として見られてしまってる。
もう仲間から普通に見られないんじゃないだろうか。そんな不安に駆られる
「だってルーネスが気持ちいいなんて言うからだし・・・」
37水の巫女エリアの変4/14:2008/01/30(水) 00:04:53 ID:AX78QUZN
責任転嫁してみたりするも後悔はしていた。
「・・・寒いなぁ・・・」
仲間と居た頃はそれほど気にならなかった洞窟の寒さ
今は自分の身体を冷やしている・・・
「グルル・・・」「ドガース」
遠くから音が反響してモンスターの鳴き声が聞こえる。
以前一人で居た時は、この状況になっても何とも思わなかったであろう。
しかし、あの時からはすっかり今の自分は違っていた。
「でも・・・ルーネスは来てくれるかな・・・」
・・・・・・・・・

しつこいようだが一方ルーネス達
「その・・・実は、エリア達が来る前にモンスターが出てきて。カクカクジカジカ」
モンスターの攻撃の追加効果で混乱になってレフィアを間違って襲った。
そして正当防衛でボコボコにされたという事に上手い具合に皆を説得しようとするルーネス。
「なるほど、レフィアは変態になったルーネスから身を守るために仕方なかったのか。
「何か違う気もするが・・・という事で急いでレフィアを探そう。」
「私には理解できません。いくら何でもあれだけ怪我させるだなんて・・・」
(まぁ・・・それは半分俺やエリアが悪いと思うんだけどな・・・)
心の中で突っ込みをいれる。原因はエリアにあると言うわけにもいかない。
「アルクゥとエリアは二人でそっちの方を見に行ってくれ。俺はこっちを行くよ」
「うん、分かった。じゃあエリア、こっち行こう。」
「え、私はルーネスさんと・・・」
とりあえず聞こえなかったフリをするルーネス。
「そんじゃ、アルクゥ。エリアを頼んだぞ」
一人洞窟の奥へ消えるルーネス。
「ルーネスはきっとエリアに照れてるんだよ。ルーネス結構照れ屋だから」
「あの・・・もしかして私がルーネスさんの事が好きなのは・・・」
「うん、誰が見ても分かると思うよ。僕でも分かるもん」
かぁっと顔を赤くするエリア。
洞窟の鍾乳石から水の落ちる音がした。

しばらく歩いて戻ってみたものの
来た道が判らなくなり、結局元の場所に戻っている。
「またここかぁ・・・ルーネス、速く来てよ・・・もう・・・」
気がつけば二言目はルーネス。
明らかに自分はルーネスに依存してる?何を馬鹿な・・・と首を振る
「確かにたまには良い所とかあるけど・・・そんなのじゃないし」
ふと疲れたので地面に座り、甲冑を脱ぐ。
自分が疲弊してしまっているのは呼吸の荒さで分かる。
「ルーネス・・・ん・・・」
疲れた身体は思考を別の方向へ持っていく。
自分の持つ二つのうち片方の膨らみを弄り、自慰に浸る。
「くぅ・・・ふぅん・・・はぁ・・・」
片方の手を下の割れ目までに沿うように触れていきじっくりと秘部へ近づいていく。
一際敏感な所を摘まんだり撫でていくと刺激で自然と声が出る。
「はぁ・・・ぐぅ・・・ルーネス、はぁ・・・」
無意識にルーネスを思い浮かべさらに刺激を求め、指を秘部に埋めてみる。
結構すんなり入ってしまった。
指を動かすと甘い痺れが全身を走る。
「入った・・・ぅん・・・ぁあ・・・い・・・」
38水の巫女エリアの変5/14:2008/01/30(水) 00:07:34 ID:AnPKTifm
ゆっくりと、しかし段々指の動きを激しくしていく。
自分の出す妖しい水の音は洞窟に響き
気がつけば小さな水溜りがそこには出来ていた。
「あ、あぁ・・・いい・・・よぅ・・・るーねすぅ・・・」
それからも自慰を続けていると、少し先から足音が聞こえてくる。
「何処だレフィア!居たら返事しろ!」
「い?ひあっ!ルーネス・・・?」
変な声が出てしまったが気にしない事にすした。
ルーネスだ。来てくれた。勝手に逃げた自分を迎えに来てくれた。
しかし、嬉しいのもつかの間、衣服が結構乱れて顔も紅潮している。
このまま見つかるのは流石にまずい。っが
「ここに居たのかレフィア。居るなら返事してくれよ」
隠れる前にあっさり見つかった。
「ルーネス、あの・・・これは」
しどろもどろのレフィアだが。
「良かった無事で。ったく一人で勝手に変な所いくなよ。」
何時もと違う様子もお構いなしなルーネス。
「ほら、お前が居ないと不味い晩飯が食えないだろ?もう変な所行くなよな」
何時ものペースに戻る二人。
「あ、あら、随分遅かったじゃない。普通もう少し速く来るものじゃないの?」
素直じゃないレフィアは軽く悪態をついてみたりする。
ルーネスをよく見れば服は少しボロボロになっている。
「お前なぁ・・・これでも結構必死で探したんだぞ。ツインヘッドに追われるし」
「そのまま襲われて食われちゃえば良かったんじゃないの?」
「誰のせいでこんな目に遭ってると思ってるだよ。ったく」
来る途中でモンスターに襲われたのだろう。
素直に自分のことを心配してくれるルーネスの気持ちが嬉しかった。
しかし、自分の状況を完全に忘れていたレフィアへ一言
「ってかレフィア、すげぇ格好だな」
今更ながら衣服の乱れが気になってきたルーネス
なんでナイトの癖に鎧脱いでるんだろうか。
気にしたら負けだと思いつつも密かに普段より露出したレフィアを見て喜んでみたりする。
「え?これはちょっと暑かったら鎧脱いだらこうなったのよ」
苦し紛れの言い訳を放つレフィア。
「いや、むしろ寒いだろ・・・常識的に考えて」
下着が先程の自慰で濡れてしまってるのがわかる。
これがルーネスにばれると非常にマズイ
「まぁ、とりあえず折角レフィアに害が及ぶ前に見つかったわけだし。」
何か思いついたようにルーネスはニヤニヤする。
「な・・・なによ?」
「ご褒美を要求する。前アルクゥに邪魔されたしな。あ、殴るのは無しにしてくれよな」
ルーネスのいきなりの無理難題発言。
ご褒美ってやっぱり前みたいに乳首とか弄らせる事なのだろうか。流石にちょっと抵抗がある
けれど、自分はさっきはルーネスを使って気持ちよくなっていたのだ。
この程度なら別にどうでも良いかもしれない・・・そう思い始めた。

「後でまた誰にも見えないところで殴らせて貰うわよ」
「レフィア、ガントレッドだけはやめてくれよ。あれは痛いより死ぬからな」
「それはルーネス次第でしょ」
後ろから抱きしめ、レフィアの果実をゆっくり衣服の上から弄る。
「あ・・・ルーネスは本当にそこ好きね・・・」
39水の巫女エリアの変6/14:2008/01/30(水) 00:10:11 ID:AnPKTifm
「俺はおっぱい大好きだからな。ついでにレフィアくらいの手頃な大きさが大好きだ」
「何よそれ・・・私のが小さいっていいっ・・・たいわけ?」
服の上からでもピンっと立つ乳首を重点的に転がして遊んでみたり摘まんだりする。
自慰での余韻があり、敏感になっている身体
決して上手いとは言わないがルーネスに弄られる事は興奮を覚える。
自慰での刺激よりはるかに上回る快感がレフィアに降りかかる。
「ふぅ・・・あ、ん・・・ちょっとルーネス・・・あ・・・」
「こういう時のレフィアは可愛い声だよな」
「何よ・・普段の私は・・・ん・・・可愛くないっていっ・・・んわけ?」
引き続き胸を弄り続けるルーネス。
首筋から頬へと舌でなぞりながら、胸への責めを強めていく。
ビクっと身体が反応し、目から涙がうっすら浮かぶ。
「やん、ルーネ・・スだめ・・・これ以上は・・・いぃあ・・・」
「レフィア、下がタイダルウェイブだな・・・本当にエロイ事で」
「やぁ・・・」
ルーネスの抱きしめる力が強くなる共に尻に何か当るのを感じた。
ルーネスの性剣エクスカリパーが怒張してレフィアの尻に当っている。
それを感じるとますます秘所からの湿気が増えていく。
「レフィア・・・俺のがてつきょじんになりそうだよ・・・」
「そこぁだめぇ・・・おねがぁい・・・離して・・・」
ここでルーネスを許してしまえば次は間違いなく自分はおかしくなってしまう。
いきなり下半身に刺激が走る
ルーネスはズボンをおろし、すっかりてつきょじんと化した分身をエンカウントさせる。
「ちょま・・・ルーッン!!んぁああ・・・!!」
「・・・レフィア・・・我慢出来ないんだ・・・!」
ルーネスは直に布地越しに分身をレフィアの陰唇にこすりつける。
ショーツ越しに敏感な所も擦って刺激し、さらに快感がレフィアを襲う。
「ああ・・・んおねがっぃルーネス、少し待って・・・」
喘ぎながらもルーネスへ時間を求めるレフィア
(すっげー可愛いなレフィア。もう俺止まれないぜ・・・ヒャッハー)
懇願するレフィアを見るとさらに興奮してくるルーネス
まさにこういうのをイジメてみたい。そんな感覚である
「レフィア・・・やヴぁいくらいに気持いい・・・」
レフィアの秘部への摩擦を止める様子が無く更にエスカレートするルーネス。
確かに気持ちいい・・・けれど、どうしてか納得がいかない
確かにちょっとこんな事はしてみたいとは思っていた。
しかし、心の準備とか色々ある過程を無視して
人の下半身使って肉棒を気持ちよくしてるルーネスに段々苛々してくるレフィア
「人が待ってって頼んでるのに・・・あんた・・・いい加減にしなさい!」
「え、レフィ、ゴヴァ!ンおおーッ!」
本日何度目の鉄拳制裁だろうか。
振り向き様に顔へ裏拳を綺麗に決められ悶絶するルーネス
鼻血を垂らし、顔を抑えながらなんとかよろよろおぼつかない状態だが踏ん張る。
「私だって準備とかあるのよ。
それをあんたは・・・こんな物見せびらかせてどうするつもりよ。ええ!?」
「だってレフィアだって気持ちよ・・・ウボアッ!」
「ええ?誰が気持ちよくなってるってよ
あんたがいきなり変な事するから変な声でちゃっただけじゃない」
問答無用でルーネスを蹴り飛ばし、ダウンしたルーネスの顔を踏みつけながらある物も目を向ける
(それが気持ちよくなってるって事じゃねぇのかよ・・・顔が痛い・・・)
しっかりと先程気持ちよくなって肥大化したルーネスのテツキョジンをギリっと握る
40水の巫女エリアの変7/14:2008/01/30(水) 00:12:47 ID:AnPKTifm
「レフィア!ちょっまっこれは落ち着こう・・・な?痛い、痛い本当に痛いから止めてくれ!」
いきなり大事な所をギュっと握られて苦悶の表情のルーネス
全身に冷や汗をかき、顔は真っ青になっている
「あら、いきなり人の股に入り込んで暴走するこれにはおしおきが必要なんじゃない?」
「わわ、わかった勝手に行きすぎてごめん、悪かったから許してくれレフィア・・・痛い・・・」
涙目になりながらも謝罪するルーネス。だが、
(何か困った顔のルーネスはちょっと面白いわね・・・ふふ、もうちょっとイジメてみようかな・・・)
何を思ったかレフィア、ルーネスのテツキョジンを上下に扱きはじめる。
「いい!?レフィア?、う・・・」
いきなり扱かれ、驚いたような声を出す。
困った顔をするルーネスを見れば自分の中で何か弾けそうになってくるレフィア
(ゾクゾクする・・・困惑するルーネス・・・可愛い・・・)
「こんなに大きくして・・・やっぱりこれにはおしおきが必要ね・・・」
ルーネスの胸を椅子代わりにして座り、男根への責めを一層強める
こんな事は初めてなため、加減の仕方とか全然適当なレフィアの責め
正直痛い・・・だがその奥にある快感と興奮が一人でやる時より数倍に膨れ上がる
「うぁ、レフィア・・・痛い・・・もう少しゆっくり頼むよ・・・
うっ・・・でも気持いい・・・ついでに尻は柔らかいな・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・罰受けてる分際で人にもの頼むわけ?
とっととその汚い中身だしちゃいなさいよ」
一方レフィアかと言えばルーネスの男根を扱いながら自分の秘部へ手を這わせている。
自慰により愛液が漏れ出し、ルーネスの身体を通して下へ流れ落ちる
「はぁはぁ・・・くぅっ・・・まだでないわけ・・・?速くだしてよ」
「出してよって言われても・・・っつ!」
ルーネスは自分の意思と関係なく白濁液を放出してしまう
液体はねちねちとレフィアの手に纏わり着き、独特の匂いを放っている
それをすくっては口元へ運び舐めとるレフィア
「もう・・・こんなに出して・・・臭いし本当に汚いわね・・・んっ」
「舐めるのかよ。レフィア、結構えろいぞ」
「誰がエロいよ。あんたが悪いんでしょうが」
軽くルーネスの顔を小突く。前回の鉄拳とは違い大して痛くは無い。
それは置いてルーネスには少し疑問が覚えていた。
「なぁ・・・レフィア・・・お前さっきからずっとここ濡れてるけどお前は大丈夫なのか?」
「え?・・・やだ・・・これは違っ」
気がつけば下にいるルーネスはレフィアの愛液に濡れて微妙な顔をしていた。
今更ながらルーネスを弄って遊んでる間
無意識での自慰で濡れてしまっていた事に恥ずかしくなる。
「は、早くどいてよ!このド変体!」
どけと言われてもレフィアが上に乗ってしまってる状態で動けといわれる方が無茶である。
「レフィアの尻が邪魔で動けない・・・とは言わない方がいいのか、ウボア!」
「誰の尻が重くて動けないよ!この馬鹿!」
嗚呼無常、本当に言わない方が良かったと後悔は10秒ほどした。

「なぁ、レフィアはまだ満足とかしてないよな。」
「は?いきなり何言い出すわけ?ルーネス」
「つまりだな・・・この辺とかまだ不完全燃焼だよな?」
「ん、・・・ちょっとあんた何処触って・・・きゃ」
下から腰をつかみ、レフィアを抱き寄せるルーネス
すかさずレフィアの太股へ手を這わせてゆっくり上へ撫でながら
もう一つの手で胸を鷲づかみにして揉みしだく
「あんた・・・ん、またこんな事して殴られ、あんわけ?」
「ほら、俺ばっかり気持ちよくなるのもあれだろ?
41水の巫女エリアの変8/14:2008/01/30(水) 00:16:06 ID:AnPKTifm
という事でレフィアも少し気持ちよくなってもらおうと思ってゴブっ」
またも肘を決めるレフィア、だが今度はルーネスも怯まない
「ちょっと離して!こんな事良いと思って・・・」
「だって俺のチキンナイフをgyuされちまったのに男として黙ってるわけにもな・・・
という事で覚悟を決めてくれよ・レ・フィ・ア」
ルーネスを振りほどこうにも下から抱きしめられ、
所々弄られているせいで身体が痺れて力がまったく入らない。
徐々に秘部へ近づくルーネスの手により身体がビクっと動く
「くぅ・・・やめてよ・・・るーねすぅ・・・そこは・・・だめぇ・・・」
「レフィアはこの時の例えはまさにえろ可愛いだな。」
「可愛いだなんてルーネス・・・でも・・・やっぱりだめぇ!」
確かにルーネスの大事な所を強烈にgyuしたのは幾らなんでもまずかった。
普通やられれば失神レベルの強さで握ったわけだったりもするわけだ。
ルーネスにした事にしてみれば今やられている事は可愛い事だろう。
でも、こんな状態でルーネスに抱かれながら最後まで行ってしまうのか?
そんな事をぐるぐる考えていると
もうじき秘部へ手が到達しそうな辺りでルーネスの動きがピタっと止まる
「ん、・・・ルーネス・・・?」
「あ、いや何でもないんだけど・・・なぁレフィア。お前さ、俺の事好きか?」
突然のルーネスから意味深な言葉
自分の中で整理してみる事にしてみる
以前ルーネスに自分の心は救われた事があった。だからルーネスの事が好き?
それで好きになる理由は十分である。
だが、本当にそれだけで好きなのだろうか。
本当にそれだけで本来こんな所まで行為を許すだろうか?さらに思考を整理する。
最初は衝突する事も少なくなければ流血沙汰になる事もしばしばあった。
ボコボコにされても何時も自分に突っかかってくる鬱陶しい奴程度しか見てなかった。
(でも・・・戦闘中は私と前に出て怪我すれば真っ先にケアルかけてくれたっけな)
一時期デッシュに恋のような状態になっていた時も
他2名鈍感で気付きすらしない中、一人だけその事でからかってきたのもルーネスだった。
真っ向で対立する事や自分のわがままを何だかんだで聞いていたのもルーネスだった。
体調が悪い時、料理が失敗した時・・・・・・・

色々な出来事の中、何時も隣にルーネスが居た。
大体自分の中のルーネスに対しての気持ちが整理できた。
何故、ルーネスとエリアが二人で仲良くしてるところに無性に苛々したのも理解できた。
答えは分かった。
精一杯何時もどおりの様に強がりながら返事を返すレフィア
「ええ、好きよ。それがどうかしたわけで?」
抱きしめている腕が解かれる
「ま、それが聞ければ満足だな」
レフィアの身体の拘束を解くルーネス
ルーネスかといえばちょっと照れているようだ
「え、どういうつもり?」
「やっぱりこんな所で愛しいレフィアとやるのもどうかと思ってだな
今度はもっと落ち着いたところでとか・・・な」
身体をもぐりこませる様にレフィアの下から出ると大きく背伸びをするルーネス
一方レフィアはポカンとしたように地面にぺたんと座ったままである
「さて、」
「あんたねぇ・・・ここまでやっておいてそれは無いんじゃないの?
もし嫌いって言ったら何するわけ?」
「まぁレフィアのためを思ってだな。ほら、風邪引いたら困るだろ?
嫌いって言われたらその時はその時にだな」
42水の巫女エリアの変9/14:2008/01/30(水) 00:18:10 ID:AnPKTifm
もう下着がびちょびちょに濡れてるんだけど。それに関しては何も無いわけ?」
「その辺は・・・謝るよ・・・まぁ俺のパンツでよけれ代わりにヴぁあ!」
剛拳が炸裂して鈍い音がまた洞窟へ響く
軽い冗談のつもりだったのだがやっぱりその辺は殴られるんだろうな。としぶしぶ思う。
何度も食らってるから慣れてはいるが流石に利いた。痛い・・・
「なぁ、少しは手加減しようぜ・・・モンクでもないのにその破壊力は反則だって」
「つまらない冗談言うからじゃない。もう少し気を利かせなさいよ・・・もう」
「ん、レフィ・・・ア?」
ルーネスは頬に柔らかく温かい昔感じた事のある懐かしい感じ。
夜寝る前に寝付けないときによく母親からのキス・・・そんな感じだった。
「んちゅ・・・はぁ、ほら、一応あなたにご褒美よ。感謝しなさい
ま、頼んでくれるならこれくらい何時でもしてあげてもいいけどね」
「あ、ああ・・・ありがとうなレフィア。一瞬・・・母さんかと思ったよ」
ルーネスは頭をポリポリかきながら照れくさそうにしている
「ふふ・・・どういたしまして。でも、あなたみたいな子供がいるなら私なら発狂するわよ」
「どうせ俺は悪ガキだよ。ったく・・・
ま、レフィアが親なら虐待に耐えれるガキが居るとすれば俺くらいだな」
「あんた本当にマゾなわけ?殴るわよ」
「おいおい観念してくれよ。流石にもう沢山だってば」
微笑ましい雰囲気の中談笑している二人共。何かすっかりと忘れている

「ルーネスさぁぁぁん!どこですかぁああ!」
聞いた事のある女性の悲鳴が聞こえる
ああ、そういえばアルクゥとエリアもいたな・・・となんとなく思い出した二人
レフィアは急いで着衣を整えて甲冑に着替える。
「ルーネスさん、ここに居たんですね。それにレフィアさんも」
「ええっと・・・その・・・」
先程のルーネスをボッコにした時の言い訳が思いつかない
いっそルーネスがドMで殴って欲しいからやったとでも言おうかと思った矢先
「レフィアさんごめんなさい・・・私ったら大変だったと知らずに・・・」
ルーネスを軽く小突くレフィア
「ちょっと、どういうことよ」
「お前の件を誤魔化すのも結構頑張ったんだぞ・・・」
ボソボソと小声で状況を確認する二人
そういえば、誰かが足りない。
「あれ?アルクゥはどうしたんだ。エリア」
「コカトリスの群れに囲まれて・・・アルクゥさん・・・逃げ遅れて石に・・・」
「ま、あいつ鈍くさいからな・・・ははは・・・」
「アルクゥらしいわね・・・はぁ」
深く溜め息をつくレフィア。

一方ドールの湖
「貴様か・・・私の湖を荒らす人間は。ここに何のようだ」
「しらばくれてもらっても困る。ルーネスは何処に居る」
海王リヴァイアサンの前で対峙するイングズ。
両者異様な気迫をを放ち、只事ではない空気が漂っている。
「ルーネスだと?知らん。そんな奴の為だけに貴様はわざわざここに来たのか」
「知らん。だと?そんな事で済まされると思っているのか。覚悟しろ」
「愚かな・・・まぁ良い。とりあえず私に訳の分からぬ喧嘩を売った報いは受けてもらおう。」
すぐさま両者に緊張が走る。リヴァイアサンの鋭い牙がイングズをかすめる。
攻撃を避けたイングズはすかさず地震を起こし、落盤を落とす。
43水の巫女エリアの変10/14:2008/01/30(水) 00:19:50 ID:AnPKTifm
流石に落盤が直撃すればいくらリヴァイアサンでも・・・痛い。
「グゥ・・・貴様・・・中々やるようだな」
水の質量が一気に増し、膨大な水の流れがイングズに襲い掛かる。
「フン。私の愛?の力の前ではそんなもの無駄だ。」
イングズが地面に拳を突き立てると洞窟の地形が変形し
イングズの周りに巨大な岩の壁が出来る。
岩の壁は大津波を遮り、イングズにはまったく影響が無い。
「貴様・・・一体何者だ!ただの人間じゃないな」
「ある時は巨乳ハンターと呼ばれ、またある時はガチホモと呼ばれている。意味は知らん」
「・・・・・・・・」
サイレスにかかるリヴァイアサン。
「さぁルーネスは返してもらおうか。死ね!シャドォォウフレア!」

・・・・とまぁ置いておいて
一向は石化したアルクゥを探すために奥地へ向かう。
案外あっさりとアルクゥは発見できた。
「本当にカチカチに固まってるな」
「情けない顔してるわねぇ・・・」
「アルクゥさん。ごめんなさい・・・」
しかし、金の針が無い・・・
さらに、ストナやエスナが使えるメンバーが居なかった。
「あの・・・私は残念ながらエスナもストナ使えないんです・・・」
「俺は赤魔道士しか経験ないからそんな高位な魔法は使えないな」
「私なんて戦士とかナイトとかしかやってないわよ」
一同「・・・・・・・・・・」
このままではアルクゥは石になったまま一生を終えるだろう。
流石にそれでは可愛そうなので金の針を取りに行こうというとレフィアは考える。
「私が外に出て金の針取ってくるから二人で進んでて。」
「すみません・・・お手数かけますレフィアさん」
「レフィア、クリスタル発見して帰り際に回収した方が早くないか?」
「もしまだ結構先があったら、
奥に行ってる間にツインヘッド辺りに粉々にされてたらどうするのよ」
「確かにそうだな・・・そりゃあちょっとまずいか。それじゃテレポで送ろうか」
何かと面倒な事を自分から進んでやることになるが
気になるとするならエリアと二人っきりになるルーネスか
ルーネスに行かせようにもエリアと二人っきりになるのは先程の件もあり、気まずい
とりあえず今のルーネスになら釘を刺しておけば大丈夫だろうと考える。
そして、レフィアは小声で、しかしドスの効いた声で
「間違っても変な事してたらボコボコにするからね。」
「ははは・・・分かってるって・・・」
赤魔道士にジョブチェンジし、テレポの詠唱に入るルーネス。
ルーネスが変な事しないと信じ、テレポで金の針を取りに外に出るレフィアと石化したアルクゥ」
エリアと二人っきりになってしまった
レフィアに変な事するなと言われても二人っきりで意識しない方がおかしい
落ち着きが消えて急にそわそわしだすルーネス
「と、とりあえずレフィアとア、アルクゥが後で追いついてくるさ。さ、先に行こうか」
「はい、それじゃあ行きましょう・・・ルーネスさん」
かつかつと洞窟内部をさらに進んでいく二人
途中ツインヘッドやコカトリス数体に襲われるものの
息がぴったり合いそれほど苦労せず撃破できた。
しばらくして少し岩場に座り込んで休憩中の二人
44水の巫女エリアの変11/14:2008/01/30(水) 00:21:50 ID:AnPKTifm
「ルーネスさん実はお弁当作ってみたんです。一緒に食べませんか?」
「ん、ああ、ありがとうエリア
ん?でもエリアが弁当なんていつの間に・・・」
「洞窟の中に生えているキノコで休憩してる間に作ってみたんです」
紫や赤と色とりどりの野菜?(キノコ)が綺麗に盛り付けられている弁当だ。
・・・多分レフィアと同レベルだなと確信するルーネス
「あ、結構おいしいですよ。ルーネスさんの口に合えば嬉しいです」
「あ、ああ・・・」
何食わぬ顔でキノコ料理を食すエリア
これはもしかして意外に美味いのか?そうなのか?
意を消して口の中へキノコ料理を投入する
「どうでしょうか・・・?」
顔が引きつる・・・某別世界のスネークもびっくりな味だ
この世界の中心でこんな物食えるか!と叫びたい気分になる
だが、真剣に顔を覗き込んで様子を見ているエリアの前で・・・言える訳が無い・・・
「う、美味いよ・・・すっごく・・・」
「嬉しいです・・・いっぱいあるのでもっとお代わりもありますよ」
「わぁ・・・はは・・・すごくおいしそうだな・・・うっ・・・」
正直レフィアの珍妙なセンスの料理がマシに思えてくる日が来るとは思わなかった。
心を無にしてひたすらキノコをほうばるルーネス
毒になった。沈黙になった。暗闇になった。混乱になtt(ry
ある意味で最凶の敵となったエリアの前に先が真っ暗になるルーネス

・・・・・・・・・
「大丈夫ですか?ルーネスさん」
エリアが心配そうに顔を覗き込んでいる。
何時の間にか気を失って倒れていたようだ。
冷や汗をびっしょり掻いて体が異常にだるい・・・視点がぼやけて見える・・・
ステータス異常が直ってないのだろう、身体を起こそうとしても思うように動かない。
「ごめんなさい・・・本当は不味いなら言ってくれても・・・」
「う・・・味は悪くは無かったけど毒はあったみたいだな・・・
エリア・・・今度はもうちょっと注意すれば大丈夫だと思うよ・・・うう・・・」
「ルーネスさん、少しじっとしていてください・・・」
エリアの手が額に触れる少し温かくて気持ちがいい
「まだ毒が治ってませんね・・・ルーネスさん目をつぶってください」
「分かったよ・・・」
エリアは口に毒消しを含むとルーネスの口の中へ流し込む
「ん・・・」
ゴクゴクとエリアの唾液が若干混ざった毒消しが喉を通っていく
毒が消えて身体の調子は良くなったのだが、
柔らかい唇の触感やエリアの甘い香りで別の意味で危ない。
(なぜ態々口移し・・・言えば自分で飲んでたのだが・・・いや、嬉しいのだけど・・
というか、エリアにとってファーストキスじゃないのか?これ・・・いいのか?こんな事で・・)・
色々頭がおかしくなりそうだが身体をとりあえず起こすルーネス
「ちょっと照れちゃいますね・・・実はキスした事は初めてなんです」
「キス?って!?ええ!??」
「本当はルーネスさんとキスがしたかったから・・・」
「エリア、俺とキスしたかったって・・・?」
「ルーネスさんの事・・・その・・・好きなんです・・・ですから毒治すついでに・・・」
「エリア?ええ!?今なんて・・・」
いきなりの告白に混乱するルーネス
45水の巫女エリアの変12/14:2008/01/30(水) 00:23:28 ID:AnPKTifm
ルーネスの手を取り、しっかりとルーネスの紫色の瞳を見つめている。
純粋なエリアの気持ち・・・何か自分の中で弾けそうになる。
しかし、こんな時こそまずは落ち着かなければいけない。
「あ・・・あの・・・ルーネスさん?」
「え?ああ・・・」
自分が思っている以上に傍から見れば挙動不審になっているのだろう。
目を瞑り、冷静に考える事にしてみる。
本来なら迷わずOKそれはもう大歓喜だろう。
しかし、エリアよりは胸も無ければ淑やかでもないあいつを裏切る事になるだろう。
それだけは出来ない・・・
そう思ったルーネスは苦渋の選択をする。
「エリア、ごめん。俺はこれでも一応心に決めてる奴がいるんだ。
ちょっと凶暴だけどたまに可愛いところもある奴なんだけどな」
「そう・・・ですか・・・もしかしてレフィアさんですよね。でも!」
薄々とは分かってはいた。
レフィアが走って行った時にずっと心配していたから、
レフィアに殴られた事に対しても悪くないように言っていたから、
恐らくルーネスは彼女の事が好きなのだろう
けれど、ここで引き下がるわけにもいかない。
短い間だったけれどルーネスとの出会いと出来事・・・
確かに短いけど自分にしてみればかけがえの無い一時
そして、自分にとって初めて意識した男性・・・
「エリア・・・え?」
もうどうにでもなれと思いルーネスに必死で抱きつく
本人は意識してないだろうが胸が当ってしまっている。
「ルーネスさん。今はこうさせてください・・・今だけでいいですから・・・お願い・・・」
「え・・・エリア・・・分かった。今は俺も腹くくるか・・・
後でガントレットでボッコの32HITのツケは払う事になりそうだな・・・はは・・・」
エリアを抱きしめると震えているのが分かる
エリアなりに決心してこの行動に及んだのだろう
今自分にどうすればいいのかが判らない・・・
ただ、エリアにどうにかしてやらなければいけないのだけは理解できた。
もうその時には自然とエリアの唇と自分の唇は重なっていた。
柔肉が口と溶ける。レフィアのとはまた違った柔らかさだ。
「んん、ルーネスさん・・・ああ・・・」
吐息と共に声を漏らすエリア
今愛しい人が自分を抱きしめ、口づけをしてくれている。
最高に幸せを感じている中、ルーネスの手が胸を弄びはじめる。
「あ、る・・・ねすさぁん何か気持良いです・・・」
「エリアのちょっと大きいよな。こういうのも結構好きだな」
[もう・・・エッチです」
「どっちかと言えばエッチなのはエリアの方じゃないのか・・・?」
胸を責めつつも片方の手は段々と下の方へ滑らせていく
ふと、下半身の方へ触れる寸前にある事に気がつく
「エリア・・・自分で気持ちよくなってるのか・・・」
「あ、いえ・・・これはその・・・手が勝手に動くんです」
見ればエリアが自分で陰唇を弄ってるではないか・・・
ルーネスが胸ばっかり責めるものでどうにも下が落ち着かない。
両手が自由なので自分で敏感な部分を弄って遊んでいたエリア
すっかり服の下の方が湿ってしまっている。
「あの・・・こっちも触ってみてくれませんか。ルーネスさん」
46水の巫女エリアの変13/14:2008/01/30(水) 00:25:19 ID:AnPKTifm
「エリア・・・本当にえっちぃな。俺やった事無いからあんまり上手くはないぞ。多分」
ルーネスはエリアのスカートをめくり揚げ、手を潜り込ませる
微妙な湿気が肌を通して感じ取れる。
太ももに浮気をしたい気分でもあったはエリアの秘部へ手を添える
「あ・・・」
「ここで良いのか?」
突起をぷにぷにと触ってみたり軽くつついてみる。
ヒクッと動き、液体が存分に染み出てしまっている。
「やぁん、じらさなぁいでくださぁい・・・」
「分かったよ・・・それじゃあ指、入れてみるぞ」
ゆっくりと一本指を埋めてみる。ジュブっと音が起ち
触感がまた触っていて気持ちがよく、ゆっくりと上下に動作させてみる
「っぁあん・・・いいです・・・ルーネスさん」
「・・・気持良いのか・・・?エリア・・・」
「はぁい・・・」
妖しく返事をするエリア。
瞳がとろんと溶けてしまいそうになっている。これはまた可愛い・・・
ゆっくりと指を出し入れし始めると水の音がいやらしく響き渡る。
「っつぁあ、私おかしくなりそうです・・・ルーネスさぁん・・・ああ・・・」
「エリア、もうおかしくなってないか?何というか性的な感じで・・・ここはどうだ?」
「いじわるです・・・あん」
度重なる興奮の末すっかりルーネスのチキンナイフはブレイブブレイドに変貌していた。
「・・・ルーネスさん・・・これは?」
「あ、いや流石にまずいよな・・・ははは・・・」
責めを中断しブレイブブレイドを鞘に収めようとするルーネス
そこへエリアがブレイブブレイドを捕獲してしまう。
「凄く大きい・・・ああ・・・」
「う、エリア?うぁ・・・」
ブレイブブレイドをエリアは口の鞘に納める。
舌で先端部分を舐めまわし、奥へまで銜え込んで少し甘噛みしてみたりする。
凶悪な快楽に襲われ女のように喘いでしまうルーネス
エリアの口の中には潤滑油が先走って出てしまう。
「んちゅ、っはぁ・・・どうでしょうか?ルーネスさん」
「ん・・・どうして・・・えりあぁ・・・俺すっごく気持ちよくなってきた・・・」
ルーネスを上目づかいで見ながら口内で奉仕を続け
自分は片方の手で秘部を弄んで水音を奏でている
ルーネスは快楽の中で男根は硬さを増しアルテマウエポンと化してしまい
達するまでそれほどかからなかった。
「出ちまうってエリア。離してくれっうぁああ!」
エリアの口内で豪快に白い香りを放出してしまったルーネス
エリアはといえば、ゴクっと音を鳴らしながら白い香りを飲んでいる。
口に納まりきれなかった分が少し口からでてしまった。
「はぁ・・・ルーネスさん・・・凄く濃いです。匂いも凄い・・・」
口元についた白い香りがまた妖艶さを惹きたてる。
「はぁはぁ・・・エリア・・・俺・・・」
どんどんエリアのペースに堕ちてイクルーネス
上着は脱がされると、舌で乳首をなぞられビクビク感じてしまう。
快楽の波に耐え切れず一人の男の喘ぎ声が洞窟へと響く。
「うぁあ・・・ああ、えりぁあ・・・気持ちいい・・・」
「んちゅ・・・ルーネスさん大好きです・・・ん・・・」
途中で思い出したようにエリアがルーネスへの責めを止めると
47水の巫女エリアの変14/14:2008/01/30(水) 00:26:58 ID:AnPKTifm
「ルーネスさんばかり気持ちよくなってずるいです。
私のここにも・・・入れてください・・・」
「う・・・エリア・・・」
綺麗なピンクの割れ目を指で二つに広げるエリア
妖艶な表情のエリア、さらに魅力的なそこにルーネスは引き寄せられてしまう。
(いや、待て・・・まずは落ち着け俺。これはマズイだろ・・・色んな意味で・・・)
ギリギリで理性を取り戻したルーネス
ルーネスが躊躇っていると、あれ?って表情になるエリア
「あの、ルーネスさんどうしたんですか?」
「あ、いや・・・その・・・」
(そうだ・・・俺・・・レフィアを・・・」
段々困惑してくる両者
理由は違えどお互い不安になっていく。
自分の中で忘れていたレフィアの事を思い出してしまったルーネス。
エリアの妖艶すぎる誘惑にルーネスは悩んだ。
エリアの事はこのままやってしまって隠してしまえば良いのかもしれない。
だが、もしそうしたとしても多分レフィアの前では嘘はつけないだろう。
これから言う事はエリアを傷つける事になるだろう・・・だが、覚悟を決めるルーネス
「るーね・・・」
エリアの台詞に割り込むようにルーネスが呟く
「エリア・・・ここまでやって言うのもなんだけど。
俺・・・レフィアの事を裏切るわけには・・・いかないんだ・・・」
さっきまでの気持ちよくなっていたルーネスと違い、今は表情が曇ってしまっている。
彼にとってレフィアは大事な人なのだろう。
そんな大事な人が居るのにお構いなしに抱きついて甘えてしまい
結果、自分の欲望のままにルーネスを弄びルーネスを困らせてしまった。
自分は大変な事をしてしまった。後悔が止まらない・・・
「私、やっぱりルーネスさんを困らせてしまいました・・・」
「あ、いや、そんな事は・・・」
「本当はこんなつもりじゃなかったんです・・・ごめんなさい・・・」
本当は自分が後から割って入るべきでは無かった。
ルーネスがレフィアの事が好きな時点で素直に引くべきではあったのだと。
だけど、涙が零れてくる。
自分では駄目な悔しさと、好きな人を困らせてしまった自分への嫌悪感で雫が止まらない。
「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・私・・・」
「エリア・・・気持ちは分かっているのに・・・でも、答えられなくて・・・ごめん・・・」
そっとエリアの頭を撫でる
自分の中途半端さがエリアを傷つけたのかもしれない。
そしてまた、中途半端な事を言う事になるんだろう・・・と
「だけど、エリアとは友達でなら・・・仲間としての関係ならこれからでも・・・
って言っても中途半端だよな・・・俺・・・」
「ううん。気にしないでください・・・それでも・・・嬉しいですから・・・」
「エリア・・・」
お互い着衣の乱れを直し、服や肌についた泥を払う
何か吹っ切れた二人共、これからはこんな事は二度とないだろう
けれど、清々しさも感じるものだった。
「何時までも暗くなっててもしょうがないですよね。
行きましょう。ルーネスさん」
「ああ、行こうか。
もし、これから何かあったら絶対エリアは守ってやるさ」
「はい・・・」
48水の巫女エリアの変15/14前スレ929:2008/01/30(水) 00:32:21 ID:AnPKTifm
その後に二人はさらに奥に進み、一つの目立つ扉を発見する
扉の隙間から青い光がもれているのが見える
「異様に目立つ扉だな。多分クリスタルはこの先か」
「はい、多分この先にクリスタルがあると思います・・・」
扉が開く、奥から眩しい光を放つ青いクリスタルが見える。
「何も居ないな・・・案外あっさりしてるな、今回は」
「私・・・嫌な予感がします・・・」
「大丈夫だよ。気にしたら負けだって。エリア」
とことことクリスタルへ駆け寄るルーネス
何故か嫌な予感が止まらない・・・もしかしたら死んでしまう・・・そんな予感がする・・・
この部屋から禍々しい黒い風のようなものが吹いている。
その時、急にルーネスへ向けて殺気が放たれる
「ルーネスさん危ない!」
「え?エリア!」
悲劇への序章の始まりであった・・・

とりあえずここで一旦〆
素股から路線変更したものの相変わらずgdgdだなこりゃ('A`)
キャラの性格ぶっ壊れまくりのデストロイ状態で('A`)ヴァー
イングズは何時かPTと合流させたいなぁ・・・
あんまり長いと最初と文体が違ってるのがなんとも言えない気分になる
ついでにアルクゥが何だか不憫だから女鍛冶屋辺りと書けたらいいなぁ('A`)

一応批判はあるだろうけど後半は意地でも投下する
49名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 08:09:39 ID:5gRiWnrP
TGGGGGJ!!ギャグとエッチぃのの緩急がついてて面白かった!シリーズ化してほしい

あと>>37
ドガースwwwww
50名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 11:20:58 ID:dHPxy4XO
GJJ!!!!!!!
51名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:08:41 ID:qmDWvM7/
GJ!
ところで三点リーダ使って欲しいと思った
52名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 14:22:51 ID:oTTeMYhH
GJ!!
ところで俺のブレイクブレイドはどうすればいいですかハァハァ
53名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 00:17:38 ID:x7sFpL5x
俺のミスリルナイフ…
54名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:18:34 ID:S+dHQLcQ
いつの間にかサバ移転
55名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:57:45 ID:UFOfkPgR
URLのyomiの由来って何だろ?
56名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 17:50:04 ID:SGtHrG6s
悠久の保守
57名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 16:26:38 ID:AQac+Vo7
あと一時間レスがなかったら変態レフィアは俺の彼女
58名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 17:26:09 ID:TJuyDJEY
余ったアルクゥをどうぞ。
59名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 18:18:08 ID:dDQgDRjc
>>57-58
あとたった29秒wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
60名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 20:17:38 ID:AQac+Vo7
(´;ω;`)ぐすん・・・
61名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 13:43:42 ID:ekcaM5IM
>>60
m9(^Д^)プギャー
62名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 18:29:11 ID:TZT0hUhn
hosyu
63名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 03:11:32 ID:bZU8LH0a
touka
64>>22続き1/7:2008/02/10(日) 03:13:43 ID:bZU8LH0a
 ザンデは死んでいた。

 順調にクリスタルタワーを昇り進めたルーネスたちは、いかにもといった物々しい鏡のあるフロアを抜けて一つの部屋に辿り着いた。
 そこにあったのは言い訳の仕様がないほどばったりと倒れ伏した巨漢と、傍らに転がる一冊の辞書だった。
 ちょうど床に穴が開いており、そこを突き破ってきた辞書に痛烈に打ち抜かれたのが死因らしい。
「……」
「……」
「……」
 三人に半眼で睨まれ、レフィアは素早く顔を逸らした。
 世界ひろしといえど、こんな偏った凶行が行える者はそう多くはない。
「と、とりあえず見てくるね」
 てててとアルクゥが死体に駆け寄り、脈を取ったり脇腹を突いたりポーションを浴びせてみたりと検死を行った。
 結論。
「うん、間違いなく死んでる」
 あらゆる反応を見た結果として、アルクゥはきっぱりと言い切った。
 倒すべき巨悪は、対峙するまでもなく滅びていた。
 ――痴話喧嘩の余波によって。
 頭痛を感じながらレフィアは誰にともなく問いかける。
「闇の氾濫とか何か呼び出すとかそういう伏線はどうなったのよ?」
「さぁ。呼び出す前に不慮の事故で死んじゃったんじゃないかな」
 周囲を警戒しても何の気配もしない。
 他のフロアに続く道も見当たらないし、方眼紙に書いているマップも完全に埋まっている。
 つまり、この旅の目的は達成したわけである。
「……フェニックスの尾使って本人確認してみる?」
「いや、それはどうなんだ」
 死んでいるところを蘇生して万が一先制メテオを食らうなんてことがあってもつまらない。
 偶発とはいえ、自分達の手で倒したという事実もある。
「……何というか、あまり実感は湧かないのだが」
「……帰るか」
「……そうね」
「……そうだね」
 どうにも釈然としない気分ではあったが、四人は渋々と頷き合う。
 長きに渡る旅の最終決戦の勝因は、ルーネスのねちっこい変態行為とレフィアの限界を超えた羞恥心だった。
652/7:2008/02/10(日) 03:15:12 ID:bZU8LH0a
 クリスタルタワー、古代人の迷宮を逆に抜けてきた四人は、その道程にモンスターが完全にいなくなったことでようやく実感を得ることができた。
 インビンシブルに辿り着くと、操縦はモーグリに任せて四人とも思い思いに休息を取ることにした。
 アルクゥは倒れこむようにベッドの上へ。イングズは髪型をセットするべく洗面所へ。
 そしてルーネスとレフィアは、二人で何度も性行為を重ねた柱の陰に、隣り合って座り込んでいた。
 速度のそれほど出ないインビンシブルでは、帰りに使うノーチラスの停泊場所に着くまでいくらかの時間がある。
 着慣れない白魔道士のローブの裾を窮屈そうにつまみ、レフィアは小さく溜息をつく。
「はぁ……いいのかしら、こんな間抜けな勝ちで」
「別にかっこよくなくてもいいだろ? どうせ誰にも見られやしないんだし。お前が世界を救ったんだから自信持てよ」
「私が、ねぇ……」
 自分はただいつも通りの躾をしただけだ。
 ほんの少しばかり怒りと羞恥が強くて威力が高まりはしたが。
「あーあ、ルーネスのいやらしさは世界の危機と同レベルかそれ以上ってことよね」
 冗談めかして、しかし半ば本気でそう口にした。
 仮にあの場で互いの体を慰め合わずにザンデと対峙したとして、あんな威力で打撃できた自信はない。
 その言葉で戦闘不能に追い込まれる直前の行為を思い出したのか、ルーネスがローブをつつきながら尋ねた。
「学者服は?」
「今さっき、即洗濯機に叩き込んだわよ。ああああもう恥ずかしかったなぁ……もっぺん殴っていい?」
「いやいや、あんな仕置きをここでやったらインビンシブル墜ちるって」
 床下からも壁の奥からも重々しい機械音が響いている。
 辞書が貫通でもすれば一発である。
 パーティの安全を盾に取るルーネスに、レフィアはにっこりと微笑む。
「大丈夫よ。学者じゃなくって本うまく使えないから素手でやるし。ほら、こっち寄って」
「……殴られるために?」
「うん」
 潔い予告に感銘を受けたのか単にマゾヒストなのか、ルーネスは座ったままレフィアに身を寄せた。
 手を回し、頭を引き寄せる。次にくる打撃に備え、ルーネスは目を硬く瞑った。
「ん」
 その隙に、レフィアは啄ばむように軽く唇を奪った。
 ルーネスが驚いて目を開いたときには、既にレフィアは顔を離していた。
「……えっとね。おめでたい日だから記念っていうか、お互いにご褒美っていうか」 
 言いながら恥ずかしくなり、徐々に語尾が小さくなっていく。
「何だ、早速エロ行為のお誘いかと思ったのに」
「シャワー浴びるまで絶対何もさせてあげないっ!」
 あの後さらに三日かけての探索で、体は嫌になるほどべたべたしている。
 休憩中に濡れタオルで拭きはしたが、とても直に触られたり舐められたりして耐えられるような状態ではなかった。
663/7:2008/02/10(日) 03:16:19 ID:bZU8LH0a
 さすがに今の状態での行為を強要するのは悪いと思ったようで、ルーネスは珍しく欠片ほどの忍耐の見える提案をした。
「じゃあ二人で即シャワー浴びてすぐやろう」
 本当に欠片ほどしか見えなかった。
「本能に走る前に一秒でも考えてよ。今浴室の前にイングズが立て篭もってるじゃないの」
 間近に迫ったルーネスを呆れ顔で押し返す。
 イングズに悪気はないのだろうが、一度髪のセットを始めると一時間はかかるのは困るところだ。
 二人してはぁ、と溜息をつく。
「溜息つくってことはレフィアもやる気満々だな」
「は、早く汗洗い流したいだけに決まってるでしょ!」
「欲情しているのを見抜かれるのは仕方がないから、せめて口だけでも違うって言っておく努力が可愛らしいと俺は思うね」
「違うってば!」
 裏拳で正確に鳩尾を射抜かれ、ルーネスは幸せそうに咳き込んだ。
「……ったくもう」
 せっかく恋人らしい口づけをしたというのに、まるでムードが良くならない。
 拗ねて視線を落とすと、周囲の床の上にぽつぽつと染みが出来ているのを見つけた。
 昨日今日できた新しいものではないが、かといって古代のものでもない。
 それがそこら中に雨の降り始めのように点在している。
(……ああ、ここで私達が色々やった跡か)
 唾、精液、汗、膣から滴る体液に、興奮しすぎて流れ落ちた涙。
 移動中ごとにここで体を擦り合わせて快感を貪りあった証拠がそこにあった。
「こうして見ると結構壮観だな。やりもやったりって感じで」
 復活したルーネスもレフィアの視線を追って、感想を漏らす。
「最初はズボン脱がせてももらえず、膝でやられてたっけな」
「……だって、物凄く汚くて触ったらお嫁に行けなくなるような代物と思ってたもの」
「今は?」
「汚くて変態そのものの器官」
「お、格が上がったな」
「……そうかしら」
 頭に浮かんだままを口にしたのでどっちがマシなのかは分からないが、少なくとも喜ばれるとは思わなかった。
 触るのが嫌で袖で扱いて、洗濯物が増えるだけという目にも遭った。今でも要望があればたまにするが。
 とにかく見た目はグロテスクな上蒸れやすく、汚いという評価は一貫しているが、
「……でもまぁ、嫌いじゃなくなったわね、うん」
 むしろ好き勝手に弄くるのは楽しい。
 そう発言した途端、件の男根がズボン越しにもよく分かるほどよく膨れ上がった。
674/7:2008/02/10(日) 03:18:22 ID:bZU8LH0a
 レフィアはすぐさま冷然たる一瞥をよこした。
「ごめん、嫌いになってもいい? ていうか現金すぎない? 折るわよ?」
「悪い、一度勃った以上そんな罵られるとますます我慢できなくなる一方だ」
「……この変態」
 そう言うと、触られたかのようにぴくんと股間が震えた。
 誇張でなく、本気で罵られて感じているらしい。
「……はぁ」
 溜まっているというのはわかる。蘇生した後は妙な要求もせずよく頑張った方だと思う。
 一度そう認めてしまうと、なし崩し的にどうにかしてあげたいという気持ちが湧いてくる。
(……あんなにおっきくして、イングズがあそこからどくまで我慢してくれるとは思えないし)
 学者姿でなければもう少し理性を保ってくれると思ったが、甘かった。
「分かったわよ、出させてあげる」
 ならばとばかり勇んで立ち上がり肩を掴んでくるルーネスの足を払い、強制的に座らせた。
 尻をしたたかに打ちつけたようだが、いい薬だと無視。
「あのね、今絶対に、絶っ対にルーネスのほうから触ったりさせないからね。私の好きなようにさせて」
「レフィアの玩具になれるなら喜んで」
「単にあなたはじっとしてろって言ってるだけよ!」
 苛々と怒鳴り、ローブの裾をまくるとピンクのブーツを脱ぎ捨てた。
 散々蒸れたブーツの中の湿度がむわっと広がる実感に、レフィアは情けなさそうに眉を下げた。
 目の細かい黒タイツに包まれた脚が姿を現す。
「学者の靴下が最高だけど、これはまた……美味しそうなおみ足で」
「黙って目を閉じて出来れば息もしないで」
 三日履き続けたタイツに対し今更ながらに気持ち悪さがこみ上げてきた。
 離れていても匂いが届くような気がして、逃げ出したくなる。
 が、ルーネスは既に屹立したペニスをズボンから取り出して待機している。
 ここまで来て生殺しではあまりにも可哀想だ。
 レフィアは意を決してルーネスの方を向いて床に手を突くと、横合いからペニスへ直接両脚を伸ばした。
 左右の足の裏がいつものように男根を挟み込む。
 いつもと違うのは、湯気が立ちそうなほどの湿り気が濡れた音を立てたことぐらいだ。
「……」
「……素晴らしい保水力だな」
「……ごめん、汚くて」
 射精させようという意気が萎み、代わりに羞恥心がこみ上げてきた。
「いや、むしろ」
「汚れてた方がいいってんでしょうけど私は嫌なんだってば!」
「レフィアが嫌でも俺は嬉しい!」
 半泣きで吠えるレフィアに、ルーネスもまた勢い良く主張した。
 しばし呆気に取られた後、レフィアの羞恥は外から見て分かる速度で怒りへと置換されていった。
「開き直らないでよこの変態!」
 それこそ開き直ったかのような勢いで、汗の飽和したタイツで上下に擦り始めた。
685/7:2008/02/10(日) 03:19:47 ID:bZU8LH0a
 粘り気の少ない水音と生地の擦れる音が空しく響く。
 自棄になったレフィアは、擦り始めた勢いのまま、床代わりにした左の足裏へと右の足裏でペニスを押し付けた。
 擦れば擦るほど自分の足の汚れが自覚でき、暗澹たる気持ちになっていく。
(まったく……人がいい雰囲気作ろうとしてもすぐこうなるんだから!)
 激しい感情の振幅に思考が定まらず、とにかく今は足での責めを止めないよう集中することにした。
「変態、変態、変態……!」
「熱っ……、は、激しすぎやしないか……うっ!」
 ルーネスの嗜好の偏りに矛先を向け、意識して怒りの感情を吐き出し続ける。
 少なくとも罵倒しているうちは勢いを失わずに扱いていられる。そういう意識が奥底にあった。
 その苛烈な攻撃に、さすがのルーネスも身をよじった。
「ちょ、ちょっと待て! 擦れ過ぎて痛い!」
「……っと、それもそうね」
 目の細かいタイツが摩擦を生み、気づけば足の裏に熱さを感じるほどになっていた。
 集中するために怒りはしたが、ルーネスを苦しめて射精を遠ざけては意味がない。
 思わず止めてしまい、しかしタイツを脱いで蒸れた足で擦る気にもならず、結局散り散りに乱れた思考に頼ることになった。
(ったく……こんな汚い足で興奮できるなら痛いのも気持ちよくなってくれればいいのに)
 理不尽なことを考えつつ亀頭を足で撫で回し、どうしたものか考える。
 足にこだわるのをやめればいいという結論に辿り着くだけの冷静さは生憎と欠落していた。
(摩擦を和らげるには……っと)
 何かぬるぬるしたものがあればいい。
 そう思ったときには体を起こして手を胸元に構え、最も手近な潤滑液を口から掌に零していた。
 思考と行動の直結は、羞恥を最小限にしようというレフィアの涙ぐましい日々の努力の賜物だった。
 舌を出して口中の唾液を全て垂らし、引っ込める舌の上の粘液も唇で切って一滴残さず手に溜める。
 体を前に倒し、ペニスと足の交点にその手を傾ける。
 が、興奮のせいか粘度の高い唾液は、すぐには零れ落ちなかった。
「……もう!」
 やること為すことがことごとく上手くいかないことに苛立ち、レフィアはその唾液まみれの手を直にペニスに押し付けた。
 タイツとペニスの間に唾液が流れ込み、擦ってみるとひどく汚らしく卑猥な音が生まれた。
 足の裏はスムーズにぬるぬると滑り、自身へ過度の熱が返ってくることもない。
 やっと思いっきりできる。
 レフィアは両手に残った唾液を亀頭で拭きながら、両足を強く内側へと押し付け、間にある邪魔な棒を踏みにじった。
「うくっ……! ど、同時は気持ちよすぎ……っ!」
「もうこれ以上文句は受け付けません!」
 ルーネスが痛がらない以上、早くこのまま終わらせなければ心が折れそうだった。
 足で扱き、その足とペニスを両手で揉みしだき、ひたすら粘音を奏で続ける。
 顔を直上に持っていくと、二人分の濃密な体臭と唾液の匂いが鼻を突いた。
696/7:2008/02/10(日) 03:21:56 ID:bZU8LH0a
(っ……この距離でも足の匂いがする……)
 眉を寄せ、しかし手足は止めずに唾液をねっとりと垂らして匂いを強くする。
 これだけはっきりと分かるのにルーネスが気づいていないはずがない。
 ルーネスのほうに流すまいとするように淀んだ体臭を吸い、その濃さに眩暈を感じながらより強く手足を動かす。
「何でこんな汚いことで興奮できるのよ、この変態!」
「うわぁ何か久々にレフィアらしい破壊的な足コキ……つっ、うっ!」
 先走りが潮を吹くように吐き出され、問題の部分は更に混沌としていく。
 嗅覚を苛む自身の不潔さに涙を浮かべながら、技術も何もなく手足をペニスへなすりつける。
 十指の間で数十本の唾液の糸が蠢き、汗と唾液と先走りで色を濃くしたタイツの爪先と踵が淫猥に擦れ合う。
 その只中で全ての湿り気と摩擦を受け、ルーネスは息も絶え絶えに腰を震わせている。
「っ…はぁ……も、もう出るっ……!」
 その言葉を聞き、レフィアの手足はペニスを押しつぶすように中央へと力を向けられた。
 手足に封じ込められる中、ルーネスは敢え無く絶頂を迎えた。
 鋭敏な四肢の末端がルーネスの脈動を感じる。
「……すごい、いっぱい出てる」
 尿道口に押し付けている掌に激しい精液の迸りを受け、レフィアは先ほどまでの攻撃性も忘れてそれを受け止める。
 指の隙間から溢れた体液は手の甲を垂れ落ちて漆黒のタイツに零れ、その白い濁りをこの上なく映えさせる。
 すぐにそれは繊維の隙間に染み入り、その中の汗まみれの裸足に絡み付いてくる。
 溜まりに溜まった欲望が、レフィアの全力の責めに搾り出されたように長い時間をかけて吐き出される。
 両手を汚しつくし、タイツにまだらな染みを作り、ようやくルーネスの下腹の震えは止まった。
 ペニスから離した手足の惨状を見て、レフィアは呆れるよりむしろその射精量に感心した。
「……ふぅ」
「……はぁ」
 二人同時に満足とも疲れともつかない溜息をつき、目を合わせる。
「……あは」
 白濁まみれの手を見せ、レフィアは苦笑した。
 精液でさらに匂いは酷いことになったが、ここまで気持ち良さそうにされたら怒る気にもならない。
(なんていうか……結局どんなときでも結構楽しめちゃってるわね)
 タイツの足首より上、比較的無事な部分で手を拭きながらレフィアは思った。
 ルーネスが快感を得て射精に至ってくれるのは嬉しい。
 結局、自分も楽しいからここまで続けられているのだ。
 この分では旅が終わっても、こういった行為の頻度は減りそうにない。
 それを認め、ふくらはぎの辺りでペニスに絡みついた精液も拭ってやり、さらにルーネスを悶えさせた。
(でも、このままじゃいつまでもムードも何もあったもんじゃないわよね)
 二人きりになれば性欲が抑えきれなくなり、快感を与え合ってしまう。
 愛読している小説にあるような『いい雰囲気』はいつまで経っても生まれない。
(私もルーネスもそういう気分になれる時があるとしたら……やっぱり、他にはないか)
 少し前から考えていたあることに結論を出し、ローブを捲ってルーネスに腿までなすりつけながら一人決意する。
「レフィア、考え事するなら体動かすの止めてからの方が……うっ」
 射精で敏感になったペニスは肉付きのいい腿の摩擦に耐えられず、薄めの精液が何もない宙に吐き出された。
 こうしてまたインビンシブルの床に新しい、一際大きな染みが刻まれたのだった。 
707/7:2008/02/10(日) 03:26:04 ID:bZU8LH0a
 ノーチラスに辿り着くまでの間に何とかレフィアはシャワーの使用権を奪取し、気持ちの悪い汚れを流した。
 清潔でいられるという当然のことに感謝しながら、洗いたての衣服に身を包んだ。
 面倒がる男達を「凱旋してもそんな不潔じゃ格好がつかない」とまとめて浴室に叩き込み、自身は久々に素のままの姿に戻った。
 その後ノーチラスに乗り換えて浮遊大陸へと帰還し、すぐさまサスーン城へと報告に飛んだ。
 サラに抱きつかれて狼狽するイングズを三人で囃し立て、彼を城に残して徒歩でそれぞれの村へと帰り始めた。
 そしてカズスの村の前。

「それじゃあ、どうせすぐ近くだからあんまり感慨はないけど、また会いましょうね」
 自分の分の荷物を担ぎ、レフィアはルーネスとアルクゥにさっぱりとした笑顔を向ける。
「ああ。そりゃもう明日にでも」 
 そうね、と頷きかけてふと先ほどのことを思い出す。
「さっきサラ姫から聞いた、今夜のサスーン城でのお祝いには来ないの?」
 カズスからすぐ近くということもあり、レフィアはタカを伴って出席するつもりだった。
 当然ルーネスたちも来るものだと思っていたのだが、二人は揃って首を振った。
「アルクゥがさっさとじっちゃん達に手紙で知らせて返事が来たんだけど、ウルはウルで宴会するんだとさ。さすがに抜けられそうにないだろ?」
「そっか。だったらやっぱり明日ね。そうね……のんびり散歩でもする?」
「そだな。じゃあ俺が迎えに行くよ」
「うん、待ってる」
 ごく自然に再開の約束を取り付けられたことに安堵していると、横から困ったような声が聞こえた。
「……何だかお邪魔みたいだし、先に帰ってようか?」
 二人の世界からはじき出されたアルクゥが、苦笑して頭を掻いている。
「あ……ごめんねアルクゥ」
「悪ぃ悪ぃ。早いとこ母さん達に顔見せたいし行くか。じゃあな、レフィア」 
「うん、またね」
 ウルへの道を歩いていく二人を手を振って見送り、「さて」とレフィアは息を吐いた。
 まずはタカに元気な姿を見せなければいけない。
 ルーネスが来ないのは残念だが、サスーン城での祝勝パーティーも楽しみだ。
 ここ数日、不味い携帯食料しか食べていない舌を健常な状態に戻さなければならない。
 そして。
「その後、ね」
 一人真剣な顔で頷くと、きびすを返してカズスへと歩を進めた。
71名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 03:26:54 ID:bZU8LH0a
学者じゃないから番外的にエロ無しの繋ぎ…のはずが。
さて、次から最終回。
72名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 03:50:36 ID:JatgwCsu
ついに最終回なのか・・・!感慨深い

っていうかザンデwwww哀れすぎる
73名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 04:08:38 ID:dXo7O0cv
GJ
フェティシズムあふれるエロスですな
特にラスト、こういうフィナーレ前の繋ぎの部分って何気に好き
なんとなく、じわじわとくるものがある
74名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 05:52:08 ID:TOYWAMPC
ついにラストか……いやー、長かった。

闇の世界関連完全無視とかwwwwwwwwww
これはひどいwwwwwwwww
75名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 06:09:01 ID:q68ioj7j
ザwwwンwwwデwwwww

最終回か・・・うぅ・・・。次で本番なのかな。感慨ぶかい
76名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 08:17:44 ID:/+v9XGgz
GJ!!!
今までの投下から闇の世界のくだりは適当に流すくらいで落ち着くと予想はしていたが…
ものの見事に予想の斜め上を行ってくれたw

どんなに変態行為を重ねてきても、レフィアに普通の女の子が持つ恋愛への憧れのような
ものがしっかり残っているという描写が何気に嬉しい
どういう形で決着が付くのか、ルーネスはレフィアの気持ちに気付いているのか?
期待は尽きない
77名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 11:10:43 ID:xO4uJ5xG
>>71
あんたこそなんという世界ひろしw
78名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 20:04:42 ID:mkckRkER
ザンデが本編以上に小物で吹いた
暗闇の雲の波動砲を本ぶん投げて相殺して一撃で倒すと想像してた遥か斜め上だった罠w

最終回wktkものだ。
79名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 14:15:24 ID:/K67a9Lg
ちょっとインビンシブルの床板奪ってくるww
80名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:26:10 ID:NThvH/37
床板の痕跡がどちらのものか判別つかんだろw
81名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 02:30:14 ID:DqT0UJxC
次でラストか……寂しくなるな
だが期待せずにはいられん!
82名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 07:57:41 ID:KUShyxW4
最終回なんて・・・。・゜・(ノД`)・゜・。うわぁぁぁぁぁん!!嫌だぁぁぁー!!
83名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:09:43 ID:haYj7mTD
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
84名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:22:52 ID:N+4ZodDz
最終回なんて嫌だー・゜・(ノД`)・゜・。
85名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:24:06 ID:f+wom0M5
ばかだなぁ
次の変態がきっと僕らを待ってるさ
86名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:37:04 ID:RxVV2zWE
ガチ合体はもうずっと待ってたから、激しくwktkなんだが
ラストかと思うと物凄い寂しいのぅ…(´・ω・`)
終わったらしばらく萌え尽きてそうなんだぜ俺
87名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 22:44:30 ID:i7uYku+x
まだ処女だからな…信じられないことに
88名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 00:24:35 ID:dpd+0YXA
挿入はないと言っていたが…wktk
89名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 08:09:31 ID:JQ3ikp5b
>>88
え!?いついった?
90名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 11:58:11 ID:Q3RqjEDz
Σ(゚д゚lll)
91名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 17:39:10 ID:JQ3ikp5b
Σ(゚д゚lll)え・・・?
92名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 18:31:52 ID:dpd+0YXA
これがまだ効力を持っているとするのであればだけどね

88 :名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 14:33:17 ID:+BT30dpz
>>85
死の宣告をしておくと、続きを書くことがあっても多分挿入はない。
93名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 20:58:57 ID:t0eWoNG6
Σ(゚д゚lll)ガビーン
94名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 21:48:17 ID:6f4z0diF
たぶん挿入なしでもすごいことになるぞ
95名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 22:43:58 ID:WQ3B9Ouq
何…だと…!?
処女のままさらに濃密なプレイをしつづけることに…!?

いよいよもっていざ普通のセクロスしたとき物足りなくなるんじゃないだろうか、心配だ
(何の心配だか自分でも分からないが
96名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 21:26:02 ID:/h5mJtPc
Σ(゚д゚lll)ガビーンチャビーンハゲチャビーン
97名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 17:03:55 ID:G6O9tXlw
>>96
ちょいwwwwwまてwwwww落ち着けwwwww
98名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:32:51 ID:xs8vWSYB
しかしこのシリーズ、1スレから続いてるにも関わらず未だ挿入なし。
それなのにこのエロさ、僕の頭はどうにかなってしまうかもしれない。
99名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 23:43:44 ID:bACUtFO4
草い死ね
100名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 13:08:32 ID:JdHsMqRi
101名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:59:57 ID:6vbgIu4V


102名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 13:53:52 ID:Aqq5/ZPT
最終章期待saga
103名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:42:57 ID:eN+Mnepw
上に同じ
104名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:01:52 ID:vVBfBi7K
学者レフィアとシーフルーネスって相性がよくね?
ルーネスが盗んだアイテムをレフィアが使って敵をなぎ倒してくっていう
戦法をここのSSの二人なら見事なコンビネーションでやってくれそう。
105名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 09:36:18 ID:rf2I30J9
期待
106名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:16:22 ID:/I9E0jEP
期待age
107名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 11:37:06 ID:x5N8/jI5
変態レフィア最高!
108名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:32:40 ID:GI+YHhe6
wktk
109名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 15:33:51 ID:ZViapFbv
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml
110名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 21:01:39 ID:GI+YHhe6
>>108
ageるから>>109みたいなのが張られるんだよまったく・・・。
111名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:07:20 ID:rV48JY6L
わかってんなら自粛しろや
112名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 22:08:45 ID:71UW9hLr
ひどい自省を見た
113名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 08:17:48 ID:OIKoZu/G
これはいい自演
114名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 09:09:16 ID:YOB/76e3
変態レフィア最終章が来てる夢を見た
内容は覚えてない
115名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 08:36:54 ID:aejeGQ4K
保守したいと思いますが構いませんね!
116名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 15:03:05 ID:pAdwUDbI
いいですとも!
117名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 21:01:06 ID:XVz9oUEy
保守
118名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:27:06 ID:2K2lXnqf
保守
119名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 16:19:58 ID:tHJpAMeQ
保守
120名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 02:18:41 ID:k7KsKjzu
121名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 22:04:42 ID:Vxw5roX2
暇だから学者レフィアの腕熟練度をルーネス殴りで鍛えていくわ
122名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 23:34:33 ID:um881A5z
みんな世界樹やソーマブリンガーに流れてんのかな…
123名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 10:54:36 ID:TCTHBEwM
うわなっつかしーこのスレ、半年振りだわ
記念あげ
124名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 11:44:29 ID:c8b693x/
オナ禁しようと思っても、ここの変態レフィアみるとついぬいてしまう
恐ろしいほどのエロパワーだぜ
125名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 12:19:11 ID:vzlPJ24v
>>124
禿あがるほど激しく禿同
126名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 14:04:59 ID:UyrkAtS4
ハゲド
そういや過去ログどっかに無いか?
>>1の支援サイトに無さそうなんだが
変態レフィアの最初読みたい
127名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 14:05:57 ID:UyrkAtS4
下げ忘れた…スマソ
128名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 14:07:40 ID:TCTHBEwM
そんな貴方に
http://www.geocities.jp/mirrorhenkan/

しっかしやっぱエロいねー抜いた
129名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:12:25 ID:TCTHBEwM
てかこっちでも見れたね
http://ff1to3.cute.bz/test/read.cgi/kako/1157024424/
130名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:24:58 ID:UyrkAtS4
>>129
thx!!
見落としてたみたいだ
スマンカッタ
131名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 15:34:25 ID:TCTHBEwM
いちお前スレも書き込めないけど閲覧だけならできるみたい
132名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 00:54:24 ID:Cw18IHze
もうちょい。
133名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 03:02:24 ID:Y3w2x9bg
>>132
おk
134名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 17:29:22 ID:h9w1Cfw8
変態レフィアがッ!光臨するまで!わっふるをやめないッ!
135名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 20:49:04 ID:XVvzzp7U
期待!!!!
136名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:25:52 ID:w0SGJV9j
長いし、目処が立ったのできりのいいとこまで投下。
137>>70続き1/9:2008/03/31(月) 21:29:35 ID:w0SGJV9j
「……ふぅ」
 ルーネスは数ヶ月ぶりの自室に帰り着くと、明かりも点けないままベッドに倒れ込んだ。
 ニーナがきちんとセットしていたであろうベッドは、心地よい反動と共にその体重を受け止めてくれる。
 大きく安らいだ息を吐き、ルーネスは先ほどまでの宴を思い返した。
 ウルに帰るや否や村人総出で胴上げされ、抱き締められ、揉みくちゃにされた。
 ご馳走を堪能し、無礼講ということで酒も振舞われ、酔ったアルクゥが何やら長老に告げ口したようでわけのわからないまま一時間説教を食らった。
 遠回しではあったものの露出狂だとかそういう単語が出た時点で、ようやく風邪の時の件だと理解できはしたが。
 ともあれ、その後も悪友達に引き摺られ、逆に引き摺り、結託してアルクゥを引き摺り、腹が破れるほどに料理を食べて回った。
 そうして村人全員が酔い潰れ、あるいは疲れて帰る頃になってようやく解放されたのだった。
「こりゃ明日は朝飯要らないな」
 膨れた腹を撫で、掛け布団の下に体を滑り込ませた。
(明日の約束もあるしな、早めに寝るか)
 目を閉じ、懐かしくも落ち着く布団の感触に身を委ねようとする。
 が、肝心の眠気が来ない。
「……飛空挺で寝たしな。酒のせいもあんのかな」
 とにかく目が冴えてしまっている。
 その上、朝頃に足でたっぷり射精させられたにも関わらず、一人になった途端下半身がムラムラとしてきた。
 これまでなら即レフィアの部屋に忍び込み、土下座してでも抜いてもらうところだったが、これからはそうもいかない。
(……とりあえず、一人で何とかするか)
 まず頭の中にブーツだけ脱いだレフィア――当然学者姿である――を思い描いた。
 それだけで股間のものに勢い良く血が通った。
 さて、どこで扱かれる妄想をしたものかとルーネスが頭をフル回転させたその時である。
 こつん。
「ん?」
 窓から何か硬い音がした。
 あられが降った時のような音だが、そんなものとは無縁の暖かい夜だ。
 少し待ってはみたが、音はそれきりだった。
「……気のせいか?」
 少し邪魔をされた気分になりながら今朝のレフィアの匂いを思い返して気分をそちらに持っていく。
 明日そのことを言ったら死ぬほど恥ずかしがってくれるであろうことを想像し、それも含めてさらに興奮が高まる。
 こつん。
 また窓が鳴った。
「……っだぁ、何だよ。まだ飲んでる奴の悪戯か?」
 二度も邪魔され、さすがに苛立ちながらベッドを抜け出して窓に歩み寄る。
 窓を開け放ち、外を見下ろす。
「こら何すん……あ、あれ?」
「遅いわよ」
 腰に手を当て、レフィアが不満げに二階のルーネスを見上げていた。
1382/9:2008/03/31(月) 21:31:20 ID:w0SGJV9j
「よ、っと」
 ルーネスは窓からひょいと飛び降りて、音もなく着地する。
 そして改めてレフィアの姿を下から上まで見返す。
 何も本人かどうか疑ったというわけではない。
「……どうしたんだ、その格好?」
 レフィアの姿は昼に別れたときとはまるで違っていた。
 学者姿でもなければ普段着でもない。
 どちらかといえば癖のある髪が今はさらりと背中に流れ、肩のラインが露出した赤いドレスを身にまとっている。
 首からは派手ではないが上品なアクセサリが下がり、背が高く感じると思えば足にはハイヒールを履いていた。
 いつもと違った女性らしさを強調した姿に、ルーネスは言葉も忘れて見入った。
「その、パーティーに出るんならそれなりの格好をしないとってサラ姫に言われて」
 気まずそうに視線を彷徨わせ、胸元を腕で隠す。
「侍女さん達と一緒になってお風呂で洗われたり楽しく着せ替え人形にされた挙句、こうなりました」
 肩を恥ずかしそうにさすり、俯いた。
 その動きで髪の毛が肩を滑り、それをくすぐったそうに払いのける仕草さえどこか色っぽい。
「あはは、なんか髪もいつもは石鹸で洗ってるんだけど、高そうな洗髪剤で洗われたらこんなになっちゃって」
 笑いながら髪に指を通し、そのままぽりぽりと頭を掻く。
 やがて黙って見られることに耐えかねたように、小さく囁いた。
「……どうかな」
 問われてようやく我に返ったルーネスは、もう一度よく眺めた上で素直にこう評した。
「うん、綺麗だ。似合ってる」
「本当? ……よかった」
 不安げだった顔が安堵の微笑みに彩られた。
 可愛い。
 今すぐ抱き締めたい衝動に駆られたが、何とかぎりぎりのところで思いとどまる。
 抱き締めるのは当然としても、それより先に聞いておくべきことがあった。
「で、何でまたこんな時間に? 何かあったのか?」
 これまでレフィアが自分から夜這いに来たことなどないし、明日の昼が待てないにしても早すぎる。
 問われ、少し迷う素振りを見せた後、レフィアはゆっくりと唇を開いた。
「んと、せっかくだからルーネスにもこの格好見てもらいたかったってのと、二人で話がしたくなって。あと……」
 そして村はずれの川の方を指し示してドレスの裾を翻した。
「……ちょっと歩きましょ」
 もちろん、断る理由などなかった。
1393/9:2008/03/31(月) 21:32:45 ID:w0SGJV9j
 寝苦しさを感じる夜でも川沿いは涼しい。
 月明かりをきらきらと反射する川面を眺めながら、二人はごくゆっくりとしたペースで並び歩いた。
「まったく、夜中にそんな姿で出歩いて何かあったらどうすんだ」
「あら、心配してくれるの?」
「当たり前だろ」
 モンスターがいなくなっても盗賊や野生動物の危険は当然そのまま残っている。
 ドレス姿の女性が夜道を歩いては……というところまで考えたところで、隣のレフィアが笑い出した。
 そこでルーネスもその心配の馬鹿らしさに気づいてしまった。
「あのね、レッドドラゴンに殴られても割と耐えられた女の子をどうこうできる脅威があったら、浮遊大陸はおしまいよ?」
「……だな」
 むしろ襲った相手の心配をしなければならないぐらいだ。
 それを口にしたら自分の心配をしなければならなくなるので言わなかったが。
「タカさんは?」
「酔い潰れて、今夜はお城の客室に泊めてもらうみたい。父さん、普段はいくら飲んでも潰れないんだけどね」
「嬉しくて飲みすぎたんだろ。レフィアが無事帰ってきてさ。そういやうちのじっちゃんもいつもはお堅いのに今日は酒飲ませてきたな」
「飲んだの? やだ、不良」
「そういうレフィアも飲んでるんじゃないか?」
「……ちょっぴり」
 他愛のない会話をしながら川の流れに沿って歩みを進める。
 戦いに備えて早めに寝る必要もない。
 木の陰に敵の気配がないか探る必要もない。
 実にのんびりとしたいい気分だった。
 ……が、まだレフィアがわざわざパーティーからその足で訪問してきた理由が分からない。
 ルーネスは会話がちょうど途切れた瞬間を狙い、そのことについて切り出した。
「それにしても本当に、何でこんな時間に来たんだ? ドレスなら返す前に見せられただろうし、今日は疲れてるだろうに」
「んっと……」
 問われた途端にレフィアの表情が固まる。
 やはり、気まぐれではなく何かしらの理由はあるようだ。
 この期に及んで躊躇いがちに、レフィアはぽつぽつと語り始めた。
1404/9:2008/03/31(月) 21:34:30 ID:w0SGJV9j
「……えっと、お願いしたいこと、っていうかお願いしてほしいこと、があって」
「何だそりゃ? 俺にか?」
 こくりと首が一度だけ縦に振られる。
 が、まるで想像がつかない。お願いしてほしいことというが、差し当たり性関係のことしか思い浮かばなかった。
「それで……今晩なら行けるかもって思ってたんだけど、どう切り出せばいいかわかんなくて」
 やはりどうにも歯切れが悪い。口ぶりからして前々から狙っていたことというのは分かったが。
「今更何か遠慮する仲でもないだろ。言ってみろって」
 するとレフィアはおずおずといった風に、バッグから何かを取り出した。
 すぐには見せず、何かを包み込んだ両手をルーネスの前に突き出す。
「それで、そのことサラ姫に相談してみたら、これをお守りにって」
「お姫様が?」
 ミスリル製招きモーグリか何かだろうか。両手に収まるということは随分と小さいもののようだが。
 だが見せてくれないことにはやはり何も言えない。
 それでも、レフィアが必死に何かを伝えようとしていることだけは分かったため、ルーネスは根気強く待った。
「あと、これ見せたら分かってくれるって。……これ、なんだけど」
 そう言ってゆっくりと手を開き、中のものを見せる。
 小さなカードのような何か。
 よく見ればそれは、何かを封入した包装であることが分かった。
「……って、これ……」
 見覚えはあった。悪友達の間で使うあてもなく買ったことがあるものだと思う。が、確信は持てなかった。
 本当に『それ』であるなら、レフィアが来た理由も言いよどんだ理由も、丸ごと納得がいく。
 月明かりは十分で、何度見直しても視覚が伝えてくる情報は揺ぎ無い。
 レフィアは、包装された避妊具をルーネスに突き出していた。
 さらに表面に刻印された字まで確認して自分の早とちりでないことを確認し、ルーネスは切り出した。
「えっと、さ」
 その声にレフィアはびくっと震える。
 今緊張し始めた自分と、来たときからずっと緊張し続けたレフィアとでは余裕が全然違うだろう。
 できるだけ刺激しないようにゆっくりと続ける。
「レフィアはそれが何か分かってて、出してるんだよな?」
 まさかサラ姫がこんなものを冗談で渡すわけはなかったが、念のために問いかける。
 レフィアの首がまた縦に揺れた。
「俺、知ってのとおりエロいから今すぐにでもお願いするぞ?」
 それが「お願いしてほしいこと」なのであれば是非もない。
 むしろずっと自分が頼み続け、しかしあらゆる手段で断られ続けてきたことだ。
 「駄目なんじゃなかったのか?」と眼だけで問いかけると、黙っていたレフィアが口を開いた。
1415/9:2008/03/31(月) 21:36:42 ID:w0SGJV9j
「何か――例えば戦勝とか――特別なおめでたい夜に、好きな人と二人っきりになって」
 唾を飲んだのか、一度喉が震えた。
 手元のものに目を落とし、改めて決意を固めたように一言一言ゆっくりと口にする。
「優しく抱き締められて耳元で囁かれたりなんかしたら、大抵の女の子は高確率で落ちると……思う」
 少なくとも私なら、と小さく付け加える。
 それきり唇を噛んで俯き、手を差し出したまま石化したように硬直した。
 自分からできるアプローチはここまでが限界だというように。
 その様子にまずルーネスが落ちた。
 レフィアの手から避妊具をつまみ取り、顔を上げようとしたレフィアを正面から抱き締めた。
「ひゃ……」
 優しくできたかどうかはわからないが、肩の辺りにレフィアの暖かい吐息が染み込んで来た。
 さらさらの髪の毛が首をくすぐる。
 それを心地よく感じながら、素直に、本心で答えを返す。
「俺はレフィアとしたい。色々な部分で色々した後だから誤解を避けるため明言すると、セックスしたい」
「……また余計なこと言う」
 小さな笑いが服を揺らす。
 その笑いに混じってごく小さく、こう囁いてきた。
「今日だけは許してあげる。最後はともかく、ルーネスも頑張ったものね」
 言葉の余裕に反して、息は浅く速く、高まった緊張を伝えてきていた。
 撫でる髪はずっと触り続けていたいほど滑らかに心地よく指の間を流れ落ちていく。
 見下ろせば浮き出た鎖骨が月明かりを受けてはっきりと陰影を作り、意外なほどの色香を放っている。
 そして無謀にも胸元を強調したデザインのドレスのおかげで、密着した胸の柔らかさも学者姿のときよりはっきりと実感できる。
 今すぐにでも押し倒して体中を触りたい。そんな衝動に駆られる。
(……普通に欲情しちまってるけど、いいのかな)
 雰囲気を求めているレフィアには申し訳なく思ったが、勃たないことには如何ともし難いため仕方ないと割り切った。
「どうする? 俺の部屋戻るか?」
 ルーネスとしてはその場で押し倒しても良かったのだが、レフィアがベッドでの行為を望んでるぐらいの想像はできた。
「お母さんとか、いるんじゃないの?」
「ああ、準備と片付けで忙しかったからおばちゃん連中で一晩中二次会だってさ。タフだよな」
 それに安堵したようにレフィアは肩を落とした。
「……よかった、いざとなったら私のうちまで行かなきゃいけないかもって」
「なるほど、そこまで考えるほど餓えてたんだな」
「ち、違うわよ!」
「はは、照れるなって」
「違うったら!」
 平手で叩かれるたびにチョコボに撥ねられたような衝撃が体を突き抜ける。 
 背骨に甚大なダメージを感じながらも気楽に笑い、ルーネスは先に歩き出した。
1426/9:2008/03/31(月) 21:38:17 ID:w0SGJV9j
 ちょっとした散歩から家に帰るのにそう時間がかかるわけもなく、程なく二人はルーネスの家の前に辿り着いた。
「……おじゃまします」
 誰もいないと分かっているだろうに小さな声でそう言って、レフィアは玄関をくぐった。
 何となく互いに押し黙ったまま、靴音だけを響かせて二階へ上がる。
 階段脇の部屋に入り、後ろに続くレフィアに手招きしながらルーネスは尋ねた。
「ここが俺の部屋。来たことはあったっけか?」
「ううん、初めて。ウルに来たときは宿に泊まってたし」
 きょろきょろと暗い室内を見回し、改めて「おじゃまします」と呟いてレフィアも室内に踏み入った。
「……意外と綺麗」
 実際、床には何も落ちてはいないし、本棚にも本が――漫画や肌色の比率が高い写真集ばかりではあったが――整然と並んでいる。
 その感想に、ルーネスは呆れて肩をすくめる。
「そりゃ、今日の今日まで留守にしてたんだからさ。母さんが掃除してくれてたんだよ」
「あ、そっか」
 ちゃんと応答はできているのだが、その返事もどこかぼんやりとした印象を受けた。
 相変わらず落ち着きなく室内を見回している。
 原因は考えるまでもなかったので、ルーネスはベッド脇に歩み寄ってからレフィアに向き直った。
「それじゃ」
「……うん」
 神妙に頷き、視線を自分の体に落とす。
「……あのね」
「うん?」
 この上まだ何かあるのかと首を傾げるルーネスに、レフィアは赤面しながらこう訊いた。
「……格好、このままでいい?」
「学者で」
 質問を予測していなかったにも関わらず、返事には一秒とかからなかった。
 レフィアはがっくりと肩を落とし、盛大な溜息をついた。
「……やっぱりこんな気取った格好、似合わないのかな」
 悲しそうな声にルーネスは慌てて手を振ってフォローを入れる。
「いや、そういうんじゃなくて、ドレスは綺麗だけど手が出しづらいっていうか、学者はあまりにエロくて汚したくて仕方がないっていうか」
「あー、もう!」
「ぐわっ」
 自棄になったような声と共に、ルーネスの視界がバッグに埋められた。
 中は空だったのか大した衝撃はない。失言だったかと思いながら鞄を払いのける。
 視界が開けた。
 と、ほんの一瞬だったにも関わらず、レフィアの姿は一変していた。
 野暮ったいコートにツインテール、地味な眼鏡。
 きらびやかなドレスを小脇に抱え、いつもの学者レフィアがそこに立っていた。
「バッグ」
 言われ、床に落ちたバッグを素早く差し出す。
「ったく、どうせ脱がすんでしょうに……」
「いや、いつも脱がしたくて仕方なかったその格好を脱がすことに意義がだな」
「うるさい」
 ぴしゃりと言い訳を遮断され、ルーネスはおとなしくレフィアの動向を見守った。
 ぶつぶつ言いながらその中に手早く丸めたドレスを仕舞うと、不機嫌顔のままレフィアがぺこりと頭を下げる。
「……じゃ、よろしくお願いします」
「……こちらこそ」
 どことなく滑稽な礼を返し合い、二人は少しだけ笑った。
1437/9:2008/03/31(月) 21:39:59 ID:w0SGJV9j
 先ほどまでと打って変わって地味な姿になったレフィアを、ルーネスは我慢できず正面から抱き締めた。
 すぐにキスの一つでもしてベッドになだれ込もうなどと考えていたのだが、その思考が一瞬停止する。
 抱き締めたその体は、かつてないほどガチガチに硬くなっていた。
 学者にチェンジしていつもの調子に戻ったかと思ったら、なかなかどうしていっぱいいっぱいであったらしい。
 本人は至って真面目だとは分かっていても思わず苦笑が漏れる。
「おいおい、もうちょっとぐらいリラックスしてもいいんじゃないか?」
「だ、だって……」
 微かに震えてすらいるレフィアは、早くも膨らんでいるルーネスの股間に目を向けて呟く。
「あんな大きくて太いの、私の体に本当に入るの……?」
 いつも舐めて踏んで扱いているペニスのサイズを思い出したのか、表情が不安に歪んでいる。
 こればかりは男に想像できることではなく、ルーネスには苦笑しかできなかった。
「俺はレフィアのアソコ見たことないから分からないな。尻に入るのは証明済みだけど」
 軽口に怒るかと思われたレフィアは、腕の中でさらに小さくなって呟く。
「……物凄く痛いっていうし」
 相当不安なのか、いつもの攻撃性もさり気ない貪欲さも片鱗を見せていない。
(んー、どうしたもんかな)
 やりづらくはあるが、レフィアも望んでいることである以上は何とか自分がリードしなければならない。
 ぽん、と背中を一度叩き、そっとベッドへと誘導する。
「ま、何とかなるだろ。噂によると、今いる人類の親御は全員セックスしたことあるらしいし」
「……馬鹿」
 少し安心したように力なく笑い、ぽすんとベッドの上に腰を落とした。
 そのままゆっくりと仰向けに寝そべる。
 コートに皺が寄るが、そこまで気にする余裕はないようだった。
「脱がしていいか?」
「ん、大丈夫」
 不安よりは続行の意思が勝ったようで、レフィアは大きく深呼吸して首を縦に振った。
 同意を得て、ルーネスは学者の象徴とも言えるコートをはだけさせ、両袖を腕から引き抜いた。
 続けてシャツのボタンを一つ一つ外し、慎重に脱がせる。
 衣擦れの音と共に、肩が、鎖骨が、腹が、全て剥き出しになってその生の姿をさらけ出す。
 下着だけがその慎ましやかな胸を隠している。
 思わず唾を飲み、背中を浮かせて下着のホックも外して取り去る。抵抗はなかった。
 レフィアの、裸の上半身。それがすぐ近く、自分のベッドの上で惜しげもなく色香を放っている。
「……し、下も脱がすぞ」
 柄にもなく上擦る声に、レフィアもまた必死な様子でこくこくと頷いた。
 緊張しても、シーフとして鍛えられた手は大きなベルトを手早く抜き取り、黒いスカートのウエストを引っ掛かることなく脚から脱がせることができた。
 ついに、レフィアの裸身を隠すのはショーツ一枚と靴下二足のみとなった。
 ショーツはレースの入った薄桃色のもので、今まで覗いたものと比べても高級感があった。
 勝負下着というやつだろうか、と思ったが、敢えて尋ねることもないだろうと素直にその美しさを目で楽しんだ。
 これは最後に、と心に決め、次は脚の末端、足先を覆う黒い靴下に手をかける。
「……そこも脱がすの?」
「レフィアの一糸まとわぬ姿ってやつが見てみたい」
 言いながら、もう微かに汗ばんでいる足から靴下を引き抜いた。
 いつもながらに形の整った足指が、むず痒そうに曲げられた。
1448/9:2008/03/31(月) 21:41:40 ID:w0SGJV9j
 ショーツ一枚。今度こそそれだけになったレフィアの身体を、ルーネスは下から上までじっくりと眺める。
「うん、文句なし」
「……」
 レフィアは羞恥が限界を超えたのか、返答もせずぼーっとルーネスの顔を見上げている。
 その隙にルーネスも手早く衣服を全て脱ぎ、屹立したものを露わにしたが、レフィアはそれを凝視して惚けている。
 さっと顔の前で手を振ると一応まばたきはして頷きはするものの、普通の状態には程遠い。
 散々業の深い変態行為を重ねた上でこの照れ方。
 興奮より愛しさと微笑ましさを感じながら、レフィアに問いかける。
「……で、最後の一枚、脱がすか?」
「それは、その……入れる直前でいいんじゃないかしら」
 搾り出すような声に、ルーネスは満面の爽やかな笑みを返す。
「じゃあぐしょ濡れになって乾いたところがなくなったら脱がすからな」
「〜〜っ!」
 ぼふっ、と枕が投げられる。
 それを受け止めて再度レフィアの頭の下に敷くと、ルーネスはそのまま乳房へと顔を突っ込んだ。
「や、やぁっ! いきなり……!」
 身悶えに構わず、中央の突起を探り当てて咥える。
 同時にもう片方の胸にも手を乗せ、ゆっくりと揉んだ。
 指がほんの少しだけ柔らかく沈み、膨らみの存在を教えてくる。
「ふぅっ…くっ……」
 レフィアの吐息を頭の上に聞きながら、前と同じようにひたすら乳首に集中する。
 微かに石鹸の香りの残る胸は、柔らかさも相まって顔全体に何とも言いがたい心地よさを与えてくる。
 それに幸せを感じながら、顔をより密着させる。
「……」
「……?」
 軽い違和感を感じる。
 前と違うのは、以前はすぐに感じてよがっていたレフィアがぴくりとも反応しないという一点に尽きた。
 乳首を舌で舐めても喘ぎは聞こえない。試しに口をすぼめて吸ってみると、
「んっ…痛ぃ……!」
 快感どころか、小さいとはいえ苦痛の声が漏れる有様だった。
「……レフィア?」
「だ、大丈夫。もう少し触ってくれたら、多分、大丈夫……」
 自分に言い聞かせるようにそう言ってはいるものの、それをレフィア自身も信じきれていないように見えた。
 胸が駄目なら――と、手をレフィアの尻の下に滑り込ませ、股間の後ろ寄りの部分に指を突き立てる。
 自分からねだってくることもある、レフィアの一番の性感帯だ。
 ここならばと、ショーツ越しにその奥の窄まりを圧迫する。
「……うぅ……」
 それでも、レフィアは唇を噛んで不快感を堪えるような表情をするだけだった。
 行為自体を嫌がっているわけではないらしいが、どうにも身体がいつもの通りにいかないらしい。
「……調子悪いなら、また今度にするか?」
 若干勢いを削がれた気分で尋ねると、レフィアはぶんぶんと首を横に振った。
「や、やだ。ルーネスとしたいもの……したいのに……!」
 焦りのせいか大胆な本音が口を突いて出ている。
 そのことについても自覚がない様子で、レフィアの目には涙が浮かんだ。
1459/9:2008/03/31(月) 21:44:06 ID:w0SGJV9j
「もう! 何で肝心なときに私の体って……!」
 癇癪を起こしたようにシーツに拳を打ちつけ、悔しそうに自分の乳首を摘んで弄っている。
 そこまで必死に体を重ねようとしてくれる気持ちは素直に嬉しかったが、見ていられない。
 無理矢理感じようとしているレフィアの横に自分も身を横たえると、押さえ込むように強く抱き締めた。
 素肌同士が密着して、互いの体温がはっきりと感じられる。
 レフィアがはっとした様子で顔を上げ、間近から見返してくる。
「あっ……ご、ごめん、変に興奮しちゃって。その……が、頑張るから」
「大丈夫だ」
 レフィアの顔を自分の胸に抱き込み、ルーネスは可能な限り優しい声でそう言った。
 抵抗するように身悶えしていたレフィアだったが、やがて力尽きたように大きく息を吐いた。
「別に、こうして抱き合ってるだけでも俺は嬉しいし。これから毎日でもチャレンジできるんだから無理するこたない」
 我ながら似合わないことを言ってる、と苦笑する。
 頭を撫でると、お下げがぽんぽんと手の中で弾んだ。やはりいつもより髪質がよく、気持ちいい。
 今にも泣きそうだったレフィアは何とか落ち着き、それでもまだ焦りの見える様子で見上げてくる。
「でも……」
「ほら、エロいことなんだからお互い楽しいはずだろ? 踏んだり嗅がれたり尻でしてるときみたいにレフィアにも楽しんでほしいし」
 そこでふと自分の言動を振り返り、間違ったことは言ってないと判断して頷く。
 多少、格好つけすぎなきらいはあるが。
 レフィアも納得したように頷きかけ、しかし怪訝そうに眉を寄せた。
「それはそうだけど……って、何か今私物凄い変態呼ばわりされなかった?」
「何が?」
「何がって……ええっと」
 あれ? と首を傾げる。
 ルーネスとしては別に変態呼ばわりしたわけではなく、レフィアが特に喜ぶ行為を例に挙げただけだ。
 いまいち腑に落ちない様子のレフィアをさらに強く抱き締め、その感触をじっくりと味わった。
「俺もちょっと興奮して先走ってたしさ、まだ続けられるなら準備運動のつもりでゆっくりやろうぜ」
「……うん。ありがと」
 胸元にこつんとレフィアの額が押し当てられ、つむじの見える頭頂部が短い周期でふるふると揺れる。
 眼鏡のブリッジの部分が胸の中心に食い込み、小さく鋭い痛みを生む。
 ず、と鼻をすする音が一度聞こえた。
「ったく、泣くほどのことか?」
 苦笑して頭をわしわしと撫でると、否定するでもなくレフィアのくぐもった声が返ってきた。
「だって……こんな優しいルーネス、変だもん」
「うるさいな。レフィアとエロいことできるなら俺は無限に優しくなれるぞ」
「……ああもうっ。あなたって三回連続で真面目なこと言ったら自爆する病気なんじゃないでしょうね」
 激しい感情は涙と一緒に流れ出たのか、顔を上げたレフィアはいつもの楽しそうな笑みを浮かべていた。
146名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 21:45:20 ID:w0SGJV9j
>>122
正解。
147名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:08:04 ID:V5BjEsy/
ちょw
148名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:14:18 ID:dlJxYBBL
ワッフルワッフル
149名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:27:53 ID:2BLXEeWx
うわぁキテターーー!
まだGJとは言わない。今はこの二人を最後まで見届けたい!

122は俺だけど、やっぱりw
150名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 22:40:44 ID:05dumYKv
きたああああああああいいああああああいああああ
151名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 23:09:41 ID:lw3M+d85
キターーーーー!!!
激乙!!
152名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 05:20:53 ID:KkOBYHGZ
ktkr!ktkr!ktkr!ktkr!
超まってたぜ!!相変わらずクオリティ高すぎる・・・エロパロ板な中でトップクラスだと思う
153名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 12:40:15 ID:AGi6tdrV
GJGJGJGJGJ!


このスレ見てたら自分も何か書きたくなったが思い付くのは女体化アルクゥ×実は変態な王子様なのは間違いなくこのスレの影響…!
154イン×レフィ:2008/04/01(火) 13:31:18 ID:0kbHjcze
私とルーネスとアルクゥは、サスーン城の前に立っていた兵士と一緒に封印の洞窟へ向かうことになった。
名前はイングズ。
きれいな金髪と青い目をしていて、かっこいい容姿をしていることは認める。
だけど、私は彼の性格があまり好きではない。
何かにつけて大人ぶるし、説教するし。

『イングズ、私疲れた…一回宿で休憩しましょ。』
「レフィア、そんなことではちっともレベル上げにならないぞ。それに無料で泊まらせてくれてる
宿屋の女将さんたちにも、しょっちゅう泊まっては悪いだろう。もっと頑張らねばジンに勝てない
かもしれないんだぞ!」

ふんだ、私と少ししか年も違わないくせに…。本当に頭のカタい兵士はイヤ。
でも、本当はわかってる。イングズは、サラ姫がだぁ〜いすきってことくらい。
早く姫を助けに行きたくて、あんなに焦ってるんだわ。

夜。すっかり息が切れた私たちは、イングズの言うとおり宿ではなくテントに泊まることになった。
ルーネスが文句を言ったけど、イングズには勝てなかったみたい。

「一晩休んで、明日の朝には封印の洞窟へ向かうからな!」
『解ったわよ…。早く大好きな姫様を助けに行きたくて仕方ないんでしょ?』
むかついたので、からかってみることにした。
155イン×レフィ:2008/04/01(火) 13:31:52 ID:0kbHjcze
「な…っ、私は姫のことを主君として慕っているだけであって、決してやましい感情はない!」
『またまたぁ〜。本当は毎日、夜空を見ながらサラ姫のことを思ったりなんかしちゃってるんじゃないの?』
「……」
嘘…図星?赤くなってる。

「ああ、そうだ…私は、サラ姫のために封印の洞窟へ向かいたいと思っている。カズスの住民の呪いの心配よりも、
サラ姫を早く救いたくてたまらないんだ…。私は、最低な男だ。」
あれれ?なんか拗ねちゃった?
どうしよう、私余計なこと言っちゃったかも…。

『そ、そんなことないわよ…それほど人を好きになるっていうのは、とっても素敵なことだと思う。
私は、そんなに人を好きになったことはないから…うらやましいわ。』
「どうしてだ?」
『だって、ずっと鍛冶屋の修行ばっかりで、出会いなんてなかったし…』
「そうか…でも、レフィアならきっといい男と巡り合えると思うぞ。」
『え?何で…?』
「自分の故郷の人たちのために、ジンと戦おうとしている。
そんな優しい性格を持っているからな。」

イングズがすごく優しい笑顔で笑った。
『や、やだ…サラ姫が好きなくせにそんなこと言わないでよ』
「どうしてだ?私は本心を言っただけだ」
きょとんとした顔でこっちを見つめてくる。
『な、何でもないわよ…私もう寝るねっ!オヤスミ!』
「…おやすみ、レフィア」

続く
156名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 14:07:29 ID:bUO+UO/B
うああああ変態レフィアの人キテターーーー!
続き期待、挿入ktkr
157名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 14:14:47 ID:O/enNIWv
グズレフィの人もGJ!!!
158名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 14:18:05 ID:KkOBYHGZ
新しい人もキタ!!
>>154GJ!!!!!!!!
159イン×レフィ:2008/04/01(火) 23:18:26 ID:0kbHjcze
>>155続き

あれから私は、自分専用のテントに入ったもののなかなか寝付けない。
さっきのイングズの言葉、表情が頭の中でぐるぐる回っている。

イングズ…頭がカタいと思ってたけど、意外にああいう、ちょっと恥ずかしいような
ことも言えるのね。それに、あんな優しい笑い方もできるんだ…。
…ああもう、寝付けない!どうしても、さっきのことばかり考えちゃう。これも全部
イングズのせいなんだから!…
あれれ?なんだか私、すごくドキドキしてない?
まさか私、イングズのこと………。

『わぁ、だめだめ!』
だってイングズにはサラ姫がいるじゃない!好きになっちゃダメだってば!
『あ…』
気がつくと、テントの中の荷物が散乱していた。気が動転すると、自分でも知らない
うちに暴れてしまう。昔からのクセだ。
私は、ひとりむなしく荷物を片付けた。そして、気を紛らわすために外で散歩することにした。
160イン×レフィ:2008/04/01(火) 23:19:23 ID:0kbHjcze
テントから出ると、少し離れた場所に男3人のテントがある。そのうちの一つには、まだ
明かりがついたままだ。
『あれ?』
中を見ると、イングズが眠っていた。どうやら明かりをつけたまま眠ってしまったらしい。
『イングズ、起きて。明かりがついたままよ。消していい?』
「…うぅー…」
声をかけてもイングズは起きない。
仕方が無いので、テントの中に入って彼の方を揺さぶる。中に入るのは、少し抵抗があったけど、
この場合仕方が無いはず。うん。
『おーい、聞こえますかー?』
揺さぶられても、ガクガク揺れるだけですっかり眠りこけたままだ。
『グズさーん、生きてますかーっ!…むぅ…ぜんぜん起きないわね』
「うー…ん」

ねぼけているらしいイングズは、半分目をあけると突然レフィアに覆いかぶさった。
『きゃあ!?ちょっとイン…んっ…!?』
「……ん…」
イングズはそのまま、レフィアの唇を自分の唇でふさいだ。
161イン×レフィ:2008/04/01(火) 23:19:53 ID:0kbHjcze
『んっ…んん、む…っ』
なかなか激しいキスである。寝ぼけているからといってイングズはやり放題だ。
イングズとレフィアの唾液が口の中で混ざり合い、彼の舌はレフィアの舌の隅から隅までを舐めまわしている。
やっと口を離すと、そのまま抱き寄せられ、レフィアは力が抜けた体全てで彼の胸によりかかる他なかった。
『ふ、ぁ…イングズ…』
「…サラ姫様…」
『!!!』
「お慕い申して…おります…」
『ばかぁっ!!離してよっ!!』
レフィアの叫び声で、イングズの意識が完全に戻った。

「レフィア、すまん…。寝ぼけていたからと、あんなことを…!本当に申し訳ない!」
イングズはレフィアに土下座した。さっきの行動が明らかに自分のキャラと違うことが解っているので、
顔は真っ赤である。

『……ばか…私は、サラ姫じゃないわよ…なんて恥かかせるのよ…。』
「本当にすまない…れふぃ…!?な、なんで泣いてるんだ!?」
『え…!?』

レフィアは、自分でも気づかないうちに涙を流していた。
『ち、違うのよ!なんで涙なんか…。』
「レフィア…」
『見ないでっ!私、別にイングズのことが好きっていうわけじゃない…』
そこまで言いかけて、レフィアは言葉をとめた。
『…はずなのに、なんで涙が出てくるのよ…?』

つづくよっ!
162名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:26:32 ID:1R3zRKtp
新入りも!!変態の神も!!!もう今夜は寝られんじゃないか!
本日はエイプリルフールだが、この喜びに嘘はない!!!
163名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 23:27:57 ID:O/enNIWv
マジかよっ!
GJっ!
164名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 00:56:35 ID:pJDBn45/
>>159
乙!続き楽しみだ!!
一気に2つもキタな!!wktk
165名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 09:39:18 ID:4uqO58em
なんてこった…ここにきてまさかの盛り上がりよう
変態レフィアのまさかの本番は、一種のカタルシスすらある…
166名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 15:04:09 ID:2P9EI+/U
わっふるわっふるわっふるわっふる
167名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 15:42:03 ID:5crcKQGK
お…おまいら…も…もちつけ…ハァハァ…ウッ…フキフキ
168名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 16:51:09 ID:0MuFQIO2
もうゴムいらなくね?
169イン×レフィ:2008/04/02(水) 18:10:56 ID:f1dFxzIK
>>161続き

「……」
イングズが、泣いている私を心配そうな目で見つめる。まるで妹でも見るような目で。
妹、イングズにとって私の存在はそのようなものなんだろう。
前までは、それで納得してたのに、私は納得しなくなってしまった。

『…ということは、私、やっぱりイングズのことが好きなのね。』
否定したくてもできない。だったら、もう正直に言うしかないじゃない!

「レフィア、私は…」
『解ってる!イングズがサラ姫のことしか見てないのは解ってるの!私だって、なんで
こんなに突然好きになったのか、もうわけがわからないわよ!』
「……」
『あぁもう、何やってるんだろ、私…。今日は本当に、どうかしてるわ。恥ずかしいことばっか…』
その場の空気に耐えられなくて、思わず作り笑いを浮かべる。
私が目の下に涙をためている時点で、それがイングズにバレバレなのは明らかだけど。

『私、もうテントに戻る。さっきのことは全部忘れて、イングズ。』
そう言ってテントに戻ろうとすると、イングズに腕をつかまれた。
『何よ…』
「レフィア、待ってくれ。寝ぼけていたとはいえ、私がさっきあんなことをしたからレフィアを
傷つけてしまった。本当に申し訳ない。だから。その…私がなにかレフィアのためにできることが
あれば、何でも言ってくれ。頼む」
イングズの顔を見上げる。彼は真剣に私の目を見つめて話している。
青い瞳から発せられる光が、まぶしい…。

『本当に?何でもいいの?』
「ああ、私にできる範囲のことならなんでもする。言ってくれ」

そのときの私は、やっぱり相当変だったと思う。
多分、悔しさとか悲しさとかいろんな感情が混ざってておかしくなってたんだろう。

『…じゃあ、イングズ、一回だけでいいから、私のことを抱いて欲しい…』
続く!


いちいちこまぎれでしかもストーリーめちゃくちゃでごめんよっ!
でもこのスレの人みんなやさしいからなあー
読んでくれてるひと、ほんとにありがとうっす!
学者メガネレフィアの人には到底及ばない…orz
170名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 18:49:31 ID:P8zehPNF
意欲はともかく
起承転結がつく範囲まで完成してから投下したらどうだ
171名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 21:59:55 ID:/rWLkG5h
>>170
的確な指摘GJ

>>169
ぶつ切りは読み辛いのだよ。最後まで書き通すのは忍耐が要るだろうが、
頑張れ。応援している。
172名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 22:05:10 ID:YAwA5mDi
>>169
上も下も見ず前を向けばいいと思うよ。
173名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 23:19:36 ID:pJDBn45/
ぶつ切りも毎日見に来る楽しみがアルと思ふ
174169:2008/04/03(木) 11:09:30 ID:CV5L5V1O
みんなありがとう。
読みづらくてごめんよ
最後まで書き抜いてから投稿するね。
175名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 16:00:42 ID:JfU+Dn7w
>>174
がんがれ!
176名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 16:54:13 ID:UF2Nj0V+
>>174
好きなカプなんで楽しみにしてる。頑張れ!
177名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:26:07 ID:AmvotQKY
えぇい…!!
変態学者レフィアはまだ光臨せんか!!
178名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 12:07:08 ID:KN7PRfa8
男なら黙って保守
179イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:29:39 ID:AgVqLn3V
>>169続き

「レフィア!?何を言ってるんだ…そんなことは絶対にだめだ」
『イングズ、お願い!一回だけでいいの』
私は、真剣にイングズを見つめた。私が本気だということを彼に伝えるためだ。
「レフィア…疲れているんじゃないか。今日はもう休んだほうがいい」
イングズは本気で心配しているようだった。
私は、すごく悲しくなった。これまでにないほどみじめな気分だ。

『嫌、いやっ!』
自分のカラをやぶるようにきっぱりと言った。
もう後戻りはできない。
『イングズ、本当は私だってすごく恥ずかしいし、変なこと言ってることくらい解ってるの。
でも、どうせ私の恋はかなわないんでしょ?だから、思い出を作りたいの。いいでしょ』
「…レフィア、今日の君は変だ。」
『何よ。全部あんたのせいじゃない』
私がこう言うと、イングズはまた申し訳なさそうな顔になった。
「本当に、そのとおりだ。しかし」
『ああもう!そんな顔しないでっ!余計みじめになるじゃない!』
「…」
イングズが黙る。私の勢いに押されたらしい。

『…何か言ってよ。』
「もう一度言うが、無理だ。私には、できない」
『私の言うこと、なんでも聞いてくれるんじゃなかったの?』
「しかし…。…!?レフィア!何を…」

レフィアは、服をぬぎ始めていた。ジャンパースカートの留め具の十字架を外し、
白いワンピースのジッパーを下ろし始める。
180イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:30:12 ID:AgVqLn3V
「馬鹿、よせっ!」
あわてて目をそらしたイングズの耳には、ワンピースを脱ぎ終わり、黒いタイツを脱ぐ
レフィアのシュルシュルという衣擦れの音が聞こえてくる。
『…脱いだよ。イングズ』
目の前には、白い肌をあらわにしたレフィアがいる。生まれてから今までずっと城の兵士
として王の傍で暮らしており、サラ姫以外の女性とはまともに接したことのなかったイングズに
とっては、当然刺激の強すぎる状況だった。

『何よ。脱ぎまでしたのに…しかも、女の方からよ?もうっ、どこまで恥ずかしい思いさせれば
気が済むのよ!』
「そんなことを言っても…!」
『いいもん。そっちが来ない気なら、私のほうから襲っちゃうんだから。』
そう言うと、レフィアはイングズに近づき、彼のベルトを外し始めた。
「レフィア…やめっ…」
イングズは、レフィアが裸なのでそちらを見ることができない。
レフィアが外すのを、目を瞑りながら必死で止めようとするも、レフィアにうまく制され
不可能に終わった。
『兵士の服って脱がしにくいわね…んしょっ…何?コレ。タイツ?』
「レフィアっ!本当にやめてくれ!」
『嫌…もう後戻りはしないって決めたの』
レフィアが彼の下着を脱がすと、この状況に興奮したのかは定かでないが、ムクムク
と大きくなったイングズの聖剣・エクスカリバーが顔を出した。
181イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:30:43 ID:AgVqLn3V
『ふぁ…お、大きい…これがイングズの…』
予想外のそのサイズに、レフィアはついまじまじとそれを見つめた後、
『こうすると、気持ちいいのよね?』
と、まるで愛おしむかのように両手でこすり合わせた後、舌で舐め始めた。
「レフィア、何を…!?そこを舐めたら汚ッ…!」
『ン…汚くなんか、ない。恋人はみんなやってるわ。』
根元から先端まで、舌を使って丁寧に舐めあげる。
まるで、ねっとりとからみつくようななんとも言えない感覚に、イングズは快感
を隠さずにはいられなかった。
「う…あ…っ」
『気持ちいいの?嬉しい…』
レフィアはほほえむと、今度は口を開けてそれを口いっぱいにくわえこんだ。
『ほぉ?ほれはひもひいい?』(どう?これは気持ちいい?)
「…く…っ!」
まるでとどめをさされたかのように、イングズは射精した。
白い液体が、レフィアの口内に流れ込む。
『うぅ…にが〜い』
レフィアは初めて知るその味に、思わず顔をしかめる。
「…レフィア、すまん」
『何で謝るのよ。ばか…私、イングズのだったら全部飲めるわ』
そう言うと、よほどためこんでいたらしく大量に出てくるイングズの精液を、
口をつけて直に飲み干す。
『うえ…』
その味はかなり強烈だ。レフィアは目に涙を浮かべる。
「無理をするな、レフィア」
『…だ、大丈夫だってば…』
「そうか…」
182イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:31:23 ID:AgVqLn3V
しかし、そういった言動とは裏腹に、イングズの視線は完全にレフィアの裸に釘付けに
なっていた。初めてのフェラ体験を済ませ、自分がレフィアの裸を見ないようにしていたことなど
すっかり忘れてしまったらしい。大きくは無いが、形の整った胸。その先端の、ピンク色
の突起物。うっすらと、髪の毛と同色の毛が生えた秘部。全体的にほんのりと赤み
を帯びた白い肌。まだ完全に成熟しきっていないレフィアの体には、素直な美しさ
があった。
ついさっき大量の精液を出したはずのモノは、またすぐに元気なエクスカリバーに成長した。
『す、すごく元気ね…よっぽど溜め込んでたの?』
レフィアがまるで感心するかのようにそれを見つめる。
『よし、じゃあ私がもう一回』
「レフィアっ!」
彼女が言葉をいい終わる前に、我慢できなくなったイングズがレフィアを押し倒した。
手元が狂い、左手がレフィアの胸を押さえる形になった。
『ひゃん!』
突然、性感帯のひとつに強い刺激を与えられ、レフィアは思わず声を出してしまう。
「すまん、レフィア…痛かったか?」
『ううん…イングズ、続けて』
「え?」
『そこ、触って?…気持ちいいの。』
「わ、解った」

経験がないので少しとまどうも、彼女にイングズの好きにしていいと言われ、
ぎこちない手つきで胸のふくらみを触りだす。
『ふ…あぁ』
「ん?ここが気持ちいいのか?」
揉んでいくうちに、コツがなんとなくつかめてきたイングズは、彼女の乳首を指先
でそっとつまんだ。
『あんっ』
レフィアが、それに反応してぴくんと震える。彼はその反応に気をよくし、だんだんと
力を強めていじっていく。
183イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:31:56 ID:AgVqLn3V
『や…はぁっ』
「どうだレフィア?気持ちいいか?」
『う、うんっ…あのね、次は舐めてみてくれる?』
「そうすると気持ちいいのか?」
『解らないけど…多分気持ちいいと思うの。昔、お父さんの本で読んだから』
「そんな本があるのか…わかった」
顔を胸に近づけ、レフィアの少しかたくなった乳首に舌を付ける。
そのまま、突起部を少しづつ舐めていく。
『ひゃうっ!』
小さいだけに、感度がいいらしいレフィアの胸が、イングズの愛撫に反応してかすかに揺れる。
『ん、やっ…だめっ…』
「レフィア、乳首が起ってきたぞ」
指先で、起っている乳首の先端をきゅっと押さえる。
『やだ…恥ずかしいわよ』
レフィアが顔を赤く染めて、視線を横にずらす。

「これは、感じている証拠、なのか?」
『あ、当たり前なこと聞かないでよ…顔から火が出そう』
彼女の恥じらいっぷりを見て、イングズは思わず笑みをこぼす。
「そうか、ならばこれはどうだ?」
そう言うと、唇で乳首をくわえこんだ。
『イングズ…やっっ!』
まるで赤ん坊のように、そのまま乳首を吸う。もう片方の乳首は、右手でコリコリと弄んでいる。
『今敏感になってるからあんまり強く吸うと…っ!』
レフィアは、イングズが強く吸う度に、びくっと体を反応させた。イングズはそれに構わず、
吸いの強さをどんどんあげていく。
『ひぐっ…だめぇ、ぇ…!』
もともと感度のいいレフィアの胸が、イングズに激しく吸われ、
ついにレフィアは軽く達してしまった。
『あああんっ…!』
彼女の秘部から、液体がトロトロと流れ出す。
184イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:32:25 ID:AgVqLn3V
『はぁっ、はぁっ』
体の力がすっかり抜けてしまったレフィアは、ぐったりとねそべっていた。
『女は、男みたいに簡単にはイかないはずなのに…
まさか、胸だけでイかされちゃうなんて…』
レフィアはため息をつき、イングズを見る。
「それは、レフィアの乳首の感度がずばぬけているということではないのか?」
『ち、違うわっ!きっとイングズがうまいのよ』
さらっと恥ずかしいことを言うイングズに、レフィアが必死で言い訳をする。
「それなら、うれしいのだが。」
そういうと、イングズはレフィアのぐしょぐしょに濡れている部分に触れた。
『ひゃっ…!何?急に…』
「びしょぬれだ。」
イングズの指が、中央のスジをすーっとなぞる。
『ひっ…あぅ』
「やっぱり、ここもいい感度だぞ。レフィア」
イングズにそこを触られたとたん、ただでさえ濡れていたそこから、さらにじわじわと
液が分泌されて出てくる。
『違…イングズがイったばかりで触るから…!』
「じゃあ、私がもっと気持ちよくする」
イングズは指で、やわらかい茂みをかきわけ、クリトリスをそっと押さえた。
『やっ、あんっ…そこは…』
「やはり、ここが感じるのか」
そのまま、スリスリとこすり始める。
『あ…ひうっ…!おかしく…なる』
レフィアは、かなり乱れた状態になっていた。今にも解けてしまいそうな顔をしている。
イングズはその表情を見て、ますます燃え上がった。
185イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:32:49 ID:AgVqLn3V
「胸と同じ順番でいくと、次はこうだ…」
そう言うと、イングズの指がレフィアの膣穴の部分を左右に引っ張る。
『ひゃあっ!ひ…ひらいちゃだめええっ!!』
羞恥が限界に達したレフィアは、顔を真っ赤にした。
『イングズっ早く閉じ…んあああっ!』
彼は、開いた膣穴の中に舌を入れ、中をかきまわすようになめまわした。
『ひあああっ!や、ああんっ…イングズ…待っ…!』
それでも、イングズはやめようとしない。
彼の舌が、いやらしい音を立ててレフィアの中を舐め続ける。
『だ、だめえっ…イングズ、やめて…っ!私もうこれ以上されたらぁ…!』
イングズが舌の動きを止め、レフィアを見上げる。
『はぁ、はぁ…お、おねがいだから、もう、ちょうだい…イングズ。』

「レフィア、本当にいいのか」
『今さらそんなこと言わないで…私は、イングズが欲しいの。』
「レフィア…」
イングズが、レフィアの横に手をつく。
「わかった…入れるぞ」
『うん…』
186イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:33:21 ID:AgVqLn3V
イングズが、レフィアの中に入っていく。
『ん、痛っ…』
「大丈夫か?レフィア。無理をするな」
『だ、大丈夫…すこしビリッときただけなの。もっと奥まで入れて…』
「本当に大丈夫か?痛くなったらすぐに言ってくれ、レフィア」
『優しいのね、ありがとう』
ゆっくりと、奥まで入る。
「入ったぞ…くっ…すごいしめつけだぞ、レフィア」
『はぁ…っ、イングズが、入った…!』
「レフィア…!」
イングズが、だんだんと腰を動かし始める。
『んっ、ああっ!あああんっ!』
「う…あ…っ!」
レフィアの中の体温は、すごく温かかった。
「レフィア…温…かい」
『ああっ…つ、ながって…る…!』
二人の動きは、次第に激しくなっていった。
『ひぁあああっ…!入ってる!動いてるぅっ!』
レフィアの口からは唾液がたれていた。彼女は、ただイングズを感じることだけに
精一杯になっていた。
『やあああっ…!しゅ、ごいよぉ…!いんぐずぅ…!』
「レフィ…ア!」
イングズは、彼女の奥を、何度も激しく突いた。
『あああっ…おなかが、変!変なの…っ』
「う…レフィア、私は、もう…!」
『私もぉっ…もぉダメぇぇ…!』
そして、二人は同時に達した。
『ああああんっ…!』
「う、あぁ…っ!」
二人はぐったりと果てた。
しばらく、二人の荒い息遣いが絶えることはなかった。
187イン×レフィ:2008/04/05(土) 16:34:31 ID:AgVqLn3V
「サラ姫様!必ずこの地に戻ってまいります!」

ジンを倒して、サスーン城に戻った私たちは、そのまま4人で世界を救う旅に出ることになった。
サラ姫様は、イングズとの別れを悲しんで、泣いていた。
でも、最後にはやさしい笑顔で見送ってくれた。
本当に、素敵な女性だとあらためて実感した。
…もし、私がサラ姫の立場だったら、どうするだろう。
好きな人がいつ命を落としてもおかしくないような、危険な旅へ行こうとしていたら。
答えは、簡単。意地でもひきとめる。そんな旅に出ていった人の帰りを毎日ハラハラ
しながら待つなんて、私には耐えられそうも無い。
でも、サラ姫は強い。本当に、強い。
私が、そんな女性にかなうはずが無い。なのに私は、サラ姫にすごく酷いことをした。
イングズは、私のことも、守るべき大切な女性だと言ってくれた。
でもやっぱり私には、二人の幸せをこわすことなんてできない…。

…10年後…
「うわー、すっげえごちそう!最高だぜ、さすが姫様の結婚式は違うなー」
『ルーネス、がっつかないでよ…下品ね、まったく』
「レフィアー、カタいこと言うなよな!」

<新郎、新婦の入場です。>
「あっ、来た!サラ姫様、ドレス似合うなー。すごくキレイだよ」
「おっ、アルクゥ!俺もそう思うぜ!とくに胸のあたり…」
ばこん!ばこん!ばこんばこんばこんっ!32HIT!
「アッー!」
『黙りなさい!』

「あら、みなさん!きてくれたのね、ありがとう!」
「あ!サラ姫様」
「久しぶりだな、お前たち」
「イングズじゃねーか!お前、タキシードなんか着てんじゃねーよっ!お前はそんな
キャラじゃねえだろ!?お前なんて、一生兵士でもやってろ!俺より先に結婚するなんて
卑怯なヤツめ!」
「まったく…お前は相変わらずうるさい奴だ…。」
その日は、すごく楽しかった。あのころみたいに、4人一緒に騒ぐことができて。
『イングズ、おめでとう!』
「ありがとう、レフィア。」

THE END
188名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:41:17 ID:SVXDTTcG
続き来てた!と思ったら終わっちまったw
とりあえずGJ!!
189188 :2008/04/05(土) 22:42:23 ID:SVXDTTcG
うお、sage忘れスマソ
190名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 22:43:35 ID:r4neNX3i
GJ! 乙女なレフィアと誠実なイングズ、イイ!
エピローグが個人的に好き。上半分が切ない
191名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 02:05:46 ID:PzyqIAWq
つなぎGJ!
192名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 01:16:41 ID:eJNVvKWL
つーか、32HIT!!→アッー!!とか懐かしいな。
193>>145続き1/11:2008/04/09(水) 01:40:26 ID:P1hzGNoP
 一旦仕切り直しということでお互い深呼吸をし、改めてベッドの上に座って向かい合った。
「じゃあ、どうすっかな」
「普通にキスでもしましょ。ていうかキスもしてくれないでいきなり胸触るなんて、がっつき過ぎ」
 鼻を鳴らして不満を露わにするレフィアに、ルーネスはひたすら恐れ入るしかなかった。
 レフィアは一つ息を吐くと、苦笑して手を振った。
「いいわよ。変に遠慮されて失敗しても困るし」
「だな。じゃあ、ま、頂きます」
 軽く頭を下げると、顔を突き出して催促してくるレフィアに、自らの顔を近づけた。
 触れた唇の柔らかさと湿り気は、いつもの行為をしているという安心感をもたらしてくれた。
「ん……」
 それはレフィアも同じようで、眼鏡の奥の目は幸せそうに細められている。
(……なんだ、いつものようにするのが一番だったんだな)
 反省と共にしみじみとそう感じていると、唇を割ってレフィアの舌が進入してきた。
 おとなしく歯の裏に収まっているルーネスの舌先をつつき、次いでまとまった量の唾液を流し込んでくる。
 生々しい感触と、自分のものでない体液に対する違和感が口いっぱいに広がる。
「んっ……く」
 すぐさま飲み干してみせるとレフィアは嬉しそうに微笑んだ。
 そして、分泌したそばから次々と新鮮な唾液を垂らし入れてくるのだった。
 羞恥心はそこかしこに辛うじて残っているレフィアだが、キスにおける唾液交換は常識と思っている節がある。
 無味だが粘性と生々しさを持つ体液を喉に流し込み、逆にレフィアの舌に垂らすうち、頭がぼやけるような興奮に包まれてきた。
 もう相手が飲むかどうかも気にせず、ひたすらに舌を絡め、自分の唾液を口外に溢れさせ合った。
 唇の間でにちゃにちゃと音を立てて混ざった粘液が顎から胸元へ垂れても、その『普通のキス』は止まらない。
 肩をくすぐる互いの髪を交互にかき上げ、それが何となく可笑しくて笑い合い、笑いながらも舌と唇をなすり付け合う。
 立ち上る匂いが嫌悪感どころか欲望を掻き立ててくる。
 垂れた唾液がへそまで届いた頃に、やっとお互い満足して唇が離れた。
「ん……はぁ、おいしかったぁ……」
 蕩けた表情でそう呟くレフィアにどうしようもない劣情を催し、ルーネスはすぐさま今度は首筋へと唇を押し付けた。
 うっすらと汗はかいているが、匂いはいつもほどではない。
「残念でした。来る前にちゃんともう一回お風呂入って体中綺麗にしてきたわよ」
 おかげでお化粧取れちゃったけど、と少し残念そうに呟く。
 つまり学者なのにすっぴんなんだな、とは怖くて言えなかった。
「まぁ汗かいてもかいてなくても、レフィアの匂いはエロいから俺は全然大丈夫だ」
「ちょっと、汗かいてなくてもってどういう意……やっ!」
 鎖骨を舌でなぞると、レフィアは初々しく喘いで体を震わせた。
 いつもの敏感なレフィアだった。
 リラックスは十分にできたようだと判断し、顔を離す。
「じゃあ今度こそレフィアをぐしょぐしょに濡らしてパンツを脱がして中身を拝む権利を得るぞ」
「いちいち言わなくていいから! もう……任せるから、好きにして」
 投げやり気味な了承を得て、ルーネスは重々しく頷く。
 まずはお互い一番興奮する箇所を攻めるべきだろう。
 そう決意したルーネスは、迷いなくレフィアの頭の反対側、その末端へと顔を向ける。
 白く滑らかな足先。それを視界に収めた次の瞬間には視界は足で埋まっていた。
 足の裏。肌色とうっすらした赤色がバランスよく混ざるそこに、ルーネスは速攻で顔を埋めた。
1942/11:2008/04/09(水) 01:42:23 ID:P1hzGNoP
「ちょっと、任せた途端にいきなり足!?」
 レフィアが抗議の声を上げるが、いつものことなので無視。
 ごく普通に、ルーネスは大きく息を吸った。
 掴んだ脚の筋肉が羞恥に強張る。
「で、でもちゃんと洗ったし……」
「残念ながら履き慣れないハイヒールのせいか結構湿って」
「頬ずりで確認とかしなくていいから!」
 叱責と共に足の裏がぐりぐりと顔面に押し付けられ、ルーネスはその屈辱を喜んで受け入れた。
 そんなに歩いてはおらず、敢えて言うほど蒸れているわけではなかったが、汗だと分かる程度の香りはする。
 レフィア100%の領域を汚すことに若干未練を感じながら舌を伸ばし、土踏まずに触れる。
 そのまま足の裏にじわじわと唾液を直接塗り広げていく。 
「……くすぐったい」
「汗じょっぱい」
 またぐりぐりと踏み回される。
 誘惑と判断して足の親指をくわえ込み、自分のモノに対してレフィアがするように舌を絡めてしゃぶった。
 視線を上に向ければ、下着一枚のレフィアが頬を染めてじっと見つめていた。
 よく見えるように軽く足を持ち上げてやり、伸ばした舌で指の股を弄った。
「ぅ……」
 くすぐったいのか身をよじって、しかし嫌がってはいない様子で尚も見つめ続ける。
「ねぇルーネス」
「ん?」
 制止しようという風でもないレフィアの声に口を離して見返す。
「今、その……私に挿れやすくするために色々してるのよね」
「そのつもりだけど」
 ついでに自分も興奮するのだから文句の付けようもないはずだ。
 が、レフィアは少し迷った後に、首を傾げてこう尋ねた。
「……ねぇ。ひょっとして、私達ってすっごく変なことしてない?」
「……」
 多少感慨深い思いでルーネスはその言葉に黙考した。
 つまり、レフィアはまだ自分達が真っ当な性行為をしている可能性があると思っているらしい。
(散々変態変態って言ってくださってたけど、馴染んでんだなぁ)
 自分の嗜好に染め上げたことに多少の責任も感じ、今後のレフィアのためを思った上でこう答えた。
「いや。普通だろ」
「……そうね。そうよね」
 自分に言い聞かせるように、レフィアは複雑な表情で何度も頷いた。
「変なことしようとするのをいっつも腕力で抑えてきたんだから、変になるはずがないのよね」
「ああ、うん、まぁ」
 顔中どろどろになるキスや足を嗅いだり舐めたりをノーマルと思い込む精神力に戦慄を覚えつつ、ルーネスを目を逸らした。
「時にレフィア、普通の前戯とやらの知識はどこで予習を?」
「え? 小説とか、ちょっとエッチな本とか若干やらしい本とか」
「エロレフィア」
「ち、違――!」
 慌てふためくレフィアを鑑賞しながら、ルーネスは足への愛撫へと戻った。
1953/11:2008/04/09(水) 01:44:54 ID:P1hzGNoP
「きゃ…ふ……何でそんな、不潔なとこが好きなのよ……んっ!」
 くすぐったがる箇所へ集中的に舌で触れ、複数の指をまとめて咥え、レフィアの尻を何度も跳ねさせる。
 足首まで満遍なくべとべとになった頃にはレフィアの顔から照れはほぼ消え、別の色が広がっていた。
「ご馳走さん。最高に美味かったよ。で、どうだった?」
「どうって……足だし」
 僅かに呼吸の早くなったレフィアに、その股間を指差してみせる。
 レフィアは素直に自分の下半身を見る。当然、ショーツに包まれた秘部がある。
 そこが、中心だけ濡れて桃色を濃くしていた。
「……! ……!」
 言葉も出せず、レフィアは口をぱくぱくさせている。
「この調子であちこち味と匂いを楽しんでれば俺もレフィアも大満足だな」
「違、私そんなんじゃ……!」
 またも無視し、濡れそぼった足を愛しげに撫でてルーネスは次の標的を一秒で決めた。
「はい、じゃあバンザイして」
「え? だって私もう上は全部脱いで……ってどうして気持ちよくするのに足と腋なのよ!?」
「さすが。理解が早い」
 要求する手間が省けたことを素直に喜び、レフィアの前に正座する。
 しかしどういうわけか警戒して腋を締めている。
「どうしても触りたいの?」
「好きにしてって言われたしな」
「……言ったっけ?」
「言いました」
「でも胸とか、そういう……」
「言いました」
「……変態」
 情けなそうに眉を下げ、レフィアは左腕を大きく持ち上げた。
 長らく恋焦がれていた裸の腋が、目の前で露わになっていた。
 汗をかきやすい部分ということもあり、既に汗が一筋脇腹を伝っている。
「……触るなら早く触りなさいよ」
「いや、レフィアの腋との初遭遇に感動して、ちょっと目に焼き付けておこうと」
「もう! どうせこういうことするんでしょ!」
 腕を上げたままじれったそうに言うと、見入っているルーネスにぐいと腋を押し付けてきた。
 途端に先ほどの足より強い汗の匂いが広がり、直に触られたように股間が反応する。
「っと、積極的だなレフィアは」
「見られるだけってのが恥ずかしいだけよ」
 自分の行為を後悔したのか、小さな声が頭の上に届く。
 据え膳食わぬはってやつだな、と納得し、レフィアの勇気に敬意を表してすぐ愛撫を始めた。
 手入れしているのか元からなのか、無毛である腋のくぼみに鼻を埋める。
1964/11:2008/04/09(水) 01:46:16 ID:P1hzGNoP
「やっぱりシャツ越しよりはっきりするな。いい匂いがする」
「……別に、私はただ普通に汗をかいただけで」
「普通の汗とか唾とかが殺人的にエロいのがレフィアの変態的な長所だから、って痛い痛い、締めると幸せに苦しい」
「うるさい、そのまま窒息しなさい」
 二の腕と脇腹が、両頬をきつく締め付けてくる。
 まるで狭い空間に押し込められたように息苦しく、レフィアの香りが嗅覚を強烈に攻め立ててくる。
 そのまま自分でペニスを扱いて射精してしまいたい欲求に駆られるが、何とか堪える。
 汗で微かに光る白い腋をじっくり眺めた後、再び舌を伸ばした。
 塩味が広がり、レフィアの体が震える。
 それでさらに汗が染み出てきた気がして、何度も腋を舌で拭う。
「くすぐっ…た……」
 弱い笑みを含んだレフィアの声には、先ほどより艶が増していた。
 悦んでいる。その確信を持って熱気を滲ませる腋を舐め回した。
 味覚への刺激以上にレフィアにも刺激が行っているらしく、身がよじられ頭が締め付けられる。
「っ……! 何で……? ちょっと、気持ちい…かも……」
「レフィアもずっとシャツ越しじゃなくて直に舐めてほしかったんだよな。よく分かるぜ」
「そんな……わけ……!」
 もうくすぐったさと恥ずかしさが性感と結びついてしまっているのだろう。
 普段の愛撫と同じぐらい切なそうな喘ぎが漏れ出ている。
 これ以上恥ずかしがらせてへそを曲げられてもつまらない。ルーネスは言い訳の余地を与えることにした。
「じゃ、ま。さっきレフィアが頼んできた胸も弄ってやるからな」
「そ、そんなこと言ってな……」
「言いました」
 ぺたん、と軽くはたくように胸へと手を置く。
 もちろん腋へは顔を埋めたままだ。
 乳房全体を掴むようにすると、手の腹の部分に固くなった乳首が触れた。
 揉むのではなく、ゆっくりと円を描いて掌を擦り付ける。
「んっ、や……ぅ……」
 甘い声を上げ、レフィアの腕がさらに締まる。
 滲み出る汗が直に舌に乗り、ルーネスの欲望をさらに煽り立てる。
「胸、熱くてむずむずする……」
「腋は?」
「……むずむずする」
「そりゃ何より」
 窪みを舌でつつく度に後頭部を圧迫する二の腕がぴくぴくした。
 腋だけでなく全身がほのかに湿ってきていた。
 それはレフィアの味と匂いに酔ったルーネスも同じことで、火照った体同士、密着するとさらに熱気と湿気を自覚させてくる。
「やっぱ胸、十分柔らかい」
「……ん」
 程よく性感が回ってきたのか、レフィアの口数は減り、興奮に早まった呼吸が脇腹の動きとして伝わってくる。
 汗ばむレフィアの香りは濃くなる一方で、このままではお互い達してしまいそうだった。
 やはり名残惜しさを感じながら、ルーネスはレフィアの腋から頭を抜いた。
1975/11:2008/04/09(水) 01:48:01 ID:P1hzGNoP
「……はふ」
 陶然とした表情でレフィアは息をついた。
 あぐらの上に両腕を力なく垂らし、肌の上に汗の珠を光らせ、ずり落ちた眼鏡の上の隙間からルーネスを見ている。
 下着は隠れて見えない。
「レフィア、脚開いて」
 要求に対し、レフィアはばつが悪そうに目を逸らした。
「……こんなんなっちゃったけど、ルーネスのせいだからね」
 もぞもぞと体操座りに移行し、自ら掴んだ脚を肩幅ほどに開いて見せた。
 隙間から覗く繊細な柄のショーツが広範囲に濡れ、奥の性器をうっすらと透かしていた。
 吸いきれない体液はその下のシーツにまで溢れ、小さく染みを作っている。ぐしょぐしょだ。
 心臓が不意に激しく脈打ちだした。
 ここまでくればもうお互いに言い訳もできず、することは一つだ。
 本能的にも心情的にもただ「したい」という欲求だけが満ちている。
 レフィアも同じ気持ちだと、思い込むのでなくそう信じられた。
 ルーネスが何か言うより早く、レフィアが脱いだコートのポケットに入れていた避妊具を取り出した。
「……着けたげる」
「いやいやお先に脱がしてやるよ」
「脱がすのは入れる直前って言いました」
「そりゃ道理だ」
 肩をすくめ、ルーネスはいつも射精させてもらうときのように腰を突き出した。
 レフィアは包装から中身を取り出し、哺乳瓶の吸い口のような物体を取り出す。
 それの先端を摘みながら、ルーネスの亀頭にそっと被せた。
「正しく着けないと愛の結晶ができちまうぞ」
「大丈夫、ちゃんと説明聞いて練習してから来たから」
「……練習って何に着けたんだ?」
「グングニル」
「オーディーンも泣いて喜ぶな」
 馬鹿な会話をしている間も、手際よく――とは行かないが、丁寧にくるくると薄い膜が男根を覆っていく。
「ん、出来た。でもこれでちゃんと気持ちよくなれる?」
「踏んでみてくれ」
「うん」
 レフィアは至極普通に頷き、舐められた方の足をペニスに乗せた。
 折った指が亀頭を掴み、足の裏がぴったりと陰茎に張り付いて圧迫する。
 多少の違和感はあるが、レフィアの湿り気と体温がじわじわと伝わってきた。
「大丈夫。レフィアの足のべとつきまでよく分かって気持ちいい」
「それはあなたの唾でしょ!」
 ぐり、と抉るように踏まれるといつも通りの強い性感が下半身を襲った。
「こらこら、挿れる前に出させてどうすんだ」 
 何気ない一言に、レフィアは恥ずかしそうに俯いた。
「……挿れる、のよね。私の中に」
 足を離し、自問するように呟くと、レフィアはそのまま後ろへと倒れた。
 大の字とはいかないが、軽く両腕両足を開いた形だ。
 もう隠そうという意思は見えない。
「……私はもう準備できたから、後はお願い」
 期待と不安と半々の表情に、ルーネスは大きく頷いた。
1986/11:2008/04/09(水) 01:50:05 ID:P1hzGNoP
 ルーネスの手がショーツを掴み、スカートと同じようにそっと下ろしていく。
 恥ずかしいという感覚が麻痺しかけているのか、レフィアは力を抜いてそれを見守っている。
 生地の裏と股間の間にねっとりと糸が引いているのを見たときはさすがに赤面していたが、無事脱がせることができた。
 レフィアの裸の下半身が露わになった。
 下腹部には薄く毛が生えそろい、その中心で鮮やかな肉の色が濡れ光っていた。
 初めて見るレフィアの性器に、そして何一つ身に着けていないレフィアの体に、ルーネスは素直に感想を述べた。
「綺麗だ、本当に」
「……ありがと」
 我ながら気が利かない賛辞だと思ったが、あまりに本能を刺激する美しさに、言葉を選ぶ余裕もない。
 どれほどが適当なのかは分からないが、レフィアのそこは十分すぎるほど濡れているように見える。
 見惚れていたい気持ちを何とか断ち切り、ルーネスは頷く。
「よし。避妊具着けてもらったお礼にこっちも」
「え?」
 疑問符を浮かべるレフィアの足下から、脱がせた二足の靴下を拾うと、そのまま速やかに裸足へと装着させた。
「え? ちょ、ちょっと、一糸まとわぬってのはどこに行ったのよ!? ていうか脱がしたのを履かせないでよ!」
 瞬時にいつもの調子に戻ったレフィアが文句を言うが、ルーネスは悟りきった表情で応じる。
「いや、全裸は堪能したし、靴下だけの姿も見たいな、と。」
「あなたって……」
 睨むレフィアに言い訳するようにルーネスは手を振る。
「あと、汗で汚れて脱いだのをまた履かせるとレフィアが恥ずかしがってくれて嬉しい」
「……はぁ……あなたにムード期待した私が馬鹿だったのよね」
 靴下同士を擦り合わせ、レフィアが呆れ返ったといった風に溜息をつく。
 これ以上いじめてはせっかく欲情したレフィアが醒めてしまう。
 全裸に靴下だけという姿に更に滾ったモノが無駄になるのを恐れ、ルーネスはレフィアの脚の間に入り、腿を撫でた。
「リラックスできただろ? じゃあ、できるだけ優しくするからレフィアも頑張れな」
「……うん」
 性器同士の距離がじわじわと近づく。
 もう怖がってはいない様子で、レフィアは真っ直ぐにルーネスの目を見て自然に尋ねた。
「する前に、ちゃんと言葉で聞いておきたいんだけど。私のこと、好き?」
 言われたとおりきちんと言葉にしたその気持ちは、あまりに当たり前すぎて自分が喋ったことにすら気づけなかった。
 それに応じてレフィアが心から嬉しそうに言った言葉は、言われなくても分かっていたが、胸が熱くなるほど嬉しいものだった。
 そしてペニスの先端が、レフィアの性器の盛り上がりを撫でて体液をまぶし、ゆっくりと割れ目へと侵入した。
 熱くてぬるぬるしている。
 人工の膜越しにも、それははっきりと分かった。
1997/11:2008/04/09(水) 01:51:11 ID:P1hzGNoP
     *     *     *
(入ってきた……!)
 あらゆる感情をない交ぜにしたような気持ちで、レフィアは心中で叫んだ。
 腰が少し持ち上げられ、膝座りのルーネスが密着の先へと進んだ。
 女としての象徴の中に、ルーネスの男としての象徴が入ってくる。
 それを膣口の感覚として理解し、レフィアはシーツをきゅっと掴んだ。
「まだ痛くないか?」
 ルーネスが案じるように尋ねてくる。
「大丈夫。そのあたりは指とかでいじってるし」
 問題は怖くて指も入れたことのない奥だ。
 その部分へと、指の何倍も太いルーネスのペニスが着実に押し入ってくる。
(入り口、擦れて気持ちいい……)
 まだ快感すら感じる余裕がある。
 先ほどの緊張でガチガチの状態から根気強くそこまでほぐしてくれたことに改めて感謝する。
 今でも心臓は飛び出しそうなほど高鳴っているが、不思議と不快ではない。
「……んっ」
 過剰なほどゆっくりと挿入してくれてはいるが、ほんの先端だけでも多少の圧迫感を感じた。
 きつい。
 尻を開発していたときよりはっきりとそう感じ、レフィアは唇を噛んだ。
「レフィア」
「大丈夫。痛かったら止めようなんて思ってないから」
 心配してくれるのは嬉しいが、こればかりは我慢しなければならない。
「だから、今は思い切ってルーネスが気持ちいいように動いて」
 凄いことを言っている、と自覚して顔を隠したくなる。
 レフィアの言葉に膣内のペニスがまた少し膨らんだような気がした。
「……じゃあ、奥まで挿れるな」
「うん。来て」
 出来る限り体の力を抜き、皮膚の下をとろとろと流れる快感に意識を集中させる。
 もしかしたら痛くないかもしれない――そんな思いもあった。
 初めてとしては法外なほど濡れていることだろうし、長い旅で痛みに対する耐性はかなりのものになっている。
 また、膜とやらは激しい運動で破れることもあると本で読んだ。戦闘に次ぐ戦闘でそうなってる可能性も大いにある。
 心配すればするほど、その楽観へとすがる気持ちが強まっていった。
 だから、ペニスの先端が膣の狭まった部分をこじ開け、奥へ押し入った瞬間、声が漏れるのを止められなかった。
2008/11:2008/04/09(水) 01:52:54 ID:P1hzGNoP
「痛っ……あぁっ……!!」
 体の一部、しかもずっと守られてきた粘膜が裂ける痛みに、目から勝手に涙が零れ落ちた。
「だ、大丈夫か!?」
 半ばほどまで挿入したところでルーネスは止まり、焦った表情で見つめてくる。
 経験したことのないほどの激痛だ。大丈夫などとはとても言えない。
(でも、これでやっと……)
 痛みに対する反応として膣が締まり、それによりさらに新しい痛みが走っても、確かな満足感が胸に灯っていた。
 繋がることができた。
 色々あったが、ようやくルーネスと一つになれた。
 その喜びが、ぎりぎりのところで破瓜の苦痛を和らげてくれていた。
「痛い、けど……ちゃんと奥まで……あと、手……」
「手?」
「手、握ってて……」
 ぶるぶると震える腕を何とか自力で持ち上げると、すぐにルーネスが握り返した。
 涙で視界がぼやける中、直に伝わってくる体温が頼もしかった。
 レフィアの必死な思いが伝わったのか、ルーネスはそれ以上余計な気を回さず、腰をより前へと押し込んできた。
 傷ついた処女膜の痕をペニスが擦る痛みに、背中が跳ねる。
 そしてルーネスの下腹部が股間に触れたのを感じ、ようやく挿入が終わったことを理解した。
「はぁ…はぁ……!」
 激痛は一瞬で疲労を最大限に引き出し、既に息も絶え絶えという有様だった。
「レフィア」
 ルーネスの声が遙か遠くからのように聴こえる。
 まだ心配して遠慮するようなら死なばもろとも蹴飛ばそうと、朦朧とした意識の中思う。
 だが、ルーネスは挿入の直前に言った言葉をもう一度繰り返しただけだった。
「好きだ」
 涙がまた溢れた。しかし今度は苦痛が理由ではない。
 泣き声で、手を砕けそうなほど強く握り、レフィアもまた先ほどの言葉を繰り返した。
「……私も、好き」
 その言葉を聞き、ルーネスはゆっくりと腰を引いた。
 そして、もう一度奥へと挿入する。
 たっぷりの分泌液は潤滑の役割を確かに果たし、水気を多分に含んだ音を立てて摩擦を和らげている。
「いっ……! は…ぐ……!」
 それでも痛くて痛くて仕方がない。
 微かに自慰のときに似た快感が性器の奥底に湧くが、はっきりと意識する前に霧散する。
 シーツを掻き、ルーネスの手に爪を立て、レフィアは何度も身をよじった。
 それでも最初に願ったとおり、ルーネスは止まることなく抽送を続けた。
 鈍痛を精一杯我慢している今、レフィアの不安は一つだけだった。
(私の、中で……ルーネス、気持ちよくなれてるかな……?)
 出血もしているし、泣き顔は不細工だろうし、下手するとペニスが萎んでしまうのではないかと思った。
 だが、膣粘膜は痛みと共にルーネスの変わらぬ太さ、固さもしっかりと伝えてくれていた。
2019/11:2008/04/09(水) 01:55:17 ID:P1hzGNoP
「……気持ちいい?」
 隠しようのない泣き声で問えば、ルーネスは手を強く握り返して頷いた。
「熱くって、すっげぇ締め付けてくる。……気持ちいい」
 荒く息をつきながら、不器用に腰を打ち付けてくる。
 いつもは飄々と快感を求めてくるルーネスが、今は必死に、夢中で体を求めている。
 向こうも初めてだということが改めて伝わって微笑ましく、安堵の気持ちが少し苦しさを減らしてくれた。
 膨張したペニスは膣内でぴくぴくと震えている。
 これまでの経験から、限界が近いのだと理解した。思ったより早い。
 自分の粘膜だけで性感を高めた男根が、射精しようとしている。
(……良かった、ちゃんと気持ちよくしてあげられて)
 指を何度も眼鏡にぶつけながら、なんとか涙を拭う。
 少し取り戻した視界の中で、ルーネスが熱っぽく見つめている。
 やはり、絶頂が近そうだ。
 膣内で射精される。避妊具を着けていると分かっていても、それは何だかひどく重大なことのように思えた。
 手をきゅっと握り、触れ合っているということを体温で確かめる。
 安心すると同時に気持ちも随分と落ち着き、頭も少しずつ回り始めた。
 ……ルーネスだけ行為を楽しんでいるのが、少しだけ悔しい。
 されるがままでなく、自分も参加したかった。
「はぁ、はぁ、ぅくっ……!」
 深い疲労の中で、レフィアは自分からも少しだけ腰を動かした。
 鈍い痛みを堪えて腰を押し付け、ひねる。
 互いの動きが噛み合い、二重の刺激が性器に走った。
 ルーネスが息を詰まらせて喘ぐ。
「レフィア、出る……!」
「うん……!」
 早まった動きに目をきゅっと閉じ、意識を下腹部に集中させる。
「うっ…く……!」
 体の中でペニスが何度も跳ねた。
 いつもは体に浴びせられるので違和感を感じるが、確かに射精している。
 紙より薄い膜を隔てた向こうで生命の源が次々吐き出されている。
(……なんかいっぱい出てそう。不良品だったら妊娠しちゃうなぁ)
 そんなことを考えながら、快感の絶頂にあるルーネスをじっと見つめる。
 いつもなら自分も興奮してゆっくりと見るどころではないのだが、重たい疲れが逆に冷静さを与えてくれていた。
 ルーネスは下腹をひくひくさせ、恍惚とした表情で結合部に視線を落としている。
 そんな姿を妙に可愛らしく思い、自然と微笑が漏れた。
 ペニスがゆっくりと引き抜かれ、痛みもピークを過ぎ、大きな達成感と僅かな喪失感だけが残った。
「……はふぅ……」
 魂が抜けたような心地で、レフィアは肺の底から息を吐き出した。
20210/11:2008/04/09(水) 01:59:05 ID:P1hzGNoP
     *     *     *
「はぁ、ぁ……」
 性器を引き抜くと、体液で幾分色の薄まった血が白いシーツの上に散った。
 赤く汚れた避妊具の先端が膨らみ、白濁液が溜まりたゆたっている。
 それを見ながら、ルーネスはひたすら一つの言葉を心中で繰り返した。
(気持ちよかった……)
 痛がるレフィアに申し訳なくはあったが、まだ快感の余韻に震えてしまうほど気持ちよかった。
 避妊具を外し、入り口を結んで脇に置いた。
 普段であれば精液をそのままレフィアの体に垂らすところだが、さすがにそれを我慢する程度の自制心はある。
 そのレフィアはというと、脚を開いたままぐったりとしている。
 泣き止ませたときと同じく横に並ぶように自分も転がり、頭を撫でた。
「大丈夫か?」
 問いかけると、レフィアは撫でられたまま体を横に向け、ぴったりと身を寄せてきた。
 そして容赦なく素直な感想を述べる。
「……すっっっごく、痛かった」
「悪い。ほんと気持ちよすぎて、なんていうか加減が」
 挿入直後は心配と気遣いが先行していたが、性感が高まるにつれて愛しさと情欲だけが頭の中を占めていった。
 最後のほうはレフィアの中で射精したい一心で、随分と激しく動いた気がする。
 とはいえ、レフィアも怒っているという雰囲気ではない。むしろ声に笑みさえ含んでいる。
 ただ、随分と疲れた様子で深い呼吸を繰り返している。
(とりあえず、落ち着くまで待つか)
 手を頭から下げていき、汗でべとべとの背中を撫で回した。
(……初、生背中)
「今変なこと考えたでしょ」
「滅相もない」
 疲れていても勘は鈍っていないらしい。
 冷や汗気分で、しかし撫でるのは止めない。
「……」
「……」
 しばし、体を密着させるだけの静かな時間が過ぎた。
 ひょっとして疲れて眠ったのかと見てみれば、果たしてレフィアは目を瞑り、呼吸も落ち着いたものになっていた。
「……レフィア?」
「起きてるわよ。ちょっと考え事してたの」
 目を閉じたまま、レフィアはまた大きく息を吐いた。
「考え事って?」
「ん……ルーネスとこんなことするなんて、会った頃は想像もしなかったな、って」
 柄にもなく感傷に浸っているようだ。が、気持ちは分からないでもない。
 レフィアは自分の唇を舐めて続けた。
「膝とかで抜いてあげ始めたときもね、そりゃ……少しは男の人の体に興味あったし、ルーネスのことも極小単位で気になってたけど」
 照れ隠しだと丸分かりの早口で言い、ルーネスの肩に顎を乗せた。
 いい香りのするお下げが顔をくすぐってくる。
「まさか裸見せて、体を許すなんて有り得ないって思ってたもの」
 声はまどろむように穏やかで、後悔といった感情は微塵も感じられない。
 せっかくだからといつもと少し違う髪の匂いを堪能しながら、ルーネスも口を開く。
「俺は想像してたぜ。レフィアと最後までやること」
「……本当に?」
「ああ。会った日から夜の妄想に毎日レフィアが出演して、火のクリスタル以降は眼鏡でコートなレフィア一択で毎晩」
「この男は……」
 歯軋りが密着した顎から伝わって少し怖かった。
20311/11:2008/04/09(水) 02:01:09 ID:P1hzGNoP
 レフィアはまだ股間が痛むようでしきりに下半身をもぞもぞと動かし、疲れは動きの一つ一つから伝わってくる。
 今日はこのまま抱き合って寝てしまおうか、そう考えたときにレフィアが顔を上げた。
「ねぇ、ルーネス」
「ん?」
 レフィアの目は眠気に閉じかけていたが、瞳にははっきりと意思が宿っていた。
「初めてだから仕方ないけどね、すっごく痛かった。まだズキズキしてる」
「だから悪かったって」
 最初から気持ちよくしてやれるとは思ってなかったが、あそこまで痛がるとは予想できなかった。
 場数を踏めばレフィアも膣で喘ぐようになるのだろうか。
 淫靡な未来予想図に、勃ちっぱなしだった男根がぴくりと動く。
 そんなルーネスの反応を見越したかのように、レフィアの目が悪戯っぽく輝く。
「でもね、もしかしてこれ気持ちいいのかな、って感覚が時々きてたの」
 そう言って体を離すと、脱ぎ捨てたコートのポケットに手を突っ込んだ。
「……?」
 何やらいい予感がする。
 いい予感の精度に自信はないのだが、何かとてつもなくいい目に遭うという確信があった。
「でね、その……男の人と繋がってイクのって、物凄く気持ちいいらしいし」
 ポケットから取り出した手にはエリクサーが一つ握られていた。
 言うまでもなく、飲めば傷も疲労も即座に消え失せるという魔法の薬草だ。
 今この状況で、それを出す理由など一つしか考えられなかった。
「だからね、えっと……」
 エリクサーの端を咥え、首を傾けてレフィアははにかんだ。
「もう一回、しよ?」
 その表情には、抑え切れない好奇心と快楽に対する執着心が滲んでいた。
204名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 02:04:03 ID:P1hzGNoP
>88 名無しさん@ピンキー sage 2006/09/03(日) 14:33:17 ID:+BT30dpz
>>>85
>死の宣告をしておくと、続きを書くことがあっても多分挿入はない。

>多分挿入はない。

>挿入はない。

メンチローゾですいません。
もう少し続く。
205名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 02:35:39 ID:Oxwtb20F
あああああああああああああああ




言葉に出来ない!!!
206名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 02:40:45 ID:nEgxwGAe
あああああああ

これだけ純粋に萌えたのは初めてだああああああ

続きも期待している!
207名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 05:24:34 ID:x0tP0rMY
素敵…なんか普通のエロパロじゃない!素敵過ぎ!
208名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 07:08:39 ID:MPiAVQPa
嬉しい!ただひたすらに嬉しい!
早起きしてよかった……
超GJ!!!
209名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 08:32:27 ID:c4ZK6vmn
おっきするまえに普通に感動というかカタルシスを感じてしまった

なんだこの感覚は…これはもうエロパロという枠を超えている
210名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 12:13:29 ID:NcCT/znT
なんつうか賛辞が湧いて止まない
211名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 18:31:47 ID:mzyzWa4E
神GJ!!!!!!!!!
感動した!!!感動した!!!!111
212名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 19:12:16 ID:OLFzJHKN
GJGJGJ!!!
あなたは俺が出会った中で一番の神だ!
213名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:10:00 ID:6FdeLane
うわああああああああああ
すごいものを見た!!!
214名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 12:49:25 ID:uxqE/jH+
腋GJ
215名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:18:21 ID:tel0ldmM
最高神ジョブ。とりあえずこれしか賛辞が出ません
216名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 00:55:26 ID:XbjObYiz
GJ32hit!
神以外の何者でも無い!
217名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 17:31:57 ID:+v+nq/py
ついに・・・!ついに挿入(:_;)
218名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:26:21 ID:7kHVEe3n
学者レフィアの職人さんの後で恐縮ですが、アルクゥ×レフィア投下します。
前スレラストの方で投下した話より、時間的には前になります。
エロ無しなので、気に入らない方はスルーを。
219アルクゥ×レフィア(1/6):2008/04/11(金) 23:27:20 ID:7kHVEe3n
 カナーンの南方に連なる山岳地帯。その奥深くには、竜王バハムートが生息している……
もとい、つい先刻まで生息していた。死闘の末、バハムートを打ち倒した光の戦士一行は、インビンシブルへと
帰還すべく、一度通り抜けてきたバハムートの洞窟を逆に辿っていた。
洞窟内のフロアは、底が見えないほどの深い裂け目が大部分を占めている。
足場となるわずかな岩盤の間に渡された吊り橋はどれも桁部分の割木が所々抜けており、手すりにあたる
ロープは切れて垂れ下がっている有様である。それでも一行は順調に洞窟を踏破していき、既に出口がある
最上層のフロアにまで到達していた。今にも朽ち果てそうな吊り橋を渡る足取りは慎重ではあったが、
どこか軽くもあった。
「帰りはテレポで脱出できるから大丈夫、とか言ってたのは誰よ!?」
「仕方ねえだろ。まさか入ってきたところにしかワープできないなんて、誰がわかるよ?」
「まあ、魔法って思ったより融通が利かないよね」
「おい、あまり揺らすな。ただでさえこの橋は不安定なんだぞ」
「それにしても、この裂け目の深さ。落ちたら確実に死ねるわね」
「裂け目って何かいやらしい響きだな」
「サイレス」
「それは沈黙のお札だ……ってこらこら、無駄にアイテムを使うなとあれほど……」
 全滅寸前まで追い詰められたバハムートとの死闘に加え、道中の相次ぐ戦闘により、さすがに疲れてはいた。
しかし、この洞窟を抜けてインビンシブルに戻れば、たっぷりと休息を取ることができる。そんな考えが四人の
緊張を緩ませていたのだろう。トラブルは、えてしてこういった時に起こるものである。
吊り橋の終わりにさしかかろうとしたとき、その気の緩みを見透かしたかのように、中空から数体の影が一行に
目がけて急降下してきた。
「まずい、翼竜が来た!」
「…………、…………!」
「迎え撃つぞ!アルクゥ、エアロガで攻撃!」
「了解!」

220アルクゥ×レフィア(2/6):2008/04/11(金) 23:28:26 ID:7kHVEe3n
 まず、素早さが高いレフィアが敵をかき回し、撹乱した敵をルーネス、イングズが火力で押し切るというのが
一行の基本戦闘パターンである。だが、狭く不安定な吊り橋の上での戦闘、おまけに相手が空中を飛ぶとあっては、
こちらからの攻撃は難しい。迎撃の態勢をとると、アルクゥが魔法を発動させる前に翼竜の1匹が突っ込んできた。
レフィアが先に反応し、右手のエアーナイフで翼竜の翼を切りつけ、すかさず左手のダークナイフで胴を薙ぐ。
しかし、不安定な足場からの攻撃では相手の勢いを止めるには至らない。レフィアは吊り橋ごと翼竜の体当たりを
受け止める格好になった。
「ぐっ……」
「レフィア!」
 吊り橋が左右に大きく揺れる。ロープにしがみつきながら、イングズがディフェンダーでレフィアにまとわり付いた
翼竜を切り払った。翼竜は断末魔をあげながら奈落の底に落ちていったが、それと入れ替わるように、残りの二匹が
すかさず攻撃を仕掛けてくる。揺れでバランスを崩していたルーネスは両手の辞典を振り回すが、上手くヒットしない。
攻撃をすり抜けた一匹の爪がルーネスを切り裂こうとする瞬間、詠唱を終えたアルクゥがエアロガを発動させた。
すると、たちどころに旋風が吹き上がり、二匹の翼竜を巻き上げ、真空の刃が翼を切り裂いていく。
それでもなんとか空中で体勢を立て直そうとする翼竜を、ルーネスとイングズがそれぞれ一匹ずつ叩き落した。
「危ないところだった……全員無事か?」
「………、………………」
「うん、僕も大丈夫……って、レフィア!?」
 先程の体当たりで脳震盪を起こしたのか、レフィアの視線は宙をさまよい、身体はふらつき、今にも吊り橋から
落下しようとしている。いち早くそれに気付いたアルクゥは猛然と駆け寄り、今まさに奈落へ落ちていくレフィアの
身体に飛びつき、かろうじて足を掴んだ。しかし、もう一方の手で掴んだ命綱となる垂れ下がった吊り橋の縄は、
二人分の体重とそれにかかった勢いを受け止めることができなかった。
「レフィア!!アルクゥー!!」
「…………!!……………!!」
 洞窟内に響くイングズの声を背に、切れた吊り橋の縄ごとアルクゥとレフィアの二人は奈落へと吸い込まれていった。


221アルクゥ×レフィア(3/6):2008/04/11(金) 23:30:36 ID:7kHVEe3n
 背中に衝撃が走る。世界が上下に大きく揺れる。衝撃により一瞬呼吸が止まり酷く咽せたが、
それまでぼやけていたレフィアの意識は次第にはっきりしてきた。
 (……生きてる…よね?意識もある。ここは下層のフロア?岩場に叩きつけられたのに無事?)
 身体全体が揺れている感覚と視界に映る吊り縄から、自分が運良く吊り橋の上に落ちたことが分かった。
立ち上がり、落下の衝撃で今にも崩れ落ちそうな橋から急いで離れる。
岩盤に立ち、呼吸を整えた後、見覚えのあるフロアを見渡し溜息をついた。
光が差し込んでいる出口からは、先程バハムートと死闘を繰り広げた草原を見渡すことができる。
 (最下層まで落ちてきちゃったか……まあ、生きてること自体が奇跡よね。あんな高いところから……)
 ぼんやりと頭上を見上げながら右足を踏み出したとき、足首に鋭い痛みを感じた。
先程、アルクゥに掴まれた時に捻ったのだろう。そして、その痛みを契機に吊り橋から落下したときの
記憶がレフィアの脳に徐々に戻ってきた。
 (確かアルクゥがわたしの足を掴んで、だけど、結局落ちちゃって…ってあれ?確かアルクゥも一緒に落ちてなかった?)
 記憶が鮮明になるにつれ、レフィアの顔色がみるみる青ざめていく。
あわてて周りを見渡すがアルクゥの姿は見えない。
裂け目に駆け寄った際、足首が痛んだが、今はそれどころではなかった。
 「嘘でしょ!?どこにいるの!?お願い、返事してよ、アルクゥ!!!」
 半ば泣きながら、奈落の底に向け悲鳴に近い声を張り上げるが、返ってくるのは洞窟内に反響した自分の声、
そして、それを聞きつけてやってきたモンスターの唸り声だった。いかにも肉食獣といった獰猛な容貌の3匹の
モンスターがレフィアににじり寄って来る。
 (ライガーサーベル!こんな時に!)
 今は精神的にも肉体的にも戦える状態ではない。瞬時にそう判断したレフィアは『とんずら』を試みようと駆け出した。
しかし、足首に走った一際強い痛みで身体のバランスを崩し、つんのめるように岩肌に転倒してしまう。
 (ダメ、逃げられない!)
 獲物の脚が封じられたことに気付いたモンスター達だが、それでも確実に仕留めるため、取り囲むように
徐々に距離を詰めてくる。レフィアは倒れた体勢のまま後ずさりをするが、背後にあるのは奈落の底。
一斉に飛びかかることができる位置にまで迫られたその時、突然レフィアの体を暖かな光の煌きが包み込んだ。

222アルクゥ×レフィア(4/6):2008/04/11(金) 23:32:46 ID:7kHVEe3n
 (白魔法?)
 右足首と先程の落下による打ち身の苦痛が、みるみる和らいでいく。
 一体誰がと目を凝らすと、モンスターの背後の吊り橋のたもとに、柱にもたれながら魔法を行使している
 アルクゥの姿が見える。驚いたのもつかの間、ライガーサーベルがレフィアに向かい一斉に襲いかかってきた。
 間一髪、猫の様な身軽さで跳躍し、突進をかわしたレフィアはそのまま身体をひねり空中で弧を描く。
 そして、その遠心力を利用して右足の踵を一匹の後頭部に叩きつけた。突っ込んできた勢いに打撃が
後押しされた形になったライガーサーベルは、そのまま奈落へと落ちていく。
着地したレフィアは、対象を見失い混乱している残りの二匹に対し間髪入れず飛びかかる。
一匹を体当たりで裂け目に落とすと、もう一匹の急所をナイフで的確に刺し貫いた。
 戦闘終了後、レフィアは息をつく間も惜しんでアルクゥの元に駆け寄った。
 「アルクゥ!よかった、生きてたのね!」
 柱にもたれたままのアルクゥに声をかけてから、息を呑んだ。
落下したときに頭部を打ったのか、アルクゥの頭から顔にかけて血がべっとりと付着している。
レフィアの無事を確認したアルクゥは弱々しくも、屈託の無い笑顔を浮かべた。
 「……レフィア……よかった。無事だった……」
 「喋らないで……と、とにかく手当てを」
 レフィアはアルクゥを岩場に横にさせた。回復アイテムは無いかと懐を探るが、見つからない。
先程の落下で落としてしまったようだ。
 「アルクゥ、ケアル系はまだ使える?」
 「ゴメン、今ので使い切っちゃった……」
 「ポーションは持ってる?」
 「……さっき落としちゃった」
 「そう……でも、安心して。きっと大丈夫だから」
 なんとか気を持たせようと声をかけるが、アルクゥの顔色は先程よりも蒼白になっている。
乾きかけ、変色した血が付着した部分との対比が、鮮やかなほどだ。頭部の出血は止まっているようだが、
内出血を起こしているかも知れない。また、頭部だけでなく他の箇所の状態も気がかりだ。
 「レフィア……、あのモンスター……」
 「ん?何、アルクゥ?」
 途切れがちな声に耳を傾けながら、アルクゥが指をさす方向に目を向ける。そこには先程、レフィアが倒した
ライガーサーベルの死骸が転がってる。
 「あのモンスター……もしかしたら、回復アイテムを持ってるかもしれない……」
 「……!そうか、ちょっと見てくる!」
223アルクゥ×レフィア(5/6):2008/04/11(金) 23:34:18 ID:7kHVEe3n
 「アルクゥ!ハイポーションがあったわよ!………………アルクゥ?」
 ライガーサーベルの死骸を探ると、アルクゥの予想どおりハイポーションの瓶が見つかった。
回収し、急いで戻ってきたレフィアはアルクゥに声をかけるが、返事が無い。どうやら意識を失ったようだ。
昏倒したアルクゥの顔はますます色を失い、素人目にも危険な状態だと分かる。
 「アルクゥ、しっかりして!」
 耳元で声をかけるが、やはり返事は無い。容態を考えれば、すぐにもハイポーションを
服用させなければならないが、意識の無い状態で無理に瓶から飲ませようとしても、
飲み下すことはできないだろう。下手に試して、貴重な回復薬を無駄にするわけにはいかない。
しばし考え込んだレフィアの脳裏に、一つの方法が浮かんだ。
 (口移し、しかないか……)
 異性と接吻をした経験はない。かといって同性と経験がある訳でももちろん無いのだが。
であるからして、自分で出した結論とはいえ、さすがにためらってしまう、が。
 (ええい、考えるな!仲間の命がかかってるのよ!)
 逡巡は無用と判断したレフィアは瓶の中身を少量、口に含んだ。全て服用させるには、
数回は口移しを行う必要がある。左手でアルクゥの背をそっと起こし、右手で顎を固定する。
いざ、と意を決したレフィアが顔を近づけたその時、アルクゥが目を覚ました。
 「……レフィア?」
 「………………!ーー!!!」
 突然声をかけられ、比喩ではなく、本当に心臓が飛び跳ねるほど驚いたレフィアは慌てて
アルクゥから飛びのいた。その拍子に口に含んだハイポーションが気管に入り、激しく咽返った。
 「ゲホ、ゲホッケホッ!ア、アルクゥ、起きてたの?」
 「ううん、ちょっと気を失ってたみたい……。レフィア、大丈夫?」
 「ケホッ……大丈、ケホッ…ち、ちょっと待って。すぐ、薬飲ませてあげるから」
 口移しをしようとしたことを気付かれなかったことに安堵しつつも、レフィアは自分の顔や衣服に
飛び散った液体を慌てて拭いだした。
 (あああ、何か私がひとりでバカやってるみたいじゃない!)
 やり場のない怒りが湧いてくるが、ぼーっとこちらを見ている人畜無害なアルクゥの表情を見ていると、
それもどうでも良くなってくる。それよりも治療が優先だと思い直し、レフィアは改めてアルクゥの側に座った。
224アルクゥ×レフィア(6/6):2008/04/11(金) 23:35:55 ID:7kHVEe3n
 「飲める?」
 「うん、大丈夫……」
 左手で背中を支えながら、ハイポーションの瓶を持つアルクゥの両手に右手を添える。
ゆっくりと、少しずつポーションを飲み下していくアルクゥの目に徐々に光が戻ってきた。
 「……うん、意識がはっきりしてきた。もう大丈夫だよ。ありがとう、レフィア」
 「よかった……他にどこか痛むところは無い?」
 「ぜんぜん問題ないよ。そんなに心配しなくても大丈夫」
 大丈夫ではないだろう。ハイポーション一本では、傷の回復にも限度がある。
それをアルクゥに問い詰めたところで強がって否定するだけだろうから、レフィアは
それ以上聞かないことにした。
 (こういう所はやっぱり、男の子よね……)
 苦笑しながら、軽く溜息をつく。
 「その代わり、しばらく休んでいくわよ」
 「?」
 何がその代わりなのか。意図がつかめず不思議そうな顔をするアルクゥに、
レフィアはごく優しく微笑みかけ、アルクゥの顔に付着した血をハンカチで拭い始めた。

            *    *    *

 「そういえば、さっき私が襲われる前、何処にいたの?見渡しても姿が見えなかったから、
裂け目の底に落ちたと思って、びっくりしたわよ」
 しばらく、他愛の無い会話を交わしていた二人だったが、ふと、レフィアは先程から考えていた
疑問をアルクゥに投げてみた。
 「あそこの岩場にちょっと窪んでる場所があって、そこに落ちて気を失ってたんだ。目が覚めたら、
レフィアがモンスターに追い詰められてたから、ぼくもびっくりしたよ」
 「あ、ゴメン。そういえば、さっき助けてもらったのに、まだお礼言ってなかったわね。」
 「そんなこと気にしないでよ。ぼく達、仲間なんだから」
 そう言ってまた屈託のない微笑みを向けてくるアルクゥを見て、何故か気恥ずかしくなってしまい、
思わず目をそらしてしまう。最近レフィアはどうもこの微笑みが苦手らしい。それでなくとも先程、
あんなことがあったのだ。
 「そ、そろそろ出発しよっか。立てる?」
 「うん、大丈夫。ルーネス達のことも心配だしね」
 立ち上がりはしたものの、やはりアルクゥの足取りはおぼつかない。正直、移動にすら不安があるが、
先に進むしかない。あまり長居をするとモンスターに気取られる恐れがある。レフィアが先頭に立ち、
アルクゥが後に続く形で二人は歩き出した。
225名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:37:30 ID:7kHVEe3n
後半は後日投下します。
改行失敗した……orz
226名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:44:41 ID:M6O5Rx28
ざまぁwwww
GJwwwww
227名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 23:47:47 ID:wt8ibJ8n
続きwktk
228名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 08:29:21 ID:6sk0/qVh
wktk
229名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 13:03:03 ID:wytWCbXJ
wktk
戦闘描写上手いな
230225:2008/04/12(土) 13:39:30 ID:O5uBNDcN
続き投下します。最後にちょっとしたエロあり。
231アルクゥ×レフィア(1/6):2008/04/12(土) 13:40:48 ID:O5uBNDcN
 全三層のフロアからなるバハムートの洞窟。レフィアとアルクゥは最下層のフロアから
中間のフロアへと昇ってきていたが、進む足取りは重い。ゴツゴツした岩場を一歩踏み出す
たびに、アルクゥの体に痛みが走る。吊り橋を渡る時は揺れが加わるため、痛みを堪えつつ、
バランスを取らなければならない。弱音は吐かないが、時折漏れる呻きからかなりの苦痛を
堪えていることが判る。一刻も早くルーネス達と合流し、治療を施さなければならない。
しかし、歩く速度を速めることで、これ以上の負担をかけるわけにはいかない。レフィアは
焦っていた。

 道中、遭遇する敵からは『とんずら』を駆使し逃げ回る。シーフの特殊能力である『とんずら』は
敵の隙を付く、または敵の隙を作り出すことで突破口を見出す。あるいは地形を巧みに利用し
追手を撒く等、意外に奥は深い。なにより、仲間全員を無事に戦闘から離脱させることは、
非常に難度の高い技術であり、シーフとしての確かな技量が求められる能力である。
レフィアはシーフとしてかなりの熟練を積んでいるが、フロア内に逃げ場があまり見当たらない
ことに加え、怪我人であるアルクゥを連れている。当然、相次ぐ戦闘からの逃走は困難を極めた。
レフィアの顔には焦りに加え、疲労の色が濃く滲み始めている。

 二人がフロア中程にかかる吊り橋の中間から終わりにさしかかった時、宙に浮く二つの物体が
行く手を遮るように現れた。球状の体に釣りあがった目と裂けたような口。左右に短くぴょこんと
突き出た手。その特異な姿形から、一目でボム系に類するモンスターであると判る。
 「グレネード二匹か、厄介ね……」
 先に進むには、逃げることはできない。アルクゥをつれての強行突破も難しい。
 「アルクゥ、後ろに下がってて。可能なら、魔法で援護をお願い」
 中途半端にダメージを与えると、自爆される恐れがある。できれば一撃で仕留めたい。
ナイフを構えると、グレネードが一匹突っ込んできた。応戦しようとしたその時、レフィアは突然、
自身の体内の血肉が沸きあがってくるような感覚を覚えた。
232アルクゥ×レフィア(2/6):2008/04/12(土) 13:44:07 ID:O5uBNDcN
 (ヘイスト!?)
 感覚というよりは全身を突き動かす衝動に身を任せるように、両手のナイフを目の前に
迫ったグレネードにひたすら叩きつける。攻撃を止めると、ズタズタに切り裂かれた球体の
ようなものが、目の前にどさりと落ちた。あと一匹、そう思い前方に目を向けるが、対象が
見当たらない。後ろを振り向いて目に入ったのは、魔法の発動を終え苦しそうに息を
ついているアルクゥと、その背後に回りこんだグレネードの姿だった。
 (なっ!?いつの間に?)
 アルクゥは回り込まれたことに気付いていない。レフィアが声をあげる前に、グレネードは
アルクゥに向けて猛スピードで突っ込み、そのまま強烈な体当たりをかけてきた。無防備な
背中にまともに強い衝撃を受けたアルクゥはそのまま前方に弾き飛ばされ、レフィアの
足元まで転がった。
 「ぐぁ……!」
 「アルクゥ!」
 一瞬アルクゥに気を取られたレフィアの隙をついて、さらにグレネードが追い討ちをかけてくる。
 「この!」

 直前まで迫ってきていたグレネードに対し、かろうじてナイフを繰り出す。だが体勢が
整わない状態からの攻撃では致命傷を与えるには至らない。数回切り裂かれ、後退した
グレネードの体が突然目に見えて膨張し始めた。
 (まずい、自爆する!)
 とっさにそう判断したレフィアは、体当たりをかけるような形でアルクゥを前方へと突き飛ばした。
そして、自分も同じ方向に飛び退いたその直後、グレネードの体が洞窟内に響く轟音と共に
弾け飛んだ。爆発自体は小規模だったため、かろうじて巻き込まれずに済んだ。
しかし、同時に生じた衝撃波に煽られ、二人は橋の終りの岩盤近くまで吹き飛ばされてしまう。
さらに、痛みに呻く二人に追い討ちをかけるように、桁部分の割木が周囲のワイヤーごと
落下しはじめた。爆発により吊り橋の中央部分が吹き飛んでしまい、残った両側がそれぞれ
岩盤から垂れ下がる形になるためだ。
233アルクゥ×レフィア(3/6):2008/04/12(土) 13:46:59 ID:O5uBNDcN
 バハムートとの死闘から始まり、吊り橋からの転落、相次ぐ敵との戦闘と逃走。
目まぐるしく変化する状況と突発的な事象に対応してきたレフィアの細身の身体は、
肉体的にも精神的にも既に限界を超えていた。反応が遅れてしまい、垂れ下がった
吊り橋に縋りつくことすらできない。
 (だめ……落ちる……)
 再度の落下を覚悟して目を瞑ったレフィアの右手を、一本の手が掴んだ。
 「レ……フィア……」
 「?……ア、アルクゥ!?」
 手を掴まれ、見上げたレフィアの瞳に映ったものは、苦悶の表情でレフィアの手を
掴んでいるアルクゥの姿だった。岩盤から垂れ下がっている桁部分の割木と割木の
間に足を挟み込み、空中ブランコのような体勢で、逆さに吊り下がっている。
 「離して、アルクゥ!このままじゃ二人とも落ちるわよ!」
 レフィア以上にダメージが大きいアルクゥは、戦闘不能一歩手前の状態にある。
この状況下ではとうてい、レフィアを引き上げることなどできない。加えて、爆発前から
老朽化している割木とロープは今にも朽ち落ちそうだ。アルクゥの身体に限界が来るのが
先か、桁部分が落ちるのが先か、どちらにしろ時間の問題である。
 「離して、アルクゥ……お願いだからぁ……」
 アルクゥの額からは脂汗が滴り、レフィアを繋ぐ命綱となる腕はぶるぶると震えている。
危険を顧みず、苦痛を堪えながら、必死に自分を助けようとするその姿を見ているのが
辛くなり、レフィアは泣きながら懇願した。それまで、苦痛に苛まれ顔を大きく歪めていた
アルクゥだったが、レフィアのそんな訴えに、現状を完全に無視したかのような優しい声で、
諭すように答えた。

 「大丈夫……落ちても……また、二人で一緒に上ってくればいいよ…………」
 「…………!」
234アルクゥ×レフィア(4/6):2008/04/12(土) 13:50:28 ID:O5uBNDcN
 上ってこれる訳が無い。先程の落下はお互いたまたま運よく、足場に引っかかっただけだ。
仮にまた、足場の上に落ちたとしても、再度上る体力など最早残ってはいない。何より、
先程の爆発でこの吊り橋は崩落してしまったのだ。一度落ちてしまったら、戻ろうにも戻れない。
 それでも、アルクゥの表情は脂汗にまみれながら、いつもの屈託の無い笑顔を浮かべている。
強がり以外の何物でも無い。状況は何も変わっていない。しかし、その笑顔に当てられたのか、
足元に広がる奈落の底の上で宙吊りという、異常な状況下にも関わらず、レフィアは何故か
自身の心が落ち着いていくのを感じた。しばしの間、呆けたようにアルクゥの顔を見つめていた、
レフィアの耳に聞き慣れた二つの声がとどいた。

 「……おい!イングズ、こっちだ!吊り橋が落ちてるぞ!」
 「どういうことだ?二人はどうした!?」
 「ちょっと待て!……いた!アルクゥ!レフィア!イングズ、二人とも生きてるぞ!」
 「大丈夫か、二人とも!待ってろ、今引き上げる!」 
 突如、駆けつけてきたルーネスとイングズの決死の救出作業により、アルクゥとレフィアは
今は亡き吊り橋のたもとにまで何とか引き上げられた。四人は岩肌の上に横たわり、あるいは
うずくまり、激しい呼吸を繰り返している。積み重なった疲労と極限状態から脱したことによる
安堵のためか、しばらくの間、動くことも、声を掛け合うこともできなかった。

235アルクゥ×レフィア(5/6):2008/04/12(土) 13:52:19 ID:O5uBNDcN
 「そういえば……」
 「?」
 四人の呼吸が落ち着いてきた頃、蒼白な顔のままアルクゥがルーネスに問いかけた。
 「……ルーネス、さっきまで……沈黙状態だったよね。いつ治ったの?」
 「……お前、奈落の底の一歩手前から生還したのに、第一声がそれかよ?呆れた奴だな」
 「まったく、大した奴だ……」
 「はは……ごめん。助けてもらったお礼言わなきゃね……ありがとう、二人とも」
 「気にすんな。それより吊り橋から落ちたのに、どうやって助かったんだ、レフィア?」
 「………………え?な、何?……あ、そっか、助けてくれてありがとね、ルーネス、イングズ」
 「…………」
 「……ふむ、早く治療を済ませて、インビンシブルに戻った方が良さそうだな。さすがにもう限界だろう」

 心ここにあらず、といった様子でぼうっとしているレフィアと、死にかけ一歩手前のアルクゥに
ルーネスがハイポーションを投薬すると、学者の補正効果で二人の傷は瞬く間に癒えていく。
そうこうして一通りの治療が済み、改めて再び全員が揃ったことを喜び合った後、四人は洞窟の
出口に向かって出発した。道中、特に吊り橋を渡るときには、モンスターの気配に十分注意を
払いながら進んだが、これといった襲撃を受けることもなく、出口にまで到達することができた。
朝方にインビンシブルから出発し、洞窟へと足を踏み入れた一行だが、既に陽は落ちており、
辺りを暗闇が包んでいる。停泊しているインビンシブルから漏れている光が今の四人には
この上なく暖かく感じられた。

236アルクゥ×レフィア(6/6):2008/04/12(土) 13:54:27 ID:O5uBNDcN
 艦内に戻った後、男三人は緊張が解けたのか、糸が切れたように休憩室のベッドに
倒れこみ、着替えもせずにそのまま眠ってしまった。レフィアも疲れてはいたが、さすがに
汚れと汗にまみれた身体のまま寝るのは抵抗がある。先程から続く頭のもやもやも一緒に
洗い流そうと、疲れた身体を引きずり浴室に向かった。衣服を脱ぎ去り、浴室に入った
レフィアはシャワーのバルブを捻った時、アルクゥに手を掴まれた時の感覚を思い出した。

 (アルクゥの手、結構たくましかったなぁ……って何でアルクゥがここで出てくるのよ!)
 ぶんぶんと頭を振りながら温水を浴びるが、清められていく体とは裏腹に心は一行に
晴れない。ふと、原因と思しき少年の笑顔を思い浮かべたとき、急にレフィアの胸が高鳴り、
心がさらに大きく乱れ始めた。

 「あ……どうして……」
 何とか落ち着こうと胸に手を当ててうずくまるが、胸の奥から沸いてくる何かが体内を
駆け巡り、身体が大きく震えだした。
 「……はっ、あっ!はあ……」
 全身を大きく2度、3度と震わせた後、膝を付き浴室の壁に脱力したようにもたれかかる。
しばらくして体が落ち着いた後、レフィアは股間に違和感のようなものを感じた。
 「え……これって……」
 股間におそるおそる手を持っていき表面をなぞると、とろっとした粘性の液体が手に
まとわり付いた。それをまじまじと見つめ、何かを理解すると大きく溜息をついた。
 「……どうしちゃったんだろう、わたし……」

 そう言って浴室の鏡に映った自身を見つめたレフィアは、その上気した表情が決して
暗いものではなく、むしろどこか穏やかさを感じさせるものであることに気付いていた。
237名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 13:57:00 ID:O5uBNDcN
以上、馴れ初め編?おわり。
昨日から本当にグダグダで申し訳ない。
時間ができたらまた書きます。いつかエロ書けると良いな……
では。
238名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 21:33:36 ID:yHXtlrIQ
新シリーズキタ----!
GJ
239名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 21:52:43 ID:u2n9FbAU
GJ! そういやレフィアとアルクゥの話で乙女な性格のレフィアは初登場?だな。何か新鮮
240名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:54:20 ID:WFLBbuUB
やあ、僕はルーネス。世界を救う旅に出ている勇者さ。
ところで、さっき僕たちは、ヘカトンケイルを倒して土のクリスタルの称号を手に入れた
所なんだ。何が言いたいのかというと、ついに念願の導師にジョブチェンジ可能と
なったわけだ!!
これで、レフィアのネコ耳ミニスカ姿が見られるぞ。ああ、その姿はどんなに神々しいことだろう。
これで辛い旅も、少しは楽しくなるというものだ。
イングズ「では、私が導師をやるとしよう。」
ルーネス「えええええええええええええ!?」
いや、お前じゃないだろ、どう考えても!ここはレフィアだろがJK!!
レフィア「何よ、ルーネス。うるさいわね。」
ルーネス「だって…なんでイングズなんだよぉ〜!?」
レフィア「イングズは今まで白魔だったでしょ〜?白魔法に慣れてるからそのまま導師で行ったほうが
いいに決まってるじゃない。」
ルーネス「ハァ!?何で今まで白魔やってたんだよこのグズ!!」
イングズ「お ま え が や れ っ て 言 っ た ん だ ろ う が !」
畜生…!俺は明日から…何を楽しみに生きていけばいいっていうんだ…!
レフィア「じゃあ私、空手家やるから。」
ぐはぁっ!しかも空手家ときたか…あの色気ひとつない空手家…
ルーネス「せめて、ポニテ…じゃなくて忍者で頼む。」
レフィア「だあっ、さっきからうざいわね!少し黙ってろ(32HIT!)」
ルーネス「アッー!」
アルクゥ「あーあー、フェニックスの尾勿体無いんだからむやみに殺さないでよ…。」
レフィア「大丈夫、HPが1だけ残るようにしといたから。後でインビンシブルで寝れば治るわよ。」
俺の命より、フェニックスの尾の方が大切なのか…。俺はもう、生きていく気力を失ったよ、母さん…。
イングズ「ルーネスが、インビンシブルで寝ても目を覚まさないぞ。」
レフィア「タヌキ寝入りするな!ばかっ!」
ルーネス「……」
レフィア「嘘、本当に目覚めない…!?HPは満タンのはずなのに…」
アルクゥ「もしかして、精神的なショックが大きかったんじゃないかな?」
レフィア「そんな…。」
241名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 22:55:18 ID:WFLBbuUB
…ん?ここはどこだ?
レフィア「良かった、目覚めたのね…。ごめんなさい、私ひどいこと言い過ぎちゃったみたい。」
レフィアが優しい…。有り得ないことだ。ここは天国か?
ルーネス「ちょっとほっぺをつねってくれ。」
レフィア「こう?(ムギュー)」
ルーネス「痛い…。ということは、現実…。」
レフィア「??変な人…まあ何にせよ、元気が出て良かったわ。もとはと言えば私のせいだし…
何かしてほしいこと、ある?」
お!?何だこの展開!なんかよくわからんがキター!
ルーネス「じゃあ、導師になってくれ。」
レフィア「…へ?」
ルーネス「頼むっ!!一生のお願いだ!!今この一瞬だけでいい!!」
レフィア「まあ、いいけど…。」
きらりーん
ルーネス「うおおおっ!!!ネコ耳!ネコ耳だあ!!可愛い!!」
レフィア「え?//// や、やだ…そんなこと言わないでよ。照れるでしょ?」
ルーネス「ちょっと、抱きしめさせてくれ!」
レフィア「えぇ!?…し、仕方ないわね…いいよ…」
ぎゅーっ
ルーネス「ああ、これが導師の抱き心地…暖かい…しかもいいにおいがする…ハァハァ」
レフィア「…なんか…ドキドキするよぉ…////」
ルーネス「キスしていい?」
レフィア「ん…(ちゅ)」
ルーネス「んんっ…むぅ」
レフィア「はぁ…ルーネス…」
ルーネス「あー、導師スキ!大好き!!!」
レフィア「私も、大好き…」
ルーネス「貧乳ってところも萌えツボだよな!俺ロリコンだからさぁ。最高ー」
レフィア「ッッんだとコルァァァ!!!!!!11ホーリー!!」
ルーネス「アッー!!!!!」
レフィア「あ、あらやだ…私ったらつい!テヘッ!」

イングズ「レイズ!」
ルーネス「はっ!」
イングズ「気がついたか?」
ルーネス「ああ。もう導師とレフィアにはこりごりだ。これからの時代は学者だよな。
あとあの貧乳女にはもうできるだけ近づかないようにするよ。」
学者レフィア「しろのかおり!」
ルーネス「ウボァー」
こういったことの繰り返しで女嫌いとなったルーネスは、後にウルの伝説のホモ男
と呼ばれるようになったのである。
FIN
242名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:13:24 ID:dGOuLIEJ
ちょwルーネスカワイソスw
だがGJ!
243名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 09:19:14 ID:U+UY5L4L
新シリーズと変なのがキタ━━━(゚∀゚)━━━!!wwwww
244名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 03:14:59 ID:62YUhMfO
挿入シーンで感動したのは初めてだ
特にそれまでの長い期間があったからかもしれんが
性行為の美しさに触れた気がする………!!
245名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 16:40:30 ID:8zdPCJCu
イングズ×レフィア まだですか?
246名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 19:50:18 ID:V46xyMPI
ルーネス×イングズはまだですか?
247名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 01:45:42 ID:rYYBLlMO
書きもしないのにまだ?とか言う奴うぜえ
248名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 09:52:08 ID:kr0yv2dU
ホモスレで書いてます><
ルーネス×イングズはまだですか?
249名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:25:06 ID:Z6vh9y/l
>>248
801板での投下を待つしかないんじゃね?スレがあるのか知らんけど

アルクゥ×レフィアの続き投下します。初エロ
250アルクゥ×レフィア(1/4):2008/04/20(日) 16:27:28 ID:Z6vh9y/l
 「うっ……くっ……あうぅあ……」

 インビンシブルの浴室内に、小さな声が響く。艦内は既に照明が落とされており、
浴室から漏れる光が眩しい。浴室内には一糸纏わぬ姿のレフィアが風呂椅子に
座りながら、自身の胸と股間を弄っていた。裸体は明るく照らされ、上気した白い肌が
ほんのりと朱に染まっていることまでわかる。

 「……っんん……ふああっ……」

 隆起した色素の薄い乳首を摘まみながら、ぬめった割れ目に沈めていた指を掻き回す。
内壁と擦れるたびに体全体が震え、抑えようとした声が漏れてしまう。その拍子に口の
端からは涎が一筋たれたが、構わずにさらに強く弄り回す。

 「うあぁ……!ア、アルクゥ!」

 強い刺激により上ずった声が、自分の心を占めている少年の名前を思わず紡ぎ出して
しまう。ここ数日の間、レフィアはずっとアルクゥのことばかりを考えていた。悶々とした
気持ちを抱えながら何とか一日を過ごし、毎夜皆が寝静まった頃を見計らい、寝床から
抜け出しては浴室でこうして自慰に耽っていた。

251アルクゥ×レフィア(2/4):2008/04/20(日) 16:28:12 ID:Z6vh9y/l
はじめて出会った頃のアルクゥは、ルーネスの陰に隠れてオドオドしているばかりだった。
そのため、その幼い容貌と相まって頼りなく見えてしまい、決していい印象は持てなかった。
物事に対する多少の知識こそあったものの、それを除けばレフィアにとっては、毒にも薬にも
ならない少年でしかなかった。

 しかし、長く過酷な旅の間に起こった辛い出来事、様々な人々との出会いと別れを
経ることで、彼は少しずつ変わっていき、少しずつ成長してきた。今ではどんな困難に
直面しても、決して弱さを表には出さずに、周りには常に優しげな笑顔を振りまいている。
 幼い顔立ちは相変わらずだが、何かひとつ強い芯が通ったように見える。出会った頃に
感じた臆病な印象は、もはやどこにも見えなかった。

 白魔道士であるアルクゥの主な役目は戦闘における仲間のサポート役である。
傷ついたときの回復は勿論、補助魔法による支援、時には仲間を援護する攻撃等々。
味方が力を存分に発揮できるよう、機を見て変に応じ行動することができるアルクゥに
対する仲間の信頼は厚い。
 また、戦闘以外にあっても常に周囲への気配りを忘れない。食事後や休憩中に会話に
興じているときでも、仲間の湯呑が空になったときは注ぎ足し、茶菓子が足りなくなれば
補充する。後片付けも率先して行い、テーブルまできれいに整えなおしてしまう。
 微笑みを浮かべながら、常に周囲が和やかに過ごせることだけを気にかけている。
それも何気なく、ごく当たり前に。自然と彼の周りには笑顔が絶えなくなる。

252アルクゥ×レフィア(3/4):2008/04/20(日) 16:28:53 ID:Z6vh9y/l
レフィアはそんなアルクゥのことがいつしか気になるようになっていた。そして、先日の
バハムートの洞窟での出来事はアルクゥをより強く意識するきっかけになった。あの時、
自分を助けてくれた彼の優しげな笑顔が脳裏に焼きついたまま離れない。
今もあの笑顔を思い浮かべるだけで心が大きく乱れ、手がより強く動いてしまう。

 「……っ! っく……!」

 もっと強い刺激を得ようと、左手で乳首を強く抓りながら、右手の人差し指を膣口に
滑り込ませる。その途端、思わず上体が跳ね上がる。そして、さらに強い刺激を欲する
自身の身体に応えるように、親指で最も敏感な突起を探りあて、そのまま撫で上げた。
どうしようもないほど強く、心地いい感覚が体内を駆け巡る。

 「ア、アルクゥ、アルクゥ……ひぁ、あああぁぁ!……」

 上体をさらに反らし、声を抑えることも忘れ、一際高く喘ぎながらレフィアは達した。
目じりに涙を溜め、口から涎を垂れ流しているその表情は恍惚としか言いようがない。
浴室の壁にもたれ身体を小刻みに震わせながら、絶頂の余韻に浸っているその姿は
普段の気の強い少女からは想像も付かないほどの痴態であった。

253アルクゥ×レフィア(4/4):2008/04/20(日) 16:30:01 ID:Z6vh9y/l
 「…………はあ」

 体が静まり、気持ちも落ち着いたところで一つ溜息をつくと、レフィアはよろよろと
立ち上がった。身体にまとわり付いた汚れを洗い流そうとシャワーのバルブに手を
掛けた時、備え付けの姿見に映った自身の裸体に目が留まった。
 汗に湿った髪、涎と汗にまみれながら、赤く色づいた顔、摘まれて充血した両乳首、
そして右手と股間にまとわり付いた糸を引く粘液。そんな姿を見つめるレフィアを
見つめ返してくる顔には、嫌悪や不快感といった物は見当たらない。

 (なんか、変になっちゃったなぁ、私……ちょっと前まではこんな事、絶対にしなかった……)

 ここ数日で知った自分の身体の新しい一面。そして、今まで数えるくらいしかしたことが
なかった自慰行為を当たり前のように受け入れてしまう心の変化。戸惑いはあったが、
怖くはなかった。
 ふと、目を閉じると浮かんでくるのはやはり件の少年。先程まで、あれだけ心をかき乱して
いた笑顔が、今ではこの上ない安心感を与えてくれているような気がする。

 (ああ、だめだ……やっぱり私は……)

 与えられた安心感に促されるように、レフィアは自分の心を素直に認めた。

 (アルクゥのことが、好きなんだ……)


254名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:32:00 ID:Z6vh9y/l
初エロ。顔から血が出るほど恥ずかしいとはこのことか。
時間ができたら続き書きます。
では。
255名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 16:36:46 ID:DHoU2FXV
こういう説明部分もしっかりしたのは俺は好き
256名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 19:59:56 ID:/aB9VeEz
GJ!
読みやすくて良い
257名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 09:20:32 ID:uIBmjZPS
ジージェイ!!レフィア(;´Д`)ハァハァ
258名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 12:03:22 ID:7mHwRFg/
あと一時間レスがなかったら変態レフィアとセクロスできる
259名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 16:59:11 ID:3dDlrD4a
>>258
寝過ごし
レフィアは怒って出かけてしまった。
260名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 17:39:36 ID:zsgWdzHd
ううむ…
改めてスレの過疎っぷりが明らかになったな
261名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 17:50:10 ID:ilSF0F3/
ってか板自体が一部のスレ以外・・・
262名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 09:18:24 ID:AePMmBlP
でもずっとチェックはしてるんだぜ
263名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 23:53:14 ID:COxe7JJP
場があること自体が大切だったりする
264名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 10:57:44 ID:OWrdbBDQ
体液フェチさんのレズものが読みたいな…とかぼんやり考えてしまう
265名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 22:47:45 ID:CsQDDry5
>>264
是非あなたが書いてください。
266名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 00:48:11 ID:og+AlVO7
保守。
267名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 09:04:14 ID:39K+zpRo
レフィちゃんッ!れふぃ、れふぃぃ、れふぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!
268名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:36:20 ID:RKNzLNQ8
sageろ
269名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 15:04:44 ID:dTNbI+2i
新作wktk
270名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:47:06 ID:WVt2g0mc
前スレを過去ログ倉庫に追加しておきました。
倉庫には初代スレも保管してあります。

【レフィア】FF3でエロパロ 2HIT【エリア】
ttp://ff1to3.cute.bz/test/read.cgi/kako/1161492776/l50
271名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 00:50:57 ID:CJsIcSdH
>>270
お疲れ様です。
いつもありがとうございます。
272名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:52:30 ID:bT9o5Aad
ルーネス×レフィア書いてみたので投下します。
最初なので全くエロないけどすみません。
273名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:53:37 ID:bT9o5Aad
「レフィア、早く風呂に入ってしまえ。明日は早朝に出かけるぞ。」
「…はーい。」

くらやみのくもを倒した日から、約二年。
今私は、お父さんと家で鍛冶の修行にいそしむ毎日を送っている。
最近は、鍛冶の技術も大分上達してきて、お父さんはすっかりご満悦みたい。
でも私は、それでいいかなと思ってる。とくに、やることなんてないし。
世界は、平和になった。みんなが幸せになった。全てはめでたしめでたしで終わった。
そして、あのころ一緒に旅をしていた仲間たちとは、なんとくらやみのくもを倒した日以来
一回も顔を合わせていない。それぞれが、今の生活に忙しいせいかもしれない。私も、実際
鍛冶の修行が忙しくて自由な時間はあまり無い。

「明日は、どこへ行くんだろう。」
お風呂に浸かりながら私は考えた。最近、お父さんは出張して仕事をすることが多くなった。
そして、私も毎回手伝いに行かされる。この前出張した時なんかは、いやにしつこく旅して
いたころの話を聞いてくるおじさんの家だったので、ちっとも仕事に集中できなかった。
今回は、普通の人の家だといいんだけど。

次の日
「お父さん、出張先の人の家はどこにあるの。」
「ウルだ。」
「へえ、ウル…。」
だったら、アイツに会うかもしれない。お父さんについて歩きながら、私は少しワクワクして
いた。アルクゥは、サロニアで勤めていると聞いたことがある。でもアイツのそういう話は全然
聞いていない。今、なんの仕事をしてるんだろう…?
「着いたぞ。」
「…え、ココ!?」
ココって、ルーネスの家…。まさか、出張先って…。
「あら、こんにちは〜。今日はよろしくお願いします。」
中から優しそうな女の人が出てきた。ニーナさんだった。
「お久しぶりです。ニーナさん。」
274名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:54:38 ID:bT9o5Aad
私は会釈をした。旅立ちの前にウルに寄ったとき、会ったことがある。ルーネスの義理の
お母さん。
「あらまぁ、レフィアちゃん!タカさんの娘って、レフィアちゃんのことだったのね。」
「あの、アイツは…。」
「ああ、ルーネス?あの子は今部屋で寝てるけど。昨日遅くまでゲームしてたみたいなのよね〜。
それで昼過ぎまで寝て…。いくら休日だからって本当にしょうがない子よね。」
本当に、だらしないところは今でも直っていないらしい。
「じゃあ、タカさん、こちらですわ。」
「はい。レフィア、おまえは少し休んでおれ。わし一人でどうにかなりそうな仕事じゃ。」
「休んでおれ、って言われたって、一体どこで…。」
「あら、だったらあの子の部屋にでも入ってきたらどう?久しぶりに会うんでしょ?」
ニーナさんが私にどう提案した。私も、ここまで来たら会っておきたい。
「あの子、まだおきてないと思うけど、無理やりたたき起こしちゃっていいわよ。」
「はい。」
私は二階へつづく階段を上った。ルーネスのいびきが聞こえたので、すぐに部屋はわかった。
部屋に入ると、ルーネスがベッドで眠っていた。久しぶりに見る顔。私は懐かしい気持ちで、
しばらく彼の寝顔を眺めていた。
何の夢を見ているんだろう?私は彼の顔を間近で覗き込んだ。
…と、そのとき、いきなり彼の紫色の目が開いたので、私はすごく驚いてしまった。
「きゃっ!」
思わず後ずさる。そんな私を見て、ルーネスが悪戯っぽく笑った。
「ばーか。とっくにバレてたんだよ。寝たフリして楽しんでた。」
「もうっ、最悪!」
私が寝顔に見とれていたことがバレていたと思うと、かなり恥ずかしい気分になった。
自分でも、顔が赤くなるのが解る。
「なー、レフィア。もしかして、俺にキスしようとしてた?顔すっごい近かったぞ。」
「そんなわけないでしょ!うぬぼれないでよね!」
精一杯の眼力で、睨みつけた。図に乗らせるとマズイ。
…が、ルーネスは私のそんな思考も全てわかっているらしい。ニヤニヤと笑っている。
「もー、久しぶりなんだからもうちょっと感慨深いセリフとか言いなさいよ。」
「んなもん言っても、無駄。どーせレフィアだし。」
「何よ、それ!どういう意味!?」
275名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 00:55:34 ID:bT9o5Aad
私は言い返しながら、懐かしさに顔が綻ぶのを感じた。こういう言い合い、毎日してたっけ。
あのころに戻ったみたいで、楽しい。
「ねえ、ルーネスは今何の仕事をしてるの?」
「ボディーガード。せっかく強くなったんだからこの体力を生かさないと損だろ。しかも全員
弱すぎるから、超ラクチン。」
「あんたは、いつもそうやって調子に乗ってると怪我するんだから…。気をつけなさいよ?」
「…ハハッ。」
ルーネスが突然、軽く笑った。大人っぽい顔に、少しドキッとする。
「レフィア、あの頃と全然変わってないんだな。なんか、安心したよ。」
「そうかな…。」
全然変わっていないといわれると、逆に寂しい。ちょっとは、可愛くなったね。とか言って
くれてもいいのに。
そのとき、下から声がした。
「おーい、レフィアー。終わったぞー。帰ろう。」
お父さんの声。
「えっ…もう?」
帰りたくなかった。まだルーネスと話していたい。
「さっすが、レフィアの父さんだなー。仕事がはやい。」
ルーネスは全然気にしてないように見えた。まだ話したいと思ってるのは、私だけなの?
「うん…。残念ね。もっと話したいのに。」
「え?なんだ、レフィアらしくない台詞だな。そうか、まだ俺と話したいのか。」
「違…」
いつものように言い返しかけて、口を止めた。たまには、素直になってみようかな。
「うん。まだルーネスと話したいよ。」
まっすぐにルーネスの目を見て言うと、彼の顔が赤くなった。いつも私が赤くなる方だから
ちょっと違和感を感じた。思わず私まで赤くなる。
「ど、どうしたんだよ。熱でもあるのか?」
「そんなの、無いもん。」
「そうか…。あ、その、実は俺ももっとお前と話したかったり…。」
「え…。」
ルーネスも、もっと一緒にいたいと思ってくれてたんだ。
「だからさ、今度二人で会わないか?俺、来週にでもカズスに行くから。」
「うん。待ってる。」
思わず笑顔がこぼれた。嬉しい。
「じゃあね、ルーネス。また今度。」
「おー。…あのさ、レフィア。お前でも素直になれるんだな。」
「ルーネスでも、素直になれるのね!」
最後は、結局いつもの調子で別れた。二年振りにドキドキしている気持ちが、私の中にあった。
276名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 09:21:40 ID:GPdnSJHc
久し振りの投下ktkr
GJ!!純情でイイ!
277名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 12:32:59 ID:0vALGHSA
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!GJ!!
278名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 15:05:57 ID:VKICTbce
今日もレフィアたんでぬっきぬっきするお(*^ω^*)



|゚д゚)ξ・・・



(^ω^ )・・・・



(;^ω^)・・・
279名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 20:13:53 ID:f9zL7FAd
久々の投下が来たというのに
反応薄いのはやっぱり過疎ってるのかー…
280名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 01:03:28 ID:1yGoXxDQ
なんかまた規制があったらしいしな

と言えば書き手も元気が出ようというものさ
281名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 02:54:14 ID:GYr0Zxnr
暗闇の雲×レフィアの構想有るんだけど、純愛一段落してからのが良いかな?
282名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 10:25:49 ID:YXwq3MKr
俺は読みたい
純愛がいつごろ来るかだな
投下しちゃっても良いとは思うけど
283名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 13:09:53 ID:KEI7qe3o
容赦の無い陵辱期待age
284名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 21:13:25 ID:CnXjCmHw
281も期待してるけど、学者レフィアの職人さんの投下も待ち遠しい…
285名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:56:00 ID:D5HzENvn
「ルーネス!みんな・・・!!」
レフィアの悲痛な叫びが周囲にこだまする。

強大な魔王ザンデを倒し、全てが終わった筈だった・・・

だが、塔の最上階で闘っていた筈のレフィア達4人は次の瞬間、見渡す限り何も無い暗闇の只中に居た。
いや・・・何も無い訳では無い。
空を覆いつくす入道雲よりも更に大きく、全貌を把握する事すら出来ない巨大な悪意の塊の胎内。
・・・初めて見るソレが「暗闇の雲」と呼ぶ存在である事だけは、何故か本能的に理解していた。

雲が光った瞬間、抵抗する間も無く瞬時に絶命する頼もしくも愛すべき仲間達。
余りにも次元が違いすぎる力の前に死を覚悟したレフィアだが、死という逃避が彼女に与えられる事は無かった。

巨大な雲に醜悪な憎悪の面が浮かび、気体と液体の中間のようなドロドロした巨大な触手がレフィアの前に出現する。

ゆっくりと、レフィアに迫ってくる2本の触手。
更にその表面には、細かく短い触手が無数に生え、獲物を求めて蠢いているように見えた。

「…いやっ!…来ないでっ!来ないでっ!!」

レフィアは身体をくねらせて逃げようとするが、周囲を覆う暗闇の雲の一部に身体を覆われ身動きが出来なくなっていた。
まるでコールタールの中で泳いでる所を襲われうようなモノだ。

人知を超えた巨大な存在、その意思は人間であるレフィアに汲み取ることは出来ない。
しかしながら、その大きすぎる悪意と憎悪が人間に、光の戦士に向けられており、自分は今まさに神の生贄に奉げられた供物である事を理解せざるを得なかった。
286名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:28:42 ID:D5HzENvn
「あっ!…あひぃっ!!」

レフィアは2本の巨大な触手に拘束され、まるで両手で雑巾を絞るように中空に吊り上げられた。
更に産毛のように(とはいえ、子供の腕程もあるが)びっしりと生え、蠕動運動を繰り返す触手が全身を撫で回し始める。
まるで一本一本が意思を持っているかのように衣服の上からレフィアの胸を、太股を、大切な部分を弄りだす触手達。

仲間を一瞬で失い孤立した絶望感の中で半ば諦めつつあったレフィアだが、想像もしなかった貞操の危機に身体を半狂乱になってもがく。
「あひぃっ!…あひぇ…あはぁぁっ!」

触手に嬲られるレフィアの前で、今度は雲が巨大な人間の腕を形成する。
「はぁっ・・・えっ!?」

自分の全身よりも遥かに大きな掌がレフィアに向かって振り下ろされる。
どこか安堵と共に死を覚悟し、眼を閉じるレフィア。

バシィイイッ!!

「はっ!ふわぁぁああああ!!!!」
鞭を振り下ろすような風切り音と共にレフィアの衣服がズタズタに裂け、その口から漏れる悲鳴には困惑と被虐の色が含まれていた。

雲によって形作られた人間よりも巨大な掌はその重圧に反し、決して獲物に致死のダメージを与えることなく、平たい鞭で全身をあらゆる方向からスパンキングするような皮膚への責め苦だけを与える。

バシッ!バシッ!
「あ・・・んあっ!」

バシィィッ!!
「・・・や、やめて!助けてっっっルーネ・・・ひぎぃぃぃっ!」
宙吊りになって逃げ場の無いレフィアに対し、容赦無く繰り返される全身往復ビンタ。

「あ・・・ぅぁ・・・」
その美しい顔には傷一つ付けられていないが、既に涙と涎でベトベトになり半開きになった口から嗚咽を漏らす様に、勇敢で聡明な光の戦士の面影は無かった。
287名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:37:41 ID:Qvmz/Nmp
支援
288名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:41:17 ID:7iMan19b
あひぃっ!
289名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:02:14 ID:D5HzENvn
レフィアに自覚は無かったが、巨大な存在に弄ばれながら彼女の体は被虐の火照りを灯し始めていた。
そんな獲物の様子を伺いながらズタボロに裂けた衣服の中に触手が浸入し、乳房や秘部を狙って蠢き始める。

「あっ!え・・・?嫌っ、やめて・・・!!」
形を自由に変えながら、ドロドロした泥のような醜悪な触手がレフィアの全身を苛む。

指で抓むようにして乳首をコリコリと転がしながら、決して豊満とは言い難い乳房を根元から押し搾る。
「はぁっ、あん・・・!」

スラリと伸びて美しい両足は180度以上に広げられ、辛うじて大切な部分を守る破れかけた布切れの上から何本もの細い触手が微動を続ける。
雪のように真っ白な背中に、尻に、太腿に残る痛々しい鞭の痕に対しても、長い蛙の舌の様な触手が一斉に群がり舐りだした。
「あ・・・んぅ!」
ヒリヒリと痛む皮膚を嘗め回されて、不当な快感をレフィアは認識せざるを得なかった。

(こんな・・・私、どうなるの?このままじゃ・・・)
微細な快感を断続的に与えられ続け、レフィアはより大きな快感を求めようとする本能に怯えていた。

その刹那、暗闇の雲がピシャリと光り、聴きなれた雷鳴の音(自然界のそれよりも遥かに小さく抑えられてはいたが)を認識するよりも早く、レフィアは全身に電気的な衝撃と未だ嘗て味わった事の無い巨大な絶頂感を強いられる。

「ぎゃっ・・・!!ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
情けない声を出して、レフィアは絶頂に達する。

プシャッ・・・ジョロジョロ・・・

「ぁ・・・嫌ぁ・・・」
想像を絶する強制的な絶頂感に、黄金色の放物線を描き失禁するレフィア。
尊厳を踏み躙られ、だらしなく弛緩した口からは言葉にならない悲鳴だけが力なく発せられていた。

(…あぁ…私…イッちゃった…んだ…)

レフィアはビクビクと身体を細かく痙攣させながら、ぼんやりとした頭で思った。
だが化け物に嬲られ、赤子のようにはしたなく失禁したと言う羞恥心よりも、過去に経験したどんな時よりも遥かに凄い快感を味わった事の驚きが、レフィアの心の中を占めていた。

(ルーネス・・・ぅ・・・ゴメンね・・・)
まとまらない思考の中でそれだけを呟くと、また別の種類の触手が伸びてくる事に気付いた。
無数の手、ざらざらした舌を生やした口、イボイボのついた醜悪な一物、棘のような凶悪な先端を持つもの・・・
290名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:06:34 ID:GI4GbUul
書きあがってまとめて投下した方がよいよ
291名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:31:07 ID:D5HzENvn
「いひぃっ!!」
レフィアが叫び、身体を弓なりに反らせる。
胸元で蠢く手のひら型の触手が乳房をくるむように包み込み、内側の細かい触手で乳房や乳首をぶるぶると小刻みに愛撫しだしたのだ。
たちまち、レフィアの乳首は固くなり、厭らしくピンク色に尖りはじめる。そして、その尖った乳首を細かい触手が襲いかかる。

「ひぃぁぁぁっ!!…んひぃぃっ!!…やめっ!…おっぱいぃぃ…あぁ、やめてぇぇっ!」

哀れな声を出すレフィア。その間に辛うじて下半身を覆っていた布切れが千切り取られ、秘部が露出させられていく。
絶頂体験と乳房への激しい愛撫で、レフィアの下腹部は激しい湿り気を帯びていた。

「いひゃぁぁっ!…そこはやめてぇぇっ!」
陰部をなぞり、愛撫していく無数の触手にレフィアは目を剥いた。
噛み締めた唇から唾液の筋が滴れていく。

愛液で光っているレフィアの大陰唇を触手は浅く撫でて愛撫する。

「あっ!!…さ、触らないでぇぇっ!」
不当な快感に苛まれ、叫ぶレフィア。

「いひぃっ!…いやっ!…イクっ!!」

弓なりに身体を反らし、痙攣しながらレフィアは激しく達する。
ガクガクと激しい痙攣が数分続いただろうか。全身が汗と粘液にまみれ、両目から大粒の涙を流しレフィアは性の快感をたっぷりと味わわされていた。

未だ細い触手に嬲られている乳房を揺らしながら、激しく息をするレフィア。

その間にも、次の凌辱が迫っていた。
傍観するようにレフィアの目の前で屹立していた巨大で醜悪な触手(先端はイボイボのついた一物であったが、その表面にはさらに微細な触手がブラシのようにびっしりと生えていた)が、パックリと口を開けてヒクつくレフィアの秘部に近づいて来る。

「…な、何する…のよぉぉ…!?嫌っ!!絶対にイヤぁあああ!!!!」

レフィアは必死で足を閉じようとするが、全身を触手に拘束された状態でのか細い抵抗は何の意味も持たなかった。
V字型に足を開けられ、触手に固定されるルシア。

「いやぁ…いやよぉぉ…」
抵抗は無駄としりつつも首を左右に振り、いやいやをするレフィア。

更に、同様の凶悪な触手がレフィアの眼前に突きつけられる。
それでも必死に拒否を示し首を左右に激しく振るレフィアに対し、大切な所を蹂躙しようとする触手が秘部の目前で動きを止める。
最後の凌辱に晒されたくなければ、口の前に突きつけられた触手を受け入れるように威嚇している事はレフィアにも理解出来た。

何をしようと、許される訳は無い。最後には自分はこの化け物にズタボロにされて全てを失う。
それが確信出来ていても、そのおぞましい凌辱を少しでも先延ばしに出来るのならば、従うほかに選択肢は無かった。
レフィアは目を閉じて、口を半分開けた。
触手は、レフィアの口内にゆっくりと潜り込むと、細くて可愛らしい舌にからみつき、たっぷりと舌から犯しはじめる。
292名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 02:57:38 ID:zXZYdfMS
ルシア・・・?
293名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:06:21 ID:D5HzENvn
「ふぐっ!…んぐっ!!」

舌を絡められたレフィアは苦しそうな声を出す。

「んふっ…んむっ…」
くちゅっ、くちゅっと淫猥な水音が、レフィアの口から聞こえる。

その間に触手はレフィアの歯を、歯茎を微細な触手で嬲り、その太い先端で頬の内側を好き勝手に凌辱する。
「はむっ・・・んぐ!・・・がっ!!」

さらにはレフィアの喉を押し広げ、強制的にディープスロートを繰り返す。
「んごっ!ゲホッ・・・か・・・ゴホッゴホッ」

「はぁ…はぁ…」
レフィアは顔を紅潮させている。
心臓がドクッドクッと激しく鼓動し、身体…特に下腹部が熱い。
不気味な触手に捕われている腕や足、そして乳房・・・触手が動くたびに、レフィアは絶頂に達しかねない快感を感じていた。

ひくひくと痙攣するレフィアの女性器に咥えさせるように、男性器の触手の亀頭部分が密着する。
(…あぁぁ…犯されちゃうんだ…)

諦観にも似た感情の動きの中で自覚しない期待と共に、レフィアはぼんやりと自分を貫こうとする触手を見ていた。

「あ・・・ひぃっ!ひぃぃっ・・・!!」
触手の亀頭部分が、レフィアの膣口にめり込んだ時、ルシアの全身を襲ったのは痛みでは無く、強烈な快感であった。

「ぎひぃぃっ!!…いやぁぁっ!!」
レフィアは貫かれた瞬間、絶頂に達していた。

絶頂の痙攣に震えるレフィアに、追い討ちをかけるように再び巨大な掌が振り下ろされる。

バシィィィッ!
「ひあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

バシッ!バシィッ!
「んあっ!くぁぁ・・・っ!!」

白い肌を鞭打たれ、先ほど以上に敏感になったレフィアは被虐の快感に酔いしれる。
同時に触手がレフィアの胎内で激しく動き始めた。

「うはぁっ!…ひぃっ!…か、かき回さないでぇぇっ!…」

レフィアは余りの強烈な快感に絶叫する。
そして、尻や胸を鞭打たれながら突き上げられると、全身を痙攣させ絶頂へと飛んだ。

「うはぁぁぁぁ・・・!!!!!」
294名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:07:07 ID:D5HzENvn
雲が光り、いかづちが走る。
ピシャッ!
「ひゃぁっ!・・・あぁ〜っ」
ビクビクッツ・・・プッシャァー

空中で逆さづりにされ、前に2本、後ろに1本のイボイボ触手がピストン運動を繰り返す。
ズチュッ、グチュッ
「あっ・・・うぁっ・・・イクッ、こんなの・・・良過ぎるぅぁぁ・・・」

3本の男性器型の触手が我先にとレフィアの口腔内を蹂躙する。
「んがっ・・・ぐぇ・・・」
小さくて整った美しい顔が変形するほどに口を押し広げられ、引っ張り出された舌がまた別の触手の標的となる。

耳の穴には細いミミズのような触手が何本も侵入し、指先やへその穴、ありとあらゆる性感帯を同時に責め苛まれ、レフィアは最早意識が朦朧となっていた。

そして、一際太い触手がバックから突き入れられると同時に、尻を強烈な平手打ちが見舞い、全身に電気ショックが走る。
「ギャッ・・・!!いゃぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ・・・」
これまでで最大の絶頂へと飛んだレフィアの膣が男根触手を絞めあげる。


『はどうほう』


どくどくっ!…どくんっ!…どぷっ!ビュリュリュリュリュ…・・・
巨大な男根触手が凄まじい勢いで射精し、レフィアの胎内を白く染める。

「あっ・・・うあっ・・・ヒャんぶぅぅぅ!!」

レフィアは、熱く重い精液の塊を胎内に受ける。
余りの勢いに膣からあふれ出したマグマがレフィアの白い肌を、美しい髪を、ドロドロに汚していく。

「ぶはぁっ!…ダメっ!…イキ過ぎちゃうぅっ!」
レフィアはビクビクっと身体を痙攣させて薄れ行く意識の中で絶頂に達した。

だが、それで凌辱は終わりでは無かった。
逃げるように失神したレフィアをいかづちで叩き起こし、淫液で敏感になった胎内で男根触手が暴れ回る。
レフィアが絶頂に達する度に男根触手はドロドロの熱い精液をレフィアの胎内に溢れるほど流し込む。

(…も、もぉ…やめてぇ…こんなに出されたらぁ…に、妊娠…しちゃうぅ…子供できちゃうぅぅっ…あぁ・・・ルーネス…あひぃぃっ!…いやぁっ!いやぁぁぁっ!…イクイクイクぅぅ・・・)


クリスタルにより封じられ闇の世界から出る事が出来ないソレは、魔王ザンデを餌におびき寄せた光の戦士の女を利用し、光の世界に受肉する事を目論んでいた。
そして、その目的はもうすぐ完遂される・・・


295名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:10:15 ID:D5HzENvn
なんか勢いで初SS作ったので色々見苦しくてすいません。
投稿し終わってから超恥ずかしい・・・
296名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:19:37 ID:5C2/3Udl
GJ!
初めてとは見えない。
297名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 03:38:48 ID:yei8Wx8R
やりたい事全部詰め込んでるあたりが初心者っポイが、エロくて良いと思うよ。

このスレ住人としては、ルーネスとラブラブで変態でドSだけどMっ気有るのがレフィアたんのイメージだから凌辱も新鮮だな。
298名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 06:09:22 ID:h8E2yVed
初心者っぽくない気がする
どっかで見たような文のクセ
299名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 06:49:17 ID:0gGy3nqR
くつじょく物(;´Д`)ハァハァ
300名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 13:03:25 ID:yei8Wx8R
どうせならエリアもサラ姫も、まとめて酷い目にあっちゃうような派手なのが読みたいな。
301名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:08:36 ID:QHYY0M2K
ルーネスに純愛鬼畜調教されるドMなレフィアが読みたい。
302名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:10:39 ID:Bbco+tGI
今丁度DSでFF3やってるけど、面白いねこれ。
303名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:50:44 ID:G5Jopm6A
>>302
クリアしたら是非、自身のうちに湧いた妄想をぶちまけてくれ。
304名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 01:19:12 ID:rVoFa2LP
取り敢えずルーネスにシーフ転職&とびっこ装着を強要されるレフィアという構想が有るが・・・
305名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 02:06:54 ID:ikfGHdPL
306名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:17:09 ID:7pZJk2Pr
ほっしゅ
307名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:20:01 ID:W6wIQKb0
暗闇の曇って女だからレズものかと思ってたが
とにかくgj!
308名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:20:43 ID:W6wIQKb0
下げ忘れたスマソ
309名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:31:39 ID:cfnZtLhv
やっぱ人外凌辱はファンタジーの華だな。

鉄巨人×レフィアマダー?
310名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:11:39 ID:4CnmMP8+
2ヘッドドラゴンの二穴凌辱マダー?
311名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:19:37 ID:kXxjPOAo
ルーネスの気持ちに気付きつつイングスに憧れてるレフィアがアルクゥに凌辱調教されるって展開は有り?
312名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 01:23:20 ID:w4XZbUyu
とりあえずsageろ
313名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 05:36:44 ID:fNq9wwCK
age、sageにこだわるレフィア
314名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 07:20:28 ID:f8d64+z4
>>295
>>305も指摘してるけど、これってところどころ文章パクってね?
余所のサイトから勝手に切り貼りしておいて
「色々見苦しくてすいません」とか失礼すぎると思う。
315名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 08:48:22 ID:kXxjPOAo
まぁ自作部分が恥ずかしいって事じゃね?
アイデア面白かったからその辺は残念だけど。


さて、果たして文才ゼロの俺が投下なんかして良いものか・・・
316名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 09:08:56 ID:aaBz0ty9
そういう誘い待ちや予防線はってるようなのは
えてしてロクなのが来ない

文は小慣れてても中身がどっかで見たようなのだったり
317名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 00:43:00 ID:qUAoTeAF
なんでも良いから期待age
318名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:35:59 ID:PqXSEIyZ
>>275続き投下します。
319名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:37:32 ID:PqXSEIyZ

ジリリリッ
目覚まし時計の音が少し聞こえた瞬間、私は勢いよく手のひらを振り下ろし、ベルを止めた。
すばやく身をひるがえして、起き上がる。実は30分も前から目は覚めていたけど、
あんまり早く起きると、なんだか私がすごく今日の事を楽しみにしてるみたいで恥ずかしい。
だから、誰も見てないけれど30分ベッドで目覚まし時計が鳴るのを待っていた。
普段の私だったら、絶対にありえないような行動だけど、それを当たり前
のようにやってしまうのは、やっぱりアイツが関わってるから、だよね…。
そんなことを思いながら、ベッドのそばに置いておいた着替えに手をかける。
まあ、いくら心の中でごちゃごちゃ思っても、私の心が今すごくウキウキ
していることは、さすがに否定できない。
今日は、アイツがこの町に来る日。しかも、私に会うために。
「…はぁっ!」
楽しげな吐息が、口から漏れてしまった。慌てて厳しい表情を作るけど、
どうしても顔がほころんでしまう。
約束の時間まで、あと30分。待っている時間がもどかしいから、昨日は
ギリギリに起きられるように時計をセットした。
身支度を整え終わったころに、アイツが来るだろう。
着替えも終わったし、とりあえず朝ごはんを食べよう。
「目玉焼きでも作ろうかな…。」
そう呟いたとき、トントンというかすかな音が外から聞こえた。
その音は、どこか弱々しげに家のドアをノックしていた。
「はーい。」
誰だろう、と思いながら玄関に駆け寄り、そっとドアを開く。
「レ、レフィア…。」
「きゃぁ!ルーネス!?」
そこには何と、傷だらけのルーネスが立っていた。体のところどころがすりむけていて、
血が流れ出している。痛々しい。
「ルーネス、とりあえずそこに座って!」
私は久しぶりにジョブチェンジをした。薄い黄緑の光が私を包む。
次の瞬間、白魔導師になった私は、無我夢中で懐かしい呪文を口にした。
「ケアルガ!」
320名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:38:55 ID:PqXSEIyZ

「レフィア、すまねぇ。」
さっきまで痛そうに顔を歪めていたルーネスは、けろっとした顔で人懐っこく
手を合わせた。
「もぉっ、心配させないでよ!すごいケガしてきたと思ったら、途中で岩につまづいて
転んだだけなんて…。かっこ悪すぎてかける言葉も無いわよ。」
「こ、転んだだけでもなぁ、すっげー痛かったんだぞ!盛大に転んだんだからな!」
「自慢することじゃないでしょ!」
私は、すっぴんに戻るのも忘れてルーネスに文句を浴びせた。
ジョブチェンジまでして治癒したさっきの私がなんだかすごく恥ずかしい。
「なあ、それにしてもさぁ」
ルーネスが、突然イタズラを思いついた子供のようにニッと笑った。
「レフィアも、ところどころすりむいた程度なのにわざわざ最上級のケアル系魔法・ケアルガ
をしてくれるなんてなあ。よっぽど俺のこと心配だったんだな。」
「違うわよ!久しぶりの魔法だから、ちょっと間違えただけ!」
あわてて訂正するけど、ルーネスの笑みは収まらない。ああ、またこのパターンなのね…。
「へー、どーだか。万年白魔で、ついには道師まで極めたレフィアさんがたった二年のブランク
ごときで魔法の唱え方を忘れるとは、とてもとても…。」
私は素早く黒魔にジョブチェンジした。
「じゃあ、ブリザド系の最上級魔法・ブリザガをお見舞いしてあげましょうか?
これの唱え方なら私忘れてないわよ。」
「わあ、やめろって!悪かったから!」
シャレにならないと言いたげな顔で、ルーネスが後ずさりした。
「ちょ、ちょっと本気にしないでよ…冗談だから」
さすがに脅かしすぎたかなと思い、ジョブを戻そうとした次の瞬間。
「あ、ちょっと待った」
ルーネスが近くにやってきて、私の腕をつかんだ。
「へ、何?」
「なあ、せっかくだから、ちょっと俺の希望するジョブになってみてくれないか」
「はぁ?何で?」
「いや、旅してた最中にレフィアがなってなかったジョブ結構あっただろ。見てみたいな、と」
「何でそんなことするのよ。めんどくさいわ」
「頼むよー。やってくれたら、お願い一回だけ聞いてあげるからさあ。」
321名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:39:17 ID:PqXSEIyZ
「え、ホント!?」
悪くないかも。そしたら、ルーネスにこれからもちょくちょく会いに来てほしいって
お願いできる。さすがに直球には言えないから、うまい理由をつける必要があるけど。
「わかったわ。さあ、何のジョブから行くの?」
「やる気まんまんだな。じゃーまずは…シーフ」
「おっけー。」
よし、ちょっと張り切ろうかしら?勢いよく一回転し、シーフにジョブチェンジ!
「おおーっ!」
ルーネスが、感動のまなざしで私を見ている。
「え?」
私は自分の体を見下ろして、思わず叫び声をあげた。
「きゃー!な、ななっ何!?この服!」
胸が大きく開いておへそが丸見えのシャツに、足まるだしの黒いスカート。
「やっぱり女シーフは露出度が高いといううわさは本当だったのか!感激だ。」
「ちょっと!ジロジロ見ないでよぉ!こんなの下着が見えちゃうじゃない!」
こんなに露出度が高い服はかつて着たことがなかったので、私は戸惑った。
しかも、ルーネスの目の前で…。
「嫌!こんな服!」
すぐに黒魔に戻った。ほっと息をつく。
「あっ、なんだよー。戻らないでくれよ。」
ルーネスが不満そうに口をとがらせている。私はキッと睨んだ。
「もぉ、お父さんが起きて来ちゃったらどうするのよ!?こ、こんなこと
してるの見られたら…」
「そんなに不健全な事でもないんだし、いいだろ?」
「でも…二人っきりじゃないと、落ち着かないじゃない。」
「え?そ…そっか?」
「そうよ!お父さんになんて、絶対見られたくない。」
「じゃあ俺ならいいのか?」
「え?……うん。だってお願い、聞かせるためにやってるんだし。」
「あ、そうだよな。」
「当たり前じゃない。」
私はきょとんとしてルーネスを見た。なんだか様子がおかしい。そわそわしてる。
「あ、じゃあさあ、二人っきりになれるとこ、いかないか?」
「え?うーん…」
このまま家でふざけてたら、絶対お父さんが起きてきちゃうし…
「うん。行きたい。でもそんな所、ルーネス知ってるの?」
「ああ。こっち。行こう」
ルーネスに手を引っ張られて、私はあわてて歩幅を合わせた。
いつもと違うルーネスの顔に、私は少し不安を感じた。どうしちゃったんだろう…。
322名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 23:47:19 ID:PKHbQKtW
レフィア着せ替え人形ktkr
GJ!!!!!
323名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 14:16:33 ID:er+iEGcO
これは良い…
324名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 09:56:56 ID:SE1t13bg
新鮮な感じがしていい!
325名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 11:02:28 ID:mZNNT284
闇のクリスタルでソープ嬢にチェンジさせられるレフィア、ってアイデアが浮かんだ。
326名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:34:15 ID:djJzuftC
レフィアがソープ嬢
ルーネスが調教師
イングスが強姦魔
アルクゥがバター犬
に強制チェンジされて、熟練度MAXにしないと戻れないシチュで投下します。
327名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 08:25:11 ID:ILjDk4EQ
wktか
328名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 16:37:41 ID:76LBDyll
wktk
329名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 20:43:04 ID:RoGR6iBy
wktk
330名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 00:37:02 ID:7yUgWwHA
ewrk
331名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:58:03 ID:eE8wo4aL
エウレカw
332名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:34:28 ID:aHbyPS1P
>>326さんの予告が出てるところ申し訳ないんですが、>>321続き投下させてください。
333名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:35:22 ID:aHbyPS1P
ルーネスに引っ張られて辿り着いたのは、ミスリル鉱山の近くの森。
「ここなら誰も来ないだろ。」
「確かに誰も来ないとは思うけど…こんな所でやるの?なんだか変じゃない?」
森の中でジョブチェンジごっこするなんて聞いたことがない。
まあ、そもそもジョブチェンジごっこしてる人さえ見たことないけど。
「それに、ここって一歩出ればすぐに町の人たちが歩いてる歩道じゃない。
いくら誰も来ないとはいえ、外の人から見えちゃうわよ…。」
「そんなこと言ったって、ここしか思いつかねーよ。」
「もっと考えましょうよ…。そうだ、泉の所まで行けば…」
「いいからここでやるんだ!」
ルーネスがいつもと違う乱暴な声で言った。私は思わずビクッとした
「ル…」
「次は風水師だ。」
荒い息遣いで、ギラギラした目でルーネスは私を見た。
どうしよう、なんだか…怖い。
従わないといけない気がして、私はすぐに風水師にジョブチェンジした。
「ど、どうかな?ルーネス」
明るい雰囲気を作りたくて、私はルーネスの目の前で一回転した。
「ああ、可愛い」
「え?あ、そう?」
普段だったら絶対に素直に可愛い、なんて言わないのに。
冷静に考えれば変なんだけど、やっぱり嬉しい。
こんなことなら、旅してる間もずっと風水師になっておけば良かったなぁ。
「レフィア、じっとして。」
ルーネスは、私の肩を掴んで私をじっと見た。
「え…何?」
そのとき、ルーネスが急に私を押し倒した。
「きゃあ!」
草がたくさん生い茂った地面に横たわる。
「ちょっ…何するのよ!痛いじゃない」
「本当に、この服はいい服だな。スカートがこんなに短くて」
「あっ…!?」
ルーネスの手が、私のスカートの中に入っていた。
334名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:36:31 ID:aHbyPS1P
下着越しに、割れ目をつつー…と指でなぞられて…
「あっ、んっ…い、嫌!」
「しー。大声出すと、町の人が気づくぜ?」
「……っ!」
こんなことしてるの見られたら、私…。
「な?ガマンしろよ」
私の耳元でささやくルーネスの声は、どこか楽しげだった。
「いじ…わる…っぁ」
「可愛いよ、レフィア」
ルーネスの指遣いが、次第に激しくなっていった。
敏感になって膨らんだクリトリスが、爪の先でもてあそばれ、さらに感じやすくなっていく。
「…ん、んっ…ゃ…」
電気のような感覚が、私の体を走る。
ゾクゾクして…。ルーネスに触られるのが、こんなに気持ちいいなんて…
「一生懸命声出さないようにしてるな。えらいぞ、レフィア」
ルーネスの吐息が私の首筋にかかって、私はますます敏感になった気がした。
「あぁぁん…だ…だめ…」
「ここ、もうびしょぬれだぞ。ほら」
ルーネスが、私の液を指につけて、私に見せた。
「や、やめて…見せないで」
「これ、すっごいエロい匂いするんだぞ。知ってる?」
ルーネスは、その匂いを嗅いで、私に悪戯っぽい笑みを見せた。
私は恥ずかしさの限界を感じた。
「かいじゃだめえ!」
「あ、また声が大きくなってきたな。歩行人に聞こえるぞ?」
「……。」
「そうそう。そのままおりこうにしてるんだぞ。」
そう言うとルーネスは私の下着を脱がせ始めた。
「なにする…」
「それは、お楽しみ」
ルーネスに下着を脱がされて、私のスカートの下ではびしょ濡れの私の下半身
が露になった。私はスカートをぎゅっと押さえつけて、それを隠した。
335名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 10:37:51 ID:aHbyPS1P
「もっとよく見せろよ」
「やだっ!」
でも、ルーネスの力にはかなわない。あっという間にスカートをまくりあげられてしまった。
「へー、レフィアのここ…ピンクじゃん。綺麗だな。」
「そう言うと、また私の割れ目をなぞり始めた。
今回は、布越しじゃなくて、生。私はさっきよりずっとすごい衝撃に、声を上げずには
いられなかった。
「あんっ!やぁぁっ!」
「マジで聞こえちゃうぞ?レフィア」
「んっ…むり、むりっ!」
必死で声を抑えようとすると、そのぶん体が痙攣してしまう。
「んっ…ふ…んぁ…ぁぁぁっ…!」
「すげぇ、ピクピクしてる…エロい…」
「もう止めて、ルーネス…ぅ」
「へえ、止めていいんだ?」
ルーネスの手が急に止まった。
「…っ」
いままでのゾクゾク感が急になくなると、私の体は強烈にその感覚を欲しがった。
やめてほしかったはずなのに…。
「やめてほしくないんだろ?ほら、ちゃんとそう頼みなよ。できるだろ?」
「…ひっく…」
「え!?ちょ…レフィア?」
「うっ…うぅ…」
どうしたらいいのか解らなくなって、大粒の涙が零れ落ちた。
「レフィア、ごめ…」
「…大嫌い。大嫌い、大嫌い!…最低よ、ルーネス…」
「……。」
「もうあんたとは、一生関わりたくない!」
336名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 12:29:20 ID:TaRQmu3p
wkwkwkwkwkwk
337名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 13:23:19 ID:+eWFtEIs
6HIT
338名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 13:40:16 ID:gdEVWE+9
なんというレイープ
339名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:23:33 ID:vNGWFwG3
お待たせしました。
340>>203続き1/20:2008/06/05(木) 00:25:01 ID:vNGWFwG3
 珍しく気圧されるルーネスに、レフィアはエリクサーを咥えた唇を突き出した。
「?」
「学者だから半分で十分だし。半分こ」
 咥えたものを落とさないようにくぐもった声になりながら、レフィアはそう言った。
 確かに、性欲はまだまだ十分だが、予想外の大量射精のせいもあって疲れてはいる。
「じゃ、頂くか」
「ん」
 当然のように、レフィアは唇を押し付けてきた。
 薬草のごわごわした触感と、鋭い香りが鼻を突く。
 ちょうど半分をルーネスが咥えたとき、唇が触れ合った。
「……んん」
 至近距離で目を細め、レフィアはそのままもぐもぐと口を動かし始めた。
 噛まれることで強まった香気がふわりと広がる。
 それに釣られ、ルーネスもエリクサーを噛み締めた。
「……やっぱ苦いな」
「……かなり」
 効果は折り紙つきだが、その分どんな薬よりも苦いのが玉に瑕だった。
 唇を擦り合わせて紛らわせながら、二人は黙々と回復に努めた。
 十分に唾液と混ぜ、嚥下する。それだけで途端に身体が軽くなったような爽快感に包まれた。
 むしろ体力が有り余って仕方がない。今すぐ続きを始めたいほど全身に活力が満ちている。
「ふぅ……効くな、やっぱり」
「うん、何か勿体無いぐらいすっきりしちゃった」
 ぱっちりと目を開いたレフィアの顔は、先刻までの著しい疲労を微塵も感じさせない晴れ晴れとしたものになっていた。
 全身を湿らせる汗と股間から垂れた血液がなければ、事に及ぶ前と何も変わらない。
「とりあえず血、拭くか」
「ん、お願い。……じっと見ないでよね」
「無理」
「少しは考えなさいよ!」
 叱れるほど回復したことに安心し、ルーネスは傍らの台からティッシュの箱を取った。
 二、三枚引き抜き、赤く濡れたレフィアの性器に近寄る。
 見た目は痛々しいが、傷になった箇所は完全に癒されたようで、新たに血が流れ出るといったことはなかった。
 少なくとも今だけは卑猥な気持ちからでなく、割れ目にそっとティッシュを宛がう。
 水分を吸い上げ、白い紙は速やかに重たい赤色に変色していった。
「痛くないか?」
「全然。やっぱりもうちょっと余韻に苦しんどいた方がよかったかしら」
 けろりとして現金なことを言うレフィアに苦笑し、新しいティッシュで少し内側の血も拭き取る。
「けどさ、これで処女膜復活してもう一回痛がるってことはないよな?」
「そんなこと……多分、ないと思うけど」
 エリクサーのあまりの効果に、有り得ないことではないと思ったのかレフィアが少し不安げに答える。
 冗談のつもりだったが、ルーネスとしてもあの辛そうな姿を二度見るのは忍びない。
 レフィアの幸せな性生活のために、ルーネスは目を閉じて心からこう念じた。
「……ちゃんとキズモノになってますように」
「どんな祈りよ!?」
 不幸にも、その真心がレフィアに伝わることはなかったが。
3412/20:2008/06/05(木) 00:25:40 ID:vNGWFwG3
 なおも拭い続けるうち、ティッシュを汚す赤色は少しずつ薄くなっていった。
 血液そのものが拭き取られたこともあるのだが、加えて透明な体液がじわじわと滲んできているというのも大きい。
「やっぱ濡れやすいんだな、レフィアって。触られるだけで濡れるもんなのか?」
「そういうわけじゃないと思うんだけど……んっ」
 やや深いところを拭うと、レフィアはぴくんと小さく震えた。
「あ、悪ぃ。痛かったか?」
「だから痛くはないんだってば。何ていうか、その……」
 歯切れの悪い態度を見て、ルーネスは現状を極めて正確に把握した。
 薄桃色程度になったティッシュを捨て置き、さらにティッシュを掴み出して性器を拭き続ける。
「……んっ、やっ……!」
 じわり、とティッシュが重たく湿る。既に血の赤はほとんど残っていない。
 代わりに流れ出る分泌液を丁寧に、しっかりと拭き取る。
 すると乾くのを嫌がるように粘膜は更に多量の液体を吐き出してくる。
 ルーネスは深遠な命題に直面した賢者の表情でレフィアを見た。
「問題。拭けば拭くほど汚れるのは雑巾ですが、拭けば拭くほど濡れるものはなんでしょうか」
「とりあえずよく切れる本の角であなたを拭いてあげたら分かるかしら?」
「すいません調子に乗ってました」
 反省の証として陰唇を薄紙越しに愛撫する。
「んっ……ふぁぁ……」
 レフィアの肌が見る見る紅潮し、声の中の甘さも濃くなっていく。
 ティッシュが駄目になっていくごとに反応は過敏になり、その様子はそのまま達してしまうのではないかと思うほどだった。
「やっぱりここ、気持ちいいのか?」
「……見れば分かるでしょ。聞かないでよ」
「ひょっとしたらいつぞや主張したみたいに大量の汗をかいてるだけかもしれないだろ」
 それを聞き、レフィアはばつが悪そうにそっぽを向いた。
 唇を噛み、とうとう観念して唸る。
「……気持ちいいわよ。悪い?」
「実にいいと思う。いいからにはもっと良くしてやらないとな」
「やぁぁ! ちょ、ちょっと、擦り過ぎ……っ!」
 興奮したルーネスがふやけて丸まったティッシュで性器を弄り回し、溢れた体液が速く高い水音を立てる。
 飛沫を散らすほど濡れに濡れた膣は柔らかくほころび、その奥に続く狭い穴の内壁を見せ付けていた。
(指でイッたらなんか拗ねそうだな)
 外面を取り繕えないほど感じてはいるが、どこかもどかしそうに見える。
 早くこの高まった気分のまま繋がりたいと、そんな意思を目で伝えてきていた。
 ルーネスとしては達する様を目の前でじっくりと見ていたかったが、求められて焦らすのも男がすたる気がした。
「じゃあ二回戦を、って落ち着け落ち着け」
 既に原型を止めていないティッシュを抜いた瞬間、レフィアは取り出していた新しい避妊具を手にルーネスの下半身へと迫っていた。
 制止も聞かず、だらしなく先走りの糸を垂らす亀頭に再びそれを被せた。
 その、掌が上から下へ一度扱いていく感覚だけで突き抜けるような性感が走る。
 装着が完了し、すがるような目で見上げてくるレフィアに、ルーネスは愛しさ混じりの苦笑を返すしかなかった。
3423/20:2008/06/05(木) 00:26:35 ID:vNGWFwG3
「そんなにしたいのか? 俺はしたいけど」
「それもあるけど……気分が乗ってるうちじゃないと恥ずかしくて死んじゃうもの」
 快感が体内で燻っているのか、レフィアは肩を抱いて微かに身をよじっている。
 放出される湿気が肌で感じられるほどに全身を汗で濡らすその姿は、普段からは考えられないほど艶かしい。
 ただ、いくら暖かい夜でもこれでは冷えるのではないかという心配がふと湧いた。
 湧いた瞬間は心配であったその感情は、欲情しきった肉体を通るうちに紛れもない変態性欲へと変質していた。
 それでも口先だけは何とか理性を保ったまま、ルーネスは脱がせたワイシャツを拾い上げた。
「冷えるだろ。これ、羽織っとけよ」
「……? えっと、ありがと」
 レフィアはレフィアで、ルーネスの意図に気づくだけの落ち着きはなく、されるがままにシャツを着せられた。
 ただ普通に両腕を袖に通しただけ。
 それだけで全て事足りた。
 ティッシュを体液で浸すように、シャツの生地に満遍なく大量の汗が染み、そしてぴったりと肌に張り付いた。
 透けて見える肌色が白地によく映え、裸とはまた違った官能美を醸し出している。
「……ルーネス」
「いや、言い出すまでは普通に善意からだったんだ、ほんと」
 そう言いながら浮いていた胸のあたりの生地を手でぺたりと押し付け、乳房と乳首をほのかに透けさせた。
 眼鏡の端が剣呑に輝くのに気づき、しかし手は止めず腋も揉むようにして汗を繊維の間へと含ませる。
 しゃぶりついていたときよりさらに汗ばんでいた腋は、水音がするほどに濡れきっていた。
「ほんとレフィアの身体ってエロいなぁ」
「……あのねぇ……って、ひぁっ!」
 シャツ越しでも目立つピンク色の突起を摘まれ、レフィアが鋭い嬌声を上げる。
「大丈夫。趣味は貫くけど、せっかく欲情したレフィアをそのせいで醒めさせるなんてへまはしないって」
「や、ず、ずるい……!」
 情けない声に構わず、シャツを汚しきってなお揮発しようとする汗の香りを至近距離で堪能する。
 襟首に鼻を埋め、聞こえよがしに息を吸っては乳首や性器を愛撫した。
「ひぁっ…ん……! 汗臭い、のに……」
 すん、と自分で確認するように一度鼻を鳴らす。
 これだけたっぷり濡れているのだから、はっきりと自覚できたことだろう。
「ああ。もっと気持ちよくなってもっと汗かいてもっともっと汗臭くなろうな」
「変態、変…た……!!」
 ボタンは留められておらず、中心の隙間からははっきりと素肌が覗いている。
 その胸の中心線を舌でなぞれば、レフィアはろくに罵倒することもできない有様だった。
 一度絶頂寸前まで持っていかれたためか、レフィアの呼吸は既に荒い。
 乳房に押し付けた顔面が自分のものでない鼓動に震える。
 試しに腿へペニスを押し当ててみれば、すぐに大きな頷きが返ってきた。
 行ける。そう確信し、ルーネスは即座に行動した。
 胸に顔を押し付けたまま、その勢いでレフィアを背中側に押し倒す。
 乳房よりむしろ骨に受け止められ若干痛かったが、勢い良く流れ出た性欲を邪魔するには至らない。
 自分だけ身体を起こせば、もう準備は万端という体勢になっていた。
3434/20:2008/06/05(木) 00:27:19 ID:vNGWFwG3
「どんな感じだ? さっきと比べて」
 自然に脚を開いたレフィアに緊張の色は薄い。
 興味本位で尋ねると、前言通り気分が乗っているのかあっさりと答えてくれた。
「……なんかね、変。気持ちよくて胸もお尻も脚もむずむずするんだけど、それが全部あそこに繋がってる感じ」
 レフィアの言うところの『あそこ』からは止め処なく体液が分泌され、肛門にまで垂れている。
 もう言葉を交わすより行動で欲望を示した方が早そうだった。
 痛いぐらいに勃ったものを膣口に宛がい、亀頭にその分泌液をよくまぶす。
 入り口を擦られてレフィアはくすぐったそうに笑う。
 そうしてじわじわとめり込ませながら、顔は乳房に擦り付けてぬめりを感じるほどの汗とその濃厚な匂いを感じ取る。
「はっ……ふ……」
 亀頭がぬるりと入り終えると、レフィアは切なげに眉を寄せる。
 中は過剰なほどぬかるんでいたが、やはり狭い。スムーズにとはいかなかった。
 粘膜をこそぐようにして男根がレフィアの奥へと進入していく。
「ふくっ……あっ」
「やっぱ、まだ痛いか?」
 狭い箇所へねじ込む快感に酔いしれそうになり、なんとか自制しながら問いかける。
 が、レフィアの表情は苦痛より困惑といった方が正しいようだった。
「きついんだけど、痛くは……ない。でも、その……ルーネスのの形とか太さを中で感じちゃって……」
 頷き、ルーネスはぐいと腰を押し込んだ。
「ちょっ……やだ、入ってくる……!!」
「挿れてるからな」
 奥へと挿入すると、内側の襞が別の生き物のように絡みつき射精感を煽ってくる。
 レフィアの困惑とも喜悦ともつかない表情とは裏腹に、その性器は的確にペニスを締め付けてきた。
「うっ……やっぱり口や尻よりずっとぬるぬるして、熱くって、気持ちいい……!」
「し、知らないわよ! あそこが痺れて、勝手に締まってるだけで……! んんっ……!」
 後頭部をがっしりとレフィアの手が掴む。
 快感とまではまだ行かないようだが、何かに掴まっていないと不安らしい。
 抱き締められることで、そして一層の発汗でより強くレフィアを嗅覚で感じながら、ルーネスは根元までの挿入を成し遂げた。
 潤滑液で満たされた穴をかき混ぜると、生々しい音と共にその体液が掻き出された。
「ふぁ……あ……ほんとに、こんな太いの、入っちゃってる……!」
「さっきもちゃんと入っただ……ろ!」
 貪欲さを感じるまでの締め付けに荒い息を吐きながら、ルーネスはゆっくり前後に動き始めた。
 肉の擦れ合う音がし、レフィアの全身を覆う汗の珠を新しい汗が洗い流していく。
 ルーネスの額や顎からもレフィアの身体の上にぽたぽたと汗が滴り落ち、二人の周囲の湿度はにわかに高まっていった。
「汗、またかいてきたな。もう部屋中レフィアの匂いで一杯なんじゃないか?」
「はっ……ルーネスだって、そんな真っ赤になって汗垂らしてるじゃない……!」
「残念、レフィアの匂いが強すぎて紛れてます」
「このっ……! は、うぅ……!」
 悔しそうに、しかし苦痛や嫌悪の色は混ざらない声でレフィアは呻いた。
 徐々にだが、身体が性行為を受け入れ始めている。
 諸々の反応から、それがはっきりと伝わってきた。
3445/20:2008/06/05(木) 00:27:50 ID:vNGWFwG3
 暑い。
 腰を振るごとに体力が吸い取られ、汗が滲み、体温が加速度的に上がっていくような気分だった。
 掴んだ腰も、密着する上半身も、嗅ぎ回し舐め回している胸も、ぶつかる腿も、繋がった性器も、全て何らかの体液に覆われている。
 それに混ぜようとするかのようにどろどろした粘液が下腹からせり上がってくるのを感じる。
 最早水溜りのようになってきた胸から視線を上げ、ルーネスはレフィアの悩ましい表情を見た。
「はっ、はっ……レフィアは、気持ちよくなれそうか?」
「わかんない……! なんか、きついのに体中ふわふわしてむずむずして、わかんない……!」
 性器の抽送は何とか抵抗なく行えるほどに馴染んできた。
 レフィアがはっきりと性感を得るまでにはまだかかりそうだったが、生憎と無自覚に与えてくる射精感にルーネスの方が耐えられなかった。
 何とか動きを細かくしたり遅めてみたりとしてみたが、少しの刺激に過敏に締め付けてくるレフィアの粘膜の前には無力だった。
「悪い、レフィア……もう出る……!」
「っ……いいよ、気持ちよくなって……!」
 喜悦の混じった声で呻き、レフィアは再度強く抱き締めてきた。
 再び嗅覚が生々しいレフィアの匂いにまみれる。
 蕩けるような性の快感が腰の辺りで膨れ上がった。
「くぅっ……!」
 胸に泣きつくように顔を滅茶苦茶に擦りつけながら、ルーネスは思い切り射精した。
 避妊具が破裂するのではないかと思うほど長く大量に、次々と尿道を通って精液が吐き出されていく。
「あは……気持ち良さそうな顔……」
 跳ねた汗で眼鏡を曇らせつつ、レフィアは嬉しそうに微笑んだ。
 優しく見つめられることに軽い羞恥を覚えたが、しかし我慢などできようはずもない。
 腰の脈動が止まるのを待ち、身体を起こして少し小さくなったペニスを引き抜いた。
「っ……ふぅぅ……」
 まだ余韻で口が開きそうになる。
 太い男根を挿入されていたレフィアの性器が、ゆるやかにその広がった穴を狭めてゆく。
 血は出ていない。ただ、ますます多量の分泌液がベッドに染みを作るだけだった。
「はぁ、はぁ、んっ……はぁっ……!」
 抜いたにも関わらず、交わっているときと同じようにレフィアは切なげな息を吐いている。
 また限界まで疲労したのかといえば、そんな様子にも見えない。
 腿の内側を擦り合わせ、親指を噛み、何か必死な風に見える。
「レフィア?」
 問えば、挿入する前と変わらない欲にまみれた目で、切なそうに訴えてきた。
「どうしよ……身体、やらしいとこのスイッチ入っちゃったみたいに疼いて、きつい……」
 勃った。
 二発出したことなど無関係に、それが当然の義務であるように硬く屹立した。
 その様子をしっかり見つめた上で、レフィアは嬉しそうに、辛そうに、搾り出すような声で囁いた。
「……もっかい」
 恥を捨てた顔ではない。恥が残っていて、しかし性欲に負けた、そんな顔だ。
 ルーネスはからかわずに頷き、射精の反動で冷静になろうとする頭を本能でねじ伏せた。
 レフィアの中を自分のもので掻き回したいという激しい欲求が、すぐに湧いてきた。
「分かった。もうレフィアが満足するまで何発でも付き合う」
 ここまであからさまに性に没頭するレフィアなど滅多に拝めるものではない。
 ひとまずは避妊具を付け替えようと、精液の注ぎ込まれたそれを陰茎から引き抜く。
 と、レフィアががばっと起き上がったかと思えば、ルーネスの手の中のものを素早く奪い取った。
3456/20:2008/06/05(木) 00:29:06 ID:vNGWFwG3
「おいおい、そんなのどうすんだよ」
「……こうする」
 レフィアは据わった目で溜まった精液を見ると、口を下に向けてそれを自分の顔面に垂らした。
 どろどろと溢れた精液が容赦なくレフィアの鼻梁を伝い、頬や口元をべっとりと汚らしく染める。
 内側に塗られていた潤滑剤が問題にならないほど量が多い。
 最後の一滴まで垂らし、くすぐったかったのか唇の横を指で掻き、落ち着いた声で言った。
「ルーネスの匂いがしないと、エッチなことしてるって気がしないもの」
 声こそ落ち着いているが、言葉と行動はまるで落ち着いていない。
 そしてレフィアの程よく汚れた顔を見て、ルーネスもまた落ち着かなくなってきた。
「……ていうかお前、別に匂いとかじゃ興奮しないって建前上言ってなかったか?」
「興奮してないわよ、元から興奮してるし。ただ気分が乗るってだけ」
 ――それを興奮するって言うんだろ。
 という心の叫びが実際に声帯を震わせる前に、次の攻撃が始まっていた。
 顔を白濁で汚したまま、レフィアはペニスに顔を密着させていた。
 わざわざ口での奉仕を必要とするまでもないほど勃っているのはレフィアにも分かるはずだったが。
 そんなルーネスの考えを超越して、レフィアは大きく息を吸った。
「ん……やっぱり汗と精液で凄い匂いになってる」
 ルーネスがレフィアに対してするように、鼻をぴったりと付けてすんすんと鼻を鳴らしている。
 とりあえず他にどうしようもなく頭を撫でてみると、多少弁解する気があるのかのんびりと首を傾けて見上げてきた。
「ルーネスだっていっぱい汗かいてるのに、私ばっかり匂う匂うって言われて不公平だと思う」
「そりゃそうだけど、それで?」
「……私もルーネスの匂い、嗅ぐ」
 それで説明は十分とばかり、俯せになってごしごしと顔を擦り付けてきた。
 基本的に鼻や頬が、申し訳程度に唇が擦り付けられているが、快感としては若干弱い。
(まぁここで出すわけにもいかないけど……って、いつまでやるつもりだこいつ)
 あれほど嫌がっていた男根の匂いを、どう見ても積極的に吸い込んでいる。
 快感に対する貪欲さと、高まりすぎてどうにかなった羞恥心と、隠してるようで割と露見していたレフィアの性癖とがバランスよく合わさってしまったようだ。
「はふ……こんな臭いの突っ込まれてたなんて、ちょっと屈辱」
「こんなので悪かったな。そう言って大分愛着沸いてきてるくせに」
「……」
「否定しないのかよ」
 答えるまでもないということらしい。
 あれだけ体中を愛撫し、体中で愛撫された雄の唯一の性感帯だ。レフィアとしては性行為の象徴のようなものなのだろう。
 嗅ぎ、頬ずりするだけでは物足りなくなったのか、ようやく舌を少し伸ばして表面の精液を拭ってきた。
「しょっぱくて生臭い……」
 しみじみとそんな感想を漏らし、味わうようにごく丁寧に全体に唾液をまぶしてくる。
 性交の後だから快感もぼやけるかと思ったが、直に触れられるのはやはり気持ちいい。
 尿道に残っていた精液を押し出して新たな先走りが溢れてきた。
 それを啄ばむように吸い、得意げな表情で再び顔を上げる。
「ほら、私だけじゃなくてルーネスだって汚れて汗臭くなってるじゃない」
「そりゃな。こっちだって割といっぱいいっぱいで頑張ってるんだし」
 別段自分が清潔と主張するつもりはない。
 するとレフィアはちろちろと舌で弄んだまま、若干不満そうに眉を寄せた。
「……もっと恥ずかしがってくれると思ったのに」
「悪い悪い。レフィアなら死ぬほど恥ずかしがって楽しませてくれるのに。ああ俺って何てつまらない奴なんだろう」
 ぽふぽふとお下げを撫でると、削り取るように強く舐められ、暴力でなく快感で黙らされた。
3467/20:2008/06/05(木) 00:29:33 ID:vNGWFwG3
「ほんと汚いわね……ん……」
「じゃあ何でじっくり味わってんだよ」
「私が楽しくてルーネスが気持ちいいから」
「左様ですか」
 実際、レフィアは眼鏡を体液で曇らせながらも実に楽しそうに顔をすり寄せ、舐め回している。
 挿入したいからといって止めるのも何となく野暮な気がした。
 奉仕の快感と腿を髪でくすぐられるこそばゆさに耐え、ルーネスはレフィアの痴態をじっと見下ろした。
「ほんとはね」
「ん?」
 熱に浮かされたような声は相変わらずだが、多少理性を感じるレフィアの言葉に耳を傾ける。
「ルーネスと一つになるのは嬉しいし、だんだん気持ちよくなってきたけど、一方的にされるってのは性に合わなくって」
「それで、たまにはいじめる側に回らないと我慢できない、と」
「うん」
 遠慮なく肯定し、また男根のくびれた部分を執拗に舌の先端でねぶってくる。
 飛び出た透明な汁がレフィアの顔に付着した精液を少し洗い流す。
「……ていうか、出そうなんだけど」
「我慢して。今いいとこなんだから」
(……何だいいとこって)
 懸命なレフィアが可笑しく苦笑したが、快感は収まらない。
 落ち着く暇も与えられず、顔全体を使っての愛撫が継続される。
 やはりレフィア自身も興奮しているようで、四つん這いの姿勢のまま腰をくねらせていた。
 すっかり唾液にまみれても満足せず、時々扇情的な目で見上げながら舐めてくる。
 やがてルーネスの下腹が痺れたように疼き、強い快感が断続的に走り出した頃、レフィアが呟いた。
「……おいしい」
 その言葉に対する興奮は、射精というこれ以上ない形でレフィアに知られることとなった。
 予想はしていたのか、さほど驚いてもいない表情でレフィアは今度は直に顔へ精液を浴びている。
「っぷは……どろどろ……」
 眼鏡で保護された目でしっかりとその様子を見つめ、陶然と汚れていく。
 そしてしっかりと汚しきると、その雄の臭気を思い切り吸い込んだ。
「ふぅ……これで匂いはおあいこ、よね?」
「まぁ、な」
 軽い不安に駆られながら、ルーネスはゆっくり頷いた。
 それに気づいたのか、レフィアが垂れそうな精液を舐め取りつつ首を傾げる。
「……どうしたの?」
「いや、何ていうか……」
 不安が次第に大きくなっていく。
 レフィアの中はたまらなく気持ちよかったし、今の口での行為も気持ちよかった。
 それこそ溜まっていたものを全部出し切るほどに。
「……何となく分かったんだけど」
「……ああ」
「いつもなら私のどろどろの顔見て、またおっきくなるわよね?」
 役目は終わったというように、ルーネスの股間のものは脱力していた。
3478/20:2008/06/05(木) 00:30:11 ID:vNGWFwG3
「むー」
 レフィアが唸りながらペニスを指先でつつく。
 血液に満たされていない海綿体は、頼りなくぶらぶらと揺れるだけだ。
 半眼で睨み、レフィアは恨むように呻く。
「いつもは何回でも出せそうなこと言ってるくせに」
「いや、ほら、レフィアのあそこが良すぎて全部搾り取られちまってさ」
 慌てて言い訳を並べ立てるが、考えてみれば昼間も足でたっぷり搾られたのだ。
 その上立て続けに射精させられては、いくら気分が乗っていても体がついていかない。
 さすがのエリクサーも精子を満タンにはしてくれなかったらしい。
 が、気分が乗っているどころではないレフィアは許してなどくれない。
「……絶対だめ。もう一回勃たせなさい」
「レフィアも疲れたろうし、休憩でも」
「今すぐ」
 無茶もいいとこだが、間違いなく本気だ。
 情けない表情でルーネスが思案していると、レフィアはやれやれとばかりに溜息をついた。
「じゃあ無理やりおっきくしてあげる」
 不機嫌な声色に意地悪そうな喜びを混ぜ、レフィアはルーネスを抱き寄せてきた。
 顔面が汗に覆われた胸に塞がれる。
 自発的な変態行為で興奮が高まったせいか、匂いはさらに強まっている。
「おあいこじゃなかったのか?」
「このまま終わりじゃ嫌だから、サービス」
 そう言って自らシャツをまくり、ルーネスの鼻を中央から右胸へ、そしてさらに奥へと導いていく。
 濡れて通気性の落ちたシャツの中に充満した空気が嗅覚を攻め立ててくる。
 健康的で魅力的な肌の色しか見えない中、とうとう無理やり腋の部分にまで頭を押し込められた。
 そんなルーネスにとって至福ともいえる環境の中、レフィアは確認するようにペニスにそっと触れてきた。
「ほら、ちょっと硬くなってきたんじゃない?」
「これだけしてくれれば、さすがにな」
 ここまでしてくれるレフィアにどうしようもない愛おしさが込み上げるが、まだ勃起には至らない。
 何とかレフィアの性欲に応えようと、そして純粋に自分の性癖からも、ルーネスは夢中で汗にまみれた肉体を嗅ぎ続けた。
「……んしょ」
 その間、何かしているのかレフィアの身じろぎが伝わってきた。
 ようやくペニスが直線の形を成し始めた頃、ぽんと頭を叩かれた。
「顔出して」
「まだ挿れるのは無理そうだけど、いいのか?」
「いいから」
 顔中を濡らすような勢いの腋から胸にかけてをもっと堪能したくはあったが、渋々と頭を引き抜く。
 と、目の前に黒い何かが垂らされた。
 見慣れた、そして脱がせ慣れ味わい慣れたレフィアの靴下だ。
 重たそうな色になったそれを、レフィアはぽとりと落とす。
「……すっごく汗かいて、不本意だけどルーネス好みになってると思うから」
 何が、と聞くまでもない。もっとも、聞く前に押し倒されたのだが。
 腹の上にレフィアが馬乗りになる。
 柔らかな重みが心地いいが、自身も汗だくなせいでレフィアの濡れ具合が分からないのは残念だった。
 さすがに多少の逡巡を見せた後、裸の右足を持ち上げた。
「ほら、嗅ぎなさい」
 そして真っ直ぐ、ルーネスの顔を踏みつけた。
3489/20:2008/06/05(木) 00:30:42 ID:vNGWFwG3
 湿っているというより濡れている足の裏は、事前に舐め回したときよりさらに強い芳香――少なくともルーネスにとっては――を放っている。
 昼間の、風呂に飢えるほど熟成された足とはまた違い、新しい汗が噴き出て肌に馴染み、また噴き出てを繰り返して出来た濃厚な香りだった。
 マーキングするようにごしごしと、何度も顔面に擦り付けて来る。
 ちょうど足での性行為と同じような動きだ。
 その、普通なら不潔で屈辱的な行為を顔にされているという事実が、枯渇したと思われた性欲にじわじわと染み入ってきた。
「私の体の匂いなんかで性欲湧くならいくらでも嗅がせてあげるから」
 後ろ手にペニスの具合を確かめつつ、レフィアは踏み続ける。
「だから、もっと」
 足指が切なげに曲げられ、顔の皮膚を掴んでくる。
 生々しく野性を感じさせる匂いが絶え間なく嗅覚を刺激し、体内にまで入り込んでくるようだった。
「……勃ってきた」
 呆れた、情けなさそうな声が聞こえてくる。
「これだけレフィア漬けにされたら、どんなに死に掛けてたって勃つだ……むぐ」
 かかとを口に押し付けられ黙らされた。
「足よ足。こんなに汗でびちゃびちゃなのに。分かってるの?」
 仕方なく舌をかかとに這わせて返答とした。
 全体的にぷにぷにとしたレフィアの足だが、さすがにかかとは硬めだ。
「……変態。ほんっと、信じらんない。変態、変態」
 楽しそうだ。罵りぐりぐりと踏みにじってくるレフィアの様子を、ルーネスはそう評した。
 手で触れられていることと関係なしに、嗅覚への執拗な責めで股間は痛いほど膨張している。
 同時に、満足しかけていた『レフィアに挿れたい』という欲も限界まで高まっていた。
「もう大丈夫よね? 窒息してない?」
 足がどけられると、肌を赤らめたレフィアが欠片ほどの心配も見せず覗き込んでいた。
 裸にシャツ一枚の姿を見上げるというのはなかなか得難い絶景だったが、もう見るだけでは我慢できない。
「よし、しよう。今すぐしよう」
「私はさっきからそう言ってるけど」
 現金なんだから、と口を尖らせながらレフィアが体の上から降りる。
 そのまま上に乗ってもらってするのもよかったかなと思いつつ、ルーネスは起き上がり、ベッドの端でくしゃくしゃになっていたコートを取った。
「? コートなんか……」
「着たらもっと汗かいてくれるだろ?」
 半ば強引に、シャツの上から羽織らせる。
「ちょ、ちょっと、脱水症状にでもさせる気じゃないでしょうね!?」
「いいや、純粋かつ真摯にぐしょ濡れのレフィアとやりたいだけだ。他意はない」
「他意しかないじゃない!」
「まぁまぁ、脱水症状になったらなったで俺が愛情たっぷりにいろいろ液体補給してやるから安心してくれ」
「……その補給、さらに汗かいちゃう予感がするんだけど」
 呆れながら、レフィアが体を横たえる。
 先ほど繋がってから随分と間が空いた。
 もう一度レフィアの体を弄ってやった方がいいだろうとルーネスは親切心から思った。
「レフィア、ちょっと四つん這いになって」
「いいけど」
(いいのかよ)
 激しい抵抗に遭うと思っていただけに、思わず突っ込みそうになった。
34910/20:2008/06/05(木) 00:31:29 ID:vNGWFwG3
 レフィアは素直に体を俯せにし、膝を立てて腰を軽く持ち上げた。
 コートの裾から形のいい真っ白な尻が覗いている。
 そして、二つの穴もだ。
「もう後ろにも垂れてて、尻の穴が濡れてるみたいになってるな」
「……あのね、気持ちよくなりたいから我慢してるけど、恥ずかしくないわけじゃないんだからね」
「恥ずかしがってくれるからわざわざ言葉にしてるに決まってるだろ……ぐっ」
 太腿の間から本が飛来して腹にめり込んだ。
「いいから。それで、どうするの?」
「あ、ああ。さすがに俺もあと一発が限界だし、万全を期すためにレフィアをたっぷり気持ちよくしてから挿れようと」
「……そういうことなら、まぁ」
 やはり大分基準が緩くなっている。普段ならもう一、二冊着弾してもいいぐらいだ。
 あっさりと許可が下りたことに若干の物足りなさは感じたが、ともかくルーネスは垂れる体液を掬うように下から女性器に触れた。
「ひゃっ……」
 割れ目の縁をなぞっただけでレフィアの尻はむず痒そうに揺れた。
 漏れ出る体液を押し戻すように性器へ塗り付けていく。
 どう触っても反応するレフィアだったが、特に割れ目の端、ごく小さな突起に触れたときの反応が顕著だった。
 身体が大きく跳ね、肛門がきゅっと締まるのが見える。
「クリトリスってのだよな。ここが一番気持ちいいのか?」
 振り向きもせずに首が縦に振られるのが見えた。
「じゃあいっぱい触ろうな」
「や、やぁぁっ……!」
 下手をすると痛みを生みそうなほど敏感なのはよく分かった。
 言葉とは裏腹に、ごく優しく指の腹で転がす。
 それだけで十分反応が返ってきた。
「やぁっ……んっ!」
 掌に、直に体液が滴り落ちて溜まっていく。
 それを性器へと揉むように擦り込み、ほぐしていく。
「ここの触り方よく分かんないけど、こんなんで……いいみたいだな」
 レフィアは息を荒くし、我慢できないといった風に腰をくねらせている。
 試しに中指を浅く割れ目へとめり込ませてみれば、口でしゃぶられるように粘膜に呑み込まれていった。
 すると感極まった、熱く湿った溜息が聞こえてくる。
「なんていうか……エロい体になったよな、レフィア」
 興奮半分、呆れ半分でルーネスは呟く。
 経験のせいか気分のせいか、完全に体が快感を受け入れる体勢を整えてしまっている。
 尻を撫で回せば細かく震えて蜜を滴らせ、腿をぷにぷにと押せば今にも崩れ落ちそうになる。
 そして、一番よく見える肛門は快感を得るたびにひくひくと物欲しげに震えていた。
 突っ込みたい。性器に対して抱いていた欲望が、尻の穴にもその矛先を向けた。
 が、今挿入すればすぐさまレフィアは達してしまい、後々文字通り死ぬほど怒られるだろう。
 だからルーネスは妥協案を採った。
35011/20:2008/06/05(木) 00:32:14 ID:vNGWFwG3
 中身を垂らした後放り捨てられた避妊具を拾い、裏返しにして指に装着。
 表についたレフィアのぬめりを指先に感じながら、まばらに白く汚れた裏側をレフィアの尻の穴にねじ入れた。
 残った精液は少なかったが、元々膣から垂れた体液で濡れていたこともあり、割合スムーズに指は沈んでいった。
「あぐっ……や、やぁぁぁっ!」
 痙攣に等しい震えが指から伝わり、括約筋が第二関節をきつく締め上げる。
 慣れてはいたはずだが、快感が強まっているせいかいつもよりさらにきつい。
 直腸を指先が掠め、肛門の締まりを指が邪魔する感覚だけで尻を大きく振って悶えている。
「や、やだぁっ……! 今、お尻、ほじられたら……すぐ、イッちゃぁ…う……!!」
 呂律の回らない口調で抗議するが、ルーネスとしてもこのままレフィア一人を絶頂へ導くのは本意ではない。
 深く指を突っ込んだまま、じっと動かさずにレフィアを観察する。
「……?」
 中を弄らないことを怪訝に思ったのだろう、レフィアが目の端に涙を浮かべて振り返る。
「いいからいいから。このまま素直に感じてろって」
「感じろって言われても……」
 困ったように眉を下げる。
 が、事はルーネスの目論見通りに進んだ。
 汗が肌をくすぐった拍子か、それともただの生理的な反応か。
「んっ……ひ、ひゃぁ!」
 肛門が無意識に収縮したことで、レフィアは性感を得て悲鳴をあげた。
 さらにそれが連鎖的に肛門の震えを生み、何度も指をきつく締め、反作用で指から圧力を受ける。
「や、やぁっ! やめ…っ! お尻、やめてぇ……!」
「俺は特に何もしてない。レフィアが勝手に感じてるだけ」
 湿った尻肉を揉みほぐし、その柔らかさをゆったりと堪能する。
(尻餅ついても大丈夫そうっていうか餅みたいな尻だなぁ)
 などとのんびりしたことを考えてはいるが、一度鎮まっていた股間のものは触れてもいないのにそそり立ち脈打っている。
 何しろ絶え間なく肉としての柔らかさと湿り気が指を避妊具ごと締め上げ、喘ぎが聴覚を愛撫してきているのだ。
「指、抜いてっ……! 熱くって、むずむずして……ほんとに、イッちゃう……!」
 ベッドが軋むほど身をよじり、それが密着した粘膜と指をますます擦れさせ、よりレフィアを昂ぶらせる。
 痺れた足をぶつけて悶絶し、さらにぶつけて苦しみが加速してるのを見ているようだった。
「一人で盛り上がってずるいな。ちょっと交ぜてくれ」
 そう言って、くいっと指を軽く曲げてレフィアの中を撫でた。
「っ――!!」
 指が千切れる。そう錯覚するほど強く、痛く、レフィアは肛門を締めた。
 腹を中心に何度も体を震わせ、垂れた体液でべとべとの膝を擦り合わせる。
 絶対に認めないだろうが、きっとレフィアは軽く達していたのだろう。
「っはぁ……! んっ……はぁ……!」
 辛そうながらも艶っぽい息を吐き、倒れこみそうな様子を見せながらもレフィアは四つん這いの姿勢を崩さない。
 エリクサーを取り出すべきか、快楽に酔ってる間に性交へなだれ込むべきか。
 ルーネスが逡巡する前に、レフィアは既に答えを出していたらしい。
 ただ無言で、尻をぐぐっと高く掲げた。
 蜜の滴る女性器とひくついた肛門の両方がよく見える、紛れもない誘惑の姿勢だった。
35112/20:2008/06/05(木) 00:33:24 ID:vNGWFwG3
「……欲しい」
 請う声の色は既に涙声に近い。
 片頬をシーツに付け、眼鏡のつるをこめかみに食い込ませて振り返る顔も、単純に色情だけでない複雑な思いに彩られている。
 その内心を全て理解できるわけではなかったが、それらの感情全てが性交を望む方向を向いていることだけは分かった。
 もうお互い心身ともに出来上がっており、止めるという選択肢は存在しない。
 膝で立ち、先走りと唾液でぬるぬるする亀頭をレフィアの中心へと向けた。
 すぐ後に訪れる快感とレフィアの反応を想像してより興奮を高め、腰をレフィアへと近づけ――
 ――その寸前で、正気に戻りはしないものの重大なことに気づいた。
「……危ね。付けないままするとこだった」
 視界の端に、先ほど尻に突っ込んだ避妊具が映ったのが幸いだった。
 それを指先で摘んでレフィアに見せ、もう一つ渡すよう催促する。
 が、レフィアは不満そうに唇を噛んだ。
「……それより早くしたい」
 それがどういう意味なのか分からないはずがなかったが、ともかくレフィアは変わらず尻を見せ付けた。
 早く突っ込めと言わんばかりに堂々と、自分の女性そのものを見せ付けている。
「あー……っと」
 自分の思考がおかしくないことを確認し、いささか間抜けな溜めの後にルーネスは苦笑した。
「付けないと妊娠するだろ」
「……してもいい」
 すぐさま返ってきた返事はとんでもないものだった。
 疲労は取れていっているだろうに呼吸はますます荒く、肌は風呂上りのように朱に染まっている。
 言葉だけでなく体全てを使って挿入をねだっている。
 レフィア自身という最大の関門が許可した以上、生での性交を阻害するものは何もない。
 直に絡みつくレフィアの中の襞を想像し、腰が勝手に動きそうになる。
 しかし、その欲望を全力で押さえつけ、ルーネスはコートに覆われた背中に手を置いた。
「……落ち着けって。俺、責任とかまだ取れるか自信ないし。気持ちよくなりたいのは分かるけど体は大切にしろよ」
 快感のために滅茶苦茶に踏まれるなどした自分のことは棚に置き、ルーネスは性感を刺激しないようそっと撫でる。
「やだ。すぐしたい」
「付けたらすぐにでもやるから」
 なだめ、言葉をかけるうちに、物理力すら持っていそうなレフィアの欲望が多少軟化するのが分かった。
 次第に呼吸が『異常な興奮状態』から『激しい興奮状態』程度にまで落ち着き、肩の辺りから力が抜ける。
 先ほどの言動を恥じるように一度首を振ると、涎にまみれた唇を肩口で拭いた。
「……かっこつけちゃって。後で後悔しても知らないわよ」
 何とか自分の体の安全を考えられる程度まで冷静になったのか、レフィアはぞんざいにポケットから避妊具を投げてよこした。
「うんまぁ、多分これから毎晩思い出して頭を抱えるな」
 惜しいことをしたと、既にそんな思いで溜息が出そうだった。
 一度我慢した以上、この先相当の長きに渡ってレフィアは避妊に全力を尽くす気がした。
 だが、それでも間違った選択をしたとは思っていない。
 慣れない手つきで避妊具を装着しながら、撫でる手を背から尾てい骨、臀部へとスライドさせていく。
 全身に根を張った性感は生きており、それだけでまた肛門が引き締まる。
「レフィアがちゃんと落ち着いて止めてくれなきゃ、俺が欲望に忠実に暴走できないだろ」
「何言ってんだか。いっつも自分のしたいようにするくせに」
 レフィアが振り向くことはなかったが、その言葉に棘は無かった。
35213/20:2008/06/05(木) 00:34:29 ID:vNGWFwG3
     *     *     *
 実際にはルーネスが思っているほどにレフィアは性欲に溺れていなかった。
 もちろん、挿入されたいという欲望が痛いほどの切なさになって全身を疼かせていたのは間違いない。
 が、妊娠してもいいと言った時点で、レフィアは勢いでも自己暗示でもなく冷静に考える思考力を辛うじて残していた。
 それを言葉にまでしたのは興奮の為せる業だとしても、その瞬間レフィアは確かに自分の心身全てをルーネスに委ねていた。
 とんでもないことを言ったとは自分でも思うのだが、不思議と後悔はない。
(……そっか)
 腑に落ちた。
 自分の心がすんなりと理解でき、妙に晴れやかな気分になる。
(そんなにこいつのこと好きだったんだ……私)
 今更ながらそんな簡単なことを再認した。
 性欲のぶつけ合いの中で育まれた感情だとしても、それが嘘や勘違いだとは少しも思わない。
 まともな、思い描いていた恋人らしいことを何一つしていなくても、ルーネスの愛情を疑うことはない。
 あらゆる箇所に欲情してくれる変態が、いつの間にか本気で好きになっていた。
 自分の胎内に子供を宿してもいいと思える程度には。
 だから、ルーネスが落ち着いてしまったのはほんの少し残念だった。
(でも、嬉しかった)
 肉欲の権化のくせに、自分の体のことを考えてくれたのが嬉しかった。
 ただ、本人が自制を表明したからにはもっとずっと先、生活が安定するまで絶対中には出させまいと心に決めた。
 いつか自分が生み、名づける子供のためにも。
(でもまぁ、我慢できなくなったら避妊具に金の針で穴でも開けてやろっと)
 恐ろしいことをあっさり考え、意識を現実へと引き戻す。
 シーツと自分の腕しか見えない中、皮膚感覚でルーネスが自分の腰に触れたことを知る。
 生でない男根が内腿を擦りながら脚の間へ侵入してくる。
 反り返った先端が膣口を掠め、心拍数が一気に跳ね上がった。
 すぐには挿入せず、しかし焦らすわけでもなく着々と準備を進めていく。
 腰が押し進められ、涎のように垂れる体液を絡め取っていく。
 そのレフィアの汁でぬるぬるになった亀頭が下からクリトリスを撫で付ける。
「んっ……! ああぁっ……!」
 堪えきれない喘ぎが漏れる。
 膣を中心に全身を苛む性欲は、飢えというよりは欠けに近かった。
 自分一人ではどうしようもない。補ってくれる何かがないと絶対に満たされない。
 その補ってくれるものが割れ目を執拗になぞり、尻を揉みほぐしてくる。
 耐えられず、レフィアは再び理性を介さない本能からの言葉を発した。
「挿れて……! ルーネスのおっきいの、私に挿れて……!」
 こんな興奮状態ですら恥ずかしい台詞に、思わず目を瞑る。
 この発言を取り上げられて言葉で虐められたい。
 無理矢理もう一度言わされ、恥ずかしさでルーネスを蹴り回したい。
 倒錯的な予測と願望を交え、膣に意識を集中させる。
 ガチガチの亀頭が割れ目をこじ開けた。
35314/20:2008/06/05(木) 00:35:12 ID:vNGWFwG3
 バックからの挿入は、先ほどとは違う粘膜を強く刺激してきた。
「熱っ……は、入ってる、入ってくる……!」
 レフィアの未熟な体にとっては大きすぎるペニスが触覚だけでその侵入を教えてくる。
 体の準備のせいもあるだろうが、二度目よりさらに苦痛は減り、快感は大きく増していた。
 ペニスの太い部分が膣内を拡げるたびに、泣きそうな息が腹を震わせる。
 挿入はゆっくりとしたもので、体にかかる負担は少ないはずなのだが、それでも言葉にならない声が出てしまう。
 汗で滑る臀部を鷲づかみにされ、肛門をよく見ようとするように尻の割れ目が広げられる。
 全身を襲う性感に、自覚できるほどに肛門がひくひくと細かく震えて止められない。
 それを見られているかもしれない。いや、間違いなく見られている。
「可愛いな、レフィアの尻の穴」
「……やっぱり見てた……」
 指で弄ばれた直後だ。今更恥ずかしがるのが間違ってるのかもしれないが、それでも見られたいものではない。
 必死に閉じようとするのだが、挿入の感覚で力が抜けた瞬間に押し広げられ、遠慮の無い視線を浴びせられる。
 こじ開けられた性器も見られていると思うと、今の自分の無防備さを改めて思い知ってしまう。
 コートまで着せられたはずなのに、全裸のときより恥ずかしかった。
 無限に思える時間を経て、ルーネスが根元まで入り終えた。
「挿れるのは楽になったのに、やっぱすげぇキツいな」
「はっ…ふ……ルーネスのが、大きいせいでしょ……」
 熱い。
 自分の体だということを忘れそうなほど、結合部が火照り、痺れる。
 痺れているのにまるで感覚が鈍らず、むしろ敏感になっているのが奇妙だった。
「じゃあ、続けるぞ」
 言葉とともにルーネスの上半身が背中に覆いかぶさってきた。
 コート越しの体温を感じ、次いで回された手が乳房を掴んだ。
 指先が乳首を探り当てるのと同時に、腰がゆっくりと前後動を始めた。
「ひゃっ……! あっ、ふわぁぁん!!」
 はしたない喘ぎと唾液が口から溢れ、膣からの快感が全身を駆け巡る。
 どうしようもないぐらいはっきりとした性感だった。
 粘膜に受ける摩擦が、胸への痛いほどの愛撫が、自分の体から生まれているのが信じれないような快感を叩き付けてくる。
 後頭部には至近距離からのルーネスの息がかかり、それすら心地いい。
「っく……レフィア、コートまで汗でぐしょ濡れだぞ」
「分かっ…てるわよ……! あん! ひっ…く……!」
 コートの内側、さらにシャツの内側で次々と自分の体が汗を吐き出し続けている。
 全身を重たく濡らす体液は、香水をつけていても無駄と思うほどに肌をぬめらせる。
 どうせここまで徹底的に汚れたならルーネスに嗅がせて喜ばせたい。
 そう思いはしても、この体位ではどうしようもなかった。
 されるがままで、動くにしてもひどく不自由な体勢。
 快楽に溺れながらも、ふと不安が忍び寄ってきた。
35415/20:2008/06/05(木) 00:35:57 ID:vNGWFwG3
 動物のようであることや、まるで犯されているような体勢であることはルーネス相手なら気にならない。
 快感もこれまでの漠然としたものでなく明らかに絶頂に繋がっているもので、このまま突かれていれば程なく達するだろう。
(……でも、なんか……違うかも)
 正確にはここまで理性的な言葉として思ったわけでなかったが、ともかく違和感を感じた。
 誘ったときはただ繋がって気持ちよくなればいいと思っていたが、どこか自分の望んでいた性交と違う。
「はっ…ぐ……ルーネス……!」
 その呼びかけを更なる行為を求めてのものと思ったのだろう、背中が強く抱き締められ、腰の動きが速まる。
 シャツごと乳房を揉みしだく手に触れようとしても、力が入らず腕が持ち上がらない。
 止めなければこのまま達してしまう。
 しかし意識が飛んでしまいそうなほどの性感のせいで言葉も体も満足に使えない有様だった。
 何とかしなければならない。幸い、その思いが強硬手段を閃かせてくれた。すぐさま実行に移る。
「てっ」
 ルーネスが小さく苦悶の声を上げ、腰を止める。
 コートの中から滑り出てきた本に手をぶつけて、である。
「……ほんとどうなってんだ学者……で、どした?」
 いい所で邪魔されたという思いはあるのだろう。少し声が不満そうだ。
 実際、レフィアも自身の肉体から文句を言われているような気分だった。
 ペニスは入ったままで、快楽は続いているが、それでも何とか声ぐらいは出せそうな状態に落ち着いた。
 シーツと口の間に引く涎の糸を見ながら、レフィアは必死に訴えた。
「はぁ……はぁ……気持ちい、けど、でも……」
 何とか首を巡らせ、ルーネスの目を見つめる。
「この格好じゃ、ルーネスの顔、見えない……!」
 自分の体で快感を得てくれている顔を、意識の飛びそうな自分を見守ってくれる顔をちゃんと見ていたい。
 触れられるのを待つだけでなく、自分から触れて抱き締めて安心したい。
 少なくとも経験が浅く不安の多い今は、後背位では自分の求めているセックスはできそうになかった。
 苦笑混じりの溜息が聞こえる。
「しょうがねぇな。後ろからってのはじっくり慣らしてくとして、今日は真正面からするか?」
 舌足らずな要求が届いた。
 先ほどの尻と同じく勝手に蠢く自分の粘膜のせいで快感に悶えながら、レフィアはシーツを顎で打つように頷いた。
 ルーネスの体が離れ――そのことに我ながら身勝手な寂しさを感じ――奥まで突っ込まれていたものがずるりと引き抜かれる。
「んぁぁっ!」
 男根の張り出した部分が膣内の襞を掻き、その感覚に身を縮めた。
 掻き出された分泌液がシーツの染みをより濃いものにしたのを脚の間から覗き終えると、限界とばかりに膝を畳んで突っ伏した。
「ほら、こっちは休む気なんかないぞ」
 抱き起こされ、それでも力が入らずルーネスの体にしなだれかかる。
 くるりと体を回され、正面を向かされる。期待した通り、ルーネスの興奮した表情がそこにあった。
(……やっぱり見えてると安心するなぁ)
 ぼんやりとそんなことを考えていると、脚を左右に広げさせられ、その間にルーネスの体が入ってきた。
 当然、座ったまま抱き合う格好になる。
 湿った首筋に顔を埋め、レフィアは幸せそうに脱力した。
「腰浮かしてくれ。このまま挿れるからさ」
 快感の残り火でふらついたまま、レフィアは素直にルーネスの指示に従った。
 手を突っ張って腰を上げると、ルーネスがその勢いで軽くレフィアの身体を持ち上げた。
 天を仰いでいる男根の上に膣口が乗る。
 後はルーネスが力を緩めるだけで、再び一対の性器は絡み合っていった。
35516/20:2008/06/05(木) 00:36:41 ID:vNGWFwG3
「うぁ……ぁ……」
 重力のままに自分の膣がペニスを呑み込んでいくのを、陶然とした心地で知覚する。
 他人の体の一部を自分の体内へ受け入れるのはどこか背徳的で、しかしどこか安心できる感覚だった。
 本来の役割を果たそうと、粘膜も蠕動して男根を奥へと誘っていく。
 いくらゆっくりとはいえ、持ち上げられた高さなどたかが知れている。
 程なく、レフィアとルーネスは根元まで深く繋がった。
「っ……全部入ったぞレフィア。……レフィア?」
 息遣いを感じるほどの距離で、ルーネスが不思議そうな声を出す。
 レフィアは固く目を閉じ、息をつめて眼鏡をふるふると揺らしていた。
「っ…ぅぅ……! んっ……!」
 その心中では、至って単純な思いが渦巻いていた。
(気持ちいい……!)
 肺で固まりそうなほど詰めた息を、震わせながら吐き出す。
 もう身じろぎで快感を逃がすこともできず、体内で暴れ狂う性感にレフィアは目を閉じることぐらいしかできなかった。
 違う、もう一つあった。制御できるかはともかく、手は今自由だ。
 自分の感じている快感をなすり付けるように、レフィアは手指を強くルーネスの背に食い込ませた。
「いててっ。引っ掻くなよ、頼むから」
「……大丈夫。動いて」
 引っ掻かない自信がまったくなかったが、ともかくレフィアはそう囁いた。
 絶頂が続いているかのような快感が絶え間なく下半身を舐め回してきている。
 だというのに、もっと欲しいという欲望がどうしても抑えきれなかった。
「じゃあ、今度こそ一緒に最後までいくぞ……っ」
 言葉より早く、ルーネスが僅かに腰を引き、次いで突き上げてきた。
「あっ……あっ……!」
 限界だと思っていた快感が、さらに上乗せされる。
 身体がより密着し、肌を覆い尽くす汗で滑り合う。
 むっとするような濃密な匂いが立ち上り、嗅覚を満たしてくる。
「レフィアの体、もう濡れてないとこ、ないだろ?」
 突き上げるたびに荒い息継ぎをし、ルーネスが嬉しそうに問う。
 確かに、コートの内にも外にも染みがはっきりと滲んでいる。
「はっ……! なんか、もう……汚れすぎて、麻痺しちゃって……ひぅ!」
「じゃ、代わりに俺がちゃんと確かめてやらないとな」
 ルーネスが無理矢理コートの襟元へ顔を突っ込み、首の振りで前をはだけさせてくる。
 オイルでも浴びせたようだった。
 滝のような汗で濡れきった肉体が露わになり、月明かりで煌く。
 体臭そのものといった香りが広がり、レフィアは眉を寄せる。
 それでも構わず、ルーネスは胸の中心の汗で顔を濡らす。
 音を立てて吸い、大きく腰を突き上げる。
「今までで一番汗臭いな」
「っ……! だって……ルーネスが……!」
「褒めてるんだって」
 分かってる。分かってるのだが女としてそんな褒められ方で喜ぶわけにはいかなかった。
35617/20:2008/06/05(木) 00:37:36 ID:vNGWFwG3
 あまりに濡れすぎてもう汗をかいているという感覚がない。ただシャツとコートの重さだけが事実としてのしかかっている。
 そんな衣服の内に手を滑り込まされ、生の背中を直に抱かれる。
 身体がより密着し、小さく舐めずるような音が触れる全ての箇所から響く。
 篭もった熱気と湿気にまみれていた肌に、他人の体温が心地いい。
 肌の触れ合いを汗が仲介し、濡れた感触をもたらす。
 それがただ抱き締め、撫でるだけの行為を必要以上に淫猥なものに感じさせ、性器を疼かせる。
 接触した部分から融け合って一つになっていく錯覚を覚えるほどに甘美な抱擁だった。
「んっ……くふぅ……! ルー、ネス……」
 名前を呼ぶと、根元まで押し入れた腰を愛しげに擦り付けてくる。
 腰が勝手に動いて快感を貪る。
 喘ぐのに忙しくて飲み込めない唾が垂れ落ち、胸を味わうルーネスの顔を汚していく。
 自分の意思でではないにせよ、汗と唾液でルーネスを汚すのは思いの外興奮を高めてくれた。
(……やだなぁ。顔に射精してくる気持ちなんて一生分からないって思ってたのに)
 苦笑する余裕はなく、心の中だけで笑うと、性交に意識を戻す。
 降り注ぐ唾液に反応したのか、ルーネスが見上げてくる。
 少し唇を突き出すようにすると、意を汲んですぐさま唇を重ねてくる。
 まだ顔が精液にまみれているが、それすらも気にせずにである。
(向こうは私の唾と汗だらけなんだから、おあいこよね)
 もっとも、靴下を被せての舌での行為を行わされたりしてるので嫌悪感は薄かったが。
 ともかく夢中で唇を合わせた。
 興奮が強すぎ、体の動きが激しすぎ、キスという行為からは程遠い。
 ただ相手の目を見つめ、唇に触れた部分を啄ばみ舐める、反射的で本能的な行為。
 それでもよかった。
 ルーネスの行為や表情が見え、自分からも愛撫できるなら何も不満はない。
 高まることを許された快感が指先まで染み渡り、絶頂へ向けての恍惚感が満ちてくる。
 もはや呼吸することすら気持ちいい。
 ルーネスの背に爪を立ててもまるで紛らわせることができなかった。
 快感は圧倒的な勢いでこれまで築いてきた自分の感覚への認識を破壊していく。
「ひぐっ……! 気持ち、よすぎ……! わた…私の体……どうなって……!」
「はぁっ、はっ……ものすごくエロい顔してんな。ずっとイキっぱなしみたいだ」
 ルーネスの方も限界が近いようで、叩きつけるような激しさで腰を突き上げてくる。
 限界まで張り詰めたペニスが必死に締まろうとする膣をこじ開け、摩擦する。
 下半身の筋肉を通る神経が壊れたのではないかと思うほど色んな箇所がひくひくと痙攣し、だというのに感覚は鋭くなる一方だ。
 性感が脳まで回り、愛し合っているという幸福感を過剰なほど増幅して全身に流してくる。
 レフィアのその瞬間が訪れたのは、唇を重ねたまま息を大きく吸い込んだその時だった。
35718/20:2008/06/05(木) 00:38:54 ID:vNGWFwG3
(っ……! もう駄目、無理、これ以上無理……!! 体、壊れちゃう……!)
 押し固められ密度の高まった快感が、音を立てて弾けるのを感じた。
 ところどころ朱に染まった白磁の体が、弓なりに反る。
「いっ……あっ……! ひっ……あぁぁぁぁぁん!!」
 夜の静寂を壊し、レフィアは苦しいほどの快感に悲鳴を上げた。
 酩酊したのではないかと思うほど感覚が狂い、唯一はっきりしている快感が細胞の一つ一つまで食い荒らしていく。
 これが自分の肉体の仕組みとして発生したのが到底信じられない。
「熱い……! ルーネス、ルーネス……! 熱いの、止まんな……あっ、ふぁぁぁっ!!」
 叫びと共に性器が限界まで締まり、包み込んだ男根に凄まじい圧力を加える。
「俺ももう……! レフィア……っ!」
 受精させたいという本能としてか、最奥まで突き上げ、ルーネスのペニスが震える。
 何度も何度も脈打ち、しかしレフィアの粘膜を汚すことはなかった。
 避妊具がなければ間違いなく妊娠していた。そういう確信が持てるほど長い射精だ。
 そしてそれ以上に長いのがレフィア自身の絶頂だった。
「あっ……! ぅあぁっ……!」
 止めるための信号が伝わらなくなったかのように、人生最大の快楽が次から次へ押し寄せてくる。
 圧倒的な性感の波の前に、自分の体がちっぽけなものに感じられて不安だった。
 気を抜くと体が浮き上がってしまう、そんなことを本気で考えてしまうほどに。
 幸いだったのは、その不安を打ち消せるものが何か体がしっかり記憶していたことだ。
 目の前にある愛する者の体を全力で抱き締める。
「ルーネス……! ルーネス……はふ……うぅ……っ!」」
 何もかもが不安定な絶頂の中にあっても、ルーネスが世界で一番近くに居るということだけは確かだった。
 火照った自分より体温の低い、しかし温かな体に縋っているうちは安心できた。
 しかし縋るという行為を行うだけにも今のレフィアにはセーブが効かない。
 爪が肉に食い込むのが分かるが、どうしようもなかった。
 ひたすらルーネスの名前を呼びながら、溢れる快感に身を委ねた。
 ルーネスは痛みに対して呻きや恨みを漏らすことなく、ただ優しくレフィアと目を合わせていた。
 乱れる自分を見られるのが恥ずかしいと思えるほど正常な状態ではない。
 逆に、愛し合った果ての幸せにまみれた痴態を全て見届けてほしいぐらいだった。
(よかった……ちゃんと、最後までできた……)
 獣のように快感に打ち震えつつ、頭の片隅で安堵と幸福感に浸る。
 体力を全て絶頂に消費し尽くすまで、レフィアは咽び泣きながらルーネスに縋り続けた。
35819/20:2008/06/05(木) 00:39:52 ID:vNGWFwG3
 狂騒が終わると、そこには窓の外から聞こえてくる草木と虫の音に彩られた、平凡な夏の夜の静寂があった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 絶頂の間張り詰めていた筋肉が一気に緩み、人形のようにルーネスの体にもたれ、荒い呼吸を繰り返す。
 萎んだペニスが自然と抜けると、ルーネスは一度だけ口づけてレフィアをベッドの上に横たわらせた。
 そして自身は起き上がって窓を開ける。温い夜風も、火照りきった体には涼しく感じられた。
 薄い胸が深呼吸で上下するのを他人事のようにぼんやりと眺め、レフィアは先ほどまでの行為に思いを馳せた。
(凄かった……)
 初めてルーネスを射精させたときや初めて尻でしたときの何倍も衝撃的だった。
 短い時間に初体験の激痛から最高の絶頂まで一度に体験し、感覚がどうにかなってしまうかと思った。
 そのどちらも今は治まり、心地良い疲労だけが残っている。
 両手を顔の上にかざす。爪と指の間に赤い血がこびりつき、もう固まり始めていた。
 戻ってきたルーネスは精液を満載した避妊具を結んで放ると、レフィアに寄り添い寝そべった。
 寝転がる直前に少し見えた背中には、はっきりとレフィアの十本の指が付けた傷痕が残っている。
「……ごめんね」
 気絶すれすれの状態だったとはいえ、自分がやったことに違いはない。レフィアはルーネスの額に額をくっつけて謝った。
「ん?」
「背中。ポーション使う?」
 ルーネスは眼鏡を指先で弾くと、解けかけたお下げをぽんと叩いた。
「いいさ。勲章みたいなもんだし、残しとく」
「でも、私の方の傷はエリクサーで治したのに……」
 申し訳ないと思っているのか、行為の証を独り占めしているのをずるいと思っているのか、自分でも分からなかった。
 レフィアが微妙な気持ちを抱えていると、ルーネスは傷と疲労を感じさせないほど爽やかに笑った。
「そんなに悪いもんでもないぜ。痛むたびにレフィアの最高に可愛いイキ顔思い出せるし」
「忘れなさい」
「いてててててさすがに傷跡を引っ掻くのはどうかと思うぞ」
 確かにそうだ。また液体としての血をまとわりつかせた指をルーネスの背から離す。
「忘れた?」
「犬みたいに出した舌から垂れた涎がキラキラ光って綺麗だったことは覚えてる」
「忘れなさい」
「うわ痛い痛い死ぬ死ぬ」
 嬉しそうに悲鳴を上げるルーネスを見て、これ以上制裁を与えても無駄だと悟る。
 溜息をつく。
 最後の一線を越えた上でも、自分たちはどこまでも自分たちのままだ。
 ルーネスは変態のままで、自分はそのせいで羞恥の感情を常に沸騰させられる。
 べとつく体を密着させ、体内に残った余韻に浸りながら目を閉じた。
 コートとシャツを重たく濡らす汗が冷え、程よく体を冷ましてくれる。
 ルーネスもその濡れコートが気持ちいいのか今度はコート越しに抱き締めてきている。
 性欲はすっかり満ち足りて、久々にお互い純粋で穏やかな気持ちのまま抱き合うことができた。
 自然と笑みがこぼれる。
 どろどろに汚れ、今にも眠ってしまいそうなほど疲れていたが、一つ確信できることがあった。
(私、今世界で一番幸せな女だ)
 二番手以下には申し訳なかったが、それは譲れなかった。
35920/20:2008/06/05(木) 00:41:24 ID:vNGWFwG3
 冷えた学者のコートは涼を取るにはよかったが、一つ問題があった。
 自分たち二人を取り巻く空気を吸い込み、苦笑する。
「汗臭いね。私もルーネスも」
 ひどい有様だった。むせ返るような汗の香りは元より、乾いた唾液や精液、あらゆる体液の匂いがはっきり嗅ぎ取れた。
 ベッドには人型の濡れ跡と、その股間の部分に子供が漏らしたような大きな世界地図が刻まれている。
 そして、点々と赤い痕も残っている
 全て、ルーネスと愛し合った痕跡だ。
「シャワー浴びるか?」
 普段であれば、行為の後にレフィアは体を洗う。徹底的に洗う。
 しかし、レフィアは首を横に振った。
「いい。今夜は汚いままでいたい」
 勿体無いと思った。ルーネスを興奮させる匂い、自分が絶頂に至るまでに撒き散らした匂いに包まれていたかった。
「じゃ、汗臭いまま寝るか」
「うん」
 ――二人で、一つのベッドで眠りにつく。
 激しい感情が通り過ぎて麻痺しかけていた胸が、ほんのりと温かくなる。
 眠りに落ち、目が覚めてもそこにルーネスがいて、また一日一緒にいられる。
 そんな日々がこれから続く。
 それは、絶頂が終わらないよりなお心を蕩かせる事実だった。
「どうした?」
「何でもない。寝よ。ほら、おいで」
 コートとシャツの前を掴んで開き、裸身を見せ付けて腕を広げる。
 ルーネスは躊躇わずその中へ潜り込んできた。
 その体も丸ごと、布団代わりだというようにコートで包み込む。
 眼鏡を外して枕元に置く。お下げを解いて指でほぐす。それで準備は終わりだ。
 文字通りべたべたと引っ付いて目を細めているルーネスを撫で、笑う。
「嬉しい? 私の汗に汚されながら寝られて」
「最高に」
「変態」
 優しくそう囁き、自分もルーネスを抱き返す。
 力を抜くと、待ちかねたように眠気が押し寄せてくる。
 抗えない。思考も何もかもがたちまちぼやける。
(あ、終わっちゃう――)
 特別な、最初の夜が終わる。
 今夜、ルーネスに何か伝えられるとすればあと一言だけ。
 それ以上は意識を保っていられない。
 だからレフィアは唇を微かに開き、
「――」
 何も言わず、その身体を擦り付けた。
 それで十分だった。
 ルーネスもまた、抱く腕にほんの僅かな、しかし確かに意思の篭もった力を込めた。
 それで十分だった。

 二人同時に意識が落ちる。
 その寝顔は、安らかな表情を浮かべていた。
 お互いの肉体の分泌物だけで汚れ、一着のコートに包まれて眠る男女。
 どこまでも奇妙で、どこか歪な愛情を交わし合っている男女。
 彼と彼女がどれほど幸せかなど、二人だけが知っていればいいことだった。
360名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:42:06 ID:vNGWFwG3
以上で完結。二年近い長きに渡りお付き合いいただき感謝。
いずれまた何か書きます。
361名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 00:50:40 ID:pE3/H4kF
一番乗りだ。こんなエロくてうまい文章見たことねぇ。
362名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:10:54 ID:GnMrY1f4
eroi!!!

ずっと期待してます
363名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:22:06 ID:87qXMWNN
最高。
もうほんと最高。
364名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:36:48 ID:m+bjR7rf
ずっと追っかけてきたけど
何かもう、ほんとに有難う!ありがとう!
365名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 01:52:39 ID:eCOAfEyw
あまりに大作すぎて感想が全く思い付かない。
お疲れ様でした!
366名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 02:16:44 ID:ZzV1x8+k
終電で帰ってきて、疲れ果てているはずなのに、夢中で読みふけった。
ただ一言。最高でした。
今まで本当に有難う!これからもよろしくお願いします!

367名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 12:14:58 ID:qlieV3Lf
このスレの住人として最初から最後まで読めたことを誇りにさえ思う。
あんたはオレの知る限り最高の二次エロライターだ。
素晴らしかった!
368名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 12:19:43 ID:D+fgXpVK
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
369名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 15:11:47 ID:zvCYluE7
待ちに待って待った甲斐があったよ
神様ありがとう
あんた本当に最高だよ
370名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 17:34:36 ID:Bf/MR6RO
やばい…本気で目が熱い…
これ投稿した後くらいには本物の涙出そう
もう、敢えてシンプルに言う。
 ありがとう
371名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 21:40:37 ID:D98SW9Lf
長い間の執筆、お疲れ様でした。
まさかこんなすがすがしい終わり方をするなんて思いもしなかったです。
こんな素晴らしいssを読ませていただいてありがとうございました!
372名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 00:17:25 ID:FQlVy1ji
作品投下とGJと乙くらいしか書いてこなかったエロパロ板で、まさか感謝を述べることになるとは。
ありがとう作者。あなたの作品を待っているときも読んでいる最中も読後の余韻も
とても素晴らしい時間だった。これからもそうであることを願うし、
俺もSS書きをもっと頑張ろうと思う。また、そのうち。
ありがとう。お疲れ。
373名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 06:33:54 ID:aWDJMFxG
最後の最後で大作とは…
神よ、素晴らしいSSをありがとう
374名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 14:45:44 ID:WOtw3zHX
作者様、お疲れ様でした。
ずっとずっと楽しく読ませてもらいました。
375名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 21:38:45 ID:pcZxxdQ6
この天才め!
ありがとう、本当にありがとう。

二人が幸せならそれでいい。

サラグズつづきも、またぜひおねがいします。
376名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 12:49:38 ID:P0l2NpFA
ドロドロの汚いセクロスが美しすぎる
377名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 16:18:37 ID:GSIDVTv3
変態レフィアがオワテしまた・・・・゜・(ノД`)・゜・。
378名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 01:37:24 ID:1s7Jf0iY
学者レフィアシリーズが終わったから、このスレ廃れちゃうのかな…
またの盛り上がりを信じて保守sage
他の職人さんもカモン。このスレはまだまだ続くべきだ。
379名無しさんピンキー:2008/06/12(木) 23:49:13 ID:2WmLLzas
アブノーマルながらも二人の愛がヒシヒシと伝わってきて感動して泣きそうになった。

ありがとうGJこれからも良作書き続けて、よろしく。
380名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 00:45:48 ID:H/B/iCA3
あなたが神か。

なら最初っから言ってくれたら良かったのに 
381名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 01:29:54 ID:U0hBF0lc
GJ!

このシリーズを終わらせるのはもったいない!
これからも二人の痴話喧嘩を見届けたい!と思った。
・・・だめだろうな、やっぱり・・・・・
382名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 14:48:37 ID:HrB0UmyX
そういえば変態レフィアにはクンニリングスのシーンがなかったなぁ
383名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 02:11:03 ID:FZP/zi0S
GJ!!
384名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 03:23:18 ID:lmDSidgi
この感動と興奮と勢いに身を任せて職人でもない自分がアルクゥ視点のパクりもの投下してもいいすか?
385名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 19:50:36 ID:6g2CwVUh
パクりを投下するなんて歓迎する奴はいないと思うんだが
386名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:27:30 ID:P+Vsno5F
物は言いよう
パクリと言わずオマージュと言えば
387名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:38:22 ID:oFvorjAr
まあ、まったく話の筋が変わらず、視点だけ変えたりって事なら、
やめておいた方が無難だろうね。それで面白くできる絶対的な
自信があるのならともかく。

もちろん、話の筋を変えても、大筋は変わらないで
別の作品として出すのはもっと大問題だがw
388名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 23:57:17 ID:lmDSidgi
すまない調子に乗りすぎた
389名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 10:30:53 ID:xs9/YXS7
今日は、4人が無事に世界を救った記念として、サスーン城でパーティーが開かれた。
未成年のくせにワインを一気飲みしたルーネスは、完全に酔っ払っていた。
「もぉ〜!重いわよ、私に迷惑ばっかりかけるんだから…コイツは!」
レフィアは、今そんなルーネスを談話室のソファーまで運ぼうと必死になっていた。
「ん、しょっ…」
手をプルプルさせながら談話室のドアを開けたレフィア。
そのとき、寝ぼけたルーネスがレフィアの胸を後ろから鷲掴みにした。
「ん〜…レフィア〜」
「きゃあああああっ!!」
いつもならここで32HITを華麗に繰り出すところだが、ルーネスを背負っているのでできない。
「柔らかい…なんだこれ」
レフィアのおっぱいだと気づいていないルーネスは、感触を確かめようとさらに揉みまくった。
「ひっあっ!」
バランスを崩したレフィアは、そのままソファーにルーネスもろとも倒れこんでしまった。
レフィアには、ルーネスが覆いかぶさった状態になっている。
「このヨッパライ!さっさと降りなさいっ!」
ぐいぐいとルーネスを外へ押し出そうとするが、力では到底かなわない。
「レフィアぁ〜…」
「!!!??」
レフィアは、突然ルーネスに唇を奪われた。
「ん…ふっ」
そのまま舌まで挿入してくるルーネス。レフィアは混乱した。
ルーネスの唾液の味が口いっぱいに広がる。体がピクピクと震えた。
「ふ…ぁ」
「レフィア…すきだ」
「ルーネス、だめ…あっ」
ルーネスは、レフィアの服をめくりあげた。
「レフィアのおっぱい…」
「ああん!」
ルーネスは、レフィアの乳首を舌で転がすようになめた。
手は、すでにレフィアの下着を脱がし、下半身をまさぐっている。
「やぁ、あっ、あああんっ!」
「すげぇ…もうトロトロ」
390名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 11:18:04 ID:xs9/YXS7
ぐちゅぐちゅという音を立てながら、レフィアのものはルーネスに触られ更に濡れていく。
「レフィアっ!」
ルーネスは、欲望のおもむくままにレフィアに挿入した。
思いっきり突き上げられ、レフィアは体を大きく振動させた。
「あっ、あっ!ルーネスの、おっきいよぉ」
「レフィア…俺はレフィアのことが、好…っ」
「ああん…ル…ネスぅ!」
「ひゃああああん!」

次の朝
「うーん…」
ルーネスは目を覚ました。
「はっ!?何でオレ裸で寝てんだ!?」
混乱したルーネスは、あたりを見回した。そして隣にいるレフィアを見た。
「!?」
そこには、裸に毛布をまとったレフィアが自分に抱きつきながら寝息をたてているではないか。
「ん…あ、ルーネス…おはよ」
自分を見たとたん、頬をピンク色に染めたレフィアは、小さく微笑んでそう言った。
「おまえ、なんていうカッコで寝てるんだよ!?」
「…へ?」
「しかも、その乙女みたいな反応…レフィアらしくないぞ!?どうしたんだよいったい…
まさか俺、お前に襲われたのか?」
ルーネスはレフィアがピクピクとふるえているのに気づかず、喋り続けた。
「お前、俺が酔っ払ってたからって…欲求不満だったのか?」
「左手の16HITに右手をくわえて32HIT!さらにいつもの3倍の回転を加え、32×3で
96HIT!さらにさらに、ヘイストの効果でいつもの4倍の速さの394HIT!そして
いつもの7倍のジャンプを加えれば、効果も7倍の2758HITよ!!」
「アッー!!!」

その日、ルーネスの悲鳴はサスーン城に響き渡った。
奇跡的に一命をとりとめた彼は、後にこう語ったという。
「あのときの恐怖は、たぶん私の人生でもう二度と味わうことのない恐怖だったでしょう。
私は、思い知らされました。女の恨みは、三色ドラゴン、ザンデ、くらやみのくも…
…いいえ、てつきょじんをもはるかに超えるほどの恐ろしさであると…」
その伝説は先祖代々、浮遊大陸に受け継がれているという。
391名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 15:38:19 ID:53CNu3rf
レフィア最強伝説w GJ
本編でもそれをやってくれれば鉄巨人一撃だったのに
392名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 09:36:05 ID:clpOAgSR
レフィア最強伝説に、てつきょじん涙目www
393名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 22:33:29 ID:r9Mrl+08
変態レフィアシリーズが遂に完結してたーーーーーー
最後までルーネスはド変態で最高にかっこいいぜ

死ぬまでに神に会えてよかった!ありがとう!!
394名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 00:38:50 ID:EnsuTFO/
吟遊詩人にジョブチェンジしたルーネス
レフィアの気を引こうと没ネタの歌を歌ってみた

ルーネス「…桜桃のくちびると ばらのほおうるわしき乙女 その名はレフィア」
レフィア「へたくそ やめてかえれ」
ルーネス orz
395名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 01:59:16 ID:uYUD57MW
なんというたけしの挑戦状
396名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 18:22:23 ID:Hp4kRcgV
レフィア「一週間も連絡よこさないなんて…ルーネスの奴…」
397名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 21:17:16 ID:l2Q7a+5u
一週間おあずけ食らったらデレデレ通り越してケダモノになるレフィアさん
398名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:53:19 ID:+43DHdrT
書いてみたんで投下します。
スレの空気に逆らうように、エリア一人称。
399名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:54:53 ID:+43DHdrT
 目の前に広がるのは深い闇。
 漆黒と表現するにふさわしい色が支配する世界で、ただ私だけが立っている。
 一体いつから、どうしてここにいるのだろう。記憶を辿ろうとしても何も解らず、ただどうしようもない
不安と寂しさばかりが募っていく。
 体にまとわりつく闇を振り払おうと必死に手を振り回しても、私を取り巻く色は一向に変わらない。
 あまりに大きく、あまりに深い闇が、私の心を少しずつ黒い絶望で染め上げていく。

 この現状を認識してから、どれくらいの時がたったのか。
 時間の感覚をなくし、なすすべも抗う術もなく、己の無力に打ちひしがれているだけ。
 そんな私の足元にいつの間か小さな光が瞬いていた。
 淡い輝きを放つその光を、引き寄せられるように両手を伸ばし拾い上げる。
てのひらで包み込めるほど小さな光。けれど、それは優しさと強さに満ちた、あたたかい光だった。
ふいにその光が一際輝きだしたかと思うと、瞬く間にあたりの闇を吹き消していく。
 そして、その輝きに導かれるように、私の意識も薄れていった。
400名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:55:58 ID:+43DHdrT
 重い瞼を少しずつ上げると、網膜に光が差し込んできます。
 朝陽ではなく、薄暗い屋内を照らす蝋燭の明かりらしく、眩しさは感じません。
 薄ぼんやりとした視界が最初に捉えたのは眼鏡をかけた人の顔……でしょうか。
 それは私の顔に近づいてくるようですが、視界同様ぼやけた意識では何も考えられず、
ただぼうっと見つめることしかできません。
 それでも、それが顔に触れるほどに近づくと、さすがに少し怖くなってしまいます。
 思わず目を逸らそうとすると、
「この!女の敵がぁー!!!」
「ぶごぉ!」

 怒声と打撃音が荒々しく響くと同時に、「それ」は真横に吹き飛び、大きな音を立てて
壁に激突しました。こう騒々しいと、さすがに私の意識もはっきりしてきます。
 身体を横たえているベッドの上で上体を起こし、吹き飛んだものに目を向けました。
どうやらそれは男性の方のようで、お仲間と思しき女性に何やら咎められています。
「ま、待て!誤解だ!俺はれっきとした治療行為をだな」
「いきなり見ず知らずの女性にキスしようとして、何が治療行為よ!」
「お、落ち着いて話を聞いてくれ。この『グリム』という古代文献によると、呪いで眠りについた…」
「童話をダシに猥褻行為しようとすんな!」
「ごぼぉ!」
401名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:56:37 ID:+43DHdrT
 少し露出が多めの服装の女性が、銀髪の男性の顔面に容赦なく、間断なく蹴りを入れています。
眼鏡が割れようがおかまい無しです。他に二人程、お連れの方がいらっしゃるようですが、
止めに入ろうとする様子はありません。
 見知らぬ人々によるあまりに突然の騒動に、何が起きているのか解らず目を丸くしていると、
侍従のおじい様がうれしそうに声をかけてきました。
「おお…エリア様。よくぞお目覚めになりました。時が止まったかのように眠りつつけて
おられましたゆえ、一時はどうなることかと…」
「おじい様…… ゴホッ… ごめんなさい、ご心配をおかけしました」
 涙ぐみ、安堵の言葉を紡ぐおじい様に申し訳ないと思いつつも、私の興味は見知らぬ4人の
方々に向いてしまっていました。
「ところで、こちらの方々は?」
「おお、そうだそうだ。この方々がエリア様に治療を施してくださったのです」
 おじい様がそういうと、男性の内の1人が話しかけてきました。

「お騒がせしてしまい申し訳ない。我々は故あって、世界を旅している。私の名前はイングズ、
こちらはアルクゥという」
「はじめまして」
 鎧姿の精悍な顔立ちをした青年と、ローブ姿の優しげな少年です。。
私は慌ててベッドから降りようとしましたが、おじい様に押し留められました。仕方なく、
ベッドの上からぺこりと一礼をします。
「助けていただき本当にありがとうございます。私は水の神殿で巫女を務めております、
エリアと申します」
「水の神殿?」
「はい。あ、それよりもそろそろ、そちらの女性の方をお止めしたほうが良いのでは……」
 見ると、その女性による男性への手加減無しの暴行…もとい折檻はまだ続いています。
いい加減に男性の身体というか、生命が心配になってきます。
402名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:57:48 ID:+43DHdrT
「気にしないで良い。いつもの事だ」
「そうよ〜心配しないで。私の名前はレフィア。よろしくね、エリアさん」
「は、はい」
 綺麗に整った顔立ちにはじけるような笑顔を浮かべ、レフィアさんは自己紹介をしてくれました。
ですが、その一方でショートパンツから白くすらっと伸びた足は男性の頭をぐりぐりと踏みつけています。
一寸の悪意もない笑顔がかえって怖いです。
「で、さっきあなたにセクハラしようとしたコイツはルーネス。ホラ、挨拶」
 そう言うと、レフィアさんはルーネスと呼ばれた男性の頭から足を離しました。
床に突っ伏していた顔がゆっくりと持ち上がり、私の方へと向きを変えます。

「よう、お嬢さん。気分はどうだい?」
「は、はあ……」
 気取ったつもりなのでしょうが、痛々しいほどボコボコに腫れ上がった顔で「気分はどうだい?」と
言われましても…… こちらが「大丈夫ですか?」と問い返したくなります。
 曖昧な返事しか返せないまま押し黙っていると、ふと、不思議な感覚が胸の内に沸きあがってきました。

 な、何でしょうか、この胸の高鳴りは?これはまさか、恋……?
「勝手に他人様の気持ちをアテレコすんな!」
「グボォ!」
 つっこみというにはあまりに強烈な打撃が、少々悪乗りが過ぎるルーネスさんを再び襲います。
 呻き声の痛々しさに身をすくめつつも、私はどこか覚えがあるこの感覚が何かを、目を閉じて
そっと確かめました。
 ……すぐにわかりました。
 闇の中で小さな光に触れたときの、あのあたたかな感覚と同じものだということを。
 そして、この方たちの心に同じ光が宿っていることも。
「あなた達は光の戦士… よかった…… クリスタルは戦士を選んでくれたのですね」
403名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:58:32 ID:+43DHdrT
             *    *    *

 私は全てを彼らに話しました。
 世界が闇に呑み込まれたこと。闇の力によって、全ての時間が止まってしまったこと。
 クリスタルを守るため、闇に呑まれる寸前に水の洞窟の奥深くに封印したこと。
 そして、水のクリスタルが本来の力を取り戻せば、闇を振り払い全ての時間が取り戻せることを。

「あなた達に宿る光の力で私は時間を取り戻せました。水の神殿に安置されているクリスタルの
欠片を封印されたクリスタルに捧げることで、水のクリスタルはその力を取り戻すはずです……
ゴホッ… お願いします。私を水の神殿に連れて行ってください!」
 「事態はおおむね把握しました。だけど、その体では……」
 私が弱っているのを見て取ったのでしょう。アルクゥさんが心配そうに声をかけてきます。
 確かに気を張っていないと、すぐに体がふらついてしまいそうです。けれど今、私の体は問題では
ありません。
 私は水の巫女。水のクリスタルを祀り、その内に宿る光を守ることを責務とする者。
 光が失われた以上はこの命に代えても取り戻さなければならないのです。
 それでも気遣ってくれる方々に余計な心配をかけないよう、できる限りの笑顔を作り、答えます。
「大丈夫です。皆さんのおかげで大分楽になりました。それに、これは私の使命ですから……」
 
 すると、彼らは一瞬息を飲んだように硬直してしまった…ように見えます。
 何故でしょう、皆さんの顔が一様に少し赤いような……
 しばらく沈黙が続き、私が声をかけようとすると、急に堰を切ったように返事をくれました。
「わ、わかった。しかし、あまり無理はしなくていい。我々も及ばずながら力になろう!」
「わ、私達が絶対にあなたを守るから!だから心配しないで!」
「う、うん!一緒にクリスタルを守りましょう!」
「か、可愛えぇ、あ、いや、今日ヒマ?…じゃなくて、俺が、俺たちがいれば大丈夫!」
 あまりに一斉の返答だったため、すべては聞き取れませんでした。
 ですが、それでも口調や表情から心からの肯定の返事だということはわかります。
 少し、胸が熱くなりました……
 ベッドから降りて立ち上がり、私も心からの笑顔を浮かべ、一礼をします。

「ありがとう……ございます。皆さん、よろしくお願いしますね」

404名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 23:59:40 ID:+43DHdrT
 私のお礼に対し、彼らはまた一斉に色々と反応を返してくれます。
 そんな楽しいやりとりがしばらく続いた後、傍らで穏やかな表情を浮かべていた
おじい様が別れの言葉をかけてくれました。ここに残るつもりなのでしょう。
「エリア様、どうかご自身の使命を無事に果せられますよう……」
「ありがとうございます。おじい様もどうかご無事で……」
 短いながらも心からの祈りを受けて、私は一歩を踏み出します。
 そして、それに合わせてくれるかのように、4人の戦士たちも歩き始めました。

 梯子を上り、難破船の甲板に立った私の目の前に広がるのは、暗く渦巻く闇が満ちる世界。
 とてつもなく大きく、深く、冷たく、そして悲しい闇。
 ですが、以前の圧してくるような絶望感は感じません。
 この先に待ち構える重い使命に対しても、きっと臆せずに進むことができます。
 彼らの心の内に宿る光。
 優しさと強さに満ちたその光に、紛れもない希望を見出すことができたから。
 生まれてこのかた感じたことのない高揚感に突き動かされ、私は誰にともなく誓いました。

 きっと、世界に光を取り戻してみせる……!

405名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 00:00:25 ID:pe0Yiw16
以上です。お目汚し失礼。
406名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 05:57:56 ID:ysCysr1U
らーらーらーらーらーらららーらららーらーらーらー
らーらーらーらーらーらららーらららーらーらーらー
407名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 01:35:46 ID:IjS0d3lY
なんかさ
変態シリーズのルーネスってレフィアとヤるまでは童貞だったんだよな?
今更ながら、それが末恐ろしくなってきた
408名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 10:47:05 ID:3Aav4ZLv
トパパとニーナのするところを見て学習したんだろうか?
409名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 14:46:41 ID:41Y4u4H6
保守コキ
410名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 02:55:35 ID:A3FAxEjg
保守
411名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 09:14:08 ID:Wt7V2a3o
「イングズー!私あっちの店見てくるからっ!」
レフィアはそう言うと、軽やかなステップでかけていった。
「あっ!ちょっとまてレフィア…まったく…女というものは本当に買い物が好きだな」
肩をすくめ、ため息をつくイングズ。
ここはサロニア。おつかい当番になっていたレフィアとイングズは、ポーションなどの買出しに来ていた。
「おいちょっと!そこのかっこいい兄ちゃん」
呼び止められイングズが振り向くと、そこには商人のオヤジが立っていた。
「あの可愛い導師の子は、あんたの彼女かい?」
「なっ…!」
そういう話題が苦手なイングズは、たちまち真っ赤になった。
「か、彼女なワケがあるかっ!大体私にはサラ姫というお方が…」
「なんじゃ。お似合いじゃったからてっきりのう。怒らせちまったかのう」
そこまで言うと、オヤジは突然スケベなニヤニヤ顔になった。
「そうじゃ、変なことを言ったわびじゃ。これを兄さんにやろう」
そういうと、オヤジはひとつの皮袋を取り出した。
「これは…?」
「超強力なバッカスのさけじゃ。役に立つぞ。持っていけ」
「ほう…?」
イングズは不思議そうな顔でその袋を眺めていたが、やがてハッとしたように時計を見た。
「なっ!?もうこんな時間か!?早く帰らねば…!オヤジ、恩に着る!」
「ほっほっほ、彼女に飲ませてやりなされ」
(…?バッカスのさけは戦士系が飲むべきものだろうに…変なオヤジだ)
レフィアを探し回りながら、イングズはそんなことを思っていた。

「み…道に迷った…」
サロニアを発ってテントに向かって歩いていた二人だったが、周りは既に結構暗くなっており、
道筋が全く分からなくなってしまっていた。サロニアへ戻ろうにも、その道さえ分からない。
「どうしましょう?イングズ…」
レフィアが不安そうな顔でイングズを見た。
412名無しさん@ピンキー:2008/07/22(火) 09:15:10 ID:Wt7V2a3o
「ああ、かなり危険な状態だ。私たちは歩きっぱなしでかなり消耗している。
もし、モンスターにでも会ったら…」
ガサッ!
「きゃあっ!」
レフィアが尻餅をついた。
森から出てきたブラックプリン×2が二人の目の前に立ちはだかっている。
「言ったそばからこれか…まずいな」
イングズが冷や汗をたらしつつ呟いた。
ブラックプリンは、イングズを容赦なく引っ掻く。
「うっ…」
その場に倒れこむイングズ。
「な、何かアイテム…なんでもいいから…!」
レフィアはリュックの中身を必死に掻きまわした。
「ん?何かしらコレ…」
レフィアはイングズが先ほどオヤジから貰った皮袋を見つけた。
「何でもいいわ!飲んじゃえ!」
レフィアはそれを飲み干した。
「…!!」

「くそ、こんなところで負けているわけには行かない…!」
イングズは身を翻すと、二刀流したナイフをすばやく二匹に突き刺した。
「ギャアアッ!!」
断末魔をあげたブラックプリンは、その場にドサリと倒れた。
「ふぅ、何とか倒したぞ…レフィア…」
イングズはレフィアのほうを見ると、とたんに目を見開いた。
そこには呼吸を荒くし、体を火照らせているレフィアがいた。
「はんんんっ…ん、はぁ…っ」
その表情は苦しげなようで、どこかウットリとしていた。
体を掻き毟り、よじらせている。
「レフィアッ!?ど、どうしたんだ!?」
イングズはレフィアを支えた。
続く
413名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 01:23:16 ID:4ykYzaIo
おおワッフルワッフル
414名無しさん@ピンキー:2008/07/26(土) 22:42:02 ID:WjRGjQZS
エロスに至るまで乙は言わない
415名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 08:39:18 ID:TtjYAPA7
わっふるわっふる
416名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 19:36:04 ID:GAcErs7t
わっふるわっふる

>>360
パソコンがしばらく使えなくて変態レフィア完結に立ち会えなかったorz
だから亀だけど一言言いたい・長い間作者さんに本当に楽しませてもらいました。ありがとう!
417名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 20:24:52 ID:Xyh4I/vS
>>412
続きはいつ書くんだ? 
この大量のわっふるをどうするつもりだ
418412です:2008/07/29(火) 01:37:49 ID:8sLOMDw8
すまぬ忙しいのだ
419名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 07:40:48 ID:iYxBgtAT
>>418
ゆっくり書いていってね!
420名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 12:32:25 ID:qDuZqM25
夏場の蒸れた学者レフィアのあんよで保守
421名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 12:08:41 ID:ujOhe5hB
靴下保守
422名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 03:06:39 ID:KEk7gB4B
>>417
大量のワッフルは自分が戴く事にしよう。
甘いモノ大好き!
423名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 14:33:01 ID:dlUQOz4B
一戦闘した後の腋保守
424名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 16:36:17 ID:FOhsWlj+
シーフの臍保守
425名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 17:07:52 ID:p7vd2i7P
「おじゃましまーす」
レフィアのご機嫌な声が玄関に響いた。
ここは俺の家だ。世界を救った後、どちらからともなく告白して
付き合い始めた俺とレフィアは、デートの帰りに俺の家に寄ることにしたのだ。
「今日、アルクゥとニーナさんは?」
「二人とも出かけてる。二階のつきあたりに俺の部屋があるから
適当にくつろいでてくれ。」
そうレフィアに告げると、俺は飲み物をつぎに台所へ向かった。

飲み物を持って二階へあがると、レフィアは部屋の外で困惑顔をしていた。
「どうしたんだ?上がれよ」
「ル、ルーネス、それ・・」
レフィアが指さした方を見ると、俺のエロ本が広げて置いてあるではないか。
「おわ!すまねえ!」
急いでエロ本を押入に投げ込んだ。
レフィアはもじもじと顔を赤らめている。
「わりい、変なもの見せちまって」
続く
426名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 17:19:39 ID:p7vd2i7P
続き
「ううん、いいの。男ならああいう本必要だもんね。」
レフィアはわりと理解があるみたいで、あっさりと許してくれた。
「私が言いたいのは、そういうことじゃなくて・・その」
「何?」
「ルーネスって、おっぱいとか好きなの?やっぱり」
俺は一瞬びっくりしたが、レフィアがどうやら真剣に聞いている
らしいということを悟り、
「好きだよ。」
と正直に答えた。
「や、やっぱりそうなんだ。」
「当たり前だよ。」
「じゃあ、あ、あたしのさわってみる?」
幻聴かと思った。
「今、なんて?」
「あ、でもあたしの小さいし興味ないわよね。やっぱりわす」
「いや、興味心身です。触らせてください。」
「え?あ、は、はい」
レフィアは真っ赤になってうなずいた。可愛い。思わずごくりと唾を飲み込む。
続く
427名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 17:37:46 ID:p7vd2i7P
続き
俺はレフィアのふくらみかけの胸に手をやった。
「柔らかい」
手ですっぽり包み込めるサイズが愛しい。
優しく揉み始めると、レフィアが小さな声を漏らし始めた。
「あっ、んっ・・・はぁ」
もっと声が聞きたい。揉む力を少し強めてみる。
「やっんっ・・はぁはぁ・・・ルーネス・・もちょっと優しく・・・あん」
俺のエクスカリバーはすでに起立していた。
興奮した俺は、レフィアの服の下から手をいれ、乳首を摘んだ。
「ひゃんっ!はぁぁん!」
レフィアの体がびくんと震えた。
もう我慢できん。俺はレフィアの服を脱がす作業に取りかかった。そのとき・・
『ぷるるるるっ!ぷるるるるっ!』
「わああああっ!」
レフィアの携帯だった。レフィアが急いで手にとると、
『ばかもん!今何時だとおもっとんじゃ!すぐ帰ってこんかああい!!』
タカさんの声が大音量で響いた。
「いっ、いますぐ帰るからっ!お父さん!」
レフィアは電話を切ると、少し寂しそうに俺の方を向いた。
「じゃあね。ルーネス」 
「今度続きしような」
「ば、ばかっ!」
レフィアはぱたぱたと駆けていった。
428名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 17:41:29 ID:p7vd2i7P
という夢を今朝見た。
現実には、レフィアはアルクゥの彼女、イングズはサラ姫とくっついたので俺だけ
独り身だ。俺は夢を思い出してオナニーし、虚しさに泣きながら二度寝をした。

おわり 
429名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 17:43:01 ID:p7vd2i7P
間違えてあげてしまった
ごめんなさい
430名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 19:05:42 ID:1V8zwjD7
ID:p7vd2i7P さん、
申し訳ありませんが、ちょっと氏んでいただけないでしょうか?
431名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 19:58:59 ID:9Xa8c332
盛大にワロタww
432名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 13:28:37 ID:fhWr2Ik+
>>428
強く生きろ、少年
433名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 23:48:28 ID:ZPGz0fvs
ほしゅ
434名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 12:05:49 ID:ZNF93LQX
泣いた
435名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 10:42:02 ID:tlaKUckT
どれくらいのペースで保守すりゃいい?
436名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 18:23:33 ID:KtKoHQ7y
1週間くらいじゃね
もっと長くても落ちないかもしれんが
437名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 18:47:06 ID:7mT+1Rdg
すごく無理矢理なものがあるんですが・・・
ダメでしょうか?
(世界崩壊級の下手さを誇ってますが・・・)
438名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 19:00:09 ID:51DTacEG
ダメ
439名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 19:12:15 ID:rRvIGDzR
世界崩壊級は勘弁してくれ
440名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 19:32:24 ID:DTwX4/g0
書いて見ろ。修行だと思って
441名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 20:02:12 ID:tlaKUckT
>>437
さあ投下しろ
俺達が口出してやる
442名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 01:01:43 ID:1jvZQmdM
ルカワ…
443名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 18:09:43 ID:BKmox3Ym
>>437 挑戦することをあきらめるな
444名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 19:22:50 ID:ZtO83N84
投下予告って大概当てにならんよな
445名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 21:58:06 ID:q2apx8df
俺は一種のレス乞食だと認識してるよ
446名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 02:44:41 ID:d+2fdUr1
初心者で謙遜してるか
そうでなければ誘い受けだろうな
たまに作品なしの経過報告でつないだりして
そこまでしてレスが欲しいですか的なのもあるな

他だと礼儀正しさを感じるが
こういう匿名掲示板ではなぁ。
まぁこういう反応見たり、人の予告見ていろいろ感じながら
学んでいくんだろう
447名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 16:58:04 ID:LPZZXzRh
ディシディアにレフィア参戦、シーフと導師になれる・・・だったらなぁ。
448名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 21:31:33 ID:rpGJom9Q
そこは学者だろ
449名無しさん@ピンキー:2008/09/28(日) 23:02:44 ID:eZg2pvf7
投下無いな…
おれはかみになるんだ!な気概を持った職人はあらわれないのか……
450名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 10:45:22 ID:AF0OpeZl
かそだな
451名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 15:33:52 ID:rtvyoOH5
投下無いかなー
452名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 06:10:53 ID:9HXuvAnS
 
453名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 06:22:57 ID:kQqle/Pn
レフィア
454名無しさん@ピンキー:2008/10/08(水) 20:06:43 ID:xg+qpn/j
455名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 13:30:51 ID:s2g3YTl5
見渡す限りの大海原で
456名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 18:34:37 ID:Rei5dD83
457名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 20:23:17 ID:JnCcfIvF
リフリの下着
458名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 00:24:39 ID:YqOjLUnX
を頭に
459名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 12:20:54 ID:x4uBjoaV
かぶり
460名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 03:39:10 ID:h6f06ZuW
クロスアウッ!!
461名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 09:58:51 ID:nw7kh1RO
なんという変態仮面
462名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:37:06 ID:1ULogtIB
>>412の続き

「イっ、イングズ…だめ…近くに来ちゃだめ」
レフィアははぁはぁと息を乱しながらイングズに支えられている。
「どうしてだ?こんなに苦しそうなのに放っておけるわけがないだろう」
イングズは眉をひそめ、心配でたまらないという様子でレフィアを眺めている。
「どうしたんだ?どこが苦しいんだ…言ってくれ。対処する」
「違うの…苦しいんじゃ…なくて」
「うん?」
「その…イングズに触られてると余計に悪化しちゃうの!だから…」
レフィアはイングズの腕をぐいぐいと押し、離れさせようとしている。
イングズは自分が拒否されているようで少し不快な気持になった。
「私がお前を支えているのが、そんなに嫌か。」
イングズのふだんより厳しい口調に、レフィアは動揺した。
「ちっ、ちち違うの!!そんなんじゃなくて…!!」
「もういい。」

イングズはそっぽを向くと、レフィアから離れた。
「私は水をくんでくる。お前は休んでろ」
近くの泉を目指して歩き出すイングズの歩みからは、怒りのオーラが滲み出ていた。
463名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:40:31 ID:1ULogtIB
イングズは昔から皆に尊敬されて過ごしてきた。自分自身を否定された経験は乏しい。
そんな自分が、よりにもよってレフィアのような小娘に避けられていると思うと、
言い表せないような悔しさがこみあげてきた。
(どうしよう…イングズを怒らせちゃった…どうしよう!)
レフィアがおろおろしている間にも、イングズはどんどん遠ざかっていく。
「イングズ!待って!」
気がつくとレフィアは走り出し、イングズの背中に体当たりするような形で抱きついていた。
「…なっ!?何を…」
「ごめんなさい!嫌いにならないで!」
「レ、レフィア?」
イングズが驚くのも無理はない。
レフィアは目に涙をいっぱい溜めながらイングズにしがみついていたのだ。
「私っ…私そんなつもりじゃ…ひっく、うっ」
「わ、わかった。レフィア、わかったから」
「ひっ…いんぐじゅ、ひぐっ」
レフィアは過呼吸ではないのかと心配になるほどしゃくり上げていた。
「レフィア、落ち着け。私が悪かった。な」
イングズはレフィアの背中を優しくさすった。
464名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 14:53:53 ID:1ULogtIB
「ふぅっ、イングズっ、はぁっ」
レフィアは涙と過呼吸と興奮とが入り混じって大変なことになっている。
「レフィア、深呼吸だ。できるか?ゆっくり息を吸うんだ」
「はぁ…はぁ…はぁ〜」
イングズが優しく指示すると、レフィアはそれに従い、ゆっくりと呼吸をはじめた。
「そうだ。少しは気分が落ち着くか?」
「はぁ〜…イングズ…あのね…はぁ」
レフィアが何か伝えたそうにしている。
「ん?なんだ。言ってみろ」
イングズは耳を傾けた。
「イングズ……いいにおい」
「は!?」
イングズが驚きの声をあげ終わる前に、レフィアはイングズに覆いかぶさった。
二人は地面に寝そべるように倒れた。
「ちょっ…レフィ…」
「男の人のにおいがする…」
レフィアはイングズの首筋をぺろぺろと舐めた。イングズの体がぴくりと動く。
「んっ…レ、レフィア…」
イングズはレフィアの目を見た。ギラギラとした輝きを帯びている。
ひどく興奮しているようだ。
「どうしたんだ?お前らしくないぞ。やめるんだ」
「はぅ…イングズ、抱いて!イングズぅ」
レフィアは発情期の雌猫のように興奮している。まるで媚薬を飲んだようだ。
(ん?びや…く?)
イングズの脳裏に、アイテム屋のおやじの顔がよぎる。
まさか、あのおやじのくれたバッカスのさけ…あれは…
(しまった!うかつだった…!)
イングズが気づいた時にはもう手遅れだった。
続く
465名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 22:33:25 ID:SD/NUXur
わっふる!わっふる!!
466名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 05:06:29 ID:rftWS/SH
わっふるわっふる
467名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 07:13:09 ID:pZ6enQI0
わっふる!わっふる!
468名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 23:25:40 ID:ZJ5v+fZn
ほちゅ
469名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 13:25:16 ID:dd1omCWl
改めて読み返したけど変態レフィアシリーズはものすごくエロイな…
しかもエロイだけではないという
470名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 10:18:28 ID:RNGUURSD
重複です。続きは下記のスレにてお願いします。

FFシリーズ総合エロパロスレ 4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204533571/
471名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 12:03:46 ID:HqozYumY
>>470
なんで今更きたの?ここが埋まる前にもう一度きなよ。その時にでも遅くないんじゃない?
…でも、2年前くらいからあるのに、一度も注意こなかったのはおかしいな。
不思議だな。
472名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 13:05:41 ID:meK8Nk+y
埋まる時に過疎が続いているようであれば、それも一考かもしれない
個人的にはずっと存続してほしいが
というわけで職人さんカムバック!
473名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:30:57 ID:89Gp6AXx
わっ
474名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:43:26 ID:QvRMkS9z
フルフル
あそこ
475名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:12:15 ID:ZLVTgt6m
書ける前に落ちないよう保守
476名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:56:57 ID:tRv1kG6N
レフィア「私を!淫らに思うな!ぁ!誰よ!触らないで!!」
酔ったルーネス「さ、サービスww ほっしゅ〜♪さあ、今日もレフィアの中にたくさん出すぞ〜」
レフィア「…!/////あ…」
477名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 16:22:52 ID:QEQG/8Jn
age
478名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:35:19 ID:oVgKDeLA
レフフィア
479名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 01:07:46 ID:yl1s+1Qp
保守
480名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 00:22:38 ID:K4NvRhVX
481名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 20:58:19 ID:hENBW4wp
しゅ
482名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 02:50:46 ID:P1486c5h
483名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 15:19:23 ID:AbY9FkyD
あけましておめでとー
484名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 15:49:55 ID:Vv6IEV93
足コキばかりさせられて姫初めが夏まで延びるレフィアたん
485名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 03:20:00 ID:A75Vj2YF
ディシディアの暗闇の雲がエロい
486名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 00:27:07 ID:jsEVMS6Y
うむ
487名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 03:23:31 ID:rTrlcL/9
ほしゅ

>>360が書いたものほかにないのか
どっかのスレで書いてたら教えてほしい
488名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 01:59:45 ID:oehXg6Wr
前にノベライズスレで書いてたような…
489名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 13:18:13 ID:icssTBbx
世界樹でも書いてたと思う
490名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 23:09:25 ID:p/7cwger
ほー
491名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 12:27:16 ID:EY5v89IH
保守
492名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:03:12 ID:o413QwGZ
保守
493名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:55:09 ID:u5wRi0nB
あげほしゅ
494名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 11:16:00 ID:0p/VJOp2
もう職人は来ないのかなぁ
495名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 16:31:18 ID:nqU9hJGl
そうだね
496名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 23:39:26 ID:i2jNoNNV
497名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 05:13:48 ID:QtpTfUnG
498名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 17:24:55 ID:Z1e1dNrF
保守
499名無しさん@ピンキー:2009/04/11(土) 22:29:30 ID:jqW3GoqI
500名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 22:52:23 ID:MN/A4V/A
くらやみのくも
501名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 20:17:29 ID:+SPqOwL8
502名無しさん@ピンキー:2009/05/04(月) 20:34:03 ID:tf6+WxBk
(・)(・)
503名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:52:57 ID:u8u/DYoI
初書きで投下してみる。
長編になる予定でまだエロは無い…非常にすまん。

もう一度いうが、小説など書いたの初めてだからばしばし叩いてくれぃ。
504名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:54:38 ID:u8u/DYoI
喋るクリスタルの声を聞いたその日、やっとの思いで俺はウルに帰ってきたんだ。
俺を見かけた数人の村人達がその姿に驚き、駆け寄り、心配そうに声を掛ける。
その温かな声に俺も体の痛みを忘れ、つい顔が綻んでしまった。
と、俺を囲む輪の外に走っていく悪友三人組の姿を見かける。
なんとなく嫌な予感がした俺は心配そうに俺を見つめる村人達に
「大丈夫だって」と笑いかけ、それぞれの仕事に戻ってもらった。
そのまま三人組の所へ向かうと、やはりアルクゥの姿があった。
彼は三人組に囲まれ、怯えながらも必死に叫んでいた。
「嘘だ!僕は信じない!幽霊なんて、いるわけない!」
「幽霊なんかいないってどうして言い切れるんだよ!嘘だってんなら見てこいよ!」
「フン、そんな度胸も無いくせに…ヘヘーンだ!弱虫や〜い!」
幽霊?なにバカなこと言ってんだあいつらは…どうせまた内気なアルクゥをいじめるための口実なんだろう。
「おい、アルクゥ何やってるんだ!?」
三人組を無視して俺はアルクゥに声を掛けた。
「やべぇ、ルーネスだ…ズラかろう!」
俺を声を聞いて慌てる不良ども。
だが、俺のボロボロの姿をみて三人は顔を見合わせ、ニヤリと笑みを浮かべた。
「何があったか知らないが、そんな体で3対1なら、勝てる!」
珍しくやる気だな、しかもアルクゥは頭数に入ってないらしい。
まぁ、俺もアルクゥを"戦力"として見た事は一度も無いんだけどな。
「キョーーーーーッ!!」
変な掛け声を上げながら三人組が襲い掛かってきた。
一列に並んで突っ込んでくる。踏み台にでもしてやろうか。
そうも思ったが、この体じゃ無理そうだ。
一人目を体を回転して避け、二人目にそのまま足払いをかけ、三人目の腕をつかんだまま後ろに回りこみ。腕を極めた。
「くそっ、ズラかるぞ!」
おいおい、あの二人仲間を見捨てて逃げやがった。
見捨てられた不良は涙と鼻水を汗で顔をぐちゃぐちゃにしていた。
俺が手を離すとそいつは躓きながらも必死で逃げていった。
「…」
アルクゥは顔を赤くし、モジモジしながらこちらをちらちらを見ている。風邪でもひいてんのかね。
そしてそのまま走り去ってしまった。
「ちょっ、まてよアルクゥ!だまって行くことないだろ!?」
…全くどうしたんだあいつは。しかたない、疲れたしとりあえず帰るか。
505名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:55:41 ID:u8u/DYoI
その帰り道、長老が探してたと老人から聞いた。疲れてるんだけどなぁ…。
全く、また説教か?勘弁して欲しいね。
無視して家に帰ると
「げっ…」
おいおい、なんで長老がいるんだよ。
「ルーネス、全くお前というやつはくどくどくどくど…」
その後2時間みっちり説教を食らった。
「コホン…それにしても、まさかお前が選ばれるとは…」
あらぁ?まさかクリスタルの事も全てお見通し?さすがというかなんというか、
それなら出口がわからず丸三日彷徨ってた俺の体の事もわかってるだろうに、少しは労わって欲しいものだ。
で、そのまま話を聞くとどうやら俺は小さい頃ここに連れてこられたらしい。
つまり今の母さんは本当の親じゃない、と…まぁ、なんとなくわかってはいたけどね。
「ルーネス…わたしはとても心配です…」
ありがとう母さん、長老とは大違いだよ。
「出来れば一日休んでから旅立って欲しいのですが…」
…あれ?
「今はカズスが大変な事になっているのです、早くいっておあげなさい」
…マジすか。やはり血がつながってないと 息子<よその村 なんだろうか。
俺マジで凹んだわ。
と、母さんの顔をみるととても辛そうだった。
ごめんよ母さん。本当は行って欲しくないんだろう。っていうか、俺だって疲れてるのに行きたくねぇよ。
そして俺の彷徨った丸三日の出来事を霊力とやらですべて見ていたであろうダーンさんが。水を一杯くれた。
飲んでみるとあっという間に体の痛みが引き、力がみなぎってきた。こんなものあるなら早く出してくれよ。
水っていうのはありきたりだったが、豆じゃなくてよかったと思う。
そう思いながら、俺はカズスに向かった。
506名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:57:42 ID:u8u/DYoI
つ、次は頑張ってエロ書いてみるよ!(´・ω・`)
507名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 08:59:10 ID:Xic0l+jP
完成保証のない未完成作品を投下することが一番よろしくない
そして801や女体化は専用属性の板もしくはスレでやるべき
508506:2009/05/06(水) 10:13:06 ID:u8u/DYoI
続きはある程度は書いてあるんだ。
区切りつけて投下はしたけど・・・

ただ、人の意見を聞いて次のに反映したいわけであって…
あと、801や女体化方面にはならないようにやるようにします。

意見ありがとう。
509名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:18:07 ID:u8u/DYoI
とりあえず、途中投下はよろしくないらしいので、続き投下してみます。
5101/2:2009/05/06(水) 10:21:20 ID:u8u/DYoI
俺はカズスに向かった。
途中ゴブリンが襲い掛かってきたが、俺は丸三日洞窟で彷徨った男だ。
ロングソード8Hitであっさり撃破した。

ここがカズスか…人気が無いな…ん?
カズスに着くとアルクゥがいた。
なーんだ、アルクゥもゴブリン程度相手には戦力になるのかー。
しかも無傷じゃないか。度胸は無くても才能はあるのかも知れない。
「アルクゥ」
「ひゃぁぁっ!!」
俺が声をかけると驚き震えてしゃがみこんでしまった。
このビビリダマが。
「おちつけよアルクゥ。俺だよルーネスだよ」
こちらを向いたアルクゥの顔は涙と鼻水と汗でぐちゃぐちゃだった。あれ、どっかで見たような…?
「お前度胸試しはいいけどどうかしちゃったんじゃないのか?」
突然アルクゥが抱きついてきた。
おいおい、服が汚れるじゃないか。
「ルーネス、お願い僕も連れて行ってよ」
わかったからとにかくハナをかんでくれ。
「みんなを見返したいんだ!それに、ルーネスと一緒にいると、ボク…」
後半はごにょごにょして聞き取れなかったが、多分心強いといいたかったんだろう。
「まぁいいか。わかったよ」
意外と戦力になりそうだし。
「ありがとう!」
チーン!
…俺の服でハナかみやがった。
もったいないが、汚いのもいやなのでポーションで洗い流すとしよう。
そして洗い流した直後、俺は泉があるのを発見した。なんてこった。
とりあえず酒場に向かう事にした、情報収集なら定番だからな。
会話できる相手がいるかどうかが問題だが…。
入ってみる。らくがきとしか思えないようなへんな人型がうごめいていた。
「うわぁぁぁぁっ!で、出たーーーーっ!!」
アルクゥが腕にしがみついて来る。そんなに怖いか?俺にはふざけてるようにしか見えない。
人型の一つが近づいてくる、アルクゥは俺を盾に隠れる。やっぱダメだわ、こいつ。
で、このらくがきの人はシドというらしい。谷が岩でふさがって帰れなくなり、泊まってる間に呪われたそうだ。
「ルーネス!なんとかこの町のみんなを助けてあげられないかな?」
幽霊じゃ無いとわかった途端これだよ。
「そうじゃ、わしの飛空艇を貸してやるからなんとかしてくれんかのう?」
まぁ、なんとかしろとは言われたけど、山越えられない飛空艇ってアリかよ?
呪いを解くために必要なミスリルの指輪を手に入れようにも、鍛冶屋のタカって人は呪われて、その娘は家出中らしい。
とりあえずその家出娘を探すか…でも森の中入られたら飛空艇じゃ見つけられないんじゃないか?
とりあえず考えてても仕方ないので飛空挺を隠してある所まで行く事にした。
え?アルクゥも来るの?別にいいのに。
5112/2:2009/05/06(水) 10:23:08 ID:u8u/DYoI
飛空挺はあっさり見つかった。ほんとうに隠してたのか?これ。
とりあえず二手に分かれて操縦桿を探す事にした。
お、あれかな?二手に分かれるまでも無かったか。
突出したその部屋に近づくと、声が聞こえた気がした。
「んっ…く、あっ…!」
初めは気のせいだと思ってたが、今や確実なものとなっている。
その尋常ならぬ声に俺はつい息を殺し、扉を少しだけあけ、中を覗いた。
「ふっ…ふぁっ…ダメ…っ、あぁっ…!」
声は聞こえども壁が邪魔で姿は見えない。
俺は中を確認しつつそっと入り、壁から奥を覗き込んだ。
「くっ、あたし…っ、こんな、ところでっ…」
やはり女の子が一人で自慰をしていた。
女の子って…あんなふうにするのか…。
正面ではない為顔は髪が邪魔してよく見えない。
が、右手が股の所へ伸びてもぞもぞと動いているのは見えた。
タイツと下着を膝のところまで下げ、クチュクチュと水音を出しながら一心に自慰に浸る姿に、俺は釘付けになってしまった。
胸のあたりももぞもぞと蠢いている、左手で胸を弄っているのだろう。
…っていうか、俺、なにやってんだよ…
気がつけば俺は、自分のイチモツをとりだし、手で扱いていたのだ。
…とまらねぇ、まいったな…
俺はいけない気持ちになりながらも、彼女を凝視して手の動きを早めていた。
二人の呼吸が同時に早まっていく。
まるで彼女と繋がってるような感覚すら感じた。
やべぇ、イキそうだ…っ
どこに出そうかと周りを見回すと
「あっ…ふ、んぅ…」
アルクゥがすぐ隣で、膝立ちで自慰をしていた。
「アッ…っ!?」
俺は声を上げそうになるのを必死で堪えた。
「ル…ネス、ぼ、ボクイッちゃう…っ!」
ちょっ、まっ
「〜〜〜〜!」
アルクゥが息を殺しながら絶頂に達する。
そして、脱力し、俺の方へ倒れてくる。
さて、俺の左側に倒れてくるアルクゥ、俺の右手はまだイチモツを扱いたままだ。
「やべっ、倒れっ・・・うおっ!」
彼女の前にイチモツごと姿を現してしまった。
「えっ…!?」
驚く彼女がこちらを向く。
あ、やべ、可愛い…。
そう思った瞬間、俺の股間が熱くなった。
「くっ!?」
俺はイチモツから出る精液を止める事ができず、その白濁の液体は勢いよく彼女の顔に直撃した。
「・・・」
「・・・」
「ハァハァ…ルーネスゥ・・・」
彼女は何が起きたのかわからずきょとんとしていたが、
俺のイチモツを見て徐々に状況を把握していき、把握していくごとに顔が熱湯に入れた温度計のように赤くなっていく。
そして一部を除いて気まずい沈黙が流れていたその場に
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
耳を劈く悲鳴が飛空艇やカズスを超え、ウルにまで轟き渡った。
これが俺と彼女の、最初の出会いだった。
512名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 10:24:14 ID:u8u/DYoI
そしてやっぱり、エロ少なくてゴメン(´・ω・`)
513名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 11:05:20 ID:AOrMvfNW
そうやって予防線を張るのもやめた方がいい
たとえ面白い作品でも読後感が台無しになる
謝るぐらいなら書くな
投下するなら自信持て
駄目なら自信持てるまで推敲しろ
514名無しさん@ピンキー:2009/05/06(水) 16:26:49 ID:8dG1+0Zi
だな。

>人の意見を聞いて次のに反映したいわけであって…
ROMでスレの傾向を読むか
投下前に誘い受けにならない程度に雑談で需要をさぐるか
短い作品を様子見で出すかすればいい
515512:2009/05/07(木) 22:36:51 ID:TzASfvS+
予防線って一番最後の事?
ってことは、いかにも続きますよって感じをやめろって事でいいのかな。
じゃあ単発感を出すって事でおk?

そういえば需要の事完全に忘れてた。
最初はレフィアメインでジジイ以外ほぼオールキャスト考えてたんだけど、
初書きでは無謀だったかな…?

表現力的にはどうなんだろうか…
516名無しさん@ピンキー:2009/05/07(木) 23:06:26 ID:6RKQyvVC
>じゃあ単発感を出すって事でおk?
そんな感じ

あと進行の割りに行数が多いから、短い文は1行にまとめてしまった方がいいよ
この板なら余計な表現はもうちょっと削って、密度高くした方がウケる
517512:2009/05/07(木) 23:23:39 ID:TzASfvS+
>>516
了解。
せっかくのエロパロだから頑張ってエロ書きまくってみるよ。
518名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 01:16:53 ID:7NgXPiPQ
>>515
予防線ってのは謙遜のつもりか知らんが

>もう一度いうが、小説など書いたの初めてだからばしばし叩いてくれぃ。
>そしてやっぱり、エロ少なくてゴメン(´・ω・`)

こういうのだろ。普通>>513から読み取れると思うが
519名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 20:51:25 ID:80BE+rsL
かつての俺を見るようだw
懐かしいなぁ、うん。

投下する時にあれこれと説明したり、
自己嫌悪したり、もう俺どう見てもオワタとか
言いたくなったりしたら、誤爆スレでやる事を
お勧めする。

スレには作品投下だけの方が、
作品の内容を率直に評価してもらえるからお勧めだよ。
520名無しさん@ピンキー:2009/05/08(金) 23:40:19 ID:JvaMN/eX
ちょwwもうちょっと遊んでやれよ
521名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 02:03:06 ID:baqp/Szk
昔は過去ログ読むなり、しばらくROMしてるなり、雑談するなりしてるうちに
そういうこともすぐ分かったもんだったけど
今は会話とかも少ないし、作品すらなく保守状態が続いてたりするし、開き直りや自己弁護、
逆にスルーとかも多いし、空気が読みにくいっちゃ読みにくいかも
522512:2009/05/12(火) 17:32:31 ID:r5WKvwwb
すまない!俺のPCが6年の命にとうとう終止符を打ってしまった!
6月にボーナスが入るが、それまで投下出来そうに無い…
本当にすまない!
523名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 20:19:49 ID:00r95Su6
どうせ誰も投下しないんだから優しくしてやれよ
524名無しさん@ピンキー:2009/05/13(水) 22:49:55 ID:MMlydbsu
だからって変なのに居座られても
525名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 15:55:37 ID:uNeLCGBM
……いつの間にか最下層……
526名無しさん@ピンキー:2009/05/30(土) 16:00:28 ID:bAMJWQDR
レフィアははいてないよ 俺見たもん
527名無しさん@ピンキー:2009/06/13(土) 18:18:21 ID:a8IvElgf
528名無しさん@ピンキー:2009/06/27(土) 15:21:16 ID:ilr3/YDh
529名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 00:28:20 ID:WYZoJzXw
530名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 16:23:50 ID:ra7VCKbQ
531名無しさん@ピンキー:2009/07/09(木) 21:36:02 ID:J/62p2Q4
age
532名無しさん@ピンキー:2009/07/10(金) 23:14:26 ID:Y+EJrM8J
sage
533名無しさん@ピンキー:2009/07/14(火) 03:16:13 ID:AXSQvBFX
もういい加減落としていいような気がするんだが
534名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 18:02:36 ID:j76uEJzc
ちゃんとSSが保管庫に行くんであれば、問題ないが
535名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 23:42:10 ID:XP8EZUKx
テスト
536名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:37:28 ID:+Zqf1H5q
ドラクエ9クリアしたので、さわりだけですが投下
5レスほどお借りします。
537名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:38:20 ID:+Zqf1H5q
モグネットの正しい使い方


「家書万金に抵る」という言葉を残したのは誰だったか。
家族や友人といった自身に近しい者からの便りは何にも増して嬉しいものだ。
たとえ、内容が簡素なものであったとしても、そこに込められた想いに受け手は涙を流して
喜ぶことだってあるかもしれない。
ましてそれが苦難の旅の最中に届いた、心から慕う人からの手紙であったなら……


538名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:40:31 ID:+Zqf1H5q
「サラ姫様からの手紙か?顔がニヤケてんぞ」
「む……」

飛空挺インビンシブル内の休憩室。本日一日の活動を終えた光の戦士一行は、就寝前のひと時を
それぞれ思い思いに過ごしていた。そんな中、暇を持て余した様子のルーネスが、珍しく相好を
崩しながら手紙を読んでいるイングズに冷やかしの声をかけた。

「いいよねー。ナイトにお姫様にドレスからはちきれんばかりの巨乳!女の子の憧れよねー」
「男の子の憧れでもあるねー」
「ちょっ、お前らいつの間に! こら!勝手に読むな!」

ルーネスの冷やかしに気を取られている隙に、レフィアとアルクゥがまとわりつくように手紙を覗きこんでいた。
イングズはあわてて手紙をそらしながら怒鳴りつけるが、二人は怯む様子を見せるどころか、ルーネスを加えて、
さながらオプションのごとく手紙にホーミングしてくる始末である。
追いすがる三人から距離をとりながら、イングズは手紙を懐にしまいこむ。そして、大切な手紙を覗き見し、
幸せな時間をぶち壊した不埒者に怒りをぶつけるべく向き直った。

「人の手紙を盗み見するなど… お前らには良識というものはないのか?」
「いやいや、何といっても俺ら思春期まっただ中の少年少女だし」
「男女の関係が一番の関心事だよねー」
「ねえねえ、もうサラ姫様とチューした?チュー。それとももうおっぱいモミモミした?」
「やだー!何言ってるのよ!アルクゥったらぁ!」
「ハハハ! こやつめ!」
「はははははは!」
(こ、このクソガキ共……)
539名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:44:20 ID:+Zqf1H5q
馬鹿丸出しの三人の言葉に、心の中で呪詛を吐く。しかし、そこは一行のまとめ役であり、常日頃から
平静を心がけているイングズである。

(とにかく、適当に流して……いや、こいつらのことだ。しつこく食い下がってくるだけだろうから、ここでしっかりと
誤解を解いておくべきか)

一つ咳払いをいれて威儀を正し、興味津々と言った様子の三人を真っすぐ見据える。
そして有無を言わさぬといった態のしっかりとした口調で宣言した。

「まず、姫様と私はそういった関係にはない。姫様は光の戦士としての使命に従事している私を気づかい、
ご多忙な身でありながら、便りをくださる心優しい御方。しかし、私ごときにそういった感情を持たれる
ことなど決してない。また、私もお前達が言うような不埒な思いなど、一切抱いていない」

イングズの至極真面目な回答とそれに続くしばしの沈黙。
それを遠慮なく破ったのは、三人の阿呆丸出しの大笑いであった。

「だっははははは!誰がそんな戯言真に受けると思ってんだよ?」
「あははは!色々と余計なこと考えすぎなのよー。もっとストレートに行こうよ、ストレートに」
「サラ姫様のおっぱいまっしぐらーってこと?」
「やだー!何言ってるのよ!アルクゥったらぁ!」
「ハハハ! こやつめ!」
「はははははは!」
(こ、このクソガキ共マジブチ殺してぇ……)
540名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:47:33 ID:+Zqf1H5q
こみ上げる怒りに身を震わせるイングズを見て、さすがに茶化し過ぎたかと一斉に押し黙る三人。
その後、気まずいとしか言いようがない再度の沈黙が続いたが、それを破ったのはどこか疲れたような
イングズの声だった。

「……とにかく、姫様と私は主と従者の関係であって、それ以外の何物でもない。また、お前達が期待する
ような事が起こることもない。話はこれまでだ。私は手紙の返事を書く。お前達はもう寝ろ」

「ええー」と不満の声を上げる三人を一睨みで黙らせ、これ以上の問答は無用とばかりにテーブルの上に
便箋を広げる。三人はぶつぶつと文句を垂れつつも、艦内の消灯に回りだした。
消灯後、彼らが各々の寝床に着くのをしっかりと見届けて、イングズはペンを取り出した。
先程までの喧しさとは打って変わり、静けさと薄闇が辺りを包む。
テーブルの上のランプが白紙の便箋を穏やかに照らしている。

(さて……)

息を吐き、ペンを握り便箋に真正面から向かい合う。そして、いざ、と気合いを入れ、文を綴りだす。
……が、「拝啓」の2文字を書き出したところで、そこから一向にペンが進まない。あろうことか、
時候の挨拶すら思い浮かばない。頭を抱えて唸るが、便箋は真っ白のままだ。
そうして一刻ほど悩むイングズの脳裏に、ふと何かが浮かんだ。
それは文章ではなく、件の姫の表情。旅立ちの際、泣きながら憎まれ口をつくも、最後は悲しみを押し隠して、
笑って送り出してくれた美しい女性。
思わずペンを落としてしまう。だが、イングズはそれにかまわず、両手で自慢の長持ちサラサラヘアを
ぐしゃぐしゃとかき乱した。

(馬鹿者が。何故、いつも姫様と私を結び付けようとするのだ……)

迷いを断ち切るように左右に頭を強く振る。ペンを拾い、イングズは強引ともいえるような勢いで型通りの
文章を綴りはじめた。

「拝啓、偉大なるサスーン王の御息女にして我等がサスーン国民の光、サラ様。風薫る新緑の候、
いかがお過ごしでしょうか――」
541名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:52:55 ID:+Zqf1H5q


三人にああは言ったが、イングズは自分がサラ姫に対し恋慕の情を抱いていることを既に自覚している。
頻度は低いものの、人知れず自身を慰める時は必ずサラ姫を想像してしまう。そして、事後においては
未だ見ぬ賢者の衣装をなぜか身に纏い、想像上のサラ姫に許しを請う始末である。

しかし、そんなイングズもサスーン王家に対してはサラ姫への想い以上の絶対的な忠誠を誓っている。
戦国シミュレーションゲームで例えるならば、忠誠度100固定の関羽、張飛もしくは血縁武将といった
ところだろうか。外の世界の身無し子にすぎない自分を引き取り、王国の兵士にまで引き立ててくれた
サスーン王はイングズにとって生涯をかけて、命を賭して仕えるべき存在である。

だからこそ、王の大事な息女であるサラ姫を娶る資格など自分には無いと考えていた。
所詮は出自不明の一兵卒である。たとえこの旅を終えて、英雄として帰還したとしても、王族や高位の貴族が
良い顔をする訳がない。イングズを気にかけているサスーン王は認めるかもしれないが、それでも王家に
無用な混乱を招くのは間違いない。
敬愛する王や姫の苦しみなどはもっての他。イングズは極めて現実的な思考の持ち主であった。

(……なにより、姫様が私ごときに、その、そういった感情を持つはずがない。うむ、そもそもの前提が
成り立っていないのだから、このようなことを妄想して悩むだけ無駄だ)

――現実的過ぎるがあまりに、どこか卑屈になりつつもあった。
心の中で自身に言い聞かせながら、したためた手紙を封書の中に丁寧に差し入れる。モーグリに頼み、
サラ姫の元へ手紙を送信した後、今日はこのまま休もうと、イングズはベッドへと倒れこんだ。
3人に散々弄られた揚句、手紙が中々書けずに煩悶したせいか、心が疲れきっている。
だが、深い疲労に反して眠気は一向に湧いてこない。
何とか眠ろうと目を閉じる。しかし、瞼の裏に浮かぶサラ姫の表情は中々消えなかった。

542名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:55:43 ID:+Zqf1H5q
続きます。
次回は来週末頃投下します
お目汚し失礼
543名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 01:56:20 ID:UB2drKSF
>>542
首をながくしてまってるぜ!!
544名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 03:48:51 ID:wLsFuQmM
>>542
イヤッホウ!禁欲主義者の解放の時を期待しております。
545名無しさん@ピンキー:2009/08/01(土) 23:55:41 ID:DEA2jodm
おおお!久し振りの投下!
ワッフルして待ってます
546名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 04:59:08 ID:WXnFE4bQ
わっふるわっふる
いいね、ストイックなイングズだとギャップがあって萌える
547名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 17:07:53 ID:noOy3x2m
まだ職人さんがいてよかった
最近ここ来たばかりだから過疎って落ちちゃうのかと思った
548イングズxアルクゥ 1/3:2009/08/08(土) 00:05:50 ID:yCBS4vU0
※ 同性愛ネタです!!

「こんなことサラ姫に知れたら・・・」

アルクゥの口から出てくる言葉を塞ぐように、イングズはアルクゥにキスした。
イングズの舌がいやらしくアルクゥの中に侵入する。
飲み下せない唾液がアルクゥの顎を伝い床に垂れた。
「私はアルクゥが好きだよ。とっても」
イングズはアルクゥの口を強い力で吸った。アルクゥの舌が痺れるくらいに。
「キスだけで感じたことはある?こんな風に激しいのは初めて?」
「・・・こんなキス、初めて。。。」
甘い吐息と共に、アルクゥは震える唇で答えた。アルクゥの顔は紅く火照っていた。「アルクゥは可愛いな(笑)やっぱり好きだ」
イングズは美しいアルクゥの体を貪るように抱きしめた。二人の体は密着した。
アルクゥの太ももに硬くなったイングズのぺニスが触れる。 息もできないほどの激しいキスはアルクゥには刺激が強すぎる。
アルクゥはイングズのキスに陶酔した。
「もっと、僕を愛してほしい・・・・。。」
イングズの瞳を見つめそう言った。アルクゥは一線を越える覚悟ができていた。
「こうすると気持ちいいんだよ」
イングズはアルクゥのぺニスを口に含み、鈴口をチロチロと優しく愛撫した。
ぺニスをくわえこむと舌を裏筋に這わせた。
「イングズ、駄目・・・。おかしくなりそう・・・。。」
アルクゥは頬を紅く染めて嫌がった。しかしアルクゥのペニスからはとめどなく我慢汁が溢れ出してきた。
549イングズxアルクゥ 2/3:2009/08/08(土) 00:07:38 ID:yCBS4vU0
「我慢なんかしなくてもいい。もっと素直になって。もっと感じてごらん」
イングズは一気にアルクゥのぺニスを根元までくわえた。アルクゥの甘い吐息が洩れる。アルクゥのぺニスはアルクゥの意識とは裏腹に硬く真っ白に勃起した。
イングズはさらに激しくアルクゥのぺニスを上下に扱いた。
「駄目!!・・あっあ、、!!」
イングズの唾液とアルクゥの我慢汁がぐちょぐちょに交わってアルクゥのぺニスから滴り落ちる。
「こんなに先走りを出すなんて・・Hな奴はだな(笑)もっと良くしてあげる」 嬉々としてイングズはアルクゥの肉棒をむちゃぶりついた。アルクゥはあえぎ声を出し、つま先から髪の毛の先まで全身で感じていた。堪えきれずアルクゥは自ら腰を振った。
イングズはアルクゥの亀頭を上顎に擦り付け、裏筋を丁寧に舌で吸いついてやる。アルクゥのぺニスは我慢汁でぐちょぐちょだ。イングズはアルクゥの陰毛に顔を埋め、喉奥深くで激しく肉棒を吸いた。
「イングズ!!あっあ!イッちゃう。イッちゃうよ」
イングズの絶妙な舌の動きは滑らかに加速した。
「あっ・・・イぐ〜!!」イングズの口の中でアルクゥのペニスから勢いよく大量の精子を放出した。イングズの口から精液が溢れる。
「アルクゥのならいくらでも飲めるぞ」イングズはアルクゥの精子を飲み干した。
550イングズxアルクゥ 3/3:2009/08/08(土) 00:09:17 ID:yCBS4vU0
「そろそろ私も・・・。。」
体勢を整え直したイングズは両手でアルクゥの頭を掴み己の肉棒を快感の限り、アルクゥの喉奥に擦りつけた。
アルクゥは喉奥まで咥えこみ
涙目になったが、イングズは一向に気にする様子も見せず、激しく腰を動かした
アルクゥの口から唾液とイングズの先走りとが溢れている。一度うなるような声を上げ、イングズはアルクゥの口の中で一気に果てた。アルクゥは目から大粒の涙を流しながら、イングズの白濁した濃い精子を飲み干した。
「癖になりそうか?」
「・・・うん(笑)」
アルクゥはほほ笑んだ
男二人、満たされた表情である。
おしまいっ!
551名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 00:12:16 ID:yCBS4vU0
4年前に音楽板で投下された書き込みを参考に作りました。
パクリですが、このスレを盛り上げたくて思い切って投下しました。
すみません
552名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 00:30:59 ID:Bsgx+qlh
そもそも板違い 氏ね
553542:2009/08/08(土) 02:39:25 ID:K2cuyiQ1
続き投下します。
554542:2009/08/08(土) 02:41:28 ID:K2cuyiQ1
翌朝、いつもと同じ時間にイングズは目を覚ました。
結局、明け方近くまで寝付けなかったせいか、気持の良い目覚めとは言い難い。
それでも軍人として培ってきた規則正しい生活はそう簡単に乱れるものではないようだ。
シャワーを浴び、思う存分に髪形を整えた後、悪童共の朝食を作るいつもの一日の始まり。
しかし、今朝はどこかが、いつもの朝とは何かが違う。
漠とした嫌な予感に襲われたイングズは辺りを見回して、違和感の原因に気付いた。
いつもはまだ寝ているはずの連中の姿がベッドにない。
何事かと艦内を見回るが、人の気配が全く感じられない。
持ち前の通信能力で何やらゲームを楽しんでいるモーグリや、姿は見えないがデブチョコボの
存在が確認できるだけだ。

(あいつら…… 一体どこに?)

ふと、昨夜手紙をしたためていたテーブルを見ると、何やらピンク色の封書が置いてあることに気付いた。
手に取ってみるとハートマークのシールで封がされており、「グズ先輩へ(はぁと)」などと宛名書きがされている。

(………………)

もはや言葉もなくなったイングズは、この上なく嫌な予感を覚えつつも封書を開き、手紙に目を通した。

「グズ先輩へ

 今日一日、ノーチラスで家族三人水入らずの旅行に行ってきます。明日の朝には戻りますので、
 心配しないでね。
 朝昼夕の三食とおやつは冷蔵庫の中にあるので、チンして食べること。
 それと、オナニーはほどほどにね♪ (レフィアママ)

 今日はお前にとっても水入らずだ。
 こないだみたいに、『姫様……そのような淫猥な技を、一体どちらで?』とか声に出しても
 誰も聞き耳たててないから、思う存分扱いてくれ! (ルーネスパパ)

 100パーセント想像のみの自慰行為もなかなか趣深いけど、視覚情報による補完は相手をより鮮明に 
 想像できる点でやっぱり必須だと思うんだ。というわけで、サラ姫のブロマイドを置いていくね〜
 姫様の恥ずかしげな上目づかいの表情と、ドレスからはみ出してる豊乳の谷間による奇跡の調和が
 至高の自慰を約束してくれるファン垂涎の一品だよ。ゆっくり楽しんでね〜 (アルクゥ)  」

555542:2009/08/08(土) 02:45:03 ID:K2cuyiQ1


「………………がああああああああああああああ!!!」

切れた。イングズの中の大事な何かが切れた。
手紙を徹底的に千切り尽くした後、菊一文字を抜き払い、込み上げる衝動のままにテーブルを叩き潰す。
血走った眼は狂気に彩られ、左右に裂けんばかりの口からは艦全体を揺るがさんばかりの咆哮が響く。
そこにはもはや冷静なお兄さんキャラの姿はどこにもなく、一匹の狂った鬼がいるだけだった。

「あのガキ共…… 今すぐ悲と惨と苦を絡めて地獄に叩き落としてぇ……」

極めて物騒な言葉を並べるイングズだが、矛先の三人は外出中のため、当たる対象が物しかない。
怒りに任せてテーブルをぶち壊したとはいえ、そこは一行のまとめ役であり、常日頃から平静を心がけて
いるイングズである。一つ息をつき、怒りを抑えるべく穏やかな気持ちで思考を整える。

(まあいい……帰ってきてからのお楽しみだ。特に男二人は尻にひかりのぼうをねじ込んで、
 向こう一カ月は排便のたびに地獄の苦しみが伴うように……ん?あれは……)

割と不穏当なことを考えつつ、破損したテーブルを片付けようとしたイングズの目に、
テーブルの破片に紛れた写真が止まった。

(これは、姫様の……)

拾い上げ、しばし写真に見入る。
王家の正装に身を包んだサラ姫がカメラ目線でどこか恥ずかしそうに微笑んでいる。
アルクゥの言う通り、かなり大胆に開いた胸元からは明らかにそれと判る双丘が作りだす谷間が窺える。
あいつは一体どこからこんなものを、いやいやそもそも誰がこんな写真を撮りやがった、などと呟きつつ、
写真に没頭するイングズ。そこに一匹の草食動物が声をかけてきた。
556542:2009/08/08(土) 02:49:47 ID:K2cuyiQ1

「手紙だクポよー」
「けしからん、まったくけしか…………む、貴様!一体いつからそこに?」
「今来たばかりだクポ。通信プレイ中断して、わざわざ手紙持ってきてやったのに、失礼だクポ。
さっきもいきなり大声出されたおかげで、びっくりしてG級クエスト失敗したクポ」
「そ、そうか。それはすまない」

クポクポうるせえよ。そもそもお前がそのゲームで遊ぶのは色々と間違っているだろ、と思いつつも、
とりあえず謝罪し、イングズはモーグリから手紙を受け取った。
持ち場に戻っていくモーグリを見送り、手紙の差出人を確認する。

(姫様からの返事…… 妙だな。昨夜遅くに手紙をお届けしたばかりなのに)

早すぎると言っていい返事にいささかの戸惑いを感じながらも、封書を丁寧に開き、手紙を取り出す。
封書の刻印はサスーン王国のもので、手紙の筆跡も間違いなくサラ姫のものであることが確認できる。

遥か遠いサスーン王国から、一晩で封書が転送されてきたという事実に驚いた訳ではもちろんない。
――世界各地の町や村に存在するモーグリ。
彼らは生来備わった不思議な力を使い、言葉を交わさずとも仲間同士で通じ合うことができる。
それは例えどれだけ距離をおこうとも変わるものではない。
さらに、この能力は大魔導士ドーガにより応用発展され、いかなる物質であっても、一瞬で
遠隔地にいる仲間へと転送することが可能となっている。
とある夜の明けない星に存在していれば、こころの配達人の存在意義を確実に吹っ飛ばして
くれるほど有用な能力である。

書き上げた手紙をモーグリを介して送信したのが昨夜遅く。
そして、その返事が今朝早くに届いている事実。
何かただならぬ事態がサスーンに起こったのではないかと、不安にかられたイングズは真剣な
面持ちでサラ姫からの手紙を読み始めた。

557542:2009/08/08(土) 02:52:20 ID:K2cuyiQ1

「イングズへ
 
 いつも素敵なお手紙をありがとうございます。
 相変わらず、楽しい旅を送ることができているようで何よりです。
 手紙に綴られているあなたの旅は本当に楽しそうで、読んでいるこちらまで思わず楽しくなってきます。

 それにしても、あなたは変わりましたね。
 旅立つ前はあまり感情を表に出さなかった貴方が、今では喜怒哀楽をはっきり出せるようになった  
 ことが、文面からもよくわかります。
 これもあの素敵なお友達のおかげかしら?
 彼らのことに触れているお話は特に面白くて、この前も思わず声を出して笑ってしまいました。
 本当に彼らのことが好きなのですね。そして、彼らもあなたのことを心から慕っているようです。
 同年代の気の置けない友人と笑い合えるあなたが少し羨ましく思います。
 そして、あなたが何の衒いもなく感情をぶつけられる彼らに対しても」

(よかった…… ただの取り越し苦労だったか)

流れるような綺麗な文字で綴られた文の内容に、イングズは安堵の息をついた。
少し砕けた文体に姫の自分に対する気安さのようなものを感じ取ることができ、嬉しくなる。
そして、サラ姫が自分へ向けてくれた気遣いに、この上ない喜びを噛みしめる。

(私はそれほど変わったのでしょうか…… それはともかく、私があの畜生共を好きだということについては
少々遺憾です、姫様)

姫の推察に対しては引っかかるものを感じつつ、満更でもない様子で苦笑する。

(しかし、姫様は私やあの者達を羨ましいなどと…… いや、お立場を考えれば心を許せる臣はおれど、
同年代の友人など簡単に作れるものではないということか。なんと、おいたわしい……)

558542:2009/08/08(土) 02:54:48 ID:K2cuyiQ1
笑ったと思いきや、突然沈痛な面持ちになるなど、せわしなく表情を変えるイングズ。
その脳内にふと、例の3人に囲まれ、彼らとの会話を楽しんでいるサラ姫の図が浮かんだ。
……絶対にあってはならない、無垢な姫様が汚される、と頭を強く振り、浮かんだ想像を追い払おうと
するが、姫君と気兼ねなく友人として接することのできる厚顔な若者など他にはいない。
(しかし、仮にあの3人が姫様の友人たり得た場合、私の姫様に対する立ち位置はどうなるのだろう……)

書き手の意図するポイントからずれた所で無駄に頭を悩ませながら、イングズは手紙を読み進めていく。


「先日の手紙でも書きましたが、サスーンは何事もなく、相変わらず平和そのものです。 
 私もいつもと同じ時間に起床し、いつものように公務をこなし、いつもと変わらない一日を終えます。
 決して公務を軽く見ているわけではないのですが……また、いつ絶えるとも知れない平和を享受できる 
 喜びを忘れてはならないことも分かっています。
 ただ、私が本当に必要としているもの、求めているものがここには無い。そう感じるのです。
 
 今、私にとって一番大事なもの…… 最近、特に就寝前はそればかりを夢想しています」

(姫様の一番大事なもの……)

文章から感じる雰囲気のどことない変化に戸惑いつつも、「大事なもの」が何か気になるイングズは、逸る気持ちに任せて続きをさらに読み進める。

559542:2009/08/08(土) 02:56:09 ID:K2cuyiQ1
「大事なもの。いえ、私にとって最も大事な人。
 もし、彼が就寝中の私の部屋に忍んで来てくれたら……


 物音で目を覚ました私の視覚が最初に捉えたものは、騎士鎧に身を包んだ少年。
 しばらくは薄闇で顔が判らず、すごく怖かった。けれど、目が慣れてきて彼だと判った途端、
 心から安堵し、何か例えようのない喜びが湧きあがってきた。

 私は微笑み、彼に手を差し出す。
 彼はその手を取り、寝床に腰かけている私を優しく立ち上がらせてくれる。
 立ち上がった私は、流れに任せるまま彼の胸に体を納める。
 夢にまで見た彼の胸元。頬を摺りよせると同時に私の胸を押し当てる。
 身長差からお腹の上辺りにしか当てられないのは少し残念だけど。
 鎧越しでも感触が判ったのか、彼はビクッと体を強張らせる。
 ――可愛い。

 彼の腕が私を包む。最初はおそるおそると、次第にしっかりと。
 私は顔を上げ、彼に微笑みかける。
 彼はそれに応えるように、背中と腰に回していた手をゆっくりと撫で上げる。腕から肩、肩からうなじへ。 
 そして、両サイドの髪に優しく指を通す。

 流れる髪が耳をくすぐる。こそばゆさに細めた目で彼を見つめる。
 彼は少し戸惑いながらも、熱を帯びた目で見つめ返してくれる。
 彼の背中に腕をまわしながら、つま先立つ。
 瞳をそっと閉じる。いつの間にかずいぶんと潤んでいたらしく、涙が私の頬を伝う。
 彼の顔がゆっくりと近づいてくるのがわかる。

 この上なく柔らかいものが唇に触れた。
 ――唇は、重なり合うためにできている。
 経験したことのない幸せな感触に、思わずそんな言葉が浮かんできた…… 」

 
560542:2009/08/08(土) 02:58:01 ID:K2cuyiQ1
「……な、なっ……え!? ち、ちょっと、こ、これは、一体?…………」

『姫からの手紙を読んでいたと思ったら、いつの間にかハーレクインを読んでいた』
頭がどうにかなってしまいそうな超展開に、イングズはいっそ気を失うほどの目眩を覚える。
想い人が自分に宛てた手紙に、キスシーンの描写を書き連ねてくるなど、予想の斜め上にも程がある。
平静を旨とするイングズとはいえ、思考が全く回らなくなるほど動揺してしまっていた。
しかし、文章はまだ残っている。
頭が回らないまま、目がふらふらと無意識に文を追いはじめる。

「永遠にも感じた至福の時間。やがて唇と唇が離れ、間にかかった銀糸が名残惜しそうに糸を引く。
 頭がぼうっとして何も考えられない。彼の顔をうつろに見上げる。
 私の視線に気付き、微笑みを返してくれる彼。
 
 まだ思考がまとまらない。夢か現かもわからない。
 だから彼の名前を呼ぶ。彼に微笑みを返しながら。 


 イングズ…… 」

 

止めを刺され、イングズは両手で手紙を持ったまま、真後ろにひっくり返った。

561542:2009/08/08(土) 03:00:25 ID:K2cuyiQ1
続きます。
改行かなり失敗しました。
読み辛いかもしれませんが、ご容赦を
562名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 08:17:41 ID:q03RqvID
3人が最低すぎるwww
563名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 08:46:02 ID:TZK9Xnrn
軽妙さがたまらん
わっふるわっふる
564名無しさん@ピンキー:2009/08/08(土) 09:19:09 ID:p8pOruIz
GJ。
まってたよ、まってたよ!!
つづいてくれよ、つづいてくれよ。
565名無しさん@ピンキー:2009/08/14(金) 17:38:04 ID:ByLrJAF1
これからどうなるのかが気になるなw
この時点じゃイングズしかいないし
566名無しさん@ピンキー:2009/08/21(金) 05:15:43 ID:jP88X4Rk
そっと保守
567561:2009/08/23(日) 00:20:27 ID:5KqHng3R
すこし間があきましたが、投下します。
568561:2009/08/23(日) 00:21:01 ID:5KqHng3R

手紙のいいところとは何だろうか。


相手に面と向かった場合と違い、伝えるべきことを冷静に伝えることができること。
文章にすることにより、自身を取り巻く現状や自分の気持ちを確認できること。
相手の反応や言葉にとらわれず一方的にでも気持ちを伝えられることなどは、まさに手紙ならではと言えるだろう。
しかし何より良いところは、手書きで心を込めて書くことにより、自分の気持ちが相手に伝わることではないだろうか。

569561:2009/08/23(日) 00:21:56 ID:5KqHng3R

インビンシブルの休憩室。
無残に破壊され、散らばったテーブルの破片にまぎれ、一人の少年が仰向けに倒れている。
窓からは朝の光が差し込み、少年の精悍な顔を眩しく照らしている。
手紙を持ったまま全く身動きをしないため、何やらきな臭い事件に巻き込まれたようにも見えるが、そうではない。
その眼ははっきりと見開かれており、そこにはまぎれもない意志の光がある。

(……現状を整理してみようか)

何事もなかったかのようにすっと起き上がり、無事な椅子にゆったりと腰をかける。
常日頃から平静を旨とするイングズである。先程は想定外の出来事に慌てふためいた末、醜態を晒してしまったが、
もう完全に立ち直ったようだ。
たった1時間程で平静を取り戻した自身の精神力を誇りながら、サラ姫からの手紙に再度目を通す。
今朝方モーグリを介して受信した、姫君の願望が綴られた手紙である。

(まず前提として、この手紙が真に姫様の筆によるものかどうかについてだが……)

あの3人の手によるものではないかという推測が浮かぶ。
自分のサラ姫への想いを弄ぶため、このような内容の手紙を捏造したのではないかと。
筆跡や刻印の捏造も彼らなら一晩どころか一刻でやってのけそうである。
しかし、

(あいつらに限ってそれは無い、間違いなく)

イングズを弄ることに無上の喜びを見出しつつある3人だが、他人の心を土足で踏み荒らすような真似など決してすることはない。
長い間、生死を共にしてきて、彼らがどのような人間かは誰よりもイングズ自身が知っている。
心から信頼して背中を預けることができるのは彼らだけだ。

(では、この手紙が姫様自身の筆によるものだとして、姫様は何を思い、このような文を綴られたのか)

サラ姫に見初められ、比較的近くで仕える機会が多かったイングズである。
姫の見目麗しい容姿だけでなく、その聡明さにも触れる機会は多い。
それだけに、あの手紙の文章、特に後半のキスのくだりはあまりにも唐突に過ぎる。
他者に向けた手紙にあのような内容を綴るなど、イングズが抱く聡明な姫のイメージとは結びつかない。

570561:2009/08/23(日) 00:22:55 ID:5KqHng3R

(ならば、姫様は戯れにこのような文を? 私をからかうために?)

それこそありえない。サラ姫が国民から慕われているのはその美貌よりも、むしろ他者に対する分け隔てない優しさによるものだ。
そんな慈愛に富んだ姫君が「プギャー」と笑いながら自分に後ろ指をさすなど、イングズに想像できる訳がない。

(では、なぜこのような文章を綴られたのか……姫様の大事な人との接吻。そしてその人とは、あろうことかこの私……そんな、まさか……)

情報を整理すればするほど、頭の中が混乱する。
――夜の妄想のお相手が、自分を相手に同じ妄想をふくらませていた。
――さらに、その妄想を文章に起こし、手紙にして伝えてきた。
言葉で整理すれば非常に単純で、答えはすぐに出るのだが、心はそう単純ではない。

(姫様が私ごときを好いておられるなど……!)

命を賭して使えるべき対象であり、決して手が届かないと思っていた存在。
その当人からのカミングアウトである。
本来ならば狂喜乱舞するべきところなのかもしれないが、未だに実感は湧いてこない。
しかし、手にしている手紙の内容と整理した情報から出せる結論はそれしかない。

それでも未だ半信半疑のイングズは、自身がもう一つの問題に直面していることに気付いた。

(返事は、どうするべきか……?)

サラ姫からの手紙は姫がイングズの名前を呟いたくだりで唐突に終わっている。追伸も無い。
返事の要求はないが、姫君からの手紙である。当然書かなければならない。
では何を書けばいいのか?

(姫様は御自身の……願望を綴られてきた。望まれている相手は、恐縮ながら……私、だろう……)

サラ姫が期待している返答。イングズが先程出した結論が正しければ、それも自ずと解る。
――自身のサラ姫への想い。
当然、心の中に留めておくべきものだ。
立場を考えれば、伝えるなど出来る訳がない。

571561:2009/08/23(日) 00:23:56 ID:5KqHng3R

葛藤の最中、手紙に再び目を向けると、手紙と一緒に持っていたサラ姫の写真が目に止まる。
写真の中の姫はイングズの煩悶などどこ吹く風で、変わらぬ微笑みをたたえている。
その微笑みが誰に向けられたものかは、写真からは読み取れない。
一方でこの手紙。
ここに綴られている姫の想いは、紛れもなく自分に対してのものだ。
それがストレートではない、遠回しな告白であってもだ。

(ストライクゾーンを大きく外したすっぽ抜けの変化球だが、姫様は私に想いを伝えてくれたのだ……)

ならば、その想いにどう応えるか?


――もう考えるまでもない。
ペンと新しい便箋をどこからともなく取り出す。
テーブルがないため、床に膝をつきベッドの上で書くことになるが気にはならない。
余計なことは何も考えず、ただひたすらに筆を動かす。
昨夜と違い、迷いなく筆を進めるイングズの顔に先程までの煩悶の色はどこにもなかった。



「拝復 お手紙有難く拝受いたしました。

 恐れながらいただいた文の内容については私の不明ゆえか、若干の戸惑いを感じざるを得ません。
 そもそも、私ごときが姫様のお心を全て推し量れるかもわかりません。
 ですので、勝手ながら手紙に記された姫様のお気持ちを私が全て理解することができたと仮定した上で、
 これより私の想いを記し、返事とさせていただきます。

 もし、私の返事が全くの見当違いのもの、あるいは姫様のお心に障るものであれば、即座に私を呼び戻し、
 処断ください。
 また、この返事に全く心当たりがなかった場合も、同様に願います。」

ここまで書き上げた後、瞑目し、一つ息をつく。
姫の求めているものは解っている。自身の覚悟もできている。
後は己が妄想を書き連ねるのみ――
自分でもよくわからない高揚感に突き動かされてイングズは、再び筆を動かし始めた。


572561:2009/08/23(日) 00:25:17 ID:5KqHng3R

「唇が離れた後、体が密着した状態のまま姫様と見つめ合う。
 頭が回らない。視界もはっきりしないように感じる。夢か現かの区別すら付けられそうにない。
 そんな状態を知ってか知らずか、姫様がかすれた声で私の名前を呼んだ。
 
 形容しようのない感情が湧き上がる。
 同時に先程まで姫様と唇を合わせていたという事実が急に現実感を伴って脳裏に蘇った。
 我を取り戻し、改めて間近で自分を見つめてくる姫様の表情を見つめ返す。
 彫りが深い目鼻立ちとアイスブルーの瞳。大人びた硬質な美貌の顔立ちだが、繊細な小顔はストレートに伸ばした
 ブロンドの髪と相まって、どこか少女じみた印象も伝えてくる。
 
 思わず見惚れてしまう美貌だが、意識は形よい鼻梁の下の唇に注がれる。
 先程まで自身の唇と重ね合わせ、私の名前を紡いだこの上なく柔らかそうな唇。
 
 欲しい。

 ただそれだけを思い、そっと顔を近づけ、再び唇を奪う。
 目を閉じて迎えてくれた姫様は、私の首に腕を回してしがみつく。
 それだけで甘い感覚が体中に行きわたり、震えが走る。
 唇の甘さと柔らかさを存分に堪能し顔を離すと、姫様は艶めかしく息をもらし、そのまま口を半開きにする。
 口の端から唾液の筋が流れる様は、熱に浮かされたような表情と相まって、この上なく蟲惑的だ。
 さらに半開きの口の中には鮮やかな色の舌が、何かを求めるように蠢いている。

 その求めに誘われるように三度唇を奪い、今度は舌を口腔内に侵入させる。
 驚きに目を見開く姫様に構わず、上顎や歯列を隅々まで舐っていく。
 一つ一つの刺激に誘われるように差し出されてきた舌に私の舌が絡んだ瞬間、姫様の体が小さく跳ねた。
 唇をそっと離し様子を見やると、潤んだ瞳の焦点がぶれている。
 
 どうやら達してしまったということだろうか。
 姫様は息も絶え絶えといった様子で、呼吸をどうにか整えようとしている。
 回した両腕で姫様の細い体を支えたまま、頭を労わるように優しく撫でる。
 そうしてしばらく続けているうちに呼吸が落ち着き、眼にも光が戻ってきた。 
 赤く上気した顔で夢うつつの視線を向けてくる姫様。
 弛緩しきった体を預けられ、心地よい重みを感じながらしばし物思いに耽る。

 ――この後はどうするか

 自分の心はとうに決まっている。姫様はどうだろうか。
 お気持ちを確かめるべく姫様の耳元に口を寄せ、そっと囁いた。

 『姫様……続けますか?』

                」


末文など姫様からの返事を考えれば無粋なだけ。
そう思ったイングズはペンを置き、したためた手紙を封書に差し入れた。
573561:2009/08/23(日) 00:26:11 ID:5KqHng3R
続きます。末文は省いてはいけないそうです。
上は悪い例です。
574名無しさん@ピンキー:2009/08/23(日) 12:41:23 ID:m+vmVbee
>>573
そう、くるとですか。
いやぁ、まってましたよ。まってましたよ。

つづきも楽しみにしてまっせぇ!!


575名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 09:57:35 ID:SBle1RSt
なんで誰も保管庫作らないんだ?
576名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 15:38:49 ID:NDm+WNHS
2chエロパロ板SS保管庫に依頼すれば?
577名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 18:14:30 ID:yOE6cxK6
>>1の過去ログじゃ駄目なのか?
今更作っても仕方ないと思うんだが
578名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 15:19:37 ID:foqGDr0h
うーん・・・
579名無しさん@ピンキー:2009/09/01(火) 19:33:04 ID:qaLtgY/9
過疎・・・残念だ・・・
580名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 08:46:51 ID:1VGOy1Vm
元気出して・・・
581名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 11:44:53 ID:ukXbNGXY
>>580
ここは気長に待つとするか。
582名無しさん@ピンキー:2009/09/12(土) 22:48:57 ID:YPecCHUK
わhh
583名無しさん@ピンキー
uる