『ハヤテのごとく!』のエロパロ 10

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1名無しさん@ピンキー
ここは少年サンデー連載の『ハヤテのごとく!』のエロパロスレッドです。
本誌の進行とともに、女装・倒錯・純愛・百合・羞恥・痴女・肉球・逆襲・ガン○ムその他
萌えのシチュエーションがバラエティに富み始めても、住人は職人とともに
ノートの記憶を思い出したかのようにネタを振ったりしながらマターリしましょう。
好みの分かれそうなシチュにはNGワードを入れるとモアベター。
大丈夫、僕らならできる。

ここは21歳以上の大人しか参加できない板です。
ジ○ンの軍人として恥ずかしくない節度を持った話をしましょう。

前スレ
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 9
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156862176/

過去スレ等は>>2付近参照
2名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 02:37:48 ID:PL/DPacD
過去スレ
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 8
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154083362/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 7
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150126379/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 6
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145120808/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 5
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138401467/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 4
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1134142421/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 3
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127475341/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 2
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115225572/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ
 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101242894/

本家スレ
ハヤテのごとく!ヒナギクの塔109階三度目の正直
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1160741592/

2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.arings2.com/
ttp://sslibrary.s9.x-beat.com/
3名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 06:52:28 ID:gX+3M4m4
>3ゲトォォォォ
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
4名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 13:24:39 ID:yMfHPUKa
4げと
5名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 13:30:24 ID:WIxBFcH/
>>1乙じゃないかな?
6名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 15:56:12 ID:U6KxPBVI
>1乙やな!
7名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 16:49:41 ID:WWd1R5mw
>>1
スレ立て乙です!

早速ですが、前スレで書いていた伊澄話の続きを投下させて頂きます。
これでラストということで。
81/16:2006/10/14(土) 16:50:40 ID:WWd1R5mw

「如何でしたか伊澄さん・・・前からと後ろからと、どちらがお好みでした?」

腰を開放されて、しばらくベッドでくたっと横になっていた伊澄の呼吸がやっと落ち着いてきた頃、
ベッドの端に腰をかけたハヤテが例によって笑顔で声をかけてくる。

「ぇ・・・あ、あの・・・・・・その・・・・・・はぅ・・・」

どう答えるにも恥ずかしくて堪らない問い掛けだったが、

「ええと・・・その・・・ま・・・・・・前から、の方が・・・す、少し、だけ・・・・・・」

真っ赤になりながらも、思ったことをそのまま答える。
何故なら―――

「そうですよね、伊澄さん、チューされるの大好きなんですもんね♪」
「・・・・・・はぅぅ・・・」

きゅー、っと擬音が聞こえそうなくらいに縮こまって、真っ赤な顔を更に赤くして俯いてしまう。
全くもって図星なので、もうどうしようもないのだ。
そんな小動物じみた姿をしみじみと“可愛いなぁ”と思いつつ・・・

「では伊澄さん、次はこうしましょうか♪」
「へ・・・ひゃっ!?」

伊澄はいきなりハヤテに抱えあげられて、ベッドに腰掛けているハヤテの目の前の床に立たされてしまい、

「あ、あの・・・ハヤテさま・・・あ、んむ―――!?」

唐突に身体を引き寄せられ、そしてやはり唐突に・・・唇を奪われる。
その瞬間に伊澄の身体はぴくんと揺れ、
唇の間からハヤテの舌が侵入してくると・・・びく、びく・・・と不規則に大きく震え、身体を捩らせる。
キスした瞬間に大きく見開かれた目は徐々に閉じられて、今は薄く開いた目蓋の奥で瞳を潤ませている。
小さな口を十分に堪能したハヤテが唇を離す頃には、伊澄はすっかり蕩けきっていて・・・
紅潮した顔には、羞恥と共に隠しきれない欲情の色が滲み出ている。

「ふふ・・・伊澄さん、本当にえっちなお顔になりましたね♪」
「ふぁ・・・そ、そんな、こと・・・・・・っひぁあ!?」

恥らう伊澄の反応を楽しみながら、
今度はその胸にある薄い膨らみと、その頂点の突起に舌を這わせる。

「ひゃ・・・んっ! あふ・・・ぅ、ふぁあ・・・ひゃ、ハヤテさまぁ・・・くすぐった、ぅ、あぁ・・・っ!」

ぴちゃ・・・ちゅぷ・・・ちゅっ、ちゅ・・・っ・・・

ナギに比べると弾力は弱いが、しっとりと吸い付くような感触のなだらかな膨らみをぺろりと舐めてみたり、
すっかり尖ってしまった先端の突起を舌先でちろちろと転がしてみたり、突付いてみたり、
唇ではさんでみたり、歯先で触れる程度に甘噛みしてみたり・・・

「ひぅ! はわ・・・ぁ・・・あっ! あふ・・・んく・・・んぅう・・・ひぁっ! はぅぅ・・・」

絶頂を迎えられるような激しさはなくとも、
じりじりと肌を焦がすような、媚薬のごとき刺激を少しずつ注入されてゆく感覚に、
伊澄は悩ましげに声をあげ・・・いつしか、もどかしげに太股をもじもじと擦り合わせはじめる。

「ん・・・っぷ・・・ふふ・・・伊澄さん、足の動きがえっちですよ?」
「ひぁ、あ、その・・・こ、これは・・・あの・・・・・・あの・・・・・・」
92/16:2006/10/14(土) 16:51:52 ID:WWd1R5mw

散々に乱れ悶えた後であっても、やはりそういうはしたない仕草を指摘されるのは恥ずかしく、
弁解しようとしても混乱のあまり何も言葉が出てこない―――
そんな風に羞恥と困惑でまたしてもオロオロとする伊澄に、ハヤテは笑いかけて、

「大丈夫ですよ伊澄さん、今のは僕がちょっと意地悪でした・・・ですから、お詫びの印に・・・」
「へ、あ・・・はわ・・・っ」

ひょいっと伊澄の腰のあたりを掴むと小柄な身体を持ち上げて、
彼女を愛撫している間にすっかり復活した肉茎の真上までその身体を運ぶ。

「伊澄さんの欲しかったモノ、たっぷりと・・・差し上げますね♪」
「へ、あ、あの・・・っふわぁああぁあっ!?」

肉槍の穂先と彼女の秘所との位置を微調整しながら、そのまま伊澄の身体を降ろしてゆき―――
じゅぶぶぶぶっ!
っと、伊澄の身体を一息に貫く。

「ぁ・・・あぅぅ・・・っはぅ・・・ハヤテさま・・・ぁ・・・っ」
「あれ、これが伊澄さんの欲しかったモノだと思っていたんですが、違いましたか・・・」

不意の挿入と求めていた以上の快感に、びくんびくんと震えるばかりの伊澄の身体を今度は抱えあげて、
根元まで埋め込んだ肉茎を秘所からずるずるっと引き抜こうとすると・・・

「・・・ぁ、あ、ひ・・・あ、ま、まって、くださ・・・っ、あの、その・・・は、ひぁ・・・っ!」

その動きが抽送ではなく、突き立てた肉茎を引き抜こうとするためのモノだと察して、
伊澄は慌てて声を出し、だがその声もずるずると膣壁を擦られる快感の前ではすぐに乱れ、
単なる喘ぎ声と化してしまう。
だが、当然ながらハヤテは全て分かっていながらやっているので、
抜け切ってしまう前に伊澄を抱える腕を止めて・・・

「ふふふ・・・大丈夫ですよ、ちゃーんとわかってますから、ね♪」
「へ、は・・・っひぁあああぁっ! ぁ、は・・・・・・
 ハヤテさまの・・・いじわ・・・んむ!? んんんっ! ん・・・・・・ぷぁ・・・ぅあ、あぁああ!」

じゅぶぶっ! っと再び伊澄の身体を肉槍で貫いて、涙目で非難の声をあげようとしたその唇を唇で塞ぎ・・・
それだけで何も言えなくなってしまった伊澄を再び肉槍で突き上げる。

「ひぁ、んぁああ! んぅう・・・ハヤテさまぁ・・・っ、あぅ、んぁあ・・・ふわぁああ!」

ベッドに腰掛けるハヤテの腰に伊澄が跨った、いわゆる対面座位の格好で、
先程までのような激しさこそ無いが・・・正面にハヤテの顔を見据えたままでゆっくりと昂ぶってゆくのは、
それはそれで心地よく、伊澄は完全にハヤテに身体を委ね、とろんとした目で注ぎ込まれる悦楽に酔い痴れる。
が・・・

コン、コン。

『ハヤテ君、マリアです』
「はい、どうぞ〜」
「ひぅ・・・・・・え? え!?」

ぼんやりとしていた頭には、扉を叩く硬い音も遅れて響いてきて、それが何なのか理解したときには、
既にハヤテは返事をしていて、扉は開かれて―――

「ただいま戻りました、あら・・・うふふ、もうすっかり伊澄さんもハヤテ君のトリコって感じですね〜♪」
「ひぁ、え・・・そ、それは、あの・・・ひゃうっ! は、ハヤテさま!? や、あ、んぅう!」
「ははは、虜かどうかはわかりませんが、とりあえずもうすっかり仲良しですよ、ね、伊澄さん♪」
「ふぁ、え、はぅう・・・は、はい・・・ぃ・・・ぃう! んぁあっ!」
103/16:2006/10/14(土) 16:53:32 ID:WWd1R5mw

扉に背を向けたままの伊澄には、首を捻ってもマリアの姿は視界に入ってこないし、
ハヤテとの情事は既に彼女に見られているのだが・・・それでも、やはりこの行為を人に見られること自体が、
恥ずかしくて堪らない。
・・・堪らないのだが、マリアが部屋に入ってきてもハヤテの責め手はまったく緩むことがなく、
故に伊澄も突き上げられては悶え、喘いではしたない姿を晒してしまう。
そんな状況にあって・・・伊澄は、完全に失念していた。
マリアが何のために部屋を出て、そして戻って来たのかを。

「ふん・・・仲が良すぎるのも考え物だと思うが・・・なぁハヤテ?」

その声に、伊澄の胸がどくん、と響く。
忘れていた・・・余りに気持ちよくて、幸せで・・・自分が誰に抱かれているのかを・・・
否、誰の“もの”に抱かれていたのかを。

「言ったよな? 伊澄に手を出したらタダじゃ済まさないって・・・」

コツコツと響く靴音の軽さが、マリアではないもう一人の人物の接近を伊澄に伝える。
その人物・・・彼女は親友であり、自分は彼女の・・・想い人と、交わっているのだ。
そして、彼女は当然の如く怒っていて、その怒りは彼に・・・彼女と、そして自身の想い人に向けられている。

「な、ナギ、まって・・・あの、これは・・・わた・・・ぁうう!?」

せめてその怒気を、彼・・・ハヤテから、自分に向きを変えさせようとするが、
その健気な想いはよりによってハヤテの手、というより肉茎によって潰えさせられてしまう。

「ひぁ、んぁあっ! は、ハヤテさまぁ! まって、いまは、あ、ふぁあああ!」

結局、それ以上意味のある言葉を発することも出来ず、ただただ嬌声を上げることしかできないでいるうちに、
ナギの靴音が自分の真後ろまで来て、そこで止まる。

「はぅう、んぁああ! ひぁ、ナギ、これは、あふ! これは、あぁあ・・・!」

それでも健気に言葉を紡ごうとするが、じゅぷじゅぷと蜜壷を掻き回されてはどうにもならず、
伊澄はナギの眼前で痴態を晒し、嬌声を洩らしつづける。
と・・・

「はぁ・・・」

ナギのため息が聞こえる・・・が、気のせいかそこには・・・

「はは、すみませんお嬢様、成り行きでこういうコトになってしまいまして」
「まったく・・・だから気にするなと言ったのに・・・」

怒気ではなく、諦観というか、それよりもっと軽い雰囲気が漂ってくる。

「ひぅ、んぁあ・・・な、ナギ・・・ぃ、怒って、ないの・・・?」
「んー、まぁ・・・どうせこうなるだろうな、とは思っていたしな」
「そ、そう、なの・・・あ、ふぁあ! は、ハヤテさまぁ・・・まって、ひぅ・・・」
「む・・・ん、んんっ! と、とにかくだ! まぁ・・・ハヤテとマリアの間に割り込んで行ったのだ、
 伊澄ではひとたまりもないことくらい・・・最初から予想できるというモノだ!」

とは言え流石に目の前で露骨に喘がれては面白くはないらしく、
不機嫌な響きを帯びた声ではあるが・・・

「それより・・・おい! ハヤテ、伊澄の具合はどうだ?」
「んぅう・・・ひぇ!?」
114/16:2006/10/14(土) 16:55:27 ID:WWd1R5mw

「ええ、とっても素敵ですよ? 肌も中も、お嬢様と比べるとなんと言いますか・・・しっとりした感じで、
 また微妙に違った気持ちよさがあると言いますか・・・
 そう、あとそれに、チューされてイっちゃうような可愛いところもあるんですよ〜♪ ね、伊澄さん♪」
「はぅ、そ、それは・・・あぁあっ! ひぅ、んぁ・・・あぅう・・・っ」

そんな性癖まで暴露されて、ただただ萎縮するばかりの伊澄なのだが、
相変わらずハヤテの肉茎が秘所を突き上げていて、結局は喘いでしまう。

「む・・・ちゅ、チューまでしちゃったのか・・・むぅう・・・」

明らかに不満げな声ではあるが、やはり怒気、というには緩い響きで・・・

「あ、あふ・・・んっ! ね、ナギ・・・怒って、ひぅ! ないの・・・?
 私の、こと・・・ぉ、許して・・・ぇあ、ふぁあ! ひぁ・・・くれる、の・・・?」
「ふむ・・・そうだな・・・」

会話の最中もじゅぶじゅぶとハヤテに突き上げられ続け、喘ぎ混じりに声を出す伊澄の姿を見ていると、
確かに嫉妬を禁じえない部分もあるのだが、
それ以上に、艶を帯びた涙声にナギの嗜虐心がそそられて・・・

「よし伊澄、許てやろう」
「んく・・・ぅあ! ほ、ほんとうに・・・? あ、ひ・・・っ! あぅ、ありが、と・・・」
「ただし、お仕置きの後に、な♪」
「・・・え・・・え? ナギ? あ、ふぁ・・・ひぅう!?」

するる・・・と、ナギの腕が伊澄の身体に巻きついて・・・

「ひぁんっ! あ、あくぅ! ナギ、あ、ま、待って、そんな・・・あ、ふぁああ! ハヤテさまぁ!
 今はっ! うごいちゃ、あ、ひぁああぁ! やめ、ナギも、そこ、触っちゃあぁあ!」

ぴん、と尖った乳首と、ぷくっと膨らんだ秘芽を指先でくりくりと弄り始める。
ハヤテに秘所を責められ続け、ただでさえ全身が敏感になってしまっている伊澄のソコは、
触れられるだけでびりびりと電流が流れるような錯覚に陥ってしまうほど過敏な急所で・・・

「ひぁああ! ナギっ! そこはっ! あ、んくぅ! は、ひぁあ! ハヤテさまも、んぁ、はぅうう!」
「はは、伊澄の声・・・すごいえっちだぞ・・・よし、いい機会だ!
 ハヤテ、ちょっと動くのをやめろ、私のテクニックだけで伊澄をイかせてやるからな!」

じゅぶ、じゅぷ、ずちゅ・・・

「おい・・・ハヤテ?」
「あーいや、その・・・折角伊澄さんも気持ちよさそうですし、
 とりあえずはこのままがいいかな、なんて、あはは・・・」
「聞こえなかったのか? だーかーら・・・」
「あぅっ! いたっ、ナギ・・・いたい・・・」
「え!? お、おお、スマン! つ、つい力が・・・い、いや大丈夫だぞ?
 今のはちょっと力んだだけで、ちゃんと私はテクニシャンなんだからな!?」
「ん・・・あ、ふぁあ! あぅ、んくぅ! ひぁ、ハヤテさまっ! すご、あ、ひぅうう!」
「な・・・だ、だからハヤテ、とりあえず止まれと・・・!」

ずぶずぶと突き上げられ、嬌声を上げつづける伊澄にもわかるくらい、ハヤテが笑顔で困っている。
それと今のナギのことから察するに・・・

「ひぅ、んくぅう・・・あの、ハヤテさまぁ・・・っあ、ひぅう!」
「はい、なんでしょう?」
「ナギは、その、はぅう・・・ヘタ、なのですね・・・っく、んぅ・・・」

伊澄の背後でガーン、と背後からなにやら擬音が聞こえたような気がするが、当の伊澄は気付いていない。
125/16:2006/10/14(土) 16:56:50 ID:WWd1R5mw

「えー、まぁ、その・・・あはは・・・」
「あふ、んぅう・・・あの、大丈夫、ですから・・・あぅ、痛くても、ヘタでも、ふぁああ!
 ひぁ、その、親友、ですから・・・・・・ナギの、ふぁ、好きなように・・・ぃあ、んぅう!」
「いやぁ、なんと言いますか、折角のフォローなんですが・・・フォローになってないと言いますか・・・」
「う、うるさいうるさいうるさいっ!
 いいだろう、ソコまで言うなら・・・もう伊澄とて容赦しないからなっ! おいマリア!」
「は〜い♪」

伊澄当人としては勿論悪気はなかったので、
あからさまに不機嫌になってしまったナギが気になって振り返ってみると、
やけに楽しそうなマリアの返事とともに何か―――よくわからないが長いもの―――を受け取っているのが見える。

「は・・・んぅ、ひぁ・・・ナギ?」

なんとなく不穏な気配と、ナギのちょっと悔しそうな、そして意地悪そうな笑顔が気になって、
伊澄はハヤテの責めが徐々に緩やかになっていることに気付かない。
ハヤテが敢えてそうしたのは、伊澄の身体の揺れを抑えるため。
そうすることで、ナギのしようとしている事が、やりやすくなるからである。
そして、ナギのしようとしている事、とは・・・

「ふふ・・・伊澄、お前もハヤテのモノになったのだ・・・ならば、その印をつけなくちゃいけないよな〜♪」
「へ、印って・・・っひぅ!? え、な、ナギ!? そ、そこは、あの、その・・・お、お・・・あぅうっ!?」

つん、と。
ナギの手にしたモノの先端が、伊澄の後ろの穴にあてがわれる。
あてがわれたソレは細かく振動していて、それがハヤテにされているのとはまた違った感覚で、
身体の奥へと響いてきて・・・

「あれ、お嬢様・・・もう中に?」
「いや? まだ先っぽを当てただけだが・・・どうした?」
「いやぁ、なんだか伊澄さんの締め付けがキツくなりまして・・・これは、なかなか期待大ですね〜♪」
「ひぁ、は、ハヤテさま!? ナギも、あ、ふぁあ! 中って、なに・・・な、ひぁ、ふぁああっ!」

いよいよ恐ろしい想像が浮かんできて、オロオロとうろたえる伊澄だが、
わざとその声を封じて不安を掻き立てようとするかのように、ハヤテの腰がぐんっと動き、
伊澄の問い掛けは自らの喘ぎ声で掻き消えてしまう。

「ふふ、ふ・・・なぁに伊澄、大丈夫だ、ローションもたっぷり塗ってるから痛くないし、すぐに慣れる・・・」
「あふ、んぁあ、ナギ、ちょ・・・ふぁ、え、ええ!? えええ!? や、やめ、あ、ひ・・・・・・・・・!」

つぷ・・・と、あてがわれたモノの先端・・・何か球状のモノが、後ろの穴に入り込んでくる。
ナギの言うようにローションなのか、ぬるりとした感触のお陰で痛みこそ無いが、
本来は体内から体外への一方通行のハズの器官に異物を押し込まれる感覚は、肌が粟立つようで・・・

「あは・・・あ、ぁ・・・あぁあ・・・! ナギ、やめ、ひぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・は・・・くぅ・・・!」

小刻みにガクガクと震えながら、途切れ途切れに喘ぎ、思わずハヤテにしがみつく。
そんな伊澄の反応を楽しみつつ、だがハヤテに抱きついたのは少し気に入らないといった様子で、
ナギはその“長いモノ”を握る手に、ぐっと力を込める。

「あ、ひぁあ!? やめ、だめ! ナギ、や、ひ、あ! あぁあ! あふ、んぁあ! はわ・・・あ、あぁあ!」

つぷ、つぷぷ・・・ぷぷ・・・

ナギが手にした、小さな玉を数珠のように連ねた形状の、細長いモノ―――その小さな玉を、
二つ・・・三つ、四つ・・・五つ、と・・・
伊澄の後ろの穴が呑み込んでゆく。
伊澄は目を見開いて全身に汗を浮かべながら、排泄器官を逆行する異物の感触に苛まれ・・・
136/16:2006/10/14(土) 16:58:41 ID:WWd1R5mw

「あふ、あくぅ・・・っ、ナギ・・・、ナギぃ・・・! 抜いて、これ、ぬいて・・・ぇ、あ、かは・・・ぁあ!」
「・・・ほう? そうか、抜いていいのか、じゃあ・・・」

にたー、と意地の悪い笑みを浮かべ、手にした責め具をぐぃっと引いて・・・
ずるるるるっ!
っと、半分ほどまで押し込んでいたソレをほとんど一気に引き抜いて―――

「っふぁあぁあぁあぁあ!? あ・・・ぁ・・・・・・っ、かは・・・・・・ぁ・・・ぁ・・・」

びくびくびくんっ! と伊澄の身体が激しく揺れる。
それはもう、ある意味ナギらしい乱暴なやり方である・・・が、
その器官本来の目的通りに異物を動かされたことで、伊澄は本来の目的を達したときにその器官で感じる、
ある種の快感・・・それに近いモノを感じてしまい、それがきっかけとなって・・・

「ではもう一度最初からだな♪ 今度はもうちょっと速くするぞ〜!」
「ひぁ・・・や、ま、待って、ナギ、あ、ひぁ・・・んぁ、あ・・・あん! あく・・・ふぁ・・・ふぁあ!」

再びつぷつぷとソレを突き入れられて、伊澄はやはりハヤテにしがみついてびくびくと震えながら声を上げるが、

「ん〜、なぁハヤテ、伊澄の声、ちょっとえっちっぽくなってきたと思わないか?」
「ひぁ、はぅんっ! あ、え・・・!? や、ちが、ナギそれは・・・ぁあぁ! や、あんっ! はわぁ!」
「そうですね〜♪ 伊澄さんって意外におませさんですから、
 えっちなことに対する順応が早いのかもしれませんね♪」
「ふぁあっ!? そんな、ハヤテさままでぇ! ちが、わた、あ、ひぁ、ふぁああ!
 や、あ、ぬいちゃ、ダメ、ぇあ、んぁああぁあ!」

またしても半ばまで突き込んだソレをずるずるずるっ、と一気に引き抜いて、伊澄を泣き叫ばせる。
相変わらず愛撫がヘタでマリアにからかわれたりハヤテに苦笑されてばかりのナギにとって、
こうして自分の手で相手を良いように喘がせ、悶えさせられるのが楽しくなってしまい、

「ふ、ふふ・・・伊澄、ホントにお前は良い声だな〜♪
 ほらほら、もっと苛めてやるから悦んで鳴くのだぞ〜♪」

つぷぷぷぷっ、と責め具を埋め込んでは、ずるるるるっと引き抜いて、
伊澄の後ろの穴を執拗に責め立てる。

「ひゃうぅうう! やぁあ、ナギ、だめ、ひぁあああ! おしり、いやぁ、ゃああぁああっ!
 こんな、ふぁああ! おしりなのにぃ! ヘンに、なっちゃいま、ぁあっ! ふぁあああぁあ!」

責め具を引き抜かれる度に後ろの穴の感度は高まり、
ローションのお陰か抜き差しのペースがいくら上がろうとも痛みは無く、
伊澄の尻穴は急速に性感帯として開発されてゆき・・・

「はぅうう! はやっ! ハヤテさまぁ! たすけ・・・ぇええぇ! わた、あふ・・・ふぁああ!
 こんなの、ダメなのに・・・っ! こんなところで、気持ちよくなっちゃ、ひぁあぁあっ!
 ハヤテさまっ! ハヤテさまぁあ!」

尻から子宮に、そして脳髄へ響く快楽のパルスに逆らいきれず、
昂ぶってしまう身体をなんとかしたくて、縋りついた想い人に助けを求めるが・・・

「おいハヤテ、伊澄からのリクエストだぞ、どうするかは・・・わかってるよな?」
「はい、お嬢様♪ では伊澄さん・・・」
「ひぁ、はぅう・・・は、はい・・・? ぃ・・・あぁあああぁあっ!? ひぁ、やぁああ! は、ハヤテさまっ!?
 あ、ふぁあぁあ! だめ、だめぇえ! 動いちゃ、わた、あ、ひゃうううぅう!」

ハヤテに跨ったまま座り込んでしまっていた伊澄の腰を掴んで軽く浮かせておいて、
ソコに向かって激しく腰を突き上げて、ハイペースでの抽送を再開する。
ナギの責め手も同時に激しさを増し、
伊澄は秘所をハヤテに突き上げられ、後ろの穴をナギに抉られて・・・
147/16:2006/10/14(土) 17:00:18 ID:WWd1R5mw

「ひぁあぁあ! はぅぅうっ、んぁぁあああ! もうやめっ! だめ、だめですっ! ナギっ! ハヤテさまぁあ!
 もう、ひぅうう! らめ、もうだめぇえ! おかしっ、なっちゃぁあ! こあれちゃ、あぁあ! ひぁやあああ!」

前後二穴を同時に責め立てられて、伊澄はまさに身も世も無く乱れ、喘ぎ、泣き喚く。
びくんびくんと震え背を仰け反らせ、黒髪を振り乱して必死にハヤテにしがみつく伊澄の姿に、
ナギは同性であるにも関わらず興奮し・・・半ば無意識に責め具を弄る手つきが激しくなってゆく。
それは当然伊澄を更に悶え狂わせることになるのだが、
同時にハヤテもまた・・・

「っく、うぁ・・・! お、お嬢様、それ、すご・・・ぐりぐり、伊澄さんの中を擦ってるの、
 僕のにまで伝わってきて・・・うくっ!」

流石に今晩だけでもかなりの回数をこなしているだけあって、
ハヤテとしては少し楽な体位で伊澄だけをイかせる魂胆だったのだが・・・
両穴責めで伊澄の中はどうしようもなくキツく締まりヒクヒク震えているし、
その上ナギの責め具までが間接的にハヤテのモノを刺激して、
否応なしに昂ぶってしまい・・・急激に高まってくる射精感は、もはや逆らい難いものとなりつつある。

「え、ハヤテ・・・で、出そう、なのか?」
「は、はいっ! もう、そろそろ・・・っ、んく・・・!」
「ひぁ、はぅううう! そんな、もう、おなかぁ! いっぱいなのに、ふぁ、んぁあぁあああ!
 も、ひぁああぁ! らめ、ふわぁあ! やめ、ハヤテさまぁっ! だめ、ナギっ! おしりだめぇええ!」

自分からハヤテをけしかけておいて、いざ伊澄の中に出すと言われるとなんとなく妬ましくなってしまい、
心持ち後ろの穴を責める手を緩めてみたりするが・・・

「ふぁああっ! ハヤテさまぁっ! あんっ! はげしっ! ひぁああ! そんな、突かれたらあっ!
 わたしっ! も・・・っあぁああ! もう、もうっ! ひぁああぁ!」
「ぼ、僕も・・・っ、もうすぐ、イきますからっ! また、一緒に・・・伊澄さんっ!」
「は、ひぁああっ! はい、私もぉっ! ハヤテさま・・・ハヤテさまぁあっ!」

今更後の祭り、昂ぶったハヤテも、そして伊澄もあとは登りつめるのみでしかなく、
しかもこのままでは一人おいてけぼりにされているような気になってしまい、

「え、ええい! じゃあこうしてやるっ! 伊澄もハヤテも、イってしまえぇ!」
「ひ! ぅあぁああ! ひぁやああ! ナギぃ! ダメ、こんな、ぁあぁあああぁ! はげしっ、すぎ、いぁああ!」
「うぐっ! お、お嬢様っ! それ、すご・・・くぅ、響いて・・・っ、もう・・・!」

半ば自棄になったナギの尻穴責めで、伊澄の身体は一気に絶頂に向けて駆け上がり―――

「っあ・・・・・・ぁあああ! あく・・・ぅぁあっ! ナギ・・・っ、ハヤテさま・・・ぁっ、
 わた、も・・・あ、あ・・・だめ・・・・・・っあぁああぁぁあぁああっ!」

絶頂に達した伊澄の膣がきゅうっ、と締まり、それが、トドメとなって―――

「うぁ・・・! い、伊澄・・・っ、さ・・・・・・ん・・・っくぅう!」

どぶっ! どぷぷっ! びゅるるっ!

「―――――――――っあぁああああぁ! 出て、ハヤテさまのが・・・
 また・・・中にぃ! でて・・・・・・ぇぁあぁああっ!」

伊澄は達する瞬間にハヤテにしがみつき、ハヤテもまた射精の瞬間に伊澄の身体を抱き寄せて・・・
深く結びついたまま、ハヤテはどぷどぷと濁液を放ち、最後の一滴まで全てを伊澄の中に注ぎ込む。
ハヤテに射精される度に熱い濁液で胎内を、振動する責め具で尻穴を掻き混ぜられて、
悦楽の渦に呑まれた伊澄は何度も絶頂を繰り返し・・・
ハヤテの射精が終わるまで、伊澄の意識は壊れた電球のようにチカチカと明滅を繰り返すのだった。
158/16:2006/10/14(土) 17:01:42 ID:WWd1R5mw

・・・やがて射精を終えたハヤテは腕を解いて、胸を逸らすように仰け反って、ふぅっ、と息を吐く。
だが、その腕による拘束を解かれた伊澄は、

「ぁ・・・は・・・ハヤテ・・・さま・・・ぁ・・・っあ! ・・・ひ、ぁ・・・ぅ・・・ぅ」

はぁはぁと艶めかしく息を吐きながら、くたっとハヤテの身体にもたれかかり離れようとしない。
・・・否、離れられない。
ハヤテの肉茎の動きは止まっていたし、ナギも責め具を手放してはいたが・・・それらは共に未だ伊澄の中にあり、
特に責め具は微弱な振動を続けていて、伊澄がびく、びくと震える度に、
責め具から垂れ下がるふさふさの―――ナギとおそろいの“しっぽ”が、ふるふると揺れる。
伊澄のその姿は同性のナギからみてもドキッとするような色気があるが、
それだけに・・・そんな伊澄がハヤテとべったりしているのにだんだん我慢ができなくなってきていたし、
目の前であられもなく乱れる伊澄の姿を見ているうちに、ナギの女性の部分も疼いてしまっていた。
なので、

「よ、よし、じゃあ伊澄は流石に疲れたろう、ハヤテの相手はあとは私がするから、
 お前はゆっくり休んでいろ、な?」

と、表向きは伊澄を気遣うような言葉遣いで、自分の順番を主張するのだが・・・

「ん・・・大丈夫・・・まだ、平気だから・・・
 ハヤテさま、お気になさらずに・・・その・・・続きを・・・」
「お、おい! 伊澄!?」

伊澄の予想外の反応に、ナギは目を丸くして、
ちらりとこちらを振り向いた伊澄の口許が僅かに緩んでいるのを見てとって・・・

「ああ!? ちょ、おま、伊澄ー!」
「・・・お尻、やめてって言ったのに・・・ナギは止めてくれなかったから・・・お返し・・・」
「な! そ、それはそれだっ! だいたいあんなに気持よさそうにしてたのに、ずるいぞっ!」
「知りません・・・さ、ハヤテさま・・・」
「あ―――・・・」

なんだか子供のケンカっぽい様相を呈してきて、ハヤテは助けを求めるようにマリアに目を向けるが、
元から傍観を決め込んでいるのか、ニコニコと笑うのみで手助けしてくれる様子はない。
・・・もしかするとずっと蚊帳の外なので拗ねているのかもしれないが、確かめる術も無い。
それで、ハヤテは仕方なく、一番シンプルな答えを用意して・・・

「では仕方ありまそん・・・伊澄さん、一旦離れて頂けますか?」
「ふぇ・・・は、はい・・・」

ハヤテにそう言われて、あからさまにしょんぼりとしてしまった伊澄を抱き上げて、

「は・・・ぁん!」

未だ固いままの肉茎を彼女の中から引き抜く。
そこからごぽり、と溢れ出す白濁の感触に、伊澄はぞくぞくっと震え、
その様子をナギはちょっとだけ羨ましそうに眺めている。
想い人の吐き出した精液の余韻にひくひくと身体を震わせる少女の身体をベッドに仰向けに横たえると、
ハヤテはその顔を覗き込んで、

「ちょっとだけ、待っててくださいね?」
「は、はい・・・」

にぱっと笑って告げる。
そんな風にして伊澄をドギマギさせておいて立ち上がると、

「ではお嬢様、お待たせしました、早速ですが服をお脱がしいたしますね?」
「え? あ、ああ・・・」
169/16:2006/10/14(土) 17:03:50 ID:WWd1R5mw

ハヤテは慣れた手付きでナギのパジャマを脱がしてゆき、
恥ずかしそうにやや顔を背けているナギを、瞬く間に生まれたままの姿にしてしまう。
本来は伊澄をこういうことに巻き込むつもりはなかったので、彼女にバレないようにと今夜は尻尾も外していた。

「ふふ、相変わらずのお綺麗な身体ですね〜♪」
「な、なんだよ、今日に限って・・・」

かあぁ、と真っ赤になって口を尖らせるが、それが照れ隠しなのはハヤテには簡単に見抜けている。

「ではお嬢様、今日は折角伊澄さんもいらっしゃることですし、
 ちょっと趣向を凝らしてみようかと思うのですが、よろしいですか?」
「む・・・ま、まぁいい、任せる」

本当はハヤテと二人っきりで、とも思うのだが、裸にされてしまうとナギはハヤテに強く出られない。
・・・彼に滅茶苦茶にされる悦びを知ってしまった時から、

―――ハヤテがナギのモノではなく、ナギがハヤテのモノ―――

このことを誰よりも強く認識しているのは、他ならぬナギ自身なのだから。

「ありがとうございます♪ ではお嬢様、ベッドに乗って・・・伊澄さんに覆い被さるようにして下さい」
「え? あ、ああ・・・こ、これでいいか?」

仰向けになって横たわる伊澄の上で、
彼女の身体を避けて手足を開いて四つん這いになったナギが振り返って聞いてくる。

「ええ、そのまま身体を降ろして、伊澄さんに抱きついちゃってください。
 お嬢様は軽いから、大丈夫ですよね、伊澄さん?」
「え、あ、はい・・・たぶん・・・」
「え、ええと・・・こ、こう、か?」

ハヤテに指示されるままに身体をゆっくりと降ろして、伊澄の素肌に、自分の素肌を重ねる。

「あ・・・ナギ・・・」
「伊澄・・・」

幼い頃からの親友であり、互いの裸なら風呂で何度も・・・それこそ今日だって見ているのだが、
こうやって抱き合うとなると印象は全然違ってくる。
しかも、伊澄は何度も男性に抱かれ、射精までされた後で・・・
漂う色気はナギの知る伊澄とは別人のようである。

「伊澄の身体・・・熱いな・・・」
「あ、あの・・・汗のにおいとか・・・」
「ん、大丈夫だ・・・香みたいな、いい匂いがするぞ・・・」

ナギの身体から上品な香りが漂うように、
伊澄もまた鷺ノ宮という純和風の名家の令嬢として育ちゆく過程で、
その肌に上品な香の香りを纏ったとしても、何の不思議も無い。
二人とも緊張と照れとで、さっきまでの仲違いのことなどすっかり忘れてしまい、
なんとなく気恥ずかしいながらも、互いの肌の感触を確かめ合っている。

そんな二人をハヤテはまるで二匹の子猫のようだと思いながら微笑ましく眺め、
まずは子猫としてはちょっと足りない部分を補うことから始めようと決めて、

「マリアさん」
「はい、ど〜ぞ♪」
1710/16:2006/10/14(土) 17:05:31 ID:WWd1R5mw

多分用意しているだろう、とは思っていたが、振り返って声をかけたときには既に真横にいて、
しかも“それ”を差し出されているのには、流石に驚くが・・・

「流石マリアさん、どうもありがとうございます♪」
「いえ、でも・・・ハヤテ君も二人同時に相手にするなんて、なかなか頑張りますわね〜」
「はは、まぁ見ていてください、何とかしてみせますから」
「は〜い♪」

そこをいちいち突っ込んでいてはキリが無いので、やはり当然のように“それ”を受け取ると、
ベッドの上で抱き合う二人に向き直って・・・

「さ、それでは・・・まずはお嬢様、折角ですから伊澄さんとお揃いになりましょうか、ね♪」
「え・・・ひぁっ! あ・・・ん・・・っ!」

マリアから手渡された、ナギの“しっぽ”で、彼女の秘所や会陰、そして後ろの穴を、ぐりぐりと弄繰り回す。
ナギの秘所は伊澄の痴態を目の当たりにしているうちにすっかり蜜を含んでしまい、
そこを数珠繋ぎの玉で擦り上げて責め具に蜜を絡ませて、太股や尻になすりつけてゆく。

「ひゃぁ・・・っ、んぁあ! ハヤテぇ・・・あ、ひぅっ! ハヤテぇえ・・・っ!」

マリアやハヤテの口からは聞いていたことだったが、
実際に目の前で、“あの”ナギが使用人に辱められて、
それでいながら顔を悦楽で蕩けさせ、はしたない声を上げているのを見て・・・改めて、伊澄は驚きを隠せない。
そして・・・どちらかと言えば無愛想なナギが羞恥と悦楽で悩ましげに喘ぐ姿は、
思わずぞくりとするような艶を帯びていて・・・

「ナギ・・・なんだか・・・すごく、えっちなかお・・・」
「ひぁ、や、み、見るな・・・ぁ、その、これは・・・ぁあっ! ひぁ、やぁあ・・・ハヤテぇぇ・・・」

涙目で、怯えたような、甘えるような・・・そんな声を上げるナギを見て、伊澄も理解する。
―――ナギは、ハヤテのモノなのだと・・・虜なのだと。

「お嬢様のえっちな蜜でこれだけ濡らせば、もう平気ですね・・・では、挿れますよ〜♪」
「え、あ、あぁ・・・あぁあっ! あ! あひ、っあぁ! あ・・・ぁあぁあ・・・あぁあ・・・っ!」

ハヤテはナギの愛液でとろとろに濡れたしっぽの責め具の部分をあてがうと、
それ以上焦らすことなく、つぷつぷつぷっとナギの後ろの穴に埋め込んでゆく。
目の前でびくびくと震えるナギの顔から、涙や涎の雫がぽたぽたと降りかかってくるが、
伊澄は構うことなく・・・親友の快感に喘ぐ表情に見入っている。
自分よりもずっと慣れているであろうその刺激に、自分とほとんど変わらぬ悶え方をするこの少女は、
自分以上に感じやすい身体なのかもしれないなと・・・
ハヤテがナギの好きな体位を教えてくれたときの事を思い出して、なんとなく納得してみたりする。
と・・・

「っひぁあぉああぁあ!? や、はっ! ハヤテぇえ! やめ、そ、んなぁあぁぁああ! ひぁ、だめぇええ!」
「・・・ナギ・・・?」

ナギの喘ぎ方が明らかに変わって、ハヤテに前の方も挿入されたのかな、と真っ先に思い立つが、
当のハヤテはそんな様子は無く・・・

「だめぇえ! はや・・・っ、てぇええ! それ、だめぇええ! ぬいちゃ、あ、うごかしちゃあぁああ!」
「あれ〜? さっきお嬢様が伊澄さんに散々やってたことなのに、おかしいですね〜♪」
「うぁああっ! それだめ、だめなのっ! そんな、はじめて・・・っ! おかしくなっちゃぁああ!」
「ははは、困ったお嬢様ですね、自分でもされたことのないことを、初めての親友にしちゃうなんて♪」
「だ、だって、だってぇ、あ、うぁああっ! もうやめ、も、あ、ふぁああぁあっ!」
1811/16:2006/10/14(土) 17:07:27 ID:WWd1R5mw

それで、伊澄にも事態は飲み込めた。
要するに先程伊澄がナギにされたことを、今度はナギがハヤテにされているのである。
ハヤテは手にした責め具をナギの尻穴に抜き差しして、己の主を滅茶苦茶に喚かせているのだ。
しかも、ナギの身体越しに見た限りでは伊澄がされたよりもずっとゆっくりしたペースなのに、
ナギの悶え方はただ事ではない。

「ナギ・・・・・・てっきり、ハヤテさまにいつもあんな風にされているのかと思ってたのに・・・」
「はい、普段はコレの振動だけでイっちゃうお嬢様ですからね、
 いつも振動だけさせておいて、前の方で気持ちよくなって頂いていたのですが・・・」
「ひぁぁっ! そ、んな、あぁあ! ふぁああぁあ! い、いうなぁあ! うぁあ!
 も、やめぇええっ! んぁああぁ! ひぁ、みぁああぁああ!」

冷静に考えられるなら、ナギにかなりヒドいことをされていた訳なのだが、
今の・・・目の前で泣き悶えるナギのあられもない姿を見ていると・・・そんなことはどうでもよくなる。

「ふふ・・・このままお嬢様のお尻、滅茶苦茶にしてあげたいところなんですが、
 今日は伊澄さんもいらっしゃいますからね、あまりお待たせしては申し訳ありませんし・・・
 また今度、前の方と一緒に・・・もっとじっくりと、徹底的に弄って差し上げます・・・ねっ!」
「ひ、いぁあっ! ふぁ、そんなぁあ! こわれちゃ、わた、しぃ・・・ぃあぁああああっ!」

そんな風に脅しておいて、最後にずぶぶっ!
と責め具を根元まで一気に突きたてると、ナギは嬌声と共にびくんっと震え・・・
ぐったりと伊澄の上に突っ伏してしまう。

「ナギ・・・気をやってしまったのね・・・こんなに感じやすいんだ・・・」
「ええ、可愛いでしょう、お嬢様も♪」
「ふぁ・・・あぅ・・・ぅ・・・ぅ、うるさい・・・っ・・・ひぁ・・・」

すっかり涙と涎にまみれてしまった顔で、喘ぎ混じりに強がろうとするが、
その表情は既にハヤテと、彼の与えてくれた激しすぎる快楽に屈してしまっている。
責められるナギの表情や泣き声、
そして今の、ぺたんとくっついた彼女の下腹部をじっとりと濡らす蜜のぬるぬるする感触に、
伊澄もまた・・・ハヤテに責めたてられたときの感覚を思い出し・・・身体が、疼いてくる。

「さ、それでは伊澄さん、お待たせしました。
 では本番と行きましょうか・・・ね、お嬢様♪」
「え、あ・・・は、はい・・・」
「ふぁ・・・な、なに、を・・・っ」

密かな期待に疼く伊澄と、存分に快楽を注ぎ込まれたばかりのナギの、
微妙に絡んだ脚を左右に割開いて、二人の秘所を露わにする。
そしてナギを責めたてている間に再び硬さを取り戻した肉槍を、
重なり合った二人の下腹部に向けて突き出して・・・ちゅくっ、と、貝合わせ状態になった秘所に穂先をあてがう。

「はぅう!?」
「ひぁあっ!」

敏感なところに熱く、脈動する欲望の塊を突きつけられて、
少女二人の微妙にトーンの異なる喘ぎ声が重なって、響く。
ハヤテはそのまま、二人の身体と水平に構えた肉槍を、そのまま水平に突き出して―――

「あ・・・ふぁあぁあっ! や、こすれ・・・て・・・ぇ、っひぅうぅうう!」
「んぁああぁあっ! そこ、ダメぇえ! やぁ、こすっちゃ・・・あぁぁああぁあっ!」

ナギと伊澄の秘裂と、その先にある陰核に、肉槍をずるずるるっ!
っと擦りつけるようにして、二人を同時に責めたてる。
同時に、しっぽのバイブレーター機能を最強にして・・・
1912/16:2006/10/14(土) 17:09:19 ID:WWd1R5mw

「ふぁあぁああ! おしりがっ! ぁああぁあ! こんな、ふるえ・・・っ! だめ、ハヤテさまぁ!
 こん、なぁああぁあっ! やぁあっ! まえ、こすれ・・・ひぁあ! うしろも・・・っ! んぁああぁぁああ!」
「やめ、やめぇええっ! ハヤテぇっ! おしりは、おひり、いまはぁっ! ひぁあっ! だめぇええ!
 もっと、よわく・・・ぅああぁあ! 前も、まえもだめっ! どっちもぉっ! だめぇええ!」

二人のお嬢様の喘ぎ声の重奏を部屋中に響かせる。
秘所の奥にこそ突きこまれはしないが、
秘唇を擦られ、秘芽をこねくられ、尻穴から振動を体内に送り込まれ・・・
これまでの交わりとは異なった快楽のパルスに、ナギも伊澄もただ翻弄されて、喘ぎ悶えることしか出来ない。
ハヤテとしても、ぎゅっと包み込まれる感触こそ無いが、
秘唇や陰核の起伏や凹凸、それに微妙に異なる二人の肌触り・・・
そして、何より超一流のお嬢様を二人同時に思うままに弄んでいるという感覚に、酔い痴れつつある。

「はぅうううっ! ハヤテさまぁ、こんな、ふぁあああぁ! ヘンに、なっちゃ・・・ぅああぁ!」
「ひぁあっ! ハヤテぇえ! も、やめ、おしり、こあれちゃ・・・あぁあっ! も、やめぇええ!」

そんな感覚に酔い痴れたまま、一気に抽送して二人を達させてしまうことも出来たのだが、
敢えてそれをせず、逆にハヤテは意図的に少しずつ・・・腰使いをペースダウンする。
同時にしっぽの方もこっそりと、やや強さを落として、二人の様子を窺う。

「はぁ・・・あぅう、ハヤテさまぁ・・・ふぁ、うぁあっ! あふ・・・ハヤテさまぁ・・・っ」
「ひぅ、うぁあ! あ・・・っく、うぁ・・・ひびく・・・おしり・・・ぃ、ひびいてるぅ・・・っ」

快感を注がれていることには変わりないのだが、知らない間に弱くなってしまった刺激に慣れてしまうと、
それまで激しい行為ばかり体験してきた二人は徐々に・・・物足りなさを覚えはじめ・・・

「ふぁ・・・あの、ハヤテさまぁ・・・あぅ、ハヤテさま・・・っ」
「どうしました、伊澄さん?」

先に耐えられなくなったのは、伊澄の方。

「あの、あ、ふぁ! その・・・中も・・・わたしの、ふぁあ・・・っ!
 中にも・・・ハヤテさまのが、ほしい・・・です・・・っ」

もともと淫らに蕩けた顔を真っ赤に染めて、恥ずかしいのを懸命に抑え込んで、ハヤテにおねだりする。
ハヤテとしてもそれを待っていたとばかりに・・・そして、実際に計画通りに、
ずっと二人の身体と並行だった腰の突き出す先をやや下方に向けて・・・

ずぶぶぶぶっ! じゅぶっ! ずぶぶっ! じゅぶぶっ!

「っんぁあぁあああっ! はやっ! ハヤテさまぁ! これ、すご・・・っあぅうぅう!
 ハヤテさまぁ! っひあ! ふぁあああっ! ハヤテさまぁあ! はわぁあああ!」

求めた通りに、切なく疼いていた秘所をハヤテのモノで激しく突き立てられて、
伊澄は再び、あられもなく悶え、随喜の涙を流して喘ぎ声を上げる。
だが、そうなるとナギは完全に放置され、目の前で伊澄が乱れる姿を指をくわえて見て・・・いられるハズもなく、

「ず、ずるいぞっ! ハヤテ、わたしにも、なかにぃあぁぁああっ!? ひぁ、うぁあああ!
 そ、んんぁあっ! いきなり、ひぁ、うぁああっ! こんな、ひぁああ! すご、あ、ひゃああああ!」

ナギも恥じらいを捨てておねだりをした、その次の瞬間にはソコをハヤテの肉槍で掻き回されていて、
訳も分からず、ただただ注がれる快楽に悶え喘ぐ。

「あぅ・・・っ、あ、ハヤテさま・・・ナギに・・・ぃああぁっ!? また、あ、ふぁああっ!
 また、こっち、ひぅううう! んぁ、や、おしりもぉっ! はく・・・ぅうぅうう!」
「ひぁ、あ、だめ、もっと・・・こっちにも、あ、ああっ! や、まって、おしりが、あぁあっ!
 やぁあ、また、まえもっ! きて、ひぁ、んぁああぁあああ! おくまでっ! うぁ、とどいてぇえ!」
2013/16:2006/10/14(土) 17:10:33 ID:WWd1R5mw

突然に、交互に秘所を突かれ、掻き回されたかと思えば、

「ひぁあああっ! そこ、はぅう! いきなり、こすられて、はぁぁああっ!」
「んぁあああ! や、そこびんかんなのにっ! ぃ、またぁああぁ!」

どちらを貫くのでもなく、陰核を同時に擦り上げられて、
尻穴に仕込まれたしっぽの振動も最強に戻されて・・・

「ふぁああぁあ! ハヤテさまぁっ! も、なにが・・・ぁあっ! わからな、あふ、うぁああ!
 まえもっ! おしりもぉ! も、うぁ、ふわぁああぁ! ヘンにっ、なっちゃいますっ!」
「ひぁあ・・・ひみゃぁああ! ハヤテぇえ! はげし・・・っ、すぎてぇ!
 こあれちゃ・・・あぁあ! ハヤテっ! ハヤテぇええ! ホントに、ぅああ! んぁあああ!」

ナギと伊澄は次に何をされるかも予測できず、ただただハヤテの思うままに悦楽を注ぎ込まれ・・・
乱れ、悶え、喘ぎ・・・昂ぶってゆく。

「はは・・・っ、ふたりとも、びくびく震えて、しっぽを振って、そんなに声を出して・・・
 っふ、本当に、子猫みたいで・・・可愛いですよ♪」
「ひゃあ・・・そんな、あぁああ! ふぁ、おくぅっ! あ、はわぁああ!」
「ハヤぁあっ! わたしっ! も、うぁああ! ひぁ、んゃあぁああ!」

ハヤテはそんな二人の痴態を愛でながら器用に腰を動かして、
伊澄の秘所をじゅぶじゅぶと掻き混ぜたかと思えば、ナギの膣をずん、ずんっ、と子宮口まで突き上げて、
二人を同時に乱れさせ、悦ばせる。
もっとも、当のハヤテ自身も単なる奉仕としてではなく、
お嬢様二人の秘所の食べ比べとでも言うような、贅沢な楽しみ方をしいる訳で、
伊澄のきゅ、きゅっ、ときめ細かな締め付けを味わいながら彼女の一番奥をコツコツと叩いておいて、

「ひゃ! あんっ! ひぁ、ふぁああぁあ! あくぅ! ハヤテさま、ぁああ! 奥にぃい!」

一気に引き抜くと今度はナギを貫いて、

「ひゃぁああっ! またぁっ! はいってぇえ!」

きゅううっ! っと膣全体で締め付けてくるナギの中をぐりぐりと抽送し、
膣壁の未熟な肉襞や子宮口を存分に蹂躙して―――
はしたなく悶え、狂う主に尚も快感を注ぎ続ける。
かと思えば、食べ比べの合間の箸休めとばかりに重なりあった二人の秘唇の、その間に肉茎を押し込んで・・・

「はぅううっ! そこぉ、こすれぇえ!」
「ひゃあぁああ! やめぇ! それっ! ぐりぐり、しちゃあぁ!」

膨らんだ小さな突起を雁首のエラのところでひっかけて、
不意の刺激で二人を混乱させ・・・その隙を突いて、どろどろに濡れそぼった秘所に再び肉槍を突き込んでやる。

「はぅううっ! ハヤテさまぁ! も、わた・・・ぁあ! ふぁああ!
 またっ! またくるっ! きちゃ、ぁあ! ひぁあああ!」

伊澄は覚えたばかりのハヤテの味に溺れ、尻穴や陰核を苛む悦感に酔い痴れて・・・
淫らな悦びに身体をくねらせて、はしたなく嬌声を洩らしながら、高みへと上り詰めてゆく。
一方、ナギは・・・

「んぁああぁあ! だめっ! らめぇえ! ひぁあっ! ハヤテのがぁ! おくっ、あたってぇえ!
 もぉだめ! ひにゃああ! おしりもっ! ひぁああ! ぜんぶ、もうだめぇえ!」

小さな身体に収まりきらない程の快楽を注ぎ込まれ、
伊澄が見ているのにも構わず、羞恥も矜持もなく・・・ぼろぼろと随喜の涙を流して悶え狂う。
2114/16:2006/10/14(土) 17:12:18 ID:WWd1R5mw

負けず嫌いのナギが完全に屈服し、目の前で身も世も無く乱れ、喘ぎ・・・あられもない姿を晒している・・・
そんな親友の、見たことも無い姿に何かを感じたのか、

「ひぁうっ! んぁああ! ナギっ・・・ふぁああ! あぅ、はぅう! ナギ・・・!」

半ば無意識に彼女の名を呼びながら、その手を探り当て・・・ぎゅっと握り締める。

「うぁあああ! あぅう! はやっ、ハヤテぇえ! あぅ、いすみ・・・! んぁああぁあ! いすみぃ!」

ナギもまた、あれだけ乱れながらも誰の手なのかわかるのか、その手をぎゅっと握り返す。

「はわぁあっ! んゃあああっ、ハヤテさまぁっ! ナギぃ・・・っあぁああ! あぅ、ふぁあ!
 わたし、もぉ・・・もうっ! きちゃ・・・っ、ふぁあ! ナギ・・・ナギぃ!」
「ひみゃぁああ! あぅう! いすみぃ、いすみぃっ! んにゃぁあああ! もぉ、わたしもっ!
 イっちゃ、イっちゃぁああ! いすみぃ、ひぁあ! んぁああぁああ!」

両手を強く繋いだまま・・・二人は互いの名を呼びながら、絶頂へ向けて一気に加速してゆく。
ハヤテもまた、二匹の子猫のそんな様子に合わせて腰使いを激しくして、
昂ぶりが冷める隙など全く与えることなく、伊澄とナギの秘所を交互に突き抉り、掻き回し―――

「んぁああぁあっ! ハヤテさまぁ! くるっ! きちゃあぁあ! もう、ダメぇええ!
 きちゃ、きちゃあぁあ! ナギっ! ハヤテさまぁあ! もう・・・っ! もう・・・!」
「イっちゃぁあ! もう、もうイくっ! イっちゃうよぉお! いすみっ! いすみぃい!
 もう、うぁ、やぁあああ! ハヤテぇ! いすみぃい! もう、 イっちゃあぁあああ!」

伊澄とナギの甲高い二重奏がそれぞれの限界を叫び、
ハヤテもまた二人の美少女から貪った快楽で限界まで張り詰めたモノを解き放つべく、
ナギ、伊澄の順に思い切り肉槍を突き立ててから二人の身体の間にそれを挿し込んで、
充血した秘芽を思い切り擦りあげると、
二匹の子猫はびくびくびくっと激しく身体を震わせて―――

「っふぁぁあ! もう、も―――――――――っあぁぁあぁああああ!」
「ひゃああぁあっ! イっちゃぁあ! イっちゃ―――――――――ぁあぁあぁあぁあ!」

それがトドメとなって、二人同時に絶頂に達する。
そして、僅かに遅れて子猫達の飼い主もまた・・・

「っくぅう! 僕も・・・出します・・・っうう!」

呻き声と同時に秘唇の間に挟まれた肉槍の穂先から“びゅくびゅくびゅくっ!”と放たれた白濁は、
身体を仰け反らせたナギと伊澄の間の空間で放物線を描き、
二人の少女の腹や胸・・・そして顔や髪にまで届き、白い肌や黒い髪、金色の髪を、粘つく白さで汚してゆく・・・

「ふぁ・・・ぁ・・・ハヤテ、さまの・・・ぉ・・・いっぱい・・・ぃ・・・」
「ひ・・・ぁ・・・いすみのかお・・・ハヤテので・・・どろどろだ・・・」

やがて、絶頂と共に訪れた嵐のような快感の波涛が過ぎ去り、仰け反らせた身体を弛緩させたナギは、
伊澄と抱き合うようにぺたっと倒れ込む。
互いに艶のある吐息を洩らしながら、顔を見合わせて・・・その端正な顔を白く彩る熱い濁液に惹かれるように・・・

「いすみぃ・・・ん・・・む・・・ちゅ・・・あむ・・・」
「あ・・・ナギ・・・ずるい・・・わたしの・・・ハヤテさまの・・・あむ・・・んっ、はむ・・・ぅ」
「ん・・・ぁ、こら・・・ぁ、それ、わたしの・・・ぉ・・・んむ・・・」

子猫がミルクを舐めるように・・・ぴちゃぴちゃと、互いの顔に飛び散った精液を舐めあうのだった。



2215/16:2006/10/14(土) 17:13:34 ID:WWd1R5mw

「ハヤテくん、お疲れ様です、頑張りましたね〜♪」
「あ、どうも・・・いやぁ、流石にちょっと疲れました、あはは・・・」

一体いつから用意してあったのか、冷えたドリンクをマリアから受け取ったハヤテは、
それを一息に飲み干して、ふぅっと息を吐いて、それでやっと落ち着いた気分になれる。

「ふふ・・・でも二人とも、子猫みたいで可愛いですね〜♪」
「ええ、なんとなくこんなことになるんじゃないかとは思っていたんですが、
 やっぱり伊澄さんも可愛いですわね♪」
「あ、思ってたんですか・・・」

相変わらずどこまで先を読んでいるのか・・・
突っ込んだら、というか考えたら負けな気がするのでいつも深くは考えないのだが、
ハヤテにとってこのメイドさんはいろいろと永遠の謎なのである。

「でもハヤテ君、これでまたミルクをあげなくちゃいけない子猫ちゃんが増えてしまって、
 明日から大変ですわね〜♪」
「はは、まぁ大丈夫です、三千院家の執事として、そこは立派にこなしてみせますから!」
「あらあら、頼もしいですわねぇ、ところでハヤテ君・・・」
「はい・・・?」

マリアと肩を並べて話していたハヤテだったが、なんとなくマリアとの距離が縮まっているような気がして、
やはりなんとなく距離を離してみる。

「ひとつ、お忘れになっていることはありませんか?」
「えー・・・ええと、なんでしょう♪」

これもまたなんとなく、なのだが・・・妙にマリアの背後が黒い・・・
もともと部屋の明かりは落としているのだが、それにしても黒い気がして、笑顔のまま微妙に後ずさってみる。

「実はですね、今日、私・・・なんだか邪魔が入ってばかりで、ハヤテ君に可愛がって頂いてないんですよね〜♪」
「え、あ、そうでしたか、あはは・・・まぁ、たまにはそういう日があったほうが、
 次のときにこう、余計に盛り上がれると言いますか・・・あはは・・・」

あぁ、やっぱりか・・・と思いつつも、流石に今日ばかりは如何にハヤテとて、
そろそろ休みたくて仕方ないのだった。
伊澄にありえない責め方をされたり、ナギと伊澄を同時に達させるという荒業を成し遂げた後なのだから、
当然と言えば当然・・・だが・・・

「もしかして、ハヤテ君・・・今日はお疲れですか?」
「はい、実はもの凄くそうなんです」

尚もジリジリと迫られて、やはりジリジリと後ずさりつつ・・・もはや言葉遊びに興じる余裕も無く、
本音をずばりと言い放ってみるが、

「でしたらご安心くださいな♪
 ハヤテ君は横になってさえいて下されば、私がちゃーんとして差し上げますから♪」
「あ、あはは・・・って、ところで・・・その、これ見よがしに持っているヒモは、一体ナニを・・・?」
「うふふふ♪ なんだと思います〜?」
「え、ええと・・・っあ!?」

ハヤテとしては後ずさりつつ部屋の出口を目指していたハズなのに、
後ろに引いた足に“とん”っと当たったその感触は・・・何故かハヤテのベッドのものである。

「あらあら、なんだかんだ言っても、ちゃーんとその気になってくれてるのですね♪」
「い、いやぁ・・・その・・・あはは・・・」

間違いなくマリアによって誘導されたのだが、それはつまり要するに彼女から逃れる術は無いということだ。
これはもう、諦める他はないかと心の中でため息を吐きながら、そうなると気になってくるのは・・・
2316/16(了):2006/10/14(土) 17:14:46 ID:WWd1R5mw

「え、ええと・・・で、その、マリアさん・・・そのヒモは・・・」

一見、単なるヒモなのだが、そもそもこの局面において、何故そんな物を持っているのか・・・
特に思い当たるものは無いのだが、ただ・・・とにかく、嫌な予感がする。
そして・・・“不幸の達人”ハヤテの不幸センサーの鋭さは、並大抵のモノではないのだ。

「これはですね〜、実は先ほど、ハヤテ君が伊澄さんのお仕置きから抜け出したときに、
 そうですね・・・一度に三回分くらいの量のモノを伊澄さんの中に注がれて・・・」

その情景を思い出したのか、マリアは頬を赤らめて“はぅ・・・”と熱っぽい溜息を吐いたりしている。
ハヤテとしては・・・不幸センサーが鳴りっ放しの目覚し時計よろしく脳内で音量を上げいるのだが・・・

「あれ、いいなぁ・・・って、思いまして・・・」
「あは、はは・・・なかなか、僕としてはキツかったですが・・・あはは・・・」
「でも、出したときのカイカンも、凄かったんじゃないですか・・・?」
「い、いやまぁ・・・それは・・・」

それはそうだが、そうだとしても・・・その過程は、出来れば二度と体験したくない思い出なのだ。
・・・特に疲れきっている今は。

「それでですね、思ったのですよ・・・伊澄さんは髪の毛を使われて不思議なお力でそうされていましたけど、
 まぁ・・・・・・要するに縛っていたのですよね♪」
「やっぱり今日は寝ますっ!」

やっとわかったヒモの使い方の想像を超えた極悪さに、ハヤテはもはや形振り構わず逃げ体勢に入るのだが、

「ぅわあっ!?」

そんなハヤテの腕を背後からがしっ、と何者かが捕まえる。
マリアは相変わらずの妖しい、というか怖い笑顔で目の前にいる以上、その何者か、とは・・・

「ねぇナギ・・・ハヤテさまの喘ぎ声って・・・女の子みたいで、すごく可愛いの・・・」
「え、ちょ、ちょっと、い、いす・・・」

てっきり、じゃれあいながら寝付いてしまったかと思っていた声の主に何か言おうとすると、
今度は反対側の腕をやはり背後から捕まえられて・・・

「ほほう・・・確かにハヤテなら見た目的に“受け”もアリかもな」
「お、お、お嬢様!?」

子猫二匹の拘束などハヤテなら簡単に振り解けるが・・・執事として、そんな乱暴が許される訳が無い。
そうこうしている間にも、“ヒモ”を手に満面の笑みを浮かべたマリアは近づいてきて・・・

「ほ〜らハヤテ君? ご主人様とお客様にも期待されていることですし、
 ここは三千院の執事として覚悟を決めるべきじゃないですか〜?」

楽しくて仕方が無い、という感じのマリアの言葉に、ハヤテは涙目で引き攣った笑いを浮かべながら・・・

「あの・・・せめて明日ではダメでしょうか・・・」

目の前のマリアも、振り返って見る伊澄も、ナギも・・・皆、一様に笑顔で―――

「ダメです♪」「ダメですよ♪」「ダメだ♪」


時刻は午前零時を回ったばかり。
借金執事の夜明けは、まだ遠い・・・

24名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 17:16:46 ID:WWd1R5mw

以上で今回の伊澄のお話は全て終了です。
またしても長くなってしまいましたが、
それでも読んで下さった方、レス下さった方、どうもありがとうございました。
では、失礼します。
25名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 19:42:20 ID:hhfvunjx
乙彼様

つーか射精できないほど縛っちまうと
使い物にならなくなるぞ
26名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:12:56 ID:AHX/gzQY
作者さんGJ
受けハヤテも見たかったわー
27名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 01:41:29 ID:3yzsyEHt
転載

http://saleshop.web.fc2.com/
激安問屋市場が移転セール
28名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 02:07:14 ID:TcF6sVH4
GJ
>>25
きにすんな、縛りは他のSSにだってある
29名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 04:14:49 ID:RYuXEwFy
ハヤテがアニメになったら、それぞれのキャラの声優は誰になるだろうな〜

ナギはこ〇ろぎさ〇み辺りか?
30名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 04:20:09 ID:DXd+rdCR
待てっ!声優ネタは地雷だ
盛り上がり過ぎると、わかる人間とわからない人間の間にとてつもない溝を生み出すぞっ!
31名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 08:58:57 ID:LEKW8O85
こ〇ろぎさ〇みはクレヨンしんちゃんのおかげでなんとなくわかるが発展するとわからない自信がある
32名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 18:32:51 ID:JIk99f+5
>>29->>31
「ハヤテのごとく!の声優を予想するスレ」に行きましょう。 URLはメンドイので貼りません。
33名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 18:34:27 ID:JIk99f+5
予想ではなく想像でした。
34はなび:2006/10/15(日) 23:12:24 ID:aDjgvgut
何かとりあえずできたの投下します。
エロないですし、キャラ違うかもしれません
35はなび:2006/10/15(日) 23:15:19 ID:aDjgvgut
「‥‥ふぅ‥‥‥。」
 夜の少年の部屋にため息が響く。
「明日‥‥か‥‥。こなきゃいいのになぁ‥‥」


『ハッピーバースデー』


「あっ‥おはようハヤテ」
 次の日の朝、ナギの元気な声がハヤテの後ろから突き刺さる。
 今日のハヤテにはいつも元気はない。が、

「あっ!おはようございますお嬢様!今日もいい天気ですね」
「お‥おお‥そうだな」
「じゃ、僕は朝の仕事がありますんで!今日も頑張りましょう!」

 執事たるもの、主を心配さしてはならない。その一心で無理に元気をだす。
 ハヤテは完璧に演じたつもりだった。だがハヤテの演技力では騙せるはずもなかった。

「なぁマリア、今日のハヤテ何かおかしくないか?」
「おかしいって‥何がですか?」
「何かこう‥‥無理してるような‥‥」

 こんな時、マリアは本当に役にたつ。自分よりも頭はいいし、回転も速い。

 案の定、マリアには理由がすぐに浮かんできた。
「あぁ‥‥それは多分、今日だからですよ。」
「?」
 ナギは訳がわからない、といった顔でマリアを見る。
 そんなナギを見たのち、マリアの視線はカレンダーへと移る。
36はなび:2006/10/15(日) 23:20:54 ID:aDjgvgut
 ナギの考察が始まる、
「今日は何の日だ?11月11日は祝日でも何でも‥‥」
 そこでナギの考察が終わる。稲妻のようにあることが閃いたから。

「そうか‥‥」
「ええ‥‥‥」

 ナギとマリアは何もない空中を見つめる。

『今日はハヤテの誕生日か‥‥』


「あのハヤテ君の両親ですからねぇ‥‥。つらい思い出しかないんでしょうねぇ‥‥。」
「ハヤテ‥‥可哀想だな‥‥。」
「ええ‥‥。」
 マリアは用意に想像できた。あんな両親のことだ、祝ってくれたことなどないのだろう。

「マリア‥‥私は決めたぞ‥」
「ええ‥その考えは賛成ですよ」
37はなび:2006/10/15(日) 23:27:12 ID:aDjgvgut
 ハヤテは夕飯前にマリアから買い物を頼まれ、今その帰宅途中である。
「‥‥懐かしいよなぁ‥」
 ハヤテの脳裏に思い出したくない思い出がよぎる。

6歳になった時‥親はパチンコに行っていた。

7歳になった時‥貰った物は友達がくれた消しゴムだけだった。

8歳になった時‥親に言ったが「おめでとう」の一言だった。

9歳になった時‥自分はバイトをしていた。

10歳以上になった時‥‥もう誕生日とか口にしなくなっていた。

 羨ましかった。
 他の子が誕生日がきて、ケーキを食べたりしているのが。

 腹が立った。
 その子の嬉しそうな顔を見ていると。

 憎かった。
 何で誕生日なんかあるのかと。


 不意に涙が流れそうになった。

 だが泣かなかった。
 泣けなかった。
 誕生日などに思い入れはなかったから。

「‥‥帰ろう‥‥。」

 思い出に背を向け歩きだす。
 歩くたび、涙が流れそうになった。
 必死でガマンした。
 泣いたら負けだと思ったから


 必死で歩き、屋敷の前までやってきた。
 切らした息を整え、平然とした顔をつくる。
 ドアノブに手をかけ、扉を押す。
38はなび:2006/10/15(日) 23:34:50 ID:aDjgvgut
「只今帰りました‥。」

パァーーン!!


 ハヤテの言葉と同時にクラッカーの炸裂音が響く。

 紙吹雪の間からハヤテの目に飛び込んできたのは満面の笑みのナギ、マリア、咲夜と伊澄の姿。


「誕生日、おめでとう。ハヤテ♪」

 そう言われた瞬間、涙があふれた。
 涙が止まらない。止められない。17年分ためこんだ涙、

「ありが‥‥‥お嬢‥‥‥。」

 うまく声がでない。
 あんなに嫌っていたのに、憎んでいたのに‥

 今は本当に嬉しくて‥涙が止まらなくて‥

 そんなハヤテに満足したのか、ナギ達はハヤテを食堂に連れて行く。

「私達だけのささやかなパーティーですけど」

 そこにあったのはろうそくが17本立ったケーキ‥

「さぁ、ハヤテ勢いよく吹き消してくれ♪」

 ハヤテは涙目であたりを見回す。
 笑顔で祝ってくれる人達、ケーキ、装飾された部屋‥‥
 これだけのことが何よりも嬉しくて‥‥


「ありがとうございます‥‥みなさん」

 17歳になった少年は息を吸い込んだ。
39はなび:2006/10/15(日) 23:36:50 ID:aDjgvgut
 その夜、部屋で寝ているハヤテに近づく影、
 その手には何かが握られている。
 ハヤテを起こさぬよう、そっとそれを起き、頬に唇をよせる。

「‥‥誕生日おめでとう‥‥」

 そう言い残し部屋から立ち去る。
 その物には手紙が貼り付けてあった。



HAPPY BIRTHDAY ハヤテ
FROM ナギ

愛をこめて
40はなび:2006/10/15(日) 23:40:47 ID:aDjgvgut
以上です。
と言うか先日自分が誕生日だったんで…
41名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:43:17 ID:J8v4DRr3
>>40
おめでとうと言ってほしい訳?
42名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:48:14 ID:rvuEXnGH
なんていうか、上達しないね…
もうちょっと投下する事に対して緊張感を持つべきじゃないかな…
正直惰性で適当にやってる感じしかしないよ
43名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:56:14 ID:0uj739Ol
>>40
何というか、練習用スレじゃないんだから「とりあえず」はやめた方が
44名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 23:58:12 ID:8CkBJgj8
イスミの長編読むのに邪魔というか

惰性で続けてる感じがあるのは同意
45名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:23:59 ID:aYFo/OSP
GJ!!!!!!!!!











誕生日プレゼントとして
46名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:43:57 ID:X873vrCG
本編でハヤテの誕生日ネタは出ているのにそれが活きてないというか……
まぁ、取り敢えずおめでと。
47名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 00:48:54 ID:xoyS40/o
>40
エロがあればもっと良かった
48名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:16:32 ID:jmUB0r/D

 おさな-づま をさ― 【幼妻】<

 年が若くて、まだ子供っぽい感じの妻。


「ふぅ……」
ワタルの手伝いを済ませたあと、私は書斎でパタン、と辞書を閉じた。
知識は豊富に持っている私だが、こういう確認的な作業をたまにはしたくなる。
改めて調べてみたが、載っていた情報はすでに知り得ていた。

(幼な妻……か)
心の中で反芻する。 ハヤテの口から漏れた言葉だ。
正直あの読唇術は眉唾モノだったが、それでも意識してしまうのはなぜなんだろう……

そんなの決まっている、自分を騙しているだけ。
大好きな異性の口から「妻」なんて言葉が出たら誰だって意識してしまうというものだ。

そんな、つい勢いで出た結論を自分で無理矢理納得させ、気付けば体温は上昇していた。

「それにしても……」
独り言つ。 そして思い出すのはあのちょろちょろと目障りな、げっ歯類のこと。
あんなのでも流石は年上だった。 さらにあのワタルのメイドはもっと年上なだけになおさら。
足りないのは――――なんだろう?
年齢差はどうしようもない。 が、知識の量は私のほうが上だ。
ならば、やはり経験の差がものをいうのだろうか――――

「大人の会話とはああいうものなのか……」
さきほどのハヤテが代弁していた言葉が頭をよぎる。
幼な妻…可愛い…メチャクチャに…もっと…好きにして…
ああもう妄想が止まらない。
幼な妻…ハヤテのお嫁さん…テクニシャン…気持ちよく…気持ちがいい……
(うぅ、胸がムズムズする)
赤顔してくるのがわかる。 だが、いつまでもこうしているわけにもいかない。
そして私は右手を強く握り締め、固く決意する。
49名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:17:05 ID:jmUB0r/D
「マリア! エプロンはどこだ?」
「ナギ…エプロンは台所に立つ人が使うものですよ?」
マリアが気に障ることを言っているが、我慢する。

「エ・プ・ロ・ン・は・ど・こ・だ・!」
マリアには悪いと思ったが私の計画のためだ、強引に進めるとしよう。
恥ずかしい事だが、私は家のことはあまり得意ではない。
エプロンがないとこの計画は始まらないし、なんとかこの場を切り抜けないと……

「もう、一体何に使うんですか?」
「い、いやほら、最近買った『しゃべりまくる!○Sお料理ナビ』を試そうかと思ってな」
もちろん嘘だ。 そんなもの買ってないし今は料理などは興味がない。
気になってる事といえばF○のリメイク版が最近は多すぎる、という事だけだ。
大体リメイクというモノ自体が気にくわん。 昔取ったきねづかでちょろちょろっとの追加要素。
そんなモノでまた小金を稼ごうなんて、ユーザーを舐めているとしか思えん!!
だったら最初からいさぎよく完全移植のみで勝負せんか!! ワン○゛ースワンカラーを見習え!!
というかあやまれ! WSCにあやまれ!! いや、Vの移植を待ちわびていた私にあやまれぇ!!

でも…Xは予言士のアビリティに脱帽したがな。

「ああ、そういうことなんですね。 アレなら…まあ、大丈夫でしょう…か?」
疑問符がいちいち癪に障るが気にしない、気にしない……
なんとかマリアを説得してようやくエプロンをせしめた私は、計画を次の段階へと進めるべく行動を起こす。
ますはハヤテと二人きりにならないとな…っと、その前に……

「マリア、私はこれからちょっとDSL部屋に行くが、誰も近づけるなよ」
釘を刺しておく。 これであの部屋に誰かが入ってくる事はないだろう。
そこを私は計画の実行場所にする事にしたのだ。
後はハヤテをそこに呼び出せば第一段階は終了する。

「おーい、ハヤテー!」
とりあえず呼んでみる。 だが返事はない。
まったく、こんな時に限っていないなんて困ったヤツだ。
「――――」
しばらく思案した後に、私は部屋へと足を運んだ。
50名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:17:39 ID:jmUB0r/D
僕を呼ぶ声が聞こえた気がした。 いつもの声、いつものトーンで。
中庭の掃除をしていた僕は屋敷へと急ぎ戻る。
お嬢様は書斎だろうか? それともリビングかな?
でも声が聞こえたから案外近くにいるのかも知れないし……
だけど広すぎて見当もつかないのも事実だし……誰かに聞いてみようかな?
いろいろと考えていたらホールでマリアさんに出会った。

「あ、マリアさん、お嬢様見ませんでしたか?」
「あらハヤテ君、ナギに何か御用なんですか?」
お嬢様に呼ばれた気がしたから、と、僕はマリアさんに簡単に説明する。
ちょっと考え込むかたちで難しい顔をしてからややあって、マリアさんは答えてくれた。

「ナギならDSL部屋ですよ……でも」
マリアさんの返答に少し戸惑う。 ―――DSL? ああ、最近になって作った新しい部屋だ。
なんだろう……新作ゲームでも買ったのかな?
と、そこで僕はハッと、思い出す。 ―――そう、ポ○モン……
ついこの間、お嬢様のどうしても欲しいというポ○モンがいくら探しても出ない、ということがあった。
なので、
「じゃあ僕が探してあげますよ」
なんて軽口を叩いた事があり……でも、なんだかんだで忙しくて、すっかり忘れてて……

「あ、あ、ありがとうございます! マリアさん!」
僕は開口一番、脱兎のごとく走り出した。 向かうはDSL部屋、通称『ジェットブラック』だ!
きっとお嬢様は待っているに違いないんだ! 『ダークライ』を……でも、アレって捕獲できたっけ?

「あ、ハヤテ君! ちょっと待っ……ああ」
後ろでマリアさんが何か言っているけど今はそれどころじゃない。
早く、早くお嬢様の所へ行かないと……そして謝らないと……
息を弾ませながら部屋の前に到着した僕は、勢いそのままに思い切りドアを開けた。
51名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:18:11 ID:jmUB0r/D
バンッ!!
「お嬢様!! 『アルセウス』で我慢して下さ――――あ」
部屋に入って最初に目に飛び込んできたものは肌の色。 それもうっすらと赤みを帯びていた。
それからやっと網膜から脳へ映像が送られてくる。 少し小ぶりだけど、とても均整の取れたお尻だった。
ここでようやく把握できてきた。 そう、これはお嬢様の後姿。 いつも見慣れているはずのお嬢様。
でも今日のお嬢様は一つだけ決定的な矛盾があった。 というか、え!?
お尻? 裸? でも靴下は履いてるっ!? それに、エ、プロンッ!?
な、なななんでそんなモノお召しになってるんですか? しかもそんなに短くて……え、えぇーーーーっ?
呆然としながらも僕は目が離せない。 そんな僕の様子に気付いたお嬢様は定石どおり……

「へ!? ああぁ――――ば、バカァーーーー!!!!」
「ひゃあぁああ!! す、すいません、お嬢様――って、わわっ!!」
次々と飛んでくるDSのソフト。 それらを悉く受け止めながらテーブルに積み上げる僕。
その高さがプレステくらいの高さになったころ、ようやくお嬢様は落ち着いてくれた。
部屋のカーテンに包まって涙目になりながら、それでも気丈に僕に向かってくる。

「な、なんでだ? なんで急に…それにノックもしないで……」
「すいません、お嬢様…どうしてもお嬢様に早くお会いたくて(あやまりたいから)」
伏目がちになんとか言葉を紡ぐ。 それから少し沈黙が続いた。
僕はそっとお嬢様の様子をうかがった。 すると、お嬢様は顔を真っ赤にしてつぶやく。
目を瞑り耳を澄まして聞き取ってみると……

「また…見られた」
あの時を思い出す。 そして僕は想像する。 

――再び運命の幕は上がる。 それは突然の3連休。

前回は正面からの直視で3日。 なら今回は何日?
でも、もうあんな日々を繰り返すのは嫌だなぁ……

そんな事を考えていたら、お嬢様が僕に向かって毅然とした態度で言った。

「こんな恥ずかしい目に遭わせてくれたのだから、しっかりと責任は取ってもらうぞ」
約束を忘れていたこともあいまって、そのお嬢様の言葉に僕はただ頷く事しか出来なかった。
52名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:18:45 ID:jmUB0r/D
どうしてこんな事になったのか、私にはわからなかった。
でもほんの出来心だったのも事実。 ちょっとした好奇心だった。
普段着ているものを脱いで、従来と異なる格好をする。
本来の使用目的を無視して、通常ではありえない状況。
そんな事になんとなく背徳感を感じつつも、少しドキドキした。
それからすぐに正気に戻り、着替えようとしたときだった。

バンッ!!

突然ドアが開いた。 部屋に外気が入ってきたのを、まさに全身の肌で感じていた。
何が起きたのか理解に苦しんだが、それがハヤテの仕業だと気づいた時には、もう叫んでいたあとだった。
とっさに私は自分の身を隠す。 それにしても……ハヤテに裸を見られたのはこれで二回目だ。
慣れ…と、言うわけでもないが、人間一度あった事には耐性ができる。
今回も恥ずかしかったのだが、それよりもハヤテの「会いたい」という言葉で私は自分を保つ事ができた。
それならば、と沸騰している頭をふるふると振り、なんとか思考を張り巡らす。
そして私に一つの妙案が浮かんだ。

――――そう。 これをきっかけにして計画の続行を決意する。 ちょっとした罰ゲームの感覚でもいい。
そう考えてから私はハヤテに話しかけた。

「こんな恥ずかしい目に遭わせてくれたのだから、しっかりと責任は取ってもらうぞ」
「わかりました……」
意外にもハヤテはすんなりと頷いてくれた。 しかし、このあとの状況には少しは抵抗するだろう。
会話を続ける。

「こ、こんな恥ずかしい格好を見られたのだから、ハヤテにも同じ目にあってもらわないとな」
喉から振り絞るように言った。 言い終わるまではハヤテの顔を見る事はできなかった。
互いに無言の時間が部屋を支配する。 そしてようやく観念したかのような声でハヤテは答えた。

「お嬢様の頼みとあれば…でも、恥ずかしいので着替えてる所は見ないで下さいね」
「う、うむ……もちろんだ! 私はそんなはしたない女ではないぞ」
支離滅裂な話だ。 一体、私はどんな女だというのだ……
私はすばやくエプロンを脱ぎ、カーテンに包まったままハヤテに手渡す。
昼の騒動からここまで、妄想していた事が今、実現しようとしている。
(ハヤテが私のお嫁さんになって裸エプロンで出迎えてくれる)
なんて短絡的で滑稽なんだろう。 でも正直な気持ちだった。
見てはいないがハヤテの着替える音がしっかりと聞こえてくる。
シュル…パサッ…スッ…と、妙に耳に響く。
53名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:19:18 ID:jmUB0r/D
「着替え……おわりましたけど……」
「あ、あぁ――――――ぅゎぁ……」
小さく声を漏らす。

想像はしていたが、まさかこれほどとは……
正面からの姿しか見ていないが、エプロンしか身につけていないハヤテはとてもキレイだった。
端正な顔が伏し目がちになっている。 そして白いエプロンから左右に垂れる後ろ手に組んだ両腕。
さらに普段使いのものより短いために、大事な所が見えるか見えないかの境界線ギリギリになってしまっていた。
そんなあやうい部分から伸びたスラッとした足……に、なぜかニーソックス……

「ハヤテ?」
私の目線で気がついたハヤテは、羞恥心を懸命に抑えながら答える。

「おんなじ格好でって言われましたので……」
確かに言った。 だが、そこまでの意味を込めたつもりはなかったのだが……
どこから持ってきたのかは不明だが、これは…まあ…よしとしよう。

「そ、そうだな、うん、そのままのほうが私的にはオーケーだ」
自分で何を言っているのか段々わからなくなってきた。 混乱気味。

「えっと…で、お嬢様…僕は一体これからどうすれば……」
「ふぁ? あ、えーっと……そうだな……」
すでに思考は迷走をしている。 目をハヤテに向けたままで、まったく何も浮かばない。
そしてようやく思いついて出てきた言葉がこれだった。

「もっと…近くで見たいな……」
これからどうすればいいか、の問いに答えてはいない。
ただもう自分の欲望に負けてしまっていたのだ。
止まらない。 堰が切れたかのように溢れ出す。
私は自分が裸のままなんて現状はきれいさっぱりと忘れていて、スッと、ハヤテに近寄った。
54名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:19:56 ID:jmUB0r/D
「お嬢…様……?」
私がハヤテの答えを待たずに近寄ったためか、動揺しているのだろう、声が怯えている。
さきほどまでは困惑気味だった頭も、いまでは透明感に包まれている。
氷水の中に投げ込まれた焼けた鉄のように思惑が一点に収縮する。

「いいから…そのままじっと立っていてくれ」
やさしく語りかけたつもりだったが、ハヤテにはどう捉えられていたのだろうか……
ビクッ と、身体をこわばらせて身じろぎ一つしなくなった。
私は、怖がらせてしまったかな、と、思いながらも、すでにハヤテの近くに来ていた。

ぐるりとハヤテの周りを回る。 両手で隠してはいるがお尻はほぼ丸見えだ。
じろじろとハヤテの周りをゆっくりと回りながら視姦していく。
きめ細かそうな肌の露出している部分を、余すところなくすみからすみまで目で嬲る。
それも私の顔が触れるほどの距離で。 ときには息を吹きかけながら。
ふと、いまハヤテはどんな表情をしているのか無性に知りたくなった。
自分でも不思議に思う。 こんなにも加虐になれる自分がいた事を……

「あ、あんまり見ないで下さい……」
「んー? そうは言ってもな…それに、なんだかすこし熱っぽいんじゃないのか? ハヤテ」
体温が感じられるほどの距離まで近付いていた私が、わざと意地悪っぽく言う。
そんな台詞がハヤテの顔色をますます赤くしていく事も、簡単に理解できる。

「もう…そろそろ、いいですか……」
ハヤテが懇願してきた。 さすがにこれ以上は限界かもしれない。
だが、一線を越えてしまった私に、そんな妥協は許されるはずはなかった。

「駄目だ」
冷たく言い放つ。 すぐさま私は、泣きそうな顔になっているハヤテの肌に触れた。

「ぁ―――」
聞き取れないほどの小さな声でハヤテが喘いだ。
そこから先は、もう何も考えなくてよかった。 ただ無心になってハヤテの肌を楽しむだけ。
55名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:20:29 ID:jmUB0r/D
まずは指で背中を這わせてから、腰辺りまでをさすさすと擦る。
次に腰から下の足周りを手のひらでむにむに満遍なくまさぐる。
行為の最中も私はずっとハヤテの顔を見続けていた。

そのおびえた表情がますます私を淫靡な気分にさせてくれる。
ぞくりぞくり、と背筋が凍えるが悪い気はしない。 むしろ恍惚とした気分だ。
身体が熱い……私がこんなになっているのだからハヤテは一体どんな状況なんだろうか?
多分、私と同じなのではないだろうか。

「ハヤテ……どんな感じだ?」
想像するに容易い感想をあえて聞いてみる。 するとハヤテは吐息を漏らしながら答えた。

「少し…んはぁ…くすぐったい…です……けど」
「けど?」
「気持ち……ぃいかも……」
それはそうだ、私がしているのはマッサージと同じ事だ。 
それならば、と今度はもう少し強く責めてみる。

ハヤテの男のものとは思えないほどのきれいなお尻をぐいっとおもむろに掴む。

「ひゃあぁ!」
「ん、どうかしたか?」
聞くだけ聞いてさらに続行。 再び背後に回りハヤテに寄り添う。
ふわっ
脇腹をやわらかい手つきのままに、全ての指の腹で触れていく。
ぷにっ
エプロンの脇から手を差し入れてお腹をつつく。
すりっ
両手をエプロンの中に入れたまま上へ移動させ、胸元を擦る。
くりっ
胸の突起をもったいぶりながら焦らしつつ、最後は大胆に摘む。
ハヤテは腰を落し気味にガクガクと震えはじめていた。

「ぅわぁ! うくっ…ひゃぅう…つぁっ……あぁぁ……」
「結構いい声で鳴くんだな、ハヤテは」
嘲笑を帯びた声で、耳元で囁く。 その間も責めるのを忘れない。
そんな私を、ハヤテは愛玩動物のような眼差しで見つめてきた。

「そ、そんなこと言わないで下さ―――ひぃゃうっ!」
「なら、やめようか?」
これは賭けだった。 いまここで終わりにすればなんとかまだ戻れる。
だけど、もし…ハヤテが――――ならば、私はどこまで行ってしまうのだろうか。
(ふっ、ふふふ……)
意外と冷静でいる自分に、おもわず失笑してしまった。
もうとっくに理性なんて失くしてしまったと思っていたのに……

「続けて……欲しい……です」
がらがらと、崩れる音がどこかで聞こえる。
決壊。 もう止まらない。 身体の芯から燃え上がる感情。
よく意味の分からない微妙なものが入り混じって私の中を駆け巡っている。
そんな音を身体全体で聞きながら、私の行動は徐々に速度と激しさを増していった。
56名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:21:16 ID:jmUB0r/D
「そうか…執事のハヤテが続けて欲しいというのなら、主としてはその望みを聞いてやらんといけないな」
「は…い、あ…りが…と…ぅ……ござぃ…ます……」
コリコリ、と乳首の感触が気に入った私は、執拗に繰り返し弄ぶ。
すでに立っていられなくなったらしいハヤテは、床にペタンと座り込んでこちらを見上げていた。
そんなハヤテの情けなくも可愛らしい表情を見ていたら、よりいっそう嗜虐的になってくる。
私はゆったりとした動作でハヤテの正面に立ち、全裸のままで見下ろす。
もう羞恥心なんてものは微塵もなくなっていた。 むしろその潤んだ目に見せつけてやりたい気持ち。

良く見ると、ハヤテの付けているエプロンの一部が盛り上がっている。
(あ…これって……)
勃起していた。 私に気付かれたのを察したハヤテは慌てて手で押さえて隠したがもう遅い。
(私に触られて感じてくれた? 私がハヤテを気持ちよくさせてあげたの?)
私は高揚した感覚を楽しみながら、ただその一点をじぃーっと見続けていた。

「ふーん、ハヤテも男なんだな」
「――――」
ぶっきらぼうに吐き捨てる。 ハヤテはぎゅっと目を瞑って耐えていた。
あまりにも盛り上がりすぎて不自然になっているその部分を触ってみたい。
と、思ったが、それだけではつまらない。

「ハヤテ、手をどけてくれ」
「ふえぇ? え…えええっと…はい……」
私は足先でペロッとエプロンを捲り上げ、まだ一度も見たことのなかったハヤテの股間を剥き出しにした。

「ぁああ―――」
情けない声でハヤテは呻いている。 が、なんだか開放感に嬉しがっているようにも見えた。

初めて見たけど……意外と普通だ。 資料(同人誌)では知っていたので案外こんなものなのかな……
でも…ちょっとグロテスクかも……

女の子みたいな座り方で股間を剥き出しているエプロン姿のハヤテ……
コレだけでご飯が進みそうなシチュエーションだが私はさらなる探究心を忘れない。
まっすぐに天上を向いているハヤテの股間を何も言わずに軽く――――踏んだ。

「くぁ――――」
妙な声を漏らすハヤテを尻目に、踏みつけた足でそのまま上下に擦ってみる。
すりすり、と靴下越しにでもハヤテの股間の感触が足の指先に伝わってくる。
手と一緒で足の指でも肉感がわかる。 固い。
この心地いい固さを足の指で楽しむ。

くりくり…くり…すりっ…
つま先で亀頭の周りをなぞっていく。
靴下を履いていても爪の感触が気持ちがいいと見える。 ハヤテは悶えていた。

すっ…すすっ……すっー……
「あっ、ああっ…あくっ……」
竿の部分も上下にと繰り返し擦る。
その感覚は私にも伝わってきてとても気持ちがいい。
足の指にも性感帯があるみたいだ。 興奮が高まってくる。

「はぁ、はぁ、はぁ…ハヤテ…気持ちいいか?」
「ふぁあ……ひゃうっ!!」
ぐりっ!
亀頭の先から裏筋までを少し強めに擦った。
ちょっと刺激が強すぎたかもしれない。 ハヤテはビクン、と仰け反り、目に涙を溜めていた。
背筋から快感が流れてくるのがわかる。 私はいつのまにか自分の身体を触っていた。
57名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:21:51 ID:jmUB0r/D
「ふぅっ…ふぁ、はぁ、はぁっ、はぁっ……」
「んんっ、くぅぁっ……」
ハヤテを弄びながら、胸をまさぐる。
ハヤテを弄りながら、あそこに触れる。

堪えきれない、といった様子でハヤテは床に寝そべってしまう。
そんな様子を冷ややかさと熱さの共生した眼差しで眺めながらも、手は自分を、足はハヤテに、と連動させていく。

ちゅ…ちゅく……
「あっ、あんっ……ふゎっ……」
手の指に濡れる感触。 自分のあそこからいやらしいモノが漏れている。

ずっ…じゅっ……
「あああ、あぁ……くっ……」
靴下に滲んでくる感触。 ハヤテの亀頭はもの欲しそうによだれを垂らしていた。

ちゅくっ…ちゅくっ…じゅっ…ぢゅっ……
「あっ、あっ、はうぅ……」
「はぁ、っはぁっ……ん…」
混じり合い混じり合う。
私は膣の中に指を入れて、なおも激しく掻き混ぜる。
ハヤテは仰向けのままで股間をお腹に押し付けられて足で扱かれている。

二人の目は焦点も合わぬまま、ただ互いを見つめ続けていた。

ちゅっ、ちゅくっ、ちゅっ
じゅっ、づゅっ、ずっずずっ
「「あぁっ…はぁっ、はぁっはぁっ」」
小気味よく合わさるリズム。 でもこの空間を支配しているのは私。
ハヤテを上手に扱えるのも私だけ。 そんな優越感に身体をあずけた。

ハヤテの苦しそうな表情が目に映る。
(もうそろそろかな?)
男の生理はよくわからないが、なんとなくハヤテの顔を見たら理解できる気がする。
そして同時に最後を迎えるために、あわせて私も手足の動きを早めていった。

くちゅっ、ちゅっ、ぴちゃっ
ずっずっずっずっず、じゅっ
「「あっ! あぅっ! あぁあああああ!!」」
ハヤテが射精している。 私のあそこからもどんどん溢れてくる。

びゅくっ…びちゃっ…びゅくっ、びちゃっ…びゅちゃっ
「はぁっ、はぁっ、はぁぁ、んっ…ハ、ハヤテぇ……」
「はぁああ……ぅぁ、はぁ、お嬢様ぁ……」
堪らなくなり、私はハヤテに覆いかぶさった。
そんな私をハヤテは優しく抱きとめてくれた。
ハヤテの胸の中で、まだ荒い息遣いそのままでキスをした。
(あ……)
おかしな話だ。
58名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:22:24 ID:jmUB0r/D
「キスが……後になるなんてな」
「そういえば……そうでしたね」

(こんなのもまた一興かもな)
そう思ってからもう一度キスをした。
先ほどまでの加虐さはどこにいったのかと疑いたくなるが、今はただハヤテの胸で眠りたい。
初めて味わう快感と心地よい疲労感の中、私の意識は薄れていった。
そんな気持ちを汲み取ってくれたのか、ハヤテは言ってくれた。

「ゆっくりおやすみください、お嬢様」



―後日―

「おーい、ハヤテー!」
「はい、お呼びですか? お嬢様」
「うん、あのな、また新しいソフトを手に入れたのだ!」
「――――」
「ん? どうかしたか?」
「え? ……いいえ、なんでもありませんよ」
「また……いっしょに、しような?」
「はい、もちろんですよ」



DSL部屋、通称『ジェットブラック』
最近は頻繁に利用されているという
そこに入っていく二人はなぜかとても幸せそう
後にこの部屋が二人のコスプレ部屋になるのは

また別のお話

(了)
59名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:24:15 ID:jmUB0r/D
以上です。
最初にシチュエーションの注意を書かなかった事をお詫びします。

前スレで最後、と言ったのにもかかわらず
己の欲望に負けて投下させて頂きました。

お目汚し失礼致しました。
60名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:32:30 ID:jmUB0r/D
ちなみにどうでもいいことかもしれませんが
冒頭の「幼な妻」は、エキサイト辞書で検索した結果を使用させて頂きました。

改めて失礼致しました。
61名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:34:46 ID:xoyS40/o
お、おじょじょっじょじょお嬢さま!?


ってなくらい興奮した。
ナギがあまりにもカワイス。GJ!







ところで挿入編はまだですかい?
62名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:47:15 ID:JKlhhObb
素晴らしい。
何が素晴らしいって、ハヤテの裸エプロンなんて反則的な素晴らしさだ。
GJでした。

花火氏も投下お疲れ様です。よい誕生日を。
63名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 02:54:13 ID:HJW81/rS
エロパロの1〜8みたいんだが補完どこですか。
肉チャンネルにもなかったし。。。
64名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 03:52:15 ID:LZyLBeFZ
あ〜ハヤテに憑依して鬼畜ハーレム書いてくれる神居ないかな〜
クリスマスの出会いで、そのままナギを青姦で犯したり、風呂場でマリアを犯したり…ナギとマリアが一緒に寝てる時に夜這いして、3Pとか
で、ハヤテに憑依している中の人は夢だと思って、膣内射精しまくり
65名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 11:09:34 ID:9MBGLRss
これは神
66名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:54:12 ID:PhcvhBe+
>>64 黒ハヤタ君でいいだろ
67名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:47:38 ID:MHJVQa0e
>>63

SSなら>>2にある保管庫さんが保管してくれてるけど、7の途中から更新停滞中かな?
68名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 01:04:12 ID:X7Y54nnh
なんかしらんがエロパロと角煮のログが全部吹っ飛びやがった
69名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 07:11:29 ID:syst5XWD
ご愁傷様。
70名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 12:10:27 ID:V4FmjCt0
はなび氏は、エロなしのSSをここに投下するくらいなら
エロ禁止のハヤテの小説が書き込めるファンサイトに
行った方が幸せになれると思う。
71名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 17:27:36 ID:XhL19tmT
>>70
んー…読むのが嫌ならあぼーんするとかしてくれないか?
読んでる人間もいたりするんだ。
批判はともかく追い出しまでされたら流石に黙ってられん
72名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 17:30:14 ID:pR/csKBx
>>71
進歩がないからきつい事言ってんじゃね?
73名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 18:01:25 ID:V4FmjCt0
なんつーか言い訳がましいというか、話の前後のコメントが
女々しくて生理的に受け付けない。
74名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 18:11:52 ID:FhoXkJsv
新しい職人さんのssに文句しか言わない人はちょっと考えてほしい。
今のように新規であまりうまくない職人さんを叩くだけだったら新しい職人さんが来なくなるよ。
その状態でベテラン職人さんがいなくなったらこのスレ終わってしまうぞ?
そんなスレを知っているが、保守ばかりで淋しいもんだ。
少しは新人職人を育てようと考えたほうがいいと思うぞ?
75名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 18:40:48 ID:n+Lmeuym
育たない新人ほど追い出したくなるものはない
76名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 18:53:16 ID:+LN97Z4E
いや…そんなにひどいか、はなび氏?
少なくとも、王道的な話を書けるように頑張ってるな、とは思ってるし、この漫画が好きなんだなとは思ったんだけど。
ただいい作品にGJを贈るだけじゃなく、新人が伸びるようなアドバイスをするのも、俺たち読み手の仕事じゃないかな?
77名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 19:46:50 ID:ePZYGyEK
>>76
酷くは無いと思うが、ここにはあってないと思う。
78名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:09:40 ID:nJe/sepF
空気が合ってないっていうよりは、やる気がない
79名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:43:48 ID:+SL/C2bs
まずこの職人=神っていうこの気持ち悪い空気をなんとかしようよ
80名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:48:20 ID:n+Lmeuym
そこはどう頑張っても変わるもんじゃないし
変える必要もないと思うが
81名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:48:25 ID:WC/Pz3Vy
良い職人→神
普通の職人→神予備軍
ダメな書き手→スレ汚し、早く出て行け

こんな感じか?
82名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:06:30 ID:Hn626DzN
じゃあ、神、神予備軍、ダメの区分けってどのいう区分けなの?
オレが思うに
神:ROCO氏 雪豹氏
神予備軍:ツキビト氏 シロウトの丘氏 ぼぬ氏 ド素人氏 その他
ダメ:便乗犯氏 はなび氏 その他 ぐらいか?
83名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:19:16 ID:nJe/sepF
区分けとかやりだすとスレが崩壊するからやめとけ
84名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:20:43 ID:+LN97Z4E
待った、そんな個人で十人十色の分け方を話題にしたら、まず間違いなく派閥抗争でスレが荒れる。
誰が神か、という話題はどうか極力避けてくれ。
85名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:34:29 ID:FhoXkJsv
格付けは止めたほうがいいよ。そんなことされたら誰も書かなくなると思う。
一番いいのは自分の好みに合わなかったら読まずに何もレスしなかったらいいと思う。
86名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:37:06 ID:b14akn2l
とりあえず>>82を見て自分とは趣味が違うなと思ったし、
格付けは各自の胸の中でっのがよさそうだ。
ちょっと↑の人なんかかなりいい感じだけど、そもそも名無しだしなw
87名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:37:40 ID:1cD1jHtc
なんかはなび氏は投下するたびに叩かれてるな。
住人達も金払って見るサイトじゃないんだし、もちっと力抜いたほうがいいと思う。


でも、そのSSが下手だと原作が貶められた気分になっちゃう2次創作だから、
スレの平和のためにもはなび氏はもっと精進汁。このままじゃ天然の荒らしだぞ。




なんつーか、SS云々の前に、はなび氏は普段文章(というか活字)を読んでないんじゃないかと感じる。
やたら短いセンテンスで改行するし、ムダに会話の部分が多い。詩を書いてるならそれでもいいんだけど、
それじゃ読む方は作品世界がどういう状況なのかがわからない。
 つまりはなび氏がどういう話を書いているのか、それを伝える核になる文章力が足りないから、
読む方はなんかフワフワしたフレーズだけが素通りしていくような印象を受けてしまう。取っ掛かりは読ませる
かも知れないけど、読む方を引っ張って行くスタミナがないから、途中でうんざりされてしまうんだよ。
 
これは凄くもったいない話で、もしかしたらはなび氏の脳内にはかつて我々が経験したことのない、メチャクチャGJな
ストーリーが展開されているのかも知れないけど、それをちゃんと文章で表現できない限りは何の意味もないからね。
とりあえず、もっと活字を読んで、文章をたくさん書くことからだな。


いろいろ偉そうなこと言ったけど、毎回叩かれながらもここに姿を現すのは凄いと思う。
住人たちも本当は期待してるんだよ。ただデフォルトで備わってるツンデレ機能が発動してるだけなんだ。

長文スマソ
88名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:43:27 ID:28gDTYgG
まぁ真面目に叩くってのは応援の意味もあるから、はなび頑張れ
89名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 22:44:37 ID:XhL19tmT
気に食わないならNGwordに登録しなされ
たったそれだけで物事は丸く収まるんだから
90名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 00:43:45 ID:eZmit/O8
正直な話、シロウトの丘氏とド素人氏はそれほど上手いとは思えない。
普段文章を読んでいない〜という話がでてたが、この二人からも同じ感じを受けた。
91名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 00:57:51 ID:6d7AbOGo
自分はド素人氏の大ファンなんだけどな・・・
久しぶりに何か書いてほしいです
92名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 03:18:43 ID:E8SmZ2nE
話自体は嫌いじゃないんだが、投下前の逃げ道を作っているかのようなレスと
投下後の意味不明のレスで読後感が悪い。

会話が多いSSや詩みたいなSSでも面白いものは面白いんだが
彼のは文章から厨房臭さが滲み出ている気がする。

もしかしたら書いた後に、自分で読み返してないんじゃないだろうか。
93名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 06:53:54 ID:T+1rz93b
技術も無いし、内容も特に面白くないんだけど、一番きになるのは
批判的なレスは全部スルーしてる態度。2ch特有の煽りだとでも
思ってるんだろうか?
94名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 07:18:20 ID:b6hpyi4/
にょろ?
95名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 13:06:15 ID:ycxNg605
>>88
そうやって甘やかして便乗犯氏とかが駄作投下しちゃったらどうすんのさ?
96名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 13:19:10 ID:nkqKOz6N
俺が面白いと思う話を書く職人→神
俺が面白くないと思う話を書く職人→華麗にスルー

これでいいじゃないか
97名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 13:32:55 ID:x3PpyxxU
正直な話、ROCO氏と雪豹氏はそれほど上手いとは思えない。
普段文章を読んでいない〜という話がでてたが、この二人からも同じ感じを受けた。
98名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:35:46 ID:fGbK0WuH
>>97
自分は書けないんだからそういうこと言うな。
99名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:59:05 ID:U6HBY/JU
>>90
>>97

確かにROCO氏の「〜ながらに」っていう表現は一気に萎えるが
文章がエロいから許せる
100名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:59:29 ID:6SZE5BwC
それを言ってしまうと・・・・・。上の流れもまた意味なくなるような・・・・・。
101名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 14:59:59 ID:6SZE5BwC
すまん、>>100 は>>98あて。
102名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 15:10:41 ID:EwhNdv9h
てかこの話題ほんとやめてくんねぇかな・・・
この話題出たあとで過疎らなかったスレ見たことねぇし
103名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 16:16:44 ID:jiaYQb/o
てか俺は某スレでこの流れを見た事がある

その時は た っ た 一 人 でスレの空気を悪くしてそれを批判されると
「どんな事を感じたって自由だろ!言論の自由を奪う気か!」と権利濫用、
一人でIDを変えて二つの派閥を演じて自分で自分を煽り、自分で自分に反論し、
職人の信者とアンチを演じ、荒らしとそれに反応する奴の二つを演じ…
最終的に職人も呆れ果て自己サイトを作りそこに落ち着き、
そうしてその後はまるで職人がスレを荒らしていたかのように過去を改竄し
「完全制圧完了」と連呼するクズがいたんだけどね…

そう、丁度こんな風に最初は空気が読めないクラスの職人への文句やそれを咎める者、
こんな感じで始まっていたな…
104名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 16:26:12 ID:xr8DPT4c
>>96で結論でてる品
駄作投下されてもスレの消費が早くなるだけの話だし。
105名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 16:34:58 ID:ErDEg/9w
なぁ、とりあえず不毛な話し合いはやめようぜ。せっかく今日は水曜日なんだし。
少年漫画板のハヤテスレも、今どこかのバカによって荒らされまくってるんだ。
ここまで過疎っちまったら、本気でハヤテの話題できるところがなくなっちまうよ。
106名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 17:05:04 ID:lKdivN8A
1071/3:2006/10/18(水) 17:42:10 ID:x3PpyxxU
「いやもう何がなんだかわかんないって言うかそもそもなんでこんな格好で縛られてるんですかボク!」
「細かいことは気にしないのが良い男ですよの条件ですよハヤテ君」
「いや細かくないですって! むしろめっちゃでかいですよ! ていうかいつの間にこんなことを!」
「勿論ハヤテ君の気付かないうちに、ですよ」

 もしかしてworld21ですかそうなんですねと訳のわからない事を叫ぶハヤテを尻目に、マリアは九秒じゃあちょっと無理かもしれませんねと苦笑して、そして自らの目的を果たすべく行動を開始した。
丁寧にメイクされたベッドの上に仰向けに寝かされたハヤテは、マリアの背後に漂う捕食者側の空気を読み取って必至に逃げようとするも――軽く縄の跡が残る程度に縛られた手首にそれを阻まれる。
当然その縄はベッドへも強固に括り付けられていて、足を使って逃げることもできない。

「いったい何をするつもりなんですか?」
「いやほら、いつだったかハヤテ君が女装したじゃないですか」

 怯えたようにか細い声で問うハヤテに、湧き上がる衝動を抑えるように話すマリア。
捕食者と被捕食者。喰う側と喰われる側。

「あの時からずっと思ってたことがありまして。あ、そんな、別に大したことじゃないんですよ? 


ただ――――食べちゃいたいな、って。」


 そして、マリアの手は遂に、状況を飲み込みきれない獲物の穿いているスカートをたくし上げた。

「食べちゃいたいって、何を――」

 生来の女性顔、中性的な雰囲気、引き締まっているが故に傍目には華奢に見える身体。
そのどれもが、男性が女物の服を着ているという違和感を打消す。
――ショーツにある不自然な盛り上がりを除いては。
別段、もう既に彼のモノが臨戦体勢だというわけでもない。
ただ女性物の下着がそのように出来ていないだけなのだが、とにかくそれは、何より捕食者の目を惹きつけた。

 マリアの細い指が、その膨らみを確かめるようになぞる。

「勿論コレをですよ」
「何言ってるんですかマリアさん! 何でこんな――」
「ハヤテ君が悪いんですよ? こんなに可愛いというか食指を動かさせるというか、とにかくそんな格好してるから」
「こんな格好にしたのはマリアさんじゃないでひゃうう」

 それを黙らせるようにマリアがショーツを突然下ろす。
彼女の目論見通りに、突然下半身を襲った快感はハヤテの言葉をあっさりと途切らせる。
外気に曝されたハヤテのモノに血が巡り、少しだけ、体積を増した。

「あ、もしかして感じてます?」
「だって、布が擦れて……」
「否定しないんですか? って、あ、うん、恥ずかしがらなくても、良いですよ」

 それはそれで可愛いからいいですけどと付け加えて、マリアはハヤテ自身を掌で撫で始めた。
胴の部分から、大きく傘を張った亀頭、それから鈴口を指の腹で押すようにして――――。
ハヤテの羞恥心と理性はあっさり無視して、それは大きく勃起した。
1082/3:2006/10/18(水) 17:42:48 ID:x3PpyxxU

「大きい……ですね。それに熱いし」

 確かにそれは、彼女の感想どおり、彼の中性的な、ともすればそれよりより女性の方寄りなイメージには似つかわしくない大きさだった。
長さ、周囲共に平均値を超えていて、そしてうっすらと鼻に残る臭いは――けれど、確かに欲情したオスのモノで。

「……脈、打ってますね。どくどくって、ふふ」
「ひゃうっ」

 段段と息の荒くなる疾風に、捕食者は、ここで更に追い討ちをかけた。
尿道から滲み出る、少しだけ粘性を含んだ先走りを掌に満遍無く塗し、卑猥な水音と共にハヤテのモノにも擦りつけてゆく。
マリアの、そのシルクのような指先と掌で軽めになぞられるだけでもハヤテは十分過ぎる快感を得ていたのに――時間の経過と共に糊のように粘性を増す先走りが、更にハヤテを射精に追い込む。

「マリアさん……っ、だめぇっ、ねばねばがぁっ!」
「ふふ、ハヤテ君の、すっごくいやらしい音立ててますよ?」

 マリアの指は、なぞるような動きから、本格的に扱き上げる動きへ。
体中に走る強烈な電撃のような刺激に、ハヤテの呼吸は途切れ途切れになってゆく。
必至に呼吸をしようと、その快楽にを外へと逃がすようにハヤテの腰がガクガクと跳ね上がる。快楽に耐えるように指先が白くなるほど強く両掌を握る。
――けれども結局、その行為はハヤテの昂ぶりをさらに強める要素でしかなく――――

「だめっ、もうほんとに出ちゃいます! 止めてくだ――ひゃあぅ!」
「我慢しないでいっちゃって良いんですよ、ハヤテ君?」

 いやいやと、まるで駄々をこねるように嫌がる獲物の仕草に、捕食者はしょうがないですねと、その名に相応しい聖母のような微笑を浮かべて――――

「〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

 ぐちゃ、と、ハヤテの肛門に指を突き立てた。
予想もしなかった痛みと驚きに、ハヤテの呼吸が詰まる。
細くしなやかな指は、彼に射精を促させる――半ば、強制させるポイントをあっさりと探り当てる。
指は何度もそこを往復し、そして、ハヤテの、限界まで快楽を与えられつづけたモノをひときわ強く扱くのと同時に、中を傷つけないように指の腹で、けれど爪を突き立てんばかりの勢いで――思いっきり引っかいた。


 ――瞬間、ハヤテの、悲鳴にも似た嬌声が響き、今まで散々苛められてことに反抗するかのような勢いで、マリアの掌に熱い精がべっとりと絡みつく。
彼女の掌の半分以上を白濁が覆い、さらにそれに乗り切らない精液がぼたぼたとしシーツを汚す。
指先のソレを丁寧に舐めとりながら、マリアは鼻腔を突き抜けるオスの匂いに恍惚の表情を浮かべつつ、荒い呼吸の主へと振り向く。
ハヤテの顔は、羞恥心と混乱と、そして射精の快感で真っ赤に染まっている。もちろん意図的ではないだろうにしろ、マリアにとって、その表情は酷くそそる表情で。



「――――いただきます」



 白濁を飲み込む捕食者の喉が、ゆっくりと鳴った。
1093/3:2006/10/18(水) 17:46:31 ID:x3PpyxxU
以上です。
かなり前に書いたものがあまりに適当すぎて恥さらし状態だったので加筆修正。
もし保管庫とかまとめサイトとかがあるなら掲載は無しの方向でお願いします。
110名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:13:29 ID:iyuulVy5
俺の中でガーレンがふたなり黒マリア×女装ハヤテの続きはまだかと車椅子に乗りながらボヤいてるんだが…
111名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 18:14:16 ID:rUigofum
GJ

とりあえず今週のマリアさんがかわいかった保守
112名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 21:56:41 ID:h13X5qGy
ROCO氏はともかく、雪豹は数書いてないんだから神なんておこがましい。
シロウトの丘氏のほうが、よっぽどこのスレに貢献してる。
大体雪豹のやつなんて、ヒナハヤマンセーのオナニー小説だろ?
あんなの読まされるほうの気持ちにもなってみろってんだ・・・
文章力で言っても、
ROCO氏>>長編名無し氏>>>>シロウトの丘氏>>ど素人氏、雪豹
こんなもんだろ?
113名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:01:35 ID:HellE8ep
>>112
おまえがヒナギク嫌いなのはわかったから格付けとかやめろ。
ウザい。出てくんな。帰れ。
114名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:15:12 ID:iyuulVy5
釣られてるなよ、義務教育終えているのなら空気嫁無いだけのバカか確信かを見分けろ
115名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 22:26:13 ID:J3S+a7qP
>>109
GJですー

貴方のIDを見て「続きではナギも参加か!」と勝手に思った俺がいる
116さすがに一言言わずにはいられない:2006/10/19(木) 01:49:59 ID:z0xRrjJ4
さほどの人が言ってることは正論ではあるね。
ただ経験から言うと、こういう流れになったエロパロスレは廃れる。少なくともこの先当分は流れが滞るよ。

結局、結論は>>96なんだけどね。
これこそがエロパロスレを正しく機能させる唯一の真実。
117名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 02:31:50 ID:k2g3G1hD
そういう時に空気を読まずにSSを投下してくれて、スレの雰囲気を変えてくれる人は
神職人と呼ばれるにふさわしい人だと思うよ。
118名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 04:37:26 ID:nlCvUzON
天才だな、伊澄は
119ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/10/19(木) 06:50:23 ID:a3i3dKyu
…精進いたします。

今週ネタです、なおナギ設定も混じってますが、一応ハヤテ作の方のSSですので念の為に…
120ハヤテ☆イスミ:2006/10/19(木) 06:51:57 ID:a3i3dKyu
私の名前はプリトニー。
見ての通り元気なお花屋さんのバイトなの。
普段はお花の香りに誘われてドジばっか☆
だから店長さんにも怒られてばっか☆
だけどそんなお花の甘い香りに誘われて…悪い奴らはやってくる。
でも大丈夫。
そんな奴らは私の魔法でイチコロよ!!
そう!!私は秘密の魔法少女!!花の魔法少女プリトニーちゃんなのだ〜!

「で?イチコロじゃなかったのかプリトニー?」
「う…うええん!」
いきなりだけど、魔法少女プリトニーちゃん大ピンチ!
極太のおぞましい触手に手足を絞められて捕まっちゃた!!
しかもいい感じに魔法少女コスチュームはズタボロに裂かれちゃって、
この下の柔肌や、お気に入り下着まで見えちゃってるの。
ああ、私をそんな目に合わせた悪い奴らがニヤニヤ卑しく笑ってる、
私を辱める気満々みたいだったのよ。
「ひゃははは、お得意の魔法も中盤以降…もしくは2クール後に登場する対処方には効果無かったか!」
「これまで葬り去られた仲間の恨み、ここで返してやるぞ!」
なんて事、あんな方法で魔法を防ぐなんて…
このプリトニーの目を持ってしてもこの展開は読めなかったわ…
「ふふ、ではいくぞ!」
「きゃぁぁ!!!」

そして迫る悪い奴の操る不気味な触手!
その触手は残った邪魔な衣服を次々と剥いでいく、そしてこの柔肌に這って気持ち悪い悪寒を感じさせていくの!
やだ気持ち悪い…ウニウニして凸凹して気色悪いよ〜!!
でもどうして…段々とこの嫌悪する感じが変化していくの…
「あんっ…」
「あはは、どうした甘い声を出すようになったじゃないかプリトニー!」
どうして?どうしてこんな声を出しちゃうの?
感じちゃう…それも敏感に心地いい刺激を感じちゃうの!!
「媚薬が効いたようだな、プリトニー!」
「どうだ、この雑魚扱いモンスターに辱められる気分は!」
「いやぁ!あぁぁぁ〜〜!!!!」
やだやだ感じるのやだ!魔法少女なのに、正義のヒロインなのに、
こんな名前のない雑魚敵キャラに嬲られるのは、いやぁぁぁ!
だけど感じちゃう…晒された私の股間の女性器からも、エッチな蜜が漏れてきちゃってるし!
「いい様だな!ふふ…では触手だけでは飽きるだろうから、我々の肉棒もくれてやるわ」
「え!ええぇぇ!!!」
121ハヤテ☆イスミ:2006/10/19(木) 06:52:39 ID:a3i3dKyu
そんなのいらない…でも、奴らは迫ってくる!
股間から不気味な醜悪な肉棒を取り出して、この私の可愛い蕾のような花弁に挿れていくの!
そして下から全身に激しい衝撃が走ったの…入れられちゃった。
「ふわははは!お前の中は気持ちいいぞプリトニー!」
こんな悪い奴に犯されちゃったよ!!
やぁ…激しく動いて中で暴れてる!!
「ほれほれ、出すぞ!出すぞ!!!」
やだ…中で出さないでぇぇ!!

ドブゥゥゥ!!!

ああ…出されちゃった…膣内に熱い衝撃が響き、注がれちゃったのがわかります。
ああ…抜かれてゴボッて白い粘々して臭いのが溢れてくるよ…
「じゃあ、次は俺だ!へへ…いい声で鳴かせてやるぜ!」
また入ってくる醜い肉棒、こんなのやだ…
でも私…感じちゃってる、こんな辱め受けてるのに、気持ち良くなってるの!
悪い奴に犯されてるのに…正義の味方失格だよ。

そして私はいつしか順番待ちの行列を作っている、この悪い奴らに犯されていきます…
お腹を膨らませるくらいに胎内に子種を注がれ、
そして口やお尻の穴まで醜いのを入れられて…
ついには全身を白い粘々した臭い液体に染められちゃった。

そんな悪夢のような時間が、どのくらい経った頃かな?
「立派なお腹になったな〜プリトニー」
「あ…あぁぁ…動いてる」
私のお腹は、粘液以外ので膨らませていました。
そう…孕んじゃった、悪い奴の赤ちゃんを妊娠しちゃったの。
元気よく蠢いてる…そんな感覚を感じながらに、私はまだまだ犯されまくってイキまくってました。
「気持ちいい…もっと〜」
「だいぶ壊れてきたな、あの花の魔法少女プリトニーも」
「どうやら…我の出番のようだな!!」
「将軍!!」
そんな変わり果てた私の目の前に現れたのは、12次元からやってきた落ち武者大将軍でした!
その彼の股間から聳え立つのは…山のような大きな巨根!!
「これで貫いてくれるわ!!」
こ、こんな物で貫かれたら…私はどうなっちゃうの!
すると早速に将軍は挿入していきます…私のお尻に!!
なんと将軍はアナルスキーだったのです、
もうガバガバなお尻の穴を更に拡張し拡げて…私の中に入っていく…
「あぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
甲高く喘ぎ喜ぶ私…凄まじい快感が駆け巡っていく…
おかしくなっちゃう、そして私は!!
122ハヤテ☆イスミ:2006/10/19(木) 06:53:32 ID:a3i3dKyu
『子猫の一生』

子猫の肉球から猫ビーム

子猫の前足から猫ビーム

後ろ足からも猫ビーム

でも熱いのキライだから使わないのです。

【おしまい】

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「どうでしょう!僕と伊澄さんとの合作エロ漫画は!」
「とっても恥ずかしかったですけども…頑張りました」

「い…伊澄、なんてエロイオチを!!」
「でしょ?」
「どこがやねん!!」

【ハヤテ☆イスミの次回作をご期待下さい】
123名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 07:07:19 ID:z5hINNiq
ちょwww伊澄www
GJ!
124名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 19:43:36 ID:YKh3NlwV
オチの凄まじさに吹いたw
て…天才だなROCO氏は…
GJ!
125名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 20:20:52 ID:HmHPNqK2
すげえ・・・今奇跡を見た
126名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 21:59:27 ID:jch7XIWp
猫ビームにやられました
127名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:49:33 ID:Duv46IHW
まさかとは思っていたけど、こんなオチを実際にやられると笑いが止まらないw
すげぇよこのセンス。
128名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 01:37:31 ID:Wl+UlRrd
子猫の一生の汎用性の高さに泣いた
相変わらずのGJ
129名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 03:02:34 ID:LO6+/GT6
誰もツッコまへんから、あえてツッコませてもらうで〜
プリトニーやのうて、ブリトニーや! 
130名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 03:07:56 ID:vQULKTu9
ページをめくるように、1レス毎に、読み進めて行って。



>122で死ぬほど笑わせていただきました。超GJ!
131名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 03:35:16 ID:PtaJriXR
プスプス
しゅうううううう
132名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 09:23:50 ID:57Tg7tz1
プリニーっす
133名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 18:46:52 ID:Zyyg8cwn
>>109
もし続きを書くならハヤテきゅんを徹底的にいぢめてあげてください(*´Д`)ハァハァ
134名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 19:57:06 ID:6xnJifqw
GJGJ〜
伊澄ネタは壮大ですなぁ

余談ですが今日のクレしんの予告で
ついにハヤテネタがきましたな
135名無しさんの次レスにご期待下さい:2006/10/20(金) 20:27:07 ID:/ayyNb0V
>>134kwsk
136名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:33:51 ID:dULMsta2
マジですか?
137名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 22:53:49 ID:iFlEXv7D
荒らされまくってる本スレの中に埋もれてたが

ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader80679.zip.html
138名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 08:23:19 ID:KkKGIwgH
漏れもなんか書きたい。リクエストとかある?
139名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 08:27:26 ID:9qVfDTkc
泉ちゃん監禁陵辱
140名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 09:40:15 ID:g/m1jmj5
>>132
お前はディスガイアをやっているのか?
はなび氏GJ!!!
ポ○モンネタで吹いた
ROCO氏GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!
落ちで吹いたぜ!!!!!!!
141名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 13:07:10 ID:MpIC4NnE
ヒナ×ハヤテきぼん
142名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 14:23:45 ID:NnEm0Vxz
>>137
ただネネちゃんの台詞がたまたまハヤテを連想させるだけと思っていたが…
マサオくんの台詞で狙っているのが分かるなw
143名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 17:35:33 ID:OHFYOETw
ハヤテとヒナのベタベタに甘い純愛物きぼん
144名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 18:34:43 ID:6V5X6sLA
ひなゆめで我慢しとけ
145名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 22:16:09 ID:KkKGIwgH
>>139>>141>>143

リクエストdクス
何とかやってみる。このスレが終わるまでには投下できる……はず。
146シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:04:01 ID:DC4A82p4
久々投下です、なお薬の話とは関係無いのでご注意を…
147シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:05:03 ID:DC4A82p4
ヒナギクフラグ発生後…


「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」
大きなため息、彼女は悩んでいた、どうやって彼との関係より親密にしていくか。

「(応援するって歩にも言っちゃったし…はぁ……)」
応援すると言った以上もう後戻りはできない。
しかし、自分の気持ちも変えられない、
「(歩が私がハヤテ君の事好きって正直に言ったら怒るかな…)」
などと自問自答してみる、答えは結局でないのだが。

ふとテラスの方を見てみる、あの夜二人で見た景色だ。

少しずつ近寄るがやっぱり怖い、もう少しで端までいけるのだが
それ以上行こうとすると足が竦んでしまう。

「(今のハヤテ君との関係もこんな感じなのかな…)」
考えれば考えるほどマイナス思考になってしまう。

「(…そういえばあの時の子猫…どうしてるかな…
ナギの所に見に行っても…それぐらいいいよね…会いに行くぐらいなら…)」

思ったらすぐ実行、ということで…

三千院家の玄関に到着。

キィ

扉を開け中に入る。

ポン

誰かに背中を叩かれた。
パッと振り向くヒナギクそこに居たのは、
「お嬢さん…不審者ですね」
三千院家SPだった。


148シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:05:45 ID:DC4A82p4
「あ、あの…白皇学院生徒会長のヒナギクですけど、ハヤ…ナギはいらっしゃいますか?」
少し焦ったが以前も出入りしているので、事情を説明する。

そして、屋敷の方まで案内され向かい入れられる。
「あ、ヒナギクさんようこそおこしくださいました、何の御用で?」
目当ての人物にたどり着く事ができた。

「ま、前に私の家に泊まった事あったでしょ?その時に私が拾った猫どうしてるかなぁって…」
「あ、シラヌイならお嬢様の部屋にいますよ、どうぞこちらへ」

ハヤテに案内され長い廊下を歩いていく。

「ハヤテ君、ナギは何してるの?」
「ナギお嬢様なら、ゲーム部屋で閉じこもってます、多分3日は出てこないかと…」
だから学校に来てないんだと、悩みが一つ解消された。
そんなことより、どうせナギがいるから無理はできないと
思っていたヒナギクには思ってもみないチャンスだった。

ニャーー

少し成長したシラヌイがヒナギクの元へ寄ってきた。
「ちょっと大きくなってない?」
「子猫ですからね、ちゃんと成長はしてますよ?
じゃあ、僕は紅茶でも入れてきますのでこの部屋で待っておいてください」
そう言うとハヤテは部屋を出て行った。


少しシラヌイと戯れる、あの家にハヤテが居た時の事が脳裏に蘇る。
「ハヤテ君がいなかったら…この子死んでたのかなぁ…」
あの時ハヤテを泊めて良かったと実感した。

「(あの時…歩も居たのよね…)」
また頭によぎる親友との約束、ここにいる事それだけ悪い事をしてる気分になる。

ガチャ

そんな事を考えてる内にハヤテが戻ってきた。
149シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:06:38 ID:DC4A82p4
「ヒナギクさんは砂糖何個ですか?」
いつものハヤテの笑顔、自分が改めてこの人が好きなんだなと感じる。

「ねぇ…ハヤテ君は私と歩、両方から告白された時…どっちを選ぶ?」
この質問は自分が逃げるためにハヤテ全てを押し付けてるも同然、
ヒナギク自身わかってはいたが聞かずにはいられなかった。

「…あ、えっと………その…」
ハヤテは困惑している、それは当たり前だろう。

「私は歩の恋を応援するって言ったの、…でもその約束…守れそうにないの…」
ハヤテの眼を見て問いかける。
「だから…ここではっきりさせて欲しいの!…どっちが…好きかって…
無理いってるのはわかるけど…」
ヒナギクの眼にはうっすら涙がたまっていた。

「西沢さんか…ヒナギクさん……」
いままで告白はされてきたが気付かないもしくは返答しない状態だった、
しかし今ここで答えを出さないといけない状態にある。

「(ヒナギクさんは好き…だけど違う…でも…)」
今目の前で涙を浮かべている少女をどうにかしないといけない。
例えこの感情がはっきりしてなくともいずれ気付くだろう、彼女が好きと。



「僕はヒナギクさんを選びます」
150シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:07:29 ID:DC4A82p4
無意識しかしハヤテの本心が選び出した答え。

「…えっ…ほんとにっ…!?私でいいの…?」
抑え切れなくなった涙が眼から零れ落ちた。

ハヤテはいつもの笑顔で頷く、ヒナギクは思わずハヤテの胸に飛び込んだ。

そしてヒナギクをハヤテを見つめ眼を閉じる。
「ヒナギクさん…」

チュ

触れるだけの軽いキス、しかし二人の約束の証。
二人の腕に力がこもる。

そのまま舌を入れようとした瞬間。

「ハヤテ君、スプーンを………」
忘れ物を届けに来たメイドさんだった。

慌てて唇を離す、しかし時すでに遅し熱烈なキスシーンは目撃されてしまった。
「あ、あの…失礼しましたっ!!!!!」
ヒナギクは顔を真っ赤にこの場から立ち去っていった。

一方放心状態のハヤテ、こちらも放心状態のマリア。

「ええっと、ハヤテ君…状況を説明してくれませんか?」
「…はい」


――――――――――――――…

「なるほど、ヒナギクさんを選んだと…」
「…はい、ここでちゃんと言っておかないとと思いまして…」
嫌な沈黙が流れる、数秒が数時間に感じる。
151シロウトの丘:2006/10/22(日) 04:09:06 ID:DC4A82p4

「ハヤテ君が選んだんなら、私は何もいいませんわ…ただ…いえ、なんでもありません」
そう言うとマリアは部屋から出て行った。

「(僕はヒナギクさんを選んだ…西沢さんに……誤らないといけないな…僕があの時返答できなかったから)」
一番の問題がナギという事には気付かず、明日からの事を考えるハヤテであった。


ハァ  ハァ


三千院家から自分の家まで猛ダッシュで走ってきたヒナギク。
「(あぁ…なんで逃げちゃったんだろう…ハヤテ君困ってるだろうなぁ…明日ちゃんと誤ろう…)」
自分の不甲斐なさを責めるヒナギク、
そして家に入り呼吸が落ち着いてくるとあの時の感触が蘇ってくる。

「柔らかかったなぁ…ハヤテ君の…」
ベッドの上で自分の唇に触れるヒナギク。
「………それよりも…歩になんて言おう…」
一番の問題が頭に浮かんでくる、でも気持ちはさきほどより楽だ。
「(ハヤテ君となら…歩なら…許してくれるかな…)」
さきほど緊張もあってかヒナギクはそのまま眠っていった。


そんなハヤテを取り巻く環境が動いた一日、その中で眠れぬ夜を過ごしていたのが。
「…もっと……いや…こうですかね…いや、もうちょっと乱暴な感じ……」
ぬいぐるみ相手にキスの練習をしているメイドさん、
それをドアの向こうからナギに見つめられていることは気付いていない…   =END=
152名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 11:38:52 ID:uprODCgc
前スレで便乗犯氏の読んできたが駄作だな。
誰だよ面白いって言った奴。
153名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:28:25 ID:nrsd35JR
>>151
マリアさん・・・・・・
154名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 20:39:21 ID:zL/dAnFy
>>152
うっせ、死ね
155名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:57:47 ID:5wNRQ7PR
>シロウトの丘氏

GJ!
156名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 02:34:33 ID:9lK4PprD
マリア×女装ハヤテで行くかふたなりマリア×女装ハヤテでいくか、どっちがより良いだろうか。
教えてエロい人↓
157名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:18:31 ID:RfBiOwWo
>>156
前者で
158名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:22:56 ID:70AASWsU
ナギ×女装ハヤテをきぼりんぐ
159名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 07:09:00 ID:SOfJiOXK
美希×ヒナギクをきぼん。
160名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 09:59:44 ID:CoKYKWe1
男形
161名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 01:12:39 ID:yL/GO8pl
>>156
オナホールとかバイブやペニバンで虐める方向で
162名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 01:58:45 ID:XyyGiUoF
ふたなりも捨てがたい
163名無しさんの次レスにご期待下さい:2006/10/24(火) 07:06:22 ID:nYDunSiY
どっちもはだめなのかな?
164名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:08:16 ID:5IRziu2q
すみませんが、レズや倒錯と言った特殊なシュミを持たない僕としては
あくまでノーマル路線で行って欲しいと思うわけです。
165名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:13:03 ID:ceTEOL/x
ナギの参加はないな。
166名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:15:02 ID:HvLzlWXZ
>>164
勝手すぎ。嫌ならNGしとけ。
167名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:23:29 ID:uZ0lQ3Pl
はいはいsagesage
168名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 21:28:46 ID:iHIU35iG
164はハヤテなりきりを狙ったと思われる
169 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:37:01 ID:BCj37H2e
前回(>>48-58)からの連作になりますが、先週のお話(100話)、その後です。
少し長く(あと暗く)なりますが投下します。
登場人物はナギ、ハヤテのみになります。
無意味なコスプレに嫌悪感を持たれる方はご注意下さい。
170 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:37:39 ID:BCj37H2e
深夜、なんとなく目が覚めてしまった私は、マリアがいなくなっていたことも忘れるほどに独り憤慨していた。

「まったく……もう、みんなして私のことを馬鹿にしおって……
 大体、あんなに胸打ちひしがれる物語は他に類を見ないというのに……」

もちろんこれは私の現時点での最高傑作『世紀末伝説マジカル☆デストロイ』のことだ。
プロットにプロットを重ね、幾度ともなくネームを切り、ようやくカタチらしきものが見えてきた私のライフワーク。
今の私にできることを、全て詰め込んだこの作品……それなのになぜあいつらはそれが理解できんというのだ!
それに比べて伊澄はよくわかっている。 うん。 それにまさか伊澄が作品を作ってくるとは驚きだ。
さらにはそれらがことごとく私のツボを抑えてくるとは……うーん、将来のライバル出現かもしれないな。

(でも…正直にああもみんなの反応を目の当たりにすると、実際キツイな……)
ほんとうはわかっている。 私だって馬鹿ではない。 過去の敗北から学んできた。
だが…それでもなお、まだ足りない部分が多すぎる。 決定的、とまではいかないまでも、足りない部分があることは事実だ。
その差を埋めようとしても、なかなか上手くいかないのもまた―――事実なのだ。

――――――ならその事実を覆すには?
――――――飛躍的、もしくは突発的な経験値。

自問自答。 これは常日頃、散々と繰り返してきた。
もうこれ以上は成すことはないのかも、なんて弱気にもなってしまう。 だが私はここで諦め、朽ち果てるわけにもいかない。

この三千院ナギには夢がある!
まだだ! まだおわらんよ!!
漫画王に私はなるんだッ!!!

先人達の到達し得なかった未踏の地。 そんな場所を目指して突き進むのみなのだ。
171 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:38:19 ID:BCj37H2e
「――――」
かねてから思うことがある……私は漫画が大好きだ。 その想いは誰にも負けないし負けたくもない。
しかし、好きだから! 大好きだから! と声高に喚いているだけでは何も進捗しない。
いたずらに増えていくネーム帳やラフスケッチなどが書斎に残るだけだ。
こちらから積極的にアクションを起こさなければ、いつまでたっても平行線を辿るだけなのだ。
だから私は行動を起こしてきた! 過去に幾度ともなく挑戦してきたのだッ!!

集○社に挑み、講○社に挑み、小○館に挑み、秋○書店に挑み、
□eに挑み、角○に挑み、メ○゛ィワクに挑み、白○社に挑み、
幻○社に送り、竹○房に送り、○潮社に送り、それから○賽に送り、○迅に送り、少○画報にも送り、
もっとも古いところでは新声社にまでも送った。

だが――それでも世界は私に味方をしてはくれなかった。

進まねばならぬ未来へ立ち塞がるもの、すべてが敵だとでもいうのか……
そして、この不幸すぎる現状を打破するために、私は決断を迫られている。

(なにが…必要なのだろうか……)
いままでは、すべて一人での作業だった。 そのほうが作品に対して集中できるし、なにより気分が楽だ。
そういった環境で私は作品を作り上げてきた。 その結果が――このような停滞気味な現状に繋がっているのだろうか。
少し考えてみよう。

一般的だと投稿やら出版社への持ち込みから始まり、編集者からのアドバイスなどを経て、更なる高みを目指すのだが……
そんなものは天才のなしうる業ではない。 私ならもっとこう別のカタチで――たとえば一発で賞ゲット! 即デビュー! とか。

別に人に会うのが面倒くさい、とか、いちいち編集部まで出向かわなければならない、とか、そういうことではない。
断固として違う。

「結局は…自分の実力で勝ち取らねばならぬもの……か」
私は結論を出そうとしたが、もう一度だけ考えてしまった。

(でも…眼前の壁はあまりにも…高く……そして…やっぱり私には才能なんて……)
心理と同調するかのように、するすると意識が低下する。 心の奥の弱い私がじわりじわりと頭を持ち上げてくる。
その私は泣き虫だった。 くらいのはこわい、こわい、と泣いている。 その姿が幼き日の自分と重なってしまう。
このままではまずいな、と私は意識をしっかりと保とうとした。 が、防護壁は簡単には構築されなかった。

頬に残る一筋の痕、気がつくと私も涙を流していた。
172 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:39:06 ID:BCj37H2e
ふらふらと屋敷内を彷徨う私がいる。 明かりがなくとも平気だった。
なぜなら目的があった。 誰でもいい、人に会いたい。 ぬくもりに触れたい。 いやぬくもりでなくともいい。
――もうなんでもいい。
意識も朦朧とし、混濁した思考の中で、ただふらふらと彷徨っていた。

「お嬢様ッ!?」
声が聞こえた。 いつも聞いているはずなのに、酷く懐かしく感じる。 神々しいほどに脳裏に響いてくる。
私はハヤテに早く会いたい一心で、声のする場所へと走り出していた。
そして、永遠とも感じられる時間を体感しながらも、ようやくハヤテの胸に飛び込んだ。

「ハヤテぇ…」
「お嬢様、一体どうされたんですか? こんな時間に屋敷内を歩いてるなんて……」
「あぅ…あっと、え、そのな……」
うまく言葉が出てこない。 混乱が続いている。 (誰か私にエスナを……)

「お嬢様?」
「いや…その…ちょっと…怖くなって……」
自然治癒を待ってから、ようやくのことで説明をする。
昼間の悔しさを憤り、さきほどまでの葛藤を愚痴る。 そして、少し不安になってしまったことを告白した。
すぐ目の前にいるハヤテに安堵の感を覚えたのだろう、私はおもわず本心を溢してしまっていた。

「なんだ…そんな些細なことで、お悩みになられてたんですね」

ピキッ!!
「ほう…主にそんなことを言うのはこの口か?」
ゴゴゴゴ……、と気迫のオーラを纏いつつ私はハヤテに詰め寄った。 もちろん頭にはツノが生えている。

いままで散々悩んできたというのに、コイツは一体ナニを言っているのだ!
些細なことだと? とんでもない! これは私にとって、最重要懸案なんだぞ!! それを…それを……

普段から軽口が気になっていたが、そんなところに稀に殺意を抱いてしまう。

「ええい! おまえなんてもう知らな――」
「――――でしょうか?」
(え? いま…なんて……?)

「僕では…お嬢様の味方にはなれないのでしょうか?」
「――――」
ハヤテが手を差し伸べつつ私に向かう。 その言葉には少し悲壮が感じられた。
そんなハヤテの様子に思いがけず私は正気に戻されつつある。
そして私がなにか言わなくては、と思う前にハヤテの方から続けてきた。

「確かに僕なんかでは心許ないかもしれませんが、でも…お一人で抱え込んでいられるより、ずっと楽になれるかもしれませんよ」
スッと胸に入ってくる言葉だった。 夏日の打ち水のような清涼に心を奪われていた。
いつしか陰鬱な思いにかき乱されていた状態が解かれ、私は混乱から解放された。

「ハヤテ……私はこれからどうしたらいいんだろうな」
ただ素直に聞いた。

「僕にお手伝いできることであれば、全力で頑張りますから」
ハヤテも純朴さを漂わせながら答えてくれた。
それならば私もその想いに応えなければ、と言葉を繋げる。

「ど、どうしたらもっと…人の…心を惹きつけられるような…おもしろい漫画を描くことができるんだろうか……」
すがることの悔しさからの反面、問題から逃避できることの心強さ。 悲観と楽観。
相反するものなのに、なぜか私の中では対称されている。 不思議な感覚だった。

「そうですね……それなら――」
こんなのはどうでしょう、とハヤテが提案をしてきた。 すでに私は半ばハヤテに迎合している。
だからどんな提案でも受け入れられるつもりでいた。 ――――はずだった。
173 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:39:42 ID:BCj37H2e
「だ、駄目だぞ! そんなのは無理……絶対にダメーーッ!!」
私は深夜だというのにもかかわらず、絶叫する。 マリアの耳に入ったらすぐにでも駆けつけてきそうなほどだ。
なぜ私がこうもまで驚愕するのか。 それはハヤテの示しているものがあまりにも予想外だったから――――

さきほどまでのやり取りを掻い摘んで思い出す。

「お嬢様の目指している道程は険しく厳しいものです。 なので、最初に『漫画家の心』を養うというのはどうでしょうか」
「漫画家の…心?」
私はハヤテの言葉で問い返した。 それを受けてハヤテは真面目な顔でこう語った。

「ある高名な漫画家は言います。 『おもしろい漫画を描くためには「リアリティ」が必要なんだ』と」
「お前は私に蜘蛛を食え、とでもいうのか?」
私はすかさず突っ込んだが、それをまるで気にしない様子でハヤテは進めてきた。

「でも…お嬢様は以前に仰られてましたよ、『人生経験が足りないから』だって」
「うっ……」
言葉に詰まった。 確かに言ったような気もするが、アレはただ紙面をなぞっただけで、私自身の本心ではないと思っていた。
だが実際はどうだろう、足りないのは経験、と明らかに理解しているのも本心だった。

「で、では私に足りない部分を補うためには一体なにが必要だというのだ!」
「ですから、さきほども言いましたけど漫画家の心、つまり『心構え』ではないかと……」
心構えとは、あらゆる物事に対処できるように心を事前に用意しておくことの意。 心のストック。 つまり経験値。 
またもや経験の差が私に重く圧し掛かってきた。 以前にマリアの手伝いをしたこともあったが、満足のいく値は得られなかった。

「それでは漫画家の心を掴むために、まずはカタチから入るとしましょうか」
「むぅ…………ん?」
次々とハヤテのペースに乗せられていた。 気がつくと私は、いつのまにやら怪しげな服を眼前に掲げられていた。
傍目から見るとそれは淡い青色のボタンタイプのワンピースかのように思えた。 が、よく見直してみるとけっこう厚手だ。
漫画などでは見たことはあったが、実物を目の当たりにしたのはこれが初めてだった。 園児がよく着ているおなじみのアレだ。
突然と現れた子供用の服に私は違和を覚えずにはいられなかった。 これも心構えができていないためか、困惑を隠せない。

「は? というかハヤテ…そんなものどこから……」
「いやー、本当はベレー帽とスモックをご用意しようかと思ったのですが、コレしかなかったので」
まったく理解が出来なかった。 第一それでは漫画家ではなく『画家』だ。 そこから間違っているというのに、なぜか園児服。
そっちを用意するほうが難しいのではないのか? と疑問を浮かべながらもハヤテはそれを掲げたままでずいずいと迫ってきた。
有無を言わせぬ勢いに言葉を塞がれたままで私は押し進められていく。 そのハヤテの真意までもは、計ることはできなかった。

「で? それを使ってハヤテは一体どうするつもりなんだ?」
「お嬢様、僕はさっき『カタチから入る』って言いませんでしたか?」
(んー? それってどういう意味…………ってぇええ!?)
ハヤテの真意が汲み取れない。 話がまったく繋がっていないのも気になるが、それでも私は言葉を発しなければいけなかった。

「き、きききき着ろというのか!? わわ私に!?」
「これもお嬢様のためです」
それならばなぜ、漫画家から画家へ掏り替えようとし、さらにはそこから園児へと移行するのだ。
関連性が微塵もないではないか。 それになんだかハヤテの目が笑っているように思えるぞ。
これではハヤテを疑いたくなってしまう。 さきほどまでのハヤテを信頼していた気持ちが――――揺らいでしまう。

だから――――私は疑惑を払うために頭を振り心を落ち着かせ、ハヤテの本気を試すかのように抵抗をしたのだった。
174 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:40:34 ID:BCj37H2e
「だ、駄目だぞ! そんなのは無理……絶対にダメーーッ!!」
「お嬢様……」
スッ、と寄り添ってくるハヤテに少し身構えたかたちで私は半歩退く。
私の怯えた様子に気づいたのか、ハヤテはにっこり、と笑いながらさらに近寄ってきた。
頬に手を寄せて、耳元でするりと言葉を落としてくる。

「何事も…経験ですよ……」
「あ――――」
(そうか…ハヤテは…私のために……)
ここにきて、なんとなくだけどわかってきた。 いままでもそうだった。 ハヤテの言葉には嘘はない。
私を見てくれている。 私を導いてくれている。 私を案じてくれている。 私を大切にしてくれている。

――――いつだってハヤテは私の執事で味方だった。
――――ならばそれに答えるのは主である私の務め。

きわめて冷静な思考の中、身体だけがむやみやたらに―――――熱い。
この熱が冷め切らないうちに、ハヤテの想いに応えなくてはいけない。
注がれるハヤテの真摯な眼差しで体温の上昇はとどまる所を知らない。
その熱に浮かされながらも私はただ、恍惚とハヤテにその身を任せた。

それからあとは、ハヤテの思惑に落ちていくだけだった。

「それじゃあ、行きましょうか」
「ど…こ…へ?」
意識は、はっきりとしていたはずなのに思うように口からは言葉が出てこない。
冷静だと思っていたのは勘違いだったようだ。 それもそのはず、私は病に犯されている。
目を離すことのできない蠱惑的なハヤテの瞳によって、熱病に掛かってしまっていたのだ。

「ふふ…もちろん、例の部屋ですよ」
「例……の?」
私は思い出そうと必死になって思考を張り巡らした。 しばらくして脳裏に浮かび上がってきたものは――淫らな二人の姿。
節操もなく出てきたイメージを消そうとして私は両手を頭の上でぱたぱたと振ってみる。 それでも顔は次第に赤く染まった。
と、ここでふと疑問に思うことがあった。 あの部屋に行くことの意味がわからない。 漫画を描くのなら書斎に行くべきだ。

「で、でも、あの部屋は漫画と関係な」
「道具を使うのはもっと後からでいいんですよ……今はまだ必要ありませんから…くす」
私の疑問はカウンターで返されてしまった。 心を養うのに道具は必要ない。 と、いうのがハヤテの回答だった。
返すべき言葉が見つからない。 ああ――でも、ハヤテの言うことなのだから、きっと正しいのだろう。

「う、うん……わかった」
私が不意に目を覚ました夜のこと、ハヤテによる二人きりの課業が幕を開けていく。
175 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:41:12 ID:BCj37H2e
「お嬢様、お着替えはどうなさいますか? ……お嬢様?」
(また…ハヤテと…ここで……)
私はハヤテの言葉も届いていないという様子で一人ぶつぶつと想いに耽っていた。 頭がポーっとしてくる。
(え、えっちなことになったら……)
今回はそんなことになるはずもない。 なぜならこれは漫画の心を習得するための、ある意味、修行なのだ。がさがさごそ
(でも…ハヤテは一体どんなことを……)
心を掴むとはいっても実体のないものだ。 私は漠然とした面持ちでうーんと頭をひねる。ぷちぷちぷち、ぱさっ
(なにか、精神的な教えを説いてくれる…とかかな?)
ハヤテがいままでに体験してきた様々な話を聞かせてくれるのだろうか? うん、それならわかる気がする。しゅっ、しゅるしゅる
(あれ? それなら別に着替える必要はないんじゃ……んん? なんだか身体が軽くなったような気が……)
ふと、足元に感じられる上質な生地の感触。 まさにそれは私のブラウスだった。
そして今の状況は、ばんざーいの格好でキャミソールを脱がされている真っ最中である。
(んー、着替えさせてもらうのなんて何年ぶり――って、お、おおぉおい!!!!)

「ちょっと待てーーーーっ!!」
「あ――気がつかれましたか?」
慌ててキャンソールを下ろしてから、私はもう少しで露わにされる所だった胸を両手で隠す。
いくら想いに耽っていたからといって、ここまでされても気がつかなかったとは、われながら情けなくなった。

「ななななにをやっているのだ! お前は!!」
「だ、だって…お嬢様の反応がないものですから、つい……」
「答えなければ服を脱がしても良いというのかぁっ!!」
「それに、あんまりダラダラと引き延ばしていても容量がもったいないですし……」
ハヤテが何に気を遣っているのかはわかりかねるが、確かにここまできてしまっているのであとは着替え終わってからのことだ。

「もういい…自分で着替える」
「あ、はい、ではむこう向いてますね」
私は、別に構わない、と言い放ってからさっさと着替えを始めた。 すでにキャミソ−ルなのだから上に着ればいいだけの話だ。

そういえば…ハヤテはコレまで脱がそうとしていたな。 意外といやらしいヤツめ。

(…………)
スッ…しゅる……
私の中の悪戯心がハヤテを意識し始めていた。 園児が着る服を脇に置き、最後の一枚も脱ぎ始める。
両手を交差させ裾を掴む。 そのままで、さも意識しています。 と、いったようなゆったりとした仕草で少しずつ捲っていく。
次第に露出されていく肌色。 ハヤテの見ている前で、上半身だけとはいえ、自らの肌を晒していく行為に私の鼓動は激しさを増す。
(ぅぁ……は、はずかしい……ハヤテは…見ているのかな……)
チラッと横目でうかがう。 みるとハヤテはにこにこと笑顔を浮かべながら、黙ってこちらを眺めていた。
私はなんだか余裕を持っているハヤテを見て頭に血が上ってくる。 なのでわざと正面を向き後は一気に着替えを済ませた。
露出している胸も隠さずに、ぷちぷちと無造作にボタンを留めていく。
(しかし……今日はミニスカートだからサイズ的になんだか履いてないようにも見えるな)
少し丈が合わないのかもしれない。 一体ハヤテがコレをどうやって調達したのかは謎だ。
そして着替えを終えた私は、憮然としつつもハヤテに話しかけた。

「着替え終わったぞ! それでこれから私はどうすればいいのだ!」
「うわぁ、お嬢様! とても可愛らしくて良くお似合いですよー」
ピキッ!
(なんだか馬鹿にされているようでくやしい……というかムカつく)
ハヤテのいう『可愛らしい』がどういった意味を持つのか気になるところだが、ここでぶり返していても仕方がない。
そんなことよりもこの園児服を身につけた私に徐々にだが、ある変化が訪れていた。
私は興味本位で部屋の鏡に映る自分の姿を見た。 そこに映し出されていたものは――――乏しくも儚そうな少女の姿だった。
弱者のオーラとでも言うのか、見る者にとっては擁護したくなるような存在。
そういうものが滲み出ている自分をまじまじと見つめていると、ついこんなことを考えてしまった。

着物を羽織ると背筋が伸びるというが、元来、装束といったものは思想信条を表すこともあるという。
多少意味合いは違うかもしれないが、女性のする化粧と一緒で普段の自分とは違う印象を自ずと持ち、または持たれるのであろう。

そのような観念からなのかはわからないが、こんな服は着たこともないはずなのに、私の心は幼さを求めて退行の兆候を見せていた。
176 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:41:52 ID:BCj37H2e
「お嬢様の準備も整ったようですし……始めましょうか」
「んっ…そうだな……」
ハヤテの合図で講義が始まる。 とは言いつつも何をするかはハヤテ任せなのだが……
それでも私はこれからのことに少しだけ期待、というか予測のできない状況にわくわくといった子供じみた興奮を隠し切れずにいた。

「あ、その前にお嬢様…今は、どんなお気持ちですか?」
「え?」
(どんな気持ち? ……今? ……えっと…かなり…ドキドキしてる…かも?)
突然の何も脈絡もない質問で、今の自分の正直な気持ちが頭に浮かぶ。
それがあまりにも自然なことだったので、私は素直に思ったことを告げていた。

「なんだか…胸がドキドキしている……」
「それはどうしてですか?」
間を置かずにまた質問を出された。 私は思考を止められそうになったが、それでもしっかりと考えてからどうにか答える。

「こ、こんな格好してるし、この部屋は薄暗いし、それに…ハヤテと二人きりだし……」
「ふむ…なるほど、ではこの薄暗い部屋でお嬢様はこれから僕がなにをすると思いますか?」
また質問だ。 しかもその内容が段々と具体的になってきている。 私はぐるぐるとまわりはじめた頭を使って答えを絞り出した。

「なに…を? する…のか? それは――ハヤテが私に…漫画のことを教えてくれる……」
「はい、そうですね。 そのために僕がお嬢様にご用意したそのお洋服を着てみた感想はいかがですか?」

もう、よくわからない。 ハヤテのテンポについて行くのが辛くなってきた。 それでも答えなくては……

「コレ…着たら、私では…ない…みたいだ……」
「いつもと違う格好をしているので、変な気分がしますか?」

ヘン、といったら、ヘンだ。 だってコレはわたしではない。 違うだれかだ。 ではだれ? といってもそれはわからない。

「うん…ヘン、な…感じがする…でも…よくわから…ない……」
「つまり、お嬢様にとっては初めての経験、ということになりましたね。 新しい自分を発見できましたでしょうか?
 何事も経験です。 ですから、お嬢様はもう少し行動的になられたほうがいいかと思います。 お一人では限界もあります。
 もっと広い視野で物事を捉えることが大切なんだと僕は思うのですが……どうでしょうか? でも正直な所、この前のエプロンの
リベンジも少しだけありましたけどね」

あ――なんだか…ハヤテの言いたいことが…わかったような気がする。 でも……むずかしくて……じょうずに……言えない。
それに…まわりのくらさが…だんだん…こわくなって…きた。 すごく……こわい。

「こわい……」
「あはは、すいませんお嬢様、でもこれもお嬢様のためを思ってしたこと――っぷわ!?」
回らぬ頭のせいで恐怖は増し、私はただ、至極当然のようにハヤテに抱きついて、怯えていた。
ハヤテの腰に巻きついて、顔を埋め、こわいこわいと繰り返し泣いていた。

「あ、あああの…そ、そのお嬢様!?」
「こわいよぉ…ハヤテぇ……」
泣き止まぬ私に、どうしていいかわからない、といった様子でハヤテは困惑している。
それでもなお、泣くのを止めない私にハヤテはやさしくふんわりと囁いた。

「大丈夫ですよ、僕はここにいますから」
「うぅっ……う、うん」
落ち着く声がした。 ハヤテの声。 その声を聞いていると、とても安心する。
涙も止まり、だいぶ冷静を取り戻した私はそのままの姿勢でハヤテに抱きついたままでいた。
177 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:42:30 ID:BCj37H2e
「あのー、お嬢様? そろそろ離れても平気なんじゃ……」
「まだだ」
もっとハヤテのぬくもりが欲しい。 暗くて冷たい所はもう沢山だ。 あたたかいままがいい。

「でも…そのような格好でそんなに強く抱きしめられたら僕だって困ってしまいます」
「んー、もうちょっとだけな」
私はハヤテをもっと貪欲に感じ取ろうとして、ぐりぐりと顔を押し付けていた。
どれくらいそうしていただろうか、私はふと胸下あたりで硬いモノを発見する。
確認するまでもなく、それはハヤテの股間だった。 どうしてだろう……
(こんなロマンチックな時に、何故こうなっているのだ?)
溢れる好奇心からは逃れられず、私はハヤテに聞いてみた。

「ハヤテ…コレって……」
「お嬢様が…あんまり強く押し付けるから……」
もじもじと恥じらいながらも、そうハヤテは言った。

(えぇええ! そんな簡単なことなのか!?)
男とはこういうものなのだろうか…単純というか、単細胞というか……
(それにしても……)
私は自分の格好を思い出す。 自慢なんてものはしようとも思わないがどう見ても園児だ。
そんな格好をしている私ですら、男とは欲情するものなのだろうか……
私はスッと身を引いて、落ち着いた振りをしながらハヤテを問い詰める。

「こ、こんな子供みたいな容姿でも、こ、興奮するなんて、ハヤテは変態だな」
言い終えてから胸がチクリと痛む。 ……自傷気味な私の言葉を聞いた後で、ハヤテは妖しい目をして答えた。

「僕を…こんな風にしたのは…お嬢様ですよ」
「――――」
その言葉を聞いて私は再びこの前のことを思い出していた。 そして今いる場所はあの時と同じ部屋。
そんな情景に過去の感触をも余計に思い出し、と同時に当時の快感すらも透写してしまっていた。

(あの感覚をもう一度…味わってみたい……でも、そんなことをハヤテに言うのは恥ずかしいし……)
私は欲情の波で溺れそうになる。 しかし、ここでハヤテのある言葉を思い出した。
それは私の感情を最も素直に表現するのに相応しい言葉だった。

「ハヤテ……それでは苦しいだろう…そ、その…わ、私が楽にさせてあげても…いいぞ?」
「え!? で、でもお嬢様……」
私は目を瞑り息を飲んでからゆっくりと吐き出して、呼吸を整えた。 心臓は物凄い速度で血液を循環させている。
それから私の胸の奥に響いた言葉を一言一言、噛み締めるように紡いでいった。

「何事も……経験なんだろ?」
「――――」
ハヤテは沈黙をしたまま宙を仰いでいた。 しばらくはそうしていたと思ったらスッと顔を私に下ろして笑顔で言った。

「でも、踏まれるのはもうイヤですよ?」
「ぷっ」
思わず吹き出してしまう。 だってあんまりにもさわやかに言うものだから、その言葉とのギャップに可笑しくて堪らなかったのだ。

「大丈夫だぞ、ハヤテ、もうあんなことはしない…と思う…たぶん……」
「えーっと……はは、まあ、そこはひとつおてやわらかにお願いします」
「おぅ! 私に任せるのだ!」
何を任せてもらうというのか、その辺りのことはあまり深くは考えなかったが、私はハヤテと私自身のために頑張ることを誓った。
そしてハヤテを床に寝そべらせ、私も覆いかぶさるように密着し、その近い距離でハヤテの息遣いを感じながらそっと目を閉じた。
178 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:43:13 ID:BCj37H2e
ちゅ…ぅんっ…ちゅっ……
「っはぁ……」
唇をくっつけるだけのお子様キス。 そんなものでも私には十分だった。 恥ずかしくてハヤテの顔がまともに見れない。
それでもハヤテの唇の感触が忘れられなくて、私は目を瞑ったまま、もう一度ハヤテに顔を寄せた。

ちゅっ…じゅるっ!!
「ん、んむーーっ!?」
私は即座に目を開けて状況を分析しようとする。 でも開けてしまうとハヤテの顔が超至近距離で目に入ってきてしまう。
だが、そんなことも忘れてしまうほどに私は焦りを感じていた。 そして私は勢いよく目を見開いた。

ぱちっ
「「――――」」
互いに無言。 しかしハヤテは目を閉じていた。
(目を瞑ったままのハヤテもカッコイイな……)

ではなくて! いま重要なのは口! 私の唇はどうされているのかだっ!

ぢゅっ…ぢゅるっ……
(んんんん……ぷはっ)
続けられているキスを眼前にしてようやく私は理解できた。 吸引されている。 私の唇がハヤテによって強く吸われている。
擦れ合う唇がハヤテの方に寄せられていく。 まるで空気を抜かれているみたいだ。 だがその感触が意外と心地よかった。
こんなキスは初めてだった。 いやキス自体経験したのもついこの間なのだから当然だ。 しかし…なんというか…凄い……

私はキスが終わりそうになる瞬間に慌てて目を閉じた。 キスを交わし互いに少し距離を置く。 だけど身体は密着したまま。
瞼を開けた私は仰向けなハヤテの胸に右手を置き、両足の間に身体を潜らせる。 左手はハヤテの膝に乗せていた。
その体勢のままで目線を下の部分にスライドさせていく。 まだハヤテのあそこは苦しそうにズボンの中で張り詰めていた。

「で、では……いいか?」
ゴクリ、と喉が鳴りそうなほどに息を潜めて、ただハヤテのあそこだけを見つめながら問う。
聞いてはいるのだが、答えを待つこともできないといった様子で私の右手はもうすでにズボンのチャックに伸びていた。 

ジ、ジジ…ジジッ……ジジッ……
「あぅ……」
チャックを少しずつ少しずつ下ろしていく。 私は顔を上げてハヤテの様子を伺ってみる。
すると頬を真っ赤に染めたハヤテが羞恥心に必死に耐えている様が垣間見えた。 そんなハヤテを見てしまったからか身体が熱い。
お腹の下の奥のほうがじんわりと熱を帯びていく。 これがどんな状況を呼び起こすのかも、もう私は知っている。
(下着…汚れてしまうかな……)
チャックを下ろす手は以前として継続したままで、そんなことを考えていた。

チッ…
そんなわりとどうでもいいことを考えつつもチャックを下ろしきってしまった。
明るさの足りない部屋なので奥まではよく見えないが、確かに開いている。 だが次はどうしよう。
パンツにはチャックなんて付いていない、と思う。 ならば一体どうやってハヤテのあそこを出せばいいのかがわからない。
ズボンに手を入れてパンツの隙間から出すのか、それともズボンの中でパンツを下ろしてしまうのか。 さて……

(あ! そうか!)
簡単なことだ。 ズボンも脱がしてしまえばそれでいい。 こんな単純なことも思いつかないなんて私もまだまだだな……

ベルトを外そうと試みる。 だが思うようにはいかなかった。 簡単だと思っていたことがこんなにも難しいとは意外だった。
自分で服を脱ぐのとは違う感覚に手を拱いている私に、ハヤテのほうから気を遣ってきた。

「あの、僕…自分でしますから」
「いや駄目だ」
私はハヤテの気遣いをあえて断った。 これでは何も意味を成さない。 ハヤテの思慮に応えなければならないのだ。
どうにもならないことがあれば他人に任せる。 気に食わないことがあるとすぐに投げ出してしまう。 それでは駄目だ。

「でも……」
「やってみて始めてわかることもあるんだ。 それを学べといったのはハヤテ、お前だぞ」
ハヤテの言葉を自分に投げかけて再度挑戦する。 カチャカチャと弄っていると――――外れた。
179 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:43:48 ID:BCj37H2e
カチャッ、スルッ……
どうにか外すことができた。 そしてチャックの上についているボタンも外した。
ハヤテは右腕を目の上に乗せていて押し黙ったままだ。 その表情は隠れていて窺うことはできなかった。
前の部分が全部開けたズボンと一緒にパンツも手に掛け同時に下ろしていく。 私の目は一点に釘付けになっていた。

スス…スッ……スッ……
硬くなっている股間のせいか、途中で引っかかりを感じて少し躊躇してしまう。 それでもなんとか下ろして太ももの辺りで止めた。
(う、ぁ……)
私は思ったより顔を近づけすぎていたようだ。 すぐ目の前にハヤテの股間がそそり立っている。
ピクッピクッと小刻みに震えている。 血管も浮き出していて妙に艶かしい。 改めて見たハヤテの股間はやはりグロテスクだった。

(さて――これからどうするかな)
さきほどからドクンドクンと高鳴りを続けている鼓動を頭の裏で感じながら私は思案する。
だけどそのような状態では考えなどまとまるはずもなく、私は自分の感情に正直に行動することを決めた。

スッ……
恐る恐る右手を伸ばす。 いつのまにか震えていた手をそっとハヤテの股間のサオの部分に添えた。
ピタッとした皮膚の感触。 私と同じ肌の感覚。 ただし違っていたのはその硬度と温度だった。

「ふぁっ!」
ハヤテが喘ぐ。 私はその声を聞きつつ股間の感触を確かめるように手のひらでやさしくサオを包んだ。
ビクンッと一際大きく膨張したようにも思えた。 その股間の血液の流れを手のひらで感じながらハヤテに向かう。

「ハヤテ…すごく…熱くて…硬い……」
「んっ…そ…れは…お嬢様が…触って…るから……」
「私が触ってるから…なんなのだ?」
ハヤテの口からある言葉を引き出したくてあえて聞いてみた。 すると私の予想通りの答えが返ってきた。

「はっ、はぁっ…き、気持ち…よくて……」
喘ぐ姿もそのままにハヤテは素直に答えてくれた。 そのハヤテの仕草がたまらなく愛おしい。 私はさらに胸が熱くなった。

(これはマズイ…かわいい…そんなこと言われると胸がドキドキしてしまうではないか……)
聞いたのは私だ。 それに熱いのは胸だけではない。 私のあそこからもいやらしい体液が溢れてくるのがわかる。
ハヤテのことを考えるだけでこのようになってしまうなんて、私もはしたない女になってしまったものだ。 軽く絶望する。
恍惚と絶望が入り混じる混沌で、私はハヤテの股間と戯れるべく行為を期待と不安の中、進めていった。

しゅっ、しゅっ、しゅっ……
「あっ、くぁ、あぁっ!」
サオを扱き始めた私は、加減もわからぬままにただ繰り返し扱いていた。 ハヤテの股間の皮が上下に波打ち揺れている。
程よい弾力が手に伝わってきて心地いい。 なのでしばらくは調子に乗ってハヤテを扱き続けていた。

「どう……かな?」
ふと、われに返った私は急に不安になって思わず聞いてしまった。 ココは男の大事な部分。 ぞんざいに扱っていいものではない。
するとハヤテは少し申し訳なさそうな顔をしながらやんわりと答えてくれた。

「うぅっ…少し…強いです。 もっと…やさしくして下さると……うれしいです……」
「あぅぅ…す、すまん」
やはり調子に乗ってしまっていたようだ。 足でなら力を入れすぎないようにと加減もできるのだが、手だとどうにも難しい。
(だとしたら…あとは……)
私は知識だけは豊富に備えている。 あとにやるべき事はまだまだ山ほどあるのだ。 だが今ここで最後までするのは――怖い。
残された選択肢の中で私が選べるものといったら、これしかなかった。

「あむ…」
180 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:44:25 ID:BCj37H2e
ハヤテの亀頭を口に含む。 生暖かい感触が私の口内に広がっていく。 手で触った硬さは思ったほど感じられずむしろ逆だった。
意外とやわらかい先の部分を唇で感じ、その感覚を確かめる。 少し硬めのスポンジのようだった。 そして無味。
案外臭いとかするものだと思っていたが、ハヤテのあそこはそんなことはなかった。 なので本音は少しだけ拍子抜けした気分。

「あっ…」
「ふぁ? ふぉうひふぁ? はひゃへ」
咥えたままで喋るから変な声になってしまう。 どうした? と聞いたつもりだったのだがハヤテにはきちんと伝わったのだろうか。
そんな心配をしなくとも、どうやらしっかりと伝わっていたようでハヤテが慌てて私に言ってくれた。

「そんな…お嬢様、汚いですからそこまでして頂かなくても……」
「っぷはぁっ……んー、そんなことないぞ。 ハヤテのは別に臭いもしないし、割と平気だ」
これは煽てでもなく本当のことだ。 それにハヤテのだからどんなことがあってもきっと大丈夫。

ハヤテを否定してしまったら自分の存在意義までもが崩れてしまいそうなほどに迎合しきってしまっている私だった。
それからもう一度、仕切りなおしというわけでもないが、私はさきほどとは違う責め方で再びハヤテの股間に唇を近づけていった。

ちゅっ…ちゅっ……
「んふぁっ…はむっ……」
「ふぅっ…はぁああ……」
亀頭の先に軽く唇で触れる。 まるでキスのように。 コレもハヤテの一部なのだからと、自分に言い聞かせるように。
高めの体温をそこから感じた。 唇がセンサーになり、より敏感になっている。 亀頭の感触が脳に伝わる。
私は今までにないほどの異常な興奮を身体全体で感じていた。 自然と手は自分の身体をまさぐり始めている。

ピクンッ!
「ふあっ!」
厚手の洋服の上から胸を触っているだけでも、それなりの刺激が与えられた。 薄い胸でもしっかりと快感を得ることができる。
服から直に伝わる乳首への擦れが、むず痒いわりに心地よかったりする。 もちろんハヤテを気持ちよくさせてあげることも重要だ。
私は亀頭へのキスから今度は舌を使ってぺろぺろと舐めまわした。 なんだか子猫がミルクを舐めているような錯覚を覚える。

ぺろ…ちゅ…ぴちゃ……
「んふっ…はっ、はぁっ……」
ハヤテはどうやら感じてくれているようだった。 私は段々と嬉しくなってきていた。 ハヤテが悦んでくれている。
それだけで私も心が弾む。 なおも没頭して亀頭を舐め続けていく。 先から裏筋にかけてカリ周辺までも舌で丁寧になぞっていく。

ちぷ…ちゃぷっ…ちゅるっ……
「じゅるっ……」
「あぁ…お嬢様…ぅくっ……」
(ふふふ…感じてくれているな…よし、それならもっと……)
顔を横にしてサオの部分をはむっと咥えてみた。 亀頭と違いココは凄く硬い。 皮膚の感触は手足と一緒だが温度だけは違った。
はむはむと唇だけで甘噛みする。 その都度ハヤテの口からは感嘆の声が漏れる。 私はチラッとハヤテの顔を覗き見た。
その顔は恥じらいで染まっており、伏し目な表情がたまらなく愛くるしい。 悶絶しそうなほどの衝動が私には溢れていた。

(ああもう! 可愛いなコイツは……)
よだれでべとべとになってしまっている股間から一旦離れ、私は再び亀頭を口に含んだ。

ぱくっ
「あーんむっ…じゅるっ…ぢゅちゅ……」
あまり大きく開かない私の口内でハヤテを包んでいく。 舌も使って一生懸命にいやらしい音を立てながら愛撫していく。
じゅるじゅると唾がたくさん溢れてきてどうしようもないが、こぼれることも厭わずにただ舐め続けていた。

じゅぶ…じゅぶっ…じゅず…ずずっ……
「ひゃぁぅっ! ひゃぁあ! くはぁっ……」
「ぷぁっ…ちゅっ…じゅぷっ…じゅるっ……」
激しさを増していく口内での愛撫に私の身体も貪欲に変化を遂げる。 めまぐるしく渦巻いている欲望の中、快楽だけを求めていた。
服を脱ぐことも忘れ、自分の敏感な部分を求め、身体全体でハヤテに擦り寄っていく。
気が付いた時にはハヤテにお尻を向ける格好で、ぴったりと密着していた自分がいた。
181 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:45:07 ID:BCj37H2e
(ふぁ…あ、あれ?)
なんで? いつの間に? こんな体勢にっ!? これでは、パ、パンツが見えて――って今の私のパンツは確実に染みができて……
ああああ!! ダメダメ! イヤだ! 見てはダメ! ど、どうしよう……今から体勢を変えるのってヘンかな?――ひゃうっ!!

ぺろっ…ぴちゃ……
「きゃっ! は、はは、ハヤテ!?」
「ちゅちゅっ……はぁ、はぁっ…あ、あんまりにも…お嬢様のあそこが艶かしくて…おいしそうで……嫌でしたか?」
ハヤテに恥ずかしい体液で染みたパンツを見られたことよりも、大事な部分を舐められたことのほうが私には衝撃的だった。
しかもパンツの上からではなく直接。 と、いうことはハヤテは私のパンツを捲って舐めているということだ。 こんなのって……

私があわあわと慌てふためく暇もなく、ハヤテはなおも私のあそこを舐めようしている。 顔を近づけてくるのが感覚でわかった。
外気に晒された私のあそこがハヤテに見られている。 舌を近づけられて今まさに舐められようとしている。 私には止められない。

れろ…ちゅ…ちゅるっ……
「んんーーっ!! ひゃぁん!!」
初めて舌を味わう感触。 この場合は私のあそこが、ということになる。 ざらりとしたハヤテの舌が私のあそこに触れている。
いやらしい体液を舐め取っている。 シラヌイに頬を舐められるのとは大違いだ。 こんなことは想像だにしていない。
未体験の感覚に身体の自由は奪われ、私はハヤテの股間を前にしたままで何もできずにいる。 一方ハヤテはさらに行為を続けた。

くちゅっ…ちゅば…ちゅばっ……くりっ! ちゅっ!
「――――ッ!! あっ、あぁああんっ!!」
私がハヤテの愛撫を受けている時に、舌で何か剥かれたと思ったら怒涛の快楽が流れ込んできた。 何をされたのか理解できない。
今まで舌で舐め回されていた箇所とは明らかに違う。 そこを触れられただけで私はがくがくと身体が震えてしまった。

プッ…プシャーーッ!!
「いやぁああーーっ!! な、なに…これって!? あ、ああぁっ、んっ…ハ、ハヤッ……」
最後の方は言葉にならなかった。 継続された絶頂。 永劫の快楽。 そんな酷い興奮に耐え切れず、私はおもらしをしてしまう。
とたんに羞恥心が湧き上がる。 この体勢なのだ。 ハヤテが今どんな状況になっているかなんて想像するまでもなかった。
極端に上がった息を治めようともせず、そのままで私はハヤテの方に気を向ける。

「はぁ…はぁっ、はぁっ……んっ、はぁああ……」
(ああぁ…か、かけちゃった…ハヤテに……)
私は気付かれないようにそろーっとハヤテの方を向いてみたが、すぐに目が合ってしまった。 慌てて顔を元に戻したがもう遅い。
鏡を見なくともわかる。 私の顔は完熟トマトのように真っ赤になっているはずだ。 そんな私にハヤテはやさしく語りかけてきた。

「あは、イッちゃいましたね。 そんなに気持ち良かったなんて…なんだか僕も嬉しいですよ」
「――――ば、バカっ!」
顔にかかった恥ずかしい雫も、まるで気にしていませんよ、とでも言わんばかりの笑顔を振りまくハヤテに、私は救われた気がした。
でも、もうあんな恥ずかしいことは御免だ。 私は服の袖でハヤテの顔を拭いてやり、呼吸を整えてから体勢を初めの頃に戻した。

「私だけ…先では…主としての面目が立たないではないか……」
「お嬢様を優先させるのも執事の務めだと思ってますけど……」
お互いがお互いを気遣ってふざけあう。 じゃれ合うことがこんなにも気持ちいい。 こんな執事と主の関係も面白いと思った。
それでも私は責任を果たさなければならない。 ハヤテをしっかりと絶頂まで導いてやらないといけないのだ。
そうして私はまたハヤテの股間を手に取り、舌を絡ませていくのであった。
182 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:45:53 ID:BCj37H2e
ちゃぷっ…ちゃぷっ…しゅっ、しゅっ、しゅっ……
均整の取れたリズムで、私は歌うようにハヤテと戯れている。 股間を口に含み、舌で亀頭を舐め、手でサオを扱く。
この三点で小楽団のような空間をハヤテに提供している。 ハヤテが観客で私が演者。 いや…ハヤテは楽器かな。
段々と楽しくなってくる。 さっきまではあんなにも恥ずかしかったのに。 私はそんなことを考えながらハヤテを愛していた。

ちゅっ…ぢゅるっ…しゅしゅっ…しゅしゅっ……
「はっ、はっ、はぁっはぁっ……あっぅくぅっ……」
ハヤテの息遣いが荒くなってくる。 咥えている股間も硬さを増していく。 私は絶頂が近付いているのを口内で感じ取っていた。
そして右手の速度を上げていく。 あまり痛くならないように最善の配慮をしながら。 でも舌の動きはより複雑に、と動いていく。

しゅっ、しゅしゅっ、しゅっ……びゅるっ! びゅくっびゅくっ! びゅっ……
「っあっ! あぅ、あ、あぁあああぁあああ!!!!」
「んぷっ!?」
ハヤテの股間から迸る大量の精液が私の口内に満遍なく満たされていった。 あまりにも勢いがいいので喉の奥に絡んでくるほどだ。 
それから生暖かい白濁の液体が私の口を犯していく。 粘性の高いその液体は正直あまり気持ちのいいものではなかった。

初めて味わう精液の味…生臭くてねばねばしてる…うぅ…やっぱり気持ち悪い……でも……コレがハヤテの味なんだよな……
ハヤテが私で気持ちよくなってくれた証だし……これも経験……頑張って飲んでみる…か?

口内には大量の精液がまだ残っている。 私は努力をしてみたがあまりの飲みにくさに耐え切れず全部吐き出してしまった。

「げほっげほっ…うぇぇ……」
「ああ! お嬢様! 大丈夫ですか!?」
大丈夫ではないが大丈夫だ。 それに少しほっとしたのも事実だった。 あんなに大量の精液などとてもじゃないが飲みきれない。
それでもまだ少し口の中に残っていた精液をなんとか嚥下して、涙目になった私はあることを思いついてハヤテに擦り寄った。

「うくっ…ごくん、っぷはっ――――なぁハヤテ……」
「はい?」
「キス…して……」
一瞬だけハヤテの顔がほんのちょっと歪んだのを私は見逃さなかった。 実際そういうものだろう。
自分の出した精液がさっきまで私の口に入っていたのだ。 どんな男だって嫌悪する。 私は理解のある女だ。 だから平気。

「嘘だよ。 さて、おフロにでも入ってくるかな……」
「お嬢様」
「ん?」
ハヤテの答えを待たずに自己完結して、さっさとその場を離れようとした私だったが、急に呼び止められたので振り向いた。

ちゅっ
「お嬢様…僕、とっても気持ちがよかったです。 ですから…これからもよろしくお願いしますね」
不意打ちだった。 というか卑怯だ。 そんなことをされてそんなことを言われたら私だってこう言うしかないではないか。
 
「こ、こちらこそ……よ…よろしくお願い…します……」
なぜか敬語になってしまう私だったが、自然と口から出てしまう。 ハヤテとこれからもよろしく、と言葉を紡ぐ。
そのこれからというのが何を意味するものなのか考えるとまた赤面してしまうそうになるので、なんとか誤魔化しつつ逃げた。

「と、とにかく! 私はフロに行くが、ハヤテはどうするのだ!」
「はい、お嬢様のお傍にいさせて頂きますが、きちんと目隠しはしますのでご安心ください」
「――――」
私がまだ恥かしさを残していることをハヤテは理解してくれていた。 ハヤテとこういう関係になったとしてもそれはまた別なのだ。
女心は複雑だ。 特に気まぐれな私ならなおさらだろう。 それでもハヤテは私を理解しようとしてくれている。
胸の奥があたたかい感情に包まれていた。 ただ素直に嬉しかった。 そして私はハヤテと一緒に風呂場へと赴いた。

「じゃあ、今度は髪を洗ってくれ」
「わかりました、でもあまり上手くできないかもしれませんよ?」
「かまわんさ……ハヤテがしてくれるのだからな」

(了)
183 ◆p37q8m.Rqs :2006/10/25(水) 00:47:55 ID:BCj37H2e
以上です。
今回も冗長な文で申し訳ありません。
次に書く機会がありましたら、もっとライトにします。

お目汚し失礼致しました。

以下は蛇足になりますが…
自分はSSを書き始めてまだ日が浅く、HN等は考えたこともありませんでした。
ですが今回からトリップだけでも、と思い付けてみましたが、特に何か問題あるのでしょうか。
差し障りなどなければご教授頂けると幸いです。
184名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 00:57:10 ID:QDVhj7Pw
マーシーゲートを突き破れ☆
185名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 07:51:10 ID:cyadxu/6
今日は水曜日。
神が舞い降りるはずの日。
186名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 10:46:11 ID:WtULezmA
>>183 貴様には、グッジョブすら生温い…。 まぁそっちの好きでいいんじゃない?
187名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:59:20 ID:tzHAsseQ
>>183
GJ!
文章上手いっす。
次は・・・次こそは本番期待していいでしょうか!?

あとトリとかコテとかは好きでいいんじゃ?
188名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 17:30:11 ID:Or7tSwtD
ん?どうした?いきなり過疎ったぞ。
189名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 18:48:17 ID:Harikdth
きっとチャージ中なんだよ。
だからこの後にきっと無限機動砲が(ry
190名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 18:36:00 ID:gw1k8Sko
(´・ω・)誰もいない…
191名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 21:03:13 ID:D3njWQfJ
>>87=>>138=>>145だが、近日完成予定。連休明けの6日か7日には何とか……

来なかったら口だけ野郎と罵ってくれ。

いろんな意味で、乞うご期待。
192名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 04:00:12 ID:RX8OWswt
このスレには徹底的にハム分が足りていない!

日ハム優勝したのに!なんで?
193名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 05:06:27 ID:pcfEdcYe
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね
194名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 11:11:42 ID:nlcA3j2r
西沢さん分が足りてない?
195名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:20:52 ID:ojmUloXq
マリア=エイト作った人≧サキ≧シスター>ヒナギク母>サク>雪路>>>(越えられない壁)>>>ヒナギク>>>>>>>>>>ハムスター=ナギ=いすみ
196名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:07:32 ID:B8jAlb5x
>>195
お前とは気が合わなそうだ
197名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:21:55 ID:wHYvZfto
これなら
ヒナ=私服伊澄≒伊澄>>>サク>美希、マリア>>>>ハム、いいんちょ、ナギ>>>雪路、サキ、シスター、牧村さん
198名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 16:50:45 ID:o9hhbhdC
俺はこれだ

対ハヤテでデレるヒナ=雪豹氏のヒナ≧負けず嫌い全開のヒナ>>尾崎豊の「Forget-me-not」>>ツン部分強調のヒナ>>作って2日目の辛口カレー
>>生徒会長>ハムとの友情を取るかハヤテとの恋心を取るか迷うヒナ>>>雛苺>>憂い顔のヒナ>>>弁当箱解除で青7揃い>>3月3日
>>>>>>>>>>>その他
199名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 17:15:43 ID:GRlYkEEU
ヒナばっかりじゃんw
っつうかハヤテと関係ないの多いしw
200名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 17:49:09 ID:ip6iLbVU
意地っ張りなヒナ>陽気なヒナ>控えめなヒナ>臆病なヒナ>>>図太いヒナ>穏やかなヒナ>>>頑張りやなヒナ
201名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 18:02:51 ID:BHob1pH7
まあ俺はどんなに同志が少なくてもマリアさんを追い続けます
202名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:44:27 ID:0dGssEEZ
>>201
俺を忘れるなよ。兄弟
203名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 22:22:43 ID:L08KrwcH
>>200
ポケモンかよw
204名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:05:50 ID:XEKDVuiY
>>200-201
苦労性ラブだよ、兄貴達
205名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 00:31:21 ID:W+uB5kEi
鄙がどうした?
206名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:17:10 ID:mGrT3F4f
東宮康太郎によるヒナギクを監禁調教もの投稿しようと思うのですがどうでしょう?
207名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:20:38 ID:WHXEe5Ep
誘い受け乙
208名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:23:22 ID:R2Mhfksg
( ^ω^) ブーンは2004年が懐かしい用です
209名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:53:08 ID:wkpj2O4d
基本的に投下したモノ勝ちだ。
本文投下する前に注意事項としてちょこっと特徴とか注意事項書いておけば、
読みたくない人はスルーできるし。

あとはベタ誉めされるのも酷評されるのも内容次第。
迷ったら投下しとけ、と思うけどまあお好きに。
210名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 08:38:23 ID:MB5D0eVv
('A`) 欝だ死のう
211名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 14:43:05 ID:ORLvNjP1
>>210
待て!落ち着け!
212はなび:2006/10/31(火) 17:14:42 ID:1k1/GdUi
本当に精進します。
ハヤテ×ナギを投下します。結構短いです。
213はなび:2006/10/31(火) 17:25:25 ID:asRVFps8
「インフルエンザですね。」
 診察室に医者の声がひびく。
 最近、日本全土ではインフルエンザが大流行していた。その影響はすさまじく、死者をすでに数人
だしている。
 そこで屋敷の人たちは全員予防接種し、それに備えた。はずだった。
 
 注射を嫌がり、最後までしなかったナギを除いて

「じゃ、解熱剤出しておきますから。」
「あ、ありがとうございます先生。」
 医者の声にハヤテは答える。インフルエンザの対処法は予防接種しかないのだからしかたがない。
「じゃあお嬢さま、帰ってしっかりやすんでくださいね。」
「いわれなくてもそうする・・・」
 ふらふらのナギを支えながら病院を後にする二人、その二人を見ながら医者はふっと疑問をいだく。

(小さいし、小学生のはず・・・・だよな?)   

  
「お嬢さま?大丈夫ですか?」
「あ・・ハヤテ・・」
「あ、寝ててください。病人なんですから。」 
 場所は変わって屋敷のナギの部屋。
 ハヤテは起きあがろうとしたナギを優しくなだめる。インフルエンザって恐ろしい・・。心底そう思った。
あのお嬢さまにいつもの元気がまったくない。その顔は真っ赤になっていて、熱があるのは一目瞭然だ。
 
 ピピピッ ピピピッ

 部屋に体温計の乾いた電子音が響く。
 体温計が示す数値はナギには絶望を、ハヤテには不安を駆り立てる。

「38度2分ですか・・・またあがってきましたね・・。」
「ハヤテ・・・解熱剤つかわないか?」
「やっぱりその方がいいですね。」
 ハヤテはポケットから紙袋を取り出し、薬をとりだした。
 が、出てきた物を見て固まってしまう。
 ハヤテの手の中に出てきたのは、白く 細長く 先端がすこしとがった円柱状の薬。

「どうかしたのか?ハヤテ」
「い、いえ・・薬がこれだったもので・・・」
 ハヤテは自分の手に出てきた物体をナギに見せる、がナギはまったく動じない。
「それがどうしたんだ?問題ないだろう」
「で!ですけど!!」
 
 二人の気持ちはすれ違がっていた。ナギの気持ちは「この薬は飲む物だ。」
 一方、ハヤテ気持ちは、「ナギが使い方を知っている。」だから必死に抵抗した。
 
「うるさーい!私は使うんだ!これは命令だからな。」
 命令と言われては反論できないハヤテ。ぐっと後ろめたさを押し込み、ナギに近づく。

(お嬢さまはもう覚悟してるのか・・・だったらいいぜ!!やってやる!!)
 ハヤテに握られた薬、小学生達の解熱剤。
 座薬だ。
 
 ハヤテはもう半分やけになっていた。
 その顔表情はまさに獣。寝ているナギの足元へと一歩、また一歩と近づき、そして、
「ではお嬢様!失礼します!!」
 ナギの返事も聞かず、パンツをズボンごと一気に脱がした。
214はなび:2006/10/31(火) 17:29:37 ID:asRVFps8

「□☆○△▼ーー!!!!」 
 予想外のできごとにナギは叫びは声にならない。
 今、ハヤテの目の前にあるのは、まだ毛も生えていない小さな割れ目。そこが少し濡れている
ように見えるのは気のせいだろうか。

「ハっハヤテ!!なぜこんなことを!!!」
「だっだってこうしなきゃ入らないじゃないですか!!」
(いっ入れる!?私はどうなってしまうんだ!!)
 抵抗しようとしても熱のために体に力が入らない。ナギはほとんどハヤテにされるがままに
なっている。さらに頭に血が上っているのでナギの体は果てしなく敏感になっていた。
(ハヤテに私のあそこ見られてる。)そう思うだけで割れ目から水でない液体があふれてしまう。

 さらにハヤテはナギの両足をグイッと上に持ち上げる。足はほぼ90度、おしりにはもう
シーツの感触がない。

「□☆○△▼ーーー!!!!!!」
 再び声にならない叫び。ナギの目は思考がついていかずぐるぐる回っている。
 今の体勢では、割れ目ばかりかおしりの穴も丸見えだろう。

「ハッハヤテーーー!!」
「でもこうしなきゃやりずらいじゃないですか!!!!」
 ハヤテも必死だ。早く終わってほしい、その一心で恥を捨て無心で作業をこなす。顔は真っ赤に
なっていて、かなりせっぱ詰まっているのだろう。
 だが端から見ればその光景は、「主の世話をする執事」より「小動物を襲う獣」と言った方が正しい。
 
 手でナギのおしりを広げる。柔らかくてスベスベしている感触が気持ちいい。
 が、
(これ以上はさすがにマズい!!)
 欲望を抑え、汚れのかけらもない穴にねらいを定める。そして
 
 「いきます!お嬢様!!」
 かけ声と同時に座薬の先端を穴に差し込んだ。

「ひゃあああああああああああ!!!!!」
 ナギの声が辺りに響く。それは叫び声ではなくて、色気のこもったあえぎ声。

「ハッハヤテェェェェェェェエ!!!」
「お嬢様、力を抜いてください!!」
 座薬は半分ほど入ったところで静止してしまった。それどころかナギが力を込めるので押し返されて
しまう。敏感になっているナギの身体にはこの刺激に果てしなく反応してしまう。

「くっそおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「いやぁああ!!ハヤッ・・・だめええぇぇぇぇ!!!」 
 でてくる座薬をやけになって押し込むハヤテ、それが気持ちよくますます力が入り押し返すナギ、こ
のやりとりは何度も何度も繰り替えされた。

「ひぁああ!はぁ・・ハヤ・テ・・もうだめぇ・・・・」
 ナギの身体がもう限界に近づいてもまだ座薬は入っていなかった。いくらやっても穴からでてしまう。
 だがハヤテはあきらめなかった。とゆうより壊れていた。今頭にあるのは「どうやったら入るのか」
その一心。

 再びあのかわいい穴に狙いを定める。いまやぴくぴくと震え、限界なのは目に見えている。

「失礼します!!お嬢さま!!」
「!!はぁぁああああ!!だめぇえええ!!」 
 ハヤテはまた薬を差し込む。今度は出ないように今まで以上に力をこめて。
215はなび:2006/10/31(火) 17:31:18 ID:asRVFps8
「ああぁぁぁ!!ハヤっ・・・いやぁぁぁ!!」
 苦労のかいがあってか今度は全部入った。が、
(!!!!まだ押し返される!!こ、こうなったら・・これしかない!!)
 ハヤテは最終手段にでる。

(出てしまうのなら栓ををすればいい!!)
 普段のハヤテなら絶対にしない行動、しかし壊れていたハヤテには躊躇と言う言葉はない。

 ズブゥ!

「!はぁああああああああん!!!!」 
 ハヤテの人差し指がナギのおしりの穴に進入する。指の太さは座薬の2倍はある。
 いままで以上の刺激にナギはあっという間に頂点にたっしてしまう。
「ハヤテ!!だめえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
 刹那、ナギの小さな割れ目から愛液が噴き出す。それは勢いよく飛び、前にいたハヤテの顔に
飛びかかる。
 愛液のせいか、入った安堵感からか、ハヤテは落ち着きを取り戻した。
 はてしない不安と一緒に。

「・・お・お嬢さま・・もしかして・・・」
「ハヤテのバカ・・・待てっていったのに・・・」
 
(僕はもしかしてとんでもないことを・・?)
 その結論はナギを見たらあきらかだ。その後ろにはダークサイドが広がり始めている。

「お、お嬢さま。ちゃんと薬は入ったんで・・・あとは安静にしてれば直りますよ。ははは・・。」
 一歩また一歩と後ずさりしながらハヤテは言う。だが対照のナギの背後のダークサイドはますます
広がっている。

 「しっ失礼します!!!」
 ドアにたどりついた瞬間ハヤテは駆けだした。ダークサイドから逃れるように。
 だがダークサイドは決してハヤテを逃がさなかった。 
 
 2日後、ナギのインフルエンザは完治した。これもハヤテの看護?のおかげだろう。
 今、ナギは上機嫌で屋敷のある部屋へとむかっていた。だがその目は怪しく光り、背後には黒いオーラ
が漂っている。

「おーい、ハヤテー。」
 ナギがむかったのは自分を看護してくれた大切な執事のところ。
「なんですか、お嬢さま?」
「いや・・看護してくれたお礼をしようと思ってな・・」
「お礼ですか・・」
 ハヤテは怖じ気づく。ナギは笑顔なのだが、一ミリも笑っていない。
「ああ、あんなことしてくれたんだからなぁ・・。お礼というものをしなくては主として失格だろう。」
「!!!!!!!!」

 ハヤテは気づいた。ナギの手には白く、細長い薬が握られている。そして鍵はしめられて逃げ道はな
い。今やダークサイドはハヤテを飲み込もうとしていた。
「覚悟しろよ、ハヤテ・・・」
「に、にやあぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
 屋敷にハヤテの叫び声が響く。   
216はなび:2006/10/31(火) 17:36:31 ID:cVNZeVGU
以上です。
もっといいのが書けるよう頑張ります。
217名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 19:12:55 ID:bzki4kXY
GJ
前より数段良くなってるな。見直したぜ
218名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 19:37:16 ID:jHW5MfOe
お疲れ様です。座薬ネタはエロいと再認識させられた。はなび氏の努力は本当に賞賛したい。
219名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 20:03:18 ID:MB5D0eVv
ふーん、玄米ビスケットがあるのにね
220名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 21:57:11 ID:/UTsWmsx
GJ

前にイマイチと言った者だけど、今回はよかったよ
221名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 22:05:37 ID:70HhC/vR
GJ!!
座薬って今考えると超恥ずいな
222名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 02:41:43 ID:d/fEmrOO
>>221
昔、看護婦に入れられたのを思い出した…
熱と恥ずかしさで死にそうだった
223名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 06:27:47 ID:ocoWd5Cr
水曜日だ。神が来て下さるはずだ。
224名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 11:55:44 ID:M2c7Ay+O
寝取られがくる。
225ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:22:58 ID:23GRIxQL
今週ネタで投下します(ネタバレ注意)
ちなみにNTR嫌いな方は後半のみご覧下さい。
226ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:23:45 ID:23GRIxQL
この屋敷に僕以外の執事が来た、学校の試験勉強の為に
一時的に僕の代わりに用意された彼は…メカだった。
新しい執事という事で僕はかなり動揺してしまったが、
メカなら問題ない…現に今まで登場したメカはどこかズレている連中だったし。
この分ではメカヒロインが現れるのは、まだまだ先のようだ。
…ん?まさかこれはいずれそんなキャラが出る伏線なのか?
何にせよ、アレなら僕は自分の立場が脅かされるなんて事は無いと踏んでいた。
だが…それが甘かったのだ、試験勉強の一休みにお嬢様の様子を見てみようと、
僕は扉の隙間から声の漏れる部屋を覗き見したのだが…

「んっ!あぁぁ〜〜!!!そこ…あはぁ!!」
「はは、どうですか?気持ちいいですか、お嬢さま?」
「こんな…ハヤテも知らない性感帯を知っているなんて…んっ!」
「僕はメカですからね、使える主の弱い部分はすぐに分かってしまうのですよ」
そう言いつつ、13号というメカ執事は全裸になったお嬢様のお尻の穴に、
自分の指を入れて、細かく振動しつつ内部を摩っているようだ。
「あぁぁ〜!!!!」
やがて、甲高く喘ぎイってしまうナギお嬢様…そんな、あれだけでイカせてしまうなんて!
僕の三点攻めをしてカせた時と同じくらいの果てようじゃないか…たったあれだけの愛撫で!
「13号君…私にも」
「はいはい、わかってますよマリアさま」
するといつのまに準備完了してたのか、メイド服を脱いだマリアさんがメカ執事に迫っていた。
しかもずいぶんと期待に満ち溢れた表情をして…
「では、その胸を可愛がらせていただきます…んっ」
「あっ!」
メカ執事の鋼鉄の手が、豊満なマリアさんの胸に食い込む、
その柔肌を傷つけずに弾力を堪能するかのように、乳房の形を歪ませ揉んでいく。
「あっ!あぁぁ〜〜!!なんて上手い…ん!」
「流石にピチピチの肌ですね、感度もよろしいようですし」
「んあぁ!痛くならないギリギリの激しさで揉まれているみたい…気持ちいいかも」
そんな…僕が愛撫するよりも恍惚してる、あの硬そうな手でそこまで感じるのか!
よく見れば単に揉むだけでなく、器用にマリアさんの胸のピンクの突起にも刺激を与えてるし。
乳首に伸びる指先が、そこだけ別の動きをしてるように、敏感な箇所を弄ばせているんだ。
「あぁぁぁ〜〜!!!胸だけで…イっちゃう!!」
やがて激しく身を震わせ、マリアさんは果てる…

ビュビュゥゥゥッ!!

その瞬間に胸の先、乳首から白みかかった液体を放出させてゆかせながらに…
227ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:24:19 ID:23GRIxQL
「おや、マリアさまは母乳が出る体質でしたか…ん…成分もよろしいですよ」
「あぁ…私のミルクを…もぉ…んっ!!」
くっ…それは僕とマリアさんだけの秘密だったのに!!
すると体力を回復したお嬢様が、二人…いや一人と一機に寄ってくる。
「こら、主を放っておくなよ…次は私の番だからな」
「駄目ですよナギ、まだ私の番ですから」
このメカを取り合う、お嬢様とマリアさん…あの二人がケンカしてまで取り合うなんて!
「二人ともかわいい女の子が醜い奪い合いをしてはいけません、なら同時に相手してさしあげますので」
「え…」
すると、ロボ執事はマリアさんを下に、お嬢様を上にし股を基準に抱き合うように寝かせた。
そして戸惑う表情の二人を目指し、その股間から秘密兵器を取り出すのだった!
「お前、それは!!」
「13号君…ゴクッ」
「これこそ、最新技術どころかオーバーテクノロジーをも組み込んだ最高科学の結晶です」
いや、その人類の英知の使い方は間違っているような気が…
だがそこにあったのは紛れも無く、男のアレだった!
しかし大きい…それに形も人にはありえない代物だ!
「言っておきますが、これはかなりの代物です、これを味わえば最後…もう人の物では満足できませんよ」
その言葉は嘘では無いだろう、二人は…いや僕も含めて、容姿だけで十分に判断できた。
「いいぞ…望むところだ!」
「責任は、とって頂けるのでしょうね…13号君」
「当然です」
二人の承諾の言葉を聞き、最終プロテクトが解除されたようだ、
ロボ執事は股間の兵器を、お嬢様とマリアさん互いの女性器を重ねる箇所に挿し込んでいく!

ズブゥゥゥ…!!

「!?あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「あはぁぁ─────────!!!」
!イった…たった一度の挿入で、絶頂したなんて!
しかも軽い代物じゃない、何度も出し入れした先に果てた時と同じくらいだ…
しかも同時に、それはもちろんあんな代物をクリトリスに擦られてしまったら、
激しい快感を感じて当然かもしれないが…
「次は同時に刺し込んであげますよ」

ズボォズボォォォ!!!

「きゃぁっ!あぁぁ…奥に来る!!」
「あぁぁ〜〜!!私の一番奥にきてます!!」
228ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:24:56 ID:23GRIxQL
なんだって!それはまるでもう一本生えてきたような光景だった、だが実は違う、
あまりの速度で出し入れを交互に繰り返し、二本に増えたように見えているんだ!
その兵器をお嬢様の小さな穴に…そしてマリアさんの大人のアソコに銜え込みさせていく!
よくあんなのがお嬢様のアソコにも…メテオール解禁の威力なのか!クロックアップか!
「す、凄い…中がボコボコと嬲られてるのに気持ちいい…」
「まるで内臓を潰されるかのような衝撃なのに…苦しくないわ…あぁ!!」
「はは…二人も中々の逸材ですよ、最高の名器です」
お嬢様もマリアさんも、真っ赤な顔で激しく喘ぎ身を衝撃に震わせ悶えていく。
髪が乱れるのもかまわず、涎が垂れ落ちるのもかまわないみたいだ。
だらしない顔で喘いでいく…同時に攻められて、こんな表情をさせるなんて。
「もうだめだ…あぁ!!イクゥゥ───────!!!!」
「いっちゃいます!!あぁはぁぁぁ──────!!」
そして、二人は果てた…これ以上に無いほどの充実した恍惚した表情で…
ビクビクと痙攣しアソコからは大量の愛液を噴出してる…まさか潮吹きなのか?
「可愛かったですよ、ナギお嬢さま…そしてマリアさま」
「ああ…お前のも最高だったぞ13号」
「ええ、こんなの初めての体感でしたわ13号くん」
ロボ執事に微笑む二人、そして…まだ立てないフラフラの体で、這う様に移動し…
「これ…またしてくれないか?」
「ええ…果て知らずなんでしょ?」
そのさっきまで挿し込まれてた股間の兵器を、左右から愛しそうに舌で舐めていくのです。
「いいですよ、何度でも望む限り入れさせて頂きます」
先にロボ執事が言ったように、もう二人ともそれに心を奪われたようだ。
目はそれにしか興味を示してなかった…
ついこの前までは、その視線は僕のにしかしてなかったのに!

「これはもう…ハヤテはいらないな」
え…
「そうですね、13号くんだけで満足です」
そ、そんな!!
「「捨てちゃいましょう!」」
あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!

:::::::::::::::::::::::::::::::::
229ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:25:38 ID:23GRIxQL
「うわぁぁぁぁ──────────!!!」

僕は叫び…飛び起きた!…あれ?
なんだろう…急に景色が変わったような…
「お〜い、そろそろ目を覚まさんと怒るでぇ〜〜」
「ふぇ?あ…あれ?」
僕は、その声でビクッと背筋を伸ばし、周囲を見回していた。
するとその目の前に居たのは、ジト目の咲夜さんでした。
「ええ根性しとるなこいつは〜目を離した隙に居眠りとはええ身分やん」
え?あれれ…もしかして僕は寝てたのか?
そういえば…僕は咲夜さんに勉強を見てもらっていたような気がする。
「まだ夢の中におるんか、せっかくウチが教えとるんやから、しっかり勉強しや」
そうだったのか…ほっ、それにしてもなんて夢を見ていたのだろうか?
お嬢様やマリアさんがあのロボ執事に…うぉぉん、思い出したらむかついてきたぞ!
「ほら、次の問題を解かんと、その…褒美はあらへんよ」
後ろで、咲夜さんの少しムッとした声が聞こえます、
褒美…そっか、そういえばそんな事をしてたっけ。
だから僕は、再び机に目を向ける…アレ?
「咲夜さん…その問題ならもうできてますよ?」
「なに、ほんまか?」
驚きの声をあげて、咲夜さんが机のノートを見る。
そういえば思い出したけど、この問題は解いて…それで気が抜けて、睡魔に負けたのだっけ。
「ほんまや…」
「と、言う事は褒美ですよね〜」
「う…」
頬をポリポリと掻き、少し間を置くとため息をして諦めの声を出す。
「まったくしゃないな〜」
どこかその言葉の響きに、期待が込められてるのを感じるのは錯覚じゃなさそうだ。

ピチャァ…

「んっ…どや、気持ちええか?」
するとそのすぐ後に、咲夜さんは僕の股間に顔を埋め、
ファスナーを開きズボンの中から僕のアレを取り出した…そうこの肉の棒を。
そして肉棒を美味しそうに口で銜えたのです。
「んっ…大きいな、ほんま自分のは…あぁ…んんっ!」
230ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:26:29 ID:23GRIxQL
そのまま丁寧に舐めていく、小さな口で精一杯に喉奥まで銜え込み、
舌も使って唾液を絡ませていく…ん、気持ちいい!
「はぁはぁ…いいです咲夜さん!」
「んっ…美味し…んん…」
皮の裏まで舌先を入れ、先端を喉奥に当てさせていく…
僕は咲夜さんの口の温かさをも感じつつ、射精感を高まらせていくのだった!
「じゃ…出しますよ、咲夜さん!」
「んっ!んんんっ!!」
目で、かまへんと返事してた…だから放ちます、
一気に奥から溢れくるのを解き放ちました!

ドブゥゥゥゥ!!!

「んくっ!んん〜〜〜〜!!!」
僕は咲夜さんの口の中で射精したのです、さっきの夢の苛立ちの分まで込めるように、
この口に注いでいきました…一滴残さずに。

ゴクッ!!ゴクゥゥゥ!

やがて喉音をたて、咲夜さんは全て飲み干したようです。
「んっ…凄い量を出しおったな、窒息するかと思ったで!」
「全部飲んでくれたのですか?」
「まぁ、しゃあないやろ…約束なんやし」
咲夜さんはゲップして、精子臭くなった息を漏らしつつ約束だからと言い訳します。
でも、そのわりに彼女も満足そうなんですよね。
「では、次の問題に進みますね」
「ああ…そのページの正解率が9割以上やったら、今度はここに入れてええからな」
真っ赤にし恥じらいながら、とても大胆な発言をする咲夜さんでした。
「はいはい、頑張りますよ」
「おう、頑張れ…こらこら、ここはこう解くんや!しっかり覚えんかい!!」
そして今度は真面目に勉強を教え、僕に次々と問題を解かせていくのです。
なんだか彼女も必死なところがありますよね、まぁ当然かも。
「でもこの勉強方法はいいですよね」
「何がやねん」
「だって、これだと教える方も必死になるのですから」
「あ、アホ!それやとウチがしたいみたいやんか!?」
「ちがいますか?」
「……下らん事を言わんと次を解かんかい!」
またツンとしつつ、それでも的確に分かり易く教えてくれる咲夜さんです、
面倒が良いのが長所ですからね…お陰で時間かけずに、次の関門をクリアーしてしまいました。
231ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/01(水) 17:27:03 ID:23GRIxQL
「どうですか?」
「……合格や」
「じゃあ…いいですね?」
そう、僕は咲夜さんを抱いたのです、きちんとシワにならないように服を脱がせてね。
「あぁぁ〜〜!!!そこ…もっと突いてな!」
そして今度は、この肉棒をすでにぐっしょりと濡れた咲夜さんのアソコに挿入し、
激しく腰を動かし出し入れするピストン運動を繰り返します、
この温かくきつく締まってくる濡れ濡れな中に硬いのを入り込ませる度に、
咲夜さんの可愛い喘ぎが勉強部屋に響きました。
「はい、この子宮口あたりをもっと擦ってあげますよ」
「んんん〜〜!!!あぁ…そこやぁ!!」
まったく、こんな反応されたら、どっちの褒美か分かりませんよね。
たくさん愛液も垂れさせて…だらしない顔してますし。
「あんっ…あ、じゃあ…ここで問題や…最後の問題で○○が××なら答えは?」
「△△です…」
「正解…このまま出してええよ、ちとヤバイ日やけど、まぁええわ」
きっと間違ってても、ヒントを教えて再チャンスくれたんだろな〜と頭の隅で思ったが、
咲夜さんのせっかくの好意に甘え、また思いっきり解き放ちます!

ドビュッゥ!!ドクドクドクゥゥゥ!!!

「あぁぁぁ───────熱い…入ってきたわぁ…」
この狭い膣内に射精したのでした、同時に咲夜さんは果てたようです。
全身を痙攣させ、力が抜けて体重を僕に預けましたから。
「はぁはぁ…ところでこの問題集を一冊し終えたら…どんな褒美が待っているのですかね?」
「そ、それはやな…その」
何か答え難いのを口にするように、たどたどしく返答に困ってるようだ。
だけどようやく決意したのか、咲夜さんは答えます。
「一日…ウチを借金執事の専用奴隷にしてもええよ」
「そうですか…じゃあ、たくさん問題集を片付けないといけませね」
「あ、あほんだら!…でも、頑張りや…あぁ!!?」
そんな可愛らしい咲夜さんに我慢できず、僕はまた繋がったままの状態で腰を動かす、
そう…また咲夜さんの身体を味わいだしたのです。
その行動に驚き、非難の言葉を言いかけましたが…結局は咲夜さんも仕方ないと、
この一つになる快楽を受け入れていくのです。
「あん…この分は前借にしとくで…あはぁ…あんっ!」
この後で今の分も頑張らないとな〜でも、今は咲夜さんを気持ち良くさせる事に頑張りますか。
「もっと、もっとぉ…ウチの中を掻き回して!あぁぁ〜〜!!」
「またたくさん注いであげますからね…んんっ!!」
「ほんまか…ごっつぅ嬉しい…あぁぁ!!」
さてこれでテストが無事に終わった時は、どんな事をしてくれるのだろ?


「なぁ…あの彼には、たまには本当にBADENDを用意しておいてもよいと思うのだが…どうだろうか?」
「ニャウニャウ!(まったくだぜ!)」
なにやら怨念の眼差しを感じるが、僕はあえて無視する事にしました。

【おしまい】
232名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 18:24:43 ID:8Upni+3u
そ、そうか、よくよく考えればサクと二人っきりで長いこと勉強してたんだハヤテ!
おかげさまでサク分を補充できました。大感謝。
233ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:08:43 ID:jDZAVYv2
ROCO氏GJ!
こちらも今週&先週ネタ投下します〜。
ハヤテ&マリアで
234ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:10:06 ID:jDZAVYv2
 夜。咲夜も帰ったので今度はマリアがハヤテの勉強を見ていた。
「結局爆発してしまいましたね〜」
 ハヤテが昼間に爆発した自分に似たロボ執事を思い出す。
「そうですねぇ。せっかく良い執事さんでしたのに…」
「あ、あはははは……そりゃないですよ〜 う……」
 捨てられそうな子犬のような哀しげな瞳でマリアを見るハヤテ。
(く……さすが天然ジゴロですわ……)
「っと…。とくに肩もみなんかも絶品でしたし、また牧村さんに頼んでみても
いいかもしれないですね……」
 ハヤテのくぅ〜ん攻撃に負けまいと意地悪を繰り出す。自分の優位性をみせつけて
おかなくてはならない。特に意味はないのだけど。
「ぼ、僕だって肩もみくらいっ!」
「きゃっ! ちょっ! ハヤテ君!? あっ痛いですよ! ハヤテ君っ!」
「あっごめんなさい!」
ドサっ
 勢い余ってもつれて隣のベッドに倒れ込んでしまう。
「あのその……すみません……」
 謝りながらもどかないハヤテにマリアは顔を真っ赤にして視線をそらしている。
(謝るならまずどいて欲しいんですけど……)
 と思いながらもふと昔のことを思い出す。
「以前にもこんなことありましたね……」
 生徒会室のエレベーターの中で。あのときもまぁ不可抗力ではあった。
ドキドキドキドキドキドキ
 自分の鼓動が何故か意識されるほどに大きくなっているのをマリアは感じた。
あのときとの違いと言えばなんだろう。第三者が居ない? なんだかわからないけど
夜更けのテンションみたいなもの?
 とにもかくにも何かが違っていた。
 こんな夜更けにベッドに押し倒されているのである。そんなシチュエーションなど
もちろん今までにない。
235ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:11:42 ID:jDZAVYv2
「あ、あのこれはその……」
 真っ赤な顔でマリアを見下ろしてるハヤテ。さっさとどけばいいものをなにかしら
フォローを入れようとして思い浮かばずに固まってしまっている。
 不意に昨日自分が聞いた質問を思い出す。
「ハヤテ君は……」
 ドキドキしながらもマリアの手がハヤテの首にまわされる。
(何してるんだろう私……)
 そう思いながらも高揚感と耳元でなるドラムの様な鼓動が思考をはっきりさせない。
「女の子に興味はないんですか?」
 再び発せられた同じ質問。同じ質問ではあるが聞いた方も聞かれた方も昨日とは
シチュエーションが違いすぎていた。
「えと……その……そりゃ…あります……」
 潤みきった瞳で見上げるマリアにどこかしら違和感を感じながらも昨日とは違い素直に
答えてしまう。
 首にまわされた手の力が入りマリアの顔が近づく。
首筋にそのまま抱きついてくるマリア。
 顎から頬にかけてに伝わるマリアの柔らかい髪の毛。
それ以上に首筋に伝わる熱い吐息と顔の温度。
「あの……マリアさ……ん?」
 呼びかけるハヤテに応じて顔をあげるとその唇が思いのほか近く。
喋ったら唇がついてしまうんじゃないかと思うほどに。
「あ……う……」
 ここに来てハヤテの方も理性のたがが外れる。可愛らしい唇に自分の口を押しつけた。
「ん……」
 唇の柔らかさとリップのぬめり、ぎゅっと抱きしめてくるマリアの胸の膨らみとそこから
伝わる鼓動。全ての感触が我先にとハヤテの脳へと刺激情報を送ってくる。
それらの情報にショートしかけの本陣営はただただマリアに唇をおしつけるのみであった。
「ん……ちゅ……んふ……」
 キスの合間に漏れる吐息が口元にかかる。それすら甘いような感覚に襲われる。
徐々に落ち着きを取り戻し始めた脳内対策本部はあわてふためく段階ですでに股間へと
密使を送っていたようで痛いほどに勃起をはじめていた。
 長いキスがようやく終わり二人の唇が離れる。
「ぷは……なんだか……変です……」
「マリアさん……」
 マリアの瞳は潤んでおり今し方キスしていた唇も相変わらずかわいらしい。
どうしろというのだろう。百人が百人自分と同じ行動をするはずだ。
確信をもってハヤテの手がマリアの胸に延びる。
236ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:13:49 ID:jDZAVYv2
「あ……ロボ執事さんは肩だったのに本人はエッチですね……んっ」
 そう言いながらその手をはねのけようとすることはなく。ハヤテの指はゆっくりと
マリアの乳房を揉む。
「んっ……あっ……あふっ……」
 昼間の凛とした表情とはまったくちがうマリアのソレに激しく劣情を覚えた。
(マリアさんほんとにどうしたんだろう……)
 そういう自分もいつも以上に大胆にはなっているのだがやっぱりこれはマリアの影響で
あると思わざるをえなかった。しかし今はその事を考えるのももどかしく。
「マリアさん……」
「ハヤテ君……んっ……んむっ」
 再びキス。今度は舌を差し込む。口内をさまよいマリアの舌を見つけ出した。
ノックのようにつつくとひっこんでいくのが可愛らしかった。しかしそれも数度繰り返すと
おずおずと舌が絡められていく。
「んちゅ……れろ……んっ」
 二人の唾液が絡まる音はそれほど大木買う内のにことさら大きく聞こえる。
「ちゅぷ……れろ……んふ……んぁ…そこは……」
 ハヤテの手は胸からおりてスカートの中に入ろうとしていた。
「ん……っ」
 太ももの内側の部分にハヤテの手が触れる。その手が目指すところはもっと上で
あることを知っている。
 はしたないと思いつつもそっとハヤテが動かしやすいように足を開く。
ハヤテは気付いてないかも知れなかったが自分がそうやってまるで自分から
期待してるかのような動作をすることがマリア自身の羞恥の心に火をつけたのごとくに
体温をあげた。
「ぁ……」
 上がった体温の中でもさらにことさら熱い部分をハヤテの指が下着越しに触れる。
熱くなってるそこはしとどに濡れていた。
「すごい濡れてます……」
「う……そんなこと言わないでください……デリカシーに欠けますよ?」
「あぅ……すいません……でもほんとに……」
「んぁっ……あっ……んんっ!」
 濡れてる下着の上から秘裂にそってさする。そうすることによって上質な布地に
染みこんだ水分がにちゅっとにじんでハヤテの指に付着していく。マリアの方も
その動きによって身もだえして声をもらす。
 矢も楯もたまらず下着に手を差し込む。想像通りの薄くて柔らかい茂みがまず
出迎えてくる。そのまま手をすすめると逆に今度はこんな人でもやはりついてるのだと
思わせる肉ヒダが出迎えた。柔らかく潤ったその柔肉を手のひらにつつみこむ。
マリアの秘部が中指あたりに秘裂がそってる感じでおおわれている。
237ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:15:33 ID:jDZAVYv2
「ん……あっ……」
 手をあてがいながらマリアを見ると潤んでた瞳はすでにもう泣いてるといった体であった。
それが嫌悪等によるネガティブな涙ではないとハヤテにもわかった。
そのまま上下にさするとねじれるように指にともなってこすれる。
「んぁっ……あっあっ……」
(なんか固い部分がある……これがクリトリスかな……?)
 秘裂の上部のつなぎ目のあたりをさすってみる。
「ひぁっ! ああン! あぁぁっ!!」
 極上の反応に確信を得た。指をおしつけるようにしてこねる。
「やぁっ! あっ……ひゃぅん! あくぅ!」
 マリアの感じっぷりにもういてもたってもいられなくなったハヤテが痛いほどに勃起した
それを取り出す。
「もう僕……その……いいですか?」
「あ……」
 男性自身を目の当たりにして一瞬固まってしまうマリアであったがそれ以上に好奇心と
体の疼きがその行為を欲していた。
「あの……やさしくしてくださいね…?」
「そ、それはもう!」
 よろこびいさんで屹立を濡れそぼる秘裂にあてがった。
「ん……」
 熱い屹立が触れるとマリアが体をふるわせる。そして期待と不安の伴った挿入が
その直後にくるかと思われたがなかなか来ず。
 急な角度をともなった屹立はうまく角度が合わずに何度か秘唇の上をすべった。
それはそれで気持ちよかったのだが肩すかしされた気分になる。
「えと……あのごめんなさい……」
 あせりまくるハヤテ。その間中もつるつるにゅるにゅるとクレヴァスに亀頭を
すべらせている。その困った表情にこの上ないかわいらしさを感じる。
(やっぱり天然ジゴロなのかしら……)
「落ち着いて……ここ…ですよ……」
 ハヤテの屹立に手をのばして自分の秘部にあてがう。自分も初めてであるのに
リードしてることに羞じらいはあったが、ハヤテの狼狽をなんとかしてあげたかった。
「そう……そのまま……んっ!」
 狭い膣内をハヤテの陰茎が入っていく。今までにない圧迫を感じていた。
(これがマリアさんの中……)
 中は熱くてキツくて気持ちよく。ぎゅうぎゅうっと断続的に柔らかい圧力を
かけてきてるのがマリアなのであると思うと否が応でもより興奮が増した。
「んくっ……くはっ!」
238ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:16:44 ID:jDZAVYv2
 一方のマリアはというといままでにない異物感がまるで体を縦に割こうとしてるかのよ
うであった。痛みだけであるなら耐えられなかったかもしれない。
「あの……大丈夫ですか?」
 心配げにハヤテが聞いてくる。
「ん…大丈夫ですよ……痛いですけど……すごくドキドキしてるのと……」
 そこで涙目のままにこりと微笑む。
「ハヤテ君がかわいいのとで帳消しです」
(うわ。この笑顔は反則だ……)
 俗に言う萌えるという表現がふさわしい表情でも興奮度をアップする事を知る。
屹立に血が入り硬度と膨張がましたような気がした。その反則を責めるかのように
抱きしめてキスをする。
「んむ……ちゅ……」
 痛みを紛らわすためかマリアの方から熱心に唇を求めてきた。
「ん…ちゅる……ちゅぷ……れろ……ぷは……」
 挿入したペニスは抽送しなくてもマリアから断続的な刺激をうけていた。
ぎゅっぎゅっと締め付けてきてる感触がじれったくも気持ちいい。
(しかもこれはぎゅっの後にハートマークが付いてる! 漫画表現的に!)
 どうでもいいことを思いながら膣内を堪能する。それでもさらなる要求にかられてしまう。
「ぷぁ……マリアさん……動きますね……」
「ん……はい……あっ」
 ゆっくりと腰を引くとまるで吸い付いてるかのように中の膣肉がひきづられ亀頭を擦る。
「んふ…ん……ふぅ……んっ」
 動きにあわせて呼吸するマリアがいじましい。しかし徐々に腰の動きはハヤテ自身には
とめられなくなっていった。
「くっ…」
「んっ……あっ……あっだめっ」
 くちゅくちゅと蜜壺をかき回す音をたててなされる抽送が激しさを含みはじめる。
「ハヤテくっん! ちょっと激しいっ あンっ!」
 マリアの手がハヤテの服をぎゅっと掴み中止を求める。
「ごめっ…マリアさん! …ぼ、僕……止まらなくて……んっ」
 ハヤテの自制システムは崩壊し、ただただマリアから与えられる快感を貪る。
239ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:17:43 ID:jDZAVYv2
「やぁ! んはっ! くぅっ!」
 ともすれば苦悶のその表情すら快感に置き換わる。終わったあと後悔することは
わかっていても止めることができなかった。
「んっすみません……もう少しですから……くぅっ」
「あっ…わかり…ました…んはっ! …はやく……んっ」
「すみません……」
 マリアの許可をとったことでいよいよ荒くなる突き上げにマリアの体がはかなげにたゆたう。
「んぁっ! あっ あぁっ」
 ぎしぎしとベッドの軋む音とマリアの苦悶の喘ぎ、そして控えめになる時計の音が
室内を占めた。
「あっ……あぁぁっ……んはっ! あっあっ」
 そんな甘美な時はそう長くは続かずやがて終わりを迎える。
「あっ……ぐぅ……あっ……あぁぁぁぁん!」
「くぅ! 出ますっ……んっ」
 さすがに膣内はまずいと思ったらしく射精寸前に引き抜く。
「ふぁっ」
 どびゅっ! びゅるるるっ! びゅぶぶっ! びゅくんびゅくん……。
 勢いよく飛び出した精液の固まりがマリアの顔に届く。
その後も脈打ちながら吐きだされていくそれはマリアのメイド服を汚していった。
「はぁはぁ……んっ……」
「ん……はぁ……はぁ……」
 自分の眼下に息をあらげ顔とメイド服を精液に汚されたマリアがいた。
その上屹立と秘裂に少しばかりの破瓜の血が愛液とまじって付着している。
この光景がにわかには信じられなかった。
「あ、あのすみません!」
 先に我に返ったハヤテがティッシュをとってマリアに渡す。
「あ……ありがと……。っていうかハヤテ君……」
「はいっ」
「やさしくしてっていったのに……」
「あの……そのなんと言っていいやら……ははは……」
(笑ってごまかせるものでもないよなぁ……)
 テスト中の深夜過ぎ。執事の部屋での出来事であった。
240ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:18:32 ID:jDZAVYv2



「あれ?爆発しちゃいましたか〜。かなりイイ出来だと思ったのになぁ…」
 牧村先生が朗らかに笑う。
「いやまぁ性能はすごかったのであやうくお役ゴメンになるところでしたけどね……」
「でしょでしょ? ちゃーんと綾崎君をモデルにしていろんな機能をつけたんですから」
「先生には僕があんな風に見えてるわけですね……」
「ちゃんと押し倒し機能もつけたんだけどなー」
「え?」
「指先からさりげなく遅効性の催淫剤注射したりして徐々に体を変な気分にさせておいて……」
「……なんで執事ロボにそんな機能が……」
「だって桂先生が綾崎君が桂先生押し倒してたのも私のこと押し倒したのも
執事だからだって……」
 桂雪路の謀略で既成事実を作るための出来事を思いだしたようで牧村先生が
真っ赤になっている。
「ちがーーーーう! っていうか違うのは当の本人が知ってるでしょ!?」
(ったく……。そういや肩揉まれたといってたなぁ……
このことはマリアさんには黙っておこう……)
 しかしいつ第2第3の天然メカジゴロが派遣されるとも限らない。
 がんばれハヤテ。まけるなハヤテ。その都度期待に股間をふくらましながら!
241ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/11/01(水) 19:19:47 ID:jDZAVYv2
以上〜(´・ω・`)ノシ
242名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 19:44:04 ID:3tX0DmpF
GJ〜
243名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 19:59:23 ID:mOqqnkI2
エローい!!
ナイスジョブだぜロボ執事
244名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 04:12:12 ID:whNHP5jJ
今更だがハヤテは各♀キャラをどう呼んでるんだ?
245名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 06:00:38 ID:gereflYr
>>244
基本的には(名前)+さん付けじゃなかったかな?
ナギだけは「お嬢様」と呼んでいたはず。
他にも例外はあったと思うけど……
246名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 08:01:22 ID:gHX8GbKq
「お嬢様」「ハヤテ」
「マリアさん」「ハヤテくん」
「伊澄さん」「ハヤテさま」
「咲夜さん」「借金執事」
「サキさん」「ハヤテさん」
「西沢さん」「ハヤテ君」
「ヒナギクさん」「綾崎君orハヤテ君」
「桂先生・牧村さん」「綾崎君」
「瀬川さん・花菱さん・黒川さん」「ハヤ太くん」
「シスター」「?」
247名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 08:01:41 ID:47bZNM2l
ナギ:お嬢様
マリアさん:マリアさん

あとは
お屋敷編の知り合い:名前+さん
学校編の知り合い:苗字+さん(ヒナギク除く)

では?
248名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:08:55 ID:SYq+RKYF
>>246
>黒川さん


お前は今全俺を敵に回した
249名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 10:25:07 ID:gHX8GbKq
すまん。素でボケてた。詫びになんか書いてくる。
250名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 13:08:04 ID:K8JkX7YN
いいんちょさんピンクはだてじゃないぜ
251名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 13:21:24 ID:dG+PqCj9
マリアさんは読んでるとハヤテ君、ハヤテくんあるような……。
252名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 11:25:04 ID:b6+jvqIR
人いない・・・・
253名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 11:50:15 ID:o931o01h
屋敷編で期待してる奴は少ないということだなw
254名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:07:31 ID:u5kauGqx
はははw
255名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 20:58:42 ID:kuEZHYk3
屋敷編の方を大いに期待しつつ、
今更ですがひな祭りネタで投下させ頂きます。

もしもハヤテの呪いが解けないまま生徒会室でヒナギクと対面したら・・・という感じで。

前半はハヤテ受けなので、苦手な方はご注意ください。
2561/14:2006/11/05(日) 21:00:10 ID:kuEZHYk3

木刀・正宗。
それは手にした者の潜在能力を極限まで引き上げる、鷺ノ宮家の宝具。
だが、使い手が未熟であると―――或いは、その心が揺らいでいると―――
感情は手にした力に引きずられ、膨れ上がり理性を覆い尽くし―――


「ハァアアア!」
「うわぁっ!?」

ずばっ!

深夜の生徒会室に裂帛の気合と風切りの音が響き、人影が舞う。

「ひ、ヒナギクさん! ちょ、待っ―――」
「問答―――」

木刀を最上段に構えた少女は、

「―――無用っ!」

何の躊躇いもなく、それを眼前の少年へと振り下ろす。

ざんっ!

剣先は間一髪で後方へ飛びのいた彼のスカートを僅かにかすめ、それだけで縦に布地を切り裂いてしまう。
そう、“彼”なのに“スカート”。

「お、お、落ち着いてくださいヒナギクさん! と、とにかくまずは話を―――」
「おちついて・・・ですって!?」

そう言って一旦動きを止めたヒナギクは、
口元には笑み、こめかみには青筋、目には殺気、背後には炎のようなオーラまで背負い・・・

「ねぇ綾崎君・・・あなたがくれた果たし状、時間の指定はいつだったかしら?」
「は、果たし・・・? え、あ、いえ! く・・・9時です・・・」
「うん、そうだったわねぇ・・・それで綾崎君、今は何時かしら?」
「えーと・・・11時半・・・過ぎ、ですね、あはは・・・お・・・遅れたことはホントスミマセン!」

問答無用と言いつつ問答に乗ってくれているヒナギクではあるが、
ハヤテには言葉を交わすたびにヒナギクの背後で燃え盛る炎が勢いを増している気がしてならない。

「まぁそれはいいのよ・・・時間に敢えて遅れて相手を焦らすのは宮本武蔵なんかも使った手段だしね。
 野試合だったら卑怯の謗りを受ける覚悟で使うのも・・・まぁ、ある意味潔いかもしれないわね」
「い、いや! 決してそういうつもりではなく、と言いますか―――」
「そんなことより!」

びゅ!

と、片手に握った正宗の剣先を一閃、ハヤテの眼前に突きつけて―――

「その・・・」

剣先をゆっくりと下ろしつつ、改めて彼の格好を頭からつま先まで睨むように見下ろして・・・

「そのふざけた格好はなんなのよっ!」
2572/14:2006/11/05(日) 21:01:49 ID:kuEZHYk3

叫んだ拍子に我慢が限界に達したか、ずい、と踏み込むと同時に正宗を翻し、天をも裂かんばかりに斬り上げる。
今度もハヤテは後ずさってかわしはするが、またしてもスカートは切り裂かれ、

「だ、だから! これにはワケが―――」
「どうせその格好も私を怒らせて油断させる為のモノなんでしょうけど―――」

ハヤテの後退にあわせるようにヒナギクは一足飛びで距離を詰め、

「いいわ・・・お望み通り怒り狂ってあげるわよっ!」
「望んでませんっ!」

剣道の型も基本も無視して、斬撃を嵐のように繰り出してハヤテに迫る。
それらの一撃一撃は確かに粗雑になっているかもしれないが・・・
正宗によって威力と速さを増幅された剣閃の乱舞は、
もはや触れるもの全てを呑み込み跡形も無く粉砕する竜巻に等しく、反撃など出来ようハズもない。
そして更に悪いことに・・・

「う、わ・・・っあぁ!?」

ヒナギクを怒り心頭させたハヤテの格好―――なんだか不健全な匂いのするメイド服に、加えてウサミミ、
何よりやたら短くヒラヒラ揺れるスカートが気になって、ハヤテは実力の十分の一も出せないのだ。

―――こんな時こそ必殺技じゃよ。 ○ーク・ス○カイ〇ォーカ・・・

「―――って!! あなた誰!? っていうか! この格好であんな派手に動いたらスカートが!」

―――ぽっ。

「それが狙いかこのげっ歯類―――」
「勝負の最中にブツブツと・・・余裕かましてるんじゃないわよ――――――っ!」
「うぁ、待っ―――」

ゴッ!

「ぐぁあ!?」

目の前に唐突に現れた謎のげっ歯類のビジョンもろとも、ハヤテはついにヒナギクの剣戟に捉えられ―――

「・・・がはっ!」

いつか誘拐犯の車にはねられたこともあった彼だが、その時さながらに弾かれた身体は、
天井、そして床へと続けざまに激突する。

「う・・・く・・・っ」

如何に不死身を誇る執事とて、これだけのダメージを受けてはしばらくは立ち上がることも出来ない。
床に転がって呻き声を上げるハヤテに対し、ヒナギクは微かに乱れた前髪を優雅にかき上げて、
つかつかと女装少年に歩み寄る。

「・・・無様ね」
「ぅ・・・ぅく・・・」

倒れたハヤテの傍まで来たヒナギクは、ぎろり、と足元の“敵”を見下ろす。
対するハヤテは為す術も無く、痛みと怖れで涙目になりながら、そんな彼女を見上げることしか出来ない。

(もはや・・・ここまでか・・・お嬢様、すみません・・・)
2583/14:2006/11/05(日) 21:03:01 ID:kuEZHYk3


3月3日も残り30分を残すのみとなった頃、ヒナギクとの約束をギリギリで思い出したハヤテは、
彼女にプレゼントを渡すだけのつもりで屋敷を抜け出した。
だが、生徒会室の扉を開く直前、解けたと思っていた呪いが唐突に復活し、
どうしてもヒナギクを倒さなくてはならなかったのだが―――

遅刻のせいでヒナギクはデフォルトでご機嫌ななめ・・・では済まされない怒り様、
しかもこの格好が怒りの炎に油を注いでしまい―――結果、この構図である。

勝負こそ未だ決してはいないが・・・自分を見下ろすヒナギクのサディスティックな視線は、
間違いなく動けない自分にトドメの一撃を見舞うつもりだ―――と、ハヤテは確信していた。

が・・・
ヒナギクの視線は、ハヤテにこそ注がれてはいたが、その目が見つめているのは・・・

「・・・それにしても綾崎君、随分女装がサマになってるのねぇ」
「え・・・ひ、ヒナギクさん・・・?」
「男の子なのにそんな短いスカート穿いちゃって、恥ずかしくないのかと思ったら・・・
 下着までちゃんとしたモノをつけて・・・ソレを見て貰う為に敢えて短くしてたってワケね」
「な・・・なぁ!?」

ヒナギクの斬撃をかわす度にヒラヒラと揺れるスカートはビリビリに切り裂かれ、
半端に足を開いたまま倒れているハヤテのソコは、彼の足元に立つヒナギクからは丸見えで・・・

「ひ、ひ、ヒナギクさん!? な、何見てるんですかっ!」

もともと涙目で怯えきっていたハヤテの表情が、羞恥で朱に染まる。
そんな彼の余りに被虐的な表情に、ヒナギクは彼にトドメを刺すよりも・・・
苛めたい、弄りたいという欲求が沸きあがる。
そして、僅かに首をもたげたそれらの感情は、正宗によって増幅され―――

ぐり。

「っふぁあ!?」

ダメージのせいで見られているとわかっていても足を閉じられないハヤテの、
足の間・・・ビリビリに裂かれたスカートの間から覗く白い布地に、正宗の切っ先を突きつける。

「な、ひ・・・ヒナギクさん!? な、何を・・・ぅあっ!」
「あら・・・どうしたの綾崎君、そんな女の子みたいな声をあげちゃって」
「だ、だって・・・あぅう! あく・・・や、やめ・・・っあぁ!?」

ぐり、ぐり、と。
フリフリの女物の下着をつけるようなヒトには普通ならあるハズのないモノを、
ヒナギクは剣先で下着越しに弄り回す。
怯えきった彼の顔や可愛らしい服装に比して、明らかにそぐわないソレを弄ってやると、
ハヤテはソレがあるにも関わらず、まるで少女のように声をあげて・・・

「ねぇ綾崎君・・・もしかしてあなた、木刀でこんなトコ弄られて・・・感じてるワケ?」
「そ、そんなこと・・・ぁ、あ、あるワケ・・・ぁあう!?」

初めは痛みに耐えかねて声を上げてしまっていたハヤテだったが、
ヒナギクの操る剣先は徐々に粗暴さを抑え・・・
変わりに絶妙なタッチで下着越しに剣先でソレを撫で上げ、突付き始める。

「・・・そんな訳、なんなの? あなたのココ・・・ちょっとずつ、膨らんでるようだけど?」
「な、なぁ・・・! あ、うぁ、やめ・・・! ヒナギクさんっ! 待って、や、やめ・・・ぁああ!」
2594/14:2006/11/05(日) 21:03:56 ID:kuEZHYk3

スカートを切り裂きハヤテを叩き伏せた凶器は、
今や全く別の意味での責め具と化して彼の身体ばかりか、男としてのプライドまで砕こうとする。
しかもヒナギクは木刀による愛撫のコツを掴んでしまったようで、
歯を食いしばって耐えるハヤテを嘲笑うかのように彼の性器に絶妙な快感を伴う刺激を注ぎ込み・・・
ハヤテ自身の意図を裏切って、彼女の思惑通りにソレはムクムクと勃ち上がり、
女性向けの下着の小さな布地には当然納まりきることなく・・・やがて布地を押し退けて亀頭が顔を出す。

「あらあら・・・こんなモノ、下着からはみ出させて・・・本当に無様・・・」
「あぅ・・・や、やめ・・・もう、謝りますから・・・・・・おねが・・・許し・・・っ」

ついに泣き出してしまったハヤテを、ヒナギクは冷たい目で見下ろす。
冷たい・・・だが、同時に嗜虐的な悦びを湛えた目線に、ハヤテは絶望的な思いを抱く。

―――この人は・・・僕を完全に・・・完膚なきまでに貶める気だ・・・

「ふふ・・・こんな醜いモノを覗かせて・・・こうしてあげるわ・・・あなたにはぴったりでしょう?」
「ぅあ、やめ・・・っあぁあ! っ! あぐ・・・ぅあ!」

そう言ってヒナギクは片方の靴を脱ぎ、ストッキングで包まれた右足でハヤテのモノを踏みにじる。

「あぅう! やめ・・・っあぁあ! あぅ、う・・・くぅ! ヒナギクさ・・・っ! やめ・・・ぇ!」
「ふふ・・・足で踏まれてるのに、そんな声出して・・・
 女装して、おちんちん踏まれて感じちゃうなんて、綾崎君って・・・本当にヘンタイ・・・」

ハヤテはまさに少女のような泣き顔で、そんな彼に似つかわしくないモノを責められて、
やはり少女のような鳴き声を上げる様子に・・・ヒナギクは嗜虐的な興奮を覚える。
そして、その感情は正宗によって増幅され・・・

「ねぇ、綾崎君のココ、なんかねちょねちょしてきたわよ? もう・・・汚いわね・・・」
「っく、ぅあ・・・! じゃ、じゃあ、も・・・やめ・・・っひぅう!?」
「ダメよ・・・あなたみたいなヘンタイは・・・こうしてあげるわ」
「ふぁあ! あぅ、っく! ぐ・・・ぁあぁ! や、め・・・ぇ!」

先走りでねっとりと湿り気を帯びた亀頭を時に荒く、時に繊細にストッキング越しの足指でねちょねちょと弄り、
正宗の切っ先で裏筋や陰嚢、会陰といった敏感なところをつぃ、と撫で上げる。
ハヤテはヒナギクの与える刺激に敏感に反応しびくびくと震え、
荒くすれば痛みに顔を歪め、繊細な愛撫を与えてやれば情けない喘ぎ声を洩らし、
その度にヒナギクの興奮も昂ぶってゆき・・・今や彼女の顔もすっかり紅潮し、息も荒くなりつつある。

「は・・・ぐぅ! も、やめ・・・ひ、ヒナギクさんっ! も、うぁ・・・あぁあ! やめ、やめ・・・」
「あは、もしかして綾崎君・・・足でグリグリされて、木刀で苛められて・・・イっちゃいそうなの?
 ねぇ、どうなの? 綾崎君・・・ねぇ?」
「ち、ちがっ! ちが・・・ぁああ! そんな、こと・・・っ! ない・・・ぃああ! あぐ・・・ぅ!」
「そう? じゃあ止めてあげないわ♪ もっともっともっともっと、メチャクチャに弄ってあげる♪」
「っふ、うぁあ!? あ、やめ、あぐ・・・ぅううう! や、あ、あが・・・っうぁああ!」

ヒナギクの足がさらに激しくグリグリと動き、
快感から痛みに変わる寸前のギリギリの強さでハヤテの亀頭を、裏筋を責め立てて、
それに耐えようとするハヤテを嘲笑うかのように正宗の切っ先が会陰や尻穴まで滑り、撫で摩る。

「っふぁあ! ひ、ヒナギクさっ! そこ、やめ・・・ぇあぁあ! やめ、やめぇえ! も、うぁ、あぁあ!」

ぎゅっと目を瞑って望まぬ快楽に耐えるハヤテの身体はがくがくと震え、
もはや限界は間近と見て取ると、ヒナギクはトドメとばかりに、
ぬちゅっ! っとハヤテの膨れ上がったモノを彼自身の先走りでぬめる足裏で擦り上げ、
同時に正宗の切っ先で尻穴をぐりっ! と抉り―――
2605/14:2006/11/05(日) 21:05:13 ID:kuEZHYk3

「―――――――――っうあぁあああ!」

びゅくびゅくびゅるっ!

おぞましさと快楽を同時に抉りこまれたハヤテはついに決壊し、

「――――――っ!?」

溜め込んでいた白濁液をヒナギクの足裏にどくどくと放ち―――黒いストッキングを白く染める。

「うぁ・・・あ・・・っ、は・・・ぁ・・・っ」

恥辱と自己嫌悪にまみれながらも射精の快楽はどうしようもなく強烈で、
涙で汚れたハヤテの顔は呆けたように虚空を見つめ・・・ただ荒い息を吐く。
対するヒナギクは、

(あ・・・足の、裏に・・・射精・・・してる・・・)

自分が仕向けたこととはいえ足の裏に思いっきり射精され、
打ちつける粘液の勢いや精液の粘つく感触、熱さがストッキングから素肌に染みてきて―――
これまでとは・・・一方的にハヤテを弄っていた時とは違う、
ぞくぞくと下腹部が疼くような・・・妙な、心が蕩けてしまいそうな感覚に襲われる。

「ぅ・・・くぅ・・・ひ・・・なぎく・・・さん・・・っ」
「・・・っ!」

だが、ハヤテの弱々しい声で我に返ると、

「綾崎君・・・あなた、人の足に・・・こんな、汚いモノ・・・」
「う、うぁ・・・す、スミマセン・・・で、でもヒナギクさんが・・・」
「ねぇ・・・これ、ちゃんとキレイにしてよ・・・ね?」
「へ、きれ・・・ぅ、うぁ! やめ・・・あぅ!」

ヒナギクは倒れたハヤテの顔の傍まで歩くと、
精子がべっとりとこびり付いたままの足を上げ、
べちゃり、と。
慌てて顔を背けたハヤテの頬を、生臭い白濁をなすりつけるように踏みにじる。

「うぐ・・・や、やめ! ヒナギクさ・・・ぅう!」
「ねぇ、わかるでしょう? これアナタが出したモノなのよ?
 こんなぐしゅぐしゅにして・・・気持ち悪いのよ・・・綾崎君、舐めてキレイにして頂戴?」
「ぅ、うぅう!」

自分の出した精液を顔になすりつけられるおぞましい感触にハヤテは相変わらず半泣き状態ではあったが、
このあんまりな仕打ちと、彼のモノやら何やらへの愛撫が止んだこと、
それに何より出すものを出したことで、ハヤテは―――こんな状況ながらも―――為すべき事を思い出す。

(そうだった・・・ここで、このままヒナギクさんにやりたい放題されてしまったら、僕の敗北・・・)

ここでの敗北が意味することは―――

(ずっと・・・一生この格好って・・・これじゃあ、ヒナギクさんだけじゃない・・・皆からヘンタイ扱いに!)

改めて認識した危機的状況に、折れかけていた心が熱を取り戻す。
何としても・・・彼女に勝たねばならない。
2616/14:2006/11/05(日) 21:06:04 ID:kuEZHYk3

(じ・・・時間! 今日中・・・って、あとどれくらい今日なんだ!?)

相変わらずぐりぐりと頬を踏みにじられながらも、
時計を探そうとしてヒナギクの足から背けていた顔を僅かに上に向けようとして―――

「――――――っ!」

ヒナギクは真横に立っている。
そして片足を上げて、その足でハヤテの顔を踏みにじっているのだから当然、
ハヤテが顔を上に向ければ、彼女のスカートの中は丸見えで・・・

「っ・・・ヒナギク、さん・・・」
「あら、なぁに? 舐めてくれる気に―――」
「濡れてます・・・・・・ヒナギクさんの、スカートの中」
「・・・・・・・・・ぇえ!?」

最初ハヤテが何を言っているかわからず、それから自分の足と彼の顔の位置関係を改めて確認し・・・

「きゃぁああ!?」

慌てて足をどけて、そのまま勢いで手にした正宗を振り上げて―――

「な、ななな何みてるのよっ!」

ハヤテの顔面目がけて振り下ろすが、羞恥と動揺によって鈍った剣先には先程の勢いは見る影も無く、
がし、と彼によって掴まれてしまう。

「っく! は、放しなさい・・・って、ちょ、ちょっと!?」

再び獲物を振り上げようと、ヒナギクは正宗を握る手に力を込めるが、
ハヤテに掴まれたそれは、さながら万力で固定されてしまったかのようにピクリとも動いてくれない。
それどころか―――

「こ、この・・・! 綾崎君・・・って!? ちょ、や、な、なにを・・・・・・ぅああっ!?」

ハヤテのもう一方の手が先程まで彼の顔を踏みにじっていたヒナギクの足首を掴むと、
いつも温和な彼らしからぬ荒々しい動作でその足を思い切り引き寄せてバランスを崩し、
自分と同じように仰向けに転ばせてしまう。

「い・・・つぅ、あ、綾崎君! 何をす・・・る・・・え、ちょ、ちょっと・・・?」

動転していたのと木刀を奪い返そうと必死だったせいもあり、
ヒナギクは受け身すら取れずに背中と腰を強打してしまい、
目をぎゅっと瞑って痛みに耐えている、その隙に―――

「あ、綾・・・」
「ふふ・・・ヒナギクさん・・・さっきと逆になっちゃいましたね♪」

床に仰向けに倒れたヒナギクを見下ろすようにして、ハヤテが立っている。
下から見上げると短いスカートは全く意味を為さず、ヒナギクが露出させた彼の性器はそのまんま、
踏みにじった顔は一応袖か何かで拭ったようではあるが、精液の跡はいまだこびり付いたままである。
だが、そんな・・・もし誰かがこの場に入ってきたら間違いなく“ヘンタイ”としか思われないような姿よりも、
ヒナギクはハヤテの目に怖れを抱く。
先程までの怯えは見る影も無く、そこには嗜虐的な光と、そして・・・劣情の色が見えたから。
2627/14:2006/11/05(日) 21:06:49 ID:kuEZHYk3

「・・・っ!?」

はっとしたヒナギクは慌てて半端に開いたままだった足を閉じようとするが、
膝と膝の間にハヤテが立っているため、そこを隠すことが出来ない。

「さて、それじゃあ折角さっきと位置が逆転しましたし、今度は僕がさっきやられたコト、してあげますね♪」
「ひ・・・な、なにを・・・やめ・・・あ、あれは、その―――」

ひゅんっ!

怯えきったヒナギクの必死の弁解を遮るようにハヤテの腕が翻り、

びっ!

「きゃああっ!?」

彼女の制服のスカートが縦に裂ける。

「な、な・・・お、女の子の服を破るなんて! 綾崎君あなた・・・ぅあ、や、やめ・・・ぁあ、ひぁあ!」
「まずは木刀で僕のスカートをビリビリにして下さいましたよね・・・だから仕返しです♪
 そして、露出した下着越しに僕のモノを木刀なんかでぐりぐりしてくれて・・・こんな風に・・・ねっ!」
「やめ、やぁあ! そんな、そんなので弄っちゃ、あぅ、ひ、いぁああ!」

ぐり、ぐり、と。

ハヤテは自ら口にした通り、手にした得物でスパッツ越しに彼女の秘所を弄りはじめる。
その感触に、恐怖と混乱とで麻痺しかけていた意識ははっきりとして、
慌てて大切なところを木刀から守るべく、手で覆い隠そうとするが―――

「や・・・あつっ!?」

ぱしっ、と。

軽く、ではあるが、ヒナギクの両手の甲を木刀の先端が叩く。

「いた・・・ぁ! あ、綾崎君あなた・・・」
「ふふ、ダメですよヒナギクさん、ちゃーんとさっき、僕にしたコトを受け入れなくちゃ不公平ですからね♪」
「そんな、不公平って・・・ぇああぁ! あぅ、ひぁ・・・やぁんっ! ひぐ・・・ぅああ!」

追い詰められているとはいえ、ハヤテが女性の服を引き裂いたり、
あまつさえ女性に手を上げるなど本来はあり得ない。
だが・・・今のハヤテの手にはヒナギクから奪い取った木刀―――正宗が握られているのだ。
彼女から正宗を奪い取り柄を握り締めたその瞬間、
ヒナギクに打ち据えられたことへの恨みや彼女の濡れた秘所を目にした時に抱いてしまった劣情、
そして彼女に勝たねばならないという思いは宝具の作用によって一気に膨れ上がり、暴走して―――

「ふふ・・・ヒナギクさんこそ、こんなモノで弄られてるのに随分いい声で鳴くじゃないですか、
 やっぱり僕にあんなコトしながら感じてたんですね?
 ヒナギクさんも十分ヘンタイじゃないですか、あはは」
「ひぅ! ち、ちが、あぁあ! あぅ、やめ・・・てぇえ! あ、綾崎君っ! ちが、ちがうぅ!」

正宗の先端でスパッツ越しに秘所を弄られヒナギクはびくんびくんと身体を震わせながらも、
ハヤテの言葉を必死に否定する。

「へぇ、そうですか・・・あ、じゃあヒナギクさん、足の裏に射精されて感じちゃったとか・・・」
「うぁ、あふ・・・! ぇ・・・え、そ、それは・・・ぁあ!」
2638/14:2006/11/05(日) 21:07:30 ID:kuEZHYk3

即座に否定するべき問い掛けに、だがヒナギクはその瞬間を思い出す。
熱い粘液がストッキング越しに足の裏にじんわりと染み込んで来る感触に、
ゾクゾクと背筋に震えが走ったことを―――

「射精されて感じちゃうなんて、ヒナギクさん・・・普段は強気ですが、何気にマゾっ気ありそうですね〜♪」
「んくぅ・・・ひ、な、そ、そんなのないっ! な、いから・・・ぁあ!」
「どうでしょう? 今もこんな木刀で大事なトコを弄られてるってのに、凄い色っぽい顔してますよ?」
「な・・・! う、嘘よ! そんな、あぅう! そんなの、ちがぁあっ!?」

もともと紅潮していた頬を更に真っ赤に染めて、ヒナギクは慌てて顔を背けてしまうが、
そんな態度はハヤテのなかで膨れ上がる嗜虐欲をより一層掻き立てるだけである。
ヒナギクの秘所を弄る正宗の先端の動きは激しさを増し、
溢れる蜜をたっぷりと吸い込んだスパッツの表面は、木刀に撫でられてくち、くちゅ、と湿った音を立てる。

「それにしても、足の裏でこんなに感じちゃうなんて・・・ヒナギクさんって足の裏も性感帯なんですかね〜」
「あふ、ひぐ・・・ぅあ! し、しらな・・・あはぁあ!」
「足の裏でこんなですと、中に思いっきり射精したらヒナギクさん、どんなになっちゃうんでしょうね〜♪」
「あ、んぁあ! え、や・・・な、中って・・・! そんな、あぅ、やぁあ!」

さり気無く聞き流すことの出来ないことを言われて、ヒナギクの紅潮した顔が引き攣る。
正宗による愛撫で蕩けかけていた意識も冷や水を浴びせられたかのように一気に醒めて、
思わずハヤテの顔を見上げて抵抗の視線をぶつけようとするが―――

「あれ、もしかして木刀で弄られるだけで済むなんて思ってました?
 ヒナギクさんともあろう方が、状況認識が甘いですね〜♪
 こんな深夜、どれだけ叫んでも誰にも声なんて届かない塔の上の部屋。
 アソコをびしょびしょに濡らしてえっちな声を上げる美人の生徒会長さんに、
 そんな生徒会長さんを犯したくてたまらない僕。
 どうです? わかりやすいでしょう♪」

普段の彼からは想像もつかないような、露骨過ぎる言葉と劣情に満ちた視線。
彼の顔を見上げたヒナギクの視界の端に、重力に逆らって天を衝く彼のモノ―――自分を犯すためのモノが映る。

「お、おか・・・そん、な・・・ぁ・・・っあ、ひぃ! や、あぁあ・・・」

一瞬だけ強い意志を取り戻したかに見えたヒナギクの目はもはや完全に怯えの色に染まり、
身体はがくがくと震えだし、目尻には涙すら浮かぶ。
そんな弱々しい獲物の様子に、正宗で増幅されたハヤテの劣情はもはや抑え難いところまで膨れ上がり―――

「ではヒナギクさん、そろそろ始めましょうか・・・ね♪」

そう言ってヒナギクの秘所から剣先を離すと、ぴくぴくと震える彼女の足の間に膝をつき・・・

「まずはこのスパッツ・・・もうびしょびしょですね、
 こんなの穿いていたら風邪を引いてしまいます、とっちゃいましょう♪」
「ひ! い、いや! やめ・・・あ、綾崎君、や・・・やぁああ!」

ハヤテはスパッツの縁を掴んでずり下ろそうと試みるが、
ただでさえ密着していて脱がし難い生地が今はじっとりと湿り、ヒナギクの肌に張り付いてしまっている。

「あー、ヒナギクさんが感じすぎちゃうから、もうびしょ濡れでへばりついちゃってますよコレ」
「そ、それはあ、あなたが・・・! え? ちょ、ちょっと、綾崎く・・・ん?」

あまり悠長にしていられないハヤテはすぐに脱がすことを諦めると、
スパッツの縁を両手で掴み、左右に引っ張って・・・
2649/14:2006/11/05(日) 21:08:49 ID:kuEZHYk3

びりびりびりっ!

「きゃああぁあ!?」

力任せに引き裂いてしまう。

「さあこれで・・・って、あら・・・スパッツの下はもう何もないかと思っていましたけど、
 下にちゃんとショーツも穿いているんですね〜」
「あ・・・あ、あ、当たり前でしょ!? そんな・・・ことより、あ、綾崎君・・・あなた・・・」
「当たり前なんですか・・・まぁいいですが・・・でもヒナギクさん、こんなフリフリの可愛い下着だなんて、
 ちょっと意外でしたね〜♪」
「ど、どういう意味よっ!」

ハヤテの言葉にヒナギクは食って掛かるが・・・
スカートもスパッツも引き裂かれ、ぐっしょりと濡れたショーツ一枚を残して露わになった下半身を晒し、
彼の口から宣言された“これからされるであろうコト”が頭に焼き付いて、
今にも泣きそうな・・・怯えきった目をした彼女からは、
普段の彼女らしい迫力はもはや微塵も感じられない。

「ふふ・・・でも今のヒナギクさんなら、こういう可愛い下着もお似合いですね」
「い、今のって、どういう・・・」
「今にも犯されようとしている、涙ぐんでカタカタ震えてるヒナギクさんは、
 ある意味とっても乙女チックですから・・・ま、そういうことです♪」

びくん、とハヤテの言葉にヒナギクの身体が震え、強張る。

「や、いや・・・お願い、綾崎君・・・もう、もうやめて・・・
 今なら・・・まだ、許してあげるから、このことは忘れるから、だから・・・!」

懇願する彼女に、ハヤテはクス、と小さく笑いかけ、

「未だに状況が理解できていないようですね、ヒナギクさん。
 普段の生徒会長らしい凛としたヒナギクさんなら、許して“あげる”なんて言い方も様になっていますが・・・
 今は違いますよ?」
「な・・・ひぅ!? や・・・やぁあ・・・!」

ぐっしょりと濡れたショーツを指でずらし、ヒナギクの秘所を露出させる。

「ね、ほら・・・今のヒナギクさんは僕にこんなことをされても何もできないんですから」
「やだ、やだ! やめ・・・ひぁあ! あぅ、だめぇえ!」

露わになったヒナギクの秘裂は僅かに綻び、とろとろと蜜を滴らせながらヒクヒクと震えている。
ソコに指をあてがうと、くちゅっと濡れた音を立てて指先は秘裂の中へと沈み込み・・・

「うぁ、ひぁあ! やめ、綾・・・崎、くんっ! やめ・・・てぇぇ・・・」
「どうです? わかりましたか・・・ヒナギクさん、
 許すか許さないか・・・それはヒナギクさんが僕を、ではないんです・・・」

その指先をゆっくりと上下に動かし始める。

「ひぁ! やぁああ! あぅ、やめ・・・ぅああああ! あんっ! あく・・・ふぁ、やめ・・・ひぁあ!」
「ふふ・・・ほら、もうヒナギクさんは僕の指先だけでどうにでもなっちゃうんですからね・・・
 許す許さないというのは、僕がヒナギクさんを、なんですよ」

ハヤテはあくまでゆっくりと語りながら、
指使いは優しく丁寧に、決して痛みを与えず・・・だが決して休ませず、
溢れる蜜を掻き出すようにヒナギクのソコをじっくりと愛撫する。
26510/14:2006/11/05(日) 21:09:41 ID:kuEZHYk3

「ふぁあ! や、んぁああ! やめ・・・あぅ、ふぁあっ! ひぅ、んぅうう! だめ、だめぇえ!」

自分でも身体を洗うときくらいしか触れることの無い、
16歳になったばかりの少女にとっては何よりも大切なところを望まぬ状況で弄り回されて、
泣きたいくらいに恥ずかしくて悔しいのに・・・ヒナギクの口から洩れる声には甘い響きが混じっている。
それを自分でも理解していて、それが余計に恥ずかしく、情けなく・・・
自分を狂わそうとするこの甘い感覚に必死で抵抗しようと思うのだが、
ハヤテの指はヒナギクを蕩けさせようと容赦の無い愛撫を続けつつ、更に言葉でも―――

「でもヒナギクさんって・・・こんな状況なのに、口では強がったりもしてるのに、
 ココはこんなにとろとろで、声もすっかりいやらしい感じになってて・・・
 普段はSっぽい感じに振舞ってますけど、実はかなりのMなんですね〜」
「ひぅ・・・ぅああ! ちが、ちがぁ! そんな、こと・・・な、ぁあ! ないわよっ!」

ハヤテの指から膣内へと注ぎ込まれる甘い疼きに身体を震わせながらも、
彼に対する懇願が無駄とわかった以上、せめて己の矜持だけは失うまいと強気を装う。
だがそれも、ハヤテからすれば俎板の鯉が僅かに跳ねた程度の些細な抵抗でしかなく―――

「へぇ・・・ではヒナギクさん、一つ僕と勝負しませんか?」
「しょ、勝負・・・って・・・」
「午前零時まであと5分・・・
 この間に、ヒナギクさんがイったら僕の勝ち、イかなければヒナギクさんの勝ち。
 ヒナギクさんが勝ったら僕はもう何もしません、後は煮るなり焼くなり好きなように―――
 ってことで、どうですか?」
「い・・・イく、って・・・?」
「あー、わかりませんか? まぁ、絶頂とか“達する”とかオルガスムスとか・・・
 色々言いますけど、なんと言いますか、性的興奮が最高潮に達すると言うか・・・まぁ、イけばわかりますよ♪」
「な・・・そ、そんなこと、なるワケが・・・!」
「ではこの勝負、受けて頂けますか?」

快楽で揺らぐ意識でも、それがヒナギクにとって破格の好条件だということはわかる。
何せ今の自分は彼に組み敷かれ下半身を剥き出しにされ、
両手は正宗で叩かれた痛みで物を掴むことも拳を握ることもしばらくは出来そうに無い。
そんな自分を、彼はそれこそ思うままにどうとでも出来るハズなのだ。
なのに・・・

「どうして・・・そんなことするの・・・? そんなことして、あなたに何の得が・・・」
「そうですねぇ、まぁこのままヒナギクさんを手篭めにするのは簡単なんですが・・・
 こういう勝負でヒナギクさんを負かしたら、一体どんな顔をしてくれるのかなー、なんて、あはは」

そんな風に笑うハヤテを見上げるヒナギクの顔が歪む。

―――このヒトは・・・私を貶めることしか考えていない・・・
―――何より、私が思い通りになると思ってる・・・!

それは、負けず嫌いのヒナギクにとって耐え難い屈辱。
もう、悩む必要は無い・・・勝って、イヤと言うほど後悔させてやる―――!

「・・・いいわよ・・・受けて立つわ・・・」

キッ、とハヤテを睨みつけるヒナギクの表情は、
つい先程、木刀でハヤテを切り伏せようと迫ってきたときのそれを彷彿とさせる。
が・・・
26611/14:2006/11/05(日) 21:10:56 ID:kuEZHYk3

「ふふ、いいですね、やはりヒナギクさんはその強気な表情がお似合いです。
 では始めますが・・・ヒナギクさん、強気なのは結構ですけど、今の状況、忘れてはいませんよ・・・ね?」
「―――っくぁ! あぅ! ぅうう! こ、こんなの・・・あぅう! なんでも、な・・・あぁあ! ないわよっ!」

話している間、動きを止めていたハヤテの指は再び蠢き始め、
ヒナギクの蕩けた秘裂をくち、くちゅ、と穿り、撫で、抉る。
そんなハヤテの指使いに敏感に反応してヒナギクの身体はびくびくと震え、声は上擦り跳ねるが、
ハヤテを睨みつける双眸だけは擦り込まれる快楽に必死に抗おうとするかのように強い光を宿している。

「流石ですね〜、さっきまであんなに蕩けそうな顔をしていたのに、
 今はそんなに僕のことを睨みつけて・・・その顔がどんな風に崩れてくれるか、楽しみで仕方ありませんね〜♪」
「あぅ、ふぁあ! あ、く・・・ぅうう! そん・・・な! 崩れたり、しな・・・ぁあ!
 い、いまの・・・うちにぃ! 言って、なさい・・・必ず・・・後悔させてあげるんだから・・・あぁああ!」

勿論、ハヤテが自分にとって得にならないと思われるような勝負を持ちかけたのは、
ひとえに呪いを解くために他ならない。
ヒナギクを組み敷いた時点で勝ったも同然と思ったのだが、
ハヤテの服装は未だウサミミにミニスカのままであり、どうやら勝ちとは認めてもらえていないらしい。
ならば、“勝負”と“勝利条件”を定義して、それを満たすしかあるまい、と言うワケだ。
そしてヒナギクが“勝負”を受けてくれたのだから、あとはハヤテの為すべきことはただ一つ・・・

「ではあまり時間もありませんし・・・そろそろちゃんとしましょうかね」
「ひぐ・・・っ、ちゃ、ちゃんと・・・って、あぅ! うぁ、ひぁあ! や、あぁああ! はぅう!」

そう言うと、自分を睨みつけてくるヒナギクを嘲笑うかのように彼女の秘裂を弄る指の動きを速く、激しくする。
くちゅくちゅくちゅっと蜜の飛沫を散らせながら、第一関節まで埋め込んだ指先を暴れさせると、
それだけでヒナギクは―――

「ふぁあっ! や、やめ・・・ぇあぁ! あぐ・・・っひ、ぅうう! あは・・・あぁあ、ひゃあ!」
「あらら・・・ヒナギクさん、ちょっと指を激しくしただけでもうコレですか?
 いくらなんでも・・・いや、そうですね、ヒナギクさんはやっぱり真性のMなんですね〜♪」
「ひぅ! ち、ちが・・・ぁああっ! そんな、こと・・・な、なぁ・・・ぅうう! ひぁ、ゆび、やめぇええ!」

ハヤテの指の動きに合わせて身体をびくんびくんと小刻みに跳ねさせて、涙声で喘ぎ、悶えてしまう。
それでも目だけは未だにハヤテのことをじっと睨んでいるのだが、そこに宿っていた強い光は既に薄れ、
今のヒナギクの視線はまるで早くも勝負を諦め、許しを乞うかのような弱々しさで・・・

「そんな顔で僕を見つめて・・・ヒナギクさん、もう降参ですか?」
「あぅ、ひぐ・・・ぅ! ちが、しな・・・ぁ! 降参、なんて・・・する、もんですか・・・ぁあ!」

それでも負けを認めることだけはしないあたりが、やはりヒナギクなのである。

「そうですか、残念ですね〜、じゃあ今度はこんなコトもしてみましょう♪」
「な・・・にを・・・っひあ!? あ、や・・・! ひゃうっ!」

ヒナギクの秘所を責める指はそのままに、
もう一方の手を彼女の足の間に潜らせて、会陰から尻にかけてのラインを“つぃ”と指で撫でてやる。

「ひゃうぅうっ! やめ、あひっ! ひぅ・・・はぅううう!」
「あは、ここも気持いいんですね〜
 ヒナギクさん、腰をそんな浮かせて、感じまくりで・・・これはもう僕の勝ちも同然ですかね?」
「ひぅう・・・ちがぁ! 感じて・・・ひゃうっ! ない・・・っ!
 感じて、なんかぁあ! いぁ、あひっ! ひゃあぁあ!」

くちゅくちゅと膣の浅いところを掻き回される感触は、純潔の証のその奥まで響き、
ソコを切ない疼きでジリジリと焼き焦がす。
そんな甘美な感触に意識が引き寄せられたかと思うと、今度は不意打ちのように会陰のあたりを撫であげられ、
ぞくりと背筋を震わせる感覚に腰が浮き上がるほど反応してしまう。
26712/14:2006/11/05(日) 21:12:02 ID:kuEZHYk3

「は・・・っ、あぅんっ! ひぐ・・・ぅうう! やめ・・・あ、あやさ・・・っ、くんぅ!」

ハヤテに注がれる快楽はジワジワとヒナギクの身体を侵蝕し、
身体は熱でもあるかのように火照り・・・疼く。
同意もなく望んでもいない事なのに、
ヒナギクの身体は彼女の心を裏切ってしまったかのように、ハヤテの行為を快楽として認識してしまう。

「なんで・・・っ、こんな・・・ぁあ! やぁあ! ヤなのにっ! ひぁああっ! なんで、こんなのぉ!」

ハヤテの指に翻弄されながら、ヒナギクは己の心と身体の乖離に混乱し、
彼に抵抗しようとする心を強く保てない。
身体はびくびくと快楽に震えるばかりでもはや思ったように動かせず、
しかもその快楽はハヤテの指使いに合わせて際限無く膨れ上がってくるのだ。
そうして為す術もなく嬌声を上げながら、自分を狂わす彼に涙で潤んだ目を向けた、その時・・・
何の拍子か、丁度ハヤテもまたヒナギクの悦楽で蕩けかけた顔を見て、二人の目が合って、

「――――――っ!」

恥ずかしさで慌てて顔を背けようとしたヒナギクの目に、
ハヤテの無邪気な―――今は本当に無邪気か怪しいものだが―――にぱっ、という笑顔が映る。
その瞬間、思い出す。
今日までのこの数日の間、夢の中で何度も彼が出てきたことを。
今と同じく、望んでもいなかったのに・・・いなかった、ハズなのに。
そして・・・思う。

“本当に、望んでいなかったのか”
“本当に、望んでいないのか”

「ふ・・・ぅああ、や、なんで・・・っひぅんっ! や、ちが・・・うそ、うそよ! こんなの、あ、ふぁあ!
 ちがぁ! そんなのっ! そんな、ワケ・・・ぇえ! なぁあっ! ひゃうぅう!」
「?」

ヒナギクの悶え方がやや変化した気がして、ハヤテは“次の手”に移る予定を少しだけ先にして様子を覗う。
残り時間は2分半、悠長なことは言っていられないが、
今のところ余裕の展開ではあれども、万が一失敗したら取り返しのつかないコトになる。
表向きは余裕を装いつつも、慎重にならざるを得ない。

―――もしハヤテが迷うことなく“次の手”に移っていても、勝負の結果には影響はなかったであろう。
だが、今すぐにヒナギクを更に狂わせることなく、僅かな時間を彼女に与えたことで、
ヒナギクは考え、迷い、悩むだけの時間を得て―――

「ちが、ちがぁあっ! ひぅう! あふ・・・んくぅ! 望んで・・・ないっ! こんなの望んでなんかないぃ!
 あ、ふ・・・うぁああ! ちが、ちがうんだからぁあ! や、ひ・・・ぅあああ! あぅ、ひぅう!」

意識の片隅に湧き上がった思い・・・
夢に見るほど彼を、こうして弄られても悦んでしまうほどに、彼を―――
綾崎ハヤテという少年を、自分は望んで・・・求めているのではないか―――

それが、消えてくれない。
消えないどころか、膨れ上がる。

「ひ・・・ぐぅ・・・! ちが・・・っ、違う違う違うっ! ちが、あぁあ! ちがうんだからぁ!」

その思いを頭から追い出そうとヒナギクは首を振りたくり、
未だ痛みの引かない手で、その痛みによって自分の目を醒まそうとするかのように近くにあるモノをぎゅっと掴む。
26813/14:2006/11/05(日) 21:13:07 ID:kuEZHYk3

「―――つぅ!」

ぴり、と右手から痛みが走り、少しだけ意識がクリアになるかと思った、その瞬間―――

「あ・・・・・・ひ・・・っ!?」

ぞくん、と・・・ヒナギクの中で、何かが蠢動する。

「や・・・やぁあああ! ちが・・・こんな、ちが、あぁあっ! 違うのに・・・違うのにぃ!
 わた・・・ぅあ、ひゃああ! あやっ! あひ・・・ひぅう! 綾崎君っ!」
「ヒナギク・・・さん?」

ヒナギクの右手が何かを探るように動き、木刀を握った瞬間・・・ハヤテは様子見に回ったことを後悔した。
彼女が手にした刀身が翻り、自分目がけて振り下ろされることを覚悟して、
歯を食い縛り身を固くして備えたのだが・・・
予想した斬撃が降り注ぐことはなく、代わりに・・・ヒナギクは先程以上の昂ぶりを見せ始めたのだ。
何が起きたかはわからない・・・が、ハヤテにとっては歓迎すべき事態と判断し、
彼は“次の手”にとりかかる。

ヒナギクにも、何が起きたかなどわからない。
無意識にそれ―――正宗を握った瞬間、身体には力が満ち感覚は鋭くなった気がした。
が、同時に・・・心の一番底に押しとどめていた感情は、堰を切ったように溢れだし―――

「ひぅう・・・っあぁあ! あやさ・・・っ、だめぇ! こんな、ふぁあ! やぁ! も・・・っあぁあ!
 綾崎君つ! あ・・・っやぁああぁ! 綾崎く、ぅうっ! 綾崎くんっ!」

今までに彼が向けてくれた笑顔や、
彼の夢から目覚めた際の高鳴る鼓動や、身体の微かな火照り・・・
ヒナギクの中にあった沢山のハヤテが膨れ上がり、溢れだす。

「ひぁあああ! あやっ! あう、ぅううぅ! なんでっ!? なんなのぉ!?
 あやさ・・・っ! ひあぁ! ひゃうぅっ! あやさきくんっ! あ、や・・・ぅあぁああ!」

無意識に抑え込んでいた気持ち―――毎晩夢に見るほどの彼への想いは、
その彼によって与えられる快楽と正宗の作用の相乗効果によって、少しずつ・・・
ヒナギクの胸の奥で形を為してゆく。

―――うそ・・・私・・・このヒトのこと・・・?
―――違う! だって・・・こんな、酷いことされてるのに!

恥ずかしかったハズなのに・・・イヤだったハズなのに・・・
じくじくと身体を蝕む甘美な疼きがヒナギクの心にまで沁みてきて、
ハヤテの存在を・・・必死に拒み続けていた彼の愛撫もろとも肯定してしまいそうになった、その瞬間―――

「ひゃああぁああぁああっ!?」

がくがくがくっとヒナギクの身体が痙攣する。

「いひぃいいっ! いひゃあ! あや・・・ぁあああぁ! あやさきくんっ!
 だめ・・・だめぇ! そこ、なめちゃ・・・ぁああ!」

にゅく、にゅち・・・ちゅぱ、じゅるるっ、ぷちゅ・・・っ

股間に顔を埋めるようにして、ハヤテはヒナギクの秘所を舌で弄り始める。
指よりも柔らかく熱いモノで敏感なところを舐められ、溢れ出す蜜を啜り取られる感触は、
指での愛撫とは比べ物にならないくらいの強烈な快感となって注ぎ込まれ―――
26914/14 (前編 了):2006/11/05(日) 21:14:40 ID:kuEZHYk3

「んぁああぁあ! 舌が、あぁああっ! なめちゃ、や・・・ぁああ! そんなとこぉ! だめ、だめぇえっ!
 わた・・・も・・・ぅああぁっ! あひぃ! 舌、いれちゃぁああっ!」
「ん・・・む・・・っ、ふふ、ヒナギクさん・・・もう限界が近そうですね
 ・・・無理して我慢しなくてもいいですよ? んぷ・・・っ、ん・・・ん・・・」
「ひぅ、いぁあああっ! あ、は・・・ぅうっ、そんな、だって・・・あやさきくんがぁ・・・こんな、コト・・・
 っあぁあああ!? ひぁ、や・・・やめ、まって・・・ぇえええ! あぅ、ひぁああ! んぁあああ!」

ハヤテは正宗の作用など知らないし、ヒナギクの心の中で何が起きたかわかるハズもない。
わからないが、少なくとも彼女はもはや抵抗できず、このまま達してしまうのも時間の問題なのは明らか。
そして、問題となる時間は残り一分半。
それは、今のヒナギクには十分過ぎる持ち時間だが、
念には念を―――とばかりに、ハヤテはより激しく、執拗に、徹底的にヒナギクの秘所を舐め、しゃぶり尽くす。

ちゅぷ、ちゅぱっ、じゅるるるっ、ちゅ、ぴちゃ、ちゅくっ、じゅるる、ちゅっ、ちゅぅううっ・・・

「ふぁああぁっ! そんなぁあっ! 舐めちゃ・・・すっちゃぁあ! わた、あ・・・あぁあ!」

熱くぬめる舌先が秘唇を這い、秘裂を掻き回し、処女膜を突付き、溢れる愛液を音を立てて吸われ・・・
ヒナギクの意識は切れかけの蛍光灯のようにチラチラと明滅し、揺れる身体も漏れ出す声も抑えが効かない。
そこへ更に―――

「きひゃあああぁあっ!?」

ぷっくりと膨れた肉の豆を、指先で“ちょん”と触れると、
ヒナギクの声と身体が跳ね上がる。

「だめぇぇえ! そこっ! ひゃあぁああっ! やめ、きゃああっ! もうやめっ! やめぇぇえええ!」

もはやその表情を確かめるまでもなく、彼女はその刺激の前に為す術もなく狂わされ―――

「あぅううっ! そこだめ! だめ、いやぁああっ! わた・・・っ、ヘンになるっ!
 おかしくなっちゃ・・・あぁあああ! あやっ! あやさきくんっ! やめ・・・もぉだめぇえええ!」

ソコをつん、つん、と突付くたびに、ヒナギクは全身をガクガクと揺らし、髪を振り乱して泣き悶える。
彼女のあられもない泣き声に攻めるハヤテもまた昂ぶらされ、股間のモノが疼いて堪らなくなってくるが、
ソレを使って楽しむ為にも、今は舌でソコを舐め回し、指で膨らんだところをくにくにと弄り―――

「ひゃあぁあっ! もお・・・もぉおっ! だめ、だめぇええっ! さわっちゃ・・・なめちゃぁああ!
 ひぁ、なに・・・なにかくるっ! きちゃうっ! あやさ・・・くんっ! も、ぉ―――」

最後に、トドメとばかりに舌を思い切り抉り込ませ、陰核をきゅっ、と摘み上げると、
その瞬間、ヒナギク身体は腰が浮き上がる程に跳ね、背を仰け反らせ―――

「い・・・っあぁああぁあぁああ――――――――――――!」


甲高い声を上げて絶頂に達し―――


彼女は、敗北した。



270名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 21:15:43 ID:kuEZHYk3
今回の投下分は以上です。
後編は本番というコトで・・・近いうちに投下できればと思います。

では、失礼します。
271名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 22:43:04 ID:u5kauGqx
読んでる最中に、片手でダイパしてて
シロナ戦でトリトドンVSトリトドンの状態だった
鳴き声がグチョグチョ・・・
272名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:20:12 ID:KpMT9Ihi
>>270
GJ
後半待ってます
273名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 03:02:07 ID:WRYwcRj2
>>270
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!GJ!!
274名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 06:34:52 ID:j5sCxpHn
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
275名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 17:42:39 ID:4gPiqrRp
物凄くGJ
久々に俺の好みがきた
276名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:59:22 ID:8k6sJPw/
ハヤテの同人誌、かなり出てるけど皆は何冊ぐらい所持してる?
277残虐の東宮:2006/11/07(火) 23:39:14 ID:Uf0xNgc/
では、東宮康太郎によるヒナギク陸辱ものを投稿しまっす!



「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
名門、白皇学園・・・いつもは静かなのだが、今日は叫び声で途絶えた。
「待て!野々原!早まるな!」
尻餅をついて、自分の執事を止めようとする、ヘタレが一人、
彼の名前は東宮康太郎。
ただのヘタレだ。
「いいえ・・・今日という今日は許しません!・・・いい年なんだから早くお相手を見つけて、童貞を捨ててください!」
竹刀を持って、東宮に歩み寄る、執事が一人、
彼の名前は野々原楓、
東宮の執事で厳しい。
東宮は半泣きで、
「相手っていわれても・・・そうだ!」
と立ち上がり楓に耳打ちした。
「さすがお坊っちゃま!・・・では明日にでも決行しましょう!」
聞き終えた楓は、笑顔で、去っていった
「明日で・・・童貞ともオサラバだ」
と小さくガッツポーズをした。

プロローグ終了

本日はここまでです。
278名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 00:19:33 ID:HgpWMSeh
以外となかったキャプだなww
本編で匂わせてたのに
279名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:42:28 ID:WPwZVPa6
>>277
×陸辱(りくじょく)
〇凌辱(りょうじょく)
280名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 07:52:23 ID:6jYMB8Uy
玄米ビスケットがVIPで流行ってるらしいが何?
281名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 08:14:37 ID:+iDdkRDc
認めたくないものだな・・・
ヒナと東宮坊っちゃまのssというものを・・・
282名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 11:49:44 ID:6jYMB8Uy
(;^ω^)この空気はwwwww
283名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 12:13:29 ID:/jeJvXnU
ヒナギクネタが二本同時進行で、
ヒナギクの純愛系を投下したいって書き込みもあったし、
なんかヒナギク三昧だな。
お屋敷編のネタも期待したい・・・
284名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 13:35:06 ID:vSvrKVj+
>>277は、レスがないと拗ねる誘い受け系の臭いがぷんぷんする。
生理的にすごく嫌いなタイプっぽいので、うっかり読まないように本文の前後に
改行を多めに入れて、なおかつ行頭と行末に「ヒナ×東宮」と入れてくれ。
これをせず、うっかり俺が見てしまったらボロクソに叩くから気をつけろ。
285:2006/11/08(水) 14:33:33 ID:uiDDKRKV
「メメタァ」まで読んだ
286名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:17:22 ID:8nViETrR
>>284はタマ
287東宮×ヒナギク:2006/11/08(水) 23:06:14 ID:ZsLw3H/i
・・・やはり、鬼畜は避けて、なるべくソフトな感じで・・・





「よ〜し!今日も部活頑張るわよ〜!」
今日も、ヒナギクは元気いっぱい!で部活に行こうとした時・・・
「むぐぅ!!」
後ろから忍び寄ってきた何ものかによって、口に何らなの布を押しつけられた。
「(誰!!・・・あれ?意識が・・遠く・・・)」
ヒナギクはその場で意識を失った。

・・
・・・
「う・・ん・・」
ヒナギクが、目を覚ますとすぐに自分の体の違和感を感じた。
「(なかに何かが入ってる)」
そういって、自分の下腹部を撫でるヒナギク。
[ブブブブブ・・・]
「ひゃん!」
突然なかに入っている何かが振動を始めた。
「(な・・何なのよこれ。)」
そう思い、何とか取り出そうと、股間に手を伸ばそうとした、その時
「あれ?桂さん、どうしたんですか?」
後ろの茂みからヒョコっと顔を出したのは東宮であった。
「え?・・・ううん何でもないわ」
咄嗟に手を退かし、首を横に振りながら答えるヒナギク。
「(あれ?震えが止まってる?)」
下腹部を撫でるヒナギクに東宮は、腕を掴み、
「早くしないと、部活始まってしまいますよ。」
と手を引き、部活へと急いだ

今日はここまでです。
288名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:48:39 ID:pI7PtUgD
だから……
289名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:41:48 ID:xcH1EhOa
書き溜めて一気に投下したほうがよくないか?
このままこの形式で投下されるならNG行きだけどな。
290名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 02:22:51 ID:cUG2PgiC
本当にいい職人がいるなぁこのスレ
291名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 03:18:46 ID:nGThtpzA
>>237
チマチマ投下するくらいなら、もう書くな。
ウザイから。
ちょっとしか書いてないくせに、いちいち「今日はここまで」とか言うな。
キモイから。
292名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 06:52:30 ID:cI0Zuk28
先にいっとくと、携帯で書いてるとかいっても免責にならないから・・にゃん
293名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 10:25:14 ID:RzWayjPo
>>291
おまえもうぜーよ、毎回ご苦労なこったw

今日はここまでです。
294名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 14:43:17 ID:EkeXfzwp
やむようよwwww
295名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 16:32:01 ID:FRhRn+jk
ちなみにクロロホルムか何か薬品をしみ込ませた布を口にやるだけでは人は気絶しない。
296名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 18:02:06 ID:dTzlHUJC
ここまで叩かれてる作者を久しぶりに見ますた

もしかして作者のオナヌー小説ですたか?
297名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 18:38:58 ID:amduhhq4
内容的にはまだまだ序盤だし、ここまで叩かれる程でもないと思うのだが、
こま切れ投下が嫌がられてるんでないか?
あとカプがお気に召さないのかも。
298名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 19:02:00 ID:LS9i6QrY
・スレ住民の反応を無視するな
・「今日はここまで」みたいな態度が許されるのは常連だけだからやめろ

最低限でもこの2つくらい分かってて欲しい
299名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 19:52:46 ID:od6j5msS
え〜っと、237ってちゃんと完結してから投下してるはずだが、なんで叩かれてんだ?
300名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:18:58 ID:0vJXKTvf
単に237と287を間違えただけだろう
301名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:49:23 ID:cIy6eF5i
>>237
「何らなの」って何らなの?w
302名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:51:50 ID:cIy6eF5i
>>237じゃなく>>287

行火ミスった>>237の中の人すいません
303名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:09:40 ID:atkKfTGt
カプは特に……東宮に思い入れがあるわけでもないし……

ぶつ切り投下は、「他の作者さんが遠慮してしまう→その間、スレを独占してるように見える」
「他の作者さんが遠慮せずに投下してくれたとしても、後で見た時に分割されて見づらい事この上ない」
「全部まとめてもたった十数レス、じらして期待させるのは本当に人気と実力のあるプロが週間連載などで使うから許される」
以上の理由から好まれない。
304名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:43:50 ID:vDplW5Jk
>>287ま、そういうわけだからもう投下しなくていいよ。
ちゃんとここのルールをわかってから来ようね
305名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 22:51:10 ID:sRfHIQW+
気に入らないネタはスルー、ってのもルールだったと思うがね。
これから書いてみよう、投下してみよう、ってヒトの意気を損なうような書き込みは荒らしと同等だぞ。
306名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:56:28 ID:OHbaOfOf
>>191だが、やっと完成した。スルー対象ワードは……「ラブラブ」「いいんちょさん」「ヒナギク」かな。
題名は)>>139からとって「泉ちゃん換金陵辱」
307名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:57:44 ID:OHbaOfOf
誤変換スマソ。「換金陵辱」って何だ……
「泉ちゃん監禁陵辱」で。
308名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:00:00 ID:OHbaOfOf
肌に触れる、ひんやりした硬い感触で、ハヤテは目を覚ました。
「……?」
ひんやりした感触の正体は、打ちっぱなし状態で無機質この上ないコンクリートのせいだった。
どこまでも硬く、自分の存在さえも否定するかのような触感と、心まで冷たくさせる、湿った匂い。
その感覚が、いやがおうにも自分が地面にうつ伏せで横たわっている事を知らせてくる。
向こうにぼんやりと光っている、蛍光灯の灯りが見えた。
とにかく起き上がろうと、四肢に力を入れた瞬間、まるで地面に吸収されたみたいにその力が抜けた。
手足の感覚はあるのだが、自分の思い通りに動かせない。
肩と腰から先に、重いゴムのかたまりがぶら下がっているような感覚である。
中学生時代、年齢をごまかして薬局でバイトしていた彼には、この症状が薬物の摂取に
よるものだということがピンと来たものの、わかったところで手足が動くわけではない。
何度もがんばってはみたが、四つん這いになるのがやっとで、立つことすらできない。
また、仮に立てたとしても、どこかへ脱出するなど不可能だった。なぜなら彼の首には、
その白い肌を征服するかのごとく、革の首輪と赤銅色の鎖ががっちりと縛り付けられているからだ。
「…これ…は……」
 見たことのない、殺風景な部屋。薬物により動かない身体。その身体を縛り付ける、まがまがしい拘束具。
どれをとっても普通の人間のやることではない。
この状況そのものよりも、自分をここまで陥れた人物の悪意に、ハヤテは心底恐怖を覚えるのだった。
309名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:03:27 ID:OHbaOfOf
「んもー、ハヤテ君が携帯持ってないと不便でしょうがないわ」
「はは・・・・・・すみません」
 つい5時間ほど前。生徒会室のデスクに座り、ぷうとすねてみせるヒナギクと、
すまなさそうな顔で愛想笑いを浮かべるハヤテ。
ナギに買ってもらった携帯は、いつも胸の内
ポケットに入っているが、仕事以外には使わないと決めている。
ヒナギクには番号を教えていない。
「でも、いいわ。そのおかげで、こうしてハヤテ君の顔を見て話すことが出来るから、ね」
世界中で唯一人、ハヤテだけに見せる笑顔。時計塔の出来事以来、
二人の仲-----といってもほとんどヒナギクの方から一方的にだが-------
急速に接近していた。
ハヤテにしても、彼女はもともと異性としてかなり意識していた存在。
天然ジゴロ炸裂である。
「それで、今日の放課後なんだけど・・・・・・」
  またぞろナギがHIKI-KOMORIり始めた最近は、ヒナギクの
部活のない日の放課後はほとんどデートの時間である。
といっても生徒会の仕事をハヤテが手伝うだけのことなのだが、
ハヤテも執事という職務との二足のわらじを履いている以上、
どこかへ遊びに出かけたりなどということは、なかなか出来ることではなかった。もっとも、ヒナギク自身はハヤテと一緒に過ごせさえすれば彼女は満足なようで、そんなわがままを言い出したことはないが。
「3時に来てね。わかった?」
エレベーターの前までハヤテを見送り、上目づかいで念を押す。
名残惜しい気持ちを悟られまいと強がっているのが見え見えで、
思わず抱きしめたい衝動に駆られるのを、やっとのことで押しとどめた。
「わかっていますよ。じゃあまた、あとで」
軽く手を振って、ヒナギクと別れる。そこから先、ヒナギクの顔を見た記憶がない。
310名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:05:36 ID:OHbaOfOf
 気のせいだろうか。手足を動かすこともままならないハヤテの耳に、
先ほどから足音のようなものが聞こえる。高く響く、
硬いものに何かが当たる音だ。気のせいでなければ、だんだんそれは近づいてくる。
速くなっていく自分の心臓の鼓動が、はっきりと聞こえ出した。

3時に生徒会室。ヒナギクは確かにそう言った。
ハヤテが生徒会室のある時計塔に着いたのは3時ちょっと前。
頂上まではエレベーターで1分弱。何度も昇っているので覚えているはずだった。

音がさらに近づいてくる。気のせいではない。確かに足音だ。
誰かがこの部屋に近づいてくる。コツ、コツ、コツ、

昔のアメリカ映画に出てきそうな、ジャバラ式ドアのエレベーター。
ゴウンゴウンと凄い音を立てて上昇していく。
早くヒナギクに会いたくないといえば嘘になる。
最上階まで、旧式ならではののろさが恨めしかった。

コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、
コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、

チーンというベルの音。ナギの屋敷で生活するようになり、
ヒナギクという存在も出来て、ハヤテの野性は牙を鈍らせていたのかもしれない。
その存在に気づくのが一瞬遅れた。出口の死角から飛び出してきた黒い影の奥、
世界が塗りつぶされる前に確かに見たあの顔は

「ハ〜ヤ太君☆」
場違いに脳天気な瀬川泉の声が、殺風景な部屋に響き渡った。
311名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:09:41 ID:OHbaOfOf
「瀬…川……さん」
 薬物のためか恐怖のためか、喉が引きつって声が出ない。
ハヤテをここまで陥れた張本人が今、ここに姿を現している。
白皇学院の制服を身にまとい、短めのボブカットに、トレードマークの丸い髪飾り。
元気印の笑顔もいつものままだ。こんな状況下に無ければ、
気軽に挨拶の一つも交わしているであろうほど、いつもの瀬川泉であった。
「おや、お目覚めかな?」
 相変わらずの笑顔のまま、一歩一歩、ハヤテの元へ近づいてくる。
  「やだなー、そんなに震えないでよ。怖いことなんかしないから」
  「ここはどこですか?僕をどうするつもりなんです?何が目的なんですか!」
 「えー、そんなにいっぺんに聞かれても、答えられないよー」
 壁にもたれかかっているハヤテの真正面に、ひざを抱えて腰を下ろす泉。
ハヤテの瞳の奥をじっと覗き込んで来た。間近で見ると、泉も綺麗な顔立ちをしている。
こんな状況にもかかわらず、思わず赤面してしまう。ハヤテのそんな反応を見て、にっこりと微笑む泉。
「ここは長野の、私のおじいちゃんの別荘の地下室だよ。今はもう誰も使ってないから、
ハヤテ君を監禁しておくのにはちょうどいいかなって思って」
「長……いやいや前提が間違ってますって!監禁とか犯罪じゃないですか!」
「関係ないよ」
 泉の顔から笑いが消える。ハヤテが初めて眼にする表情だった。
「そんなの……関係ないよ。だってこのままじゃ……ハヤテ君はヒナちゃんのものになっちゃうじゃん。
私がまともに行ったらヒナちゃんに勝てるはずないもん。だから……だからこうするしかなかったんだよ。
こうでも…監禁でもしなきゃ私のことなんか見てくれないと思ったから……
いろんな意味でやっちゃいけないことだって判ってるよ。ハヤテ君に軽蔑されちゃうなって事も。
だけど、何にもしなきゃチャンスなんて来るはずないから!…来るはずないから……」
「瀬川さん……」
頭をハンマーで殴られたような衝撃だった。泉の想いの深さ。
この歳で自ら犯罪まがいの行為に及んでしまうということがどういうことか、
ハヤテ自身、身をもって知っているだけに、
こんなにまで彼女を追い込んでしまった自分の鈍感さが情けなかった。
自分はたまたま失敗したから道を踏み外さないで済んだだけのことだ。
一歩間違えば、もっと幼い女の子を、自分の手で恐怖に突き落としていたことになる。
そう思うと、こんな目にあわされたとはいえ、泉を一方的に責める気にはどうしてもなれないハヤテだった。
「瀬川さん……僕はその……何て言ったらいいか……」
 自分が首輪でつながれていることも忘れて、
動かすことすらままならない手を泉の肩に差し伸べようとする。瞬間、
「あはははは!」
けたたましい笑い声をあげて、泉がおかしそうに転げまわる。
「え?あの……えええ?」
「ビックリした?本気だと思ったでしょ?もー、ハヤテ君ったら全部真に受けちゃうんだもん。
可愛いよねー☆」
ふたたび脳天気な笑い声が、室内にこだまする。
泉の演技にだまされたと気づくのに、かなりの時間を要した。
「せ、瀬川さん……っ!」
怒りと羞恥で、ハヤテの顔が赤く染まっていく。
「にはは、ごめーん。ハヤテ君があんまり可愛かったから、つい……さぁ」
 罪悪感からか、ようやくハヤテをとりなす泉。
よっぽどおかしかったと見えて、指で目尻をぬぐう。ただ、その時間が不自然に長かったことに、ハヤテは気づいたかどうか。
312名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:10:52 ID:OHbaOfOf
「そんなにヘコまないでよ、いっぱい愛してあげるから……ね!」
 何だ、と思う間もなくハヤテの唇にかぶさったやわらかで温かい蓋。
目の前には、うっとりと瞳を閉じた泉の顔。
キス。キスしている。
 その単語だけが頭の中でリフレインする。思考が完全に停止し、
それ以外考えられなくなってしまう。ただ、
お互いの唇を押し付けあっているだけなのに、頭の中がミルクに溶かしたように乳白色に染まっていく。
 「んん……んふっ……はやて…くぅんっ」
 だらしなく開いたハヤテの唇を割って、泉の舌が侵入してくる。
同時に、熱い液体が直に喉の奥へと流し込まれる。
まるで雛鳥が親鳥からえさをもらうように、
泉の唾液を何のためらいもなく飲み込むハヤテ。
手足が動かないとはいえ、完全に無抵抗の状態であった。
 「くはぁ……」
存分に口腔粘膜をからませあって、
唇を離すと、二人の唇の間に、どちらのものともつかない唾液が、糸を引いて垂れた。
313名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:12:38 ID:OHbaOfOf
瀬川さんとキスしてしまった……
 泉とのキスの圧倒的な快感と衝撃に、完全に放心状態のハヤテ。
泉が何か言っているが、ハヤテの耳には入っていない。
 それをいいことに、ネクタイをはずし、ベルトをゆるめて、ハヤテの着ている服を脱がせていく泉。ハヤテがやっと気がついたのは、体を覆う最後の一枚に手をかけられた時だ。
「…………ってわあぁーー!何してんですか瀬川さん!」
 すんでのところで我に返り、これだけはと死守するハヤテ。
衝撃で青ざめていた顔が、たちまち真っ赤に染まる。
「何だぁー、気づいちゃったか〜。男の子の服って複雑だから時間かかっちゃったよ」
「そ、そういう問題じゃ……」
いままで無抵抗だったことに気づき、ますます赤くなるハヤテ。
ぷしゅうううという効果音が聞こえてきそうである。
「……脱ぐの恥ずかしい?」
 上目遣いでハヤテを見つめてのお願い。
あまりの可愛さについ「そんなことないですよ」と言ってしまいそうになる。
「当たり前でしょ!だいいち僕を裸にしてどうしようと------」
 その言葉が終わらないうちに、
「じゃあ、私も脱げば恥ずかしくないよね?」
「え……-」
 二の句をつぐ間もなく、泉はすっと立ち上がると、
リボンをするするとほどき、制服を脱いでいく。
 白いブラジャーのひもが見えたところで、
われに返り目をぎゅっと閉じて下を向くハヤテ。
16歳にしてはウブ過ぎる反応である。
「だ・め」
 
314名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:14:30 ID:OHbaOfOf
ハヤテがこちらを見ないようにしているのに気づくと、ハヤテの頬を両手ではさんで自分の方に向けさせる。
「私もハヤテ君の脱ぐところ見たんだから、ハヤテ君も私の脱ぐところ見なきゃだめだよ」
 そうじゃなくて---------とツッコもうとして思わず目を開けてしまったハヤテ。
そのまま目が閉じられなくなってしまう。
 白いコットンのブラジャーとパンティに包まれた、初めて見る泉の肢体がそこにあった。
 ちょっと力を入れて抱きしめたら折れてしまいそうに華奢な肩や腕。
さほど大きいというわけでもないのに、こんなにも存在感を放つ、二つの胸のふくらみ。
お腹から腰にかけてのラインは、まるで異性の目を魅きつけるために計算されたような、
やわらかくいやらしい曲線を描いている。
 一つ一つのパーツが、この身体がすでに「少女」ではなく一人の「女」であることを主張していた。
 ハヤテの目を十分に意識しながら、いやむしろ見せ付けるように、
初々しいストリップを続ける泉。ハヤテに勝るとも劣らない白い肌が、ぼんやりとした蛍光灯の光を浴びて、あやしく光っていた。
 「私も……脱いだよ。だから、ハヤテ君も……」
 酔ったような表情で、一歩一歩、ハヤテのほうへ近づいてくる泉。立てないハヤテのちょうど眼の辺りに、女性の最後の部分が迫ってくる。見るな見るなといくら強く言い聞かせても、自然に眼が吸い寄せられてしまう。
「そ、そんな格好で……恥ずかしくないんですか!」
 どぎまぎしているのを悟られまいと、つい声が大きくなる。
「恥ずかしくないと……思う?」
 ハヤテの前にひざまずき、その手を握ってくる泉。
振りほどくことはできなかった。その華奢な手が、
小刻みに震えていたからだ。
「せ、瀬川さん……」
 唾を飲み込むハヤテ。言葉は出てこなかったし、口にする必要もなかった。
「だから……ハヤテ君も……ね」
 論理的に考えれば全く一方的な理屈なのだが、
どうしても抗いがたい迫力が、今の泉にはあった。
意を決したように自ら最後の一枚に手をかける。
肉欲のためというより、今の泉の心に答えなければと、ハヤテの優しさが自然にさせた行動だった。
「…………っ」
 ついに生まれたままの姿になったハヤテ。泉の真摯さに打たれても、
自らの意思で行ったことであっても、羞恥を感じることに変わりはない。
雪のように白い肌を真っ赤に紅潮させて、全てをさらしてくれた彼女の前に、全てをさらす。
首にかけられた、ものものしい首輪が、より存在感を増している。
「……私、怖い?」
 床に手をついて、泉が眼をのぞき込んでくる。
心の奥まで見透かされるような、純粋な感情のこもった眼差しに思わず視線をそらしてしまう。
「……そうだよね、おかしいよね。冗談でも、こんなところにいきなり閉じ込めたりしちゃってさ……」
「あ、いや……」
「……これなら、怖くない?」
 見る間に、どこからかハヤテの首についているのと同じ、
黒い首輪を取り出す。あ、と思うより早く、反対側の壁の金具に鎖をつないでしまう。
「…………えへへ。これで、同じだね☆」
 奇妙な構図だった。広さ5平方メートルほどの狭い室内に、
お互い壁に鎖と首輪で拘束された、裸の少年と少女。
鎖の長さは、壁同士のちょうど半分程--------そう、お互いがやっと抱き合えるくらいの距離-------
315名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:17:05 ID:OHbaOfOf
「ああ、この顔、この肌、この温もり……ずっと、ずっと……」
体温が感じられるほど間近にある、泉の裸体。艶っぽく濡れた、
呆けたような眼差しで、じっとハヤテの眼の奥を見つめてくる。
その眼差しに呼び起こされたかのように、急に湧き起こった強い衝動で、
ハヤテの理性が内側から破壊されていく。
「さっきの……つづき……しよ」
 その呪文を唱え終わった後には、もう唾液の交換が始まっていた。
今度はためらうことなく、泉の裸体を強く抱き寄せるハヤテ。
二人の唇は一度離れまた重なり合い、舌と舌とを絡ませあう。
じっとり濡れた泉の舌は、いつまで味わっても飽きそうになかった。
舌先を突き出した泉が、その舌先をハヤテの唇から顎へ、
そして首輪に縛られた首筋へ移動させる。
愛しい彼の一部を自分の身体に取り込もうとするかのように、
夢中で白い肌の上をなぞり続けた。
「瀬川さん、そ……そこは……」
細い指先がハヤテの太ももへと伸びた。
メスの意志か本能か、ハヤテの眼を見つめる熱い視線は外さないまま、
的確にオスの快感腺をなぞっていく。
「あ……うっ!」
女の子のような声を上げて、無意識に快感を訴えるハヤテ。
未だ誰の指先をも許したことのない、一番敏感な部分に、泉の手が触れた。
「ハヤテ君のここ……すごく……熱くなってる」
 熱っぽい声で、泉が囁く。
「あ、くぅっ……駄目です……そこは……」
「これが……男の子の……ハヤテ君の……おちんちん」
 初めて眼にするペニスに、その眼差しが溶ける。
予想したよりもずっと大きく、熱かった。
女の子よりも女の子みたいな顔で体つきのハヤテが、
その下にこんな「生き物」を飼っていることが、意外に感じられる。
その事実を知っているのはナギでもヒナギクでもなく、
自分だけなのだと思うと、妖しい悦びの感情が湧き上がるのを抑え切れなかった。
「そんなに……見ないで……恥かしいから……」
本当に女の子がベッドの中で言うような台詞だが、ハヤテの口から出てくると違和感がない。朱に染まった肌と、ピンク色の先端部分が描いた卑猥なコントラストを、泉は飽きることなく見つめていた。
316名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:19:01 ID:OHbaOfOf
そういう行為があることは知っていた。それをすると男の人が悦ぶことも。
でも股間にぶら下がっているものを口にふくむなんて、いくらなんでも不潔な気がして仕方がなかった。
だから今こうして、ハヤテの男を口で愛している自分が不思議だった。強制されたわけでもなく、
自ら進んで。
愛情と欲情に潤んだ瞳をペニスに絡めながら、その美貌を、ゆっくりとハヤテの股間に沈めていく。
 膨らんだ先端にそっと柔らかな唇を重ね、
そのままゆっくりと野太いそれを呑みこんでいく。
生温かい口腔で包み込み、その下でエラの部分を刺激すると、
ハヤテが喘ぎ声を漏らす。
「あっ、そこは……っ!」
「うんっ……あむ………好き」
 もっとハヤテに悦んでもらいたくて、泉は執拗に愛し続ける。
袋の後ろを爪の先でくすぐりながら、裏筋に何度も舌を往復させ、
そのまま先端をためらいなく咥えこむと、尿道口の中まで舌を差し入れる。
自分でも驚くほどの的確さだった。
「だ……だめです、そんなにされたら、僕もうっ……」
 快感に身をゆだねることに慣れていないハヤテは、本当に限界になるまで我慢し続けてしまう。
あ、先っちょが膨らんだ、と口の中で感じる間もなく、
「ああああああぇう!僕……僕ううぅ!」
 ハヤテの白いお尻がびくびくと痙攣すると同時に、
比喩でなく、本当に泉の口の中で何かが爆発した。
小さな喉の奥へ容赦なく打ち込まれる、熱く煮えたぎった液体。
瞬く間に気道を圧迫し、ぬらぬらと光る唇の間から、大量のそれが逆流する。
口を開けると、生臭いにおいが肺の奥まで浸入してくるようだった。
でも、それが決して不快ではなかった。
317名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:20:11 ID:OHbaOfOf
「ごめんなさい……出しちゃいました……」
おねしょを見つかった子供のように、足を開いたまま、
泣き出しそうな眼でうるうると泉を見つめてくる。
出されたものを手のひらにすくってみると、
まるで溶かしたバターのような白くどろりとした液体が、
手のひらの上で踊っていた。
「これが……ハヤテ君の……せいえき……ねばねばして……熱い……」
自分の排泄物をまじまじと見つめられるのが、
ハヤテ自身の羞恥心をさらに煽るらしく、もはや泉の顔すらまともに見れていない。
そんなハヤテとは対照的に、生まれてはじめて目にする精液に、心奪われる泉。
「……この、おちんちんから出るねばねばを、私のあそこの中に入れれば、
ハヤテ君の赤ちゃんができるんだね……?」
泉の両眼がキュピーンと光る音を聞き、ハヤテはあわててのけぞった。
「……いやいや!瀬川さん、何を怖いことを……」
「にゃ〜?ここはそう思ってないみたいだけど?」
「はうぅ!……そこはっ……」
 もはや手馴れた手つきで、素早くハヤテの股間に手を伸ばす。
一度快感を味わってしまったペニスは、ハヤテの意志とは無関係に、
もっと気持ちよくなりたいと悲鳴を上げている。
先端の血管が切れそうなほど充血し、ちょっと先端に触れただけで、
何かを急かすようにどくどくと脈打っているそれを、泉はやさしく包み込んだ。
318名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:22:36 ID:OHbaOfOf
「じゃあそろそろ……メインイベント、いってみる?」
 壁にもたれたハヤテの鎖骨に手がかけられた。
泉の笑顔は、すでにいつもの「いいんちょさん」ではない。
立てないハヤテのうつろな眼を見つめながら、
甘えるように自らを串刺しにさせようとする。
「せ、瀬川さん、駄目です……ん!……む……」
この期に及んでまだ抵抗の言葉を吐こうとする口を、
ぽってりとした舌で強引にふさぐ。
熱い鉄のようにたぎっているペニスの先端を、
それ以上に熱くなっている、女の子の一番大事な部分にあてがった。
「ハヤテ君、駄目だよ、初めてのときは男の子がリードしてくれないと」
「え?それじゃ瀬川さん……まさか……」
「泉って呼んで。今だけでも、私がハヤテ君の女だって、思い知らせて」
そのとき、どういう思いがハヤテの中を駆け巡ったのかわからない。
ただ次の刹那、身体がぎゅっと強く抱きしめられた。
「…………っ!」
 身体の中心を駆け抜ける、鋭い痛み。ハヤテの「おちんちん」が、
泉の「あそこの中」へと侵入を果たす。生涯に一度、
たった一人にしかささげられないプレゼントを、あ
れほどひそかに恋した男の子に受け取ってもらえた幸せのしるしだった。
不意に、泉の身体が中に浮く。形のいい胸乳が、ハヤテの胸の少し下辺りで押しつぶれる。
「あッ!はぁンっ!…」
泉の処女膜を引き裂いた凶器が、その本性を存分に発揮し始めた。
泉の身体の中心に自らの色を注ぎ込もうと、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅという粘着音とともに、
速射砲のように泉の肉体を突き刺してくる。
その動きを歓迎するかのように、貫通されたばかりの二枚のビラは、
もっと私を奪ってとばかり、嬉々として侵略者に汚されていく。
「いいんっ……好き……好き……」
 ハヤテの侵入によって目覚めさせられた女の性が、
力強くたくましい存在に征服されることへの快感。
まさに獣のように、互いに性器をこすり付けあうことのみで、愛を感じている。
「あン」
 泉の処女を十分に蹂躙したあと、いきなり女穴からペニスを抜き出し、
軽々と泉の身体を抱え上げるハヤテ。
強引に泉に四つん這いの体制をとらせると、
ものもいわずに、まだ破瓜の証が癒えない肉穴へと突き立てる。
「ああんっ……ハヤテ君っ……」
 処女喪失のことなど微塵も考えず、
ただ自分というメスの存在のみを追い求めているかのような性交。
なのに泉は、腰を誘い入れるように震わせ、
あまつさえハヤテの熱い肉体をもっと感じたくて、
はしたない媚声をあげ、尻を捧げて、もっと激しい責めをせがんでしまう。
 瞬間、ハヤテの指が泉の尻をぐいと引き寄せた。
後ろからの責めが小刻みなものになる。
さっき目の当たりにした、ハヤテの精液が頭をよぎる。
 中に出されたら、赤ちゃんができちゃう。
 いまハヤテとしているのは、紛れもない子作りだ。
ハヤテに捧げた白い尻が、強く握り締められた。
「ううっ……泉っ!」
 全身が炎に包まれたように熱くなる。
「ああああああっ、!!!」
 ハヤテのペニスの先端から、純度100%に近い精液が、泉の一番奥にどくりどくりと放出される。
 愛するハヤテの遺伝子をたっぷり注ぎ込まれた泉の女性器は、
恥ずかしそうに、しかしちょっぴりうれしそうに、ひくひくと収縮を繰り返していた。
319名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:23:19 ID:OHbaOfOf
「……すいません、その、中途半端なことしたら、瀬川さんを傷つけてしまうと思ったから……」
「……にしてもさあ……ハヤテ君……」
「……やり過ぎました」
「なんだかもの足りないよ〜」
「ええ--------?」
「ここを見つけるの……ハヤテ君のご主人様が先か、
虎鉄君が先かわからないけど……それともヒナちゃんかな?」
「そ……それは……」
「ま、私もつながれちゃってるから、どっちにしろこの姿で発見されるんだけどね☆」
目をつむったハヤテは、ひんやりした硬い感触が肌に触れた。
320名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:24:58 ID:OHbaOfOf
以上。読んでくださった方、お疲れ様でした。



ではまた。
321名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 01:37:04 ID:KbS5/DqJ
GJ!
監禁するのいいんちょの方かよ!

「ではまた」の言葉に激しく期待しておりますです。
322名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:43:14 ID:8wKf6wlI
GJ!!!!!

ハヤテの方が監禁されるとわ
323名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 09:21:09 ID:0uzyF6ZZ
タマが見つけます 本当にあr(ry
324名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 12:24:57 ID:K4FpETVE
発見したコテツがハヤテの後ろの貞操を美味しく頂きました。

という鬼畜ルート。
325名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 17:02:30 ID:A4hua2+t
>>324
いいんちょさんの前で犯されると言うプレイor3人プレイか

いいな
326名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:56:57 ID:BjkazMX4
ハヤテ生誕祭SSはまだか?
327名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 09:52:19 ID:y2eqfFp5
い、いいんちょハァハァ…
328名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 14:55:58 ID:ZN0j/sl8
ハヤテ×ヒナorハヤテ×伊澄きぼん
329名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 00:42:16 ID:nxHpJ/V/
一週間空いてしまいましたが、
>>256-269のハヤテ×ヒナギクの続きを投下させて頂きます。
3301/17:2006/11/12(日) 00:43:08 ID:nxHpJ/V/

「ふふ・・・あと30秒ってところでしたか・・・残念でしたねヒナギクさん、この勝負、僕の勝ちです♪」
「ふ・・・ぁ・・・」

ハヤテはヒナギクの秘所から口を離すと、彼女を見下ろして宣言する。
初めての絶頂を体験したヒナギクは弾けた快楽の余韻に浸りながら、
放心したような表情でハヤテを見上げるが、

「あ・・・やさき・・・く・・・ん? 服・・・え・・・?」

彼が宣言したと同時に、ハヤテから“ぼうんっ”と何かが弾けるような音がして煙が上がり、
煙が晴れた後には、妙に似合っていた女装姿から一転、いつもの見慣れた執事服姿となったハヤテがいる。

「あぁ、よかった・・・これで一生女装姿なんて死にたくなるような事態は避けられました♪
 では・・・」

そう言って一瞬、安堵した表情を浮かべるが、
すぐに仰向けに倒れたままのヒナギクに視線を移し、彼女の姿をじっくりと眺める。

「あ・・・や・・・」

ぱっと見は、いつも通りの笑顔を浮かべるハヤテだが・・・
彼の目に宿る獣欲の光が、ヒナギクにははっきりと見える。
その目が、自分の蜜と彼の唾液とでとろとろに蕩けてしまった秘所をジッと見ているのも、わかる。
そして・・・彼の考えていることも。

―――私・・・このヒトに・・・犯されるんだ・・・

そう思うと、怖くて、悔しくて・・・なのに、身体が・・・

「それではヒナギクさん。
 折角のチャンスをモノに出来なくて残念だとは思いますが・・・結果は結果です。
 さっき言った通り―――」

絶頂を経て、涙と涎で被虐的な艶を纏ったヒナギクの顔に、対照的な笑顔で迫り―――

「ヒナギクさんのこと、犯して差し上げますね♪」

笑顔のままで、言い放つ。

「ひ・・・」

そう言われた瞬間、ヒナギクの背筋がゾクリと震える。
震えるが―――身体は、動かない。
ハヤテの顔が離れても、彼が自分から意識を逸らせても、
ただその様子を目で追うだけで後ずさろうとすら、しない。

―――なんで、私・・・逃げないの・・・?
このままじゃ、私・・・彼に・・・犯されちゃうのに―――

自分のことが、よくわからない。
今はどう足掻いてでも逃げ出さなくてはならないハズの場面なのに・・・
これではまるで―――

「逃げようともしないなんて流石ヒナギクさん、潔いですね〜
 それとも、もしかして・・・」
「ち、ちが・・・!」
「あれ、僕まだ、何も言ってませんよ?」
「――――――っ!」
3312/17:2006/11/12(日) 00:44:18 ID:nxHpJ/V/

憔悴しきっていたヒナギクの表情が、狼狽と羞恥で真っ赤に染まる。

「ねぇヒナギクさん、僕が何て言うと思ってたんですか?」
「し、知らないわよ・・・!」

顔色だけで全て悟られてしまいそうで、ヒナギクは顔を背け口をつぐむ。
そう、そんなこと・・・あるワケがない・・・思うハズが無いのだ。
よりによって―――

「ふふ・・・じゃあ言ってあげますね♪
 ヒナギクさん、僕に犯されたいって・・・そう思ってるんじゃないですか?」

かぁ―――っと、紅潮した頬が羞恥で更に熱く火照る。

「そ、そんなこと・・・」
「だってヒナギクさん、無理矢理に大事なトコロを舐められて、触られて・・・それでイっちゃうような、
 ドがつくほどのMなんですからね〜♪」
「そんな、そんなことあるワケが――――――」

無い。
そう、ヒトに言われるまでもなく負けず嫌いを自認する自分が、
男の子に犯される・・・陵辱されて、屈服させられることなど・・・望んでいる訳が無い。
そんなことを望んでしまったら・・・これまで、必死に築いてきた―――

―――桂ヒナギクが、崩れてしまう。

両親が自分たちの元を去って、辛い思いをしてから・・・強くあろうとした。
悲しみに押し潰されない様。
更なる悲しい目に合わない様。
どんな苦難も困難も、自力で乗り越えられる様。

身体も鍛えた。
勉強もした。
あらゆる努力を怠ることなく、あらゆる面で“負ける”ことを頑なに拒み続け・・・今の自分を得た。
なのに・・・

「ひ・・・っ! んぁ、や、ひぁああ! やめ、あ、やぅう! 触っちゃ・・・ぁああ!」

彼に・・・この綾崎ハヤテという少年に敗北し、これから更なる辱めを受けようとしているのに、
ソコを触られるだけで身体はびくびくと震え・・・甘美な刺激に、蕩けた声を上げずにいられないのだ。

「はは・・・本当にびしょびしょですね・・・良かったじゃないですか、これならもしかすると、
 そんなに痛くならないかもしれませんよ?」
「そんな・・・ぁ! いや・・・綾崎君・・・っ・・・お願い・・・許して・・・やめて・・・ひぅう!」

生まれて初めての絶頂を体験させられて、あられもない姿を見られて、
更なる辱めを受けようとして・・・情けない声で、彼に・・・ハヤテに懇願している。
だが、彼は笑顔のまま、腰からそそり立つモノをゆっくりと、少しずつ・・・
ヒナギクのソコに近づけてゆき・・・

「そんな泣きそうな声に顔、ヒナギクさんらしくないですが・・・
 でも、それはそれでいつに無く乙女チックで・・・ふふ・・・ますます犯してあげたくなっちゃいますね♪」
「そ、んな・・・ぁ・・・」

ハヤテの言葉は残酷にヒナギクの心を貫き、
そして彼の凶器もまた、彼女の身体を貫くべく・・・

ちゅく、と。
濡れそぼった秘所へと、肉槍の先端があてがわれる。
3323/17:2006/11/12(日) 00:45:26 ID:nxHpJ/V/

「ひ・・・・・・!」

ハヤテは仰向けのヒナギクに覆い被さり、彼女の顔を正面から見据え―――

「ヒナギクさん」
「やめ・・・・・・え・・・なに・・・?」

すぐに動こうとする気配を見せず、ヒナギクの顔をじっと見つめている。

「今のヒナギクさん・・・もの凄く、可愛いですよ」
「な―――――――――」

かぁあ!
と・・・こんな状況であるにも関わらず、ヒナギクの顔が真っ赤に染まる。
そんな彼女の様子に少しだけ笑みを洩らして、ハヤテは言葉を続ける。

「いつものヒナギクさん・・・強気で、颯爽としていて、凛としていて・・・
 みんなの知っている、みんなの憧れているヒナギクさんは格好よくて、素敵です」
「な、な・・・何を・・・!」
「でも、今のヒナギクさん・・・怯えて、涙ぐんで、打ちひしがれて・・・ふふ・・・」

ぞくっとするような笑みを浮かべるハヤテに、ヒナギクは何も言葉を発することが出来ず・・・
ただ彼に見据えられたまま、胸の鼓動が高鳴るのを感じる。
それが恐怖のせいなのか、それとも・・・別の感情によるものなのか・・・ヒナギク自身にも、わからない。

「以前から思っていたんですよ。
 ヒナギクさんのいつもの強気な表情がちょっとでも崩れたときの、不安そうだったり怖がったりしている顔、
 普段とのギャップもあるのかもしれませんが・・・本当に可愛いなぁって」
「そ・・・んな・・・な、な・・・何を言うのよ・・・!」

可愛いと言われること自体は、イヤじゃない。
だが、今ここで、一体何を言おうとしているのか・・・ハヤテの意図がわからずヒナギクは混乱するが、
彼は構うことなく先を続ける。

「初めてヒナギクさんと出会った時、木の上で怯えていましたよね。
 旧校舎ではあのヘンな人形に驚いて、僕にすがりついてきましたっけ。
 マラソン大会の時は、吊り橋で泣きそうになっていました。
 そして今・・・僕に組み敷かれて・・・為す術も無く犯されようとしているヒナギクさんの表情・・・
 凄く可愛くて・・・儚げで・・・そそるんですよ」

ハヤテが口にするどの場面も、ヒナギクの記憶にしっかりと残っている。
恥ずかしくて、ちょっと悔しい思い出。
だが何故か、嫌な思い出ではない。
・・・勿論、最後のことは除いて、だが。

「これって・・・僕しか知らないヒナギクさんですよね・・・
 皆が憧れて尊敬する生徒会長の、皆が知らない・・・僕だけのヒナギクさん・・・」

その通り。
彼―――綾崎ハヤテという少年はヒナギクにとって、
これまで築き上げてきた“強い自分”の、虚を突くような存在だった。
出会いからしてそうだったし、身の上までもがそうだった。
その境遇を知ってしまったからなのか・・・
そういう彼の存在―――隠れた弱さを引き出してしまうような厄介なハズの彼を、
自分は受け入れていた。

受け入れてしまっているのだ。

―――今、こんな状況になってさえ!
3334/17:2006/11/12(日) 00:46:14 ID:nxHpJ/V/

「だから・・・もっといじめてあげます。
 ヒナギクさんのキレイな顔を、もっと引き吊らせて、歪ませて・・・泣かせて、叫ばせて・・・
 誰にも見せたことのないヒナギクさんをもっと引き出して・・・
 これからもずっと・・・僕の前ではそんな顔しか出来ないようにしてあげますよ」

それだけ言ってハヤテは口をつぐみ、ヒナギクの顔を見つめたまま、腰に力を加え始める。

「あ・・・ひ、や・・・め・・・」

濡れそぼったソコに当てがわれた肉茎の先端が、つぷ、と秘唇を押し広げ、ヒナギクの中に入り込んでくる。

「いや・・・綾崎君、お願い・・・やめ・・・」

当然ながらハヤテの先端は程無く彼女の純潔の証に達し・・・
そして彼は全く変わらぬ勢いで肉茎を押し込んでゆく。

「ひ・・・ぃ! やめ・・・や、いや・・・いやぁ!」

みし、めり・・・と、処女の証が軋み、破られようとする感触に、
ヒナギクは大粒の涙を浮かべながら声を張り上げて泣き叫ぶ。
それはまさにハヤテが望んだ通りの表情で、彼女に対する支配欲、征服欲はますます膨れ上がり、

「ヒナギクさんの初めて・・・頂きますね」

それだけ言うと、更に硬さを増した肉槍に一気に力を加え―――

「ひ・・・や! やめ! 綾崎君! やめ、や・・・ひ・・・ぃやぁあぁああああ!」

めりめりめりっ!

そんな音が聞こえそうなほどの感触を味わいながらヒナギクの処女を破り、
そのままの勢いでハヤテはずぶずぶとヒナギクの中に侵入する。

「いた、いたぁあ! やめ・・・あ、ひぎ・・・ぃあ、や・・・あぁあああ!」

狭い未通の膣内を肉の凶器で無理矢理に押し広げられ、抉られる痛みは、
剣道で体験するそれとは全く別次元のモノで、
既に精神的に追い詰められているヒナギクには耐える術も無く・・・ただただ泣き喚くことしか出来ない。
自分を犯す少年の執事服をぎゅっと掴み、涙をぽろぽろとこぼしながら髪を振り乱して叫ぶ彼女を、
ハヤテは愛でるような視線で見守りながら・・・全くペースを落とすことなく肉茎をキツい膣内に沈め込み、
程無くして根元まで彼女の中に埋め込んだところで、やっとその動きを止める。

「ひぐ・・・いた・・・いたい・・・ぃ・・・ひどい・・・いたいよぉ・・・あや・・・さきくん・・・っ」

普段の彼女を知る者が聞いたら、それが本当に生徒会長の桂ヒナギクの声かと耳を疑うような、
弱々しい涙声で彼女はハヤテに耐え難い苦痛を訴える。
だが、ハヤテを非難するその声は、余りにも弱々しく・・・
彼にとっては逆に堪らない、被虐的な魅力に溢れた声でしかない。

「大丈夫ですよ、ヒナギクさん・・・確かにヒナギクさんの中、ギチギチにキツいし、凄い痛いでしょうね・・・
 でもさっき、イっちゃうくらいにしっかりと前戯もしたワケですし、
 今もほら・・・ヒナギクさんのいやらしい蜜がたっぷり湧き出てきてますから・・・
 あんな状況でイっちゃうようなMなヒナギクさんですから、
 すぐに痛いのよりも気持ちいいのが勝っちゃいますよ♪」
「ち、ちが・・・! わた・・・あぐ・・・え、えむなんかじゃ・・・な・・・い・・・ひ・・・ん・・・っ」
3345/17:2006/11/12(日) 00:47:20 ID:nxHpJ/V/

悲痛な表情で泣き声を上げるヒナギクとは対照的に、ハヤテは満面に嗜虐的な笑みを浮かべながら、

「そんなワケでヒナギクさん・・・しばらくは我慢して下さいね♪」
「ひ・・・や、いた・・・やぁああ! やめ・・・あぅ、うぐ・・・ぅあああ!」

ずるる・・・と彼女の中に埋め込んだ肉茎を引きずり出して、そしてまた突き入れる。
引き抜いた際に溢れ出た蜜に破瓜の赤色が混じるが、
それもゆっくりとした抽送を繰り返すうちに泡立つ蜜に紛れ溶けて消えてしまう。

「っく・・・う・・・ヒナギクさんの中・・・すご・・・本当にキツくて・・・
 うわ・・・僕のをきゅうきゅうって締め付けて、ヒダヒダも絡み付いてきて・・・
 あは、これ・・・ホント凄い・・・気持ちよすぎますよ・・・」
「うぁあ、あうぅう! いやぁ、いわないでぇ! そんな、あぐ・・・いたぁ! いたい、ひぅ・・・あぁあ!」

ヒナギクの狭い膣はハヤテの肉茎にぴっちりと密着し、埋め込まれたモノをぎゅっと締め付けている。
だが、ヒナギクの中からは絶えず蜜が湧き出しているので粘膜と粘膜が直に擦れ引き攣るようなことは無く、
ハヤテにとっては己のモノ全体を包み込むキツさや熱さ、襞の凹凸に滑りの良さも相まって、
初めて味わう・・・まさに極上の感覚だった。
しかも嗜虐嗜好に目覚めた彼の目の前では、ヒナギクが泣き悶えているのである。

「ヒナギクさん・・・っく、ただでさえ気持ちいいのに、そんな顔されると・・・
 もっと、酷いコト・・・したくなっちゃうじゃないですか・・・っ」
「ひ・・・いや、いやぁ・・・いたいの、本当に痛いの! やめてぇ・・・裂けちゃう・・・こわれちゃうぅ・・・
 やめ・・・あひ! あやさ・・・くんっ! おねが・・・っ、うぁあ! ひ・・・っ! やめてぇえ・・・」

ヒナギクが涙声で懇願すればするほどハヤテの嗜虐欲は膨れ上がり、
彼女を犯す肉槍の動きが少しずつ加速してゆく。

「あ・・・ぎ・・・ぃい! いた、ひ・・・たぁ・・・っ! もぉやめ・・・やめてぇ・・・!
 んぅ・・・うぁあ! あひ・・・っ! ひぐ・・・あぅう! んぁああ!」

じゅぶ、じゅぷっ、じゅぶぶ・・・
生徒会室に響く卑猥な水音も、ハヤテの腰の動きに合わせて徐々にテンポを上げてゆく。

確かにハヤテの言う通り、大量に分泌されるヒナギク自身の蜜のせいで抽送自体はスムーズで、
摩擦による痛みはほとんど感じられない。
だが、いくら前戯を念入りにされようが、溢れるほどの蜜で濡れそぼっていようが、
キツく閉じていた膣を無理矢理抉じ開けられて異物を挿入されて、痛くない訳が無いのだ。
普段のヒナギクなら、例えどれだけ痛くともこんな状況で相手の望むような行動など意地でも取らないだろうが、
度を越えた苦痛の為か、それとも・・・彼女自身も気付かない別の理由からか、
今はただハヤテの前で彼の望むままに泣き、悶える。

「は・・・っ、ねぇヒナギクさん、気付いてますか・・・?」
「あぅ・・・うぐ! あひ・・・いぁあ・・・っ、なに・・・が・・・ぁ」
「こんなに僕に酷いコトされてるのに、ヒナギクさん・・・
 逃げようともしないで、僕にずっとしがみついているんですよ?」
「え、それは・・・ぁああ! あぅ、ひぎ・・・! しらな・・・ぅああ! 手が・・・勝手にぃ!」
「あは・・・犯されてるのに、その相手にぎゅっとしがみついて耐えるなんて・・・
 ダメですよ・・・もう、可愛いすぎて・・・っ」
「ひぅ・・・あぐ、やぁあ! ぇ・・・え、な、なに・・・っんん!? んんん―――――――――!?」

そのことを指摘されても尚、ハヤテから手を離そうとしないヒナギクに、
ハヤテは彼女をもっと苛めたいという思いと、
そんな彼女が可愛い―――否、愛おしいとすら感じる、相反する思いを同時に抱き、
背反する衝動のどちらにも逆らうことなく、
己の欲望の塊でヒナギクを貫きながら―――もう一方の欲望の赴くままに・・・彼女の唇を塞ぐ。
3356/17:2006/11/12(日) 00:48:05 ID:nxHpJ/V/

「ん―――っ! んむ・・・っんんっ! んんん―――っ!」

苦痛に喘いでいたヒナギクの口にハヤテは口を開いたまま覆い被さり、
彼女が突然のことに混乱して状況が掴めないうちに、無防備な口腔へと舌を侵入させ、
にゅるにゅると舌を絡め、吸う。

「んんっ! んふ―――っ! っぷ、んんんっ! んぷぁっ、はぁ・・・っ、あむ・・・! んむ―――!」

膣内を抽送される、異物感と痛みとに囚われていたヒナギクは一瞬、何が起きたのかわからず・・・
ハヤテに唇を奪われたことを理解した時には、既にその舌も、唇も、彼の思うがままに舐めしゃぶられていて、
粘膜同士がぬめり絡みつく生々しい感触や、
自分と彼の二人分が混ざり合った唾液の味や、
喉の奥まで伝い落ちてくるソレを咽ながら嚥下する感覚に、
そして、何より・・・

―――キス・・・された・・・わたし・・・このヒトに・・・キスされた・・・

その事実が、痛みと羞恥に埋め尽くされていたヒナギクの意識に、ぽっかりと穴を穿つ。
無理矢理であることは全く変わりないのに、
処女を奪われ、秘所を貫かれた時とは全く異なる感覚が、意識の穴から滲み出してくる。

―――はじめて、だったのに・・・わたしのはじめて・・・みんな、うばわれちゃった・・・

はじめてにして“にゅく、くちゅ”と音が聞こえる程のディープなキスに、
ヒナギクは何の抵抗もせず、身を任せる。
抵抗したところで奪われたモノは戻らない・・・というのは勿論なのだが、

―――なんで・・・無理矢理なのに・・・なんで・・・どうして、こんな・・・

ヒナギク自身が“キス”という行為に抱いていた少女らしいイメージのせいか、
痛みを伴わず、それでいて執拗なキスに心が揺らいだのか・・・

―――イヤ、じゃない・・・イヤだって、思えない・・・からだ・・・あつい・・・どうして・・・

処女を奪い、ファーストキスを奪ったこの少年に、抵抗しようという思いが湧いてこない。
貪欲な、貪るようなキスに・・・この少年がいかに自分を強く、激しく、求めているのか・・・
その思いが込められているように感じられ・・・

どくん、と鼓動が高鳴り、身体が―――熱くなる。

「んん・・・んふ・・・んむぅ! んっ! んく・・・ん―――っ!」

求められている―――

ただ自分を辱めるためではなく、ただ快楽を貪りたいだけではなく・・・
私を、求めてくれている。
身体も、そして・・・心も。

それはヒナギクが勝手に思い込んだことに過ぎない。
だが、唇で唇を塞ぎあっている今、二人の間に言葉が紡がれることはなく・・・
ヒナギクにとっては彼女の思いが全てであり、
その思いに呼応するように―――またしても思い出される。

毎晩、彼のことを夢に見ていたこと。
彼のこと―――綾崎ハヤテのことばかり、考えていたこと。
3367/17:2006/11/12(日) 00:49:21 ID:nxHpJ/V/

ここへ来たのは、果たし合いの為。
でも、そうでない可能性を常に考えていなかったか。
二時間半の大遅刻、しかも深夜に差し掛かろうという時刻に、
睡魔に襲われながらも帰りもせず待っていたのは何故なのか。
遅れてきた彼にあれだけ怒ったのは、ただ待たされたからなのか。
・・・来てくれなかったらどうしよう、という不安の裏返しだったのではないか。
組み敷かれ、弄られ、犯されて・・・処女も初めてのキスも全て奪われてしまったのに、
こんなに痛いのに、辛いのに・・・どうして・・・彼のことを・・・憎めないのか・・・

身体はもう、彼に征服されたようなもの。
だが、心は・・・

ここへ来る前から、既に彼のものだったのではないのか―――

そう思った瞬間、鼓動は一気に加速して、身体がかぁっと火照り熱くなる。

―――そんなハズない!
―――こんな無理矢理に、酷いことをされているのに・・・そんなコト思うワケない!

ヒナギクの中の理性がそう反論するが、
同時に・・・ぞくり、と。

身体の一番奥の方・・・今まさにハヤテに貫かれ、抉られて、
痛みしか感じていなかったところに・・・微かな違和感を覚え始める。
その違和感がどのようなものか、ヒナギクは・・・知っている。
それは今、ヒナギクの唇を塞ぎ舌を貪っているモノで、彼女の一番恥ずかしいところを貪られた時。
感じたくないのに、感じてしまった感覚。
・・・達してしまった、イかされてしまった、あの・・・・・・快楽。

―――違う! こんなこと、ない! あるワケ無い!
―――こんなこと・・・こんなに痛いのに! 感じるワケが―――!

理性がそんな感情を、感覚を、必死に否定する。
だが・・・気付いてしまった想いは消えず、
抱いてしまった快感は徐々に―――ヒナギクを蝕み始める。

「ん・・・んんん―――! んむっ! んむぅ! んんんっ! ん――――――!」

ヒナギクの膣は相変わらずギチギチとキツく、どうしようもなく熱く、
締め付けは痛いくらいだったが・・・それでもやめられないくらいに、彼女の中は極上だった。
唇も舌も柔らかく、どれだけ舐めようが吸おうが、啜ろうが貪ろうが、飽きることなどありえなかった。
他に比較するべき経験を持たないハヤテだが、ヒナギクの上下のクチを同時に味わうこの至福に比して、
これ以上のモノなどあるハズがない、と確信を抱く程だった。

そんなヒナギクの感触を堪能し、酔い痴れていたハヤテは、ヒナギクの呻きのトーンが微妙に変化したことなど、
しばらくは気付くことも出来ずにただただ彼女の身体を貪り続ける。
だが、いつの間にか・・・痛いほどだった締め付けは僅かに緩み、
変わりにただの凹凸でしかなかった無数の襞が微かに動き、蠢くようにハヤテのモノに絡みつき・・・

「――――――っ! ん・・・んっ! んぐ・・・・・・っ・・・」

あるハズがない、と思っていたモノ・・・さっきまでのヒナギク以上のモノに、変わってゆく。
その感触に集中したくなってヒナギクの唇を貪る舌の動きがやや緩慢になると、
今度はそれまで逃げるだけだった彼女の舌が、遠慮がちながら・・・自らハヤテの舌に絡み付いてくる。
それで―――ヒナギクの肉体に酔い痴れていたハヤテにも、彼女に何かが起きていることに気付く。
3378/17:2006/11/12(日) 00:50:27 ID:nxHpJ/V/

「ん・・・んっ! ・・・っ、・・・はぁ・・・っ、は・・・っ」

塞ぎつづけていた唇を解放し、顔をあげると、

「んんんっ! んっ、ぷぁ! は・・・うぁあああっ! あひ、ひゃああ! いたぁ! いた、ひ・・・ぃいっ!
 ひ、い・・・ぁあっ! やぁ・・・やめぇええっ・・・あやっ! あやさきくん・・・!」

涙を浮かべる目からも、堰を切ったように溢れ出す喘ぎ声からも・・・
今の彼女の身体を支配するのは痛みだけではなく・・・快楽に侵されつつあることが察知できた。

「あは・・・ヒナギクさん、言ったとおりでしょう? そんなに気持ちよさそうにして・・・」
「ひ・・・いひゃあ! ひが・・・ちがぁあ! きもち、よく、なんかぁあ! あふ、ひぁああ!」

引き攣っていた顔も、悲鳴のようだった声も、快楽と戸惑いに曇り、蕩けつつある。
それでもハヤテの言葉を必死に否定するヒナギクだが、
ハヤテからすればもはや弄り甲斐のある可愛い人形に過ぎない。

「ふふ、本当ですか〜? ヒナギクさんの膣内、キツく僕のモノを締め付けてるくせに、
 ヒダヒダがにゅるにゅるって絡みついてきて・・・もの凄い気持ちいいんですよ?
 ね、ヒナギクさんは僕ので膣内を掻き回されて、どんな感じなんですか?」
「ふゃああぁ! ひらないっ! そんなコトっ、言っちゃやぁああ!」

びくびくと身体を震わせながら、痛みではなく悦楽で泣き悶えるヒナギクの姿は、
ハヤテの嗜虐欲をどうしようもなく昂ぶらせ―――

「ね、どうなんです?」

敢えて意地悪げに重ねて問いかけながら、
ただ突き込み引き抜くだけだった抽送に変化をつけ始め、
抜き差しの度に肉茎の向きを変え、様々な角度からヒナギクの膣壁を擦りあげる。

「ひっ! いぁあっ! やめ、そんなぁあ! あん! や・・・そこだめっ! ひぁあああ!」

擦りあげる角度によってヒナギクの喘ぎ方は様々に変わり、
どこが気持いいのか、どこが特に感じやすいのかを全てハヤテに教えてくれる。

「や! んぁあ! そこっ! だめ・・・やぁああ! ダメだめぇえっ! うぁ、んぁあああ!」
「あは、ヒナギクさんの弱いところ見付けちゃいました♪
 ココをこうされるのがイイんですね〜♪」
「ひぁ! あはぁ! ちが、ちがぁ! んぁああ! ちがうからぁっ!
 だから、そんな・・・ひゃ! ふぁあああ! あやさっ! っく、んぅううっ! ダメぇええ!」

膣壁の天井を擦るように上に、臍に向けて突き上げるように抽送されて―――
ヒナギクは過剰に注ぎ込まれる快楽に為す術もなく翻弄され、髪を振り乱してあえぎ悶えることしか出来ない。

「ひぁああっ! あぅ・・・ぅあぁああ! やめ、ひゃああっ! だめ、あ、ふぁああ! んぁあああっ!」
「こんなになっても強情ですねぇ、まぁそれもヒナギクさんらしくていいんですけどね〜♪」

クスクスと笑いながらハヤテは腰使いをより一層、大きく、速くして、

「ひゃあぁあっ! もうだめ! ダメぇえ! こんな、されたらぁ! わた・・・っ! ヘンになるっ!
 おかし・・・っ、なっちゃぁああ! やめてぇ・・・もうやぁああ!」

完全に快楽に蝕まれた声であられもなく喘ぎ、叫びながら・・・
それでもヒナギクは微かに残った理性を総動員して、自分を保とうとする。
だが、もはや心からも身体からも乖離した上辺だけの理性など、風前の灯に過ぎず、
ハヤテもそれをわかっていて、その上で―――
3389/17:2006/11/12(日) 00:51:41 ID:nxHpJ/V/

「じゃあ、やめましょうか」

ヒナギクの膣内に肉茎を思い切り突き込んだところで、ぴたり、と腰の動きを止める。

「あぅ・・・うぁ・・・あ? ひぁ・・・え・・・?」

この行為自体はヒナギクの言葉通り、彼女の求めた通りのこと。
だが、それは同時に彼女の身体が、心が受け入れていた快楽の遮断に他ならず、

「あ・・・え・・・・・・っ、ぅう・・・・・・」

ヒナギクはしばし唖然とし、それから何かを求めるような、訴えかけるような目でハヤテを見上げる。

「どうしたんですかヒナギクさん? 言われた通りに止めましたが?」
「え、あ、うん・・・そ、その・・・・・・あの・・・・・・っ」

ニコニコと笑顔を浮かべながらぬけぬけと言って、更に―――

「あ、そうだ、止めるんですからナカに入ったままじゃいけませんよね♪」
「へ・・・? ひ、いぁああ! あぅ、ふぁ・・・ぅあぁあ・・・! あ、あぁ・・・!」

ず、ずず・・・と、ゆっくりとヒナギクの膣内から肉茎を引き抜いてゆく。
抽送されているときに比べれば遥かに鈍い刺激であっても、
一度動きを止めて焦らされたあとのヒナギクにとっては十分過ぎる快感で、
身体の奥から搾り出すような嬌声が洩れてしまう。
だが、その動きはハヤテのモノが先端を残して引き抜かれてしまったところで再び止まり、

「さ、じゃあこのまま引き抜いて、終わりにしましょうか♪」
「え・・・や、や! 待って!」

反射的に、叫んでしまう。

「あれ? どうしたんですヒナギクさん。 一刻も早く止めて欲しかったんじゃないんですか〜?」
「あ・・・そ、その・・・それは・・・・・・!」

かぁあ・・・、とヒナギクの頬が羞恥で更に赤くなる。
ハヤテが本当に止める気などないこと、自分に何か言わせようとしていること、
どちらもヒナギクは気付いている。
だが・・・わかっていても、理性が必死で押し留めようとしても・・・
ハヤテによって埋められていたトコロは、彼のモノが抜けたあとの切なさに耐え切れず、
じくじくと疼いてヒナギクの理性を蝕んでゆく。

「あの・・・・・・その・・・・・・っ」

泣きそうな顔でハヤテを見つめ、それでいて肝心の言葉が言えずにいるヒナギクを更に焦らすように、
残りの先端部分も少しずつ引き抜き始める。

「や、まって・・・! まってぇ!」
「どうしたんです? もう止めて欲しいんでしょう、ヒナギクさん」
「ち、ちがう・・・ちがうのっ!」
「・・・じゃあ、ちゃんと言ってください。 僕にどうして欲しいんですか?」

じりじりと、ゆっくりと引き抜かれながら問い掛けられる。
ただそれだけのことだが、ヒナギクにとっては今を逃したら、
もう二度とソレをナカに挿れてもらえないと・・・
もう、二度とハヤテに抱いてもらえないと・・・
そう思ってしまうくらいに・・・心も身体も、切なく疼き・・・
33910/17:2006/11/12(日) 00:52:52 ID:nxHpJ/V/

「・・・もっと・・・して・・・」

搾り出すように、言う。

「もっと? 何をですか? 具体的に言ってくれないとわかりませんね〜♪」

ハヤテの意地悪に、むっとするような余裕も無く、

「あ・・・あやさきくんので・・・」
「僕の、何ですか?」
「あの・・・あやさきくんの・・・」

ひたすらに膨れ上がる切なさと、疼く肉欲に、耐え切れず―――

「あや・・・綾崎君のおちんちんでっ! わたしを・・・わたしのなかをメチャクチャにしてぇ!」

一気に、叫ぶように言い切って・・・
ヒナギクを支えていた理性に、音を立てて亀裂が走る。

「わかりました、ヒナギクさん・・・お望みの通り、メチャクチャにしてあげます。
 さっきよりもっと激しくして、ヒナギクさんがどんなに泣いても叫んでも、最後まで止めてあげません。
 それでも、いいですか?」

拒絶など、出来るハズがない。
心の中で理性が崩れ始める音を聞きながら、それでもヒナギクは―――

「うん・・・いいから・・・綾崎君の、好きなようにしていいから・・・だから、早く・・・
 ね、綾崎く・・・うぁ、あ! あ、は、ぁ・・・ぁあああっ!」

懇願する涙声が、歓喜の嬌声に変わる。
ハヤテの肉茎がずぶずぶと膣内に沈み込み、
彼に埋め尽される感覚にヒナギクは恍惚の表情を浮かべる。

「すご・・・ヒナギクさんのナカ、さっきよりももっと熱くて、絡み付いてきますよ・・・
 動かなくても気持いいくらい・・・」
「そんな、やぁ・・・綾・・・崎君・・・動いてくれるって・・・」

快楽に蕩けかけていたヒナギクの顔が、再び泣きそうになる。

「あは、大丈夫ですよヒナギクさん。 確にこうしているだけでも気持いいですが、でも・・・ほらっ!」
「ひゃあああぁあっ!?」

ずるるっ! とヒナギクの膣内から肉茎を一気に引き抜いて、
間髪入れずに今度は引いた腰をヒナギクの腰にぶつけるように、

「あ、ひ・・・ぃあぁああ!」

ソレで彼女の秘所を一息に貫く。
たった一往復の抽送で、ヒナギクは身体をガクガクと震わせて待ち望んだ悦楽に身悶えするが、
勿論こんなものは序の口に過ぎず・・・

「ふふ、そんなに悦んじゃって・・・でも、本番はこれからですから・・・ねっ!」
「え・・・ぅあ、あぁあ! ひぁ、ゃああっ! あやさっ! く・・・ぅああ!?
 こんなっ、すご・・・あぅ、うぁあああっ! だめ、これぇ・・・! はげしっ、ひ・・・ぃああぁああっ!」
34011/17:2006/11/12(日) 00:53:56 ID:nxHpJ/V/

ずちゅっ! じゅぶっ! ずちゅっ! ずぶっ!

ハヤテは欲望の赴くままに荒々しく腰を振るい、肉茎でヒナギクの膣内を文字通り“掻き回す”。
痛いくらいにキツかった最初には出来なかった激しい抽送も、ぐずぐずに蕩けきった今なら思いのままで、
ハヤテはヒナギクに随喜の悲鳴を上げさせながら、自らも彼女の肉体という極上の快楽を貪ってゆく。

「ひぁああっ! あやっ! あやさ・・・ぁああ! これすごっ! すごいよぉ! あぅ、ぃあぁああ!
 ひぃ! そこ、そこだめぇ! あぅう、うあぁああ! 綾崎くんっ! あやさきくんっ!」
「はは・・・ヒナギクさん、はしたない声で叫んじゃって・・・
 そんなに僕のモノ、気持ちいいんですか?」

そんな、先ほどまでなら絶対に口を閉ざしてしまうような意地悪な質問にも、今のヒナギクは・・・

「イイのっ! 綾崎くんのっ、うぁ、ひゃああ! い、いひぃっ! 気持ちいいのぉ! あぅ、うぅうう!」
「それはそれは、ヒナギクさんにそんな風に言ってもらえるなんて、嬉しい限りですね〜
 そう言えばさっきも聞きましたけど、どんな風に気持ちいいんですか?」
「うんんっ! あふ・・・ぃああっ! どんな、風ってぇ・・・ぇああ!
 これ、こんな・・・あぅう! ひ・・・っ、引き抜かれると・・・っ、
 ナカが、あやさきくんののっ、肩のところで・・・ひゃうう! えぐ・・・っ、えぐられてぇ!」

心身を狂わせる悦楽を言葉にする行為に、崩れた理性は―――もう、働かない。
こんな辱めも、ハヤテに求められ、聞かれるのであれば・・・ヒナギクは昂ぶってしまうのだ。

「おく・・・っ! んぁああぁあ! おくにぃ! はいって、くると・・・あやさきくんのが、わたしの中にっ!
 い、いひゃあああっ! いっぱいになってぇえ! あやさきくんので、埋めつくされて・・・
 おくまでっ! 気持ちいいのが・・・とどいてぇ・・・」

自らの手で堕としたとは言え、
普段の凛々しくツンとしたヒナギクと、今の快楽に溺れ従順なヒナギクとのギャップは堪えられないものがあり、
そんな彼女を更に乱れさせるべく、ハヤテの腰は更に荒々しくヒナギクを責め立てる。

「ひぁあああ! またっ! またはげしっ! い、うぁああ! すご、すごいよぉ!
 あやさきくっ、うぁあ、やぁあああっ! こんな、されたらぁ! わた、も・・・うぁ、んぁあああ!」

彼の思うがままに悶え狂わされながら、ヒナギクは再び絶頂の高みへと突き上げられてゆく。
はじめての時とは比べ物にならないくらいの強烈な快感に加えて、今度は負けも勝ちもない。
何よりも―――ヒナギク自身が登り詰めることを、ハヤテにイかされることを望んでいるのだ。

「んぁあああ! ひゃうぅ! んく・・・ぁあああ! もっとしてぇ! あや、あぁああ!
 あやさきくんのでっ! もっとっ! ひゃううっ! もっとぉ! めちゃくちゃにしてぇえ!」
「はぁ・・・は・・・っ、いいですよっ! もっと、っく、もっとメチャクチャにしてあげますからっ!」

ヒナギクのあられもない姿と声に、求められるまでもなくハヤテは腰を加速させ、
身も世もなく乱れるヒナギクを容赦なく、好き放題に弄り尽くす。


「っひぁああっ! すご、また・・・はげしっ! うぁあっ! いひっ! も、だめぇ!
 わたっ! また、またイっちゃう! 綾崎くんにっ! イかされちゃ・・・うぁああ!」

とは言え、一方的に責めるハヤテにも決して余裕があるワケではない。
ヒナギクが昂ぶる程、感じる程に彼女の膣内は熱く潤み、肉襞はハヤテのモノに絡みついてきて、
いつか飲み込まれ、溶かされてしまう―――とすら、思えるほどの蕩けそうな快感に取り込まれ―――

「はっ、はぁっ! いいですよっ! イって、好きなだけイってくださいっ! 僕も・・・!
 僕も、すぐ・・・っ、ヒナギクさんのナカ、気持ちよすぎて・・・! 僕もすぐ、イきますからっ!」

熱に浮かされたような口調でそう言って、全力で腰を振るう。
34112/17:2006/11/12(日) 00:55:11 ID:nxHpJ/V/

じゅぶっ! ずぶぶっ! ずちゅっ! ぎちゅっ!

とめどなく溢れる淫蜜を飛び散らせながら、ハヤテは肉杭を何度も何度もヒナギクの膣内へと叩き込む。
ヒナギクの身体は快楽でガクガクと痙攣し、絶頂間際の浮遊感に怖さを覚えたのか、

「ひゃうぅ! あやさっ! あやさきく・・・んぅうう! あや、あぁあ・・・! ひぁ、ひゃぁああ!
 はや・・・っ、ハヤテくんっ! もぉダメぇ! わた・・・っ! わたしぃ! もう、もぉ!
 ハヤテくん! イっちゃう、わたしもぉ、イっちゃうよお! ひゃああっ! ハヤテくんっ!」

ハヤテの名を連呼しながら、両腕を彼の背中に、両足を腰に回し、ぎゅうっとしがみつく。
ヒナギクのそんな行為に、ハヤテの昂ぶりもまた限界に向けて一気に膨れ上がり―――

「っく、ヒナギクさんっ! うく・・・っ、このまま・・・! しがみついて、イってくださいっ!
 そしたら・・・僕もイきますからっ! ヒナギクさんのナカに・・・ははっ、誕生日プレゼントです、
 僕の精子、たっぷり注ぎ込んであげますからねっ!」
「ふぁああ! イくっ! イくのっ! ひゃああっ! わた・・・ぁああ! ハヤテくんにっ、こんなにされてぇ!
 イっちゃうの、もう、もう・・・! ふぁ、ひゃああっ! もうダメ! もうダメぇえ・・・!」

ヒナギクが限界を迎えるその瞬間に、ハヤテは肉槍で彼女の最奥を貫いて―――

「ハヤテく・・・っ、イっちゃ―――」

膣から子宮、そして全身を、快楽の炎が覆い尽くし、意識をも真っ白に焼き尽くし―――

「―――うぁああぁああぁああっ!」

ヒナギクは二度目の絶頂に達する。

同時に、一番奥まで突き込まれたハヤテの肉茎を膣全体がきゅううっと締め付けて、
ハヤテもまた・・・

「イ・・・っく! 出しますよっ! ヒナギクさんの・・・ナカにっ!」

びゅる・・・っ! びゅくっ! びゅくくっ! どぷっ! びゅるるっ!

それがトドメとなって、滾りに滾った欲望をヒナギクの膣内へと注ぎ込む。

「―――っあ、あぁ・・・っ! ハヤテくんの・・・精液がぁ・・・っ! なかっ、出て・・・ぇえぇっ!」

絶頂に達し、ブリッジするように身体を仰け反らせていたヒナギクは、
膣内を、子宮を埋め尽くす熱い濁液の迸りが収まるまで―――
胎内で荒れ狂う精液の奔流によって、達し続けるのだった。





34213/17:2006/11/12(日) 00:56:31 ID:nxHpJ/V/

「は・・・ぁっ、はぁ・・・っ、は・・・っ、ヒナギクさん・・・」

ハヤテは射精の余韻に浸りながら、
長い絶頂を経てぐったりと脱力し、放心したヒナギクの顔を陶然とした表情で見つめる。

「ひ・・・ぅ、はぁ・・・・・・ハヤテ・・・くん・・・」

ヒナギクは注ぎ込まれたモノの熱さに酔い痴れながら、ハヤテの名を口にする。
覆い被さるハヤテを見上げる視線には、怒りも、非難も、恨みも込められてはいない。
あるのはただ・・・悦楽で蕩けきった・・・堕ちた、眼差し。

「ヒナギクさん・・・処女を奪われて、膣内射精までされちゃいましたね」

ハヤテはそれをまるで他人事のように、さらり、と言う。

「キスも・・・」
「はい?」
「キスも・・・初めてだったの・・・」

羞恥に顔を染めるヒナギクに対し、ハヤテはさも嬉しそうに、

「そうでしたか、ファーストキスも処女も、みんな僕が貰っちゃったワケですか・・・それじゃあ」

そう言ってにっこりと笑顔を浮かべ―――

「ヒナギクさんはもう、僕のモノ、ですね♪」

まるで宣言するかのように、言い放つ。
ヒナギクは、恥ずかしげに、ただ一言・・・

「・・・うん」

とだけ、答える。

それで、よかった。
これだけのことをされたのに、憎めない。
恨めない。
嫌いに、なれない。

もう、偽れない。
自分は・・・この少年のことが、本当にどうしようもなく―――スキなのだ。
身体も、心も・・・もう、言われるまでもなく・・・彼のモノなのだ。
だから・・・これで、よかった。

「ハヤテくん・・・」

熱っぽい声で、未だに交わりあったままの彼の名を呼ぶ。
その声にどんな意図を込めたのか、彼に伝わったのか・・・それとも、単に続きがしたかっただけなのか。
ハヤテは答える代わりに、

「ん・・・・・・っ」

ヒナギクに唇を重ねる。

「ん・・・んんっ! んむ・・・・・・んぅ・・・ぅんっ!」

唇を重ね、舌を絡め・・・彼女の膣内で再び硬さを取り戻していたソレを、ゆっくりと動かし始める。
ヒナギクは望んだ通りの悦楽に身体を震わせながら・・・
ぎゅっと、愛しい少年にしがみつくのだった―――
34314/17:2006/11/12(日) 00:57:51 ID:nxHpJ/V/


―――後日。


「おいハヤテ・・・今日も補修なのか?」
「はい、スミマセンお嬢様・・・そろそろ終わるかと思うのですが・・・」

綾崎ハヤテは主である少女とともに、放課後の学院を歩いている。

「全く・・・三千院の執事ともあろうものが赤点なんか取るから!」
「う・・・スミマセン、ほんとスミマセン・・・」
「大体な! どうして補習が先生による授業じゃなく・・・」

ここ数日いつものことなのだが、この話題になる度にお嬢様はヒートアップしてしまい、
臨界を迎える直前に―――

「こらナギ、ハヤテ君を困らせないの!」
「う、出たなヒナギク!」
「出たな、って酷い言い方ねぇ」
「こんにちはヒナギクさん♪」
「はい、こんにちは♪」

毎回毎回、計ったように出没する彼女によってナギの怒りは逸らされてしまう。

「ええい! そもそもだ! ハヤテが赤点になったのだって、
 試験直前に生徒会活動の手伝いなんかさせられたからじゃないか!」
「それは悪かったと思ってるわよ、だからこうして補習の担当を申し出たんじゃない」
「それがおかしいと言っているのだ!
 いくら生徒会長だからって、なんで生徒であるオマエにそんな権限が―――!」

逸れた怒りはヒナギクに向かう訳だが、
そこには絶大な格の違いが存在し・・・

「さぁ、申し出たら呆気なく承諾されたんだけど、それだけ先生から信頼があるってこと、かしらねぇ? 」
「ぬく・・・!」

ナギとしては不本意で堪らないのだが、
これ以上問答を続けても勝ち目が無いことは身に沁みて知っているので仕方なく、

「で、ではハヤテ! 本当に補習なんぞとっとと済ませて、すぐに執事として復帰するのだぞ! いいな!?」
「はい、お嬢様、ご迷惑おかけしてスミマセン・・・」
「ぬ、い、いいんだ、いいから・・・だが、間違ってもヒナギクとヘンなことするんじゃないぞ!」

例によって高飛車に言い放つものの、ハヤテにしゅん、とされるとつい言葉を緩めてしまう。
これもいつものこと。
そして、

「あら、ヘンなことってどんなことかしら?」
「う・・・うるさいっ! いいからあまりハヤテに近づくな! じゃあ先に帰るからな!」
「はい、ではお嬢様、また後ほど」
「じゃあね、ナギ、また明日」

やはりいつも通りの挨拶を交わして、ナギはSPに囲まれて帰途につく。
そして残された二人は・・・
34415/17:2006/11/12(日) 00:59:34 ID:nxHpJ/V/

「さ、じゃあハヤテ君、行きましょうか」
「はい・・・ところでヒナギクさん」

不意に、ハヤテが声を落として傍にいるヒナギクにだけ聞こえるように話し掛けてくる。
その気配で、ヒナギクも何かを悟ったのか・・・僅かに俯いて、やはり声を落とし・・・

「なに・・・ハヤテ君?」
「今日は・・・ちゃんと入れてきましたか?」
「そ、それは・・・・・・ぁん!」

ぼそぼそと話していた彼女の声が、急に跳ね上がる。
下校時刻の学院のメインストリートは数多くの生徒で賑わっていて、
しかもヒナギクは学園随一と言って良い程に目立つ存在である。
彼女のそんな挙動に多くの学生の目が集まるが・・・

「は・・・っ、ハヤテ君! さっさと行くわよ!」

表情を硬くしてスタスタと歩いて行く彼女は相変わらず颯爽としていて、
先ほど聞こえた声はきっと何かの聞き間違いだろう、と誰もがそう思い、再び各々の帰途へつく。
・・・彼女の後を付いて歩く少年を除いて、だが。

「・・・ふふ、ちょっと危なかったですが・・・さすがヒナギクさんです♪」

やたら早足で歩くヒナギクに追いついて、彼女の横に並びながらハヤテが楽しげに、しかし小声で囁く。

「は・・・ハヤテ君、こんな、ところで・・・なんて・・・ちょ・・・っひ、ぃ・・・ぁ・・・っ」

ヒナギクにはハヤテが右手を突っ込んだポケットから、“カチ、カチ・・・”と乾いた音が聞こえ、
ハヤテにはヒナギクのスカートの奥から、“ヴ・・・・・・ン”という鈍い、振動音が聞こえる。

「だめ・・・ハヤテ君、こんな・・・っ、強くしちゃ・・・ぁあ・・・」
「そんな顔しちゃうと、皆に気付かれちゃいますよ? さ、時計塔までもう少し、頑張ってくださいね♪」
「ひぅ・・・ぅ」

俯き気味で妙に早足の生徒会長とその後を笑顔でついて歩く執事服の少年を数人の生徒が不思議そうに見送るが、
皆の憧れを一身に集める完璧超人たる生徒会長のスカートの中で何が起きているかなど、
誰一人、想像だにできるハズもなかった。


ゴウン、ゴウン・・・と重厚な音を立ててエレベーターが降りて来ると、
ヒナギクは扉が開くと同時に飛び込むように乗り込み、
ハヤテが入ったのを確認するとすぐに“閉”のボタンを叩き―――

「ぅあぁあ! ひぁ、やぁ・・・あぁあ! ハヤテ君っ! もぉダメぇ! はやっ! ひぁ・・・はぅう!」

扉が閉まると同時に、ハヤテに縋りついて喘ぎ出す。
その表情は、先ほどナギと会話していたときの凛々しい生徒会長のそれとは全く異なっている。

「ふふ、よく頑張りましたね♪
 それにしても・・・まさかヒナギクさんがアソコにローターを入れたまま学校に来ているなんて知られたら・・・」
「や! ダメぇ! そんなこと、誰にも・・・! あ、ひゃああっ!」
34516/17:2006/11/12(日) 01:00:40 ID:nxHpJ/V/

明らかに狼狽するヒナギクのスカートに腕を潜り込ませ、
じっとりと湿ったスパッツをずるりと引きずり下ろし、

「大丈夫、安心してください♪
 生徒会長としてのヒナギクさんは学院みんなのアイドルですが・・・」
「あ・・・ひゃうっ!」

彼女の膣内に埋め込まれていたローターをぷちゅっ、っと引っ張り出す。

「アソコにこんなモノを入れさせられて、白昼の学院で喘ぎ声を洩らしてみたり・・・」
「ふぁ・・・やぁあ!」

更に、栓を失って一気に蜜を溢れさせるヒナギクの秘裂に指を突きこんで、

「こんな風に一方的にえっちなことされても拒みもせずに感じちゃうような真性Mのヒナギクさんは、
 僕だけのモノなんですから・・・誰にも言うワケ無いじゃないですか♪」
「ひぁ、やぁああ! あぅ・・・っ、掻き混ぜないでぇ・・・指ぃ・・・いやぁ・・・っ!」

くちゅくちゅと音を立てて、彼女の膣内の感触を堪能する。

「指はイヤ、ですか〜・・・じゃあ、どうして欲しいですか?」
「え・・・そ、それは・・・ぁ・・・」

そう言われて言葉を濁すヒナギクだが、ハヤテには聞くまでも無く・・・
最後に彼女が何を求めるかは、最初からわかっている。

「特にリクエストは無し、ですか?
 まぁ、上には花菱さん達が既にいらしているかもしれませんし、今からじゃどうにも―――」

と、ハヤテが最後まで言い切る前に、ヒナギクは慌てて操作パネルに手を伸ばし―――

ガコン!

エレベーターは急停止し、後にはハヤテと沈黙と・・・振り返って彼に熱っぽい視線を送る、ヒナギクだけ。

「あの・・・ハヤテ君・・・エレベーター、多分・・・動き出すまで、10分はかかるから・・・」

恥ずかしげにそう言うヒナギクの意図は、もはや明白。
そんな彼女の表情や仕草を見ているだけで、ハヤテもまた・・・準備は整ってしまう。

「だから、それまで・・・ハヤテ君・・・わたしのこと・・・」
「いいですよ」

彼女に最後まで言わせる前に、ハヤテの方からヒナギクに迫り、その肩に手を置いて・・・

「じゃあ・・・そうですね、後ろを向いて、壁に手をついてください」
「あ・・・うん・・・・・・ど、どうぞ・・・」

ヒナギクは言われた通りにハヤテに背中を見せて壁に手をつき、腰をハヤテに突き出すようにしてみせる。
その表情は羞恥に真っ赤に染まりながら・・・それ以上の期待の色を隠し切れていない。
もう、何度も見ているハズのヒナギクのそんな姿にぞくりとしながら、
ハヤテは硬くそそり立ったモノを取り出して、ヒナギクのスカートをめくり上げ・・・

「っひぁあぁああっ! あ、あぁああ! い、いひっ! ハヤテくんっ! はいって・・・ぇえ!」

じゅぶぶぶっ、と肉茎を彼女の一番奥まで一気に突きこんで、
そのまま抽送を開始する。
34617/17 (後編 了):2006/11/12(日) 01:02:49 ID:nxHpJ/V/

「ふぁあ、うあぁあ! すご、いいのぉ! ハヤテくんっ! うぁあ! ハヤテくんのがぁ!」

とっくに聞き慣れたハズの彼女の嬌声も、決して飽きることなど無く・・・
むしろ聞くたびにヒナギクに引き込まれてゆく。

例え現場は見られなくとも、もし上に誰かいればコトを終えた後の上気した表情や、
エレベーターにこもった匂いできっと怪しまれるに違いない。
美希あたりは勘が鋭そうなので、二人の関係が看破されるのは時間の問題かもしれない。
もしそうなれば、きっとナギにも伝わり・・・ハヤテ自身にとってかなり面倒な事態に陥ることも、
十分に予想できる。

だが・・・それでも・・・もう、ヒナギクからは離れられなかった。
今もハヤテを包み込み締め付ける、熱く潤んだ甘美な肢体も、
どんな要求にも恥じらいながら従う従順さも、
彼だけに見せるはしたない、淫らな表情も・・・
全てがハヤテだけのモノであり、同時に・・・彼を虜にした。

故に・・・もう、彼女の為に堕ちてゆくことになるとしても・・・構わなかった。
誰に見捨てられようとも、誰から捨てられようとも、誰から憎まれようとも・・・
きっと、彼女だけは・・・共に堕ちてくれるから。

そんなことをふっと考えてから、
ハヤテは彼の責めによって既に二度、絶頂に達し、
今まさに三度目の高みに上り詰めようとしているヒナギクの腰をぎゅっと掴み、思い切り彼女の膣内に精を放つ。
ヒナギクは背を仰け反らせて嬌声を上げ―――度重なる絶頂に腰が砕けたか、座り込んでしまいそうになるのを、
ハヤテが背後から抱き締めて支える。
そして・・・その耳元に唇を寄せて、

「ヒナギクさん、愛してます」

囁いて、耳元に軽くキスを送る。

「ハヤテ君・・・スキ・・・」

絶頂の余韻に身体を小刻みに震わせながら、ヒナギクは振り返り、そう答える。
そして開いたままの唇は、互いの唇によって塞がれて―――

ガクン!

密室が揺れ、ゆっくりと上昇を始める。
だが、二人は離れない。
交わったまま、唇を貪りあう。

上には誰かいるかもしれないし、いないかもしれない。
だがもう・・・そんなことは関係ない。

上りゆくエレベーターの中、
二人は絡み合い・・・どこまでも堕ちてゆく―――




347名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:05:58 ID:nxHpJ/V/

以上で終了です。
前後編とも長文になってしまって申し訳ないですが、
読んで下さった方、どうもありがとうございました。

では、失礼します。
348名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:09:04 ID:2VjrxCK4
GJ!!!!!!
349名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 01:33:50 ID:0tgv31sU
GJ!!!!!
ヤベぇ
何か感動した
350名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 02:24:56 ID:lTI/PJT8
ありがちな肉奴隷オチかと思ったら最後の最後でこう来ましたか
素晴らしい!GJ!!!!
351名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 03:16:29 ID:/O+R1l0W
ああ、罪深きし人の子ら
問う、心して聞きなさい
そう、今のあなたたちには
もう、地獄すら温すぎる
352名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 04:00:48 ID:8Tea+aSx
やばいやばい。
超GJ!!!!
353名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 08:51:06 ID:j++rn0sZ
久々に望んだのがキタ
GJ!!!!
354名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 09:39:42 ID:EaLGiqRQ
これは・・・・GJという言葉しか吐けない自分が嘆かわしい・・・
でもGJ!!!!
355名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 10:44:08 ID:rLSOwIrH
( ^ω^) GJだおっおっお
356 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:04:24 ID:Cu1bcYhA
この作品はヒナ祭り祭りネタのファンフィクションです。
旧作SSの人物・設定・事件などにはわりと関係があります。
ネタは一応独立していますが…

8レス240行ほど、
7レス230行ほど、
7レス310行ほど、の
三本立てでお送りします。
357 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:06:25 ID:Cu1bcYhA
「どうして… 今までこんな簡単な想いに気付かなかったのかしら…」
「人は… 自分の素直な気持ちを認めるのがなかなか難しい。
しかし… それが恋心という……」

「リビドーが溜まっていたからよ。」

アウターストーリーin第93話
「せいよくもの」

「そう。あの彼女との一対一の個人授業… あの誘惑を堪えて終わった個人授業の
欲求不満… あの欲求不満が解消されてないから、きっと私はモヤモヤして」
「欲求不満の解消なら他を当たれー!!」
 ナギは突然訪れたヒナギクに自室の床に押し倒されてしまった。
「ほら今学年末試験前でしょ。私はいいんだけど、他の子の勉強の邪魔をしちゃあ
悪いじゃない。そこいくとナギならテスト勉強に追われてないし、そういえば
ナギとは御無沙汰だったわねーと思って…」
「この好色エロ生徒会長がー!!」
 じたばたと抵抗しながらナギはヒナギクをののしる。ナギの体は仰向けにされ、
両手は床に押し広げられ、腰から下は競り負けてしまっていた。ヒナギクは楽々と
抵抗を封じながら、真剣な顔で反論した。
「失礼ね。勉強を教わりに来た子にえっちな個人授業をするのを我慢したんだから、
むしろ健全と言って欲しいわね。」
「発想がムッツリスケベだろーが!!」
「理沙がこれはこのあたりで一番運のない者に恐るべき呪いがふりかかる前兆だと
言うほどなのよ!?」
「だからそりゃ不健全の評価だろ!!」
「どーみても誘ってるようなのを我慢したのよ?もう少し、評価して欲しいわ…」
 ヒナギクはナギの顔の上で、同意をねだるように囁いた。
「評価して欲しければとっとと離せー!!」
「でもまずナギにその気になってもらえるように、十分評価してもらわないと…」
「何をだー!!」
358 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:07:46 ID:e2Gocahf
「何をだ、とおっしゃりますればー、ね、んむっ…」
「むー!!ーー!!」
 ヒナギクはナギの唇を濃厚な口付けで塞いだ。閉ざされた口元をねぶるように、
ヒナギクの唇と舌がうごめく。
「ん、ん…」
「ーーっ…!!」
 休みなくヒナギクはナギの唇に悩ましい感触と刺激を与え続けた。柔らかく、
熱く、じっとりと、くすぐったげに。熱心な口付けを繰り返し、ナギの態度を
拒否から否定、反抗から忍耐へと微妙にずらす。
「んん……」
「……」
 ヒナギクは愛しさを伝えるような優しい口付けを段々と増やす。行為の当否から、
感情の当否へと、ナギの心理を無言の内に誘導していった。
「……ナギ……ん……」
 ヒナギクは小さく囁いて、ナギの唇の間を舌で叩く。
「……」
「ん……」
「ん……ふ…」
 ヒナギクの舌とナギの舌、ナギの唇とヒナギクの唇が絡み合った。お互いにその
存在を確かめ合い、接触の悦びを分かち合う。
「は……む…!?」
 ナギを馴らしたところで、ヒナギクは強く口を絡ませ、主導権を握る。軽い愛撫の
ような動きから始め、攻守の立場を確定してから、どんどんとテクニックを
エスカレートさせた。
「むんっ、んんっ、んっうんっ……!!」
「ん……んん……」
 淫靡な音を立てながら、ヒナギクの大胆な口付けがナギに与えられる。ナギの
割り開かれた可憐な口を、ヒナギクは紅い唇と舌で隅々までくすぐっていく。
ナギはむずがりながらも、決定的に拒めないまま翻弄されていった。
「むんんー…………………」
「んんん……くんっっ!!」
 そして、ヒナギクはとどめとばかりに吸い尽くすような接吻を長々と交わす。
「んっ!!……っ…………ぅ……ん…………」
359 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:08:44 ID:Cu1bcYhA
「ぅ………………………………………」
「……………………………」
「……………………………………」
「……………………………」
「………………………………」
「……………………………」
「…………………………」
「……………………………」
「……………………」
「……………………………」
「………………」
「……………………………」
「…………」
「……………………………」
「……」
「……………………ぷは。」
360 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:09:41 ID:Cu1bcYhA
「…………は!」
 ナギは正気に返った。手首を押さえていたヒナギクの腕が無いのに気付く。急いで
立ち上がろうと身を起こし、
「なにをしてるかーー!!」ブン!!
「おっとっと。」ぱし。
 倒れていたナギのショーツを足首まで引き降ろしているヒナギクを発見し、両足を
揃えて跳ね上げた。ヒナギクはひょいと顔を引いてナギの足先を避け、宙に浮いた
足を片手で捕まえた。
「うお、離せヒナギク!!」
「足ちっちゃいわねー。何センチ?」
「十六文だ!!」
 ナギはなんとかキックを一発お見舞いしてやろうともがくが、しっかりと足を
掴まれている上に、ショーツが両足首に絡まっているため、無駄な努力に終わる。
「ちゃんとサイズの合った靴を履かないとだめよー?」
 ヒナギクはナギの靴を放り捨てて、ショーツを片足から引き抜く。ショーツが
残った足を持ち上げて、先に引き抜いたナギの足を床の上に伸ばし、太腿の上に
腰を跨いで座った。
「!! ちょ、ヒナギクおまえっ、パ…」
「んんっ……なにぃ?」
 ヒナギクは腰を揺すり、鼻にかかった声で返事をする。
「パ…ノーパンで人の足に股を擦り付けるなーー!!」
「べつにへいきよー?したすぱっつだしー。」
 スカートをめくってナギに中を見せる。丸見えだった。
「はいてねー!!」
 ナギが叫びを上げる。ヒナギクはスカートを持ち上げたまま、再びナギの足に
陰部を擦りつけ出した。
「このすぱっつは特製なのよー。んん…お利口さんにしか見えないのー。」
「あそこに丸まってるのは何だー!!」
 ナギが指差す先には白皇学院高等部女子体操服の一部が脱ぎ散らかされていた。
「ナギー、脱いだらちゃんと畳みなさいってマリアさんに言われてるでしょ?」
 めっ、という調子でヒナギクは言う。
「ヒナギクのだろ!! 一緒にお前のぱんつが見えてるじゃないか!!」
「ん……よく御存知ねー。よく御存知、よねー?」
「う゛。」
 ヒナギクは、にやっと笑みを浮かべてナギを見下ろした。
「けど、実は裸と分かってもここで止めるわけにはいかないの。ふぁっ、んっ……
上に立つ者の、つらいとこよねー。」
「止めろよ生徒会長!!」
「はーい、はいてない生徒会長が通るわよー。」
「んぁ!!っんっ!!」
 ヒナギクはナギの内股に手を滑らせて、スカートの中の剥き出しにされた部分に
優しく触れた。
361 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:10:38 ID:Cu1bcYhA
「もう、ん、十分かしら…?」
「ああっ、んああ、ああっんんっ!!」
 ヒナギクの指の愛撫でナギの秘所はすっかり潤っていた。ナギを濡らしている間、
ヒナギクも自分の秘唇や陰核をナギの肌に撫で付け、ほころんだ花弁からナギの足に
蜜を塗り付けてしまっていた。
「も、待てないから…ナギ、いくわね……」
「あうっ、ヒナギクぅっ…」
 ヒナギクは指を抜いてナギのスカートを跳ね上げる。片手で持ち上げていたナギの
片足に、股間から抜いた手を添えて、ぐっと抱え上げた。あらわになったナギの
花弁に向けて、ずずっと腰を進めて、そこに自分の肌を接触させる。
「んんんっっ……!!」
「あ……んっ、あっっ!!」
 ヒナギクが体を揺すると、ナギは快感の声を上げて喉を震わせた。ヒナギクは足を
前方に進め、ナギと互いに相手の股間を自分の股間で挟むような体勢にする。
もちろん、ナギの片足を持ち上げもう片足を組み敷いているヒナギクが一方的に
主導権を握っている。
「ん、あ、ナギ……」
「あっ!!ああっ!!あっあっあっ!!」
「ナギ……気持ちいいわ……んんっ…」
「あんっ!!」
 ヒナギクが動く。ナギの秘唇がヒナギクの瑞々しい内股で、色付いた花弁で、
激しく蹂躙される。
「ひ!!あああ!!」
 敏感な陰核に強すぎる接触が起きて、ナギは悲鳴を上げた。
「ヒナギクぅ、も、やさ、あああ、く、しく、してぇ……」
「んあん、ごめんね、ナギ…」
 欲求を満たそうとはやる体の興奮を抑え、ヒナギクはいくらか慎重さを取り戻す。
「ナギ、も、気持ちよく、なって、ね…」
「あああっ!!あああ!!んあああ!!」
 我を忘れかけていなければ、ヒナギクの体捌きには技術の裏打ちがある。自分の
秘裂と陰核をナギの肌と粘膜で擦り快楽に浸りながら、ナギにも絶え間なく効果的な
摩擦を加え、その肉体を慰めてやる。
「んあ、あ、いい、ナギ、これ、いいっ…」
 体を駆け巡る快感の波をもっともっと欲しいと、ヒナギクは行為に熱中する。
「あぁ!!はぁああんっ!!ああ!!ヒナッ、ギクッッ…!!」
 ナギは快感の虜になって、淫らな刺激によがり声を上げた。
 触れる相手の体で快感を貪り、時にその貪欲な場所同士を絡み合わせ、愛液と
淫らな声を撒き散らしながら、ヒナギクとナギは追い詰めながら追い詰められ、
追い詰められながら追い詰めていく。
「あはんっ!!ヒナッ、や、いっちゃう、ああっ、やめてっ!!」
「あんんっ、ナギ、いっちゃうの、えっちになって、いっちゃうの?」
「ああっ、やだ、いわないで、んんあっ!! いっちゃう、いっちゃう…!!」
「ん、あは、わたしも、いっちゃうわ、ナギをいかせて、いっちゃうのっ!!」
 ヒナギクは興奮を高めて、体を激しくナギにぶつけた。ナギは快楽に悩む表情で
その最後の突進を受け止める。
「あん!!あんあんっ!!ああっ!!」
「ああ、ナギ、ナギ、いっちゃう…!!」
「あああぁあっっっっっ!!」
 ナギが悲鳴を上げて絶頂に達した。ヒナギクは最後の蹂躙をナギの体に加えて、
自分も高みに登りつめていく。
「ナギ、わたしも、いっちゃうっ…!!」
「あ……うぁ……」
「あ!!あああ!!あああああああ………………!!」
 ヒナギクはナギの足を抱き締めて、最後まで達した余韻に浸った。
362 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:11:36 ID:Cu1bcYhA
「ナギ、気持ち良かったわ。ありがとうね…」
 ヒナギクは横たわるナギに軽くキスして微笑んだ。
「うー……この狼め……」
 ナギは真っ当な評価を下した。
「恐悦至極…」
「褒めてない!! 女を襲って欲求不満を解消するな!!」
 さらに真っ当な要求をする。
「欲求不満の解消は大切よ。そりゃナギは毎晩マリアさんと寝てるから、欲求不満に
ならないかもしれないけど…」
「だから手段が問題だと言ってるんだ!!」
「メイドさんと寝るのは問題ない手段なのかしら?」
「そもそも手段じゃない!!」
「ということはナギは何で欲求不満を解消してるのかしら?」
「う゛。」
 言葉に詰まったナギに、ヒナギクがさらに勝手な解釈を加えていく。
「そっかそっか。ナギも欲求不満が解消できてなかったから、私にえっちされて
あんなに感じちゃったのね。」
「だから私は別にだな!!」
「気持ちよくなかった?」
「いや、だからそれは、その…」
「そっかー。感じてるように見えてあんまり気持ちよくなかったのね。それは私の
プライドが…もとい、申し訳ないから、もう一度ナギが気持ちよくなるまで…」
「話を捻じ曲げるなー!!」
「私も一度じゃ解消しきってないし…」
 ヒナギクが再びナギの片足を持ち上げる。足首に引っ掛かったままのショーツが
ゆらゆらと揺れた。
「さて、人を待たせてるから最初から飛ばしていくわね。」
「さっさと帰れー!!」
363 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:12:33 ID:Cu1bcYhA
「ナギ、ハヤテ君の件は、ヒナ祭り祭りまで温い目で見て見ぬふりを…あら?」
「マリア、一応言い訳を聞こうか…」
 床に倒れ伏したナギが顔を起こさぬまま問いかけた。
「ヒナギクさんからナギで遊びたいというメールが来たので、部屋に一人にしてます
ので遊んでやってくださいと…」
「マ リ ア ー !!」
364 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:13:39 ID:Cu1bcYhA
「………斬新な結論だな。」
 ほっぽり出されて女子学生ウオッチングをしていた神父は、律儀に戻ってきて
気付いた想いの続きを語ったヒナギクに対し、そう呟いた。
「そっかそっか。おかしいと思ったのよね。綾崎君に遠慮して、歩に手を
出しあぐねているから、悶々としてたのね。うん。」
「あ… あの…」
 ヒナギクは掛けられた声に振り返る。
「ん? あなたはたしか…」
「えっと… ハヤテさまからこれを…」がし。
 ヒナギクは手紙を差し出した伊澄の手を掴んだ。
「……えっと、生徒会長さん?」
「そういえば鷺ノ宮さんも飛び級だったわね。」
「え、はい、いちおう…あの…?」ずるずる
 伊澄は訳の分からぬままヒナギクに手を引かれていく。
「テストの点もいいわよね。試験勉強とか根を詰めてやる方?」
「いえ、あまり…あの、どちらへ…?」ずるずる
「あなたのことはナギからいろいろ聞いてるけど、せっかく同学年なのにあまり
お付き合いがなかったなぁと思って。鷺ノ宮さんとも、もう少し親しくなりたいわ。
だから、ちょっとこれから時計塔に遊びに来てくれないかしら?」
「その、えっと、嬉しいお話ですけど、あの、お手紙を…」ずるずる
「部屋に着いて落ち着いてから読ませてもらうわ。鷺ノ宮さんは飲み物は日本茶が
いいかしら?玉露とかはないけれど…」
「あ、おかまいなく…」ずるずる
 伊澄はオロオロしながらヒナギクに引かれていく。
「……」
 ひゅるるるる〜〜〜……
 後に神父が一人取り残された。
「うん、たしかにキレイ事は取り去ったようだ…」

〜Fin〜
365 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:18:12 ID:Cu1bcYhA
〜CM〜

旧作は2chエロパロ板SS保管庫等で御覧いただけます。

〜CM〜
366 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:19:23 ID:Cu1bcYhA
「ありがとう… 大事にする。」
「ふん。どうせすぐ壊すに決まっている。」
「な!! そんなことないわよ!!」
「どうだか…」

「ヒナギクさん。私からの誕生日プレゼントも受けとってもらえますか?」
「え?ホントですか?」
「マリアも?」
「ええ、喜んでいただけるといいんですけど…」
 そういってマリアはSPから紙袋を受け取って、リボンの付いたプレゼントを、

ナギの頭に乗せた。

アウターストーリーin第94話
「ナギめ〜わく」

「………」
「……ふ。」ビシッ
「うふ。」ビシッ
 ヒナギクが親指を立てて賞賛の意を示す。マリアもそれに応えて、親指を立てた
手をヒナギクに向けて伸ばした。
「っておい!!」
 頭のリボン付きネコミミを外そうとするナギの手をを阻止しながら、マリアは
ヒナギクにプレゼントを引き渡した。
「さっそく使っていいでしょうか?」
「お時間はいいんですか?」
「もうしばらくは。マリアさんもお暇なら御一緒に…」
「そうですね。どのみちナギが帰ってくるまでは暇になりますから、お言葉に
甘えて…」
「じゃあ、S108のベンチのあたりで…」
「ああ、そこなら人払いもできますしいいですね。」
「むー!!むー!!」
「ではSPの皆さん、よろしくお願いしますね。」
367 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:20:42 ID:Cu1bcYhA
「まずは清潔にして温めてあげないと…」
「服を脱がすなー!!寒いだろー!!」
 噴水のほとりのベンチに、ナギを抱えてマリアが座る。その正面に立つ
ヒナギクが、ナギの胸をはだけさせた。
「はーいナギ、おっぱいをキレイキレイするわよー。」
「や、やめろヒナギ……ひゃん!!」
「ん……」
 ナギの薄い胸にヒナギクの舌が這わされる。ちろちろとくすぐるように舐め回し、
ナギにむず痒い感触を与えていった。
「ん…ナギ、お風呂入ってきたの?石鹸の香り…」
「は、入ってきたから、キレイだから、やめろって…」
「ええ、私が、しっかり磨いてきましたから…」
「風呂入ってから行けってのはこういうことだったのかマリアー!!」
「じゃあキレイにするのはいらないかしら?」
「はぅん!!」
 ヒナギクが乳首を甘噛みして訊ねる。ナギは反応して声を上げてしまった。
「いえいえ、続けてください。お風呂では落せない、ぐうたら菌やわがまま自己虫が
付いているかも…」
「ああそれは大変……」
「おまえらー!!」
「体温を上げて抵抗力を上げないとね…」
「ふあ、ひゃん!!」
 ナギのもう片方の乳首をヒナギクの指が摘む。両乳首を責められてナギの呼吸が
乱れていく。
「それに女の子は、体液が溢れやすいですからね……」
「んんっ……」
 マリアはナギの目端に溜まった涙を指ですくって舐め取った。
「お風呂でキレイにした所も、大事な所が大変なことになってるかもしれません。
確かめないといけません。このあとで。」
「そーですね。む…んん。このあとで。」
「だったらそもそもっ…!!こんなことするなぁ…!!」
「こんなこと?」
「ああっ!!」
 ヒナギクが乳首を指で捏ねる。
「ほーら、子猫ちゃんなのにおっぱい立っちゃったわ…」
「やぁ…」
「私もお手伝いしますね…」
「んあ!!」
 マリアがナギの耳たぶに噛み付いて、舌と唇で愛撫する。ナギは喉を仰け反らせ、
短い声を上げてわなないた。
「ナギは耳が弱いですねー。」
 マリアは口を離して、耳元で囁く。
「あれ?マリアさん、ナギの耳はその頭の上ですよー。」
「ああ、これは私としたことが。でもそうすると、ナギのこのとっても感じやすい
ぷにぷにはなんでしょう?」
「ん…!!」
 マリアがナギのヒト耳を指でつついた。
「神農は実際に舐めてみることで毒と薬を知ったという伝説が…」
「確かにもっと舐めてみればなにか分かるかもしれませんね。」
「こらマリアやめ…んんんっ!!」
 ナギの耳裏をマリアは優しく舐め上げる。
「そうすると、このおっぱいだと思っていた所も、おっぱい以外の何かかも…
小さいし…ていうか無いし…」
「あんんっ!! ……ヒナギクは胸あるからいいよな!!男のがな!!」
「……これも舐めて確かめなくっちゃね。徹底的に。」
「あああんんんっっっ!!」
368 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:21:51 ID:Cu1bcYhA
 ………………
「…ヒナギクさん、分かりました。」
「マリアさんもですか、私もです。」
「「性感帯ですね。」」
「……はあ、はあっ、……散々なぶってそれかよ……」
369 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:22:56 ID:Cu1bcYhA
「ズボンぬぎぬぎー。ナギがズボンって珍しいわねー。」
「うるさいっ。私にも都合というものがていうか脱がすなー!!」
 噴水のほとりのベンチに、ナギを抱えてマリアが座る。その正面にしゃがむ
ヒナギクが、ナギのズボンを脱がしていく。
「ズボンはここ、と…」
 ヒナギクはベンチの上に脱がしたズボンを畳んで置いた。
「ではいよいよ、子猫ちゃんの子猫ちゃんに御対面ですねー。」
「だからもうやめろー!!」
「ナギももう覚悟なさい…」
 ヒナギクはナギの前に戻り、ナギのショーツに手を掛けた。
「わ、駄目っ、ヒナギク、やめて…!!」
「ぱんつぬぎぬぎー。おや…?」
 ヒナギクのショーツを引き降ろす手が途中で止まる。ナギの花弁のあたりから、
ショーツの内側に光る筋が見えた。
「ナギ、糸引いてる…」
「やああああっっ…!!」
 ナギはめちゃくちゃに暴れて身を捩る。愛液の糸はそのはずみで切れてしまった。
ヒナギクは愉しげにショーツを脱がして、指の間で広げて見せた。
「ナギったらやっぱり濡れちゃってたのね…ぱんつを汚して、糸を引いちゃう
くらい…」
「やあ、言うなぁっ……」
 ぐずり泣くナギをマリアがなだめる。
「私たちはナギの体が心を込めた愛撫に反応してくれて嬉しいんですよ。だから、
いくらでもえっちなとこ、見せてください。絶対に軽蔑したりしませんから。ね?」
「そうよ、ナギ。いくらでも…」
 ヒナギクがナギの頭をぎゅっと抱き締めた。
「ヒナギク…」
「いくらでも…キレイに舐めてあげるから…」
「ヒナギクぅっ!!」
「はい、あんよを開きましょうねー。」
 ナギの前に再びしゃがみ込み、ヒナギクは足を割り開いてナギの濡れた秘裂に
顔を近づけていく。
「馬鹿っ、やめろっ!!」
「ん、かわいいわよ、子猫ちゃん…」
「んんあああっっ!!」
 ヒナギクの口がナギの花弁に吸い付いた。割れ目の下側から、舌を押し広げて
ゆっくりと舐め上げていく。ナギは足を懸命に閉じようとするが、ヒナギクの腕に
阻まれ、生まれ出る快楽に只々恥らう他なかった。
「あうんっ、あんんっっ…!!」
「ナギ、ヒナギクさんにしてもらって、気持ちいいですか?」
 マリアが尋ねる。
「やぁっ、マリアのばかぁっ…」
「ほら、ナギの為にしてくれているヒナギクさんを、見てあげて…」
「ああっ、んあっ!!」
 マリアに促され、ナギは股間に目をやった。ヒナギクは口元を深く埋めて、
精力的にナギを愛撫している。その光景は淫猥なのに、それでいてヒナギクの
清らかな美しさは失われていない。その奉仕を極上のものと感じ、ナギは鼓動と
歓喜を高鳴らせた。
「あ、はんっっ、ヒナ、ヒナギクッッ!!」
「ん、あん、む…」
 ナギの喜声にヒナギクは心を強くし、さらに舌でナギを愛していく。存分に外から
淫裂をなぞった後、ぬかるんだ襞の奥に侵入させた。いくらか怯えるナギの体の
反応を、強烈な快感を与える舌技でふきとばす。こぼれる愛液を、時折すくって
飲み下した。
「んああ!!あんっああぁん!!あっ、あっ!!」
「むぐ、ん、んぁむ、んんん…」
370 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:23:52 ID:Cu1bcYhA
「あふっ!!ひぁ!!あ!!やああんんんっ!!ひふっ!!」
「る、りゅ、んっ、ふ…」
 ヒナギクの責めはついにクリトリスに向かう。優しく絶え間ない刺激に、ナギは
反応をエスカレートさせていった。
「ナギ、いっちゃいますか?」
「あんあああっ、あっ!!あん、んっ、んっ!!」
 マリアの問いにがくがくと首を縦に振る。両手をヒナギクの頭に乗せて、揺れる
腰と共にせわしなく動かす。ヒナギクは頭の周囲のナギの活動に動じることなく、
着実に口唇と舌の愛撫を続けて、ナギの限界点へと迫っていった。
「ん、ん、ん…」
「あっあっあっ!!あんあっ!!あああ!!」
 ナギは高まり速くなる快楽のリズムにつれて、切羽詰った叫びを上げる。絶頂への
ステージに乗ったことの分かる鳴き声が、周囲に響いた。容赦なく、ヒナギクの
責めが終幕へと追い込んでいく。
「んああ!!あ、あ!!」
「む、んんん……」
「あああ!!」
「んっ…」
「あ!!ああ!!」
「んん……」
「あっ!!あっ!!あ!!あぁあっあああああああぁぁあぁ!!!!!」
 そして、振り切れるような叫びを上げて、ナギは悦びに屈した。
371 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:24:52 ID:Cu1bcYhA
「ん、ナギ、いっぱい舐めたのに、えっちなお汁が無くならないわ…」
「あ、んぁ……や、ヒナギク、も、や…やめ……」
 達したナギの振り撒いた蜜を、ヒナギクが優しく味わう。ナギは敏感になった体に
触れられて、切なげな声を漏らした。
「そうですね。ヒナギクさん、それくらいにしてやってくれませんか?」
「あ、マリア…」
「ん、はい…」
 マリアが抱えたナギの体を少し引き寄せて、ヒナギクと引き離す。ヒナギクは
立ち上がってハンカチを取り出し、口元を拭いた。
「ナギ、いっぱい気持ちよくしてもらって良かったですね。」
「うーっ……」
 恨めしそうにナギが拗ねる。
「ほら、子猫ちゃん、ヒナギクさんにお礼をしましょうね…」
「あ…」
 マリアがナギの脇を抱えて立ち上がる。そしてヒナギクの前に子猫を見せるように
ぶら下げた。
「ん、ナギ…」
 ヒナギクの顔が少し屈んでナギの顔に近付く。ナギは少し逡巡し、ゆっくりと
唇をヒナギクと触れ合わせた。
「ん…」
「んっ…」
 二人は目を閉じて優しく口付けを交わす。ヒナギクの誘導で、ナギは積極的に
自分を悦ばせた唇を求めた。やがてどちらからともなく交わりが解かれる。
「はっ…」
「あ…んん……」
「はい、よくできました。」
 マリアはナギを抱えたままその足を地面に降ろした。ナギはむずがる。
「あう……もーいーだろ、離せよ……これも取れよ……」
「いえ、まだここが…」
「んあっ!!」
 マリアはナギの秘所をまさぐった。
「キレイになっていませんから、キレイにしないと…」
「お前ヒナギクにもういいって言ったじゃないかよ!!」
「ですから、今度は私がするんです。」
「おいっ!!」
「じゃあ今度は私が抱いていましょうか。」
「お願いしていいですか?」
 ヒナギクとマリアはベンチへナギを引き摺っていく。
「ええ、もちろんです。」
「ありがとうございます。ナギも喜びま」
「喜ぶかぁーっ!!」
「きっとお礼に今度はナギがヒナギクさんのを気持ちよく」
「するかーっ!!」
「ああそれは楽しみで」
「話を聞けーーーーーーーーーーーーーっ!!」
 ナギの叫びが闇に消えていった。
372 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:25:51 ID:Cu1bcYhA
「ナギもちゃんと学校来なさいよ。」
 ヒナギクはネコミミを手に取り、投げキスをして帰って行った。
「とりあえず用もすみましたし、帰りましょうかナギ…あら?」
「昨日に続いてこれかよ…マリア……」
 ベンチに倒れ伏したナギが呻く。
「主人も執事もプレゼントを渡すのに、メイドが渡さないわけには…」
「どういう理屈だよ!!」
「ほんの30万くらいですから、大した出費では…」
「そういう問題じゃない!!」
「3サイズセットで、なんとおまけに鈴もつけてお値段一緒だったんですよ。」
「だから人をプレゼントに仕立てるな!!自分で買ったんなら自分でやれよ自分で!!」
「えー、だって…」
 まくしたてるナギに、マリアは不服の声を上げた。
「だって何だよ!!」
「だってあの格好…恥ずかしいじゃないですか。ねえ?」
「マ リ ア ー !!」

〜Fin〜
373 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:33:42 ID:Cu1bcYhA
〜CM〜

非攻略キャラ、ハヤテのHシーンを描いた当SSシリーズの外伝・HAPPYシリーズは、
2chエロパロ板SS保管庫等で御覧いただけます。

〜CM〜
374 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:35:09 ID:Cu1bcYhA
「おっはよ!!」バン
「ヒ…ヒナギクさん。」
「あいかわらず朝からさえない顔してるわね〜。
朝からそんな景気の悪い顔してたら、いい事ないわよハヤテ君! じゃ!またね。」
「「………」」
「ね?僕のことなんか好きなわけないでしょ?」
「ま…そうだな…」

「ん?ハヤテ、背中に葉っぱが…」

アウターストーリーin第98話
「図乗の支配者」

「まあそれよりお客さまよ、ヒナ。」
 美希がヒナギクに来客を伝える。放課後午後四時の時計塔・生徒会室。
「人を呼んでおいて何遊んでいる。こっちは色々忙しいんだ。」
「あー、いらっしゃい、ナギ。」
 テラスと部屋の境でへたり込んでいたヒナギクはすくっと立ち上がって、足早に
小さな友人に歩み寄った。
「一人で来てくれたのね。ハヤテ君は?」
「模擬テストをやらせてる。」
「へえ、熱心ね。」
 ナギにソファーを勧め、ヒナギクは紅茶の支度をする。
「ホントは屋敷に帰ってからやらせる予定だったんだがな。まったく、こんなもので
呼び付けおって……」
 ナギはポケットから葉っぱを取り出し、ピンと飛ばした。机の上に落ちた葉を、
美希が拾い上げて眺める。
「なにこれ?」
「招待状よ。」
 ヒナギクが当然のように言うが、もちろん美希は疑問を挟む。
「……読めないわよ。」
「書いてあるだろ?
『ナギへ。放課後四時、生徒会室へいらしてください。
 あなたのヒナギクより P.S.一人で来てね。』と……」
「いやこの模様みたいなのがそうだとしても読めないから。」
「そんなことじゃ東八番県方面で生きていけないわよ?」
「どこよそこ。自慢じゃないけど地理も苦手なのよ?」
「ホントに自慢じゃないな。」
「まあここより田舎だから行くこともないかもしれないけど…」
「だからどこよそこ。」
375 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:36:07 ID:Cu1bcYhA
「さあ、どうぞ。」
 ヒナギクは紅茶を配った。
「…私もいていいのかしら?」
 自分の分も配られているのを見て、美希が尋ねる。
「私はかまわないけど。ナギは嫌かしら?」
「べ、べつに…」
「…ま、そう言うなら。」
 美希も席に着いた。全員が紅茶に口をつけてから、ナギが訊ねる。
「秘密の話でないなら、何で私だけ呼んだのだ?ハヤテが居ると困るのか?」
「ん?何でナギは学校に来ないの?って話を、執事君と生徒会長に二人がかりで
 されるのは、ちょっとナギがかわいそうかなーって思ってね。」
「なんだよ、お節介だなヒナギクは。」
 ナギは嫌そうな顔をして紅茶を飲んだ。
「まー、昨日あれからちょっと思うところがあって…ね。」
 ヒナギクも紅茶を飲みつつ話を進める。
「そんなに学校嫌い?」
「そもそも行く意義を見出し難いのだ。」
「勉強だけが意義じゃないわよ?こんなに大勢の女の子と生活する時間は、人生の
中でそうそうないのよ?」
「そんな視点で学校生活語るなよ!!」
「もう少し狭い、友人と呼べる範囲の話でもいいわ。せっかく鷺ノ宮さんが一緒に
飛び級してくれたんでしょう?」
「屋敷によく遊びに来るし、クラス違うし…フルに学校通ったとしても、多分他で
会う時間の方が長いよ。今ので不満はないなあ。」
「じゃあ友達に会いに学校に行きたくはならないの?」
「悪かったな友達少なくて。伊澄とかサクとか大体屋敷で会えるから…」
 そこまで言って、ナギはヒナギクの寂しげな表情に気付いた。
「ヒ、ヒナギクももっと遊びに来いよ。変なことしなければ歓迎してやる。」
 取り繕うように言って、紅茶をすする。
「ありがとう、ナギ。でもけっこう忙しくてね。」
 ヒナギクは微笑んでカップを置いた。
「だから、こんな風に会いに来てくれたら、そのために学校に来るようになって
くれたら、もっと嬉しいんだけど、私じゃ駄目かしらね…」
「や、そんなことはないが…」
 ナギは困ったようにカップを指で叩いた。
「ねえナギ、今日はどうして来てくれたの?」
「え?や、と、登校した日にはそれなりの友達付き合いというものをだな…」
「ハヤテ君に勉強教える予定だったんでしょう?」
「あ、や、それは…」
「ひょっとして…」
 そわそわし出したナギの急所を、ヒナギクが突く。
「期待してた?」
「ヒ、ヒナギク!!」
376 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:37:02 ID:Cu1bcYhA
「そうだったら…嬉しいわ。」
 ヒナギクは立ち上がってゆっくりとナギの後ろへ回る。
「いやそんなんじゃ…」
「美希を同席させて、ホントはがっかりさせたかしら?」
「だから違うって…!!」
「ナギが自分から私を求めてくれるなら…もっと優しくしてあげられると思うわ。」
 ヒナギクはナギの肩にそっと手を置いた。
「あ…」
「ね、ナギ。私たち、もっと仲良くなれるか、今から確かめてみない?ナギに
登校の楽しみを、作ってあげられるかもしれないわ…」
 熱く耳元で囁く。ナギはうつむいて困惑の声であがらった。
「や、ヒナギク、花菱が見てるっ…」
「あ、おかまいなく。」
 美希はマイペースで紅茶を飲みつつ答えた。
「見てなければいいの?大丈夫よ、休憩室が空いてるから…」
「んっ…」
 ナギのうなじをヒナギクの指が撫でる。
「ねっ、ナギ……私のこと、嫌いかしら?」
「だめっ…!!」
 ヒナギクは顔をナギの肩越しにせり出した。片手でナギの頭を抱え込み、僅かに
横を向かせて視線をぶつける。
「あっ…!!」
「私は、ナギのこと…スキよ……」
「ヒナギクっ…!!」
「ん…」
 ナギは逸らすことの出来るはずの視線を、ヒナギクの目に向けたまま、どんどん
紅潮していった。ヒナギクはやさしくナギの髪を撫でながら、じりじりと顔をナギの
顔に寄せていく。僅かな距離に迫って、ナギの瞳をしっかりと見詰めた。そして、
ナギの目が潤んでいくのに応じて瞼を閉じる。
「あ…」
「ナギ……」
「んっ…」
 ヒナギクが囁き、頭を抱く腕にかすかに力を込めた。ナギは眠りに落ちるように
瞼を閉ざす。最後の距離を縮め、ヒナギクの唇がナギの待ち受ける唇と触れ合った。
377 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:37:53 ID:Cu1bcYhA
 とさ…
「あ…」
 休憩室のベッドの上に裸のナギが横たえられる。ヒナギクは自分も一糸纏わぬ姿で
その横に寝転んだ。
「ナギ…」
「あ、ヒナギク…」
 ヒナギクが小さなナギの体を抱きすくめ、自分の方に向かせる。ナギは
くすぐったげに身をくねって、ヒナギクの顔をすがるように見詰めた。
「ん。」
 ヒナギクは目を閉じ、顎の角度をわずかに動かす。
「あ…ぁ…」
 意味のない呟きを漏らしながら、ナギは恐る恐る口をヒナギクの顔に近づけた。
そして、目をつむりながら、神聖なものに触れるように、その唇に口付けをする。
「ん…」
「ふ…」
 柔らかく触れる唇を、ヒナギクはそっと口を開いて受け入れる。ナギの体を抱く
腕に力を込め、より積極的なキスを待ち受けた。ナギは教師に当てられて真剣に
答える生徒のごとく、唇と舌を懸命に働かせる。
「ん…ふ…」
「あ……んん……」
「ふ…」
「ん!!」
 互いの唇を愛し合い、頬が赤く染まったころ、ヒナギクは次の手に移った。ナギを
抱く手をさわさわと動かし、背や脇や首や腰を愛撫する。
「ん!!んっ、はっ、あ!!」
 ナギは堪らず口を離す。ヒナギクは片手で愛撫を続けながら、もう片手でナギの
手を自分の内股に導いた。
「あっ?」
「ほらっ、ナギ…」
「んっ…」
 ヒナギクは誘うように腰をくねらす。ナギは意を決して手のひらでヒナギクの
太腿をなぞった。
「んっ、そう…どこでも、触っていいからね…」
「あっ、ふんっ…!!」
 ヒナギクはそういってさらに愛撫をナギの肌の敏感な場所に加えていく。すらりと
伸びた足もナギの足に擦り合わせる。胸と胸を触れ合わせて体温と鼓動を感じ、
時折舌を伸ばしてナギの顔に悪戯を仕掛けた。
「あぁあ!!」
 ナギはヒナギクに揺さぶられる一方だった。対抗して内股を愛撫するも、揺さぶり
返すほどの効果はない。焦れたナギの手が、条件反射的にヒナギクの花芯に指を
掛けた。刺激を受けたヒナギクが跳ね上がる。
「んあ!!」
「あ、ごめ、ヒナギク…」
「ん、いい、そこ、していいの、よ…」
「ヒナギク…」
「ん…んんっ!!」
 ナギのひるんだ手が秘唇に戻って、ゆっくりと慎重に愛撫を始める。ヒナギクは
快感の呻きを上げながら、中断したナギへの愛撫を再開した。今までほどあちこちに
触れるのではなく、いくつかの性感帯に絞って責めていく。体の動きも控えたので、
ナギの秘所への責めがツボを突いた時の反応がはっきりと示されることになった。
「んん…ヒナギクぅ……」
「んあっ、ん、ナギッ…」
 二人とも段々と息を荒くする。特にナギは、巧みなヒナギクの愛撫の心地よさと、
ヒナギクの大事な部分を侵略する興奮と、次は自分があの場所を触られるんだという
期待とで、コントロールできないほど呼吸と感情を乱していた。それが段々苦しく
なって、ナギはヒナギクに叫んだ。
「ねえっ、ヒナギクっ、私に、私に…!!」
378 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:39:10 ID:Cu1bcYhA
「あっ!?」
 切なげにねだるナギを抱いたまま、ヒナギクは九十度回転して仰向けになった。
当然ナギが体の上に覆い被さる。
「ん、ナギ…!!」
「んむ…!!」
 ヒナギクはナギの唇をやや強引に奪った。そしてそのまま、ナギの秘裂に指を
伸ばす。
「んんん!!」
「ん、ん……!!」
 すでに湿りを帯びたナギの花弁に、優しい指使いでヒナギクは刺激を与えた。
待ち望んだ刺激に、そこは急速に潤いを増す。
「ん、は…」
「はんっ、あっ、あああっ!!」
 ヒナギクはナギの口を解放した。ナギの喉の奥から出る声が性の衝撃を物語る。
一方ヒナギクは一呼吸つく。ナギの手はヒナギクの秘所にかかってはいるが、
一連の場面転換の内に目標を見失ってしまっていた。
「ナギ、気持ちいい?」
「んあ、ん、うんっっ、んっっ!!」
 ナギはなんとか返事をする。ヒナギクは少し愛撫を弱めて、余裕を与えた。
「ん、このまま、いっちゃう?」
「ああぁ、あ、ヒナギク、ヒナギク…」
「それとも、私を、犯してしまう?」
「あ、んああ、いっしょにぃ、ヒナギクぅ、いっしょ、にっ…!!」
「ん、じゃあ、いっしょに…ナギも、好きなように、触ってぇ…」
「んんんっ、ヒナギクっ……!!」
「んっ、んぁっ…!!」
 ねだるようなヒナギクの声に、ナギは奮い立って、再び指を秘裂に滑らせた。
最大の快楽を与えようと、ヒナギクのぬかるんだ襞を目いっぱい蹂躙する。
「あんんっ!!ナギっ!!あうんんっ!!」
「んあん!!あ!!ああん!!」
 ヒナギクもナギの花弁を指でほころばせていく。技巧を備えた指の愛撫に、
ナギは痺れるような快楽を感じた。
「ああっ!!ヒナギクっ!!ああぁんっ!!」
「ん!!あっんっ!!うぅんっ!!」
「んあ!!いい、んっ!!あっあっ!!」
「あん!!あ!!…ナギ……!!」
 ヒナギクの指はナギの膣口や陰核を適度な強さで刺激する。その甘美な悦びに
ナギの体はどんどん溺れていく。その中でもナギの指は休みなくヒナギクの割れ目を
前後する。むしろ一層激しいものになる。
「んあああ!!あ!!あぅ!!」
「んっ、んっ…」
「ああ!!あっあっあっ!!
「あっ!!ひっ!!」
 しかしナギがいよいよ登り詰め始めると、ヒナギクを道連れにする為に、もっと
激しい行為をと、ヒナギクの陰核に指が押し当てられた。受ける快感と衝撃が
跳ね上がったヒナギクも、一段の高みへと押し上げられる。
「あっあっあっ!!ああっあっ!!」
「ひあん!!あぅ!!んんあっ!!」
 もはやお互いに相手の指の虜になり、最後の瞬間に向けて駆け抜けていく。ナギを
乗せてヒナギクが喘ぎ、ヒナギクに止まってナギが啼いた。そのデュエットが部屋の
中に響き渡る。
「ああ、あああ!!い!!いっちゃう!!」
「んあっ!!ああ!!んんっ!!ナギっ!!」
「あああっ!!あ!!ああ!!あ!!ああああぁぁぁああああ!!」
「ん、ああああ………!!」
 そして、絶頂を高らかに謳い上げた。
379 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:40:13 ID:Cu1bcYhA
「ん、ヒナギクぅ…」
「ナギ、大好きよ…」
 じゃれついてくるナギを撫でながら、ヒナギクは囁いた。
「楽しんでくれた?」
「ん…」
 ナギが恥ずかしげに頷く。
「ヒナギク…わりと優しかったし…」
「私はいつも優しいわよ?」
「JAROに訴えるぞ……」
「…ナギ。今日は、ナギに謝りたいことがあるの。」
 ヒナギクはわずかに目を伏せて、心を痛めている風に語った。
「ヒナギク?」
「経緯は、プライベートなことだから秘密にさせて欲しいんだけど……気付かされた
ことがあるの。私はバカだったって…」
 聡明な生徒会長の告白に、ナギは黙って耳を傾ける。
「スキになると…いなくなってしまう気がする。そんな想いが…どこか怖くて…」
 ヒナギクは遠い目をして言った。
「そんな恐怖心が、やがては失ってもかまわないかのような刹那的な愛に、私を
駆り立てていたんだと…」
「……女と見れば襲うのを、刹那的な愛で済ませるなよ…」
「こんな自分勝手な女に好かれて、ナギが嫌になるのも当然よね……」
「いやヒナギク、確かにお前はちょっとアレだがな、私は…」
 ナギは努めて冷静に対応を試みるが、ヒナギクの口振りはさらに思い詰めたものに
なっていく。
「昨日はちゃんと学校に来いなんて、偉そうに言ったけど、こんな女がいる学校に
来たくないのは当たり前よね……私は、自分のせいだとも気付かずに、なんて
バカなことを…」
「いや私が学校行かないのはだな、そもそも行く意義を見出し難いからであって…」
「ごめんなさいね、ナギ…もう遅いかもしれないけど、せめて謝りたかったの…」
 ヒナギクは涙ぐんで目をそらす。
「おい聞けってばヒナギク!!」
 ナギはヒナギクの体を揺すった。
「いいのよ、嫌いだって言ってくれても…」
「いやだから、ヒナギクはカンペキでカッコいいし、え、えっちなことも上手いし、
その、私はヒナギクのこと、ス、スキだってばっ……」
「ホントに…?」
「あ、ああ。その、だから、たまにはヒナギクの顔を見に、学校に来てやっても
いいぞ。」
「うん、ありがとう…ナギ。」
 ヒナギクは涙を拭いてナギを抱き締めた。
「ヒナギク…」
「ね、ナギ…まだ、時間いいかしら?」
「ん、ああ、まだ余裕が…」
 時計を見てナギが答え終わるのを待たず、ヒナギクはナギの上に覆い被さった。
「ヒ、ヒナギク?」
「ナギがもっと学校に来たくなるように…もっと楽しみを見つけましょ?」
「あ、ヒナ…んっ…………」
380 ◆Yq1ALrzjmE :2006/11/13(月) 00:41:18 ID:Cu1bcYhA
「引きこもりもいいけれど…今いるここは…それほど悪くはないでしょ?…あら?」
「………………う゛〜〜〜……」
 ベッドに倒れ伏したナギが唸った。
「学校にちゃんと来てくれるなら、毎日でもこんな生活が」
「ヒナギクのバカ――ッ!!」
 ナギは泣き叫びながら服を掴んで部屋を飛び出した。
「あら?」
「……なんか、ょぅι゛ょが裸で駆けていったけど、どうしたの?」
 入れ替わりに美希が部屋に入ってくる。
「なんでかしらね?受け売りだけど結構いいセリフで決まったと思ったんだけど。」
「……セリフ以前に問題がありそうね。」
「最初は上手く行ってたと思うのよ。その後も何度も何度も悦んでくれてたし…」
「愛が重すぎたのね。」
 美希はやれやれという仕草をして壁にもたれた。
「そうか…ナギの不登校の悪癖が直せればと思ったんだけど、私には荷が重すぎた
かしらね…善意だけでは上手く行かないものね。」
 ベッドに座ってヒナギクは頭を掻く。
「でも何でまたこんなことを思いついたの?」
「んー?今私は刹那的でない愛の特売セール実施中なのよ。白皇学院に御来校の
女性に限り、数量限定無しで…」
「そりゃまた刹那的ね。」
「美希もどう?」
 ヒナギクが手招きする。
「……勝ち目のない勝負はしない主義なのよ。」
「もー、私が何でも勝負にすると思わないでよ。」
 ヒナギクは膨れてみせた。美希は手を横に振りながら、聞こえないように呟く。
「……ま、当分は安心かな……」
「ん?何か言った?」
「いいえ?ほらそれよりヒナ、学年末試験のヤマを聞きたいんだけど……」

〜Fin〜
381名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 00:42:56 ID:QeXqI1h/
大作乙です!
382名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:12:08 ID:tgxnT/l0
これで当分百合はいらないな。
というわけでハヤテ×美希orハヤテ×ヒナ純愛モノきぼん
383名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 08:35:03 ID:kt00JbOO
ふーん、玄米ビスケットがあったのにね
384名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 12:06:34 ID:ivLHIIbc
大作乙!
分割するのかと思ったら全部いっぺんに投下とはw
385名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 23:46:55 ID:wAQRz+/R
東宮のヒナ陵辱のヒトはすっぱり止めたんだろうか?
細切れ投下はともかくとして、シチュとしては結構エロっぽそうだったんだが・・・
386名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 02:07:09 ID:IAIsIPuw
マーシーマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
387名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:55:30 ID:9F8XOqys
>>385かなり叩かれてたからな
388シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:52:52 ID:CvaTfSVa
大分期間が空きましたが薬の話の続きです。
わからない人は保管庫を見ていただければ幸いです。
エロだけで見ていただいても幸いです。

では、『ハヤテ×美希』ですどうぞ…
389シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:53:38 ID:CvaTfSVa
花菱美希に泉との行為を見られてしまった。
そんなことはどうでもいい、
それよりも美希も落とせる可能性があるという事の方が重要だ。

「(残りのおよそ3滴…使うか…)」
(+)の薬、掌に残りの全てを出し、体にすりこませる。
「(では…まずはヒナギクさんに見つからないように生徒会へ…)」
そう計画し、屋敷を出て行った。

――――――――――――美希編

「ふぅ…」
ため息をつく、自分の友達のあんな乱れた姿を初めて見た。
「ハヤ太君の…バカ者…!!」
一晩眠れなかった、だから気を紛らわすために生徒会室に来た、
いや、ヒナギクに相談しようとも思ったが言って何になる
事態を混乱させるだけではないだろうか。
そんな事が頭のなかでぐるぐる回転しどうしようもない。

ガチャ

生徒会室のドアが開いた。
「ヒナっ…………!!」
美希の顔に少し笑顔が戻る、しかしその笑顔は急転する。

「あっ…花菱さん…、えぇっと…おはようございます」
「あぇ…えっと…あぁ、おはよう…」
予想外の美希それに対して予想外の『フリ』をするハヤテ。
「で…ハヤ太君は何しに来たんだ?」
美希が悪態をつくようにハヤテに質問する、しかしその言葉とは裏腹に顔は少なからず紅潮している。
ハヤテはその様子を見逃さない。
390シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:54:22 ID:CvaTfSVa
「ええ、昨日の事なんですが…」
「私は泉が学校にいられなくなったら困るから口外するつもりはない」
美希はハヤテと顔を合わせる事も無く違う方向を向いて話している。

「それは…ありがたいです、お嬢様にバレたらどうなるか…
で…それでなんですが…」
ハヤテがその無邪気な笑顔のまま話を続ける。

「保健室の前に付いていた染みの件なんですが…」
「……!……………」
少しの動揺、ほんの一瞬だが美希はほとんど動じなかった。

だが、そのほんの少し動揺、それで十分あの染みは美希のもの、
その事実はもう間違いない。

「僕は瀬川さんとの件を黙って頂ける事に本当に感謝してるんですよ…だから」
ハヤテが美希に近づいていく。

美希の顔のすぐ横にハヤテの顔が置かれる。
「昨日の保健室の前で花菱さんがしてた事…」

バッ

美希がハヤテから距離をとる。
「保健室の前でしてた事なんか知らない…それに私は泉より甘くない!!」
顔を紅潮させ少し額が汗ばんでる、そんな人にそんなセリフを言われても説得力がない。

391シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:55:07 ID:CvaTfSVa
「(使った(+)の薬は3滴…効き目は良好…多少強引でも構わない…」)

ゆっくりと美希をの距離を詰める、
その顔にはいやらしさも冷徹さもない。ただ優しさだけが宿っていた。
薬の効果もプラスされ逃げるという行動に移せない。


「…………………」
優しく抱き締められた。
その瞬間、体が軽くなり自分で支えられなくなっていく感覚。

キュ

美希が倒れそうになる前にしっかりと抱き締める。

「こんなの…ダメだから、んっ!!?」

全て言い終わる前にハヤテの唇が美希の口を塞ぐ。

「ん、んっ…んっ…っ、ふぁ……」
いつものマイペースな様子は崩され甘えた表情になる、
そのように変化することぐらいハヤテにはわかっているが。

「花菱さん可愛いですよ…」
ハヤテはそう言ってもう一度キスをする。

「クチュ…チュ……チュル……」

舌を美希の口にねじ込む、それに最初は動揺していた美希だが
すでに体は火照っていた、体は嘘をつけない。

「んっ…んんっ〜!」

美希の体が小刻みに震える、軽くイったようだ。



392シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:55:56 ID:CvaTfSVa

「花菱さん…キスだけで気持ちよくなっていただけたようですね…」
「ハ…ハヤ太君…いい加減に……」

その言葉を無視し、ハヤテは美希の胸を服の上から優しく撫でる。

「ん…っ、ふぁっ…!あっ…!」

たったそれだけなのに美希は期待以上の反応を見せてくれる。

「(では…早いですが…そろそろ…)」
ハヤテの手が美希の秘所へと伸びる。

「きゃんっ…んっ!や、んぁっ!あああっっ…!」
美希のより甲高く生徒会室に響く、先ほどよりも強い刺激
腰を仰け反らせハヤテにしがみつく。

震える体を拘束するようにハヤテは美希をより強く抱き締め、
秘所を弄る手をより敏感な部分へと移動させる。

「はぁ…ひ、んぁ…ひぃ…、あぁぁ…ん!!!」
何度も押し寄せてくる快感の波に身を震わそうとする、
しかしハヤテに強く抱き締められてるためそれすらもできない。

「あぁぁあ…んゃぁ!!ふぁ……ひぃ…んん!?」
口さえも塞がれ体全身でハヤテの愛撫を感じている。

「はぁっ…ん…はっ…んぁ…っ」
何度も絶頂を迎えたせいか美希の声が弱弱しくなっていく。


393シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:56:49 ID:CvaTfSVa
「花菱さん、僕のものをいれますよ?」
そういうとハヤテは下半身の服を少しずらしていく。

思考回路が働かない、ハヤテの言葉の意味をいまいち理解できなかった、
自分の下着類が下ろされていく。

グチュ

ハヤテのものが一気に美希の中に突き刺さった。
「んっぁあっ!やっ…んっ!あぁぁ…っ!」
奥まで挿入したと同時に美希はまたイったようだ、しかし美希はもちろん処女である。

「あんっ…!!あぁぁ…、痛い?…のにぃ、あぁぁあ…!!!」
美希の目には涙が浮かんでいる、しかしそれ以上に顔は快感で綻んでいる。

「花菱さん…初めてなのに、大丈夫そうで良かったです…」
「だいじょ…あぁぁ!!…ぶなんかじゃ…なぃ…んあぁぁ!!!」
否定の言葉を続けようとするが否定できない、もうそんな余裕などない。

「んぁっ…、あぁんっ、…やっ、ああぅっ…!!!!」
もう意識は半ば薄れただ、いままで味わった事の無い感覚が自分を支配していく。

「(さすがに中はまずいなぁ…)」
そう思ったハヤテはペースを速め、余った手で美希の豆はぎゅっと摘む。

「だめぇ…!!そこはぁぁ…やぁ…、んぁぁ…ふぁああ〜〜っっ!」
ここで美希の意識はブラックアウト。

ハヤテも限界になった自分のもの抜き出す、
そして自分の分身を一気に解き放つ。


―――――――……

「…さん、花菱さん…起きてください」
さっきまで聞いていた声、自分の体がまだ暑い。
394シロウトの丘:2006/11/14(火) 17:57:25 ID:CvaTfSVa
ガツン

美希の鉄拳がハヤテに飛ぶ。
「痛いですよ〜、いきなり殴るなんて〜」
いつものハヤテの顔、あんな事をされたのだから怒りで一杯かと思ったがそうではない。

「大バカ者…」

ただそう言って美希は微笑む、見ると時計は午前10時をさしていた。
「(2時間目が始まってるなぁ…)」


そう思ったが、生徒会に誰も来なかったのは奇跡だと美希は思った。
しかし実際生徒会に誰も来てない訳ではなかった。

ハヤテはヒナギクが来る気配を察知しエレベーターの前で待ち伏せ、
そしてそのまま教室で………………―――――――

と、まぁ一日に、しかも朝っぱらから『それなんてエロゲ?』のような事をしていた。
なので美希が生徒会室にいたこともヒナギクは知らない、誰も知らない。

「今からでも授業は出ないといけませんよ?」
朝とはまるで違う発言をする。
「授業に出る気力は吸い取ったのはハヤ太君だろ?」
ハヤテはそれに反論する事もできずただ苦笑いしている。

「でも授業でないと怪しまれるんで…生徒会の仕事をしてたって言えば…」
「私が生徒会の仕事をすると思うか?」
「思いません」

返答を返したのも美希だが、それに対するハヤテの反応は失礼だ。
「でも、このまま生徒会室に居てもヒナギクさんも来てしまいますし…」
朝来なかったので休み時間にでもヒナギクが生徒会室に来る可能性は高い、
背に腹は変えられないので、言い訳を考えつつ生徒会室を出る二人。

「なぁ、ハヤ太君?」
「なんですか?」
「今日の…その、これで終わりじゃないよな?」
美希が頬を赤らめハヤテに聞く。
「ええ、もちろん」
その言葉を聞き、さらに顔が紅潮したが不快感はなくハヤテに対する
疑いも嫉妬心も無かった。
「(泉ともしてたが…まぁ、よしとしよう…)」
泉だけでは無い、しかしそれに気付く余地も無く美希も渦の中に巻き込まれていく……


一方、ここは三千院家(‐)と書かれた(+)の薬を持った
メイドさんがナギの元で座っていた。

「手遅れ…だったみたいですね…」
力なく呟く、しかしこうも落ち込んでいられない。

「学校から帰って来たら数滴…頭上に罠でも張っておきましょう…」
そう計画するマリア、ここでこの薬が本物かどうか試しておくべきだったと
後悔することはできない…


395シロウトの丘:2006/11/14(火) 18:00:04 ID:CvaTfSVa
ブランクが酷いのでスマソ。
できるだけ多くのキャラを出せるよう努力します。
ではまた
396 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:08:30 ID:cOm3gqGz
シロウトの丘様 お疲れ様でした。
ハヤテ×美希 GJです!
自分もいつかは美希で書きたいと思っていたので勉強させて頂きました。

さて
前々回(>>48-58)と、前回(>>170-182)からの連作になりますが、先週と今週分のお話、その後です。
登場人物はナギ、ハヤテ(あとマリアと13号が少しだけ)になりますが投下させて頂きます。
処女喪失に嫌悪感を持たれる方はご注意下さい。
397 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:09:20 ID:cOm3gqGz
「ハヤテ……」
月が真円に近い夜、明かりは乏しくただ月明かりのみ。 調度品に照らされて反射している。
そんな自室のベッドの上で私はハヤテに覆われている。 ハヤテの表情は曖昧で、私の目にも明らかな異変を映し出していた。
返答に戸惑い、ただ名前を呼んだだけの私の態度に、なんだか気に入らないことがあるかの様相でハヤテは接近してくる。
恐怖とも畏怖とも取れない、なんというか恐れの一歩手前。 表面張力でコップから溢れそうな水にコインが投じられる刹那。
そのような奇跡のバランスで私の胸中は埋め尽くされていた。

なおもにじり寄ってくるハヤテの顔が、この室内では上手く読み取れない。 でも、たぶん口元は歪んでいる。
気配でわかる。 きっとハヤテは嗤っている。 そして、それはハヤテ自身に対してなのだ。
ハヤテのキレイな顔を歪ませてしまった責任は私にあるのだろう。 つりあがった口角がそれを物語っていた。

いったいどうして……このような状況になってしまったのだろうか? 
深く考えるまでのことではない。 それならば――――
398 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:11:37 ID:cOm3gqGz
「よし! 次はD○A4で勝負するぞ! 私はか○みを使うからお前は隠しキャラのア○ンな!」
「なぜ○インなのかは置いておきますが、か○みより大きい(胸が)キャラもいると思うのですが…せめてゲームの中くらいは……」
クラウスの手配したこの13号とやらは中々よく気が回るヤツだった。 ただ、容姿まで似せていたせいか軽口をも搭載していた。
しかしコレは生身の人間ではない。 無機質なモノなのだ。 人工知能を用いてあったとしても所詮それはプログラム。
感情を込めて発せられる言葉とは違い、感動は薄く、感傷にひたることもない。 でもとりあえず一発殴っておいた。

ゴン!
「くっ…この鉄頭め……」
滲む痛みに耐えながら私は捨て台詞を吐いた。 と、同時にゲームに興じる意識も薄れていく。
仮にも今は期末試験中。 世間的には遊びにかまけていていい時期ではない。 まあ、私は危惧することはないが、問題はハヤテだ。
赤点などを取ろうものなら、またクラウスがとやかく言ってくるのは目に見えている。 だから私はハヤテに暇をやったのだ。

だが、私にとっての血涙を流す決断もハヤテには届いていなかったのだろうか。 杞憂であればよかった。
理性を持って理解を示してくれるものと思っていたのだが、ハヤテの闇は私の思うところより深かった。 自分に嫌悪する。

なぜなら、私が痛めた右手を擦っていたら、どこからか見ていたらしいハヤテが飛び出してきたからだ。
(まったく…おとなしく勉強していろと言ったのに……)

「お嬢様ッ!! 大丈夫ですか!?」
その時に労いの言葉でもかけてやればよかった。 だが、痛みと心のもやもやで気が立っていた私は、つい言ってしまった。

「なんともない!! それよりハヤテ!! お前には休みをやっているはずだ、いいからしっかりと勉強でもしていろ!!」
「あ――は、はい……」
しゅんと項垂れたハヤテを尻目に私は踵を返し部屋へと戻る。 そこには先ほど怒りをぶつけた相手が無意味な笑いを浮かべていた。
その表情には本当に意味などはなかったのだろう。 でもハヤテの心理状態から考えるに察するとその意味は違っていたのだ。
後悔の念も躊躇わずに私は神速で振り返った。 ハヤテは曇った瞳の焦点も定まらぬままに、呆然と立ち尽くしている。
しばらく私は掛ける言葉も見つけられずに、もごもごと口元を動かしているハヤテを眺めていた。 次第に生気を帯びてくる瞳。

ふと互いに交錯する。 瞬間、ハヤテは私の目の前から姿を消していた。
399 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:12:19 ID:cOm3gqGz
「あ、あぁ――ちょっと待っ」
聞く者がいない言葉ほど虚ろなものなどない。 ぞわぞわと胃の辺りから焦りが込み上げてくる。 それに遅れて身震いをも伴う。
身体の震えを両腕で押さえつけてからなんとか口を開いた私だったが、ただ、やはり冷静な判断は――無理だった。

「おいお前!! ハヤテを探してきて――」

 消失。

私がしまった、と思うよりも速く、奴はもういなかった。 私の心を読みでもしないことには、こうは動けないはずだ。
コレが『天の道を往き総てを司る』ということなのだろうか。 奴が望みさえすれば、運命は絶えず奴に味方するのか。
だが、無秩序の思考までをも読み取るというのは少々暴走気味のような気がしないでもない。

本質ではない不意に出されたモノであっても、奴は解析を終え、最適な行動を選び、ただ実行をしただけなのにも拘らず。
たとえそれが民衆の意思に反していたとしても、その存在にはあまり関係のない無意味なコードなのかもしれない。
自立している思考。 他者の意思を反映せずとも行動をとれる。 トータルな視点。 確立されたブランド。
高度な策略と貧弱な資金。 溢れる才能と堕落した地位。 いや、もともと最底辺なだけだ。 これ以上堕ちることはない。
だいたい例の名を冠するモノにはろくなものがない。 正直待つことも、期待することも――もう疲れた。

ともあれ、私はもう何もかも遅いように感じていた。 が、それでもなお前進せねばならないと精一杯に自分をせきたてる。
ハヤテのためにと考慮していたことが結果としてハヤテに傷をつけた。 痛み悔やむ。 いまさらなのは承知している――だが痛む。

ならばその痛みを身体の推進器に押し込めて揚力を得よう。 私にできることは今はそれだけだ。 閉じていた目をすぅと見開く。

「マリア!! 私も出るぞ!!」
後方で成り行きを見守り続けていたマリアに私は声も高らか、この自ずから開幕せしめた舞台に参加を告げたのだった。

「というわけですので、いっしょにお屋敷に戻りましょう」
「…………」
「ほら、顔を上げてください。 嘘は言っていませんから」
「――――は、い」
400 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:13:00 ID:cOm3gqGz
結論
自分で蒔いた種は常に他人に刈り取られた後の祭り

どうしていつもこうなんだ。 私が何かしらの行動を起こそうとすると、必ずといっていいほど惨事になり、周りがそれを沈静。
今回もそうだった。 私がマリアにハヤテの居場所を聞いて、そこに赴こうとした矢先だ。 ハヤテは13号に伴われて帰館した。

「すいませんでした、お嬢さま。 僕はこれからまた勉強に戻りますので」
「あ…あぁ……」
気の利いた言葉の一つもかけられずに私はその場に流されてしまう。 ハヤテの目に何か訴えてくるものがあったからだ。
そう、ハヤテの瞳を眺めていたらなぜか上手く考えがまとまらなくなった。 だから何も言えなくなったのだ。
私は焦点が徐々にずれていくような感覚になり、あわててピントを合わせる。 目の前には先ほどと変わらずハヤテと13号がいた。
そのあと、奴はハヤテの代わりとして再び執務に戻り、ハヤテは勉学に勤しむため、咲と一緒に部屋へと戻った。
その彼らの後姿を傍観しつつ、錯覚だろうか、と思う。 私の目が捕らえているのは――――誰なんだろうか。
(ふっ…アホらし……)
見ればわかることなのに、こんな考えをしてしまう私が妙に馬鹿らしくて、つい腑抜けてしまった。
別に何もおかしい所なんてないのだ。 きっと少し疲れているだけなのだろう。 そう自分に言い聞かせてこの場の幕を閉じた。

それからしばらくは互いの時間となった。 だがやはり気にかかることがある。 些細な違和。 その感覚は心にしこりを残している。
(ハヤテはあんなにも無表情に喋る奴だったか?)
釈然としないままに私は日常を過ごしていた。 そしてマリアが一線を越え、咲が自宅に戻り、漫然とした喧騒からも抜け落ちる頃。


他人に刈られた種がむくりと芽を出し始めていたのを私は感知することができなかった。
401 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:13:38 ID:cOm3gqGz
私は自室に戻り、一人で先日に発売された新刊などを読みながらくつろいでいた。

まさかこれほどまでに加筆されているとは驚愕だ。 ココまですれば単行本の売り上げもかなり違ってくるだろう。
なぜだか、えもいわれぬ嫉妬がうずまいてくるな…… まったく!! 少しは見習えばよいものを!! まったく!!
それにしても、漫画の初版というものは出荷数がある程度に抑えられているから困る。 ――玄人好みのあつかいにくすぎる漫画。
ふとそんなフレーズが頭を通り抜けていくが、まあ置いておく。 それに出版業界だけの話ではない。 他種の業界でもそうなのだ。
企業の体制を取り繕うためとか、とりあえず何をしてでも実績を欲しがってみたりなどと、市場および消費者のことなど二の次だ。
希望に応えようという姿勢こそ垣間見れるが、それならばもっと視野を広く、そして目線を下に落とした考え方をするべきなのだ。
だいたいだな、数が足りていないんだ。 一流の企業ならば自社の製品を欲しがっている人間の数など簡単な調査で出せるはずだ。
それなのに!! 絶対数が足りてない!! そのおかげで市場は迷走の体をみせ、ヤ○オクまでもが炎上する羽目になどなるのだ!!

――――これではもう、物を売るというレベルではない。

(…………)
そういえばマリアはどこだろう。 さっきは13号と一緒だったような気もする、けど…けっこう仲がよさそうにも見えたな……

「――――」
強烈なイメージが脳裏に浮かんでは消えていく。 でもたまにはマリアにだってストレスを解消させたい時があるだろう。
はたしてそれがきちんと解消できているかどうかは疑問ではあるが。

コッ、トントン
「ん?」
ページを捲る音だけが響いていた部屋にノックの音が到来する。 ふと時計を見ると結構な時間になっていた。 たぶんマリアだ。
(そろそろ風呂に入るか)
私は今日一日を振り返りながら扉の向こうへと相槌を打つ。 ややあってからキィと軋んで扉は開いていき、外気を導入し始める。

「お嬢さま……」 
「……え?」
ハヤテの姿が扉の向こうにはあった。 私はてっきりマリアだとばかり思っていたものだから、少しばかり動揺した。
何もせず、ただ呆然と立ってる私に向かってハヤテはパタンと扉を閉じ、おもむろに部屋の明かりを――落とした。

「あっ!?」
一瞬にして闇夜に閉ざされる世界。 目を開けて突っ立っていた私は暗順応を待つこともできずにその場に座り込んでしまった。
目を瞑り、ぺたんと床に座るのみの私にひたりひたりとにじり寄ってくるハヤテ。 ハヤテだとわかっているのに恐怖を覚える。
やがて、すぐ傍までに距離を詰めてきたハヤテが私の肩に手を落とす。 その感触はとてもやわらかでなぜだか少しは安心できた。
肩に手を置いたままで、ハヤテはスッと腰を落としてから私の正面でやんわりと呟いてくる。

「お嬢さま…今日はありがとうございました」
「あ、ああ……」
さきほどの気恥ずかしいやり取りが思い浮かぶ、きつく手を握り締めてハヤテに届けばいいと思って放った言葉。 私の本心。
『私の執事はお前だ!!』と、強く強く語りかけた。 おそらくそのことに対しての謝辞なのだろう。
暗くて顔はよく見えなかったが、そのハヤテの真意は、おぼろげにだが汲み取れた。

「おかげさまで勉強も集中してできましたし……」
「そ、そうか、うん、そうだな……」
ハヤテとの会話が、明かりの落ちたこの部屋で淡々と続けられていく。 その間もハヤテは私の肩に手を置いたまま。
その置かれた手にほんの少し、ほんの少しだけ力が込められたような気がした。 その直後、ハヤテの口から漏れる。

「お嬢さまの執事は…僕でいいのですよね……」
同じことの繰り返し。 私があれほどの想いをぶつけたというのに、なおもコイツは聞いてくるというのか。
少し呆れる。 が、それでもそんなところがハヤテなのかな、と思ってしまう。 われながら重症なのかもしれないな。
それならば、もっとハヤテが安心できるように、心を落ち着けて悲壮な想いにたゆたわぬようにと、私は言葉を紡いだ。

「だから…私の執事はお前しかいない…と言っただろ」
やさしく、微小に上昇していく体温を伝えるように、このぬくもりごと手渡すように、ハヤテに流し込んだ。
その言葉を受けてか、ハヤテは沈黙した。 張り詰める空気。 そして空気が揺らいだと思った瞬間、私は宙に浮いていた。
402 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:14:15 ID:cOm3gqGz
「――――っ!!」
一瞬何事かと思ったが、それは私がハヤテに抱き抱えられているのだということがすぐにわかる。
ゆらゆらとした浮遊感に身を任せ、私は事の成り行きを傍観者のようにただ見ることしかできなかった。

ぽすん
やわらかい感触が背面に広がる。 私はハヤテの手によってベッドの上に寝かされ、天上を眺める形となった。

「どうした?」
ハヤテの行動があまりにも突然だったから私は思わずその行為に対しての返答を求めていた。

「でも…僕は優秀ではないですし…だったら…こうすることでしか…僕の意味は……」

――キシ
言い終えるのを待たずに、衝撃を緩和するための音が微かに響く。 ハヤテは私に覆い被さる格好で身体を詰め寄せてくる。
その表情は曖昧で、上手く読み取ることができない。 でも、たぶん自虐的な顔になっているのだろう。 なんだか切なくなる。

「ハヤテ……」
私は答えに戸惑い、雑然とした思考のままでハヤテの顔を見つめていた。 さらに距離を詰めてくるハヤテに対して無意識。
多雑な意味で追い詰められているような形式になるが、ごくごく自然とハヤテの手を取って、胸の一番奥から感情を引き摺り出す。

「馬鹿だな…ハヤテは十分に私のために働いてくれているではないか、それ以外にも私はハヤテじゃなければダメなのだ。
 だから…そんな顔をしないでくれ、いつものように笑顔を見せて欲しい。 私を導びくことができるのは、お前だけなんだからな」
自分でも意外なほどに甘く、僅かな温度で溶けてしまいそうな言葉。 でも――それほど恥ずかしくはなかった。
私の想いをただただ伝えたかった。 重なる手をそっと胸に置き両手のひらで包む。 そして私からハヤテの唇を奪いに行った。
403 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:14:53 ID:cOm3gqGz
ちゅ……
「んっ、っうん…っはぁ……」
唇と唇が交差した接点。 軽く触れ合っただけなのにその密度は収縮されている気がした。 だからなのだろうか熱量が高く感じる。
その熱を逃すまいとして、私はもう一度自分からハヤテの唇を捕食するために、右手をハヤテの頭に回してグイっと引き寄せた。
そして左手を頬に添えて、ハヤテへの想いを懸け、これからのことに思いを致しながら、私はゆっくりと瞳を閉じていった。

ちゅっ、ちゅちゅ、ちゅふっ……ちゃぷ……
「ふっ…んんっ…れろ……」
過去の何回目かの経験から私にも余裕分がある。 それでもまだキスは慣れないこともあるが、今はそんな羞恥はどこにもなかった。
自室ということもあるし、心にゆとりも持てる。 それに一番大事なことはハヤテに対して今この瞬間の私の態度を示したかったら。

だってハヤテだから。 私の執事のハヤテだから。 私だけのハヤテだから。 とても大事な、大切な――ハヤテだから。

くちゃ…ちゅる…ぴちゃ…ちゅちゅっ……
「れろ…んふぅっ…ぷふっ…ちゅぅ…ぢゅっ……」
動作に不慣れな舌を懸命に蠕動させる。 脳から送られてくる指令はそのことだけに占領される。 なおも継続して命令を下す。
反転して感覚は緩慢になるが、それでも舌からの刺激だけで純粋に細胞まで広がっていく。 身体全体が舌になってしまうかの錯覚。
ハヤテの口腔から舌だけを目指して絡めていく。 唾液で唇を潤わせてずるずると這わせていく。 稀に擦れ合うカチンとした触感。
そんなアクセントすらも心地よかった。 そして十分にほぐれた唇を離していく。 つぅ、と繋がりを形作る口付けの後のしるし。

「ぷはっ、はぁっ、はぁっ……あ」
なんだかとてもキラキラしていてキレイだ。 頭と顔がボーっとして熱くなってきた。 身体も同時に熱を帯びていくのがわかる。
高まる感情を抑え切れそうにない。 私はこんなにも淫らな女なんだ。 ハヤテのことを想うと……理性が……
もう…ダメ…… 我慢ができそうにない。 正直な所、スゴイ怖くもある。 …でも、ハヤテといっしょにいたい――――

「抱いて…ほしい……」
「お嬢さま……僕でいいんですか?」
わりとありふれた意思の疎通をはかるための会話。 それを実際に口にする日が来ようとは、夢には見ていたが思ってはいなかった。
なんとなく気恥ずかしい。 が、嬉しくもあった。 ハヤテの同意を得られたことが、至極歓喜の鐘を鳴らしていた。

「ん…ハヤテだから…いいのだ」
「――はい」
にっこりと、ようやく笑顔を取り戻したように思えたハヤテが応えてくれた。 やはりハヤテには笑っている顔が一番だ。
胸の奥から嬉しさや楽しさ、切なさや恐怖、不安、期待などが一度に大挙してくる。 動悸が激しさを増していく。
鼓動を隠すようにして私はハヤテに抱きついた。 だけど冷静になって考えると抱きついたほうが相手には余計に聞こえてしまう。
それでもハヤテのぬくもりを手放すなんてことはもう私にはできない。 できるわけが――ない。

「や、やさしく……してくれないと、駄目だからな」
「うっ…が、がんばります――では……」
頼りなくもほっこりと微笑んでくれた。 そのままハヤテは私にキスをしてくれて、それから上着を脱がし始めてくる。
次にシャツ、キャミソールと薄紙を剥ぐようにそーっと震える手で捲くってくる。 一枚、また一枚と剥がされていく私の装束。
その拘束から解かれていく私の胸中は不思議と穏やかだった。 なぜこんなにも冷静なのだろうか。
もしかしたらハヤテのことを想うあまり達観してしまったのだろうか。 わからない。 でも一つだけはわかる。
私がハヤテのことをもし、仮にだが、万が一のことで見捨ててしまうようになってしまったら、ハヤテは――――また一人。
そんな悲壮な仮定を実現させてはいけない。 暗く悲しいのはいけないんだ。 だからなのだろうか、少し冷静になっている自分は。
404 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:15:37 ID:cOm3gqGz
「スマンな…こんな身体で……」
自分のあまりにも起伏に乏しい身体を恥じる。 でも生まれ持ったものなのだから仕方がない。
問題はハヤテの好みに合わないだろうということだけ。 ベッドに寝かされ上半身を晒している私は両腕を胸の前に交差させていた。

「…そんなことありません、お嬢さまはとても魅力的ですよ」
スッと手を絡めてくるハヤテ。 私は両腕を弾かれて胸のすべてを露見させられた。 ハヤテはそのまま両手を握り締めてくる。
じっと見つめられている薄い私の胸。 堪らなくなり顔を横に背ける。 それからおもむろにハヤテは先端に唇を近づけてきた。

ぺろ…ちゅ…ちゅば……
「ひゃっ! やっ、ぅんっ……」
ハヤテの生暖かい舌触りが私の乳首を責め立てている。 胸の中で唯一の突起をぺろぺろと舐めまわしている。
舌が触れた瞬間に私は声を上げていた。 外気に肌を晒して敏感になっていたのも相まってか背中からぞくぞくと粟立ってくる。
ハヤテは乳首を舐めながら私の乳房に手を寄せてきた。 情けなくも貧相なので手のひらで抑えるような格好になってしまっている。
それでもさわさわとまさぐられていると、大した脂肪も備えていないのに揉まれている気分になってくるのがおかしな感覚だった。 

ふに…もにゅもにゅ…ちゅちゅっ…ちゅっ……
「ふぅっ…ぁん…あっ…ふぁっ…はぁっ……」
右手はいまだに繋がったままで、もう片方の手で断続的に愛撫が続けられていく。 私は揉み上げられていく快楽を受け入れていた。

ハヤテに触られている。 ハヤテに触ってもらっている。 ハヤテに――快感を与えてもらっている。
気持ちいぃ……なんだか身体全体の産毛がぞわぞわと逆立ってきそう…あぁ…もうこのままずっと触っててもらいたい……
はぁ…はぁ…はぁ……も…う、よくわからなくなってき…て……る……

ふにっ、ふにっ、くにゅっ…くりくり……
「ぁん! ふぅぁっ…あぁっ…ひゃん! ひゃぅぅっ!!」
清流の流れのような愛撫にただ身を任せていた私は、突然急流に投げ込まれたかのように身体をビクンッと仰け反らせた。
ハヤテが胸の先端、私の乳首を指でなぞったかと思ったら、くにくにと弄び始めたからだ。 予期せぬ悦楽に身をよじる。

くにっ…くりっ…ちゅぢゅっ…ちゅぱっ……
「ひゃぁ! ひゃゎぅっ! あっあっ…あぁ…はぁっはぁっ……」
左の胸をまさぐられ右は乳首を吸われている。 決して均整の取れたリズムではなかったけれど、そんなことを考える余地はない。
そして交互に、稀に同時にと断続的に快楽が襲い掛かってくる。 私はそれに抗うことはできず、またしようとも思わなかった。

はぁっ…はぁっ…もう…だめ…もう…胸は限界かも……んっ…これ以上…触られたら…きっとおかしくなる……
でも…あんっ…止めて欲しくはないような…続けて欲しいような…はぁん…いったい…私はどうしたらいいのだ……

「お嬢さま…スカート、よろしいですか?」
「ふぁ? あ、ああちょっと待て……っと」
ぷちっとスカートの止め具を外してから私は恥ずかしくなってきた。 いや確かにこのあとの行為のことを思えば必然なのだが。
それでもこう自ら行為のために、というのがちょっと気恥ずかしくもある。 そんな私の気配を察したのかハヤテが手を掛けてきた。

するっ
腰に手を回されて片手で簡単に下ろされてしまう。 これで私に残されたのは下着と靴下だけになってしまった。
それも下着には恥ずかしい染みがきっとついているに違いない。 私はおもわず手で顔を隠していた。

「あ、あんまり…見るな……」
「大丈夫ですよお嬢さま、コレはお嬢さまの身体が正常な証拠です」
そう言われると余計に恥ずかしくなるではないか…もう……でも、まあハヤテがそう言ってくれるのだからいいか……
んっ…あんっ!

ちゅくっ……
「あっ、ぁぁ…ゃんっ!」
下着の上から指が這われる。 そこはすでに十分過ぎるほどに湿っていた。 ちゅくちゅくと湿り気を帯びた卑猥な音が室内に響く。
その音が妙に生々しくて、私は異様な興奮を覚え始めていた。 自分の身体の密かな変化をハヤテに知られているからかもしれない。

すりっ…ちゅく…ずっ……ちゅく……
「ひっ…ひゃぁっ…あっ、あっ、はぁっ、はぁっ」
繰り返し繰り返し擦られる。 下着の上からでも快楽は変わらない。 純粋に気持ちがいい。 ただ恍惚とするのみだ。
ここにきてようやく心に安寧が訪れていた。 さきほどの服を脱がされていく時の精神状態に近かった。
なんといってもハヤテと一つになれるのだ。 これほど嬉しいことはない。 ただ、やっぱり多少の恐怖もある。
405 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:16:20 ID:cOm3gqGz
ハヤテを全部受け入れられるのだろうか? 私のこの矮小な身体で納まりきるのだろうか? ハヤテを満足させられるのだろうか……

すっ
「あっ……お嬢さま……」
自然と私の手はハヤテのズボンに伸びていた。 焦り――なのかはわからないが、とにかくハヤテにも気持ちよくなって欲しかった。
開いている左手でズボンの上から擦る。 もうすでに硬く張り詰めていて苦しそうにしているハヤテのあそこをこすこすと摩った。

「くっ、ぁあ――」
ハヤテが喘いでいる。 相変わらず可愛い声で鳴いていた。 そんな状態でもハヤテは私にも愛撫を忘れてはいなかった。

ぺろ…ちゅ…ぢゅく……くちゅ……
「んんっ! んっ、んっ、ぁんっ……あっあっ、あぁっ、あっ……」
舌で、指で、手のひらで、乳房と乳首とあそこを責め立てられる。 自分の残響が頭の中を白く霞みがけていく。
理性を失う前に私はハヤテに言うことがあった。 考えられなくなる前に言わなくてはいけない。 ごくっと喉を鳴らして口を開く。

「はっ…は、ハヤテ…んっ…ハヤテも…ひゃっ! ぬ、脱いで……あんっ!」
しどろもどろになり、喘ぎながらもなんとか紡いでいく。 おそらくはしっかりと伝わっているはずだ。
ただその様子がおかしかったのか、ハヤテはクスッと軽く微笑みながら自らの執事服に手を掛けていく。

「はい、では少しだけお待ちくださいね」
ちゅ
唇に軽いキス。 ますますハヤテに惚けてしまう。 きっと顔中、茹で上げたロブスターのようになっていることだろう。
それなのにハヤテは自分の服を器用に脱ぎながらも唇から首筋、胸元からおへそ、そしてもっと下へと、つつと唇を這わせていく。

ちゅ…ぺろぺろ……れろ…れろ……
「ひゃっ…あくっ…あっ…はぁん…ああっ、あっあっあっ……」
ほぼ全身に近い部分を嘗め尽くされながら、私はハヤテの裸を網膜に焼き付ける。 こんな機会は今までにはなかった。
これから先のそう遠くない未来には幾らでも見れることはあるかもしれない。 でもこの瞬間は今しかないのだ。

するりするりとキレイに剥ぎ取られていくハヤテの衣服。 ぱさりぱさりとベッドの脇に積み上げられていく。
じぃーっと見つめてハヤテの様を観察する。 徐々に露わになるハヤテの白い肌。 徐々に離れていくハヤテの頭。
そして最後の一枚まで全部脱ぎ終わった時、ふとハヤテと視線が絡み合った。

「――――」
無言のままで、つい、とハヤテは顔を押し下げて私の間に潜っていく。 下着に指が掛けられてずるずると引き摺られていった。
私のあそこから恥ずかしい体液がつぅーっと引かれていく感触がわかった。 でも、もう何も恥ずかしいことはないのだ。
ハヤテとこういう行為をしていることで沸き起こる自然な生理現象なので、コレは自然なことなのだ。 自分を言い包める。

くちゅ…くちゅくちゅ……
「ふぁっ! あっ…はぁんっ、ああぁっ!!」
「お嬢さま…こんなになってます…そんなに気持ちよかったんですね…それなら……」
ハヤテの指が私の大事な部分に侵入してくる。 そこには異物感よりも先に快感のほうが流れ込んできた。 たまらずに声が漏れる。
『それなら』といったハヤテはさらに舌を伸ばそうとしていた。 私は思わずこれから来るであろう快楽に身構えていた。

ちゅぴ…ちゅ…じゅる…ぢゅ…ぺろ……
「ゃぁっ…はぁんっ!! ひゃあぁああ! ああぁ……あっああっあぁああ!!」
ハヤテの責めを受けながら絶叫に近い喘ぎをだらしなく垂れ流している人物がいる。 まるで他人事。
いったいコイツは誰だ。 こんな声を出せるなんて私は知らない。 知らなかった。 まるで別の人。

迫り来る興奮の波の中、客観的になっている自分もいた。 理解に苦しい。 だがこれも事実、そして私自身なのだ。
現実を受け止める、というのは語弊がありそうだがすべては最初から知っていたことになる。 わかっていたことだったのだ。

いやらしい自分を認識することで、軽く受け流すことにした。 それからはもう――ただ夢中になって戯れるだけ。
406 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:16:57 ID:cOm3gqGz
ぢゅっ…ずっ…ずるずる…ずずっ――ぢゅっ!
「あっあっあっあっ…ああっ……ああぁっ!!」
無意識にハヤテの頭に足を絡め、強欲な獣となって快楽を貪る。 それに応えてハヤテの舌もその激しさを増していった。
膣を抉るように、深く、深く。 上、下、左右と縦横に食んでいく。 怖い。 自分も怖いが無限にも思われる快楽が――怖い。

ぐちゅっ…ぐちゅっ…ずるっ、ぞずずず……
「いやぁっ! あああああぁっ!! あはぁっ、はあっはあっ…はあぁぁぁ……」
先があるのにも係わらずに、私は完全に快楽の虜となってしまい、あそこを舌で弄られただけで軽く達してしまった。 
消耗し磨耗され、少しぐったりとしてしまう。 己の体力の無さが身に応えた。 それでもまだ身体はハヤテを求めている。

心がハヤテを求めている。 ――――いつかきっと叶う。 そう思い続けて信じてきた。 

「はぁっはぁっ、ハ、ハヤテぇ…もう…そろそろ…………ぃれて」
「大丈夫ですか? もう少しほぐしたほうがいいかなと思ったんですけど……」
「平気……全部…全部受け止められるから……大丈夫だから……」
決意を胸に押し込めて私はハヤテを引き寄せた。 そのまま頭を抱え込む形でなでる。 すると私もハヤテになでられた。
見つめ合い、キスを交わす。 瞑られる瞳からは溢れ止まらぬ涙。 感情の堰はもうぼろぼろに壊れてしまっていた。

足の間から迫り来る感覚。 ぴたっと宛がう感触が心の堰を止めてくれた。 すぅっと引いていく涙が頬に跡を残す。
何も言わずにそんな所にまでハヤテはキスをしてくれた。 それに応えるようにして私はハヤテを少しづつ分け入れていった。

ズッ
「ぅくっ……」
ズッ
「ぅゎっ……」
ズッ
「ひゃっ……」
ズッ
「…ぃた……」
ズッ――

止まる。

「いいから…大丈夫だから……」
はたしてこれはどちらに対しての言葉だったのか――――おそらく二人にだろうと思う。

「――――」
「――――」
語らず、言葉も掛けず、聞かず、応えず、ただ愛する。

ズズッ……プッ!
「――――ッ!(くっ……)」
これがハヤテに対する私の答え。 純潔を捧げることによる有意の証。 無意な生などあってたまるか。
だからハヤテに意味を持たせるためにあげた。 だって…もっと自信を持っていて欲しい……私の傍にもいて欲しい……

それが答えの半分。 残りは……自分の我儘かな……
407 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:17:42 ID:cOm3gqGz
「ゆっくり…しますね」
ずずっずずっと牛歩並みの速度で埋もれていくハヤテ。 まるで焼けた鉄のように熱く私を焦がしていく。
実際に焼ける痛覚を私は下腹部に捉えていた。 痛い痛いと聞いてはいたが本当に痛い。
それでもかなりゆっくりとハヤテが動いてくれているおかげで、その間隔はそれほど酷いものではなかった。

ズッ……ズプッ……ズッ……
「んんっ…っはぁ……んんっ…っはぁ……」
我慢をしていると思われたら嫌だな……でもハヤテは気付いてるだろうな……うぅ…痛い……
でもやっぱり我慢しなくては…ハヤテにもっと気持ちよくなって欲しいし……って気持ちいいはずだよな?

痛みに対して気を紛らわそうとして、とりとめもないことを考えながら天上を眺めていた。

ズッ、ズズッ……グチュ…グチュ……ッズク
「うっ…っくはっ…はぁっ、はぁ……ふうぅぅぅ……」
胃の下の辺りが何かに突き上げられ、そこでその何かは腰を下ろす。 ハヤテがぴったりと私の膣内に収まってくれたということだ。
受けきれた喜びと、じんじんとした止まぬ痛みとの両方が拮抗している。 だが、しだいにそのバランスは崩れ、ある一方へと傾く。

(あ…少し楽に……このまま…このまま繋がったままで…もう少し…もう少しだけだから……)
「無理をさせてしまいましたね……少しこのままでいましょうか」
ほぅっとする魅了の声が私の耳を突く。 途端に穏やかになれる、魅惑的な声。 私は胸とお腹の両方の奥から熱を感じていた。
痛みがじんわりとしたものに変わってくる。 心もじんわりと温かくなってくる。 やがてその熱は身体全体に広がっていった。

「馬鹿もの…これは私が望んだことなのだ。 無理などしていない! それに…半分はハヤテのためなんだぞ」
「え?……それってどういう……」
「あまり気にせずとも良い……ただの戯言だ」
私が少し自嘲気味に言い放つと、ハヤテのほうからキスを迫ってきた。 断る理由などあるわけもなく応える。

ちゅっ…くちゃ…ぴちゃ……
「んふっ…ちゃぷっ…ふっ…ぷはっ」
唇を絡め、舌を巻き込み、吸い付き、互いに貪りあった。 その間もずっとハヤテは私の中で沈黙を守っていた。
膣内でも知覚することができるということに感動を覚える。 硬さや熱さなど、挿入され始めた時より遥かに感じ取ることができた。

「――お嬢さま」
「ん?」
「やっぱりお嬢さまは僕の一番大事な人です」
ニコッと笑うハヤテの顔は本当に穏やかなものになっていた。 その笑顔を見ているだけでますます身体が熱くなってくる。
じわぁっとした感触と共に、あそこの奥からも熱を感じ取っていた。 痛みはもうほとんど消えかけている。
ただ単に感覚が麻痺していただけかもしれない。 それでもいいからと、もっとハヤテと深く繋がりを求めて私は促すように言った。

「動いて…いいぞ……もっとハヤテを感じたいから……」
「――はい」
私の中に入っているモノが引き抜かれていく。 あそこから溢れている体液(と、おそらく血液)が潤いを加速させてくれていた。
おかげで大した引っ掛かりもなく、ぬるりとスムーズに私の膣内から離れていこうとしている。 そしてまた、戻ってくる。
おかえり、と言いたくなるのを堪えてハヤテを全身で感じようと集中する。 グッと手を握り締め、ぎゅっと目を瞑った。

づちゅ…ずっ、ずりゅっ……くちゅ、ずっ……ずっ……
「ふぁっ! ぁん…あっ、ひゃっ……あふっ……」
ハヤテからの蠕動を私の大事な部分で受け続ける。 一つ、また一つと全ての行為の意味を余すことなく、漏らすことなく。
初めは不安だった。 まともに事に及ぶことはできないのではないかと危惧したりもした。 でも今となっては杞憂だった。
408 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:18:29 ID:cOm3gqGz
キシ――ちゅくっ…にゅちゅっ… キシ――ぢゅくっ…ぢゅくっ…
「はぁっはぁっはぁっはぁっ」
「あっ…あっあぁっあぁぁっ」
僅かに、でも確実に速度を増していく振り子にも似た運動。 その振動が私を揺さぶり貫いていく。 溢れてくる淫らな体液、音。
もう一度私はハヤテを引き寄せてキスをせがんだ。 幸せなキスを夢中になって啄ばみ合った。 継続される卑猥な音が部屋に響く。

ギシッ――ぱちゅっ、ぱちゅっ… ギシッギシッ――ぶぢゅっぶぢゅっ…ちゅぶっちゃぶっ……
「ハッハッハッハッ、ハァッハァッ……」
「アッ、ンアッハァッ…アッアッアァッ」
呼吸は乱れ、髪も振り回して、ハヤテと私のトーンが高く――上がる。 すでに互いを見ていないのかもしれない。 なぜなら――

繋がっている部分、ただ其処だけが――至福なんだと。

ギッギッギッギッ――ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
「ハァッハァッ、ハッハッ…ハァッハァッ……」
「ハァッ、んはぁっあぁっふぅ…ひぃゃぁっ!」
私はもう限界だった。 初めての体験に体力のほうが賄えなくなり、ついていけなくなってしまった。 鼓動が不規則に刻まれる。

(あ、と…もう、ちょっとだ…け……)

ずぷっずぷっずぷっ…ずちゅっぐぷっずちゅっぐぷっ……きゅぅっ!
「く…ぁあぁぁ、お、お嬢さま…すごく…締まって……」
「はぁっはぁっはぁっはあぁっ…はぁぅ……ひゃっ!?」
突然の事態に思考も、もうついていけない。 身体が急激に縮小されてハヤテとの接点に凝縮されてしまいそうだった。
永劫に吸い込んでいく。 間隔も待たず、永続に流れ込んでくる圧倒的な熱量が次々と私の中で分裂を繰り返している。

「くぅぅっ…も、もう出……お嬢さまっ!!」
「いゃぁ! あ、あぁぁぁ! ハヤテぇ!!」

びくっ…びゅるっ、ぶびゅるっ、びゅくっびゅくっ! ビクンッ!
「あぁぁぁぁぁぁ――――」
はぁ……はぁ……熱い。 何もかも。 こんな…こんなことって……んぁっ!!
ふっ……ふぅっ……やっと…これで本当の意味で、一つに……なれた……かな?

余韻を味わうことで実感がにじり寄ってきた。 ようやくハヤテの全てを受け止めることができた嬉しさ。 それが半分。

――――そして

こんな幸せそうなハヤテの顔を見れたことが、もう半分。
 
「お…さま――お嬢さま?」
「――――え?」
私があまりにも呆けていたものだから心配してハヤテが訊ねてきた。 かなり疲れてはいたが、意識はもう正常に戻っている。
だから、その心づかいに感謝を込めてやわらかいキスをした。 唇をそっと重ね合わせて、そこで初めて気がついた。

ハヤテの左手と私の右手は――――最後まで繋がったままだったことに。
409 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:19:05 ID:cOm3gqGz
―閑話―

そこはマリアの部屋。 その室内の光源から上品なカーテンに映しだされる影が二つあった。
一つは線の細い、それでもしっかりとした、おそらく青年だろう。 もう一つは、形容しがたいシルエットをしている。
互いに寄り添いなにやら囁きあっている様が浮き彫りにされていた。 ふと、青年の方が扉の遥か向こうをしきりに気にしている。
離れる二人。 青年は扉の方へと赴く。 表情までもは読み取れないがどうやら楽しそうな雰囲気。 彼は目的を窺うことなく戻る。

そしてまた、再び二つの影が重なり合った。

「ふぅ…ほんの少し生存願望を意識させてあげただけなのに……やれやれ、人間は複雑なのか単純なのか」
「んー、13号くん何か言いました?」

―閑話休題―
410 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:19:55 ID:cOm3gqGz
「あっ!!」
そういえばすっかり忘れていた。 時間的にもそろそろマリアが寝室にやってきてもいい頃だった。 私の背筋から嫌な汗が流れる。
(まさか…気づかれた?)
勘が働くマリアのことだ、もしこの部屋の前まで来ていたとしたら、きっと中の様子に気がついて気を利かすことぐらいはしそうだ。
(でも、まあこうしてハヤテと結ばれたことに関しては、マリアだったら何も言わずに祝福してくれるんじゃないかな……)
繰り返してきた日常が記憶として蘇ってくる。 マリアと過ごしてきた日々。 マリアも私にとって、とても大切な存在。
私がそう思っているのだから絶対にマリアも私のことを大事に思ってくれている。 ……自惚れかな?
(うーん…確認してみるか)
私は隣で眠っているハヤテに気づかれないようにするっとベッドから抜け落ちた。 するすると着替えを済ませ廊下に出る。
下着は着けていない。 それでも歩きづらい。 痛みも若干残っているし、まだハヤテのあそこが入っているような錯覚がする。
それでもなんとかひょこひょこと歩き向かう。 この時間なら自室だろう。 もうお風呂は済んでいてもいいはずだ。

そして私はマリアに会うために一人、歩みを進め、ようやく辿り着く。 と、なにやら騒がしい。

「わー、やっぱりマリアさまは何をお召しになっても、とてもステキです!!」
「もう…13くんったら……でもさっきはいったいどこに行こうとしてたんですか?」
「ははは、まあまあ――では、次はこのお洋服も着てみてもらえませんか?」
「え? こ、こここんな派手で生地の面積も少なくて、何やら色々とオプションも付いている服も、き、着るんですか?」
「ええ、おそらくこの服はマリアさまにしか着こなす事ができません!!
 いや…マリアさまに着られる為にのみ存在すると言っていいでしょう!! ですから……ほら」
「あ…ちょっと急にそんな……」

マリアの自室を前にして私は立ち往生してしまった。 なぜだか知らんが部屋の中からとても艶やかな会話が聞こえてくる。

「――――」
しばらく思案したあとで、くるりと踵を返し私は自室へと戻る事にした。

「さて、と、ハヤテのために何か飲み物でも取ってくるか」
この様子ならおそらく一人と一体の夜はまだまだ続きそうだ。 私は台所を経由してからハヤテの可愛い寝顔を堪能するとしよう。
それにしても…長い一日だったな。 なんだか二週間くらい過ごしていたようだ。 ……でも試験が無事に終わればよしとするか!

私はほくほくと一人微笑む。 だって試験後にはもっとステキなことが待ち構えていそうな予感がしたのだから。

(了)
411 ◆p37q8m.Rqs :2006/11/14(火) 23:22:20 ID:cOm3gqGz
以上です。
連作という形で投下させて頂いてきましたが、今回が最終話になります。
次に書く機会がありましたら、別のカップリングにしてみたいと思います。

お目汚し失礼致しました。

>>186、187
ありがとうございます。
トリップだけのこのままで行きたいと思います。
412名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:02:26 ID:1TxX8HJF
GJ!!
413名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:42:39 ID:U4ch1xUk
雰囲気はいいんだけど、話がよくわからん。
なんか複数の話がブツ切りでつながってる感じがする。
414ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:36:07 ID:sWEDVdHe
本誌の今週ネタ投下いたします!ネタバレにご注意を!
415ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:36:38 ID:sWEDVdHe
ども、いいんちょさんこと瀬川泉だよ、
試験が終わった日に、ただいま私は白皇学院の保健室に居ます。
それは何故かと言いますと、ベッドの上で寝てる男の子が原因なのだ。
「う…ううう〜〜〜ん…」
おっと、ようやく気付いたみたい、ゆっくり目蓋が開いていくよ。
「えっと、大丈夫かな〜ハヤ太君」
「いてて…あれ、瀬川さん…」
保健室のベッドで目覚めたハヤ太君は、起きるなり自分の後頭部を摩りながらに、
しばらくボーっとしてたよ、まぁ仕方ないかもね…だって頭からあんな風に落ちたのだもん。
「そうだ、僕…確か時計台の上から…」
「す、凄かったね〜私はちゃんと見たからねハヤ太君の勇姿は!…初めはね」
「私はって…」
あ、ヤバ…
「にはは…それが、ヒナちゃんに良いタイミングで声をかけられちゃって…」
そうジャッキー時計台から落下シーンを見事に演じたハヤ太君だったのだけども、
見事なタイミングで撮影カメラ…及び観客の視線は唐突に現れたヒナちゃんに向けられてたのでした。
「つまり僕の頑張りは無駄だったと…はぁ」
「うわ〜落ち込まないでハヤ太君!!」
ちなみに他の皆さんは、この事を知ったヒナちゃんの長いお説教の真っ最中だったのだ。
この泉は無事にいいんちょさんとして、ハヤ太君を保健室に運ぶという名目で、
逃れたのだけどね、にはは。

「そういえば…カメラはいたる所にあるのですよね」
突然にハヤ太君は思い出したように呟いたの、
確かに色んな場所に設置してあるよね〜防犯カメラから無断で映像を拝借する事もあるけど。
「そうだけど…どうしたの?」
「もしかして…僕達のも」
「あ…」
ハヤ太君の言いたい事を理解し、私の心臓は大きく鳴ります…そして顔が熱くなるのでした。
つまりそれはその…ハヤ太君に密かに色々とされちゃった場面の映像があるのではという事。
基本的に防犯カメラとかに気にしてたけども…あんなハヤ太君の恥ずかしい映像があるなら、
あっちの映像もあるかもしれないという事だよね。
私は今まで見た事が無いけど、リサちんとミキちゃんが隠し持っている可能性はあるかも。
ハヤ太君と私は顔を見合わせると、動画研究部の部室に戻って探す事にしました。

「無いですよね…」
「うん、無いね〜」
416ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:37:09 ID:sWEDVdHe
色々と二人で探して見たけど、お目当ての物はありませんでした。
変わりにハヤ太君の恥ずかしい映像なら、たっぷり出てきたけども。
「これは没収させてもらいますから!」
「え〜〜〜〜〜!!可愛いのに〜!!パンチラとか!」
まぁ、とにかくまだ全部はとても量があるから調べて無いけど…
一通り見た最近のには映ってないし平気かな?
「でも、逆に無いと…ちょっと寂しい気持ちですよね」
「ほえ?そうかな…う、悪い予感」
こっちから見てハヤ太君は後ろを向いてるけども…
またあの黒いオーラを出してるみたいだったからね。
もしかして…意地悪ハヤ太君になってるのかな?
「機材もあるし、撮ってみましょうか?」
「や、やっぱり…」
こっちに振り向いて、それは確信に変わるのでした。
うぇ〜ん!またエッチに苛められちゃうんだよね、でも…何だかドキドキしてた泉だったのだ。

「ねぇ…本当に撮っちゃうの?」
「せっかくカメラがあるのですしね」
こっちにカメラが向けられてる…さすがハヤ太君だね、カメラの使い方も上手いみたい…
しかもその撮影されたのが向こうの大きなモニターに鮮明に映っているの。
制服を脱いで裸になってる泉の姿が鮮やかにね…
「では、初めて下さい!」
「う、うん…あ…あはぁ…」

チュプゥ…チュブゥゥ…

部室内に卑猥な水音が響きます、それは私の股間からの音でした。
片手を股部に乗せて指を入れていく…
このすでに濡れてきてた膣内にゆっくりと、滑り込ませるように深く挿し込んでいっちゃう。
「ひゃん!にゃ…あぁ…」
そして敏感なとこを指腹で擦るのでした。
この時にハヤ太君に命じられたのは、いつもしてるような一人エッチをしてみせてという事だったの。
「瀬川さん…もう少し強めに指を入れて下さいよ、いつもしてるみたいに」
「私、そんな激しいのしてないもん!」
うんしてないよ、こんなにびっちょびっちょなアソコにだってしてないし、
これはハヤ太君がカメラでじっと見てるせいだもん…
その視線が泉をもっと興奮させて敏感にさせてるのに!
「あぁ…はぅぅ…あぁ!!」
「ほら…自分の指で乳首を摘んで引っ張って…」
「う、うん…はぅ!あぁぁぁ…」
417ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:37:44 ID:sWEDVdHe
もう片手で、震える胸のピンク色して起ってる乳首を摘みます、
そして引っ張って弄りました…にゃ!あぁ…感じるよぉ〜〜!!
「あんっ…おっぱい気持ちいい…あぁ…」
「可愛いですよ、瀬川さん…表情もエッチになってますし」
「そうかな…あぁ!!」
自分では、どんな顔をしてるか分からないよ〜そんな表情をしてたのかな、
ハヤ太君は指でモニターを指したの…そして私は見ちゃった。
「画面の方を見てください…とってもエッチな顔になってますよ」
「!?」
凄い顔してる…あんな赤くなって恍惚してて…
見るからに泉の顔はエッチな表情だったのでした。
「もう…そんな撮っちゃ駄目ぇぇ!!あぁ…」
しかもカメラは、すっかり洪水になって変わり果てたアソコもアップで映すし…
うわ…充血して豆が硬くなって起ってるとこまで鮮明に見えてるよ〜!!
「あらら、もっと漏らしたように蜜が溢れてきましたね」
「あうぅ!もう…意地悪〜〜!!」
全身が燃えるように熱い…すっかり火照ってきちゃう、駄目…段々と指で弄るだけでは
物足りない…疼きが消せなくなっていくみたい!
「ハヤ太君…もう…」
そして彼を見るの…物欲しそうな目で訴えていく、そろそろ頂戴ってね。
すると意地悪モードなハヤ太君の口が微笑みました。
「仕方ないですね〜まったく」
そしてハヤ太君は君はカメラを固定させ、こっちに近づいて来る…
執事服のズボンのファスナーを下ろし、その中からアレを取り出してね…
「前戯はいりませんね、一気にいきますよ?」
「うん…」
私の背後に座ると、腰を持って私を軽々持ち上げるハヤ太君!
すると…狙いを定め入れていくのです。

ズブゥゥ…

「あんっ!ハヤ太君のおちんちんが入って…くる!」
指の代わりに大きな男の子のおちんちんが、泉の中に入ってしまったの…
凄い…内から拡張されちゃっているみたいだよ!
「いつもよりも締めてきてますよ、瀬川さんの中…」
「ひゃん!あぁ…そ、そうかな…あぁ!!」
確かに無意識に締めてるかもしれないな〜
私の肉体が喜んで、しかも勝手にハヤ太君のおちんちんを歓迎し、
膣を締め絡めて、これを摩っているみたい…感じるよぉ!!
418ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:38:32 ID:sWEDVdHe
「ほら、見て下さいよ…僕のが深々と刺さる瀬川さんのアソコ…もの凄く濡れてきてます。」
凄い…私のアソコ、あんなになってる!!
そして見ちゃった…モニターでアップになってる繋がったアソコが映ってたの、
どうやらこっそりとカメラを増やして全体とアップに映してるカメラまで設置させてました。
膣口が拡がりおちんちんを銜えてるのがハッキリ映ってる…
蜜でびちょびちょになってるハヤ太君のおちんちん…ヒラヒラでも包んでるみたい。
こんな大きいのが胎内に入ってるんだね〜見た目は痛そうかも、
でも気持ちいいのは私が一番知っているのでした。
「さすが白皇で購入したカメラ…激しく出し入れして瀬川さんのお腹の辺りが揺れてるとこまで鮮明です」
「あはぁ…ハヤ太君が感じてる表情も…おちちんの震えも鮮やかだよ…あぁん!」
体感だけでなく、視覚でも淫らな感じを味わう私達…
まさに見も心も充実してたのでした、だから…あの瞬間はすぐ来ちゃった。
「そろそろ…出しますよ?」
「うん出していいよ…泉にハヤ太君のミルクをいっぱい飲ませて!にゃはぁぁぁ!!!」
「うっ!んふぅ!!!」

ドブゥゥ!!ドクゥ…ドクドクゥゥゥゥ!!!

射精されてる…膣の一番奥でハヤ太君のおちんちんの先から大量のミルクが噴出してるよ!
奥の壁に当たり…やがて入り込んでいく、泉の子宮を真っ白に染め上げていくのでした。
熱く粘々してて気持ちいい…溺れちゃうかも。
モニターを見てみると、繋がったとこが震えて注ぎ続けてるのが、見た目でもよくわかったよ…
あ、僅かな隙間から白いのが漏れてきてる…勿体ないな〜。
「あぁぁ…イっちゃたよ、ハヤ太君…」
「満足でしたか瀬川さん…僕は大満足でしたけど」
「すっごく満足だった…にははは」
そしておちんちんは抜かれていく…モニターにはでっかいので拡がったままな、
私のアソコの様子がしっかり映ってたの。
あ…穴の奥からミルクが奥から溢れてきてる!!
「ほらよく見えますよ…僕のが中から溢れてきてる瀬川さんのアソコ」
画面いっぱいに映ってる拡げられた私のアソコ…
その広げられた割れ目から、粘った白いのが溢れ出てきてるのを見て、
また甘い衝撃を心に受ける泉だったよ。

「さて…そろそろ片付けないといけませんね」
「んぐんぐ…うん…そだね」
先にハヤ太君のおちんちんを綺麗にした私、舌で残ったミルクも拭い取ったの。
そして取ったのは…今は胃の中かな。
「じゃあ、手っ取り早くしちゃいましょうか」
「うん…」
419ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/11/15(水) 16:39:03 ID:sWEDVdHe
こうして片付けていくのだけど、その時でした…机の下でどこか怪しい黒いディスクを見つけてしまったのは。
もしかしてコレかも!!そう思って直ぐにデッキにディスクを入れて再生して見る事にしたよ。

:::::::::::::::::::::::::::

まず映ったのは…目隠しをされた体操服姿の年下の女の子の姿でした。
「どう、私の作った動く玩具シリーズは?」
「や…!ちょ…あぁ!!」
するとその子は、怪しげなウネウネ動く玩具を体の色々な箇所に付けられてたの。

ウィィィィィン…

「きゃぁ!!あぁ…そこ、駄目!!」
「ほらほら、まだまだ沢山あるんだから〜!!」
「あ…や、やめて…牧村さん!これなんか変…あんっ」
「可愛いわよ〜・・・ちゃん!」
女の子の小さな口からは甘く漏れる吐息…そして体操服は汗で蒸れていく。
特に執拗に玩具を当てられた股間は、紺の短パンの生地がそこだけぐっしょりと濡れていくのがわかるよ。
「ふぅ〜ん…こんな小さな体でも感じるとこは感じちゃうのね」
「や…あぁ…そこ駄目!変になるから…もう!!」
体操着の胸元にピンクの突起が薄っすらと見えてくる…
もしかしてブラしてないのかな?
「まだ成長過程中なのに、しっかり反応して可愛い〜!」
「もぉぉぉぉ!!!」
もちろんそこまでされて女の子は責めから逃げようとしてたけど、時々に見えるカメラを撮ってる人の手かな、
大きな手でしっかり捕まえられ、責めを受け続けてたよ。
「だめですってば〜〜!あぁ…あぁぁ!!」
「イキそう?イっちゃいそう?バッチリっ撮ってあげる〜〜!」
「も、も───────!あ…あはぁぁぁ──────!!!」
そして女の子は痙攣し、イっちゃうのでした…

:::::::::::::::::::::

「瀬川さん、何か珍しい動画でもあったのですか?」
「う、うん…先代の残し物みたい」
見終わったとこで、あっちで片付けてたハヤ太君が帰ってきます、
うむ〜凄い動画だったな、でも…あの女の子って何処かで見た事があるような…
「まぁいいか、コレはハヤ太君にあげるね」
「はぁ、何だろ?」
Xファイルと書かれたディスクをハヤ太君に渡して部室を後にする私達、
そして説教の終わった面々と合流するのでした。

その後…何か三千院屋敷で大騒ぎがあったそうだけど、それはまた別のお話ってね。

【おしまい】
420名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:38:28 ID:7B4LfRo9
GJ! 毎回乙です。
421名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:06:50 ID:TlX5o4FV
シロウト氏、ROCO氏、 ◆p37q8m.Rqs 氏、GJです!!
連投しすぎでワロタwwwww
422名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 07:33:49 ID:rFaHXh1M
怒涛の連投のせいで殉職しました
423名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 07:39:55 ID:9ck49/Zh
シロウトの丘氏、ROCO氏、あと、??氏GJd(´∀`;)
楽しませて戴きました。
424名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 17:17:24 ID:TlX5o4FV
ROCO氏、シロウトの丘氏、後もう一方お疲れ様でした。
GJです!!!!
425名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:55:46 ID:xTyFi9p3
もう次スレ立てる?
426名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 12:02:01 ID:nG7kj7Bv
450KB超えたらでいいんじゃない?>>次スレ
427名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 11:51:49 ID:f+uJlvns
>>411 ◆p37q8m.Rqs
GJ!
処女喪失物にありがちな女性の方が(初めてだというのに)感じ捲くるってのと違って、
女性側の内面が丁寧に書かれていてよかったのですよ〜
13号君の気遣いにもGJ!
428名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 22:50:39 ID:c39SL15e
急に氷河期突入。
429名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 00:53:50 ID:PeQ7zs/1
チャージ中なのさ
430名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 12:02:23 ID:thv7cEqu
俺でdat落ち
431名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:13:43 ID:pGjIpilw
だが断る
432名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:31:04 ID:XuHLXYOA
☆ゅ
433名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 17:50:55 ID:YEZ31sCs
わずか5日投下がないだけだというのに氷河期だと危機を叫ぶ住人にこのスレの充実度が見えるハヤテとはそんなに人気あるのかあの絵で狙いまくりのネタでどう完結させてもどこかから非難囂々な話で
434はなび:2006/11/21(火) 18:57:09 ID:iV2dkRF7
ハヤテ×ヒナギク投下します。もう少しうまくなれるようがんばります。








「ヒナは・・・どんな時でもかっこよくなきゃいけないんだから・・・。」
 バレンタインデーの日、美希にこう言われた。

 分かってる。

 私は生徒会長なんだから。威厳ってものが大切だから。
 かっこよくなきゃ、強くなきゃいけない。
 勉強も運動も何でもできなきゃいけない。

 
でも、私はかっこよくなんか、強くなんかない。
 高いとこは絶対無理だし、おばけとかだって苦手。
 それにハヤ・・綾崎君にチョコを渡す勇気だってない。
 私だって女の子なんだから。 
 
 だけど私は強くなきゃいけないから、かっこよくなきゃいけないから。
 完璧じゃないといけないから。
435はなび:2006/11/21(火) 18:58:00 ID:iV2dkRF7
「だからって、あんなの見るんじゃなかった・・・。」
 冬、辺りが暗くなってきたころ、ヒナギクは生徒会室で昨夜の自分の行動を後悔していた。
 「強くなりたい」「苦手なお化けを克服したい」という思いでビデオを借りてきた。
 題名は「着○あり」。
 これを一本ぶっ通しで見てきた。しかも夜、たった1人で。
 それが今こんな状況になるとは思わなかった。
 帰りたい、トイレにも行きたい。でもビデオの映像が脳裏に浮かんで怖くて1人じゃ帰れない。

 ヒナギクは幽霊とかは元々は信じていなかった。しかし旧校舎の一件のせいで認めざるをえなかった。

 (このままじゃずっと帰れない)いろいろ帰る方法を考えたがいい案が浮かばない。
 
 意を決して椅子から立ち上がりエレベーターへと向かう。部屋の明かりを消して、下へ下へとどんどん降りる。
 
 そしてドアが開いた時、ヒナギクの目に映ったのは、人1人いない真っ暗な並木道だった。幽霊とか関係なく怖い。

 自分を勇気づけながら一歩一歩足を前に進める。後ろに人の気配を感じて振り返ったがそこには誰もいない。
(あと数百メートルいけば街灯のある道がある。)
 そう思いながらいつものように歩いていく。だが歩くペースはだんだん速くなる。
 ペースは落ちるどころか更に早くなり、そして早歩きになり、やっと校門まであと二百メートルの所までやってきた。

 だがこんな所でまたビデオの映像思い出される。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 幽霊の正体がいると思われる廃墟と化した病院にやってきた主人公。血や骨とかを目にしながら奥へ、奥へと進んでいく。
 そしてある部屋の前にたどり着いた。
 そのドアを開けるとそこには・・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(幽霊なんていない!!そんなの迷信よ!!)
 そう自分に言い聞かすが、後ろには何もいないはずなのに何かの気配を感じる。
「あの・・・ヒ・・さ・・・・。」
「!!!!!!!」 
 聞こえた、確かに声が聞こえた。脳裏に旧校舎の人体模型が浮かび上がる。
 ヒナギクは校門だけを見据えて、耳を手でふさぎ走り出した。一刻も早く逃げ出したい、ただそれだけだった。
 しかしどんなに走っても気配は消えることない。
 さらにスピードを上げる。それでも消えることはない、むしろ近づいている。
 泣きそうになりながら走りに走って校門まであと少しのところまできた。

(やった・・・。)
 気が少しゆるんだその瞬間、誰かに肩をつかまれた。
436はなび:2006/11/21(火) 18:59:10 ID:iV2dkRF7
「キャアアアアアーーーーー」
 突然のことに叫び声を上げる。そして下半身の力が抜けていくのを感じた。
 立っていたいのに、走って逃げ出したいのに、足に、膝に、腰に力が入らない。
「あ・・・あ・・・」
 立つこともできなくなり、その場にしゃがみ込む。悪いことに尿意も襲ってくる。でも止めることができない。

(もうダメ・・・誰か・・・誰か・・・綾崎君・・。)
 最初の一滴が秘部から出てくるのを感じた。

「す、すいませんヒナギクさん。まさかこんなにビックリするとは思わなくて・・。」
(!!!!!!!)
 肩をつかんだのは今自分が想っていた張本人だった。でもこんなところを彼に見せるわけにはいかない。
「あ、綾崎君!見ないで!!」
「へ?ヒッヒナギクさん!?」 
 
 最初の一滴をきっかけに次から次へと滴が溢れてくる。止まらない。滴はやがて線となりパンツを黄色に染めながら温かく濡らしていく。
 パンツだけでは吸い取れなくなった液体はヒナギクのふとももを通り、スパッツを濡らし、そして地面へと流れ着く。
 流れついた液体は街灯に照らされながら、地面に黄色い水たまりをつくっていく。


「・・・綾崎君?」
「ひゃっひゃい!?」
「・・・見た?」
「いっいいえ!見てません!!ヒナギクさんが漏らしたとこなんて全然見てません!!!」
「!!!!!!!!」
(見てるじゃない!!)とつっこみたいがそんな元気もわかない。そんなヒナギクを尻目にハヤテの必死の弁解は続く。
「だ、大丈夫ですよ!全部僕のせいなんですし!!ヒナギクは全然悪くないですよ!!」
 そんなハヤテをヒナギクは恨み半分、恥ずかしさ半分の目で見つめる。
「あっヒナギクさん!今してほしいことありますか!?お金がかからないことなら僕なんでもしますから!!」
「何でも・・ね」
「はっはい!!」
「じゃあ、とりあえず起こしてくれる?」
「へ?」
「その・・・腰が・・・抜けちゃって・・・・」

 そして今ヒナギクはハヤテに抱えられながら自宅へと向かっていた。いわゆるお姫様だっこの状態で。
 立って歩きたいが、下半身に力がよみがえる気配はなかった。それでもいつもの強い自分を作ろうと強がってハヤテに話しかける。
「綾崎君?わかってると思うけど・・今日のことは」
「わかってます!絶対誰にも言いません!!」
「でも・・やっぱり綾崎君ってサディストなのね」
「うっ!、いや、でもあれは。」
「女の子いじめて楽しい?」
「いや、あのですね?あれは不可抗力というか。」
「バカ」
「うっ!」
「スケベ」
「ううっ!」
「ヘンタイ」
「すいません・・・ホントすいません・・・。」
(何でこんなに言われなきゃ・・・。)ハヤテは正直複雑だった。
(そりゃ僕が肩をたたいたのが原因なんだろうけど、何も悪いことはしてないのに・・。)
 そんな時、一輪の風が吹いた。風は猛烈な早さにヒナギクへ近づき、彼女のスカートを巻き上げる。
 刹那、ヒナギクがそれを押さえる。そのスピードはまさに疾風のごとく。
「ヒナギクさん?」
「し、しかたないでしょ!?こんな格好なんだから!!」
437はなび:2006/11/21(火) 18:59:41 ID:iV2dkRF7
今ヒナギクはスカートの中に何も身につけていなかった。いわゆるノーパン状態だ。それを思い出し2人はお互いに顔を赤らめる。
 スカートという薄い布きれ一枚の下にはヒナギクのおしりがある、そう考えると思わず変な気持ちになってしまう。
 ヒナギクにとってはそれだけではない。一枚の薄い布きれを挟んで自分のおしりをハヤテの二の腕だ触れている。
 それだけでも恥ずかしいのに、外で、しかも自分が想っている人の前でノーパンという羞恥感、誰かに見られるのではないかという緊張、
 そして(綾崎君の前でもらしちゃった・・。)という思いがヒナギクの体を熱く染めていく。
 ヒナギクの秘部からはさっきだした液体とは違う液体が溢れてくる。それはもう水浸しのスカートを更に濡らし、ハヤテの執事服に染みこんでいく。
 
 下の白い執事服にシミができた頃、やっとヒナギクの家についた。
 ここにきてもヒナギクは立てなかった。これは腰を抜かした所為ではない。膝に、いや体に力がはいらない。
 あそこはもうビショビショで息もものすごく荒い。指一本入れてしまえばすぐに絶叫に達っしてしまうほどに。

「綾崎君・・・私の部屋まで・・運んで。」
「あ、わかりました。」
 玄関を開け家の中に入る。泊まったこともあるので構造は熟知している。が、おかしい。人の気配を感じない。

 廊下を進み、ドアを開けヒナギクの部屋に入る。まず感じるのは彼女のにおい。甘く、温かいにおいが敷き詰められている。
 ヒナギクをベッドに寝かせ顔を凝視する。それはもう(熱があるんでしょうか?)というくらい真っ赤に染まっていた。
「じゃ、じゃあヒナギクさん、僕はこれで・・・。」

 そうしてヒナギクから背をむけ帰ろうとしたハヤテに彼女は後ろからしがみつく。そしてそのまま一気にベッドに引き戻し押し倒す。
「ヒ、ヒナギクさ・・っんん!?」
 何も言わさないよう唇をふさぐ、自分の唇で。逃がさないように、むさぼるように、強く、そして甘く。

「ヒナギクさん・・あの・・」
 混乱しているハヤテにもう真っ赤な顔をさらに赤く染めながら言う。
「綾崎君・・・いまは・・一緒にいて?」
 初めて見せる素直なところ。ハヤテは守ってあげたい。大切にしたい。そう思った。
「わかりました。ヒナギクさん。」
 満面の笑みでハヤテは答える。そしてどちらともなく再び唇をあわせた。
438はなび:2006/11/21(火) 19:01:46 ID:iV2dkRF7
今日はここまでです。続きがんばります。
439名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 19:09:36 ID:3ETeyfsi
どっかの同人誌と少し内容が似てる件について
440名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 19:29:55 ID:PeQ7zs/1
>>439
そんなこともあるさ

はなび氏
GJ!
こんな中書いてくれて乙
441名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 21:43:37 ID:E23eQ/PX
GJ!
ただ一言・・・
>>436
風の表現としては、“一陣の風”、ですな。
一輪は花ですよ・・・まぁ細かいことですが。

ともかく続き期待してますー
442名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 22:38:21 ID:TZEWG1dN
出会いの数だけ... 繋がる冒険譚(ストーリー)
一陣の風に乗って... 箱庭に届くだろう・・・
443名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 23:32:35 ID:X/7pRaiz
そう疾風のごとく風神少女
444便乗犯:2006/11/22(水) 13:19:59 ID:Q6wWYNOA
またまた便乗して投稿

タイトル
「真夜中の勉強会」

第103話のサードストーリー

「いやー、咲夜さんの手料理本当においしかったです。ごちそうさま。」
「さ、さよか?全部食べて貰えてウチ嬉しいねん。」
ハヤテの無防備な笑顔の前に徐々に照れを感じてしまう咲夜。
「咲夜さん、また僕の為にお料理作ってくれますか?」
「へっ?も、もちろんや。で、今度は何食べたい?」
「そーですねー。」
ハヤテは腕を組み、あれやこれやと考えていた。
「今度では無くて今すぐ食べたいものがあるんですが。」
ハヤテはイスから立ち上がり一歩咲夜に近づく。
「ま、まさか。」
「今はとっても咲夜さんが食べたい気分です。」
そのまま咲夜をベッドに押し倒した。
「きゃっ、ちょっ!今はダメや、ナギが!」
「大丈夫ですよ、お嬢様は今13号さんと仲良くゲームでもしているでしょうから。」
「な、なぁ、自分やっぱりへこんでる?」
「・・・・・・」
無言のままハヤテは咲夜のネックレスを外し、服を脱がしていく。
「へこんで無いって言ったら嘘でしょうね。13号さんは僕より優秀ですから。でもね咲夜さん・・・」
そして咲夜の大きな胸を包んでいるブラのホックに手をかける。
「テクニックで言ったら13号さんなんか僕の足元にも及びませんよ。」
パサッ、と咲夜のブラがベッドに落ちていく。
「それにしても本当に咲夜さんの胸って大きいですよね。」
「うあ、毎回毎回それ言うのもうやめてーな。恥ずかしいで。」
「咲夜さんの胸がこんなにもけしからんから言いたくなるんですよ。
 でもこの大きさ、もう犯罪レベルですね。これは咲夜さんにおしおきが必要ですね。」
「おしおきって、ああっ!?」
背後からマシュマロのように白くて大きな胸をムニュっと鷲掴みにされる。
「ふあぁ、だめぇ・・・」
そのまま人差し指でくりくりと敏感な乳首を愛撫していく。
「っひゃあぁ!?あんっ…」
乳首を愛撫でしながらも大きな胸を無茶苦茶に揉み込んでいく。
「借金執事のバカ、ずっとウチの胸ばっか揉みよって。こんなんされたら・・・」
「されたら…何ですか?咲夜さん?」
「またウチの胸が大きくなってまうかもしれへんやん…いやや、これ以上大きくなるのは…」
(確かに、最近の咲夜さんの胸の成長は服の上からでも十分な程分かりますからね。)
「その、やなんや。周りからいやらしい身体って思われるのが。」
そのまま下を向いてしまう咲夜。そして…
「きゃっ!?」
後ろからハヤテに抱きしめられる。
最初は恥ずかしかったが時間が少しずつ経つにつれ、それは心地のいい時間へと変わっていった。
「咲夜さんもこの身体もとても可愛いですよ。周りからどう思われようが僕がこう感じているだけではダメですか?」
「うあ?だ、ダメなわけないけど、なんて返答してええか・・・って、ああっ!?」
不意打ちとばかりに咲夜のショーツの上から手が挿し入れられた。
「わあ♪すごいびしょ濡れですね。胸だけでこんなにも感じてくれたんですか?」
「いやあ!言わないでえぇ!」
咲夜はベッドから逃げようと試みたが脇腹を掴まれてはどうしようも出来ない。
「咲夜さん、逃げようとしましたらこの脇腹くすぐっちゃいますよ〜?」
「や、やぁ、やめ!そこ弱いから。」
「じゃあちゃんとおとなしくしてて下さいね。」
「は、はい・・・」
445便乗犯:2006/11/22(水) 13:20:49 ID:Q6wWYNOA
「じゃあいきなりですが始めますよ。咲夜さん。」
「なぁ、ってああっ!?ああっ、あんっ、んあああぁ!!」
後ろから咲夜の大きな胸を再び揉み始めた。
そしてピンク色の乳首を擦ってあげている内に突起がみるみる固くなっていった。
「んっ、あああぁ!ひゃあああぁ、なあっ!!」
「咲夜さんってホント胸が敏感ですよね。おまけに大きいですし。」
「大きいなんて、あっ、はうううぅ!!」
お餅をこねるように咲夜の胸を掴み、こね回していく。
「あんっ!んんんっ!!」
「柔らかくてとても気持ちいいですよ。ホントいいものをお持ちで。」
「あん、あんっ!んああああぁ!あうぅ・・・」
「咲夜さんのその喘ぎ方、可愛いですよ。」
「や、やあああぁん!」
普段から主導権を握っている咲夜が目の前でこんな姿を見せている。
そんなギャップに萌えながら胸を揉む手に速さを足していく。
「そん、なあぁっ、あああんっ!強す、あんっ!」
ふと下を見れば咲夜のショーツから愛液が溢れ、それはベッドのシーツにも少し達していた。
「わあ、ここもうこんなに洪水ですね。」
咲夜のショーツの中に指を忍び込ませた。
「ああっ、だめえぇ、来ちゃあぁ…」
咲夜のお願いを無視し、秘所の奥まで指をズププと挿し込み、激しくかき混ぜた。
「あああぁぁ!強すぎやあぁ、ああああぁ!!」
くちゅくちゅという水音が部屋中に響き渡った。
(ふむ、潤滑油の量はこれ位でいいですね。)
時期を判断し、咲夜のショーツを脱がし始める。
「いやあぁ、自分で脱げるから…」
「僕が咲夜さんのを脱がしたいだけですから。」
脱がし終えると自分の上半身の服も脱ぎ、ズボンのチャックを開け自分のモノをあらわにする。
「わあ、すごい、自分の。」
「さて、僕は仰向けになりますから、咲夜さんは上でお願いします。」
「ええっ?上?」
「はい、今日は上でお願いします。」
「あ、う、うん。」
上でするという初めての行為に不安を感じながら咲夜は顔を赤らめモジモジとしている。
(咲夜さんは本当に可愛いなあ。)
「じゃ、じゃあいくで。」
そーーっと腰を下ろしハヤテのモノに自分の秘所を合わせようとする咲夜。
「あ、ダメですよ。咲夜さん、もっと足を開いて入れないと、うまく入りませんよ。」
「え、せやけど、そんな、恥ずかしいカッコは・・・」
咲夜は捨てられた子猫のような目でハヤテに訴えかけた。
(まったく、そんなに女の子全開で来られたら僕は…)
「何言ってるんですか。咲夜さんは何をしたって可愛いんですから。」
「そ、そやかな?」
といわれるままに足を大きく開いてハヤテのモノに少しずつ挿入していく。
じゅぶっ
「あっ、入った。先だけ入った。んっ!」
「じゃあゆっくりでいいですから入れて下さい。」
「あっ、うん。」
どこか不安げな顔をしながらも少しずつそのモノを自分の中に入れていく咲夜。
そんな姿を見てハヤテはある悪戯を思いついた。
446便乗犯:2006/11/22(水) 13:27:06 ID:Q6wWYNOA
「んっ、あれえ?まだこれしか入ってない、も、もっとがんば…」
(さて、それじゃ)
ハヤテは咲夜の開いた両足を手で押さえながらおもいきり腰を上げ、ナニで咲夜の子宮を殴打した。
「ふぅぁあああああああっ!!あっ・・・あんっ・・・」
咲夜は大きな悲鳴を上げ、あまりのショックに涎をボタボタとハヤテのお腹に垂らしてしまった。
ハヤテ自身もさすがにやり過ぎてしまったと思い、
「ご、ごめんなさい、咲夜さん。大丈夫ですか?」
咲夜はびくびくと体中を痙攣し続けている。
「さ、咲夜さん?」
「んっ、この、バカ!謝る位なら…最初からすな!!もう、一瞬背景が白になったで!」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい。」
「も、もうええよ。ウチかてその、今の気持ちよかったし。」
「咲夜さん…」
「ウチもごめんな。ウチのでお腹…汚くしちゃって。」
ハヤテのお腹についた涎を拭こうとしたが、その手をハヤテによって止められた。
「借金執事?」
「軽率な事言わないで下さいよ。咲夜さんのものに汚いものは存在しないんですから。」
「借金し・・・ああっ!?あ、ああああぁー!!」
上で馬乗りになっている咲夜の中をハヤテは激しい腰の上げ下げを繰り返し、子宮をぐちゅぐゅと水音をたてながら突いていた。
「んあああぁっ、あうぅ・・・んっく、あ、あ・・・あんっ!」
先ほどので一度達してしまった為だろうか、咲夜の性感帯は敏感な程感じやすくなり、先ほどのようにまたポタポタと涎を垂らしてしまう。
「んんぅーー!ひぃあっ、ひいぃ!!」
「ああ、さ、咲夜、僕もう…!」
「ああっ!ダメぇやあ、もうウチ、イく!」
「ぼくももう出ちゃうよ、咲夜…くっ、出る。」
びゅぶぶぶぶっ どっぷ
そして熱く煮えたぎる精液が咲夜の子宮へと大量に注がれた。
「ひぃいやぁあああああああ!!イく!ふぁあああああああぁ・・・イっちゃうぅーー…ハヤテの熱いのでぇー!!」
咲夜はがくがくと身体を痙攣させ、ドサッとハヤテの横に倒れた。
咲夜の中からはハヤテが中出しした液がドクドクと溢れ出てきた。

(だい・・・すき)
「咲夜?」
小声のした方を向くとそこには気もちよさそうにスースー寝ている咲夜の姿があった。
「僕もです。おやすみなさい、咲夜。」
そして部屋の電気が消えていった。

おわり


おまけ

ナギ「なるほど、なるほど。残り425KBのところで投下すれば叩かれるのも半減というわけか。」

447名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 13:41:57 ID:vWTHBQQw
( ^ω^) おっおっお
448名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 13:47:58 ID:nAox3KQe
はなび氏と便乗犯氏へ

「」内のセリフの最後に句点を入れる必要はありません。
あと、便乗犯氏は相変わらず最後のコメントが生理的になんかムカつきますね。
お二人とも以前の話より面白いんですが、その辺がちょっと残念です。
449名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 14:38:31 ID:rQqiHicW
>>448
全面的に同意
450名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 18:50:06 ID:9TyZv+lv
んな細かい事読めればどーでもいい
451名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 23:28:05 ID:gPIQuXsD
/^o^\フッジッサーン
452名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 16:33:26 ID:7wHS25ng
このスレっていつも水曜日に盛り上がるな。
サンデーの発売日だからか?
453名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:30:59 ID:yr+K9OZc
>>448みたいにアホなコメント書くヤツいるから最近は書く人が少ないのか?

たまには他のスレ覗いてみろよ。
作品書く人は神様。オレらは所詮見るだけのクレクレなんだから文句言う権利なんてないっつーの。
454名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:33:04 ID:MorgNEOM
>453
>最近は書く人が少ないのか?
お前こそ他のスレ見てみろ。とくにサンデー系(´・ω・`)
455名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:46:41 ID:5G3b+42C
文句と意見は違うんだがな
456名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 00:00:29 ID:BfV7l3om
まあオレが言いたいのはつまり、>>448があまりにも見下した書き方だったから…
たとえ心でそう思っても、職人さんは尊敬しろってこった。
457名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 02:00:20 ID:B+5WVp/B
落ち着け。
お前さんの書き込みは火種になりかねないレベルになってるぞ
458名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 09:53:10 ID:anED0wqA
なんかみんなすさんだカキコミばっかりだな
まぁ特に新しいSSも出てない時期だしな
459名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 10:30:35 ID:Z+Njur0G
読むだけの人間が何で作者を批判できるんだか
460名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:48:20 ID:vlPJbAn0
あまり持ち上げられてもいい気分はしないし(本人も、周囲も)
神呼称はほどほどにしといた方がいい…本当に神と呼ぶべき職人さんであっても。

あーと便乗犯どの…叩かれないような「予防線」は好まれないようなので、控えめに…
叩く人間もいりゃ応援してる人間もいるんです、2chとその派生板ってのはそういうもんです。
461名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 15:52:48 ID:C1x37OWp
オレは田代のマーシーしか神と認めん
462名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 17:33:40 ID:gmuy+ZWO
モッコス様も認めろよ
463時計塔if:2006/11/25(土) 18:58:14 ID:XzNGRMiU
投下します。ハヤテ×ヒナギクです。短いかも。

「私、この人の事がスキなんだ・・・」
ハヤテへの想いに気付いたヒナギクは、ハヤテに想いを告げ、またハヤテもそれを受け止めた。
一瞬の沈黙。
「ヒナギクさん・・・」
ハヤテがヒナギクの肩を抱く。
「ハヤテ君・・・」
チュッ・・・
唇が触れ合うだけのキス。しかし二人とも顔は真っ赤になっていた。
「いい・・・ですよね?」
「うん・・・」
ハヤテはヒナギクをソファーに、ゆっくりと押し倒した。
制服の上から優しくヒナギクの胸を揉んでいく。
「あっ・・・んっ・・・」
ヒナギクから甘い吐息が漏れる。
「脱がしますね・・・」
ハヤテがヒナギクの上半身の制服を脱がせていく。そして、遂にヒナギクの胸は露出された。
464時計塔if:2006/11/25(土) 19:01:23 ID:XzNGRMiU
「綺麗ですよ。」
小さいながらも綺麗な色をした胸がそこにあった。
チュッ・・・チュバッ・・・
「あっ、ああっ!だ、ダメぇ・・・」
ハヤテは胸の突起を舐め回していた。
「ヒナギクさん、気持ちいいんですか?」
「そ、そんなこと・・・んっ!」
その間にハヤテはヒナギクの下半身に手を伸ばす。
「ヒナギクさん・・・濡れてますよ」
「い、言わないで・・・」
ハヤテはヒナギクのそこに顔を近づけ、舐め始めた。
ジュル・・・ジュルル・・・ピチャ・・・
「やめ、て・・・汚いよ・・・」
「そんなことないですよ。こっちも綺麗です」
どうやらハヤテは行為の時にはSっぽくなるようだ。
「ヒナギクさん、僕、もう・・・」
と、ハヤテは自らのモノを取り出した。
465時計塔if:2006/11/25(土) 19:16:35 ID:XzNGRMiU
ヒナギクは絶句していた。
「(え、えええ!無理無理無理無理!!!こんなおっきいのが入るわけない!でも・・・)」
今のハヤテを止める術は、ヒナギクにはなかった。
「い、いいわよ来て。でも、優しくしてね・・・」
「はい・・・」
ハヤテは自身をヒナギクのそこへとあてがった。
ズプ・・・ズププ・・・
「(結構キツいな・・・)」
そして処女の証である膜へと到着した。
「いきますよ、ヒナギクさん」
そう言うとハヤテは一気に自身を突いた。
「いっ!痛い・・・!」
ヒナギクは目尻に涙を浮かべていた。しかしそれは痛みからの涙ではなく、ハヤテと繋がったことによる嬉し涙である。
「すいません、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。それより、続けて・・・」
その言葉を聞くと、ハヤテはピストン運動を開始した。
ズブッ・・・ズブッ・・・ジュポッ
「あん!あっ!あっ!んっ!」
ヒナギクは早くも感じ、喘ぎ始めていた。
ズッ!ジュプ!ジュプッ!
ヒナギクの喘ぎ声を聞いて、ハヤテはもう我慢できなくなっていた。
「ヒナギクさん!中に出します!」
一方のヒナギクも絶頂を迎えようとしていた。
「ハヤテ君!一緒に・・・!ああああああああっ!」
ビュルッ!ビュル!ビュル!ドク・・・ドクッ
ヒナギクは、初めての絶頂を迎えた。
「どうしよう・・・初めてとはいえ中に・・・」
ハヤテは真っ青になっていた。
「気にしないでいいわよ。」
そう言い、ヒナギクは、また、ハヤテに唇が触れるだけのキスをする。
466時計塔if:2006/11/25(土) 19:22:02 ID:XzNGRMiU
そこでヒナギクは目を覚ました。
「夢、か・・・」
まだ胸の高鳴りがやまない。
「ずいぶん寝てましたね。何の夢を見てたんですか?ヒナギクさん」
「昔の夢よ。ハヤテ君」
そこで会話は遮られた。
「ママ起きるの遅い!遊んで!パパつまんないんだもん!」
そこには銀髪の女の子がいた。
「はは・・・僕もう疲れちゃいました」
「まったく。わかったわ。先に下に行ってなさい」
「うん!」
バタバタバタバタ・・・
「元気ね・・・いいことだけど」
そう。あの後ハヤテは借金をナギに返済し、三千院家を出てヒナギクと結婚していた。
「ねぇハヤテ君・・・私の事、愛してる?」
「何言ってるんですか?当たり前じゃないですか」
そう言い、ハヤテはヒナギクにキスをする。

あの時と同じ、唇が触れるだけのキスを。
467名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 19:24:07 ID:XzNGRMiU
終了です。やっぱSS書くのは難しいです・・・
468名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 23:37:09 ID:A6hrkgNs
いいっすね
469名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 02:03:37 ID:V1ocZaRi
GJ!萌えた!!
470オルタナ共和国カマヤン親衛隊:2006/11/27(月) 20:38:00 ID:qVYqJv2L
会話が多すぎるような気が・・・
471オルタナ共和国カマヤン親衛隊:2006/11/28(火) 00:33:13 ID:BYb2zSNa
「いや! 離して! 離してよ!」
「お前が悪いんだぞ。素直に俺のものになったら優しくしてやったのに」
「そうだそうだ」
男たちはワガママなことを言いながらヒナギクの服を脱がしていった。
ヒナギクは当然反抗したがそのつど殴りつけて黙らせた。
男の汚い肉棒がヒナギクの純潔を蹂躙するころにはヒナギクは息も絶え絶えだった。………………………………………………………………「反応が少なくて面白くないな」
「お前が殴りすぎるからだろ」
男たちは浣腸してヒナギクを無理やり騒がせることに舌。
472 ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2006/11/28(火) 02:25:14 ID:33CIIpCj
     _____
   /::::::::::::::::::::::::::\                  _
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\             /  ̄   ̄ \
  |:::::::::::::::::|_|_|_|_|            /、         ヽ はぁ?黙ってろデブww
  |;;;;;;;;;;ノ   \,, ,,/ ヽ          |・ |―-、       |
  |::( 6  ー─◎─◎ )          q -´ 二 ヽ      |
  |ノ  (∵∴ ( o o)∴)          ノ_ ー  |     |
/|   <  ∵   3 ∵>          \. ̄`  |      /
::::::\  ヽ        ノ\           O===== |
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\        /          |


473名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:53:45 ID:b2lZI1vb
13号×マリアとか期待する俺ガイル
474名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:45:08 ID:CDxqov6O
あらき○なおの「HAPPY EDEN」に内容が酷似していた。
最後のオチがマリアさんの
「ヒナギクだけに……菊ですか?」
475名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:20:14 ID:msD/6uH3
酷似ったって、きっかけがお漏らしってくらいじゃね?
てーかHAPPY EDENは1に比べて2は随分劣化してるキガス
476名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 01:32:19 ID:cUNJ2UvO
2はヒナギクがカワイイからそれだけでなにもかも許す
477名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:43:01 ID:gxNqYw0d
ゴロっぽい
478名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 17:48:54 ID:EUjR4TEC
>>477
そうだな、あれはショートゴロだ

>>467
GJです、未来の二人って結構好きです。
479名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 21:00:38 ID:kqw0DNCJ
>>467
GJだ。

しかし、最後はるろ剣の最終話ぐらいショックだった。
480 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 01:58:31 ID:PVotkzAD
少し間が開きましたが、第104話(動画研究部のお話)その後です。
登場人物は美希と理沙で、短めですが投下させて頂きます。
同性愛、強要、といったキーワードに嫌悪感を持たれる方はご注意下さい。
481 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 01:59:36 ID:PVotkzAD
ハヤテのごとく! IF 【カサブランカは誰(だ)が為に咲く】



様々な人々が色々と考えさせられた試験期間もなんとか終焉を迎え、滞りのない生活の兆しを見せ始めていた放課後。
白皇学院の敷地内にある時計塔の最上階。 そこに居を構える生徒会室を訪れる人影が一つあった。

その人影は女生徒で、扉の前で襟を正したりしている。 そして彼女はすぅと右手を掲げ――

ゴッ、――ゴンゴン
「――――」
厳格なノックの音に返されるはずの返事は無く、ただ静寂だけがその返答となった。
空間に佇んでいるその手は空しく、また侘しさをも携えつつあった。

「んっもう…ヒナったら手伝えって言っておいてコレなんだから……」
重厚な扉を目前にしてひとりごつ。 花菱美希はそれだけでもう腐りきっていた。
彼女を呼んだらしい相手はどうやら不在。 それならば、と美希は勝手知ったる生徒会室とばかりに扉に手を掛けた。

キィ…
さしたる抵抗も感じさせずに扉は開く。 そしてそのまま両手で一気に押し開けた。 部屋からは籠った空気が流れ込んでくる。
停滞している気配を肌で実感しながらも、やはりこの部屋の主は不在なんだという事実が、より一層彼女を腐らせていった。

「――さて…どうするか……」
コツコツと室内に響く靴音だけが妙に大きく聞こえて美希は思わず歩みを止めた。 質の良い木製の机を眼前に捉えて思慕する。
そっと手をつき瞼を閉じれば、脳裏に浮かび上がってくるのは若年にして生徒会長、現学院の最優等生――桂ヒナギクの姿であった。

「ヒナは…どう思ってるんだろう……」
つつ、と指で机の表面をなぞりながら美希は考える。 『ヒナは綾崎ハヤテに恋をしている』 これはもう確定であり事実だ。
では自分のことはどうなのかと。 おそらく仲の良い友人、もしくは生徒会の一員。 客観的に考えてもここ止まりであろう。

「――――」
スーッと流れていく指先が机の縁を渡り、鋭角ながらも少し丸みを帯びた角へと辿り着く。 目線の先には卓上のステーショナリー。
美希の胸中には様々な想いが去来して、その感情で埋め尽くされる。 憧れ。 尊位。 尊敬。 敬愛。 ――愛情の裏返し。
入り混じる感情が思わず胸を焦がしていた。 と同時に苛立ちや不安などがむくむくと表れて心に翳りをも示す。
だが、たとえ負の感情が頭を過ぎったとしても、ヒナギクに対する思慕はより燃え上がることになるのも彼女は知っていた。
美希は両手を胸に置き、ほぅと溜息をついた。 その瞳はどことなく潤いを蓄えているようにも見える。
ふと目に止まった一本のペンを手にし、じぃと見つめる姿がどことなくぼんやりと儚げで、見る者を魅了する佇まいを彷彿させる。

彼女はただ想いを募らせていた。 そして昂る気持ちを抑えきれなくなったのか、美希はそっと身体を机に寄せていった。
482 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 02:00:24 ID:PVotkzAD
ピッ
「コレで…よし、と――」
美希はポケットからリモコンを取り出すとこの部屋にも仕掛けておいたビデオカメラを操作し、その活動を沈黙させた。
作業を終えた彼女は机の上に両手をついてスィッと腰を落とし始める。 その表情は微熱を帯びて薄く赤く染まっている。
窓側を眺める形の姿勢そのままでゆっくりと机の角へと身体を傾けていく美希は、自らの股間をあてがい重力に身を任せていった。

「んっ……」
微かに漏れる吐息。 美希の大事な部分に掛かる圧力が全身を通り抜けて自然と口から零れてきていた。
(こんな所で…んんっ…我慢できなくなるなんて…私は欲求不満なの……か?)
頭では理解を示そうと必死になって理性を促すが身体は欲求に自由を奪われている。
次第に前傾を取りつつある美希の身体がそれを物語っていた。

「ふ、ふぁっ…あっ、んんっ……ぁっ……」
制服のスカートの上からむにゅむにゅと股間を角に押し付けて、美希は貪欲に快楽を貪ろうとしていた。
その圧迫が恥丘を押し上げ、膣口を刺激し、子宮にまでも届こうとしている。 なおも腰の圧力は止まる所を知らない。
ググッググッと押し当てられていく美希の子宮の奥からは、じんわりとした熱が漂い始めてきていた。

「はぁっ、はぁっ…っうぅっ…あ……あぁ…ヒ、ナ……」
先ほどから手にしていたペンが美希の視界に入る。 ぼうっとした表情で力なく見つめている。
そのペン自体がヒナギクであるかのような眼差しで、ぼんやりとした視線を注いでいた。
そして股間を机の角に押し付けるままの姿勢で美希は緩慢になりつつある動作のなか、そのペンをぺろっと舐め、口に含んでいく。

「はっ、ふぁっ…ちゅ…くちゅ…ちゅぱっ……」
くちゅくちゅと淫靡な水音が美希の口から聞こえてくる。 だらしなくも口元からは収まりきれなくなった唾液が流れ落ちていく。
つぅ、と垂れてくる涎も気にしない素振りで、もの足りないといった表情を浮かべつつも美希はペンを口元から離す。
てらてらと光に反射して輝きを増しているペンを再度じっと見つめる美希。 そして視線を下へとゆっくりと降ろしていった。
(ダメッ、んぁっ…これ以上続けたら…はぁ…も、もう止まらなくなる……それにもし誰か来たら……ゃんっ)
美希の思考は行動とは一致せずに、その自らの手をペンを携えて股間へと誘い始める。 もう片方の手は胸に伸びていた。
自我と無意識の狭間で戯れていたスカートをすぅーっと捲り、そろりと指先を下着に近づけていく。
(ッ!! ぁっぃ……)
美希は自分の思うよりも熱くなっている股間に多少の驚愕の顔を表したがすぐにその表情を変えた。
まるで悪戯好きで善悪の判断もつかずに、これから面白いことが起こりそうとだけ思っているような、期待に満ちた顔。
その顔に微熱を帯びた頬が混じりあって、より淫靡さを醸しだしている。 結局、美希の誨淫は止まらなかった。

「んくっ!!」
くちゅり――指先に感じた水気を確認するかのように下着に触れている。 同時に感嘆の声も漏れていた。
そしてその持っていたままのペンで、自らの股間をなぞり始めた。 すりすりとした軽い衣擦れの音が彼女の耳に届いている。
唾液によるペンの潤いのせいだけではなく、次第にその音は、ちゅ、くちゅ、という艶かしくも生々しい音に変貌を遂げていった。
(あっ、やん……なんて…いやらしい…音なの……)
思うよりも勝手に、手の動きはなおも継続されていた。 やわらかい下着の生地の上から秘裂のスリット沿いにペンが這われていく。
ちゅくっ、ちゅくっ、と淫らな音を立てて水気を増していく感触に、気持ち悪さで堪え切れなくなった美希は下着の縁に指を掛けた。
483 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 02:01:24 ID:PVotkzAD
「あぁ…脱いじゃった……」
ずるりと膝上辺りまで下着を引き摺り下ろした美希は、はぁと嘆息するが、すぐにまた頬は上気し、瞳が潤んでいく表情で――耽る。
胸を触る手のひらがふにゅっとしたやわらかい感触で広がると、その顔つきは愉悦になった。
また口元はだらしなくもいやらしく、薄く開いたままで、まるで何かをおねだりしているかのよう。
剥きだしとなった秘裂が外に晒され、ひんやりとした空気がそこをくすぐっていく。 美希はこそばゆくも開放感に囚われていた。

ちゅく…ちゅ、ぢゅくっ……
「あぁんっ!! あっ、あっ、あっ…ぁはぁっ!!」
指の腹とペンを横にした状態で、ぐしょぐしょになりつつある秘裂を擦っていく美希。 ぴらぴらとした襞をも絡めて責めていく。
ぐちゅぐちゅと、より派手な水音を立てている秘裂から、快感だけを貪ろうとして懸命に指を蠢かしていたが、ちらっと視線を繰る。
求めているものがあった。 私の欲しいものがそこにある。 だから当然、とでも言うような表情で誰もいない机に目を傾ける。
自己の判断がつかないといった様でふらふらとした足取りのままにスカートを上げ、その裾を口に咥えると彼女の瞳が怪しく煌いた。
(汚れちゃうけど…あとで掃除すればバレない…よね……)
快楽を得るのに邪魔だった布切れは今はもう排除されている。 股間をさらけ出している状態で、直にぴとっと角へと押し当てた。

「ふぅぁっ!! ふぁ、ふあ、ふあぁぁぁ……ヒ、ヒナの……ばかぁ……」
その言葉の意は確かではないが、自分の理想にそぐわぬゆえの逆恨みか、彼女は不満げだ。
それなのに無機質でひやりとした感触は美希の襞を直接刺激し、膣からは蜜が垂れている。
身体の反応に驚いたのか彼女はピクンッと身体を震わせて一瞬躊躇したように見えた。
だが彼女の戸惑いは本当に一瞬で、すぐにまた身体の奥から溢れてくる快感にその身を委ね、行為を重ねていく。
ずにゅずにゅと美希の秘裂が彼女の身体と共に妖しく揺れている。 時折漏れる喜びの声が揺れる身体と奏で合う。
小刻みに蠕動を繰り返す指が秘裂をなぞり、襞をまさぐる。 時折つぷ、と膣を伺うペンが新しい快楽を呼び起こしているようだ。

「ひゃっ!! んっ…コレ…ぃぃ……」
激しさを増していく行為の中で、美希はもう止まれるようには見えなかった。 いつの間にか胸を激しく揉みしだいている。
制服の上からむにゅむにゅと自分の胸を弄ぶ美希の喘ぎが大気に揺らいでいく。 腰は前後に動き続け、股間を擦る手が円を描く。
自分の想いを詰め込んだかのような勢いで、ぐりぐりぐりぐり、と執拗に掻き回している。 ぬめりを帯びた音が序列をつけていた。

ちゅくちゅくちゅくちゅく……
「くぅっ、んぁっ!! か、角とペンの両方で…あ、当たってるぅ……ヒナぁ……
 も、もっと、私を見て……はぁっ、あんっ、あっ、あぁっ……やぁあああん!!」
すでに美希は自分の世界、自分とヒナギクだけが登場人物の境地、そんな想いに耽ってい、現実などはまるで意にそぐわぬ志し。
そのような体感で心ここにあらず、禁断の扉が開きつつあることにも無我。 調律を取るかのように自分を高めている。 ――しかし

無粋な音を伴って、彼女の世界は砕かれた。
484 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 02:03:11 ID:PVotkzAD
――ギィィィ
「フッ、こんな公然な所で自己愛とは……」
「はぁっ、はぁっ、はぁ…………ぅぁ!? あ、あ、あぁぁあああ!!」
驚愕と焦燥、困惑と羞恥、未曾有の窮地。 美希は今しがた行ってきた行為の対価にしてはあまりにも莫大な支出を求められる。
ほんの少し前までは密室だった部屋の扉が片方だけ開き、背をもたれ閉じている扉に悠然と片足を掛けつつ両腕組みで現われた人物。
朝風理沙は毅然とした態度で両目を瞑りながら斜に構え、ひしゃげた口元を隠しもせずに美希に言葉を投げかけた。

「らしくもないな。 自分の殻に籠るときはまず周囲の環境を確認することが大前提だぞ」
「あ? あぁ、そうね……ってぇ!? み、見てたのか!?」
あぁ、と一言。 まるで独り言のようなトーンで理沙は呟き、颯爽と美希のいる方角へと身体を向き直した。
そのまま緩みがちな視線を傾けながらゆったりとした動作でカツ、カツ、と距離を詰めていく。 美希は硬直していた。

「ん、一部始終な、それにしても……らしくもない、一言言ってくれればいいではないか」
そう言い放ち、にじり寄ってくる理沙の口角はほんの少しだが釣りあがっている。 それを捉えた美希はようやく身体を起こした。
ズザッと半歩、片足だけを後退させて身構える美希に、理沙はお構いなしといった様子でなおも詰め寄る。
追い詰める側と追い詰められる側、一見して狩る側と狩られる側の想定で二人の距離は歩が至近。

「ちょ、ちょっと…なによ! 近付かないでって……」
「くくく…なに、せっかくのハプニングなんだ。 あいにくカメラは持っていないがこの目に焼き付けておこうと思ってな」
にたり、とした笑みを見せつつ美希のすぐ傍に寄ってくる理沙がスッと彼女の肩に触れた。
ビクッと身体を上下に震わせる美希に構わず、躊躇もせずに背後に回り首に右手を掛け左手で腰を巻き込む。
ぴったりと隙間もなく密着する二人の身体がゆらゆらと揺れている。 美希は抵抗しているようだが体格の良い理沙には敵わない。

「な、な、何を…するの……」
「まぁまぁ…っと、こんなこともあろうかと家の賽銭箱からくすねてきた甲斐があったというものだよ」
意味深な言葉を発する理沙がゴソゴソとポケットから何かを取り出す。 それは可愛らしい色合いをした小型のローターだった。
『なんでそんなものが』と懸命に抵抗をする美希が問いただす。 理沙は一言『知らん、神の思し召しだろ』などと飄々と言い放つ。
そしてリモコンのスイッチへ指先の力を込めていく。 それはカチッという音と同時にブゥゥン、という振動音をも引き連れてきた。
小刻みに振動を続ける桃色の楕円体を理沙は考えもなしに躊躇わず、ただ美希の股間に押し付けた。

「んひゃっ!! や、止めなさいよ、こんな…っあぅっ! 非生産的な…こ……んぁっ!!」
「何を持って非生産的だと言うのかね? そんなものは自分で生産性を賄えるようになってから言うべき台詞だよ」
禅問答のような会話がやり取りされる最中でも、理沙はその手の享具を離さないどころかグリグリと美希に擦り付けていく。
ビリビリとした振動をその手に感じながら、理沙はすでにいやらしい蜜でびちょびちょになっている股間に気を取られていた。

「ほう、なんだかんだ言っても身体は正直なんじゃないのか? んー?」
「んんっ、ぅはぁっ! んあ、な、何言ってるのよ…お、オヤジ臭い……」
じゅくりとした秘裂の感触に理沙は思わず感情が昂ぶられていく。 最初はちょっとした悪戯心だったのだろう。
だが次第に呼吸は荒くなり、顔からは微熱を表す薄い汗が滲んでいた。 ぺろりと赤い舌が口角を嘗め、目を細めている。
自分の行動によって美希がコントロールされつつある現状に興奮を隠せないでいる様がその表情から読み取れる。
軽度の異常体験により、行為は徐々に止め処をなくしていく。 興にそそられたつもりだった動作がもう一段階、進められていった。

「まあいいじゃないか…たまさかにはこんなのも面白い」
「お、面白くなんか……ないッ!! い、いやぁっ!!」
理沙は首に回していた腕をそのまま下にずらし制服の上から美希の小ぶりな胸をまさぐり、手のひらで弄び始めた。
そして構えていたローターを携えながら、美希の襞に指を掛けて膣口から奥の秘密の部分に分け入っていこうとしている。
ググッと捻じ込もうとする理沙と懸命に拒もうともがく美希。 さきほどから変わらず二人の身体は密着したままでいた。
交わる体温を互いに捉えているのだろうか、徐々に二人の口数が減り動きもゆったりとしたものへと変わっていく。
やがて美希は抵抗を断念し、理沙の誘惑へと堕ちていくのであった。

(了)
485 ◆p37q8m.Rqs :2006/12/02(土) 02:04:20 ID:PVotkzAD
以上です。

お目汚し失礼致しました。
486名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 02:55:36 ID:owIalwKV
>同性愛、強要
両方好きな俺にはたまらんSSをありがとう
超GJ
487名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 14:21:36 ID:ONvn09Xu
超GJ!!!!
488名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 17:02:48 ID:f2LaGgpt
GJwwwwwwwwwww

489名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 09:22:51 ID:XLYK/I7H
「ねえハヤテ君・・」

「なんですかヒナギクさん。」

「馬鹿カス消えろブタ近づくな穢れるんだよ愚民風情が。」

「!!!!!!(ザクザクザクザク」

《そ・・そんな・・・
 ヒナギクさん僕のことそんな風に・・・(泣》





「・・ってこの豚めを罵って下さいお願いします。」

注)↑ヒナギク

「・・・・え゛??」

ヒナギクM説。
490名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 09:42:17 ID:yWNzt/q/
だから「 」の中のセリフの最後に。を付けるなと言ってるだろうが。
491名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 13:50:35 ID:s/z1MrL2
>>490 小学館にも言ってやってくれ。
492名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:45:53 ID:hbmBw8nh
・・・をつければ「。」はないぜ
493名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 19:50:50 ID:ashx/3aY
荒らしだろ
スルースルー
494名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 20:09:48 ID:IoRVHhuJ
そもそも小説を書く時に『・・・』←こんな意味の分からん記号を使っているのがおかしい。
495名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 21:45:24 ID:z25SFWFj
小説とSSは違うものであると知れ、とエロい人が言っていたぞ
もちろん俺のことだが。
496名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:30:11 ID:APzhcdj5
んな小さい事、読めればどーでもいい
497名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 23:44:13 ID:3ktRypbX
読者が作者に注文つけるな
498名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:38:45 ID:ztoR8kLD
>>497(笑)
499名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 08:37:48 ID:Mw4VstBn
>>497
おまえはじめてかここは、力抜けよ
500名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 19:19:22 ID:69Mfiebz
>>489
(・∀・)イイ!
501名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:46:48 ID:VzH/qXb1
age
502名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 22:22:15 ID:rmAOmPZi
冬はこんなにも寒かったんだね…
503名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 02:21:06 ID:YVocGnEb
いや、今までが暖か過ぎただけだよ…
504ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/12/09(土) 11:53:01 ID:xRWWtqle
ナギ今週号ハヤテの部屋にて。

コロン
 シラヌイにかこつけてハヤテの部屋に入ったナギは再び何かと理由をつけて
ベッドに寝ころんだ。
 自分のベッドとは明らかに違う布団の匂い。
「すんすん……」
 枕に顔を埋めて鼻を鳴らす。鼻腔を埋めるハヤテの匂いに鼓動が早くなる。
(わ、私はなにをしてるのだ……)
 そう思いつつも顔が枕から離れなかった。離そうと努力するもハヤテの
ベッドの上をごろごろするだけの結果に終わる。
(い、いかんこのままでは枕にヨダレがついてしまうではないか)
 そこでふと思う。
(は、ハヤテもだらしなく寝ててこの枕にヨダレをたらしたりなんか……)
 そんな可能性はないとも言い切れない。そんな事を思ってると
いつしか押しつけてる唇が、布地を甘くくわえていた。
(こ、これでは明確にヨダレが……でも顔をうつぶせにして寝てたりしたら間接キス……)
 いろいろとあらぬ妄想がナギの理性の衣をはぎ取っていく。
マリアとハヤテが居ないことも原因であったろう。
「ん……」
 手がその薄い胸板をなでる。ふくらみかけながら柔らかい感触。
「ふぁ……んっ……」
(ハヤテの部屋でなんてことを……私は……)
 そう思うことでさらに興奮していることには気付かなかった。
(ダメだ! ダメだ! こ、こんなことしてはっ……)
 そう思いつつも手が体だがその先を臨んでいた。
「あっ……んくっ……んはっ」
 手はいつしか下に延びフレアスカートの内部へといざなわれていた。
「ハヤテ……んっ……あぁハヤテっ……」
 ハヤテの匂いに包まれての自慰は今までと比べものにならない快感を
もたらしている。
 薄手の生地のよい下着は既にすっかり濡れ秘唇の形を浮き彫りにさせていた。
その秘裂のいただきとなる固い肉の芽をやさしくころがしつづける。
「んっ……くはっ……あン! あっあっ……ダメ……んんっ!」
 いつもよりも強く激しい快感がナギを襲い体を強ばらせた。
「んんんむぅっ!」
 やがて波が引くように体の自由がゆっくりともどってくる。そして……。
「んはっ……ふぅ……あ……」
 枕どころかシーツすら少し汚してしまったこと気付く。
(こ、これはなんとかしないと……)
 思案を巡らすナギであった。
「………やはり一人でお留守番は無理ですね」
「う…うん…もう無理でいい……」
「……でも何故僕の部屋が重点的に……」
「い、いろいろ不可抗力だっ」
 木の葉を隠すなら森の中に。色々隠すなら大破の中に。一つ学んだナギだった。
505ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/12/09(土) 11:54:19 ID:xRWWtqle
あれ?なんか書いたことあるなぁと思ったら以前のナギソロも似た感じだorz
とりあえずにぎやかしということで〜。
506名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 20:35:01 ID:Eo4/y1z6
ぼぬ氏久々の投下GJ!
ついでにage
507名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 00:21:55 ID:jbLKko0S
お約束だからこそ、あえて形にするべきなのだ!
君の行動は全然間違っていないぞw
508ぼぬ ◆acp8myVpDQ :2006/12/10(日) 12:06:36 ID:jpkxgRf7
>>504 の思いつき続き(´・ω・`)思いつきだから続きナイデス…

「…ということでハヤテ君、改装の間、しばらくホテルかどこかに……」
「え? でも部屋なら…」
 このお屋敷には使われてない部屋がそれこそいくらでもある。
「いえ…それがなにやらまたナギが……」
「え? あ、あの僕またなにか……」
「さぁ……」
 ナギが一方的にハヤテの部屋で自慰をしてしまい顔を合わせづらいのであるが、
そのことはマリアとて預かり知らぬことであった。
「ということで100万円渡しますのでそれでなんとか」
「あ……はぁ……」
「……今度は無くさないでくださいね」
「そ、そりゃもう!」
(あんなことしょっちゅう起きるわけが……)
 すでに数時間前に自分がどういう目に遇っていたか忘れていた。

 ──とある公園。ハヤテがブランコで佇んでいる。
「はぁ…なんでいつもいつも……」
 いつものごとく不幸を重ねて文無しで途方に暮れるていた。
 主が留守番できない体質であるならば、執事は大金を維持することが
出来ない体質のようだ。
「あ……あれはハヤテ君……」
 そしていつものごとくといえばこの人もいつものごとく。
公園のそばを通りかかったヒナギクがハヤテを見つけた。
 あのときと違うことは二つ。
 ヒナギクガハヤテに彼女がいると思っていたこと。
 そして自分のハヤテへの気持ちに気付いてること。
 どう見てもあのときと同じで困ってそうなハヤテを放っておくことなど出来ない。
 でも、「うちくる?」なんて今の自分に言えるのだろうか。
 声を掛ける前から顔が赤い。鼓動が早くなってきているのがわかる。
 そうやって逡巡した時間はとても長く思われた。
 それでも意を決して入ってハヤテに近づく。
「ハ、ハヤテ君…」
「あ、ヒナギクさん……」
 こうして二人の距離がまた一歩近づくのであった。
509名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 13:44:32 ID:Eyw3Jnps
寸止めはイジメの一種だと思うんだ。
なぁ、そうだろ? みんな。 
イジメヨクナイ。
俺はいいんちょと違ってMじゃないんだ。
510名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 17:15:38 ID:YmgSnrqt
照ら〜しあう〜すべてのもの〜
美しく見せる輝き
511名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 17:52:06 ID:VO9IoY4b
>>509
全くもって同意
512名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 12:25:31 ID:UQWbXDwa
いじめはけしからんな
513名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 16:35:05 ID:daOiltQG
職人さんにも訳があるはずだよ。
いちいち叩いてたらまた氷河期が来ちゃいますよ。
514名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 17:19:27 ID:lshH4kfW
>513
別に叩いてるわけじゃないとは思う
515名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 19:46:51 ID:03HguLXu
このスレの住人はツンデレだからな
続きを書いてほしいって気持ちの裏返しさ
516名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 21:42:14 ID:Kg/GYpT5
>>287-304の流れに噴いた
俺たちはツンデレだが生理的に
受け付けられない存在に出会うと(ry
517名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:58:25 ID:bRQjlERv
>>95は今頃どんな顔をしてるのやらw
自分の浅はかさに自殺してるかもな
518名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 15:58:55 ID:uIYrRDZM
>>517
過去の話は止めようぜ兄弟
今を楽しく過ごせればいい、違うか?
と言うわけで、ぼぬ氏の続きを心待ちにしたいと思う

べ、別にアンタ達の為なんかじゃな(ry
519名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 23:57:31 ID:PSjj5hCd
>>517
駄作をうっかり読んでしまい、嫌な気分になるよりは
神レベルの作品を永遠に待ち続ける方が幸せだ。
520名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 18:23:59 ID:zeicH7V7
sage
521名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:10:39 ID:MymYYp9O
しかしこのスレ少しの間でかなり廃墟になったな…
522名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 01:55:25 ID:0/6otFIH
http://red.ribbon.to/~eroparo/boycomic-sunday4.html
ROCO神の書く傾向がなんとなく分かった
条件が整えば投下されるだろうし
それまで氷河期を耐えればいい
523名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 03:32:56 ID:ayc4p3AI
この程度で過疎か…
本当に恵まれてるなぁこのスレ。
524シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:39:43 ID:pjNIt9va
いいんちょさん9巻表紙記念で書きました色んな影響を受けてますがどうぞ…
525シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:41:39 ID:pjNIt9va
「「「ハヤ太君で雪だるま〜〜〜〜〜!!!」」」

唐突ながら生徒会三人組のいいんちょさんレッドこと泉です。

今日はナギちゃんの別荘でお泊り会!!だけどヒナちゃんは発熱でお休み。
子供みたいに「行きたい〜行きたい〜」って唸ってたけど39度あったら無理だよ…

そんなわけで今はその別荘の前で雪だるまを作ってるんだよ……ハヤ太君煎りの。

「わああああああああああ、ちょ…みなさん、やめっ…!!?」
「ハヤ太君…無駄な抵抗は無駄な体力を消費するだけだぞ?」
「フッフッフッフ…無駄無駄ぁ…」
「あ〜、ちょっとやりすぎじゃ…」
最初は私も乗り気だったんだけどナギちゃんはすねちゃって部屋に戻っちゃうし、二人は悪乗りしちゃうし…
ハヤ太君は涙目で回ってるし、超人的な能力持ってるんだったら逃げちゃえばいいのに…

「完成だな」
「よし…名前を書いておこう」
雪だるまには大きく「ハヤ太くん」と書かれてあった。

「では、今夜は冷えるらしいが頑張れハヤ太君!」
「死にそうになったら無理しなくていいからな、まぁ頑張りたまえ!」
そう言うと二人は別荘に帰っていったんだよ…たまに思うけどあの二人結構薄情だよね…

そんな中で放置されてるハヤ太君は…

「よいしょ……!!」

グシャ

あっさり雪だるまを壊しちゃった、二人の言う事鵜呑みにするほどMじゃないんだね。
526シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:42:24 ID:pjNIt9va
「ハヤ太君酷い目にあったね〜」
「そう思うなら止めて頂きたかったのですが…」
苦笑いのハヤ太君にちょっと罪悪感。

「うわぁ…、グショグショですね…」
「うん…言うまでも無くグショグショだね…」
雪解け水で執事服はべッチョリ濡れていたのでした。

「お風呂入ってきたら?」
「うぅ…、そうします」

そしてハヤ太君と一緒に別荘に戻って行ったの。

「あの…二階から着替えを取って来て欲しいんですが…」
「二階だね、わかったよ〜」
一応部屋の説明をしておくと、

一階 理沙・美希 泉・ヒナギク
二階 マリア・ナギ ハヤテ
その他 他の執事さん

私はヒナちゃんがいないから一人なんだけどハヤ太君は元々一人なんだよね。

まぁそんな訳でハヤ太君の部屋に行って着替えを取って来たんだよ。

「ハヤ太く〜ん、ここに着替え置いとくよ?」
「あ、ありがとうございます、わざわざスイマセン…」

ハヤ太君はもうシャワーを浴び終わって湯船に浸かってるみたい…ちょっとドキドキするよ。
そこで私はちょっといじわるしてみたのでした。

「ハヤ太君、ヒナちゃん来れなくて残念だったね〜…」
「えっ…!?あ、そうですね…まぁ高熱ですし、無理はできませんね」
「その反応を見るとやっぱりハヤ太君はヒナちゃんのことが好きなのかな?」
「!!??……えっ、いや…あの、そういう訳では…無くて好きとかは…」
「じゃあ、私がハヤ太君が好きって言ったらどうする…?」
「あぁ、それな…!?!!?ほぇえぅっえぇ!!??」
527シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:43:10 ID:pjNIt9va
私が爆弾発言をしたらハヤ太君はよく分からない奇声を上げてました。

「あの…それは…」
「嘘、冗談、ちょっと悪乗りが過ぎたね…じゃ…私は部屋に戻るから」

告白したらいつもの乗りで大丈夫と思ってたけど急に怖くなったんだよ。

「あの、瀬川さん!?」
ハヤ太君が何か言ってるけど怖くて聞けない振られてるかもしれない…

その後、私は美希ちゃんと理沙ちゃんに早く寝ると言って部屋の布団の中で丸くなってたのでした。

コン コン

部屋をノックする音、おそらく彼だろう。

「入っていいよ」
「失礼します…」

ハヤ太君が真剣な顔で私の部屋に入ってきたのでした。

「瀬川さん、さっきのことなんですが…」
「うん…調子乗っちゃたかな?ごめんね変な気使わせちゃって…」

この時自分がどんな顔してたかはわからないけど、多分すごい暗かったと思う、だから誤魔化せなかったんだね。

「僕はヒナギクさんが好きなのか瀬川さんが好きなのか…西沢さんが好きなのか、優柔不断で…」
「(ハヤ太君…ナギちゃんを忘れてるよ…)」

ご主人様を忘れるなんて結構酷いね…
「だから瀬川さんのその、…こ…告白を承諾しても幸せにできるっていうか…」
「ハヤ太君…好きな人と付き合えるだけでも泉は十分幸せなんだよ?」
528シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:43:42 ID:pjNIt9va
ハヤ太君の顔が少し紅潮している、私はハヤ太君の返答を待つことしかできないのでした。

「…じゃあ、ちゃんとしたお付き合いはできないですけど瀬川さんの気持ちは理解しました」
う〜ん、保留かじゃあ歩ちゃんと同じじゃないかな?ここはもう一押し。

「じゃあ、瀬川さんじゃなくて名前で呼んでくれないかな?」
「えっ…?せ…い、泉さん?」
「うん、よろしい」

とびっきりの笑顔でハヤ太君の頭を撫でたんだよ。

「い、泉さん…子供じゃないんですから…」
そんな彼は子供のように顔を紅潮させてたんだよ。


ギュ


私はハヤ太君を抱き締めました。
「!?…泉さん…」
「少しこのままで…」
今この時を忘れないようにハヤ太君を抱き締めたんだよ。

「うん、充電完了!ありがとうハヤ太君」
ハヤ太君の方を見ると何故かさっきより顔が紅潮してる抱き締められた事に照れてるのかな?

「あの…泉さん…下着というか、その見えてるっていうか…」
ハヤ太君が見ているのは私の胸元、さっき布団に入ってたから気付かれなかったけどキャミソール一枚でした。


529シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:44:33 ID:pjNIt9va
「はぅぅ、だ…暖房効いてるからあまり気にしてなかったけど…」
美希ちゃん達を喋ってるのと同じ感覚だったけどやっぱり見られると恥ずかしいよ。

あれ?ハヤ太君のズボン執事服じゃないから山がはっきりわかるんだけど、それを必死に隠してるみたい。
「ハヤ太くん?もしかして私の体に興奮しちゃった?」
異性にそんな風に見られるのは嫌じゃ無かったよ、でもそんな様子のハヤ太君をちょっといじめてみたくなちゃったんだよ。

「あの、これは…」
必死隠してるけどバレバレなんだよ、結構大きいんだねハヤ太君は…

「もしかして私としたいと思ったのかな?」
「いや、違うと言えば嘘になりますけど…その、なんというか…」

「じゃあ、私のはじめてをあげるんだよ」

一瞬部屋が静寂に包まれたような感覚でした、ハヤ太君はフリーズしてるし…


チュ


ハヤ太君の意識を取り戻すためにキスをしたの、もちろん私のファーストキス。

「い、泉さん…?」
余りの恥ずかしさに私は布団に潜って顔を隠してたんだよ。

「うぅ……」
意を決して布団から顔を出すとなんとハヤ太君の顔が目の前にあったの!

ガバッ

私がハヤ太君を襲うように上に覆いかぶさりました。
530シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:45:12 ID:pjNIt9va
クチュクチュ

私が唾液を溜めてハヤ太君の口中に流し込む
ハヤ太君もそれを拒絶せず下を私の口に差し入れ私の唾液を汲み取っていくの。

「今度はハヤ太君から…」
舌を吸い、絡めあうたび私達の唾液が混じり水音を立てるの…隣に聞こえるぐらいに。

布団の中に手を入れて胸を触り始めたの思ったより大胆なのかも…

ハヤ太君は私の胸をゆっくりと指先でなで始めたんだよ、
胸をなでられるたび私の体が小刻みに痙攣するの。

ハヤ太君が伸ばした右手が、私のショーツの中に滑り込んでくる…すでにそこは、秘裂は十分に濡れていたのでした。

「直に、触りますね…」
「やぁっ、ダメ、…っ…そんな、とこ…ん、ふあぁっ、あぁぁ、…!!」

Hはじめての割には上手なんだね、なんて言う暇もないまま私は快感に飲まれていったのでした。

そして、ハヤ太君は私の腰を自分の顔の位置まで持ち上げると内股を舐めだしたの、
私はベッドのシーツを握り締めるの。

「あぁぁぁぁ、んふぅぅ…ん、ふわぁぁぁ……!!!」
私はベッドのシーツを口で噛んで堪えるのでした。

「ひゃあぁぁぁああっ………!!!!」
私は堪えられなくなり甘い声をあげちゃったんだよ、
ハヤ太君は私の硬くなった突起物を吸い上げたのでした。
531シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:45:45 ID:pjNIt9va
「あぁぁん、やぁああぁ…ちょ…っと、聞こえ…ちゃう!!!!」
抵抗の声空しく私はハヤ太君にされるがまま…

カリッ

「!!!!!!!」
甘噛みされた、それだけで私は腰を跳ね上げて絶頂に達したのでした…

「泉さん、大丈夫ですか?」
ハヤ太君が私の顔を覗きこんできてる、聞く前に止めて欲しかったよ…

虚ろながらハヤ太君の大きくなったままのものが見えたんだよ。

「ハヤ太君…」
「…あの、えっと…」

目の前にこんな私が居るんだからね、そんな風になって当然だろうね。

「挿れていいよ…ハヤ太君」
「あの、でも…初めてでは…?」
「にゃはは〜、だからさっきも言ったけど泉の処女あげるよ」

一瞬躊躇った顔したけど小さく頷いて彼はこっちに近づいてきました。

「じゃあ、挿れますよ…泉さん」
「うん…きて」


ブチブチ

私の膜が切れる音、ちょっと痛々しいね…本当に痛いし。
「痛くないですか?」
「うぅ…、ん…大丈夫続けて…」

そう言うとハヤ太君は腰を動かしていくのでした。
532シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:46:55 ID:pjNIt9va
「んっ、あ…ひぃ、くっ…あん」
だんだん気持ちよくなってく痛みも和らいできた気がする…

コリ

「!!!!!!!」
「ここは気持ちよくないですか?泉さん」
「あぁぁん、そこは…まだ敏感…あぁぁぁ!!!」

豆を思いっきり掴んだハヤ太君の手しかも手加減無しに。

「あぁぁぁぁ、!!あぁぁん、そんな乳首噛まないでぇぇ〜〜〜」

今度は私を持ち上げたかと思うと胸にむしゃぶりついてくる、そんな一緒にやられたら壊れちゃうよ〜〜


「泉さん…もう!!…っ、え!?」
ハヤ太君が抜こうとしたけど私は足で掴まって離さなかったのだからそのまま…

「う、うぁぁぁぁぁ…………!!」

ドピュ ドピュ

ハヤ太君の分身が私の中に入ってくるの子宮が満たされていく感覚、

「あぁぁぁ…赤ちゃんできちゃうかも…」
その余韻に浸ってる私を前にハヤ太君はやってしまった的な顔をしてるのでした。

「ふふぅ〜、ハヤ太君の子供できちゃうかもね…その時は泉をお嫁にもらってね?」

繋がったままハヤ太君にプロポーズしちゃうのでした、
「こんな…こんな僕でよければもらってください!!」
533シロウトの丘:2006/12/14(木) 03:49:07 ID:pjNIt9va
ハヤ太君…そんな潤んだ瞳で言われてもこっちがもらわれる感じしないんだけどなぁ〜

チュ

「!!!!」
今度はハヤ太君からのキスしかもディープキス。

「クチュ…クチュ、んんぅ…っ!!クハァ…ハァ」

唇を離し頭がぼんやりしてくる、私が最後に聞き取った言葉は…

「責任は…とります、借金を返して泉さんの執事になります」

う〜ん、虎鉄君の事を忘れてるようだけど、まぁいっか!
かくして、ハヤ太君と私は結ばれたのでした。



しかし…あんな大きな声を出してあの二人が気付かない訳が無くて…

「ふむ…ハッピーエンドだな」
「そうか?これからが修羅場に私には見えるが…」

このネタを理由に私は散々いじめられることになるのでした……


後日談

「あの…泉さん?あの…せ、生理の方は…」
「ふにゃ?あぁ、大丈夫…きてないよ!!」

そう言うとハヤ太君は『なら、借金をすぐ返して泉さんの元へいきます!!ご安心を!!!』
なんて言って去って行っちゃった、

「にゃはは〜」

実を言うと妊娠なんかしてなかったり、冗談のつもりがまた本当になっちゃったのは不幸中の幸いかな?

それがどちらに転ぶかはまた先の話なのでした…   =END=
534名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 17:29:40 ID:+5vL7XSx
シロウトの丘氏d(´∀`;)
いいんちょさんネタはやっぱいいですネ。
535名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:17:03 ID:MymYYp9O
GJ!しかし泉×ハヤテはお似合いだな
536名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 06:35:28 ID:3c0tYzqH
>>535
ハム×ハヤテよりアンケ取れると思う
537名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 07:06:23 ID:Debwl1EH
他キャラ他カプ叩き?
538名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 08:06:03 ID:7KceS2qv
この程度で叩きとはまた……
539名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 02:05:24 ID:683M0CTF
認定厨の蔓延るインターネッツですね
540名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:37:16 ID:Ppo5lZI7
「ハヤテのごとく!」がTVアニメ化決定。
http://www.whobby.com/contents/booth/sunday.html

>ついにTVアニメ化が大決定した「ハヤテのごとく!」コーナーも要チェックだ!
541名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 10:43:59 ID:CgP6RW2+
それは嬉しい知らせだが、ちゃんとテレ東以上NHK未満だろうな?
542名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 15:30:53 ID:EwocxrTs
クオリティはうたわれ以上ハルヒ並MUSASHI以下
543名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 18:29:52 ID:pS7olZn2
>542
いやいやおかしいぞwww
544名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 19:20:38 ID:m7MIPgrZ
マリアさんの中の人の声は永遠の17歳で確定だが
ナギの中の人の声は迷う
545名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:38:26 ID:aKrQCbUL
キャベツ以上ネギ1期並ムサシ以下
546名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:40:14 ID:AxIZ7g+P
もう全員こおろぎさとみでいいよ
547名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 21:45:02 ID:nWb3F8hn
MUSASI以下ってとんでもなくハードル高いな
もしそんな神アニメ作ってくれたらナギが小躍りしそうだ
548名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:43:40 ID:UrHN/4w0
糞アニメなら原作でネタにされそうだな
それはそうと新刊で女装ハヤテは綾崎ハーマイオニーという新キャラになっていたな
どなたか陵辱を
549名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 22:47:23 ID:XKT3sUgx
アニメ化記念パピコ
550名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 23:31:43 ID:aKrQCbUL
zyosouシチュエとしてもあんまおいしくないだろ、こnさくひn

普段と変わらん、女の子にまちがいられるとか。。・
551名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 00:44:09 ID:mAarO7Uw
U局の深夜でヨロ
552名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 02:30:29 ID:+fapeKs7
>>548
さすがにそうなっても原作ではネタに出来ないと思う。
というか編集にボツくらうでしょw

そういうのは師匠に期待。
553名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 02:34:51 ID:Md8GPFQk
>>545
はさみうちの原理を思い出した。
554名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 02:37:03 ID:yvgKFijy
「お嬢さま、よかったですね」
「・・・なにがだ?」
「アニメ化だそうですよ。サンデーのHPにそう書いてありました」
「・・・よくない」
「え? どうしてですか? お嬢さまアニメお好きでしょう?」
「・・・・・・」
「ハヤテ君、ナギは心配してるんですよ」
「なっ…そ、そんなことは、ななないッ!」
「心配?」
「違うっ! し、心配なんかしてないからな! ハヤテがカッコよく描かれて人気が出て
エッチな同人誌のネタにされるんじゃないかなんて心配は全然、これっぽっちもしてないんだからな!!!」






お嬢さまが墓穴を掘ったまま終わる
555名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 16:42:48 ID:G7IeGtLC
ウェブサンデー行ったけどハヤテアニメ化なんてなかったぞ。
第一単行本の帯に情報載るし。
556名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 17:22:06 ID:g3PKLPfM
>>555
約1日しか上がってなかった。本スレが祭だった次の日ぐらいには消えてた
557名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 17:53:59 ID:G7IeGtLC
>>556 情報サンクス。
じゃあアニメ化は小学館が誤って流したガセか?
558名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 19:15:51 ID:HURS3O+t
どうしてもアニメ化情報がガセだったと決め付けたい男がいるスレはここですか?
559名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 21:57:14 ID:NhSMQgq5
web担当がまだ公開したらまずいのにフライングしてしまって慌てて消した説を
個人的には推したいところではある


560名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:54:42 ID:G7IeGtLC
アニメ化反対派ではない。
むしろ賛成派だ。
オレが知りたいのはアニメ化は真か偽かということ。
561名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:35:45 ID:/sjhOlwR
時が経てばいずれ判る
それまで、マッタリと待とうじゃないか
562名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:50:57 ID:clS96IXL
どっちにしろスレ違いであることは確か
563名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 01:39:39 ID:Phl096jO
氷河期か……
564名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 06:34:20 ID:OjoAEWlb
そろそろ次スレ立てたほうがいいんじゃね?
565名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 13:28:13 ID:ZO7j7k3a
まだ早い
566名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 13:52:39 ID:RTX1CYWd
だいたい文章なら、文字サイズ小、画面ひとつ分で3k〜4kb。
作品あとひとつって所かな。

485kbを超えたら立てようか。
567名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 17:57:15 ID:OtxsCWss
SSを書こうと思うんだが…

ここはエロじゃないとダメだろうか?
568名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:47:59 ID:Q+iVZnyy
エロ希望だが.無理にとは!
569名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:35:21 ID:0maLnMiD
>567
萌えれればどんなのでも大歓迎だぜ!
570名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 23:40:07 ID:VFYKwaRj
>>567
てかエロより萌えのほうがイイ!w
571名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 00:15:44 ID:s8zN9eBV
ぉk
二、三日後にUPする。

あとギャグ無しエロ無しの純愛ものなのであしからず…
572名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:19:17 ID:M5QhjOjp
これは期待
573名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 11:03:30 ID:0ubHdu7j
とりあえず序盤まで書いた。

投下する。
574I want to call…:2006/12/24(日) 11:06:08 ID:0ubHdu7j
「う〜なんだか恥ずかしいわね…」
時は3月4日早朝。
我らが生徒会長、桂ヒナギクは白皇学院のシンボル、時計台の中の生徒会室でブツブツと1人言を言いながら頭を悩ませていた。
「自然に直して呼ぶべきかしら…でも急に馴れ馴れしく呼んだらウザがられるかも…」
彼女が何に悩んでいるかというと…
「は、ハヤ…綾崎君がわるいのよ!私にイジワルなんかするから…」
ズバリ好きな人の呼び方である。

昨日の夜の一件でヒナギクは完全にハヤテのことが好きだということを認識していた。
生まれてこの方恋などしたことがない彼女にとって、これは人生の一大事である。

しかしツンデレの属性が注入されている彼女が好きな人の呼び方を急に変えることも出来ようはずもなく…
「1人言でも呼べないなんてぇ…」
1人で悶々としているのであった。

「なんの話?」
「ひゃあ!!」
そこにヒナギクいじり大好き人間の花菱美希が現れた。
「脅かさないでよ!」
「これまたどうしたの?昨日の今日でお疲れ?」
「き、昨日帰るのが遅れたから寝不足なだけよ」
「へ〜…」
美希が来たということはもう少しで学校が始まる。
(う〜…どんな顔して会おう…)
と考えるだけでも真っ赤になってしまう。
「ハヤ太君ならあと10分くらい後にくるわよ」
「ひぇ!?」
なんでバレてんのよ!?という顔をしていると
「あれだけ一人でブツブツ言ってれば誰だってわかるわよ」つまり全部聞かれていたらしい…
「そ、そろそろ呼び方を変えてあげても良いかな?って思ってそれで…」
とヒナギクの言葉は尻すぼみになっていく。
(やっぱりこうなったか…)
美希は嬉しさ半分、寂しさ半分という気持ちだった。
嬉しさの方は生まれてこの方、恋愛のれの字も出てこなかった友達に好きな人ができた嬉しさ。
泉、理沙が相手ならさんざんに弄り倒した後、祝福するだろう。
だが相手はヒナギクである。
幼い頃から常に強く、美しく、カッコイい存在。
寂しさの方はそんな彼女が1人の男に取られるという寂しさ…いや、その男に対する嫉妬だった。

自分にとってヒナは常にカッコよくなければならない。
だが、その彼女に好きな人が出来たというなら…
「早く行きなさい。余った仕事は放課後やる」
「自分がやるとは言ってくれないのね…」
(やっぱり美希には隠し事は出来ないか…)
「ありがとう」
そう言ってヒナギクは駆け出した。
575名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 11:07:18 ID:0ubHdu7j
「あ〜もう!まだかしら…」
ヒナギクは校門近くの茂みに隠れるようにしてハヤテを待っていた。
「は、ハヤテ君でいいのよね!大丈夫…大丈夫…」
不安で押しつぶされそうだった。
期待で胸が踊っていた。
躊躇で諦めようかと思った。
会いたくて諦められなかった。
これは全部ハヤテのため。
大好きで大好きな男の子のため。
だから…
「名前で呼んでも…いいよね?」

不意に風が吹いた。
水色の髪の待ち人が歩いていた。



好きと意識すると相手の顔を見るだけでも真っ赤になる…
ヒナギクは視界に水色と執事服が目に入った途端にオーバーヒートしてしまった。
(言わないと呼ばないと!頑張れヒナ!)
心でそう念じながらハヤテの所へ走る。

10m…5m…1m…

「は、ハ…綾崎君!」

とまあ、ウブな恋する乙女が好きな人を名前で呼ぶには抵抗があるわけで…
(何やってんのよ!ヒナ!)

そんな後悔の念で一人悶えていると、ハヤテてからとんでもない返事が返ってきた。
「あっ、おはようございます。『桂さん』」「へ………」
576名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 11:10:32 ID:0ubHdu7j
ヒナギクが時計台を出たころ借金執事は学院への通学路を歩いていた。
我が儘お嬢さまは「P〇3が出たというのに学校になど行ってられるか!」
などと言い出したので家でガ〇ダムをやっている。

「にしても…昨日のヒナギクさんは恐かったな…」
ハヤテはヒナギクが正宗を使って襲いかかって来た時のことを思い出していた。
「やっぱり嫌われてるのかな…」
思えば自分は馴れ馴れし過ぎやしないだろうか。
あの時は確かに名前で呼んでも良いと言われたが、数度しか面識がないのに名前で呼ばれるのはやはり気に触るだろう。
マラソン大会の以後に名字で呼ばれたのだって、きっと自分も名字で呼べという意志表示だったんだろう。
「全く…僕はなんでこんなに気を使えないんだろう…学院についたら謝らないと」
と鈍感借金執事は考えながら学院についていた。

「は、ハ…綾崎君!」
校門に向かって歩くと後ろからヒナギクが声をかけてきた。
(うん、これからは名字で呼ぶようにしないと…)
「おはようございます。『桂さん』」
577名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 11:11:52 ID:0ubHdu7j
とりあえずここまで。

続きはまた二、三日後に投下する。
578名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 11:53:30 ID:NkrASRhm
一番槍GJ
続編期待
579名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 13:28:43 ID:/YN/P9rh
ge
580名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 14:40:49 ID:A37Xngx8
GJ!!
ヒナ可愛いよヒナ
581名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:57:08 ID:ezpDogZ7
丸一日人がいないのも珍しいな
582名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 01:12:42 ID:1z2rurZb
マリアさんの××歳の誕生日だったの忘れてた…
583たたかれ侍:2006/12/26(火) 11:54:21 ID:tFeQY52v
「ヒーナーギークさんっ♪」
いきなり時計塔の最上階にある生徒会室の扉を借金執事、もとい綾崎ハヤテが豪快に開けた
「へっ?」
いきなりのことで桂木ヒナギクは飲んでいた紅茶をこぼした
「もぅ〜どこにいるのか学校中探し回っちゃいましたよ〜」
妙な口調で喋りかけるハヤテにヒナギクは疑問を抱いた
「・・・ねぇ、綾崎君、あなたなんか変じゃない?」
その問いかけを聞いていないかの様にハヤテはいつもの笑顔でヒナギクに近づく
「いやですねぇ、いつもの僕じゃないですか。こんなに元気いっぱいなんですよ?それにほら・・・」
そう言いながら己のズボンに手をかける
「・・・?」
ヒナギクはその行動を理解できなかった
「こっちも元気いっぱいで困ってるんですよ」
その言動の時点でヒナギクは完全に状況を把握した
ハヤテが自分の下半身をあらわにしているのを
「ちょ、ちょっと、何してるの!は、はやくしまいなさいよ!」
赤面してヒナギクは顔をそむける
「いやぁ、コレ、どうしてもしまえなくなっちゃうんですよねぇ、だからヒナギクさんにお手伝いをして欲しいと思って」
「お、お手伝い?」
目をそらしたままヒナギクは聞く
「えぇ、お手伝いです。ヒナギクさん可愛いからすぐ終わると思いますよ」
「何言って・・・!?」
思わず振り返るとハヤテの顔がすぐ目の前にあった
「!?」
「だから・・・僕のモノをヒナギクさんに直してもらいたんです」
そう言うと彼はヒナギクにさらに近づき唇を重ねた
「ん!?・・・ちゅ、ふぁ・・・」
舌を入れられ時々開く口からは吐息がもれる
「くふ・・・んっ!!」
突き飛ばそうと腕に力を入れたがその行為も空しく、ハヤテに腕を掴まれてしまった
「ふぅ・・・結構積極的ですね、ヒナギクさんは」
「何言ってるのよ!これは許されないことよ!?分かって・・・ひゃうっ!」
いきなり下腹部に受けた刺激でヒナギクは腰が浮いた
「そんなこと言ってる割にはココ、ビチャビチャですよ?」
そういいながらハヤテはスパッツの上からヒナギクのソコを愛撫する
「んっ、ふぁあ・・・違う、それは・・・」
「それは・・・?」
無意識に言った言葉だったのでその後のことなど考えてもいなかった
「そ、それは・・・」
「言えないんですか?しょうがないですね、今貴女は悪い子ですよ?ヒナギクさん」
「!?」
悪い子ということにヒナギクは過剰に反応した。いままで人に頼られ、なんでもこなせるよう努力を積み重ね、今ここに自分がいる
それを悪い子という一言、いままで言われたくなかった言葉。その言葉でヒナギクの心はズタズタに引き裂かれた
「う・・・ひっく、ごめんなさい、ごめんなさぃ〜」
目からは大粒の涙がポロポロとこぼれていく
「泣いちゃうなんてヒナギクさんらしくないですねぇ、そんなにいい子になりたいんですか?」
泣き出しても表情一つ変えず、といってもいつもの笑顔で問う
「ひっく・・・うん」
「じゃあ、僕の言うこと聞いてくれますか?」
「うん」
まるで子供のようにこっくりとうなずく彼女にハヤテは満足そうに笑みを浮かべた
584たたかれ侍:2006/12/26(火) 12:00:14 ID:tFeQY52v
「ん・・・ぴちゃ、ちゅる・・・」
「っ、そうですよ、ヒナギクさん。もっと舌を使って・・・」
「・・・こう?ペロッ、ぴちゃぴちゃ」
ソファにすわっているハヤテの股間に、一生懸命奉仕するヒナギク
「まさか、こんな神聖なる生徒会で僕とヒナギクさんがこんなことしてるなんて誰もおもわないんだろうなぁ、ねぇ、ヒナギクさん?」
「ふぁい?」
上目遣いでモノを奉仕しながら見上げるヒナギク
「うっ、ヒナギクさん、そろそろ・・・」
「へ?」
そういった瞬間、ハヤテのモノがビクンと跳ね上がり、液体をまきちらした
「きゃあ!」
いきなり出てきたものにヒナギクは驚いた
顔にはいくらかその液がついている
「ハァ、ハァ、じゃあそろそろ本番と行きますか?」

「ひっあぁ、んっ、ふぁ、あぁ!」
今度は四つんばいの状態のヒナギクの陰唇をハヤテが舌で愛撫する
「そ、そんなに、舐めないでぇ!ひゃうぅ!」
「なんでですか?こっちはこんなに喜んでるのに。もう液がドロドロですよ?」
「い、言わないでよっ、ひゃ、そ、んなに、され、んんったらぁ・・!」
その言葉に耳を貸さず、まるで貪るかのようにヒナギクのソコを舐める
「ひ、ぁ、あああああああ!」
ついに絶頂に達し、ヒナギクは体をビクビクさせた
「ありゃ、イッちゃいましたか、じゃあ・・・」
ハヤテはモノを取り出し、ヒナギクにあてがう
「ひゃあっ!ダメ!今はダメェ!」
「ダメなんてことありませんよ、じゃあいきますよ?」
そういうとハヤテは己をヒナギクの中に挿入した
「いやぁあ!ダ、メェ、体が、変になっ、ちゃうからぁあ!」
それでもハヤテはかまわず、挿入を続ける
やがて、処女を象徴する膜にたどり着いた
「じゃあ、いっきにいきますよ!」
そして膜を突き破るよう一気に入れる
「痛っ!」
「あ、すこし強すぎましたか?」
「だ、大丈夫だから・・・続けて?」
涙目ながらもヒナギクが答える
「じゃあ・・・」
そして、ハヤテはモノの出し入れを繰り返す
「い、ひゃうっ、う、ぁあ!」
出し入れするたびにヒナギクの甘い嬌声が生徒会室に響く
「ヒナギクさん・・・」
ハヤテも理性を失いかけ、代わりに挿入に力が入った
「ふぁっ、綾崎君のがっ、中で、大きくなってるのが、わかるよぉっ」
「ヒナギクさんっ!そろそろイきますっ」
「いいよっ、綾崎君のぉ、私に、ちょうだいっ」
その言葉が引き金となり、ハヤテはヒナギクの中で射精した
「ハァハァ・・・・ハ、ヤテ・・・君・・・」
585たたかれ侍:2006/12/26(火) 12:00:51 ID:tFeQY52v
少年は葛藤していた
(どうしよう・・・中に出しちゃったんだけど・・・)
生徒会室は夕焼けに照らされていた
「あの・・・なんかすごい思いつめてるみたいだけど・・・」
そこに2人分の紅茶を持ってきたヒナギクがやってきた
「うぇ、あ、ヒナギクさん!?」
「牧村さんから聞いたわ、あれ、薬のせいだったみたいね?」
「す、すいません・・・なんか飲んだときは記憶があいまいなんですけど、後半のほうは効果がうすれたのか鮮明に覚えていて・・・僕はなんということを・・・・」
「・・・まぁ許してあげるわ」
「へ?」
「ただし!」
ビシッとハヤテに指を向ける
「ああゆうことをしたってことの責任は取ってもらいますからね!」
「うぅ・・・はい、でも責任ってどうやって取れば・・・」
「それは・・・」
ヒナギクがハヤテに近づく
「こういうことっ」
その瞬間ハヤテの頬に熱く、やわらかいものが触れる
「へ?」
「ちゃんと責任とりなさいよっ!」
その行為の意味することはハヤテにはすぐ理解できた
「・・・はい!」
586名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 15:15:14 ID:1SEBkRKY
GJ!!
ただ一ついうなら「桂木ヒナギク」ではなく「桂ヒナギク」だ
587名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 16:16:49 ID:/8C6HHs9
ネーロかよw
588名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 17:44:26 ID:phQZVpRQ
なんかコテに嫌悪感を感じたから読んでない
589名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 03:15:06 ID:tSJbVkHo
賢明だね。
590名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 06:36:26 ID:4FHDh8hB
そろそろ次スレ頼みまする
591名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 07:53:18 ID:8OVuAziE
冬だなぁ
592名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 15:24:51 ID:/ejJzUzR
こ…今週はエロ過ぎる…
593ROCO ◆VpKHzOu04Y :2006/12/27(水) 16:37:16 ID:uXDCXHVl
というわけで今週ネタでSS書いたが、残り容量的に、こっちでは投下できなさそう。
新スレ立てに挑戦しましたが、無理でしたわ;
594名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 20:51:56 ID:MrQSrVKb
早くROCO神が書いたの読みたいぞぉぉぉぉぉぉ
595名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:14:15 ID:1RfAakp/
ちょっとスレ立てにいってみる
596名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:18:47 ID:1RfAakp/
『ハヤテのごとく!』のエロパロ 11
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167221810/

ローカルルール変更に合わせ、18禁に記述を変更しました。
597名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 00:37:20 ID:foYrkTff
埋め
598名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 02:40:24 ID:sU6pzsf2
保管庫ってありませぬか?
599名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 03:03:33 ID:jG3Ll+zf
テンプレ読めカス
600名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 20:21:27 ID:InyaQwDN
600ゲト⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
埋めage
601名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 20:28:52 ID:svrATeYA
梅うめぇ
602名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 20:43:53 ID:foYrkTff
埋め
603名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 16:41:45 ID:tzHAsseQ
                        ,  -── - 、
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                  く: : /: : : : : : : : : : : : \: :\ヽ\:::ヽ、',    ' ,
                   /: : : : : : :/: : //: ; ─ 、: : :プ ` ‐ 、::ー 、  ',
                  〈: /: : :/: : : :/:/-/    \ーく `ヽ ヽ:::::\ ',
                  /: :/: : : : : /: :/ 〈      ヽ  ト  〉  ';::', ヽ
                 /:-‐'´: : : : : :/: : /  \_',  / ',ノ  ト、  ';::i  '.,
                く: : : : : : : : : :/: : :/ = ==, -i   ト、  l \ ';:l  ',
                 '; : : : : : : :/: : : /    /: : : L__」 ヽ._」  , ゝi:l  ',
                  i: : : : : :/: : : :/ , -'´,: :-─: : : l    ,ゝヽl   l
                 ノ; - 、: /: : _, -─── -: : : : : L /: :',     ノ
            , - ' ´r‐'´: : : : : ̄:`ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
           /: ; -‐ ` ‐ 、: : : \: \:\: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:l
          ノ: /     / \: : : \: \ヽ: : : : :i: : : : : : : : : : : : :!
     ,  - '´: : :l    /     \: : :\:ヽ:', : : : l: :i: : : : : : : : : : ;'
,  - ': : : : : : : : : : :l  /  、    _\: : ヽ:';:i: : : l: : l: :/: : ;': ;. -'´ヽ、_
`ー - ー '"´  ̄ ̄ /      ̄ ̄    ̄  ` ‐ 、:l-┴ソ-ー<     ヽ `ヽ
            l                   `  ‐ 、二` ‐ , -‐ 、 __,.ゝ
               ',                         `ヾ    ヽ、
               ` ー────────── -----   、   ',     ` ‐、
                                       `└ - 、      ',
                                            `‐、 ヽ 」
                                              ` ‐ ´
604名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 16:43:08 ID:tzHAsseQ
なんか2ヶ月前のレスとIDが被ってるw
こんなことあるのか埋め
605名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 07:57:54 ID:gTxQaL5P
アッー!
606名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 08:16:27 ID:vFsnqF98
新年明けまして初カキコ。
梅age
607名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 08:59:27 ID:hgn30uIq
オラオラウメウメセイヤセイヤ
608名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 13:07:01 ID:ZwxOnGwo
umeumeumeumeumeumeumeumeumeumeumeume

         _rー' ̄「 二 ヽー.、..|\
       r┘/ ̄` ‐、/:::::: ̄`ヽ │ヽヽ 
      「ヽ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',│ |│
      」r'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│ |│
     l l::::::::::::::::l:::ト;:::;:イ:::::l::::::::::::::│ |│
      `l::::::::::::l:::l:::lミ;//l:::::::l::l::i:::::::│ |│
      l:l:::::::l:::l:::l:::l  l::::::;イ::l:::l::l::│ |│
      l:l::::::::l:::l:::l:::l::::/::::/::::リ l:l::l:│ |│
     l::l:::::::::l:::l::::○:::::|::::::○::l::ノ:│ |│
      l:lヽ:::::::l 〃   リ  〃ル:::|_|」 
      ', l\lヽ  rー┐ ,.イ:::::::| 「   
    /⌒``l:::::ヽ::`.‐ヽ ノイ:::::l:::::「 ̄ ̄ヽ
   /__  ヽ、:::l__/┴--┴、l::;-{  ̄  l__
   \  ノ\  ';l l:∨ ハヽ/lレ' {  ̄   lフ @ ]
   /::「   ヽ   l:::::(;;;;):::::l   "「'「 ̄)'´ , イ
  /:::::::::ヽ      l:/ , - ' T   |_」   ̄::::::l

umeumeumeumeumeumeumeumeumeumeumeume
609 【吉】 【276円】 :2007/01/01(月) 18:01:47 ID:ZwxOnGwo
                                  /           , -─ 、
                _|_ O _l__          l          /     l
    , - '´ l  0     l | ヽ   | | _|_O _l__ ヽ、___, -、  /  , ー-、_プ
   「  |   l/  l_              l | ヽ    | |      l l/  /
   l   |   l_   /-─- 、                   , -/  /   _ ,  - 、
   l   |       l      ヽ                /   !  l   「  /  l  O 、
   l   |  ニ|ニ  l 埋  そ  ',        i l | | li   l     __ ヽ  l /l   l/   l' ´ ̄ ̄ `
   l   |    |   l め  の   i       , -─ 、   Lr、' ´l くイゝ」 l      l_  l
   〈       / l   ・   :   l   ト、∧ 「二Lノ  ヽ_/ヾ、._l_〉   l  |       l あ  あ
   l      /l  〉 ・        l     , - L二ニユ  ___/     ヽ、」  |   ニ|ニ l け  :
   l !!!    l   ・  う   l  /..:::::::::└──<   ゝ         `i   |     |   l ま
   l       イ l     :    l /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  〉 _|_ O l        / l し  あ
   L__   __」          / /::::::::;:ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  .〉l | ヽ  l !!  /l  l て  け
       ` '"´ \           >,イ::::::/、l:li::::::l:::; イ:::::::::::::::::::',        l           | l  で  :
            ` ‐----‐ '´あi l::::::!  ll l::::l:(_.ノ::::i:::::::::::::::::i   __ l       イ   l  す
                        う ーノ ト、! l:;'::::::::/::::l:::::::::::::::l   __l  ̄` ‐ 、 ,  -‐ ┘ ね
               /',`‐ 、   「  lソ ヽ/:::::::/へ::l::::::i:::::ノ あ             l    :
              /  ',  l:` ‐ ',  uノ::::;;ノ__.ノ::::l::::::';::l  う   _|_ O     <
              i    ヽ l:::::::::::`ー- 、  ,.ゝ-┐:::l:::::::':l       l | ヽ  __   ヽ、 ____
               ',       l:::::::::::::::::l , ! '´    l:::::::l::::::::ヽ          __l
               ヽ    l::::::::::::::::l/  , - '"´ l::::::::l';:::::::::\
                 \   l::::::::::::::::l/   __';::::::::l';::::::::::::::\
610名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 03:51:10 ID:LiQZCpsC
611埋め:2007/01/02(火) 12:28:03 ID:dBW2vFYk
「やだ…やめて下さいマリアさん!」
「ハヤテくんが悪いのですよ…こんな刺激的な恰好で、私を誘惑しますから」
「別に誘惑だなんて…にゃ!!」
マリアさんの手が、僕の股間を弄ってくる…
その細い指で、何度も敏感な箇所を激しく摩るのです!
「あぁ……!だ、駄目ですってば!」
「こんなに大きくさせて、何で嫌がっているのやら…うふふ」
妖艶な笑みを浮かべ、ただ執拗に淫らに僕のを責め続けてました。「こんな可愛いメイド服を着て、何ですか?私より似合っているじゃないですか!」
「そんな〜これは呪いで…はうっ!」
「またそんなごまかせを…知ってますよ、その恰好で男の人に告白されたのを」
「あ、あれは…きゃ!!」
さらにマリアさんの指が僕のお尻の…アレの中に先を入れて、掻き回します!
それはとてつもない衝撃で、僕に襲い掛かってきてました。
「悪女ですね〜男の子なのに、そんなハヤテ君にはお仕置きです」
次の瞬間、マリアさんの手が離れました…
だがホッとする前にマリアさんは驚くべき行動に出たのでした。
「マ、マリアさん…それ!!」
「やらしいハヤテくんには、この私の股間ので可愛いがってあげますね」
マリアさんの股間に、よく見慣れた逞しいのが生えていた!
僕は驚愕し目を見開かせていたが、行動の早いマリアさんは直ぐさまに僕を押し倒し、
そして…股間にそびえ立つのを、指先で弄り慣らした穴へ当てていく…
「いきますよ…ハヤテくん」
「だ、駄目…そんなの!!あぁ〜〜〜!!?」
そして僕の目の前の光景は白く消し飛ぶのでした。
もう…お婿に行けないかも…グスン





「という夢を見たのだが…私が居ない間に屋敷に何か無かったかね?」
「ありませんよ〜あるのは、コレカラデスカラ…」
クラウスさんの背後に立ってるマリアさんの手には、鉈が力強く握られてましたとさ…
612名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 12:51:35 ID:dBW2vFYk
改行ミスった…
613名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 13:52:36 ID:38HIwrKJ
巡り巡る季節を重ね 大地銀に覆う冬は 桜の花びらが舞いて終わりを告げた
絶えず狂い咲いた桜の花は散り逝き 風に身を任す 終わりを迎え舞う様は 死の美しさ
差した傘翻して 微笑みは艶(あで)やかに
人と妖(あやかし)の境 越え訪れる者
無現(なくなりしうつつ)を夢見る 境乗り 腰掛ける紫の少女
幽冥の界で迎えるは 黒き魔と銀の犬 そして紅白の
蝶が舞う 空越え天(てん)越え 浮かぶ雲の彼方すら越え
光帯び羽ばたく翅(はね) 張られた網擦り抜けて
夢想い 天に生きるのは麗しき夢の蓮華蝶
翅広げ 華麗に優雅に浮かび飛ぶ娘は
いつの日にか 永遠に続く眠りに誘(いざな)われ
夢と幻の郷 泡のように影は消える
嗚呼 死に逝きて 風となりこの空を永久(とわ)に流れる
命が尽き果てても 輝く翅は滅ばない
614名無しさん@ピンキー
                                  /           , -─ 、
                _|_ O _l__          l          /     l
    , - '´ l  0     l | ヽ   | | _|_O _l__ ヽ、___, -、  /  , ー-、_プ
   「  |   l/  l_              l | ヽ    | |      l l/  /
   l   |   l_   /-─- 、                   , -/  /   _ ,  - 、
   l   |       l      ヽ                /   !  l   「  /  l  O 、
   l   |  ニ|ニ  l 埋  そ  ',        i l | | li   l     __ ヽ  l /l   l/   l' ´ ̄ ̄ `
   l   |    |   l め  の   i       , -─ 、   Lr、' ´l くイゝ」 l      l_  l
   〈       / l   ・   :   l   ト、∧ 「二Lノ  ヽ_/ヾ、._l_〉   l  |       l あ  あ
   l      /l  〉 ・        l     , - L二ニユ  ___/     ヽ、」  |   ニ|ニ l け  :
   l !!!    l   ・  う   l  /..:::::::::└──<   ゝ         `i   |     |   l ま
   l       イ l     :    l /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  〉 _|_ O l        / l し  あ
   L__   __」          / /::::::::;:ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  .〉l | ヽ  l !!  /l  l て  け
       ` '"´ \           >,イ::::::/、l:li::::::l:::; イ:::::::::::::::::::',        l           | l  で  :
            ` ‐----‐ '´あi l::::::!  ll l::::l:(_.ノ::::i:::::::::::::::::i   __ l       イ   l  す
                        う ーノ ト、! l:;'::::::::/::::l:::::::::::::::l   __l  ̄` ‐ 、 ,  -‐ ┘ ね
               /',`‐ 、   「  lソ ヽ/:::::::/へ::l::::::i:::::ノ あ             l    :
              /  ',  l:` ‐ ',  uノ::::;;ノ__.ノ::::l::::::';::l  う   _|_ O     <
              i    ヽ l:::::::::::`ー- 、  ,.ゝ-┐:::l:::::::':l       l | ヽ  __   ヽ、 ____
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