1 :
名無しさん@ピンキー:
ネ申降臨きぼん
2なら・・・どうしよう(´・ω・`)
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
…魔法少女とスーパーヒロイン
どうなんだろ?
魔法少女……ショコラたんのことかー
7 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 00:14:12 ID:S6HFTPwR
シュガシュガルーンのことか
何歳までなら魔法少女?
激しい衝撃音と共に、黄色い装束を纏った少女が吹き飛ばされる。
少女は校舎に激突し・・・軽いうめき声をあげた後、ピクリとも動かなくなった。
目前に突き出した両腕を下ろし、俺は軽く息を吐いた。
「お見事です、ハヤト様」
背後からの抑揚の無い声に振り返る。
そこには、校舎の影から滲み出るようにして現れる少女、シディアの姿があった。
「いや、半分以上がお前自慢の妖魔共の手柄さ」
俺はそう言いながら、横に立つ黒い獣を見やった。
あえて例えるならば、狼に似たそれが軽い鳴き声を返す。
それに満足したように頷きつつ、黒衣の魔女は倒れ伏す少女へと目を向けた。
「セレシアス・トパーズですか」
「ああ・・・ようやく、一人目だ」
彼女の呟きに、俺は湧き上がる感慨を噛み締めながら頷いた。
そう、ようやくだ。ようやく、奴等の仲間の、その一人を手中に収めたのだ。
忌々しい少女達の姿を思い浮かべ、少し不愉快になる。
だからだろうか?
「彼女をどうしますか?」
と言う魔女の問に、
「ああ、そいつにでもくれてやれ」
と、横にいる魔獣を指差したのは。
「・・・かしこまりました」
魔女は優雅に一礼すると、俺の横にいる黒い狼に何事か呟いた。
その一言を受け、魔獣は鋭い雄叫びを・・・歓喜の遠吠えを発する。
そして、未だ倒れ伏す少女へ向けて、その歩みを進めていった。
(続かない)
> (続かない)
そんなことを言うと続けるぞコラ。
>>11 >>9を尊重すると獣姦物になるけど、いいのか?
オチも食い殺し系・魔獣のツガイ系ぐらいしか思いつかん。
まぁちょいと書いてみるか……。
期待はするなよー
>>11 スマン。ムリだ。
内臓の描写してたら吐きかけた。
自分で書いてて気持ち悪ィことになったのは久々だ。
鬱……
口直しに自分で企画してみるか……
しょうがない。
このスレを使ってオリジナル魔法少女を書いてみるか。
自分のサイトは健全だしな……orz
住人がいるのかどうか知らないが、まずは案だけ晒してみよう。
正義組織アーク・エンジェルと悪党組織デスブリンガーという組織を設定。
主要キャラはアーク・エンジェルに所属し、デスブリンガーと戦う「エンジェル」のメンバー。
今んとこ赤・青・緑・橙・桃・銀・金・黒・紫・虹の10人を簡単に設定。
日本の東西二箇所に別れて活動しているので、多いようでそうでもないかと。東6に西4。
だいたいの性格や行動は色のイメージ及び戦隊物・変身美少女物に則る。
但し全員処女とかいう設定はナシ。
ロリは一人、ナイチチも一人。まぁこの辺はいつでも変更できるし。
髪の毛も基本的にはみんな黒・茶・栗・赤などの実在系。但し銀と金はまんま。
エンジェルの上官みたいなのは、東が男で西が女。
悪党は女が一応リーダーだが、当然上には上がいる。日本支部みたいな感じ。
失敗すると折檻されるのもアリ。
エンジェルと戦うのは基本的に怪人系。たまに人間。当然戦闘員もいる。
この辺は仮面ライダー系か。V3までしか知らんが。
基本パターンは
1.デスブリンガー悪いことする。当然エッチ有。
2.エンジェル出動。
3.戦闘。エンジェルが窮地に陥ることもある。
4.戦闘終了。たいていデスブリンガーが負ける。
5.エンジェル帰還。&シーン色々。
6.デスブリンガー女リーダー激怒。部下or囚人を折檻または自身が折檻。
7.次の事件に。
エンジェルのコスチュームについては絵師じゃないので細かいことは考えてない。
ただ、変身ではなく、戦闘用の衣服に着替えて出動すると仮定する。
エンジェルのメンバーは通常は自分の私服を着ている。学校に通っているなら制服か。
基本的には学校が存在するとは想定していない。あってもなくてもいいという考え。
デスブリンガー女リーダーの服はスーツと仮定。パンツスーツでもOK。
よくある淫靡なスーツは採用しない。着せるとすると、かなり重要な時だけ。
陵辱が似合うよう、かなりのSだとしておこう。
自サイトでやりなよ
案だけさらして執筆しないのは最悪でしかもよくあるパターン
>>18 そうしたいのはヤマヤマなんだが、そうもいかないんだよね……
>>19 ま、ネタ程度とでも思ってくれ。
書くときは書くだろうし書かないときは書かないだろう。
一週間後にでも来て何もなけりゃ pgr ってこった。
自サイトでなんていったら、全ての作品にそう言えるだろ。
なんでそんなこといわれなくちゃいけないんだか。
最悪か?
ネタを元にして書く職人なんていくらでもいる。
最悪なのは、何もしないくせに文句を垂れる19のようなやつだろ。
私は面白いと思う。
スーツとか、東西分割とか、新しい試みを導入しようというのがいい。
これを料理するのはかなりの腕が必要かと思うけど
しっかりしたものが出来れば凄くなると思う。
でも、本腰入れたものを2ちゃんに書くのはもったいない。
2ちゃんは匿名掲示板でしかなく
作品をしっかりと残すのなら自サイトでやった方がいい。
今時、サイトなんて無料でいくらでも作れるし。
>>21 面白いと言ってくれてありがとう。
その気持ちで気分も新たにできるよ。
自分のサイトを二つ既に持っているので(小説サイトと研究サイト)、
管理・維持するだけでけっこう大変なんだ。
そこらでのストレスの発散をエロ書きでこなそうと思って、
このスレを利用させてもらおうかと思いたったわけでして……
お気軽に書きたいってのもあるので、生暖かく見守ってくだされませい。
ちゃっちゃとSSを投下しておくれ。
応援するもしないもそれからだ。
いいんじゃないかなぁ。
オレもここで企画出した人間だし。
並行で複数進むのはいいことなんじゃないかと。
初めてこの板来たけどおもしろそう
もう少し煮詰めていきたいね
>>25 では続きが書けたら、このスレにお邪魔する事にします
あげ
書いてたら陵辱じゃなくラブラブになってしまった……。
OTOL
しかも15-17の設定とは無関係かよ……
まぁ、いいから投下したまえ
みんな待ってるよ
了解した。
陵辱スキーには向かないだろうが、明日中にうpするわ。
SS投下はまだかいな
33 :
自爆?:2006/09/17(日) 16:59:57 ID:8EAY4HwH
とりあえずこんなの書いてみました。
設定としては、RPG世界のようなもの。
出演は、
魔法少女のジュディちゃん、10歳
ということで、ひまつぶしにどうぞ。
34 :
自爆?:2006/09/17(日) 17:00:43 ID:8EAY4HwH
今日もジュディは魔法の修行で、この森に来ていた。この森は別名『黒の森』
と呼ばれ、旅人からは決して足を踏み入れてはならない森といわれている危険な
森であり、ジュディも師である母親から入ってはいけないと言われていたのだが、
ジュディは以前からこの森に入っては、この森のモンスターと戦い、修行していた。
「そろそろ帰ろうかな」
弱い雑魚モンスターを難なく倒したジュディはそう言って帰ろうとした。
魔力もそろそろ限界が近い、もう潮時だった。
“ガサガサ!”
草叢から何かが動く物音が聞こえ、ジュディは驚いてそちらの方を向と、
出てきたのは小さなウサギだった。
「あ〜、かわいい〜」
ジュディはウサギに近づく、だがウサギはジュディを見ると逃げてしまった。
「あ〜、待ってよ〜」
ジュディはウサギを追いかける。追いかけて、追いかけて、気がついたときには
今まで来たことのない森の奥の方まで深入りしてしまっていた。
「あ〜あ、いなくなっちゃった」
見失ってしまったウサギを諦め、ジュディは来た道を戻ろうとする。
“バサバサ!!”
またも草叢から物音が聞こえた。
「ウサギちゃん?!」
振り向いたジュディの視線に映ったものは、醜悪なゴブリンの姿だった。
「な、なに?」
気がついたときにはジュディはゴブリンの群れに囲まれてしまっていた。
ジュディは魔法の杖を持ち、精神を集中して呪文を唱える。
「ファイヤーアロー!」
呪文が完成し、ジュディの杖から炎の矢が飛び出しゴブリンを襲う。
炎に包まれたゴブリン2匹が黒焦げになる。その魔法の威力の見て、
他のゴブリンたちがジュディへの攻撃を躊躇した。
「もう一回!ファイヤーアロー!!」
ジュディは叫び、強力な炎の矢が飛んでいく、はずだった。
「え?なんで!」
もう一度呪文を唱えてみるが、やはり魔法が発動することはなかった。
魔力切れだった。ジュディに動揺の色がありありと映る。
その様子を見たゴブリンたちはジュディに一斉に襲い掛かった。
35 :
自爆?:2006/09/17(日) 17:01:42 ID:8EAY4HwH
「きゃあぁぁぁぁぁ!!!いやあぁぁぁぁ!!!」
ジュディの装備、杖や護身用の短剣を奪い、ジュディの身体を押さえつける。
『おい、こいつどうする?』
『仲間を殺した。殺しちまえ!』
ゴブリンたちが押さえつけたジュディをどうするかで話し始める。
当然のことながらゴブリン語で話しているためジュディには彼らが何を
話しているのかなど全く分からない。
『待て、殺すのはいつでもできる。それよりもコイツに俺たちの子を産ませよう』
『そうだ!犯せ!犯せ!』
ゴブリンたちは『犯せ!』の大合唱を始めた。
ゴブリンたちは手に持った短剣でジュディの服を切り裂いていく。
「いやっ!なにするの!やめてぇぇぇ!!!」
ゴブリンたちの手が動く毎にジュディの肌が露わになっていく、膨らみかけた胸、
そしてまだ毛も生えていないオマンコが醜いゴブリンに晒される。
『よし犯せ!犯せ!』
ゴブリンたちはジュディの脚を開かせて、すでに準備している仲間を煽っていく。
彼らの前戯というものは存在しない、ただひたすら犯すのみだ。
一番手のゴブリンがジュディのオマンコに黒く醜い肉棒をあてがう。
「ヒィッ!いやっ!いやっ!やめて!やめてぇぇぇぇ!!!」
ジュディの哀願など全く無視して、ゴブリンはジュディを貫いていく。
“ズブゥ!!ミチ、ミシ、ミチ、ミシ”
「イヤァァァァ!!痛い!痛い!痛いぃぃぃぃ!!!」
まだ性行為という言葉も知らない少女が醜悪なゴブリンに陵辱される。
「いやぁ!抜いて!抜いてぇぇぇ!!痛いぃぃぃぃ!!!」
だがゴブリンはさらに激しく動きジュディの膣内で暴れまくる。
やがてひと際、大きく呻くとジュディの膣内に大量の子種を注ぎ込んでいった。
「ヒイッ!な、なに!入ってくる!熱い!熱い!いやあぁぁぁぁぁ!!!」
初めて感じる不快な感触にジュディは悲鳴をあげた。
ゴブリンはさらに何度か腰を打ちつけ、残っていた子種をジュディの膣内へと
注ぎ込む。それが終わるとようやく肉棒を引き抜き一息ついた。
36 :
自爆?:2006/09/17(日) 17:02:52 ID:8EAY4HwH
『よし代われ!早く代われ』
二番手に控えていたゴブリンがジュディが息つく間もなく、己の肉棒をジュディの
オマンコへと突っ込んでいく。その突っ込んだ勢いで、前のやつの精液がジュディの
膣から溢れ、地面を濡らしていった。
「あぁぁ!!やめて!もうやめてぇぇぇ!!!」
ジュディは涙声で訴える。だが返ってきたものはさらに残酷だった。
『うるさいぞ!このガキ!誰か静かにさせろ!』
『任せなよ。すぐ声も出ないようにしてやる』
そう言うと別のゴブリンはジュディの口に肉棒を突っ込んで黙らせた。
「んん〜!んふぅ!んぐぅ!んん!んんんんーーーー!!」
(いやぁ!臭い!臭いよう!いや、は、吐きそう・・・)
あまりの気持ち悪さにジュディは嘔吐しそうになる。胃から熱いものがこみ上げ、
食道を灼いていったが、ゴブリンの肉棒が口に嵌まっているため吐き出すことが
できずにただ苦しさだけが増していった。
『そろそろ出そうだ』
ジュディのオマンコを犯していたゴブリンがそう言うと、口を犯していたゴブリンも
頷いた。
『へへへ、それじゃあ、同時に出すか』
ゴブリンたちはそう言うと、大きな呻き声を出して同時に射精した。
「んん!んぶぅ!んんん!!んぶぅぅぅぅ!!!!」
ジュディの口と膣内にまたも大量の精液が注がれる。膣内に侵入した精液は
子宮の奥まで流れ込み、口に侵入した精液はジュディの食道を通り、胃の中へと
流れていった。
「・・・あ・・あ・はぁ・・はぁ・・あぁ・・・・」
ジュディは死にかかった魚のようにピクピクと呻くのみで、もはや抵抗する力どころか
歩くことすらできなくなっていた。
ゴブリンたちはそんなジュディをひたすら犯し、膣内、口内、しまいにはアナルにまで
自分たちの精液で満たしていき、さらにジュディを自分たちの巣に持ち帰っていった。
数日後
ジュディの帰りが遅いことに心配した母親がジュディを探しに森の中へと入っていく。
そして森の奥のゴブリンの巣で見たものは、全身を精液まみれにされ、虚ろな目をした
変わり果てた娘の姿だった。
数ヵ月後、ジュディの体に異変が起こる。突然苦しみだし、お腹を抑えてうずくまる。
そしてジュディの膣内から醜悪な生命が産声をあげた。
END
37 :
自爆?:2006/09/17(日) 17:04:30 ID:8EAY4HwH
これで終了です。
誤爆だったらすいません。
なんか違うがとりあえず乙とだけ言っておこう
俺もそう思うけど、一応GJといっておく
書いててナンカ違うとか思わないでもなかったが、
連休中にうpできなかったので、この際うpしてみる。
うちの姪は魔法少女である。
である、と言うと堅苦しい気がしないでもないが、「です」や「
だ」よりもしっくり来るのであえてそう言っておく。
うちの姪は魔法少女である。
もう一度言っておく。
同じことを繰り返し言うのは、自分を含め、ヒトを納得させるた
めの方法と言われる。
そう。その通り。
ちゃんと呪文を言って変身するし、決めポーズはあるし、定番の
決めゼリフもある。戦っているらしい相手もいるし(オレら普通の
人間には見えないらしい)、苦戦したときはちょっぴりケガして帰
ってくることもある。
うちの姪は魔法少女……なのだが、正直言って、「なんで?」と
いう疑問を抱かずにはいられない。
姪についてのことを話しておこうか。
姪の父である兄貴はロリコンである。奥さんは同い年なのではあ
るが、身長は150センチ無い。兄貴が海外にいるときに出会い、
結婚したそうだ。姿は写真、声は電話でしか見たことも聞いたこと
も無い。ま、興味も無いが。オレはふくよかな女性をこよなく愛し
ている。但し、FATな女は嫌いだ。
うちの家にいる経緯も複雑だ。現在オレはその姪っ子と二人暮ら
し。両親である兄貴と義姉はというと……離婚協議中だったりする
。まぁ、離婚はしないと思うがね。何しろ、この子が生まれる前か
ら協議中だからな。姪っ子は今年12歳になるから、もう15年近
く協議中ということになる。泣きたくなるような本当の話だ。兄貴
は学者ロードを歩んでいるので、教授になるまでは金無しだ。義姉
はその兄貴の僅かな食い扶持に縋って生き延びているタフな女性。
別れればいいのにと思うのだが、何故か別れない。兄貴は兄貴で、
義姉に別れてくれと言っているらしいが、「イヤだ付いてく」と言
われると断らないらしい。
……断れよ!
こんなワケのわからん両親のもとではまともに育たん! と強権
を発したのが、うちの親父とお袋だ。ロクに稼げない兄貴夫婦に多
額の資金援助をしてきた過去がある上に、この現状なので、兄貴も
義姉も文句は言えなかったと見える。
幼い姪っ子は無事祖父母に育てられましたとさ。
……っと、ここまでが、あらましだ。
孫をかわいがりまくりながら育てた親父とお袋だったが、去年お
袋が体を壊してからは、どうもいけない。元々面倒そのものはお袋
が見ていたから、男の親父中心では、手に余るのは火を見るよりも
明らかだった。頑固なくせに孫には超アマアマだからな。
心配したお袋が、今後どうしようかと考えた挙句、オレにお鉢が回
ってきたというわけだ。
兄貴か義姉が引き取るという案もあったが、親父は二人の行動に
ブチ切れ寸前であり、「離婚を成立させるか和解するかはっきりせ
ん、うちに帰ること罷りならん!」が口癖のようになっていたから
たぶんどちらが帰ってきても、今の状態では引き取りは許可されな
かっただろう。その次の候補は、兄貴とオレの真中にいる姉だった
が、既に結婚して自分の子供がいるので上に、夫が大の子供嫌いで
、姉がムリして(つか、騙して)作ったので、探りを入れたら速攻
で断られたそうだ。まぁそうだろうなぁ。
オレは兄貴と余り仲はよくないし、義姉に関しては知らない人同
然だから、オレが引き取った後もほとんど連絡を取ったことがない
。一度義姉から電話があったが、要領を得ない話だったので、親父
かお袋を通してくださいと言って切るとその後何もなし。わけわか
らん。ただ、確かにこの夫婦じゃあまともな子育ては出来んわ、と
思う。
幸いだったのは、何度か帰省した折に姪っ子と遊ぶことも多かっ
たせいか、すぐにオレに慣れたことかな。さすがに最初は友達と離
れてしまったのを寂しがっていたが。今では、めんどくさがり屋な
オレの生活を、よく我慢して手伝ってくれている。姪の学費や生活
費などは親父とお袋がかなりの金額を出し、そこに兄貴夫婦・姉夫
婦・オレの寄付金が少しだけ含まれている。親父によると兄貴夫婦
の出している金額とオレの出した金額は大差ないらしい。どれだけ
貧乏なんだよ兄貴……。
去年、小学5年で転校してこっちにやってきて、今年6年になっ
た。ランドセルはもちろん既に卒業済みで、小学生にありがちな、
ちょっと背伸びしがちなお年頃だ。基本的に親父達と違って放任主
義だから、関与しすぎをしないところも気に入られているのかもし
れない。オレもそういう関係でいいと思っているし、困ったときは
力になってやるつもりだ。そんな付かず離れずの関係で姪を見つづ
けてきて、彼女のことも理解できているつもりではいた。
ただ――、魔法少女であることを除いて。
さすがにこればっかりはわかんねえ。
おかしいな、と思い始めたのは、6月に同居するようになり、よ
うやく落ち着いてきたかと思い始めた10月頃。夜中に突然服を着
替えて出て行ったり、学校からの帰りが遅かったり、あるいは、一
応連絡はあるものの急な外泊をするようになった。新しい友達と新
しい関係を築く努力をしているのだろうと良心的に受け止めていた
が、もちろん心配もあってよくよく注意して見ると、どうも擦り傷
や持ち物の破損などが度々見受けられたので、事件かイジメなどに
遭っているんじゃないかと結論づけ、冬休み前にかなりキツイ口調
で問い質してみた。何か困ったことが起きているなら、オレに言え
と。オレとおまえは親子じゃないが、一緒に暮らしている以上は親
子と同じだ。言いたくないことは言わなくてもいいが、オレが納得
できる理由が無ければ勝手は許さんと。
そうしたら……変身したんだよ。目の前で。
思わずムンク状態になったさ。
10歳のガキんちょが、変身したらかわいこちゃんになったよ。
中高生ぐらいの。5歳ぐらい成長した感じ。格好はあれだ、よくあ
るファンタジーっぽい鎧みたいなのを着てる。但し、露出度は低め
で二の腕や太ももはチラリ程度。その分なぜか背中は丸見えだった
が。
姪も姪でオレに疑われていることにうすうす感じていたらしく、
問いただされたら正直に答える、とソッチの方面に説明していたら
しい。
なにこのキモイ改行
……暗号?
変身する前の名前は東堂香奈子なんだけど、変身した後の名前は
「まじかるウィッチ」というらしい。平仮名と片仮名が混じるので
正しいそうだ。
まじかる…魔法の、ウィッチ…魔女。まじかるウィッチ…魔法の
魔女? んなアホな。
一応マスコットキャラみたいなのもいるようだが(姪によると監
視も兼ねてるんじゃないかとも)、オレには見えない。ただ、触ら
れてるのは何となくわかるので、イヤな感じだ。
結論としては、姪が魔法少女であることを黙認すること、その存
在を他人に漏らさないこと、また敵についての情報も一切口にしな
いこと、の三つを条件を守ることで、秘密共有が許可された。それ
でオレの生活が変わるわけじゃないけど。
ただ、それから確実に姪っ子の行動は変わった。オレに隠す必要
が無いからか、変身(呪文というか、一瞬だけ言うセリフはマジカ
ルコンヴァージョン……らしい。魔法の変換?)は家でやっていく
始末。なんかくそでかい羽を生やして飛んでいく。戻るときはたい
ていテレポート。変身時にドアを開けて帰ってくることはない。変
身解除(呪文はアジャスト。なんで呪文系は英語なんだろうな)も
同じくうちで済ませる。
そこで話を今に戻そう。
オレと姪が住んでいるのは、普通のアパートだ。マンションでも
文化住宅でもない。玄関のドアを開ければ、視界に入るのは一部屋
だけ。一応台所と居間の間に戸があるといえばあるが、もうずっと
開けっ放しなので無きに等しい。
なので、当然ここで変身やら変身解除やらすれば、オレの目にイ
ヤでも入ってくる。子供の姿のときはまだいい。姪っ子だし、肉親
だからという自制がまだ働く。
だが、中高生バージョンはマズイ。背はずいぶんと伸びちゃって
るし、脚もスラリと綺麗なおみ足に育ってて、おまけに胸はボイン
だし腰はくびれてるし、なにより幼い表情がまったく失せてしまっ
ているのには参った。
変身後の姿は露出度が低いとは言っても、変身中や解除中は裸同
然だ。変身のしかたはキューティーハニーのそれに似ていて、着て
いる服が一度全部脱げて全裸になったあと、マジカルコスチューム
が急に現れるという感じだ。姪の説明では、着ていた服をコスチュ
ームに変換し、その間は裸に見える、ということだ。
ちびっ子バージョンは一応恥ずかしそうにするし、オレも十分理
性が働く上、オレが兄貴と違ってロリコンではないので興奮するこ
とはないのだが……。
中高生バージョンはアレだ。ヤヴァイ。
どれぐらいヤヴァイかというと……。
今オレのちんぽをしゃぶってるほど、ヤヴァイ。
「ねーねーねーねーねー」
「なんだよ」
「きもちいい?」
「……」
まじかるウィッチの頭に手をかけ、そのまま引き寄せる。
自然、ウィッチの喉奥にオレの一物が突っ込まれることに。
「んん!」
苦しげな息が漏れる。
だが、けして彼女は噛んだりはしない。息が苦しくなることその
ものを、「歓んで」いるらしい。
ポニーテールの後ろを乱暴に掴むことも、彼女にとっては一種の
快感だった。
いわゆるイラマチオ――無理矢理観の強い口交も、彼女が最も好
むところなのだ。
数秒間彼女の頭を寄せて、また離してやる。
「ぷはッ……!」
粘液を引いて、彼女の口が離れる。
「……気持ちよくないわけないだろ」
「はー、はー、……そ、そう?」
嬉しそうに、にまーっとする。
その上ずった目が、妖艶だ。かわいらしい、を通り越しすぎる。
奥に突っ込ませている間に、彼女が何をできるわけでもない。
ただ、官能の色を湛えた嗚咽に咽ぶのが精一杯だ。もちろん、舌
を使ってくれてはいるが、苦しさのほうが前に出てしまい、動きは
ストップする。
だが、それ以上に、彼女の表情は堪らない。
扇情。
エロティシズム。
この上なく、いやらしく、淫らなカオ。
彼女はキス魔のように熱い肉棒に口付けをする。
竿のてっぺんから、カリも、裏筋も、横も、袋も。
彼女がここまでお口が好きだとは思わなかったが、しかし好きな
ことはオレにとっても好都合だった。
何しろ、やはりたとえ今は「まじかるウィッチ」でも、元はオレ
の姪っ子なのだ。全然そうは見えないが。いや確かに面影はあるが
。でも性格がかなり違ってるし。あ、声は似てるか。
いや、とにかく。
自分のモノを彼女に挿れる、ということには抵抗がある。といっ
ても、彼女にはそれがぜんぜん無いらしく、しょっちゅうねだられ
るが。一応最後の線だけは守っているものの、いつまで持つかはわ
からない。
何せ、気持ちいいからなぁ。
オレの膝に手をかけ、頭を使ってのフェラチオを試みるウィッチ
。
「あー、ん!」
遊ぶかのようなかけ声で、オレのものにしゃぶりつく。
「ん、ん、」
一心不乱だ。
「れろ〜れろ〜」
いちいち舐めてるのを声に出さなくてもいいっての。
性衝動を最初に誘ったのは彼女のほうだ。
どうも大きくなるにつれソッチ方面の好奇心が伸びたらしく、「
セックスは気持ちいいってホント?」とか「フェラチオってなに?
」とか、「アナルセックスっていい?」とかを帰宅後に聞き始めた
。変身前は、もちろんそんな話題はしないし、興味もなさそうなん
だが……。つうか、監視役もいるなら止めろよ。
インターネットで画像や動画も見たらしく、セックスに関しては
うるさいっていうぐらいになった頃、「オレとおまえでセックスは
できん!」と言うと、じゃあ「フェラチオってのは?」ってことに
なり、「そりゃまぁできるけど」の失言で堕ちてしまった。
叔父と姪という近親相姦の背徳感と、親の欲目ではないが、魔法
少女に選ばれるぐらいの可愛らしさを持つ香奈子を相手にすると、
やはり一物の滾りは抑えきれないわけで。
最初はおそるおそるだったものの、今では眠ってる最中でも舐め
回すぐらいになってしまった。
相当の好き者らしいが、これは一体誰に似たものやら。
おまけに相変わらずネットで国内・海外のAVやらを見ているせ
いか、腕前もあげてきやがる。
「ん〜、ぷっ。ぷちゅ、ぷちゅ」
口をすぼませ、わざと音を出して耳を刺激する。
その後ゆっくりと咥えこみ、喉奥で感じるかのようにためる。
このとき奥のほうへ突いてやると、苦しそうに「んぐ」とうめく
のだが、それがまた、いい。
「今日もノドの奥に出してやるからな」
軽く引いて、彼女の口を離す。
「っふぅ……。
う、うん、いっぱい出してね。ぜーんぶ、飲んであげるから」
「顔にも塗りたくってやるから、全部はムリだな」
「あそっかぁ」
「おまえ、ほんと飲むの好きだなぁ」
「えへへ・・・・・・。
だって、雅樹、そのほうが嬉しそうなんだもん」
雅樹、とはオレのことだ。お兄ちゃん……は正直こそばゆいし、
おじさん……はショッキングだし、苗字は一緒だし、となると、あ
とは名前しかない。雅樹さん……はいくらなんでも他人行儀すぎだ
しな。
「じゃあ、そろそろ出すとしようかな」
はい、と彼女の前に改めてさらけだす。
あーん、と彼女は頬張り、それを受けてオレは彼女の頭を動かし
始めた。
彼女は能動的なフェラチオも好きだが、やっぱり、イラマチオの
ほうがいいらしい。
オレも楽といえば楽だしね。
じゅぷじゅぽと唾液の音を立てながら、オレは自分のものを突き
入れる。
彼女の全体――コスチュームを身にまとい、正義を守り悪を砕く
魔法少女である彼女自身――を思いっきりオレの所有物にしている
感覚が、昂揚にも一役買う。
「そろそろいくぞ、いいか?」
「うん、うん、」
頭を動かす速度を早め、引き寄せると同時に腰を突き出す。
「お」とも「う」ともつかぬ喘ぎがリズムを早めながら定期的に鳴
って。
「よし、飲めよ!」
ぶるる。
腰を震わせ、そのまま喉奥で射精する。
びゅ。びゅ。びゅ。
「んんん〜〜〜〜〜〜!」
涙目で、彼女はオレの吐き出す精液をすべて受け止めた。
びゅ。びゅるる。びゅる。
「ん、ん、んむ、ん、んん」
彼女は必死で空気の通り道を作り、鼻腔を楽にすべく喉と舌を絶
妙に動かしていく。
「ンフー、ンフー、」
ようやくまともに息が通ったらしい。激しく、そして大きな鼻息
。
ごくり。
彼女の喉が鳴る。
うわ、今改めてスレ見たら改行が変なことになってる・・・・・・。
何じゃこりゃ。
すまん。
めちゃくちゃ読みにくいなコレ。
遅れた上にコレかよorz
さすがに続きをうpする気にならんし、
住人の怒りも沸騰しそうだから、この辺でやめときます・・・・・・。
txtファイルなのがマズったのかねえ。
読む気にならんよ
頼むから陵辱しろよとりあえず
君らが読みたいのは、どんな魔法少女なんだい?
魔法少女リリカルなのはみたいなやつの陵辱版が読みたいの?
ぴえろ系かしら
どきんちょネムリン系
魔宮あゆみ系
「おちんぽ大きくなあーれー」
タクトの軌跡に合わせて星が散らばる。
「うわわわわ」
マジカル少女綿音ちゃんを盗撮しようとしていた
盗撮男は宙に浮いてズボンが勝手に脱げ始めた。
「ぼきゅのチンポがぁあ」
大きく口を開いてヨダレを噴きだす。ムニムニと音をたて盗撮男のマラがどんどん大きくなる。
「あたしも大人になあれ」
小学生の女の子は踊るように、歌うようにして自分にもタクトを振った。
「あーん、綿音はそんなんじゃないもん」
体育座りの恰好で体を丸めた綿音が宙に浮く。
男の目の前で大人に変わていく綿音。
「うわぁい綿音ちゃんの服が破れていー」
脚がおっぱいが、腰が…みるみる9才の女の子がお色気満点の体になっていった。
「タ〜イムストッープ。でありまーすぅ」
澄んだ高揚のない声が別の方から聞こえた。
「きゃ?」
すると綿音の動きが浮いたまま突然止まった。
「いやー、こんなところでー」
殆ど全裸に近い姿の綿音が盗撮男の顔面に
お尻を差し出すようにして静止していた。
「ぶほ わ、綿音ちゃん!」
「ぼきゅのおちんちんが〜うぅーん、ガマンでき…」
伸びるちんこの方向を修正した。
「やめてー、ちょっと待ってー」
目だけ必死に向ける綿音は慌てて盗撮男の魔法を解こうとする。
が、体が動かない。
「いやああ」
お題は悪くないから、試しにageてみる
人外の魔物と戦う、魔法少女凌辱もの。
導入部を投下します。
月明かりの下、ビルの屋上に二つのシルエットがある。
「どう、柳(やなぎ)ちゃん。なにか感知した?」
少女がたずねた。
夜の闇に、翼にも似た黒いマントがひるがえる。
「見つけましたわ──東の方向にディアヴォロの反応がひとつ」
もう一人の少女が答えた。
手にした水晶球に《敵》の姿が映っている。
異形の、魔物の姿が。
「じゃ、行こうか」
身の丈ほどもある巨大な杖を背に担ぎ、彼女は夜の街へと踏み出した。
*
──目の前にいる男は、人間ではなかった。
浅野詩織(あさの・しおり)は恐怖に身をすくませて後ずさった。
全体的なシルエットは人間によく似ている。醜い男の顔だち。
だが背には翼があり、腰から伸びるのはトカゲにも似た尻尾。ぼろ布のようなものを申し訳程度
に体に巻きつけている。
異形の、有翼人種。
「服を脱げ」
男が命令した。醜い表情には欲情の色が浮かんでいる。
(ぬ、脱げ、って……)
詩織は魅入られたように立ち尽くした。
恐怖で、思考が完全に停止している。
男の黄金の瞳で見つめられると、抵抗しようという気力が根こそぎ消えていくのだ。
(駄目……こんなの……)
お下げにした黒髪が激しい羞恥で震える。
「脱げ」
男がもう一度命令する。
ブタのように小さな瞳が、鋭い眼光を放つ。
詩織の、眼鏡の奥の瞳が揺れた。
抵抗──できない。
詩織は震える手つきで、聖メイヘム高校指定の濃紺のセーラー服を、続いてプリーツスカートを
脱ぎ捨てた。さらに下着までをすべて取り去ると白い陶磁器のような裸身があらわれた。
運動には縁がない手足は細くしなやかで、人形のようだ。
「ほう。なかなかいい体してるじゃねえか」
男がじろじろと裸身を見つめると、詩織は激しい羞恥を覚えた。年頃になってからは親にも見せ
たことのない、オールヌードだ。
いくら相手が人外とはいえ、恥ずかしいことに変わりはない。
男はその場に跪くと、桜色の乳首を汚らしい唇で吸いたてる。ぬめぬめとした感触が乳首を這い
回るおぞましさに歯を食いしばって耐えた。
「よーし、そろそろ犯してやる」
乳首をたっぷりと吸い付けると、男は立ち上った。
詩織をその場に押し倒すと、男の手が彼女の両足を大きく割り開く。
ごくり、と詩織は息を飲んだ。これから何が行われるかは、今どきの小学生でも分かることだろ
う。
とうとう処女を失ってしまう。
薄いヘアに縁取られた肉の割れ目を目にした男は、ペニスを完全に怒張させた。
「ほう、もしかしてお前、男を知らねえのか」
「…………」
「どうなんだよ」
「し、処女……です」
割れ目の縁を男の指でいじくられると、詩織は恥ずかしさに耐えてうなずいた。
「じゃあ、いただかせてもらうぜ。
どうせいつかは誰かにあげちまうんだ。さっさとこんなもん失くしたほうが、身も心も自由にな
れるってもんだぜ」
白磁色に輝く裸体にがっしりとした肉体がのしかかってくる。すえた匂いを放つ肉棒が未通のホ
ールに押しつけられた。
詩織はきつく目を閉じて、唇をかみしめた。
下手に抵抗して殺されるよりマシよ……
必死で自分に言い聞かせる。
詩織は、聖メイヘム高校でもトップクラスの成績を誇る優等生だ。
今日も、塾に通っていて帰りが遅くなった。そして帰宅する途中、人通りの少ない路地で男に襲
われたのだ。
(どうして……どうして私がこんな目に……)
理不尽だった。
何も悪いことなんてしてないのに。
子供のころから勉強一筋で真面目に生きてきたのに。
「へっへっへ、入るぜえ」
男は容赦なく一気に押し込んだ。膣の入り口が、すさまじい圧迫感とともに押し広げられる。男
根がズブズブと音をたてて、詩織の胎内に侵入していく。
「はっ、ああっ、嫌あ……」
詩織はたまらず悲鳴を上げた。
だが魔人は容赦しない。ぐいぐいと腰を押し込んでくる。
そして──
「そうら、奥まで挿れるぞ!」
みちっ、と裂ける感触とともに、男のペニスが肉孔いっぱいに収まった。清らかな女子高生の処
女が醜い魔人に奪われた瞬間だった。
「嫌ああ……」
男の猛りきったモノが奥まで届いているのが分かり、詩織は両手で顔を覆った。
「抜いて、抜いてください……」
もう自分は処女を失ったのだという絶望感が、詩織の心を完全に打ちのめしていた。
「おお、きついぞ! 俺のを締め付けてくるぞ!」
男が興奮したように叫んだ。肉厚の唇が詩織の純潔な唇を奪い、口の中にぬめぬめとした舌が侵
入した。
「むむ……」
生まれて初めてのキスに、詩織は苦しげに喘いだ。
と、同時に男の体が胎内で動きだした。屈辱と羞恥で煮えたぎりそうな下肢を犯しながら、男は
ぷるんと弾む乳房に吸いついてきた。
(む、胸なんてなめないで!)
乳首を唇と舌で散々になぶられる。連動してジン……と下半身全体に甘い痺れが走った。
「な、なんなの、これ……!?」
処女を貫かれた下半身が熱く、だるくなりはじめている。
(そんな、こんな男を相手に……)
セックスの快楽とは認めたくなかった。だが、どうしようもなく気持ちよかった。
顔も知らない男に無理やり犯されているのに。
人間ではない存在に、純潔な体を汚されているのに。
「ひぁぁぁっ!」
尻の肉を掴まれ、激しく腰を揺さぶられた。たくましいモノに奥まで串刺しにされる。鮮烈なエ
クスタシーが詩織の背筋を突き抜けた。
「イ、イクぅぅっ!」
「へっ、初体験でイッちまったか。この淫乱娘が」
男がぐったりと四肢を投げ出した娘を見下ろす。
「俺もそろそろイキそうだ。どこに出すと思う、小娘?」
「まさか、中へ……? や、やめて……中だけはやめてください!」
詩織の必死の懇願にもかかわらず、男のピストンは加速度を増していく。
もし……もし、この男の子供を身篭ることになったとしたら……
人間ではない存在の赤ん坊を妊娠してしまう。それは普通の女子高生にとって絶望と言う言葉す
ら生ぬるい、絶対的な恐怖だった。
「お願い、お願いですから、外に出して……」
「俺たちはこうしてハメあった仲だろ。仲睦まじく中出しといこうぜ。
う……く……んん……」
「嫌、嫌です……やめて……やめて……」
詩織は必死で男を押しのけようとするが、男はがっしりとつかんで離さない。
「そんなに嫌がるなよ。そうら、イクぞ! んっ、ううっ……」
邪悪な笑みを満面に浮かべると、男は詩織の膣にドクドクと射精した。
「あ……、う……」
お腹の奥が熱い精液で満たされていく感覚に、彼女はショックで打ちのめされた。
「ん……、んく……」
「ふう、処女の味はやっぱ極上だな」
満足しきった顔で、彼は哀れな少女の秘孔から肉棒を抜き取った。どろりとした白い精液が彼女
の股間から滴り落ちている。
「嫌あ……」
詩織は敗北感で顔を覆った。
と、そのときだった。
「バスターフレア!」
夜の冷気に、凛とした声が響き渡る。
暗闇を赤く染めて飛来したのは、巨大な火球。直径数メートルクラスの炎の弾が、まっすぐに男
に向かってくる。
「!」
男は素早く反転すると、両腕を交差させ、虚空に印を描き出した。
「ディスコード」
しゃがれた声で唱える。
同時に彼の前面に半透明の壁が出現し、火球を弾き散らした。コースをそらされた火球は地面に
炸裂し、盛大な爆炎をまきちらす。
「火炎の魔法──誰だ!」
男が怒鳴った。
詩織は弱々しく上体を起こした。
(な、なんなの、一体……? 魔法、って……?)
目の前で繰り広げられた、すさまじい超常戦闘に呆然となった。
火球が飛んできた方向に視線を向ける。月明かりの下、ひとつのシルエットが浮かんでいた。
──美しい少女だった。
背中まである真紅の髪が風にたなびいている。勝気そうな美貌がまっすぐに魔人を見据えている。
すらりとした肢体を包む、黒いレオタードのような衣装。はためくマントの色も、衣装と同じ黒。
右手に掲げているのは、巨大な銀色の杖。
「て、てめえは……!」
男の顔が驚愕に引きつる。
美しき魔法少女は凛とした口調で言い放った。
「あたしは鳴滝春菜(なるたき・はるな)。お前たちを滅ぼすもの──」
67 :
魔法少女はるな:2006/10/28(土) 15:11:54 ID:QfMarFFr
【続く……かもしれない】
期待してます!
昨日投下した導入部の後半です。
淡い月明かりの下、美しき魔法少女は凛とした口調で言い放った。
「あたしは鳴滝春菜(なるたき・はるな)。お前たちを滅ぼすもの──」
背中まである真紅のストレートヘアが爆風に激しくはためいている。
魔人は忌々しげに舌打ちした。
全体的なシルエットは人間によく似ている。醜い男の顔だち。
だが背には翼があり、腰から伸びるのはトカゲにも似た尻尾。ぼろ布のようなものを申し訳程度
に体に巻きつけている。
異形の、有翼人種だ。
「人間にも魔法を使える奴がいる、とは聞いていたが……こんな小娘が」
詩織は地面に体を投げ出し、上体を起こした態勢のまま二人のやり取りを見つめている。
眼鏡の奥の瞳が、動揺で揺れ続けている。
塾の帰りに魔人に襲われ、突然レイプされた。そして現れた魔法少女と魔人との超常戦闘。
意識が、事態についていけない。
現実の出来事とは思えなかった。まるで自分が映画か漫画の中の世界にでも迷いこんでしまった
ような──
「その子を離して」
春菜は黒いマントをひるがえし、魔人に近づいた。
すらりとした肢体にまとっているのは黒いレオタードのような衣装。形よく盛り上がった、胸の
膨らみは清楚な顔だちには不釣合いなほど肉感的だ。腰の切れ込みも際どいV字型で、少しめくれ
ば乙女の秘所が見えてしまいそうなほどだった。
「嫌だ、と言ったら?」
「言わせない」
春菜の右手にある銀色の杖が旋回した。
「ニードルレイン!」
虚空に現れた氷の矢が、十数本まとめて有翼人に突き進む。
「人間ごときが、魔族の俺に挑むつもりか」
魔人は背中の翼を広げ、飛び上がった。春菜の放った氷の矢は誰もいない地面に着弾し、周囲を
氷結させる。
「本物の魔法というものを教えてやる」
魔人の両腕が空中に印を描き出した。
「ディアヴォルト!」
雷をはらんだ光球が空中から投下される。
「ディスコード!」
春菜は自分の頭上に半透明の防御壁を作り出し、雷球を防いだ。激しい火花とともに雷球と防御
壁はともに消滅する。
「な、なんなの、これ……!」
詩織は呆然とうめいた。
「私の前で、何が起こってるのよ」
先ほど犯されたショックも吹き飛び、壮絶な戦いを見つめる。
「今のを防いだか。なら、今度は本気でいくぞ」
「あたしも、ね」
春菜が不敵に笑う。
「本気、出しちゃおっかな」
「ほざけ──ディアヴォルト!」
魔族が先ほどの三倍ほど巨大な雷球を放つ。圧倒的なエネルギーが周囲の空間をプラズマ化させ、
焼き焦がす。
「じゃあこっちも──ディアヴォルト!」
春菜もまた同じ呪文を放った。
魔族のものよりさらに巨大な雷球が、魔族の雷球を迎撃し、飲み込み、消滅させる。
「ば、馬鹿な……」
魔人が驚愕の表情でうめいた。
「俺の呪文を吹き飛ばした……!? たかが人間が、これほどの魔法力を──」
「たかが人間? あなたたちは人間をなめすぎなのよ」
「なに」
「そろそろ消えてよ」
春菜が銀の杖をかざした。彼女の全身を金色の光が覆う。
まるで燃え盛る炎のような、黄金のオーラ。
「ま、魔法力がさらに高まっていく……こいつ!」
魔人の表情は驚愕から恐怖へと変わった。
「こいつ、何者……!?」
「バーストウェイブ!」
杖の先端から黄金の光線が放たれる。
光の奔流に飲み込まれ、有翼人は跡形もなく消滅した。
「怪我はありませんか」
いつの間に現れたのか、もう一人の少女が詩織に歩み寄った。
人形のように整った顔だちをした少女だった。肩口までのボブカットにした髪形が綺麗な顔によ
く似合っている。
「ひっ……」
詩織は思わず悲鳴を上げた。
魔人は消えたが、それを上回る力をもつ彼女らがまだ残っている。人間の姿をしているが、中身
はさっきの奴以上のモンスターかもしれないのだ。
「安心して。あたしたちは人間だから」
まるで詩織の心を読んだかのように、春菜がにっこりと微笑んだ。
まるで陽だまりにいるような、暖かな笑顔。その笑顔を見ていると、なぜか詩織は自分の中の不
安や恐怖が薄れていくのを感じた。
この人たちは敵じゃない。
理屈ではなく、本能的な部分でそう感じた。
ふと春菜の着ている服を見て、詩織は気づいた。
「あ、その制服……もしかして私と同じ聖メイヘム高校の?」
「そ。あたしも柳(やなぎ)ちゃんも二年生だよ」
春菜がうなずく。
その体を覆う黒いレオタードのような衣装が、粉雪のようにはじけ散った。
すらりとした、白い肢体があらわになる。
引き締った見事な裸身だった。小柄ながら豊かな胸とくびれた腰、すらりと伸びた四肢が清楚な
色香を放っている。
「大丈夫……とはいえないようですね」
人形のような少女……柳が詩織を見やった。出血のこびりついた内もも。赤いキスマークの残る
乳房。精液にまみれた性器。
無残な凌辱の痕が残る肢体をまっすぐに見つめている。
「…………」
詩織は弱々しく立ち上がった。
さっき男の侵入を許した膣孔がひりひりと痛む。だがその痛みよりも耐え難いのは、まだそこに
男の硬い体が入っているよう異物感だった。
歩くたびに、胎内からツーッと何か液体が流れ出る感触があった。あの忌まわしい男に植え付け
られた子種が逆流してきているのだ。
(もう嫌……どうしてこんなことに……)
自分の身に起きた出来事が信じられなかった。悪夢だと思って、早く忘れてしまいたい。
「まあ、相手は人間ではありませんし、野良犬に噛まれたものとでも思うしかないですね」
柳が事務的な口調で告げた。
「妊娠しているかどうかは、後で産婦人科に行くなりしてケアしておいてくださいな」
「に、妊娠……」
今さらながらに、あの男に中出しされたことを思い出すいくら相手が人間ではないとはいえ、さ
っきの性交で詩織が身籠らないという保証はない。
もし妊娠していたら……
今さらながらに恐怖感がぶり返す。
「ち、ちょっと柳ちゃん。この子、ひどい目にあったばかりなのにそんな言い方ないでしょ! 表
現がストレートすぎ」
春菜が顔を真っ赤にして抗議した。
「あいつらは──何者なの?」
「奴らの名はディアヴォロ」
春菜が言った。明るい顔だちには似合わない、忌々しげな表情で。
「悪魔の名を持つ一族。この世界に多数潜む、魔物」
「魔物……」
「そしてあたしたちの敵、よ」
*
自室のベッドの中で、春菜はふう、とため息をついた。先ほどの魔法戦闘で気持ちが高ぶってい
た。体が火照って眠れない。
「う……ん」
もう一度寝返りを打った。
……やはり眠れない。
魔族と戦った後はいつもこうだ。
「ダメ。やっぱり……しよ」
春菜は布団を跳ね上げて上体を起こした。
手早くボタンを外していく。花柄パジャマの合わせ目をはだけて、豊かな乳房を露出した。抜け
るように白い双丘の頂で淡いピンクの乳首が息づいている。
春菜は手のひらでバストを包みこむように揉みしだいた。胸の芯までほぐすようにして全体を刺
激し、敏感な先端部をコリコリとつまむ。甘やかな痺れが上半身に広がっていく。
(気持ちいい……)
「ん……ふぅっ……」
小さな喘ぎ声が自然と漏れた。
乳首が硬くしこりだした。
(どうしよう、止まらない……)
戦いの後にこうして自慰をするのが癖になっていた。
魔法は、使用者に激しい性的興奮をもたらす。
使用する呪文の威力が高ければ高いほど、興奮も大きなものとなる。
「しょうがないよね……魔法を使ったせいだもん。ちょっとくらいエッチな気持ちになっても」
しょうがないことなのよ、と自分で自分を納得させる。
春菜は右手をそろそろと股間に這わせた。恥丘を上から圧迫し、上下になぞる。
さらに入り口から奥へと指を入れていく。
春菜はまだ処女だが、未通の場所に指を入れるのはすでに手馴れたしぐさだった。細い指先が的
確に花芯をまさぐると、ジーン、とした快感が体の奥から這いあがる。
「ああ──」
春菜は熱く喘いだ。
くちゅ、と指先に湿った感触があった。
濡れている。
「……あぁぁぁっ……!」
春菜は気持ちよさを抑えきれずに、声を上げ続けた。
声が大きすぎて隣家に聞こえないか心配になった。
あわてて枕をかんで、声を抑える。
指を体の奥……さらに奥へと進めていく。ぬるぬるとした蜜があふれて、サーモンピンクの花唇
を潤した。
甘酸っぱい愛液の匂いが、つんと鼻を刺激する。
「やだ、あたし、こんなに濡れてる……」
指先で秘唇をまさぐり、もう一方の手で乳房を弄びながら、春菜は頬を赤くする。すっかり充血
した肉芽をつまみ、大胆なタッチで刺激していく。
(んっ、イクっ……!)
背筋全体をはじけるような快感が貫いた。
春菜は体をわななかせ、絶頂へと駆け上がっていった。はあ、はあ、と荒い呼吸を吐き出し、脱
力した体をベッドの上に横たえる。
──ようやく眠れそうだった。
74 :
魔法少女はるな2:2006/10/29(日) 09:43:47 ID:tU+N5oJd
──以上です。
基本的な舞台は主人公たちの通う高校とその周辺。魔法少女は複数出して、後は悪の女幹部とかも
出そうかなと考えています。それでは。
栗野ばななは5才の女の子。毎朝、綺麗なママに結んでもらうツインテールの長い髪は
背中まで届く。柔らかい髪質が天衣のように揺れる。
小さなお顔についたママそっくりの大きな瞳も輝きを失っていない。
「・・で、どうすんだ?」
6体の部下を率いた人一倍大きな魔物が言った。
「まってってくだちゃいね・・」
「・・よっと・」
この絶体絶命のピンチにも怯える事も無くママの教え通りに、腰にぶら下げている
幼稚園の黄色いミニバックを開く。
「・・・」
取囲むようにして股間を膨らませた魔物たちも、幼女の奇行に意表をつかれ、
息を飲むしかなかった。
「っしょ・・」
中からとり出したのは一本のバナナ。
「ごるる?」
「バナナン バナナン バ〜ナ〜・・ 」
背中に大きな羽のようなリボンがついた園服。頭にはお気に入りの猫耳のカチューシャ。
まるで絵本に出てくる妖精のような姿。
その小さなスカートからはおむつのようなパンツが半分顔を出していた。
左右に顔を小さく振り、バナナの皮を嬉しそうにひとつひとつ丁寧に剥きだす。
つま先が小さくリズムを刻んでいる。
「なっ♪」
モグッ
「あ!っぐわぁあぁあぁ」
魔物の1人が股間に手をやりその場に崩れた。
「ば、ばかやろぉ、なにあんな子供だましに反応してるんだーっ!」
慌てた魔物の隊長が統制乱れぬように喝を入れる。
「むふむふ、でもおいしいんだぁから」
ばなながその小さなほっぺたをモゴモゴさせつつ、さらに皮を剥いていく。
「なっ♪」
かぽっ
「ぐぁあああああ」
また別の魔物が頭を押さえて卒倒した。
こ、今度は口にくわえてゆっくりとスロートを開始しだしている。
なんたる仕業。
「ぎやぁああ・・・!」
「ひ、ひでぇえええ」
まだまだ幼いが自分の体に指も這わせ、バナナを口から自由に出し入れするばななちゃん。
「ああん・・バナナぁ〜。おいしい〜ん」
ママの口癖をしっかりと真似をしている。
無邪気な言葉が魔物たちをさらに襲った。
「あ〜あ〜あん・・奥まで届きそう〜ん」
きゅぱっ きゅぱっ きゅぽっ
バナナがどんどん湿り外側から溶け出してきた。
「ぁああぎゃぁあああ」
「ぅぅうううぐぅ」
魔物たちが次々と雄叫びをあげなから倒れていく。
「おっ!お、おまえら。何をしてるんだー、は、早く起きろ・・」
「・れ・・?」
気がつくと隊長以外、全て失神してしまっていた。
戦わずして敵をせん滅するとはなんという魔術。
なんという幼女───
「ああん、次は隊長さんの番だにゃん」
髪の毛から飛び出た猫耳がぴくぴく揺れている。
「や、やめろ・・」
魔物デーモン隊長の顔がみるみる青ざめる。
ゆっくりと近寄ってくるばななに呼応するかのように後ろに下がる。
「おまえたちから摂取したバナナ王国の樹園は元に戻す。だからもうやめろぉ・・」
「・・いや、・・やめてくださぁあいい」
ついに拝むようにして隊長はその場にひれ伏してしまった。
「へんなの・・」
キョトンとするばなな。
ピィイー−ッ
指を加えて、ばななが口笛を鳴らす。
「モンちゃーん」
「キキッ」
100メートル向こうで戦況を見守っていた青いチンパンジーが急いで
駆け寄る。ばななの腰に下がっている黄色いミニバックにその長い手を入れた。
目をパチクリしてそれを見つめる魔物隊長。
ガサゴソガサゴソ・・
「ウキィ!」
するとチンパンジーが得意げになにかを掴み出した。
「げぇ!!」
「ありがとう、モンちゃん」
「じゃじゃーん♪」
モンちゃんが取出したのは見事に反り返った、これまたなんとも卑猥な形のバナナであった。
ばななはそれを刀のように目前に据えると、菓子メーカーのキャラクタよろしく
唇の回りを舌でぺロリッと舐めた。
「これ、ママが大好きなパパバナナだよ」
「パ!パパぁああ??」
意味が分からず隊長はアゴを地面に付けるぐらいに驚く。
「さぁーて、もういっぽん・・」
「こほんっ」
こほんこほんっ咳き込むばなな。
「・・げふぅ」
お腹が一杯なのかゲップが出てしまった。
「ごめんなさい、うぷ」
こつんと頭を叩いて恥じらうばなな。
ぽっこり膨らんだかわいいお腹をさすりながら、改めて気合いを入れ直した。
「よーしいくよぉ♪せぇの・・」
「や、やめてぇ!」
「バナナン バナナン バ〜ナ〜・・」
またまた顔を左右に振り子のように揺らしながらゆっくりとバナナの皮を剥き始めた。
もう隊長の声はばななの耳には届いてない。
しかも今度のバナナは反っているのでまるで大きな男性の亀頭のようだった。
「あ・うぅ・」
隊長が早くも股間を抑える準備をした。
「キィ♪キキィ♪」
歌に合わせてモンちゃんがばななちゃんの回りを盆踊りのように手ぶりを
つけて踊っている。
「なっ♪」
「キィ♪」
あーん。
小さな口を大きく開き、大きなバナナを頭から思いっきりほおばる。
ガァアポッ
「!ぐわぁああ」
思いっきり腰を引き、お尻から飛び上がる魔物隊長。
「あぁぁん、おおきぃいいん、このバナナ〜ん」
ほうばったばななの口から声にならない声と唾液が伝う。
「ぎゃぁあああああ、ありえなぃいい」
魔物は目を真っ白にしたかと思うと、生気だけが煙のように背中から飛び出し、
天に向かって浮遊した。この世を去ったのだ。
「キッキィー♪」
「やったね、モンちゃん」
ばななはチンパンジーの手を取って仲良く歩き出した。
二人の歩く影は下り行く坂道の斜面をどこまでも伸びている。
「見て、モンちゃん。夕陽がきれいだよ」
「キキ!」
「ばなな、ほんとはもっとバナナ食べたいの」
「キィ〜キィ?」
「ううん、なんでもない、さぁ帰ろう。モンちゃん」
(完)
79 :
魔法中年物語1:2006/10/31(火) 05:18:48 ID:0zXZPhyH
よう、全国の魔法少女フリークたち。
俺は「中田太郎」、32歳無職、通称「魔法中年」だ。
・・・あん?「俺達が見たいのは魔法少女だ!オヤジの変身シーンなんて見たくもねえ!」だって?
安心しろ、俺は確かに魔法は使えるが、妙ちくりんな変身なんてしねぇよ。
ま、取り敢えずは黙って俺の話を聞いておいても損はねぇと思うぜ。
―――
昨日、俺は街の雑踏の中を歩いてたんだ。
そもそもは晩飯を買いに外に出ただけだったんだが、ふと横断歩道で立ち止まった時、なんだかいきなりムラムラっときてな、
誰でもいいから女とハメまくりたくなっちまった。
さっそく俺は、ジャージのズボンの中に手を入れて、俺様の「マジカルステッキ」を握った。呪文なんてまどろっこしいモンは必要無ぇ。
そしておもむろに近くに居た女の中で一番可愛かったセミロングの髪の少女(歳の頃は14〜15才くらいか?)の腕をいきなり捕まえて、路地裏に無理矢理引っ張り込んだんだ。
その少女はあまりに突然の事に面くらいながら「放してっ!」とか「誰か!助けてぇっ!」とか叫んでたが、そんなの無駄だっつうの。
80 :
魔法中年物語2:2006/10/31(火) 05:20:14 ID:0zXZPhyH
「何で誰も助けてくれないの!?こっちを見てくれないの!?」
と、少女は至極もっともな疑問を、最大ボリュームでわめき立てた。
そりゃ俺様の魔法で、周りの人間の意識から、俺とオマエの存在だけを完全に消してあるからだよ。
ん?何でただの中年男がガチで魔法使えてるのか、だって?
そりゃごもっともな疑問だ。
だがオマエさん聞いた事無いか?
「30歳過ぎた童貞男は魔法使いになれる」
ってやつ。アレだよ、アレ。
俺が彼女居ない歴=年齢のまま30歳を迎えた時、「童貞神さま」から「魔法中年」の力を授かったのさ。
・・・なに?童貞で30越えるだけでこんな魔法使いになれるんだったら、世界中が(性的な意味で)大変な事になる?
それもごもっともだ。
だがな、それがそうはならない理由が二つあるんだよ。
81 :
魔法中年物語3:2006/10/31(火) 05:21:45 ID:0zXZPhyH
まず一つは、魔法中年は誰でもなれるってモンじゃないからだ。
人一倍・・・いや百倍くらいに「異常に性欲が強い」奴だけが魔法使いになれるらしい。
しかもその魔法は「自分の性欲を満たす目的でのみ使用可」って制限付きだ。
んで、もう一つの理由ってのは・・・
いや、その話は後にしようぜ。
今はこの不運なセミロングの美少女ちゃんをハメ倒すのが先決だ。
俺は素早く慣れた手つきで、泣きじゃくりながら抵抗している美少女がはいている、デニム地のミニスカートを腰までめくり上げて、飾り気の無いショーツを膝までずり下ろす。
そしてズボンの中でギンギンに膨脹していた男のマジカルステッキを取り出した。
前戯ナシ、いきなりブチ込んでやるぜ。
その時、
「待ちなさーい!」
路地裏に甲高い叫び声が響いた。
ちっ、もう来やがったか。
82 :
魔法中年物語4:2006/10/31(火) 05:23:06 ID:0zXZPhyH
「か弱い乙女に何て事してるのよ!この変態オヤジ!」
俺の魔法の干渉を突破して、路地裏の入口に「奴」は立っていた。
「乙女を狙う不浄なるケダモノは・・・!」
「この魔法聖女“セイント☆マリア”が、断罪してあげるわ!」
そう、このキメゼリフとキメポーズを取っている恥ずかしい小娘こそが、俺達「魔法中年」の天敵、「魔法少女」だ。
言っとくが、「魔法少女」って存在はなにもコイツ一人だけじゃねえ。
それこそ千差万別、日本中、いや世界中にわんさか居るんだ。
その中でも特にタチが悪いのが、コイツみたいないわゆる「バトル系魔法少女」だ。
コイツらは俺達の趣味、いや「当然の権利」である「性欲魔法」の発動を感じ取ると、
愛だとか正義だとか、最高に下らねぇ理由で、俺達のお楽しみを邪魔しに現れて、
あろう事か、その魔法で俺達を無理矢理「改心」させちまうんだ!
冗談じゃねえ!
83 :
魔法中年物語5:2006/10/31(火) 05:24:10 ID:0zXZPhyH
しかもバトル系の魔法少女ってやつは、どいつもこいつも普通の魔法中年じゃ到底太刀打ち出来ない程強ぇときてる。
中には魔法少女が五、六人でチームを作って魔法中年と戦う、なんて極悪なやつらも居るらしい。
ほとんどオヤジ狩りじゃねぇか。
だがコイツはどうやらまだ最近魔法少女になったばかりのペーペーらしい。
「魔法聖女セイント☆マリア」なんて、一度も聞いた事ねぇ名前だったからな。
俺はそのセイント某を値踏みするように、全身を舐めるように観察した。
セイントマリアが身につけてる魔法少女コスチュームは、
至る所に長いリボンで装飾が施されているものの、どうやら「教会のシスター」の服をモチーフにしているらしかった。
ただ、そのスカート部分だけが、やはりというかお約束というか、異常に丈の短いプリーツスカート様になっていた。
その手には、身の丈ほどもある魔法の杖を持ち、その杖の先端には巨大なロザリオがくっ付いている。
いつも思うんだが、こいつらはもしかして只のバカなんじゃないだろうか?
84 :
魔法中年物語6:2006/10/31(火) 05:25:37 ID:0zXZPhyH
「ちょっ・・・ドコ見てんのよ!変態!」
セイントマリアは顔を赤くしながらミニスカートを片手で押さえ、俺を睨みつけながら怒鳴った。
白いリボンで束ねたポニーテールの長い黒髪と、気が強そうなツリ目。
よく見りゃ相当な、いや、物凄い美少女だ。
歳は俺が連れ込んだ少女と同じくらい、中学生くらいだろう。
俺はすっかり犯りそびれたセミロングの少女の頭に人差し指を当てると、少女の頭から俺の記憶をキレイサッパリと消し、眠らせてから解放した。
一応顔を見られてるしな。
そして俺はニヤニヤと笑いながらセイントマリアの方に向き直った。
セイントマリアは、目を真ん丸くして、一瞬硬直する。
それもそのはず、俺様の下半身からは、肉のマジカルステッキが天に向かって反り返ってたんだからな。
「きっ・・・!」
「きゃあぁぁーーっ!」
「そっ、その不潔な汚物を早くしまいなさいっ!」
セイントマリアは顔を真っ赤にして俺様のマジカルステッキから目を逸らしながら叫び、ロザリオの杖を大きく振った。
85 :
魔法中年物語7:2006/10/31(火) 05:26:42 ID:0zXZPhyH
「神の御名において悔い改めなさいっ!」
ロザリオから強烈な閃光が走り、その光が俺の体を包み込む。
「ホーリー・フラーッシュ!」
コイツが数多の魔法中年達の「性欲」を消し去ってきた魔法少女の必殺技、
愛とか正義とか、クソ下らねえ心を魔法に変換して放つ「浄化魔法」だ。
俺達魔法中年の魔力の源は、言わずもがな「性欲」だ。
性欲を消されれば、当然魔法中年の力も消滅しちまう。
この偽善者はいきなり問答無用で俺を「改心」させるつもりらしい。
やがて激しい閃光が収まり、俺はゆっくりと目を開けた。
「罪を憎んで人を憎まず・・・っ」
勝利のポーズなのだろう祈りを捧げるしぐさをしているセイントマリアに、俺はこう言った。
「どうせすぐ使うんだから、しまう必要ねぇだろ」
「・・・へ?」
セイントマリアは勝利のポーズで固まったまま、キョトンとした顔で俺を見た。
86 :
魔法中年物語8:2006/10/31(火) 05:28:37 ID:0zXZPhyH
「な・・・っ」
「ななな・・・なんでっ?アタシの浄化魔法が効いてないのっ!?」
さっきも言ったように魔法中年の魔力は「性欲」だ。
それがデカけりゃデカイほど、魔力も強くなる。
普通の奴だったら、さっきのを喰らえばひとたまりもなかっただろう。
だが俺は他人より性欲の強い魔法中年の中にあって、更にブッチギリで性欲が強い部類らしくてな。
そこらの魔法少女の浄化魔法なんざ、漲りまくってる俺様のマジカルステッキを1ミリたりとも萎えさせる事は出来ねぇ。
この「魔法少女セイント☆マリア」とかいう身の程知らずの新人魔法少女には、俺様のステッキでこれからそれをたっぷりと「教育」してやるぜ。
つづ
けてもいいですか。
この思い付きだけで書いたアホなの。
おお、新しい切り口で面白い!
続きキボンヌ!
続き期待
89 :
魔法中年物語9:2006/11/07(火) 05:51:40 ID:79QGVgyw
俺は股間から生えた、新たな生命すらも創造するミラクルステッキを一握りする。
そして性欲魔法でセイントマリアの背後に、男女二人が十分楽しめるだけの大きさをもった「悪魔のベッド」を出現させた。
そしてペニス・・・もといマジカルステッキ丸出しのまま、セイントマリアに飛び掛かって、「悪魔のベッド」の上に無理矢理押し倒した。
「やっ、やあぁぁ!いやぁっ!」
セイントマリアは抵抗しながら俺に向かって再び魔法を唱えようとする。
残念だったな!
この「悪魔のベッド」の上では、魔法少女の魔法力は百分の一くらいになっちまうんだ!
オマエみてえな駆け出し魔法少女じゃ、ロクに魔法なんざ出せなくなくなっちまうんだぜ!
現にこの可愛らしいポニーテールの魔法少女の魔法は発動する事無く、あっけなく俺に組み敷かれて、ベッドに横たわる事になった。
コスチュームのミニスカートは腰の辺りまでめくれ上がり、少女らしい飾り気の無いパンティーが俺の前にさらけ出された。
こんな時、俺はもはや自分に不可能な事なんか存在しないような気分になる。
「こっ、こんな事して・・・この変態!絶対に警察に訴えてやるから!!」
セイントマリアは半ば泣き出しそうになりながら叫んだ。
やれやれ、さっきまで散々正義の味方ぶってて、いざヤバくなったら国家権力頼みかよ。
まさか魔法少女が魔法中年に負けるなんて、思いもしなかったんだろうがな。
魔法聖女様が聞いて呆れるぜ。只のクソガキじゃねぇか。
俺は自分の下じきになっている少女が着ている、恥ずかしいコスチュームのミニスカートの中に手を突っ込み、一気にパンティーをずり下ろした。
そして少女のすらりとした両脚を抱き抱えるように持ち上げて、魔法少女の足の付け根間に、交尾にも使えるマジカルステッキを押し当てた。
「やめてぇ!アタシまだ14歳よ!中学生なの!そんなのやめてよぉっ!!」
自分がこれから迎える運命を一応理解しているのか、セイントマリアは何の理屈にもなっていない哀願を絶叫しながら、
白い手袋に包まれた細い両腕をいっぱいに伸ばして、俺様の腰を押し戻そうとしていた。
「大丈夫だぁ、すぐにオトナにしてやっからよ!」
セイントマリアの両腕を、ガッチリと自分の両腕で掴んで俺は笑った。
ああそうだ、一つイイ事教えてやるぜ。
「魔法少女」ってやつもだな、誰にでもなれる訳じゃねえんだ。
俺達が「魔法中年」になるために条件があるように、女が「魔法少女」になるのにも、ちゃんと条件があるらしい。
まあ言っちまえば、「汚れを知らない、身も心も清純な乙女」って事らしいんだが。
つまり、セックスなんか論外、オナニーなんかしてアンアン喘いでたような女も余裕でアウトって事だ。
そいつは魔法少女にゃなれねぇ。
もうわかったろ?
「魔法少女」ってやつは、どいつも例外無く「オナニーした事もねえ、正真正銘真っさら新品の初モノ」って訳だぜ!!
「マジカル、マジカル、オトナの女に・・・、なりやがれえええっ!!」
「いっ、いやあああぁぁぁーーーーッ!!」
俺は笑いながら適当な呪文を叫んでセイントマリアの両腕を引っ張り、腰に力を入れてセイントマリアの中に侵入を開始した。
もちろんレイプされてる女子中学生のナカなんて少しも濡れてねぇ。
俺はギチギチの肉壁の中を、腰をグリグリ動かして、1センチ、また1センチと子作りステッキをセイントマリアの体内に送り込んでいった。
おぉっ、畜生、なんてきついんだ。
「きひぃっ!」
俺の種付けステッキが魔法少女のミニスカートの、更に奥に侵入する度にリボンとポニーテールが振り乱され、セイントマリアの口から甲高い悲鳴が挙がる。
ミニスカ魔法少女の瞳が空しく見開かれるのを見ながら、俺は暴れる少女の腰を両手で掴んで、なおもステッキを突き進める。
1センチ、また1センチと、中年男のステッキで14歳のヴァージンを串刺しにしていく。
そして数分後、俺はこの可愛らしい魔法少女の胎内に、子作り器官を根本まで埋め込んでいた。
そん時のセイントマリアちゃんの悲鳴といったら、お前さん達にも聞かせたかったぜ。
甲高い、なかなかイロっぽい美声だったぜ。
俺は一端ペニスをカリの部分まで引き抜き、次の瞬間、一気に根元までブチ込んでやった。
「あっぎひぃぃッ!!」
涙を流しながら瞳をカッと見開き、上半身をのけ反らせてセイントマリアは絶叫した。
その最高の音楽は、最初はピストン運動の度に聞けたんだが、その悲鳴もだんだん小さくなってきて、
しばらく突いた頃には「ぎっ・・・あっ・・・!」って、小せえ呻き声になっちまってた。
セイントマリアの中は目茶苦茶にきつかったが、最高の味わいだった。
俺は一端、腰の動きを止めた。
14歳の可愛らしい魔法少女が、路地裏で、ポツンと置かれたベッドの上で、見ず知らずの中年にハメ倒されている。
なんて光景だよ!
俺は大きく笑い、ピストン運動を再開した。
俺がペニスを出し入れするたびに、ベッドがギシギシと軋んだ音を立てる。
俺の突きはセイントマリアの絶望の顔をさらに歪ませる。
その魔法少女の胎内に俺様の子種を仕込むために、俺のマジカルステッキは小さい尻の間に激しく突っ込まれ続けた。
悪魔のベッドはレイプの間中激しく上下に揺れつづけ、セイントマリアのロザリオの杖は地面に落ちていた。
時間がとても短く感じた。
限界を感じた俺は膨らんだ肉ステッキで、さらに激しいピストン運動で魔法少女を犯した。
俺の子作りステッキの付け根から欲望の波を感じ、腰が激しく震えた。
セイントマリアも異変を感じたのか、はっと息を呑み、俺を見つめた。
「な・・・何っ!?何する気なのぉっ!?」
俺のステッキが刺さったままの肉体がそう言って激しく悶える。
まだ「中出し」までは想像出来ねぇらしいな。
「これからテメエのハラん中に子種を注ぎ込むんだよ!テメエは妊娠するんだ!」
それを聞いたセイントマリアは、一瞬「えっ?」という顔をしたが、次の瞬間には「それ」を理解したのか、真っ青になって泣き喚いた。
「いや!いやよぉっ!赤ちゃんなんてヤダぁ!そんなのヤメてぇっ!!」
慌ててもがいて腰を逃がそうとするセイントマリアの腰を、ミニスカートの上からがっちり押さえて、俺は腰を振り続ける。
「中にっ・・・出されたくなかったらっ・・・!お前のっ・・・本名とっ!住所をっ!言うんだっ!」
俺は腰を叩きつけながら切り出した。
セイントマリアは再び驚いた顔をして俺を見た。
「テメエのっ!本名とっ!住所を言えばっ!中出しは勘弁してやるって言ってるんだよぉっ!」
俺は迫り来る射精感と格闘しながら、セイントマリアの顔に自分の顔が触れるくらいに接近させて、回答を迫った。
「魔法少女」ってやつは、なぜか自分の正体を隠して活動してる奴が多い。
バレちゃ何かマズいのか、それとも自分が「恥ずかしい恰好」をしているのを理解してるのか。
とにかく魔法少女を犯す時には、そいつの「表の顔」も喋らせるのが、俺にとっては習慣なんだ。
「そっ、それはっ・・・!」
セイントマリアは苦痛と困惑で顔を歪める。
「早く言わねぇとマジで孕ませっちまうぞぉぉぉっ!!」
俺がピストン運動を加速させた事で、セイントマリアは顔色を変えて答えた。
「宇佐っ・・・宇佐美っ!宇佐美 加奈子(うさみ かなこ)っ!宇佐美 加奈子よっ!」
「住所はっ!?」
俺はピストン運動を緩めず質問を続ける。
「こっ・・・この街の32−13番地にある・・・聖マリア教会っ!」
「教会が実家なのかっ!」
「そっ、そうよぉっ!教えたんだからもういいでしょっ!もう止めてよおぉーっ!」
俺はピストン運動のスピードを緩めた。
こいつの言った事が本当である保証などどこにも無い。
だが、レイプされている女というやつは「レイプを止めて貰えるなら」、「中に出されずに済むのなら」と必死になるあまり、
嘘をつく余裕など無い事を、俺は経験で知っていた。
特に「汚れなき心」とやらを持っている魔法少女は、咄嗟に嘘をついたりは出来ねえんだ。
「ふあぁぁっ・・・」
安堵にも似た喘ぎ声を出して、セイントマリアの身体から力が抜けるのを感じた。
次の瞬間、俺は凄まじいスピードのピストン運動を再開した。
「ひっ!やぁっ!?もう止めてくれるって・・・っ!」
「うるせえっ!ジタバタすんな!マジカル、ナカダシッ!!母親になりやがれえええーーっ!!」
「嫌ぁぁぁーーっ!!」
俺の子作りステッキは、即興の適当な呪文に合わせて激しく脈打ち、射精した。
特濃の子種を残らずこの魔法少女の中にぶちまけたんだ。
セイントマリアは息を止め、抵抗するのを一切止めてしまった。
セイントマリアの目は大きく見開かれたまま視線は宙をさ迷っている。
俺は更に腰を密着させ、セイントマリアのより深い場所へ子種を植え付けた。
この魔法少女を完全に征服した瞬間だ。
俺はスカートを捲り上げ、ペニスをセイントマリアに突き刺したまま、その感触と眺めを楽しんだ。
時折、ドクッドクッと残りの精子が排出される。
俺はベッドから降りた。
セイントマリアはベッドに倒れたまま、クスンクスンと小さい子供のような声を挙げ、可愛らしい顔は放心して感情がこもっていない。
ヒラヒラのミニスカートは腰の周りに巻きつき、下半身は俺が放ったザーメンでベトベトになってた。
俺の子種たちは今頃この新米魔法少女の腹の中で、受精のために頑張ってる事だろう。
俺は確実に孕ませるために、もう一発ヤッておこうかとも思ったが、またいつ別の魔法少女が来ないともわからねえ。
そろそろ潮時だぜ。
あん?「たった一発で妊娠させられるのか?」だって?
心配すんな。
マジカルステッキを一番奥までブチ込んだ時に、ちゃーんと俺の魔法で、セイントマリアの「子宮は大人」にしておいたんだよ。
つまり胎内の時間だけを7年進めたんだ。
バッチリ「危険日」に合わせてな。
そこまでするか!だと?
いいか、コイツはガキのくせに俺みたいな立派な大人の楽しみを邪魔しやがったんだ。
大人がちゃんと「おしおき」してやった上で、コイツもキッキリ最後まで「大人」になってもらわなきゃならねえだろ。
それともナニか?中学生にもなってこんな恥ずかしい恰好で「悪と戦う!」とか言ってるアホ娘がまともな大人に育つように見えるってのか?
まぁ俺は善悪なんざどうでもいいんだ。
俺は「女をハメる」って当初の目的を果たしたんだ。
邪魔者の魔法少女はまだガキだったが、今まで犯った中でも最高級で、俺はたっぷりその初モノを「教育」してやった。
これで今夜の晩飯も美味しく頂けるってモンだぜ。
セイントマリアはだらしなく両足を拡げて「悪魔のベッド」の上に横たわっていた。
そのミニスカートの中からは赤い鮮血と、それに混じって大量のザーメンが流れ出してベッドに精液溜まりを作っている。
俺は魔法でセイントマリアを眠らせて、その間に全身を綺麗な状態に戻してやり、更に精子でベトベトになって乱れまくっていたシスターコスチュームも新品同様に戻してやった。
俺も鬼じゃねえ。ボロボロのままヤリ捨てたりしねえよ。
もちろん「初体験」の記憶も消してやった。
この路地裏で目が覚めた時、コイツは混乱するだろうが、何が起きたのかなんてわからねぇだろう。
俺はどうもこのセイントマリアとかいう新人魔法少女が気に入っちまったらしい。
「よかったぜぇ加奈子、いや、魔法聖女セイント☆マリア。」
俺は眠ってるセイントマリアにキスをして、晩飯を食うために部屋に帰る事にした。
ああ、一応言っとくが、こいつのハラん中にぶちまけた俺様の子種はそのままだぜ。
綺麗にしたのは、コイツがレイプされた事に気付いて産婦人科だの警察にでも駆け込まれたら面白くねえからだよ。
―――
つづ・・・けたいです
99 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 16:35:14 ID:iR1UgOmy
超 G J !
>>89-98 GJ続き待ってます。
魔法少女はるなの人の続きも期待待ち
魔法中年は、なってからは童貞でなくてもいいのは納得いかね〜
…うらやましいです
そこまで我慢したご褒美なんだろw
まだー?
104 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 12:07:41 ID:jL8jk0oT
age
105 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 01:26:52 ID:lpxlMUVd
マダー
106 :
魔法中年:2006/11/23(木) 19:05:13 ID:76qFDuL+
少し暇が出来たんで、ボチボチと書いてみます。
あまり期待せずに。
てか魔法中年はコテハンかよwww
魔法中年物語は実話かwww
うーん、陵辱限定ってのがネックだな。
それ以外のもネタあることはあるんで。
110 :
オシリス・キー:2006/11/28(火) 02:04:53 ID:g4NYk3ye
去年の冬コミケかな? のカタログ買ったときにどっかの店でついてきた、
ぽよよんロックの魔法少女下敷きが妙にエロくて、
それ主人公にしたSS書いてたんで投下。
結局魔法少女的なエロさは書ききらないまま終わってるんだがね……。
●甘味葵(かんみ あおい)
星結中等学園二年A組。ひょんなことから魔法少女ブルー・サワーとなり星結市を守ることに。
成績優秀、眉目端麗だが異性との交友関係はなく、経験もなく、そもそも興味がなく、
異性を頭の悪い獣のような存在と信じて疑わない。
というのも兄がデブキモオタニートで、しかし肉親が父と兄しかいない為、
単身赴任をしている父のいない今、面倒を見なければならないのは葵だけだからだ。
日々自慰に耽って何もしようとしない兄にほとほと嫌気がさしている。
ちなみに胸がないが、お尻が大きい。
●ユッピ
魔法の王国ブルーハワイに生息する動物で、種族名をエーテルイーターという。
普段はエーテルを食べて寝る事しかしない無能だが、少女と同化することによって魔法少女ブルー・サワーに変身させることが出来る。
ユッピは星結市を守ることをブルーハワイの王様、ブルー・サマー・ビフォアに命じられており、ここ数年星結市で生活している。
●魔法少女 ブルー・サワー
代々星結市を救い続けてきた魔法少女の総称。前代は甘口苗。
地球上に浮遊するエーテルを集めることで、悪意を四散させる楽園を一時的に作り出す。
●甘口苗(あまくち なえ)
星結中等学園三年D組。ブルー・サワーを一年で引退した少女。
いじめられっこで引っ込み思案、眼鏡っ子で超乳。
敵の超人の罠にかかった過去がある。
●甘味正樹(あまみ まさき)
甘味葵の兄。妹物、魔法少女陵辱物のエロゲーをよく使用する。
●辛子優治(からし ゆうじ)
星結中等学園三年D組。甘口苗とクラスメイト。学園の生徒会長を務め、眉目流麗。
星結中等学園に通う二年生の甘味葵は若干美少女である。
いや、見た目は掛け値無しの美少女なのだ。背は低く胸も控えめだが、
それを魅力に変える幼さという名の魔法をまとっている。
淡く青い髪はツインテールで、目は大きいが躍動感のある作り、
血色のいい唇は小さく、まるで人形のような顔立ちである。
紫を基調にした学園の制服は気持ちダブダブで、それがまた彼女のいじらしさを際だたせている。
しかし、その幼い体のつくりにギャップを生み出しているもの、それは臀部だ。
一見中学生然とした体つきではあるが、臀部だけは人並み以上に大きく、
脚も張りこそあるものの太めである。太っているわけではない。
何故なら彼女は陸上部、特にマラソン分野のエースであり、足腰が鍛えられているのである。
そのアンバランスさがまたマニア受けするらしく、
マラソン大会に出場するたびにカメラ小僧が集まるほどだった。
全体的に見て、それは幼さの上で成り立つ美貌であり、それはひどく危ういバランスの上で成り立っていて、
見ているだけでハラハラさせる何かがあった。
それはつまり、今の美貌が完成された美しさであることを示していた。
さて、それでは見た目以外の問題とはなんなのか。
それは彼女の内面、男が大嫌いなことに起因している。
通っている星結中等学園は共学であるが、彼女は男と話しをすることすら拒んだ。
教師であろうともそれは同様で、何が何でも断固無視(あるいは無視よりも傷つく罵声の連続)
であることに誰もが呆れ、授業中に彼女を指名する男教師などこの学校には存在しない。
「別に女がこう……好み、ってわけじゃないんでしょう?」
星結中等学園二年A組の教室。
放課後の黄昏の中、新聞部副部長、赤原理香のインタビューを受けていた葵は溜息をついた。
「なんでこう、何でもかんでも色恋沙汰にしようとするのかな。女の方が話しやすいってだけだし。
変な目で見てくる女がいたら、それもそれで嫌がるから。そう、ちょうど今の貴方みたいにね」
「そりゃ結構、こっちも仕事だしね」
「たかだか部活動でしょ?」
「あら、心外ね。部活動だからって馬鹿にしないでよ」
「部活動なら人に不快感を与えていいって訳?」
「あ〜……はい、ごめんなさい」
よろしい、と目を閉じて腕を組み、胸をそらす葵。
現在、『雑誌にも目をつけられる我が校が誇る美少女、甘味葵の謎に迫る!?』
という題名のインタビューを受けている最中である。
学生新聞である月結マンスリー新聞にこの記事が載るのは、
夏休みを前に控える来月号の事らしく、発行部数が一年の内で一番伸びる号なのだそうで、
どうしてもスクープ記事が欲しいの! と新聞部の下っ端をしている親友、
同じクラスの星野林檎に土下座されたのは昨日の話。
その新聞でさらし者になる私にとってみれば、
たくさんの人の目に触れる新聞で見せ物パンダになるのは遠慮したい所だったが、
友人たっての頼みということで、嫌々ながらもこうしてインタビューを受けている、
という次第である。
「じゃあ改めて」咳払いをする理香。「では、男が嫌いな理由は何なのでしょう?
聞くところによると、雑誌にも登場するほどに人気が出ているそうですが」
「だからさっきも言ったけど、それだけは書かないで。記事名も変えて」
葵は身を乗り出して頼み込むものの、理香はばれっこないわよ〜と言ってなかなか要望を聞いてくれない。
確かにそれは事実だし、ばれっこないという理屈もわかる。
しかし問題は葵自身のプライバシーに関する点なのである。
葵が取り上げられた雑誌、それは一八歳未満購入を禁止されているいかがわしい雑誌なのだ。
いわゆる投稿写真を載せるだけの雑誌であり、そんな雑誌を購入する連中、
及び雑誌に投稿する連中の人間性を疑う内容に違いないのだが、
その雑誌に毎月のように葵が登場していることが判明したのである。
主に葵がマラソン大会に出る際に体操着を着ている写真だ。
葵自身は知らなかったのだが、月結中等学園の体操着は他校と違いブルマーが未だ採用されており、
それがマニア心をくすぐるらしい。
また幼児体形でありながら臀部が大きく、また太ももが筋肉質な葵がブルマーを着る姿は、
一部の変態にとって非常に扇情的に映るらしいのだ。
あんないやらしい雑誌に何の許可もなく毎月掲載され、
更に多くの変態共に観察されていると考えると、吐き気すら覚える。
確かに、その雑誌は一八歳未満が購入することを禁止されているし、
また学生新聞も中等学園内のみで配布する為、
取り上げられている雑誌がいかがわしい雑誌であることがばれることなどありえないはずだ。
しかし、現に新聞部の連中には調べがついているではないか。
今はインターネットもあるし、また学生でも法律を守ろうとしないアホがその雑誌に手を伸ばさないとも限らない。
また、教師や学内で勤める大人の存在も気がかりである。
もちろん、教育の場で勤める大人達がモラルを持っていると信じたい。
しかし最近は教師のセクハラなんて珍しくないし、パン食堂や購買に勤める大人は教師という訳ではない。
そもそも葵はその気性から、少なからずの男性教師から嫌われているし、
実際いやらしい目で教師から見られることも少なくなかった。
故に、雑誌に登場していることを公表したくなかったのだ。
「……さて、こんなもんかな。どうもありがとうございました!」
「ちょ、待ってよ! その見出しを訂正するって約束して!」
「じゃあ部長と相談の上でってことで、さようなり〜〜〜!」
そう言って理香はテープレコーダーと筆記用具を片付けると、逃げるように教室を出て行った。
葵は大きく溜息をついて下校の準備をすませると、もはや人影まばらな校舎を出る。
(……あ、部室)
今日は陸上部は休みだったが、陸上部の部室に体操着を置き忘れていたことを思い出す。
夏前とはいえ六時を過ぎれば太陽は低く、
暗い中を校舎裏の部室棟にまわるのを不安に思わないわけではなかったが、
汗のしみついた体操着を放っておいては明日の体育の時に不快である。
鍛錬ついでに小走りで部室棟に向かった。
部室棟につくと、陸上部の部室は明かりがついていなかった。
しかし、その隣の水泳部の部室の明かりがついていた。
通り道だったので興味本位にそのガラス戸を覗き込むと――。
二人の男女が抱き合っていた。女性は向こうを、男性がこちらを向きながら。
女性は、一学年上にあたる水泳部の選手、甘口苗さん。
水泳部の中ではぱっとしない選手であり、大会などにも出たことのない人だったけれど、
部室棟周りの掃除をよくしている事から葵とよく話す間柄になっていた。
性格は引っ込み思案で、人と付き合うことが苦手そうだったが、礼儀正しく、
口だけ達者な社交的と呼ばれる連中よりもよっぽど付き合いやすいと葵は思っていた。
顔立ちは可愛いというよりも美しく、どこか退廃的なムードを漂わせており、
葵にはない大人の魅力を持っているように見えた。
何より目を引くのは胸が豊かな所であり、葵より若干高い程度の背には似つかわしくないほどに豊満で、
女である葵が言うのもなんだが、見ていてドキドキしてしまうほど扇情的な体のつくりだった。
対し、その彼女を抱き留めている男性は、苗さんと同じく一学年上にあたる、バスケ部の辛子優治だ。
当然のごとく話しをしたことはなかったが、クラスメイトの噂を聞くにおおむね好評で、
背は高く顔の作りも端麗、一部の女生徒からは王子様扱いされているようだった。
まあ葵にとってみればどうでもいいことだったが。
葵はどうしてか、その二人の抱擁に魅入られていた。
二人がこういう関係にあったということを知らなかった(皆には知れ渡っていたかもしれないが、
葵自身はそういう情報に興味がなかった)というのもあるし、
こういった場面を直に見たことが初めてだったから、というのもあったのだろう。
さっさと立ち去るべきだとわかっていながら、どうしても動けずにいると――。
――男が顔をあげ、ガラス越しに葵を睨んだ。
葵は陸上部の部室に立ち寄るのを忘れ、鍛錬の時以上のスピードで校門をくぐっていた。
とにかく恥ずかしい。男と女の絡みを必要以上に嫌い、色恋沙汰を聞いたところで無関心を装ってきた甘味葵。
しかしそれは、必要以上にそういった話に敏感であることの裏返しだったのである。
今まで隠し通してきたその事実の片鱗を、あろうことか色男である辛子優治に見られてしまったのだ。
思わず奇声を発してしまいそうなほどに恥ずかしい失態。
うかつな自分自身の行動に、葵は胃が痛みそうなほどの後悔を覚えていた。
公園あたりまで走ったところで、やっと疲れを自覚する。
ペースを崩して走るなんて、マラソン選手にとって一番やってはならないことだ。
葵は自省しながらベンチに座り込む。
「うわ……あ〜もう、嫌ぁ……」
未だ後悔が残る中、大きく体を伸ばして溜息をいくつか吐く。
(興味がある……それは、事実。でも、そうなりたいって訳じゃない)
(仕方がないのよ、環境がそうさせたの。だから私がそういう事をしたいって訳じゃ、決してない)
(全部、お兄ちゃんのせいなんだ。お兄ちゃんが悪いんだ……)
眉をひそめて乾いた唇を舐めていると、不意に視線を感じる。
閉じていた目を開くと、正面にサラリーマン風の男が立っていた。
彼の視線を追って下を見る……と、スカートから伸びた葵自身の脚があった。
注意していなかった為、スカートがはだけており、
あと少しでショーツが見えてしまうほどに太ももがあらわになっていたのだ。
葵は慌てて脚の間に両手を入れて男を睨みつけると、男はへこへこと頭を下げてその場を去っていった。
「最低」
やっといつものペースを取り戻して、葵は一人ごちる。
まったく、雄という生き物は救いようがない。死んだ方がいい、と冗談ではなく思う。
何故なら葵はその外見からして告白ラブレターストーカーといった一方通行的恋愛行為の被害には事欠かない為、
男性との思い出で心地よかったことなど生まれてこのかた一度も無かったのである。
そして何より、兄の存在が大きい。まったく彼こそ、救いようのない男なのである。
葵の家は父子家庭であり、また父は東京に単身赴任しているため、
駅に近いだけが取り柄の六畳二間のアパートに住んでいるのは、葵とその兄である甘味正樹だけである。
正樹は高校卒業後、定職につかず、現在ニートをやっている。
引きこもりという言葉をフリーターという言葉で誤魔化していたとすれば、
ニートはなんという言葉を誤魔化しているのだろう。
わからないが、もしそんな言葉があるとすれば、
その枕詞に「死んだ方が良い」とつけたところで違和感のない言葉に違いない。
(あいつみたいな男が全員、ってわけじゃない。それは、わかってる)
(でも、少なくとも魅力的な男に会った事が今まで一度もない)
(悪い、普通まで会ったことはあっても、良い男に会ったことがないんだ)
(そりゃ、格好良いとか、そういうのはわからなくないけど、そういう奴に限ってろくな男いないし)
(やっぱり、男は嫌い)
気づけば呼吸が整っていたので、立ち上がって家路につくことにする。
公園を抜けて、人気のない住宅街を進んでいると――。
――後ろから足音が聞こえてきた。
ざっ、ざっ、ざっ……一糸乱れぬテンポで聞こえてくる足音。気味が悪くなり少し早足になると、その足音もテンポが早まった。
(やば……これ、マジ?)
更にスピードを速めるものの、足音はやはり離れていかない。
ここまで早足になってしまった以上、後ろを向いて確認するのも気が引ける。
不自然とはわかっていたが、駆け足になって――。
――足音が、どんどん近づいてくることに気がついた。
(ウソ! 結構本気で走ってるのに……!)
周囲を見わたすが、人影は不気味なほどにない。
月明かりと街灯が照らすアスファルトは不自然なほどに明るく、逆に夜闇が色濃く感じられる。
更にスピードを上げる。同時に近づいてくる足音もスピードを上げる。
もはやなりふりかまっていられず、ペースも何もなく全力疾走すると――。
――背中を掴まれた。
「ひっ!」
慌てて後ろを向く。そこには先ほどのサラリーマン風の男がいた。
ただ、その瞳は先ほどまでの人間味はない。
光を反射しない瞳は、葵の顔に向いてこそいたが、見ているようには思えなかった。
その男は抗いがたいほどの力で葵の体を引き寄せると、唐突に抱き寄せてきた。
情熱的、と言うのに無理があるほどに無理矢理な抱擁。
葵は嫌悪感に体を震わせて、男を突き放そう、とするものの、力が足りずになすがままになってしまう。
「ちょっ、離して! 離してよ! 誰か、助けてぇ!」
いつもの気丈な態度を崩し、必死に助けを求める、ものの、
不気味なほどに人の気配の感じられない住宅街に、声は空しく吸い込まれて行く。
ついには押し倒されてしまう。背中に感じるアスファルトの低い温度。
男は相変わらず無気力な瞳で葵を見つめ、しかし動物的な動きで葵の制服に手をかけ、上着を力の限り引っ張った。
引きちぎられる制服。布の裂ける音を聞いて、葵は恐怖に身を強張らせた。
「い……いや……」
あらわになる白いブラジャーを両腕で覆いながら、男に懇願の目を向ける。
しかし男は動きを止めない。もはや瞳は意思を持っておらず、
筋肉だけが機敏に動き、葵のブラジャーの紐を掴むと、力の限り引っ張って――!
「青い夏を過ごせなかった憐れな子よ」
唐突に、女性の声が周囲に響き渡った。男は紐を引っ張る手を止めて、ゆっくりと後ろを向く。
葵が男の肩越しに見た女性。街灯の逆光で顔こそ見られなかったが、容姿は観察することができた。
肩からは、紫を基調にしたローブが伸びている。その下にはスクール水着と見まがう露出度の高い肌着。
豊満の胸の下にはコルセットのような作りの鎧を装着しており、その下からひらひらした紫の布が、
ちょうどスカートのように伸びている。
短めのスカートの下からは細い脚が伸び、ちょうど膝の上部からタイツ地らしい白のオーバーニーが覆っている。
靴は丸みのあるデザインだが丈夫そうな作り。
そして何より特徴的なのは、華奢な手が握る長いホウキ。
「神が許さなくても、私が許しましょう。だから目を覚ましなさい」
女性は一歩前に出た。それにより逆光が解かれ、顔を直視できるようになる。
紫色の大きな帽子をかぶったその女性は――見たことのある顔だった。
(苗、さん……?)
ついさっき、バスケ部の色男、辛子優治と抱き合っていた甘口苗さん。
彼女の名をつぶやいたつもりだったが、恐怖で喉が動いていなかった。
彼女は葵を一目見たが、反応は見せず、男の一挙手一投足を見逃さないように睨みつけた。
「ブルー……サワー……」
意思を持っていないと思われた男だったが、その女性を見て確かに単語を口にする。
(ブルーサワー?)
状況を読み込めない葵をよそに、男は葵から手を離すと、油断無い動きで立ち上がり、女性と向かい合う。
「貴方、まだ意識があるのね? ならまだ救いようがあるわ」
そう言って女性はホウキを上に振り上げると、男の目先に向かってホウキの先を突きつける。
竹の枝が詰まっていると思われたホウキの先だったが、その中央には赤みがかった水晶が見え、
その周囲は布で覆われていた。
その玉の中には五芒星が描かれており、それは淡く明滅しているように見える。
「ブルー・サマー・オブ・レイニー・ブルー。メランコリック・レイニー・ブルー……」
彼女が英語の言葉を唱えた途端、その五芒星の明滅が激しくなった。
淡い白の光だったそれは、だんだんと青い色合いを混ぜてゆく。
「ノー、ノー、ブルー・オブ・レイン・イズァ・サイン・オブ・クリア・ウェザー。
アンド・ザ・サマー・オブ・ユー・フー・ヴィジッツ」
「あ……あ……!」
男はその光を見てたじろいでいるようだった。
もはや葵のことなど忘れているようで、逃げるように後ろへ退いている。
しかし女性の詠唱は止まらず……やがて赤みがかった水晶は、完全に青い光に支配される。
「イッツ・プロミスドゥ・スィート・サマー」
その言葉が放たれるや否や、その水晶から青い光が一気に解き放たれる。あまりの光量に目を閉じる葵。
やがて。時間をおいて、恐る恐る目を開くと――
――ちょうど足下に、男が倒れ込んでいた。
慌てて脚の間に手を入れたが、どうやら男は気を失っているらしく、微動だにしない。
念のため顔を覗き込むと、穏やかに寝息をたてて眠っていた。
「なんだったの……?」
まだおさまらない動悸に深呼吸していると、男の向こうに立っていた女性がこちらに歩み寄ってきた。
「怪我とか、ない?」
その声は、やっぱり苗さんの声に聞こえた。
だから葵は唾を飲み込んでから、まるで漫画に出てくる魔法少女のような服装をした苗に問いただしてみる。
「苗さん、だよね? わかる? 私、陸上部の葵だけど」
「わかってるわ。それより、怪我は?」
やっぱり苗さんだった。葵は安堵に溜息をもらすと、小刻みに頷いて笑って見せた。
「大丈夫。服破れちゃったけど……ま、家に帰るまでならなんとかごまかせると思うし」
「念のために、これをあげるわ」
そう言って、苗さんはローブの内側にあるらしいポケットに手をさしいれる。
今気づいたが、そのローブの前を留める部分が、ホウキの先に入っていた赤い水晶と同じ形状をしていた。
ちょうど苗さんの豊満な胸に傾斜して乗っかっている。
(立派な胸……私とは大違い)
はだけてしまった自分の胸と彼女の胸を見比べて、ちょっとした無力感を覚える葵。
葵自身、異性を忌み嫌っている為、セクシーになりたいと考えたことはなく、
胸を大きくするために牛乳を毎日飲んだりお風呂でマッサージをしたりと、
同年代の子がやっているような行動をとったことはない。
しかし、だからといっていつまでたっても成長しない自分の体をもどかしく思わないわけでもないのだ。
実際、この幼い容姿がカメラ小僧にとって格好のエサになっているわけであって、
さっさと成長して大人の女性となり、キャリアウーマンにでもなって男に一切頼らずに生きていきたい、とすら考えている。
まだ中等学園二年生なのだから仕方ないといえばそれまでだが、苗さんは葵とたった一歳しか年齢が変わらないのだ。
無力感を覚えて当然である。
「葵さん?」
「え? あ、ごめん、気が散ってた」
「これ、着て帰って」
そう言って渡されたのは、見慣れた巾着袋だった。
「私の体操着……?」
「これ、陸上部の部長から預かったの」苗は若干早口でまくしたてた。「葵さんが体操着忘れていったから、
渡してあげてくれって。ほら、私の家って隣町だから駅使うじゃない? だから、駅に近い葵さんの家は通り道だから」
「はあ……」
葵は相づちをうったものの、若干それを疑っていた。
先ほど部室に向かった時、確かに苗さんはそこにいた(何をしていたかは、まあ置いておいて)ものの、
隣の陸上部部室は明かりが消えていたし、そもそも陸上部は今日は休みだったのだ。
葵と同じように、部長が偶然部室に寄ったと考えれば、済む話ではあるのだが……。
とりあえず、破れた制服のまま帰るのは気が引ける。人影がないのを利用して、葵は苗さんを盾に体操服に着替えた。
(ちょっと湿ってる……あ〜、やっぱり昨日持って帰っておくべきだったなぁ)
不潔な体操服にうんざりする葵。同時に違和感を感じる――ブルマが小さく思えるのだ。
(やだ、またお尻大きくなっちゃったの? もう、勘弁してよぉ……)
着替えを終えた葵は、ボロ布になってしまった制服を巾着袋に入れると、かねてから疑問に思っていたことを口にする。
「で、苗さんはいつから魔法少女になったんですか?」
言ってから、少し後悔する。嫌味のように聞こえてしまうかもしれない、と思ったからだ。
しかし苗さんは実際に魔法のようなものを使って暴れていた男の意識を失わせたのである。事実なのだから仕方がない。
苗さんはうつむくと、こちらを伺うように上目遣いで葵を見つめた。
男だとしたらいじらしく思う仕草に違いない、と他人事のように思う葵をよそに、苗さんははにかみがちに口を割った。
「一年前からなの。ずっと、星結市の平和守ってきたんだ。って言っても、信じないよね?」
「えっと……」葵は目の前で寝息をたてているサラリーマン風の男を一瞥してから、
苗さんと向き合う。「とりあえず、信じます」
「ありがとう」
苗さんは優しげな笑み……葵では絶対に出来ないであろう柔らかな笑みを浮かべて、
とんでもない事を言ってのけたのである。
「あの、ちょうどよかった。ねえ、魔法少女やってみない?」
■
「ただいま〜」
葵は挨拶もそこそこに靴を脱ぐと、ダイニング兼リビングの部屋のソファーに腰をおろす。
体操服のままだったが、放課後から色々なことがあったため、着替えることすら億劫だった。
魔法少女のお誘い。当然のことながら断った。
しかし苗さんは困っているようだった。何故なら彼女は受験がせまっていたからである。
『別に、今日すぐって話じゃないの。でも、我々ブルー・サワーは何十年という間、星結市を悪から守り続けてきた』
『悪って何ですか?』
『悪……その根源は、欲望よ』
『欲望?』
『そう、私達の中に渦巻いている欲望。人はその欲望を扱うことは出来ない。
せいぜい抑制するぐらいで、自由に扱うことは絶対に出来ない。その欲望が、いわゆる悪の根源なの』
『そんな大雑把に言われても……』
『さっきの男は何故貴方を襲ったかわかる? あなたを見て性的な興奮を覚えていたから。
あとは欲望を助長するだけで、彼は貴方に襲いかかるの』
『助長するだけ? 誰が?』
『それが私達が長年戦い続けてきた相手。通称レッド・サマー。
貴方、異邦人って小説を読んだことある?』
『あ、はい。太陽が暑かったから人を殺したっていう……あ』
『そう。昔から、人は醜い欲望を持っているわ。そしてそれを発散させることに意味なんてない。
ただ、体調や運、いわゆるタイミングで、どんな善良な人でも大罪を犯しかねないの。
そのタイミングを悪い方向に運ばせるものがレッド・サマー。
そして、それを良い方向に運ばせるもの、それがブルー・サワーなのよ』
ほんの十数分前に交わされた冗談じみた会話を思い出して、とりあえず笑ってみる。
おかしい、のではない。ではどうしてか、それもわからない。わからないから、とりあえず笑ってみたのだ。
あまりにも冗談じみた話は、どうやら冗談ではないらしく、世界は実際に正義と悪が存在して、
身近にいた先輩がその悪と日々戦っていたのだという。
考えれば考えるほど馬鹿馬鹿しい内容だというのに、
巾着袋に入った破けた制服を見てはそれを笑い飛ばすこともできない。
デリカシーのない新聞部。一目をはばからないカップル。
女子中学園生に興奮する変態サラリーマン。そして世界の平和と戦う魔法少女……。
あれこれ考えている間に眠たくなってしまった。ここ最近、運動をよくするためか、すぐ眠たくなってしまう。
ベッドに向かおうとも思ったけれど、全速力で男から逃げた時の疲労がここにきて落ちてきたようだった。
一晩洗濯していない体操着を着たまま、リビングのソファーで眠りに落ちた――。
●
「うへ……うへへへへ……」
甘味正樹は実の妹である葵の腕から注射器の針を抜くと、堪えていた笑いを解禁した。
注射器の中に入っていたのは海外より取り寄せた特殊な薬液で、
十時間ほど強制的に睡眠させる簡易版麻薬である。
これを静脈に打った以上、打った直後から十時間は絶対に目を覚まさない。
正樹がこうやって妹にこの薬を打つのは、今回が初めてのことではなかった。
ここ数ヶ月の間、チャンスがあればこうして葵が眠っている最中に薬を打ち、悪戯をして遊んでいた。
「普段は生意気な葵が、こんなに大人しくなっちゃって……それにブルマーを着ているんて、
僕を誘惑したかったんじゃないだろうねぇ? ええ?」
そう言って正樹は素っ裸になるとここ数日お湯に触れたこともない股間をさすった。
途端に大きく膨らむチンポ。その先端を、みっともなく腰を突き出して葵のふっくらとした唇に押し当て、
たいして抵抗もなく中に挿入する。
「んちゅっ……ちゅむっ……ぶちゅっ……ずちゅっ……」
「ん〜……湿り気がたりないなぁ……」
どうやら葵は水分を取ることなく眠ったらしく、口の中は湿ってこそいたが、舌のざらざらが気になった。
歯を磨かずに眠ったようで、粘着性のある水分が口内にこびりついているのは心地よかったが、
もっとチンポの先に吸い付く触感がほしかった。
「じゃあ、僕のジュースを飲ませてあげるからね」
正樹は腰を前後に振りながら肛門の堰を外すと……尿を口内に溢れさせた。
溜まっていた尿が勢いよく垂れ流れて行く。
「ん……んこっ……んくっ……こほっ!」
最初はなんとか飲み込んでいたが、勢いが強かったために飲みきれず、溢れさせてしまう。
正樹は急いで口から抜くと、体操服に向かって尿を放つ。
ナイロン地の体操着が黄色の尿に湿って行き、更にブルマまで湯気を放ちながら黄ばみ始める。
残り少ない尿はムッチリと張った葵の太ももに出し切ると、葵はすっかり正樹の尿にまみれていた。
水も滴るいい女、という言葉を思い出しながら、正樹は自分の尿に濡れた妹を見て、更にチンポを固くさせる。
「尿素は肌にいいらしいからね……塗り込んであげるよ」
そう言って葵の太ももに両手を添えると、太めかつ筋肉質な脚にかかった尿を全体的に伸ばしていった。
艶を放つ太もも。もともと張りのある艶々しい太ももが、水気で更に艶を放つ様はフェティッシュで、
その原因が自分の尿のためだと思うと正樹の興奮も増して行く。
「よし、じゃあ体勢を変えようね〜」
葵の太ももと背中を抱えると、くるりと回して俯せにする。
腰元を引き上げると膝を曲げて、いわゆる雌豹のポーズを取らせた。
「ああ、大きいお尻だ……葵はエッチだなぁ」
少し湿ったブルマの上から大きな尻に顔を埋めて大きく息を吸う。
汗の臭いと一緒に尿の臭いがしたが、絶世の美少女である実の妹が臭いことを考えるだけで、
倒錯した興奮が下半身を熱くした。
「よし、じゃあいつも通り、気持ちよくしてあげるからね」
そう言って葵のブルマーとショーツを一緒に引き下げる。あらわになる葵の白いお尻。
歳や外見に比べふくよかで、また肉も詰まっており、何より筋肉質で艶のある巨尻。
正樹は葵の前に回り込んで腰を下ろすと、大きく手を振り上げ――その巨尻に平手を喰らわせた。
「ふぐっ!」
パァン、と乾いた音が響くと共に、葵はこもった悲鳴を漏らす。
といっても意識が覚醒するわけではない。ただ痛みに肺が萎縮して空気が漏れただけだ。
正樹はそれに構わず巨尻に平手を連続して喰らわせてゆく。
何度も、何度も……三十分ほど休みなくそれを行った頃には、
葵のお尻は赤く熱を持っており、時折痛々しくお尻の筋肉が締まった。
こうして昏倒した妹にスパンキングをするのが、正樹の密かな日課だった。
妹のお尻が大きくなっていったのは、もちろんマラソンのおかげでもあるが、
数ヶ月前から定期的に行っているこのスパンキングのおかげだと正樹は思っている。
そして、その日課は葵の体に重大な変化をもたらしていた。
「さて、さっき僕の小便を飲ませてあげたけど、甲斐はあったのかな?」
正樹はそう言ってヒリヒリした手のひらを片方の手と擦り合わせると、中指を伸ばして葵の股間に滑り込ませる。
毛が生えていない幼い作りのオマンコは、外周に触れただけで熱が伝わってくる。
割れ目の中に指先をさしいれると、まるで指先をくわえ込むように柔らかく指を迎え入れ、
中は熱く感じるほどに熱が、そして中に誘い入れるだけの湿り気に満ちていた。
「濡れ濡れじゃないか……え?」
正樹はオマンコの中を浅く擦りながら、自分のでっぷりとしたお腹に頭を埋める葵の顔を覗き込む。
その頬は赤く染まっており、小さな口は半開きで、悩ましげに眉をひそめながら荒い息を吐いていた。
そう、スパンキングを日課のように行うことで、ただ痛ましげだっただけの葵は、
叩かれることで被虐的な快感を覚えるようになっていったのだ。
「よし、じゃあこれも食べさせてあげるからね」
そう言って正樹はビンビンにそそりたったチンポを改めて葵の唇の中に挿し入れた。
先ほどとは違い、口内は熱い唾液で湿っており、亀頭に感じる快感も先ほどの比ではなかった。
更に――。
「ちゅっ……ちゅろっ……れろっ……ぷちゅるぅ……」
「よし、そう、そうだ……舌を絡ませるんだ、そう」
葵は無意識にも、張りつめた亀頭に舌を絡ませ、しゃぶりつくようになっていたのである。
身体的な快楽から、淫らな夢を見ているに違いない。
遅々とした動きながらもしっかりと淫らな舌の動きで、
普段は馬鹿にしている実の兄の汚らしい亀頭にしゃぶりつく。
尿に湿った舌は不潔な粘着性を持つ唾液とまじり、亀頭から精液を絞り抜こうと蠢き続けた。
「ああ、すごい、エロいよ、葵……ああ、いっちゃう、いっちゃうよ、ドピュドピュいっちゃうよぉ……!」
正樹は葵の顎を掴むと、乱暴に腰を振り立てた。苦しそうにうめく葵だったが、しかし舌の動きは止めない。
「い、いく、いぐっ、あ、ああああああああああ!」
どぴゅるっ、どぷっ、ぴゅるるるっっ!
勢いよく絞り出された精液は葵の口内で暴れ回る。
葵は最初はそれを飲み込んでいたが、正樹の射精はなかなか終わらず、
やがて飲み込みきれずに唇の端からあふれ出した。
その精液は黄ばんでおり、また半固形となっているため賞味期限の切れたヨーグルトのようになかなか型を崩さず、
また勢いもやむことはなく葵の口内に吐き出され続け、葵の顔や髪の毛、
首もとにそのヨーグルトがこびりつくようになって、やっと射精は勢いをゆるめた。
正樹はチンポを唇から抜いた。葵の熱を持った舌や唇は名残惜しそうに亀頭にからみついてからチンポを手放した。
「おいしい? おいしいだろう? ほら、全部飲ませてあげるからね……」
そう言って指で顔中にこびりついた精液をすくうと、葵の柔らかな唇に指をさしいれる。
途端に指先にからみついてくる葵の舌と唇。
まったく、すけべな妹である。無意識でありながら、男の精液を搾り取ろうと舌をうごめかすとは……。
「今日は10時間、たっぷり変態プレイをしようね、葵……」
正樹は股間をさすり、柔らかくなりつつあったチンポを再び膨らませながら、葵の赤く腫れたお尻に舌を這わすのだった……。
■
「ん……いつっ……!」
葵は朦朧とする意識を覚醒させてゆくうちに、お尻がヒリヒリしていることを自覚する。
うめきながら目を開くと、リビングの光景が飛び込んでくる。
周囲を見わたせば、下はフローリング、後ろはソファー。
どうやら眠っている最中にソファーから落ちてしまったらしい。
「いたた……また変な落ち方しちゃった」
こうしてお尻の痛みと一緒に起床することは、ここ数ヶ月の間になんどもあった。
お尻が重いから落ちてしまうのか、嫌でも成長する際に避けられないお尻の痛みなのか……
……色々理由は考えられるが、お尻を見てみると赤く腫れていることから、成長痛ってわけではないのだろう。
きっと寝相が悪いのだ、と葵自身は考えており、故に修学旅行とかに行きたくないなぁ、などと思いを巡らすのだった。
「ん……また臭い……そっか、歯磨くの忘れてた」
口内からじんわりと匂ってくる生臭さに、重い溜息をつく葵。
そう、お尻がこうして痛む時は、大抵口内がこの臭いに満たされている。
歯を磨いた後でもこの臭いがする時もあるが、昨日は歯を磨かなかったため、なるべくしてなったと言える。
「それに……」
そこまで言って唇をきゅっと閉じると、身を守るように両手をクロスさせて肩を抱えると、眉をひそめてから思う。
(体が、熱い……)
それは風邪や熱といった病的な熱さではない。むしろ心地よいほどの体の熱さなのだ。
お尻が痛み、口内が臭う日は、大抵がこうしてもどかしい体の具合になっている。
しかし、そういった問題に鈍感な葵には、その熱をどう扱っていいのかわからないのであった。
「体操着も臭うし……シャワー、浴びよ」
お尻の痛みに顔をしかめながら、シャワー室に入って服を脱いだ。
しみる為、なるべくお尻にお湯が触れないように注意しながらシャワーを浴び、外に出ると、
洗濯機の上にいつも用意している制服に着替えた。
(困ったなぁ……制服破けちゃった。とりあえず替えあるからいいけど、
お父さんに言ってもう一着買ってもらわなきゃ。それに、体操着どうしよ……一着しかないし)
考えた結果、葵はお風呂場で直接体操着を洗うことにした。
まだ朝の6時頃、朝練のために早起きするようになっていたのが幸いした。
今日は朝練を休む羽目になるものの、2時間近く乾かせばぎりぎり着られるほどになっているだろう。
洗濯を終え、ベランダにそれを干すと、昨日の夜にやり忘れた家事をはじめた。
掃除、洗濯、朝食の用意……本来なら兄の正樹と交代してやる仕事だったが、
正樹にいくら言ってもやってくれなかった。
結果、葵が甲斐甲斐しくもすべての家事をこなすはめになったのだ。
(ふざけんじゃないわよ、クソ兄貴……)
家事の大抵を終えると、葵は正樹の部屋の前に立った。深呼吸をしてから、部屋の扉を開ける。
そこが天外魔境といっても差し支えない、おぞましい空間だった。
床にびっしりと敷き詰められた本だのCDだのDVDだのコンビニの袋だの、不潔極まる空間。
少し視線を散らすだけで、少女漫画に出てくるような女の子がいかがわしいポーズを取っている箱が目につく。
世間ではそれをエロゲーと言うらしい。実写のものは見当たらず、大抵がそういった漫画のキャラなのである。
そう、正樹はオタクだった。
窓の前にあるベッドは、これまた様々なグッズが溢れかえっており、その中でデブが体を丸めて眠っていた。
甘味正樹、美少女と騒がれる甘味葵の兄である。
また、そのベッドの向かいにあるパソコンのディスプレイには、
まさにいかがわしい行為をしている最中の少女絵が描かれていた。
絵の下には四角い箱があって、その中には
『お兄ちゃん、私を叱って! 無茶苦茶にお仕置きして!』と書かれている。
(最低! 私が掃除してあげてんのわかっていながらあんな画面にしてるわけ! セクハラじゃない!)
葵はふつふつと湧いてくる怒りをおさえこみながら、慌ただしく、しかし音はたてないように掃除を始める。
何故こうして掃除を始めるのか。その理由は正樹の為では決してない、葵自身のためだ。
正樹の部屋を数日でも放っておけば最後、
ゴキブリやらムカデやらその他諸々の虫やらが窓から入り込んでくるのである。
いくら注意しても正樹は掃除を始めてくれなかった。故に葵は嫌々ながら毎日のように掃除をしているのだ。
(前掃除してからたった2日しかたってないのに……どうしてこんなに汚すことが出来るわけ? 信じらんない!)
エロゲーの箱やらCDケースやらを投げ捨てながら場所に分ける。
『姉妹どんぶり』『魔法少女エターナルレディ』『陵辱! 柏木姉妹』
……数々のエロゲーの箱を見て嫌悪感を覚えながらも、タイトルがどうしても目についてしまう。
まったく、こんな物を使って、こう、変なことするなんて、最低の兄貴ではないか。
やがてあらかたの掃除を済みそうなその時、手が滑ってパソコン台の下にエロゲーのCDが入ってしまった。
放っておいても良かったが、さすがに気が引けたため、葵はしゃがみ込んでパソコン台の下に手を伸ばす。
「なか、なか……届かない……!」
葵は溜息をつくと、四つんばいになって再び手を伸ばす。それでも届かない。
葵はお尻を後ろに突き出すようにして上半身を床につけると、限界まで手を伸ばし……
……やっとCDに手が届いた。なんとかそれをこちらに引き寄せ掴み、外に出ようとした所で……。
「え? ちょ……いたっ!」
台の下に無理な姿勢で入り込んでしまった為、上半身が台にぴっちりとはまってしまい、
出られなくなってしまったのだ。
「大丈夫かい? 葵」
「へ……?」不意に聞こえてくる正樹の声。そして気づく今の葵自身の状況。
「い、いやああっ! こっ、こっち見るな!」
伸ばしていなかったほうの手でお尻を隠そうとするが、
上半身の半分以上が台にはまってしまったため、思った場所まで伸ばせない。
そう、今、葵はがっこうの制服を着ており、スカートは短めになっているわけで、
お尻を後ろに突き出しているため後ろから見ればショーツが丸見えなのだ。
つまり、正樹にスカートから覗く大きなお尻を、ショーツを見られているというわけである。
「見るなって言われても……それよりお前、なにやってるんだい?」
正樹の平然とした声に、葵は頬が赤くなるのを感じながら答える。
「そ、掃除してやってたんじゃない! そしたらCDが下に入っちゃって、それを取ろうとして……」
言いながら、膝を後ろにずらしてゆく。お尻を上げるとショーツが見えてしまう為、
寝転がる姿勢になって見えないようにしようとしたのだ。
しかし、途中で、何かにスカートがひっかかり、今度はお尻が全て見えてしまいそうになる。
仕方なく姿勢を元に戻すと、やっぱりお尻を正樹に突き出すような姿勢になってしまう。
「CD? おい、そのCDっってなんてCDだ!」
いきなり正樹の声が大きくなる。葵はそれにひるみながら、CDの表に書かれた文字を読む。
途端、葵は息を飲む。
それは、作った連中の頭がおかしいんじゃないかと思うほどおぞましく、また無駄に長い文字列だったからだ。
「早く言え!」
しかし正樹の声があまりに大きく、怒っているようだったので、
葵は深呼吸をしてからそのタイトルを読んだ。
「……お……お兄ちゃんのオチンポ大好き、ちゅ、ちゅぱちゅぱして精液びゅるびゅる出して、
変態な妹のお、おま、おまんこをぐちゃぐちゃにして……」
「お前!」
恥ずかしさに涙ぐみそうになっていた葵をよそに、正樹は激昂した。
ずんずんと足音が聞こえてくる。どうやらこちらに向かっているらしい。葵は身を固くした。
「も、もういいでしょ? それより、助けて……」
「ふざけるな!」正樹は本当に怒っているようで、その声は震えていた。「それはな、
俺が友達と一緒に作ってるゲームなんだよ! データはそのCDにしか入ってない!
それが読み込めなくなっていたらどうする!」
「ちょっ、たかだかエロゲーでしょ?」
「たかだかだと!」
途端、乾いた音が室内に響き渡り、葵のお尻に激痛が走った。
「ひゃっ……!」
「俺がどれだけ本気でそのゲームに取り組んでいるかわかるか!
これで成功してニートを卒業しようと思っていたのに! それをたかだかだと? ふざけるな!」
「ご、ごめんなさい! だから、暴力は……!」
パシィン。
「ひぐっ!」
「お仕置きだ、覚悟しろ!」
そう言って、正樹は葵のお尻を叩き始めた。
もともとひりひりしていたお尻だけに敏感になっており、正樹の一撃一撃が脳に響く。
「やあっ! あ、謝るから、つっ、許して!」
「許すか! さあ、もっとお尻を上げろ!」
「ふざけっ! くふ……ないでよ! この、変態兄貴!」
「なんだと! あと100発追加だ!」
よく考えれば、怒られる理由なんてこれっぽっちもないのだが、
状況が状況であり、葵は冷静な判断を出来ないでいた。
いつしか葵は正樹のスパンキングの痛みに身を強張らせるばかりになり、抵抗すら忘れるようになる。
十分ほど続いただろうか。すでにお尻の感覚はほとんど無くなっており、しかし心臓の動悸は速まるばかりだった。
また、その頃になると、とある感覚に身をさいなまれるようになる。
それはお腹の奥から来る疼きに違いなかった。
(お、おかしいよ……叩かれてるのに、こんな……体が熱くなるなんて)
その熱は、今朝起きた時のような心地よさを含む熱だった。
お仕置きされているのに、何故あの熱と同じものを感じているのだろう。
葵は自分が何か病気でも患っているのではないだろうか、と本気で考え始めていた。
スパンキングは続く。いつしか葵は息をもらすだけで、まるで義務のようにお尻を叩かれ続けた。
「ふっ……あふっ……ふぁあっ……あんっ……」
股間がもどかしく感じる。葵はお尻を左右に振ってそのもどかしさを取り除こうとするものの、
一向に取れる気配はなかった。
「……おい、お尻が下がってるぞ。もっと上げるんだ」
「……はい」
葵は朦朧とする意識で答えると、大きなお尻を更に高く上げた。途端、いつもより強くショーツの上から叩かれる。
「ひゃうん!」
「ん? 葵、もしかして喜んでないか?」
「そ、そんなわけないでしょ!」息を荒らげながら葵は答える。
「……だから、お仕置きするならさっさとやってよ……学校があるんだから」
「ふふ……わかったよ」
こうして、お仕置きは登校時間まで続いたのだった。
■
葵は正樹からのお仕置きをたっぷりと受けた後、夢見心地で登校し、1時間目と2時間目の授業を適当に受けた。
そして3時間目の体育の授業。
いまだに湿り気のある体操着に着替え、体育委員として体育倉庫に入った途端、その光景を見たのだった。
「苗、さん……?」
暗い体育倉庫のマットの上で、昨日の夜のように魔法少女の格好をした苗さんが横になっていた。
しかしその姿は、昨日とはまったく違っていた。
何故なら、着ているローブは所々破け、スクール水着のような作りの肌着も煤に汚れ……
……細い足には血さえにじんでいたからだ。
「葵、さん?」満身創痍の苗さんは葵に気づくと、力ない笑顔を浮かべた「ちょうどよかった……」
「ちょ、だ、大丈夫ですか!」朝からぼうっとしていた葵は、
いきなり目が覚めたような心地で苗に駆け寄った「救急車でも……」
「ううん、大丈夫」苗は首を振ると、真剣な顔で葵を見つめた。「それより、お願いしたいことがあるの」
「なに? 保健室?」
「いえ……貴方に、ブルー・サワーを継いで欲しいのよ。今すぐに」
「へ……?」
突然の提案に言葉を失う葵。しかし苗さんは真剣な表情で続けた。
「さっきまで怪人と戦っていたのだけれど、負けてしまったの。
怪我をしているから、まともに戦うことも出来そうにない。
でも、あの怪人をどうしても倒さないといけないのよ……昨日の貴方のように、被害者が出てしまう前に」
いまだ現実味を持てない話を真剣にされては、成績の優秀な葵とて混乱せざるをえない。
しかし苗さんは一刻を争うと言わんばかりの危機迫る表情で葵に懇願してきた。
「お願い、ブルー・サワーになって。星結市を救うために」
「あ〜……でも、学校が……」
「被害者が出ていいっていうの?」
そう言われ、昨日のおぞましい出来事を思い出す。
「でも、それは警察が……」
「つべこべ言ってないで! 怪人は校舎の中に入っていったわ!
このままでは生徒が犯されてしまうかもしれない!」
苗さんのマシンガンのような言葉に、葵は唇を噛むと、溜息をついて答えた。
「……わかりました。やりますよ」
「……助かるわ。じゃあ、ちょっと待って」
そう言って苗さんはローブの前にとめてある宝玉に触れると、
周囲が光に包まれ、途端、元の制服姿に戻る。制服は破けてはいないが、脚の傷はそのままだった。
そして、その苗さんの隣に出現したのは……。
「みゅ? みゅみゅ?」
奇妙な小動物だった。
紫色で、猫のような耳があるが、額には五芒星が描かれている。
内臓がどう配置されているのか気になるほどにまんまるで、愛くるしい目や唇が形よく配置されていて、
顎もと(というか腹部?)には紫のクローバーのマークが逆に配置されていた。
手はなく、丸い体の後ろからは尻尾が、下部からは細い足がぴょこんと伸びているだけだった。
「か、かわいい……」
思わずつぶやいてしまう葵。実は葵、こういったかわいい小動物に目がなかった。
「その子はエーテルイーターのユッピ」苗さんは傷元をおさえながら続けた。「詳しく説明する時間はないけど、
その子と融合することで魔法少女に変身するの」
「融合?」
眉をひそめている葵をよそに、ユッピという小動物は葵の足下までぴょんぴょん跳ねてくると、
小さいからだからは想像がつかないほどのジャンプをして、葵の肩にのった。
「その子とキスをして」
「き、ききききききす!?」
わかりやすく動揺してしまう葵。
「大丈夫、その子両生類だから」
「いや、そういう問題じゃ……」
「早く! 怪人が校舎に!」
「ああもうわかりましたってば!」
葵は息を吸い込むと、思い切ってユッピの唇に自らの唇をあわせた。
途端、世界が真っ白になる。
(なに? なにがおこってるの?)
状況が読み込めない葵。ただ、体がふわりと宙に浮いて、やたら明るい世界でぽつんとしている感覚。
しかしその感覚は3秒ほどで終わり、気づけば体育倉庫に戻ってきていた。
「え……?」
下を見る。五芒星の書かれた宝玉に紫のローブ、
スクール水着のような肌着、コルセットのような鎧に短めのスカート……。
そして、手に握られた竹ホウキ。
「変身完了よ」
苗さんの言葉を聞いて、やっと理解する。葵は魔法少女に無事変身することが出来たのだ。
「はは……ウソみたい……」
茫然自失とする葵をよそに、苗はうめきながら立ち上がると、スカートのポケットに手を入れた。
「呪文とかは自然と口から出てくると思うから安心して。
基本的に、怪人の心を正常に戻したいという意思だけで魔法は意思を成すから。
でも、今回の敵はかなり手強いわ。だからこの宝玉をあげる」
そう言ってポケットから取り出したのは、中央に五芒星の書かれた、赤ではなくピンク色の宝玉だった。
「それを胸の宝玉と取り替えるだけでパワーアップができるわ」苗は眉をひそめながら続けた。
「ピンチになったらそれに入れ替えて」
「え? でも、パワーアップするなら最初からそっちにしたほうが」
「この宝玉は、呪われた宝玉なのよ。だからおいそれと使ってはいけない。
魔法力はアップするけど、その代償として……」
そう言って苗さんは言いよどむ。
「なに? 何が起こるんですか?」
「いえ……とにかく、なるべく赤の宝玉で怪人と戦うんですよ。怪人は旧校舎に向かったわ、がんばって!」
言いくるめられた気がしたが、実際に怪人が暴れ回っているとしたら一刻の猶予もなかった。
葵はピンクの宝玉をローブのポケットに入れると、体育倉庫を出て行った。
■
星結中等学校屋上は体育の授業も出来るように、屋上の端にプレハブの用具倉庫が建てられている。
中にはボール類がいくつか入っており、作られた当初はかなりの頻度で使われていたらしい。
しかし、少子化が進むに連れクラス数も減ってゆき、
結果として全クラスの体育の授業が体育館とグラウンドだけで回るようになってしまった。
雨が降るごとにプレハブ小屋自体が錆びて行くこと、中にあるボールも異臭を放つようになったことから、
いつしか昼休みや放課後に遊びに来る者も少なくなった。
故に、授業中ともなれば人がいなくて当然の場所。
「ここに怪人がいる……何故かわかっちゃう。これも魔法の力なのかしら?」
なんとか生徒達の目につかず屋上まで上がってきた葵は、プレハブ小屋の前でつぶやく。
そう、プレハブ小屋の周りに赤いモヤのようなものがかかって見えるのだ。
これが苗さん曰く「レッドサマー」の放つ気配なのだとすれば、ここに怪人がいることに間違いないようだった。
ともあれ、ここなら誰かに見られる心配もなかった。不幸中の幸いだ。
魔法少女となって怪人と戦うところを見られるなど、着替え中を覗かれるのと同じぐらい恥ずかしい。
いや、もっと恥ずかしいかもしれない。だからこの服装のまま階段を駆け上る時ですら、葵は赤面しっぱなしだったのだ。
「どうしよ……」
葵は唇を噛んで床を見つめる。やっと気づいたが足が震えていた。
当然だ。昨日の夜、葵自身を襲ったような怪人が中にいるのである。
そんな相手と、使い勝手もよくわからないホウキで戦わなきゃいけないのだ。
負けるかもしれない、と考えて当然である。
かといって、このまま逃げるわけにもいかなかった。
もちろん学校の生徒のため、という殊勝な理由もあったが、
何よりこんな格好で突っ立っているのもそれはそれで我慢ならなかったからだ。
葵は震える脚を平手で叩くと、唾を飲んで、プレハブ小屋の扉を開けた。
立て付けの悪い扉が開く。闇が支配する奥行き五メートルほどの空間を光の槍が貫くと、奥のマット置き場で男が座っていた。
「くっ……もう見つかったか!」
その男は小柄な男だった。腹が出ており、脚も短く、顔が大きい、
容姿的魅力というものがまったく感じられないおじさん。
しかしその目は鋭く切れ目で、眼球部分が赤く染まっていた。
男は動かなかった。いきなりの激闘を想定していた葵は面食らう。
どうやら男はかなり疲弊しているようで、丸められたマットにもたれかかるように寝転がっていた。
こちらを睨む目にも、気持ち力が無いように感じられる。
(苗さんと戦っていたからかしら。でも、苗さんが負けたんじゃなかったの?)
疑問に思うが、しかしそんな余裕はなかった。敵が動けないのはまたとない幸運だ。
葵は震える体をなんとかコントロールして、男にホウキの先を突きつける。
「ブルー・サマー・オブ・レイニー・ブルー。メランコリック・レイニー・ブルー……」
無意識に脳裏へ浮かんでくる単語を、咬みそうになりながら唱える。
すると次第にホウキの先の宝石が青い光を放って行く。
「ノー、ノー、ブルー・オブ・レイン・イズァ・サイン・オブ・クリア・ウェザー。
アンド・ザ・サマー・オブ・ユー・フー・ヴィジッツ」
「や、やめろ! 助けてくれ!」
懇願を叫ぶ男。その無様さに葵は苦笑しつつ、最後の呪文を言い放った。
「イッツ・プロミスドゥ・スィート・サマー」
途端、用具倉庫全体が青い光に満たされた。
葵は光に目をつむりかけたが、薄くあけた瞼から見える光景に息を飲んだ。
それは海の見える海岸だったのだ。
プレハブ小屋の錆びた壁などは見えず、そこには青い海と青い空、そして白い砂浜。
まるで楽園のような眺め。
やがてその眺めが白い光に満たされ――いつものプレハブ小屋に戻る。
マットの上ですやすやと寝息をたてているのは、先ほどまで赤い目をした男だった。
「勝ったの……?」
まさしく棚ぼた勝利。初めての戦闘に緊張していた葵は拍子抜けする。
苗さんが負けたというから、てっきり最初からかなりの強敵が出てくるのかと思っていたが、
苗さんとの戦闘によって敵も体力を消耗していたのだろう。
だから苗さんにとどめをささず、人気のないここに逃げ込んだのだ。
「まあ、最初なんだからこれぐらいがちょうどいいよね」
言ってから気づく。
「――まあ、もう魔法少女なんてやるつもりないけど」
葵は溜息をつき、胸の宝石に手を伸ばす。
これを取ればこのへんてこりんなコスプレも解けるのだろう。
勝利の余韻に浸るより、さっさと元の格好に戻りたいというのが葵の本音だった。
「おっと、そうはさせねえ」
だからその声を聞いた時、この格好を見られたことに羞恥を覚えた。
そんな場合でなかった事を知るよしもなかったから。
「誰?」
葵は胸元と股間のあたりに手をあてながら周囲を見わたす。
その声は用具室の中から聞こえたものに違いなかったものの、声が反響してどこから聞こえたか判然としなかった。
「俺? 俺はおめえ、レッドサマーだよ」
「え?」
(なんで? 倒したんじゃなかったの?)
そう思う間もなく、床が、壁が、天井がゆがみはじめる。
呆然と立ちつくす葵。やがてそのゆがみは一瞬動きを止め――いきなり葵に向かって縮小した。
衝突。
「いやああああああああああああっ!」
ちょっと前までプレハブ小屋だったそれは、その眺めを有耶無耶な模様にかえて葵の体を嬲っていた。
マットに見えたものが脚にからみつき、バスケットボールに見えたものが胸を擦り、
錆びた壁に見えたものが葵の唇にあてがわれる。
しかもそれらは人肌並みのぬくもりがあって、触り心地もなめらかで繊細だった。
まるで世界に食べられているかのような奇妙な感覚に、葵は悲鳴を上げることしかできない。
「こんな単純な罠にひっかかりやがって」口調からして性格の悪さがうかがえるその声は、
葵の体を包み込む奇妙な世界全体から響き渡った。「プレハブ小屋のコピーを置いただけなのによ。
場所を正確に把握しておけばこんな罠には引っかからなかっただろうに。ひひっ!」
言われて気づく。そうだ、プレハブ小屋は屋上の扉を開けて、裏手に回り込んだ場所にあったのだ。
開けてすぐの場所にあったらスペースが無駄になる。考えてみれば不自然に思えて当然のことだった。
しかし、このプレハブ小屋自体がほとんど誰も使わないのである。
屋上によく訪れる人たちならまだしも、葵は部室棟と教室、グラウンドを中心に学校で生活していたし、
何よりプレハブ小屋のリアリティに騙されてしまったのだ。
ずっと前からそこにあったかのように建てられたプレハブ小屋を見て、まさかこれが敵の罠だと見破れるわけがない。
しかし時既に遅し。葵は敵の罠によって捕らえられてしまった。
(そうだ、魔法を……!)
なんとかまだ握っていたホウキに力を込めてみる。しかし肝心な呪文が思い浮かばない。
(なんで!)
「魔法は使ってから当分は使えなくなるんだよ」敵の声がそれに答えた。
「エーテルイーターがエーテルを補充し終えるまでな。そんな基本的なことも知らないとは、
本当に素人のブルーサワーだな」
「うるさい!」
「まあ、俺の作った世界……『レッドサーバー』に捕らわれている限り、エーテルなんか補充させないがな。
仲間の恨み、たっぷりと晴らしてやるよ」
うねうねとうごめく世界。それを眺めているうちに、葵の意識も白んでゆく。
(そうだ……あのピンクの宝石……)
スカートのポケットに手を伸ばそうとするものの、それも叶わず葵は意識を失った。
■
気がつくと、そこはやっぱりプレハブ小屋の中だった。葵はマットの上で横になって寝転がっていた。
「うっ……あの後、私は……」
朦朧とする意識に渇を入れて上体を挙げると、額に手をあてて頭を振る。
頭痛がひどい。それにお腹の奥も痛んだし、体の節々も疲れに張っているようだ。
葵は今にも戻してしまいそうな心地悪さの中でゆっくりと目を開けて……。
「……なにこれ……!」
やっと気づく。
葵はまだブルーサワーの服を着ていた。スクール水着に紫のローブ。
しかし、そこから伸びる太ももの幅が、いつも以上に太かった。
元から太かったというのに更に一回り大きくなっている。
また、それが連結する臀部もいつも以上に大きくなっており、スクール水着のゴム部分がパンパンに張っていた。
それだけではない。最大の異変は胸だった。
胸囲がないことを年相応に悩んでいた葵の胸は今、小さめのスイカを二つ入れたかのように膨らんでいた。
苗さんまでとはいかないが、それでも背の低い葵には充分、
いや、逆に(葵自身でそう感じてしまうほど)変態的なまでに大きく膨らんだ胸は、
自分でもわかるほどに見事な釣り鐘型をしていて、スクール水着を窮屈そうに押し出している。
「媚肉を詰め込んでおいたぜ」
葵はプレハブ小屋の入り口から響くその声に振り返る。
締め切られたプレハブ小屋。目が闇に慣れてくると、入り口手前に立つ男の輪郭が浮かび上がってきた。
「媚肉っていうのはな」葵が聞いてこないのを悟ってか(葵からすればそんな余裕が無かっただけの話だったが)、
男は説明を続けた。「レッドサマーが産み出した人工脂肪のことだ。
皮下脂肪の隙間に注射で打ち込むだけで勝手に神経結合してくれる優れものでな、
媚肉のつまっている部分に刺激……温点、冷点、触点、痛点、いわゆる感覚点からくる刺激が伝わると、
それを快感の電気信号に切り替えて脳に伝えるようにする。それも、ただの快感じゃねえ。
性器の最も敏感な部分並の感度になる。つまり、君のお尻と太もも、
およびそのだらしなく膨らんだ胸全体がクリトリスになったってことだ。ひひっ!」
品のない笑いに怖気を覚えながら、葵は唇を噛みしめた。
(なんですって……!)
それはつまり、葵自身の体が改造されたということか。葵は恐る恐る膨らんだ胸に触れ――。
「きゃうん!」
嬌声をあげてしまう。
「ははっ! 女子中学生とは思えない嬌態だな!」
男の声を聞きながら、葵は呆然としていた。
胸を軽く触れただけで、頭が真っ白になるほどの快感を覚えたのだ。
「それだけじゃねえ」男は品のない口調のまま続ける。「お前の内臓にも媚肉をちょちょいと入れておいた。
特に排泄孔の近くは入念にな。お前が小便大便を絞り出す時、男で言うところの射精をする時のような快感を覚える。
それに胸も、ミルクが出るようにしておいたぜ。それもただのミルクじゃねえ。
それ自体が濃厚な媚薬になるように遺伝子レベルで改造してある。
お前は自分の体で媚薬を作って発情しちまう体になっちまったんだよ!」
不可解な男の言葉に鼻白む葵。しかし男はそんな葵に構わず続けた。
「ま、言葉だけじゃわかんねーだろうからな、直接体に教えてやるよ……レッドサーバー起動!」
男の叫び声に、再び世界がゆがみはじめる。同時に葵の意識も白み始め……。
137 :
オシリス・キー:2006/11/28(火) 03:16:43 ID:g4NYk3ye
とまあこんなもんかな?
渡された体操着に仕掛けが〜とか、
ピンクの宝石で魔力は上がるけど3分以内に解かないと肉奴隷モードになるとか、
色々妄想だけはしてたんだけどマンドクサくて進めてねぇ。
まあ不評なら去るし好評なら続けるよ。
138 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 12:30:20 ID:hDCTfeS9
つづけてくれ
>137
作品は面白かったし、今後も大変期待してるけど、それはともかく何が
気に入ったってあんたのコテハンが気に入った。まったくどうでもいいコトだがw
>>137 GJ!神の降臨に感謝!
これからも是非、続けていただきたい。
>>137 投下乙、しかしさして抵抗せずに尻を叩かれてるあたりに業を感じた
これから敵と兄に凌辱されるでしょうか?っていうか兄が敵の幹部になる展開もありか?
■
暗闇が明滅する。朦朧とした意識を光の連続が覚醒させる。
「ん……」
深い眠りから起きた時のように、たいした抵抗もなく目を覚ますと――そこは白銀の世界だった。
雪ではない。
写真のフラッシュだ。
「こっち向いて、ブルーサワー!」
「こっちも! ほら、胸をひねり出すように強調して!」
そこは相も変わらず体育倉庫のプレハブ。
狭い部屋に十人程度すし詰めになったキモイ男達。
そしてその中央のマットの上で、スクール水着――ブルーサワーのローブを脱いだ姿で、
グラビア女優のように前屈みに座ってポーズを取っていたのが、葵だ。
(な、なになに!? は? どうしちゃった訳!?)
心中では疑問に思いつつも、体はごく自然に淫らなポーズを続ける。
客にオーダーされたように、スクール水着の生地をはち切ろうとする釣り鐘型の胸を突き出す。
バシャシャシャシャッ! ――継いで連続するフラッシュの嵐。
(や、やだやだ、キモイ! あんた達、ふざけないでよ! なに勝手に撮ってんのよ!)
そう思うのもつかの間、体は男達の期待に応えるように俯せにかがみ込むと、
胸を左右に振って見せる。またもたかれるフラッシュ。
次々にポーズをとってゆく葵の体。
仰向けに寝て誘うようなポーズ。
尻餅をついて脚を八の字に折って、怯えるようなポーズ。
立ち上がって胸の下で腕を組み、巨乳をすくい上げるようなポーズ。
後ろを向いて前屈みになり、レゲエダンスのように尻を振りたくるポーズ。
それは十三歳の少女が取るようなポーズではなく、
熟練のストリップダンサーがポールダンスをしているような、男の求めるところを押さえたポーズだった。
「お、いくっ、うぅ……!」
(え……?)
淫靡にお尻を振っている最中に、男の声が聞こえる。途端、太ももに感じる生暖かい感触。
「俺も……うおっ!」
「尻、たまんねぇ……いく、うううっ!」
立て続けに太ももや臀部に当たる感触。それは液体のようだった。
葵の体はダンスを続けながら、臀部や太ももにかかったそれを引き延ばすように撫で上げると、
振り向きざまにその手を眼前に寄せた。
(うぷっ……臭い! それに――ああ、なんてこと!?)
それは葵の最も忌むべき液体。兄が毎日のようにティッシュにくるまらせている液体――精液だった。
そして、男達はマイクを片手で構えながら――もう片方の手を、自らの陰部に当てて摩擦しているのだった。
自らの手にねっとりとからみつく生臭い臭いをたてるそれに、葵の体は勝手に鼻を近づかせる。
(いやっ、臭い! やめてよ!)
いくら思っても、葵の体は精液から顔を離さなかった。
やがて、その臭いを認識してゆくうちに、葵自身の思考も鈍ってくる。
(ああ……なんて臭いの……でも、これって私のお尻を皆が見たから出たのね……)
「じゃあブルーサワー、メインイベントだよ!」
男達に促され、葵の体が動き出す。
まず、手にこびりついた精液を胸部のスクール水着の生地に押しつけると、大股開きでしゃがみ込んだ。
(な、なに……なにする気よ……!)
嫌な予感は感じつつも、ただ男達の欲望にたぎった目に怯える葵。
しかし葵の体はむしろそれに応えるように頷くと――腹部の堰をゆるめた。
(や、やめて! こんな人前でやめてよぉ!)
次第に下がってくる尿意。そう、葵の体は人前で失禁しようとしているのだ。
なんとか腹部に力をこめようとするが、やはり意識が体と断絶している。
それに、ここまで下がりきった尿をせき止めることなんて、女である葵には無理だった。
『お前の内臓にも媚肉をちょちょいと入れておいた』レッドサマーの言葉を思い出す。
『特に排泄孔の近くは入念にな。お前が小便大便を絞り出す時、男で言うところの射精をする時のような快感を覚える』
(も、もしかして――い、いや、いやああああああああああああっ!)
やがて尿は最後の通路を通って……スクール水着の生地へと放出。
途端、頭が真っ白になった。
「あひゃああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
その声はまさに葵の本心の声だった。
尿道を液体が通過した途端、体中のコントロールが効かないほどの超絶快楽が背筋を貫く。
それが続くのだ。ナイロン越しに出している為、出も遅い。
溜まった尿がナイロンにこされて、噴水のように四方へと散る。
そして葵の意識は、抑えるものすらなく八方へと散り――
――絶頂。
(い、いっぐううううううううううう! ひうううううううううううん!)
もはや葵の思考と体は同調していた。
葵は男達に見せつけるように股間を突き出し、尿とは別の液体をも放出していた。
男達のフラッシュが絶え間なくたかれ続ける。
やがて全てを出し終え――葵は体から力を抜いて、仰向けにくずおれた。
(ああ……もう、どうなっちゃってもいいよぉ……)
葵は無意識に誘うような視線でカメラ小僧達を眺めようとして――
――カメラ小僧達が消えていることに気がつく。
「レッドサーバーダウン――へへ、新人ブルーサワーは随分な素養があったみたいだな」
かわりにそこに立っていたのは、レッドサマーの男だった。
変化はそれだけではない。葵が座っていたのは、屋上の冷たいコンクリートの上だった。
プレハブ小屋こと消えていた。
(な、なに? 何が起きて……)
「レッドサーバーさ。これもレッドサマー作」男は得意げに続ける。「発動者の望む世界を一時的に創り出す。
そう、お前は俺の妄想に付き合わされたって訳だ。十三歳女子中学生たるその生身でな。
まあ今日はこれで勘弁してやるよ。俺も満足したしな。次はもっと気持ちいい目にあわせてやるよ……
……新人ブルーサワーちゃんよ」
そう言って、男は立ち去ろうとする。葵は確かな物足りなさを感じながら男の後ろ姿を眺めていた。
だから、そうそう、と言って振り返った時に一抹の期待を抱いたのだった。
「その胸な、生活に支障をきたすようなら、中からミルクを搾り取っておくことだ。
一日で元に戻るし、媚薬の効果で体中ほてっちまうだろうがな……へへっ!」
階段をおりてゆく男。
葵は一人、夕焼けの照る屋上の上で身を守るように腕で胸を隠し、脚を体に引き寄せながら、
確かな火照りに体を持て余すのだった。
145 :
オシリス・キー:2006/11/28(火) 22:46:08 ID:g4NYk3ye
月火休みだからぱぱっと作った。
基本寸止めだが、それさえOKならどんどん展開とか考えてくれ。
一応考えてるのはレッドサーバーのイメプレで、
伝説の勇者の葵が味方とはぐれながらなんとか敵のボスのところたどり着いて、
負けちゃって陵辱を受ける〜とかまあそこらへん自由だな。
お約束のクラスメイトの前で公開オナニー希望
兄にいいように嬲られる展開マダー
これは面白い。このスレの中年さんといい書物が旨いですわ、ぜひ、今後も書きっ続けてくださいな
魔法少女目当てで来たはずが兄に良いように弄られる姿に興奮した俺としては
兄貴に敵側として頑張って欲しいな
家の中で変身させて尻調教とか
葵かなり可愛いな、と言うか明らかにMの資質があるな
これからの展開に期待が高まる
151 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 22:57:09 ID:xMq+3HWx
保守
二次元ドリームなんかはぴったりなんだよな、このスレ的には
続きはまだなんだろうか?
154 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 07:14:35 ID:eS9YA2Bi
期待保守
兄貴の反応が楽しみだ
股縄渡り持久走とかのエロ運動会が見てみたいです
156 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 20:10:03 ID:9loW5mB0
期待age
157 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:51:36 ID:oRZECEky
おひさ。
まったり書いてて、一応ある程度まとまったからage。
魔法少女というより兄と妹のアレが好評みたいだからそれメイン。
スレ違いとか言うなよ。あくまでこりゃリクエスト。
ってことで今後もある程度リクエストにあわせるよ。
俺一人じゃ下のネタだって無尽蔵とはいかん。
とりあえず、こんなんどうだ。
158 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:53:16 ID:oRZECEky
■
「ただいま〜……」
葵は声も控えめに自宅に戻ると、そそくさと風呂場に入る。
物音をたてないように鞄を置くと、
一年生の教室から盗んできた誰かのコート(ホント悪いと思ってる)を脱いだ。
鏡に映るその女性は、大きな肉塊を胸部にぶらさげ、
それを体育着ではしたなく包み、
その谷間に挟まっているよくわかんない紫色の小動物は、
窮屈そうにみゅぅみゅぅ嘆いて元気がない。
まあ、有り体に言えばその女性は、魔法少女の変身を解いて体育着を着て逃げてきた葵だった。
しかし、そんな当たり前の事さえ疑問を挟んでしまうぐらい、葵は自身の体に違和感を覚えていた。
(うわ……やばいって。マジいやらしいし)
確かに胸が大きくなったらいいとは思ったけれど、こんな媚びるような大きさじゃなくて、
もっとスタイリッシュな、体のラインを崩さない程度の大きさを望んだのだ。
(こんなのつけて学校なんか行ける訳ないじゃない。仕方ない……しぼませないと)
何よりお兄ちゃんにこんな胸見られたら何されるかわかったもんじゃない。
葵は念のためユッピを鞄の中に隠すと、洗面台に身を乗り出し、
上着をたくし上げて、剥き出しになった釣り鐘型の胸を両手で絞る。
途端、乳頭から噴き出す特濃のミルク。
「ぅっ……っくっ……っはぁ……」
両胸を交互に絞っていると、頭が真っ白になってゆく。顔が火照る。体の奥がもどかしい。
これがレッドサマーの言う体内媚薬の効果なのだろうか。
いつしか太ももを摺り合わせながら、夢中になって絞り続ける。
――胸のふくらみが三分の二ほどに縮んだ頃だろうか。
「なにやってるんだ?」
「――――!」
後ろから聞こえてきた声に、葵は自らの胸を絞る手を止める。
その胸を隠すことすら忘れて振り向くと、
タオルで陰部を隠しただけの醜いデブ――正樹が立っていた。
159 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:54:44 ID:oRZECEky
「お、お兄ちゃん……」
「何をやっているんだと聞いているんだ!」
正樹の大声に思わず身を強張らせる葵。
いつもは馬鹿にしていたキモい兄だったが、今朝のお仕置きのこともあって、
意識よりも体側がその声に萎縮してしまったのだ。
葵は体を強張らせながら、わなわなと唇を開いた。
「む、胸を……絞ってたの……み、ミルク出さないといけなくて……」
「な……なんだって……?」
目をしばたたかせながら、正樹はこちらに歩み寄ると、葵の胸にまじまじと見入った。
葵は頬に一層の熱を感じながら、じっと上着をたくし上げ、正樹の気が収まるのを待つ。
「い、いきなり成長したな、おい」
「ち、違うの!」葵は慌てて弁明する。「これは成長とかじゃなくて、その……
……そう、変な薬を飲んじゃって、こんな体になっちゃっただけで、
これさえ絞れば普通に戻るの!」
なにを言ってるんだろう、と思考の奥底で意識しながら、
しかし上着をたくし上げる手は動かない。
何かが間違っている。レッドサーバーとやらに入れられて、
こんな体にさせられて、まるで夢のようで、だからこうしてしまうけれど、
もっと違うやり方があると、心のどこかでわかっていながら――
――まるで正樹に見せつけるように、いやらしく膨らんだ胸を見せつけてしまう。
「……お仕置きだな」
「え――?」
正樹の言葉に、葵は胸を高鳴らせる。
「お兄ちゃんにそんな大事なことを隠していた罰だ。わかったな?」
「……はい……」
葵はうつむきながら悲痛に眉をゆがませ、
しかし頬の火照りが全身に伝播してゆくのを実感していた……。
160 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:55:59 ID:oRZECEky
「ほら、背中の下のほう、洗い足りないぞ」
「うん……」
湯船の前で椅子に座る正樹の指摘に葵は頷くと、
スポンジを正樹の腰の辺りに押しつける。
「おい、スポンジのボディソープ、足りないんじゃないか? 足せよ」
「う、うん。わかった……」
促されるままに葵はボディソープを手に取ると、スポンジ――
――自らの巨乳に垂らした。
ねっとりと粘着質に、釣り鐘型の胸を覆ってゆく真珠色のボディソープ。
それを胸にまんべんなく塗りつけると、正樹の背中へと改めて押しつける。
押しつける度に、乳頭からじゅくじゅくと白濁したミルクがあふれ出る。
そのミルクと真珠色のボディソープが絡み合う巨乳は、、
まさに水を吸ったスポンジのように瑞々しかった。
「いいぞ……ああ、なんか頭がぼーっとしてくる」
(媚薬の効果……あたし以外にも効果があるんだ)
ぼんやりと思いながら、あくまでみだらに実の兄へと胸を押しつける。
にゅるにゅると上下左右に弾ける胸を常に湿らせながら、
贅肉のたっぷりつまったキモオタの正樹の背中へと全身を滑らせる。
――実の兄と妹、それももう中学生以上の二人が、
裸で体を洗っていること。
違和感はあった。
しかしこれはお仕置きだったし、悪いのは葵な訳で、
正樹はやっぱりキモいけど、こうなるのは仕方ないと思った。
「よし、じゃあもう片方のスポンジを使え」
そう言って、正樹は手を湯船にかけて肘を伸ばした。
葵は何も言わずそこにボディソープを垂らすと――その腕をまたぐ。
「は、はじめるわよ……」
姿勢を崩さないために、バスルームの壁に手を当てると――
――ただでさえ大きく、媚肉によって更に膨らまされた巨尻を正樹に向けながら、
腰を前後に振って正樹の腕を洗い始めた。
161 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:56:56 ID:oRZECEky
「ひひ、凄い眺めだ!」
「っ……!」
葵は唇を噛むが、しかし腰の動きは止めない。
お仕置きでなければもちろんこんなことはしない。
でも、正樹は葵の兄であり、兄と二人暮らしをしている以上、
その兄の命令は絶対なのだ。
腰を左右にも振りながら、太ももの付け根と股間で正樹の腕を圧迫する。
「よし、両腕同時にだ」
「あひっ……!」
いきなりその間へもう片方の腕も割り込んでくる。
葵は思考を貫く享楽に耐えながら、改めて腰の動きを再開する。
「ひひ……凄いな。実の兄の目の前で、そのでかい尻を振りたくるとは。
このど変態中学生め」
「ち、違う! これはお仕置きだからやってるんだから!
普段ならこんなこと許さないんだからね!」
「生意気な口だな……」
正樹はそう意地悪くつぶやくと――
――突然、泡まみれの両腕を交互に上下へ滑らせた。
「あひゃああああああああ!」
アパートの狭い浴槽に響いてしまう葵の嬌声。
ひねるようににゅるにゅると上下する腕の動きに、
媚肉の詰まった太ももや股間が痙攣を起こす。
「おい、これはお仕置きなんだぞ? まさか喜んでるんじゃないだろうな?」
「そ、そんな訳……」葵はたっぷり溜まった唾を飲んで、
「そんな訳ないでしょ……それより、まだ終わらないの?」
「ふふ……もういいぞ」
葵は兄の腕を再びまたいで、束縛から解放される。
162 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:57:56 ID:oRZECEky
「じゃあ、これで終わり――」
「そうだな。お仕置きは終わりだ。その代わり――僕がお前を洗ってあげよう」
「え? いいわよ、そんな……」
「陸上部員だし、汗だくだろう? 遠慮するなよ」
確かに、レッドサマーと戦ってすぐに戻ってきたから、
夏前という時期もあって汗はかいていた。
でも、兄に洗ってもらうというのは――。
「それとも、まだお仕置きがされたいか?」
「わ、わかったわよ!」
葵は渋々、正樹に促されて椅子に座った。
「ふふ……じゃあまず、足をこっちに伸ばせ」
浴槽の縁に座った正樹へと足先を伸ばす。
すると、正樹はその指先にしゃぶりついた。
「ひゃっ!」突然のことに混乱する葵。「ちょ、な、やめてよ!
普通にボディソープで……!」
「ボディソープの前に、僕の唾液で汗を溶かすんだよ」
「なに言って……ひゃうん!」
抵抗するも、親指と人差し指の付け根に舌先をもぐらされたもどかしさに、
葵は全身を震わせた。
なおも正樹は足の指先をベロベロと舐め始める。
葵は脚の付け根を両手で隠しながら、
唇を噛みしめつつ身もだえるしかなかった。
「ぷあ……次はっと」
そう言って正樹は葵の脚を降ろすと、葵の体に醜い顔を近づけてくる。
胸を吸われる――そう思い、葵は肩に力を入れると、
「なにしてる。手をあげろ」
「――え?」
恐る恐る両手を上げる。
正樹はよし、と呟いて更に近づいてくると――
――腋に顔を埋め込んだ。
163 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:59:02 ID:oRZECEky
「ひ――――ぁああああああああああああああん!」
腋をはい回る熱っぽい舌。
葵はそのもどかしさに椅子から転び落ちそうになるも、
贅肉だらけの正樹の体に抱きかかえられて逃げられない。
「や、やめぇ! やめてへぇ! そんなとこ、臭いし……!」
「臭いからいいんじゃないか……んちゅっ……」
「あひぃっ! くすぐった――ひいぃいいん!」
体をばたつかせながら必死に正樹から逃げようとする葵。
しかし逃げられない。容赦なく腋をはい回る舌。
葵は知らず、巨乳を大きく振りたくり、腰をくねらせ、
ヨダレを散らしながら身もだえる。
「ぷあ……じゃあ次、もう片方」
「いやぁ!」葵は鼻水すら垂らしながら懇願する
「もうやめてぇ……腋なんて、絶対変だよ、おかしいよ!」
「何を言ってる。僕は葵の体を洗ってあげてるんだよ?」
「だったら、もういいからやめて……」
「ふざけるなっ!」
正樹の突然の怒声に、まるで子リスのようにビクリと縮こまる葵。
「こっちは善意でやってるのに、勝手なこと言いやがって!
じゃあ言い直すぞ、これもお仕置きだ! わかったな!」
「は、はい……ごめんなさい……」
葵は泣きそうになりながら、大人しくもう片方の腕をかかげて、
大きな乳房に隠された腋を正樹に突き出した。
正樹はたっぷりと唾液をたたえた舌で、その腋にしゃぶりつく。
「あ……あひゅぅ……んっ……っあ……あん……」
狭い浴室に響く、唾液が垢を溶かす音と、葵の嬌声。
葵は気づけば、腋を執拗に舐められる行為に、
嫌悪やくすぐったさ以上のものを感じるようになっていた。
164 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 22:59:50 ID:oRZECEky
「よし、もういいだろう……葵、こっちに来い」
「は、はい……」
体内で生成される媚薬や媚肉、
また止めどなく続くお仕置きに思考の麻痺した葵は、
正樹の命令に従って椅子を降りると、彼の前に正座する。
「良い子だ……」
そう言って正樹は葵の頬を両手で挟むと、醜い顔を近づけてくる。
葵は嫌悪に目を閉じ、しかし反抗せず待っていると――
――べちょろっ。
脳に響く水音。
そして耳に当たるぬめった何か。
目を開く。
正樹は優しく葵の頬に手を当てながら、葵の耳にしゃぶりついていた。
「や、やめ……あひっ!」
耳もまたくすぐったがったが、何より脳に直通する水音が葵の意識を混濁させる。
ビチュ、ヌチュルッ、ズボッ、ズボバッ――下品極まる音が葵の脳を渦巻く。
そのもどかしさに、葵は両脚の付け根に力を込めずにいられなかった。
(す、すごい……脳がかき回されるみたい……
……だめぇ……頭がどんどん変になっちゃうぅ……)
優しい手つきで葵の顔を押さえながら、容赦ない舌の動きで葵の両耳を蹂躙される。
そう、葵はもはや逃げだそうとはしていなかった。
ただ、このお仕置きに耐え切ることしか考えていなかった。
「ふふ、大人しくなったな。じゃあ、次で最後だ……」
耳元から正樹の声が聞こえてくる。
もはや葵の意識は白濁に染まっていた。
(もう……どうなっちゃってもいい……)
「いいか、暴れるなよ……」
ぼんやりした視界。
次は一体どこをお仕置きされるのだろう。
胸?
お尻?
それとも――
――やがて。
165 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 23:00:37 ID:oRZECEky
「――――!」
唐突に刺激が訪れた場所は、思いもよらないところだった。
葵は衝撃に覚醒し、目を開く。
飛び込んでくる正樹の醜い顔。
激しい水音。
「ふふ……塩味だ。ぬめぬめしていやらしいなぁ、葵は」
そこは鼻の穴だった。
葵の鼻の穴両方に、正樹の舌が進入してきていた。
正常に息ができない。
なんとか口から呼吸をするが、それでも働く嗅覚は、
正樹の臭い息をしっかりと捕らえていた。
鼻の穴を犯されていた。
「や、やめへ! やめへよぉ!」
「これはお仕置きなんだよ……ずるるるるるっ!」
そう言って、正樹は葵の鼻孔に溜まった鼻水を吸い取った。
葵の体内で生成された、汗以上に汚らしい液体。
「ふふ……ばい菌だらけでも、葵の汁なら……んっ」
それを嚥下される。
それを見た途端、葵は全身を震わせた。
(あたし……お兄ちゃんに、体中の液体を摂取されてる)
(あたしの体で濾された液体を、お兄ちゃんに味わわれてる)
(こんなの……こんなの……!)
変なのだと、知識としては知っていた。
しかし、もはや意識は、当然の問いにイコールを結べるほどの判断力すら欠いていた。
葵という動物の内臓が生み出した汗や鼻汁を、実の兄が美味しそうにしゃぶりあげる。
そんな異常な状況に――葵は、女として身もだえてしまった。
なおも続く鼻穴蹂躙。
葵はただ、力なく正樹に体を預け、胸や股間を隠すことさえ忘れ、
ただお仕置きを受け続けた……。
166 :
オシリス・キー:2006/12/14(木) 23:07:01 ID:oRZECEky
とまあこんな感じか。
明日の戦国ランスの為に仕事休みもらったから、出来た時間で作った。
これは良い変態調教ですね
スレ違いかどうかに関してだが、ちゃんと葵が魔法少女だという描写はされてるし
だからこそ魔法少女が日常に帰れば変態兄貴の言いなりというシチュに興奮できるので全然OKむしろGJ!
葵Mかわいいよ葵
これから夜な夜な変態兄貴におっぱい絞られるんかな
正樹がレッドサマーと意気投合して、
二人がかりで責められる展開希望です。
レッドサマーは実は兄貴の作っていた同人ゲーのCDの中身のデータが生みの親だったというデジタルデビルなオチでよくね?
170 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 02:48:10 ID:ujZFl7b0
期待age
171 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:32:18 ID:glq6/vhd
魔法陣のなかに入ったらがまんできなくなるのが見たい
172 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 22:47:35 ID:L0aduKRE
保守
173 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 01:43:54 ID:AkFy2pEa
age
174 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 23:30:13 ID:xU/Q5/1c
新作待ち
175 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 05:55:14 ID:cfaC5n3Q
保守
176 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 21:14:49 ID:G1X4M0rb
魔法中年の外道ぶりまだ?
オシリス・キーの続編を期待してるが、社会人が戦国ランスなんてもんに手え出したらSS書いてる暇なんてないわなー
とりあえず兄貴の作った妹もののエロゲー(ヒロインのモデルは勿論葵)をお仕置きでプレイさせられて
自分そっくりのヒロインがエロエロな姿を見て倒錯的な興奮を覚える葵とか
兄に魔法少女ってことがばれて、兄のエロゲー第二段の変身ヒロインものの開発のため協力をせがまれ
コスチュームのまま変態プレイを強要される葵とかそういうの期待
178 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:16:03 ID:dJmi11g5
ども、まだ書いてる途中だけど消えた訳じゃないよ的なカキコ。
ランスは落ち着いたが年末年始は仕事が忙しくて無理だった。
でもちょくちょくは書いてるよ。
>177のアイデア頂き。苗と一緒に声優でいくわ。
魔法少女だからこそのエロとかイマイチよくわからん。暇な奴アイデアプリーズ。
>>179 うーん、物理的にあり得ないプレイとか?
魔法のステッキが突っ込まれたりディルドーになったり
魔力が暴走して体が火照ってたまらないとか使いすぎで人間から精力補給とか
ん〜、我ながらありがち
あ、忘れちゃいけないマスコット小動物キャラとのHとかもあるな
ざっと思いつくのは
・敵の介入によりコスチュームがエロイのに変えられて羞恥を感じながら戦わされる
・魔法を逆利用。雷なら電気プレイ、風なら息のように吹きかけるなど
・異形による凌辱
・変身前に捕らえられ、変身後のコスチューム、
無論特別な効果など何もなくただのコスプレ、を着させられて凌辱
ぐらいかな
追加一つ。
・敵に捕まった思い人を敵の命令で逆レイプ。
もちろん思い人は魔法少女の正体は知らない。
マスコットキャラが女の子の妖精とかだった場合はそれ単体でのエロも割とある。
まあ魔法少女って存在自体特殊だから、世界観とコスがちゃんと描写されてれば
それでもう、やられてるだけで魔法少女ならではのエロが成立するという気もする
186 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 09:37:55 ID:FheXkhI1
age
187 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:30:51 ID:NiDZTQFG
age
188 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:35:24 ID:sxFo0J+S
保守
189 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 19:07:04 ID:mxaBFgXj
今気づいた
オシリス・キー=お尻好き
だったんだな
>>189 気づくの遅いよ!
と、3日遅れでツッコミ
「フハハハ! これがオレのオシリスだ!!」
lavieが壊れて留守にしとった。
時間きめんと作れんかもしれんから明日の夜十二時までに作ろう。
193 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:00:55 ID:qrtw45sq
ギリチョンアウトか。
まあ書いたからぱぱっと行くぜ、朝食編。
194 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:02:18 ID:R0LxMw5Z
■
朝。葵は食器棚からマグカップを二つ取り出し、テーブルに置いた。
そこには葵が作った半熟目玉焼きとトーストが、
二つの皿に分けて用意してあった。
葵自身の分と、兄である正樹の分である。
「こ、こんな早起きするのな、何年ぶりかな」
そう言って兄は下品にグフグフと笑う。
葵は嫌悪に眉をしかめつつ、しかし何も言わずに醤油を目玉焼きにかけた。
そう、いつもは朝ご飯は葵自身の分しか用意しないのだが、
今日に限って正樹が早起きして朝食をせがんできたのだ。
「作ってあげたんだから、食器ぐらい片付けてよね」
「わかった」
そんな兄弟じみた会話に、葵自身違和感を感じていた。
昨日の夜に受けたお仕置きのせいで、
いちいち毒づくにも正樹の顔を伺うようになっていたのだ。
(まあ、これが普通だもんね。昨日の夜はちょっと変だったのよ。
もしかしたら夢だったのかも……でも)
葵は自身の胸元を見る。
そこには、セーラー服を押し破らんばかりの巨乳があった。
元々は申し訳程度に膨らんでいただけの胸だったのに、
色々あって魔法少女になって、敵であるレッドサマーの罠に陥り、
内部で媚薬母乳を生成しふくらみ続ける淫乳になってしまったのだ。
195 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:02:59 ID:R0LxMw5Z
(この重さ……夢なんかじゃないんだわ)
こうしている今も膨らんでゆく胸。
もちろん一日にして膨らんだ胸に対応したブラなんて持っていない為にノーブラだ。
乳頭にバンドエイドを貼って母乳をせき止めているのだけれど、
このスピードで生成されれば堰が切れてしまいかねない。
(でも、そのうち止まるよね。大きさの限界がわからないと下着も買えないし……)
「おい、葵」
不意に呼ばれて身を強張らせる葵。
正樹の声は、先ほどまでの穏やかな調子ではなかったのだ。
「ご、ごめん。なに?」
「マグカップはあっても飲み物がないじゃないか」
「あ――ごめん!」
すっかり忘れていた。葵は急いで立ち上がって台所に戻ろうとすると、
「待て」
腕を掴まれる。その力強さに、葵は更に萎縮してしまう。
「ご、ごめんなさい……私が悪かったから、許して……」
「許すと思っているのか?」
正樹の低い声。葵は背筋を駆け上がる悪寒に震えつつ、
哀願するように正樹の目を見る。
「ゆ、許して……」
「いいや、お仕置きだ。まず飲み物だが……」
正樹は葵の胸元をいやらしい目つきで睨む。
「ここにあるじゃないか。ちょうどホットミルクが飲みたかったんだ」
「え……!」
「これはお仕置きだ。拒否は許されないぞ?」
196 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:03:33 ID:R0LxMw5Z
そう言って、正樹はマグカップを差し出してきた。
葵は観念すると、セーラー服の裾を掴んでたくし上げる。
生地が破けないように気をつけながら左右均等に上げていると、
やがて胸の下の部分がぷにゅっとあふれ出る。
「下乳エロいなぁ。ひひひっ!」
下品に笑う正樹。葵は下唇を噛みながら、勢いを付けて上着をめくり――
――あふれ出る。
両胸がたっぷんと音をたてながら揺れて、やがて釣り鐘型に落ち着く。
「よし……乳首のバンドエイドをはがして、ここに注げ」
葵はぼんやりとした意識のまま頷くと、バンドエイドをゆっくりとはがす。
「ん――っ!」
乳輪を襲う刺激に、はしたない声をあげてしまう。
もう気分は高揚しきっていて、葵は太ももを摺り合わせながら胸に手を添える。
「こぼすなよ。母乳は四方に散るってネットで書いてあったからね」
「はい……」
マグカップの口の奥へ乳頭をさしいれると、乳房の根本から先へと絞り込む。
体の奥から熱いものがこみ上げてきて、それが胸一杯に広がると――
――プシィ、と音をたてて母乳が溢れ出した。
「あっ――くうぅぅぅっ!」
途端、頭が真っ白になってしまう。
敏感な乳首を圧する媚薬を含んだ母乳は、
とどまることなくマグカップを満たしてゆく。
197 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:04:08 ID:R0LxMw5Z
「待て待て、もう片方の母乳も注ぐんだ。
大きさが均等じゃないと美しくないからね」
「はい……ひあああああああっ!」
促されるままに母乳を絞る葵。
体の奥からせり上がってくるもどかしさに、
葵は恥じらいも忘れて喘いでしまう。
「ふふ……良いだろう」
「はぁ……はあぁ……」
お許しが出て、葵は乳房を絞っていた手を止める。
気がつけば、見た目でわかるほどに乳房が萎んでいた。
「ん〜……甘いなぁ。そんな味しないって聞いてたけど」
(なっ! あ、味って……)
自分の出した母乳を吟味され、葵は更に赤面してしまう。
「まあいいや。もうしまっていいよ」
「う、うん……」裾を下ろすと、すんなりと胸が入る
(それでも前の三倍は大きいけれど)。「そ、それじゃあ早く学校に……」
「なに言ってるんだ」再び正樹の低い声。「まだトーストとか残っているだろ」
そうだった。ミルクの件で忘れていたけれど、
まだ目玉焼きに醤油をかけただけで食べていなかったのだ。
「じゃあ早く食べなきゃ……」
「そうだな……よし、トーストにジャムを塗ってやろう」
「え? 別にいいよ。あたし塩マーガリン派だし」
「塩マーガリン? ダメダメ、そんなの体に良くない。
栄養たっぷりのジャムじゃないと」
198 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:05:08 ID:R0LxMw5Z
そう言って立ち上がる正樹。冷蔵庫に向かうのだろうか。
でも冷蔵庫にマーガリンはあったけれど、ジャムなって買ってあっただろうか。
「栄養たっぷりのジャムって……え? ――ひっ!」
まったくの不意打ちだった。
正樹が葵の目の前で寝間着のズボンを下ろしたのだ。
そこには書くも厭われるものが立ち上がっていた。
「なんかミルク飲んだらこうなっちゃったからな……ちょうどいい」
(び、媚薬のせい……?)
母乳に含まれる媚薬がこうしてしまったのだろうか。
でも、これを一体どうしようというのだろう。
まさか――葵自身が、これを今から――!
「ちょっと待ってろ……ぉおぉ……」
(ちょ、いや……ひいっ!)
なんと、正樹は指先でわっかを作ると、それを掴んでさすり始めたのだ。
いや、さするなんてレベルじゃない。擦る、いや、しごいていると言うべきか。
(なんなのよ一体! こ、こんな、赤黒い……ひっ! 跳ねた……!)
正樹は奇妙なうめき声を上げながら股間を擦る手をやめない。
葵は顔を両手で隠しながら、
しかし指の間からそのグロテスクな光景から目が離せないでいた。
「おお……もっと、もっとこっちに来るんだ……」
「い、いやよ、汚らしい……」
「これはお仕置きだぞ!」
「っ! ……わ、わかったから怒鳴らないで……」
199 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:05:45 ID:R0LxMw5Z
葵は高鳴る胸から溜息をはき出すと、恐る恐る兄に近寄っていった。
距離が縮まるにつれ、生臭い匂いが鼻孔を刺激しはじめる。
(なに? どこかでかいだ臭い……あ、洗濯物だ。やだ、
男の人ってこうするとこんな臭いしだすの?)
「うぅ……太ももエロいっ……」
「え……? ひっ!」
うつむいていた正樹が太ももを見ていたと知り、後ずさる葵。
確かに、胸ほどは目立たないながらも、
太ももにも媚肉なるものを詰められた為に、
ムッチリと肉感たっぷりの太ももは今まで以上に艶やかだった。
それが短めのスカートから伸びる様が、
正樹にとっては良い見せ物であるらしい。
「や……恥ずかしいってば……!」
「はぁ……そこを動くなよ……うっ……ううっ!」
正樹は感極まったのか、突然椅子に足を乗せると、
テーブルのトーストにその先端をあてがい――
――先から母乳のようなものが弾け出した。
「ふぃい……よし、これを食べるといい」
「え!? で、でもそれ、おしっこじゃ……」
「おしっこじゃない。ザーメンだ」
「座亜麺?」
聞いたことがない麺だった。どう見ても麺ではなくゼリー状なのだけれど。
「いや、言い方が悪かったな。精子だ。子供の種だよ」
「え……!」
小学校の道徳の時間を思い出す。
膣の中に男の人の精子が入ることで赤ちゃんができるっていう話。
当時は随分と浮ついた気分で聞いていたから、記憶に残っていなかったけれど、
そうか、これが精子というものなのか。
200 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:06:24 ID:R0LxMw5Z
(やっぱり変な臭い……生々しいわ。でも、これを食べるって……汚いし)
「早く食べろ。時間がないだろ?」
時計を見れば、確かに登校時間まで間もなかった。
でも、だからといって食べるなんて……
「食べられないのか?」
しかし――正樹に低い声で促されると――。
「……た、食べます……」
――断れなかった。
葵は唾を飲み込むと、そのトーストを手に取り……端っこを噛む。
精液はかかってないとはいえ、臭いは充分に鼻孔をつんざいた。
「こら、きちんと精液と一緒に食べるんだ!」
「んっ……は、はい……」
観念すると、一つ溜息をつき、勢いをつけてパンにかじりついた。
途端、口内に染み渡る精液の粘着。
201 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:06:55 ID:R0LxMw5Z
(き、気持ち悪い……! こんなの……)
「よく噛んで飲み込むんだぞ。そう、百回噛むんだ。一、二……」
言われるがままに噛み続ける葵。唾液が出てくるにつれ、精液と混じりあい、
異臭が鼻に抜けてくる。
五十ほど噛んだ頃にはトーストはすでにペースト状で、
その全体に精液が絡みついていた。
(いやあ……なにこれ、苦いし、固いし……うぅ……)
半泣きになりつつ、なんとか百回噛んで飲み込む。
「よし、次はこっちだ」
「え? ……な、また!?」
正樹を見ると、先ほどと同じく自分の目玉焼きに精液をかけている最中だった。
「醤油のかかったほうが僕が食べる。こっちが葵のほうだ。
「そんな! それ半熟だし……」
「だからいいんじゃないか。ほら、早くしないと遅刻するぞ……?」
そう言って正樹は意地悪く笑った。
葵は口内の粘つきを取ることすら叶わず、
精液をかけた半熟目玉焼きを口にするのだった……
202 :
オシリス・キー:2007/02/08(木) 00:09:18 ID:R0LxMw5Z
とまあこんな所で許しておくれ(´Д`)
最後とかめっさ横着な。
まあ次あたりのぞき見教師編、
エロゲー声優編、怪人捕食編のどれか書くよ。
203 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:10:05 ID:opRRDQgm
GJ!
リアルタイムで見させてもらったw
イヤッハァー!!GJ
205 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 09:24:29 ID:rb5bs9du
読んでちょっと気持ち悪くなったお
このエッジの利いたのがいいんじゃねーか
つーか、朝っぱらから読む方が悪いw
ただ、今までは気持ち悪い行為をされて何時の間にか快楽に喘いでしまうってパターンだったのが
今回は気持ち悪いままで終わっちゃってたのでやや物足りなかった感はある
次は苗も出て豪勢になりそうなエロゲー声優編期待かな
流れ的には学校(教師)→帰宅途中で敵と遭遇(捕食)→家でお仕置き(声優)が一番自然っぽいが
208 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:58:00 ID:hCg+cPyk
怪人希望ノ
新作乙待ってましたよ。
このスレは、オシリス・キー氏と魔法中年氏で持っているようなものだからな。
以前のように、淡々と書き続けていた魔法中年氏の復活希望。
はるなとばななの人もキボンヌ
所で、媚肉の効果って今も続いてるの
212 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 09:53:32 ID:5zQ7mJps
保守
213 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 15:59:26 ID:SANQGPfT
肉親の暖かい愛が魔法のエネルギー。
魔女の母と競って兄の愛を求める魔法少女。
>>213 それをエロ面白い文にして投下して下さい。
>>213 似たような話を妹スレ用に作りかけた事が有る。
母は考えなかったが。
216 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 02:39:56 ID:JecVZJ1f
age
子宮から召喚する魔法少女
保守
魔法少女はロマン
魔法処女アゲ
サイレント魔女リティ
222 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 04:41:50 ID:78+A2GyM
保守
ここは新規で書いていいのか?
もちろんおk
作品期待
適当
「さあ、口を開きなさい……」
女は喘ぎにも似た声で呟いた。
一言、それだけで……このみの口は呆気なく開かれる。
だらしなく開かれた口の中へ、女は鼻を寄せる。
いい匂い……、そう思ってるに違いない。
獲物を得た獣のように、女の瞳はこのみの身体をゆっくりと眺めるのだ。
「ん……うぅ……」
このみの身体は一糸纏わぬ裸体で、華奢ながらもしっかりと女らしさを持っている。
胸は健康的で形も良い。腰つきも官能的で、顔も整った美人である。
そのあどけなさが残る顔は、口がだらんと開かれて、歪んでいた。口元には唾液が溢れ、首へと垂れ流れていく。
胸はもう蹂躙された。つんと立った乳首は唾液でドロドロに濡れている。
息が荒い……、手を鎖で繋がれたこの姿勢ももう限界だ。
「あっ……うぅ……」
口の自由が効かない。
猿ぐつわよりきつく、包容より優しく、キスより熱く……このみの口は見えない何かに縛られている。
このみはそれが女の魔法だということを知っている。
「フフ……、ん……、はむっ……」
女がキスをしてくる。
魔法じゃない、本物の熱いキス……、頭がとろとろと溶け出す感じ。
呼吸がもっと荒くなる、呼吸が出来ない……?
……感じてる。
違う、嫌だ。
「……ん、フフフ……♪」
気づかれた。
これも魔法、考えたことがばれてる……。
女の手がこのみの秘部へと伸びる。
パンツもはいてない、そのままのあたしの大事な部分。そっと指で触れられて、それだけで熱い蜜が零れるのが分かる。
女が笑った。
あたし、どんな目をしてるの?
開きっぱなしの口から自然と声が漏れる。
「あ……あぁぁぁ……♪」
感じてるんだ……あたし。
女の指が気持ちいい。
顔も不自由で動かないから、よく見えないけど、すごい気持ちいい。
きっと心が解るんだ、気持ちいいところも筒抜けになる魔法。
脚はもう大の字に開かれていて、それに抵抗もしないあたし。
太ももを流れる愛液は、床に落ちるほど溢れ出る。
「すごいわね、あなた……。こんな生きのいい子、この仕事をしてて初めてだわ」
「う……あ♪ あぁぁぁぁぁ……♪」
ああ、誉めてくれてる。
気持ちいい、感じてる、腰を前後に揺らして女の指に自分を擦り付けるいやらしい自分を……。
「あっ……ぅああああああぁぁぁぁぁ♪」
びくびくって身体が震えた……。
気持ちいい、頭真っ白……。
どうせこれも魔法、あたしは……悪くない……。
つづかない
いろんな設定を一応考えてあったけど、ぐだぐだ書き連ねるより本編を書いてしまった
続ける気になったら設定と一緒に書く、かもしれない、かもね
保守
234 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:09:44 ID:rxqzANXl
保守
保守
某スレでのガス抜きが済んだら帰ってきてくれるんだろうか、オシリス氏…。
転職とかスロットとかいろいろあんのよ。
肉瓶魔法少女葵(今命名)はちょびちょび制作中。
そのうち戻るから許してちょ。
いいって事よ
ゆっくり待ってる
はじめまして
短編を投下させていただきます。
最後のほうが結構えげつない凌辱物なので苦手な方はご注意ください。
「これはっ!?……魔界のゲートが開いちゃう!」
ランドセルを背負い、家路を歩いていた少女は突如黒雲に覆われた空を見上げるとそう叫んだ。
おかっぱ頭の下には明るくパッチリとした瞳に、やや低いものの形の良い小鼻。
瑞々しい桜色の口唇に清涼感あふれる白肌とかわいらしい容貌をしている。
彼女の名前は須藤扇梨、柏媛女学院附属小学校の4年生である。
しっかり者な性格でクラス委員を務め友達から頼りにされている女の子だ。
だが今の彼女は学校で見せる笑顔と打って変わった真剣な目つきで空を眺めている。
「いそがないと!」
何かを決意した彼女は、ランドセルを道の小脇に降ろすと
ポケットから黄色に光り輝く宝石を黄金で縁取りしたブローチを取り出した。
そして手にしたブローチを胸に当てると目を閉じ
「シトリンの石に宿る精霊さん、わたしに魔物と戦う力を貸してください。魔法戦士センリ、ファーストトランスフォーム」
と静かな声で呟いた。
するとブローチから黄色い光が溢れ、扇梨の身体を包んでいく。
身に付けていた衣服がその光の中で消え、その代わりにいっそう強い光が彼女の肌を覆っていった。
数瞬後、近くにいたら目が眩みそうな程激しく光が弾け、彼女の姿が再び目にできた。
おっかぱ頭だった髪型はツインテールに変わり、衣服もフリルのついた可愛らしい黄色のドレスに変化していた。
ドレスといってもスカートは膝丈、袖も二の腕を覆っているだけなので軽快な動きが出来そうだ。
そして手にも同色の黄色い手袋がはめられ、右掌には長さ30cmほどのバトンが握られている。
その先には先ほどブローチに嵌められていたシトリンが輝きを見せていた。
「シトリンの魔力を受け継ぐ護りびと、魔法戦士センリ!ただいま参上!」
そう明るい声を発した扇梨は大空を跳び、異変が起こっている地点に向かった。
須藤扇梨は半年前までは本当に普通の小学生だった。
だがある日、母から大事な話があると言われ机を挟んで向かい合ったのである。
「扇梨ちゃん、ママから大事なお話があるの。」
そう言った扇梨の母─須藤由佳里─はいつも絶やさない穏やかな笑みに僅かに影を落としていた。
軽くウェーブがかかったセミロングの髪。僅かに垂れ、慈愛の光に満ちた瞳。すっと通った鼻筋に桃色の口唇。
彼女の容貌は扇梨にとって憧れの対象だった。
扇梨は由佳里が10代の頃に産んだ子であり、彼女は10歳の娘がいるのにももかかわらず今年29歳になる若さだった。
その彼女が表情に憂いを強め、扇梨に話を続ける。
「ママや珠子おばあちゃん、碧おばさん、朱魅お姉ちゃん、みんなある秘密を持っているんだ。」
母の親族の名前を連なって聞かされる。
「なぁに?秘密って」
「それはね……みんな魔法を使って戦う戦士なんだ。」
きょとんとし、事態が飲み込めない扇梨に由佳里は説明を続ける。
須藤家(扇梨の父、由佳里の夫は婿である)の女性は生まれながらにして魔法を操れるとのこと。
さらに宝石の精霊の魔力を借り、強大な力を得ることが出来る。
そして須藤家の女たちは精霊の力を用いた魔法を使い
こことは違う世界、魔界からの侵略者である魔物を退ける『魔法戦士』を担ってきた事を告げた。
そして
「実はここ最近、魔物の数が増えていてママたち4人じゃとても手が足りなくなってきてるの……」
その言葉を聞いた扇梨は利発な頭で最後まで聞かなくとも答えた。
「うんっ、わたしも戦うよ!」
「扇梨……」
娘の答えを聞いた由佳里は悲しげに顔を伏せる。
親としての情と戦士としての判断の板挟みに彼女は苦しんでいるのだ。
何しろ娘は幼すぎる。まだ小学生なのだ。由佳里が魔法戦士となったのは15歳のときだったのだから。
だが扇梨は続ける。
「わたしは学校の友達、近所のおじさんおばさんたち、みんなの事が大好きなの。だからみんなが危なくて
わたしにみんなを護る力があるならそれを使いたい。
それに…おばあちゃん、碧おばさん、朱魅お姉ちゃん、そしてママのことも大好き。みんなががんばっているのに
わたしだけ仲間外れはいやっ!」
「そう……」
その言葉に娘の成長を感じ嬉しさを持つとともに、やはり心苦しい感情も残り由佳里は複雑な表情を見せる。
だが彼女は意を決し、机の上の小箱を開けその中身を娘に手渡す。
「これ…ブローチ?」
扇梨が手に受け取ったのは黄色い宝石がはめ込まれたブローチだった。
「そう、シトリンをはめ込んだブローチ。シトリンは扇梨ちゃんと最も深く結びついている宝石なの。
だから魔力を借りる先としては最高なのよ。」
「へぇー……」
ブローチをしげしげと眺める扇梨。
この日から彼女は魔法戦士となったのである。
それから半年、彼女は天性の才能を活かし、魔法戦士として幾多の魔物を葬ってきた。
「ここだね。」
ゲートの魔力の気配を探って、町外れの廃工場にたどり着いた扇梨。
彼女の頭上、地表から10mほどの高さに直径5mぐらいの黒い玉が浮いていた。
時折バチバチっと放電音が響く。
これが今開こうとしている魔界とのゲートだった。
ゲートそのものを攻撃しても効果は無いので、ゲートを作り出した魔物が通って出てきたら
それを倒した後、しかるべき呪文を用いてゲートが塞ぐのである。
したがって扇梨はしばらく魔物が出てくるまで待ちぼうけを食らうことになる。
「はーやく出て来い魔物ー!」
5分もしないうちに彼女は待ちくたびれ始めた。
才能の他に戦士になりたての頃に受けた由佳里や従姉妹の朱魅の指導の賜物もあってか
彼女は今まで難なく魔物を倒してきた。
それが慢心を生んでいたのかもしれない。
シュルルルル!
「わぁっ!」
突如、まだ開き切っていないゲートから幾本もの赤黒い触手が扇梨目がけ伸びてきた。
慌てて彼女はバトンを振り、触手を打ち払う。
シトリンの部分に当たった触手は轟音とともに弾け飛ぶ。
扇梨がシトリンから借りた魔力を体内で増幅させ、再びシトリンに戻し放出することで
攻撃しているのである。
「はっ!ふっ!てりゃあ!」
だがだんだんと触手はその数を増し、扇梨も息を切らし始める。
「卑怯だぞ!手の届かないところから攻撃してきて!」
思わず悪態をつくが、それに対する返事は一斉に飛び出してきた数え切れないほどの触手だった。
「うあぁぁぁっ!」
(ダメ!こんなに来たらいくらバトンを振ってもキリがない!こうなったら……)
一斉に扇梨の身体に襲い掛かる触手たち。
「シトリンの精霊さんっ!力を!魔法戦士センリ、セカンドトランスフォーム!」
精霊への呼びかけを短縮し、力の限り叫ぶ。
すると再び彼女の身体は黄色い光に包まれた。
僅かな時間の後、光が弾けたそこにはさらに姿形が変化した扇梨がいた。
髪が金色に輝くロングヘアに変わる。鼻梁が高く、瞳も端整なものになり、容貌は大人びたものに整っていた。
身長も今まで140cm代半ば程だったのが10cmあまり伸び、胸やヒップも膨らんで服の上からでもスタイルの良さが
見て取れるほどだった。
一気に大人に成長した彼女はバトンを構えると呪文を唱える。
「シトリンの精霊よ!光を放て!」
幾らか低くなった声を出してバトンを振る。
するとその先端の宝石から放たれた光が周囲に満ちていく。
光が触手に触れると、沸き立つような音を立てて触手は姿を消していった。
あたりの光が晴れた頃には触手は1本も残っていなかった。
「ふぅー、触手魔物退治完了!これであとはゲートを塞ぐだけね。」
左手の甲で額の汗を拭いながらそう呟きを洩らす扇梨。
彼女が大人びた姿に変化したのも魔法の力の作用だった。
魔法による1段階目の変身─ファーストトランスフォーム─は初めて魔法を使用した時の姿形に変わるものである。
扇梨の場合はそれが半年前であるためたいした外見上の変化は無いが
例えば由佳里の場合は29歳の身体から、初めて魔法戦士に変身した15歳の頃の自分に変化するのである。
これは魔法戦士として魔法を使用する条件が魔力を宝石から借りる契約をした時の姿形であることによるためであった。
そして魔法による2段階目の変身─セカンドトランスフォーム─は魔法の使い手が理想とする姿に変身するのである。
扇梨の場合は母親の由佳里と、7つ年上の従姉妹の朱魅の姿が混ざった大人の女性が理想の姿だったのだ。
そして両方の変身も姿だけでなく、その年齢にあった精神に心も変容し
また身体能力も変わるためセカンドトランスフォームを使うのは困難な技術ではあるが、戦いを有利にするものだった。
普通習得するのに1〜2年かかるそのセカンドトランスフォームを扇梨は半年で習得したのである。
やはり彼女は天性の才能を持っていたのだろう。
だがセカンドトランスフォームをしてもまだ幼い彼女の心がもたらす油断がその才能を発揮する機会を永遠に奪うことになるのである。
ゲートにバトンを向けると、彼女は目を閉じ呪文の詠唱を始めようとする。
しかしその時
「…えっ!?きゃぁぁああっ!」
音もなく背後から近づいた触手が手脚に絡みつく。
「そ、そんな!?」
身を捩じらせながら首を後ろに向けた扇梨は驚きの表情をみせる。
なんと彼女の背後、そこにもう一つゲートが存在したのだ。
通常、魔物が出現する時にはゲートは1つしか現れない。
ゲートを構築するのは、かなりの力を持った魔物でなければ不可能であった。
その上位の力を持つ魔物でさえゲートを構築出来るのは1つがやっとなのだ。
考えもつかない事態に、扇梨は戸惑う。
「ようやく捕まえたぞ。手間どらせてくれたな、小娘よ。」
そんな彼女にゲートの闇の向こうから低くくぐもった声が投げかけられ、さらに彼女の戸惑いは増す。
「我が触手を幾本か倒した所でいい気になりおって、油断したな。」
続けられる言葉とともに、その声の主がゲートから姿を現した。
空中でうねる無数の触手、その中心、触手の影から僅かに青い肌が覗いていた。
だがその身体から伸びる触手にさえぎられ全容は明らかにならず、ただ声だけが響く。
「さて、魔法戦士の小娘よ、お前の胎から吸い尽くしてくれよう。貴様の精気をな!」
彼が言った精気とは人の根源の力である。
魔物はそれを人間から摂取し闇の気に変換することが出来る。
魔物に快楽と生命力をもたらす闇の力は彼らにとってなくてはならぬものだった。
そして精霊と契約した魔法戦士の場合、魔法発動のエネルギーにするために
自分の精気を宝石からの力と組み合わせて光の精気に変換する事が出来たのだ。
光の精気を闇の気に変換することは通常の精気の何倍もの快楽と生命力を魔物にもたらす効果があった。
魔法戦士は魔物と闘う戦士であるとともに、魔物に狙われる餌でもあったのだ。
「うあぁぁっ!」
扇梨の右手首に絡む触手が締めつけを強める。
骨が砕けてしまいそうな痛みに、彼女はたまらず握っていたバトンを放してしまう。
カラランと音を立てバトンは地面に転がる。
「さぁて、危ない物も退けたしお楽しみの開幕だ」
そう言うと、魔物は扇梨を縛る触手を巧みに動かし彼女の身体をうつ伏せに宙に浮かしていく。
ちょうど彼女の脚のほうに魔物の本体が来る格好だ。
「うっ……くうぅ…」
今まで体験したことのない体勢で、手脚で全ての体重を支えることになった扇梨は苦しそうに顔を歪める。
セカンドトランスフォームで変化したCカップは有ろうかとする砲弾型の美乳は下に突き出され、弾みで揺れていた。
「ほぉう、良い胸だ。弄くりがいがありそうだな。」
魔物の触手が扇梨の双乳を締め付ける。
「くうぅんっ!」
痛みとむずかゆさに扇梨は眉を顰める。
緩急をつけた締め付けは途切れることなく、彼女の脳髄を刺激していった。
胸への刺激と同時に2本の触手が器用にパンツを引き千切る。
そこに現れたのは薄っすらとした金毛に隠された秘所だった。
白い肌に髪と同色の陰毛、その真ん中に朱色の淫唇が覗いている。
パンツを除いた触手はそのまま、秘唇に伸びてくる。
「ひゃう!?」
今まで自分でもほとんど触れたことが無い部分に異形が押し当てられたのだ。
ヌチュリという感触が彼女の心に震えを走らせる。
だが異形は動きをそれ以上は進まず、そのまま陰唇を撫でるような動きを続ける。
扇梨が嫌悪感は拭い去れぬものの心を少し落ち着かせた時
「さあて、貫通といきますか。」
突如魔物から宣告が為された。
「えっ……待って!お願い、それだけは!」
魔物を狩る魔法戦士たる扇梨はおもわず嘆願の言葉を吐いてしまう。
10代半ばに変容した彼女の精神でもそれは耐えられることではなかった。
顔を上げ、精一杯後ろの魔物に顔を向ける扇梨。
その目は垂れ、嘆願の言葉を紡いだ口唇は震えていた。
「いやだね。」
そう魔物が答えたとき、触手にさえぎられ見えないはずの魔物の顔が笑った気がした。
ギチュ!
扇梨が呆然としているうちに、触手が彼女の秘所に差し込まれた。
「……いっ!いやぁぁぁあああ!!」
「そう痛がることは無かろうに、まだ膜の手前だぞ。」
「そ、そうなの!?ならやめて!これ以上入れないで!」
「こんなうまそうな獲物を前にしてお預けなんてごめんだ、いただきまぁす。」
その瞬間、扇梨の中で大切なものが失われた。
「いぎぃぃぃいいっ!!」
全身を仰け反らせ、苦悶の悲鳴をあげる扇梨。
そうでもしないと股間から伝わる激痛には耐えられそうにはなかった。
「ここが最奥か?短けえなぁ。まぁいい、早速ピストンといくか。」
そういうと触手は膣壁を引き捲りながら出口付近まで引き抜かれる。そして再度突き込まれる。
「あふぃぃぃぃいい!!」
次に引き抜かれるとともにガクッと垂れ下がる扇梨の頭。
彼女の瞳から見える上下逆さまの世界。胸を締め付ける触手の向こうに秘所へさらに突き込もうとしている触手が見えた。
その赤黒い触手の表面を彼女の純潔が失われたことを示す鮮血が滴っていた。
「いやぁ……いたいよぉ…ママっ助けて!」
勝気そうな光を放っていた瞳から涙が滴り、口唇からは哀願がこぼれる。
「おうっ、予想通り美味い膣だ。しかしギャアギャアうるせえな。キャンディーでも舐めてろ!」
触手の一本が扇梨の顔に伸び、口唇に触れる。
「ひっ!むぅうううー!」
(えっ!いやぁぁぁあああー!)
赤黒い魔手が口唇に押し付けられ、ベチョとした汚辱された感触が広がる。
もちろん扇梨はキスなどしたことはない。将来好意を持った誰かにに捧げるはずだったであろう純潔と唇はどちらも魔物に
奪われてしまったのだ。
(いやぁあ、ひどいよ……。わたしのファーストキスが……)
彼女にとっては未知であった処女の喪失より唇を奪われることのほうが想像がつき易かったこともあり、より心に打撃を与えた。
だが力を増し押し付けてくる触手を口腔に入れさせまいと必死に口唇を固く結んでいた。
(あぐぅう……ふはっ!痛いし、臭いよぉ…)
秘所を掻き回す痛みに嫌悪感、鼻孔のすぐ下で蠢く触手の悪臭に息を詰まらせ彼女の表情は苦悶を増していく。
そしてとうとう少女の我慢は限界に達した。
「ふぁぐっ!はぁあはっ、むっ!?むぐぅぅぅううう!」
顔を紅潮させた彼女は息苦しさに耐えかね、口唇の閂を開いてしまう。
苦しみから逃れる呻きを吐き、息を吸おうとしたところで触手が口腔にねじ込まれる。
「あぐぅぅううう」
(苦い……気持ち悪いよぉ)
臭いや感触だけでも嫌悪を催す触手を味覚で感じることになったのだ。
口中を埋め尽くし、咽喉もとまで突き込まれて彼女の容貌は歪んでいく。
「ぐふむむむぅぅぅ…がふぅ、ふぐぐぐ」
(くるじいぃぃよぉ…ママ、たすけて…)
瞳からとめどなく涙が流れ、声にならない呻きで母に助けを求める扇梨。
「さて、俺様がおいしいジュースをごちそうしてやろう」
苦しげに震える扇梨の姿を眺める魔物はそう告げた。
すると彼女の口にねじ込まれている触手の根元が膨らみ、次第にその膨らみがせり上がりはじめる。
ドクンドクン、と太さを増す触手。
(いやぁぁああ!何!?来ないでぇ!)
睫毛を震わせながら、扇梨の瞳は膨らみに注視される。
彼女が何も抗うことが出来ないうちに膨らみは口唇に達した。
「ムゥウ、アガァ!」
まるで顎が外れるかと思われる衝撃が彼女の顔を襲い。濁った悲鳴が飛び出る。
「さぁ、どうぞ召し上がれ。」
彼女の口腔に侵入した膨らみが触手の先端に到達すると、弾ける様に白濁液が吹き出した。
「ぐむむぅぅぅぅううう!」
口腔を埋め尽くし、咽喉を詰まらせるほどの勢いの射出に目を白黒させ苦しむ扇梨。
白濁液の味も気持ち悪さを感じるものだった。
だが、鼻からの息の通り道も塞がってしまい、彼女は仕方なくそれを嚥下する。
ゴクリ、ゴクリ
扇梨は音を鳴らしながら、白肌の咽喉を動かしていく。
吐きそうになりながらも、必死に耐え嚥下を続ける。
ゴクリ
「むぐぅ…ふぶ…ぶひゅ!」
ようやく嚥下を終え、呼吸を再開させようと小鼻を膨らませ息を吸い込む。
そして吐き出した拍子に、白濁液の残渣が鼻から吹き出て扇梨の鼻梁、そして口唇を汚してしまう。
だが彼女は意に介さず、必死に酸素を求め息苦しさからの解放を優先する。
扇梨の頬は涙、汗、白濁液、涎とあらゆる飛沫で汚れていた。
まだ口に触手が突き込まれているため、息苦しさは拭えないもののやや楽になった扇梨はある違和感に気づく。
口や膣に突き込まれた触手、お腹に溜まった白濁液、そんな身体の苦痛は違和感をもたらすものではなかった。
違和感は彼女の頭からもたらされていた。
(な、何?この変な感じ……わたし、どうしちゃったの?)
秘所に触手が突き込まれる度に、彼女の頭から暖かい波が身体全体に広がっていくのだ。
「おおっ!?そのとろけた顔、俺様の精液の魔力がもう効いてきたのか?」
「ま…まふぃおく?」
緩んだ声で扇梨は問いかける。
「そうさ、女の中を燃え上がらせる俺の魔力がな。」
弛緩していく扇梨の脳内でひとつの光景が思い出される。
トントントンと小気味よく包丁がまな板を叩く音が響く台所。
「それでね。魔物は女の人の精気を吸い取っちゃうんだ。」
この光景に似つかわしい言葉がコンロの前で鍋をかき回す女性─由佳里─の口から出る。
「どうやって?」
包丁を握りほうれん草を手際よく切っていく扇梨が質問を返す。
この頃昼夜問わず魔物との戦いに赴く由佳里が久しぶりに娘と過ごす夕食前のひと時のことだった。
だが穏やかなこの時間も魔法戦士になったばかりの扇梨のためを考えたら無駄にはできなかった。
彼女は場に似つかわしいものの魔法戦士たる教育を扇梨に行っていたのだ。
だが、そんな由佳里も言葉に詰まってしまう。年端も行かない娘にこの先のことを話していいものか。
しばし逡巡した彼女は、返答が無い事を不思議に思った扇梨が顔を見上げたことをきっかけに話し始める。
「魔物は女の人の大事な所、扇梨ちゃんもわかるよね?その大事な所を汚して精気を吸うんだ。とっても酷い、方法でね。」
ゆっくりと言葉を紡ぐ由佳里。
「その時に魔物は特別な魔力を使うの。それは魔物の血とか…体液に含まれているんだけど、それを女の人に飲ませると
女の人は自分が自分じゃなくなっちゃうの。」
「そしてその魔力を使われることによって女の人はより精気を吸われやすくなっちゃうの。ふふ、お湯の中に入れちゃった
カツオ節みたいにね。」
話し辛い話題であるためか自嘲気味に例え話をする。
「魔力かぁ……あっママ、ほうれん草切り終わったよ。」
「あら、じゃあこのお鍋に入れて。まな板ごと持ってきなさい。」
「さぁて、魔力も効いてきたようだしいっそう激しくいくか!」
「は……ふぇ?」
獰猛な魔物の叫びで彼女は過去から引き戻された
ズチュ!ズチュ!
淡い繁みに覆われた朱色の秘唇にいっそう激しく赤黒い触手が突き込まれる。
未踏の膣内を触手に蹂躙され、知ることの無かった刺激が扇梨の心にもたらされていく。
「ひふぃいいい!!ヤダっ!イタイッ、気持ち悪いよぉ!」
「ほぉう、味わい尽くしてやる。」
「いっ、いや!やめて!そんな、トコっ……」
拘束された身体を必死に捩じらせ、逃れようとするもうねる触手は蹂躙の手を休めない。
「あひぃぁぁああああ!」
突如、扇梨が悲鳴を上げる。今までのむずかゆそうな声ではなく切迫したものだ。
(な、なに?今、あそこがズキンと……)
頭にもたらされた衝撃により瞳と口唇を大きく開き、声も出せない彼女。
「何だ?変な声出しやがって……そうかぁ、これだな。」
いぶかしげに問いかけた魔物、だが何かに気づき喜色を帯びた声を出す。
秘所に突き込まれている触手をグルンとうねらせる。
「ひぃぃいいいいやぁぁあああ!」
途端、扇梨の口から張り裂けんばかりの悲鳴が飛び出す。
「おお、やっぱりそうか。お前のクリトリス、だいぶ敏感になっているようだな。」
そう魔物が告げたように、扇梨の淫唇の上にはまるで熟した苺のような色合いのクリトリスが姿を見せていた。
うねった触手がそれを擦ったことで、魔物の体液で発情してしまっている扇梨にとてつもない快感をもたらしたのだ。
「はひゃぁぁあああ!」
それを知った魔物は触手を器用に動かし膣内とクリトリスの両方を刺激していく。
「いうぃぃいいいい!」
触手自体の分泌液と扇梨の愛液を浴び、彼女の陰毛は濡羽色に変わり、クリトリスの朱色も艶やかさを増す。
「ふぁぁぁあああああ!」
扇梨は身をのたうち回し、雄叫びを上げることしかできない。
(気持ちイイ……頭が、ヘンになっちゃうよぉ)
「や、やめっ、ひぃぃぅぅううう!」
たまらず制止を願うも魔物は聞く耳持たない。
(ハアァ、ハア、あれ、身体の…芯から何かが流れちゃう。変な感じ)
「おっ?流れてきたな、こりゃいい、旨い精気だ。」
「はふぇえ?」
快感によって疲れきった扇梨、彼女がその流れる違和感を股間にも感じ視線を向けると
秘部に突き刺さった触手を伝い光が溢れていたのだ。
「なぁふ?こひぃえ?」
(なに?コレ?)
「これが、お前らの力の源の精気だよ。理性が弱まるとこうして体内に留まっていられなくなるのさ。
それを俺の肉棒で吸い出すと。いやぁ、おめぇが幼いせいか喉越しがイイ、すっきりとした味わいな精気だ。」
驚愕する扇梨にしたり顔な口調で告げる魔物。
「そ、そんなぁこふぉ、ありゅわけ…なふぃ」
否定する扇梨だが、体内で快感が駆け巡る度にごっそりと大切な何かが流れ出ていくことに気づいていた。
(ママ……あ、朱魅お姉ちゃん……たすけて…わたし、ダメになっちゃうよぉ)
口にした言葉とは裏腹に母や従姉妹に救いを求める扇梨、実年齢より魔法の力で大幅に成長した彼女でももはや限界だった。
「はぃぃぃいいいいい」
にもかかわらず抽送は続けられた。
「ひぃぃいい!…も、もふぉ、やめふぇ…おねふぁいします…」
「そうか、ならそろそろ止めといくか。」
「えっ……!?あひゃあ!」
永遠にも思える時間、魔物の暴虐を受け続けた扇梨はとうとう屈服し、哀願する。
だがそれに魔物はいっそう激しい抽送で応じた。
「はひゃぁああ!や、やめ、ひぃぃいいい!」
「コレで止めだ!」
「いやぁぁぁああああ!」
魔物の声と扇梨の悲鳴が重なる瞬間。
扇梨の膣内に触手から大量の白濁液が流し込まれ、同時に残りの精気が根こそぎ吸い取られる。
「あひゃぁぁあああ!おにゃかのなかにっ、いっぱい出されてるよぉおお!」
「とめどなく精気が流れてくるぜ。やはり魔法戦士の小娘の精気は最高だ!」
射精によりさらに魔物の魔力を浴び、強烈な快感を味わってしまう扇梨。
もはや防壁は完全に打ち崩され、精気を留めることは彼女にはできなかった。
「ひゃぁぁああう!あ…うっ、し、シトリンの…精霊、ちからを……ちょうだい。このままじゃ……」
うつ伏せに宙に拘束された彼女の視界の端に、バトンの先端の黄色い宝石が映る。
そのバトンに手を伸ばし、頼みの綱を手繰り寄せようとするもその願いは届くことはなかった。
突如、扇梨の身体から黄色い光が放たれ、扇梨の姿を隠す。
しばらくして光が弾けた時
「あっ……うっぐぅぅううう!」
そこにあったのはセカンドトランスフォームの形態が解け、年相応の魔法少女の姿に戻った扇梨だった。
「はぁぐぅぅうう!おな゛がぁ、いだいよぉぉ!」
いくらシトリンの魔法の力で強化されているとはいえ年齢通りの扇梨の身体には、魔物の触手は太すぎた。
「もぉ、ゆるじでぇぇ!こんなひどいこどぉ、やめでよおぉ!」
「餌が何を言う。お前ら人間は我らに狩られる存在でしかないんだよ。」
触手が抜き差しされるたびに、扇梨の秘所から愛液、白濁液、そして血が流れ出る。
もうあまり残っていないのか流れ出る光り輝く精気の量は僅かなものだった。
「ママぁ……あけみおね゛えぢぁん……たすけて…たしゅけてよぉ…」
瞳から明るい光を失ない、白濁液に汚された口唇や頬。その口唇からかすれた声で救いを求める扇梨。
「まだまだこれからだ。骨の髄まで精気を吸い尽くしてやるからな。」
そう魔物は宣告し、さらに抽送を激しくする。
扇梨の濁った悲鳴は突如降り出した雨音にかき消され、やがて聞こえなくなっていった。
ハァハァハァハァ
まさかの死亡エンド?
これはイイ!
252 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 20:06:47 ID:ijf9Pwxm
期待age
このスレ、書こうとするとけっこう難しいな……。
期待age
俺が代わりにageてやろう。
ageるのは俺に任せてもらう。
257 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 02:26:46 ID:FOdO5zaM
wwwナンダコレ
258 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 00:43:43 ID:CEcStV1w
保守
259 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 01:49:30 ID:kQfKQc0g
亜gr
260 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 08:19:07 ID:5LHXHn8t
あげ
「ちんぽる、ちんぽる、大きくなーれ」
みさとが呪文を唱えるとクラスの男の子たちの水泳パンツが一斉に膨らみ始めた。
「うわあーっ」
「痛てててっ」
「頭が出ちゃう、やめてーっ」
プールの横に勢揃いした男子たちが慌てて股間を押さえている。元が大きい子は亀頭が
顔を出して竿までニョキリとはみ出たのが恥ずかしいのか真っ赤になって走り回っている。
「アハハハハハ」
「いやあ、キムラ君変態ーっ」
「タナカくん痛そうーっ」
発育のいい女子達がプールの中からお返しとばかりに指さしながら笑った。
最初に男子たちが女子のおっぱいの大きい娘たちをニヤニヤ視姦して恥ずかしめた罰だ。
「エヘン」
ミサトがプールサイドに立って小さな胸を張る。
「調子に乗るなよ、ペチャパイ」
包んだ手の平から亀頭がはみ出しそうになる前にタカシがその竿を振りながら反撃に出た。
「おっぱる、おっぱる 大きくなあーれ!」
「いゃーっ」
「キャアァーツ」
「あーん、水着が壊れちゃうう」
女子達が膨らむ自分の胸を急いで隠す。
だが全員が90cm級の胸肉を押さえてたからこれは凄い絵図になった。
「おぉぉーっ」
男子達が魔法膨張するペニスにスクール水着からはみ出る恥じらいの谷間を大量に喰らい、
仰向けになって悶え苦しんだ。
「やべぇ、まさみのあの胸、グラビアアイドルよりすげぇっ」
「あの清純な若井の胸が!だめだ、しごきたくなってきたあ」
言うが遅いか、我慢の足りない輩はすでに
丸出しのペニスをますりはじめていた。
「あぁあ…うぅぅあ…」
お経のようにうめき声を唱える男子たち。
「あぁーん、シンヤくんの大きい…」
「あたし…佐藤くんのアレ挟んで楽にしてあげたい…」
息の荒い女子が何人かプールサイドに立ち泳ぎてしながら近づき出した。
「あぁあぁ、さなえのおっぱい近くにきたらマジデカ!」
「加藤のあれ反則でしょ!」
「あーん!」
「うおーっ!」
次々とプールから上がる大人のような体をした女子、手を広げて待ち構える男子、
学園はピークに達した
「ミサトぉーっ止めろーっ」
「佐藤くんだって!」
262 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 16:28:54 ID:u/u1++K6
保守
263 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 17:36:31 ID:tsflDzQ4
干す
264 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 07:23:04 ID:/fQHypZw
あげ
265 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 19:16:42 ID:jWnwJNvU
保守
266 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/12(土) 07:13:58 ID:sVdQ1rB7
ほっしっゅっ
267 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 07:47:51 ID:DWnAojUj
あげとくか
268 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 11:12:47 ID:mQ4TDsg8
ほ
269 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 19:27:40 ID:J9Z4ZX7Y
かそそそおそそそそそ
皆さんの理想の魔法少女はどんな感じ?
同じ魔法少女好きでもどこが好きかはみんな違うんじゃないか
と思うので過疎だし雑談で保守するのも悪くないかと。
自分は戦う変身ヒロイン関係のスレから流れてきたので
近所のトラブルを解決する日常型よりもバトル主体の作品のが
好みかな。年齢はミドル〜ハイティーンくらいで変身時の
肉体の成長はあっても無くてもいい。
エロは最初は遊び半分だった少女が戦いの中成長していく過程を
書いた後で敗北エロもいいし、とつぜん望まぬ力を唐突に
押付けられた少女が毎回ひどい目にあうのもいい。
しかし死亡エンドも肉奴隷エンドも苦手な自分の脳内では
常に打ち切りで終わるのだったorz
>>270 魔法を使いすぎて変身の解除すらままならなくなったために
魔力補給のために和姦をすればいいじゃない
エロ目的ならローティーンかなぁ。
じゃ、魔法少女が世界を守るために、己を捨てて必死に戦い続けるも、敗北して陵辱されて、再起不能になって囚われて
世界はもうお終いだ〜ってところで、人類の英知が生み出した近代兵器により、敵勢力あっさり壊滅って話を考えればいいじゃん
タイトルは魔法少女・華奢ーんだな
21世紀の定義において
魔法少女→バトル物
魔女っ子→悩み、トラブル解決物
となっていることで決着がついている筈
問題なのは分かってないエロゲーメーカーや三流エロ漫画家が魔法少女のタイトルをつけたトラブル解決物を作ってしまうので論争が起こる
その定義は初耳だが、酷く納得
>>273 知らなかった…そういや魔女っ子の話はどのスレだっけ?
魔女っ娘&魔法少女っていうスレだ
そしてもう随時前に落ちた
そういやここエロ無しおkなの?
とスレタイを思いっきり無視してみる
いいんじゃね?俺は歓迎する
けど変身ヒロイン系は口汚い荒らしがエロないなら書くなとかツマンネとかレスしやすいんで注意
基本的に過疎スレなんでそういう荒らしのレスが目立ちやすいけど気にしないでな
陵辱スレなんだから、エロ無しなら読まないな。
でも良いSSならこの話のキャラが陵辱されたら〜とかって妄想がはたらかせるのもまた乙なものじゃん
そこから書いた人に陵辱物頼むのも良いし
えーとすいません投下したいって意味で書いたんじゃなくって
ただの雑談のねたふりなんですって書き忘れてました
正直エロのための出来レースなのに燃えるバトルどころか
日常会話すらまともにかけません
282 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 00:37:13 ID:5zvG7/oQ
hosyu
黄昏時の道を一人の少女がテクテクと歩いている。背中の中ほどまでかかる髪と
活発そうな顔立ち、整った鼻梁をした少女の名は北条理利といった。
「ウーン最近この辺も不審者が出るって言うし日の暮れる前に帰りたいけど
部活もサボるわけにはいかないしどうしよう」
彼女の所属する剣道部はさほど厳しい訳でもないが、彼女は部長・副部長以外で
唯一の有段者なので先輩方は次期部長としての振る舞いを無言のうちに
要求することが多いのだった。
「あら?」
彼女は歩みを止めた、視界の端に何かが煌いたのだ。そちらに足を運ぶとなにやら
宝石のようなものが落ちていた。“ような”と付いたのはそれがあまりに
大きかったからだ、赤子の握りこぶしほどもあるそれは博物館でもめったに見られない
大きさだった。じっくりと見つめようと思わず手にとった、指紋が付くとか
そんなことはまったく考えもしなかった。ところが、宝石は指先が触れた瞬間に
まるで魔法のように消えうせてしまっのだ。信じられない光景に彼女は
狐につままれたように瞬きしたがすぐに白昼夢を――時刻は夕暮れを過ぎていたが――
見たのだと結論付けた。あんな凄い宝石が道端に転がってるはずが無いのだ、うん。
(夢じゃあないんだけどね)
「え? 誰」
突然頭の中に響いた声に驚いて周囲を見回したものの人影は無かった。
誰かに見られたらこのご時世いささか肩身が狭くなったかもしれない
(さっき君の拾った宝石だよ)
「どこ? どこから話しかけてるの」
そもそも何で宝石が語りかけてくるのかということには頭が回らなかった。
(君の体の中からだよ)
君 の 体 の 中その言葉が耳に入った瞬間あまりの展開に混乱気味だった
彼女の頭のなかはとうとう収拾が付かなくなった。
ああ、あの宝石は疑似餌でうっかり手に取った愚かな獲物の体に入ると
中で増殖してR-15指定な展開に何で私こんな馬鹿な真似をくぁwせdrftgyふじこlp
(あのーもしもし人をウイルスや寄生虫みたいに言わないんで欲しいんですけど)
彼女が会話が可能なレベルまで落ち着きを取り戻すまでに人が
通りかからなかったのは僥倖であったといえるだろう。
この宝石――便宜上彼と呼称する――が語るには彼は莫大なエネルギーを秘めた
鉱石で、ある特殊な用途の為精錬する工程の最中起こったトラブルで意志を持ち、
動力炉に放り込まれるのは勘弁とばかりに逃げ出して“こちらの世界”に
やってきたのだそうだ。
(意思を持った上に異次元移動をする鉱石って何なのよ……)
そう思ったが口には出さず彼女は違うことばを口にした
「それはそうとあなたの名前はなんていうのかしら」
(うーんずっと元素名や化合物の名前で呼ばれてたんだけどこれって君のことを
人間だのホモだのと言うみたいな物だからやめて欲しいんだ。これも何かの縁だし
君に名前をつけてもらおうかな。それと君と僕とは念じるだけで意思の疎通
が出来るから何も無い虚空に話しかける必要は無いよ)
(そうね……元素名がだめなら異世界からの客人ということでジュチ……はちょっと
問題があるか。じゃあ客人の雅語のまろうどをもじってマロードにしましょうか)
(いい名前だと思うよそれじゃあ僕はこれからマロードだ)
適当に考えた名前もそれなりに気に入ってもらって一安心したところで少女は
あることに気が付いた。言葉に出さずとも意思の疎通が出来るということはさっきの
パニックになったときの心の中も見られてしまったのだろうか、というか考えただけで
伝わってしまうとは私にもいろいろと生理的欲求とかあるのにプライバシーとか
どうなるのだろう?そう思うとカッと血が上って来るのを感じた。
(ああそれなら事前に伝えてくれればこちらで遮断できるから君の方からも遮断できる
ように後でやり方を教えてあげるよ)
(本当に?)
(もちろん!)
その言葉に安心した少女は家路を急いだ。体内に間借りする許可を出した
覚えなど無いとか、分離するにはどうしたらよいかとか、追っ手が来たらどうするのか、
そもそも鉱石がどうやって体内に入っているのかとか訊いておくのを忘れたことに
気づいたのはそれから随分経ってからのことである。
ウイルス対策ソフトのアップデートがなぜかできず
むしゃくしゃして書いた。後で反省する
宝石の力を借りて変身するはずなのだが
追っ手から逃げ回る宝石をどうやって
戦わせるか迷っているので知恵を貸してください
後文章の間違いも指摘して欲しい。
・家族皆殺しで復讐鬼になる
・親友が洗脳されて敵になったので洗脳解除のため
・漏れ出したエネルギーが周囲の物を怪物化、逃げてもしょうがないので戦うことに
・逃げれないように結界のようなものを張られる
心に融合するため追っ手の連中は主人公の周りの人々の精神を奪う事で捜索をしていた
次々と起こる謎の心身喪失事件
その裏で追っ手が暗躍しているのではと推理した主人公はマロードに助力を願うがマロードは良い隠れ蓑とばかりに非協力的
どうする事もできない主人公
しかし遂に追っ手の魔の手が目の前で親友(憧れの人でもいいかも)に伸びた時、少女の心は力を求めて暴走する
秘められた魔法を操る才能が覚醒してマロードの力を強引に引き出して変換する
そして少女は自らの意志で異世界からの追っ手に立ち向かう
そして才能はあるものの無駄の多いその戦い方に身の危険を感じたマロードも少女に意志には逆らえない為、渋々ながらも術式をレクチャーして協力する事で契約を正式に結ぶのだった…
てな感じでどう?
>>285 >>286 ありがとうございます参考にさせていただきます。
本来ならある程度続きを書き溜めてから一話を投下するべき
だったのでしょうが、溜まってないのにかっとなって投下したので
続きは少し時間がかかりますしばらくお待ちください。
蛇足
初めは某ゲームをパクって魔法少女と書いてルーンメイデン
と読ませようとしたが別に純潔を失っても戦えるよなあ
宝石から力を借りるわけで巫女じゃないし、と思って断念
(昔は娼婦をかねる巫女もいたという事実は無視)
↓というわけで気にせず続きをどうぞ。
288 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 10:57:40 ID:LRq4Br/Y
保守
289 :
1/4:2007/06/07(木) 21:33:42 ID:MMMaV15U
さすが俺だ姉に書いてるのを見られてもなんとも無いぜorz
魔法少女理利投下します
「……とこのようにノルマン朝シチリア王国は当時の先進地域であった
イスラム世界の強い影響を受けており、優れた官僚機構を備えていました」
4時間目の体育での疲労と昼食で膨らんだ胃を抱えて世界史の教師が延々と
垂れ流す雑談を聞くのは苦行に等しい。北条理利も例外ではなくとろんとした目
をして机に突っ伏していた。奇妙な同居人たるマロードとの生活が始まろうと
学校はいつも通り出席する必要があるのだ。
(理利、寝ちゃだめだよ昨日読んでた本にも少年老い易く学成り難しって書いて
あったじゃないか)
(この先生雑談はテストに出さないから大丈夫だよ、
大体私少年じゃなくて少女だし)
口を酸っぱくして忠告をするマロードに辟易した理利は
理屈になってないことを言った。マロード曰く意思の疎通を遮断するには
或る程度精神を集中して何かを切断することを
イメージする――理利は糸電話をイメージしている――のがコツらしいのだが
こうも眠いととても出来そうに無かった。
教師が歴代シチリア王――引きこもりとかマッドなアンチキリストとか――の話
からマフィア映画の話に移った頃話を聞いているものはほとんどいなかった。
例外の一人であるマロードが言うには鉱物である自分は睡眠欲は存在しない
――休眠状態にはなれる――そうで理利が眠っている間は暇をもてあましている
とこぼしていた。理利は自分が眠っている間マロードが彼女の体を勝手に
動かせないことを感謝すべきであるかもしれない。
290 :
2/4:2007/06/07(木) 21:36:26 ID:MMMaV15U
部活を終えた理利は家路についていた。
(ねえ理利この間不審者が出没するっていって無かった?人気の無い公園を
つっきるのはどうかと思うんだけど)
(週末に友達と出かけるから早めに課題をかたずけたいのよ。土日に部活が
無いなんてめったに無いんだから)
(五分や十分じゃそう変わらないと思うけどなあ)
言葉こそ無いがにぎやかに会話を繰り広げる二人。案外これが原因で
一人で歩いているという意識が薄いのかもしれない。
唐突に少女の歩みが止まり夜道を歩く際のセオリーを無視して物陰に隠れた。
少女の緊張した視線の先には何者かが立っておりそれは夜目にも
明らかなほどに尋常ではなかった。直立こそしているものの、
全体のシルエットはむしろ節足動物のものだこの世のものとも思えない。
(ねえマロードアレって)
(うん、おそらく僕のいた世界のものだ気付かれない内に早く離れよう)
少女に異存のあろうはずも無くそろそろと離れようとする、
だがその動きが再び止まった。位置を変えたことで、何者かに遮られ
死角になっていた場所に自分と同じ年頃の少女が
へたり込んでいたのが見えたのだ。
(理利!何してるんだ早く!)
叱咤を受けてわれに返った。そうだ、急いで離れて携帯で警察を呼ぶなり
近所の人に大声で助けを求めるなりすれば少女を助けられる……かもしれない。
だがいかなる偶然か運命のいたずらか次の瞬間理利は気づいた
、気づいてしまったのだ。その少女が彼女の友人であることに。
もう何も考えることなどできはしなかった。
291 :
3/4:2007/06/07(木) 21:40:19 ID:MMMaV15U
いたい、イタイ、痛い、理利は激痛で意識を取り戻した。口の中を切ったのか
血の味がじわじわと広がっていく打ち身や擦り傷があちこちにある。
そんな中で彼女は自分の身に何が起こったのかおぼろげながら思い出した。
友人の危機に逆上した彼女は通学鞄――辞書が二冊入っている――
を投げつけて注意を引き付けたあと友人から引き離そうとした
が逃げ切れずに殴り飛ばされたのだ。
(理利立ち上がって!早く逃げるんだ!)
マロードの声に立ち上がろうとするが何者か――蟷螂のような顔だ――
は目前に迫っている。気を失っている間に止めを刺されなかったのが
不思議なぐらいだ。痛みで体が思うように動かないもしかしたら骨が
折れているのだろうか?とても逃げ切れそうに無い。
このままでは殺される!死ぬ?死んでしまう!
「そんなの嫌!」
絶望に包まれる彼女の目の前でいわゆる走馬灯なのだろうか、不思議な光景
が流れていく。周囲が巨大な奔流の渦になりその中心にたたずむ
彼女の目の前には不思議なとても暖かい何かがある。
溺れる者は藁をもつかむという、彼女はその何かに手を伸ばした。
何かに指先が触れると周囲が光に包まれ徐々に全身から痛みが引いていった。
光が収まると彼女はもといたところに立っていた。火照った体に触れる夜
気が心地よく、熱に浮かされたようにぼんやりした意識が元に戻り、
思考能力が回復すると彼女は己の服装が一変していることに気が付いた。
青と白を基調にした服と靴を身に纏い、肘の下まで覆う白い籠手と
膝を守るプロテクターのようなものを装着している。
彼女の戸惑いを打ち切ったのはやはりマロードの声だった。
(理利やつが来る!)
その声に反応して後方に跳躍する体が軽い、まるで羽毛のようだ一息に
数メートルを移動し着地の際体の勝手の違いにたたらを踏んだ。
292 :
4/4:2007/06/07(木) 21:45:44 ID:MMMaV15U
(信じられない……装置も無しに僕からエネルギーを抽出するなんて)
マロードの呟きからして今の力の源は彼のなかに眠るエネルギーのようだ。
五感とは異なる何かが自身の肉体の中を莫大なエネルギーが
駆け巡っているのをおぼろげながら知らせ彼女は蟷螂顔を見据えた
今ならやつを倒せる気がする。しかし、素手では不安だ武器が欲しい
それも扱いの比較的楽な打撃武器か、もしくは初歩とはいえ心得の有る剣が。
その意思に反応してか右手が灼熱する、理利は直感的に剣をイメージし、
それに反応して剣の形をしたエネルギーが右手に形成された。
「はぁ!」
必殺の突きを繰り出す小学生では禁止される技なだけはあって一撃で胴を穿った。
だが蟷螂顔はそれにかまわず右手を振るう、少女が武器に執着せずに
腕を使ってブロックしたのは賞賛に値するだろう。さっきまでなら腕をへし折られて
吹き飛ばされる打撃だったが飛躍的に強化された肉体は僅かな後退で凌ぎきった。
少女の手から離れた剣が虚空に霧散して消える、その直後の光景に彼女は目を
疑った。
「傷が、消える?」
(さっき君もやったじゃないか)
マロードの茶々に気を取り直した彼女は再び剣を形成すると今度は
足の関節を切り落とした。点の一撃がだめなら線の一撃を加えようというのだ。
目論見通り今度の再生には少々時間がかかるようだ、そして彼女は
あることに気が付いた。今までは自身の莫大なエネルギーに隠れ
蟷螂顔のエネルギーの流れに気が付かなかったのだが、
蟷螂顔に二箇所エネルギーが集中してる場所がありそれは傷口と
人間で言う鳩尾の部分であった。
(多分そこが動力源だ傷の修復の為に出力を上げたんだろう)
彼女の思考に反応して助言をするマロード。蟷螂顔は足の修復が終わっておらず
身動きが取れないようだ。やるなら今しかない!
少女の剣が蟷螂顔の動力源を貫き動きを停止させるとほど無く蟷螂顔の動き
も止まった。理利は危地を脱したのだ。
(ふう、じゃあ帰りましょうか)
(えー普通はここで変身解除するとかしてから帰るでしょう)
(あのね、私はこの格好を見られてコスプレ娘と思われるリスクと変身解いたら
なぜか全裸でストリーキングを敢行するはめになるリスクとでは
前者を選ぶ人間なの)
(エネルギー供給するの僕なんだけど……)
こうして二人は家路に着いた。携帯で友人の無事を確認したことと、
自室で変身を解いたらちゃんと制服を着ていたことを追記しておく。
293 :
289:2007/06/07(木) 22:30:17 ID:MMMaV15U
書き忘れてました今回はこれで終わりです。
それとエロ展開はありません。
あったとしても敵組織の名前とマロードを作った目的、理利の弱点などの
明らかになる話を書かないと描写不足は否めない気がするので
ずいぶん先の話になります。
294 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 17:18:49 ID:DsXGzC7s
雑談用のネタ振り
こんな魔法少女はいやだ!
媚薬まみれの触手に絡み付かれてもあっさりひきちぎり
愕然とする敵にむかって、すでに戦いに酔っている自分は
媚薬などで酔えぬと言い放つ戦闘淫楽症の魔法少女
こんな魔法少女は嫌だ!
ネットアイドルで中身が魔法使い。
>>293 なんか前よりも文が上手くなってる?
理利ひらひら系のコスじゃないんだなww
ともかくGJ!
>>294 そんな二次創作のなのはさんみたいなのはこのスレには不要だろwww
こんな魔法少女は嫌だ!
ひらひら系タカさん
299 :
289:2007/06/09(土) 08:32:30 ID:t3T5ppYz
感想ありがとうございます
>>296 >理利ひらひら系のコスじゃない
力の源泉が鉱石であるマロードなので
もともとはクリスタルっぽい装飾がごてごて付いて
かつファンシーなメタルヒーローという外見を考えてたのですが
自分でも想像できなかったので諦めてこんな感じになりました
こんな魔法少女はいやだ!
戦いのあとの高揚を鎮めるため自分をモチーフにした
エロ文章を書いて不謹慎だの空気よめだのといわれる
のが日課の魔法少女
追伸
タイトル実は決まってないけど早く決めた方がいいのかな
そういえばずっと童貞の男性は魔法使いになるけど
ずっと処女の女性はなんになるんだ?
魔法"少女"では無いのは確かなのですれ違いですが
魔法処女じゃね?
普通に魔女じゃないの?
所で、私もちょこちょこと書いてるんだけど、ここって
産卵とか化物出産とか腸内に触手で媚薬注入とかのシチュ出して大丈夫?
私のss、何となく段々魔法少女アイっぽくなってきちゃってるから・・・・
別にいいんじゃないの
気になるなら、冒頭に注意書きでも入れれば
オレはノーマルのよりもそういうのを望んでいる。
触手メインなら触手スレという選択もある。
魔法少女(好きな読み方を入れてください)理利
投下いたします今回エロどころか変身しません
見たくない方はNGワードの設定を推奨します。
男が椅子にどっかと座って手持ち無沙汰にしている。男の屈強な肉体には
質素な椅子が少々窮屈に見え、男から漂う風格と身形は彼がそれなりの地位
にいることをうかがわせた。半時ほどして
「お待たせいたしましたスランゴール将軍」
と背後から声がしたので男が振り向くと部屋の入り口にもう一人の人物が
入ってくるところであった。こちらは男とは対照的な痩身である
「いや、イグシャム長官も多忙な中、こちらの尻拭いをしていただいて
こちらの方こそ申し訳なく思っている。ところで……」
二人の会話からさっするに双方かなりの地位にいるようだ。
「ええ、その件ですが所在が不明になっていた実験体の所在が判明しました」
「さすが情報部は精鋭ぞろいだな」
「ですがその場所が問題で……。実験体は破壊された状態でアレが転移した
先の世界で発見されたのです」
スランゴールの表情が驚きで僅かに変化した。
「実験体には空間転移の能力は無かったぞ」
「ええ、つまりただの脱走ではなく何者かの介在があったと言う事になります。
さらに実験体が戦闘で破壊されたとすればその騒ぎに気づいたアレが
逃亡するかもしれません。空間転移なら痕跡がはっきり残るので追跡は
容易ですがそれ以外の方法でなされた場合、伝の一切無い異世界での
捜索は困難を極めるでしょう」
「まるで何者かとやらが“計画”を妨害する為に仕組んだようではないか
“計画”なくして我らの繁栄は無いというのに」
「“計画”の為にわれらも全力を尽くすつもりです。ところで将軍
異世界へ送り込める人員は諸般の事情でそれほど多くありませんが、
荒事が発生した際の用心に将軍の配下で何人かをすぐに送り込めるように
していただけ無いでしょうか」
「うむ、協力は惜しまぬつもりだ。心利きたる者を選抜しておこう」
力強く請け負うと将軍は長官の下を辞去した。
さて、問題のマロード達はといえば……
散々焦らされた挙句に目の前に差し出された“それ”はあまりにも大きく
少女はごくりと唾を飲み込んだ。貪る様に口に運び硬いものを舌で舐めまわす。
嚥下したものが食道を蹂躙する感覚に少女は陶然とした表情を浮かべた。
そんな少女の口元をつつっと指がなぞった。
「本当に理利はこれが大好きよねえ」
そう揶揄すると声の主は理利の口元を汚していた白いものが付着した指先を
見せつけるように理利の目の前にかざすとぺろりと舐め取った。
遅まきながら自分の狂態に気が付いた理利は俯くと耳まで赤くなって、
「だって、ここのパフェ大好きなんだもん」
とか細い声でつぶやいた。
約束どおり友人たちと遊びにでかけて喫茶店に立ち寄ったのだ。
「まあ理利が甘党なのは今に始まったことじゃないけどね」
(僕は理利の欲求に忠実なところ好きだよ)
かけられる言葉にますます縮こまる理利。と、そこへ救いの手が差し伸べられた。
「ねえ理利〜、私の体験がほんとだって吉美に理利のほうからも言って頂戴よ」
そういった少女は本庄繁子といって先日蟷螂頭に襲われていた少女だ。
理利はうなずくと
「自分でもいまだに信じられないけど繁子が怪物に襲われたのは確かよ」
と、理利をからかった人物、藤田吉美に事実であると証言して見せた。
「ふーんそれで颯爽と繁子の危機を救ったのよね。かっこいいなー惚れそうだわ」
「そうそう、腰が抜けた私のために自分がおとりになってくれたのよ」
盛り上がる友人達に控えめにうなずいて見せた。
一歩間違えたらというより何かの間違いで変身した為助かったものの、
普通は助からなかったのではあるまいか。
(ところで理利)
(なに?マロード)
(あの蟷螂頭次の日影も形もなくなってたけどどうしてだろう)
(警察か何かが回収したんじゃないの?)
(あんな君達から見て正体不明の怪物回収するにも異臭騒ぎがおきたとのように
避難勧告が出てもおかしくないよ防疫部隊とかが動けばニュースになりそうだし)
理利にはマロードの意見が当を得ているかどうかわからなかった。
しかし、心に不安が雲の如く広がるのを感じた。
310 :
チラシの裏:2007/06/11(月) 20:10:36 ID:efKt+TXE
今回は以上です細かく分けすぎました
向こうでのマロードの呼び方どうしよう
厨くさいのしか浮かばない
>>302 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
最近頭に画鋲が刺さる夢見たり家の中でナメクジを踏んだり
夢○したりしたのはきっと魔法少女がひどい目にあったり
ぬめぬめした触手に蹂躙されるのを見て抜けるという
エロスの神の啓示だったのか
……はしゃぎすぎて正直すまん
これは酷いオナニー
贅沢者め
でも、何がやりたくて書いているのかは謎だな
書き始めた段階では設定を考えていたわけでなし、エロを入れる予定もなしで
あとがき以外読んでないので、実際はどうか知らんけど
中学生なんじゃね?
【レイプ】魔法少女も被害に…犯罪組織、車で街を巡回→美女見つけると拉致→強姦→売春施設に売り飛ばすor抵抗したら殺害
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1181744562/ 6月10日午後2時30分ごろ、魔界都市新宿に近い警察署に16歳の魔法少女が強姦事件の
被害届を出した。
東京都内の有名高校に通う被害者のハニーベルちゃん(仮名)は、事件当日の午前11時ごろ、
乙女ロードのマジックショップで買い物をし、その後家に帰るため路線バスを待っていた。
すると、白いワゴン車が急停車し、無理やり車内に引きずり込まれたという。
車内には10人前後の黒ずくめの男がおり、顔を覆い隠すために金色の仮面を被っていた。
車内には、全裸の女の子が5人、怯えた様子で座っていた。
男らはハニーベルちゃんに最後部の座席に行くよう命令。その後洋服をすべて脱がすと、走行
中のワゴン車の中で男から順番に強姦された。
ワゴン車は魔界都市新宿に向かっていたが、その途中、人気のない場所で停車。
すると、別の灰色のワゴン車が待っており、また全身黒ずくめの男が10人ほど降りてきて、
白いワゴン車に乗っていた男と入れ替わったという。
そして、また順番に強姦されたが、その途中で、性器が裂傷を負い、大量の血が流れてきた
ことから、泣きながら止めてほしいと懇願したが、いっさい聞き入れなかった。
(中略)
ワゴン車で街を巡回、容姿のいい女性を見つけると拉致し、強姦、その後売春施設に売り
飛ばし、また抵抗した場合には殺害して、発見されにくい場所に遺棄する犯罪組織がいる
ものと警察はみており、捜査を進めていく方針だ。
316 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 05:33:12 ID:VIOTQbey
あげ
何年かぶりに勝手にサブタイトル!!やってみたら
強敵(ライバル)よ!
萌え萌えのプロフェッサー少女
だのおじいちゃんのガールフレンドが○○(入力した文字)
だの出てきてこんなに強烈だったっけとおもった
318 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:39:19 ID:N7J2GS3H
あげ保守
319 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:41:34 ID:5baaiGif
理利作者さん、応援してます
保守
第一話 魔法少女開店します
「だから少尉、ムサシ、カオン只今帰還しました」
魔法省外敵対策部魔法課第六機動隊を率いる高島だからは大気に蔓延る魔力を体内に吸引できる
エンジェリックカースと呼ばれる心肺器官を持つ杞憂な存在。なかでも同じエンジェ
リック達と比較しても類を見ないような即胎蓄積力が認められたので10才にして特SSSランクまで上り詰めて
しまった天才魔法少女だった。そして18才になった今は新しい魔法少女を養成する為の教官を最年少の
赴任記録を塗り替えると同時に着手していた。
「おかえりなさい、おふたりとも」
ムサシとカオンは魔法官試験を3回落ちているので二人とも二十を越えていた。幼い少女の顔をした教官に
最初は戸惑いと疑念から教えを聞かない事も多々あったのだがあの事件の際、
魔法省最高権力者・最上魔法法皇をもはるかに越えただからの特SSSS+級オーバーの魔力を見てしまって
からはまるで借りてきた猫のように従順に変わってしまったのだ。無理もない話だ。
「今日の成果です」
背負ったカバンをだからのデスクの上に乗せると、二人は中から手の平サイズにあたる透明な結晶体を
机いっぱいに広げた。だからは手に取って背中の窓ガラスに結晶体をかざしながら夕日の光で真偽を確かめた。
「よくやったわ、これで全部かしらね」
「いえ・・・」
「?」
「まだ満月城のダルコバ神殿のぶんが未回収です・・」
「ダルコバ・・、あそこは誰が城主だったしら・・」
「ま、まさか・・」
年上の訓練生がたまらずハンカチで顔を拭う。
「はい、だから少尉の旧友であり同僚、アネスト・ミランダ少尉の管轄であります」
「ミランダ・・」
魔法少女(好きな読み方を入れてください)理利
投下します例によって見たくない方は
NGワード推奨
勝手にサブタイトルやってみたら
『ブラッディーウェイトレス理利』第1話
「サヨナラ理利 ブラッディーウェイトレスの最後の日」
とでたランダムだから確率は0じゃないが思わず
いきなり打ち切りかよ!?と突っ込みをいれてしまった
意思を持ってまもなく逃亡者となったマロードは知らないことであるが
彼の生まれた国――名前を日本語に直訳すると楽園の国――の歴史について
ここで少し述べておくと、かつては名前とは裏腹の過酷な環境の小国
であった。それが一変したのはある一人の人物の出現による。
その人物カウナスは人間の生命エネルギー――ここでは魔力と呼称する――
とほぼ同じ性質のものを無生物から抽出することに成功したのだ。
才能と技術に左右される人間の魔力に比べ条件をそろえやすい無生物の魔力は
大量生産に最適だった。彼はその卓越した技術力でさまざまな魔導具
を開発し、かつそれを普及させた。どうやら彼は技術者のみならず経営者
としての手腕を有していたようだ。誰でも使える魔導具の普及によって
力をつけた魔力の弱い人々――それまで下層階級であった――の支持と
経済力によって彼はついに国を動かす立場となる。
ある種の産業革命によって他を圧する力をつけたこの国は飛躍的に
発展し文字通りの楽園となったかに思えた。民衆は彼を国父と讃え終身執政官
の地位につけた。
だが若き天才と呼ばれた彼も老いるときが来た。彼の余命が残り少ない
と知った彼の崇拝者――と彼の威を借りて後ろ暗いことをしていた連中――
は恐慌をきたし、ついでとんでもないことを考えた。魔法生物と自動人形
の技術を使い彼に不死の肉体を与えようと考えたのだ。
これにはさすがに内心多くの反対者がいた。あの方は本当に望んでいるのか、
不死の統治者なんて寒気がする、ポストがひとつ減るじゃないか等等。
そんな声なき声を無視して彼の新たな体は着々と作られていった。
アダマントの内骨格オリハルコンの表皮……。ところが彼の新たな肉体
にほぼ無制限の魔力を与える奇跡の石
――あまりに凄いのでこれまで使用されず博物館に展示されていた――
が行方不明になってしまったのだった。
現在奇跡の石無しでも動く為の改良と奇跡の石の捜索が行われている。
「よしっ!書類は完璧だ」
執務室でそう声を漏らした人物は大兵肥満という表現が似合う人物で
名をバムといい、一応将校である。彼は権力に興味は無いが物欲はあった。
宝石のような外観の奇跡の石を捜索するという名目で向こうの宝石を
略奪してしまおうと考え、必要なものを準備する為の書類を製作していたのだ。
書類は無事通過し準備を整えると彼は部下の魔法生物を送り込んだ。
もちろん失敗など考えられない。魔法を基準として物事を考える彼にとって
空間移動の技術を確立していない理利の世界など野蛮な世界なのだ。
彼の考えには略奪した財産で引退後酒池肉林の生活を送ることしかなかった。
――余談だがマロードの生まれた世界にも若い女性の瑞々しい生命力
に溢れた肉体と触れ合うことで長寿を保つという思想が存在する――
さて、部活動を終え帰途に着く理利の耳に怒号と悲鳴が聞こえてきた。
無鉄砲というべきかそんな事態を見過ごせる彼女ではなかったので
自然とそちらに足が動く。そして彼女は宝石店の入り口から袋を担いだ
二足歩行のアリをおもわせる怪物が二匹出て行くのを目撃した。
とりあえず怪物は後回しにして店内に向かうと店員や客と思しき
人が倒れていた。幸いなことに命に別状は無いようだ。
比較的軽症の人物――通報もこの人が既にしたそうだ――
がほかの人に応急処置をするのを手伝っているうちになにやら沸沸と
怪物への怒りがわくのを理利は押さえきれそうに無かった。
(このあいだ死にかけた気もするけどそれでも行くの?)
(ごめん、マロードには迷惑なのはわかってるんだけど……)
(ううん灰色の永遠より虹色の一瞬って言うでしょ理利の好きにしなよ)
(一瞬ってどういう意味よ)
基本的に接続を切らない限り理利の強く思ったことはマロードにも伝わる
友人の危機を目撃した際の焦燥、食事の際の満足感、傷つけられた人を
見ての加害者への怒り、そんなものが文豪の書いた小説に匹敵あるいは
凌ぐほどの臨場感を持って伝わってくるのだ。意識を持って以来理利と
出会うまでずっと孤独だった彼は彼女の感情にすっかり魅了されている。
だから彼はたいていのわがままは聞きとどけてみるつもりなのだ。
人気の無いところへ駆け込むと呼吸を整え精神を集中する。無我夢中で
変身した前回の感覚は良く覚えていないが力の源がマロードである
と知っているので何とかなるはずだ。
(お願いマロード力を貸して)
(任せて!)
体内をエネルギーが駆け巡る感覚とともに
身に纏う衣服が前回と同じく青と白を基調としたものに変わった。
体が軽く火照って意識が恍惚となるがすぐに収まる。
(ところでずいぶん距離が離れたと思うけれど探す当てはあるの)
いわれて当てが無いことに気が付いたがどうしたものだろう。
思案する彼女は何とはなしに奇妙な感覚に気づき、当ても無いので
その感覚に意識を集中しようと目を閉じた。
どうやら自分たちと近い存在が二つ移動しているような気がする
追いかける価値はあるかもしれない。
足に回すエネルギーを増やすと一気に加速。
二足歩行は高速移動には適さない、そんな厳然たる事実を覆す
かのように少女の肉体は躍動する。信じられない物を見たかのように
呆然とする道行く人をはねないように、そして車にぶつからないように
走るのは少々骨が折れたがまもなく先ほど探知した場所に着いた。
そしてもう一度感覚を集中し、位置を探った。
先ほどの二体のほかにもう一つ大きな反応があるがなんなんだろう?
(たぶん転移装置だ。僕がこっちに来たときと似た感覚がある)
二体は転移装置と思しき場所に向かっているようで急げばギリギリで
間に合いそうだ。
そう判断すると少女は再び駆け出した。アリの怪物を視認すると
さらに足を速める。怪物が振り向いた、気づかれたようだ。だが、
追いつくのは時間の問題……。
「キッキキー (訳ここはオレが食い止める。お前は先に行くんだ)」
「キー (訳そっそんな〜)」
怪物の片割れが方向を変え少女に向かって突進する。
そして手に持った宝石の入っているだろう袋を投げつけてきた!
「え?」
それは油断か、それとも貧乏性か少女はそれを反射的に受け止めてしまった。
必然的に生じた隙を見逃さず怪物は猛然と地を這うような低く鋭い
タックルをぶちかました。手のふさがっている少女を見事転倒させると
勢いのまま二転三転する。
理利は声にならないうめき声を漏らすと袋を手放した。完全な失態だ
怪物がもし毒を塗った短剣でも持っていたらすでに勝負は付いている。
剣道にも組打ちは存在するがレスリングなどに比べその練習の
比率は少ない。それでも彼女は力任せに右腕の自由を取り戻すと
右手に短剣を形成させ強引に怪物に突き刺した。
耳をつんざくような絶叫とともに滅茶苦茶に暴れだす怪物に
さらに深く突き刺しえぐるようにねじ込む。怪物の力が徐々に弱まり
ついに動かなくなった。やっと動かなくなった怪物から離れ
よろめきながら身を起こすと気息を整えあたりを探る。
(理利、もう一匹には逃げられちゃったね)
(うん……)
周囲にはもう何者もいなかった。陰鬱な気持ちで理利は変身を
解くと乱れた髪を手櫛で整え袋を手に取った。せめてこれだけでも
返しておかないと。そう考えたのだがここではたと気づいた
どうやって事情を説明しよう?事実をありのまま言うわけにも
いかないだろうと思った。結局、不審な袋をみつけた通行人が
不安に思って警察に通報するという体裁をとることにした。
毒ガスの恐れがあると判断され避難勧告一歩手前の騒ぎになり内心
大いにあせったり、事情聴取で怪物の死体について聞かれ、通りかかった時には
すでに死んでいたの一点張りでごまかしたりで家に帰ったとき
にはかなり遅くなってしまったのだった。
魔法少女理利今回は投下終了です
というわけで今回の見ど…ゲフン突っ込みどころは
マロードの故郷
どう見てもカウナスがブラド博士(MM2)です
本当に(ry後奇跡の石をエターナルフォースストーンと
名付けそうになったのはここだけの話
理利とマロード
理利がどんどん考え無しに突撃する馬鹿になってます
作者が戦う動機付けをろくに考えて(ry
マロードの方は理利の脳内物質の中毒になってると考えてけっこうです
戦闘
理利の索敵能力が強すぎ。これで遠距離戦に目覚めたら
狙撃物になってしまいます。
ところで理利の剣は実体剣ではなくエネルギーの塊と書いてますが
斬った際の返り血の描写はどうしましょう
じゅわぁって蒸発してんじゃね?
まとめ投下とか文体は成長してるのは分かるんだがそろそろエロを入れて欲しかったかな
足止めの怪物が死ぬ前の最後っ屁で軽いエロイタズラするとか思ってただけに…
とりあえず、いずれ来るであろうエロスに期待
エネルギーの塊でも、実物の剣と同じように扱っちゃっていいんじゃない
E=m×c×cとか考えれば、エネルギーと実体の境界なんて魔法の力でならどうにかスルーできそうなものだし
あるいは対消滅みたいなノリで切られた部分は「斬られる」じゃなくて「消滅する」な風味にしてみるとか
索敵能力の方だって、なんとでもできますて
ミノフスキー粒子撒くみたいに索敵防止状況を作り上げても良いし、
警戒した相手が「ステルス能力に優れる」「高速長距離移動術を持つ」みたいな敵を投入してきたことにしても良いし
防御・再生スキルに優れる奴が劣りになってスナイパーの位置を確認し、
そこに複数隊を一気に襲撃させる…みたいな戦術でも狙撃者を接近戦に引っ張り出すことは可能だし
331 :
323:2007/06/25(月) 11:23:49 ID:KG8FnHDn
感想ありがとうございます
剣について質問させていただきましたが
傷口から噴出する妙に粘度の高い体液が少女の顔や衣服
を汚す描写ってなんかエロクね?という電波と
斬っても血が出ないので理利は戦闘への嫌悪感が少ない
という設定とどっちがおいしいかと思ってちょっと聞いてみました。
エロに関しては戦闘の流れの中で違和感無しにエロを入れる
のは大変そうですが頑張ります。時間とネタに余裕があれば
敗北分岐とか。理利の性的陶酔の感覚にサルのようにはまった
マロードがあの手この手でエロ展開に持ってこようとする
エロ系魔法少女物のマスコットのお約束になりそうな気もしますが。
さて俗物で予算とかを引張って来るのが得意というバムさんですが
次にどんな作戦を行ったらいいのでしょう
真っ先に思いついたのが老後のハーレムの為に学校襲撃
という電波だったので皆さんに考えてもらったほうが
まだましかなあと思いまして。
魔法少女リズミカルだからを書いてる方へ。
このスレだと大規模な組織に所属している魔法少女の作品は
初めてだと思うので期待しております。
個人的な好みの押し付けで恐縮ですが、独特の世界設定がある場合
最初の回はもう少し量を増やしてどのような世界観なのか
の情報をもっと出して欲しいと思いました。
あと、なかでも同じ〜の文はそのなかでも彼女は同じ〜の方が個人的には
読みやすいと思います(文法的にはどうなのか知りませんが)。
あとは杞憂な存在は稀有の誤字だと思うのですがその場合けう
で変換した方がたぶん早く出ます。
好き勝手なこと書いてごめんなさい。
333 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 04:25:32 ID:ol0+rl6u
保守
334 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 12:26:46 ID:HuAC5gsE
保守
335 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 18:05:58 ID:0MwEXahC
そして、誰も居なくなった
336 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 02:07:03 ID:0msggM94
まだ、俺がいる!
私も居ますよといいつつ理利投下
例によって見たくない方はNGワード推奨
それにしても毎日これくらい投下する人ってすごいですよね
自分にはとても無理なので尊敬してしまいます
「ええい!不愉快だ下がれ!」
怒気も露にバムは奇跡の石の捜索――を名目とした略奪――の結果を報告
した部下を怒鳴りつけた。脱兎の如く立ち去る部下を忌々しげに見遣ると
おもむろに中断していた食事を再開しようとして舌打ちする。握っていた
銀食器が歪に変形していたのだ、どうやら知らないうちに手に力が入っていた
らしい。八つ当たり気味に床に投げつけたものの、ぶつかった際の甲高い音
ですら癇に障った。
「おのれ未開の蛮族の分際でたてつきおって、捕まえたら絶対にこの世に
生を受けたことを後悔させてやる」
代わりの食器を用意させているあいだ彼は歯噛みしつつそうつぶやいていた。
下校する生徒や部活動にいそしむ生徒が放課後の校庭をにぎやかにしている。
北条理利の所属する女子剣道部も外でランニングを行っていた。
だが平和な光景は絹を裂くような悲鳴によって終りとなる。悲鳴のする方角に
目を向けた人が目撃したのは、巨大な――どう見積もっても犀くらいの――
イソギンチャクが見た目からは想像もつかぬ速さで校庭に侵入してくる光景だった。
われに返ると蜘蛛の子を散らすように逃げ出す生徒たち。その中でも
理利は最も早く走り出した口である。もっともその目的は変身する為に物陰
に駆け込もうとしたからであるが。
三度目ともなれば変身もある程度慣れてくる。これまででもっとも短い時間で
変身した理利は急いで怪物の元へ向かった。そんな彼女の視界に飛び込んで
来たのは一人の女生徒が怪物に飲み込まれる姿だった。
物陰で隠れて変身しようとしなければ彼女はこんな目に遭わなかったのではないか?
理利の心に後悔の念がよぎる。だが、と彼女は考え直す。あの怪物は咀嚼せずに
丸呑みしていたから彼女はまだ生きているのではないか?
急げば助けられるかもしれない!
そう己を鼓舞し右手に剣を形成した。
怪物の方も自分に気づいたのだろう。近くにいた男子生徒には目もくれずに
こちらに向かってきた。
女生徒を救わんと意気込む理利だが、意気込みとは裏腹に劣勢を強いられる
ことになった。まず女生徒が飲み込まれている以上不用意な攻撃を加えることは
出来ない。解剖学に詳しいわけでは無い――まして異界の怪物である――
彼女ではぱっと見では女生徒がどの辺りにいるのか判らないし、嗅覚や聴覚で
判別することなど出来様はずも無い。ならば、と怪物との戦いで活躍する
奇妙な感覚で探ってみるもまったく判らない。どうやら自分や怪物
の発するエネルギーをほかの人は出していないということだろうか?
一方怪物には遠慮をする必要は一切無い。触手を伸ばして攻撃してくるのだが
これがまた洒落にならないほど強いのだ!考えてみて欲しい、触手は
本体の思うがままに動くのだ。しかも複数である。理利はたった一人で
大勢の鞭の使い手と戦っているようなものであった。
「ああもうっ、間に合わなくなっちゃうじゃない」
そう言いながらも襲い来る触手をある物は切り落とし、またある物はかわす理利。
その戦いぶりは相手のリーチと手数が勝ることを思えば客観的にみて善戦とすら
いえるものであるが、それだけではだめで彼女は女生徒を救わなくてはならない。
そのためには細心の注意を払いながら怪物を解体しなくてはならないが、
無数の触手を伸ばす怪物の抵抗を退けつつそんなことをするのは困難であろう。
怪物の腹の中には消化液だの消化のために飲み込んだ石だのがあるかもしれない。
女生徒は無事だろうか?
そんな焦りが判断を狂わせたのか、理利は切り落とした触手を踏んでバランスを
崩してしまう。とっさに地面を転がって攻撃をかわそうとしたのだが……。
(え……)
突然体が痺れ動きが鈍くなる。理利は気がつかなかったが怪物の触手には
神経毒を撃ち込む刺胞が存在し、転がった際に理利の皮膚に切り落とした触手が
触れて毒を撃ち込まれたのだ。
(こん……な……ことって……)
怪物はその隙を逃さなかった。無数の触手が理利を包み込んだ……。
(理利大丈夫?)
(自分でも信じられないけど何とかね)
触手から開放されて徐々に感覚が戻ってくる。意外なことに彼女が放り込まれたのは
生物の体内でありながら柔らかい粘膜ではなく硬質の何かで出来た空間である。
光の一切入らぬ闇の中を手探りで周囲を確認すると、よろめきながらも立ち上がり
剣を形成する。剣からもれたエネルギーが光となって周囲をぼんやりと照らし出した。
「わぁ……」
(へえ……)
思わず感嘆の声が漏れる。実際その光景はちょっとした見もので壁面全体が
光を受けて真珠色に輝いていた。
「っといけないこんなことしてる場合じゃなかった」
倒れている女生徒を見つけあわてて生死を確認する。
外傷はなく呼吸も鼓動も行われているようだ命に別状は無いだろう。
(なんとなくだけどこの怪物は捕獲用のものみたいね)
(どうしてそう思うの)
(あの触手痺れる毒があるみたいだけど、強力な神経毒は自律神経すら麻痺させて
呼吸困難で死に至らしめるの、私もあの人も全身触手に包まれても命に別状は
なかったわ。もともと人を死なせないように調整してあるんじゃないかしら)
それに、と壁面を指して言葉を続ける。
(食事にしては消化液が出てこないし、真珠はもともと貝が体内の異物から
身を守るために異物を分泌物でコーティングするのを利用して作るの
こいつも粘膜を保護する為に粘膜をコーティングしてるんじゃないかしら)
女生徒の無事と所在を確認した以上ためらう理由などない。
例の感覚で怪物のエネルギーの中枢を探知する。体内にいるとはいえ
なにぶん巨大な怪物なので少々遠い位置だ。届くように剣の長さを調整する。
試行錯誤はあったがどうにか成功したようだ。壁面の強度が判らないので
出力も上げる。エネルギーの密度が上げられなかったのでその分太くなった、
周囲がさらに明るくなるのはエネルギーにロスが有る証拠だ。
理利の放った突きは壁面を貫き深々と突き立った。彼女の感覚は
怪物からエネルギーが失われるのを捉えていた。
そのまま怪物を切り裂くと光が差し込んだ。外に出られる!
人が通れる位切り口が大きくなったのを確認し、女生徒を連れ出そうと
思った瞬間彼女は総毛だった。外にまだいるのだ恐るべき何かが!
魔法少女理利今回は投下終了
魔法少女の天敵たる触手がしょぼいのは仕様です
えろく無いのも仕様です
待たせた割りに質が向上して無いのも(ry
余談ですが魔法少女理利は勝手にエロに使用しても大丈夫です
たぶん
高校時代帰宅部だったので剣道部の練習内容がわかりません
基礎トレと型稽古と打ち込みと乱取りをやるのかなあ
かくて理利の学校での描写はスカスカに
平凡な日常を描写するから魔法少女の過酷な運命が映えるのに
orz
日常描写のコツっていったい……。
理利書いてる人です推敲したはずなのに
最後の行誤字が多いです
〜総毛立った。外にまだいるのだ。恐るべき、何かが。
といった感じでしょうか。
バッドエンドだったら怪物は体内の空間で幼生を育て
るという習性で(口の中で子育てする魚いるし)
動けない理利が貪り食われるという展開
といったところですね。
ただ純粋にバッドルートを書いてくれなかったのを残念に思う
未だに何をしたいのかよくわからないが、とにかく応援してる
自分でも何をしたいのかわからないから困る
理利かいてる人です保守の為投下
例によって見たくない方はNGワード推奨
悪寒を感じた理利は急いで怪物の体内から脱出した。不用意に女生徒を
連れ出すより、怪物の死体の中に隠れた状態のほうが安全と判断してのことだ。
緊張で視野が狭くならないよう意識しつつ周囲を注意深く見回すと
視界にこちらに悠然とした足取りで歩み寄ってくる壮年の男性が入った。
背は高い。だが、肉付きはでっぷりとしており長身という感じでもない
例えるなら力士のような大男といったところか。脂ぎった皮膚といい、
たっぷりと肉のついた頬といい威厳などかけらも無い。
だが、なぜ視線が合っただけで自分は唾を飲み込んでいるのか。
「ふん、蛮人の分際でよくもわしの邪魔をしてくれたものだ」
高圧的な物言いに反駁したいのに声が出ない。のどがカラカラだ。
「だがいい気になるのもこれまでだ、精々わしの気分散じの役に立ってくれよ?」
全身に緊張を漲らせ身構える理利。
「エンチャント」
男が腕輪のついた右腕を掲げ周囲が光に包まれる。反射的に腕で目を庇う理利、
奇妙な感覚はこれまで戦った誰よりも強いエネルギーを感知している!
光が収まったときには男はカブトムシが直立したような姿の怪物に変貌していた。
もともと大柄な男だがさらに一回り大きくなっているような気がする。
(質量保存の法則はどうなってるのよ)
さらに増した圧迫感にやや現実逃避じみた思考がよぎる。
(君の制服と変身後のコスチュームの質量差を考えれば君にそんなことを言う
資格など無いと分かりそうなもんだけどねえ)
マロードが呆れたように突っ込みを入れてくるが、なんとなく彼も動揺している
ことが伝わってきた。相手に飲まれかけている自分を心配していることも。
軽く深呼吸して相手を見据える。大丈夫、私は本番に強いんだから。
そう自分に言い聞かせる。
(来る!)
怪物――この場合元が人なので怪人?――が大地を蹴る。どう見ても
鈍重そうな外見に反して加速力はかなりのものだ。相手が腕を振りかぶってくる。
相手のパワーが不明な以上受けるのは危険と判断し、後方へ飛び下がる。
腕をたたきつけられた大地が陥没し、周囲に土砂が飛び散るのを見て理利は
自分の判断の正しさを確信した。とんでもない威力である。
(あの女の子を怪物のなかに残しておいて正解だったわね)
外にむき出しの状態では怪人に攻撃されなくてもいずれ土砂の直撃をうけて
怪我は避けられないだろう。とはいえ怪人を怪物の死体から引き離したほうが安心
なことは間違いない。
怪人が2撃目を放つがすんでのところでかわすことが出来た。
女生徒から引き離す意味もこめて距離をとり、相手を探る。全身から
エネルギーが放出されているが、手足と右胸の部分が特に強い反応を示している。
足は変身した理利が走るときと同じ理屈だろう。驚異的な一撃の威力も
手に込められたエネルギーが理由のようだ。
(おそらく重量級の肉体を大出力でぶん回すパワータイプで中枢は右胸
といったところかしら)
横殴りの一撃を回避しつつ推測する。重く、速度もある分小回りはそれほど
聞かないようだ。触手攻撃と違い人間に近い動きをする以上予備動作で
狙いを推測すれば、野球選手が投手のフォームから球筋を推測することで
高速で飛来する小さなボールにバットを当てることが出来るように、
攻撃をかわす事は決して不可能ではないだろう。
とはいえこちらは連戦の上毒を受けている。威力より即効性を重視した毒らしく
すでに自覚症状は無い程度に回復しているが、早めに決着をつけたいところだ。
そしてその機会は意外と早く訪れた。何度か攻撃をよけるうちに
向こうも焦れて来たのかやや雑で大振りな一撃を放ってきたのだ。
「もらった!」
理利は千載一遇の機会とばかりに懐へもぐりこむと右胸をめがけ突き入れる。
「!」
だがその一撃は傷一つつけることすらかなわず弾き返された。
なんと言う強固な装甲、間接の隙間を狙うしかなさそうだ。
いったん体勢を整えようと後方へ跳躍する。
だが深入りをしすぎたようだ。怪人の拳が理利に迫る。かわしきれないと見た
理利はとっさに腕を交差させて身を守ろうとした。下から突き上げられた
怪人の拳が理利の腕を守る籠手と衝突する。金槌を鉄板に思い切り叩きつけた
様な音がして、理利の体は宙に舞った。後ろに跳ぶ事と吹き飛ばされたことで
衝撃のほとんどが逃げたにも関わらず骨まで響くような威力だ。
理利の視界にエネルギーを噴射することでこちらに破城槌の如く突撃する怪人が映る。
角で串刺しにでもしようというのだろう。避けようと必死で体を捻る理利。
赤熱した火箸を押付けられた様な感覚と交通事故のような衝撃。
怪人の角が理利のわき腹を切り裂き次いで肩が腹部にめり込んだのだ。
あまりの苦痛に言葉の体をなさない絶叫をあげ、地面にたたきつけられる。
口の中で吐瀉物と血の味が混ざってひどい気分だ。頭の中が重くてぐらぐらする。
「ふん、ちょこまかとてこずらせおって、なかなかいい顔になったではないか」
たしかに胃液や血、涙で顔がべたべたする。汚いから拭きたいけれど、
体が痛いし重たいし動かすのが億劫だ。
光がさえぎられる。言うまでもなく怪人がそばに来た所為だ。
怪人の片足が自分を踏みつけようとゆっくりと持ち上がってゆく。
これまでひたすら殴りつけてきたのにわざわざ踏みつけようとするのは
勝利を確信したからだろうか。
それを見て……
ニアヒロインたる者いやボーンの一つや二つ起こしてみせる
心が折れる
ニアヒロインたる者いやボーンの一つや二つ起こしてみせる
怪人の足が地に叩きつけられる。衝撃が少し離れたところにいる私にも
伝わって……あれ?何で踏みつけられたはずの私が離れたところにいるのだろう。
これがうわさの幽体離脱というものだろうか?それともすでに死んじゃって幽霊に?
でも倫理の先生は輪廻転生のある宗教なら死んだらすぐ別の生き物になるし、
キリスト教とかなら天国か地獄に行く。よって幽霊はありえないとか言っていた
でも私は幽霊として……。
(よかった……うまくいったんだ)
理利の取り留めの無い思考はマロードの声で中断された。
(何がうまくいったの)
(空間転移だよ!自分ひとりならとにかく、理利をつれて出来るとは思わなかった)
どうやらすぐ危険に首を突っ込む宿主の為にかなり無茶をしてくれたようだ。
まったく自分には過ぎた相棒なので失敗したらどうなっていたかは考えないことにする。
ゆっくりと立ち上がりわき腹の傷口を見る。早くも出血は収まったようで、われながら
異常な回復能力に呆れ返った。いったん退くべきか否かためらったが怪人が
戸惑っているのを見て決断する。怪人の背後から接近するとさすがに
気がついたらしく、振り向いた。その顔めがけ剣を投擲する。首を動かして避ける
かと思ったが、腕で防いがれた。しかしかえって好都合だと防いだ腕のわきの下
めがけて新たに形成した剣を突き入れたが刀身が半ばまで埋まったところで
硬いものに突き当たったこれでは急所に届かない。だが後退してはさっきの
二の舞となってしまうだろう。だから刀身にありったけのエネルギーをこめると同時に
刀身を強引に収束させる。剣が負担に耐えられず爆発し、理利を吹き飛ばす。
そして怪人に突き刺さった部分で起こった爆発は外側が強固な装甲に覆われている分
エネルギーの逃げ場がなく、怪人の内部を破壊して回った。
怪人が崩れ落ちる光景に理利は胸をなでおろした。爆発のせいで少し傷口が開いたが
安堵した気持ちが痛みを覆い隠し気にならない。怪物の中においてきた
女生徒をつれだすため理利は歩き出した。
魔法少女理利今回は投下終了。そしてネタが尽きたorz
怪人の描写の割りに戦闘がヘボイが気にしない!
一発食らったら終わりの戦闘をかっこよく書く為にはどうするのやら
戦闘描写がお勧めの小説教えてくれませんか
一発食らったら終わりといえば、富野自ら書いてるガンダムシリーズの小説だな
つ山田風太郎の忍法帖シリーズ
魔術士オーフェン・はぐれ旅の終盤に出てきたジャック・フリズビーは
掠っただけでも死にかねないほど一撃必殺系のキャラだったな
>>352 そりゃ、現代の全ての異能力バトルの祖だw
>>353 でも七実おねーちゃん並に自爆してたざん
一発喰らったら終わりでも、「至近弾」という便利な言葉があるさ
357 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 14:07:58 ID:M8lKSxD+
?
魔法少女スレとヒロインスレが混ざり気味なのかな?
どちらも過疎気味だが
正義のヒロインを嬲るすれも過疎気味な希ガス
エロパロってどこも過疎気味じゃないの?
投下時以外にでしゃばるのはよくないとは思いますが、
投下がいつになるのかめどが立ってないので
お勧めの小説を紹介した礼を今述べさせてもらいます。
ところで本編の目処が立ってないので敗北分岐ネタ
(カブトムシ編)でも書こうかと思っているのですが
なにか要望したいシチュありますか?
なんかいかになぶり殺しにするかばかり浮かんで
えろい方向のアイデアが浮かばんのですよ。
なんでも良いの?
だったらフィストファック
次点で触手で全ての穴(膣、アナル、口、乳首、臍、耳)責め
フィストファックいいねぇ、
どこのスレいってもあんまみかけない
364 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 17:55:58 ID:Jl9RWNfO
魔法少女の愛液を愛液で洗う抗争
魔法少女理利番外編投下します毎回量が少ないんで10KBくらいに
膨らませて書きたいところです。日は暮れて道は遠いですが。
例によって読みたくない方はNGワード推奨
一応触手、流血、失禁描写アリ(流血に関してはいまさら感も有るけど)
ニア心が折れる
怪人が片足を上げるのを見て、逃れようと身を起こした理利のわき腹が
ずきりと痛み思わず動きが止まる。しまった、と思ったときは手遅れだった。
理利の右足を怪人の足が踏み潰しそのままぐりぐりと踏みにじられる。
頭の中が焼き切れる様な痛みに絶叫を上げて転げまわる理利。
「やかましい」
怪人はそう吐き捨てるようにいうと、何度も理利を蹴り転がした。
血反吐を吐きながら転がる少女の体が怪物の死体にぶつかって止まり、
ぐったりと横たわる。
「やっと静かになったか、だがこのまま死んでもらってはつまらんな」
怪人はそうつぶやくと動かなくなった理利の体を抱え上げた。
(中略)
ひんやりとした感触で意識をとりもどした理利は身じろぎをしようとして、
自分の四肢が拘束されていることに気づく。拘束されていない
首を動かしてみたところ自分が手術台のようなものの上で大の字になっており、
踏み潰されたはずの右足になぜか外傷はなく、籠手とプロテクターは
外されていたことがわかった。
(そっか、私負けちゃったんだ……)
そんな実感とともに、これからどうなるのだろうかという不安に襲われる。
何もしないというのはどうも安心できない、とりあえず脱出は可能だろうかと
考えをめぐらせ始めた時、部屋に何者かが入ってきた。
首を動かしてそちらに目をやると、例のイソギンチャクの怪物を小さくしたような
物が複数ひたひたと這いずりながらこちらに迫ってくる。
怪物がおもむろに触手を伸ばす。
(自白剤でも分泌してくるのかしら)
思わず身を硬くして目をつぶった。
「ひゃっ」
襟元から侵入した触手が二つのなだらかなふくらみを這い回り、
その肌が粟立つようなおぞましい感触に短い悲鳴を漏らしてしまう。
(早く……逃げ出さないと……)
首筋や脇、胸の二つの突起を蹂躙されながらも唇を血が出るほどかみ締めて
脱出の方策を練る。素手で拘束を破るのは不可能で、武器は両手が使えない。
ならば発想を転換しよう“手を使わずに武器を使えばよい”いかなる理由か
変身そのものは解けていない。
(拘束具がある位置で剣を形成するか、剣を遠隔操作するか、とにかくやってみないと)
だが彼女の精神集中は外的な要因であっけなく途切れた。
内腿の辺りを伝っていた触手が股間に達し、ふいに彼女の後ろのすぼまり
に侵入を始めたのだ。もう限界だった、彼女は自分の感情の赴くまま叫び
必死で逃れようと暴れだした。無論拘束はびくともしない、皮膚が破れ
血が滲んでも、それでももがき続ける。
そんなことは意に介さずに怪物が次に標的としたのは彼女の尿道だった
触手の先端による刺激を繰り返しながら、やや細い触手が強引に
尿道を押し広げていく。度重なる刺激に膀胱が決壊してちろちろと
液体が流れ出し、湯気が立ちのぼる。いつしか理利は助けを求め哀願していた。
泣き叫ぶ理利の姿をモニターで観賞していたバムはこみ上げる笑いを
こらえきれずに居た。忌々しい小娘が悲鳴を上げるのを聞くためにかれは
魔法生物に決して口と鼻には触手を入れないよう命じておいたのである。
だが徐々に小娘の動きと悲鳴が弱弱しくなっているようだ。
体力の限界が近づいているのだろう。
そろそろ最後の楽しみに取っておいた秘所を蹂躙させようと考えたとき
部下が入室してきた。一応捕らえた際にさまざまな検査はされており、
その結果がでたようだ。調査結果を読み進めるバムの視線がある一点にとまる。
立ち上がると魔法生物に動きをもっと激しくするよう指示し、小娘を
捕らえている部屋に向かった。
バムが理利のいる部屋に入ってきたときにはすでに彼女は精根尽き果てて
ぴくぴくと痙攣している状態であった。バムがこ煩げに手を振ると
怪物はいっせいに触手を引き抜きその場を離れ、少女のからだが
ピクリと反応する。バムは少女の下半身を汚す小水に僅かに目を顰めたが
やがて荒々しく少女の下着を引き剥がした。隠されていた陰毛と秘裂
が露になる。そしてバムは少女の秘めやかな部分にためらいもなく
腕を突っ込んだ。ぐったりとしていた少女がかすかに身をよじり、
口からは蚊の鳴くような声で悲鳴と許しを請う声が漏れる。
少女の膣はすでに自身を守るために湿り気を帯びていたが、丸太のような
腕の侵入には無力だった。如何に赤子が通るとはいえ出るのと入るのと
では大違いだ。筋肉が引き裂かれ抗議の悲鳴をあげる中、少女の子宮に達した
バムの手が何かを探るように動きついにそれを発見する。
子宮と癒着していたそれを強引に引き剥がす。
血のついた腕が引き抜かれ、掌中の血に塗れた物体を確認したバムの口から
狂ったような哄笑が起こった。“それ”が彼らの捜し求める
奇跡の石だったからだ。そして少女の衣服が変化していく、変身が解けたのだ。
石を誰に――政治的に――高く売りつけようかと思案しつつ
バムは部屋を出て行った。
のこされた少女のうつろな眼から涙が溢れ、口が僅かに動いた。
石に別れを告げるかのように。
魔法少女理利番外編投下終了
自分は触手は媚薬なぞ出さずにひたすら少女を恐怖に陥れて欲しい派
ですが表現できたかどうか道は遠い
マロードのせりふがまったく無いorz
その上嫁入り前の女の子の大切なところに
無断で侵入する最低野郎に…とか言ってると
だったら直してから投下しろボケ
とみんなを不快な気分にさせるので
ネタ振り魔法少女にマスコットは必要だと思いますか?
エロ展開におけるマスコットの役割はなんだと思いますか?
もう少し理利の悲鳴セリフとかが欲しかったかな?
とにかくリクエスト叶えてくれてありがとう!GJ!
エロにおけるマスコットの役目といえば
魔法少女が無力な相棒にさえも助けを求める程の苦境とか、人質とか、マンコに突っ込む道具代わりとか、エネルギー補給のエッチ相手とか、犯されるシーンの見られたくない観客役とかかな
洗脳して秘密を握ったり色々すり替えたりにも使えるな
371 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 07:38:24 ID:c2AtWC3D
実はマスコットがラスボス
ぷにえのマスコットがそうだな
潜在能力がすごすぎて制御できず落ち零れ扱いされる主人公って
設定よくあるけど、そういうキャラが覚醒前に幹部クラスと遭遇
して敗北、能力に眼をつけられて調教。ライバルを蹴落とす為の
道具として利用されるなんて作品どっかに転がってないかな
ヒロインを嬲るスレ向きか?
あえて罵倒覚悟で挙げるならfateのUBWルート衛宮士郎
魔術兵装のコピーを作り出すためだけの肉体に目をつけられて魔女っ娘の生きたステッキにされかけました☆
二次創作で言うところの杖士郎ってヤツか。
俗説によれば魔女は妖しげな秘薬を塗った箒の柄に跨り
トランス状態になったという(イラストでよく見るのとは柄の向きが逆)
つまり魔法少女もそのひそみにならい奪われた自分のステッキ
(媚薬塗れ)によって(ry
378 :
3時間以内にバルサンされなければネ申:2007/07/21(土) 15:21:23 ID:Y/SiJ4Ae
このスレなら
バルサソされないね
_ノ_ノ
( ゚∀゚)
ノし▽J
| |
((( し⌒J カサカサ
| | _ノ_ノ
| |*゚∀゚)ベルグバウッ!!
"""
| | サッ
| |彡
"""
駆除してやんよ
過疎スレ認定されたー!?
つゴキジェットプロ
ゴキブリに陵辱される魔法少女なんて
ゴキブリならではのギミックが思いつきませんよ
戦闘員みたいな感じでワラワラやってくる
ゴキ怪人。吹き飛ばしても吹き飛ばしても立ち上がる
相手に集中が途切れステッキを叩き落されてしまう
魔法少女。そのまま数の暴力で蹂躙され(ry
蟲姦でもいける俺だがゴキだけは駄目だ・・・
382 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 16:32:33 ID:Y/SiJ4Ae
作戦成功
このスレは生き返るだろう
_ノ_ノ
( ゚∀゚)
ノし▽J
| |
((( し⌒J カサカサ
| | _ノ_ノ
| |*゚∀゚)ベルグバウッ!!
"""
| | サッ
| |彡
"""
383 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 17:04:16 ID:kKBw9nUB
>>382 ロボゲ板から出張乙
時代は魔法少女&スーパーロボットなのか?
つまり、スーパーロボットにやられる魔法少女というわけだな
いや、スーパーロボットの動力源として内部に捕らえられ触手で凌辱されるんだ
前半だけならゼオライマーだな
スーパーロボットに変身する魔法少女だよ
マジレンジャーは普通に変身してたな
…デモンベイン?(少し違うか)
デモベはお嬢様の瑠璃が途中で魔導書のアルと仮契約してマギウスモードに変身しちゃうし
OK!OK!
392 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 04:41:20 ID:SqoUicRp
hosyu
393 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:10:49 ID:Q7q932GU
あげ
ピザな女の子が体内に蓄積したエネルギーを一気に燃焼させて
八面六臂の大活躍変身のキーワードは
「メタボル・フォース」
どう見ても魔法少女じゃありません本当に(ry
よくもまあそこまで萌えない設定を考えたなあ
>>395 いやいや、まだ詳しい内容を知らない段階で判断するのは早計だ。
>>394 ということでよろしく。期待してるぜ。
じゃ、物質の質量を直接エネルギーに変換して魔法を駆使する魔法少女
しかし、変換できるのは自分の肉体を構成する物質のみ
当然、主要臓器などを削るわけにも行かず、結果、
変身したり魔法を使ったりする呉とに、少しずつ少しずつバストが小さくなっていく
髪の毛伸ばしてまかなえよ、とは言ってはいけない
確か、爪の伸びる速さが1日0,1mmで髪の伸びる速さが1ヶ月で1cmだったかな…
E=mc^2に則れば、0,001gの代償で約2150MtのTNTに相当…て、何をこんな場所で計算してるんだろうか俺ってば
食べまくってメタボを…というのはありですか?
たまり過ぎたら魔法訓練を実施…と。
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますたというスレ
で魔法で消費したエネルギーを補う為カレーをドカ食いする
エルフというネタが昔有った。
ところで魔力供給の為にエッチというネタで少し書いたので空気を読まず投下
小寺佳澄は魔法少女である。異世界トリヴァンドラムを支配するエルール帝国
に対する抵抗組織トリヴァンドラム救世同盟――なんてネーミングだ――
に協力して戦ってきた。何で異世界の組織と手を組んでいるかといえば
すでにエルールの勢威はほぼトリヴァンドラム全域を覆い、佳澄たちの世界
にまで侵略の手を伸ばしており、劣勢の救世同盟はエルールのこれ以上の勢力
拡大を防ぐ為、あわよくば異世界からの援軍を得て勢力を挽回する為佳澄たち
の世界へ何人かの構成員を送り込み、結果佳澄も彼らへの協力者となったのだ。
この日もエルール帝国の尖兵を退けた佳澄はよろめきながら自室にたどり着くと、
ベッドに倒れこんだ。突っ伏した少女の口からすすり泣く声が漏れる。
今日の敵は彼女が戦った中でも最強の敵であり、浅くない痛手を少女は
受けていたが、別に傷の痛みで泣いているわけではない。
最近少女はある方法でのパワーアップをすることを提案されていたが、
個人的な感情からそれを拒否していた。そして迎えた今日の戦い。
かつて無い強敵の出現により撃退はしたものの多くの犠牲者がでた。
自分がわがままを言わなければ犠牲者はでなかったのではないか?
自分は彼らを救う為に最善を尽くさなかった。自分が殺したも同然だ。
自責の念が少女の未熟な心を責めさいなんでいた。
どれ位泣いていただろうか。おざなりなノックとともに人が入ってくる
気配がした。少女が充血した眼を向けた先は想像したとおりの人物だった。
なまじ整っている為により酷薄な印象を与える損な顔をした男で名をコルバ
という。彼は佳澄を魔法少女にした人物であり、戦い方の師であり、
ともにエルールと戦う戦友であったが仲がよいとはお世辞にもいえなかった。
もはや滅亡の淵に瀕した救世同盟に属するコルバにとって佳澄は
とかく緊張感と危機感にかけているように思えるし、救世同盟の現状を知らぬ
――足元を見られるのを嫌って秘匿されている――佳澄にとっては
コルバが何かと自分を見下しているように思えるのだ。
「何の用ですか?」
また小言を言いに来たのだろうか。落ち込んでるときに一番会いたくない
相手ではあったが、佳澄とて自分の未熟は承知しているし、向上心もある。
話を聞こうと起き上がろうとして……。視界が急転した。
気がつけば仰向けで両腕をコルバに押さえ込まれている。
「お前の意思など聞かずに初めからこうすればよかったのだ」
コルバの声を聞いて佳澄は自分の身にこれから起こることを悟った。
以前提案されたパワーアップする方法、それは性交渉だった。
男性と女性の魔力は性質が異なっており、性交渉を通じて魔力をやり取りして、
取り込んだ魔力を触媒として云々かんぬんといった理屈はどうあれ、
好きでもない相手との性交渉に少し前まで恋に恋する平凡な少女だった
佳澄が抵抗を感じないはずがなかった。
拒絶の言葉を口にしようとして、自分の腕の中で失われた命を思い出し
何も言えなくなってしまう。それが力を得るために腹を括ったのか、
自分を傷つけることで罪悪感から逃れようとしたのか、彼女自身
にもわからなかった。
「んっ、むぐっ、んん……んー!」
唇が重なり、強引に侵入したコルバの舌が絡みつくように口内をなぞる。
唇は少女が息苦しさを感じ始めた頃にようやく離れ二人の唇のあいだに唾液が
糸を引いた。手が服越しに佳澄の未成熟なふくらみを揉みしだく。
青くかたい二つの果実を手荒に扱われた痛みに少女は眉を寄せた。
「この程度の痛みエルールとの戦いに比べればたいしたことないだろう」
不思議そうに言う彼の無神経な物言いに腹が立った。苦痛が前提の戦いと
男女の営みは比較対照としておかしいではないか! 大体このタイミングで
その発言は行為の劣拙さをごまかしているとしか思えない。
佳澄がむかっ腹を立てているあいだにもコルバは首筋を唇でなぞり、
愛撫する手を徐々に下のほうに移していったが、少女の感想は
これなら自分でした方がマシ、という容赦の無いものであった。
コルバの手がスカートを捲り上げ下着をずり下ろす。
少女の大切なところが外気に触れひんやりとした感覚を伝える。
カチャカチャとベルトをはずす音がして熱い何かが触れてきた。
唐突にのろけたっぷりの初体験談をした友人の顔が脳裏に浮かぶ。
気に食わないから一回殴らせてもらおう。なんとなくそう思った。
「ひっ!ぐぅ」
少女の現実逃避の空想は破瓜の痛みによって現実に引きもどされた。
体がミシミシいうような痛みにさいなまれる。何かにしがみつきたい。
そう思ったがコルバの背中にしがみつくのは
自分の矜持が許さない。ベッドのシーツを握り締め唇をきつくかんで
必死にこらえた。早く終わって欲しい、そう祈りながら。
少女にとって残念なことに――コルバには残念なことでは無い――
コルバは早漏ではなかったので少女の苦痛はもう少し続いた。
投下は以上です。
会話がぜんぜん書けませんorz
単発物は短い文章で世界設定をうまく
書かないといけないのですが難しいですね
>>399 なぜ、そこまでデブに拘る。デブ専か、お前はw
>>394と
>>397の中間で、やせ気味の女の子が、なけなしの胸部脂肪をちょっとずつ燃焼させながら魔法のエネルギーを消費するんじゃ駄目なのかw
ポッチャリ系の女の子(体型にコンプレックスアリ)が
変身するとスレンダーな魔法少女に。
あこがれてる男の子が魔法少女の姿のときの自分に惚れてしまって
複雑な気分になる。
正体がばれたときどうなるやら
噂のデブ専スレはここですか?
ぷにぷに魔法少女がいると聞いて飛んできました
「大変だ!でぶこちゃん。街で悪魔が暴れてるよ、急いでいかなきゃ」
「わかったわ、パンポン行きましょ」
パンポンの光のカーペットに乗ると地面に吸い付きそうな
ほど低空飛行になった。
「でぶこちゃん、またなんか食べたでしょ」
「だってお腹がすいたんだもん、しょうがないじゃん」
「もーう!体重が100Kg超えたら魔法が解けるて何度言えばいいのさっ」
太った体でよつんばいになった少女は、自分のお腹をさする。
「まだ…大丈夫だもん…きっと…おそらく…たぶん」
大きな体を丸め、舌を出して指でモジモジしているでぶこの姿を
見たパンポンはキレそうになった。
可愛い美少女ならともかく、モンゴル出身の横綱みたいな顔した
でぶこちゃんがそれやっても全然可愛くない!
「くそ、もう!カーペットが道路に擦れてる、早く戦ってきて」
「は、はいっ」
目的地についたのでアマカエルの姿をしたマスコットが、
ぱんぱんに膨れたでかい尻を蹴り飛ばし、
悪魔の前へ踊り出させた。
「でぶこ、いきまーす」
両手で印を組み、素早く右手を地面にあてると
一番嫌いな呪文を仕方なく唱える。
「デェーブゥーモーションンッ!」
びしっびしっと膨れ上がり洋服が裂け、お供え餅そっくりな
体が、肉の弾みでたっぷんたっぷん揺れた。魔法少女に変身している。
「ああああ、おおぉぉ」
全身を優しく包み込む魔法の糸の快適さに、でぶこもたまらず声を漏らす。
もう、許してくれ・・・
たぶん俺の鼻と耳から血が吹きでた。どーしてくれるんだw
394な自分に言う資格は無いけど
オシリス・キーさんと魔法中年サン帰ってきてー
「あああおおお…」
でぶこの体が下から上へと締め上げられていく。
強烈なコルセットのように容赦無しに。
「あぁおおぉぅ…い…いくぅ…」
ビシビシビシッと音を立てる体は強引に細身に搾られ、余った肉は
全て胸へ押し上げられた。牛の顔をした悪魔もその荒療治に
動きを止めて見ていた。
「はぁ…はぁ…」
激痛に徒労し、膝に手をあてて肩で息をするでぶこがチラッと
顔をあげた。
「でぶこちゃんっ!まだ直してないから。早くぅ、オェェ」
「あっ、ご、ごめん」
悪魔は目を疑った。顔は力士みたいな肉厚な顔をしているのに
首から下が別人になっているではないか。
黒のボディウェアに絞られた体のラインは普通で、V字にカット
された胸元から胸が今にもこぼれ落ちそうだ。腰に白い
ミニのフレアスカートが巻き付く。
「お顔…お顔…」
両手で顔をゴシゴシする。
「はいっ!」
「ウモ?」
「よし、今日は長澤まさみだね!いいよっ」
パンポンが上空から合格点を出したので、でぶこも安堵し、
優しく笑みを返した。今日の顔は上手くいったのかお気に召して
くれたようだ。
「さあ、悪魔さん。きてください!」
特撮ヒーローが行う、両手をチョップにし、腰を落とした構えで出方を待つ。
へっぴり腰のお尻からスカートの中が覗いた 。
ヒロインの体脂肪率40%以上の制約があるスレはここですか?
腹痛ぇw
毎回顔が変わるヒロイン噴いた
もっとやれ
417 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 15:13:33 ID:lnWpc3Am
あげ
いや、もうやるなw
デブスレ立てて引きこもれ
そろそろこれまでの反動で拒食症の魔法少女が出るか?
DQN市民にお前のせいでやつらが攻めて来るんだと詰られながら
陵辱される魔法少女はいつきますか?
ザンボット3か・・・
市民が・・・と言うと、メガレンジャーとかウルトラマンガイアとか
ウルトラマンメビウスとか、幾つか思い当たる節はあるな
ダイレンジャーとフラッシュマンの最後の方?
デビルマンを思い出した。戦ってる本人じゃないが。
確かにあってもいいシチュだな。
マーズとか(ゴッドマーズじゃないよ)
426 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 13:26:21 ID:VDjc2pEQ
保守
427 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 14:24:38 ID:Q7snuO7P
元ネタはデカレンジャーの炎が本体でデカブライトを焼いた宇宙人だけど
宇宙の悪魔から地球を守る使命を受けた五人の魔法少女達だが
ある鎧宇宙人と戦い宇宙人は大量の水を残し倒れるが
実は鎧から吹き出した大量の水の方が本体で安堵している五人に襲いかかり
逃げる暇もなく水に飲み込まれ川にダイブし一人は気絶し
気が付く頃には宇宙人の体内に等しく逃げ道が無い中で逆らえば気を失っている仲間を殺す。もし受け入れるなら何もしないと脅迫され陵辱される4人の姿
そして気が付いた少女にも魔手が迫り始まる惨劇と約束が違うと泣き叫ぶ他の4人
ってシチュを妄想した事がある。完成はしなくて頓挫した作品だけど良かったら好きな様に改変改造してネタに使って下さい
魔法少女の戦闘スタイルは近距離型と遠距離型のどっちが好き?
自分は近距離型のほうがすきかなあ
>>428 どちらも器用に使いこなす奴が(ry
どちらかといえば
>>428に同意なんですがね。
ここ見て思いついた妄想の一部が形になったんですが、書いてみていいでしょうか?
>>429 wktkwktkwktkwtkwktwktwktwktkwktwktkwktwktkk
ぜひ書いてください
うはwww
一日はレスつかないんかと思ったのに、人は居るんですね。
ご覧になる前の諸注意
1:本編では生身の魔法少女を相手にすることも多々ありますが、予告編はちと違うことになってます。
2:残念ながらあんまりエロくないです。魔法少女にありがちなネタは出来る限り取り扱いますが。
3:触手有りです。苦手な方はNG指定を。 4:あくまで予告編です。話が掴めなさそうなときはNG(ry
と、いうわけで、タイトル(NG登録用)
『絶対魔法代理人(ぜったいまほうえ〜じぇんと)』で、投下いたします。
>>428 遠距離型とか言われると氏発案の超長距離砲撃魔法少女を思い出してしまってなあ・・・
地球のどこかの海上。遥かに広がる青と蒼の間で、
「……こちら代理人(エージェント)、どうぞ」
白銀の仮面を着けたヒトがどこかへと向けて飛んでいた。筋肉の付きかたから、男とわか
るそのヒトは代理人(エージェント)と名乗り、誰かと話をしているようだった。相手が
見えないが。
「こちら本部。現在位置から十時の方向、八キロに熱源反応多数。反応のタイプから判断
しますに魔法少女型アンドロイド、MA-361と思われます。どうぞ。」
話しかけた先――本部――から(恐らく何らかの方法による通信なのだろう)返事が返る。
代理人(エージェント)と名乗る男は、先ほどまでよりも飛ぶスピードを上げて、目的
の場所へ向かう。ほどなくして、彼は目的の場所に到着したのか、進むのをやめる。そこには、
「いやいやいや……これは多いねぇ」
と彼も驚嘆する程の、恐らく百を軽く超えるだろう、ヒト、それも八歳から十歳の姿をし
た少女達がいた。だが、少女達から生気は感じられず、人形という例えがしっくりくる。
そう、まさに人形のような……
「ま、いつも通り快感で回路を焼ききってやるかね」
そう男はつぶやき、体の左脇から黒い、三十センチくらいの棒を取り出す。
「いっけぇいけいけ俺、さっせぇさせさせさせさせさせ俺……」
と延々と奇妙なリズムでつぶやきながら、棒を真っ二つに分ける。
すると、棒の外側を向いている方からピンク色のビームの刃が伸びた。
見向きもしないで少女達が次々と突っ込んでくる、その殺那。刃が彼女達を切り裂く。
すると、切り裂かれた少女達に異変が起きた。
彼女達は
「あぁん」
「はうぅ」
等と矯声をあげだしたのだ。
今度は体の右脇から銃と思わしき物を取り出し、残りの少女達をピンク色の小さな弾が
貫く。残りの少女達も矯声をあげていく。
――なんで快感を感知するようにしたんだろうか――
そんなことが男の頭をよぎるが、再び少女達が攻撃を仕掛けると、頭からそんなことは消
え去った。
今度は彼の攻撃もうまく当たらず、ついに……
「直・撃」
少女達が放った魔弾がいくつも男の体を貫き、魔法の刃が、彼の体を一閃する。
少女達は勝利を確信していた。
だが、その時である。男の体が一瞬光り、少女達の目をくらます。そして次の瞬間。
彼の持つ武器の各所から、さらには彼の体の各所等からも伸びる紅い、ぬめった触手が
少女達へと飛んでいく。あるものは体に突き刺さり、あるものは身体を切り裂いて、少女
達の多くは爆散していく。
いつの間にか十体程に減った少女達。一変した状況に、そしていつの間にかほとんど着
衣がないのに混乱するものの、破壊されなかった者は安堵する。
この後の、快楽を感知できる故の残酷な運命も知らずに。
男らしきものは再び触手を大量に飛ばすと、十体全てをそれぞれ縛りつける。男らしき
ものが何かうめくと、再び少女達に異変が起きた。
逃れようともがいていた少女達が、先ほど以上に身悶え、中には
明らかに不安定な状態になるものが出てきたのだ。
再び男らしきものがうめくと、身悶えはしなくなったものの、ついに、少女達に反撃の
様子は見られなくなった。
そして、男らしきものから伸びる触手の残りが、彼女達の太股に、口に向かい――
それを感知した少女達は最後の力で拒絶の悲鳴をあげるが、効果があるわけもなく、な
すすべなく触手は少女達の股間に、口腔に侵入
していった。
始めはあまりの苦しみと痛みに目を見開き絶叫したが、触手によって馴染まされていく
うちに徐々に快楽を感知するようになり、耐えきれなくなった者は全身を真っ赤にして煙
をあげて機能停止するなどし、最後まで耐えた者も、触手が脈動し白濁液を膣内らしきと
ころや口腔奥にぶちまけると、快楽に屈し、散っていった。
男は触手を引っ込めた後、何とか動ける位には回復した体で『本部』と連絡を取り、どこ
かへと飛んでいった。……最も、先ほどとは比べ物にならない遅さであったが。
436 :
補足。:2007/08/12(日) 00:38:17 ID:p6CkvqWh
問、主人公は?
答、もちろん、代理人の男ですよ?
問、少女達は悪役かよ!
答、そういうコンセプトなんで。
問、あんまし凌辱の香りがしないけど……
答、相手は一応アンドロイドですしね。……ってスレ違いじゃねぇか!さっさと基本設定
固めて1話書けるようにしなきゃ!
てなわけでスレ違いな香りの燃料ですが、スレがkskして下さればこれ幸いかと。
では、また第1話で。あ、1話は人間相手ですよ。ついでに今日よりはるかにグロいで
すよ、出血とかいぱーいですし。
GJGJG!!!おもしろす。
GJ!
こういう展開も良いかも
奴が・・・目覚める・・・来る・・・!
邪気眼誤爆
>>441 実際に魔法少女なら邪気眼じゃない気が……
それともショボイ魔法しか使えなくてインチキ扱いされてて
周囲からは邪気眼持ちとさして変わらない扱いとか?
自分が魔法少女であることをあたりに言いふらすのだが
戦いは第三者が入らない特殊なフィールドで行われる
ので誰も気がつかず邪気眼扱いとか?
周りからは邪気眼扱いされるが
男だけは無邪気に反応を示してくれるよき理解者で惚れる
というスカラー電磁波を受信
おk
書いてみるわ
ちょっと前から妄想してたものを書き起こしてます。
出来たら投下してもよかですか?
魔法少女のなんたるか、とかあんまり知らないもんで、
こんなの魔法少女でもなんでもねぇ!
とか思われるかもしれませんが…。
wktk
えっと、とりあえずプロローグだけ書いてみた。
だけど忠告があるんだ、とりあえず聞いて欲しい。
まず作品内容について。
基本触手だとか、異種姦ベースになると思われる(プロローグはちゃうけど)
おそらく快楽系よりは苦痛系。
快楽堕ちとかは多分ない。分岐とか出来たらやるかもだけど。
グロとかまでは行かないと思うけど、結構キツめかも。
文章長いっす。気軽にさくっとエロって感じではない。ごめん。
なのでその辺苦手な人は回避お願いします。
んで、一番の問題。プロローグは魔法少女出てきませんorz
エロシーンは一応ありますが、少女ですらありませんorz
1話以降は魔法少女ですし、エロもつけますんでご勘弁を…。
んで作者情報
俺こういうの書くの初めてです。一般の話すら書いたことありません。
技術不足は大目にみてほしいんだ。
特にエロとかまだまだだとは思うが、精一杯書いたつもり。
気が向いたら読んでやってください。
ひねたタイトル決めるの苦手なので単純に「魔法少女杏(あんず)」ということで行きます。
それでは。
一人の男が夜の道を歩いていた。彼の名は馬木 透(まぎ とおる)。
身長は少し高いが、取り立てて変わったところのない大学生だ。少なくともこれまでは。
切れかけの電球がいくつか灯るだけの薄暗いトンネルを通り、家路を行く。
何かがおかしい、と思ったのは5分後のことだ。トンネルの終わりが見えないのだ。
振り返ると入り口は遥か遠くに霞んでいる。それなのに、前に出口は見えてこない。こんなに長い筈はないのに。
困惑しながらも先へと進むと、正面に男が立っていた。透をジッと、睨み付けるかのように見つめている。
まだ若いように見えるが、全身を黒く包んだ服と帽子のためはっきりとはしない。
恐る恐る前へと進み、近づいたとき、男は透に話しかけてきた。
「今の生活に飽きてはいないかい?」
意外に高い声で吐き出された言葉は不可解なものだった。
怪しい事この上ない。こういった類の質問を投げかけてくるのは大抵ろくなものではない。
そう考え透は無言で、足早に立ち去ろうとした。しかし、男は透の手首を急に掴んだ。
透は驚きと恐怖でその手を振り解こうとするが、ビクともしない。すさまじい力で掴まれている。
男は静かに続ける。
「YesかNoで答えてくれればいいんだ。」
この男には逆らえない、そう透は理解した。何故かは分からない。
そして、嘘をつくことも躊躇われた。全てを見透かされてしまいそうな気がしたのだ。
だから、透は答えた
「…Yes、だ」
それは本心だった。大して代わり映えのしない人生には飽き飽きしていた節があったのだ。
大学の単位やら就職活動やら、先のことを考えることにもうんざりしていた。
男は満足そうに頷いた。かと思うと、突然透の頭を鷲掴みにした。
突然の出来事、そして力の強さに透は呻くことすら出来なかった。
「それなら、新しい人生を与えてやろう」
そう言うと、男の手から青白い光がぼんやりとあふれ出し、透の頭に流れ込んだ。
透の頭は焼けるような熱さに包まれた。そしてそれは上半身、下半身へと流れて行き、体全体を包み込む。
あまりの衝撃に、透の意識は遠のいていった。
透が再び目を覚ました時、そこはまだ先程と同じトンネルの中だった。
しかし何かが違う。いや、全てが違うように感じられた。一体それは何故なのか。
答えはすぐに分かった。全ては透自身の変化によるものなのだ。
あまり良好とはいえなかった視界は遥か遠くまで見渡せると思うほどに冴え渡っている。
また、聴覚・触覚など、あらゆる感覚が全て研ぎ澄まされているのを感じた。
辺りを見回すと男はまだそこに立っていた。
「気分はどうだい?」
男は言う。
気分は最高だった。今ならどんなことだって出来そうな気がした。
これまで生きてきて、これほどまでの万能感は経験したことがなかった。
透が何も言わないうちに男は答えを察したようだった。そして透に告げた。
「君は今魔法使いになったんだよ」
普通に聞けばなんとも馬鹿馬鹿しい台詞でしかないだろう。
しかし、今の透にはその言葉を信用することが出来た。
今の自分の状態は少なくとも普通ではない。
何か自分の知らない力が働いていたとしてもおかしくなかった。
そして何より、今なら魔法すら使えるという自信があったのだ。
「手を前に出して、念じてみな。そうだな、炎でもイメージしてみるといい」
透は男の言われるままに従った。男への不信より何より、自分に何が出来るかという好奇心が強かったのだ。
手を突き出し、炎のイメージを頭に浮かべる。
すると次第に手のひらに何かが集まるような感覚があった。
次の瞬間、透の手から火柱のような勢いの炎がほとばしった。
透の心を満たしていたのは驚きよりも、恐怖よりも、興奮であっただろう。
自分は今までとは違う「何か」になったことは確かだった。
男の方を振り返ると、男は少し驚いたような顔をしていた、そして何かを考えるような表情へと変わる。
「凄い、これは凄いよ」
透は興奮したまま男に話しかける。
「ああ、確かに凄い」
男も応じる。
「だけど、これじゃ少しバランスが取れないな」
男の言葉が透には理解できなかった。バランス?一体何のことだ。
そう思った瞬間、透の胸に先程とは違った種類の熱さが広がった。
「がああああぁぁぁぁ!」
透は叫びながら地面をのた打ち回る。何かが透の胸に小さな穴を穿っていた。
男は透を押さえ、その穴に手を当てる。すると、透をとてつもない脱力感が襲った。
先程までの万能感を支えていたものが身体から抜け落ちていくような感覚。
次第に痛みは引いていったが、透の体は先程からは程遠い状態になっていた。
喉の渇きのような感覚。透は何かに飢えている。食欲ではない。これは一体何なのか。
「…何なんだ、一体…」
透は息も切れ切れといった状態で男に問いかける。
男は無表情のまま答えた。
「説明するより、こっちの方が早いだろう」
男はそういうと再び透の頭に手を当てた。透は恐怖を感じたが、体は逃げてくれない。
先程のような熱はなかった。ただ、透の頭の中には知識が入り込んできた。
自分は一体どのような状況に置かれているのか、それを急速に理解した。
男は魔法使いなのだ。しかし、頭に「闇の」が付く。透はその魔力を体に注入されたのだ。
すなわち、透も「闇の」魔法使いになったということだ。
闇の魔法使いの力の源、そして生命力の源は魔力だ。
しかし、闇の魔法使いは大気中にあふれる魔力を直接取り込むことが出来ない。
だから人を襲い、魔力をその身に取り込むことで魔力を高める。そんな存在なのだ。
今、透が飢えているのは魔力なのだ。先程の男の行動は透の魔力を奪うものだった。
透の魔力は尽きかけている。今すぐに魔力を取り込まなければ、遠からず死に至るだろう。
男は口元を歪めた。
「獲物が欲しいだろう?用意してやったよ。存分に喰うといい」
魔力が尽きかけていても、その視力は変わっていないらしい。
遥か遠くに見えていたトンネルの入り口から女性が歩いてくるのが見えた。
透と同じく大学生ぐらいだろうか。彼女もこの異常な空間に迷い込んでしまったのだろう。
透の理性はほとんど働いていなかった。本能の赴くがまま、その女性に襲い掛かった。
「ひっ!」
女性の顔が引き攣る。それも当然だろう。男がとても人とは思えぬ速度で自分へと向かってきたのだ。
透は女性を押し倒すと、服の上から強引に、乱暴に胸を揉みしだいた。
「い、痛っ、痛い痛いぃぃ!」
透の力は以前とは比べ物にならないほどに強くなっていた。
本人はそれを自覚していないものだから、胸を握り潰さんばかりの勢いだった。
苦痛の表情をする女性のことなど気にもかけず、透は魔力を求めて唇を貪るように奪う。
「ん゙、ん゙ん゙ん゙ん゙っっ!」
女性は痛みと不快感、恐怖に耐え続ける以外に術がなかった。
透の力は常人のものとはかけ離れたもので、ただの女性がどうにかできるものではない。
透は脱がすのももどかしいとばかりに服を引き千切り、その豊満な胸をあらわにする。
既に青く痣が浮かんで痛々しいそれに、透は無心にむしゃぶりつく。
「や、やめ、やめてっ…」
何を言おうと透の耳には届いていない。魔力を吸い尽くし、自らの死を回避すること以外は何も頭になかった。
胸に吸い付いていても魔力が得られないことを察した透は女性を掴み、うつ伏せになるように床に打ち据える。
「ぐっ…!」
女性は息をするのも苦しそうにもがいていた。痛みでまともに体が動かないようだ。
透はショーツもスカートも一緒に千切り捨て、女性の秘所をあらわにする。
当然ながら、これまでの行為で濡れているはずもないそこに、いつしか反り立っている剛直を躊躇いもせず突き入れた。
「あああぁぁぁぁっっ!!」
女性はあまりの痛みに大きな声で叫ぶ。魔力の影響もあるのか、それは常人のものより一回り大きかった。
透はそんなこと気にするはずもない。勢いよくピストンを始める。
「ああ、あっ、あっ、あぅ、ああぁぁぁ!!」
女性の秘所からは鮮血が漏れていた。それは破瓜によるものなのか、どこかが切れたのかは定かではない。
まさに獣のように、透は後ろから女性を突き続ける。
次第にその勢いは早くなっていく。それにつれて、女性の叫びは弱々しいものへと変わっていく。
「うううぅぅぉぉぉ!!!」
透は叫び声をあげ、女性の膣に精を放つ。
「いやあぁぁぁぁぁ!!!」
女性の声が一段と大きく響いた瞬間、透は自分の体に魔力が注がれていくのを感じた。
透の体に注がれていく魔力が途切れたとき、女性は小さく呻いてその場に倒れた。動く気配はない…。
「どうだった?」
息を切らす透にの後ろから、男の声がした。
「まぁ、ただの人間だから、大した量じゃないだろうけれどね、一度で吸い尽くしちゃうし」
動かなくなった女性を見下ろしながら言う。生きているようには見えない。
「これから君はこうやって人の魔力を奪いながら生きていってもらうよ」
男は透を見つめながら言う。
「君の魔力には『穴』を作らせてもらった。何もしなくてもそこから魔力が零れ落ちていくだろう。
少なくとも、それを補うぐらいの量は奪わないと、そのうち死んじゃうからね。」
透は男を睨む。
「なんでこんなことをする必要があるんだ。」
男は静かに答えた。
「僕らには、正確に言うと君には、敵がいるんだ。」
要領を得ない。
「敵がいるなら、何故戦力を削るような真似をするんだ。不利になるだけだろうが。」
男は微笑みながら言う。
「さっき言っただろう?バランスが取れないんだよ。君は力がありすぎたんだ。今の彼女らでは相手にならない。」
「どういうことだ?」
「これはね、ゲームなんだ。ゲームバランスはちゃんと調整しないと駄目だろう?」
男は当然のことを話すような口調で言う。
「ふざけるなよ、ゲームだと?人を勝手にこんな体に変えやがって、それでするのがゲームだってのか。」
そして、そのゲームのために透は苦痛を味わい、人を一人喰い殺したというのか。
「そうだよ、ゲームだ。君も、相手の娘たちも、僕の作ったゲームの中で命がけで戦ってもらうことになるね。
そして、君達はそれを拒否することは出来ない。君達に人権なんてものはないんだからね。」
透は怒りに任せて怒鳴り返そうとした、しかし、体が全く言うことをきかない。
「ほら、動けないだろう?僕は指一本動かさず、君を殺すことだって出来るんだ。
絶対的な力の前では、ただただ従うことしか出来ないんだよ。」
悔しいが男の言う通りだった。男は全く動かなかった、それなのに透は喋ることすら出来なくなっている。
この男が思えば自分などすぐさま切り捨てることが出来るのだ。
この男の言うことに従うしかないということを透は悔しくも理解した。
「さて、ルールは簡単だ。結構自由なもんでね。」
男は軽々しくいう。人の命を扱うゲームだというのに、だ。
「今この街には君の敵、光の魔法使いが何人かいるはずだ。
まぁ、どれも小さな女の子ばかりだからね、魔法少女ってところかな?
相手を倒してしまえば勝ち。それだけだ。簡単だろう?」
もっとも、ゲームバランスを調整したわけだから、実行は簡単ではなくなっているのだろう。
「ただし、単純に倒してしまえばそれでいいというわけではない。
相手はここにいるのが全てではないからね。
魔法少女はただの人間に比べれば莫大な魔力を持つけれども、
数人の魔力を奪ったぐらいでは、君は大した力をつけられやしない。
もうちょっと強い娘達が何人か一度にかかって来たらそれでアウトだ。」
男は親指で首を切るような仕草をする。
「彼女らは、僕らと違って、大気中の魔力を取り込むことができるんだ。
だから、死なない程度に魔力を奪い、逃がす。そして回復したところでまた奪うんだ。」
「自由に魔力を取り込めるんだったら、俺なんかじゃ歯が立たないんじゃないのか。」
「彼女達の取り込める魔力には限界がある。
相当な修練を積まなければ、その限界はなかなか上がらないんだよ。
一方、僕らには限界がない。肉体が持つ限りはね。
だから、上手くやれば、彼女たちなんて目じゃないってわけだ。」
自由に魔力を取り込めるが、限界がある。自由に魔力を取り込めないが、限界がない。
これが光と闇の魔法使いの絶対的な差であるようだ。
「この街にいる魔法少女を全て倒し、
増援が来ても返り討ちに出来るぐらいの力をつければ君の勝ちってわけだ。」
「まぁ、今の状態で直接彼女らと戦ったら負けるだろうからね。最初は魔族と契約を結ぶといい。
さっき君に送った情報の中に彼らとの契約のこともあったはずだ。後で思い出すといい。」
透が少し記憶を辿ると、確かにいつの間にか魔族のことが知識として頭に入っていた。
知らないはずのことを知っている、なんとも奇妙な感覚だった。
「これで説明は全部だよ。何か質問はあるかい?」
文句なら山ほどあったが、ここで言ってどうなるものでもないだろう。
「なんでこんなことしてるんだ?何の意味があるんだよ。」
透は一番の疑問をぶつけた。
男は不思議そうに首を傾げてから答える。
「楽しいからだよ。当たり前だろう?」
透は聞いたことを後悔した。必要のない質問だったようだ。
「じゃあ、もういいね。後は好きにやりなよ。僕は傍観してるからね。」
そういうと、男は背を向けた。しかし、歩き出す前にもう一度透の方へ向き直って言った。
「ああ、僕の名前を教えてなかったね、ヴァイスっていうんだ。よろしくね。」
それだけ言うと、男はもう一度背を向けた。
そして、透が瞬きをした一瞬でその姿は消えていた。
透はいまだ困惑していた。この一連の出来事が本当に現実なのかどうか判断しかねていた。
ただ、死ぬぐらいならその魔法少女とやらをさっきの女同様に喰ってやるほうがずっといい、と考えていた。
/プロローグEND
以上。なんか設定の説明ばっかりですが。
色々分かりにくかったら、言って下されば後々補足しますので〜。
では、1話制作にかかります。
乙〜
期待させて貰う
乙
第1話完成しました。疲れた…。
プロローグで魔法少女出ないままってのはアレなんで、
とにかく今日はここまで投稿させてもらいます。
何か意見とか、もっとこういう方が、とかありましたらどうぞお願いします。
出来る範囲で答えさせていただきますので。
それでは↓
芹川杏(せりかわ あんず)は魔法少女ではない。ごく普通の少女だ。
ごく普通、というと語弊があるかもしれない。
正確には普通より少し背が低い。胸も小さい。まったくないとは言わないが。
性格は、多少凡庸な紹介になるが、明るくて活発、といえば分かりやすいだろう。
そして正義感が強いというのも特徴だといえる。
その正義感が原因で一連の出来事に巻き込まれることになるのだが。
杏は悩んでいた。
授業の内容は完全にシャットアウトされている。
杏の住む、この街では最近とある噂が広まっていた。
突然、人が失踪するといった事件が多発しているというのだ。
しかし、ニュースにはなっていないため、本気にしていないものも多い。
また、こちらは事実として確認されているものだが、
突然、何の前触れもなく長期欠席をする生徒が増えている。
この2つがちょうど同じ時期に起こり始めたことから、その関連を疑うものもいる。
杏の悩みはこのことに関係がある。
杏の幼馴染とも言うべき、一つ年上の矢幡葵(やはた あおい)の行方が知れないのだ。
噂となっている失踪事件となんらかの関係があるかもしれない。
そう思うと、杏は不安になる。姉妹のように生活してきた葵を失うかもしれない。
警察には届けてある。彼らに任せておけばいいのだろうが、彼女はどうしてもそれで納得できなかった。
そこで、失踪事件の関連が噂される長期欠席の生徒に話を聞こうとしたが、門前払いにあった。
だから今、授業中にもかかわらず、授業を無視して次に取るべき行動を模索していた。
(少し危ないけど、行くしかない)
そう心に決めて、杏は小さな賭けに出た。
杏に考え付くことなどたかが知れていた。
それは2日前、つまり失踪当日に葵が取ったであろう行動を自分で再現することだ。
葵は2日前、塾を出たことは確認されているという。その帰宅途中で失踪したということだ。
葵が自分から失踪することなどありえない、と杏は考えていた。
だから、きっとその時間、帰宅ルートのどこかで何かが起きたのだ。
杏は、夜10時過ぎから彼女の帰宅ルートを探索することを決めた。
杏のような子が一人、夜10時の人影もまばらな道を探索するのは明らかに危険だ。
母親に言おうものなら全力で止められるに違いない。
だから杏は家を抜け出し、探索に向かった。
姉妹同然の葵を思った杏なりの正義感がこの行動を起こさせたのだろう。
杏は深夜までにはこっそりと家に帰り、母親に気付かれないようにするつもりでいた。
しかし、その見通しが甘かったといわざるを得ない。
その夜、杏が家に帰ることはなかった。
10時過ぎ、塾にたどり着いた杏はまた悩んでいた。
杏の家と葵の家は近所だ。杏の家からこの塾までの道程こそ葵の帰宅ルートなのだ。
しかしここまで来た道に異常はなかった。このまま来た道を戻ったところで何の発見もないのではないか。
このまま帰るか、あるいは、もっと別のところを探索するのか。
失踪事件は多発しているという。それならば、今日もこの街のどこかで起こる可能性がある。
それは葵を見つける手がかりになるかもしれない。しかし同時に杏が危険な目に遭う可能性もあるということだ。
杏は悩んだ末、少しだけ、と家とは反対方向へと歩き出した。
1時間。繁華街から路地裏まで、散々探したが、何も見つけることは出来なかった。
(警察だって探してるのに見つからないんだ。そんな簡単に見つかる分けないか…)
今日は無理だと諦め、杏は踵を返した。そのとき、何か不思議な感覚を覚えた。
(何だろう…)
これ、といった何かがあるわけではない。だが、何かが変化したような気がした。
(何か起こったのかもしれない)
そう考え、杏はもう一度だけ周囲を探索し始めた。
大通りから少し奥に入った通り、今にも崩れそうな廃ビルを曲がったところだった。
そこは目に見えて異質だった。大きなドーム型に真っ黒な空間が広がっている。
中を覗き込もうとしても、何も見えない。
杏はドーム型の空間のすぐそばまでそろそろと近寄った。
足元の小さな石を広い、その空間へと投げると、石は中へと消えていった。
中には入れるようだ。どうするべきか、杏はまた悩んだ。
この謎の壁の向こうに、自分の求めているものがあるのかもしれない。
しかし、そこに一体何があるのか、どんな危険があるのか分からない。
(それでも…)
杏の正義感がここで顔を出す。姉同然の幼馴染。
彼女を助けるためなら、どんな危険も顧みず進むべきだと結論付けた。
踏み込んだその中は、想像を大きく超えたものだった。
まず目に入ったのはボロボロに倒壊した廃ビルたち。
この空間の外とは全く違う光景が広がっている。
そして、そこにはにわかに信じがたいものがあった。
それをなんと表現すればよいのか、杏には見当がつかなかった。
(な、何…あれ…)
杏は完全にすくみあがっていた。そこには魔族の姿があった。
もちろん杏にはそれを魔族と呼ぶことすら分からない。
杏にとって存在するはずがないものなのだから。
人の体に爬虫類のうろこを貼り付けたような形をしたその生き物。
とても大きなその姿は醜く、そして恐ろしかった。
しかし、そこに見えたのはそれだけではなかった。
もう一つ、魔族に比べて遥かに小さな何かがいる。
杏は目を凝らした。すると、ようやくそれが人なのだと気付く。
杏よりは少し大きい、標準的な身長の少女だ。風変わりな衣装を着ている。
いや、人の形をした何か、かもしれない。人はあんな高速で動けるものではないはずだ。
それに、あれは空を飛んでいる。人に空は飛べないはずだ。
(あれは何…?私、一体どこに迷い込んじゃったんだろう…)
その人の形をした何か−カザミは極限状態にあった。
昨日も魔族と戦い、その時は辛くも勝利した。しかし2日連続での戦闘は厳しかった。
彼女ら魔法少女は各地で魔族との戦いを繰り広げていて、十分な人材がいない。
この地域にやっと駆けつけられたのはカザミ達2人だけだった。
(2人といっても実際戦えるのは私一人。なんとか切り抜けないと)
そう思うものの、彼女の魔力は尽きかけていた。もういくつも魔法を放てないだろう。
しかし、ここで負けてしまっては次がさらに厳しくなるのが分かっている。負けられない。
その魔族はその大柄な体格に見合わず俊敏だった。
壁や床を蹴り、跳ねるようにしてこちらに突進してくる。
その上魔法も使う。結構に高等な種族かもしれない。
(あと使えるのはシールド魔法1回か攻撃魔法2回か、どっちかってとこね)
防御をしたところで勝てるわけではない。あと2回の攻撃で撃破を狙う。
−しかし。
カザミはこの異空間の端に動くものを見つけた。
(敵は他にいなかったはず−じゃあ一体誰?)
異空間には外からは誰も入れないはずなのだ。
相当の魔力を持ったものがこじ開けでもしない限り。
カザミは戸惑った。
魔族はそんなカザミの様子を見逃さなかった。
魔族はカザミの視線の先にある人物、杏へと攻撃対象を変えた。
カザミのことはよくわかっているのだ。
彼女は、無関係な人が傷つくことを嫌う。だから。
カザミは余力を振り絞って加速し、魔族と杏との間に割って入った。
魔族の攻撃魔法をシールド魔法で防ぐ。
しかし、先程の加速のため、魔力は消耗し、シールド魔法は十分な効果を発揮しなかった。
魔法障壁は打ち砕かれ、魔族の放った雷がカザミを貫く。
「ああああぁぁぁぁ!!!!」
衝撃がカザミを突き抜ける。体が痺れて言うことをきかない。
もっとも、言うことをきいたところで、魔力はもう尽きている。何も出来はしない。
足元がふらつき、膝から崩れそうになったところへ、魔族の拳がカザミの腹へとめり込んだ。
「が、ふっ…」
巨大な体から繰り出される拳の破壊力は致命的だ。カザミはその場にくず折れた。
杏は目の前で起こることに、一切反応することが出来なかった。
何が起きているのかを理解することさえ出来ていないかもしれない。
呆然とその場に座り込んで動けずにいた。
股間の辺りが妙に温かいのは失禁しているからだろう。
突然、得体の知れない死の恐怖に晒されれば仕方がない。
そして杏はこれから目の前で起きることも、ただ見ていることしか出来なかった。
魔族はカザミを掴み、持ち上げると崩れた廃ビルの壁へと押し付けた。
口から粘液を吐き、手足を拘束する。カザミは大の字の形で壁に貼り付けられた。
少し見下ろす形で、魔族は嫌味な笑みを浮かべる。
「手間取らせてくれたが、とうとう終わりだなあ。魔法少女さんよ。」
カザミはまだ痛みに歪む顔をあげ、魔族を睨み返す。
「あら、喋らないから人の言葉は喋れない下級だと思ったのに」
嫌味を返すが、表情にも言葉にも力が入っておらず、魔族は鼻で笑い飛ばす。
「人間の言葉なんざ、好んで使いたくもないな。低俗だ。
人間なんて魔力を奪うためにいるようなもんだ。大人しく餌にされとけよ」
そういうと魔族はカザミの股間に手を回し、軽く握り締める。
「くっ…」
屈辱と痛みと不快感でカザミはまた顔を歪める。
「まぁ、お前はもう何度もヤられてんだろ。もう慣れたもんなんじゃないか?
それとも、まだまだヤられたりないか?」
魔族はショーツの中へと指を滑らせる。
「ん…」
そのまま指は膣内へと強引に進入し、無造作に動かし始める。
「く…んっ…は…」
カザミは必死で責めを耐えている中、さらにもう片方の手がカザミの胸を揉みしだく。
「んんんっ…くぅ、あぁぁっ!」
責めはだんだんと激しさを増し、カザミも徐々に耐え切れなくなり始める。
魔族は興奮した手つきでカザミの服の胸の部分を千切りとる。
服のボタンやアクセサリーのようなものが弾け飛び、すぐ横で座り込む杏のそばまで転がっていった。
露になったその乳房は大きくはないが小さくもなく、形の整ったものだ。
「この歳で大勢のやつらにヤられてきた割にはきれいなもんじゃねぇか」
下卑た笑いを浮かべながら、その乳首を強く摘む。
「んんんんんっ!!」
鋭い痛みに甲高い叫びを上げてしまう。
魔族はさらに乳首を何度も摘み、胸を揉み、膣内の指を激しく動かす。
「ああああっ、んんぅ、はああぁぁぁっ!」
カザミの声も段々と大きくなる。魔族は満足そうに口元を歪める。
「そろそろだな、イっちまえよ。」
そういって、さらに責めを激しくさせる。
「ああああああっ、ああああううあうううあぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
壁に拘束された体を最大限に震わせ、カザミは絶頂へと達する。
そしてがっくりと顔をうな垂れた。顔は悔しさと羞恥で紅く染まっている。
「ほら、休んでる暇なんてないぞ。これからが本番だからな」
魔族はそのペニス大きく勃起させ、カザミの股間にあてがう。
これまで気丈に耐えてきたカザミの表情が恐怖に歪む。
どう考えても魔族の大きさとカザミの大きさが釣り合うはずもない。
そのペニスがカザミの秘所に進入することなど不可能に思えた。
さすがのカザミも震え上がり、その歯がガチガチと音を立てた。
「大丈夫だよ。お前魔法少女なんだ、今は体が強化されてんだろ、そう簡単には壊れたりしねぇよ。
それにあれだ、壊れたら壊れたで別にいいしな。」
カザミの顔が絶望に染まった瞬間、魔族はそのペニスをカザミの秘所へと突きたてた。
「ぐうううぅぅぅぁああああぁぁぁ!!!!」
カザミの呻くような悲鳴が響き渡る。
さすがにキツイのか、中々奥まで入らないが、魔族は構わず突き進む。
「がぁぁあっ、いやぁっ、や、やめてっっ…!!」
カザミはなりふり構わず叫び散らす。先程までとはまるで別人のようだ。
秘所はミチミチと音を立てる。なおもペニスは膣へと進入しようとする。
「いっ、がっ、ああぁあぁぁっっっ!死ぬうぅっ、死んじゃ…、ああぁぁぁぁっ!!」
「そんな簡単に死なないっての。普通の人間じゃ、ないんだ、から、よっ!」
勢いをつけ、奥までペニスを押し込んだ。
「ぎ、いいぃぃぃぁぁぁぁあああああ!!!」
子宮の奥が引っ張られるような痛みに絶叫するカザミ。
魔族はもう一度ペニスを引き抜き、少しずつ勢いをつけてピストンを開始する。
「ぐぅっ、あっ、くっ、うぅぅ…、かっ、は、あぁ、ああっ!」
カザミは痛みで意識を保つのもやっとな様子だった。
いっそのこと、気を失えば楽なのかもしれないが、それほどやわな体ではないらしい。
ピストン運動の振動と共に形のいい乳房が揺れる。
そこだけ見ればまるで普通の性交のようにも見えるが、
実際はそれとはかけ離れた、地獄の様相を呈していた。
魔物はそのスピードをさらに上げ、スパートに入る。
「ああぁぁ、ううぅぅ、いいぃ、くぅぅぅっ、はぁぁああっ!!」
そして魔族は一度大きく腰を引き、最後に思い切りペニスを押し込んだ。
「あああああああああああぁぁぁぁぁぁぅぅぁぁっっっ!!!」
カザミは再び絶頂に達し、魔族はありったけの白濁液を彼女の子宮に注ぎ込んだ。
その瞬間、魔物にカザミの魔力が流れ込んでいく。
「うぅぅぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁ…」
とてつもない喪失感。カザミは、こればかりは何度経験しても慣れることはないと断言できた。
カザミは全身の力が完全に抜け、ぐったりとしている。
カザミを拘束していた粘液は役目を終え消え去り、
支えを失ったカザミは不恰好にそのまま崩れ落ちた。
杏はもうまともに息もしていられなかった。
普通の人間同士の性交に関する知識すら十分に持たない杏は、
あの巨大な魔族と小さな少女の一方的な、拷問にも似た陵辱に大きなショックを受けていた。
もう、失禁するだけの水分も体には残っていないように感じれれる。
カザミが陵辱されている間に杏はこの場を逃げるべきだった。
しかし、足は全く動かない。腰も抜けているのか、立ち上がることも出来そうになかった。
そして、魔族は杏の方を振り向いた。
杏は全身の血の気が引いたのを感じた。
(次は私…?あれと同じ目に…?)
ありえない。あんな目にあったら絶対に死んでしまう。
逃げたいのに、体が動かない。
カザミもまだ倒れて動かない。かろうじて息はしているが、もうボロボロになっている。
「折角だからお前も喰らっておこうか。どうやってこの異空間に入り込んだのか知らんがな。」
杏は自分に近寄る身の危険をどうにかして回避しようと必死になった。
しかし、やはり足は動かない。かろうじて動くのは腕ぐらいだ。
近くに転がる瓦礫のかけらを必死で魔族に向かって投げつける。
しかし、届きはしない。届いたところでなんの意味も成さないだろう。
魔族は杏の方へと一歩一歩近づきだした。もう数歩で杏に手が届いてしまう。
杏は手元にあるものは何でもいいから掴んで投げつけた。
もうまともに考えている余裕などない。
しかし、先程杏の元へと転がってきたカザミのアクセサリーを握り締めたとき、突然杏の体が輝きだした。
「なんだ!?」
魔族は突然のことに怯んだ。一体何が起こったというのか。
光が止んだとき、杏の姿は変わっていた。
容姿は相変わらずだが、先程カザミが身に付けていた服のような格好へと変わっていた。
杏は、自分の変化を感じ取っていた。杏の心を万能感が包む。
もう足はすくんではいなかった。すっと立ち上がり、魔族に向かいあう。
今の自分はあの魔族ぐらいなら怖くないのだ、と理解していた。
立場は逆転していた。今は魔族のほうが後ずさり、腰が引けているようにさえ見えた。
魔族は小さく舌打ちをし、
「今日の目的は果たせたからいい。次はお前の相手になってやるよ。」
そういい残し、姿を消した。
杏は急に力が抜け、先程のように地面にへたり込んだ。
しかし、力を振り絞りカザミの元へと歩いていく。
カザミの様子は酷いものだった。
杏が現れる前の戦いで負ったものらしい傷。
そして先程の陵辱の爪あとは大きかった。
カザミの秘所からは魔族の白濁液が流れ出しており、そこにはどこからか鮮血も滲んでいる。
杏はあのおぞましい光景を振り払うように頭をブンブンと横に振る。
(これからどうすればいいんだろう)
カザミをこのまま置いていく気にもなれず、杏は迷っていた。
それに、自分のこの姿は一体何なのか。
途方にくれていると、急に周囲を覆っていた黒い異空間の壁が消滅した。
どこからか、小さな影がやってきた。それは杏よりも幼い少女だった。
しかし、その身のこなしは常人のそれではなく、カザミの同類であることが見て取れた。
「お姉ちゃん!」
少女は叫び、カザミの元へと駆け寄る。
一瞬辛そうに目を伏せた後、カザミの体を軽々と抱き上げる。
おそらく不思議な力が可能にしているのだろうと杏にも想像出来た。
そして少女は杏の方を向き返ると、
「すみません。私と一緒に来ていただけますか?」
といって頭を下げる。
杏は悩んでいた。この数10分で起きた出来事のほんの少しも理解できていない。
それで一体どんな決断をすればいいのかなど分かるはずもなかった。
ただ、あれだけ傷ついたカザミを放っておいて家に帰る薄情さはなく、
また、この少女の言葉無視するのも彼女の中の正義感に反するものだと思えた。
だから一言
「うん」
と答えた。
/第1話END
ここまでです。ほんと、長くてすみません。
何か感想など頂けましたら飛んで跳ねて喜びますので。
それではもう寝ます。
初めてとは思えないほど、普通に上手いですね・・・
強いて言うなら、登場人物の容姿の描写が完全に抜け落ちていることかな?
小柄だとか、標準体型だとかは書いてあるけど、髪型とか服装とか顔つきとか、そういった物がほとんどないので、情景を想像しづらい
この板のSSの場合、普通の小説以上に、そこの描写が重要になる
でも、敵クリーチャーはちゃんと描写してるんだよねw
ktkr!gj!
ゲームとか、世界観いいな。
マターリと期待。イイヨイイヨー
GJ!
感想dです。
容姿の描写は、正直どうやればいい分からず曖昧にしてしまいました。
アウトライン(体型とか)だけ設定して、
読んでくださる人の想像に任せようかな〜なんて他力本願で。
敵は陵辱の方法に関わるので、描写はしないと駄目かなと思いまして。
でも、ちゃんと描写した方が良さそうなので、
ちょっと勉強して次回で主要3人の容姿とかコスチュームとかの設定つけます。
魔法少女杏、第2話完成しました。
うpしていきたいと思います。
今回もまた説明が多いです。すみません。
一山超えてしまえばこういった説明もせずに済むかと思いますので。
作中では登場人物の年齢について触れられていませんが大体
杏=13 カザミ=15 カナタ=11 葵=14
ぐらいの設定です。
ロリコンですがなにか?w
なんにせよ、以下から始まります。
その少女はカナタと名乗った。
先程の戦っていた−そして敗北し、陵辱を受けた−カザミの妹なのだという。
「では、私達の住んでいるところへと帰ります。私の手を取ってください。」
そういってカナタは杏に手を差し出した。
杏は少し不安を覚えながらもその手を取る。
するとカナタは小さな声で何かをつぶやき始めた。
次の瞬間、杏たちの姿はその場から消えていた。
次の瞬間杏が目にしたのはどこかの家の玄関であった。
カナタはカザミを抱えたまま、靴を脱ぎ中へと入っていく。
「ついて来てください。」
言われるがままに後をついて行くと、リビングルームのような部屋に着いた。
「すみません、少しここで待っていて頂けますか。姉をこのままにはしておけませんから。」
そういうと、カナタはカザミを連れてを部屋を出て行った。
一人リビングに残された杏は部屋を見回してみる。
パッと見たところは普通の家と変わりない。
あの娘たちも自分と変わらない生活をしているんだろうか、と想像した。
一体これからどんな話を聞くのだろうかと思いを巡らせながら待つこと10数分、カナタが戻ってくる。
「お待たせしました。」
2人は部屋のソファに向かい合って座る。
「まずは、あなたの名前を教えていただけますか?」
カナタは本題に入る前にそう切り出した。杏の緊張をほぐすためかもしれない。
杏は、そういえば自分の名前を教えていなかった、とそのときになってやっと気付く。
「私は芹川杏。…あなた達は一体何者なの?」
無礼を承知の上で、率直な疑問を告げた。
カナタは気を悪くする様子もなく答える。
「私達は魔法使いです。あなた達からしたらファンタジーの世界の住人のように思えるでしょうけれど。」
魔法使い。その非現実的な言葉も、先程の出来事を考えれば信用せざるを得ないのかも知れないと思えた。
「私達はこの町を襲っている、さっきのような魔族たちと戦っているんです。」
「戦ってるって、2人だけで?」
この家には他に人のいる気配が感じられない。
「他にも仲間はいますが、この街にいるのは私達だけです。襲われているのはこの町だけではありませんから。」
そういうとカナタは少し考えるような間を置き、そしてまた話し出した。
「私達はこことは別の世界に住んでいました。そこには私達、光魔法族と闇魔法族が住んでいたんです。」
「光と闇…」
「今、一人の闇魔法使いと私達光魔法族は戦っているんです。もう3年になります。」
「一人?相手は一人なの?」
「そう、相手は一人。ですが、彼は魔族を使役しているので、実際には一人ではないとも言えますね。」
カナタは続ける。
「彼の名はヴァイス。本名は分からないのでこれは通称ですが。
彼はたった一人で、私達の一族の全てを滅ぼすだけの力を持っているんです。」
たった一人で、一族を滅ぼす力…。杏には想像もつかない。
「彼は光と闇の魔法使いのハーフでした。これは前例のないことです。
彼らの一家はどちらにも属さず、身を潜めて暮らしていたといいます。
しかし、3年前のある日、突然彼は暴走を始めました。
最初に手にかけたのはその両親です。
異変を察知した闇魔法使い達が数人その場へと向かいました。
ですが、ヴァイスは彼らをもいともたやすく葬ってしまいます。」
「両親を…」
「そのことに怒った闇魔法族たちは彼を捕らえようとしました。
しかし、彼はことごとくその者達を退け、ついには闇魔法族たちの集落へと乗り込み、滅ぼしました。
闇魔法族は光魔法族に比べて数はずっと少ないのですが、それにしても恐ろしい力です。」
杏はその力の強大さよりも、自分と同じ種族を滅ぼす行為に恐怖を覚えた。
「何故彼はそれほど大きな力を持ったのか、推測に過ぎませんが、
その一因は彼がハーフであることにあると考えられています。
闇魔法族は大気中の魔力を自らの体に取り込むことは出来ない代わりに、
他人から魔力を奪えば、その力はどこまでも増大します。
一方、光魔法族は大気中の魔力を取り込むことが出来る代わりに、その力には限りがあります。
彼はその両者の長所のみを受け継いだと考えられているんです。
つまり、大気から魔力を自由に取り込み、際限のない力を手にすることが出来る。」
それは確かに脅威だっただろう。どちらの種族もが持つ足枷を彼だけは持たないのだ。
「彼は闇魔法族を滅ぼした後、光魔法族へとその矛先を向けました。多くの者が彼の前に倒れていきます。
一月もせずに、光魔法族の主要な戦力は失われてしまいました。残されたのは私達のような幼いものだけ。
もう全滅を覚悟するしかない、そんな時に彼は突如攻撃の手を止めます。」
カナタの顔が悔しげな表情に歪む。
「彼は私達に提案を持ちかけてきました。彼は人間界に魔族を送り込む。その手から人間を守ってみせろ、と。
彼はそれをゲームと呼びました。そのゲームが続く間は、私達を滅ぼさずにいてやろうというのです。
私達に選択権はありません。彼はその気になればいつでも私達など滅ぼすことが出来るのです。
彼の目的が何であるかなど関係ありません。
ただ、私達は生き残るために、彼を満足させるだけの戦いをしなければならないのです。」
ゲーム。あの出来事もゲームのうちだったというのか。杏はあの時の恐怖を一瞬思い出し、体を震わせる。
「それから3年。私達は少しずつ戦力を育て、何とか彼らと均衡した戦いを続けています。
いつ終わるかも分からない戦いをずっと続けているというわけです。」
杏はその途方もない話を理解するのに苦戦していた。
疑問に思うことはたくさんあったが、一番気にかかっていることをたずねた。
「最近この街で、失踪事件がたくさん起こってるらしいの。
それはやっぱりそのことと関係があるの?」
カナタはうなずく。
「全てがそうかは分かりませんが、大抵が魔族に襲われたものでしょう。
私達2人だけでは魔族を完全に抑えることは出来ていません。」
杏の心に絶望感が影を落とす。それでは葵は…。
「だから、あなたにお願いしたいことがあるんです。」
突然自分が話題に上がったとこに、杏は少し驚く。
「あなたの力を貸してほしいんです。」
「私の…力…?」
先程自分に起こったことを思い出す。
何かに触れたとたん光に包まれ、自分の様子が変わっていた。
確かに今の自分には何か特殊な力があることを感じることが出来る。
今になって、ずっと何かを手に握っていたことに気がつく。
杏はその手を開き、そこにあるものを見つめた。
丸く透き通った宝石のようなもの。何かのアクセサリーだろうか。
「それは、魔力を呼び覚ます触媒です。」
「触媒?」
「私達は普段は魔力を温存するため、その力を封印しています。
それを再び開放するきっかけとして使われるものです。」
「それに私が触って、何が起こったの?」
「あなたには潜在的に魔法を扱う素質があったんだと思います。
あなたの中に急速に魔力が流れ込み、あなたは魔法使いになったんです。光の魔法使いに。」
自分が魔法使いに…。確かに今の自分は以前の自分とは違うとしか思えない。
体に不思議な力が満ち溢れているのを感じる。認めざるを得ない。
「私に、あなた達と一緒に戦えっていうの?」
「強制する気はありません。ただ、私達は人手不足なんです。
そして、魔法の扱う素質を持つ人はそう多くいません。
もしあなたがその力を貸していただけるなら、とても心強いんです。」
自分には素質がある。ならば、その力を役立てる義務があるのではないか。
杏のなかの正義感はそう訴えかける。しかし…。
「でも、負けたらさっきみたいなことになるんでしょう…」
杏は必死に震えを押さえながら言う。だが、声も体もその震えを隠せてはいなかった。
カナタは俯いて言う。
「はい、その危険性は高いと思います。だから、本当に強制することは出来ないんです。
協力していただけない場合は、記憶を消して、自宅へ帰っていただくことになります。
魔族に襲われつつも、なんとか命を取りとめた人と同じように。」
突然の長期欠席の原因がそれなのだと杏は気がついた。
自分の学校にも、被害者がいるのだ。
「カナタちゃん…あなたもあんな目に…?」
カナタは俯いたまま首を横に振る。
「いえ、私の役目はサポートで、実際に戦ったことはないのでそれはありません。
でも、その恐ろしさは分かっているつもりです。」
その答えに杏は少しだけ胸をなでおろした。
目の前にいる、この少女までもがあのような目に遭うことは想像したくもない。
杏が横に目を向けると、窓ガラスに自分の姿がうつっていた。いつもと変わりない。
その茶色がかった髪の跳ねた癖も、子供から大人への過渡期のようなその顔も確かに普段の杏のものだ。
ただ、普段は大きく開かれた目は、今は不安げに細められている。
そして、自分の着ている服。膝上数センチ、といった感じのスカート。
上半身は体にぴったりと張り付くようなノースリーブの服の上に、
肘ほどまでの袖の、薄い上着のようなものを羽織っている。
この服だけがいつもの杏と見た目で大きく異なる点だった。
「この服は?」
カナタに尋ねる。
「魔力を開放したとき、その人は大抵自分に最適な姿へとその服を変化させます。
魔力を封印すれば元の姿に戻るはずですよ。」
自分に最適な姿…。
確かに、カナタとカザミでは服装が随分違う。
カナタはいかにも魔法使い然としたワンピースのローブのような姿だ。
一方、カザミはミニスカートに、肩ぐらいまでの上着といった軽装だった。
服装は違うものの、2人は同じ特徴的な薄いブルーの髪をしていた。
カナタの髪は長く背中までストレートに垂れていて、
カザミの髪は耳に掛かるかどうかといったショートだ。
ただ、顔の印象はあまり似ていないように思えた。
今目の前にいるカナタは、丸くやわらかそうな顔をして、そのたれ気味の目からは暖かな印象を受ける。
対してカザミはスッと細い顔立ちをしているし、その目は何処か鋭い。
その差は、もしかしたら経験してきたものの差かもしれない。
カザミは今日のような思いををどれぐらいしてきたのだろう。
「一つ聞きたいんだけど…」
杏は恐る恐る切り出した。
「何ですか?」
「魔族の被害にあった人って大抵知ってるの?」
「はい。私達以外にその人たちのことを処理してくれる人はいませんから…。」
杏は葵のことをたずねた。その容姿や失踪したときの状況など、知る限りのことを伝える。
「私の知っている中に、その人はいません。亡くなったわけでも、記憶を消して、家に帰したわけでもありませんね。
もしかしたら、私達の戦いとは無関係なのかもしれません。あるいは…」
「あるいは?」
「今もまだこの戦いに巻き込まれているのかもしれません。推測に過ぎませんが。」
それを聞いて、杏の心は決まった。生きている可能性がある。
それなら葵を探さなければならない。助けなければならない。
自分にその力があるのなら、他の選択肢はないはずだ。
杏は決意を胸に、どこにいるとも知れない葵のことを想った…。
2日前、葵は塾を出てまっすぐ家へと向かっていた。
いつもと変わらないはずの道、その途中で突然葵は不思議な空間に捕らわれる。
ただでさえ暗い夜道だったが、街灯の光さえも闇にかき消されそうになっていた。
周囲の音は消え、不気味な静寂が漂う。
葵は怖くなり駆け出すが、見えない壁にぶつかり倒れてしまう。
地面に強く打ち、痛む尻を擦っていると、突然重力が消えてしまったような錯覚に陥る。
葵は急な浮遊感を覚えた。少しして、自分は足を掴まれて宙吊りにされているのだと気付く。
しかし、一体何に吊られているのか。ここはかなりの高さだ。大人でもここまで吊り上げることは出来ないはず。
辛うじて自分の足を掴んでいるものに目を向けることが出来た葵は、絶句する。
そこには気味の悪い紫や緑色からなる触手のようなものがへばりついている。
力の限り叫ぶが、その声は誰にも届かない。ただ一人を除いて。
その触手を伸ばしている生き物の本体の隣にはヴァイスが立っていた。楽しげに頬を緩ませている。
「やぁ、お嬢さん」
ヴァイスは軽い調子で語りかける。
葵は何も喋ることが出来なかった。この異常な世界で平然としているヴァイスを理解することが出来ない。
「君は素晴らしい魔力の持ち主のようだ。君には僕に協力してもらいたいんだよ。」
葵にはその意味が分からなかった。ヴァイスも特に伝える気がないのだろう。
突然触手は葵の全身に絡みついてきた。
「い、いやあぁっ。」
両腕、両足を拘束され、胸や首筋、太ももにまで触手は絡み付いてくる。
恐怖、嫌悪感、気持ち悪さで葵の心は一杯だった。
制服ごしに葵の体を触手がぬるぬると這い回る。次第に制服のすそから中へと入り込むものも出てきた。
「ひっ!」
妙に湿った触手が股間や胸元といった敏感な部分へと侵入することで、葵の恐怖は頂点に達する。
おぼろげながら、触手の意図を理解してしまった。
その整った顔が恐怖に歪む。触手から滴り落ちる液体で、その綺麗な黒髪もドロドロになってしまっている。
葵の、歳の割に大きな胸に、制服の上から絞るのように触手が絡みつく。
「い、いたっ」
その締め付けに痛みを覚える。
同時に、太ももに絡みついた触手は先が口のように開き、足の付け根の辺りをその舌で舐め回す。
そこには快感のようなものは一切なかった。くすぐったいというものでもない
ただ、気持ち悪かった。恐ろしかった。逃げ出したいのに体は完全に拘束され、動くことさえままならない。
葵には体を這う触手の侵攻を止める手立てはなく、されるがままの状態だ。
「や、やめてっ、お願い!」
そのような懇願が通用するはずもなく、触手はむしろその行動を活発にさせる。
手足を縛る触手はそれを各々の方向へと引っ張り、葵は引き裂かれそうな痛みに苦しむ。
「いっ、ああぁぁ」
胸へと絡みつく触手はどんどん増えていき、葵の胸は制服の下でボコボコと波打っていた。
そのうち制服の継ぎ目がほどけ始め、まるで爆発するかのように弾けとんだ。
胸を包むブラジャーも今はズレ落ちており、桃色をした乳房の先端が見えている。
そこに触手が噛り付く。
「痛っ、ひゃ、あぁぁぁんんぅ…」
触手の口の細かな歯が葵の胸に刺さり、口の中の細長い舌は乳首にまとわりつくようにしている。
もう片方の乳房にも別の触手が噛り付き、両方が葵の胸を上下左右へと引っ張り回す。
「痛い痛いいいっ!!やめてぇぇっ!!」
衝撃で歯は乳房に食い込み、その傷口を広げる。葵は鋭い痛みに苛まれた。
乳房からは細い鮮血の筋がいくつも出来ていた。胸の揺れにつられ、歪な軌道を描いている。
その痛みに耐えているうちに太ももを舐め回していた触手が葵のショーツを掻き分け、秘所へと迫る。
気付いた葵は慌てて足を閉じようとするが、触手に引っ張られた足は思うように動かない。
成す術もなく、触手の秘所への侵入を許す以外に道はなかった。
その触手はあまり太いものではなかった。この2日後に行われることとなる陵辱に比べたら易しいものだろう。
しかし、葵は未経験であったし、魔法少女のような強靭な肉体も精神力も有してはいなかった。
「いや、いやあぁぁぁぁぁ!!!!」
だから、触手がついに挿入されたとき、葵はその痛みと絶望で絶叫した。
触手はその細さを利用し、するすると奥へと入り込み、波打つように葵を刺激する。
「や、あ、あ、ひっ、やぁぁ」
快感といえるのかどうかは分からないが、得体の知れない感覚が葵を満たしていた。
だがそれも乳房の痛みでかき消されてしまう。今、乳房に噛り付いた触手は乳房を潰しては引っ張っていた。
その歯の隙間から、触手の口からあふれた液体が滴っている。その液体がまた、乳房の傷口を刺激する。
ヒリヒリと染みる痛みで乳房は熱をもつ。もう少し痺れかけている。
葵の秘所にまた他の触手が迫っていた。いくら細いといえ、2本も入ればそれは人間の男性器のサイズを上回る。
しかし、その触手は1本ではなかった。3本の触手が同時に侵入を試みていた。
少しの間周囲を撫で回し、おもむろに突入する。
合計4本の触手が葵の膣内に侵入しようとしていた。
無論、可能なはずがない。
「ぎゃああぁぁぁっっっ!!」
葵はあまりの痛みに叫ぶ。処女膜は裂け、血が滲む膣壁を4本の触手が無理やり刺激する。
「ああっっ、いっ、かはぁっ、む、むり…っ」
それでも触手は動きを止めない。どんどんそのスピードを上げる。
するとやがて、触手の本体から出た体液が、触手の中を通り抜けるのが見えた。
まるでボールがホースの中を移動するような有様だ。
不幸なことに、葵にもそれが見えていて、自分の大事な何かを失うカウントダウンを自らしなければならなかった。
それが触手の口まで届いたとき、
一斉に白濁した液体が葵の胸を、腕を、足を、顔を、腿を、膣内を、そして子宮を汚す。
「いやああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
その瞬間、触手魔族は葵の魔力の源へと強引に割り入り、自らの魔力と葵の魔力を結合させる。
魔族このようにして獲物の魔力を奪い取るのだ。
触手魔族が葵の魔力を吸収したのを見計らって、ヴァイスは触手魔族の本体へと手を当てる。
その触手を介して、ヴァイスは自らの魔力を葵の中へと注入していった。
すると、突然触手魔族の動きが止まる。そして突然消滅してしまった。
触手に吊られていた葵はそのまま地面へと放り出される。
何が起こったのか、瞬間、ヴァイスも十分に理解できなかった。
葵が逆に魔族の魔力を吸い取ったのかとも思ったが、その気配もない。
ただ、触手魔族の魔力がなくなっただけのようだ。
数秒後、ヴァイスはある結論にいたり、邪悪な笑顔を浮かべていた。
倒れている葵のもとへと近寄ると話しかけた。
「おめでとう。これで君も今日から魔法少女だ。」
闇の、魔法少女である。しかし葵にはまだそれを理解する余裕がない。
そしてヴァイスは葵の額に指をかざし、知識を注入する。
そして数分後、葵は自らの状況を理解し始めた。
ヴァイスと同類存在になってしまったのだ。あるいは、自分を犯したあの触手魔族と。
「嫌、嫌嫌嫌あああぁぁっ。誰かをあんな目に合わせるぐらいなら、自分が死んだ方がましよ。」
ヴァイスはショックを受ける葵に容赦ない言葉を浴びせる。
「君の体は外傷では死に至ることはない。そのように僕の魔力が作り変えてしまったからね。
本当はそれだけだったんだが、予想外のことが起きた。」
葵はまだ半分放心状態である。
「君には特殊な能力があるようだ。魔力を結合した相手の魔力を消滅させる能力。まったく、面白いな。
ということは、どういうことか。君は体を傷つけたところで死ぬことはないし、
魔力を奪われて死のうとすれば、逆に相手を死なせてしまう。
このままだと君は一生誰かを殺し続けて生きることになるな。」
魔力が欠乏し始めれば自分の意思とは無関係に人を襲うようになってしまうだろう。先日の透のように。
葵は絶望に打ちひしがれた、自分は自分の意思とは関係なくただ人を傷つける化け物になってしまったのだと思った。
死ぬことさえ出来ない。もう何の希望も残っていない…。
しかし、ヴァイスはある方法を教える。
「だが、どうしても死にたいなら方法がないわけじゃない。」
「な、なに、教えて!お願い。私はこんなまま生きていたくない。」
「君の魔力を超える魔力の持ち主に犯され尽くせばいい。
君の能力も歯が立たないような魔力の持ち主ならば、君を殺すことができるだろう。」
そういってヴァイスは葵から離れ、いつの間にか消えていた。
葵は今聞いたことと、先程注入された知識を思い出し、自分のするべきことを考えた。
(死ぬしかない。このままでは無闇に人を殺してしまうだけだ。)
そして葵は自分を殺してくれるものを探して闇夜を彷徨い始めた。
自分の魔力は強大で、それを上回る魔族などそうそういないことなど知らずに。
/第2話 END
異常です。いえ、以上です。
異常なのは長さですね。
もっとコンパクトにまとめられる技量を身に付けたいものですが…。
夏休みで暇をもてあましてる怠惰な学生ですので、
一定量までまとめて書き上げたいと思ってます。
でないと続くかなそうな気がして…。
それでは。
なんという更新速度あなたは、いや貴方様はまちがいなく
このスレに降臨した救世主。
GJ!個人的には冗長さは感じなかったです。
>>487 ありがとうございます。
そんな風に言っていただけると光栄の極みですわ〜。
ただ暇があるから書けるだけなんですがねw
第3話完成しました
うpしていきます。
結構連投になってますが、大丈夫でしょうか?
他の方の投稿の邪魔になっているかもと不安もあるのですが…。
何かご意見あれば遠慮なく言ってくださいね。
それでは↓から始まります。
透は満足していた。ついに魔法少女からその魔力を奪うことに成功したのだ。
透が闇の魔法使いとなってから1ヶ月が過ぎていた。
低級の魔族と契約し、闇夜に紛れ人を襲わせることで、少しずつその魔力を蓄えていた。
魔族との契約とは、自らの魔力を魔族に提供することでその魔族を使役すると言うものである。
それにより、一時的に契約者と魔族の魔力はリンクする。
魔族が人を襲い、奪った魔力の一部は契約者へと自動的に流れ込むのだ。
そして先程、魔族がカザミを襲ったことにより奪った魔力の一部が透のものとなっていた。
これまで何体かの魔族が魔法少女と戦闘になっていたが、いずれも敗れていた。
普段は低級の魔族を複数街に放ち、人を襲っていたのだが、
そのような魔族では魔法少女には太刀打ち出来ないようだった。
そこで、透は強力な魔族を1体送りこむことで、魔法少女を確実に倒そうと画策した。
しかし、それさえも敗れてしまった。そのことでそれまで蓄えた魔力は大きく失われた。
次の日も同様に強力な魔族を送り込んだのは賭けだった。
前日の戦いで消耗しているであろう魔法少女を倒すことは困難ではないはずだったが、
万一そこで敗北すれば、透の魔力はほとんど底をついてしまっていただろう。
しかし見事魔法少女を打ち倒し、その魔力を自分のものとすることが出来た。
その量・質共に普通の人間とは比較にならないほどのものだった。
透は魔法少女の魔力を知ってしまった。もう普通の人間では満足できないだろう。
透は魔法少女を襲うことに悦びを感じ始める。とうに罪悪感など微塵も感じなくなっていた。
杏はカナタに協力の意思を伝えた。葵を救うため、そう固く決意したのだ。
「ありがとうございます。本当に…。」
カナタは杏の手をとりつぶやく。
これで少し敵と戦いやすくなる。姉の負担を減らすことが出来るのだ。
その時、ガタッという音がした。2人が音のした方向をを見るとそこにはカザミが立っていた。
その姿は裸にバスタオルを巻いただけのもので、いまだ足元は覚束ないようだった。
「お姉ちゃん!まだだめだよ。」
カナタはカザミに駆け寄り、その体を支える。
「その子のこと、私抜きで決められたら困るからね…。」
カザミは支えられながら、ソファに腰掛けた。
カザミは辛そうな表情で、しかし真っ直ぐに杏の目を見つめた。
「本当にあたし達に協力するつもりなの?
さっきのあたしを見たでしょう?あんなことは日常茶飯事なのよ。」
強い調子で杏に問いかける。
杏は一瞬顔を伏せた。その恐怖を忘れたわけではない。
しかし、自分に出来ることがあるならやらなければならないという想いは強かった。
記憶を消され、何もなかったかのように普段の生活に戻ることは出来ない。
「もう決めたんだ。私も戦う。きっと私の力はそのためにあるんだ。」
カザミを見つめ返し、きっぱりと告げる。それは自らに言い聞かせる言葉でもあった。
カザミはしばらく杏を見つめ、一度目を閉じた。
そしてその目を開き、言う。
「わかった。ちゃんと覚悟が決まってるならいいんだ。
仲間が増えるのはありがたいよ。よろしくね。」
カザミは杏に手を差し出す。杏はその手を取り、強く握り締めた。
その様子を見守っていたカナタは、
「ほら、お姉ちゃん。もう一度休まないと。自分の体は大切にしてよ。」
そう言い、カザミをもう一度何処かへと連れて行く。
その日から、杏の魔法少女としての生活が、戦いが始まった。
杏は自分の家へは帰れなくなった。
魔法少女としての戦いをするならば、普段の生活との両立は出来ない。
だから今は一日中をカザミたちの家で過ごしていた。
この家は街からは少し離れたところにあるという。
敵からは察知されないような空間の中にあるらしい。
カザミは3日ほどの休養をとり、また戦いへと赴いた。
杏はといえば、カナタと共に魔法の修行をしていた。
基本的な魔法の使い方、魔法の性質、闇魔法族や魔族のことなどを教わった。
彼女らのコスチュームには個別に特性があるらしい。
カザミのものは移動速度と、わずかだが守備力を高める効果があるらしい。
カナタのものは魔法の精度を上げるものだ。
主にサポート魔法のために使われ、実戦向きではないらしい。
杏のものは、カナタが調べたところによると、魔法の威力と守備力を高めるものらしい。
杏へのレクチャーを終えると、カナタは戦闘後の処理へと駆け回る。
被害者の保護や記憶操作などは全てカナタが担っている。
戦闘中の異空間も外部の人間が危険に晒されないためにカナタが構築するものだ。
それをなぜ杏が認識できたのかはカナタにも分からないという。
そんな日々が続き、杏は徐々に力をつけていった。
カナタは杏の飲み込みの速さに驚いているようだった。
しばらくして、カナタからのお墨付きを貰い、
カザミの魔族との戦いに同行するようになった。
杏は実戦でも十分にその力を発揮した。
もう低級の魔族ならば一人でも倒せないことはない。
それでも、カザミはまだ杏を一人で戦いへは向かわせなかった。
その日の修行は、魔族の気配を察知する能力を鍛えるというものだった。
カザミたちは魔族が魔力を発現させた気配を読み取り、その場へと急行しているのだ。
杏はこれにも目を見張るほどの才能を発揮した。
カナタが家の周囲に散らばらせた魔力の欠片を、杏は全て察知して見せた。
その日、杏は休息日ということになった。
カザミの補助とはいえ、休みなく戦いを続けるのはまだ初心者の杏には厳しいのだ。
カザミは一人で戦いへと赴く。杏もカナタもそれほど心配はしていなかった。
あれ以来、あの時のような高位の魔族は現れていなかった。
低級の魔族ごときにカザミが遅れを取ることはない。
それに、もし危なくなったなら杏が駆けつければいい。
だが、今日の修行が思わぬ事態を引き起こすこととなった。
杏は今日の修行の成果を試すため、カザミが向かった魔族の気配を探した。
その気配は確かに感じることが出来た。杏の能力は確かなもののようだ。
しかし、杏はそことは別のところに魔族の気配を感じた。誰かが襲われているのだ。
「カナタちゃん!」
杏はそれをカナタに告げると、カナタは悲しげにうつむいた。
「私達には限界があるんです。全ての人を助けることは出来ないの。」
確かに、全ての人を助けることは出来ないかもしれない、
でも、今の杏には力があり、動くことが出来る身だった。それなら…。
杏はカナタの静止を振り切り、家を飛び出した。
魔族の気配のする場所へと近づくと、そこには異空間の存在が見て取れた。
カナタの作り出す異空間と違い、魔族たちの作り出すそれはあくまで普通の人間を退ける程度のものだ。
魔法少女にその気配を気付かせ、おびき寄せることを目的としているのだ。
杏は心に浮かび上がる不安を必死に押し殺しつつ、その中へと突入した。
そこにいたのは低級の魔族だった。蛙のような体をしている。
ただ、その口から飛び出る舌は1本ではなく無数にあり、今その舌に女性が捕らわれている。
杏は心を落ち着け、炎の魔法をその蛙魔族へと向かって放つ。
蛙魔族はそれに気付き、女性を放り出して横へと飛びのく。そして杏の方へと向き直った。
蛙魔族は杏の方へと目掛けて飛び跳ねてきたが、その速度は大したものではない。
杏はそれを容易に避け、炎の魔法を数発浴びせた。蛙魔族は魔法の直撃を受け、吹き飛ぶ。
(大丈夫、このままならきっと勝てる。)
杏は魔族を消滅させるための浄化魔法の詠唱を始める。
もう少しで詠唱が終わり、戦いも終わりを迎えるはずだった。
だが、杏の目の前に新たな敵の影が現れた。
「よう、久しぶりだな。」
そこにはあの日、カザミを陵辱したあの魔族が立っていた。
その姿は以前と少し違う。その背中には大きなこぶのようなものが出来ている。
「お前は…」
杏は恐怖を押さえながらその魔族と向き合う。
「一応自己紹介しておこうか。俺の名はゲルドっていうんだ。
お前の大切な処女を頂く特別な名前だ。よく覚えておけよ。」
ゲルドから感じる魔力は以前のそれよりも遥かに大きくなっていた。
カザミから奪った魔力を自らに取り込み進化したのだ。
「あの時は一戦交えた後だったからな、さすがに戦う気にはなれなかったが、
約束通りお前の相手をしに来てやったんだ。感謝しろよ。」
ゲルドは不気味な笑顔を浮かべた。
杏は既にこの場から逃げ出したい気持ちで一杯になっていた。
やはりここに一人で来たのは間違いだったのだ。
ゲルドは杏が一人で戦いに来るのを待っていたのかもしれない。
不意に、ゲルドが杏へと突進してきた。
杏はそれに何とか反応し、横へと避ける。上着の肩が破かれ、宙に舞う。
ゲルドは次々と突進を繰り返した。杏はそれを全て擦れ擦れのところで避けていた。
いや、違う。ゲルドはわざと命中させずにいたのだ。完全に遊んでいる。
ゲルドの攻撃のたびに杏のコスチュームは破られていく。
その攻撃が一旦止んだとき、上着は完全に破れ落ち、
胸はその慎ましい膨らみが破れた服の下から覗いている。
スカートはボロボロに千切れ、下着を隠す役目をほとんど果たしていなかった。
杏の心を絶望感が支配していた。ゲルドは全く本気を出していない。
奴は魔法を使うことも出来るのに、使おうとしない。その必要がないのだ。
(絶対に勝てない)
諦めが杏の心をよぎったそのとき、ゲルドは再び杏へと突進してきた。
杏は避けられなかった。体が全く反応しなかったのだ。
ゲルドは杏の顔を鷲掴みにし、そのままその頭を地面へと叩きつける。
鈍い痛みに、杏の意識は飛びかけた。体に力が入らず、地面に横たわったまま動けない。
ゲルドはニヤニヤと笑いながら、杏の小さな胸に手を当て、魔法を発動させた。
雷の魔法が杏の体を駆け抜けた。いまだかつて経験したことのないような衝撃が襲う。
「あああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
杏の体は痺れて波打ち、そして動かなくなる。もう指の一本も動かすことは出来ない。
杏はあまりにも容易くゲルドに敗北した。その先に待つのは陵辱以外の何者でもない。
「なんだ、あっけないもんだな」
ボロボロになり床に倒れる杏を見下ろして、ゲルドがつぶやく。
「でも、魔力の方は結構旨そうだしな、たっぷりご馳走になるぞ」
そういうと、ゲルドの背中にあるこぶが真ん中から開く。そこから無数の触手が現れた。
触手が杏の全身にまとわりつき、杏を持ち上げるのに、杏は全く抵抗出来なかった。
杏の体はゲルドの目の前まで持ってこられた。ゲルドは杏の胸をかろうじて隠していた布を破り去る。
杏の小さな胸が曝け出される。杏は羞恥で顔を伏せたくなったが、それさえもうまくいかない。
「は、小さいな。こんなんじゃ人間の男も満足させられないぞ。」
言いながら、ゲルドは杏の左の胸を摘み、ぐいと捻る。
「いいいぃぃっ!!」
鋭い痛みに杏は思わず声を上げる、まだ痺れた喉からは、かすれた様な声が漏れた。
「こんな小さな胸じゃまともに揉むことも出来やしないからな。これぐらいしか出来ないだろう。」
ゲルドは右の胸も同じように摘み、両方の胸を強く引っ張った。
「ああああぁああぁぁっ、やあぁぁぁ!!!!」
杏の喉から絶叫が漏れる。すさまじい痛みがその両胸を襲う。
ゲルドはその声に満足したような笑みを浮かべた。
無言でその胸を捻り上げ、引っ張り続ける。
「いやっ、ああぁっ、ひっ、ぐっ!!!!」
杏の悲痛な声が響き渡る。それは数分も続いた。
やっとゲルドは胸から手を離す。杏の胸は真っ赤に腫れ上がっていた。
「へ、これでちょっとは胸も膨らんだんじゃないか?」
連投規制かかってしまいました。前回はいけたのになぁ。
これは携帯からですが、この書き込みで規制回避できれば続けます。
駄目なら時間をおいてまた。
杏はまだ胸の痛みに苦しんでいた。
触手は杏の足を持ち上げ、その秘所をゲルドへと向ける。
「いやぁっ、やめて、やめてよぉ!!」
ゲルドは指で秘所を開き、膣を覗き込む。
「ははっ、やっぱり処女だよな。処女の魔力ってのはまた格別でね。楽しみだ。」
ゲルドはその指でクリトリスをやわらかく刺激する。
「や、やぁぁっ!」
杏はその未知の感覚に顔を紅くして叫ぶ。
「おぅおぅ、かわいいもんだな。これぐらいで紅くなっちまって。
こんなもんじゃすまないってのによ。」
そのままクリトリスを刺激し続けたゲルドは、突然、それを強く捻る。
「やあああああぁぁぁぁ!!!」
突然電気が走ったような衝撃に杏は叫ぶ。同時に、その尿道から水が漏れた。
「あぁ、漏らしやがったか。だらしない奴だな。」
「いや、いや、いやぁぁ…」
止めようと思っても中々止めることが出来ない。
杏は羞恥で死んでしまうのではないかと思った。しかし、悪夢はまだまだ続く。
触手の内の3本が杏の前で首をもたげる。
そして、両胸の乳首とクリトリスにそれぞれ喰らいついた。
「いやっ、ああぁぁぁっっ!!」
かすかに感じる快楽のような感覚と、それを遥かに上回る痛みに杏は悶えた。
だが、本番はこれからだった。
「なぁ、俺の得意な魔法は何か知ってるよな。そう、雷だ。
どうせなら、思いっきり活用してやりたいよなぁ。」
その笑顔に杏は凍りついた。
(まさか、まさか…)
次の瞬間、ゲルドの背中のこぶから触手へと電気が流れ始めた。
杏の体を拘束する触手から、杏の体へと電気が流れる。
そして、一際強い電気が、乳首とクリトリスへとつながる触手に流れる。
「っっっっっ!!!!」
杏にはまともに悲鳴をあげることすら出来なかった。頭が真っ白になる。
意識が朦朧とし、杏の目は呆然と虚空を見ている。
しかし、そんなわずかな逃避すらゲルドは許さない。
もう真っ赤に腫れ上がっている胸をもう一度、先程よりも強い力で思いきり捻る。
「ぎゃあぁぁぁぁっっ!!!!」
とてつもない痛みで杏の意識が急激に覚醒し、力の限り叫んだ。
「まだ寝るのは早いぞ、魔法少女さん。」
「ぁ…ぁ…」
杏はもう息も絶え絶えといった様子だ。しかし、本当の悪夢はこれからだ。
触手は杏を低い位置へと下ろす。ゲルドの腰の位置だ。
そこにはいきり立つペニスがあった。
杏は目を見開く。あろうことか、あの時よりも一回り大きくなっている。
(無理…絶対無理だよ…)
杏の歯が震えでガチガチとなる。あの時のカザミの恐怖を上回る恐怖が杏を包んでいた。
なにせ、杏はカザミより幼く、まだ処女だ。
それなのに、ゲルドのペニスはいっそう大きくなっている。
だが、ゲルドな躊躇うこともなくそれを杏の秘所へと押し当てる。
「いやっ、お願い、やめて、お願いだから。」
杏は恥もかなぐり捨てて懇願するが、それはゲルドを喜ばせるだけだった。
ゲルドはそのペニスをゆっくりと突き入れる。
「あああぁぁぁぁっっ!!!!」
処女膜が破れ、秘所から鮮血が流れる。まだ亀頭すらも入りきっていないというのに。
ゲルドはゆっくりと、しかし確かに奥へ奥へとペニスを押し入れる。
「ああああっっ、はああぁっ、がああぁぁっ!!!!」
杏を襲う痛みは凄まじい。まるで咆哮のような叫び声が絶え間なく響き渡る。
すぐにゲルドのペニスは杏の子宮の奥にまで達した。
しかし、まだペニスの全ては入りきっていない。ゲルドは迷わずそのまま突き入れた。
「あああああああああああああっ!!!」
子宮が引っ張られ、突き破らんばかりに杏の腹を中から打つ。
外から見ても分かるほどに杏の腹はゲルドのペニスの形に膨れていた。
普通の人間ではこうは行かない。その前に死んでいるだろう。
しかし、杏は魔法少女だ。その体は強化され、簡単には壊れない。
さらに、そのコスチュームは辛うじてその効果を残していて、余計に体を強化していた。
不幸なことに、それは結果として杏に更なる苦痛を味わわせることとなった。
(死ぬ…死んじゃうぅぅ…)
ゲルドのペニスは何とか杏の体内に入りきった。そして、ゲルドはそれをまた引き抜く。
「ああああっ、あううああああああああ!!!!!!」
膣壁を削られるような痛みが杏を襲う。
ゲルドはそのまま強引にピストンを始めた。
「があああああああっ、いああああっ、あああああっ!!!!!」
気を失うほどの衝撃が杏を突き抜けるが、すぐに新たな衝撃で覚醒する。
それは悪夢以外のなんでもなかった。杏は吼えるように叫び続けた。
数分続いたピストン運動の末、やっとゲルドは果てようとしていた。
さらにスピードを増す。ゲルドだけでなく、触手によって杏も体を動かされていた。
そして、それまででもっとも深くゲルドのペニスが押し込まれ、ゲルドは杏の子宮内に精を放つ。
「いやあああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
杏はそれまででもっとも大きく叫び声を上げた、
それは断末魔の叫びとも思えるほど凄惨なものだった。
ゲルドの射精量は凄まじく、なかなか放出は終わらない。
杏の子宮はパンパンに膨れあがり、杏に鈍い痛みを与える。
しかし、杏はその痛みに反応することすら出来なくなっていた。
辛うじて意識はあるものの、もう言葉を発する力さえ残っていない。
不意に、杏を未知の感覚が襲う。
杏の魔力がものすごい勢いでゲルドへと流れ始める。
杏はこのまま死んでしまうのだと思った。それほどの空虚感が杏を襲う。
自分の体が空っぽになってしまったような感覚。
内臓や骨すらもどこかに置き忘れてきてしまったのではないかと思うほどだ。
やっとゲルドの射精が終わり、触手は乱暴に杏を放り投げる。
うつ伏せに地面に叩きつけられる。肺が圧迫され少しだけ低いうめき声が漏れた。
「旨かったぜ。お前の魔力。また今度ご馳走になるぞ。それまで死ぬなよ。」
ゲルドは笑いながら言い、杏に背を向けてその場から歩き去った。
杏は息もまともに出来ない状態で、倒れたまま動けない。
その股間からドボドボと白濁した液体が零れ落ちる。
指一本動かせないまま、杏の意識はどんどん薄れていく。
誰かが視界に見えた気がした。しかしそこで杏の意識はプツリと途切れた。
/第3話 END
GJとしか言えないぜ
GJ!
初陣で喪失とは思わんかった次回にワクワクテカテカ
503 :
429:2007/08/18(土) 08:35:18 ID:mhHW/G9L
絶対魔法代理人書いた者(と書いてばかと読む)です、おはようございます。
1話が妄想完了したので、昼過ぎに1話Aパートを投下します。
それにしても、杏の展開のなんというハードっぷり……俺のぬるい展開ではとても太刀打ちできない……
乙です
フェラしてあげるとどっちに魔力は流れるんだろうか・・・
感想等dです。
>>504 魔族の射精は例えばパソコンのセキュリティをこじ開ける
ウイルスのようなもので(この辺よく知りませんがw)、
それによって魔力を結合するものなのです。
そして、魔法少女側に他者の魔力を吸収する力はないので、
なんにしろ魔族の側に魔力が流れることになります。
魔力は基本的には大気→光魔法族→闇魔法族・魔族といった順で流れます。
>>503 いえいえ、期待させて頂いてますよ〜。
では、今から投下しますね。
注意!
Aパートはエロが皆無になってます。少々グロいですが。
エロなしが嫌な方は絶対魔法代理人でNG登録してくださいね。
では、第1話、「鮮血のシナリオ」を投下します。
譲れぬ願いがあった。だから僕は……
二二三二年三月二十四日、日本・関東州のある国立大学の研究棟。
「応接室」とプレートが掛った一室の前に白衣姿の一人の男がやってくる。やや細身で、
背丈は百八十センチと少しくらいだろうか。やや縁の薄い眼鏡をかけており、正確な顔立
ちはうかがえないが、明らかに絶世の美少年のそれである。
その男が応接室のドアを二、三度ノックすると、中から、どうぞ、という返事があった。
男は安心したのか、一息つき、ドアを開けた。
「どうも、クリスさん、お待ちしておりました。」
室内にはスーツに身を包んだ男が一人。スーツの男の態度と、クリスと呼ばれた白衣姿の
男の反応を見るところ、顔見知りのようだ。「いつもお世話になっております、竜崎さん」
クリスはスーツの男(竜崎というようだ)にあいさつを返し、部屋のソファに座ると、竜
崎は先ほどまで座っていたソファに座り直す。すぐさま、竜崎は彼の左にあった鞄から超
小型レコーダー(二センチ四方の音声録音機)を取り出し、眼鏡をおもむろにいじる。そ
して、すぐさまインタビューを開始した。
「それじゃ、インタビューを始めさせていただきます。まず、先日発表なさった論文に関
連したことなんですが……」
質問は多岐にわたった。
一週間前に発表した、新たな素粒子に関する論文に対するもの。
とある会社で発表された新技術についてコメントを求められたり。
あるいは彼の所属する「サブカルチャー・サイエンス・アソシエーション」や、最近の
アニメについて語ったりもした。
そして、インタビューの締めくくりに、
「SSA(ソーシャルサイエンスアーツ)とWTW(ワールドテクノロジーウェブ)の対
立構造をどう思われますか?」と竜崎が質問したとき、小さな異変が起きた。
ずっと流暢に話を続けてきたクリスが言葉に詰まったのだ。すぐさま、苦笑いして
「どういう立場になるか分からない私がコメントをすべきではないと思いますよ」
と答えたために、竜崎はその顔に陰りがあるのに気がつけなかった。
そして、質問を終えた竜崎は一礼すると、部屋を出ていった。
クリスは応接室にしばらくこもり、カップ一杯の紅茶を飲むと、左
腕に着けた時計を見た。時計の針はもう四時を指そうとしていた。クリスは部屋を出ると、
研究室にある自分の荷物を取りに行き、荷物を取ると、大学を後にした。
クリスは、相変わらずあの人は鋭い、と思った。あんな質問をしてくるということは、
僕が関わりのある人物だとバレてるのでは、とも。だが、クリスは、それでも竜崎にはど
う関わっているかまでは分かるわけがないことも理解していた。
クリスは家路を急ぐことはなかったが、どこにも立ち寄ろうとはせず、ひたすら歩いて四キロ先の自宅へと向かっていた。
もっとも、クリスは腹を空かしてしたようで、二キロ程歩いたところでコンビニに立ち
寄り、買い食いをしていたのだが。
この時すでにある異変にクリスは気づいていたが、他の者はおろか、異変の主でさえ、すでに察知されていることに気がつけていなかった。
買い食いしたあと、クリスはまたしばらく歩き続けていた。駅前を抜け、市街地からも
遠ざかり、後一キロも歩けば自宅に到着しようというところで、クリスは急に立ち止まる。
そして……
「ね……ねえ、」
と小さな声で誰かに呼びかける。さらに、
「ね、ねぇ、隠れてるのは分かってるんだよ?とりあえず、姿を現してほしいんだけど。
今度は、誰だい?」
誰の姿も見えない中で、先ほどより大きいが、やや弱々しい声でクリスは誰かを呼ぶ。他
が見たら、頭が狂ってしまったように見えるこの光景だが、クリスだけは真剣だった。なぜなら……
「いつ気配が分かったっていうのよ?」
何もないはずの場所から声が聞こえてきた。十二、三歳くらいの、少女の声だ。
「……大学を出て五分くらいだよ。あの程度で身を隠せたつもり……だったのかな?」
すると、
「まあ、すぐにバレると思ってたけど。ま、それなら話は早い。何で私がこんなとこにい
るかは分かってるわね、クリスティーナ?」
クリスは黙っていた。分からないわけがないのだ。もう、すでに何度も経験していたから。
「で、どうするつもりなの?」
「クリスティーナ=ヤヒコ=エド参考人、日本国名江戸弥彦、国家最高裁判長の認可の下、私、リリエルが……」
だがクリスはリリエルと名乗る声を遮り、
「えーっと、あれだよね、まさか他にも五人くらい来てたりしないよね?」
と言った。すると周りからいくつか動揺したような声が上がってきた。どうやら図星らし
い。
「とっ、ともかく、私リリエルと、」
「リーヴス」
「ターコイズ」
「シャマシュ・ワン」
「ワンダー」
「は、貴方に対し貴方が所有する、仮面型人格所有魔力封印装置と、その中に封印された
人格所有魔力、通称『エージェント』の返還を求めます。」
「従わなければ?」
「お分かりのはずでしょう?追いかけられるのはこれが初めてじゃないんだし」
そう、リリエルは冷たく告げ、五人が姿を現す。
リリエルは五人の中で一番年長らしい。見たところ十四〜五歳だろうか。真っ白なドレ
ス様の衣装で、右手には剣の形をした物が握られている。
残りの四人であるが……それぞれ、名前にちなんだ色の衣装を身に纏っているが、四人
とも胸に大きなリボンのついた、同じデザインのジャケット様の衣装を着ているに過ぎな
いのを見る限りまだ下っ端だろう、とクリスは思った。実際、あまり強い力は感じられな
い……リリエルからも。
見たところ、リーヴスとターコイズは姉妹のようであった。よく似ているのだ。リーヴ
スが姉で十二歳、ターコイズが十歳と言ったところか。
シャマシュとかいったのは少々大人びてる感じがあったが、実際は十歳になるかならな
いかだろう。
ワンダーは明らかに幼く、八歳ぐらいだろう。
いずれにしても、僕の好む所であるのに変わりはない。
そこまで考えている内に時間を食ったらしく、リリエルが苛ついた様子で、
「早くしてください。この命令に従うつもりはあるのですか?」
と、迫ってくる。
クリスは一つ、ため息をついて、言葉を紡いでいった。
「そりゃ、こんな力捨てちゃいたいよ。作った人達のことも、この力のことも、僕が知ら
ないとでも思ってるのかい?」
「それならば、……」
とリリエルが割り込もうとしたがクリスは話を続ける。
「でもさ、これを手に入れたとき、僕は、これはチャンスなんだって、思ったんだ。臆病
者の僕が変われる最後のチャンスなんだって。
僕は表では天才とか、ギフテッドとかもてはやされてるけど、やっぱり上には上がいた
んだ。所長には太陽が西から昇ったって及ばないしさ。だがら、オンリーワンになりきれ
ない僕には、こ
「太陽が西から昇る?」
ターコイズが何気なく言う。
「あくまで例えだってば、突っ込まないでよ。……とにかく、この性格を変えるには、こ
の力が必要なんだ、だからっ……」
「だから?」
とリリエルがオウム返しする。
「だから、答えはいつも同じなんだっ……セットアップ!」
そう言って懐から仮面を取り出し、装着した。
そして、白衣を脱ぎ捨て、ズボンの腰に据えつけた黒い棒に触れると、たちまち姿を変
え、剣の柄のようになった。
そして、声を太く変え、仮面の上半分をグローブらしきものを着けた右手で隠し、敢然と宣言する――
「だが断る、とな」
それを聞いた五人の少女は覚悟を決めたように身構え、リリエルは
「そうですか……仕方ないですね、貴方を公務執行妨害と禁止兵器所有の容疑で逮捕しま
す、場合によっては、抹殺いたします」
と言い、五人は攻撃を開始する。
彼は遅いかかる魔法弾も刃も避けようとはしない。命中しても全く効く様子がないのを見
る限り、相手との差は歴然としているようだ。
今度は逆に、剣の柄のようにした黒い棒を真ん中から二つに分けて一振りすると、ピン
ク色の刃が現れた。そして、一気に空中に飛び上がり、空中にいた
だが、斬られた瞬間、少女たちは奇妙な快感に襲われた。そして、あげた声は悲鳴では
なくて。
「ああん!」
「ひゃああ!」
といったあられもない矯声だった。一番幼く見えるワンダーも、身をよじって悶えていた。
今度は銃の形をしたものからピンクの魔法弾が放たれ、少女達を貫く。再び矯声が上がる。
そして、双剣の柄の両端から、銃の発射口から、今度は実体のあるエネルギー体が現れ
、少女達を縛り上げていく。少女達を縛るその触手様のエネルギーはどんどん伸びていき
、女性の敏感になりやすい所を通っていく。そして、意思があるかのように、少女達を締
め上げると、彼女達は快楽の声で鳴き始めた。
「へ〜え、みんなMっ気あるんだな」
などとつぶやきつつ、今度は呪文のようなものを言うと、エネルギー体の色が濃くなって
いく。そして、少女達を守る衣装に触れる所に達すると、衣装はどんどん溶けて、肌の露
出が増えていった。そして、気がつけば衣装は用を成さない程に消え去っていた。
「さあて、快感で、抵抗しようなんて気を焼ききってやろうか」
そうつぶやくと、エネルギー体の先端は少女達の体をはいずり回り、胸を、尻を、太股、そしてその根本を撫で回す。
五人は少しずつ快感に溺れ、戦うどころか意識が朦朧としていた。中には下着が役に立た
ない程に濡れて、太ももまで蜜を滴らせる者も出てきた。
そして、秘所にエネルギー体を挿入して、いつものように子宮から魔力を奪おうしたそ
の時、エージェントは大きな力が迫ってくるのを感じてエネルギー体を引っ込める。
すぐに白い、胸に赤いリボンをつけた衣装の少女達が十人やって来た。
その姿から、少女達は最下級の魔法少女、メイジであると分かり、エージェントは困惑し
た。それならばあの力はどこからきたのか、と。
その疑問はすぐに解決した。紛れもなく、その少女達の中の一人、十二歳の少女から大
きな力を感じ取れた。これまで出会った中でもダントツの魔力――その時、エージェント
にある考えが浮かんだ――
もはや意識もほとんどない状態の五人が白い衣装の少女達の手で姿を消し(どこかへ転
送したと盗み聞きした)た少女達は一気に襲いかかる。さすがに十人相手ではエージェン
トも力量以前の状況であり、うまく立ち回れないまま大きく後退し、立て直しを図ること
にした。
ヤツのこともある、と考えたエージェントは、ある決意を固めた。
少女達が、フォーメーションを作り、再び襲いかかる。魔法弾を打ち込み、一気に決着を
着けようとする。
一瞬、少女達は体の主の声を聞いた気がした。
ごめんね……と。
次の瞬間。少女達の白い衣装が真っ赤に染まった。皮肉にもエージェントのお目当ての
少女は最後列で、刃に裂かれることなく、友の血を浴びていた。
とりあえず、Aパート終了です。長々とスレ占有失礼しました。
乙です。
Bパートにも期待。
魔法少女の描写がいかにも量産型MSとでも言わんばかりに簡潔なのにワロタ
え〜、第4話完成しましたので、投下したいと思います。
絶賛ネタ切れ中。というか表現に幅がなくて困ってます。特にエロシーン。
必死で違う表現をしようと模索するんですが、なかなか出てきませんね。
話自体は第8話ぐらいまでは固まってるんですが…。
第5話から、本筋とは別にBADENDを導入予定です。
さすがに毎回やられてばかりでは話が進みませんのでw
ちなみにBADENDは基本的にDEADENDっぽいので、
苦手な人は回避してくださいね。
好きな人は請うご期待。いや、期待しすぎない方が幸せかも?
しかし苦痛系ってあんまり好きじゃない人が多いかもなぁと心配中。
そもそも、エロパロってパッと見陵辱系は少数っぽいし。
まぁそんなことはともかく、以下から第4話始まります。
杏は心地の良い暖かさの中で目を覚ました。
「杏ちゃん!杏ちゃん!」
カナタの声がする。何とか目を開くと、その顔が見えた。
無惨に敗れ、陵辱を受けた杏を、カナタは涙を零しながら介抱していた。
杏の頭はまだ十分に覚醒していなかった。
だから、おかしなほど冷静に自分の状況を把握していた。
自分は魔族に敗北して、犯されたのだ。処女を奪われ、魔力を奪われた。
酷い倦怠感に襲われていることに気付く。喋ることもままならない。
自分がいるのはカザミたちの家の一室なのだと見当がついた。
この部屋に入ったことはない。一体何の部屋なのか。
「ここはね、傷ついた体と、魔力を癒すための部屋なの。」
杏の疑問を先取りしたようにカナタは答える。
先程から杏を包む暖かい感覚はこの部屋が持つ魔力によるものなのだろう。
倦怠感はあるものの、赤く腫れ上がったはずの胸や、酷く傷ついたはずの秘所など、
陵辱の爪痕は残されていなかった。痛みは感じない。
「体はもう回復魔法で癒したの。
後はしばらくこの部屋で休んでいたら、少しずつ魔力も元に戻るはずだよ。」
前回カザミが陵辱された後、三日ほどあまり姿を見せなかったのはこの部屋にいたからなのだろう。
しばらくすると杏の頭は覚醒し始める。突如、あの陵辱の記憶が蘇った。
「私…私…」
杏の体は震え出す。あの時の恐怖が再び杏を苦しめ始めた。
陵辱による苦痛や恐怖は想像を遥かに超えた凄惨なものだった。
杏の目から涙が溢れる。肩を抱き、子供のように怯え始めた。
「嫌…私、穢されちゃった…。魔族が、私の中に…」
覚悟はしていたはずだった。それはただ覚悟をしたつもりでしかなかったのだと気付く。
「ごめんなさい。私が止められなかったのが悪いの。なんとしてでも止めるべきだった…」
今にも暴れだしそうな杏をカナタは必死で押さえる。強く抱きしめる。
「私が馬鹿だったんだ。人を助ける力があるなんて勘違いしてた。
私に力なんてない。誰も助けることなんて出来ない。自分一人を守ることも…」
杏は悲痛に叫ぶ。カナタは杏を抱きしめながら、強く首を横に振った。
「違うよ、杏ちゃんは襲われていた人を助けた。杏ちゃんが命を救ったんだよ。」
カザミとカナタが駆けつけたとき、杏は無惨な格好で倒れていたが、
そこから少し離れたところにいた女性は大きな傷も負わずに済んでいた。
記憶操作を施し、先程カザミが家へと連れ帰った。
杏の心を覆う絶望感の中を、ほんの少しだけ安堵が流れた。
「杏ちゃんは自分を犠牲にしてまで人の命を救ったんだよ。
それは誇れること。だけど、お願い。もうこんな無茶はしないで…」
カナタは杏に負けずに泣きじゃくった。
杏に協力を頼んだのはカナタだ。飛び出すのを止められなかったのも。
そして、サポートの役目のために、その後を追うことが出来なかった。
カナタは強い罪悪感を抱いていた。二人はしばらくそのまま抱き合い、泣き続けた。
夜が明け、部屋が明るくなりだす頃、杏はやっと少しだけ落ち着きを取り戻していた。
そのときになって初めて自分が全裸でいることに気付く。
カナタの説明によれば、少しでも早く魔力を回復するため、服を着ない方がいいのだそうだ。
少しだけ、魔力に関する説明も加えた。魔力には2つの種類があるという。
体の奥深くに眠る生命力の根源をなす魔力と、魔法などの形で外へと放出可能な魔力だ。
魔族たちが奪おうとするのは前者だ。そちらの方が圧倒的に多い。
後者は、前者の魔力の量に応じて、体の浅いところに蓄積されるものなのだ。
後者は何もせずともすぐに回復するのだが、前者は集中した治療を行わないとなかなか回復しない。
だからカナタが作り出した、魔力濃度の濃いこの部屋、この空間で治療をする必要がある。
「ごめん、やらなきゃ行けないことがあるから、もう行くね。」
そういうとカナタは立ち上がり、ゆっくりと部屋を後にした。
一人部屋に残された杏は、戦いを続けることに迷いを抱き始めていた。
杏の心は昨日の陵辱により酷く傷つき、くじけそうになっていた。
「杏、どうだった?」
カナタが部屋から出てリビングへと向かうと、そこにはカザミが待っていた。
「うん…やっぱりすごく辛そうだった。当たり前だよね。あんな目に遭ったんだから…」
カナタは悲痛な表情で下を向く。カザミはその肩を優しく抱いてやる。
「あんたは自分を責めちゃ駄目だよ。あんたは自分のやるべきことをちゃんとこなしたんだから。
ここであの異空間を維持してくれなければ、あたしの所にも別の魔族がやってくる可能性があったんだ。」
杏の元へと魔族がやってこれたのは、それが魔族の作り出した異空間だったからだ。
カナタには一晩で二つの異空間を作り出すだけの力はなかった。
そして、異空間を作り出すためにはこの家にいる必要がある。
杏を追ってこの家から出て行けば、カザミの戦う異空間は消滅してしまっていたはずだ。
カナタがこの家を出なかったのは苦渋の決断だったとはいえ、正しい判断だったといえる。
「やっぱり、杏ちゃんは私達に関わるべきじゃなかったのかな。いっそ、今からでも…」
「私達には仲間が必要だよ。それに、もし戦いをやめるとしても、それはあの子が決めることだから。」
カナタは頷き、カザミの胸に顔をうずめる。少しの間そのまま2人とも動かなかった。
「よし!」
カナタは急に顔を上げ、小さく声を上げる。両手は小さくキュッと握り締められている。
「昨日の後処理が終わったら、頑張ってご飯作るよ。
辛いときはおいしいもの食べるのが一番!きっと杏ちゃんも笑ってくれるよね。」
家の家事なども全てカナタの仕事だった。
カナタは自分に言い聞かせるように言い、部屋を出て行く。
その顔には笑顔が浮かんでいた。無理をしているようだが、それでもカザミはその笑顔に心が癒された。
その日、カザミは杏の姿を見なかった。あえて杏のもとを訪れようとはしなかったからだ。
(一人でゆっくり考えて結論を出した方がいい)
(それにしても…)
昨日、杏のもとへと更なる魔族が姿を現したのは驚きだった。
魔族は基本的に群れることはない。チームプレイなどという考えはないはずだ。
深く考えず、行き当たりばったりといった具合に魔力を貪る。他の街ではいつもそうだったはずだ。
しかし、低級の魔族が同時に複数の場所で現れたり、と思ったら高位の魔族が二日連続で現れたり。
今までにはなく、戦術のようなものを感じることが出来た。
(誰かが統率している…?)
ヴァイスは一人のはず。本人が統率しているのかとも思ったが、ヴァイスは他の街も見回っているはずだ。
一つの街に限って統率するというようなことがあるだろうか。
カザミが思いを巡らせているとき、不意に魔力の発現を感知した。
(これは、また高位の魔族…!)
昨日のゲルドの魔力とは違う。また別の高位魔族が現れたのだ。
カザミは一瞬そこへ向かうかどうかを迷った。先日の敗北の恐怖はまだ拭い去れてはいなかったのだ。
しかし、頭を振り迷いを振り払う。決して相手に出来ないほどの魔力ではない。
カナタにサポートを頼み、魔族のもとへと向かった。
しかしその途中で思わぬ人物と出くわすこととなる。
「ヴァイス…!」
カザミの行く手にヴァイスが待っていた。
「なんでこんなところに…」
カザミはヴァイスを睨み付けながら言う。
「いたっておかしくないだろう?ここも襲わせてるんだしね。」
「ここの魔族、あんたが指揮をしてるの?」
カザミは先程の疑問を真っ直ぐにぶつける。
「いや、僕は指揮なんてしないよ。そんな面倒なことをしたいとは思わない。傍観者だからね。」
「じゃあどうして…」
「それを教えてあげようと思ってね、やってきたんだよ。」
ヴァイスは軽い調子で続ける。
「この街ではね、二人の人間に僕の魔力を注ぎ込んで、魔法使いにしてあげたんだ。
魔族を統率してるのはそのうちの一人だよ。」
「なんで急に?これまでこんなことしたことなかったのに。」
この街に何か理由があるのかとカザミは勘ぐった。しかし、意外な答えが返ってくる。
「カザミさん、君がいるからかな。」
ヴァイスは笑顔で話す。
「君にはもっと苦しんで欲しい。絶望して欲しいんだ。それが見たかった。
魔族にも作戦があればもっといい戦いになると思ってね。」
「私…?」
カザミは戸惑っていた。自分がいるから?絶望させたいから?
「何で私?あなたが襲った魔法使いなんていくらでもいるでしょ。」
「確かに君の『初めて』は美味だったけどね。それだけじゃないのさ。
僕は君のことが少し気になるんだ。君のことを知りたい。
どんな声で泣き、叫び、絶望に染まっていくのかをね。」
カザミは寒気を感じた。光魔法族全体が総力を挙げて戦っても勝てなかった人物。
そんなヴァイスが自分を狙っている…?
「君は僕にとって少し特別なのさ。あの時のことは僕にとってはとても重要なことだった。
もしかしたらカザミさん、あなたには些細なことだったかもしれないけどね。」
それだけいうと、ヴァイスは急に姿を消した。
一人残されたカザミは困惑していた。ヴァイスとの出会い…。それは3年前のことだった。
しかし、今はそんなことを考えている場合ではない。
魔族を倒しに行かなければ。カザミは再び目的地へと急いだ。
そこにいた魔族はゲルドのような人の形はしていなかった。
黒く、大きな球形の体に無数の目と触手、そして大きな口を持っていた。
その標的はバスの乗客のようだった。旅行でもしていたのだろうか、学生の集団のようだ。
その魔族、イヴィルアイはその無数の触手で同時に複数の女子学生を襲っていた。
いくら普通の人間とはいえ、あれだけの人数からの魔力を吸収したなら脅威になるだろう。
カザミはその体へと氷結魔法を放った。するとイヴィルアイは炎の魔法を放ち相殺する。
「やっと来たか。待っていたぞ。」
低く地を揺るがすような声がする。
イヴィルアイは掴んでいた人間を下ろすとカザミに向かって魔法を放った。
1つではない。炎、氷、雷の3つの魔法が同時に、別々の方向からカザミを襲う。
カザミは何とか反応し、それらを全てシールド魔法で防ぐことに成功した。
(魔法を得意とするタイプか…)
カザミは唇を噛む。高速で移動し、接近して魔法を放つタイプのカザミにとってはやりづらい相手だった。
(でも、落ち着いて戦えば決して倒せない相手じゃない。)
同時に放つ魔法は脅威だが、その一つ一つの威力は大したことはなかった。
魔法障壁を作り出せば、それらを防ぎながら攻撃をすることも可能なはずだ。
だが、魔法は次から次へと絶え間なく襲ってくる。
カザミは魔法を上手く避けながら魔族に確実に魔法攻撃を当てていくも、その威力は十分ではなかった。
それでも、カザミは互角以上の戦いをしていたと言える。
イヴィルアイは次第に傷つき、焦りを見せ始める。
余裕をなくし、限界まで魔力を消費しながら魔法の雨を降らせる。
それら全てを避け、防ぎつつ攻撃するにはかなりの集中力が必要だった。
しかし、カザミの脳裏には先程のヴァイスの言葉が何度もよぎっていた。
イヴィルアイは集中力を欠きながら倒せるような魔族ではなかった。
ついに1発の氷結魔法がカザミの足を捕らえ、カザミはバランスを崩した。
その1発が戦いの行方を決めた。それをきっかけに、次々と魔法がカザミを襲う。
カザミの体はいくつもの属性魔法に体を打ち抜かれ、ついに打ち落とされた。
地面に叩きつけられたカザミに、イヴィルアイは低い笑い声を上げながら近づく。
イヴィルアイはその太い触手をカザミの全身に強く絡ませる。
「力を温存されていたら困るからな、念のため動けないようにしておくか。」
そう言った次の瞬間、カザミの体を電撃が駆け抜ける。
「やああああああああぁぁぁ!!!」
先程までの複数同時に発動していた魔法とは威力の桁が違う。
以前ゲルドの放った雷よりも遥かにその威力は大きい。
カザミの体は完全に痺れ、身動きが取れない。服の一部は焼け焦げ、黒く染まっている。
その様子に満足したイヴィルアイは触手でカザミを持ち上げ、尻をその無数の目の前に向けた。
「私に歯向かうことは大きな罪だ。罪を犯したものには罰を与えなければならないな。」
その罰はきわめて古典的なものだ。イヴィルアイはその触手で思い切りカザミの尻を打ち据えた。
「くううぅぅぅっっ!」
鈍い音がし、同時にカザミの叫び声が響く。
さらに1撃、もう1撃と触手で何度もその尻を責め立てる。
触手の鞭の嵐が止んだ時には、スカートは破れ果て、カザミの尻は真っ赤に染まっていた。
電撃による痺れは取れ始めているのに、尻を中心とした下半身はさらに酷く痺れている。
「この程度でその罪を償えると思うなよ。」
言いながら、イヴィルアイはカザミの腫れ上がった尻を触手で撫で回す。
「い、痛っ、痛ああああぁぁっ!!」
その反応にイヴィルアイはその大きな口を歪めて笑う。
そして次にその触手の行き先をカザミのアナルへと定めた。
太い触手がカザミのアナルへと近づき、その周辺を刺激し始めた。
「嫌、嫌っ、そこは、そこはやめてぇぇぇ!!」
懇願むなしく、触手はアナルへの侵入を始める。
ズブズブとその奥へと入っていく。
「く…い、いや…」
気持ちが悪い。その感覚がカザミを包んだ。
尻穴を埋め尽くす異物感に吐き気のような嫌悪感を覚える。
触手は一旦奥深くまで入ると、勢いをつけて引き抜かれた。
「やあぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
腸壁を勢いよくこすられ、鋭い痛みが走る。
その痛みも引かないうちに、また触手が侵入を始めた。
傷ついた腸壁を幾度も幾度も行き来する触手に、カザミはただ耐えていた。
だが、その様子を不満に思ったイヴィルアイはさらに別の触手をアナルへとあてがった。
その触手がアナルに触れるのを感じたカザミは凍りついた。
(まさか、そんな…嘘でしょ…?)
カザミの想像通り、カザミのアナルへと2本目の触手が侵入した。
「うああああっぁぁああああ!!!」
カザミは痛みに大きな声で叫んだ。
1本でも痛みがあったのに、2本目の触手が入ると、それは激痛としか言いようがなかった。
「やめて、やめてええぇぇ!!!!」
イヴィルアイはその声に満足したようだ。そして次はさらに別の触手をカザミの秘所へと向かわせる。
2本の触手がカザミの秘所へとその先を埋める。さすがになかなか入らないようだ。
しかし、それでもイヴィルアイはそれを強引に膣へと押し進める。
「あああっっっ、ああああああっっっ!!!」
膣口が裂けてしまうのではないかと思うほどの痛みと共に、2本の触手が入り込んだ。
前と後ろに2本ずつ、合計4本もの触手を体内に挿入され、勢いよく揺すられる。
カザミのはもう呆然としていた。なんとか意識は保っているが、もう限界だった。
目の焦点は既に合っていない。痛みすらも届いていないのかもしれなかった。
突如、全ての触手が同時に精を吐き出す。
「あああああぁぁぁぁっいやああああ!!!」
魔力が失われていく感覚と、前と後ろの両方の穴へ同時に射精される恐怖にカザミは叫ぶ。
触手が吐き出した精はカザミの全身を真っ白に穢した。
カザミが地面へと落とされた後も、触手の射精は止まず、カザミに白濁液が降り注ぐ。
カザミは水溜りのように溢れた白濁液の中に倒れたまま気を失った。
/第8話 END
以上です。
ちょっとエロシーンボリュームダウン。
精進してもっと表現力を付けなければ…。
それではまた。
>しかし苦痛系ってあんまり好きじゃない人が多いかもなぁと心配中。
>そもそも、エロパロってパッと見陵辱系は少数っぽいし。
このスレのタイトルを見るんだ!
ほら、何も心配はないよw
立て続けに二人が敗北した魔法少女
いよいよ次は三人目か?それとも杏とカザミのこってり魔力吸引家畜化調教か?
楽しみ楽しみ
GJ!
魔法少女+陵辱なら苦痛系はむしろ望むところ
と真昼間に読んでるだめ人間が申しております
こんばんわ、杏の作者です。MBA(経営学修士)です。いやIDが。
それはともかく、控え室スレのまとめなんか見てると、
話題は圧倒的に純愛系だったり、
陵辱でも快楽落ちのが好きな人多そうだったりしたのでちょっと不安になってたんです。
しかし、皆さんのレスを見て思い直しました。なんだ、何の問題もないじゃんw
ちょこちょこ快楽系っぽいシーンも出したりはしようかなと考えてますが、
苦痛系大丈夫な人も結構いるようですし、このまま突っ走りたいと思います。
皆さんレスありがとうございます、本当に励みになります。夢に見るぐらいw
さて、第5話の本筋完成しました。
BADENDも今晩中に投下する予定ですが、一度に投下すると多いので、
念のため連投規制回避も考えてちょっと間を空けます。
さて今回はどうなるのか。大して裏をかけない人間なので、
もしかしたら大方の予想通りの展開かもしれません。
それでは以下から始まります。
杏に続き、カザミまでもが再び魔族に陵辱されてしまった。
カナタはカザミの治療を終え、一人リビングまで戻ってきていた。
(二人ともあんな目に遭ってるのに、私は…)
カナタは自分だけが一人、安全なところにいることの罪悪感に悩まされていた。
カザミたちが敗れ、魔力を奪われた時、その魔力を回復するためにはカナタが必要だ。
だから、自分は危険を犯してはいけないのだ。理解はしている。
魔族たちもカナタが回復役だということを承知しているのか、カナタを積極的に襲おうとはしていない。
それでも心は割り切れなかった。どうしても罪悪感を募らせてしまっていたのだ。
カナタとカザミは姉妹であり、魔力的に深くつながっている。
カザミの苦しみは魔力を通じ、かすかにカナタにも伝わってくるのだ。
それが辛くて仕方がなかった。辛さは理解できるのに、何もしてあげることが出来ない。
カナタは少しでも姉の負担を減らしたいという一心で杏に共に戦うよう頼んだ。
そのせいで杏は処女であったにも関わらず、あのような凄惨な陵辱を受け、深く傷ついている。
カナタは自分を責めた。自分の未熟さを、弱さを。しかし、それは何の解決にもならない。
カナタは台所に向かい料理を作っていた。今二人のために出来ることはこれぐらいしかない。
しかし、昨日杏に届けた料理は杏に笑顔をもたらすことは出来なかった。
杏はほとんど口に出来ず、膝を抱え、顔を伏せ、何も喋らないままだ。
カナタは悲しみで胸が酷く痛んだ。耐え切れず床にしゃがみ込んでしまう。
(私…私…)
自分は一体どうすればいいのだろう。何が出来るのだろう。必死に考えるが答えは出ない。
その瞳から涙がこぼれる。それは頬を伝い、床に零れ、いくつかの染みを刻む。
カナタはそのまましばらく動けずにいた。体の力が抜けてしまったかのように動けない。
十分ほど経ってから、ようやくよろよろと立ち上がる。しかし足に力が入らない。
這うようにしてリビングのソファーまでどうにかたどり着き、横になった。
(今は、少しだけ眠ろう…)
答えの出ない問いから逃げるように、カナタはまどろみの中へと落ちていった。
カナタが目を覚ますと、もう外は暗くなっていた。
日ごろの疲れが溜まっていたのもあったのだろう。すっかり寝入ってしまっていた。
(ご飯、持って行ってあげないと…)
魔力を奪われた直後はほとんど眠り続けるのが普通だ。
カナタが急いで食事を作り、持って行ったときも、二人は眠っていた。
持ってきた食事のトレイを二人が眠るベッド脇のテーブルへと静かに置く。
ベッドにそっと腰を下ろし、二人を見つめた。その寝顔は決して安らかなものではなかった。
悪夢を見ているかのように、眉をひそめ、怯えたような表情で涙を流す杏。
荒く息を吐きながら、汗をかき、うなされているカザミ。
カナタは起こさないように気をつけて二人の頭に手を当てる。
その手から柔らかな光が漏れた。ささやかだが、気持ちを落ち着ける魔法だ。
(これが、私に出来る精一杯…)
そのとき、不意にカナタは魔族の魔力を感知した。それは昨日カザミを犯したイヴィルアイのものだ。
イヴィルアイは昨日の戦いでかなり傷ついているはず。
魔族は、魔法少女から奪った魔力をすぐには自らの力に還元できない。
数日かけて、体を進化させるといった形で取り込むのだ。
杏とカザミ。二人が今動けないのを知っているから、その隙にまた人を襲うつもりなのだ。
カナタの心に復讐の炎が宿った。今、自分に出来ること。それは…。
カナタが手をかざすと、急に部屋にカナタの魔力が満ち、その濃度はかなり高まった。
(これで3日はもつはず…)
カナタは戦いに赴く決意をしていた。万一自分が敗れても、二人の魔力は回復できる。
魔族は自分を殺しはしないはず。それなら、なんとかここに帰り着けばいいのだ。
カナタは唇を固く結ぶと、イヴィルアイのところへと自らを転移させた。
イヴィルアイは、今回は暗い路地裏で一人の女学生を襲っていた。
昨日の傷がまだ癒えておらず、それを補うために魔力を得ようとしているのだろう。
これはカザミから奪った魔力を完全に取り込む前に、イヴィルアイを倒すチャンスだった。
カナタは渾身の力を込めて電撃の魔法を放った。
イヴィルアイは油断していた。まさか今日魔法少女が現れるとは思っていなかったのだ。
魔法はイヴィルアイを直撃する。体が吹き飛ばされ、その触手は女学生を取り落とした。
「貴様、なぜ現れた。お前は回復役ではなかったのか。」
その声から焦りが感じられた。
(いける!)
疑問に答えてやる必要はない。このまま一気にたたみ掛けるため、カナタは詠唱を始める。
負けじとイヴィルアイも魔法を放つ。昨日のようにいくつもの魔法の雨が降り注いだ。
カナタは戦闘向きの魔法少女ではない。致命的なのはスピードのなさと、シールド魔法がないことだ。
長期戦になれば不利になるのは分かっていた。カナタは初めから全力で戦う。
シールド魔法がなくても魔法を防ぐことは出来る。
カナタはイヴィルアイの魔法の雨を、強力な風の魔法で全てかき消し、吹き飛ばした。
(向こうが数なら、こっちは強力な一撃で対抗するんだ。)
カナタは次々に高位の攻撃魔法を繰り出し、イヴィルアイを追い詰める。
今のところ完全に優勢だった。このまま、終わらせることが出来れば…。
イヴィルアイはこのままでは負けると思い、その攻撃を変化させた。
その身に魔法を纏い、その触手を広く伸ばしながらカナタへと突進してきたのだ。
触手に触れたビルは抉られ、倒壊する。あれに一度でも触れれば負けてしまうだろう。
カナタは必死でその突進を避ける。突進が巻き起こした風が、カナタの長い髪を舞わせた。
(いつまでもかわし続けるのは無理。だったら…)
深く集中を始める。この一発でイヴィルアイを仕留めるつもりだ。
カナタへと真っ直ぐに向かってくるイヴィルアイをカナタも真っ直ぐ見つめる。
今持てる全ての魔力をつぎ込み、目の前の敵へと特大の浄化魔法を放った。
「いっけえええええぇぇぇ!!!」
爆発が起こる。周囲の建物は崩れ、大きな煙を撒き散らす。
爆風がカナタを後方へ吹き飛ばし、背後に立つビルへと叩きつけた。
煙が晴れたとき、カナタの前にイヴィルアイの姿はなかった。
「やった…」
カナタは魔力をほとんど使い果たした脱力感に襲われながらも、晴れ晴れとした気分で呟いた。
ビルの壁に背中を預け、ズルズルとその場にへたり込む。
魔族を倒した。やっと自分は姉の役に立てたのだ。安堵感がカナタを包む。
ふと、カナタの衝突でビルに入ったヒビが長く伸びる。
次の瞬間、カナタがもたれていた壁が勢いよく弾け飛んだ。
カナタは吹き飛ばされ、ゴロゴロと地面を転がる。
崩れた壁の奥にはイヴィルアイの姿があった。
カナタの浄化魔法を貫けないと判断したイヴィルアイは、
瞬時に、身に纏う魔法をシールド魔法へと転化させ、防御に専念したのだ。
それでも完全に防ぎきることは出来なかった。
触手のいくつかは千切れ、目も多くは潰れて、青紫の毒々しい血液が流れ出している。
「貴様ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
イヴィルアイは激怒し叫んだ。その傷口から溢れた血液が周囲に散らばる。
カナタは心は一転、絶望に支配された。自分にはもう魔力が残っていない。
自分は姉と同じようにこの魔族に陵辱を受けてしまうのだ…。
しかし、イヴィルアイは頭に血が上り切っていた。
カナタを陵辱することよりも、その怒りを撒き散らすことしか頭になかった。
怒りに任せその触手でカナタを捕らえると、思い切り地面に叩き付けた。
「ぐぅっ!!」
カナタは先程ぶつけて痛めた背中をしたたかに打ち、その痛みに呻き声を上げる。
イヴィルアイはカナタを上から見下し、触手でその体を何度も何度も打ち据える。
「ああっ、やぁぁっ、い、痛っ…」
触手はカナタの胸を、腹を、足を、股間を、時には顔までも殴りつけた。
再び傷口から溢れたその血液はカナタへと降り注ぐ。
強烈な酸のような性質を持つその血液はカナタの皮膚を蝕み、鋭い痛みを与える。
カナタのローブは破られ、溶かされ、もうその役目を果たしてはいなかった。
カナタの起伏のない胸を覆い隠すものは何もなく、その小さな蕾が外気に晒される。
イヴィルアイはそれを見ようともせず、攻撃を続ける。触手の一本がその蕾を強烈に打ち据えた。
「あああああああぁぁぁぁっ!!!」
カナタはそのピンク色の乳首がもがれてしまったかと思うような痛みに襲われた。
その攻撃が一旦止んだとき、カナタの体は既にボロボロになっていた。
その体は全体的に赤く染まり、所々は青く痣となっていた。全身に擦り傷のような痕ができ、血が滲んでいる。
カナタは朦朧とした意識の中で呟いた。
(ごめんね、お姉ちゃん。私、また足手まといになっちゃた…)
イヴィルアイはまだ落ち着きを取り戻したわけではなかった。
触手での攻撃を止めると、今度は魔法でカナタを執拗に責めはじめる。
カナタの顔に球体に固まった魔法の水が押し付けられた。
「苦しいだろう。全部飲み干さないと窒息してしまうぞ。」
カナタには抵抗が出来なかった。苦しさからの解放を求め、一心不乱にその水を飲み下す。
全て飲み終えると、息つく間もなく次の水が顔を覆う。
それを三度繰り返し、やっとカナタはまともに呼吸をすることができた。
カナタは胃の強烈な膨満感に苦しんだ。
そんなカナタの鳩尾を、イヴィルアイは思い切り殴りつけた。
「う、うえぇぇぇぇっっ…」
カナタは飲み込んだ水を全て吐き出し、苦しげに呻く。
「はぁっ、はぁぁっ、は、はぁ…」
イヴィルアイは、今度はカナタの全身に魔法で水をかける。それは痛みもなく、呼吸を阻害するでもない。
(一体何…?)
カナタにはその目的が分からなかった。しかし、すぐに身をもって知ることになる。
カナタの体を強烈な電撃が駆け抜けた。水の滴ったその体は電気を酷く通した。
「があああああああっっっ!!!!!」
辛うじて形を残していたローブの背中や腕の部分、下着すらも焼け焦げ、
カナタはもうほとんど全裸の姿でいた。その体は所々黒く煤けている。
イヴィルアイはさらに休みなく魔法を放ち、カナタを痛めつける。
氷結魔法が身を凍りつかせ、炎がそれをまた焦がした。
その攻撃がついに終わった頃、カナタは無惨な姿で床に転がり動かない。
イヴィルアイはやっと冷静になり、カナタの陵辱にかかろうとしていた。
(ごめんね、お姉ちゃん)
急にその言葉が頭を横切り、カザミは目を覚ました。隣では杏が苦しげに眠り続けている。
言いえぬ不安を感じたカザミは覚束ない足取りで部屋を出て、カナタを探すが見つからない。
まさか、と思い魔力の気配を追うと、昨日の魔族とカナタの魔力を同じ位置で感じることが出来た。
どちらも弱っているが、カナタのものの方が酷く弱々しい。今にも掻き消えてしまいそうだ。
今すぐ助けに向かいたいが、カザミの魔力はまだほとんど回復していない。
弱っているとはいえ、今魔族と戦っても勝てる見込みは限りなく少ない。
カザミは唯一の希望にすがりついた。心は痛むが、他に選択肢はない。
ベッドで眠る杏の肩を強く揺すって起こすと、カナタの危機を伝えた。
「カナタちゃんが、危ない…」
杏は戸惑った。今、カナタを救えるのは自分しかいないのだ。
だが、もしまた負けてしまったら…?今度こそ死んでしまうかもしれない。
そう思うとまた体がガタガタと震えだす。
しかし、震えるその手を強く握り締め、その恐怖を振り払った。
一度は決心したのだ。最後までやり通さなければならない。
あの子を、杏の痛みを自分のことのように悲しみ、泣いてくれた優しいあの子を守るのだ。
杏の正義感にまた火が灯った。
その手はまだ震える。膝はガタガタといい、言う事を聞かない。
それでも、心だけは真っ直ぐとその使命を受け止めていた。
「行こう!」
まだ魔力は完全に回復したわけではないが、弱った魔族なら倒せるはずだ。
杏は触媒のアクセサリーを握り締め、戦いの衣を身に纏う。
カザミも、弱ったその体に鞭を打ち立ち上がる。
妹を助けるため、ここで一人眠っているわけにはいかない。
そして二人は戦場へと向かった。
イヴィルアイはその触手を伸ばし、力なく横たわるカナタを捕らえようとした。
そのとき、二つの影がカナタを守るようにその前に現れた。
カナタはその気配を感じるも、体が動かずその二人を見ることが出来ない。
だが、それでも分かった。それはカザミと杏なのだ。
真っ黒な絶望の中に漏れる暖かい光にカナタは涙を流した。
二人とも、まだ万全な状態からは程遠いはずだ。
特にカザミはまともに戦える状態ですらないはず。
そんな状態であるにもかかわらず二人は自分を助けに来てくれたのだ。
杏はカナタを見た。その傷つき様はなんとも無惨で、見るに耐えないほどだった。
自分の体が傷ついたかのような痛みを感じる。そして、怒りがこみ上げた。
鋭い目つきでイヴィルアイを射抜く。イヴィルアイは怯えているように見えた。
「カナタちゃんをこんな目に遭わせて…。絶対許さない!」
その気迫に押されたイヴィルアイは慌て、放てる限りの魔法を杏に向かい放つ。
杏は落ち着いていた。逃げるでも、魔法で相殺するでも、魔法障壁を張るでもない。
ただ、その手を前に差し出し、自分に向かってくる魔法を弾き飛ばす。
「なっ!?」
イヴィルアイは信じられないものを見たような反応をする。
カザミも驚いていた。手も触れず、魔法を弾き飛ばすなんて、聞いたことがない。
これなら大丈夫、と安心したカザミはカナタのもとへと駆け寄り、その傷を癒してやる。
「ごめんね。あたし、あんたよりずっと回復魔法下手だけど…」
カナタは何も喋れなかったが、暖かい光に身をゆだねたその表情はもう苦痛の色を映していなかった。
追い詰められたイヴィルアイは、残された魔力の全てを体に纏い、
先程カナタにしたように、杏へと突進した。
それはもう自爆に近い勢いだった。その威力は先程の比ではない。
なのに杏は一歩も動かず、詠唱もせずに正面からその攻撃を受け止める。
文字通り、杏はその手で突進してくるイヴィルアイを受け止めていた。
「馬鹿な、なぜ、どこにそんな力が!!」
それは杏にも分からなかった。
しかし、イヴィルアイへの怒りが、カナタを守ろうとする気持ちが杏を突き動かしていた。
イヴィルアイは完全にその勢いを殺され、地面へと落ちる。
杏はその両手を大きく開き、そこに浄化魔法を紡ぎだす。
「カナタちゃんの、カザミさんの痛みを思い知れ!!」
そう叫び、その魔法をイヴィルアイへと放った。
「ぐああああああぁぁぁぁ!!!!!」
断末魔の叫びと共に、イヴィルアイは消滅した。
イヴィルアイの魔力が拡散し、大気へと戻っていく…。
その瞬間、杏の身体から一気に力が抜ける。膝が折れ、その場に座り込んだ。
また体が震えだした。必死で抑えていた分、今になって一気に襲ってきたのだ。
しかし、杏は高位の魔族を見事葬り去った。
相手は傷ついていたとはいえ、杏も本調子でないのに圧倒的な勝利を納めた。
それは杏の確かな自信となった。
敗北と陵辱の記憶はそう簡単に振り切れるものではないが、確かに一歩前進したのだ。
今度こそ、杏の中で確かな決心が生まれた。もう滅多なことで揺らぐことはないだろう。
その日の夜、カザミたちの家。
カナタの傷は深く、カザミの治療では完治しなかった。
しかし明日カナタの魔力が多少回復すれば元通りになるだろう。
カザミは治療部屋のベッドで横たわるカナタを介抱していた。
カザミもまだまだ辛いはず、そう思いカナタは拒んだが、カザミは聞かなかった。
思えば、ここのところはいつもカナタがカザミの介抱をしていた。
小さい頃、病気になったときにカザミに看病されたことを思い出す。
カナタはあの頃のような、心強く頼もしい気持ちに包まれていた。
カザミはカナタの小さく柔らかな手を優しく包む。
「あんたはいっつも難しく考えすぎなんだよ。それに自分を責めすぎなんだ。
あたしはいつもあんたに助けられてる。本当に感謝してるんだ。
だから、今回みたいな無茶はもうしないで。お願いだから。」
カザミはその手を引き寄せ、優しくその頬に触れさせる。
カナタはその言葉に、その暖かさにまた涙した。
少し離れたとベッドで、杏は今日の戦いを思い出していた。
あの時、自分を包んだ大きな力。それは自在に出せる気がしなかった。
しかし、確かに自分の中には誰かを守ることの出来る力があることを確信した。
もう迷わない。葵を探し出し、この手で守ると決めたのだ。
強い決意を胸に、杏は目を閉じた。
/第5話 END
以上で第5話の本筋終了です。
今回は珍しく和やかな終わりとなりました。
その分、BADENDでは思う存分やってしまう予定。
乞うご期待(前回この字間違ってますね、お恥ずかしい…)
それでは後ほどBADENDでお会いしましょう。
仕事早っ!
もう第五話ですか?しかもBAD END執筆中とな!?
もうなんか色々溢れておりますなww
期待させて待たせて貰い!作者さん乙!
超速筆wなおかつGJwww
これは次も期待せざるを得ない。
第5話 BADEND完成しました。
ものっそ疲れました。まさかこんなに書いてしまうとは。
自分の中に溢れ出す何かが僕を突き動かしすぎたようです。
BADENDで陵辱シーンのみなのに、第4話丸々と同じ量になってしまいました。
初のBADENDということで、後のことを考えず、
思い切りやってしまったら、少しやりすぎてしまった感があります。
とりあえず言える事は、
「DEADENDです。苦痛系が苦手、キャラが死に至るのが苦手という人は回避をお願いします。」
ということぐらいでしょうか。
グロとまではいかないと思いますが(基準によるかもしれませんが)
かなりハードになっています。対象もかなりアレですし。
まぁそれでもかなり気合を入れて書きました。
対象は極一部の人かもしれませんが、悦んでいただけたら幸いです(性的な意味で)
それでは投下します。
第5話(7)の続きより
カナタの心の叫びは誰にも届かなかった。
これから行われる凄惨な陵辱劇を止めるものは誰もいない。
イヴィルアイはその触手をカナタへと伸ばし、その体を引き寄せた。
「まずはその小さな口でじっくりと奉仕して貰おう。」
イヴィルアイの触手がカナタの目の前に現れた。
鼻先に突きつけられると酷い異臭がした。顔を背けたいが、それも上手くいかない。
触手はカナタの口へと侵入を試みる。カナタは必死で口を閉じ、それを拒んだ。
しかし、その傷ついた体を別の触手が打ち据えるとカザミはその痛みに呻き、
その時わずかに開いた口の隙間から触手が入り込んだ。
「ん゙、ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!!」
その圧迫感、異物感と異臭にカナタは吐きそうになるが、
胃の内容物は先程水と一緒に全て吐き出してしまったことに気付く。
この触手のサイズはカナタの口には大きすぎた。
その口は目一杯開かれている。顎が外れるのではないかと思えるほどだ。
触手は無理やり喉の奥まで侵入しようとするが、さすがに無理なようだった。
仕方なしに、入る限りの範囲で触手は口の中を動き回った。
喉を突いては引く。時には頬を中から突き、カナタはその痛みに顔を歪めた。
「ん゙〜っ、ん゙ん゙〜〜っっ!!」
カナタはイヤイヤと言うようにと何とか首を振るが、そんなことイヴィルアイは一切意に介さなかった。
その触手の根元から、精液の塊が移動してくるのが見えた。射精は目前となっている。
せまり来る恐怖に身を固くする。処女であるカナタには全く未知の恐怖だ。
触手は破裂したかのごとくカナタの口内に精をぶちまけた。
「ん゙、む、むごおおおぉぉぉぉっっ!!!」
当然口の中にはおさまらずに溢れ返り、零れた精液がカナタの胸や腹を穢す。
カナタは全て吐き出したかったが、いまだ口の中に居座る触手に邪魔をされ吐き出せない。
仕方なく、飲み込もうとするが上手くいかない。
特有の酷い悪臭に堪えながら、時間をかけて何とか飲み干した。
すると触手はカナタの口から出て行った。
「う、うぇぇ…」
口が自由になるとすぐにカナタは我慢が出来なくなり、一気に今飲み込んだ物を吐き出してしまった。
「吐いたら駄目だ。それでは奉仕にならないだろう。」
そういうと、イヴィルアイはまた別の触手をカナタの口へと突き入れた。
「むぐぅっ…!」
また触手がカナタの小さな口を犯し始める。
しかし、今度の触手の射精は先程とは違った。
一度に大量に吐き出すのではなく、細く、長く吐き出すタイプなのだ。
カナタはその長い髪を触手に下へと引っ張られ、顔は上を向けさせられていた。
触手から、その口に注ぐように精液が放出される。
「零したらまたやりなおしだ。全て残さず飲み込め。」
カナタは言われるがままに飲み下す。早く飲まないと口から零れてしまう。
しかし、その放出のスピードには追いつけず、ついに口からあふれ出した。
すると罰とばかりに杏の平たい胸を触手が打ちつけた。
「ぐっ!!うぇ、うぇぇぇぇぇ……」
カナタはその衝撃でまた吐いてしまう。既に次の触手が待ち構えていた。
三度目の触手の精液を、カナタは必死になって飲み下した。
これ以上こんな想いはしたくない。その一心で飲み続ける。
その後にはまた別の陵辱が待っている、という当たり前のことにすら気が回らなかった。
何とか精液を零さず、吐き出さずに飲み干したカナタは、休む間もなく次の陵辱へと導かれた。
横になるような形で触手に吊り下げられ、秘所をイヴィルアイの眼前へと向けられた。
(私…処女を奪われちゃうんだ。きっと、あの触手で…)
絶望的な想像に、カナタの心は折れそうになっていた。しかし、その想像は意外な形で裏切られる。
触手はカナタの秘所の前へとやってきたが、そのまま貫こうとはしない。
別の触手が両横からやってきて、カナタの陰唇を掴み、広げた。
「いや、やだっ、そんな、見ないでえぇぇっ!!」
触手はその中を覗き込むような位置に構えるが、侵入する気配はない。一体何をしようというのか。
突然イヴィルアイは魔法の詠唱を始めた。
(え、な、何…?)
一体何をするというのか、カナタが不安に思ったその直後、衝撃が襲った。
「がっ!!」
構えた触手の先から水の柱が放たれ、カナタの処女膜を抉り、そのまま子宮の奥まで突き抜けた。
一瞬遅れてから強烈な破瓜の痛みがカナタを苛む。
「あああああああああああああぁっ!!!!ああああぁぁぁぁぁっっっ!!!」
まさか魔法で処女を奪われるなんて想像したこともなかった。
おぞましい触手で貫かれることは心のどこかで覚悟していたが、
快感を得る目的もなく、魔法によって無意味にその純潔の証が散らされたことにショックを受けた。
「いや…そんな…」
それは、これから始まる陵辱が、カナタには想像もつかないようなものであることを象徴するようなものであった。
カナタを貫いた水柱は、ただの水ではなかった。それは発動者の意思で自在に動き、姿を変える。
水は球形となり、カナタの子宮の中を思い切り跳ね回った。
「あああっ、いっっ、かぁぁっ、はぁぁぁぁっっ!!!」
カナタは普通ではありえないような出来事とその感覚に震え、叫んでいた。
跳ね回る勢いで子宮は色々な方向へと引っ張られ、姿を変える。途轍もない刺激がカナタを襲っていた。
「くぅぅぅぅぅっ、やめ、やめてぇ・・・っっ!!!」
水が上へと跳ねると、カナタの腹は破られんばかりに中から突き出された。
「ああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!」
魔法少女だからこそ壊れないが、きっと普通の少女だったならば腹は破れていただろう。
カナタは普通では死んでしまうほどの衝撃を、生きたまま何度も味わわなければならない。
水は何度もバウンドし、カナタの腹を痛烈に責め立てる。
「ぎゃあああぁぁっっ、がああぁぁぁっ、いたい、いたいいいいいいぃぃぃぃぃぃっっっ!!!」
その痛みにカナタが気を失う寸前、水はその動きを止めた。
「はあぁぁぁっっっ…、はあぁぁぁぁぁっ…。」
カナタは必死で呼吸をした。まともに息を吸うことができない。
すると水は今度は角柱へと形を変え、カナタの膣内を行き来し始める。
凝縮され、固く尖ったその角が傷ついたばかりのカナタの処女膜を容赦なく削り取る。
「やあああああああぁぁっっ、いたいっ、削れてるっ、なかが、なかがああぁぁっっ!!!」
先程までの鈍い痛みとはまた別の、鋭い痛みにカナタは力の限り叫んだ。
先程まで未開だった少女のデリケートなその部分は、たった数分で荒らされ尽くしていた。
ずたずたに引き裂かれた膣壁からは、
どう考えても処女喪失によるものだけではないほどおびただしい量の出血があった。
しかし、責めはまだまだ終わらない。
水はその濃度を少し低め、子宮全体を埋め尽くすように形を変えた。
次は一体何が起こるのか。そんなことに考えを巡らせる余裕はすでにない。
ふと、何かが弾けた。その衝撃にカナタの体はビクッと跳ねる。
子宮で何かが起きた。同じような衝撃が次々と起き、そのたびにカナタの体は何度も跳ねた。
子宮のを満たす水が弾けているのだ。水の表面に浮かんできた泡が弾ける、あの衝撃。
それが何度もカナタの子宮の中で起きていた。その頻度はどんどん増していく。
「いやっ、はっ、かっ、くぅぅっ!!」
弱い衝撃だが、それでも自らの子宮の中で小さな爆発が起きているようなものだ。
カナタは恐怖に震え上がった。この爆発が、いつか自分の子宮を、腹を破裂させてしまうのではと。
実際は、魔法少女特有の強靭な肉体のため、そう簡単に破裂はしない。
だが、次第に強くなる衝撃に、その恐怖はカナタの中で大きく膨らみ始めた。
「がっ、ぐっ、ごっ、ぎぃっ、かはぁっ!!」
一つ一つの衝撃でカナタの体はどんどん大きく跳ねるようになっていく。
ついにはほとんど絶え間なく、強烈な爆発が子宮の中で起こり始めた。
「やあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ、ぎゃああああああああああああああああぁぁぁぁっ!!!!」
子宮はパンパンに腫れ上がり、その爆破で生じる膨らみが腹を押し上げ、外からでもその形が容易に確認できた。
そして、一瞬静まった後、一際大きな爆発を生じた。
「がああぁぁっっ!!!!!!」
それまでより短い、しかしもっとも激しい叫びがカナタの喉から漏れる。
一瞬カナタの腹は大きく膨らみ、そして少しずつ萎んでいった。
魔法の水はやっとその役目を負え、カナタの子宮の中で溶けていった。
カナタの体力はもう限界だった。
あまりにも叫びすぎて喉も焼ききれたように、息をするたびヒューヒューと音を立てていた。
それでもカナタはまだ死ねない。よほど致命的な損傷を受けない限り、魔力がそれを保護するのだ。
しかし、心はどうしようもない。もう気が狂う寸前まで来ていた。
普通の人間は一生味わうはずのないほどの痛みを十分足らずのうちに受けた心は体以上にボロボロだった。
「では、そろそろ仕上げだな。」
イヴィルアイが呟く。
(終わり…それが終わったら家に帰れる…?お姉ちゃんの所へ…それとも…)
死が待っているのか。おそらく後者だろう。
イヴィルアイは回復役であるカナタを殺さないように、という指示など頭になかった。
自分をこんな惨めな目に合わせたこの少女をいたぶり、絶望させ、魔力を吸い尽くすことしか考えていなかったのだ。
だから、「仕上げ」という言葉が意味するものは、少女の家への帰還ではなかった。
触手はカナタの足を掴み、逆さまに吊り上げた。もうカナタに抵抗する力はない。
腕や体を抑える必要はなくなった。腕は力なくだらりとぶら下がっている。
上の穴、前の穴は既に犯した。ならば次は…。
触手はカナタのアナルへと向かった。そして、ほぐす事もなく唐突に中へと突入する。
「ああああああああああっっっっ!!!!」
カナタの絶叫が辺りに響く。
「いやぁぁっ、何でっ!?何でそんなところっ、あああああああああっっっっ!!!」
尻の穴に挿入するなどという考えはこの小さな少女にあるはずもなかった。
想像のつかなかったその行為と痛みにボロボロの心はさらに酷く傷つけられる。
しかし、それだけでは終わらなかった。
別の触手が伸びてきて、カナタの口、そしてずたずたに引き裂かれた秘所へと侵入した。
「ん゙ん゙ん゙ん゙っっっっ!!!!むうううぅぅぅぅぅっっっ!!!!」
カナタは口を触手にふさがれながらも、可能な限りの喚き声をあげた。
秘所へと侵入した触手は一本ではなかった。
二本の太い触手が、その狭い膣のなかを掻き分けて入っているのである。
口、秘所、尻穴、その全てに挿入された触手は競うようにその速度を上げる。
カナタは中から体を揺すられ、力なくガタガタと上下左右に揺れ続けている。
最初に達したのは口の中の触手だった。
先程より深くまで強引に押し入ったそれは、直接カナタの喉の奥に大量の精液をぶちまけた。
「むうううううううううぅぅぅっっっ!!!!!」
勢いよく放たれた精液はカナタの胃まで届く。
しかし逆さまにされているため、それは重力に従い喉へと戻っていく。
「ぐええええええええぇぇぇぇぇぇぇ…………」
触手がカナタの口から離れると、凄まじい勢いでカナタの口から精液が吐き出された。
まだ残る二つの穴への陵辱は続いている。
その間にも、その陵辱へ参加していない触手が次々にカナタの体に精を放った。
その長い綺麗な髪も、ドロドロの精液にまみれ、その輝きは見る影もない。
体中が精液に浸されていて、綺麗なところを探すのが難しいほどだ。
触手の行動はどんどんエスカレートする。イヴィルアイはもうその衝動を止められなくなっていた。
後ろの穴に二本目の触手が、前の穴に三本目の触手が入り込んだ。
「があああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!」
ありえない光景だった。小さな少女の秘所とアナルに五本もの触手が突き刺さっているのだ。
その腹は触手の形に波打ち、前後両方の穴に挿入された触手のバラバラのリズムに合わせ、小刻みに揺れている。
もう終わりはそこまで見えていた。
アナルへと侵入していた二本の触手が、ついにその精を放出した。
その凄まじい量の精液は、少女の内臓を本来の過程とは正反対の順序で進んでいく。そして…。
「げえええぇぇぇぇぇぇぇぇっっ……」
直腸で放出された精液は、カナタの口に出口を見つけ、外へと放たれた。
カナタはもうショックで言葉すら喋れる状態にない。
そして、最後に残された秘所での射精も目前を迎えていた。
三つの触手がテンポよくリズムを刻む。奇妙なワルツのようにカナタの体は揺すられた。
「ああああっ、があああっ、ぐうううぅっ!!!ぎゃぁぁっ、ぎいぃぃっ、はぁぁぁぁっ!!!」
イヴィルアイは冷たく言い放つ。
「終わりだ」
その声が、カナタが聞いた最後の声となった。
三つの触手は同時に、カナタの子宮へと精を放った。
「ぎゃあああああああああああああああああっっっっっっ!!!!!!!」
その量は凄まじく、カナタの子宮は魔法少女の強靭なものでも限界というほどに膨らんだ。
腹はまるで臨月の妊婦のように膨らんでいる。
これ以上は膨らまず、行き場をなくした精は触手の隙間を縫い、秘所から噴水のように溢れ出していた。
その瞬間、イヴィルアイはカナタの魔力をこじ開け、それを思う存分奪い取る。
カナタは落下するような感覚を味わっていた。底のない地獄へと落ちるような感覚だ。
その痛みと絶望で、ついにカナタの心は完全に折れた。壊れたのだ。
驚いたことに、カナタの心が折れた後も、体はまだ生きていた。
思い切り吸い取ったというのに、カナタの中にはまだ魔力が残っているのだ。
しかし、このまま生かしておいても、すぐに死ぬのは目に見えていた。
どうせならからになるまで吸い取ってやろうと、イヴィルアイはその触手を再び秘所へと向かわせる。
魔法少女のここは、一体どれぐらいの触手をくわえ込めるのだろうか。
どうせもう壊れているのだ、何も気にすることはない。
イヴィルアイは無造作に触手を秘所の中に詰め込む三本、四本。まだ入る。
五本、六本と入れたところで、膣口が裂け、血が滴る。
「こんなところか」
満足したイヴィルアイは、もう生理反応しか起こさないカナタへと、六本の触手のピストンを開始する。
カナタは小さく、意味のない言葉を呟くように呻いた。
六本の触手が果て、精液がもうその本来の役目を果たすことのない子宮へと注がれる。
すぐに限界になり、秘所から精液が溢れた。
いまだ逆さまに吊るされているカナタの秘所から零れた精液は、
その腹、胸、首、顔を伝って地面へと滴り落ちた。
完全に魔力を吸い取られたカナタは、その生命活動を停止し、完全に抜け殻となる。
イヴィルアイは、これでもまだおさまらない怒りを、その亡骸を精液のプールに思い切り叩きつけることで発散させた。
少し前まで、綺麗で神秘的ですらあったその幼い割れ目からはどぼどぼと滝のように精液が滴っていた。
カナタは死の直前、不思議にこの陵辱で救われたような気がしていた。
自分の罪をこの地獄のような陵辱という罰で洗い流されたような錯覚があったのだ。
(お姉ちゃん、杏ちゃん、ごめんね、これで許してくれるかな…)
その想いは誰にも届かず、答えも得られないまま、カナタの意識は永遠に途切れた。
/第5話 BAD END
はい、以上です。
ちょっと気合が入りすぎました。
しばらく、これに比べると随分パワーダウンしたシーンが続くかもしれません。
これ以上いってしまうとかなりあれですが。
ハードさよりも、もうちょっと工夫を凝らしたものが書ければいいのかなぁ。
さて、ところでどうでもいい話。
カザミとカナタの姉妹。
この名前はエロパロとはかすりもしないものが元ネタとなっています。
なのですが、ちょっと伏字にしてみると
「か○み」と「○なた」
どう見ても「らき○すた」です。ほんとうに(ry
髪もブルー系だしなぁ。でも、違いますのであしからずw
今回ちょっと疲れたので次はいつになるか分かりませんが、
第6話完成時にお目にかかれればと思います。それでは!
お疲れ様です
ハードといっても、あくまでifルートだし、前書きで警告もしてあるし、全然問題ないんじゃないでしょうか
(個人的にはずっと、このレベルでも良いくらいですがw)
細かいことだけど、カナタの名前を
>>544で1回カザミに、
>>545で1回杏に打ち間違っていらっしゃいますね
どこかでまとめサイトを作ることがあったら、直されるとよろしいかと思います
ところで、通常パートより、エロパートの方が文章が洗練されている気がします
通常パートの方は、一文一文が短くて、状況の箇条書きっぽい印象を受けると言うか
別に何か問題だと言うわけではありませんが
陵辱スレなんだからハードでないと
556 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 17:08:13 ID:kVYFiCog
上げる
GJです
558 :
Htare:2007/08/20(月) 17:40:01 ID:Vq5PzWpa
お目汚しかもしれませんが、以前別のスレで書いたモノを少々改良して投下します。
続きも書いていますので、お付き合いいただけると幸いです。
559 :
Htare:2007/08/20(月) 17:42:02 ID:Vq5PzWpa
ブラッドサイズ
夜の公園を少女が走り抜けていた。
金髪をツインテールに結い、あどけない顔を険しくして走っていた。
間違いなくこんな時間に外に出ていい年齢ではない、胸も身長も小さな少女である。
小さい意外に特筆すべきはその服装だろう。普通ならば着ないような、そんな不思議な服装をしているのだ。
妖しい模様が書かれた黒いワンピースに、真っ黒なニーソックス。足首には金色のリング。腕には無骨な手甲の様な物をはめている。
そして、
「わっ!?」
突然、走っている少女の足元が弾け、地面を割って木の蔦の様な物が飛び出てくる。
しかし少女は瞬間的に白い翼を生み出しはためかせ、危なげなく飛び上がって攻撃を回避した。
純白の翼が広がり、夜空を飛翔して地面に降り立った。
翼は閉じて光になって消える。魔術の一種らしい。
「見つけたーっ!」
普通ならばそんな異形の存在を見れば恐れる。しかし少女が当たり前の様に、その手に持っていた『武器』を振るった。
少女には似つかわしくない、真っ赤な鎌だった。肩に担ぐように構えると、一振り、目の前の異形の蔦は切り裂かれた。
切り裂かれて力無く落ちる蔦を見つめて、小さく息を吐いた。
深夜とも言える時間に異形を狩る少女、名前を冬代伊万里(ふゆしろ いまり)といった。
彼女がこんな事を始めたのは、彼是一ヶ月も前になるだろう。いつも通りの通学路、放課後の帰り道、突然襲われたのだ。
大柄な男性に見えていたそれは、その実異形の存在であり、どんなに抗っても逃げられないと諦めかけた時に助けられた。
伊万里よりも小さい長い銀髪をした少女は、アリスと名乗った。
伊万里を助ける為に傷付いて負傷したアリスを介抱し、その間またも襲われる事となる。その時戦うと決めたのは伊万里自身だった。
その夜から毎日、伊万里は普通ならば眠っている時間に頑張って異形と戦っていたのだった。
「ミスティックシフト」
戦い終えて、闘衣(チャクラドレス)を解除する。漆黒のドレスが消滅。真紅の鎌の中に封印されるように消滅し、最後にはその鎌も小さくなって伊万里の腕に収まった。
この間、小さな擦り傷などは消滅する。ある程度の再生能力があるのだ。大きな傷は中々治らないが、小さい傷はしっかり直してくれるのだ。
その再生能力で回復できないレベルの負傷を、アリスは負ったと言う事なのだが。
「順応性が高いのね」
腕を組んで無表情で伊万里を見つめている、アリスが居た。
「うん、今回も上手く行ったよっ!」
ピースっ、と二本の指を立てて笑う伊万里に、アリスは分らないように溜息をついた。安堵の溜息。戦いに恐怖したりしてないので安心したのだ。しかし逆の懸念もある。恐怖しないからこその危うさ。
闘衣の方は伊万里の命令を大人しく聞いていて、それは良い兆候だと思っていた。
「でも油断はしないように」
そんな心の内をおくびにも出さず、アリスは伊万里を相変わらずの無表情で見つめた。彼女は感情を外に一切出さない。
伊万里よりも小さく、まだ遊びたい盛りの少女が、こんな無表情でいる理由は不明だった。
「大丈夫だよ! 全然弱いし」
明るく言う伊万里に、少し心配になるアリスだった。
そしてその不安は的中した。
……
異形にはさまざまな種類がいる。
虫の形をしていたり、獣の形をしていたり、おおよそ人が見て気持ち悪いと思う形のオンパレードだった。
今回の異形も、そんな気持ち悪いものの極みとも言える形をしている。
まとめて魔族と言われるその存在は、普通に人間社会の背後に潜んでいた。
しかし普通にしていては見えない。何かしらの魔法によるコーティングにより、一般の人間には見えないのだ。
深夜の公園の真ん中にいたその魔族は、シャチホコのような形をしている。ねとねととした魚の表面を再現したような皮膚、そしてその腐臭。どれもが気持ち悪かった。
上が頭なのか、下が頭なのか分らない。上には変わった段々とした形の管、下には口のように開いて中から気持ち悪い何かが見え隠れしている。
(動きが遅そう。一気に決めちゃおう……)
鎌を肩に担ぎ、夜空から一気に急降下。
そう、伊万里は空に滞空してその異形を見つめていたのだ。
落下の勢いを乗せて、伊万里は真っ赤な鎌を振り異形に叩きつけた……が。
「えッ?」
560 :
Htare:2007/08/20(月) 17:43:05 ID:Vq5PzWpa
ズルンと鎌の軌道がそれて地面を穿つ。ぬめった表面が戦闘経験が薄い伊万里の歯の立ってない一撃をそらしたのだ。
それでも普段の魔族なら切り裂いていた。それだけの威力があるのだから当然なのだ。だが今回の魔族はそういった攻撃を防衛する手段として、その皮膚を持っていたのだ。
穿った鎌は地面に深く突き刺さり、
「ん、ンッ!」
伊万里の力では抜けなかった。伊万里の力でも触れるよう、その重量を軽くし、攻撃する時の意思に準じて威力を上げる武器である。決して伊万里の力を強くするものではないのだ。
だから鎌を引き抜こうとしている伊万里は、完全に無防備な、闘衣のお陰で多少身体が頑丈な非力な少女だった。
ビュッ!
「え? きゃぁッ!?」
お腹を長い触手が撒きつき、伊万里を魔族が引き寄せた。
ベチャっと背中に魔族の皮膚があたる。魔族は伊万里をシャチホコのように反った体に乗せてしまったのだ。
「やっ、やぁあッ!! きもちわるいぃ!」
暴れる伊万里の腕と足を、更なる触手が絡めとり押さえつける。肘まで絡めて上に万歳するように、足も太腿までぬめった触手が撒きついてより一層魔族に密着するように後ろに回された。
ニーソックスがぬめった触手の液体に触れ、僅かにずれて抜け出せそうな気がした伊万里は、足に力を篭めて引き抜いた。
細く健康的な足が抜け、もう片方もと思った時、
ジュルルッ!
「ああっ、やぁああああっ!」
細い生足に触手が更に強く掴んで引き寄せた。直接足に触れるぬめぬめとした感触に、伊万里は涙を流しながら小さく震えた。
「やめ……やめてぇ、やだぁ……」
このまま食べられてしまう自分の未来を想像し、伊万里は恐怖に震えながら許しを請う。
しかし魔族は容赦がなかった。
足に巻きついた触手が、太腿をはいずり上にあがってくる。
「あ、く……やぁ……」
くすぐったいような気持ち悪い感触に伊万里は全身を更に振るわせた。そのまま進んだ触手は、闘衣のスカートにもぐりこむ。
「だ、だめっ、そこダメだよぉ……っ」
目を見開いて下を見る。もごもごとスカートが盛り上がり、中で伊万里の大事な部分が弄ばれている。
下着の上から舐るように触手を動かし、何度も執拗に幼裂を攻め立てる。
まだ小さく、性の知識など皆無に等しい伊万里に、無理矢理快感を送り込んでいく。
ズルッ、ズルッ、ズズルッ
「あ、ああっ、ああ……っ、やぁっ」
首を振って、未知の感触に翻弄される。痺れるような熱いような感触に、伊万里は頬を染め始めていた。
(な、んで、なんでこんなこと、するの……? 気持ち悪いよ、アリス、助けてよぉ……)
今宵に限り、いつも見守ってくれているアリスは居なかった。力が戻ってきた事を確認する為、単独で魔族を狩りに行ったのだ。だから伊万里は今日に限って一人だった。
魔族は容赦なく伊万里の身体を貪り始める。
「あっ、あああっ! や、とっちゃだめ!」
下着の両端を捉えた触手が、そのまま引きずり落としてしまう。途中、力に耐えられず、下着は無残にも千切れてただの布となった。
当然生えても居ない、一筋の幼裂を、一本の触手が凝視するように見つめている。伊万里のまたの間でゆらゆらと、まるで恐怖を誘うように揺れているのだ。
「やだぁ…み、みちゃだめ……だめだよぉ」
561 :
Htare:2007/08/20(月) 17:44:20 ID:Vq5PzWpa
伊万里にはまだ意味が分らなかった。痛いことをするわけでもなく、だからと言って解放する訳でもない。
しかし魔族は確かなる目的をもって、伊万里を弄んでいるのだ。
ちゅく……。
「ふあっ……」
下着の上から散々弄ばれた秘裂は、僅かに花開き緩んでいた。そこに伊万里は知らないが、男性器より一回り大きな触手が口付けをするように触れた。
生暖かい感触に、伊万里は小さく悲鳴を上げた。伊万里自身が僅かに流した愛液と、触手自身のぬめり。その二つを持って、魔族は伊万里の中に入り込もうとしていた。
万歳している腕を更に固定し、肩を掴み押さえつけ、腹部に撒きついている触手も固定された。
何かが起こるのはわかっていた。それもとてつもなく恐ろしい事が。伊万里は本能的に震えて、全身の力を篭めた。
それが禍した。
ズッ……!
「あくっ! いたッ、いたぁぁあああっ!」
無駄に力を入れて痛め、引き裂くような痛みが伊万里を襲った。
小さな秘裂をまさしく引き裂くように突き進む触手。だがやはり小さい。伊万里の身体はまだ受け入れる体勢も出来て居ないし、受け入れるだけの年齢ですらないのだ。
一向に進まないことに業を煮やした触手は、秘裂に僅かに沈んだ触手は、浅く出入りさせるだけで新たな標的を目指して這い上がった。
「あっ、あぅ、いたっ、うぅ……くっ、やめ! や、いやっ!」
這い上がってきた触手の新たな標的は、全く膨らんでいない伊万里の胸だった。まだ闘衣に包まれていてその姿を現していないが、与えられた感触に反応して乳首が屹立していた。その突起を触手は撫でるように触れた。
「ふあぁんっ!」
電気を流されたような感触に、可愛らしい悲鳴を上げる伊万里。
「ふうぅんっ、んっ、ひあぁ……っ」
何度も何度も執拗に、伊万里の乳首を撫で触れていく触手。一応闘衣はそれなりの防御力を誇っているので、この魔族に破く事は出来なかった。しかし袖口から入り込むことは可能だった。
ずるるる……っ。
「はひゃぁっ! や、やぁ……っ」
黒く肌にぴっちりと密着した闘衣の中を、魔族の触手が這い回る姿がくっきり浮かび、妖艶に踊っていた。
小さく膨らんでもいない胸を無理矢理絡めて集め、何度も揉みしだく。
「はっ、ふあっ、はぅ……んんぅ」
その魔族の愛撫に、伊万里は焦点を失ってぼうっとなりながら受け入れ始めていた。怖いのもあったが、身を委ねてもいいと思えるくらい心地よい愛撫だったのだ。ぬめった触手も、その腐臭も、今の伊万里には関係なかった。
幼い秘裂を弄んでいる触手も、そうやって力を抜いている伊万里を感じて、その動きを激しくした。浅く入り込むのは変わらず、カリの部分だけの挿入で秘裂を馴染ませていく。
「はぁー……やぁー……だめぇ、だめだよぉ、こんなこと、だめ、なんだよ…」
言葉は否定なのに、身体は脱力して魔族の身体に完全にもたれかかっていた。
そして、そんな伊万里にとうとう触手は本格的な行動に出た。
もう一度同じように伊万里を強く拘束する。胸を弄んでいる触手は先端を開き、細かい歯が並んだ口のようなもので乳首をくわえ込む。
「ひゃぁうっ!」
目を見開いて悲鳴を上げる。
咥えられ、突き刺さることなく甘噛みする触手に、伊万里は気持ち良いと思ってしまう。
そして緩んだ秘裂に、触手は今度こそ力を込めて、
562 :
Htare:2007/08/20(月) 17:46:03 ID:Vq5PzWpa
ズッ、
「いッ―――!」
ズズズーッ
「たぁぁああああッッッ!」
悲鳴が夜の公園に響き渡った。
伊万里の処女が、魔族の触手に犯されたのだ。普通でも太いのに、伊万里に太すぎるその触手は、彼女の子宮口を叩いて止まった。
「あ、あっ、あ……ぐっ、い、やぁ……あああっ!?」
止まって終った。そう思っていた伊万里に、突然魔族はストロークを始める。
ズルンッ、ズルンッ、ズッズッズッズ
「ひぐッ! んはぁっ! 許しっ、うくぅうッ、許して、ごめんなさい、ゆるしてくださいっ! こんなの、こんなのやだぁーーッ!」
魔族が此方の言葉を理解しているはずもなく、伊万里の中を蹂躙する為に更に奥へ進むように触手を叩き込む。
「しぬ、しんじゃうよっ! こんなの、いくらなんでもっ、はひぃっ、くあぁああッ! たすけ、うくぅぅーっ!」
無理矢理蹂躙し犯す魔族に、このままでは伊万里の身も心も壊れてしまう。だがそんなこと魔族の感知する事ではないのだ。魔族の目的は、伊万里が生きてさえいればいいのだから。
「あくっ、あくっ、ふあぁあっ! ひ、ひぃあぁああっ!」
突然魔族は、伊万里の細い膣を馴染ませるようにゆっくりと動き始めた。
痛みが僅かに治まり、逆に快楽を産み始める。幼い伊万里が快感を覚え始めていたのだ。痛みから逃避するように、快感を無理矢理感じて涙を流して悲鳴を上げる。
「ああああっ、んぐぅッッ! ひうぎぃ……っ」
そんな伊万里に新たな苦痛が待ち受けていた。
ゆっくりと動いていた触手の付け根が僅かに膨らんでいるのだ。そのふくらみは、触手が伊万里の幼い秘裂を往復する度に上にあがり、伊万里の膣に向っていた。
力強く、止まる事なく、無慈悲に伊万里を目指していた。
そして、
「あぎッ!?」
そのふくらみはとうとう、伊万里の秘裂に到達する。
幼裂はそれを受け入れるのを拒否するが、そのふくらみはそんなこと関係ないとばかりに、伊万里の秘裂を無理矢理広げて中に沈みこみ始める。
「あ、がっ……」
伊万里はその痛みがなんなのか、自分の下腹部を見つめた。今まさに入ろうとしているふくらみ。それは魔族の卵なのだが、伊万里にはそれが何かわからない。
だが何をしようとしているのかだけは、分った。
「ひ……っ、や、いやっ! そんなの、はいんないっ、入んないよぉおっ……! お願い、ゆる、ひぎぃぃぃいいッ!」
ズ……ルンッ!!
「が……ッ、い、ぎ……っ」
伊万里は身体を強張らせて、そのふくらみを、卵を胎内に宿した。
伊万里の子宮口に張り付くようにじっとしていた触手の先端が、そのまま卵を伊万里の中に推し進めていく。
「ンハァアッ! かっはァッ……!!」
入り込んだ魔族の卵に、伊万里は気絶してしまった。あまりの激痛に、意識が吹き飛ばされたのだ。
しかし直ぐに目覚めさせられる。
触手が伊万里のお尻を両サイドから開くように掴み、広げたのだ。そしてそのアヌスに向かい、秘裂を犯している触手とは別の触手が入り込んだのだ。
「ふぐぁァッ!? な、ぐ、そこ、入る所じゃ……くうぅ、んッ!」
お腹に入り込んだ異物で僅かに膨らんだ伊万里のお腹を、更に圧迫するようにアヌスに触手が突き進み、中ほどまで進んだ所で、
ズ、ズルルルルッ!
「あ、あひぃっ、やだぁぁくぁあ!」
吸引を始めたのだ。中味を全て飲み下すように、触手は伊万里の中を吸い取った。
「な、なんで……なんでこんなことぉ……」
涙にべったりと濡れた伊万里の顔が暗くかげる。
563 :
Htare:2007/08/20(月) 17:46:52 ID:Vq5PzWpa
「え? うぐぅぉお……ッ!」
見つめた瞬間、口に何かをつきこまれた。
「えぐ、うぐっ、ふぱぁああ……ひやぁッ、ひぃッ!?」
喉の奥まで犯そうと進む触手に首を振って抗うが、顔を掴まされて動けなくされた。そして更に奥まで進む触手。
そしてしっかりと入り込んだ触手は、その先端から魔族の腐臭よりもさらに匂いのきつい何かを流し込んできた。
「うごぅぅーーーッ! うぐぅ、うぐっ! ん、ぐっ!」
無理やり飲まされたモノがなんなのか分らず、伊万里はただ悲鳴を上げられずうめき声だけをあげた。
この魔族の行為は、母体で卵を温めさせ、その間死なないように栄養補給をして、排泄物を魔族自身が食べる事により、そのサイクルを続けると言うものだった。
子供を生めば、更に卵を植付け、そしてまた死なないように繰返す。
無限の陵辱地獄なのだった。
救いのない陵辱……だと思われた。
「伊万里っ!」
突然響いた声は、夜空の果てから聞こえてきた。
伊万里の一撃がブンッ! というものなら、
その一撃は、ヒュンッ! というものだった。
歯の立ったその一撃は、無防備な魔族の背中を切り裂き、絶命させた。
「あ……くあぁ……」
力を無くした魔族が伊万里の体内から、口内から、その触手をズルリと落とす。
「あ、りす……」
「伊万里、ごめん。付いていてあげるべきだったわね」
ボロボロにされた伊万里の身体を抱きかかえ、アリスはその胸に手を当てた。
「ミスティックシフト」
闘衣が光り輝いて、伊万里の身体を癒していく。
体内に入り込んだ卵は浄化され、傷付いた身体は万全とまで言えるくらいにまで回復させる。処女膜ですら修復されただろう。
しかし心の傷までは癒せない
「う……ううっ、ひっく……」
アリスの腕の中で静かに泣く伊万里に、声もなく抱き締める事しか、アリスには出来なかった。
564 :
Htare:2007/08/20(月) 17:51:07 ID:Vq5PzWpa
続けて、アリスのパートを投下させてもらいます
565 :
Htare:2007/08/20(月) 17:52:38 ID:Vq5PzWpa
二話
力なく泣き崩れている伊万里を突然突き放し、アリスは自分の武器である真紅の鎌を伊万里の足元に突き刺した。
「う……ぁ?」
一瞬何が起こったかわからない伊万里は、次の瞬間に起こった閃光に悲鳴をあげた。
閃光と共に巻き起こった爆音で悲鳴は掻き消える。
伊万里とアリスの周りに形成された真っ赤な光の護法陣に二人は守られていた。当然アリスが生み出した物である。
「……この公園、他にも居たのね」
アリスはその銀髪から見える鋭い瞳で敵を射抜いた。
「へへッ、美味そうなガキが二人。やっぱ女は若いほうがいいな。腹は満たされないが肉が上手いし、悲鳴も楽しい」
(しかも下種ね)
目線を強くしてアリスは敵を見つめる。
真っ白な獣毛に包まれた獣だった。二足歩行で歩いているが、頭のほうは弱そうだ。力だけで相手を押すタイプ。
アリスは生み出した結界を見つめる。
最大の武器である真紅の鎌そのものを結界とする強力なものだ。本人の意思で解除するか、死ぬかしない限り解けることの無い結界だ。
「伊万里、そこでじっとしていて」
「ア、アリスッ、武器も無いのにどうするの!?」
「大丈夫。これでも魔術師の家系だからね」
手の平に魔術光を瞬かせる。生み出される魔術文字のリングは彼女が先祖から受け継いだ、一つの機能を持った魔術兵装である。
「あの程度の力馬鹿なら、これで十分なんだ」
相手の力量は目で見てわかる。これでも戦闘経験は豊富なのだから。
獣人は涎をたらしながら落下してきた。
地面を沈ませて着地し、問答無用でその大きな腕を振るった。
「……っと」
それを軽やかなステップで回避し、リングを生み出した右手の平を相手の額に向けて撃ち放つ。
「打ち放て、月光!」
キュンッ、と鋭い銀光が獣人の腕を貫いた。
「グガ……っ!?」
「どう? 私の家系に伝わる月光閃華の威力は。言っておくけど今のは軽いジャブみたいなものよ? 本当の威力はもっと強いし、連続で放つことがって出来るんだからね」
「小技で体力を削るタイプか……っ」
形勢不利と見たのか、後ろに跳ぶように森の中へ消えていく。
「逃げ切れると思ってるの?」
アリスは森の中に逃げた獣人を追う。
異形は一匹たりとも逃すつもりは無い。
力による身体能力は相手のほうが上だが、その他の戦闘力は間違いなく相手よりも上。アリスにはその核心があった。
だからこそ油断していたのだろう。
目標を捕捉。
「打ち放て、月光ッ!」
それは先程よりも強い威力。目映い銀光が木々を潜り抜けて獣人に迫るが、彼も馬鹿ではないらしく蛇行をしながらその一撃を避けきった。
「へへ…っ、当らなきゃ意味がね―よな」
「なら当てるまでよ」
リングが強く光り輝き、より一層強い力を篭めて、
「閃け、月光閃華っ!」
ガトリングガンの如き連射を持って、打ちまくった。
獣人が見えなくなれば見える位置に走り抜けて打つ。
ダメージは確実に与えている。避けることに集中している為に、それほど決定打は与えられないが、このまま打ち続ければ間違いなく相手を倒せる。
アリスはそう思っていた。
「……あれ?」
しかし、その足が不意に崩れた。
カクンとおちた膝が地面に付いて、腕も垂れ下がってしまう。
(力が……入らないっ!?)
566 :
Htare:2007/08/20(月) 17:54:49 ID:Vq5PzWpa
腕に生まれたリングも消滅した。
先頭の真っ只中で、突然の不調。
「やっと聞いてきたか。じいさん、効き目悪いみたいだな、これ」
「文句を言うでない。これだけの広範囲に広げると、効果が薄れるのは当たり前じゃて」
(……なに、これ。それに、だれ? 他に誰かが居る……?)
獣人が近づいて来た。
「どうだ、痺れて身体が動かないだろう? 猪突猛進タイプはこうやれば簡単に終ってくれる。本当楽なものさ」
「アナタ……わたしを、嵌めたの、ね」
「そうだよ? わからなかったのか? まあいいや。今からお楽しみターイムだぜ、ひひひっ!」
「くっ!」
銀髪を握り締めて持ち上げられ、近くの樹に突きつけられた。
「ほら、じいさん」
「あいよぉ」
「な……っ!?」
腕が樹木に拘束される。
声は背後から。その年老いた声の本体は、この樹そのものだった
「へへへ、良い声で鳴いて見せろよ?」
「……誰がっ!」
「気丈な顔が何ともそそるねぇ。その顔が泣き叫ぶのを見るのが、人生の中で二番目に好きだな。一番はこの……」
「くあっ!」
いつの間にか無骨な獣毛に覆われた指が、アリスの下着の中にもぐりこんでいた。
「この中に俺のものを突っ込む瞬間さー。大抵入らない。
慣れた風俗の女でも泣き叫んで、股は裂けて絶命するんだぜ? 普通の人間は面白くないわけだ。
それに比べて、お前らみたいな特殊な奴らは身体が頑丈だからさぁ、死ぬまで楽しませてくれるんだよな。ギリギリ締め付けてくれてよぉ」
「下種……っ、きぐぅうっ!」
平たい胸を大きな手で握り締められた。上半身を片手で半分以上包めるほどの大きさ。
アリスの身体はその獣人の腰までしかないのだ。
大きさが違いすぎた。
「楽しませてくれよぉ?」
いいながら、口から赤く長い舌を出してアリスの頬を嘗め回した。
「んくっ」
アリスは口を閉じて耐える事にした。悲鳴は相手を楽しませる事になる。だから口を閉じてしまえば良い。
「へへ、その強情な部分がいいって、わかってないのかねぇ? じゃあ、早速」
アリスの片足を掴んで引き上げる。柔らかい彼女の足は、真上まで持ってきてもその堅さを感じなかった。
柔軟な足を折りたたみ、樹木が捉えてしまう。
「ほれ、これで閉じられないっと。ほーら、むしり取るぞ」
ビリッィィ!
「っ……」
アリスの大事な部分を隠す下着を剥ぎ取られた。
幼く、まだその機能を果たす事が出来るわけも無いその割れ目を見て、獣人はこの上なく嬉しそうな声を上げた。
「ひひひ、これこれ。はいるはずもない場所に入れるってのが、面白いんだよ」
獣人の股間から伸びる男根を、アリスは見てしまった。
「え……ぁ、なに、それ……」
「なにそれって、ナニだよナニ、みたことねーのか?」
(嘘……そんなの、なんで、無理、絶対……)
以前自分の姉が犯し殺されたのを目の前で見たが、あれほど巨大なものではなかった。
地面に付いている片足が、震える。爪先立ちになっているからではなく、恐怖と絶望から。
「怖いか?」
耳元で小さく聞いてくる。眼の前が獣人の身体だけで埋まる。
逃げる事が出来ない状況。
犯されるという恐怖。
567 :
Htare:2007/08/20(月) 17:56:28 ID:Vq5PzWpa
震えそうに成る身体を、アリスは気丈に奮い立たせた。
「だれが――――ひっ、ひぃ! ぎ……っ!?」
何の前戯も無く、獣人の男根がアリスの膣口に突きつけられた。
「あ゛っ、が……ぐ!?」
「やっぱはいらないなぁ。まあ、それでも入れるんだが」
「む゛、り……ぎぃぃ……っ、あ、ひがぁぁあああっ!?」
僅か、一ミリ程度が進んだだけで死ぬほどの激痛だった。
(そんな、そんなのうそ、あんなのいれられるなんて、ありえない、むり、死ぬ、裂けてしまうから……っ)
泣き叫びたかった。
しかし、ここに来る前に結界の中に守った伊万里の顔を思い浮かべ、その悲鳴を噛み締めた。
その顔を見てより一層邪悪な笑みを浮かべ、腰に力を篭める獣人。
「あ゛ッ……ぐぐうううぅぅぅ!!」
二ミリ程度。真っ白な雪の上を、重いキャタピラを持った戦車がゆっくりと突き進んでいくようなものだった。
「ひひ、いいね、いいね、その顔。もっと歪ませてやるからな」
「ひぐうぅぅっぅうっ!」
言葉一つ一つがアリスの心を砕こうとする。
しかし壊れなかった。僅かなに残る、伊万里に対する守ろうと思う気持。それがアリスを支えていた。
自分が死ねば、この苦痛を、地獄を味わうのが彼女となるのだ。
「もうちょっと力を入れてみるか、っと」
ズンッ!!
「くぁぁあああああ゛っっっ!!」
処女膜が散らされた。その痛みがわからないほど、常に激痛に襲われていた。
「ひゃ、ぐっ、ぎっ! ああッ!」
首を振って痛みから逃れようとする。
悲鳴が暗い森に響き渡る。
断続的に響いて、時折大きな悲鳴を。
その繰り返し。それだけでアリスに行なわれている暴行の地獄が伝わってくるかのようだった。
「おーっし、ゴール……っと」
ゴツンッ!
「くっ、あ、ああ、あああ……」
悲鳴を上げる気力も奪われ、最奥を貫かれたアリスが目を見開いて涙を溜めて頤をはらした。
「くっくっく、よく耐えたなぁ、ご褒美だ」
大きな口から長い舌を出し、アリスの口に挿入する。
「やめ、や、んぐぅ! んぐぅぅぅっ、ぐ、んむぅーーーッ!!」
口の中を犯すように蹂躙する。
「う、おぶ、ぐ、んぐぅッ、んぅぐっ! んぐぅぅぅぅっ!!」
アリスの喉の奥まで突き込み、戻し、性行為のようなディープスロートが終ったあと獣人は言う。
「さあ、次のステップだぜ?」
「……ぇ……」
痛みが終って終わりだと、判断してしまった。暴行され殺された姉の記憶からここで終わりではないと言う事くらい知っているのに。
ズル……っ!
568 :
Htare:2007/08/20(月) 17:57:18 ID:Vq5PzWpa
「いぎぁぁああああッ!? あぎッ! 駄目ッ、そんな、死んじゃ――うぐうッゥゥッ!」
イキナリトップスピードでピストンを始めた。一度入ってしまって道の出来た膣道は、引き抜かれて元の形に戻ろうとした瞬間、またも無遠慮に侵略してきた男根にまたも悲鳴を上げる。
「あぎっ、グッ、あ゛っ、ぎッ! んくぅぅッッ!! うあッ、あッ、や、やめ、いや、く、いうぐぅっ!」
「はっ、はっ、はっ、どうだ、慣れてきたら気持ちいいだろう?」
そんなはずは無い。獣人だってそれをわかっていて言っている。アリスの歪むかを見て楽しんでいた。
「そういや、さっき、もう一人女の子がいたよな、お前が結界を張った奴」
「いぎっ、ぐっ!」
しゃべりながらも動きを止めない。アリスの膣はもう限界寸前だった。涙が溢れて悲鳴だけを無理矢理はじき出されていた。
「あれ、解けよ。そうしたら、やさしくしてやるぜ?」
(そんなの、絶対に嘘……っ)
アリスはそれを理解していた。
でもこの痛みから逃れられるなら。
ホンの少し。そんなことを考えてしまう。
「おらおらおらおらっ!」
「あ゛、がっ、あ゛ッ……ぐっ、い、やぁ……あああッッ!」
「どうした、解けよ!」
「や、だっ! 絶対に、とく、ものかぁ……っ、ふぐぅう、くあぁああっ!」
「強情だな……」
「まあまあ、お前さん。若さに任せて腰だけ振っていても、女子(おなご)は言う事を聞きやせんよ?」
「あ――、ぐ……ひ、う……」
背後の樹木異形の言葉で、アリスへの暴行が一時的に停止する。
力無くグッタリと項垂れるアリス。
「なんだ、じいさん。俺のやり方の文句をつけるのかよ」
「いやなに、あのもう一人の女子も楽しみたいなら、手伝ってやろうと思っての? あの結界は、この女子が死ななければ消えはしない。だがまだ殺したくはないじゃろう?」
「まあな。まだ旨みもあるし、後ろも口も目も臍も残ってるしな」
「く……っ」
その言葉に震える。本来ならば使わないような場所をあっさりという獣人に、背筋が凍る。
「じゃから、この子に自ら結界を解かせようと思うのじゃよ。どうじゃ?」
「出来るのかよ。強情だぞ? このガキ。屈服する前に死ぬタイプだ」
「じゃから若いというのじゃよ、おぬしは。まあ見ておれ」
背後で嬉しそうに言うと、
「じゃあ、選手交代じゃ、嬢ちゃん」
「かってに、すればっ!」
残ったプライドを総動員してアリスは叫んだ。
569 :
Htare:2007/08/20(月) 17:58:02 ID:Vq5PzWpa
「そうか、じゃあそうさせてもらおう」
バシャっ……。
「うぷっ!? 何をするのッ……!」
「わしの樹液じゃよ。さっき嬢ちゃんが匂っていた匂いと同じじゃ。密度を上げると、ちょっと違う効果が生まれるのじゃよ」
「何が……く、あ……ああっ!?」
「どうじゃ? 簡単に言えば媚薬なのじゃが」
胸の奥が急激に熱くなってきた。
「な、あ……っ」
「ほれ」
さわっと、頬を柔軟な蔦がアリスの頬を撫で擦る。
「ああ…っ! やだっ、ふれない、ひぃぃッ!」
「どうじゃ、気持よかろ?」
(こんな、こんなの、気持ちいいなんてものじゃない、狂う……ッ!)
頬に触れられるだけで、胸の中に灼熱感が生まれた。秘所からは熱い愛液が流れ、自ら流した血を洗い流すほどだ。
ぞわり、蠢いた蔦の数にアリスの顔は蒼白となる。
「ふっ、触れないでっ!」
「安心せい。やさしくしてやるからのぉ」
「やっ、やだぁッ!」
耳元で優しく言われたが、アリスの身体は強張る。
アレだけの数の蔦で触れられたら、一体自分はどうなってしまうのか。
全力で首を振って抵抗する……その程度の抵抗しか出来なかった。
「いっ! いやあ! いやあっ!!」
一斉にアリスの身体に蔦が触れた。
「くっ! はぁあッ! んあっぁあああッッッ!!」
触れられたのは首筋、二の腕、太腿、脇腹。
一番感じる部分の一歩手前。そんな場所を的確についてきた。
「やだやだやだッ! ふくぁぁあッ、ひぅッ、んくぅっ!?」
「どうじゃ? 気持よかろ? 拒絶せずに受け入れればもっと心地良くなれるぞ?」
「んあっ、んあっ、んあぁあああっ!」
涙目になりながら、その快楽を否定するアリス。顔も身体も赤く火照らせて身もだえして振るえる。まるで灼熱地獄だった。
「強情じゃのぉ」
平たい胸の中央になる立ち上がった乳首を、蔦は器用に絡めとって扱く。
「ひっ、ふあぁああああっ!?」
その瞬間、アリスの身体は強く弾け跳んだ。
570 :
Htare:2007/08/20(月) 17:58:48 ID:Vq5PzWpa
「あっ、あっ……あぁ……」
樹木の異形は一度動きを止めて、震える小鳥のようなアリスをジッと見つめる。良く見れば蔦の全てに小さな眼球のようなものがあった。
「どうじゃ? 心地良かっただろう?」
「な、に、いまの……?」
「そうかそうか、知らなくて当然か。めんこいのぉ。こういう女子を弄るのがワシの楽しみじゃて。知らぬままに快楽だけを叩き込んでいく。これが面白いんじゃ」
「まどろっこしいなぁ」
「まあ、そういうな。おぬしはもう少し見ておれ」
不機嫌そうな顔で獣人の異形はアリスの身体を観賞し続ける。
「ほら、続きをしてやろうかの。次は、感じる場所じゃ」
普通の成人男性程度の太さの蔦が、まるで滑るようにアリスの膣の中に滑り込んだ。
「ひぅっ! あ、やっ、いっ嫌ぁーーーーーーーーーーーーーーー!」
普通の成人男性のモノですら、アリスには大きすぎるのだが、媚薬の効果で潤ったアリスの其処は難なく蔦を受け入れた。
「ふあっ、あんっ、くあぁああっ!? なにっ、こ、れっ! やだあああっ、あっあっあっ!? あああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー! 熱いぃっ!あつっ! ぅあっ! っはぁ! やだぁあああああーーーーー!」
何度も眼の前が真っ白になる感触をアリスは味わう。
膣壁をうねる様に撫でられ、一番奥に何度も突きつけられ、その更に奥にすら入り込もうとする蔦。
その数が突然二本に増えた。
「いっあッ!? ぃ! あっあぐっ! うぐぐぐうっ! ひぃいぁあぁッ!」
痛みは殆ど無く、快楽だけがはじけ出した。
何度も達する。
数段上の強烈な快感に、アリスは何度も絶頂に押し上げられた。
「ひあッ、あぐッ、くやぁああッ! あうっ! ひっ、あ、ああああぁぁぁぁーーー!!」
快感が爆発する寸前、蔦は子宮口に浅く挿し込んだ先端を、うねうねと蠢かせ中に入り込む。
「ふぎぃッ! もうや、めっ! 死ぬ、死んじゃうよぉッ!」
限界に到達しそうになるアリスに、突然蔦は動きを止めた。
一番奥を貫いたまま、ジッとしている。
「ぁ……?」
やめてといって止まるとは思っていなかった。助けてくれるのだろうかと、甘い期待を抱いた。
「やめてほしいか?」
コクンっ、と小さくアリスは頷いた。
怯えの色を含んだ瞳は、もう何の力もない少女でしかない。
「なら、結界を解いてはくれぬか?」
目を見開き、アリスは唇を噛み締める。
(それは、駄目、絶対に、駄目ッ)
571 :
Htare:2007/08/20(月) 17:59:28 ID:Vq5PzWpa
「そうか」
「ひぃっ」
アリスはまたも律動し始める蔦に小さく悲鳴を上げ。
「……え?」
妙にゆっくりと動く蔦に拍子抜けした顔をする。
それでもその微細な動きはアリスに強い快楽を与えるのだが。
「あ……んっ、ひう、っ、く……いあ……、やぁ」
ゆっくりと、僅かずつストロークする蔦。アリスの膣を労わるように動いている。
小さく何度も震えながら、アリスはその柔らかな動きを妙に意識してしまった。
(やだ……なに、やさし……)
「んあ……っ、ひぅ……ん、んくッ!」
そして時折強く突く。しかしそれに痛みなどもう一切無く、激しい快楽を産むのみ。
知らず、アリスは自分の腰が少し動いていた。
(こんなの、やだ、つらい、よ……)
アリスの腰の速度は少しずつ上がり、それに対して蔦の動きは遅く鈍くなってくる。
「はっ、はっ、ひっ、ふあぁ……あっ、あっ、あぁぁっ――、あひっ!?」
もう少しで絶頂に到達しそうな瞬間、蔦の動きは止まり、その上アリスの腰が他の蔦に止められた。
(な、なんで!? どうして邪魔するの!?)
抗議するようにアリスは頭上の異形を睨みつける。
「どうしたのじゃ?」
「な、なんでもないわっ!」
「イかせて欲しいのじゃろう?」
「違うっ! そんなの絶対に無いんだからッ!」
「そうか」
そしまたゆっくりと動き始める蔦。
「ううっ……、くっ、んっ、あ……ひあぁっ」
…………。
……。
572 :
Htare:2007/08/20(月) 18:00:11 ID:Vq5PzWpa
イきそうになれば止まり、波が引いた瞬間また動き……それを何度も繰返された。
「ああああっ! うあぁああっ! やだあぁああっ! 動いてっ、ねえ、うごいてよぉッ!」
そしてとうとう、アリスはプライドを捨てて叫んでしまった。
「嬢ちゃんが結界を解いてくれれば、心地良く飛ばしてやるぞ?」
「……くっ」
その言葉だけでアリスは心の枷をはめなおす事が出来る。
それを見て、異形は楽しそうに笑う。
「そうさのぉ、ここままだと嬢ちゃんの意思は変わらぬだろうし、一つランクアップといこうかのぉ」
「ランク……アップ……っ」
目の前に現れたのは、小さく長い針。その先から妙に甘い香がする。
「さっき嬢ちゃんにかけた媚薬じゃが、あれは広範囲に広げる為に何十倍にも薄めたものでのぉ。これは、簡単に言えば原液じゃ」
「……ぁ、ぁ……」
アリスは今度こそ震えた。
今の状態でも狂おしいほどの快楽を産むと言うのに。
「そんなの、かけられたら、死ぬ……狂って、死んじゃう……」
弱々しく涙ながらに顔を震わせるアリス。
「かける? ちがうぞ? 打つんじゃ」
「……ぇ?」
アリスが意味がわからないと首を傾げた瞬間、その一撃は突然訪れた。
アリスの秘所ひっそりとある、小さな性感帯。クリトリスを狙い違わず針は貫いたのだ。
「――――ひ」
顔を上げて目を見開き、身体を一瞬硬直させて。
「ひやぁあああ――――――――――ッッ!!!!!」
絶叫した。
アリスの身体の中で心臓が爆ぜた。先程までの熱さが冷たいと感じるほどの熱さが駆け巡る。
今なら、風が触れるだけでも絶頂を感じられるだろう。
そんなにアリスの膣に入っていた蔦は激しく動き、そして後ろの窄まりも突き上げる。
「あうぅひきぃっ! んぁッ!ふッ! はぐぅあぁあッ!?!? ふあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――ッッ!」
全身を壊れた人形のように振るわせる。震えた数だけイキ続ける。
「そろそろいいじゃろう。ほれお主、前の穴に入れてやるとよい」
ずるりと前の穴に入れていた蔦を抜き放つ。
「よし来た」
嬉しそうに笑うと、立ち上がってそのアリスには大きすぎる男根を幼い膣口に叩き込んだ。
「んんあああぁぁぅううぁっ! だッ! だめ! やだッ! だめぇぇーーッッ! 死んじゃうッ! 死んじゃうのッッ! おかしくッッ!! あっ!んあっ!あっ! はあああああああッッ!!」
573 :
Htare:2007/08/20(月) 18:00:57 ID:Vq5PzWpa
前と後ろ、容赦ない動きでアリスを吹き飛ばす勢いだ。
逃げ場所も無く、挟み込まれ、快楽の渦に翻弄される。死ねるかもしれないほどの快楽の中、アリスの精神は限界に達しようとしていた。
「オラッ! 受け止めろよ! 中で出してやるからな!」
ただでさえ極太な獣人の男根が、更にふくらみ射精をするために腰の動きを更に速めた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ! 膨らんで…るッ! いっ! ぁあっ! ダメ! ひがぁッ!! 裂けちゃうぅっ! 壊れちゃうよぉぉぉぉぉぉっ! ヤッ、出て…ッ、う゛ッ、くううぅうぅ――――ッ!!」
ドクンッ、ドクドクドクドクッ!!
腹部が破裂しそうなほどの勢いで、精液が流し込まれる。
長い射精のあと、しかし衰える事の無い獣人の男根は、射精寸前に膨らんだままの状態で再び律動し始める。
「まだまだおわらねぇぞ!」
「ひっきゃぁ!! うぁあくぁああああッ! ううくうぅぅぁっ! ふぁぁッッッ! ふあ゛っ! ふあ゛っ! ふあああぁあああぁあああぁっっぁぁぁああっ!!」
アリスの絶叫は森の外まで響き渡る。
アリスの小さな身体のどこに、そんなに叫び続ける力があるのかわからない。
「ぃぎッ! んぐぅうぅぅッ! あぐぅッ!! も、うッ! ぅぐ…ぁっ! こ、れちゃ…っ! ぅッ! 壊れ…ちゃうッ! 壊れちゃうっ! やめて…ッ! とめ……ぇぇぇッ! あっ!ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
一際強く震えて、脱力しそうになるアリスの身体の中に、背後の蔦を操る異形も液体を吐き出す。
それは精液ではなく、先程打った媚薬の原液そのものだった。
「ふあぁあぁああああああぁぁあぁぁあああぁぁッ!?」
アリスの下半身はふくらみ、中は獣人の精液と、樹木異形の媚薬原液が詰っていた。
「たすっ、アアッ!? 助け、てぇぇええっ! もうやっ、やだッ! うはっハッぎっ!? ぐはっ!?」
「はは、もうおせーよ! 叫べ叫べ悶えろ! もうお前を犯し尽くして殺してから、あのガキを犯してやるからな! 安心しや、、、」
突然獣人の声が止まった。
「あぐ、あ……」
獣人の動きも止まり、アリスに前を見る余裕が出来た。
視界が何故か晴れる。
獣人の身体で遮られていた視界が、すっきりと晴れたのだ。
「アリスを、苛めないで……っ!」
其処に立っていたのは、自分が結界で守った少女、伊万里だった。
赤く燃える鎌を真横に古い、恐ろしい顔で、アリスの背後の異形を見つめている。
「ほっ?」
逃げようとでもしたのだろう、アリスの身体から蔦を抜き放ち、後ろに過ぎ去ろうとする彼を、伊万里は一刀両断にした。
「そんな……」
意外すぎて自分が死んだこともまともに受け入れる事も出来ず、消滅していった。
アリスはそれを確認して、前のめりに倒れていく。
そんな彼女を伊万里が抱きとめた。
「だい、じょうぶ……?」
「伊万里……どう、やって?」
「結界? 壊した」
内側からなら壊れるのだろうか? そんなはずは無い。そういうレベルの結界ではないはず。
なのに結界を破壊した伊万里のその力。
(この子、私なんかよりもっと……?)
闘衣を解除して身体の治癒に集中しながら、アリスは伊万里の秘めたる力を感じ取っていた。
574 :
Htare:2007/08/20(月) 18:01:47 ID:Vq5PzWpa
以上です。
お目汚し申し訳ありませんでした。
>Htare氏
うおぉぉ、超GJ。これはいい。
圧倒的な力量の差に嫉妬。
>>554 指摘ありがとうございます。
なんて初歩的なミス…。一応何度か見直してはいるんですが、校正不足ですね。
カナタとカザミは間違えやすいとはいえ、杏と間違えるとは。
平たい胸=杏っていう認識なのかw
通常パートはあんまり描写すると長くなりすぎるので、極力簡潔にしていくつもりです。
やっぱりエロメインですし、通常パート長くて飽きられてもアレなので。
それでも、違和感無いぐらいに出来たらいいなとは思うんですが。
箇条書きになりすぎず、かといって冗長すぎない文章を目指します。
576 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 18:27:10 ID:u0mFl2pT
なかなかの物だ
個性的た
これからも甲乙のを
GJ!
ひょっとして幼女ヒロインスレの方ですか?
578 :
Htare:2007/08/20(月) 19:41:37 ID:Vq5PzWpa
当りです>幼女ヒロインスレ
大分時間も開いて、久し振りに二つ目を書いたのですが
書き込み弾かれたので諦めてたんです。
で、しばらくしてから少しだけ修正して、こちらの方があってるかな、と思って書き込みました。
>>575さん
私、力量とかはそれほどではないはずです。
普段は普通の作品ばかり書いてこういう種類は慣れていませんし。
誤字も多いですので。私はあなたの方が上手いと思います。
ともあれ、喜んで頂いて幸いです。
今後もネタが思いつけば書いていこうと思いますので、宜しくお願いいたします。
良い流れだ
魔法少女杏、第6話&BAD END完成しました。
そろそろこのスレの容量も危なくなってきたところで、
次回から投下用のブログでも立てて、
そこに投下してここで報告しようかな、なんて思ってます。
僕の話は長いですし、投下間隔も短いので、他の方の投下の妨げになるかな、と思いまして。
これならそれほど圧迫しませんし、保管庫の役割も果たせるしいいかなぁと。
さすがにスレが落ちるまで食いつぶしてしまっては、他の方の迷惑ですので。
>>578 これで慣れてないとおっしゃる!
僕も力量云々の言い訳をせずに、よりいい作品を作っていく努力をしないと駄目ですね。
それでは、以下から投下します。
その魔族は二体で一対だった。
彼らは同時に誕生した、いわば双子のようなものであり、常に共にあった。
だから、夜遅くに暗闇に紛れ、女を襲うときも二体一緒だったのだ。
その日深夜二時過ぎ、とぼとぼと闇夜の街を歩く少女を彼らは襲った。
少女はまだ幼く、こんな時間に出歩くような歳ではないはずだった。
しかし、彼らはそんなことは気にしない。貴重な若い獲物に歓喜の声を上げた。
彼らは少女を見つけるとすぐさま飛び掛かり、押し倒した。
少女は全く抵抗しない。完全に怯えて固まってしまっているのか。
その醜い体を少女の上へと覆い被せる。
彼らはまさにトカゲだった。這うように四足歩行をし、その長い舌で獲物を犯す。
覆いかぶさった魔族は少女の胸を無理やりに揉みしだく。その胸は顔に似合わず大きかった。
少女は呻き声を漏らすが、じっと目を閉じ、ただその行為に耐えている。
魔族はその舌を少女の口の中へと押し込んだ。少女は苦し気に呻く。
その細い舌は喉の奥まで容易く入り込み、蹂躙する。
それでも、少女は必要以上に呻かず、抵抗しなかった。
もう一体の魔族は少女の足元へと入り込み、その股間へと舌を伸ばした。
少女は処女ではない。そのことに魔族は少し落胆した。処女の魔力ほど旨いものはないのだ。
しかし、それでも若い獲物には変わりない。魔族は舌を少女の秘所へと潜らせた。
舌独特の動きで、その中を舐め回す。ざらざらとした舌の感触が少女の顔を歪ませた。
その舌は膣を通り越し、子宮まで至る。子宮を中から隅々まで舐め尽した。
魔族たちは、少女があまり反応を示さないこと以外には満足していた。
だから早々にその中へと自らの精をぶちまけ、その新鮮な魔力を吸い取ろうとしたのだ。
少女の子宮を舐めきった魔族は、その舌先から思う存分精液を撒き散らした。
瞬間、その魔族が急に呻き始める。そして、魔族は突然塵となって消え去った。
もう一体の魔族は呆然としていた。何が起こったのかがわからない。
しかし、自分の片割れともいうべき存在を失ったことに恐怖し、
また、それをもたらしたと思われるその少女に恐怖して、その場から逃げ出した。
少女は無言でよろよろと立ち上がる。
そして少女−葵は無言でその魔族の後をつけた。
葵が闇の魔法使いにされてからどれほどが経ったのか、彼女は自覚していなかった。
自分が一体どんな存在になってしまったのか、理解したとたん彼女は死を望んだ。
人を襲い、その魔力を糧に生きる存在。
今は我慢していても、魔力が枯渇し始めれば、自分の意思とは無関係に人を襲うのだ。
しかし、彼女には死という選択肢さえまともに与えられてはいなかった。
肉体を傷つけても、その魔力が無くならない限り死にはしない。
だが、今のように魔族がその魔力を奪おうとして魔力を結合すれば、相手が消滅してしまうのだ。
死ぬためには自分を上回る力を持つ者に襲われること。それが条件だった。
しかし、彼女の力は絶大だった。これまでどれほどの魔族に襲われたのか、彼女は覚えていない。
そのどれにも魔法少女が駆けつけなかったことは、彼女にとって幸だったのか、不幸だったのか。
なんにせよ、彼女はまだ生きていた。しかし、その魔力は少しずつ欠如し始めていたのだ。
彼女は焦り始める。早く死ななくてはならない。しかし、自分を殺せるものは現れない。
そして、今日の魔族は二体だった。今まで一度たりとも複数の魔族が現れたことは無かった。
葵は考えた。もし一体が目の前で消滅したならば、怯えて巣へと帰るのではないか、と。
そして、そこには他の魔族がいて、そのうちの誰かが自分を殺してくれるかもしれない、と。
少なくともこの考えのうちの二つはあっていた。
自らの分身を失った魔族は逃げ出し、巣へと戻る。そして、そこには確かに他の魔族がいるのだ。
問題は、葵を殺すことが出来、そしてそれをするのかどうか、ということのみだった。
透はなんとも複雑な心境でいた。
その支配下にあるゲルドは二度の魔法少女陵辱を果たし、更なる進化を遂げた。
しかし一方で、先日魔法少女を陵辱したイヴィルアイは、翌日には撃破されてしまった。
最初の陵辱により透のもとへと魔力は届けられたが、
透が自らの魔力を注ぎ込んだイヴィルアイが撃破されてしまっては、結果的に大した収穫とはいえない。
そして、魔法少女杏。彼女がイヴィルアイを撃破したときの力も悩みの種であった。
以前ゲルドが彼女を倒し、陵辱したときはあのような力は見られなかった。
おそらく、彼女はあの驚異的な力を使いこなしてはいないだろう。
だが、その力を奥に秘めていることは確かだ。それは大きな不安要素であり、彼らにとっての脅威だった。
彼女の魔力量は凄まじく、その質も一級品だ。それは前回の陵辱ではっきりしていた。
すぐに倒してしまうのは惜しい。何度でも繰り返して彼女の魔力を搾取したいところだ。
しかし、不安の芽はすぐに摘んでしまうというのも一つの方法だろう。
魔法少女は三人。回復役の一人はうかつに傷つけられないとして、もう一人は殺しても差し支えは無いはずだった。
しかし、ゲルドを下手に出撃させて、撃破されてしまっては元も子もない。
決断を下しかねている彼は、結局、低級の魔族を街に放ち、普通の人間を襲うことで地道に魔力を集めていた。
そんな彼のもとにまた一つ問題が転がり込んでくる。
それが彼にどう作用するのか、それを決定するのは彼自身だ。
透達が住処としていたのは街外れにある廃工場だった。
弱いが、結界が張ってある。魔法少女達に簡単に察知はされないはずだ。
実際、察知されたところで大きな問題ではない。弱っているとはいえ、透の力は絶大だ。
今、その次に力をもつゲルドと共に戦えば、魔法少女が三人いたところで、蹴散らせるだろう。
そこへ、魔族が駆け込んできた。先ほどの魔族の片割れだ。
「何があった。今夜は魔法少女達は現れていない。何から逃げることがある。」
透は尋ねてから気がつく。この低級魔族は言葉を喋れないのだ。辛うじて理解はできるようだが。
この魔族からは何の情報も得ることが出来ない。しかし、透がその謎に悩まされることは無かった。
答えがあちらからやってきたからだ。この廃工場へ。
廃工場の入り口に、なんともこの場に似つかわしくない少女が立っていた。
少女はその場を埋め尽くす魔族と、その中に一人存在する男の姿に怯え、戸惑っているようだった。
戸惑っているのは透も同じだ。何故ここに少女がいるのだ?
おそらく今の魔族を追いかけてきたのだろうが、結界を越えることはただの人間には出来ない。
そもそも、人間の足では魔族に追いつけるはずも無いのだ。
どちらも、しばらくは何も喋らなかった。しかし、そのうち少女が苦しげに声を絞り出した。
「あなたは魔法使い?闇の、魔法使いなの?」
透はその言葉の内に秘められた意図を掴みかねた。
魔法使いのことを知っているのなら、ただの人間ではないはず。
魔法少女だろうか?しかし、四人目は確認されていないはずだ。
「こちらこそ聞きたいな。お前は光の魔法使い、魔法少女なのか?」
少女は唇を固く結び、そして言い返す。
「質問に質問で返すなって教わらなかったの?」
透は、お前がしているのは、それにさらに質問で返しているものだ、と言いかけたが飲み込む。
「お前は、自分がそんなこと言える立場だと思っているのか?」
透が手を上げると、魔族たちは一斉に今にも飛び掛らんばかりの姿勢を取る。
葵は、あれだけの魔族に犯されれば死ねるのだろうか、と想像した。
しかし、無理だろう。同時に相手できるのはせいぜい二、三体といったところだ。
その全てに同時に射精させたところで、おそらく彼女の力が発動し、全て塵と化すだろう。
可能だとすれば、あの中心にいる男。彼ならひょっとしたら…。
彼女は透に向かって語りかけた。
「あなたが闇の魔法使いなら、私はあなたと同じ。でも、私はあなたに殺してもらいたいの、私自身を。」
透は耳を疑った。自分を殺して欲しい?
「何を言っているんだ、お前は。そんなに死にたいのなら、勝手に死ねばいいだろう。」
葵にはそういった答えが返ってくることが分かっていた。当然の反応だろう。
「私は死ぬことが出来ないの。ヴァイスという男に魔力を注ぎ込まれ、魔法使いにされた。
怪我では死ぬことが出来ないから、魔力を吸い尽くされるしか死ぬ方法は無い。だけど…。」
葵は先ほどここへ逃げ帰ってきた魔族をちらりと見て、続けた。
「半端な魔力の持ち主が私の魔力を奪おうとすれば、消滅してしまう。あの魔族の片割れみたいにね。」
透もその魔族を見た。確か、あの魔族は二体で一対だったはず。もう一体は見当たらなかった。
魔力を奪おうとすれば消滅する。そんなことがあり得るのだろうか。透は疑いの目を向ける。
だが、悩む必要は無い。本当なのかどうか、検証してみればいいのだ。
「おい!」
透はその魔族へと呼びかけた。魔族は怯えた目で透を見る。
「その女を犯してやれ。それでお前が消滅するかを確かめてみよう。」
魔族は躊躇った。自分が死んでしまうかもしれないのだ。
だが、透は冷たい声で言い放つ。
「逃げ帰ってきた者を生かしておくほど俺は寛大ではない。
今すぐ俺に殺されるか、最後に女を犯して死ぬか、選べ。」
死なない、という可能性もあるかもしれないが、おそらく無いだろうと透は考えていた。
魔族は、どうせ先に待つものが同じならばと、最後に快楽を求めた。
舌を長く伸ばし、葵の首に絡ませる。そして自分のもとまで強引に引っ張った。
そして、先程と同じように、その舌を葵の喉へと滑らせた。
葵はその異物感にえずく。吐きそうになるが、その胃に内容物は何も無い。食事を必要としないからだ。
魔族はすぐに射精へと至った。その短い最後の快楽を味わい、葵の喉で果て、そして塵となって消えていった。
葵の言うのは本当のことだったと透は知る。
葵は苦しげに咳をし、立ち上がった。
「お願い、私を殺して。あなたなら出来るんじゃないの?」
確かに、透なら出来るかもしれない。ここにいる中で可能性があるのは透だけだろう。
しかし、確実に出来るとは限らない。今、そんなリスクを犯すわけにはいかなかった。
「出来るかもしれないが、わざわざそんなことをしてやるほどお人よしではない。」
その言葉を聞くと葵は絶望に沈んだような声になった。
「お願い!私を殺して、なんなら、ここにいる全ての魔族に私を犯させてからだっていいの!」
そんなことをすれば、透の戦力は全て失われてしまう。そんなことにも気が回らないほど葵は必死になっていた。
「何故だ。何故、死を望む。死なない体、そして魔力。お前はお前の思うとおりに生きればいいだろうが。」
そう、透がそうしたように、全てのしがらみから解放され、思いのままに生きるのだ。
実際、透は今だヴァイスにはめられた枷をつけたままではあるのだが。
しかし、葵は首を横に振る。
「私は、人を襲って生きる魔物になってまで生きていたくはないの。
でも、魔力が枯れ始めれば、誰彼構わず襲い掛かってしまう。
そうなってしまう前に、私は死なないといけないの。」
必死にそう語る葵を見て、ヴァイスは衝撃を受けた。
そんな考え、透には無かった。人を傷つけようが、なんだろうが、自分が生きて行けるならそれでよかった。
必死で生にしがみ付き、なんとしても生き抜いてやると心に誓った。
自分とは正反対な考えをしたこの少女を目にして、透の心は大きくぐらついていた。
しかし、透はその考えを曲げなかった。自分はそうやって今日まで生きてきたのだ。
こんな少女の考え一つで、これまでの自分を否定されて、自ら否定してたまるものか。
透はあることを思いついた。それは自分にとっても、彼女にとっても悪くないもののはずだ。
「一つ提案がある。」
透は葵に語りかけた。
「提案…?」
葵は透の意図がつかめずに警戒して身を固める。
「お前が俺に協力すれば、俺がお前に魔力を供給してやる。どうだ?」
葵はこれをすぐさま拒否する。
「どうだ?じゃないわよ。それは人を襲って生きていけってことでしょう。それが嫌だからこうして…」
「まぁ落ち着け。お前は今すぐ死にたいようだが、それは不可能だ。俺がお前を犯すことを了解しないからな。」
葵の顔が落胆に沈む。
「だから俺はお前に最良の選択肢を与えてやろうというんだ。
俺がお前に魔力を与えるだけならば、魔力を結合せずとも出来るだろう。
それでお前は正気を保っていられるはずだ。」
「でも、あなたに協力するって言うことは、人を襲うってことなんでしょう?」
「お前が協力しなくても人は襲う。そして、お前が襲うのは人じゃない。」
「人じゃない…?」
「ただの人ではない、だな。光の魔法使い。魔法少女。俺たちの敵だ。」
葵は首を振る。
「同じよ。人を傷つけたくない想いは同じ。それが魔法使いであろうと。」
「だが、普通の人間を襲えば十中八九死ぬ。魔法少女ならそう簡単には死なない。
これがお前にとっての最善の策だと俺は思うがな。」
葵は悩んだ。確かに、それは本当だろう。透が葵を殺さない限りは。
「でも、ずっと人を傷つけながら生きていくなんて私は嫌。どうしても。」
そういうと、透は笑みを浮かべて返す。
「誰がずっとだと言った?」
「え…?」
葵は顔を上げ、透を見つめた。
「俺の魔力がお前などものともしないほどになれば、そのときはお前を犯して殺してやろう。」
「ほ、本当に…?」
葵はかすかな希望の光を見つけたような表情になった。死という希望の光を。
透は笑みを浮かべたまま続けた。
「それだけじゃない。そのお前の力があれば、ただの人間に戻ることも出来るかもしれないぞ。」
「え……」
ただの人間に戻れる?誰を襲わなくても、普通に生きることが出来たあの頃に戻れる?
葵は今まで思いもしなかったその魅力的な言葉に強く惹かれた。
「どういうこと?ただの人間に戻れるって!?」
葵は必死になって透を問い詰めた。
期待通りの反応。透は答えてやった。
「お前の力、上手く伸ばせば、あのヴァインを倒すことも出来るかもしれない。
俺たちを闇の魔法使いたらしめるその魔力の持ち主が死ねば、その魔力は俺たち自身のものとなる
そうすれば、俺たちはただの人間に戻ることも可能になるだろう。自由になれるわけだ。
もっとも、望めばそのまま闇の魔法使いでいることも可能だがな。」
それは魔族を通じて得た知識だった。魔族の中には魔力と交換に知識を与えようというものがいる。
「魔力を奪ってもそう簡単に死にはしない魔法少女。奴ら襲えばいい。どうせ奴らの魔力は回復するんだ。
それでお前は死が得られる。もしかしたら人間に戻ることも出来るかもしれない。いい取引だろう。」
葵は少しの間戸惑う。この男が自分を犯さないならば、それが最良の選択に違いなかった。
そして、葵が次に顔を上げたときには心は決まっていた。
「わかった。あなたに協力する。でも、絶対に魔法少女以外は襲わない。それだけは絶対に曲げられない。」
「いいだろう。これでお前は俺の仲間だ。仲良くやろうぜ。」
透はその結果に満足した。使いようによればかなり便利な戦力を手に入れたのだ。
後々どう処理するかはそのときに考えればいい。
「まずは、力の使い方を覚えてもらおうか。その魔力をかき消す能力、活用できれば大きな力となるはずだ。」
葵はこの選択が正しかったのか、まだ少し迷っていた。
だが、人間に戻れる。その可能性を信じてその迷いを振り切った。
人間に戻れば家族に会えるのだ。そして杏にも。
葵は思い切り、魔族の群れの中へと足を踏み出した。
/第6話 END
ここからBAD ENDになります。
言い忘れましたが、前回同様DEAD ENDです。
血なまぐさい、ハードな陵辱となっていますので、苦手な方は回避してください。
それでは。
(6)の続きより
透の気持ちは、葵への同情へと大きく傾いた。
自分と似た境遇の少女が選んだ、自分では思いもしなかった、自ら死を選ぶという選択肢。
透もかつては普通の人間だった。自分のことばかり考えて生きていたわけではないはずなのに。
自分よりずっと小さなこの少女は、人を傷つけることを拒否し、自らの命を捨てようというのだ。
透のどこか深いところに眠っていた、僅かな人間の心に葵の思いが届いた。
「いいだろう。お前がそう望むのなら、俺がお前に死を与えてやろう。」
葵は顔をあげ、透を見つめた。その瞳は輝き、感謝に満ちた表情をしている。
(自分の死が確定したと言うのに、こんな表情が出来るのか。)
透は驚いていた。一体この小柄な少女の何処にそんな強さがあると言うのか。
だが、透は自分を言い聞かせる。流されるな。自分はこの女を犯すだけだ。
そして、その能力ごと魔力を奪い、魔法少女を犯すための糧とするのだ。
「覚悟しておけ、俺は全力でお前を犯す。お前は魔力を枯渇させて苦しみの中で死んでいくんだ。」
自分の覚悟を促すように、透は厳しい目つきで、口調で葵に言い放つ。
葵は一瞬怯えたような表情を見せながらも、気丈に頷いて見せた。
「お前、俺の腕になれ。」
透はそばにいた触手を持つ魔族に話しかけた。
透がその魔族に左手を当てると、魔族は透の腕の中へと吸い込まれた。
葵は不思議そうにそれを見ている。透は教えてやった。
「すぐに分かるさ。身をもってな。」
透はその左手を葵に向かって差し出す。すると、その手は先程の魔族が持っていたような触手へと姿を変えた。
その触手は勢いよく葵の体にまとわりついた。強い力で葵を締め付ける。
「ぐううううぅぅぅぅっっっ…」
あまりの痛みに葵は呻いた。体中の骨が軋むようだ。本当に透は容赦をしていない。
透は触手を使い、葵を思い切り床へと叩きつけた。
「あああああぁぁぁぁっ!!!!」
大きな音を立てて床に衝突した葵は一度大きく跳ね、ぐったりと倒れた。
透はその葵に向かって、大きな火の玉を投げつけた。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁっ!!!!うあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
体が焼け焦げる匂いが辺りに立ち込める。
炎が止んだとき、葵の服は全て焼け落ち、体はただれていたが、すぐに綺麗な肌へと戻る。
魔力が驚異的な勢いでその体を回復しているのだ。ヴァイスの魔力の呪いによって。
「はあぁぁぁっ!!はぁぁぁっ!!!何で…、私を犯すんじゃないの…?何でこんなこと…っ」
「なに、その前の簡単なウォーミングアップだ。もう少し付き合ってもらおうか。」
透は嘘を吐く。葵の力を打ち破った上で、魔力を全て奪い取らなければならないのだ。
そのためにはリスクを負わない方法で、出来るだけその魔力を弱めておく必要があった。
だから葵を傷つけなければならない。傷つけ、傷つけ、そして回復によって魔力を消費させるのだ。
透はもう全裸となっている葵の足を触手で掴み、大きく振りかぶってから地面に叩きつける。
「があぁぁぁっ!!!!」
顔から床に衝突した葵は、鼻から血を滴らせる。
「ぎゃあああぁっ!!!!ぎいぃぃぃ!!!!かはぁぁっっ!!!!」
そのまま何度も何度も葵は床に叩きつけられた。
そのたびに、普通の人間ならば致命傷であろう傷を負い、そしてそれを魔力がすぐさま回復した。
それを五分は続けただろうか、何度も傷だらけになった葵の体は、すぐにまた綺麗な体へと戻っていく。
「こんなものか…」
透は呟いた。葵は魔力を大きく喪失し、その倦怠感と痛みで息も絶え絶えに床に這いつくばっていた。
「本番はこれからだぞ。覚悟はできてるんだろう?」
透は残酷な言葉を葵へと浴びせた。葵の望む死の代償はこんなものでは済まない。
透は触手で葵を持ち上げた。両手を頭の上で拘束して、吊るす。
葵の幼く、かつ成熟し始めたその体がありのまま晒される。
こんな少女を自分は犯し、壊し、殺そうとしている。
魔族を従え、もっと幼い少女を何度も犯そうとしているのにもかかわらず、
透は突如自らの中に芽生えた同情の念と罪悪感に戸惑っていた。
だからこそ、それを打ち消すかのように葵を残酷なまでに責め立てるのだ。
冷酷に、これからも魔法少女を犯し、その魔力を貪らなければいけない。
そのためには罪悪感など感じてはいられないのだ。むしろ、その背徳感に酔わなければならない。
透は人間のままの右手で葵の左胸を強く鷲掴みにした。指が食い込み、血が滴る。
「うああああぁぁっ!!!」
葵は刺すような痛みに顔をしかめる。
「無駄に大きな胸だ。これで、幾重もの魔族を誘い、殺めてきたわけだ。」
透は言葉で葵を辱める。葵は苦しげに俯いた。
「そんなんじゃ、ない…っ…私は…誘ってなんか…。やあああぁっ!!!」
透は指を食い込ませたままその胸を大きく揺さぶる。こね回し、引っ張り、押しつぶした。
「お前がなんと言おうと、魔族はお前の体に誘われたはずだ。 幼いくせに、淫らなお前の体にな。」
「ううぅぅっ!!くあぁっ!!い、い、痛…っ!!!」
葵は痛みと羞恥心で顔を紅く染めながら悶える。
透は一度手を離すと、今度はその胸の先に位置する、小さな桃色の突起を思い切り摘み、捻った。
「あああああああっっっっ!!!!痛い痛い痛い痛いぃぃぃっ!!!!」
そのまま千切れ、もがれてしまうのではないかという恐怖が葵を襲う。
実際、乳首の根元は裂け、血が滲んでいた。
透は気にせず逆の方向へと捻る。
「うあああぁぁぁっ!!!!がああああっ!!!やめ…やめて…っぎゃあああああっ!!!」
透は爪の先を乳首に突き刺した。いまや魔族のように鋭く尖った爪は、葵の小さな乳首を貫く。
葵は痛みで足をバタつかせる。ショックのせいかその内腿を生ぬるい液体が滴っていた。
「うぁっ…」
透が葵の乳首から爪を引き抜くと、その痛みに葵は小さく声を上げた。
透は葵から少し離れると、沢山の触手を葵の体に絡ませた。
「ひああっ!!!ううううぁぁっ!!痛いいいいぃぃぃぃっ!!!」
いくつかの触手が葵の胸を絞るように強烈に締め上げる。
その胸はやわらかく幾重にも形を変えながら、葵に刺激を伝えた。
「くあああぁっ!!!!」
また別の触手が両胸の乳首に噛み付き、引っ張る。
葵の両胸は多くの触手に覆われ、ほとんど見えないほどになっていた。
「んっ!!!むううぅぅぅぅっっ!!!」
また別の触手が、葵の口内へと侵入した。
先程の魔族と異なり、そのサイズがは巨大で、葵の喉を強く圧迫した。
「おごぉぉっ、うぐぅうぁあああっっ!!!」
どう考えても狭すぎる喉へと強引に割り入ろうとする触手。葵はその強烈な痛みに大きく呻く。
一方、葵の秘所にも触手は迫っていた。他のものよりも一際大きく、ごつごつとした表皮に覆われている。
それは躊躇い無く葵の秘所へと思い切り突入した。
「ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙ん゙っっっ!!!!!!」
葵は喉に入り込む触手のせいで声にならない声で、それでも目一杯に叫んだ。
葵の膣壁は触手の硬い表皮でずたずたに引き裂かれ、ぼたぼたと血が垂れ流れている。
葵の意識は途切れかけていた。目は虚ろにどこか遠くを見ている。
葵に対して絶え間なく、凄まじい責めをする触手はしかし、精を吐き出すことはなかった。
透はその魔力を存分に蓄えていた。最後の時に一度に放出するのだ。
そうでなければ、葵の力を打ち破ることは出来ない。
一度でも精が吐き出され、潤滑油としての働きをすれば、葵の痛みも少しはマシだったかもしれない。
「ん゙むううぅぅぅうっ!!!!ごげぇぇぇええええっっっ!!!!」
しかし、それはなく、葵の膣壁を容赦なく削り取る触手は、葵の回復も追いつかないほどに葵を傷つけていた。
その傷口から溢れ出す出血だけでは、潤滑油の役割は十分に果たせない。
胸へ、乳首へと噛み付いた触手も、常にその歯を食い込ませているため、血はいつまでも流れ続け、葵の胸は真紅に染まっていた。
そして、触手は最後の仕上げとばかりに、葵のアナルへと近づいた。
「んむっ!!!むぁぁぁぁっっ!!!!むぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
葵は何か叫んでいるが、言葉にはならない。だが、その表情から相当な恐怖が読み取れる。
触手は葵のアナルへと割り入った。その触手は膣壁を抉る触手同様の形をしている。
「うああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!」
とたん、葵の喉を責めていた触手が何を思ったのかその身を引いた。
葵は自由になったその喉から、ゴリゴリと腸壁を抉られる痛みを叫びに変えて思い切り吐き出した。
「うがああああぁぁぁあああっっっ!!!!ぎゃあああああああぁぁぁぁあ゙あ゙っっっ!!!!!」
葵は前と後ろの両方の穴から触手を突き入れられ、中を抉られ、血を流していた。
そして、止めとばかりに、アナルへと入り込んでいた触手がさらに奥へと突き進む。
「あがああああああぁぁぁぁぁ!!!ぎぃああぁぁぁぁぁああああああああ゙あ゙っっっ!!!!」
葵の中を上へ上へと強引に突き進む触手に葵は体を貫かれる痛みを感じた。
(何…これ以上何を…?ま、まさか。まさかまさかまさかっ!!!)
葵のおぞましい想像は、不幸にも当たっていた。触手はなおも上へ上へと昇っていく。
一瞬、葵を凄まじい吐き気が襲い、次の瞬間、触手が葵の口から勢いよく飛び出した。
「っっっっっっっっっっ!!!!!!!!」
その触手に喉をズタズタに引き裂かれた葵はもう声を上げることもろくに出来なかった。
ただその痛みに気を失いそうになり、その恐ろしさに心は逃避を求めていた。
葵を襲う触手たちは、なおもその勢いを緩めはしない。胸を、秘所を、そして尻から口までを貫き、蹂躙する。
葵を貫く触手はその体の中を行き来し、葵の体をボロボロに引き裂いていく。
葵の目はもう何も見えていなかった。半分白目をむき、涙がボロボロと流れ落ちていた。
そして、ついにこの陵辱の終わりのときがやって来る。
唐突に触手たちはその動きを止めた。
葵を貫き口からその先端を覗かせていた触手は、葵の喉元までその身を引いた。
透はその左手にありったけの魔力を詰め込んだ。この魔力を放てば、ほとんど空になってしまうだろう。
一体何故、自分はここまでするのだ、という疑問が頭をよぎるが、今はそれを考えている余裕など無い。
その魔力を触手の精へと変え、思い切り葵へ向けて放出した。
(あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!)
もう声を上げられない葵は、心の中で絶叫した。
爆発が起きた。
全ての触手から触手ものすごい勢いで白濁液が吐き出される。
腕を拘束していた触手から吐き出されたものは、葵の全身を穢した。
胸を責めていた触手からのものは、葵の胸や腹を真っ白に塗りつぶした。
葵の周囲を漂っていた触手は、葵の背中を、腕を、足を、肩を、首を、顔を白濁液まみれにした。
葵の秘所を抉っていた触手から吐き出されたものは、葵の子宮を限界まで膨張させ、葵の腹はありえないほどに膨らませた。
そして、葵を貫いていた触手から吐き出されたものは、葵の喉を通り、葵の口からホースが水をまくように噴出した。
葵の魔力をかき消す力と、透の魔力がせめぎ合う。しかし、葵の力は打ち砕かれた。
一度、葵のからだがビクンと大きく跳ねる。葵を恐ろしいまでの喪失感が襲った。
魔力だけではない。命そのものを奪われるその感覚に葵は恐怖と共に安堵した。
触手は葵を貫くもの以外、その身を引いた。
吊られていた力を失った葵の体はズルズルと、ゆっくりとその触手を伝い降りてくる。
地面にその尻を突いたとき、触手は勢いよく引き抜かれた。
葵の内臓の傷から溢れ、触手にこびり付いた血が飛び、ピッと床に血飛沫の曲線を描く。
そのままくず折れた葵の体は真っ白な精液に包まれ、
その股間と肛門からは、血と精液が混じりあい、暗いピンク色をした液体がドロドロと流れていた。
こうして、葵はその短い一生を終えた。
透は葵の魔力、そしてその能力を自分のものとしていた。
自分の魔力は失ったため魔力の全体量は減っているのだが、それで得た能力は失った魔力よりも価値が高いはずだ。
しかし、いま透を包んでいるのは達成感でも、万能感でもなく、喪失感だった。
もう動きはしない、ボロボロで精液まみれになった葵の亡骸。その顔を見つめる。
直前までその痛みに叫び、歪んでいたはずのその顔は、不思議なほど安らかな顔に包まれていた。
自ら望んだ死、それが達成されたからなのか。
透は酷く動揺していた。自分は一体何をしているのだ。
生にしがみ付き、自らの欲望のままに人を襲う。魔法少女を襲う。
一体何故自分はこんな存在になってしまったのか。
ずっと、闇の魔法使いになってしまったからだ、そう信じていた。
しかし、目の前で死んだ少女は闇の魔法使いになっても、人の心を失ってはいなかった。
では何故か。あの時、ヴァイスに魔力を奪われたあの時、本能のままに襲い掛かり、魔力を奪って殺した女性。
あれが全ての始まりだったのか。人を殺したことでもう戻れなくなってしまったのか。
もう取り返しはつかない。でもせめて、自分に出来ることは…。
透は今手に入れたその力を思い切り爆発させた。廃工場を白い光が満たす。
光が止んだとき、そこにいた魔族は全て消え去っていた。
そして透は、静かに自らの胸に手を当てる。
そこから放たれた魔力が透の心臓を貫き、透自身の魔力を粉砕した。
透の体は力を失い、倒れた。無惨に横たわる葵の亡骸に寄り添うように。
透は最後に人間であったころの心を少しだけ取り戻し、そして死んでいった。
/第6話 BAD END
はい、以上です。
どうでしたでしょうか。楽しんで頂けていたら光栄です。
それでは、また第7話でお会いできることを願って。
GJ!あんたとは上手いタブクリアが飲めそうだな
もう骸とかはっきり書かれちゃうと凄いバッド感が湧き出て脳汁が煮えちまうよ
ところで神が連続降臨でスレの容量が良い感じになってるな
まさかこんな幸せな事になるとは…
どうしちゃったんだよこのスレwww
599 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 20:32:53 ID:SBHsXIh+
504kまでだっけ?
600 :
Htare:2007/08/21(火) 20:47:30 ID:OILmry05
>>580さん
六話&バットエンド読ませてもらいました。
バットエンドいいですね(しみじみ
私も考えてみたいかと思いつつ妄想中です。
こういったジャンルで『良い』というのは少し不思議な感じですが
お互い良い物を書いていきましょう。
601 :
編集部より:2007/08/21(火) 20:58:45 ID:SBHsXIh+
おかげさまでまもなく一周年
ここまできたのも皆さんの熱い支援のおかげでね
今後ともよろしく願います
早くね?・・・と思ったけど容量ピンチだったっけ。
604 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 22:11:44 ID:6/RoVTMc
GJ!GJ!ボーイミーツガール!ボーイミーツガール!
(透はボーイって年でも無い気がしますが)ところで、
>保管庫の役割も果たせるしいいかなぁと
このスレの保管庫まで!?
感想等dです。
とりあえずblog作ってこれまでの分載せてみました。
他で書いたのもついでに。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/ >>604 いえ、自分のってつもりだったんですが。
もし要望と作者さんの許可があれば保管しますが、
継続的に、十分に管理できる自信はちょっと無いです。
それでもよければ。
>>600 エロだろうが陵辱だろうが、良いものは良いものだと思うのです。
誰かを傷つけていない限り、誰かを喜ばせるものは、きっと良いもの。
>>602 スレ建て乙です。呪ワロスw
このスレもうじき一周年なんですね。
新参の癖にでしゃばってますが、盛り上がってきているようですし、
住人みんなでもっと良スレにしていければいいなぁ。
>>605 仕事の出来る書き手さんだなw
乙としか言いようがない
「魔法少女杏」第7話更新しました。以下のページでご覧になれます。
ttp://magicalaz.blog117.fc2.com/blog-entry-14.html 今回はBAD ENDなしですが、どんどん過激になっていっているので、
苦痛系が苦手・嫌いな方は回避をお願いします。
こうやって更新情報とアドレスだけずっと投下するのはなんなので、
そのうち、ゆったりした更新頻度で、BAD END一直線な外伝でも投下しようかと思ってます。
なんにしろ、とりあえずなんとか書き上げた第7話。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
それでは、また第8話でお会いできることを祈って。
埋め代わりに雑談でもしようか
触手に孕まされる陵辱ものが一番好きなんだが、ゴスロリやらの様々なコスに身を包み、
ステッキや剣、対戦車ライフルなどのそれぞれの得物を所持した魔法少女達が
譲れない願いを掛けて互いに戦い合うような激しいバトル物とかもあっていいよな?
負けたら淫靡な陵辱などで魔力を剥奪というペナルティとかあったりして
>>608 昨日から書き始めたSSがモロにそんな感じになりそうな俺が通りますよ
ヤバい。まさかネタが被るとは……
>>609 マジで!?
いやいやただの雑談ネタなんで気にしないで頂きたい!
投下されるの楽しみに待ってるぜ!
611 :
名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 01:16:49 ID:KMzuDS20
age
前スレでも言ってた人がいたけど、魔法少女って何歳までオッケーなんだろうね。
19歳ならギリギリセーフかな?
14歳で魔法少女として目覚めたけど、敵との戦いが長期化しすぎてとうとう20歳になっちゃった女の子を妄想した。
やっぱりそれくらいの年頃になると羞恥心が強くなるんだろうなあ。フリフリの可愛い衣装を着ることに抵抗を感じるようになるとか。
>>612 ちょっと面白そうだな
エロというよりはギャグネタとして
614 :
612:2007/09/12(水) 22:34:32 ID:+CVbYo0t
>>613 こんな小説があるよ。
携帯電話専用有料コンテンツで、書籍化の予定が無いのが残念だけど…。
>魔法淑女ミオン(小説:栗栖ティナ)
>かつて魔法少女として活躍し、魔物たちを封印した美音。
>十年後、彼女は初々しくも麗しい人妻となり幸せに暮らしていたが、魔物たちが再び地上へ現れる。
>美音は成熟した身体には小さすぎる魔法少女の衣装を纏い闘うも、敵に捕まり夫の前で淫らに喘ぐことに!
なに、その美少女戦麗舞
俺はヒトヅマン(だっけ?)の方を連想した
魔法少女になった影響で成長が止まり一箇所に留まれなくなる展開はやだなあ
フリフリのコスがいやな一心でパワーアップによるコスチュームチェンジを
成功させる魔法少女
それフリルがもっと凄い事にならね?
パワーアップの代償に変身をする度に脳細胞が組織崩壊を起こし、記憶を失っていく元魔法少女
だが彼女はもはや立ち止まる事は許されない
そう悪の秘密結社を滅ぼし尽くすその時まで…
フリルの下の愛液を拭え
テラテッカマンw
お股が濡れて力が出ないよぉ〜
>>619 1 行 14 文字で俺を撃墜。
あなたが神か
アンパンマンwwww
いやあこれ埋まんねえやw
あと何Kつかわなあかんねん無理
ウルトラマンエースやバロム1みたいに二人で一人の魔法少女に
合体ってのはどうだろう
というよりも仮面ライダー電王をイメージすると掴みやすいかも
異世界の女王候補やら妖精やらを憑依させて変身するとか
仮面ライダー竜騎というかGガンダムなノリで魔法の世界の各国の
お姫様がそれぞれの国の守護獣との契約で変身して戦うという電波が
陵辱展開が思いつかんからやっぱり魔法の国の王位継承争いという
定番の方がいいか
太った男の子とがり勉の男の子が腕をクロスさせると誕生・魔法少女に変身するのだ
>>625 なんか、昔読んだ雑誌記事でそんなエロゲがあった希ガス
プリンセスワルツじゃね?
「此の宝石を差し上げるざんす」
ジュエリーショップの一番奥から赤い宝石箱が持ち出された。新規開店の記念にわざ
わざ
立ち寄ってくれた可愛い姪娘に贈り物を上げたい。オーナーの重松の心底には其のよ
うな
気持ちも確かに少しあった。結わいたリボンを震える指で丁寧に紐解く。
「さあ、見るざんす」
「わあ、いいの。こんなに高そうなの、これってサファイアですよね?」
学校帰りの新堂ゆかなはピカピカのショーウィンドに小柄な体を乗せるように何度も
飛跳ねる。
制服の上からでも分かる立派な胸の膨らみはガラスで潰れて、重松も目線のやり場に
困った。
短いスカートから覗く脚は低い身長の割には太くて逞しい。陸上部で頑張っている話は
本当のようだ。
そんな、高級店に場違いな女子高生と人気オーナーが親しげに会話しているのが気に
成るのか、
回りの女性客がこちらを見ている。ゆかなは首からその首飾りを巻いて留めた。
「どぉ、似合う?重松」
「ああ、似合うざんすよ」
かきあげる大人びた髪の横から銀のチェーンが胸元に流れる。サファイアのアミュレットは
開いたシャツから中へ滑り込んでいった。
「ふふ、冷たくてくすぐったい」
汗で蒸れている胸の谷間に宝石が潜り、ゆかなは体を小さく震わせた。
背は小さいが自然と谷間の出来る胸には自信があった。
周りにいる化粧づいた女たちにも見せて羨望させたいぐらいだった。
「いい、ゆかなちゃん。一寸だけ聞いてくれる」
重松は回りのお客の視線を窺いながら、メキシカンぽっく整えた口ヒゲに触れると、
ゆかなの耳そばへ掌を立てた。
「何、何、なによ?」
ガラスの上へ腰を乗り上げて体のラインを誇示するのでショーケースに亀裂が入らないか
少し心配になる。
「此れをゆかなちゃんにプレゼントするけど、一つだけ注意して欲しいことが
有るざんす」
「まさかなんか訳ありなの」
「ちっちっちっ、この宝石は中世から伝わる由緒正しきアミュレットなんざんす」
重松が指を振って唇を鳴らす。
「アミュレット…」
「そう、なんでも女性騎士が所有者だったらしく、高尚な魔導師が莫大なる魔力を石に
蓄積させたと言われているざんす。
その女性騎士はこのアミュレットを肌身離さず装着し、戦国乱世を1人で戦い抜いた
という伝説があるんざんすよ」
「へぇ女騎士かあ、私も此れを付けていれば強くなれるかな?」
丁度、夏の大会に向けて陸上部で100mリレーのレギュラーを争ってるゆかなにとっては、
とても勇気付けられる伝説だった。
「もちろんざんす。その為に、ゆかなちゃんへ差し上げるざんすから」
優しい笑みを浮かべ、重松がタキシードの襟を正しながら頷いた。
「行ったか」
「ハイざんす…」
カウンター奥に拡がる赤いカーテンを背中に、重松は背後の黒い影と話をしていた。
指の爪をしきりに噛んで少し落ち着きが無い。
「女騎士マーカスの超魔力を手中にする為にはそのアミュレットが認める代行者に
一旦、凝縮した力を全身に開放させる必要がある」
「まさか姪娘のゆかなちゃんにそんな資格が…」
「彼女は背が低いが最高の体をしている。あれなら自然と我々の仲間が増えるだろう」
「ちょっとなんで体の事で解るざんす?まさか裸を…」
影の男はそれについては何も答えなかった。
「よし早速、試してこようか。真の代行者の力とは果たして如何ほどか…」
影は流れるように移動し、隣室へと消えた。
「どうぞ御自由にざんす…ハァ…」
膝に手を当てながら重松は大きな溜め息をひとつ突いた。
電車は溢れる乗客の熱気で充満していた。目の前に座るメガネのサラリーマンは新聞
に夢中なのか足の位置を変えてくれる気配がまるで無い。
「失敗したなあ。もう少し早く店を出ていれば…、このサラリーマンラッシュとは
重ならずに済んだのに」
ゆかなの自宅まではこちらのターミナル駅から私鉄線で4駅。
だが夕暮の電車は既に通勤客の帰宅時間と重なり、朝の満員電車並に混み合ってしまった。
「くく…」
吊り革に掴まるにしてもゆかなの身長だとつま先立ちしないと届かない。
隣の普通の背丈したOLが、頭ひとつ小さいゆかなを鼻で笑っているのが暗くなった
車窓ガラス越しに見えた。
「な、なによ…」
このメガネ男があと少し横に足を避けてくれれば、まだ楽に掴まれるのに…。
だがサラリーマンは新聞で顔を隠したまま、まるでこちらの状況に関心が無いようで
ピクリとも動かない。
「おっとっとっと」
長いカーブに入ったので電車が徐行し、車体の軋む音が線路を伝って響いた。
吊り革に掴まる乗客たちが一斉に傾き、ゆかなの背中に激しい荷重を架けて来る。
「ちょっと痛い痛い、重いっ」
背後から押蔵饅頭のように圧され、身体がブリッジ状に反り、ジャケットを胸が押し
上げてしまう。鼻で笑っていたOLは其のチビ高校生の隠し持っていた自分の倍ぐらい
有りそうな立派なバストに気づき、文庫本で顔を隠して大人しくなってしまった。
「へへん、ざまあみろ。貧乳OL」
窓に写る自分の格好に赤面しながらも、ゆかなは電車が曲り終えるのをじっと耐えた。
ー 其の女に性的興味を抱いた男は全て魔神エロスの導力が働き、即座に魔獣人となる ー
「ううぅぅっ」
突然、前に座っていたサラリーマンがうなり声を上げる。握りしめる新聞の隙間から
携帯のレンズがこちらに向いていた。
新聞を読んでいるフリをして実はゆかなを盗撮していたのだ。
…という事は乗車してからずっと私のことを!
ゆかなは太腿を反射的に内側に閉じた。
だが、真下で踞って苦しむ男性をとりあえず心配してみる。
「だ、大丈夫ですか」
すると鋭い爪を持った手がゆかなの腰を左右からガッシリと掴んで捕らえた。
「きゃああっ」
先に悲鳴を上げたのはゆかなでなく隣のOLだった。
「ば、ば、化け物よおっ」
カーブする満員の電車内なのに若い女はその場を逃げようと暴れ出す。
「シュルルルゥッ」
「え?え?」
メガネのサラリーマンのスーツがビリビリと裂ける。体が大きくなっていき、
全身に鱗のような物が生えてきた。まさしく…これは化け物っ!トカゲのっ!
「ニシャアアァッ」
化け物に変貌したサラリーマンは掴んでいるゆかなのスカートを思いっきり横に
引張った。
「いやぁあああっ」
細切れに成ったスカートが舞い、小ぶりながらも肉感的な下半身をショーツ一枚で
晒してしまう。
陸上で鍛えた引き締まった太い脚を折り曲げながら、少しでも見られたくない部分を
隠そうと必死に頑張る。
「おぉぉおっ」
背後にいた何人かの男達も化け物の出現した恐怖よりも、ゆかなの見事な下半身に
声をあげた。
ー 其の女が外部に性的刺激を与え続ける限り、魔獣人は増え続ける ー
「エロォォオスゥゥッ」
「え、え、え?」
吊り革に掴まりながら驚くゆかなの背後で更にスーツやシャツの裂ける音が…。
「ううむむむぅ」
「うぐぐぐぐぅ」
まるで恐竜の孵化のようにトカゲ男があちらこちらから次々と出現し始めた。
「助けてくれえ、この車両!化け物車両だあ」
パニックになった女性や変身していない男性が将棋倒しのように隣の車両へ向かって
浴びせ倒れて行く。
「プッシィィ」
「プッシャアアッ」
ゆかなが捕まった吊り革を中心に、車内は左右にパックリと人波が割れて、
トカゲ人間の群れに半裸の少女が1人という異様な空間が出来てしまった。
「プッシュウゥゥッ」
トカゲ男たちが自身の千切れ残ったズボンのベルトを外し始める。
「ちょ、ちょっと一体どうなってるの」
どのトカゲ男も野球のバット並に巨大なペニスを反り立たせて興奮していた。
標的は明らかに自分に向けられている。
青い鱗の有るペニスの先端は粘着の有る液体で濡れしきっており、どれも脈動を
繰り返し、明らかに危険な雰囲気だ。
「た、助けてえぇっ」
ゆかなは腰を掴まれたまま体を揺すられ、必死に叫んだ。
「あれ?」
シュゴゴン…シュゴゴン…
電車が減速せずそのまま通過して行くので、ホームに立った勤め帰りの社会人や
学生が
思わず駅の電動掲示板を見返す。確かにこれは急行では無い。各駅停車のはず…。
「なんだなんだ?おーい」
騒然とするホームを突き抜けて電車はそのまま過ぎ去って行った。
「フフフフ、代行者の資質を見極める為だ、人間共よ。もう暫く我慢しておいてくれ」
駅の銀傘の上にバランスよく立つ黒コートの男が小さく成って行く電車を見送りながら
ほくそ笑んだ。
「こちら、第一管制室。普通電車フ407号!応答せよ」
「おい、407!おうと…ブツッ」
「エロォオスッ」
異常ダイヤで爆走する運転室に本部からの無線が繰り返し受信された。
が、操縦士帽を冠ったトカゲ男がスイッチを切ってしまった。そのまま、運転席
側部に設置された車内モニターで、同士の群がる車両の様子を息も荒く見つめる。
半裸のボディを晒した少女を見ながら己の巨大ペニスを乱暴にしごき続けていた。
「んぐぐっ…んん…んぐぅっ…」
一方、ゆかなは四肢を掴まれて車内の床に大の字に寝かされていた。
興奮したトカゲ男たちが替わる替わる其の巨大ペニスを傍に持ってくる。
制服のジャケットも白いブラウスシャツも既に脱がされて上半身は純白のハーフカップ
ブラ姿にされていた。カップサイズが大きいからか太いブラジャーの紐が生々しい。
そのアンバランス加減がまたトカゲ男達の興奮を煽った。体中を生臭い舌先で
まさぐられてブラジャーも肩紐が半分以上外れてしまい、小さな体に似つかわしく無い
豊かな乳房と卑猥な形に凝固した乳首が顔を覗かせていた。そこも容赦なく舐め回される。
「んん!…っっん!」
くすっぐたさと恐怖に声を荒げたいのだが、手足を抑えられて口の中には強引に極太の
ペニスを押し込まれているので声が出せない。太腿にも無数の手が伸び、無理矢理に
開脚させられそうになるが、そこだけは必死に拒む思いで、腰を渾身の力で床に沈めて
ショーツだけは脱がされないように抵抗する。
だが、全身に走る悪寒と恍惚に似る痺れが蔓延してきたので其れも時間の問題だ。
トカゲ男たちの顔がグルグルと目の前を回る。
良SSキター!
なんか当たり前に出てる重松のキャラの濃さに吹いた
そしてゆかなのムチムチぶりもなんか目新しくて良い!
続きは次スレですか?
GJ!!
これは良作の予感
期待大!
突然だが魔法少女と巨大ロボットを組み合わせるとしたらどんなのが考えられるかな?
ミンキーモ(ry
デモンベイ(ry
マジレン(ry
巨大ロボットなのかゴーレムなのか巨神像なのか
「局長、ダメです。通信を切られました」
赤い光が点滅しながら線路を示す黒い帯を左方向に移動する。
普通電車フ407号の位置を示すランプは、黄色に種別された急行電車の光に
どんどん接近していた。
「いったい何が起きとるんだ、あの中で…」
帰宅時間のダイヤは秒単位で管理された超過密スケジュール。
もし激突すれば、数百人規模の大惨事になる事は誰もが想像し得た。
「いいか、各駅長に乗降客をホームから遠ざけるように指示せよ!」
管制室の局長が耳からかけたワイヤレスマイクで声を振り上げる。
「全運転手には、即座に最寄りの回避ポイントへ運行車を退避するよう伝えろ」
窓の外には夜の街が流れている。暴走電車は止まる気配が無い。隣の車両に逃げ
込んだ乗客達は今にもこちらに崩れ出てきそうだ。
「おい、マジであの子助けないとやばいって」
車両の連結通路で大学生の男2人が小声で話す。視線の先でトカゲたちが1人の
少女を貪るように群がっている。
「待って、こいつを武器に使おうよ」
優しい顔をした男が、肘でプラスチックボックスを壊し消火器を取出した。
大きい男にそれを渡す。2人は覚悟を決めて勢いよく走り出した。
「んんん…んん!」
顎が外れそうなほど肉棒を頬張らされるゆかなにも2人が見えた。
懸命に抵抗を続け、体力に自信があるとはいえもう限界に近かった。
「おいっ化け物共っ!其の子から離れろぉ」
消火器の底がトカゲの後頭部を直撃し、鈍い音が響き渡る。
「ピキュ…」
トカゲ男が振り向いた。
「う?」
無惨に凹んだ鉄の鈍器を持つ男は化け物の丈夫な体に言葉を失う。
「あ…あ…」
「ニシャァァッ!」
「きゃぁぁあああっ」
太い尻尾が空を斬り隣の車両から悲鳴が立った。瞼を閉じたゆかなの顔に血飛沫が
飛び散る。
「田中くん!」
上半身と下半身が別々になった相棒を見て、優しい顔の男が取り乱す。
「ギニャア」
だがトカゲ達に腕を掴まれると、ボロボロのゆかなの上へそのまま投げ出された。
「シュゥウゥッ」
「ギャッギャッ」
ゆかなの体を一旦その男に譲ったトカゲたちが後ろに下がり何かを言い合っている。
「あ、どうも…」
小さいながらも出るとこは出た高校生の眩しい体の上で、男は悪いことする訳でも
無いのに目を泳がせてしまう。胸の谷間に挟まった赤い宝石がゴムまりのような
白い体にアクセントを効かせ、この子の体を神々しくさえ思わせた。
「ごく…」
大きくて形のいい乳房と汗をかいている乳首にどうしても目が止まってしまう。
その何度もチラチラ見る視線が恥ずかしいので、ゆかなは左肘で胸を隠し眉を
しかめた。
「あの…あんまりこっちは見ないでくれません?」
「あ、ご、ごめんね…助けるつもりが…」
トカゲ男達の残した生臭い粘液を口から何度も吐きながらゆかなが体を起こした。
「ぺッぺッ。でもおかげであいつら一旦引いてくれたし、ありがとうございます。それでも…」
傍に広がる血の海からあえて2人は目をそらしていた。
「ああ…た、あの田中くんが……あの田中くんを…」
友人の名前を連呼し、男が狼狽を始めた。
「あ…、お気持ちはわかりますがここは…」
「うわああ、オレたちも抵抗すると…いやしなくても」
「あの…まずこの状況から…なんとかすることを」
「どしよ、どうしよ、殺されるぅ」
とうとうゆかなの手が飛び出した。
「しっかりしてよっ!」
左腕で胸を隠し、年上の男の頬を右平手で痛烈に打ち抜いた。ゆかなの利き手ビンタを
まともに喰らった男は、顔が煎餅のようにひね曲り真っ赤に腫れた頬を手で抑えた。
「な、なにするんだよ!い、いきなりいっ」
高校生のゆかなが大学生の彼に向かって聞く。
「ねえ、あなた、何ていうの?」
「え?」
「名前よっ!」
「あ、あ、オレ?俺、今井。君は?」
「私はゆかな。ねえ、今、せっかく逃げるチャンスなんだから早くどいてくれない?」
「あ…」
ゆかなが起きあがろうとするので今井も腰を上げる。だが再びゆかなを押し倒して
しまう。
「ちょ、ちょっとぉ!」
「ち、違う、おれじゃない。後ろから」
「プシュルルルゥッ」
「ニシャァァッ」
何か決まったのか、鳴き合っていたトカゲ男たちが今井の後頭部を掴み、ゆかなの
乳房に顔を押し込む。
「いたぁっ!」
暴走電車の床にゆかなは背中をぶつける。
「ギニシャァァ」
「うぷぷぷぷっ」
今井の顔が右に左にゆかなの胸を舐めるように動く。
「あ…ぁぁ、だめ…そこであんまり頭を動かさないでぇ…」
「だ、だから…むぎゅうっ…お、おれじゃな…むぎゅ」
「あぁぁ、だから、うごかさな…」
両腕で今井の頭を抱き締め、ゆかなは自分の胸に挟んで動くのを抑えた。
「うぷっ、ゆ、ゆかなちゃん…息が苦し…」
思いもよらぬ抱擁に顔を赤らめる今井。それでも後ろからトカゲ男はその腕力で
頭を激しく出し入れする。
「あ…あ…当たってるから…や…やめて…」
今井の耳や柔らかい髪の毛が、乳首に当たるのでゆかなは首を振って堪える。
「あ、あ、あ…ふかふかして軟らかい…おっぱいだだだだ」
暴れ回る今井の顔がピンク色に変わってきた。そして我慢続けた今井の男性自身が
猛烈な速さで大きく膨らみ、固くなった。
「なんでこんな時に固くなるのよっ」
「そうは言うけど…これじゃ…」
そう言うゆかなもショーツを濡らしている。
「うぷぅ、ゆかなちゃん!ごめん!俺のせいで」
「ちがう、これはそういう意味じゃ…」
「ううう…」
「ぁぁん、お願いだから頭を動かさないでぇ」
「うぐぐぐ…」
「だ…、だ…め…ぇ…ぁぁぁ…」
女が魔獣に性的欲情を感じてしまった時、玉石は代行者を守り、莫大なる魔力を開放させる
「うぐぐぅぅ…」
「?…い、今井くん。どうしたの?」
今井の優しげな黒目が割れて縦に収縮し、皮膚の下から爬虫類独特の鱗が浮き上る。
背後で傍観していたトカゲ達が無気味な笑みを浮かべ、煮え滾ったペニスを構えた。
待ってましたと言わんばかりに残りのトカゲ達が八方から一斉にゆかなの体に飛び掛かる。
「やめてぇ、そこは……だめぇっ!」
両手でビキニショーツを押さえて抵抗するゆかなだが、腕と脚を外に引き剥がされ、無防備な
状態にされた。眉間に皺を寄せて脚を前後に振って暴れる。
だがここで化け物たちが出現する奇怪な法則に、ゆかなは気付いた。
最初の盗撮オヤジ…背後から私のパンツ姿を見た吊り革グループ…そして私の胸に反応して
あそこを固くさせた今井…みんな…、みんな、私を見て興奮した男が化け物に?
ええ、それってでも困るんですけど…。
「ああああ、ちょっとなにするのよぉ、バカア」
ショーツを剥ぎ取ったトカゲ男がそのまま渾身の力でペニスを押し込み、白い精液を
大量に放出した。両肘をつき、尻を上げてそれを拒む。
其の時、谷間に挟まっていた重松から貰ったサファイアのアミュレットが光を発する。
「なに?…体が…あそこが…胸が熱い…くふぅ…」
全身が性感帯になったかのように疼き出す。ゆかなは乳房をぎゅぅと抑えた。
そして光に包まれていく。トカゲ男たちもさすがに動きを止めてそれを見た。
そうだ、いいぞ熱くなれ。もっと萌えてマーカスの封じた力を解凍するのだ、そして…
シュゴゴォンシュゴゴォンシュゴゴォ…ン
突風に帽子を飛ばされながらホームに立つ駅長が通信機をオンにした。
「本部、ただ今問題の暴走車両が当駅を通過しましたっ、どうぞぉ」
普通電車フ407号の最後尾に灯火された赤いランプが小さくなって行く。3つ目の駅を
通過した。それはつまり前方を走る急行電車にとうとう追い付いてしまった事を意味した。