乙女ゲーエロパロ総合2

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1名無しさん@ピンキー
*フルキス・マイネ・ラブレボ・D3もの等、いわゆる乙女ゲー系のエロパロスレです
*ネタ投稿時にはゲームタイトル・カップリング名を表記してください
*特殊なシチュ(レイーポ/近親相姦/3P等) の場合は注意書きをおながいします
*知らないゲーム・好きではないカップリングネタが出た時には暴れたりせず華麗にスルーですぞ
*sage進行推奨。雑談OK。マターリマターリ(´∀`)

◆前スレ
乙女ゲーエロパロ総合
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1100281290/l50

◆単独スレがある乙女ゲ

【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネオロマンスでエロ萌え8
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1153496472/l50

【葉月】ときメモGSシリーズでエロパロ【佐伯】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154153236/l50

王宮夜想曲@乙女ゲの萌え小説 第2曲
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131967865/l50
2名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 01:00:13 ID:7fJQ4v2S
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 20:24:31 ID:XR0YSZe7
>1
乙かれ〜

4名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 22:38:46 ID:RG79tlA2
いちおつ。
5名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 02:28:42 ID:+z64e2Ze
もつ
6名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 03:25:23 ID:D/EqP6tq
1乙華麗!
不覚にもパンダに萌えてしまったり

神職人様、少数派ですが花宵ロマネスクのエロパロ
お待ちしておりますw
7名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 04:06:26 ID:Dm9TLhQB
ここは、乙女ゲーの非ホモノーマルカップリングSSのスレってことでいいの?
8名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 13:24:16 ID:1ldf0HuT
>08
乙女ゲヒロイン×野郎ども って感じでいいんじゃないの?

緋色でネ申降臨されないかな〜。
あの設定で文章まともで18禁だったらたまらんかった。
覚醒1回目はちゅーでいいとして、2回目はセックルとかだったらお約束過ぎて萌える。
9名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 13:25:29 ID:1ldf0HuT
連投スマソ。この調子だとまた落ちないかチョト心配。
10名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 15:12:24 ID:SGYBu4ZO
保守保守(・∀・)
11名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 15:45:00 ID:dlKC75Ka
漏れも保守

人が少ないのはやはり一度落ちたからなのか・・・?
元々こんなもんだった?
12名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:00:23 ID:rMgDfxvN
保守〜。30レスいけばいいんだったかな?
13名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:39:59 ID:bPqtdquo
保守
14名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 23:46:19 ID:za7VEbY5
保守。
人が集まりますように!
15名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 00:03:36 ID:X/XbDQJt
ほっほっ保守(^ω^)
16名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 03:18:13 ID:uYciLuNj
保険医√は色んな意味でエロすぎだと思う
保守
17名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 11:09:56 ID:znjAmM4X
ホッシュホッシュ
18名無しさん@ピンキー:2006/08/18(金) 18:19:13 ID:xkc1iRiS
ほしゅ
19名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 03:46:52 ID:oliOMLdf
保守するだけじゃつまらんので

姐さん、一番エロさが漂うテキストの乙女ゲーはどれだと思いまつか?
話題があったほうが埋めやすかろうと・・・
20名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 08:23:24 ID:m9DZ20pm
エロさ漂うテキスト…というより、やたら際どかったのがアラビアンズ・ロスト

特に暗殺者と眼鏡家庭教師は凄すぎるw
発売後すぐだから詳しくは書けないが、凄かった
21名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 13:24:22 ID:gTbdry5/
ホシュ
ラストエスコートが一年も前から、目の前に転がっているのに、
未だに回していない・・・・。
22名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 01:10:06 ID:eOwZx1CK
ほしゅ

>>19
顎とかってどう?ピザも一部はそうなのかな

>>20
アラビアン欲しくなってきたw
23名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 02:09:12 ID:siIEWNaw
保守ー

ピザはお兄ちゃんにびっくりしたなぁ。
直球勝負できたからインチャネの冒険ぶりに感服した。
てっきり『義理』に逃げられるもんだとばかり。
24【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(1):2006/08/20(日) 07:24:21 ID:L290zZOk

なるべく原作の文体に忠実に…と心がけていたらスレ落ちてた。
完結してないので心苦しいのですが、保守代わりに投下させてください。

■以下、陵辱要素を含むハードな内容なので、苦手な方はご注意ください■







飾り気のない電子音がカバンの中から鳴った。

「あれ?誰だろ……」

そう言いながら、慌てて携帯を取り出す。
赤い手袋を脱ぎつつ、パネルの表示を見ると……先生からのメール着信だった。

『駅前で待ってる』

という味も素っ気もない短いメールにも関わらず、私の胸がドキンと高鳴る。
たまたま一緒に帰っていた、智也の怪訝そうな視線から赤くなった頬をとっさに隠す。
少しの沈黙の後、そうっと上を見上げると。
頬に落ちかかってきた髪の隙間から、智也の眉毛が疑問にぐいっと吊り上がるのが見えた。

「誰か……」

ら?と続くはずだった言葉に、私はあわてて声をかぶせた。

「あっ、あのねっ……急に用事ができちゃったの、だから、先帰って」
「オ、オイ……」

驚いたような智也の声を背に、その場からきびすを返す。
我ながら下手な言い逃れだと思う。
でも、智也に聞かれても何も答えられないから。
メールの相手も、その用事も、そして、二人の関係も……。
いつか、いつかきっと話すから。
大切な幼なじみに、心の中でゴメン、と言いつつ。
私は先生の待つ場所へと駆けだした。

体育はあんまり得意じゃない。
でも、3年の英語も担当している先生は、ここ最近受験対策とかで忙しいらしく、
ずっと会えない日が続いてた。
だから、自然と心が焦る。
それに連れて、どんどん足のスピードが速くなる。
急な呼び出しに、どうしたんだろう?と思いつつ、私は期待に弾む心を抑えられなかった。

担任だし、朝のHRと英語の授業には会えるけど。
ゆっくりと見つめ合って、抱きしめ合ったり、キスしたり。
……それ以上のことを考えて、私の顔は爆発したように熱を持った。
頬を切る十二月の風が、赤くほてった頬を冷ます。
でも、どんなに寒い北風も、私の気持ちを冷やす事なんてできない。



先生。
早く会いたいよ、先生。

25【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(2):2006/08/20(日) 07:28:11 ID:L290zZOk

……マラソン大会のゴールに先生が立ってたら、順位が上がるかもしれない。
荒い息を繰り返しながら、私はふとそんなバカなことを思った。
見慣れた、いつもの駅。
久しぶりの運動で震える足を無視して、きょろきょろと辺りを見回す。
と、一台の車がまるでそれを見計らっていたかのように、スッと私の側に寄ってきた。
開けられたドアの向こう。運転席に座っている、彼の姿が見えた。

「先生っ!」

思わず大きい声を出してしまって、ハッと口を押さえた。
慌てて周囲に視線をめぐらす。
……よかった、咲永学園の制服は見えない。

「乗りなさい」

短く言われた言葉に、急いで半開きになったドアから助手席に乗り込む。
ドアを閉めてシートに腰を落ろした瞬間、車が急に発進した。

「きゃっ」

衝撃に、身体が前につんのめる。
滑らかな木製のダッシュボードに手を突くと、私は慌てて斜め後ろを振り返った。
そこには……厳しい視線で、前を見据える先生の姿があった。
ピリピリした空気がその長身の身体を包んでいる。

……怒って、る?
切れ長の瞳に見え隠れする押し殺した怒りに、
それまで私の中でふくらんでいた期待が、一気にしぼんでいった。
先生も、会いたいって思っててくれたんじゃないの?
それ以上、先生の顔を見ていられなくなって、私は視線をそらした。
泣きそうなくらい混乱したまま、安全の為にぎこちなくシートベルトを締める。
そうすると、他になにもすることが無くなって。
流れていく景色の中、私はただ、ぎゅっと自分の手を握りしめた。

車の中を沈黙が支配してから、どれくらい立ったのか。
エンジンの止まった音に、私ははっと顔を上げた。
先生の家に着いたのかと、ちょっと安堵して、窓を見る。
でも、いくら目をこらしても、それは見慣れた住宅街の光景じゃなくって。
……全然知らない場所、だった。
フロントガラスの外に広がっていたのは、まるでニュースに出てくる遺体放置現場のように、暗く陰気な場所で。
雑木林、とでもいうのだろうか。
うっそうと茂った木々の間にある、細い一本道に車は停めてあった。
自分のいる場所に混乱して、私は横にいる先生の顔をそっと窺い見る。
と、いつからこちらを見ていたのか、薄いガラス越しに目と目が合った。
見る間に、涼やかな瞳がスウッと冷酷に細められ。

「んっ……」

瞳に宿った冷たい光とは対照的に熱い唇が、唐突に私のそれを塞ぐ。
噛みつくような激しいキスに、私はただ流されるまま、反応を返した。
執拗に絡みついてくる舌に、深く口腔を侵される。
荒々しくもゆっくりと歯列の裏側を舐められて、背筋がぞくりとする。
重なり合った唇の間から、飲みきれなかった透明な唾液が、顎を伝った。
26【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(3):2006/08/20(日) 07:31:21 ID:L290zZOk

刹那。
ガクン、と後ろに倒れていく衝撃に、私は目を見開いた。
浮遊感に驚いて、とっさに先生の肩に縋り付く。
けど、頑強におもわれた先生の体も、私と一緒になって後部座席へと倒れ込んだ。
黒いレザーシートに押さえ付けられた私の体は、驚きのあまりしばらく固まってしまっていたと思う。
いつの間に解いたのか、先生の手にはえんじ色のリボンタイが握られていた。
薄暗い視界の中、それをぼんやりと見ていると

「きゃっ……」

胸元を掴まれたと同時に、シャツのボタンが一斉にはじけ飛んだ。
その小さなプラスチックの固まりがカツン、と窓にぶつかる音を、私はただ呆然と聞いていた。
何が何だかわからないまま、先生に視線を向ける。
けどそこに、私を安心させてくれる、あの笑みを見つけることが出来無くって。
狭い密室で密着している体が、誰か私の知らない人のもののようで、一気に不安になった。
でも、先生はそんな私の気持ちに構わず、私の身体をまるで意志のないもののように開いていく。
視線を合わせようとしないのは、激情に支配されていたからなのか。
下着の脇から指が入ってきて、やわらかな布地をぐいっと脇に寄せる。
と同時に、まだ乾いた入り口に、熱い塊があてがわれた。
体が、本能的にそれから逃れようと後ずさった。
が。

「やぁ……っ、痛――――っ!」

声にならない悲鳴が、食いしばった歯の間から漏れた。
先生の大きなそれ。
いっぱい濡れてる時でも、一番太い部分を受け入れるときは、少し痛む時があるのに。
ズチリと一気に挿入された。
強引に押し込まれた塊に、私の身体が、病気みたいにぶるぶる震える。
ぎゅっとつぶった瞳から、苦痛の涙があふれた。

「クッ……」

先生は何かに耐えるように一瞬瞳を閉じると、まるで肉食獣のように、私のやわらかい肉を貪りだした。
繰り返される獰猛な動き。
傷口を擦られる痛みに、目尻から涙がこぼれる。
無理矢理こじ開けられたそこは、裂けてしまったのだろう。
乱暴な挿入の度に、ビリビリとした痛みを訴えた。

「うぁっ……や、やだっ……」

私はざらつく喉から声を絞り出して、汗ばんだワイシャツを必死に押し返す。
でも厚い胸板は、熱いコンクリートの壁みたいに、びくともしなかった。
知らない人にレイプされてるみたい。
自分の体を押し開いて、激しく揺さぶっているのは、本当に私の好きな先生なのか。
私はもう一度首を伸ばして、先生の顔を見た。

「フッ……クッ……」

そこにいるのは紛れもなく、私が会いたいと願って夕暮れの街を駆けた相手であり、
いつも惜しみない愛情を、快楽と共に私に与えてくれる人であった。
上にのしかかって、荒い息を吐きかける先生も、どこかが痛むのか、眉間に皺が寄っている。
その苦悶の表情が……いつだって少し余裕を残してる先生と違って、何だか泣き出しそうで。
私は抵抗を止めて、強ばっていた体の力を抜いた。
そうして、震える指を、そっと先生の首に回す。
ビックリしたし、痛いし、ちょっと怒った。
でも……。
27【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(4):2006/08/20(日) 07:34:05 ID:L290zZOk

「せんせいっ……す、きっ……大好き……」

その言葉に、広い肩がビクリと揺れた。
痛めつけるような動きを繰り返していた腰が止まる。
そして、黒い瞳が信じられない、と言った風に大きく見開かれた。

あ……先生、帰ってきた……。
みるみるうちに、ナイフのように尖っていた瞳が優しい夜の色に変わる。
強ばった心がほどけていく。
私はそれを見ながら、私のとった行動は間違っていなかったんだ、と胸をなで下ろした。
「君は、本当に……」

かすれた声で切なくつぶやくと、
先生は激情と懇願と恋慕が入り交じったような、複雑な表情で私を見た。
そして、そのままじっと私を見つめると、何かが解けたような、愛おしそうな笑みを浮かべた。
無理矢理抱かれ、まだ下肢が繋がったままであるような状況にもかかわらず、私の胸が大きく高鳴る。

怒るべきはずの場面だったはずだ。
むしろ、これが別れのキッカケになってもおかしくない。
頭の中の少し冷静な自分が、怒る。
だけど、バカな私はそのとき、もう一度、恋に落ちた。
先生の綺麗な笑顔に、魅せられる。
どうしようもなく、このひとに惹かれてしまう。
彼になら、何をされても、いい……。



先生の笑顔にぼうっと見とれていると、その少し硬い唇が動いて、

「…………」

と息を漏らした。
それは、すまないという謝罪の言葉にも、愛しているという求愛の言葉にも聞こえた。
同時に、中に入っている先生のアレが、ぐっと大きくなる。
そして、再び私の中を縦横無尽に動き出した。

「んっ……アアッ、ぅあっ!」

正直に言うと、車の中は狭くて、色んな所に手とか足をぶつけちゃうし、
先生を受け入れてる場所はまだまだ痛い。
でも、その痛みさえいとおしい。
体の奥から、蜜がじわじわとあふれてくる。
入れられた場所が、ジンジンと疼く。
28【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(5):2006/08/20(日) 07:36:32 ID:L290zZOk

「あッ……せんせっ……あぁっ…………」

体より、ココロが、だれよりも愛しいひとに感じていた。
口から押さえきれない声が漏れる。
好き、大好き。
ずっとこのまま、繋がっていたい。
離れたくない。

頭の芯が、痺れてくる。
伸び上がったつま先が、低い天井を蹴る。
激しい水音が車内に響く、でも、気にならない。
受け入れている部分が、体が、熱い。
熱い。
熱い……!
泣き出してしまいそう。
時を同じくして、私を翻弄していた挿入が、段々とせわしないものになったかと想うと。

「ハッ……ハァッ」

ゾクゾクするような色っぽい声と共に体を震わせ、先生が果てた。
子宮の入り口にぴったりと押しつけられたそれは、痙攣を繰り返しながら、白い粘液を吐き出した。
無防備な胎内に、焼け付くような熱さを持って、それがじわじわと染み渡る。
でも、妊娠しちゃうとかそんな心配より、震える先生がいとおしくてせつなくて。
つつみこむように背中に回した手で、私は先生のスーツをぎゅっと掴んだ。

そして全ての精液を出し尽くした後、先生はどっと私の上に倒れ込んできた。
熱い吐息が、私の前髪をふわふわと舞い上がらせる。
汗ばんだ体が少し重い。車のフロントガラスが熱気で曇っている。
きっと今、誰かがこの車に入ってきたら、一発で何をしていたか分かっちゃうんだろうな、
と私は先生の体を抱き留めながら、ぼんやりと思った。

どうしてこんなに、先生のことが好きなんだろう。
先生の激しい鼓動が段々と収まってくるのを体で感じながら、私はすこし疑問に思う。
でも……。
再び、どこか痛みを覚えているような表情を浮かべた先生の顔に、そんな考えは消え去った。
理屈じゃない。
ただただ、先生が、好き。
悲しいなら笑って欲しいし、苦しいなら、その原因を取り去ってあげたい。
いつも笑顔で、いて欲しい。
そして、私のことを好きだと、ずっと言って欲しい。
抱いて欲しい。

胸を焦がすような感情に突き動かされ、私は、硬く引き結ばれた口元に、傷を癒すように。
……そして、すべてを許すように、そっと唇を寄せた。
何度も、キスを重ねた、温かい唇。
その端に刻まれた皺が、ゆっくり、ゆっくりと消えていく。



私は、世界でいちばん欲しいものを手に入れた女の子のように、得意な気分になった。


<<続く>>
29名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 13:47:57 ID:S/yHC5g2
神キターーー(*´Д`*)ハアハア
続き待ってます…裸眼鏡で
30【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(6):2006/08/21(月) 02:26:30 ID:1+NvySv3
>>28

まだ離れたくないという風に、先生は繋がったまま私の横にずれると、ぎゅうっと私を抱きしめる。
男らしく整った顔に浮かぶ表情に、さっきまで取り憑いていた影は、見えない。

「見たんだ……高見と君たち二人が仲良さそうに校門から出て行くのを……」

心から安堵して、その抱擁に身を任せていた私は、ぽつりと漏らされた言葉に、驚いて目を見開いた。
もしかして、先生の様子がおかしかったのはその所為なんですか?
って聞きたかったけど、何となく口を開けないでいる内に、先生が続きを話す。

「端から見ていて、とてもお似合いのカップルだったよ。頬笑ましくなるくらいね。
……でもそれを見た俺は、いてもたってもいられなくなって。
気づいたら何もかも放りだして車に飛び乗ってた」

苦々しい口調で言われた言葉に、私は思わず先生の胸から顔を上げた。
真剣な顔。
とても冗談を言っているようには見えないけど……。

「そうして、君たちの後を車でつけていたんだ……気づかれないように、こっそりとね!」

それまで淡々とした口調で、静かに自らの行動を語っていた先生が、
急に耐えきれなくなったように、感情を露わにした。

「自分で自分の行動が信じられなかったよ……」

先生は落ちかかってきた前髪をくしゃりとかき上げると、唇を歪めて、自嘲気味に笑った。
弱々しい声に、どうしたらいいのか、わからなくなる。
彼は、自分を責めているのだろうか。

「もし君が、約束の場所に現れなかったら……
君を捕らえて、鎖に繋いで、君の手から全ての自由を奪って。
…………薬でもなんでも、使ってただろうな」

暗い表情を浮かべたまま、忍び笑いをした先生に、私の僅かに残った理性が、怯えた。
彼はきっとその言葉の通り実行しただろう。
そう思わせるだけのものが、重苦しい言葉の中にあった。

「俺は、君が卒業するのが怖いんだ。
学園を出たら、自然、いろいろなものに触れ、成長する。視野も広がるだろう。
……そうなったとき、果たして君は俺で満足できるのか。
君は、学園という閉ざされた空間の中で、単に教師という存在に憧れているだけじゃないのか。
怖かったんだ、恐怖してた。
藤原が、君が俺と離れて……他の男とつき合ってみたくなるんじゃないのか」

目が合う。
まるで憎まれているのではないかと思うくらい、強い光を宿した瞳。
逸らせない。
31【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(7):2006/08/21(月) 02:29:58 ID:1+NvySv3

「君に、他の男が触れるのが許せない。
君が、俺以外の男に微笑みかけるのが、耐えられない。
……大体、君は無防備すぎるんだ。
俺がどれだけ嫉妬に狂ってるのか、気づいてない。気づこうともしない」

壮絶な笑みが、先生の顔に浮かんだ。
大きな手が、頬を上下する。
そして、そのまま下りてきた親指に、唇をツウっとなぞられた。
肌がぞわりと粟立つ。

「……ときどき、気づかないフリをしているんじゃないかと、妬ましくなることさえもある」

首に両手をかけられても、私はただぼうっと先生の瞳を見ていた。
燃え上がるような狂気に、微かに残った理性をも焼失されてしまう。

「本当は、男だけじゃない。
以前も言ったことがあるかもしれないが、俺は君に関わるものすべてに対して、嫉妬を覚えるんだ。
……病気だな。狂ってる」

その言葉通り、彼は狂人のように何かに取り憑かれた目で、私の首を絞めた。

「ぐゥっ………っ」

苦しくないわけがない。
息が、出来ない。
顔にどんどん熱が集まる。
赤くなってる。
視界が赤く、染まっていく。
夕闇より、赤く、黒く……。


「……でも、その原因を無くしてしまうことは出来ないんだ。
そんなことをするには、俺は君を愛しすぎている」

首に容赦なく食い込んでいた手の力が、その瞬間、ふっと弛んだ。

「ゴホッ……っ!ゴホッ、ゴ……ッ、グッ、ゲホッ……!」

私は、咳き込みながら、懸命に空気を吸う。
涙が何本もの線となって伝い、熱い頬を冷やした。

「……愛しすぎてるんだ」

苦悩するように言われた言葉に、心臓が締めつけられたようにキュッと切ない音を立てた。
人はこの感情を異常と言うだろう。
愚かだと。
ほんの一瞬前まで、私はこのひとに、首を絞められていた。
殺されかけたのだ。
だが……。
頬に触れている、激情に震える指先に、私はそっと自らの手を重ねた。
32【月ノ光太陽ノ影】 周藤×美希(8):2006/08/21(月) 02:45:25 ID:1+NvySv3

「先生……」

しわがれた、ガラガラの声。
まるで、自分の声じゃないみたいだ。

「先生……」

バカみたいに、そう繰り返す。

「先生……先生……先生……」
「俺は君の何十倍も、君を想ってるよ。
些細なきっかけで、暴走した想いがこうやって狂気に達してしまうくらい。
今回、俺はそれを……」

煩い唇を、塞いだ。
いくら大好きな先生の声だって、今は聞きたくない。
奪われた分だけ、息を奪ってやる。
でも、足りない。
まだまだ足りない。

あの瞬間。
私は殺されても良いと、思った。
でも、私を殺した後、先生はどうするんだろうか。
全てを忘れて、また私以外の誰かとつき合うのだろうか、と想像した途端。
許せない、と思った。
殺されたくない、と思った。
死ぬなら、一緒が良い。
永遠に、他の誰もその瞳に映さないようにしたい、と……。

結局、私たちは似たもの同士なのだろう。
嫉妬深く、疑い深い。
きっと、それはこれから先も、ずっと変わらない。
先生は、私が離れていくんじゃないかと不安に思い、
私は私で、先生に飽きられてしまうんじゃ無いのかと心配する。

でも、今の瞬間。
二人の間に距離は無かった。
言葉なんていらない。
ずっとずっとキスしてればいい。
私たちは、隙間無いほど抱き合って、互いを感じていれば、安心できるのだ。

だから……。

「もっと、もっと、キスして……先生」

強く、抱きしめて。
何も考えられないくらい、熱く、しっかりと。
世界に、私たち二人しかいないのだと、感じられるくらい。
強く。
もっと、強く……。







>>END 『Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me 』
33名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 02:59:04 ID:ita//n/5
>>32
(*´Д`)gj!!!!
まだ月影プレイしてないけど、コレ見たからにはソフト探しに行く
34名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 11:58:38 ID:39Zv1Tnc
久々に来てみたら、なんかキテル━━(゚∀゚)━━!!!
>>24氏GJGJGJ!!!!
本編では、何故車というアイテムがあるのに(ryって思ってたから、
今回補完出来て大満足ですよw ありがとー!
35名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 16:31:13 ID:72sMU7t+
保守
36名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 02:36:38 ID:k8sWLvFL
職人さんGJ!!うわあん、ゲーム欲しくなってきたジャマイカ・・・
漏れ先生属性なので楽しませてもらったw
37名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 15:44:09 ID:dhxdd4KZ
遅れ馳せながらGJ!
もしもこの時、
昨日の夜に充電するのをうっかり忘れたとかで、携帯が電池切れしていたら…
38名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 00:16:31 ID:nC52XKKE
ホシュ
39名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 02:22:01 ID:K5RBQbWt
ゲーム…欲しくなってきたw
40名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 22:59:34 ID:tvrw7FwL
保守しとこうか
41名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 22:41:23 ID:/1HsetLQ
続かないなあ
保守がてら
ネオロマスレみたいに好きキャラの装備品でも身に着けようか
42名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 20:35:08 ID:2125O8yp
43名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 00:07:45 ID:h8qNiZ1F
虎徹
44名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 00:14:03 ID:HgnMUDk1
仕込杖
45名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 12:11:32 ID:X3Zbzhzo
全裸に右サイド三つ編みでSSを待っていますwww
46名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 20:26:15 ID:EN/+HvUI
じゃあ私は焼きそばパンとたい焼きと稲荷寿司と漫画肉を食べながら
ずずーっとお茶飲んでその後チョウチョを追いかけてるよ
47名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 03:13:19 ID:JuQq02/X
仕込杖をプレゼントした人の妙な帽子
48名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 14:12:41 ID:GYvsprCI
一度ageましょうか? プリンセス♥
僕の家族になってください♥
49名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:01:47 ID:KkRGS3oG
世界って広いようで狭いんすね、プリンセス。
俺、あんたには絶対バレないと思ってたんですけど…


>>47
変な帽子かぶってる人はエロが想像できないよ
話題になってた赤ちゃんプレイの衝撃が強すぎた…
50名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:55:11 ID:w1W8nrVK
白い花がついた拘束具と恐竜図鑑
51名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:34:58 ID:dnhL1/te
>49
ちょw赤ちゃんプレイってwww
どこで話題になってたの?
攻略スレのほうかな…あっちはまだ行ってないんだ

今日は変な帽子の人の寝間着を装備
52名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 12:19:29 ID:fCiY2Qet
ここ、雑談おkなんだよね。なら便乗。

>>49
変な帽子の人のエロ本性は、金額未到達エンドにあると思われ。
鬼畜言葉攻めを期待できるあのEDの衝撃にやられましたよ。
赤ちゃんプレイも衝撃すごかったが……

ということで、裸に変な帽子、手袋、いかさまカードを着用で正座して待ってる。
53名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 21:01:38 ID:dX6gMu5v
とりあえず雑談しながら一度age

アラビアンズに手を染めましたが、シナリオがいい、というか上手いね、これ
直接的描写はほとんどないのに、とにかくエロい
泣かせる描写もちゃんとしてて、出来のイイジュヴナイルを読んでる気分になったところもあったし…
システムがちゃんとしてればなあ…
54名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 03:19:26 ID:Z9orkpIc
アラロス(と略すのか?)はキャラ萌えがすさまじいらしいね
あそこの会社は対応とシステムが問題らしいが・・・
漏れも特攻したくなってきたお

だがここに投下されたSSのせいで月ノ光〜(略し方がわからない)も欲しくなって困ってる
さらに冬にはまた特攻予定の18禁乙女ゲーがでるからな・・・
金!時間と金が足りねえ!!

じゃあ漏れ白い花のついた拘束具に縛られつつ
「アンタ、オレを焦らして楽しんでるの? いい度胸だね、先生。
SS投下されるの楽しみにしてるよ。」 って囁いてる
55名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 19:08:53 ID:jbCfF64v
アラロス人気だね。自分もシナリオに萌えた。
全年齢であれだけエロいのも珍しい。

それじゃ自分は逆十字の神官っぽい服着て待ってます。
5654:2006/09/13(水) 00:47:17 ID:waXorjvM
裸に正座忘れてたwこれだけは譲れねえ
57名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 22:07:06 ID:Fv0Qxsfs
アラロス面白そうだなあ
58名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 02:37:25 ID:FC/ykiTI
アラロスいいみたいだね
59名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 05:53:05 ID:Jp7pG87u
社員乙って言われるからもうやめれwww

でもアラロス、キャラ萌はすさまじかった…。
子供作りたいだの毎晩励むだの満足させるだの全年齢とは思えないような
エロ台詞のオンパレードでパパビックリしたぞ。
60名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:16:54 ID:LNfgkHz8
月ノ光〜に3Pルートがあると聞いてほしくなってきた
ってかあの作品全体的に黒め?

>>59
毎晩励むってwwパソゲーってSEROなかったっけ?
61名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:51:19 ID:ApO2Bi9q
>60
SERO? CEROのことかい?wwwww

62名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 03:03:11 ID:aB4DzrUN
PCとコンシューマーじゃレーティング機関違うしな。
63名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 17:15:34 ID:ZLUfm9MV
そうだね。
PCゲだと全年齢と名打っててもあからさま表現(男女裸体やら喘ぎ声やら)が無ければ
多少の表現は問題ないんだろう…たぶん。
ぺったんでちょっと驚いたが。
64名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 17:23:44 ID:a6h0iYn8
今更間違いに気付いた・・・漏れがSキャラに飢えてるからってorz
木綿、指摘してくれた61の姐さんありがとう
65名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 18:25:17 ID:xy+7juit
>>60
全体に黒め。
心からの黒好きには物足りない仕様だが。
黒が好きなら3Pルートとか許婚黒ルートとかいいよ
もちろん先生もw
66名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:53:04 ID:ARZ/Ub23
月ノ光〜買ってしまった
弟の一輝が漏れの弟と名前一緒だったが大変おいしくいただけました

というわけで裸に正座で悶々と神降臨をお待ちしております
67名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:31:06 ID:7iec/TdI
保守。

あちこち見てたら欲しくなったのと、イベント体験版で
萌えツボなイベントがあったんで、アラロス買っちゃったよ…。
まだ暗殺者途中だけど、エロ云々抜きにしてもなかなか
面白いと思ったよ。
メーカーがアレなのと見た目で敬遠して正直スマンカッタorz

しかしその昔、シエスタのED見た時もビックリしたもんだけど
(今ならそうでもない程度だけど、当時は乙女ゲーの本数自体も
まだまだ少なかったし)PCってホントその辺の規制緩いな…。
68名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 12:00:48 ID:9Bxu/P2t
デブゲやってPS2でも意外と寛大だなと思ったよ。
あれでCERO12って…。
近親相姦超匂わせといておkなんだ…って。
保険医あんなエロスでいいんだ…って。
69名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:39:32 ID:O+m5SqGA
コンスーマで厳しいのは暴力表現と見た目ではっきりわかる性描写。
唇が重なってるキス映像・スチルがあるとCERO12だか15
あきらかにキスしたであろう程度の表現であれば年齢制限なし。
70名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 12:12:54 ID:hIdWnPwq
昔の乙女ゲは唇同士のキスすら無かったな
そういう意味ではファーストライブのEDには驚いたし新鮮だった
シエスタでは更にビックリした
71名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 00:01:43 ID:2Js5VVVI
>>70
シエスタ元ネタエロゲだし。
コンスーマでまだ規制弱かった頃はキスシーンありまくりだったけど。
案トロワとか。
72名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 18:33:15 ID:fgrr9Iqw
投下ないなあ
やっぱみんな自サイトで手一杯なのか
73名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:41:05 ID:FluxXQKz
サイト持ってない人のために投下場になればいいよね。
もちろんサイト持ちも歓迎!
74名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 11:18:48 ID:YICCViKn
待ってるの疲れたー希望がほしい…
もし投下予定の神いらっしゃったらいつ頃になるかだけ教えていただけませんか
がんがって保守して待ってます
75名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:23:37 ID:nOo+Mq2Z
そういうのは書き手さんの負担にならないか?
新規書き手さんも投下しにくくなるだろうし。
まったりと萌え語りでもしようよ。
76名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 01:58:12 ID:auifcna3
アラロス、放送禁止用語みたいな「ピー」ってのが入るとは思わんかったw
ギャグな場面だったけどいきなりで噴いたw
77名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 02:47:13 ID:z2y4RBtI
乙女ゲ、しかも一般向作品であの音を聞く日が
来るとは思わなかったな。
他にピー音入ったゲームってあったっけ…。
78名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 06:00:19 ID:uKVoRptU
>>75
予告程度で書き手の負担とか新規さんが投稿しにくいとかは
流石にないでしょ
さらにこの過疎だからな
どっちかいうと予定は結局未定だから投稿されない場合もあるわけで
無駄な期待はしないほうがいいってことで
79名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 21:32:05 ID:gg9GWXdX
ピー音なんて入るのw
ちょっと面白そうだね
80名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 21:45:42 ID:Jdct8Hih
なんか投下が無いようなので…
ボツ稿になりそうなアナザー短編を保守代わりに投下させていただきます。
似たようなSSを読んだことがある方は、心の中にそっと秘めておいてください。
盗作ではありませんので。


■陵辱SSに付き、苦手な方はスルーお願いします■
捕らえられ、皮を剥かれ、牙を突き立てられる。
――エモノ。
彼の、タベモノ。



幾筋もの涙が伝う私の頬をロベルトは、べろりとなめる。
熱く湿った赤い舌が、冷たい頬を撫でる感触に、全身のうぶ毛が総毛立った。

「あんたは、涙まで甘いんですね……」

く、っと息を詰めたような笑い声。
その僅かな振動にも、深く繋がった下肢に痛みが走る。

「っ………!」

唇を震わせた私に、ロベルトは至極嬉しそうな笑みを浮かべた。

「痛いんすか? プリンセス」

そう気遣うような言葉を吐きつつ、ロベルトはまた、彼を引き抜いた。

「っああ――――っ!」

内側の肉を根こそぎ持ってかれるような衝撃。
男の酷い動きに、私は声を押さえることが出来ない。

「あんたが、俺の一挙一動に声をあげる様に、すっげえそそられます」

はあっと熱のこもった吐息を吐いて、ロベルトは唇の端をつり上げた。
金髪が、汗で額に貼り付いている。

「本当は、もっとゆっくり楽しみたかったんすけど……」
「っ、ああああああああ!」

はだけられた胸を鷲掴みにして、彼は再び、私の中に押し入った。

「我慢できそうにないです」

低くかすれた声が、私の鼓膜を震わせる。
そして一瞬の後。私がロベルトの声を、苦痛に霞がかった頭で認識した途端。
彼はその言葉通り、激しく動き出した。
82名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 21:50:46 ID:Jdct8Hih
「――――――――!!!!」

突き上げられ、揺さぶられて、声も出ない。
絶え間なく襲い来る苦痛に、私の目の前が朱く染まった。
背中に冷たく当たる石壁よりも、彼が責め立てている部分が、熱く、焼け付くように痛む。

「っ、アイリーン……」

うっとりと名前を呼びながらも、彼は、獰猛な動きを止めようとはしない。
私は、濡れた音を立てながら出入りするロベルトに、大型の肉食獣に貪り喰われているようだ、と思う。

「ああっ――――ッツ!」

くちゃくちゃという咀嚼音に、脳まで犯されてしまいそうだった。
ロベルトの口から漏れる、熱い吐息と一緒に、音の感覚が、短くなってくる。
ぐちゃぐちゃびちゃびちゃぐちょ……。

「――――クッ」

獲物を飲み下す、声。
喉を震わせる、ロベルト。

捕らえられ、皮を剥かれ、牙を突き立てられる。
――エモノ。
彼の、タベモノ。
茫然と目を見開く、ただの、タベモノ。





>>END『食物連鎖』
83名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 01:36:54 ID:vfbJHWZ8
アラロスキタ━(゚∀゚)━!!!!そんでもってGJ!
84名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 21:51:55 ID:QJADHMFL
最萌えギャンブラー!!!
神GJ!!ロベルトはやっぱ狂気を隠してるところが好きだww
85名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 18:12:04 ID:1k1RZChC
GJ!
つかロベルトってここまでやばいのか!!
あの金髪だよね?あーアラロスやりてー
86名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 09:37:30 ID:DmndrHBU
ホシュ
87名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 09:57:24 ID:iYaqDWFE
ほしゅ
88名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:32:34 ID:ExFtvP0c
保守がてら、80-82さんに続いてアラロスで投下させていただきます。
 ライル×アイリーンでエンディング中(ライル自室)の話なのでネタバレです。
未プレイの方とプレイ済みの方でイメージ壊したくない方はスルーしてください。
エロは、ぬるいです。(多分)
89ライル×アイリーン【アラ・ロス】1/5:2006/10/11(水) 00:33:49 ID:ExFtvP0c
「教師失格よ・・・」
 こんな場面でも減らず口を叩きたくなる。私の悪い癖だ。
 ライルは気にも止めずに首筋に顔を埋め舌を這わせてくる。
 やんわりと服の上から胸を揉みしだいていた手は、いつの間にか背中に回され
ドレスを脱がせにかかっている。
 「あ・・・ン」
 鎖骨の辺りを甘噛みされて、意識しないまま声をあげてしまう。
パサッとドレスが足下に落ちた。胸を覆っていた下着もあっさりとはずされ
裸の胸が外気に晒され、ビクッと揺れる。
 寒い訳じゃない。怖いわけでもない。でもやっぱり緊張する。
 そんな私をライルはまじまじと見つめた。恥ずかしくて視線をそらす。
「本当に成長しましたね。」
 こういう場面でそういうことをしみじみと感慨深そうに呟かないで欲しい。
大体、子供の頃に裸を見せた覚えもない。
 抗議しようと口を開きかけたところに舌を差し入れられた。
 右手で胸の先端を転がすように弄ばれるうちに文句を言う気が削がれてしまう。
耳朶を甘噛みされ、首筋から堅くなった胸の突起へと舌を這わされると体の奥が熱く
なってくる。
 「ふ・・・あっ・・・ン・・っく。」
胸の突起を強く吸われ、全身に甘い痺れが走る。膝がガクガクして力が抜ける。
 しかしライルはそのまま私が崩れ落ちるのを許してくれない。私の体を更に本棚に強く
押しつけつつ、左腕を腰に巻き付けて体を支えてくれる。
   (・・・ちょっと待て。)
甘く霞がかかった頭に警告が響く。
 ライルはこのまま・・・本棚に私を押しつけたままの状態で最後までコトに及ぶ気じゃ・・・。
「ちょ、ちょっとライル! 」
ライルは私の呼びかけを無視して行為を続ける。
 後が怖い気もするが強硬手段。胸に顔を埋めているライルの髪を引っ張る。
ライルが顔を上げ睨んでくる。
「禿げたらどうするんです。私はもう若くないんですよ。髪がいくらでも生えてきて
 くれるわけじゃない」
「呼んでいるのを無視するライルが悪いんでしょ」
「・・・まさか、ここまで来て厭だと言うんじゃないでしょうね。」
90ライル×アイリーン【アラ・ロス】2/5:2006/10/11(水) 00:34:59 ID:ExFtvP0c

「・・・違う・・・けど」
・・・別に結婚まで清い関係でいたいなんて思っているわけじゃない。
(第一、言ってしまうならライルいうところの「前の男」とそういう関係を持ってしまって
いるし。)
「じゃあ、何なんです?」
ライルに聞かれて言い淀む。行為がイヤなんじゃない。この体勢・・・立ったままという
のがイヤなのだ。
 お互いの想いを確認した後、初めて結ばれる時に立ったままというのはあんまりだ。
 こんなの絶っっ対に『普通』じゃない。
 第一、この国でも高位の第一王女に対する扱いとしてどうかと思う。まるで街娼みたいだ。
でも、それをそのまま口にするのは、なんとなくはばかられる。
 ライルはそんな私の様子を見て察してくれたらしい。
「あぁ、この体勢がご不満なんですね。もっと『普通』に・・・例えば寝室に行きたいと。」
私はホッとして首をブンブン縦に振る。
 ライルは優しげで・・・それでいて極悪な笑みを浮かべた。
悪い予感。スーッと背筋を冷たいものが駆け抜ける。
「申し訳ないのですが、ご希望には添えかねますね。」
 絶対に申し訳ないと思っているとは思えいない口調で、ライルはきっぱりと言い切った。
「ど・・・どうして?! 」
「そんな『普通』な状態でしても面白くないでしょ。初めて二人が結ばれるというのに印象も
薄くなる。どうせなら、一生、忘れられないように・・・」
「いいっ!!! 別にそんなに印象深くようとか思ってくれなくてもいいから! ちゃんと覚えてる自信、
あるからっ! 」
 ライルの言葉を遮って叫んでしまう。
「ダメです。第一、そんな『普通』なことは『前の男』で経験済みでしょう?
私はアイリーン曰く、年寄りですからね。がっついた若い男と比べられるのはご免です。」
・・・祭りの時の私のセリフを執念深く覚えていたらしい。
「・・・っつ!」
 更に文句を言い募ろうとしたが出来なかった。ライルが下着の脇から指を忍び込ませてきた。
ビクンと背がしなる。
「おや。文句をつけている割には、悦んでくれているんじゃないですか。」
ククッとライルが喉の奥で笑う。
91ライル×アイリーン【アラ・ロス】3/5:2006/10/11(水) 00:35:53 ID:ExFtvP0c
 誤魔化しようもない。私の「そこ」は既にトロトロに濡れているのだ。
ライルは指で秘裂を探り、わざとピチャピチャと卑猥な音を立てている。
「は・・・ぅん」
 やんわりと弄ばれる感触とイヤらしい水音とに感じてしまい声が抑えられない。
 親指で一番敏感な部分を刺激され、中指と人差し指で中をかき回される。
 もうどうしようもなく焦れったいような甘い感覚に負けてしまい、自然とねだるように
腰が揺れる。カラダがもっと強い刺激を欲しがるのを抑えられなくなる。
ー 指なんかじゃ足りない。もっと・・・。 ー
「一国のプリンセスともあろう方がはしたない。もう少し慎みというものを持っていた
だきたいですね。発情期の猫の方が今のあなたより、ずっとおしとやかですよ。」
 心の中で思っただけのはずが、声に出てしまっていたらしい。恥ずかしくなって
身をよじると、ライルはあっさり指を引き抜く。疼きと焦燥感がつのる。
「しかし・・・プリンセスのご要望にお応えするのも臣下の努めのうちですよね。」
 最後に残っていた下着をスルリと脱がされた。それを追うように私の中から溢れ出た
愛液がトロトロと太腿を伝う。
片足を太腿から掬うように持ち上げられてバランスを崩しかけ、ライルにしがみついた。
そのまま一気に貫かれる。ヒクン。持ち上げられている足のつま先が反り返る。
「うっ・・・あぁ・・・・っっ」
 引き裂かれるような痛みは、徐々に反転して凄まじいまでの快感に変わる。
突きあげられるたびに、甘い声で啼きながら腰をすり寄せ揺らし、
そのまま与えられる快感に溺れて堕ちていく・・・・。

 何度、いかされたのかも覚えていない。
・・・ようやく解放され、何冊かの本を道連れにズルズルとその場にへたり込む。
「いけませんね。本は大切に扱わないと。ここにある本はみんな貴重なものばかり
なんですよ。」
ライルが膝をつき、獲物をいたぶる猫のような目をしながらクレームをつける。
 だったら、そもそも、こんな場所を選ばなければいいじゃないかという一言が喉元まで
出掛かったが、なんとか飲み込んだ。そんなことを言ったら後が怖い。怖すぎる。
92ライル×アイリーン【アラ・ロス】4/5:2006/10/11(水) 00:36:35 ID:ExFtvP0c
「何か、いいたいことがあるなら、はっきりおっしゃったらどうです?」
「いえ、別に・・・」
慌てて目を逸らすが顎を掴まれ覗き込まれる。
「そうですか?だとしたら随分と反抗的ですね。本を大切に、というこんな
当たり前のことが守れない上に、素直に従えないというなら・・・お仕置きが
必要ですね。」
 ー な、なんでそういうことになるの?! ー
言いがかりも甚だしい。パニックになる。
「だって、それは先生が・・・・あっ・・。」
しまったと思ったがもう遅い。
「先生と呼んだらお仕置きだと言ったはずですよ。余程、お仕置きをされたいようですね。」
ライルはものすごく嬉しそうに笑いかけてくる。
絶体絶命。
 と、その時ドアノブがガチャガチャと回される音がした。
続けてドンドンと荒っぽくドアが叩かれる。
「おーい、ライル。人を呼びつけておいて鍵かけて部屋にこもっているって
どういうことだよ。用がないなら帰るぞ。」
この不機嫌そうな声は・・・ロベルトだ。
「忘れていました。ロベルトを呼びだしていたんでした。」
ライルは素早く身支度を調えながらロベルトに答える。
「今、行きますからちょっと待っていてください」
助かったとホッとしたのもつかの間。
「アイリーン、五分、時間をあげますから身支度が終わったら鍛錬場に来てください。」
なんで私まで出て行かなくちゃ行けない、と思ったがライルは言葉を挟む余地を与えず
部屋を出て行ってしまった。
 これでいう通りにしなかったり、五分を少しでも過ぎたら、きっとまた「お仕置き」
ということになるのは目に見えている。
 それはなんとしてでも避けたい。足に力が入らずふらつきそうになるのを、気合いで
立ち上がりドレスを着る。できるだけ皺をのばし、乱れている髪を手櫛で直した。
ちゃんと鏡でおかしくないかどうか確認したいところだが、見あたらないし探す猶予もない。
 目をつぶって数回、深呼吸して気息を整えてから部屋を出た。
93ライル×アイリーン【アラ・ロス】5/5:2006/10/11(水) 00:40:23 ID:ExFtvP0c
鍛錬場に入るとライルがこちら向き、ロベルトが背を向けた状態で話をしていた。
 内容はというと、相変わらずカジノに引きこもりっぱなしのロベルトに対する説教だ。
先に私に気がついたライルが言葉を切った。
 ロベルトが振り返る。
「やぁ、こんにちは。プリンセスもいらしていたとは・・・」
と言いかけてロベルトは唐突に黙り込んだ。
「 ・・・こんにちは、ロベルト」
ロベルトの態度に不安を感じながらも平静を装って挨拶する。服も髪も大丈夫なはず。
鍵をかけたライルの自室に二人でいたということは、ちょっと変かもしれないけど
決定的ではない・・・はずだ。
 ロベルトは顔を赤らめ私から目を逸らす。これって、やっぱりバレてる?! なんで?!
「・・・ライル、まさかオレに見せつけるのが目的でよんだんじゃないだろうな?」
ロベルトの声が低い。
「いいえ、単なる偶然です。でも折角の機会ですし、あなたにも釘を刺しておこうかと。
婚約者候補だったわけですし。期間中、何回か二人きりで出かけていましたよね?」
 一瞬、ライルとロベルトの間に見えない火花が散ったように感じた。
なんだか私だけが蚊帳の外だ。
「いったい、とどういうこと?」
不機嫌に訊いた私にロベルトが目を逸らしたまま、黙って手鏡(多分、イカサマ用)
をさしだしてきた。それを受け取って覗いた瞬間、硬直してしまう。
 ドレスから覗く首筋といい、胸元と言い、無数のキスマークがはっきりと。
「ったく・・・。何が釘差しだよ。馬鹿カップル師弟のプレイにオレを巻き込むな
っていうの!ライル、近々、奢れよ! プリンセス、お邪魔しました。」
 ロベルトは私から手鏡を取り上げると、ひらひら手を振って鍛錬場から出て行く。
顔から火が出そうだ。わかっていてロベルトに引き合わせるなんて、いくらなんでも
非道すぎる。
「ライルっ!なんでっ・・・」
 あまりのことに声が震えるが、ライルは平然としている。
「言ったはずですよ。あなたが私のものになったとみんなにお披露目すると。」
絶句する私にライルが微笑みかける。
「それよりも邪魔ものがいなくなりました。お仕置きしてあげますよ。
朝までたっぷりとね」

・・・そして私は最難関の宝箱解錠の時以来、久々に鍛錬場で夜を明かす
ことになった。


94名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 00:54:03 ID:m/cg0kdR
家庭教師キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ハァハァ…え、エロ教師め…wwお仕置きを想像するだけで(*´д`)ハァハァ
デコの広さはともかくライルのエロさは大好きだww
あぁぁ、またゲームやりたくなってきたぁ!!
つ、続き…裸に正座で仕込み杖持って待っててもいいでつか?
95名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:09:31 ID:Q/85Lsvq
カテキョキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
あの声でしっかり脳内再生されたがな。
>>89の4行目のスチルに禿げ萌えだったんで余計たまらんよ。GJ!!
96名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:13:58 ID:dbNCQr1O
最萌えライルキキキキキターーーーーーーー!!!
GJ!最中も是非読んでみたいです!!!
97名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:47:44 ID:WgmYP/+T
カテキョいいわぁ
ちょっともう1回カテキョルート再プレイしてくる
98名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 23:31:16 ID:oInmQGwD
保守
99名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 19:16:34 ID:vAf03XVs
アラロス移植してくれ
100名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:15:53 ID:wpCnqTTf
移植してくれたら買うなぁ
101名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 20:45:09 ID:jGuUyRmY
アラロス18禁になったら買う
102名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 21:15:14 ID:ogDywe2N
けっこうさがってるのでage
103名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 12:36:12 ID:Dm4IC5DL
☆ゅ
104名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 22:09:07 ID:f8wMC1/p
やっぱりネオロマスレみたいにある程度限界された世界のが発展しやすいのか
105名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 12:13:41 ID:WoiWYhDS
>>104
プレイ人数の差も理由の一つでは
圧倒的にプレイ人数の多いネオロマ・GSを抜くとこんなもんだと思う

せめてネタ出し出来ればいいんだが、何も思い浮かばん自分の非力が悲しい
106名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 23:08:23 ID:48KWq4t2
アラロスの他に気になるゲームはないの?
107名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:27:59 ID:9D4qn7TK
水の旋律2とマーメイドプリズムが出たから、ここも1ヵ月後には多少賑わってるといいな
108名無しさん@ピンキー:2006/10/26(木) 00:41:30 ID:9D4qn7TK
間違えた
出るから、だな
109名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 21:48:29 ID:uqy1YiL9
あえて言ってみる












誰かYoーJinーBo書いてくれないかorz
虹少なくて餓えてる
110名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:32:40 ID:nKaOPZFe
花宵だって少ないよ・・・あっても夢かBLばかり
無料ゲーなんだからもっと盛り上がると思ってたのになー
携帯はキツイ
111名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:14:16 ID:dMEMuGIh
心と紗依なんかは初々しい感じなんだろうな。
なんか心にまったく余裕がなさそうだけど。
112名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 22:45:30 ID:uqDL/5Wx
>>110
>花宵だって少ないよ・・・あっても夢かBL

乙女ゲに侵食して欲しくないよね。
こっちだってBL作品をむりくりノーマルになんて持ってかないんだから。

投下に関してだけど、花宵でエロはまだ難しいかも。
微エロ表現はあるけど、あのヒロインと各キャラが肉体関係持つまでの段階に
公式が行ってないし。花宵終了したら投下されるやも試練。
113名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 23:26:31 ID:VPFfHqqz
乙女ゲでBLとかBLでノマカプとか別になんだってその人の勝手だろう。
要は萌えるかどうかだ。

YO-JIN-BOは見てみたいな
114名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 00:38:49 ID:WLq0Me7f
>>113
人じゃなくてメーカーがやってんだけどね。兄。
何にせよ、両刀は人は人と認められることでも
スレ乗り込まれメーカー巻き込んでされた方は堪ったもんじゃない。
115名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 07:01:03 ID:HUHD9cvN
おいおいこんなスレでまで愚痴らないでくれよ
該当板の該当スレでやってくれ
116名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:37:42 ID:WMB4u6cH
以下萌え話どうぞ
117名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 21:12:54 ID:j+tm1su3
萌え話でなく、ただのエロ妄想で恐縮だが…

緋色の欠片はキスで守護者が覚醒するわけだが、もし18禁ゲームだったら
キスがセクースになってたんだろうな
んでもって全員覚醒するために3Pとか4Pに…
118名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:17:02 ID:yo4cFAel
このスレ復活していたのね。
前スレで投下しようと思っていた物を投下させて貰います。

ラブレボ 華原雅紀と桜川ヒトミ ノーマルED後、三年生の夏休み
強姦注意 読後感最悪
8レス借ります。

119黒白の差 1/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:21:16 ID:yo4cFAel


「 華原君、シュタインってば元気すぎるよ〜」
華原雅紀の愛犬と戯れながら、男の部屋で無邪気に寝そべっているのは
二年に引き続き同じクラスとなった桜川ヒトミ。
あまりのお人好し加減に苛ついて、ついつい自分の本性を見せてしまったのだが
鈍いのか何なのか、以前と変わらぬ態度で接してきている。
この少女、外見は100kg→45kgと革命的に変化したと言うのに中身は全然
変わらない。
今ではセントリーフbPの美少女と言われ、チヤホヤしてくれる男共に囲まれて
いるのだから、もう俺何かに構う必要などないはずなのに、休日毎に早朝から
シュタインと遊ぶという言い訳の元、やってくる彼女を鬱陶しく思う。

 この女は一体、何を考えているのやら…

「桜川、お前何でここに来るの?正直言って邪魔なんだけど」
教室では今まで通り親切に接してやるけれど、自宅でまでそうする義理はない。
冷たい態度と視線で文句を言えば、キョトンとした表情で見返してくる。
痩せて目の周りの肉が落ちたからだろうか、大きな瞳はくりっとしていて彼女に
悪意を持っているはずの雅紀ですら、一瞬可愛いと感じてしまうほどだ。
「?寝転がっていたら場所取るもんね。あっ違う?何か用事とかあったのかな。ごめんね」

 少しは勉強しろよ受験生。

また来るね〜と犬に挨拶してる時点で、来週もまた押し掛けて来るのは決定事項だろう。
俺が頭を抱えているとボスンと大きな物音がした。
見れば、シュタインにスカートの裾を引っ張られた少女がソファーにひっくり返っている。
桜川ヒトミお気に入りの丸々太ったヒヨコちゃんが、何匹もプリントされているのが
目に入った。

 下着モロ出しで色気ねぇなあ…


120黒白の差 2/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:23:02 ID:yo4cFAel
「本当、救いようのないドジだな…」
仕方ないと彼女を起こそうとしたら、とろけそうな笑顔を見せてきた。
両親やシスコン丸出しの兄貴、それにこのマンションの住民達にまで甘やかされて
他人を疑うことを知らない正真正銘馬鹿な女の顔だ。

 わかってんの?俺は邪魔だからあんたを退かすために手を貸してやるだけなんだけど?

俺を信じ切っている様な表情に自分の中の冷たい部分が反応する。
男特有の少しごつい手を掴もうとした細い指先をはね除け、彼女の肩を掴むとソファー
に沈め、上からニヤリと笑ってやった。
流石におかしいと感じたらしく怪訝な表情を見せる女。

 それでいいんだ。

「馬鹿な女…一人暮らしの男の部屋に上がり込むなんて襲って下さいって言ってる
ようなもんだろ?もしかして天然のフリして、狙ってんの?」
耳元で囁くように言ってやれば、目を見開いて動かない。

少しは懲りたかと体を離そうとした時、彼女が微笑んだ。
「 華原君がそんなことするはずないから」
汚れを知らないまっさらな心で返してくる。
俺の心は隙間もないほど真っ黒だというのに…

 せっかく逃がしてやろうとしたのに、救いようのない馬鹿女だな。

121黒白の差 3/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:23:51 ID:yo4cFAel
「シュタイン、ハウス!」
従順な愛犬を隣部屋に移動させ、二人きりの空間を作りだし彼女の不安を煽る。
「俺の何を知って、信じてんの?あんた」
彼女の両手を片手で拘束し、浮かした腰から素早く下着を取り去り、逃げられないよう
に開いた足の間に自分の体を入れて固定する。
一連の動作の中、呆けた女はされるがままだった。
重ね着のタンクトップを捲り上げ、シンプルなデザインのブラジャーを外した所で
やっと気付いたらしい。
「…やっう、嘘!お父さん、お母さん、お兄ちゃん、助けて!」
咄嗟に家族を頼りに口走りながら、体を横に揺すり、逃れようと暴れるがガッチリと
固定された体が動くはずもない。

 男と女の体格差、プラス運動部で鍛えた俺の体力を甘く見るんじゃねぇよ。

「…もう、遅いんだよ。バーカ」

122黒白の差 4/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:24:49 ID:yo4cFAel
恐怖か羞恥のためかまたはその両方か、プルプルと震えている形の良い胸の下部から
頂きにかけてゆっくりと舌を這わせると面白いほどビクリと反応を返してきた。
「うひゃっ!」
まったくもって色気がない声を上げ、雅紀の頭を引き離そうと胸を上下させるが
何の意味もない。
目の前で揺れる膨らみは、本人の意思とは逆に誘っているようにしか見えないのだ。
空いている方の手で下乳をやわやわと揉み始め、もう一方の胸はわざと音が聞こえる
ようにピチャピチャと舐める。胸を楽しみながらも、他の白く柔らかな肌を堪能しつつ
無意識のうちに鮮やかなキスマークを上半身に散らしていた。
後からすれば、それはマーキングだったのかもしれない。

「あっ…ふぁ……ふぅん」
二の腕辺りに顔を埋め、必死に声を上げないようにしていた彼女だが堪えようのない
甘い声が男の部屋に洩れる。
「桜川って結構良い声出すんだ?もっと聞かせてくれよ」
グイッと顎を持ち、無理矢理上を向かせるとその声が発せられる場所に目をやった
雅紀は、何か思いついたように口元に影を寄せる。
「なぁ桜川は、キス…したことないよな?」
すでに頭の中に霧がかかっているヒトミは急に何?と思ったが、素直にコクンと頷いた。
「ふぅん、やっぱりね。誰のために守ってたか知らないけど、俺が貰うから」
ヒトミの唇をスッポリと包み込み、一度離して下唇を甘噛み、舌でこじ開けて徹底的に
攻め立てた。混乱して逃げようとする女の子の舌を絡め取って執拗に吸い付いてみる。
普段なら結構淡泊な方だが、なぜか今日の雅紀は違っていた。
まだ自分でもそのことに気付いてはいなかったが…

123黒白の差 5/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:26:34 ID:yo4cFAel
「〜っふ、ゲホッ、はっ…はあ…はぁ…」
やっと解放された途端にヒトミは横を向き大きく咳込み、酸素を求めて息を吸い込んでいた。
やっと落ち着いた所で雅紀を見上げれば、満足そうな顔で見つめている。
「なぁファーストキッスは、何の味だった?」
爽やかに聞いているが、それは意地悪すぎる質問。
余裕のない少女に味を感じる暇などないだろうに、さらに追い打ちを掛ける一言。
「シスコンの鷹士さんに知られたら、俺が殺されちゃうから秘密にしといてくれるよね?」


「…どうして…こんなことするの?」
潤んだ瞳の少女は、心にすきま風が吹きすさぶ少年に対して曇りのない眼差しを
向けてくる。

綺麗な物ほど壊したい。

「そんなの決まってるだろ。…嫌いだからだよ」
目を細め、反応を楽しみに待っていると細い彼女の腕からガクンと力が抜けて
全く抵抗がなくなってしまった。
予想とは違った反応だったが、特に気にすることなく進めて行く。

124黒白の差 6/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:28:10 ID:yo4cFAel
もう両手を拘束する必要もなくなったので、彼女を抱き上げ狭いソファーからベットへ移動する。
その間、やはり抵抗はない。
表情のない少女の瞳はガラス玉のようで、脆く傷付きやすいからこそ尚一層美しい。

腰に引っかかっているだけのスカートを脱がし、鎖骨辺りに丸まっていた服も脱がせ
丹念に愛撫を繰り返し、少女の体に触れていない場所は一カ所しかなくなった。
これだけすれば大丈夫だろうとそこに指を忍ばせると、大きく背中を反らせ悲鳴を上げる。
「い、いたぁい…ふっうっ」
そこはあまり濡れていず、たった一本の指の侵入さえきつい。
今までヤリ慣れた楽な女としか寝ていなかった雅紀は、なぜそんな状態なのか暫く
わからなかったが、思い出した。
キスすらしたことがなかった女がセックス未経験なのは当たり前だろう。
と言うかむっちりしていたころは、マスターベーションだってしていたか怪しい。
性欲は食欲にすり替わっていただろうし、あの体型で手が届くものなのだろうか?
まぁそれは置いておいたとしても、目の前の少女は正真正銘まっさらな処女であることは
疑いようのない事実だ。でも面倒なはずなのに、それを嬉しいと思ってしまっている。

こういう時って、どうするもんなんだ?

男がヤル気に為らない時、女達は何をしていたか考え、舐め解けばいいかと結論付けるに至った。
そういえば、過去に何度がそんなこともあったなあと少女の足を更に折り曲げ
秘部が露わになるようにすれば、抵抗するように多少足に力が入ったが、もう大したものではない。
「やっ…華原くん…お願い…ヒャア!」
ヒトミの声を遮ったのは、誰にも見られたことがない場所に滑る生暖かい物。
「お願いされちゃったからには、俺も頑張らないとね」
「あっ…あん…あ…あ…っっ…」
入り口付近をペロペロと舐め始め、少女の反応が今までより格段に良いことに調子に
乗って、更に更にと奥へ舌をねじ込んで行く。
やがて男の唾液以外の液体がそこを潤すようになって、指を増やしても飲み込むように
なり準備OK。
「俺、こんなにサービスしたのは、お前が初めてかもな」

125黒白の差 7/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:32:34 ID:yo4cFAel
雅紀自身を押しあてて、ゆっくりと腰を進めていくと狭いながらも少女の中に入って行けた。
それでもやはりまったく慣れていない者にとっては、身を裂くような痛みなのだろう。
さっきまでぐったりと放り出されていた腕は、今では思い切りシーツを握り締めている。
その指を外し、自分の背中に腕をまわさせた。
「痛いなら、俺にしがみつきなよ」
その言葉は痛みに震えるヒトミにまで届いていなかったが、彼女は自然と彼の背中に爪を立てた。
「クッ…俺がお前に与えてるのはこんなもんじゃ比べものになんないだろうな」
自嘲気味に呟きながら、何言ってんだかと頭を横に振る。

そうこうしている内にどうやら、大分落ち着いてきたようなので動き始める。
「あっ…なっ…なんで…うごくのぉ……」
「動かなきゃ出来ないんだよ」
また痛みを引き起こされて、辛いヒトミだったが、段々と今までと違う感じになって来て
戸惑い、どうしていいのかわからなくなった。
「やっな…に…これ…あはぁ…ぁ…ああぁ…」
「気持ち良いだろ?…ヒトミ」
名前で呼ばれた瞬間、彼女は自分でも知らない間に中をキュッと締め付け、
それが引き金となって、雅紀は張りつめていたモノを一気に解放してしまった。
本当は外に出そうとしていたのだが、全て彼女の中に注ぎ込んでしまっていたのだ。

朦朧とした意識の中で、ヒトミは微かに「…すき…なの…まさき…くん」と呟いたのだが
残念ながら、彼の耳には届いていなかった。

126黒白の差 8/8 ◆0rnJTzcYzw :2006/10/29(日) 23:35:16 ID:yo4cFAel
ベットには気絶してしまって、まだ目を覚まさないヒトミが横たわっている。
裸のままだが、夏という今の時季ならタオルケットさえ掛けていれば
風邪をひくこともないだろう。
雅紀はジーンズだけ引っかけて床に座り込み、ベットに背を預けていた。
煙草は一時期吸っていたがサッカーに影響があるので、このところ手を出していなかったが
今は無性に吸いたい気分になっていた。

「これって…レイプ…だよな…」
当たり前のことを口に出し、背後の彼女を見れば一見すると穏やかに眠っているかにも
見えるが、沢山泣いたせいで目は腫れてしまっている。
拘束していた手首には、少し力を入れてしまったせいでうっすらと赤みがさしていて
痛々しい。その手を持ち上げるとギュと握り返して来て、罪悪感が更に増し
どうしたらいいのか分からなくなってくる。
ただ、傷が少しでも癒えるようにその赤に舌を這わせた…
最初はちょっと脅すだけのつもりだったのに、段々と彼女を自分の物にしてしまわなければ
気が済まなくなっていった。
綺麗なきれいなこの少女を他の誰にも渡したくないと言う衝動を抑えきれなかったのだ。
どんなに本性を見せても、何度でも懐いてくる馬鹿な子犬のような瞳をしていた少女は
もう華原雅紀に対して純粋な笑顔を見せてくれることはなくなるのだろう。

いつの間にかベランダからは夕日が射していた。
燃えるようなオレンジをただ眺めていると、目の前で組んでいた腕に何か冷たいモノが
落ちた。不思議に思って見れば、水の粒。
それで頬に伝う涙に気付き、壊れたように笑い出す。

「ふっははははは…なんだ…俺、桜川のことが…好き…だったのか…」



おしまい
127名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 01:22:19 ID:Ln+Xf7WM
>>126
GJ!
せつない系でなんだろう目から水が‥‥
128名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 21:58:15 ID:ss3R4Zm/
花帰葬って乙女ゲー?
129名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:41:59 ID:1jSOdWYn
>>126
GJ!!
すれ違う二人が切ない…
最後の雅紀の台詞でぐっときたよ…!
130名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 23:55:06 ID:FmWdIado
>128
乙女ゲーでもBLゲーでもなく、単なるボーイズゲー。だと思う
131名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:25:29 ID:7KQw8tej
>>130
ありがとう。定義がよく分からなかったので助かりました。
白梟にハアハアしてしまったので一人で逝ってきます。
132名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 06:19:52 ID:qw4zO/r7
>>126
GJ!最後の台詞がいいね。切ない…・・
133名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 23:36:33 ID:BO1F0E+4
ところで、ラブレボのオフィシャルHPのキャラ紹介のページを、
開いた途端にPCが強制シャットダウン食らうの私だけ?
134名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:59:54 ID:amkMiYwU
>>133
自分は問題ないよ


水2やりながら、これなんてエロゲ、と呟いてしまう自分がいる、何故か。えろいとかでなく、シチュエーションがなー。

水季様はマグロなんだろうかとか遮那の白衣プレイとか、手塚きらだとどこか近親相姦ぽいとかぐるぐる考えてしまうわけだが
135名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 16:39:21 ID:DKISSnOo
そして安曇はまた、きらの部屋に忍び込むんだなw
136名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 17:46:33 ID:uKaK9gpR
敵方はこちらの自由奪ったり眠らせたり気絶させたり、しまいにゃ薬も飲ませるしなw
敵方BADにあんな花嫁スチルがあると妄想が止まらないwww

>135
好春ルートでわかるけど例え弟であろうと異性を部屋に入れるのは厳禁だってよ、生徒会長w
自分の感情優先させ過ぎwww
137名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 23:29:15 ID:QAB8VDlF
>118
GJ!
すれ違い愛よかったよー
138名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 01:22:38 ID:NlN4TLfS
>>126
この後の2人はどうなっちゃうの?
ハッピーエンドが読みたい‥‥
139名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:15:20 ID:hYNv/Lsv
ご想像におまかせします
140 ◆0rnJTzcYzw :2006/11/07(火) 01:31:21 ID:kxYrfs8K
レス、ありがとうございます。
最後の台詞が書きたくて作った話なので、そこに注目して戴けて光栄です。
ちなみにワザとこの読後感になるようにした為、続きはありません。
141名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:53:23 ID:hJYOIN9W
水2は遮那父あたりもエロゲ的設定だったね。
ヤタ兄弟のEDも何気に子供の話とか出てるし。好春いいよ好春
142名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:17:51 ID:lluA4yQr
獣カンやレイーポだもんな
143名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 11:33:10 ID:kLLsmaLl
>>136
味方にだってやろうと思えば
眠らせたり気絶させたり動けなくさせたり、
幻覚みせたり記憶喪失にさせたり果ては遠隔ストーキングできたり色々いるw


ところで、マーメイドとか水2とか、本スレでネタばれ解禁になってないゲームでも
最初に宣言しときゃ投下OK?
144名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:30:46 ID:TOHB91tA
本スレとエロパロは連動してないと思う。
ので個人的には注意書きして投下おk
145名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:02:33 ID:EQQBtbCV
前スレでは、確かその作品の本スレと連動して1ヶ月後解禁〜って形になってたような気がするんだけど、
でもそれで時期逃してネ申の降臨が減ったら嫌だしなぁ。
146名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:42:29 ID:Aye95BO5
自分は「ネタバレ」「NGワード」のワンクッションがあればいいと思うし、
美味しく頂く
147名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 11:00:15 ID:tlDD4vBf
同意〜
注意書きがしっかりしてれば回避できるもんな
ただ前スレの某姉弟みたいな注意書きでうっかりバレは気をつけてほしい
148名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 22:00:00 ID:M1B+wO86
注意書きがちゃんとしてればオケーだと思う
読みたい
149名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 15:42:59 ID:2FAON2DF
水2だったら好春で書けそう。まとまったら投下するよ。暫く時間をおくれ
150名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 16:00:50 ID:wK3FtII8
>>149
よっちゃんwktk
バレありでもなしでも楽しみに待ってる
151名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 20:19:56 ID:g8mAxJqm
投下宣言があったので落とせない保守
152名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:55:43 ID:bUciV216
あげほす
153名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 15:58:54 ID:XqTSBqHx
カモーソ
154名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 23:50:13 ID:xuVkmcGG
パレドゥレーヌもここでいいのかな?
155名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 00:00:53 ID:Ln2wl2n9
ok
カモーン
156名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 00:03:29 ID:WXAwyGnB
おお、パレ投下来るならwktkで待ってる。
157名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 00:20:08 ID:v2Th2MyF
パレktkr!楽しみにしてる!
158名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 01:10:56 ID:UsG8g/tG
パレ早いな!
159名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:33:59 ID:oSck5A3k
水2の人もパレの人もどっちも楽しみに待ってるよ。
160名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 10:34:10 ID:tzqGQR1a
あれやっぱり投下宣言オケ?
職人さんからの宣言はオケってことかな
161名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:01:55 ID:TckJRjHL
そのときの住人によるとしか
162名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 00:53:34 ID:ApiuNwzK
つか逆になんで駄目なのかわからんよ
職人さんが自主的にしてくれるもんだし
163名無しさん@ピンキー:2006/11/22(水) 01:21:36 ID:j3uK0xUE
誘い受けって言われるのが怖くて
自分は投下宣言出来ないよ
164名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 03:31:56 ID:J9csDGcS
>>163
ネタバレ・カプ・マニアックな嗜好等、注意書きを入れた投下宣言の後に
投下し始めたなら誰も誘い受けなんて言いませんて
職人はすぐにでも投下どうぞ
165名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 22:54:24 ID:GElncjkF
宣言はしてすぐに投下がないと同じジャンルの職人は投下し難い気がする。
その辺は空気読み人知らずでドゾ
166水2の人:2006/11/24(金) 15:53:48 ID:/RYOXYO4
えと、自分の投下宣言でなんか空気悪くしてスマソ( ´・ω・)
携帯水没で書きかけデータがあぼーんしてますた。今日の夜には投下しますので。
167名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 16:30:53 ID:G8X79INn
おk、全裸で待機してる
168名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:43:50 ID:UKPucL0/
>>166
お気に召されるな
裸にマフラー巻いて待ってます
169名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:30:39 ID:P24DvuFF
仮面被って待ってるよ!全裸で。
170【水の旋律2】好春×きら ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 00:56:36 ID:QUqdkqju
完成しましたので投下します。ネタバレしてますのでご注意下さい。流れ的には例のエンドより。あんまエロくないです。


では、以下より投下
171【水の旋律2】好春×きら1 ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 00:59:31 ID:QUqdkqju
ずっと、ずっと続くと思ってた。
京にぃが居て、あたしがいて、…そこに好春がいる。柏木ホームという帰るべき場所があって、三人一緒でずっとずっと笑っていられると思ってた。
───家族として

だけど、あたしは何も知らなかった。
あまりにも知らなさ過ぎた。
こんなにも身近にいた人達の事なのに。今まであたしは何を見てきたんだろう?

────ちぃ姉
────ちぃちゃん

あたしは…………─

172【水の旋律2】好春×きら2 ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 01:07:27 ID:QUqdkqju
「…んっ……ゃ、…ぁあ」

ゆらゆらと揺れる、ろうそく火
暗闇を照らすには頼りないその明かりが二人の影を映し出す。闇夜の中、絡み合う影、水音、声。女はされるがままに、ただ、快感に順応に反応する。

…どうしてこうなってしまったのだろう。
朦朧とする頭の中でぼんやりと考えた。目の前で今、あたしを抱くのは誰?いつだって後ろをくっついて来た好春?

何にも考えてなさそうで実は誰よりも聡い子で、あまりの鋭さに驚かされる事もある。……ツラい時とか、寂しい時を共有してきたからなのか、好春には何だって話せた。


そう、夏の終わりに起こった出来事さえも。


一謡とか九艘とか、太刀だとか…もう、正直言うと頭の中がパンクしそうだった。非現実的過ぎる。太刀に選ばれました。ハイそうですか。…なんて済む話じゃない。

自分が一謡という一族らしい事。九艘という一族は敵だという事。だけど、今は休戦していてお互いに協力関係にあるらしい事。
ほぼ毎日行われる
戦闘、戦闘、戦闘

何か役に立てればって、それが太刀に選ばれた役目だからって頑張った。頑張ってきた。

そして、少しずつ明かされる真実。………もう、頭の中がパンクしそうだった。自分の事しか考えられなくて……

そう、変化に気付けなかったんだ。


それが原因だったのだろうか


173【水の旋律2】好春×きら3 ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 01:17:49 ID:QUqdkqju
両手で強く腰を掴まれ、揺さぶられる
揺れる、揺れる視界
あまりの快感に腕が何かを掴もうと、縋ろうとし、空を掴む。それに気付いた男は片手を腰から離し、空を漂い落ち着かない手を掴んだ。

まるで「ここにいるよ」というかのように。
いる。ここにいるよ、ちぃ姉。
目の前に、あたしの中に。繋がってる今、痛いほどに感じる。

あぁ、駄目だ
また流されてしまう。まだ考えたい事があるのに、好春…よしはる────っ


「…ごめッ…ぁ……ごめん、ね…」

何に対しての謝罪が分からないけど、気が付いたら口に出していた謝罪。その言葉に対し、好春は一瞬目を見開いた。……が、直ぐ元に戻り、行為はラストスパートへと移された。

もう何に考えられない。


繋がれた手を握れば、握り返してくれる。求めるように見つめればキスをしてくれる。何度も、何度も角度を変えては求め合う。絡み合う。

零れた滴
汗が流れる。

離れた口からは銀色糸と、激しさを増した行為故の艶声

「───ん…んッ…ゃあ……あぁぁ」

熱い思い想い


「────…好きだよ」

その一言を聞きながら、意識を手放した。


174【水の旋律2】好春×きら4 ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 01:25:18 ID:QUqdkqju
罪悪感。彼女を抱けば抱くほど湧き出る感情。

───ならば、あの娘も連れてくるといい。気に入っているのであろう?

幾度そうしたいと思ったか。
でも、彼女はそれを望まない。望むはず…無いんだ。だから、諦めた。…………けどね、耐えられなかった。ちぃ姉が僕以外を見るのが。自分でもびっくりしちゃった。こんなにも独占欲の強い僕に

常に不安だったんだ
毎日会いたかった
危険な目に遭わせたくなかった。

どうか、何も知らないままでいて

だけど───本当の僕に気付いて欲しかった。沸き起こる矛盾。
僕の、僕だけのちぃ姉…


─────

隣に眠る、愛しい人。閉じられた瞼はまだ開きそうに無い。おでこに張り付いた前髪を分け、口付けを落とす。

「ごめん」

行為中に彼女……ちぃ姉が口にした言葉。僕に対して…?謝らないでよどうしていいか分からなくなるじゃん。

「…ごめん、ね」

やめてよ。もう、決めたんだから。


雑念を振り払うかのように目を閉じ、…口を開いた。

「何か用?…今僕、機嫌悪いんだ」
「…お取り込みの中、申し訳ございません……そろそろ宜しいでしょうか?」

あぁ、もうそんな時間か。夢中になり過ぎて時の流れが分からなかった。

「ただ今、伺うと…そう伝えてくれ」
「はっ!」


再び愛しい彼女へと目を向け、

「大好きな…………きら。ごめんね」

今まで一度も口にした事のない下の名。こんな時位、口にしたっていいでしょ?


「…ごめん……好きなんだ……どうしようもない位に。だから…ごめん」

伝わらない謝罪
ただの自己満足でしか無いけどさ、言わせてよ。

「愛してるよ、きら」


糸冬。

175【水の旋律2】好春×きら 後書き ◆yXtQfdo2v6 :2006/11/25(土) 01:33:26 ID:QUqdkqju
前のデータが消えた為なんか中途半端感が拭えない作品になってしまった。どこまでネタバレして良いのか難しいなぁ。
こんなので良ければまた投下したいと思う。水の作品増えるとイイナー。
では、お目汚し失礼致しました。
176名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 11:59:31 ID:0A4pe3Ko
>>170
GJ!
あのEDのあとだね。切ない・・・
177名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 11:59:30 ID:ZNAKHq88
乙でした!!
水もマメも発売ひと月たったき、ネタバレは気にしなくてもいいかと
178名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 10:13:34 ID:fC4gmJPp
保守
179名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 10:11:56 ID:874Rjz55
一応保守
ここって放置どれくらいで落ちるかな
180名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:13:08 ID:kP25pIte
あげほす

倒産、か……_| ̄|○
181名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:23:25 ID:XI6XDJeZ
どこが?
182名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 19:50:45 ID:wEinQnPO
キッド、だっけ?>倒産
183名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:00:32 ID:sLlDSSEu
乙女ゲー出してたっけ?
184名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:09:04 ID:RnQzWEE2
水の旋律がキッド
185名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:09:52 ID:yGowDJQc
>184
180さんではないが。
「水の旋律」と「水の旋律ー緋の記憶ー」の2作だよ。
 結構、いい感じだったから今後に期待してたんだよね。
186名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 17:26:37 ID:Hmd2S256
保守
187名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 12:20:30 ID:OYo9199j
保守
188名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 02:42:38 ID:dShoSbll
保守
189名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 20:14:57 ID:rKDwyKk1
次投下の来そうな話って何?
190名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 20:27:04 ID:986qj+q4
そういやなあなあになってしまったが
投下予定くらいは書き込んでもいいんじゃないかと思うんだがどうか
191名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 21:22:41 ID:Tbvpbabl
いいんじゃないかな。まったくこない(´・ω・`)ってな状況より
wktkできるし。
192名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 14:39:08 ID:oQ+XOqHk
いいと思う
ただ宣言したら必ず投下してほしいなあ
時間かかるのは承知だし待つから
上の水の旋律2の職人さんみたいに早いと確かにうれしいけど
193名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 19:08:24 ID:wJJzbh6d
特定の作品やカップリングを宣言すると
他の同じ作品書いてる人が投下しづらいのではって心配があったが
私結構いろんなスレ回ってるが案外大丈夫なもんだよ
一言謝って投下とかよく見るし
194名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:29:28 ID:7Y+mBrXa
空気も流れも読まずに用心棒の一刀斎×紗依投下しますよ
投下は初なので至らぬ点が色々あるかもしれん、申し訳ない

ベストED後初エチ。紗依視点。割と長いです
エチは薄め
195用心棒 一刀斎×紗依:2006/12/13(水) 02:31:09 ID:7Y+mBrXa
前を行く一刀斎を小走りで追いかける。
きゅ、とその袖を掴むと、眼鏡の向こうから、感情の読めない瞳がこちらを見遣って、
少し困ったような色を浮かべた。

新たな人生を選んだ一日目。
旅立ちの日。
特別な日であるはずなのに、いつもと何ら変わりなく空は暮れていく。
朝から澄んで青かった雲散る空が、やがて見あげるたびに深みを増してゆき、
今は橙にその色を染め替えている。

「紗依、すぐに宿場町だ。今日は休む」
「あ。はい」

怖いはずが無いのに。彼は、それを本当のところで分かっていない。

それなりの対価を支払った宿は、造りもしっかりしていたし、部屋の手入れも行き届いていた。
湯を使わせてもらった後に部屋へと戻ると、仄かな灯りの中、二つ敷かれた布団の一つに、
一刀斎がごろりと背を向けて横になっていた。
とん、と後ろ手に戸を閉める。
うぅん、気まずい。
……怒ってる?

「……一刀斎さん」
「……何だ」
「……一緒の部屋じゃ、いけないんですか?」
「………」
彼が部屋を分けようとしたのを、無理に一つにしてもらったのだ。
……だって。今更、ではないか。
196用心棒 一刀斎×紗依 2/10:2006/12/13(水) 02:32:09 ID:7Y+mBrXa
一刀斎とは晴れて恋人同士になった。愛しく想っているし、想われている、と思う。
だが、初姫の城で幾日か過ごす間もその一線を越えることはなかった。
とすん、と隣の布団に腰を下ろした。
拒絶するような背中を見ていると、なんだかひどく虚しくなってきた。
同時に、己が淫乱にも思える。いや、そう思われているのではないかと心配になる。
そういう関係になることに抵抗はない。考えればどきどきして、それで少し緊張する。
その行為がどういうものなのか詳しくは知らないが、もっと深い関係になれるのならば、
そんなに嬉しいことはない。
何よりも、部屋を分けるなんて嫌だ。ずっと一緒にいたい。
――それは、私がいやらしいということなのだろうか。

「一刀斎さん……?」
ひょっとして、眠ってしまったのだろうか。
布団に手をついてにじり寄ると、
「寄るな」
一言のもとに拒絶された。
ショックを受けて両手を握り締める。
……朝は、あんなに熱の篭った目で見詰めてくれたのに。息も出来ないようなキスを交わしたのに。
知らない間に嫌われて、しまったんだろうか?

だが、その想像が頭の中で膨らむにつれて、胸に溢れていた不安が別のものに姿を変え始めていた。
自棄のような、怒り。癇癪みたいなものかもしれない。
キッとその背を見つめ、意を決して、更にその距離を詰めた。
197用心棒 一刀斎×紗依 3/10:2006/12/13(水) 02:33:17 ID:7Y+mBrXa
「……紗依。寝ろ」
「嫌です」
強く言い切ると、一刀斎が訝しげに上体を上に向けた。
視線が合う。
「……紗依?」
強くその瞳を見据えたまま、ゆっくりと戸惑う彼の上に覆いかぶさった。
普段の自分では、決してできないことだ。こんなことができてしまう今の自分が不思議だ。
唇を鎖骨の下の胸の真ん中辺りに寄せる。冷やりとした感触。硬くて、優しいむき出しの肌の感触。
ふわりと彼の香りを吸い込み、胸がいっぱいになる。
幸せな気分でくらくらするくらいだったのに、勢い良くその肩に両手がかけられ、そのまま引き剥がされた。
少しむっとして、拗ねてその眼鏡の奥の瞳を睨めつける。
「…なにをするんですか」
「いや……何って…っお主こそ」
だが、焦る姿に少し心が躍る。
「ふふ」
悪戯に笑い、その首に巻きつける為に腕を伸ばした。
浴衣で良かった、と思った。長い袖は重たくて抱きつきにくい。上に向かって腕を伸ばした為に、袖は肘まで下がる。
白い腕が僅かな灯りの中で映える。
思いのままに、のしかかるように抱きついた。腕に感じる、彼の体温。少し冷たいと思った。

形の良い耳が色の薄い髪の隙間から見え隠れする。ふいにそこに口付けたくなった。
欲のままに、髪越しに唇を、今度はそこに押し当てる。夜気に冷えた低温の髪は、熱くなった己の唇と彼の耳に挟まれて、
すぐに温度を感じなくなった。そうして再び好きな香りに満たされた。嬉しい。
198用心棒 一刀斎×紗依 4/10:2006/12/13(水) 02:33:59 ID:7Y+mBrXa
が、ふと気付くと、一刀斎は先ほどから何も話さない。紗依の腕の中で、じっと身じろぎもしない。
怪訝に思って少し身を離し、近くその顔を覗き込む。
「……一刀斎さん?」
一刀斎は、何かを堪えるようにじっと瞼を閉じていた。
「……あの。一刀斎さん??」
「………紗依は、馬鹿か」
「はい???」
「…………馬鹿だ」
苛々と吐き出し、眼鏡の向こうで瞼が上がり、鋭い瞳が露わになった。
と、同時に。
「きゃっ?」
頭を抱え込まれ、そのまま床に組み敷かれた。
覆いかぶさる長身の影。灯りを背にしたその表情は、よく分からない。

怖くはない。怖くはない、が……、
なぜだか少しだけ身が強張った。
「……一刀斎さん?」
「……何も、しないつもりだったというのに……!」
苦々しく吐き捨てる声。
その声を聞けば、すぐに強張りは溶けるように消えた。
くすり、と笑みを零す。
「……一刀齋さん。何言ってるんですか」
「……」
戸惑うように唇が近づいてくる。
199用心棒 一刀斎×紗依 5/10:2006/12/13(水) 02:34:37 ID:7Y+mBrXa
ああそうか。なんだか、分かってしまった。
彼は、触れていいのか、戸惑っている。
おそらく、この身を…心を。気遣って。
なんだかおかしい。キスも、抱擁も、今では当然のように交わしているのに。
この時だけは、その口付けすら躊躇う彼がいる。
いとおしかったから、その頬に手を添えて、受け止める意思を表示する。
「……紗依」
唇が重なる。吐息が混ざり合う。

「私、一刀斎さんが、大好きなんです」
長い長い口付けの後、とても近い距離で紗依が最初に発した言葉がそれだった。
一刀斎は憮然と答える。
「……知っている」
「だから、嫌なんじゃないかとか、そういうことは、考えないで下さいね? 好きな人になら、
怖いなんて思わない。……思うかもしれないけど、もっと大切な温かいものが、心の中にあるんです」
「……だが、――傷付けるかもしれぬ」
「つきません。一刀斎さんだもの」
「拙者が、何か紗依を傷つけるようなことを、するかもしれぬ!」
「大丈夫です。一刀斎さんが好きだもの」
「紗依は分かっておらんのだ!」
「分かってないんじゃない、考える必要がないだけです」
「……紗依は」
じっと見つめて、彼は探るように言った。
「紗依は、拙者に、抱かれたいのか」
かっと頬が熱くなった。答えられるような問いじゃない。
だが。
200用心棒 一刀斎×紗依 6/10:2006/12/13(水) 02:35:16 ID:7Y+mBrXa
束の間うろうろと瞳を揺らし、迷った後に一刀斎の瞳を見つめ、
「……一刀斎さんが、抱きたいと思ってくれるなら」
「――そうか」
瞬間、暗い中で一刀斎の瞳に灯りの炎の揺らめきが見えた。獣のようだと思う。
見極めようとする間もなく、一刀斎の頭が首筋に落ちてくる。
「ひゃっ……」
浴衣の襟に手をかけ、鎖骨の上の首筋に唇が落とされる。ゆっくりと舐め上げられる。
二度三度と往復する舌に再び体が竦む。何故だろう。
何度も舌に濡らされた肌に、今度はその歯が立てられた。
「ん……っ」
痛くはなかったが、体が強張る。
唇がゆっくりと下に向かって彷徨う。その間に右手が帯を解こうと動き、気付けば大きく前がはだけられている。
帯は解き終わり、一刀斎はじっと視線をそらさずにその浴衣の前を開いた。
思わず隠そうと手が動くのを、一刀斎の手で難なく防がれた。
「い、一刀斎さん……やだ。灯り、灯りを消して下さい」
「――駄目だ」
一蹴する間も、彼の瞳は逸らされない。
そして、右の乳房を長い手指で包まれた。冷たい。
「んっ」
神経がおかしくなったのかと思った。思わず胸に伸びた一刀斎の左腕を掴む。
「い、いっとう、さいさん……っ」
「……どうした」
「な、何か、おかしい、やだ……っ」
「……紗依が、馬鹿なのが悪い」
怒ったように言った一刀斎は、紗依の体に馬乗りになって、更にもう片方の手も胸に伸ばす。
両手で、強く胸を揉みしだかれた。
201用心棒 一刀斎×紗依 7/10:2006/12/13(水) 02:36:09 ID:7Y+mBrXa
「きゃ、あ、んん……っ」
痛い。痛い。でもそれ以上に一刀斎の手が温かくて嫌だと思えない。必死に目を閉じて声を堪える。
左の乳房に感じる右手の動きが変わった。ぐにぐにと肉を揉んでいた手が休み、ほっとする前にさらりとした感触を
訝しく思って目を遣る。
「い、一刀斎さん……っ?」
頭がどうにかなるかと思う光景だった。
一刀斎の唇が、ちょうど己の胸の頂を唇に含むところだった。さらりとした感触は彼の髪の毛だ。
濡れた感触。舌、が、ぐりぐりと固くなった乳首を転がしている。
同時に、胸に残った左手も、親指で乳首を強く潰している。
「や、あ、あ……っ」
必死に一刀斎の服を掴む。
「いっとうさい、さ、へ、へんだよ、カラダが……っ」
「……そうか」
くすり、とその声が笑った。濡れた胸に感じる吐息。
彼は口内で乳首を弄び続ける。舌で転がし、乳輪をなぞり、時折軽く歯を立てる。
その度に悲鳴のような声を抑えられない。
右手は紗依のからだを撫でて移動していた。くすぐったい。ぞわぞわする。
手の平が脇を撫で、腹を撫でて降りていく。今更ながらその手が目指す先を実感して、再び緊張した。
やがてその手は茂みへと到達し、太腿を割って秘所に辿り着いた。
「きゃん……っ」
「――紗依」
一刀斎の肩にしがみつくと、一刀斎はしばし紗依を見つめ、すぐにまたその手を動かす。
指が蠢き、紗依の襞を掻き分けた。
「あ、やだやだやだ……っ」
「――濡れている」
202用心棒 一刀斎×紗依 8/10:2006/12/13(水) 02:36:53 ID:7Y+mBrXa
笑いを含んだ声。頭が真っ白で何のことか分からなかったが、下腹部から響くくちゅくちゅと濡れた音は、
やけに紗依の耳に鮮明に響いた。
「一刀、さい、さ……は、恥ずかしいよう……」
「……何がだ」
「だって……ひゃっ!」
突然、全身に電撃のような、これまでとは桁違いの感覚が走った。
「……どうだ?紗依」
吐息交じりの声がすぐそばで聞こえた。
「ど、どうって、なにが……ぁ、あ、あっ!」
ぐりぐりと何かを摘まれている、気がする。でもそれが何かは分からない。
気付くと、一刀斎は、すぐ間近で紗依の顔を覗き込んで笑っていた。瞳には、やはり炎が揺れている。
「溢れてきたぞ、紗依?」
「やぁ、あん」
いやいやと首をふる。こんな姿を見られたくない。近すぎる一刀斎の全てを見据える鋭い瞳を、久々に怖いと思った。
「みな、見ないで……っやだよう」
「なぜだ」
「へん、わたし、変だから……っやだやだやだっ」
「……変ではない」
呟き、顔を紗依の耳元に伏せる。そして、聞こえるかどうかという声で囁いた。
「変ではない。……いとおしい」
体の中で、何かが膨れ上がった。激しすぎる快楽が、感情に後押しされる。目の前の肩にしがみつく。
「い、とうさいさん……っ好き、あなたが、好き……!」
「……そうか」
203用心棒 一刀斎×紗依 9/10:2006/12/13(水) 02:37:40 ID:7Y+mBrXa
言って一度紗依の首筋に吸い付き、その左手で己の着物の帯をくつろげた。
「……紗依。 ――怖くは、ないな?」
「うん、うん……っ」
ぎゅ、と服を脱ぎ捨てたその肩を抱きしめる。
一瞬の間が空き、やがて下半身から全身に響くような痛みと大きな質量を感じた。
「あ、あぁ、あ……っ」
「……っ」
痛い。苦しい。痛い――。
ああ。ああ、でも―――。
目の前に、一刀斎がいる。じっと見つめてくれている。
己の中に、一刀斎がいる―――
それが、幸せだと思った。
やがて一刀斎が押し進むのをやめた。全部、入ったらしい。
「……紗依。辛いか」
すこし、と瞳を見つめて照れ隠しのように笑って答える。
苦しいし痛いが、動かなければ我慢できないほどではない。
だが、そうか、と呟いた一刀斎が、ゆらりとその腰を引いてまた押し入れた。
「んう……っ」
呻く間にも、また一刀斎はゆらゆらと腰を引いては入れる。
ゆっくりと。だが、その速度は徐々に速くなる。
「あ、あ、あ、……っ」
「――」
一刀斎は何も言わない。
無言でその腰を進めるだけだ。
やがて紗依の内側は痛みが薄れて感覚が痺れてきた。
ただ体の中を行き来する一刀斎の感覚だけが明瞭だった。
「ん、んん……っあ、あ、あぁっ」
それでも声は漏れる。聞こえるのは、一刀斎の息遣いと己の息遣い。
それに、腰から響く、肉を打ち付ける音。
やがて一刀斎がより強く紗依を抱き締め、打ち付ける腰の速さも上がった。
204用心棒 一刀斎×紗依 10/10:2006/12/13(水) 02:38:20 ID:7Y+mBrXa
「あ、あぁ……っ」
「……くっ……」
突然、一刀斎が肉棒を紗依から抜く感触があった。
ぼんやりとそのまま何が起こったか分からずにいると、腹部に飛沫の感触。
(あ、そっか……)
避妊、という言葉が頭に浮かんだ。
一刀斎がのしかかってくるのを受け止める。重みに手を伸ばして抱き締める。

しばらくそうしていると、ふいに一刀斎が「怖かっただろう」と呟いた。
表情は分からない。紗依の肩口に顔をうずめているからだ。
「怖かっただろう。…嘘を言っても無駄だ。 『嫌だ』と言っていたろう」
「それは、ちが」
「……傷つけたか」
「……違います」
これは強くいわねば、と思い、ぎゅう、とその体を抱き締めて言った。
「違います、一刀斎さん。 そりゃ、予想外なこともありましたし思った以上に痛かった
けど、嫌じゃないし、傷ついてもいません」
「……本当か」
「本当です」
言って、付け加える。もぞりと手を動かし、一刀斎の顔を手で包んで起こさせ、間近で見つめた。
「私、今、すごく幸せですよ」
微笑んで言う。信じてもらえるだろうか。
「……そうか」
ほっとしたような一刀斎の瞳。微笑んでいる。信じてもらえたようだ。
安心する。
確かに、初めて男性に体を預けるのは思った以上に緊張したし、体が本能的に怯えもした。
だけど、自分が一刀斎を恐れるなんてことは、ないのだ。
ほの暗い中で、再び肩に顔をうずめる一刀斎を受け止めながら、紗依はそんなことを考えていた。
205194:2006/12/13(水) 02:41:26 ID:7Y+mBrXa
以上。お目汚し失礼致しました。
206名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:43:07 ID:Zll5UI5l
用心棒キテル━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
gjgjgj(*´д`*)ハァハァハァ
207名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 17:36:50 ID:OKvcUf2W
一応話し合ってたみたいなのに空気も流れも読まずとか何故余計なことを書くのだろうか…
208194:2006/12/13(水) 20:19:28 ID:7Y+mBrXa
>>206
d
>>207
ありゃ(´・ω・`)すまん
一応話し合ってたみたいなので一言断っといたんだが、書き方がまずかったみたい
だな…気を悪くしたなら許してくれ
209名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 20:33:16 ID:k20fRtbR
いや、せっかくの投下に謝る必要なんてないだろ…。
207は誰に対しての発言なの?
ともかく用心棒GJ!!
210名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 00:09:28 ID:Ks7dJPy8


誘い受けは控えたほうがいい
211名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 11:34:09 ID:DUqDMxtg
なんか空気悪いなー…
ますます投下されなくなるんじゃね?
212名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 22:21:12 ID:OprVD+Lx
うん、このギスギスした空気は残念だね
話題にも上らないマイナー乙女ゲー好きな身だけど、ちょっと書き辛いのでしばらく様子見
213名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 15:22:24 ID:g9MoCO/c
最近この板、ツンばかりでデレが無いよ
214名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 21:17:43 ID:1pVuiYkG
まったくだ!
あと板じゃなくてスレの間違い?
215名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 00:23:16 ID:AX7QJnPp
>>208
遅ればせながらGJ!

…なんでもめてんだ?
216名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 23:07:38 ID:anq45klL
事後の描写もっとほしかった!だがGJ!!!!!
217名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 06:10:31 ID:LKGnB0nf
ほしゆ
218名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 18:10:09 ID:lCEk/2sz
>>194
今読んだ。
GJ!!
一刀斎も紗依もらしくて可愛くて萌えました。
用心棒もの読めてうれしい
219名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 09:14:07 ID:3vAM2r9s
このスレに限らずだがこの板じゃ余計なことはできるだけ書かず
注意がき+作品だけをさくっと投下が一番いいよ
職人さんのためにも

って控え室スレで見た
220名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 09:16:15 ID:3vAM2r9s
しまった一番大事なこと忘れたorz
職人さんGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!
221名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 20:07:54 ID:W/Z8/YFk
ほしゅ
222名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:44:58 ID:J+AHSb61
イヅナでお兄ちゃんと晶乃のお話が見たいze
223名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 09:19:15 ID:Gtfbtfsx
大掃除しつつ神待ちほしゅ
224名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 13:51:19 ID:k2CLZmym
アプリコットやひめひびもここですか?
225名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 20:02:17 ID:WeF5Vyx/
ここですよ
226名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 06:05:21 ID:x0fIa1Vp
UTMもこのスレだっけ?
227名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 11:38:21 ID:hLPUYO24
そうだと思う
乙女ゲ豊作ですね
228名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 22:37:50 ID:FHKCftXi
ほしゅー
229名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:43:53 ID:7Gdad1pt
UTMここで書いてもいいんだ
230名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 23:24:52 ID:AnIg/HQq
話題の?UTM投下させて頂きます。
特典のテレカ妄想、エロ無し。

※ネタバレ含みます※
231(Under The Moon) セイジュ×アーシェ1:2007/01/06(土) 23:29:28 ID:AnIg/HQq


「セイジュなんて大っきらい!!」

そう大きな声で言うと、私はセイジュの腕から逃れて走り出した。

「アーシェ!」

もう、ちょっとだけ焦ったように呼んだって、知らないんだから。
私は綺麗に片付いたセイジュの部屋から出て、玄関の扉を開いて、「えーれべーた」のボタンを押した。
一人っきりの空間。私は、四角い箱の中でううーっと眉を寄せる。

セイジュってば酷い。
酷いのなんかとっくの昔に知ってたけど、でもやっぱり酷いって思っちゃうよ。
私が「ブンカサイ」楽しみにしてるって知ってたのに、あんなことして……。

「もうこれじゃ、学校行けないよ」

出てきた声がすごく悲しそうに震えてて、それにまたちょっと自分が可哀相になって、涙が出てくる。
私は手でぎゅっと押さえたままだった首筋を、そっと「えーれべーた」のぴかぴかしてるとこに映した。
……やっぱり、赤いキスマークが付いちゃってる。

「セイジュの、バカ」

ぽつりと小さな声でつぶやくと、私はそこから目をそらした。
だって、涙を瞳いっぱいに溜めた女の子がこっちを見てたから。

セイジュの事、大好きって言っても、私にはセイジュしか居ないんだよ、って何度言っても、
やっぱりセイジュは信じてくれないんだって思うと、なんだかとっても悲しくなる。
誰よりもなによりも、私はセイジュの事が好きなのに。
いつだって彼のことしか、考えてないのに。

「……セイジュの、バカバカ」

どんどんと下に降りていく「えーれべーた」と一緒に、私の気分もずーーんって下がっていく。
本当はね、セイジュにキスマークを付けられるのは、嬉しい。
だって、私がセイジュのモノだ、セイジュだけのモノだって、彼がつけてくれたシルシだから。
でも、今日のは……。

「今日だけは、ココにだけは、付けちゃダメって言ったのに」

首筋。指先で赤くなった部分を撫でると、少しだけぴりぴりした。

「嫌だよ、って言ったのに」

思いっきり、突き飛ばしちゃった。
……セイジュ痛かったかな。
でも、やっぱりセイジュが悪いんだもん。
私は悪くないもん。

「ブンカサイ」のメードきっさ。
ひらひらふわふわしたお洋服がすっごく可愛くて。
学校は今でも嫌いだけど、すごく楽しみにしてたのに。
頑張って、お皿運ぶ練習もしたのに。
……ボーイの格好をしたセイジュと一緒に、お似合いだねって、しゃしん? 撮って貰いたかったのに。

232(Under The Moon) セイジュ×アーシェ2:2007/01/06(土) 23:35:04 ID:AnIg/HQq

でも……。
セイジュは前にも、他の男に見せちゃダメだよ、って言ってた。
すごく可愛いから、その姿を見るのは僕だけにしておきたいんだ。
君の全てを僕だけのものにしたいんだって。

もう一度首筋を見ると、あの日のセイジュの照れたようなちょっと怒ったような顔が、よみがえってきた。

あの後、あんまり私がしゅんとしてたら、セイジュは「ブンカサイ」に出ても良いよって言ったけど。
やっぱり、嫌だったんだね。

「言ってくれれば、良かったのに……」

ううん。
きっと、セイジュが駄目だって言っても、私は出たい! って言ってケンカになっちゃってた。
セイジュはそれも分かってたのかな?
だから、言わなかったのかな。
言えなかったのかな……。

それで、こんな事、しちゃったのかな。
「セイジュのこと、大好きなのに、大嫌いって言っちゃった」

……やっぱり戻ろう。

怒ったけど、こうやって逃げちゃうのはやっぱり良くないよ。
だって、セイジュはとってもとっても寂しがり屋だから。
私がいなくなっちゃうと、とっても悲しむから。
不安になっちゃうから。

……セイジュの元に、戻ろう。

そう決心してると、ポーンって音がして、えーれべーたが1階に着いたよって教えてくれた。
扉が開いて、でも、私は外に出て行かない。
もう一度、彼の元に戻るから。
顔を上げて、

……あれ、セイジュ?
どうしてセイジュがここにいるの?
お部屋にいるんじゃ、なかったの?

233(Under The Moon) セイジュ×アーシェ3:2007/01/06(土) 23:37:09 ID:AnIg/HQq

「ごめんよ。……ねぇ僕と仲直り、してくれる?」

セイジュらしくない、必死な顔。
もしかして、ここまで走ってきてくれたのかな。
セイジュの上下に大きく揺れる肩を見て、私のまだちょっとだけ残ってた胸のしこりが、ゆっくりと解けていった。
あの階段、とっても長くて疲れるのに、私のために走ってきてくれたのかな。
私にごめん、って言うためだけに。

「うん、良いよ」

そう考えたら、口からぽろりと言葉がでちゃってた。

「私の方こそ、嫌いだなんて言ってごめんね」

うつむいたまま。どこか不安そうにこっちを見るセイジュにそれ以上怒っていられなくなって。
エメラルドグリーンの瞳に浮かぶ迷子の子供みたいな色を消したくって。
私はセイジュの胸にぎゅっと抱きついた。

「ふふ。セイジュ、汗臭いよ」

……やっぱり走ってきてくれたんだ。
魔力のあった頃だったら、階段なんか使わなくても、すぐに飛んでこれたのに。
そう考えたら、セイジュと仲直りできて嬉しかった気持ちの針が、またちょっと悲しい方に傾いちゃった。
だって、セイジュの魔力が無くなっちゃったのは、私の所為だから。

「え?」

でも、セイジュがちょっとたじろいで、私から体を離そうとするから、悲しい気持ちなんて飛んで行っちゃった。
セイジュが私から離れないように、白いシャツにぎゅうっとしがみついて抵抗したら。

「君、僕のこと汗臭いって言っておきながら……」

セイジュはちょっと呆れたようにつぶやきながら、私の体に腕を回した。

でも私、分かってるんだから。
セイジュの顔が今、照れたようにちょっと赤くなってるの。

「走ってきてくれたんだね」

こう言ったら、もっともっと赤くなっちゃうの。
セイジュの胸にぎゅっと顔を押しつけてるから、セイジュの顔は見えないけど。
……セイジュのこと、全部ぜんぶ、分かっちゃってるんだから。
234(Under The Moon) セイジュ×アーシェ4:2007/01/06(土) 23:38:51 ID:AnIg/HQq

「……信じられないくらい、格好悪いよね」

きまりが悪そうに、セイジュは少しだけため息をつくと、それを誤魔化すように腕の力を強めてきた。

「そんなことないよ、私にとって、誰よりもセイジュが一番、格好良いよ」

大嫌いなんて言っちゃったけど、やっぱり、好き。
好き好き、セイジュ、好き。
世界で一番、大好き。

「あんな事しても? あんな事、されても? それでも君はみっともない僕のこと、格好良いって思う?」

ハッ、とセイジュは自分を笑って見せた。
でも、顔を上げてじっとエメラルドグリーンの瞳を見ると、やっぱり不安そうな色がにじんでる。

「セイジュはセイジュだもん。みっともなくったって、格好悪かったって、私にとってはセイジュが誰よりも格好良いんだもん」

まだ何か言いたそうなセイジュの唇に、伸び上がって、自分の唇をくっつけて、ごめんねのキス。
ごめんね、セイジュ。
嫌いだなんて、嘘だよ。
ごめんね、大好きだよ。

「んっ……」

セイジュの頬が赤くなって、瞳から不安そうな影が無くなったら。

さっきの続きをしよう?
もっともっと、お互いを感じて、感じさせて。
ケンカしたことなんて忘れようよ。

そう言おうと思ったのに、段々と深くなっていくセイジュのキスに頭がぼうっとして、結局、言葉にならならないまま―――。






END
235名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 03:51:13 ID:b3r53jsC
ゲームやってないけど、なんか可愛くてイイ

女が頭弱いのは公式なのか?
236名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 09:03:46 ID:XXxeQPdE
投下後に言うのもあれだが
王宮は板違いって話なのに
UTMはここでいいのか?
237名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 15:01:21 ID:LM7nYRa6
私もそれ気になった(職人さんスマソでも小説はGJでした)
でも上に出てる姉弟ものも確か18禁だよね?
個人的には全然オケだが
ただでさえ過疎だし
238名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 16:34:46 ID:d7k04vZJ
王宮は単独スレ建てたから板違いになった
18禁ものは単独スレじゃなければここでおk
239名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 18:20:20 ID:LM7nYRa6
いいんだね
良かった
女向けゲの職人さんこれからもお待ちしてます
240名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:02:40 ID:rNPSxx+u
甘々でいい!
241名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:52:17 ID:P34vMCl/
>>230
GJ!セイジュ甘々でヨカッタよー。ごちそうさまでした。

>>235
「エレベーター」がちゃんと言えないのは公式。
242名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 10:40:32 ID:i7/Tw84A
保守

乙女ゲからネオロマGS抜くと人口て少ないのかな
243名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 15:02:55 ID:UipM/TiH
パレドゥレーヌはここでいいんだろうか?
244名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 15:13:12 ID:UipM/TiH
過去ログちゃんと見たらパレドここでかまわないんだな…
きちんと確認せずに書き込んですまんかった
245名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 05:16:04 ID:3tSyBW0w
書き込んだからには投下してもらおうかw
246名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 09:48:29 ID:TA/dBcM9
稲荷町ー
247パレドゥレーヌ:2007/01/21(日) 16:06:08 ID:2w7E4cie
PCゲーム『パレドゥレーヌ』のパロで、カップリングはフェリクス×フィーリア
 
下記に当てはまる人は決して見てはいけない
NGワード「パレドゥレーヌ」であぼーんよろしく
 
・エロス分薄口(というよりほとんど無い)
・妄想設定がゆんゆん
(フェリクスの中身は『夜歩き』で、ピリンの中身こそが本当のフェリクス…とい
う妄想)
・短い(パロというより小ネタの域)
・文法の基本がなってない文章
・キャラが捏造気味



248パレドゥレーヌ:2007/01/21(日) 16:09:19 ID:2w7E4cie
昔々、ここではないどこか。
ある王国に好奇心の強い王女様がいらっしゃいました。
姫君の好奇心は、城の中を忍び歩いては探検をし、悪霊を封じ込めた秘密の部屋
を探し当てる程強く、今日も王女様はそのやっかいな想いに任せるまま一つの実
験を試みていました。
 
「貴方が私の前世の旦那様らしいわね
ピリンフルドガルド十二世?」
気品と可愛らしさあふれる姫君の自室でその奇妙な実験は、今まさに行われよう
としていました。
 
姫君のたおやかな腕には、ずんぐりむっくりな猫が抱かれ、つまらなそうな表情
で通にしかわからない魅力を振りまいていました。
猫-ピリンフルドガルド十二世(以下ピリン)-はいつもつまらなそうな表情でした
が、今日は少しだけ、ほんの少しだけですがその表情を和らがせています。
やはり猫も、ほのかに汗臭く堅い騎士の腕より、ほんのりと花の香りただよう柔
らかい腕の方を喜ぶのでしょうか?
 
「よし!いきますわよフィーリア!!!
大丈夫、ただ接吻するだけですもの!」
実験とは、猫の飼い主の言(「ピリンは殿下の前世での夫で、呪いは姫君の接吻で
とけますよ〜」)
を試す為のものでした。
 
静かに、けれどもしっかりと近付いていく淡い薄紅の唇。
猫も心なしか面を上向け、姫君を待っているようでもあり………。
 
しかしあと数センチの所で邪魔が現れました。

249パレドゥレーヌ:2007/01/21(日) 16:11:19 ID:2w7E4cie
扉を音が出る程に勢いよく開け放ち現れたのは、件の猫の飼い主-フェリクス-でした。
彼の表情はいつもの底の知れない笑顔ではありましたが、若干冷たいものを含ん
でいてますます得体が知れません。 
「ピリン…殿下と何をしているんだい?」
「に゛ゃっ!」
つかつかと姫君には目線一つくれずに騎士は近付き、猫を摘みあげました。
いつも彼が猫を抱き上げるときは優しく慣れた手つきで、抱かれる対象に不快感
を抱かせるようなものではなかったはずなのに…。
今回ばかりは違いました。
 
「フェリクス!
そんな持ち方はやめてあげて!」
「ああ、殿下
そうですね、可哀相だし貴女に免じて許してあげます」
部屋に入ってから初めてフェリクスは姫君の目を見つめ、ほほ笑みました。
しかし、冷たさが消えた笑みと姫君へ向けた視線と違って猫への対応は、先ほど
に輪をかけて彼らしくないものでした。
 
騎士は猫を「ぽい」と部屋の隅へ放ります。
そして、空いた腕で姫君を柔らかく拘束しました。
 
「フェリクスッ!?」
「なんです?」
慌てる姫君の二重の問いにフェリクスはにこにこと笑みを返すだけ。
 
「貴女がいけないんです
僕というものがありながら、ピリンと浮気しようだなんて…」
「う、浮気だなんて…
私はただ確かめようと…」
 
いくらあの「王の試練」を通して恋仲となったフェリクスでも、近すぎる距離で
す。
姫君は戸惑い、かすかに上気した頬を隠すように俯き弁明をしますが、いつもの
キレのある弁舌とは違って只しどろもどろに繰り出されるものなど、のらりくら
りとした掴み所のなさで全騎士中一・二を争うフェリクスには痛くも痒くもあり
ません。
 
「そんなひどい貴女には『ばち』をあてなければいけませんよ」
「えっ…………きゃっ!?」
250パレドゥレーヌ:2007/01/21(日) 16:20:00 ID:2w7E4cie
幼げな顔をしている割になんだか技巧派なフェリクスは、姫君に口では言えない
ことをしかけだします。
いくら一線を越した関係の仲とはいえこんな昼間に、しかも立ったままでなど
、姫君にとってひどく恥ずかしく想像だにしないことでした。
 
「ま、待って」
「待てません」
「は、恥ずかしいから…」
「『ばち』なんだから仕方ないと思いますけど」
「ほ、ほら
ピリンも見ていますわ!」
 
姫君はスカートの端をたくし上げようとする騎士の手をつかみ必死の抵抗をしますが、
のらりくらりとかわされ効果は全くありません。
ですが、姫君がピリンを持ち出すとフェリクスは執拗な動きを止めて、肩口にう
ずめていた面を上げ、目線を姫君に合わせました。
 
「ピリンにも『ばち』があたるべきです
見せつけてあげましょうよ」
彼が浮かべる満面の笑みに姫君の顔色は赤くなるやら青くなるやら。
 
「そ、そんな…」
「そろそろ黙って…」
 
その後随分遅くまで騎士と王女の戯れは続き、それ以降ピリンフルドガルド十二世は
姫君のそば近くに全く近付かなくなりました。
昔々、ここではないどこかのある王国であったお話です。
251パレドゥレーヌ:2007/01/21(日) 16:39:17 ID:2w7E4cie
豪華な寝台の上、情事に疲れて眠る姫君の隣りで、一人の騎士がいつもと同じく猫を
慣れたふうに抱いていた。
だがその表情は、優しげに猫を抱く手つきを裏切って酷薄な笑みを張り付け、薄
闇の中ぼんやりと浮かび上がって青白い。
 
「ねぇ、哀れなピリンフルドガルド十二世
一時の夢でも楽しかったかな?」
「にゃー」
騎士に抗議するかのごとく猫がか細い声をあげる。
その鳴声には、猫の言葉がわからぬものにさえ心にくる『悲哀』が込められてい
た。
 
「元に戻れそうだったのにね、哀れなピリン
君の可愛い花嫁は結局化け物を選んでしまったよ
本当に可哀相なピリン!」
 
芝居掛かった仕草で両手を掲げた騎士がつむいだ同情の念をあらわす言葉には、
嘲笑の毒がたっぷりと塗り込められている。

ふいに騎士のそばで眠っていた姫君がかすかに身じろいだ。
「…んん…フェリクス……なんですの…?」

騎士の声はごく小さなものだったが、うすいまどろみの中に漂っていた姫君の意識を
揺り起こすのには十分だったのだろう。

「なんでもないですよ、フィーリア
まだ時間はありますからゆっくりなさってください」

先ほどとは打って変わって、酷薄さのかけらも無い姫君への想いに溢れた甘くやさしい
声音だった。
猫をひざに乗せたまま、騎士はふんわりとした姫君の髪の手触りを楽しむかのようにかるくなでる。
やさしいふれあいに姫君はかすかに笑み、そっと目をつむった。

「…おやすみなさいフェリクス」
「おやすみなさい、僕のフィーリア」

二人の愛情溢れるやり取りを猫はじっと見ていた。





〜おわり〜
252パレドゥレーヌ :2007/01/21(日) 16:41:35 ID:2w7E4cie
おそまつさまでした

なんか妙に照れてえろくなれなかった
253名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:04:57 ID:xEDOawI3
乙!ラストの暗さが良いね。
なんだか技巧派、にワロタw
254名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:09:45 ID:fA/7oPU7
パレ面白そうだな
255名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 23:07:41 ID:+FrJR3Ei
ファンタもここでOKなのかな?
256名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 00:16:16 ID:rcQTgEVs
乙女ものは何でもおkでしょ
257名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 20:25:06 ID:UH4TJkLl
専スレがあるGS・ネオロマ以外は、18禁・一般・メーカー問わず
何でもOKかと。王宮は知らんが。
258名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:42:18 ID:Lbu+ZG/g
王宮ってなんか嫌われてんの?
259名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 00:07:30 ID:eOouiuG7
別に嫌われてるわけではないんだが、
ものすごい長編を書く人がいて、
総合スレに合流されるのはなあ…という話。
260名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 09:50:54 ID:n741Fxu9
王宮は確か単独まとめサイトとかあって
なんか色々めんどいこと言ってたからなー
独立する時はがーっと盛り上がってたみたいで
すごく早かったが今は過疎なのかな

でも、エロゲ単独だとエロパロ板は板違いだから
次スレは別板に引っ越すんじゃないのかな
261名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 02:42:06 ID:8pWeV+4V
>>259
そのものすごい長編書く人は、これからは直接まとめサイトに投下しますーっつってて
現行スレが終わったらこっちに合流って話になったんじゃなかったっけ
262名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 10:20:55 ID:PwsZpPvN
なってなかったような
向こうも過疎ってるなら別に合流でもいいんじゃね
揉めるようなら嫌だけど
263名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 06:55:39 ID:4EOwYoNu
マーメイドプリズムのトーヤ
眠っている瞳を使った自慰行為

ここはダンケル国の二人の寝室。
手を出さないとは言ったけどアタシも男。
心は女のつもりだけど身体が勝手に反応しちゃうのよね。
悪いけどアンタの身体使わせてもらうわよ。
「…っ…はぁ…。」
眠っているルイちゃんを全裸にした。
脱がしても起きないなんて鈍い子よね。
まぁ、起きられたら困るんだけど。
その姿を見ながら自身を扱く。
硬く勃ち上がる先端からは透明の粘液。
軽く胸に触れ突起を舐めてみる。
寒さか快感か少し硬くなっていた。
「こっちも触らせてもらうわよ。」
閉じた純潔な秘所に指で触れる。
寝ていても感じるのか湿っていた。
何度も入口を指で往復させる。
次第にクチュクチュと淫微な音。
「射れたら流石に起きるわよね。どうしようかしら?」
考えた末にトーヤはルイの入口に自身を押し当てた。
そして射れずに腰を動かし始める。
「んっ…はぁっ…これなら大丈夫よね。」
淫液と擦れ合い射れているような錯覚さえ覚えてしまう。
それ程に気持ちいい。
「あっ…出るっ!」
ビュッビュッ
ルイの股間に大量の白い粘液が飛び散る。
汚れのないはずのそこを汚している背徳感に恍惚とした。
「ふぅ…元通りにしておかないとね。」
湿らせた布でルイと自分の股間を拭く。
それから元通りにルイの服を着せた。
「アンタといると本当に不思議だわ。今まで女に欲情したりしなかったのに。」
額に口付けを落として眠りにつく。
未だ自分の気持ちに気付かぬまま。
END
264名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 20:25:51 ID:VB2LO4i5
マメプリktkrしかもトーヤとはGJ!
265名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 14:24:11 ID:CvBboXLM
>>263GJ!GJ!OKAMAのオナヌーに(*´Д`)ハアハアしてしまいましたよ
266名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 14:44:51 ID:wVCv8e7v
ちょww笑ったwGJ!
267名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 20:40:37 ID:CXswHspk
オカマGJ
268名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 09:49:09 ID:bW+zpshX
ほしゅ
269UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:24:56 ID:eHC65bN7
Under The Moon セイジュ×アーシェ前提、隠しCルート(?)。
いろいろ捏造してます。

乱交注意。ネタバレ注意。




270UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:26:41 ID:eHC65bN7

【 永久より深く、刹那より儚く 】


「あん、んうっ、う、うんっ」
くぐもったアーシェのあえぎ声が聞こえる。
四つん這いで後ろからレニに攻められながらも、
その口はカイルのものを銜えているから、声を出すことができないのだ。
どんなに激しくその体を揺さぶられても、彼女は銜えたものを離さない。
逆に、その振動を上手に使って、口の中のものを抜き差しするように動かしている。
アーシェが声を出さないことが、レニには不満だったらしい。
彼は腕を伸ばすと、ぐちゃぐちゃに濡れながらつながっているすぐ上の花芽を強く摘んだ。
「あああんっ!」
その刺激に、たまらずにアーシェが銜えていたものを吐き出して大きな声をあげた。
彼女は入れられたままそこをなぶられるのにとても弱いのだ。
「レニ、レニ! もっと、もっとぉ!」
甘くねだる声に誘われるように、レニの動きが激しくなる。
欲望を途中で放り出されてしまったカイルは、我慢ができないのか、
恍惚とした表情のアーシェを見つめながら、自分で自分のものを激しくこすりだした。
それに気付いたアーシェは妖しく微笑むと、
手を伸ばして、カイルの陰嚢を柔らかくもんでやる。
「あ、あっ、姫様、姫様あ!!」
激しい声をあげて、カイルが絶頂に達する。
「くっ……」
ほぼ同時に、レニも達し、体が小刻みに震える。
黒猫の吐き出した精液はアーシェの顔と胸を汚し、
双子の片割れの吐き出した精液は中から溢れて彼女の白い太ももを伝っていく。
「ああ……熱いよ、レニのも、カイルのも……とっても、熱くて、気持ちいい……。
 もっと、もっとちょうだい……」
顔にかかった精液を指ですくって舐めながら、アーシェが微笑む。
その笑顔に魅入られたように、男達は果ててすぐだというのに、また欲望を募らせていく。
「今度はカイルね。そのあと、またレニのをちょうだい」
「おまえの望むままに……」
「姫様……」
まるで操られているかのように、男達は少女の体を求めて腕を伸ばす。
そしてそんな男達を受け入れるために、アーシェは白濁液と蜜にまみれた足を自ら広げた。
セイジュは豪奢なソファに座って、どこか冷めた瞳で、彼らの乱れる様を見ていた。
あんなに乱れても、男の欲望にまみれても、彼女は美しい。
いや、欲望にまみれてこそ、だろうか。
だが──。
『セイジュ、このお花、セイジュのために持ってきたの。
 好きな香りのお花があったら、元気になってくれるんじゃないかって思って』
かつて、無邪気に笑いながらセイジュに花を差し出してくれた少女は、ここにはいない。
今、ここにいるのは、淫らで妖艶な、強大な魔力を持つ『魔王』。
セイジュが愛した少女ではない。
(アーシェ)
声にならずに呼びかける声は、届かない。
長い間封印されていた魔力を取り戻した少女は、壊れてしまった。
急にあふれ出たその膨大な魔力に、心が飲み込まれてしまった。
少女の魔力の源は、他者の欲望だ。それが彼女の力となる。
砂漠に放り出された旅人が飢えて水を求めるように、彼女は欲望を欲する。
その結果が、これだ。
セイジュは目の前で、使い魔に貫かれて悦んで声をあげている少女を見つめる。
純粋で無邪気な少女はいなくなり、淫らで美しい『魔王』となった。
271UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:27:34 ID:eHC65bN7


淫らな狂宴は終わり、アーシェは穏やかな寝息を立てている。
汚れた体をカイルがかいがいしく清め、夜着を着せ、今はベッドに横たえられている。
他の男達が部屋を出て行くと、セイジュは音もなく静かにアーシェに近づいた。
そっと髪に触れると、かすかにまぶたが震え、ゆっくりと瞳が開かれる。
長いまつげの下から覗くのは、澄んだ青い瞳。
そこに男を妖しく誘う光はなく、
かつて、無邪気な笑顔でセイジュを見つめていたそのままの色だ。
「セイジュ……」
「おはよう、寝ぼすけなお姫様」
「セイジュ、セイジュ……」
アーシェは弱々しい声でその名を呼んで、幼い子供のように、セイジュに腕を伸ばしてくる。
セイジュはそんな彼女を優しく抱き起こして、その腕に抱きしめる。
大切な大切な、硝子細工の人形を抱きしめるかのように、そっと。
こうして、男に激しく抱かれたあと、ほんの短い間だけ、彼女は自分を取り戻す。
男達の欲望を受け、魔力が満たされると、セイジュが愛した『アーシェ』が戻ってくる。
それもほんの短い間のこと。
夜も明けないうちに『アーシェ』は消え、また男を求める『魔王』になる。
「アーシェ」
愛しい少女の名を呼び、そのくちびるにそっとくちづける。
強くくちづければ、ほんのすこし怯えたように震えて、
それからわずかにくちびるを開いて舌を出してくる。
はじめてくちづけたときから、その仕草は変わらない。
少なくとも、『アーシェ』でいるときは。
深くくちびるを合わせたまま、アーシェをそっと寝台に押し倒し、胸をまさぐる。
綺麗に着せられた夜着のボタンを外して、胸をあらわにさせる。
その白い肌には、いくつもの紅い痕が散っている。
セイジュがつけたのではない──さっき目の前で繰り広げられた狂宴でつけられたもの。
美しい魔王は常に複数の男をはべらせている。
誰もを平等に愛すけれど、誰かを特別に愛すこともない。
その独り占めできない鬱憤を晴らすかのように、男達は肌に痕をつけることを好んだ。
叶わないと知りながらも、所有の証を刻むように、その肌に紅い痕をつける。
そんな男達を、魔王は可愛らしい児戯でも見るように慈しみ、受け入れるのだ。
この痕は、『アーシェ』につけられたものではない。
『魔王』につけられたものだ。
そう分かっているのに、何故だか苦しくて、セイジュはそっとその肌にくちびるを寄せる。
軽く触れるだけで、強く吸い付くようなことはしない。
セイジュはどんなちいさな傷ですら、彼女に与える気はない。
「セイジュ、ごめんね、泣かないで」
アーシェがそっと腕を伸ばして、セイジュの頬に触れる。
ぐずる子供をあやすように、そっと頬を包み込まれる。
「何を言ってるんだい?」
セイジュはちいさく首をかしげてアーシェを見る。
彼女のほうがよっぽど泣きそうに、眉を歪ませ、瞳を揺らしている。
セイジュが泣くなんて、あるわけがない。哀しいことなど何ひとつないのだから。
今、この魔界で必要とされているのは、強大な力を持った『魔王』だ。
レニもカイルもユナンもその他の男達も、淫らで美しい『魔王』の虜になっている。
こんな、何の力もない、すぐに消えてしまう小娘になど、誰も見向きはしない。
セイジュ以外は──。
今、アーシェはセイジュのもの。かつて、セイジュが望んだとおりに。
アーシェはここにいて、彼女は誰にも見向きもされず、ただセイジュの腕の中にある。
やがて夜が明ける前に『アーシェ』が消えてしまうとしても、
セイジュは永遠など望まないのだから、この一瞬さえあれば、それでいい。
いつか魔力に飲まれ『アーシェ』が完全に消えてしまうとしても、
セイジュの中で、セイジュの中でだけ、彼女は永遠に生き続ける。
272UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:28:21 ID:eHC65bN7

「セイジュ、セイジュ。ごめんね、ごめんね」
こぼれる涙を掬うように、アーシェが何度もセイジュの頬にくちづける。
何故彼女がそんなことをするのか、セイジュには分からない。
セイジュは泣いてなど、いないのだから。
「セイジュ、愛してる。愛してるよ」
「──ああ。僕も、愛してるよ、アーシェ」
腕の中に抱きしめ、もういちど深くくちづける。
そのまま肌に手を這わせ、胸を揉みあげれば、たちまちその頂が尖ってくる。
そこを舐めながら下肢に手を伸ばすと、すでに下着越しでも分かるくらい湿っていた。
「あっ……セイジュ……」
セイジュの指の動きひとつひとつに敏感に反応する。
今は、セイジュのためだけに開かれる体。
蜜をこぼすそこに指を深く入れ、引っかくように指を曲げれば、
背を反らせて甘い声をあげる。
「すごいね、もうこんなだよ」
わざと音を立てるようにかき回せば、アーシェは頬を染めてセイジュを見つめる。
「だって、セイジュが……」
すこし拗ねたような表情は、『アーシェ』のものだ。
『魔王』は絶対にこんな顔はしない。それに、すこし安堵する。
「そうだね、僕のせいだね」
胸にくちびるを寄せながらまた指を動かせば、ちいさな体は痙攣するように震える。
それを何度も繰り返せば、もう我慢が出来ないというように、アーシェの腰が揺れる。
「セイジュ、セイジュ……」
「『僕』が、欲しい?」
彼女の耳元に顔を寄せて、囁く。
他の誰でもなく──他の男ではなく、セイジュが、欲しいのかと。
アーシェの蒼い瞳が、すぐ傍にあるセイジュの翠の瞳を捉える。
無垢な光を湛えた、まっすぐな瞳が、セイジュを映す。セイジュだけを。
「うん……『セイジュ』が、欲しいよ。セイジュとひとつになりたいよ。
 セイジュが、いっぱいいっぱい欲しい……」
望んでいたとおりのその答えに安堵するように微笑んで、
セイジュはアーシェにキスをひとつ落とすとその体を貫いた。
「あっ……ん」
包み込まれるような快感に、溶けてひとつになれるような錯覚をする。
激しく腰を動かせば、身を清められたとはいっても奥にまだ残っていた他の男の精液が、
掻き出されて溢れてくる。
けれどそれをセイジュは見ない振りをした。
セイジュが抱いているのは『アーシェ』だから。
彼女だけを見て、彼女だけを感じていれば、いいのだから。
「んっ……セイジュ……、っああん、ふっ……」
「アーシェ……アーシェ……」
互いの名を呼んで、深くくちづけて、背中に傷跡がつくくらい抱きしめあって、
ふたりは共に絶頂に向かった。
273UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:29:26 ID:eHC65bN7


抱き合ったあと、アーシェはセイジュに腕枕をされながらまどろんでいた。
それはセイジュだけの特権だ。他の男には許されていない。
『魔王』の寝台で共に男が眠ることはないし、『アーシェ』を抱くのはセイジュだけだから。
アーシェを腕の中に抱きしめて、その髪を梳きながら、セイジュはちいさく呟いた。
「……庭の、蒼薔薇が……もうすぐ咲きそうなんだ」
庭師が手入れしたのではない、それはセイジュが手ずから育てている薔薇だった。
城の一角に花壇をもらって、セイジュが植えて、暇を見ては世話をして育てた。
愛しい少女のために。
月の光を受けて育つ薔薇は、枝の先にいくつかの蕾をつけていた。
「本当? 一緒に、見たいな」
眠そうな瞳を瞬かせながら、アーシェがセイジュを見上げる。
「咲いたら、持ってくるよ、君のために」
「ありがとう……嬉しい……」
眠気が限界に来たのか、最後は消え入るように呟いて、アーシェは眠りに落ちる。
穏やかな寝息。愛らしい寝顔。
こんな姿は、以前となんら変わっていない。
かつて、記憶を無くす前に出会ったときも、記憶を無くし人間界で逢ったときも。
セイジュが傷つけようとしても、汚そうとしても、
そうすることの出来なかった、愛しい少女──。
セイジュはそっとそのまぶたにキスを落とす。
眠りを妨げないように、そっと、優しいキスを。
きっと目覚めたときには、彼女はまた『魔王』になっているのだろう。
その魔力を保つために男を求め、快楽に身をゆだねる魔王に。
それでも今このときは、このときだけは。
夜が明けるまでは、セイジュの愛したアーシェだから。
セイジュはアーシェを抱きしめたまま、眠りに落ちた。
274UTM セイジュ×アーシェ(乱交注意):2007/02/12(月) 18:30:50 ID:eHC65bN7


庭の蒼薔薇が咲いた日、セイジュはそれを摘んで、花束にした。
手入れをしたとは言ってもセイジュにそう暇があるわけでもなく、
本職の庭師が世話をしたものに比べればいくぶん花のつきも悪く色も淡い。
腕に抱えられるほどの本数があるわけでもない。
ほんの数輪のちいさな蒼薔薇だ。
それでも、愛しい少女のために、セイジュはそれを花束にした。
薔薇が彼女を傷付けることがないよう棘を抜いて、淡い色のリボンで束ねる。
早くアーシェに見せようと、彼女の部屋へ向かう。
きっと彼女は喜んでくれるだろう。
頬を染めながら、大切そうにこの薔薇を抱きしめてくれるだろう。
「アーシェ……」
軽いノックと共に魔王の私室の扉を開ければ、当然のようにいつもの狂宴が行なわれていた。
甘い『魔王』の声が、耳に飛び込む。
「ん……、ねえ、もっと強くしていいよ……っ、
 そう……ああんっ……ユナンも、気持ちいいでしょう?」
「姫君……」
彼女が魔力を取り戻したことで、彼女の正式な使い魔になった吸血鬼の男と、
ユナンが今夜の相手のようだ。
吸血鬼は少女を後ろから抱きかかえるようにして胸を愛撫しながら、
その首筋に顔を埋めている。おそらくは血を吸っているのだろう。
正面からは、まるで少女のようにも見える男が、彼女を貫いている。
部屋に入ってきたセイジュの姿を認めて、少女は白くたおやかな手を伸ばす。
「ねえ……セイジュも、一緒に……」
甘く淫らに、『魔王』が誘う。
それを、セイジュは穏やかな笑みで拒絶した。
セイジュがこないことを彼女も悟ったのだろう。
しかしそれ以上深く追求することもない。
別にセイジュがこなくても、彼女を欲しがる男は山のようにいるのだから。
「ああんっ! っふう、ん!」
彼女の意識がセイジュに逸れたことが面白くなかったのか、ユナンが動きを激しくする。
それによってまた彼女は甘い声をあげる。
男の与える快楽と、欲望という名の魔力に夢中で、彼女は薔薇になど見向きもしない。
セイジュは蒼い薔薇を握り締める。
抜き忘れたちいさな棘が肌に刺さり、かすかな痛みを与える。
(アーシェ)
あれは、セイジュが愛した少女ではない。分かっている。
ほんのひととき待てば、また『アーシェ』に逢える。たとえ刹那の時間であっても。
分かっているのに──。
握り締めた蒼薔薇の棘が、皮膚を突き破り、一筋の血が流れる。
けれどそれにセイジュが気付くことはなかった。


【終】
275名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 06:53:15 ID:nMDmONWQ
>>269
GJ!切ないな…。
UTMちょっとやってみたくなった。
276名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 02:34:44 ID:OFdxiVZq
>269
なんかセイジュが壊れそうだな。
GJ!切な萌えた。
277名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 00:01:03 ID:VIxAl9cD
ほしゅ
278名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:02:37 ID:KJPVAKkM
保守
279名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 03:20:41 ID:kxpoLxst
保守

ついでにアリスに期待
双子で3P(*´Д`)ハアハア
280名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:06:26 ID:ETxnVsvX
自分もハートの国、双子×アリス読みたいな
舞踏会Aイベントネタなど期待。
281名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:39:56 ID:ON6n4BlA
誰か緋色の欠片書いてくれない?
282名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 15:53:24 ID:kXbOsttW
やだね
283名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:10:38 ID:V3IFwgwC
上げ
284名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 01:24:58 ID:o8jDVjVF
緋色の欠片祐一×珠紀1




「……続きを、しよう」
そう言うと、祐一は珠紀の身体を抱き上げ、壁際の机の上に座らせた。

「あ、えと……せ、先輩!?」
机の上に乗せられた珠紀は、祐一の顔を見上げて当惑する。
……突然、何が起きたのか、分からなかった。
いつも、授業が終わると、校門で待ち合わせて一緒に帰る約束になっている。
しかし、この日は珠紀が当番で遅くなるので、昼休みに「先に帰ってていいですよ」と告げると、祐一は「では迎えにいくから」と答えたのだった。
約束通り、放課後、祐一は珠紀の教室に迎えに来てくれた。
そして、誰もいない室内に入ってきた途端、彼は珠紀を抱きしめて……。

「……だって、この間、続きをしようと言っただろう?」
祐一は穏やかな瞳で、珠紀を見下ろして言った。
その途端、珠紀は思い出す。
あの、図書館で……祐一に、身体を触られた時のこと。
「で、でも、先輩、ここは、教室で、学校で……あの、い、いつ人が来るかわからな…」
そう言いかけた珠紀の唇が、突如塞がれた。
綺麗で形のいい祐一の唇が、珠紀のに重なる。直接彼の熱と吐息が伝わり……珠紀は、思わず祐一の腕にしがみついた。
285名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 11:44:06 ID:wMmKiWzO
緋色キタ━━(゚∀゚)━━!!!
続きをお待ちしてます
286名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 12:41:29 ID:FXCLEydw
続くとかこれで終わりとか書いといてくれないと、
レス入れていいんだかわからなくて困る。
287名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:20:20 ID:ra1aDc4D
緋色の欠片祐一×珠紀2






祐一は、キスがうまい。
特に激しいというわけではないが……重ねられただけで、頭の芯がとろけるように熱くなってくるのだ。
「……あっ……」
少し長く口付けた後、祐一は珠紀から顔を離した。
珠紀の頬に手を当て、ゆるく微笑む。
「……瞳が潤んでるな」
そう呟くと祐一は、珠紀の制服の上着の胸についている、組紐の端に手をかけた。
す、とそれを引っ張る。
「せんぱ……だめです……」
珠紀の弱弱しい制止も聞かず、祐一は彼女の上着をはだけさせた。
そして、その下に着ていたワンピースのボタンに指を伸ばす。
……一つ、二つ。
ボタンが外されていくたび、露にされた珠紀の肌が、祐一の目の前に晒される。

ワンピースの前がすっかり開けられ、白いブラだけになった時、珠紀はたまらずうつむいた。
「や……だ、先輩、見ないでください……」
「そんなことはできない」
静かな声で言うと、祐一は珠紀の背に手を回した。
カチ、とブラのホックを外す。
緩んだブラを祐一が上に押し上げると、彼の目の前に、珠紀の二つのふくらみが露出した。
白く、やわらかなその胸に、祐一は黙って視線を落とす。
「だから……っ、見ないでって、言ってるのにっ……」
288名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:24:06 ID:ra1aDc4D
緋色の欠片祐一×珠紀3






珠紀は半泣きになった。
大好きな人に、こんな風に眼で犯されるのは……たまらない。
祐一は、珠紀の髪をそっと撫でた。
「……恥ずかしがることは、ない。珠紀の身体は……とても、かわいい」
――穏やかな、声。
祐一のその声を聞いただけで……何か、自分の中で凝り固まっていたものが、消えていくようで。
珠紀の身体からすっと力が抜け、そのまま背後の壁によりかかった。

「珠紀は、白くて……やわらかいな……」
祐一は床に膝をつき、珠紀の臍の上に口付けた。
軽く吸うと、ほんのりと紅く痕が残る。祐一は舌を伸ばし、つ、と珠紀の肌を上まで舐め上げた。
「……あっ……」
珠紀が身を捩って反応する。男に舐められることで、感じているのだ。
珠紀の火照って赤みを帯びた肌の上に、祐一の唾液の痕が光る。
祐一は、舌を珠紀の胸の谷間に這わせると、両手でその乳房を掴んだ。
「あ、嫌、先輩……っ」
祐一は、強い力で珠紀の胸を揉む。与えられる刺激の強さに、珠紀は俯いたまま身体を震わせた。
「気持ちいいな……珠紀の胸は、とても心地いい……」
静かな声でそう言いながら、祐一は珠紀の右の乳首に吸い付いた。
舌を使い、ねっとりと先端を舐める。
289名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 08:26:32 ID:ra1aDc4D
緋色の欠片祐一×珠紀4







祐一の口の中で、柔らかかったその部分が、堅くとがっていった。
「……ゆういち、先輩……」
珠紀の喘ぎ声が、甘く教室に響く。
祐一は更に左手の指先で、残った乳房の先を捏ねた。ほどなく、そちらの乳首も屹立する。
「あ……ああっ……」
窓際のカーテンの陰で、珠紀は唇を噛みながら、祐一の執拗な愛撫に耐えていた。

……ずいぶん長い間、胸を揉まれた後。
祐一は、ふと珠紀の乳房から手を離した。
「……センパイ?」
訝しげに問う、珠紀の声は掠れている。だが祐一は答えず、いきなり珠紀のスカートを捲り上げた。
「せ、先輩!」
珠紀の顔が、新たな羞恥に染まる。祐一の視線は、珠紀の下半身に注がれた。
そこには、露出した下着があり……祐一は、その端に手をかける。
「や、やめてください、せんぱいっ」
珠紀は思わず手を伸ばす。しかし、それより先に、祐一の手が珠紀の下着を腰から引きずり下ろした。
「いやっ……」
珠紀はたまらず両手で顔を覆う。
祐一の手が、するすると下着をひき下ろす……しかし、その動きが、途中で止まった。
「……糸を、引いてるな」
祐一は、淡々と呟く。
声に引かれるようにして、珠紀もそちらを見た。
290名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 09:49:35 ID:nzSpvgwS
続きktkr!!(゚∀゚)

余計なお世話かもしんないが、ある程度書き上げてしまうか、
投下終了宣言なりなんなりした方がいいとオモ。
滅多に投下があるスレじゃないけど、
もしかしたら降臨しにくいネ申もいるかもしれないし
雑談もしにくいんじゃないかと…。
291名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 17:32:06 ID:ttnWXBR4
同意
続くとか完とかで充分なんでお願いしたいです
292名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:32:23 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀







自分の秘部と、脱がされた下着の間に……粘る蜜が、糸を引いている。
「……どれくらい、濡らしてしまったんだ?」
下着を膝に残したまま、祐一の手が、珠紀の花芯に触れてきた。
これまでの愛撫によって溢れていた蜜を、その指でじっくりとたしかめる。
「ああ……いい感じだな。これなら、もう……」
祐一は満足そうに眼を伏せ――そして、一気にその指を、珠紀の中に突きこんだ。

「……っ……!!」
珠紀の唇から、悲鳴にならない悲鳴が漏れる。
それまでの、甘い愛撫とは違う。――自分の中が、祐一の長い指にゆって抉られていく。
こんな感触は、今まで知らない。
――痛い……痛い!!
「いやあ……先輩、いたいっ……」
珠紀は思わず、祐一の首にすがりついた。
痛さのあまり、ぎゅっと閉じた瞳から、涙がこぼれ出る。
「珠紀……」
祐一は左腕で珠紀の身体を抱きしめ、舌で彼女の涙を舐めた。
「すまない……珠紀……」
そういいながらも、祐一は彼女の中を突く力を弱めることはなく……それから更に、もう二本指を挿しこんだ。

……誰もいない教室に、淫猥な音が響く。
珠紀の身体は、大分祐一の指を受け入れ……痛みよりも、悦びのほうが強くなってきていた。
293名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:35:52 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀6






「……先輩、私、もう……っ」
自身の中をいじられ続けた珠紀は、上気した顔で、切羽詰ったように叫んだ。
「……ああ。俺も……お前の中に、入りたい」
珠紀の言葉を受け、祐一もそう答える。
――彼女の身体に触れ。その肌を存分に愛撫し。乱れた声を聞き、陶然とした瞳で見つめられて。
散々劣情を刺激された祐一自身もまた、既に限界に来ていた。
祐一は、珠紀の中から指を引き抜くと、膝でとまっていた彼女の下着を、濡れた手で引き下ろした。
無理に脱がされた下着は、珠紀の左足首に絡まってとまる。
祐一は、珠紀の両膝を掴み、足を大きく開かせた。
そして己の制服を緩めると、その下から自分自身を取り出す。
294名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:41:26 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀7








そして己の制服を緩めると、その下から自分自身を取り出す。
固く張り詰めたそれを、珠紀の濡れきった秘部に押し当て、祐一は両腕で彼女の身体を抱いた。
「……入るぞ、珠紀」
そう言うと、祐一は一気に珠紀の中を突き上げた。

「ひっ……」
珠紀の唇から、ひきつった声が漏れる。
指で充分ならしておいたはずなのに、初めて男のものを受け入れる珠紀の中は、やはりかなりきつかった。
震えながら涙をながす珠紀をかわいそうに思う一方、祐一は自身の欲を制御することができず、激しく彼女の中を穿ってゆく。
奥へ。もっと深く、彼女の中へ……。
――その時、だった。
「……祐一? こっちにいんのかー?」
教室の扉を開けて、真弘が中に入ってきた。
行為に陶酔していた珠紀は、思わず現実に引き戻され、目を開く。
祐一と教室でこんなことをしている所を……真弘に見られて、しまったら。
「……おっかしーなー。誰もいねーのか? ……クラスの女子が、こっち行ったって言ってたのになー」
頭をひねりながら、真弘は教室の中を歩き回る。
真弘は、まったく珠紀たちに気付いた様子がない。
……そんな、バカな。
295名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:44:36 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀8








いくらカーテンの陰とはいえ、こんな狭い教室で、真弘に自分たちの姿が見えないはずはない。
「……?」
眼で問う珠紀に、祐一はそっと頷き返した。
(……そうか、祐一先輩の、結界!)
珠紀は、はっと気付いた。
これは、祐一の幻術だ。
多分、真弘が入ってきた瞬間、祐一が結界を張り、自分たちを真弘の目から見えないように隠したのだろう。
珠紀がホッ……とすると同時に、突然、中にいた祐一が激しく動いた。
「……っ……!」
思わず声が漏れそうになる珠紀の口を、祐一が片手で塞ぐ。
見開いた珠紀の目に、苦しげに引き結んだ祐一の唇と、細められたその瞳が映った。
その瞬間、珠紀は理解する。
このままでいるのは……祐一も、辛いのだ。
祐一を、楽にしてあげたい……そう思うと同時に、珠紀の身体から力が抜けた。
途端、祐一は珠紀の最奥を突く。
その激しさに、珠紀は思わず祐一の指を噛んでしまった。

カタン、と机が動いた。
「……誰か、いんのか?」
不振に思った真弘が、珠紀たちの側まで歩みよる。
……いくら、幻術で、隠されているとはいえ。
半裸でつながった自分と祐一の傍らに、真弘が――。
珠紀の理性は焼き切れそうになった。
296名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:46:27 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀9








「いねーよなあ。風か?」
カーテンの陰が無人なのを確かめると、真弘はわずかに開いていた窓を閉め、珠紀たちに背を向けた。
(真弘先輩……ごめんなさい…)
珠紀の心は、何故か罪悪感でいっぱいになる。
しかし、そんな珠紀の注意を強引に自分に引き戻させるように、祐一は再び珠紀を強く突いた。
「あ……っ……」
顔から手が外され、自由になった唇から声が漏れる。
「……くっ……」
祐一は、珠紀の上で苦しそうに一瞬眉をゆがめ……。
――そして、珠紀の中に、己の精を吐き出した。

教室での行為が終わった後、少し休んでから、二人は一緒に家に向かって帰っていた。
いつものように、手を繋ぐ。
「……気持ち悪くは、ないか?」
珠紀を見下ろして、祐一は気遣うように言った。
その言葉の意味を悟り、珠紀は赤くなる。
終わった後。祐一は、珠紀の身体を綺麗に拭いてくれたが……それでも、己の蜜で濡れてしまった下着は湿ったままだったし……珠紀の身体の奥には、吐き出された祐一の精の残滓があった。
「よければ、一度俺の家に寄って風呂にでも……」
「い、いい、大丈夫、平気です!!」
祐一のとんでもない提案を、珠紀は即座に否定した。
297名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:48:53 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀10








そんなことをして帰ったら……家人に、なんて思われるか。
大体、祐一の家族に見つかったら、どうするつもりなんだろう。
「……先輩」
これは、一度きちんといわねばならない、と意を決して、珠紀は口を開いた。
「なんだ?」
「私、先輩のこと大好きで……こういうのも、い、いやではないですけど……」
そこで一度言葉を切り、珠紀は勇気を奮った。
「あの、次からは……もっと、時とか、場所、とか、あの……選んで、くださいね……」珠紀は思い切ったつもりだったが、それでも、結局最後のほうは、もごもごとした小声になってしまった。
「……そうか……わかった」
意外にも、祐一はあっさりと頷く。珠紀はホッとする……が。
「珠紀は、どこがいいんだ?」
祐一は、何気ない調子で聞いてくる。
珠紀は、思わず転びそうになった。
どこ、とは……ば、場所のこと、だろうか……?
(答えられない質問ばかり……する人なんだから……!)
珠紀は、キッと祐一を見上げて言った。
「先輩のイジワル! そんな質問には、答えられませんっ」
「……すまない」
珠紀が頬を膨らませると、祐一は困ったように笑う。
298名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 21:50:32 ID:2DtJBj/x
緋色の欠片祐一×珠紀11







その祐一の微笑みは、珠紀の中の全てを溶かす。……逆らえなく、なってしまう。
(反則だわ、もう)
怒った顔をしたまま、珠紀はすたすたと歩いた。

――「大好き」っていうことは。
相手の全てを受け入れてしまう、呪いみたいなものかもしれない。
……それは、とても、心地のいい……。

【終】
299名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 18:51:57 ID:dUeXIBFa
乙でした!!祐一先輩いい!!
300名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 04:09:43 ID:Uby/mQSl
上げ
301名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 09:23:41 ID:7Uw5jQQu
先輩のエロス!(*´Д`)
下着の描写とか丁寧でドキドキしますた。
結界は便利だなw
302名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 20:32:41 ID:8BhF6xiV
久々に来て見たら色々投下されててテンションあがった!

職人さんたちGJ!!萌えとエロスをありがとう
303名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 22:22:15 ID:2iC3pOPb
ほしゅ
304名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 01:43:48 ID:Vtndohqr
エランは乙女ゲに入るんだろうか。
結構好きだったが。
305名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 05:34:02 ID:REhIlz9L
そいやパレドも厳密に言うと乙女ゲじゃないんだっけ?
306名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 15:45:35 ID:mewBgequ
保守
307名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:19:40 ID:VChrn+dF
保守
308名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 00:54:29 ID:yiMqjpvY
エランは
「主人公は男女共部屋に鍵をかけない」
という公式設定で(´д`)ハァハァしたことがある。
ダウンイベントでパジャマ姿(推定)の奈央タソの部屋に、恋慕状態の男がノーガードで入ってきたときには脳内が妄想爆走状態になりますた。
309名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 00:25:48 ID:Iuyei+z+
フルハウスキスでむぎは部屋に鍵掛けて寝ているのか
いまだに気になってしょうがない。
310名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:28:13 ID:IuCtuxGp
地下室ではかけない
一哉の隣ではかける

とみているが。ご主人様の命令で。
311名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 01:55:50 ID:y5krAscC
>>310
雇用主の目が届かなかった地下ではやりたい放題ってことか?

エランはガシガシ子供産んで人口増やさないとな世界だろうし
試験中の主人公達はともかく
一般的にはやる気に満ちあふれた世界なんだろうなと思うと
妄想が止まらないw
312名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 02:11:37 ID:unNvXaa6
鍵はかけるとか全く考えてなかったw
皆最初に「女として見れるか!」みたいに言ってたから
夜這いしたくてもお互いに牽制しあって夜這いとかは
出来なさそうなww

エラン面白そうと思ってるんだけどなかなかみつかんね。
プレステだっけ。ブクオフにでも探しにいこう。
313名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 16:53:35 ID:IuCtuxGp
>>311
やる前には鍵をかけなきゃいかんのだが。
314名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 18:56:27 ID:RDdm5x9C
>>309
アンソロのゆわっち漫画で依織が寝てるむぎの部屋に入って○○を○○○てる
シーンがあったので、かけてないんじゃないか?
1、2ともに寝てる間に瀬伊も入り込んでたしな。
315名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:07:09 ID:IuCtuxGp
この流れなら言える!!



エロいのはヨウよりむしろカイリ
316名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 23:03:18 ID:ce9+B2Vf
>>314
ちょw その伏せ方じゃいったいいおりんがナニしたのかとww

でも確かドラマCD(鼻夢のおまけかなんかの)ではむぎが部屋に閉じこもって
そこにご主人様が合鍵でもって強引に入るとかいうのがあったよーな。
317名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 02:41:22 ID:z+9cEPl/
かなりさがってるのでage
318名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 23:52:42 ID:ixjUFfxN
リプルなんて、攻略相手と同じベッドでお昼寝イベントや押し倒されイベントまであった…わりにはエロくないのは何故だ?
319『VitaminX』 清春×悠里 0/10:2007/04/09(月) 20:08:58 ID:Q/IjDqhA
『VitaminX』の清春×悠里の話しです。

卒業直前のラブ度MAXな状態です。
捏造注意です。 多分誤字脱字も多いと。 まあパロってことでごカンベン。
320『VitaminX』 清春×悠里 1/10:2007/04/09(月) 20:09:37 ID:Q/IjDqhA
『聖帝の小悪魔、化け物になる』


とある日の放課後。 体育館での出来事。
いつも通り補習をさぼって逃げていった仙道 清春を追いかけて担任の南 悠里が体育館に行ってみると。

「喰らえ!水鉄砲」
「きゃーーーー!!」
清春の放った真壁家特製スーパー水鉄砲の強力な水流が悠里の顔面を直撃した。
まったく避けることもできず、正面からモロ、水を被ったせいで頭からスーツ、靴までビタビタになってしまった。
「カベに頼んで今日は前回よりももっと特製の水を仕込んでおいたぜ〜、ターゲットに命中した数秒後、ナメクジのようにヌルヌルに
なる薬だぜ〜? 精々すっころんで廊下に這いつくばってなー! キシシシッ ………………あれ?」

「イヤー、本当にヌルヌル〜、気持ち悪いーー!!」
「よお、……オマエ、服、透けてきてっぞ」
「へ? ええっーーーーーー!! な、何よこれーーーーー!!」
「いや、透けてるっつーより、溶けてる?」
スーツの上着が見る見るうちに溶けて消えていく。
その下に着ている白いブラウスも既に色が薄くなり地肌が透けはじめて……。
「きゃぁーーーーーーー、ど、どうして、いやーーーーー!!」
「あ、ブラウスなくなっちまった。 へー、オマエ。ブラジャー、ピンクか。 案外カワイイのしてんのなー。て、それも色薄くなってんぞ。 
まさかそんなもんまで溶けちまうの? 流石、真壁財閥の研究チーム、すげえ薬作るよなー。 いやー、オレ様もこれには驚くってーの」
「そんなトコで感心してないで、どうにかしてー!」
「どうにかっつってもなー。 オマエの今の顔、面白いし。 おお!こりゃまたとないシャッターチャンス!! デジカメデジカメ(パシャ)」
「もう!清春君! 酷いじゃないの!! こんな事するなんて」
「ああ? オレはこんな薬頼んじゃいねーっての。 オマエのハダカ観たいほど女に不自由してねーしなぁ? 多分翼が薬、間違えたんだろ」
「そ、そうなの? ごめん。 ああ、もう今そんなことはどうでもいいの。 早くこの薬、止めてよー」
「あ、ブラジャー殆ど溶けてなくなっちまったな」
「きゃあああああヽ(`Д´)ノ 見ちゃだめー!!」
必死で両腕を胸に巻きつけて身体を清春に晒さないように丸くうずくまる。
「ほらよ、取り合えずコレ着とけ」
そう言ってあさっての方向を見ながら清春が投げて寄越したのは清春が今まで着ていた制服の上着だ。
321『VitaminX』 清春×悠里 2/10:2007/04/09(月) 20:09:56 ID:Q/IjDqhA
「ありがと〜」
藁にも縋る思いで、それを受け取り身体に被せる。
が、それは綿菓子が熱でトロけるように、みるみるうちに溶けて消えようとしていた。
「ちっ、その液で濡れた衣服は全部溶けちまうみたいだなー。 まあ髪の毛は大丈夫そうで良かったなー。ククク」
「そ、そんな事言っていないで、なんとか……はっ!!」
体育館の外で微かに男子生徒の声がする。 
(このまま誰かが体育館に入ってきたら私は晒し者に!! ど、どーしよ〜)
スカートも殆ど残っていない。下着がなくなるのも時間の問題だ。
顔から血の気がひいていくのが解る。

「ったく、しょーがねーなー」
清春が物凄い勢いで体育館の出入り口に向かって走っていく。
(まさか、私をこのままにして逃げる気!?)
しかし、清春がとった行動は悠里の想像とは異なっていた。
床掃除のモップの柄を使って中からツッカエ棒にして出入り口を塞ぐ。
外からは『あれ? 鍵が閉まってる?』『どうする、バスケできないじゃん』『誰か鍵取ってこいよー』などと声がしている。 
どうやらこれで暫くは外からは誰も入ってこれないようだ。
「よ、よかったぁー」
悠里がほっとしている間に、更に清春は用具室に駆け込むと中からビニールのブルーシートを持って来てくれた。
「ホラよ。多分こいつならビニールだから、布よりは溶ける時間が稼げるかもな。 早くシャワー浴びて来い」
「う、うん。ありがとう清春君」
元はといえば清春に変な薬をぶっ掛けられて素っ裸にされたわけだからありがとうもないもんだが。
ブルーシートはゴワゴワで身体に巻き付けにくかったが、それでもなんとかこれで歩けるようになった。 清春がこのシート
を持ってきた時点で、もう悠里の服は下着もストッキングも、靴もゴムの部分だけを残してすっかりに溶けきっていた。
322『VitaminX』 清春×悠里 3/10:2007/04/09(月) 20:10:24 ID:Q/IjDqhA
「シャワー室が体育館の隣で良かったー」
暖かいお湯であの正体不明な液体を洗い流す。
「あー、さっぱりした。この学校って良いシャンプーとリンス使ってるわねー。さすがブルジョワ校ね」
「……おーい」
シャワーの個室の外から声が聞こえてきて悠里の身体がビクリと跳ね上がる。
「きゃ!どうして入ってくるのよ」
「……なんだよ、タオル要らねーのかよ。 それならオレ様はこのまま帰っちまうぜー」
「要ります、要ります。お願いします、タオルください」
「オレの使ってるヤツしかないけど、いいか?」
「うん、ありがとう、清春君」
個室のドア越しに聞こえてきた声。 その声に向かって手を出す。 すると手にフワリと柔らかいタオルが置かれる。 
急いでタオルで身体をゴシゴシと拭いて、恐る恐るタオルの状態を見る。 
「うん、タオル溶けてない。 もう大丈夫みたいよ? 清春君」
「ふーん、そっかー、良かったなー、センセー」
その声は思いのほか自分の直ぐ近くで発せられていることに気が付いた。 いつのまにか個室の中に清春が入ってきていた。
「きゃっ!ちょ、ちょっといきなり入ってこないでよ。ここ女子専用よ!」
清春の姿に慌てて後ろを向き、タオルを巻きつける。
「せんせー。 俺達の初めてだからさー、選ばせてやるよ。 ここ?それとも保健室?」
「……何の事?」
「良いから選べよ、今すぐにだ」
「だから、何のこと?」
「あー、いっとくけどぉ、『どっちもイヤン』はナシ!! そんな興ざめな事言いやがったら、今すぐココで突っ込むから覚悟しろぃ」
「?」
「あのさぁ。マジでオレの言ってる意味わかんないわけ? オマエさー、そういうこと無知過ぎ、無防備すぎ。それとも
センセー、オレ様の事煽ってんのかよ」
目がいつもの悪戯好きで子供っぽい清春と違っている。 ギラギラとした……男の目。 流石に鈍感な悠里も清春が
何を言っているのか理解する。 とにかく時間が稼げれば……。
「え、あ、あ、あの……あの……、じゃ、ほ、保健室、かな?」
323『VitaminX』 清春×悠里 4/10:2007/04/09(月) 20:10:48 ID:Q/IjDqhA
「そうか、保健室なー。 OKーOKー。 やっぱベッドの上の方が良いよな。 それにあそこ『明るい性活指導』の一環で
ゴムがダースで置いてあるからなー。 便利だよなー保健室って。オレあそこの合鍵持ってんだ。 キシシシ。 そいじゃまぁ早速行きますか」
そういうが早いか、清春は先ほどのブルーシート使って悠里を『簀巻き』にした。
「ちょっとー!何するのよー」
「オマエが素っ裸でシャワー室から保健室まで歩いていくのならそれでもいいんだぜー?」
「そんなの……できるわけないでしょ!」
「オレ様はオマエの肌を凡人のクズどもなんかに小指の欠片さえも見せたくねーんだから、大人しくシートに巻かれ
とけっての! ほら長イモには巻かれろっていうだろが」
「それを言うなら『長いものには巻かれろ』でしょー。 バカー!! いいから離してよ!!」

(折角、舞踏会のとき露出度の高けードレス着た先生を他のヤツラに見せたくなくてあんな苦労までしたのに、
ここでマッパなんか誰が拝ませるかっての!! B6の連中でも絶対にゆるさねぇ)

抵抗もむなしく、簀巻きにされた悠里は清春に肩から担がれて保健室に運び込まれてしまった。

(ビニールから転がり出たと思った場所は保健室のベッドの上で私はタオル一枚しか身につけていない。ドアには
ご丁寧に鍵がかけてあって目の前には悪魔が1人。 絶対絶命の大ピンチ???うううぅ〜)

「ね、ねぇやはりここは学園内だし、私は教師で貴方は生徒だし、こういうのは良くないと思うのよね。 ね、聞いてる? 
なんでそこで戸棚から包帯とか出してるの……かな?」
「あー、それはオマエがおもいっきし暴れそうだから、取り合えず両手封じ込めようと思ってさ」
「そ、それだけは、止めて、お願いしますから。 こんなことがバレたら私はクビで、清春君は退学になっちゃうよ? 
今までこんなに補習してきたのに、全てムダになったらイヤでしょ?」
「別にぃー?クククッ。 どうせこんな時間まで他の生徒は誰も残ってねーよ。 保健医も帰っちまってるし。 
バレなきゃいいんだよ。 ホラ両手を出せ」
「ダメ!絶対にダメです!!」
324『VitaminX』 清春×悠里 5/10:2007/04/09(月) 20:11:15 ID:Q/IjDqhA
「出せよ。……気持ちいいことしようぜ〜。 それともオレが相手じゃ不服かぁ〜?」
「そんなに、か、顔近づけないで」
ベッドの上では逃げるのにも限度がある。 追い詰められてそのまま馬乗りに成られて、とうとう両腕を包帯で
グルグル巻きにされてベッドのパイプに縛り付けられてしまった。
「これでよしっと。 このタオルはもういらねーな」
ペラリと剥がれて、ついに清春に肌を晒すことになる。 タオルと一緒に教師という仮面も剥がされてしまった気がした。
「ヤダ、清春君、やめなさい! ……お願い、……見ないで。見ないでよ〜」
教え子に自分の全裸を見られる……。そう思うだけで羞恥に肌がピンク色に染まっていく。
「さっきも思ったけど、結構胸あんね、オマエ」
ギュっと両手で胸を捕まれて身体が跳ね上がる。
「……ァ…ん……」
「なんだよー、イヤイヤつっといて、ヤルキマンマンじゃーん?」
何とか抵抗をしようと両手を動かしてみるが包帯はしっかりとベッドの結わえられていて一向に解けそうにない。
唯一自由になる両足もヘタにジタバタすると下腹部がむき出しになって更に辱めを受けるだけとあって、悠里は
結局身悶えするより他なかった。
「なんだよ、ヒャハハハ ……もう抵抗しねーの?」
(出来ないから困ってるんじゃないのー!)
頭では彼のこれからの将来の事を考えて、今すぐにでもこんな事を止めさせなければならないと解っている。
でも、身体がまったくいう事を聞いてくれない。 このハンサムな顔で迫られたら……何も考えられなくなる。

清春の丹精な顔が近づいてきて首筋をネロリと舐められる。
そのままキュウっと痕がつくまでキツク吸われて、それがそのまま快感になる。
「……ァ・・ンァ……」
唇はそのまま下がっていって胸元にもキスマークで占有の証を刻まれる。
「やわらけー」
両胸を鷲掴みにされる。 悠里の太股には清春の欲望があたっていて、それを意識した悠里の身体に震える
ような感覚が走る。
「足開けよ」
「ダメ……そんなのダメ、んッ……んん……」
否定的な事を発する口を塞がれていた。 歯茎も、歯も、その裏も、舌も、およそ舌を這わせられるところ全てを
清春の舌が蹂躙する。粗野で攻撃的な口付け。 なのに身体の芯から蕩けそうになる。
指がするすると腿の内側を撫上げ、悠里が一番感じる部分に手を挿し入れた。
325『VitaminX』 清春×悠里 6/10:2007/04/09(月) 20:11:42 ID:Q/IjDqhA
自分でもまったく気が付いていなかったがそこは既にぬめりを帯びていた。 部屋にクチャクチャと水音が響く。
「ったく、なんだよ、この濡れようわよー。 清純な女教師ちゃんは実は淫乱でヌレヌレ〜?キャハハ もうオレ様の
魅力にメロメロだなぁ。 ホラ、この指見てみろよ。ネチャネチャだろ〜」
そう言って悠里の目の前に突き出された清春の左手は、確かに悠里の愛液で濡れそぼって、指を開いたり
閉じたりする度にキラキラと糸をひいていた。
「イヤ……イヤ……」
自分の痴態を突きつけられて真っ赤になりながらイヤイヤをするように頭をふる。 今までどんな悪戯をされ
ても泣かなかった悠里が初めて清春の前で涙を零した。
「いーなー、その顔。ゾクゾクするぜ。ククク」
悠里の額に清春は自分の額を押し当てて、悠里の瞳を覗き込む。 悠里は清春の瞳の中に、隠しようも無い
サディズムを感じる。 こんな年下の生徒に辱められてイヤなのに。 ムリヤリ自分の欲望を暴かれて恐いのに、本気で止められない。
(こんなことしちゃダメなのに……。私は清春君のは先生なんだから。たとえ好きでも ダメなのに……) 
また涙が一筋零れる。

「ヤベーなー。……オマエがそんな顔してっから、嫌がらせして寸止めするつもりだったのに、もー止めてやれなくなっちまったぞ」
清春は手荒く悠里の足を広げてそのまま両脇に抱え込むと、自分も手早く上半身の衣服を脱ぎ捨てて、制服のズボンの前を寛げると、
一気に悠里の中に入ってきた。
「ふ、ぁあ……やあああぁッ……ン、ぁあッ!!」
中に中に腰を進めて奥まで暴かれる。
「ん、き……もち……イイっ……オマエ、の中……凄ぇ……イイっ……くっ……もってかれそー……」

衝撃を抑えるためにじっとしていた清春だが、徐々に、徐々に。腰が激しく動き出す。快感にぶるぶると震える悠里の胸を
鷲掴み、腰を強く、激しく突き入れる。 そのまま暫く激しくストロークを繰り返す。

「ぁ、やぁ……き、よはるッくん、あ、ああ、ンあっ、あああ……あ!!」
「なんか……ヤってる最中に名前呼ばれると、こ、腰にくんなー。 あー、オレ様、もうダメそう……」
ついに極まりつつある清春が更に腰を強く、激しく突き入れる。
「えっ? あ? やあぁ……そんな激しく、……しないでぇ……ああ、ぉあぅッ、ん、んんッ……!!」
「お、れもッ、もう……ゆーり……ゆーり……く、ぅあ!!」
清春は汗だくになった悠里の身体を強く抱きしめながら、ついにベッドにくずおれた。
悠里は清春の重みを胸で受け止めながら、快感でボーとした頭で(清春君の真剣な顔、初めて見るな……)と呟いた。

  □◆□

326『VitaminX』 清春×悠里 7/10:2007/04/09(月) 20:12:05 ID:Q/IjDqhA
……あれからどれくらいの時間が経ったのか。

「や、やぁッ、駄目……、だめだよ……きよはるくんッ……、もう、駄目……あ、あ、ああッ!!」
(また……イっちゃった……)
過ぎた快感のせいで、頭が回らない。 それどころか足も……。もう指一本動かせない。
まだ快感を引きずって蕩けるような顔をしている悠里。 頬は薔薇色に染まって額には汗で前髪が張り付いている。 
それを指ですくようにして清春が除けてやる。
「カワイーなぁー。もう本当にオマエはよー。そんなカワイー顔してっから喰っても喰っても喰いたりねぇよ。 あー全然
足りねぇ。もっと喰いたい。 ……骨までしゃぶりたいぜ、子ブタちゃん」
「子豚は……止めてって……言ってるでしょー。……もうダメ、限界。 君、何回やれば気がすむわけ?ちゃんと
数えてないけどもう5回はしてると思うんだけど……ハァハァ」
「んー、あと4、5回ってとこかぁ? ヒャハハハハ」
「げぇ!ダメ、そんなの絶対ダメ。 死んじゃう。私死んじゃうよ。バスケで鍛えてる清春君にそんなに付き合いきれる
わけないでしょ!!この化け物!!」
「キシシシッ。んじゃあと10回くらいはしてやるからな。十代の性欲を舐めんなよー!死ぬ前にぃ〜天国にいきな!!」
「……お願いします。 もう勘弁してください」
そんな激甘ピロートークを繰り広げているベッドの衝立の陰からいきなり思わぬ人の声がした。

「いい加減にしろ、清春」
「きゃあああ、つ、翼君!!」
真壁 翼が立っていた。 いつの間に保健室の中に入ってきたのだろうか。 鍵が掛かっていたはずなのに。

327『VitaminX』 清春×悠里 8/10:2007/04/09(月) 20:12:28 ID:Q/IjDqhA
「二時間後に担任の着れそうな服を持って来いというから、このオレ様が自ら持って来てやったのに、貴様はいつまで
待たせれば気がすむんだ!」
「なんだよカベ。 オマエが仕込んだ薬で迷惑こーむってんだから、オレ様のパシリになるのは当然だろ! ところで勝手に
入ってくんなよ。 オレのモノ勝手に見るな」
清春がベッドのシーツを引き寄せて悠里に丸ごと被せて翼の視界に悠里が入らないようにする。
そんな清春の独占欲まるだしの行動に呆れながらも内心目のやり場に困っていた翼はやっと衝立の影から出てくる。
「まったく迷惑が聞いて呆れるな。 どうみてもrackからボタモチだろう。 逆にこのオレに感謝しろ。
それに…………オマエ、いい加減にしないと、先生マジで死ぬぞ。 運動バカのオマエの体力と一緒にするな」

「うるっせーよ。 それより言ったもんちゃんと持って来てくれたか?」
「ああ、任せろ。スーツと女性用下着。 バストがXXcmウエストがXXcm……」
「モガモガ、ちょ、ちょっと、なんであんた達が私のスリーサイズ知ってるのよー!!」
「清春に聞いたからな」
「き、清春君!!」
「この間のオマエの身体測定の結果見たんだよ。 オレ様の手に掛かればそんな情報ちょろちょろい、クククッ!」
「三角形の面積の出し方すら覚えないくせにそういうのだけは直ぐに覚えるんだから!」
「オマエのセイカンタイはいっぱつで覚えられんのになぁ〜。キシシ」
シーツでは覆い切れなかったパイプベッドに包帯で縛り付けられた悠里の両手に目をやって眉を潜めながら、それを見なかった
ことにして翼は出口に向かう。 
(人のコイミチを邪魔するヤツはhorseにkickされるんだったか?日本のことわざでは)

「……まあ、今日は学園は立ち入り禁止にしておいてやったから、ほどほどにしておけよ、バカップル」
「サンキュ〜カベ。気が利くじゃん」
「バレたら先生がクビになるんだからな」
そう言って翼は少しだけ羨望を含んだ眼差しで振り返ったが、そのまま部屋を出て行った。

「ちょ、ちょっと待って翼君、出て行かないで、お願い。せめてこの包帯だけでも何とかして!!お願い帰ってきてー!!」
「おうおう、オレ様の腕に抱かれながら他の男の名前を呼ぶたぁいい度胸だな。 罰としてあと5回追加してやるよ、
ヒャハハハハ! だいたい今まで、オレ様がどれだけ我慢してやってたんだと思ってんだヨ! 二人っきりの教室でノンキに
薄着で補習したり、オレん家のオレの部屋まで押しかけやがって。 今日と言う今日は思う存分ヤラせて貰うからな!!」
「もう……やめてぇ〜……」
328『VitaminX』 清春×悠里 9/10:2007/04/09(月) 20:12:57 ID:Q/IjDqhA
翌日、あまりのされように、流石に寝込んで起き上がれなかった……。 
そして、一週間後のバカサイユでのランチタイム。

「ね〜、キヨ〜。最近マジメにホシュー出てるみたいじゃん。 どうしたのぉ〜? 最近はイタズラもあまりしてないって皆
言ってるしさ。 センセに言われてマジで改心しちゃったわけ?」
悟郎が清春に話しかける。 清春はたしかに最近真面目に補習を受けるようになった。他の生徒や先生達に悪戯を仕掛ける
ことも少なくなっている。
「バァーカ。改心なんてこのオレ様がするわけねぇーだロー?」
「……じゃあどういう心境の変化だ?」
瞬も不思議そうにしている。 今までは瞬が清春のしかける悪戯の一番の被害者だったから喜ばしい事なのだがあまりにも
急に被害が減って少々気味悪がっているようだ。

「おコチャマなイタズラはもう飽きただけだっつーの。 こいつありとあらゆる事を試したけど全然ヘコタレねぇからよー。 
それとさー。ククク。 ……こいつ泣かすのに、もっと効率のいい方法に気が付いちまったしなあー。 なー悠里?」

「えっ? うぐっ、ごほごほっ!」
いきなり話しを振られて悠里は思わず食べていたお肉を喉に詰まらせる。
「あ〜、センセの事、名前で呼んじゃってー。 なんか二人ともア・ヤ・シ・イー」
悟郎が冷かすのも何食わぬ顔で、悠里にその悪魔的に色っぽい顔を近づける。
「ククク。 イタズラで泣かすより良い声で啼くもんなー。次はもっともっとイイトコ発見してやっからなー。キシシシッ」
「!?」

何を言われたのか私の鈍い頭で理解した時には、すでに他のB6にもその意味を悟られていた。
(な、なんでバラすのよおー)
どう言って誤魔化したらいいのか解らない。 今更遅いし。 恥ずかしすぎてもう顔を上げられない。 
涙目で清春君を睨みつけると悪魔は満面の笑みを返してきた。

「センセ、なに俯いてんのーって。 わー、センセ!顔ユデダコだよー」
「おい、まさか、先生がこんなヤツと……ヨモマツだな」
「それを言うなら”世も末”だろナナのバァーカ」
今まで我関せずだった瑞希やトカゲのトゲーも顔を覗き込む。
「…………トマト…………みたい……」
「トゲー?」
329『VitaminX』 清春×悠里 10/10:2007/04/09(月) 20:13:27 ID:Q/IjDqhA
翼は上品な仕草で、ナプキンを使って口を拭うと高笑いをした。
「ハーッハッハッハ。 『聖帝の小悪魔』を手なずけたケウ?な教師だと思っていたが、調教が行き過ぎて悪魔に取り
付かれたか。 担任。一生逃げられないぞ。 ま、せいぜい頑張れよ。 Good luck」
「ちょ、ちょっとー?」
いまだに顔の色が真っ赤なままの悠里の肩を強引に抱き寄せ清春が宣言する。
「ったりめーだっつーの! おめぇらも手出すなよー。コイツに指一本触れたらぶっ殺ーす! 今だってコイツのカワイー顔を
おめぇらに見せるのは嫌なんだからなぁ」
「じゃあ、なんで見せてるんだよ」
すかさず一に突っ込まれるが、一の方には目もくれず悠里の頤を清春が持ち上げる。
「バァーカ。見せ付けてるんだよ! オレらのラブラブさをなー。 ……ちゅ」
(今、キ、キ、キ……キスされた。 しかも唇に! B6の面前で!!)

「……つまり、牽制しているワケか」
一同が呆れる中、瞬は無視を決め込んで自分のランチをせっせと頬張る。 翼は流石に食傷気味でランチを下げさせて秘書の永田を呼ぶ。
「フン、下らん。 これ以上目の前でされるのも気分が悪いな。 永田、バカサイユに、今度からベッドルームも用意してやれ」
「はい、翼様」
「そんなもの用意しなくていいから! って、な、永田さんもいたんですかー? もうイヤーーーー!!」

ところで本当に一生逃げられないのは決定なんですか?……。 この”イケメンだけど馬鹿でスタミナの化け物”な悪魔から……。

〜おわり〜
330名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 20:15:04 ID:Q/IjDqhA
お目汚しスマソ。

もっと認知度UPする事を期待して。
331名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:02:34 ID:lIc4v6OC
>>319
禿しくGJ!
清春イイヨー清春 (;´Д`)ハァハァ
332名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 22:50:10 ID:6PJifyPk
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )  ビタミン来るの、密かに待ってた
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョブ
333名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 00:26:46 ID:tKjI3/78
わービタミン来てる!テラGJ
334名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 01:26:49 ID:9oqK0+on
ビタミン待ってましたハァハァGJ!
335名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 22:42:46 ID:IwXq/gt6
待ってた、待ってたんだよ− GJ!
ちゃんとおバカなとこもコミで笑いつつ萌えた
336名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 07:45:59 ID:7lqYDl+3
うわービタミンきてる!
>>319GJGJ!!すんごい萌えたよー
337名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 02:13:19 ID:43u17x+b
ビタミン待ってた超GJ!
清春様らしいよ清春様。
塚、翼に萌えたwかわいいやつめw
338名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 15:22:32 ID:NXE0E8vg
vitaminGJ!!!
清春いいよ清春
339名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 20:53:06 ID:sb6kYQUY
欲を言うならできれば顔文字は止めてほしかったな。


でもGJ!
340名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 00:06:16 ID:gmUl5k2Y
GJ!!キヨも翼もイイなー。
SS読んでビタミンって、ED前(教師と生徒)とED後(恋人同士)両方共おいしいなと思った。
T6にも萌えるしアペンドとかも含めて色々妄想しがいがあるなあ。
341『VitaminX』 瑞希×悠里 0/8:2007/04/16(月) 01:54:04 ID:aQ9U2UQi
『VitaminX』の瑞希×悠里の話しです。

卒業後の話しです。
捏造過ぎです。 エロ少な目です。  
文章はヒドイのでノリだけ楽しんでもらえると。スマソ。

あと本編のネタバレを多分に含みますのでまだEDをご覧になられてない方はスルーお願いします。
342『VitaminX』 瑞希×悠里 1/8:2007/04/16(月) 01:54:29 ID:aQ9U2UQi
『やっぱり……?』


二人のデートは植物園とか公園とか。 植物が多い、人が少ないところが常だけど。
今日は珍しく瑞希が「悠里の部屋がいい」と言い出し、部屋でゆっくりすることになった。
どんな場所に行っても瑞希は途中で眠ってしまうのであまり変わりないが。
それでも部屋の中なら爬虫類が大集合することもないし、安心してデートができるのでちょっとうれしい。

「……ここに座って」
「うん」
瑞希は悠里をベッドの近くに座らせると包むようにぴったりと後ろからくっついて座る。
そうして自分は外国の科学雑誌を、悠里は最近手に入れたペーパーバックを読むことにする。

瑞希は以前、人嫌いで人肌を嫌悪していた時期があった。 
でも今はトラウマも乗り越え、今まで与えられなかった人の温もりを取り戻すかのように悠里にくっついてばかりいる。

(こんな大きな体なのに子供みたいなんだから)
大型犬に圧し掛かられているような気分の悠里だが、最近ちょっと思うことがあった。

卒業式の日に瑞希君は告白をしてくれたけど、キスはしたけどそれ以上は求めてこないでいる。
私も元教え子にそういう事をするのって……ちょっと抵抗があるけど、瑞希君が求めるのなら……って思ってた。
だけど、特に何もしないってことは、今はこうやって触れ合っているだけで満足しているのからなのかな?

何せ十数年をずっと人に怯えて生きてきたわけだから、そんなに簡単にその……。
いきなりああいうことをする気にはなれないのかもしれないし。 だから私もいつかそういうような関係には
なりたいと思うけど、
特に急ぐことはないか、ちょっと物足りなさは感じるものの、案外こんな風に、交わす言葉は少ないけど、
のんびり読書をしたりお昼寝をしたりしながら、優しい空気を共有する関係も悪くない。

と悠里は思っていた。

   ◇◆◇

343『VitaminX』 瑞希×悠里 2/8:2007/04/16(月) 01:54:53 ID:aQ9U2UQi
それにしても今日はいつにもまして本当にべったりだ。 

部屋の中だから人目がないせいかな。
188cmの長身。すらりと長い手足。 若くてしなやかな身体。 キレイで、博識な私の恋人。
こんなにくっついていると、こっちはついついヨコシマな思いでドキドキしちゃうんだけど。 
瑞希君の息が首筋に当たってくすぐったい……。

「……どうしたの……なんか急に心拍数が上がった」
ドキッ!! 鋭い。 落ち着かなきゃ、と思えば思う程、ドキドキして首筋まで赤くなっちゃう。 
な、なんとか誤魔化さないと
「えっ!や、その。……えーっと…えと、あの…………あ、このミステリー面白いの、今度瑞希君にも
貸してあげる!」
「……?……うん……」
そう返事をするとまた瑞希君は雑誌に目を戻す。
ほっ。 良かった。私がよからぬ思いを想像したなんて悟られたら恥ずかしいしね。
私もまた小説に没頭しようと思った矢先に、それは起こった。

ぽとり

頭に何かが乗っかった。
「トゲー」
瑞希君とさっきまで一緒に雑誌を眺めていたトゲーが何時の間にか私の頭の上に落ちてきた。
トゲーは瑞希君の友達のとかげ。 とても賢い、しかも声を出すとかげなのだ!
そのトゲーは瑞希君のそばを滅多に離れたりしないのにどうして?と思っていると、トゲーはするすると
頭の天辺から髪の毛を伝って降りてきてそのままぽとんと肩にのっかり、ブラウスの襟首から中に飛び込んだ。

「ちょっと、ヤダ!トゲーがエリから服の中に……きゃ!く、くすぐったい、あは、あははそこダメ!イヤ」
小さな生き物が体を這いずる感覚であまりにもくすぐったくて、体を捩らせた。
「……」
「ねえ、早く、捕まえて。捕まえてよー。ヤダ、へんなとこ入らないで、そこダメダメ。 ちょっと、ダメー!!」
瑞希君はちょっと口を尖らせてむっとしている。
「……トゲーと二人で楽しんで、ずるい……」
「そ、そうじゃなくて、イヤ……アハハハハ。 もう〜、早くしてよー、もう我慢できない!!」
そういうが早いか、私はいきなり服を脱ぎ始めた。
344『VitaminX』 瑞希×悠里 3/8:2007/04/16(月) 01:55:23 ID:aQ9U2UQi
ブラウスのボタンをぷつぷつと外し、脱ぎ捨てる。
「あ、こんなところにいた! もうトゲー!! 早く瑞希君のところに戻りなさい! きゃ!ちょ、ちょっと!!」
胸の谷間に潜り込んでいたトゲーは服が急に取り払われて驚いたのか、そこからスススと素早く移動し、次は
スカートの中に潜り込んだ。
「きゃあああああ!? ちょっと、こんどはそっちなの?? 瑞希君もなんとか言ってよー!! トゲーが悪戯ばっかりするの」
「……悠里…………おちついて…………」
「いや、そんな奥まで入っちゃだめぇーー。 そんなとこ這いずり回ったらだめだって、もー、トゲー!!
いい加減に出てきなさいーー!!」
私はとかげが身体を這いずるくすぐったさに我を忘れて周りがまったく見えていなかったらしい。
今度は慌てて立ち上がるとスカートのファスナーに手をかけた。
「………ちょ……と、まって…悠里…………」
そう止める瑞希の言葉に気が付くこともなく、躊躇なくスカートを瑞希の目の前で脱ぎ捨てる。
「あーーー!!こんなところにいた!! もーどうやって潜り込んだのよ!! ストッキングの中に入って
動けなくなってる!! あ、そんなにもがいちゃダメだって、ちょっとまって、あ、ヤ、あーーん、もう
ストッキングが爪に引っかかって破れちゃったじゃないのよーーー!!」
「……」

トゲーはぴょんと私の体から離れて床を這ってどこかに行ってしまった。
くすぐったさから解放されて、改めて今の自分の状態に、いかに自分が馬鹿なことをしたかを悟った。
男性の目の前で洋服を自分で脱ぐなんて。 しかも下着しか身につけていない状態。
これじゃあまるで瑞希君の目の前でストリップしたようなものだ。
恥ずかしさにみるみるうちに身体中が赤くなる。
「あ……、あの……わたし……、ごめんなさ……」
手早く脱いだ服をかき集めようとしたが。
「悠里」
いきなり抱きしめられた。
抱きしめる瑞希君の腕が身体にぎゅっと食い込む。 身体がきしみそうなくらいだ。 今までにない力強さに驚く。
「み、瑞希……君?」
まるで逃がさないとでも言うかのように、強く抱きしめられる。
「悠里………………。いい?」
いつも低体温な瑞希君の身体が凄く熱い。 呼吸もハーハーと荒く早いものに変わっていた。
「…………だめ?」
そんなおあずけくらった犬みたいないたいけな瞳でみないでよ。 可愛すぎるぅー!
「えっと、……いい、わよ」
ちょっと躊躇ったあと、私はOKを出した。
しかし瑞希君は私を抱きしめたまま、動こうとしない。

「……初めてだから、どうしたらいいか……解らない……」

345『VitaminX』 瑞希×悠里 4/8:2007/04/16(月) 01:55:48 ID:aQ9U2UQi
私がリードしろってことなの? 私だって経験がないわけじゃないけど……、自分からリードするのは始めて
の経験だ。
しかし私も教師だ。 生徒が問題が解けなくて困っていたら優しく導くのが使命なはずよ。
いささか情けない理由を頭の中でこじ付けながら、決心する。 が、がんばれ私。
「来て」
そっと瑞希君の両腕に手をかけて自分の身体から剥がすと、右手を握ってベッドのほうに促す。
そして自分からベッドの上にのり、瑞希君もひっぱる。
「えっと、じゃあ、まずベッドに横になって」
「……ん」
瑞希君は私のいうままにその身体をベッドの上に横たえた。
少し不安そうな顔が私の中の何かを煽る。
「服、脱がすね」
「う、うん」
ゆっくりと瑞希君の上着を肩から落とし、その下のシャツを捲り上げていく。
以外と胸板が厚いのよね。 肌から立ち上る瑞希君の香りにくらくらしながら、すぽっとクビからシャツを
抜いてしまう。
次はベルトの金具を外しに掛かるが、瑞希君がクッションを背中の下に敷いて少し上体を起こした姿勢の為
なのか、なかなか金具がうまく外れてくれない。
ベルトだけ瑞希君が手伝ってくれてなんとかベルトを外すことができた。 後はファスナーを下げて……。
うわー、なんか心臓がドキドキしてうるさいくらいだ。 
上半身は裸、スボンのファスナーを下げて下着が見えている状態になって、そこで改めて自分のこのステキすぎる
恋人を眺める。 

凄いキレイ……。 大理石から掘り出された彫刻のよう。 思わずぼーっと眺めてしまう。
こんなステキな瑞希君を私の好きにしていいなんて……。 鼻血がでそう。 興奮しすぎて息が苦しい。

「悠里……キスして」
そうだ。 私は自分がリードする、ということに夢中でまだキスすらしていなかった。
瑞希の両肩に手を置いて唇を近づける。 彼の丹精な顔がどんどん迫ってくる。
「……」
吐息が私の唇を掠める。
そっと触れ合わせると瑞希君の身体がぴくりと動いた。
な、なんかイケナイ事してる気分……。
346『VitaminX』 瑞希×悠里 5/8:2007/04/16(月) 01:56:08 ID:aQ9U2UQi
そのままキスをしていると瑞希君はとまどっているのか一瞬口を開きかけた。
そこですかさず舌を入れてみる。 ちょっと強引に、でも恐がらせないように。彼の舌を追いかける。
「こういうキスはイヤじゃない?」
散々蹂躙しておいて今更聞くのも変だけど、瑞希君が嫌悪感を持っていないか確認する。
「……大丈夫……」
「そう。 じゃあ続けるわね」
じっと彼のちょっと困ったような瞳を見つめながら、今度は手を少しずつ胸やわき腹に這わせていく。
指で乳首をはじきながら、耳たぶを優しく噛んだり、首筋を舐めたりしてみる。
「……っン……」
「耳、気持ちいいの? 胸はどう?感じる?」
「ん……気持ちい……うう……」
されるがままになって、でも少しずつ快感に身を捩るようにする瑞希君を見ているだけで、私も体の中から
熱い雫が滴り、下着を濡らしていく。
下のほうに手をずらしていくと、ボクサーショーツを押し上げるように彼のあの部分が盛り上がっている。
「瑞希君たら。こんなになっちゃったの? キツイよね」
手で下着の中から解放してあげるとその熱いモノはビクビクと震えて、硬く反り返った。
「口でしていい?」
「…………え……、あ、うん」
こんなことをするのは初めてだから、うまくできるか自信がない。 でも瑞希君を喜ばせてあげたい。

髪がじゃまになるので片側に寄せて肩に垂らす。 
そして両手に瑞希君のそれ持って唇を近づけていく。 
(うわ……おっきい…………こんなの全部入らないよ……)
「あむ……」
「……っ……!!」
ぺろりと先端を舐めたあと、口いっぱいに頬張ると、先からじわりと溢れたちょっぴり苦い味が舌に広がる。
瑞希君感じてる……。 ちらっと上目づかいで様子を見ると、口の中の灼熱がドクン跳ねてさらに容量を増した。
その事に驚いて、もっともっと気持ちよくしてあげたくて、唇や舌を必死で蠢かす。 
横によけていた髪の毛が降りてきて私の顔を隠す。
すると瑞希君が私の髪を摘んで耳に掛けた。 口で奉仕している顔を熱い視線で覗き込んでいる。
なんか急に恥ずかしくなって顔を背けた。
でも、瑞希君は手で悠里の顎を捕らえてまた顔を覗き込む。
347『VitaminX』 瑞希×悠里 6/8:2007/04/16(月) 01:56:25 ID:aQ9U2UQi
「ちょ、ちょっと顔見ないで」
「……でも……悠里が咥えてるところ、見たい……」
「いや、恥ずかしいもん。 お願い、見ないでって。 もう〜見ちゃダメ」
「悠里、顔真っ赤だ」
「だから、恥ずかしいって言ってるじゃないのー」
「僕の咥えてる悠里の顔……いろっぽい」
「そういう事言ってる余裕なくしちゃうからねー」
そう言いながら咥えなおすと、夢中で限界まで硬くなったそれを唇で扱き出す。
「…………くっ……もう放して……」
そう懇願する瑞希の声を無視して、喉の奥まで頬張り、大きくて入りきらない部分は両手を使って激しく愛撫する。
「……本当に、やばい……はや……く……放し……クゥ!……ン」
喉の奥に熱い液が放たれる。 悠里はその愛しい彼のモノを、なんとか飲み下すことができた。
そんな私をぼーっと眺めている瑞希君。 ちょっと刺激が強すぎたかも?

「大丈夫?」
「ん……口に出しちゃった……。ごめんなさい」
「いいのよ。気持ちよかった?」
「……うん……」
うっとりと答える瑞希君に、今まで心の中に閉じ込めていたことを素直に聞いてみた。

「瑞希君は、その……あまりこういう事したくないんだと思ってた」
「僕だって、普通の男だよ。 悠里の事、もっともっと……全部、知りたいと……思ってた。 けどなかなか言い出せなくて……」
「そうよね……。そうだよね。男なんだもんね……。 健康な男の人なら当然の欲求なんだから、
これからは遠慮しなくていいのよ?」
「解った……」
珍しく満面の笑みで返される。 そうか。したかったのか。 それなのに我慢してたのか。 ……なんかカワイイ。
348『VitaminX』 瑞希×悠里 7/8:2007/04/16(月) 01:56:48 ID:aQ9U2UQi
「あー、でもその。今、避妊具を持ち合わせてないから、今日はここまでしかできないけど、いい?」
「やだ」
こんな時だけ即答か。
「でも、そういう事はちゃんとしなきゃいけないのよ? 貴方はまだ学生なんだし、私も教え子がいるから
途中で産休なんて無責任なことはできないし。 ね? また今度ちゃんと用意してから……」
そこまでまさに教師らしく説明していたら思わぬ答えが返ってきた。

「大丈夫、持ってるから。 ゴ ム 」

「へ?」
瑞希がカバンをごそごそと探ってなにやら可愛いふりふりな蝶々結びのリボンが掛かった箱を取り出した。
包装紙を解くと中身は未開封のコンドームの箱。 フルーツの香りのする、色もカラフルな物だった……。
誰が選んだか一目瞭然な代物だ。
「悟郎がくれた。 ”男のタ・シ・ナ・ミ!”って言われた」
「……はぁ」
「清春には『愛の48手』の本と女教師モノのビデオと”オレ様特製のオモチャ”というモノを貰った」
「…………………………はぁ?」
「翼や瞬や一も、男が何も知らないと女に恥かかせるって、皆いろいろ教えてくれた」

あの馬鹿共があーー。 瑞希君になに変な事を教えてるのよー!!まったくB6は卒業してもロクな事をしない。
瑞希君は一度覚えたら二度と忘れない優秀な頭脳なのよーーー!!
その頭脳をムダな知識で埋めるなー!!

「じゃあ、なんで”どうしたらいいか解らない”なんて言ったのよ!」
「……それは…………単に僕の” 趣 味 ”」

「何 で す っ てーーーーー!!」
「……怒った?」
「だって本当にすっごく恥ずかしかったのにぃ。もーーーー!!」
「そんなに怒らないで……。 お詫びに次は僕が悠里を気持ちよくするから…………………………………………朝まで」
「そこ!サラっと聞き捨てならない言葉を最後に付け加えない!朝までなんてムリ!明日も授業があるのに。
 君もレポートがあるでしょ!」
「だって『48手』全部試すのに、それくらい時間がないと全部コンプリートできない」
「しなくていい!!」
「せっかく全部覚えてきたのに…………」
「今すぐ忘れなさい!!」
「遠慮しなくていいってさっき言ったばっかりなのに……」
「その言葉も今すぐ忘れて!!」
「ここで止めたら悠里もつらいくせに……」
「うっ」
痛いところをつかれてぐっと押し黙ったが、やはりそこは教師であり、年齢が上である自分が大人な態度で
我慢しないと。
349『VitaminX』 瑞希×悠里 8/8:2007/04/16(月) 01:57:11 ID:aQ9U2UQi
「と、とにかく、今日はもうこれでオシマイ!」
とベッドを降りてシャワーを浴びようと、ベッドから足を踏み出すと。
むにゅ。
な、なんか今足の下に……生暖かいモノが……何か確認したいけど、恐くて見れない。
「ま、ま、ま、まさか……うそ……家の中なのに…………!?」
恐る恐る足元を見ると、そこには波のようにうねる白いクネクネした生き物達が、床を覆い尽くす勢いで
大集合していた。

「きゃあああああああああああああ!!いったいどっから入ってくるのよーーーー!!み、瑞希君、
な、なんとかしてーー!早く帰ってもらうように言ってーー!!」
「僕が来てって言ったわけじゃないし…………」
「うそよ。 じゃなきゃこんなに都合よく集まるわけないでしょーー!! なんとかしてよー!! 
はっ!まさか最初にトゲーが頭に落ちてきたのもひょっとして!!」
ベッドに上がって瑞希の方を振り返ると、何のこと?とシラをきりつつ、彼は微笑みながらこう言ったのだ。

「……これじゃあ、ベッドから降りれないよね。フフ」

瑞希君も”やっぱり男”で、さらにたちが悪いことに”やっぱりB6”であることを、今から散々思い知らされるのであった。



〜おわり〜
350『VitaminX』 瑞希×悠里 8/8:2007/04/16(月) 01:59:50 ID:aQ9U2UQi
前回感想くださった皆様に感謝しつつ、調子こいてもう一つ投下させていただきました。

ビタはどいつもこいつも萌えるので他の方の投下も期待しつつ。
351名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 04:30:21 ID:vXvU+RY1
>>350うわあああ超GJ!
密かに瑞希待ってたから嬉しいよ!
萌え転がらせて頂きました(*´Д`)=з
計画犯瑞希モエス&南先生エロカワユス(´∀`)
352名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:02:00 ID:+gJpx0Xo
清春×悠里と同じ姐さんかな?
瑞希もイイヨイイヨー 投下GJ!
353名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:12:51 ID:jrLAsHEh
350姐さん、清春に続き萌えをありがとう!
イジワル瑞希超カワユス。
そして担任!担任がめっちゃ可愛くて禿萌(´д`*)
354名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 09:16:35 ID:zZu8JCu/
(;´Д`)ハァハァ瑞希もGJ!
355『VitaminX』 一×悠里:2007/04/17(火) 17:53:46 ID:a0+KWLp3
レスアリガトンです。
感謝ついでにお馬鹿ネタ投下。



「なんでダメなんだよ!! いいだろ。ちょっとだけだよ。 ……頼む、先生」
「まあた。そんなのダメよ。 先生を困らせないで、ね?」
「んだよ! ガキ扱いすんなよ!」
「私、そんなつもりは……」
「だってそうだろ! 俺の事、生徒だ生徒だって……どうせ俺はいつまでたってもガキだよ!」
「……まあ、否定はできないわね」
「っ!!く、くそ。 なんでそんな事言うんだよ。 ヒデーよ先生」
「でも、聞けるお願いと聞けないお願いがあるって、君も解るでしょ?」
「………………ちくしょう。……ちくしょうちくしょう! こうなったらムリヤリにでもハメてやる!!」
「きゃ!ちょっと、もう止めてったら一君、いい加減にしなさい…………もー、仕方ないなぁ」
「………、なんだよ。 なんで本気で拒否らないんだよ……。本気ださねぇとマジでヤッちまうぞ、コラ」
「……うーん、まあそこまで言うなら……。いいけど」
「ほ、ほんと!?」
「でも誰にもナイショだからね」
「うん、うん。 やったー!!」
「そんなに嬉しいの? クスクス。 しょうがないわねぇ。 ほら早く貸しなさい、その『ネコミミ』カチューシャ」
「先生にぜってー似合うと思ったんだ。 コレ。 ついでにさー、ネコのしっぽも付けてよ」
「ハイハイ。解りました。 でもこれ付けたらちゃんと補習受けてね?」
「あー、解った」
「良かった。 じゃあ付けるわね。 これでいい?ちゃんと付いてる?……えっと……にゃぁ〜ん?」
「ね、ねこにゃん……、ねこにゃんだ……。センセー……すげー可愛い。 ハーハー……マジ俺もうダメ」
「きゃあああああああ!!」


以上、「『ネコにゃん変身セット』をビンゴの景品で手に入れたハジメ君のある日の補習にて」でした。
356名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 18:07:49 ID:y1NawT3N
ニャー!! 瑞希に一小ネタが! 嬉しい〜

知能犯瑞希エロス!
まんまとはめられてる担任カワユス
一はもう絶対、これやってそう!w そしてこっちも担任萌え
350様、ゴチになりました。
ホントにありがトン!
357名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 18:41:37 ID:DlNZ0/hF
>>355
こういう小ネタ好きだw
GJ
358名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 08:47:39 ID:2zbOHDUN
ゴロちゃん来ないかなー。
359名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:16:22 ID:kWCtIG/Q
ここでのビタミンXが良すぎてついゲームを買ってしまったよ…
神降臨待ち
360名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:46:49 ID:ohm6nUh7
再びGJ姐さん!
できれば続きも読みたい
361名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 22:54:41 ID:aDF8lf1R
一キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!GJGJGJ!
鳳先生きぼん(*´Д`)ハァハァハァアハァ
362名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 06:40:15 ID:A45PYsT+
職人様、二階堂先生もお願いします…
363名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 00:20:25 ID:j4A6IXpu
密かに擬人化トゲーを期待している自分がきましたよ
364名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:37:39 ID:idT8uVEZ
365名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 02:06:28 ID:VS9v1Wx1
ビタミンいいよいいよー(*´Д`)ハアハア
366名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:57:44 ID:Xs7kX8sO
下がっているので保守&期待age
密かに神待ち(・ω・`)
*マーメイド
雪草純(ジュン・ヴァイツ
*ひめひび
柏木林斗
直村琉耶
*ビタミン
二階堂衝
衣笠正次郎
図々しいですが神の降臨お待ちしております!
367名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 02:50:48 ID:56DGDsfT
じゃあ私も便乗して神待ち。
誰か緋色の欠片もお願いします…!!

姉さん方に質問なんですが、ぼくわたも女主人公ならばここで大丈夫?
368名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 09:39:55 ID:jWePMA72
あれは乙女ゲ分類で良かったんじゃないかな
369『VitaminX』 翼×悠里 0/9:2007/05/02(水) 01:14:21 ID:Vqv5g0DV
『VitaminX』の翼×悠里の話しです。

まだ卒業前なのにエチーです。
あまり捏造はない方です。

会話ばっかりで文章になってなくてスマソです。
370『VitaminX』 翼×悠里 1/9:2007/05/02(水) 01:14:41 ID:Vqv5g0DV
 眼鏡の理由(ワケ)


南 悠里は今日も真壁 翼をバカサイユからムリヤリ引っ張ってきて教室で補習をしている。
イケメンだが”日本語メタメタのバカ”の翼を無事卒業させるのが担任である悠里の使命。
今日の補習の科目は翼のもっとも苦手な国語。
「考え込んでしまう時『( )をかかえる』って言うけど( )にあてはまるのはなに?」
「……腹だ」
「うーん、おしい! 正解は頭です。 『腹をかかえる』はおなかを押えて笑うことね」
「shit! 日本語は難しい」

万事がこんな調子。 全問不正解。
翼のあまりにも悲惨な返答の数々に悠里もげんなりだが、プライドを傷付けられた翼の機嫌は
かなり下降線を辿っていた。

「ちょっと休憩する?」
「……」
ムッとして返答はない。 それでもまだ補習を始めたころに比べればかなり進歩したほうだ。
最初の頃はそもそも補習には参加してくれなかったし、来たとしても解けない問題に腹をたてて途中で
出て行ってしまうこともあった。 今は取り合えず参加したら最後までは居てくれるのだが。
しかし今日はかなり機嫌が悪い。
やばい。このまま続けるとモデルの仕事があるとか、急用を思い出したとかゴネられて逃げられてしまう。
そうならないようにちょっとした息抜きのつもりでふと思いついた話題をふってみた。
371『VitaminX』 翼×悠里 2/9:2007/05/02(水) 01:15:01 ID:Vqv5g0DV
「そ、そうだ……ねえ、翼君っていつも眼鏡をかけてるけど、実際のところ視力ってどれくらい悪いの?」
「なんだ?担任、いきなり」
明らかに不貞腐れて、それでも翼が返事を返す。
「いや眼鏡とると全然見えなかったりするのかなぁ〜、と思って」
「まあ…………そうだな。 眼鏡を外すと歩くのも覚束ないくらいだな」
「えっ!そうなの? そんなに目が悪かったんだ」
(勉強もしてないのになんで目がそんなに悪いの? ゲーム?マンガ?う〜ん?)
「……なんだ?その目は。俺が目が悪いと何かお前に不都合でもあるのか?」
更に機嫌が悪くなってしまい慌てて言い訳を考える。
「え、そういうわけではないけど。 ちょっと興味があって」
「ふーん?」

翼が何を思ったのか、ニヤリと笑って眼鏡に手をやりいきなり外した。
「わっ」
そのムダにきれいな顔で悠里を見つめてくる。
(ちょ、ちょっとーいきなり外さないでよー。 しっかし本当にキレイな顔してるわね。流石ハーフ。 睫毛長ーい。
顔の輪郭も完璧な形だし、瞳も不思議な色合いでキレイだし……)
「ハァ……」
悠里、思わずぼーっと見惚れてしまう。

(ハッ!!いけない!いけない!あんまりしまりのない顔してると翼君にバカにされちゃう。 あ、でも目が悪い
から、私が見惚れたことなんて見えてないか。 ほっ)

「うーん。やはり眼鏡をとると担任の顔もイマイチ良く見えないな」
「じゃあ、どれくらい近くの物なら見えるの?」
「そうだな……これくらいか?」
372『VitaminX』 翼×悠里 3/9:2007/05/02(水) 01:15:20 ID:Vqv5g0DV
翼机の上に手を付き、身を乗り出して悠里の顔に顔を近づける。
悠里は自分の視界がなぜ急に暗くなったのか直ぐには解らなかった。
「や……ちょ……ン……ンン?」
暖かいモノが自分の唇を掠めて、でも目を閉じる暇もなくて。
思考は停止してしまって、ただただ、ぽかーんとしていた。
翼は重なっていた唇を離すとクククと意地悪そうに笑って言った。
「『スエゼン喰わぬは男の箸』っていうんだろ?センセー?」

「ば、ばか!! それを言うなら『男の恥』でしょ!! っじゃなくて、そんなことはどーでも良くて、
今、ちょっ!ちょっと!!何したの!!」
慌てて唇を押さえて叫ぶと、翼は愉快そうに悠里の顔を覗き込んで言い返す。

「眼鏡を外した俺の顔に見惚れて顔を赤くしてポケーとしてるからだ、ククク」
「な、何よ、見えてるんじゃないのーーーー!!」
「ハハハ、何だ担任。 俺様に見惚れたことは否定はしないのか?」
「え?うー。 ……しょうがないじゃない、眼鏡を取った翼君が必要以上にカッコイイから悪いのよ」
「クッ。 ハーッハッハッハ! まさか開き直られるとは思ってなかったな。 いくら本当の事でもそんなことを
俺に直接言った先生は他にいなかったぞ。まったく面白いヤツだ」

そう言うとまた翼は身体を乗り出して悠里の頤を摘む。
「俺の機嫌を直したご褒美にもっとしてやろうか、担任」
そういってまた悠里の唇に翼が自分の唇をゆっくりと触れるスレスレまで近づけてきたので
「ええっ!!そんなご褒美いらないから!!ちょ!やめて!」
と、悠里は慌て自分の手のひらで唇を覆い隠した。
が、すぐさま両手首を翼に捕まれて逃げられなくなってしまう。
「ダメ!ちょ……こら!……ン……んゥ……ンーーーーーー!!」
373『VitaminX』 翼×悠里 4/9:2007/05/02(水) 01:15:44 ID:Vqv5g0DV
ぐっと腕を引き寄せられて、唇が重なってしまう。
そのまま深く重ねて舌で口腔を探られる。 今度は先ほどのキスとは違って、もっと官能的なキス。
腕は掴まれているので抵抗できず、それでもなんとか頭を後ろに逸らしてキスから逃げようと足掻くと、
翼は今度は悠里の両腕を右手だけで易々と戒めて、左手を悠里の頭の後ろに回して更にキスを深く
してく。
(ん……もう……ダメェ……)
しばらく経って唇が離れたが、足はガクガクして1人で立っていられない。
顔も赤いし息は乱れて、でも恥ずかしくて、キスで”感じた”なんて思われたくなくて、つい怒鳴ってしまった。
「……ハァ……ハァ……先生相手に、こ、こんなことするんじゃありません!!」
「なぜだ」
「貴方と私は『先生と生徒』なんだから、そういうことをしたら絶対にダメなの!! バカでも解ることなの!!」
そう悠里が叫んだ途端、翼がフリーズした。
「生徒…か………………。お前確か以前、一(はじめ)にもそう言っていたよな。
お前にとっては俺はただの受け持ちのクラスの生徒なのか?」
さっきまでご機嫌だったハズの翼なのに、翼を取り巻く空気が一気に冷えたものに変わったのに気が付いた。
(私にバカって言われたのが気に入らないの?かなり怒っているみたい?)
「ね、ねぇ 今のは言葉のあやで……翼君をバカと言ったわけでは……」
悠里は恐る恐る翼に声を掛けるが、やはりかなり怒っているようだ。 

「俺は担任の言うとおり、”バカだから”そんな難しい事は解らないな。 ……俺は欲しいモノは絶対に手に入れる。
それだけだ。 お前が『先生と生徒』に拘るなら今すぐこんな学校なんて退学して生徒を辞めてやる」
「ええー!!な、何を言い出すの、翼君。せっかく今まで補習を頑張ってきたのに、今辞めたら全部ムダになるのよ」
「俺に辞めて欲しくないか? どうしても?」
「うん、辞めちゃダメ。辞めないで」
「……なら。『先生と生徒』にもうひとつ別の関係も付加してもいいか?」
「何それ?」
「”Yes”か”No”か今すぐ答えろ」
「…………翼君が辞めない為なら……なんでもするけど……?」
「”Yes”or”No”?」
「……”Yes”」
「そうか、なら決まりだな。 永田、俺と担任のカバンを持ってついて来い」
そういうが早いか、翼はいきなり悠里を肩に担ぎ上げた。
「はい、翼様」
翼の秘書の永田が忍者よろしく何処からか現れて二人の荷物をせっせと片付けている。
「ちょっとーーー!!いきなり何するのよーー!! 私はセメント袋じゃないの、今すぐ下ろしなさい!!まだ補習の途中よ!!」
翼は暴れる悠里をものともせずそのまま教室を出た。
行く先はバカサイユ。 翼がB6の為に建てさせたクラブハウス……というにはあまりにも華美な建物だ。
374『VitaminX』 翼×悠里 5/9:2007/05/02(水) 01:16:04 ID:Vqv5g0DV
そこに入ると中で寛いでいた他のB6メンバーをさっさと追い出し、ソファーに悠里を投げ出した。
「あ……頭に血が上って……くらくらする……」
ずっと担がれていたせいでめまいを起こしてソファーから立てなかったのが悪かった。
悠里はそのまま翼に圧し掛かられて身体を起こせなくなってしまった。

「永田! バカサイユのドアに鍵をかけておけ! これから暫くここの半径100m以内に誰も近づけるな。 
清春が暴れるならSPを呼んでもいい。 あと、お前も外で待機しろ」
「……畏まりました、翼様。 あまり南先生にご無体なことはされませんよう……。あと、差し出がましいかとは
思いますが、これを……」
「ん? ああ。 そうだな。 つけたほうがいいか。 Thanks.永田」
「それでは翼様。 また、後ほど」
そういって一礼をした後出て行ってしまった永田と、永田が翼に渡したモノに悠里は完全にパニックになった。
「え?え?何? なんで鍵? 永田さん、なんでそんなもの渡してるの? どうして出て行っちゃうの? っていうか、
いままでどこに居たの?ひょっとして教室にも居たの!! ちょっと!キスしてたの見られてたの!?」
「大丈夫だ。永田は口が堅い」
「そういう問題じゃなくてーーー!! さっき言ってた”もうひとつの関係”ってなに?」
「いわなきゃ解らないのか。 教師のクセに」
「そんなのいわれなきゃ解りません!」
「”Lover”だ。 それならお前が俺といつでもキスできる。 例え『教師と生徒』でも」
「はぁ? 何ソレ。 私まだ何も返事してないのになんで私の上に乗っかってるの!」
「さっき俺が学校を辞めない為ならなんでもする、って言ったろう」
「それはそうだけど、肉体関係はだめー!」
「”Lover”が不服なら”husband”でもいいぞ」
「だから私はまだ翼君の事が好きだって言ってないし!」
「さっき、キスだけであんなにeroticな顔しておいて、今更俺の事が好きでないはずがなかろう」
「eroticって、わ、私そんな顔してなんか……」
375『VitaminX』 翼×悠里 6/9:2007/05/02(水) 01:16:32 ID:Vqv5g0DV
「俺は他の生徒と一緒なのは我慢できん。 今すぐに『俺だけはお前の特別』だとここで誓え」
「…………っ!?」

心臓鷲掴みというのはこういう事を言うのか。 頭の中がダメだと否定してもどんどん桃色に染まっていきそうになる。
(ダメダメ! だいたい翼君が恋人なんてファンは恐いし、お父様も恐いし、前途多難すぎるのよーー!!)
気を取り直してなんとか拒否しようと試みる。

「な、なんでそうなるのよ!! 日本語おかしいでしょ!! 普通ならこういうシチュエーションの場合、
『あなたが好きです、お付き合いしてください』でしょー!! なのに何で『お前が俺といつでもキスできる』
で、『俺だけはお前の特別』なのよー!! もっと日本語勉強してから口説きなさいよ!! 
そういうの日本語では100万年早いって言うのよ!!」

「むぅ………………Shut up!! 金輪際お前に意見なんか求めるか! もう黙ってろ!!」

「えーー!!なんでそうな、んぅーーーンンーーーーー!!」
また強引にキスをされる。
でも今度はイタズラのキスでも官能的なキスでもない。 これは前戯のキスだ。
いつのまにかスーツの上着を剥がれ、ブラウスのボタンを引きちぎる勢いで外された。
耳たぶを噛まれ痛みが走る。
「イタ!」
直ぐに甘噛になって耳や首筋を愛撫される。
「頭の先から首まで真っ赤にして可愛い顔しておきながら、何で口を開けば憎らしいことばかり言う。 
俺のこと好きって言え。 好きだろう?」
眼鏡を外した翼にアップで迫られて、さすがに悠里も陥落した。
「……………………うん……」
「フ…それでいい」
376『VitaminX』 翼×悠里 7/9:2007/05/02(水) 01:16:55 ID:Vqv5g0DV
再び唇を重ねられ舌を吸われる。
翼の舌が口中でうごめくたびに悠里は身体があつくなっていく。
先ほどまでとは違って優しい愛撫。 もう両手を拘束されていないのに悠里は甘い感覚に抵抗できなくなっていた。
「ん……ふっ……」
ブラの上から両手で胸をやさしく揉まれてつい声がでてしまう。
やがて翼は背中に手を回してブラのホックも外し、露になった乳房を撫で回してきた。 指先で頂点を擽られて
たまらず身体を震わせる。
「こんなに立たせて、硬くして、いやらしいセンセイだな」
二本の指でクリクリと弄られながら、もう片方に舌を這わせる。 きゅうと吸い上げられて堪らず声を上げる。
「やっ……は……あっ……」

生徒にこんなことをされて……そう思うのに、気持ちよくてとめられない。
腰をくねらせ、太股を摺り合わせて身を捩る悠里の身体を押さえつけるように翼が全身で圧し掛かり愛撫を続ける。
手がスカートの中に入ってストッキングを下ろし、下着に手がかかると、すでに濡れてしまった下着が恥ずかしくて
脚を閉じて抵抗するが、容赦なく大きな手が脚を暴き、抜き取ってしまう。 全てがさらけ出される。
「めちゃくちゃ濡れてる。 中も凄いことになってるな」
「やだっ……」
敏感な突起に軽く触れられて、悠里はびくんと身体を仰け反らせる。 そのまま指の腹でクチュクチュと弄ばれる。
優しく指先でこすったり、押しつぶしたり。 後から後から滴る愛液を指にまぶしてクルクルと円を描くように回したり。
「やぁ……ダメダメ、翼君っ」
「もうイキそうなのか? イッていいぞ」
「え?ああっあ……やんっ……そんなとこ、ダメェ!」
クリトリスに舌が絡み付いてくる。 ピチャピチャと舐め回され小刻みに震わされる。
腰がガクガクする。 指で虐められるよりもっと感じる。 なのに更に翼は指を悠里の中に差し入れてきた。
「熱い……。中……とろけてる。 それにビクビクしてる」
「あっあっダメっ……もうっ……ダメェ……やあっ!」
強く唇で吸われ、指で中をかき回されてついに悠里が全身を痙攣させる。
377『VitaminX』 翼×悠里 8/9:2007/05/02(水) 01:17:22 ID:Vqv5g0DV
(凄い、気持ちいい…… でも私だけ乱れて、恥ずかしい〜〜)

恥ずかしさに顔を隠すように両手で顔を覆っていると、耳元で翼が囁いた。
「もちろんこれで終わりじゃないぜ、センセ?」
悠里が目をあけると、翼が制服を脱いでいるところだった。 恥ずかしくて慌ててまた目を閉じたが、
カチャカチャと金属の音がしてベルトを外しているところなのだと思うと、かえって想像してしまって余計に恥ずかしくなる。
「期待してるんだろ? 触ってないのに、またそこがトロトロになってる」
「もぉ……翼君のイジワルっ……」
「ククッ、いつもこんなに可愛いといーのにな。……挿れるぞ」
「え?あ……?あっああっあーっ……!」
一度イッてドロドロに濡れていたのに硬くて太い翼の欲望が奥に奥にと進んでくると凄い衝撃を感じる。
「くっふぅ……熱いな……うっ……」
そのままゆっくりと腰を動かされ中を擦られるたびに部屋にぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く。
感じる部分にぐりとこすり付けられてその快感に悠里は息を呑む。
「はぁっ! そこ、ダメっ……あぁ」
「どうして……気持ちいいんだろ?」
心臓がどくどくしてる。 目の前がちかちかして……おかしくなってくる。
「イヤ……あぅ、……ん……ダメ……ダメェ……」
「センセイ?日本語が間違ってるぞ……気持ちいいのになんで『イヤ』なんだ? ……気持ち良いなら『イイ』と言えばいいだろう」
「バカ……もう……あっ!……やぅ……ダメェ…そこばっかりダメェ……」
段々早く、感じるところばかりグリグリと擦られてワケがわからなくなる。
「くッ……ダメじゃなくて『イイ』だろ?」
翼も軽口を叩いているがあまり余裕がなさそうだ。
感じてる翼の顔にさらに煽られて、悠里はもうわけが解らずただ何かを言われるままに口走る。
「あぅっ……いい……いいよ……翼君………あっ………ああっ!」
「俺が……好きだろ?」
「……うん……うん……」
「俺はお前の特別だろ?」
「……うん……特別……」
「クッ。やっとかわいらしくなったな。……悠里?」
「あ…もうダメ……ダメダメ、翼君っ ああっ……ンーー!!んっんっ!!」
イク寸前に唇を重ねられて悲鳴は翼に全て吸い取られてしまった。

378『VitaminX』 翼×悠里 9/9:2007/05/02(水) 01:17:50 ID:Vqv5g0DV
       ◇◆◇


「ん? 永田から貰った個数では足りないな。 買いに行かせるか」
悠里はしばらく意識が飛んでいたようだが、翼のとんでもない発言で現実に引き戻された。

「ちょっとーー!!そんなもの秘書に買いに行かせないの!! それくらい自分で買いなさい!!」
「プッ いいのか? 生徒が制服で避妊具を買いに行っても。センセイ?」
「ああ!そうか。 ダメダメ。そんなもの買いに行っちゃダメ! 学生の不純異性交遊は校則で禁止されてるんだから!」
「お前の意見は金輪際聞かんと先ほど行ったはずだが?」
「そんなのダメ! 今日は……もうなし崩しにしちゃったからしょうがないけど。次は卒業してからですからね。
それまでは我慢するのよ!」
「ハァ!? そんなの頷けるはずないだろ。 ……なあ、もう一回いいだろう?」
「ちょ……も、もう眼鏡かけて。 その顔にはついついフラフラ〜としちゃうんだから。もう惑わされませんからね」
慌てて目をそらした悠里に、翼はいつもの高笑いをしながら悠里を抱きしめた。
「金にも権力にもなびかないのに、俺の顔に弱いのか。 クク、本当にお前は面白いヤツだ」


翌日から翼は学校に眼鏡をしてこなくなった。
悠里が眼鏡をしていない翼君を見るたびにあの日の補習を思い出して赤くなってしまうのを面白がる為に。




〜おわり〜
379名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 01:18:17 ID:Vqv5g0DV
読んでいただけてありがdです。 何度もお目汚しスマソ。
永田は滋養強壮ドリンクと追加のゴムを用意しつつ、バカサイユのドアの前で待機中。
380名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 03:00:19 ID:mAGfzk3S
キタァ━━(゚∀゚)━━!!!!!!!!!!
381名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 09:09:16 ID:j27aJyWH
神GJ!!!!
382名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 13:21:39 ID:RQY5ujBV
神ポペラGJ!!永田もGJww
悶えまくったよ…
383名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:21:12 ID:LMp2olKT
ネ申GJGJGJ!翼の声が脳内再生されたよ。
B6・T6全員分の話が読みたい。
384名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:19:15 ID:27K3i/T1
ヌゲー!担任の口調がそのままで萌えた(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
待機永田GJw
神よ、余力がありましたら他のお話もぜひ…!
385名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:40:06 ID:2SJhi1x9
翼キタ!GJ!!
翼の俺様っぷりが大変すばらしかった…ハァハァ
永田もGJw
ほんとに出来たら全員分ヨロスク!
386名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 06:06:02 ID:xPZ69ZOD
ネ申キテタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
GJ!そして、永田ポペラ乙wwww
387名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 11:30:11 ID:7SuDwn6O
GJ!
萌えた(*´Д`)ハアハア
388ビタX 瑞希×担任小ネタ:2007/05/10(木) 00:26:23 ID:fpEAxbhM
瑞希小ネタ投下します



 悠里は、柔らかい。そして良い匂いがする。何よりふわふわで、真っ白。

 肌の色もそうだけど、その心も、魂も清らかで、真っ白で、綺麗で。


「……瑞希くん?」

 彼女を抱きしめながらそう考えていたら、何やら心配をされたようだ。

「大丈夫? 眠くなっちゃったのかな?」

 そっと頭をなでられる。悪くは無い。けれどこれって子供扱い、なのかなやっぱり。

 俺は、まだ貴女にとっての生徒?
 恋人として、男として見られない?

 なら、そんな偶像なんて粉々にしてやる。


「……悠里」

 耳元で囁く。彼女の身体が強張るのを感じた。でも、我慢なんてしてあげない。


「今日は、もう離さない」



瑞希は微妙にSだと良い。
389名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 12:01:07 ID:xDZK7qpY
瑞希Sっ子ありだな…気づかせてくれた>388ありがとう。
ただ、一人称は「僕」じゃなかったか?
390388:2007/05/12(土) 18:08:10 ID:YsnWam+/
>>389
そうだった!投下したのに一人称間違うなんて/(^O^)\ナンテコッタイ
脳内で僕に変換して下さい
391名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 03:29:55 ID:Lts7NBBK
本スレの誤爆の神、続きマダー?wktk
392名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 12:16:34 ID:3CbVftOP
>>391
きっとショック大きいだろうし、気長に待とうぜ…
神、wktkして待ってますよ
393名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 13:43:38 ID:Ozz1uova
ビタミンの職人さんも他作品の職人さんも
楽しみに待ってます
394名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:08:23 ID:hFHVjcd4
誤爆神投下お待ちしてます
生殺しはきついです
395名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:45:53 ID:V/T8PlNX
誤爆神よ、ひとまずビタミンで相手変更なんていかがでしょうか
396名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:07:09 ID:g40ZJ9FL
おまいさんたち、あんまりその名前で呼んでやるなよ…
もしかしたら神本人は
誤爆したのを気に病んでるのかもしれないんだからorz

というわけで
鳳×先生の神、落ち着いたらでいいので続き待ってます
本当に焦らなくてもいいんで、
気が向いたらひっそり投下してくれたら嬉しいです
397名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 00:52:12 ID:t7dd1588
そうか、確かに失礼だった
事前で止められたからあんまり気にしないでくれ
あっちも全然荒れなかったし
投下楽しみにしてます鳳×先生の神
鳳先生だけでなく他キャラも
398名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:09:57 ID:Kg0AnyEW
神もしかしてここわからないのかな(´・ω・`)
トリさん最萌なので投下してくれたら嬉しいですがB6T6いろんなお話読みたいです
399名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:43:16 ID:9eKEUho8
ここはVitaminX専用スレってわけじゃないんだから
そろそろ誤爆した人の事は放置したほうがいいんじゃなの?
書き手にだって事情があるんだろうから投下されるまでは黙ってれば
400名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 08:38:10 ID:0w7r8kYe
ビタミン専スレ立てればいいのに
401名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 10:54:49 ID:54AvhH96
いくらなんでもまだ早い…というか今だってそんなに投下がある訳じゃないから
専スレはどうよ…。王宮の二の舞になりそう。
なんにしろ騒ぎすぎだとは思う。
もうちょっと慎ましく待ってれ。
402『VitaminX』 鳳×悠里 0/9:2007/05/15(火) 01:49:09 ID:McafrYRW
鳳先生と悠里です。
鳳先生の告白後の話しなので鳳エンドをご覧になられてない方はご注意ください。
捏造多し。

誤爆して恥ずかしさのあまり、もんどりうって床でローリングして、ちょっと立ち直るのに時間が
掛かってしまいました。
あっちのスレの大人な対応に助かりました。 誤爆うpしてる途中で教えてくれた姐さん、アリガトン。
403『VitaminX』 鳳×悠里 2/9:2007/05/15(火) 01:49:31 ID:McafrYRW
『大人気無いクチビル、大人の時間。』


私、鳳 晃司(おおとり こうじ)は私立聖帝学園の高等部の教師だ。 担当は地理・歴史。 年は31歳。
去年、超問題児集団”B6”の教育と大学進学の指導の為、中等部より転任してきた女性教師、
南 悠里(ミナミ ユウリ)先生と出会い、この春想いが通じて恋人同士になった。
彼女は一年間”B6”の中でも一番荒んでいた草薙 一(クサナギ ハジメ)と一対一で向き合い、
毎日彼に補習をし、落第確実と言われていた彼をついに大学に合格させてしまった。 
それだけでも途轍もなく凄い事なのだが、その草薙が合格した大学が問題だった。
彼が合格したのは都でもかなり有名な大学だったのだ。
「鳳先生に毎月末、草薙君のテストをしていただいたおかげです!」
興奮して学園まで報告に来てくれた悠里と私は手と手を取り合って喜んだものだ。
しかしこの件が後に私達の関係に暗雲をもたらすとは、この時はまだ私自身も思いもよらなかった。


         ◇◆◇


「今日は私と食事に行く予定だったと記憶しているがね」
「ですから、約束をキャンセルすることは謝ります。 でもしょうがないじゃないですか」
4月に入ってから、もう5度目のデートのキャンセルだ。
そう、彼女は超多忙なのだ。

悠里は草薙君が有名大学に入学して生活が一変した。
なぜなら”記憶力メタメタのバカ”と言われていたテストの平均点が一ケタ代しか取った事がなかった草薙君を通常の生徒でも
難しい有名大学に合格させた”奇跡を起こした教師”として聖帝学園の、中等部・高等部の父兄たちの間で知れ渡ることに
なったからだ。
ブルジョワ校として裕福な家庭の生徒が多い聖帝学園だ。 落ちこぼれクラス”ClassX”に子供が居る親達は色めきたった。
今まで金を使って優秀な家庭教師をいくらとっかえひっかえ付けてみても一向に効果がない自分の娘、息子でも、ひょっとして
悠里なら、また奇跡が起こせるのではないか、と。
自分の子供に有名大学へ入学して欲しいと思うのは親なら当然の事だ。誰でもそう願うだろう。

結果、悠里の下には補習依頼が殺到したのだ。
金はいくらでも出すから、ぜひうちの子供の補習を……、と。
マジメな彼女は頼られると断れず、しかし大勢を一度に見ることはできないので、前年と同じく卒業も危うい成績の悪い生徒
の補習を今度は3人受け持つことになったのだ。
その3人の生徒は親が勝手に補習を申し込んでいるだけで、生徒自体は補習を受けたいわけでは当然ない。 その為去年の
草薙君のように悠里の補習を逃げ回っている。 よって彼女はあちこち生徒を探し回っては生徒に振り回される日々をおくっている。

今日も今日とて、悠里は私とのデートをキャンセルして担当する補習の生徒の1人の家に家庭訪問に行くと言い出した。
404『VitaminX』 鳳×悠里 2/9:2007/05/15(火) 01:49:55 ID:McafrYRW
「悠里先生。 その生徒の家はよしたほうがいい」
「なぜですか? 彼の家は今ちょっと問題を抱えていて、ちょっと不安定なんです。 だから」
違うな。 その生徒は以前から君に気があるんだよ。 とは口が裂けても言えない。
最近、彼が目で悠里を追いかけている事に気が付いた。 気が付いた理由が自分もいつも悠里ばかり見ているから、
という情けないものだが。 

「行くならちゃんと両親が揃っている日を確認してからにしてください。 相手は男子生徒ですからね。 何かあってからでは遅いんだよ」
「はぁ? 何ですかそれ。 そんなわけないです!彼は生徒ですよ?」
「君はその生徒に特別思い入れでもあるのかい?」
こんなみっともない事が言いたいわけじゃないのに……。段々口論になっていくのを止められない。
「そんな! そうじゃないです。 ただどうしても今日は彼についててあげたくて……」
「そうかい。私よりそいつを取ると言うんだね」
「なんでそうなるんですか!? 絶対大丈夫ですっ! 彼がそんな気を起こすわけないし、それに以前草薙君の家で襲われ
そうになったときだってちゃんと……ハッ!!」
「な、なんだって!?」
慌てて口を抑えてしまったーという顔をしている悠里をみて、それが本当にあった事だと悟る。
「あの、……っと、その。あれは荒れてる草薙君がしつこい私を脅すためにしたことで本当に何かする気ではなくて……」
「……何をされたのかな?」
人間は怒り狂っているとき程、静かな声が出るものだ。 私も内面の荒れ狂ってる部分を押し隠すように笑顔で尋問する。
「え……? べ、別に、その……とくには……」
「ちゃんと正直に申告するように。 それとも草薙君に確認したほうが良いかい?」
「ほんと、別に、何もなくて……。 ただちょっと壁に押し付けられて凄まれたってだけで、あとはちょっとだけ……
抱きしめられた……かな?」
怒りに体が震えてくる。
「それは一回だけかな?」
「えと……あの……二回……です。 でも本当になんでもないんです。 ただちょっと彼は悲しいことがあって、その、
本当にいい子で私を傷つけるとかそんなことは一切……」
「そんな事があったのにも関わらず、今日も夜に、生徒の家に1人で行こうとしたのか、君は」
悠里の身体がビクリと震える。
405『VitaminX』 鳳×悠里 3/9:2007/05/15(火) 01:50:18 ID:McafrYRW
大声で怒鳴ったわけじゃない。 でも悠里は体を震わせている。私の体から発せられた怒気に反応したのだ。
私自身も驚いている。 ”微笑みの貴公子”と称され、優しい紳士な態度で誰にでも接するのを常としている自分が
1人の女性に対し、ここまで自分を制御できなくなるとは……。

「だって……生徒じゃないですか。それも受け持ちのクラスの……」
「生徒でも男だ。 君はそう思っていなくてもね。 彼らは内面は子供だが、身体は劣情を持て余した十代の男だよ」
「鳳先生、いくらなんでもそれは言いすぎです!」
「君はなにも解ってないんだ」
もう絶対に悠里をあの生徒のところに行かせない。

「来て」
いきなり手首を掴んで自分の車まで引っ張っていく。 そして助手席側のドアをあけるとその中に悠里を押し込んで、
自分も運転手席に乗り込むと、悠里が何を聞いても一切無視してさっさと車をスタートさせた。
車が着いたところは私の自宅であるマンションだ。
悠里は不安そうにエレベーターに乗っている間も言葉もなく、手首も捕まれたままで、でも逃げようとはしない。
私も逃がす気はないとばかりについ強く握ってしまった手首は指のあとが残りそうなくらいで、移動する際引っ張ら
れるたびに悠里が
「晃司さん、痛い」 「晃司さん、離して」
といろいろ言っても無視した。
やがてマンションのドアの前までたどり着くと、そのまま片手でキーを取り出し扉を開け、放り込むように悠里の背中を
強く押して部屋に入れた。
もうこの部屋には何度も彼女を招待しているが、今日は今までと違って入るのを恐れているようだ。
「どうして、ここに連れてきたんですか?」
と悠里が聞いてきたが、それには何も答えない。 ドアの鍵をかけ、普段はしないチェーンまで掛ける。
合鍵を持っている葛城が入れないようにする為、……というより悠里が出れないようにする為、だな。 それに気が付いて自嘲する。

「奥の部屋に行って」
廊下の一番奥にはベッドルームがある。
406『VitaminX』 鳳×悠里 4/9:2007/05/15(火) 01:50:34 ID:McafrYRW
「こ、晃司さん、私、まだ補習の途中で、生徒を待たせたままで……」
「そんなもの葛城に替わらせる」
鳳はスーツの胸ポケットから携帯電話を取り出すと、葛城に掛けた。
「……というわけだ。南先生は気分が悪くて補習をすることができない。 今日は葛城先生が替わってくれ。よろしく」
携帯の向こうでは葛城が何かを叫んでいるような音が漏れていたが、問答無用で鳳は携帯を閉じた。

「ひどい……晃司さん。 私の仕事なのに勝手に……」
「ひどい? 酷いのは悠里だろう?」
「え……?」

腕を掴んで強引に引き寄せ、噛み付くように唇を塞ぐ。
逃げる唇を追い、舌を絡め、強く吸い上げ……。 悠里はいつもならうっとりと頬を染めて受け入れるのに、今日は驚愕の
表情のまま、目を閉じることもできない。
普段は愛を語る行為なのに、今日のそれは罰する為の行為だった。
「……や……」
首を振って彼女が抵抗し唇を離すと、その行為に更にカッと頭に血が上って今度は彼女の両腕の手首を掴んでベッドに押し倒す。
無理矢理彼女の肌を露にし、首筋や胸元に唇を押し付け、赤い花びらを散らしたように痕を残していく。
「やめっ……晃司さん!止めて! そんなところに痕付けたら、明日、生徒に見えちゃう……」
「止めない」
彼女の体が嫌がりながらも、次第に私の愛撫に熱を帯びていくのが解る。
身体から彼女のコロンと体臭が混ざり合った、甘い香りがふんわりと匂ってくる。
愛おしい。 でも怒りでいつものように優しくできない、そんな自分にも腹が立つ。

「君が他の男の話しをするたび、私がどんな思いをしているかなんて少しも考えたことなんかないだろうね?」
407『VitaminX』 鳳×悠里 5/9:2007/05/15(火) 01:51:03 ID:McafrYRW
腕の中の悠里の華奢な身体が必死で身をよじって抵抗するが、私が両手をベッドに押し付けているから逃げ出せないでいる。
いつもなら優しく包み込むように愛撫する乳房も、今日はつい強く掴んでしまい、彼女がか細い悲鳴をあげる。
「君の明るさは愛しいと思う。 すべての生徒を愛して。そして生徒に慕われて。 バラバラだった教師達をも一つに纏めるほどだ。
……だが君の無防備さが私を追い詰める」
右手を太股に滑らせて、足の付け根を擽るようにさする。 下着の上からじんわりと湿った感覚が指に伝わってくる。
目じりが赤く染まって、涙が滲んでいる。 イヤイヤをする仕草に更に情欲を煽られる。 
下着の脇から指を差し入れると、とろりとした熱い液体に指が浸る。
こんなに脅えてるのに身体はもう熟れた果実のように甘酸っぱく私を誘う。
そのまま中に指を押し込んで、浅い所で壁やヒダを弄ぶ。
「晃司さん、や……やだっ…ン………あぁ……」
少しずつ指を深くしていって奥へ奥へと入り込ませて行く。
……あともう少しでGスポット…という手前で意地悪く指を蠢かせる。
「……や、……あ、あっ……やぁ、だめぇ……」
じれったさに彼女がもぞもぞと腰を浮かせても、ワザと決定的な刺激を与えないようにする。
「ほら……君は強引にされても…乱暴にされても……逃げられないだろ……? もしこんなことを生徒にされたら? 
君は逃げられないじゃないか……。 男を甘くみちゃだめだよ」
乳房を唇で辿っていき乳首を痕がつかない程度に軽く噛む。それでも歯を立てられて驚いたのだろう。
「痛……ぁっ」
と悲鳴をあげて身体をビクンッと跳ねさせる。 
「それとも……強引にされるほうが好きなのかな…? いつもよりも濡れてるね……」
そのまま乳首を舐め強く吸う。
「晃司さん、止めてっ……おねがい……ぅっ……」
気が付くと、悠里は泣き出していた。
408『VitaminX』 鳳×悠里 6/9:2007/05/15(火) 01:51:24 ID:McafrYRW
私が驚いて手を緩めると、彼女はがむしゃらに身体を捩って私の体の下から逃げ出し、ベッドを降りようとする。
「私、晃司さんだから……晃司さんが好きだから、こんなことされても…。そんな事も解らないんですか?」
乱された衣服を手早く整えて部屋から出て行こうとする悠里の腕を取って引き止める。
「いかないでくれ。 君を失ってしまったら、私は自分をも見失ってしまうよ」
背中から腕を回して逃がさないように必死で抱きしめる。 力を込めて抱きしめたせいで悠里の身体が反り返る。
「……痛い……晃司さん、恐い……ぅ…」
「……ごめんよ。……君を悲しませるつもりはなかったんだ。 許して欲しい」
「……ぇっ……ぐすっ……」
最初は身をよじって抵抗していた悠里も私が誤ると、泣きながらもだんだん落ち着いてされるがままになっている。
「ただ……、君が誰かに奪われてしまいそうで……恐いんだ」
「そんなの。 私だっていつも恐いですよ!」
悠里が振り返る。 先ほどまでは泣いていたのに、今度は怒っているようだ。

「学園にはピチピチの若い女の子達が居て、いつも”鳳先生”を狙っているんですもの」
私の腕の中で悠里が語りだす。
「私だっていつも嫉妬してますよ。 ”鳳先生”は生徒だけでなくお母様達にも絶大な人気ですものね。
私よりずっと若くて、かわいい女の子達にいつも取り囲まれて。 
去年のバレンタインだって山のようにチョコレート貰っていたじゃないですか」
キッと睨まれて、私も慌てて反論する。
「生徒なんて興味ないよ。 だいたい若いって言ったって、相手は子供だし、そんな風に思ったこともないし……」
「それは私だって同じです!」
「……そ、そうか……いや……でも…」
「まだケンカしたいですか?」
ジロリと睨まれて降参した。
「……いや……すまん……」
「……私が頑張っているのは早く晃司さんのように立派な教師になりたいからなんですよ。 私ももう教師生活4年目ですもんね。 
もっと生徒から信頼される教師になりたいし、もっともっと教え方も上手くなりたいし。晃司さんみたいにベテランと言われる
先生になりたいんです! それなのに生徒の事でヘンに勘ぐるなんてもー!!」
抱きしめて耳元で囁く。
「……すまなかった……」
悠里は返事の代わりに私に腕を絡めて背伸びをしながらキスをした。
409『VitaminX』 鳳×悠里 7/9:2007/05/15(火) 01:51:43 ID:McafrYRW
「しかし……これからは他の男子生徒と二人っきりで補習や家庭訪問はしないと約束してくれ」
「そ、そんなのムリです。 もっと生徒のこと考えてくださいよ」
「い・や・だ・ね」
「いやってそんな。 もーー!!晃司さんは。 子供ですか!」
「子供でもいい」
「良くないですよ! いつもの紳士で大人な”鳳先生”は何処にいっちゃったんですか?」
「……だって……私がワガママ言わないと悠里は私のそばにずっと居てくれないからね?」
「……っ!?」
悠里の顔が真っ赤に染まる。 なんでこんなに可愛いのかなぁ。
そのまま、またベッドに、今度はそっと悠里を押し倒す。

「もういっそ教職を辞めて、私だけのモノになって欲しいよ」
ここまでくると本当に子供の我侭だ。 悠里も呆れてため息をつく。 
「いつも私がどんなにがんばっても追いつけないくらいに凄い大人なのに。
……そういえばニンジンが嫌いなんですよね。ホント、びっくり。 晃司さんって意外と子供っぽいとこあるんですね。 ……カワイイ」
私の下でクスクスと笑ってる悠里。 もう先ほどみたいに抵抗はしない。
「……悪かったね。 でも、これからは大人の時間だ」
まだ先ほどの愛撫でくすぶっている悠里の身体の焔をまた再燃させるべく、あちこちにキスを落としていく。
「……んっ……!」
服も下着も脱がせて全裸にしてしまう。 先ほど私がつけた痕は点々とあちこちに残っていて悠里にはけして言えないが
妙な満足感を覚える。
「忘れないで。 私はいつだって君のそばにいる男達に嫉妬している。 例え授業中でも君の声に耳を傾ける
男達に嫉妬しているんだから。 
………………でもこの声だけは私のモノだからね。 誰にも聞かせちゃダメだよ?」
「あっ……そんなの、当たり前で……あっ……んぅ……やんっ……」
指を彼女がもっとも感じる部分に差し入れてくちゅくちゅと擦りたてる。

「問題です。 今、君の中には私の指は何本入っているか、解るかな?」
「えっ……や……そんなの……解んな…い……あっ……んっ……い、1本?」
「ブブー。2本だよ。 不正解にはオシオキだな。 もう1本増やしちゃうからね」
そう言って指を3本に増やし、先ほどまでは焦らして触らなかったGスポットの部分をじゅぶじゅぶと擦りあげながら、
硬く尖らせた赤いシコリに吸い付く。
「はあぁああっーーこう…じさっーーやっ……あああぁああン!!」
身体をびくんびくんと跳ねさせて達した悠里をそっと抱きしめる。 
「悠里、すごく可愛いよ」
優しく髪をすいて弾んだ息がゆっくりと落ち着くのを待つ。
甘い唇を貪ると、一度イッたせいか、その舌は甘みをましていて。 舌を絡めると悠里もそれに答えてくれる。 
私も全部服を脱ぎ捨ててベッドに横たわる悠里の身体を起こす。
410『VitaminX』 鳳×悠里 8/9:2007/05/15(火) 01:52:04 ID:McafrYRW
「まだオシオキ続行中だからね。 自分で入れてみて?」
「えっ……うん…」
悠里が恥ずかしそうに私の上にまたがり、ゆっくりと入り口に私のものをあてがうと、そろそろと腰をおろす。
「はぁ……やぅ……ん!」
くちゅっっと音がして、既に充分に濡れて開いた花肉が、とろりと粘ついた液体を流しながら絡み付いてくる。
悠里は快楽に酔ったように、頬を赤らめて、甘く細い喘ぎ声をあげる。
恥ずかしがりながらも腰が段々うねりだし、最初はためらいがちに落としていた腰は今はこれ以上ないところまで
深く深く沈みこんで私を飲み込んでいる。
「や、もっと……もっと……晃司さん、…きて……。 んっ、はぅ……」
激しくなった呼吸で彼女が絶頂に近いことを知る。

「君が欲しい……。私に全てをあずけて。 もちろん君に拒否権はないよ」
そのままゆっくりと後方に押し倒して、もっと深く繋がれるように太ももを肩に抱え上げた。
「いやぁ……奥に、あたって…はぁああっ……んっ!」
感じるところに何度も強く突き込むと瞬間、きゅっ、と悠里にしめつけられる。
自身がねとねととした熱い粘膜に絡め取られ、その快感が背筋を駆け昇る。
思わずぶるりと身体を震わせた。
「晃司さん…好き…好き……」
うわ言のように呟く彼女の声を聞きながら、何度も腰を打ち付ける。
すべらかな足がゆらゆらと揺れ、ベッドがギシギシと軋んだ音をたてる。
足を折り曲げ、ぎりぎりまで引き抜くと、また奥の奥、限界まで差し込む。
「あーやっ、い、イっちゃう、ふぁ……ダメーーー!」
悠里が私をきつく締め付け、ぴくぴくと痙攣する。
その反応に引きずられて私も限界に達する。
「悠里……っ!!」
暖かい体内に私の全てを注ぎ込んだ。
411『VitaminX』 鳳×悠里 9/9:2007/05/15(火) 01:52:24 ID:McafrYRW
そのまま二人で優しく抱き合い、彼女の息が落ち着くのを髪を撫でながら待つ。 
悠里の甘美な身体からゆっくりと引き抜くと、彼女から受け入れきれなかった私の雫があふれ出すのを見て、幸福感を味わう。
「や……晃司さん、今日してないよね? 中に……その……出しちゃったの?」
「ああ。 私は ガ キ 共 と 違 っ て、君が妊娠しても誰にも文句を言われない、責任を取れる 大 人 だからね」
「もう! どこが? 本当に、大人気ないんだから」
「大人気なくて結構!! ここのところ、ずっとおあずけだったんだからね。
 テクニックも回数もガキ共には負けないつもりだから、覚悟しなさい」
「ホントしんじらんない。 ”微笑の貴公子”は外面だけなんですか!?」
「あれ? 私と君の赤ちゃん、欲しくないの?」
「欲しいですよ!でもいきなり年度の途中で産休なんてしたら、それこそ生徒になんて言われるか」
「私は、いっぱい惚気てやるけどね」
「もー!!恥ずかしいー!! 絶対やめてーー!! あー!出来てたら補習どうしよう。 もう、晃司さんのバカバカバカー!」
「ごめんごめん。 もしそうなったら私が全部責任を持って引き受けるから」
顔が赤くなったり青くなったり。 そんな可愛い悠里をまた強く抱きしめる。

「しかし、流石に”出来ちゃった婚”はこの歳でしたくないからね」
ちゅっとキスをしてから真顔で告白する。
「本当はぐっとムーディーなレストランで食事をして、指輪を渡しながら言いたかったんだけどね。
……君と共に幸せを掴みたい……。 肯いてくれるのならば今すぐにでも結婚しよう」
「…クス。 居候が居るのに?」
折角まじめにプロポーズしたのに、彼女は酷い現実を思い出させてくれる。
「………………。アイツは今日追い出す。 今すぐ追い出す。 とっとと追い出す」
「クスクス、いくらなんでも葛城先生がかわいそうですよ」
真剣に、絶対あいつを一刻も早くなんとかしようと考えながら、悠里に悟られないように極上の微笑みを返す。

そしてまた大人の時間。
甘く甘く彼女に囁く。
「今夜はずっと私のそばから離れない様にね。 でないと一生閉じ込めて外にだしてあげないよ?」




〜おわり〜
412『VitaminX』 鳳×悠里 9/9:2007/05/15(火) 01:53:52 ID:McafrYRW
オメヨゴシスマソ。

前回の感想で脳内再生との書き込みがあったのでこんなの閃きました。
セリフが先に決まってると難しー。

カウントが1が2になってました。
413名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:05:15 ID:5BnRXiZZ
床でローリングした神カワユスw
大変美味しくいただきますた、GJです!
414名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:08:33 ID:TPvQaESj
神、もうお会いできないかと思いましたありがとう
ビタミン一杯でウレシスだし他の作品のも増えるといいな
415名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 02:21:18 ID:jjkpZSv/
神ーーーー!!
へたれ分ありな鳳が読めるとは思わなんだ、ありがとうございます!!
416名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 09:42:39 ID:ohLUif26
朝から良いもん見させてもらいましたはぁはぁ

神ありがとう!
次は鳳先生に特攻することに決めましたw
417名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 18:43:17 ID:V5XPpYen
この作者さんが、以降も投下するのなら、
ビタミン専用スレ立てたほうがいいのでは?
418名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 19:06:54 ID:1cOVfzyw
自分もそう思う
職人さんが来て活性化するのはいい事だけど
ここ総合スレだしね

王宮の時の事知らないんだけど
当時もこんな感じだったのなら
棲み分けるのがいいんじゃないかな
419名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 19:14:31 ID:TPvQaESj
いや、普通に過疎るから止めた方がいいだろ
出て間もないソフトは当然投下が多いしそのうち落ち着く
つーかここ結構過疎だったし多少偏っても活性化するのは嬉しい
420名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:40:28 ID:zICKkCSm
ビタミンスレ作ってほしい、
ほかの作品が投下できない状態だもの
クレクレもうざいし
421名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:45:34 ID:NOupOywU
専スレ作ったらビタミン職人さんにいやがおうにも投下せねばとプレッシャーがかかるのでは…
もうちょっと様子見しては?
そして他の作品の職人さんもいつでも投下カモーン
首長くして待ってます
422名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:47:10 ID:McafrYRW
王宮の時は神が長編で連載してて、さらに王宮専用の保管庫があって2chエロパロ板SS保管庫に保管しないで
ってことだったので、スレを別けたんだけど、エロパロは18禁ゲは単独ではスレ立てできない事になってて
(但し乙女ゲ総合に18禁乙女ゲのSSは投下OK)今は次スレのたてる場所も決まってない状態。
まー今の投下状態なら総合に戻ってくれば?って感じだけど。

ビタミンは単独スレにするには需要も供給も少なすぎな気が……。
423名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 20:53:54 ID:1cOVfzyw
今は一人の職人さんにクレクレが群がって
職人さんがそれにこたえてるように見えるよ
プレッシャーになってるかはわからんが

投下されてうれしい気持ちはわかるが
GJするにしても、もう少し落ち着いてほしいと思う
424418:2007/05/15(火) 21:01:12 ID:1cOVfzyw
>>422
スマソ、リロってなかった
詳細トンです。そうか、王宮の時とは状況が違うんだね
425名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 21:05:11 ID:Y++uAZ/Q
ビタミンじゃなくて、会社総合で立てれば?
426名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:31:21 ID:4HKPaCvl
会社総合って…
427名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:02:38 ID:z7+a+YmA
ネオロマみたいな感じでか?
428名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:40:47 ID:GB01pjmN
D3総合か…悪くはないと思うけど、ビタミン以外の投下はほぼなさそうだし、過疎りそうだよね…
429名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:04:47 ID:OH7hUZ/L
他の作品の投下が無いのはビタミンのせいなん?
430名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:33:17 ID:dQG4QIHm
ソフト発売2、3ヶ月は熱いんだし同じスレでもいいんじゃない?
それ以降にもかなり定期的に投下してくれる神がいるなら単独スレでいい

今はビタミン楽しみたい人とそれが保守になってるし、すぐにD3総合スレ作る程でもない
431名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:47:48 ID:Z4UzIvbE
>>429
というか、一応ここはビタミン専用スレじゃないからなぁ。
こういう総合スレは同居状態が基本だから、
あんまり一人の住人ばっかり主張してたら他の住人がやりづらいのは
リアル同居と同じだと思うよ。

あと自分はここはROM専で他スレで書き手やってるけど
ビタミンがどうとかじゃなくジャンル複数扱ってるスレで今みたいな状態だったら
たぶんビタミン以外は投下しづらい。
それはもうスレの空気的に、としか言えないけどね。

個人的にビタミンも他作品の投下も楽しみにしている身としては
現状は良くないと思うのでビタミン専スレには賛成するよ。
432名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:49:46 ID:Z4UzIvbE
連投でスマソがもうふたつほど。


ビタミンの神にGJつけてる人たちは
たぶん書き手よりもROMが圧倒的に多いと思うので言わせてほしい。

この板では何らかのトラブルがあった場合、その原因が何であれ
火の粉は必ず特定できないROMより目立つ職人さんに降りかかります。
自分もあの職人さんにGJをつけた身だから余計に言いたいんだけど
本当に職人さんにGJと思っているのならスレ全体の空気に気を配って
その人が投下しやすい空気を作るのも大切だと思う。
例の〇〇神って呼び名ひとつ取っても
ビタミンの人はこのスレに対してもあの職人さんに対しても
色々な面でもう少し配慮した方がいいと自分は思います。

また、これは責める意図じゃなく単に知らないようなので、言わせてもらいますが。
ビタミンの神職人さん、
避難所を見ていただければわかると思いますが、
先日の一件で本来このスレの存在を知らなかった層が何人か迷い込んでいるようです。
個人的な推察にすぎませんが
今回の一部住人の過ぎた投下要望と無関係ではないかもしれません。
一応、心にとめておいてもらえるとうれしいです。


では長々とスマソかった。
以降、ROMに戻ります。
433名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 01:57:17 ID:QSbZna7S
>>431-432が書き込んだ事は概ね同意だけど、専用スレは時期尚早だと思うな。
今までだって発売後は投下が続いても、暫くしたら落ち付いたし。
ただ、ビタミンの人達には、もう少しまわりに気を使って欲しいと思う。
434名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 02:27:12 ID:4n+qpW2x
自分ももう少し様子見でいいんじゃないかなって思う
ただ自分含め、ビタミン好きは空気読むなり書き込む前に深呼吸した方がいい
>>391-398みたいな流れは正直頂けない
もしこの時他作品投下しようとしてた人居たら確実に遠慮すると思うし
435名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 03:35:25 ID:+UzBLehG
様子見したほうがいいといっても、これだけいろいろ書き込まれた状態では、
ビタミンの職人さんがこれ以後ここに投下することは出来ないんじゃないかな。

本当に、>>412を含め、もしビタミンで書くという職人さんがいるなら、
迷わずビタミンスレ立てちゃっていいと思う。
王宮が過疎った前例にみんな尻込みしてるようだけど、
過疎って圧縮でスレ落ちしたらまたここに合流でいいだろうし、
むしろ、職人さんがせっかくSSがあっても投下できない、という状況のほうが
悪いと思う。
436名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 06:55:25 ID:emqGGf2F
たとえそれがどんなにいいエロパロだったとしても
年齢制限誤爆なんて不注意の極みに同情して
エロ読みたさに神扱いかよと思う者もいる
専スレじゃないだけに尚更だ
黙ってるだけで、ここにはビタミン苦手な人間もいるってことを
少しは考えて書き込んでくれ
437名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 08:12:56 ID:jKVw33cv
この流れでビタミンも投下し辛くなったね
438名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 09:18:40 ID:gH0qlUci
過疎過疎言うけど、立てても落ちなきゃいいわけで。

はっきり言って別作品投下しづらいよ…
439名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 10:02:47 ID:tgA1bPnH
もうこの空気のおかげで当分ビタミン投下はない希ガス
というわけで>>438は好きに投下すればいい
440名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 10:03:10 ID:XAELCs/E
今まであんまり話が見えなかったんだけど、
ビタミンの人がエロパロを一般板に誤爆して、
それがきっかけで年齢達してない人や空気読めない人がここに誘導されてきた(かも)ってこと?
441名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 10:33:37 ID:ipxHBpLU
ミスは仕方ないけど、タイミングとか場所が悪かったみたいだね……
442名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 12:04:11 ID:aNmh8+KF
>>440
本スレで誤爆して、ここに誘導されてるからビタミン話クレクレが
湧いてるんじゃないかと
443名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 12:06:08 ID:ls4qgH0K
誤爆云々を抜いたとしても、
【ほぼ一人の職人さんが五連投→その都度信者大はしゃぎ&クレクレ】
こんな流れは、この板のどのスレでやっても当人達以外('A`)だし空気嫁になると思うよ
場合によってはボロクソに叩かれたって不思議じゃない

この空気じゃ〜とかこの流れじゃ〜と、ビタミン投下がされないと考えてる人達がいるようだが
あのままでも今の空気でも他作品の職人さんはもちろん、
誤爆した人以外でビタミンを投下しようと思った人がいたら
投下はしづらいと思う
この一件で一番割をくったのはその人達だよ
読み専だがここの住人としてそこが一番痛いと思う

ここの他の住人は、こんなにひどくなるまではスルーしてくれてたし
こんな空気になって細かく注意されるまで気づかず騒いでた人達に責任があるんじゃまいか?
責めるつもりはないが、誤爆した人含め
自分達の行動にもっと自覚を持った方がいいと思う
444名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 12:08:39 ID:Z4UzIvbE
>>440
ビタミン者の名誉のために言っておくと、誘導はしていない。
ただ、本スレ+避難所同人スレで「あれどこの誤爆なの?」と
聞いてまわっていたのが数人いたのも事実。
あげく
「教えて下さい→わからんやつはそのままで→わかりました、何とか自力で探します」
「教えて下さい→自己解決しました!」
とかいう流れまで目に入った後の、名指しでスマソが>>398の不可解な言動……orz


職人さんのミスを責める気はないし
むしろ同じ書き手としては同情を禁じ得なかったけど、
ミスはミス、それによって起こったことは事実は事実で
職人さんにもちゃんと把握してもらった方がいいと思ったから>>432で指摘した。
自分にビタミンの人達を攻撃するつもりはないし、この板の存在を知らなかった人が
年齢制限に満たないかどうかもわからない。

けど、少なくともこの板に来たばかりでルールを知らない人は
GJや催促を書き込む前にスレの空気や状態なんかを見るべきだと思う。
ここは比較的過疎ってるスレだから大丈夫だったけど
他のスレだったら間違いなくジャンルのビタミンじゃなくて
「あの職人さん一人」がものすごい勢いで叩かれて、専スレとか関係なく追い出されてた。
それは断言できる。

ビタミンの読み手は本当に、
自分達が安全圏にいることと
職人さんが矢面になっていることをわかってくれ。
読み手の不用意な一言で一斉に職人さん叩きが始まるスレだってある板なんだから。
445名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 12:16:20 ID:o2ByTlBZ
まぁ後は各自よく考えて下さいってことでいいんじゃない。
気遣いを忘れずにってことで。
446名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 17:32:13 ID:GOQ6+2yW
つか誤爆した香具師が一番の責任。
ミスはあるんだからと寛大なこといってくれてる人多数だが、
スレ荒れる以前の問題で一歩間違えれば訴訟問題だ。
大袈裟か?ま、大袈裟だと思っている内が華だ。
一般的に無法地帯だなんていわれてるここ2CHでさえ年齢制限スレが何故あるのかってことよく考えた方がいい。
447名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 19:25:17 ID:J15RYxjv
448名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 20:08:46 ID:XAELCs/E
まあ確かに、一般板に誤爆してしまった人は、
恥ずかしがるより先に「まずいことをしてしまった」という意識を持ってもらいたかったな。
449名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 20:41:52 ID:emqGGf2F
一般板にエロ書き込みしたらそれが誤爆とかミスとか関係なく問題だし大騒ぎってことだ。
不特定多数が集まる映画館で普通の恋愛映画を上映するはずが
間違えてAV流して、Hシーン突入前にあわてて消したみたいなもんだ。
もし自分がそんなことをしてしまったら、自己責任としてその作品は
不注意の教訓としてお蔵入りさせるけどな。
二度と投下せず、自サイトでしっかり自力で責任もってやるようにするとか。
まぁ、その対応は人それぞれの考えがあるにせよ、
こうなったら専スレにするのがビタミン待ちの人もいいんじゃないの?
自分はビタミン興味ない派だが黙ってスルーにも限度があるよ。
450名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 21:39:36 ID:e0s52gsB
あと、同人は著作権者のお目こぼしで成り立ってるからね。
著作権者にとって、エロ同人ってのは歓迎されないもの。
それを、18禁明記で特定の人だけ集まるところ(つまりここ)でこそこそやるならまだしも、
一般の目がある場所にエロ書き込むような事態になれば、
著作権者が黙ってない場合もある。

現実問題としては、この程度の誤爆で訴えられるとかはありえないと思うけどね、
ゲーム系同人はアニメや漫画に比べて、
「同人やる人=ゲーム買ってくれる人=直接的にお金を落としてくれる人」という図式のため、
著作権者が同人に甘いから、そういうところを忘れがち。
451名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 23:13:22 ID:zIyTbyzL
何かもう儲かアンチか知らんけども必死だな……。IDで絞るとおもろい。
確かに今回ビタミンの人達暴れすぎだったけど
>*知らないゲーム・好きではないカップリングネタが出た時には暴れたりせず華麗にスルーですぞ
ってあるし、再び同じような事態になったら独立してもらえばいいんじゃないの。

ビタミン云々じゃなくていい加減この流れにうんざりだ。
452名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 23:16:12 ID:CO6SauWN
長文の文句を読むよりはビタミンのエロ読む方がましだけどね
これで元の過疎スレになるのか、
それとも「期待通り」他の作品が投下されるのか...

>>438に期待
453名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 07:42:07 ID:w4lrZh99
こんな雰囲気じゃビタミンどころか何の投下も無いと思うよ。
ロムがほとんどのこのスレで作者叩きみたいな流れになってるのがびっくりした。
話題が無いから無理矢理盛り上げてんの?って感じ。
454名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 10:52:39 ID:kVPUPgqn
たかが誤爆を大事に仕立てあげて
あげくヒス長文だの訴訟だの
ばっかじゃねーの
455名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 12:39:52 ID:G6+zwthS
ミスは誰でもあると思うよ
作者の人に落ち度があるとしたら、誤爆後に反省の色が見えなかったことくらい?

でも、他作品の投下待ちしてる身としては、ここまで問題紛糾しちゃうと
当該の人がなんらかの意思表明をしないとこの話題も終らないし、他の人が投下できないとは思うなー

まあ過疎ってたスレだから気長に投下待つのはかわらんけどね
456名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 14:55:16 ID:7sg+b3Z3
>>454
ビタミン厨乙!
ただの誤爆ならまだしも一般板に誤爆はさすがにまずいだろうがヴォケ
年齢達してから来い
457名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 15:27:44 ID:pDJFoeLh
   ∧∧
   (,,゚Д゚)<まぁもちつけ こんな流れじゃだれも科研
  /  |  
〜OUUつ 旦

リクでも書いてたほうがまだいんじゃネ?
458名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 16:38:13 ID:YMRaFLU4
>>457
自分もそう思うわ

と言うことで、八犬士が読みたい。
マイナー過ぎて、プレイヤーもろくに見ないがorz
459名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:47:46 ID:+IN6CQP7
ラブレボで0.1tヒロインのエロパロ書ける猛者はおかんかの〜
痩せた後のはよく見るんだけどね
460名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 19:57:04 ID:zQlx0b+l
>>459
激しく胴衣
0.1dでなくとも、痩せていく過程のどこか…70`前後でもいいな
461名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 20:24:50 ID:o5DRlQzS
長文なだけにアンチの方が必死に見えるのは何故だ…
まあビタミンプレイしたことないしどうでもいいけどな

>>458
八犬読みたいけどエロ想像付かんw
唯一思いつくのはすみれセンセか某スパイダーww
良作ではないが好きなゲームだから悲しい
462名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 21:04:24 ID:bQI/5N8n
また荒れそうな空気になったら
そん時に専スレ作ってわけりゃいいさ<ビタミン


>>459
以前書こうとしたが、あまりにむずかしくて挫折したww
誰か書いてくれないかな〜
書きたい人いたら、資料としておすすめの力士のブログ、
教えるのに
463名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 21:41:53 ID:pDJFoeLh
デブヒロインって読んでて楽しいか?ww
やせる過程ってのはまだ想像の余地があるが。

てか、どんなシチュで?
妄想でもいいからなんか書いてあれば、SSのネタにし易いとオモ。
464名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 21:42:33 ID:1K/X56Jk
力士ブログワロタw
バイザーあたりいけそうジャマイカ?
病弱は…やばそうだなw

>>461
まぁ、ジャンル内の無知・うっかり者のせいで
大変なことになるジャンルはたくさんあるからな
必死になる気持ちもわからんでもない
とナマモノジャンルをかじった自分が言ってみるテスト
465名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:58:34 ID:gWSxGuoD
プリンセスナイトメアかハートの国のアリスが読んでみたい
466名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 00:24:43 ID:b4u3UQhq
ビタミンでもそれ以外の作品でも何でもバッチコーイ。

新作ラッシュで他のは投下しにくいとか他のスレでもよく聞くけど、
そこまで気を使う必要はないんじゃないかと思うよ。そりゃ他職人の投下直後とか、マナー違反なのは別として。
職人さんも自分が書きたいのを書いて投下した方が楽じゃないかな。クレクレ厨も自重して欲しいけど。
467名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 08:57:30 ID:shADKE0w
SS控え室にまで行ったか…
468名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 11:06:14 ID:z8mMYGuO
もうだめかもわからんねorz
469名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 13:29:40 ID:R55NYqrA
仕切りたガールはほっときんしゃい。

緋色の欠片が読みたいです(´∀`)ノ
470名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 13:30:58 ID:JOF0gapC
>>462の言うように、荒れそうになったら専スレ作って
そっちでやってもらえばいいよ

>>466-468
つか、こっちでなんかあったわけでもないのに
話題戻すなよおまいら

力士ブログは、デブゲの幼馴染み変身前にも使えそうだなw
471名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 14:16:19 ID:UGg/TWQ2
どれだけやせたか定期的に隅々までチェックする保険医(もしくは兄)を想像した。
それなら0.1dエロもありだな

>>470
幼馴染変身前と0.1dヒロインの絡みを想像…………できなかった
472名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 02:55:44 ID:tmgW5I9z
>>471
>幼馴染変身前
軋むベッドの上でってレベルじゃねーぞ!
473名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 21:53:01 ID:YZiyf7Ib
ベッドが駄目なら布団があるさ!
474名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 10:20:51 ID:WsJ6vhki
つ水中
お風呂とか温泉とかプールとか海とか
475名無しさん@ピンキー:2007/05/21(月) 23:12:41 ID:ID1zB0zw
ベッドじゃなく家が軋むと考えれば無問題
476名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 00:27:11 ID:a3bxPwL6
あのマンションごと揺れるのかw
他の住人に筒抜けktkr
477名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 06:10:53 ID:4gBxykLS
それなんて羞恥p(ry
478名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 01:45:50 ID:AajvFCn3
宇宙意識を受信……ジャナカッタ、読んでみたいです。
479名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 10:09:28 ID:jWhiqscY
ビタミン追い出して、結局1週間新作無しの過疎スレに戻った、か…
480名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 12:09:43 ID:GuwYbDGp
1週間投下無しなんて普通だよ。
481名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 12:53:37 ID:YhBeK9CG
普通に戻っただけだろ
482名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 14:06:02 ID:oVLMo0aj
アンチビタミンな人の策略だったんじゃね?
483名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 14:06:24 ID:36xmP/IB
過疎スレなのはもともと。マターリ進行でいいじゃないか。
484名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 14:34:02 ID:OoGzI0fG
だな
じゃあ保守代わりに乙女ゲキャラでブリーフ派っぽいやつを上げ(ry
485名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 16:06:51 ID:WvnPBS4o
>>484
ラスエスのアキラ
黒か赤で
486名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:05:45 ID:ku1hCaqu
ビタミン連投すると他の作品が投下できないっていってたヤツ。

他の作品って  ど  こ  ?www
487名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:21:53 ID:MfM1wXAV
蒸し返し乙
よっぽど悔しいんだねヨシヨシ
488名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:55:13 ID:+FU2Skpw
荒れやすい話題を引っ張ってる人は何がしたいのだ?

>>484
自分はラスエスのチヒロ。黒だといい。
489名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:58:16 ID:xv84rQmT
>>469>>478
自分も緋色、宇宙意識が読みたいです
>>484
緋色の犬飼とか。白でw
490名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 08:33:35 ID:ds6leQ24
>>484
プリンセスナイトメアの委員長
白の名前つきでwww
491名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 15:02:50 ID:61P80V4A
悔しいっていうより、単純におかしいというか不思議、なんだよね>>486-487
ビタミンネタが連投されてたとき、アレだけ、やれ他の作品が投下しにくいって声が上がっていたのに、
じゃあビタミンは自粛しましょう、になったらこの体たらく。
もうかれこれ2中間近く新しいSSの投下なんてないわけですよ。

特にあの時
>438 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/05/16(水) 09:18:40 ID:gH0qlUci
>過疎過疎言うけど、立てても落ちなきゃいいわけで。
>
>はっきり言って別作品投下しづらいよ…

とか言ってた人、新作はー? という気分になるのは仕方がないかと。
492名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:28:17 ID:r4JYhgc1
ビタミン厨乙!
493名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:46:24 ID:rN5BoV+b
>>491みたいな反応は論外として。

>>492
気持ちはわかるけど、職人さんの投下待ちなんだったら
投下しやすい空気づくりも必要だと思うよ。
マターリ話題に戻したからって
一週間やそこらでは他職人さんも投下しづらいと思う。
492が言ってる人が投下するつもりがあったかはわからないけど、
こうしてむし返してる時点で
他職人さんも投下しづらい空気にまたなってしまっているから、
>>484が話題ふってくれてるんだし、
しばらくはマターリしながら雑談で保守してもいいんじゃない?
大騒ぎせず、時間が経てば
ビタミンだって投下できるようになるとオモ。
494493:2007/05/28(月) 20:50:44 ID:rN5BoV+b
スマソ、安価間違え杉たorz
>>481へと>>482への安価を逆に書いてしまった。ほんと、スマソ。
495名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 20:54:28 ID:rN5BoV+b
うわ、482と481じゃねえよ自分…何度もスマソ…orz
>>492>>491
496名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:08:19 ID:ucm+Zo8C
もちつけ( ´∀`)σ)Д`)
497名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:09:15 ID:1Z/Bajnp
どうせここは一ヶ月に一度投下されればマシな場所だったんだから今更。

もうビタミンは別けた方がいいかもね。
ここではどっちにしろ492みたいなアンチがいて投下しにくいだろうし。
クレクレと言われるから雑談もネタ話しもしにくいしさ。

以前でてたD3スレ立てたら(゚听)イクネ?
498名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 22:21:44 ID:6AHSorzr
今のままじゃビタミン萌え話も書き込みにくいし
D3スレでもビタミンスレでも建ててみてもいいような気もする・・・
499名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 23:50:43 ID:jkLLDxyz
D3スレ、立てるの賛成。正直言って萌え語りがしたい
テンプレはここの改変して作ればいいかね
500名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 01:58:17 ID:OX4mVefR
萌え語りがしたいって…
語りたいなら外部の掲示板借りてもいいんでは
501名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 02:06:54 ID:8pLlSgKo
蒸し返す奴がいてもスルーして、話したい話題振って
ひたすら無視すればいいだけの話では…構うからまた荒れるんだし。
今回のビタミンに限らず、また別のゲームでこのスレが荒れたとしたら
その度に別スレ立て続けるの?
502名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 02:15:54 ID:Gm02bFx+
どうせ立てても長続きしないんだから好きにさせれば?
ラブレボの時も一時期集中していたけど、結局すぐに落ち付いたのにね。
でもあまり別スレ立てが続くと外聞が悪いだろうなぁ。
503名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 19:23:46 ID:KiPKjwwV
別にローカルルール違反のスレ立てをするわけじゃないんだから、
外聞は悪くなったりしないと思う。
そんなん気にしてたら、即死や圧縮落ちするようなスレは
たてられなくなってしまう。
504名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:09:28 ID:cU4l6glV
ここが過疎ってるってのになんですぐ別スレとか言い出す人がいるのか純粋に不思議だ。
スルースキルさえあれば無問題に自分も一票。
505名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:23:38 ID:WuWmJjvt
ビタミンが連続投下された後の書き込みにスルースキルがあったとは到底思えないわけだが
506名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:50:32 ID:B1/bGHoP
萌え語りがしたいからって動悸はどうかと思うが
別スレ立てる事が悪い事とは思わないな。
別にここから追い出してるわけじゃなく、
ビタミンの人達が自分達で他行きたいって
言ってるんだし外聞は関係ないかと。過疎るのは
目に見えてるけど、やりたいようにさせたらいいんじゃね?
507名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 22:57:07 ID:IAMyKJDq
あんまり簡単にスレ立てするのはどうかと思う
乙女ゲ一般板と違って、ここはスレ数きつきつで圧縮も結構頻繁にあるし
508名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:04:30 ID:OgzVX2tk
過疎なら圧縮で落ちるから、そんな心配しなくていいよ。
圧縮で落ちない(たとえ保守だけでも人がいる)なら
それはそれだけの需要があるということだよ。
509名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 23:47:52 ID:hrS6JwGF
王宮みたくとりあえず試しで分けてみればいいんでない?

過疎→圧縮とかなったらまた合流すればいいんだし
過疎ってても住人ががんばって保守してりゃ無問題
倉庫とかの問題はビタミンスレの賑わい具合見つつ
住人が相談して決めればいいとオモ

ビタミンの人達がD3スレ欲しいって言ってるんだし
ひとまず立ててみて様子見して臨機応変に対応すりゃいい
510名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:07:05 ID:zIFdSUKz
ビタミンの人達が別スレ立てたいのはいいけど、
そっちの都合でD3総合としてスレ立てられるのは
ビタミンやってないD3者としては微妙
他のD3作品は今までここでマターリできてたんだし、
一緒にうつる必要はないと思う
単独スレだと過疎りそうだからっていうのはわかるけど
分けたがってるのはビタミンの人達だけでしょ?
511名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:22:57 ID:M0grQ1li
分けたがってるのはアンチビタミンの人だと思う
512名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:46:55 ID:L4R5mK6E
そりゃ安置も沸くさ
513名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 00:51:10 ID:OFppPQUK
アンチかどうかなんて誰にもわかんないんだから言ってもしょうがない。
立てたい人がいれば立てたらいいんじゃないの。
私も過疎ると思うけど、ここでグダグダしても意味ナイと思うからさ。

ビタミンの書き手がまだ投下する意思があるのか知りたい。
それによって変わってくるんじゃないの。
514名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:32:47 ID:zun84qwu
女の集団って面倒だな
515名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 11:13:03 ID:CVSN/T59
ホントだな
516名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 17:55:53 ID:fM3DEqww
>>510
どうせこっちでも待ってても別スレで待ってても510が希望しているSSなんて
投下無いから。
517名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 21:33:41 ID:t1fnOWj1
性格悪いな…
518名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:01:59 ID:Bjbh3Uj3
わざとなんだからスルーしろって
519名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 22:06:00 ID:fZQaWfTm
>>516
なんか気にくわない事があったのかわからんが
そういう物言いはイクナイとオモ。
520519:2007/05/30(水) 22:09:19 ID:fZQaWfTm
わざとだったのか…。リロらずマジレスしてすまん。
521名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:10:08 ID:EVf441ZQ
で、いつまでこの話題続けるの?
522名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 23:42:45 ID:5uj519de
スルーできない人がいる限りいつまでも繰り返されるだろ
この一件でビタミンがウザくなった人もいるだろうし、
こんなのがいつまでも続いたらビタミン萌えの人もその他萌えの人も気分悪いだろうから
もう新しくビタミンスレ建ててもいいんじゃない?って気もする
今ならまだ旬だからタイミング的には今だと思う
523名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 00:00:07 ID:BAE2l08s
アンチでも信者でもビタミン者が騒いでるわけだし
自分は専スレ賛成

ただ>>516みたいなのがいるならD3総合はやめた方がいいとオモ
524名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 11:29:06 ID:+Di/+PM0
結局、ビタミンの人たちがどうしたいか意思表示しないと終わらないんじゃ?
立てるか立てないかはビタミンの人たちが決める事でしょ。
最初に専スレ立てて萌え話したいって言ってた人たちは言いっぱなしみたいだけど
それがビタミンの人たちの総意?
もしあれに異論があったりアンチの策略だっていうなら
別スレ立てたくないビタミンの人もちゃんと主張した方がいいと思うけど。

正直この話題うんざりだから早く決着つけて終わらせてほしい。
525名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 12:33:49 ID:vRqUXnam
萌え話したいって言ったのは自分だが、総意だとまでは言えないだろうから、他のビタミン見たい人の意見に任せる。
このスレのまったり具合が好きだったから、今のgdgd振りが早く終わることを祈るよ。
526名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 14:40:59 ID:t097SORM
それ以前にここに書き手がいるかどうかなんだが……。
527名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 18:47:09 ID:lt9uZZq1
ビタミン専スレ欲しい。
専スレ立てて投下がないなら、職人さんがいないんだなとあきらめもつくけど、
今のままだと、本当はネタや書く気はあるのに
スレの雰囲気で投下してもらえないんじゃないかと疑心暗鬼になってしまう。
528名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 19:07:20 ID:uZwnrBrI
ビタミン専用スレ、誰か立てて〜〜
529名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 19:26:31 ID:t097SORM
単独でスレたてるほどの勢いはないと思う。
D3スレがいい。
530名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 20:37:30 ID:lYHCAKwX
どうしても立てたいのならビタミンスレでいいよ
立てても落ちるならその程度
ビタミン本気で好きな人がスレ立てしてみたら?
531名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 21:38:40 ID:I9WRhOg8
スレ立てたいが、ホスト規制に引っかかった。
532名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:55:48 ID:L00uVB6K
ざっと今までのレス読んで、D3スレ希望してる人の方が多かったような気がするんだけど
いきなりビタミンスレ立てようとしたの?

アンチの工作か信者の暴走か知らないけど落ち着け。一体いくつなんだよ…。
この板に子供はいない筈ですよ。
533名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:19:41 ID:M+k/fPWi
>>532
落ち着けは同意だけど、ログ読んだ感じだと
ビタミン以外のD3ゲー好きは複合スレ化嫌がってる>>510
ビタミン者はビタミン以外興味ない>>516
っぽいし、他作品に興味ある人だけこっちのスレものぞいてればいいんじゃないかな

王宮だって単独スレだったんだし無理にD3スレにすることもない
それに今の雰囲気だと専スレでビタミン以外のD3作品の萌え話はできなそうだしね…

自分ビタミン者だけどそこまでこっちの都合だと
正直引け目感じて気分悪いからビタミンは完全に専用スレがいい
それなら気兼ねなくビタミンだけの萌え話がいっぱいできるし
534名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:24:22 ID:PtV1KjcA
>>533 禿同。
できればD3スレでなくビタミン専用でやってほしい。
ビタミンの人がビタミンの萌え話とかもしたいなら尚更。
D3のゲームって作るところがバラバラで統一カラーがない印象。
強いて言えばB級とか、ゲームごとに好き嫌い激しいキャラ設定とか。
勢いなくなって落ちたら、また合流すればいいと思う。
535名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 00:32:07 ID:c/p/uCne
んじゃ専用で賛成
536名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 01:42:42 ID:K+NtAMMy
意見が決まったようなので。
VitaminXスレ用に、とりあえず1のテンプレ作ってみた。
いらん所は削ってくれ。


2007年3月29日に発売された「VitaminX」のエロパロスレです。

*ネタ投稿時にはカップリング名を名前欄に表記してください
*特殊なシチュ(レイーポ/近親相姦/3P等) の場合は注意書きをおながいします
*好きではないカップリングネタが出た時にはL3がお約束
*sage進行推奨。雑談、萌え話OK。マターリマターリ(´∀`)

なお、他のD3ゲームについてはこちらでお願いします
乙女ゲーエロパロ総合2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155483598/l50
537名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 19:59:39 ID:BM4MZsPS
で、結局誰も立てないわけだなw
538名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:36:29 ID:gNjNJQcP
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180787733/

だれも建てなかったから建てた
なんのひねりもないスレタイでごめん
539名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 20:19:21 ID:8R/NuBcs
リトルエイド、パニパレで一つ読みたい
540名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 02:46:12 ID:iTPTWFjT
いいねー
ヌイかナイでネ申が降臨されたら嬉しすぎてはげ上がりそうにございます
541名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 01:41:39 ID:/cnPZMLE
 
542名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 03:13:40 ID:cHelLY7r
白原とかすっごいマニアックなプレイしそう
543名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 18:54:54 ID:GE4SQN/q
鞭やら蝋燭やらをスカート内に装備している沢登も侮れない。
544名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 00:08:39 ID:dS+g/5il
このスレにハートの国のアリスの投下がないのは
本編で充分まかなえるからなんだろうか…
545名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 02:19:58 ID:aS3r0350
うーんでも。サイトはそこそこあるよ?<ハートの国
書き手がサイトに置くには抵抗がありそうな双子(子供キャラ・二人同時)
読みたいけどね…
546名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 05:54:35 ID:7tBqCgpa
ホッシュホッシュ
547名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 15:02:03 ID:mFPB6OHE
保守
548名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 21:16:02 ID:ftbsgpZM
下がりすぎなのでageミ・д・ミ ホッシュホッシュ
549名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 21:58:14 ID:VIcp+gHF
ここって、攻略対象でない男キャラ×ヒロインでもOK?
550名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:08:22 ID:E1/gq+Sz
といろ待ち
551名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 23:59:29 ID:y9Lu4R6X
といろではムリ。 書けない。
552名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 02:10:37 ID:XTv6TKAw
>>549
>>1に反しない限りはどのカプでもおkだと思う
これが攻略キャラ×ヒロイン以外の女キャラだったら話は変わってくるだろうが
553名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 04:16:46 ID:LcklCsmm
確か前にも攻略対象外×ヒロインの投下があったよね。
幕末恋華の人斬りらいすっきな感じのキャラ…名前なんだっけ…?
名前に鍬が付いてたと思う。
554名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 14:49:45 ID:sympS8zO
大石か
でも今度出る花柳剣士で鍬は正式に攻略対象になったからな・・・
自分もといろ待ち
エロ華道家とのソフトSMエチー(*´Д`)ハァハァハァアハァ
555名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:48:20 ID:ZF9GzNas
心配ならさきに注意書きつけとてばいいと思う
556名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 02:57:18 ID:LrnBslOQ
といろ待ちノシ
リーマンとの一回目はもっとエグく書いて欲しかった
557ハートの国のアリス・帽子屋×アリス×女王3P:2007/07/10(火) 00:08:17 ID:4GN7kQyW
帽子屋×アリス×女王3Pです。拘束もアリです。
いやんな方は飛ばしてください。





帽子屋の薔薇園にひそやかに設えられた東屋の中は、
むせ返るような薔薇の匂いに満ちていた。
部屋にあるのは、何重もの紗でできた天蓋を持った大きな寝台と、
揺らめく蝋燭の炎。
寝台では、三つの影が絡み合い、蠢いている。
ひとりは白と黒の男。ひとりは赤い薔薇のような女。
そして、ふたりに弄ばれる、金色の髪の少女。
「……や……もう、やだ……」
背を寝台に腰掛けたブラッドのはだけたシャツの胸に預け、
胎内に彼自身を呑み込まされたアリスは、
泣きすぎて掠れた声で、自らの限界を美貌の姉弟に訴えた。
白い、成熟しきれていない裸身は色とりどりの絹紐と男の腕に搦め捕られ、
赤い痣がそこここに刻印されている。
鮮やかな色合いの絹は少女の両手首を戒め、
乳房を強調するように巻き付き、
虹色の蛇が這い回っているようにも見えた。
はしたなく開くことを強要された脚の間、ベッドの下には、
女王のドレスを纏ったビバルディが跪き、
アリスからさらなる快楽を搾り出そうとしている。
「……可愛いのう。愚弟にはつくづく勿体ないぞ、妾の可愛いアリス」
「は…ぁぁっ」
首を力なく横に振った少女の体を、ブラッドが少し揺らした。
か細い、息を飲むような声を上げて、アリスは軽い絶頂に達する。
558ハートの国のアリス・帽子屋×アリス×女王3P:2007/07/10(火) 00:09:53 ID:4GN7kQyW
「拒絶するな、アリス。……拒まれると、もっと苛めたくなる」
「そう言うてやるな、ブラッド」
華やかに笑ったビバルディが、赤く彩った指先を、
アリスのブラッドを呑まされた部分に伸ばした。
一番敏感な部分をかすめるように触れられ、
アリスはびくりと体を震わせる。
「お前はほんに鞭しか知らぬな。
女はそれでは蕩けぬと、何度言えばわかるのやら」
つう、と指先が滑り、アリスの開かれた真っ白な内腿から、
ちいさな膝までを撫でた。
ビバルディの指に踊らされるように、アリスの体が震えを大きくする。
「そんなことはないさ」
ブラッドは姉に答えながら、アリスの耳朶を軽く咬んだ。
骨張った指が、豊かとはいえないまでもそれなりの質感を備えた
乳房を探り、頂を少し強めにつまむ。
「……っ」
アリスの体が跳ね、無意識に逃げを打とうとする。
それを許さず、ブラッドはアリスを押さえつけ、自らを突き上げた。
悲鳴のような泣き声を、立ち上がって腰を少し折ったビバルディの
赤い唇が飲み込んでしまう。
赤の女と黒の男の間で、白い少女がもみくちゃにされている。
その光景は痛ましいとも、美しいとも見えた。
559ハートの国のアリス・帽子屋×アリス×女王3P:2007/07/10(火) 00:12:05 ID:4GN7kQyW
「…………!」
声をふさがれ、手も脚も自由にならず、
逃げ場のなくなった熱に上り詰めたアリスの意識が一気に灼き切れる。強く自身を締めつけられ、ブラッドは少し眉をひそめた。
こらえる気もなく、欲望を放出する。
がくっと力を失った細い体から自身を抜取り、
美しい姉から奪うようにブラッドは少女を後ろから抱きしめる。
ビバルディはため息をついて、もう一度床に膝をついた。
赤の中でそれだけが純白のハンカチを取り出し、
中からこぼれる白濁と、アリス自身の蜜を
やさしい手つきで拭き清める。
「全く、女は損よな。中には出してやるなといつも言うておろうに、
堪え性のない弟じゃ」
「うるさい」
意識のないアリスの体を、そうしなければ消えてしまうとばかりに
強く強く抱きしめたまま、ブラッドは姉をにらみつけた。
「そろそろ帰る時間だろう、ハートの女王」
「次の時間帯も夕刻にしてやるが?」
「帰れよ、姉貴」
「我が弟ながら、ずるい男じゃの、帽子屋」
言いながら、ビバルディは立ち上がった。
もう一度腰を折り、ブラッドの腕の中で気を失ったままの
アリスの額と頬にやさしいくちづけを落とす。
「……言うておくが」
アリスに向けたものとは全く違う、
厳しいまなざしを弟に向けた女王は、
情事の名残も残さない冷たい声で告げた。
「小瓶はまだ砕けてはおらぬぞ、ブラッド」
「……わかっている。油断はしないさ、姉貴」
女王と帽子屋は、口にはしない不文律を互いの目だけで確認した。
あの薬瓶が粉々に砕けてしまわない限り、
アリスはいつかこの世界から消え去ってしまう危険を
常に隠し持っている。
しかし、瓶が完全に砕け散ったとき。
アリスを、本当にこの世界に繋ぎ止められたとわかったとき。
帽子屋と女王は、薔薇園以外の場所で、
本気の潰し合いにかかるだろう。
この特別な楽園でぎりぎりまで少女を愛おしみながら。
どちらかが死に、どちらかがアリスを手に入れる。
帽子屋と女王のゲームは、そうと言い合うこともなく、
いつのまにかそういうルールに変わってしまっていた。

ハートの女王は深紅のドレスの裾を翻し、帽子屋の薔薇園を出て行く。
後には、少女と帽子屋と、薔薇の匂いだけが残された。
560ハートの国のアリス・帽子屋×アリス×女王3P:2007/07/10(火) 00:13:43 ID:4GN7kQyW
「アリス……」
少女から絹の戒めを解くと、かなりの時間抵抗していたせいなのか、
手首の白い肌に赤い条痕が残っていた。
その跡に沿って舌を這わせていると、アリスがぼんやりと目を開いた。青い眸がブラッドの姿を映す。
「……ブラッド……ビバルディ……?」
同じ色の眸のせいか、こんなときアリスは一瞬
姉弟を見分けられないことがある。
それが腹立たしくて、ブラッドはアリスをのけ反らせ、
噛みつくようにくちづけた。
「間違えるな。私は、私だ」
「ブラッド……」
アリスは掠れたままの声で、身動きできないほどの強さで
自分を抱いている男の名を呼んだ。
「そうだ」
「……わかるわ……ねえ、ブラッド」
少し震える細い指が、ブラッドの頬に伸びる。
「……ビバルディは、そんな泣きそうな目でわたしを見ないもの。
……あなたのその目、好きよ」

ぴしり、と。
どこかで小さく、ガラスにひびが入る音がする。
アリスにはその音が、はっきりと聞こえている。
ブラッドの目に浮かぶ、冷徹な男に似付かわしくない色が、
アリスの小瓶に亀裂を増やしていく。
しかし、ブラッドにその音は聞こえない。


骨が軋むほどの強さで、決して離さないとばかりに抱きしめる
男の腕の中、時計の音を刻む胸に耳を押し当てる。
少女では決してできない表情で、アリスは小さく微笑んだ。


おしまい
561名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 08:33:14 ID:rGGBAPIj
朝からいいもの読ませていただいた
諸手をあげてGJ!!!
562名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 21:17:28 ID:mx2vOblu
ぐぐぐぐGJハァハァGJハァハァGJ'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
いいもん見たぜ!ありがとん
563名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:04:30 ID:Zy0kqNX0
3日ほど前に、ハートの国のアリスネタを投下した者なんだが…。
このスレ、連投するとまずい?
萌えの勢いでSS投下しちゃったけど、なんかスレをよく読んでみたら
話し合いしたりしてたみたいだし。

もし連投でスレの私有化、専有化につながるという話であれば、
ここのルールに従いたい。
どうすればいいか指針をもらえるとうれしい。
564名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:35:47 ID:mArMl6sc
とりあえず問題ないと思う
過疎ってるし
個人的には4回までの連投はおk
565名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:51:30 ID:BSioULL+
投下待ってるよ
566名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:59:29 ID:BxOC/O5w
自分も564の意見と同じ。

1人の書き手がコテや鳥まで付けて完全占拠状態でもない限り
そんなに気にしなくても良いんじゃないかな、と。
(つかこのスレ過疎ってるから、今は投下してくれる人がいるだけでも
読み手としては嬉しい限りというか…)

と、いう訳で
>>563
正座してお待ちしております。
567名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:38:54 ID:r0j0QbFq
休めの姿勢で待ってます。
568名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 03:28:36 ID:0eR6nZ2n
>563
体育座りで待ってます
569名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 04:12:00 ID:EOc/Dpuk
>567
攻めの体勢に見えた
寝る

投下はいいと思うよ
570ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 01:56:10 ID:xSZCPIJl
「あーボスーお姉さん」
「おかえりなさーい」
「ブラッド、アリス?どこ行ってたんだ?」

あの時空の狭間で骨が軋むほど抱きしめられ、殺されるくらいのキスを受け、
私は半分意識が飛んでいたのかもしれない。
何がなんだかわからないうちに、気がつけば私たちは
いつもの帽子屋屋敷に戻ってきていたようだった。
双子とエリオットの暢気な声が、なんだかひどく懐かしく思える。
「あぁ、ただいま」
ブラッドはいつも通りのだるそうな声で、部下たちの声に応えていた。
低い声が私の骨から耳に直接響く。
「お姉さん、腰砕けてる?」
「ボスー僕ら子供だからドキドキしちゃうよ」
「しっ。……そこに口を出す馬鹿がいるか」
……ん?直接?骨から?腰砕け?
ちょっと、待て。
私はひとつ深呼吸をして、自分の置かれている体勢をじっくりと考えてみた。
見えるもの。……何も見えない。
ブラッドの、細身に見えても意外としっかりした胸に深く包まれてしまっている。
でも、少なくとも、双子とエリオットの3人はこの場にいる。
ということは、3人の目の前で、私は、ブラッドの、胸の中に、いる。
571ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 01:57:05 ID:xSZCPIJl
「………ち、ち、ちょっと………」
ブラッドとの関係を、隠しているつもりはない。というか、隠せているとは思わない。
しかし、それとこれとは話が別だ。
「離してよ、皆いるのに……!」
「そうだ、報告がある」
無視された。それどころか、私を抱き込んでいる腕にいっそうの力がこもる。
「明日、結婚式を挙げる。準備をしておいてくれ。以上」
「はぁ?誰の?」
エリオットが困惑したような声を上げた。それはそうだろう。急な話にも程がある。
「ばぁか、ヒヨコうさぎ」
「誰のなんて見たらわかるじゃん」
双子がいつものようにシンクロしながらエリオットを嘲った。
「お姉さんとボスに決まってんじゃん」
「お姉さん、人妻?」
「えええ、ボスの花嫁?」
「ショックだ……」
「ショックだ……」
最初は笑っていたものの、例によって例のごとくシンクロして声が萎んでいく。
「ちょっとっ」
私はさすがに黙っていられなくなって、力いっぱいブラッドを押しのけ、そのむかつく顔を見上げた。
その途端、文句を封じ込めるようにキスが降ってくる。
572ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 01:58:32 ID:xSZCPIJl
「ん、ん……」
こんなにキスが上手くなければ、こんなに抱きしめられていなければ、
思いきり足を踏んでやるのにと思いながら、どうしようもなく力が抜けていく。
「見せつけられてる……」
「お姉さん……」
「……お前ら、あんまり見てやるな……」
もう何から突っ込んでいいやらわからない中、ブラッドがひょいと私を肩に担ぎ上げた。
ここでやっと、今いるのが正門であることがわかる。
「それでは、頼んだぞ。あぁ、できるだけ盛大にやってくれ」
「………了解だ。派手にやればいいんだな」
エリオットの返事の前に一瞬沈黙があったのは、間違いなく呆れているからだろう。
「待ってって言ってるでしょう!」
それが世の理であるかのごとく、私の声はスルーされていった。
ブラッドはじたばた暴れる私を荷物のように担いだまま、悠々と玄関に向かう。
「お姉さん……」
「お姉さん……」
「今から爛れた愛欲の世界に行っちゃうんだね……」
「オトナの世界なんだね……」
気落ちした声で、とんでもない内容を口走る双子の声に送られながら、私は本当に泣きたくなった。
573ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 01:59:29 ID:xSZCPIJl
「ブラッド……!」
ぼすん、と降ろされたのは、いつものブラッドの私室のベッドだった。
いつもの、と言えるほど馴染んでしまった場所だ。そして、やっぱりひどく懐かしい気がする。
まるで、あの小瓶を失った時に、100年も時が過ぎてしまったかのようだ。
でも、私は、ここに、帰ってきた。
もう否定できない。ブラッドに無理矢理攫われたわけじゃない。
あの瞬間、ここにいるのを望んだのは、多分私なのだから。
………だからと言って。
「なんてことするのよ……!」
「私はただ、したいことをするだけだが」
だるそうな声のくせに、体勢はばっちりやる気だ。
仰向けに倒された私の顔の横に手をついて、片膝で私の脚を割っている。
「そんなこと聞いてない」
「私だってそうさ」
ブラッドが私の唇を唇でふさぐ。ほとんど条件反射で私は侵入してくる舌先を受け入れた。
……だめだ。この男はキスがやっぱり上手すぎる。
「……私を愛しているという言葉しか、聞いていない」
唇の上で、唇が動く。低い艶めいた声が、私の奥の方の何かを刺激する。
同じ声の人に、こんなことを感じたことはなかったのに。
「それ以外の言葉を聞くと、やさしくしたいという気持ちが別の物にすり替わりそうだ」
「……そんな殊勝な気持ちがあったなんて知らなかったわ」
574ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 02:01:04 ID:xSZCPIJl
ブラッドの手が、私の服を一枚一枚はがしていく。指が、唇が、私を探っていく。
彼はいつの間に手袋を外していたんだろう。私の体に触れる手は、骨張っていて、温かくて、少しざらついている。
私の体に丹念に自分の証をつけながら、ブラッドはシャツを脱いでいた。
こんなにもどかしげな、引きちぎってしまいそうに服を脱ぐ彼を初めて見る気がする。
彼に抱かれるようになるまで、私は自分の体をほとんど知らなかった。
乳房や性器は言うに及ばず、指先、背中、脇腹、膝の裏、内腿、首筋、耳、そして髪の毛に至るまで、
ブラッドが触れるところはすべて私をおかしくしてしまう。意味のある言葉を口にできなくなる。
熱い。息苦しい。大きく息をつこうとすると、計ったようにブラッドが私の息を奪っていく。
自分の体が自分の意志を離れて勝手に動く。止められない。
「……ん……ぅ……ラッ…ド」
自分の声だと思えないくらいの甘い、鼻にかかった声が、私の唇から洩れた。
ブラッドは少しだけ、何かをこらえるように眉をひそめ、それから私の中に押し入ってきた。
数えきれないくらい彼を受け入れてきたはずなのに、開かれる衝撃に腰が逃げてしまう。
「……もっとだ、アリス」
耳元で囁かれた瞬間、私の体の奥から熱いものがせり上がってきた。
溺れる者がすがるように、私はブラッドにしがみつく。
それよりももっともっと強い力で、ブラッドが私を抱きしめる。
575ハトアリ・ブラッドED・ブラッド×アリス:2007/07/16(月) 02:02:23 ID:xSZCPIJl
「もっと呼べ。私の名を。君を抱いているのは、私だ」
「ブラッ……ド……」
熱い。熱い。あつい。いつもあんなに気怠げな彼は、どこにこんな熱を隠しているのだろう。
彼の熱が私を炙る。私はどんどんおかしくなっていく。うっかり「愛している」なんて口走りそうになる。
「もっとだ」
声を聞くたびに、私の体が撓る。私にももっと聞かせて。余裕のないあなたの声を聞かせて。
何かが私の体を突き抜けた。溶けるように力が抜けてしまっているのに、ブラッドは容赦なく突き上げてくる。
動くたびにどんどん蕩けていく。何もわからない。何も考えられない。苦しい。あつい。

ふいに、目の前がちかちかと光って、ぎゅっと眉をひそめるブラッドの顔を見たような気がした。

一瞬、気が遠くなっていたらしい。
ふと気づくと、私はブラッドの腕枕に頭を預けていた。
「ご満足いただけたようだな?」
「……オヤジ」
温かい体が気持ちよくて、毒づきながら私はブラッドに身を寄せた。
私もよくは知らないが、肌が合う、というのだろうか。肌と肌で触れ合っているのが、
本当に心地よい。そんなことは言わないけれど。
「あれほど気持ちよさそうにしてもらえれば、男としても本望だよ」
「………ほんっとうに、オヤジよね………って!」
ブラッドの手が、また私の体を探り始める。
「ちょ、ちょっと待って」
「どうして」
「どうしてもこうしても……っ」
たった今、瞬間気絶するくらいの行為をしたばかりで、まだ体中に余韻が響いている。
しかしそういう話をしたら、それこそ何をされるかわからない。
「待たされるのは性に合わないし、したいことはいつだってする。わかってるだろう、奥さん?」
ブラッドは愉快そうに笑う。しかし、私の奥底に残っている熾火をかきたてるような愛撫の手は休まない。
というか、私がどんな状態なのか、きっと知り尽くしている。私以上に。
「誰が奥さんよ……」
「君以外の誰がいるんだ。君は私の妻にぴったりだと言ったろう?」
「だーかーらー……」
私はそのまま言葉を飲み込んだ。まともに喋る自信がなくなったのと、
………ブラッドの顔が、妙に幸せそうだったからだ。
「愛しているよ、アリス」

私は仕方ないような振りをして、ブラッドのキスを受け入れた。

おしまい
576名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 02:48:57 ID:f+rae1tg
GJ!!
577名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 09:46:07 ID:dx9WJqo1
萌え死んだ…超GJ!
578名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 10:16:36 ID:F/2X7iCZ
またしても…GJ!
「こんな面倒、もううんざりだわ」
「私だってそうだ」

ベッドの上で、唇をかわしながら、体に触れながら、相手を面罵する。
多分私は頭がおかしい。そして彼も。

「君のような面倒な女ははじめてだ」
「今までの情婦は、そりゃあお手軽だったんでしょうね」

ブラッドの今までの女の話なんて、想像するだけで吐き気がする。
私は多分、彼を罵りながら自分自身を傷つけている。
なんてマゾヒスティック。

「あなたなんて、顔も見たくない」
でも触れていてほしい。自分自身を傷つけるだけの言葉の刃を、あなたに止めてほしい。
「好きな顔なんだろう」
もちろん好きよ。でもそれはあなたの顔だから。
「帰ればあなたの顔を見なくていい。せいせいするわ」
帰らなければならないのに、帰ったらあなたがいない。
帰ってしまえば、私はきっとあなたを忘れてしまう。
帰らなければいけない。あなたを忘れたくない。気が狂いそう。
「その言葉を口にするな」
ブラッドが苛立ちも顕に私の唇をふさぐ。私はうっとりと目を閉じる。
噛みつくみたいなキスの痛みがある間は、私もあなたもここにいるから、私は安心して目を閉じることができる。
もっとして。もっと痛くして。血が滲むくらい。
「だって私、帰らなきゃ」
ブラッドが私を少し乱暴に突き飛ばした。うつ伏せに倒れた私の上に、ブラッドがのしかかってくる。
でも私の服を脱がせる彼の手は慣れて荒さはなく、それが何故か腹立たしい。
「黙れ」
「無理よ」
腰を持ち上げられ、私は肘をついて体を支えた。脚の間に、ブラッドの膝が差し入れられ、閉じることができなくなる。獣の姿勢だ。彼にしがみつくことも、顔を見ることもできない。
「君のリクエストを聞いてやろう」
「リクエスト?……っ」
右の肩口に、歯を立てられた。その跡を舌が這っていく。
それに気を取られているうち、乳房の先を強く摘まれて体が震える。
快感と痛みの、ぎりぎり痛み寄りの感覚。
「痛くしてほしいんだろう?」
「何、それ……ぁ」
私はさっき、本当にわかりやすい表情をしていたに違いない。
ブラッドが低く笑った。
「面倒な女だ。本当に」
「あ……あ、あ」
ブラッドが性急に押し入ってきた。
今まで触れられているうちに濡れてきているとはいえ、
いつもどろどろに蕩かされてからでも身に余るものを受け入れさせられ、抑えきれない声が上がってしまう。
体が軋むほどの圧迫感に、息が詰まった。
「何も考えるな」
耳元に息がかかり、低い声が脳髄を溶かす。器用な指先が、繋がっている処の近く、敏感な部分に触れる。
スイッチが入ったように私の体の力が抜け、支えられた腰だけが高く上がる形になった。
「いや……」
とろり、と奥から熱いものがこぼれてくる。
自分の体が、呑み込んだブラッドに馴染み、絡み、その精を搾り出そうとしているのがわかる。
「は……く、うぅ」
ブラッドが叩きつけるような動きで私の一番奥を突き上げた。
押し出されるように、咽喉の奥から声が洩れる。
ブラッドの指は私の敏感なところを絶えず責め立て、耳を塞ぎたくなるような水音が聞こえる。
「……痛いほうが好きなのか?」
「ちが……」
首筋に、歯が立てられる。ちりりとした痛みが、すぐに快感にすり替わった。
「嘘だな」
角度が変わり、自分の中の一点が集中的に刺激される。
「やだ、やだぁ……っ」
ブラッドだけが知っている、一番弱いところを何度も突き上げられ、私は恥も外聞もなく泣き叫んだ。
自分の体が急速に昇りつめていく。何かを考えるどころか、声を抑えることもできない。
「いやぁ…っ」
稲妻のような快感が、全身を貫いた。繋がっているあたりから、とろとろと何かがこぼれ出しているのがわかる。
体中が痙攣して、自分の意志で動かない。涙があふれて、シーツに吸われていく。
「……まだだ」
休む間もなく、さらにブラッドが私の胎内を突き上げ続ける。
痙攣が止まらない。快楽を受け止めきれない。気が遠くなりかけた私の上半身を、ブラッドがぐっとのけ反らせた。
息ができない私の唇から、さらに呼吸を奪っていく。
「……!」

ブラッドが何か言ったような気がした。でも、もう私の耳には何の音も届かなかった。
おしまい。

投下3本のテーマは
・ブラ×アリ
・体位いろいろ(背面座位/正常位/バック)
・どんどんうざくなるアリス
でヨロ。

連投はこのくらいでやめとく。自分も読み手だから、他の職人さんが投下しずらくなったら悲しいので。
他職人さん、楽しみにしてます。
585名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 00:55:21 ID:Yrs2dkNe
gj
落ちすぎage
586名無しさん@ピンキー:2007/07/20(金) 23:30:07 ID:B2CdpCvT
GJGJ!!このスレでアリス読めて嬉しいよ!
職人さん連作お疲れ様でした
クローバーも出ることだしまたのんびり正座して投下を待つことにするよ
587名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 13:36:25 ID:yDrpMKO0
GJ!!
588名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 21:12:23 ID:mRwlKtTC
 
589名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 23:09:48 ID:McXou9ea
ほしゅ
590名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 00:28:57 ID:NdDmiIss
☆ゅ
591名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 02:38:23 ID:f01RDyz9
王宮スレ落ちて種
次どうなるか話決まってたんだろうか?
ここ戻ってきたりするの?
592名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:39:03 ID:6T9/MzX1
まあ、投下する気があればこっちに合流でいいんじゃまいか。>王宮
593名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:14:24 ID:Hw/Fo/fm
でも以前作品保管庫が別にあるので
王宮だけはこのスレが入れてる保管庫の方には
入れないでくれという話が出て揉めたような記憶があるのだが
その件はもういいのか?
594名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 07:43:34 ID:5MhPV5Im
>>593
IDが喘ぎ声各種のように見えてワロタ

王宮に関しては、別スレ立てたときに専用保管庫作ったからそっちに入れてただけ。
書き手がいるなら別板に立てるという流れになりつつあったように思うが、結局結論でてないし、
こっちに合流ならこっちのルールでいいとおもう
しかしながら、どっちにしても書き手がいないんじゃ議論も無駄な希ガス
本スレもぐでぐでだしな
595名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 00:11:27 ID:6YUM8lXf
王宮スレはこっちと合流でいいと思うよ
新スレ立ててもすぐ落ちるだろうし、前みたいに連続投下の可能性は薄そう
こっちも過疎ってるし不都合はないんじゃないかね
保管庫に関しては作品投下があってから考えても遅くない気がする
596名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:37:18 ID:HdJ7l77M
保守した方がええのんか
597名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 15:23:12 ID:xMmzOTHW
リトルエイドの沢登×あかりを希望しつつ保守
598名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 03:04:07 ID:C4rKWv2e
さわといいよねさわと
599名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 15:17:04 ID:v7OH6y8n
ほしゅ
600名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:13:37 ID:mZ9VOoXV
保守
601名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 01:57:25 ID:2M9eq9Te
リトルエイドクリアしてないなーと思い出したよ
602名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:14:37 ID:7mOJgdT6
捕手
603名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:59:20 ID:jhdy523p
保守しつつ希望を書いとく
パニパレでノル×亜貴
ノルのSっぷりをエチシチュで読みたい
604名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 18:31:37 ID:Jvs30zAG
ノルってあの球体だっけ?
球体萌え…?
605名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:16:33 ID:IHfPSGX9
球体verも違う方向でエロいな
606名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:08:55 ID:TiaCga0Q
ノルって変身するんだな
しかも執事なのか…
 
たしかに球体とセクロスは難しいしな
607名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 16:06:01 ID:W741g5V9
せめて棒状であればw
608名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:23:57 ID:mpAjUDfO
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
すげえ世の中にはまだ自分の知らないエロがありすぎる
609名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 01:56:39 ID:z5YVQzL7
ほす。
610名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 06:41:44 ID:Uzal9k+p
球状でも擦りつけるとかで書きようによってはエロくなるんじゃ?
611名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 18:10:59 ID:hoQqHpkw
中でイクのは無理そうだな…
612名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 11:07:14 ID:ZI+4JPXz
保守
613名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 16:49:38 ID:ZfhcuRWL
誰かのルートのときにノルに生える
キノコでやってみたらどうだろうw
614名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 03:44:54 ID:y7DRlTsO
>>613
ちょ、おま、天才www
615名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 00:45:51 ID:heW8Zehu
さわとが読みたい
616名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 16:24:11 ID:wsvDa45v
保守
617名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 00:31:48 ID:6eKcO4Yw
ムスコ育成ゲーに期待しつつ保守
618名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 15:45:16 ID:BeCrlzGu
さ、誘い受けじゃないんだからね!
勘違いしないでよっ!!
 
沢登×あかり希望をした者だが、神投下を待ってる間に自分でも書いてみようとしたんだが
「沢登は自らのスカートを捲りあげ」
と書いて状況をリアルに想像し、ハッと我にかえって萎えちまったwww
神はすげぇなやっぱり…
私にエロスは無理だよ
 
そんなわけで、神投下を待ちながら保守
619名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 16:48:17 ID:R/+C5j/8
>618
途中まででいいから投下してくれないか
620名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 22:26:40 ID:BeCrlzGu
ありがとう
そう言ってもらえてうれしい
けど、未完のものを載せるのは個人的に絶対したくないので、完成したら載せにくる

 
どう見ても誘い受けです
本当にありが(ry
621名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 06:31:49 ID:Q+zIA5l6
女装男、萌えるけどなぁ
622なんエレ@リトルエイド、沢登×あかり:2007/09/12(水) 11:17:44 ID:5OUVnwEn
萎えちまって途中から書けなくなったのをネタに直しました。
古くて寒いネタと下品な下ネタで8割方占められています。
あとの2割は古臭いもので出来ています。
はっきりいってかーなーり!エロくない、上に短い。
NGワードは「なんエレ@沢登×あかり」でよろしく。
では投下します。
623なんエレ@リトルエイド、沢登×あかり:2007/09/12(水) 11:19:47 ID:5OUVnwEn
「………んっ…は…っあ…」
くちゅくちゅと粘液の交わる音と少女の苦しげでいてどこか艶めいた声が、夕焼
けに照らされた誰もいない教室にやけにひびく。
長く伸びた二つの影は深く触れ合いすぎて、まるで一つになっているかのように
見えた。
影の主達、沢登譲と西村あかりは晴れて恋人同士となり1ヶ月ほど。
良く言えば純粋、悪く言えばお子ちゃまだったあかりが、沢登とこのように深く
いやらしいキスをする関係へ発展するくらいには長い時間だ。
 
「あの…せんぱい?」
「ん、なんだね西くん」
 
しつこく求めてくる沢登の追及の隙をついてあかりがといかけた。
その頬は熟れた林檎のようで、沢登の欲を沸き立たせてやまないのだが、あかり
はそれを知っているのだろうか。
 
沢登は自分の自制心には自信があった、そうでなければこのように無防備なあか
りを前にしてこれまで耐えてこれるはずがない。
だから自制心はある…はずなのだが、どうにもこうにもこの初々しい恋人は沢登
を煽らずにはいられないようだ…本人にとっては何の他意も無い仕草も、沢登の
ツボにきてしまう。
つまりは恋は盲目、それだけの単純な話だ。
単純なだけに質が悪い。
 
「あの…あのですね………
 あたってるんですけど………」
 
―む………?
自制心は神、ではなく紙のように既に破れていたらしい。
沢登のご子息は下着とプリーツスカートを押し上げ、立派に自己主張をしている

どうやら影が交わるほどに密着していたせいで、ご子息をあかりに押しつける形
になっていたようだ。
624なんエレ@リトルエイド、沢登×あかり:2007/09/12(水) 11:21:53 ID:5OUVnwEn
「これは失敬」
「いえ…あの…その………でも…」
 
真っ赤になってあかりは俯いてもにょもにょと呟いている。
嫌がられてはいない、沢登はそのことに内心胸をなで下ろした。
しかし改めて良く考えてみると、あかりはあたっているものが沢登のご子息だと
理解できたのだ。
これは大きな…いや偉大な進歩である。
月面に初めて降り立った人類もかくやという感動を胸に沢登はニヤリと笑った。
林檎を通り越してトマトのようなあかりをみていると唐突にいたずら心が沸いて
きたのだ。
沢登は誘うように自らのスカートをほんの少し捲りあげた。
 
「ところでこいつをどう思うかね西くん?」
「えっ!?
 すごく…おおきいです
 じゃなくて、なんでこんなになってるんですか?!
 私達キスしてただけなのに…」
 
いたずらのしっぺ返し。
あかりはどうやら沢登の予想を上回るお子ちゃま度合いだったらしい。
つまるところ…彼女はこの年頃の男の生理というものを理解していないようであ
る…今時の女子高生、しかも双子の弟という近しい男性がいながら…ありえない

朝はもちろんのこと、うっかり授業中に昼寝をしてしまっては反応し、可愛いあ
の子を思い出しては反応し、果てには何もしなくても反応してしまうこの業深い
『青い春』を知らないのだ。
しかも、おおきい、と褒められたのも喜んでいいのか…微妙な色気の無さがいっ
ぱいの回答だった。
 
「西くん………君という人は」
「どうしたんですか?
 はっ!もしかしてキスしかしてないのに先輩のがそんなになっちゃったのは病気
なんですか!?」
 
来た、あかりお得意の超解釈だ。
しかしこれしきのことで沢登はめげないこりないへこたれない。
伊達に史上最悪の風紀委員長とよばれているのではない。
 
625なんエレ@リトルエイド、沢登×あかり:2007/09/12(水) 11:23:56 ID:5OUVnwEn
「病気ではないよ西くん
 教えてあげよう
 なんで僕がエレクチオンしているのか…その理由は」
「その理由は…?」
 
その時…時間が止まった、彼らにはそう思えるほどの緊迫した間。
だから何故沢登がエレクチオンなどという古風な単語を使ったのか…誰も突っ込
まないし、突っ込めない。
エレクチオン…珍妙だが沢登にはふさわしい気もする。
 
「君を愛しているからさ…あかり」
「譲先輩…!」
 
そして二つの影はふたたび一つになった………。










 
「という夢を見たんだが」
 
珍しく全員揃った風紀の面々を前に、これまた珍しく妙に真剣な表情の沢登は語
った…彼の見た夢を。
それに対する風紀委員達の反応は皆同じものだった。
 
夢に出て来た当事者の彼女はかわいらしく頬を真っ赤にしてさけぶ。
「セクハラです先輩!!」
 
わかめ(何処が、とは明記しない)のような男子生徒は、あかりを庇いつつ白い目
で沢登を見ていた。
「訴えた方が良いと思うよ〜ねぇノリちゃん」
 
その隣で呆れをこめた視線を沢登におくる薄い(何処が、とは明記しない…という
かかわいそうで出来ない)彼は、珍しく同意している。
「そうだな今回ばかりは内沼に賛成だ」
 
興味なさげにしているが、案外律義な彼はどうやらちゃんと聞いていたらしく、
絶対零度の視線をちらりと沢登に寄越した。
「………最低ですね」
 
今日も風紀の愉快な仲間達の日常は………平和だ。
 

おわり
 
626なんエレ@リトルエイド、沢登×あかり:2007/09/12(水) 11:26:17 ID:5OUVnwEn
「ご子息」と「剛直」と「ムスコ」と「ロマン棒」…どれが良いかに一番悩んだんだぜwww
ちなみに何故ご子息を選んだかというと、一番間抜けっぽくて良かったからw
 
元ネタ古いしわかりにくくて正直すまんかった。
なんエレは
「なんでエレクチオンしないのよォ!!」
の略なんだぜw


627名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 01:00:28 ID:kNDaVkqG
フリーマンwww GJ!!
628名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 00:58:46 ID:YsUiO6a/
沢登いいよ沢登!
まさかのギャグオチに吹いた
最低です先輩、だがそこがいいいいいいいいいいい
GJ!
629名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 18:02:30 ID:ffKroSMo
ちょっとさがり過ぎ?
630名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 19:20:09 ID:I23bBM7t
下がりすぎなのであげます
631名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 22:46:56 ID:ch4GH6VC
>>629がさかり過ぎに見えた件
632名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 22:14:13 ID:4IO8GQ5H
>>631
ちょwwおまww

秋の乙女ゲーラッシュで、いろんな作品の投下があるといいな。
自分でもムスコゲーで書いてみようかと思ったが、
あのオトンだと
「・・・そう、ここがパピルス感じるんだね?」
とかしか想像できねぇw
633名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 23:48:28 ID:HBZL3n5o
>>632
想像して吹いたwwwww
ウィルオあたりとかもいいよなー
ED後は生身の体になってるし、でなくても道具で何とかなりそうだw
634名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 01:20:57 ID:OfhmjVEP
ムスコと言えば神楽は確実におっぱい星人だと思った
あと熟女萌え
635名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 01:43:39 ID:kqQ2tYAj
>>634
はさまれたとかなんとか言ってたなww
柔らかいも言いすぎだこのエロス!
636名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 20:54:17 ID:PJXZy4Bb
メロディはイク時に、
「はぁ、くっ…、もうッ…イQーッ」
とか言いそうw
637名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 16:06:40 ID:YD53VGFq
>>636
ちょwwワロタww
638名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 00:36:24 ID:86CFj9PP
>>634
何気にあのメンバー中、一番手が早いのは神楽だと思うんだ
639名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:19:19 ID:jBeUxOId
>>638
停電でさりげなく手握った上にキスまでしようとしてたしな
対人スキル低い割に手が早いのはエロゲ知識なのかも
640名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:06:50 ID:Smyd3uZZ
確実に変なオモチャつくるしなw
一日中装着させられそう
641名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:12:15 ID:Oyfs+qJi
エロゲ脳確定かww
642名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:06:20 ID:RTfNud8g
キラとタツと神はあのあとすぐ本番にもちこみそうだ
643名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 06:33:09 ID:/S+j8bTE
ゲームは不倫臭しなくて爽やか?に終わった分、
ちょいドロドロしたSS読んでみたいとか思う自分オワットル
644名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:02:24 ID:HUXus0Ag
奥さん米屋です的な?
人妻とのドロドロと聞くとそれしか浮かばない私は間違いなくエロゲ脳\(^o^)/
645名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:20:00 ID:uK7fEMiy
ウィルオのドールズは体温ないだけで皮膚?は柔らかいのかな
ED前だと一方的なご奉仕くらいしか思いつかない

アルバムのコメントでどう見ても事後のやつらが何人かいたけどどこから知識を得たのか非常に気になる
646『翡翠の雫』御子柴×珠洲0/12:2007/09/26(水) 00:45:46 ID:a1cTou28
流れをぶった切ってスミマセン。

緋色の欠片2の『翡翠の雫』で御子柴×珠洲です。
御子柴エンド後の御子柴と珠洲と陸の3人暮らしの様子です。
弟の陸が当て馬っぽいです。
捏造テンコモリです。
ネタバレが気になる方はスルーお願いします。
647『翡翠の雫』御子柴×珠洲1/8:2007/09/26(水) 00:47:14 ID:a1cTou28
すみません、上で12って書いたけど、分割したら8だった。orz



『カレーライスと肉じゃが』



玉依姫継承者の高千穂 珠洲とその弟の陸、そして御子柴 圭の3人の不思議な一つ屋根の下の生活が始まって、しばらく経った。
珠洲の姉、豊玉姫だった真緒も事件後はこの家で養生していたが、今は婚約者のいる村長の家に転居したので3人になった。 
珠洲の使い魔の双子猫も入れれば5人だが、珠洲の前でしか現れないので居ないのに等しい。

御子柴は未だにこの生活に戸惑いを隠せない。
彼の生きていた頃とはありとあらゆるものが変わりすぎて、何事においても浦島太郎のように世界から取り残された彼が
この新しい世界に追いつくのは難しい……。

この世に生を受けてから現代まで。 
玉依姫にいつか逢えることを望みながら、星をかぞえて波の音きいて幾年の時が流れた。
豊玉姫の呪いにより人であった事すらも忘れてしまったときもあった。
そんな彼自身。 自分が、またこうして人としての生活を送る時がこようとは思いもしなかっただろう。

◆◇◆

今夜の晩御飯はカレーライスだった。

「今日はカレーか。 オレ、姉さんのカレー、大好物なんだよな」
陸が黙々とカレーを食べ何杯もオカワリをしている。

珠洲はよくこの『カレーライス』という食べモノを好んで作る。
……食べれなくもない。 が、美味しいかというと正直、解らない。 口の中がピリピリする。
歳月が経ちすぎて記憶が曖昧だが御子柴は以前人間だったときに、こういうモノを口にした事はないと思う。

だが、珠洲が「お口に合いますか?」と心配そうに顔色を伺うので、「大丈夫だ、心配するな……」
と全部たいらげるようにしている。

珠洲が御子柴と出逢ったのは初夏の頃。
それがいつのまにか暑かった夏が終わりを告げ、気が付けば神社の境内に萩の花が咲いている。
厄災を二人で葬り去った。 いろいろ奔走しているうちに、いつのまにか恋人同士になった。
豊玉姫の呪いが消えた後は今までの玉依姫への深い忠誠心がそのまま恋慕に変わった。 
今はただ、この小さな恋人が愛しくて堪らない。

今夜は月が出てきれいだ。  月だけは私が生きたあの頃と変わらない。 
初代の玉依姫が逝って、他の仲間も逝って、自分ひとりだけ生き残った、その後も。 
何度も何度も繰り返し仰ぎ見た月。

「カレーライスか……」
陸の大好物、というところに妙なひっかかりを覚えた。
「…………」
満月の光に、妖だったときの血が騒ぐのか……眠れない……。
648『翡翠の雫』御子柴×珠洲2/8:2007/09/26(水) 00:47:52 ID:a1cTou28
珠洲はそろそろ寝ようと自分の部屋の灯りを消す。
額入り障子のガラスの部分から差し込む月の光で部屋の中がぼんやりと明るい。
ふと、障子に人影が写っていることに気が付く。
「誰? 陸?」
人影に声をかけると、障子が音もなく開く。 そこに立っていたのは御子柴だった。
「御子柴さん?どうしたんですか?」
「どうもしない。 お前の顔が見たくなっただけだ」
そう言うと、許しを得ないまま、すっと部屋に入り込んでくる。

いつもの優しい恋人の顔じゃない。 妖だった頃のような冷たい瞳をした御子柴にどきりとする。
怒っている様な、青白い顔で、珠洲の顎をムリヤリ持ち上げ唇を塞いでくる。
キスされている事に気が付いて慌てて身を捩るが何度も何度も唇を吸われ、口内を舌で探られる。
つい目がとろんとして身体に力が入らなくなる。
御子柴の手が強引に珠洲のネグリジェのボタンを外そうとし始めて、やっと珠洲は自分を取り戻す。
「御子柴さん……ちょ、まって!」

慌てて逃げようとして背を向けたが、逆に背後から御子柴に捕まって抱き込まれ、床に敷かれていた
布団の上に御子柴が胡坐をかき、その腕の中に珠洲が抱き込まれる形になった。
「待たない」
両手両足をじたばたとさせて何とか御子柴の腕から逃れようともがくが、力が強くて跳ね除けられない。
「じっとしていろ」
そういわれた途端、身体が動かなくなる。
(えっ!金縛り?) 
身体中から冷や汗がどっと噴出す。

御子柴の手が太股をつっーと撫で上げる。
「……風呂上りの……いい香りがするな……この香りは…ゆずか?……」
鼻を擦り付けるようにして首筋に顔を埋めてくる。
「お前の身体はどこもかしこも赤子のようにすべすべして気持ちいい」
くすぐる様に太股をなんどか撫でた後、ネグリジェの裾から下着を抜き取ってしまう。
御子柴の長い指が珠洲のひっそりと隠された花に触れる。
「やっ…」
「まだどこにも触れていないのに、もう濡れているのか……。早すぎじゃないか?」
呆れたような声に珠洲は顔を赤らめる。
「やだ、もうやめて!」
首から下の身体の自由はきかないが声は出るようだ。
649『翡翠の雫』御子柴×珠洲3/8:2007/09/26(水) 00:48:19 ID:a1cTou28
「いいのか?……隣の部屋の弟に聞こえるぞ」
そういいながらねろりと首筋を舐め上げる。
「――っ!!」
珠洲が慌てて唇を閉ざす。
その様子が気に入らなくて更に意地悪をしかけたくなる。
「んっ……ふ……んっ……っ!」
必死で嬌声を抑えている珠洲の努力を無にするように、濡れた部分を御子柴が指で摺りたてる。
部屋に濡れた水音がピチャピチャと響いている。 その音が静まりきった屋敷の中でやけに大きく聞こえて、
あわてて声を細めて珠洲が懇願する。
「はっ……だめ……だめ……やめて…………聞こえちゃう」
「……聞こえるように…ワザとしている」
「や、やだ、そんなの……あんっ!」

敏感な突起を指で強くつままれる。
思いがけない指の動きに堪えてきた声が、強い刺激にこらえきれずつい大きく出てしまう。
「聞かれたくないのなら声を出さないように我慢することだ」
「そんなのムリ……だよぉ」
陸の部屋は襖を隔てた直ぐ隣にあるのだ。
近代の洋風な建物ならともかく、純和風のこの屋敷では部屋の防音効果など無に等しい。
たとえ声は我慢できたとしても、衣擦れの音や、人が二人いる気配を消すことなどできやしない。

「どうして? いつもは……私の部屋じゃなくて、離れの御子柴さんの部屋でするのに。 ここの部屋はイヤって以前も言って――」
「……黙れ」
「いつもはこんなムリヤリしないのに……」
「たまにはこういう趣向も面白いだろう?」
くくっと以前のような冷たい薄笑いを浮かべて珠洲を弄り続ける。

「『ネグリジェ』という着物は便利なものだな。 浴衣よりも脱がせやすい。 帯のように締め付けるものがないから裾から直ぐに
手を忍ばせて何処でもお前を愛撫できる」
ワザと陸の部屋のあるほうの襖に珠洲の身体を向けて、洋服を暴いていく。
「やんっ――」
後ろから抱きしめたまま、ネグリジェを胸の上までめくりあげる。
月明かりに照らされて浮かび上がったほの白い乳房を両手ですくい上げるようにして揉む。
珠洲の肩に御子柴は顎をのせ、乳首を指で摘む度にぴくりぴくりと反応する白い柔肌を覗き込む。
「や……そんなに触っちゃだめぇ。……はぁっ…!! ……見ちゃだめぇ!」
「なぜだ?」
「だって…私、…小さくて……恥ずかしい……」
身体の自由が利かないので隠したくても隠せない。 顔を真っ赤にして恥らう、そういう姿態がかえって男を煽ることに、
この幼い恋人は気付かないでいる。
650『翡翠の雫』御子柴×珠洲4/8:2007/09/26(水) 00:48:42 ID:a1cTou28
「そうか?かわいいと思うが」
そう囁きながら更に後ろから耳たぶに噛り付いてやると、身体がこれまで以上にぴくんっと反応する。

指を再度膣内に挿入して、感じる壁の部分をぐりと刺激する。
珠洲は背筋がぞわぞわして堪らずに唯一動く頭を、いやいやとふり続ける。
「このままずっとこうしてやってもいいぞ。 お前がおかしくなるまで」
「そんなのだめぇ……」
「じゃあ、どうして欲しい?」
自由にならない身体がかえって快楽に敏感にし、嬌声を押し殺すことで発散できない快感がますます身体中に
毒のように浸透していく。
ずっと指で敏感な部分を刺激され続けて、気にしていた陸のことも、音の事も、どこかにいってしまって何も解らなくなる。
「言わないとこのままだが」
「もう……して……お願い……」

御子柴が太股の下から両膝に手をまわし、蕩けた珠洲の身体を持ち上げ、自分の着物の裾を開くと、既に立ちきった
自身の上に珠洲を座らせる。
「ぁっ……――――――っ!!」
いきなり背面から貫かれて驚いたのか、珠洲が動かない身体でも必死で逃れようともがくが、皮肉な事に自分自身の重み
で更に奥へ奥へと潜り込んでしまう。
「だめ……、だめぇ……」
もがく身体を後ろから両腕で抱きしめ、そのまま下へと押しつけるようにする。
「くっ……まだだ、珠洲。 もっと……。もっと奥まで…こい…っ!!」
「―っ!! ……そんなトコまで……むりぃ!」
無理矢理、奥まで下から串刺しにされ、逃げたくても金縛りの身体では腰を上げられない。
衝撃が大きくて自由に呼吸もままならない。
「はぁ…あぁ…ん……っ……はぁ……はぁ……」
御子柴が、馴染んでくるのを見定めると、ゆっくりと腰を突き動かす。
「や……だめっ……動かしちゃ、だめ!……っ!!まだ……やぁ……っ!!」
ついに感極まって大きな瞳から涙が溢れ出す。
「なぜだ。 こんなに中がうねって、きつく咥え込んで……ふっ……気持ちいいだろう?」
「…ゃ………っ」
「……気持ちいいのだろう?」
更に強く中に打ち付ける。
651『翡翠の雫』御子柴×珠洲5/8:2007/09/26(水) 00:49:09 ID:a1cTou28
いつもは真綿でくるむように大事にされて、こんな風に抱かれたことは一度もなかった。
だからショックで……でも次第に気持ちよさに身体が支配されていく。
「気持ち…よすぎて……声……でちゃうっ……から……動いちゃ…だめ……」
「聞かれたくないのであれば、我慢しろといっただろう」
身体の自由が利かないから両手で口を塞ぐこともできない。
「声も……いっそ、声も止めてくれたらいいのに……」
「だめだ。 お前の声が聞けないのは俺がつまらない」
「ひど……、うん……ん、ん、んぅ、あん……」
ひそひそと珠洲が声を抑えて喋るのが気に喰わなくて更に下から激しく突いてやる。
「やぁあああ!! あん……ぁっ……んんっ!!」
どうしても我慢しきれなくてついに嬌声が部屋にあふれ出す。
先ほどまで唇を噛んでいたためか、その赤い可憐な唇がぷっくりと腫れている。

そうまでして弟に声を聞かれたくないのかと思うと、また頭に血が上る。
「声、止めて欲しいか……?」
「……え?」
「声を止めてやろうか……?」
「はい……」
「いいだろう……」
抱きこんだままの体勢で、乱暴に珠洲の顔を横に向け、後ろから唇を塞いでやる。
「んーー。うむぅーー」
下からも上からも進入して珠洲の中の中まで犯しつくす。
もう珠洲は抗わない。 ただ御子柴のされるがまま。
「や…ぁ………っ……はん……」
「……お前の中……気持ちよすぎるな……神々に愛でられる身体だ……」
腰を打ちつけながら御子柴が気持ちよさそうな顔をしているのが視界のはしに入り、ぞくぞくと甘い痺れが背筋を走る。
「俺のものだ……。おれだけの……っ玉依姫……っ!くぅっ!!」
「ああぁあああやぁあああああぁ!!」
御子柴が中に放って、その熱さに引きずられるように珠洲も絶頂をむかえる。

月明かりの差し込む部屋の中で二人の荒い息遣いだけが響く。

◆◇◆

652『翡翠の雫』御子柴×珠洲6/8:2007/09/26(水) 00:49:42 ID:a1cTou28
珠洲が気が付くとすっぽりと御子柴の腕の中に包まれて二人で布団に横たわっていた。
「すまん……歯止めが利かなかった……無理をさせたな……。」
しょんぼりしているが、いつもの御子柴だ。
「…………どうして?どうしてこんな事を?」
しばらくの沈黙の後、御子柴が口を開く。
「カレーライスは陸の好物なのだろう?」
「え?」
「珠洲が陸の好きなものばかり作っているから……」
「え?」
ちょっと拗ねたような顔をした御子柴が寝転がったまま天井を睨む。
「あのように手の込んだ食べ物を何度も作るほど、珠洲は陸が好きという事だ」
今日の無体の理由がカレー!? 珠洲は思いもかけない言葉に目を見開いた。

「あの……カレーライスは、確かに陸は好きだけど、陸の為に作ってるわけじゃなくて……」
「そうなのか? てっきりそうなんだとばかり……。では珠洲が好きなのか?」
「………………カレーは……現代ではインスタントのルーってのがあって、そのつまり……」
今までに無い程顔を真っ赤にして、珠洲が申し訳なさそうに語る。
「どんなに料理がヘタでも、カレーは失敗が少なくて、まともな食べ物になる……から……で……。 その……」
御子柴にはまだ話の内容を飲み込めていないようだ。
もうはっきり言うしかない。

「ごめんなさい!!御子柴さん。 私、実は全然料理ができなくて……。
不味いものを食べさせるよりは……と、ついカレーの回数が多くなっちゃっただけなの。
もっと沙那に教えてもらって料理勉強するから!!」
ここでようやく御子柴も理解する。
「いや、あの、……こちらこそ……すまん。女の口からそんな事を言わせて……」
お互い気まずそうに苦笑いする。
653『翡翠の雫』御子柴×珠洲7/8:2007/09/26(水) 00:50:11 ID:a1cTou28
「御子柴さん、今日はヤキモチ焼いてたの?」
「えっ!いや………」
「そんな必要無いのに。 ふふ、かーわいー」
「今日だけじゃない……」
「え?」
「お前にはこの神社での生活の他にも学校があって……友人が居て……、俺以外にも守護者が5人も居て……。
それは仕方がないと、頭の中では解っているのに、お前が他の誰かを見ている所を見るのはつらい。 
お前が誰かに奪われるのではないかと思っただけで……俺は…おかしくなる」

御子柴が真剣な瞳で珠洲の顔を覗き込む。
「どうすればお前も俺を特別に思ってくれる? ……珠洲。
この時代で人として生きると決めたのは、お前がいるからだ。
お前は……俺に居場所を作ってくれた……。でも逆に言えば俺にはお前の傍しか居場所がない。
俺にはお前しか居ない……。
お前を愛している。 誰よりもずっと。 お前を独り占めしたい」

御子柴が心中を吐露すると、珠洲にいきなりぎゅっと抱き返される。

「私も御子柴さんを特別に思ってますよ。 他の守護者じゃない、御子柴さんを特別な守護者に選んだのだから。
一生傍に居て欲しいのは御子柴さんなんですよ。 誰よりも一番好きだから」

もっとぎゅっとされる。御子柴の胸に暖かいものがひろがる。

「私、カレー以外にも、おいしい料理、もっといっぱい作れるようにがんばりますね!」
「珠洲……」
「そうだ!今度は一緒に何か作ってみましょう!? それで、どんなお料理が好きか、教えてくださいね!
あと、今度の日曜に二人でお買い物にいきましょう!! ステキな恋人を街の人に見せつけちゃうんだから。
きっと皆振り返るわ。 御子柴さん、カッコイイから。 あ、でもどうしようモテモテになちゃう……心配……」
「……圭だ」
「え?」
「圭と呼んでくれ……」
「ええっ、いきなりどうして……。は、恥ずかしいし……」
「呼ばないとまた今日みたいにしてやるぞ」
「えーっ。 わ、わかった。 …………圭……?」
「珠洲……」
二人がそっと寄り添ってキスをしようと唇を近づけた……その時。
654『翡翠の雫』御子柴×珠洲8/8:2007/09/26(水) 00:50:53 ID:a1cTou28
ぽんっと使い魔の双子猫二人が部屋の中に姿を現した。加奈、沙那だ。
「だから申したであろう! 殿方の心をがっちりと掴むには、料理の腕も必要だと! お前は修行ばかりしておるから
料理の腕が一向にあがらんのじゃ!」
「加奈、でてっちゃダメっていったのに〜。 主様、大丈夫でございますよ〜。 カレーと同じジャガイモとニンジンとお肉で
『肉じゃが』にすれば良いのです〜。これなら簡単です〜」

やれやれとため息をついて珠洲が言う。
「もー、だから私の部屋はダメって言ったのに。 目には見えなくても私の部屋には二人がいつも居るんだから〜。
陸だって、神の血筋のお陰か妙に私の気配に敏感だし。 
離れの部屋でちゃんと結界を張ってからでないと、この家ではおちおちキスもできないんですよ」
「主!!……最近ミョーに修行を頑張っておると思ったら、そういう理由だったのか。 結界の造りかたばかりうまくなりおって!
ヘンだと思っておったわ!! お前は玉依姫としての自覚があるのか!!」
加奈がキーキーと珠洲にまくし立てている。

「…………」
この部屋ではダメとはそういう理由だったのか。
御子柴は自己嫌悪でいっぱいになる。
改めて何から何まで邪推していた自分が恥ずかしい。
自分は珠洲に愛されている、そう信じていいのだ。

と、思ったのも束の間。

翌朝。 朝ごはんのしたくをしている珠洲に気付かれないよう、陸が御子柴に言い放つ。
「俺は姉さんの作るものはなんでも好きだ。 たとえ炭でも。 伊達に16年も一緒に暮らしてるわけじゃないんだ。
出会って数ヶ月とかとは年季が違うんだよ!! 肉じゃがも大好物だ。 御子柴だけの好物にはさせないからな!!
それと、味見役はい つ ま で も 俺の役目だから!!」
陸の目の下に黒々としたクマがくっきりと……。

「…………ちっ」
そう。珠洲のほうに邪心がなくても、周りの、陸だけじゃなく他の守護者共全員がありまくりなのだ。
取り合えず、この弟とネコ二匹をなんとかして追い出す手立てはないものか。 
それともいっそ珠洲をさらって、どこか別の地に逃げたほうが早いか。
取り合えず当座は珠洲と愛し合うのはやはり離れで、珠洲の頼りない結界ではなく、ガチガチに自分が張り巡らして
からにしよう。

珠洲が作った肉じゃがを食べながら、そんな考えを巡らす御子柴だった。
655名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:52:17 ID:a1cTou28
糸冬が抜けた。

以上です。 おめよごしスマソです。
656名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:40:44 ID:2PDw9XEp
GJ!ちょっとワロタところもありつつ萌えたw
657名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:08:35 ID:h+rkfYO2
(*´д`*)GJ!
出歯亀猫に吹いたw
658名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 05:15:38 ID:Y0kGK/CI
>>645
精霊時代にこっそり色んな人のをタシーロしてますた^^

それか歴代オーナーの中に変態がいて命令で参加させられたりry
659名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 12:17:43 ID:XWhIj189
>>658
タシーロにワロタ
やっぱり過去にもヤバイオーナーが居たんだろうか…。

淡々と仕事をこなすジャックと、ハンナ監禁への一連の流れが手馴れた様子のルディにガクブルだった。
自分の中で、この二人が色んな意味でドールズ5の危険人物と認識されますた。
660名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 18:53:49 ID:DASz9jLR
水の旋律1で書いてくださる職人さんはいらっしゃいませんかー?
最近プレイしたてで読みたいんですが保管庫にもないようなので。
661名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 23:21:11 ID:sSET3F3b
確かに水の旋律はあんまり(というか殆ど)見ないねー
プレイした人も少ないんじゃない?
自分はあれには大きな萌えがなかったので、書けませんが。
662名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 22:52:28 ID:4oxUcYDv
>>659
ルディは歴代オーナーにドMがいたに違いない

>>645が言う事後の奴ってイグニスとジャック以外でおk?


自分はウィルと悠久待ちですよ
663名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 12:28:02 ID:+HaHUZk0
>>662
ジャックも一緒に寝てる発言してたから怪しくないか?
何人か事後の奴がいるんじゃなくて約一名を除いて全員事後と言った方が正しそう
664名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 22:21:39 ID:CLUfSPr/
手先の器用さを存分なく活かすウィル
たまには縛りプレイのルディ
ねちっこそうなジル
好奇心旺盛過ぎるジャック
へたれ攻めのイグニス

そんなイメージ
665名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 21:48:21 ID:vu6uTWLe
保守
666名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 23:50:18 ID:OjS6rMLK
幕末恋華・花柳剣士伝の大石×倫希望
殺伐とした雰囲気の中にほんのりとしたエロさがある
このカップルの話が読みたい
667名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 01:51:40 ID:yOos66kg
自分も大石×倫が読みたいです。
668名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 02:53:00 ID:Fl7sLvFk
富山が読みたいです(´;ω;`)ブワッ
669名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 19:51:55 ID:XlZaGJgS
富山と中村さんと相馬待ち。
670名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:54:36 ID:uSa/4BjN
保守
671名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 21:45:46 ID:Dkn3umcM
ほしゅ
672名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:05:57 ID:jL3vIRqY
誰か悠久ノ桜かウィルでおながいします
673 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:40:55 ID:+QAGxU6U
クローバーの国のアリスフライング、アリス視点のダム×アリス投下いたします。
無理矢理系ですので、お嫌いな方はスルーくださいませ。

また、保管はなしでお願いします。
674 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:43:00 ID:+QAGxU6U
違う。
あなた、ディーじゃないわね。
「ふふっ、やっぱりお姉さんだね。
すごいや。」
すごいや、じゃないわ。
離して。
ベッドの上で私を押し倒している男の髪を引っ張ると
ずるっと落ちた。
やっぱり・・・・ダム。
「すごいよ?
僕が本気でディーの真似をして見破れるのはお姉さんくらいだよ。
お姉さん・・・・いや、もう僕は大人なんだから
アリスって呼んだ方がいいよね。」
やめて。
ダムの手が私の髪を掬い、撫で回す。
「だって、あなた達、こんなに違うのに。」
「そう?こんなに同じなのに?」
違う。
「同じだよ。
なのに・・・・・・お姉さんは僕じゃなくって、ディーを選んだんだ。」
違う。
似てるけど、同じじゃないのに。

「・・・・・!!」
突然、重ねられた唇に驚く。
口を割って入り込んでくる舌を拒もうとしたのに
何時のまにか・・・・。
「う・・・んっ。」
口移しに何か飲み込まされた。
なに!?
「おねえ・・・・アリス。」

恋人と同じ、でも違う色の瞳が覗き込む。

「アリス、好きなんだ。」

駄目。
あなたはディーじゃない。

「アリス、さっき口移しで飲ませた薬・・・・なにかわかる?」

ダムの口元が歪む。

まさか・・・・・。

675 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:44:39 ID:+QAGxU6U
「お姉さんの唇・・・・甘いよね。
こっちはどうなんだろ。」

ダムの舌が首筋を舐める。

やだ!

薄暗い闇の中、恋人そっくり、でも違う色の瞳が揺らぐ。

「おねえ・・・・・・アリス。だんだん変な感じになってきたよね?」
「・・・・・・・・・・・・・っ!」
ダムの手がスカートを捲り上げ、下着の中へと潜り込む。
「ふうん・・・・・・・お姉さん・・・・濡れてる・・・・・・。」
嫌ッ!!
払い除けようとした手は軽く押し戻され、ダムの片手で両手毎押さえつけられた。
もう片方の手の指がディーにしか許した事のない場所にと侵入した。
「いいんだよ・・・・お姉さんのせいじゃなく、薬のせいなんだから。」
嫌・・・・・・・・。
恋人と同じ顔。
ふと、私の上に圧し掛かってるのはディーなんじゃないかしらと変な感覚を抱いてしまう。
私は横にそっぽを向き、何も感じまいとしようとした。
・・・・・・・したのに。

「好き。・・・・好きだよ、アリス。」
指が何かを探るように蠢いた。
「・・・・・・お姉さんの中・・・・暖かいね・・・・。」
ディーみたいな口調と・・・・ダムの口調。
わざとだ。
わざと使い分けている。
嫌だ。
嫌だよ・・・・ディー。
でも・・・・何時の間にか部屋の中にぬちゃぬちゃと淫猥な水音が響き渡っていた。

「・・・・・・・・・・っ!」
「ここ?
ここがいいの、お姉さん?」
思わず反応してしまった場所に指が何本も這い回る。
「・・・・・・やああっ!」
「お姉さん・・・・・気持ち・・・いいの?」
やっ!
ディー・・・・・。
身体の奥から湧き上がる熱い塊を押さえつけなければ。
「アリスが悪いんじゃないよ。
・・・・薬の所為なんだよ?」
くす・・・・り・・・・・の。
「ふぅう・・・・・・んっ!」
「ここが気持ちいいんだね、お姉さん。
ずるいな、兄弟は。
お姉さんのこんな顔、独り占めして。」
ディー・・・・駄目・・・・・。
ダメ・・・・なのに、奥から奥から熱いモノが溢れ出てくる。
ダメ・・・・っ!

676 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:45:40 ID:+QAGxU6U
すっと、ダムの指が引き抜かれた。

「あっ・・・・。」

ほっと・・・・して・・・いいはず・・・・なのに。

「ほっとした?
それとも・・・・もっと・・・・して欲しいの?」

即答しろ。
嫌・・・だと。
私の上から退け・・・・と。

「熱いんだよね、身体の奥から。
でも・・・・薬のせいなんだよ。
アリスのせいじゃないんだ。」

「クスリの・・・・せいなんだよ、アリス。」

「僕が・・・・・・欲しいんだよね?」

・・・・・・私は・・・・・肯いていた。



ずるい・・・。
ずるい子だ、私は。
薬のせい。
クスリのせい・・・。
頭の中で、ずっと繰り返し呟いている。

ゆっくりと・・・・ゆっくりとダムが私の中に入ってきた。

「気持ち・・・いい・・・、アリス?」
「うん・・・・、気持ちいい。」
「僕も・・・・アリスの中は狭くって暖かくって・・・・。」
最高・・・と耳元で囁かれる。
「どうして欲しいの?」
お願い・・・もっと奥まで・・・・。

ダムが私の脚を持ち上げ、腰を抱き寄せ、動き出した。
677 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:46:24 ID:+QAGxU6U
・・・・・まぶしい・・・。
何時の間に時間帯が移動したんだろう。

何度、達してしまったんだろう。
クスリのせいだ・・・・。
昨夜の自分の淫らすぎる所業を思い出して青ざめながら身体を起こす。

「お姉さん・・・。」
隣でもぞもぞとする気配に更に青くなる。
・・・・・やってしまった。
恋人ともしたことのなかったあんな体位やこんな体位も。
「お姉さん・・・・ごめんね。」
・・・・いまさら謝られても・・・そう、そんな体位も。
でも、全部・・・。
「あの薬、ただの鎮痛剤なんだ。」
クス・・・・・え?
「だから、媚薬って嘘なんだ。
でも、お姉さんって激しいんだね。
嬉しいよ、僕。」
う・・・そ?
「いやらしい子って、好きさ。」
嘘っ!?
「でも・・・・これでまた、昔みたいに三人で遊べるね?
ずっと寂しかったんだよ、僕?」
ちゅっ。
音をたててダムが口付けた。
「お姉さんみたいに淫らだったら、僕たち二人に抱かれても壊れないでしょう?」
旭日を浴びて、恋人とそっくりの・・・でも違う色の瞳がキラキラと輝いていた。
「だから・・・・ね、今夜は・・・・。」
678 ◆EwwRseKMM6 :2007/10/28(日) 03:51:59 ID:+QAGxU6U
以上です。
ありがとうございました。
679名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:21:30 ID:AIzmUPHp
(*´д`*)GJ!ハァハァ

双子みたさにゲーム買おうか思案中。
680名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:54:04 ID:msREdotl
GJ!
待ってました双子×アリス(片方ですが)
本当にありがとう。
681名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:41:05 ID:u2Gv88R+
ほしゅ
682名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:02:57 ID:dYJYlzGQ
保守
683名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 02:10:45 ID:ZkM0dC/I
GJGJ!
双子×アリス期待してたので禿萌えた!
個人的には双子は二人で一人って認識なんで、二人同時…ってのも見てみたいんだぜ。
684 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:44:26 ID:0tmWUen+
>>674の続き投下させていただきます。
大人ディー×アリス
ディー逆襲編。
エロ薄め。
フライング妄想なのでお嫌いな方はスルーしてくださいね。

保管はなしでお願いします。
685 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:45:01 ID:0tmWUen+
「兄弟?」
「ディー!?」
止めようとした時には、もうダムは驚きの表情を浮かべたまま
床に倒れこんでいた。
人を殺める時だって、冷ややかに微笑みを浮かべながら殺すディーが
こんなに無表情なのは初めてみる。
ディーひょっとして・・・・。

「やっていい事と悪い事があるって、わからないの?」
「だって・・・・だってさ、兄弟・・・・・。
僕たちずっと一緒だったじゃないか。
最初の頃はさ、アリスと三人で遊んでたじゃないか。
ずるいよ。
僕だってアリスが大好きなのに!
こんな事になるんなら、大人になんかなるんじゃなかった!
でも・・・・・でもさ。
アリスさえ僕たち二人を受け入れてくれるなら
また三人で遊べるじゃないか!」
「兄弟・・・・・。」
ディーのこんな冷たい声、初めて聞く。
「僕も兄弟の事、大好きさ。
だって僕たち、生まれる前から一緒だった。
僕と兄弟、どっちかが死ななきゃいけないなら
間違いなく僕が死を選ぶさ。
でもね・・・・・。」
スッとディーの袖の中から飛び出した刃物がダムのギリギリの場所に突き刺さった。
「でもね・・・・兄弟、僕にとってアリスはもっと大事なんだよ。
大好きな兄弟だ。
今回は許してあげるけど・・・・・次はないからね?」
ディーの眼は完全に据わってる。
本気だ・・・・。

これって・・・・ひょっとして・・・・しなくても
・・・・嫉妬・・・・だよ・・・ね・・・。
686 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:45:46 ID:0tmWUen+
意外だ・・・・・。
付き合いだしてからのディーはあきらかにダムに気を使っていた。
私よりダムの方を優先していた。
ぶっちゃけて言うなら、私はダムの次だとずっと思っていた。
――私の事、一番に思ってくれる人なんかいない・・・・。
ずっと、そう思っていたから。
嬉しい・・・・でも、申し訳ない。
私は、昨夜、簡単にディー以外の人に身体を開いてしまったのだから。
「アリス・・・・。」
ダムを部屋の外に送り出してきたディーが私のほうを向いた。
・・・・・・見ないで欲しい・・・・。
今の私は、ディーの眼を見返す勇気もない。
「アリス・・・・。」
優しい声によけいにつらくなる。
もっと・・・・怒ってくれたっていいのに。
冷たい声で、蔑むように名前を呼ばれたほうが気が楽だわ。
「僕の事、嫌い?」
え・・・?
「僕より兄弟のほうがよかった?」
俯けていた顔をあげる。
あげると・・・・・そこには・・・・
泣き出しそうに歪んだディーの顔があった。
「馬鹿ね・・・・・。」
馬鹿ね。
「嫌いになんか、なるわけがないでしょう?
好きよ・・・・・だあい好き。」
ディーに笑って欲しくって、
柄にもないのに甘い言葉がするする出る。
「僕もアリスが好きだよ。
兄弟よりも・・・・誰よりも・・・・好き・・・ううん、愛してる。」
あいしてる・・・・初めて告げられた言葉に胸が高鳴る。
「私も愛してる・・・・。」
「よかった・・・・!
アリスが兄弟を選んだらどうしようかって、ずっと考えてた。」
「ディー・・・・。」
床に押し倒されながら、それでも呟いてみた。
「ねぇ、ベッドで・・・・・。」
「そんな余裕ないよ!」
687 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:46:53 ID:0tmWUen+
「愛してる・・・・・愛してるよ・・・アリス。」
何回も呟かれ体中に痕を付けられている。
ギシギシと床が軋む中、何時もより激しい恋人の重みを受けながら
明日は絶対体中痛いだろうなとつい考えてしまう。

そして慣れた手付きで私を高みへと登りつめさせる指を見て
少しだけ、昨日のたどたどしい指先が懐かしく感じた。
そんな事を考えながらぼんやりと上に視線を戻すと
ディーの蒼い眼がじっと私を見詰めていた。
「ね、アリス。」
誰の事を考えてたの?―――って聞かれたらどうしょう。
「今日は胎内に出すよ?」
え?
行為を始めた頃、私が嫌がって以来
ディーは何時も外に出していてくれていた。
「いいよね、出しても?」
・・・・・・そうだ、昨夜ダムは中で射精した。
・・・・・・・・・・妊娠・・・・・。
いや、ここは夢だ。
夢の中だし・・・・・。
「アリスが嫌だって言っても出すけどね?」
なっ!
「だってアリスが僕の子を産んでくれたら、誰から見てもアリスは僕のものだよね?」
ばっ・・・・・馬鹿じゃない?
あんた、子供のまんまじゃない。
でも、あろう事か、私はなんて可愛いんだろうって思ってしまっていた。
「馬鹿ね、子供を作らなくったって結婚したら・・・。」
「あっ、そうか!アリスって頭いいね!
ね、じゃ僕と結婚してくれる?」
「あなたが大きくなったらね・・・・。」
「アリス、頭いいのに馬鹿だね。
僕、誰の為に大きくなったのか知ってるの?」
・・・・・知ってるわ。
ちゅっ。と音を立てて口付けた。
「ね、アリス。
今度出張に行った時に、婚約指輪探してくるよ!
もちろん、兄弟は連れて行くよ。
ううん・・・でも、ボスも馬鹿ウサギも怪しいんだよね・・・・。
いっその事、アリスを連れて行こうか?」
馬鹿ね。
「ね・・・・だから・・・出すよ?」
真摯な瞳に思わず肯いてしまう・・・。
「好きだよ・・・アリス。」
再び動き出したディーの激しい動きにディーの身体にしがみつく。
「好き・・・好き」
熱に浮かされたように繰り返し呟かれる言葉・・・・。
「ディー、ディー・・・っ!いっちゃうっ!!」
「待って、アリス・・・・僕も・・・一緒にっ!」
ゴボ・・・。
身体の中でディーが弾けたのがわかった。
688 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:48:04 ID:0tmWUen+
「ね、アリス・・・僕、幸せだよ。」
「うん、私も。」
体中痛いし、気だるいけれど。
ディーに抱き寄せられ凭れ掛かっていると
幸せで・・・・幸せすぎてほわほわする。
自分がこんな風に感じるなんて、気持ち悪い。
気持ち悪い、でも嫌じゃない。
ここは夢の中だ。
妊娠なんて、ありえない。
でも・・・妊娠してたっていい・・・・。
「ね、アリス男の子でもいいけどなるべく女の子がいいなぁ。」
は?
「あ、男の子でもいいんだよ。女の子が出来るまで頑張ればいいんだし。
時間は沢山あるんだし、僕もアリスも嫌いじゃないしね。
いけない事。
むしろ、すごく好きだし!」
話についていけない。
そもそも、ディーはなんでそんなに女の子に拘ってるの?
「だって・・・・兄弟が可哀想じゃないか!
僕とアリスの子なら、兄弟に異存はないと思うんだ。」
ちょ!
ちょっと待ちなさいよ!
それって近親そ・・・・。
「ああ、アリスに似てるといいなぁ。
待ち遠しいや。
ね、これからもっかい頑張ろうか?」
抗議の言葉は唇で遮られた。
689 ◆EwwRseKMM6 :2007/11/11(日) 06:53:17 ID:0tmWUen+
以上です。ありがとうございました。
>683
この話書いちゃってたので、ここから3人でにすると
かなりBADでダークな結末になってしまうと思われますので・・・。

ごめんなさい・・・また機会があれば・・・。
690名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 09:34:08 ID:hdxaLKyt
>>689
GJ!
BADにならない方向でまた書いてほしいです!
691名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:59:07 ID:8HN02vWO
幕末恋華花柳剣士伝 富山×倫

スレが落ちないうちに投下。

※終盤のEDとエピローグの間の話。これからプレイする人には激しくネタバレ。
※やたら長いので連投規制に引っ掛かるかもしれない。
そしたら今日の夜に続きを投下する予定。

タイトルは「廃寺にて」
692廃寺にて:2007/11/12(月) 01:03:53 ID:8HN02vWO
春も終わりの星月夜。
出雲崎のある廃寺では珍しい、というより腐っても鯛、朽ちても寺ならば有り得ない客人を迎えていた。
真っ白な異国の婚礼衣裳をまとった小柄な娘と、全身痣だらけの大柄な男である。
二人は灯りも点さず、どこからか逃れてきたようないかにも訳有な様子に見えたが、さりとてこれから心中するという雰囲気でもなかった。
その日は新月、室内を照らすは朽ちた屋根からのぞく星の光ばかりであったが、娘のまとう白い婚礼衣装はその淡くてたくさんの光を集めて凝縮したかのように、闇から浮かび上がっていた。

娘は男の足を組んだ上にふわりと腰を下ろすと、男に寄りかかった。さきほど傷薬を塗ったから、男は諸肌状態である。傷薬と男の匂いが娘の鼻をくすぐった。
「私が乗ったら痛いですか、弥兵衛さん」
「ちっとも。倫さ…、倫は軽いから」
「それなら良かったです…でも、どうして弥兵衛さんばかり酷い目に遭わなくちゃいけないんでしょうか」
倫は弥兵衛の体をそっとなでた。
現在の出雲崎を支配している柳組が立場的には弥兵衛と敵対する佐幕派ということは知っていたが、愛する人をこんなに痛めつけるような輩は主張が何であれ許せることではなかった。
「こんなに痛めつけるなんて、柳組は本当に酷い人たちです」
「酷い人間ばかりというわけでもない。相談に乗ってくれた男もいた」
「そ、相談って何をしたんですか」
倫が驚いて顔を上げると、微笑む弥兵衛と目が合い、そのまま口を吸われた。
それは一回だけでは終わらず、角度を変えて何回も吸われ、やがて深く深く口内に割って入ってきた。
口内を優しくくまなく他人の舌がまさぐられると、体が内側からぞわぞわと揺さぶられるようで、庵から「常に冷静であれ」と言われて育ってきた倫は、冷静とは正反対に位置するその初めての感覚に困惑する。
しかし、困惑するのはそのことだけではなかった。
(馴れている?)

正直言って、弥兵衛が他の女を知っているとは思っていなかった。
倫とて経験はないが、門前の小僧ならぬ島原の小娘と言うべきか、恋仲の男と女が何をするのかという知識はそれなりに耳に入っていた。
もちろんそれは、弥兵衛を好きになるまでは馬の耳に念仏ごとき代物ではあったけれど。
だから、(経験もないのに)自分がどうにかしなくてはならないのだろうと思っていた…ものの、それは何とも恥ずかしいものがあるので、とりあえず弥兵衛の上に座ってもたれかかってみたわけだが…。
本当はこういう場面で聞くようなことではないだろう。
しかし、倫はよく辰巳や咲彦にも指摘されることだが、疑問に思ったら自分が納得できるまで突っ込んでしまう性質だった。
あるいは、無意識に冷静であろうとしたのかもしれない。
「弥兵衛さんはその…女の人を抱いたことがあるのですか」
唇が離れた隙に、倫は弥兵衛に尋ねる。弥兵衛は流石に少し困った顔をしたが、
「新選組にいたときに何回か…島原で…」
と答えた。弥兵衛も弥兵衛で馬鹿正直に答えなくてもよさそうなものだが、良くも悪くもそういう男であった。
「島原…」
島原では新選組の隊士をよく見かけた。
毎日、と言ってもいいかもしれない。
弥兵衛は決して断らない男だから、「島原へ行こうぜ」と言われれば行き、「女を抱こうぜ」と言われれば抱き、「口を吸うて」と乞われれば吸い(以下、省略)。
倫は弥兵衛に抱かれた、見知らぬ女郎を思い浮かべて眉をひそめた。
693廃寺にて:2007/11/12(月) 01:07:04 ID:8HN02vWO
「もう駄目ですからね」
「え」
「弥兵衛さんには妻がいるんですから、誰に誘われてももう島原へ行っては駄目ですからね」
「それでは花柳館にも行けなくなってしまう」
「花柳館はいいんです。島原へ行ったら、花柳館以外の場所へ行っては駄目ということです」
弥兵衛は可愛い嫉妬に顔をほころばせると、耳元で「分かった」と囁いた。
耳をくすぐる息に倫は息をのんだが、声を上げるのはどうにかこらえた。
しかし、さらに耳の中を舐められ、耳朶をかまれては我慢もきかなかった。
「んんっ」
それから、首筋を吸うように舐められた。
自分の口から零れ落ちていた唾液を舐め取ってくれているのだ…と、しぶとく保たさせている理性で倫は考える。
けれどそれを笑うように、体の中のぞわぞわとした感覚が熱を帯びてきて抑えきれないほどだ。
咄嗟に手で口元をぬぐったら、その手を弥兵衛がつかみ、自身の口元へ持っていってしまった。
そうして自分の唇で、倫の手を丁寧に拭う。
その瞬間、手から体の内部へ突き抜けるような快感が伝わった。

「あぁ…」
倫は大きく息を吐いた。
と、また口を吸われる。内部を舌がなぞる。
その感触にくらくらしていると、着ている婚礼衣装を弥兵衛が脱がし始めた。
「あ、あの、脱がし方は…」
「才谷さんが教えてくれた」
才谷さんはいつの間にそんなことまで教えていたのだろう。
倫の頬がかぁーと熱くなる。
暗い室内なのに弥兵衛はあまり戸惑う様子もなく(慣れているかのように?)、レースとレースの触れ合う澄んだ音を立てながら、倫の体から婚礼衣装が取り去っていく。
倫は弥兵衛の作業の邪魔にならぬよう、しかし出来る限り体を曲げて隠す。
弥兵衛は片手に倫を抱いて座ったまま、少し離れた場所に衣装を置いた。
それから倫の腰巻を解き、倫はとうとう生まれたままの姿となった。

「衣装と同じくらい肌が白いのだな」
倫は返事が出来ず、弥兵衛の胸に顔を埋める。
弥兵衛は倫の頭を優しくなでると、倫の胸に触れた…が、何か考えるようにその手が止まった。
「触ってしまっても良いのだろうか」
「どうして」
散々口を弄っておいて、触ってしまっても何もないものであるが、
「俺が触れたら何だか壊してしまいそうで」
「壊れませんよ」
緊張していた倫はそれを聞いて少しほぐれた気がした。なんて弥兵衛さんは可愛いの。
「それに弥兵衛さんは旦那様なんだから、私のどこを触ってもいいんです」
倫は弥兵衛の手を取ると、自分の胸の上へと導いた。
胸がすっぽりと包みこんでしまう大きな手のひらだ。
熱くて、弥兵衛も自分と同じように興奮しているのかと思うと、とても嬉しかった。
694廃寺にて:2007/11/12(月) 01:11:07 ID:8HN02vWO
「柔らかいな。羽二重餅のようだ。いや、饅頭だな」
弥兵衛は堪能するように、ゆっくりと胸をもみしだす。
きめ細かくすべらかな肌だ。先端はもっと艶々としている。
揉めばやすやす形が変わるのに、放せば張りがある肉は微かに揺れながらすぐ元の形に戻る。弥兵衛は感心した。
思い出してみれば以前も女の胸に触ったことがある筈なのに、ひどく新鮮な気がする。
じれったいとさえ感じるその動きは、倫の冷静さをやわやわと溶かしていく。

やがて尖ってきた先端をこりこりと指の腹でいじられ、つままれ、倫は大きく体を逸らしながら喘いだ。吐息が弥兵衛の胸にあたる。
体がずり落ちそうになったので、弥兵衛は慌てて倫の腰に手をまわして自分の方に引き寄せた。
(ん?)
腰をもった親指に濡れた感触が残っていた。
親指をずらし、濡れた場所を触る。繁みの奥から熱くてねっとりした水がじんわりと出ていた。
「―――んっ!あぁ」
倫の体がびくりと動く。息が荒くなっている。今度は他の指もそこに触れてみた。熱い。
胸にしたように、ゆっくりとそこを襞にそってなぞる。襞はびくびくと動いて、指をしとどに濡らした。
水の出る繁みの奥に親指を入れると、きゅっとしまる。それを何度か繰り返すうちに、
「あぁぁぁ」
倫の体から力が抜けた。弥兵衛はそんな倫を抱き上げると、自分が脱いだ着物の上に仰向けに寝かせた。

自分の上に座らせるのはそろそろ限界だった。もう一人の自分が自己主張をし始めている。
倫は小さいから(弥兵衛がやたらでかいというのもあるが)、着物からそれほどはみ出ない。
廃寺だけあって床板の状態はところどころささくれ立っているが、これなら何とか平気そうだ。
「弥兵衛さぁん…」
倫が聞いたこともない、蕩けたような声を出した。
明かりがつけられないという状況は、かえって良かったかもしれない。
もし顔がはっきりと見えていたら、どうしようもなく暴走してしまった気がする。

体の両側に手をつき、慎重に上に覆いかぶさると、倫の小さな手のひらが弥兵衛の両頬に触れ、彼の顔を引き寄せ、口を吸った。
ぎこちないが、気持ちいい。倫の行為が終わると、彼も同じように口を吸う。ひとしきりそれが終わると、
「大好き」
と倫の小さな声。
「俺もだ」
と弥兵衛は答えると、今度は上下に大きく動く倫の胸を吸った。
むしゃぶりついた、という方が正確かもしれない。もちろん痛くないように加減しながらだが、唇と舌で味わう胸は手とはまた違った味わいがあった。
膨れた先端を舌先で転がすと、倫は「ぁあっ」と声を上げ、彼の下で柔らかな腰がくねくねと動いた。
熱っぽい倫の指が彼の髪に絡みつく。今すぐにも倫の中に入れてしまいたい衝動に駆られるが、彼は堪えた。
なるべく痛い思いはさせたくなかった。それに、まだし足りないことがある。
695廃寺にて:2007/11/12(月) 01:14:06 ID:8HN02vWO
弥兵衛は体を起こすと、倫の体の両脇を両手の平で足へ向かってゆっくりとなぞった。
女というには肉付きがまだ成熟しきれていないし、並みの男以上に鍛えていることが分かる体だが、それでも女性しかもち得ない滑らかな曲線を手のひらに感じる。
手のひらが足の付け根に到着すると、手のひらを内側に移動させた。
閉じようとする倫の足を優しく押さえつけると、体を伏せ、先ほど水が流れ出していた場所に口をつけた。
水と一緒に女の匂いが溢れ出していた。倫の体が強張る。

「だ、だめ、そんなところ」
「どうして」
倫は答えられなかった。弥兵衛の息が触れただけで、そこから水が零れ落ちるのを感じたからだ。
我ながらなんと淫らな体なのだろう。とても恥ずかしい。
足をどうにかして閉じたいのに、弥兵衛の手が内腿を押さえているから閉じることも出来ない。
「自分の体のどこを触ってもいいと言ったのは倫、君だ」
弥兵衛はそう言うと、思いっきりそこを吸った。
「は、あぁぁぁん」

先程の指と同様、舌を入れると倫の蜜壷の入り口はきゅっと締まる。
いやいやをするように腿を閉じようとする。それを押さえつけるようにさらに吸い、なめる。
水は後から後から溢れ出してきた。これだけ潤えば大丈夫かもしれない。というより、もう彼自身も限界も限界だった。
下帯をもどかしくはぎとり、反って先走りしつつある先端を繁みの先につけた。
粘り気のある水同士が触れ合い、ぐちゃぐちゃとあからさまに淫らな音を立てる。
その刺激に甘い声を出した倫だったが、弥兵衛の体勢を見て、これから何が起こるのかを悟ってぎゅっとしがみつく。

「耐えられなければ言ってくれ。無理はさせたくない」
「へ、平気です。私はあなたの妻ですもの」
震える声で倫が健気に答える。弥兵衛はその頭をなでると、出来る限りゆっくりと進入していく。
というより、狭い上に四方から柔らかな肉襞が彼を強く包み込むから、中々奥へ進まない。
「んんっ…んぅっ」
痛いのか、背中にしがみつく倫の手に力がこもる。
可哀想に思ったけれど、喘ぎ声としがみつく手は彼を追い詰め、そして四方から彼を特に激しく包みこむ柔らかくて熱い肉襞に煽られ、
「すまない、もう…」
最後は焦れるように中へ進めてしまった。
「あぁぁあっ」
倫が悲鳴のような声を上げた。弥兵衛も息を吐く。
好きな女の、倫の中に入るということがここまで安らぐ、気持ちいいことだとは思わなかった。
もっともっと倫を感じたい。だが、彼女はどうなのだろう。
浅く荒い呼吸を胸伝いに感じている。少し体を起こして、頬に触れた。涙で濡れていた。
「痛むか」
そう問うと、倫は弥兵衛の手の上に自分の手を重ね、握り締めた。
「でも、幸せ、です」
696廃寺にて:2007/11/12(月) 01:17:19 ID:8HN02vWO
本当に、心からそう思っていた。
体の中が大きなもので圧迫されている苦しさや痛みが辛くないわけではなかったが、それと同じぐらいの喜びが倫の中に湧き上がっていた。
「さようなら」と他人の口を通して別れの言葉を告げられ、京に戻っても会いに来てもくれず、一人見知らぬ敵地へ行ってしまった弥兵衛が今、自分の中にいる。
熱い体が自分をすっぽり抱きしめてくれている。
この痛みは弥兵衛が傍にいるという証なのだ。ならば、もっともっと私の中に刻みつけてほしい。
倫は弥兵衛の足に自分の足を絡ませ、その名前を呼び、ねだる。
それが合図となり、弥兵衛は腰を動かし始めた。
引き出しては入れて、引き出しては入れて。次第にその動きは早くなり、ぐちゅぐちゅという卑猥な水音と互いの呼吸、喘ぎ声が廃寺に響いた。
太腿や下腹までもぬらす生暖かいぬるぬるとした水の感触に内心赤面しつつも、快感と痛みがない混ざったどうしようもない感覚に突き動かされ、倫はあられもなく声を上げる。
もはや理性も冷静さも彼女の中から消え失せ、ただただ弥兵衛との快楽だけを求め、感じる。
弥兵衛の動きが一瞬止まり、
「倫」
と苦しげに名前を呼ぶ。その直後、倫は体内にはじける熱さを感じた。
「――あぁぁぁ」
誰も触れたことのない場所が、好きな人の熱さと欲情に染まっていく。
内部では弥兵衛のものが激しく脈打っている。
弥兵衛の汗ばんだ体を抱きしめながら、倫はうっとりとその感覚に浸ったのだった。


事が終わった後、弥兵衛に髪や背中、濡れている場所をなでられることはとても気持ちよかった。
何しろ余韻の残る体は感じやすくて、濡れた場所を懐紙で拭かれたらあんまり気持ちよくて、そうしたらまた舐めてくれて、もう一度拭かなくてはならないことになってしまったくらいだった。

697廃寺にて:2007/11/12(月) 01:19:53 ID:8HN02vWO
京から最低限の休みだけ入れて出雲崎まで来て、休む間もなく今度は弥兵衛と逃避行、そして廃寺で交わって…という展開は、鍛えているにも程がある強行軍で、
疲れきっている倫はその幸せを感じながらそのまま眠りに落ちてしまいそうになるが、眠る前に絶対言っておかなくてはならないことがあった。
(目覚めた時はきっとこの廃寺は囲まれていて、話なんて何にも出来ないだろうから)
もう逃げられないことは分かっていた。
そもそも、二人とも逃げられる可能性が少しでもあるのならば、廃寺でこのような一夜を過ごしはしない。
だが、この土地の地理に詳しい男達が集団で山狩りをしており、彼らは少なくとも弥兵衛は逃がすつもりも生かすつもりもなく、
そして弥兵衛も倫もこの土地に不慣れで、加えて今夜は新月なので夜目も効かない。
逃げられるわけがなかった。
倫一人ならばあるいは逃げられるかもしれないが、弥兵衛を置いて逃げるという選択肢など考える価値もないことだった。
(でも)

「弥兵衛さん」
弥兵衛に寄り添うように横になっていた倫は、体をくっつけたまま少し上半身を起こし、弥兵衛の顔を見つめた。
「どうした、倫」
「最期まで一緒ですからね」
「倫…」
「約束して下さい、もう一人だけでどこかへ行ったりしないって」
弥兵衛の目と空で合う。なんて優しくて…悲しそうな目をしているのだろう。
「置いていかれるのは嫌なんです。だから」
約束をして下さい、という言葉が言葉になる前に、弥兵衛の体が上にのしかかり、そのまま口を吸われた。
まるでその言葉を恐れるかのように、何か言おうとする度に口を塞がれる。
その愛撫は執拗で優しくて気持ちよくて、同時に明確な拒絶だった。
「どうして約束してくれないのですか」
弥兵衛の頭を優しく抱きかかえながら涙混じりに詰ると、首筋を強く吸われた。弥兵衛は唇を離すとそのまま、
「…分かった」
と答えた。観念したかのようなその返事に倫はようやくほっとし、腕を伸ばすと弥兵衛を引き寄せ自分から口を吸った。
今日で終わる命だとしても、最期までこの男と一緒にいられるということが倫は嬉しかった。
698廃寺にて:2007/11/12(月) 01:22:57 ID:8HN02vWO
弥兵衛は倫が完全に寝入ったことを確認すると、起こさぬようゆっくりと体を起こし、倫をそっと抱きかかえた。
それからゆっくりと立ち上がると、自分がさきほど脱がした婚礼衣装の上に静かに寝かせた。
これら一連の行動はかなり気を遣うものだった。目を覚まされたら彼の計画が全て破綻する。
しかし、倫はよほど疲れきっているのだろう、「ううん…」と寝息を立ててヒヤリとさせられたことはあったものの、目を開けることはなかった。
それから、物音を立てぬよう自分の身支度を整える。
情事の名残か何となく上着が湿っぽいような気がしたが、構わなかった。
むしろ、あと数刻も発たぬ内に切り裂かれ、血で染まるであろう衣に最後にいい思い出を作ってやったような気がしないでもない。

支度が終わると、弥兵衛は寝ている倫の傍らに跪く。
白い婚礼衣装の上で何もまとわず、体をややくねらすように仰向けに寝ている倫の姿は艶やかで、それでいて蓮の上でまどろむ観音のように清らかにも見えた。
この観音は弥兵衛を「人間」にしてくれたばかりでなく、弥兵衛のことを好きだと言い、「旦那様」とまで呼んでくれた。
自分は何と果報者なのだろうと思う。
なのに、かくも愛しい妻との約束を反故にし、置いていかなければならない。
これは本当に身が切り裂かれるように辛いことだった。

(だが、俺は他の男に君を斬らせたくないし、君の体から血が流れているのを他の男に見せたくもない)
倫の中で果て、それからゆっくりと腰を引いたとき、彼自身のものと一緒に朱が流れ出し、倫の白い肌を汚した。
それは倫の体に彼を刻んだという証であり、倫の夫である弥兵衛の特権であった。
心中も考えたが遺体はひんむかれて検分される恐れがあるし、廃寺に火をつけて燃やそうとしてもそれなりに大きな寺だ、火が回る前に柳組に気付かれてしまうだろう。
だから、自分が囮になり、廃寺から出来る限り離れて倫を逃がすのだ。

(でも、倫。これっきりという訳ではないのだから)
弥兵衛は心の中で倫に切々と語りかける。
(最初に会ったとき、君は俺を探し、見つけてくれた。だから、次の生では俺が必ず君を探し、見つけてみせる)
倫の胸元に散らばる花びらの跡を見つめる。彼女の存在は自分の心に、魂に深く刻み込まれた。
だから、きっと分かる。容姿は変わっても、時代は変わっても、きっと彼女を見つけられる。
(その時は君をこんなに悲しませることのない男でありたいものだ)

その想いが伝わっているのかどうか、倫の口元に優しい微笑が浮かぶ。
弥兵衛は目を細めながら、それでも網膜に焼き付けるかのように倫を見つめていたが、やがて彼女の衣類をとると、そっと上にかけて体を覆う。
それから刀を掴むと立ち上がり、腰に大小刀を差すと足音を立てずにまっすぐ扉へ向かった。
入り口にたどり着き、朝まだきの暗い外に出ると倫の様子をそっと伺う。
倫が変わらず眠っていることを確認すると、弥兵衛は淡い微笑みを浮かべ、扉にかけた手に力を込めた。
扉はゆっくりと閉じられ、彼の視界から彼女を隠していく。
「愛している」
その声は扉の閉まる音に紛れて消えた。

かくして、扉は閉められた。
弥兵衛は石段を駆け下りると、山狩りをする男達の声が聞こえる方向へと走り出したのだった。
699名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:29:54 ID:8HN02vWO
これで終わりです。有難うございました。ではまた。
700名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:31:36 ID:UScHCnu6
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
2つともGJすぎるよ!
701名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:15:24 ID:55vANKvE
最愛の富山キター!
GJです!
702名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 17:17:15 ID:9f6+fcfM
やへーキタ━━━ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ━━━!!!!
やっぱり最後の夜はこうだよね、というものを見せてもらいました(´;ω;`)ウッウッ
703名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:53:59 ID:SWmtlqX/
GJ!
イベント思い出して泣けた…
倫が健気で可愛い
704名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:50:21 ID:OBORI91h
GJ!
これの後にあれが続くのかと思うと切ないな…。
705名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:00:48 ID:OsLEBdkq
保守
706名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:44:12 ID:VgHKZkBk
圧縮に備えて保守
707名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 12:37:23 ID:s/9weLzT
保守
708 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:14:35 ID:0bl+eTr/
保守がてら幕末恋華・花柳剣士伝 大石×倫

・本編イベントのifです。よって未プレイの方はネタバレ注意。
・宿屋のイベントでもしもあの人が来なかったら……という設定。
・本番はなし。あんまりエロくないです。

トリップを付けたので、ダメな方はそちらのNG指定よろしくお願いします。
では5レスほど借りますね。
709大石×倫1/5 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:15:32 ID:0bl+eTr/
「この俺に身を預けるか……それとも俺を切り刻むか……
お前は、どちらの願いを叶えてくれるんだい?」
鋭い視線に射抜かれて、過ぎった感情に私は息を呑んだ。
けれどそれには気付かない振りをする。戸惑いを押し隠して平然を装えば、ないも同じだ。

私は至極冷静に考えを巡らせる。とはいえ熟慮する必要もなかった。
私は快楽殺人者でも、ましてや武士でさえないのだ。
いくら憎むべき彼でも切り刻むことなんてできないし、だからといって身を預けるなど以ての外。
どちらの選択にしても無理難題だと、目の前の男は分かって言っているのだろうか。
怪訝な顔で大石さんを見返す。
彼は薄く笑った表情を崩さない。余裕を讃えたその笑みが空恐ろしい。
けれど同時に、なぜかあの時の表情が過ぎった。
俺は完成された。人を殺すことは、もはや快楽でしかない、と――
嘆くわけでもなく、いつものように笑みさえ浮かべながら言った時のあの表情。
皮肉気で嫌な笑いだという点は変わらないのに、今の表情はどこか……危うい熱を孕んでいる。
思い過ごしだろうと流そうとして、ふと疑問に思った。
――今はもう快楽でしかないというのなら、その前は?
完成するその前は、快感と共になにを感じていたのだろう。

そうしてほんの一刻、心にできた隙を突くように大石さんの腕が私に伸びる。
突然引き寄せられて、挙げ句きつく抱きすくめられてしまう。あまりのことに声も出ない。
はっと我に返るやいなや、驚きと非難の意味を込めて彼の顔を睨め付ける……暇もなく唇を塞がれた。
それはまさに塞ぐ、としか表現できないほど強くて荒々しい口付けだった。
「……んんっ、やめ……」
息を吸おうと身をよじり顔を背けても、彼の腕はその先を読んで私を閉じこめる。
それでも私は抗い続けた。
そうしなければ自分の気持ちを認めることになる気がして、恐ろしかった。
710大石×倫2/5 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:16:39 ID:0bl+eTr/
「へぇ、抵抗するんだ」
つ、と唇を離した大石さんはどこか意外そうに言う。
その笑いを含んだ顔を、私は睨み上げた。
初めてだったのに――そんなやるせない思いを口にしそうになったけれど、
この人にはできるだけ弱みを見せたくない。
見せたら最後、そこにつけ込まれるのは火を見るよりも明らかだ。

「……当たり前です。手を離して下さい」
「俺はお前の気持ちをくんだつもりだったんだけどねぇ」
「なにを……」
「それに本気で逃げようとするなら、これでも抜けばいいことじゃないか」
大石さんは何気なく手を伸ばし、私の腰に差してあった脇差しを抜く。
咄嗟に身を退こうとするも彼の手は私の腕を捕らえて離さない。

先ほど私が向けた刃は、彼の手の中で薄ら寒い光を放っていた。
……いや、彼の手の中だから、だろうか。どちらでも同じ事だが。

「……そんなこと出来るわけないじゃないですか」
「どうしてだい? さっきはお前が俺に向けたものを、わざわざ戻しておいてやったのに」
彼は大した興味もなさそうに脇差しを眺めながら言った。
それを振るわれたら、この距離ではまず避けられないだろう。
なのに問われた瞬間、私を支配したのは恐れではなく戸惑いだった。
711大石×倫3/5 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:17:27 ID:0bl+eTr/
「――命は惜しいですから」
それは自分でも腑に落ちない答え。でもそれしか考えられない。
貞操の危機を感じても刃を抜かなかった意味など、それくらいしかありえない。
そんな心情を知ってか知らずか……大石さんは含み笑いをして、
眺めていた脇差しから私に視線を移す。その目はまるで獲物を追い詰める狩人の目だった。
手に持った刃をなにげなく放る。
それは私の背後にある襖へと刺さって、スト、と軽い音を立てた。

「俺に殺されるかもって? それは通らないよねぇ」
彼の言葉は少しずつ私の逃げ場を奪っていく。奈落の底に突き落とそうと、迫ってくる。
聞きたくなかった。
耳を塞ぎたかったけれど、腕を戒める大石さんの指は力を増すばかりで――。
私は身じろぎもできず、ただ慄然と彼を見つめていた。
「言ったはずだよ。俺を切り刻むか、身を預けるか……好きな方を選べ、ってさ」
冷たく底光りする瞳にいつにない熱が帯びる。恐怖で背筋が凍るのに、身体の奥が沸騰しそうに熱い。
声が出せない。返すべき言葉が見つからない。
彼はそんな私を見て、心底愉しそうに笑った。

「俺を刺さなかったってことは、そういうことなんだろう?」
「ちがっ……!」
掴まれた腕をまたもや強く引き寄せられて、否定の言葉さえ遮られる。
開きかけた唇を引き結ぶ余裕もなく、たやすく舌の侵入を許してしまった。
ひっそりと思い描いた恋のような甘さは欠片もない。容赦ないその行為に目眩がする。
ときおり漏れる吐息と唇を貪られる音だけが宵闇に響いた。
712大石×倫4/5 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:18:05 ID:0bl+eTr/
拒絶したいのに、唇から伝わる熱さに力が抜けていく。抵抗する気が失せてしまう。
本当は顔も見たくなかった。大石さんさえいなければ、死ななくて済んだ人は大勢いる。
才谷さんや伊東さん……その他にも、数えきれない多くの人が。
人を斬ることで自らの欲求を満たし、そのことに躊躇いはない。
情も常識さえもこの人には意味がないと知っていた。
分かり合えないし、分かりたくもないとも思っていた。
なのに、私はそんな人に――どうしようもなく惹かれている。
厭わしいはずなのに気がつけば彼のことを考えている。
声を聞きたい、会いたい。けれどそれ以上に、認めたくない。
想いが募るのと共に、憎しみもまた育っていく。
だから私はあの時、刀を抜いてしまったのだ。
認めたくないことを一番知られたくない人に指摘されてしまったから……。
言葉にしなければ、ずっと知らない振りをしていられたのに。

微かな衣擦れの音さえ私を追い詰める。
呼吸がままならないから苦しいのか、
思考の渦に囚われているからなのか……もう、それすら分からない。

「ねぇ……倫」
囁くように呼んだ声が頭の中で反響して、心が乱れる。
いつのまにか唇は離れ、私は畳を背にしていた。
精一杯の虚勢を張って睨みあげるも、果たしてどれだけの意味があっただろうか。
713大石×倫5/5 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:19:36 ID:0bl+eTr/
こんな思いをするくらいなら、いっそ恋情など知らない方がよかった。
恋に憧れを抱いたままでいられたらどんなにか良かっただろう。
矛盾した感情に引き裂かれそうになる苦しみを消すことはおろか、やり過ごす術さえ私は持たない。
今やできるのは、溺れそうになる自らの心に嘘をつき続けることだけだった。
けれど……。


うっすらと口元に笑みを浮かべた大石さんの顔が、焦れったいほど緩やかに近づいてくる。
耳元に寄せられた唇。頬に彼の長い髪が触れ、それだけのことで心臓がびくりと跳ねた。
「返事はどちらか……俺に聞かせてよ」
吐息と共に紡がれた言葉が、燃えるように熱い。
なにかを狂わせる蠱惑的な囁きが身体の奥底を揺さぶる。
彼の冷たい指が艶めかしく肌をなぞり、全てが暴かれてしまうような恐ろしさを
覚えると同時に……身のうちに灯った情火が、微かにゆらめいたのを自覚した。


――私はこれ以上、偽ることができるのだろうか。
714 ◆7Owk98pvJg :2007/11/23(金) 00:20:25 ID:0bl+eTr/
以上です。
なんか中途半端に終わってすみません。
ありがとうございました。
715名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:26:16 ID:g0BOrHdC
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
続き!続き!!
716名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:42:06 ID:HmDxH2d7
GJ!大石待っていたので嬉しいし萌えました゚+.(・∀・)゚+.゚
でも、この続きを…!!
717名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 04:17:04 ID:/2+uq+zX
GJ!!
718名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:25:24 ID:8ctWfZ5G
( ゚∀゚)o彡゜GJ!GJ!続き!続き!
719名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 02:26:06 ID:B7Bdqmfj
ほしゅ
720名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:48:03 ID:g/kPdYfq
保守
721『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 0/11:2007/12/13(木) 02:34:42 ID:ziVt8aGT
空気を読まずスミマセン。 

「アラビアンズ・ロスト」のスチュアート+タイロン×アイリーンの捏造3Pエンドです。
幼馴染のどっちかとくっつくともう片方が可哀想なので、こんなエンドが欲しかった……。
長文です。

3P苦手な方はスルーお願いします。
722『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 1/11:2007/12/13(木) 02:35:40 ID:ziVt8aGT
『男×女×男』



ついに25日目の夜が来てしまった。
父と母とした賭けは100%負け決定。 
婚約者を勝手に決められたくないのなら25日の猶予期間の間に1000万ゴールドを儲けだす、という両親との賭けにのったアイリーンだが、
健闘むなしく設定された金額を超えられなかった。
950万まで集めて、あと数日あれば達成できるところだったのに。

このままでは、明日には勝手に許婚が決められる。
だから夜逃げの準備をしていたのに。
そこに駆け落ち希望の男が私を連れ出しにやってきた。
アイリーンには駆け落ち自体は何の異存もなかった。 いや、寧ろうれしかった。 ……幼馴染が2人同時に来たのでなければ。

  ☆★☆

「アイリーン、私と駆け落ちしよう」
「お嬢は、俺と逃げるんだ。 スチュアートは引っ込んでろ!」
「タイロン、お前こそ引っ込んでろ!」
「…………」
子供の頃と全然変わらない。
結局、この二人は私のことより、私を理由にケンカするのが楽しいだけなのではないだろうか。

「私、あんた達とは行けないわ。 国の有力者の跡継ぎが二人も同時に、居なくなったりしたらギルカタールはどうなるの?」
「そ、そりゃあ……親父がなんとかするんじゃねーの?」
「あんた達の父親は息子達が王女をかどわかした事を叱責されて大臣職を間違いなく辞任よ。 そんな二人がなんとか
出来るわけないわ」
「それを言ったらお前こそギルカタール王の跡継ぎじゃないか」
「……私は今まで仕事をしていたわけじゃないし、居なくなっても急には困らないわよ。 そのうち誰か優秀な人間が国王を
継げばいいわ。 でもあんた達はそうはいかないでしょ。実質、既にもう跡を継いで仕事をしているようなものだもの」

そう言いながら、着替えや貴重品などの荷物をせっせと布袋に詰め込む。
723『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 2/11:2007/12/13(木) 02:36:05 ID:ziVt8aGT
「それに……もうバラバラなのはイヤなの。 三人がいいの、昔みたいに。 どっちか一人だけなんてイヤ。 
どちらがより強く好きかなんて決められない。だってどちらも大切な私の幼馴染なんだもの。 一人だけ置いていくなんてできない!」
「アイリーン……」
「お嬢……」
「だから私だけで逃げる。 きっとなんとかなるわよ。 落ち着いたら二人には手紙書くから」
「待て、アイリーン……」
顎に指をあてスチュアートが何か考えている。
「何よ、まだ何か言うつもり?」
ヨイショっと荷物を整え終わった私をスチュアートが引き止める。
「……あと何ゴールド足りないんだ?」
「えっと、……あと500万ゴールドくらいあれば達成できると思う」
「何だ、お嬢。 本当にあと少しだったんだな」
タイロンが残念そうに言う。 

「国王と女王は、稼ぐ手段は問わない、どんな事をしても構わない、と言ったんだな」
スチュアートが何か思いついたように聞いてくる。
「うん。 誰から大金を貰ったりしないかぎりは国庫から宝石を盗んでも、カジノで増やしてもいいって」
「それなら……私が250万払ってやる」
「は?だから今、誰かから大金は貰えないって…」
「250万でお前を買ってやる」
「どういう意味?」
「お前は俺に250万で……身体を捧げるってことだ」
「か、身体を売るってこと!?」
「そうだ」
「ば、ばかを言うなスチュアート!! お嬢にそんなそこいらの商売女みたいなことさせられっかよ!!」
「だが、もうお前にはアイテムとか売るものは何もないだろ、アイリーン?」
「カジノで最後に大博打すりゃいいだろ? ダメもとで」
「100%勝てるか? もし負けたら? お前は納得できるのか? 私達以外の男がこいつの婚約者になるところを指を咥えてみているつもりか?」
「でも俺達のどちらかが選ばれる可能性もあるんだろ」
「選ばれない可能性もあるんだぞ。 たとえ選ばれたとしても、お前は満足か? アイリーンが選んだんじゃない、勝手に決められた婚約だぞ。 
そんなので例えば私が選ばれてもお前は納得できるか? 他のならず者が選ばれても我慢できるか?」
「そ、そりゃ……確かにイヤだな。 で、なんでお前がお嬢を買うんだよ!!」
「お前本当にバカだな。 250万って言ったろう。 残りの250万はお前が買うんだ」
「……そ、それなら俺が全額500万出してお嬢を買い占める!!」
724『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 3/11:2007/12/13(木) 02:36:30 ID:ziVt8aGT
「私だって500万出すのは容易いが……、今、どっちがアイリーンを買うか揉めてるワケにはいかない。 
一度揉めたらお互い殺しあってどちらかが死ぬまで決着が付かないだろう。 そんな事をしているヒマは無い。 それに……
アイリーンがどうしても三人がいいって言うしな。 私としてもかなり不本意だが仕方あるまい。 
本当はお前なんかとこいつを共有するのは死んでも嫌だが……これが私にできるぎりぎりの妥協案だ。 
お前にこれ以上の策が何かあるなら言ってみろ」
「………………無ぇよ」
「なら黙ってこの案にのることだな」
スチュアートに理路整然とした説得にタイロンもしぶしぶ肯く。
自分を無視して勝手に話しがまとまったことに私は慌てて声を上げる。

「ちょ、ちょっと待ってよ。 あんた達、そんな事勝手に決めないでよ!」
「お前が三人がいい、私達と逃げるのはダメと言ったんだ。 お前が望んだ事だろう、アイリーン。 
クク……250万分キッチリ楽しませてくれよ。 幼馴染だからって手加減はしない。 
金額に見合うだけのものがなければ金は払わないからな。 私はムダ使いは嫌いだ」
「ひでぇな〜スチュアート。 お前もっと他に言い方があるだろーが。 ……お嬢。大丈夫だ。 優しくする。 な? だから安心しろ」

鬼畜なスチュアートの言葉にびびる私に、優しい言葉をかけるタイロンだが、そう言いつつも彼は彼で、私の目の前で
ポケットから出した金貨を空に向かってピンと爪で弾く。
「先か後か決めようぜ。 俺、表な」
「では私は裏だ」
どちらが先にするかを決めているのだ。 空をくるくると舞ってポトリと落ちてきた金貨は表だった。
「ねえ待ってよ! 三人でするの!? 私確かに三人一緒がいいって言ったけど、そういう物理的な事を言ったんじゃなくて、もっとこう……
心の距離の事を言ったのであって、なんでそれがいきなり3Pになっちゃうのよーー!!」
「お嬢、プリンセスなのに3Pとか言うなよ……でもこれで既成事実もできることだし」
「そう、好都合だ。 いいか、お前に拒否権なんか無い」

二人で抵抗する私をベッドまで持ち上げていって押し倒す。 必死で逃げようとしたが多勢に無勢。いくら期間中、体を鍛えたといっても
男二人を相手に(しかも相当てだれの二人だ)敵うわけがない。腹をくくるしかなかった。
725『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 4/11:2007/12/13(木) 02:36:49 ID:ziVt8aGT
「わ、解った、解ったから。 服くらい自分で脱げるから! そんなに強引にしないで!」
「だめだ。 服を脱がすのも料金のうちに入ってるからな。 お前はただじっとしていればいい」
「そ。 俺達の楽しみを奪わないくれよ」
「もう、何を言ってるのよ、このヘンタイどもー!!」
二人によってみるみるうちにドレスを脱がされ、下着のビスチェとショーツ、ガーターだけにされてしまった。
そしてそれらも剥がされていく。

ビスチェが取り払われたとき、白い大きめの胸がこぼれてぷるんと揺れた。 ドレスの胸元のカットにあわせてうっすら日焼けしている。
砂漠にモンスターを狩りに出かけるようになって私は日焼けをしていた。 その日焼けの跡がさらにドレスの下に隠れていた
日焼けしていない部分の白さや桜貝のようなピンクの頂を際立てる。
男達の視線が全身に注がれて、慌てて両手で胸元を隠し、赤くなった顔を二人から背ける。

「……」
「……」
二人は無言のまま。
私が真っ赤になって恥らっている姿を嘗め回すように視姦する。

「ちょ、何よ、なに見てんのよ! そんなにジロジロみないでよ!!」
沈黙のあと、最初に口を開いたのはタイロンだった。
「いや、育ったなぁ〜と思って」
次はスチュアート。
「ああ、昔は板みたいだったのに、まさかこんなにデカくなるなんてな」
二人共、感無量といった面持ちだ。 
「板でも可愛かったよなー、お嬢は。 たとえ今もペチャパイでも、俺は好きだけどな」
「いつかあの小さな胸を私が揉んでデカくしてやると、心に誓ったものだ」
「お前もかよー(笑)俺も俺も! 俺の愛で、でっかくしてやるってなー。はは」

「あ、あんたたち……、あんな頃からそんな目で私の事を見てたの?」
幼馴染が。 一緒にお風呂に入ったことも一緒のベッドでお昼寝をした事もある無垢な幼少時代。
と思っていたのは自分だけ。 幻想がガラガラ崩れていく。
726『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 5/11:2007/12/13(木) 02:37:11 ID:ziVt8aGT
「ははは……」
「……」
お互い笑いあっていたが急に凍りつく二人。なんか空気が変わってきた。 
「なあ、お嬢…………」
「お前、まさか……誰かにデカくされたんじゃないだろうな。 あのクソ忌々しい家庭教師とか」
「あの陰険メガネか!? くそっ!殺す!!やっぱり殺す!! 殺し屋を雇うとかそういうヌルイ手じゃなく、直接俺が殺す!!
いやいやただ殺すのは勿体ねぇ。 ここはやっぱ拷問か!?」

勝手に二人でエロい思い出で盛り上がって、今度は勝手に私の家庭教師ライル先生でこめかみに青筋を立てて怒っている。
普通ならこういう場合の「殺す」は冗談みたいなものだが、この二人にとっては家庭教師一人を抹殺することなんてそれこそ
冗談みたいに簡単にできる立場だ。 本当に殺されては困るのであわてて否定する。
「ちょっと!!勝手に変な想像しないで!! これは自前なの!! ライル先生とはそんな関係じゃないわよ!!」
「……本当だろうな?」
「それならいーけどよー」

ちょっと腑に落ちない顔をしつつ、二人が擦り寄ってきて、見ているだけじゃなくあちこちまさぐり始めた。
胸を覆い隠している両腕を、二人それぞれが近いほうの手を引き剥がし、ベッドに縫い付けるように手で戒める。
そうすることで二人は片手が使えなくなったが、私はは両腕が使えない。
これから起きることに対し、まったく抵抗ができないことになる。

タイロンが乳房の片方に手を伸ばして揉む。
「やわらけーな。 あー、俺、お嬢の胸、揉んでるんだ〜。なんかすげぇ。信じられんねぇ」
もう片方にはスチュアートが顔を寄せ、舌で頂をチロチロと嘗め回す。
「ん……や……ぅ」
二人で同時に攻められるなんて初体験だ。 別々に違った愛撫を施されて思わず漏れてしまった声が恥ずかしい。
「なんだ、感じるのか? もっとしてやろうか?」
ちゅっっと吸い付かれて唇でコリコリと扱かれる。 与えられる快感にどんどん先端が硬く尖っていく。
「こっちも先が固くなってきた……ピンクでかわいいなぁ」
ゴムマリを握りつぶすように胸を揉みしだいていたタイロンも直ぐにべろべろと舐め回したり、口に含んで転がしたりし始めた。
スチュアートも競うようにちょっとキツク歯の間でしごいたりして快感を高めていく。
背中が反り返って無意識のうちにもっと胸を突き出してしまう。
727『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 6/11:2007/12/13(木) 02:37:40 ID:ziVt8aGT
「んっ……くっ……ぅぅ……」
やがてスチュアートが空いている手を下のほうに持って行き、太股をすすっと優しく撫で上げ、その先にある泉の中に指を浸した。
最初は反応を見るように周りの花弁をなぞったり割れ目に指を這わしていたが直ぐに見つけ出された穴の奥へ指を一本突き進めてきた。
「やぁ…だ、ダメ!…ンッ!……はぅ!」
思わずこぼれ出た甘い声にタイロンは胸の愛撫に夢中になっている間にスチュアートに下の愛撫を先越されたことを知った。
「ずるいぞ。俺にもさせろ」
スチュアートだけでなく、タイロンの指まで狭いあの部分に潜り込んできて長い指が好き勝手にあちこちの壁をさすり始める。
まだ解れていないその場所に男達の、自分とは違った太いがっちりした指が何本も入り込んで、かなり無理矢理その部分の口を広げられている。
「ちょ、ちょっとぉ!ムチャしないで…よ………あぁ…んんっ!」
スチュアートの指が奥の壁の、いいところを探り当てる。
「ふーん、ここか……ここがいいのか」
「あっ!はぁ……あんっダメ、そこヘンっ」
「なんだ、どこどこ? お嬢のいいとこ」
タイロンが同じ場所を人差し指で突いてくる。
「やぁっ!……ふたりして同時になんて……あっ……あっ……」
びくん、びくんと身体が跳ねる。
二人の指がずちゅずちゅと出し入れされる。 一人だけでもいっぱいなのに、二人分一度に受け入れるせいでかなりキツイ。
快感が激しすぎて苦しい。 なんとか拒みたいのに相変わらず両手を戒められているので逃げようがない。
「あ…ああぁ……」
目じりから涙がこぼれる。
「も、もう……もう…だめ…」
「……指だけでイクのか? 随分とはしたないプリンセスだな。 二人に同時に入れられて指がそんなにいいのか?」
「中だけじゃ足んねーだろ。 俺が外からもイカしてやるよ」
掻き回されて溢れ出た液でぐちょぐちょになっている突起にタイロンがピチャリと舌を這わせ始める。
そこは勃起しきって限界まで膨らみ、真っ赤なルビーのようにテラテラと光り輝いていた。
「いやーーっ!! ああぁ……ああああっーーんっ!んんうっ!」
すさまじい快楽の叫び声は途中でスチュアートのキスで封じられた。 差し入れられた舌が奥のほうまで蹂躙する。
キスをしながらスチュアートは今は両手で胸を揉みしだいたり、指先で両方の乳首をグリグリと摘んだり弾いたりしている。
タイロンは次第に中に突き入れている指の出し入れを早めながら、突起に吸い付いている。
728『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 7/11:2007/12/13(木) 02:38:00 ID:ziVt8aGT
二人はアイリーンの身体の快感を感じる、ありとあらゆる場所を同時に攻めつづける。
そんな強烈な刺激に、いつまでも耐えられるはずもない。
身体がびくん、びくんと跳ねあがる。
もう、いっちゃう……そう思った瞬間、タイロンが愛撫をやめた。 
「やああぁっ!……タイロン、やめ…ないで……私、もう少しで……ああぁ…」
「悪りぃ……お嬢。 俺も、もう……がまんできねぇ」

そう言うとタイロンが下穿きを脱いで興奮しきったその部分を晒した。
「ちょっ!…………………………………………そんなのムリぃ!!」
タイロンのはその立派な体格に比例して、その部分も大きかった。 慌てて後ずさるがタイロンとスチュアートに阻まれて
逃げることはかなわない。

「ムリって言われても……もう止まんねーよ」
いやいやと頭をふって抵抗しても聞き入れては貰えず、潤った泉の入り口に熱くなった切っ先をぴたりとあてがわれる。
「おい、あんまりムチャするなよ。 後で私が楽しめないのは困る」
「んなこと言われてもよー。 …………なるべく、優しく、ゆっくり入れるからお嬢、頼む力抜いてくれ……」
アイリーンを四つん這いにし、彼女の潤った部分に熱く猛った自身を押し付けてきた。
「あっ…ん…あああああっー……やぁ…はいって…く………う…い、いた……いたい」
ぐいぐいとタイロンが中に入り込んでくる。
先ほどの指とはあまりにも違う質量に、アイリーンの身体が悲鳴をあげる。
「だめ……だめぇ…やぁ…」
「く…ぅ……まだ…だ……。まだ…全然入ってねーぜー」
「や…ん……はぅ……ふ……あ……」
苦しさのあまり、はぁはぁと息をしながら四つん這いから上体を反らす。
「い……いた…いよぉ…スチュアートぉ」
「……」
スチュアートは私ががすがるように伸ばした両手を握り締めてくる。
「…キス……して、スチュアート……」
スチュアートは言われるまま、あやす様に口付ける。
729『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 8/11:2007/12/13(木) 02:38:22 ID:ziVt8aGT
「う……やっと……全部、入っ…た……くっ…狭いな……お嬢の…なか……絡み付いて、くる……」
「ん……ん……」
少しずつタイロンの剛直が身体に馴染み始め、滑らかに出し入れが可能になってくると、痛がっていたはずの私の声に嬌声が混じり始める。
「んっ…んっ…んっ……はぅ…ん、ああ」
タイロンに後ろから貫かれたまま、快楽に紅潮させた頬で、スチュアートを抱きしめキスをする。

「……お前は。 酷い女だ……アイリーン」

自分が愛している女が他の男に貫かれてよがるところを見せられて平気でいられる男はいないだろう。

スチュアートは、懸命に舌を絡ませて二人の男から快感を貪る私を憎しみを込めて見つめる。
そしてその後ろのタイロンの事も視線だけで射殺しそうな程、嫉妬の目で睨んでいる。
そしてただ嫉妬し続けるしかない自分自身を最も憎んでいるのだろう。

「スチュアート……」

スチュアートから唇を離すと、そのまま、また四つん這いになり、今度はスチュアートの下穿きをずらした。
するとスチュアートの楔が熱く硬く反り返って腹につきそうな勢いではねた。
すでに先走りをまとって快感に震えるその楔に口を近づけ、思い切って先端を咥える。
ちょっと苦いけど、悪くない味だ。 舌先で裏を舐め挙げる。
「うわっ!アイリーン!!何を!」
スチュアートはまったく予期していなかったようでかなり慌てている。
「ああ〜、いいなーそれ。 お嬢、後で俺にも、な?な?」
タイロンが羨ましそうにしながら、後ろから私にねだる。

「ん……咥えたら、…もっとおっきくなった。 スチュアートのえっち」
「ば、バカ。 お前がそんなことするから……うっ!……ちょ…とまて……くっ」
「凄い……。口の中でビクビク跳ねてる。 我慢してるの?かわいー」
「私が早いみたいな言い方するな! お前にはプリンセスの恥じらいというものはないのか」
私の攻撃を退けようと頭に手をかけて私の口からソレを引き抜こうとしているが、その手には力があまり感じられない。

もっと虐めてやりたくて更にノドの奥にまで咥え込んで唇で締め付けると、うっと低い声を漏らすのが聞こえる。
そして抵抗しようとしていたスチュアートの指がそのまま私の長い髪を絡めて、逆に引っ張りもっと深く口の中を
犯そうとする動きに変わっていく。
「ふっ……くぅ……あっ……!」
いつも私を見下すスチュアートが、私の愛撫で段々余裕がなくなっていくのを観るのは快感だ。
730『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 9/11:2007/12/13(木) 02:38:50 ID:ziVt8aGT
「く……はぅっ…くそっ!……はぁ…どうなってるんだ。 お前うますぎるぞ。 お前、家庭教師にいったい何を教わってるんだ!」
「だからライル先生とは……あ…んっ!……なんとも、ないって…ぁっ…言ってるじゃない」
「もし手を出していたら絶対に殺す」
「手を出して無くてもあいつ目障りだ。 やっぱり殺しておくか」
スチュアートもタイロンも、また物騒な事を言い出す。
「もう、やめてよね! ……そんな、事したら、……は…二人とも、今度こそ一生……絶交だから!!あっ、んっ!…っ!」

「うっ…はぁっ…もう、俺、そろそ、ろ……」
「ああ……、私もだ…くっ……!」
初めてまだそれほど経っていないというのに三人は上り詰めようとしていた。

二人は実際は経験豊富なはずだ。 私だって経験がないわけではないし。
それなのにまるで初体験のようにぎこちない。

そうだ。私達は大人になる儀式をやり直してるんだ。
私達が本当なら普通に通過するはずだった儀式。
スチュアートとタイロン、それぞれの親の因縁のせいで、私達まで仲たがえをしたせいで、通過できなかった。
それぞれが勝手に済ませてしまったけど。
それを今、三人でやり直しているんだ。

これでやっと元にもどれる。 スチュアートとタイロンを許すことができる。



731『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 10/11:2007/12/13(木) 02:39:14 ID:ziVt8aGT
最初にその時を迎えたのは私だった。
「んっ、あっ、あっ、あああああぁああああっ!!」
タイロンに奥の奥を突かれて快感が背筋を駆け上り、目の前が真っ白に染まっていく。
太股からだらだらと流れ出した愛液が伝ってシーツにシミを作っていく。
「うっ!アイリーン……くぅ!……んっあぁ!!」
叫ぶ私の声に反応し、スチュアートが狭い口腔に熱い迸りを放つ。
「んぶっ!…あう……」
スチュアートのぬめぬめと光るソレが私の唇から出て行くのと一緒に、飲み込みきれなかった白濁がたらりと零れ落ちた。
その淫猥な様子を満足げにスチュアートが眺める。

「俺、も、もう…お嬢…はっ…うっ…ア…アイリーン。 俺の子を孕めよ! くっ!!」
これ以上ない程奥まで突き込んでタイロンも熱い液を吐き出した。 更に中に染込ませる様に、こすり付ける様な仕草で腰を動かす。
「えっ!?ちょっとまってバカバカそのまま出すなぁ!!」
「あああっ!!お前、胎内(なか)に出すな!!アイリーンが穢れるだろう!!」
「はぁ、はぁ…。 …お前だって口の中に出したくせに……よく言うぜ。 お嬢には俺の子供を産んでもらうんだ」
「馬鹿を言え! 私の子が先だ」
「俺の方が先だ!」

また始まった。
この先本当に子供が出来たら、二人で取り合いになるのが目に見えるようだ。

732『アラロス』幼馴染'S×アイリーン 11/11:2007/12/13(木) 02:40:02 ID:ziVt8aGT
「それにしても。 こんなの一晩かぎりにしてよ…」
「お前はバカか。 どこの世界に一晩で500万ゴールドも稼げる娼婦がいる?」
二人に攻められてベッドの上でぐったりとしている私に向かってスチュアートが信じられないことを言い出した。
「え……そうなの?」
こんな悪党ばかりの国でもプリンセスはやはり箱入り。 だから世間の相場というものには疎かった。
「当たり前だ。 これから毎晩返してもらうからな。 せっせと尽くせよ」
「そ、そんなのイヤ! お金は堪ったらちゃんと返すから」
「私の250万ゴールドは金では返せない。 ちゃんとあらかじめ言っておいたはずだ。 身体を買ってやる、とな」
「そんなのひどい!! 具体的にどれだけしたらチャラになるのか解んないし!!」
「具体的に? そんなの決まっている。 『私を満足させるまで』と言っただろう。 そういうことだ」
「ええええええええええええ!!」
「私はお前のこれからの一生を250万で買ったんだ。 だから一生かけて返してもらえばいい」
「それとも今すぐ契約を破棄するか? それなら今夜の分で5万くらいなら払ってやってもいいがな。 そしてお前は明日、
誰ともわからない男と婚約だ。 これからの一生をその男に捧げるんだな」
「そんな。 だったらせめてこれからは日替わり交代で……」

「却下」
「ダメだ」

二人とも返事はやっ!。
「私の知らないところでお前がコイツに抱かれているかと思うとゾッとする」
「俺だって同じだ。 抜け駆けは許さないからな。 同じ金額を払ってんだ。 つねに平等じゃなきゃな。 
…………って事で、お嬢。 俺にもさっきスチュアートにしてたヤツ、やってくれ!」
「そうだな。 次は私も中にたっぷりと注いでやろう。 それこそ一発で孕むような濃いヤツをな」
「もう疲れた。 もうヤダ。 もう眠い」
「ふざけるな! 私はまだ満足していないぞ」
「俺も俺も!まだ朝まで時間はたっぷりあるぜ!!」
「ええ〜」

こんなのがこれから一生続くの?
「私、早まったかなぁ……」
取り合えず、このデカイ二人の為にベッドはもう一回り広いモノを注文することになりそうだ。

糸冬
733名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 02:40:41 ID:ziVt8aGT
以上です。 おめよごしスマソです。
734名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 07:09:30 ID:1XPnbgAL
50万と500万が混在してるぞ
735名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 16:58:07 ID:dEQCmHdr
gj!
アラロス読みたかったんだ。ありがとう!
三人で幸せになればいいよ!
736名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:25:47 ID:a4Ku6o8O
500万は貯まってて残り500万のつもりだったのか?
それにしても、面白かった! GJ
幼馴染好きだ〜、こういうの読みたかった。
737名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:45:10 ID:6wcq3GMU
アラロス興味ありつつやってなかったけど面白かったよ
仁義なき乙女読みたい(*´Д`)ハァハァハァアハァ
738名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 23:54:22 ID:ziVt8aGT
J( 'ー`)し カーチャン、ちゃんと計算できなくてゴメンね……。

25万だと少なすぎると思って修正したのが、しきれてなかった。 スマン。
読んでくださった方には感謝です。
739名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:39:26 ID:qk0Fs6GJ
幼馴染みよかったよー(*´∀`*)GJ過ぎるぜ
740名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 23:41:53 ID:gYa0y84n
超GJ! そしてドンマイ。アラロス読みたかったよ。
タイロンのエロが読めて幸せだ…。スチュアートも好きだから余計に嬉しかった。
741名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 01:39:53 ID:aF7w67b1
幼馴染コンビでキターw
タイロン好きとしてはエロパロ見れて良かったです。
742名無しさん@ピンキー
age