1 :
1:
2 :
1:2006/02/07(火) 16:41:25 ID:WJq5TsSE
3 :
1:2006/02/07(火) 16:42:51 ID:WJq5TsSE
4 :
1:2006/02/07(火) 16:46:31 ID:WJq5TsSE
<お願い>
新スレは、なるべく480KBを越した人が立てましょう。
500KBでスレッドストッパーが働き、書き込めなくなります。
5 :
1:2006/02/07(火) 16:47:54 ID:WJq5TsSE
480KBルールだったみたいなので立てちゃいました。
では引き続き皆さん楽しくいきましょう。
>>1 乙。
では、取りあえず太田×野明のサクーシャさんを待ちますか。
>>1乙!
今は保守しなくても落ちにくいらしいけど…
あっちから埋めるべきなんだか、こっちから書き込むべきなんだか。
前々スレ及び前スレで独り祭りさんがスレまたぎSSになってるけど
あんな形になってしまいそうな予感。
埋めネタも上がってるしあのままでいい気も。
保守。
バーディー物が投下される事を期待して保守
ナツさんの書くあ〜る×さんごが大好きだ。また気が向いたら来てくれ〜。
バーディーもの禿しく気体!
おおネ申よ、お願いします!
>13
禿同
実は隠れファン
保守だ!
hos
まだ前スレが残ってるのに驚きつつ保守。
自分が歳取るにつれて、どんどこ太田がいい男に見えてきます
太田×野明心待ち。
6は落ちたんだな、こっちは保守せねば
21 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 20:25:39 ID:UQIkma8j
前スレ落ちたので浮上
先日このスレに辿り着きまして、保管庫など堪能させて頂きました。
素晴らしい職人さんが多い中、お目汚しですが、投下させて頂きます。
はじめて書いたR×さんごです。エロなしで申し訳ありません。
本当なら、なんの事はないいつもの放課後の筈だった。
暇つぶしの、ほんの一眠りの予定を外れて深く眠ってしまっていたのは、自分でも
ちゃんと考えはしなかったが、この場所が学校の中のどこよりも落ち着くからかも
しれないと、さんごは思った。
ぼんやりと微睡みの中から浮かび上がるように、意識がはっきりとしてくる。
まず気になったのは、頬をつついてくる硬い指先の感触。誰だろう、と確かめる前に、
何かが近付く気配がし、柔らかいものが唇の端っこに触れて離れた。
「ん〜?」
さんごは重たい瞼を開いた。
その瞬間、ひどく驚いた顔で飛びのくロボット三等兵……もとい、アンドロイドが
一体。
いつも眠そうな左目はそのままなのに、表情が豊かだ〜と、間抜けな感想が浮かぶ。
「あれえ、R君?」
「いや、あの、これは…………すみません!」
Rは素早く正座をすると、ごんごんと木造の床が壊れんばかりの勢いで頭を打ちつ
けながら土下座を始める。状況の飲み込めないさんごは、呆然としばらくその光景を
見ていたが、ミシミシと嫌な音を立てる床がそろそろ限界を迎えそうになっているの
に気付いて、慌ててRの傍に駆け寄った。
「R君、床壊れちゃうよ!」
「わたしとしたことが、とんだご無礼を。このお詫びは腹を切って……。」
土下座を阻止されて、Rは転がっていた粉砕バットを握って腹に当てようとする。
Rが錯乱するのはままある事だが、ここまで要領を得ないとさんごとて事態の収拾が
図れない。生来の反射神経にものを言わせてバットを取り上げると、さんごはRの
前に仁王立ちになった。
「もう、腹を切る前にちゃんと説明しなさいっ。」
「怒りませんか?」
「怒るかどうかは、話を聞いてから決めさせてもらうわ。」
「あい。……話は遡ること三十分前。ぼくが部室に着いたら、さんごが寝ていたん
です。」
珍しくまだ誰の姿もない部室で暇を持て余したさんごが、眠りの国に旅立ってから
約二十分後。
タカタカと景気の良い下駄の音が部室の前で止まった。
ひょこりと顔を覗かせたのは、R。
「やあ、本日はぼくが一番乗り……でもないですね。」
確認するように周りを見回していたが、静かな寝息を立てているさんごを見つけて、
Rは小首を傾げた。
鉄筋校舎の中に閉じ込められた木造校舎は、あまり日当たりが良くない。が窓際で
机に頬を乗せて眠りこけているさんごのスペースには多少陽が差していて、黒い髪が
茶色に透けて柔らかそうだった。
Rは炊きたてのごはんを目の当たりにした時のように、ふらふらとさんごの側へと
歩み寄る。
無意識に手が伸びて、髪に触れた。指先で梳くと、短い髪はそれでも触り心地が
丁度よい。Rは飽きずに何度もさんごの髪を指に巻きつける。さんごが目を覚ます
気配は全くない。
「おや?」
しばらく堪能した後、ふと視線を下ろすと、幸せそうに眠るさんごの頬が目に入った。
「こちらもいいカンジですねぇ。」
血色のよさそうな、少し日焼けした頬。今度は自然と指が頬に伸びる。
二三度突くと、柔らかそうな頬に自然と吸い寄せられた。
勿論食べるつもりではなかったのに、顔が。
Rにも、自分の行動原理が良く分からない。ただ指では物足りないと、そう思った。
と、今聞いた話の内容を総合すると、何となく魔が刺したになるのだと、語り終えた
Rの真剣な表情を見ながらさんごは頭痛を覚えた。
何となくでキスをされては、たまったものではない。
眉間に皺を寄せたさんごの表情に、Rは不安げに顔を覗きこんできた。
「あの、怒ってます?」
「あのねぇ、するなら黙ってはやめてよ。」
「そうですか、では。触りますね。」
我ながら論点がずれているとさんごが気付いた時には、すでに遅し。Rの手の平が
さんごの頬を包んだ。
「触りますね、じゃなーいっ。」
「じゃぁ、触ってもいいですか?」
「もう触ってるじゃない。」
「あう、そういえばそうですね。引き続き触ってもいいですか?」
「改めて聞かれると……。」
「やあ、そうですか。では続行しますよ。」
不毛なやり取りをしながらも、こつりと額同士が触れる。混乱をするさんごはRを
目だけで見上げた。いつものと変わらない、その左目。頬に触れている手の平は、
きっと熱い。体温が上っている自分が熱いと感じないのだから、血の通っていない彼の
手も熱い筈だ。
どうして?
単純な疑問が浮かぶ。Rに触られるのが嫌かというと、そうではない。まぁ、寝てい
る間にキスをされるのはどうかと思ったけれど。
「R君は、どうして触りたいの?」
どうしてあたしは、R君にキスをされて、嫌じゃなかったんだろう。
「どうしてでしょうねぇ。」
その体勢のまま悩まれるのはさんごにも困った事なのだが、考え込んでしまったRは、
それでも手を離さない。
時計の音が聞こえそうなくらいの沈黙。二重の壁は外からの喧騒をシャットアウト
する。しばらくの沈黙の後、ようやくRは口を開いた。
「触りたいから、じゃダメですか?」
「駄目じゃないけど。」
我ながら歯切れが悪いと、さんごは思う。Rに触れられるのは嫌じゃない。今頬に触れて
いる、この手の平だって。
本音を言うと、ずっと触られていてもいいくらいだ。Rに触れられるのは心地が良い。
それはきっと、Rだからだ。
でも、自分でも理由がわからない。触れられるのが、心地よいその理由。わからない
から、さんごは流される訳にはいかない。多分、とても大切な事なのだと、本能的に
知っていた。
目の前のアンドロイドは答えをくれない。それでもさんごは問いかける。
「どうしてかな、R君。」
「わかりません。でも、」
「でも?」
「ぼくはさんごに触りたいんです。」
きっぱりとした口調と、弱り切った眼差し。Rも理由を上手には説明出来なくて、
さんごと同じ困惑を抱えているのが伝わってきた。
それなら、いっか。
さんごは思う。同じなら、まぁいっか、と。
「あのね、あたしもR君に触れられるのがいい。でもね、どうしていいのかはわから
ないの。だから、これから一緒に考えてくれる?」
「やあ、もちろんいいですよ。」
Rはにこりと笑顔になる。つられるように、さんごにも笑みが浮かぶ。
二人の間の距離の、数センチ。詰めたのはさんごだった。
唇と唇が触れる。触れて離れて、また触れ合う。今度は少し長く。離れると、もう
一度。
何度も何度も確かめるように、熱っぽい唇を重ねる。
もうどちらからともわからないキスを交わしていたさんごは、ある違和感に気付いた。
右頬に添えられていた手が、移動している。
「ねぇR君。」
「あい?」
「いきなり胸は駄目だよぉ。」
「あうあう、ぼくは何てことを。」
自覚がなかったのか、さんごの走っても揺れないといわれるささやかな胸の上に置か
れた自分の手を見て、Rはがばっと飛びのいた。
「これはとんだご無礼をっ、」
「それはさっき聞いたってばぁ。」
また切腹を始めかねない勢いに、床に転がしておいた粉砕バットをRの手が届かない
ようにと、さんごはそっと遠ざけた。Rは再び床に頭を打ちつけながら土下座を始めて
しまう。
取り合えず、床と共にRの頭が壊れないように、さんごは必死で止めた。
止めながらも、笑いが込み上げる。それはとても幸せなものだった。
このいつも騒がしい部室がどこよりも落ち着けるのは、Rがいるからなのかも知れ
ない。
そんな考えはさんごの胸の中にストンと落ちた。
それは、二人の「どうして」の答えが出るのがもう少し先になりそうな、ある日の
特別な放課後の事だった。
GJです!萌えさせていただきました。
この2人のもどかしい感じがたまらなくイイ。
Rモノ好き
GJ、ありがとねン
初々しさがたまらない。
土下座のあ〜るクンがカワイイ。でもスケベw
おいしくいただきましたー。ごちそうさまー。GJGJ。
GJ!!
この縮まるんだか縮まらないんだかわからない、もどかしい距離感が
たまらないっすね〜。
嗚呼青い春っつー感じが何とも言えず良いです。
ところで、前にバーディースレに投下されていたSSは、統合という事
でこちらの保管庫に保管しても良いでしょうか?
バーディーSSも待ってます。
そういえば今日はさんごの誕生日だな。
>>31 ゆうき作品だし問題ないかと
>>32 誕生日会とおひな祭り会が同時に開催されそうだ
ほしゅage
保守
そろそろ書こうかな
>>36 さぁ早く!
漏れの真上に落とすんだ!漏れはどうなってもいい!
投下汁!!
保守
40 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 02:41:28 ID:paz4fhrk
ギャッ 保管庫消滅してないか
ファイルはこちらです、から入れる。
オエビそろそろ書き込まないとやばくない?
60日書き込みなかったら削除対象になるってあるけど。
hosyu
36さんは元気かな…
45 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 00:48:12 ID:znz7S8P0
4月からBS2でパト再放送!
ほす
47 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 21:11:29 ID:pi8IKC2O
hos
48 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 16:50:37 ID:PMh29r8I
ひびき×駿平を期待
以前の書き手さんはもうここを見ていないのだろうか…
見てますよ、今構想中
個人的にバーディー物を期待hos
ヴァイオリンによる性教育とか…
などと本誌の展開を知らないコミックス派が
無責任につぶやいてみる。
バーディーの早宮など。
54 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 02:08:51 ID:cQV4ClIz
お目汚しですが、隊長組投下します。
「あらら・・・」
手洗いから戻った後藤の目に映ったのは、カウンターで、両腕を枕に眠ってしまった
しのぶの姿だった。
発端は本庁へ行った帰りのこと。久々に飲みに行くことになった後藤としのぶは、
したたか酔った蕎麦屋の帰り道、通りかかった老舗ホテルのバーラウンジを冷やかしてみ
ることになったのだった。
止まり木に並んで二人、静かに酒を飲んでいたのだが・・・。
――― 静か過ぎて気づかなかったよ。
日ごろの疲れもあるのだろう。しのぶは決して飲めないクチではない。
腕時計に目をやると日付が変わろうとしていた。タクシーでしのぶの家へ送るのは容易い
が、応対に出るであろう彼女の母親の気持ちを考えると、酒に酔いつぶれた娘が男に送られ
てくるという状況は如何なものか。
「さて・・・どうしたものかなぁ」
とりあえずスーツの上着を脱いでしのぶの肩へ掛ける。
「お部屋のご用意をいたしましょうか」
様子を見ていた年配のバーテンダーが後藤に問いかけた。
後藤はしのぶを見て、もう一度腕時計を見て、天井を見て頭を掻いた。
「そうしてくれる?」
「かしこまりました」
思わぬ成り行きに後藤は大きな溜め息をついて、シャツの胸ポケットから煙草を取った。
55 :
初めての夜2:2006/04/23(日) 02:10:23 ID:cQV4ClIz
「よいしょっと」
ダブルベッドにしのぶを横たえると、後藤は腰を叩いた。結局肩を貸しても歩けなかった
しのぶを所謂お姫さま抱っこで連れてきたのだ。
「ん・・・」
しのぶは起きる気配もなくベッドの上で身じろぎした。タイトスカートのスーツにシャツ
ブラウス。どれも皺になりそうなものばかりなことに後藤は気がついた。
スーツの上着を脱がす。スカートも、ホックを外しファスナーをおろすとゆっくり脚から
抜いていった。ストッキングも脱がせた。シャツブラウスと下着だけの姿。どうしようかと
考えるが、皺だらけのシャツというのは男でも女でもみっともいいものではなかった。
首元から順番にボタンを外していく。こんなふうに女の服を脱がすのはどれくらいぶり
だろう。セックスの手順を踏むようで、後藤は下半身に熱が集まってくるのを感じていた。
腕からシャツブラウスを抜く。下着のみの体があらわになった。紫がかった淡いピンク色
の上下揃いの下着。後藤はレースに包まれた胸の膨らみや、すらりと伸びる脚を見て、下着
を取り払ってしまいたい衝動に駆られた。
目の前に惚れた女が半裸で無防備に寝ているのだ。
無意識にしのぶの胸元へと手が伸びた。
その時、しのぶが小さくくしゃみをした。
後藤は瞬間動きを止め、まいったなぁと呟きながらしのぶの体をベッドの中に入れた。
気になって髪を結んでいたゴムを外した。さらりとこぼれた髪を何度か撫でた。
脱がせた服をハンガーに掛けると、後藤も服を脱ぎ、それはそのままソファに投げ出した
ままバスルームへ向かった。
56 :
初めての夜3:2006/04/23(日) 02:12:10 ID:cQV4ClIz
のどが渇いた。
しのぶはそんなことを思いながら眠りの海から浮上しようとしていた。
水・・・。
何故こんなにカラカラなんだろう。お水が欲しい。
意識が体に引きずられて覚醒する。
「・・・ん・・・」
目を覚ますと、見たことのない風景だった。
「?」
何度か瞬きをしてみる。ベッドも枕も壁も天井も全く知らない。
ゆっくりと体を起こし、あたりを見回してみる。すると。
「あ、起きた?」
ソファに腰掛けたバスローブ姿の後藤が、煙草をくゆらせていた。テーブルには水割り。
「後藤さん?・・・え、ここは?」
「覚えてない?蕎麦屋のあとで寄ったホテルのバーラウンジがあったでしょ」
「・・・うん」
記憶を手繰ればそこは覚えている。カウンターで飲んでいて・・・そのあとどうなったか
覚えていない。部屋の風景はホテルのような気もするが、飲みに入った老舗のホテルなのか。
ふと自分の姿を確認する。
「!」
しのぶは思わず布団を胸元へ抱き寄せた。その様子を見て後藤がにやりと人の悪い笑いを
浮かべる。
「ご、ごとうさん、あのね」
「しのぶさん、もしかして全然覚えてないの?」
「お、覚えてるって何を」
「帰りたくないって、俺に抱きついてきたじゃない」
「・・・うそ」
「あんなに大胆なしのぶさんって、意外だったけどかわいかった」
「・・・」
「あんなふうに乱れて・・・俺、興奮したもん」
「・・・・・・」
絶句してしまったしのぶを見て、後藤は吹き出した。
57 :
初めての夜4:2006/04/23(日) 02:14:33 ID:cQV4ClIz
「うそ、冗談。酔い潰れたしのぶさんを寝かせただけだよ」
「・・・ほんと?」
「服は皺にならないように脱がせただけ。さすがに正体なくした女に手を出すよ
うなことしませんよ」
正体なくしたとは事実とはいえ酷い言われようだが、しのぶは心底ほっとした。
「よかった・・・」
「そんなふうに安心されると傷つくなぁ」
備え付けの冷蔵庫から冷えたミネラルウォーターを取り出しながら後藤が言った。
「だって、意識もなく・・・なんて嫌だわ」
後藤はグラスに水を注ぎしのぶに渡した。唇を湿らせるように口をつけたあと、
しのぶは一息に飲み干した。その仰向いた咽喉元の白さや、浮き出した鎖骨の窪み
が後藤には艶かしく映った。
「おいしい」
しのぶがほぅ、と息をつく。
「じゃあ、意識があればいいの?」
「え?」
気がつけば、随分近い位置に後藤がいた。
「理性総動員で耐えてた男がここにいるんだけど」
「後藤さん?」
「しのぶさんに意識があれば、触れてもいいの?」
「・・・冗談はやめてちょうだい」
「冗談なんて言ってない。だって俺、本気だもん」
「後藤さん・・・」
後藤の右手がしのぶの首筋を撫でた。そのままゆっくりと鎖骨を撫で、剥き出し
になった肩を撫でる。何度か行き来した手が、ブラジャーの肩紐を滑り落とした。
「ちょっ・・・ふざけないで」
ベッドに身を潜めるようにしのぶが逃げる。
「ふざけてない」
後藤が追うようにフェザーケットを剥ぎ取り、ベッドに乗り上げる。
「後藤さん!!」
有無を言わさず抱きしめた。
58 :
初めての夜5:2006/04/23(日) 02:16:22 ID:cQV4ClIz
しばらくの間、どちらも身じろぎひとつしなかった。
腕の中でしのぶの体が震えているのを後藤は感じた。
「・・・俺が怖い?」
びく、としのぶが反応する。
「本当はしのぶさんが寝てるのを見ながら朝を待つつもりだったんだ。でも
しのぶさん目を覚ましちゃうから」
「・・・私が、悪いってこと・・・?」
「違う」
思わぬ強さで後藤が言う。
「違うよ。俺、しのぶさんの表情を見てたら堪らなくなった。寝顔も可愛いけど
くるくる変わる表情が・・・やっぱり好きだわ」
しのぶの頬が赤く染まった。
「欲しい」
低い声が欲望をストレートに告げた。ぞくりと背筋を甘い電流が流れた次の瞬間、
しのぶは唇を貪られていた。
59 :
初めての夜6:2006/04/23(日) 02:23:23 ID:cQV4ClIz
「ん・・・ぅん・・・」
息も継げないほどの激しい口付けに、思わずしのぶは後藤のバスローブを握り
しめていた。舌を痛いほど絡みとられ、いつしか口の端からはどちらのものとも
つかぬ唾液が零れていた。
舌先の苦味が煙草の味だと気がついて、強く後藤を意識してしまう。いつも隊長
室で煙草を吸う同僚。茫洋として得たいの知れない第二小隊長。
こんな展開を全く考えていなかったのかというと、心のどこかで予想していた
ような気がした。驚きもあるが、やはりという気もある。もしかしたら、しのぶ
自身も意識下で望んでいたことなのかもしれなかった。擬似夫婦のようなままごと
ごっこで誤魔化していただけかもしれないと思った。
後藤の大きな手がブラジャーの上から乳房を揉みしだく。柔軟に形を変えるさま
を楽しんでいるかのようだった。
「ああっ」
思わぬ刺激に声が上がった。布を隔てても分かるほど固く立ち上がってきた乳首に
後藤が歯を立てていた。ブラジャーが唾液を吸って濡れて張り付くまで、後藤は
そこへの刺激を続けていた。
しのぶが無意識のうちに快感を追い始める。そんな間接的な刺激ではなく、もっと
直接弄って欲しい。舐めて吸い上げて甘く噛んで欲しい。
しのぶは後藤の手を握ると、自分の胸元へと導いた。
「しのぶさん?」
黙ってそのまま後藤の手をブラジャーの中へと差し入れた。意外な行動に、されるが
ままにする。後藤は手のひらに当たる固い尖りにしのぶの欲情を感じ取った。
「・・・ここ?」
「んんっ」
布の下で後藤の指が動く。しこった乳首を二本の指でつまみ上げた。
「ぁ・・・ん」
「ここが、いいんだ?」
後藤は片手をしのぶの背にまわすとホックを外し、両腕からブラジャーを抜いた。
剥き出しになった乳房がふるりと揺れ、その頂で乳首が真っ赤に充血している。
60 :
初めての夜7:2006/04/23(日) 02:25:12 ID:cQV4ClIz
胸元からしのぶの顔へと視線を移すと、潤んだ瞳が待ち遠しげに後藤を見ていた。
「しのぶさんのえっち」
にやりと後藤が笑う。しのぶは思わず後藤の胸を叩いた。
「いてて・・・」
「ああっ」
思い切り乳首を吸い上げられて、しのぶの口から悲鳴のような声が出た。そのまま
幾度も舐められ、唇で挟まれたまま引っ張られる。快感に声がとまらなくなるのを、
しのぶは自分の手の甲を噛みしめて堪えた。
「ん・・・ふっ・・・」
「何してるの!」
くぐもった声に目をやれば、声を殺すしのぶがいた。あわてて手を外すと、くっき
りと綺麗な歯型が手の甲に残っていた。
「俺の好きな女に傷つけないで」
後藤がぺちん、としのぶの額を叩く。
「しのぶさんに痕つけるのは俺だよ」
そう言って首筋を強く吸い上げ情事の痕跡を残す。
「だって・・・こんな声・・・」
恥ずかしい、と小さな声で呟く。
「もっと聞かせて。感じてるしのぶさんの声・・・興奮する」
下半身の熱を伝えるように後藤が体を押し付けた。しのぶはそれでも羞恥に首を
横に振る。
「じゃあ、我慢するなら俺にキスして」
再び両の乳房に手のひらを這わせて、荒々しく揉んだ。同時に固い乳首を埋め込む
ように親指で押し潰した。
「やぁ・・・!」
鋭い刺激にしのぶは後藤の首へ腕を回し、頭を引き寄せるようにして唇を重ねた。
「は、んっ・・・んむぅ・・・んんっ」
後藤の口腔へしのぶの喘ぎ声が吸い込まれる。後藤は片手をゆっくりと下のほうへ
這わせて、ショーツの中へと忍び込ませた。
「んっ、んんっ」
しのぶが声を堪えようと、後藤の舌に激しく自分のそれを絡めた。後藤の指先が
湿った陰毛に触れる。そのまま溝をなぞるように指を伸ばしていった。
「んぅ・・・」
そこはすでに愛液が溢れかえっていた。
「すごいよ、しのぶさんのここ」
指で何度もなぞられて、しのぶの腰が浮く。その隙に後藤がショーツを脱がした。
クロッチの部分に蜜が糸を引いていく。
足先をたどっていた手が両の足首を掴み、脚を揃えたまま膝を曲げさせた。
後藤の手のひらがしのぶの両膝頭から太腿へ往復する。何度も擦られてしのぶの
脚から力が抜ける。
その一瞬に、後藤の手のひらがしのぶの両膝を割り開いた。
な、なんていいとこで終わってるんだー!
続きキボン
じらしプレイにもだえつつ、続き舞ってます…じゃねえ、待ってます。
63 :
初めての夜8:2006/04/23(日) 19:37:52 ID:15eF5OXM
すみません、あげちゃってたのに気づいて様子みてました。
続き投下します。
「いやぁっ」
明かりの下、しのぶの秘所があらわになった。濡れて張り付いた陰毛。むっちり
とした大陰唇からは小さな唇も零れ、その中心のピンク色の膣口までが見えた。
陰核は包皮から少し顔を出している。性器全体が濡れて光っていた。
「やだ、見ないで!!」
しのぶが必死になって後藤の視線から逃れようと身をよじり、腕を伸ばす。
「だめだよ、よく見せて」
掠れた声が後藤の興奮を伝えていた。ほとんどMの字に脚を曲げた状態で恥ずか
しいところを見られている。しのぶは消えたいほどの羞恥心に耐えていた。
「しのぶさんのここ・・・すごく綺麗だ」
後藤の息を敏感な部分が感じ取った。
「や・・・いや・・・見ないで」
「うそ、本当は見て欲しいくせに」
「いやよ・・・みないで・・・」
「だってしのぶさんのお×××、口をぱくぱくさせて涎ながしてる」
「いやぁ」
「本当にヤラシイ・・・」
「ああああっ」
わざと下卑た単語でしのぶの羞恥心を煽ってから、後藤は秘裂に唇をあてた。
ずずずっと蜜を啜る音が大きく響いた。
「いや、いやぁっ」
後藤は指で陰唇を左右に開き、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めまわした。
「やめて、お願い、汚いから・・・いやぁ」
「汚くなんてないよ・・・いい匂い・・・すごく美味しい」
尖らせた舌が膣口へと差し入れられ、しのぶの内部を嬲る。
「はぁんっ・・・ぅん、んっ」
「すご・・・ひくひくしてる」
「ああんっ、や、いわないで」
「ここはどう?」
構って欲しそうに顔を出していた陰核を包皮から剥き出しにし、思い切り
吸い上げた。
「ひっ!ああっ・・・」
鋭い痛みにもにた快感が体を突き抜けた。思わず腰が跳ねるのを、後藤の
腕が強く抱きしめる。
「・・・もっと?」
「ひあぁっ、だめ!だめ、ごと・・・さ・・・だめっ!」
舌で抉るようにして刺激する。小さかった豆はぷくりと膨れて、弄られる
たびに赤みを増していった。
後藤は陰核を唇で挟み扱いた。しのぶの体がぶるぶると震え、極みが近い
ことを教えていた。
「しのぶさん、いきそう?」
しのぶが首を横に振る。しかしそれは快楽に浸る自分を否定するかのよう
だった。
「・・・強情だね」
じゃあ、と言うと後藤は思い切り陰核を吸い上げると同時に、二本の指を
膣口に突き立てた。
「―――――!!!」
しのぶの背が弓なりに反る。瞬間の硬直のあと、一気に脱力した。
しのぶは体の中心をはしたなく晒し、膣口に後藤の指を咥えたたまま、
潮を吹いて絶頂を迎えたのだった。
64 :
初めての夜9:2006/04/23(日) 19:39:12 ID:15eF5OXM
後藤はゆっくりと指を抜くと、蜜にまみれたそれをしのぶに見せつけるよう
に舐めあげた。上気していたしのぶの頬が更に赤くなる。目を伏せてふいと
横を向く姿を後藤は愛しいと思った。
「しのぶさん、可愛い」
熱い頬に触れるだけのキスをした。
「・・・これ」
「ん?」
しのぶが後藤の背に手を回しバスローブを引っ張った。
「しのぶさん」
「私だけこんな格好・・・いやよ」
「うん。ごめんね」
後藤がバスローブを脱ぎ捨てる。普段の猫背からは想像できない筋肉の隆起
した肩の線。厚い胸板。そして屹立する男根が見えた。
「そんなに見ないでよ。恥ずかしいじゃない」
「私が言っても聞いてくれなかったくせに」
「だってしのぶさんのここ、綺麗なんだもん」
そういって再び指を這わせる。
「あんっ」
一度頂点に達した体は、ゆっくりとした指の動きにも敏感に反応した。
「また濡れた」
「後藤さんだって・・・」
しのぶはおずおずと後藤の中心へと手を伸ばした。
「濡れてる・・・」
先走りの液の溢れた先端を指先で撫でると、後藤の咽喉からくぐもった音が
漏れた。
「惚れた女が腕の中で乱れてるのに・・・こうなるなってほうが無理」
そう言うと激しく口付けた。しのぶも応えるように舌を絡ませてくる。息が
苦しくなり、舌が痺れてくるほど互いに口腔を味わった。
しのぶの口の端から零れた唾液を追って唇を首筋に這わす。そのまま耳たぶ
を甘噛みするとビクンと震えた。
「ここも好き?」
「はっ・・・あ、ああっ」
後藤は耳の形を確認するように唇でなぞり、舌を差し入れた。しのぶの背が
ぞわりとあわ立つ。耳元に直接吹き込まれる後藤の荒い息遣いが、しのぶを
煽った。
「後藤さん・・・もう・・・」
これ以上じらさないで。
しのぶの中の『女』が音を上げた。
65 :
初めての夜10:2006/04/23(日) 19:40:59 ID:15eF5OXM
後藤は固く張り詰めた男根でしのぶの秘裂を何度かなぞると、そのまま
ゆっくりと、しのぶの体を押し開いていった。
「んんっ・・・」
しのぶが鼻を鳴らすような声を上げた。
すべてを埋めると、後藤はしのぶの体をきつく抱きしめた。互いにじっと
動かないでいるあいだも、しのぶの肉壁だけがやわやわと蠢いて後藤を刺激し
続けた。
――― たまんないよ。
後藤は心の中で白旗を掲げると、腰を激しく動かし始めた。
「やっ!はっ・・・んっ、んっ」
淫靡な水音と、後藤の腰がしのぶの尻を打つ音が響く。
初めて知るしのぶの内部を探るように、後藤は角度を変えながら抉った。
そのたびにしのぶの乳房が重たげに揺れる。
「しのぶさん、気持ちいい?」
「・・・ご、とう、さん・・・は・・・?」
目を潤ませて問い返すしのぶに、後藤は本音で答えた。
「最高に気持ちいい・・・」
蜜が白く泡立って男根にまとわりついていた。真っ赤に充血したしのぶの
秘裂と、そこを行き来する赤黒い肉杭。視覚的にも刺激されて後藤が高まって
いく。互いの快楽を更に引き出そうとするように、後藤はしのぶの狭い道を
引き抜いては突き上げた。
「あっ、あっ・・・やっん」
「ねぇ言って、気持ちいい?」
溢れる愛液も絡みつく肉壁もしのぶの快感を伝えていたが、後藤は言葉に
して欲しかった。気持ちいいと、もっと欲しいと言って欲しかった。
しのぶは自分のそんな気持ちを表すことができず、嫌嫌をするように首を
横に振る。そんな姿もしのぶらしいと思った。
後藤は密着する体に手を差し入れ、蜜に濡れた剥き出しの陰核を揺らした。
「ひあっ!」
「んっ」
その瞬間、後藤の肉茎をしのぶが強く締め付けた。
「しのぶさん、きつ・・・」
「やっ、そ・・・だめっ!!」
陰核を弄りながら、しのぶの奥を突き続ける。
後藤の体の下にあるのは、職場での凛としたしのぶではなく、男に貫かれ、
翻弄されて涙を流す淫らな女の姿だった。
限界が近いのか、しのぶの口から嬌声が止まらなくなる。
「ごと・・・さ・・・」
「しのぶ!」
しのぶの肉壁がぎゅっと収縮し、後藤を絞り上げる。後藤は跳ね上がる
しのぶの体を強く抱きしめて、その内部に射精した。
66 :
初めての夜11:2006/04/23(日) 19:44:20 ID:15eF5OXM
荒い息の音が響いて聞こえた。時折びくりと痙攣するしのぶの体を抱き
しめて、後藤はその息遣いが落ち着くのを待った。
互いの体温が心地よかった。
「・・・ごめん」
「え?」
後藤が謝罪の言葉を口にする。瞬間、しのぶが不安に陥った。
「俺、しのぶさんの中でイっちゃったから」
「・・・あ」
しのぶは突然現実に引き戻されて赤くなる。
「だってしのぶさん、俺のこと離してくれないんだもん」
「!」
しのぶが思わず後藤を睨みつける。
「・・・うそだよ」
抱きしめる後藤の腕が強くなる。
「初めてしのぶさん抱くんだもん、直接しのぶさんを感じたかった」
それに、と続ける。
「もし赤ちゃんできてもさ・・・それはそれで嬉しいし」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しのぶは何も言葉を返せず、ただ目を伏せて後藤の胸に顔を埋めた。
後藤はその頭を優しく撫でた。
「眠ろうか」
「うん」
部屋の明かりを消すと、後藤はあらためてしのぶの体を抱き寄せた。
しのぶはおとなしく後藤の腕に抱かれて目を閉じた。
目が覚めたときにどんな顔をすればいいんだろうと思いながら。
夜明けまではまだ少し時間があった。
《終》
GJです!
ごちそうさまでしたw
ふうう・・・ひさしぶりに堪能したぜ・・・
と読後の一服プカーッ
久々に名作キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!
いただきますた。
話は変わって、野明って何気なくエロいな。
72 :
久々に楽しく読んでます:2006/05/08(月) 23:27:36 ID:75rw8aD1
ここはいつ来てもいいですね〜。
個人的に「まだ恋ははじまらない」の続きが知りたいです。
saikou!
エロくないし、導入しか書いてないが、晒す場所も無いので供養に。
本当はつとむがバーディーの体で大活躍!の冒険活劇になる予定でした。
朝起きてつとむが気づいたのは、自分の体の異常だった。
短く切りそろえていた頭髪が異常に伸び、引き締まっていた胸板は大きく腫れ、股間に垂れ下がっていたアレの代わりにグロテスクな亀裂が走っていた。
鏡で念入りに自分の姿を点検する。
どうみても女性の体です。ありがとうございました。
鏡に映った女をつとむはよく知っていた。
名前はバーディー・シフォン・アルティラ。
自称銀河連邦警察の刑事で、地球に来てメーワクばかり起こしている宇宙人だ。
バーディーと初めて会ったのは半年前、受験に合格してうかれていた中三の春のことだった。
ホテル臥龍苑で廃墟探索をしていた時、あの女と宇宙テロリストの戦いに巻き込まれた俺は ―― 死んだ。
僕を殺した張本人こそがバーディーなのだった。
それからバーディーは俺の体に寄生して「二心同体」の生活が始まったのだが。
「おい宇宙船、どういうことだこれわ」
バーディーの宇宙船は船内カメラ、人間の目のような部分をせわしなく動かして沈黙している。
機械の目が泳いでいた。
しばらく沈黙を保っていた宇宙船が、やがて口を開いた。
「じつわ……」
・
・
・
「なにー!?昨日調整層に入ったときからバーディーの意識が無いー!?
なんで黙ってたんだ!?」
『申し訳ありません。このことは課長にも報告しますので……』
「そういう問題じゃないだろ!?これから俺はバーディーの体でどうやって生きていくんだよー!?」
『そんなに悲観なさらなくて大丈夫です。大丈夫だと思うのですが……』
心なし宇宙船の合成音声のトーンが下がる。
「ちょ……」
『大丈夫だといいのですが……』
ほとんど消え入りそうな声だった。
バーディースレが1000になったのに誰も次スレを立てない…
そして俺も立てるつもりは無い…
>>75 バーディースレはここと統合してたんじゃなかったけ?
一応、エロパロ板のローカルルールにもあるけど、
>スレッドは作品またはテーマ毎に1つまで。
>ただし、なりきり用に限り、作品/テーマ毎にもう1つまで立てられます。
>また、できるだけ作家/会社/シリーズ等毎にまとめましょう。
だから、無理に立てなくてもいいと思う。
>76
ごめん、漫画板のことだったんだ
あの後に次スレ(17)が無事立ちました
一週間近く書込みがないなって事で、保守(´・ω・`)
「やあ、とうとうSS投下がなくなってしまいました」
「嬉しそうに言うんじゃないっ!」
一人芝居は寂しいね…
絵板のgifと原画が可愛すぎるぞ。
バーディースレで話に上がった、
バーディーを巡っての千明vsクレドとか
クレドに犬のように突かれるバーディーとかをキボンしつつhos
84 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 21:34:49 ID:hSGErAny
地味に続いて質が高かったスレだよな
Rモノって投下していいのかな?
もちろん。お願いします
87 :
85:2006/06/05(月) 00:05:18 ID:auEw7o3s
久々に楽しく読ませて頂いておりますので、私もRものを一つ。
拙い文章で、エロも薄めなのでスルーして頂いても構いません。
「そろそろRくんの仕事が終わる頃ね。こっちも手早く片付けちゃわないと…」
金曜日の午後5時。練馬区役所に勤める大戸島さんご(20歳)は時計を見ながら呟いた。
「Rくん」と呼ばれているのは、天職である電気機械の仕事に勤めているアンドロイド、
R・田中一郎(20歳)のことである。2人は殆ど毎日のように母校、春風高校光画部の
放課後の部活で顔を合わせているのだが、毎週金曜日は2人にとって少し特別な日であ
った。
(お米、何合残ってたかなぁ…)仕事を片付けながら、さんごはRのアパートの台所に
思いを馳せる。Rの面倒見の良いさんごは卒業後頻繁にRのアパートを訪れるようになり
ここ半年ほどは、金曜日になるとさんごがRのアパートに行き、一緒にご飯を食べ、
そのまま泊まり、週末を2人でゆっくりと過ごす、そんな関係が続いていた。その関係
は2人にとって心地よいものであったが、さんごの表情にはどこか翳りがあった。
(半同棲というよりも半同居…なのよね)小さくため息をつく。
狭いアパートには煎餅布団が一組しかなく、Rはいつもさんごを布団に寝かせ、自分は
寝袋で丸まって眠るのであった。一度さんごがそれとなく布団に誘ったが「僕は寝袋の
ほうが熟睡できるんです」とあっけらかんと断られてしまった。
(あたしのこと女性として見てないのかな?)そんな思いと共に、さんごは少し寂しい
気持ちで眠りにつくのだった。
(Rくんは誰かを異性として意識することなんてあるのかしら)考えてみれば、えりか
や小夜子にまとわりつかれても顔色一つ変えずきょとんとしている。
(あたし達もこのままなのかなぁ…)ため息と共に仕事を終え、パソコンをシャットダ
ウンする。
「お先に失礼しまーす!」
「大戸島さん、お疲れ様」
屋外に出ると6月の日は大分長く、まだ充分明るい。心地よい風の中、自転車でRのア
パートへ直行した。
「お邪魔しまーす」
さんごは合鍵を使いアパートの扉を開く。
「やあ、おかえり。ご飯炊けてますよ」
Rの緊張感をそぐ声が一日の疲れを癒してくれる。
「ごめんね、今日はあたしが炊こうと思ってたのに」
「さんごが来る日だから僕も早く帰って来たんですよ」
部屋には炊き立てのご飯のいい匂いが充満している。Rがご飯をよそり、
さんごがお茶を煎れ、自分の分のお惣菜を並べる。そして小さなちゃぶ台に
向かい合って座り
「いただきま〜す!」
いつもの金曜日の夕方の光景だ。こうして食卓を囲んでいると、もう何十年も
前から一緒にいるような、そしてこれからもずっとこんな日常が続くような錯覚
を覚える。
(錯覚…なのかな?…いつかはあたし達も別々の生活を送るようになるのかな)
Rの心中はわからないが、さんごはこんな日々がずっと続くように祈りながら
Rの炊いてくれたご飯を味わっていた。
食後の洗い物を終え、お風呂に入り、布団をしく。このアパートには2人で
楽しめるような娯楽は何もない。TVもビデオもゲームもない。2人は眠る前の
ひと時をお喋りをして過ごす。大概がまぬけで不毛な会話なのだが、さんごは
この時間が好きだった。
「Rくんは相変わらず学生服で出勤してるの?」
「あい。職場では上から作業着を重ねて着てますがね」
「あはは、何も言われないの?」
「みんな僕の姿を見て学生だと思ってるみたいです。だからお米で作ったお酒を
飲ませてくれないんですよ」
Rは不満そうに口を尖らせる。
「Rくんはアルコール飲んじゃだめっ。酒乱なんだから」
「残念ですねぇ」
さんごはRのアパートに着替えとパジャマを何着か置いてあるが、Rのクロー
ゼットの中に吊るしてあるのは全て学生服だ。今この時もさんごはパジャマ、R
は学生服姿とまことにちぐはぐな2人である。
「ねえ、どうしてRくんは学生服を脱ぐのを嫌がっているのかな?」
さんごはかねがね抱いていた疑問を口にしてみた。Rはしばらく眉間にしわを
よせ、う〜むと考えているようだったが、やがてにぱぁっと笑うと、得意そうに
話始めた。
「実は昔お父さんに言われたんですけどね、『よいかR28号!その学生服は自ら
が妻と決めた女性の前でしか脱いではならんぞ!日本男児たるもの、そのくらい
の慎みが必要である!』とこういう訳で」
さんごはくらぁっと眩暈を感じ額を手で押さえる。
(成原博士ってばどーでもいーことばっかり教えるんだから!なーにが日本男児よ)
「でも……さんご……ら…いかな…」
その時Rは小さな声でぼそりと呟いたのだが、気が遠くなっていたさんごの耳には
よく届かなかった。
「ん?何?ごめん、聞いてなかった。もう1回言って」
「に、2回も言わせるんですか?」Rにしては珍しく動揺しているようだ。
「ごめん、よく聞こえなかったの」
「だ、だから…さんごだったら、いいかなって…」
「なにが?」
きょとんと呆けているさんご。
「さんごの前でなら、脱いでもいいかなって言ったんですよ!」
Rは大いに赤面して、しかしきっぱりと言った。
「え?そ、それってどういう意味?」
「こういう意味ですよ」
うろたえるさんごの唇にRは静かに唇を重ねた。
GJGJ!!!続きはないですか!?
85さんGJ!
続きワクテカで待ってます。
Rモノ大好物です(・∀・)ノシGJGJ!
(え、…今のって…プロポーズ??)
放心しているさんごにもう一度Rの唇が触れる。確かめるように、ゆっくりと。
ふっと我に返るさんご。
「ス、ストップ!Rくん、ま、待って、ちょっと待って!」
「僕はもう随分待ちましたよ」
Rはさんごをそのまま布団の上に押し沈める。
「あ、あ〜るくん…、今までこっちの布団に来たことなんてなかったじゃない!
あたしが誘っても…」
「さんごと同じ布団だと、僕が眠れなくなるじゃないですか」
Rの右手が優しくさんごの前髪を掻き上げ、頬に触れる。
「でも、今夜こそ………一緒に眠らせてくださいね」
じっとさんごの瞳を覗き込むR。
「僕が嫌いですか?」
「…好きよ」
自分でも驚くほど自然に口をついて出てきた言葉。
「僕もさんごが好きですよ。いつも週末が楽しみだったんです。でもさんごは
誰にでも優しいでしょう?本当は僕だけのさんごにしたかったんです」
Rは目を逸らさない。だからさんごも逸らすわけにはいかない。
「僕を、受け入れてください」
「あ、Rくん…」
さんごは目を閉じ、以外に広いRの背中をきゅっと抱きしめた。
Rはさんごのパジャマのボタンを一つずつ外していく。
(し、しまった。寝るつもりだったからブラしてなかった!)
さんごの焦りも虚しく、小さな膨らみは蛍光灯の下に露わになった。
「Rくん、電気消して!恥ずかしいっ」
さんごは慌てて両手で胸元を隠す。
「消したら見えなくなっちゃうじゃないですか」
「見えなくていいの!」
「ダメです」
Rはきっぱりと答え、さんごの両手を掴む。
「いやいやっ!せめてルームライトにして」
「ルームライト」というのは、この部屋に何故か転がっている電気式の行灯の
ことである。
「わかりましたよ…」
Rは残念そうに呟くと蛍光灯を消し、代わりに行灯を点けた。ぼんやりした
光が室内に広がり、さんごの白い肌を浮き上がらせる。
「やあ、これもなかなかいいですねぇ」
Rはさんごの両手を胸元から遠ざけると、襟元を大きく開き、柔らかそうな膨
らみにそっと手を添えた。
「んっ!」
さんごの身体がぴくっと震える。
「柔らかい…」
Rは呟くとやわやわと揉み始めた。薄いピンク色の蕾が隆起してくる。そっと
口に含み、舌で掬いあげた。
「はうぅ、あ、Rくん、や、やめてぇ」
「…嫌ですか?」
「なんか、変なカンジなの…」
Rは今度は両手で両方の乳首をくるくるとこね回してみる。
「あ、あん、んんっ、あ、Rくんってばちょっと…!」
「さんご、可愛いですよ」
嬉しそうにいいながら止めようとしないR。
「いっ…意地悪だよっ」
さんごはRの肩を掴み、後退した。Rは追いかけるように前進してパジャマの
ボタンを全部外し上衣を脱がせた。
「やぁっ、あ、Rくんも脱いでよ。あたしばっかり、ずるいよ」
「それもそうですね、では」
Rはようやくさんごを解放し、自らの学生服とワイシャツを脱ぎ始めた。
(ふうん、普通の男の子と変わらないんだなぁ、ん?)
Rの裸体をしげしげと見つめていたさんごは、Rの胸元にある小さな亀裂に気付
いた。
(あ、なるほど。あそこからコンセントとか取り出してるんだ)
呑気に感心してしまう。
「これでいいですか?では」
「え?…きゃっ」
再びRが覆い被さって来たので、さんごはつい悲鳴をあげてしまった。
「怖がらないで下さい…僕がしているのは悪いことですか?」
「わ、悪くないけど、あたしばっかりドキドキして…Rくんは慣れてるみたい」
「僕だって初めてで…ドキドキしてますよ、ほら」
Rはさんごを強く抱きしめた。密着したRの胸板の向こう側から激しいモーター
の振動が伝わってくる。
(そっか、Rくんもドキドキしてるんだ)
お互いの鼓動が重なり合い、一体感を感じて少し安心したさんごだった。
Rの唇が額、目蓋、頬と優しく触れ、徐々にさんごの心身の緊張を解いていく。
再び唇と唇が触れ合った時、さんごは躊躇いがちに舌で応えた。待っていたよう
にRの舌が深く差し入れられる。絡み合う舌。お互いの一部を交換しあうような、
深いキス。静かに唇を離すと、未練の糸をすっとひいた。そのままRはさんごの
首筋を強く吸う。自分の痕跡を残すように。同時にパジャマのズボンを脱がせよう
とした。今度はさんごのほうからするりと脚を抜いた。
Rの長い指がショーツの中に滑り込み、遠慮がちにそっと秘所に触れる。その
もどかしさが却ってさんごの熱を呼び起こした。
「んん…」
さんごの口から吐息が漏れる。Rは探るように指を動かし、小さな突起を見つけ
ると軽く摘んだ。
「ひぅっ…ああっ…ん」
強弱をつけて何度も摘んでは離すR。
「ああっ、あ〜るくんっ」
「なんですか?」
「はぁ、…Rくんって女の子の身体に詳しいの?」
「まさか。詳しくないですよ?どうして?」
「だって、なんか、すごく…巧いっていうか…」
「だって、こうすると」
「きゃん!」
「さんごがすごく嬉しそうだから…」
「…え、あ、あたし、嬉しそう…かな?」
かあっと赤面して両手で顔を覆うさんご。
「さんごが嬉しいと僕も嬉しいんです、それに…」
Rは肉芽を中指で軽く擦り上げた。
「あっ、ああん…やぁぁ…ん」
「さんごの声、すごく可愛い」
Rは充分に蜜の溢れている亀裂に、ゆっくりと指を侵入させた。中は温かく、
時折締め付けるようにぴくぴくと動いている。Rにとってそれは指では物足りない
刺激であった。
「さんご…あの…僕、その…僕が入ってもいいですか?」
Rの言葉にわずかに緊張が走るさんごだったが、もっと強く繋がりたいという願い
がRと同じだとわかり、少しずつ脚を開いた。
さんごの濡れた花弁にRの硬い先端がくちゅっと押し当たる。
「…さんご、もう少し力を抜いて」
「は、入らない?」
「んっ、もう少し…いいですか入れますよ?」
そのままRは腰を落とした。
「い、痛っ」
「ああ、痛いですか!ごめんなさい。やめますか?」
「…ううん、大丈夫。つ、続けて」
さんごは気丈に微笑んでみせるが、目には涙が滲んでいた。
「さんごが辛いことはしたくないんです」
「違うの。あたしもRくんと一つになりたいの。辛いわけじゃないの」
「ありがとう。じゃあ、少しだけ我慢してください。辛かったらすぐやめますから」
Rはゆっくりと腰を使い始めた。その度にさんごは身体を裂かれるような熱い
刺激に翻弄される。だが、次第に慣れてきて目を開ける余裕が出てきた。
目の前のRは眉間にしわを寄せ、汗を浮かべ一所懸命な表情をしている。
(…Rくん、苦しそうだな)
さんごはぼんやりとした頭で考えた。
「Rくん、苦しいの?」
「え?僕、僕は…き、気持ちいいです。こんな感覚、初めてなんです、あう…」
Rは腰を動かしながら、さんごの乳首に吸いついた。
「あんっ…あっ、ど、どうしたのRくん?」
「さんごにも気持ちよくなってもらいたくて」
そういいながら乳首を舌で丹念にこねくり回す。片手では肉芽を摘み、円を描く
ように小さく動かしてみる。
「あっあっ、ああ〜!」
さんごは大きく上体を反らせて悲鳴に近い声をあげた。同時にRの動きが激しく
なってきた。
「あぅ、あぅ、さん…ご、好き、大好きですよ。うぅっ」
「あっ、あ〜るくん、あ〜るくん、んんっ」
さんごの身体の奥から、嘗て経験のないむず痒いような快感がうまれ、背筋を
電流のような感覚が走った。同時にRもぐいっと上体を反らせ、ぴくぴくと痙攣
した。
さんごが目を覚ますと、もう部屋には朝日が差し込んでいた。時計を見ると
午前8時30分。いつもの土曜日の朝と同じ。違うのは隣でRが腕枕をしてくれて
いること。さんごは腕を伸ばし、もう役に立たなくなっている行灯のスイッチを
切った。それから熟睡しているRの寝顔をしばらく眺めた。とても温かだった。心
も身体も。初めて迎える満たされた朝。Rを起こさないようにそっと頬にキスをす
る。途端、低電圧のはずのアンドロイドはパチッと覚醒してしまった。
「あ…っと、おはよRくん」
「おはやう、さんご」
「なによ、今朝は寝起きいいじゃない」
照れ隠しのように目を逸らすさんご。
「昨日は熟睡できましたからね」
ちょっと赤面しながら答えるR。
「じゃあ、これからも朝は一度で起きてよね」
「ええ、毎週こうやって起こしてくれるなら」
Rはさんごをくいっと引き寄せ、頬にキスをした。
<<おわり>>
99 :
85:2006/06/06(火) 15:40:17 ID:5TQMQrj/
ああ〜っ、誤字が、文章が。
とんでもなくお目汚しでした。
読んで頂いた方に感謝です。
心おきなくROMに戻れます。
パジャマと学生服という取り合わせにグッときてしまった。
GJです!
続きキター!
ほのぼの甘々でGJでした。
Rは天然責めな所がいいよね。
ごちになりました。
エロないんですが、季節ネタということで。
紫陽花。
「あら?どうしたのこれ」
「ビニールハウスのそばに咲いてたの見つけてさ」
「いやだ、手折ってきたの?」
「だって綺麗だったんだもん。花盗人に罪はなし、だよ」
「勝手ね。でも本当、綺麗」
「なんか隊長室が華やかになるよねぇ」
「ごめんなさいね、華がなくて」
「そういう意味じゃなくてさぁ」
「はいはい」
「ねぇ、しのぶさん。紫陽花の花言葉って知ってる?」
「さぁ・・・色が変わるから移り気とかじゃなかったかしら」
「はずれ」
「後藤さん知ってるの?」
「知ってるよ。知りたい?」
「別に。後藤さんが言いたいんじゃないの?」
「辛抱強い愛情」
「・・・」
「本当だよ」
「後藤さんが言うと嘘くさいのよね」
「ひどいなぁ」
「日頃の行いでしょう」
「・・・俺みたいだと思わない?」
「え?何か言った?」
「いいえ。何も」
「いやね、気持ちわるいわ」
「しのぶさん、今夜のご予定は?」
「何よ、唐突に」
「だってさぁ、ここ暫く二人きりの時間なんてなかったでしょ」
「それは・・・仕方ないでしょう、仕事なんだから」
「うん、だからさ」
「だから・・・何よ」
「・・・・・・」
「なぁに、紫陽花指差して」
「しのぶさん、紫陽花って字書ける?」
「それくらい書けるわよ。紫に太陽の陽に花でしょう」
「今夜、どう?」
「え?」
「・・・」
「・・・」
「しようか?」
「・・・っ!後藤さんのばか!この花は下げさせて貰います!」
「えー、そんなぁ。花に罪はないでしょう?」
「さっきと言ってることが違うようだけど!?」
「紫陽花ってほかにも花言葉があるんだよね」
「もうくだらないことは聞かないわよ」
「元気な女性」
「!!」
「しのぶさん、かわいい。紫陽花みたいに表情が変わる」
「もう、知りません!」
「・・・あらら、出てっちゃった。ほんと元気な人だなぁ。
紫陽花の映せる薄紅 この花の 藍一色にならん日や何時
しのぶさん・・・いつか少しは慣れてくれるかなぁ」
- 終 -
GJ!
可愛い季節ネタご馳走様でした。
バーディー期待ほす
106 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:42:38 ID:2BN9ao9F
絵かき板が見られない???
107 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 23:45:26 ID:2BN9ao9F
あ、荒らされたのか?
絵描き板、なんかアダルトな広告書き込みが沢山あったよ…
管理人さんいるのかな。削除出来るかな?
109 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:56:48 ID:9fElUUyG
絵描き板にアップしたいけど、できない雰囲気だな…
上げてしまった…すみません
質問なんですが、話題になってる絵描き板ってどこでしょう?
お絵描き板にゆうきのスレとかが見当たらなかったので…
ログ倉庫に絵描き板があります
>3を見たらわかるよ
下の方のyour request is の次のアドレスをクリック
ありがとうございます。
確かに広告だらけだね…
最初、行く所を間違えたかと思った。
んで、絵描きさんはやっぱアプしないのかな
保守
保守がてら書き込みます。
後藤さんとしのぶさんです。
こんなの後藤隊長じゃないと思われた方ごめんなさい。後藤隊長難しいです。
興味のない方はスルーしてください。
『朝顔』
「しのぶさんさぁ、今度の土曜日ひま?」
「・・・予定がなくてもつい、暇じゃないって答えたくなるような聞き方ね」
「やだなぁ。他意はありませんって」
「特別予定は入れてないけれど。なにかしら」
「朝顔市行かない?」
「え?」
「入谷のさ、朝顔市。鬼子母神行ったことある?」
「・・・いいえ」
「だったら一緒に行こうよ」
「やだ、そんなに顔しないでよ」
思わず口をぽかんとさせたまま固まってしまった俺に、しのぶさんはそう言った。
待ち合わせたのは、日比谷線入谷駅の改札口。後藤さん、と声を掛けられて目を
やれば、藍色の浴衣に白い帯の涼しげな姿でしのぶさんがいた。髪が結い上げられて
いるので、うなじが艶かしく映る。
思わずまじまじと見てしまう。
「・・・やっぱり洋服にすればよかった・・・」
「なんで?よく似合ってるよ」
本当に?と問いたげな上目遣い。本人は無自覚でやっているだろうけれど、
可愛くてしかたない。
「どんどん混むからさ、早いとこ見に行こう」
腰に手をやろうと見れば、帯結びには団扇が挿してあった。風流この上ない。
俺は鼻の下を伸ばしながらしのぶさんと歩き出した。
朝顔市は朝に限る。当然だが、その時間帯が一番花が綺麗だ。
下町の夏の風物詩を好きなひとと歩けるのだから、気分のいいことこの上ない。
「かわいいわねぇ」
しのぶさんは、色とりどりの朝顔を眺めながら、時折足を止めてハチドリのように
花を覗き込んでいる。
「朝顔って切花で売っているでもないし、小学校の教材みたいなイメージが
強かったけど、こうしてみると随分味わいがあるものね」
確かに。珍しいわけじゃないけど、意外と普段見かけない花ではあるように思う。
だからといってそんなに飽きず魅入るなんて、感覚の違いだろうか。
「これなんて、綺麗な色」
これだけあると、どれが綺麗なんて俺には判別不可能な色の洪水のなか、
しのぶさんは桃色の朝顔の前にしゃがみこんだ。花に微笑むしのぶさんの姿に、俺も
微笑んでしまう。
「おねえさん、これ頂戴」
俺はその鉢を指差して、売り子に声を掛けた。
「後藤さん!」
あわてて立ち上がるしのぶさんの声を無視してお金を払い、ビニール袋に入れられた
鉢植えを受け取る。
「毎度ぉ」
涼やかな声を背に歩き出すと、若干遅れてしのぶさんが追ってくる。
「これ、しのぶさんにお土産。今日付き合ってくれたお礼ね」
少し袋を上げて見せる。案の定しのぶさんは困った顔をしていた。
「後藤さんったら。悪いわよ、そんな」
「いいんだって。女の子にプレゼントを買うなんて、なかなかないんだから」
鼻歌まじりで袋をぶら下げていると、横に並んだしのぶさんが小さな声でありがとう
と囁いた。
ちらと見てみると、俯き加減のせいで衣文の刳りがよく覗けた。白いうなじに
幾筋かの後れ毛。可愛い人だと思う以上に、色っぽいなぁと思う。
――― 舐めたい。
そのうなじに舌を這わせ、仰け反る咽喉に喰らいついて、浴衣のあわせを押し広げ、
その下の柔らかな膨らみを手の平で歪ませたい。
藍色の浴衣と白い肌は美しいコントラストを描くだろう。
「後藤さん?」
心を読まれたわけではないのに、ドキッとしてヨコシマな妄想から引き戻される。
「あー、ごめん。しのぶさん歩き疲れてない?少しどこかで休もうか」
「うん、まだ大丈夫よ。後藤さんに任せるわ」
そうですか。じゃあ人のあまりいなさそうなところで休もうかな。
俺は心当たりをつけてしのぶさんの手を取って歩き出した。
「こんなところよく知ってるのね」
あれだけの人がいたのに、まったく人気のない空間。いつもの落ち着いた空気を
感じさせる場所だった。
「そりゃあ・・・だって、子供のときの遊び場だもん」
きょとん、とした顔で俺を見たしのぶさんは、次の瞬間合点がいったようだ。
「そうか、入谷・・・やだ私、今やっと気がついたわ」
「ひどいなぁ。ちゃんと覚えててくれなくちゃ」
台東区入谷。俺の出身地。しのぶさんは知っていたにもかかわらず、今回の朝顔市
とは全くリンクしていなかったようだ。
「ちゃんと覚えているわよ。でも全然思い浮かばなかったわ」
後藤さんの・・・と呟くと、しのぶはあたりをゆっくり見回した。
「小さい頃の後藤さんなんて想像つかないけど、ここで遊んだのね」
なんだか不思議ね、と続けるしのぶに、俺は「ひどいなぁ」と返す。
「俺だって赤ん坊のときも小学生のときもあるんだからさぁ」
「そりゃそうだけど、想像できないんだもの」
しのぶさんはくすくす笑う。
「そんなふうに人のこと馬鹿にしてると、実家に連れてっちゃうよ?」
「え?」
空気が固まる。急に全身で緊張しているのが感じ取れた。
ああ、本当に可愛い。
何気なく言った言葉だったが、かぁっと赤くなるしのぶさんに、ついつい意地悪が
頭をもたげてくるじゃないか。
「来る?俺の実家」
「だって、そんな・・・」
「嫌?」
顔を覗き込むと、しのぶさんは頬を紅潮させ眉を八の字にして困っている。
「ねぇ」
「後藤さんの意地悪」
「今頃知ったの?」
「そんなの」
前から知っていた、そう言おうとしていたのだろう。だけど俺はその唇を唇で塞ぎ
最後まで言わせなかった。
鉢を持つのを口実にしのぶさんを家まで送ったのは、まだ明るい17時くらいだった。
彼女の母親は買い物にでも出たのか不在だった。
俺を客間に通したあと奥に引っ込んだしのぶさんは、冷たい麦茶を持ってきてくれた。
「はい、どうぞ」
そう言って座卓に置く。和室、畳、座布団・・・浴衣のしのぶさん。絶妙な取り合わ
せを楽しみながら麦茶をいただく。
しのぶさんは手を背中にまわして団扇を取り、俺に差し出した。
「クーラー効くまでこれで我慢しててください」
そういうと立ち上がって部屋を出て行こうとする。
「どこ行くの?」
俺が聞くと襖を開く手を止めて
「着替えてこようと思って」
そういった。
「もったいないよ、もうしばらくそのままでいたらどう?」
「だって着てるほうは涼しい格好じゃないのよ。汗もかくし」
「でも折角綺麗なんだからさ。いいじゃないもう少し」
しのぶさんは困ったような顔をしていた。俺は駄目押しするように「ね」と言うと、
もう・・・なんて言いながらも側に戻ってきてくれた。
「ねぇ、後藤さん。どうして今日誘ってくれたの?」
「うん?」
「朝顔市。入谷を案内したかったの?」
男にありがちな、好きな人に自分のテリトリーを案内したがる気持ちは、特別
不思議な感情とは思わない。けれど俺の場合はちょっと違った気がした。
どちらかといえば。
「いっぱいの花に囲まれたしのぶさんを見てみたかったのかなぁ」
「なぁに、それ」
「綺麗だろうなぁって思ったからさ」
畳についた彼女の手を取る。浴衣の袖が下がり、ひじまであらわになる。その白さが
まぶしく映った。
「まさか浴衣で来てくれるとは思わなかったから、嬉しい誤算だったよ」
取った手の指先に口付ける。しのぶさんが反射的に手を引こうとするのを許さないで
そのまま指の一本一本に舌を這わせた。
「ちょっと後藤さん」
「あんまり綺麗で」
手を強く引くとしのぶさんが体を崩す。俺は巻き込むようにして、その体を背中から
抱きしめた。腕の中にすっぽりと納まった体。
「ずっと欲しくてたまらなかった」
目の前のうなじに唇を落とすと、しのぶさんの体がびくんとこわばった。かすかな
汗の匂いまでが俺をあおるようだった。
浴衣の脇、身八つ口から両手をしのばせる。
「ちょっと・・・後藤さん!」
「ん?」
きっちりと着付けられた浴衣の中で、両手が下着をつけていない乳房を包み込む。
こねるように柔らかな感触を楽しんでいると、乳房の先に身を潜めるようにしていた
ものが手の平に当たった。
「あっ」
指先でくすぐるようにすると、それは途端に主張するように固くなる。そこが弱い
しのぶさんは身を丸めるようにかがめて耐えていた。
浴衣で身を振るわせる姿を見ていると、なんだか女中を手篭めにする悪代官のような
気になってくるじゃないか。
布地越しに見える、胸を揉みしだく手の動きがやけに淫靡に感じる。俯いたしのぶさん
が身をよじらせるたびに裾が乱れていくが、本人は気づいているだろうか。
身八つ口から抜いた両手を衿元にかけて、後ろから思い切り開く。しのぶさんがあっと
声をたてた。藍色の浴衣からふるんと現れた二つの乳房を、下から掬い上げるようにして
揉む。すでに尖っている乳首を爪先で刻むと、しのぶさんは嫌嫌をするように首を振った。
俺は左手を裾のあわせへと忍ばせていった。瞬間内腿が強く閉じられるが、目標地点を
目指す指の動きを止めることはできなかった。
「しのぶさん・・・」
うつむいたしのぶは真っ赤な顔をしていた。俺の腰をざわりとしたものが駆け上る。
這わせた指先は、柔らかな茂みに触れていた。
「・・・こんないやらしい格好で外歩いてたの?」
急に咽喉が渇いた気がした。赤く染まった耳元で問いかける自分の声が掠れていた。
「だって・・・」
泣きそうな声。和装をたしなむからこそこうなったんだろう。それは分かってるけど。
這わせた指先でしのぶさんの秘所を撫で上げる。閉じられていたところから蜜が
零れだした。そのまま指を中へと差し込んでかきまわすと、思いがけないほど大きく
水音が響く。
「ああ、凄いね。もうこんなに濡れて」
俺の胸に背中を預けて、でも快楽に身をゆだねるには理性が強すぎて。その胸元は
大きくはだけ、乳房が揺れている。足元は裾が腰のところまで広がり、俺の手を挟み
込んだ脚の付け根で陰毛が濡れて光っていた。全裸よりも余程淫らな格好だった。
そして、それはしのぶさんの目にも映っているはずだった。
指を抜き、紅を引くようにしのぶさんの唇をなぞった。
「いや」
自分の蜜が唇に塗布されることへの拒絶を示す。俺はしのぶさんを抱き込んで、その
唇を貪った。舌で指の跡をなぞると、しのぶさんの味がした。
顔を離すと、潤んだ瞳のしのぶさんと視線が絡む。頬は紅潮して薄く開かれた唇は
切なげな吐息を漏らしていた。羞恥と情欲に彩られた女の顔。
もう我慢できない。
俺はスラックスのベルトとファスナーを下ろし、自分のイチモツをつかみ出すと、
向かい合わせにしのぶさんを跨らせた。
「やっ、後藤さん!」
抵抗の言葉を聞かず、ひと息にそのぬめりを突き刺した。
「ああっ!」
しのぶさんが背中を反らす。反動で浴衣からこぼれている乳房がぶると振られた。
その頂点で色づく乳首に歯を立てと、しのぶさんの体が逃げようとする。それを許さず、
柔らかな尻を掴んで引き下ろす。
「いや、いや、こんな格好」
往生際悪く、俺の胸に手をついて体を引き剥がそうとする。
「ごと・・・んんっ」
うるさいその唇をふさいで、内部を舌で犯した。そのあいだにも腰を突き上げて
しのぶさんを貫く。ぐちゅ、ぐちゅ、と水音が響く。
「ね・・・こんなに音たててるのに・・・ホントに、嫌なの?」
そう訊ねた途端、俺を包む肉壁がきゅうと収縮した。その内部の反応を耳元で囁くと
彼女の目じりから涙が零れた。
「もっと・・・乱れていいよ。もっとしのぶさんのイヤラシイ姿見せて」
しのぶさんが天を仰ぐ。俺は彼女を鋭く突き続ける。
「っ・・・あああ」
絞るような声をあげて極みに達したしのぶさんの体が、後ろに倒れていくのを抱き
しめながら、俺はそのまま彼女を組み敷いた。
「や、ごと・・・さ・・・」
細い足首を掴み、持ち上げながら思い切り脚を広げさせる。俺を咥え込んでいる
秘裂は溢れる愛液にずぶ濡れだ。
達した彼女を突き続けると、しのぶさんが身を捩じらせて逃げる。
「だめ・・・後藤さん、帯が、痛いの」
どうやら帯の結び目が背に当たっていたらしい。
「ごめん、気づかなくて」
「えっ!?」
俺は一旦自身を引き抜くと、しのぶさんの体をひっくり返した。背を落とし、
浴衣の裾を腰まで捲り上げて尻を高く上げさせる。
「やっ!」
俺に向けられた白い尻を掴むと、再び奥まで一気に挿れた。
「あああっ」
しのぶさんが悲鳴を上げる。
「いやっ、ごとうさん、やめて、いや、いや」
そう言われてもやめられる訳がない。
尻を打つ音と、しのぶさんの膣口で奏でられる音と、俺としのぶさんの荒い息と。
聴覚で興奮しながら目の前で息づく窄まりに指を伸ばす。白く泡立った蜜を掬うと
そのまま後ろへ指を突き入れた。
「やああああっ」
「!!」
瞬間、前も後ろももの凄い力で締め付けられる。俺は射精感をなんとかこらえた。
「や、後藤さん、抜いて、ぬいてぇ」
皮膚越しに俺のが埋まっているのを指が感じている。しのぶさんの内側を占める
自分に満足を覚えた俺は、後ろの指はそのままで、腰の動きを激しくした。
「だめ、だめ、だめぇっ」
しのぶさんが泣き声で訴える。だがそれも、俺にはもっととねだる声にしか
聞こえなかった。
突き破る勢いで激しく腰を打ち付ける。獣のような繋がりの中、しのぶさんの体が
硬直する。
「っ・・・くっ 、いくぅ・・・」
腰を高く上げて、それでも背を反らせ、しのぶさんが再び頂点へと駆け上った。
俺はその痙攣する膣壁に叩きつけるように射精した。
繋がりを解くと、しのぶさんは崩れるように横たわった。
胸元ははだけ、後ろは背の半ばまで衣文が抜けており、裾は帯までまくれて尻が
丸見えだ。綺麗に結い上げられていた髪も乱れて、凄惨な美しさを醸しだしている。
俺はもったいないと思いながらも浴衣の裾を直し、胸元を隠してからしのぶさんを
抱きしめた。
「・・・後藤さんの意地悪」
息の整ったしのぶさんは顔を真っ赤にして、ぷいと横を向いてしまった。
「だってさぁ、しのぶさんが悪いんだよ?」
「どうしてよ」
「浴衣だけでもアレなのに・・・」
「だから・・・それは・・・」
「・・・もしかして誘ってた?」
「違います!」
「それなら直接言ってくれればいいのに」
「違うったら」
「・・・俺が欲しかったの?」
「・・・!!」
「外で、したかった?」
「後藤さんのばか!」
どうして怒らせると分かってて言ってしまうのだろう。だがその答えは簡単だ。
可愛くて面白いから。そう、彼女に咎があるのだ。
俺はしのぶさんのこめかみに唇を落としながら告げる。
「その鉢、見るたびに思い出してね」
しのぶさんは打たれたような顔をして座卓の上の朝顔の鉢を見た。
それは呪いに近い言葉。まじめな彼女は本当にこの鉢を見るたびに今日の交わりを
思い出すだろう。俺は心底楽しくなった。
「大丈夫だよ。花は閉じてしまっているから、淫らな姿は見られてないよ」
そう言いながらしのぶさんの体を抱く腕を強くする。
「もう知らない!」
逃げだそうと身を捩じらせる姿に笑みをこぼしながら、頭の中ではあの埋立地に
朝顔の種を撒くことを考えていた。
花に囲まれたしのぶさんが見たい。
来年は色とりどりの朝顔の中、ひときわ赤い顔をしたしのぶさんを見られるに
違いない。
日が落ちて花が閉じたら、そこで裸にして抱くのも悪くない。
想像してみると、それはこの上なく美しい光景に思えたのだった。
−終−
ちなみに、今年の朝顔市は先週終わっちゃってます。
お目汚し失礼しました。
いやいや謙遜はよして下さいGJ。
124 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 00:36:22 ID:p9TAfXdy
良かったです、堪能しました。
次は、南雲と熊耳と野明が、後藤の愛を求めて競ううちに理性を無くし、自分の愛の深さを示そうと後藤が困惑するほどに自らを貶めて行く。
とゆう様な話をお願いします。
エロスの中にも雅な日本の夏が織り込まれていて萌え
しのぶさんは和服が似合う
とりあえず来年の朝顔市は行きます
GJ、ごと×しのに目覚めそうです
GJGJ!おなじく大人の二人に転びそうです。良いな!
素敵杉GJ!
流れ豚ギリでスマソ
太田×香貫花はよくみるが
太田×熊耳というのはもしかして極寒?
…今一番気に入っている二人なんだが
個人的には、熊耳さんは年上にしかひかれない人だと思う。
けど、他人を気にしながら萌える必要なし。萌えるもんは萌えれ。
自分は
太田×熊耳はよくみるが
太田×香貫花はみないのでもしかして極寒?
…と思ってたんだが。
ひろみちゃんと女性伽羅を書いてくれる方はいないかな。
二課で一番好きな野郎キャラなんよ。
あぁ熊耳さんってファザコンぽいっていうか、父親がリチャードそっくりだったもんなぁ。
なんつーか、ひろみちゃんは二課の面々とくっつくより「故郷の彼女と遠距離恋愛(しかも電話じゃなく手紙メイン)」
って感じがして、エロ有りのSSにしづらい希ガス。
や、二課の野郎キャラの中ではかなり好きだから余計に・・・ね。
沿岸警備命令のシチュエーションなんてどう?
ひろみちゃんの背中で気がついた武雄が、汗というか男の臭いにあてられて
おぶっている女性を絶対に放り出せないひろみちゃんの性格を逆手にとり
背中に胸を押し付けたり、耳に熱い息をかけたり、腰のあたりにグリグリと…
挑発に耐えられなくなったひろみちゃんは岩場へGO!
137 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 22:33:56 ID:00Lotnrf
保守〜
すんません、質問
最近ごとしのにハマって虹サイトめぐってるんだけど、
サイトによって年の差が10近くから一回り以上までバラバラなのは何故?
公式には決まってないの?
押井たんがパトゲームの企画書に、後藤(42)しのぶ(33)と書いていた事はあるけど、
正式な設定は無いと思う。
自分的には、ギリギリ10離れてないこの押井設定が一番しっくり来るので、
これに準じてます。
141 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 13:28:21 ID:lG/7Eq32
香貫花と熊耳のシチュが全くといっていいほど無い!
香貫花に続いて内海課長もですか…
ただただ心からご冥福をお祈りいたします。
>142
あれだけバカウケして聞いていた「あ〜る」も「ガルディーン」も、違う涙が出てきてしまいそうだ…
145 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 00:14:32 ID:2vCupuM+
Rくんの時も泣きましたが、内海課長までも…。
心よりご冥福をお祈り致します。
塩沢さんの時もホントにショックだったな
何度もドラマCD聴いて泣いたっけ
そういえば鰯水って鈴置さんでしたよね?
保守
保守
149 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:02:19 ID:KRToysYw
内海課長の追悼SS誰か書いてくれんかな〜。
はじめまして。久々に読み返してみてさんご×Rを衝動的に。
「Rくんってさ……」
大戸島さんごがなんとなくR・田中一郎に声を掛ける。
「んむ?」
部室にはたまたま誰もいなくさんごとRだけであった。
「おちんちんとかついてるの?」
興味本位でたわば先輩が居たらどなりそうな質問をする。
学生服の下は学生服だしそういう器官はないのかなと思ってしまう。
「ふっふっふっふ」
得意げに笑うR。
「ここだけの話なんですが……ついてます」
後半は耳打ちするようにさんごに告白する。
「うぷぷ。そうなんだ? でもRくんってトイレとか行かないよね?」
「行かなくてもアンドロイドですから」
「ほへーよくできてるんだねー」
「よくできてるんです」
「じゃさじゃさ、ちょっと見せて♪」
「えぇ? そんなの恥ずかしいじゃないですか」
困ったような顔をする。まぁいつでも困り顔が多いRではあるのだが。
このときばかりは少し顔を赤らめて困っていた。
「いいじゃない。Rくんは私の裸みたことあるんだから不公平だと思うな」
「うーん。それを言われると……」
「早く早く。他の人来ちゃうじゃない」
「しょうがないですねぇ……」
そういうとおずおずとファスナーを下ろす。まだ勃起してないそれが現れる。
「おーリアルー」
「恥ずかしいですよ…もういいですか?」
しまおうとするRを静止する。
「待ってよ。大きくなるの?」
「それはまぁ……」
「見たい見たい♪」
「えー?」
「触ったら大きくなるかな?」
「そんな……あ…」
さんごの手がRのペニスを優しく撫でる。その刺激でか、
そうされると大きくなると言う知識でかさんごの手の中でむくむくと大きくなりはじめる。
「あ……大きくなってきた♪」
嬉しそうに言うと今度は半勃起状態のそれを握るように手の位置を変えた。
徐々に固くなる屹立はついには天をにらむように反り返った。
「すごーい。本物みたい」
「さんごは本物見たことあるんですか?」
「いやないけど……」
恥ずかしそうに答える。本物みたいとは知識として知ってる程度であった。
「精液とかでるのかな?」
「さぁ試したことはないので……」
風邪の時を思い出す。あのときは鼻から鼻水ではなくダイオードが出てきていた。
今回も先からそれに近い物が出るのだろうか。
さんごの好奇心がむくむくと鎌首をもたげる。
「んふふふ♪」
「あぁ! そんなっ!?」
さんごが嬉しそうに勃起したRのソレをしごきはじめる。それにあわせてRの態度が変わる。
痛みの時とは違ってどうやら知識でしってる感覚ではないようだ。
お米を食べてる時のような素のリアクションに思える。
「Rくん気持ちいい?」
しごきながら尋ねてみる。
「なんだか……ドキドキします」
そう言って顔を赤らめる。さんごの方も自分がやってる行為にさんご自信も興奮してきて
さらに熱っぽくしごきたてながらRのペニスと表情を交互に見つめる。
「あっ!?」
Rのうめきと共に鈴口部から汁がにじんでくる。
「部品じゃなくてオツユでてきた……」
半分意外そうにつぶやく。
「舐めても大丈夫かな……ぺろ……」
「そんな汚いですよ…」
「汚いってRくんおしっこしないじゃない」
「………そうでした」
「だから汚くないよ。あむ……」
そう言うとさんご屹立をくわえこんで裏筋に舌をあてがう。
「あむ…ちゅ……ちゅぷ……れろ……」
初めてであろうたどたどしいフェラ。それでもその懸命さと時折問いかけるような
上目遣いをしてくるさんごにいままでにない快感がRの中で沸きあがる。
「ををっ。これは……っ」
「んちゅ……んぷ……れろ……ちゅぷ……」
初めての射精感にRはとまどっていた。それでもさんごのフェラの刺激が止むことはなく。
こらえ切れぬようにGOサインを出す。
「んむっ!?」
どびゅっ! びゅるるっ! びゅびゅっ!びゅくんびゅくんびゅくん!
大量の精液(?)がさんごの口を満たす。さすがにそれがほんとに精液かどうか
疑わしいので飲むのは躊躇われた。
「あぁ……」
Rが惚けたように射精をつづけていた。やがて脈動が終わるとさんごがこぼさぬように
唇を離す。
「え〜〜」
手で受け皿を作りそこに口内の精液(?)を吐きだす。
どろりとした白濁した液体は質感的には精液にしかみえなかった。
残滓が糸を引くように口元から垂れるのがなまめかしかった。
「こんなに出たね……」
「出ましたねぇ」
「Rくんの初射精だね♪」
「なんだか…うれしはずかしです」
照れまくるRが本当に可愛らしい。
「うふふ♪」
思わずさんごも嬉しくなってしまった。
でもちょっと興奮していたとはいえフェラチオは軽率だったかなと今更ながらに思う。
くしゃみの時みたいに歯車とか部品が出なくて本当に良かった。
まぁ汁が出てきた時点で可能性は低かったのだが。
後日、それとなく成原博士にこの精液の原料を聞いてみると、
どうやら食べたお米を煮詰めてそれらしく加工してるらしい。体に害はなさそうである。
「ということは飲んじゃったり中で出されても大丈夫そう……」
誰に言うでなく嬉しそうにつぶやくさんごだった。
さんごの方が積極的だろうなぁーと思いながらかきますた(・ω´・) それでは〜。
156 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 22:49:08 ID:T11c0j9v
>>154 GJ!GJ!GJ! R×さんごはやっぱり初々しくていいねぇ。
>どうやら食べたお米を煮詰めてそれらしく加工してるらしい。体に害はなさそうである。
しかし・・・↑が精液の原料だとすると、Rの体温で発酵してお粥からお酒(白く濁っているから、どぶろくか甘酒)になっていそうだ。
つーか Rって、体内でかもしてたのか?
157 :
156:2006/09/17(日) 23:01:42 ID:T11c0j9v
すまん、うっかりあげてしまった。
158 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:16:30 ID:RGhgN0BU
じゃじゃ馬もんって少ないんだな
残念
じゃじゃ馬は健吾×千草、秀隆×奥さんのご夫婦に
女の子と男の子の作成方法を伝授いただきたい
160 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 20:36:25 ID:axshSQZo
むむむ
今週の鉄腕バーディーでのツトムの妄想
(バーディーがゴメスとお泊りデート、その後…)
を誰かねちっこい描写で書いてくれないだろうか。
「さーて、今日は本格的にアルフォンスを綺麗にしてあげるかあ!!」
野明がひと通りの書類作成や訓練を終えたあと、机を離れ元気に背伸びをする。
「あー? ごくろーさんだなお前、このクソ暑い時によー」
「だからアルフォンスにも水を浴びせて綺麗にしてあげるんじゃない! ほら早く、遊馬も準備して!!」
「ちょ? ちょっと待てよ、俺もやるのかよ?」
「当たり前でしょ! バックスとフォワードは一心同体なんだから!ほらさっさと!!」
「んだよ、こいつ・・・」
ぶつぶついいながらも席を立ち、野明とともにハンガーへ向かう遊馬。
2人が消えた後、残った特車隊の面々はぷっと吹き出し、くすくす笑いに部屋は包まれる。
「ふん、情けないやつだ、尻に敷かれおって」
「あれじゃあ、もし結婚しても泉さんが主導権握りそうですねえ」
「あら、でもそのほうがうまくいくんじゃないかしら」・・・・
ハンガーにつなぎを着て現れた遊馬は整備員に声をかけられる。
「おや、遊馬ちゃん精が出るねー。またお手入れの手伝い?」
「ああ、またわがままのお付き合いだわ」まだぶつぶつ言っている遊馬だが・・・
整備員はにやにやしていう。
「まーたまた、『ふたりっきり』の共同作業、殺風景な仕事の中での甘いひと時・・・
うらやましいぞ色男!!」」
「ば、馬鹿! んなわけないだろ!! 手伝ってくれよ」
「そーんな野暮天じゃありません」
「そうそう、馬に蹴られて死にたくないからね〜。あとはよろしく〜」
「なんだよ、体よくサボってるだけじゃん・・・」と遊馬はつぶやいたが、それでも
本音では整備員のいうとおり、野明との時間がうれしいことは事実だった。
「ふたりっきり、か・・・」
野明のほうは、まだこない。
「あっちーなー・・・」
遊馬は、つなぎの上半分だけ脱ぐと、袖を胴に回して縛る。これで上はシャツ一枚になる。
ただの清掃作業なら、これで十分だった。
おまたせー」
「おっそいぞ野明。人を連れてきといて」
ごめんごめーん、着替えのシャツがあったはずのところに無くなっちゃってさ。
いつも、ブラ外すところに置いてあったんだけどね。まだ開けてなかったシャツを
袋から出して着てきたんだよお」
「『ブラ』とかミもフタもなく言うなよ・・・」
野明が口にした言葉で、野明がブラを外すところでも想像したのか、やや顔を
赤らめる遊馬。まったく純情極まりない。
「それで・・・・・・・・ん?」
言葉を継ごうとした遊馬は絶句した。なぜなら、野明が着ていた新しいシャツは
超 ユ ル ユ ル の タ ン ク ト ッ プ だったからだ。
(声にならない声)
「お、おい、なんだそれは!いくら胸がないとはいえ、それじゃ見えるだろうが色々と!!
お前、無防備すぎるんだよ!! 男からどう見られてるか分かんないのか!いや、俺が
お前を女性として見てるって気付いてないのか!! いや気付いたら俺が困るけど!!!!」
遊馬の混乱をよそに、野明は平然としたものだった。いつも作業のときにははタンクトップを
来ているし、袖を胴に回して結んで上半身はそのタンクトップ一枚、というのも夏場はよく
やっている格好だ。大きさのことなんか、考えなかったのである。
「じゃあどうしようか。手分けして私はこっちから、遊馬は反対側からやってく?」
モップを手にしながら野明がたずねると、少々の沈黙のうちに遊馬が口を開いた。
「えーと・・・今日は、俺も手伝うから、同じ方向からまとめてやっていこうか」
遊馬は自分で、誘惑に負けたと分かっていた。タンクトップの隙間から見える、白い肌を前に
して、それを視界から外すことができなかったのだ。
「俺が上をやるから、下を重点的に拭いてくれよ」
「ん」
野明がうなずいて屈むと、さっそくタンクトップが下に垂れ下がった。
「おおおおおおお。」
野明の控えめなおっぱいのふくらみが、それでもかすかに作る谷間がよく分かる。
まるで中学生だな、と自分で思いながらも、横目でそれを凝視した。
かろうじて80はあるか・・・いや、やっぱりそんなには無いだろうな。
でも柔らかそうだよなー。熊耳さんが来た日、どさくさで触っちゃったことあったっけ。
ただ、あの時は制服ごしだったからな。じかに揉み揉みしたら、また感触違うんだろうな。
妄想は着実に膨らんでいく。
そのとき、野明がぐっと身を乗り出した。
「うーん、ここんとこの汚れがなかなか落ちないなあ」
前かがみになると、当然、タンクトップ下に垂れ下がる。
「み、見えた!!」
ピンク色の綺麗な乳首が、隙間からはっきり覗いた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、俺はこんなことで一喜一憂してどうすんだろ」
遊馬は自己嫌悪に陥っていた。自分も前かがみになりながら。
================================================
もっとエロくしたかったんだけど、野明と遊馬って想像してもなかなかうまく進展しないw
この後続くかもしれないし、続かないかもしれないけど、野明×遊馬をほかの人も頑張って
書いてくれ m(_) m
野明×遊馬じゃなくて申し訳ないです。
隊長組投下します。
『月見』
夜食が蕎麦だった。
「・・・」
「どうしたの?いただきましょうよ」
「あー、うん」
後藤さんはちょっと考えて、一度取り上げた箸を下ろした。
「ちょっと待ってて、すぐ戻るからさ」
「え?ちょっと後藤さん?」
隊長室を出て行く彼の背中を見送って、何なのよと呟いてから私はそっと箸を
置いた。
「おまたせ」
ほいほい、と訳の分からない声を上げながら私のほうへと近づいてくる。
「これ」
そう言う彼の手には白い球体が二つ。
「たまご?」
「そ、生たまご」
どんぶりの淵で皹を入れると、湯気の立つ蕎麦の上にぽんと落とした。手際よく
自分のどんぶりにも落とし入れると、あらためて席に着く。
「・・・どうしたの?」
夜食に蕎麦が出てくるのは珍しいことではない。でもわざわざたまごを取りに
行くなんて、余程食べたかったということか。
「ほら今日はさ、中秋の名月じゃない」
「あ」
そんなこと気にもしていなかった。確かに今朝の新聞の天気欄にそんなことが
書いてあったような・・・。
「それでこれ?」
「本物は曇ってて見れないから代わりにね。まぁ月見には違いないじゃない」
文学的と言っていいのだろうか。でもどこか可愛らしくて、思わず笑ってしまった。
「笑うことないじゃない」
「だって・・・後藤さんたら」
そんなにお月見がしたかったの?と続けて問うと、風情があるからね、と答えに
なっているのだか分からないことを言う。月見蕎麦が風流かどうかは言及を避けた。
「じゃあ、風情を大切にしつつ。ほら伸びちゃうわよ」
二人で熱いとか美味しいとか言いながら夜食を平らげた。
「お月見のお礼に、コーヒーは私が入れるわね」
二人分のどんぶりを下げながらお湯の用意をする。後藤さんは、ありがとうと言い
ながら席を立って窓から外を覗いている。
「見える?」
「んー、駄目だねぇ」
こればかりは仕方ない。淹れたてのコーヒーを手に後藤さんへ近づく。
「はい、どうぞ」
「いい匂いだね」
狭い隊長室にコーヒーの香りが充満している。ふと気の緩む瞬間だ。
「お月様も出てないし、月見団子も月餅もないけど、でも思わぬお月見ができたわ」
ありがと、と小さく礼を言う。
「そう言われるとなぁ・・・」
そう言うと、まだ大して口をつけていない私のカップを取り上げた。そして自分のと
あわせて机の上に置いてしまう。
「なに?」
尋ねるのと同時に太い腕が私を抱き寄せた。
「ちょ、ちょっと、後藤さん」
隊長室ではそういうことをしないという暗黙のルール。そうでも決めないと流される
自分を知っているから。だというのに。
後藤さんが私の首筋に顔を埋めている。温かい息がかかって背筋がざわめきたつ。
「後藤さんってば」
耳朶を齧られて声がひっくり返る。
「お月見の日にはね、月見泥棒って風習があるんだよ」
「泥棒って」
「お供え物を盗み食いしても怒られないんだ」
「あっ」
お供え物って何よと言ってやりたかったのだ。でもそれより先に、熱い舌が耳の中へと
差し込まれる。身を捩って逃げようとするけれど、抱きしめた腕がそれを許してくれない。
「後藤さん、駄目だって」
耳元で、くすっと笑う声。
こめかみに音を立ててキスをして、後藤さんはゆっくりと腕を緩めた。
「しのぶさん、今日はうちに泊まりなさい。お月見の続きをしよう」
私は今、顔一面真っ赤になっているに違いない。
「ばか」
その一言だけが私にできる報復だった。
逞しい胸に抱かれて、荒い息がだんだんと落ち着く。
体のどこもかしこもが濡れていた。快楽の嵐が通り過ぎれば、心地よい気だるさが残る
だけだ。後藤さんの体温を心地よく感じながら眠りに落ちていきそうだった。
「そういえばさ」
近いところで聞こえる少し掠れた低い声。
「うん」
「お月見って十三夜もあるんだよね」
「・・・?」
「十五夜の月見をしたら十三夜もしないと、片月見って言って嫌われるんだよ」
「・・・何が言いたいのかしら」
「来月も泥棒が楽しみだなぁと」
ぬけぬけと警察官と思えない発言をしてみせる。
「泥棒っていうよりも満月に狼男ね」
「しのぶさんはかぐや姫だね。男を惑わして悪いひとだ」
「じゃあ月に帰ろうかしら」
「えー、泊まっていく約束でしょう?」
やわらかく抱き寄せられると、唇を塞がれた。
「まったく。イベント好きなのね、後藤さん」
「まぁね。ちなみに知ってる?中秋の名月って芋名月って言うじゃない」
「ええ」
それくらいなら知っている。
「十三夜は栗名月とか豆名月って言うんだよ」
知らなかった。
「・・・いっぱい可愛がってあげるね」
長い指が煽るように閉じていた谷間を撫で上げた。
「!!」
「いでっ!」
後藤さんの両頬を引っ張ってやった。
「寝ます!」
「しのぶさぁん」
馬鹿な会話をしている間に雲間から月が見えていたことを、私達は知らない。
−終−
いろいろ続き希望。
下がりすぎなのでage
>月見
一瞬立喰師列伝でも始まるのかとオモタ。
太田×野明,いまだに待ってる俺。
遊馬×野明もごとしのもGJ! 続き切望してるよ〜
隊長組、風情があってGJでした!
遊馬×野明の魅力は、そのなかなかどエロになりそうなもない初々しさにあるのだ
隊長組はしっとり感(?)と大人のシチュ!
というわけでどちら様もたいへん美味しゅうございました。いいもの読ませてくれてありがとう
俺の中では野明(つーか若い婦警さん)は不良グループかテロリストか
マフィアに拉致られて、廃工場の天井から吊るされた状態で制服ビリビリ・・・
というシチュが一番なのだが、ここは基本的に愛情イパーイだ・・・
こういう鬼畜系は超少数派なのか?
鬼畜系はやったもん勝ちだから。
どんどんエスカレートして行くしかない気がひしひしとします。
鬼畜けいかぁ。投下するなら注意書きつけてだろうね。
でも自分は結構好きだ。
野明が犯されるのを、遊馬が目の前で見てるとかでも良いよww
鬼畜か・・・
同人誌だとテロリストに拉致輪姦されてそのまま殺されちゃう救いのない話
があったし、ここの過去スレにはまさに176ご所望のパターンや、整備班に
輪姦されそのビデオを遊馬があとで見てしまうのとかあったな〜
以上の話をしのぶさんで読みたい俺は更に少数派・・・。
いつもお偉いさんに噛み付くあの勢いが、
どこまで保っていられるかとか、考えたらたまらんがな。
以上の話しをバーディー・シフォンで読みたい俺は更に少数派、
いや派閥すらなくただの単独意見かも
絵描き板がまた荒れてる・・・orz
新しいとこ、借りなおそうか?
今までの作品は、個人で保存→アップロードしたらある程度は復旧できると思うよ。
一度、このてのスパムに狙われたらこまめに管理削除するしかないと思うから、
管理人さんが気づいてくれたら一番早いんだけど、もう見てないのかも知れないかな。
新しい絵描き版が画像投稿もできるところなら、自分が描いたんじゃない画像、
いろいろうPできるよ。バーディとかじゃじゃ馬もある
>182
現役でサイトをやっている人なんかの絵だったら、それ不味くない?
半角板でもあるけど、基本的に投稿してくれた絵だけの方が、
一般サイトさんに迷惑を掛けないと思う。
勿論、借り直して再度投稿しなおすにしても、絵師さんたちが削除してくれといえば、
削除した方がいいと思うし、どこかに落ちていたとしても2ch絡みで迷惑掛ける可能性もあると思うよ。
>>176 なにげに活躍してる婦人警官だから、テロリストや不良、シャフト残党とか
いろんな連中に恨みを持たれているからな。拉致られても不思議じゃない
『ミンナノ唄』 の続きが読みたいです!
自分だけ?
ナツさんの「僕のさんご」の続きが読みたい!
自分だけ?
自分は独り祭りさんが読みたい・・・
もう書いてくれないかな
これは自分だけだと思うが、Rネタでさんごとあきらが絡むのを見てみたい。
さんごに横恋慕したあきら(オリジナル)がR(コピー)に敵わない悔しさから
Rのふりをしてさんごに近づき凌辱する、みたいな。
おタケさんと内海課長とかの気になる。
上海時代でも拉致られた時でも美味しくいただけるよ!
>>190 いやいや、自分もあきらとさんごの話は読んでみたいと思っていた。
さんごの気持ちに鈍感なR、さんごに惚れるあきら、二人の間で揺れるさんご。
みたいなのがいいなあ…
「僕のさんご」であきらとさんご考えてました。
時間ないので書けない…(汗)
>>193 読みたいっす!
いつまでも待ってまつ。
>>190,193
ハイ!ハイハイ!読みたいでっす!
今後のあ〜るのメンテナンスを条件に
さんごに結婚をせまる(?)科学者あきら…なんてーのを
考えたことがありますた
せまると言うより偽装結婚を提案 かな
あのお父さんを見ていたら科学者になろうとは思わないだろーけどw
sagarisugi
保守
ほしゅー
199 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 04:18:27 ID:tAv9AYKj
本国シフォン星では三人の夫がバーディーの帰宅と貞操帯を外して貰ってセクース
させてくれるのを待っているんだYO!
さみしいなあ
「あ〜る」のOAV久々に観たが
後半、轟天号でダッシュしてるときにさんごが
「ダメだよぉ…もう間に合わないよぉ」と泣き
べそかくシーン、トイレを我慢してると想像すると
可愛かった。
スレ違いで申し訳ないケド。
202 :
85:2006/12/08(金) 02:08:30 ID:tkcBSDQ8
前のSSの続きっぽい話書きたいけど
もしかしてもう誰もいないのかな?
いるよーノシ
wktkして待ってます
204 :
85:2006/12/08(金) 20:00:31 ID:ROTrzB54
銀色のイルミネーションが街を彩る12月。
煌びやかな夕暮れの中、キコキコと愛車轟天号を走らせるR・田中一郎がいた。
ペダルをこぐ脚はどこか重く、胸の中には漠然とした不安感と違和感があった。
「ごめん!今週ちょっと忙しいの」
毎週末のように泊まりに来ていた大戸島さんごが、この一ヶ月ぱったりと現れないのだ。平日仕事帰
りに春風高校光画部の部室を覗いてみても姿は見えない。夜、一人でご飯を食べる時の言い知れぬ寂寞
感は日増しに募っていった。今日は金曜日、時刻は6時。本来ならさんごの訪れを待ちわびつつ、ご飯
を炊いていた時間だ。しかし一昨日彼女から今週も逢えないとのメールがあった。Rは携帯電話が苦手
だった。電話機を耳元へ近づけるとめまいと耳鳴りがするため、使用しているのはメール機能のみだっ
た。さんごが来ないとなると真っ直ぐアパートに帰る気になれず、気が付くと習慣のように光画部の部
室にたどり着いていた。
「やあ」気の抜けた挨拶をしてみるが、室内に人の姿がない。
「おや、これが名高い冬休みというものでせうか…」その時暗幕が揺れた。
「Rくん?」聞きなれた椎子の声だった。
「やあ、椎ちゃん。今日は誰もいないのかと思いました」
「現役部員はみんな試験休みよ。でも惜しかったわね、ついさっきまでさんごがいたのよ」
「え、本当ですか?」Rがぴくりと反応する。
「残念だったわね。入れ違いになっちゃったのね。まあ、お茶でも飲んでいきなさいよ」
「やあ、これはかたじけないですねえ」Rが腰掛けると、椎子がお茶を差し出した。
「Rくん、最近さんごとはどう?」椎子が探るようにRの目を見つめる。Rは心中を見透かされたよ
うな気がして口篭もった。
「…どうって、別に」Rはさんごとの『関係』を口にしていいものか躊躇っていたが、椎子には凡そ
の見当がついていた。椎子はRの向かいに座って続ける。
「最近、さんご少し変じゃない?」Rにとってそれを問いたいのは自分であった。
「そう、ですね。でもあまり会っていないのでわかりません。椎ちゃんは何か知ってるんですか?」
Rは逆に尋ねてみる。椎子はしばらく自分のティーカップを弄んでいたが、やがて口を開いた。
「あのねRくん、…これはオフレコなんだけど…少し前に、さんごお見合いしたの」
「ぶっ!…みあ…ゲホゲホ!」Rは口に含んでいたお茶を一気に噴出すと激しくむせた。
「やっぱり知らなかったのね…」椎子はRの背中をさすりながら机の上を拭いた。
「あ、あの…その話…」Rはまだむせながらも身を乗り出した。
「一ヶ月くらい前のことなんだけどね」
「だ、だってさんごはまだ20歳じゃないですか」
「普通ならあの子はそんな話断るに決まってるんだけど…今回の話を持ってきた女の人ってのが、
さんごのお母さんの学生時代の先輩で、どうしても断りきれなかったんだって。だから一度だけ会っ
てお断りするつもりだったらしいんだけど、相手の人がさんごのことをすごく気に入っちゃって、
結婚を前提にお付き合いしたいってしつこいらしいの。さんごそれで随分悩んでるみたい」
Rはポカーンと口を開けて聞いていたがハッと我に返る。
「そ、そんな話一言断れば済む事じゃないですか。相手の人はどんな男なんですか?」
「それが…その事になると、さんごがあまり話さなくなっちゃうの。どうも断れない理由があるみた
いで」
「さんごは…その人が好きなんでしょうか?」Rの顔色は一段と薄くなっていた。
「ねえRくん、よく聞いて。相手の人は今大学生でエンジニアの勉強をしているんだって。来年から
アメリカ留学が決まってて、さんごを一緒に連れて行きたいって言ってるらしいの。この話がこのま
ま進むと、さんごアメリカに行っちゃうのよ」
「あ、亜米利加……」呆然と顔色を失うR。椎子はRの手を握った。
「あたしはさんごが相手の人を好きになったとは思えない。あの子何か隠してるのよ。さんご、明日
相手の人とデートするって、さっき暗い顔してた。あたし、悪いけど現場に行ってみようと思って」
「現場って?」
「デートの場所が仁和野公園なんだって」
「近所じゃないですか」
「だから、明日お昼に会うって言ってたから、せめてどんな人か見てみるわ」
「椎ちゃんは行かないでいい」
Rはお茶を一口飲むと椎子に告げた。
「僕が…」
「ふう…」 午後11時半、お風呂から上がったさんごはベッドに腰掛けため息をついた。
「あ、メールと着信…」ベッドの上に置いてあった携帯電話が小さく点滅している。
『明日が楽しみです。13時に仁和野公園で待ってます。晩御飯もご一緒しましょう(^^)』
「ああ…」さんごはベッドに身を投げ出す。頭が重い。そのまま着信履歴を調べる。ディスプレイには
『PM11:12 R・田中一郎』の文字があった。
「うそ…Rくんから着信あったんだ」すぐにかけなおそうとしたが、発信ボタンの上で指が止まる。
あんなに携帯電話が苦手なRからの着信。よほどの急用なのだろうか。さんごは携帯の電源をOFFに
して、コツンと額にあてた。
「ちゃんと…ちゃんと言わなきゃ」目を閉じ、引きずり込まれるような眠気に身を任せた。
翌日、さんごは待ち合わせの時間より若干早めに仁和野公園にいた。
「ふわぁ…」よく眠ったはずなのに目蓋が重い。
「大戸島さん!」振り返ると公園の入り口によく見慣れた笑顔があった。
「ごめんね、待たせちゃった?」
「ううん、今来たところだから…」慌てて作り笑いを浮かべる。
「嬉しいな2人で会ってもらえて」本当に嬉しそうな優しい眼差しを見るとたまらなく切なくなる。
(言わなきゃ…この人は悪い人じゃない。だからちゃんと話さなきゃ)さんごは唇を噛んで俯いた。
「迷惑、だった?」彼の眼差しが少し翳る。
「そんなことない!」さんごははっきりと言った。
「よかった…。それで、考えてくれた?渡米の件」
「あ、あのね、ごめんなさい!あたし、あたしあなたとは…一緒に行けない」言いながら、彼の顔を
見られなかった。彼の悲しむ顔は見たくない。
「大戸島さん…」
「ごめんなさい、あたし、好きな人が…」
「君が誰を好きか知ってるよ」
「えっ?」驚いて顔を上げる。
「でも、だからこそ考えてくれないか?僕にはあいつの代わりは務まると思うんだ」
「何言って…や、ちょっと!」彼の左手はさんごの両手を封じ、右手は頬を捕まえた。
「だめ、離して」彼は離さなかった。唇が触れる直前、
「無礼者!」 スコーン
彼の側頭部に『R』の文字の入った扇子が飛んできた。
「嫌がる女性になんてことして………ああっ!君は」現れたのはRだった。
「あ、あ〜るくん!!」目をみはるさんご。
「あ〜る?28号か!?」彼は側頭部を押さえながら振り返った。
異様な光景。さんごを挟んで両者同じ顔。オリジナルとコピー2度目の対面だった。
「あ〜るくん、どうしてここに…?」
「僕の頭脳にはGPS機能が付いてますから」
「うそ、椎ちゃんから何か聞いたのね?」
「お見合いの相手はあきらくんだったんですか。こりわびっくり」
「28号、僕はさんごさんが好きだ。初めて会った時から気になっていた」あきらはさんごの肩に手を
かけて言った。
「僕たちは人間同士だ。人間は人間と結ばれるべきなんだ」
「僕は、アンドロイドだけど…でも、えーと、さんごが好…えーと」Rは眉間に皺をよせ考え込んだ。
「28号、もし君がさんごさんを好きだと考えているならそれは錯覚だよ。父さんは君を僕そっくりに
造った。思考パターンもね。だから僕と好みの女性が被るのは当然だ。全てプログラム通りってわけ。
君自身の想いではない」
「あ、あう…」
さんごはあきらの腕を振り解き、彼の目の前に立った。
「あきらくん。もしお父さんがまた春風高校を占拠して世界征服を企てたら、あなたどうする?」
じっとあきらの瞳を見つめる。
「そりゃ、止めるさ。近所迷惑だし、世間体もあるからね」
「止められる?」更に、さんごは尋ねる。
「簡単だよ、母さんに出てきてもらえば。親父はあれで結構恐妻家だからね」
「そう。Rくんだったらね、簡単に止めようとは思わない。まず悩むの。大切なお父さん、大切な友達、
大切な兄弟、板挟みになって悩む人なの。それから、簡単にお母さんの手を借りようともしない。自力
で止めようとするわ。お母さんなんていないんだもん。ね、わかる?あきらくんとRくんはこんなに
違うの。Rくんは自身のオリジナルの人格を持ってるの」
「さんごさん、でも…」
「どちらがいいってわけじゃないわ。ただ、あたしはそんなRくんが好きなの」さんごはキュッとRの
腕を掴んだ。
Rは自分とそっくりなその瞳を見つめて言った。
「僕はこれからもさんごと一緒にいる。ずっとだ」
「……わかったよ、アンドロイドの気持ちがどんなものか知らないけど、今のところ僕は敵わないみた
いだ」あきらは観念したように呟いた。
「ごめんね、あきらくん」さんごはあきらのさっぱりしたような顔を見て、少しほっとした。
「あの、あきらくん。あたしちょっとお願いが…」立ち去ろうとするあきらをさんごは呼び止めた。
「母さんのことだろ?大丈夫、僕からちゃんと話しておくよ」あきらは背を向けたまま手ひらりと返
した。
「あ、ありがとう。ありがとうね!」
「やあ、それは一体何の話ですか?」一人、状況が飲み込めないRだった。
さんごはRと共にRのアパートに来た。実に一ヶ月ぶりである。2人は壁にもたれ並んで座っていた。
「Rくん…ごめんね、お見合いのこと話さなくて」ずっと黙っていたさんごがようやく口を開く。
「椎ちゃんから聞いた時はびっくりしましたよ」
「…………うん」
「好きだったですか?」
「え?」
「あきらくんのこと。少しは好きだったんですか?」
「そんなことない、別に嫌いじゃないけど」
「嫌いじゃないから断らなかったんですか?」
「ち、違う…そんなんじゃない」さんごは首を振った。
「昨日は僕、眠れませんでした。さんごが、いなくなるかもって考えたら」Rの左手はさんごの右手を
握った。
「さんごが…断らなかったのがショックでした。一ヶ月の間ずっとあきらくんと会ってたなんて」Rは
さんごの手を放さない。
「どうしてですか?僕とは会わずに、ずっとあきらくんと会ってた理由、教えて下さい」
「……Rくんが」さんごはなかなか口を開かなかったが、少しずつ喋り始めた。
「Rくんが壊れちゃっても、メンテナンスをしないって」
「え?ぼくがなんですか?」
「あきらくんとの縁談を断ったら、今後Rくんの身体に不調が起こってもメンテナンスをしないように
成原博士に言うって」
「あきらくんがそんな事を言ったんですか?」
「ううん、あきらくんのお母さん、成原博士の奥さんが…」
「え、キヨエさんが?」
「うん、あの人あたしのお母さんの学生時代の先輩でお見合いも断れなくって。でも息子の事になると
目の色が変わるっていうか…なんかすごくて」
「そうですか、お義母さんがね。僕がまだ成原万能工学研究所にいた頃はお世話になったものです。
…それで僕のメンテナンスが保障されたら、さんごはあきらくんと亜米利加に行ってしまったわけで
すか」
「………………」
「さんごは、それでいいんですか?僕や椎ちゃんや光画部のみんなに会えなくなっても…」
「だってRくんの身体のほうが大事だもん!Rくんが壊れちゃったら、あたし…」さんごは最後は
涙声でそう言った。Rはにこりと笑ってさんごの頭に掌を乗せる。
「そこはそれ、私もばかじゃありません。自分のメンテくらい自分で出来ます。僕は電気・機械関係
の仕事をしてるんですよ?昔から言うじゃありませんか」
「何?」
「もちはもち屋」
くすっとさんごは笑う。ようやく笑顔の戻ったさんごの頬をRはくいっと寄せる。
「あ〜るく…」さんごの言葉をRの唇が遮った。
「…んっ」
「こういうこと」
「え?」
「こういうことされました?あきらくんに」
「される直前にRくんが止めてくれたわ」
「やあ、寸止めですか。それはよかった」もう一度確かめるように唇を重ねる。
「でも……肩、触ってましたね」そう言うとRはさんごのセーターの中に手を入れ直接肩を掴んだ。
「あっ、あ〜るく…ひゃっ」
「ここは?」Rの掌はブラの上から小さな胸の膨らみを包んだ。
「ここ、触られてませんか?」
「触られてないわよ、あ、んんっ…ちょっ、Rくん!」さんごは身を捩るがRはさんごを畳の上に組み
臥す。
「僕、一ヶ月触ってない。もう禁断症状です」Rはさんごの腰に左手を回し右手でセーターを捲り上げ
た。静電気が走り一瞬2人の動きが止まる。
「ね、背中痛い。何か敷いて」さんごが苦笑しながらRを見上げる。
「あい」Rはそそくさとそばにあった座布団を持ってきて、さんごをそっと横たえた。
ゆっくりと舌を絡めあう2人。さんごのストッキングが畳と擦れる乾いた音が響く。Rはさんごの
首筋に顔を埋めうなじに舌を這わせる。右手の指が背中を探り、ブラのホックを確認した。
「やあ、久しぶりだ…」Rは嬉しそうに呟く。
「あれ…?」
しかし、動きがカクッと止まりシューーという音と共にへなへなとさんごの上に崩れ落ちた。
「Rくん、どうしたの?」
「お、お腹が空いた…」
「ええ?」
「昨日から…何も食べてないんです。昨日は混乱して全く食欲がなくて…それで今朝も…」
「あ、あははは…これじゃ何も出来ないよね?」
「う、動けなくなりました…」情けない声でRがうめく。
「よいしょっと」さんごはRの下から抜け出すとセーターを被った。
「しょーがないなぁ、今日はあたしがご飯炊いたげる♪」さんごはRを座布団の上にごろっと転がした。
「これからお米研ぐから少し我慢しててね?」さんごは腕まくりをしてお米を研ぎ始めた。
シャコシャコ シャコシャコ
「う〜ん、冬の水仕事は堪えるわねー」さんごは鼻歌を歌いながらリズミカルに手を動かす。
「………さんご」
「♪チャンス、シャッターチャンス、逃さないでね〜」
「ありがとう」
「……んん?何か言った?」さんご背を向けたまま炊飯器のスイッチを入れる。
「ねえ明日さ、ちょっと早起きして写真でも撮りに行かない?」エプロンを外しながら振り返る
さんごのセーターは後前だった。Rは空っぽの胃袋とは裏腹に、何だかとても満ち足りた気持ちで
「あい」と笑った。
クリスマスまであと2週間だった。
<<おわり>>
211 :
85:2006/12/09(土) 02:47:10 ID:JGNt3Gg5
エロなしですみませんでした。
失礼しまつ。m(__)m
212 :
85追加:2006/12/09(土) 02:49:52 ID:JGNt3Gg5
>>212 自分は192だけど、もうなんつーか、ありがとう!
後前のセーターに激しく萌えた。GJ!!
85さん、GJ!!
ナツさんの「僕のさんご」ワクテカ…
215 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 20:33:55 ID:PfBIw3Eq
期待age
216 :
85:2006/12/13(水) 19:54:46 ID:ozSMVMg5
レス、ありがとうございました。
「さやうならなんて云えないよ」の続き投下します。
連投申し訳ありません。
少し早いけどクリスマス物です。
12月23日土曜日。いつもなら前日からR・田中一郎のアパートで過ごしている大戸島さんごだったが
この日は自宅にいた。年末の仕事の立て込みでRのほうが都合をつけられなかったのである。しかし、
その代わりRから珍しく提案があった。
「23日の夕方、池袋に行きませんか?」
午後6時。今ごろRは仕事を終えた頃である。さんごも家を出る支度をしていた。6時半にRと池袋で
待ち合わせをしているのだ。
(Rくんと2人で外で待ち合わせるなんて、初めてかも)さんごの心は浮き立っていた。少し大人っぽい
黒のハイネックセーターにジーンズ、白いコートをはおり家を出た。
東武東上線を下りて池袋東口方面を目指す。メールでは、西武デパートの前にいるとあった。背伸びを
してきょろきょろと探す。人混みの中でも目立つRの姿はすぐに目に入った。
「Rく〜ん!」駆け寄るさんご。
「やあ」
「仕事お疲れ。何よ、その荷物?」Rは背中に大きなリュックを背負っていた。
「ええ、ちょっと…」
「轟天号は?」
「今日は電車で来ました」
「ふ〜ん。ところでどこ行くの?」2人は横断歩道を渡りサンシャイン方面へと歩きだした。
「行ってみたい所があるんですよ」Rは意味深に微笑んだ。
「何かのお店?」どうせならイルミネーションの綺麗な表参道なんかを歩きたいな、などと考えながら
Rの後について行くさんご。
「僕もよくわからないんですけどね、確かこっちのほう…」2人は繁華街の中に入って行った。
「ね、ねえRくん。この辺なんか怪しくない?変なお店いっぱいあるよ」さんごは怪訝そうな顔を
してRの袖を引っ張る。
「いえ、もう少し先のほう、もっと静かな所です」Rは構わず歩き続ける。
「この間僕、東急ハンズに行ったんですよ。新作カメラの材料買いに」
「それって塩ビパイプ?」
「そうそう。それで帰りに浅野くんと岸田くんに会いましてね、しばらくこのあたりをぶらぶらして
たんですよ」
「こ、こんなとこうろついてたのぉ?」
「そしたら面白そうな所を見つけましてね」Rは嬉しそうに続ける。
「浅野くんが、クリスマスには女の子をここに連れてくるのが一番だって言ってました」
(…な、なんかヤな予感)さんごは苦笑しながら訊いた。
「あ、怪しいお店じゃないよね…?」
「いえ、なんだかとっても素敵な建物でしたよ。あ、確かこっち、こっちです」繁華街か途切れ、途端に
人通りが少なくなる。薄暗い路地を進み、角を曲るとRはさんごの手を掴んだ。
「ここです、ここ!ね?素敵でしょう?」さんごの目に飛び込んできたのは『HOTEL シャルトル』
という看板と、下からライトアップされたお城のような建物だった。
「こ、ここって…」唖然として固まってしまったさんご。
「おや、知ってるんですか?ここ」
「バカバカ!ここラブホテルじゃない!!何考えてるのよ!」さんごはポカポカとRの頭を叩いた。
「へ?…ら、らぶほてる?」呆けた顔でさんごと看板を交互に見比べるR。
「そうですか、ここが名高いラブホテルでありましたか。ありがたやありがたや」
「何言ってんのよ!」さんごは手を合わせて拝むRの腕をつかみ、路を引き返そうとする。
「ちょ、ちょっと待って下さいよ。ここ、宿泊できるんでしょう?浅野くんがクリスマスは是非女の子
と泊まりたいって言ってましたよ」
「泊まるんならRくんのアパートだっていいじゃない!こんなとこ嫌!」
「でも、せっかくのクリスマス…」
「いいじゃない、アパート帰ってご飯炊こう?ここには炊飯器なんてないのよ」するとRは悪戯っぽく
ニヤリと笑った。
「ふっふっふ。これこの通りご飯の準備なら出来てます!」Rは担いでいたリュックから炊飯器と米
10sの袋を取り出し、得意そうに見せた。さんごは眩暈を感じ額を押さえ、もう一度看板を見てみる。
「いっ、一泊いちまんごせんえん〜!?こ、こんなに高いのぉ?ダメダメダメこんなとこ!帰るわよ!」
さんごはRの背中を押し駅へ戻ろうとするがRも引き下がらなかった。
「だ、大丈夫。僕、払いますから」
「ええっ?」
「ボーナスも出たことですし」
「貴重なボーナスをそんな事に遣うんじゃないっ!!」
「でも、僕泊まってみたい…」
「大体こんな所、部屋だって汚いに決まって…きゃっ」さんごは小さく叫ぶとRの腕を掴んで塀の中に
隠れた。
「どうしました?」
「い、今そこに浅野岸田コンビが歩いてたのよ。こんな所見られたら誤解されちゃう」
「誤解って、もう入ってるじゃないですか」
「え?」さんごはいつの間にかホテルの門をくぐっている事に気付いた。
「今外に出たら見つかっちゃいますよ?」
「うっ…」
「ね、さんごお願い」Rは上目遣いに懇願するような瞳でさんごを見つめた。さんごはついに根負け
して
「……わかったわよ。一度だけよ?」と折れた。2人はピカピカに磨かれた自動ドアの中へと入って
行った。
(こ、こういうとこって、チェックインとかどうするんだろ…)落ち着かない様子のさんご。
「ね、ねえRくんやっぱ帰ろう。その格好まずいよ。あたし達どうみても高校生のカップルだよ」
さんごは学生服のRを見て赤面する。
「でも、ほら」Rは受け付けカウンターを指差した。そこには紺のブレザーにチェックのスカート、
ダッフルコートを着た女の子と、同じ歳くらいの男の子がいた。
「あの人達も高校生ですよ、きっと」2人はエレベーターの中に消えていった。Rはカラコロとカウン
ターまで歩いて行き
「成人2人お願いします」と社員証を出した。
「バ、バカバカ!何やってんの!!」さんごは大慌てでRをカウンターからどけると
「と、泊まります。一泊」と早口に告げた。
「…もう、Rくんてば、恥ずかしかった」エレベーターの中でさんごはRを小突いた。手には『601』
と記してある部屋のキーを握っている。
「6階ですか、最上階ですね」Rは嬉しそうに言う。エレベーターは6階で止まり、2人は廊下に出た。
「601、ここね。…な、なんだかドキドキしない?」さんごはごくっと唾を飲み込み601号室の
ドアを開けた。
「わぁ…」照明を落とした室内には熱帯魚の泳ぐ水槽、そして天蓋付きのキングサイズの大きなベッド
があった。圧倒され、さんごはしばし言葉を失う。
「すごい、僕こんな部屋初めて見ました」Rも放心したように呟いた。
「すごいわね…大きなベッドにレースのカーテン…夜景が綺麗ねぇ」さんごは初めて遊園地に来た子供
のように興奮した声を上げた。
「こっちは何だろう、わあっ!見て見て広いお風呂!」
「やあ、僕ベッドなんて初めてですよ」しばらく2人ははしゃぎ続けた。
「では早速…」Rの声にさんごはドキッとして身構える。
「ご飯を炊かせていただきましょうか」ガクッとさんごはベッドに倒れ込んだ。
「あ、あたしおかず買ってないや」
「大丈夫、僕ふりかけ持ってきました」Rは懐からサッとのりたまを取り出した。
「こんなゴーカな部屋でふりかけご飯かぁ…」さんごは苦笑した。
ご飯を済ませ、お風呂から上がりガウンに着替えたさんごはベッドの身を硬くしていた。バスルーム
からはシャワーの音が聞こえる。Rが入っているのだ。
(あんなに広いお風呂だもん。本来なら2人で入るのよね…きっと)さんごは一人赤面した。水音が
止み、バスルームの戸が開く音がする。おずおずと振り向くと学生服の上からガウンをはおったRが
出てきた。
「…何よその格好」
「へ?これ着るんじゃないんですか?」
「もう…こっち来て」さんごは少しホッとしてRをベッドの上に誘った。Rがベッドの上に乗ると、
さんごは照明をもう一段暗くした。しんとした室内で見つめ合う2人。Rはさんごのガウンの帯を
解いた。はらりと布が分かれ、白い肌が現れる。
「なんかさ…初めて、するみたいじゃない?」さんごが囁くとRも
「何故でしょう…僕もそんな気がします」と答えた。
「さんご、今日なんか少し、いつもと違う。何だろう、顔、かな?」Rはよく見慣れたはずのさんご
の顔をじっと覗き込んだ。
「あ、あはっ、気付いた?あたし今日ちょっとお化粧してるの」さんごは照れくさそうに笑った。
「え?でもさっきお風呂入った…」
「Rくんがお風呂入ってる間に、またメイクしたの」中学生のような華奢な肢体。幼顔に薄化粧を乗せ
たさんごは、薄明かりの中で妖艶に映った。いつもとは違うその姿に手を出しかねているRの首に、さ
んごのほうから腕を回した。
「…んっ」薄く紅を引いた唇に初めて口付けるRは今までにない胸の高鳴りを感じていた。まとわりつ
いていたガウンを脱がせ、首筋に痕をつけながら優しく抱きしめる。さんごの肌は、こんなにも滑
らかだったろうか?ブラのホックを外し、幼い膨らみの先端をを悩ましげに口に含む。口の中で隆
起したそれを舌で弄ぶ。
「あっ…ん、んん…っ」さんごの鼻にかかった吐息のトーンが、いつもより高く聞こえる。堪らず、
ショーツに指をかけると、さんごの手がそれを制した。さんごはRの肩に掴まり身を起こす。
「…さんご?」上半身を起こしたさんごはRの両肩を押し、ゆっくりとベッドに沈めた。そ
のままガウンを脱がせ、詰襟を外した。
「な、何をするんですか…?」予想外のさんごの行動にRは戸惑っていたが
「しっ…静かに」さんごは囁くとRの上に覆い被さり静かに口付けた。
さんごは不器用な手つきでRの学生服のボタンを一つずつ外していった。学生服を脱がせるとワイシャ
ツのボタンも外した。現れたRの首筋をちゅっと吸って胸板に舌を這わせる。
「あぅ、あ、あの…さんご?」Rは今までにないさんごの行動に混乱した。しかしさんごの温かい舌が
身体を這い移動する度に、ぞくりとする快感を覚えていた。
「う、なんか僕…変です。あっ…」Rはさんごの舌の感触に酔いしれた。
カチャッという音でRは我に返った。さんごがRのベルトのバックルを外した音だった。
「え…?」さんごはそのままズボンのボタンとチャックを外した。
「さんご、あ、あの…何を?」Rは驚いて身体を起こそうとしたが、次の瞬間ビクッと背を反らせた。
今までに感じたことのない刺激を受けた。さんごの小さな舌が既に反り返っているRの剛直の先端
をチロッと舐めたのだ。
「あうっ!さ、さんご、ちょっと!」
「静かにして」さんごは筋をペロッと舐めてから、ゆっくりと口に含んだ。
「あっ…うぅっ…そ、そんな、口に入れるなんて…こ、これが名高い…」
「うるさい、黙って!」さんごは軽く歯を立てる。
「んんっ、あぁ」今までRはさんごに触れることが好きだった。楽しかった。さんごの白い肌、悩まし
い吐息、高い声などが好きだった。しかし今のこの状況は今までにないことだった。だからRは混乱した
が、止めて欲しいとは思わなかった。
下腹部からぴちゃぴちゃと水音が響く。さんごの不器用な舌が絡みつく。いつの間にかRはさんごの
頭を両手で掴み、押さえつけていた。さんごは首を上下に動かし、口を使って扱き始めた。
「ああっ!さんご、だめ…止まって!」さんごはようやく口を離した。つうっと唾液が糸を引く。
「イヤだった?こういうの」さんごは上目遣いにRを見上げた。
「…はぁ、はぁ、こ、壊れるかと思った」Rは汗を浮かべて息を荒くしていた。
「Rくん、こういうのキライ?」
「い、いや…なんていうか、こんなことさんごにさせて申し訳ない…」
「いいの」さんごはRの前髪を掻きあげて言った。
「1日早いけど、クリスマスプレゼント」
「さんご…」Rはさんごの頭を抱え、キスをした。
「今度は、僕の番ですよ」
Rはガバッと上体を起こすとさんごを押し倒した。
「Rく…」喋ろうとするさんごの口を唇で塞ぐ。小さな胸に噛り付くようにキスをして乳首を舌で転が
す。
「んあっ」さんごの身体がビクンと跳ねた。Rはさんごの両脚を抱き上げショーツを剥がす。
「やっ、見ないで!」
「おあいこですよ」うっすらとした茂みを指で分けると、中は卵の剥き身のようにつるりとしていた。
Rは躊躇いなく口をつけ、舌を差し入れた。
「やあぁっ!Rくん、やめてぇ」
「イヤですか…?」
「恥ずかしい」さんごは真っ赤になって顔を覆う。
「さんごだってしたじゃありませんか」Rはさんごの両膝を立てると再び口をつけ舌でかき回した。
くちゅくちゅという音が響き、さんごはRの唾液と自分の中から溢れ出る蜜とが溶け合う感触を
覚えた。
(口ってこんなに熱いんだ…)キスでは知らなかった口内の体温を局部で感じ、蜜は更に溢れた。
Rの舌は一旦離れてから今度は小さな肉芽を舐め上げた。
「あぁっ!」さんごは思わず悲鳴を上げた。
「さんごのここ、ぴくぴく動いてますよ」
「いや、そんな事言わないで」Rのざらりとした舌が何度も往復する。さんごの腰がベッドから離れて
少し浮き上がる。Rはその腰を手で支え舌を動かし続けた。
「やっ、イ…クかもっ」さんごが苦しそうにうめいた。Rは左手でさんごの右手を捕まえ、強く握った。
さんごがきつく握り返してきた。そのまま腰を上げ、ビクビクと痙攣して脱力した。Rはまだ口を離さ
ない。
「…あ…あ〜るくん…もういいよ、イッちゃった」Rはようやく顔を上げた。
「あっ、や、やだぁ」Rの顔はさんごから溢れた蜜で濡れていた。さんごは真っ赤になってティッシュで
Rの顔を拭いた。
「ご、ごめんねRくん」
「さんご、気持ち良かったですか?」
「…うん。ごめんね、一人でイッちゃって」さんごはシーツで顔を半分隠してそう言った。
「さんご、疲れました?」息の上がっているさんごをRは心配そうに覗き込む。
「ううん、へーき。ちょっとお水飲もうっと」さんごはガウンをはおり洗面所へ向かった。
「あ、僕も」さんごは水を入れたコップを2つベッドまで持ってきて、Rと2人で飲み干した。
「もう24日の午前1時ですね」Rはベッドサイドの液晶時計を見た。
「ね、まだ寝ない…でしょ?」さんごが悪戯っぽい瞳でRを見上げる。
「ん…」2人はそっと口付けた。
少し休憩をとった2人は再び、さんごを上にして重なり合った。さんごは今度は手で、半勃起状態の
それを握った。Rの口内に舌を差し入れながら軽く上下に扱いてみると、手の中で弾力を増し反り返っ
た。
「なんかさ、よく出来てるよね…」さんごは改めて呟いた。
「そりゃあもう…」Rは得意そうに頷いて胸にチュッと口付けた。
「あんっ」さんごが反射的に身体を反らせる。Rは下からさんごの割れ目に指を滑らせた。乳首を吸い
ながら指を優しく動かすと、ぬるりとした体液がRの指を濡らした。
「なんか…さんご、いつもより早く濡れてるよ…」
「んんっ、そんな事…」実際、さんごは普段よりも興奮を覚えていた。非日常的な空間で、自分のほう
が上位に立ってRを攻めていることが新鮮で楽しかった。
「ねぇ、もう入れさせて下さいよ」Rが甘えるように囁いた。
「うん、じゃあRくん上になって」
「このままで」Rはさんごの両手で腰を掴んだ。
「え?」
「このまま入れさせて下さい」
「や、やだよ、そんなの」
「だって下からのほうが、さんごがよく見える」
「だめだめっ!絶対ムリ」
「う〜ん…それでは」Rはさんごを抱きかかえるとそのままベッドの端に腰掛けた。
「きゃっ、何するの?」さんごは向かい合った姿勢でRに抱っこされる形になった。
「いいですか?動きますよ…」
「ええっ?…って、ちょっと…きゃっ!」Rはそのまま腰を動かし始めた。
「あっ…あっ…あん、あ〜るくんっ」さんごは下から突き上げられ声を上げた。2人が垂直になって
いるせいか、普段よりも密着感があった。さんごはRにしがみつかないと振り落とされかねないので、
Rの首にきつく腕を回した。同時にそのしなやかな両脚をRの腰に巻きつけていた。
「ああ…さんご…いつもよりも、きつい」Rはさんごの小さな胸の膨らみに顔を押し付けた。
「ダ、ダメだよぉ、こんなの。すごいよ、おかしくなっちゃう」さんごは突き上げられる度にビクビク
と痙攣した。Rは普段ならもっと優しく腰を使っていた。しかし、今夜は力強く攻め立てるような動き
だった。さんごは涙を滲ませた。
「…さんご、つらい?」Rはさんごを見上げて訊いた。
「だっ、大丈夫だけど…Rくん、激し過ぎッ…」さんごの中が一層熱く、締め付けてきた。Rの腰の動き
は一段と力強くなった。
「ああっ、僕、もうダメかもッ…さんご、ううっ」
「あ、あたしも…ッ」2人はきつく抱き合ったまま果て、しばらく肩で息をしていた。
RRRRRRRRRRRRRR……
まどろみの中、さんごは電話のベルを聞いた。続いて
「やあ、R・田中一郎くんだよ」という聞き慣れた声。ぼんやりと目を開ける。カーテンの隙間からは
既に朝陽が差し込んでいた。
「ここ…どこ…?」しばらくは脳が機能しない。
「は?チェックアウト?それは一体何の話ですか?」Rの声でハッと覚醒した。慌ててRから受話器を
ひったくる。
「ハイ…ハイ、あ、延長はしません。ハイわかりました」さんごは受話器を置いた。
「Rくん、もう朝10時だって。帰らなきゃ」手早く服を着て、ベッドの上を整えた。
部屋を出るとき、Rはちょっと残念そうに振り返る。
「また、来たいですねぇ」
「お金があったらね」
「じゃあ夏のボーナスまで待つんですか?」Rが情けない顔をしてぼやく。
「次は割カンでいいよ」さんごはRの背中を押して部屋から出た。
「さむ〜い。でもいい天気ねぇ」さんごは眩しそうに空を見上げた。
「ねぇRくん。お昼から光画部よね」
「へ?今日は日曜日じゃないですか。何かありましたっけ?」
「鳥坂さんのお誕生日会じゃない」
「やあ、そうでした。じゃあアパートに帰って新作カメラを取って来なくては。鳥坂さんを栄えある
被写体第一号にしませう」
「誕生日を命日にする気?」
「ぶっそうな事を言わないで下さいよ。今回こそ自信作なんですから」
「ハイハイ」さんごはRに腕を絡めた。
「ね、お正月も一緒にいようね?」さんごはRの肩に頭を押し付けた。
「もちろん。お父さんにも新年の報告ができますし」
「何それ?」
「とうとう僕もラブホテルに行…あうっ」さんごの拳が飛んだ。
二人の足元を風花が散っていた。
<<おわり>>
226 :
85:2006/12/14(木) 03:53:25 ID:3tzWWmo9
脱字とか凄いですね…すみません…。
お付き合い頂いた方、ありがとうございました。
しかし、なんて色気のないタイトルにしてしまったのか
禿しく自己嫌悪。
227 :
85:2006/12/14(木) 04:43:03 ID:3tzWWmo9
>>224 Rはさんごの両手で腰を掴んだ。⇒Rは両手でさんごの腰を掴んだ。
デス。すみません。
ぐっじょぶであ〜る
やっぱりR×さんごは良い
ありがとう ありがとう!
保守
久々に来てみたら、Rとさんごの人の新作ではないか!
ありがたやありがたや。一日早いクリスマスプレゼントだな。
積極的なさんご萌え。
今頃あ〜る君はさんごと池袋か…