SHUFFLE!でエロパロ Part2

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1名無しさん@ピンキー
     , -‐-、  +
   / , '⌒ヽ、   まままあ♪ +
   iXi/(ノ'))))+     ここはNavelの処女作「SHUFFLE!」でエロパロをするスレですわ。
  //ぽ ヮ゚ノ)  +  アニメ版、PC版、PS2版、小説版、マンガ版はもちろんのこと、
 ゝ( /(わk')O     続編(?)の「Tick!Tack!」も想定の範囲内ですわ♪
  ノ)(≪/j_j》
     し'ノ
========================重要================================
・基本的にsage進行(メール欄に半角でsage)で。2chブラウザ推奨。
・荒し、煽りは徹底的に放置。
・801禁止。
・ジャンル、もしくはカップリング表記をname欄、もしくは題名に。
・女なら誰でもおk!
・未完の投下で反応を伺うのもおk!リレーに発展してもキニシナイ!
・次スレは>>960か450KB越えから順次*0の人が挑戦すること。
==============================================================
□公式サイト (原作・18禁)
http://www.project-navel.com/navel/shuffle/
<アニメ公式>
ttp://www.shuffle-tv.com/
ttp://www.wowow.co.jp/anime/shuffle/
<PS2ゲーム公式>
ttp://www.kadokawa.co.jp/game/game/shuffle/
<月刊コンプティーク (漫画版好評連載中)>
ttp://www.comptiq.com/
□インターネットラジオ:ねぶら
ttp://lantis-net.com/nevra/
□SHUFFLE! 総合まとめサイト (FAQ・キャラ別呼称表・過去ログ等)
ttp://www.shuffle-info.com/
□エロパロまとめサイト
ttp://red.ribbon.to/~gekijou/shuffle/
□前スレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117348885/
2名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 18:49:04 ID:ZkdppFva
2さん
3名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 18:55:35 ID:YIO1u/lr
>>1乙カレハ
4名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 20:38:45 ID:BK5j+6GG
>>1
乙カレハ先輩
5名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:42:20 ID:c61amPDZ
>>1さん乙!
6名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:27:03 ID:Sol48614
あんなに騒いだ次スレなのに、早速落ちそうですよw
ほら、もっと書き込んで!
7名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:32:46 ID:XkiQY/9q
保守age
8名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:39:46 ID:QBVI8MBt
>>1
乙カレハ
想定の範囲内ってw
9名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:00:06 ID:hPPq+UP1
>1サン、
乙空鍋
10名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:20:31 ID:h7Y6sMdm
>>1乙カレハ
11名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 12:15:13 ID:+gjY/wiv
>>1
乙楓
よし、Tick!Tack!がOKなら近いうちに何か書くか。
12名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 18:15:26 ID:znAKNIGH
うっおーーー!!くっあーーー!!乙ーーー!!へへ...続きのSSが気になるからね
13名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 20:47:25 ID:0zfXb8Aq
>>1
Zかれ
14前スレ392:2006/02/03(金) 04:05:01 ID:duTwgov1
>>1
乙です。

卒論のメドが立ち、時間に余裕が出来たので、新スレ祝いに再び何か書かさせてもらおうかと思います。

つきましては、私のヘタレ文章でもいいのであれば、適当なキャラとシチュのリクエストをお待ちしております。

各メディアミックスの内、コンシューマ版ゲームだけは持ってないので、麻弓とカレハ先輩は少々微妙ですが…。
15名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 07:44:41 ID:tT8aeI8X
>1
乙!早くネリネの続きこないかな〜
16名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:20:31 ID:PwR1hriM
>14
んじゃ、稟×アイをキボン
シチュはお風呂でH

でお願い
17名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 20:30:12 ID:J46W1YuE
>>1
乙。

版画展イテキタ!(・∀・)
18名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 13:05:29 ID:GY1gM4Dw
前スレ埋め立て終了っす
19名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 13:53:04 ID:b5fq1nIk
1000 :名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 13:04:56 ID:GY1gM4Dw
1000なら福袋に豪華な賞品が!

ホントかよ
20名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:51:16 ID:RiOj2ZKQ
きっとその袋の中には神王が入ってるんだよ
21ネリネ家庭教師SS:2006/02/06(月) 00:05:17 ID:bnfIPQaE
前戯の最後を投下して時間稼ぎ…

「はあぅぅっ……ん、んんっ………んあぅっ…」
 取り払われた黒のショーツのすくそばで。
 十分に潤んだネリネの膣が、稟の指を受け入れてひくひくと動いている。
 内壁のざらざらを擦ると、可愛らしい声をあげて反応を示すネリネ。
 ちゅぶっ…
「んん…稟さま、そんな…赤ちゃんみたいにっ、すわないで、ください……」
「そう? じゃあ…」
 手での乳房への愛撫は続けながらも、稟は上気したネリネの顔へ、自分の顔を寄せた。
 はむ…
「ひゃんっ?!」
 細長い耳をあま噛むと、これまでとは少し違う嬌声をあげるネリネ。
「や…っ。くすぐったい、ですっ…」
「耳、弱いよな。ネリネって」
「やあうぅっ…んっ、んん」
 ぞわぞわと背筋が震える感覚に紛れて、秘肉への刺激がネリネの意識を突き上げてくる。
 頂点が近いことが稟にもわかった。
「り、稟さまぁ…っ」
「もうイキそう?」
「んはっ…んぅ……は、はいっ…
 イカせて…ください、稟さまぁ…」
 目尻に涙さえ浮かべながら、ネリネは懇願した。
 上気したまま涙目での上目遣いは強力だった。稟も一気に高ぶると、攻めをさらに加速させる。
 ぐちゅ、にちゅ…
「うんっ、はあうぅんっ!」
 秘所をかき回す。身をよじってぷるぷると揺れた乳房にまたしゃぶりついた。
 じゅるるるる…!
「ふぁあぁ、あ、あっ!」
 強く吸い上げると、嬌声のトーンが一段上がる。指を呑み込んだ肉襞がひくひくと痙攣を増してきていた。
「稟さま、稟さまっ!」
 ネリネはその長い髪を振り乱す。
 発せられた甘い香りに誘われて、稟は指を一際深く差し込み、桃色にとがった乳首へと歯を立てた。
「んぅああぁ――…っ!」
 差し込んでいた指が締め上げられたかと思うと、どばっと蜜が降りかかってきた。
「ンッ、んぅぅ…ぅ…」
 全身をビクビクと跳ねさせていたネリネの動きも、次第に落ち着いていく。
 くたっ、と力が抜けたようにベットへ身をうずめた。
「はぁ、はぁっ…」
 ぼんやりとした瞳で天井を見上げている。
 呼吸で体が上下するたび、潤んだ秘所がシーツを湿らせていた。



以上で。
次は多分π擦でしょう。
22名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 22:28:37 ID:xmiAYvAA
wktk
23826 ◆2Hk/kRIWZw :2006/02/06(月) 23:51:00 ID:xheT35oe
>>21
GJ! まとめはもうちょい待ってください……とりあえずスレだけ捕捉しておきますので。
24名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 12:23:15 ID:SeWQ4lSg
>>23
> もうちょい待ってください
ちょっと自意識過剰になってないか?
時間経てば書き込み消えるわけでもなし、書き込み少ない分スレ見ればすぐにSS読めるわけだし
誰もまとめることを急かしてないから。
25名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 13:17:58 ID:R1A5Gr6b
>>24
まぁ、そうカッカするなよ
職人じゃない俺らは投下される
SSに期待しながらwktkしようぜ
26名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:17:06 ID:TbZ7IAgr
801禁止って何のこと?
27名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 17:24:49 ID:WSJtBaGB
>>21
GJ!(;´Д`)ハァハァ

>>26
男同士のエッチのこと
2826:2006/02/08(水) 09:55:23 ID:yW7iaOYT
本当にありがとうございました。
29名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 14:12:16 ID:PMZBiHMt
--------------------------------------------------------------------------------

   ,ゝ     .;.;.;.;.;.;.;_, -, ‐'´.:.:.:.:.:.\  ヽ  !|     ヽ\ , ィ て ` `ヽ
  ヽ、  .;.;.;.;.;.;.;.;.-彡‐/      :.:.:.\ ヽ  !|       l\7/弋/  `ー、
  / .;.;.;.;.;.;.;.;.;_;_厶r7          ::\ ヽ !j   , - ‐イ八〉/fぶlメti i  ヽヽ
  /フ.;.;.;.; ,イ´  ≠〃            ::ト、ヽト-イ─-イ| j/ i ~''  レt、j いヽ}
  { ゝ/´゙ヾ〜´ 1{              ヾ‐'_ノ ,ヽ:.:.:.:ヽ んi⌒ヽ‘'ふjリ l } リ
  |/    ヽ 〜 !               ヽ-ィノj:.:.:.:い_ ハゝ='-イr'\リレ'ノ
  /       t、〜ハ:.                 ヽニィ'ヽ、ノ.:} `>  `メ ト〉
 /        ヽ,〜ヽ:.:.               ヽチ 〉_,ノ ハ  l h
 !         ヽ、t ヽ.:.:.:.:.:.:.          __ ゝノ 八/ 冫〉  { ハ
│         .:.:.:.、ヾ ヽ、.:.:.:..:.:.:.:.:. , - ' ´   ̄` ゝ\/イll lノ  l い
│       .:.:.:.:.:.:.ヽ ヽ、 ヽ.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.       ヽ`〉 ‖j   l  ぃ
/        .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、メ_,ゝ:.: 〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.      ヽ  リノ    !  j
       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./´:.:..ヽlj.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.     ヽ      |i ハ
====- 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヘ厶ソ ヘ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.    丶     ハ  l|
      .:.:`ヽ、.:.:.:.:.:.:.:./ ̄     ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.    ヽ    ヽノリ
      .:.:.:.:.:.:.:`ヽ.:.:.:ノ        ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.    丶

30名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 17:36:31 ID:TL82ES3q
保管庫の更新マダー?
31名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 07:17:13 ID:eDx9aMa7
>>30
自演乙
32名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:28:16 ID:cCCHkBFq
>>30
別に実用上問題無いだろ
ここのまとめの人はよくやってくれてる方かと
33名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:03:15 ID:agwD8h1h
SKM(シアよりもキキョウ萌え) 結成!?
34名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:18:04 ID:agwD8h1h
NOVA
35名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:21:02 ID:DcyBjPxl
>>34
N (ネリネの)
O (おっぱい)
V (ゔぉいんゔぉいん)
A (アヒャー)
36名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:24:46 ID:tm4G2Y4f
KKK(恋してキスしてカレハさん!)結成。
AAA(愛して愛してアイさん!)結成。
37名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:33:08 ID:r9w7gb2X
総合まとめの方はとっくに修正されてるけど、エロパロ倉庫の中の人もテンプレの修正したほうがいいぞ。
まあ次スレまではかなりの時間があるけど、その時になったら忘れてそうだしな。
38ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 00:46:35 ID:9PEFo120
えっと・・・・・・・・・・・・鬼畜陵辱スレに投下しようかと思ったんですが、
過疎ってるこっちの方に投下した方がいいでしょうかねぇ?
39名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:04:30 ID:r9w7gb2X
>>38
ここの住人からすればここに貼ってくれと言う人が多いのだろうけど
そういうのはわざわざ聞かずに自分の判断で相応しいと思う場所に貼ったほうがいいよ。
40ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:26:38 ID:9PEFo120
>>39
了解しました。


んじゃここに投下します。



注意 エロ少ないです。そのため本編終了後に話がもうちょっと続きます。
   陵辱系で人死にがでますがグロ無しです。

「ある少女の反乱」     ジゼルヅグドゥ
41ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:27:25 ID:9PEFo120
ここにひとつの資料がある。
いまはもう誰も知らない資料が。
今から語るのは、その資料についての誰も知らない物語である。


その日バーベナ学園は地獄と化した。

「彼ら」にとってのターゲット、及びその周辺人物がほぼ揃った時刻を見計らい、
ひとつの異変が起きる。
42ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:28:36 ID:9PEFo120

まずはこの映像を見てもらおう。

まるで地震のように揺れる大地。遠くに見えるのはツララか何かを逆さにしたかのような、金色の塔。
これは光陽市周辺の地域で撮影された映像である。
この塔は全部で五つ、バーベナ学園を中心とした五角形を描くように現れた。
五角形と言うのは正しくでは無いだろう。むしろ「南を頂点とした五紡星」つまり逆五紡星を描くようにだ。
この塔が何でできていたのか、そしてどこで作られた或いは発掘されたのか、それらは今でも不明である。
しかしその効果は明確であった。

なぜならこの塔の「効果」により光陽市では大混乱が巻き起こったのである。
それは、「五紡星内の区域での魔法及び錬金術の発動の封印」であった。
なにしろ「開門」以降、人界に広まった魔法・錬金術はそれまでの技術を一掃し、
ソレを基にした技術がほとんどであったのだから。

まず交通機関及び連絡機器がストップし、五紡星の中と外をつなぐのは徒歩のみとなった。
先ほどの映像は、『塔』の有効範囲外で撮影されたものである。
43ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:29:36 ID:9PEFo120



しかしこの有効範囲内で動く乗用車が存在した。
「開門」以前には普通に使用されていた、ただガソリンを消費して動く車である。
何台ものソレらは結界の消えたバーベナ学園の正門を塞ぐように荒々しく停止すると、
中から多数の黒ずくめの男たちを吐き出した。
これまた珍しいことにその男たちの持っていたものは「開門」以前で使われていた火薬式の銃火器であった。
この事から後の世で「三世界合同クーデター」と呼ばれる事になる
この事件は綿密に練られた計画だったことが伺える。

そして「塔」の出現より約一時間後、光陽市全域にある電波が発されることになる。
この電波はテレビの周波数と同一で、やはり「開門」以前のアンテナ式テレビで受信・視聴することができた。
その電波の内容とは、実際に見てもらったほうが早いだろう。

44ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:30:21 ID:9PEFo120

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・・・・・・・・」

初めてその『音』がした時、一体どれだけの人がそれがうめき声にも等しいヒトの声だと気付けただろう。
画面に映るのはボロボロの、元はバーベナ学園の制服であっただろう衣服ともいえない布を身につけた、
虚ろな目をした少女と、その少女に覆いかぶさる男の姿だった。
場所はおそらくバーベナ学園の教室のうちのいづれかであろう。
椅子や机をどけて作られた空間に、よく見れば少女と男を囲むようにさらに何人もの男たちが輪を作っていた。
少女の肌や髪には、おそらく周囲の男たちのものであろう白濁液がべっとりと付着し、
少女に覆いかぶさっていた男が動きを止め、さらに少女にかけられた白濁液がその量を増す。
しかしソレに対し少女は何の反応も示さず、ただ

「・・・・・・・・・」

時折聞き取れないほどのうめき声を上げるだけであった。
だから、誰にも―――急遽設置された対策本部でこの映像を見せられた神王・魔王両名にすら―――分からなかっただろう。
少女のあげる声は、「凛くん」と、その少女の愛しいヒトを呼ぶ声であることを。
そして少女の虚ろな瞳には、そのヒトの最後が焼きついていることを。

コトを終えた男はその少女―――資料によれば「芙蓉 楓」と言う名前らしい――――からどき、別の男と交代する。
にちゃにちゃ、と粘液にまみれた性器同士がこすれる音をBGMに、一人の男―――耳の形状から判断するに神族―――
が画面の前に現れ、

「ユーストマに告ぐ。貴様は王権を破棄しろ。さもなくば―――――」

画面後方で銃声が響き、それきり少女の声はしなくなった。

「―――――次は貴様の娘の映像を流すことになる。」

簡潔にそれだけ言うと、もう一人の男―――こちらは魔族―――に交代し、
その男も今度はフォーベシィに対し同様の宣告をすると、映像は途絶えた。電波自体切られたらしい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
45ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:31:14 ID:9PEFo120


当時の神王・魔王であった両名が半狂乱になったのは言うまでも無い。
しかし、魔法・錬金術が使用不能な環境での戦闘など、神界・魔界の誇る特殊部隊ですら想定外であり、
ここまで用意周到な部隊相手には返り討ちに合うのは目に見えていた。

この事件、持久戦に持ち込まれるかと思われたが、唐突且つ想定外の形で解決を見ることとなる。
しかしそれは同時に大規模な混乱を世にもたらすこととなった。

現在、人界における地図上に「光陽市」は存在しない。
光陽市があった場所は現在、巨大なクレーターの中心に慰霊碑が建てられた状態で放置されている。

「ソレ」が起きた後、遺された神界・魔界の上層部の調査により原因究明が行われ、ひとつの結論が出た。
当時バーベナ学園には神界・魔界の合同研究の実験体3号が在籍しており、何らかの影響で「プリムラ」と呼ばれる
ぞの実験体が魔力を暴走させて光陽市の消滅へとつながったのではないのか、と言うことだった。
幸か不幸か、「塔」の影響により消滅の規模は多大に抑えられてはいたが。


深刻な事態に陥ったのはその魔力の暴走に、神王・魔王及び彼らの側近が巻き込まれたためである。

46ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:31:54 ID:9PEFo120


クーデターを起こした部隊の所属も明らかにできず、
そしてもはや神界・魔界の王族の血は途絶えたと思われたそのとき、「彼女」は現れた。

故・神王の娘、リシアンサスの双子の妹でありながら、
母親である魔王の妹の、魔族としての血を濃く受け継いでしまったがため、
神王とその側近以外に存在すら知られず幽閉されていたのだと言う。

そして「彼女」は神王・魔王の双方の血を受け継いでいることにより神界・魔界をまとめ上げ、
その力により人界をも支配するに至り、現在の平和な統一世界が築かれたのである。

「三世界合同クーデター」より数年、「彼女」はその手腕を発揮し、三世界をまとめ上げ続けている。
この日も人界の某所に作らせた王宮の執務室で一人黙々と三世界から寄せられる書類を片付けていた。
と、最後の書類を片付け、席を立つ。
向かうのは戸棚、そこには隠された秘密の通路があった。
そこを通り彼女は地下室に向かう。
そこには、「あの日」魔力の暴走に巻き込まれて死んだはずの少女たちの姿があった。
さすがに「彼女」の姉の姿は無いが、うつろな目をして鎖につながれた彼女たちは「彼女」の姉の周りに居たもの達である。
「ここ」に連れて来られた当初は今のような状態ではなく、「彼女」に抵抗したものであったが、
一人の例外も無く徐々に精神を蝕まれていった。

「だって、「あのヒト」に比べて、私には何も与えられなかったんだもの。
――――「あのヒト」から奪ってでも手に入れなければ、今も私は「あのヒト」の内側で孤独に晒されていたに違いないわ」

そう、「クーデター」も。そしてその事件そのものを消し飛ばした魔力の暴走も。
すべては彼女が仕組んだのであった。
「彼女」は笑う。それは楽しそうに。



そして世界は闇に包まれた。


「ある少女の反乱〜B(バーベナ)の悲劇〜」了
47ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:33:45 ID:9PEFo120
本編終了〜〜〜〜

少ないっつか、エロほぼ無し_| ̄|○

んで追加〜
48ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:34:42 ID:9PEFo120


特典映像




どこからか――おそらくは他の生徒達と共に押し込められていた教室から――二人の少女が連れてこられる。
少女達は二人ともその顔を涙に濡らしていた。彼女達が居た教室には、今も土見凛の遺体が放置されている。
芙蓉楓がどこかへ連れて行かれるとき、抵抗した彼を、男達は無造作に射殺したのだ。

「いやぁ!!凛くん・・・・・いやあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

男達が倒れた彼を見て泣き叫ぶ楓を連れて行った後、彼にはまだ息があったが、
魔法も使えない状態では手の施しようが無かった。
彼女達はただ彼が死に逝くのを見届けるしかなかったのだ。


49ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:35:57 ID:9PEFo120



「カエ・・・・・ちゃん・・・・・?」

二人のうち、赤毛の神族の少女が呆然としながら呟く。
彼女――シリアンサス――の視線の先には虚ろな目をして身動き一つせず横たわる芙蓉楓の姿があった。
身に纏っているものはボロきれと化した制服で、全裸と言ってもいいほどで。
そして全身には大量の白濁液を浴びていた。
どうやら生きてはいるらしいが、死ぬよりもひどい目にあったのは明らかだった。
そんな楓を見て、二人の少女は頭では状況を分かってはいるものの、意識がソレの理解を拒んでいる状態に陥っていた。
だから、何人もの男達が自分達を取り囲むように集まってくるのに気付いていなかった。
そして、

「・・・・いやっ!」

取り囲んでいた内の数人がシアに近づき、そのまま彼女を押し倒して服を剥いでいく。

「おいおい。大事な人質だぞ、丁重に扱え」

ビデオカメラを持った男の隣に立っていた、リーダー格らしき神族の男がシアに群がる男達をたしなめる。

つまり。彼も知らなかったのだ。自分達が利用されていたと言うことに。
そして、この計画の最後を。
50ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:36:36 ID:9PEFo120

そうこうするうちにシアも全裸にされてしまい、先に順番が決められていたのだろう。
魔族の男が数人がかりで床に押さえつけられた彼女にのしかかっていく。

「やめっ!ぐぎっ・・・・・・・ぎ!!・・・・・・あああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!」

悪魔に純潔を散らされる神の娘。
彼女の秘所はまったく濡れていなかったが、代わりに溢れてきたおびただしいほどの破瓜の血で真っ赤に濡れていき、
彼女は喉も裂けよとばかりに断末魔のような聞くに堪えない絶叫を上げ続ける。

ネリネは二人の男に両手を掴まれた状態でその光景を見せ付けられていた。
おそらくは見張りに立つ人員を考えてのことだろう。
そしてそれは、シアが終われば次は彼女の番だと言うことか。

カメラに写されていく映像の中、シアに肉棒をつきたてている男は腰をふるスピードを上げ、

「いやぁ!!!やめてやめてやめてぇ!!!中だけは駄目ぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

彼の様子に気付いた彼女の悲痛な叫びを意に介さず溢れんばかりの欲望を彼女の子宮に叩き付けたのだった。

おもわず目を背けるネリネだったが、もう一人のリーダー格と思われる魔族の男に髪を掴まれ、
無理やり顔をシアの方に向けられる。
彼らの視線の先でシアは、今度は別の男(人族)の肉棒を騎乗位でつき立てられた上に、
神族の男によって後ろの穴まで貫かれていた。


神族、人族そして魔族。三種族の男達に犯さ続けた彼女の精神は先の芙蓉楓と同じように崩壊し、
永遠に晴れぬ漆黒の闇に堕ちたのだった。
51ジゼルヅグドゥ ◆5QXHO4/GJY :2006/02/14(火) 01:38:06 ID:9PEFo120
まだ残ってますが、その残り部分だけ書き直します。
それらは・・・・・・・・・まあ、一週間以内に投下したいと(ry
52名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:59:59 ID:r9w7gb2X
>>51
とりあえず乙
53名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 03:08:31 ID:furMjtCM
GJ!

ただ、「凛」じゃなくて「稟」ね
D.C.の「芳野」さくら同様よく間違われるなw(正しくは「芳乃」)
54名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 11:27:23 ID:ydZZhWe4
陵辱も人死にもかまわないけど
単純に面白くない
55名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 15:12:36 ID:RC2yNtWF
>>54
少しはオブラートに包めwwwwww
56名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:52:45 ID:uU6O9cLr
キャラが残ってないのかなぁ
半狂乱になったり、目立つ迂闊さとかの神王&魔王
魔女チックなキキョウ(名前出てなかったけど)

!ああ、話が過去形主体だから違和感、感じたのか!
何はともあれ、乙&GJ
57名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 17:14:07 ID:v8w6gZbn
恥辱だのジャンル以前に事件を淡々と述べられても…その…困る
58名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 17:36:36 ID:7J3uaqVA
第三者視点の話はよくあるがここまで遠く離れた視点ではヒロインの感情がまるで伝わらない。
3レス使って設定を作ったのにその後の本編も3レスで終了。
>56の言う通り登場人物らしさがまるでない。
なんのためにSHUFFLE!という舞台を使っているのかさっぱり分からない。

こんなところかな
俺的にはGJというレベルには達していない
59名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:21:54 ID:iTGnWs9G
>>51
陵辱とかそういうの以前に話として面白くない。
ちゃんと話を作ってくれれば陵辱だろうがダークだろうが問題ないと思うけど
ただシチュエーションを並べただけで、キャラクターがSHUFFLE!である理由すらないからな。

ついでに一言。
キキョウがこの世で一番大切なのはシアなんで、
彼女がシアをどうこうするのは世界がどうにかなっても絶対ないです。
60名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:19:03 ID:YILWghDZ
原作だとマジで壊そうとしてたしな
オレの勝手な予想だが>>51はシャッフルをやってないんじゃないか?
61名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 04:46:34 ID:4meS0rGy
まぁなぁ。
超常能力持ちが山な中、それをどう押さえるかがまったく無いし……
62名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 17:37:00 ID:RpMk/Jwf
本編で世界観を作り上げて、特典映像でエロを付け加えていく
…エロゲ本体とその後に出されるドラマCDなどの関係を皮肉った
パロディーか?

別にSHUFFLEでなくてもいいような気が
63名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 18:58:15 ID:9RZU9lix
シリアンサス……
64名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 21:18:55 ID:EkkSXX33
おまいら厳しすぎ
職人減るぞw
65名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:27:37 ID:DUJ6S9KI
ただこういった作品が認められるようなら、一気にクオリティダウンが酷くなる気がするゾイ。
読み手がしっかり注意し、書き手はそれを認め受け入れ、さらなるレベルアップを目指すような関係なら最高なんだがなぁ
66名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 01:28:52 ID:8bN6An0R
何でもマンセーすればいいって物じゃないしな
67名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 02:25:14 ID:DUJ6S9KI
酷く頭が痛い。
目覚めた稟が最初に感じたのは、そんな程度の事だった。

・・しかし、布団の中のこの温もりはなんだ。
明らかに稟以外に誰かがいるが、稟はそれを認めたくないがために平然を装って布団を抜け出て。

「どこに、行くの?」

背後から、声。
しかも、ここ数日で聞き慣れたものとなった。
稟が目を見開く。
と同時に、ふにょんとした柔らかな・・・そう、豊か過ぎる程豊かなバストが背中に押し当てられる。
さらに手を回され、トランクスに収まっているぺニスをやわやわと触られて。

「うわぁ、稟君の、もうこんなにおっきくなってるじゃない?」
「そりゃ生理現象ですから」
「私がヌいてあげるね」

この魔女は、悪戯気に微笑んでるのだろうか。
だが稟が振り向いた瞬間、一糸さえ纏わぬ姿のアイが、眠たげな瞳で・・しかしそれさえも稟の理性を奪うかのごとく、微笑んでいた。
68名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 02:26:32 ID:DUJ6S9KI
何気無く書いてみた。
反省はしていない。






きゃきゃきゃあ♪
69名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 05:35:38 ID:U/B77FDi
>>65
注意や指摘ならいいが、どう見ても叩いてるとしか見えないけどな。
叩くだけ叩いて注意しただけとか言うやつに限って確信犯だったりするし。
70名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:22:13 ID:AHw5sZbj
>>68
GJ!!
続きwktkして待ってます!
71名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 15:31:47 ID:IcfhmOz2
>>69
同意
気に入らなければスルーすればいいだけ
良ければGJなり、乙なりすればいい

指摘や注意をするなとは言わないが、言葉を選んで気を使ってやってほしい
職人さんによっては指摘の受け取り方も異なるだろうし、スレの雰囲気も悪くなりかねない
今の状況も何となく投下しづらいものだと思う
72名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:21:53 ID:p48H9vfi
シャホーの何が書き辛いって、大元がエロゲである故に
メインキャラのエロが原作で済んでしまってる所なんだよな
改めて自分で書く意義が見出せないというか……

これを打開するには
1.鬼畜陵辱レイプなど稟以外の相手を使う
2.サブキャラにスポットを当ててみる
3.よっぽど特殊orフェチなシチュを書く

読み手としてはどれが望まれるんだろう?
73名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:49:35 ID:J0pBtorO
2!!
と言いたいが、オレの好きなキャラはPS2でヒロイン化
しかも、麻弓エロを書こうとして、笑顔にエロ心が浄化された
一応原作でエロのないキャラは
キキョウ(シチュ酷似のため、無効としたい)
麻弓、カレハ、ツボミ、亜麻、紅女子

稟が陵辱、っつうのが見たい 可能なら
74名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 23:27:40 ID:8MLucD8N
特殊といえばアイさんの搾乳ネタ書くって前スレで言ってた人どうしたんだろ……
75名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:34:07 ID:r1t3ElBt
うぃ、ムッシュ。
着々と作ってます。
最初は凌辱色が濃くなりすぎたんで、純愛に作り替えてます
76名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 04:40:13 ID:MuvhfUxb
>>73
稟が陵辱する側か……この時点で土見ラバーズが陵辱対象から消えるなw
連中、揃いも揃って「稟になら何されてもいい」みたいな考え持ってそうだし(特に楓)
7762:2006/02/19(日) 10:58:32 ID:4u+9s8PJ
すまなかった
特に最後の1行は余計だった
反省している
7874:2006/02/19(日) 16:29:56 ID:UmJTxi3i
>75
継続中でしたか!しかも純愛で!
気長に待ってるのでよろしくおねがいします!
79名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:33:00 ID:G7K6J2rz
純愛щ(゜Д゜щ)カモーン
80名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 14:30:05 ID:vor4a8zU
>>76
他のエロゲーと違ってシャッフルはヒロイン全員が全員、稟になら何をされてもいい。
むしろして下さい。って感じだから書きづらいのかもな。
ついでに物語の性格上、二股……と言うか浮気も問題ないって感じだしな。
下手に修羅場を作ろうとか考えると作品の世界観を壊して別物になっちゃうし。
それにヒロイン側の戦闘能力や主要人物(親衛隊も)の戦闘能力がありえないほどの高さなので
下手に稟以外のキャラが陵辱しようものなら、する前に魂ごと世界から完全に消滅されそうだし。
まぁ、普通に萌えを追求した話くらいか。
純愛オンリーって感じだろうね。
81名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 01:09:30 ID:xY8BFax2
かといってその戦闘力を封じることが出来るようなオリキャラなんて喩えエロ目的造型でもなんじゃそら萎え萎えになること請け合いだしな。
ならば稟の好みの女がどうたら+MCならどうか?となるとこれまたキャラ同士の相互補完が効いてて崩す隙がないときた。
やりにくいよなあ……
82名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 04:06:48 ID:HxASjHIl
稟を人質にとって?
うーん……
83名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 07:13:53 ID:+etdEwkR
それより麻弓×樹の続きをきぼん
84名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 14:02:35 ID:bm+yBzBa
麻弓ならなんとかなるか。
あとはハーレム?
アイとかセージも魔界史上最強の魔術師である魔王を倒せるくらいの実力がないと陵辱無理そうだし。
ホントダーク系に向かない作品だ。
純愛ならいくらでもやれそうだがな。
85名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 23:53:32 ID:vnRcwYpu
エロ追求にしても、稟をその気にさせれば済むだけだしなぁ。
「Tick!Tack!」を見る限り、
マニアックな方面にもそれなりの興味は持ってるようだし、
シチュとかはどうとでも出来ると思う。
86名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 02:08:22 ID:hDWtD4N8
……稟をイカにする、か
87名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 04:46:44 ID:/vUT3iTR
むしろスライム? ソウルリンクのアレちっくに。
 
>えろ
で、らぶえちはメーカーがやってるんで、書きたいという意欲がわかない罠。
88名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 01:05:11 ID:7Qsa59+V
というかあの糞アニメのせいで、稟が誰かとイチャついてるのを書く気が起きない罠。
89名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 03:32:22 ID:+CclJMFD
1クール目は良かったんだがなぁ…。
無理に原作のシリアス部分をなぞらず、
明るいドタバタハーレム路線を維持してくれりゃよかったのに。

ここまで書いて思った。↑これなんて小説版?
90名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 14:25:55 ID:xSivlP54
アニメ見てないんだがそこまでぼろくそに言われるほどひどかったのか?
91名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 14:37:49 ID:Gka4SRSr
特に楓儲にとっては黒歴史以外の何物でもないかと
92名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 15:49:41 ID:xSivlP54
見なくて正解ってことか……サンクス。
93名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 04:41:42 ID:RqLQOKYh
別に普通だったと思うがなー……
見る価値も無いってレベルでもなければ、飛び抜けて良いってレベルでもねーし。
94名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 12:09:47 ID:RSfp/Xyy
俺の贔屓の蒼い子がほぼ空気だったので駄目です。
95名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 12:22:54 ID:BungByQw
ネリネとカレハで3P・・・
96名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 14:15:28 ID:4qeVp7Ff
ただ楓は原作から一番遠い場所にあるセリフを吐いたな。
ネタバレになるが。
97名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 16:45:11 ID:B5RiXvG8
むしろあの壊れっぷりが良かったと思う俺がいる
いや、楓は好きな方だぞ

強いて言うなら、なぜハーレムENDじゃないんだ
98名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:04:28 ID:fl2YVqlv
 部屋に戻ると、朝の五時だというのに楓がいた。ずっと起きていたのだろう
か目の下にくまが出来ている。
「稟くん、今日も朝帰りですか?」
「ああ、樹のうちでゲームやってたんだ。最近はまっていてなかなか抜け出せ
なくて。」
 我ながら苦しいいい訳だが、楓なら信じる。そう思っていた。
「嘘です。シアさんのところですよね?」
「・・・・・」
「稟くんはお盛んですね。今日で三日連続です。」
 背筋を冷たいものが走っていった。
「どうして、知ってるんだ?」
「稟くんのことなら何でも知っていますよ。といいたい所ですけど、今のはた
だのブラフです。」
 心の中で舌打ちする。嵌められた。
「最近、稟くん。シアさんと仲がいいから、もしかしたらとは、思っていまし
たが、やはりショックです。」
「・・だったら何なんだよ。俺とシアが何だろうと楓には関係ないだろう。」
「関係ならありますよ。私は稟くんが好きだから。」
「楓、気持ちは嬉しいが」
 すべての言葉を言い終えてしまう前に他でもない楓の声によって俺の台詞は
遮られてしまう。楓の声はけして大きかったわけではない。だが、それに込め
られた思いが強すぎて、口を閉ざすしかなかった
99名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:07:41 ID:fl2YVqlv
「私が一番稟くんをわかってるんです。愛しているんです。それなのに、後か
ら割り込んできて図々しいと思いませんか。シアさんもネリネさんも、ずっと
稟くんのこと好きだったって言ってましたよね。嘘です。だって、シアさんは
会おうと思ったらいつだって会えたのに、いえ、それが出来なくても、手紙や
電話ぐらいは出来きたはずです。神王様の娘だったら、住所や電話番号ぐらい
すぐ調べられます。でも、八年間一度もありませんでしたよね。きっと、面倒
だったんです。つまり、シアさんの想いは」
 今度は俺が楓の言葉を遮った。吹き飛ばされる楓を見て初めて、自分が楓を
殴ったのだと気付いた。手に残る感触は柔らかくて暖かい。そして、俺は、そ
の感触に興奮してしまったいた。
「ねぇ、稟くん。楽しいことしませんか?」
 殴られて床に崩れ落ちていた楓が顔を上げ笑顔を浮かべながら言った。笑顔、
そう笑顔のはずなのに楓のその表情から狂気じみたものを感じる。
「楽しいこと?」
 今なら、まだ間に合う。頭の中では分かっているのに体は動かない。手に残
る感触があまりにも魅惑的すぎた。
「愛してくれなくていいです。愛が無くても出来ますから。でも、私が稟くん
を愛していることは分かってください。」
 楓が寄りかかってくる。拳に残っていた感触よりも、柔らかく、暖かい。ま
るで、麻薬のようだと思った。何も考えられなくなってくる。
 俺の手が楓に伸びていく。その細い肩を掴みベッドの上に押し倒した。

希望者があれば続きを
100名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:10:15 ID:Z8l6T7Py
wktk
続きキボン!
101名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:24:24 ID:H5XGVk1q
>>99
好きにしろ、希望はしないがな。
この路線のままで行くのなら、楓も稟も最低の人間になること間違いなしだろうし。
102名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:26:53 ID:HOb3LK5G
ぜひ、続き希望!
正座して待ってます!!
103希望に応えた名無しさん:2006/02/25(土) 02:09:04 ID:fl2YVqlv
 自分の心臓の音がやけに煩く感じる。これが初めてというわけでもないのに俺の指は震えてしまっていた。
「稟くん。躊躇わなくていいんですよ。」
 楓が俺を楽にさせようと声をかけてくるが、そう言う意味での震えではない。
 未知への高揚と罪悪感。そしてなにより達成感を感じている。
 正直な話をしてしまうと、妄想の中で、俺は何度も楓を抱いた。楓は誰より身近にいたし、容姿もいい、俺の箪笥の中には、おかずように、新品とすり替えた楓の下着が何着か入っている。
「ああ、好きにやらせてもらう。」
 脳の中から、幾つかの妄想をピックアップし、一番のお気に入りを選ぶ。愛し合っていれば絶対に出来ないこと楓だからこそ出来ること。
 両手でしっかり腰を掴み、下着を脱がすのももどかしく、僅かにずらして、まったく濡れていない膣に陰茎をぶち込んだ。
「ひっ、あぐ、ひぐ。」
 楓は酸欠の金魚のように口をパクパクさせながら声にならない声を上げる。
「狭いな。楓の中ほんとに狭い。」
 まったく濡れていない膣は、楓だけでなく、挿入している俺にすら痛みを与える。だが、それすらも、今の俺にとっては心地いい。そしてなにより、犯しているという実感があった。
 少しずつ、少しずつ楓の中を掘り進めていくと壁のようなものに突き当たった。
「これ以上進めば戻れなくなる。それでもいいのか。」
 楓は答えを返そうとするが、まともに声を出せずにいると、痛みに歪んだ必死な表情で首を思いっきり縦に振り出した。
「いくぞ」
 ぶちん。そんな音がしたような気がした。俺の陰茎は、壁を越えさらに奥に進んでいく。接合部に目を当てると、赤い血が流れていた。その赤がとても綺麗に見えて、俺は腰を思いっきり振り出した。
 楓は何も言わない。言えない。痛みがあるレベルを超えると、あえぎ声すら出せなくなるらしい。それでも、俺は腰を止めない。しばらく、して楓が白目をむいて卒倒した。
「楓、いいぞ、最高だ。」
 本人の意識があやふやでも膣は収縮し、潤滑液は出るらしい。今になってやっと、俺がまともに動けるほどの愛液が噴出された。腰の回転がさらに速まる。
「出すぞ楓。」
 それは、問いかけではなく宣告だった。その言葉が言い終わる前に俺は楓の中に思いっきり精液を排出していた。そして、まさに全てを出しきろうとした時、楓が目を覚ました。
「稟くん。すごく暖かい。」
 寝ぼけ眼で楓がいった。涙の後とのギャップに俺は思わず笑ってしまう。
「もう一回いくぞ。」
 刺しっぱなしの愚息はまだ固かった。
「・・はい。」
 先の痛みを思い出したのか、一瞬、逡巡してから、楓は承認した。今度は買
えでも楽しめればいい。そう願いながらまた、腰を動かし始めた。
           〜完〜 

みんな大好き絶稟くんと黒楓の物語でした。
104希望に応えた名無しさん:2006/02/25(土) 02:10:45 ID:fl2YVqlv
 自分の心臓の音がやけに煩く感じる。これが初めてというわけでもないのに俺の指は震えてしまっていた。
「稟くん。躊躇わなくていいんですよ。」
 楓が俺を楽にさせようと声をかけてくるが、そう言う意味での震えではない。
 未知への高揚と罪悪感。そしてなにより達成感を感じている。
 正直な話をしてしまうと、妄想の中で、俺は何度も楓を抱いた。楓は誰より身近にいたし、容姿もいい、俺の箪笥の中には、おかずように、新品とすり替えた楓の下着が何着か入っている。
「ああ、好きにやらせてもらう。」
 脳の中から、幾つかの妄想をピックアップし、一番のお気に入りを選ぶ。愛し合っていれば絶対に出来ないこと楓だからこそ出来ること。
 両手でしっかり腰を掴み、下着を脱がすのももどかしく、僅かにずらして、まったく濡れていない膣に陰茎をぶち込んだ。
「ひっ、あぐ、ひぐ。」
 楓は酸欠の金魚のように口をパクパクさせながら声にならない声を上げる。
「狭いな。楓の中ほんとに狭い。」
 まったく濡れていない膣は、楓だけでなく、挿入している俺にすら痛みを与える。だが、それすらも、今の俺にとっては心地いい。そしてなにより、犯しているという実感があった。
 少しずつ、少しずつ楓の中を掘り進めていくと壁のようなものに突き当たった。
「これ以上進めば戻れなくなる。それでもいいのか。」
 楓は答えを返そうとするが、まともに声を出せずにいると、痛みに歪んだ必死な表情で首を思いっきり縦に振り出した。
「いくぞ」
 ぶちん。そんな音がしたような気がした。俺の陰茎は、壁を越えさらに奥に進んでいく。接合部に目を当てると、赤い血が流れていた。その赤がとても綺麗に見えて、俺は腰を思いっきり振り出した。
 楓は何も言わない。言えない。痛みがあるレベルを超えると、あえぎ声すら出せなくなるらしい。それでも、俺は腰を止めない。しばらく、して楓が白目をむいて卒倒した。
「楓、いいぞ、最高だ。」
 本人の意識があやふやでも膣は収縮し、潤滑液は出るらしい。今になってやっと、俺がまともに動けるほどの愛液が噴出された。腰の回転がさらに速まる。
「出すぞ楓。」
 それは、問いかけではなく宣告だった。その言葉が言い終わる前に俺は楓の中に思いっきり精液を排出していた。そして、まさに全てを出しきろうとした時、楓が目を覚ました。
「稟くん。すごく暖かい。」
 寝ぼけ眼で楓がいった。涙の後とのギャップに俺は思わず笑ってしまう。
「もう一回いくぞ。」
 刺しっぱなしの愚息はまだ固かった。
「・・はい。」
 先の痛みを思い出したのか、一瞬、逡巡してから、楓は承認した。今度は買
えでも楽しめればいい。そう願いながらまた、腰を動かし始めた。
           〜完〜 

みんな大好き絶稟くんと黒楓の物語でした。
105名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 02:12:43 ID:fl2YVqlv
すみません二重投稿です。
106名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 16:57:04 ID:oq8q10hj
あまり好きなタイプの話ではないし、こんな楓、忌避以外の何ものでもないけれど。
>>楓は誰より身近にいたし、容姿もいい、俺の箪笥の中には、おかずように、新品とすり替えた楓の下着が何着か入っている。
この一文に生々しさを感じたので。
もう少し楓の狂気と稟の墜ちていくさまが描写されてればよかったかなあ。
107名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 19:17:18 ID:Q3Q/3gnp
思わず殴ってしまう稟ねぇ
我慢強さが自慢の稟とは別人だな
108名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 21:14:02 ID:JOcpfDPo
たしかにちょっと別人ぽかったが面白かったよ。
このくらいにキャラ改変なら俺は問題ない。
ただもうちょっと黒っぽい部分を長めに描いて欲しかった。
やってるだけって感じだし。どうせダーク系ならその部分をちゃんと書かないと。
109名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 10:13:37 ID:Txrv4a3y
新作SSマダー?
110名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 03:18:22 ID:B+iaqt0d
このスレが過疎ってる原因は、住人の意識が低いことだな。
基本的に職人は、持ち上げて書かせるのが基本なのに、
それすらもできてない。それじゃあ職人が離れるに決まってるだろう。
111名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 04:06:17 ID:abXYCPID
ええっと、
本人、乙。
112名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 09:00:06 ID:jMpQcVUC
いや、別に過疎ってても問題ないし
頻繁に書いて欲しいなんて思ってないし
適度に盛り上がればそれで十分じゃん
113名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 14:48:57 ID:8y6uVBWs
書く側の問題としては>>72>>80あたりだよ

和姦だと結局「本編のやり直し」になっちゃうし、レイープしようにもヒロインの戦闘力高いし……
114名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 15:10:13 ID:8dSFCeSZ
適度にも盛り上がってねぇ〜だろ!!普通に考えろし
115名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 15:38:25 ID:75r/0wF7
>>107
いや、アニメ終盤の稟なら、案外こんなもんじゃね?
116名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 15:43:54 ID:nNc9S+WB
>>114
普通に考えろ
たまに作品が投下されれば一時的に盛り上がる=適度に盛り上がる
117名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:12:33 ID:QnveuGZt
 そろそろ次を投下しようと考え中。
 好きなのを選べ
  稟×ネリネ 暗め
  稟×楓+プリムラ 少し軽い
  稟×シア×楓 ハーレム風
 おまえは書くなという選択もあり。
 ものによっては黒楓のときより人格改変が強くなるかも・・・
118名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:13:47 ID:Ac3x/JrM
下から一番目希望。
119名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:13:52 ID:ZIWfrOfT
>>117
稟×幹夫×神王×魔王 ハーレム風
120118:2006/03/03(金) 20:28:41 ID:Ac3x/JrM
>>117
稟×シア×楓 ハーレム風な。
誤解を与えるとあれなので
121名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:36:41 ID:B6n40dTI
「稟×楓+プリムラ 少し軽い」を一つお願いします
122名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:41:11 ID:QnveuGZt
ばらばらの意見だ・・・。>>117 はすみません、私の能力では無理です。
とりあえず、先着順+多数決で稟×シア×楓 ハーレム風にします。速ければ
明日の朝までに書く予定で。
123名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 02:11:27 ID:B2zJcmi9
 やっと、二人きりになれた。夕暮れ時の教室。そこで、わたし達は向かい合っていた。
「わたしは、稟くんのことが好きです。これからも好きでいいですか?」
 精一杯の勇気を振り絞りわたしは聞いた。こんなことを言っても意味がないことは分かっている。これはわたしなりのけじめだった。
「いいよ。」
「え?」
 シアちゃんはほとんどノータイムでで返事を返して来た。本当に予想外だった。怒鳴られるか殴られるかぐらいは覚悟していたのに、よりにもよってあっさり了承するなんて。
「稟くんと付き合っているんですよね?」
 稟くんとシアちゃんは一月ほど前から付き合っている。それを知らないわけではないが、聞かずには居られなかった
「うん、もちろん。ラブラブだよ☆」
 太陽のような笑顔を浮かべて、シアちゃんは言った。恋する女は輝くというのはこういうことを言うのかもしれない。
「では、どうしてこんなにあっさりと認めるんですか?」
「ん〜、だって。わたしが嫌だって言ったら、稟くんのこと嫌いになれる?」
「それは・・・」
「出来ないよね。カエちゃんの想いは簡単には変えられない。それにね、カエちゃん。むしろ、わたしは稟くんに告白して欲しいって思ってるし。」
「どっ、どうしてですか?」
「まえも言ったと思うけど、神界は一夫多妻制だから。それに、稟くんも、たぶんカエちゃんのことが好きだし。」
「もし、稟くんがわたしを受け入れちゃったら、稟くんが盗られちゃうんですよ。それでもいいんですか。」
「カエちゃん。勘違いしちゃ駄目。稟くんを奪い合うんじゃなくて、稟くんに、仲良く愛してもらうの。でも、正妻はわたしだからね。」
 正妻のところにアクセントをつけてシアちゃんは言った。
「一緒に、愛してもらお。」
「でも、わたしにはそんな資格なんか・・・」
「資格ってなに?」
「それは・・・、ごめんなさい。言えません。」
「無理に聞こうとは思わないけど、でも、それって稟くんを傷つけるかもしれないよ。」
 稟くんを傷つける?それは絶対にしてはいけない。わたしは稟くんのためだけに生きてるのに、それじゃ、わたしの生きる意味がなくなる。
「傷つけることなんてありません。わたしは稟くんを愛しています。でも、稟くんに愛してもらう資格はないです。ただそれだけなんです。」
 シアちゃんはしばらく黙って、考え込んでから、今まで、見たこと無いぐらいの真剣な表情で口を開いた。
「カエちゃん。それだと、稟くんの思いは何処に行くの?カエちゃんの言ってることって相当たち悪いよ。人ってさ、自分に好意を抱いている人に、好意を抱くの。尽く
して、媚売って、散々好きにさせた挙句、『好きにならないで』。そんなこといわれたらどうしようもなくなっちゃうよ。行き場の無い思いのつらさはカエちゃんが一番
知ってるでしょ?」
 言われて、わたしははじめて気付いた。愛せないつらさを。わたしは稟くんに抱いている想い全てを捨てろといわれれば発狂するだろう。それと同じことを強要しよう
としていた。ひどい後悔がわたしを襲う。
「でも、稟くんは誠実な人だから、わたしが告白しても首を盾に振りません。」
「大丈夫。わたしがいれば何とかなるよ。」
 親族の少女は小悪魔のような笑みを作り、軽く胸を叩いてそう言った。嫌な予感がしたがわたしはなす術も無く、シアちゃんに引きずられて、芙蓉家まで連行された。

124名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 02:13:45 ID:B2zJcmi9
誤字 親族=神族 
122での発言で、117とありますが、119です。
PS次回に続く。
125名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 04:10:15 ID:J5b+Bfs6
>>123
GJ!
126名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 12:21:00 ID:GPW1vkCa
>>123
続きwktkしてますね!
で一つだけ不満を言わせて貰うと・・・・

楓&シアの3Pでネリネは出ないんですか?orz
127名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 12:56:39 ID:B2zJcmi9
>>126
ごめんなさい。スキルが足りないです・・明らかにキャパオーバー。
ネリネは単品ものを構想中。
128名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:03:25 ID:B2zJcmi9
「今日の夕食は、やけに豪華だな。」
 シアは付き合うようになってから、たまに家に来て、楓と一緒に料理を作るようになった。その場合いつもより多少豪華になるのだが、今日のこれは行き過ぎだ。
「稟くんに精力つけてもらおうと思って奮発しちゃった。ねぇ、カエちゃん」
「え、ええ。」
 机の上に並んだ料理を見渡すと、スッポンの唐揚げ、うなぎの蒲焼、レバ刺し、マムシ酒他にもいろいろあった。
「にんにくも買い込んでたけど、アレは使わなかったのか?」
「ファーストキスのとき、ニンニクの匂いがしたらだとかわいそうだと思って。」
「ちょっと、シアちゃん。」
 楓が顔を真っ赤にしてシアに突っかかる。今日の楓は少し興奮気味だ。
「どういうことだ?」
「それは、あとのお楽しみ。稟くんはいっぱい食べて元気になってね。」
「ああ。」
 こういうときのシアから、話を聞こうとしても無駄だ。俺は料理を口に運ぶことに専念した。
 自分なりに、この料理の意図を考える。精力をつけるといえば、やっぱりアレをするということ
だが、シアは今日泊まっていくと言っている。楓と俺の部屋は近いから、この家ではしないという
のが暗黙の了解のはずだし・・・。結局のところ分からない。
「俺の顔に何かついてるか?」
 食べている間、楓が俺の顔を見ているのはいつものことだが、向けられている視線が、いつもと
違うきがしたので、思わず聞いてしまった。
「いえ、何もついてませんよ。」
「そうか。」
 そこで、会話は切れて、再び食事に戻る。
 ニコニコしたシアと、俺のほうを伺いつつも目線をあわそうとしない楓。無表情に黙々と料理を
口に運ぶ俺、はたから見たらさぞかし面白い構図だろう。
 しばらくして、夕食が済んだ。
「カエちゃん、一緒にお風呂はいろっ」
「はい、シアちゃん。稟くん、お先にお風呂いただいちゃいますね。」
「ああ。」
「あっ、稟くん。あとで、カエちゃんの部屋に来てね。絶対だよ。」
「分かった。」
 俺が返事をすると、 シアは「ありがと、これは忘れ物。舐めといてね。」と言って、VC4000の
ど飴をこっちに投げて、楓と一緒に浴室に消えて言った。
 一人残された俺は無駄だとわかりつつも二人のたくらみを見破ろうと必死に思考しているのだっ
た。

次はやっとエロパート
129ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 01:19:41 ID:10YBf8ex
GJ!

…ところで、>>21から諸事情で死んでて、
やっと続き書いたんだが、このハーレムもの一段落してからアゲさして
もらったほうがいいだろうか
130名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:27:14 ID:IFM+3uR3
>>129
ktkr!!!!
ぜひお願いします!
131名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:42:10 ID:FfBuefcf
>>129
よろしくお願いします
132名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:45:22 ID:A6NkLOxx
「楓、シア、来たぞ。」
 俺は風呂からあがってすぐに、楓の部屋に向かった。もちろんシアに渡されたのど飴も舐めてい
る。
「いらっしゃい。稟くん。」
 パジャマ姿の楓とシアが俺を快く迎えてくれる。心なしか顔が赤くなっている気がする。
「ほら、カエちゃん。早く言っちゃいなよ。」
「でも、その、まだ心の準備が。」
「そんなの待ってたら、いつになっても始まんないっす。ささ、早く」
「そうですね。分かりました。」
 呼び出されたはずの俺を無視して目の前の少女二人は盛り上がる。話に一段落着いたのか、楓は
深く深呼吸して、俺のほうを向いた。
「稟くん。」
「はっ、はい。」 
 いつにない大声、それに込められた気迫につい、どもってしまう。
「好きです。抱いてください!」
 そして、大声のまま、叩きつけるように楓はその台詞を言い切った。思考が停止する。俺の中で
時間が止まった。シアのしている拍手の音がやけに遠くに聞こえる。
「・・・・もう一度お願いします。」
「好きです。抱いてください。」
 今度は先ほどより落ち着いた感じで、同じ台詞が出た。抱いてって、セックスのことだよな。今
日の楓は大胆だな、彼女の前だぞ?確かに魅力的な提案ではあるが・・・。
「すまない。俺にはシアがいる。」
「ということは、わたしがいなかったらOKだってことだよね。」
 いつの間にか、楓の後ろに回りこんでいたシアが楓にもたれかかるような感じで抱きつきながら
言った。
「いや、その、そう言うことじゃなくてだな。」
「稟くんは、わたしのこと嫌いですか?」
 楓が捨てられた子犬のような顔で聞いてくる。上目使い+その表情は反則だろ。
「嫌いじゃない。」
「女の子として見れませんか?」
「いや、十分見ている。だけどな・・」
 これって浮気だよな。でも、シアは楓のこと応援しているし、いったいどういうことだ?
 俺の煮え切らない様子に痺れを切らしたのか、シアが口を開いた。
「稟くん。抱いちゃいなよ。わたしのことなら気にしないでいいよ。神界は一夫多妻制だし、それ
に、わたしは稟くんが、一人しか愛せない甲斐性なしじゃないって思ってるし、一応厳密に言えば、
稟くんは、すでに、二人愛しちゃってるんだから、今更、一人増えたっていいでしょ。カエちゃん
のこと好きじゃないなら話は別だけど。」
 考える。確かに悪い話じゃない、それどころかいい話だ。シアも完全に肯定してるし。
 ゴクッ。生唾を積む音がした。二人に聞かれていないか、そのことが気になって仕方なかった。
「稟くん見て。こんなに美味しそうなのたべないと損だよ。」
 プチッ、それは紛れも無く理性の切れる音だった。シアが楓の胸を後ろから揉みしだいている。
「いいのか。楓。」
「はい。ずっと稟くんに抱いて欲しかったから。」
「稟くん、これで気兼ねなくカエちゃんを抱けるね。」
 もはや、俺にはシアの軽口に付き合う余力すらなかった。パジャマ越しに、楓の胸を揉む。楓が
悩ましげな声を上げた。ブラをつけていないらしく、生々しい感触が手に帰ってくる。
133名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:48:05 ID:A6NkLOxx
「カエちゃん、稟くんの手はどう?」
「暖かくて、大きいです。」
 阿呆の用に楓の胸を揉むことに夢中になっていた俺はその言葉を聞いてさらに興奮してきた。
 目線だけで、了承をもらうと、パジャマのボタンを全て開け、乳房を晒し、ピンク色の勃起した
乳首にかぶりついた。
「ひゃっ。」
「どうだ?」
「今、変な感じがしました。」
 なんだか、楓の様子を見ていると、シアと始めてやったときのことを思い出す。シアのほうに目
線を送ると、シアは苦笑いしていた。
「稟くん。そろそろ挿れても。」
「駄目。ちゃんと前準備してても、すっごく痛いんだから。」
「分かりました。稟くん、もう少し、前戯のほうをお願いします。でも、挿れたくなったらいつで
も入れてください。」
 二人のやり取りが面白くて、つい笑ってしまう。俺としてはこれはこれで、十分楽しいからかま
わない。
 しばらく舐めて満足すると、パジャマのズボンに手を伸ばし、ずり下げた。白いレースの下着に
包まれた楓の秘裂に目を奪われる。初めてみる下着だった。きっと、シアの入れ知恵だ。
「ひゃん。あっ、んっ、」
 下着をずらして、秘裂に指を少しずつ沈めていく。熱くてキツイ。まだ、あまり濡れていないこ
ともあって指の動きはぎこちない。それでも、指が動くたび楓は嬌声を上げる。
「わたしも手伝ってあげる。」
 シアはそう言って、楓の胸を攻め始めた。楓の嬌声が大きくなり、濡れ方も激しくなってくる。
「きゃう、あ、や、あ、あう・・・だ、だめ。」
 このまま逝かせてもいいが、初めての絶頂は指ではなく、アレでさせてやりたかったから動きを
止める。
「このくらい濡らせば大丈夫だな。楓、挿れるぞ。」
「はい。」
 楓は上気した顔で頷いた。それを見てから、俺は完全に下着を脱がして、おれ自身も、ペニスを
露出した。
「あ、ああ・・・い、痛いっ、ん。」
 挿入を始めた途端、入り口を無理やり広げられていく痛みに楓は押し殺した悲鳴を上げた。
「一気に行くぞ。」
 俺は、あえて腰を止めずに一気に貫いた。そのほうが楽になると信じて。
 楓はしばらく、口をパクパクさせていたが、しばらくすると落ち着いた。
「稟くん、ひとつだけお願いしていいですか。」
「ああ。」
「キスしてください。」
 そういえば、まだしていなかった。俺は繋がったまま楓の頭を引き寄せ口付けをする。
 楓のほうから舌を絡ませてきた。俺は、それに応じる。お互いの口の中を味わった後、口を離す
と、名残惜しそうに、唾液が糸を引いた。
「カエちゃん。ファーストキスはどんな味がした?」
「稟くんと、甘いレモンの味がしました。」
 今になってようやく、シアが飴を渡したわけが分かった。
「楓、そろそろ動かすぞ。」
「はい。」
134名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:49:04 ID:A6NkLOxx
 キスをしてリラックスしたのか、さっきよりも若干、膣がゆるくなった。それでも、十分きつい
ことには代わりはない。
 ゆっくり、本当にゆっくり腰を動かしていく。シアのときは余裕が無かったが、今の俺なら楓を
逝かせることだってできる気がする。
「あ、あう、はぁん、あ、あ。」
 僅かな表情の違いから、感じる場所を探り、そこを重点的に攻める。
 楓の声に艶が出てきて、腰の動きもだいぶ早くなってきた。ひたすら、腰を動かし続ける。
 しばらくして、限界が来た。
「そろそろ限界だ。いくぞ。」
「はい。来てください。」
 俺はペニスを抜くことも忘れて、楓の中に思いっきり精液をぶちまけた。
 精液を全て吐き出したあと、ペニスを引き抜いて、大の字にぶっ倒れた。
「稟くん。うまくなったね。カエちゃん。初めてなのに逝ってったよ。それじゃ、次はわたしの番
だね。」
 シアはそう言うと服を脱いで、俺の上に覆いかぶさって来た。その感触で、逝ったばかりなのに
おれのペニスは硬くなっていた。
 
 今日の夜は長くなりそうだ。

 FIN

やっと、終わった。しばらく書くのは止めて読む専門に回ります。>>129さん期待しています。
135ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:02:50 ID:10YBf8ex
GOサインがもらえたので、行きます。


「んっ…」
 ぷるぷると震える両の乳房を、ネリネが両腕で抱えている。
「じゃあ、稟さま…」
 そして、そのまま稟にしなだれかかってきた。
 とさっ…
 横になった彼の身体で、唯一屹立している部分。
 そこにそろそろと手を伸ばす。
「あ、待って…ネリネ」
「え? あ、はい…」
 少し困惑気味にその繊手を引っ込めるネリネ。顔には何かいけなかったのか、という不安の色が濃い。
「あの、さ…」
「は、はい…」
「……折角だから眼鏡をしてくれ」
 小声かつ早口で稟は言った。
「あの、稟さま…?」
「ネリネ…何も言わずに訊いてくれ、頼む」
 かちゃ…
 頭上に大量の疑問符をばら撒きながらも、素直に、今まで脇に外してあった眼鏡をかけるネリネ。
「では、稟さま…失礼します」
 体を稟の股間に寄せると、ネリネは自身の乳房で稟のものを挟み込んだ。
 ふにゅっ
「う…」
 加わる柔らかな圧力に、思わずうめく稟。
 ぴちゃぴちゃ…
 陶磁のような白の双丘の谷間から顔を出す亀頭に、ちろちろとネリネの舌が這うと、静かな部屋に淫猥な水音が響く。
「ん…しょっぱいです、稟さまの…」
 稟のモノは早くも先走
136ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:06:32 ID:10YBf8ex
うわ、変なとこで切れた! 失礼…


 稟のモノは早くも先走りの液を分泌し始めていた。
 それがネリネの谷間を潤し、やがてにちゃにちゃという淫猥な音の、文字通り呼び水となる。
「ンンッ…じゅるるるっ……」
「うぁ…」
 ネリネが一際強く稟の亀頭を吸い上げた。
「んっ、んんっ!」
 自らの胸に顔を押し込むように、ネリネはパイズリする陰茎に深い口淫をプラス
する。
 彼女の唾液が細いラインのアゴをつたって滴り落ち、響く音の粘度を上昇させていく。
 立ち昇るネリネの匂いに、稟はますますくらくらしていた。
137ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:12:44 ID:10YBf8ex
 にゅぶっ、にゅるっ…
「んっ、はあっ…」
 甘い吐息をひとつついて、ネリネは一旦攻めの手を休める。それでようやっと我に返った稟は、自分の下腹部に押し付けられるマシュマロの感触の中にふたつ、硬質な感触を確かめた。
「んっ、ネリネ…」
「あ、稟さま、あ、きゃっ」
 ぼふっ…
 陰茎をネリネの谷間に埋めたまま、稟はネリネにまたがるように上になった。
 きゅうきゅうと陰茎を押し包むふたつの豊満な胸――その頂点は、両方とも桜色に染まり、ピンと立っていた。
「稟さ…ひゃうぅっ!」
 ネリネの乳首を軽く摘み上げる稟。
 ネリネは敏感に反応して、ぴくりと身体を跳ねさせる。
 可愛らしい快感の声が、稟の理性をいよいよ吹き飛ばしていく。
「続けて、ネリネ…。俺も、ネリネを気持ちよくしてあげるから…」
 稟は谷間に溜まっていた分泌液を、ネリネの乳首に刷り込むように撫でまわした。
 にちゃにちゃ…
「はぁぅっ、うっ、ん、あぁぁっ…」
 乳首に加えられる刺激に、ネリネの身体は不随意に跳ね上がる。
 艶やかな前髪が汗で張り付いた顔は、陶磁のような白から妖艶な桜色に染まり、跳ねるたびにメガネがかちゃかちゃと音を立てて揺れた。
「ほら、ネリネも…動いて…」
「だ、だめですぅ…っ…、っ、ちく、び、いじられ、たら…ふあっ!」
 いやいやをするように首を振るネリネ。
「ネリネって、乳首も感じるよな」
「ふあぁ、はいっ…そうです…、だから、あまり…いじめないで、くだ…」
 ぎゅっ
「ふああああうぅっ?!」
 少し強く、捻るように。ネリネの懇願をスルーした稟の一撃に、ネリネは一際大きな嬌声をあげた。
「あぅぅ…はぅ…」
138ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:14:54 ID:10YBf8ex
「ネリネ、俺が動くよ…」
 その先端をヒクヒクと痙攣させるふたつの胸に手をあてがう。ぐにゃりとネリネの乳房が歪んで、谷間の圧力を高める。
 にちゅっ、ずちゅ、ずちゅっ…
 稟は一心不乱に腰を振った。その度に淫音が響き、うつろに放心していたネリネに、雄の匂いを振りかける。
「りん、さま……んちゅ…」
 身体にあまり力は入らなかったが、舌を懸命に伸ばしてその亀頭に愛撫を加える。
 ぴちゃ、ぴちゃ…
 にちゅっ、じゅぷっ…
 水音が二重になり、稟の性感が加速度的に高まっていく。
「んん…稟さま…」
 ネリネは、凛の怒張がいよいよ限界を迎えていることを察した。
「もう…でますね…」
「はあっ、はぁっ…あ、ああ…」
「その…稟さまのお好きなように、その…なさってください…」
 そう告げてはにかむネリネの瞳はこの熱と快感に潤んでいて、稟は限界へのラストスパートを自覚した。
 にゅぶっ、にゅぶぅっ…
「あのさ…」
「んっ…はい…」
「ネリネの綺麗な顔に、出したい…」
「はい…稟さまっ…っ。わたしの顔を、稟さまで染めてください…」
「ああっ、ネリネ…っぅっ?!」
 ネリネは熱い熱のカタマリが自分の谷間を爆ぜ割ったかのように感じた。
139ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:18:58 ID:10YBf8ex
 びゅるっ! ぶぴゅ、びゅるるぅっ!
「んんぁ…!」
 ネリネは口を開けて、可愛らしい舌をちろと出す。
 その顔に、びちゃびちゃと凛の精液が降りかかった。
「んんん…んんっ…」
 放出は結構な量だった。
 ネリネの艶やかな髪にはどろどろとした白濁が絡みつき、額に降り注いだものは美しい鼻梁を滑り落ち、薄赤く染まった頬からはたらたらと重力に従って精液が滴り落ちる。
 メガネはそのフレームにもレンズにも白濁が絡み、出された舌は降りかかってきた精液を受け止め終えると、喉奥に引っ込んで、ネリネはどろどろの白濁液を嚥下していった。
「んん……稟さまの、すごい、です…」
「ふぅっ、はあっ…」
 稟は怒張をまだ胸に挟んだまま、肩で荒い息をしていた。
「ふぅ…うぁっ」
 びゅくびゅく、とまだ断続的に射精は続く。
「稟さま…その、気持ちよかった、ですか…?」
 こちらも荒い息づかいのまま、健気に問い掛けるネリネ。
「うん、そりゃあもう…」
 ネリネに微笑み返そうととして、稟は彼女の今の格好に気づいた。
「ごめん…。着替えないとな」
「ふふ…、そう、ですね…。それに…お風呂にも、入りたいです…」
 ああ、と同意しかけた稟は、ネリネの視線の艶に気づいた。
「稟さま…入れてくださいますか?」
 いつもの控えめな様子と違って、悪戯っぽく笑う。
 そんな表情を白濁に汚れた顔でやられては、稟ももう一回戦に望まずには入られない。
「わかったよ、ネリネ」
 そうしてネリネと、お姫様だっこで彼女を抱き上げた稟は、バスルームに着くまで見つめ合ったままであった。
140ネリネ家庭教師SS:2006/03/05(日) 02:23:18 ID:10YBf8ex
   ― 後日 ―

「――――私の言いたいことはわかるな、つっちー」
「……………はい」
 凄惨たるテストの結果と紅女史の抜き身の刃が、稟の喉元に突きつけられるのであったが、妙にオロオロとするネリネ以外、クラスメイトたちは勉強不足の自業自得とその吊るし上げを生暖かく見守ったのであった。


…以上です。
間開けてホントすいませんでした…
141名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 03:25:30 ID:ru1rQOpN
GJ!このスレに連続して神降臨!次回作も期待しております!
142名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 07:52:21 ID:xCECAK+6
ネリネキタ━━(゜∀゜)━━!!最高でした
143名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 10:27:26 ID:oG2XR+2w
イイ!イイですよ!
GJ!
144倉庫の人 ◆2Hk/kRIWZw :2006/03/05(日) 12:22:59 ID:eOvC2j96
職人の皆様GJ!

>>ALL
前スレ分も含め、更新いたしました。
テンプレのほうは後日に。
145名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 11:32:39 ID:k/0mFZIV
ツボミものぷりーず
146名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 17:05:36 ID:Sy7CdyXm
おお、久々にこのスレが活性化している
147名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:03:36 ID:tsZSMUqm
エロパロかぁ……。
えっと、誰か希望という人はいますかな?
一応小説書く人間で書きたいとは思っていたので……
このたびは、と思いまして。
148名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:13:28 ID:bRweSp9Z
>>147
是非かいてください
できれば撫子先生と凛くんで
149名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 02:46:21 ID:p5P4RKK3
本編にもなかった稟×撫子先生ですか!
私も読んでみたいけど、難しそうだなぁ……

じゃあ、アイデア支援として……

(1)「最後の授業」
卒業する稟。神界での一夫多妻が決定している稟に、撫子先生が体を張った「女性の扱い方」を最後に教える。
「ふふ、私がつっちーの初めてになるとはな――」

(2)「彼の面影」
撫子先生には恋人がいた。その彼は、事故で死亡。稟は、その恋人によく似ていた。
墓参り帰りに、稟とあった撫子先生は彼を家に招き、普段は見せない悲しみを見せる。
そんな先生に、稟は……
150名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 05:45:17 ID:vz3PXHRv
1の方は、そもそもそれをやる理由が無いと思うんだ。
151名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:28:25 ID:3Fuom+SM
というか、ツボミ・先生・亜麻さんも攻略可の逆移植ver発売マダー?
152名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 16:31:53 ID:x3Y2B2Bx
>>151
マテ
亜麻さんはダンナさんの処理をどう付ける気だ?w
153倉庫の人 ◆2Hk/kRIWZw :2006/03/08(水) 18:46:22 ID:pVUPeSAS
>>150

1)稟が樹に「最初に失敗すると女性陣を一生傷付ける」と冗談半分に言われる
2)後になって本気で悩み始める稟
3)勘付いた紅女史が声をかける
4)思いきって稟が質問
5)なぜかセクース

こんな流れは、どうよ?
#「5)」を少し突き詰める必要があるけどなー
154名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 23:09:21 ID:YSa9dSZ6
楓アフターストーリー発売決定アゲ
155名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:49:22 ID:wT/0vCnN
>>154
kwsk
156名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 04:30:10 ID:H6nfpPpE
つ コンプティーク
 
まあ、嘘9参照でも良いけど。
……しかし、よーやるわ。
需要とかあんのかね?
157名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 19:32:26 ID:FMHiDfyY
本編で楓と結ばれた後の設定。
ただし、ゲームの方向性や目的、システムなどは「Tick! Tack!」とはガラリと変わる。
まだ全容は明かせないが、ユーザーに考えさせるようなシステムになる予定。
単純な紙芝居にしてしまうと、ifの部分を描くのが難しいため。
「Tick! Tack!」よりは確実にボリュームのある作品。CG数も超える予定。
アニメ版のように、楓の暗い過去の掘り下げはしない。
あくまでゲーム版では明るい世界を大事にしているので、
今はこんな風に幸せになってますよっていうところを描きたい。
「Tick! Tack!」のアンケートでも言われた部分ですが、
メインヒロインは全員登場する予定。
サブキャラクターに関しても、可能な限り登場させたい。
また、他のヒロインたちは、『私もいっしょに!』みたいな、
虎視眈々と狙っている感じに。
って感じらしいよ。
158名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 19:34:23 ID:FMHiDfyY
『タイトル未定』
 Navel
・『SHUFFLE!』のヒロインの一人「芙容楓」をメインヒロインにした作品
・「楓」ED後の設定(明るく幸せな2人を描く、楓と稟のアフターストーリー)
・『Tick!Tack!』とは違い、ゲームの方向性や目的、システムなどはガラリと変わる
・楓の過去についても可能な範囲で触れる
・本編のメインヒロインは全員登場予定、サブキャラも可能な限り登場させる
・他のメディアなどでバラバラに描かれていた部分をまとめる
 (PS2版での麻弓と樹の関係とか、樹と稟の出会いとか、個々に広がりを見せていた楓に関する部分を、この作品でフォローしていきたい)
・『Tick!Tack!』よりは確実にボリュームのある作品になる
 ただ、楓一人にスポットを当てている点で、『SHUFFLE!』よりもボリュームが大きくなるのかと言われると、微妙なところ
・システムは今までと比べ、大きく異なるものになる
159147:2006/03/09(木) 19:57:50 ID:ikIHji6R
あぁ、まだコンプ買ってなかった…。

にしても紅女史多いなぁ…と。
160名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 22:17:16 ID:3QHfZu5p
まあ、普通に考えれば楓がメインヒロインなんだよな…。
引きずってるつもりはないが、アニメは…別テーマだったな

今度こそハーレムが期待できそうだぜ!
161名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 22:27:05 ID:k6h8o+2B
楓?……原画が温帯ならパスだわ
162名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:10:24 ID:tnXqPiVu
ネリネスキーな俺はパスかも
163名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 04:30:30 ID:e9+W8QEu
アイさんスキーな私も以下略。
164名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 04:49:30 ID:UiRi/E1e
よくやるなぁ・・・という印象
まあ好きなんだけどね
165名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 18:08:45 ID:mGNDUGsL
この反応の悪さワロスw
楓だとやはり皆、二の足を踏むのか……?
166名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 18:14:42 ID:XloPyTex
>>165
黒楓化がトラウマとしてあるのかもな
あるいはDEAD ENDもあったりして
167名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:56:26 ID:72THYPjG
アニメのアレから散々ネタにされてるのを見て、
楓が一番人気キャラなんだとメーカーが勘違いしちゃったとか……
168名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 01:36:41 ID:gXI7j36m
楓嬢も悪くは無いが、個人的には亜沙先輩かシアのアフターキボンヌ

まぁ、妄想ですがね(´・ω・`)
169名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 02:59:53 ID:KTdS6Kas
楓儲な俺にはこの上ない朗報だ。
アニメでの傷が少しでも癒されれば…いや、マジで。
170名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 06:07:38 ID:WmL85aaw
>ただ、楓一人にスポットを当てている点で、『SHUFFLE!』よりもボリュームが大きくなるのかと言われると、微妙なところ

これがネックだなぁ
他のキャラがただのゲストキャラなら失望感が世界を覆い売上は伸び悩むだろう
ハーレムに加わっていくようなら期待できる
171名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 07:49:09 ID:KED5vWGw
つーか、Q&A見る限り、他のキャラでも出す気満々だったし……
172名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 16:50:54 ID:en1nSFMI
>>167
禿道。まぁ、TTの時も、ネリネ儲以外はなま暖かく見守っていたわけだし、こんなもんかもね。
173名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 19:19:01 ID:Su6RDUA0
>>167>>172
693 名前:まとめ[sage] 投稿日:2006/03/11(土) 18:55:43 ID:OwTA6OYZ
TOPページにアフターストーリー楓編FAQ追加。コンプ見てない人はどうぞ。
無理やりTOPに載せたからちょっと見苦しいかも、スマソ。


なぜ楓なのかの理由もちゃんと載ってる
174名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 19:25:57 ID:kxoyDpVh
シアのアフターは、したいな特にPS2版のシアとキキョウが別れた
方がしたい
175名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 19:27:03 ID:kxoyDpVh
ageてしまったすいません
176名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 10:56:46 ID:IssR2e4w
TTはどこか偏愛というかネリネに夢中過ぎたんだよな〜
時間旅行で他のヒロインと切り離した感があって
そういやアイさんは登場無理かな?

とりあえず可能性のある複数Pは
カレハ&亜沙 シア&キキョウ プリ&楓 麻弓&ネリネ
というか、これで麻弓のエロがなかったら……。
5,6Pや花の四姉妹Pをやったら
オレはネーブルを「勇気はある」と賞賛する
177名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 13:48:02 ID:jo5qVvWP
>>176
楓&麻弓、ネリネ&プリムラってのもありだ。
それでいくと楓&亜沙、シア&ネリネ案も出てくるわけだが。
178凛×亜麻:2006/03/13(月) 18:47:52 ID:57riSP2M
「亜麻・・・さん」
「りっ・・・ちゃん」
その日俺は、亜麻さんの母では無い女の部分を初めて見た。

時は一週間ぐらい遡る
冬の寒い日
凛と亜沙は、談笑しながら凛の家(芙蓉邸)へと向かっていた。
付き合って三ヶ月 
神にも魔王にも凡人にもなれる男の結果である
二人が芙蓉邸に入ろうとすると二人の男が凛たちの前に突然現れた
「何ですか!?」
凛は、驚きのあまり声が上擦りその直後に
異様な不陰気の二人の人物は、口を開いた。
「温泉に行こう」
「・・・・・・!!!!」
凛は、驚きの中で一つの言葉が頭を駆け巡った
「デジャブ!!!」
正気を取り戻した凛はあえて何も言わなかった
もはやこの二人が言い出したら何を言っても聞かないからである
「わ〜いみんなで行こうカレハやツボミも誘ってさ」
亜沙も乗り気で二人と意気投合していた
「そうか譲ちゃんも温泉好きか」
「うんボク温泉大好き」
向こうで温の良さを語る三人それを見ている俺
「この三人を止める手段は無い!」
もはや悟りを開いた気分である
帰ってきた亜沙さんは旅行の日取りまで決めていた
「亜沙さん」
「何凛ちゃん?」
「ババ臭い趣味持ってますね」
バッチン
亜沙さんは俺の背中を叩いて家の中に入っていった
179名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 00:45:39 ID:vXd6ngvG
とりあえずつっこんでおこうか。
凛じゃなくて稟。譲ちゃんじゃなくて嬢ちゃんです。
180凛×亜麻:2006/03/14(火) 07:30:50 ID:k9S8GRA2
とりあえず突っ込んでくれてありがとう修正版です
すいませんでした

「亜麻・・・さん」
「りっ・・・ちゃん」
その日俺は、亜麻さんの母では無い女の部分を初めて見た。

時は一週間ぐらい遡る
冬の寒い日
稟と亜沙は、談笑しながら稟の家(芙蓉邸)へと向かっていた。
付き合って三ヶ月 
神にも魔王にも凡人にもなれる男の結果である
二人が芙蓉邸に入ろうとすると二人の男が凛たちの前に突然現れた
「何ですか!?」
稟は、驚きのあまり声が上擦りその直後に
異様な不陰気の二人の人物は、口を開いた。
「温泉に行こう」
「・・・・・・!!!!」
稟は、驚きの中で一つの言葉が頭を駆け巡った
「デジャブ!!!」
正気を取り戻した凛はあえて何も言わなかった
もはやこの二人が言い出したら何を言っても聞かないからである
「わ〜いみんなで行こうカレハやツボミちゃんも誘ってさ」
亜沙さんも乗り気で二人と意気投合していた
「そうか嬢ちゃんも温泉好きか」
「うんボク温泉大好き」
向こうで温の良さを語る三人それを見ている俺
「この三人を止める手段は無い!」
もはや悟りを開いた気分である
帰ってきた亜沙さんはもう旅行の日取りまで決めていた
「亜沙さん」
「何稟ちゃん?」
「ババ臭い趣味持ってますね」
バッチン
亜沙さんは俺の背中を叩いて家の中に入っていった
181稟×亜麻:2006/03/14(火) 07:31:48 ID:k9S8GRA2
タイトル修正するのわすれた
182名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 12:08:48 ID:T4hBQbg9
不陰気
温の良さを語る三人

少し落ち着け
183稟×亜麻:2006/03/14(火) 13:37:34 ID:k9S8GRA2
修正

「亜麻・・・さん」
「りっ・・・ちゃん」
その日俺は、亜麻さんの母では無い女の部分を初めて見た。

時は一週間ぐらい遡る
冬の寒い日
稟と亜沙は、談笑しながら稟の家(芙蓉邸)へと向かっていた。
付き合って三ヶ月 
神にも魔王にも凡人にもなれる男の結果である
二人が芙蓉邸に入ろうとすると二人の男が凛たちの前に突然現れた
「何ですか!?」
稟は、驚きのあまり声が上擦りその直後に
異様な雰囲気の二人の人物は、口を開いた。
「温泉に行こう」
「・・・・・・!!!!」
稟は、驚きの中で一つの言葉が頭を駆け巡った
「デジャブ!!!」
正気を取り戻した凛はあえて何も言わなかった
もはやこの二人が言い出したら何を言っても聞かないからである
「わ〜いみんなで行こうカレハやツボミちゃんも誘ってさ」
亜沙さんも乗り気で二人と意気投合していた
「そうか嬢ちゃんも温泉好きか」
「うんボク温泉大好き」
向こうで温泉の良さを語る三人それを見ている俺
「この三人を止める手段は無い!」
もはや悟りを開いた気分である
帰ってきた亜沙さんはもう旅行の日取りまで決めていた
「亜沙さん」
「何稟ちゃん?」
「ババ臭い趣味持ってますね」
バッチン
亜沙さんは俺の背中を叩いて家の中に入っていった


とりあえず死んでます

184名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 13:56:58 ID:vXd6ngvG
まぁ、とりあえず校正全てかけてから投下しようか。
ついでにある程度まとめて投下しよう。
185名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 21:12:57 ID:neuRhvbh
((○(^▽^)○))わくわく
186名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 02:26:52 ID:/uumowNS
>>185
おまえかわいいな
187名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 01:13:23 ID:ZfRHq9rx
期待アゲ
188128:2006/03/16(木) 12:18:03 ID:swiLXlpr
そろそろ、次を書こうと思うている。次で、三本目になるので、その記念にリク
エストを聞いて、一番最初のレスを問答無用で書こうと思う。例えそれが、凛×神王
であろうと。
 書きあがっても、183の稟×亜麻が、ひと段落つくまでは、投下しないつもりだ。
189名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 12:20:57 ID:wLpsX9Np
プリムラ×楓とかでもいいんでしょうか?
190名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 12:56:50 ID:JnDwVGk7
^▽^
191128:2006/03/16(木) 13:24:34 ID:swiLXlpr
>>189
了解しました。責任を持って書き上げます(汗)。
192183:2006/03/16(木) 20:43:59 ID:bRwWKYqE
128さん
先に書いてください
もうちょっと勉強してから続き書きますので
193名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 21:59:02 ID:bo/Z1bfv
別にどっちが先でも後でもいいねん
他の人が出にくくなってもアレだし、
完成した人から投下すればいいのよさ
194ネリネ家庭教師を書いた奴:2006/03/18(土) 00:42:40 ID:SOqfchWN
今なんとなく陵辱モノ書いてるんだが、投下しても構わんかな?

シチュ作りのために神王&魔王が黒いが、それがNGの人がいるかなと思って。
195名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 01:25:06 ID:3mUpW03s
NGな物は各自スルー、これ基本。

気にせずおながいします!
196楓×プリムラ:2006/03/18(土) 01:48:46 ID:1PhsceFz
「楓、熱いよぅ。」
 リムちゃんが、潤んだ瞳で、私の顔を見あげている。
「・・・変になっちゃうよ。」
 白い肌は、上気し綺麗なピンク色になり、幼い容姿にもかかわらず、女の私でさえ、くらくらしそうなほ
どの色香を放っていた。
「まさか、ここまで効き目が強いとは・・・。」
 床に捨てられている、飴の包装紙を睨みながら呟く。リムちゃんは、その飴を食べてこうなった。
事の発端は、シアちゃん、いえ、稟くん、もしかしたら、私なのかもしれない。
 とにかく、当面の問題は欲情したリムちゃんをどうするかだ。




「カエちゃん、今日家に来てくれる?」
 放課後、机の中のものをかばんに入れいているとシアちゃんが声をかけてきた。
「ええっと・・・」
「大丈夫、カエちゃんのご主人様の許可はちゃんと得てるから。」
 そう言うと、シアちゃんは、目線で稟くんに合図した。稟くんは、それに対して苦笑しながら、頷く。
「そう言うことでしたら。」
 断る理由もなく、私は頷いた。基本的に稟くんの世話をする以外は暇なのだ。
「じゃっ、行こうか。」
 シアちゃんと一緒に教室を出る。教室では、さっきのご主人様という言葉によって、大勢の生徒達(ほと
んどが男子生徒)によって、稟くんが、死刑の決まった公開裁判を受けていた。

「遠慮しないで入っちゃって。」
 遠慮しないでといわれても、仮にも、神王の家に入るのだ緊張しないわけが無い。私はできるだけ、それ
を隠し、敷居をまたいだ。
「カエちゃん、こっち、こっち。」
「待ってください。」
 シアちゃんは、緊張のあまり歩調が遅れ気味な私に構わず、どんどん先を歩いていく、私はそれを必死で
追いかけた。人様の家で、迷子になんかなったら、一生ものの恥だ。

 しばらくして、それほど距離を歩いたわけではないが、体感的には結構歩いた後、シアちゃんの部屋に着
いた。和風なつくりなのに、ベッドが置いてあるのがやけに印象に残る部屋だ。
 私は彼女の進めるがままに座り、机をはさんで対峙した。
「いきなり本題から入るけど、稟くんと何かあった?」
「えっと、稟くんから何か聞きました?」
 質問を質問で返すのは失礼だとは思いながらも、そうせざるをえなかった。確かに、今、私達の間で、問
題が発生している。しかし、それはあまり、他人に知られたくないことに分類される。
「やっぱりあるんだ。相談してみなよ。」
 シアちゃんは私の言葉から、問題が起こっていることは、察知してしまったようだ。
「・・・、その、あまり言いたくないことなんです。」
「言ってくれたら力になれるかもしれないよ。」
「気持ちは嬉しいですけど、やっぱり。」
「もし、それで駄目になって、後悔しても遅いんだからね。男と女の関係なんて、些細なことで終わっちゃ
うんだから。」
 恋愛に関しては、私のほうが稟くんと付き合っているぶん経験値は上のはずなのに、なんだろうこの異様
な説得力は。私は、だんだん不安になってきた。
 妙な沈黙が部屋を支配する。紅茶をすする音がやけに大きく響く、その沈黙に耐え切れなくなり、私は、
とうとう口を開いてしまった。
「そ、その、エッチのとき、いつも、稟くんが先に逝っちゃうんです。初めのうちは良かったんですけど、
二回目、三回目になると、稟くんが気にし始めて。この前、私が演技で逝っちゃたふりをしたときが致命
傷で、稟くんの自尊心を完璧に打ち砕ちゃったんです。そのときは、たいした事じゃないと思ってたんで
すけど、変に気まずい空気が出来て、最近は、顔が会ったらなんとなく、逸らすようにまでなってしまっ
たんです。」
197楓×プリムラ:2006/03/18(土) 01:50:35 ID:1PhsceFz
 言い切って、恥ずかしさと同時に、どこかすがすがしい気持ちになれた。私はそうとう、溜め込んでい
たようだ。
 シアちゃんは、さっきからうんうん唸っている。私のために相当真剣に考え込んでくれているようだ。 
 しばらくして、シアちゃんが、おもむろに口を開いた。
「それは、深刻な問題だね。カエちゃん、早急に手を打たないと取り返しのつかないことになるよ。」
 そういわれて目の前が真っ暗になった。崩れ落ちる私を、大慌てで、シアちゃんが支える。
「大丈夫。任せて。我に秘策ありっす。」
 私を励ます意味もあるのだろう、必要以上に明るい声で、シアちゃんが宣言した。
「今回の場合、解決策は、三つ。一つ目、稟くんの早漏を直す。二つ目、稟くんに女を悦ばすテクニック
を身につけてもらう。三つ目、カエちゃんが逝きやすくなる。」
「どれも無理そうなんですけど・・・。それに稟くんは、早漏じゃないです!きっと、私が逝きにくい体
質なんです。」
「カエちゃん、まさかとは思うけど、そう言って稟くんを慰めた?」
「どうしてわかったんです?」
 その私の言葉を聞いて、シアちゃんが大仰にため息をついた。
「致命打ではないけど、クリティカル攻撃だよ。それ・・・。まぁ、ともかく、今回は三つ目の作戦でい
くっす。」
「どうやってですか?」
「簡単、簡単、やる前に、カエちゃんが、媚薬を飲めばいいんだよ。」
「そっ、そんなの、媚薬なんて手に入るわけ無いじゃないですか!」
 私は真っ赤になって抗議した。
「それが、手に入っちゃうんだよね。確かに、買えはしないけど、じゃじゃん、乙女の味方ねくろのみこ
ん。これさえ有れば作れちゃうんだから。」
 ネクロノミコンってまさか、あの、死霊秘宝?私が、声も出せずに硬直していると、シアちゃんは、や
けに明るい色合いで、かわいらしい装飾がなされた分厚い本を取り出した。それを見て、私は聞き間違い
だと判断した。
「あった、あった、これ見て。材料も血は私のを使うとして、他は全部あるし、OK。」
 シアちゃんは、開いたページを私に向けて押し付けて来た。材料を見ると、一角獣の角、マンドラゴラ、
処女の血(十五歳以上二十歳以下美少女限定)、砂糖、日本酒(芋焼酎がベスト)など、etc。
 さらには、これで意中のあの人も、あなたに欲情、性感帯も冴え渡り、あなたのことが一生忘れられな
くなります。と書かれている。
「すごいですね。でも、この薬、明らかに強力すぎな気がしませんか。」
「ちゃんと薄めて作るから大丈夫。さって、がんばるぞ。」
 シアちゃんは、そう言って台所に向かっていった。
 手伝うと言って、私も台所入ろうとしたが、素人がいると危険といって入らせてくれなかった。


「これ飲めば、すぐ逝けると思うから頑張って」
 そろそろ、夕方になろうかという頃、シアちゃんは、台所から出てくると、笑顔で小さな袋を渡してくれ
た。中を見てみると、かわいい包装紙に包まれた。どうみても、キャンディーにしか見えないものがたくさ
ん入っていた。ためしに一つ開いてみると、桃色の綺麗な色をした丸い飴らしきものがあった。
「完成図では、確か深緑の液体だった気がするんですが?」
「そんな見るからに怪しい薬を飲んでるところを見られたら、稟くんに疑われるかもしれないから、偽装し
といたっす。」
 細かいところまで気がきくなぁ、と素直に感心した。
「ありがとうございます。」
「気にしなくていいよ友達でしょ。」
「最後に一ついいですか?」
「なに?」
「この薬を薄めずにちゃんと作ったものを、私の持ってるこれのように偽装を施して、稟くんに飲ませよう
と思ったことは無いですか?」
 どうしても気になった。あの本に書かれていることが本当なら、そうすれば、稟くんは、彼女の虜になる。
「あるけど、絶対にしないと思う。私は今の、稟くんが好き、欲情して、はぁはぁしてる稟くんはたぶん好
きになれないと思うから。」
「そうですか。もう一度、ありがとうと言っておきます。」
 それから、しばらく世間話で盛り上がり、お互い夕食の準備があり、適当のところで話を切り上げ、家に
帰った。
198名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 03:11:44 ID:VyA8bGLr
欲情してはぁはぁしてる稟を想像してワロタ。
ぐっじょぶ
199名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 17:40:41 ID:lSDVi35O
驚愕の新事実発覚!
楓と稟の隠し子がプリムラだったなんてぇ〜!
200黒神王黒魔王:2006/03/18(土) 22:27:56 ID:SOqfchWN
>>194です。
投下しますが、陵辱モノです。注意!


 パチン――カコン。
 小気味よい音の響きに応えるかのように、ししおどしが傾斜を入れ替えた。
 さらさらと水の流れる音だけが辺りを満たす。
 平日の日中、この住宅街は実に閑静だった。
「うーむ…そう来たか…」
 縁側に据え付けられた囲碁版を前に、唸っているのはこの屋敷の主・神王ユーストマ。
 パチン
「よし、ここは、ここに…飛車だ」
 囲碁版のあるマスに、飛車と銘打たれた駒が置かれた。
「ふーむ…相変わらず神ちゃんは思い切ってくるねぇ……よっと」
 パチン
 対面の魔王フォーベシイは、済ました表情でその近くにナイトの駒を立てる。
「ぬああっ?! そう来たかっ」
「待ったは無しだよ、神ちゃん」
 そうした掛け合いを挟みながら、板状にはパチンという音が繰り返し打ち鳴らされる。
 ……。

「そういえば神ちゃん」
「ああ? 何だ?」
「例の作戦のほうはどうなってるかな?」
「ああ、アレか」
 版状の状況推移は一旦止まる。
 神王と魔王。二世界の覇者。
 こうして勝負を交わしながら、いくつもの重要な決定が世界の裏で成されてきた。
 今回もまた、そんな話のひとつ。
 しかし彼らには、今回の懸案についてやや個人的な思い入れがあった。
「メープルには今日、うちのGUU-13がアクションする。稟殿はシアとネリネちゃんに連れ出してもらってるからな」
「すまないね。そっちに全て任せてしまって」
「なに、そっちは"彼岸花"が暴れて大変だったんだろ?
 レシピエントの処理はメープルが完全に済んでからのほうがいいな」
「そうだね」
 話が終わったのか、二人の意識は再び版上へと移る。
 ―――…!
「ん…? お隣さんから何か声がしたね」
「どれ…。ああ、もうとっくにXアワーだな。うちの連中が取り掛かったんだろう」
「なるほどね。さてと…はい、これでチェックメイトだ」
「な、なにいいっ?!」
 そうして二人はのんびりとゲームを続けたのであった。
201黒神王黒魔王:2006/03/18(土) 22:37:09 ID:SOqfchWN
 ぱちん、と楓は手元のセレクタを「切」に合わせた。
 うぃぃぃぃ…と、労働の名残を漂わせて、足元の掃除機は静かになる。
「これで完了ですね」
 楓はケーブルをしゅるしゅると巻き取ると、一息ついてベッドに腰掛けた。彼女の自室だ、何も遠慮はいらない。
「……」
 しばらく楓はぼーっと向かいの壁を見ていた。
 それは、同居人の稟の部屋がある方向。
 その稟は、今はお隣さんの娘――リシアンサスとネリネと連れ立って遊びに出かけ、ここにはいない。
「ふぅ…」
 出がけにまで彼女を気にしていた稟を、「わたしのことは気にしないで楽しんできてください」と送り出したはずなのに…気分が塞ぎがちではあった。
「静かだなぁ…」
 もうひとりの同居人も、ここにはいない。
 プリムラは、例のごとく定期検査のために魔界へ出張中だった。
 ひとりでいるには、この家は少し広すぎた。
「んっ…」
 楓はのろのろと起き上がると、とりあえず掃除機をかたづけることにした。
 家事は一通り済んだ。これを片付けたら、後は部屋にこもっていよう。
 楓が出ていって、ぱたんと静かに部屋のドアが閉じた。
 ……。


「HQ、こちらファントム。メープルが退出した」
 芙蓉家の屋根――楓の部屋の窓枠の脇に潜んでいた男は、そうした旨のメッセージを圧縮して、あらかじめて指定された魔力波の位相に乗せて飛ばした。
 すると、別口に構えていた専用レシーバー――定常通信魔法の一種が、"指揮官"を表すコード付きで送信されてきた圧縮メッセージを受け取った。
 すぐさまデコードし、言語野で直接受け取る。
『HQ、ファントム。スペクタクルによれば、周辺の生体反応密度はボーダークリア。
 コード3、アクションだ』
「了解」
 短く返信すると、男は口腔に軽く呪文を響かせた。
202黒神王黒魔王:2006/03/18(土) 22:41:08 ID:SOqfchWN
 かちゃ。
「ふぅ…」
 後ろ手にドアを閉めて、ふと楓は目をしばたたかせた。
 いつもの見慣れた自分の部屋。
 なのに、なぜか違和感を感じる。
 何だろう…
 楓はきょろきょろと部屋の中を見渡して、とっ、と一歩を踏み出した。
 ――かちゃっ!
「えっ…?!」
 背後から突然響き渡る音。
 一度目はただ単純に不意打ちにびっくりして、その音がドアの施錠音であることに気づいた楓は二度びっくりした。
 驚きに足元がふらつく。
 ぐいっ!
「きゃああっ?!」
 そのおぼつかないところに、強く腕を引っ張られた。反射的にそちらを向いた楓だが、目に映るのは何もない虚空と、対面の部屋の内装だけ。
 いや、そういえばすぐ目の前の光景が少し、陽炎のように歪んでいるような…?
「…っ、ううっ!」
 どさっ
 腕を掴む力は緩められることなく、楓はベッドに押し倒された。
 のしかかる体重に圧迫される。
 苦しげに吐かれる自分の吐息に、楓は目に見えない誰かが自分の上に乗っかっていることを直感した。
 透明人間なぞ空想の産物――などと考える余裕はない。
 なぜなら――
「え…あ、あああ……」
 楓の目の前の空間がぐにゃりとゆがんだかと思うと、インクが染み出すかのように人型の輪郭が象られ、淡い燐光とともにそれは完全な人間の姿へと変わっていったからだった。
「な、なに…? だ、誰、なんですか…っ?!」
 思わず身をよじって後に下がろうとするが、その男はがっちりと楓を組み伏せていて、身じろぎをする余地もない。
 男は、無言で楓の頬をがっちりと掴んだ。
 そして、そのまま上体を倒し、顔を楓の顔へと近づける。
 ――何をされるかぐらいは解った。
「む、ぐっ……?!」
 恐怖で半開きなっていた口を、閉じることを思い起こす前に男の舌が楓の口腔に侵入した。
「むっ、むぐむぐ…んんぅ〜〜っ!」
 じわと滲んだ視界の中で、男は能面のような無表情で楓の舌を貪っていた。
 ちゅうぅ…ずりゅ…
 楓の舌を己の舌で押さえつけた男は、そのまま自らの口腔に充填されていた液体を流し込んだ。
「んうぅぅっ?!」
 彼女のファーストキスを蹂躙されながら、粘性の高いその液体が喉奥に押し込まれていく。
 口を塞がれている楓は、否応無しにそれを嚥下しなければならなかった。
203黒神王黒魔王:2006/03/18(土) 22:43:26 ID:SOqfchWN
「んくっ、んくっ……」
 こくこくと喉が鳴り…やがて静かになると、男は合わせていた口を外して、楓を解放した。
「ぷあっ…っ、うっ、はぁ……はぁ」
 荒げた呼吸で必死に空気を吸う。
 落ち着いてくると、改めて悲しみがどっと楓に押し寄せてきた。


…とりあえず以上です。
204KKK隊員:2006/03/19(日) 12:10:56 ID:qQpvj5hG
ッ貴様っ!俺たちの楓ちゃんに何をするッ。
205名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 13:03:21 ID:UYpz6puP
>>204
落ち着けw

>>200
乙&GJ
206名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 14:38:07 ID:OY3SlGNM
地鶏の長男マダー?
207名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 17:47:32 ID:CeyBn1tH
>>206 多分もうこない
208名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 23:34:39 ID:OgPj+Acx
じゃあ地鶏の次男待ちだな
209名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 00:09:34 ID:osPRgt3A
何を言っている。次男のは、アレで終わりだ。
210名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 13:35:20 ID:iVIXnSIp
なんかチクタクのSS書こうと思っているのだが。
もし、SSが完成したらここの住人に許可を伺ってから投下すべき?
それとも、完成したら即座に投下していいの?
211名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 15:35:32 ID:CAEWggDt
>>210
どうぞ!というか、かもーん!!
212名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 19:46:05 ID:5vK/65/t
>>210
とりあえずジャンル報告くらいしておいた方が吉かと
人を選ぶジャンル(例えば陵辱とかスカトロとか)だと専用スレ行けってなりかねないし


そういや、ここは陵辱OKだったっけ?
213名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 20:18:00 ID:YsH/nKE6
「陵辱投下禁止」なスレなんてあるのか?
そりゃ一部の独占厨が騒ぐだけだろ
自分に合わない物は静かにスルーが基本。
214名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 21:11:52 ID:rPc3V74N
まあ、陵辱自体は興奮できるんだ、オレは
だけど、好きなキャラが非道い目に会うのは好ましくない

ああ、だけど平行世界フィルターにかけるから、
よほど非道くなければ大丈夫 グロ&スカトロは勘弁な
215黒神王黒魔王:2006/03/22(水) 22:04:20 ID:yGdyP7VY
自分みたいに陵辱モノ投下してる奴いるから、まぁアリなのでは?

で、>>203の続きです。


「っ……う、っぅっ、…ひっく…」
 決壊したダムのように、滲んだ涙は瞬く間に大粒になって楓の頬を滑り落ちていく。
(稟くん…――稟くん……うぅ……)
 彼に自分の初めてを貰ってもらう、などと考えるのはおこがましいと承知してはいたのに、なにか取り返しのつかない大きなものを失ってしまった絶望感が、楓の胸を埋めていった。
「うぅ…うぅぅ……っく…うあああっ……」
 ついには声を上げて泣き出した。
「……」
 しかし、楓の上の男は眉ひとつ動かさず――楓のスカートを躊躇いなくめくりあげた。
「やっ…! ――ふあああっ?!」
 咄嗟に抗おうとした楓のショーツは、目に見えてわかるほどぐしょぐしょに湿り気を帯びており、男がその部分をなぞるだけで楓の身体は跳ね上がるように痙攣した。
 男はそのまま遠慮もなく楓の秘所をショーツ越しに愛撫する。
 くちょくちょ…
「や、ぁぁ…なんで、っ、そんな……」
 襲い来る快感の波がうねり、楓の悲しみをも吹き飛ばして驚愕を植え付けていた。
 自慰と呼ばれる類の行為に耽ったことはあるし、男女が交わりを成すプロセスは概略的ではあるが知識として知っている。当然、自分の秘肉が分泌する体液の存在についても。
 しかし、今の自分を翻弄する秘所の感度は尋常なものではなかった。
 自らを慰めて達する寸前のような容赦ない刺激が楓の雌を激しく駆り立ててくる。
「ふぅぅぅん……っんぅぅぅ…… ――やあああっ?!」
 びりびりっ!
 男にはありていな強姦魔に付き物の、もったいをついて被虐感をあおるようなそぶりがまるでなかった。 定められた仕事のようにショーツを引き裂くと、自らの陰茎を取り出し、楓の腰をがっちりと掴み、陰茎を秘口にあてがい――突き刺した。
「うあああああああ――やああああああああ――――――っ!!!!」
 ぶぢぶぢぶち…! ずぐぐぐ…
 ゆっくりと、しかし一切妥協せず、楓の深奥に自らの陰茎を押し進めていく男。
 当然、楓は処女膜を突き破られた痛みに哭いていた。愛らしさと麗美さを両立した相貌は苦痛にゆがみ、そこから痛みを逃がそうとでもするかのようにヒクヒクと舌を虚空に突き出し、ぼろぼろと涙と唾液がすべらかな肌を滑り落ちていった。


…以上で。こまごま投下で申し訳ないんですが、遅筆なもので。
216210:2006/03/23(木) 10:03:46 ID:cl3bR6Ns
わかった。
とりあえずジャンルとキャラを言ってから投下するわ。
217名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 12:20:50 ID:x5LrsIo+
>>215
続きに期待してますよ〜
218名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 00:51:13 ID:y0lTmPNk
男の正体はり(ry
219名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 17:53:21 ID:cn/wVyz2
李典?
220名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 20:30:13 ID:VMNzQ3tB
曼成
221ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 01:00:05 ID:sFnLkk3m
 悔しい。最近、私の胸の中はその思いで一杯だった。シアさんや楓さんが選ばれるのなら納得できた。シア
さんも、楓さんも魅力的な女性だったし、わたしは彼女らに比べて一歩踏み出すことが出来なかったのもある。
わたしが選ばれなかったのは仕方が無い。だが、その二人ではなく、よりにもよって、アレを選ぶなんて納得
出来ない。アレより劣っているなんて考えたくもない。
 そんな想いを引きずりながら、急ぎ足で教室を後にする。あの、でしゃばり女に会いたくなかったからだ。
「今帰り?」
「ええ。」
 少し出遅れたせいで、この女と遭遇してしまった。おかげで今日一日最低な気分ですごさければならない。どうしてくれる?
「あっれ〜、機嫌悪い。もしかして、放送部うまくいってない?」
「そんなことありませんよ。うまくいってます。」
 なんて頭の悪い喋り方だろう?それに、馴れ慣れし過ぎる。だいたい何、その髪型は。受け狙いのつもり?
 この女の全てが気に入らない。そもそも、放送部に入った理由は、あなたと会う時間を減らしたかったから
なんですけど。これを口に出せれば、どれだけ気持ちいいだろう。
「本当に?良かった。でも、他に何かあるってことだよね。よかったら相談してよ。」
「いえ、特に無いですよ。それでは、急いでいるので失礼しますね。」
 それだけ言って、逃げるように私はその場を去った。ああ、本当に煩わしい。殺してやろうか?その気にな
れば三秒で灰にできる。どうせばれないし、ばれても揉み消せる。しかし、稟様が悲しむのだけは避けたいし
・・・。なんだ、結局私はなにもできはしない。
222ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 01:02:35 ID:sFnLkk3m
 放送部の活動がいつもより長引いて、部室を出た頃には、七時を越えていた。基本的に一人のときは、人通
りの少ない道を歩く。人が多い道はナンパが多くて嫌になる。こういう道は不審者がたまに出没するが、私に
とっては虫のようなものでしかない。
 ちょうど公園にさしかかった時、妙な声が聞こえた。押し殺して、それでいて妙に艶のある声。どこかで聞
いたような気がする。
「ひ、ひいっ、あっ、ああっ、うあっ、ひっ、ひっ、ひあっ、ああっ」
 脚を進めるにつれてその声は、だんだん大きくなって来る。
「あっあっあっああっ、ひっ、いっ、うっ、ああっ、やっ、は、激し、すぎるっ、や、やあっ、壊れちゃうっ
!」
 妙に聞き覚えのある声だと思えば、あの女の声だった。暗くて私の位置からは何も見えはしないが、こんな
ものを聞けば何をしているかぐらい想像がつく。
 聞きたくない。ここから逃げ出したい。そう思っているのに、なぜか足が動かない。
「亜沙。俺、もう。」
 稟様の声が聞こえてきたとき、涙が流れてきた。恋人同士だから、こういうことをするのは当たり前かもし
れない、でも、この公園でするのは許せなかった。リコリスの思い出が汚された気がした。
「ぼくも、もう……いっひゃうぅ……あっ、ああっ、はっ、い、いくっ、はあああっ!!」
 隠れてやっているとは思えない位の音量で亜沙さんは、嬌声を上げた。それが、まるで私に対するあてつけ
のように思えて、信じられないぐらい怒りが込み上げてくる。震える方を抱きしめ。私は、最後に一言を残し
て、その場を去った。
「稟様ごめんなさい。」
 聞かれないことを前提とした言葉に意味はない。しかし、これは私の決意だ。稟さまは悲しむことになるだ
ろう、それでも私は決めた。資格のない方には舞台を降りてもらうことを。
223名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 04:25:10 ID:P8gtoZF8
続きに期待。
そうだよなぁ…普通はこういう心境になるだろうな。
224名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 13:06:35 ID:FYVkn72k
同じく期待
これはレズ物なのかね?だったら尚GJ(*´Д`*)b
225KKK隊員:2006/03/26(日) 13:15:58 ID:8uFFLNXZ
ワロタ
これはアニメ版の続きですか?
226ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 22:40:39 ID:sFnLkk3m
>>225
違う、ゲームの亜沙ENDの後。そうしないと、いろいろ不都合が出る

しかし、何でこんなに、評判いんだ?氏ねとか、人格改変とか、
叩かれるのを覚悟で投下したのに・・・。
227名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 22:47:01 ID:GYvQMfi5
ヒント:空腹は最大の調味料
228ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 22:55:26 ID:sFnLkk3m
>>227
わかりやすい説明をありがとう。
次の餌は、あと、一時間〜二時間で投下される。
229ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 23:34:13 ID:sFnLkk3m

 目を開けると、薄暗い部屋に居た。その部屋は扉は一つだけで、窓を無く、床は石畳でできている。もちろ
ん、こんな部屋は見たことも無い。
 なんでこんなところに?ここに来る前に、自分が何をしていたか必死に思い出す
「ええーっと……」
 たしか、ケーキの材料の買出しに出かけたはず。それから、リンちゃんに会って、相談に乗ってくれって言
われて、リンちゃんの家に行って、それから、出された紅茶を飲んで・・・。
「あれ? え? えぇっ!?」
 それからの記憶がない。
「何?何でぼくはこんなところにいるの!?」
 不安のあまり、泣きそうになる。怖い、おかしい。ありえない。それに、どうしてこんなに寒いんだろう?
「えっ!? なんで、ぼく、裸っ!?」
 あまりの寒さに、肩を抱くと、手に帰ってくる感触は、服の生地のものではなく、人肌の感触だ。
 確かに、ぼくは服を着ていたはず。裸で買い物になんて行くはずがない。ということは、誰かに脱がされた
ということだ。さっきまで感じていた寒さが、より強い物となってくる。
 意味もなく全身をベタベタと触っていると、一つだけ、身につけていたものがあった。細い皮製の首輪が。
その先に目を通すと、ご丁寧にも鎖でつながれていた
「な、何で……っ!?」
 必死に引っ張ってみるが、じゃらりという音を鳴らし、息苦しくなるだけで、どうにもならない。かと言っ
て、おとなしくしているなんて性に合わない。必死に鎖を引っ張る。
「無駄ですよ。人の力で鎖が切れるわけ無いじゃないですか。」
 唯一の扉から、思いもよらぬ人物が入ってきた。
「リンちゃん?」
「はい。そうです。」
「リンちゃんも捕まったの?」
 ぼくは、誰かに攫われて、閉じ込められたのだと思っている。よく、考えれば、一緒にいたリンちゃんが被
害にあっていないわけがない。でも、なんで、ぼくは裸で、リンちゃんは服を着ているのだろう?
「何を言ってるんですか?」
「えっ、だって、ぼく達がここにいるのって、誰かに攫われてじゃ。」
「頭、おかしいんじゃないですか?魔王邸を襲って、魔界の姫と、その友人を攫うなんて、まねができるとで
も?」
「じゃあ、どうして、ぼくはこんな格好で、こんなところにいるの!」
 ヒステリック気味にぼくは叫んだ。言ってしまってから後悔した。リンちゃんだって不安なはずなのに・・
・。でも、それは余計な心配だったらしい。
「それは、わたしが紅茶にちょっとしたお薬を混ぜて、あなたを眠らせた後、この部屋に運んで、服を脱がせ
て、鎖で繋いだからです。」
「・・・嘘。」
230ネリネ×亜沙:2006/03/26(日) 23:34:50 ID:sFnLkk3m
「本当です。」
 信じられない。こんなことをする理由がわからない。そんなことを考えていると、ぼくの思考を読み取った
のか、リンちゃんが話を始めた。
「経済力、国民の数、そして軍事力。その全てにおいて圧倒的に劣っている魔界が人間界と対等以上に、渡り
合っていけるのはどうしてかわかりますか?」
「・・・・・・・」
「それは、魔法の存在です。魔法って便利ですよね。人を殺したり、無から有を生み出したり、それどころか
人の心まで変えてしまえる。」
「だから、何だって言うの!」
 長ったらしい口上にウンザリしてぼくは怒鳴った。目の前にいる少女がぼくの知っている。リンちゃんだと
は思えない。ぼくの知っているリンちゃんは、こんな凍えるような声を出さない。こんな見下すように視線を
向けない。こんな狂人じみた笑顔を浮かべない。
「せっかちですね。まぁ、結論から言うと、さっき言った人の心を変える魔法の下準備です。」
「それをぼくに使うの?まさか、稟ちゃんがぼくを選んだから、ぼくが稟ちゃんを嫌いになるように?」
「鋭いですね。八十点。大筋はあってます。わたしはあなたの稟様に関する記憶を全部消すつもりです。」
 背筋に悪寒が走った。ここから逃げ出したい。でも、それは、ぼくの首に巻かれた鎖が許さない。
「寝てる間に使えばよかったのに、わざわざ起きるのを待って、こんな風にセッティングして、ぼくをいたぶ
って楽しい?」
「寝てる間にでれば楽だったんですけど、人の心って、思っているよりも強いんですよね。廃人にしていいな
ら、一瞬でできるんですけど、後遺症を残さずにとなると、意識が真っ白になった瞬間。つまり、逝った瞬間じゃないと、駄目なんです。」
「つまり、鎖で繋いで、逃げ出せなくして、それで、いろいろやって逝かせて、稟ちゃんの記憶を消すってこ
と。」
「そうです。優しいでしょう。」
「どこが!」
「記憶を消すだけが目的なら、ちょっと強力なお薬を一発討てば、頭が真っ白になっちゃうんですよ。こんな
回りくどい方法をとったのはあなたの愛を試すためなんです。」
 ぼくの愛を試す?わけが解らない
「つまり、あなたが本当に稟様を愛しているなら、わたしが何をしても耐えられるはずです。そして、もし耐
え切れたなら、あなたをここから出してあげましょう。」
「で、耐えられなかったら、稟ちゃんのことを忘れちゃうと。」
「このゲーム乗ってくれますか?断れば、お薬討っちゃいます。」
「わかった。」
 ぼくに拒否権なんて無い。リンちゃんと目が合う。彼女の目が言っている。抵抗せずに楽なっちゃえばいい
のに。彼女はぼくのことを甘く見ている。
「稟ちゃん・・・。」
 彼の姿浮かべて、絶対にぼくは負けない。何をされても耐え切ってみせる。そう決意した。
231名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 07:07:36 ID:ZFLLrgx4
>>229-230
オーケーオーケー、実に面白い感じになってきた
続き期待してますぜ
232名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 11:35:44 ID:6a6GBs7u
ネリネは稟が誰を選んでもその意思を尊重するだろうから、
こんな凶行には走らないと思うんだが・・・・。


このSSはこのSSとして割り切れば十分楽しめるんで、続きをwktkして待ってます!
233名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 15:26:44 ID:bFyPpq6U
多分アニメ的スイッチがあれば、
楓のようになっていておかしくはないな
まあ、とにかく
GJGJ!
続き期待して待ってまさあ
234名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 15:39:14 ID:wl1LzVXW
黒ネリネ・・・ちょっとモエスw
235名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 18:58:16 ID:9Y5G6s1Y
>>234
おお!俺!俺じゃないか!
236KKK隊員:2006/03/27(月) 19:32:51 ID:b1jEndTM
このすきに楓ちゃんと稟が………………
237名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 23:40:49 ID:mSWUL9Qz
そこまでにしておけよ、緑葉
238名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 05:12:22 ID:zhilTDfq
正直レズ物が一番好きな漏れ
ワクテカで待ってますよ
239ネリネ×亜沙:2006/03/28(火) 21:24:31 ID:7Cf07fdR
「やっぱり薬使っちゃいます。てへっ」
「いや〜」
     END
240名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 22:01:47 ID:+gg8PJnH
>>239
くおりゃああああ、きさまあああああ!!!


…うそだよね?
241名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 22:03:01 ID:n57WISq6
>>239
ちょwwwwwおまwwwwwwwww
投げやりwwwwwww





と、冗談は置いといて職人さんは鳥つけたらどうだろう?
242ネリネ×亜沙:2006/03/29(水) 00:17:13 ID:QA0pJGlI
>>239
これは冗談、というか分岐みたいなもの。
本物は書き終えたのはいいが、あまりに亜沙が酷いことになっているので、ここに貼るのはまずいかなぁ〜
と考えている。
ttp://www.geocities.jp/sirufiu/nizi_top.html
ここにあるから見たい奴は見てくれ。許可が得られればこっちにも貼る。

PS いい加減 楓×リム書かなきゃまずいよな・・・いや、みんな忘れてるか。

243名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:13:02 ID:LKPjGXwm
貼らないほうがいいと思いますよ
楓×リムの続きを楽しみにしてます
244名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 01:37:53 ID:dnfUYs2+
GJしたっ!!
というか最近のSSばかりだな
……
…非エロでいいなら、なんか書きますけどいいすか?
245名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 02:25:23 ID:e2olmtYF
>>244
煩悩の赴くままにかもーん!
246名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 07:06:24 ID:FTPuXA7e
>>242
GJだが、ジオでエロ載せて大丈夫か?
247名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 07:52:54 ID:lYn5EKqZ
>>246
大丈夫じゃないよ。規約ではエロは禁止されてる
ただ通報されない限り向こうが気付く可能性は低いけどね
248名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 10:03:19 ID:QA0pJGlI
>>247
しばらくしたら、18禁部分は裏ページにするか・・・。
今日は、適当な非エロにタブ打つか。
249KKK隊員:2006/03/29(水) 18:29:18 ID:ACWSxsU3
とりあえず鳥つけたほうがいいと思うけど……
250名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 19:13:06 ID:QA0pJGlI
鳥つけるってどういう意味?
251名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 20:14:10 ID:Bcji2kXr
名前欄に
半角の『#』、次いで任意の英数字を書き込んで、その人だって認識できるパスワードを
いれることだよ
あと、サイト開設乙
252 ◆36XtnskbK. :2006/03/29(水) 22:07:13 ID:QA0pJGlI
>>197の続き
「楓、勉強教えて。」
 そう言って、リムちゃんが部屋に入ってきた。
「いいですよ。座ってください。」
 リムちゃんは、最近になって、魔王様の計らいで、バーベナ学園に通うことになったのだが、
人間界の勉強なんて全然していないリムちゃんは、授業についていけず、私が家庭教師の真似
事をして、少しでも追いつこうとしている。
「これ、食べていい?」
 机の上に置いてあった、キャンディーを指差して、リムちゃんが言った。
「いいですよ。」
 返事してしまってから、思い出した。この飴は・・・。
「駄目!リムちゃん。それは。」
「ん〜なに?」
 遅かったようだ。すでに飴はリムちゃんの口の中だ。しかも、リムちゃんは、飴を噛み砕い
て食べるタイプらしい。ばきばき音を立てながら、飴はリムちゃんの体の中に消えていった。
「なんでもありませんよ。なんでも。さぁ、勉強を始めましょうか。」
「うん。」
 リムちゃんは頷いて笑顔を浮かべた。近頃表情の幅が出てきて嬉しいのだが、今だけはその
笑顔が痛かった。
 大丈夫。きっと大丈夫。シアちゃんは薄めたって言ってたし、第一、私を逝きやすくするた
めの薬だ。そんなに強いはずが無い。
「楓、熱いよぅ。」
 リムちゃんが、潤んだ瞳で、私の顔を見あげて来た。私の考えは甘かったらしい。
「・・・変になっちゃういそう。」
 白い肌は、上気し綺麗なピンク色になり、幼い容姿にもかかわらず、女の私でさえ、くらく
らしそうなほどの色香を放っていた。
「まさか、ここまで効き目が強いとは・・・。」
 床に捨てられている、飴の包装紙を睨みながら呟く。
「か・え・でー」
「ちょっ、リムちゃん。」
 いきなり、リムちゃんが飛び掛った来た。あまりに、予想外だったのでろくな抵抗も出来ず
に押し倒されてしまう。
「好き〜」
「まって、きゃっ。」
 静止の言葉を投げかけるが、言い終わる前に唇を塞がれてしまう。本に書かれていたことを
思いだす。
『これで意中のあの人も、あなたに欲情、性感帯も冴え渡り、あなたのことが一生忘れられな
くなります。』
 つまり、感度をあげるだけじゃなくて、惚れ薬の効果まであるらしい。どうして、今になる
まで、気付かなかったのだろう。
 リムちゃんが舌を絡めてきた。唾液が流れてくる。吐き出そうとしても口は完全に塞がれて
いるし、吐き出そうとする運動で余計にしたが絡まる。
「あっ。」
 なんだか、頭がぼうっとする。そうか、今のディープキスで、口内に残っていた媚薬が私の
口の中に入ってきたらしい。リムちゃんがとても愛おしく感じる。
 しばらくして、リムちゃんの頭が離れていく。私たちの口と口との間に唾液で橋ができてい
た。それが、妙に綺麗に感じる。
253 ◆36XtnskbK. :2006/03/29(水) 22:14:55 ID:QA0pJGlI
「リムちゃん。」
 今度は私からキスをした。もちろんディープキス。リムちゃんは拒まない。私たちは、さっ
きより激しく舌を絡めあった。甘い、なんて甘いんだろう。味なんて無い筈の唾液がこれまで
食べてきた何よりも甘く感じる。
 我慢できない、もっともっとリムちゃんと深く繋がりたい。もっとリムちゃんの奥まで入
り込みたい。もっと、もっと、もっと。
 リムちゃんのスカートをめくりあげショーツごしに秘部に手を添える。すごく熱くて、どろ
どろになっていた。リムちゃんも同じことを考えていたのか、リムちゃんのても私のショーツ
に触れていた。私のアソコもどろどろになっている。
「んっ、んん〜、ん」
 ディープキスをしたままでお互いの秘部をいじり合う。気持ちいい。体もそうだが、心の方
も、こんなに興奮したのは初めてだ。
 リムちゃんは、この状態なのに、私にもたれかかって乳首を擦り付けるように体を揺する。
普段の私なら、浅ましいと思うかもしれない。だが、今の私にとってこれ以上ないほど、貪欲
に快感を、そして私を求めるリムちゃんは、たまらない愛おしさだ。今、この瞬間は稟くんを上回るほどの愛をリムちゃんに対して抱いていた。
「んっ、んっ、んん〜」
 舌の動きが激しくなるもちろん、手も、体も、お互いもう逝きそうなのだ。自分はもうすぐ
逝きそうで、先に逝くのは嫌で、いっしょに逝く為に、必死になる。
 目線があった。今の私たちは、世界中の誰よりも繋がっていたと思う。お互いの意図を察し
て、口を離す。
「「はぁあぁっ・・んnあぁああぁぁぁあぁぁあっ!!」」
 私たちは二人同時に声を上げながら逝った。一生忘れられなくなるというのは本当のようだ。それと、稟くんには悪いが一緒に逝くというのはいいなぁ、なんて思ってしまった。
「楓、もう一回しよ。」
「いいですよ。何回でもしましょうね。」
 癖にならないといいな。そう思いながらまた。淫行にふけはじめた。

 PS ずいぶん待たせてすみませんでした。
   それと、カレハ人気ないのかな?サイトのカレハSS、他の奴は70〜80
   のアクセスあるのに、まだ、一ケタ台。
254名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 22:22:24 ID:dnfUYs2+
ああ、言われて今見てきたけど
カレハSSが隔離されてて、気づかない人が多かったんだと思う
需要はあると思ってるし、実際ココにある

255名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 23:51:44 ID:tErLfoG9
自分もカレハSS見てきました。 もっと過激にした続編期待しております!
256KKK隊員:2006/03/30(木) 14:38:30 ID:/Clg03aM
GJ!!!
期待!
257:2006/03/30(木) 17:14:19 ID:KgSzoobU
「Really?Really!」っての出ますね(楓after)。
八重桜さんがお気に入り。
258名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 18:30:04 ID:he/gZyBe
シアと真弓を足して2で割った感じのキャラだな
ニックネームは「シ弓」に決定
259名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 19:03:49 ID:cyyvBZpl
本名より長いニックネームに意味あるの?桜でいいじゃないか。八重桜ってネームんぐは
なにかのあてつけかねぇ
260名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 04:09:01 ID:a6P/mhNv
麻弓と撫子先生の初Hシーンに期待
どうせなら亜麻さんとカレハ先輩もやってくれたらよかったのに・・・
261名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 05:16:10 ID:EO6HJro5
>>260
だから亜麻は無理だっつーのw
スタッフがハッピーエンド嗜好なのにダンナのいる亜麻を寝取るとかするわけないだろうが
もちろんダンナが死ぬような展開もありえない
262名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 05:31:24 ID:o3HvaDFJ
つか、生きてるの?>旦那
アニメでなんか過去形で語られてたし、死んでるんだと思ってた。
263名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 06:05:40 ID:EO6HJro5
生きてるよ、ちゃんと時雨葉って名前もあるぞ
264名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 14:12:15 ID:CCjRQRbH
>>261
そんなことはわかってるさ
設定的にも声優的にも無理だってことぐらい・・・
でも、あえてその夢を見て願望をここに書き込むのが妄想の醍醐味ってもんだろ


人妻設定は、チクタク路線で行けばどうにかクリアできるはず
あとは声優が頑張ってくれることに期待
という妄想を捨てきれない俺がいるんだ
265名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 14:52:55 ID:0zUYdokw
同志よ、その妄想を形にしてみないか?
そう、お前さんが亜麻さんと凛の激甘エロスを形にするんだ!

亜麻さんに押し倒されてギシギシアンアンされる凛…ぬ、ぬるぽぉっ!
266名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 14:57:03 ID:9mTrEJoK
実技形式で亜沙先輩に性のレッスンする亜麻さんとかどうよ?
もちろん、レッスンの実験台は稟で
267名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 18:16:48 ID:OMLZjhER
それ、ただの痴女だ。少なくとも、俺はかけねえ。
268名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:32:08 ID:kH/CYJ3J
楓×稟を希望
269名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 23:30:57 ID:ATadpiIq
チクタクみたく時間移動すればいいんじゃねえ!?

>>258
ソレ、読み方は「しきゅう」でいいんだな?
270黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:35:42 ID:ochOuxQP
トリ付けました。
で、間空きましたが
>>215 の続き行きます。陵辱モノなので注意!


 ぐちゅぐちゅぐちゅ…
「ひぅぅぅ、うっ、んぅぅ……!!」
 男は楓の仔細構わず、膣圧に逆らって陰茎を出し入れしていた。
 処女地を強引に開拓されていく痛みが間断なく楓を襲う。破瓜の血が男の陰茎で押し込められたり引っ張り出されたりし、シーツにぽたぽたと真紅の染みを作っていた。
 平均を大きく上回る男のサイズは、楓に最大限の苦痛を与えている――筈だった。
(んぅぅ…どっ、…どうしてっ…)
 苦痛に顔をゆがめる主とは違い、楓の秘裂は男の挿入に合わせてじゅくじゅくと盛大に愛液を分泌していた。
 それが潤滑油になって痛みが和らぐぶん、気づかされる未知の感覚。
(ゃあ……あ、熱い…)
 こじ開けられた中はしくしくと痛むが、男のカリ首が膣内のある部分に引っかかったり、深く突き入れた亀頭が子宮口をつついたりするとき、身体は不随意的に蠢動し、強烈な何かの波が楓の意識をさらっていこうとする。
 ずっ、ずっ、ずぶっ!
「ん! んぅ、んんっ…!」
 男がグラインドを強めた。男根を楓に打ち込むたびにパンパンと乾いた音が虚ろに響く。
「んぅ! んふぅ
271名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 16:37:34 ID:ochOuxQP
途中で切れた…


「んぅ! んふぅ! んん…はぁっ!」
 楓の声に甘いものが走る。
(そ……ん、な……)
 突き上げる男根を自分の身体は受け入れている。楓は嬌声を上げる一方でひどく狼狽していた。
 ずちゅっ! ずにゅっ、すぶっ!
「ひぅ、ひあああんっ!」
(な、なんで…ぇ……ぅぅ……)
 朦朧とする意識の中、楓は男に唇を奪われたとき、嚥下してしまった妙な液体のことを思い出した。
 あれが、自分の身体に何らかの変化を起こしているのか。
 ずぶうううっ!
「んはああっ!」
 そんな考えを吹き散らすかのように、一際強く突き上げられる。
 楓の推測は当たらずとも遠からず、であった。
 男が楓に口移ししたのは、ただの彼の唾液だったが、彼から分泌されたものであるそれは、存在的に彼と深い関わりがある。そしてそのことが、彼が行使する魔法の触媒として非常に有効に働くのであった。
 ずぶずぶずぶ…
「くふぅぅぅ…んぅぅ……」
 男根を押し込めば、そのぶん膣からは楓の愛液があふれ出てくる。
 ぐちゅぅぅぅ…と、追い出された液は、ぼたぼたとシーツに落ちて、破瓜血を上塗りしていた。
272黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:39:37 ID:ochOuxQP
途中で切れた…


「んぅ! んふぅ! んん…はぁっ!」
 楓の声に甘いものが走る。
(そ……ん、な……)
 突き上げる男根を自分の身体は受け入れている。楓は嬌声を上げる一方でひどく狼狽していた。
 ずちゅっ! ずにゅっ、すぶっ!
「ひぅ、ひあああんっ!」
(な、なんで…ぇ……ぅぅ……)
 朦朧とする意識の中、楓は男に唇を奪われたとき、嚥下してしまった妙な液体のことを思い出した。
 あれが、自分の身体に何らかの変化を起こしているのか。
 ずぶうううっ!
「んはああっ!」
 そんな考えを吹き散らすかのように、一際強く突き上げられる。
 楓の推測は当たらずとも遠からず、であった。
 男が楓に口移ししたのは、ただの彼の唾液だったが、彼から分泌されたものであるそれは、存在的に彼と深い関わりがある。そしてそのことが、彼が行使する魔法の触媒として非常に有効に働くのであった。
 ずぶずぶずぶ…
「くふぅぅぅ…んぅぅ……」
 男根を押し込めば、そのぶん膣からは楓の愛液があふれ出てくる。
 ぐちゅぅぅぅ…と、追い出された液は、ぼたぼたとシーツに落ちて、破瓜血を上塗りしていた。
273黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:44:40 ID:ochOuxQP
今度は二重…スマソ

『モクテスマよりファントムへ。アルファ・エリアのシールは完了した。ウェッジをパイルしたら離脱せよ。――バンクエッタがお待ちかねだぜ』
 送られてきた通信に、男は陰茎の挿入を一旦止めて、送信用魔法を唱えた。
腰を動かさずとも、楓の膣はきゅうきゅうと収縮し、男のモノを締め付けている。
任務を忘れ、その身体を貪りたい衝動に駆られた彼だったが、そのプロにあるまじき意識が送信に載ってしまわないように気をつけながら返信をした。
 ――了解。後少しだ。
 極めて簡潔に返事を済ませると、男は再び運動を再開した。
 すぶうっ…!
「あああああんっ!」
 きっと本人は気づいていないだろうし、気づいたとしても認めないだろうが――
まだかまだかと肉棒を待ち焦がれている淫猥な美少女に、モノをぶち込んでやるというのはこの上なく気持ちいい。
 ずぶずぶずぶずぶ…
「ああああああ」
 奥へ奥へと膣内を割っていく陰茎に、楓は機械の駆動音のような声をあげる。
 あまりの快感に精神が虚脱して、意識がうつろう。
 そのくせ、肉体はその快感を貪ろうと踊りだす。
 ずぶ、ずぶっ、ずぱんんっ! ずぱんっ!
「ひぅ、うっ、いっ、ああっ! ふぅ
274黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:48:58 ID:ochOuxQP
「ひぅ、うっ、いっ、ああっ! ふぅん、んんん、んんん――ふああっ!!」
 接合の音が大きくなる。
 楓の腰はもはや彼女自身の動作で振られ、より深くへと男を導く。
 その激しさと淫猥さは、つい先程まで処女であった少女のものとは思えないほどであった。
「ああああ! あぅああああっ! いあああああっ! ああああ――っ!!」
 ぎゅぎゅうと膣の締め付けが一際高まった。
 絶頂を知らなかった少女は、ただ迫ってきた頂点に恐れとそれ以上の悦びを乗せて叫び、男もまたその強烈な膣圧によって達する。
 びゅくっ! びゅくん! びゅくびゅくっ!!
「ふあああ……あ、あぅ」
 ポンプのように脈打つ肉棒は、大量の精液を怒涛の勢いで楓の中へと送り込んだ。
 あまりに強烈な射精だったゆえに、男の陰茎はしばらくの間びくびくといきり立ち、楓の膣内を白濁で満たしていった。
275黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:52:02 ID:ochOuxQP
 ……。
「…………んっ……?」
 小さなうめき声が漏れて、意識が浮き上がる。それでようやく、自分が気絶していたことに楓は気づいた。
「んん……んぅぅぅ………ぅ…ゃぁぁ…」
 すくさま襲ってきたのは下腹部の強烈な違和感だった。
「ぅぅぅ……っ」
 それはすぐさましくしくとした痛みに変わり――
 ぽたぽた…
 剥き出しの秘唇から、こぽこぽとおぞましい白濁の液体が溢れ出していた。
 全裸のまま、楓はこれまでの全ての恥辱に身悶える。
 ――犯された。
 ――初めてを奪われて、あまつさえ最後にはそれを受け入れて達してしまった。
「うううぅぅぅぅ……」
 傷つけられるなら、稟くんにと決めていたのに。
 楓にとって今までの肉体と精神の動きは、存在そのものを陵辱されたかのような喪失感を降りかからせるものであった。
276黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:54:42 ID:ochOuxQP
「………」
 身が震える。
 窓が空いていた。
 風邪を引いてしまう――と考えたのは一瞬のことで、それよりも大きな汚れのこびりついた身体を、楓はあまり大切だとは思わなかった。
 とはいえ、ほかにすることも思いつかないので、のろのろと立ち上がって、窓を閉めようとする。
「………。 …?!」
 ぴしゃん!
 窓が独りでに閉じた。
「…な、に……?」
 楓は思わず後ずさりし、手探りで部屋のドアの取っ手を探った。
 またあの透明人間の仕業かと思ったのだ。
 慌ててドアを開ける。
「えっ…?! …んんんっ!」
 楓の身体は、部屋の出口より前に進まなかった。
 まるで見えない壁があるかのように、何かに突き当たって一歩も進めないのだ。
「………」
 ふらふらと数歩下がると、ドアも独りでにバタンと閉じた。
277黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 16:58:05 ID:ochOuxQP
 地上より遥か一〇〇〇〇フィートの高みから、ファントムは芙蓉家を見下ろしていた。
 航空魔法で、今次作戦――オペレーション・メープルピックにおいて空中警戒監視班を努めていたスペクタクルのすぐ側に滞空し、彼らの制空の手助けをしている。
「ウェッジはきちんと打ち込まれた、か」
 視野の処理系に直接展開した特殊な魔法が、眼下の魔法特性と空間特性を彼の見る光景に映し出している。芙蓉家の楓の部屋の辺りはある魔力位相においては魔法的にひずみ、ほとんど閉じてしまっている。
 彼は精液を媒介として、楓とあの空間を存在的につなぎとめた。彼が魔法を解除しない限り、楓はあの部屋からは、出られない。
 空間や存在のような人間界の根幹に干渉するような魔法は、彼ら神族にも至難の業であった。その成功率を高めるために、ああした方法が取られたりもする。
(とはいえ――)
 今回の作戦は異色だった。本作戦の主要目的を達成するのは、彼らのような近衛特殊部隊ではない。立派な身分の者たちだ。もっとも、若干性癖に問題があるが。
(ま、おえらいさんの考えることは大概不思議だらけだからな)
 映像処理の魔法を唱えて、これからあの中で始まる饗宴を撮り残そうと準備をしているスペクタクルの連中を横目に、ファントムはため息をついた。
278黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/03/32(土) 17:03:29 ID:ochOuxQP
…とりあえず以上です。
何度かの書き込みミス、申し訳ないです。
もう少し続く予定ですので、良ければお付き合い下さい。
279名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 09:06:01 ID:7QZYx/wp
なっちゃんとか存外いじりやすいんですけどねぅ
280名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 14:04:27 ID:rk2YBzhn
>>278
GJ。続きを待ってる。
でも、今度からはメール欄にsageと入力してくれ
281黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/02(日) 15:22:51 ID:ZMYMQMri
>>280

そうだ、サゲ忘れてた
すまんです。
282名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 22:19:46 ID:z4dVSIF/
リアリーリアリーにロングヘアーの亜沙先輩きてた
麻弓と撫子先生のHシーンも確定してるし俺的にはチクタクより期待

しいて言うなら、桜と麻弓の書き分けが・・・
桜の声優も未定だし
283名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 23:13:48 ID:NTGCkkxt
>麻弓と撫子先生のHシーンも確定してるし
はは〜ん、俺好みの嘘だなw
俺はその程度じゃ釣られないぞ??W

で、 k w s k!
284名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 00:04:53 ID:rC6br1jz
>>283
今回はシャッフルの登場人物たちが全員登場。
そのうち公式に立ち絵が載っている楓、亜沙、プリムラ、麻弓、撫子、
そして新キャラの桜にHシーンがあるのが確定済み。
ちなみに立ち絵は全て新規。
285名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 05:48:35 ID:LPK9XrDB
>>283
まとめサイト見てこい。詳しく書いてあるから。
286244:2006/04/03(月) 06:28:01 ID:7Ds0d4gO
>麻弓と撫子先生のHシーンも確定してるし
へへっヨダレが止まンねえゼ…。

>>245
遅くなったが、
あくまで日常風景的なモノを書き始めてます
文才無いから、時間掛かるけど
287名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 00:26:33 ID:LEU3toWU
凛×ネリネ
凛×楓
キボンヌ
288283:2006/04/04(火) 00:30:11 ID:/IQvM8X4
一応調べてみた。
>>284>>285もアリガト。
最近仕事が忙しすぎてゲームから離れてたから、全然知らなかったorz
でも、このことを糧に、明日からも頑張れそうです。
Navelさん、本当にありがとうございます。
あ〜、楽しみや・・・
289名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:17:23 ID:MFOjeCbl
空気を読まずに

亜沙×カレハ
亜沙×楓(黒バージョン)

を希望してみる
290名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 15:27:01 ID:MS3P+BRy
余興程度に考えた稟×撫子(HPで1日のみ掲載)が身内に大フィーバーして乙った俺が来ましたよとね。
希望する人がいればちょっとずつ投下するが
291名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 16:29:47 ID:dEz4UpBI
>>290
イヤだって言う香具師がいるとでも?
カマーン!!
292KKK隊員:2006/04/04(火) 18:44:54 ID:YwcJ+Yl3
>>289
亜沙×楓(黒バージョン)
いいなそれ

>>290
w k t k
293名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 20:40:34 ID:pm0vzqTi
>>290
何でちょっとずつなん?いっぱいレス貰いたいとか?
294名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 20:47:34 ID:MS3P+BRy
>>293
量が尋常じゃない
なら個分けにしたほうが読みやすいだろうと思った
295名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 10:59:34 ID:/W10Czni
投下しちまえ!!
296名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 18:18:15 ID:FgFDULPa
容量もまだ余裕ある内に、
さっさと投下した方が良さそう

と言う訳でカモ〜〜ン!

貼る時は予告してくれよな
297名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 23:57:53 ID:/W10Czni
まだかぃ??
298名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 18:52:09 ID:AR2Tjp61
ん〜、HDDとか携帯とか探してるけど、見付かんねぇ。
ってんで一から書き始めた。
299名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 15:54:27 ID:glKzwj2L
というわけで、稟×撫子のさわりだけ出来たんで投下。
反応次第で後々を決めます
300名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 15:55:56 ID:glKzwj2L
冬の寒さが身を潜め、代わりとばかりに穏やかな日が増えてきた、三月も終わりに近付いたある日。
土見稟は、教室にてプリントと戦っていた。

理由は簡単だ。
期末試験最終日、稟は風邪を引いて休んでしまったのだ。
その日は世界史の試験だけしかなかった上、他の教科はクリアしていたことから、三日間の補習の後に再試験を行うことになったのだった。
無論魔王や神王が手を出さない訳がなかったが、稟自身がそれは納得しなかったし、その稟の意を尊重しようというセージ達の意見もあって、思い止まってくれたようだ。少しだけ開けられた窓から、爽やかな春風が入ってくる。
プリントの残りはあと半分と言うところで、稟は少しだけ休むことにした。

普段が騒がしすぎるぐらいに騒がしいからか、静かな中にいると気が変になりそうだ。
そして、もう一つ。

稟は未だに固定の恋人がいない。
迷っているとかじゃあない。
分からないのだ。
シア、ネリネ、楓、亜沙、プリムラ、麻弓、カレハなど、見渡せば彼の身近には美少女ばかりが揃っている上、麻弓は怪しいが他は皆慕ってくれている。

だが、稟は誰を好きか自分でも分からない。
かと言って適当に誰と決めるのは相手にも失礼だし、何より稟自身が許せないと思う。


「俺は優柔不断だよなー・・・」

ポツリと呟いた言葉は、静かに窓の外に飛び出していった。
301名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 15:57:37 ID:glKzwj2L
とりあえずこれだけ
302名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 16:22:32 ID:Er4jm8t5
wktk
303名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 17:21:29 ID:/tqZdnRq
これだけではニンともカンとも
続き!続き!
304名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 18:00:58 ID:E4G7d7B6
>>300
ok!是非とも続きぷりーず!
305名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 18:01:35 ID:UA2TongR
続きチョウラィ!щ(゚▽゚щ)
306KKK隊員:2006/04/08(土) 00:24:22 ID:QN3FEZ3o
と、特別授業!
紅女史ルートか?!
307名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 16:47:22 ID:Lb7auBFB
時間に余裕ができたらの話だけど。
フォーベシィとセージの膝枕のSS(短めでエロなし)でも書こうと思ってるんだが。
Tick!Tack!ではそういうシーンはなかったはずだから書こうと思ったんだよね。
ここはエロパロスレってなってるけど、エロなしっておkなの?
308名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 18:55:53 ID:2z5HO/Mv
微妙にエロをいれるんだ
さすればおk
309稟×撫子続き:2006/04/09(日) 00:02:59 ID:c2LuwBXx
それから幾らかして、漸く稟がプリントを片付けた時に。

「プリントは終ったかつっちー?まさか白紙とかはないだろう?」

いい笑顔の撫子が教室に入ってきた。

「解らない数問以外は、大体出来てます」
「そうか。よし、それならいいんだ」

何処が解らないんだ、と笑顔のままの撫子は、やはり稟が真面目な事に機嫌をよくしているのだろうか、稟にはわからない。
ただ普段呆れ顔が多い撫子だけに、心からの笑顔はとても綺麗で・・。


(って俺は何考えてるんだ・・・)

自分がそこまで優柔不断だったのかと稟は少しヘコンだ。
それから一時間弱で稟の解らないと言っていた問題も全て解けたのだが。
決められた拘束時間はまだ一時間以上も残っていて・・・。

「で、つっちーの本命は誰なんだ?」
「やっぱりその話ですか・・・・」

どうやら稟にとっての修羅場は今から始まるようだった。
310名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 13:53:41 ID:xGnBqlKM
生殺しだ〜

期待sage
311KKK隊員:2006/04/09(日) 18:55:29 ID:JTH+zevX
これからだってのに………
312307:2006/04/10(月) 12:19:45 ID:GxdT7eLG
>308
おk。さすりのシーン入れてみる。
とはいえ、あんま期待しないでよ?
質にも、時期的にも。
事情が事情ですぐには投下できないと思う。
313名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:04:41 ID:Tp0huTWQ
フォーベシィとセージの膝枕シーンはあったんだけどな
314名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 00:56:56 ID:4ffnO539
稟が目撃しただけで、実際にどうこうは無かったはず
CGもないんだよな…。
315名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 09:57:59 ID:Wn+jFrcc
そしたら307の存在意味がなくなってしまう
316名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:01:14 ID:UV1qbZcM
保守っとな。
楓かわいいよ楓
317名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 17:33:36 ID:vZJTPCId
307についてはどっちでもいいよ。
書いても書かなくてもどっちでもいいってことで。
318名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 23:30:13 ID:HWeJPkdq
楓(黒ver)×凛をキボンな俺は少数派?
黒楓が凛を、オシオキして調教するみたいな奴。

というわけで誰か職人様キボンです。
319名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 03:13:42 ID:xak/zld2
>>318
黒楓×凛なら、このスレの前のほうに一つあった気がする。
320名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 04:04:26 ID:LnwozeQP
楓がデレにならずに一方的に責めるような痛いやつ読みたいな
321名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 05:12:21 ID:d7Lu9IS5
それはアレか。
寝ている所を縛り上げて、上からカッターをするりと
322名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 17:05:47 ID:Y7Z04Kqw
そこで鋸ですよ
323黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:19:15 ID:aP2w70az
>>277の続きです。
楓ですが、黒くないです。
陵辱注意!



「……」
 ぺたん、と座り込んでしまう楓。
 自分を巡る出来事が、悉く理解できない。
 只、硬直していた恐怖心が再び動き出すまでに、そう時間は要らなかった。
「……う、うう」
 カタカタと身体が震え出す。
 とん、と背中に硬い感触。
 慌てて振り返ると、そこは窓側の壁だった。
「……はぁ…」
 がちゃ――
「…?!」
 肩を抱く楓の前で、部屋の扉がすっと開いた。
 自分を決して通さなかったその入り口から、ぞろぞろと人影が侵入してくる。
「こんにちは。無粋な方法でお尋ねしてすまないね、レディ」
 先頭の男――タキシードを身に纏い、その金髪を綺麗に後に撫でつけた紳士然とした人物の礼儀正しい振る舞いは、楓の惨状を前にして、明らかに場違いなものだった。
 しかし、その場に介した一同の視線だけは、ほの昏い欲情の色を隠そうともせず、ただ一点のみに注がれていた。
「えぇ…?! ――っ! やあっ…」
 状況についていけない楓は、自らがどういう姿かも忘れていた。
 尻餅をついた格好の楓の秘所からは、とろとろと陵辱の証が滴っているのだ。
「ふふふ…」
 慌ててその茂みを隠す楓に、先頭の男は低く笑った。
 こうして怯える少女が、彼らにとってはなによりのごちそうなのだ。
 男たちは楓に近づく。
 楓に逃げ道はない。
 そうして芙蓉家の一室で饗宴――バンクエットが始まろうとしていた。
324黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:20:15 ID:aP2w70az
 男たちはただ一心不乱に楓を犯した。
 いきり立った肉棒を、楓の奥深くに挿し入れては精液で膣内を灼いていく。
 秘唇が空くのを待っていられない者は自らを己の手や、楓の手、楓の肌、楓の髪、楓の服…あの手この手で慰めて、仕舞いには楓の身体に向けて白濁を吐き出し、どうにか欲望を抑制する。
 楓の瞳はじょじょに虚ろになり、汗と精液が美しい肌をどろどろに汚染していた。
 ずぶっ、ずぶっ、ずんっ…
「くぅ…ふっ、ふうっ…」
 楓は下から男に突き上げられていた。
 重力の力もあり、突き上げるたびに愛液とも精液ともつかないものがどろどろと陰茎に絡みつくように落ちてくる。
 潤滑油を得た陰茎は気をよくして、楓の奥底までを綺麗に掘り進める。
「ひうっ! んあっ、んはあっ! あああんっ!」
 身体の芯の芯まで射精されて、もう楓は快楽を貪る自分に戸惑うのを忘れていた。先行したエージェント――ファントムの魔法は健在だった。突き上げられるたびに楓は嬌声を上げて、自らの膣を締め付け腰を振る。そのさまはほとんど淫らな情婦だった。
「く、くぅ…」
 極上の膣を掘り返しながら、男は目の前の光景に酔いしれていた。
 楓の清楚な美貌は淫らに歪み、上気した顔の下で、ふさふさと形のいい乳房が小刻みに揺れている。その先端にはふたつの突起。
 湧き上がった衝動に忠実に、男は突き上げを続けたまま、手を伸ばして楓の乳房を掌で握りこんだ。
 柔らかい弾力が掌に返る。
 気をよくした男は、固く尖った楓の乳首を摘み上げた。
「ん、んんん…っ! んあーあああっ!」
 嬌声が一トーン跳ね上がった。
 同時に膣圧も増して、男は音を上げた。
「む、くっ…!」
 びゅるっ!
「ふはあっ?!」
 何度目かの膣内射精。
 びゅるっ、びゅくっ、ぶびゅっ!
 男のものは人外じみた精力で、大量の精液を楓の中に流し込んだ。
「うぅ……ふふぅ……ぁう……」
 びくびく、と痙攣する体。
 ごぼごぼと膣から逆流する精液の感触に意識を攪拌されて、楓はもはや自分が快感と苦痛、どちらに喘いでいるのかわからなくなっていた。
「では、次は私めが――失礼して」
 じゅぶうっ!
「ひあうぅぅ……!」
 差し込まれた別の肉棒が、中の精液を押し出してぶびゅぶびゅと音が鳴る。
 楓の膣は持ち主の意思とは無関係に、新たな来訪者を歓迎してぐいぐいと締め付け始めた。
325黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:21:05 ID:aP2w70az
「く…っ」
 ぶる……
 男が震える。
 楓の膣肉は主の意思とは無関係に蠢動し、男の精を残らず搾り取った。
「……ぁ…」
 びくん、びくんと跳ねあがる全身、突き上げてくる不気味な感覚の波。
 たっぷりと注ぎ込まれた精と入れ替わるように全てを失った楓は、ただ空ろなうめきだけを残した。
 どろ…っ
 過剰な膣内射精の必然で、楓の割れ目からは止めど無く濁った精液が流れ出していた。
「お、出てきてますな」
「全身どろどろでザーメンを垂れ流す少女……嗚呼、実に素晴らしい」
 男たちは妙に荘厳な言いまわしで談笑していたが、股間のモノが起きあがるにつれ、再び鼻息を荒くし始める。
「さて…宴を再開しましょうか」
「あいや、少し待たれい」
 既に自分をかちかちに怒張させていた男を、もうひとりの男が押しとどめた。
「何であるか?」
「いや、少し趣向を思いつきましてな」
 男はにやと笑みを浮かべると、息も絶え絶えの楓に近づく。
 最後に犯された姿勢のまま、だらしなく股を開いたままだ。その間に男はしゃがみこんだ。
 ぐちゅ…
「っ……」
 精液の海と化している秘肉を撫でる。
 度重なる絶頂の直後で敏感な部分は、また楓を跳ね上げさせた。
「ほほ。ずいぶん、悦んでいますな」
 笑いながら男は愛撫を続け、何やら堆積した精液を除けて行く。
 むろんその間、楓は容赦ない快感に襲われつづけた。
「っ…! っ、ぁ…やぁ……」
 言語と認めるに足らない程度のうめき声。
「ふむ…そろそろよろしいか」
「いったい何なのであるか?」
「なに、こうするのですよ」
 男は見えるようになった楓の恥毛に指を絡め――一気に引き抜いた。
「っぎ、い、いたあぁぁぁっ! ぁ…」
 空ろな瞳が目覚めさせられ、苦痛に叫ぶ楓。
 ぶちぶちぶち…
「ああああああ、ゃ、あ、あああああああ―――っ!!」
 思わず耳を塞ぎたくなるような悲鳴を心地よいBGMとし、男は愉快そうに楓の陰毛を次々と引き抜いていく。
 そうして、最後には割れ目をそのまま晒す楓の秘部があった。
 破瓜の血と精液、そしてたった今の所業による血が混ざっていて、とても「赤ん坊のような」などという表現はきかないが。
「ううっ!」
 他の男たちはその間、楓の頭のほうに集まり、自らを慰めていた。
 愛らしい少女の悲鳴を十分堪能した彼らは、次々と達していく。
 びゅるっ! びゅるるぅっ!
 びちゃ、びちゃっと湿った音をたてて楓の艶やかな髪や整った顔は、更に精液に上塗りされていく。
「…どうでしたかな?」
 引き抜いた毛を鼻先で嗅ぎながら、にんまりと男は他の男たちに笑った。
「恥ずかしながら…声だけで達するかと思いましたよ」
「まったく」
 楓にありったけの精をぶちまけたばかりの男のモノは、またも硬くなりつつある。
 芙蓉家の一室で繰り広げられる饗宴は、その勢いを加速させたばかりであった。
326黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/17(月) 21:22:45 ID:aP2w70az
 パチン。
「ふむ、神ちゃんも腕を上げたね――と」
「ぬぐ、そ、そう来たか…」
 頭を抱えていると、ユーストマは通信が送られてきたことに気づいた。
 彼は仮想的意識主体と呼ばれる構造体を意識内に構築し、それに仮想的な魔法処理をさせている。そこから、メッセージ受信の旨が通達されたのだ。
 送られてきた通信をデコードせず、圧縮言語のまま目を通す。
 まばたき一回ほどの間の作業だったが、通信のための魔力位相変動を感知した対面のフォーベシイは尋ねた。
「ん? 終わったのかい?」
「まあな。今日は時間に余裕を持って、フェーズ3程度でやめておくことにしてある」
「なるほど。メープル――楓ちゃんは日常生活を続けさせないといけないから厄介なんだよねぇ…」
「ああ…。そういえば、アインスの所在が分かったって?」
 ユーストマはドイツ語の「1」を口にした。
「神ちゃん、驚くんじゃないかな。また稟ちゃん絡みだよ」
「な…そりゃホントか」
「アインスは、まぁ一児の母だね。その娘が稟ちゃんの先輩なんだよ」
「世間は狭えなぁ…」
「そこで。ツヴァイが殆ど壊れてしまったことだし、アインスとその娘をあてがおうかと思ってね」
「その父親は?」
「人間界の方から押さえたよ。いつでも単身赴任に行ってもらえる」
「なるほど…じゃあそうするか」
 カコン。
 一通り話が途切れると、ししおどしの音が辺りによく響いた。


 …楓の話は取り敢えずここまでです。
 投下ぉkなら、続きを書きたいです。
327名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:54:52 ID:EVsD8Er7
GJ!続編も期待しております!
328名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 01:38:29 ID:BMAe9mR6
アインスって亜麻さんの事だな…続編、wktk!
329名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 04:04:47 ID:mBDCGKbu
アインスとか行き過ぎた勝手な設定入れるとさすがにつまらんな
330名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 05:26:21 ID:gNhTczy8
さすがに本編から離れすぎの感がある
331黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/18(火) 05:51:39 ID:WpoIxsyl
>>329にちとフォローを。
ぶっちゃけああいう用語の設定は行き当たりばったりですが、
これらは公式設定とかそんなんじゃなしに、
影でごにょごにょやってる機関が勝手に付けた暗号名みたいなもんです。
一応最高指揮官に当たる神王と魔王はそれを知ってて、使ってるのです。
目標アルファとかブラヴォーとか、そういうノリです。
要は雰囲気づくりで、なるたけ濡れ場には持ち込まないので勘弁。
332名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 18:41:12 ID:H8edqWYt
イタタ
333名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 23:52:25 ID:MfPQhCh/
むしろPhantomとアインとツヴァイって時点で……。
334名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:16:46 ID:gmgv1Xno
サイトの管理に疲れ、戻ってきた242です。
ぶっちゃけ、抗議メールがありえん。子供に悪影響を当てるって・・・。あまりにしつこいからエロ部分を
カットしようと考えている。
それで、エロは、ここに投下しようと思っているのだが。
愚痴言ってすまん。
なんか、リクある?
335名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:40:58 ID:Q8PpaoKW
>>334
お疲れ様です。そういったメールは思いっきり荒らしなので、受信拒否とか受信後即ゴミ箱行きとかに設定汁!
みみっちい指摘ばかりして揚げ足を取り、喜んでいるような心の狭い香具師のことなぞ、真に受けますな。

とりあえず、心の赴くまま一番書いてみたいのを書いていただければOKっす。
(もしよろしければ、ふつうに稟X楓ものをw)
336名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:53:47 ID:dEPZQPHa
純愛分が足りない
337名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 01:01:23 ID:U2TmrVCX
俺の場合は18禁表現の最初に悪影響を及ぼす恐れがあるからガキは見ないように、って
注意書きを入れてる。
事前に書いておけば良いわけだしね。
荒らしなど気にしないほうが良いですよ。

なのでネリネ物をどうか……orz
338名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 03:36:37 ID:D1YXXbrj
>>334
>>246-247でジオはエロダメだって言われて裏にすると言ってたのにまだしてなかったの?
自分の運営にも問題があるのに抗議だけを非難するのはおかしいでしょ。
まぁ荒らしの可能性もあるんだろうけど、鯖がジオって時点でその抗議は正当化されて通ってしまうよ。
ていうか抗議で済んでるだけマシなんじゃないか。荒らしならジオに削除依頼出しててもおかしくないぞ。
愚痴る前に真っ当なサイト運営を心掛けようよ。

>>337
> 注意書きを入れてる
まぁそれは鯖によっては義務付けられてるからな。
339名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 04:08:11 ID:JC+KkAoA
ほんとだ表のままじゃんw
抗議してるのは違反サイト探し回ってる人達の可能性もあるわけだ
どう見ても早い段階で注意されてたのにさっさと対応しなかった>>334の責任だろ。荒らしだとしても自業自得
裏でもアウトなことには変わりないんだけどさw
エロOKなレンタル鯖探して移転したほうがいいんじゃないか?せめてエロだけでも
画像はダメでも文章ならOKってとこは割りとあるぞ
340名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 06:15:12 ID:qgsUlkxD
>>334-335
気持ちはわからなくもないけれど、規約違反である以上は文句を言える立場ではないよ・・・・
違反していないのに抗議が絶えないというのなら、話は別だけれど
自分の行いには何も間違いはなく、非難する側が間違いなのだと決めつけてる人の典型的な例
341名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 07:05:45 ID:Cay21YQ6
>>334
金払ってエロ可能鯖借りることを勧める。それでことたりる。
342名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 08:42:14 ID:mmf4T3+S
>>334
>抗議メールがありえん
ありえるだけの事をしてるから抗議なんてものが来るんだろw
自分が規約違反者であることを自覚しろよ('A`)
343名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 10:35:19 ID:gmgv1Xno
みんな、ありがと。目が覚めた。エロい部分は、まぁ、どっかに、隠すか、消すかするよ。
なにより、レスを要約すると俺が馬鹿だって内容だけど、俺のサイトを見てくれている奴
が多いし、内容を知ってくれているのが嬉しい。
言い訳がましいが、ありえんの意味はメール自体ではなく内容のほう。SHUFFLE!
ってエロゲーだろ?それ扱うサイトを検索している子供にこれ以上の悪影響っ
てなんだ。と言う意味。規約違反してるし。ジオに報告すれば一発で消せるの
にそれをしないし、メールでそれに触れないって・・・。まぁ、結局は俺が悪
いと言うことで落ち着くのだが。
344散らない桜 ◆36XtnskbK. :2006/04/20(木) 12:30:40 ID:kPH7DUOc
「いい天気ですね」
 楓が空を見上げながら、そう呟く。
 俺たちは、花見に来ていた。ここは、俺達の子供のころの遊び場だった裏山のがけ。わ
ざわざここまで来たのは、ここに鎮座する桜が、俺の知りうる限り、この町一番の桜だっ
たからだ。
 しかし桜の花びらは、半分以上散っていて、少々時期をはずしてしまっている。さらに
は、創立記念日で俺達は休みなのだが、平日なので、周りに誰もいない。
 寂しいかもしれないが、二人きりと言うことが強調されて俺は嬉しかった。
「ああ、本当にいい天気だ」
 俺たちが本格的に付き合いだしてからというもの、なぜか、今まで以上に二人きりでい
られる時間が少なくなった。それは、急に甘えん坊になったプリムラのせいであったり、
まだ、俺をあきらめるどころか、巻き返しに全力を傾けるお姫様達のせいだったりするのだが。
 それでも常に一緒にいることには変わりない。同じものを見て、同じものを感じている
俺達に、そうそう話題などがあるはずもなく、ボケ〜と桜に見入っていた。この時間は苦
痛ではない。そう感じられることも、幸福のスパイスの一つとなっている。
「サクラの花言葉って知ってます?」
 しばらくして、楓が口を開いた。妙に照れくさそうな顔をしている。俺は、こういう楓
の表情が好きだ。もちろん、笑顔も、泣き顔も、怒った顔もすきだが、照れている表情が
一番可愛い。
「知らない。なんだ」
「純潔です。わたしは桜って花と、その響きが好きで、女の子が生まれたら、桜って名前
 をつけようと考えていたんです。でも、最近になって、別の名前を考えるようになり

 ました。純潔の花言葉を女の子につけるのは嫌だな〜って思うようになったから」
「どうして?純潔って、別に悪い意味じゃないと思うんだが」
「そうでもありませんよ。純潔っていうことは、相手がいないって言うことじゃないですか。
 わたしが、シアちゃんや、リンちゃんに、純潔っていいですよね。とか、言ったら単なる
 嫌味になってしまいますし」
 ちょっとだけ、舌を出して、悪戯っぽい口調で楓は話す。俺達の間にあった。溝が埋まっ
てから、ほんの少しだけ楓は変わったように思える。うまくは言えないが、俺と同じ目線に
なったような気がするのだ。
「あははは、それもそうか」
「それに、もう一つだけ、嫌な理由があります。わたしが桜に似ているから」
 楓は、自分の言葉で、口調も表情、急に険しいものになった。あまり、こういうのは好き
じゃない。俺は、シリアスとは、程遠い人間だから。
「なに言ってるんだ?楓は、もう純潔とは程遠いぞ」
 俺が冗談めかして、一歩間違えればセクハラ発言をしたが、楓は表情を崩すことはない。
「そういう事じゃなくて、桜にまつわる話に自分にを重ねてしまうことが多いんです」
 桜にまつわる話・・・。脳の中を検索する。一つだけ、思い浮かぶものがあった。たぶん、そ
れで会っている。なぜならそれは、楓のおばさんが昔俺達にしてくれた話だからだ


『桜が美しい花を咲かせるのは、男を惑わして、その精気を吸ってしまうからだ。そして、そ
うしなければ枯れてしまう。』
 楓も、あえてどういった話かは、説明しない。それぐらいのことは通じ合うのが俺達だからだ。
345散らない桜 ◆36XtnskbK. :2006/04/20(木) 12:31:17 ID:kPH7DUOc
「桜はわたしで、稟くんは人。枯れそうだったわたしは、稟くんが身を削ることで、生きながら
えきました。そして今でも稟くんに寄り添っています」
 熱く、熱く、楓は語る。目はらんらんと輝き、悲痛めいた声で。こういうときは、そんなこと
ないと言うのがセオリーなのかもしれない。しかし、俺は黙って彼女の話を聞いていた。そんな
言葉じゃ届かない上に、彼女の話は間違っていないからだ。
「最近のわたしはおかしいんです。他の女の子に嫉妬してしまいます。稟くんのことを縛り付け
たいなんて考えてしまいます。稟くんのために尽くすって決めたはずのわたし

が稟くんの枷になってしまいそうなんです。稟くんを好きになればなるほど、その気持ちが強く
なって、それで」
「楓。それのどこが悪いんだ?」
 確かに、俺はそんなことないとは、言わない。だが、楓を泣かせることなんてしない。だから、
開き直ることにした。
「桜に命を捧げた男が何を思って、そうしたか考えたことがあるか?」
「・・・・ないです」
「この桜のためなら死んでもいい。そう思ったからだ」
「おかしいです。そんなの」
「確かに、おかしいけど、それが好きって気持ちなんだと思う。それに、俺には痛いほどその気持
ちがわかる。昔、俺は一人の女の子を好きになったんだ」
「それって」
「その子が壊れそうになったから、俺は一つ嘘をついた。正直な話をすると、後悔したことは、一
度や二度じゃない。傷つけられるたびに、削られていくたびに、もうどうでもいい。そんな風に思
うようになった。でも、がんばれた」
「どうして、投げ出さなかったんですか?」
 顔を伏せ、感情を押し殺した声で、楓は尋ねる。少し恥ずかしいが、今まで、隠してきた。俺の秘
密を言うしかない。
「それは、その女の子が綺麗になっていったから。その子は俺のいないところでは笑顔だった。その
子は俺のいないところでは、笑い声をあげるようになった。修学旅行の写真で自分の写ってないのを
買ったり、壁に耳当てたりして、それを確かめられたから、俺は折れずに済んだ」
 言って顔が真っ赤になる。今思い返すと、まんま、ストーカーだから。
「でも、それでも、悔しかったりしないんですか?悲しかったりしなかったんですか?」
「したけど、それでも、嬉しかった。桜に精気を吸われた男も同じ気持ちだったと思う。綺麗に咲い
てくれたから、桜に命を捧げ続けたんだ」
 お互い黙り込んでしまう。楓のほうを見ると、理解はできるけど、納得はできないと言う様子だ。
ここまでくればあと一歩でいい。そう単純なことだ。相手が揺れ始めたの

なら、力づくで押してしまえばいいのだ。
「それに、重大な勘違いがある。俺は、楓にいくら、精気を取られたところで死にはしない。嫉妬して
 しまう?嬉しいことだ。それだけ、楓が俺のことをそれだけ好きだってことじゃないか」
「それは、そうですけど」
「最後に、一つ。これが一番大事なことだが、桜に捧げるのとは違って、人間に精気を捧げることはとっ
 ても気持ちいいんだ」
 それを聞くと、楓は、俺の言わんとすることを理解して、顔を真っ赤に染める。やっぱり、照れている
顔が一番可愛い。
 距離を詰める。もとから、一歩分の距離しかなかったが、その一歩を詰めることに大きな意味がある。
「稟くん?えっと、その、するのはいいんですけど、やっぱり場所を選ぶことって重要だと思うんですよ」
「大丈夫。どうせ、誰も来ないから」
 そういって、俺は、楓の服の中に手をつっこんだ。
346名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 12:33:24 ID:kPH7DUOc
335と336の意見を意見を参考に書きました。
続編は近日中にアップ
347名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 17:37:47 ID:Cay21YQ6
>>343
>>SHUFFLE!ってエロゲーだろ?それ扱うサイトを検索している子供にこれ以上の悪影響ってなんだ。と言う意味。
そういう責任転嫁野郎がいるから、エロ鯖借りてちゃんとトップページに警告出しておけということだ。
今なら喫茶店でコーヒー一杯飲む金で借りられる。
348名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 17:40:33 ID:0almRdlu
>>347
横からスマソ。エロOKな有料鯖で、お薦めのところってある?
349名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 18:16:51 ID:xZX0z76R
>>343>>347
ちょっと待て、おまえら凄い勘違いしてるぞ。責任転嫁とかいう話じゃないだろ。

SHUFFLEは漫画にも小説にもアニメにもPS2のギャルゲにもなってる。
漫画や小説にしては全年齢であり、アニメやPS2版は15歳以上対象。
様々なメディアミックス展開がなされてるからSHUFFLE=エロゲなんて思うのは間違い。
例えばアニメでSHUFFLEを初めて知って、それを扱うサイトを検索しているうちにエロサイトに辿り着く事だって十分ありえるんだよ。
350名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 18:59:27 ID:Cay21YQ6
>>349
その論拠でいえば、葉っぱでも鍵でも何でも同様のものは「エロやるな」という話になる。
たどりつく方が悪いのではなく、エロサイトを運営している方が悪いという話になる。
元がエロゲであろえなかろうと、それに意味はなにもない。
検索してたどり着いたところがエロサイトで、それを見るのは見る側の責任。
その責任を開設者に押しつけるなということ。
ただし、この場合は規約違反をしているのだから、不適当なところに開設していたことは責められて当たり前。
だから、エロ可能鯖を借りろといったまで。
「自分の子供が検索してきて閲覧していること」と「規約違反をして開設していたこと」を混同してはいけない。
351名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:00:13 ID:YRfdhiGB
なんかスレ違い気味になってるよ
352名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:13:05 ID:q4waT8mQ
>>350
だからおまえは勘違いし過ぎだと・・・
論拠も何もSHUFFLE=エロゲという決め付けは間違いだという指摘をしただけのに
なんで運営とか混同とかいう話になってるんだよw
353名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:17:37 ID:Cay21YQ6
>>352
大元からよみかえせ。

>>351
同意。こういうスレじゃない。
354名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:19:03 ID:OGeIJcu0
まぁ何でもいいやな
エロ不可の所でエロやっていてしまった、撤去した。それで終わりでいいじゃん
355名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:42:44 ID:q4waT8mQ
>>353
これだから頭でっかちは・・・
356名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:47:18 ID:gmgv1Xno
というか、おまえら、いい加減嘘だと気付け。あれは、ただの照れ隠しだ。

357名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:35:23 ID:dEPZQPHa
>>346
GJ!KKKの自分としてはこういうのを待ってました!
358名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:42:29 ID:gmgv1Xno
>>357
あれが面白いと本気で言っているのか?
359名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 02:58:50 ID:+xpO2BAV
え?要するに242のサイト管理人ことID:gmgv1Xnoは嘘吐きの上に他人の作品に平気でケチ付ける最低野郎ってことでFA?
360名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 07:29:11 ID:WjggKU25
いい加減釣りだと気づけよ厨房
361名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 08:07:06 ID:Xc0xj//A
みんな、もちつくんだ
小さなことで言い争ってもしょうがないぞ
とりあえず、「散らない桜」はGJだった
続きにwktk
362名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 12:11:34 ID:mEgEeRhU
>>359
一つ言わせてもらうと「散らない桜」は>>242の俺が書いた作品だけど。
証明してほしいのなら、トリップをさらしても良い。それとも、続
きを書かずに放置すれば証明になりますか?
363名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 12:22:39 ID:Wg8N/y5H
>>360
過剰反応し過ぎ。そもそも釣ってる側が厨房なのであって、釣られてる側はただの馬鹿

>>362
好きにしろ。いい加減自分がスレを混乱させている元となってることに気付け
364名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 14:21:47 ID:e5+tbZzm
混沌とせずに仲良くいこうよ。


ってんで稟×撫子書いてる最中ですが、撫子はヴァージンか経験済みかどっちがいいと思う?
365名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 17:25:34 ID:NRUMiXDI
それはオチ次第
行きずりなのか本気なのかで印象が変わってくる
366名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 19:02:44 ID:wPK5WatS
とりあえずマジ前提で
367名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 20:02:02 ID:ca9zXrqt
とりあえず「軟弱な男共には身体を許してない」て訳で処女にしてくれ

そんなオレは処女厨

368名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 11:19:10 ID:26m2KxqB
おれは どっちでもいいぜ
369名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 02:19:35 ID:BNpooe1m
ほしゅ

みんななかよくしようよ
370名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 17:33:22 ID:aR5dlx02
ちんちんおっきしたお( ^ω^)
371名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 18:55:42 ID:5CBsndtW
お前はいったいナニにおっきしている
372名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 00:07:13 ID:uMUEWWjN
ほしゅ
373黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:27:53 ID:R5qrGX71
>>326の続きです。
 亜麻さん陵辱までいかずに、王さまふたりがだらだら喋って
オリ設定(w を解説する場面です。
 ↑だけだと死ぬほど冗長なので、リムたんにがんばってもらいました。
 ではいきます。
374黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:28:35 ID:R5qrGX71
「ふぅ…」
 帰ってきた稟を迎えたのは、花のような笑顔ではなく溜息だった。
 かちゃかちゃと食器を洗う音に混じっても、それははっきりと聞こえた。
「…楓?」
「…っ?!」
 楓は、手にしていた皿を取り落とした。
 音からして割れはしなかったようだが、慌てた稟は急いで靴を脱ぎシンクへ駆け寄った。
「楓、大丈夫か?」
「ぇ、あ、はい…」
 返事も上の空だ。長年一緒に暮らす稟にも、家事の最中にこういう楓は珍しい。
「何だか、元気がないな」
 稟は遠まわしな言い方を避けた。下手にややこしくすると、楓は遠慮して話してくれないと思ったのだ。
「え…そ、そうですか? そんなことは…ないと思いますよ」
 笑う楓。
 それはかつてないほどぎこちない作り笑いだった。
「やっぱり、プリムラが戻ってこないからか? それとも他に何か…」
 一瞬、楓の瞳が揺れて、稟はそこに迷いが走ったのを見た。
 しかし、すぐにさっきまでの作り笑いに戻ってしまう。
「別に、なにもないですよ。おかえりなさい、稟くん」
 そのぎこちない笑顔のまま、洗い物を再開する。
「……そうか」
 無難な返事をして引き下がった稟は、しかし言いようのない不安を覚えていた。


 一方。
 芙蓉家とは文字通り世界が違う場所で、神王と魔王が顔を突き合わせていた。
「…ドライをツヴァイの後釜にあてがうのか?」
「それもひとつの手じゃないかな。生産作業の烈度をツヴァイほどにはせずに、構築儀式にも参加させる」
「しかしなぁ…セレモニィ・マスターとして機能するのはドライだけだぞ?」
「そこなんだよねぇ…」
 沈黙が落ちる。
 空調のかすかな稼動音に混じって、なにやら水音が聞き取れた。
 彼らが腰掛けたソファの間には加工宝玉ディスプレイが設置され、煌々と光を放って映像を提供している。
 画面の脇のキャプションは、「R-3」と記されていた。
 映像がフォーカスしているのは、人形のような全裸の紫髪の少女だった。
375黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:33:04 ID:R5qrGX71
「はぁ、はぁ……ほらプリムラちゃん、お顔出してお顔〜。
 汚いザーメンぶっかけてあげるからさぁ〜」
「ん…」
 少女――プリムラは目の前の男根を口から引き抜くと、斜め後方をぐりっと振り返っ
て、無表情な瞳のまま、重ね塗りされた精液でどろどろの顔を突き出した。
「ううっ…!」
 ぶびゅっ! びゅるる…!
 ほぼ密着させるように突き出されていた男根が、勢いよく白濁を吐き出す。
 プリムラは目を瞑ったまま微動だにせず、汚い欲望の顕現を顔で受け止めた。
「んん…」
 鼻梁を流れ落ちて、精液はプリムラの唇を犯す。
 白い――精液とは違う、純白の――指で、プリムラは浴びせられた精液をこそぎ取っ
ては口に運んだ。
 目が開けられるくらいになると、振り返った格好のまま、男根の持ち主を上目遣いで
見て、規定どおりに挨拶をする。
「…プリムラのお顔に、お兄ちゃんの濃いザーメン、たくさんぶっかけてくれて、あり
がとうございました…」
 息苦しさで上気した頬。その下では、卑猥な謝辞を紡ぐたびに、唇の端がこぽこぽと
白い泡を立てる。
 ぺこりと頭を下げると、プリムラは前の男根に向き直る。
 全身精液まみれで、にちゃにちゃといちいち音が立つ。待ちきれないといった様子で、
男はプリムラが顔を上げるや否や、その小さな口に己の分身を突きこんだ。
「ん…んぐぐ…! …んふっ、ずじゅっ、じゅるるっ」
 いきなりの要求にも答えて、プリムラは喉奥から舌先までをまんべんなく使って男根
に奉仕する。
 先ほど射精した男が、プリムラの長い髪の房で男根を拭うと、入れ替わりに背後に立
った男は、
「プリムラちゃ〜ん、後ろいくよ」
「んぐ…ふぁい…」
 ほぼ返事と同時に、プリムラの菊穴に陰茎を挿入した。
 ずにゅずにゅと、腸液と愛液と精液のブレンド潤滑油が音を立ててそれを導く。
「んぅぅぅぅ…」
 一旦フェラを止めて、プリムラは肛門からの進入を迎え入れた。
 落ち着くとまた口の奉仕を再開し、肛門に突き刺さった相手に合わせて腰も振り始め
る。
「ちっ、先に取られたか」
「まぁまぁ、プリムラちゃんにお手々を貸して貰おうぜ」
 新たな男二人が盛大に水音を立てて腰と首を振るプリムラの両脇に立ち、それぞれ彼
女の手を取って、そこに自らの陰茎を握らせた。
「ああ…プリムラちゃんの手たまんねぇ…」
「ほら、しごいてしごいて」
 前後に揺さぶられながら、プリムラは両の男根を握りなおして、手を動かししごき立
てる。
 水音の大きさがさらに増した。
 身体じゅうをまんべんなく精の誘導と受け皿に使われるその姿は、まさに性処理用の
人形だったが、唯一、本来もっとも性交に使われるのに自然な部位――プリムラの秘所
は、何やら逆三角形型の甲殻的な素材がかぶせられ、どんなにプリムラが激しく動いて
も、ずれる素振りすら見せなかった。
376黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:34:16 ID:R5qrGX71
 画面が暗転し、映像が切り替わった。
 キャプションが「R-2」に切り替わり、映像のフォーカスが修正される。
 映し出されたのは、同じく全裸の少女だった。
 ただこちらの少女はぴくりともせず、陶器の白――男性の小便器にもたれかかるよう
にして、虚ろな視線を床に注いでいる。
 むき出しの秘部は赤く腫れ上がり、ばっくりと開いてもはや本来の用を成さないのは
明らかであった。
 その少し上を見ると、腹部にうっすらと裂傷のような跡が残っている。
 所謂…妊娠線であった。
 そんなぼろぼろの少女の体のあちこちには、「ザーメン便所」「腹ボテ便器」などと
いう落書きが散見された。
「………」
 凄惨な陵辱のあとにしか見えないその光景に、フォーベシイは顔をしかめた。
 無理もない。その少女は――彼の愛娘にそっくりなのだから。
「ずいぶんと使い込んだな、こりゃ」
「実験事故のために騒ぐ研究所の者たちを黙らせるのにね…。精神から受胎機能まで、
もうズタボロだ。
 もともとネリネちゃんの為のチャージャとして使われてるから、長くはなかったのだ
ろうけれど」
 フォーベシイは映像を消した。
 彼女の名はリコリス。神界・魔界共同のプロジェクトによって生み出された人工生命
体の二号体。
 開発コードを"レーベンス"とされたこのプロジェクトは、滅びんとする生命の蘇生を
可能とするという、
とてつもなく壮大な目的を掲げ、両世界の王の直接指揮のもとに進められてきた。
 が、その実態は違う。
 まずこれは、魔王の娘、ネリネのために始まったものであった。
 弱りゆく生命を補えるもの。それは、新たな生命に他ならない。
 つまり、受胎した生命が生命として発生する前の可能性――魂の萌芽とでもいうべき
ものを用いて、弱い生命を補強する。簡単に言うが、これがいかに困難な作業かは想像
に難くない。
 つまり、受胎可能で尚且つ補強作業の魔法も制御可能な人材――魔法的才能に優れた
女性がいれば理想なのだ。
 しかし、その要求される魔法技量は魔界や神界の住人にとっても夢物語じみたレベル
のものであった。故にプロジェクトは人工的に高い能力を付加する計画を打ち出したの
だ。
 魔族をベースとした一号体(アインス)は完成直後に暴走し、その際に行方不明になっ
た。
 二号体(ツヴァイ)は多少不安要素が残ったものの、何とか形にはなった。そして、男
の精を受け孕まされては、その生命の可能性をネリネに還元し、魔力や生命力として蓄
えさせた。この点、ネリネのクローンを素体として創られた二号体――リコリスは、親
和性の面からみて優秀であった。
 しかし、魔力とは不安定で、個人差が大きいものだ。優秀な者が、処女性を失った途
端ほとんど魔力を失ってしまうということもある。
 研究関係者たちを口止めするために、性欲処理として受胎作業以外にも身体を提供す
るリコリスは、次第に自我を失い、性交に溺れていった。ネリネのために――という目
的意識も希薄化してゆき、魔力も集中力も失っていったリコリスは、つい先日暴走事故
を起こした。
 魔力が減退していたから被害が比較的小さかったのだが、それを喜ぶのは本末転倒で
ある。
 結果、唯一の拠り所でありもはや擬似的な自我として機能していた性交への従事を拒
絶したかたちになったリコリスの精神は完全に壊れてしまった。
377黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:34:51 ID:R5qrGX71
 現在は人間界に留学までしているように、ネリネの身体は健常と言える程に回復して
いる。しかししばしば器物破壊騒動を起こすように、リコリスのフィードバックを受け
て肥大化したネリネの魔力は、完全には制御されていない。外部から操作し、効果的に
統合してやる必要があった。
 加えて、解決せねばならない問題がもうひとつ増えていたのである。
 ユーストマの娘、リシアンサスの中に存在するもうひとつの存在のことだ。
 彼女(と、単にここでは呼ぼう)をリシアンサスから分離するにも、また莫大な生命制
御の魔法が必要なのである。
 そもそも、通常ならばこんな作業を魔法で行うことはめったにない。故に、今彼らが
日常的に行使している魔法のようにシンプルに発動させるような効率的な設計開発が行
われないのだ。大昔の文献を紐解き、生贄やらなにやら儀式じみた方法でしか魔法のお
膳立てはできない。
 幸い、人工生命の三号体(ドライ)は非常に優秀に仕上がった。
 が、後は制御能力を身に付けさせれば――というところで、リコリスがダメになった
のだ。
 これは皆が慌てた。何しろリシアンサスの問題が解決したとしても、世間の追求を逃
れるためには、プロジェクトの――表向きの目標のための――成果を提示してみせなけ
ればならない。その唯一の可能性が、受胎累積による生命補填だった。
 四号体の開発に望む資金を都合するにしても難しかった。両世界からもプロジェクト
の冗長性を指摘し、莫大な予算をつぎ込むことを疑問視する人々も現れ始めているのだ。
 このため、プロジェクトは非合法な方面で資金繰りを開始した。その中には無論、プ
リムラの身体の提供も含まれている。
 そして、並行して喪われた一号体の捜索も開始された。リコリスとプリムラから大量
の実測データを得ている今、発見の望みは当時よりもあったし、一号体に付加させた高
い魔力は非常に魅力的でもあったからだ。



「……いや、やっぱりアインスとその娘を確保してからにしよう。じっくり調べちゃい
るが、プリムラが処女性と同時に魔力を減退させてしまう可能性も否定できないから
な」
 ユーストマは熟考の後、自らに言い聞かせるようにつぶやいた。
「それでいいのかい?」
「ああ、今んとこシアの奴も中の奴と上手くやってるみてえだしな…」
「では今まで通りプリムラの貞操帯は外さずに維持して、資金調達と儀式制御の教育を
続ける。
 リコリスは完全に研究員たちへの賠償と口封じにあてがう。
 生産作業はアインスとその娘を調教して任せる…と。こんなところかな」
「メープル…楓ちゃんは、どうする?」
「現状維持、だね。とりあえず稟ちゃんとくっつく可能性は断ち切った。アインスの娘
を誘導するのに役立つかもしれないし」
「生産作業に加えるわけにはいかねぇからな」
「もちろんだよ。進行している事態に気づかれないよう、あくまで稟ちゃんには今まで
通りの生活をキープさせる。独り身のまま、ネリネちゃんとシアちゃんの問題が完全に
解消するまで」
378黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:35:38 ID:R5qrGX71
 ずぬぬぬ…
「っ……」
 体の力を抜いて、プリムラは菊座を割って入ってくる剛直を受け入れた。
 獣のように四つんばいにされ、ぱんぱんと腰を打ち付けられた。
 ぴゅぷぴゅぷと腸液と精液が飛び散っている。
「うああ…プリムラちゃんのケツ穴、あったけぇ…」
「ふ、ううっ…もっとたくさん突いてくださいぃ…
 プリムラのお尻の穴…おまんこみたいにぃぃ……はうううっ…!」
 仕込まれた台詞をきちんと言っている自分を確認したプリムラは、案の定せわしなく
目の前に差し出されてきた二本の肉棒に、舌を這わせる。
 ちゅぷちゅぷ…
「はぁはぁ…いいよプリムラちゃん…」
「んむ…べろべろ…ちんぽおいひぃ……じゅるるる…」
 ずぶっ! ぐちゅっ!
 背後から深く貫かれながらも、プリムラは二本の陰茎を口元に引き寄せてべろべろと
奉仕をする。
「んむっ! じゅるるるるるっ! んぶ、んむううっ!」
「うあ――そ、そんなにされたら…」
「け、ケツの穴も締まる…くうっ!」
 どくっ! びゅくっ!
「ふ、ぅ、あああああ…!」
 体内から灼かれる感覚がプリムラの全身を駆け上る。
 甘い鳴き声を上げて持ち上げた顔に、もうふたりの放った精液がびちゃびちゃと飛び
散った。
「あぁうぅ…ザーメン熱い…」
 幾層にも放たれた白濁をごってりとさせ、プリムラはうわ言のようにつぶやいた。



「…そろそろ終わるね」
 画面の中では、全身精液漬けで横たわったプリムラが、周りを取り囲む男たちからじ
ゃばじゃばと尿を浴びせかけられているところだった。
 プリムラは教本通り、両手を差し伸べまでして大量の小便を迎え入れている。
「じゃあ、改めて確認しよう。まずはアインスだけを自宅に一人にし、スペクターの力
で隔離する。いいかい?」
「ああ。映像処理班はまた特に喜ぶだろうよ」
 ユーストマが言ったのは先の楓への作戦にも参加したスペクタクルのことだった。彼
らは、神王近衛特殊部隊の中でも単独処理任務専門のファントムとは対を成す、集団諜
報活動機関スペクターの一部門である。
 無論、共に冠された"幽霊"の名が示す通り、その存在は非公式とされる。
「時間をあまりかけたくないからね…。生産作業のように、こちらの囚人を直接あてが
うよ。孕んだらそれはそのまま儀式にまわそう」
「そうだな。なら俺は、アインスの旦那を単身赴任させる手筈を整えておくぜ」
「頼むよ。こっちは囚人たちを直接隔離空間に移送する手段を確保しよう」
 申し合わせたように、二人は同時に椅子から立ちあがった。
 フォーベシイは、意識をモニタの管理システムにつなぐ。
「プリムラ、人間界に戻るよ。仕度をなさい」
「ごぽ…。…はい」
 精液と小水でびちゃびちゃな水溜りの中で、もぞもぞとプリムラが動く。
 這って弾けとんだ髪飾りを拾うと、のろのろと立ち上がり、ぼたぼたと菊穴から精液
を垂れ流し、前髪から小便をぽたぽた垂らして、プリムラはシャワー室へと歩いていっ
た。
379黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/04/25(火) 00:36:48 ID:R5qrGX71
 …以上です。
 お目汚しでなければ、次こそ亜麻さんに行きたいと思います。
380名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 16:08:37 ID:6eF/sVa1
エロ(´・ω・`)ス
381名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 16:17:49 ID:fxbMGPr4
GJ!亜麻さん亜沙先輩編も期待してまつ!
382名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 16:54:24 ID:YLwkzHol
ちんちんおっきしたお( ^ω^)
383名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:40:17 ID:y4hJqlkB
そういや、紅女史のをバラバラにして投下する、って言ってたのはどうなったんだ?
384名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 23:21:13 ID:xFjV4t9h
紅女史をバラバラにして投下するに見えてビビった
385名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:18:19 ID:AOsfOe2P
ヒント:このスレではよくあること
386名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 03:48:18 ID:zXNuC2kz
>384
よう、相棒。
387名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 20:25:15 ID:MPdAwKO8
>385
ねーよwwww
388名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 01:12:56 ID:jdm02l6Z
ほしゅ
389名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 18:49:22 ID:j4VS44QL
続きまだ〜?
390うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
391名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 01:38:48 ID:oUYqGUgs
誰の?
392名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 01:24:46 ID:bmqH2twe
保守
393名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 18:09:38 ID:WPcWyDUl
ちんちんおっきしたお( ^ω^)
394名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 23:08:20 ID:KiJ4rER/
>393無意味でウザイ
395名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:07:45 ID:1NcwQgAI
396名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:05:25 ID:Thuuwth9
「・・・んっ、あっ・・・・」
少女の赤く長い髪の毛が
下にいる少年の腰の動きに合わせて美しくたなびかせる。
まるで風に揺れる花のように。
「あ・・・・はぁっ、気持ちいいの。稟のおち○ちん。」
「キミの膣内もあたたかくて気持ちいいよ・・・」
少女に優しい言葉を語りかけ、
稟はより激しく腰を振るう。彼の性器が
少女の子宮をつく度に
「あっ・・・んっ、ああぁっ。」
少女の喘ぎ声が響く。
「ねぇ、稟。・・・出して・・・中に。」
少女が懇願すると、
「ああ、俺ももうそろそろイク。」
「ふふ、じゃあ、一緒にイコうか。」
少女は自分の形の良い胸を稟の胸板に重ね合わせると
擦り合わせるように彼の上で動く。
稟は少女のヒップを揉むように包みこむと自分の所に引き寄せたり、
戻したりを繰り返す。
「ん・・・はぁっ、あ・・・・あぁ、は・・・激しいよ。稟。」
「く・・・んっ、もうそろそろ。」
「ん・・・そうだね。・・・一緒に。」
稟は彼女の膣内に熱い精液を注ぎ込んだ。
「気持ちよかったね・・・稟。」
「ああ・・・。」
二人が余韻に浸っていると、
「ん・・・はぁっ。はぁはぁ・・・・あっ。」
二人の情事を見ていた赤い髪の――稟の上に乗っている少女に良く似た
長く美しい赤い髪の少女が二人の激しいSEXを餌にマスターヴェーションを行っていて絶頂に達していた。
右手で自分のまだ、成長しそうな胸を揉みしだき、人指し指でさくらんぼの様な突起を慰める。
左手で髪と同じ色の血のようにも桜のようにも見える陰毛が生えたばかりの秘部を慰めていた。
「なんだ、シア。奴隷の癖にイったのか?いい子にしてないといけないだろう?」
「はぁっ・・・はぁっ・・・・」
まだイったばかりの少女――シアと呼ばれた少女は首に犬の様に首輪を着けていた。
返事をしない少女に苛立ったのか。稟は彼女を繋いでる鎖を乱暴に自分に引き寄せる。
「きゃん!。」
可愛らしい子犬の様な声をあげながら、シアは稟の近くまで来ていた。
「御免なさい。稟くん・・・」ピシッ。
「あっ・・・!」
「ご主人様でしょ。シア・・・いえ、雌奴隷のシア。まだ、教育が足りないようね?」
自分に良く似た少女にお尻を叩かれて、シアは訂正した。
「あ・・・・はい。申し訳ございませんでした。稟く・・・稟様。」


397名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 07:44:36 ID:lP6sa2Z8
稟はキキョウのことを「キミ」とは呼ばないが…
続きはまだですか?
398名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 16:00:01 ID:Thuuwth9
あれ・・・何で私、首輪なんて着けてるんだろ?
私を鎖で繋いで引き寄せるご主人様は私の大切な人。
とてもとても大好きな人。とても優しい人なのに
どうしてこんな酷い事するの?

気づいたら細い少女の手が後ろから私の腕を拘束していた。
目の前にいるのは私の大切な人・稟君。
彼の手が私の服を横から裂いて引きちぎる。
男の力では雑巾の様に破れる私の服。
「えっ?あ・・・・。」
突然の少年の行動に驚きの声を上げるしかない私は
彼の手で胸を揉まれていた。
「ひゃっ。」
優しく
「ひっ、痛いよぉ。」
激しく私の突起を引っ張りながら、
「り・・・稟君。何でいきなり、そんな事を・・あの・・・するの?」
私は腕を拘束している後ろの少女の方にも振り向いた。
長い赤い髪をしている鏡を見ているような感じをさせる
もうひとりのわたしの方へ
「あなたまで何で・・・?」
くすっと笑うと私と瓜二つの少女は彼女の顔の近くにある私の耳に柔らかそうな唇を近づけて
私の尖った耳をあま噛みした。
「ひゃうっ!?」
とても弱い部分を攻められた私の意識はいつしかとろんとした感情が生まれてきた。
399名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 17:43:37 ID:yYaFryUI
保守
400名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:02:12 ID:c2wxqZRZ
400get
401名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:07:48 ID:xcuycDfc
>>397
SS書くならせめてどっちでもいいからゲーム版プレイして各キャラの対応を理解してからにしてほしいね。
最低限であるキャラ別呼称表見てないのなんて論外だし。
402名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:50:55 ID:aIwd/BxM
参考までに
ttp://www.actv.ne.jp/~gae/shuffle_desi.html
(キャラ別呼称表)

最近思うのだが、エロい文章はどのキャラ書いても、たいして違いが出ない。違いが出るのは、
そこに至る理由付けだけ。作業じみた感じが付きまとう。
403名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 09:04:30 ID:VKUY5Ut5
>399
ちんちんおっきしたお( ^ω^)
404名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 11:33:15 ID:2x7SPGXR
前スレの家庭教師ネリネには遠く及ばないけど、稟×ネリネの純愛物書いてみた。
需要ある?
405名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 12:04:35 ID:6JYYqhIa
ありまくりですが何か?
406あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:20:37 ID:2x7SPGXR
 秋も深まってきたある金曜日の夜、土見稟は恋人である魔界の姫君、ネリネの住む屋敷を訪れた。
門を抜け、広い庭へ続く道を歩いている稟の耳に、豪快な笑い声とそれに続く鈍い音−あえて例えるならば、椅子か何かで頭部を殴打するような−が聞こえてきた。
他にも雷のような閃光と何かを蹴ったかのような音の後に聞こえてくる、男性の苦しそうな、それでいてどこか嬉しそうな呻き声。
どこか軽薄さを感じさせるような女性の声と共に、これまたどこか嬉しそうな男性の呻き声。空を見上げれば、何故かロープが乱舞していた。
愛しい主の名を叫ぶ勇者王、ていうか変態執事の声…
(………えっ!?)
あたりをきょろきょろ見渡し、それ以降聞こえない声に心底ほっとする稟。
どうやら最後のは幻聴だったようだ。
とまあそのような騒ぎを聞き流し、稟は痛む頭を揉み解しながら深い溜息をつき、視界を塞ぐように存在する天幕をめくり上げた。

「………うわぁい、地獄絵図」
「…稟…来た…」

血の海に沈む巨漢と血に濡れた椅子を片手に、笑顔で返り血を拭う神族の美少女。
金魚のように口をパクパクと動かし悶絶する長身の男性とその側で林檎を綺麗にウサギの形に剥いている、メイド服の魔族の女性。
ロープでぐるぐるに巻かれエビフライのようになっている眼鏡の少年とそれに馬乗りになり舌なめずりをしているヘテロクロミアの貧乳少女と隣でおろおろしている亜麻色の髪の美少女。
それらを眺めてケタケタ笑っている&瞳を輝かせている−真っ赤な顔をした美少女二人
引き攣った笑顔の稟に、すぐ側にいたプリムラが団子をぱくつきながら無表情に手に持ったススキを振っていた。
ススキには細長い紙が結び付けられ、そこには妙に達筆な字でこう書かれていた。

〜熱烈歓迎!! 月見ぱぁてぃへようこそ!!〜
407あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:21:28 ID:2x7SPGXR
 事の発端は今朝、いつものように通学の途についていた一行の前に神王、魔王の両王が現れ

「月見をしようじゃないか!!」
「月見をしよ〜ぜ!!」

とのたまった事だった。
両王の宴会の誘い=騒動という公式が頭の中で既に成り立っている稟としてはできれば断りたかったのだが、いつもの如く二人に押しきられてしまった。
隣で期待に瞳を輝かせている少女達の圧力に負けた、というのも多分にあったのだが。
少女達とすれば愛しい人と共に美しい月を眺め語り合う、というロマンチックな月見のイメージが思考を支配したのだろう。
悟りの領域に達しているのはどうやら稟だけだったようだ。
そうして開催されたこの月見パーティーだったが、稟は途中参加という形になった。
理由は簡単。パーティーの事が学園内の親衛隊に知れ渡ったからだ。

「学園内どころか日本中、いや世界中合わせても上位にランキングするであろう美少女達と月見!? 羨ましい! とても羨ましい!! そして妬ましい!!」 
「月の光の下でいちゃいちゃするつもりだろ!? 乳繰り合うのか!? チョメチョメする気か!? キーーーーーーーーーー!!」
「正式に彼女を作った後も変わらず他の子達を侍らせて酒池肉林ですか!? ハーレムですか!? そうですか!」
「神は死んだ!!」
「あんたは一体、なんなんだ〜〜〜〜!!」
「絶望した!! 夢も希望もないこの世の中に絶望した!!!」
「貴様を殺して俺も死ぬ〜〜〜〜!!」

そうして始まった一対百数十の鬼ごっこ(勿論鬼が百数十)は、舞台を光陽町全域にまで広げて稟の昼休みから放課後までの時間を奪っていった。
結局キレたネリネの攻撃魔法で親衛隊の大半が吹き飛ばされ、保健室送りにされた時点で騒動は終了されたが、稟が午後の授業をサボった事を紅女史が見逃すはずが無く、放課後補習を受ける事となった。
補習を終わらせ帰宅すると、パーティーの始まる時間になっていた。
だが長時間鬼ごっこを続けていた稟は汗と泥に塗れていたため、風呂に入ってから参加することにした。
少女達は稟の到着を待つつもりだったのだが、酒とご馳走を前にした神王が我慢できずつまみ食いを始め、便乗した魔王、樹、麻弓らの行動により、なし崩し的に宴会が始まってしまった。
408あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:23:19 ID:2x7SPGXR
「あ、稟くんだ〜! 稟く〜ん!」
「稟さま、お待ちしてました」
「稟くん、ごめんなさい。待ってるつもりだったんですが…」
「は〜ろ〜、稟ちゃん。お先〜〜〜」

稟の姿を見つけたシア、ネリネ、楓、亜沙が嬉しそうに駆け寄ってくる。プリムラは相変わらず団子を頬張りながらも、稟の服の裾をしっかりと掴んでいた。
稟は苦笑しながらプリムラの頭をぽんぽんと撫で、少女達に挨拶を返した。

「ごめんね〜。うちのお父さんが我慢できずにつまみ食い始めちゃって…」
「いや、構わないよ。…っていうかシア、ほっぺたに返り血ついてるぞ」

申し訳なさそうに謝るシアだったが、その表情と頬の返り血が物凄くアンバランスでシュールだった。
稟がハンカチでその血をふき取ってあげるとシアはぽっと頬を染め、恥ずかしそうに視線を逸らした。
そのシーンだけを見ればとても可愛らしくドキッとするのだが、稟のハンカチに滲む血とシアの背景と化している肉塊(?)がやっぱりシュールだった。

「…で、あいつらは何でこんな所でまであんなことしてるんだ?」
「……樹くんが何時ものように…」

エビフライ樹と女王様麻弓の図を指差し問う稟に苦笑する楓。
稟も楓の一言の説明だけで察したらしい。麻弓の手にロープの他に少し大きめの団子(おそらく魔王お手製)が握られている事から想像するに、
『見てごらん、麻弓! この団子君の胸と同じくらいの大きさだよ!』
とか
『せめて麻弓の胸もこれくらいあったら良かったのにねえ』
みたいなことを口にしたんだろう。
麻弓は表面上は樹に笑いかけているが、微妙に口元は引き攣っていた。

「何気に団子握る手に力入ってるよな…。団子小さくなってき……あ、潰れた」

麻弓の胸が団子と同じ運命を辿らないように稟は小さく祈った。
シアの背景の肉塊に。祈りは届くだろーか?
409あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:24:08 ID:2x7SPGXR
「稟ちゃん稟ちゃん! 駆け付け三杯だよ? 駆け付け三杯!!」
「亜沙先輩…。すっかり出来上がってますね…」
「全然酔ってないよ、ボク! うん、全然大丈夫!」
「酔っ払いはみんなそう言うんです」
「む〜〜。顔に出てるだけで酔ってなんかいないのにぃ」

真っ赤な顔で杯を勧めてくる亜沙に溜息をつく稟。そんな稟の様子に亜沙は不満げに頬を膨らます。
が、何かを閃いたらしく、悪戯っぽく笑って稟にしなだれかかってきた。

「そうなの〜。ボク、酔っちゃったみたい〜。稟ちゃ〜ん、介抱して〜? ムネが苦しいからブラウスのボタン外して欲しいの〜!」
「……んなっ!?」
「稟ちゃ〜ん、はやくぅ〜」

亜沙の計略に嵌ったことに気付いた稟だったが時既に遅し。亜沙は稟の手を自分の胸元に手繰り寄せてボタンを外させようとしている。
真っ赤になった稟が抵抗しようとするものの、亜沙の潤んだ瞳に力を入れて突き放す事が出来ない。
はっと視線を感じて振り向くと、シアと楓が羨ましそうにこちらを眺めていた。プリムラは相変わらず団子をもぐもぐしている。
亜沙の胸元のボタンが外れようとしたその時、天の助けが入った。

「ままままあ!!!」

その声に固まる一同。声のするほうを見れば、そこにいたのは妄想の国からやってきた女帝。金色の髪と同じくらい瞳を輝かせているカレハがいた。

「亜沙ちゃん、大胆ですわ〜。ご自分から稟さんの手を導いて……!」

完全に故郷の妄想の国へと帰ってしまったカレハを前にしてようやくフリーズのとけた一同はとりあえず佇まいを直した。
亜沙は稟から離れて服装を正し、楓とシアは自分でも気付かない内に口に咥えてしまっていた指を離し、プリムラは新しい団子に取り掛かった。

「…この状態のカレハを元に戻すのはかなり厳しいわね〜」
「……自業自得という気がしますけど…」

半眼の稟の言葉に亜沙は明後日の方向を向いた。
410あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:24:56 ID:2x7SPGXR
「………んっ…」
少し重い頭を振って稟は目を覚ました。辺りを見渡すと洋風の豪奢な家具の数々に魔王邸のリビングだと気付いた。
ふかふかの大きなソファーに寝かされていたらしい。
「そっか。眠っちまってたのか…」
あの後再生した神王、魔王、そして樹に囲まれ、しこたま飲まされ潰れてしまったらしい。
壁掛け時計を見ると十一時を回っていた。

「一時間くらい寝てたみたいだな…」

窓から外を伺うと、庭から喧騒の声が聞こえる事も無かった。どうやら宴会はお開きになったらしい。
やはり両王の宴会の誘い=騒動という公式は当たっている、と庭のあちこちに残る騒動の跡に苦笑する。
だが稟はそれらの騒動が楽しくないかと問われれば躊躇いながらも楽しいと答えてしまう。たとえ普段は平穏無事な人生が何より、と公言していても。
神王や魔王もそんな稟の心を知っているからこそ強引にでも稟を誘うのかもしれない。
だからこれからもこんなお祭り騒ぎは続きそうである。
嬉しいのか困っているのか自分でも判らず、稟はただ苦笑した。

 そういえば、と稟は少し気になる事があったことを思い出した。
それはネリネのことだ。
今日の騒ぎの中でほとんどネリネと会話していないのだ。何度か交わした会話も、ネリネはどこか上の空だった。亜沙とのやり取りの最中も特に目立った反応を見せなかった。普段のネリネなら不安げで泣きそうな表情をしながら稟を見つめてくるはずなのだが…。
(恋人失格だな、俺…)
恋人の異変に気を回せなかった自分に軽くイラつく。
そんな時、リビングにある人影が入ってきた。
411あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:25:43 ID:2x7SPGXR
「おや、稟ちゃん。起きたのかい?」
「…おじさん?」

人影はこの屋敷の主であり魔界を統べる魔王フォーベシィその人だった。

「案外早かったねぇ。もう少し眠っているだろうと思っていたんだが…」
「おじさん、他の皆は…?」
「もう皆帰っているよ。稟ちゃんは酔いつぶれたみたいだし、起こすのも可哀想ということでうちで寝かせておいたんだよ」
「すいません。ご迷惑かけて…」
「いやいや、いいんだよ。私達も少し勧めすぎてしまったからねぇ。……あの後ママに随分怒られてしまったよ…」

急にしょんぼりするフォーベシィ。魔王の威厳なんて微塵も感じられないその姿に呆れつつ苦笑する。

「ところで稟ちゃん。実はネリネちゃんが稟ちゃんに大切な話があるそうなんだよ」
「ネリネが…?」

つい先ほどまで気にしていたネリネの話題がでて内心ドキリとする稟。

「特に体調に問題がないようならネリネちゃんに会ってあげてくれないかい?」
「わかりました」
「ありがとう。ネリネちゃんは自室にいるからね」

魔王の言葉に従いネリネの自室に向う稟。
(話って一体…? まさか俺のことが嫌いになったとか、他に好きな奴ができたとか言うんじゃ…!?)
先ほどの宴会でのやり取りから嫌な考えばかりが頭に浮かび上がり顔面を蒼白にする稟。
ネリネの部屋に向かう足も段々重くなってくる。頭は混乱し始め正常な判断が下せない。
だが遂に到着してしまった部屋の扉の前で、稟は深呼吸を一つすると、恐る恐るその扉をノックした。

「ネリネ? 俺だけど…」
「…はい。開いています…」

躊躇いがちな稟の言葉と同じようなネリネの声、しかも普段なら稟が来訪を告げると自ら扉を開けてくれるネリネであるのに、今日は違っていることに不安は否がおうに高まってくる。

「じゃ、じゃあ、は、入るな…?」

どもりまくりながら扉を開く稟。
次の瞬間、稟の思考と身体は完全に動きを止めた。

「…稟さま……」
「……………………………………」
「稟さま…?」
「……………………………………」
「稟さま? どうかされましたか?」

ぽかんと口を開けたまま微動だにしない稟を心配げに見つめるネリネ。
自分を見つめるネリネの視線にようやく正気を取り戻した稟がうめくように呟く。

「……ネリネ、そ、その格好は…?」
「は、はい…。人間界の女性がお月見の時に大切な方と二人でいる時に着用する服だとお父様が…」

顔を真っ赤に染め、恥ずかしそうに身体をもじもじさせるネリネ。
すらりと伸びた脚を覆う網タイツ
お尻にちょこんとついた球状の白い尻尾
両手首にボタンのついたカフス
豊満な胸元を大きく露出した黒のレオタード
首元には蝶ネクタイ
そして青い髪の上でぴょこぴょこゆれる長い耳をかたどったヘアバンド
真っ暗な部屋の中、窓から差し込む月の光に照らされたネリネは、所謂バニーガールの格好だった。
412あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:27:00 ID:2x7SPGXR
「あ、あの…似合いませんか…?」

黙り込んでいた稟に不安を覚えたのか上目づかいにおずおずと尋ねるネリネ。
潤んだ瞳で見つめられた瞬間稟の中の理性は崩壊した。
稟は無言のままネリネの小柄な身体を抱きしめ、柔らかな唇を奪った。

「ん……」

最初は驚いていたネリネだったが、すぐに嬉しそうに瞳を閉じ、稟を受け入れた。
お互いの温もりを確かめ合うように強く抱き合い何度も何度も口付ける。

「あむ……んぅ……んっ、ぅん……ふぁっ!」

しばらくして名残惜しげに唇を離す二人。
潤んだ瞳を向けてくるネリネに優しく微笑む稟。

「似合ってるよ、ネリネ。似合いすぎてて我慢できなくなっちまった」
「あ、ありがとうございます。…稟さまがそう言ってくださってよかった…。パーティの時この格好をする事を考えててちょっと恥ずかしかったんです……」
「そっか、それでパーティでは上の空だったのか。…俺はてっきりネリネに嫌われたのかと思ったよ」
「そんな!? 私が稟さまを嫌いになることなんか絶対にありません!」

ネリネの必死な様子に、再び稟のなかでネリネへの思いが満ち溢れ、再度唇を合わせる。
稟の舌がネリネの口腔に侵入し、ネリネの舌と絡み合う。

「はぁ…あむっ…んんぅ…あんっ…あぅん」

ネリネの身体から力が抜け、稟にしなだれかかってくる。
愛しさがどんどん募り、夢中になってネリネを貪りつづける稟。

「ん…稟さま……稟さまぁ……」
「ネリネ……」

抱き合ったまま、稟はネリネをベットに導き、そっと横たえる。
窓から差し込む月の光がベットの上のネリネを淡く照らし、バニー服に包まれたネリネの白い肌を鮮やかに浮かび上がらせていた。
神秘的とも思える月の光とそれに照らされるバニー姿のネリネ、というアンバランスさがどうしようもなく扇情的で稟はどんどん昂ぶってきていた。
すぐにでも襲い掛かりネリネをめちゃくちゃにしたい、と暴れそうになる自分を必死に抑え、稟はネリネの髪をそっと梳き、宝物に触れるかのように優しく愛撫を始めた。
413あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:28:36 ID:2x7SPGXR
「よく考えればネリネってこんな格好してなくてもうさぎさんみたいだよな。耳は長いし…」

と魔族特有の長い耳に顔を寄せ囁き、甘噛みする。
それだけでネリネは全身をびくんびくんと震わせる。

「ひゃんっ!? …ぁんっ! り、稟さま……ひんっ! く、くすぐったい…です…!」
「瞳は赤いし……。肌は…こんなにも白いし…」

耳、目元、頬、首筋、と確認するかのようにネリネの肌に口づけていく稟。

「…ゃぁぁっ! はぁぁ…あぁっ…あんっ! そ、そうです…。私は…うさぎさんなんです…。
稟さまの…声が聴こえないと、切なくなっちゃう…稟さまがいないと…んっ
…淋しすぎて…死んでしまう、うさぎなんですぅっ。…だからっ、稟さまが…、稟さまで…暖めて欲しい…です」
「あ、クリティカルだ、それ……」
 
ネリネの言葉にキた稟はバニーの前をめくり、ネリネの豊かな胸を露出させた。
ぶるんと震え現れる、稟の手より遥かに大きな美しい乳房。小さな桃色の突起の先端はツンと立っており、稟の愛撫を待ちわびていた。
何度見ても飽きないその美巨乳に我慢などできるはずも無く、稟は乳房をこねまわすように揉み、乳首にむしゃぶりついた。

「あぁっ! んぅ! はぁんっ! んくぅっ! は、ぁぁっ!」

稟の両手で揉まれるたびにいやらしく形を変えるネリネの双乳。
たっぷりとした量感をたたえるそれらは、柔らかであるのに張りがあり、心地よい感触を稟の掌に与える。
固く尖った桃色の突起を吸うと、どこかほんのり甘く感じた。
先端を舌で転がす度に響く、天使の鐘と称される美しい声が奏でる悦びの旋律。
ネリネの身体に浮かび始める汗と石鹸、そしてもう既に濡れているのか、下腹部の方から僅かに女性の匂いがした。
稟は五感全てでネリネを感じ、さらにネリネを激しく攻めたてた。

「はぁんっ! り、んさまぁっ! も、もうダメ、ですぅっ! わ、私、もう…」

稟の愛撫に息も絶え絶えになるネリネ。
そんなネリネの様子に稟は今まで以上に強く乳首を吸いたて、同時にもう片方の乳首を強めに摘んだ。

「ひんっ! ひゃ、あ……あああぁぁぁぁ!!」

ネリネは身体をぴんと弓なりに身体を反らすと、びくびくと痙攣し達してしまった。 
414あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:29:26 ID:2x7SPGXR
「ネリネ、うつ伏せになってお尻こっちに向けて」
「…はぁ、はぁ、はぁ……はい…」

息を切らせながらも稟の指示に従いうつ伏せになるネリネ。
身体に上手く力が入らないのか小振りな尻が力なく揺れ、うさぎの尻尾がワンテンポ遅れてふりふり揺れる。その様が何とも言えず扇情的で稟はごくりと唾を飲み込み、その手を伸ばした。

「あぁ…稟さま…。はぁぁ、んんぅっ」

ネリネの尻とタイツに包まれた内ももを両手で撫で上げ、秘裂をなぞる度にうさぎの尻尾が跳ね上がる。
バニー服の上からでもわかるほどにネリネの秘所は濡れており、稟はレオタードをずらしてネリネの割れ目を覗き込んだ。
きれいなピンク色をしたそこは透き通った蜜を溢れさせ、稟を待ちわびているようだった。
吸い寄せられるように顔を近づけ、秘所から溢れ出てくる蜜を舐め始める稟。

「あぅっ! あぁ! あんっ! わ、私、変に、変になっちゃい、ますっっ!」

稟の舌で舐められ、ウサ耳のついた頭を振り、眉根を寄せて押し寄せる快楽に抵抗しようとするネリネ。そんなネリネを見て稟はさらに攻めの手を強めた。
包皮に包まれた最も敏感な突起を剥き出し、少し強めに吸い上げ、舌で転がす。

「あああぁっっ!!」

一際大きな声で鳴くネリネ。身体は既に力を無くしており、ベットに倒れこむように格好になっていた。だがお尻は高く突き上げられ、さらなる快楽を求めているようだった。

「り、稟さまぁ。…もう…もうこれ以上我慢できないです……。稟さまを、稟さまをくださいぃ…」
415あおいうさぎ:2006/05/09(火) 12:30:37 ID:2x7SPGXR
涙ながらに懇願するネリネに稟も頷いた。既に稟のモノは痛いほどに隆起し、窮屈そうにズボンを押し上げていた。
手早く服を脱いだ稟はうつ伏せのネリネに覆い被さるようにして挿入を開始した。
充分すぎるほど濡れそぼっていたネリネの秘所は何の抵抗も無く稟を受け入れた。

「あああ……っ」
「くぁっ! キュウキュウ締め付けてくるっ!」

歓喜に打ち震えるネリネと顔を顰める稟。ネリネの熱く狭い膣内で、ヒダの一本一本が稟のモノを吸い付き、擦っていく。もの凄い快感に早くも射精感がこみ上げてくる。
(少しでも長くネリネの中で……!)
そう頭では考えているのに体はちっとも言う事を聞かず、激しく腰を突き動かし始めた。


「っく! ネリネっ! 気持ちいいかっ!?」
「あんっ! ああっ!! いいっ! 気持ちいいですっ! 稟さまっ! 稟さまっっっ!!」

ぶるんぶるんと豊乳を揺らし、激しい稟の攻めにむせび泣くネリネ。自分の名を呼び乱れる少女に深い愛情を感じ、稟はネリネの大きく開いた白い背中にキスの雨を降らせ、同時に下腹部に手を回し、クリトリスを摘んでこねくり回す。

「ああぁっ!? ダメっ! もうダメですっ!! 稟さまぁっ! 稟…さまの…お顔がぁっ…見たいですっ! お願いっ!」

あまりの快感に不安を感じ始めたらしいネリネの嘆願に、稟は残された理性を総動員させてなんとか身体の動きを一旦止め、正常位の体制に持ち直した。
ネリネは稟と視線を合わせることで安心したのか僅かに微笑んだ。稟も同じように微笑み返すと、自分の思いが少しでも伝われば、とネリネへの想いを込めてキスをした。

「ンぅ……。稟さまぁ…好き……好きです……愛しています…。……私には稟さまだけです…」

感極まったのか泣き始めるネリネ。稟はネリネの瞼に浮かんだ涙をそっとキスで拭い、繋がったままネリネを抱きしめる。
ネリネはとても幸せそうに稟に頬擦りし、しばらく見詰め合った後、小さく頷いた。

「稟さま、きて下さい…」
「うん…」

ネリネの言葉に頷くと、稟は再び抽送を開始した。
大きな胸を揉みしだき、乳首を吸いたて、激しく腰を動かす。

「あんっ!! あんっ!! あっ! ああんっ!!」
「ネリネ、ネリネっ!! 俺、もうっ!!」
「はいっ! 私も! あんっ! 私も、もうっ! ぁあっ!」

共に絶頂が近い事を知った稟はラストスパートに入った。 
がむしゃらにネリネを突く稟。眉根を寄せおとがいを反らし、快感を受け入れるネリネ。

「ああっ!! あぁんっ!! 稟さまぁっ! んぅっ!! んんっ! 稟さまぁっ!! んあぁっ! あ、あ、あああぁぁっっっ!!!」 
「ネリネっ!! くぅゥッ!!」

絶叫するネリネ。それと同時にその秘所がこれまで以上に稟のモノを締め付け、稟は大量の白濁液をネリネの中へと注ぎ込んだ。

「稟さまぁ…」
「ネリネ…」

身体から一切の力を失い放心するネリネ。
稟も同じようにベットに倒れこむと、愛しい少女を抱き寄せた。
二人はどちらからともなく微笑みあい、眠りについた。
416名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 12:33:21 ID:2x7SPGXR
以上です。

エロどころかSS書くのも初めてなんでこの程度の駄文しかできませんでした。
つ〜か、クソ長〜よ。orz

お目汚しすまんです。
417名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 12:59:57 ID:i77ikTek
>>416
お疲れ様でした。激しくぐっとジョブ!
418名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 13:00:07 ID:zZDyLlpD
GJGJGJ!
寂しすぎると死んじゃうの所で狂おしく萌えた。
419名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 15:47:35 ID:6JYYqhIa
God Job!!

>>418
ナカーマ
420名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 18:42:04 ID:FCjdnbeS
>>416
素晴らしくexcellent!
激しく萌えた
421名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 18:57:15 ID:BFkucRF9
>>402
あからさまな宣伝やめれ
呼称表ならテンプレにあるだろうが
422名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 20:50:42 ID:QWmCPiVi
「ウサギは寂しいと死んじゃう」と言うのは、






ガセ
423名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 00:43:19 ID:t2w3WUjO
へぇ〜〜〜〜
424名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 12:27:21 ID:WNpzDaOq
ガセでもなんでも萌えればおk。
GJ!!
425名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:47:42 ID:7istuufB
楓、コミック版でもドキュ女になったな ( ´∀`)
426名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 17:28:48 ID:41ilhtT+
>>425
mjk!
KKK達のご冥福を祈る(-人-)
427名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 02:01:48 ID:KmEDYn1k
ああ、楓だからな。
428名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 08:24:21 ID:1q9iONzp
楓って誰?
429名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:21:37 ID:wXvi57F4
保守
430名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:36:20 ID:leLeoPOZ
楓、思い余って赤を刺す・・・・?
431名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 18:59:54 ID:iQYlsrr5
そして、人間界と神界の戦争へと発展。
432名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 19:03:22 ID:e1P2SDpa
>>431
乞う、外伝w
433名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:07:40 ID:I6P68VGf
あおいうさぎ書いたやつです。
評価が怖くて今まで覗いてなかったけど、概ね良かったと思ってもらえたのかな?
なら調子に乗ってもう一本投下させてもらうけど…?
けど他の職人さんたち無視してスレ独占するみたいなことはよしたほうがいいのかな?
434名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 21:59:39 ID:jVWg/47Q
ぜんぜん問題ないですよ。どんどん投下してください。
435名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:04:08 ID:4lGPWmWW
おk、投下します。
どうでもいいけど、〜のかな?おおすぎだな、漏れ>>433

ジャンルは純愛3P、かな?
436お姫様丼:2006/05/14(日) 00:06:24 ID:4lGPWmWW

『ぢ〜ど〜りーのちょーなん思い立ったから〜♪』

とある日曜日の昼過ぎ、土見稟は芙蓉家のリビングのソファーにもたれ、何気なくテレビを眺めていた。
何かのCMが流れているのをぼうっと眺めていた稟は不意に思った。
(リアリアでも絶稟だったらどーしよう? いやロングの亜沙先輩や紅女史、麻弓とまでデキるのならそれはそれで……)
とりあえず色々な所から怒られる前に止めとこう、と判断した稟。
リモコンを手にとりチャンネルを回し、めぼしい番組がないか物色する。

ピッ!
『…そう、つまりノストラダムスの予言とは、“開門”のことを指していたんだよ!!』
『な、なんだってーーーーーー!!!!(それぞれAAは略)』
「本当なのか○バヤシーーー!!」(←稟)

ピッ!
『…おぉーーっと、ここでミンシュ・マエハラから代わったミンシュ・オザワの新代表固めだーーー!! これは効いたかー!?」
『いえ、ジミン・コイズミの遊星明影加が序盤に効いてましたからね〜! 勝負はまだわかりませんよ〜』
『おーっとジミン・コイズミ。ロープ際に後退してきています! ジミン・アベにタッチするんでしょうか? それともジミン・フクダでしょうか?
 意表をついてジミン・アソウという手もありますねー?』
『ジミン・タニガキも候補としては考えられますね〜』
「何だこりゃ…?」(←稟)

ピッ!
『どうだい、マイク? これが今回紹介する新商品、“ブルージュース”さ!! 
 古来より日本に伝わる伝統的飲料にプロテイン、ハバネロ、イカのカラスミ、生クリームなど21種類の食品がミックスされたものなんだ! 
 これさえ飲み続ければ健康で、しかもマッシヴな肉体が瞬く間に手に入るんだよ! いまならこの商品が1か月分でなんと5万円ポッキリ!!』
『本当かい、ジョージ!? なんてこったい、素晴らしいよ!! HAHAHA!!!』
「……飲めるのか、それ?」(←稟)

ピッ!
『坊ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!! ……こぅのぉバ〜〜k』
ブチッッ!!!

「…特に面白そうなのは無いなぁ…」
ぽいっとリモコンを放り投げる稟。
いっそこのまま昼寝してしまおうか? と考え出した時、突如リビングの扉が開き、何者かが入ってきた。
437お姫様丼:2006/05/14(日) 00:07:12 ID:4lGPWmWW

「あ〜、稟くんやっぱりいたんだ〜!」
「稟さま、こんにちは。ご無事で良かったです」 
「シアにネリネ? どうしたんだ?」

入ってきたのは神界の姫リシアンサスと魔界の姫ネリネだった。シアは稟の顔を見るとほっとしたように表情を緩ませ、次いでぷうっと頬を膨らます。

「どうしたんだ? じゃないよぉ。呼び鈴鳴らしても返事がなくて、鍵も開いていたから心配しちゃったんだよ?」
「稟さまに何かあったのでは、と思いまして…。失礼とは思いましたが無断でお邪魔させていただいたんです」
「そっか。…ごめんな、ぼうっとしてて全然気付かなかったよ」

頭を掻き、すまなさそうに謝る稟。

「…ううん。稟くんに何も無くて良かったです。…ところで稟くん、カエちゃんは…?」
「リムちゃんの靴も玄関に見当たりませんでしたが…?」

キョロキョロ辺りを伺うシアとネリネ。

「…あ〜。二人なら一緒に出掛けてるよ。亜沙先輩とカレハ先輩、あと麻弓と。…その、プリムラの、その、下着をまた買いに行ってるんだ」
「…そ、そうなんだ…」

赤くなる三名。

「稟さまはご一緒に行かれなかったんですか?」
「…以前ついていってヒドイ目に遭ってるからな…。それに加え今回は麻弓まで加わってる。騒ぎは倍増するぞ、絶対に」

次の学内新聞の一面を占めることは確実であろう。そしてその後引き起こされる各親衛隊の武装蜂起による一大鬼ごっこという未来予想図が稟の脳裏にはっきり映し出される。
稟の危険察知能力は既に地球の重力に縛られない、新たな人としての革新レベルにまで達している。
君子危きに近寄らず、という先人の偉大な言葉をかみ締める稟だったが、実際今までの騒動は騒動の方から稟を包囲してきていることには極力気付かないようにしている。

「…残念だなぁ。せっかく面白いって評判の映画を借りて来たから一緒に見ようと思ってたのに…」

そういってシアはバッグの中から一枚のDVDを取り出す。

「神族の女性と魔族の青年が人界の豪華客船での旅の中出会い、身分と種族の差を乗り越え育む愛を描いてるそうなんです」
「ふ〜ん」

しげしげとDVDを眺める稟。シアとネリネはまるでカレハのように頬を染めて物語の世界に思いを馳せていた。
そんな二人を見て稟は苦笑した。
(神界・魔界の姫といってもこんなところは普通の女の子達だよなぁ…)

「…だったら今から見るか?」
「え!? だってカエちゃんたちが…」
「楓たちはおそらくまだまだ帰ってこないだろうし、楓たちが帰ってきたらまた一緒に見ればいいさ。いいものは何回見てもいいもんだよ」
「…稟さまがそう言われるなら…」

そうしてDVDをセットし、ソファーの真ん中に稟が座り、稟の左側にシア、右側にネリネがそれぞれ腰掛け、映画を見ることになった。
438お姫様丼:2006/05/14(日) 00:08:11 ID:4lGPWmWW

 こうして始まった上映会であるが、この映画は普段あまり恋愛物に興味を示さない稟も物語にのめりこみそうになったほど面白かった。
シアやネリネは頬を染めて画面に見入っていた。
そんな時、何気なく身じろぎした稟の左手が何か暖かいものに軽く触れた。見るとそれはシアの右手であり、同じように接触に気付いたシアと視線がぶつかった。
おずおずと稟の手に自分の手を重ねるシア。何かを伺うような視線に稟は黙って頷く。
シアは顔を綻ばせると稟の腕を抱くように寄り添い、肩に頭を預ける。
稟が肩にかかるシアの頭に軽く頬擦りすると、シアはうっとりとした表情になる。
ふと視線を感じた稟が右側に振り向くと、ネリネが羨ましそうに見つめてきていた。
稟は軽く苦笑して右腕と身体の間に隙間を作る。稟の意図に気付いたネリネが嬉しそうにその腕を抱き、シアと同じように寄り添う。
両側から柔らかな感触とぬくもり、それに僅かに漂うシャンプーの匂いを感じる稟。
(両手に花、だな。…つーか気持ちいい…)
そんなことを思っていると、稟の股間のモノがムクムクと反応してきた。実際極上の美少女二人に両側からぴったり密着されているこの状況で反応しない男は病気持ちかホモかどちらかだろう。
(や、ヤバイ……オオカミになりそうだ…!)
般若心経を唱え煩悩を沈める稟。だが戦局は煩悩側圧倒的有利のまま膠着状態に突入した。
そんな状況を変えたのは画面上で繰り広げられていた映画だった。
クライマックス近くになり、主人公とヒロインが想いを伝え合った後、ベットシーンが始まったのだ。この映画の濡れ場はどうやらかなり過激なほうらしく、局部等は写されないものの、何をしているかは一目瞭然だったのだ。
主人公の股間に顔を寄せ舌をだすヒロイン。快楽が入り混じった苦悶の表情を浮かべる主人公。
シアとネリネは顔を真っ赤に染め、視線をずらす。だがそのずらした先がまずかった。
稟の盛り上がった股間を見つめさらに赤面する二人。
気まずい雰囲気を破ったのはシアだった。

「………ね、ねえ…稟くんも、あーゆーの…して欲しい?」
「……? …ぅえぇっ!?」

シアの台詞にようやく画面上で繰り広げられる動きと、シアの視線の先にある自分のモノに気付く稟。慌てふためき考えを纏めようとするが、未だ混乱中の頭は正常な判断能力を稟に与えてくれなかった。

「…い、いや、それは、流石に…けどして欲しくないかと問われれば……あぅぁ〜〜」

顔を真っ赤にさせ頭から蒸気を出してあたふたする稟。
シアはそんな稟の様子にクスリと笑うと

「……じゃあ、シテあげるね……?」

と囁き、稟のズボンのファスナーを下ろし、既に臨戦体制に入っている陰茎を取り出した。
439お姫様丼:2006/05/14(日) 00:08:52 ID:4lGPWmWW

「…わ、もうこんなにおっきくなってる……」

目をまん丸にするシアだったが、ビクンビクンと脈打つそれを愛おしげに優しく撫で、小さく舌をだし、先端をぺろっと舐めた。

「ぅうっ!!」

背筋に電流が走るかのような痺れと快感が稟を襲い、思わず呻き声をあげる。

「シアちゃん、ズルイです! 私も稟さまにご奉仕したいです!」
「じゃあリンちゃんも一緒にしよ?」

それまで黙っていたネリネが頬を膨らませて抗議すると、にっこり笑って提案するシア。
稟が止める間もなく、シア同様ネリネも稟のモノに舌を這わせ始めた。

「ん…れろっ…ぁん……ちゅぅ……んぅ」
「ちぅっ…んんっ…ぁはぁっ…はぁっ…れろっ」

悩ましげな表情で交互に稟のモノを愛しげに舐め、先端にキスをし、咥えるシアとネリネ。
神界と魔界を統べる王の娘、姫君たちがまるで奴隷のように従順に自分のモノに奉仕するその様に、ゾクゾクする稟。
気付けば稟の手はそれぞれシアとネリネの頭を撫でていた。

「あっ…。えへへ…やっぱり稟くんって優しいよね」
「はい…。大好きです、稟さま」

嬉しそうな二人はより一層の想いを込め、稟のモノに奉仕を続けた。息の合ったその奉仕に、稟も堪らないほどの快感を感じ、二人の奉仕に身を任せ続けた。

「稟くん…稟くぅん! んんっ!」
「稟さまぁ…はぁん……稟さまぁぁっ!」
「…うぅっ! ダメだ!! でるッッ!!!」

せりあがって来る射精感に堪えることが出来なくなり、欲望を爆発させる稟。
勢い良く放出された大量の精はシアとネリネの顔面に飛び散り、美しい姫達を白く汚した。

「…あは…いっぱい出たね、稟くん…」
「稟さまの…おいしいです…。ね、シアちゃん?」
「うん。稟くんの…とってもおいしい」

顔面にかかった稟の精を、嬉しそうに舐めとる二人。舌の届かない所はお互いに舐めあい、淫靡に微笑みあう。 
そんな二人を見て、再び昂ぶってくる稟。
ふとテレビを見ると映画はとっくに終わっていた。

「…二人とも、俺の部屋に行こう?」
「うん……」
「はい……」

稟の誘いにシアとネリネは頷き、三人は稟の部屋へと向かった。
440お姫様丼:2006/05/14(日) 00:10:28 ID:4lGPWmWW
「ひゃぁんっ! ぃやぁん! はぁ、あぁんっ!!」
「あんっ! あぁっ! んあぁぁ! あはぁんっ!!」

稟の部屋のベットの上で嬌声をあげ、淫らにくねりつづける二つの裸身。
しなやかで均整のとれた身体を四つんばいにし、背後から稟に秘所を激しく攻められるシア。
小柄な身体を横抱きにされ、その身体に不釣合いな豊満な胸の先端を吸われ、同時に秘所を攻められるネリネ。
長い髪を振り乱し、喘ぐ二人。稟はもっともっと二人を悦ばせたい、感じさせたいと思い、少女達の秘所の最も敏感な部分を探り当てると指の腹でこねまわし始めた。

「ひ、ゃぁぁぁぁぁぁっ!? ひぃんっ!! やんっ!! あああぁぁ!!」
「あああっ!? くぅっ!! んんぅっ!! ああっ!! やああぁっ!!」

さらに激しくなる稟の攻めに息つく暇も無く叫び続ける二人。一旦愛撫する手を止めると、二人ともぐったりとベットに沈んでしまう。

「…稟…くん、……激しすぎ…だよぉ」
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ごめん…。二人があまりにも可愛すぎたから…」

息も絶え絶えのシアとネリネの様子に流石に謝罪する稟。だが謝罪と共に軽く口付けられると、二人とも文句は言えなくなってしまった。
仕切りなおし、とばかりにシアを後ろから抱くように起き上がらせる稟。両手でシアの乳房を優しく揉み始める。

「…は、ぁぁ…。稟くん、私のおっぱい…好き?」
「ん、好きだぞ? どうして?」
「だって…アンッ! …私のおっぱい、リンちゃんみたいに…ぁぁ…おっきくないから…」
 
言われて未だ荒い息をついているネリネの胸を見る稟。ネリネが大きく息するたびにゆさゆさ揺れる豊満な乳房をしばらく見つめる。
シアのバストサイズは81。トップとアンダーの差は大きく、決して小さくはない。
だがネリネのバストサイズは88のEカップ。小柄で低い身長と併せて見るとそのボリュームは圧巻の一言だった。
女性にとって肢体の良し悪しは気にならないほうがおかしいのだろう。

「俺はシアの胸好きだけどな…。柔らかいし形はいいし感度もいいし…」
「リンちゃんのおっぱいだって柔らかいし、形もいいし感度もいいもん…」
「…まあ、確かに…」
「やっぱりー!」

膨れるシア。稟は苦笑してシアの乳房の頂点で固く、淡く色づいた乳首をきゅっと摘む。途端にビクンと跳ねるシア。その反応が楽しく、絞るように摘んだりピンと弾いたりしてみる稟。

「や、ああっ!! …私だって…あん…まだまだ…ンッ! …大きくなるもんっ…!」
「ああ、そうだな。俺も手伝うよ」
「て、手伝うって…?」
「揉めば大きくなるって言うしさ」
「………………えっち…」
「否定はしない…ていうかできないかな…。……嫌いになった?」
「そんなの…聞かなくてもわかってるくせにぃ…」

頬を染め視線をずらすシアに、稟は唇を重ねることで応えた。嬉しそうに目を瞑り受け入れるシア。
同時に乳房への愛撫を再開させると、内腿を擦り合わせ、もじもじし始めた。
その頃になってようやくネリネも少し回復したらしく、起き上がり、物欲しげな目で稟を見つめてきた。
441お姫様丼:2006/05/14(日) 00:11:10 ID:4lGPWmWW

「ネリネ、シアの上になって」
「はい。…シアちゃん」
「うん、リンちゃん」

ネリネにも同じようにキスをして、指示を出す稟。
ネリネとシアはぴったり抱き合い、シアを下にして横たわる。
二人の秘裂は上下に連なり、柔らかな恥毛が擦れあう。
稟は秘所に顔を近づけ、とめどなく溢れ出る二人の蜜を啜り、舐めとる。

「「あああ、あぁぁぁぁっ!? ああっ! ああっ!!」」
「二人の、どっちも美味いな…」
「稟くん…私…もう、だめぇ……」
「…それじゃあシア、入れるぞ?」

たっぷりと二人の蜜の味を堪能した後、稟ははちきれそうになっている自分のモノを、シアの膣内へと挿入し、同時にネリネの秘所に指を入れ掻き回し始めた。

「「ああっ! あんっ! あん!! ふああっ!! んぅぅっ!! うぁんっ!!」」

完全に快楽に支配された嬌声が重なり響きあう。いつも明るく溌剌で太陽のような笑顔の姫君も、いつも礼儀正しく、月のように控えめな姫君の姿もそこには無く、ただ愛しい人を求める女達がいた。

「稟くんっ!! 稟くんっっ!!」

シアの声に絶頂が近い事を知った稟はスパートをかけはじめる。

「あうっ! 気持ち、いいよぉ!! イクっ! イっちゃうぅっ!! イっちゃうよぅ!!!」 
「シアぁっ!! くあっ!! すげー締まるっ!!」
「ひぃんっ!! やああぁっ!! ふぁぁぁんっ!! り、稟、くぅんっ!! も、もうっ! ……あ、ああ、んあああぁぁぁ…………っ!!!!」

狭い肉壁の中を縦横無尽に暴れまわる稟のモノ、それを痛いほどに締め付け、蕩かすようにしてくるシアの膣内。
涙を浮かべ、眉根を寄せて絶え間なく訪れる快楽に必死で耐えるシアだったが、激しい攻めに遂に絶頂を迎え、一際大きく鳴き、脚をぴんと伸ばす。
稟はシアの秘所からモノを引き抜くと、愛撫によりぐちゅぐちゅに濡れそぼっているネリネの秘所に突き刺し、がむしゃらに突き動かした。

「…あん!! ああっ!! あぅっ!! ぅあんっ!! うぅっっ!!」
「っっうァぁっ、ネリネっっ!!」
「 あああっっ!!! あんっ! あああっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!!!」

こうしてネリネもまた絶頂へと登りつめ、稟もモノを引き抜き、二度目とは思えないほどの精を二人に放つ。
荒い息をつき仰向けに倒れこむ稟に、シアとネリネはのろのろとした動きのまま寄り添い、その胸に縋りつく。
稟が二人の髪を優しく撫でると安心したのか、しばらくして二人は安らかな寝息を立て始めた。
心地よい疲労の中、稟もまた意識を手放した。



帰ってきた楓が三人を見て悲鳴をあげたのは言うまでも無い。そして学内新聞の一面は予想通り稟が飾る事となり、親衛隊に追いかけ回される稟が見れたそうな。

おしまい
442お姫様丼:2006/05/14(日) 00:14:00 ID:4lGPWmWW
以上です。

やっぱり無駄に長い。
さらに書いた後読み返して思った。絶稟じゃん、こいつ。orz

つくづく自分の文章力のなさを感じる。
他の職人さん尊敬します…。
443名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:40:07 ID:47tQMj0X
大好物の姫丼だ〜。
444名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:29:09 ID:lmQc7UAn
楓はその後黒化しなかったのだろうか。
445名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:32:30 ID:boxjNJi1
なんで楓=黒化と決め付け・・・w
446名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:49:36 ID:TDXXB8D5
>>442
GJ! 次回作を楽しみにしてます

>>425
コミックってどのコミック?
アラカルト? DAY IN THE BLOOM?
447名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:56:59 ID:CJrhDtpD
連載中じゃね?
448名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:45:02 ID:PCrvp1jW
>>425
あれくらいでドキュ女になるの?
449名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 01:58:41 ID:tC2GOOlg
>>448
俺が稟だったら「あ〜、うっとぉしい女だな〜」ぐらいは思うだろうな。
「これからもまとわりつく」と宣言してるのと大して変わらんぞw。

しかし、楓は自分が幸せな時以外、あの手のキャラでいいのか?
450名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 11:42:28 ID:LOwyREGc
まぁ、稟が好きなネリネや先輩と違って
楓は稟に依存してきたからね

とりあえずプリムラや真弓が何とかするんじゃないの?
451名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:29:23 ID:JOugow46
依存子、萌え。
452名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 08:26:50 ID:/5uUQGPp
次スレからSoul linkも仲間にNavelスレにして頂けませんか?
453名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 09:09:39 ID:6570XdW8
>>452
別枠で立てればいいとオモ
454名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:42:34 ID:zRHMVc33
>>452
確か以前にそんな議論があって却下されたはずだが
455名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 17:34:39 ID:B4rJp7b4
>>452
蒸し返すなよ
別枠で立てればいいじゃん
456名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 17:35:24 ID:B4rJp7b4
ageちゃったゴメンorz
457名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 15:12:55 ID:Q/yuMylk
唐突だけど、一発ネタ

シア「うぅ〜、かゆいよぅ〜」
楓「シアさん、どうしたんですか?」
シア「蚊に刺されちゃったの〜。夏は好きだけど蚊に刺されちゃうのが困るっす〜」
プリムラ「………かゆい」
楓「リムちゃんもですか? 私痒み止めの薬持ってますよ」
シア「カエちゃん、助かるっす〜!」
ネリネ「みなさんどうしたんですか?」
楓「シアさんとリムちゃん、蚊に刺されちゃったそうなんです」
シア「あれ? リンちゃんも首のところ赤いよ?」
プリムラ「……虫刺され…?」
ネリネ「…い、いえ。こ、これはその、…あの、り、稟さまが……」
シ・楓・プ「………………………………………」

その夏、土見ラバーズ全員が虫刺され(?)の被害にあったそうな…。


今年初の蚊を発見したことから思いつきました。
嫌な時期が近づいて来たナア。
458名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 16:12:40 ID:0okuERQK
埼玉の某所では、既にノー○ットと使い始めてる家もありますよ
最近のは俊敏で、片手づかみで逃がしてやる慈悲もなくなりそう
459名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 16:54:32 ID:g5UFfB1c
お前が逃がした奴が他の誰かに迷惑をかけているのだ
情け容赦は無用だ
460名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 20:07:19 ID:ViDkeW7k
>>442
今更だがGJ。
この後楓もまざるんですよね?
461名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:08:00 ID:F52dzbnr
>>457
GJ!ネリネいいわぁ
462名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:10:15 ID:G+GIfOCL
>>457
実際に虫刺されのような痕って出来るのだろうか……誰か!誰か知らぬのか!
463名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 21:23:50 ID:F52dzbnr
>>462
強く吸えば出来るよ
464名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 22:43:34 ID:07Y+c9im
>>463

強く願えば叶うよ
みたいな言い方で感動した
465名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 19:26:15 ID:bP+NBYcX
>>460
当初は最初からシア・ネリネ・楓の真・お姫様丼で書き始めたんですが、
稟が影分身始めた時点で何かが違うと気づき最初から書き直し。
4Pは無理、ということで純粋なお姫様二人、ということになりました。

>>461
ああいう反応はネリネが一番面白いだろうと思って書いたんだけど気に入ってもらって何より。
投下した後に亜沙先輩だすの忘れてた、と気づいたのはここだけの秘密だ。
466名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:47:11 ID:PLdaMrdV
>>465
乙です。三美姫丼のSSには俺も挑戦したことあるから分かる。
女三人の4Pは難しいよね。どうしても手(?)が足りなくなる。
稟に三人がよってたかってって感じならどうにかなるかなぁ?まだまだ模索中だわ。
467名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 05:45:30 ID:7L6YtZox
…………一人、姫じゃないじゃんと突っ込んでも良いのだろうか。
468名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 12:26:41 ID:k8wGkO8G
学園のプリンセスなんです!
469名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 22:59:27 ID:mt41yFYd
>>467
通称三大プリンセスなのだが・・・。
公式かどうかは知らん
470名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 11:24:52 ID:cLFwoyEJ
三大プリンセス告白大会・・・
471465:2006/05/27(土) 12:31:31 ID:aZR5MtHt
SS書き上げたんで投下したいと思います。 <br> 最近自分の以外のSSが投下されないんでさみしいっす。 <br> 職人さんカモン!! <br> つ〜かいい加減誰か「引っ込めへたくそ!」って止めてくれ。 <br> なら引っ込みつくから。
472465:2006/05/27(土) 12:32:44 ID:aZR5MtHt
変になっちゃった。スマソorz
473ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:33:54 ID:aZR5MtHt
(麻弓ちゃん、とっても怒ってましたけど大丈夫でしょうか…?)
土曜日の放課後、私はお友達の麻弓ちゃんに誘われて、隣町に新しくできたケーキ屋さんに行って来ました。
ケーキはとても美味しくて雰囲気も良いお店だったんですが、私の制服に他のお客さんが飲み物をこぼしてしまい、そこから麻弓ちゃんとそのお客さんが言い争いになってしまって、すぐに出てきてしまいました。
『何あの態度!? 最後には楓がそんなとこにいるから悪いなんて逆ギレしてきて!! あー、ムカツクーー!!』
私のために怒ってくれるのは嬉しいですけれど、そんなに汚れたわけでもないし、そこまで気にしていなかったんですけど…。
その後麻弓ちゃんを何とか宥めると、今日はもうお開きにしようということでお別れすることになりました。
ただ別れ際、麻弓ちゃんの目がぎらりと輝いたのと、麻弓ちゃんが向かった方向が麻弓ちゃんの家とは逆方向だったのが少し気になりました。
(今日は遅くなるって稟くんに言っちゃったんですけど…)
そう思いながら、とりあえず夕食のお買い物をする事にしました。
(今日は…和風ハンバーグと……稟くんの好きななめこ汁にしましょう♪)
そう思ってスーパーに向かったんですが、昨日稟くんがたくさん食材を買ってきてくれていたので、あまり必要なものも無く、お買い物はすぐに済んでしまいました。
474ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:34:30 ID:aZR5MtHt
そうして夕食の買い物を済まして帰宅し、玄関に入った私の目に、二足の靴が入ってきました。
一つは所々汚れの見える男性用の大きなシューズ。稟くんの靴です。
そしてもう一つ。高価そうな、それでいて趣味の良い女性用の靴。ぴかぴかに磨き上げられているその靴は、稟くんの靴の隣に綺麗に揃えられ置かれていました。
リムちゃんの靴ではありません。リムちゃんのスリッパが玄関脇の棚に入っていることからリムちゃんはお出かけ中みたいです。
(シアさんかリンさん、亜沙先輩、若しくはカレハ先輩でしょうか…?)
稟くんが家に招く可能性のありそうな女性をざっと思い浮かべてみました。
(シアさんかリンさん、でしょうか? 亜沙先輩とカレハ先輩はお二人一緒に来ることが多いですから…)
そんな推測をしながら、私はリビングに入りました。リビングはがらんとしていて、稟くんの姿も、シアさんやリンさんの姿も見えませんでした。
(稟くんのお部屋…? 挨拶したほうがいいでしょうか…?)
シアさんやリンさんならお夕飯ご一緒に食べるのもいいかなと思い、私はキッチンに荷物を置いて二階への階段を上がっていきました。

「……っ………ぅ…………ぁ…………………」

何の音でしょうか? 稟くんのお部屋からほんの少し、声らしきものが聞こえました。
(…ドアが……開いてる…?)
どうやら稟くんのお部屋のドアが少しだけ開いていて、そこから声が漏れ出していたみたいです。
ドアの前に立ち、ノックをしようとした私の耳に、先程よりもはっきりと声が聞こえてきました。

「…り、んさまぁぁ……アンっ……気持ち、いいです…。…もっと、もっと、してください……」
「…ああ、たっぷり可愛がってあげるからな、ネリネ…」

その言葉が耳に入ると同時、ドアの隙間から見えてしまった光景に、私は絶句してしまいました。
ドアの向こう、稟くんのお部屋の中では、ベットの上で抱き合う、裸の稟くんとリンさんがいました……。
475ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:35:07 ID:aZR5MtHt
(……だ、駄目! 早く行かないと……!!)
そう私の頭は訴え続け、この場から立ち去ろうとするものの、身体はぺたんと廊下にへたり込んだままぴくりとも動かず、目の前で行われている行為を凝視し続けてしまいました。
心臓は早鐘のように鳴り響き、まるで自分の鼓動の音が二人に聞こえてしまうんじゃないかとさえ思えてきはじめました。
それと同時に全神経が視覚と聴覚に回されたかのように鋭敏化し、二人の吐息までもが聴こえてしまいそうな気すらします。
稟くんがリンさんを抱きしめ、唇を重ねました。リンさんも嬉しそうに目を閉じ、稟くんの首に腕を回して稟くんとより強く密着しようとしています。
貪るようにお互いの唇を何度も何度も押し付け、吸いあう二人。潤み、とろんとした瞳で稟くんを見つめるリンさん。嬉しそうにその視線を受け止め優しく見つめ返す稟くん。
(稟くんとリンさんは…恋人同士なんだから…こ、これくらい当たり前のこと……ですよね…)
私の頭の冷静な部分はそう判断しています。けれど嬉しそうな稟くんの様子に、私の心は引き裂かれるような痛みを感じました。
稟くんはリンさんを選び、恋人になった。
頭では理解していたつもりのその事実が、今私の眼前に形として突きつけられています…。
お父さんの看病のため、私が参加することの出来なかったお泊り会以来、二人はますます親密に、幸せそうになっていました。
稟くんはリンさんの家に遊びに行く事が増えましたし、魔王さまも以前より積極的に稟くんをお誘いしているような気がします。このあいだ紹介された、魔王さまの奥さんであるセージさんも稟くんを歓迎しているみたいです。
稟くんが幸せになっている。それは私の喜び、私の望みです。それに私には稟くんに愛される資格なんてありません。
ありはしない……のに、それでも!
(……痛い……です…)
涙すらでないまま、ただ私は二人の交わりを見つめつづけていました。
476ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:35:45 ID:aZR5MtHt
ぴちゃ! ぴちゃっ! じゅるっ! ちぅっ!
舌と舌の絡まりあう音が部屋に響き、それと重なるように稟くんとリンさん、二人の喉がゴクリゴクリと動いていました。
(お互いの…唾液を…飲んでる…んでしょうか…?)
ズキズキと痛む心とは裏腹に、冷静に二人の行為を観察している自分がいました。
キスを終え、離れた稟くんとリンさんの唇からは唾液がつぅっと糸を引き、きらきらと輝き、消えました。
稟くんはリンさんに軽く微笑みかけると、リンさんの、仰向けになっていてもわかるくらいの大きな乳房に手を伸ばし、ゆっくりと揉みはじめました。
稟くんの手によってぐにぐにと揉みしだかれ、いやらしく形を変えるリンさんの乳房。
私の胸よりもずっと大きなその胸を見て、私は悲しくなりました。
(……やっぱり、稟くんは胸の大きい娘の方がいいんでしょうか…)
稟くんが容姿やスタイルで人を好きになるような人ではないと理解してはいても、リンさんの胸に夢中になっている稟くんを見ると、そんな考えが浮かんでしまいます。
私はリンさんのそれと比較するかのように無造作に自分の胸に手をやり、軽く揉んでみました。
ビクッ!!
ブラの上、乳首の辺りに手が触れた瞬間、背筋から全身へゾクリとした感覚が走りました。
(…そ、そんな……私…感じてる……!?)
信じられませんでした。
心はこんなにも哀しく、けれど稟くんがリンさんを選んだ以上、これからも稟くんをずっと想っていけるだけでいい、尽くせるだけでいい。ただそう思っていたはずなのに。
私の身体は二人の交わりを見て興奮してきて、…いえ、稟くんに抱かれているのが私であれば、なんて思っている……!
稟くんがリンさんの胸に顔をうずめ、乳首を口に含み、吸いたて始めるのを見て、私の乳首は、まるで本当に稟くんに吸われているかのように固く尖り始めていました。
477ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:36:33 ID:aZR5MtHt
「……ン、んぅッ……!!」

呼吸は段々と荒くなり、固く引き結ばれていた私の唇からそんな声が漏れ始め、理性が徐々に薄れてきました。
ごくりと唾を飲み、震える手が少しずつ、自分の意志とは無関係に動き、服の裾から手を入れ、ブラを押し上げ乳房を直接自分で揉みはじめました。
最初は恐る恐る、そして徐々に大胆に。
稟くんの手がリンさんの胸にしている動きをトレースするかのように、乳房を優しく、時に荒々しく揉み、乳首を摘み、しごき、指の腹でこりこりと転がします。

「…んぅ! んっ! はぁっ! ぁっ!!」

ビクンビクンと訪れる快感に、抑えきれずに声が出てきてしまいました。それでも二人は私に気付いた様子はありません。
おそらくリンさんが、天使の鐘とまで言われる美しい声、悦びの声をあげているからでしょう。
毎日昼休みになると紡がれるその歌声に多くの人が心を揺さぶられています。もちろん私もその一人です。彼女の歌を聴いていると、とても幸せな気分になってきます。
多くの人に聞いてもらいたいと言ってはにかんだリンさんの笑顔は同性の私の目からみても眩しく、素敵でした。
今、その声はただ一人、稟くんの為だけに奏でられています。
(私が聞いていいものじゃないのに……!)
リンさんの声が聴こえるたびに、私の心には先程のとは違った痛みが走りました。
(ごめんなさい、リンさん。ごめんなさい! リンさんがどんなに稟くんを愛しているか知っているのに! どれだけ稟くんを幸せにしているか知っているのに!)
心の中でそう謝りつづけ、それでも手の動きを止められない。
(なんて浅ましい女だろう……)
私に出来る事は、ただ心の奥底でそう自分自身を呪い続けることだけでした。
478ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:37:12 ID:aZR5MtHt
たっぷりとリンさんの胸を愛していた稟くんが、ゆっくりとその愛撫の矛先を徐々にリンさんの下半身へと移していきました。
リンさんの白い肌に舌を這わせ、焦らすようにお尻、ふとももを撫でつけ、そしてリンさんの股間へと伸びる稟くんの手。その手の動きを真似て、私の右手も同じように下半身へと近づいていきます。

「ふぅ…んっ! あ、はぁっ! はぁぁんっ!」

稟くんがリンさんのアソコに指を入れたのと同時に私の手も遂に股間に辿りつき、既に湿ってしまっていたショーツの上から割れ目を擦るようにして刺激させます。
私の指はすぐにべたべたになってしまいました。
(…こんなに…感じてる…)
今までも稟くんにお姫様抱っこしてもらった日や、偶然抱きついてしまった日の夜などに昂ぶってしまい、自分で自分を慰めた事はあります。
けれどこんなに感じた事などありませんでした。
愛し合う人達の逢瀬を覗き見して興奮するなんて、最低です。
それでも、私の身体は相変わらず言う事を聞かずに、快楽を得る為の動きを続けています。
ショーツ越しの指の感触に我慢できなくなってきた私はショーツを横にずらし、直接自分のアソコに指を沈み込ませました。
(……気持ち…いい…)
段々と何も考えらないようになってきてしまった私は、一心に快感を求めぐちゅぐちゅ音を立てながら包皮に包まれた敏感な部分を刺激させ続けました。
そうしているうちに、リンさんのアソコに顔をうずめていた稟くんが顔をあげ、リンさんに何かを囁きました。
そして膝立ちになった時、今まで角度のためか私の目に映る事の無かった、稟くんの大事なところが見えてしまいました。
479ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:37:52 ID:aZR5MtHt
(…あれが……稟くん…の…!!)
息を呑んで稟くんの、その、モノを凝視してしまいました。びくんびくんと脈打ち、先端は赤黒く腫れ上がっているような状態。そして何より、

「…お、おっきい………」

無意識のうちに呟いた自分の言葉に、顔が燃えるように熱くなってしまいました。
(あんなのが…本当に女性のアソコに入るんでしょうか……?)
不安と恐怖、そして少しの好奇心で固まってしまった私に対し、リンさんは顔を赤らめながらも稟くんのモノを愛おしそうにうっとりと見つめ、稟くんを潤んだ目で見上げるとこくんと頷きました。
すると稟くんも軽く頷くと、自分のをリンさんのアソコにあてがうと、一気に突き刺しました。
恍惚の表情で歓喜の声をあげるリンさん。痛みや恐怖などは一切感じさせず、とても気持ちよさそうなその様子に、私は再びごくりと唾を飲み、無意識に指の動きを再開させていました。

「…ううっ! うんっ! ひぐっ! はぁっ! ぁんっ!」

痛みを感じないギリギリのところまで指を突き入れ、激しくかき回し、少しでも二人の、いえ、稟くんに抱かれているような気持ちになれるよう指を動かしました。
稟くんが腰の動きを早めれば私も指の動きを早め、稟くんがリンさんの胸への愛撫を行えば、私も空いた手で自分の胸を激しく揉みしだきました。
頭の奥が、頬が、胸が、アソコが、全身が熱く、燃えてしまいそうな気がしました。

「…ぅんっ! ひんっ! ぁぁっ! はぁぁっ…んっ! 稟…くぅんっ!!」

無意識に稟くんの名を呟いた時、今まで以上の快感が私を襲いました。
そして、まるでその声が聞こえたかのように稟くんの動きは激しさを増し、リンさんの声も大きくなっていきました。

『稟くんっ! 稟くんっ! 稟くんっ!』

二人に聞こえないよう、奥歯を噛み締め、ただ心の中で必死に稟くんの名を呼び続けました。少しでも稟くんに近づけるように、稟くんを感じられるように…。

「んんっ! んんっ!! んぅぅ!! んんぅぅぅっ!!」

そしてリンさんが一際大きな声をあげたと同時に、私の全身にも強烈な快感が突き抜けるように訪れ、私は絶頂へと達してしまいました。
480ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:39:12 ID:aZR5MtHt
荒い息をつきながらも満たされた表情の稟くんとリンさんは微笑みあい、抱き合って唇を重ねます。
その時になってようやく冷静な思考を取り戻した私は、この場を離れようと力の抜けた身体をずるずると引きずるようにして動かしました。

「…愛してるよ、ネリネ」
「私も…私も愛しています、稟さま」

最後にその言葉を背中に受け、私は自分の部屋に辿りつき、私のベットに、冷たいベットに倒れこみました。
(ごめんなさい、リンさん。ごめんなさい、稟くん。ごめんなさい……)
罪悪感と自分に対する情けなさで、心が押しつぶされそうでした。
いつから出ていたのか、頬を濡らし続けていた涙が、少しずつ枕に染み込んでいきました…。
481ちくたくあふたー 〜楓〜:2006/05/27(土) 12:40:01 ID:aZR5MtHt
以上です。
黒くないよね?黒くないよね!?ぎりぎりセーフだよね!?(必死)
黒く見えたらそれは漏れの力不足ということにしといておくれ。
楓の、っていうか女性の一人称なんて無理!さっぱりわからん!!orz
あと楓の一人称だと稟くん、リンさんと同じりんなんで変換が大変。
軽い気持ちで挑戦するんじゃなかったと後悔しとります。
とりあえずちょっと吊ってくる。
482名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 12:56:33 ID:hSPvAruY
>>473-481
GJ! 黒くない黒くない。かえって楓が好きになってきた。
このスレでは異色の作品みたいだけど、こーいうのも大好き。
483名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 19:48:32 ID:EyFaCNCS
いいじゃない。白楓。GJよ!
484名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 21:46:50 ID:2EDK1uQf
こんな楓が大好きだよ。
稟×楓の純愛SSだとなおGJだね。
485名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 01:23:35 ID:xkXG49pv
>>481
ktkr
超GJ!充分白く見えるよ。
白楓スキーな俺にはたまらんです。
願わくばまたいつか稟楓純愛もの書いていただきたく。
486名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 08:39:50 ID:BBX/hVMn
いつかなどと言わずに、できたら投下してほしいな
487名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 09:01:32 ID:WV2iENDS
なっちゃんのSSとまったのか?
488名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 09:13:14 ID:BBQVdbpL
保守
489名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:27:50 ID:s5uxWWAC
スレ進行そのものが止まったな
490名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 09:25:39 ID:AL6sr66k
リアリアが出ればまた雨後草
491名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 12:45:49 ID:1UesneNd
地鶏の長男キボンヌ
492名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 01:33:38 ID:ivcG0IBK
>>491
なんだよ、それは
493名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 04:57:49 ID:wl7r65zW
>>491
チクタクネタか?
494名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 17:29:54 ID:fRGMYyCe
マジレスすると、チクタクのOPがヒント
495名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:34:36 ID:NkfKpbUi
ベジータじゃなきゃ倒せない
496名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 17:01:03 ID:n5KZHmxM
バンダイのメカ
497名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 19:16:45 ID:nSK4h+TY
498名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 02:54:04 ID:T8/W8BYX
黒神王黒魔王の作者さんまだかな〜?


作者さん来るのをまちながら保守保守
499名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 01:07:36 ID:s8HnWQfR
あげ
500名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 02:07:28 ID:KUqf/upJ
500get
501Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:30:34 ID:q7p3QRqg

「ここはね、リンが……たとえ一瞬だけでもリコリスにって、リンがそう願ってくれた結果の未来」

−森の中、再会する事の出来た少女

「ただでさえ歪んでしまっていた未来に、そんな思いが干渉して築いてしまった突然変異」

「私が、生きることを望んでしまった世界」

−ありえない筈の世界。ありえない筈の未来で

「私は実験体。何のために生まれて来たのかは分からないけど、生きるためじゃないっていうのは分かる」

「うん。私もね、本当はもっと生きたい。もっともっと、出来るならずっと生きて、稟くんと一緒に笑っていたい」

「だけどね、それ以上に私は、稟くんとリンに笑っていてほしいから。三人で一緒にいたいから」

「だから、この未来はもうおしまい」

「奇跡はいつだって一瞬。夢はいつだって一晩かぎり。綺麗サッパリ後腐れなく、煙のように消えてしまうものなんだ」

−その美しい紫の瞳に迷いは無く

「その一晩だけの魔法が許されるなら……稟くんは、この女の子を愛してくれますか」

−少女は初恋の少年に、その身を委ねた
502Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:31:26 ID:q7p3QRqg

「私は……リコリスは、確かに幸せでした♪」

稟に優しく語りかけるリコリス。朦朧としていた筈の意識の中届いたその言葉は、稟の耳に、頭に、身体中に、魂に、染み渡っていく。
(幸せ…でした…か)
稟はその言葉が指すその意味にとても安堵し、打ち震えるほどの歓びを感じ、そして、どうしようもなく、哀しくなった。
睡魔は相変わらず稟を侵食し、その意識を深い深い闇の奥底へと引きずり込もうとしている。
けれど、稟はそれに抗った。
理由はわからない。
ただ漠然と眠るわけにはいかないのだと何かが自分に訴えかけていた。
(…そうだ。俺は…眠っちゃいけないんだ…)
リコリスの魔法の為なのか、かつて感じた事の無いほどの眠気に稟は抗いつづける。
魔界の最高実力者、魔王フォーベシイの魔力を受け継ぐネリネのクローンであるリコリス。
人界で人族の両親の間に生まれた、魔力など持たない至って平凡な人間である稟。
リコリスの魔力に抗う事など稟には可能な事ではなかった。
だが、それでも稟は抗い続けた。
(…しっかりしやがれ、土見稟。お前は我慢強いのだけが取り柄の男だろ? 唯一の取り柄なんだぜ? ここで発揮しないでどうするんだよ…)
そう自分自身を叱咤する稟。
(…俺は、リコリスに、ネリネに……!!)
503Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:32:17 ID:q7p3QRqg
「稟くん………?」

稟の様子がおかしいことに気付いたリコリスが、小首を傾げて膝の上の稟に声をかける。
どこまでも他者を案じるその声に、稟は遂に睡魔をねじ伏せた。
ゆっくりと閉じていた瞼を開き、微笑む稟。
目を丸めて驚くリコリスに稟はその手を伸ばし、リコリスのやわらかな頬を優しく撫ぜる。思いよ届け、と強く、強く願って。

「リコリス…そんな哀しい事言うなよ…。幸せだったなんて、過去形で…言うなよ…」
「稟…くん……っ!!」

感極まったようにアメジストの瞳からとめどなく涙が溢れ出し、頬を撫でる稟の手を、膝の上の稟の顔を熱い雫が濡らす。
稟はゆっくりとした動作で起き上がり、リコリスの小柄な身体を胸に抱き、包み込んだ。
リコリスもまた、稟の背中に腕を回し、その胸で泣き続けた。

「…ずるいよ……稟くん…。私…決意……鈍っちゃうよぅ……っ」
「ごめんな…。…けど、俺には言わなければならないことがあったから…。それに気付いちまったから…」
「……言わなければ、ならないこと…?」
「ああ。言わなければならないことって言うか、一種の誓いってやつかな? 男としてはその辺は結構譲れないもんなんだ」
 
男って馬鹿な生き物だからさ、とおどけた風に肩を竦める稟の姿に、クスリと笑うリコリス。
少しの間一緒になって笑っていた稟がふと表情をあらためる。そしてリコリスの肩を掴み、真っ直ぐに見詰め合うと、静かに、だが万感の思いを込めて語り始めた。
リコリスと、今はリコリスの中にいるネリネ、最愛の少女達に。
504Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:33:14 ID:q7p3QRqg
「俺は……土見稟はネリネを愛しています。リコリスを愛しています。…だから……必ず、必ず幸せにします…。ネリネを、リコリスを…どんな時も、ずっと。過去形になんかさせない。…これが俺の…俺の全てをかけた誓いだ…」
「「あ、あ、ああぁ………っ!!!」」

稟の誓いの言葉に、震える声が二つ重なった。歓喜の涙を流し続けるリコリス。
その姿が瞬間眩いばかりの光、姿を見せ始めた太陽の輝きに照らされる。そのあまりの眩さに稟の網膜は焼かれ、目を開けていられず、手で顔を覆う。
ゆっくりと目を開いたとき、その状況に、ありえない筈の光景に稟は目を見開いた。
稟の眼前にて涙を流し続ける紫の瞳の少女。
その隣で同じように涙を流す真紅の瞳の少女。

「ネ、ネリネ……リコリス……!!」

稟のうめくような声に少女達は初めてお互いの存在に気付き、言葉を失った。

「ど、どうして…? 私がここにいるのにリンが…!?」
「リ、リコちゃん……!? どうして…!?」

しばらくの間呆然とする三人。だが直にリコリスがはっとなり、ネリネに詰めかかる。

「リン、大丈夫!? 私が自分の中にリンを感じないということは、リンの中にも私がいないということなんじゃないの!?」
「は、はい…。今まで私の中にいたリコリスを感じません…」
「じゃ、じゃあリンの身体が…!」

リコリスの言葉の意味に気付くネリネ。もともとネリネが病弱であったためリコリスはその命を融合するといった形でネリネに分け与えていたのだ。
そのリコリスがネリネの中から消えればネリネはまた病弱な身体に戻ってしまうのでは、とリコリスは危惧したのだ。
リコリスの言葉に自らの胸に手を当てて何かを確かめるように目を瞑る。

「何故かは分からないですけど…。だ、大丈夫みたい…です…」
「ど、どうして…?」
「分かりません…」
「と、とりあえず、本当に身体に異常はないんだな、ネリネ?」
「はい…リコリスがいた時と何も変わりません…。リコちゃんこそ、大丈夫ですか?」
「う、うん。私も特に異常は無いみたい…」

ネリネの問いに呆然としながらも、ネリネ同様胸に手を当て呟くリコリス。
リコリスはネリネのクローンとして生まれ、実験体として様々な処理を受け、もともと短い寿命がさらに短くなっていた。
ネリネと離れれば長く生きられないのはリコリスも同じだった。
だがネリネ、リコリス共に、今まで胸の奥、お互いを感じていた場所に何も感じず、ぽっかりと穴が開いたような感覚を感じるものの、身体そのものには何の異常も感じられない。
505Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:33:57 ID:q7p3QRqg
「…夢かな、これ?」
「…多分、夢じゃない、と思うんだけど…」
「ほっぺを抓ってみましょうか?」

稟がネリネを、ネリネがリコリスを、そしてリコリスが稟の頬を軽く抓み、捻ってみる。
痛い。夢じゃない。
そうしてようやく三人はこの現実を認めることにした。

「はは…奇跡…続いちゃったな…」
「稟くん…。きっと稟くんが奇跡が続く奇跡を起こしてくれたんだよ…」
「俺は何もしてないよ。大体、俺には何の力もないんだし」

リコリスの言葉に苦笑し否定する稟。だがそんな稟にネリネは大きくかぶりを振った。

「いいえ、稟さま。全て稟さまのおかげです。小さい時にリコリスを救い、バーベナ学園で出会ってから私を救い、今こうして私たちを救ってくれたのは稟さまです」

そう言って二人は見つめあい、にっこり笑って頷くと、

「「稟さま(稟くん)、愛しています!」」

稟の胸に飛び込んできた。

506Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:34:48 ID:q7p3QRqg
−epilogue

「ふわぁ〜〜っ! 今日の授業なんだったっけ?」

雲ひとつ無い青空の下、大あくびをつく稟。昨夜ようやく2週間もの魔界への時間旅行から帰宅したばかりで、日にちの感覚がいまいち掴めていない。
日直である楓の代わりにプリムラに起こされ芙蓉家を出たは良いが、いまいち本調子が出ない。

「…昨晩はとんでもない騒ぎだったからなあ…。あのおじさんがべろべろに酔っ払うわ、学園に脅迫電話かけるわ、プリムラがわんわん泣き出すわ」

そんなことを呟く稟が隣家である魔王邸の前に辿り付いたちょうどその時、豪華な洋風扉が開いた。

「やあ、稟ちゃん。おはよう。良い朝だねぇ!」
「おじさん、おはようございます。…昨日の今日で元気ですね?」
「いやあ、昨日は少しみっともない姿を見せてしまったねえ。普段の私ならもう少し理性的な行動をとるんだが…」
「…まあ、それでアイツが学園に通えるようになったんだから、俺もあんまり強くは言えないですけど…」

出てきたこの屋敷の主、魔王フォーベシィと笑いあう稟。

「迎えに来てくれたんだね? すぐに出てくるからちょっと待っておくれよ。……ネリネちゃん、リコリスちゃん、稟ちゃんがきたよ〜!」
「「は〜〜〜い」」

その返事と共に姿を現す少女たち。
バーベナ学園の制服に身を包んだ真紅の瞳の少女。
そして同じ制服姿、同じ顔をした紫の瞳の少女。
その後ろからはメイド服を着用した童顔の女性。

「リコちゃん、帽子が曲がってますよ。……うん、これで良し!」
「あ、ありがとうございます。セージ様…」
「リコちゃん、違うでしょう?」
「…は、はい…お母様…」
「はい、オッケーです。気をつけて行くんですよ?」
「…はいっ」

照れたように頬を染めるリコリス。そのリコリスを慈愛に満ちた視線で見つめるセージ。微笑んでいるネリネ。稟とフォーベシィはその光景に目を細める。
507Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:35:30 ID:q7p3QRqg
「稟さま、おはようございます」
「稟くん、おはよう」
「ああ。おはよう、ネリネ、リコリス」

稟に挨拶するネリネ、リコリス。最愛の男性に微笑みかけられ、嬉しさを隠し切れない二人の様子に、フォーベシィは瞼が熱くなるのを感じた。
魔界の最高実力者、魔王と呼ばれながらも、最愛の愛娘の身体も治す事が出来ず、娘のクローンを造ること、そしてそのクローンを犠牲にすることによって娘の身体を完治させたものの、娘はその事に負い目を感じ続けた。
何度自分の無力さに歯噛みしたか判らない。
だが目の前の少年、人族の、何の力も持たない少年が娘の心を救ってくれた。
そして今、少年は奇跡を起こし、再び娘を、もう一人の娘までをも救ってみせた。
自分がずっと望んでいたもの、娘達の心からの笑顔がすぐ側にある。

「…稟ちゃん…ありがとう」
「…どうしたんですか、いきなり?」
「リコリスのことだよ…。本当にありがとう」

何時に無く真摯なフォーベシィの様子に、稟もまた表情を引き締める。

「…昨晩も言った通り、俺は本当に何もしてませんよ。……これからするんです」
「…これから?」
「ええ。……ネリネとリコリスを幸せにします。それが俺がこれからすることです」

稟の言葉に目を見開き、次いで俯き、肩を震わせるフォーベシィ。歓喜の涙を流すネリネ、リコリス。
表情を隠したまま、魔王フォーベシィが深々と頭を下げた。

「………私の…私たちの…っ、…娘たちをっ…よろしく、頼む、よ……稟ちゃん…っ!」
「…………はい。約束します」

途切れ途切れに発せられる、くぐもったフォーベシィの言葉を受け、静かに、だが力強く答える稟。
そのまま振り返り、ネリネとリコリスの肩を抱き、行こうと促す。
背後からは嗚咽を漏らす夫を慰めるセージの声が聞こえた。
右腕をネリネに抱かれ、左腕をリコリスに抱かれた稟が学園へと続く道を歩き出す。

「ネリネ、リコリス。………幸せに、なろうな…? ずっと…ずっと一緒にさ…」
「はいっ!!」
「うんっ!!」

空はどこまでも高く続いていた。まるで彼らのこれからを祝福しているかのように…



Tick! Tack! if end
〜ネリネの花束に包まれて〜
508Tick ! Tack ! Ifルート :2006/06/10(土) 11:43:46 ID:q7p3QRqg
以上です。

ちくたくは絶対リコリス復活のためのゲームだと思ってたのに!ハッピーエンド至上主義ならこの程度やってみせろNavelー!
と思っていたところさらに小説版ちくたくにリコリス登場しないというのを聞き、怒りが噴火し衝動的に書き上げた一品です。

ちくたくやってないとさっぱりわからない内容になっちゃって申し訳ない。
Hいれようと思ったんだけどリコリスのH時のセリフ、というか口調が以前のお姫様丼のシアとかぶることに気づいて取りやめにしました。
そろそろ駄文晒すのやめようかと思ってます。ネタも尽きたし…。
509名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 17:30:13 ID:fd0VxZrx
神降臨
510名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 23:43:27 ID:erk7ks8r
>>508
ありがとう。泣いた。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
511黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 00:42:18 ID:LpQVTNCQ
感動の後に何ですが…
>>378の続き行きます。
陵辱ものですが、えろまで行き着きませんでした…
間空いたのに…
512黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 00:44:49 ID:LpQVTNCQ
「―――Ich biete und halte die Bindung.」
 フォーベシイは目の前に構築された空間制御魔方陣を見て、満足そうに頷いた。
 この陣の作者は、メイガス・ガルテン――フォーベシイが統べる魔界の中の最高峰魔法学府――から
出向してきた、折り紙つきの術者だ。混沌を好む魔族の特性を存分に生かし、因果の限定制御をベース
に空間干渉や存在干渉に長ける。
 もっとも、これほど巨大な陣を展開させている基盤は、フォーベシイの桁外れの魔力であったが。
「神ちゃん?」
 フォーベシイは人間界にいる神王ユーストマに通信を飛ばした。彼らの神格情報、すなわち「世界の
王であるということ」を鍵とした高度暗号は、十分な強度を持って「門」を通り抜ける。
『おう、まー坊。そろそろみてえだな。こっちの配置は終わらせた』
「そうかい? じゃあ、そろそろ送り込むよ」
 フォーベシイは陣への魔力供給量を引き上げた。
 基底状態だった陣の、あらゆる回路がその刺激に励起する。稼働率が指数関数的に上昇し、因果摩擦
――膨大な魔力の零れかすが事象転化を経て音や光、熱エネルギーとして放出される。
「転送を開始する。囚人番号V−00128から149、進み出よ」
 普段の彼とは違い、厳かに告げる様は、まさに魔王という形容がふさわしいものであった。
513黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 00:47:38 ID:LpQVTNCQ
「じゃあお母さん、いって来るね」
「うん…」
 目じりに涙すら浮かべてしょぼーん、とする我が母に、亜沙は思わず苦笑した。
 昨日、夫の単身赴任を電話口で告げられてから、亜麻はずっとこの調子だった。
「ボク、今日は遅くなるけど、ひとりで泣いてたりしちゃダメだからね」
「そんなことしないよぉ…」
 抗弁しながらも、亜麻はすでにしゃくりあげている。
「もぉ、しょうがないなぁ。今日は楓に付き合う予定だから、事情話して早めに切り上げてくるよ」
「うん、ごめんね、あーちゃん…」
 ごしごしと目を擦るさまは、本当に童女のようだった。
 後ろ髪を引かれる思いを味わいつつも、始業間近の時間を告げる腕時計にせかされて、亜沙は家を
出た。
「いってきまーす!」
「うん、いってらっしゃい…」
 ……。
「……はぁ…」
 亜沙の姿が見えなくなった途端、ため息をつく亜麻。
「せっかく、二人でゆっくりできるとおもったのになぁ…」
 とぼとぼと家の中に引き返す。
 思い浮かべているのは最愛の夫の顔だった。
 会社での激務が早朝から深夜にまで及ぶことが常だったので、彼女が夫と共に時間を過ごすことが
乏しくなって久しい。単身赴任に行ったって、実際は何もかわらないようなものである。
 しかし、今回はそろそろ休みが取れるかもしれないと聞かされていたところへの一報だったので、
亜麻の落胆はひとしおだった。
514黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 00:50:06 ID:LpQVTNCQ
「くすん……」
 ソファにぽすん、と座り込む。
 …あーちゃんに心配かけさせちゃったなぁ…
 背もたれにぐてんともたれかかって、亜麻は天井を仰いだ。
 その時だった。

  ―――ビクン

「え…」
 亜麻は目をしばたかかせた。
 むろん、見えるのはさっきと何も変わりない天井だ。
 けれど…
「どうしたのかな…」
 なにか、一瞬、走った、悪寒。

   まるで、たちの悪い悪鬼に魂をくすぐられたような、

   あるいは、小さな羽虫が全身の神経を駆け巡り、飛びぬけていったような、

 この身に伝わった微かな違和感。
「……」
 思わず辺りをきょろきょろと見回す。
 むろん、変わったところは何もない。

 ――ただ、ある程度の術者が、しかるべき知覚魔法を行使すれば見えたであろう。
 この家を包むように魔力位相が変動し、因果が異質に歪められ始めたことを。
515黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 00:54:14 ID:LpQVTNCQ
「あーあ…」
 感じた些細な違和感などは、すぐさま別の思いに押し流されてしまう。
 久しぶりの二人きりの一日…そこで何をしようか。
 亜麻はこれまでいろんなことを夢想したものである。
 二人で買い物にいったり、リビングでゆっくり映画を見たり、あるいは…
「………うぅ」
 亜麻は頬を赤く染めた。
「えっちな子だぁ…」
 俯く。彼女とて一児の母である以上、経験はむろんある。が、日の高いうちからそういった
情事に及ぶということが――たとえその発想だけでも――ふしだらだと思ってしまうのだ。
「あ――…ゃぁ…」
 ほんの少し巡らせた妄想に、下腹部が律儀に反応しだした。
 そこから微熱が立ち上ってきて、亜麻の女性を刺激する。
「ん、ゃ…朝から、こんな…」
 普段より容易にスイッチが入ってしまった自分の身体をいぶかしむ余裕もなく、亜麻はソファ
の上で腰をくねらせてその情動をしずめようとした。
 ぐねぐねと脚を動かす仕草は、しかしもどかしさしか生まなかった。
「ぅんぅぅ…」
 亜麻は浮ついた意識で肩口をオーバーオールから抜いていた。
 はっとして今さらのようにその行為を自覚するも、
「…ささっとしちゃったほうが、かえって、いいよね…」
 誰にともなく呟き、するすると脚も抜いていく。
 Tシャツの裾からはすらりとした白い素足が伸び、その付け根はツートンストライプに覆われて
いる。
「やぁ…もぅ…」
 亜麻のショーツには一部染みが出来ていた。
 それのせっかちさを自ら恥じると、さらに内の興奮は高まっていく――。
516黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/06/12(月) 01:00:31 ID:LpQVTNCQ
…以上です。
…次は頑張ります。
517名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 18:31:35 ID:vjVQVI3t
だれかプリムラのレイプ系のSS頼む
518名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 22:25:03 ID:fA65BWk/
んじゃ俺はネリネ陵辱希望だ
519名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 11:46:21 ID:Ri7syyDs
>>516
亜麻さんktkr!!!

GJです!
続き期待してます!!
520名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 20:29:09 ID:OloJPHSP
>>617 618
その二人は、無理矢理やろうとした相手が、死ぬ。
というか、そいつらを無理矢理できる奴は例の二人のみ
521名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 21:12:55 ID:RzXN4a8f
未来にレスつけてどうする
522名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 03:45:09 ID:EeXt1GFn
>>520
何処にレス付けてるかはまあ見当つくので言うが。
陵辱とはなにも強姦だけに限った物ではあるまい。
梃子となる隙や弱みが皆無の完璧キャラではないのだから、つけこみようはいくらでもある。
更に言うなら便利な催眠術といった物まであるし――確かそっちへの耐性も高いとかそう言うことはなかったよね?

まあつまりは何が言いたいかというとネリネが自分から躰を開いて堕とされてしまう羽目になる陵辱物キボン、と。
523名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 04:30:33 ID:ik7NGefh
稟をカードにすれば言いなりには出来るんだろうが、
問題は、稟一人の捕捉に対して、どれだけ周りが動くかとゆー……
常時監視されてるしなー
524名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 14:02:30 ID:KTHxNEDB
過去の実験で死亡とされた実験体が実は異次元に飛ばされ生き延びていて、
次元間を移動する魔法など強力な力を身につけこの次元へ帰還。
自分を異次元へ送った原因である実験の関係者に復讐を開始する・・・みたいな妄想をした時期もありました
525名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 17:13:29 ID:saomZqcq
黒神王黒魔王さんには期待しています。
頑張って続きを書いてください。
526名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 03:46:50 ID:1BsoRzbE
やべ、黒魔神闇皇帝とかよんじゃった。
527名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 19:29:32 ID:LYBy7kcr
>>526
なんかかっこいいな、それwww
528名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:18:18 ID:PLV8lfVb
>>526
なんか武者頑駄無シリーズの敵にいそうな名前だなw
529名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:52:33 ID:IYL2NbXg
>>528
マジでいるんだよね
作品違いだから、最初に見たときは自分の目を疑ってしまった
530名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 04:13:27 ID:kUyUFLkb
つまり>>526は確信犯ってことか
531名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 17:48:23 ID:gGnCdwXW
保管庫がなかなか更新されないヨ〜
532名無しさん@ピンキー:2006/06/19(月) 21:46:49 ID:1T3AAgWA
樹×麻弓のつづきってもう更新なされないんですか?
533名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 12:05:37 ID:nnX7sWBa
知らん
自分で書けよ
534名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 18:15:17 ID:myrcXq3c
ほしゅしゅる
535名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 19:34:33 ID:bBbe5vvQ
ほしゅ
536名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 06:02:34 ID:Yqrk2aOb
保守
537しゃっふる迷作劇場:2006/06/26(月) 11:10:03 ID:kxyCQ+Yy
赤ずきんシア


あるところに、明るい笑顔が魅力的な赤ずきんちゃんという、まるでお姫様のようなと〜っても可愛い少女がいました。赤ずきんちゃんは学校の成績は少々悪いものの、毎日楽しく過ごしていました。

シア「ううっ。成績のことは言わないで欲しいっす…」

そんなある日、赤ずきんちゃんは容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群、家事万能、という完璧超人のお母さんに病気のおば亜沙んのお見舞いに行って欲しいと頼まれ、パンとミルクを持っておば亜沙んの家に向かう事になりました。
しばらく進んでいくと、道が二つに分かれていて、そこには一見真面目そうに見えるものの、実はとんでもない女たらしのオオカミがいました。

稟「お、俺は女たらしなんかじゃねー!!」

オオカミは赤ずきんちゃんを見つけるとニヤリと笑って話し掛けました。

稟「…無視かよ…。……こ、こんにちは。どこに行くんだい?」
シア「こんにちは、稟く…じゃなくってオオカミさん。おば亜沙んのところにお見舞いに行くの!」

その言葉を聞いて再びニヤリと笑ったオオカミは、赤ずきんちゃんの先回りをしておば亜沙んの家に行きました。そして声色を変えて鍵を開けさせると、勢い良く扉を開け放ち、家の中へと飛び込みました。

稟「がおーーーーっ………って、うええっ!?」

家の中にはおば亜沙んの他に赤ずきんちゃん、赤ずきんちゃんのお母さん、そして背の低い、それなのにグラマーという反則そのもののプロポーションを持つ猟師さんの四人がニコニコ笑いながらオオカミを待ち構えていました。

稟「ちょっ、な、何で!?」
シア「転移魔法使っちゃった。てへっ」
ネリネ「私もです」
楓「私も猟師さんに連れてきて頂きました」
亜沙「いらっしゃ〜い」
538しゃっふる迷作劇場:2006/06/26(月) 11:10:44 ID:kxyCQ+Yy
四人はにこやかに笑いながら扉の鍵を閉めると、じわじわとオオカミを囲むようににじり寄っていきました。

稟「ちょ、みんな!? 全然台本と違うんだけど!?」
シア「舞台にハプニングはつきものだよ、オ・オ・カ・ミ・さん」
ネリネ「アドリブって大事ですよね?」
楓「大丈夫ですよ。この後の展開は変わりませんから」
亜沙「ボクを食べに来たんだよね? たっぷり食べちゃっていいからね〜」

そう言うと四人はおびえきった様子のオオカミに一斉に飛び掛りました。

四人「いっただっきま〜〜す!!」
稟「い、いや〜〜〜!! あ゛〜〜〜〜〜……………!!!!」

照明が落とされました。
そして真っ暗闇の中、女性の(嬉しそうな)悲鳴が響き渡りました。            


稟「……ううっ。もうお婿に行けない……。ぐすっ」

一週間後、オオカミが杖を突きながら家から出てきました。オオカミは身体中にアザやら歯型やらをつけられ痩せ細っていました。どうやらたっぷりと食べられたようです。

稟「こんなの全然『赤ずきん』と違うじゃね〜か!」

か細い声で抗議するオオカミ。けれど仕方ありません。なにせこの劇はバーベナ学園の劇ですから。
普通にやっても何の面白みもありませんし。
ん? どしたの、照明さん。

????「…どうして私の出番無いの?」

赤ずきんにはこれ以上配役無いから仕方ないのですよー。
あ、照明落とした時にドサクサに紛れて混じれば良かったんじゃない?

????「………稟、もう一回最初から……」
稟「するかーーーーーー!!!!」




シア「ところでなんで亜沙先輩の表記が変なのになってるの?」
ネリネ「それが…」
楓「『年頃の乙女に向かっておばあさんなんて、ボクは許しません!!』だそうです」
539名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 12:36:18 ID:xTsjA39y
>>537-538
あぁ、何て馬鹿馬鹿しいんだ(褒め言葉)www
540名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 15:02:32 ID:+mdskYkQ
保守上げ

つか、めっさバロス!
541名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 00:07:18 ID:xk0X422f
>>537-538
おば亜沙んワロスw
てっきり誤字かと思ってたらそんなオチがあったとはw
542名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 01:12:22 ID:FTOx2Bma
期待age
543名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 02:52:44 ID:jOf+hzjH
保守

最近寂れてきたな…
544しゃっふる迷作劇場:2006/06/29(木) 16:43:57 ID:ysIN7qaL

浦島太郎



昔々、ある所に浦島太郎と言

浦島「…嫌だあっ!! 離せーっ!! 『浦島太郎』なんてどうせこの前と同じような展開になるに決まってるんだーー!!!」
黒子「…往生際が悪いですぞ、土見さ、いや浦島様。役者が舞台から逃げ出そうとするなど…」
浦島「俺は役者なんかじゃないんだー!! どーせ竜宮城なんかに連れて行かれたらまた一週間近く監禁されるにきまってるんだー!!」
黒子「本物の『浦島太郎』は三年だったはずですが…」
浦島「………絶対に死ぬーーーーーっ!!!! 離せーーーーーー!!!!」
黒子「…困ったものですな、全く。…………ところで浦島様……見た目とは裏腹に…なかなか……その……逞しいの……です、な……(ポッ)」
浦島「…ヒィッ!? (ポッ)って何っ!? (ポッ)って!? 離して!? 離して!! もう逃げないから離してー!!!」

浦島太郎と言う女性にも男性にも好かれる漁師がいました。
浦島はある日、何気なく浜辺を歩いていたところ、近所の子供達が大きなカメを苛めている現場に出くわしました。

子供A「やーいやーい。補習の苦しみを知らないカメめー! 全世界の貧乳女性の敵めーー!(ゲシゲシ)」
子供B「………敵めー…(ぽかぽか)」
カメ「や、やめてくださいー」
子供A「リムちゃん、もっと力強くやらないと! 私たち貧乳同盟の怨敵なのですよ、このカメは!?」
子供B「………私にはまだ未来があるから……」
子供A「うわーーーん!! 巨乳がなによー! 肩こりが何よー! そんなもん生まれてこのかた一度も経験ないわよー!! 女性服着た時に大きく空いた胸のスペースがそのまま私の心に空いた穴なのですよー!!!!(血涙&ゲシゲシ)」
浦島「お、おい麻弓、落ち着け! やりすぎだって! それと最後のは自爆だぞ!?」
子供A「うわーん、覚えてやがれー!!」
子供B「………やがれー……」
545しゃっふる迷作劇場:2006/06/29(木) 16:44:38 ID:ysIN7qaL
どうにか子供達を宥めた(?)浦島太郎はカメを救い出しました。

カメ「り、稟さまぁ…」
浦島「だ、大丈夫か!? それと今は浦島な」
カメ「は、はい、何とか…。助けていただいてありがとうございます。お礼に是非竜宮城にご招待させて下さい」
浦島「…うぅ、やっぱり行かなくちゃ駄目?」
カメ「はい♪」

カメはそう言うと甲羅(きぐるみ)の中から一枚の鏡を取り出しました。

浦島「…何かどっかで見たことあるような鏡だけど、これは?」
カメ「竜宮城への転送装置です。……ネリネーノ、オパーイ、ヴォインヴォイン、アヒャー!!!」

カメの呟く呪文と共に、鏡から凄まじい光が満ち、浦島太郎とカメの姿が掻き消えました。
浦島太郎が目を開くと、彼の眼前には大きく壮麗なお城がありました。

浦島「………あの、なんで洋風の城なの?」
カメ「…失敗しちゃいました。魔界に飛ばされちゃったみたいです。てへっ♪」
浦島「ちくたくっ!? つーか最後の♪ってことは確信犯だろ!?」
カメ「ああっ、浦島さまの愛の力でカメに掛けられていた呪いが解けましたっ♪(ぬぎぬぎ)」 
浦島「脱ぐな! そんな設定今までどこにもなかったぞ!?」
元カメ「…でも浦島さまが望まれるのなら、またカメになっても……構いませんっ♪」
浦島「何で縄なんて渡してくるの!? 縛らないからな!? 俺にはそんな趣味は、趣味は……た、多分、ないっ!!!」
元カメ「うふふ。幸せになりましょうね、浦島さま!」

こうして浦島太郎と元カメは末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
とても良い話だったねぇ。感動したよ。おぉ、今夜は御馳走を作ってあげないといけないね!
ママ、そういうことだから今日は私が夕食を! 駄目? そうか、駄目かい…。シクシク…。





一方その頃とある場所では…

乙姫「稟くん遅いなぁ……」
鯛「そうですね」
平目「リンちゃんも帰ってこないね…。どうしたんだろ?」
546名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 16:52:03 ID:ysIN7qaL
スイマセン。今回はオチが弱いです。
文中の呪文は>>35から引用させてもらいました。
はじめて見た時とてつもないセンスを感じ(特にラスト2行)、いつか使いたいと思ってたんです。
35さん、勝手に使ってごめんなさい。怒んないでね。

あと主役は見て頂ければ分かると思いますが、麻弓です。
未だにPS2版やってないんで分からないんですが、こんなイジってこそ楽しいキャラをどうやって恋愛対象にしたんだろう?
547名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 17:41:49 ID:oFdcs5XZ
クソワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
548名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 18:31:41 ID:Ax0YrFSb
おいカメ何やってんだよwww
(元)カメに亀甲縛りとか、誰がうまいこと言えt(ry
549名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 04:45:41 ID:7o6gCZp5
age
550名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 02:39:49 ID:6JgWNQpH
純愛系期待!
551名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 03:58:21 ID:dMd3vjD2
ふと気づいたんだけど、
亜沙先輩とプリムラのネタが少ないね。
基本的に3大プリンセスを中心に世界が回ってるからかな。
552名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 04:41:52 ID:Sdl9ExIP
麻弓とアイさんだろ?
553しゃっふる迷作劇場:2006/07/02(日) 10:38:34 ID:aP7I7+Tm

金の斧銀の斧

その1

あるところにきこりの青年がいました。
ある日きこりは斧を持ち、森へ向かったのですが、誤って斧を泉に落としてしまいました。
すると泉の女神が現れました。

シア「あなたが落としたのはこの金の斧ですか? それともこの銀の斧ですか?」
稟「いえ、俺が落としたのは普通の鉄の斧です」

きこりが正直に答えると女神はにっこりと笑いました。

シア「あなたは正直な方ですね。ご褒美に私をあげましょう」
稟「…………………はい?」

女神は一旦泉の中に戻ると、しばらくして山のような荷物を背負いきこりの元に現れました。

稟「あ、あの〜。話の流れについていけないんですけど…。っていうかその荷物何?」
シア「あ、これ? 嫁入り道具っす! お父さんが持っていけって」

きこりが荷物を覗き込むと、金の斧銀の斧が可愛らしく見えるほどの財宝がぎっしりと詰まっていました。

シア「ふつつかものですが、よろしくお願いします」
稟「…えっ!? えっ!? えぇっ!?」

こうしてきこりと女神は末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
554しゃっふる迷作劇場:2006/07/02(日) 10:39:14 ID:aP7I7+Tm
その2

不思議な泉の噂をどこからか聞きつけたきこりの友人がお供を連れて現れました。

麻弓「…と、いうわけでここがその泉なのですよー」
樹「成る程。確かに極上の美女の匂いがするね。…それで麻弓、これからどうするんだい? 斧も何も持ってきてないみたいだけど…」
プリムラ「………押し込み強盗?」
麻弓「…リムちゃん、物騒な事言わないで…。ちゃんと考えてあるのですよ! 実はこの泉の女神は…」
樹「そうか! わかったよ、麻弓! 俺様たちを連れてきたということは、麻弓が自ら泉に飛び込むということだね!? まかせてくれ! 女神を騙してでも必ず『巨乳の麻弓』をこの世に生み出させてあげるよ!!」
麻弓「ろ〜りんぐ、そばっとーー!!」
樹「ぷげらっ!?」

きこりの友人の綺麗な回し蹴りにより、お供の男性は泉に落ちてしまいました。
しばらくすると水面が光り輝き、不機嫌そうな表情の泉の女神が現れました。

麻弓「げっ、しまった!? …こうなったらわざと間違えて緑葉君とは永遠にさよなら〜、ということで…。…うん、我ながらグッドアイデア! 災い転じて福となる、のですよ〜♪」
シア「(ぶつぶつ)せっかく稟くんといい所だったのに…。あなたが落としたのはとってもHな緑葉君ですか? それともナンパが大好きな緑葉君ですか? それとも普通(いつも)の緑葉君ですか?」
麻弓「えっ!? そ、それって三つとも大した違いないんじゃ…」
シア「はい、あなたは正直者ですね。そんなあなたには緑葉君をあげましょう。じゃ、そういうことで!(もの凄い早口)」
麻弓「えっ!? 早くない!? っていうかもういないし…」

きこりの友人が呆然としているうちに女神は姿を消し、その場に残ったのはきこりの友人と水を飲みすぎてどざえもんのようになったお供の男性の姿だけでした。

麻弓「うわ〜〜ん! わんすもあ! わんすもあぷり〜〜ず! シアちゃんかむば〜〜〜っく!!」
K察「ごほん!! ちょっといいかね?」

きこりの友人が声を掛けられ振り向くと、たくさんの制服を着た方々が彼女を取り囲んでいました。

K察「先程男性が女性に泉に突き落とされたと通報があってね。ちょっと話を聞かせてもらおうか?」
麻弓「あ、あれはそんなんじゃなくて…。っていうか通報って……そ、そういえばリムちゃんがいない!?」
K察「とりあえず署で詳しい話を聞こうか」
麻弓「ご、誤解なのですよ〜〜〜〜〜〜!!!」

きこりの友人は連れていかれてしまいました。そんな彼女を木の陰から見送る人物が一人。

????「…………激しく通報完了…」
555しゃっふる迷作劇場:2006/07/02(日) 10:40:10 ID:aP7I7+Tm
その3

亜沙「…と、いうわけでここがその泉なのです!」
稟「…はあ、そうですか………って俺何でここに!? さっきまでシアと一緒にいたのに!?」
亜沙「細かいこと気にしちゃ駄目よ、稟ちゃん!」
楓「その1はなかったということで…」
稟「め、滅茶苦茶だ…」

嘆いているきこりを無視して、少女達はひそひそと話しこんでいました。

亜沙「(ひそひそ)いい、楓? せ〜のでやるんだよ?」
楓「(ひそひそ)で、でも…稟くんを突き飛ばすなんて、私…」
亜沙「(ひそひそ)もう! さっきも言ったでしょ!? 上手い事答えさえすれば稟ちゃんが三人に増えるんだよ? 稟ちゃん1号と2号が楓のもので、V3をボクが貰えば万事OKでしょ!? 二人の稟ちゃんに尽くしたくないの?」
楓「(ひそひそ)稟くんが二人…。二人の稟くんに尽くす…。わ、私、頑張ります!!!!」
亜沙「よし! じゃあいくわよ!」
二人「……せ〜の!!」
稟「うわぁっ!?」

少女達に突き飛ばされ、泉に落ちてしまうきこり。
しかしいくら待っても水面は光りません。

〜泉の中〜
シア「稟くん、お帰り〜〜〜!!」
稟「う、うわ。いきなり抱きついてくるなよ、シア」
シア「だって稟くん突然どこかに行っちゃうんだもん!」

泉の外では、何の反応も無いのに焦る少女が一人。

楓「あ、亜沙先輩!?」
亜沙「大丈夫! もしものために稟ちゃんの右足首に縄を付けて置いたから! …うんしょ! うんしょ! あ、足が出てきた! 楓、左足持って!!」
楓「は、はいぃ!」

〜泉の中〜
シア「わわ、稟くん!? うわ〜〜ん、駄目〜! 引っ張られる〜! キキョウちゃん、手伝って〜!!」
キキョウ「おっけー!!」
シア「私は右手持つからキキョウちゃんは左手持って!」
キキョウ「了〜解!」

こうして泉の中と外とで壮烈な綱引きが始まりました。両手足を四方向から引っ張られるきこり。それはまさしく古代の刑罰の一つ、車裂きによく似ていました。

稟「ぎゃあああ!! 痛い! 痛い! い゛だい゛〜〜〜〜〜!!!!」

苦しむきこりを見て、その手を離した者が真にきこりを愛するものなのです!

シア「こ、この手は……!!」
キキョウ「ぜ、絶対に……!!」
亜沙「離しは……!!」 
楓「しません……!!」

………ご愁傷様です。

稟「ぎゃああああああああああああ………!!」
556しゃっふる迷作劇場:2006/07/02(日) 10:40:50 ID:aP7I7+Tm
その頃、とある場所では…

???「しくしく。ふえ〜ん、稟さま〜〜!」

とある少女が衆人環視の中、正座していました。
少女の額や背中、大きな胸には『私は前回一人だけ抜け駆けしました』や『裏切り者』や『あんたなんか死んじゃえばいいんだ』などと大きく書かれた紙切れが貼り付けられていました。

可愛い姪っ子ちゃん助けたいのは山々なんだけど、ごめんねぇ。娘達に強く言われてるから〜。
愛憎絡まる人間関係ってラブ♪ 
557名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 14:51:22 ID:EjEf0mk7
>>556
リアかよ、おいっ。
いやぁ、GJですな。
できればリムにももうちょっと見せ場を。
そしてカレハとツボミをプリーズ。
558名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 18:04:59 ID:a54/jlpl
またもクソワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
559名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 21:27:42 ID:wFpVYBcN
>稟ちゃん1号と2号が楓のもので、V3をボクが貰えば万事OKでしょ!?
仮面ライダー吹いたwww

もしも願いが叶うなら先生も出してあげてください
560名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 18:19:50 ID:VJii0/9r
携帯のメールボックスに書きかけのシャホーSSがあった。
次のような話でもいいなら、投下する。

・ネリネ凌辱、開発
・スカトロ要素がある
・最終的に奴隷に
・調教するのは名無し男
・薬物をふんだんに使用

こんなんで良ければ出来てるとこまで投下する
561名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 19:34:34 ID:0ayq9qKq
ぜひplz
562名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 19:43:32 ID:zL+CWutO
超読みてーッス
563名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 20:06:53 ID:4mUaVh/Y
待ってるぜ
本スレだと陵辱は避けられがちだけど俺は好きだ。
564名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:53:06 ID:7Ka+VPCx
SHUFFLEキャラの凌辱系の同人とかCG集で良いの何かないのかなぁ
565名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:36:18 ID:1fvBszB0
期待age
566名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 11:40:04 ID:JFSK9The
>>564 同人
ネリネとセージそれぞれのだったら一つずつ去年の冬コミにて発見。(ただし両方とも1冊ずつ)
567ネリネ凌辱:2006/07/05(水) 11:45:35 ID:CzXtc/AS
初心者だから誤字脱字があるかもですが、注意してもらえればありがたいです
568ネリネ凌辱:2006/07/05(水) 11:47:18 ID:CzXtc/AS
何時もと同じ放課後。
少し違うのは、今日はネリネ一人で家まで帰らなければいけない、ということぐらいだろうが。
稟は樹に連れられナンパに、楓はカレハ・亜沙と共に時雨家へ、プリムラは調査のため魔界へ、シアは国の行事のために帰還している。
最近は家でしか一人でいる時間がなかったが、たまにはこういう風な落ち着いた時間もいいなと思ったりもする。
そんな事を考えていると、前からフードを被った、季節的にもおかしい格好の誰かが走ってくる。
ネリネは少しだけそちらを見て、気にするでもなくまた物思いに耽ろうとして―――。

交差する瞬間、ネリネの体に酷いショックが襲いくる。
体に力が入らない。
魔力を練ろうとした次の瞬間に、もう一度同じショック。

(な・・・何が・・)

状況を整理しようと頭をフルに回転させようとして・・・・。

・・・そしてネリネの意識は、闇へと落ちた。


次にネリネが意識を取り戻した時、彼女は手足が動かず、さらに猿轡まで噛まされたのか、言葉の一つも発せぬ状態にあった。
それだけではない。
酷く体が熱り(ほてり)、手さえ動けば即座に自慰を行いたくなる程に股間がうずいている。

「やぁ、お目覚めかいネリネちゃん」

いつの間にか、ベッドに縛られているネリネを見下すように一人の青年が立っていた。

「ふふ、どうだい?縛られて喋ることも出来ずにいる気分は?」

ネリネは、ぼぉっと話を聞いている。
下手に口出ししても無意味なのは解るし、ならばこのまま状況を聞き出した方が得策と踏んだのだろう。

「僕は君が人間界に来てからずっと君に憧れててねぇ・・・」

ニコリと、小さな笑み。

「ネリネちゃんを僕だけのペットにしたいんだ」

小さな笑みは、崩れていない。
ただ、瞳の中に狂気の色がありありと浮かんでいた。
569ネリネ凌辱:2006/07/05(水) 11:48:27 ID:CzXtc/AS
「ネリネちゃんが寝てる間に、いくつか薬をうたせてもらったからね。僕のパパは病院の院長だから、色々な薬を貰えるのさ」

青年が、ベッドの隣の机の上から軟膏のようなものを手に取った。

「名前は難しいからよく知らないけど、女性ホルモンを爆発的に増やす薬を両方の乳首に、五回ぐらいと・・・」

容器の蓋を開けながら、青年は続ける。

「神族や魔族のハーフの犯罪者に与える、魔力を封じる薬を首に。注意より多目にしておいたよ」

青年が容器から白い軟膏を、手に溢れる程出す。

「そして、不妊で悩む人のために、妊娠しやすくなる薬を子宮に。これは一瓶まるまるだから、直ぐにでも孕めるよ」

ネリネは虚な意識の中で、ただ他人事の様にしか聞けない。

「そして、これが媚薬。あぁ、でも塗るのはお尻だから。安心してね」

青年はネリネの足を縛っていた縄をナイフで切ると、ネリネをいわゆるマングリ返しの体勢にし、小さなすぼまりを目一杯に開けて、水に溶かした軟膏を注射器で注入する。

「本当は10倍ぐらいでいいらしいけど、面倒だし二倍ぐらいにしておくよ」

ボウルの中にある軟膏の溶けたものは、まだ七割近く残っている。
青年は喜々としてそれを注入していた。
570ネリネ凌辱:2006/07/05(水) 11:51:28 ID:CzXtc/AS
とりあえずこれだけ投下。読んで貰えれば幸いです
571名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 14:41:49 ID:UkMXUAEn
イイヨイイヨー
572名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 18:30:34 ID:lrckDssp
>>566
よし詳細を
573名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:17:17 ID:JFSK9The
>>572
”ネリネ 陵辱”でググって3番目の内容です。
おおざっぱな内容はそちらにて。(両方とも小説です。)
574名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 22:48:11 ID:e798T48Z
>>569
導入としてはイイ感じ。超戦闘生物の力は最初になんとかしないとなw
もう少し文章に無駄があってもいいとは思うが、その辺は好みかな〜
575ネリネ凌辱作者:2006/07/05(水) 23:07:35 ID:CzXtc/AS
感想どもです
文章に無駄がない、というより、私が最初読み返したら無駄だらけと思っちゃいましたが・・


取り合えずネリネとかの反則的な能力を、薬でおさえてみました
576名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 01:48:06 ID:A6LWI/fL
続きまだー?
577名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 03:59:43 ID:vPGmvwJU
どうでもいいが、
 
>青年は喜々としてそれを注入していた。
 
どこにどうやってどれだけとかさぱーりわからん。
578名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 10:10:32 ID:gyhI7BjK
それは脳内補完しろ。重要なのは、その手段ではない。何をしたのかだ。
579名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 17:51:30 ID:E1YaEl45
ネリネのような純情なキャラには陵辱がよく馴染む
580名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 18:27:31 ID:JoOtzb5C
首輪鎖媚薬恍惚

うむ
581名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 18:54:42 ID:YWIJZR7T
それは
輪鎖媚→恍惚×6敏感×4
と言う奴では無かろうか。

――書いてて懐かしすぎて涙が出た、現状を思えば特に……
582名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 21:47:39 ID:rWVFjT9J
>>581
ごめん、その輪鎖媚→恍惚×6敏感×4ってのは何?
有名なネタか何かなのか?
583名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 03:34:26 ID:mr3TmvNy
それかは知らんが、erakanonとか思い出した。
584名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 13:58:51 ID:aC/ac/v5
保守
585名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 15:53:17 ID:O5zq+XOs
>>567-569
GJ!
シンプルでエロくていい!
続きをwktkして待ってます!
586名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 17:06:33 ID:jESyTbab
>>582
『殻の中の小鳥』&『雛鳥の囀』(Studio B-room)と思われ。
587名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 07:02:59 ID:c0QDndFO
御免、runnersしかわからないんだ……
588名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 13:03:25 ID:0HizMXDx
基本的に3コスト武将は、相対的低武力だからな。
武力9なら2.5コス、8なら2コスで既にいる。
呂布にしても武力10は破格だが、それでも武力対コスト比は決して良いわけではない。
つまり、総武力気にするなら3コスはあまりお薦めではないということだ。
まあその分どの武将も計略が破格級なわけだが。それだけ扱いも難しい。最初のうちは使わない方がよか。
589名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 13:08:14 ID:0HizMXDx
ああ゛…、大誤爆。
すまぬ。

お詫びに一週間ほど楓断ちしてくる。
590名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 18:10:30 ID:LqzLPjhT
楓勃ちの間違いだろ
591名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 19:53:00 ID:PfFpz51k
<590

ワロタww
592名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 22:09:40 ID:IvOhD0f/
誰がうまいことを言えと
593ネリネ凌辱:2006/07/09(日) 08:51:17 ID:N0FefNln
「ふぅ・・ようやくだけど終ったよ」

青年は、心底からの笑みをネリネに向ける。
菊門からボウル一杯分の水を注がれたネリネは、腹痛と排泄感情のみに脳を揺らされ、それどころではないが。

菊門―端的に言って尻穴だ―に、水が出ないよう極太のバイブレーターで栓をされ、足首を中空にて縛られ、秘部を晒す格好にされているネリネ。
スレンダーでほっそりしていた腹部がポコリと盛り上がり、脂汗を全身に滴らせる姿は、しかし美しいと思わせる。


さて。
青年は一休みとばかりに医療器具を見回し、ネリネに施す調教を思案していたが、再び縛り上げたネリネの所へ向かうと、ネリネの菊門の栓の役割をしていたバイブレーターに手をかけた。


「このバイブは、極太だってのは分かるよね?」

涙目のネリネは、必死に首を縦に振る。
猿轡に、彼女の唾液がいやというほど染みていた。
594ネリネ凌辱:2006/07/09(日) 08:53:14 ID:N0FefNln
すみません、取り合えず続きはこれまでです。
大学の試験などの関係で筆が思うように進まず、苛々させるかもしれませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです
595名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 10:56:15 ID:OS0fzJ4P
ある程度まとまった量ができてから投下してくれるとうれしい。
内容自体は素敵だw
596名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 13:16:04 ID:uIlgKfSQ
>>594
>>595に同意
それにしてもエロい・・・・
楽しみにしてます
597名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 01:46:02 ID:DYV5p6M9
>>593-594
遅れ馳せながらGJ!
598名無しさん@ピンキー:2006/07/10(月) 02:06:31 ID:CGdZRCAX
もう少し量が書けてから一気に投下した方がいいぽ
スレが荒れたりする要因になる。
599名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 01:47:02 ID:PLJnxxKF
age
600名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 02:14:41 ID:nZsWAVJN
>>593
―端的に言って尻穴だ―にワラタ
601名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 01:51:58 ID:Ct9ZeirA
age
602名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 09:14:05 ID:50LeDxsA
age
603名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 09:31:53 ID:50LeDxsA
age
604名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 09:33:55 ID:50LeDxsA
age
605名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 14:13:11 ID:Bpm3tMbK
sage
606名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 16:29:55 ID:oxmZxurK
ぬるぽ
607名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 16:56:59 ID:KGQ2O7oR
>>606 ガッ!
608名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 17:32:06 ID:ZSxcrLMR
>>602-605
落ち着けw
609黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/07/14(金) 17:56:12 ID:uxkJr7mu
>>515からの続きを。
だいぶ間開けたのに短いです。
すまんです。
610黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/07/14(金) 17:56:42 ID:uxkJr7mu
「ぃう…んふぅ…」
 ショーツが汚れてしまう。と、いう考えが頭を掠めたが、
 ぴくんっ
「あぅうっ! …ふぁ、ん…?」
 異常なほど身体が疼く。今も亜麻のクレヴァスは着々と液を分泌している。
 こんな状態で、下着越しではなく直接触ってしまう度胸などなかった。
「ふぅ…ふぅ……」
 息が熱い。
 ソファに沈み込むような体勢が、亜麻に、シャツとブラ越しでも勃っているのがありありとわかる
自らの乳首を見せている。
「ん! ん、ふっ…」
 何も考えずに、それに手を伸ばした。硬く隆起したその先端部分を弄って転がす。
 おそろしいまでの感度。
 身体の疼きは余計に酷くなり、亜麻は悩ましげに鳴きながらソファの上で身をよじる。
「ん、んん! よ、葉さん…っ!」
 亜麻は無意識的に、自らを慰める指の持ち主を自分の夫にすり替えていた。
 夢想していた夫婦二人で過ごす時間――朝食を挟んで語りあったり、一緒に買い物に出かけた
り――の中には、当然こういう行為も含まれていた。
 彼女が夫と交わらなくなって久しい。
 それがひとえに夫の多忙さによるものであるから、亜麻は湧き上がる想いを慰めるため、娘のいない
ときにこうした行為にふけるのは珍しくなかった。
「ひ、んぅうっ!」
 布越しにクリトリスを指が掠めた瞬間、電撃にも等しい感覚が亜麻を通り抜けた。
 いくら何でも、おかしい。自らの感度に対しての亜麻の疑念は極限まで膨れ上がっていた。
 しかし、それ以上に激しい快感がすべてを押し流してしまう。
「んぅ、ううう! うぁう、ふあああっ!」
 ついにはショーツをずらし、その割れ目に指を侵入させ、亜麻は鳴き声を一段高くした。
611黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/07/14(金) 17:57:26 ID:uxkJr7mu
「う――」
 時雨家の遥か高みの中空で、映像転送プロトコルの管制をしている一人――スペクターの
映像処理班スペクタクルの一員――は、眼下の光景に思わず反応してしまった自分の逸物に声を
あげ、それから誰にも気づかれていないか辺りをきょろきょろした。
 周りには他にも数人のスペクタクル班員が魔法作業をしている。
 ここはスペクターが構築した存在欺瞞領域である。生物や物体などの現実存在を「存在して
いない」と世界に対して見せかけることによって、この世の因果をキャンセルする。当然、可視
光線を反射したりしなければ、重力が作用することもない。領域内の物理法則は簡易な記述に
よって設定できる。
 天界にほどよく似せられた環境で、彼らは集中して仕事をこなしていた。
 …いや、熱中して、と言ってもいいかもしれない。もっとも、それは寧ろ観測対象に拠るところ
が大きいであろうが。
『マザーよりカムへ。いよいよ魔界の御君が転送系を繋ぐらしい。
 こっちは最終調整に入る。撮り逃すなよ』
「カム、コピー。任されたし」
 どちらも陰湿な笑いを含んだスペクターとスペクタクルのやりとり。
 それはこれから始まるショーに対するある種の期待だった。
612黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/07/14(金) 17:57:57 ID:uxkJr7mu
「――…」
 虚ろだった亜麻の瞳が、徐々に天井に焦点を合わせ始めた。
(葉さんのこと考えて…じぶんでイッちゃった…)
 ちいさく肩で息をしながら、亜麻はのろのろと身を起こした。
 ぼーっと足元を見下ろす。
 いつのまにか脱いでいたショーツが、はっきりと染みを作って転がっていた。
「……さみしい…なぁ…」
 さっきまで夫の指であったはずの我が指を見つめて、ぽつりと呟く。
 葉さんと愛し合いたい。
 葉さんに抱かれて、交わって、貫かれて――終わったらぎゅってして、優しく頭を撫ででほしい。
「はぁ……」
 こどもっぽいため息をひとつついて、亜麻はショーツを拾って立ち上がろうとした。
 ――がちゃ。
「――――え」
 玄関のドアが開いた。
 一人のときは危ないからと口酸っぱく言う娘にならって、施錠してあったドアが、開いた。
「―――ッ?!」
 空いたドアからは、有り体に言ってみすぼらしい風体の男が、何人も終わりなく雪崩れ込んでくる。
 驚きで硬直している亜麻に当然のように近づくと、男たちは彼女を居間のカーペットに押し倒した。

613黒神王黒魔王 ◆GD.6iWkaL6 :2006/07/14(金) 17:58:48 ID:uxkJr7mu
…以上です。
次からまわしていきます。
614名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 02:27:44 ID:QSdobsRj
すみません、誤って何回もしちゃいました
615名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 02:32:13 ID:QSdobsRj
sage
616名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 19:13:03 ID:TQ2te59l
そろそろ次のを書くお。
そもそもここの住人は、純愛と陵辱。どっちのほうが好きなの?
>>610
それと、感想
良かった。ガンガレ。
617名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 19:22:52 ID:OEUNUUzb
純愛エロエロが大好きです
618名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 21:01:45 ID:OVQGuw9j
>>617
俺ガイル
619名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 21:44:00 ID:WN7XtrAl
同上
620名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:12:18 ID:ajp7otRE
俺のドッペルゲンガーがいっぱいいる!
621名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 22:56:10 ID:uBehxKPJ
>>617-620
同志達よ!
622名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 23:26:27 ID:TQ2te59l
そっか、そうなのか・・・でも、ここって、純愛書いてる奴っているの?
623名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 23:40:56 ID:wGt4RBTg
ユーザー層を見れば大抵純愛っつーか和姦を求めてるんじゃない?
でも本編でされてるから鬼畜でエロいのを書きたいなーってやつが多い
もしくは純愛を求めてる奴は脳内妄想で済ませてるから書く意欲がない
と言う俺の妄想推測
624名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 23:44:21 ID:LmcQ4Of1
>>622
結構多いと思うよ
まとめとか見てみ
625名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 11:15:37 ID:oQlX9GoP
主人公に自己投影しないタイプの人(俺)だと、他人の幸せを見てもなんだかなとか
いう気分になる。じゃあモノとして見て陵辱ってのも一方的すぎになりがちなので
女の子がかわいそうという気分になる。というわけで、主人公とラブラブ以外で
女の子の倫理や信念が堕落していく様が俺のドリーム。SHUFFLEの女の子は過去に
とらわれた一途さ(エロゲでは普通か?)があるから俺ドリームに向いているのだw
626名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 11:18:26 ID:oQlX9GoP
ああ、でも上で黒神王黒魔王氏が書いている亜麻さんのような場合は、人妻ルール
というかある種の型に則った進行が理想だなw 属性の使いようというか。 
627名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 13:34:31 ID:BcyVxgv6
本編にないハーレムものや樹主人公ものなら受け入れやすいと思われ
628名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 14:22:39 ID:tZmsu0AD
しかしハーレムを書くのは難易度高そうだなぁ
629名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 16:29:22 ID:Rpxu7e6F
ある意味本編で行われてるラブラブなんてのはお腹一杯だからなぁ
そういう意味では凌辱やら、主人公女体化なんてのを見たくなるわけで・・
630名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 16:52:55 ID:1379Lo/n
選ばれなかった人が逆転を狙って猛烈アタックする話とか・・・
これならハーレム展開にしても問題ない
631名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 17:35:27 ID:Je9smrtY
流れを完全無視してアホらしいの書き上げたんだけど投下していい?
具体的に言うとしゃっふる迷作劇場なんすけど…。
これ書いてる本人は割と楽しいんだけど、読んでる人が面白いと思ってくれてるかはホントに不安。基本的にオチがワンパターンだし。
最初はスレが寂れてるのをどうにかしたい、程度の動機で書いたものだから、賑わってる今はいらないかな?
632名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 17:36:26 ID:Je9smrtY
流れを完全無視してアホらしいの書き上げたんだけど投下していい?
具体的に言うとしゃっふる迷作劇場なんすけど…。
これ書いてる本人は割と楽しいんだけど、読んでる人が面白いと思ってくれてるかはホントに不安。基本的にオチがワンパターンだし。
最初はスレが寂れてるのをどうにかしたい、程度の動機で書いたものだから、賑わってる今はいらないかな?
633名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 17:38:11 ID:Je9smrtY
ごめん、書き込みミスった。
634名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 18:16:26 ID:yayR6jYH
>>631
おれは全然オッケー
いつも楽しませてもらってる
定期的な投下がないとスレもさびれるだろうし
635名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 18:27:27 ID:gsC7W16w
カンフル剤はどんどん投与すべき
636名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 18:36:38 ID:odWmSr+L
迷作劇場は大好きだ。
投下カモン
637名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 19:05:32 ID:oQlX9GoP
>>631
15禁くらいのアンソロものみたいで面白いと思ってるよ。
638しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:33:57 ID:DiY4QxXl
ごめんなさい。PCが故障しかけててなかなか投下出来ませんでした。
今から投下します。

猿蟹合戦



あるところに、サルとカニが一緒にいました。

サル「この俺様が! 人界の美の申し子とまで呼ばれるこの俺様がよりにもよってサル!? 断固として配役替えを主張する!!」
カニ「…劇なんだから仕方ないだろ、あきらめろ。ところで美の申し子って自分で言ってて恥ずかしくないのか、お前?」
サル「全然! …大体サルなら俺様より君の方が適役だろう? 丁度いい具合に手足が妙に伸びてるんだし。…どうしたんだい、それ?」
カニ「うるさい黙れ聞くな。…おまえだってどざえもんになってただろーが」 

何故か満身創痍なサルとカニでしたが、お互いにそれ以上の詮索はしませんでした。
しばらくして、どこから見つけたのか、ハチやクリやウスをナンパし始めたサルをぼうっと眺めていたカニでしたが、おなかが減ったのか、懐からおむすびを取り出しました。

サル「…おや、どうしたんだい、それ?」
カニ「楓が昼飯に、って作ってくれたんだよ」
サル「…へぇ、楓ちゃんが…」

カニの持つおむすびがどうしても食べたくなったサルはぴきーんと目を光らせて言いました。

サル「一つ提案があるんだけど?」
カニ「…何だよ?」
サル「そのおむすびと俺様の持ってる柿の種を交換しないかい?」
カニ「お前アホか? 誰がそんなことするか」

半眼で告げるカニに、サルはやれやれと肩を竦ませて語り掛けました。

サル「分かってないね? 柿は土に蒔けばこの先ずっと実がなるんだよ? お得じゃないか!」
カニ「まあ、そりゃそうだけど…」
サル「それに、楓ちゃんやプリムラちゃんだって喜ぶよ? 女性は甘い物に目が無いものだからね。二人の喜ぶ顔、見たく無いかい?」
カニ「む…」
639しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:35:11 ID:DiY4QxXl
カニは悩みに悩んだ結果、サルの提案を飲み、自分の持つおむすびとサルの持つ柿の種を交換することにしました。
サルは喜び、おむすびを大事に抱えて、大急ぎで山に帰っていきました。
カニは早速柿の種を一粒土に蒔いて水をやりました。

カニ「早く芽を出せ、柿の種。出さないとハサミでちょんぎるぞ〜」

カニはそう歌い、芽が出るのを待ちました。ですがどれだけ待っても芽は出ません。カニはおかしいなあと思ってまだ大量に残っていた柿の種を眺めました。そしてあることに気付きました。

カニ「……これ亀○の柿の種じゃん!? こんなもん蒔いて芽なんか出るわけねーだろ!?」

ツッコむカニはようやくサルに騙されたことに気付きました。
○田の柿の種から実がなるわけは無いので、サルは当然のことながら現れません。
orzなカニ。手元に残された大量の柿の種(植物に非ず)を恨めしげに見つめていましたが、そんなことをしても芽なんかでません。非常に重い溜息と共に立ち上がり、きぐるみを脱ぎ捨てよろよろと歩き始めました。

(元)カニ「楓になんて言えばいいんだ…。こんなベタベタなオチを…許してくれるのか?」

どちらかと言えば読者のみなさんが許してくれないような気がした(元)カニでしたが、呆然としながらも歩きつづけました。
どれだけ歩いたでしょうか? 喧騒の音にふと視線をあげた(元)カニは、すぐ近くで中年の男性二人が宴会をしていることに気付きました。

男性A「がっはっはっは! おらまー坊、もっと飲みやがれ!!」
男性B「勿論だよ、神ちゃん! …んぐっ! …んぐっ! …っぷはぁ〜〜!! さあ、次は神ちゃんだよ〜」
男性A「おお、どんどんこいや〜!!」
男性B「はっはっはっ! いい飲みっぷりだねぇ〜! ………おや、もうつまみが無くなってしまったみたいだ…」
640しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:35:48 ID:DiY4QxXl
お酒のつまみが無くなり、急にしょんぼりしてしまう酔っ払い二人。(元)カニはそんな二人に溜息をつきながらも、自分の手にある物を差し出しました。

(元)カニ「柿の種で良ければどうぞ」
男性A「おお、悪ぃな! 遠慮なく頂くぜ! ………こ、これは!!!」
男性B「…パリッとした食感とピリリと広がる辛さとその後の僅かな甘味のコラボレーション!! 醤油の香ばしさがどこか素朴さを感じさせるよ!!」
男性A「ああ、酒、いやこれに最も合うのはビールか!? おお、ビールが進む進む!!」
男性B「……神ちゃん!? これを摘んでいた指が! 指がベタついて次々に引っ付いてくるよ! 正にやめられない止まらない!!」
男性A「何てこった!? こ、これはまさしく!」
男性A&B「うーまーいーぞーーーー!!!」

感激のあまり泣いているおっさん二人を完全に引いた目で見ていた(元)カニでしたが、まあ喜んでくれたのならいいかとその場を立ち去ろうとしました。

男性A「ちょっと、待ちな!!」
男性B「あんな素晴らしいものを頂いた以上、我々も何かお返ししないとね!」
(元)カニ「…いや、別にいいですよ」
男性B「そんなわけにはいかないよ! 恩には恩を返さないとね」
男性A「全くだ! …………よし! ウチの娘をやろう!!」
男性B「ウチの娘も受け取ってくれたまえ!!」
(元)カニ「はぁっ!?」

実は男性二人はそれぞれ世界の王様なのでした。王様の娘、つまりお姫様二人を貰った(元)カニは、二つの世界の王様となり、世界に君臨することになりましたとさ。めでたしめでたし。

わらしべ長者  〜完〜        
   
(元)カニ「物語変わってるし!? つーかわらしべ長者にしても展開早すぎるだろ!?」
641しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:36:50 ID:DiY4QxXl
猿蟹合戦(裏)

カニからおむすびを騙し取ったサルは、カニが真実に気付かぬ間に全力疾走し、山を二つほど越えていました。

サル「カニよ、君はいい友人だったが君の幼馴染が(可愛すぎるのが)悪いのだよ!」

カニが聞いていれば『謀ったな、サル!!』とでも言ったのでしょうが、生憎周囲には誰もいません。
見渡しの良い丘の上で一息をついたサルは、うきうきしながらおむすびを食べる事にしました。

サル「ああっ! これが、これが楓ちゃんの柔らかな掌で愛情込めて作られたおむすび……!」 

愛情を込めて作られたものであるのは間違いないものの、その愛情の対象は明らかにサルではなくカニだったのですが、サルは気にしませんでした。

サル「いっただっきま〜〜……ああっ!?」

大口を開けておむすびにかぶりつこうとしたサルでしたが、運命の悪戯か、はたまたおむすびを作った少女の怒りか、突然の強風によりおむすびを落としてしまいました。
カニの襲来を予想して見渡しの良い丘に登ったのが裏目に出たようで、おむすびはどんどん転がっていきます。

サル「ああぁ〜〜〜〜!! 待ってくれ〜〜〜〜!!!」

素早く3秒ルールを脳裏に浮かべ、おむすびを追いつづけるサル。だが無情にもおむすびは転がりつづけ、地面に空いた穴に落ちていってしまいました。

サル「まだだ!! 土の付いた所を取ればまだ何とかなる!! 俺様の愛はこの程度で負けはしない!!」

かなり情けないことを叫びながらサルは頭から穴に飛び込みました。
深い穴を転がり落ち続けるサル。やがて灯りが見え始め、穴の底の広大な空洞に辿り付きました。
642しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:37:27 ID:DiY4QxXl
空洞の天井から頭から落ち、意識が朦朧とするサル。
ふらつく頭をさすりながら前方を見ると、虎柄のビキニタイプの水着を着用している女性がサルに背を向けて立ち尽くしていました。
サルの嗅覚はその人物が極上の美女であることを嗅ぎ分けました。そうなるとサルのする事は一つです。

サル「お嬢さん、あなたのような美女とこのようなところでお会いできるなんて…。あのおむすびは御結びだったのですね!」
???「…ほぉ〜。先程のおむすびはお前の物だったのか」

ゆっくりと振り返る女性。白い肌に切れ長の瞳、小さな口、抜群のプロポーション、絶世の美女と言っても過言ではない容姿の女性でした。
ですがその美しい顔は大量の泥とごはん粒にまみれ、ほとんど見る影も無い状態でした。
どうやら先に落ちたおむすび(泥まみれ)は女性の顔面にクリーンヒットしたようです。

サル「うわっ!? 山姥!?」 

その言葉にゆら〜りと幽鬼の如く笑い、ゆっくりとサルに近づく女性。

サル「べ、紅、女史……?」
紅女史「……言い残す事はあるか、緑葉ァ?」
サル「違うんです! 不可抗力です! ついでに今は緑葉じゃなくてサルです!!」
紅女史「問答無用!!!!」

惨劇が始まりました。

紅女史「これがここで新たに会得した私の新技だ! 喰らえ緑葉、暗黒太極拳奥義! 嘆掌万葉拳!! …クッ! ガッツが足りんか!? ならば、一盃口(イーペーコー)!!!」
サル「ウボァーーーーー!!!!」

サルの血飛沫が壁に掛けられてあった掛け軸に付着しました。
その掛け軸にはこう書かれていました。
『虎だ! 虎になるんだ!!』


おむすびころりん  〜完〜

サル「こ、こっちも物語変わってるし…。…ぐふぅっ!!」
643しゃっふる迷作劇場:2006/07/17(月) 19:40:41 ID:DiY4QxXl
以上です。
別に亀○製菓の回し者ではありません。でもわさび味もあるらしいです、アレ。
とりあえず559さんのリクエストには答えられた(期待に答えられたかどうかは別として)ものの、557さんのリクエストには答えられませんでした。
557さんごめんなさい。
カレハ&ツボミに関してはPS2版プレイしてから…と思っているので。
プリムラに関しては…まったくネタが思い浮かばないですorz
644名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 19:47:15 ID:odWmSr+L
乙です。
相変わらずの樹の不遇さと稟のアホっぷりに笑ったw
次は亜麻さん辺りが出てくれるのをワクテカして待ってます。

わさび味中々旨いですよ。
645名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:22:11 ID:1iJ7qXsy
>>643
GJwww
虎ビキニの紅女史はエロイですねwww
リアリアが楽しみになってきたww

ところで地元にはチョココーティングされた逸品が売ってるわけですが
646名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:27:25 ID:8VBeILBr
>クッ! ガッツが足りんか!? 
何でキャプ翼やねんw
647名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:16:43 ID:xZlXOQr7
>>643
テラワロスwww
話のスライド具合が実に面白かったッス

そして最大のツボは暗黒太極拳でした
…千血面樽愚羅不意亭かYO!!
648名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 02:51:28 ID:M5qTNgBF
>>643
いい感じにオチてるw
昔話になぞらえれば俺でも書けそうな気になるが、オチはやっぱセンスが要りそうだな。
こういうSSのオチのつけかったには様式とか流儀があるのかな。
649ねーぶる迷作げきじょー:2006/07/18(火) 09:47:42 ID:Y1Nzy6Jh
そしてまた模倣するものがここに一人。


※はっきり言って痛いです。そういうのが嫌な人は読まないようにしましょう。
650ねーぶる迷作げきじょー:2006/07/18(火) 10:19:39 ID:Y1Nzy6Jh
桃太郎

ある日、あるところで、可愛いけど貧乳な少女とナンパなだけの少年がいました。

樹「じゃあ、俺は街でナンパしてくるわ」
麻弓「了解なのですよ。では私は新しい情報を聞き入れてくるのです」
樹「可愛い娘の情報だからな!分かってるな!?」
麻弓「紅女史・・」
樹「ウッ・・・!!卑怯な!」

どうやら口げんかが日常のようです。
取りあえず話が進まないので、少女は隣町へ情報収集に、少年は都会へナンパへ行きました。

さて、少女が隣町との境の川にたどり着いたとき。
ふと川の上流を見ると、大きな大きな桃が流れてきました。

麻弓「大きな桃〜!・・私のお尻もあれぐらいなら・・」

少女が色々危なげな事を呟いているうち、桃がとうとう彼女の前までやってきました。
少女は幾らか迷った後、その桃を取ることにしました。

しかし少女は神界の娘さんやらメイド・オブ・メイドの娘さんと違って力がありません。
いったん地面に置こうとして、手を滑らせて投げる形になってしまいました。
桃が飛んでいく先には大きな岩があります。
少女があっと言った瞬間、桃は岩に当たって潰れてしまいました。

麻弓「あぁぁぁぁ、私の・・水蜜桃が・・・」

違うよ、と突っ込みを入れる人はいません。
しかし彼女が目を凝らすと、桃の中から一人の格好いい少年が現れました。

稟「・・・・・・・・イテェ」
麻弓「・・・桃から、人が・・」

取りあえず少女は彼を家に連れ帰りました。
そしてナンパな少年が帰ってくる前に、頂いてしまいましたが。

・・・とぅーびぃーこんてぃにゅーど?
651ねーぶる迷作げきじょー:2006/07/18(火) 10:37:56 ID:Y1Nzy6Jh
ナンパな少年が帰ってきてから、彼の名前を桃から生まれた桃太郎と名付けて。

稟「なぁ樹、俺鬼退治に行こうと思うんだけど」
樹「勝手に行けばいいじゃないか」
稟「了解。じゃあ行ってくるわ」

そんな緩い会話の後、桃太郎は鬼退治に行くことになりました。
懐の袋には、少女に貰ったコンドーさんが三つ。
どうせなら食い物をくれ、と言いたかった桃太郎ですが、流石にそこまで空気を読めないわけじゃありません。
そこらのコンビニで買い食いしながらでいいか、と思っていると。

犬「もしもし、そこの稟く・・・じゃなくて、桃太郎さん」
稟「・・・ん?俺ですか?」
犬「はい、そうですよ。懐にあるのはなんですか?」
稟「コンドーさんですよ」
犬「なら、私に使ってくれるよね?」
稟「・・・・・」
犬「じゃあ、遠慮なく♪」
稟「ぇぇぇぇぇぇぇ・・」

どうやら犬は発情していたようです。
桃太郎は最初こそコンドーさんを着けていましたが、二回目以降は生で犯されました。

犬「ふぅ、気持ちよかったよ♪お礼に鬼退治のお供をするね♪」
稟「・・・子供、生まれないといいんだが・・・」

桃太郎は、この先の旅路に酷く不安を抱きます。
その後彼の不安は的中することとなり、サルとキジにも犯されることになります。
しかも嫉妬した犬さんやサルさんのおかげで2P、3Pと内容も激しく。

取りあえず、三人の仲間を見つけた桃太郎さんは、鬼が島に辿り着きました。
そこでは、二人の鬼が二人の鬼娘に散々にされていました。
赤鬼はパイプ椅子で頭頂部及び側頭部を殴りまわされ。
青鬼は娘に「だいっ嫌いです」等といわれ、泣いています。

その状況を良く思わなかった桃太郎は二人の少女を宥めることにしました。
二人が出した交換条件は、ずばり桃太郎の後宮に自分たちも入れること。
仕方なしにその条件を飲んだ桃太郎さんは、新たに二人の少女を引き連れ、鬼が建ててくれた家に帰りました。
こうして桃太郎は五人のハーレムで何時までも幸せに暮らしました。

配役
桃太郎・・・稟
少女・・・・麻弓
少年・・・・樹
犬・・・・・アイ
サル・・・・セージ
キジ・・・・サイネリア
鬼娘A「ラム」・・ネリネ
鬼娘B「ラン」・・シア
赤鬼・・・・ユーストマ
青鬼・・・・フォーベシィ


桃太郎・完
652名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 16:38:12 ID:yFMi6ywk
発情期アイさん (;´Д`)ハァハァ
当然犬耳は標準装備ですよね?
あの切なげな瞳と共にお尻ふりふりなんかされた日にはもう、もう辛抱たまらんですタイ!!
653名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 20:21:23 ID:aCMHqydH
お供3人誰かと思ったらそうきたかwwwww
654名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 22:15:19 ID:nqBch1nR
麻弓さんとの情事を事細かに。ハァハァ
655名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 06:15:11 ID:MgdvSc/k
稟よ、体がもつといいなwww
656ねーぶる迷作げきじょー。作者:2006/07/19(水) 18:58:47 ID:DAe6yfDq
一応ウケた様で嬉しいです。嬉しいです。二回いってみました。


一応アダルツバージョンも考えましたが、ウケるはずねぇよとか考えて書きませんでした。
アダルツは稟×麻弓、稟×アイ、稟×アイ&セージ、稟×アイ&セージ&サイネリア、稟×アイ&セージ&サイネリア&シア&ネリネ&麻弓の何れかなら書こうとか思います




書けるかは別ですが
657名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 22:24:37 ID:9wQcW/g9
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 さ・い・ご!さ・い・ご!
 ⊂彡
658名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 22:57:46 ID:yNpHxMnM
ぜ、全部…(顔を赤らめながら)
659名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 23:21:34 ID:0xSvZDBT
>>656
カランコロン♪


マスター、二番目で
660名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 23:49:59 ID:whustfro
撫子もの希望
661シャボン:2006/07/20(木) 15:25:40 ID:8J4HGQ+w
カレハ先輩のを希望お願いします!!
662名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 17:06:15 ID:1dT6D3vd
麻弓さん、アイさん。でおねがいします。
絶稟君なんで。
663名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 05:12:37 ID:dtTnBx1b
陵辱!陵辱!陵辱!
664名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 07:52:09 ID:WMt+eDrE
調教!調教!調教!
665名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 13:53:11 ID:qLDmQX8U
>>656
一番最後か最後から二番目で
666名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 14:15:46 ID:aB8Fb+3j
麻弓&セージのナイチチシスターズをキボン
例え貧乳でも二人なら挟める!!
667名無しさん@ピンキー:2006/07/21(金) 23:24:24 ID:f5fJyeS0
662サンの言う通り、稟くんは糸色稟なんで。
全員で!
668名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 01:18:28 ID:NVS6fb+c
ネリネ凌辱の続きまだかな〜。
wktk。
669名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 09:54:11 ID:xIjfEeiW
え〜、ここで大暴露。




桃太郎とネリネ凌辱の作者は同一人物でふ。
670名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 11:22:17 ID:NVS6fb+c
>>669
本人さんですか?
ネリネ凌辱の続きwktkしながら期待してますよ〜。
無理しないで、まったり投下していって下さいね。
671名無しさん@ピンキー:2006/07/26(水) 14:26:33 ID:QfDUjSLt
私もネリネ陵辱の続き期待してます〜
672名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 18:52:52 ID:+SH+8MHR
純愛エロエロが読みたい椰子、挙手。
673名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 18:53:42 ID:+SH+8MHR
純愛エロエロが読みたい椰子、挙手。
674名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 19:38:35 ID:rP+oThsp
>>672,673

ここにいるぞぉっ!
675名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 20:13:29 ID:ziiQ/yCh
676名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 20:57:19 ID:IVgS+/mX
677672:2006/07/27(木) 21:13:18 ID:+SH+8MHR
純愛の需要が無くなったわけではなかったんだね。
よし、じゃあ頑張って書くっす。
678名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 10:59:56 ID:iw9TCXAS
>>677
 頑張ってー。
679名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 18:21:57 ID:i8awrOJI
陵辱は作者の独自妄想設定多すぎてもはや別の作品になってるから
既存の設定だけで充分に賄える純愛の方がその作品のパロとして楽しめる
680名無しさん@ピンキー:2006/07/28(金) 22:00:21 ID:yYfoMKF1
俺も純愛のが好きだ。
だが、人それぞれ趣味趣向ってもんがある。そういう言い方はイクナイ
681名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 01:38:18 ID:n1IR6UaI
>>680
趣味趣向の問題ではないと思うが
とりあえずキミ被害妄想強すぎというか意味を歪曲して捉えすぎw
682名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 03:54:06 ID:0qhcVYMX
保守
683名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:36:18 ID:mPSvzgJF
IFストーリー

1.楓ママンが生存(ただし事故により長期に渡って意識不明に陥る。おかげで楓とは殺伐な関係が続く羽目に)
2.リコリスが生存で稟とは幼馴染

ネリネの魂の融合、それは危険の賭けであった。成功率0.0000001%
その工程で予想以上の魔力が暴走、研究所が半壊するという惨事に見舞われつつも奇跡は起きた。魂の波長の一致。
それは1つの魂を2人で共有し、お互いに補完し合うことでネリネは健康な身体を、
リコリスもネリネの魂を共有することでその「死」という運命から逃れられる事ができた。
だか、その巨大すぎる魔力の暴走は時空すらも歪ませ、実験は成功したもののリコリスは当時まだ「開門」をしていない人間界へと飛ばされてしまう。
服としてはお粗末過ぎる、着衣は既にボロボロだ。研究所での満身創痍な体を引きずりながら、研究所での世界しか知らなかった彼女にとって初めてみた異界は「死地」としか写らなかっただろう。
どこかの森だろうか。闇が支配し不気味な鳴声だけは鼓膜に響いてくる。
当ても無くひたすら歩き続ける。足の感覚がない。至る所から赤い血が流れていて最高に気持ちが悪い。
すると無機質な硬い地面にさし当たる。周りが樹木に覆われている中、明らかに人工的なそれは酷く可笑しい。
そう呑気に考えていたら何かに躓いてしまった。そのまま倒れこんでしまう。痛い――それに冷たい。
もうだめなのかな、あたし・・・ネリネ、リムちゃん、ごめんね・・・そう諦めてたとき――薄れていく意識の中で「彼」と出会った。


目を覚ましたらそこは知らない天井だった。
あそこは寒くて冷たかったのに、ここは凄く暖かい。
ボーッとする頭で周りを見渡してみる。どこかの家みたいだけど・・・でも研究所とは全然違う。
でもなんだろう・・・漠然としていてよく解らないんだけど、ここには何ともいえない温かみがあった。
あたしはまだ痛む身体を起こしてみた。ふかふかのベットにいるみたいだけど・・・。
684名無しさん@ピンキー:2006/07/30(日) 23:53:13 ID:mPSvzgJF
すまん、専ブラのレス欄で書いてたんで中途半端なまま送信しちまったorz
最初の文は意味不明だろうから改めて説明させて貰うと、
もしもリコリスが亜麻さんみたいに人間界に飛んじまって、
そこで偶然通り掛かった稟とその親父さんに保護されてそのまま
家族として受け入れられて幼馴染として育ったらどうよ?みたいなIFストーリー書いてた
685名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 03:29:58 ID:FKCR1zPq
>>683
一言突っ込ませてもらうと、「開門」は本編開始の10年前で、ネリネとリコリスの融合以前に
既になされているんですが。

とは言え、IFストーリーなので、この物語では融合実験は「開門」前に行われたと言う事に
なっているのだと思いますけど。
686名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 04:18:45 ID:yKuXrWe2
>>685
単に無知なだけだと思うぞ
687672:2006/07/31(月) 12:41:31 ID:376WfOOf
とりあえず出来たんで投下します。
ジャンルは稟×ネリネ純愛ものです
688プレゼント:2006/07/31(月) 12:42:52 ID:376WfOOf
「…稟さま、今日の夜はお暇ですか?」
突然投げかけられた言葉に、土見稟は立ち止まり、目を丸くして眼前の少女を見つめた。
長い青髪に長く尖った耳、真紅の瞳を持つ小柄ながらもグラマーな美少女−彼の恋人である魔界の姫君、ネリネはいつに無く真剣な表情で稟を見つめてきていた。
何の変哲も無いいつも通りの日、いつも通りの授業を終え、帰宅の途についていた稟だったが、ネリネの方はというとそうではなかった。
−例えば朝、ネリネと一緒に登校しようと魔王邸の前で待っていた稟に気付かず、そのまま歩き去ろうとしたり。
−例えば授業中、真面目なネリネが、何度もぼうっとして教師に注意されていたり。
−例えば昼食時、シアや楓ら、周囲からの『あ〜ん』攻撃を受ける稟を気にもせずに黙々と自分の弁当をつついていたり。
などなど、流石に鈍感な稟でさえも、
(…何かあったのか? それとも俺何か機嫌損ねるような事したっけ?)
と何度も頭を捻って考えたのだが、別段特別な理由は思い浮かばなかった。
思い切って直接何かあったのかと訊ねても、
『少し考え事がありまして…』
と言葉を濁され、それ以上追求する事が出来なかった。
そんなネリネだったが、放課後になり、稟が下校に誘うとにっこり笑って頷いてくれた。
そのことに心底ホッとした稟だったが、下校途中のネリネは相変わらず押し黙り、稟の話にも上の空だった。
がっくりと肩を落とした稟が黙って歩を進め、あと数分で家に辿り付ける、といった所で突然ネリネから掛けられたのが、冒頭の台詞だった。
689プレゼント:2006/07/31(月) 12:44:01 ID:376WfOOf
 ネリネのつり上がった眦の鋭さと視線の強さに思わず数歩後ずさったものの、稟はネリネの言葉への返答の為にしばし虚空を見つめ、思考を巡らせた。
「今日の夜…? いや、特に用事はないけど……?」
稟の返答に少しだけ表情を明るくしたネリネは、僅かに頬を染め上目遣いで稟に迫ってきた。
正直稟はネリネのこの“上目遣い”攻撃に大層弱かった。
「……それでは…今日の夜、私の家に……泊まりに来て下さいませんか?」
「泊まりに…? けど今日は平日だぞ? それに俺、明日日直なんだよな…。遅刻するとヤバイしなぁ…」
ネリネの言葉に戸惑う稟。
確かにネリネと恋人という関係になって以来、ネリネの家に泊まった事は何度かある。だがそれらは全て連休中や休日前などに限られていた。
泊まり=遅刻と決め付けているのは早計ではあるが、稟だって健全な若い男性である以上、愛しい恋人との同衾で何もせず朝を迎えるというのはかなり難しい、というか不可能に近いことを自覚しているのである。
ましてその恋人は、上に“超”と付けても文句はそうあがらないだろう美少女である。
だがその結果、朝早くからある日直の仕事をサボる、または遅刻などしようものならば、紅女史から放課後の補習という名の制裁をいただくことになる。
「…いけませんか…?」
「う、う〜ん…」
消極的な稟の態度に、それでもなおネリネは真紅の瞳に涙を浮かべて嘆願してくる。
“上目遣い”攻撃の上位版、“上目遣い+うるうる”攻撃である。
普段の稟であれば、この攻撃を受ければ即降参してしまうのだが、今回はいまいちネリネの真意が見えない上に、補習の恐怖が背に見え隠れするために、なかなか首を振る事が出来なかった。
「……そう、ですよね…。無理を言ってごめんなさい、稟さま。忘れてください」
そんな稟の様子に、“上目遣い”攻撃の最上級“申し訳ない表情+哀しそうに俯く”攻撃が炸裂。稟の胸中に罪悪感が広がる。
こうなると稟に残された選択肢は全面降伏しかない。
ネリネの恐ろしい所は、この一連の攻撃を意図してではなく、純粋な気持ち、つまり天然で行ってくるということである。意図したものであるならば稟もそれなりにあしらう事が出来るのだが…。
「あ、あ〜。ま、まあ、ネリネがどうしてもって言うのなら……」
「本当ですか!?」
ぽりぽりと頬を掻きながら発せられた稟の言葉に、まるで花開くかのように歓喜の表情を見せるネリネ。
瞳に浮かぶ涙は悲しみのそれから喜びのそれへと変わり、喜びのあまり稟の胸に飛び込んできた。
(それに、この笑顔が見れるんなら、な…)
稟はそう思いながら飛び込んできたネリネの身体を優しく受け止め、柔らかな髪を撫でる。
ネリネも暖かく優しい稟の手の感触にうっとりと目を細め、稟に己の身体の全てを預けるようにしなだれかかった。
(こんなに喜んで…。ネリネ、欲求不満だったのか? ……ってそんなわけないか)
胸中で湧き上がった憶測を、軽く頭を振って否定する稟。
恋人関係になって以来何度も身体を重ねている二人であったが、今でもネリネから稟を求めてくる時は顔を真っ赤に染め、
恥ずかしげに視線を彷徨わせながら稟の表情をちらちらと何度も伺い、そっと寄り添い稟の服を摘んでくる、など稟からすれば実に解りやすい方法で誘いをかけてくる。
その仕草がまた稟の琴線を絶妙にくすぐり、可愛いと思わせるのだった。
「…じゃあ、帰って着替えたらそっちに行くよ」
「はい。お待ちしています」
幾つか不可解な点は残るものの、成り行きに任せてみようと稟は楽観的に考え、ネリネの耳元で囁いた。
690プレゼント:2006/07/31(月) 12:44:45 ID:376WfOOf
 その後、居候先である芙蓉家に帰宅した稟は着替えを済まし、歯磨きや寝巻きなどのお泊まり用の荷物を持って隣家である魔王邸へと向かった。
稟の訪問にネリネはとても嬉しそうで、それまでの沈んだ様子が嘘のようだった。
ネリネと一緒に勉強をし、ネリネの母セージの作った食事に舌鼓を打ち、魔王やセージらとトランプをしながら歓談するなど賑やかで楽しい時間を過ごした稟は、日付が変わる頃になってようやくネリネの自室へと向かった。
「もうこんな時間か。…どうする?」
「もう少し、もう少しだけお話しませんか、稟さま?」
「あ、ああ。いいけど…?」
ベットに腰掛け何気なく訊ねた稟に、ネリネは真剣な表情で時計を見つめるとそう提案してきた。
どこか必死さを感じさせるネリネの様子に気圧されながらも頷く稟。
時計は23時30分を指し、あと三十分ほどで日が変わることを教えてくれた。
「…そう言えば、ほんとにおじさんもセージさんも、20年前から全然変わってないよなぁ」
「…え、ええ。そうですね…」
先程までのことを思い出して苦笑する稟。だがネリネはどこか上の空で、昼間と同じような態度になってしまった。
昼間と違うのはちらちらと何度も時計を伺っていることだ。
(な、何だ!? 一体何があったんだ? 何でまた様子がおかしくなったんだ?)
混乱する稟。急速に冷めていく空気が痛かった。
稟は必死になって話題を振ってネリネの気を引こうとするのだが、ネリネは曖昧に相槌を打つだけでただ時計を凝視し続けていた。
そうこうしている間にも時計の針は刻一刻と時を刻み、あと数分で日付が変わろうとしていた。
ネリネは真剣な表情で時計を見つめていた。
稟もそんなネリネに声を掛けられず、ただ黙ってネリネとネリネの見つめる時計を眺めていた。
カチッ カチッ カチッ カチッ
静寂の中、時計の針が進む音だけが部屋に響く。
「…あと、一分…」
ネリネが呟く。真剣な表情のその中に、どこか嬉しそうな雰囲気を稟は感じ取った。
カチッ カチッ カチッ カチッ
「…あと、三十秒…」
ネリネの声がほんの少しだけ震えた。
カチッ カチッ カチッ カチッ
「十…九…八…七…」
ネリネは稟に完全に背を向け、時計の針と共にカウントを始めた。
カチッ カチッ カチッ カチッ
「六…五…四…三…」
カウントが進むにつれ声が小さくなるネリネ。
カチッ カチッ カチッ!!
「二…一………ゼロ………」
日付が変わった。
ゆっくりと振り返るネリネ。
そして嬉しくてたまらない、といった満面の笑顔を浮かべ、口を開いた。
「…稟さま!! お誕生日おめでとうございます!!!」
691プレゼント:2006/07/31(月) 12:45:24 ID:376WfOOf
「……………………へ?」
稟の返答はひどく間の抜けたものであった。
(誕生日…? 誰の…? 俺の…? そういえば、そう、だっけ…)
そう、今日は土見稟がこの世に生を受けた日だった。
だがシアやネリネらが転校してきて以来、毎日を時に楽しく、時に慌しく、まるで走り回るかのように忙しく過ごしてきた稟は自分の誕生日の事をすっかり忘れてしまっていた。
「な、なあ、ネリネ? もしかして今日のお泊りって…?」
「はい。その、稟さまのお誕生日を、誰よりも早くお祝いしたくて…」
「ま、まあ確かに、誰よりも早いよな…」
日付の変わったばかりの時計を見つめながら呟く稟。
だがネリネの気持ちに嬉しさがこみ上げてきたのか、視線を虚空に彷徨わせて赤くなった頬を掻く。
しかしそんな稟の様子とは逆に、ネリネは稟の“誰より”という言葉に俯き、沈み込んでしまった。
「…私、わがままですよね…。シアちゃんや楓さん、リムちゃん達だって稟さまをお祝いしたくて、今日授業が終わったらみんなでパーティしようねって言っていたのに…。…どうしても…我慢できなくて…誰よりも早く、稟さまに……」
「ネリネ…」
ネリネの言葉に稟はようやくネリネの様子がおかしかったことの理由に気付いた。
皆で一緒に祝うことを決めていたのに、一人抜け駆けしようとしていたことに罪悪感を感じていたのだろう。
また、稟は知らないことではあるのだが、パーティには料理上手なシア、楓、料理部の双璧である亜沙とカレハが稟のためにご馳走と特製ケーキを作る事になっていたのである。
だが卵焼き以外の料理が苦手なネリネはそれに参加する事が出来なかったのである。
その疎外感からもネリネは何か出来る事がないか悩んでいたのである。
「…ごめんなさい、シアちゃん。…ごめんなさい、楓さん。…ごめんなさい…」
シア達に向かって謝り続け、遂に泣き始めてしまうネリネ。
稟はその小柄な身体を優しく抱きしめた。
「…ネリネ、ありがとう。ネリネの気持ち、すごく嬉しいよ。そこまで俺を想ってくれたんだから」
ゆっくりと背を撫でつけ、あやすようにネリネに語りかける。
「大丈夫、みんなわかってくれるよ、きっと…」
稟の腕のなかで小さくコクリと頷くネリネ。
「それに、さ。俺の誕生日なんだから、ネリネには笑ってて欲しいな。俺の欲しいものはネリネの笑顔だからさ」
「………稟さま、ずるいです。そんなこと言われたら、私、もう泣けません…」
稟の言葉に顔を上げ、目元に浮かんだ涙を指で拭い、微笑むネリネ。
どうしてこの人はこう自分の弱いところを的確についてくるのだろう、と思う。そんな台詞を言われてしまったら逆らう事など出来はしない。
自分と言う存在が、心の底から土見稟という男性に囚われてしまっている事を改めて自覚させられるネリネだった。
692プレゼント:2006/07/31(月) 12:46:02 ID:376WfOOf
「…しっかしネリネも皆も大袈裟だよなあ。俺の誕生日なんかにパーティとか別にいいのに…」
呆れたような表情で溜息をつく稟。
子供の頃ならともかく、そこまで誕生日を嬉しがる年でなくなった現在では、少しだけ豪勢な食事と仲の良い知り合い達から一言『おめでとう』とさえ言ってくれれば充分だと思っていた。
だがそんな稟にネリネはとんでもない、といった感じでぶんぶんと首を振る。
「そんな事ありません!! 稟さまの誕生日は私達にとって、私にとって、他のどんな事よりも重要な事です!!」
「い、いや、だって…」
過剰に反応するネリネに反論しようとする稟。だがネリネは稟の言葉を聞こうともせず、稟の手を掴むと自分の胸に押し当てた。
「お、おい、ネリネ!?」
慌てる稟を視線で制し、ネリネは稟の手を胸に抱くようにしながらゆっくりと語り始めた。
「…私の鼓動を感じますか、稟さま? 稟さまが今日という日に生まれてきて下さったから、今私はここにいられます。こんなにも幸せでいられるんです」
稟の手は、ゴムマリのような柔らかで弾力のある豊かな乳房に押し返されながらも、その奥から規則正しい鼓動を確かに感じとった。
「稟さまがいらっしゃらなければ、リコちゃんは幸せな思い出一つも無いまま死ななければなりませんでした。リコちゃんの命を貰った私はずっとその事に悲しみ、苦しみ続けなければなりませんでした…」
ネリネは柔らかく微笑むと、稟に近づき、唇をそっと重ねた。
「……だから…愛しています、稟さま…。…稟さまが生まれてきて下さった今日という日のことを喜ばせて下さい…」
「…ぁ…」
触れるだけのキスを終え、離れるネリネ。
稟は広がっていくネリネとの距離に無性にさびしさを感じ、思わず声を漏らした。
「…稟さま、聞いて頂けますか? 私の歌を。いつもは色々な方々のために歌っていますけど、今は稟さまの為に、稟さまの為だけに歌いたいんです」
「…ああ、歌って欲しい。俺だけの為に…」
稟が頷き目を閉じると、ネリネも同じように目を瞑り、手をそっと胸の前で組み、歌い始めた。
天使の鐘と呼ばれる歌を−
693プレゼント:2006/07/31(月) 12:46:38 ID:376WfOOf
後から考えれば、それは数分間の出来事だった。だが稟には何十分、何時間にも感じられた。
ネリネが歌い終わっても、しばらく稟は瞳を開けることが出来なかった。稟を想う気持ちに溢れた旋律に、身体を動かす事が出来なかったのだ。
「……あ〜、その、良かったよ、ネリネ。…うん、良かった」
「はい。ありがとうございます」
自分の中の感情を上手く言葉に出来ず、ただ良かったを連呼する稟。そんな稟に微笑みながら素直にお礼の言葉を告げるネリネ。
しばらくの間、稟もネリネも何も言えず、ただ微笑みながら見詰め合う、そんな優しい静寂が二人を包んだ。
そんな静寂を破り、先に口を開いたのはネリネの方だった。
「稟さま、…実は稟さまにもう一つ受け取っていただきたいものが…あるんです」
「え、もう一つ?」
「は、はい。そ、その、できれば一度お部屋を出て欲しいんですけど…」
顔を真っ赤に染めて俯き、囁くように告げるネリネの言葉に何となくピンときた稟は半眼で呟いた。
「おじさん絡みか…?」
「は、はいぃ…。お、お嫌ですか…?」
そう言われると全く抵抗できない稟だった。
「い、いや。…その、楽しみにしてる」
「は、はい」
二人して真っ赤になりながら、稟はネリネの部屋のドアを開けて廊下に出た。
防音対策がしっかりしているために聞こえるはずなどないのだが、部屋の中から僅かな衣擦れの音が聞こえたような気がし、身体が熱くなってくるのを感じる稟。
「あ、あの、稟さま…? どうぞ…」
数分後、ネリネの言葉に稟はごくりと唾を飲み込み、再びドアを開いてネリネの部屋へと入っていった。
「……稟さま……」
耳まで真っ赤に染めて恥ずかしそうに、だがどこか期待を込めた瞳で稟を見上げてくるネリネ。
「…ネリネ…」
天女のように、二の腕や太もも、胸と股間など、身体の一部分だけを巻きつけるようにして覆う長い長い白のリボン。
そのリボンに包まれた少女が、
「…稟さま…。…私の、…ネリネの心と身体の全てを……受け取って…ください……」
稟の誕生日に贈られる最高のプレゼントだった。
694名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 12:47:25 ID:376WfOOf
とりあえず切りが良いので一旦ここで止めます。次回エロパートです。
今回はある意味公式では出来ないワザを狙ってみました。
公式で稟の誕生日が??となっているので季節感をだす単語や文章は出してません(多分)。それぞれお好きな日、季節を思い浮かべてください。
ちなみに書いてて恥ずかしさにジンマシン起きそうになりました。

ところで今回文の書き方変えてみました。
今までは台詞の前後に一行空白を入れてたんですが、今回は空白入れてません。
どっちが読みやすいですかね?

続きのエロパート部分も一応できてはいるので二三日後くらいに投下しますです。
キタイシテクレテルヒトガイルカドウカハワカランガ…
695名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 16:56:36 ID:tcZI4Oki
>>694
確かに砂糖を吐く様な甘さだ

だ が そ れ が い い

続き期待してますね

  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)  +
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
696名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 17:55:40 ID:wyO38PXj
はいはい全裸でwktk全裸でwktk
697名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 18:43:18 ID:vSBfrHSP
>>694
ネリネ好きの俺にはこの甘さに堪えられる
むしろ心地イイ!!GJ!!
698名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 21:02:52 ID:KG/UpS3W
>>694
久々な書き込みキタコレ そしてGJ
先日一人だけで己の誕生日を祝っていた身としては羨ましく、また癒される内容でした

続きも期待してます
699名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 04:21:03 ID:Tp+7+nMs
甘い、実に甘いwww
糖尿病になりそうなくらい甘いなwwwww

だがその甘さが心地よいww
続き期待してます!
700名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 05:48:22 ID:TJuCrTqE
虫歯が悪化しそうな甘さ・・・。
それでも構いません!!
是非是非続きをお願い致します!
701プレゼント:2006/08/02(水) 20:53:51 ID:LHw00PUv
とりあえず693の続きです。
*注意*
前半部よりも糖度がかなり高いような気がします。
よって登場人物に感情移入しないタイプの人は見ないほうがいいかもしれません。
白ける可能性特大です。何せ書いてる本人が何回かムカついたくらいです。 
それでも構わない、後悔しないという人だけ読んでください。
702プレゼント:2006/08/02(水) 20:55:20 ID:LHw00PUv
「…稟さま…」
「…ネリネ…」
ベットに横たえられ、上半身裸の稟に組み敷かれたネリネが切なげに稟の名を呼ぶ。
部屋の明かりを受け、キラキラと輝く長く美しい空色の髪。
美しいラインを描く柳眉は羞恥のためか僅かに下がっていて、だがじっと稟を見つめてくる真紅の瞳には一欠けらの不安も無く、安堵と慕情、そして少しの期待が浮かんでいた。
僅かな布きれに包まれたその肢体はまるで物語の中に登場する羽衣を纏った天女のように清らかで儚げで、だがシミ一つ見当たらない雪のように白い肌は薄らと桃色に染まってなまめかしさを感じさせた。
何も言わずにただ見つめあう二人。稟はネリネの真紅の瞳に、ネリネは稟の黒い瞳に、心とろかすかのような愛しさと深い安堵感を与えられ、言葉を交わさずとも気持ちが通じ合った気がして思わず互いに微笑みあう。
稟は腕を伸ばして白いシーツの上に広がるネリネの長い髪の一房をすくい上げるようにして手に取った。
掌と指に溶け込むように絡み、流れるようにサラサラと零れ落ちていくネリネの髪。その極上の絹糸のような艶やかな髪を親指で優しく撫ぜ、そっと口づける。
「…は、ぁぁぁ……」
それだけで可憐な唇から悩ましい吐息を漏らすネリネ。
このような稟の何気ない仕草、何気ない行動がネリネの心をさらに惹きつけることに、本人はまるで気付いていなかった。
例えば学園で、帰り道で、街中で。
例えば朝も、昼も、夜も。
場所も時間も関係なく、稟の吐息を、匂いを、その大きく暖かい掌の感触を強く感じるだけで、ネリネの心臓は跳ね上がってしまう。
稟が目を細め微笑む。稟が優しい言葉を掛けてくる。
その目で見つめられるだけで、その言葉を耳にするだけで、ネリネは身体の芯が熱く潤み、とろけてしまいそうになる。
(…大変、なんですからね…?)
そう胸中で呟くネリネ。周りの事など何もかも忘れて稟に抱きつき、唇を重ねたくなる欲望を抑えるのに自分がどれだけ苦労しているか。
そんなネリネの心中を知ってか知らずか、髪を弄っていた稟の暖かな掌がネリネの頬を宥めるように優しく撫でた。
ただそれだけでネリネの鼓動は心地よく高鳴り、どこか甘い痺れに似た小さな感覚がネリネの全身に走った。
恥ずかしそうに、だがそれでも決して視線は外さないように稟を見つめるネリネ。
稟が自分を見つめてくれていることに喜びを、稟の視線の中に感じる稟の昂ぶりに悦びを感じて微笑む。
703プレゼント:2006/08/02(水) 20:56:13 ID:LHw00PUv
「…ネリネ……」
「…はい…稟さま…。…ん、ん、ぅ……」
稟がネリネの顔に自らの顔を近づけると、何も言わず瞼を閉じるネリネ。そうしてネリネの唇に稟の唇がゆっくりと重ねられる。
ネリネの柔らかな唇の感触。その甘さに脳が痺れるような感覚を味わい、思わずネリネを抱きしめる稟。
ネリネもまた稟の首の裏に両手を回し、稟と密着する。
稟の引き締まった胸板にネリネの豊かな乳房が押しつぶされてその形を変える。
稟が抱きしめる手に力を込めると、歓喜のためかネリネの閉じられた瞼から一筋の雫が流れた。
そうして唇を重ねたまま抱き合い続ける二人。
だがしばらくして唇を離し、もう一度見つめあった瞬間に二人の枷は弾けとんだ。
再び重ね合わせられる唇。だが今回は先程のものとは違った。
「…んんぅ……っ!! ん、ぁぁっ!! り、稟ひゃ、ま、ぁん、んぅっ!! ん、むぅぅ!!!」
「んん!! ネリ、ネっ! んむ、ぅっ!!」
歯がぶつかり合うのではないかと思われるほどに強く唇を押し付け、激しく吸いあう稟とネリネ。
角度を変えて何度も何度も、息継ぎをするのももどかしく、求め合う。
そうしている内に、くぐもった声を上げていたネリネが潤んだ瞳で稟に何かを訴えかける。
その切なげな瞳を受け、稟は舌を伸ばしてネリネの口腔内に突き入れ、待ちかねていたように突き出されたネリネの舌と己の舌を激しく絡ませる。
「んむぅっ!! ん、ちゅ…! ん、ふぅっ! ぁ、ぁはぁぁっ! ふあ、ぁんっ!!」
複雑に絡まりあう稟とネリネの舌。舌先同士をキスするように突きあわせ、歯を舐めあい、味蕾を刺激するとくぐもった声をあげるネリネ。口の中を稟に愛され、刺激を受けるたびに身体をびくびくと震えさせる。
(稟さま…稟さま…稟さまぁ…っ!!)
唇を塞がれているために、心の中でひたすら稟の名を呼びつづけるネリネ。
歓喜と陶酔が混じりあった表情で稟の唾液を嚥下するネリネに稟も興奮を覚え、自らも積極的にネリネの唾液を啜りじゅるじゅるという水音を響かせる。
「…ぅんっ! んんぅっ! あぁぁっ! はぁぁっ…んっ!」
「ん、むぅ…っ! ぅんっ! んんっ!」
甘い甘い美酒に酔い、呼吸をするのさえもどかしいかのようにお互いを貪りあう二人。
十分近くの間口づけを交わした後、名残惜しそうに離れた二人の唇の間には、唾液の糸が一筋繋がっていた。
704プレゼント:2006/08/02(水) 20:57:04 ID:LHw00PUv
長い長いキスを終え、荒い呼吸を繰り返す二人。
「…やっぱり、ネリネの唇は凶器だな…。ずっとキスし続けたくなる」
「私も…私もです…。稟さまにキスしていただいているだけで、それだけでもう何も考えられなくなって…」
苦笑交じりの稟の言葉に、目尻に涙を浮かべながら微笑むネリネ。
「そっか。じゃあ次は色々なとこに…」
そう言うと稟は再びネリネの唇にキスをする。
次いで前髪をかき上げて額に、柔らかな頬に、美しいラインを描くおとがいに、と順番にちゅっ、ちゅっと音を立てて唇を押し当てていく。
「…やんっ!? くすぐったいです、稟さまぁ」
くすくす笑いながら僅かに身をよじり、顔をそむけるネリネ。
だが決して嫌ではないらしく、腕は先程までと変わらずしっかりと稟の背中に回されたままだった。
稟から逃げるように顔をそむけるネリネ。ネリネを追ってキスをする稟。
そうしてじゃれあいながら、ついばむような優しいキスは最終的にネリネの耳にその愛撫の矛先を向けた。
耳たぶを甘噛みし、長く尖った耳の形をなぞるように舌を這わせ、同時に指の腹で耳の裏側を優しく撫でる。
「…ひゃぁんっ…! は、ぁんっ! ぁぁぁぁ……っ!!」
ぞくぞく、とくすぐったさに似た感覚がネリネの背筋に走り、ネリネは身体を大きくそらした。
「やっぱり耳弱いよな、ネリネ。それとも魔族はみんなそうなのかな?」
執拗に耳への愛撫を続けながら、ネリネの耳元に顔を寄せ、吐息を当てるようにしながら囁く稟。
それに対し、びくんびくんと身体を震わせ、禄に返答する事も出来ないネリネ。
「…顔も耳も、首筋まで真っ赤だぞ、ネリネ?」
「…だって、恥ずかしい、です、よぅ…」
「恥ずかしい、だけ…?」
途切れ途切れ発せられる恥ずかしそうなネリネの言葉に、稟は悪戯っぽく微笑む。
「………キスと、耳、だけで、…その、感じちゃってます…」
「やっぱり?」
稟は笑いながら、真っ赤に染まったネリネの首筋に顔を埋める。
陶器のように滑らかな白い肌に頬擦りし、何度も何度も口づける。
最初は羽毛が触れるかのように優しく、だが徐々に強く、様々な場所に唇を押し付ける。
「ああぁぁ…! は、あぁっ! 稟…さまぁぁ……っ!」
快感を堪えるためかおとがいを反らすネリネ。
だがその行為は首元に顔を埋める稟からすると攻め立てる面積が広がるだけで、さらに愛撫を求めているようにしか見えなかった。
血を求める吸血鬼のように、ネリネの首筋に舌を這わせ、歯を立て、その肌を吸う。
「…あぁんッ! 稟さまぁ! もっと、もっと強く…吸って、くださいっ! ああァ…っ! 私が、稟さまの、ものだって印を、ぁぁっ! 刻み付けて、くださいぃ……っ!!」
ネリネの言葉にさらに強く、跡が残るほどに肌を吸う稟。
(学園でみんなに、特に麻弓やら樹あたりに何言われるかわかったもんじゃないな…)
霞掛かった頭の奥底でぼんやりとそう考えるものの、全く身体の動きは止められないまま稟はネリネの首筋を存分に味わい続けた。
705プレゼント:2006/08/02(水) 20:57:54 ID:LHw00PUv
しばらくして稟はネリネの首から顔を上げ、視線を下ろしてリボンを巻きつけたネリネの身体を視姦する。
華奢な身体に不釣合いなほど豊かな乳房は、リボンによってその頂上部分の突起周辺のみが僅かに覆われているものの、乳房のかなりの部分がはみ出すように露出しており、ネリネの呼吸に合わせて大きく上下している。
その動きに誘われるかのように稟はそっと両手を添える。
それだけでぷるんと震える乳房に稟は感嘆の溜息をつき、寄せあげるようにしてやわやわと揉み始める。
「あ、あぁぁぁ…っ……稟さまぁ……んんんぅ……」
「…やっぱり、ネリネの胸、凄い…。…凄すぎて、止められない…!」
「あぁぁんっ!! いい、ですっ!! 止めないで、下さいぃ…!!」
稟が手に軽く力を込めるだけで、稟の指の全てがまるでとろけるかのように柔らかな乳房に沈み込み、それと同時に押し返されていく。
ネリネの胸の先端が、リボン越しであるにも拘らずどんどん固さを増していくのが掌の窪みに当たる感触から分かる。
やわやわと円を描くように、そして徐々に握り締めるようにぐにぐにと夢中になって乳房を揉みしだく稟。
稟の手の動きに合わせて、掌に収まりきらないほどの乳房は稟の指の間からはみ出て、いやらしく形を変え続ける。
「は、あぁぁ…! ぁん! やぁぁっ! あァ………っ! 稟さまぁ…熱いっ…熱いんですっ! 胸がぁっ…乳首がぁっ…ジンジン…しますぅ…っ!」
張りつめた乳房を稟の両手で鷲掴みにされ、思うがままに揉みしだかれて、ネリネはイヤイヤをするように首を振って押し寄せる快楽の波に抗う。
稟の手が乳房に触れるだけでその部分が燃えるように熱く感じる。
稟の指が乳房を握るだけでとろけるような感覚と快感の波が身体の奥底から湧き出してくる。
そして何より、乳房の先端の突起が稟の愛撫を待ちわびて強く疼いていた。
ネリネの言葉と切なげな瞳に、稟はわかっていると言わんばかりに頷くと、先端を隠すように巻きつけられていた白いリボンを指でずらし、ネリネの乳房の全てを露出させた。
706プレゼント:2006/08/02(水) 20:58:40 ID:LHw00PUv
ぶるん、と大きく揺れてこぼれ出るネリネの豊かな乳房。
今までにも何度も見ている筈であるのに、透き通るかのようなその白い乳房と頂点で固くしこっている桜色に色づく突起の対比に稟の思考は停止し、ただその美しいかたまりに見入ってしまった。
ふるふると揺れる乳房、ひくひくと震える乳首の動きに誘われるように、稟は思考を停止させたまま無意識に手を伸ばし、乳房を優しく撫でつける。
そして我に返ったかのように一気にその乳首にむしゃぶりついた。
「あぁぁぁぁぁンッ!!」
柔らかな乳房に優しく噛み付き、淡く色づいた先端をピチャピチャと音を立てながら舐めしゃぶる稟。
ネリネも待ちわびたその愛撫にシーツを握り締め、瞼をぎゅっと引き瞑って甲高い声をあげる。
乳首だけでなく、乳輪や周りの乳房も一緒に吸い込むようにしてネリネの乳房を味わうと、さらに甘い声で鳴くネリネ。
脳を蕩かすようなその響きに、乳房を揉む稟の手に力が篭もり、尖った乳首を強めに吸い続けた。
「あ、ああぁぁぁぁ…っ!! アンッッ!! り、稟さまぁ…おいしい、ですか…?」
「…ああ、おいしいよ、ネリネ。…まだ何も出てきてなんかないのに、何でだろうな…?」
稟はネリネの乳房を揉みながらその谷間に顔を埋め、甘いネリネの匂いを肺に満たしながら一人ごちる。
「そのうち出るようになったらさ、飲ませてくれる?」
「…は、はい。稟さまが…望まれるなら…」
稟の言葉に真っ赤になって、だがその意味に気付いて嬉しそうに頷くネリネ。そんなネリネの態度に稟は照れたようにくすりと笑い、胸への愛撫を再開させた。
じゅるじゅるとわざと音を立てて乳首を吸い、舌で転がし、甘噛みする。
逆の乳房も掌全体を使って激しく揉みしだきながら先端を指の腹で転がし、押しつぶし、強めに摘む。
「やァッ!! あぁっ!! ダメっ!! も、もう、ダメェっ!!!」
稟の攻めに髪を振り乱して喘ぎ続けるネリネ。
そんなネリネの様子に、稟の攻めの手はさらに激しさを増していく。
「はぁっ! はぁン! アンッッ!! や、やぁぁっ! ひぃんっ!! や、ああぁぁァァっっっ……!!!」
背中を弓なりに反らし、甲高い悲鳴をあげるネリネ。
そして放心したように全身の力を抜かし、ぐったりとベットに沈み込んだ。
707プレゼント:2006/08/02(水) 20:59:21 ID:LHw00PUv
胸への愛撫だけで達してしまったネリネは、荒い息をつきながら虚空を見上げている。
だが稟はその潤んだ瞳に未だに淫靡な光が宿り、快楽を求めている事を敏感に感じ取った。
そこで稟はネリネの下半身、何度触っても飽きる事のないすべすべとして張りのある太ももへと手を伸ばした。
巻きつけられたリボンを汗でじっとり湿らせているネリネの太ももを、外側から内側へゆっくり、焦らすようにしてさすっていく。
「……はぁぁぁ…ん……稟さまぁ…」
気持ちよさそうに喉を鳴らし、先程までのとは違うさざなみのような穏やかな快感を味わうネリネ。
達したばかりの自分の身体を気遣う優しい愛撫。
そんな稟の気遣いに心が満たされていくのを感じる。
(今までだって他の誰よりも好きだったのに、想いが溢れてしまいそうなほどに好きだったのに、どんどん好きになってしまいます…)
ネリネの中で、稟への想いはまるで天井を知らないかのように日々大きく、強くなっていく。
(稟さまのおかげで、私は強くなれた気がします…)
稟さえいれば何も怖くない、他に何もいらない。稟に全てを捧げたい、自分の全てを持って尽くしたい。ネリネはそう思っている。
(けれど、同時に稟さまのせいで私は弱くなってしまったんです…)
稟が自分の側にいないとそれだけで不安になってしまう。稟に嫌われてしまったらと考えるだけでネリネは目の前が真っ暗になり、悲しみと恐怖に包まれてしまうのだった。
何の根拠も無い不吉な考えと不安が表情に出てしまったのか、稟が愛撫の手を止めてネリネをじっと見つめてきた。
そしてネリネの一番好きな表情で、僅かに目を細めて優しく微笑みを浮かべた表情でゆっくり口を開いた。
その口から発せられるのはただ一言、
「…ネリネ、愛してる…」
その瞬間、天を衝くほどの歓びと稟への愛情がネリネの全てを包み込み、漠然とした不安と恐怖とを押し流していった。
「稟さま!! 稟さまぁ!! 私もっ! 私も、愛しています!!!」
歓喜の涙を流して稟にしがみ付くネリネ。
稟もまたネリネを優しく抱き返し、その頭を撫でる。何も不安がることはないのだと言わんばかりに、優しく、優しく…。
「…ぐすっ…んんっ…稟さまぁ…。私、稟さまにご奉仕したいです…」
ネリネの言葉に、稟は頭を撫でていた手を止めた。
「…私も、稟さまを愛したいんです。…今日は稟さまのお誕生日なのに、私ばっかり愛していただいて…」
「俺はネリネが気持ち良くなって可愛い姿を見せてくれるだけで充分嬉しいんだけど…。…まあ、せっかくだしお願いしようかな?」
「は、はいっ! 私、頑張りますね!」
照れたように頬を掻く稟の返答に嬉しそうな表情を浮かべるネリネ。
708プレゼント:2006/08/02(水) 21:00:08 ID:LHw00PUv
稟の足の間に割り入り、ズボンをパンパンに隆起させている稟のモノにうっとりと目を細めてボタンを外し、口を使ってファスナーを下ろし始めた。
ファスナーを完全に下ろすと、トランクスの前からはちきれそうになった稟のモノが姿を現した。
(私の身体でこんなになっていただけたんですね…)
赤くなりながらもズボンとトランクスを脱がせたネリネは、ギンギンに膨れ上がって先走りを垂らす稟のモノを愛しげに見つめた。
固く反り上がった稟のモノをほっそりした指で宝物を扱うように撫で、軽くキスをして自らの胸の谷間に挟み込む。
「……んっ…んっ…稟さまの、すごく、熱い、です…。…気持ち…いい…ですか…?」
「…っうぅ! 気持ち、良いよ、ネリネ…」 
ネリネがゆっくりと身体を上下に動かすと、二つの大きなかたまりがぐにぐにと形を変え、その谷間から稟のモノの先端が見え隠れする。
「…もっと…んっ! …もっと気持ち良く、…なって下さい、ね…?」
快感に顔を顰める稟の顔を見て嬉しそうに微笑んだネリネは身体の動きを早め、さらに稟のモノの先端が顔を出した時にタイミング良く舌を出し、それを舐め始めた。
柔らかいかたまりに押しやられ、刺激を受けていた先端が、新たに生暖かく湿った感触に包まれる。
その瞬間背筋に走った快感に、稟は思わず腰を浮かせてうめいた。
「んんっ…! んんっ! ん、ちゅ…! あ、んっ!」
ネリネが稟の先端を咥え、舐め、キスをする。稟の先走りとネリネの唾液と汗が潤滑油となったらしく、どんどん動きが滑らかになってくる。
せりあがって来る射精感に歯を食いしばって堪える稟。すでに稟のモノの先端は破裂しそうなほどに膨れ上がり、びくびくと震えていた。
「…稟さま、…んんっ…我慢…しないで…んむぅ…いつでも…出して…ください…」
ネリネの言葉にいよいよもって我慢できなくなった稟は、ネリネの動きにあわせて腰を動かし始めた。
稟が自分の奉仕で感じている事にネリネは歓喜し、さらに舌の動きを激しくする。
稟のモノを咥え、口をすぼめて先端を強く吸い、鈴口を舌先でねぶって稟の射精を促す。
「ネ、ネリネッ! もうダメだ! 出るッッ!!!」
「ん、んんんんんぅッ!!!」
限界に達した稟が叫び、腰の奥の方から迫り出してきたその欲望を爆発させた。
稟のモノを咥えていたネリネは、口の中に大量の白濁液を受け取ると喉を鳴らして嬉しそうにそれを飲み込んだ。
「…稟さまの…熱いです…」
うっとりとしたネリネが呟き、自分の身体についた稟の精液を指ですくい取り、口へと運ぶ。
腰がくだけたようになり、へたりこんでしまっていた稟だったが、そんなネリネの淫靡な姿に再び自分のモノが昂ぶってくるのを感じた。
709プレゼント:2006/08/02(水) 21:00:53 ID:LHw00PUv
「ネリネ…。ネリネの大事なとこ、見たい…」
「は、はい…。どうぞ…」
しばらくして息を落ち着かせることができた稟はそう言って、寝そべったネリネの両足を持ち上げるように抱える。
そのまま両足の付け根を覆っていたリボンを外すと、今までリボンによって隠されていたネリネの最も大切な場所を覗き込んだ。
「…うわ、ぐしょぐしょだ…」
「…い、言わないで下さいぃ…」
「まあ、さっき軽くイっちゃったからだろうけど…。…いつから濡れてた?」
「…キ、キス、していただいた時から、です…。そ、それに…稟さまに奉仕しているだけで…その…また…感じてしまって…」
稟の質問に視線をずらし、消え入りそうな声で答えるネリネ。今までこんなに感じたことはなかったのだが、稟の『愛してる』にネリネは相当キてしまったようだった。
稟への愛情という名の薔薇色の鎖にがんじがらめに縛られてしまったネリネだった。
髪と同じ色の恥毛に隠されていた、僅かに開かれた割れ目からは泉のようにこんこんと愛液が湧き出されており、部屋の光に当たってテラテラと艶かしく輝き、むせかえるような濃密な女の匂いを発していた。
下半身を抱えあげられてお腹の方へと流れ落ちていく蜜を指ですくい取ると、稟はちゅるりと音を立てて自らの口に含む。
「…うん。ネリネの、おいしい…。後から後から湧いて出てくるし、指じゃ間に合わないな…」
稟の呟きに顔を真っ赤にさせるネリネ。
稟はピクピクとひくつき、開き始めていた割れ目を指でさらに割り開かせると、溢れ出る蜜を直接舌で舐め取り、それでも間に合わないとわかるとじゅるじゅると音をたてて吸い上げ、喉を鳴らしてゴクゴクと飲み干していく。
それと同時に包皮に包まれた陰核を優しく剥き出し、愛液で濡れた指で転がし、摘み、弾く。
「ああっ!? あぁぁっ!! ぅああっ!!」
断続的に訪れる刺激に叫ぶネリネ。
稟が陰核を刺激しながら膣口に指を突き入れ、ネリネの膣内を思い切りかき回す度に部屋に響き渡るネリネの甘い鳴き声。
稟に抱かれている、稟に愛されているという実感に、ネリネの神経は極限まで鋭敏化して昂りを増す。
そしてもっと稟に愛されたい、早く稟を迎え入れたい、という飢えにも似た欲情が湧き続けて止めることが出来ないでいた。
尤もそれは稟も同様だった。
「ネリネ…ごめん、俺、もう我慢できない…っ!」
先程のネリネの胸での奉仕でかなりの精を放出したにも関わらず、稟のモノはネリネの秘所への愛撫とネリネの嬌声を耳にするうちに、再びがちがちに固くなり天に向かい突き上げるように反り返っていた。
710プレゼント:2006/08/02(水) 21:01:43 ID:LHw00PUv
「…はい、稟さま………私が………んん…んぅっ……っ!!!」
ベットに座る稟に向き合って稟の腰の上に跨り、ゆっくりと稟のモノを目指して腰を下ろしていくネリネ。
稟もまたネリネの腰を支えるようにしてネリネを自らのモノに導く。
稟の先端がネリネの濡れそぼった膣口に触れた瞬間、ネリネは小さく声をあげたものの、すぐにまた稟のモノに向かって腰を落としていく。
ネリネの秘所にずぶずぶと水音を立てながら飲み込まれていく稟のモノ。
抑えきれない快感に眉をひくつかせ、瞼を閉じ、唇を噛み締めるネリネ。
そうしてネリネの秘所は稟のモノを全て飲み込み、二人の腰は完全に重なり合った。
「あ、ああぁぁ……っ! わ、私の中、稟さまので、いっぱいに…なって…ますっ…」
「ああ、ネリネの中、熱いし、すごい、キツイ…!」
胎内に稟のモノを迎え入れ、身体の最奥を稟で満たされているという充足感と幸福感に涙を流すネリネ。
身体を震わせながら荒い息をつくネリネに、稟は呻きながらも微笑みを向けてその頭を撫でる。
「ん、はぁぁ…稟さまぁ…キス…していただけませんか…?」
泣き笑いのような表情でネリネがキスをねだると、稟は黙って頷きネリネの背中に腕を回してネリネを抱きしめ、その唇を奪う。
ネリネも稟の背に腕を回し、より強く密着すると夢中になって唇を重ねあう。
711プレゼント:2006/08/02(水) 21:02:39 ID:LHw00PUv
「…動きます、ね…?」
キスを終えたネリネはそう告げると、ゆっくりと腰を浮かせて稟の先端部付近まで引き抜き、再び腰を落としていく。
ややぎこちなさを残す動きではあるものの、ネリネの膣は稟のモノを柔らかく包み込み、そのヒダの一本一本が稟のモノに絡みつき締め付けてくる。
その締め付けに全身に電流を流されたかのような快感を感じて稟は低い呻き声を上げる。
だが稟の体は更なる快感を求めているのか稟の意志とは無関係に腰を動かし、ネリネを下から突き上げ始めた。
「…ああっ! あんっ! あ、はぁっ! ん、んあ、あぁっ!!」
「くうぅ! ううっ! うぁっ! あ、くっ!」 
互いを良く知る二人の動きはすぐに同調し、お互いに今までにないほどの快感を得る稟とネリネ。
ネリネの身体が跳ねるたびに、その長い髪と身体に巻きつけられたリボンがまるで羽根のように舞い揺れ、大きな乳房がそこだけ別の生き物のように弾む。
ネリネの秘所は洪水のように奥からさらなる愛液を湧き出させて潤い、まるで稟のモノを吸い取るかのようにギュウギュウと締め付けてくる。
その締め付けに稟の下半身は痺れたように感覚を無くし始め、早くも二度目の射精感を迎えてきていた。
ぎりぎりと歯を食いしばって懸命に快感に耐えながら腰を送る稟。
「…んぅっ! …あぁ! り、稟…さま…、あぁんっ! 稟さまぁ…好きぃ! 好きですっ! んっ…好きなんですぅ! 誰よりも、誰よりも、愛していますっ!! 稟さまぁっっ!!」
「…ああ、俺もっ! 俺も、好きだよっ、ネリネっっ!!」
愛の囁きは二人の脳髄に痺れのように纏わりついて腰の動きを加速させる。
稟のモノはネリネの膣内でさらに大きさと硬さを増して胎内を暴れまわり、ネリネの秘所はそんな稟のモノを激しく優しく絞り上げていく。
二人の身体に訪れる快感はより大きくなり、それに耐え切れなくなってきている身体を誤魔化すようにキスをして互いに愛撫しあう。
その愛撫に再び愛しさを募らせてうわごとのように愛の囁きを繰り返す。
無限に続くその循環、無限に続けていたいと思える循環に囚われる稟とネリネ。
「あぁっ! ん゛ぅぅ! あ゛、うぅっ! 稟さま! いいっ! 凄い゛ぃっ! あああぁぁっっ!!」  
「ネリネっ! ネリネぇっ!!!」
視界に映るのは誰よりも近い場所にいる最愛の人で、
鼻腔にはシャンプーと石鹸、そして精臭の混じった相手の体臭が満ち、
美しい嬌声と荒い息遣いに脳を蕩かし、
唇を重ね、舌を絡ませて交換した唾液という名の美酒の味に陶然とし、
一つに溶け合うかのように抱き合って密着し、存在を確かめ合う。
感じる世界の全てがお互いだけになりながらも、それでもなお互いを求め合う稟とネリネ。
だが、そんな二人にも遂に限界が見え始めた。
「…やばい、もう、イキそう、だ…っ!!」
「わ、私も! あ、ん゛ぅっ! 私も、もう! あぁっ! さっきから、ずっと、もう! 限界、ですっ!!」
限界を感じた稟はネリネの身体を倒して正常位に持ち込み、その腰を掴むと獣のように激しく腰を打ち付けだす。
ネリネもスラリとした両足を稟の腰に絡みつけると稟の動きに合わせて自らも腰を使い、更なる頂へ向かおうとする。
712プレゼント:2006/08/02(水) 21:03:22 ID:LHw00PUv
堪えきれない快感に、稟は目の前で弾むネリネの乳房を鷲掴みにして力任せに揉みしだく。
だが快感のあまりにその手にかなりの力を込めてしまった。
「ネ、ネリネ! ご、ごめ…」
「…あ゛あああぁっ!? っふああああ゛ぁぁ!!!」
謝ろうと思った稟だったが、思わぬネリネの反応に言葉を飲んだ。
諸々の事情により成人男性の平均以上の身体能力を持つ稟がかなりの力を込めてしまったのにも関わらず、ネリネの口から漏れたのは甘さを含んだ悲鳴であった。
表情の方も痛みに僅かに顔を顰めたものの、ネリネの瞳に浮かぶ光は愉悦のもので、恍惚の表情はより深みを増してさえいた。
そして何よりネリネの秘所は瞬間痛いくらいに収縮し、稟のモノを今まで以上に締め付けた。
稟が果ててしまわなかったのは意識の全てがネリネの身体を気遣うことに向いたからだけだった。
そんな反応に稟はもしやと思いネリネの胸に顔を埋め、固く尖った乳首に強めに噛み付いた。
「ひあ゛あぁっっ!? あああ゛っ!! あ゛ぅっ!! り、稟、さまぁぁぁっっ!!!!」
全身を襲う強烈な快感にネリネは目を見開き、悲鳴をあげる。
涙を流し、がくがくと身を震わせ、津波のように激しく押し寄せる快感に晒されて大きな声で稟の名を呼ぶ。
もはやネリネの身体は全身が性感帯となり、稟から与えられるものは痛みすら快感に、悦びに換えてしまっているようだった。
(すごい…)
恋人のかつてないほどの乱れように、稟は霞掛かっていた頭の奥がかぁっと熱くなるのを感じた。
完全に感覚を無くしていた筈の下半身に僅かに感覚が戻ってきたのに気付くと、ネリネの背中に爪を立てて抱きしめ、砕けるかと思われるほどに強く激しく腰を動かす。
「あ゛あっ!! あッぅ!! あぅぅぅッ!! あ゛あ゛ーッ!!!」
激痛に似た強烈な絶頂感に打ちのめされ、意識が遠くなるネリネ。
もはやネリネは何も考えられず、ただ稟への想いだけが身体中を駆け巡り、ばらばらになりそうな身体を繋ぎとめるように必死になって稟にしがみ付く。
「ネリネ!! もう、ダメだ!! う、うああぁぁぁぁ!!!」
「っぅあぁッ!! あああああ゛ぁぁあッ!!! ああぁああ゛ああああぁぁぁぁぁぁ……っ!!!!」
稟の咆哮と共に吐き出された大量の白濁液がネリネの最奥に注ぎ込まれた。
胎内で起こった爆発、その衝撃を受けたネリネの身体は雷に打たれたようにビクビクと震え、その意識は白い闇の中に沈んでいった。
713プレゼント:2006/08/02(水) 21:03:55 ID:LHw00PUv
ゼエゼエと荒い息を突く稟はネリネの様子を伺い、規則正しい呼吸に大事無いことを確認し、全ての精をネリネの膣奥に出し尽くした自らのモノを引き抜く。
すると意識を失い僅かに身体を痙攣させているネリネの秘所からちょろちょろと水音が流れ始める。
どうやら身体中を弛緩させて失禁してしまったようだ。
シーツに広がるネリネの小水とその匂いに、
(…マズイ、掃除しないと…)
と一瞬考えた稟だったが、あまりの疲労にすぐさま億劫となり、ネリネに覆い被さるようにして倒れ込むとそのまま眠ってしまった。


数時間後の朝、
「…わ、私…おねしょ…」
びしょ濡れになったベットの前で半泣きになって呆然とするネリネと、
「うわー!? 遅刻するー! 日直の仕事がー!! う゛あ゛、こ、腰が…」
と慌てふためき、だが突然うずくまって腰を抑える稟の姿があった。
714名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 21:04:36 ID:LHw00PUv
以上です。
Q1 何でこんなに長いんですか?
A1 正直スマンかった…orz
Q2 何でこんな駄文になっちゃってるんですか?
A2 エロい文章はムズカシイの…。
Q3 ジンマシンは治まりましたか?
A3 悪化しました。書いてる途中何度も窓開け放って叫びだしたくなりました。「うぎゃああああ!何書いてんだ、俺はーーーっ!」って。
Q4 読んでくださった人に一言
A4 …許してください。
  
頑張った事だけはわかっておくれ…。
やはりミーにはしゃっふる迷作劇場みたいなアホなの書いてる方がいいんだね、ママン!!
とりあえず特殊な救急車に乗ってきます。
715名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 21:16:38 ID:Isw24Nys
確かに砂糖はくような甘さだ。
だが、それがいい。
GJ!
716名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 22:05:31 ID:61IABQiB
ああ、だがそれがいいんだよ。
かまわず書き続けてくれ。GJだ!
717名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 22:46:07 ID:rjPOsBw1
ありがとう、これで心置きなく逝けそうだ。
718名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 00:35:00 ID:5P4bIGUv
その甘さ我が愛しの麻弓タソにも分けてくださいorz
719名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 05:01:50 ID:V3eQ3II4
>「うわー!? 遅刻するー! 日直の仕事がー!! う゛あ゛、こ、腰が…」
バロスwwww
720名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 22:55:13 ID:BmsF0JLT
新作マダァ???
721名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 23:05:57 ID:dDmtLs7o
ふうう・・・堪能、堪能。
722名無しさん@ピンキー:2006/08/05(土) 23:48:39 ID:PJ6tWO/Y
age
723名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 21:38:53 ID:1fIfUZGh
人いないな・・・・
724名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 17:53:35 ID:Wo/a8GLt
亜麻さん陵辱の続きが読みたいよぅ…。
725名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 18:28:20 ID:FTPL17oj
樹×麻弓SSの続きがよm(ry
726名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 00:46:34 ID:mRgEUz6m
稟×麻弓SSの続きがよm(ry
727名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 01:04:46 ID:xzTo42eb
麻弓SS読みたいが職人がいないという現実
ここは俺様の出番だ
728名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 09:54:41 ID:EYjw3hTI

空気読まずにエロ無し小ネタ

* * *

ある晴れた休日のこと―――

俺は土見稟という極々平凡な男子学生である。つい数ヶ月前までは、であるが。
断じて絶稟とかDQNヘタレ主人公とか呼ばれてないぞ、うん。

まぁそれはさて置き、我が幼馴染兼家主の芙蓉楓は亜沙先輩と一緒に現在買い物の最中だ
そういや楓が家から出る前に買い物袋から"おたま"らしき物をチラ見したけど、ありゃ気のせいだったのだろうか?気のせいだな。
かくゆう俺は何もすることが無く、いつぞやの期末試験の結果から現実逃避しようとリビングのカーベットに寝転んでいたのだった。
外は文句の云い様が無いくらいの快晴っぷり。窓から差す陽射しが心地よく、気持ちいい。
こういうときには散歩でもするべきなんだろうけど、やっぱ家でゴロ寝するのが良い気がする。
そんなグータラっぷりを曝け出しつつも、ふと廊下から人の気配がすることに気付いた。察するにプリムラだろうか。
そのプリムラは先ほど魔王のおじさんにゲームに誘われて出て行ったんだっけ。
時計を見るとプリムラが出てからまだ30分も経っていない。
帰ってくるにしては少々早いな、と思いつつ上半身を起こし後ろへ視線を向けるとそこに―――


見知らぬ女子高生が立っていた


突然の事に思考が停止する。
突如目の前に現れた謎の女の子。よーく見てみると・・・初めにショートカットの髪型とセーラー服が目に付いた。
顔は整っていて傍から見ても美少女といえるだろう。
ただ、いかにも無感情がデフォルトなの電波届いてますかーなぐらいに無表情だった。
まるで初めて出会ったばかりのプリムラを連想してしまうぐらいに。
でも・・・感情が全く無いわけじゃない、根拠は無いが不思議とそう感じるんだ。
見慣れないセーラー服にカーティガンを羽織っていて、地味ではあるが小柄な彼女によく似合っている。
人形みたいな容姿も相まってか幻想的な雰囲気を漂わせており、思わず見惚れてしまいそうになった。
・・・とまれ、恐れ多くも魔界と神界という二世界大王の屋敷が隣接しているとはいえ、生憎一般人が住む家である。
しかも全然見知らぬ女の子が知らぬ間に俺の目の前に佇んでいるというシュールな状況。うーん、これはいくらなんでも不法侵入じゃないか・・・
音を立てずに一体どうやって現れたのかと色々と疑問はあるのだか、とりあえず決まり文句で問いただすことにした。

「・・・・どちらさまで?」

ガチャ
「稟君、ただいまかえりまし「大好き」」

静寂

「・・・・・ねぇ稟くん・・・・これ一体どういうことなんでしょうか・・・?(キラーン)」

・・・・・・えー、俺どうなるんでしょう?

続かない
729名無しさん@ピンキー:2006/08/09(水) 10:36:08 ID:shWQxBVs
>>728
夏なのにハル厨とはコレいかに?
730プレゼント 外伝:2006/08/11(金) 15:51:31 ID:/ezAoagQ

控えめなノックの後、しばらくして扉が開けられた。
「………稟………?」
開いた扉の隙間から、部屋の中を伺うようにして薄紫のツインテールの少女が顔を覗かせる。
まだ幼さを感じさせるものの整った顔立ちをした少女、プリムラはしばらく部屋を見渡し、奥のベットの上のふくらみに目を止めた。
ベットの上、プリムラに背を向けるようにして横になっているタンクトップ姿の黒髪の人物を見つけ、プリムラはベットの側へ近づいていく。
「……稟、寝てる……」
ベットを覗き込んだプリムラのアメジストの瞳に、赤い顔をして寝息を立てている土見稟が映しだされた。
その寝息に混じるアルコールの匂いに僅かに顔を顰めるプリムラ。
(…そういえば…稟、さっきの誕生パーティで神王と魔王にたくさん飲まされてた…)
そう、本日は土見稟の誕生日であり、学園が終わってから芙蓉家のリビングでパーティが催されていたのだった。
稟がリビングに入ると一斉にかき鳴らされるクラッカー&『誕生日おめでとう』の大合唱に迎えられ、飾り付け担当のプリムラによる、クリスマスのように華やかに飾りつけられたリビングに唖然とする稟の姿に参加者は皆してやったりの笑顔を浮かべていた。
ちなみに『お誕生日おめでとう』の文字と共に白玉、黒玉、虎玉が描かれた垂れ幕はプリムラの入魂の一筆、会心の出来栄えであり、かなりのお気に入りであった。
皆の評判も良く、他のメンバーの誕生パーティにも是非使おうという意見に、プリムラは照れを含んだ、だがとても嬉しそうな表情で微笑んだのだった。
食卓には料理上手なシア、楓、亜沙、カレハらが腕を振るって作った和洋折衷の御馳走が所狭しと並べられ、食卓の中央には豪華な合作ケーキが鎮座していた。
「最初はここまで凝ったの作るつもりじゃなかったんだけどね〜…」
「皆さんで一緒に作っているとどんどん良いアイデアが出てきまして…」
「気が付いたらウェディングケーキみたいになっちゃったの〜」
「まままあ♪」
苦笑する3人とある単語に反応してトリップする1人。
そうしてパーティが始まると、稟はソファーの真ん中に座らされ、ネリネ、シア、楓、プリムラ、亜沙、カレハに『あ〜ん』と食べさせてもらい、結局一度も自分で箸を持つことは無かった。
そんな稟に殺意と怨みの視線を向ける樹と嬉々として写真を撮る麻弓。
数日後にはその写真とその時の様子が学園中にばら撒かれ広められ、各親衛隊が武装蜂起することになるだろう。
731プレゼント 外伝:2006/08/11(金) 15:52:12 ID:/ezAoagQ

そうして和やかに、そして賑やかに楽しまれていたパーティであったが、一時間ほどしてその様子は激変してしまった。
神王ユーストマ、魔王フォーベシィという名の特大の嵐が訪れたためである。
その二人と二人の持ち込んだ大量の酒類により、給仕に徹していた楓とあまり酒を勧められなかったプリムラを除くほぼ全員が壊れてしまった。

例えば、
「り〜んくん! ここあっついね〜!?」
「こ、こら、シア! こんなところで脱ぐなよ!?」
「だってあっついんだも〜ん♪ ね、稟くん、私のスタイル、どうかな? リンちゃんと比べると見劣りするかもしれないけど…」
「い、いや、これはこれで…ってそうじゃなくて! ぅあ、鼻血が…!?」
「………ままままあ♪」
半裸で稟に迫ってくるシア。後ろでは『シア、成長したな』とオイオイ泣いている神王が。 

他にも、
「ご〜んべが種蒔きゃ、カ〜ラスがカァ〜♪ 土見くんが種蒔きゃ赤ちゃんがオギャ〜♪」
「…生々しすぎるから止めろ!」
「…え〜!? じゃ、土見くんが種蒔きゃリンちゃんがア〜ン♪」
「変わってねえよ!!! 俺を出すな!! ネリネも期待に満ちた目で俺を見ない!」
「………ままままあ♪」
真っ赤な顔でケタケタ笑いながら調子っぱずれの歌を歌う麻弓。

また、
「稟ちゃん稟ちゃん! ボクの作った料理どうだった?」
「はい。凄く美味かったです、亜沙先輩」
「良かった〜! …ところでどれが一番美味しかった?」
「どれって言われても…。どれも美味かったですし…」
「え〜!? 正直に言いなさい! ……あ、一番美味しかったのはリンちゃんだとか思ってるんでしょ!?」 
「ナ、何ヲ、言ッテルン、デスカ!?」
「昨日稟ちゃんはリンちゃん家にお泊りして今日遅刻してしまったらしいです。今日稟ちゃんは何度も何度も腰をさすっていました。今日リンちゃんは妙にお肌がツヤツヤです。…何か反論ある?」
「………………………………………」
「た〜っぷり話を聞かせてね、稟ちゃん?」
「………ままままあ♪」
セクハラオヤジと化した亜沙に冷や汗ダラダラの稟。視線は虚空を行ったり来たりしている。ついでに無意識にまた腰をさすっていた。
732プレゼント 外伝:2006/08/11(金) 15:52:54 ID:/ezAoagQ

さらには、
「さあ楓ちゃん! 俺様の胸に飛び込んでおいで! 、シアちゃんにリンちゃんもそんな顔しないで! …大丈夫! 俺様がみんな平等に愛してあげるよ!」
「…樹、観葉植物に向かって何ブツブツ言ってるんだ? とうとう頭がイッたのか?」
「おや、元彼の稟じゃないか? どうしたんだい? そんな悔しいからって分身しても3人はもう俺様に夢中なんだよ。はっはっは…!!」
「……分身…? いや、その前に俺はこっち。お前、完璧に酔ってるだろ?」
「失礼な!? 俺様の眼鏡はブランド物だよ?」
「いや、誰も眼鏡の話なんか…」
「度も合ってるさ! 北斗七星の脇にある星までくっきり見えるしね!!」
「は? 北斗七星の脇に星なんか見えないぞ!?」
「………まぁ……」
意味不明な言葉を口走る樹に?を浮かべる稟。

それからそれから、
「稟ちゃん! 誕生日プレゼントは何が欲しい? パパ、稟ちゃんの為なら何だって用意してあげるよ? 魔界の王位でも核兵器でも何でもどんとこいだよ!」
「……じゃ、じゃあ“俺○ば”をお願いします」
「それは………難しいな…」
「難しいの!?」
「………………………」
沈痛な表情の魔王にショックを隠し切れない稟。カレハまで無言で俯いている。
などなど…。
稟もかなりの量のアルコールを口にしたものの、相変わらず周りに振り回されていたので普段とほぼ変わりがなかった。
そうして一時間ほどしてパーティは終了。
何時の間にか素面に戻っていた神王と魔王により皆が送られた。
稟は片付けをする楓を手伝おうとしたのだが、
「私はそんなに飲んでいないので大丈夫です。それより稟くんはお休みしてください」
という言葉に甘えて部屋に戻ったのだった。
733プレゼント 外伝:2006/08/11(金) 15:53:37 ID:/ezAoagQ

相変わらず酒臭い寝息を立てながら眠りつづける稟を前に、プリムラは首を捻っていた。
(楓に様子見てきてって言われたけど…よくわからない…。…顔真っ赤だけど、よく眠れてるみたいだから…大丈夫?)
取り合えず見たままを伝えようと判断し、部屋を出ようとしたプリムラだったが、不意に稟が寝返りをうったのを見て動きを止めた。
「……んが……んむぅ〜……」
仰向けになった稟はだらしなく口を開けて胸の辺りを掻いている。
口の端から涎が見え隠れするその姿は百年の恋も一気に冷めそうな光景であるはずなのだが、シアやネリネ、楓やカレハらが見れば『可愛い』と表現するだろうし、亜沙や麻弓辺りが見れば『もう、しょうがないんだから〜』と呆れながらも優しい目で見つめるのであろう。
プリムラはだらしない稟の姿をきょとんとして見つめていたが、やがて少しだけ表情を崩してクスリと微笑った。
(…布団、掛けてあげよう…)
寝返りをうった時に蹴ってしまったのか、ずれてしまった掛け布団を直してあげようとしたプリムラだったが、稟の下半身を見て動きが止まってしまった。
(…稟…パンツ一丁……)
アルコールによる体の火照りの為か、稟は上着とズボンを脱いでタンクトップとトランクスだけの姿で眠っていたのだった。
年頃の少女二人と共に暮らしている以上、そういった点については普段から注意している稟なのだが、流石に今日は大量のアルコールによる酔いに負けてしまったようだった。
ふとベットの隣の机を見れば、椅子の背もたれに稟のズボンが、そしてその上に上着が重ねられていた。
稟が背もたれに上着を掛けているのはまま見受けられるので、気にしていなかったのだ。
これが床に脱ぎ捨てられていたのならプリムラももっと早く気づいたのだろうが。
「…………………?」
どうしていいかわからずただ稟のパンツ姿を見つめていたプリムラが、ふとあることに気付いた。
稟のトランクスの前から何かが少しだけ見えていたのだ。
(………アレって………)
脳裏に浮かぶ幾つかの単語。
全て同じモノを指す言葉である。
知識としては知っているものの、現実に見るのは勿論始めてである。
(…よく見えない…)
好奇心と心の奥から湧き出してくるなにやらモヤモヤしたものに突き動かされ、プリムラはそっと手を伸ばした。
734名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 15:54:56 ID:/ezAoagQ
とりあえずここまで。
一部文章中に不穏当な表現があったことをお詫びいたします。
よし、これで大丈夫! 怒んないでねNavelさん!
けど実際どうなんだろうね、俺○ば。
735名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 16:32:52 ID:XyWdCT7L
新作ギタァー!!!(絶叫
736名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 19:00:06 ID:dJDFdURi
イイヨイイヨー
737名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 20:46:35 ID:hBbx7Fdj
>>733
この後、プリムラの行為が起爆剤となりそのまま乱交パーティに発展するとみた
738名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 22:38:30 ID:yS3b4B5X
いやいや、その前に稟のモノの感触を楽しんだり匂いを嗅いだりする詳細な
プリヌラタンの描写ギボンニュ
739名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 19:29:15 ID:DjnREV2n
age
740名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 22:31:18 ID:ZYLwsr03
>>733のつづきまだー?
741仮初の代償:2006/08/22(火) 01:10:26 ID:5xLW5rBR
 甘ったるい雰囲気を醸し出す二人きりの部屋。しかし、あたしの頭に浮かぶ言葉は 
気持ち悪い それだけだった。
「稟くん、稟くん」
「くっ・・・」
 嫌悪感、嘔吐感、無力感、+の思考は一切ないのに、あたしは嬌声を上げなが
ら、好きでもない男に身体をゆだねている。
「いいよ・・・膣内にだしても・・・」
 あたしは何を言っているのだろう?膣内だって!?冗談じゃない。
 しかも、目の前の男はそれを真に受けて、腰の回転速度を上げていく。
「あっ、あああっ・・・・」
 あたしは、より、あえぎ声を強めた。よっぽど気持ちいいらしい。口の端によだれを垂
らしながら自分で腰を振り始めた。
「で、でるっ」
 情けない声を上げて、稟は射精し、ぐったりとして、あたしの身体に崩れてきた。密着
するからだ。重なる息遣い。もし、あたしが表にいたら視界にある、椅子

で、おもいっきり彼の後頭部を殴り飛ばしている。

(・・・・・ごめんね)

頭の中に響いてくる声。シアの声だ。情事が終わって、私に気を回す余裕が出来たらしい。

(気にしないで)

感情を全て殺した声であたしは答える。

(・・・・・ごめんね)

(あんたが謝るじゃない)

 そう、シアに罪はない。所詮あたしは居候の身の上だ。それに、自業自得だ。いくら、シア
のためとはいえ、((私も稟が好きだから気にしないで))こんなくだらない嘘をついてしまったのだから。
 本当は嫌だった。キスをするのも、抱き合うのも、今では、顔を見るのすら嫌になってしまっている。
 それでも、シアの中にいるいじょう。シアの半身とも言える彼を避けることは出来ない。

(もうすぐだよ。もうすぐ幸せになれるから)

 シアは、そう言った。意味がわからなかった。確かに、あたし達は、いつも一緒にいる。しかし、それだけだ。
 何一つ相手のことなど理解していていない。少なくとも、私は理解しようとしていない。遠まわしに言わ
れてもわかるはずがない。

(だから、だから・・・・・・ごめんね)

 また、ごめんか・・・・。あたしは返事をすることすらめんどくさくなって、ようやく来た眠気に身をゆだねた。
あと一時間早くこうできたら、きっといい夢を見れたのに。それが、今の私の最大の関心だった。
742しゃっふる迷作劇場:2006/08/23(水) 00:36:00 ID:pMl42M0F
*注意*
シア好きの人は読まないで下さい。いや、マジで。


オオカミと七匹の子ヤギ

あるところに、お母さんヤギと七匹の子ヤギが一緒に暮らしていました。
厳しくも優しい、熱血お母さんヤギは子供達をたいへん可愛がって育てていました。

母ヤギ「あ〜、というわけで、だ。私はこれから食べ物を取ってくるからしばらく留守にする。だが近頃この辺りに誠実さを武器にまるで蚊取り線香のように周囲の女を落としていく性質の悪い女たらしのオオカミが出没するらしいから、絶対に扉を開けないように。
オオカミを入れたらお前達は食べられてしまう。分かったな!?」
子ヤギ一同「え〜〜〜〜〜!? ブーブーー!!」
母ヤギ「やかましい!! 私はまだ孫を抱っこする気はさらさらないんだ!」

不満タラタラな子供達を一喝し、母ヤギは後ろ髪を引かれながらも出かけていきました。

子ヤギ3「なっちゃ…じゃなくってお母さんおーぼーだよねー!?」
子ヤギ6「全くなのですよ〜。…きっとそろそろ焦ってるに違いないわ! 若い私たちに嫉妬しているので…ぷぎゃあ!」

どこからともなく飛んできたチョークの直撃を受け気絶する子ヤギ6(貧乳)。
他の面々は額にでっかい汗を浮かべて砕けたチョークの欠片を見つめていましたが、取り合えず無視して話を進めることにしました。

子ヤギ2「…だ、大体ボク達食べられる側じゃなくて、食べる側だもんね〜!? 色んな意味で♪」
子ヤギ5「ちょ、ちょっとその表現は露骨すぎると思います。…間違ってないですけど」
子ヤギ4「…ああ! 早く私たちを食べに来て下さい、稟さま〜♪」
子ヤギ7「お、お姉ちゃん。稟さまじゃなくてオオカミさん、だよ〜」
子ヤギ1「まままあ♪」
743しゃっふる迷作劇場:2006/08/23(水) 00:37:08 ID:pMl42M0F
そうしてしばらくすると、森からオオカミがやってきました。
オオカミはお母さんヤギの振りをして扉をノックして声を掛けました。

オオカミ「お前達、開けておくれ。お母さんだよ」
子ヤギ3「キターーーーーーー!!!!!」
子ヤギ6「念のために聞くけど、緑葉くんでした、とかいうオチはないわよね!?」
子ヤギ4「…大丈夫です! 声色を変えてはいらっしゃいましたけど、間違いなく稟さまです! 魔族の長い耳は伊達じゃありません!」
子ヤギ7「えへへ〜。お兄ちゃん、いらっしゃ〜〜〜………………きゃあああ!?」

我先に、と喜び勇んで扉を開いた子ヤギたちの前に現れたオオカミは、いきなり子ヤギたちに飛び掛かってきました。

オオカミ「…またオオカミかよ! またオオカミかよ! また俺がオオカミなのかよ! どうせ俺は女たらしですよー! がおーーーーーー!!!!(血涙)」
子ヤギ2「や、やあっ!? ダメッ! 稟ちゃん、そこはぁっ! あんっ! ああっ! ああーーーーっ!!!」
子ヤギ6「ちょ、ま、まって、稟くんっ!? そんなっ! 舐めちゃ、い、いやぁ! ひぃぃんっ! 凄いぃ!!」
子ヤギ5「あんっ! ぁンっ! り、稟くぅん! は、激しいですっ!! ああああああっ!!!」
子ヤギ1「ひゃああ! 稟さんっ! 稟さんっ! わ、私、壊れてしまい、ますわっ! ああっ! ああぁぁ!」
子ヤギ4「あぁぁぁん! あはぁ! んああっ! もう、もう、ダメ、ですぅっ! 稟さまぁ! あぁっ!!」  子ヤギ7「あっ! ああっ! ああっ! お兄、ちゃん! お兄ちゃぁん! 気持ち、いいよぉ!!!」

酷い事を言われてちょっぴりキレ気味のオオカミのやけくそのような大暴れにより、哀れ子ヤギ達は何度も何度も食べられてしまいました。 
  
オオカミ「……ぜぇっ…! ぜぇっ…! ぜぇっ…! ぜ、絶稟なめんなよ! ………あ゛〜、腰痛ぇ……」

カメラ目線でキメ台詞を呟くと、オオカミは腰を抑えて帰っていきました。
残されたのは息も絶え絶えな子ヤギたち。うっとりとした目で虚空を見上げていたり、気を失ってしまっていたり。
そんな中、

子ヤギ3「……………あ、あれ? り、稟くん? わ、私は…!?」

なんと一匹の子ヤギだけがオオカミに食べられずにすんだのです。
ちなみにこの子ヤギ、別に柱時計に隠れたわけではありませんでした。部屋の中央で寝転がってオオカミに食べられるのを今か今かと待ち続けていたのです。
ですがどうやらオオカミに見つけられなかったようです。


子ヤギ3「…こ、こんな駄作でまで空気扱いされるなんて…!!」

肩を震わせる子ヤギ。
実は正確には見つけられなかったというより、先に食べられた子ヤギ達の間に紛れこんでしまったということだったのです。オオカミは割りとマニアックなため、子ヤギ達は服を着たまま食べられていて、そのために起きた悲劇と言えましょう。

子ヤギ3「コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ〜!」

滝のような膨大な涙を流しながら呪詛の呟きを発する子ヤギがいたそうな…。


めでたくないめでたくない。
744名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 00:37:49 ID:pMl42M0F
まだまだ暑いですね!夏ですね!というわけで怪談話にチャレンジしてみました。
本当はこの後シアの復讐編を書こうと思っていたんですが、ここまで書いた後、立て続けに不幸が訪れてしまいました。
パチンコ負けたり、パチンコ負けたり、パチンコ負けたり…。
空気の呪いって怖いですね、ってことでここまでで投下することにしました。
…はい、ゴメンナサイ。さっさとプレゼント外伝書きますorz
745名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 20:15:29 ID:44+yJT35
>>744
芸が細かいですね。
ちゃんと年齢順になってるw
746名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 20:02:13 ID:mZNPKvTw
>>742-744
まままぁ♪怒りに狂った子ヤギ3(シア)ちゃんがキキョウちゃんと一緒にオオカミの家に乗り込んで、オオカミさんを思う存分食べちゃうお話に発展するのですわw
っておいといてwともかくお疲れ様でした。
パチンコはそうやって数回に一度は店側に回収されるけど、また勝つようにできているようだから安心汁。
(といっても、北朝鮮制裁のため規制が強くなっているせいかギャンブル性が以前より弱くなっているという意見もあるようですが・・・)
続編を楽しみにしております。
747名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 23:59:42 ID:VcgNjflV
保守
748名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 20:59:14 ID:KHi3sy3a
age
749名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 01:47:01 ID:PcAcYRaS
リアリアの記事目的で購入したエロゲ誌読んでて目に付いたゲームタイトルから連想。

相も変わらずラブラブな稟とネリネの前にある日突然現れた、ネリネの(元)婚約者(自称)。
ネリネによって正・婚約者として紹介される稟だったが、場の勢いで、(元)婚約者(自称)を
納得させる為、ネリネを妊娠させねばならなくなってしまう(w
かくして始まる稟とネリネの、今まで以上に(wwH三昧な日々。

題して。

『今夜のオカズはレンジdeねりね』

…………orz
750名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 03:47:59 ID:/Tkh8tbH
ちょwwwなんか似た名前のエロゲ聞いたことあるぞwwww
751749 ◆RQF5bEALj6 :2006/08/30(水) 08:58:33 ID:7ETvTlBd
>>750
いや、元ネタそれだし(苦藁)<似た名前のエロゲ。

それはそれとして。
リアリアといえば、アニメ2スレに記事画像が載ってた。

ttp://gareki.ddo.jp/ki/ki/ki_7129.jpg
ttp://gareki.ddo.jp/ki/ki/ki_7130.jpg

学生結婚なのかロリコンだったのか(w<芙蓉幹夫(楓パパ)
752名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 12:31:08 ID:DzQSp96i
>>749
それやりTEEEEEEEEEEE!!!
こんな感じ?

土見 稟
Hレベル 15
体力 255/255
精力 999/999

ネリネ
愛情値 999/999 愛情レベル 5
妊娠値 0/300
淫乱度 45/100

ネリネ「…り、稟さま。あの、今日はどのように…?」
→愛撫   クンニ  フェラチオ  パイズリ
 正常位  後背位  騎乗位    コスプレ

これも元ネタはエロゲw 
753名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 13:39:25 ID:QgMlkafM
>>751
> アニメ2スレに
それNavelスレからの転載だから
転載と書かずに自分の手柄にする馬鹿が多いからな
754名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 18:41:16 ID:Z9tkvyxd
>752
禿胴!
ぜひやりだい!
755名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:31:50 ID:qZ/Jeq6L
久々にこのスレ見たが、甘々からいいネタまで投下されてるなぁ
特にプレゼント外伝の「土見くんが種蒔きゃ〜」にはワロタw
756名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 18:38:56 ID:6UZyqtAf
>>755
あれは一番悩んだところなので、喜んでもらえて嬉しいっす。
実は2パターン考えていて、一つは酒の力を借りてどうにか稟にあ〜んをしようとする萌えな展開。
もう一つが投下したギャグ風味の展開。
麻弓好きには悪いと思いながらも後者を選んじゃったよ。
とりあえず後半投下しますです。
757プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:39:54 ID:6UZyqtAf
(…これが、男の人の…稟の…?)
ベットの脇に座り込み、稟のトランクスの前を開いてだらりと垂れ下がったモノを指で摘み上げるプリムラ。
黒い陰毛に覆われた根元の部分を持ってみるとぷらぷら揺れる稟のモノ。
(ぷにぷにしてる…。……ちっちゃくて可愛い…)
稟が知ったならおそらく立ち直り不可能になる感想がプリムラのそれへの第一印象だった。
それを興味深げにしげしげと眺めていたプリムラだったが、何を思ったのか突然稟のモノの先端部をちょんちょんと突付きだした。
しばらく続けていると、稟のモノが外部からの刺激にピクリと反応を見せた。
その反応に稟が目覚めたのかと思ったプリムラが稟の表情を伺う。
だが相変わらず稟は赤い顔で規則正しい寝息を立てていた。
それを確認してプリムラは再び先端部を弄り始める。
(…口が縦にあるけど…カメの頭みたい。…だけどカメみたいに突っついてもちっちゃくならない…)
本物のカメと違いこのカメは持ち主(?)同様人見知りしない性格なのだろうか、と真剣に考えるプリムラ。
褒めるようにカメの頭を撫でてやると、稟のカメは嬉しそうにぴくりぴくりと反応を返してくる。
(…大きく…なってきた…?)
プリムラの小さな手で先端部を撫でつづけられている内に、徐々に稟のモノがぐぐぐっと大きさを増し始めた。
ふにゃふにゃだったそれは硬くなり、しっかりと根を張ったようになって天を衝こうとしている。
先端部も先程の倍近くに膨れ上がり、まるで怒っているかのように赤味を増していく。
(…さっきまでと…全然違う…)
目を丸くして稟のモノを見つめるプリムラ。
その小さな手に伝わってくる稟のモノの熱にビクリとなって手を離す。
(…熱い…。ついさっきまで冷たかったのに…)
プリムラは未だ熱を残す自分の掌をまじまじと見やり、再び稟のモノに手を伸ばす。
小さな掌、ほっそりした指で竿の部分を包み込むように軽く握ってみる。
再度掌に伝わってくる熱。
だがその感覚、感触はプリムラにとって決して不快ではなかった。
相変わらず胸中を支配するモヤモヤした感覚に突き動かされ、プリムラは稟のモノをやわやわと握り、先端を撫で続けた。
「……ぅうっ……ぅっ…」
「………稟………?」
眠りつづけたまま低い呻き声をあげる稟。
僅かに眉根を寄せるその姿にプリムラは手を止めた。
(…稟、苦しそう…)
眼前でビクビク震えるモノは排尿の他に性行為に使われる男性の大事なものである、という程度の認識を持つプリムラは、自分の行為が稟を苦しめていると思い、罪悪感に駆られてその手を離した。
稟からすればこのまま放って置かれるほうが苦しいのだが、生憎プリムラにそこまでの知識はない。
(…どうしよう…)
困ったように瞳を伏せるプリムラ。
どうにかして稟を楽にしてあげられればと思い思考を巡らせるプリムラだったが、どうにも良い考えが浮かばず、困りながら取り合えず先端部をこれまで以上に優しく撫でる事にした。
再開された刺激に再びいきり立つ稟のモノ。ますます困ってしまうプリムラ。
その循環を打ち破ったのは軽いノックの音だった。
758プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:40:30 ID:6UZyqtAf

「リムちゃん、稟くんの様子はどうです…か……………?」
ノックのあとに開いた扉から顔を覗かせた、柔らかな雰囲気を醸し出す美少女−稟の幼馴染である芙蓉楓は部屋に入ると同時に硬直した。
楓の眼前に広がる光景はベットに横たわる稟の股間(臨戦体勢)を撫でるプリムラ、というものだったので無理も無いかもしれないが。
(え、ええっと…今日はリムちゃんで稟くんのモノへお誕生日がお酒にパーティーをまぶしてケーキで倍率ドン、さらに倍! で明日の朝はソーセージとウィンナーとバナナとナスビとキュウリ……キュウ……きゅう〜…!)
混乱の末強制終了してしまった楓は立ったまま気絶してしまった。
きょとんした顔で楓を見つめていたプリムラだったが、現在の状況を思い出し、渡りに舟とばかりに楓に縋り付いた。
「…楓、楓……!」
「……………………………………は、はいぃっ!? ご、ごめんなさいぃ! おじゃましましたぁ!」
「…楓、待って」
回れ右して出て行こうとする楓にしがみ付くようにして必死に引き止めるプリムラ。
「…あ、あの、その、お、お楽しみをお邪魔するわけには…!?」
「…? 楓、稟が苦しそうなの」
「稟くんが!?」
なおも混乱し続ける楓だったが、プリムラの一言に一瞬で我に返って稟を見つめる。
だがそそり立つ稟のモノが視界に入ってしまい、真っ赤になってすぐに視線をそらす。
胸に手をやれば鼓動が跳ね上がってバクバク音をたてていた。
(い、いけません。稟くんのが見えてしまって…。け、けど稟くんが苦しんで…で、でも…あ〜)
そんな楓の葛藤を知ってか知らずか、プリムラは楓の手を引いて再びベットの脇へと向かう。
「そ、それで、稟くんがどう苦しんでいるんですか?」
真っ赤になりながら、極力稟の股間へ視線を向けないようにして楓が尋ねる。
だがプリムラはそんな楓の努力をあっさり無視して稟の股間を指差した。
「稟のここ…ビクンビクン痙攣して、腫れたみたいになってる…」
「そ、それは…………」
男性の生理現象では…と言おうとした楓だったが、男性経験の無い自分が知らないだけで、もしかしたら何かの病気なのかも知れないと思い、口を噤んだ。
「こうして…優しく撫でても…強めに握っても治まらない…。…楓? どうして見ないの?」
「そ、そそそそそそれは、その、あのっ……」
不思議そうなプリムラに耳まで真っ赤になる楓。
しかしもし稟が本当に苦しいのであれば放って置くことなど出来ない、と勇気を振り絞って稟のモノへと視線を向けた。
「…………………」
「……楓……?」
「…………………お、おっきい…です……きゅう〜…」
稟のモノを見た瞬間思考が停止し、数秒して再び気を失いそうになる楓だった。
759プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:41:09 ID:6UZyqtAf

その後、プリムラによって復活させられた楓はしどろもどろになりながら説明を始めた。
「…と、言うわけで、こ、これは別に病気とかではないんですよ」
「………そうなの…?」
楓の説明に稟のモノを再び見やると、しばらく放って置かれたそれは力を無くし始めており、小さくなってきていた。
「…ちっちゃくなってきた…」
「…で、でしょう? …ですから、もう出ましょう…ってリ、リムちゃん!?」
稟が起きてしまったらとびくびくしている楓がプリムラを退室させようと視線を向けると、プリムラは元気を無くしてきた稟のモノを再び撫で始めていた。
「…こうすると、稟、気持ちいい…?」
「リ、リムちゃん、いけませんよ!!」 
「…どうして…? 稟、気持ち良くないの…?」 
不思議そうに尋ねるプリムラ。
「そ、それは…私にもよくわからないですけど…。と、とにかく、私たちが稟くんの、その、…(ごにょごにょ)…を触っちゃダメなんですよ…」
今現在稟のモノを触っても許される唯一の人物である魔界の姫君の姿が脳裏に浮かび、傷ついたような表情で俯いてしまう楓。
だがプリムラは楓の言葉の意味より前に気になった点があったようで首を傾げていた。
「最後何て言ったの、楓…?」
「…で、ですから、その、…(ごにょごにょ)…を……」
顔を真っ赤にして呟く楓だったが、プリムラには相変わらず通じていなかった。
「……? 良く聞こえない…」
「……………り、稟くんの……お、おチンチン、を…………」
泣きそうになりながら囁くように言葉を発する楓。
「……でも、稟、眠ってるし…。稟が気持ちいいのは…嬉しいから…」
どうやらプリムラは稟のモノを触っていいのは稟だけだと考えたようで、眠りつづける稟を見てそう答え、稟のモノを撫で始める。
再開された愛撫にすぐに硬さを取り戻す稟のモノ。固くなって青筋を浮かび上がらせる竿部分に赤黒く膨れ上がる先端部。
「………す、凄い……」
目の前の剛直に目を奪われてしまう楓。
「…楓はしないの…?」
「……………えええぇっっ!?」
「…楓、うるさい。稟が起きる…」
プリムラの言葉に思わず悲鳴を上げてしまい、プリムラに睨まれる楓。慌てて口を噤んで稟の様子を伺い、楓の悲鳴に僅かに顔を顰めているものの、起きる気配はなさそうな稟の様子に安堵の息をついた。
「…稟を気持ち良くしてあげたくないの…?」
「…そ、それは、その、………してあげたい、ですけど……」
「…なら、交代…」
そう言って手を離し、視線で楓を促すプリムラ。
(こ、交代って言われても…。…稟くんが気持ち良くなってくれるなら、してあげたいですけど…)
ちらりと稟の寝顔を伺う楓。
楓にとって最も恐ろしいのは、途中もし稟が起きてしまったら、ということだった。
稟は自分を軽蔑するのではないか、自分は嫌われてしまうのではないか、という恐怖が楓を躊躇わせていた。
だがそれでも、プリムラを説得して部屋を出ようとすることが楓には出来なかった。
稟が別の女性を選んだ今でも、稟に尽くしたい、稟を喜ばせたいという稟への変わらぬ想い、そして何より、楓の中の“女”が視線を稟のモノから外させてくれなかったのだ。
これが稟のモノなのだと思って見つめているだけで、身体の奥が熱くなってきてしまい、思考がかき乱れていく。
稟の為、という言い訳の言葉が何度も浮かび上がり、楓の理性を崩していった。
(…こ、こんなのダ、ダメ…です…。ダメ…なのに…)
稟たち程ではないものの、楓も口にしていたアルコールの効果もあったのかもしれない。
心とは裏腹に、楓の震える手が段々と稟のモノへと伸びていった。
760プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:41:59 ID:6UZyqtAf

「……あ、熱い…」
楓は怒張した稟のモノにおずおずと指を添え、プリムラがしていたように軽く撫で始める。
最初は先端を、続いて棹を、戸惑いながらもゆっくり、優しく。
自らの手の中でぴくぴくと脈打つ熱い稟のモノの感触に、楓の脳髄に痺れのような感覚が訪れる。
(…稟くん、気持ち、いいですか…?)
うっとりと、陶酔したかのように稟のモノを見つめていた楓は心の中でそう問いかけ、自らの乏しい性知識を頼りに棹の部分を優しく掴み、上下にしごき始めた。
稟の身をただ案じていたプリムラのもどかしい行為と違い、稟を気持ち良くさせるための楓の行為に、稟のモノも今まで以上の反応を見せる。
その反応に気を良くしたのか、楓は行為をエスカレートさせていった。
悩ましげな瞳で稟のモノを見つめ、愛しげに擦り、その先端にゆっくりと顔を近付ける。
(…雑誌では、た、確か、こうして…)
以前読んだ女性誌の特集を思い出しながら、小さな唇を僅かに開き、ちろちろと稟のモノの先端を優しく舐める楓。
暖かく柔らかな舌で舐められ、瞬く間に唾液まみれになる先端部。
「…そうすると、稟、気持ちいいの…?」
「…は、はい。多分、ですけど…」
「…じゃあ、私もする…」
楓の行為に目を丸くするプリムラだったが、そう言うと楓と並ぶようにして稟のモノに顔を寄せ、まるで仔犬や仔猫のようにペロペロと先端を舐め始めた。
「…これが、稟のにおい…」
プリムラの呟きに楓も稟の匂いを強く意識して頬を赤らめ、同時に腰をくねらせて、硬く閉ざした太ももをもじもじさせ始めた。
(…稟くんに気持ち良くなって欲しいのに、私の方が気持ち良くなってきてます…)
燃えるように熱くなる身体を押さえ込むように、稟のモノへの愛撫を激しくする楓。そんな楓の動きを必死に真似続けるプリムラ。
761プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:42:33 ID:6UZyqtAf
ぎこちない動きではあるものの、そうした楓とプリムラの熱心な奉仕を受けていた稟のモノは、棹の部分はガチガチに固まり、先端部はパンパンに腫れ上がるなどいつ暴発してもおかしくないほどになっていた。
「………ねえ、楓……?」
今まで以上の大きさになった稟のモノから目を離さないままプリムラが楓の袖をくいくい引っ張る。
「………は、はい……?」
同じように稟のモノを見つめたままの楓。
「…これが、アソコに入るの……?」
視線を自分の股間に向けたプリムラがぼそりと呟く。
「…………………は、はい…た、多分……」
自信なさ気な楓。プリムラと同じように自らの股間と目の前の怒張を何度も交互に見やり、しばらく考えて青ざめてしまった。
だが不安を押し隠すようにきっと眦をあげ、意を決したように稟のモノの先端を咥える。
柔らかな舌を色々な部分に押し付けると、楓の口の中にひくひくとした稟のモノの感触がダイレクトに伝わってくる。
そして、僅かに感じる苦い味。
(こ、これが、稟くんの…!?)
正確には先走りなのだが、もやの掛かった楓の頭はそこまで冷静に判断する事は出来なかった。
「……んっ、んんぅ……!!」
柔らくぬめった舌での刺激に稟が眉根を寄せて呻き声をあげる。
楓の口中の先端部はビクビクと激しく脈打ち、限界が近い事を教えていた。
嬉しそうに目を細めた楓だったが、ふと隣を見ると、今までじーっと見ていたプリムラが不満げに頬を膨らせていた。
「……楓ばっかりずるい…」
「は、はい。じゃあ次はリムちゃん、どうぞ」
そうしてプリムラが先端部を咥え、楓が棹の部分を優しくしごき始める。
プリムラの小さな口中では満足に舌を動かす事はできなかったが、頬の裏の粘膜が先端を優しく包み込み、先ほどとは違った感触、快感を稟のモノに与えた。
「…ん、んふぅ…んっ…稟の…何だか、苦い…」
僅かに顔を顰め、プリムラが呟く。楓も先ほどまで口にしていたその味を思い出して赤くなる。
「…楓、一緒にしよ?」
「…はい…」
そうして再び交互に稟のモノを舐めていると、稟のモノは遂に限界を迎えたようで、一際大きく先端が膨れたと思うと、次の瞬間大量の白濁液を勢い良く吐き出した。
「きゃあ!?」
「………!?」
髪や顔面に飛び散った稟の精液に悲鳴を上げる楓。プリムラも驚きに目を丸くして、無言のまま自らの顔についた稟の精液を指ですくい取ってそれをじっと眺める。
溢れた精液がドロリと萎えかけたモノに垂れ落ちるのを見ながら、二人はしばし呆然としていた。
「…稟の、いっぱいかかっちゃった…」
「…はい…。…お風呂に入らないと…」
黙って頷くプリムラに、楓も頷き、ふらふらと頼りない足取りで部屋を出て行こうとする。
どうやら初めて見る男性の射精の瞬間に、二人とも思考が完全に停止しているようで、精を放った稟をそのまま放って部屋を出て行ってしまった。
762プレゼント 外伝:2006/09/01(金) 18:43:07 ID:6UZyqtAf


−しばらくして

「………ん、んんぅ…。…あれ? 寝ちまってたのか…。…あ〜、頭痛ぇ…」
重い瞼を開いてようやく目覚めた稟。ずきずき痛む頭を押さえながら、壁掛け時計に目をやる。
「あ〜、もうこんな時間かよ…って……あれ? …何か妙に身体がすっきりし………………」
そこまで言った時点で固まってしまう。
原因は下半身、というか股間に感じる冷たい感触。
視線は怖くて向けられない。
だがこのまま放っておくわけにもいかず、恐る恐るといった感じで頭を押さえていた手を股間に持っていく。
トランクスのある部分に触れると感じる冷たく濡れた、そしてにちゃっとした独特の感触。
「………………………む、夢精……!?」
指の間で僅かに糸をひくものを見て、半泣きで引き攣った表情を浮かべる稟。
ネリネのおねしょ同様誤解であるのだが、ネリネとは違いその誤解を解いてくれる人物はいなかった。
濡れたパンツを見下ろしてひたすら途方にくれる稟だった。

763名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 18:48:12 ID:6UZyqtAf
以上です。

今回は今までにないほどに難産でした。途中完全に筆止まっちゃって…。
とりあえず夢精した後の、体は妙にすっきりしてるのに、どこか空しくやるせない気持ちを
思い出していただければいいなあ、と思ってます。

あんまり関係ないけど、PS2版SHUFFLEようやく購入しました。
麻弓が寂しいと死んじゃう云々のセリフ言ってたYO!!
あおいうさぎで思い切り似たようなこと書いてるよ、漏れorz
764名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:00:48 ID:3niYswfE
>>763
GJ
ぺろぺろエロスがいいね。プリヌラもさることながら、楓が初々しくてえがった。
後日の二人の反応も見たかったな〜
765名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:03:32 ID:3niYswfE
俺も勢いで書いてみた。楓の魅力の2%くらいは伝わるはずだ。ほとんどエロなしスマン。


「あんたなんか死んじゃえばいいんだ!」そんな台詞からほんの数年、
二人は中学に進学し、心も体も大人になっていった。そんなある日の事…

直接的な暴力も間接的ないじめも楓の心を平静に保つには不十分となってきていた。
楓は、自分が女であるという自覚を持ち始めており、同様に稟の体が次第に少年から
男のものになってきている事を意識しはじめていた。楓の中では、稟に対して
肉体的、精神的暴力を続けることは、いつか返り討ちに合うのでは?という不安と、
幼馴染ゆえに稟はそんなことはするはずがないという打算を天秤にかけざるをえない
日々が続いていた。何よりも彼女を苛立たせたのは、稟は相変わらず年齢不相応に
飄々としていた事だった。
766名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:04:03 ID:3niYswfE
「圧倒的な優位を確保する必要があります」
ダイヤモンドのようにクリアな楓の脳はそう結論付けていた。
「でも、どうすればいいのでしょう?」
いくらクリアでも人生経験の短い楓には、一人の人間に絶望をあたえるための手段など
思いつかない。今までは怒りに任せて「イヤなこと」をし続けてきたつもりだが、
もう子供の思考では行動に意味がないということは理解していた。

「稟君を辱める…」
頭の中で思い描いてみた。男としての特徴を備えつつある稟に対し、人間の尊厳を破壊し
辱めるという行為は彼女の怒りを鎮める新たな手段となるのではないだろうか?
そんな考えを思いついたのである。

「どうすればいいのでしょう?」
まだ幼いながらもクリアな楓の脳はここ一ヶ月の記憶情報すべて検索する。
「そういえばこ23日前、お風呂上りにバスタオル一枚でカッター落としVer.7を試したら、
 稟君の反応がいつもと少し違い違いました…」
廊下で稟と顔をあわせた瞬間、風呂上りのほんわりした気持ちが一気に醒めたので、
着替える間もなく新型のカッター投下を試した時、不発に終わったカッターを見る
でもなく、しかし楓を見るでもなく、顔を背けてそわそわしていた稟の事を思い出した。
767名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:04:33 ID:3niYswfE

「あれはもしかすると、私のバスタオル姿に照れていたのではないでしょうか」
楓は、自分が人からどのように見えているかを理解している。むしろ、どのように見えるかを
考えて行動しているのだ。稟の反応の不自然さは記憶に留めてはいたが、その意味は
特に考えていなかった。

「きっと、その辺の男子によくあるように私の体つきに興奮したに違いありません。ふふ。」
楓にとっての稟は不愉快の対象でしかないが、自分の体が稟を辱める道具になりうるという
想定は、今までにない、下腹を震わせるような興奮を感じさせるのだった。

「お父さんの今度の海外出張の時、稟君が寝入ったの見計らって拘束しましょう」
拘束のための道具を検討する。男の子とはえ、寝ている稟君を拘束するのはビニールテープ
でも十分。縛り方はアウトドア系雑誌で見たのロープワークを応用すれば問題ない。
拘束してからカッターでパジャマを切って裸に剥いてやろう。念のためタオルで猿轡した方が
いいかな。
「オチンチンを思いっきり握って目を覚まさせてから、体を起こして、自分が素っ裸な所を
 姿見に映してあげましょう。それから耳元でなじってやるんです。
 ふふ、『なんでこんな格好してるの?汚いものブラブラさせて、汚らわしい!』って。」

楓は寝転ぶと、無意識に片手をスカートの上から自分の股間に持っていっていた。

768名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:05:10 ID:3niYswfE
「それから… オチンチンをこすり上げてみましょう。ちゃんと勃起するでしょうか?
 もしからしたら稟君は不能かもしれませんが、その時は私のおっぱいや体を擦り
 つけて無理やりに起たせましょう。まあ不能だったらその点をなじるのもいいかも
 しれませんね。」

当たり前のように男性経験のない楓は、病としてのEDと雑誌に書かれているような話題の
記事の区別は正確にはついていないが、区別がついていたとしても、目的は稟を辱める
ことなので意味はないのだ。

「ふふ、それからどうしましょう? やはり日頃ひどい目に合わせている私の手で
 我慢できずに射精させられて、そのうえ『早漏!』とかなじってあげるのがよさそうです。
 そうそう、射精の後は四つんばいにして。お尻の穴とオチンチンが丸見えの写真を
 撮ってあげるとか楽しそうです。肛門に活け花をしてあげましょう。ちゃんと声を出して
 啼いてくれるでしょうか。稟君は我慢強いので通常の刺激ではダメに違いありません。」

勃起から射精までの具体的プロセスは抽象レベルでの解釈だが、まあその辺はネットで
調べればいいだろう。稟君の苦痛は何だろう? 挿す花は何がいいだろう? 楓は他に想定できる
ことがないかを検討しはじめていた。

「それから…」

楓のシミュレーションは実に3.5時間に及んだ。道具は既にすべて手元にある。お父さんは
海外出張でこそないものの、ついさっき急な九州出張で一泊してくるという連絡があった。
今夜にでも実行可能なのである。

「ただいまー」
稟の声がした。めずしく遅い帰宅だ。

「ふふふ、あはは…」
少しだけ笑ったあと、いつもの不機嫌な顔を作って階段を下りていく。食事を勧めよう。
お腹がいっぱいになれば早く寝るだろう。少しやさしい言葉をかけてみてもいいかもしれない。
何といっても、今日は憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて
しかたがたない稟君の悲鳴を一晩中聞ける素敵な夜なのだから。

おしまい。
769名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 18:59:45 ID:EwHP9xqq
>>765 -768
ちょ、結果報告激しく希望www
770名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 21:13:56 ID:O7uebdJ1
>>769
実行寸前に楓が例の葉書(アニメ準拠)を見つけてしまい、結局未遂に終わる。

と、夢も希望も身も蓋も無い事を言ってみる(苦藁)
771名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 05:17:13 ID:v7YzzDT0
>>770
そこで攻守交替ですよ。
772768:2006/09/03(日) 12:16:23 ID:R53Cpi+F
わーい、レス付いた〜 続きは無理だな。楓の稟君マゾ穴☆調教 とか普通に無理。
酒の勢いで初めてSS書いてみたけど、翌朝死にたい気持ちになった。
いつも書いている職人ホントに乙。
773名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 17:05:17 ID:DK/ioTN5
768氏の健闘を称える
774名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 00:36:02 ID:4MRuNP1V
>>763
稟ワロタ。パンツ自分で洗ったんかねw
後日、実は神王魔王の特殊部隊に24時間監視された事が発覚、二人の所業がお姫様二人に
知れてしまい、ネリネはともかく、遅れをとったシアが隙を見つけて突撃とか。いや神族は何か
制約があるんだっけか?
775名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 00:49:00 ID:U6SKFqV7
そういや、桜の声優って誰になったんだ?
まだ公開されてないのか?
776名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:00:29 ID:qPNleoYJ
幹夫(楓パパ)も紅葉(楓ママ)も桜も含めてまだ未発表
開発状況は中盤らしいが音声収録はもうすぐって話
だから誰が担当するかはもう決定してるのだろうけど
777匿名希望:2006/09/08(金) 15:53:34 ID:ZQIkpOvO
ネリネSS希望
778名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 16:01:43 ID:Nz0fk2nV
>>776
パパはたぶんあのひとだろうなアニメでやってたし
779名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 23:04:07 ID:Xzq3PAtl
>>778
パパは可能性低いんじゃないか。一般作しかやってない人のはずだぞ
逆にママの方は知る人ぞ知る同級生2の鳴沢唯やった人だからこっちの方が可能性としては高いと思う
780名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 01:54:36 ID:NrjprRLz
や、やっちまった…
さっきSSのネタ探しにシャッフルとちくたくやってたら
今までフォーベシイをフォーベシィと書いていたことに気づいたorz
少なくともあおいうさぎ、Tick Tack Ifルート、プレゼント外伝で発見。
781名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 02:27:44 ID:O1mqQi3O
SS書く人って何かしら無知というか間違えてる部分あるよな
まあそれでも稟を凛とか、麻弓を真弓とか素で書いてる奴よりはマシだと思うぞ
782名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:17:16 ID:0OoY9VN+
シア希望です
783名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:19:12 ID:0OoY9VN+
ごめ
sage忘れた
784名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 23:22:40 ID:WaYoOw0r
ネリネのドキドキ秘密レッスンの続きをきびょんぬと思い続けて早数ヶ月。
785名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 03:11:17 ID:YtVuSOoV
アレは実に先の楽しみな話だった。
そう、「だった」

もう復活もしないだろうなと思うと泣けてくる。
786名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 18:46:39 ID:GAEw5Qor
ここの住人にダーク系のSSって受け入れられるんだろうか?
ダーク系というか痛いっていうやつ
787名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 20:50:23 ID:gCTqUn1x
俺はあんまり好きじゃないな
だけど他の人はどうかわからんからとりあえずうpしてみたら
788名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 21:54:19 ID:v5nnsHk2
ダーク系と一括りにしても好みが分かれるんじゃないかね。俺は全般的には
好きだけど、唐突にレイプして唐突に終わったりするのは???となる。
ダークな状況に至る背景や描写はほしい。

ついでに言うと殺人沙汰も安易な感じがするので好きじゃないがこれは単に好みか。
789名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 22:16:22 ID:feQDC0J2
個人的にじわじわ〜っとくる鬱系が好みだな
しゃっほーには合わんだろうから普通で良いけど
790名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:09:52 ID:ISsfOUfv
個人的に特にこだわりはないな。
……逆説的に言うなら、酷い目に有って悲しいと思えるキャラが居ないとも言う。
791名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:28:37 ID:AjWlF7n5
>>786です
悩みに悩んだ結果、氏ねとか言われるの覚悟で投下する事にしました。
死にネタあり&キャラがイタくなってます。
熱心な楓スキーは見ないほうがいいと思います。
792名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:29:11 ID:AjWlF7n5

「…あっ! ああっ! 稟くんっ! 稟くぅんっ!」
昼間にもかかわらずカーテンを締め切った薄暗い部屋の中、俺の身体に跨り、自ら乳房を荒々しく揉みしだきながら淫らに腰を振りつづける全裸の少女。
セミロングの柔らかな髪を振り乱し、端正な顔立ちを喜悦で歪ませながら鼻にかかったような甘い嬌声を上げ、ただ貪欲に快楽を貪りつづけている。
その潤んだ瞳が俺の瞳とぶつかり合うと、少女は柔らかな微笑みを浮かべて口を開いた。
「…稟くんっ…ぁんっ…気持ち、良いです、かっ…?」
俺が黙って頷くと、心底嬉しそうに微笑んでさらに腰の動きを複雑にし、早めていく少女。
俺もその動きに合わせて腰を使い、均整の取れた美しい女体を突き上げていく。
少女の秘所は洪水のように蜜を湛え、俺の肉茎を飲み込んで痛いほどに締め付けてくる。
涎を垂らし、うわ言のように名前を呼びつづける少女。
その視線は俺を捕らえて離さず、…だが決して俺を見てなどはいなかった。
(…どうしてこうなっちゃったんだろう…。ねえ、楓ちゃん…?)
眼鏡越しに映る少女の裸身に思わず心の中で問い掛けていた。
だが答えなど返ってくるはずも無く、楓ちゃんは俺の、緑葉樹の上でその身をくねらせ続けていた。
793名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:29:44 ID:AjWlF7n5

二週間前、楓ちゃんの幼馴染であり思い人、そして俺の親友でもあった土見稟が死んだ。
超極上の美女、美少女に想われていた稟に嫉妬した親衛隊連中の手に掛かった訳ではない。
選ばれなかった女性が恨みの余りに包丁で稟を刺したわけでもない。
神王、魔王両陛下の引き起こす騒動に巻き込まれ続けて過労死したわけでも勿論無い。
たまたま一人で出かけていたところ、道路に飛び出した子供を庇って代わりにトラックに轢かれた。
ただ、それだけだった。
殺しても死なないと思っていたあの稟が、俺が唯一親友と認めた男が、あっけなく死んだ。
信じられなかった。
“あの”稟が。本当の意味で強い人間である稟が、と。
ある日突然、神界・魔界からやってきた姫君たちの婚約者候補となった時も、並の男ならひたすら萎縮するか、若しくは傲慢になっただろう。
だが、平凡な人間を自称していた稟は、
『まあ、別に俺自身が何か変わったわけじゃないしな』
と苦笑しつつ、何ら変わることなく、それまで通りの自分で在りつづけた。
それがどれだけ凄いことなのか本人はまるで気付いていなかったが、俺はその時心底稟にはかなわないと思い知らされたのだった。
そんな稟がそんなあっさり死ぬはずが無い、と思った。これからもお祭り騒ぎの中心であり続ける筈だ、と思っていた。
だが、病院のベッドで稟であったモノを見せ付けられ、それが現実である事を知らされたのだった。
794名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:30:15 ID:AjWlF7n5

稟の葬儀を終えた後、禄に言葉を交わす事も無いまま、稟のいない人間界、稟のいない現実から逃げるようにシアちゃんとリンちゃんはそれぞれ神界、魔界へと帰って行った。
いや、正確に言えば神王様と魔王様が連れ帰った。
プリムラちゃんは病院で稟の遺体を目の当たりにした瞬間、魔力を暴走させそうになり、力を振り絞った神王様と魔王様の手によりどうにか眠りにつかされ、そのまま元いた研究所に連れられて行った。
先輩方や麻弓も気持ちの整理がつかないのか、ほとんど家に引き篭もりっぱなしだった。
そして…
楓ちゃんは稟の遺体を前にして意識を失い、次に目を覚ました時、稟の存在、稟の全てを忘れ去っていた。
幼い時からの付き合いである事も、一緒に暮らしていたことも、自分の全てを捧げるかのように尽くしていたことも、何もかも。
土見稟などという人物は初めからいなかったのだと思い込むことによって精神の安定を図ったのだろう、と医者は言っていた。
そして葬儀の次の日から楓ちゃんは学園に登校してきた。
いつもと変わらない笑顔を浮かべ、いつもと同じように真面目に授業に取り組み、いつもと同じように少しだけドジをして…。
ただ、その視線の先には稟がいない。
教師達やクラスメイト達もそんな楓ちゃんをどう扱って良いのか分からず困惑していたが、稟のことを忘れることで楓ちゃんが救われるならそれもいいだろうと判断し、極力稟の存在を出さぬようにして楓ちゃんに接することにした。
そうして数日が過ぎたある日、俺は芙蓉家に立ち寄った。
葬儀以来、楓ちゃんの問題もあり仏前に手を合わせることが出来なかった為だ。
突然訪れた俺を訝しげに見つめながらも迎え入れお茶を出してくれた楓ちゃんが席を離れた隙に、仏壇に手を合わせ焼香を済ませた。
その後しばらく楓ちゃんと話をしていた俺は、トイレを借りた後、何とはなしに稟の部屋の前に佇んでいた。
しばし逡巡した後、ゆっくりとノブを捻りドアを開けた。
稟の生前と何ら変わりの無いその部屋に、何度も訪れては稟と二人で馬鹿話に興じたその場所に、引き込まれるようにして俺は入っていった。
部屋の奥のベッドに腰掛け、感慨深げに部屋を見渡していると、開いていたドアの向こうから楓ちゃんがきょとんとした表情で無言のまま部屋に踏み込んできていた。
自分の失態に舌打ちしそうになりながら、どうにかその場を取り繕おうとして口を開いた俺より早く、楓ちゃんは俺に向かってとろけるような笑みを浮かべ、こう言ったのだ。
『……稟くん…』
と…。
795名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:31:42 ID:AjWlF7n5
「あん! あぁんっ! 稟くん! 稟くんっ!! ああぁっ!! あああぁぁぁ!!!」
相変わらず俺の上で跳ねる楓ちゃん。その瞳は俺を見つめている。
だがその瞳に映っているのは俺ではなく、稟だ。
初めから分かっていた筈だったのだ。
芙蓉楓という少女が土見稟という男性のことを忘れるはずが無いのだと。
芙蓉楓にとっての土見稟とは己の全てに等しいのだと。
土見稟がいなくなった時、芙蓉楓という少女もいなくなる。
土見稟が壊れてしまったら、芙蓉楓も壊れてしまう。
楓ちゃんはとっくに壊れてしまっていたのだ。
この部屋に、土見稟の部屋にいる男性を土見稟だと思い込み、以前と変わらず、いやそれ以上に自らの全てを捧げ、そしてこの部屋を一歩でも出れば土見稟という存在そのものを忘れさってしまう。
「稟くんっ! 稟くんっっ!! あああああーーーーーっっ!!!!」
絶叫の後、楓ちゃんが俺の胸にへたり込んでくる。
荒い息をつきながら、済まなそうな表情を浮かべる楓ちゃん。
「…はあ…はあ…はあ……ごめんなさい、稟くん。私だけイっちゃって…。…その、まだ、大丈夫ですから、稟くんが満足するまで、シテ、ください…」
その言葉に俺は腰を使って楓ちゃんのイッたばかりの秘所を再びかき回し始める。
稟を演じて楓ちゃんを慰める俺。
かつて抱いていた想い、叶うはずの無い想いを、楓ちゃんのため、という言い訳で塗り固めて毎日のようにこの部屋に通いつめてしまう俺。
酷く滑稽で、酷く醜い。
だが、それは楓ちゃんも同じではないかと思うことがある。
本物の稟ではない俺に突かれて悦び、悲鳴に似た歓声をあげる楓ちゃん。
他の女性を選んだ稟をそれでも想いつづけ、永遠に想いが叶うことも、結ばれる事の無くなった今ですら稟の幻影を追い続けているのだから…。
(…いや、やっぱり俺と楓ちゃんは違う…)
ふとそう思った。
壊れるまで稟を愛した楓ちゃんと、誰にも何も言わず、ただこの状況を利用して楓ちゃんの初めてを奪った俺。
一緒にしては神王様の天罰が下るだろう。
(…むしろ、今すぐにでも天罰を下して欲しいね…)
こんなどうしようもなく醜悪な俺に、罰という名の許しを与えて欲しかった。
自嘲気味に唇を吊り上げ、壁に掛けられたままの稟が着用していた制服を見やった。
そこにかつての親友の姿を思い浮かべながら…。
(…稟、今の俺様を見て、君は軽蔑してくれるかい…?)
796名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:32:48 ID:AjWlF7n5

以上です。
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…
別に楓が嫌いってわけじゃありません。
本文中のようなことが起こった時、こうなるんじゃないかなあと思っただけなんです。
心理学なんてサパーリ分からんのであんな風になるかどうかは知らないけどね!(最悪)
漏れの楓タンに何てことしやがるこの糞ヤロウが!と思った貴方!
稟×楓の純愛物を書いてオラにみせてくれ!
オラ期待してっぞ!
797名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 18:57:20 ID:hI7lWv0q
まぁ、なんだ。モノは悪くない。が
NGあぼーんできるように題名は決めておいた方が良かったかも知れん。
798名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 11:45:42 ID:R+UT5QAm
>>797
文自体は凄く丁寧だし、高水準だと思う。
また機会があれば純愛モノも書いてほしい、と言ってみる。
799名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 18:29:28 ID:X1ZkeprL
>>797
なかなか高レベルで読み応えあったよ
イタモノということで多少覚悟はしたが
とりあえず俺もできればでいいから純愛系をかいてほしいと思う
800名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 16:42:44 ID:a/LPypN3
>>797
GJ−!
オレはこーいう話全然OKなんで、同じシリーズで紅女史を希望。
801名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 18:05:18 ID:9YW76vN8
なんで皆>>797にレスしてるんだ?
797は>>796へのレスであってSS作者じゃないと思うんだが
802名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 01:44:49 ID:nVur8nCc
ちょw 今気づいたよ。
>>797は俺だが作者さんじゃないぞ。
803800:2006/09/17(日) 23:35:19 ID:T5vBAaCP
オレのレスが一番オカシイorz
改めて>>796さん面白かったです。
ジャンル関係なく次回作も楽しみです。
804名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:54:38 ID:kj5fssqv
>>796
最初はあぼ〜んする気マンマンだったが、読んでみて良かった。
実に「らしい」話でGJ!
805798:2006/09/19(火) 15:22:05 ID:o9fRaZOs
>>797にレスし始めた俺がきましたよ(´・ω・`)
皆、俺につられて間違えたみたいね・・・
ごめん○| ̄|_
806799:2006/09/19(火) 19:29:06 ID:x5RdoIZa
>>798
いや、そもそも俺がつられてしまったのも一因だと思うからあまり気に病まんで
807名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:07:49 ID:g0+8CKo0
hosyu
808名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:18:09 ID:IVC0XU78
本日、PUSH!!を買って、表紙イラストの裏側を見たのですが・・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
809名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:17:11 ID:jK0UAA+t
>>808
kwsk
810名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 17:29:21 ID:JUsDDMke
これか?

桜「なーなー。小銭借してくれへんかー?」
楓「こっ!これで堪忍してクダサイ…!!」
811名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:50:07 ID:AOpNgZNC
>>810
そうそう、まさにそれw
桜ヒドスと思いましたよwww
(きっちりナイフももっていましたし)
812名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:42:13 ID:7Hy6vTwv
キャラ的には逆だよなぁ(えー)
813名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 02:18:22 ID:mSl0k4PC
>>812
アニメに毒されすぎ
Navelは黒否定してるんだし逆とか関係なし
814名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 05:14:33 ID:tNSdRyuV
hosyu
815名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 04:55:43 ID:o5ZXwyYF
保守
816名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:49:13 ID:Z7/qS9BY
何だか寂れてるみたいなんで投下してみる。
>>795の続き?みたいなもんです。
今回はちゃんとタイトル入れるので、イタイのが苦手な人はあぼーんしてくださいね。
817バッドエンド 〜ネリネ〜:2006/09/28(木) 18:50:04 ID:Z7/qS9BY

品のいい調度品や家具が幾つも並べられた広い部屋の中、豪華なベッドの上で一組の男女がその裸身を重ね合わせていた。
「……んっ……っ……ぅぅ……うっ……!」
真紅の瞳と長く尖った耳、華奢とも言えるほどに細い身体とそれに反して豊かな乳房を持つ魔族の少女、ネリネ。
すらりと通った鼻筋や大きな美しい瞳など世の男性の多くを魅了する美貌は苦しげに歪み、強張った手がシーツを握りしめていた。
「………………………………………………」
黒髪に黒い瞳、そして少年のしなやかさと青年の逞しさを併せ持った引き締まった体つきの人族の少年、土見稟。
絶世の美形というにはやや物足りないものの充分以上に整った顔立ちはうっすらと汗に濡れ、その前髪を額に張り付かせていた。
その光景は少し離れて見てみれば美男美女の恋人達の愛の営みだと思えたかもしれない。
だが、二人の表情は愛の営みと呼べるようなものには到底見えなかった。
歯を食いしばり、瞳を伏せて乾いた秘所を黙って突かれるネリネ。
全くの無表情のまま、ただ単調に腰を使ってネリネを突く稟。
(…早く…終わってください…)
痛みと嫌悪感に顔を顰め、心中で呟くネリネ。
自分にとって拷問のようなこの時間が一刻も早く過ぎ去る事だけを考えて、ネリネは過去を思い返していた。
幸せだった、二週間以上前のことを…。
818バッドエンド 〜ネリネ〜:2006/09/28(木) 18:50:41 ID:Z7/qS9BY

二週間前、ネリネは幸せの絶頂からいきなり叩き落された。
相思相愛の恋人、土見稟を事故によって失ってしまったのだ。
道路に飛び出した子供を庇ってトラックに轢かれる、という彼を知る者からすれば実に“らしい”行為によって稟はこの世から去ってしまった。
稟の死を知ったネリネは、ひたすら自分を責め続けた。
実はその日は二人でデートすることになっていたのだが、当日になってネリネが体調を崩してしまった為にデートは中止となったのだった。
デートを楽しみにしていたネリネは無理を押してでも出かけようとしたのだが、ネリネの身を案じた稟によって優しく諌められて安静にしていることになった。
そして、甘えるようなネリネの要望を受けて果物を買いに稟は一人で出かけ、事故に遭い帰らぬ人となった。
その事実はネリネを完全に打ちのめした。
もし自分が体調を崩さなければ…
もし自分とデートの約束などしなければ…
もし自分がわがままを言わなければ…
もし自分と結ばれる事がなければ…
もし自分と出会うことがなければ…
病室で泣き崩れるシアや意識を失った楓、呆然としている樹などを見てそんなことまで考えてしまい、ネリネはふらふらと夢遊病患者のような足取りのまま病院を出ていた。
その後、気付けばネリネは“魔界”の自宅のベッドに寝かされていた。
病院を出たネリネは稟と初めて出会い、稟によって救われた思い出の公園へと辿りつき、そこで泣きじゃくって稟の後を追おうとしていたところを父である魔王フォーベシイによって救われたのだった。
そして人間界よりは魔界の方が稟との思い出は少ないだろうと判断したフォーベシイによってネリネは魔界に連れ帰られた。
父フォーベシイと母セージの献身的な看病により直接的に稟の後を追おうとすることはなくなったものの、ネリネはほとんど廃人のように毎日をベッドの上で過ごして、食事も睡眠も禄に取ろうとしなかった。
そうしてしばらくしたある日、沈痛な表情をしたフォーベシイがある人物を連れてネリネの部屋へとやってきた。
黒い髪と黒い瞳をしたどこにでもいそうな人族、だがネリネにとって誰よりも魅力的で大切なたった一人の少年。
土見稟の姿がそこにあった。
819バッドエンド 〜ネリネ〜:2006/09/28(木) 18:51:19 ID:Z7/qS9BY

「…んっ……く……ぅぅっ……んぅ……」
相変わらず単調に自分の秘所を突いてくる男性から顔をそむけながらネリネはただ痛みを堪えていた。
(…これは、運命が私に与えた皮肉なんでしょうか…?)
視界に映ってしまった男性の姿にぼんやりとそう思ってしまうネリネ。
(…リコちゃんに、自分のクローンの命を奪って生きている私には稟さまのクローンがお似合いなのだということなのでしょうか?)
そう、今ネリネに圧し掛かりその秘所を突いている男性は土見稟のクローンだった。
食事も禄に取らず日々やせ細っていく娘をどうにか救いたいと思ったフォーベシイが稟の遺体から体組織を入手、そこから稟のクローン体を生み出したのだ。
だが不完全なクローニング技術とそれにより生まれた命を本物の稟と同じ年齢にまで魔法により無理矢理成長させる事は困難を極め、ほとんどが失敗に終わった。
そしてようやく完成したかに思えたそれには生命体としての最低限の本能だけしか持たず、自我というものが無かった。
稟のクローンを前に困惑するネリネにフォーベシイは硬い声で苦しげに告げた。
『確かに彼は稟ちゃんではないよ。けれど彼の身体は本物の稟ちゃんと同じなんだ。つまり彼と交われば土見稟の遺伝子を持った子を産むことができる。稟ちゃんが生きた証拠を、稟ちゃんとネリネちゃんが愛し合っていた証拠ができるよ…』
と。
その提案に追い詰められていたネリネは乗り、健康な身体を取り戻すために食事をきちんと取り、悪夢に魘されながらも眠るようになった。
そうして稟のクローンに抱かれる日々が始まったのであるが、それはネリネにとって果てしない苦痛を伴う行為であった。
かつて本物の稟に抱かれていた時、ネリネは世の中にこんな幸せがあったのだろうかと思えるほどの至福の時間と絶大な快感を味わえた。
愛する人の一挙一動に打ち震えるほどの喜びと果てしない愛を感じられた。
稟を愛し、稟に愛されるその時が無限に続いて欲しいと思えた。
だが稟のカタチをした人形に抱かれる事は、嘔吐してしまいそうなほどの嫌悪感と空しさしか感じられなかった。
恐らく他の男性に抱かれてもこれほどの苦痛を感じることはないのではないだろうかとさえ思える。
拷問のようなこの時間が一刻も早く終わる事だけを願い、ネリネはいつも思い出に逃避していた。
そして、近頃ネリネはある疑問をいつも脳裏に浮かばせてしまう。
820バッドエンド 〜ネリネ〜:2006/09/28(木) 18:51:51 ID:Z7/qS9BY
それは、
『稟のクローンとの間に産まれた子供は本当に稟との子供といえるのか?』
ということである。
自分とリコリスは誰よりも近い存在ではあるが同じではなかった、とネリネは思う。
では稟の場合は…?
確かに遺伝子は全く同じである。リコリスと違って成長を促進されてはいるもののその他にいじられている所は全くない。 
おそらくフォーベシイも悩んだであろうその問いに答えることはいつもできずに交わりを終えてしまう。
「……………………………!!」
そうしている内にクローンは達したらしく、ネリネの最奥に精を吐き出した。
ネリネはのろのろとした動作で起き上がり、俯き黙ったまま自らの身体に飛び散った精液を拭き取った。
だが身体を拭き終えた後少しして堪えきれなくなったのか、肩を震わせ、嗚咽を漏らし始めた。
「……ぅぅ……ぅう……稟さま……稟さまぁぁ……う、ぁぁ……ぁぁぁ…ぁああ……」
声をあげて泣きじゃくるネリネを稟のクローンはただじっと見つめていた。
その硝子細工のような暗い瞳には何も、何も浮かんではいなかった。
821名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:52:26 ID:Z7/qS9BY

以上です。
今回もやっぱりゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…
何だか後半はクローン云々で妙に重いテーマについて書いてしまった気がします。
最初はただ、
樹(偽の稟)に抱かれて感じる楓と
クローン(一応本物?)に抱かれて感じないネリネ、
という対比が上手く書ければいいなと思って書き始めただけなんだけど…。
やるなSHUFFLE!! こんな難しいことを考えさせるなんて。
もうなんつーか「震えるぞハンド!燃え尽きるぞブレイン!」ってな感じです。
しかもこれ全然エロくねー!!(致命的)
とりあえずこれ以上続きは書かないんで安心してください。
今度は純愛物書きたい…んだけど、ネタが浮かばねえ…orz
822名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:20:11 ID:9lDv3R59
GJですよこれは。
意中の男以外に抱かれる事を苦悩する女の子は 萌え だと思います。
個人的には前話の楓に、正気に戻って貰いたかった。
823名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:27:45 ID:BUfj0tLc
うん、それ無理。
礎を喪った楼閣は、それが高ければ高いほど簡単に倒れ建て直しなど出来ない物ですからして。
居なくなっても問題ない最近のゲームには珍しく、稟は礎足りうる主人公でしたからなあ。
824名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:41:26 ID:q0iEZDwg
>>823 マンガ版と小説版のおかげな気もするけどなw
825名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:13:25 ID:0idt9ly6
>>821
次はシア編でお願いします
826名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:42:55 ID:mffNCOqO
>>824
それは違う
原作しか存在しない頃から稟だけはちゃんと評価された主人公だったよ
827821:2006/09/29(金) 00:50:23 ID:aw4YEFO9
前回もそうだったけど以外に受け入れられているようでちとびっくり。
今回はともかく前回の楓とか絶対罵られると思ってたし。
続きを書く気はないんですが、この後どうなるかは一応考えていて、
楓立ち直りルートと楓完全崩壊ルートの二つを考えていました。
>>825さん
シアは…難しいっす。
正直稟が死んだときシアがどんな反応を見せるかは想像できないです。
キキョウという誰よりも近い存在が支えてくれるだろうから、
楓やネリネほど酷い事にはならないんじゃないかなあ…くらいしか思い浮かばない。
どう思いますか?
828名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 04:19:04 ID:CQ/YWXed
>楓やネリネほど酷い事にはならないんじゃないかなあ…
シアはいい子だから絶望に浸ってるヒロイン達を心配して心の支えになろうと奮闘しそうな気がする
とはいえキキョウだって相当ショックだろうし、下手すりゃ2人とも酷い事になってそうだ

ここでユグドラシル計画の本来の目的である『命の蘇生』で復活させたらハッピーエンドになるんだけどなw
829名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 04:27:44 ID:3JICpj1n
復活したはいいけど時が経ちすぎていて、楓は最早稟を稟と認識できない(そうと認識したら自分の汚れていることを否応なく自覚させられて壊れるから)
ネリネは既に望まぬ子を孕んで中絶も出来なくなっていた、とかでやはりバッドエンドになりそうですよ?
830名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 06:45:57 ID:cVTWGuYr
>>828
> シアはいい子だから
儲発言過ぎるのもどうかと思うぞ。

> 『命の蘇生』で復活させたらハッピーエンド
ハッピーエンドにならないから計画は中止になったんだけどな。神王・魔王も語ってただろ。
あとユグドラシル計画ってアニメオリジナルの計画名だぞ。
831名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 08:22:02 ID:SwYH1Egl
>>828
他は娘はいい子じゃないのかよw
832名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 16:35:22 ID:XuNfDmlD
>>830
悪い、アニメと原作ごっちゃになってた・・・

あと信者だから『シアはいい子』だと言ったわけじゃないよ
ただ>>827氏が言うように、もしもキキョウの存在が支えになって
そのおかげで立ち直れたのなら皆のフォローに回りそうだって思っただけで、
別に他のヒロインが悪いとかダメだとかそういう意味で言ったわけじゃない
どうやら誤解を招いてしまった様なのでそれについては謝る

>>831
上記と同じく、そういう意味で言ったわけじゃないんだ
833倉庫の中の人:2006/10/01(日) 04:05:55 ID:iFgMt85T
このスレの500までをまとめました。残りは……また今度ということで。
834名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 05:45:50 ID:c+9LJ2j8
お疲れちゃん。
ふと思ったんだけど、一覧に作者名も入ってれば分かりやすいかもと思った。
835倉庫の中の人:2006/10/01(日) 19:02:36 ID:iFgMt85T
>>834
ちゃちゃっと入れてみた。修正ある方、このスレでヨロ

■今後の予定
・500以降の作品を収録
・らぶ系(和姦)、陵辱系、いろいろ、未完の4つに分ける
・テンプレを変える
 ※誰か新しいテンプレ案、つくってくれるとうれしい……
836名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:44:39 ID:aIErIbrZ
お疲れ様です。
バッドエンド 〜ネリネ〜を書いたやつなんですが、この作品の前者にあたる
>>792-795はバッドエンド 〜楓〜というタイトルでお願いします。
あとしゃっふる迷作劇場の第一作目、赤ずきんシアってなってますが、
それ以降は元ネタのままのタイトルなんで、シアは削って頂きたいです。
我が儘言って申し訳ないです。
837名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:35:23 ID:3CYeAIbW
>>835
テンプレってスレのテンプレか?
なら変える必要は全くないだろ。そういう意味で言ってるのなら自分勝手し過ぎ。
838倉庫の中の人:2006/10/02(月) 00:51:17 ID:u/H76pUg
>>836
了解です。次スレまでにはまとめますので、お待ちくださいませ。

>>837
了解。テンプレは最新のスレのものをフォローするだけにします。

なお、総合まとめと前スレのURLは修正済みです。
リアリアもチクタクのように含めると明言しておくかどうか等については、
スレ住人におまかせします。
839名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:21:53 ID:3CYeAIbW
チクタクOKなのにリアリアNGだったらおかしいだろう。
その部分だけ追加すれば問題ない。
840名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:24:19 ID:3CYeAIbW
ああ後、続編(?)の部分をちゃんとファンディスク(FanDisc)としておけば誤解も生まれないと思う。
変えるとすればこれだけで良いだろ、無闇やたらにイジってもややこしくなるだけだし。
841名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 02:02:44 ID:3CYeAIbW
連投すまんが、ファンディスク(FanDisc)はファンディスクもしくはFanDiscという意味。
紛らわしくてすまん。
842名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 03:38:31 ID:NPcH3vMn
>>840
それが妥当なところだろうね
そういう意見が多いならまだしも俺も大きくイジるのはやめたほうがいいと思うし
843名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:52:04 ID:a6++IELt
age
844名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:06:43 ID:I2Wey3fI
>>828,>>829
んなことより、チクタクの「鏡」で歴史を修正すればいいんでない?
ホイホイ使っていい代物じゃないだろうが、この件で魔王が躊躇するとは思
えん。むしろ、ネリネや樹がアレを思い出さないほうが不自然なくらいだ。
何らかの理由で使用不可能になった「鏡」を使えるようにするまで、ネリネ
の自殺を止めるための時間稼ぎとして魔王がクローンを用意したってことに
すれば・・・うーん、ちと強引か?
845844:2006/10/03(火) 23:07:54 ID:I2Wey3fI
スマソ、下げ忘れた・・・orz
846名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:41:45 ID:4fGgMOwN
…orz ←鏡の存在を綺麗サッパリ忘れ去ってた馬鹿な作者

鏡による歴史修正は、どのような不測事態を引き起こすか分からないので使えなかったとか
タイムパトロールに怒られた
とか何とかてきとーに脳内補完しといてくらはい…。
とりあえずネリネの魔法で塵になってきます。
847名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:09:51 ID:DXdP/0QB
hosyu
848名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 12:19:48 ID:+cnyJJ/N
期待age
849名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 01:22:31 ID:ur1oKKZi
最近過疎ってきたな
850名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 12:32:57 ID:WmrgP4Um
別に最近になってからではないだろ、前々からずっと過疎ってるよ
単に作品が投稿されると一時的に盛り上がるだけで
851名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:50:23 ID:sy+Pat1o
今日はネリネの誕生日、ということでネリネSSを投下。
ジャンルは稟×ネリネの純愛物です。
852ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:51:17 ID:sy+Pat1o
窓際に佇み、一人月を見上げていた少女。
月に向かい祈りを捧げるかのようなその姿にどこか儚さを感じ、その少女が消えてしまうのではないかと思わされ、思わず稟はその少女−ネリネを抱きしめた。
背後から抱きしめた小さな身体、その柔らかさと花のような良い匂いに稟はネリネを抱きしめるその手に更なる力を込めた。どこにも行かさない、ずっと離さない、と主張するかのように。
稟の抱擁に驚いたネリネだったが、すぐに目を細めてはにかみ、自分の身体に回された稟の腕にそっと手を添えた。
肩口をはだけさせ、元々豊満な胸をさらに強調させるようなシックな黒のドレスを自然な感じで着こなしているネリネに、彼女が魔界を統べる魔王の一人娘、プリンセスである事を改めて認識させられてしまった稟。
そんなネリネの立場と平凡な自分とを顧みて思わず不安になってしまい、その不安をかき消すようにネリネの髪に顔を埋め、耳元で囁く。
「…ネリネ、いいか…?」
「……はい、稟さま。稟さまの望むままに…」
稟の問いかけに、稟の胸にもたれかかるようにしてその身を預けていたネリネが答える。
その言葉を受け、稟はネリネの身体の中で一際存在感を放つその胸に背後から手を伸ばし、ドレスの胸元を引き摺り下ろして双丘を露にさせた。
ぶるんと零れ出る白桃のように瑞々しい乳房。
ネリネの華奢な体格や控えめな性格とは不釣合いな程に自己主張の激しい、厭らしくも美しい塊。形良いその塊は僅かに熱を帯び、淡く色づいた乳首はこれからの行為を予感しているのか早くも尖り始めていた。
肩越しに覗き込んだその美しい塊に、稟は無意識に掌を伸ばし、その豊かな乳房の張り具合を確かめようと双乳を優しく掬いあげ、たぷたぷ揺らしだした。
稟の掌の動きに合わせてぷるぷると揺れる重たげに張った豊かな乳房。
柔らかさと弾力が完璧に調和したかのようなそれに改めて感動した稟は、夢中になってネリネの美巨乳を掌と十本の指で揉みまくった。
「はぁ……ぁぁ……ふぅっ……ぅん……あぁぁ……っ」
切なげな、それでいて熱を帯びた吐息を吐き出すネリネ。
そんなネリネの反応に気を良くしたのか、稟はさらに胸への愛撫を激しくすると同時に、ツンと突起した乳首を刺激させ始めた。
指の腹でこりこりと転がしたかと思えば二本の指で摘んでみたり、あえて乳首には触れずに乳輪をなぞってみたり、ミルクを搾るかのように指の間で挟み込んで搾りあげていったり。
「…やっ! あぁっ! はんっ! んああっ!!」
稟の動きの一つ一つに反応し、びくんびくんと身体を震わせるネリネ。
膝に力が入らないのか、それとも腰がくだけてしまったのか足元がおぼついておらず、稟が支えてやらねば床にへたり込んでしまっていただろう。
853ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:51:56 ID:sy+Pat1o
「……ネリネ、下、いくぞ…?」
ネリネの耳を甘噛みしながらそっと呟く稟。胸への愛撫で目をとろんとさせていたネリネだったが、稟の言葉にはっと我に返ったのか真っ赤になるものの、すぐに黙って頷いた。
ネリネの同意を受けた稟は左手で胸への愛撫を続けながら右手でドレスのスカート部分をめくりあげ、ショーツ越しにネリネの秘部をまさぐり始めた。
指先の感触からネリネが既にショーツを湿らせていたことに気付いて嬉しくなり、優しく、そして徐々に激しく指を擦らせて秘部を刺激させる稟。勿論左手で変わらず胸を攻め、耳への甘噛みなどを続けることも忘れない。
「ふあぁぁっ!? ぁんっ! あっ、あっ、あっ、あぁっ! り、ん、さまぁっっ!!」
背後から耳、胸、秘部、という弱点とも言える部位を同時に攻められ、天使の鐘とも呼ばれる声で甘美な音色を奏でるネリネ。
晴れ渡った空の色の長い髪はびくびくと反応する身体と共に歓喜に震え、ルビーのような深紅の瞳は快楽に潤みながらうっとりとしており、稟の行為の全てを受け入れていた。
「…稟さま……稟さまぁ……稟さまぁ………」
稟の指がショーツをずらして自分の秘所に直接入ってくるのを感じながら、何度も何度も稟の名を呼ぶネリネ。
稟と共にいられる、稟に抱かれる。稟を愛し、稟に愛される幸せに心が満たされ、堪らないほどに快かった。同時にもう稟がいないと自分は生きていけない、とすら思えてしまっていた。
稟に依存してはいけない。稟の負担になってはいけない。そう理性では分かっているのに。
ずっと稟と一緒にいたい。稟が望むのならどんな事でもしたい。
そんな想いに駆られていたネリネの眼前に、自分の愛液によって濡れた稟の右手が差し出される。
「ネリネ、舐めて」
その言葉に何の躊躇いもなく頷き、ネリネは稟の人差し指と中指を咥え、舌で舐めしゃぶりはじめる。
歯を立てないように細心の注意を払いながら、稟の指の隅から隅まで丁寧に思いを込めて舌を這わせ舐め続けるネリネ。稟の方も指を巧みに動かし、ディープキスのようにネリネの口腔内をひたすら蹂躙する。
稟の指に口の中を犯されている、稟に支配されている、という感覚にネリネは陶酔し、被虐の笑みを浮かべて稟の指への奉仕に一層精を込めた。
そんなネリネの様子に我慢できなくなってきた稟は、無言のままネリネをお姫様抱っこで抱き上げ、ベッドへと向かった。
854ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:52:35 ID:sy+Pat1o
「ぁぁ…! は、あぁっ! 稟…さまぁぁ…っ!」
ベッドの上に座り込み、瞳を潤ませながら眼前の稟を見あげるネリネ。スカートを自らたくし上げ、両足は左右に大きく開かされて秘部を完全にさらけ出しており、強引に引き開けられたピンクの花びらは稟の視線を受けてとろりと蜜を垂らし、稟を待ちわびていた。
その花の匂いを嗅ぐかのように、稟は息も掛かるほどに顔を近付けると花びらを指で摘み、奥の奥まで見えるように開いてみせた。
途端に奥のどこからかトロトロと蜜が湧き出してきて、あっという間に尻肉を伝ってシーツを濡らすほどに秘所全体がびしょびしょになった。
稟は悪戯っぽく笑うとわざと秘所を無視し、髪と同じ色の柔らかな茂みをわしゃわしゃと掻き乱したり、掴んでくいくい引っ張ってみたりしてまさぐり始めた。
「…きゃあっ!? り、稟さま!?」
驚愕の表情で稟を見つめるネリネ。だが稟の悪戯っぽい表情に気付くと、僅かに頬を膨らませてそっぽを向く。
「…稟さま、いぢわるです……」
咎めるように、だが同時に甘えるようにそう呟くネリネ。
稟も苦笑しながら謝罪し、ネリネの蜜を吸い取るかのように濡れた花びら全体に軽くキスをしていき、指で陰核をピンと弾き、擦りあげた。
「…あ、は……っ! はぅんっ! ああっ! ん、く、ぁああぁっ!!」
イヤイヤと首を振りながらも、喜びの悲鳴をあげるネリネ。
稟はもっともっとネリネの可愛い声が効きたいと思い、それまで避け続けていた膣内へと右手の中指を沈み込ませていった。
「…ネリネのここ、やっぱり凄い」
感心したように呟く稟。ネリネのヒダはまるで別の生き物のように稟の指を締め付け、蠕動していた。 
指一本ですらキツイその締め付けに稟は後の本番を思い、ごくりと唾を飲み込む。
そして、逃げられないようにネリネの太ももを左腕で抱え込むと膣内の中指を激しくかき回し、同時にひくついていた陰核を口に含み、舌で丁寧に舐め、転がし、きつく吸い込むなどして刺激させ始めた。
「ああああぁ!!!? ああっ!! ああっ!! あはああぁっ!!」 
身体中を絶え間なく巡る快感に悶えて身をくねらせるネリネ。強すぎる刺激に心とは裏腹に身体は稟から離れてしまいそうになるものの、それを見越してがっちりと太ももを稟に固められていたため、快楽の荒波にひたすら晒され続けることとなった。
そうしているうちにネリネの理性の壁はあっという間に削り取られていき、
『もっともっと稟に愛されたい。もっともっと稟を愛したい。稟に己の全てを征服されてしまいたい』
としか考えられなくなってきていた。
だが、深窓の令嬢として慎み深く育てられたネリネにとって、自ら積極的に稟を求めることは何度身体を重ねていても恥ずかしい事であり、それらは最早本能レベルの葛藤となっていた。
尤も、稟はそんなネリネの反応を愉しんでいる節があるので確信犯だろう。
「稟さま…。お願いです…」
そんな葛藤の末に、ネリネは稟の胸に顔を埋めて囁くように呟く。
その呟きで全てを悟った稟は黙って頷き、押さえ込んできた欲望をさらけ出す事にした。
855ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:54:25 ID:sy+Pat1o
稟は手早く服を脱いで全裸になると、ネリネをベッドに横たえさせて、爆発寸前にまで膨張した自分の分身をネリネの濡れそぼった秘所にゆっくりと挿入させた。
「…っふあぁっ…! ぁぁぁぁ………っ!!」
「…っく、うぅ………っ!」
お互いに待ちわびた感触に思わず呻き声をあげてしまう稟とネリネ。特に稟は入れただけで達してしまいそうになってしまっていた。
まだ禄に動いてもいないのに、ネリネの膣口はキュウキュウと稟のモノの根元を締め上げ、膣壁はグネグネと収縮しながら茎にねっとり絡みついてきて、最奥は稟の亀頭を吸い取るかのように吸い付いてくる。
さらに泉のように湛えられた大量の蜜の熱さと潤いが、それらをさらに倍化させていた。
(…う、動かないと…! じっとしてる方が、ヤバイ!!)
稟は本能的にそう感じとり、ネリネの腰を掴むと激しく抽送を始めた。
「あぁっ! んぁ、あっ! く、ぅぁんっ! あ、はぁっ!!」
初めから激しい稟の攻めに甲高い声で鳴くネリネ。そして、稟が突くたびにぶるんぶるんと激しく揺れる乳房。
愉悦に染まりきったその声や、何度も味わった乳房の甘さや柔らかさ。それらを聞いたり思い返してしまうとさらに限界が早まってしまう気がして、思わず稟はネリネに圧し掛かるようにしてネリネの唇を塞いだ。
「んんぅっ! んむぅぅぅっ! んん、ん〜! ……っはぁっ! はぁっ! 稟さま、…嬉しい、です…っ!」
「………え、何で?」
しばしの口付けの後、稟が唇を離すと嬉しそうに微笑むネリネ。そんなネリネの言葉に疑問符を浮かべてしまう稟。
「今日は、…ぁん、まだ、キス、していただいて…ぁぁ…ませんでした…から……っ!」
涙を流しながら告げるネリネに稟は愕然とした。
快感を誤魔化すための何の気の無い自分の行動にネリネは涙を流すほどに喜びを示してくれたのだ。
ネリネも快楽を味わっている。だがそれはあくまで自分、土見稟との交わりだからなのだ。肉体だけの快楽ではなく、心、つまり精神的に繋がっている事に最も喜びを感じていたのだ。
快楽に染まり、その事を忘れかけていた稟は自分自身を叱責し、そしてそれほどまでに自分を想ってくれているネリネに深い愛情を感じ、謝罪の気持ちを込めてネリネの頬を伝う涙をそっとキスで拭った。 
そして同時に、離したくない、誰にも渡したくない、そんな想いに稟はネリネの身体中にキスの雨を降らせ、この少女は自分のものなのだと言わんばかりに何度も何度も強く肌を吸い、処女雪のように白く柔らかな肌に跡を残させた。
「…あ、はぁんっ…ああっ…稟さま、稟さまぁ…」
呼気も荒くして喘ぎつつも嬉しそうな様子のネリネ。うわ言のように稟の名を何度も呼び続け、愛する人に征服される喜びに震えていた。
856ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:55:06 ID:sy+Pat1o
そうして、身体と心を通わせながらさらなる高みへと昇っていこうとする稟とネリネ。
稟は自らの分身をネリネの膣内へ深く深く突き入れ、同時に仰向けに寝ていても少しも型崩れせずにその存在を主張する乳房を鷲掴みにし、優しくも激しく揉みしだく。
ネリネもまた稟とより深く繋がろうとして稟の腰にしっかりと両足を絡ませ、そして胸を張って少しでも稟が触れやすいようにする。
そうして二人が交わりあっていると、ネリネの秘所をかき回していた稟が不意に異変を感じた。
「…あぁっ! ああっ! あっ、あっ、あっ、あっ!!」 
『……ぁっ! ぁぁっ! ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ!…』
(…………………?)
ネリネの嬌声が二重に聞こえているような気がしたのだ。
それだけではなく、ネリネの姿が微妙にぼやけて見え始めた。
まるでネリネという存在の上に半透明の人物が重なっているようだった。
(……眩暈に幻聴?)
ネリネが二人いるように見えて一瞬疲れてるのかなと思った稟だったが、すぐにその考えは消えてしまった。
ネリネに重なって見える人物は、ネリネ同様ほとんど着ていると言えるような状態ではないが、ネリネと同じドレス、同じリボン姿であるものの、色は黒ではなく白色で、そして何よりも瞳の色がネリネのルビーのような深紅ではなく、アメジストのような深い紫色だったからだ。
「…………リコ…リス………?」
呆然として呟く稟。
ネリネのクローンとして生まれ、稟と出会い、その命をネリネに譲り渡し消えた少女。かつて魔界へ行った折、一夜だけの奇跡の中、愛を交わした少女の姿がそこにあった。
「……稟さま?」
『……稟くん?』
動きを止めてしまった稟に、ネリネとネリネに重なって見えるリコリスが全く同じ動きで首を傾げる。
何故、どうして、と喉まで出かかった言葉を稟は黙って飲み込み、何でもないよと眼前の少女に向かって首を振って微笑みかけた。
(何も不思議がることなんてないよな。ネリネとリコリスはいつも一緒にいるんだから…。一緒に笑っていくんだから…)
そう思い、腰の動きを再開させる。ネリネとリコリス、二人の少女を想いながら。
857ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:55:42 ID:sy+Pat1o
「あんっ! あっ! あっ! ああっ! 稟さまぁ……稟さまぁ……っ!!」
『あんっ! あっ! あっ! ああっ! 稟くぅん……稟くぅん……っ!!』
響き渡る二つの天使の鐘のハーモニー。
その美しい旋律に稟は限界すらも忘れてネリネとリコリスに溺れてしまった。
何度も何度もキスを交わし、ふくよかな乳房に顔を埋めて赤子のように乳首を吸い、子宮の奥をえぐるようにして自らの分身を突き入れ続ける。 
「…ひあぁぁぁ!! ああっ! お、お腹が、お腹の中が揺さぶられる、みたいですぅっ!!」
『…ひあぁぁぁ!! ああっ! お、お腹が、お腹の中が揺さぶられる、みたいだよぉっ!!」
華奢な拳で力いっぱいシーツを握り締め、襲いくる情愛と快感の波に泣き叫ぶネリネ(リコリス)。
稟はこれがラスト、と子宮に先端が入ってしまうのではと思うほど強く激しく自分のモノを膣内に突き入れ、ぐりぐりと擦らせる。
「…稟さまぁ、凄いぃっ! 気持ち、いい、ですぅ! 稟さま、稟さまは…?」
『…稟くぅん、凄いぃっ! 気持ち、いい、よぉっ! 稟くん、稟くんは…?』
「……ああ! 気持ち、良いよ! とんでもなく!! 当たり前だろ……!?」
そう、稟にとっては当たり前だった。
ネリネとリコリス。
二人の少女にこんなにも想われている自分が気持ち良くない筈がない。幸せでない筈がない。
そう思いながら、どうしてか瞳に浮かんでしまう涙を無理矢理拳で拭い、稟はただがむしゃらに腰を使い、少女達を必死に愛した。
「「ダメっ! ダメェっ! もう、イッちゃうっ! イク! イッちゃ、あ、あ、あああああぁぁ…っ!!!」」
「ネリネっ!! リコリスっ!! うあああああ………っ!!!!」
重なり合った絶叫と共に起こったこれまでで最大の締め付けに、稟は獣のような唸り声を上げ、ネリネ(リコリス)の膣内にありったけの精を放ち、最奥へ注ぎ込んだ。
「…っはあっ! …っはあっ! …っはあっ!」
「…はぁっ、はぁっ、………稟さまぁ……」
『…はぁっ、はぁっ、………稟くぅん……』
自分のモノがネリネ(リコリス)の膣内に溶けてしまったかのような感覚を味わったまま、少女の身体に覆い被さるように倒れ込む稟。
そんな稟の背に腕を回し、酩酊したように瞳をとろんとさせたまま、余韻に浸るネリネ(リコリス)。
858ネリネBDSS:2006/10/13(金) 00:56:43 ID:sy+Pat1o
「…稟さま? どうしてさっきリコちゃんの名前を呼んだんですか?」
しばらくして、不思議そうな表情でネリネがそう尋ねてきた。
稟が顔を上げると、もうリコリスの姿は見えなくなっていた。どうやらネリネには先ほどまでのリコリスは認識できなかったようだ。
ほとんどネリネに重なっているような状態だったので無理も無いかもしれないな、と稟は思った。
「…別に、そんな大した理由はないよ。ただ、……ただ、俺はリコリスのことも大好きだからさ。大好きだから、呼んだんだ。……はは、こんな時に違う女の名前呼ぶなんて、浮気者だよなあ、俺って」
そう言って苦笑する稟に、ネリネは目尻に涙を浮かべて首を振った。ネリネにとってリコリスは自分の半身とも呼べる存在なのだ。それを大好きだと言われて悪い気になどなる筈がない。
稟の優しさと自分たちに向けられる愛情にネリネはただ黙って稟にしがみ付いた。口を開けば声を上げて泣いてしまう事が分かっていたからだ。
そんなネリネに稟は再び苦笑し、上下反対になってネリネの下になり、胸にかかるネリネの髪の感触に心地よさを感じながら、あやすようにネリネの頭を黙って撫で続けた。
(リコちゃん、私たちが好きになった人は、私たちが愛するこの人は、こんなにも素晴らしい人です…。 私たち、幸せ者ですよね…?)
改めてそんな思いを胸に刻み付け、ネリネはゆっくりと身を起こし、稟に口付けてきた。珍しいネリネからの口付けに稟も少し目を丸くしたものの、すぐに瞼を閉じてネリネを受け入れた。
長い長い口付けを終えても、黙って見詰め合う二人。そして、
「稟さま、これからもずっと、ずっと…、いつまでも、愛しています」
ネリネの言葉にただ微笑み、頷く稟。
一瞬だけ、ほんの一瞬だけネリネの表情に再びリコリスが重なった気がした。
リコリスは幸せそうに笑っていた。
859名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:57:27 ID:sy+Pat1o
以上です。
今までの自分のSSはちっともエロくない、これはひょっとして非エロパートが長すぎるせいではないかと思い、
今回はシチュエーションとかをほとんど取り除き、ほぼHシーンのみの描写にしてみました。
シチュとかは適当に脳内補完してくださいな。
で、自分で読み返してみた結果は………orz
『プレゼント』と内容が微妙に似ているような気もしましたがそこら辺は目を瞑ってください。
BDSSとかいいながら本文は特に誕生日とかと関係ないのも目を瞑ってください。
ちなみに文中でネリネとリコリスが着ているのはTick! Tack!のオリジナル設定資料集の表紙のドレスです。
860名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:05:59 ID:Dy89m8Q8
>>ID:sy+Pat1o

GJ! そうか……今日はネリっ子の誕生日だったのか(ぉぃ
861名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:08:12 ID:cNFiw71K
うまい!(テーレッテレー)
862名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 11:24:14 ID:7Ovdx3eA
寝っておいしい!
863名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 19:25:51 ID:Mqj583kF
ねるねるネリネは寝れば寝るほど色が変わって…………何の色がだよ(苦藁)
864名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 20:08:36 ID:i+8M7nb9
>>863
誰がうまい事(ry
865799:2006/10/14(土) 00:28:59 ID:BvMNJ7mT
>>859
素晴らしい
GJ!!!!
866名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 07:05:46 ID:ohG+lmpZ
>863
そりゃ、髪の色と目の色だろう
867名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 07:25:04 ID:iZZfJ9tZ
>>863
寝れば寝るほど稟の色に染め上げられると
868名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 09:54:25 ID:IuQ93CQj
>>867
それ絶対誰か言うと思ったw
つかこのスレオサーン多い?
アレって相当昔のだった気がするが…。
869名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 12:13:15 ID:j30myEtk
>>868
TVOだと2、3年くらい前までCMしてたぞ
870名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 11:15:47 ID:FyPG6/QY
hosyu
871名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 07:59:28 ID:JfpFlk9z
>>868
昭和生まれならわかると思うよ
872名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 08:16:26 ID:x7/lKt9W
>>871
漏れは昭和63年生まれだが、確かに懐かしいと感じたからその意見は正しいはず
873名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 22:42:01 ID:2oWgIjCJ
>>872
幾らOKな年齢が下がったからといって、安易な書き込みは今後なるべく避けろよ、な?
874名無しさん@ピンキー:2006/10/19(木) 23:02:13 ID:mw/zhFc5
ねるねるねるねか……何もかもみな懐かしい。
875名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 01:25:55 ID:vbuaat5Y
>>873
何の事かさっぱり判らんかったが、なるほど>>872は板立ち入り禁止な年齢なのね
最近というわけでもないが、自分の年齢や21歳未満なのをバラす阿呆が多いな
876名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 03:08:34 ID:wj3Eu07U
俺成年用の板にいるんだぜ。大人だろー?(または、禁止行為カコイイ!)
と子供は背伸びしたがるからな・・・とりあえず出てけと。
877名無しさん@ピンキー:2006/10/20(金) 09:19:27 ID:XQnGEb48
>>876
背伸びしたがるがいざ大人になると微妙に興味がなくなるよな。
878名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 03:05:20 ID:0vjRzfdq
この作品に限らずSS書いてる人の中にも未満は居そうなんだけどな
879名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 16:29:37 ID:7ZcNRoXm
それはさておき、あのお婆さんもう亡くなってるらしいな。>ねるねる
880名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 16:53:04 ID:95EaaT1f
リアリアの公式サイト見たんだが
シアネリがサブキャラへ格下げされててワロタ
881名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:02:29 ID:8zpKm29P
そりゃ楓のファンディスクなんだからサブなのは当たり前だろ
プリムラや亜沙にしたってHシーンがあるってだけで攻略自体は不可なんだしさ
てかネリネのファンディスクのチクタクのときなんか出てないキャラ大勢居たのに今更何言ってんだ
882名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:12:10 ID:au5XPIXv
まぁ、俺は紅女史のHシーンさえあれば他はどうでもいいがなw
883名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:15:32 ID:UTOAP0nJ
麻弓だよ麻弓
884名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 17:31:02 ID:6Y8u7+Ob
>>882
>紅女史のHシーンさえあれば他はどうでも〜
ほぼ同意。けれど欲をいえば紅女史エンドも欲しかった俺がいる。
まあそれはこのスレに神が現れてくれるのを期待かな。
885名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 18:54:14 ID:v2U6ffY+
しかし、あの声で喘がれてもなぁ……
886名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 19:15:23 ID:fhWF7aRG
紅女史の事言ってるのか?
中の人はエロではベテランの部類に入る人だぞ
一般物で使ってる竹間の方が源氏名で、緒田の方でサイト運営とか活動してる人だからな
有名なキャラもやってるし、陵辱系を多くこなしてるからエロでは化けると思うぞ
887名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 19:24:45 ID:v2U6ffY+
ベテランだろうがなんだろうが、あの声は嫌だ。
具体的には緑の中の人や青の中の人と同じくらい萎える
888名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 19:33:38 ID:au5XPIXv
>>885,887
そこは人それぞれだな。俺は逆に、あの声で(ry
889名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 20:07:11 ID:88CwgkPh
単に嫌いだから嫌って自己厨丸出しだな
890名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 11:53:15 ID:fNrhyCGT
「稟くん…もう・・・イク……」
楓はきゅうりを挿入しながら達する。
「楓なにしてるの?」
「り、リムちゃん!!?」
慌てて楓は言い訳を考えるが気が動転していて思い浮かばない。
「あ、あのですね…そうです、これはキュウリをおいしく頂く為の下準備なんですよ」
最終的に口から出た言い訳もどう考えても苦しいものだった。
「どうして稟の名前をつぶやいていたの?」
「あ、あのそれは・・・…」
更なる追い討ちに楓はパニックに陥る。
「これは稟くんにおいしく頂いてもらいたくてですね・・・あ、買い忘れた物あったんでした。
いまから買ってきますからお留守番おねがいしますね」
楓はこれ以上ボロが出ないうちにその場から逃げ出すように外へ出て行く。
「稟においしく食べてもらう為・・・・・・」
楓のもので濡れたキュウリを手にして呟く。

「ただいまー」
家に戻った稟が挨拶をするが誰も返事がない。
「買出しかな?」
そう思いながら廊下を歩くと台所にプリムラの姿がチラっと確認できた。
「なんだいるじゃないか、おーいプリム・・・ラ・・・さん・・・なにをしてらっしゃるんで・・・・・・」
近づいた稟は膣にキュウリを挿入しているプリムラの姿を見て固まる。
「稟・・・いまキュウリをおいしくしているところ・・・・・・」
「そ、そうなんだ・・・じゃなくて、いいからやめなさい!」
慌ててとめようと近づく稟の眼前にプリムラはいままで自分の中にあったキュウリを差し出す。
「おいしくなったと思う。 稟食べてみて」
「ま、まてプリムラ」
なにが起きてるのかわからない稟はどう行動していいのかわからず立ち尽くす。
「はい、稟・・・・・・」
差し出されたキュウリを手にする稟。
「稟、食べないの? それともおいしくないから食べたくない?」
「い、いや・・・おいしそうだよ(いろんな意味で)」
「じゃあ、食べて」
迫るプリムラ。
(こうなったら当たって砕けろだ)
キュウリに豪快にかじりつく。
味わう余裕もなくとにかく胃袋へと急いで流し込む。
「ハァハァ、お、おいしかったよプリムラ」
「良かった、じゃあ次はこれをおいしくする」
その物体を見た稟はプリムラを静止させる。
「待て待て、そんな大きな大根は物理的に無理だ止めろ」
「どうして?」
「いや、どうしてと言われても・・・・・・」
説明に困る稟。
「稟、わたし何か間違ってる?」
「んー、根本的な使い方が間違ってるんだが・・・・・・」
「じゃあ、正しい使いかた教えて」
「なにぃー!」
下半身裸のプリムラが近づいてくる。
『いいか稟、男なら据え膳食わねば後悔先に立たずだ』
樹の良くわからないアドバイスが脳裏をよぎる。
「俺は・・・俺は・・・・・・」
稟はこれは性教育の一環だと頭の中で無理矢理こじつけ、プリムラに正しい使い方を教える決意をした。
891名無したん(;´Д`)ハァハァ :2006/10/27(金) 16:17:52 ID:BtrkO3iq
>>890
wktk
892890:2006/10/29(日) 13:32:03 ID:uqjbT/RV
ちょっと仕事で数日家を留守にしてたんだが、いまから続き書いてアップしても大丈夫なんやろか。
ちょっと時間空いてるから心配で心配で。
893名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 13:33:08 ID:NpI9E6RL
>>892 全然無問題 (屮゚Д゚)屮カモーン
894名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:47:47 ID:x9YWtxbR
>>892
待ってます。wktk
895名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 16:20:25 ID:uqjbT/RV
「あ……」
稟は裸にしたプリムラをベットに横にする。
「…ん……」
稟はやさしくプリムラにキスをする。
「これ…とっても気持ちいい……」
プリムラは稟に小さく微笑み返す。
(やばいな、俺ってホントにこっちの趣味あったのか……)
このプリムラへの異常なまでの胸の高まりに戸惑いつつ、稟は右手をそっとプリムラのまだ発育途中の乳房にやさしく添える。
「ひんっ!?」
「ご、ごめん!」
プリムラの叫びでとっさに触れていた乳房から手を離す。
「稟、違う…。 なんだか分からない、電気が走ったみたいな感じだった…けど…良く分からないけど気持ちいい……」
「プリムラ……」
稟はその言葉で安心したのか手を胸に当ててやさしく揉みはじめる。
「あっ…んっ……ひゃん……!?」
生まれて始めての感覚に襲われプリムラは身体に襲ってくる刺激に過剰なまでの反応をしてくる。
(かわいいな)
その仕草がとても愛らしく、稟はやさしく乳首にキスをする。
「ああああっ」
プリムラは身体を跳ね上げる。
「敏感なんだね、プリムラ」
「分からない…でも、稟に触れられてると思うと身体が熱くなって、触れられたところがとっても敏感になる」
困惑した表情をする。
「じゃあ、ここに触ったらどうなるのかな」
稟の手がゆっくりとプリムラの大事なところへと伸びていく。
「ひゃあああああああっ」
秘所を指で軽くなぞる。
それだけでプリムラは絶叫し軽く達していた。
「すごいな……」
先ほどキュウリを入れていたのもあるのか愛液で秘所は濡れていた。
「プリムラこれを咥えてくれないか」
稟はズボンを脱ぎ自分のモノを指差す。
「うん…でもどうすればいい?」
起き上がって膝をついてそれを恐る恐る握りながら尋ねる。
「最初はアイスを舐めるようにやってみてごらん」
「わかった」
プリムラは言われたとおり稟のモノを舐め始める。
「うん、あとは口の中に思いっきり頬張ったりとかもしてくれるといいな」
「こう?」
言われたまま口を大きくあけて頬張る。
「ふぁ…ほぁ…ふぅ……」(これでいい?)
口に入れたまま何かを話しているようだが言葉にならない。
(やばい、出る)
口で咥えながら話そうとする行為は稟へたまらない刺激を与えていた。
「プリムラ…出るぞ」
稟はプリムラの喉の奥へと射精する。
「けほっ…けほっ……」
「ご、ごめん」
プリムラはいきなりの行為にむせ返ってしまう。
「だ、大丈夫……」
少し涙目になりながら返事をする。
「稟は気持ちよかった?」
「え、ああ…すごく、良かったよ」
プリムラは笑顔で言う。
「稟が嬉しいならわたしも嬉しい」
(プリムラ……)
稟はやさしくプリムラを抱きしめる。
「じゃあ、続きをしようかプリムラ」
「うん……」
稟はプリムラをベットに寝かせるとその上に四つんばいになった。
896名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:02:42 ID:uqjbT/RV
「いくぞ」
稟の言葉にプリムラは小さくうなずいた。
「くっ…うっ……」
プリムラのあそこからは純潔の証である血が流れ落ちる。
(あ、てっきりさっきのキュウリで処女じゃなくなってるものだと…)
「キュウリを奥まで入れようとしたけど痛かったから…うっ……」
考えていることを見抜かれたようにプリムラが答える。
「大丈夫?」
「稟…大丈…夫…」
言葉とは裏腹に顔は苦痛で歪んでいた。
「あ…」
稟はプリムラを抱き上げて抱っこした状態にする。
「少しこうして落ち着かせようか」
稟はプリムラをしっかりと抱きかかえたまま答える。
「稟…好き……」
「俺もだよ、プリムラ」
その状態でどれだけ時間がたっただろう。
まだ5分しかたっていないのかもしれない、もしかしたら1時間以上たっているのかもしれない。
不意にプリムラが言葉を口を開く。
「稟、もう大丈夫だから…だから動いて……」
「プリムラ……」
プリムラの微笑をみて稟はうなずくと抱き上げたまま腰を動かす。
しかし決して激しくはやらず、プリムラが辛くならないように優しく動く。
「稟…稟…」
プリムラが稟の名前を何度も叫ぶ。
「プリムラ…俺、もう……」
稟は限界を感じて膣から自分のモノを抜こうとする。
「やっ……」
それを拒むようにプリムラは稟の身体に足を絡ませる。
「プリムラ、やめっ…うっ……」
必死に抜こうとしたが稟はそのままプリムラの奥へと精子を注ぎ込んだ。
「あったかい…稟がわたしの中に入ってくる」
嬉しそうにプリムラが言う。
「はははっ、俺は最後冷や汗ものだったよ…」
中だしして流石に複雑な気分の稟がまだ繋がったままのプリムラのギュっと抱きしめて答える。
「稟好き…」
「ああ、俺もだよ」
二人はお互いの気持ちを確認するかのように唇を重ねた。

「ダメ…稟くんのお世話はわたしの仕事なんです……」
稟の部屋の外で楓は二人の行為を覗きながら呟く。
「お世話はわたしの生きがい…下のお世話だってわたしが……」
楓はそう言うと見つからないうちにその場を後にする。
「稟くんはわたしの全て……」
楓は晩御飯の支度始めていた。
醤油、みりん、こしょう等の調味料の中、ひとつだけ不釣合いな箱が混じっていた。
その箱には『睡眠薬』を書かれ、錠剤が2粒空になっていた。
「稟くん…わたしが……ふふふっ……」
稟の長い夜はまだ始まってさえいないのであった。


  To be continued
897名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:03:28 ID:uqjbT/RV
あんまりエロくなくてごめんね。
898名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:05:18 ID:NpI9E6RL
>>ID:uqjbT/RV
乙! 続きを楽しみにしてまつ(`・ω・´)
899名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:13:14 ID:9s4LUSNu
乙です
900名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 20:15:25 ID:uqjbT/RV
あー、一回しか推敲してなかったから誤字残ってたけど勘弁。
901名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 10:51:24 ID:PJgaW/3Q
乙、だが俺のほうがもっと上手く書けるとだけほざいておこう。
902名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 14:00:27 ID:pBBeTWtW
乙カレー。
>>901
ぜひ、書いて見せてくれ。口裂け女ならぬ口先男はお腹いっぱいだぞと。
903名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 18:20:55 ID:PJgaW/3Q
悪いが俺は別スレで書かねばならんので無理だ。
ほら、もう朽ち果てるだけのこんなスレで書いても俺の文章の価値が損なわれるだけだろ?
ここ最近の過疎をみればお前らだってわかってるはずだぜ。
904名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 18:37:14 ID:zIbPKzjz
うんこが落ちてるな。
みんな踏むなよ。
905uqjbT/RV:2006/10/30(月) 19:40:14 ID:d0ZwUyC+
よりによって自分の書いた後に沸いてたのね。
そんなに気に入らなかったのかな(;´Д`)
906名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 21:41:15 ID:pBBeTWtW
>>905
気にしない気にしない。誰もが気に入るSSなんて無理。
具体的な批評ならともかく、そうでないのは聞き流すのが吉。
907名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 22:07:38 ID:EB9CTGU0
自称エリートって実際はエリートどころか標準以下とかザラだよね。
908名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:22:14 ID:QnSId4/b
>>・荒し、煽りは徹底的に放置。
909859:2006/11/02(木) 18:28:03 ID:sduTGnEt
>905
気にしない方がいいよ。十分面白かったし。
結局稟の大根、もとい男根入れちゃってるけなげなプリムラに萌えたし、
家政婦は見た、な楓には笑わせてもらった。
続き期待してます。
これだけじゃ何なんで自分もひさびさに一本投下します。
910絶稟のお料理万歳!:2006/11/02(木) 18:29:39 ID:sduTGnEt
事の発端はある日の放課後、土見稟が神界の王女リシアンサスと二人で帰宅の徒についていた時の会話だった。
「ねえねえ稟くん! 人間界では『読書の秋』とか『芸術の秋』とか人によって色々な秋があるみたいだけど、稟くんは何の秋?」
「俺か? う〜ん、俺はやっぱり『食欲の秋』かな? 栗とか秋刀魚とか松茸とか秋は美味いものが多いしな」
「あはは、稟くんらしいね〜」
松茸なんか滅多に食えないけどな、と照れたように笑う稟にシアも同じように微笑みを浮かべる。
「う〜。稟くんは『食欲の秋』なのか〜」
「ま、あえて言うならば、だけどな。…それがどうかしたのか?」
顎に指を当てて、うなり始めるシアに稟が問い掛ける。
するとシアは急に真っ赤になり、あたふたとした様子で首と両手をちぎれんばかりに振り出した。
「う、ううん! 何でもないの! 何でも!」
「…そ、そうか?」
あからさまに怪しいシアの態度に眉を顰めながらも、稟はそれ以上追求せず、黙って歩を進めた。
シアの方も黙って稟の隣を歩いていたが、思案に暮れたように眉間に皺を寄せてブツブツ呟いていた。
「…秋刀魚か。何だか話題に挙げたせいで秋刀魚が食べたくなってきたな〜。今度楓に作ってもらうかな…」
「…そうなの? 稟くんどんな秋刀魚料理が食べたいの?」
「ん〜、特にこだわりはないぞ? 焼いたのも好きだし、刺身だって好きだし…」
「………………………!?」 
先ほどまでの会話を思い出し、何気なく呟く稟。
そんな稟にこちらも何気なく尋ねるシア。だが稟の返答に突然ぽかんと口を開けたまま固まってしまった。
911絶稟のお料理万歳!:2006/11/02(木) 18:32:01 ID:sduTGnEt
「シ、シア? どした?」
「……………それッス!! それッスよ、稟くん!!」
「へ? な、何が…?」
突然大きな声を上げるシア。
稟の訝しげな様子も全く気にせずに、拳を硬く握り締め、瞳とバックに紅蓮の炎を纏わせながら仁王立ちする。
周囲の人々も目を丸くして燃えるシアを遠巻きに眺めていたが、シアは全く気付いていなかった。
「シ、シア…?」
「稟くん! 私が稟くんに秋を満喫させてあげるッス!!」
「………は?」
「こうしちゃいられない! 早速今から準備しないと…! 稟くんごめんね? でも稟くんを満足させられるように私頑張るから!」
稟と周囲の人々を置き去りにしながら、一人突っ走りつづけるシア。
一人で何度も頷き、勝手に納得しながら稟に宣言すると、くるりと背を向けて全速力で駆け出していってしまった。
「シ、シア!?」
「……………楽しみに待っててね〜!」
ひたすら呆然としつづける稟に、はるか彼方のシアは一度だけ振り向き、大きく手を振っていた。
「……シア、お前はドラ○もん(旧)の次回予告か?」
あまりの急展開にとりあえずツッこむことしかできない稟だった。
912絶稟のお料理万歳!:2006/11/02(木) 18:33:31 ID:sduTGnEt
そんなシアの奇行(?)の翌日の夕暮れ時、稟はシアから夕食に招待され、神王邸に足を踏み入れていた。
「おう、稟どのか! 話は聞いてるぜ。上がってくんな!」
「あ、どうも、お邪魔します。…あ、これ楓が作った煮物です。ちょっと作りすぎたみたいなんでお裾分けにと思って。どうぞ、食べてください」
いつもと変わらず豪快に笑う神王ユーストマによって迎え入れられた稟は頭を下げて手に持ったタッパーの入った包みを差し出した。
「お、悪いな。遠慮なく頂くぜ。シアは自室にいるからな。ゆっくりしていってくれや」
稟から包みを受け取ると嬉しそうに笑う神王。だが、その笑みがだらしなく、というか好色そうなものに変わる。
「俺らは邪魔なんてしないからな! たっぷりシアの歓待を受けてやってくれ!」
「…………?」
にやにや笑う神王にどことなく嫌な予感を感じつつも、稟は黙ってシアの部屋へと向かった。
(おそらく俺が昨日言った『食欲の秋』に何か関係するんだろうけど、あのおじさんの態度は一体…?)
そんな風に頭を捻りながら稟はシアの部屋の前に辿りつき、その戸を軽くノックした。
「シア? 俺だけど?」
「う、うん。入って、いいよ…?」
どこか躊躇いがちのシアの言葉に首を傾げながら、稟は扉を開いた。
913絶稟のお料理万歳!:2006/11/02(木) 18:34:49 ID:sduTGnEt
「り、稟くん………」
「ぐはぁっ!?」
シアの部屋に入った瞬間盛大に仰け反ってしまう稟。
彼の眼前にあったものは、2mほどの木造の舟に一糸纏わぬ姿のまま横たわり、その身体の上に様々な魚の切り身、というか刺身やら何やらを乗せていたシアの姿だった。
「…こ、こりわ……」
「…あ、あはは…。…にょ、女体盛、という、やつ、です…」
顔面を引き攣らせた稟に真っ赤になったシアが恥ずかしそうに告げる。
「…近頃テストとか色々あって、ちっとも稟くんにシテもらってなかったから、みんなで相談してた所、何かきっかけがあればってことになって、亜沙先輩がそれならいいのがあるよって…」
「…あ、あの人は…」
ここにはいない先輩の策謀に頭痛を感じ、こめかみを押さえる稟。
ちなみに稟が『読書の秋』と答えていれば、稟の前で官能小説を音読、『芸術の秋』と答えればヌードモデルとなって稟に絵を描かせる作戦になっていた。
勿論『スポーツの秋』と答えていれば、その場で稟に突撃をかまし、マット運動もしくは柔道の練習(寝技のみ)となっていた。
「そ、それより稟くん。は、早く食べて欲しい、な」
「あ、ああ。そ、それじゃ、いただきます…」
シアに促され、舟の上に置いてあった箸を取る稟。
914絶稟のお料理万歳!:2006/11/02(木) 18:35:49 ID:sduTGnEt

(以下、音声のみでお楽しみ下さい)

「さて、まずは…」
「…ひゃあん!? り、稟くん、お醤油直接かけちゃダメぇ…!」
「あ、ちょっと下にこぼれちまった。…んじゃ、ペロっと…」
「ひあぁぁん!!」

「あ、こんなとこにイクラ発見」
「ひんっ! そ、それはイクラじゃないよぅ!」
「このイクラなかなかとれないな、こうなりゃ直接…あむっ!」
「あんっ! ああぁぁ……っ!」

「こんなところにアワビが!」
「り、稟くん、さっきからなんだかおじさんクサイよぅ」
「失礼な! そんなこと言うやつには、こうだ!!」
「あああああ!! そ、そんな、じゅるじゅる音立てないでぇ…っ!」

「……はあ、はあ、お願い、稟くん。私のアワビ、稟くんの下のお箸で食べてぇ……っ!!」
「ああ、わかった。いくぞ、シア?」
「うん。来て、稟くん……んああぁぁぁ!! ああっ、あっ、あっ、あああああんっ!!」


「………御馳走様でした」
「はあ、はあ、はあ、はい、お粗末さま、でした……」

絶稟のお料理万歳! 一品目“神界プリンセスの女体盛” 完食!!
915名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 18:36:39 ID:sduTGnEt
以上です。
…何書いてんだ俺orz
女体盛の詳しい描写とか分かんないので最後あんなんになっちゃったし。
一応メイン5人分は考えてあるので、読みたいという人がもしたくさんいればまた続き書きます。
多分またこんな馬鹿話になると思うけど…。
916名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 18:42:04 ID:X6K8rD+c
ワロスw
続きにも期待。
917名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 22:18:27 ID:c2XM9DVU
ハゲワラタ。座布団一枚ドゾー。メイン5人分だけじゃなく、サブ(カレハ
先輩とか、麻弓とか、紅女史とか)も出してくれれば、モアベターよ。
918名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 13:38:52 ID:0MOl6dO1
お箸一本しかないよw
919名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 22:24:41 ID:rj7lzdQS
箸が一本しかないなら突き刺せばいいじゃない。
920絶稟のお料理万歳! 二日目:2006/11/04(土) 16:15:06 ID:nujqMLRA
シアの女体盛を食した翌日、稟は芙蓉家のリビングでまったりしながら前日の御馳走の味を反芻していた。
(…小船の上、っていう足場の心もとない場所での交わりっていうのもなかなかオツなもんだったよな。ちょっと大きな動きをすると揺れる舟にその度シアが可愛い悲鳴をあげて……ってヤバイ、勃ってきた)
ソファーの上で前かがみになる稟。にやにやしながら股間を押さえるその姿はどう見ても変質者です。本当にありが(ry
そんな風に稟が悶々としていると、突如としてリビングの電話が鳴り始めた。桃色妄想に浸っていた稟は慌てて現実世界に帰還して受話器を手に取った。
「…はい、芙蓉ですけど…?」
『おや、その声は稟ちゃんかい? おお、マイサン、パパだよ!」
「…勝手に人の父親にならないで下さい。何か御用ですか、魔王のおじさん?」
電話の向こうの相手は魔王フォーベシイその人であった。
相変わらずの魔王の様子に頭痛を感じ、半眼で呟く稟。
『おお、そうだった。稟ちゃん! 昨日は神ちゃんの所で夕食をお呼ばれになったんだって? 水臭いじゃないか! ウチにだって来てくれないと! 稟ちゃんが来てくれるんだったら、私もママも腕によりをかけるのに!」
「そ、そう言われても…。昨日だってシアに突然誘われただけですし…」
とりあえず神王邸での情事は伝わっていないようで内心ほっとする稟。
『それなら是非今日はウチに来ておくれよ! パパからのお願いだよ〜!』
「だから誰が誰のパパですか…。まあ、そういうことなら喜んでお邪魔させてもらいます。おじさんの料理もセージさんの料理も美味いですし…」
おそらく電話の向こうでは滝のような涙を流しているだろう魔王の様子に苦笑しながらも稟は魔王邸行きを決断した。
魔王に話した通りの理由があることは間違いないのだが、本音を言えばここで断ればおそらく魔王は芙蓉家に乱入してくるであろう事を予想してのことだった。
『そうかい! それは良かった! 断られたらこちらから出向こうかと思っていたよ!』
(やっぱりか…。わかりやすいよなあ…)
予想通りの展開に稟は苦笑しながら時計を眺め、口を開いた。
「…それじゃ夕食時になったらお邪魔させてもらいますね」
921絶稟のお料理万歳! 二日目:2006/11/04(土) 16:15:59 ID:nujqMLRA

そんなやりとりから数時間後、稟は魔王邸を訪れた。
「おお、稟ちゃん、良くきてくれたね! ささ! 遠慮せずに上がっておくれ!」
「いらっしゃいませ、稟くん」
「はい、お邪魔します。…あれ、ネリネは?」
魔王夫妻に出迎えられた稟はその場にネリネの姿が見えないことに気付いた。
「ネリネちゃんは部屋で準備しているよ」
「ネリネが…? 今日の料理はネリネが作ったものなんですか?」
ネリネの料理の腕前を知っている稟が眉を顰め怪訝そうな表情を浮かべていると、セージがクスクス笑いながら救いの手を差し伸べてきた。
「…大丈夫ですよ。今日のお料理はとってもシンプルなものですから」
「そういうこと。さ、ネリネちゃんは廊下の奥の部屋にいるからね?」
「奥の…? リビングでもネリネの部屋でもないんですか?」
魔王に指定された部屋は稟も未だ入った事のない部屋だった。
(夕食を食べるのにわざわざ違う部屋に…? しかもネリネの料理…?)
納得のいかないことの連続に首を捻りながらも稟は大人しく歩を進め、指定された部屋の前に辿りつき、その扉を開いた。
「い、いらっしゃいませ〜」
「………………………………ネリネさん? 何故に○ンミラですか?」
稟を出迎えたのは、胸を強調した制服で有名な某ファミレスのウエイトレス姿のネリネだった。
気恥ずかしさを含んだ、だがとびっきりのネリネの笑顔に早くも理性がぐらついてくるのを感じる稟。
「いらっしゃいませ、稟さま。こちらのお席にどうぞ?」
「こちらの、って席一つしかないけど…」
恥ずかしいのか頬を染めたままネリネが部屋の中へと稟を促す。
稟の入ったその部屋は、カーテンを閉めきって電灯を落としていて妙に薄暗く、さらに広い空間には小さなテーブルと椅子が一つ並べられているだけ、という何とも殺風景な部屋だった。
「なあ、ネリネ? 何でこんなに暗くしてるんだ?」
「…あ、あの、その、明るく、されますか?」
何気ない稟の言葉に明らかに狼狽するネリネ。
そんなネリネの様子に首を傾げながらも頷く稟。
「わ、わかりました………」
躊躇いがちなネリネの言葉と共に電気が点けられる。
その瞬間、強い光が目に入り、一瞬眩暈を覚える稟。
(な、何だ!? 明かりがキツイ? いや、違う。これは、床に反射してるのか…?)
どうやら、まるで鏡張りのように磨き上げられたぴかぴかの床に電灯の光が反射しているようだった。
922絶稟のお料理万歳! 二日目:2006/11/04(土) 16:16:42 ID:nujqMLRA

少しして目を慣らした稟はテーブルの上にある鍋とその隣に置かれた様々な野菜の盛られたザルに気付いた。
鍋を覗き込むと、昆布が熱湯の中を泳いでいた。
「…なるほど、しゃぶしゃぶか! 確かにこれなら具材を入れるだけだもんな!」
魔王たちの『大丈夫』という言葉の意味に気付き、納得いったように何度も頷く稟。
「それじゃ、早速……ってネリネ? どうしたんだ?」
箸を手に取り、食べ始めようとした稟だったが、右隣に立っているネリネが妙にもじもじしている事に気付き、訝しげな視線を向けた。
だが、ネリネはそんな稟の視線にも気付いていないようで、顔を真っ赤に染めたまま視線をちらちらと何度も足元に向けていた。
「……ネリネ? 下に何かあ………ぐはあぁぁ……っっ!!!!!???」
驚愕の表情を浮かべる稟。
足下には何もなかった。
そう、何も。
だが、その“まるで鏡張りのように磨き上げられたぴかぴかの床”にネリネのスカートの中がはっきり写し出されていたのだ。
しかも、スカートの奥には明らかに布ではないピンク色の何かが見えていた。
(…こ、これは! 伝説の ノ ー パ ン し ゃ ぶ し ゃ ぶ !!!!!!)
あまりの衝撃にぴくりとも動けず驚愕の表情のまま床(というか鏡にちかい)を凝視したままの稟。
ネリネの方も稟に気付かれた、稟に見られていると自覚してしまい、同じように真っ赤になったまま固まってしまった。
だが、そんな沈黙も長くは続かなかった。
変な体勢のまま固まっていた稟が持っていた箸が、からーんと軽い音を立てて床に落ちてしまったのだ。
その音にはっとなる二人。
「あっ…!」
「あっ、稟さま、私が…!」
身を屈めて箸を拾おうとする稟。そんな稟を察して同じように身を屈めるネリネ。
そしてまたしても固まってしまう二人。
なぜなら、
(…近づいてる! 近づいてる! さっきよりピンク色が近づいてる〜!!)
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
血走った目で床を凝視する稟。ちょっぴり鼻血も出てきてます。
声にならない声を上げるネリネ。ちょっぴり濡れてきています。
この異常なシチュエーションに明らかに変になっていく二人だった。
923絶稟のお料理万歳! 二日目:2006/11/04(土) 16:17:21 ID:nujqMLRA

そんな暴走一歩手前の稟を引きとめたのは、くぅ〜という自分の腹のなる音だった。
「…と、とりあえず鍋つついていーかな?」
「…は、はい、どうぞ」
照れたように笑う稟に同じようにはにかむネリネ。
そうしてしばしの間、ネリネが鍋に入れてくれた豆腐や野菜を突っつきだす稟。
しゃきしゃきの野菜やら旬のきのこ類、それに豆腐などを堪能しはじめた稟だったが、ネリネが動くたびにちらちらと視線は床にいってしまっていた。
そんな中、いくら待ってもしゃぶしゃぶのメインであるはずの肉が出てこないことに稟は気付いた。
テーブルの上にも肉が置かれていなかったし、ネリネが取りに行くそぶりも無かった。
「なあ、ネリネ? 肉は無いのか?」
「お、お肉、ですか?」
稟の言葉にあからさまに動揺するネリネ。
「ああ。しゃぶしゃぶって言ったら普通肉だろ? 無いのか?」
「い、いえ、その、一応、牛、肉を用意しています…」
「じゃあ出してくれないかな?」
稟の頼みにネリネは真っ赤になって頷くと、ぶつぶつと呪文を呟き始めると、部屋の中央に子供用のゴムプールほどの大きさの鍋を出現させた。尤も、ここまで大きいと鍋というより風呂と呼んだほうが正しいのかもしれない。
「お、おい、ネリネ? まさか牛一頭まるごと入れるとか言うんじゃないだろうな?」
不安げな稟にぎこちない笑みを浮かべ、ネリネは突然服を脱ぎ始め、全裸になるとお湯の張られたその鍋に自ら入っていった。
924絶稟のお料理万歳! 二日目:2006/11/04(土) 16:17:58 ID:nujqMLRA

「………ネ、ネリネ…?」
「………………………………も、も〜……」
耳まで真っ赤に染めて視線を反らし、囁くように呟くネリネ。
「も、もしかして、ネリネが牛っていうオチ、か?」
「………………………………は、はいぃ…」
頭を押さえる稟。純真なネリネが自らこのようなことを考えるはずが無い。つまりネリネにこのようなことを吹き込んだ人物がいるのだ。
(お、おじさん…。こ、これはちょっと、マニアックすぎるんじゃあ…)
ネリネの背後に見え隠れする魔王のシルエットに果てしない頭痛を感じる稟だった。
「あ〜、ま〜、何ていうか、その、何だ。………ネリネ!!」
「は、はいっ!?」
こめかみを押さえて苦しげに呟き、急に口調を強くする稟。
そんな稟に、気に入ってもらえなかったのだろうかととたんに不安になるネリネ。
だが、
「いただきますっ!!!」
「………きゃんっ!? り、稟さまっ!? ああんっ!!」
どうやら我慢の限界をとっくに超えていたらしい稟が突然服を着たまま鍋に飛び込み、ネリネの乳房に乱暴に吸い付いた。
「り、稟さまぁ。私、牛みたいに太ってますか?」
稟に乳首を吸われながらそう尋ねるネリネ。いくら稟のためとはいえ年頃の少女が自らを牛に例えるのは流石に嫌だったのだろう。
「ん? そんなことないぞ。おじさんがこんなこと企んだのも、きっとここにたっぷりミルクが詰まってるように思えたからだよ」
夢中になってネリネの乳房を吸っていた稟が魔王の意図を正確に読み取ってそう答え、先ほどまでの空腹も忘れてネリネの身体を貪り始めた。

そうして動けなくなるまでネリネを貪った稟は、行為の後、リビングで待っていた魔王夫妻とそこで用意されていたしゃぶしゃぶ(本物の肉付き)を堪能させてもらうこととなったのだった。
余談だが、肉を食べながら何かを思い出してしまったのか、稟の視線は途中何度もネリネに向いてしまい、魔王にからかわれる事となった。
(全て私の計算通り、と。…いや〜、稟ちゃんはとてもわかりやすくて可愛いね〜)
結局魔王の掌の上で踊らされていた稟だった。

絶稟の食いしん棒万歳! 二品目“魔界プリンセスのしゃぶしゃぶ” 完食!!
925名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 16:18:36 ID:nujqMLRA

以上です。
うむ。我ながら相変わらずアホな文だorz
当初は魔法薬を飲んだ影響でネリネが母乳を出し、稟に「肉牛と乳牛は違うだろ」と
ツッこまれるまでを書こうと思ってたんですが、母乳プレイは人によって好き嫌いが分かれる上に、
分量が前作を大きく上回ってしまうことに気付いてここまでとしました。
一応これショートストーリーのつもりなんで。
926名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 16:42:19 ID:UoTlbbX/
痛い!腹が痛いよママン(食べ過ぎならぬ笑い過ぎで)!
女体盛り、ノーパンしゃぶしゃぶ、次のお料理は何かな何かな?
ああ、考えただけで涎が上と下のお口からダラダラと(下品)。
927名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:21:18 ID:gfENND2J
gj次に誰か来るか楽しみだ!
てかこういう話は大好きだよ(*´д`*)
928名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 18:29:37 ID:UGz7RrIi
個人的には楓キボン

裸エプロンであんなことやこんな(ry
929名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:19:54 ID:egWIjG6Q
>>920-925 ID:nujqMLRAさん
グットジョブ!!
>>921-922の前後半のところでノーパンしゃぶしゃぶと気づいて激しくワロタ
(腹痛いwwwwwwwwww)
>>928さん同様楓の裸エプロンネタ激しくキボンヌ!!!
930名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 22:26:48 ID:egWIjG6Q
そういえば、そろそろ475KBいくから次スレの用意をしたほうがよいかと思われ・・・
931名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 02:17:22 ID:fjj1s2k9
>>930
もうそんなになるのか
それなら次スレのテンプレは>>835-842が反映されてる総合まとめのを使ってくれ。
エロまとめのは古いまんまだし。

すぐに立ててもいいのなら俺が立てるが、さすがにまだ早すぎるかな。
932名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 03:10:55 ID:fjj1s2k9
まだ大丈夫だと思ってたら931書いた時点で474KBになっちゃったようなんでとりあえず立てといた。

SHUFFLE!でエロパロ Part3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162663671/
933名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 15:01:29 ID:d5wCyAF6
test
934名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 18:42:01 ID:wULXGiYX
935名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 20:42:24 ID:EVnBg0JY
>>950になったら1000取り合戦開始
936名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 21:01:33 ID:9zPvURUN
950になるまでが長そうなんだけど
937名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 00:22:40 ID:rl+xqfAy
938名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 02:16:51 ID:hdoLhpv9
禀×楓、希望
939名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:33:43 ID:GFXPHVFa
939
940名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 15:19:13 ID:ya3g893G
とりあえず埋め
941名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 15:53:26 ID:tv8tZpCn
埋めるならsageろよ
942名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:50:11 ID:KJIE3MqM
942
943名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 02:34:12 ID:2SM8AaJA
埋め
944名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 03:43:28 ID:KveY4Bre
次スレでは止まったSSの続きが投下されますように。
945名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 04:00:23 ID:/lVlW46t
胸が大きくなりますように。
946名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 17:56:21 ID:QGWiK/0R
カレハ先輩えちぃな完全版が出ますように
947名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 18:31:58 ID:3gsvaaZx
麻弓とラブエロ全開な作品が出ますように
948名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 23:27:37 ID:kthACBwU
このスレがちゃんと埋まりますように
949名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 17:09:13 ID:CH78AK5u
通りすがりに埋め
950名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:06:40 ID:jvbjRtb+
プリムラはマダンテを放った(笑)
951名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:09:30 ID:yPikEGTx
次スレも落ちやしないか心配だ。やっぱり少し早かったようだな。
952名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 00:15:09 ID:DUsnbIpJ
test
953名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 01:06:52 ID:DJ80pJtz
>>951
立てた人には責任はないだろう。
強いて言えば急かした930が悪いんだろうけど、それ以前に人が居なさ過ぎるのが問題。
通常、埋め状態になるとネタがなくても書き込めるから普段レスしない人でも参加して来るんだが
それがないというのは普段から人が居ないということを現してるからなw
954名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 05:42:26 ID:dNO+Yiym
475KB超えると一日くらいほっといたら落ちるんじゃなかったっけ?
だから立てたんじゃない?
955名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:02:45 ID:AOgQi/TM
1000
956名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 22:24:41 ID:trHGcxzd
>>955
こういう時、焦ったほうが負けなのよね埋め
957名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 23:14:07 ID:E80XKyzI
とっとと埋めようぜ
958名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 00:48:24 ID:OWO7XoNK
test
959名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 08:50:05 ID:R7SKYBnM

しゃっほーの女キャラの中で一番エロいのって誰なんだろ?
960名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 11:56:43 ID:vZcI/won
膿め
961名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 12:20:21 ID:jA7z5aPu
960
962絶稟のお料理万歳! 四日目:2006/11/15(水) 22:24:19 ID:mQ1Za6zQ

楓と餅つき?を愉しんだ翌日の夕暮れ、土見稟は噴水前のベンチで一人黄昏ていた。
「…昨日の俺はどうかしてた。どこぞの国王のように奇声をあげたり悪代官になったり、流されるままに楓と肉欲に溺れ、夜中まで楓とひたすらいちゃいちゃいちゃいちゃしているなんて、どう見ても俺のキャラじゃない行動ばかりだ…」
負のオーラを発しながら、頭を振りながら一人ブツブツ呟く稟。
「…そうじゃない、そうじゃないんだ! 俺は、土見稟という男は真面目で朴訥、不器用ながらも誠実で、鋼のような自制心と忍耐力を持った、ちょっぴりお茶目なクールガイだった筈…! そう、そうだよな!? 昨日までの俺は本当の俺じゃなかったんだよな!?」
「……ママー! あそこのお兄ちゃん何してるのー?」
「シッ! 見ちゃいけません!! あのお兄ちゃんは自分にしか見えない妖精さんとお話してるのよ!」
突如として拳を振り上げ立ち上がり、熱弁を振るい始める稟に、遠巻きに眺めていた鼻を垂らした幼児が指差して、母親に注意されていた。
「………と、とにかく、ここ最近の浮かれきった俺にグッバイ! 今日から元の俺に戻っちゃうぜ、HAHAHA! 略すと“今日から俺HA”だ!!」 
「…………ママー…」
「見ちゃ駄目って言ってるでしょ、まさと!? 心の病が伝染っちゃうから!」
「………褌マスクーーーーーー!!!!」
「「ぎゃ〜〜〜〜!!??」」
身に覚えの無い罵詈雑言?ばかりに、突然奇声をあげて親子に踊りかかる稟。自己を発現できずに悩む少年の行動はいつも暴走気味です。



………………通報されますた…。 by稟
963絶稟のお料理万歳! 四日目:2006/11/15(水) 22:25:29 ID:mQ1Za6zQ

「……もう、帰ってくるんじゃないぞ」
「はい、お世話になりました…」
三十分後、出所のやりとりのような会話をしてようやく稟は交番から離れることが出来た。
「…あれ、目から水が…。これは、涙? ううん、違う! 泣いてない、泣いてなんかないんだからね!? 夕陽が目に染みただけなんだから!!」
ツンデレ風に自分に言い訳しながら涙を拭う稟。もう少し交番にいた方が良かったのかもしれない。彼のためにも、世間のためにも。
だがそんな変質者、もとい稟に声を掛ける人物がいた。
「あれ、稟ちゃん? どうしたの、こんなところで?」
「あ、亜沙先輩? い、いえ、全然、ちっとも、まったく、な、何でも、ないッスよ!?」
中学時代からの先輩である時雨亜沙の登場に稟はどもりまくる。
そんな怪しすぎる稟をジト眼で見つめつづける亜沙だったが、しばらくして溜息を一つついて相好を崩した。
「な〜んか怪しいけど、ま、いっか。…ね、それより稟ちゃん今日これから暇だったりしない?」
「え、今日ですか? 特に用事は無いですけど…?」
「ホントに? じゃ今日ボクん家でご飯食べていかない? 新作料理にチャレンジしちゃおうと思ってるんだ!」
「…………ご飯…料理、ですか…」
ニコニコ笑う亜沙とは対照的に口篭もる稟。引き攣ったままの笑顔を浮かべ、額にはでっかい汗が一筋流れていた。
昨日、二日前、三日前と料理関係で壊れてしまった自分を思い出し、心の警報がけたたましく鳴り響いているらしい。
(……そういや全ての元凶はこの人なんだよな〜)
確かに全ての始まりはシアに“〜の秋”を利用する事を教えた亜沙にあるとも言える。だが少女達の策略に悉く嵌りつづける自分自身の学習能力と節操の無さが最大の原因であることには気付かない振りをしていたい稟であった。
「あ、あ〜、よそ様の団欒をお邪魔するわけには…」
『さっき元の俺に戻るって誓ったばかりだし…』(稟の心の声)
「あ、今日ウチのお母さん達は夫婦水入らずのデート中なので問題なしです! …それによそ様ってもう他人ってわけでもない癖に〜」
後頭部を掻きながら遠慮する稟に対し頬を染めて流し目をくれながら囁く亜沙。
「…ぅぐっ!? いや、でもほら楓がもう俺の夕食作ってるかもしれませんし…」
『あ゛あ゛〜!? 理性が、理性が欲望に卍固めを掛けられて…!? 頑張れ! 頑張るんだ、俺の理性〜!』
「あ、それなら大丈夫! さっき偶然楓に逢った時そのこと伝えたら快く了承してくれたから!」
必殺の言い訳もあっさり破られ、窮地に立たされる稟。
「いや、でも、その…」
「稟ちゃん、そんなにイヤ? ボクのこと、嫌いになっちゃった? ボクの身体、飽きちゃった?」
「そんなことありえません! 何ならこの場で五発でも十発でも祝砲?あげて見せますよ、奥さん!」
『そんなことありえません! 俺が亜沙先輩を嫌いになるなんて世界が崩壊してもありませんから!』
しゅんとなってしまった亜沙に対し、真剣な顔で叫ぶ稟。
だが、叫んだ後でアレ?と首を捻ってしまう。
「り、稟ちゃん、こ、こんなところで、そ、そんな事大声で言われても…!」
「…………ああっ!? つい本音と建前が反対に!?」
真っ赤になる亜沙と頭を抱える稟。つーか奥さんって誰だ。
そんな稟に忍び寄る青い影。つーかお巡りさん。
「貴っ様ー! このような公共の場で女性にそんな破廉恥なことを叫ぶなど、さっきまでの反省の態度はフェイクかー!?」
「ああっ!? そう言えばここは交番の真ん前だった!?」
「り、稟ちゃん、こっちこっち、早く逃げるわよ!」
「待てー! 逃がさんぞー!! 大人しくお縄を頂戴しろー!」
こうして稟&亜沙とお巡りさんの果てしない追いかけっこが始まったのだった。    
964絶稟のお料理万歳! 四日目:2006/11/15(水) 22:26:20 ID:mQ1Za6zQ

その後、どうにかしてお巡りさんを撒くことに成功した稟と亜沙は時雨邸の玄関にてようやく一息つくことができた。
「もう、稟ちゃんのせいでしばらくあの周辺歩けないじゃない!」
「………はい、返す言葉もございません。本当に申し訳ない」
プリプリ怒っていた亜沙だったが、がっくり肩を落す稟にやれやれと肩を竦め、優しくその頭を撫で始め、呟く。
「……でも、ちょっと嬉しかったな、ボク」
「…えっ?」
「ちょ、ちょっとだけだからね!? ちょっとだけ!」
真っ赤になる亜沙に稟は少しだけ救われた気分になって亜沙を見つめる。
「亜沙先輩…」
「り、稟ちゃん…」
ゆっくりと近づいていくお互いの顔。
だが唇が触れるか触れないかといったギリギリのところで、ぐぅ〜という緊張感の欠片も無い音が稟の腹部から響きだした。
「…プッ! もう、稟ちゃんたら〜! …すぐ準備するからご飯にしよっか?」
「…はい、すいません」
吹き出す亜沙と羞恥に赤く染まった顔で後ろ頭を掻く稟。
「やっぱり最近の俺って本能に忠実すぎる気がするな〜。このままじゃ妖怪食っちゃ寝になっちまいそうだ。………土見稟の名において命ずる! 出でよ、理性!」
亜沙がキッチンに向かうのを見送りながらそんな事を呟く稟。そこまでしないと理性が呼び出せないのは人としてどうなのだろう?
そもそも稟の場合妖怪食っちゃ寝というより、(女を)食っちゃ、(女と)寝、する妖怪なので“淫魔”と言うほうが正しいと思われる。そのうち触手とか出しそうだ。
その後、たっぷりと亜沙の新作料理を堪能した稟はお腹をぽんぽん叩きながらソファーに深く腰を下ろした。
「…いや〜食った食った。余は満足じゃ〜♪」
「どこのバカ殿様ですか、あなたは?」
一人悦に入っていた稟に洗い物を終えた亜沙がエプロンで手を拭きながら可笑しそうにクスクス笑う。
そんな亜沙の仕種に妙にドキッとしてしまう稟。
「……どしたの、稟ちゃん?」
「……い、いえ、何か、こうしてると、その、新婚夫婦みたいだな…と思いまして…」 
稟の呟きに真っ赤になって黙り込んでしまう亜沙。稟の方も自分で言った台詞に恥ずかしくなったらしく、同じように赤くなると黙って視線を彷徨わせて頬を掻く。
「……………り、稟ちゃん、アレ、飲んじゃわない? な、何だかそんな気分なんだ、ボク!」
しばしの沈黙の後、亜沙が突如として大きな声をあげ、食器棚のある部分を指差す。
そこには亜沙の父親のものであろう酒類がいくつか並べられていた。
「アレ…ですか? まあ俺は構いませんけど…いいんですか?」
「だいじょぶだいじょぶ! それじゃ、用意してくるね!」
捲し立てるようにそう言いきり、真っ赤な顔のままキッチンへ向かう亜沙に稟はぽかんと口を開けたまま見送る事しか出来なかった。
965絶稟のお料理万歳! 四日目:2006/11/15(水) 22:27:04 ID:mQ1Za6zQ

そうして数分たった後、パタパタとスリッパの音をたてて日本酒の瓶を抱えた亜沙が帰ってきた。
「り、稟ちゃん、おまたせ〜」
「あ、亜沙先輩!? そ、その格好は?」
「し、新婚夫婦といえば、やっぱりこれよね〜!?」
口調とは裏腹に顔を真っ赤に染めてぎこちなくはにかむ亜沙。
その身は靴下とエプロン以外何も身につけていない、所謂裸エプロンといわれるものだった。
「あ、あ、亜沙せんぷぁ〜〜い!!!」
そこからの稟の行動は素早かった。一瞬にしてパンツ一丁になると亜沙に向かってダイブしてその身に組み付くと胸に顔を埋めながら床に押し倒したのだ。
「きゃあっ!? 冷たっ!? ちょ、稟ちゃ、待って! ぁん! ちょ、ダメっ! ……いい加減にしなさい!」
手に持っていた日本酒の瓶で稟の頭をどつく亜沙。ゴヅンッという鈍い音を立てて後頭部にめり込む瓶の底に流石の稟も動きを止める。
「イデデデデデ…! 何するんですか、亜沙先輩!?」
「何するんですかはこっちの台詞! まったく、いきなり襲い掛かってくるなんて思わなかったわ」
「すいません。『何て格好してるんですか』と言うはずが、あまりのフェロモンに我を忘れて……」
「……ちょっと効果がありすぎちゃったみたいね。気をつけないと…。それより、まずはこっち!」
そう言ってさきほどの凶器を持ち上げる亜沙。
稟としてはアルコールなど摂取しなくても亜沙の姿だけで充分酔っ払えたのだが、しぶしぶ頷くと亜沙から身を離した。
(…教えてくれ樹、俺達はあと何分耐えればいい? 俺はあと何人美女と美少女を堕とせばいいんだ!? Navelは何も教えてくれない…!)
苦悩の表情を浮かべる稟。ちなみに“俺達”というのは稟と稟の下半身の分身のことである。
そんな稟に亜沙はやれやれと溜息をつき、コップに注いだ日本酒を口に含み、稟に唇を重ねて稟の口内に流し込んできた。
「…んんっ!? んん、ん………」
「…ん……っ! り、ん、ひゃん……」
お互いの口腔内に酒が無くなっても唇を離さずに、僅かに残ったアルコール分を分け合うように舌を絡ませる二人。
「…ぷはっ…! 美味しい、稟ちゃん?」
「……はい。何だかいつもより回るのが早く感じます」
「…じゃあ、もっと美味しく飲む方法教えてあげよっか?」
照れたように笑う稟に亜沙は嬉しそうに、そして悪戯っぽく微笑むと膝をぴっちりと合わせるようにして正座するとエプロンの下をぺろんと捲りあげ、股間の窪みに酒を注ぎ始めた。
「こ、これはもしや……!?」
「わ・か・め・ざ・け…!」
恐れおののく稟に悩ましげな視線で囁く亜沙。
日本酒の中でゆらゆら揺れる亜沙の陰毛にごくりと唾を飲み込む稟。
そして、
「さ、たっぷりと召し上がってくださいね、旦那様?」
「き、きえっ! きええええええええええっ!!!(訳 あ、亜沙! 亜沙ーーーーーーーーーー!!!)」
顔面から色欲の海に飛び込む稟であった。

絶稟の愛の(裸)エプロン 四品目“甘え上手な上級生のわかめ酒” 完食!!
966名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:29:02 ID:mQ1Za6zQ
 
以上です。
相変わらずアフォな文で申し訳ない。しかも今回今までで一番長くなっちゃったorz
当初は前回のあとがきで書いたように稟の暴走を控えめにしようと思っていたんですが、
新スレの>>23氏に先を読まれてしまいこのままではおもしろくない、ということで前回同様稟を壊す事にしました。
真面目な稟のファンの方、ごめんなさい。全部新スレの>>23氏が悪いんですwww
次回最終回のプリムラ編です。
967名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:35:23 ID:AOjlJKxL
23 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/11/09(木) 00:17:58 ID:JzLBB1MX
>>10-15
GJ!
この調子で行くと、亜沙先輩は「わかめ酒」でしょうか?w

これかwww
968名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 23:47:21 ID:rxdS0+T2
GJ !
わらた。アニメではすっかりアレ扱いな先輩もホントはGoodだよな。
969名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:05:32 ID:kuedtyYO
プリムラ+おマンじゅう…とか言ってみる…。
970名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 00:30:58 ID:aEYmPxyz
残り30
971名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 01:14:44 ID:qx6XrJMr
>>966
え?次回最終回なんですか?
できればカレハと麻弓も(ツボミ)も稟の毒牙にかかって欲しいです。
972名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 03:30:09 ID:pvqK6U24
test
973名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 08:21:02 ID:o71WcckX
974名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 08:45:37 ID:TD6ttMNn
エンジェル伝説ワロタ
975名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 12:17:53 ID:fUQ8skTN
976名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 03:33:30 ID:sTRIzuBW
977名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 08:36:02 ID:NRdRdzBH
>>976
惜しかったな。あと三秒遅ければ…。
978名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 17:01:15 ID:902GvRot
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979名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 18:31:21 ID:LMTxsQYd
980名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:03:49 ID:aQpuKkXU
981名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:46:13 ID:zvJnAsUh
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982名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 18:15:42 ID:d1kRzHC4
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983名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 20:47:39 ID:B15muwgi
うめ
         ,-、            ,.-、
        ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     / /           \ ヽ、::::|
    /    ●         ●     ヽ|
     l   , , ,                     l
    .|        (_人__丿  """     |
     l        ヽノ            l
    ` 、  /⌒⌒i   /⌒ヽ        /
      `/    |   |    \    /
984名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 21:51:34 ID:3rKaXCx/
産め
>>983
かわいいな、おいwww
985名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:01:57 ID:lKoI21JJ
ume
986名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 22:15:13 ID:HszCM5TJ
ウメ〜
987名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:51:14 ID:Q9/2vq9W
        ____   
       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\      
    /   ⌒(__人__)⌒ \    <おい、お前「毒」持ってる?って蛇に聞いてみたんだよ。
    |      |r┬-|    |      そしたら何て答えたと思う?
     \     `ー'´   /
    ノ            \
  /´               ヽ              
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"〜〜``'ー--、   -一'''''''ー-、.    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ    <Yes, I have.だっておwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /      |r┬-|    | (⌒)/ / / //  
| :::::::::::(⌒)   | |  |   /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ     | |  |   \  /  )  /  
ヽ    /      `ー'´      ヽ /    /     
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l   バ   
 ヽ    -一''''''"〜〜``'ー--、   -一'''''''ー-、 ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
                             ン
988名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 03:22:03 ID:Sapfi0W1
残り13
989名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 03:33:00 ID:LAmRwrnc
990名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 08:30:50 ID:73PnRncj
残り10
991名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 11:30:22 ID:lLhpwDd/
11月23日オープン 日本初の出会い系!!
<即愛便> <ラヴメール> 会員制 ¥1.000で使い放題!!
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お早めに!!100名様限り!!
992名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 15:41:06 ID:c7S0DLNG
埋まれ
993名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 17:01:21 ID:NEbqG7//
残り7
994名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 18:59:39 ID:gkGlGly2
まだ埋まってないのか
995名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:00:16 ID:ZzNksmTz
人が居ないんだから仕方ない
俺もこれで何度目の梅レスなのか・・・
996名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:35:01 ID:jzmIb+bg
4
997名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 20:47:15 ID:05P+nPvl
3
998プリムラ ◆O8iPRIMUlA :2006/11/20(月) 20:50:06 ID:Tkk7JQva
ここどこ?
999名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:16:06 ID:+Azitc+o
1
1000名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 21:26:02 ID:MclJXEJN
じゃあ0
10011001
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