SHUFFLE!でエロパロ Part3

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1名無しさん@ピンキー
     , -‐-、  +
   / , '⌒ヽ、   まままあ♪ +
   iXi/(ノ'))))+     ここはNavelの処女作「SHUFFLE!」でエロパロをするスレですわ。
  //ぽ ヮ゚ノ)  +  アニメ版、PC版、PS2版、小説版、マンガ版はもちろんのこと、
 ゝ( /(わk')O     ファンディスクの「Tick! Tack!」「Really? Really!」も想定の範囲内ですわ♪
  ノ)(≪/j_j》
     し'ノ
========================重要================================
・基本的にsage進行(メール欄に半角でsage)で。2chブラウザ推奨。
・荒し、煽りは徹底的に放置。
・801禁止。
・ジャンル、もしくはカップリング表記をname欄、もしくは題名に。
・女なら誰でもおk!
・未完の投下で反応を伺うのもおk!リレーに発展してもキニシナイ!
・次スレは>>960か450KB越えから順次*0の人が挑戦すること。
==============================================================
□公式サイト (原作・18禁)
ttp://www.project-navel.com/navel/shuffle/
<アニメ公式>
ttp://www.shuffle-tv.com/
ttp://www.wowow.co.jp/anime/shuffle/
<PS2ゲーム公式>
ttp://www.kadokawa.co.jp/game/game/shuffle/
<月刊コンプティーク (漫画版好評連載中)>
ttp://www.comptiq.com/
□インターネットラジオ:ねぶら
ttp://lantis-net.com/nevra/
□SHUFFLE! 総合まとめサイト (FAQ・キャラ別呼称表・過去ログ等)
ttp://www.shuffle-info.x0.com/
□エロパロまとめサイト
ttp://red.ribbon.to/~gekijou/shuffle/
□前スレ
SHUFFLE!でエロパロ Part2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138787048/
2名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 03:27:18 ID:jvcphshN
>>1
乙!
3名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 04:54:51 ID:1utzBk6J
>>1
乙カレハ
4名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 05:11:03 ID:0TzqZaEW
4サマ
5名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 07:56:57 ID:Gci1WZmY
スレ立ってる
6名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 09:04:32 ID:cPo5Bw/U
  , -ァ           \
∠/   /  -──‐‐ヽ ヽ 〉/}__
. / /  ム. -───‐-ヽ  Viイム7}
/ / / f  !__i l. | L__|_. l  K.|〈//
レ1 /l.  | lイ±リl| iトlム仕ミ|   ト_j||
 |||  ゝ1!())Vレ:.(()}|   |トーソ
 ゝ! |   ',: ̄ ..::,:.   ̄ / | |ヽ\
   |    ヽ:::::::t_ァ  .:/ i | ト、ヽ ヽ   お疲れ様>>1君……。
   |.l!  | | 丶、::_:// //イ ヽヽ」
   |ハ ゝト、トゞ |:::/ /≦.ト、iハ_j
7名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:22:59 ID:C5Wbuu8l
>>1
乙まままあ♪
カレハ先輩のえちぃきぼん
8名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 13:34:55 ID:jRWNYi2a
>>1
乙であります!
9名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 00:06:08 ID:39erSEnZ
>>1
1乙。
自分も仕事ひと段落したら書きたいものだ。
期待しないで空鍋かき回しててくれ。
10名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 18:13:25 ID:Gz2ysr0a
>>1
乙です。
新スレの一発目からこんなアフォみたいなの投下していいんだろうかと思いながら、
とりあえず前スレラストのシリーズの続きいきます。
11絶稟のお料理万歳! 三日目:2006/11/07(火) 18:14:53 ID:Gz2ysr0a

魔王邸でしゃぶしゃぶを堪能させてもらった翌日の昼、稟は気まずい表情で芙蓉家へと帰宅した。
(楓に夕食はいらないとは言ったけど、泊まるとは言ってなかったんだよな〜…)
居候先の幼馴染である芙蓉楓の端正な顔を思い出し、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる稟。
本来なら稟は夕食後には帰宅しようとしていたのだが、ネリネの寂しげな様子や稟を引きとめようとする魔王によってずるずると帰宅時間を伸ばされてしまい、結局泊まっていく事になってしまったのだ。
「全く、魔王のおじさんにも困ったもんだよな〜。…結局一晩中ヤッてた俺が言っても全く説得力ないけど…」
自分で言った台詞にがっくり凹む稟。頭の中では理性という名のカラスたちが盛大に合唱していた。
「え〜い、うるさい!! お前ら昨日全く役に立たなかったくせに!」
ぽかぽか自分の頭を叩きながら自らの理性をなじる稟。
確かに前日、ノーパンしゃぶしゃぶの衝撃に稟の理性はイスカンダル付近にまで吹き飛ばされてしまい、その結果稟は狂ったように波動砲を発射し続けることになってしまっていたのだった。
尤も、例え理性が残っていたとしてもそこまで結果は変わらなかったような気がする稟であった。
「肝心な時に役に立たねー弱い理性だな! 持ち主の顔が見てみたいぜ、全く! ……………俺か…」
一人芝居の後、膝から崩れ落ちる稟。
だがそんな慙愧の思いとは裏腹に、昨晩のネリネの痴態までもを思い出してしまい、ズボンの股間部分を膨らませてしまう稟の若い肉体。今日も元気です。
因みに誰もいない玄関で勃起しながらさめざめ泣いているその姿はキティGUYにまであと半歩、というところだった。
「…稟くん、どうしたんですか? そんなところで?」
「…ああ、ちょっと自分の不甲斐無さとか正直さに軽く絶望…って楓!?」
「…はい?」
そこまで言った時点でようやく顔を上げる稟。その眼前にはきょとんとした表情で稟を見つめている楓の姿があった。
12絶稟のお料理万歳! 三日目:2006/11/07(火) 18:15:37 ID:Gz2ysr0a

「そんな所でうずくまって………も、もしかして身体のどこかが痛いんですか!? 病気ですか!? …きゅ、救急車を呼んでお医者様に見て頂かないと!? お医者様! お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんかー!?」
「か、楓!? お客様って何だ? 取り合えず落ち着け! 錯乱するなー!!」
慌てふためく楓に頭痛を感じながらも稟は楓を落ち着かせようと立ち上がり、少女の細い両肩を力強く掴んで強引に視線を合わせる。
「あっ……!」
「楓、俺は大丈夫だ! (身体には)怪我も無いし病気もしてないから。…心配させてごめんな?」
「……はい…稟くん……」
真剣な表情で力強く告げ、にっこり微笑む稟。
そんな稟の瞳に先ほどまでの狼狽を吸い込まれたかのように楓は瞬く間に大人しくなり、ぽーっと頬を染めて恥ずかしげに俯き…さらに真っ赤になった。
「…そ、そうですね。り、稟くん、こんなに元気ですもんね…」
「…………楓? どこ見て…ってうおぁ!?」
楓の視線を辿った稟が見たのは、未だ大地の怒りを治めてくれない己の活火山の姿だった。
どうやら先ほどからずっとこの状態のままだったらしい。その持続力はパワフル&長持ちを謳うオキ○ライド乾電池も吃驚するほどだろう。
本人はシリアスに決めたつもりだったが、先ほどのクサイ台詞も第三者から見れば変質者が少女に迫ってるようにしか見えなかっただろう。なんせ勃ちっぱなしだったから。
「…こ、これは、そ、その…何と言うか…あの……」
酸欠の金魚のように口をぱくぱくさせる稟。
そんな稟に対し、楓はもじもじしながらも艶っぽい表情を浮かべ、ちらちらと稟の股間を見やっていた。
「…稟くん、今日は私と……駄目ですか? リムちゃんは今日シアさんの所にお泊りに行ってますから…」
「……………はい」
そんな言葉と共に悩ましげな視線を投げかけてくる楓に、稟は引き攣った笑みを浮かべて頷いた。
正直前日、前々日の行為による疲労が蓄積されてきていたのだが、楓にここまでされて引くことは稟には出来なかった。
13絶稟のお料理万歳! 三日目:2006/11/07(火) 18:16:07 ID:Gz2ysr0a
 
「あ〜、それじゃあ楓、部屋に行こうか?」
「あ、稟くん、今日は、その、こっちで…」
楓の手を引いて自室に向かおうとした稟だったが、楓に引き止められて逆にリビングへと連れて行かれてしまった。
「ここでするのか…?」
「あの、今日はまず稟くんにお料理のお手伝いをして頂こうと思いまして…」
「料理の手伝い? 俺に出来る事なのか?」
稟が料理を出来ない事を知っている、さらにそれ以前に稟の世話をする事が生きがいで、稟の手を煩わせる事を何よりも嫌う楓の台詞とは思えない言葉に思わず聞き返してしまう稟。
「はい。私一人じゃ出来そうにないので…。稟くんにお手伝いして欲しいんです」
「楓がそこまで言う料理を俺が手伝いなんて出来るのか? …まあ、俺に出来る事なら何でもするけど…」
「稟くんにしか出来ない事ですよ」
首を捻りつづける稟に再び悩ましげな表情を浮かべて楓は呟き、準備してきますと言ってリビングを出ていった。
そうして一人リビングで待たされる稟。

−五分後、楓は現れない。
(…遅いな、楓…。つーかさっきまでの話の流れだとすぐにヤることになると思ったんだけどな…。もしかして今日は食事を取らせるつもりが無いから最初に腹ごしらえってことか…?)
考えただけで腰が痛くなってきた稟。だが下半身のある一部分はヤル気満々のようで、既に足踏みするかのようにエネルギーの充填を始めているようだった。

−十分後、楓はまだ現れない。
(遅いな…。…何か合ったのかな…? 萎えてきちまった…)
哀しげに股間を見つめる稟。というか今まで保ってたことの方に普通は驚く。
(…!? これは、ひょっとして焦らしプレイか!?)
こいつはしてやられた、という表情を浮かべる稟。どうでもいいが、放置プレイだとは思わないのが稟的には信頼の証らしい。

その五分後、扉の向こうに人の気配がした。
「り、稟くん、お待たせしちゃってごめんなさい。…は、入っていいですか?」
「…あ、ああ、どうぞ?」
稟の言葉を受けてリビングの扉が開かれ、その向こうから明るい色をした艶やかな着物姿の楓が現れた。
14絶稟のお料理万歳! 三日目:2006/11/07(火) 18:17:05 ID:Gz2ysr0a

「ごめんなさい、準備に戸惑っちゃいまして…」
「そ、そっか。それで…って楓、料理の手伝いをするんじゃなかったのか?」
「はい。お吸い物を作ろうと思うんですけど、今日はお餅を入れちゃおうと思いまして…。それで、稟くんに餅つきをして頂こうと…」
この格好は雰囲気が出るかと思いまして、と悪戯っぽく笑って告げてくる楓に稟は軽く頭痛を覚えながらもどうにか納得した。 
「…まあ、確かに餅つきって重労働だしな。で、肝心の餅つき道具の一式は?」
「……お餅は、ここです…」
こめかみを揉み解しながら尋ねる稟に楓はそっと寄り添ってきて稟の手を取り、その手を自らの着物の胸元へと潜り込ませた。
「か、楓!? お、お前、ノーブラ…!?」
稟の手に直に伝わってくる暖かく柔らか、そしてむっちりした感触。
「さ、いっぱい捏ね回してくださいね、稟くん?」
「……!? 我、我慢限界! 我慢限界! 我空腹限界突破! 楓!!」
楓の囁きに稟のリミットゲージは容易くレッドゾーンを突破し、奇声をあげると楓の胸元の餅二つを夢中になって捏ねまわし始めた。
「あぁぁぁん! あっ、あっ、稟くぅん! いっぱい揉んで、いっぱい味わってくださいぃ!」
「アヒャヒャヒャヒャ! そ〜れ、帯くるくる〜! 良いではないか、良いではないか〜!!」
「あ〜〜れ〜〜〜〜!?」
完全に壊れた悪代官稟によって帯を廻され折角着付けた着物を脱がされる生娘楓。
だがこの悪代官はかなりマニアックな方らしく、着物を全て脱がすようなことはせず、中途半端にはだけさせた状態で脱がせるのを止め、露になった双乳にしゃぶりつき、同じく露になった内ももを撫でまわし始めた。
「ああんっ! 稟くん、稟くんっ!! 稟くんの杵で、私の臼を、搗いてっ……あは、ああああん……っ!」
あられもない格好で喘いでいた楓が自らの臼?を広げてみせると一瞬の内に全裸になった稟が楓を床に押し倒し、その杵?を乱暴にぶち込んだ。
「あん、あんっ! 稟くん、稟くぅん!!」
稟の杵で搗かれるたびに激しく弾む楓の二つの餅。
幼馴染として長い年月を過ごしてきてお互いを良く知る稟と楓の動きはすぐさま一致し、絶妙のコンビネーションを発揮しはじめた。
「稟くんっ! キス、してくださいぃっ! 稟く、ぅむ…っ! んんんんぅ……っ!」
そう言って楓が舌をだすと何も言わずに唇を重ねる稟。
激しく腰を動かしながらも唇を“吸いあい”、舌を絡ませ、お互いの“唾液を嚥下する”二人。
「んんっ! っはぁっ! 稟くん、私の“お吸い物”、美味しいですか?」
潤んだ瞳でそう尋ねてくる楓に稟は黙って頷き、目の前のご馳走にさらに溺れていくのだった。


絶稟の昼暴ですよ! 三品目“完璧幼馴染のお吸い物(餅入り)” 完食!
15絶稟のお料理万歳! 三日目:2006/11/07(火) 18:17:41 ID:Gz2ysr0a
以上です。
ゴメンナサイ、今回ちょっと羽目を外しすぎたような気がします。
この本文中のオッサンは一体誰だ?少なくとも土見稟じゃないことだけは確かだorz
前スレで楓の裸エプ期待して下さってた人スイマセン。裸エプは次の人に決めていたので今回は出来ませんでした。
次回は少し間があいてしまうと思います。
今回ほど羽目を外さないように気をつけます…。
16名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 18:59:35 ID:kueKrGlC
相変わらずギガワロス
確かにキャラは壊れている
だ が そ れ が い い
17名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 19:48:52 ID:doLBw00H
>>10-15
うむ、GJ。懐かしいなぁ、パタリロw
18名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 21:14:25 ID:rcQBNYig
GJwwwwwwwwwww
おっきが止まらないwwwwwwwwww

ところで、「搗いて」って何と読むの?
19名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 21:50:07 ID:XFWVZ5Q+
あぁ、もうこのまま突っ走ってくれww
暴走時の漢字のみ文章はパタリロ(しかもかなり初期)・・・だよね?

>>18
「ついて」と読む。「もちをつく」は漢字だと「餅を搗く」になる。
20名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 22:15:43 ID:HxnEpIjl
>>15
OK!OK!!
激しくグットジョブ!!!
前回の感想でああ書いてしまったものですが、気にしなくてもいいっす♪
(むしろああこんな切り口があったのかと感心した次第です。)
前回同様激しく笑わせていただきました。(絶稟の暴走っぷりまんせー!)
21名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:00:49 ID:+DB2UeJD
まだ今の顔になる前のパタリロネタじゃないかw懐かしい。
とりあえずこの勢いで全キャラいってほしい。マジで。
22名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 18:03:25 ID:+DB2UeJD
うおっとスマン。sageチェックはずれてた。
23名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 00:17:58 ID:JzLBB1MX
>>10-15
GJ!
この調子で行くと、亜沙先輩は「わかめ酒」でしょうか?w
24名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:50:14 ID:wULXGiYX
なにこの職人キラー
25名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 15:02:39 ID:d5wCyAF6
前スレまだ書き込めるじゃないか
新スレ進行させる前にとりあえず前スレ埋めようよ
26名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 20:21:26 ID:6rJBI9ZR
リアリアじゃ稟が杉田じゃないって今さら知ったんだがここの脳内再生はあの声じゃないと出来んなぁ…。
27名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 01:41:34 ID:KJIE3MqM
杉田嫌いは多いから喜んでる人も多いけどね。
まあそれにNavelが選んだ人なんだしリアリアでの声が正式な稟の声という考え方をする事もできるし。
アニメ版やドラマCD版は人選などの全てにNavelが絡んでるわけではないし。

というかここに書き込むついでに前スレも埋めたりしようよ。
28名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 23:11:31 ID:a+sJf7ih
保守
29名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 21:06:50 ID:71fuVrst
保守だぜ!
30名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:30:41 ID:mQ1Za6zQ
>>15の続き書いたんだけどこっちに投下した方がいい?
それとも前スレ埋めるの苦労してるみたいだから向こうの方がいい?
31名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 18:38:36 ID:AOjlJKxL
>>30
とても埋まりそうにないから向こうの方がいいのかも
32名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:58:55 ID:iEjvXKOH
>>30
大量に投下した場合は途中で書き込めなくなる可能性があるけど、書き込めなくなったとしても慌てずにね。
33名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:22:10 ID:mQ1Za6zQ
了解。
じゃちょっと変則的だけど前スレの方に投下します。
34名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 22:46:23 ID:5Fh63cP/
>>33
相変わらずのグットジョブ!!お疲れ様でした。
稟の壊れっぷりに笑いが止まりません!
35名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 07:42:11 ID:ia0PKW7K
>>33
GJ!
次で終わりと言わずにカレハも麻弓もキキョウもツボミも撫子も……
という具合に、もっと書いてくれ
3633:2006/11/17(金) 18:15:21 ID:hMvwBBlh
新作書いたんだけど、前スレにはちょっと収まりそうにないっす。
こっちに投下していいかな?
37名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 19:05:21 ID:vBuF4qLZ
よろしくお願いしますっ!
38絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:02:29 ID:hMvwBBlh

「………お兄ちゃん、大丈夫?」
「…あ、ああ、全然大丈夫だぞ!? ちょ、ちょっと頭が割れそうなくらいにズキズキガンガンして胃のあたりがムカムカしておまけに立ってるのも辛いほどに腰が痛いだけで…。うん、全然大丈夫だ!」
「それ全然大丈夫じゃないよぅ!」
心配そうなプリムラの頭を優しく撫でながら笑う稟。だがその表情は冬の日本海のように真っ青、というか黒色に近く、生まれたての仔馬のように足元もおぼついておらずにいた。
(うう…昨日調子に乗って飲みすぎ&ヤリすぎた…! 完璧に二日酔い+腰痛だぁ…)
青い顔で前日のことを思い返す稟。
そう、前日時雨邸で亜沙から“わかめ酒”を振舞われた稟は欲望とのシンクロ率400%を達成し、暴走状態となって亜沙を貪り尽くしたのであった。
それだけなら(夜の)汎用人型決戦兵器と言われる稟にとってそこまで深刻な問題ではなかったのだが、稟の身体には二日前の楓、三日前のネリネ、四日前のシアとの連戦による負傷(噛み跡やら爪跡)と共に疲労が確実に蓄積されていたのだ。
全身を襲う筋肉痛と崩壊寸前の腰を抱えた稟の身体はまさに満身創痍という状態であり、そのような状況でこの最後のシ者、もといプリムラとのデートを迎えたのであった。
「だ、大丈夫だって! ちゃんとデートの前にソル○ックとキャ○ジン飲んでサロ○パス貼ってボラ○ノール塗ってきたから!」
「お、お兄ちゃん!? ボラ○ノールって痔のお薬じゃあ………!?」
「あ!? 間違えた! ボラ○ノールじゃなくてバン○リンだった! …な、何だよ、その目は!? ホ、ホントだぞ!? ホントに言い間違えただけだぞ!!」
驚愕の新事実が発覚しかけたような気がするが、彼の名誉のためにこれ以上の追及は勘弁してあげて欲しい。
「そ、それはともかく!! 今日は前から約束してたんだからプリムラが気にすることなんてないんだぞ!?」
「…身体中からシップの匂いさせながら気にするなってのは無理だよぅ…。あとその不思議な踊りみたいなぎこちない動きはやめて。何だか魔力が吸い取られるような気がするから」
「う゛っ!? …あ、ほ、ほらプリムラ! あっちにクレーンゲームがあるぞ!? 行ってみようぜ! な!? な!?」
プリムラの冷静なツッコミと冷たい瞳に言葉に詰まってしまう稟。視線を彷徨わせ、偶然目に付いた雑貨屋の入り口に設置されたクレーンゲームに救いを求めてロボットダンスで駆け寄っていった。
稟のワザとらしい誤魔化しにプリムラは大きく溜息をつくものの、稟に合わせてやる事にしたらしくゆっくりと歩みを寄せた。
「お、一個だけネコのぬいぐるみがあるぞ、プリムラ!」
「あ、本当だ! …ねえ、お兄ちゃん…」
「みなまでいうな! 任せろ!」
クレーンゲームのケースの中には様々なぬいぐるみが積み重ねられており、そんな中で一つだけ灰色のネコ(アメリカンショートヘアー種だと思われる)のぬいぐるみが顔を出していたのだ。
ネコに目がないプリムラは目をハートマークに変えてそのぬいぐるみを見つめ、物欲しげに稟を見上げた。
そんなプリムラの視線を受けやる気になった稟は腕まくりをして財布を取り出し硬貨を入れ、クレーンを睨み始める。
「よーし! いい感じいい感じ! そのまま行けー!」
「あっ! 掴んだ! 掴んだ! …………ああっ!?」
39絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:03:17 ID:hMvwBBlh

「…本当にごめんな、プリムラ」
「だからもういいって言ってるじゃない」
噴水前のベンチに座り込んで項垂れる稟に苦笑しながらその頭をポンポン叩くプリムラ。その手の中にはクマを象った小さなぬいぐるみが収まっていた。
先ほどのクレーンゲームで稟はネコのぬいぐるみを狙っていたのだが、惜しいところで落してしまい、どうやってもクレーンが届かない場所にやってしまったのだった。
一応何度かチャレンジしてみたのだがやはり成功せず、仕方がなく取りやすそうな場所にあったこのクマのぬいぐるみをゲットしたわけである。
プリムラはネコの事は残念であったものの、このクマもそんなに悪くないと思っていた。中々可愛らしいし、それに何より稟が自分のために取ってくれたものであったからだ。
だが稟の方はというと、先ほどからずっと気にしているらしく落ち込んだままであった。
「お兄ちゃん、私、このクマさん気に入ったよ? それに、楽しかったし!」
「……そっか? なら、まあいいか。…ま、あのネコにはいずれまたチャレンジだな!」
「うんっ!!」
ようやく元気を取り戻した稟にプリムラも満面の笑みを浮かべる。
「…ところで、そのクマには名前つけないのか? 白玉や黒玉みたいに」
「う〜ん、そうだねえ…。白クマだから〜…………フッくん!!」
「何故?」
そんな楽しい?やり取りをしながら稟とプリムラがそろそろ帰宅しようかと家路へ向かっていると、前方に喫茶店フローラが見えてきた。
「…そういえばここのケーキ美味しかったね」
「ん? ああ、そうだな。……また買って帰るか?」
「うんっ!!」
稟の提案にプリムラは満面の笑みを浮かべて頷き、二人は店内へ入っていった。
「いらっしゃいませ〜」
「…あれ? 今日はカレハ先輩入ってないのかな?」
「…う〜ん。そうみたいだね〜」
顔見知りの先輩の姿を探して店内を見渡すものの、どうやら今日は休みらしくカレハの姿は見つからなかった。
少々残念に思いながらも稟は先ほどのぬいぐるみのお詫びの意味も込めて普段より多くのケーキを買ってフローラを出た。
40絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:04:01 ID:hMvwBBlh

「はい、お兄ちゃん。あ〜ん!」
「…あ、あ〜ん」
「美味しい?」
「……あ、ああ、美味いよ。ありがとな、プリムラ」
芙蓉家のリビングで稟はケーキの刺さったフォークを突きつけられ、恥ずかしそうに、だが満更でもなさそうな表情で口を開いた。
プリムラはニコニコ笑いながら稟にケーキを食べさせ、その様子を嬉しそうに眺めていたが、稟がケーキを飲み込んだのを見計らうと無言で瞼を閉じ、口を開いた。
「…? プリムラ?」
「…あ〜ん」
どうやら次は自分に食べさせろと言っているらしい。稟は苦笑しながらフォークを手に取りケーキを一口サイズに切り分けてプリムラの口元に持っていった。
「……あっ!? こぼれた!?」
だがケーキがプリムラの口内へと入る寸前、フォークを深く突き刺していなかった為かケーキが欠け落ちてしまった。
「きゃん!? ちょっと服の中に入ったー!」
地肌に感じる異物の感触に慌てふためくプリムラ。立ち上がって服をパタパタさせ、何とかケーキのくずなどを落そうとするものの中々出てこないらしく躍起になっていた。
その場で踊ってるようにも見えるプリムラの姿に稟は思わず吹き出してしまい、プリムラに睨まれる。
「やっと取れた…。………お兄ちゃん! 今のわざとでしょ!?」
「へ? …違う違う! わざとじゃないよ!」
「ホントに!? ………まさかケーキと一緒に私も食べようとか思ったんじゃないの!?」
「…ぶっ! ………そ、そんなこと考えてねーよ!」
プリムラの言葉に一瞬脳内でリアルにその光景を想像してしまって硬直してしまうものの、稟は慌てて首を振った。
だがプリムラは疑いの眼差しを解こうとせずにしばらく稟を冷たい目で睨んでいたが、不意に悪戯っぽい表情を浮かべて口を開いた。
「本当に? 本当に考えてなかった? もし正直に言えば……させてあげても、いいよ?」
「させて…って?」
「私をケーキでデコレーションして食べてもいい…ってこ・と!」
幼い顔立ちに似合わぬ妖艶な流し目で稟を見つめるプリムラ。
そんな色っぽいプリムラに思わず生唾を飲み込む稟。
(マジでか!? ……い、イヤイヤ! 俺はそんなこと考えてなかった! 考えてなかったんだ! ちゃんとそう言って誤解を解かないと! 嘘言っちゃダメだ! 正直になるんだ、俺!!)
苦悩する稟。頭を振って迷いと躊躇いを消し去って真剣な顔でプリムラに向き直り、ゆっくりと口を開いた。
「……………………………はい、考えてました。ゴメンナサイ。ヤらせてください」
「正直でよろしい!」
「わ〜〜い、やった〜! ………ってアレ!? か、身体が勝手に…!?」
信じられないような表情で自分の身体を見つめる稟。どうやら消し去ってしまったのは理性と道徳の方だったらしい。どこまでも自分(というか本能)に正直な男、いや益荒男(ますらお)である。
41絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:04:42 ID:hMvwBBlh

「お兄ちゃん、いいよ…?」
テーブルの上に横たわったプリムラ。その身体には先ほど買ってきた様々なケーキがぐちゃぐちゃになって塗りたくられていた。
「それじゃあ、いただきます。まずは…」
そう言ってプリムラの左胸に被りつく稟。
「ひゃぁんっ!」
「はむはむ…。うむ、生クリーム…ショートケーキだな。ここにイチゴもあるし…」
「あんんっ! そ、そんなに大きくないよぅ…。せめてさくらんぼって言ってよ…」
どこの事を差しているかはご想像にお任せします。
「はむはむ…。お、こっちはチーズケーキか。生の肌に乗ってるチーズケーキ……おお、これこそレアチーズケーキ!」
「お兄ちゃん、サムイよ…」
「うるさい。自分では上手い事言ったつもりなんだ」
誤魔化すように舌の動きを激しくする稟。
「はむはむ…。白い肌が上に塗りたくられたチョコレートケーキの黒色を良く映えさせているな。こうやって舌で引き伸ばしてみたりして〜」
「や〜ん! くすぐったいよう!」
プリムラの白い肌をキャンバスに見立て、舌を筆代わりにしてチョコレートの線を引いていく稟。
「はむはむ…。お、これはマロンケーキか。……あれ、こっちにもクリが……!」
「ああぁ〜っ! そ、そこはダメェ〜!」
どこの事を差しているかは(ry
「お兄ちゃぁ〜ん。もうダメ、我慢できないぃ! シテぇ…!」
「はむは……分かったよ。…じゃプリムラ、俺のに手を添えて?」
「…? うん。こう…?」
きょとんとしたままとりあえず稟の言葉に従うプリムラ。
稟は自分も同じようにモノに手を添えるとゴホンと一つ咳払いをする。
「では、二人の愛の共同作業、ケーキへの入刀で〜す!」
「お、お兄ちゃん………オジサンくさ、…ああああぁっ! …あん、あんっ、ああっ!」
暴走機関車のように猪突猛進する稟。こうなってはもはや誰も彼を止められない。哀れプリムラは動けなくなるまで稟に貪られる事となった。


絶稟の今、ドキッ!ごはん “義妹のケーキ盛り合わせ” 完食!!

42絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:05:20 ID:hMvwBBlh

プリムラケーキを平らげて一息ついていた稟は不意に玄関の方が騒がしいことに気付いた。
「…楓が帰ってきたのか? …いくらなんでもこの状況はマズイな…。おい、プリムラ、起きろ」
そう言って眠っていたプリムラを揺する稟。稟自身は既に服を着ていつも通りなのだが、プリムラの方は未だ全裸で所々ケーキのくずや生クリーム等を身体につけたままだったのだ。
「う〜ん。もう、もう無理だよ〜、お兄ちゃ〜ん…」
か細い声でそう呟き、起きようとしないプリムラ。
「違う。そうじゃなくて……」
「あ、やっぱり稟くんリムちゃんとシテたんだ〜」
稟の声をかき消すようにして発せられた明るい声。振り向くとリビングの扉が開かれてシアが顔を覗かせていた。
全裸のプリムラを見ても全く動じないままにこにこ笑いながらリビングに入ってくるシア。
それだけでなく、その後ろからネリネ、楓、亜沙が順番に入ってきた。
「い゛っ!? み、みんな来てたのか!?」
慌ててプリムラの脱いだ服をかき集め、プリムラの裸体を隠そうとする稟。だが特に誰も気にしていないようで、和やかに喋っていた。
「ほ〜ら、言ったとおりでしょ? 稟ちゃんのことだからまだまだ元気だって!」
「そ、そうですね。このところ毎日でしたからお疲れだと思ったんですけど…流石稟さまです!」
「は、はい。私の時も稟くん本当に凄かったですから…」
上から亜沙、ネリネ、楓の台詞である。そして四人を代表してシアが稟に向きあい、微笑みながら問い掛けてきた。
「ね、稟くん? どうだった? 私たちからのおもてなし。稟くんの秋、“食欲の秋”を満喫してくれた?」
「あ、ああ。そりゃもうたっぷりと…」
引き攣った笑顔でそう答えるしか出来ない稟。そんな稟にシアたちはやったあ、と喝采をあげていた。
そして、
「ねえ、稟くん。実は私たちも秋を満喫したいんだけど、手伝ってくれないかな?」
「て、手伝うって…? ていうかみんなの秋って?」
「勿論“食欲の秋”に決まってるじゃない!」
シアの言葉に恐る恐る尋ねる稟にきっぱりと言い放つ亜沙。
「へ!? そ、それって…?」
「今度は私たちが稟さまにご馳走して頂きたいと思いまして…」
にこにこ微笑んでいるネリネ。他の三人もうんうん頷いている。
「お、俺に何を…?」
「そ、その、私たちに、稟くんの……お、おいなりさんを…!」
楓がもじもじしながら告げる。四人の視線は稟の股間に向けられていた。
「こ、これは俺のおいなりさんだ!」
慌てて股間を両手で隠す稟。だが四人の目はそれまでのほんわかした目から狩人のそれへと変わり、じりじりと稟ににじり寄ってきた。
おまけに背後でプリムラが四人と同じオーラを纏わせながら起き上がったのが分かった。
「「「「「いただきまーす!!!」」」」」
稟に飛び掛る五匹の雌豹。
はたして稟の運命や如何に!?





「フォオオオオオオオオオッ!!!!! クロス・アウッ!(脱衣)」
やっぱり絶倫だ、コイツ。
43絶稟のお料理万歳! 最終日:2006/11/17(金) 20:05:57 ID:hMvwBBlh
 
後日
「土見くんおはよ……ってど、どうしたの!? ちょっと見ない間に痩せ、ていうかやつれた?」
教室に入ってきた稟を見て驚愕する麻弓。そこにはげっそりとやつれきった、別人のようになった土見稟がいた。
「…あ、ああ。ちょっと、“食欲の秋”でな…」
麻弓の問にそれだけ答えると稟はふらふらと杖をつきながら自分の席に向かい、倒れ込むようにして座り込んだ。
「どうして“食欲の秋”で痩せるのよ……?」
当然の疑問を浮かべる麻弓。だがその答えを返してくれる者は誰もいなかった。
ふとドアの開く音に教室の入り口を見やると、シア、ネリネ、楓の三人が入ってきていた。
「お! シアちゃんたちだぜ! 相変わらず可愛いよな〜!」
「ホントホント! 俺このクラスで良かった〜!」
「っていうか何かいつもより綺麗じゃね? 何か輝かんばかりって言うか…」
「ほんとだ。何かあったのかな? ああ〜、やっぱり土見の野郎はいいよな〜!」
「全くだ!」
そんなクラスメイト達の呪詛が机に突っ伏している稟の後頭部に延々と突き刺さりつづけることとなった。
44名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 20:06:42 ID:hMvwBBlh
  
以上です。
未だかつてここまで稟を貶めた作品があっただろうか?いや、ない!………ゴメンナサイorz
書いてるやつがアフォなオサーンだから仕方無いの。変態仮面大好きだし…。
とりあえずこのシリーズはこれで終わりです。
サブキャラ期待してくださった人多かったですけど、これ一応五人で一つのコース料理のつもりだったんでこれ以上増やせそうにないんですよね。
シア(魚料理)→ネリネ(肉料理)→楓(汁物)→亜沙(飲み物)→プリムラ(デザート)
あと増やせるとすれば米かパンだけどそんなのどうやって絡めれば良いかワカラン!
まあ外伝として稟の串で貫かれる亜麻、リコリス、プリムラ(無口)というだんご三兄弟ならぬ実験体三姉妹も考えていたんですが、単なる替え歌にしかなりそうになかったんでやめました。
45名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 22:02:15 ID:fnPJD8L2
>>44
グットジョブ!!
とにかくシリーズお疲れ様でした。なるほど、コース料理になっていたんですね。
毎回腹を抱えて笑わせていただきました。笑いのセンスに脱帽です。
(おまけに毎回腹筋が痛くなりましたw)
46名無しさん@ピンキー:2006/11/17(金) 23:03:56 ID:A4AMTz7a
ヨクデキマシタ!!もう、お腹いっぱいです(いろんな意味で)。
それにしても稟…対パンドン時のセブン状態に成りながらなお…。
「痛みに耐えて良く頑張った!感動した!」
47名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 02:04:22 ID:IQ9HnBAN
>「う〜ん、そうだねえ…。白クマだから〜…………フッくん!!」
>「何故?」

パプワ君ネタまで取り入れている辺り凄いなw
稟もあんたも本当にお疲れ様w
48名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 23:47:01 ID:sP5QCWXl
>>44
あんたって人はーwww笑い殺す気ですか。ともあれGJでしたー。
絶稟なら獸魔を楽に呼べますな、たぶん。
49名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 09:53:41 ID:uH2xN+Bm
>>44
あんた最高だwww
5044:2006/11/20(月) 01:39:15 ID:05P+nPvl
ノリと勢いだけで書いたシリーズが今まで書いたものの中で一番反響が良くて正直複雑です。
まあそれは置いといて、以前から書いていたものが出来たので投下しようと思います。
注意として、まずかなり長いです。そして少しですが陵辱要素があります。(但し陵辱するのは稟)
どちらかが嫌な場合はスルーして下さい。
51わんわんりん:2006/11/20(月) 01:40:47 ID:05P+nPvl

「もう、稟ったら甘いんだから。絶対逃がさないからね。森を歩いてぇ、湖で夕日見てぇ、ディナーを二人で食べてぇ、そ・れ・か・ら・きゃあん♪」
「稟さま、逃げて、逃げて下さいー!!」
「ラヴに境界ってないのよねー」
それらの台詞を背に受け、魔殿下フォーベシイの妹サイネリアの魔法により自らを女だと思い込んだ緑葉樹から逃げ回る事数時間、土見稟はどうにか貞操の危機を脱する事が出来た。
だがそこに至るまでには、言葉では表現できないほどの盛大で熾烈な戦いが存在した。
まともな思考状態ではないと言っても緑葉樹はバーベナ学園でもトップクラスの頭脳とずば抜けた運動神経を持った人物である。めまぐるしく頭を回転させ稟の先を読み、逃げ道を一つずつ潰しながら凄まじいスピードで稟を追い詰めてくるのである。
しかも恋する乙女特有の薄らと頬を染めた微笑みのままで。
ところが稟の方はというと生理的嫌悪感のあまりにパニックに陥ってしまい、角に差し掛かったら取り合えず曲がる、など禄に考えもせずに逃げてしまい、気付いた時には袋小路に追い詰められてしまっていた。
なおも抵抗を続ける稟であったが、舌なめずりをしながらじりじりと近づいてくる樹の姿にもうダメかと思ったその時、ようやく追いついたネリネによって樹に掛けられていた魔法が強制的に解除されたのだった。
半泣きになってネリネの胸に縋り付き、頭を撫でられていた稟とは裏腹に、どこかつまらなそうな表情を浮かべる麻弓とサイネリアの姿が印象的といえば印象的であった。
ちなみに、激しすぎる逃走劇により屋敷の調度品や美術品、綺麗なカーペットやカーテンなどがなぎ倒されたり汚されたりしてしまい、後にセージが泣く事になるのであるがそれはまた別のお話。
52わんわんりん:2006/11/20(月) 01:41:42 ID:05P+nPvl

そうしてとりあえず一同は元いた部屋に戻り、一息つくことになった。
「…全く、洒落になってないですよ」
ブチブチ文句を言う稟。まあ無理も無いかもしれないが。
ちなみに樹は後ろのほうで一人黄昏ていた。自分を女だと思い込んでいた時の記憶は残っていないのだが、おおよその事情を説明されて凹んでいるようだ。
「も〜、稟ちゃんってばそんなに怒っちゃいや〜ん。ちょっとした若気の至りっていうやつじゃない。ほらほら、人間界の諺にもあるんでしょ? 『認めたくないものだな、若さゆえの過ちというやつは』ってさ〜」
「エゴだよっ!! それは!!」
「…土見くん、この場合はまず『そんな諺はありません』って突っ込むべきじゃないの?」
乾いた笑みを浮かべるリアに妙に芝居がかった感じで叫ぶ稟。麻弓の冷静なツッコミにも耳を貸さない辺り、その怒りの度合いが分かる。
「大体、リアさんは何の考えもなしに行動を起こしすぎなんですよ! 今回の事だって、フォーベシイさんとセージの事だって、バークさんのことだって!」
「え〜ん、麻弓ちゃ〜ん! 稟ちゃんが虐める〜!」
「…と、言われましてもですね〜」
「…ぜ、全部事実ですし…」
額にでっかい汗を浮かべる麻弓とネリネ。
「どうするんですか!? 最初に会ったときからちょっとヤバ目の人だと思ってたけど、アレ着てからのバークさんははっきり言ってラフレシアがビオ○ンテに超進化を遂げたようなものなんですよ!?」
「…バークさんは怪獣だったの…?」
「…ま、まあそれくらいのインパクトはありそうですけど…」
段々ヒートアップしていく稟にまたまた額にでっかい汗を浮かべる麻弓とネリネ。
黙って稟の説教を受け続けていたリアであったが(と言っても黙っていた時間は三分に満たなかったが)、徐々に眉をひくつかせ、額にバッテンを浮かばせて引き攣った笑みを浮かべ始めた。
そして、
「……ノイナャジンイメガシタワテシードニノナルトイタテッアリアリ……!!」
リアの呟きと共に放たれた魔法に稟の身体の動きが突然停止する。
「リ、リアさま!? 稟さまに何を!?」
慌てるネリネを手で制し、リアはふっとニヒルな笑みを浮かべる。
「大丈夫。別に危険な魔法じゃないから。…ただか弱い女の子を虐める稟ちゃんにはちょーっとお仕置きが必要かな〜って♪」
そこまで言った後に、稟が唐突にその場に四つんばいで座り込んだ。
そしておろおろと心配げなネリネと目を丸くする麻弓、意味深な笑みを浮かべるリアを見上げてにっこり笑って口を開き、
「……わん♪」 
とのたまった。
53わんわんりん:2006/11/20(月) 01:42:35 ID:05P+nPvl

「…り、稟さま…!?」
呆然とするネリネを前に稟はその姿勢のまま僅かにお尻を振りながらにこにこ笑っている。
同じように呆然としていた麻弓が稟の尻尾を振るかのような様子にはっとなってリアの方に振り返る。
「リアさん、これってもしかしてさっきの…」
「ぴんぽーん、だいせいか〜い! さっきいっちゃんに使った呪文と同じ。稟ちゃんは今自分を犬だと思い込んでるってわ・け!」
ウインクするリア。
「いや〜、稟ちゃん犬みたいにうるさかったから本当に犬になってもらっちゃおうと思いまして…」
「そ、そんな!? 稟さま、すぐに元に戻しますから…!」
頭を掻きながら悪戯っぽい笑みを浮かべるリアにネリネが魔法を解こうと集中を始める。
だがすぐにリアによって引き止められた。
「さっきので力加減は分かったから今回はきっちり三時間くらいで元に戻ると思うわ。だからそれまでは犬の稟ちゃんを堪能しない? ほら、麻弓ちゃんなんかすでに稟ちゃんで遊んでるし」
「土見くん、お手! おかわり!」
「わんっ! わんっ!」
ネリネが振り向くと、稟に向かって掌を出して命令している麻弓と、その掌に嬉しそうに手を乗せている稟がいた。
「…へ〜、本当に犬になったみたいだね」
そんな声と共に樹が麻弓の隣に来ていた。どうやらようやく立ち直ったようだ。
興味深げに稟を見ていた樹だったが、ふと何かを思いついたらしくにやりと邪悪に笑うと掌を差し出した。
「じゃあ俺様も稟で遊ばせてもらうとするよ。…おい、稟、お手!」
「オラァッ!!!」
一瞬後、ズドンッと鈍い音を立てて樹の身体がくの字に折れ曲がる。
見ると稟の右拳が樹の腹部に突き刺さっていた。
「わお! 稟ちゃんすっごいボディブロー!」
崩れ落ちる樹の姿とそれを行った稟に喝采を送るリア。
「…っていうか今『オラァッ』って…。実は魔法効いてないんじゃ…」
「…い、いえ、確かに稟さまから魔力を感じられますから、効いてはいるはずなんですが…。…微妙に元の稟さまとしての意識も混じっているみたいですね…」
口元をひくつかせる麻弓とネリネ。二人の脳裏には、本当に稟と樹は友人なのだろうかという疑問が浮かんでいた。
稟は何事も無かったように再び座り込んでわんわん鳴いていた。
54わんわんりん:2006/11/20(月) 01:43:20 ID:05P+nPvl

そうして困ったような表情でネリネが稟の様子を見ていると、稟がその視線に気付いたらしく四つんばいのままネリネの下にやってきた。
「…く〜ん…?」
首を傾げて鼻を鳴らしながらネリネを見つめる稟。普段の大人びた優しげな瞳は今はなく、無邪気なままのキラキラした瞳で真摯にネリネを見上げていた。某消費者金融のチワワもびっくりなその輝きに思わず三人は顔を赤らめて後ずさってしまった。
「…こ、これは、この瞳はちょっと反則なのでは……!」
「…そ、そうね。普段の稟ちゃんとのギャップが……!」
「…り、稟さまぁ〜! か、可愛いですぅ〜〜………!」
恐れおののく二人と完全に陥落して瞳をハートマークに変えている一人。ついでに床に倒れ込んで痙攣している一人。
ネリネはぽーっと頬を染めたまま膝を折り、稟と視線を合わせるとその頭を優しく撫で始めた。
嬉しそうにネリネに撫でられていた稟だったが、その内に我慢できなくなったのか、いきなりネリネを押し倒してその顔をぺろぺろ舐め始めた。
「きゃあん! やっ、り、稟さまぁ、ここじゃダメですぅ♪」
「わお! 稟ちゃんてばだいた〜ん! ラヴラヴ〜♪」
「やっぱり土見くんはリンちゃんが一番好きみたいね〜」
「ぐ、ぬうぅぅぅ、り、稟めぇえ、何て羨ましいことを…」
どさくさに紛れて大胆なことを口走るネリネとにやにや笑っているリアと麻弓、そしてどうにか復活した樹。
その後、なかなかネリネから離れようとしない稟を三人でなんとか引き離し、一同は再び稟で遊び始めた。
「土見くん、お手! おかわり! おまわり!」
「わん! わん! …な、何じゃこりゃあー!!」
麻弓の命令に忠実に従う稟。一度腹部にやった掌を呆然と見つめる仕種など偉大なる俳優の物真似も完璧だった。
「稟さま、お疲れでしょう? お水ですよ」
「わん♪ わん♪」
水の入った皿を差し出されると舌を出してぴちゃぴちゃ音を立てて飲み始める稟。そしてそれを見て再び顔を赤らめているネリネ。
「…稟、ちんちん!」
「……くぅ〜ん…?」
薄笑いを浮かべる樹の命令に首を傾げる稟。
だがしばらく思案した後、やおら起き上がり、ズボンのベルトをガチャガチャ外し始めた。
「ちょ、ちょっと、土見くん!?」
「り、稟ちゃん、ちょっと待った!」
「り、稟さま、ここじゃダメです!」
慌てふためきながら顔を両手で覆う麻弓とリア。だが指の隙間からしっかりと稟の姿が見えてしまっているのがお約束。
それとまたしても大胆な事を口走っているネリネ。
「稟ちゃん、伏せ!」
「わんっ!」
リアの命令に素直に床にうつ伏せに寝そべる稟。
そんな稟に満足げに頷き稟の頭を撫でようとしたリアだったが、ふとあることに気付いた。
稟は自分の足元で寝そべり、自分を見上げている。そして、自分の立ち位置は稟の頭部のすぐ近く。
つまり、稟にスカートの中が丸見えだということが…。
「………でぇい!!」
「ふぎゃん!!」 
気付けばリアは稟の顔面を思い切り踏みつけていた。
「きゃいん! きゃいん!」
「ご、ごめんね、稟ちゃん! つい条件反射で…。ほんとーにゴメン!!」
痛みにのたうち回る稟に流石に謝罪するリア。
だが稟は怯えた瞳でリアを一瞥すると、四つんばいのまま走って部屋を出て行ってしまった。
「稟さま!? 待ってください、稟さまぁ!!」
ネリネの静止も振り切って、あっという間にどこかに行ってしまう稟だった。
55わんわんりん:2006/11/20(月) 01:44:02 ID:05P+nPvl

「……ふぅっ…。とってもいいお湯だったな〜♪ お部屋でワインでも飲んじゃおっかな♪」
機嫌が良いのか鼻歌交じりに屋敷の廊下を軽やかなステップで歩いている妙齢の女性。
風呂あがりなのか薄紫の長髪をしっとりと濡らし、豊満な肢体と端正な顔立ちを僅かに上気させているかなりの美女−魔殿下フォーベシイの婚約者であるアイは自分に宛がわれている客室へと向かう途中であった。
「…〜〜♪ …ってあれ?」
そんな時、アイは階段下のスペースの隅の方に青いジーンズらしきものが見え隠れしているのに気付いた。
近づいてみると、階段の隣に置かれてある置物の下に必死に潜り込もうとしている男性の姿だとわかった。
背中と後頭部しか見えないが、白い上着を着用した黒髪のその男性は、まだ出会ってそう時間は経ってはいないもののアイも良く知っている人物だった。
「…稟くん? そんなところでどうしたの?」
「…………きゅ〜ん?」
アイの呼びかけにゆっくりと振り返る稟。その瞳は怯えたように少しだけ濡れていた。
「……? どうしたの、稟くん?」
「く〜ん。く〜ん…。…わふん」
再度の呼びかけにも稟は哀しそうに鼻を鳴らすだけ。
どうしたのだろうと手を差し出したその時、アイは妙な違和感を感じた。
(…これは…魔力? どうして稟くんから魔力が…?)
初めて会ったとき以来、全く魔力を感じることのなかった稟から僅かながら魔力を感じることに、自身強力な魔力を持つアイは気付いた。
その事と共に言葉を発することなく四つん這いになっている稟の姿を見て、アイはおおよその見当をつけることができた。
(…稟くんにベタ惚れなリンさんのはずがないし、殿下かリアさまの悪戯…だよね、やっぱり…)
稟の様子からしてきっと幻術を使われ、自分自身を犬だと思い込まされているのだろう、と正確に推測して溜息をつくアイだった。
「…稟くん、治してあげるからおいで?」
「………?」
優しく微笑み手招きするアイに稟も警戒を解いたのか、素直にアイに近づいてくる。
稟に手をかざしたまま集中を始めたアイだったが、稟の無垢な瞳にしばし逡巡し、次いで照れたように笑う。
「ごめんね、稟くん。もうちょっと犬のままでいて欲しいな。私と一緒に遊ぼ?」
そう言ってアイは稟を連れて自室へと向かっていくのだった。
56わんわんりん:2006/11/20(月) 01:44:39 ID:05P+nPvl

「あはは、稟くんえらいえらい。…もう一回行くよ?」
「わんっ♪ わんっ♪」
アイの投げたゴムボールを器用に咥えて戻ってくる稟。自室のベッドに腰掛けたアイも楽しそうに戻ってきた稟の頭を撫で、再びボールを部屋の隅に放りやる。
「…やっぱり稟くん、可愛い〜♪ 普段は格好いい系なのにね〜♪」
大喜びでボールを追いかける稟の姿を目を細めて見つめるアイ。
出会ってまだ十日ほどしか経っていないものの、アイは土見稟という人族の男性にどんどん心惹かれてきていた。
不思議な魅力を持つ少年だと思う。
整った顔立ちをしてはいるが、絶世の美形というほどではない。
同年代の男性に比べればかなり大人びた方であるだろうが、まだまだ子供っぽいところも多い。
友人である麻弓たちから伝え聞くところによると、学校の成績も褒められたものではないらしい。
だが−
鈍感そうに見えながら、時として驚くほど鋭く他人の痛みや苦しみを感じ取ることのできる人物なのだと思った。
そんな時、髪と同じ色の瞳は深く澄みきって相手を写し、その瞳でじっと見つめられると思わず吸い込まれそうな気持ちになってしまう。
そして、その身に纏う雰囲気はとても優しく穏やかで、側にいるだけでアイを落ち着かせ、心安らかにさせていた。
おそらく稟の恋人であるネリネも彼のそんな所に惹かれ魅せられたのだろう。自分と同じく想い人のいるセージやサイネリアですら多かれ少なかれ稟に惹かれている節があった。 
(…いけない、いけない。稟くんはいつか人間界に帰っちゃうんだし、そもそも稟くんにはリンさんがいるんだもんね…)
いつの間にか、稟とずっと一緒に居られたら…と考え始めていた自分に気付き、アイは慌てて頭を振ってそんな考えを振り切った。
「……きゅ〜ん?」
遠慮がちに掛けられた声に視線をあげると、ボールを咥えた稟がアイをじっと見上げていた。
「ご、ごめんね、ちょっとぼーっとしちゃって…。ボール持って来てくれたんだね。えらいえらい」
照れたように頬を掻きながら稟の頭を撫でるアイ。嬉しそうな稟の様子に自然と笑みが浮かび、再びボールを投げようと稟に掌を差し出した。
だが、稟が口から離したボールはアイの手に弾かれてしまい、そのままベッドの下に転がっていってしまった。
「あ!? 稟くん、いいよ。私が取るから」
ベッドの下に突撃しそうな稟をそう言って引き止め、アイは潜り込むかのように四つんばいになってベッドの下を覗き込んだ。
「…う〜んと。…あ、反対側に行っちゃったみたいだね〜」
きょろきょろと視線を左右させていると、ベッドの反対側、窓際にまで転がっていたボールを発見した。
しかし、アイは気付かなかった。
自分の体勢が四つんばいのままであり、稟はアイの後方に居た事を。
稟からすれば目の前でアイが四つんばいになってお尻を向け、それを振っているように見えていたことを。
そして、今現在稟はまともな思考状態ではないことを。
「……えっ!? り、稟くん!?」
背中に感じた重みと衝撃に、アイは驚愕して振り向き、稟に圧し掛かられたことに気付いた。
57わんわんりん:2006/11/20(月) 01:45:25 ID:05P+nPvl

「ちょ、稟くん、何を…!?」
背中に圧し掛かっている稟に抗議の声をあげるアイ。
だが稟はそんなアイの抗議もまるで聞こえていないかのように荒い息をつきながら、アイの形良いヒップを撫でまわし始めた。
「…あっ! …だ、ダメっ! り、稟くん!? どうしちゃっ……!?」
そこまで言ったところでハッとなるアイ。
(も、もしかして稟くん、サカっちゃってる…!?)
まともな思考状態ではない稟の前に無防備な姿を見せてしまっていたことにようやく気付いたアイ。
だが時既に遅く、稟はアイのドレスのスカートをめくり上げ、ショーツ越しに秘部を弄くり始めていた。
「やっ! だ、ダメぇっ!! 稟くん、そこは………っ!!」
稟の指にぐにぐにと秘部を弄くられ、堪らず悲鳴を上げるアイ。
身体に力を込めて稟から離れようとするものの、圧し掛かられている上に成人男性の平均以上の筋力を持つ稟にアイが力比べで勝てるはずもなく、ただもがくことしか出来ず、とりあえずどうにかしてこの状況を打破しようと必死に考えを巡らせた。
(攻撃魔法で稟くんを吹き飛ば…。駄目、稟くん本人が悪い訳じゃないし…)
得意とする爆発系の魔法を思い浮かべるものの、手加減なしで魔法を放てばおそらく稟が消し炭になってしまう。
このような状況で上手く手加減できる自信はアイにはなかったし、そもそも稟を傷つけるようなことはしたくなかった。
(…やっぱり、稟くんに掛けられている幻術を解くしかない…んだけど…)
尻すぼみになってしまうアイ。稟に幻術を掛けたのはおそらくフォーベシイかサイネリアだと先ほどアイは推測していた。
それはつまり魔王ネレイデスの血を引く魔界最上位ランクの使い手であるその二人のどちらかの術を、このような状況で解除させなければいけないということに他ならなかった。
「け、けど、やるしか…! ………ひゃあん!?」
意を決し、集中を始めたアイだったが、すぐに中断させられてしまった。
圧し掛かっていた稟がショーツをずらして直接アイの秘部に指をねじ込むのと同時に、長く尖った耳を甘噛みしてきたからである。
「…ひんっ!? ひゃっ! やっ! あっ!」
くすぐったさに似た感覚が耳から背筋にぞくぞくと伝わり、身体を震わせるアイ。そして秘部に感じる稟の指の巧みな動きによって今まで感じたことのない未知の感覚が襲いかかってきていた。
(り、稟くん、何でこんなにテクニシャンなの!?)
大胆な、だがアイに痛みを感じさせない程に慎重な稟の責めはアイの身体から瞬く間に強張りを解いていき、抵抗する気力すらも徐々に奪っていった。
58わんわんりん:2006/11/20(月) 01:46:09 ID:05P+nPvl

「…は、あぁっ! あんんっっ! やぁっ! ああんっ! ああぁぁ………っ!!」
最も敏感な突起を剥き出しにされて刺激されつつ膣口に指を突き入れられ、甘い声で鳴き続けるアイ。
十分近く続いた稟の責めによって、アイの秘所は膣奥から湧き出した愛液によってびしょびしょになっており、稟の指の動きを滑らかにさせていた。
(…ダメ。気持ち、いい……。頭が、頭の中がぐちゃぐちゃになって……)
強烈な快楽に思考に霞がかってきてしまい、とろんとした瞳で虚空を見上げるアイ。アイの身体からは既に力が抜けきっており、肘でなんとか上半身を支えており、さらには無意識に腰を蠢かせ、稟の責めを待ちわびてさえいた。
そうして、ぼんやりとした思考の中稟の愛撫を受け続けていたアイだったが、ふと愛撫の手が止んだことに気付き、稟を振り返った。
そこには、ハアハアと荒い息をついている稟がズボンを下ろし、破裂しそうなほどに膨れ上がった自分の肉茎をさらけ出している姿があった。
「…!? り、稟くん、これ以上はダメ!! 本当にダメ!!」
流石に真っ青になって懇願するアイ。確かに稟になら奪われてもいいかも、と思ったことはあったが、それはあくまで稟が正常な状態であればの話である。
本能的な恐怖から理性を呼び戻す事の出来たアイは、力の抜けきった身体を引きずるようにして稟から離れようとする。
だが次の瞬間、ピクリとその耳を動かすとアイの身体は動きを止めてしまった。
「………ィ…さ………ァ……ん…………アイ……さん………………」
「…稟くん、元に戻ったの…?」
稟の口から微かに聞こえる自分の名に、アイは稟を振り返る。
だが荒い息をつきながら未だに魔力を発散させている稟の様子に、元に戻ったわけではないことを知らされた。
しかし、完璧に欲情に染まりきっていた稟の瞳に、僅かながら違ったものが含まれてきていたことにも気付いたアイ。
稟のその瞳はどこかで見たことがあった。
暖かく、力強い、そしてどこまでも優しい澄んだ瞳。
(稟くんのこの瞳…リンさんに…)
そう、それは稟が普段ネリネに対して向けている瞳だったのだ。
うわ言のようにアイの名を呼びながら、愛する人への視線を向ける稟。
そんな稟にアイは心の中にじんわりと暖かいものが広がっていくのを感じた。
「…稟くん……。………うん………いい、よ……?」
気付けばアイはそう言って稟から離れようとするのを止めていた。
稟が心からネリネを愛しているのは初めて会った時からすぐに分かった。
そこに割り込む隙などどこにもないことも知っていた。
だが、心の片隅にだけだとしても、稟の心に自分が存在していたのだ。稟が自分のことを想っていてくれたのだ。
そのことがアイにとって例えようもないほどに嬉しかった。
くちゅり、と水音をたてて稟のモノの先端がアイの秘所に触れる。
これから訪れるであろう痛みを思い、恐怖に身体を震わせながらもアイは瞳を引き瞑ってその瞬間を待った。
稟の方もアイのそんな覚悟をどこかで感じ取ったのか、真剣な表情でアイの腰を掴むと一気に自分のモノを誰にも許した事のないアイの秘所へ突き入れた。
59わんわんりん:2006/11/20(月) 01:46:45 ID:05P+nPvl

「…ううっ! …ぅんん! …ぁうっ! く、うぅぅっ!!」
歯を食いしばり、襲いくる痛みに耐えつづけるアイ。その秘所からは破瓜の血が太ももを伝い床へと流れていた。
青い顔で涙を浮かべ、背後から稟に突かれるアイであったが、挿入されてから一度も稟に静止を呼びかける声や痛みを口にすることは無かった。
なぜなら、
「…アイさん……アイさん……アイさん……!」
アイに覆い被さるようにして耳元で自分の名を囁き続ける稟の声に、その吐息に、背中に感じる温もりに、心が満たされていたからだった。
「…ぅんっ! 稟、くんっ! 稟くぅん!」
稟の声に呼応するように稟の名を呼びつづけるアイ。そうすることで僅かでも痛みを忘れる事ができる気がしたからだ。
「ぅあんっ!? あ、はっ! り、稟くん!? や、ああっ! ああんっ!」
不意にアイの声に甘いものが混じり始めた。 
稟に突かれるたびに重たげに揺れていたアイの豊満な乳房。それを稟は片手で搾るようにして揉み、同時にアイの耳を甘噛みしはじめたからだ。
(な、何!? 何だか、痛みが和らいできてる!?)
敏感になった乳首を抓るようにして搾られ、耳の裏側を舐められ、急速に快感を増幅させられていくアイの身体。
秘所の方も稟はアイが痛みを感じない箇所を探していたようで、アイが最も感じる場所を探し当てるとそこを重点的に優しく突き始めていた。
「あっ、あっ、あんっ、あんんっ!! り、稟くん、すご……ああんっ!」
巧みな稟の愛撫と動きにアイの心と身体は瞬く間に快楽に支配され始め、アイの秘所はとめどなく愛液を噴出させて破瓜の血と交じり合って稟のモノの動きをどんどん滑らかにさせ、アイの思考は真っ白になってきていた。
(何、この感覚!? 真っ白になっちゃいそうな…。……怖い、怖いよ! …稟くん! 稟くん!)
初めて感じる絶頂への予感と未知の感覚に恐怖を覚えるアイ。
だが、乳房を揉んでいた稟の手がアイの秘所、アイの敏感な突起を指の腹で潰すようにして摘み始めると恐怖すら快感に押し流されたかのように甲高い悲鳴をあげてしまい、その身を仰け反らせる。
「…あはぁ! あん、んぅ! ああっ! やっ! もう、ダメ! もうダメ! 変になっちゃうよ……っ!!」
快感に涙を流し、稟に向かって嘆願するアイ。
稟の方も限界が近いのか、腰の動きを早め、アイをがむしゃらに突き出す。
その猛烈なラストスパートにアイは床に上半身をへたり込ませ、泣き叫ぶ。
「ああっ! ああっ! ああっ!! あ、あ、ああああああああああ…………っ!!!」
その瞬間、強烈に収縮したアイの膣に稟も限界だったらしく、アイの最奥に大量の精を解き放った。
自らの胎内に入ってくる稟の精を感じながら余韻に浸るアイだったが、ふとどさっという音と共にその身体が軽くなったのを感じた。
隣を見ると稟が倒れ込んでいた。
アイは力の抜けきった身体に鞭を打ち、慌てて稟をベッドに引き上げてその様子を伺う。
どうやら稟は意識を失っているだけのようだった。
「…ふう、良かった…。………稟くん…」
一安心したアイは優しく微笑んで稟の前髪を撫で、そっと稟の唇に自らの唇を重ねた。
60わんわんりん:2006/11/20(月) 01:47:35 ID:05P+nPvl

「………うぅ……! こ、ここは……?」
「あ、稟くん目が覚めたの?」
しばらくして、呻き声をあげながら稟は目を覚ました。
稟が周囲を伺うと、アイがベッドの脇に立って自分を心配そうに見つめていた。
「アイさん…? ここは…アイさんの部屋…? あれ、俺は一体…?」
混乱したように首を捻る稟。ネリネや麻弓、サイネリア、樹と一緒にいた筈が、何故か気付けばアイの部屋のベッドに寝かされていたのだから無理も無いかもしれないが。
(やっぱり稟くん、覚えていないんだ)
少しだけ哀しくなるアイ。
幻術というのはそういうものだと知っているし、自分も稟も普段どおりの格好で、部屋の換気もして床に付着した破瓜の血も綺麗にぬぎとってあるため仕方無いとしてもやはり心の奥底では寂しい気持ちが生まれてしまう。
「アイさん…? 何かあったんですか?」
「う、ううん! 別に何でもないよ!?」
だが稟はそんなアイの気持ちを敏感に感じ取ったのか、心配げな瞳でアイの顔を覗き込んできた。
するとアイは稟の視線を避けるように首と両手をぶんぶん振って否定する。
正直このまま稟の瞳に見つめられ続ければ全てを吐露してしまいそうな気がしたからだ。
「そう…ですか…? ………ん〜〜」
「どうしたの?」
「いえ、……おぼろげなんですけど、何だかとんでもない事があったような気がして…。何だろう? 何か…あったような気が…」
首を捻って必死に自らの記憶を呼び覚まそうとする稟に、アイは微笑みながら稟の唇に人差し指を当てて稟の台詞を中断させた。
「…何も、……何も無かったよ、稟くん。…きっと夢を見てたんだよ…」
(そう…夢を見てたんだよ。………稟くんも、…私も…)
全てを話せば恐らく稟は責任を感じてどんな事でもするだろう。
元の世界、元居た場所に帰らずにずっとここに居て欲しいと言えばそうしただろう。
だが、アイには出来なかった。
稟の隣に居るべきなのはネリネだろうし、稟の居るべき場所もここではない。それに、元の世界に稟を必要とする人がたくさんいる。
そんな気がしたからだ。
「そ、そうなんでしょうか…?」
相変わらず首を捻りつづける稟にそうだよ、と笑いかけるアイ。
「ところで稟くん。私、お風呂に入ろうかと思うんだけど…」
「…? はあ……」
アイの言葉にきょとんとする稟。
そんな稟に先ほどの鋭さは何だったのかとアイは溜息をつき、悪戯っぽく笑いかけた。
「ここにいるってことは、稟くんも一緒に入りたいのかな?」
「…!? し、失礼しましたー!!」
顔を赤くして、慌てて部屋を出て行く稟をアイは可笑しそうに、そして切なそうに見つめていた。


そして数日後…

バルコニーから見下ろした屋敷の庭から稟達の姿が消え行くのを見やり、アイは一人呟いた。
「………ありがとう、稟くん。……さよなら……」
見えなくなった稟へ語りかけるアイ。
その頬に一筋、涙が流れていた。
61名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 01:49:44 ID:05P+nPvl
以上です。
長すぎる…。よく考えれば二回に分けて投下すれば良かった…orz
前半に比べて後半短っ!? しかも前半の馬鹿なノリは消えてるしorz
今回のテーマは“稟、浮気をしないでアイとH”なんですが…否定意見多いんじゃないかな〜とか思ってます。
当初は稟に記憶が残っていてアイに責任とってね♪と言われて人間界にアイを連れ帰る、という風に考えていたんですが、書いてるうちに何故かこうなってしまいました。
SHUFFLEという作品全体の世界観で言えば絶対に上記の展開の方が良いのは分かってるんですが、このSS単品で考えるとこの展開の方が切ない感じが出てアイの魅力が伝わるかな、と思った次第です。
魔界(一夫一婦制)で生まれ育ったアイではやはりシアやカレハのようにすぐに一夫多妻の考えが(常識的に)出ることはないんじゃないかと。
それが出来るならフォーベシイの時にもそう言ってそうだし…。
まあ今回は自分でも改めて色々考えさせられる作品でした。
62名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 07:27:52 ID:HR7fH3aK
>>61
GJ
ガチレイプはダメだけどこういうのなら全然OK
で、20年後にアイさんの娘が稟に突撃するわけですね
63名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 18:41:30 ID:DBY4HgcK
ようやく前スレも埋まったし上げとくか。
64名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:06:50 ID:2QGdzCp7
十分返り討ちにできるけど受け入れてるって感じだね。
無理に見方を変えて、実は淫らなアイさんがちょっとイイ男と思っている青年を
この機会を幸いと食ってしまう、とかだと好みになるんだがw
65名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:22:03 ID:Q2g1DHww
サイネリアの呪文最高w
66名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:39:02 ID:Wl0622jB
>>61
人間界にアイさんを連れて帰る話も書いてください><
67名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 21:46:12 ID:kyQB/jVI
>>66に同じく。
ぜひお持ち帰りしてほしいものだ。
68名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:24:28 ID:TPgkJqJY
エロ無しで良ければ個人的に考えた真・セージ&アイエンドを投下するが。

アイさん可愛いよアイさん。
69名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 22:13:05 ID:7yN+G7Tk
>>68
おけ!ぜひおねがいします。
70名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:23:45 ID:jofKQZrS
空いてたらEAJ鯖に突撃してくる
71名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 12:24:38 ID:jofKQZrS
誤爆orz
なんというスレ違い
72名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:08:17 ID:RPHNWoJs
>>68
是非とも!
73名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 21:06:05 ID:5Y34e0M6
リアリア発売記念で麻弓SSキボン
74名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:57:03 ID:4+44xrZx
そういえば総合まとめにもうリアリアの呼称表が上がってるな、乙
75名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 23:22:26 ID:Ge4XVQB1
リアリアでも空気だったシアSS書く漢はおらんのか
76名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 01:50:20 ID:7PWKdafh
そう言えば、シア単品のSSって今まであったっけ?
77名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 11:32:37 ID:EMVetC0p
キキョウ単品は見たことあるがシア単品は見たことないな
78名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 18:14:32 ID:rEGjz19J
麻弓の可愛さにノックアウトされた
79名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 19:25:04 ID:DYJEt+gb
麻弓のHシーンの少なさに泣いた。
稟麻キボン
80名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 19:40:28 ID:od2uQZZD
上と同じく
81名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 17:32:19 ID:4Wrtgjbv
いやしかし、過疎りすぎだろ。
82名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 18:54:45 ID:vqANfMXr
では話題を。
なんでネット上のSHUFFLEの長編SSってこんなにオリキャラが多いんだ?
83名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:05:00 ID:hn/Tk46R
A:書き手に房が多い
84名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:05:26 ID:KqMqwre7
そうなの?クロスオーバーがやたら多いとは思ってたけど…。
85名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:06:24 ID:8Kyj4htN
>>82
同意。オリキャラが出た時点で読む気がなくなるっす。(とほほ)
86名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 19:14:21 ID:vqANfMXr
>>84
個人的なイメージだけど長編はほとんどが
クロスオーバー+オリキャラ、オリキャラ、クロスオーバー
のどれか
87名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:56:42 ID:I8TOqLf5
例えオリキャラが出ていてもシャッフルの世界観さえ壊してなければ大丈夫なんだが・・・
実質、それすらぶち壊しでキャラも内容も全く別物なやつが多すぎて泣ける
主人公がオリキャラでシャッフルヒロインがそいつに惚れる展開のSS読んだときは吐きそうなった

短編は良作多いんだけどね
88名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:01:17 ID:sDOSko56
遠慮しなくていいぞ。心置きなく吐け
89名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:10:35 ID:8Kyj4htN
要望は該当HPの掲示板では書きにくいからなぁ・・・(遠い目)
HP管理人さんにメールで書いた方が良さげ?
90名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:24:27 ID:vqANfMXr
>>87
同じく。正直、安心して読める長編は2,3作しか知らない。
しかもそれ全部完結してるか休止してるし。
オリキャラもサブで使うのは別にいいし、
メインでもオリキャラによってシャッフルのキャラや世界がより生きてくるのなら歓迎するんだが・・・。

あと、短編は良作多いってのも同意。ただ短編だけではさびしい・・・。
91名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:32:25 ID:s0oiI61g
>>90
>正直、安心して読める長編は2,3作しか知らない。
kwsk
92名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:35:02 ID:6GM7/tRB
どの作品にも関わらず長編って大変だからな。
SS作家が多ければ出てくるんだけど絶対的量が少ないからねぇ…

オリキャラとクロスオーバーは無理orz
93名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:41:47 ID:vqANfMXr
>>91
ここで名前出してもいいのかな?
出していいなら出すけど。
94名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 22:44:17 ID:s0oiI61g
url貼らなければおkじゃね?
95名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:00:12 ID:vqANfMXr
じゃあ

けもりんのお部屋 投稿作品 震天さん 「ドタバタ温泉旅行」
 小説リシアンサス編を知っていればより楽しめます。
サイト主や投稿作品の短編も良作多数 現在サイト更新休止中

えるるぅのユカウラ 「ヘリアンサス」
セージ×魔王が好きな人はお勧めしない。稟ハーレム系 他の短編もお勧め

じぇんとるめん 「完全制覇を目指して」
作者いわく失敗作 個人的には中編の「これから実る恋」がお勧め。
作者が他のサイトに投稿している短編もお勧め。

こんなところかな。
96名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:03:59 ID:s0oiI61g
トンクス

ちょっくら見てくるわ。
97名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:06:16 ID:6GM7/tRB
これから実る恋は文章が好きだな
稟の苦労っぷりに笑える良い作品だ
98名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:22:38 ID:vqANfMXr
>>97
同感。今読み直してきたけど、
リアリアやる前にあった叫ぶ稟に対する違和感がまったく無くなってた。
99名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:22:56 ID:KjBZt5Xq
>>95
それ全部好きな奴だ。
100名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:29:54 ID:I8TOqLf5
>>95に便乗して

HMX-17b研究所
エロありほんわかあり良作揃い
基本ハーレム
シアとキキョウの3Pは良かった

黄昏の雪原
基本純愛モノ(楓が多い)
投稿作品も良作揃い
が、稀に厨作品もあるから注意
101名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:33:52 ID:6GM7/tRB
>>100
>ほんわかあり
ここが
>わぁい
に見えた俺は何処かへ逝った方が良いと思った
102名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:34:33 ID:vqANfMXr
>>100
HMX-17b研究所は初めて知ったけどいいサイトだ。
103名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 23:47:39 ID:8Kyj4htN
漏れも>>95さんにに便乗して。
逆にあまりおすすめできないところは・・・
Mir○ge Lull○by・・・・(すみません、一部伏せ字にさせていただきました)
ここはあまりおすすめできないっす。
ほとんどオリキャラばかりです。orz

>>100さん
HMX-17b研究所
ここは漏れも好きです。是非ともおすすめします。
ちょっと脅し気味な楓も良いっす♪
104名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:08:46 ID:CE7RrDm+
こういった情報があるから2chはやめられん
情報サンクス
良作大量ー
105名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 00:17:14 ID:/p56hg5c
俺が見てたサイトは以下にダメだったかよくわかったw
106名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 11:46:20 ID:GktBn4xv
昔は良くシャホーSS書いてたな(遠い目
人と違う感性があったから、亜麻さんエンドとか紅女史+ヒロインでの3Pとかも良く書いた。




内容はスマンデスだったが
107名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:43:37 ID:pLV80QXU
>>106
まだあったら是非見てみたい。
108名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 17:51:08 ID:L/MnHjuR
>クロスオーバー
検索してみたら、『ドラえもん』とクロスオーバーしてるのがあったのには茶吹いた(w

で、苦手って言ってる人には悪いが。

『機神飛翔デモンベイン』とのクロスオーバーの電波が、かすかに届いている漏れ。
109名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:07:22 ID:z/XFPcX7
のび太とクトゥルフ神話もけっこうな出来で面白かったwww
これがきちんとした作品になってないことが惜しい

おっと、スレ違いのパターンか
ならこの流れは無しだ
110名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:25:29 ID:32pPpw9s
>>108
ま、クロスオーバーも世界観が生きていたり、うまく消化されていたらいればいいんだが。
SHUFFLEメインなのに世界観ぶちこわしが多すぎて・・・。

SHUFFLEみたいに世界観がしっかりしている作品はそれオンリーか、
クロスオーバーにしてもよほどうまく融合させないと難しいのかもしれない。
111名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 18:41:56 ID:L/MnHjuR
>>109は、時計をきりりと巻き戻した。
112名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 20:46:14 ID:xquolLDK
そもそも設定も世界観も全く異なる作品同士をクロスさせる必要がないんだよな
確かに他作品とクロスさせたい気持ちはわかるけど、それを上手く融合させられるかどうかは別問題なわけだし
113名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:04:29 ID:YfHLvpAA
正直shuffleとクロスしてる作品って知らないのばかりで読む気がでないんだよね。
皆は自分の知らない作品とのクロスって読む?
114名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:11:32 ID:32pPpw9s
>>113
他の人は分からないけど出来によると思う。
ちょっと読んでなんとなく面白ければ読む。
クロスしている作品が新しい興味の対象になることもあるし。

ただSHUFFLEとのクロスオーバーに関しては今のところない。
115名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:33:19 ID:/aMRNJox
出てくるのはSHUFFLEキャラだけだけど、
あの世界で英雄伝説空の軌跡っぽい事件が起こって、
そこにアセリアの永遠神剣のシナリオと設定、そして鰤の斬魄刀要素が絡んだような、
バトルものクロスオーバーのプロットを書いたことがあったよ。
今から考えると非常に馬鹿馬鹿しく実に厨臭いな我ながら。
116名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 21:49:27 ID:32pPpw9s
自分はリアリアの設定が出始めたばかりの頃に
桜の学校は共学(ストレリチアの設定がまだなし)で
オリ主人公が姉の友人の桜にほれるが、振られて(桜は土見ラヴァーズへ)、
オリ主人公は幼馴染のオリヒロインと結ばれるという
ほとんどオリキャラのみの妄想を・・・。

考えてみるとどこかで読んだSSにストーリーが似てたので書くまでにはいかなかったが。
今考えてみると恥ずかしい。
117名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:02:13 ID:GktBn4xv
自分の携帯に初代メモリーズオフとのクロスがあって吹いた。
一応メモリーズオフのヒロインにも神族とか魔族とかやってた俺が情けない気がする。





そして稟がメモリーズオフのヒロイン一人&カレハとラブコメってた事に吹いた
118名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:18:08 ID:xquolLDK
>>116
それSHUFFLEである必要が全くないよな

かくゆう自分もオリの人外美少女(宇宙人が吸血鬼あたり)が幼い頃の稟と出会い、
稟が両親にお願いしてオリヒロインを養子として引き取り土見家の一員になる。
で、例の事件により芙蓉家に保護され、
楓から虐待されても事実を話すことを拒む稟を見かねた
オリヒロインが楓に対し真実をバラしてしまい、色々ありながらも無事解決。
それから数年後、3人はめでたくバーベナに入学するが、
オリヒロインはその事をまだ根に持っており、最終的に稟を巡って楓と修羅場になるという
どうみても人外である必要性を感じません本当にありがとうございましたな痛い妄想してました

あとはフルメタとのクロスで稟がミスリルの兵士とか
(ネリネとシアを保護するためバーベナ生徒に化けて転校してくる)
119名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:23:55 ID:Qcf+nKTW
みんなすげーな
俺は消防の頃、DBと幽白でクロス妄想してたw
120名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:34:19 ID:GktBn4xv
ところで、携帯で書いてる真・アイさんエンドの需要はあるかなぁ?
エロ無しのレベル低い話だが、一応ネリネに対するフォローも考えてる。
需要がありゃあ出来次第投下しまっスル
121名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:35:27 ID:98+7M7Uv
あるある
つーか聞かなくてもいい。自信を持って投下しる。
122名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:38:50 ID:msFvyRHp
アニメSHUFFLEの終わり方が気に入らなくて勝手に楓エンド書いちまったことあるが
ここエロパロだし俺の書いたの非エロなのでここには投下できねー。
それ以前に長すぎて投稿できねw
123108:2006/11/29(水) 22:40:34 ID:L/MnHjuR
なんか、俺の書き込みがきっかけで、「僕の考えた痛い『SHUFFLE!』SS暴露大会」
になってしまったようですまん。

>>110
>世界観
まぁ、魔族がいて、人族・神族と共存している世界観で、稟&土見ラヴァーズの面々に

「我等は“魔”を断つ剣を執る」

と言わせるのはどーだかなぁと自分でも思った。

>>112-114
つーことで、デモベクロスオーバーは脳内妄想に留めておく事にします。

それはそれとして、リアリアやってて、偽記憶には「楓が稟に許されなかった」世界
とかも生まれてた可能性があるのかなとおもったり。
124名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:41:30 ID:iX05OZ4g
>>120
もちろんウエルカム!携帯で大変かと思いますが、気長にお待ちしております。

>>122
エロなしで長文の投稿しているケースも多いので、気にせずに投下汁!!と言うかかもーん!
ただし、投下が重なりぶつかる可能性もありますので前もって宣言をお願います。
125名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:47:16 ID:msFvyRHp
>>124
う、うむ・・・でも原稿用紙119枚くらいの長さだからやっぱり気がひける・・・。
126名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:47:35 ID:dP2pyKQz
>>123
> 楓が稟に許されなかった」世界
それはありえないでしょ、稟がどういう人間なのかは楓が一番知ってるんだし
アニメ版のヘタレ稟ならまだしも原作の稟なら許してくれるだろうという事は分かってるはず
ただ愛される資格がないと思っているのと一緒で許される資格もないと自分を責め続けているから
一度は告白を拒否したわけで
127名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:48:06 ID:GktBn4xv
じゃあ今から真・アイさんエンドを投下します
以下に注意下さい

・まだ途中です
・エロは無いです
・文章下手です

誤字・脱字があれば注意頂ければ幸いかと。
128真アイさんエンド:2006/11/29(水) 22:49:32 ID:GktBn4xv
稟達が過去の魔界から現代世界へ帰るその日。
稟は知り合った人一人一人に挨拶をしていた。

テンションで寂しさをまぎらわせようとするサイネリア。
やはりフォーベシィの事が一番になるバーク。
未来で会えると分かっているのか、比較的楽観的なフォーベシィ。

・・そして。

「これから当分稟くんには逢えなくなるんだね・・・」
「すみませんアイさん・・」
「あぁ、謝らなくていいよ。ほんの何日かだけど、私は稟くんと仲良くなれて・・・抱いて貰えて、愛されて、幸せだったから」
「それでも、すみません。アイさんに責められても仕方ないですから」

別れの間際まで、酷く真面目で優しい青年の頭に手を置いて、アイは優しく笑んだ。

「私は稟くんを責めたりしない。幸せだったから。次に逢うまで、稟くんたちとの思い出があるから。その代わり、ね?」

アイが稟の耳元にそっと唇を寄せる。
アイが何事か呟き、稟がそれを首肯し、そして小さく口付ける。

「また未来で逢おうね」
「その時は、約束を守りますから」
「うん!」

握手し、最後に抱擁。
それからは言葉を交さず、ただ二人は別れた。
129真アイさんエンド:2006/11/29(水) 22:50:54 ID:GktBn4xv
フォーベシィたちに見送られて現代世界に帰ってきた稟たち。
そして、そこに。

「やぁ、お帰り」
「稟く〜んっ♪」
「アイさん!」

ひらひらと手をふるフォーベシィと、過去とほぼ変わらない姿のアイが待っていた。
アイの方は我慢も限界とばかりに、稟に抱きつきにかかる。
飛び込んでくるアイを抱きとめた稟は、そのまま今別れたばかりの女性との再会に言葉では現せない何かを感じていた。


「ネリネちゃん、いいのかい?稟がアイさんの方に行っちゃうよ?」

稟とアイを見ていた樹は、麻弓の隣にいたネリネに声をかける。
ネリネはそれに小さくうなづくと、
「稟様は優しい方ですから。アイさんの想いを知って、でも無視なんてしないはずですから」
「でもそれじゃあリンちゃんは・・・」
「私は生涯稟様だけを愛し続けると決めていますから。私は稟様の幸せを願うだけです」
130110:2006/11/29(水) 22:52:06 ID:32pPpw9s
>>120>>122
お二方とも是非どうぞ

>>123
SHUFFLEは基本的に稟とヒロインとのこまかなイベント以外のSSに向いていないんじゃないかと思うようになった

ハーレムは小説がやっちゃってるし
131名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:52:08 ID:GktBn4xv
携帯からなんで続きはちみちみになりますが了承下さい。
またいぢりたい人が万一居れば、自由にしてもらって構いません

では拙文失礼しました
132名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:56:34 ID:msFvyRHp
ダラダラ長いのも面白くないだろうしちょっくら短くまとめてみるや。
数日後には投下してみるよ。
133名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:56:51 ID:iX05OZ4g
>>125
原稿用紙400字詰めと考えて4096バイト最大2048文字打てる計算なので
最小で24スレから30スレあたりと思いますが、いかがでしょうか?>ALL
自分は大丈夫かと思いますが・・・
134名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:57:46 ID:iX05OZ4g
>>133
訂正
×スレ→○レス
スレとレスでは大違いorz
135名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 22:59:58 ID:32pPpw9s
>>132
楽しみに待ってます。自分も長くても大丈夫ですのでいい感じになったら投下してください。
136名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:01:58 ID:iX05OZ4g
>>132
首を長〜くして待ってます。楓ものとのことなので結構楽しみです。
137名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 19:30:51 ID:E1DAilR4
>>131
乙!続き期待してます。
ところでまとめの人仕事速いな。
昨日のWEB上のSHUFFLE!SSについてのやり取りがもうまとめにいれられてる。
けど個人サイトの名前とか晒して大丈夫なのかな?
138名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 20:09:43 ID:VmND7iRv
>>137
だからなのか、問題あるようならって注意書きが下に書いてあったぞ
13995:2006/11/30(木) 20:28:02 ID:6q/bwIsO
>>137
ほんとに速いですね。
正直、項目作って載せられるとは思わなかったのでびびってます。
問題が起きてしまうかも・・・。
場合によってはサイトの方にあやまりにいかないといけないかもしれない。
140名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:47:24 ID:Ysu971RT
おおぅ、まとめ人さんお疲れ様です。
オリキャラについてのタブーの議論は検索で調べてみたら、有りましたのでご参考までに。
(そのほかMary Sueで検索すると見つけやすいと思います)

教えて!goo 二次創作のオリキャラについて
ttp://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1698347

Mary-Sue FAQ メアリースーとは何か?
ttp://www.imasy.or.jp/~hir/hir/marysue/marysuefaq_j.html

141名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 23:47:42 ID:K4oPHJv/
オリキャラねぇ。
司馬遼太郎の「十一番目の志士」は主人公がオリキャラと気付かず見事に騙されたが、
分かって読むと基本に忠実な「俺tueeeeeeeeeeee」キャラだったなぁ。
142名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:20:01 ID:QjdFPleL
でも本来まとめサイトってスレの書き込みをそのまま転載して商品にしろ番組にしろツールにしろ
レビューとして紹介してるサイト多いと思うのだが、何も問題ないんだじゃいのか?
しかもオススメという良い意味での紹介をしているわけだし、悪い紹介のとこは伏字だし
143名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:47:29 ID:QiiyR6XI
二次創作で主人公をオリキャラにするなら世界観と設定を似せたオリジナル小説を書けばいいじゃんと思う
144名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 06:54:50 ID:vIAWgs6S
>>140
それはオリキャラについて議論してた俺たちに対してのレス?
それともまとめ人へのレス?
まとめには関係ないだろうし多分議論してた人へのレスだとは思うんだが
145名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 22:07:07 ID:mOtzs09W
カレハ先輩のえちぃなら、オリキャラ絡みでも何でも構わん
146名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 23:17:00 ID:IJ6zn6iT
今から真・アイさんエンド(ハーレム風味)の完結編を投下します。


・文章下手です
・エロありません
・駆け足で書いたので誤字、脱字がある恐れが高いです。
147真・アイさんエンド:2006/12/01(金) 23:18:03 ID:IJ6zn6iT
ネリネ、樹、麻弓が割とシリアスな話をしている間、稟もアイ、フォーベシィの二人と言葉を交わしていた。
ネリネたちに聴こえない程の小声ではあったが、しかしアイの表情は明るいままだ。
やがてフォーベシィが稟の肩を叩き、がっしと手を繋ぐ。
更にフォーベシィはアイとも手を繋ぎ、ネリネたちに声をかけた。

「ネリネちゃん。私は稟ちゃんに王座を譲るよ」
『はっ?』
「そうですか、お父様。確かに稟様なら・・」
「勘違いしちゃいけないよネリネちゃん。稟ちゃんがアイちゃんと結婚してからの話だからね」


フォーベシィの注釈に、稟の腕を抱いたアイがはにかみ笑顔になる。
そして、

「その時は、本妻をアイさんに。ネリネが嫌じゃなければ、側室として来て欲しい」

稟が、ネリネに笑いかけた。
148真・アイさんエンド:2006/12/01(金) 23:18:53 ID:IJ6zn6iT
「私も稟ちゃんが『ネリネちゃんを側室にする』と言った時は驚いたけどね。でも、これが稟ちゃんなりの優しさだよ」
「アイ様は、構わないんですか?」
「構わないと言うか、ね?稟くんと一緒に居たい想いは同じだと思うから。・・一緒に幸せになりたいな、っていうのは、私のエゴかな?」

アイが稟にひっついたままネリネに返す。
ネリネはほぅっ、と小さく息を吐き、瞳に涙を浮かべた。

「とても嬉しいです。稟様と添い遂げられるなんて、夢の様です」
「じゃあ決まりねっ♪」

アイがネリネにアイコンタクトをとると、ネリネもアイと逆の稟の腕をとった。

「稟様、改めて、不束かものですが宜しくお願いします」
「あぁ、こちらも宜しくな」
「じゃあ、これでめでたしめでたしね!」

アイが、悪戯めいた笑顔を稟に向けた。
稟にとっては良いような、それでいて悪いような笑顔。

149真・アイさんエンド:2006/12/01(金) 23:20:33 ID:IJ6zn6iT
稟が苦笑する。
恐らく楓に説明することを考えたのだろう。
嫌われても仕方ないかな、などと思いながら、しかしアイと、そしてネリネを守ろうと決意する。

アイはひどく満足していた。
無理もない。
二十年を越えて再会した少年と添い遂げられるのだから。
この少年は優しすぎるから、きっといつか自分も嫉妬したりするのかな、などと考えながら、しかし少年の一番で居られる幸せを噛み締めていた。

ネリネは考えていた。
確かに自分は側室としてだが稟の側に居られる。
だが彼女の親友たちはどうだろうか。
アイがいる事で一番には誰もなれないが、側室として、リシアンサスや楓、プリムラなども一緒に居てはいけないか聞いてみようと思った。



150真・アイさんエンド:2006/12/01(金) 23:23:23 ID:IJ6zn6iT
取り敢えず此にて完であります。
この後、ネリネが稟に他のメンツを側室としてはどうかと進言→じゃあリシアンサスもいるし神界で式を→いっそ一夫多妻に→土見稟世界を支配

みたいな流れを考えてました。ありきたり。
また機会があれば書いてみたいですね
151名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:12:22 ID:mhQCzyhH
>>150
乙。ありきたりってより、SHUFFLE!の場合、ハーレムエンドがデフォルトに
なってるからねw ラストの「土見稟世界を支配」で1本読んでみたいな。
大概のSSはその直前で終わるのばっかだし。
152名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 00:15:38 ID:hKxOSfiP
>>151
そりゃあハーレム要素がふんだんにありながら肝心のハーレムENDがないんだからデフォにもなるさ。
153名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 02:35:10 ID:3rSxRB+/
そうだねぇ、一本ハーレムエンドを読みたいかも。
小説版もいいけど、どうせならエロもありでってのが。
154名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 03:01:09 ID:kbgtFgvG
ハーレムエンドっつーとメガマガの妄想最終回
(文字あり)
ttp://www.shuffle-info.x0.com/picture/report_a_0603b.png
(文字なし)
ttp://www.shuffle-info.x0.com/picture/report_a_0603d.png
155名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 10:57:23 ID:lfuXIcvK
ってか私が考えた土見稟世界支配は、
・稟が神界&魔界の王に、実質人界を圧倒する武力を所持→人界は稟の意見を最重視するように

・神界&魔界&人界の融和を計り、受け入れられてマンセーに。

・一夫多妻制度を三世界に導入(樹の希望)

・嫁沢山。

・参謀に樹

・なまじレジスタンスやらが出来たとしても即座に制圧出来る。
万一襲われても護衛に魔界&神界の皇后が、また近衛親衛隊があります。
156名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 11:47:00 ID:1sZaokYB
Fateっぽい考えですなw
157名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 12:00:46 ID:TN6CEkXj
>人間界を圧倒する武力〜
難しくない、それ?
確か魔法は使い手によって威力が大きく変わる筈だし、最強のプリムラでも都道府県の一つ二つ吹き飛ばす位じゃなかったっけ?
核ミサイルでも連続で撃ち込まれたら負けると思う。
158名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 15:45:35 ID:kbgtFgvG
>>155に同意するわけじゃないが。

>>157
魔王のおっさんなら、核ミサイルの上に立って、爆発寸前にミサイルを原子分解。
そのまま着地&『リリー・マルレーン』口ずさみながら華麗なステップ踏んで踊り
そうだ。

…………どこの大導師様だよorz

まぁ、本編でも『神と魔王と凡人全てになれる男』でおっさん方が

神王「ま、人間界のトップは物分りがいいしな」
魔王「ああ、誠心誠意力を込めて話し合えば、簡単に王の座をくれるだろうね」

なんて会話してるあたり、政治レベルでは人間界は神王・魔王に頭が上がらない
ようではあるが。
159名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 20:16:07 ID:I7IQahK8
案外神も魔王も細菌兵器でやられちゃったりしてね。
160名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 21:23:46 ID:Zeq0UwEw
>>158
> まぁ、本編でも『神と魔王と凡人全てになれる男』で
ちょっと待てw
その言い回し間違ってるだろ。本編で言われてるのは「神にも悪魔にも凡人にもなれる男」であって
どれか1つになれるってだけで、すべてになれるとは言われていない。
161名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 22:16:17 ID:lZyR/gkA
>>160
いや、失礼。本編の楓・亜沙・プリムラルートにおける9/2のセーブタイトルが、
『神と魔王と凡人全てになれる男』なのだよ。
162名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 02:05:22 ID:dKiDYiRk
>>160
なれるんじゃない?
シアと結婚して神王の地位を受け継ぎ、ネリネとも結婚して魔王に
ついでに楓ほか残りのヒロインたちと結婚すれば神と悪魔と凡人(?)全てになれるぞ。
神界は一夫多妻制ですから。
163名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 02:24:33 ID:XEyuauep
>>162
付け加えるならば、イベント『神と魔王と凡人全てになれる男』にて、
親バカ二人が画策しようとしたのがそれ(w
164名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 03:05:22 ID:kbij2NYF
先生!美人の嫁さん何人も捕まえてる時点で“凡人”ではないと思います!
165名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 03:38:36 ID:dKiDYiRk
>>164
まぁ、楓と同居してる時点で凡人だとは俺もこれっぽっちも思っちゃいないがな。
あれで凡人なら、完璧超人の幼馴染と同居していない俺らは何なんだと。
166名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 03:48:26 ID:98OpVr/k
えーと……凡人以下?って言うかー人間失格?
167名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 08:58:27 ID:F0gtS4O5
アニメ版の稟は人間失格だと思ったな。
亜沙選んだからとかじゃなくて、あまりにもヘタレ化し過ぎで。

>>162
なれるとかじゃなくてそういう言い回しはなかったと言いたかったのだろう。
168名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:14:16 ID:5z6eC1xX
>>167
楓に迫られて逃げるのはPC(PS2)版の稟ならありえない行動だよな
我慢強いのが稟なのに……楓に笑っていてもらいたくて小さい頃からあんなに頑張ってた稟なのに……

アニメ版は楓とか亜沙云々の前に稟が嫌いだ
そういった意味で杉田が少し可哀想になった
169名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 09:49:33 ID:/ay6QW0h
> リアリアやって思ったんだけど、
> 花火の約束がある限り、稟が例え誰を選んでも
> 絶対に稟は楓を見捨てないし、楓も離れないと思うんだよね。
> アニメで稟が独り暮らしを始めた時、凄い違和感があった。

と、アニメ版スレに書いていた人が居て、まさにその通りだと思って凄く納得させられた
170名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 10:37:33 ID:XEyuauep
>>168

-O-R-E-
ttp://www.tikuwa.com/
2005/12/2分日記より抜粋

############################################

 稟からすれば、楓はとっくの昔に母親の死を克服したものと思い込んでいたんだけれど、実態はもちろん、
母親依存症が稟依存症に摩り替わっていただけの話。それに気付かなかった=他人を幸せにしていると
思い込んでいた自分の罪に気付いた結果、楓の好いた惚れた以外の意味での夜這い=贖罪行為に怖く
なって、思わず逃げ出したんじゃないかと。
 過去のしがらみから抜け出し、とっくの昔に幸せになったと思い込んだ相手が、まだ過去に起こした罪の
意識に囚われていて、しかもそれが自分の所為だと理解してしまえば、普通怖いんじゃないかと。

 結局、“自分の不幸せよりも、他人の幸福を望む”キャラっつーのは、あえて悪く云い替えると“周囲の
人間を幸せに出来れば、自分も幸福になる=自分は傷付かない”っつーネガティブで独善的な一面とも
云え、その結果として、楓の言動のおかしさに気付きながらも、“彼女はすでに幸福になったはずなのだから、
それに不満があるワケがない”という奇妙な思索に陥ってしまったのではなかろーか。その矛盾が、稟に
とっての恐怖っつーか。

 亜沙先輩との仲が急激に進んだのも、彼が初めて自身の意思で“亜沙を選んだ”結果であって、亜沙は
稟の望みに答えただけ。常に他人の望む選択肢を選んでいた稟にとっては、それが嬉しかったんじゃなか
ろーか。

 シアとの場合は彼女の望みに従っただけだから、周囲の違和感には気付けて巧く対処出来たけれど、
亜沙先輩との場合は彼女を気遣うのに精一杯(病気も一要因として)で、周囲に目を向ける情況ではなかっ
たワケで、それはある意味で稟の成長っつー話ではあるんだが、亜沙先輩以外の視点から見てしまうと、
どうしたってヘタレのように見えてしまうっつー話。

##############################################

アニメ版稟の心情を好意的に解釈すればこういうことかと。
171名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 11:16:58 ID:/ay6QW0h
解釈以前の問題だと思うんだが、これ以上やると荒れるだろうしそろそろこの話題は止めよう
172名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 21:12:03 ID:f9MfJ/8K
もう稟は善人過ぎたって事でいいんじゃないか?

って事でこの話題は終了
173名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 22:44:17 ID:/ay6QW0h
>>172
すぐ上でオレが止めようって言ってるのに言いたい事だけ書いて終了ってちょっとずるいぞw
174名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:11:24 ID:tq5QauJf
何というか…ときどきここがエロパロスレだって忘れるわw
正直ここの空気もおまいらも大好きだぜw
175名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 23:30:26 ID:f9MfJ/8K
ここで流れをぶっち切って時雨親子丼をキボン
176名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 08:24:47 ID:rGszCSVl
なら俺はツボミカレハの姉妹丼キボン
177名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 09:09:28 ID:3UBoxsU1
ソレは犯罪だ
178名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 09:34:39 ID:M8Eurqqp
じゃあおれは楓プリムラの義理姉妹丼をキボン
179名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 10:14:31 ID:qFDlmexm
ではオレはID:f9MfJ/8KとID:/ay6QW0hの穴兄弟丼をキボン
180名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 11:59:34 ID:wFH3xbQ4
ウホッは出てけ。
あ、俺はお姫様丼で。
181名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 12:04:34 ID:jwL4oEAL
ほんならワイは紅女史と麻弓の凸凹丼をキボン
182名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 13:37:46 ID:hXLl9C+3
ならばアイ&撫子できょぬー丼を。
183名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 13:47:09 ID:M8Eurqqp
ふむ、俺は楓&桜で幼馴染丼をキボンやね
184名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 14:43:46 ID:XJtUTRcW
>>175>>176>>178>>180>>181>>182>>183
ここら辺は稟なら普通にできそうだ。
185名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 15:37:10 ID:Oj/ruCcH
           (゚д゚ )   俺の筆力に任せておけ
       φ IlI!Il|l⊂)  
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    | 王 雀 孫 |/
186名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 15:45:40 ID:M8Eurqqp
小説読み直してみたんだが。
これリアリアの設定加えて、
中学の稟と楓の仲直りの仲立ちを桜に変えてもほとんど問題起きないな。
187名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:11:46 ID:hXLl9C+3
今魔王&神王の仕事をしつつ、毎晩励む絶稟とかいう電波が来た。




嫁の名前を全て挙げよ。
188名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:28:36 ID:M8Eurqqp
楓、シア、ネリネ、プリムラ、亜沙、桜、カレハ、ツボミ、麻弓、キキョウ、アイ、撫子
189名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:38:52 ID:7oIb3D5v
>>178
楓としているところをブリムラに目撃される。
次の日の朝、なにしてたのか尋ねられる楓。
なんだかんだで3P突入。
というのを書こうとして挫折した。
190名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 16:43:37 ID:hXLl9C+3
>>188
一応正解。
仕事を真面目にやりすぎるがゆえに側近に「今週は私たちがやりますので休んでもらいます」とか言われそうな稟。
191名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 21:57:54 ID:TOYYUXkm
本スレ過去ログ漁ってて見つけたネタ(一部改変)

ちょっと長いがちょっと聞いてくれ
この間さ、大学の講義で遺伝と遺伝子系の内容だったんだよ
んで、「もし、子供にそういった症状が表れる確率が高い場合、生みますか?」みたいな質問が来たわけよ
俺男だけど、女だったらってことらしかったので「わからない」って答えたんだ
その理由としてこう説明した

私の知り合いにもそういう人がいるんです。遺伝?と言うかはわかりませんが。
最も、親じゃなくて子供の方ですが。
その人は体が弱くて子供のときは普通の生活もきついくらい病弱で、同年代の子供が外で元気に遊んでるのに
いつもベットに寝ていました。
その人の母親は懸命に、笑顔を絶やすことなくその人を育てていました。
でも子供ですから、親の気持ちはわからなかったのでしょう。
その人はつい、寂しさからなのか、体が自由にならないもどかしさからなのか母親にこう言ってしまったそうです。
「どうしてこんな体なの、なんでボクはみんなと違うの!」
「あなたのせいでボクは死ぬんだ!」

親にしてみればこれ以上ないショックでしょうね。
「ごめんね、お母さんがこんな体じゃなかったら、○○ちゃんはこんな辛い思いをしなくてよかったのに」
「こんなお母さんでごめんね、本当にごめんね」
その人が、母親が涙を流す姿を見たのは、後にも先にもそれっきりだったそうです。
ともあれその人の母親は、愛情を注ぎながら一生懸命その人を育てました。
そんな母親の気持ちが通じたのか、その人は段々と元気になっていきました。
今では普通に生活できる……と言うか、少々元気が有り余ってしまっているくらいまでに。
それでもその人は時々当時を思い出すと、母親にあんな態度をとった自分が許せないそうです。
自分はその人の母親のように覚悟を持って育てていけるか、わからないのです。

それを聞いた教授方は偉くその方に感心されていました。
30分ほどそういった話が続きました。

ですが、どう見ても亜沙先輩です。
本当にありがとうございました。
192名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 23:19:04 ID:RGeaJ2hy
最近、嵌っている召喚夜4のせいか。
楓メイドVer.な電波を受信して困っている。
だれか何とかしてくれ。
193名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:07:43 ID:rYDVL9GW
今から暇潰しに書いた稟が魔王・神王ネタ@相手はカレハの前編を投下しますな。
基本ギャグ、エロは後編にてです。でわでわ。
194カレハ@エロギャグ:2006/12/05(火) 00:08:55 ID:rYDVL9GW
土見稟は魔王である。
そして神王でもある。
魔界と神界を一手に背負うまだ若い少年は、魔・神界両方の重臣たちに優秀だと評されていた。
無理もない。
娘に甘いことが目立った旧魔王・神王の二人と比べ、施政も部下への配慮も外交さえもきっちりこなしていた。


「稟様。今週は私たちが一切の仕事を行いますゆえ、稟様は御休養下さいますよう」
「は?」

稟は口をあんぐりと開けて、間の抜けた顔をしてみせた。
月曜の朝の集会の直後にこんなことを言われては、誰もが驚くだろう。


「稟様は魔王としても神王としても優秀です。故にスケジュールが過密すぎるとの判断が下りましたゆえに」
「・・でも、仕事だろ」
「確かに仕事でございます。ですがまだ新婚の身。奥方たちと戯れるのも、また仕事かと」

戯れるっていうか、毎晩ヒィヒィ言わせてはいるのだが。

「稟様は人間の身。若い時間は我等程長くはありますまい」
「・・・そうか」

身近に数人、分かりやすいのがいる。

「じゃあ言葉に甘えるよ。ただ解らない事や困った事があれば携帯に電話してくれ」
「相分かりまして」


こうして土見稟は一週間の休みを手に入れた。
195カレハ@エロギャグ:2006/12/05(火) 00:10:39 ID:rYDVL9GW
「ただいま」
「お帰りなさい、稟様っ♪」
「あぁ、ただいまカレハさん」

エプロンドレスを着けて、笑顔のカレハが稟を出迎える。
にこにこ笑顔の彼女を見ていると、何やらストレスとかも発散されるような気がする。

「今日は早いですわね」
「働き詰めだから、今週一週間は休めだって言われたよ。奥方たちと戯れるのも仕事だってさ」
「まままぁ♪それはそれは・・嬉しいですわ♪」

まだ朝と言って差し支えのない時間だ。
この時間なら、シア・ネリネ・楓・桜は大学に行ってるだろうし、プリムラ・撫子はバーベナ学園、亜沙は専門学校。
アイはセージと買い物だろうか。

「その通りですわ♪」
「・・考え、読みましたか?」
「稟様は考えが顔に出る質のようですし♪」

恐るべしカレハ。
稟が少しばかりカレハへの評価を考え直そうとしていると、カレハが稟に抱きついてきた。

「今日は二人っきりですわ♪」
「あ、それじゃあ」

遊園地でも行きますか、という稟の提案に、カレハは笑顔で答えた。

「嬉しいですわ♪」
196カレハ@エロギャグ:2006/12/05(火) 00:11:40 ID:rYDVL9GW
取り敢えず前編はこんなんでどうでしょう?←不安気味





てか帰った際の反応を変えれば誰でもいけるか
197名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 00:47:09 ID:XZ6t3zA8
高卒で神王&魔王かーとは思いましたが、
いい感じだと思います。
続き待ってます。
198名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 07:04:31 ID:nGfkWDHS
カレハ好きの俺には何の問題も無い!!
続きを期待してる。
199名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 12:05:49 ID:Xys1LBva
つまりそれは全員書いてくれるということか!
超期待。
200名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 22:20:59 ID:nGfkWDHS
マッテルヨー
これでもか!
位にな!
201名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 00:20:30 ID:QHPb2jBj
>>195
何故に我が愛しの麻弓が存在しない!?
202名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:43:43 ID:jLD79tnf
>>201
たぶん、我々麻弓好きの面子に喧嘩を売ってるんだよw
203名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 02:44:42 ID:3fFWJk7i
(#^ω^)ビキビキ
204名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 07:18:22 ID:HpSEZ8WB
ちょwwwww何だこの流れwwwww
>>196は気にしないで投下ヨロ
205名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:22:40 ID:HLehDx8N
麻弓好きはここにもいるぞ!
206名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 17:30:26 ID:+Dv0QsmQ
>>196期待して待ってる
207名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 18:35:01 ID:BIobwQUP
ツボミがいないんじゃないか?
208名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 20:38:07 ID:rwCnn8bu
麻弓とツボミはイジリ辛いから除外、撫子&桜はリアリア未所持だから除外っつーかんじ。
取り合えずカレハのは今暫くお待ちを。
早ければ今日の深夜にでも。
209名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:17:42 ID:cYkL6oEC
アニメしかしらない俺がアニメの設定でなんか書いても受け入れられるのだろうか。
210名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:26:07 ID:kr2ZM70U
世界観は変わってないから問題無いと思う
まぁあのラストの続きとかなると色々あるかもしれんが……
211名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 21:41:30 ID:cYkL6oEC
そうか、では短いやつを軽く書いてみるか。
しかし文章書くなんて何年ぶりだろうか。
212名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 22:35:51 ID:HpSEZ8WB
ヨッシャ
>>211期待して待ってるぜ!
213名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 00:33:19 ID:as1HJQrC
>>190
「一応」というのは、これからまだ増える可能性を見越してのことかw

しかし、紅女史すっかりラバーズ扱いだな。リアリアのアレは楓の妄想のは
ずなのに。まぁ、製作陣もその気がないわけでもなさそうだが。
214名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 04:13:45 ID:KJIRpCuQ
カレハ@エロギャグの作者です。
説明ばっかですが(そのせいかな)やたら長くなりそうなんで、一旦投下します。中編程度の場面です。
215カレハ@エロギャグ:2006/12/07(木) 04:14:38 ID:KJIRpCuQ
カレハが稟と二人きりでデートするのは、実は初めてだったりする。
何度かデート自体は在ったものの、亜沙やツボミが混じっての三人でのデートばかりだった。

「稟様と二人きりのデートは初めてですわね♪」
「そういえばそうですね。結婚した後は責務に追われ通しでそれどころじゃなかったし・・・」

カレハが、ギュウッと稟の腕を抱く。
稟はそんな彼女の髪を、柔らかく撫でてやった。

「サラサラですね」
「女の子はキレイになるための手間は惜しまないんですよ♪」
「そうなんですか・・」
「はい♪」

普段からみんな可愛いけどな、と稟は思い、しかし口にはしなかった。
その後もとりとめのない会話を重ねているうちに、二人は遊園地に到着。
オバケ屋敷、ジェットコースター、観覧車と定番のコースを回った。
216カレハ@エロギャグ:2006/12/07(木) 04:15:31 ID:KJIRpCuQ
「とても楽しかったですわ♪」
「そりゃ良かったよ」
「また機会があればみんなで来たいですわね♪」

遊園地からの帰り道にあった、小さくて洒落た喫茶店で一休み。
ありきたりなデートの一幕だが、カレハは満足しているし、稟も満更でもないと思ったりしている。

「三時ですか。まだ暫くは時間がありますがどうしますか?」
「まぁ、では是非行きたい所があるのですが♪」
「何処ですか?」

稟に尋ねられた途端、カレハは言葉を詰らせる。
視線を右に左に移し、先ほどまでとはうってかわってしまっている。

「・・え、えと・・・」
「どうします?帰りますか?」
「そ、そのぉ・・・」

普段何事にも動じないカレハが、よもや此ほどパニクるとは稟も以外だったが、そのカレハのパニクり方で彼女の言いたいことも理解できた。
つまるところ、それは。

「ら、ラブホテルですわ・・・」

顔を真っ赤にしてカレハはうつむいてしまう。
そんな様子が夫ながらに酷く可愛く思えた稟は、「いいですよ」と答えてあげる。
此処で断るのは意地悪になるだろうから。
217カレハ@エロギャグ:2006/12/07(木) 04:16:48 ID:KJIRpCuQ
喫茶店を出て、二十分程歩いて、二人はラブホテルにたどり着いた。
城を象った外装に面食らったカレハに稟が声をかけ、二人はラブホテルに入っていった。


フロントの係のお姉さんに軽く驚かれはしたが、一番設備が整った部屋を選んで、その部屋のキーを受け取って、二人はエレベーターに乗る。
流石のカレハも気恥ずかしさから口をつぐんで、ただ稟に密着している。
稟は過去に撫子やらアイとラブホテルに来た経験があるため、比較的落ち着いている。
重くはないが、何とも言い切れない空気を払うかの様にエレベーターが、チン、と音を鳴らして目的の階に着いた事を知らせてくれる。

そそくさとエレベーターを出た二人は、エレベーター乗り場からすぐ近くの部屋に入る。
606号室。
此処で間違いない。


中に入った二人は、先ず部屋の内装に息をついた。
風呂場の周りは中が透けて見えるマジックミラー、稟の私室にあるのと同じぐらいのサイズの大きなベッド。
石鹸やら何やらからローションまで置かれてもいたし、SMプレイを好む人のためか、鞭や低温ロウソク、AVを流す目的のテレビがあった。
218カレハ@エロギャグ:2006/12/07(木) 04:19:31 ID:KJIRpCuQ
説明文ばかりですみません。
なおラブホテルの中身は完全に此方の勘で書いてます。
行けるわけねぇよ・・。


また一部カレハが壊れていますが仕様です。
勘弁して下さい。
セリフイジれば誰でも流用出来るのも仕様です。

出来れば金曜辺りに後編を投下したいと思います

でわでわ。
219名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 08:49:13 ID:KJIRpCuQ
後アンケくさいんですが、カレハとのえちぃは、
1・風呂場で
2・コスプレ
3・何もせず寝た
4・嫁の誰かがらんにう

の何れがいいと思いますですか?
今後のサンコにしたいとおもいまふ
220名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 09:05:38 ID:XdbZO42i
さ……冗談です。
難しいだろうが4を所望する!
しかしホテルに乱入って。
221名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 10:34:05 ID:Bdb5tD5v
>>219
3は論外と言うことでw
4の場合亜沙先輩が乱入しそうですね。
(もちろん漏れも4番をキボンヌ)
222名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 13:21:10 ID:KJIRpCuQ
あくまでピュアなルートはヌルーされるww
ではらんにうの方向で行きますが、




キャラは大分アバウトになりますんで宜しく。
223名無しさん@ピンキー:2006/12/07(木) 18:49:32 ID:XnXyiWvj
個人的な要望だが

アイが風呂場

プリムラがコスプレ

を希望したい
224名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 01:11:02 ID:WcHbDqto
>>219
4番
そこでツボミ交えりゃいいのに……まぁ、妥当なとこで亜沙乱入かね
キキョウあたりがキャラ的に一番乱入とか思想では歩けど
225名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 05:10:34 ID:fqbPojJU
二人で風呂に入ってたら、つぼみ乱入ってのが良いが…
ラブホに乱入は難しいようなw
226名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 12:44:20 ID:EMIvxOID
>>225
ちょうど、舞台設定から判断するとツボミちゃんは高校1年・・・
入るとしたら、カレハ先輩とのデートをいつものごとくw尾行して・・・といったところでしょうか?
227名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 13:33:36 ID:3Dh+BJD+
>>226
馬鹿だな、あの世界の高校なんて存在するわけないだろ。高校じゃなくて学園1年だろ。建前上全員18歳以上なんだからw
228名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 16:37:39 ID:E3pjScRu
とりゃえず最初はカレハとの正当ラブ、続いてちょいシリアスのセージと稟、そして稟×カレハ&×××(なお恐らく名前を出せばブーイングありと思われます)でやりたいと思います。



風邪には気をつけて下さいね。
雨の日は、特に。
229名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 05:31:50 ID:PYptUWJj
・・・
230名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 12:01:38 ID:+WNajcKx
>>219
基本的には1を希望するが、ツボミなら乱入もありかもな
他のメンツでラブホに乱入はさすがに苦しくないかw
231名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 12:52:33 ID:WzF6aGtH
クリスマスにヒロインにプレゼントを配ることになった稟が、悉くヒロインに逆レイープされるとか、挙げ句数人程にホンマモンのプレゼントがある←深読み可とか考えた俺変態
232名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 17:56:01 ID:O8lV3KIM
プリムラの薬で暴走したら稟がクリスマスの夜にヒロインたちへ大人のプレゼント贈る話書いたが
何故か1人目の楓で挫折した。
理由は聞かないでくれ。

俺…鬼畜は苦手なんだよな…。
233名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 00:00:05 ID:G7DRGU+k
>>232
どまww
234名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:12:40 ID:0mibx8Wn
>>232
それのどこが鬼畜なのかわからんw
前にも誰か書いてたがラバーズは稟になら何されてもいいって奴らばっかじゃない?
235名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:28:22 ID:nghLRze6
稟が主人公の場合、例えどんなことをラバーズたちにしても鬼畜にはならん気がするな。

「稟くん(様、ちゃん)が望むなら」がデフォルトでしょ。
236名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:31:02 ID:1ucveaZ9
リアリア終了記念カキコ

……って、楓アフターのはずなのにEDの亜沙先輩にしてやられたぜw
つーわけで、稟×亜沙。若しくは、今回も素っ晴らしい空気っぷりを披露してくれたシア物。
どなたか書いてくださらんかorz
237名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:14:50 ID:HSWX6fXO
リアリアの付録漫画の麻弓にやられたのは俺だけでいい
238名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 07:58:17 ID:frY8DUw4
>>235
んで稟もそうやって受け止められてる内に只鬼畜的にぶつけるんでなく悦びを与え合う方向性になって、
気付けばラブラブドロドロの、でも一応鬼畜物――てな具合になると思うんだがどうだろう。
239名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 23:19:17 ID:AU+Aequ0
240名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 04:39:37 ID:mhxkVzYI
>>239
殺意を覚えたのは俺だけですか?
241名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 05:36:48 ID:V5Yukxsw
マルチに反応するな
242名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 15:18:41 ID:e/ZR6W3/
>>240
おっw俺発見ww
243名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 22:05:06 ID:XbPQVlNQ
誰かツボミ暴走物書いてくれると言う人はいませんか…

「ケキャキャキャキャキャキャぁ!!」
てな勢いで妄想を実行しようとする感じのしか思いつきませんが。
244名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 23:07:55 ID:vx930iu+
なんかカレハと和姦してるにも関わらず、カレハが半泣きになるまでヤった挙げ句半泣きのカレハに萌える稟とかいう電波がきた
245名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 01:11:44 ID:WhtafIW+
で、泣き顔に興奮してまた戦闘開始、と
246名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 02:35:18 ID:7w/W8+Dp
>>239
キャラコスとしては非常にマトモだと思ってしまったのだが・・・
247名無しさん@ピンキー:2006/12/15(金) 18:16:25 ID:2dxnw0qJ
>>246
キャラコスすることが
ア ウ ト
なんだよ
248名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 08:46:33 ID:iPJTL/qR
>>239
俺の中の楓が破壊された
249名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 11:05:15 ID:+x7wxwnX
>>247
少なくとも>>239には「鏡を見ろバカ者ー!!」と言いたい罠。
250名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 20:44:39 ID:pETRDSEz
やっと巻き込まれた書き込み規制が解禁したー!
でもまだSS書き終わってねー!!
251名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 14:17:50 ID:I2+i16kc
age
252名無しさん@ピンキー:2006/12/18(月) 17:01:54 ID:FtJEXR6i
「魔法の奴隷っ子、ラジカルモミジ!
身も心も捧げてます♪」的な話が見たいです
253名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 01:11:43 ID:yHOAje8o
>>252
・・・カエデだろ?
254名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 16:16:31 ID:2eSCkRfP
>>253
あれ、俺書き込んだっけ。
255名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 06:06:05 ID:Uo9knlS2
リアリア終了記念カキコ
とりあえず麻弓の可愛さは異常
というワケで稟×麻弓希望
256名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 10:17:57 ID:6+ahryHF
>>256
よう、俺
257名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 11:14:10 ID:vPLZNi2i
( ゚д゚)ポカーン
258256:2006/12/21(木) 23:23:01 ID:6+ahryHF
うはwwwwwwwアンカーミスったwwwwwwww

正しくは>>255なのにorz
259名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:49:18 ID:XjpSl7Te
>>258

まぁ確かにお前だわなw
260名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 17:30:23 ID:ir7uIPeu
稟×楓×プリムラとか書く人いないかな?
261名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 18:51:40 ID:nDUaAJIv
ひとり挫折した人は上にいたみたいだが・・・。
262名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 22:15:45 ID:uaI91JJ/
紅女史キボン
263名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 16:04:32 ID:i8XkZGvE
一年ぶりに来てみたけど、まだ生きてたのか。それも3スレ目・・・
あの頃はアニメは空鍋で(良くも悪くも)盛り上がったなあ
この板じゃ異端のエロゲ物だったし、すぐ消えるだろなんて思いつつ妄想垂れ流してたのが懐かしいぜ
264名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 20:38:08 ID:P9Xzfg2Z
最近過疎っているようですが、新米SS書きの作品でも、需要はあるでしょうか?
一応、いろいろネタはあるようでないようでなのですが。
265名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 20:56:54 ID:iwyp/rYc
>>264
是非来い!ばっち来い!!
激しく待っていたぞ!!!
266名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 21:58:01 ID:ff7x8h02
俺は全てを受け入れますよ
267名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:31:54 ID:P9Xzfg2Z
わかりました。
今書いてますので、のんびり待ってていただければ。
268名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 22:38:41 ID:hNVId1Fj
これは期待
269名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 00:18:14 ID:GNQM2vYf
ボッキ上げ
270ぽんちょ:2006/12/26(火) 20:37:20 ID:DHdE0Raf
はい、と言うわけで2部形式でお送りいたします。
前編が出来上がりましたので、投下します。
ここで、いくつか注意点と言うか。

1.作者は新米であるということ
2.2ちゃんねるにもあまり慣れていないということ
3.物語趣向のため、前編は非エロ

などを考慮してくださいね。
あなたの感想が、SS作家を育てます!それでは。
271稟×麻弓:2006/12/26(火) 20:40:24 ID:DHdE0Raf
「あのぉ、稟くん…私のお願いを聞いて欲しいのですよ〜」
年の瀬も近づいたある日、わが恋人である麻弓=タイムが言った。
「なんだ?」
「そのぉ…」
なんとも煮え切らない。何か言いにくいことなのか?
「麻弓?」
顔を覗き込む。と同時に、麻弓が顔を上げ、こちらを向く。
しかも、おねだりの定石である『上目遣い&うるうる』をばっちり装備。

「ど、どうした」
「あのですねぇー」
そして、麻弓は意を決したように言い放った。


「お風呂掃除を手伝って欲しいのですよ!」



=====大掃除をしよう!Ver.麻弓=====
            Written by ぽんちょ



「…風呂掃除?」
「そうなのですよ。お店のお風呂掃除!」
お店の、というのは麻弓の家が風呂屋故の発言だ。そういえば、麻弓と付き合い始めて結構経つが、いまだ一回も風呂屋のほうには行ってみたことがない。
「大掃除か?」
「うん。毎年そうなんだけど、私一人でしなきゃいけないのよねー」
「え、両親は?」
272稟×麻弓:2006/12/26(火) 20:41:06 ID:DHdE0Raf
「『いつも手伝わないんだから、年末ぐらいはやりなさい!』、だってさ。それに、お父さんとお母さんは、年末年始魔界に帰っちゃうからいないのですよ」
「へぇ。じゃぁ、今家で一人なのか」
「そうなのですよー。もう寂しくて死にそうなのですよ…」
どうりで毎年この時期になると麻弓からお誘いがくるわけだ。とりわけ今年は、付き合ってるってせいもあって、連続デート記録を更新中である。ちなみに、今日は三日目だ。
「と、いうわけでぇ、稟くんが来てくれると心身ともに落ち着くし嬉しいのですがぁ…。やっぱり駄目?」
と、つぶらな瞳でこちらを見上げてくる。おまけに腕には、『ナイチチ押し当て』が敢行されている。
これは麻弓の必殺技(本人談)だそうで、かかったものは必ず落ちる!…のだそう。
『この微妙さ加減がいいのですよ!』と言いつつ密かに落ち込んでいる麻弓を、かわいいなぁと思った覚えのある稟だった。
(って、そうじゃなくて!)
そんな麻弓をこの場で抱きしめたい衝動をどうにか押さえ、平静を装いつつ本題に戻る。答えは、もちろん一つしかない。
「いや、いいぞ」
「え!いいの?!」
「あぁ、ちょうど体を動かしたいと思ってたところだし」
「やったー!ありがとうなのですよ、稟くん!」
そういって、腕に飛びついてきた。
「あ、でもよかったの?年末だけど」
「…麻弓よ。俺の居候先を忘れたか?」
「あ〜、あの楓と、その弟子のリムちゃんがいるもんねー」
「そう。よって、俺は究極の暇人なんだ」
実を言うとつい昨日、楓とプリムラが大掃除をしていたので、手伝うことはないかと一応は聞いたのだが、
『稟くんはいいですよ。私たちでやりますから』
『そーそー。お兄ちゃんは座ってて!』
と、予想通り即刻却下されてしまった。
最近は、プリムラが楓師匠指導の下、どんどん成長している。
そのこと自体は全然構わないどころか兄として嬉しい限りなのだが、
同時に楓が二人になりつつあることで、俺が家事に参加できる機会が加速度的に減少している。
まぁ、もとからほとんど参加させてくれてなかったけどさ、楓さんは。
273稟×麻弓:2006/12/26(火) 20:41:46 ID:DHdE0Raf
おかげで俺は、ソファの上で干からびていることが多い。悲しい限りだ…。
「なんか、かわいそう…」
「だから、喜んで手伝うよ」
「やった!これで一気に楽になるのですよー」
「そうと決まれば、さっさと行こうぜ。寒いし、早く体を動かしたい」
「れっつごー、なのですよ!」



「というわけで、麻弓の家に到着して今に至るわけだが…」
一度、深呼吸をしたほうがいいな。

すぅーーーー…


「でか過ぎだーーっ!!」


思いっきり叫んだ。すっきりするな、これは。
だーっだーっ…とエコーが飛び交う。それぐらい広い、風呂場。
「稟くん、一体何を叫んでるのですかー?!」
と、隣の女性用大浴場から、これまたエコーが美しくかかった麻弓の声が返ってくる。
「磨いても磨いても…終わらんぞ」
迂闊だった…。てっきり俺は街にある小さい風呂屋かと思っていたんだが。
はぁ、と小さく溜息をついて、またゴシゴシと床を磨き始める。
「風呂屋って…たい……へん!…だな!!」
俺たちは、二つある浴場を分担して掃除することにした。一緒にやるってのも魅力的だったんだが、そのほうが効率がいいだろう、と麻弓の意見からだ。
それで、男性用大浴場を慣れない手つきでやっているわけだが、いかんせん広すぎる。
15分ほど通しで頑張っているが、まだ半分…。
そして早くも、腰が痛くなってきた。情けないが、そろそろ限界が近い。
「…ったぁ!休憩っっ!!」
そういって、ブラシを投げ捨て浴槽の縁に座る。
現在腰が痛い俺にとっては少し低い。でも、寝転がると体がぬれてしまうので、仕方がない。
隣からは、絶えず床を磨く音が聞こえている。
274稟×麻弓:2006/12/26(火) 20:42:22 ID:DHdE0Raf
「タフだなぁ…。」
あいつは毎年これを一人でやってるんだよな…。
「っていうかヘタレすぎだろ、俺!」
楓に頼りすぎだなぁ。…よし、これからは何とか楓に頼み込んで、何でもいいから何かしようじゃないか。男たるもの、家事の一つや二つできないでどうする!
では、楓説得脳内シュミレーションをしてみよう。
…………
………
……

「無理だな」
開始わずか10秒で結論に達した。楓さんから家事の分担を貰うなんて、天地がひっくり返ってもありえないな。
「…稟くん、さぼってもらっちゃ困るのですよー」
浴場の入り口に、ジト目で睨んでくる麻弓を発見。
「あ、あぁ。悪い」
慌ててブラシを手に取り、掃除を再開する。
と、麻弓がこちらに歩いてきた。
「もう終わったのか?」
「うん。慣れたものですよー」
「めちゃくちゃ早いな」
心底感心する。このデカイ風呂場をものの15分程度で掃除してしまうとは。
「どこまでやった?」
麻弓があたりを見回しながら言った。
「半分ぐらいだけど?」
「へぇ。まぁ、合格ラインかなー」
「まぁ、すぐ終わらすさ」
俺はそう言って、磨く速度を速めた。

つづく…。
275ぽんちょ:2006/12/26(火) 20:43:40 ID:DHdE0Raf
以上ですー。

また近々後編うpします。
批評酷評なんでもござれ!

では。
276名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 21:34:20 ID:D14iwVBU
とりあえずあれだ。
期待して待ってます
277名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:45:34 ID:QibLgvIb
職人さん頑張ってくれ
現実っぽい所が良いと思う
278名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 22:46:58 ID:F6gAjCxh
>>270
お疲れ!なかなか良い文章ですよ♪
279名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 00:22:07 ID:+zYSiqpq
>>275
うむ、面白いっす。
稟×麻弓は好物なんでできるだけ早めに続きをお願いします。
280名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 02:39:34 ID:ChSNb8uW
文章が入りやすいし、場面が想像しやすい。期待して待ってるよ。
281名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 10:02:14 ID:gZkna+B6
麻弓って稟くんって呼ぶっけ?
282名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 10:25:58 ID:mJmjXydq
リアリアだとHシーンで稟くんって呼んでたな。
普段は土見くんのままだったが
283名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 15:20:06 ID:Pzj4qcjb
あと、PS2版の麻弓EDでも言っとるぜよ>稟くん
284名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 03:19:23 ID:nEgAkK+R
>>281
恋人状態になれば稟くんだな
285名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 17:10:46 ID:/YEjJynv
ネリネもの読みたい人、いる?
286名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 17:28:43 ID:B5MfsKc5
ノシ
287名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 18:16:37 ID:KzP3nRbp
拒む理由なんてない。
ノシ
288名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 22:41:21 ID:gIcV8IJY
期待しています。
ノシ
289名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 23:06:24 ID:NtsIDBuf
のし
290名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 07:46:12 ID:ioXNkCPZ
NOSHI
291名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 08:54:59 ID:bTbNXq+Z
ここでノシってあってるの?

>>285
292285:2006/12/29(金) 13:09:14 ID:HAz/ZHyO
需要はあるようなんで投下します。
リアリア発売後話題に上る事すら少なくなってきた気がするネリネ好きな人に捧げます。
こんな駄文いらないかも知れないけど…。
293温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:10:45 ID:HAz/ZHyO
暦はとうとう最後の月を迎え、本格的な寒さが訪れてきたそんなある日曜日の夜、土見稟とその恋人ネリネは人気の無い暗い夜道を家路へと急いでいた。
(う゛〜、寒ぃ〜……。昼間はあんなに暖かかったのに……。失敗したなぁ)
ぶるりと身を震わせ、後悔の念に襲われ胸中で悪態をつく稟。
事の始まりはお昼頃、いつに無く暖かい陽気にデートでもと思ってネリネを誘い、電車で一時間近くの場所にある大型テーマパークへと薄着のまま出かけてしまったことにあった。
久しぶりの二人きりのデートに稟もネリネも時の経つのを忘れてデートを楽しんでいたところ、帰る頃には太陽はすっかり姿を隠してしまっており、日中の暖かさが嘘のように急激に冷え込んでしまっていたのだった。
「…っ!? …大丈夫か、ネリネ? 寒くないか?」
「は、はい。大丈夫です…」
身を切るような冷たい風に稟が自分同様薄着であるネリネを心配して問いかけると、ネリネは僅かに微笑んで首を振る。
だがその微笑みは明らかにぎこちなく、青白くすら見える顔色とそれとは対照的に真っ赤になってしまっている長い耳、そして僅かに震える小柄な身体に無理をしているのが見て取れて、稟は黙って自らの羽織っていたジャケットを脱いでネリネに着せてやった。
「り、稟さま!?」
「そのジャケットもあんまり防寒性はないけど、無いよりはマシだろ?」
「ですが、それでは稟さまが…!」
ジャケットを脱いでしまったために薄いセーターにジーンズ、という夜の寒空に似合わぬ格好になってしまった稟にネリネは慌ててジャケットを返そうとする。
だが稟は優しく笑いながら頭を振ってそれを押し留める。
「いいから、ネリネが着てな」
「ですが、稟さまがお風邪なんて召されたら、私…!」
「俺は大丈夫だから気にしなくていいって。知ってるだろ? 俺は結構丈夫なんだ」
彼女に風邪なんか引かせたら彼氏失格だからな、とおどけたように笑っていた稟だったが、未だに不安そうな表情を消す事のないネリネに頬を掻き、自らも表情を改めた。
「俺は、さ、自分が苦しいのとか痛いのとかは耐えられる。けど、ネリネが苦しんでるのを見るのは、耐えられそうにないんだ。……俺は本当に大丈夫だから、ネリネが着てな、それ」
「……稟さま……」
微笑を浮かべながら照れたように小声で、だがとても優しく発せられた稟の言葉。
その言葉に込められた稟の真剣な想いにネリネは深紅の瞳を大きく見開き、感激の余りに涙を浮かべてしまう。
稟のジャケットから稟の温もりがネリネの身体を暖かく包み込み、同時に稟の想いがネリネの心をも暖かく満たしていくようだった。
(稟さま、優しすぎます…)
泣きたくなるほどの想いに駆られて胸中で呟くネリネ。
稟が丈夫な方なのは知っていた。そしてそれ以上に我慢強い事も。
だからネリネが例えどれだけ言っても稟がジャケットを受け取る事はないだろう。
そんな稟を愛する事が出来る幸せを、そんな稟に愛される事の幸せをネリネは改めて心に刻み付けた。
「………稟さま、大好きです……。稟さまのために…私は生きていきたい…です……」
ネリネは目元に浮かんだ涙を拭い、稟の身体にしがみ付くようにして抱きつくと、その胸に顔を埋めながら呟く。
294温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:11:35 ID:HAz/ZHyO
「…本当に、大丈夫ですか……?」
「…ネリネは心配性だなぁ。大丈夫だって! ほら、何とかは風邪引かないって言うだろ?」
なおも稟の心配をし続けるネリネであったが、快活に笑う稟の笑顔にようやく少しだけ笑顔を浮かべる。
「稟さま、寒くて我慢出来なくなってきたら言ってくださいね? 上着をお返ししますから…」
「…ああ、分かった。けどその時はまたこうやってネリネに暖めてもらおうかな?」
冗談めかして笑う稟だったが、どうやらネリネの方は本気に取ったらしく、頬を赤くして俯き、恥ずかしそうに、だが強い決意を込めて口を開く。
「は、はい…。私なんかで良ければ、いつでも、どうぞ…。私も、稟さまを暖めてあげたい、です…」
そう囁くと稟に自分の温もりが伝わるように、と願いながら身体を密着させてくる。
そんなネリネの態度に稟は少し面食らってしまったものの、やがて微笑を浮かべるとネリネの身体を包み込むように抱きしめ、冷たくなっていたお互いの頬を擦り寄せあわせ始めた。
しばらくの間、無言のままお互いの温もりを分け合う二人。
心地良い温もりがじんわりと広がり、冷え切っていた身体が徐々に暖まっていくようだった。
そうして、そんな心地良さに身を委ねていた二人であったが、突如として稟が何かを思い立ったらしく、身体を離して口を開いてきた。
「……そうだ。ネリネ、確か裁縫とかはかなり得意だったよな?」
「…えっ!? は、はい、一応は……。料理は……相変わらず、なんですけど…」
うっとりと頬を染めていたネリネだったが、突然の稟の質問に目を丸くしながらも首肯する。
「じゃあ、今度俺にマフラーでも編んでくれないかな? 好きな人が編んでくれたマフラーって男なら一度は憧れるものだし…さ」
「…は、はいっ! 私、頑張って編みますねっ!!」
恥ずかしそうに頬を掻きながら告げる稟にネリネは瞳を輝かせる。
料理などの家事全般が不得意な自分にとっての唯一の特技で稟に何かをしてあげられるというのが嬉しくて堪らなかったようだ。
まして稟の周囲には驚くほど家事全般が得意な女性達が多いので、ネリネは常にコンプレックスを感じていたので尚更である。
「じゃあ、長〜いやつを頼むな?」
「長いの、ですか?」
「あ、ああ。…………その、さ、……そうすれば………二人で、…巻けるだろ?」
羞恥のためか顔中どころか首筋まで真っ赤にさせ、視線を反らしながら呟く稟にネリネはとうとう我慢の限界を感じ、爪先立ちになると自分から唇を重ねさせた。
柔らかな感触に溢れんばかりの愛しさと安らぎを感じ、稟の服をぎゅっと強く握り締めるネリネ。
「…ん、好きぃ、…んぅ…好き、です………はぁ……稟、さまぁ……愛して、います……っ!」
「……ネリ、ネ…………俺も、…んん……好き、だよ…」
唇を押し付け、愛を告げてくるネリネに稟もここが路上だということを忘れてネリネの身体を強く抱き返し、愛を囁き、唇を重ねさせ続けた。
295温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:12:10 ID:HAz/ZHyO
「ネリネ、あんまり声出しちゃダメだぞ?」
「わ、分かってます。でも、稟さまに触れられると、どうしても、声が…出ちゃうんです…」
しばらくして、路上での抱擁と口付けによって昂ぶってしまった稟によってネリネは近くの公園の裏手にある全く人気の無い林の中に引っ張り込まれていた。
稟は自信無さげなネリネに苦笑しながらも、大きな木に背を預けているネリネの姿を覆い隠すように華奢な身体を抱き、ネリネの唇を奪い、同時にブラウスの上から豊かな胸をまさぐりだした。
「んん…っ! んむぅ…! んん、んぁ……っ!!」
口内に侵入してくる稟の舌を受け入れ、自らも積極的に舌を絡ませるネリネ。といっても稟の舌の動きに合わせるのがやっとで、舌だけではなく歯や上顎、頬の裏など口内の至る所を蹂躙してくる稟の舌技に翻弄されっぱなしであったが。
それと同時に行われるネリネの豊満な乳房に対する愛撫。
稟の大きな掌でぐにぐにと揉みしだかれて早くもネリネは熱を帯びた吐息を漏らしだす。
だがしばらくすると服の上からの愛撫にじれったさを感じてしまい、もっともっと稟を感じたい欲求にネリネは稟に潤んだ瞳を向ける。
すると稟も同様だったのか瞳を合わせてすぐに上着の裾から手を差し込み、ブラをずらしてネリネの豊かな乳房に直接触れだした。
「ンンァッッ……!?」
「……あ、ゴメン。俺の手、冷たいよな…」
地肌に直接触れた稟の手のひらの冷たさに悲鳴(と言っても唇は重ねたままだったが)をあげるネリネ。
そんなネリネの様子に稟は慌てて唇を離して謝罪し、その手を抜き出そうとする。
だが、ネリネは稟の掌を胸に包み込むようにしてそれを引き止め、頭を振った。
「いえ、いいんです。ちょっとびっくりしてしまっただけですから…。…稟さまの手、こんなに冷えてしまっていたんですね。私の胸で暖める事が出来るのであれば、存分に暖まってください」
「……うん、わかった。ありがとな、ネリネ」
ネリネの言葉に稟は素直に頷き、再びネリネの乳房に触れだした。
「ひゃっ! ぁっ! んんっ!」
恐る恐る触れるよりも、一気にいった方がいいだろうと稟は判断し、乳房を鷲掴みにし、荒々しく捏ねるようにして強めに豊乳を揉みしだき始める。
そして強めの愛撫にネリネが慣れ始めた頃合を見計らって、一転して優しく乳首を撫で擦り、中指で転がし、リズミカルに親指と人差し指の腹で乳首を絞るように押しつぶす、など刺激を与えていく。
「はぁぁ…っ! あ、はぁ…っ! ああぁぁぁ……っ!!」 
緩急をつけた稟の愛撫を受け、ネリネの身体は瞬く間に熱を帯び始め、熱く荒い吐息が快感を暗に伝えていた。
そんなネリネに稟も昂ぶりを増したようで、稟自身も身体が熱くなってきていることを自覚した。
296温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:12:46 ID:HAz/ZHyO
「…あ、はんんぅ…。んぁ…り、んさまぁぁ……稟さまぁ……っ!」
稟に首筋にキスされて、おとがいを反らしながら喉を鳴らすネリネ。
先ほどまで胸を愛撫していた稟の手はネリネの長いスカートをたくし上げてそのショーツ越しにネリネの秘所を弄っていた。
純白のショーツは既にネリネの蜜を滲ませて花弁にぴったりと張り付いており、稟は指に付いた蜜をネリネの鼻先に差し出して見せた。
「下着越しに触っただけなのに、もうこんなになってる」
「んっ、そんなこと、言わないで、下さいぃ…」
そう言って潤んだ瞳を向けてくるネリネに稟の中で嗜虐心と悪戯心がむくむく湧きあがってくる。
「ネリネ、自分で触って、自分で気持ち良くしてみて」
「…ええっ!? そ、そんなこと、できません!」
稟の言葉に真っ赤になって慌てて首を振るネリネ。だが稟はわざとらしく溜息をつき、わざとらしく肩を落す。
「…………嫌?」
「…あ、あう〜……稟さま、いぢわるです…。……………ど、どうしても、ですか?」
「どうしても。…ネリネがえっちなことしてるところ、見たい」
どこか甘えるように視線を合わせてくる稟にネリネはひたすら困ったように柳眉を下げ、あうあうと口を開けたり閉めたりしていたが、稟の求めをネリネが断る事など出来るはずもなく、恥ずかしそうに視線を反らすと微かに頷いた。
「…私のこと、軽蔑したり嫌いになったりしないでくださいね?」
「俺が頼んだのに、そんなことする訳ないだろ?」
泣きそうになっているネリネの言葉に笑いながら、稟はネリネの顔を上げさせて軽くキスをする。
そのキスでほんの少し不安を消し去れたのか、ネリネはおずおずと自らの手を股間へと持っていった。
ショーツ越しに秘部に触れると、稟の言う通りそこはじっとりと湿っており、軽く擦るだけで膣内が蠢いて更なる刺激を求めていることがわかった。
(…わ、私、もうこんなに、感じて……)
ネリネは羞恥に顔を真っ赤にさせながら、ショーツの上から秘裂をなぞり、指を押し込み続ける。
「はぁぁっ……。あ……ンッ……! ぁぁ………っ!」
「…ネリネ、直接触って」
稟の指示にネリネはこくりと素直に頷き、ショーツの内側へと指を潜り込ませる。
そこは既に大量の蜜に塗れており、ネリネはその蜜の多量さにそれまで以上の羞恥を感じてしまい、思わず許しを乞うように稟を見上げる。
だが稟はネリネの艶やかな青髪を優しく撫でつけながら、そのまま続けるように促してくる。
そんな稟の様子にネリネは覚悟を決めたように秘唇を開かせると、膣口に中指の先を指し入れし始めた。
「……んっ、…んっ、…んぁっ、…はっ、…ぁんっ、…やっ!」
ネリネの細い指がリズミカルに動くたびに、くちゅり、くちゅり、と蜜が掻き回される。
このような場所で稟に恥ずかしい姿を見られている。稟の前でイヤラシイ行為をしている。
同時に襲い掛かってくる羞恥と快楽に、ネリネの理性は急速に肉欲に侵食されその姿を消しはじめ、ネリネの身体は更なる快感を求めてより深く、より早く、とばかりに指の動きを大胆にし、そしてそれに合わせるように無意識に腰をくねらせ始めていた。
「…ぁはっ、ぁん、んぅ、やっ、ダメ、気持ち、いいっ! 稟、さまぁ、私、今、とってもえっちですぅ…っ!」
そんなネリネの淫靡な姿に稟も黙って見ている事が相当辛くなってきたらしく、ネリネの乳房をぐにぐにと乱暴に揉みながらネリネの耳元に口を寄せ、吐息を当てるようにして囁いてきた。
「ごめん、ネリネ。あんなこと言っときながら、俺もう我慢できなくなってきた」
「私も、ですっ! 稟さまがぁ…欲しい、です…っ! もお、我慢、できません…っ!」
淫らに腰をくねらせ続けながら嘆願してくるネリネに稟は押さえ込んでいた欲望を解き放つことにした。
297温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:13:34 ID:HAz/ZHyO
「……ぁ、稟さま、ごめんなさい。今日…その…危ない日、なんです…」
「…そ、そっか。じゃあゴム、つけるよ」
いきり立った自分の分身をすぐにでもネリネの秘所にぶち込もうとしていた稟だったが、ネリネの言葉に気勢を削がれたようで、複雑な笑みを浮かべながら財布に忍ばせてあるコンドームを取り出した。
「あ、あの、稟さまが望まれるのでしたら、私は、その、そのままでも…!」
稟のどこかぎこちない笑みを見て、稟の不興を買ってしまったと勘違いしたネリネは慌ててそう告げてくる。
恥ずかしそうに、だがどこか期待の込もったネリネの視線を受けて稟は苦笑するものの、静かに首を横に振る。
「ん〜…。魅力的な提案ではあるけど、やっぱり子供はまだちょっと早いだろ。俺たちまだ学生だし、それに…」
「それに…?」
「子供が出来たら、ネリネを独り占め出来ないし…」
「り、稟さま…」
「いずれは欲しいと思ってるけど、今はまだ二人でいたいな」
駄目かな?と困ったように微笑む稟にネリネはただ頬を染めて、稟からコンドームを受け取るとその封を開け、稟の足元に屈む。
「あむ…ん……。…私の身体も、私の心も、稟さまが独り占めしてくださいね?」
「ああ、勿論」
「いっぱい、いっぱい、愛してくださいね?」
「それも、勿論」
稟のズボンのファスナーを引き下ろして出現したそそり立つ肉茎に口でコンドームをつけたネリネはそう言ってはにかみ、大木に背を預け片足を上げて自らの秘唇を左右に広げて見せた。
ひくついた膣口からは愛液が洪水のようにトロトロと湧き出し続け、秘部から溢れて内腿にまで流れていた。
「……じゃあ、いくぞ?」
己を待ち侘びてひっきりなしに溢れ出る蜜に、稟は意を決したようにネリネの足を持って秘裂にそって亀頭を擦らせると、一瞬の後、一気に貫いた。
「あぁぁ………っ!! はぁっ…、入って、くる…っ! 稟さまのが、入って、きてます……っ!!」
「ネリネの……キツイ……っ!!」
ずちゅっという音と共に熱く柔らかな媚肉が稟の怒張を飲み込み、ネリネは快感に眉を顰めながら身体を大きく跳ねさせる。
稟の方もまた、ピッタリと亀頭に吸い付き、棹に絡みついて蠢き、痛いくらい根元を締め付けてくるねっとりした熱い肉壁に、ゴム越しとはいえゾクゾクするほどの快感が背筋に走り、思わず唇を噛んだ。
298温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:14:09 ID:HAz/ZHyO
「あふっ、んっ、あっ、は、ぁっ、ぁんっ…んっ、んぁっ、んんぅ…っ!」
稟が腰を動かして抽挿を繰り返すたびに、ネリネが甘い声で鳴く。
周囲の状況を気にして声を押さえようとするのだが、どうしても押さえきれないようで、何とか声を出さないようにと自分の指を噛んで快感を堪えている。
そんなネリネの様子が何とも可愛らしく、稟はわざと動きを強め、ネリネの膣奥を抉るようにして突き入れ始める。
「んんぁぁぁぁ…っ!? んんぅっ! り、稟さまっ、ダメ、ですっ! 声、出ちゃ…ぁん、んむぅぅっ!?」 
非難がましい目で稟を見上げていたネリネだったが、稟が口付けてくると嬉しそうに稟の首に両手を回し、それを受け入れる。
「んふぁ、ん…ちゅ、ん、ん、んぅぅ! んぁ、ちゅる、ん、ふぅ…ん、はぁん…っ!」
腰の動きを止め、柔らかな唇を吸い合ってその甘さと暖かさを楽しむ稟とネリネ。
稟が唾液をネリネの口内に流し込むと、ネリネは嬉しそうに頬を染めてそれを飲み下し、それだけでは足りないとばかりに稟の舌に直接吸い付いてくる。
ただそうしているだけで、ネリネの秘所はまるで稟のモノを溶かすかのように更なる蜜を湧き出させ続けていた。
「……稟さまぁ。アソコが、熱くてっ、ジンジンします…っ」
「そう、みたいだな。俺も苦しくなってきたし、動くぞ?」
そう宣言すると、返答も待たずに稟は再び腰を使ってネリネを突き上げ始める。
ネリネの方もすぐに稟の動きに合わせて腰を揺すってより深く繋がりあおうとする。
「あんっ、んっ、はっ、あっ、やっ、ふぁっ、稟、さまぁっ…んんっ!」
片足を上げた不安定な体勢のまま、ネリネは稟の動きに合わせて大きな乳房をゆさゆさ揺らしながら悩ましく腰を揺すり上げ、喘ぎつづけるネリネ。
だが油断するとすぐに甲高い声をあげてしまうらしく、慌てて口を噤んで奥歯を噛み締めて声を押し殺していた。
299温もりを分け合って…:2006/12/29(金) 13:14:45 ID:HAz/ZHyO
「ネリネ。さっきみたいに俺の首に腕を回して…」
「…? は、はい……きゃあっ!?」
稟の言葉に首を傾げながらも素直に従うネリネ。
稟は軽く膝を曲げるとネリネの両腿を抱え上げて抱っこするような体勢を取る。
俗に言う駅弁スタイルというやつだ。
地に足のつかない不安定な体勢にネリネは一瞬不安げな表情を浮かべるものの、稟と視線が合うとすぐに微笑みを浮かべて細い両足を稟の腰に巻きつけてくる。
稟の方も軽く微笑むと、腰の動きを再開させる。
「んうっ、ふ、深い、ですっ! 稟さまのが、奥でっ、ズン、ズンって…っ!」
「ネリネ、声、我慢出来なくなったら、キスして、いいからな?」
「は、はいっ! んん、んむぅ、ん、ん、んぁん、んんぅ!」
稟の言葉に嬉しそうに瞳を細め、ネリネは稟の頭を抱えるようにして稟と唇を重ね合わせさせる。
稟とネリネの身長差では、普段なら稟が屈まないとキスは出来ないのだが、稟に抱きあげられている今の状態ならネリネの方からでもキスが可能であった。
「んぅっ! んんっ! んぁ! ん、ちゅっ! んんー!!」
「…んんっ、んっ、ん、ぐぅ、ううっ!」
夢中になって稟とキスを繰り返すネリネ。
稟にしがみ付くように強く稟の頭を掻き抱き、腰を押し付けてくる。
稟の方もネリネの膣内を思うがままに蹂躙するかのように一心に腰を振り続ける。
もはやネリネの秘所からは大量の蜜が溢れ出しており、稟の陰嚢まで伝って地面へと滴り落ちていた。
「んんっ! ん、ちゅ、! ん゛ー! んぁぁっ!」
涙を流しながら舌を絡ませてくるネリネにお互い限界であることを悟った稟はラストスパートをかけ始めた。
背後の木にネリネの背中を寄りかからせると、感覚の無くなって来た下半身を叱咤して猛然と腰を動かす。
「んっ、ん゛っ、ぁふっ、ぁぁっ、ふあぁっ!」
蕩けきった膣内での摩擦に稟は快感を誤魔化すようにネリネの白桃のような尻肉をひたすら揉みしだく。  
「…っく、ぅあっ、ふ、うっ、ぁぅっ、……ぅぅぁぁぁぁっ!」
だがそんな抵抗もせり上がってきた快感の波の前では何の役にも立たず、とうとう稟は限界を迎えてしまった。
「んん゛ー! ん゛ぅ、んっ、ん゛! んん゛ん゛ぁぁぁぁぁ………っ!!!」
そして稟が射精により陰茎を収縮させているとそれに合わせるようにネリネも絶頂に達したようで、雷に打たれたようにビクビクと身体を震わせ、ゆっくりと稟にもたれかかるようにその身体を預けてきた。
荒い息をつきながらも二人は見つめあい、繋がったまま抱き合い続けていた。
300名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 13:15:35 ID:HAz/ZHyO
以上です。
今回八割以上自分の願望です。誰かこんな風に暖めてくださいorz
こんな駄文を最後まで読んでくださった人がもしいればありがとうございますです。
それでは皆さん良いお年を。 
301名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 14:45:46 ID:0Wmjv6w7
一番槍GJ
ネリネエロいよネリネ
302名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 18:32:34 ID:t4w5QVnt
GJ!!!!
303名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 21:47:11 ID:de+VMl9T
GJ!
ネリネタソ(;´Д`)ハァハァ
304名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:15:16 ID:kSQd7Nhg
GJ!!
おっきした
305名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 23:34:24 ID:ioXNkCPZ
GJ!

ふとネリネ×シアが読みたくなった。
俺は文才ないから書けんので、神の降臨を待つ。
306名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 16:13:35 ID:RGsy8/VJ
GJでした!!!!
いや、年明け前に良い物読めたわ。
307名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 21:09:08 ID:5ZcjtotN
>>305
それわシアとネリネのれづし〜んが読みたいってことでつか?
308名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:21:38 ID:HwtVJCwa
>>307
それもネリネが攻めでな
309名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 22:34:03 ID:mxBPx3cI
GJ
あと25時間で今年も終わりか・・・

あとひとつくらい良いもん読みたいな。
神降臨を待つか。
310「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 01:38:41 ID:7DxHREpc
>>309の期待虚しく、産廃男参上
ゴミss投下。

(違う…何かが違う)
朝、芙蓉家のリビングのテーブルで朝食をとっている
土見稟は違和感を感じていた。
いつも通りの楓に起こされ、
いつも通り楓の作った朝食を食べている。
ならなにが違う?
その答えはー
楓「稟く〜ん」
隣から甘い楓の声が聞こえる。
隣なんてもんじゃない、近い、てかくっついてる。
close めっちゃclose…てか
稟「楓さん…妙に近くありませんか?」
楓「はい、いつもより」
普通なら「あ、ごめんなさい!」とか言って
顔を赤らめながら離れるはずなのに…
(今日の楓は変だ。いつからこうなった?)
できる限り記憶をたどってみる。
(一昨日…は亜沙先輩の家に行って…
 楓とは話してないし…
 昨日は亜沙先輩と映画館に…楓と話してないな…)
どうも記憶にないらしい。
楓「稟君…どうかしましたか?」
稟「いやなんでも…てホバァッ!?」
突然稟が奇声を発した。首を傾げる楓。
回想中、楓に注意が回っていなかったため、
稟は楓の行動を読みとれていなかった。
そのため今稟の腕はー
311「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 01:56:20 ID:7DxHREpc
あぁそうそう、何腕かは自分の好きな方に。
先ず二の腕から肘にかけて
楓の柔らかい胸に…
はい次手の甲ね
彼女の一番大 切 な 所 に!
稟「あの…楓さん?当たってますが…」
楓「気持ち良いですか?」
帰ってきたのはまた予想外の答え。
(そりゃぁ…気持ち良いが…!)
いつもの楓とは違う!何が!何が一体!
楓「具合でも悪いのですか?箸が止まっているようですが。」
楓の声でまた現実に引き戻される。
快感と恐怖の現実に。
稟「あぁいや、別にいつも通りだ、心配な…」
そう言いながら稟は箸を持とうと手を伸ばしたが…
(無い!?確かここにおいたはず…!)
箸がない、とりあえずあたりを見回す。
左右、無いな
テーブルの下 ここもない
天井 あるかい!
Hey!boy!空を見ろ 俺を見ろ太陽を見ろ
俺を見ないでさぁ〜♪ 無理だ!!
どこ見ても箸が無い。もしかしたら寝ぼけて出したつもり…
(いや、楓が用意しているからそれはない。ならどこに)

見つけられないのは当然だった。なぜなら稟の箸は…
楓の背中とブラのホックの間に格納されていたからだ。
312「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 02:12:07 ID:7DxHREpc
楓「稟君?」
稟の様子を察したかのような声で話かける。わざと…ね。
稟「すまん、箸が見あたらないんだ」
楓が隠したという事実を知らず、箸を探す稟 と、ここで
楓「はひはら…はりはふよ…」
妙な発音で楓が声をかける。
稟「ん?いまなんt」
ンチュ
(!!!)
隊長!稟の口が塞がれました!
そのまま何かが稟の口内に流し込まれる。
(これは…鮭と…米…!??!!?)
訳が分からず錯乱する稟
ここで楓の止めの一撃
楓「今日は…私が稟君の箸に…」
土見稟 撃墜
(私が箸?指で摘んで…?それとも足で?
 あ、縦穴式住居か、わぁーい、わぁーい)
完全に壊れて訳の分からない妄想を繰り広げる稟、

その前の席で…一人のけ者にされているプリムラがふてくされていた。
313「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 02:39:25 ID:7DxHREpc
[学校]
楓は登校時もおかしかった。
腕のポジションは変えず、
やたらスリ合わせながら腕を組み歩く。
他人と話そうとするとすぐ割り込んでくる。
おかげでシアとネリネは呆然とし、周りからは白い目で見られ、
KKKにも捕まった。一番辛かったのは…
約10分前
亜沙「稟ちゃ〜ん☆」
バコッ☆
稟「ぐはっ!」
途中合流した亜沙にいつもの一発。
ここまでは一緒だが、
楓「先輩、あまり稟君をいじめないで下さい」
いつも控えめな楓が亜沙に抗議したのだ
亜沙「え、あ、うぅんって!何してるの!?楓!?」
ようやく腕の事に気が付いたらしい。だがそのことに楓は
楓「腕を組んでいるだけです、気持ち良いんですよ」
と返しましたとさ。
呆然とする亜沙 そのまま稟の方を見やる
その時の稟の顔は引き吊っていた。だが亜沙はそれを…
ゴスッ!(※角攻撃)※デイブル一巻参照
稟「ブッ!」
稟の後頭部に激痛が走る さらに間髪入れずに
亜沙「稟ちゃんのH!バカ!」
と、嫌らしい方向でとらえてしまった。
稟「ち、違うんです!これは…」
だが亜沙はもう…
遠くへ行ってしまった…
呆然とする稟と、甘える楓と、
忘れ去られたシアとネリネとリムを残し…
314「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 02:56:40 ID:7DxHREpc
[現実に戻る]
相変わらず楓は腕にしがみつき離そうとしない。
すこしでも話を聞いていないといろんな所をすり付けてくる。
(や、やばいぞこれは!)
何がやばいかって?そりゃ
・周りからの視線
・樹を中心とした周りからの毒電波
・シアの呆然とした顔、ネリネの寂しそうな顔
・麻弓のインタビュー漬け
・静まらない我がジュニア
解放される術はまだ見あたらない。
そんなこんなでHRが始まった。
楓と席が密着している件について紅女史に散々注意され、
休み時間中、機嫌が悪くなった楓に先ほどの倍の力で抱きつかれ、
シア、ネリネを始めとした他の女子と離そうとすると。
「あの…稟君、稟君、」
と、泣き目の上目遣い攻撃。
あまりにもしつこいため、すこし注意すると。
「グスン、稟君は…私のことが ヒック 嫌いなんですか?」
と嘘泣き。だがいかんせん狼狽えてしまう。
結局楓に抵抗できないまま、
また何故ここまで甘えてくるのか分からないまま昼休みへ。
(あぁ…天国のお袋…安チョコあげるから助けて…)
315「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 03:25:35 ID:7DxHREpc
[昼休み]
楓から事情を聞くのに丁度よいと思い、外へ…
行く途中亜沙と鉢合わせ
稟「ど、どうも」
亜沙「………」
スタスタ
無言で通り過ぎた
(やっぱ…嫌われたか…)
しょげている間にも楓は全体重を稟に預ける。
周りの威圧間も強烈なのでとりあえず外に
「外」
周りに人が居ない。場所は…指定しない。
(この辺でいいかな)
稟「なぁ楓、一つ聞いていいか?」
楓「はい?なんでしょうか?」
待っていたというような口ぶりで応答
稟「今日のことだ、なんでこんなにくっついてくるんだ?」
楓「それは稟君が良く分かっているはずです」
今度は少し苛ついた口調で答える。
稟「それが分からないから聞いているんだ、答えてくれないか?」
稟も語意を強める。だが、
楓「なら亜沙先輩に聞いて下さい!」
かなり苛立っている。ひぐ○しの竜宮レナの「嘘だっ!!」並に
これ以上の反論は意味がないし、
下手したら楓を傷つけかねないと感じた稟は、
質問を諦めた。
(しかし、亜沙先輩になにか関係が…?)
そうやってトランスしている間にー
ムチュ!
再び稟の口が塞がれた。 
楓の唇によって。
楓「稟君…お昼ご飯にしましょう」
316名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 03:43:53 ID:7DxHREpc
と、ここまで書いて小休止。
キモかったりウザかったり厨臭かったりしたら言ってくれ。
批判が多いようなら書くのやめっから。
317名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 04:52:10 ID:4yEaZ2el
続きお願いしたす!!
318名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 06:48:20 ID:LYjrFEVl
GJGJGJGJGJ!
続きを頼む
319名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 08:37:39 ID:trKzDUxE
GJ!
続きをwktkしながら待ってます。
320ぽんちょ:2006/12/31(日) 10:55:43 ID:bdtWa4/L
続編出来上がりましたので投下いたしますが…。

もうなんていうか、本当にごめんなさい!!

それしか言いようがありません。
壊滅的にエロパートがエロくない…。(と書いている段階で感じた)
その上長い…。(全体的には長いのにエロパートはさほど長くない…!)
…まぁ、書き手側と読み手側では受け取り方が違うでしょうが。

エロは読むのは好きでも書くほうはからっきしのようです。
…シチュエーションだけならポンポン思いつくねんけどなー。

まぁ、期待しないで読んで下さい。
こんなもんでいいならまた書きます。

それでは、どーぞ。
321ぽんちょ:2006/12/31(日) 10:56:17 ID:bdtWa4/L
「…終わったー!!」
苦闘することはや20分。結局あの後2回ぐらい休憩を挟んでのゴールイン。
「おめでとー!」
「はぁ、疲れた」
麻弓が横で手を叩きながら祝福してくれた。すごく、やりきったって感じがする。
掃除も悪くないもんだ。
「お疲れ様なのですよー」
俺がこれだけ疲れているにもかかわらず、麻弓はピンピンしているようだ。
「元気だな…」
「これぐらいでへばってちゃ、学校中のスクープなんて探しにいけないわよ♪」
まぁ、そうかもしれんな。こいつ、毎日学校中を走り回ってるし。かく言う俺も毎日のように鬼ごっこをしてるし体力に自信はあったんだけど。
鬼ごっこの体力と風呂屋の体力は、つき方が違うらしい。
「いやー、けど掃除なんてやったの何時以来だろ」
「そんなにやってないの?」
「あぁ。俺の居候先の住人が、…以下同文。部屋の掃除すらままならん」
「難儀なのですよー」
自分の部屋の掃除ぐらいさせてくれないと、どんどん駄目人間になっていくよなぁ。
「あ、そうだ!」
麻弓が手のひらをポン、と打ち鳴らした。
「じゃぁ、頑張った土見稟くんには、ご褒美をあげましょう」
胸を張って得意げに言う麻弓。
「ほほぉ、太っ腹だな。何をくれるんだ?」
「なんと!自分で掃除して綺麗になったこのお風呂に、真っ先に入る権利を与えるのですよ!」
「……」
いわゆる、一番風呂、というヤツだ。いやしかし、褒美としては、実に微妙…。
まあ受け取る側だからあんまり贅沢言えんが。
そんなことを思っていたら顔に出たらしく、麻弓がプリプリしながら言った。
「何?不満なの?」
「いや、嬉しいには嬉しいんだが、微妙だなぁ、と」
「えぇっ?!この上ない贅沢なのですよ、これは!!」
麻弓が目を丸くして答えた。どうやら、俺の発言が気にくわないというか理解できないご様子。
322ぽんちょ:2006/12/31(日) 10:58:23 ID:bdtWa4/L
「うーん、まぁそうなんだろうけど」
「じゃぁ、何がいいのよ」
すっかりご機嫌を損ねてしまった我が姫。これは、どうするべきかなぁ。

 1.こじ付けの弁解で機嫌を直してもらう
 2.軽い冗談で誤魔化す

何でこんな肝心なときに選択肢が2つだけなんだ。まぁ2が妥当だろうなぁ。
というわけで、実行ー!
「そうだなぁ、一番風呂に麻弓付きならいいかな、…なーんてなっ!はははぁー」
我ながらひどいな。っていうか、完全にエロオヤジじゃねぇか、俺。
まぁ、ここで麻弓が軽くツッコミを入れてくれるはず…
が。
「え?それでいいの?」
「あぁ!そうさ!ははははははは………えぇっ??!」
そうならなかった。
「分かったのですよー。先に入ってて」
そういって、麻弓は脱衣所のむこうへ消えていった。
…これは一体何の間違いだ?どこでプログラミングをミスったんだ、Navelさんよ。
いや確かに、いろんなことしましたよ。麻弓の嬌声でお隣さんが起きてしまう事態なんかも経験したさ。けどまさか、こんなエロオヤジ発言を麻弓が快諾するとは…。
「あ、でも機嫌は大方戻ったようだし、目的上は作戦成功…なのか?」
とか何とか言いながら、早足で脱衣所に向かう稟だった。
323ぽんちょ:2006/12/31(日) 10:59:32 ID:bdtWa4/L
「はぁーー…」
オッサンのような溜息とともに、湯船につかる。
なんていうか、日ごろの疲れがお湯の中に溶け出していくようだ。
(…麻弓まだかなー)
自分でまいた種とは言え、この後のことが楽しみで仕方のない稟。
もうもうと立ち込める湯気の向こう、麻弓が入ってくるであろう入り口を、それとなくチラ見。
(遅いなー)
仕方がないので、その現れるであろう艶姿を妄想することにした。
……やべぇ。鼻血でそう!
「稟くーん?何鼻の下伸ばしてるの?」
「そりゃぁ、麻弓の裸を妄想してだな……」
暖かいはずの湯船で寒気を覚える今日この頃。風邪でもひいたのかな?
…んなわけないよな。
「妄想とはいただけないのですよ、稟くん。まぁ確かに、この悩殺ボディを想像したらそうなるかなー」
「胸はないだろ?」
「うう、うるさいのですよっっ!」
さらっとつっこんでしまったが、肝心なことを聞いていない。
「おまえ、どこから入ってきたんだ?」
「あそこー」
麻弓の指差す先は、ボイラー室の入り口のドア。
「…卑怯なやつめ」
「ふふふ。残念、なのですよー。そ・れ・にー」
そういって、横に座っていた麻弓が正面に回って俺に乗っかってきた。
「私のこと想像してココをこんなにするなんて、フライングは卑怯なのですよ」
麻弓の手が、俺のモノを掴む。
この時すでに俺のイチモツは、妄想のおかげで元気いっぱいだった。
「…それは麻弓の焦らしプレイが悪い」
全くもって無駄な抵抗をしてみる。
「ほほぉー?そんな事を言うのはこの口なのですかぁー?」
324ぽんちょ:2006/12/31(日) 11:00:28 ID:bdtWa4/L
そういって、唇を重ねてくる。舌が絡み合う、濃厚なキス。
双方の口内を蹂躙するし、ジュルジュルといやらしい音が響く。
そしてその下では、手によってモノが扱かれ始めた。慣れた手つきで、緩急をつけ上下される。
「んむ……あ…んん……はぁ」
唇を離すと、当然のように形成される銀の橋。
「稟くん……んっ」
麻弓の潤んだ懇願の目を確認すると、稟は手持ち無沙汰だった両手を麻弓の胸へと伸ばす。
最初は撫でるように、じわじわと。
「り、稟くん、くすぐったいのですよぉ」
麻弓が身をよじる。同時に、稟への攻撃がおさまる。
「よっ」
「え?わっ!なにすんのよ!」
ザバーっというお湯の音ともに、稟と麻弓の位置が逆転する。麻弓の上に、稟が乗っかっている状態になる。
「このほうがやりやすい」
「もうっ。びっくりす…あぁっ!」
麻弓が言い終わる前に、稟が胸へと手を伸ばした。
乳首を軽く摘むだけで嬌声を上げる麻弓。
「毎度ながら、小さいのに感度だけは良好だな」
「んっ…稟、くんの…んあっ……ばかぁ…ああっ」
「馬鹿で結構。それに、小さいのが嫌いとは言ってないんだぞ?」
言葉を発しながらも、攻撃はやめない。強く摘んでみたり、指先で転がしてみたり。見る見るうちに大きさを増した乳首を、愛撫する。
「あっ……ああああっ!」
稟が胸に吸い付くと、一段と大きい声を上げる。
「ああぁぁっ…んあっ!」
舌で転がしたり、甘噛みするたび、喘ぐ麻弓。稟もその声に満足しながら、音を立てて吸い上げる。その間も、空いたほうを手で揉みしだく。巧みになってきた指をふんだんに使い、引っ張ったり、潰したりを繰り返す。
麻弓の小さな胸が、稟の手によっていやらしく形を変える。
「はぁ…あぁぁ…っ!」
そして稟は、何時しか麻弓の秘所へと手を伸ばす。
湯の中にありながら、激しく濡れていることが分かる。指にぬるっとした感触を確認し、指を使ってその蜜であふれた花弁をなぞる。
325ぽんちょ:2006/12/31(日) 11:06:53 ID:bdtWa4/L
「ふあぁっ!…り、稟くん!」
「ん?」
「ゆ、指だけじゃ、……寂しいのですよぉ」
潤んだ瞳を向けてくる麻弓。しかしその顔を見ると、嗜虐心がムクムク出てくる稟。
「じゃぁ、どうして欲しい?」
ついいじめたくなってしまい、にんまりした顔で麻弓に問う。
「えぅっ?!えーと、そのぉ…稟くんのおっきいのが…ほしいのですよ……」
真っ赤になって答える麻弓。稟、ノックアウト。
「…あぁー、もうっ!合格だっ!可愛すぎる!っつか、俺がもう耐えられん!」
そういって、麻弓の体をガッチリ押さえる稟。「可愛い」の言葉に恥ずかしがりながらも、素直に押さえられる麻弓。
「いくぞ?」
「うん…はぁっ」
返答を聞いてすぐ、稟は挿入をはじめる。下への攻撃もそこそこだったが、すんなり稟を受け入れる麻弓。
「あんぁっ…はぁぁ、…稟くんやっぱり今日はいつもより大きいのですよぉ」
「くっ、いつも以上に締め付けが激しいなっ。…動くぞ」
「あっ、っはぁ!あっっ!」
ジャブジャブという音ともに、大きなストロークで出し入れする。先刻の妄想もあって、稟のモノはいつも以上に膨張していた。
そしてその膨れ上がった欲望を、麻弓に叩きつける。
「やっ、あっ、あぁぁっ、、んあ、はげしっ、いぃ!」
「はぁはぁ……」
苦悩と快楽の交じり合ったような表情を浮かべ、されるがままの麻弓。結合部は稟によってすでに水上に上げられていて、
肉体のぶつかり合う音が、建物に響き渡っている。
「い、んんっ…あぁぁっ。り、んく…ん!もっとっ!…あぁっ、もっと突いて!」
「くっ…」
その声に呼応するように、麻弓がキュウキュウ締めつけてくる。中でひだが擦れあって、吸い付いてくるような感覚。
それとともに体全体を駆け上がる、痺れるような快感。
その快楽に任せ、ひたすら腰を打ち付ける。麻弓もそれにあわせるように、腰を振り、体を稟に押し付ける。
「ああぁんっ!ぁんぁっ…あっ、だめぇっ!む、ねとい、っっしょは!」
胸を刺激しだした途端、締め付けがさらにキツくなる。稟のモノを押しつぶさんばかりである。しかし、それさえも快感となり、稟の動きを加速させる。
麻弓も、膣奥をズンズン突かれ、そこからくるこの上ない快感に酔いしれていた。稟が麻弓を突くたび、麻弓の秘所からは愛液が流れ出す。
それが潤滑液になって、あわ立ち、ジュブジュブと音を立てていた。
326ぽんちょ:2006/12/31(日) 11:07:37 ID:bdtWa4/L
「んんっ!っんあぁぁ!いやっ、だめ!稟くん!来ちゃう!!」
「俺も…そろそろ、だっ」
限界が近づいてきたのを感じ、稟はラストスパートをかけた。麻弓が弱いところを重点的に突きながら、胸を揉む。麻弓の嬌声が、さらに大きなものに変わる。
「あぁああぁぁっ!!!んんああっ!!はぁぁっ!稟くん!稟くん!!」
「麻弓!麻弓!!」
互いの名前を呼び合いながら、上り詰める。
「麻弓っ!俺、もうダメだ!」
必死にこらえながら、稟が叫ぶ。
「いいよっ!!稟、くんを、あぁっ!いっぱい、中に!ちょうだい!!」
「くっ、出る!」
その言葉を発するとともに、稟は麻弓の最奥で果てた。
「あぁぁっ、ダメ!いくぅぅぅぅぅぅぅああぁぁっっ!!」
直後、一段と強く麻弓の中が締まり、麻弓も達した。
そして、そのまま湯船の中に倒れこむ。とっさに稟が下になり、麻弓を抱く。
「ああぁぁぁー…はぁ、はぁ…稟くん」
「はぁはぁ…麻弓、大丈夫か?」
「おなかの中が稟くんのでいっぱいなのですよー…まだビクついてるし」
「それはお前もだ。まだキュウキュウ締めつけてくるぞ」
麻弓が寄り添ってくる。が、ジト目でこちらを見ている。
「…しかも今日の稟くん、激しすぎだし」
「……すまん」
これは完全に先の妄想の所為だが、そこで養った欲望に任せてやったというのは否めない。
「でも、お前を愛しているからこそだ」
「ふふふっ。私も激しいのは嫌いじゃないし、いいのですよ。それに、今こうやって稟くんと深く繋がることで、稟くんの私への愛を感じれるし」
そういって一瞬、きゅっと膣を締めつけてきた。
その言葉と行為で、麻弓への愛おしさが倍増する稟。そのままぎゅっと抱きしめ、唇を奪う。麻弓も、それを嬉しそうに受け入れる。
しばらくして、唇を離した稟が呟く。
「可愛いな、お前は。狂おしいくらいに可愛い」
327ぽんちょ:2006/12/31(日) 11:08:15 ID:bdtWa4/L
その言葉に、はにかみながらも、
「稟くんこそ、すっごいかっこいいのですよ」
と返してくる麻弓。その返答に、またもやスイッチの入る稟。
「…なぁ、今日泊まってっていいか?」
一瞬、きょとんとした麻弓だったが、すぐに笑みを返した。
「私は全然オッケーなのですよ〜。家に一人は寂しいしねー。それに今日は、…その、もっと稟くんと、つ…繋がっていたい気分、だし…」
顔を朱に染め俯いてしまった麻弓。そして、ボルテージが俄然上がる稟。本当ならこの場でもう一回押し倒してしまいたいのだが、それはまずい、と残っていた理性のカケラで踏みとどまる。そして、平静を装いつつ、返答する。
「…そっか、ならよかった」
(今日のディナーは麻弓だな)
などとすでにヒートアップしている脳で考えながら、若干視界が霞んできたことに気付く。
長いこと入りすぎたようだ。
「…とりあえず上がるか?のぼせそうだ」
「おっけーなのですよー」


その後、朝までノンストップだったのは、内緒の話。
328ぽんちょ:2006/12/31(日) 11:09:20 ID:bdtWa4/L
以上どす。

・・・もう、上の方々には及びませんね。恐れ入ります。
稚拙な文章、失礼いたしました。

それでは。
329名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 12:24:50 ID:UtFFPJ+p
GJ!!
330「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 13:14:17 ID:7DxHREpc
今時その場で考えながら直書きしてるのって珍しいよなぁ。<俺

丁度外から帰還してきた稟と楓に紅女史が出くわした。
撫子「相変わらず芙蓉はその体制のままか」
そう言われても反応しない楓。
こりゃきりがないと思い、お邪魔虫は早急に撤退…
撫子「じゃなかった、つっちー、後で職員室に来てくれるか?」
用事を思い出したらしく、紅女史が足を止めた。
んでそれに対する返事がこれ↓
稟「ファイ…」
撫子「ん?どうした?具合でも悪いのか?」
いつも以上に覇気の無い稟を気遣う紅女子。
それに対しても
稟「はいほーふへす…」
その隣で芙蓉はうれしそうにスリスリつやつや…
大体の察しがついた紅女子はなにも言わずに撤退。
スタコラサッサだぜぇぃ!
稟「へ、へにほひ!?」
楓「稟君?」
稟「!!」
稟硬直
楓「二人きりになれましたね♪」
稟 ガタガタガタ
稟振動
何故こんなにおそれてるかって?
それは次回に持ち越し。
331名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 13:37:48 ID:LYjrFEVl
>>328
GJ!!

>>330
せっかくこんなに面白い話なんだから、まとめて書いてから投下した方がいいんじゃないか?
332「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 14:00:24 ID:7DxHREpc
遡ること25分前
楓「お昼ご飯にしましょう」
から始まった。
楓の口移しと共に。
稟「い、いい!自分で食う!」
と言ったが、
楓「箸…持ってきてませんよ?」
との反則技。ならばとおもい、
稟「手、指で食うから!」
と最終奥義発動、だがその直後
ギュッ(手を後ろに縄で…)
楓「腕は縛らせていただきますね?」
退路封鎖 いや、封鎖なんて生優しいものではない。これはまさにー
楓「稟君…んー」
破壊!!
ムチュ クチュッ!ムチュッ!!
口移しだけに留まらず、ディープキスに移行する楓。
その舌は普段の性格からは読み取れないほど強烈で…
楓「稟君、稟くぅん」
ンッ…ふぁ…んっ…く…
と、結合部(上だからな!)から甘い声が漏れる。
(楓…どうして…)
恋人同士以外ではこんな事をするのは許されない、
だが今楓を拒むと彼女が傷ついてしまう。
結局されるがままの稟。
楓「りんッくぅん!好きです!好きッ!愛してますっ!」
その好意を嬉しく思うし、辛くも思う。
(俺が…本当に好きなのは…)
稟の脳裏亜沙の笑顔が浮か…
ばせようとしたが…?
333名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 14:02:38 ID:7DxHREpc
>>331
スマンヌ どこかの会社の携帯機から書いてるから
まとめられんのよ。
まぁそんなら書くなって話かorz
334「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 14:47:21 ID:7DxHREpc
まぁとりあえず最後までかけたらなぁーて気持ちで。

亜沙をイメージ→何かがブロック
     ↓
 現実に引き戻される
の繰り返しを受けていた稟。
当然、その何かは楓だろう。しかし
(暗くて…前が…うわ何か柔らかい…あったけぇ…)
はいもう分かりますね、正解は
楓「稟くぅん…食後は…お顔を…洗わないと…」
二番の楓ちゃんの生乳でしたー!
正解者に拍手!正解者に拍手!
顔から楓の形のよい胸に飛び込む形になっている稟、
それを拭き取るかのように胸で挟み込み動かす楓、
楓「稟ッくぅん…!私…だけを見てっ!」
何か楓が意味深な発言をしたような気がしたが、
余りに気持ち良すぎるため、もうどうでも良くなってき…
亜沙「り、稟ちゃん!?」
楓「先輩、こんにちは」
稟「どうも…って!亜沙せブガッ!」
顔に弁当箱を投げつけられた稟
お顔が…やばいです…
俺の青春も…やばいです…
亜沙「もはや何も言う必要はないみたいだね…」
(わぁ〜い、怒ってらっしゃる♪)
亜沙「さ よ う な ら」
スタスタ
(さようならて何だろー?
 あれれ?涙が止まらない?おかしいな?)
本日何度目になるか分からない稟の錯乱そして
また稟の口は塞がれム
335「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 15:11:22 ID:7DxHREpc
[放課後]
(舌が…いてぇ…)
昼休みの一件で舌がクタクタになっていた。
何とか話せるまでには回復したが…このままだと舌がちぎれる。
(その前に楓との関係に終止符を打たねば)
そのためには先ず
(昼に亜沙先輩がどうこう言ってたな、
 仲直りついでにいってみるか)
しかしそれには問題があった。
幸い今楓はトイレに行っている、しかし、
今先輩の教室に行こうとすれば、高確率で楓と鉢合わせ…
(どうするよ…)
このままだと亜沙に会いに行けない→終止符打てない→吸い取られる
まさに絶体絶命…とその時
(みつけたぞ!土見稟!)
稟「誰だ!」
どこからか声が
(ふふふ!壁に耳あり!障子に目あり!)
(天井に!)転送魔法方程式が現れる。
そこから…
団員「KKK参上!我々は隠密部所属」
稟「なぁ、これどこにつながってんだ?」
ふとした疑問から訪ねる稟
自己紹介を中断され不機嫌になりながらも答える団員
団員A「三年廊下だよ、だからなんだ?」
(三年?てことは…)
考えるが早いか、稟は団員を踏み台にして
稟「今だけは感謝するぞ!」
転送空間に飛び込んだ。
団員「我々は隠密部所属…マックスター小隊…」
彼らの声は虚しく響き(ry
336「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 15:28:46 ID:7DxHREpc
[三年廊下]
(転送魔法って…気持ち悪いな…)
妙な浮遊間に稟は吐き気を催していた。
(まぁいいや、これで先輩に)
顔をあげ、立ち上がろうとし
(ん?ピンクに縞々?)
亜沙「稟…ちゃん…!」
聞き慣れた声
屈み→女の子→縞々=パンティー
(あぁ成るほど、ここは亜沙先輩の真下ー)
亜沙「バカァーッ!」
ゴキィッ バキィ!
稟「ぐはっ!ゴフッ!ま、待って下さい!先輩!」
だが亜沙は攻撃の手を止めない
亜沙「バカ!バカ!バカァッ!」
威力がだんだん↑してきますぞー!(桃鉄風)
稟「違うんです!先輩!」
少しディレイが出たので、言い訳をする稟
亜沙「な、何が違うっていうの!?」
かなり興奮気味だ。
なんとか宥めようとする稟。いま本題にはいらないと後がなさそうだ。
稟「先輩に…聞きたいことが…ありまして…」
亜沙「何よ…改まって…」
稟のただならぬ雰囲気に気押される亜沙
稟「とりあえず…教室へ…」
337「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 15:44:42 ID:7DxHREpc
[教室]
亜沙「話って何?」
まじめモードの亜沙が訪ねる。
稟「楓の事です」
亜沙「やっぱりね…」
完全に先読みしていたという感じでの応答。
だが気にせず稟は続ける。
稟「どうしてあんなに甘えるのかと」
亜沙「それは稟ちゃんが一番わかってるんじゃないかな?」
(亜沙先輩も…同じか)
楓とおなじ対応に、すこし落ち込む稟。自分の鈍さに。
稟「それが分からないんです、楓に聞いても、先輩に聞けと」
亜沙「そっか…やっぱり稟ちゃんは鈍いね」
稟「自分でも情けないですよ」
目線を伏せる稟
亜沙「まぁ、何れ楓には直接会わないといけないと思ってたけどね。」
稟「はい?」
稟の思考回路が絡まる
亜沙「まぁいいよ、教えてあげる」
稟「ほ、本当ですか!?」
亜沙「ただし、そのあとどうするかは教えてあげられないよ」
稟「??」
思考回路更に混濁
亜沙「楓はね…ヤキモチをやいてるの」
稟「…」
思考回路爆発寸前
亜沙「最近、稟ちゃん私とよく遊ぶでしょ?」
稟「え」
亜沙「だから稟ちゃんをとられたくない一心で稟ちゃんにあまえてるんだと思う」
それを聞いて落ち込む稟、
(だけど…このままじゃ!)
稟は何かを決意した
338「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 16:02:44 ID:7DxHREpc
[教室]
稟「先輩、俺、楓に俺の気持ちを伝えてきます」
稟の目は前を向いていた。
亜沙「その前に…私にも伝えてよ…」
つまらなさそうな声で言う。
稟「そ、そうでしたね…先輩…」
亜沙と稟が初めてであった時と同じ赤灼け空の中…
稟「好きです」
それに対して、亜沙は口づけで返した。
ふれあうだけの、可愛らしい口づけー
亜沙「今日、稟ちゃんの家に泊まっていい?」
稟「え!?いや、その、俺は居候の身なので…!」
突然の発言に戸惑う稟、だが亜沙は
亜沙「大丈夫、楓は稟ちゃんの言うとおりにすると思うから」
と微笑みながら言った。
稟「なら…是非家に…」
そういってもう一度口づけをー
ガララ
楓「稟君、探しましたよ?」
教室の扉が開かれた。
キスしてる時に…
三人硬直…かと思われたが、楓だけは動き、稟の側により…
チュッ!チュッ!チュッ!
と頬に三発…
それにより亜沙再起動→楓を睨みつける
それを笑顔で返す楓
硬直する稟
亜沙「楓」
楓「はい?」
二人とも笑顔なのだが…どこかまがまがしい
亜沙「今日楓の家に泊まっていい?」
楓「望むところです」
そのやりとりに稟は
(な、何を望む?Who am I?)
と、錯乱していた。
339「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 16:19:59 ID:7DxHREpc
やべぇ長すぎだ…
[芙蓉家]
いきなり亜沙vs楓が始まった
第一ラウンド 夕飯準備
台所に向かう…亜沙、楓は洗面所に向かった。なぜ?
さっそく準備に取りかかる、とここで楓登場
楓「稟君…どうですか…?」
稟「な、楓…その格好は…!」
お察しの通り、楓は裸エプロンでやって参りました。
楓「稟君?どうですか?」
また訪ねる、今度は一回転
(し、尻が…!)
楓の白桃が…見えた!
(さっきは混乱していたから分からなかったが…り、理性が飛びそうだ)
ギリギリ限界をさまよう稟
とここで亜沙登場
亜沙「稟ちゃん、この金ぴらごぼう どうかな?」
試食をさせにきた。
稟「お、美味しそうですね。それじゃ頂まム!」
ンチュ!クチュ!ぷはぁー
亜沙「どうだった?」
はい、口移し来ました。さらに
稟「すごく…美味しいです」
こう答えてしまったため、二人にターボがかかる。
作る 移す 作る 移す
夕飯は完全に二人の口移しと顔拭きで一色だった。

リム放置で…
340「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 16:33:30 ID:7DxHREpc
次、風呂!
言わなくても分かるな!洗いっこだ!
亜沙「稟ちゃん…気持ちいい?」
石鹸をつけた胸で、稟の背中を這う亜沙。
楓「稟君…気持ち良いですか?」
大切な毛に石鹸を付け、いろんなところをすりまくる楓、
それに甘んじる稟、
(やばい、息子が…)
いつもより余計めに起っていた、
それをみた二人は…手コキ出した。
亜沙「稟ちゃーん♪」
楓「稟…君…」
(あ、洗ってない!ぎ、逆に汚れアウッ!)
内心突っ込みながら快楽に溺れる稟
極めつけは
亜沙「稟ちゃん!稟ちぁゃん!」
(亜沙先輩!パイズリは関係ないでしょう!)
楓「ん…りんくぅん…むぷ…りんくぅぅぅん…チュポン」
(か、楓!フェラはもっと違う!)
さっき以上の快楽に沈められ、軽く三発発射したそうですな。

ようやく夜だ
341「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 16:53:42 ID:7DxHREpc
最終ラウンド 添い寝
楓はノーパンノーブラ
亜沙はパジャマが無いので稟のYシャツで裸Yシャツ
亜沙「稟ちゃん、良い子良い子♪」
稟の頭を撫でる亜沙
(寝れませんよ…先輩)
楓「稟君♪」チュッ「大好き♪」
今日の腕組と同じ体勢でキスをしてくる楓
(なおさら寝れるか!)
つっこみを入れまくる稟、だが口には出さない。
どうなるかわからんからな。
もうこの体勢のまま貫徹するしかなさそうだ。
(明日…大丈夫かなぁ?)
そんな心配をよそに、亜沙と楓はヒートアップする
二人とも全裸になり、稟の手を秘所にもっていき…
亜沙「アッ…ん…ふぁ…」
楓「んくっ…んあぁ…はぁん…」
稟「ちょ、ちょっと!二人とも!やりすぎ!」
さすがに意義を唱える稟。
だが、
亜沙「何が」
楓「おかしいの?」
二人ともキョトンとしている。
続けて
亜沙「男の子と女の子が同じ布団で寝てるんだよ?」
亜沙&楓『添い寝で終われるわけないよ!』
稟は戦慄した。
(そう…きたか…)
夜は終わりそうにない。
342「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 17:12:52 ID:7DxHREpc
二人は先ず稟の衣類をはがした。
そして稟の男根をむさぼり、口をむさぼり、体十にキスの嵐を注ぎ、
快感を与えていく。
稟「くっ!あぁっ!くぁっっっ!」
声にならない声であえぐ稟。
臨界点を超え、亜沙の口の中に射精する。
ビュクッ!ビュクッ!
亜沙「ーー苦いね、稟ちゃんの」
稟「そ、そんなこと…」
感想を伝えられ、赤面する稟、
だが休む間もなく楓に下をなめ回される
楓「んん…チュパッ…むん…クチュ…むはぁ」
稟「アッー!あぁ…くぁっ」
またもや限界突破し楓の口内に発射!
楓「以外と…早いんですね」
全て飲み終わった楓が嬉しそうに言う。
(そんな笑顔で言われても…)
稟の理性は辛うじて残っていたが、もう話す気力は無いようだ。
亜沙「それじゃ」
楓「はい」
何の合図かしらないが、亜沙稟の胸元に馬乗りになり、
楓は稟の手を握りだした。
亜沙&楓『やさしく…ね?』
343「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 17:52:36 ID:7DxHREpc
亜沙は稟の右手をとり、自分の胸に誘う。
ほどよく膨らんだ亜沙の胸は稟の手には収まりきらず、
稟の手の中で窮屈そうに暴れ回る。
亜沙「り、稟…ちゃん…じっ、自分で…」
いくら稟の手とはいえど、自慰行為に殆ど変わり無いため、
亜沙はさらに稟を求めた。
稟「ぇぇ…」
恐らく無意識のうちだろう、弱々しい声で答えると、
亜沙の胸を揉みしだき始めた。
まだ固さを残した胸をいたわるようにゆっくりと揉んでいく。
亜沙「ん…ふぅぁ…りんちゃん…稟ちゃん!」
感じているのだろう、密着した稟の胸元に愛液を垂れ流す。
今度は乳首を摘み、優しくしごきあげる。
亜沙「あっ!んあぁ…ふぁぁ…」
さっきよりも感じているのだろう、稟の顔めがけて愛液が洪水のように流れ出す。
亜沙「稟ちゃん!好き!大好き!」
そういいながら、稟の口に勢いよく吸い付き、
前歯、歯茎、舌、舌の裏と嘗め回していく
344「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 18:08:21 ID:7DxHREpc
[楓の所]
稟の左手をとり、自分の秘所にあてる。
今まで感じたことのない強い刺激に戸惑うが、慣れてくると
小指を中に入れる位の動作はした。
最初はそれで我慢していた。
稟は亜沙が好きだ。そんなことはわかっている。
だから自ら動かせとは頼めない。だが、
どんなに愛液を流してもどんなに喘いでも満たされない気持ちがあった。
(稟君…)
楓は泣いた。気づかれないように。
隣で亜沙が喘いでいる、稟が自らの手で喘がせている。
それを見ているとさらに悲しくなってくる、
そしてそんな自分を心底浅ましく思う。
だがあふれる気持ちはもう止めようがなかった。
楓「…ィャ…」
稟「ぇ?」
稟が小さな声を聞き取った、さらに楓は暴発する。
楓「ぃゃ…やだ…いや!稟君!自分からして!稟君
  触って!もっと!感じさせてぇ!」
稟「…楓」
あの日以来、楓はずっと丁寧語で話してきた。
稟に負い目を感じて以来…
だがその楓が原点回帰している。それほど切実な願いなのであろう、
それに答えないわけにはいかない。
稟「楓…」
泣きじゃくる楓に優しく声をかける。
稟「優しく…するから」
345「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 18:39:47 ID:7DxHREpc
そういうと、稟は楓を抱き寄せ、胸を優しく揉みしだき始めた。
楓「稟くぅん…あっ…大好き…」
嬉しそうに目を細めながら、稟の耳元で喘ぐ楓。
亜沙には劣るが、形のよい楓の胸を揉みほぐす。
肌が稟の指に吸い付くように動き、
なかなか離してくれないような錯覚を稟に与える。
楓「んぁ、稟くぅん…稟くぅん!」
激しさをます楓のあえぎ声、
完全に理性が吹き飛んだ稟は、勃起した乳首をつまみあげ、
しごき、転がし、口でしゃぶりついた。
亜沙「稟ちゃぁ〜ん!私にもぉ〜!」
今まで黙ってみていた亜沙だが、自分にまだされていない行動に興味を持ち、
ヤキモチをやきだした。
稟「せ、先輩、まだ楓が」
亜沙「やってよぉ〜!」
甘え声を出す亜沙、
稟「仕方ありませんね…」
さすがに耐えられなくなり、亜沙、楓の肩を並べ、交互にしゃぶり出した。
亜沙「稟ちゃん!あっ!いぃ!好き!大好き!」
楓「あぅ!ん!稟くぅん!もっと!」
稟「二人とも…」
346「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 18:57:50 ID:7DxHREpc
今度は稟が二人にキスの嵐を浴びせる。
首筋、背中、腹、胸、そしてクリトリス。
止まないキスの雨に二人共喘ぎ続けた。
続けざまに稟は二人を寝かし、秘所に手を当てる。
言うまでもなく濡れていた。
てかベッドはすでに海と化していた。
花弁をなぞり
亜沙「ン!」
楓「あっ!」
うるさいな、いま実況してんだよ。
稟は花弁をなぞり反応を確かめると、中指を中に入れてみる。
亜沙「んぁ!り、稟ちゃん!?」
楓「も、もぅ…ィッチャぃそぅ…」
まぁまだイカすまいと、指をゆっくり抜いたり射したり。
1…2…3…し
亜沙「アァァァッ!」
楓「ンァァっ!」
四往復目の途中、足ピンと伸ばし体を硬直させ大量の愛液を…
稟「早!」
余りの早さに突っ込む稟
亜沙「ま…まぇぉきがぁ…長いよぉ…」
楓「り、りんくんの…ぇっちぃ…」
二人とも肩で息をしている。相当疲れているように見えるので、今日はもう寝かす事に。
稟「おやすみ、二人とも」
347「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 19:06:47 ID:7DxHREpc
亜沙「…てなんでよぉ!」
いきなり亜沙が起きあがる。
楓「ひどいよ!稟君!」
楓も起きあがる。
それに対しあくまで冷静に
稟「二人とも、つかれてるなら寝た方がi」
亜沙&楓『最後までして!』
途中で遮られる。
だがまた冷静に
稟「ゴム無いしs」
亜沙&楓『無くてもいい!』
稟「でも妊娠g」
亜沙「あ〜もう分からず屋!楓!」
楓「はい!」
というと同時に稟の上半身を縄で縛る。
稟「ちょ!ま!」
これはマズイと抵抗を試みるものの
楓「稟君のせいだよ?」
と返された。
呆然とする稟をよそに、亜沙の格納は始まっていた。
348「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 19:24:31 ID:7DxHREpc
亜沙「はぁっ!稟っ…ちゃんっ!」
亜沙の顔が苦痛と快楽で歪む。
想像以上の締め付けに、やり場のない快感をえるが、
腕が縛られているため動けない。
戸惑っていると楓が濃厚なキスをしはじめた。
亜沙「ぃっ!イタッ!稟ちゃん!稟ちゃん!」
亜沙の目には涙が浮かんでいた。止めるよう警告したかったが、
楓の舌がそれを阻止した。
奥へ行くに連れ締め付けが強くなる亜沙の中、
亜沙の顔が少し緩んだ。恐らく最奥に達したのであろう。
亜沙「くぅ…稟ちゃん…稟ちゃん…」
稟の上で亜沙が腰を振り始めた。どうしようもない快感が稟を襲うが、
稟には楓の舌をむさぼる事以外できなかった。
亜沙「稟ちゃん!稟ちゃん!稟ちゃん!」
ますます激しくなる腰の振りを、稟は黙って受け止めた。
そして、
亜沙「あぁぁぁぁっ!」
亜沙がイッた…先に…
亜沙「ごめんね…稟ちゃん…ごめんね…」
事実を認識した亜沙は凛とつながりながら泣き崩れた。
349「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 19:34:37 ID:7DxHREpc
稟は楓に縄を解くよう頼んだ。案外あっさり承諾した。
そして泣いている亜沙を押し倒し…
亜沙「ぅっえ?稟ちゃん?」
驚きを隠せないようだ。
稟「俺が…まだですよ」
そういいながらひたすらストロークを繰り返す。
亜沙「あっ!稟ちゃん!?ぇぅ?あっ!?」
驚愕と快感で痛みを忘れているようだ。
(今なら!)
と思い振りを強める!
亜沙「稟ちゃん!稟ちゃん!イくぅ!イッちゃうぅぅぅ!」
予想通りさっきより早めにいってくれそうだ。
一気に振りの強さをあげる。
稟「先輩…先輩!先輩!」
亜沙「稟ちゃん!稟ちゃん!もぅ!だめぇぇぇぇ!」
ビュクッ!ビュクッ!
同時…とまではいかないが、ほぼ同時にイク事ができた。
そして亜沙は満足そうにその場に崩れた。
350「黒」払拭委員会:2006/12/31(日) 20:11:32 ID:7DxHREpc
稟「さて…」
稟は楓の方を見やる。
すでに股を開き準備していた。
楓「優しく…してね」

楓「あっ!くぁっ!あぁっ!」
楓は痛がっていた、ひたすら。イクそぶりなど一切見せない。
(締め付けはいいのに…!このままでは俺が先に!)
不純な心配だが、これはちょっとまずい。
楓は我慢の出来ないほうだから、てっきり早漏かと思っていたが…
稟「誤算だった…」
どう動かしてもイク気配の無い楓、そして稟に限界が。
稟「ちくしょぉぉぉ!」
叫びつつ外に出す!
楓「り、稟君!?ちゃんと中にだして!」
稟「そういわれてもよぉ!」
焦り戸惑う稟。そんな彼を更なる悲劇が。
楓「一緒にイクまで寝かさないよぉ!」
稟「…!」
稟は絶望しかけた。そして止めに再起動した亜沙が
亜沙「私にも…同じ回数…してね?」
稟は…絶望した。

翌朝 午前6:00
稟のベッドには満足そうな亜沙と楓、そして
愛液と血に浸されながら、ゲッソリとした稟が横たわっていた…
351「黒」払拭委員会(最終話):2006/12/31(日) 20:28:41 ID:7DxHREpc
(違う…何かが違う)
登校中、稟はものすごい違和感を感じていた。
朝食中…は腰の痛みで何も覚えていない。
んでも何かが違う…一体なn
亜沙「稟ちゃん♪」
楓「稟君♪」
両隣から甘い声が聞こえる。
隣なんてもんじゃない、近い、てか…
稟「これだよ!違和感!」
いきなり道ばたで叫ぶ稟。周りから白い目でみられておりますぞー!(桃鉄風)
今稟の腕は二人の胸と前とは違う大切な物に当たっている。
(誤算だった…)
亜沙とやることにより楓との関係が元に戻るかと思っていたが、
結局戻るはずもなく、きのうよりもっと甘えるようになった。
他人の面会遮絶もひどくなった。
周りから白い目でみられている。シアやネリネやリムからも…
?「まてぃ!」
(はぁ…どうしよう)
KKK団員「土見稟!昨日はよくも…」
(ホントに参ったなぁ…)
KKK団員「我々は隠密部所属…マックスター小隊…」
無視されて愕然としている団員を後に、
呆然としながら稟はいつもの道を三人で歩いていく…
352名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 20:33:25 ID:7DxHREpc
あはっ!アハハハハ!書きすぎたー!
えー長すぎました。
長すぎて上にあったSS師の良策を
完全に流してしまいました。
しかもとちゅうグダグダに…!やっぱどっかで編集しないとだめか…
正直…エロネタムズイっす。
もう書きません…
このスレの住人の皆様
本当に申し訳ございませんでした!
353名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 21:29:25 ID:2g3mCbib
素人作の稟×シア&キキョウでも需要はあるでしょうか?
あるなら投下できますが。
354名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 21:38:49 ID:vHU5PuR6
>>352
ノリノリだな!勢いをとなかく重視した書きっぷりに乙!だ

>>353
ここにいるのは熱いシャッフル愛をたぎらせた素人のみなんだぜ?
355353:2006/12/31(日) 23:31:13 ID:2g3mCbib
とりあえず、需要はあるようなので駄文かもしれませんが投下しますね。
あと、えちぃシーンはありませんのであらかじめご了承ください。
356名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:32:04 ID:2g3mCbib
「それじゃあ、今日の放課後は光陽祭の出し物を決めるぞ。早く決まればその分早く帰れるから、各自で考えておくように。」
秋だなぁ、と実感するようになったころのある朝のホームルームでの紅女史の一言は、光陽祭が近づいてきていることを告げていた。

「それじゃあ、今年の光陽祭は何をするか。」
そんなわけで、いつものごとく屋上で昼飯を食べていた俺たちの話題は自然と今年の光陽祭の出し物となっていた。
「でも、こういうのって何をすればいいの?」
こういった文化祭は初めてのシア、キキョウ、ネリネはやはり考えが浮かばないらしい。
「とりあえず、喫茶店とお化け屋敷派はお約束なのですよ。」
「まあ、あとは少数派ながら占いもあるね。」
こういったお祭り騒ぎに目が無い麻弓はこの何かと騒がしいメンバーの中でも特に楽しそうにしている。
「それでは、去年の稟さまのクラスも喫茶店だったのですか。」
「でも、樹と麻弓がいてそれは無いとあたしは思うけどな〜。」
生真面目なネリネは、去年俺たちが普通のことをしたと思ったらしい。しかし、麻弓と相通じるものがあるのか、キキョウは逆にネリネの予想を否定した。まあ、正にその通りなのだが。
「去年は、コスプレ衣装のレンタルをしたんですよ。」
「コ、コスプレ衣装のレンタルですか。」
「大方、樹のアイディアでしょ。」
「もちろんさ。文化祭という非日常的空間だからこそ、開放的になる美少女にコスプレをしてもらう!いや〜、去年のアレは大当たりだったね。」
「でも緑葉くんのことだからなんでもありだったんでしょ。」
「いえ〜、さすがに担任が紅女史だったので露出が多いのは出来なかったのですよ。」
「それでも樹のアイディアだとばれたら即禁止だろうからあらかじめクラス内で根回しはしたけどな。」
それを聞いていた3人は少し乾いた笑いを浮かべていた。とはいえそういった俺自身、楓と桜をカメラ小僧から守るので忙しかった去年のことを思い出していた。
「とはいえ、これだけ綺麗どころがそろっていたら喫茶店でも十分人はあつまるのですよ。」
「ん〜、でもそれじゃああまり面白くないよね。」
357名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:33:02 ID:2g3mCbib
たしかに、この顔ぶれなら喫茶店でも話題になるだろうが、シアの言うとおりただの喫茶店ではではつまらない気もする。
そんなふうに、俺たちが考えあぐねていると
「それならコスプレ喫茶なんてどうだい。」
と、樹が提案した。
「あ〜、それいいかも。私それがいいな〜。」
「それも面白そうなのですよ。」
「あたしもさんせ〜い。」
「で、でもそれは少し恥ずかしい気がするのですが…。」
「大丈夫ですよ。それほど奇抜な服ばかりじゃありませんから。それに、私も去年すぐなれちゃいましたよ。」
「そうなのですか稟さま。」
「まあ、確かに最初は恥ずかしいかもしれないけど、皆すぐ慣れてたからそんなに不安にならなくても平気だぞ。」
「そ、それならいいかもしれませんね…。」
最初はコスプレに不安そうだったネリネも、俺や楓が去年の体験を話すと、やる気を出してくれたみたいだった。
「それならその方針で俺様と麻弓で根回ししてOKかな?」
そして、この場にいる全員が賛成ということを樹が確認すると全員が頷いた。
「頼んだぞ樹。」
「任せなよ稟。それじゃあ俺様と麻弓は一足先に失礼させてもらうよ。麻弓、男子の方は任せたよ。」
「任されたのですよ。それじゃあ、お先に〜。」
そう言うと樹と麻弓は早速根回しへと向かった。2人はいつもの悪巧みをする時の笑顔をしており、それを見ていたシア達も乾いた笑いを浮かべたまま2人を見ていた。
そして根回しはすぐに終わったのか、俺たちが教室に戻ると2人は手を突き出して親指を立ててきた。
無論、放課後にはこうなることを予測していた紅女史がため息をつくなかものの数分でコスプレ喫茶に決まり、衣装は麻弓や樹といった顔の利く有志が調達することも決定した。
358名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:33:54 ID:2g3mCbib
「いや〜、こうなるともう当日が楽しみよね。」
「なんせ、今年は俺様に稟、楓ちゃんに加えてシアちゃん、キキョウちゃん、リンちゃんもいるからね。もう入れ食い状態さ。」
「ちょっと緑葉くん、なんで私が含まれてないのよ。」
「いやね、麻弓の場合胸があっ。」
「ふふふ〜、後でじっくり聞いてあげるからね。」
そう言って麻弓は樹を縛りだした…、って、何処から出したんだそれ。
「それにしてもコスプレって楽しそうだよねぇ。実は、私一度やってみたかったんだ。」
「さすがに普段からするには少し気が引けるもんね。」
「そういえば、稟さまはどんな衣装は着たのですか?」
「あ〜、それ私も気になるな。」
「ねえ稟、その写真ある?」
そういわれても俺は積極的に写真に写ることは無かったから、正直あるか無いかはよくわからなかった。
「え〜、期待を裏切るようですまないんだが、たぶん無いと思う。」
「そうなのですか…。」
余程期待していたのか、3人は残念そうにしている。
「そんなことありませんよ。稟くんの写真ならちゃんとありますよ。」
「えっ、ホント?」
「本当なの楓?」
「楓さん、そうなのですか?」
落ち込んでいた3人は予想外の楓の一言に驚いたようだった。
「あれ、でも楓そんな写真持っていたか?」
「はい。麻弓ちゃんから貰った稟くんの写真集にちゃんと入ってますよ。」
「俺の写真集って、…アレかー!」
正直あの日は楽しかったのだが、最後のアレだけはあまり思い出したくなかったのですっかり忘れていた。むしろ忘れていたかった。
とはいえそんな俺の願いは、
「ねえねえカエちゃん、それ私にも見せて見せて。」
「あたしも見たい〜。」
「わ、私も…。」
この3人の前ではかなうはずも無かった。
「いいですけど、私買い物に行かなきゃいけないので今日はちょっと…。」
「それなら、今度の休日に衣装合わせ兼土見くん写真鑑賞会なんてどうかしら。」
そんな麻弓の意見が却下されることなどありえるはずもなく、俺は半年前の悪夢の再来を覚悟した。
その後、楓の買い物に荷物持ちを申し出たのだが、
「稟くんは先に帰っていてください。」
と、いつものごとく却下された。
359名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:35:41 ID:2g3mCbib
そして日曜日。朝から芙蓉家にやってきた女性陣はリビングで
「これが土見くんのコスプレした姿なのですよ。」
「稟さま、たくましいです…。」
「きゃー、稟くんかっこいいー。」
「これはかっこいいというより、ワイルドってかんじよね。」
「…稟ばっかり…。」
と、その内容を知り尽くしている楓と麻弓の解説のもとシア達は俺の写真集に見入っている。
ちなみに、俺は自分の写真を一緒に見るのが恥ずかしかったので、新聞を読みつつ時間を潰していた。
それから数十分後、全部見終えたのか楓が写真集を自分の部屋へ置きに行った。
「さて、土見くん写真集の鑑賞も終わったので本日のメインイベントに移るのですよ。」
そういうと、麻弓は持参した袋の中から見慣れない服を取り出し、シア達に渡していく。
「ねえ麻弓ちゃん、この服って…。」
「あたしもあまり見たこと無いんだけど。」
「いえいえ、この顔ぶれだとありふれた衣装では役不足なのでこの麻弓=タイム、本日は最高の衣装を用意させていただいたのでまずは着てほしいのですよ。と、いうわけで土見くんは少し部屋の外で待っててもらえるかしら。」
「それとも稟はあたし達の着替え見たい?」
「さすがにそれはないぞ…。」
そういって廊下で待つこと数分、麻弓に入っていいと言われたので部屋に入るとシア達が着ていた衣装は俺が予想もしなかったものだった。
「どうです、土見くん。シアちゃん、キキョウちゃん、リンちゃん、楓のアイドルバージョンは?」
シア達が着ていたのは流通しているようなコスプレ衣装ではなく、今売り出し中の美少女アイドルの衣装そのものだった。
「あ、あの、どうかな稟くん。」
「へ、変じゃない?」
「どうでしょうか、稟さま。」
「り、稟くんどうですか。」
双子でメイドが売りのユニットの衣装を着たシアとキキョウが、歌唱力が売りの娘の衣装を着たネリネが、大和撫子系の娘の衣装を着た楓が少し恥ずかしそうに俺に聞いてきた。
「い、いや、正直似合いすぎてて似合ってるとしかいいようがない。」
俺がそういうと4人とも安心したのか、ほっとため息をついた。
「それにしても麻弓、この衣装どこから調達したんだ。」
「それは秘密なのですよ〜。あ、もちろん18着全部揃ってるわよ。」
そう言うと麻弓は他の衣装を次々と袋から出して並べ始めた。
おいおい、ほんとやばいことはしてないよな。
360名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:36:27 ID:2g3mCbib
「ねえ麻弓、18着あるならまだ他にもあるんだよね。」
「え、もちろんあるけどそのメイド服気に入らなかった?」
「そんなことはないけどできれば他のがいいの。」
「ごめんね、麻弓ちゃん。」
わざわざ選んでくれた麻弓に申し訳ないと思っているようだったが、2人にはそれ以上の何かがあるようだった。
「もちろんいいけど。…それじゃあ、これは?」
麻弓もそれが分かったのか、別の服を選び出した。
今度は18人の内、演歌が専門の2人の和服にミニスカという衣装だった。
いくら神王のおじさんの私服が着流しだからってそれは安直だろ、と思っていたが
「あ、これならいいっす。」
「あたしもこっちの方がいいな。」
2人とも思いのほか気に入ったらしい
「リンちゃんと楓はそれでいい?」
「あ、はい。私はこれでかまいませんが。」
「私もこれでいいですよ。」
ネリネと楓はこれでいいとのことなので、4人の衣装はひとまず決定した。
それにしてもシアとキキョウはどうして他のがいいって言ったんだ?

その日の夕食の後、
「なあ、楓。」
「なんですか稟くん。」
「シアとキキョウはなんで別の衣装に替えてほしかったんだろうな。」
「そう言われればそうですね。どうしたんでしょうか。」
思い切って楓に聞いてみたが、どうやら楓にもその理由は分からないらしい。
「プリムラは分かるか?」
「…分からない…。」
「そっか、ならいいよ。ありがとな、プリムラ」
そういって頭を撫でてやるとプリムラは「んっ。」と言って少しくすぐったそうだった。
それにしてもメイド服か、…正直似合ってたよなぁ。
361名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:37:45 ID:2g3mCbib
その後もメニュー決めや仕事の分担も順調に進み、無事光陽祭当日となった。
「というわけで皆、準備は終わったかしら?」
今は朝の最終準備中であとは着替えるだけ、となったが麻弓と樹だけはいつの間にか着替えを終えていた。
そんな麻弓と樹の衣装は、麻弓は去年紅女史が着ていたもの、樹は白の学生服のような衣装を着ていた。
「皆お待たせ〜。」
そんな中、先に着替えを終えたシア達が教室へとはいってきた。
シア達の衣装を見たクラスメイトは全員時間が止まったようにしている。
「とっておきは最後までとっておく物なのですよ。」という麻弓の意向により、シア達の衣装は樹を含む他のクラスメイトには今日まで秘密にされていたからだ。
このことをあらかじめ知っていた俺にとっても、それはやはり眩しすぎる光景だった。
「俺様と結婚してください。」
「ごめん、あたし達稟一筋だから。」
いち早く復活した樹が早速口説きにかかったが、キキョウの容赦ない一言であっさり撃沈された。
「ところで麻弓、後どのくらいでお客さん来るの?」
「あと、10分もしたら一般の人も入場可能になるから、そうしたら忙しくなるのですよ。」
「う〜ん、早く始まらないかな〜。」
「で、ですがやはりすこし恥ずかしいです…。」
もともと積極的なシアやキキョウはもう楽しむ気満々だが、少々内気なネリネとしてはまだ恥ずかしいらしい。
「そういえばネリネ、魔王のおじさんはちゃんとプリムラを連れてきてくれるのか。」
「あ、はい。昨日の検査結果もよかったとのことなので、ちゃんとリムちゃんも来れますよ。」
「それなら安心だな。」
というのも、プリムラは3日前から定期健診で魔界に帰っているので、魔王のおじさんが今日迎えに行き、そのまま光陽祭に連れて来てもらうことになっている。
「それにしても、稟くんの服もかっこいいっす…。」
「う〜ん、悪い虫が寄ってきそう。」
ちなみに、シアとキキョウが評した俺の衣装は燕尾服に白いスカーフという、いわゆる執事が着ているような服だった。
何でも麻弓のイチ押しらしい。
『え〜、それでは時間になりましたので……。』
そんな話をしていると光陽祭の開始を告げる放送が入ってきた。
「それじゃあ皆、準備はいい?」
『おー!』
麻弓の掛け声に対するクラス全員の返答が放送の終わりに重なり、校舎にも大勢の人が入ってきた。
するとまもなく廊下が騒がしくなり、他のクラスの掛け声も聞こえてきた。
「それじゃあ麻弓、先頭は任せるよ。」
「お任せなのですよ。」
どうやら大の祭り好きの麻弓が先陣をきるらしく、入り口の前で待機している。
362名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:38:57 ID:2g3mCbib
「ねえねえカエちゃん。」
「シアちゃん、どうかしましたか?」
「確か今日は楓のお父さんも来るんだよね。楓のお父さんてどんな人なの?」
「そう言われてみれば、私達は楓さんのお父さまにはお会いしたことがありませんね。」
実はシア達の衣装を決めた夜、おじさんから電話があったので光陽祭のことを話すと、出張中にもかかわらず有給を使ってでも帰ってくると言い出し、昨日本当に帰ってきてしまったのだ。
『はっはっはっ、去年のことがあるから今年は無理やり有給をとってきたぞ。』
そういって笑うおじさんの手には最近出たばかりの一眼レフカメラが握られていた。
去年のことがよほど悔しかったらしい。
「そうですね、なんて説明すればいいんでしょうか…。」
なんせあのおじさんだ、唐突に聞かれたこともあって楓も即答はしにくそうだ。
『ガラララッ』
「いらっしゃいませー、喫茶『Navel』にようこそー。」
と、そのタイミングで最初のお客さんがやってきたので俺達も入り口の方を向くと、
「待たせたな楓、稟くん。」
「お、お父さん?」
そこには、楓が今まさに説明しようとしていたおじさんが立っていた。
そしておじさんが教室に入ってくると、その後ろから
「いよう、シア、キキョウ。2人ともちゃんとやってるか。」
「調子はどうだい、ネリネちゃん。」
「稟、来た…。」
「お、お父さんやお母さん達も?」
「それに、お父様にお母様も一緒なのですか?」
神王のおじさんに魔王のおじさんとその奥さん達、それにプリムラも入ってきた。
「って、おじさん達どうして一緒に来てるんですか。」
「いや、それが早く来すぎてしまったらしくてね、校門の前で待っていたのだよ。そうしたらこちらの方達の話題に稟くんと楓がのぼったのでね、話しかけてみたらお隣さんだと言うし、気も合ったので一緒に来たのだよ。」
「そ、そうなんですか…。」
「え、え〜と、とりあえずお席にご案内しますのでこちらへ…。」
「と、その前に楓の写真を撮ってしまっていいかね?」
そういって、おじさんは写真を撮り始めたが、神王のおじさんと魔王のおじさんにも頼まれていたらしく、楓だけではなくシア達の写真も撮っていた。
もちろんそれですむはずも無く、最後には俺とのツ−ショットも撮っていた。
そして、ひとまず満足したらしく麻弓に席へと案内されていった。
「え〜と、答えるの遅くなっちゃいましたけど…。」
「あー、皆まで言わなくてもいいわよ楓。」
「ど、どんな方なのかよく分かりましたから。」
「まるで私のお父さんや魔王のおじさまみたいな人だったね…。」
そう言って俺達は乾いた笑いを浮かべていた。
とはいえその中で一番目だっていたのは、おそらくおじさんよりもセージさんの方だろう。
コスプレ喫茶に来て接客されるメイドさんの図、というのは先にも後にもこれだけだろう。
363名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:40:42 ID:2g3mCbib
その後は休む間もないほどの大盛況振りで、交代の時間になったころにはもうヘトヘトだった。
「まさかあんなにも盛況だとはな…。」
「つ、疲れたねー。」
「これがまだ続くと思うと、ゾッとするわね。」
ひとまず仕事から解放された俺、シア、キキョウの3人は行くあても無く廊下を歩いていた。
「ところでこの後はどうする。休憩時間は結構あるぞ。」
「う〜ん、お腹も空いたしまずは何か食べたいな。」
「あたしも〜。早く何か食べたいわ。」
「それじゃあ、屋台でも見て回るか?」
「さんせ〜い。」
「それじゃあ、さっそくレッツゴー。…そうだ、えいっ。」
すると突然キキョウが俺の左腕に抱きついてきた。
「って、キキョウ!?」
「えへへー、稟も手をつなぐよりこっちの方がいいでしょ。」
キキョウはそういうと俺の腕により強く抱きつき胸を押し付けてきた。
「あ〜、キキョウちゃんだけずるーい。それじゃあ私も、えいっ。」
そう言ってシアも抱きついてきた。
両腕に2人の柔らかいものが押し付けられて、俺としては嬉しくも非常に恥ずかしい状態だったのだが、2人の嬉しそうな顔を見ているとこのままでもいいかと思った。
とはいえ、そんなことをしてもらっていれば行きかう人の視線がとても痛かった。
364名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:41:21 ID:2g3mCbib
俺達は屋台が並んでいるグラウンドへとやってきたが、昼飯どきのピークは過ぎたらしく、ほとんど待つことも無くお好み焼きをはじめとする、屋台の様々なものを買うことができた。
「それじゃあどこで食べるか。」
「ねえ稟、あそこのベンチか空いてるよ。」
「あっ本当だ。ねえ稟くん、あそこで食べよ。」
「そうだな、他に無さそうだしあそこにするか。」
「それじゃあ稟くん、早く行こ。」
そのベンチは日当たりのいい場所にあったので、少し寒くなってきたこの時期にして思いのほか暖かく、休憩にはもってこいの場所で自然と食も進んだ。
「なあ、シア、キキョウ。」
「どうしたの稟くん。」
「まさか、変なものでも混じってた?」
「いや、そういうことじゃなくてな。」
せっかくの機会なので、俺はあの疑問を直接聞いてみることにした。
「この衣装のことなんだけど、2人ともどうしてあのメイド服はいやだったんだ?」
「え、えーと、それは…。」
「んふふー、知りたい?」
キキョウの問いに俺は正直に頷いた。
「それじゃあ、稟は光陽祭の翌日に何か予定ある。」
「いや、特に無いけど。」
一般にも開放される文化祭は大抵休日に重なりその翌日は休みとなるが、それはこのバーベナでも同じだった。
「それじゃあ、光陽祭の終わった次の日あたし達の家に来て。そうしたら教えてあげる。」
「それって、シア達の家じゃなきゃだめなのか?」
「う、うん。だめかな稟くん?」
「いや、それなら喜んでおじゃまさせてもらうよ。」
俺がそう言うと、2人はその回答がとても嬉しかったらしく笑顔で両手タッチをした。
「あ〜よかった。これで一安心ねシア。」
「うん、よかったねキキョウちゃん。」
う〜ん、悪いことじゃ無さそうだが2人は何かたくらんでいるみたいだが、一体何なんだ?
「さて、これで稟の疑問も解決したことだし早く残り食べちゃお。」
「あ、ああ。そうだな。」
「それじゃあ稟くん、はい、あ〜ん。」
「あーっ、シア抜け駆けは卑怯よ。はい稟、こっちもあ〜ん。」
「そ、それは嬉しいんだが2人同時はかんべんしてくれ。」
その後、シアとキキョウは終始嬉しそうでそれから俺が食べたものの内、9割以上は2人にあ〜んで食べさせてもらった物だった。
365名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:45:28 ID:2g3mCbib
その後、昼飯を食べ終えた俺達は他の校舎内を歩いていた。
無論、2人は俺の両腕に抱きついたままで、またもや行きかう人の視線が痛かった。
「それじゃあ2人はどこか行きたい所はあるか?」
「う〜ん、めぼしい所は結構回ったたしまだ何かあるかなぁ。」
「ねえねえ稟くん、あれはどう?」
そんな時、シアが何か面白そうな看板を指していた。
「手芸部のぬいぐるみ展か。」
「へぇ〜、結構面白そうね。」
「どう稟くん。面白そうでしょ。」
「そうだな。それじゃあここにするか。」
早速会場となっている教室に入るとそこには先客がいた。
「ん、あれは桜か?おーい、桜。」
俺がそう呼びかけると桜はこっちを向くと少し驚いた顔をしたが、すぐに俺たちの方へとやってきた。
「やっほー、久しぶりだね稟くん。元気だった?」
「それなりにな。そういう桜も元気そうだな。」
「私はこれがとりえだからね。…ところで稟くん、こちらは?」
桜はシアとキキョウを交互に見て「誰?」といった顔をしていたが、それはシアとキキョウも同じらしく桜と同じような顔をしていた。
「ああ、そういえば紹介がまだだったな。俺の右腕に抱きついているのがリシアンサスで、左腕に抱きついているのが妹のキキョウだ。まあ、2人ともいわゆる神界のお姫様なんだが、2人ともあまりお姫様扱いされたくないから、普通の友人感覚で話してやってくれ。」
ひとまず桜に2人を紹介した。
「それでシア、キキョウ、こっちは八重桜。俺と楓の幼馴染だ。」
「はじめまして、リシアンサスです。シアって呼んでね。」
「妹のキキョウでーす。」
「あ、はじめまして、八重桜です。え〜と、それじゃあシアちゃん、キキョウちゃんでいいの?」
「うん、いいよ。」
自己紹介も終わると3人は楽しそうに話し始めた。
とはいえ共通の話題と言うと俺くらいのものなので、話の内容は俺のことばかりだった。
「それにしても、あの噂って本当だったんだね。」
「…正直どんな噂かは予想がつくがどんな噂なんだ。」
「え、えーとね、『神界のプリンセスが、神にも悪魔にも凡人にもなれる男におとされた』っていう噂なんだけど…。」
その噂の3人が今まさに噂どおりの光景を目のあたりにして、桜は乾いた笑みを浮かべていた。
まあ、普通はこういう反応しめすよな。
「ところで、2人ともさっきからずっと桜の方を見てるけどどうしたんだ。」
「え、私何かついてる?」
「ううん、違うっす。」
「ついてるといえば、その通りなんだけど…。」
シアとキキョウにしては珍しく、力の無い声で答えたので2人の視線を追ってみると、…ああ、そうことか。
「うう、またしても負けたっす…。」
「どうして神様ってこんなに不公平なの…。」
「え、えーと稟くん、2人ともどうしちゃったの?」
「あー、あまり気にしないでくれ。麻弓ほどでないにしても2人とも気にしていることなんだ。」
「そ、そうなんだ…。」
麻弓のことを出しただけで、桜は俺が何を言おうとしたのか分かったらしい。
相変わらず鋭いなぁ、桜は。
「そういえば、楓にはもう会ったのか?」
「ううん、これから。このこ達を堪能してから行く予定。」
「そっか。それじゃあ、俺達はそろそろ休憩が終わる時間だから先に失礼させてもらうよ。」
「うん、また後でね。」
「ああ、それじゃあな。ほら、2人とも行くぞ。」
俺は落ち込んだ2人を連れて、教室へと戻った。
366名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:46:16 ID:2g3mCbib
その後は人づてに聞いた人も来始めてのか、午前以上に忙しく入店時間制限を設けるほどになった。
そのため、午後になってから来た亜沙先輩にいたっては
「もう、1時間も待たされるなんて思ってもみなかったわよ。まあ、ここには学園のトップクラスが男女で集まってるからしょうがないか。」
などといっていたが、あとでカレハ先輩に聞いたところによるとその中には俺も含まれていたらしい。
そして最後のミスコンでは、まあ予想していた通りシア、キキョウ、ネリネ、楓がそろって上位を独占した。
それだけですめばよかったのだが、そのインタビューで楓が去年と同じコメントをしたのをきっかけに、シア、キキョウ、ネリネも楓と同じようなコメントをしたので今年の光陽祭も去年と同じく鬼が俺1人の鬼ごっこになる、と思ったが、
「稟さまに危害を加える人は、私が許しません!」
「稟になにしてるのよー!」
という具合に、真っ先に俺に向かってきた集団がネリネとキキョウの魔法で吹き飛ばされたことで、鬼ごっこは未遂?に終わり今年の光陽祭は幕を閉じた。
367名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:47:03 ID:2g3mCbib
そしてその翌日、シアとキキョウに呼ばれていた俺は例のチャイムをならし、いつものように神王のおじさんが出ると思っていたら
「はーい、どなたですか?」
「あ、あのー土見ですが。」
「ああ、稟くんね。今開けるからちょっと待っててね。」
出たのは、珍しくシアとキキョウのお母さんの誰かがだった。
えーと、この声はリアさんだっけ?
「はい、稟くんどうぞー。」
そんな風に考えていると目の前の門が開いたので、まずはおじゃまさせてもらうことにした。
玄関に上がらせてもらうと、そこにいたのはやはりリアさんだった。
「いらっしゃい、稟くん。今日はせっかくの休日なのに、シアちゃんとキキョウちゃんが無理言っちゃってごめんなさいね。」
「いえ、俺も予定もありませんでしたから平気ですよ。ところでシアとキキョウは?」
「2人ならこっちで待ってるからついて来て。」
そう言ってリアさんが歩き出したので、俺はその後について行ったが妙に静かだった。
「あのー、今日は神王のおじさんはいないんですか?」
いつもなら真っ先に出てくるはずの神王のおじさんだが、今日は全く姿を見せないのでリアさんに聞いてみた。
「それがね、神ちゃんったら今日も稟くんと朝まで飲むぞー、なんて言ってたから今封印しているところなの。」
「そ、そうなんですか。」
「ええ、だから稟くんは心配しなくて大丈夫よ。」
368名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:48:42 ID:2g3mCbib
そんなことを言っているうちに、ある部屋の前でリアさんが立ち止まり声をかけた。
「シアちゃん、キキョウちゃん、稟くんが来たけど準備は出来た?」
「あっ、お母さん?うん、できたよ。」
「りーん、入ってもいいよー。」
「それじゃあ稟くん、ゆっくりしていってね。」
そう言い残してリアさんは1人戻って行った。
「稟くーん、早く早く。」
「早くしないと、鍵閉めちゃうよ。」
「あ、ああ。それじゃあ入らせてもらうよ。」
シアとキキョウに急かされるままに部屋に入ると、いつぞやのメイド服を着た2人がいた。
「稟くん、いらっしゃーい。」
「ほらほら、早く座って。」
そこには、この家には珍しい洋風のテーブルと椅子が置かれており、俺はキキョウに促されるがままにそこへと座らされた。
「2人ともそのメイド服はどうしたんだ?」
「えー、稟忘れちゃったの?」
「光陽祭の衣装決めの時に麻弓ちゃんが持ってきた服だよ。どう、似合ってる?」
「忘れてなんかいなぞ。それによく似合ってるぞ、うん。」
それはお世辞でも何でもなかった。
普段はこういったフリルやヒラヒラした服をあまり着ない2人だからだろうか、こうしていると新鮮なものがあった。
「いや、俺が聞きたいのはそのメイド服のことじゃなくて、2人がどうして着ているかなんだが。その服あまり気に入ってなかったみたいだから…。」
「え、そんなことないよ。」
「この服可愛いもんねー。」
「それじゃあ、なんであの時別の服にしたんだ?」
俺としてはごく普通の疑問を口にしたつもりだったが、2人にとってはそれが意外だったらしく、ポカーンとして俺の方を見ていた。
「もしかして稟くん…。」
「あたし達が違う服にした理由分からないの?」
「…恥ずかしながら…。」
その返事を聞いた瞬間、2人は盛大なため息をついた。
「稟が鈍いのは十分知っていたけど…。」
「さすがにこれはひどいっす…。」
369名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:50:14 ID:2g3mCbib
そういう2人にさっきまでの元気さはなく、シアにいたっては目に涙を溜めていた。
さすがに、俺に原因があるというのはわかっていたので、2人に声をかけようとすると、
「稟くん!」
「稟!」
「は、はい。」
「稟くんに1回だけチャンスをあげるをあげるね。」
「今からあたし達の出す質問に素直に答えること。いい?」
「わ、分かりました。」
俺は2人の鬼気迫る勢いに言われるがままにうなずいた。
「それじゃあいくよ。私とキキョウちゃんが今着ている服は?」
「メ、メイド服。」
「よろしい。次、あたし達が光陽祭でやったのは?」
「コスプレ喫茶。」
「喫茶店のウェイトレスさんといったら?」
「え、接客業って答えでいいのか。」
「それじゃあ、最後の質問よ。稟はメイドさんといったら、どんな職業だと思う?」
「それは…、あ。」
ここまで言われて、俺はシアとキキョウがどうしてあの時メイド服から別の服に変えたのか、その理由がやっと分かった。
「稟くん、答えは。」
俺が答えずにいると、さっき以上に涙を溜めたシアが聞いてきた。
「ごめんなさい、2人が言いたいことはよく分かりました。」
「それじゃあ、説明して。」
キキョウも目に涙を溜めながら、俺にその答えを言うよう求めたきた。
「え〜と、メイドは誰か特定の1人に奉仕する人だから、シアとキキョウはメイド服を着て俺以外の誰かの接客をしたくなかった、ってことでいいのか?」
「その通りっす!」
「なんでそれをもっと早く分かってくれなかったのよー!」
俺が答えると、2人はそう言って泣きながら俺の胸を叩きだした。
「その…、2人ともごめんな。俺、2人がそこまで考えてたなんて全然分からなくて。」
俺は2人に素直に謝った。
今回のことは、明らかに俺がシアとキキョウがどんな気持ちでいたのかを分かってやれなかったのが原因だ。
それから、俺の胸に顔をうずめて2人は数分の間だが泣いていたが、ゆっくりと顔を上げ俺の顔を、正確には俺の目をじっと見つめてきた。
「稟くん、ちゃんと分かった?」
「ああ、分かったよ。これからは、もっと2人の気持ちを考えるようにするよ。」
「もしもあたし達が稟以外の誰かの前でこんな服着たら、少しは嫉妬してくれる?」
「着る前に全力で止めさせていただきます。」
「ほんとに?」
「本当だ。俺の全てを賭けてもいい。」
「それじゃあ…。」
2人はそう言うと静かに目を閉じたので、俺も目を閉じ2人にキスをした。
それから、2人はやっと笑ってくれた
370名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:51:15 ID:2g3mCbib
「うう〜、キキョウちゃんがうらやますしいっす。」
「仕方ないじゃない。あたし達は2人だけど稟は1人なんだし。」
シアがふくれているのは、さっきのキスがキキョウ、シアの順だったからだ。
「そうは言っても、この前2人とキスをした時はシアが先だったろ。だから、今度はキキョウが先じゃないと不公平だろ。」
「そうだよ、シア。」
「それは分かるけど…。」
シアも分かってはいるがやはりどこか…、といった感じで納得しきれないらしい。
まあ、どんな理由であれ先にしてほしいとは思うものだからな。
「まあ、その気持ちは分からんでもないがな…。」
「だからシア、今日稟に来てもらった理由を思い出そ。」
「うん、そうだよね。まだ次があるもんね。それじゃあ稟くん、はいどうぞ。」
そう言ってシアは俺に紅茶を淹れてくれた。
なんでもシア達はメイド服は気に入ったが、ただ着るだけではつまらないのでメイド服を着て俺をもてなしたかったということらしい。
「もう、違うでしょシア。」
「あっ、そうだよね。ついいつもの調子で言っちゃった。」
「なんのことだ?」
「それじゃあもう一度。どうぞ、ご主人様。」
シアが俺のことを「ご主人様」と言った瞬間、俺の理性は崩壊しかけたが、何とか堪えることができた。
そんな俺の状況を察してか、今度はキキョウが小悪魔のような笑みをうかべながら
「こちらのクッキーもどうぞ。……ご主人様。」
などと、ご主人様の前に明らかに一泊おいて、俺の理性を揺さ振りにきた。
「い、いったい2人とも、ど、どうしたんだ…。」
動揺は明らかに隠し切れなかったが、俺は何とか聞いてみた。
「え、こうすれば稟くんが喜ぶって魔王のおじさまが言ってたんだけど…。」
「それでね、ネリネのお母さんにメイドの心得を教えてもらったんだ。」
(魔王のおじさんにセージさんの入れ知恵ですかー!!)
俺は心の中で絶叫したがそれで状況も変わるはずもなく、紅茶はさすがに自分でカップを取って飲んだが、クッキーを始めとする紅茶以外の物は全て「あ〜ん」で食べさせてもらった。
371名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 23:57:08 ID:2g3mCbib
以上です。

書き込んでから気づいたのですが、name欄にタイトルを記入するのを忘れてしまっていました。
なのでここにタイトルを載せさせていただきます。
タイトルは「シアとキキョウの文化祭」です。

最後に駄文、長文失礼しました。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
372名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 02:09:00 ID:OUuM8MEa
シア&キキョウキタワァ*・゚゚・*:.。..。.:*・*(n'∀')η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
甘甘っぷりにGJです

久々の豊作で嬉しいなぁ
373名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 12:32:08 ID:4aJzRTXw
みんなあけおめ

GJです
今後も期待しています
プリムラものを書いてくれると嬉しいです
374名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 16:08:01 ID:jhroc9+H
ふと思ったんだが

プリムラって、無口Ver.と豹変後のどっちが需要あるんだろう
375名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 17:23:16 ID:M3DKygMd
>>374
中間
376名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 17:46:41 ID:Japyi3oU
関連のスレを見続けてる者の意見としては
一番多く好まれているのは感情を出し始めて暫くした豹変少し前の状態だろう

実際の需要なんて知る術はないが、自演もあるだろうけど2chの書き込みだけを参考にすると
>375も書いているが中間>無口>豹変、ではないだろうか
377名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 19:26:03 ID:07fNLp8p
遅ればせながら
ぽんちょさんGJっす!!
こういうの大好きっすよ
378名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 23:39:50 ID:lAkFNQpi
「黒」払拭委員会の者だが、
セクース無して有りか?
有るなら俺でも短編ネタができるが…
379名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 02:42:36 ID:JBSGRI2r
>>378
エロパロスレと書いてあるけど、エロ有リしか書いちゃいけないわけじゃないよ
380名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 05:44:28 ID:5x5ky0Fi
>>378
是非キボンヌ!
381名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 09:12:15 ID:XrKfoT7O
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +

382稟チンたん:2007/01/02(火) 19:37:44 ID:TvHAJwTj
土見稟くんは幼なじみの芙蓉楓ちゃんと一緒に暮らしています。
楓ちゃんはとっても可愛い女の子です。
他にも稟くんのまわりには美少女がたくさんいます。
でも皆が稟くんに気をもってるから、下手に
性欲処理できねぇ…
不運なこと?に、皆そこらへんのアイドルより可愛いから、
アイドルじゃ抜けねぇ…
※オカズが手に入らないのです。
※何のオカズか分からない子は、お母さんに聞いてね
そこで、稟くんはある案を思いつきました。
(日替わりで誰かに張り付いてハプニングを待つか)
消極的だけど一応筋は通ってるね。
でもそんなにうまくいくのかな?

んなことするなら俺は百股かけるな、多分(作者談)
383名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 19:39:29 ID:TvHAJwTj
う〜ん…おもろないな…
やめるかな…
384名無しさん@ピンキー:2007/01/02(火) 22:59:25 ID:pvn25cZs
是非とも鬼謀
385名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 00:29:53 ID:NQ44ZNjy
お願いします
386300:2007/01/03(水) 01:16:40 ID:sY9b7Nhy
何だか割り込みみたいになって悪いんだけど、>>305氏のレスを見て妄想が刺激されてちょっと挑戦してみたやつを投下します。
一気に書いたから変なところがあるかもしれないけど勘弁してください。
>>383
頑張って〜!
387ネリネ×シア:2007/01/03(水) 01:18:05 ID:sY9b7Nhy

ある日の夜、神王邸の風呂場に若い女性達の楽しげな声が響き渡っていた。
「…こうやってリンちゃんと一緒にお風呂なんて久しぶりだね〜♪」
「…そうですね。昔はよくこうして一緒に入ってましたね♪」
そう言って微笑みあうのは神王ユーストマの一人娘である神界の姫君リシアンサスと魔王フォーベシイの一人娘である魔界の姫君ネリネ。
父フォーベシイと共に神王邸を訪ねたネリネは夕食後シアに誘われ、共に入浴する事になったのである。
ユーストマ自慢である総檜造りの風呂場は銭湯ほどではないものの、それでも十人は楽に入浴できるほどの広さで、檜の良い香りが二人を安らいだ気分にさせ思い出話に花を咲かさせていた。
「そうだね〜。魔界のリンちゃんの屋敷で一緒に入ってたよね〜。懐かし〜♪」
少し熱めに張られた湯船につかりながら、う〜んと大きく身体を伸ばすシア。
アップにした髪から覗くうなじや僅かに火照った滑らかな肌、それに均整の取れたしなやかな肢体が何とも言えず健康的な色気を放っていた。
学園内の親衛隊が見れば鼻血を出しながら手を合わせ、ありがたやありがたやと拝みだすに違いない。
「ふふっ…。私の家のお風呂場でシアちゃんが滑って転んじゃったりしたこともありましたよね」
「ああ〜! そのことは言わないで欲しいっス〜」
うんうん頷きながら昔を振り返っていたシアだったが、ネリネの言葉に顔を赤くして両手を振り回すものの、そのうちにバツが悪そうな表情をしてぶくぶく泡を立てながら湯船に沈んでいく。
ネリネはそんなシアを見てくすくす笑っていた。
親同士が親友で幼い時から付き合いがあり、さらに一般にはあまり知られていないが実は従姉妹同士の関係にある二人は幼少時から仲が良く、こうして二人で入浴する事も少なくなかったのである。
388ネリネ×シア:2007/01/03(水) 01:18:46 ID:sY9b7Nhy
それにしても、とシアは同じように髪を上げているネリネをじっと眺め始める。
すらりと通った鼻筋や顎のライン、風呂場の明かりを受けて輝く僅かに潤んだ深紅の瞳など、文句のつけようのないほどに整った顔立ち。
処女雪のような白磁の肌にはシミ一つ見当たらずに、ほのかに上気して美しい薄桃色に染まっていた。
そして何より目を引くのが、控えめなネリネの性格とは相反して圧倒的な存在感を放つその乳房。
(ううっ…。私より背が低くて小柄なのに私よりずっと胸が大きいなんて反則っスよ〜…)
自分の胸を見下ろして思わず心の中で滂沱の涙を流すシア。
黙ってしまった自分の方を見て不思議そうに首を傾げているネリネを無視しながら、身動きするたびに大きく揺れるその双乳を恨みがましい目で見つめていたシアだったが、ふとあることに気付いた。
「…あ、あれっ? リ、リンちゃん、ひょっとして前より胸、大きくなってない…?」
「えっ!? ……は、はい。最近また少し大きくなってきたみたいで…」
いきなりのシアの言葉に驚くネリネだったが、自分の胸を見下ろして困ったようにはにかむ。
(そ、そんな〜。これ以上まだ大きくなるなんて間違ってるっス! 間違ってるっス! リンちゃんも世の中も私の英語のテストの点数も全部まちがってるっスよ〜! 神様の馬鹿〜! 不公平っスよ〜!!)
そ、そうなんだ、と表面上は渇いた笑顔を浮かべながら心の中でナイアガラ級の滝涙を流すシア。
この場に麻弓とセージがいれば同じようなことになっていたことは間違いなかった。
ついでに言っておくと神(王)様はシアの父親で、神族であるシア自身も神様と言えなくもない。
それを踏まえた上で言っているのならその評価は概ね正しい。激しく自爆だが。
「…あ、あの、シ、シアちゃん? どうしたんですか? 何だか急に打ちひしがれて…」
ひたすら渇いた笑いを発し続けるシアの様子におろおろするネリネ。
だがそんな風にしてネリネが身じろぎするたびに、ネリネの巨乳がまるでシアをあざ笑うが如くゆらゆら揺れる。
ぴきっという音が頭のどこかでしたのがシアには確かに感じられた。
ふつふつと湧き上がる謎の感情に身を任せ、シアはぶくぶくと目の下辺りまで湯船に沈みこむと、細かく頭を振りながらゆっくりとネリネに近づいていった。

で〜でん! で〜でん! で〜でんで〜でんで〜でんで〜でんで〜でん……!!(ジョーズのテーマ)

「…シ、シアちゃん? ……………きゃあっ!?」
「この胸か!? この胸か!? そんなこと言うのはこの胸っスか〜!!」
ざばーっと湯船から飛び上がったシアがそう叫びながらネリネの両胸を鷲掴みにする。
容易に指を沈み込ませるほどに柔らかく、それでいて僅かに指を弾く弾力ある独特の感触に、無性に敗北感を感じてしまい思わず指に力が入ってしまう。
勿論本気で怒っているわけではないのだが、全てが演技と言うわけでもなかった。
複雑な思いを抱えたまま、シアはうりうりと悪戯っぽく笑いながらネリネを責めつづける。
「きゃんっ!? い、痛っ! シ、シアちゃん! や、やめてください〜!」
「ん〜? 聞こえんな〜! ここか? ここがええのんかー!?」
身をよじって離れようとするネリネにシアは蛸のように張り付いてネリネの乳房をひたすら揉む。
どうでもいいがシアの台詞は完璧にスケベ親父のそれだった。
389ネリネ×シア:2007/01/03(水) 01:19:26 ID:sY9b7Nhy
「シ、シアちゃん、お願い、ぁん、やめっ、ぁっ!」
「この胸で稟くんを誑かした罪は重いッスよ〜。稟くんにもいつもこうして揉まれてるんでしょ〜?」
たぷたぷとネリネの胸を掌で持ち上げたりしながらシアがにやにや笑いを浮かべて口を開く。
だが自分で出してしまったその名前に、シアの思考は急速に我に返っていった。
土見 稟
クラスメイトであり、隣人であり、幼い頃にただ一度だけ出会った男の子。
学校の成績はあまり良くないけれど、明るくて、格好良くて、そして何よりもとても優しい少年。
シアが人間界に来ることになった理由でもある想い人で、シア以外にも多くの女性に慕われている魅力的な男性。
今現在、彼はネリネと恋人同士という関係にあった。
彼らの仲はとても良好で、麻弓などには完全にバカップルの烙印を押されているほどである。
(リンちゃん、もう何度も稟くんに抱かれてるんだろうな…)
シアはそう推測している。
バーベナ学園で再会した当初はまだ女性の扱いにどこかぎこちなかった稟が、最近では自然な感じでネリネの手を握ったり、肩を抱き寄せたりしているのを何度かシアは目撃している。 
他にも、稟自身も気付いていないことかも知れないが、他の男子生徒たちがネリネの胸などを眺めていると、稟はその視線をさえぎるようにネリネを自分の方に振り向かせたり、ネリネの前に移動したりしている節があった。
また稟だけではなく、ネリネも少し変わってきているとシアは思っている。
具体的にどこがとは上手く言えないのだが、稟と指を絡ませあっている時の表情や、時に驚くほど切なく、そして熱っぽい瞳で稟を見つめていたりすることなど、雰囲気や仕種が全体的に色っぽく、艶っぽくなってきている気がするのだ。
「………………………………………」
「………はぁ、んっ、ぁっ…はぁぁ……」 
「………………ど、どうだ、参ったか〜!? これに懲りたら少しでもその胸をちっちゃくするように!」
思考の渦に嵌ったまま、ただ手を動かしていたシアだったが、徐々に悩ましげな吐息を漏らし始めたネリネの様子にはっとなり、慌てて手を離すとわざとらしく大きな声をあげて宣告し、くるりとネリネに背を向ける。
だが、それはシアにとって致命的な間違いだった。
ネリネの中の、あるモノを呼び起こしてしまったからだ。
実はこの日の昼間、ネリネは稟と過ごしていたのだ。
誰もいない芙蓉家、稟の部屋で他愛も無い話をしていた稟とネリネだったが、そこは若い恋人達である。
何気なくふと目が合ってしまうとその視線が外せずに、微笑みながら黙って見詰め合っているうちにその手が自然に伸びてお互いの指を絡ませあい、ゆっくりと抱きしめあいキスをする。
そして優しく唇を重ねているうちに昂ぶりは否がおうにも増していき、優しいキスは激しいものへと変わっていく。
キスを続けながらネリネはベッドに横たわらされ、服の上から乳房をまさぐられてくぐもった声をあげる。
一枚ずつ服を脱がされていくネリネ。
裸身を稟の前に晒して存分に視姦され、ゆっくりと、そしてたっぷりと全身に愛撫を受けて情欲の花を咲かせて悶え喘がされる。
稟の手や舌でたっぷりと愛されたネリネは稟と一つになる事を求めて涙を流して懇願するものの、そんな時に限って意地の悪い稟によって焦らされ続ける。
そうしてネリネがじれったさに気が狂いそうになった頃、ようやく稟も許しを与える気になり二人で一つになろうとしたちょうどその時、稟の友人である緑葉樹が突然訪ねてきてしまったのだ。
その後紆余曲折を経て樹はすぐに帰宅したのだが、結局続きをすることは出来ずにネリネは火の点いてしまった身体を鎮めることなく帰宅し、身体の疼きをその内に潜ませたまま神王邸へとやってきていたのである。
「……………………ふふ……シアちゃん…」
「…きゃあっ!? リ、リンちゃん!? な、何を!?」
突然脇の間から差し込まれた白く細い手に胸を揉まれ、驚愕の表情で振り向いたシアが見たのは、今までに見たことがないほど熱っぽく潤んだ妖艶な瞳でシアを見つめるネリネの姿だった。
390名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 01:20:01 ID:sY9b7Nhy
とりあえず前半はこんな感じです。
エロ無いのもなんだと思ったので無理矢理最後にそれっぽいのちょっとだけ組み込んでみました。
>>305さんどうですか?ネリネが攻め、というとこういう設定しか思い浮かばなかったんですけど…。
前半はシア寄りの視点で書いたんで後半はネリネ寄りの視点で書こうかなと思ってます。
391305:2007/01/03(水) 04:41:29 ID:Kp8oudIP
GJGJGJGJ超GJ!!
期待を全く裏切らない理想通りの展開です
是非とも後半もがんばってください!!
392名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 04:57:21 ID:i0sNAO+N
超GJ!!!
続き待ってます!!!!
393名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 07:28:50 ID:XgqBeDrn
gggGGGJ!
是非とも続きを!
394名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 09:46:26 ID:bzdEQiXr
>>387-390
OKOK!激しくGJ!!!
続きがんばってください。
395名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 14:12:13 ID:gLzZLG39
シアって貧乳だったっけ?
396名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 14:51:26 ID:bzdEQiXr
>>395
今回のリアリアの楓ですらすさんだから、シアも同じであると思われ。
397名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 15:46:36 ID:g7QtQ4Fs
楓ってちょっとピザ入ってるよね
398名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:32:37 ID:gLzZLG39
>>396
ちょっと待て、楓が貧乳なはずがない。
399名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 17:38:20 ID:bzdEQiXr
>>398
ええ、確かに貧乳じゃないはずです。
ただ、楓が比べた対象が、亜沙やネリネだったりしたから・・・
(比べた対象がめちゃ悪すぎっす)
あのシーンで、シアも一緒に悲しんでくれれば面白かったのですが・・・
(ピンポーン♪)おや、だれだろう?ちょっと見てきますね。
400名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 05:25:08 ID:q/aQXAnZ
というか。
西又にちちのかきわけができないだk
401名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 09:30:06 ID:Ogg8o1IN
>>400
最近は目のかきわけも(ry
402名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 12:14:08 ID:alHdIZTa
それでも西又が好きなオレガイル
403名無しさん@ピンキー:2007/01/04(木) 16:03:41 ID:gALUTF55
>>402
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)
404名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 04:19:00 ID:uWOJowP6
>>390氏の作品の後編をwktkしながら待ってる漏れがいる
405名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 00:02:36 ID:0m5B5kwz
ここの職人さん方に触発されて書いてるんですけど、投稿して良いですかね? エロ無しですけど。
406名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 00:13:43 ID:Q/MkFlO7
お願いします
407名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 08:32:55 ID:rrqzkURl
止める理由などない。待ってるぞ
408名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 12:21:57 ID:fxIYu5jq
リアリアやって何となくかんがえたんだが。




禀が記憶喪失ってネタは需要あるかな
恋人無し状態で記憶喪失
409名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 12:36:03 ID:WWJrbcUx
記憶喪失ネタはよっぽどしっかりと軸がないとグダグダで終わることが多いと思う
SSでその手のネタは多いけど面白かった記憶が無いし
410名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 12:39:20 ID:za1qlCNZ
まぁ試しに書いてみろ
俺は喜ぶぞ
411390:2007/01/06(土) 15:31:27 ID:aJwR+Nzn
続きが出来た事は出来たんですが、今回かなりダメダメです。
文章量の割りに全然エロくならなかった。レズシーンってこんなにムズカシイとは…。
ノリと思いつきだけで書くもんじゃないですね。
こんな駄文でも良ければ読んでください。但し太平洋のように広い心でお願いします。
412ネリネ×シア:2007/01/06(土) 15:32:33 ID:aJwR+Nzn
「ちょ、リンちゃん、どうしたの? 怒っちゃったのなら謝…ひゃぁっ!?」
突然のネリネの奇行とその妖しげな視線に戸惑ってしまうシア。
先ほどの自分の行為に怒ってしまったのかとも思って謝罪しようとするものの、ネリネはそんなシアの様子などお構いなしにシアの乳房を揉みしだいていた。
単調に両胸を揉むだけだった自分の行為とはまるで違うネリネの巧みな愛撫。
小さな掌を目いっぱいに広げてシアの乳房を包み込み、ゆっくりと、だが絶妙な力加減で揉み、窪みで乳首を擦らせてくる。
ただそれだけで、軽い悲鳴をあげてしまうシアにネリネは淫靡に微笑む。
「ふふ…。シアちゃんの胸、とっても敏感なんですね…。形も綺麗だし、とっても可愛いです…」
「…リ、リンちゃん……!?」
口元の笑みをさらに深めて微笑むネリネにシアは信じられないものを見たかのように愕然した表情を浮かべる。
幼少時からの知り合いである筈の少女が浮かべる笑みは今までに見たことが無いもので、それは穢れを知らぬ少女の微笑みなどではなく、成熟した女の笑みだった。
そんなネリネの表情と妖艶な視線に、シアの身体はまるで金縛りにでもあったかのようにぴくりとも動かなくなってしまっていた。
「…ゃっ…やめてぇ…リンちゃ、お願…ああっ!?」
か細い声で必死に抵抗するシアだったが、ネリネの細い指先で乳首を摘まれると途端に甲高い悲鳴をあげてしまう。
指の腹でシアの乳首をこりこりと転がして、乳首が尖り始めたのを見計らって強めに摘んでしごき出すネリネ。
そうしているうちに、シアの乳首は瞬く間にぴんと立ち、更なる愛撫を求めてひくつきだした。
「…ゃっ、ぁっ、はんっ、ひゃ、ぁん、あは、ぁぁ……っ。リンちゃぁん、どうしちゃったの…?」
「くすくす。別にどうもしませんよ? ただそうしているシアちゃんがとっても可愛いから、もっともっとそんなシアちゃんが見たいだけです…」
「そ、そんな……ひぃっ、ひあぁっ、や、ぁぁぁぁ………っ!」
執拗に続くネリネの責めに、徐々にシアのあげる悲鳴に甘いものが混じり始めていたのだが、シア本人はまるで気付いていなかった。
413ネリネ×シア:2007/01/06(土) 15:33:32 ID:aJwR+Nzn
「はぁ、んんっ、いやっ、ぁん、ゃぁぁ……っ!!」
(シアちゃん、とっても綺麗…)
ネリネは眼前で喘ぐシアをうっとりと眺めていた。
血色の良さそうなシアの健康的な肌は赤みを増し、どこか陽の光を思わせるような甘く優しい匂いがする。
雪のように白く、時に青白くすら見えてしまう自分の病人のような肌とは大違いだと思った。
すらりと均整の取れた肢体は快感に細かく震え、揉みしだいている乳房はネリネの指にぴったりと張り付いてくるかのように心地よい感触を伝えてくる。
はしたなく大きくなった自分の乳房とは違い、シアのそれは絶妙なバランスを保っていて、まるで偉大な芸術家の手によって造り出された彫像を思わせた。
大きな金色の瞳は戸惑いに揺れているものの、その戸惑いの色すらもシアの瞳の輝きを彩っているように感じられる。
時に他人に対して冷たさを感じさせることがある自分のつりあがり気味の紅い眼差しと違い、シアの瞳、シアの眼差しには誰に対しても等しく安らぎと温もりを与える力があるように思えた。そう、それはまさしく太陽のように。
(羨ましいです…。シアちゃんは私にないものをたくさん持っています…)
ネリネは羨望と嫉妬の入り混じった視線でシアを見つめ、その愛撫の手を激しくさせる。
硬く尖ったシアの乳首を指の股で挟みながら乳房を優しく揉みしだき、同時に眼前の汗ばんだうなじに唇を寄せ、舌を出してつーっと背中へ伝わせる。
「ひあぁぁぁっぁん……っ!!??」
途端にそれまで以上の悲鳴、いや嬌声をあげるシア。
そんなシアにネリネは優しく微笑みかける。
「ふふ…。気持ちいいんですね、シアちゃん。そんな可愛い声を出すなんて…」
「ち、違ぁぁっ、違うのぉ…っ! やぁっ! そこダメぇぇ……ッ!!」
睫毛を細かく震わせ、羞恥に耳まで赤くさせながら必死に否定するシアに、ネリネは無性にゾクゾクしてしまい、シアの背中にキスの雨を降らせる。
拳を握り、首を振って否定を続けるシアだったが、背筋に走る快感に徐々に抵抗する気を無くしていった。
「おっぱいも気持ちいいでしょう? 稟さま、いつもこうやって私を可愛がってくれるんです…」
「り、稟くんが…?」
「ええ。普段稟さまが私の胸にして下さることをそのままシアちゃんにしているんですよ? 尤も、稟さまの手はもっと巧みに、まるで魔法みたいに動くんですけどね」
シアの意識が背中に向かったのを感じたネリネはそう言って急に乳房を揉む手に力を込め、シアの背中に抱きついて、後ろからシアの耳元に口を寄せて囁く。
ネリネの豊満な乳房がシアの背中で潰されてその形を変える。
そのまま身体を上下させ、シアの背中でシア同様硬く尖っていた自らの胸の先端を擦らせ始める。
先ほどのシアの行為により呼び覚まされたネリネの肉欲は、シアを責めることによって容易く再燃し、熱い吐息と硬く尖りきった胸の先端に、ネリネは自分が極度の興奮状態にあることを自覚した。
シアの方もまたネリネの熱い吐息を耳に、乳首の感触を背中に感じ、霞がかった思考がさらに掻き乱されていった。
「ふぁん、ぁん、ダメ、ダメぇ…、ダメなのぉっ……あぁっ…ぁぁぁ…。……………き、気持ち、ぃぃ……気持ち、いいよぉ……っ!!」
とうとう快感に屈してしまったシアはそう言うと身体から力を抜いてしまい、中腰の姿勢から浴槽の縁にしがみ付くように手をかけた四つんばいへ崩れ落ちてしまった。
ネリネはへたり込んでしまったシアを淫靡に眺めながら、恍惚とした視線をシアの下半身へと向けていった。
414ネリネ×シア:2007/01/06(土) 15:35:11 ID:aJwR+Nzn
「ひんっ!? そ、そこはっ、そこはダメっ! やめっ、お願い、リンちゃん!」
ネリネの手に尻を撫でられ、慌てて振り向いて嘆願するシア。
だがネリネはそんなシアを一瞥しただけで、構わず太ももの方からぷりぷりしたシアの尻肉の感触を楽しむかのように優しく、ゆっくりと、そしてイヤラシク何度も何度も撫で上げていく。
その度にびくびくと跳ね上がるように反応するシアの身体。
そうしているうちに、シアの身体はその意志に反してネリネに自らの秘所を晒すように段々と尻を高く上げ始めていた。
「ふふ。シアちゃんたらもう我慢出来ないんですね? こんなにお尻を上げて…」
ネリネの言葉にはっとなり、ようやく自らの体勢に気付いたシアだったが、時既に遅く、シアが尻を下げるよりも早くネリネは僅かに開閉するシアの割れ目に顔を寄せ、そっと口付け始めた。
「やぁぁぁっ!?」
身体に電流が走ったかのように動きを止め、身を仰け反らせるシア。
ネリネはそんなシアの様子に満足そうに微笑むと、割れ目を指で左右に押し広げ、シアの秘部を完全に眼下に収めた。 
鮮やかなサーモンピンクのそこは淫靡ながらも何とも言えず美しく、お湯以外の液体によってテラテラと輝いていた。
「もうこんなに濡れて…。シアちゃん、凄くえっちです…」
「嫌ぁ…言わないでぇ…」
感嘆の溜息をつくネリネにシアはいやいやと首を振るものの、ネリネはまるで気にした様子を見せずに軽く唇を舐めるとシアの秘部を直接舐め、細い指で優しく愛撫し始めた。
「あああああぁぁっ!? あんっ、あっ、やっ、ダメぇっ!」
今までにない強烈な快感に甘い声を上げるシア。
耳朶を打つその響きにネリネはうっとりと頬を染め、愛撫の手を徐々に激しいものへと変えていった。
「…ああっ! あんっ! あっ! い、いやあっ!! リンちゃん、やめてぇ…っ!」
「無理しなくてもいいんですよ、シアちゃん。…気持ち良いんでしょう?」
「ち、違ぁぁ…っ!」
か細い声で否定するシアにネリネは意地悪く微笑むとシアの蜜で濡れた指を抜き出してその口に含み、ぴちゃぴちゃと音をたてて舐めしゃぶる。
「ん、んちゅ、ちゅるっ…んふぅ。…シアちゃん、一緒に気持ち良くなりましょう?」
そう言うとネリネは再びシアの秘所へ顔を寄せ、指と舌でシアの秘部、最も敏感な突起を刺激させ始める。
それと同時に、片方の手を自らの秘所へと持っていき、大量の蜜を湧き出させていた膣内に指を突き入れて抜き差しし始めた。
「ああああっ!? あっ! あっ! あっ! や、や、やぁぁぁぁ……っ!」
「あんっ、んっ、いいっ、んふぁ、はぁっ、いい、ですぅっ、あんん…っ!」
たちまち響き渡る二つの嬌声。 
片方は完全に快楽に支配された、そしてもう片方も支配されつつあるもので、二つの響きとぐちゅぐちゅという水音が徐々に絡み合い始め、複雑な音色を風呂場に響かせていった。
415ネリネ×シア:2007/01/06(土) 15:36:10 ID:aJwR+Nzn
ぴんと立ったシアの陰核を優しく剥いて舌で転がすネリネ。
ネリネのなすがままに成り果ててしまったシアはその一挙一動に過敏に反応する。
シアの反応に気を良くしたネリネは稟のモノを愛するかのようにシアの陰核を口に含むと、それと同時に自分の膣に中指を根元まで完全に飲み込ませ、膣内で激しく掻き回す。
「ああっ! ああっ! んあ゛ぁぁ……っ!!」
「んんぅっ! はんん! ぁ、んふぅっ! んぅ、気持ち、いいっ! 気持ちいいですぅ……っ! シアちゃんも、もっと、気持ち良く、なって、くださ…あんんっ!」
「ん゛ー! んああっ! ダメ、変に、変に、なっちゃうぅぅ…! お願い、リンちゃん、もう、許してぇ…っ!」
断続的に身体を駆け巡る快感に遂に恐怖すら感じてしまい、必死に許しを乞うシアにネリネは逆にその愛撫の手を激しくさせた。
指で陰核を刺激させながら膣口に舌をねじ込み、溢れ出るシアの愛液を掻き出し、啜っていく。
「やあぁぁぁ…!? …リンちゃぁん、意地悪、しない、でぇ……あんんっ!」
「…ふふっ、ダ・メ・です♪ シアちゃんが…んぁ…可愛すぎるのが、はぁっ、いけないんですよ?」
「ふあぁぁっ! あんっ、そんなっ、ゃっ、酷ぃぃ、よぅ……っ!!」
ネリネを非難するシアだったが、その瞳は既に完全に快楽に支配されており、無意識に尻を高く突き上げてネリネの顔に押し付け、淫らに腰を蠢かせていた。
「…ぁん、あんっ、ああっ、ダメェ、……気持ちいい、気持ちいいよぅ! リンちゃん、私、気持ちいいのぉ! もう、もう、ダメェ……ッ!!」 
「シアちゃん、もうイキそうなんですね!? 私も、です…っ! 一緒に、一緒にイキましょう……っ!!」
真っ白になった頭を激しく振って悶えるシアに共に絶頂が近いことを悟ったネリネは、シアを責める手と自らを慰める手を激しく、我武者羅に動かした。
「ダメっ! ダメぇっ! ホントに、ダメなのぉっ! ぁんっ! あんっ! あ、あ、あああぁぁぁぁ………!!」
「シアちゃん! シアちゃん! 私もっ、私も、もう! イク! イッちゃ、あっ、ああああああぁぁぁ……!!」
そうして重なり合った絶叫の後、びくびくと身体を震わせていたシアとネリネは力なくへたり込んでいった。

その後、
「うわ〜〜ん!! リンちゃんに汚された〜! 初めては稟くんにって決めてたのに〜!!」
「ご、ごめんなさい!! ごめんなさい!! 本当にごめんなさいぃ〜!!!」
半べそになって喚くシアと、ようやく冷静になって自分の行為を思い返し、ひたすら謝り続けるネリネの姿があった。
416名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 15:36:46 ID:aJwR+Nzn
以上です。
何だかネリネの性格が当初考えてた以上に変わってしまったような気がする。
ま、まあこのSSのみということで許してもら、えるといいなあ。
さらに前回後半はネリネ寄りの視点で〜とか言ってたわりにそうでもないし。
とりあえずレズシーンだと両方女だし、両方の台詞を書かないと不公平かな〜と思って両方書く→その分地の文が減る→描写不足→エロくない、の駄目コンボ発生。
かといって地の文増やす→うざったい文がさらに増える→読むのしんどい(書くのもしんどい)→スルー決定(作品丸投げ)、ってなりそうだし。
どうすればいいんだ…orz 
>>305さん、折角の妄想をこんな駄文にしてごめんなさい。
所で今回わざとキキョウ出さなかったんですが、こういう時キキョウはどういう反応を見せるんだろう?怒って出てくる?それともガクブルして出てこない?
教えて、エロい人!
417名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 15:47:44 ID:4oV4NpLG
>>411-416
OKOK!面白かったぞ!gjでした。
>キキョウちゃん
意外と恥ずかしがって手を顔で覆いながらも指の隙間でちらっとその光景を覗いていると思いますよ。
ついでに、楓x桜とか、楓x亜沙(両方とも逆可)でキボンヌ!(←をぃ)
418名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 16:49:40 ID:3UQPLAUn
>>416
イイヨイイヨー
オッキシタヨー

後編の番外編で絶稟乱入とか、
他のレズ(何人でも)とか、
そこに絶稟乱入とかやってくれるとウレシス
419305:2007/01/06(土) 18:22:47 ID:8knAsFR3
>>416
完璧ですよ。
少し黒いネリネと堕ちていくシア…俺の妄想と100%マッチしてます!
まさにGOD JOB!!
一生ついていきますww

キキョウはその場に出てこないにしても後で自分を慰めるとかどうでしょう?

>>417
貴方はよく分かってますね。
ネリネ×プリムラなども良いかと。
俺の中では何故かネリネが攻めなんですw
420名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 20:35:39 ID:fxIYu5jq
モノは相談ですが、禀×カレハ&ツボミの温泉ネタを早ければ今宵深夜、遅ければ月曜辺りに投下してぇんですがどうでしょうか?
421名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 20:38:25 ID:WWJrbcUx
相談など必要は無いさ
むしろお願いしたいぐらいだ
422名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:17:04 ID:Svh6dcYA
>>420
おっけー、相談とはつまり、裸で正座待機しとけとの打診と解した。
423名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 21:54:57 ID:3UQPLAUn
稟以外の男がヒロイン(サブも含む)を犯す等の、
人を選びそうな作品以外はいきなり投下で良いと思うんだ
424名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 22:14:37 ID:4oV4NpLG
>>420
もちろんばっちこーい!!待ってるぞ!!!
>>419
レスサンクス!
ネリネxプリムラの組み合わせ面白いっすね。
リコちゃんxリムちゃんという荒技・・・うわっなにを(以下略)
ここで自分が書いた所に誤字が発覚っす・・・
>>417
×手を顔で覆い→○顔を手で覆い
の誤りでした。orz
皆様スマソ
425カレハ&ツボミネタ:2007/01/07(日) 02:08:40 ID:SV9pdfOP
田舎の田園風景の中を、電車がガタゴトいいながら走っていく。
少しばかりのおめかしをした(と言っていた)ツボミは禀にもたれかかり、小さく寝息をたてている。
カレハは禀の正面でそれを見ながら、いつも以上に笑顔を浮かべて。
禀はツボミの頭を撫でてやりながら、眠たげな瞳で。

そもそも三人が光陽町を出てこんな場所まで来たのには、少しばかりのラッキーがあったからなのだが。


簡単に言えば、福引で禀が温泉旅行を当てたのだ。


最初こそ戸惑ったが、カレハの進路が決まっていたこと、冬休みの課題が少なかったこと、ツボミもバーベナ学園への推薦をとっていたこと。
まさにラッキーとしか言えない積み重なりがあり、三人は温泉旅行の路に着いたのだったが―――。
426カレハ&ツボミネタ:2007/01/07(日) 02:11:53 ID:SV9pdfOP
「まままぁ♪」
「きゃきゃきゃあ♪」
「これは、また・・・」

電車に揺られること四時間、さらに歩くこと三十分。
禀が持つ招待券に記された旅館は、見事なまでに新築らしく、まだ檜の薫りがするような気がした。
湯気があちこちから見えるため、露天風呂もあったらしい――カレハやツボミのテンションも一際あがっている。

「良くこんな穴場の招待券を商品にしたな・・・」
「二泊三日ですわね。一緒に温泉に入りたいですわ♪」
「お姉ちゃんと、禀さんと、三人でお風呂・・・・・きゃきゃきゃあ♪」

禀の右腕にカレハの胸が、左腕にはツボミの胸が押し当てられる。
かたや美乳、かたや成長途中の青い果実。
思わずにやけそうになる顔の筋肉に力を入れ、禀は二人に入ろうと声をかける。
二人はコクンとうなづいた。
427カレハ&ツボミネタ:2007/01/07(日) 02:13:04 ID:SV9pdfOP
部屋に荷物を置き、畳の上に大の字で寝転がる禀。
新しい畳の薫り、風の薫り、檜の薫り、色々な薫りが禀たちの鼻をくすぐり、長旅の疲れを癒すようで。

「貸し切りだったんですね」
「たかがデパートの福引に貸し切りとかやるんだな、って思いますよ」
「じゃあ、混浴のお風呂は三人っきりで入れるんですね!楽しみです♪」
「―――――あー・・」

禀は少しばかり嫌な予感がして美少女姉妹に目を向けるが、二人は既に妄想世界の住人となっていた。

「まままぁ♪私とツボミちゃんを一緒に・・・・熱いものをたっぷりかけてもらえるんですね♪」
「きゃきゃきゃあ♪温泉の中でもお布団の中でも・・・私とお姉ちゃんの躰をお皿にして食べるんですね♪」

どうやら二人の中で禀は絶倫になっているだけでは飽き足らず、温泉でやったり女体盛りをやったりするらしい。
やりたいと思う自分を制し、禀は苦笑するだけに止まる。

まだ時間はたっぷりとある。
今は、あの混沌とした日々を忘れ、愛しい美少女姉妹の可憐さに心を砕いて居ようと禀は誓った。
428名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 02:13:45 ID:SV9pdfOP
とりあえずここまで
gdgdっぽくてごめんなさいね
429名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 03:35:57 ID:NFwpL+jH
>>428
OK!続きをwktkして待ってます。
430名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 08:52:04 ID:cRyBjG0s
wktk
431名無しさん@ピンキー:2007/01/07(日) 16:39:21 ID:up7ZqKMY
マダー?
風邪ひいちゃうヨー
432名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 23:31:57 ID:x5uuFM+E
マダー?
風邪ひいちゃったヨー
433名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 00:47:45 ID:fVqhUUnC
風邪を引いてしまった件について
434カレハ&ツボミネタ:2007/01/09(火) 09:33:40 ID:XVk8YEjv
禀が畳に横になり、穏やかな夕焼けの温もりもあいまってうとうとしだした頃。

「禀さん、温泉に入りませんか?」

耳元で囁く声。

「んーっ・・カレハさん?」
「私は夕食の前に温泉で汗を流そうかと・・・ツボミちゃんは疲れて寝ちゃったみたいですが」

小さく伸びをする禀に、カレハが苦笑いする。
成程、座布団を敷布団に、ジャケットを掛け布団にしてツボミは眠っていた。

「じゃあ二人で入りますか」
「はい♪」

禀の肯定に、カレハは顔を綻ばせる。
思わず抱き締めたい衝動にかられはしたが、ぐっと堪えた禀は――――宿備え付けの浴衣とタオルを手にしようとしていた。
435カレハ&ツボミネタ:2007/01/09(火) 09:34:47 ID:XVk8YEjv
「うわ」

脱衣所で一旦カレハと別れ、一足先に温泉に入った禀は、思わず絶句した。
贅の限りを尽した様な内部の作り、外に見えるのは山の自然、自然、自然。
ともすれば猿や狐などが入って来そうなロケーションに、抜群の湯かげん。
かけ湯をしただけで気持がいいのだ、悪い湯かげんのはずもないのだが。

禀が湯船に足先からゆっくりと浸かっていると、禀が出たのと逆の脱衣所―つまり女子更衣室からカレハが出てくる。
タオル一枚を手にし、他の客がいないと解っているがゆえの行為、即ちその肢体を隠すことなく歩み寄ってくる。


「か、カレハさん?」
「どういたしましたか?―あぁ、とても良い風景ですねぇ・・・」

ニコリと、小悪魔のごときスマイル一つ。
カレハが歩む度にたゆむ二つの実は、大きすぎず小さすぎず、しかし綺麗な形のまま揺れ続ける。
436カレハ&ツボミネタ:2007/01/09(火) 09:36:29 ID:XVk8YEjv
「あの、いや、た、タオルを・・・・・目のやり場に困りますから」
「まままぁ♪私たちは恋人同士なのです、存分に見ていただいて構いませんわ♪」
「・・・う」

掛け湯をし、禀の隣にカレハが入る。
透き通る様な白い肌が桜色を帯び、二つの実は湯に浮かぶように見える


確かに恋人同士。
だが、禀とカレハは未だに一度の性交渉も持っていない。
そんな禀にカレハの肢体は余りに魅力的で、刺激的だった―――つまり、禀の男が、むくむくと頭をもたげだした。


「禀さん、今日と明日は、愛していただけますか?」

遠回しな要求。
禀は苦笑いしか浮かべられず、ただ禀の男が治まる事を最優先とした。
437名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 09:39:23 ID:XVk8YEjv
遅れてスマンす
PCぬっこわれ→携帯ぶっこわれの神コン降臨



で携帯からなんでまったりになるけど構いませんかね?
438名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 11:29:32 ID:X4gu47DP
全力で許ーーーーす!
439名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 16:17:08 ID:tiZJN+u4
全然構わないけど無理はするなよ!
440名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 19:40:14 ID:ac7IdD73
アニメ放送age

東京に生まれたかった…
441名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:17:57 ID:6HWwJTl6
>>440
何がアニメ化したの?
442名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 20:21:24 ID:OtWp6VPv
シャッホー地上波版
443名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 21:30:38 ID:Li8EN+d1
>>437
待ってるから絶対書いてね♪
444405:2007/01/10(水) 23:07:13 ID:S6+Ujihi
えーとつまらないものですが一本書いてみました(まだ終わってないけどorz)
エロ無し、稟とキキョウのほのぼのです。
445稟×キキョウほのぼの:2007/01/10(水) 23:10:03 ID:S6+Ujihi
 あたしがあたしとして存在する事が出来る様になって、もう3ヶ月以上過ぎた。
 事実上姉のシアとしか接点がなかったあたしの人生は、いきなりいろんな存在と接する事になった。シアの中から意識から夢の様に見ていた世界と、今この瞬間にも接している。
 今、あたしは冬の寒空の下で散歩をしている。自分の意志で自分のやりたい事が出来る様になってからある程度経った今でも、こうして暢気な散歩をする事が好き。
 のんびりとただ歩き回るだけなのに、何故かうきうきしてくる。
 今日はどこへ行こうかなーと考えていると、後ろから良く知った声が聞こえてきた。
 「なんか嬉しそうだな、キキョウ。買い物か?」
 「あ、稟じゃない。ううん、ただの散歩。特に予定がないから外に出ただけ。」
 「それにしてはずいぶん嬉しそうじゃ無いか。何かあったのか?」
 「禀に会えた事。禀はどうしたの?」
 「俺も特に予定はない。何となく外に出ただけだ。そう言えばお前は向こうにまだ帰れないんだったな。」
 「うん、仕方無いよ。でもあんまり気にしてないし。留守番もなかなか楽しいよ。まあお父さんがアレだから・・・静かなのもたまには、ね。」
 説明遅れたけど、シアやお父さん(泣きつかれたのでそう呼ぶ事になった、でもやっぱりまだ面と向かってお父さんって言うのはちょっと恥ずかしい)お母さん達は年末からお正月にかけては神界の行事で向こうに戻っている。
 まだあたしは公的な地位を手に入れていないから神界の混乱を避けるべく、神界では表立って行動は出来ない。そのことでお父さんが号泣して土下座までするから逆にあたしはどうすれば良いのか困っちゃった。
 結局シアとサイネリアお母さんの椅子アタックで気絶させて連行されて行った。その現場に禀も居たから苦笑するのは仕方ないよね。
446405:2007/01/10(水) 23:14:12 ID:S6+Ujihi
とりあえず投下、えい!
っても他の方々との差を改めて思い知らされた様な・・・。
447名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:23:56 ID:pe7MBEOr
>>445-446
OK!神王様に激しくワロタw
448名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:44:01 ID:UUFvsCzV
>>442
もしかしてWOWOWの再放送?
449名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:49:07 ID:7IR/RMXH
>>446
Good!

良いじゃないの。他も待ってるから頑張ってくれい。
450名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 00:07:13 ID:FJIdUYCU
>>448
総集編+αみたいな感じらしい
第一話はWOWOWの映像に稟のナレーションでキャラ紹介という内容だった
451名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 02:21:39 ID:rSFmqPGZ
>>450
こちら三重県は、あと数分で始まる
模様ですね…wktkしながら待ってます
452カレハ&ツボミの人:2007/01/11(木) 10:18:44 ID:ABvWnuR+
思い付きで書く
エロなし1レスコメディくさい
453カレハ&ツボミの人:2007/01/11(木) 10:49:31 ID:ABvWnuR+
チック、チック、チック。
芙蓉家のリビングに、ただ沈黙だけが宿る。

但し――――アイと禀の二人は密着しているため、アイは満足そうだし、禀自身満更でもなさそうだが―――。

「妾、だと?」
「中途半端は許さないと言ったよね、禀ちゃん?」

酷く低い、ユーストマとフォーベシィの声。
並の大人ならビビって逃げ出そうとする程の威圧感を感じた禀とアイは、互いの手を探りあい、それを握り合う。

(俺はアイさんを選んだんだ・・・俺が、一番守りたいと思ったのは、アイさんなんだ)

禀は、奥歯をぐっと噛み締める。
殴られたら痛いだろう。
魔法で消されるかも知れない。さりとて逃げるのは嫌だった。嘘をついていない、アイを選んだ禀を、未だ慕ってくれる少女たちは、アイの提案である妾になることを納得している。

「確かに皆を幸せにしたいという気持ちは分かるよ」
「だがなぁ。どうあがいても一番になれないのなら、いっそ――――」

神王の言葉が寸断される。
彼の背後と、真正面から、椅子―しかもパイプ椅子だ―が、神王の頭に振り落とされる。

鈍い音。
魔王の端正な顔が血に濡れ、神王は驚愕の面持ちで、パイプ椅子を振り落とした二人を見てみる。

「シア――――それにキキョウ!?」
「やっぱり姉妹だね!息はばっちりだよ!」

驚愕する神王を尻目に、相方にサムズアップする姉妹。
シアとネリネにさんざっぱら脅された挙句、失敗すれば離婚と言われて、魔界と神界の全てを集めて分離させた姉妹は、やはり禀に心酔している。

「禀も禀よ。はっきり言いなさい。アイさんが一番なのは仕方ないけど、私も、シアも、リンも、楓も、プリムラも、亜沙も、カレハも、麻弓も、紅女史も、桜も、ツボミも、皆二番目なんだから。だから、アイさんは別格として―――皆禀に平等に愛してもらえるんだからっ!」

あぁ、と禀は溜め息を漏らしてしまう。
彼女ら全員を愛するのは至難の業だ――自業自得とは解っていながら、その道を択んだのは禀自身なのに。

ただキキョウの発言の後、禀の右腕をとっていたアイの逆側、つまり左腕に桜が抱きつき、背には―――大きさからして、亜沙のものと思われる胸が押し付けられて。
膝の上にはプリムラがちょこんと鎮座し。

「お父さん―――いい?式は二ヶ月後。私たちの卒業式の翌日よ。神界で式の後、人間界に宣戦布告して、禀が三世界の王になるようにしなさい」

コクコク、とうなづく両王。
454カレハ&ツボミの人:2007/01/11(木) 11:01:49 ID:ABvWnuR+
すかさずネリネが笑み。

「失敗は許しません。もし失敗した場合、一生涯、未来に生まれ変わっても口を聞きませんからね―――魔王様?」
「うちも同じです。口を聞かないのと――私は神王様に食事をつくりません」
「私からも母さんたちに頼んでおくわ。神王様に食事を作るなっ、てね」

顔面が蒼白になる両王。
禀も、あらゆる意味で気が遠くなった。

もしかして、座布団にされるのではないか――今もプリムラは座っているが――。

「つっちー」
「紅じょ―――撫子。俺も同じ気持だ」

あまりのやりたい放題具合に、禀と撫子は心がリンクしたらしい。
両王が準備をすべく、慌てて芙蓉家を出ていくのを見て、禀は小さく嘆息をつく。


麻弓とカレハ、亜沙、ネリネは既に孕んでいる。
となると――――アイと撫子が、期待の目で見ているのに気付いた禀は、果たして――。

その夜、芙蓉家からは一晩中女性の嬌声がやまず。
道行く男たちは皆、前屈みになりながら足早に去ったと言う――。
455カレハ&ツボミの人:2007/01/11(木) 11:02:51 ID:ABvWnuR+
悪のりしすぎた。
マジゴメンナサイ。
でも私的に好きなシチュなんですよ。




一番好きなのは、紅女史ですが――。
456名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 15:27:00 ID:NUfKKc/x
>>455
いやいや、すばらしうございます。
自分もこういうシュチュが基本ですし。
ただ、正妻が誰かという点だけ自分とは違うようですが・・・。
でもネリネルートー>TickTackアイルートとしないとアイ出てこないんだよなあ。
そこのところ上手く設定できたら・・・。
ReallyReallyからアイを拾うルートなんとかならんかなぁ・・・。
457名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 16:24:46 ID:ABvWnuR+
>>456

アイを持ってくる方法は複数ありますよ?
ご都合主義になりえる業ですがね
458名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 20:17:06 ID:4hTY4LnX
全員正妻って人はいないのか〜!?
459名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:12:17 ID:ABvWnuR+
>>458
俺的な考えだと、
「全員正妻」→「神界での結婚が最低限の前提、但し離れ業を使えば何とかなる」

「妾いっぱい正妻一人」→「言葉面だけ妾にして、全員とラブコメ出来る。しかもどこの法にも触れない」


面倒くさがりやの俺を許してくだちぃ・・・・
460名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 23:03:37 ID:ZpkAnlfZ
>>459
> 俺的な考えだと、
でもそれ、男にとってだけの都合の良すぎる考え方だよね。
女の立場だとやっぱり妾なんて嫌なものだよ。
461名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 00:50:24 ID:oGLJHpy+
>>460
大丈夫だ。楓たちは稟と一緒にいられるだけで、その提案に乗る。

まぁ、神界で結婚するだけで複数の女の子を妻にできるんだから、そっちのほうがいいと思うけどなぁ。
結婚する女の子の中に神族がいれば一夫多妻の関係に非常に楽になれるし。
462名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:00:55 ID:RsnUINkD
まとめサイトって更新止まってる?
463名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 01:01:14 ID:FDnZ52dF
>>461
何度も言われている事だけど
> 結婚する女の子の中に神族がいれば
神族は全く関係ないんだって何度言えば(ry
464名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 02:50:18 ID:HXiT0tKq
>>463
>>461が言いたいのは女の子が1人でも一夫多妻に賛成してくれれば、
他の子たちも説得しやすいってコトじゃないんですか?
特に、人間界(日本)では一夫多妻に拒絶を示す子も多いでしょうし、
一夫一妻と同じように考えてたら、結婚後もいろいろ問題は出るでしょうし。

・・・まあ、ラバーズはそんな心配、ないでしょうが。
465名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 04:21:22 ID:EBfMYkOP
>>464
「結婚する女の子の中に神族がいれば」と、神族がいればと言い切っちゃってるから
一人でも賛成してくれる子がいれば、とは明らかに違うだろ。
逆に464が461の言いたい事だったら日本語勉強してもらわないといけなくなるほど
言い訳臭くなってしまうぞ。
まぁレスしてる俺が言うのも何だがこんな細かい事を引きずるのは辞めた方がいいよ。
466名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 07:43:52 ID:WyqtHy3r
まとめサイトって携帯からでも見れますか?見れるならうpしてくださいm(_ _)m
467名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 08:06:05 ID:NaDwjoFB
>>466

>>1


つまり神界で結婚するのであれば、種族は関係ないってこったろ?
468名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 12:41:49 ID:7eFbqE7i
一夫多妻制は妻同士の仲がいいことが必須
なんかラバーズの百合を想像してきた
469大惨事超漢大戦α:2007/01/12(金) 12:53:10 ID:cJBMQPkK
「………よく集まってくれた、同志達よ」
暗闇の中、一人の男の声が低く重く響く。
「…全くダ。まさかこのような時に我ラを呼びつけルとは…」
聞き取りにくい発音の別の声が応える。
「まあいいじゃないですか。僕達を呼びつけるなんてそれ相応の理由があるんでしょうし。ねえ? でないととんでもないことになりますし…」
「当然や! 生半可な理由やと許さへんで!?」
「…ふん。どうでもいい。用件は何だ? 俺はさっさと帰りたいんだ!」
丁寧な口調だが甲高い声がしたかと思えば関西弁が続き、最後にイライラした様子の声が闇より生み出された。
「ふふ、私たちが集まる理由など一つしかないのではないか…?」
最初の声の持ち主が低く笑い、指を鳴らす。
すると闇の中に一つの映像が浮かび上がる。
「…!? こ、これハ…!?」
「…なるほど」
「…確かにこの話やったら…」
「…俺たちを呼びつけたのも納得できる…!」
その場の全員がその映像に見入り、それぞれ納得したように頷いたり溜息を漏らす。
映像に映し出されていたのは一人の少女であった。
風にたなびく長い青髪を手で押さえ、深紅の瞳を細めて優しく微笑み、遠くの方に手を振っていた。
「…そう。わざわざこうして集まってもらったのは他でもない! 我らリンちゃん突撃護衛隊らんらんリンちゃん、通称『RRR』に重大情報が持ち込まれたためだ!!」
「「「「な、何とぉぉぉ!!!!」」」」
470大惨事超漢大戦α:2007/01/12(金) 12:54:06 ID:cJBMQPkK
明かりが点けられてカーテンが開かれると、そこは視聴覚室だった。
先ほどの映像はスクリーンに映し出されていた動画のようだった。
「しかし、『レッド』。この映像はかなりの値打ち物やな」
「ふふ、そうだろうそうだろう。入手するのはとても困難だったからな。………くそ、タイムのやつめ、ぼったくりやがって。今月の小遣い全部飛んじまった…」
関西弁の男に『レッド』と呼ばれた最初の男は満足げに笑っていたが、ふと遠い目をしてそう呟く。
「確かに…素晴らしいですね。このネリネさまの微笑みだけで僕は、僕はもう……!!」
「全くや。どんぶりめし三杯はいけるな!」
「ふん、その程度か。俺なら軽く五杯はいけるぜ?」
「なんやとー!!」
「よせ、『グリーン』! 『ブラック』も煽るな! それと『ホワイト』も現実に帰って来い!」
妄想に浸っていた『ホワイト』、一触即発状態であった関西弁の男『グリーン』とイライラしている男『ブラック』を一喝する『レッド』。
「す、すいません。ネリネさまのことを考えるとつい…」
「そうやな。熱くなって悪かった。…ところで『ホワイト』、お前まだネリネさま言うてるんか?」
「当然じゃないですか! ネリネさまは魔王フォーベシイさまのご息女、僕のような平民魔族にとっては雲の上の御方なんですよ!? 皆さんのようにリンちゃんなんて軽々しく呼ぶことなんて出来ませんよ。…第一年下ですし、僕」
そういってジト目で他の人物を見渡す『ホワイト』。その耳は長く伸びていて彼が魔族であることを示していた。
「ふ。俺は直接リンと呼んでくださいと言われたからな…」
「くっ! ちょっと同じクラスやからって調子に乗りやがって…!」
自慢気に話す『ブラック』に歯噛みする『グリーン』。
「どうした『イエロー』? 普段饒舌なお前がずっと黙って…。それとその変な発音は何だ?」
『レッド』が先ほどから黙っていた男、『イエロー』に声を掛ける。
声を掛けられた『イエロー』は躊躇いがちに口を開いた。
「さっキ食堂でカレー食ったラ舌をやけどしてしまっタ…」
「そ、そうか…」
「所デ『レッド』。その重大情報とやらは何なのダ? 我ラには時間が無いのダぞ?」
『イエロー』の言葉にはっとなる一同。
「そ、そうや! 授業抜け出してきたことすっかり忘れてたわ! さっさと教えてくれ!」
「そうです! 僕なんか体育の授業抜け出してきたから短パン姿で凄く寒いんですよ!?」
「お前らまだマシだ! 俺なんて紅女史の授業抜けてきてるんだぞ!? あ゛あ゛、一体どんな折檻受けさせられるか……!」
「それデさっきからイライラしてたのカ、お前…」
471大惨事超漢大戦α:2007/01/12(金) 12:55:20 ID:cJBMQPkK
「……それなんだが……ックゥゥ…!!」
顔の前で手を組む、いわゆる『ゲンドウポーズ』を取っていた『レッド』の表情が突如苦悶に歪む。
「ど、どうしたんや『レッド』!」
「一体何があったんですか?」
『グリーン』と『ホワイト』が慌てて立ち上がろうとするものの、『レッド』はそれを手で制止し、
「…………………リ、リンちゃんが、リンちゃんが!! 私たちのリンちゃんが……、昨日、土見の野郎と、…『アリジゴク』に入っていったらしい……っ!!」
「ナっ…!? 『アリジゴク』だト!? …あの、……あの、『アリジゴク』なのカ!? 何かの間違いでハないのカ!?」
「そ、そんなっ!? 嘘だっ! 嘘だと言ってよ、バーニィ!!」
『ホワイト』と『イエロー』の悲痛な叫びにも『レッド』は無情にも首を降る。
「緑葉…いや、『グリーンリーフウッド』からの情報だ。……間違いは……ない……」
「そ、そんな、嘘やろ!? 嘘やって言うてくれ、『レッド』!」
「真実なのだ、これは!! 確かにリンちゃんは土見稟と一緒に『アリジゴク』に、…ラブホテル『アリジゴク』に入っていったのだ!!」
『レッド』の断末魔に似た叫びに周囲は静まり返る。
「……………………土見、殺す」
しばしの沈黙の後、『ブラック』がそう呟いて静かに立ち上がる。
その瞳に未来は映ることなく、狂気だけが浮かんでいた。
「『ブラック』。一人では行かさへんで…。俺も行く」
「僕も行きます」
『グリーン』と『ホワイト』も続く。
だがそんな三人を『レッド』は引き止めた。
「待て、お前達。……話はこれで終わらん」
「これ以上聞くことなんてありませんよ」
「俺たちの行動を止める事など出来ん!!」
「そもそも『レッド』、お前は悔しくないんか!? それでも『RRR』のメンバーか!?」
「待テ、お前たチ! 『レッド』をよく見てみろ!」
激昂しかける三人だったが、『イエロー』の言葉に訝しげな表情をし、一瞬の後に愕然とした。
『ゲンドウポーズ』をとる『レッド』の机に血溜まりが出来ていた。
組んだ指先に異様なまでの力が篭もって、手の甲の皮膚を食い破っていたのだ。
「悔しイのは『レッド』も同ジ。そうイうことダ」
『イエロー』の言葉に三人は顔を見合わせ、再び席についた。
「ふ、すまんな、『イエロー』。だが安心しろ、三人とも。私はお前達を止めるつもりなどさらさら無い。…むしろお前達の憎悪を増幅させてやる」
「…? どういうことだ?」
「…昨日『グリーンリーフウッド』からその情報を得た私はすぐに下部メンバーを集めて現場に急行した。……ふふ、ふふふ…そして、二時間後、土見とリンちゃんは、出て、来なかった………!!」
一瞬の静寂、そして巻き起こる爆発。
「「「「………え、延長だとぉぉぉぉぉぉぉ…………!!!!!!」」」」
472大惨事超漢大戦α:2007/01/12(金) 12:57:20 ID:cJBMQPkK
阿鼻叫喚の地獄絵図が描き出された。
「アハハハハハハハ!!! そうだ! 土見が、土見の野郎が! リンちゃんのあの柔らかそうな唇を吸ったり舐めたり…!!!」
「ネリネさまの豊満な乳房を気の向くままに揉みしだいたり舐めたり挟んでもらったり…!!!」
「小柄な身体をええことにアクロバチックな体位やらを試したり…!!!」
「挙句の果てニは鞭やローソクを使ったリ、白い肌に縄を食イ込まセたりしておきナがラ…!!!」
「延長してもう一ラウンドだとぉぉぉぉぉぉぉ!!!」  
勝手な想像で盛り上がる一同。最早誰も彼らを止められない。
「我ら『RRR』はこれまで表立った行動は控えてきた! 精々不幸の手紙や丑の刻参りでひっそり土見の不幸を願いつづけてきた。だが! だが今日こそは立ち上がる時だ!
 武器を取れ! メンバーを集めろ! 我らの聖戦が始まるのだ! 作戦名『悪魔が来たりて笛を吹く』発動承認んんんんぅぅぅ!!!」
狂ったように意味不明なことを叫ぶ『レッド』に他の面子も続く。
「マスクを被れ! 嫉妬のマスクを!」
「臆するな! 我らは義によって立っている!」
「SATSUGAIせよ! SATSUGAIせよ!」
「愛と勇気だけが友達だ!」
「おっぱいおっぱい!」 
「さあ、行こう! 我ら『RRR』四天王! これより修羅と化す! 神と会っては道を譲り、悪魔と会っては靴を舐め、リンちゃんと会っては写真を取りて、必ずや怨敵土見稟を打ち倒すのだ!!!」
『レッド』、『イエロー』、『グリーン』、『ホワイト』、『ブラック』。
戦鬼たちは歩き出す。真なる敵の下へ。
途中彼らを慕う仲間たちがぞくぞくと集まり、膨大な数に膨れ上がっていく。
だが志を同じくする者達の心は一つ。
百を超える勇者達は一つの生き物と化してバーベナ学園校舎を進んでいった。








「稟さまに危害を加えることなど許しません!!」
ちゅど〜ん!
「「「「「ぴぎゃあ〜〜〜〜〜」」」」」
ま、雑魚の運命なんてこんなもんである。
473名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 12:58:51 ID:cJBMQPkK
今書いてる作品が詰まってるからって、こんなもん書いて何してるんだろ?
不快に感じられた方、ごめんなさい。
不快といえば小説版の麻弓編などを読むと親衛隊たちはかなり性質の悪い存在、というかリアルに犯罪者になってますが、こういう愛らしい(?)馬鹿の集まりが本来の設定だと思いたいです。
474名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 13:09:18 ID:8owUosVQ
愛らしい馬鹿者共に合掌w
475名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 13:19:12 ID:vU7Va/Qo
>>469-473
GJ!!めちゃ面白かったです。できれば各親衛隊もキボンヌです。
KKKの場合が一番激しそうだw
476名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 16:06:24 ID:RsnUINkD
こういう愛すべき馬鹿は大歓迎w


小説版みたいなのはキエロ
477名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 18:26:09 ID:WtVfEed9
やっぱ親衛隊ははっちゃけててナンボだよなぁと読んでて思った
しかしKKKにしろRRRにしろSSSにしろワンパターンで学習能力ねぇなw
478名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 19:55:59 ID:RsnUINkD
だがそれがいい
479名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 23:03:33 ID:OFZnnE8Q
まぁ、小説版のアレはKKKの一部の過激派だろう。なに、100人以上いたっ
て?そんなもん、全楓ファンの氷山の一角よ!!
480名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 01:43:25 ID:1DLDIl9o
>>473
ひじょーに和んだ、良かったぜ。
小説版はさっぱり知らんが、そんな俺にとってもこういう集団は大馬鹿コメディの体現してこそ
最も笑えるし輝いてると思われる

> 「さっキ食堂でカレー食ったラ舌をやけどしてしまっタ…」
なカレー大好きイエローがちょっとツボッた、出鼻挫くタイミングが素敵だな
481名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 02:52:06 ID:Mx4LhI4+
>>429
>まぁ、小説版のアレはKKKの一部の過激派だろう。
確かにそうだろうな。
基本的に各親衛隊の標的は土見稟ただ一人だから、他の人間は傷つけん。
まぁ、現在の状況でそんなことしようものなら、稟、緑葉に加えシアやネリネ、
果ては神王魔王コンビにまでぼこられそうだな。
482名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 02:52:49 ID:Mx4LhI4+
ミステイク
>>429>>479だった
483特命推薦生徒 土見稟:2007/01/13(土) 03:35:42 ID:dq9Xzih2
バーベナ学園 まだ開校からそれほどたっていない魔法専門新設高
ただでさえ生徒の喧嘩による
校内での砲・銃撃戦が絶えないというのに、
ここには更なる火種があった。
美少女が多すぎるのだ。
行き過ぎたファンは絶えず一人のターゲット
土見稟を狙っていた。(原作同様)
だがことごとく帰り討ちにされていた。何故かって?
そりゃ……
484特命推薦生徒 土見稟:2007/01/13(土) 03:38:17 ID:dq9Xzih2
「土見君!」
バシィッ いきなり頭を叩かれた。
「…痛い…何すんだよ!」
見上げると目の前にクラスメイトの麻弓=タイムが仁王立ちしていた。
「いたいじゃないのですよ!掃除当番サボって寝てるひ…」
「そうだった、すまん。忘れてた。」
真弓の言葉を遮り掃除用具入れに向かう。
校内治安維持要員として推薦された土見だが、普段はボーっとしている。
元々の性格のせいもあるが、
あまり表だった行動を取らない方が良いという理由もある。
とりあえず適当に掃除を済ませる。と、
教室に
特殊風紀機動隊総監督
紅薔薇撫子が入ってきた。
「つっちー、話がある」

因みに稟は機動隊所属となっているが、その話は一生でないであろう。
485特命推薦生徒 土見稟:2007/01/13(土) 03:40:03 ID:dq9Xzih2
「最近、麻弓の奴がKKKをやたらつけてるのは知ってるな?」
尋問室に呼ばれた稟は撫子から質問を受けていた。
「あぁ、写真の件か」
写真の件というのは、ここ最近やたら麻弓がKKK(きっときっ(ry)を追い回しては
盗撮し、それを新聞部に売りつけているということだ。
「そうだ、だがKKKの奴等が嗅ぎつけてな、近々麻弓を潰しにかかるそうだ」
(ただでさえ潰れているのに更に潰してどうする)
と内心つっこむ
「ちっ、やりすぎだ、あの馬鹿」
「だが好機でもある。もし暴行でも起こったら、集結した所を一網打尽に出来る」
麻弓を餌にする。撫子の顔はそう伝えていた。
「教師らしくねぇなぁ」
さすがに友達を囮にすると聞いては稟も顔を強ばらせた。
「違いない。だからこそお前に頼んだ。失敗すれば一大事になりかねんが…
 いけるか?つっちー」
どうやら本気らしい撫子の顔は至って真面目だ。
「やるしかねぇか…どのみち麻弓には理由をききださんとな。」
「恩に切る…が、もともと特別推薦生徒のお前に拒否権は無いがな。」
稟の返答を聞いて安心したのか、冗談臭い事実を稟に近づけた。
「それを言ったらおしまいだろ…」
この人には勝てない。稟は思った
486特命推薦生徒 土見稟:2007/01/13(土) 03:41:01 ID:dq9Xzih2
とりあえずひとまずここまで。
黒払拭みたいに長くしないんで辛抱してください。
てか読まなくてもいいです。
なら投下するなって話か。
487名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 08:09:53 ID:Aldn2al2
俺は好きだね。面白いよ。
続きが気になる。
488405:2007/01/13(土) 13:45:00 ID:6zHYhctl
とりあえず続きが出来たので投下しようと思います。
489稟×キキョウほのぼの:2007/01/13(土) 13:48:52 ID:6zHYhctl
それはクリスマスの2日後の事だった。朝食後楓が煎れてくれたコーヒーを片手に
のんびり新聞をチェックしている最中である。
のどかな禀の一時は玄関でベルも鳴らさず飛び込んで来た、着流し姿のある巨漢の乱入によって破られた。
「禀どのおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
神王ユーストマが顔面真っ青にして号泣しながら芙蓉宅のリビングに飛び込んで来たのである。
ぎょっとして視線を向けると、またいつぞやの様に胸倉を摑んで持ち上げられた。
当然首がきゅっと絞められて意識が遠くなる。その間にも「禀殿! 禀殿! 禀どのおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」等と叫んでいるので、
こりゃ何かあったなー、と他人事の様に考えていたら、視界が霞んで行くのが解った。さらに死んだはずの禀の両親と楓の母親の姿が見えたもんだから、
ああ、死ぬんだな、俺。とこれまた他人事の様にぼんやりと考えていたら、急に身体が地面に向かって落下して行った。禀の意識はそこで途切れた。
目が覚めたとき、視界に飛び込んで来たのはキキョウとシアと楓の安堵した表情と共に、
血溜まりにうつぶせに倒れているユーストマと、両膝に手をついて肩で息をしている神王夫人の一人ライラックであった。
何やら全身黒ずくめの服装である。
キキョウとシアと楓曰く、意識を失う寸前であった俺を助けてくれたのはライラックさんだそうだ。
神王のおじさんの顎下に何やら寸勁とか言う技を打ち込んで気絶させて正拳突きで床に倒し、
下段の踵蹴りで気絶させたと言う。どこかで見た漫画を参考にしたらしい。
それは良いとして、どうやら今回の騒ぎは神界で行われる年末年始の行事の事が絡んでいるらしい。
血まみれになった神王のおじさんを、まるでサッカーボールの様に蹴飛ばしたライラックさんが
「後で家に来て頂戴、カステラ用意して待ってるから。」
と、そりゃもう人妻とは思えぬ程にこやかな笑顔を浮かべていた。
その笑顔に神王のおじさんの返り血が無ければ良かったのだが・・・。
490405:2007/01/13(土) 13:50:59 ID:6zHYhctl
しまった、気絶という表記を2回続けてしまったorz
スミマセヌ、素人とはいえ単純なミスをしてしまいました。
491名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 13:56:02 ID:V8/U4SI9
>>490
wktkして待ってるからな!
492名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 17:32:20 ID:Mx4LhI4+
>>486
稟の口調が荒っぽいのが気になるなぁ。
敬語とは言わないけど、どちらかと言うと丁寧な口調だぞ。
493名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 21:44:57 ID:49dQivc5
>>492
只野仁風にしているからじゃないのか?
494名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:17:47 ID:ofhRmSrY
「おはようございます、ご主人様」
「おはようございます、ご主人様、ですわ♪」
「おはよう禀くんっ♪」

日曜の朝。
やたらかしましい少女たちの声に目を開けた禀は、


この世で考えうる限り――最も他の男なら更なるものを望むだろうが――綺麗な光景に目を疑った。
まずは亜沙。
亜沙の隣のカレハ。
禀に抱きつこうとするアイ。
亜沙とカレハにアイが混じる理由が解らず少し悩んだ禀に、アイが笑いかける。

「私たち、禀くんが好きだから、三人全員でお嫁さんになろうって約束したんだよ――」

―――ちょっと待て。
禀はまた頭を傾げる。
――Shuffle!とTick!Tack!がごっちゃになってるぞ。

だが禀の叫びを代弁すべくか、アイがまた笑う。

「フォーベシィ様の所に遊びに来て迷った私を、禀くんとカレハちゃんが助けてくれたんだよ。今日は禀くんと遊ぼうと思ってたら、フォーベシィ様が『禀ちゃんはメイド萌えだ』って・・」

言いたいことを言ったアイは、まだベッドの、布団の中の禀にもたれる。
それを見て、亜沙とカレハも禀と戯れるべく近付いて来て――。


495名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 08:39:51 ID:/DVfpgAD
NHKにプリムラ出てるぞ
496名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 11:31:33 ID:e2bdP1GY
>>495
日本ひきこもり協会?
497名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 11:37:03 ID:NPGjKShC
マジならうp!!
花なら・・・まあいいや・・・
498名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 12:23:02 ID:/DVfpgAD
趣味の園芸じゃないのか…?
499名無しさん@ピンキー:2007/01/14(日) 12:34:05 ID:GNDCUz60
>>494
続きplz
500名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 18:22:08 ID:vdn3tPzk
保守
501483:2007/01/15(月) 23:28:09 ID:v///AAgl
とりあえず続き二つ程度
502特命推薦生徒 土見稟:2007/01/15(月) 23:29:20 ID:v///AAgl
異様な光景だった。暗く狭い教室の中に、
祭りの屋台などで売られている仮面をかぶった男達が16名、
そしてその胸にはKKKの字。
「…で?」
椅子に座っているリーダーらしい男が口を開く。
「麻弓=タイムの件はどうなった?」
『サー!すべて順調であります、サー!』
周りの15人が声をそろえて答える。
「そうか…ふふふ…これで…ふははははは!!」
真っ暗な体育倉庫の中、怪しい笑い声だけが響きわたった。

[食堂]
「先輩、たこ焼き買ってきました」
初々しい声の一年男子生徒が稟に近寄る。
稟の助手、西又葵だ。
差し出されたたこ焼きを無言で奪い取る稟。
「仕事だ、報道部の写真の件は知ってるな」
「はい、先輩のクラスメイトの麻弓さんがKKKを…」
「そうだ、それを奴等が嗅ぎつけたらしい」
途中遮り話を進める稟。
「…ということは麻弓さんの護衛が主題と」
「まぁそんな感じだ」
あくまで不愛想に答える。
(何も起こらなきゃいいが…)
ふと廊下の方を見やる稟。
おかしい。誰もいない。廊下だけでなく食堂にも。
原因は対人結界らしい。要は人払いだ。
こんなことする輩は…
「はじまったか…行くぞ!」
「ふぁ?ふぁぃ!?」
503特命推薦生徒 土見稟:2007/01/15(月) 23:31:11 ID:v///AAgl
「…全ては楓ちゃんのために!」
楓様マンセー!
麻弓は今体育倉庫の中にいた。
どうやらKKKに捕まったらしい、両手両足を縛られてマットに転がされている。
因みに、体育倉庫内のメンツはさっきの16人
校庭に100人程。
ここまでの過程は小説版を読んでいただければ分かるので、
知らない人はお近くの書店でSHUFFLE!麻弓=タイム編を(ry
「さて麻弓=タイム」
やはり椅子に座ったリーダーが問う。
「何故我々をつけ回したか聞かせてもらおうか。」
「・・・」
相手の仮面を睨みつけたまま黙りこむ麻弓。
「そう怖い目をするな、話せば解放する。」
「嘘ね」
ようやく麻弓が口を開いた。
「ほぉ〜う、勝手に決めつけるとは…」
「勝手も何も、脅威は実力をもって排除するのが基本でしょ?」
あくまで強気に答える。
一歩譲ったらこのまま分が悪くなるのは必然だからだ。
「ふん…答える義理は無いという事か…愚かな」
リーダーが嘲笑する。
「タダで死ぬよりマシよ」
麻弓も強がる。
「よかろう…ならばその強がり、どこまで持つか制裁も含めて見せてもらおうか」
そう言ってパチンと指を弾いた。
隊員が麻弓の周りに集まる。
「さぁ、遊ぼうか…?
504503:2007/01/15(月) 23:34:29 ID:v///AAgl
修正
× 義理は無い
○ 筋合いは無い

× 「さぁ、遊ぼうか…?
○ 「さぁ、遊ぼうか…?」
スマソ
505名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 00:35:10 ID:3l3H6ZS7
>>504
GJ!んでもってwktkだよ(´・ω・)
506名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:45:07 ID:1QjB/qK9
鈴平ひろ氏も出てくるのかな?

どうでもいいことだけど、どうやら実在の西又葵氏は女性らしいぞ。
とりあえず参考までに。本人とは関係ない場合は無視してくれ。
507名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 21:54:32 ID:Bikf36Cy
>>506
実在する人物とは全く関係ありませぬ
説明忘れてスマソorz
508名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 23:11:04 ID:E9rEFdSe
>>507
ついでに鈴平さんも女性です。
(上記のSSデフォで女性扱いで読んじゃいましたw)
ともかく面白かったです。GJ!
509名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 11:08:03 ID:ZZEgYriL
楓には本当に申し訳ないと思っている。
俺は楓の記憶を元に戻すために楓の心の中に入って1つ1つを全て修正していった………ただ1つを除いて……………
そしてその直していない修正の影響は現実の世界にもすぐに現れた…………

そう俺は芙蓉楓という女性を選ばずにバーベナに入学当初から憧れていた撫子さんという女性を選んだのだ………
510名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 17:07:24 ID:9f/ES5/M
>>509
続きキボン
511名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 18:00:05 ID:ti52pATd
でも正直、稟の性格ならありえない展開なんだけどな。
誰かを選んでいながら乗り換えるなんて。
512名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:18:50 ID:61hF35UB
>>509
後生だ・・・。
そのような展開は許してくれ・・・。
恥を忍んでお頼み申す・・・。
513名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 03:41:18 ID:IQmZYQtn
ていうかね、いくら記憶世界で間違いを残したり実際とは違う行動を取っても
それは楓の記憶でしかく、あくまで楓にしか影響しないのだから、現実に影響を
及ぼすなんて事は100%ありえないのだけどね

>>509はリアリアをやり直すか設定を練り直す事を強く薦める
514名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 12:36:35 ID:ZJXhpBdW
過去修正するなら無理にリアリア設定使わずにチクタク設定使ったらよかったのに。
515特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:14:37 ID:3l7XAz/0
男子生徒達は一斉に麻弓に取り付いた。
平坦な乳を揉みしだき、秘処に手を入れたり。
「いっ、いたッ!やだ!止めて!」
恐らく全員初めてなのだろう。皆動きが稚拙だ。
そのため麻弓は吐き気のような物を催していた。
だがそんな麻弓の気持ちなど考えず
「うほっ!オッパイ」
「でも無いな」
「けどやわらけぇ…」
飢えた童貞共はひたすら麻弓を犯す。
「もう我慢できねぇ!」
先ほどから秘処を触り続けていた男がいきなり立ち上がる、
と同時に下を全て脱いだ。どうやら汗を愛液と勘違いしたらしい。
八割方巨大化したナニを挿入するつもりだ。
必死に抵抗する麻弓、だが周りの男達はそれを抑え、股を開かせようとする。
嘔吐感が増してきた
抵抗する余力などもうない。
最後に、自分の愛すべき人の顔を思い浮かべようとした。
「…土見ー」
パリン…
何かが割れるような音 そして
バコォッん
ドアが蹴り破られた。
(何!?)
「誰だ!」
警戒手が戦闘体制にはい…たと同時に吹き飛ばされた。
「…たく、性交の仕方も知らないとはな…」
(この声…もしかして…)
麻弓は入り口の方を見やる
二つの影、
「ここがお前等の墓場か」
(土見君!?)
516特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:15:46 ID:3l7XAz/0
「悪い麻弓、遅れた」
(土見君!)
いつもの口調に戻った事でようやく確信を持てた麻弓。
「まぁこいつが結界破壊に手間取ったのが原因だがな」
「俺のせいですか!?」
隣にいるのは恐らくいつも稟と一緒にいる西又とかいう人だろう。
逆光でよく見えないが。
どうやら先ほどの音は結界破壊の音だったらしい。
ようやく状況の整理がついた麻弓。
(そっか)
「全員取り押さえるぞ」
「はい!」
(助けに来てくれたんだ)
男達に殴りかかる稟と葵
日頃引きこもっている奴等ばかりだったからであろうか、
KKK隊員は非常に弱かった。
稟が一発殴れば気絶し、葵の支援魔法に巻き込まれてはこれまた気絶。
わずか一分でリーダー以外全滅した。
「さて、話す気もないし、とっとと落ちてくれ」
「まままま待て待て!私は悪くない!悪いのは上層部でー」
「かわらねぇよ、それじゃ」
そう言って稟は踵をふりあげ
「ちょっと待ったー!」
麻弓が割り込んできた。縄は葵が解いたらしい。
とっさのことにバランスを崩す稟
「な、なんだよ?」
「とどめは私に刺させて欲しいのですよ。」
517特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:16:57 ID:3l7XAz/0
いきなり割り込んできた上そんなことを。
だが今回の被害者は麻弓だ。筋は通っている。
「まぁいいか、好きなだけやったれ」
リーダーの前をどく稟
処刑執行人麻弓に変わったと聞いて少し安堵するリーダー、
だが、それは大きな
「せぇーの」
間違いだった
「うぉりゃぁっ!」
カコン
バキバキベキゴキ…ガシャーン…
バスケットボール入れに頭からつっこんだわけだが…
リーダーはもう人間の顔をしていなかった。
左の歯は八本が半ばから折れ、脳震盪を起こし目は白目、
首は若干変な方向を向いている おそらく捻挫かムチウチだろう。
「はぁ〜すっきりした!」
麻弓は恍惚の表情を浮かべている。
その後ろで稟と葵は呆然としていた。
(日頃の樹の事で威力があがってんな…)
「ん?なんかいった?」
『サー、ノーサー!』
思わず敬礼する二人。敵でなくてよかった。
二人とも心底そう思うのであった。
518特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:54:47 ID:3l7XAz/0
「…で?なんであんなことしたんだ?」
校庭の隅、稟は麻弓と会話していた。
外にいたKKKは教師陣により一網打尽、全員停学を言い渡された。
「何て、楓のためにKKKを潰そうとしただけなのですよ」
それを聞いた稟は少しため息をつき
「そっか」
とだけ言った。
「ありがとな、楓も俺もKKKには迷惑してたんだ。
 壊滅のきっかけが出来たよ」
「いえいえ、どういたしましてなのですよ♪」
これだけ、これだけで十分わかりあえる仲なのだ。
口論することも、失望することもない。とがめる必要もない。
ただこれだけ。
「んじゃ俺は帰るな。麻弓も早く帰れ」
そういって稟は校門へ歩き始めた。
「待って…土見君、私…本当は土見君のために…」
何かいいかけた麻弓だったが、そこにはもう稟の姿は無かった。
519特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:57:50 ID:3l7XAz/0
「目、通しとけ」
特殊風紀機動隊治安部の事務所、
土見稟、西又葵、鈴平弘がいた。
どうも高校生らしくないオッサン臭い顔をした鈴平(二年)
これでも名のある情報屋だとかないとか。
とにかく、鈴平から渡された資料に目を通す稟と葵。
「どうもここ最近変質者が彷徨いてるそうだ。
 とりあえず哨戒しといてくれ」
鈴平は面倒くさそうに伝える
「ま、被害がでる前に潰すようにするさ」
稟も面倒くさそうに答える。
「じゃあ先輩、行きましょうか」
元気なのは葵だけだった。

ーバーベナ学園 まだ開校からそれほど経っていない魔法専門新設校
「先輩!待って下さい!」
ーそこでは毎日のように魔砲撃戦が起こっていた
「急げ、俺は待てない体質だ」
ーだがことごとく鎮圧されていた。何故かって?
 そりゃ…
「俺が特命推薦生徒だからだよ」
稟は自嘲気味に虚空に言い放った。

520特命推薦生徒 土見稟:2007/01/18(木) 16:59:43 ID:3l7XAz/0
ようやく完結しました。
てか…
またなげぇ!長いぞ!
どうも私はssは向いてないみたいですね。
見苦しくてスマソ
521名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:10:50 ID:R/cEw31N
一番槍GJ
522名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:37:09 ID:trOPHyH4
規制のせいで全然書き込めない・・・
んなわけで携帯から。
つかここってエチくないのも投稿していいん?

人生初SSでエチいのはきつい。
523名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 23:47:08 ID:Mmu94g9w
おk
524名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 02:09:57 ID:7NB2xxoo
>>522
あのね、同スレのログくらい読んだり検索したりしようよ
同じ質問が何度繰り返されてると思ってるんだ
525名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 17:27:10 ID:TGsqtm7N
>>520
GJ!ただ一つだけ言わせてくれ。麻弓、充分すぎるほどつえーじゃねーか! 何で捕まったんだよ?
>>522
頑張れ!自分は人生初SSがエロ有りだったよ!

とりあえず自分も出来たのを投下します。こっちも充分長いんだけどw
526ねりね日記:2007/01/19(金) 17:28:39 ID:TGsqtm7N


一月一日 (元旦) 晴れ

今日から新しい一年が始まりました。
昨年は私の人生を一変させるような出来事が数多く起こりましたが、今年はどういった年になるんでしょうか?
私や、私の大切な人達にとって良い年になる事を祈るばかりです。
所で、朝お父様とお母様に一通りの挨拶を交わした後に、お父様からお年玉と一緒に日記帳を頂きました。
お父様が言うにはこの日記帳は魔王家に代々伝わる魔法具で、思いを込めて丁寧に綴っていけばそこに書かれた出来事や思いが永遠に色褪せることなく思い返せるそうです。
確かに立派な装丁がなされていますが、本当でしょうか? 少しも魔力を感じないんですが…。
「何を隠そうそれと同じ物をかつて私も使っていたんだよ。そしてそれを使っていたからこそパパとママは倦怠期も知らずにこうやって今もラブラブでいられるんだよ。ネリネちゃんも稟ちゃんとずっとラブラブでいたいだろう?」
お父様のその言葉に私は一も二も無く頷いていました。

稟さま。

大好きな稟さま。

リコちゃんの命を、想いを奪ってしまったと思っていた私に、「ネリネはネリネのままでいなきゃいけないんだ」、
「一緒に、笑ってくれないか」と言ってくださった、私の命なんかよりずっとずっと大切な最愛の人。
稟さまの周囲にはシアちゃんや楓さんなどお料理なども上手な魅力的な女性がたくさんいるのに、私なんかを選んでくださいました。
そんな稟さまをずっと愛し、稟さまにずっと愛していただけるように、思いを込めて日記を綴る事にしました。
527ねりね日記:2007/01/19(金) 17:29:32 ID:TGsqtm7N
お父様とお母様が二人で作られたおせち料理というものをいただいた後、残念ながら所用があると言われたお父様たちを残して稟さまの所に新年のご挨拶に伺いました。
お父様が用意してくださった藍色の着物をお母様に手伝っていただいて着ていったのですが、稟さまのお気に召してもらえなかったのでしょうか? 「似合ってるよ」と小さく一言言ってくださったきり、稟さまはあまり私の方を見てくださいませんでした。
稟さまの隣にいた楓さんやリムちゃんの素敵な着物姿に比べれば、やっぱり私の着物姿は似合っていなかったんでしょうか…? 
今日ただ一つ残念だった事です。
着ていると何だか胸が苦しかったですし…。
しばらくしてシアちゃんや麻弓さんたちもいらっしゃって、一通りの挨拶を済ました後、皆さんと一緒に初詣に行く事になりました。
神社に向かい歩いていた私たちは何だか色々な人達に見られていたような気がします。やっぱり大人数だったからでしょうか?
それとも麻弓さんが普段よりも熱心にデジカメで私たちを写してくださっていたからでしょうか?
稟さまがそんな麻弓さんを手招きして何かを囁くと、
「そんな殺生な!? 期末テストの結果によって親からお年玉を大幅に減額されてしまった私にはこの手しかないのですよー!!」
と悲痛な叫び声をあげていましたが、稟さまは何を仰ったんでしょうか?
そうこうして神社に到着してお参りを済ませると、皆で射的や輪投げ、それに金魚救い等にチャレンジすることになりました。
私はやっぱり不器用みたいで、射的をしてもちっとも景品を落すことが出来ませんでした。
ですが稟さまが私の身体に覆い被さるようにして私の腕を取ってコツを教えてくださったお陰で、可愛いハムスターのキーホルダーを獲得する事が出来ちゃいました。
…密着した稟さまのぬくもりと息遣いに射的のことを忘れてドキドキしちゃったのはここだけの秘密です。
とりあえず、キーホルダーは通学用の鞄に付けることに決めました。
他にも林檎飴を舐めたり綿飴を食べたり焼きトウモロコシを食べたり……こうして書いていると何だか食べてばかりな気が…。
……明日からしばらく甘いものは控えようと思います…。
528ねりね日記:2007/01/19(金) 17:30:15 ID:TGsqtm7N
その後、シアちゃんのお家に招かれて餅つきや羽子板、カルタなどの日本の伝統行事を日が暮れるまで楽しんだ後、帰宅し入浴を済まして自室でくつろいでいると、稟さまが一人で訪ねてきてくださいました。
どうやらまたお父様が稟さまを無理にご招待したらしいです。
朝ご挨拶出来なかったからといって、自宅でお休みされていた稟さまをわざわざ家にお呼び立てするなんて、本当にしょうがないお父様です。
そうしてお父様やお母様と年始の挨拶を終えた稟さまと自室で過ごしていたのですが、……その、また、お父様に騙されてしまいました…。
「人間界の恋人たちはお正月には“姫初め”という儀式をするものなんだよ。だからネリネちゃんも稟ちゃんに頼んでごらん?」
と少し前にこっそり耳打ちされたことを思い出し、稟さまに姫初めをしてくださいませんかと言ってしまいました…。
お茶を吹き出しそうになった稟さまに本当のことを教えられて真っ赤になってしまった私に、稟さまは笑いながら「じゃあ、しよっか?」と囁きながら優しくキスしてくださいました。
そして、「折角正月なんだし、またアレ着てくれないかな?」と稟さまが指差したのは、以前着用したことのある白と赤の袴姿、つまり巫女装束でした。
さらに着替えているところを見たいと言われて、私は稟さまの目の前で下着姿になり、巫女服に着替える事になってしまいました。
正直下着も脱いで、と言われなくてホッとしました。…だ、だって、稟さまの前で服を脱いでいると、稟さまの熱い視線を感じてしまって、…その、早くも、濡れてきてしまっていたので…。
そうして巫女服に着替えた私を稟さまはぎゅっと抱きしめてくださいました。
力強くも優しい抱擁に私を形作る全ての因子が安らぎを覚えたのか、私の身体は自然と稟さまに全てを委ね、ただ稟さまの温もりを求めてその広い胸に顔を埋めていました。
どれくらいそうしていたでしょうか? 時間にすると多分五分から十分くらいだと思うのですが、私には何十分、何時間にも感じられました。
身を離した私たちはどちらからとも無く微笑みあい、そのまま手を繋いでベッドへと向かいました。
ベッドに寝かされた私をもう一度抱きしめてくださった稟さま。
その稟さまの重みを感じて、稟さまに抱かれる、稟さまに愛されるのだと思うと私の胸は心地よく高鳴り、稟さまから視線を外す事が出来なくなっていました。
そうした私の視線に気付いた時、稟さまはいつも照れを含んだ優しい微笑みを浮かべられ、けれど決して目をそらすことなく私の視線を受け止めてくださいます。
この時も稟さまとただ見詰め合っているだけで、その優しい瞳に私は吸い込まれてしまいそうな気持ちになってしまい、同時に歓喜の余りに全身にどこか甘い痺れが走りました。
まるで私の心と身体の全てが自分はこの人の物なのだと訴えかけているように…。
見詰め合った稟さまのお顔が少しずつ近づいてきたと思うと、数瞬の後に私の唇と稟さまの唇は重なり合っていました。
唇から伝わってくる稟さまのぬくもりと想い。
どんなお菓子よりも甘く、心を蕩かしてしまいそうな稟さまの感触に、閉じていた瞼から涙が一筋零れていたことに気付きました。
稟さまと出会ってから、私は涙を流す回数が増えてしまったような気がします。勿論それは哀しみの涙ではなく、喜びの涙です。
そのままキスを続けていると、やがて稟さまの舌が私の舌を求めて口内に入ってこられたので、私もすぐにその求めに応じて自分の舌を稟さまのそれと重ねさせました。
稟さまはとても、その、キスがお上手で…舌同士を様々な角度で擦り合わせていたと思うと軽く吸い付いてきたり、唇を軽く舐めたと思ったら、強く吸いたててきたり…初めてキスした時からどれだけたっても私は付いていけずに稟さまのされるがままなんです。
本当は稟さまに気持ち良くなって頂きたいのに、私ばかりどんどん気持ち良くなってしまって…。
そうしていると稟さまの舌から唾液が私の口内に伝わってきたので、私は一滴たりとも零さないようにそれを飲み込みました。
私にとって稟さまの唾液はお酒のように思考を痺れさせ、心を溶かしてゆく甘い猛毒に思えてしまうことがあります。
ねっとりとした稟さまの舌の感触と唾液の甘さに、私の思考はどんどん蕩けてしまい、稟さまを感じること以外何も考えられなくなってきてしまっていたのですから。
529ねりね日記:2007/01/19(金) 17:30:54 ID:TGsqtm7N
そんな時、稟さまとのキスに夢中になっていた私の胸に突然稟さまの大きな掌が重ねられ、ゆっくりと揉みしだかれました。
突然の、不意打ちとも思える稟さまのその行動に、戸惑うよりも先にくぐもった声を上げて反応してしまう私の身体。
…何だか稟さまと身体を重ねているうちに、私の身体はどんどんえっちになってきてしまっているような気がします。
稟さまが喜んでくださっているからいいものの、やっぱりとても恥ずかしいです。
稟さまはいつも「感じたら素直に声を出してくれていいんだぞ? その方が俺も嬉しいし…」と言ってくださいますが、はしたない女だと稟さまに思われ、もし嫌われでもしたら…と思うと正直複雑です。
しばらくすると稟さまが唇を離されて黙って私を見つめてこられました。
その目は「いいか?」と私に尋ねてきているようで、私も黙って頷き返しました。
どこまでもお優しい稟さま。
私の身体は、いえ私の心も稟さまのものであるのに、いつも稟さまはこうして私に伺いをかけてこられます。
私は稟さまになら何をされても構わないのに…。
ですがそんな稟さまだからこそ、私はこんなにも好きになったのかも知れません。
両胸に優しく愛撫を続けてくださる稟さまの姿に、私はぼんやりとそう思っていました。
服越しであるものの稟さまの愛撫に私の身体は瞬く間に反応してしまい、吐息に熱が篭もり、胸の先端が硬く尖り始めてブラを押しやっているのが自分でも感じられました。
一度それを自覚するともう気にせずにはいられなくなり、もっと稟さまを感じたい、もっと稟さまに触れてもらいたいという欲望が果てしなく湧き出て止まりませんでした。
そんな私を見て軽く微笑み、私の服を脱がしにかかられる稟さま。
お尻を撫でながら袴を脱がされ、そして少しだけ強引に上着をはだけられて露になった私の胸元に稟さまはお顔を埋められ、ぐりぐり左右に押し付けてこられました。
稟さまは私の胸を特に気に入ってくださっているようで、よくこうされます。
私も稟さまが甘えてくださる事がとても嬉しくて、稟さまの頭を胸の谷間に挟み込むようにして抱きしめました。
ただ…「ネリネの胸でこうしてると、すごく、安心する」と稟さまに言って頂いて、嬉しさの余りに腕にぎゅっと力を込めてしまって…稟さまが少し酸欠状態に陥ってしまいました。
ごめんなさい、稟さま。
少しの間ぼうっとしていらしていた稟さまですが、何度か頭を振ると回復されたらしく、お返しだと一言呟かれるとブラをずらして胸を露にし、硬く尖った胸の先端に吸い付かれてきました。
赤ちゃんみたいに一心に乳首を吸う稟さま。
ちゅうちゅうと音がたつ程に強く、かと思えばちゅっちゅっと優しく吸い付いてきたり、搾るように胸を揉みながら舌先で乳首を転がし、軽く歯を立てて引っ張ったり、逆の胸にも同じようにしたり…。
ごめんなさい。やっぱりこんなえっちな赤ちゃんはいないと思います…。
もし赤ちゃんがこんな風に母乳を吸うのなら授乳のたびに凄い事になっちゃいそうです。
胸を愛されるたびに押し寄せる快感に、何度も何度もえっちな声を出して身悶えしてしまっていたことを思い返すとそう思います。
けれど、稟さまの唾液塗れになった私の両胸の先端の突起は変わらずぴんと立ったままで、身体は燃えてしまうかのように芯から熱くなるなど、私の身体はさらに貪欲に稟さまを求めていました。
530ねりね日記:2007/01/19(金) 17:31:31 ID:TGsqtm7N
じれったさに身体をもじもじさせる私に稟さまは意地悪な笑みを浮かべられて、私の胸をたぷたぷ弄びながら「次はどうして欲しい?」と尋ねてこられました。
私は羞恥に真っ赤になって目を反らし、下を…、と呟く事しか出来ませんでした。
すると稟さまは私の両足を高く持ち上げたまま大きく開き、稟さまの吐息を感じてしまう位まで近く私のアソコに顔を近付けられました。
食い入るようにじっと私のアソコを凝視する稟さま。
アソコに感じる稟さまの荒くなってきた息と絡みついてくるような視線に私はただぎゅっと目を瞑って羞恥を堪えました。
稟さまの望む事ならどんな事でもしてあげたいですし、稟さまが私の身体を気に入ってくださるのはとても嬉しいことなのですが、やっぱりアソコをこんな風にじっと見られるのは凄く恥ずかしくていつまでたっても慣れられそうにありません。
ですが、私の身体は稟さまに見られているだけで羞恥のためだけでなく熱を増し、稟さまに言われるまでもなくアソコがぐしょぐしょになっているのが分かりました。
次の瞬間、じゅるじゅるという水音が私の耳に入ったと思ったら、それまで以上の快感が全身を駆け巡りました。
稟さまがアソコに顔を埋められて、その、私のえっちなお汁を激しく吸い始めていたのです。
稟さまの舌でその汁を掻き出されるたびにぞくぞくする感覚が襲いかかってきて、私はびくびく震えてしまいました。
目を開けると視界に美味しそうに私の体液を啜る稟さまの姿が映り、その姿に心とは裏腹に身体はどんどん敏感になっていき、気付けば私は無意識に腰を蠢かせ、稟さまにアソコを押し付けるようにしていました。
…あうぅ、やっぱり、私の身体は以前に比べてずっとえっちになってしまっていたようです。
近頃は稟さまに軽く触れられるだけで反応してしまうことがありますし…。
実際いつの間にか私は稟さまの頭を手で支えて稟さまの攻めの手をより深く受け入れようとしていました。
531ねりね日記:2007/01/19(金) 17:32:07 ID:TGsqtm7N
そうしてしばらくしているともう何も考えられなくなってきていて、私は滲んだ視界越しに稟さまを見つめ、ひたすら稟さま自身を求めておねだりの言葉を続けていました。
すると稟さまは私の瞳に浮かんだ涙を優しく拭って、一言「挿入るぞ?」と…。
何度も何度も頷く私に稟さまはキスをくださり、唇を重ねたままゆっくり私の中に入ってきてくださいました。
ずぶずぶと鈍い音と共に身体の奥に入ってくる稟さまの大きなものに、私は寒気にも似た感覚を感じて身を震わせ、目を閉じ息を飲みながら稟さまとの繋がりを、稟さまから与えられる快楽を堪能しました。
胎内に感じる稟さまのは、焼けるように熱く、そして硬く、私の身体の奥底へと抉りこまれて行きました。
そうしてぴったりと重なり合った私たちの腰。
まるで初めからこうして生まれてきたのではと思えるほどの充足感と、じっとしているだけでもどこからか湧き出されてくる絶大な快感に、私の瞼からは再び涙が溢れ出ていました。
「ネリネの中、気持ち良すぎて我慢出来ない! 動くぞ!?」
そう言うや否や激しく動かれる稟さま。
私もその思いは同様でしたので、稟さまの背中に腕を伸ばし、両足を稟さまの腰に絡ませて必死に稟さまにしがみ付きました。
稟さまが動かれるたびに胎内の一番奥に深く強く稟さまのが打ち込まれ、その動きで私の胎内が抉られるたびに快感が雷のように全身を駆け巡り、響いていきました。
さらに、激しく突かれると同時に胸を強く揉まれ、アソコと胸、二箇所から快感が湧き出て止まらず、それらが身体の奥で複雑に絡み合って何倍にも、何乗にもなって…。
…正直、もうこの辺りから私の記憶はあやふやです。
激流のような快感に私の思考はとっくの昔に流されてしまっていて、頭の中が真っ白になっていたので…。
ただ、身体中が燃え盛って蕩けてしまいそうになるほど熱く、同時に四肢がバラバラに千切れてしまいそうな感覚になっていたこと。
稟さまが何度も私の名を呼んで「好きだ」と言ってくださったこと。
稟さまをとても近く、全身で感じていたこと。
そして今思えば何とはしたないと思うほどの声を出して稟さまのお名前を呼んで愛の言葉を叫び続けていたこと。
くらいしか覚えていません…。
気が付いたら稟さまの胸を枕に寝そべっていました。
優しく髪を梳いてくださっていた稟さまのお顔を見て、何だか無性に恥ずかしくなってしまい、稟さまの胸にのの字を書いていた私に稟さまは軽く微笑み、「改めて、今年もよろしくな、ネリネ」と仰られました。

稟さま。

大好きな稟さま。

今年もずっと、いえ、これからもずっとずっと、永遠に愛しています♪
532名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 17:32:54 ID:TGsqtm7N
以上です。
最初に一言。日記にこんなことまで書くわけねーだろ!というツッコミは受け付けません。
昨年の11月頃から構想纏めて書き始め、途中完全に止まって>>469みたいな馬鹿な作品にも逃避したけれど、なんとか完成しました。
ずっと前に書いた作品でも思ったけど、女性の一人称っていうのはすごく難しい。
しかも今回は日記という形式なので、ふと気が付くとすぐに文末が、〜でした。の乱立になってしまって…。
なんとか減らせるだけは減らしたんですが、凄く苦労しました。
好評ならシリーズ化しようかと幾つかネタ考えてたけど、それらは違う形式で形にしようと思います。
ところで、投下する前に適当にネットを巡回してるとこのスレの上の方でも話題に出たあるサイトさんに新作SSがアップされてたんですが、見事にネタが一緒www
心の師と(勝手に)仰いでいる方なんでひたすら恐縮。規制食らわなければ昨日投下する予定だったのでアップまで一緒になるところだった…。
533名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 18:32:56 ID:xt19S+CE
一番槍GJ
シリーズ化期待してます
534名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 19:21:44 ID:I2GOa1LS
ジャージの下はブルマのみ。
撫子END捏造マダー?
535名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 19:31:53 ID:7NB2xxoo
>>534
無理だろ、あれだけ設定が適当で叩かれてたらw
536名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 22:11:45 ID:noi3em92
>>532
GJ
>>525
小説版の通り、呼び出しではないが曲がり角で
睡眠魔法かけられたという設定。
537名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 04:07:42 ID:DalefepH
>>532
超GJ
538名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 06:53:21 ID:4ekg/H56
>>532
グットジョブ!!激しくGJ!!
お疲れ様でした。他のヒロインの日記シリーズ続編キボンヌです。
(ついでに各親衛隊の共謀も大変気に入っているのでシリーズ希望っす!)
539名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:33:25 ID:7ZSS3ZS1
〜楓〜
稟が去った後、暮れつつある太陽を背に楓はかつて稟の部屋だった誰もいない部屋で1人佇んでいる。
楓は思う。
自分はお姫様なんかじゃないし、ただの幼馴染でしかない事を。ましてや特別な力が有るわけじゃない事を。
楓は誓う。
稟との間にはもう約束も誓いもしない事を。自分の事で拘束させたくないから。
楓は考える。
そんな私が、貴方に差し出せるのはこの体ひとつだけ。私にできるのはそれだけ。
こんな私を稟くんが他のみんなを差し置いて選んで欲しくない。
だから明日からまた、ただのクラスメートに戻ろう。
だけど今までの夢のようなひとときは私と稟くんだけの二人だけの時間。
それが私のかけがえのない宝物。何ものにも換えられない大切な記憶。
「そう私にはこの記憶…これで充分。有難う、稟くん。大好きだったから…じゃあねバイバイ」
最後に楓は自分に言い聞かせるように呟き、こぼれる涙を拭うと1人部屋を後にした。

540名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 16:35:47 ID:WKOJQcKo
「私にはまだギフトがあるもの……」
541名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:29:44 ID:PDcu6JKS
>>540
作品変わってる気がする
542第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 11:47:18 ID:a2SNP1Ll
俺、土見稟が亜沙さんと付き合うようになってから約1年が経った。

1年前のあの日、俺はいろんな人を傷つけてしまった。
そうしてまで手に入れたかった最愛の人、時雨亜沙。
あの時はお互い永遠に愛し合えると信じていた。

そして現在。
俺は小さいボロアパートの一部屋で机に向かって猛勉強をしている。
理由は簡単、亜沙さんと同じ国立光陽大学に入学するためだ。

しかし・・・。

早朝は新聞配達のアルバイト。
朝から夕方までは学校。
夜は受験勉強。

「一人暮らしをして初めて楓の苦労がわかったな。」

そんなことをふと呟いていたら部屋に電話が鳴り響いた。

「はい、土見ですが。」

「やっほー、稟ちゃん久しぶり〜。元気してた?」

「あ、亜沙さん!? こんな時間にどうしたんですか?」

時計を見ると時刻は0時を過ぎていた。

「えーっと稟ちゃん。今度の日曜日って空いてる?
 久しぶりにどこかデートに行かない?」

日曜日・・・特に用事もないが・・・。

「またえらい急ですね。
 それに周りが何か騒がしいのですが今店の中ですか?」

「ごめん、ちょっとサークルの飲み会の途中でして・・・。
 先輩が『時雨って彼氏いるの』って何度も聞いてくるから。」

周りからは激しい喧騒と、時折亜沙さんの名前が入った笑い声も聞こえてくる。
・・・何か、楽しそうだな。

「そうですか、でもすいませんが日曜は樹と約束がありまして。」

・・・嘘をついた。
自分でもつまらない嫉妬だと分かっているのに。

「そっか残念。何か最近全然会ってないよね・・・。
 それじゃあまた今度連絡するね。」

電話を切ると急に静寂が部屋を支配した。
そういえば最後に会ったのは・・・確か夏休みか。
多分俺は心のどこかで亜沙さんを避けているんだろな。

あの日以来・・・。

「何か今日は疲れたな・・・。もう寝るか。」

そして目覚ましを朝の3時にセットして布団に入った。
543第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 11:49:04 ID:a2SNP1Ll
朝、配達の途中で楓からコーヒー。
シアには手作りのオニギリ。
ネリネにはオカズの卵焼き。
プリムラにはとびっきりの笑顔を貰った。

みんな1年間毎日続けてくれている。
俺なんかのために・・・。
しかしみんなが応援してくれているからこの生活も頑張れる。

「よし、今日も1日がんばろう!」


-------------------------------------------------------------------------------

昼休み。

いつも通りみんなで屋上に行く。
ずっと昔から変わらない風景。
変わったとしたら騒がしかった先輩達がいなくなったぐらい。

「はい、稟くんお弁当。」

「ありがとう、楓。」

このやり取りにもずいぶん慣れたものだ。
亜沙さんがバーベナ学園にいた頃は毎日お弁当を作ってきてくれたんだけど・・・。
亜沙さんが大学に入学してからはいつの間にか作ってくれなくなった。
お互いの環境が違うから仕方無いが・・・。

最近は昔のように楓に作って貰っている。

「稟くん、顔色があまり良くないですけど毎日きちんとご飯食べてますか?」

「ん〜、正直言うと楓の弁当が1番まともなご飯だな。」

朝はみんなのくれるオニギリや卵焼き。
昼は楓の作ってくれたお弁当。
夜は・・・コンビニ弁当かカップラーメンか。

「ダメですよそんなんじゃ! 稟くん病気になっちゃいますよ!」

「そうだよ稟くん、カエちゃんの言うとおりだよ!」

「お兄ちゃん死んじゃうぅ・・・。」

「ありがとう楓、シア、プリムラ。
 でもやっぱ男の一人暮らしじゃなぁ・・・。」

「あの〜、稟様。時雨先輩に頼んでみたらいいのではないでしょうか?」

「ネリネ・・・。あ、あぁ。そうなんだけどな。
 お互い最近忙しくてあまり会えなくて・・・さ。」

「・・・。」

みんなも事情が分かってるのかしてこれ以上は聞いてはこなかった。
亜沙さんの名前を出すとどうもその場の空気が悪くなる。
いつからこんな風になっちゃったんだろな。
544第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 11:51:31 ID:a2SNP1Ll
「稟くん、途中までですが一緒に帰らないですか?」

「楓、わかった。帰るとするか。」

「はいっ。」

帰り道、この3年間歩き慣れた道。
秋は日が沈むのが早く、空はもうすっかり茜色だ。

「稟くん、ホントに大丈夫ですか・・・?」

「大丈夫だって。もう今なら楓に負けないくらい家事は上手いかもな。」

そう言って笑ってみせる俺。
本音を言うと家に帰ってからが凄く辛い。
一人の時間がこんなにも長く、そして寂しいとは思わなかったな。

「そう・・・ですか。」

そんな会話を続けるうちに楓と別れる道に着いた。

「それじゃ楓、また明日。」

「あ、えーっと・・・。稟くん?」

「ん、何だ?」

「もしよければですが・・・これから家に寄ってご飯でも食べていかないですか?」

「楓の家に?」

「違います。あそこは稟くんの家でもあるんですよ。それにリムちゃんも喜びますし。」

俺が8年間お世話になった家。
楽しい思い出も辛い思い出もたくさん詰まったあの家。
そっか、俺にも帰る場所があったんだな。

「・・・そうだな、たまには楓のご飯を食べるのもいいな。」

「はい、腕によりをかけて作りますね。」

そう言って楓は最高の笑顔を俺に向けてくれた。

-------------------------------------------------------------------------------

玄関のドアをくぐる。
ちょくちょく遊びに行ってるので久しぶりではないが妙に懐かしい気がした。

「お帰りなさい、稟くん。」

先に家の中に入った楓が笑顔でそう言うと、

「お兄ちゃんお帰り〜。」

奥から出てきたプリムラも笑顔で答えてくれた。

「・・・ただいま楓、プリムラ。」

だから俺も笑顔でそう答えた。
545第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 11:52:08 ID:a2SNP1Ll
夕飯は豪華に鍋だった。
久しぶりに食べる楓の夕飯は凄く美味しく、懐かしかった。

しかし急な訪問にも関わらずここまで豪華なご飯を作れるのが凄い。
楓に聞いてみると

「いつ稟くんが来ても、美味しい物を食べれるようにしていますから。」

と笑顔で答える。
やっぱり楓は相変わらずだな。


-------------------------------------------------------------------------------

夕食後は楓に勉強を教えて貰っている。
お互い今は受験生だ。
楓の教え方は上手く、俺が1週間悩んでも解けなかたった問題がすぐにわかった。

そして時間も22時過ぎ。
何だか凄く身体が重くなってきた。
それに眠い・・・。

「稟くん、今日は泊まっていかないですか?
 稟くんの部屋もあの時のままにしていますし。」

ダメだ、眠い。
それに意識が・・・。

「稟・・・くん? 稟くん! 稟く・・・。」

楓の叫び声が聞こえるが・・・もうどうでもよくなっていた。
俺はこうして深いまどろみの中へ落ちていった。


-------------------------------------------------------------------------------

「ありがとうございました。」

お医者様を見送った後、私は稟くんの部屋へと向かいました。

「お兄ちゃん、大丈夫なの?」

稟くんの部屋でリムちゃんが心配そうに尋ねてきました。

「うん、どうやら風邪みたいです。
 無理な生活が祟ったんだとお医者さんは言っていました。」

稟くんはいつも自分より他人を優先します。
もう少し私やみんなにも甘えてもいいと思うのに・・・。
546第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 11:53:50 ID:a2SNP1Ll
時刻は2時。

薬が効いているのかして稟くんは今は安静に眠っています。
リムちゃんは途中で寝てしまったので部屋に運んであげました。

「稟くん・・・。」

帰ってくる返事がないのは分かっています。
だけど私は彼の名前を呟いて・・・。


「楓・・・。」

「稟くん、起きたのですか?」

小声で囁いてみますが返事はありません。
どうやら寝言みたいです。

「楓・・・。」

もう1度自分の名前が呼ばれます。
そして・・・。

「約束・・・守れなくてごめんな。
 あの時の約束。」

約束・・・稟くん覚えててくれたんだ。
幼い頃、花火をしながら稟くんと交わした約束。
私の最後の繋がりだった約束。
それを稟くんも覚えて・・・。

「ずっと一緒、どこにも行かないでくれ。」

「私はどこにも行かないですよ。ずっと稟くんのお側にいます。」

そう言って稟くんの手を掴みます。
するとその手は握り返してきました。

「えっ、稟くんやっぱり起きて・・・。」

よく見ると稟くんの目は開いていました。
そして目に涙を浮かべて・・・。

「楓、ごめん。ごめんな・・・。」

「稟・・・くん。」

私も気がつけば泣いていました。
1年前のあの日以来、泣かないと決めたのに。

2人で泣いた後はいつの間にか稟くんのベッドで寝ていました。
547第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 12:04:04 ID:a2SNP1Ll
「アルバイトを休んでしまった上に、学校も休めない。」

次の日。稟くんはそう言って学校に行こうとしましたが、無理やりにでも休ませました。
こんな状態で学校に行けば余計に酷くなります。
朝、お粥を稟くんに食べさせた後、私にはやるべきことがありました。
稟くんは寝ていますし、リムちゃんも無理やりに学校に行かせました。
そして意を決してある人に電話をかけます。大丈夫、私ならできる。

「もしもし楓〜? どうしたのこんな朝早くから。」

亜沙先輩が電話にでた。でもどうしても言わないといけない。
昨日の夜、あの時から私の想いはもうとまらないです。

「亜沙先輩・・・。」

「なにー、楓?」

1度は諦めたこの想い。でももう・・・。

「私・・・昨日稟くんと寝ました。」

確かに一緒に寝ました、嘘はついていないです。

「えっ! 楓それってどういう・・・。」

「稟くんをあんなになるまで放っておいて・・・。亜沙先輩には稟くんを任せられません。」

「あんなにって・・・稟ちゃんに何かあったの!?」

「それすらも気付いていないのですね。稟くんは私が守ります。亜沙先輩では稟くんを幸せにできませんでしたので。」

「ちょっと、どういうことなの楓!ちゃんと説明してよ!」

「それと私見ちゃったんです。亜沙先輩が知らない男の人と仲良く歩いているのを・・・。」

これは本当。稟くんと学校の帰りに商店街で見かけた2人。
あの時の稟くんの寂しそうな横顔は忘れられません。

「えっ・・・?」

「それからです、稟くんの口から亜沙先輩の名前をあまり聞かなくなったのは。
 稟くん優しすぎるから。亜沙先輩にそのことも聞けずに・・・。」

「違うの楓、あの人はサークルの先輩で特に何も・・・!」

「でもその行動が稟くんの心を傷つけたのです。」

「そんな・・・。」

「あなたと話すことはもうありません。さようなら。」

ガチャ。

・・・これでいいのです。
稟くんは私がずっとお世話をします、し続けます。
それが私が稟くんにできる最後の贖罪・・・そして私の存在理由。
稟くんはあの時の私を許してくれた。
でも私の罪は消えたわけではないです。

だから・・・亜沙先輩、ごめんなさい。
548第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 12:05:34 ID:a2SNP1Ll
「楓・・・昨日はごめん。」

「稟くん、起きたのですか?」

稟くんにお昼御飯を持っていった時に突然言われました。

「約束。守れなくてごめん。この家を出てからずっとそのことだけが気がかりで。」

「いいんですよ、稟くんはまたこうして一緒にいてくれていますし。」

「ホントいうと寂しかったんだ・・・。
 俺、一人だとダメなんだ。誰かが側にいてくれないとダメなんだ。
 でも亜沙さんが別の男の人と歩いていた時から・・・。
 亜沙さんを信じてるはずなのに信じることができなくて!
 つまらない嫉妬から亜沙さんを避けて・・・。
 それで一人の夜を何度も迎えて・・・。
 我慢だけは昔から得意だったはずなのに。
 ・・・俺って最低だよな。」

そういって涙を流す稟くん。
稟くんの本音、そして初めて見た稟くんの弱い心。

「大丈夫ですよ、私は稟くんの側にいます。これからもずっと・・・。」

そう言って稟くんをそっと包み込みます。

「かえ・・・で?」

「私、芙蓉楓は一生稟くんを愛し続けます。
 そしてずっと稟くんのお側にいてずっとお世話をします。
 だから・・・。」

こんな弱い稟くんをみたらもう後には退けない。

「だからもう1度あの時の約束を誓ってもいいですか?」

「楓・・・。」

「ずっと一緒にいてください。」

幼き日に交わした約束を再び同じ人と。

「俺も・・・一人になってやっと気付いた。
 俺にとって誰が1番必要か。
 誰を1番愛しているか。

 楓、俺も楓の事が好きだ。
 ずっと一緒にいてくれ。」

「え・・・あ・・・稟くん・・・。」

1年前のこの季節。
彼の口から聞きたかった言葉。

だけどあの時は私じゃなくて亜沙先輩を・・・。

「はい、約束です。」

そうして二人口付けを交わす。
稟くんと交わす初めてのキスは涙の味がしました。
549第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 12:06:27 ID:a2SNP1Ll
それから俺は再び芙蓉家に住むことになった。
今度は居候ではなく本当の家族として。

幹夫おじさん、プリムラ、そして楓。
みんな笑顔で俺を迎え入れてくれた。

おじさんなんてお酒を取り出して

「稟くん、戻って来てくれると信じていたよ〜。」

って言って号泣しだすし。
相変わらずなおじさんだな。


亜沙さんに別れ話もした。
何故かすんなり別れられたのは少し寂しいが・・・。

楓と何かあったのか?
楓に聞いても何も答えてくれない。
しかも聞いた時の楓は8年前のあの表情に・・・いやきっと気のせいだろう。


そして無事に大学にも入学できた。

光陽大学より一つランクが上のストレリチア大学へ。
楓との猛勉強のおかげで同じ大学に入ることができた。

そこで幼馴染の八重桜とも再会できるとは思わなかったけどな。

シアやネリネ、麻弓、樹・・・。
みんなとは違う道を選んでしまったが後悔はしていない。

俺の隣には最愛の人がいるから・・・。
550第25話 永遠へと続く道:2007/01/22(月) 12:07:29 ID:a2SNP1Ll
「稟くん、起きないと遅刻しちゃいますよ。」

そう言っておはようのキスをしてくる楓。

「楓・・・。その起こし方は反則だって。」

「おはようございます、稟くん。」


昔も今もあまり変わらない日常。
でも少しずつだけど日常は変化していっている。

でも今はその変化も楽しむ余裕がある。
隣に楓がいてくれている限り・・・。


「うぅ。稟くんとカエちゃんいいなぁ。朝からラブラブカップルで〜。」

「稟様、私はまだ諦めていませんから。」

「お兄ちゃん、明日は私が起こしに行ってあげるね。」

「土見君、みんなと違う大学行ってもモテるね・・・。」

「稟くんと楓ちゃん、せめて学校内では慎ましくしてよね・・・。」

「稟、殴っていいかい。この銀河が滅びるぐらいに。」

朝の登校でみんなが集まる少しの時間。
みんな行く場所は違うのに気持ちの方向は同じ。
だからみんな笑顔だ。

以前と違うのは亜沙さんだけがいない。
でもいつか昔のような先輩後輩の関係に戻れる日を俺は待っている。

「ダメですよ、みんな。
 稟くんは私の恋人なんですから。」

・・・っと言って抱きついてくる楓。

「お、おい楓っ!」

「離さないですぅ〜。」

こんな幸せな日々がずっと続きますように・・・。
551542:2007/01/22(月) 12:11:06 ID:a2SNP1Ll
終わりっす。
エロがなくてすまん。

アニメの楓があまりにも不憫だったので続きを作ってみた。
亜沙スキーの方はすまねぇ。
SS自体初めてだったんで文章的にヘボいけどそこは許してください。

暇だったら第26話 大学編でも作ろうかな。
桜スキーなんでw
552名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 12:26:16 ID:uPselKER
中々面白かったです。
桜の二次創作はあんまないので期待してます
553名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:08:40 ID:e/T6SGZ9
>>551
554名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:19:21 ID:oGBI3Jc7
>>551
お疲れ様でした。なかなか面白かったです。
(亜沙派の方々ごめんなさいと言うことでGJは差し控えさせていただきます。スマソ)
555名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 15:52:05 ID:qYNpekuI
>>554
そういうわざわざ書かなくてもいい事を書くと逆に性質が悪いってことに気付こうな
556名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 16:31:18 ID:bHm0QYWy
一言余計な人ってけっこう居るよね
557名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:33:41 ID:cEetz/tL
すばらしかったです。
・・・だけど、だけどぉ!おらぁ、亜沙先輩もすきなんだぁ!!!
しかも空鍋さまが少し出て来てる・・・。
558名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 17:46:15 ID:X1CDCJIF
>>551

大学編も楽しみにしてるよ
559名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:51:15 ID:u6o82a1X
    , ',´ィ ' ´                          \
   / '/             ___    、     、  ヽ //ヽ
. / '´, '   /    ,  ,...:.:.':.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.ヽ     ヽ  冫:;ィ::::;'  __
 '′/  ,/     /':.:.:.:.;:. -―¬¬¬―- 、:.:ヽ     ヽ/:/,.l:::::l':´_ハ
  / .,.,''  ,    /:,: '´             ` ',    ',//;:l::::;'´ /:::/
  ,' //  /    ,'´   i    l   ! .  |     !   ,      r '´ l::〈 /::::ノ
 i /.,'  /    l   i  l __tハ l ! .| t T¬ ト l、 !      ト、 !:::l /:; '
 l./ .l  ,'!      l  ,レ'T´ ll! !.l, l  li. |', ト, _!_l `!      lヾ':.l::::!l::::l
 l,' l  ! !      !  l', l ,ゝェ 、',|',l',. ! !.l >' ,r 、 ヽ,,'l     l::ヾ:!:::|.l::::!
   !  l !      ', . l ' / /.n.',` .'|',| '!  l 0 l  '' !    .l;:::l::ー':;'::/   くわっ!!
   ',  !. l     '., ',::''::.ヽニ.ノ, .:    ::... ミニ'r  l.   !  ll::::ト:ヾー'    
    ', ! !      ヽ':;:::.` ̄   ..::.        ,' .  l.  !l::::! ';::':,
    ', l l          ';`::::..   .::::::'         ,'   l   !.';:::', ':;:::':,
     '.,! !         ';::::::::...:::::::::r--ァ     ..;'  .l l!  l ';:::', l';::::',
.       !     l   lヽ:::::::::::::::::ー.′   ..::;:;'   l .l!  !  ';:::':!,';::::',
         ! l      !.  !  ` 、:::::::::::  ...::;:::'::/    ! ,'!. /  ヽ::::':,!::::!
       ! l    .l  .l  !   `ヽ:、:;::::':::::::/     ! ,','./ l   ヽ:::';:::l
       l l!   ', . ト、. ト、',、    !:::::::::::/   , / ./// ト、、 .l! !:::ト'
       l ハ .  ', ',ヽ ', ヽ',\   !::::/   ///>、 、 ! ヽ!', l.l,'';;';!
560名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 21:19:32 ID:2fvJ8uRO
このAA見るのも久しぶりだなw
561名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 23:48:59 ID:IcRXgXyd
>>551
GGGGJ!!

サイコーだよあんた、やっぱり楓が報われないとね

亜沙スキーの人ゴメンナサイ
562名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 00:04:16 ID:oPBlylzZ
>>551
おもしろかったっす
563名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 17:19:51 ID:lWAfK7Kk
>>513
い、いや、例えば亜沙先輩は思いっきり影響受けてたぞ。
…記憶が改ざんとかされたわけじゃないけど。

同じように精神世界に潜った連中は影響を受ける可能性があるんじゃないか?
…そして、稟のことを愛する女樹…。
564名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 18:39:59 ID:MTWRRwQl
>>563
の言うとおりだと思うが、紅女史って潜ってないよね
565551:2007/01/23(火) 22:12:24 ID:o+tOUpvI
みなさん感想どうもです。
とりあえず大学編も構想はできてるんでまた作ってみようと思います。
ただ私自身、楓と桜スキーなんでどうしてもドロドロの昼ドラになりそうだ…。

まぁネット環境が携帯と会社しかないんで時間はかかるけどまた投下しにきますね。

つか上司にSS書いてるとこ見られたぜ!
明日の朝、呼び出し決定
今日は空鍋見て寝よ
566名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:33:10 ID:hkdC14le
面白かったよー。上司に負けずがんばれ!
次はエロありを希望。
567名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 05:23:38 ID:axitoPYR
>>563
そりゃ一緒に潜れば記憶世界の住人となって強制的に出来事を”見せられる”のだから、
その見た知識によって多少は影響されるだろうが、>>509の思惑である現実に影響を及ぼす事とは
全く別物だぞ。
568名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 19:54:05 ID:5AbDBMW2
リアリアのメインヒロインは紅女史と考える俺が走り去りますよ



べたべたのSS書いて自分で悶えてた俺wwwwwwwww
569名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:44:54 ID:mNGcBFkD
ふと思う。どうしてこうなってしまったのかと。
シア ネリネ 楓 亜沙先輩 プリムラ
俺なんかに好意を寄せてくれた少女たち。
少女たちの笑顔の裏側にあった哀しみに気づいてしまいながら、それを放っておくことは俺には出来なかった。
自意識過剰かもしれないが、自分に出来る精一杯のことはやってのけられたと思う。
俺に向かって輝くような笑顔を向けてくれるようになったみんなの姿にそう思える。
そうしてさらに深く自分を慕ってくれるようになった少女たちを憎く思えるはずもなかった。
単なる優柔不断だと言われればその通りなのだが、誰か一人を選んで他の子たちを傷つけたくない、そう思っていたのも確かだ。
だが、だからといっても、この状況は、いくらなんでも、どうなんだろう?

「んんぅっ! 稟くぅん! 気持ち、いいよぅ…っ!!」
俺の右腕に自分の身体を擦り付けるようにしてしがみ付く、生まれたままの姿のシア。
その体勢のせいか俺の腕はシアの胸にしっかりと挟みこまれて柔らかな感触を感じた。
シアが熱い吐息を吐いて細かく震えているのは、俺の右手の中指がシアの秘所に奥深くまで潜り込み、膣壁を擦っているからだろう。
「おにいちゃぁん…。私、もう、だめぇ…!」
プリムラが泣きそうな声をあげて俺の左肩に額を押し当て寄りかかってくる。
シアと同じように全裸で身体を密着させてくるのだが、如何せんプリムラの身体は未だ発達しきっていないので、シアのように俺の腕を胸で包み込むことは出来ていない。
イヤイヤをするように必死に首を振って懸命に何かを堪えているプリムラ。
まあ、俺の左手が右手と同じようにプリムラのかわいらしい秘所を弄っているのが原因なんだが…。
「あむ…ん…ぴちゅ、ちゅ、んん、んふぅ、稟くぅん、きもひ、いい、れふか…?」
「あ、はぁ…れろっ、稟ひゃん、ろう? んむ、んちゅぅ、ボクのひら、いい…?」
一心不乱に俺のペニスを舐め続けていた楓(全裸)と亜沙先輩(同左)が上目遣いでそう尋ねてくる。
どうかと言われればそれはまあ、もの凄く気持ち良いわけで、黙って頷くと二人は嬉しそうに目を細め、楓は亀頭を咥え、亜沙先輩は竿の部分を舌で舐め、同時に俺の陰嚢をやわやわと揉み始めた。
「稟さま、ん、ぁはっ、稟さまのお背中、とっても広くて、ぁぁっ、暖かいですぅ…」
耳元で聞こえる声。それと同時に俺の背中に掛かる重みと暖かく柔らかな感触。
ネリネが俺の背中にその豊満な乳房を直接擦り付け、上下に動かしている。
その大きなふくらみは俺の背でぐにゅっとひしゃげて何とも言えない絶妙な感触を伝えてくる。
俺は首を捻って耳元のネリネの唇に自分の唇を重ねさせた。
ネリネは嬉しそうに微笑むと、俺の首に腕を回して身体の動きを激しくさせ始めた。
「「「「「あぁぁぁん! 稟(くん さま ちゃん おにいちゃん)! もう、だめぇぇぇぇ!!」」」」」

シアたちが交代で作ってくれる食事を取り、ネリネたちに勉強を教わり、嫉妬に駆られて襲い掛かってくる男たちをプリムラたちが実力で排除して、みんなを抱いて寝る。
そんな毎日が続いていた。これからもずっと続くような気がする。
本当に、どうしてこうなってしまったのだろう。
天国のお父さん、お母さん、ごめんなさい。
あなたたちの息子は、世間一般で言うところの“ジゴロ”と呼ばれる人種になってしまいました。

追伸:もしかしたらそっちにいく日は近いかもしれません。夜の営みが日々激しさを増すばかりなのです。
570名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 22:46:22 ID:mNGcBFkD
自分のPCが完全にぶっ壊れ、今まで書いたSSや、書いてる途中だったSSが全部吹き飛びました。
PCの崩壊と同時に壊れていった頭がハーレムにチャレンジだと命じてきたので書き殴ってみたものの、ごらんの通り見事に玉砕!

>>568
うp!うp!
571名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:17:14 ID:IwlIyJtX
>>570
いやいや、素晴らしい。
できればキキョウとカレハと麻弓。ついでに桜とアイさんがいれば完璧に無敵だね。
572名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 02:44:12 ID:OTaTeDKG
これから増えるんじゃね?
573名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 02:53:35 ID:bST3IwHj
>>570
GJだ、ここしばらくで一番の脳内最大瞬間風速(inエロSS)を記録したぜ!!

彼女達を手放すなど考えられない、
しかしこの世間的に誉められないジゴロっぷりに己を叱咤したいはずなのに、ああ、
ってな感じの二律背反に悩まされる哀れなジゴロこと絶稟で
ほのぼのに爛れた日常を描いてくれ!
57425.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:12:57 ID:5btbooYv
朝。

稟くんは部屋で寝ています。
この家には私とリムちゃんの二人しかいません。

「それじゃあリムちゃん、お願いしますね。」

「楓・・・ほんとにこれでいいの・・・?」

「もちろんですよ、リムちゃん。
 これで稟くんはこの家に帰ってきてくれる。
 リムちゃんも稟くんとまた暮らしたいでしょう?」

「う、うん。でも・・・」

「大好きな稟くんとずっと一緒にいられるのですよ。
 リムちゃんも稟くんのこと好きですし、何も問題はありません。」

「楓・・・。」

「それともリムちゃん、また魔界に帰る?」

「い、いやっ! それだけは絶対に嫌っ!
 お願いだから楓の家にいさせてっ!」

「それじゃあ私のお願い事、聞いてくれますか?」

「うん・・・わかった。
 それじゃあ・・・お兄ちゃんの中にある・・・亜沙の記憶を・・・。」

リムちゃんはそういって少しうつむいた後・・・。

「全部消すね。」

そうはっきりと言ってくれました。
そして眩い光が芙蓉家を包み込み・・・。
57525.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:13:56 ID:5btbooYv
「稟くん、起きてください。」

「楓・・・? あと少しだけ・・・。」

「ダメですよ稟くん、お昼御飯食べてお薬飲まないと風邪治りませんよ。」

「・・・わかった。起きるよ楓。」

「はいっ、稟くん。」


そして昼食。

「何か・・・凄く頭がボンヤリしてる。
 これも風邪のせいなのかな。
 それに何か・・・大切な事を忘れてるような。」

「大丈夫ですか稟くん? 風邪治るまで無理はしちゃダメですよ。」

「わかった、それじゃあ家に帰って寝るよ。」

稟くんはそう言った後、天井を仰ぐように見て・・・。

「あれ、俺なんで一人暮らしなんてやってるんだっけ?」
57625.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:15:20 ID:5btbooYv
その日、稟くんは再び芙蓉家に住むことになりました。
これでいいのです、これで元の日常に戻りました。
あとは・・・。

「稟くん・・・入りますね。」

「楓か? どうした・・・ん!?
 か、楓っ! どうしたんだ服も着ずに!」

「稟くん、私もう我慢できません。
 お願いします稟くん、抱いてください・・・。」

「ま、待て。ちょっと落ち着け。とりあえず服を着るんだ。」

そういった瞬間、青く光る輪が稟くんの手足を拘束しました。

「えっ・・・? 身体が・・・。」

「お兄ちゃんごめんなさい・・・。」

「プ、プリムラ・・・!?」

私の後ろからリムちゃんがひょこっと顔を出しました。
そしてリムちゃんもすでに服を脱いで稟くんを見ています。
リムちゃん可愛いですよ。

「大丈夫です、稟くんはジッとしていてください。
 私が気持ちよくしてあげますから。
 だって稟くんのお世話をするのが私の趣味であり仕事であり全てですから」

そう言って稟くんに近づき・・・。

「んっ・・・。」

口付けを交わします。
舌を入れると、稟くんも最初は抵抗していましたがすぐに同じように舌を絡めてくてくれました。

時間の感覚さえも麻痺するぐらいのキス。
顔を離すとお互いの唾液で埋まっています。
57725.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:16:17 ID:5btbooYv
「それじゃあ稟くんお邪魔します。」

稟くんのズボンとパンツを脱がせます。
・・・これが稟くんの・・・。
すでにいきり立っていた稟くんのそれを眺めた後、口に含みます。

「あむ・・・」

ちゅ・・・ちゅぱ・・・あむ・・・じゅぷじゅぷ。
 
「稟くん、気持ちいいですか?」

そう言って問いかける間も右手で稟くんの物を扱きます。

「ほら、リムちゃんもこっちに来て一緒に稟くんを気持ちよくしましょう。」

「う、うん。」

そういってリムちゃんも稟くんの物を舐め始めます。
最初は先っぽをチロチロと可愛い舌で舐めていたリムちゃんも、徐々に口に咥えたりもしてきました。

ちゅ・・・じゅぷ・・・

卑猥な音だけが部屋に木魂します。

「か、かえで・・・プリムラ。もうダメだ。逝きそう!」

稟くんがこう言うと私は舐めるのをやめ、同じくリムちゃんもやめさせました。
そして私は顔を上げて稟くんの耳元でこう囁きます。

「あんっ、ダメですよ稟くん。出すなら私の膣内にしてくれないと。」

「楓・・・お願いだ。入れさせてくれ。」

リムちゃんに少しだけ理性を壊す魔法をかけてもらった効き目がでていますね。

「ふふっ、稟くん、入れますよ・・・。」

ず・・・ずぶ・・・ずぶ・・・ずぶ・・・

「ん・・・あっ・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。
 は・・・入りましたよ稟くん。どうですか私の膣内は・・・。」

「だ、ダメだ。気持ちよすぎてすぐにでも果てそうだ。」

そう言って我慢する稟くん。
ふふ、可愛いです。
57825.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:17:12 ID:5btbooYv
「それじゃあ動きますね。」

騎乗位なので私が動いて稟くんを気持ちよくさせます。

「ん・・・あぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・稟くんの・・・凄い・・・。」

「はぁ。はぁ。か・・・かえで・・・大丈夫なのか。
 お前・・・血が・・・。」

「はぁ・・・はぁ・・・大丈夫です。
 だって稟くんと・・・だって稟くんとやっと繋がることができましたから。」

そういって腰の振る速度を速めます。

「あんっ・・・あっ・・・あっ・・・あんっ。」

「あっ・・・お兄ちゃん・・・あっ・・・。」

リムちゃんの方を見てみると、私の横で自分の胸を揉みしだいています。
やっぱりリムちゃん可愛いです、ホントに。
だからちょっと意地悪しちゃいましょうか。

「楓・・・えっ・・・何・・・ひゃぁ。」

「リムちゃんも一緒に気持ちよくなりましょう。」

リムちゃんの秘部をさすってみます。

「えっ、何これ・・・あっ・・・変な・・・気持ちに・・・。」

リムちゃんのを弄りつつも腰を振り続けます。

「はぁ・・・はぁ・・・あっ・・・凄い・・・気持ちいいです・・・稟くん・・・。」

「はんっ、あっ、あんっ・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・。」

「楓・・・もうダメだ・・・出そうだ。」

「あっ、稟くん・・・私の・・・私の膣内で・・・。」

「私も・・・何かくる・・・何か来るよ・・・お兄ちゃん・・・。」

「あっ、はっ・・・このまま・・・このまま3人で一緒に・・・。」

腰をさらに早め・・・。

「ダメだ、出る!」

「あぁ、あぁぁぁぁっ。」

「あんっ、ダメ、逝く・・・逝っちゃいますぅ。」


・・・

この日は夜遅くまで芙蓉家の明かりが消えることはありませんでした。
57925.5話 黒の世界:2007/01/25(木) 16:20:21 ID:5btbooYv
朝、稟くんとリムちゃんで学校へ行くために家を出ると一人の女性が立っていました。
私から全てを奪った人。
私の気持ちを知っていつつも裏切った人。

「稟ちゃん、どうして楓の家に・・・。
 電話しても繋がらないし、家に行っても引っ越した後だったし・・・。」

涙ながらにそう問う人。
亜沙・・・先輩。

「え〜っと、すいません。以前俺と会ったことってありました?
 俺は確かに稟ですけど・・・どちら様でしょうか?」
 
「えっ・・・稟・・・ちゃん?」

「すいませんが人違いではないでしょうか?」

「稟ちゃん・・・何言って・・・冗談にも程があるよ!」

私が昔憧れていた先輩は稟くんを問い詰めます。
だから私は・・・。

「んっ・・・。」

その人の見ている前で稟くんと口付けを交わした。

「えっ・・・楓・・・?」

呆然としているかつて先輩だった人。

「いきましょう、稟くん。」

「えっ、でも楓・・・いいのか? 楓の知り合いじゃないのか?」

「いえ、知らないです。ねぇリムちゃん?」

「うん・・・知らない・・・。」

「そん・・・な。待ってよ。待ってよ稟ちゃ〜〜〜んっ!!!」

後ろで魔力が溢れ出しているのを感じます。
そういえば魔族でしたね、あの人は。

「リムちゃん、強力な結界をお願いしますね。
 稟くんが怪我でもしたら大変ですから。」

「うん、楓・・・。」

これからも私はずっと稟くんのお側にいます。
稟くんと私とリムちゃん。
これからは家族一緒に過ごせるといいですね。

稟くん優しいからまた色んな人が現れると思いますけど・・・。
私にはリムちゃんという切り札があります。

私と稟くんの邪魔をする人は誰であろうと許しません。
そう、誰であろうと・・・。

「稟くん、愛しています。永遠に・・・。」
580551:2007/01/25(木) 16:22:44 ID:5btbooYv
むしゃくしゃして書いた。
でも反省はしていない。

そんなわけで>>546の続きをエロくしてみた。
エロ初めてなんであまり萌えないのはすまん。
そして亜沙スキーの方再びすまん。


>>570
GJ!
そこまでエロく書けるあんたが羨ましいぜ。
581名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 21:47:45 ID:HwtVJCwa
>>580
白楓派だった俺だが、これ読んで黒もいいなとか思った。
GJ!
582名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:33:28 ID:fMaPmM01
>>580
GJ!
俺も暇ができたしがんばってみるか。
583名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:09:02 ID:+j6uJi3S
GJ。
でも楓の黒い感情が亜沙に向けられたのに嫉妬した俺はもうだめかもしれん。
584名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:45:39 ID:KbSac6Wf
つまり良い感情(愛)はもちろん悪い感情(憎悪)も自分に向けてもらいたいと

貴方は独占欲が強いですね
585名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:05:54 ID:+j6uJi3S
ああ。
スゴイ強いと思う
586名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:07:41 ID:MQkAotVO
だが
そ れ が い い
587名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:46:32 ID:zbvwQe4i
>>583
大丈夫、俺もだ。
588名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 09:29:35 ID:uzf0+NHI
稟「楓っ、楓っ!」
楓「りんくぅ〜ん…」




稟「すーすー」
楓「稟くん…起きてください……朝ですよ…」
稟「ん…あぁ、おはようみくるちゃん…」
楓「みくるって誰ですか?ねえ、誰ですか」
589名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 12:02:54 ID:no41+MOz
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
590名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 19:23:07 ID:Y074wy8o
>>588
…稟が両親の元へ行く日も近いな。グジョー!
591名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:27:36 ID:UtaOoGnw
ソコで空かさず
 「もちろん、僕たちの娘だよ」
と応えて煙にまく

…甲斐性は無いだろうなw>稟
592放課後のデイドリーム1:2007/01/28(日) 09:46:36 ID:wXPK2KaY
楽しかった夏休みも終わり、暦の上では秋となっても依然として入道雲が天高くそびえたつ9月の初めのころ、
その日は記録的な猛暑だった。振り返ると「あの日は暑かった」としかいいようがなかった。
それは土見稟にとってもシアやネリネそれに麻弓、……そして楓にとっても。

その日はなぜか紅女史のダークネスな気合が入っていた日で、前日に夏休みボケを更正する為のテストをやるとか紅女史が言いだし、
(勿論クラス中から麻弓を始めとしてブーイングの声があがったが、メデューサの如き眼光でひと睨みされ一瞬で静まりかえってしまった…)
その言葉どおりテストは実行され、そしてたった今帰ってきた稟のテスト結果は暗惨たる結果で、
打ちひしがれた稟は同じ境遇の同胞を探すべく教室を見渡す。

同じ境遇…すなわち赤点同盟という点からいえば、やはりここは大本命麻弓、対抗シアというところだろう。
麻弓に目を向けると麻弓もこっちに気付いたらしく近寄ってくる。
「土見くんどうだった?」
「今回はあまり良くはないな」
「私もよ土見くん、どう?答案見せ合わない?」
今回はねぇ…などと聞こえるように呟く樹。前回の期末試験の腹いせからか樹は稟に絡んでくるが稟は取り合わない。
「そうだな、しかしなんだな、ただ見せ合うだけってのはつまらんな」
「じゃあ負けた方は勝った方の言うことを一つ聞くということでどう?」
稟は補修の常連でしかも勝つ気満々の麻弓からの再提案に思わず苦笑してしまう。
「よしいいだろう、負ける気が全くしないがな」
「フフン、吠え面をかくがいいのですよ」
麻弓は稟の返事に口角を僅かに持ち上げると
「じゃあ行くですよ、せぇの!!」
593放課後のデイドリーム2:2007/01/28(日) 09:47:53 ID:wXPK2KaY
「麻弓に後れをとるとは何たる…、く、不覚だ」
「キャー!!勝った勝ったー!!土見くんに勝ったーー!!!」
「ツゥッチィィイ…そんなに私の授業ボイコットしたいのかい?」
「い、いえ滅相もございません…おい麻弓!、浮かれるのは後にしてくれ、落ち着け!頼むから!!」
「レポート50枚と兎跳びグランド50周どっちがいいんだい、ツッチー?」

某宇宙帝国覆面黒騎士の登場テーマのような紅女史の重低音の怒声をBGMにして、
まるで龍の首でも獲ったかのようにはしゃぐ麻弓をなんとか落ち着かせ、
ブザマだなと呟き、ニヤリと嘲笑う樹を視界の端に捕らえ怒りに悶えつつも
忍耐力を限界まで駆使して無視することが出来た稟は、放課後麻弓に付き合うことで折り合いをつけることができた。

終業のチャイムが鳴ると、シアとネリネは用事でもあるのか挨拶もそこそこに教室を出て行き、
楓は新しい料理のレシピを習うとかで、迎えに来た亜沙先輩、カレハ先輩と一緒に家庭科室に向かって行った。
教室はもうほとんど人がいない。

「で、麻弓どっか行きたいところはあるのか」
「ん〜、そうねぇ」
いつもの麻弓ならチャイムと同時に教室の出口を目指しているところだ。
大体、麻弓は休み時間に殆ど教室にいたためしが無い。
「じゃあ、今日は土見くんの知らない場所に連れてってあげるのですよ」
ぽんと手を叩いて麻弓が言うや否や教室の出口に向かって麻弓は駆け出す。
「ほらほら土見くん、ぐずぐずしないのですよ!」

二人は学校の校舎を囲む雑木林の中に入り、麻弓は木々の隙間にできた細いけもの道を跳ぶ様にして走っていく。
稟は樹の瘤に足をとられたり枝葉が顔に当たったりしてついて行くのがやっとの有様だった。

土見稟の前を疾走する麻弓=タイムはここバーベナ学園では結構有名人だ。
曰く、学園一の情報通にしてパパラッチャーそして、極度のゴシップ好き。
そんな麻弓の何処からとも無く現れては消えるその神出鬼没ぶりは稟から見ても神懸っていて、

「私は購買部への最短ルートから学園中の逢引ポイント、全てを頭にインプットしてるのですよ」

と、以前に聞いたその言葉通り、広大な学園の敷地を隅々まで把握している様だ。
(…それにしても学校の林の中にこんな道があるとはな)
そして急ぐのもこの時間なら麻弓のいう逢引ポイントに誰かと遭遇する可能性が高いからだそうだ。
稟がやれやれと思う間もなく、前を行く麻弓は急停止して人差し指を口に当てて振り返る。
「シッ!土見くんも隠れて」
どうやら林を抜けるところまで来たらしく、目の前に第二校舎の外壁がみえる。目指すポイントは第二校舎の裏側らしい。

「誰かいるわ」

低木の茂みの中から麻弓の指差す先には二人の少女がいる。その二人は稟がよく知っている二人でもあった。
(シア!それにネリネも…)

先に帰ったはずのシアとネリネがすぐ目の前にいることに稟は驚かせないでいる。
二人は何やらヒソヒソと会話をしているようだ。
(何故、こんなひと気の無い場所にいるんだろう?)
それを探るべくシアとネリネの会話の内容を聞こうとして稟は耳を傾ける。
やがて聞こえてきたネリネの言葉は稟の予想を遥かに上回っていた。

「…ですから、稟様が、い、いつどこで迫ってきてもいいように…
こ、心とか……か、体…の準備をしておきたいんです…こんなことシアちゃんにしか頼めないから…」
594放課後のデイドリーム3:2007/01/28(日) 09:49:40 ID:wXPK2KaY
それはネリネの顔を赤らめての爆弾発言だった。
ネリネは自身の大人しい性格が邪魔をして稟との関係を進められないでいることに思い悩んだあげく
先程の発言となったようで…それを聞いたシアも顔を真っ赤にしながらコクコクと頷いてる。

「…わ、私も、リンちゃんと全くお、同じことを考えてたの」
(シアさんネリネさん、何があなた達をそこまで駆り立てるのですかー)

思わずそう叫びそうになる稟ではあったが、今二人の前に飛び出すと収拾が付くどころか泥沼化することに気付き、へなへなと腰を落とす。
一方、稟のすぐ横にいる麻弓も動けずにいる。目の前の光景に目が離せないでいるようだ。

二人は少しぎこちなく近づくとシアはネリネの長い髪を掬う様に手を伸ばし赤く染まった頬に口付けをする。
小さく縮こまりながらネリネは微かに震えつつシアの愛撫を堪えている。
「ひゃぁ、ふぁっ、シアちゃん…く、くすぐったいです」
そのままシアの唇はネリネの白く透き通るような首筋から脇の下そして太股へと口付けを繰り返す。
「リンちゃん、大丈夫だから身体の力を抜いて」
「…は、はい」
シアはネリネの閉じられた両足の内側に手を添えて、ゆっくりと足を開かせるとネリネの小さい布に覆われた秘部が姿を現せていた。
誘われる様にシアの指先がショーツのクロッチに微かに触れる。するとその瞬間、ネリネは頭を振ってシアから身体を離し怯えたように後ずさる。
「や!だ、だめ…」
「リンちゃん…」
「シアちゃんご免なさい…頭では判っているの…でも、どうしても…」
「リンちゃんはいいの?もし、その時が来て稟くんに応えてあげられなくても」
「も、もしかしたら稟様なら…ううんご免なさいシアちゃん」
「う〜ん」

しばらく迷うように考えてたシアは、何か閃いたのかネリネの顔に自分の顔を近づけるとその耳元で呟き始める。まるで催眠術師のように。

「じゃあリンちゃんよく聞いて、今から私のこの手は稟くんの手」
「稟様の手…」
「指も舌もリンちゃんに触れてくるのは全部、稟くん」
「稟様が私を…」
「目をつぶりなさい。今、貴方の前には稟くんがいるわ…」
「稟様、ああ、お慕いしております…」

シアはネリネを抱き寄せるとネリネはとろーんとした瞳をしたまま、されるがままになっていき、仕上げにシアは声色を稟に似せてネリネに囁く。

「…さぁかわいいネリネ、愛しいネリネ、おいで」
「あぁ、稟様、稟さまぁ…」
(…その土見稟は君達のすぐ傍にいる訳だが…ああ俺ってば一体何をやっているんだろ)
595放課後のデイドリーム4:2007/01/28(日) 09:50:58 ID:wXPK2KaY
シアとネリネはまるで恋人同士の様に抱き合ったまま、顔を徐々に近づけ遂には唇を重ねる。
そして唇を重ねるだけのついばむようなキスから次第に舌を絡めていき…互いに舌を絡ませて息が止まりそうな激しい口づけを交わす。
舌に絡まっている唾液を音を立てて啜るシアとネリネ。
「あっ…ちゅる、ちゅぷ、んふっ」
「ああんっ……あぁ……っふぅ……」
(うーむ、まいったな、まさかこんなことになるとは…)
その嬌声が稟の耳にまで届いてきて、稟の理性はグツグツに煮込まれた根菜のように…このままだと箸で簡単にほぐれていきそうだ。

シアの手がネリネの制服の上からブラのホックを外すと制服の中で開放された双丘がたゆんと揺れる。
そのままシアは制服ごとブラを捲ると、その両手でネリネのの豊かな双丘を包み込む。
ネリネは両手にこぼれんばかりの乳房をシアに円を描くように撫でられると甘い吐息がネリネの声帯を震わせる。
「んっ……ふっ、んん、あふ」
日の下に露わにされたネリネの乳房は芸術的ともいえる曲線美に満ちていて、その乳房はシアの手によって揉みしだされ形を様々に変える。
「ん、あん胸を…そんなにされると」
シアの指先がネリネの二つの蕾をやさしくつつき、時には軽く摘み上げる。やがて固く尖ってきた薄紅色の頂きをシアは親指と人差し指で執拗に揉みまわす。
「あぁ、ひんっ、胸だ、だめになっちゃいます…」
乳首を摘ままれるたび快楽が乳房全体に広がり、そして甘美な痺れがネリネの乳房から全身に広がっていく。
「んん、んふぅ、ひあ、もう…だ、だめ」

するとシアの右手が先程と同じようにネリネの太股に触れる。期待と不安に彩られたネリネの瞳がシアの手の動きを追い続ける。
だが今度は焦らすかの様に膝の辺りでシアは右手を止めて、スカートの中まで入っていこうとせず、
産毛に触れるかどうかギリギリのところで柔らかく撫で上げている。
そのもどかしさにネリネは腰をモジモジとくねりだす。…そしてついに耐え切れなかったのか羞恥に震えながらネリネは哀願する。
「……ココが、ココが切ないの、です…お願いです…し、鎮めて下さいませ」
ネリネは制服のスカートの中にシアの右手を導くと、薄い生地の下着の中にある割れ目にそっと指を沿わさせる。
小さな布地は少し離れた稟から見ても判るくらいに濡れそぼっている。
(…こ、これは新しい拷問か何かなのか…やばい、やばいぞ、脳細胞がプチプチ切れていきそうだ…)
ショーツは膝上のところまでずり下ろされ、ネリネの秘部が触れていたクロッチからは花蜜の染みができ、太股を伝って滴り落ちる。
シアの指先が朝露に濡れたつぼみの様な陰芯を開花させ、陰核を柔らかく擦っていく。
「あふっ……あっ……気持ちいいです…」
シアの指がネリネの敏感な陰核を軽く摘んだり柔らかく撫でていき、ネリネの反応を楽しんでいるようにも見える。
「ふぁ、ああぁ!…ん、いい、いいの…」
ネリネから熱く滴り落ちる蜜がシアの指を少しずつ加速させていく。
シアの愛撫に完全に身体をほぐされたネリネは、息も絶え絶えに喘ぎ艶かしい喘ぎ声をあげる。
ネリネの身体は小刻みに震わせ、シアからの甘い刺激に身を捩るようにくねらせてその身を悶えさせている。
シアはネリネの花弁に口付けすると湧き出る蜜をすくい上げ、陰核に舌と歯で軽くなぞりあげる。
その刺激にネリネが快楽の奔流が体内を駆け巡り、そして
「ごめんなさいっ稟さま…もぉ…だめ…あっはぁぁ…、ぅあああああっ」
ネリネはシアに肢体を委ねたまま全身をぶるぶる震わせながらイったようだ。
「はぁはぁはぁ……あ、シアちゃん、あっあの、これはその…」
正気にかえり恥らうネリネにシアがクスッと微笑み
(やれやれ…正直これ以上は理性が耐えられん…)
「リンちゃん…、今度は私の番だよ」
それを聞いて稟の理性は炎天下に置かれたソフトクリームの様にトロトロに崩れてしまいそうになった。
596放課後のデイドリーム5:2007/01/28(日) 09:52:06 ID:wXPK2KaY
そのあと二人は何度目かの絶頂に達した後、暫く快楽の余韻に浸るように抱き合ったままでいると
ふと我に返ったのか、そそくさと手を繋いだまま立ち去って行ってしまい、残されたのはその一部始終を目の当たりにした稟と麻弓。
二人の間にはえもいわれぬ沈黙の空気が漂い、稟はフリーズしたまま動けずにいた。
口を開いたのは麻弓の方からだった。
「あ、あの…え、と、どエライものを見ちゃったのですよ」
「ああ、全くだな」
呆けた様に呟いた麻弓に苦虫を潰した様な顔で答える稟。
稟が思い至ったのは自分の隣にいる麻弓が極度のゴシップ好きと呼ばれていること。
今しがた見た光景はその対象と成り得ること、そのことであった。
自分はともかくあの二人が好奇の目に晒される事は絶対に容認できるものではなかった。

「あのな麻弓「土見くん…、その心配は無用なのですよ」」

釘を刺そうとした稟の言葉に被せる様に呟く麻弓。
「今見たことは誓って誰にも言うつもりはないから」
「………」
「二人はもちろん土見くんも私の大切な友達なんだから…その友達を悲しませることをしたくないのは…当たり前じゃない」
その言葉を聞いてようやく表情の強張りを解く稟。
「…うん、そうだよな、疑ったりして…そのすまなかった」
「そうよ、この麻弓=タイムを見損なっては困るのですよ」
「もしかして顔に出てたか?」
「うん、ばっちり!」
「………」
「あはは、土見くんはすぐ顔に出るからね」
「ふぅ、事が事だけにな」
麻弓の屈託の無い笑顔に、稟も思い違いだった事に気付いて安堵の息をつく。
「ごめんね土見くん、私がここに連れて来なければ良かったんだね」
「いや、誰が悪いって訳じゃないし…強いて言えばテストで俺が麻弓に負けたのが事の起こりだしな」
「もう、土見くんてば!私だってやる時はやるのよ、ただ本番にチョット弱いってだけなんだから…」

二人の他愛もない会話はそこで暫く続き、会話が途切れたところで麻弓はおもむろに稟の手をつかんで
「土見くん、そろそろいこ」
「…ああ、そうだな」
撤収を促す麻弓に対しなぜか表情の冴えない稟は腰を落としたまま動かない。
「土見くん、どうかしたの?」
「いや、別にどうという訳でもないんだが…」
「お腹でも痛いの、顔色悪いよ?」
「いや腹痛じゃない、すまないけど少し待ってくれ。…アレがその、なんというか…お、落ち着かなくてな」

麻弓は稟の言葉を聞いてキョトンとしていたが、すぐさま合点が行ったらしく
「ははーん、そっかー、そうだよねー、ふふふ〜ん、土見くんも男の子だもんねー」
「あんなの見たらしょうがないだろ!それにこのままテント張ったまま家に帰れるかよ」
「いいんじゃない、土見くんが健全で健康な男の子の証なんだから」

その言葉に稟が思わず赤面し俯いた瞬間、麻弓は稟の足元に座りちょこんと立て膝を付く。
そして稟の顔に自分の顔をギリギリまで近づけて、上目遣いに稟の顔をしげしげと覗き込んだあと、おもむろに
「なんか照れてる土見くんて、かぁいいねー!!」
「なっ、ななにを、ま、麻弓!!人をからかうな!」

麻弓の不意を付いた行動と予想外の言葉にますます顔を赤くする稟。
「よしよし、土見くんを助ける為だ、この麻弓さんが一肌脱ごうじゃありませんか」
597放課後のデイドリーム6:2007/01/28(日) 09:53:11 ID:wXPK2KaY
「…あ、あの麻弓?」
「いいから土見くんはじっとしてて、麻弓さんに任せなさぁい♪」
うろたえてる隙にズボンのファスナーを一気に引き降ろし中から硬直した稟の分身を取り出す。
「…これが土見くんのおちんちんね…」
「おい、よせって」
「だって土見くんコレが鎮まらないと帰れないんでしょ?」
「だからって…」
「いくら木陰の下でもずーっとそのままだと日射病になっちゃうよ」
麻弓は稟の分身を手の平で包んだまま、根元から柔らかくたどたどしくさすっていく。その心地よさに稟は抗うことができなかった。
「…わかった降参だ、好きにしてくれ」
「もう!女の子がエッチなことしてあげるんだよ、もうちょっと喜びなさいよ!」

稟が両手を上に挙げて降参のポーズをとると、もう素直じゃないのよねーといいつつも稟の分身への愛撫をはじめる。
おそるおそるしかしツボを押さえたその麻弓の手付きはエレクトした稟のイチモツに甘美な刺激を与え続ける。
「土見くんの…心臓みたくトクントクンいってるよ。あは、なんか違う生き物みたい」
「麻弓、…なんでそんなに…よすぎるんだ」

脈動するソレは麻弓の手の動きに合わせてピクピクっと反応し、擦られた先端部から透明な雫が滲み出てくる。
「なんか、ぬるっとしてきてる…土見くんのここ」
潤んだ赤と青の瞳で稟を見上げる麻弓の顔はいつの間にか煽情的な表情が表に出てきていた。
「ねぇ、男の子ってここ舐められると気持ちがいいんだよね?」
「………」
「…こおかな」
無言の稟を肯定と取った麻弓は口での奉仕も開始する。麻弓は槍の穂先をちろちろと舐め全体を舌でなぞると、カリ首の所に舌を這わせる。
「ちゅっ、ちゅぱ、ちゅるんっ」
下からは袋を柔らかくほぐす様に指が動き、竿の部分は掌がリズミカルにまとわり付きつつも時折強弱をつけて動く。
そして頂きの所は舌で舐めまわされ、唾液と先走りの雫によってテラテラと光っていた。
「はふ…、ん、んふ、…ふぁ、どう土見くん?」
「麻弓…き、気持ちいい…すごく」

麻弓の両掌と舌での奉仕に稟は下腹部から熱いものが込み上げ、限界が近づいてくるのを感じつつあった。
「…麻弓、もうイきそうだ…そのまま出して構わないか?」
稟の分身に奉仕を続けたまま上目遣いにコクンと頷く麻弓。
「…すまない」
そして数瞬の後、眩暈のようなフラッシュバックとともに稟のイチモツが麻弓の口内で限界まで膨れ上がると一気に射精する。
口内に溜まったソレを麻弓は少しずつ時間をかけてゴクリゴクリとゆっくりと嚥下していく。その上気した顔の目の端に微かに涙が浮かんでいる。
「ケホッケホッ……にが〜」
「す、すまん」
「いいのよ、土見くんは気にしなくても。私が好きでやったんだから。言ったでしょ人助けって」
その言葉とともに麻弓は稟に被さる様に身体を近づけ、稟の唇に自分の唇へと押し付け、そして離れる。透明な線がアーチを描き二人の唇から糸を引く。
598放課後のデイドリーム7:2007/01/28(日) 09:54:01 ID:wXPK2KaY
「私はね、土見くん。土見くんのことが好きなんだとおもうの。」
麻弓は稟に自分の秘めた思いを打ち明ける。稟はその言葉を聞いた数瞬の後、稟は静かに重く口を開く。
「…すまない。こんなことまでさせたのに…、俺は麻弓の思いには…応えることは出来ない。」
稟の言葉に麻弓は寂しげに微笑む。そんな麻弓の表情に稟は思わず胸が痛んだ。
「うん、判ってるのですよ。土見くんの周りには楓やシアちゃんリンちゃん亜沙先輩…沢山いるもんね」
「…だったらなぜ」
「でも聞いて土見くん、さっきシアちゃんとリンちゃんの前に行かなかったよね。
 でもそれなのに立ち去らなかった。なんで?二人とも土見くんの事をあんなに慕っているのにね。」
「それは…」
「周りの環境やしがらみとかに縛られすぎているんじゃない?誰かを選ぶと他の人を悲しませるとか考えてるの?」

麻弓の言葉に稟は思わずかぶりを振る。
「…いや、それは幾らなんでも自惚れが過ぎるだろう。俺には勿体無いような女の子ばかりだし」
「じゃあ土見くんはどうしたいの?」
「俺は…」
麻弓からの問いに言葉を詰まらせる稟。それはこれまで何度も自分に問い続け、未だに答えが出ていない問い。
「土見くんは選びたいのに選ぶことが出来ないの?違う?」
「…もしかするとそうかもしれない、正直に言うと答えをまだ見つけてないというのが答えなんだろうな」
「…だとしたら私がスッキリさせてあげるわよ。勿論オフレコでね。」

ヘテロクロミアの瞳の光が妖しく輝き、稟はその光に危うく吸い込まれそうになる。
「うーん、それは遠慮しとこう。」
稟の言葉に麻弓は貌を少しだけ歪ませて微笑む。
「そっか、今のは結構決まったと思ったんだけどね、私らしくなかったのかなー」
「いや、麻弓らしい決め言葉だったと思うよ。そろそろ行こう、大分日も暮れたしな。」
「そうね、あんまり遅いと楓が心配するからね」
稟は麻弓のその言葉に苦笑すると立ち上がって、来た道に戻ろうとする。いつのまにか太陽は大分傾いていて空を紅く染めつつあった。
麻弓はふぅと溜息をつくと先に立ち上がった稟に追い付きその頬に口づけする。そして唖然とする稟を抜き去るとクルリと振り返り―

「バイバイ稟くん、また明日なのですよー」
599名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 09:58:02 ID:wXPK2KaY
以上です。読み返すとちっともエロくない…
板汚しスマソ
600名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 13:03:54 ID:X4PtCh75
一番槍GJ
601名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 14:26:33 ID:xmzQYGEj
以前ネリネ×シアを希望した者です。シア×ネリネもなかなかですね。

GJ!
602599:2007/01/28(日) 15:07:54 ID:jebGdjKJ
レスを頂けると思ってませんでしたので…多謝であります
一応補足させてもらいますと
楓ルートからの派生とでもいいましょうか
もっとも楓のはこれから書くんですけれど(滝汗
シア×ネリネと麻弓はもちっと書きたかったんですが
今回のメインでなかったので…いずれリベンジしたいと思います
603名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 19:05:40 ID:bWI1r3NQ
>>588
そして連続殺人事件。
事件の共通性は被害者の女性の名前が「みくる」ということだけ。
604名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 22:28:34 ID:L0JjrkBt
稟「わしの嫁は108人いるぞ!」
605名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 08:35:47 ID:0vgvsxb5
>>604
それ何てテニプリ?
606名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:13:52 ID:X0razrPI
麻弓「わしの胸は108cmあるぞ!」
607名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 18:37:22 ID:wBIwslgy
>>606
麻弓・・・ダメだ却下だやり直しだ、リアリー!!!
608名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:04:06 ID:vQZ+hILq
麻弓って0カップ?
609名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:19:11 ID:8vUGhEhR
殺すぞ
610名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:54:32 ID:uNvFeo9o
えぇえぇ、まさしく0カップ、と思われます。
ああ、薄胸の美少女たる私はその存在そのものを懸けて数学の神秘と呼ばれる0の概念を讃えているのですよ!
その副作用からか、数学の定期試験にはしばしば0の更新が見受けられるという、お涙頂戴のハートフルストーリーが隠されているってことで、
・・・駄目かな?土見くん。
ふぇ!?
身体を張ったこの崇高な自己犠牲をそんな一言で切り捨てるなんてぇぇ。
ううう、
柔でブロークン寸前なこの乙女心はノックダウン寸前なのです、
ここは1つ、うん、ええと、
つまりですね、
土見くんのお部屋で癒していただくという事でどうでしょう?
いやいや、数学の特訓ではなくて!
部屋を漁ってネタをキャッチする訳でもないですよ!!
あ、でもそういう手もあったかって嘘です、嘘、そんな事は決して、もう神に誓って、はい。
ありゃりゃ、なにゆえにそこで複雑な顔を・・ああ、そういえばお隣さんの存在を忘れてたのですよ、あはは。

ううう、
というか、わかっている癖に・・・いつまでいじめる気ですかぁ。
土見く、・・・うう・・り、稟くん、の肌に恋焦がれる娘の気持ちを感じて欲しいものなのです・・・

ん!?
あ、んん、うん、んちゅ、はぁあ

急にキスしてくるなんて、麻弓ちゃんでなかったら「せくしゃるはらすめんと」で生徒指導室行き決定で、って
ん、またもう、
・・・んんん、チュバ、ペロ
名前を人前で呼ぶのは少しまだ、恥ずかしいだけで・・・
と、とりあえず り、稟くんの部屋にれっつごーです!
部屋の中では、もう好きなだけもう呼んじゃいますし!
銭湯屋の看板娘に二言はありませぬゆえ。
・・・うん、ありがと。
いこ?

 
稟くん。
611gishi:2007/01/30(火) 23:02:47 ID:uNvFeo9o
MMMの方々、抗議はうけつけませぬ。
612名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:40:33 ID:qdyN6vfx
>>611
良い!!激しくグットジョブっす!
613名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:43:06 ID:ii0Kuze+
>>611
是非ともMMMに欲しい人材だ。
麻弓スレでその才能を活かさないか?
614名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:49:39 ID:0vlWEG6I
>>613
今更あんな読んでくれる人が極端に少ないスレに一人勧誘しても書き手がかわいそうだろ
てかいい加減諦めろ
615405:2007/02/01(木) 13:17:57 ID:tqgM9kEp
前回投稿から間が空きすぎてしまいました。ようやく続きを投下します。
616稟×キキョウほのぼの:2007/02/01(木) 13:19:47 ID:tqgM9kEp
「大晦日と、新年の行事、ですか。」
「そう、私達は神王家として出席するけれど、問題なのはキキョウなのよ。」
あの後、シアとキキョウに連れられた禀が神王宅に向かうと、神王婦人の一人アイリスに
出迎えられ、そのまま居間に通された。居間には神王婦人のライラック、サイネリアが待
っていた。
出されたカステラと紅茶を戴きながら、年末年始に神王家はキキョウを残して神界に行か
なくてはならない事を説明された。
「それでおじさんはああなった訳ですか。」
「そう言う事、本当にごめんなさいね。全くゆー君は・・・。」
「はは、慣れっこですよ。それで、キキョウはしばらく一人でここを管理する訳ですか?」
「そうなの、でもキキョウ一人じゃ寂しいでしょ? だから出来るだけキキョウの事気に
かけておいて欲しいの。頼めるわよね?」
「解りました。」
「キキョウも、それで良いわね?」
「うん・・・一緒に行けないのは寂しいけど「すまねえええええキキョウオオオオオオオ
オオオオオオオ!!!!!!!!!」
急に響いた大声は当然ユーストマの叫び声だった。見るとキキョウの前で土下座して頭を
打ち付けている。打ち付けられるたび、がんがん凄い音を立てている。それをキキョウが
おろおろしながらも宥めている様だ、が?

 ペグシャ!!

疾風のごとく椅子を持って現れたサイネリアが渾身の力を込めてユーストマをぶん殴った
のである。そして宙に浮かんだユーストマに、今度はシアがジャンプしてどこからか持ち
出したパイプ椅子を叩き降ろす。見事なコンビネーションでユーストマの意識は再び断ち
切られた。ちなみに禀が心の中で「ピンク」と呟いたのはご愛嬌。
「はあ、埒があかないわね。ちょっと・・・コレ向こうに運んでおいて。」
神界の王様を、それも自分の夫をコレ呼ばわりしたのはライラックであった。神王宅に来
ていた部下を呼んで先に神界に搬送させる様指示を出したらしい。
「シア、ミニスカートでそれは止めた方が良いぞ。」
「もしかして、見えちゃった? えっと・・・禀君に見て欲しいなあって。」
「シ、シア。この場でそれは「興味深い話ね、ぜひ聞かせてもらえるかしら。」
そこには(禀の目から見て)悪魔が3人居た。

………

………………

………………………

 「孫を抱ける日も近いわね。」
617名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 21:27:12 ID:m22/8x7W
>>616
wktkしながら読んでたんだが、もしやこれで終わり!?
続き読みてえ
618405:2007/02/01(木) 21:37:59 ID:wRs1rOIM
>>617
まだ続きありますよ。何時投下出来るか解りませんけどorz。
619名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:28:33 ID:lxhms7bS
>>618
出来るだけ書き溜めてから投下して欲しい。
生殺しになる〜。・゚・(ノ∀`)・゚・。
620名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 09:07:47 ID:oD8tL0tL
亜麻さん×葉さん を誰か書いてくださいよ・・・
イチャイチャシてるところを偶然覗いた亜沙先輩の図 みたいな
621名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 09:14:38 ID:U1k72nWF
シア×ネリネに対抗してリア×セージってのも面白いかも…。
シア×キキョウなんてあったら最早ネタでしかないな…。
原作でセリフ少ないから書きにくいだろうが、紅葉さんのエロSSも興味深いなあ…。


なんてことをモーニングコーヒーを飲みつつ考えていました。
622名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:06:57 ID:1ZNQOli9
突然ですが、みなさんのオススメssサイトはどとですか?
shuffleってカヤの外みたいな感じだから扱ってるサイトが少なくて・・・
黄昏の雪原ってサイトしか知りません
623名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 23:14:37 ID:C2HvjqDk
>>1
の総合まとめサイトにのってる二次創作小説サイトリンクより、好きなものを選びたまえ。
624名無しさん@ピンキー:2007/02/05(月) 04:46:39 ID:j0ByqNxq
初めて総合まとめサイトに行ってみたんだが、出来が素晴らしいな
各公式ページと比べて遜色がない
625名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:31:54 ID:ctXs+BmZ
保守保守
シア編のOPよかったな
626名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 20:42:36 ID:+n0ARP/+
最近レズ好きが多いけど、普通に稟×シアとか読みたいな
627ねむねむFalling Down:2007/02/06(火) 23:51:39 ID:ojfBHliB
「稟くん、朝ですよ」
まどろんだ眠気の膜を、柔らかな声が解かしていく。
聞き慣れた声だ。
いつも一日はこれで始まって、これからもそれは変わらないであろう声。
ただ、前と違うのは、
俺と、その声の主との関係が、幾分近くなったことだけ。
だからだろう。
この声が、以前よりずっと気持ちいい。


「稟くん、おはようございます♪」
眼を開けると、とびっきりの笑顔を浮かべている楓がいた。
これもいつもと変わらぬ光景。
でも、そのあたりまえの笑顔が、
以前よりずっと愛おしく見えた。ので、
「稟くん?どうかしましたか?私の顔をじっと…」
「楓」
「はい、え、えああっ!?」
気がついたら楓の肩と腰に腕を回して、強引にベッドへ引きずり込んで
「あ…あの、稟くん…どうか、しまし」
「あと5分」
「え?」
「あと5分寝かせてくれ」
「えええ!!?えと…その…はい…じゃなくて!!だ、だめです!ちゃんと起きないと遅刻しま」
「ぐ〜」
「り、稟くん!?」
寝たふりをして抱きしめていた。
別にそんな寝たかったわけじゃない。むしろ眠気は楓の顔を見て一発で吹き飛んだ。
でも、そう、たぶん出来心だ。魔が差したんだ。
「あ、あう〜…そ、その…5分、だけですよ…?」
楓はしぶしぶ抱擁を受け止める。というか照れて固まってしまったようす。
ああ、可愛ええなあ。それとこの頬と髪の感触が、柔らかくってふわふわしてて気持ちよすぎて、
それにぽかぽかのあったかさんで、やばい抱き心地最高だわあ。
もう今日はこのまま寝てしまってもいいかもな、ふえあ…



遅刻した。
楓にすさまじく申し訳ない失態を晒してしまったが、
赤くなりながら、不機嫌そうで、恥ずかしそうで、
それでいて嬉しそうな顔がたまらなく可愛かったので、まあいいかと思った。
628627:2007/02/06(火) 23:53:12 ID:ojfBHliB
初めての投稿です
エロはないし、シチュは既出だしで散々ですが
629名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:14:39 ID:rcLQLx+v
まぁ・・:なんだ・・・>>627よ・・・





       ___
      /      \
   /          \     
  /   ⌒   ⌒   \    投稿しただけGJ!ファイト!
  |  /// (__人__) ///  |     
. (⌒)              (⌒) グッ
./ i\            /i ヽ
l___ノ            ヽ___i
630名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 00:18:17 ID:Oi9GmdBi
>>627氏。
GJ!
最高だぜ、あんた。
631名無し:2007/02/07(水) 00:22:08 ID:kcerOBVe
誰か稟と楓の中学の和解直後とか頼みますm(_ _)m
632名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:44:01 ID:LtgfTCZN
>625
正気か
633名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 06:38:37 ID:mmH8yNIT
>>627
うむ。確かに多くのSS書きが使用済みな展開だ。

だ が そ れ が い い

GJ!
634名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 09:56:26 ID:1MGVl8Sm
>>627
GJ!
635名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 11:09:01 ID:zvy4iDvl
>>627
まさに王道パターン
636名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:31:49 ID:yvc20D49
暇なんでガンダムネタ投稿していいですか?
・・・・・・いいですよ♪
おっと天の声が聞こえたのでサソーク

  .,'::;':::::::::::::::::::::;':::::::;':::::;';:::::::::::';:::';::::::::::::::::::::';::::';::::',`'''ー;;ァ
  .,':::;!:::::::::::::::::::::i:::::::ハ::::;':ハ:::::::::;';::ハ:::::;:::::;::::::::i:::::';::::',`7;;;;/
  ,'::::;::::::::::::::::!::::ハ::::;' .i::;' i::!;::::::::!.i:! !:;!:i::::;!::::::::!::i::',\V;;;;!',
  !::::;:::::::::::::::::';:;'r';:::!''''i:ト、i:!.';:::::;' リrレリ''!:/!::::::;';:;!:::!\;;;;;;i::i        私が・・・一番うまく、稟くんを使えるんだ
 ,':::::i:::::::::::::::::|レ' (;;;;)` リ .i:::/ .' (;;;;)レ'`リ::/::リ::::|;';::|`'"!:!
 i::::::;:::::::::::::::::i', 、__,   レ'  、__, /i:/::::'::::::i`、;'  .リ
 |::::::!:::::::::::::::::!.',  ""゙゙~     ,   ~゙゙"" 'ソ:::::::::::::|', '、、
 !!::::i::::::::::::::::::! ,!       j      ,.イ::::::::::::::::!',  ';';,
 !|::::;::::::::::::::::::トi、     ,.、_,.、   -'゙,/::::::::::::::::::ト,'、 ';;;;、
 'i:::::!::::::::::::::::::!i;;`-、    ~ ̄~   ,.ィ':::::::::::;::::::::i:| '、ヽ,.';;;'!
  i:::;!::::::::::i:::::::リ;;;;;;;! `ヽ、    _,..ィ'";;;i::i:::::::::::!:!:::!:リ `、:;';;;;!
 .,!:;'|i::::::::::i:::::::|;;;;_,,|   `''ー''" .|;;;;;;;レ|:::::::::::リ::::!:i   .〉;;;',
. ,'リ:::i|::::::::::|:::::::!'" ソ        i`、‐-リ::::::::::::::;!:|',',  /;;;;/`,
/ノハ::';、;:::;:::i';:::ハ',', '、 ' 、    , '、 )\レ'!:::::::/.リ ',', ''"V レ、',

637名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:34:16 ID:yvc20D49
    l    | || l   l ´'ト、   l | l   |  l |    | lト、 / | |:|  | | |  ,'
     l    |  l  l  :l  :|| \  l| l  | //|l,   |  l .>、   .| || | l | l /
      l   | t、_ l l   !  \ !  l  | /  'l ' , _,..|-'´!  ヽ. :| ! | !: | l /
       '.,  | ',  ̄マ'''TiT'''ク ̄ケミ、 ' ,lヽ、_,. -'イ─t‐-t:i:+┬+‐'''イ  ,' イ/
       \ |  \   丶-- '´,. ' ノト /丶\|'´ | \  ヽ---'   ノ   / ./
         ト!     ´ '''''''' ´ </   三  \\ ´' ー---- '´/  ノ|                     あ・え・て言うわ、カスだってね!
         |     \       / ゝ /     ̄       |    |
;         |        \   /    l               |    l
|:          |         ヽ/     |               |    ,'        i
:|           ',               ノ               |   .'         |
::|:          ', ノ (           \7                |  ,.'          |
 |:         ', ⌒  / ,.イ ̄丶‐---------‐イ  ̄ト、ト    ./ , '         |
 :|.         l  ',  イ|/イ  ヘ_ノ\        人   ヘ |/|/ ., '          |
  :|         ト  ',  !| ヽ>/   Y   ̄ ̄ ̄ ̄   ><. | / ///            |
  |:          l丶 丶、  ヽ-─''''' ´ ̄ ̄ ̄ ̄´ '' - ,_ノ/_. ' ./ :/         l
   |        l \  丶、     /ニニニゝ    /, ' //  /        l
   |        '、      丶、     ⌒リ   , .  '´   /  /        l


638名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:37:14 ID:yvc20D49
    .|  / 、,!                          '、  .! ヽ   'l
    .| ./ //               l     | |  r      l、  .! .!    !l、
   / !././ |           ! │  .i.! │  | |  |   、 、  !  .|‐'l、  / L
  /  7/ .|     、  .!  ゝ、 .| ! │  ! !  !l  │.!  .!  .|/ !  /   !
 /   .||'、 !  !   | ,l-l-十|‐7'ト- ,|  .| | T'テト-‐イ l_ .! .!   ! .l--'7    !
│   .T ゙|  |   .!'゙∧ ! .| .! !_| .l |.!  .|:! l .|_j_ !  ! !.| ゙'l !   |│ ノ .i 
/   .、  ._|  !    l .!-==T=ゝ |, .!.!  !.!.!./_!=|ラ=ゝ、/ /   l'´ ! │   .!
    ! i ./ !  .!    〈-イ{ !‐''´ j |   !| .! .!〃  |.''j !、! |rゝ    |`> !  !    !
  .i :! .!/ !  .!    .!  ヽ ー゙ソ    l V /   ヽ_二,ソ-./ !   j .|ノ  | .!    |     殴った・・・稟にもぶたれたこと無いのに・・・
  .| .! |  |  .|     |ゝ  ̄  ̄              '´ !   | .|   ヽ.!    |
  .!  !│ │ l .、    l          j:          |    !│   .┤、   !
  .|  | !   .! .!│    |                  /|   .! .|    .| :!   /
  !  |    .! ! .!    ゝ 、       rュ       イ l     ! .!    |│
  | │   ヽ l ⊥    ヽ  ヽ           / / l   / .|     ! |
   !  !     │||     ヽ  `ゝ 、      ,. イ   / .!   .! /     | .!
   .!  !     ! .!|     ヽ /'ス___` ニ ´____|ヽ、 / .|    ! /     .| .!
   | .|     .! ヾ    ヽ |     ̄ ̄     ! / .!   .! /     |│
639名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:43:15 ID:yvc20D49
  // l   /  l  |  :.:.:.|  | l   l 、  ヽ  |     /
 !:i |  ,'|  l ‐|‐--‐l、  l 、!_ ヽ:.:、  l  l     /         :..
 |! l  .| |  ', :.|才ct、|ヽ lヽ:.:r_ ̄l丁T:士|      |         :.:.:.:.       坊やだからよ・・・リムちゃん・・・
 !  |  .:| |   ヽ∧ ヾ゙J_ ヾ.{   '`~ヾ~t戈jノ|     .::l     、    :.:.
   l :.:| |   :.ヽハ:::::::   `   ー`"''´  |     ..:.l     ヽ
    ';:.:.| |   :.:.:.:∧         ::::::::   |  .::  .:.:.:.:.l      \ :..
    '、:l |    :.:.:.:.::人  ' ___       ,゙  l:.:. :.:.:.:.: l     ヽ   \:.:...
     ヾ|   :.:.:.:.:.:.:.:.\ ヽ{_ ノ     / :./:.:. :.:.:.:.:.:.|      ヽ  ヽ:.:.:...
       l:.:...  :.:.:.:.:|:.:.:.:.| `ヽ、 ゙  , イ/:.:. /|:.:.:.:.:.:.:.:./|       \  ゝ:.:.
        ';:.:.:.:.:.:.:.:.:|ヽ:.:.ヽ〃   ̄ `/:.:.:./ |:.:.:.:.l:.:.:.|ヽヽ_        ヽ、:.:.
        ヽ:.:.:.:.:.:.:| ヾヾ\    /:.:.:/   |:.:.:/!:.:.:l〉  _, > '´ ̄\  _:_:_:
         ヽ:.:.:.:.|厂/ー、   ´ノ:.'´  ,. リ/ N之フ´_,.. -─‐-、 \  <
           \ミ|〃  ト、r 、´  、/  ン  ( /´ /        ヽ : : ヽ
            〈=ヽ、 j  j} : : / r─-、  _ ヽ /           ヽ
             /   `ヽ、 仁⌒L_リ  ノ!__ノ  }!: /  /          ヽ
640名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:44:57 ID:yvc20D49

  ./    ,r'     .,l ´::::::_, --─‐‐‐‐‐‐─-- 、_:ヽ    ヽ/ /_/::::j'"´了ヽ
 /::  ,/       | , -''´               `ヽ    .!イ '´/:::/'"´]::/
│::::,〃  /    .,レ'               |          !     !./│::l  / /
.!:::/./   /    .!     !   .! .j   ! | .!  .l 、 |     .|、:::::|::::| ./ :/
|::/ /  ::/:::    |  |::  !,.-- | !.! .|  | .|, │‐‐.|- !、.│    .|::ヽ/:::| l |
|:/│  ::||:::::    !:  .|:::'.fヽ __' | ! |::: | ! | ! ー--.、| │    .|、::::|::::|.|::::|
|l .|  ::/.|:::::    !:: .| :::/, --ヽ`ゝ.!:::| .!| ' /´:::ヽ.ヽ│     |: | l、.,|ノ:::.!     永遠にやっかい者ですね・・・亜沙先輩は・・・
  | :::l !:::::  :::  ! :: | / . |:::::::: !   ∨ !  ゝ:::::丿 ´ !      |::::l::: \:/
   !:::::| !::::: :::::::::::ヽ :<:::: `--_' .::      ::.. ニ-  .!   ,   |::::ヽ
    |:::| .!::::: :::::::::::::::::ヽヽ:  ̄                 !   .!  l, ::|ヽ::ヽ
   .ヽl |:::::::::::::::::::::::::::::|丶、   ::::::`          |   │  |.!:::.! ヽ:::ヽ
    'i| !:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::: :::::::::::::. --       !  :  .|::  !: !:::ヽ ヽ::ヽ
      l::::::::::::::::::::::、::::::::\ ::::::::::::::::::::      :,r/   :::  .|::: |::::\:\ !::::.!
      .!:::::::::::::::::::::|:::::::::|:::::`ヽ、 ::::::::::::    ,/ ./  ::::::  !::: /:::::::\:::\::::.!
      .!:::f::::::::::::::::.!::::::::.!:::::::::::::::`ー- 、, -'"  ./  ::::::::  l ./ :::::::  ヽ::: !:::.!
       !:::丶、:::'l:::::::::.!::::::::::::::::.!    /  ::::::./  / ./ :/、:::::: .! .!:::.!::|
       |::: !:::::::::::リ、:::::|ヽ::|ヽ::::::::::: !  /  ::::: / : .//:::::.! .ヽ::: .! L│
       |:  !:::::::::.!ヽ: !ヽ:: ! ヽ|, \- 、| /  : /  .,/.! \::: !  ヽ /  ´
641名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:46:52 ID:yvc20D49
  /                      l\
            , ' / ,   /                 l  ヽ
        / /, /   /         /__|  !     l  }, -‐‐ 、
        / /./ / ,  ,'  ,    |   |  l  l |    ! /    ノ}
       // / / /  l l l_」」..⊥   |  L..」_ 「`ヽノ|/-‐ ' ´  /
       〃 / / /   l l l _l l__jハ  j{ ノ ノノノ/  l|  ´  ̄  ̄`ヽ
        ′,' ′!|   !_」斗 ===、'―'^ , ===、| /l|  `ヽ  _,ノ
         { {  {{¬f 「 ハ              |へ、l|    Y   〉
           , -、   !| l_!                |  >ト、  l ハ. /    悲しいけどこれ、恋愛なのよね!! カ・エ・デ!
         { |   | i!  八     '        ハ/ | \_}/ ljノ
        /⌒ヽl   | il |l| \    ヽ フ     , ' |/l|   /
      / -‐‐-、〉  | |l |l|  | ヽ、     , イ  〔   lL. イ
    |   -‐‐、j   jノハ_jl」--┴-| ` ‐ ´   |⊥j」| `ヽ|_j_j」
    |    --、_}       _,ノ!       |  |  l|
    |    -r_,ノ}   ,ィ≠≠/ j      / `ヽ¬  lL _
    {      } ノ ////   ′、    /    } j  jj  `ヽ
642名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:50:12 ID:yvc20D49
   まままぁ亜沙ちゃん!
  あなたはヒットラーの尻尾なのですわね・・!      
           丿 ` ハ ヽ\  _人_  /イ l::::::::::::::〈
              / l |\! l  ヽ  ∨   ! | |/::::::::::::::::}
              / l l ハ!´  l __トヽ ト / ̄`ヽヘ::::::::::::/ ∧ 
        ◇    | l│l,、‐   ´,.、、,`ト:リ |::::::::::::'´ゞゝ:::く: : / l
              lハト|f|〃´ ,  ::::「|ハlフ V/:::::/:| |:::::ハ: i Cl: .
              |ム!lハ  -ー ノ川´|  l:::::/::ノ|│:::::::l :l :l! l: : : :
              |¬ト、 \    / /: |  ヾ7::::::|: |::::::::::|:ヽ_ ノ: : : :       :
              |_|x|ヽ ヽ¬{  {,r‐ヾ  /:::::: | !:::::/ : : : : : :      : : 
              /  ヽ!゙|' {  l  ゙、  ',  `|_:_::| |´: : : : : : : :     :. : 
        人    !    l |  |  |!  ヽ   !    | |: : : : : : : : :    /: /
        ∨    |    :ノ  ト.  | ',   ヽ |    ハ ト、 │: : : : : : :  : /: /
             ∧    ゙  | |゙´| ',   ` |   ノ ヽ.| ヽ|\ト、  /: : |: : :/ソ
            /  lヽ  !   |:.ヽ│ |'、   /|     丶 / ヽ| ∧: : /| /|ハ!
            /   Y:\  ハ::::| | | ー'  |       /    レ  \/ jノ  ハ
           /     ヽ:.:.`ー'」∨l´ | |::::|  |     ,. '` ー-----------─‐\
     ◇   / /   l 〈|:::ノ/ ハ)  ヽ ヽ|  」、-‐、'"
643名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:53:52 ID:yvc20D49

                       r ─ -  、  _................._    __
               _こ二ヽ、|     /´        ` ´  __r‐`、_、
              /r´ー_'、{'ヽ_ヽ                 ヽ/ハー;`ーメ二)
              フ´二. :;〉、  }                  / / ノヘ.. ´r 、〉
             └'´  { ヘ   |∨                 { ´ ヽ::. /
                   〉、 ー..、ノ_|   ,.、. -- ‐r‐、- 、._   ヽ   j: _ノ\_
                 /≡ミ;/::::〈‐''´     !_ /   l  ! `゙' 、| ー´  {:::∧;;;ハ
                /|    V:::::/   ´i ハi !`  !´! `i丶、  :!    V:::::_:ノ
               / ̄  ̄´/|::::/  / ! !z= ミ     r _l ノ }   ',     ∨_
             / ̄ 丁下//::Y   ,i ハ !         ´ `ヾ! i /::',    `、\
          , ´    \/ハ ̄|!:. /:! .l:.:`ト    、     /:/ \ ',     ヽ/     えへへ!ムシャクシャしたからついヤっちゃいました!
         ,.'       ∧ソ¬!:.:トト.!:.:.:人    「 ァ  ノイ:  川≧',      ヽ      え〜っと、反省はしてません!
          /        /| |ヽ  ヽ! l !..:.:|::N\  ー' ,. イ::.l:.: 「´ / ハ     ヽ
          /      / レ} !   |  :.l:.l l|'ー}` ー ´ /-/:. | 〃 :∧       ヽ
       〈       /   /     l:.  :!:.! l}、 ;    .  /:..  j!   /´ ',
       ヽ..         l!   、ヽ |:! :lヾ リ `ヽ _, ーノ:;.  ノ  {: 《.  '、













こんなんで盛り上がってくれれば本望ですよ・・・はい・・・
え?白々しい?鬱陶しい?
直ちに消えますから安心してください
644名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 21:57:54 ID:PTySqNIG
>>636-643
バロスvvvvvvそこまで押し切るかwwwww
特に>>637ワロタwwwwww
645名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:02:04 ID:yvc20D49
>>664
文才ない俺にはこれくらいしかできませんから・・・
それともうひとつ 容量使ってす い ま せ ん
 (´Д`;)ヾ ドウモスミマセン
   ∨)
   ((

 (;´Д`)  スミマセンスミマセン
 (  八)
   〉 〉

    ヾ
 (´Д`;)、  コノトオリデス
   ノノZ乙             あっまた容量使っちった・・・
646名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:11:28 ID:AVWdaebF
4つ目あたりでgdgd感と殺意が湧いた。
647名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 22:16:52 ID:A8CfETiU
>>646は忍耐力が有る。立派なジェダイになれるぞ。俺は一つ目で今や死語の
「逝って良し!」が沸々と…
648名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 00:00:25 ID:OSqPVott
アレ、もう死語扱いなのかい?寂しいねぇ……
649405:2007/02/08(木) 20:42:23 ID:ZJp1Timn
「んしょ、稟ありがとね。」
「気にするな、俺も暇が紛れたし、せっかく今日はご馳走になるんだしな。」
「お茶持って来るからちょっと待ってね。」

あの後、キキョウの料理の腕前の話題に切り替わった。シアや楓等、稟の周囲には家事
をこなして料理の腕を鍛えてきた面々が多い。またプリムラも楓に師事して料理の腕を上
げている。運動のレベルはシアとほぼ同じ、学業の成績はネリネや樹にも迫る程であるが、
やはり料理の腕となると、シアの方が上である。勿論経験の差があるのだから当然と言え
ば当然だが。最もシアの方は、学業成績に大きな差がある事に悔しがっていたが。
キキョウとしては稟に「美味しい」と言ってもらえる様、分離してから練習出来る暇が
あれば料理本片手に試行錯誤を重ねてきたのである。始めて稟に食べてもらった時は見栄
えも悪かったし、味にも及第点はくれたけど、キキョウ自身としては納得する筈も無く、
以後稟のために練習を重ねてきたのである。ちなみに作り過ぎたとしても全く問題はなか
った環境であったため(そりゃ底なし胃袋を有する親父がいればモーマンタイ)、休日を料
理の練習に当ててしまった時もある。
 そして稟が「せっかくだから食べてみたいな」と呟いた事から、これまでの練習の成果
を発揮する事となったのである。と言う訳で何も予定の無い散歩から、年末年始で人がご
った返す木漏れ日通りのスーパーへ買い物へと予定変更。人混みになれていないキキョウ
を見かねた稟は、キキョウとしっかりと手を繋いで人混みの中を強行突破したのである。

「ふう〜。やっぱりちょっと、疲れたな………。」

 居間のソファに深く座り込んでため息と共に愚痴をこぼす。まあ人群れの中を突破した
のだから疲れるのも仕方ないだろう。何となく天井を見上げると、木の天井が目に入る。
暖房の効き目は早く、居間の暖房をつけてからさほど経ってはいないが、部屋の中はすで
に身を切る様な寒さは消え失せ、じんわりと暖かい。
 ソファの柔らかい感触に稟が身体を預けて天井を見上げたままでいると、じわじわ眠気
が押し寄せてくる。押し寄せる睡魔に抗いきれず、稟の意識は闇に落ちた。
650405:2007/02/08(木) 20:43:07 ID:ZJp1Timn
よーやっと続きです。とりあえず予告ですが稟とキキョウが同じベッドで一緒に寝ます。
651名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 22:21:40 ID:AYuSGb1P
>>650
頼むからまとめて投下してくれ…。
毎回悶えてるこっちの身にもなってみろ
652名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:37:35 ID:i1IMPukd
これは焦らしプレイなんだよ!!
653名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 00:46:47 ID:J0nVmuoE
>>650
予告で一番重要なところをばらしてどうするよ
654名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:16:35 ID:I4Yo5LN5
ところで、SSの方のまとめサイトはやる気あるんだろうか
これだけ長い間、誰も何も言わないところをみるとSSのまとめなんて必要なかったんだろうけど
655名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:51:16 ID:/wEejTZG
>>654
そう言えば、確かに。
dat落ちした作品とか読みたいのでまとめて欲しいのですが・・・(´・ω・`)ショボーン
656名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 02:05:27 ID:I4Yo5LN5
dat落ち?このスレの過去ログなら総合の方のまとめにあると思うが
657稟×ラジカル紅葉 1:2007/02/10(土) 13:44:17 ID:oavzDZZ5
「ふー……」
「稟君、お疲れ様です」
ベンチに座っている俺を楓…いや、今は紅葉か。紅葉がねぎらってくれた。
楓の記憶の修復にとりかかって3日目。
他の皆が記憶世界で頑張っている間、俺は縁公園で休憩していた。

「作られた世界とはいえ、流石にアレは衝撃的だったな。まさか桜と…」
そこまで言いかけて俺は口を押さえた。
そこに俺と桜との意志がないとはいえ、〇〇〇してしまったなんて紅葉に言えるはずがない。
言ったらきっと傷つけてしまう。
気まずそうにうつむいている俺に紅葉は優しく微笑んでこう言った。
「隠す必要なんてありませんよ。ここは私の記憶の世界ですから、そこで何が起こっているのか、嫌でも把握できちゃうんです」
「紅葉…」
それは確かに優しい、けれどどこか哀しそうな笑顔だった。
自分の中にあった不安。
それがこの世界で具現化し、目にしてしまい相当なショックを受けているのだろう。
俺は紅葉にどんな言葉をかけたらいいのか分からないまま、その瞳を見つめた。

少しの間の沈黙。ほんの数十秒だろうが、何時間にも感じられた。
「ごめんなさい…」
不意に紅葉が口を開く。
「ごめんなさい稟君…。それに桜ちゃんにも迷惑かけちゃいました」
今にも消えてしまいそうな弱々しい声だった。
紅葉は何も悪くないのに。
だから俺は言った。
「気にするなよ。俺も桜も皆、楓が好きだから頑張ってるんだ。迷惑だなんて誰も思ってないぞ」
「稟君…」
「それに麻弓に関しては楽しんでる節すらあるしな」
「胸の大きい麻弓ちゃんも魅力的でしたけどね」
そう言うと、俺達2人は声をあげて笑った。
ひとしきり笑った後、紅葉は笑顔で
「稟君ありがとうございます。…大好きです♪」
楓と似ているものの別人であるその笑顔は本当に眩しくて、いつの間にか俺達は自然とお互いの唇を重ねていた。
658名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 13:47:17 ID:oavzDZZ5
どうでしょうか?初SSということで拙い文章ですが…。
もしかしたら設定など間違えてるかもしれないです。その時はご指摘ください。

というか需要なければすぐに引っ込めますから遠慮なく言ってください(汗)
659名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 16:22:18 ID:/wEejTZG
>>658
おk!グットジョブっす。
660658:2007/02/10(土) 18:36:21 ID:oavzDZZ5
Hシーン書くのは初めてなんで、どんなプレイがいいかリクエストがあれば、書きやすいのですが…。
リクエストありますか?
661名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 18:43:00 ID:IV9P/FBh
紅葉がフェラ中に桜がきて3P
662名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 21:48:20 ID:qMdQpkul
goot job
663658:2007/02/11(日) 13:24:51 ID:D5a9Bugw
えっと>>661さんのは展開的に難しいんで、もう少しソフトな方が書きやすいかな…と。

他にリクエストなければこのまま普通に正常位でやらせちゃいますが…。

とりあえずH直前まで書いちゃったんで投下します。
664稟×ラジカル紅葉 2:2007/02/11(日) 13:27:20 ID:D5a9Bugw
「かえ……」
唇を離した後、その名前を呼んでやりたかったが、状況がそれを許さなかった。
本体の楓から分離した不安定な存在であるこの女性をそう呼ぶことは、その存在を抹消する危険を伴う。
この世界の案内人である彼女がいなくなったら楓を救うことは出来なくなる。

紅葉は俺の考えを全て分かっているかのように頷いた。
「今は『紅葉』ですよ」
「こういう時に本当の名前を呼べないってのもなんだかなあ…」
「大丈夫ですよ。稟君の気持ちはきちんと伝わってきてますから。それで充分です♪」
この娘さんは本当に嬉しいことを言ってくれるな。

…と、ここで不意にある疑問が頭をよぎった。
楓は今、紅葉おばさんの姿をしているわけで…
つまり外から見れば、楓の母親と俺がキスしていたというわけで……
しかも2人きりということも相まって、この先キスで済みそうにないわけで………
それは倫理的に非常にまずいのではと思うわけで…………

俺の中で繰り広げられる壮絶な葛藤もお構いなしに
「稟君…」
紅葉さん、お願いですから頬を赤らめながら上目使いはやめてください。
ご自分の衣服のボタンに手をかけてますし、すっかりその気ですね。
だがそれはまずい。
俺はもう絶稟野郎と呼ばれるのは御免だ。
俺は自身の持ち得る最大の精神力を発揮して、ボタンを外す紅葉の手を押さえつける。
「待て紅葉!!」





「…俺が脱がす」

天国のお父さんお母さんごめんなさい。
どうやら僕は絶稟野郎だったみたいです。
665名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 16:48:19 ID:8n8uNSxM
>>664
GJ!最後の所は激しくワロタw
>>663
楓の場合騎乗位か正常位しか思い浮かばないなぁ・・・
666名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 16:51:41 ID:bXh/lO+b
>>664
GJ! 続きに期待。
>>665
後背位だって対面座位だって駅弁だってやれないことはないじゃないか。
667名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 17:11:59 ID:8n8uNSxM
>>666
なるほど、確かに絶稟と呼ばれるぐらいだし、
米袋&楓持ち上げてのお姫様だっこをやるぐらいだから、
駅弁ぐらいはお手の物か・・・
ということで、ID:oavzDZZ5さん
駅弁(できれば後背位も)キボンヌw
668稟×キキョウほのぼの:2007/02/11(日) 20:44:02 ID:6cQKTO4B

「りーん、おまたせーってあら?」

 満面の笑みを浮かべて二つのティーカップを持って居間に戻って来たキキョウであった
が、そこで見たのはソファにもたれかかって熟睡している禀の姿だった。

「もう、禀ったら。あたしをほったらかしにして寝るなっての。」

 一転してむくれた表情になるキキョウ、しかし禀の寝顔を眺めているとふと思い至った。
よく考えたら禀が自分の前で寝顔を晒すのはこれが初めてであると。日常で稟のいろんな
表情を見てきたが、稟が無防備に眠っている表情を見た事は一度も無い。今ここで、愛し
い男(ヒト)が眠っている。
稟の顔立ちはそれなりに美形と呼べるレベルである。土見ラバーズ以外にも稟に恋愛感
情とまでは行かなくても、憧れを抱く女子生徒の数は結構多い。緑葉樹の様に容姿端麗頭
脳明晰(最も性格が全てを台無しにしているのだが)のような人間では無い。しかし人当た
りが良く、穏やかで優しい性格で、それを普段大した事をしていないのに周囲に理解させ
られる、不思議な魅力があった。そして、困った人を見ると手を差し伸べずには居られな
い。実際、幼い頃のシア(とキキョウ)とネリネ(正確にはリコリス)は人間界に迷い込んだ
その日、稟と運命的な出会いを果たしている。稟自身は自覚していないものの、樹とは違
った存在感がある。
端から見ればごく普通の高校生でしかない。それなのに………

「あたしもシアも、楓も亜沙もリムもカレハもツボミも桜も、みんな稟を愛してる………
稟以外考えられない。不思議だよね。」

 稟のすぐ傍に寄り添うと、稟の顔がより近くなった。まだ18歳にもなっていないその表
情にはあどけなさが残る。それなりに整った表情だけに、顔だけ見れば女性と間違えても
おかしく無いかもしれない。
 キキョウは禀の手に自分の手を重ね、禀の肩に自分の頭を乗せた。禀の優しさと暖かさ
に身をまかせて目を閉じた。
 白く発光する蛍光灯の下、キキョウもまた眠りについた。
669405:2007/02/11(日) 20:45:00 ID:6cQKTO4B
えー………終わりにした方がいいですか? いちおー続きありますけど………。
670名無しさん@ピンキー:2007/02/11(日) 22:07:58 ID:BFfBxobE
>>669
続き、カモ〜ン。
671稟×キキョウほのぼの:2007/02/12(月) 14:24:45 ID:MMgpVHNq

「………稟………?」

 キキョウが目覚めると………何がどうなったのか、まあ寝返りうってこうなったのだろ
うが。
 まあ平たく言うと、キキョウの上に稟がのし掛かっている。つまり、稟に押し倒されて
いる訳だ。キキョウは仰向けに倒れており、頭を起こして視界に入っていた黒いそれに視
線を向ける。言うまでもない事だがそれは稟の頭だった。それも、キキョウの胸と胸の谷
間に見事なまでにすっぽり収まっている。そして、キキョウが足を動かそうとすると、キ
キョウの足と足との間に稟の片膝が割り込んでいるのが解った。
 もし、この光景を誰かが見ていたら絶対に「稟がキキョウを襲っている」と認識するだ
ろう。つまりはそういう状態になっている訳である。当然キキョウは身動くは取れない。
稟は全く身動ぎをせず、キキョウの胸に感じる稟の吐息から、この様な状態でも眠ってい
る事が解る。全く図太い事だ。昨日は夜更かししていたそうだからしばらくはこのままに
なるだろう。それくらいなら………

「抱き枕にしちゃうか♪」

 と、両腕で稟の頭を抱え込んで抱きしめた。キキョウの表情はどことなくいたずらする
子供の様な笑顔が浮かんだ。
672405:2007/02/12(月) 14:25:20 ID:MMgpVHNq
短くてゴメンナサイorz。
673658:2007/02/12(月) 23:19:20 ID:s/jDtrOL
>>672
いえいえGJです!


前回の続きを少し書いたのですが、2〜3日ほど仕事の都合で書く時間がなくなりそうです。
その間ずっと放置というのもアレなので繋ぎを投下します。
時間が出来次第すぐに完結させますのでもう少しお付き合い願います。
674稟×ラジカル紅葉 3:2007/02/12(月) 23:21:42 ID:s/jDtrOL
「あ!待ってください稟君」
俺が両親と良心に謝罪して、行為を始めようとしたと同時にそれを紅葉に遮られた。
「どうしたんだ突然?」
「このままだと風邪ひいちゃいますよ?」
なるほど。確かに公園で服を脱いだら風邪をひいてもおかしくない。
「しかしですね紅葉さん。ここまで来ておあずけってのも…」
「はい♪ですからちゃんと用意しておきましたよ」
紅葉はそう言うと、満面の笑顔で公園の茂みから布団を引っ張りだしてきた。
「流石は紅葉だなあ……って、用意周到ってレベルじゃねーぞ!!」
「稟君の事ですから♪」
紅葉さん…あなた実は某青色猫型ロボットなんじゃないですか?

と、気をとりなおして紅葉の服を脱がして下着姿にしてやる。
少し楓よりも胸が大きい気がする。
それだけ本物に忠実に再現されているということだろうか?

まずはキスから始める。
さっきよりもっとお互いを感じられるように舌を深く絡め合わせる。
ねっとりとした感触が心地いい。
「…んっ…んん……」
充分に味わってから解放してやると、紅葉は目が半開きのままぼんやりと俺を見つめていた。

そんな紅葉が可愛くて、耳、そして首筋に舌を這わせる。
「あっ…や……ひぁっ!」
「紅葉の味がする…」
「そんな事……恥ずかしいから……ぁん…言わないでください」
そのまま下着越しに胸を揉みしだく。
柔らかくて、ずっとこうしていたくなるほどに気持ちいい感触だ。
「紅葉の胸、すごく気持ちいい」
「私も…稟君に触れてもらえて気持ちいいです……」

次にブラを脱がして乳首を口に含み飴玉のようにコロコロ転がした。
「や……ふあぁ…んん…」
さらにすっかり固くなったその乳首を甘噛みしてやる。
「ひぁ!稟…く……ゃん!」
口で紅葉の乳首を責めつつ下の方にも手を伸ばす。
675稟×ラジカル紅葉 4:2007/02/12(月) 23:22:47 ID:s/jDtrOL
少し濡れてきているパンツの中に手を入れ、紅葉の大事な部分を掻き回す。
グチャグチャと淫らな音が響き渡った。
「ゃ!あ!ふあぁ!!稟くうぅん!」
一時たりとも休むことなく、俺の指は不規則に紅葉を責めたてる。
淫らな水音も紅葉の声も一層大きくなる。
「ハァハァ……あ!やあぁ!」
甘く鳴き続ける紅葉が可愛くて指で小さな豆を摘みいじってやる。
「ふあぁぁあ!や…ぁん…らめですぅぅ!」
そう叫ぶと紅葉はビクンと背筋を反らし、脱力してしまった。
「軽くイったか?」
紅葉から返事はない。
ただ息を荒くしながら顔を真っ赤にしてこちらを見ている。

そして耳にキスしてやってから俺は尋ねた。
「…そろそろいいか?」
紅葉は少しうつ向いたまま恥ずかしそうに頷いた。
676名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:31:00 ID:AIc8EsbH
いいのかぁ!?早く続き続きぃ
677名無しさん@ピンキー:2007/02/12(月) 23:32:31 ID:+UaRAAQ8
紅葉「だが断る」
678名無しさん@ピンキー:2007/02/13(火) 23:29:19 ID:Mvmn/SSE
>>677
ぶち壊しwwwww
679名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 00:38:29 ID:bD8KPPMd
稟「だがそれがいい」
680名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 13:42:28 ID:ij8Rfdql
>>677>>679
SHUFFLE!は萌え話のはずなのに、荒木絵とか原絵とかの燃えSHUFFLE!が頭に
浮かんで離れなくなってしまったぞどーしてくれんだコン畜生謝罪と賠償を(ry
681名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:05:26 ID:gIOql+Wa
>>680
シア「ま…まずい!リンちゃんは殴られることよりも、稟君が侮辱されたことを怒るタイプ!」

つーか、荒木センセーの不老っぷりは亜麻さん並だと思う。
682名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:20:13 ID:yiGClpKz
燃えSHUFFLE!もそれはそれで見てみたいかも。
>>681が予想外にツボったwwwww
683名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 18:55:40 ID:uJTdpQ1H
小説版SHUFFLEの設定なら燃え路線もいけそうだけどな
シア・ネリネ・亜沙・プリムラは魔法使えるのは当然として
楓も少しばかり魔力があって錬金術使えるだろうから
樹は錬金術においても天才だし
稟だけはほぼ魔力ゼロで無能なんだけど・・・
684名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:32:36 ID:wL+Zryje
プリムラ…都道府県破壊レベル
ネリネ…町破壊レベル
キキョウ…人体破壊レベル
とりあえず、原作ではこれくらいは出来ると描写されてるね。
他のキャラはどれくらいのことが出来るかはわかんないけど。
685名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 19:44:51 ID:xkPbvaTF
小説版の遺跡で不思議なダンジョンができそうだ
686名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 20:11:18 ID:F2isNEkl
亜沙「わたしはね 賭けとは人間関係と同じ……だまし合いの関係と考えています。
泣いた人間の敗北なのですよ。」
687673:2007/02/14(水) 22:10:01 ID:ClzTNsi3
ラジカル亜麻さんとラジカル紅葉さんの2ショットイラストがツボだ。
どっちも可愛すぎる。
688名無しさん@ピンキー:2007/02/14(水) 22:13:56 ID:ClzTNsi3
あ…いつものクセでレス番号書いちゃいました…。
えーと、稟×ラジカル紅葉の続きはもう少しお待ち下さい(汗)
689名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 03:02:19 ID:1pmDXKf1
読売の夕刊でカラー見開きで荒木せんせー特集でびびった
690名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 07:45:16 ID:zQmuFiBe
樹「さすが稟ッ!俺達には出せない回数を平気で出してやがるッ!
  そこにシビれるあこがれるゥ!」
691名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 08:22:44 ID:W+U5rx6f
いつの間にここは「土見稟の奇妙な冒険」スレになったんだよwww
692名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 09:24:11 ID:z78OudCE
シア『あぁん!稟君激しすぎるよぉ!』

稟『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!』
693名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 13:04:06 ID:Gic71V75
亜麻「ここでは!『石ケン』で手を洗いなサイッ! 」

#亜麻meets時雨葉
亜麻「よくぞ聞いてくれました……実はわたし、『魔界人』なんです」

#『DAYS IN THE BLOOM』最終話

稟「……いいや。まだひとつとっておきの策があるぜ」
キキョウ「とっておき?」
シア「……ハッ!!ま、まさか稟君。そのとっておきってのは……」
稟「いいか、“息が切れるまで”やるぞ」
キキョウ「息が切れる?なんのこと?」
稟「フフフフフフ……逃げるんだヨォォー!!」
シア「ワーン!!やっぱりィィィィ!!」
694名無しさん@ピンキー:2007/02/15(木) 23:42:02 ID:2JqKpxX+
稟「いいか楓 おれは世界一女にはやさしい男なんだ。
世界中にガールフレンドがいる。 
女にうそはつくが、女だけは殴ったことはねえ!
貧乳だろうが、美人だろうが、女を尊敬しているからだ!
695名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 01:02:12 ID:wKCuYxSj
こいつはくせえー ゲロ以下のにおいがプンプンするぜー
ディレクターズカット版?
ちがうねッ!! こいつは明らかな使い回しだッ!
696名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 17:17:45 ID:DhT6Dfy2
ディレクターズカットっていうのは監督が編集したってだけだから
使い回しで合ってるんだよw
697名無しさん@ピンキー:2007/02/16(金) 23:51:21 ID:dNZoWvOA
>>695-696に和んだ(´∀`)
698名無しさん@ピンキー:2007/02/17(土) 23:47:38 ID:fszhaoiQ
ttp://hp.kutikomi.net/kasirasan/?n=page1
イイハナシダナー
699名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 12:40:50 ID:FpexdAgs
誰か赤ネリネ×稟を(w
700673:2007/02/18(日) 14:05:29 ID:cwmT+eRb
ようやく「稟×ラジカル紅葉」が完成しました。
皆さんに満足いただけるかわかりませんが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

ではどうぞ!
701稟×ラジカル紅葉 5:2007/02/18(日) 14:06:20 ID:cwmT+eRb
「この体勢だと全部…見えちゃいますね」
四つん這いのままが呟く。
「嫌か?」
「そんなこと絶対にありません」
すっかり濡れてグショグショになったパンツを下ろすと、その愛液で数本の線がひかれた。
後ろから紅葉の秘所に俺自身をあてがうと、その小さな身体がピクンと動いた。
一応、もう一度確認する。
「……入れるぞ?」
紅葉は稟の方を向いて答えた。

「だが断る」

……な、なんだってー!>ΩΩΩ

「あの…紅葉さん?」
「冗談です♪」
なかなか高度な冗談を仰りますね…。
「そんな雰囲気ぶち壊しちゃう子にはお仕置きが必要だな」
702稟×ラジカル紅葉 6:2007/02/18(日) 14:07:26 ID:cwmT+eRb
俺は紅葉の不意をついていきなり挿入を始めた。
「え…稟君…そんな急に……ひっ!あぁ!」
奥までたどり着くとゆっくりと抜いて、また素早く突き入れる。
往復するごとにどんどん速く強く責めたててやる。
「あっ!やっ!やぁ!ひん!ふぁあ!!」
紅葉の甘い鳴き声に俺のそれは敏感に反応する。
「あっ!また大きく…ひゃ!やぁ!そんな…ひ!」
より高くなった紅葉の声が更に俺を興奮させる。
ピストン運動を加速させ、加えて乳首も責めてやる。
「ぁん!ひぁあ!気持ちっ…いっ…あっ!ふぁ!ダメです!稟君…イっちゃぅ!!」
荒い息遣いと淫らな音と紅葉の鳴き声が響き合う。
「や!あ!も……限…界…ですぅ!ぁん!気持ち……良すぎて…ひぁ!…頭…真っ白…やぁん!」
「紅葉…俺も…もう!」
「ひぁ!や!ふあぁぁああぁぁぁ!!」
紅葉と俺は同時に絶頂に達した。
紅葉の中で何度も何度も白い欲望を放った。

「稟君…私…すごく幸せです」
「俺もだよ」
「…………あ…」
「どうかしたか?」
「稟君、まだ元気みたいですね」
見下ろしてみると俺のそれはまだピンピン、というかビンビンしていた。
「紅葉」
「はい?」
「もう一度…いいか?」
703稟×ラジカル紅葉 7:2007/02/18(日) 14:08:29 ID:cwmT+eRb
今度は紅葉の身体を持ち上げてやる。
子供にトイレをさせるような、いわゆる駅弁だ。
「稟君…恥ずかしいですぅ…」
「恥ずかしがる紅葉も可愛いよ」
「…そんなこと言われたら、私何も言い返せないじゃないですか」
「次は『だが断る』はナシだぞ」
「はい。稟君のが…早く欲しいです」
そんな紅葉が愛しくて早速その入り口に先端をあてがう。

『ガチャッ』
その時、入り口が開いた。
ただし、紅葉の入り口ではなく、記憶世界への入り口だ。
当然そこから出てくるのは…
「ふー記憶の修復も楽じゃないッス」
「シアちゃんが椅子じゃなくて猫を振り回すのはビックリでした」
「…猫…かわいそう」
「んーリムちゃんには特にショックな光景よね♪」
「楓ちゃんの中のシアちゃんって神王様を猫で倒せちゃうんだね」
「記憶世界じゃなければ絶好のシャッターチャンスだったのですよ〜」
「やあ稟。先に戻ってた…んだ……ね…」
全員が稟と紅葉の体勢を見て凍りついた。

「あ…いや…これはつまり…その……」





「「「「「「「この絶稟野郎!!」」」」」」」
704名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 14:12:15 ID:cwmT+eRb
以上です。
初エロSSだったのですがどうでしょうか?
機会があればシアやキキョウものも書きたいなとか思ってます。
それでは失礼しますノシ
705名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 18:52:11 ID:YbopYAY3
うはwwwGJ

この絶倫やろうに吹いたwwww
次はできたらプリムラを書いてもらいたい
次回作を期待してます
706名無しさん@ピンキー:2007/02/18(日) 19:08:04 ID:DUn6xYJV
>>704
激しくグットジョブ!
こちらのリクエスト2種類取り入れてくれてありがd♪
だが断る!とか最後のオチはめちゃくちゃ面白かったです。
又お待ちしております。
ところで、
>……な、なんだってー!>ΩΩΩ
と言うところ、後二人覗いていたのがいたりして?
707星屑:2007/02/19(月) 01:00:45 ID:DRbRJVvQ
新人がちょこちょこ書いた稟×桜・・・需要ありますか?
708名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:03:12 ID:NBCBCEUl
あるけどsageようね
709名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:09:41 ID:zWCPzAin
期待
710星屑:2007/02/19(月) 01:33:50 ID:DRbRJVvQ
>>708さん、ご指摘どうもです。以後気を付けます。 

需要は有るようなんで、ちょこちょこPSPからうpしますね。            
711星屑:2007/02/19(月) 03:09:48 ID:DRbRJVvQ
一応、ストーリー的には、楓が目を覚ました後で、
桜の買ったぬいぐるみを稟が運んで・・・みたいなのを書こうかと。
他ご意見有りましたらご一報を。        
712名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 03:57:12 ID:JGBgksso
最近シャッフル観たんだけど
楓の黒モードに萌えた
713名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 05:42:06 ID:NBCBCEUl
稟×桜と言うから二人が恋人設定だと思ったんだけど
稟と楓が恋人同士だからこそ起こるイベントだから
楓が目を覚ました後というのは無理があるんじゃないか?
714名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 09:57:36 ID:6kjFDRtP
>>713
恋人同士というのは変わらないというのでいけば、神界での結婚という手を使えば一夫多妻という手は使えるでしょう。
3Pとか多数人プレイとかw桜が稟を誘って楓にこっそりとHをしたりとか(後で楓が凜に微笑みながらも詰問するでしょうがw)
やろうとすれば、無理はないでしょう(をぃ)
ところで、今月21日にはリアリアのドラマCDが発売されると言うことなのでどう料理されるかと言うこともあります。
何はともあれ、星屑さんワクテカしながら待っております。
715名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 11:46:59 ID:6pD0Szt7
それだと異常に空気を読む桜というのが否定されかねないけど
楓公認でみたいなことでもないと桜とくっつくのは無理じゃないかな

まぁあくまで原作メインで考えればだし、SSならぶっちゃけ何でもありだけどね
面白くてエロければそれで良い!
716名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 15:43:31 ID:GQFgnQ+T
>>714
> 桜が稟を誘って楓にこっそりとHをしたりとか
ゲーム版の稟の性格、桜の空気読む性格上、100%ありえない行動でしょ
717名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 16:43:04 ID:zWCPzAin
口うるさいなぁ。
ただの二次創ならともかく、エロパロってのは何かしらの無茶が付き物なんだよ
718名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 17:05:29 ID:CU1TjNj9
口うるさいって・・・初心者か?
キャラ的にアリエナイ行動は指摘されて当然だし、それを汲むのも汲まないのも作者の自由だろ。
そもそも意見求めてるのは作者の方なんだからそれを他人がとやかく文句言うのは場違いだ。
つうかエロパロも二次創作も一緒だろ。
719名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 17:07:21 ID:5d3ROZEw
世界観やキャラの性格をメタクソにブチ壊しにでもしなければ
ある程度のことは許容するからじゃんじゃんやってくれ
720名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 17:21:44 ID:zWCPzAin
>>718
ごめんなさい。
申し訳ございません。
一々ごもっとも。
私が悪うございました。
出すぎた意見でした。
遺憾の意を表明いたします。
今後このようなことが無いよう気を付けます。
平にご容赦を。
どうすればこの過ちを正すことが出来ますか。
どうぞご指南ください。
721星屑:2007/02/19(月) 19:39:59 ID:DRbRJVvQ
リアリアの最後で「他のだれと・・・」って下りから楓は
一夫多妻オーケーみたいな・・ 
それだと稟のキャラが樹側に傾くしなぁ・・・悩む
 
722名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 22:57:40 ID:3o9VlCyP
光陽学園時代に楓と和解しなかった(もしくはその後の桜の告白で付き合うようになった)
稟桜ものが読みたいなぁなんて思ったりしたりしなかったり。
723星屑:2007/02/20(火) 03:02:03 ID:HFjZKuDL
『稟なんか、死んじゃえばいいんだ!』

その日を境に俺、土見稟と芙蓉楓の関係は変わった。
その子を助ける事で自分も救われるんだ、そう思った。
けど、現実ってのは思い通りにはならないもんだ。
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・ごめん・なさ・・い』
まさか芙蓉のおじさんがバラしてしまうとは完全に予想外だった。
とはいえ元の鞘に戻ったかと聞かれるとそうとも言い難い。
あの日から和解するまで自分のしてきた行為の為か、どこかぎこちない。 
とはいえ、俺のしてきた『我慢』が無駄にならずにうれしい限りだった。 
それから数カ月。 
亜沙先輩の卒業式の日に俺はもう一人の幼なじみである、八重桜に呼び出されていた。
〈今日の夕方、教室で待ってます。楓ちゃんには内緒で〉桜が俺に楓抜きで何のようだろう?
そう思ったが、いや思ったからこそ俺はここにいた。
ガラガラ・・・・
教室の扉をあけると桜が窓から外を見ていた。 
「よう、待ったか?」
「あ、稟君・・。」
「俺に用だって?」
「・・来てくれないかと思ってました。」
どうも様子がおかしい。 
妙にそわそわしているし、歯切れも妙に悪い。 
724星屑:2007/02/20(火) 03:36:06 ID:HFjZKuDL
桜が俺に振り返る。 
その表情は何か真剣そのものだった。
「すーーーはーーー」
一度深呼吸すると桜は俺にこう言った。
「わ、私、土見稟君が好きですっ。」
「はい?」 
い、今桜はなんて言った!?
「土見稟君が好きです!」 
今度ははっきり聞こえた。 
知らなかった・・・っていうか自覚ゼロだった。
「私、ずっと前から悩んでたの。夢か恋か・・でももう悩まない。自分の気持ちを伝えちゃうね。」 
桜が俺を・・そう思っただけで気持ちがたかぶっていた。
「俺は・・」
俺はどうなんだ、と考える前に身体は行動してしまっていた。
俺は桜を抱きしめていた。
「り、稟君!?」
「俺もだ、桜。楓と和解できるまで桜は、俺を横から支えてくれた、だから俺は今日まで潰れずにすんだ。」
「稟君・・楓ちゃんの事は?楓ちゃんは?」
「楓の事はもちろん好きだ。」
「じ、じゃあ!」
桜が不安そうに俺を見る。 
桜が身をはなそうとするが逃がさずこう付け加える。
「でも桜の好きとは違う気がするな。楓はもう俺にとっては家族同然だから・・」
「稟・・君・・」
俺に抱きしめられている桜がゆっくりと顔を近づける。
「桜・・・・」
725星屑:2007/02/20(火) 03:40:43 ID:HFjZKuDL
とりあえずここまでで。
感想よろしく。
726名無し:2007/02/20(火) 05:27:08 ID:b3PcET0c
面白かった。                                            期待してる  
727名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 05:34:29 ID:yDkJMh8u
(´∀`;|・|) コソーリ

o((・_・彡 ・_・))o キョロキョロ

・・・よし、誰もいないな。今ならエロが激しく少なくてめちゃくちゃ下手なSS送り込んでも怒られない・・・よね・・・?
728727:2007/02/20(火) 05:37:05 ID:yDkJMh8u
芙蓉家の朝は早い。


まだ日の昇りきらないうちから、2階の一部屋からごそごそと服を着替える音が聞こえだす。それはやがてパタパタというスリッパの音に変わり、一階へ下りていく。
そして一階からは料理をしているような、トントンといった音がしはじめる。

芙蓉楓である。


切った材料を入れて鍋に蓋をし、あらかたの朝食の準備をすませると、今度はお弁当作りにとりかかる。
・・・こんな朝早くからよくもまぁ、と今は爆睡中の恋人が見ていたら呆れそうなくらいにご機嫌なご様子で。
普段から良く笑う楓だが、稟と正式に付き合いだした影響か、最近は特に明るい。
「・・・楓・・・。おはよう・・・。」
「あ、リムちゃん。おはよう御座います。待っていてくださいね、今朝御飯運びますから。」
「・・・楓・・・・・・手伝う・・・。」
「はい、ありがとうございます。」

いるうちに、もう一人の同居人のプリムラが降りてきた。学校が無いプリムラはまだパジャマ姿である。バーベナの生徒、というわけではないプリムラの起床時間はまちまちで、楓達が出てから起きることもある。今日は早いようだ。


プリムラと一緒に朝御飯の準備をしながら、二人分、そして家で留守番しているプリムラの分の合計三人分の弁当を作る。弁当ができると楓は満足そうに微笑み、2階へと上っていった。
目的はもちろん、相変わらずのお寝坊である大切な人を起こす為である。


「稟くん。入りますよ?」

コンコンと、軽く扉をノックした後、そっと中を覗く。やはりというか、ベッドはしっかりと膨らんだままだ。
729727:2007/02/20(火) 05:37:52 ID:yDkJMh8u
「稟くん、起きてください。朝ご飯ができていますよ。」

まだ寝ている男の肩を優しく揺らしながら声をかける。
・・・しばらくして、寝ている男の方も反応を示す。

「・・・・・・あ〜、・・・眠い・・・。楓、もう5分・・・。」
「そんな事言っていますと、朝ごはん食べられなくなってしまいますよ?リムちゃんも起きてきていますし。」

楓は苦笑しながらも、根気よく稟を起こしにかかる。

「・・・う〜・・・、あと3分だけ寝かせてくれ〜・・・。」

・・・言うだけ言ってまた布団にしまう。
そんな稟に、楓はこの前亜沙先輩に聞いたちょっとした起こし方を思いだした。

「・・・・・・ふむっ、むっ・・・んんっ・・・。」
「ふっ・・・むっ・・・、ん・・・んむっ・・・・・・。」
「・・・・・・んんっ、・・・ぷはぁ!・・・って、ちょっと楓!?」

いきなりキスされて驚き、顔を真っ赤にして起き上がる稟に対して、楓はにっこりと微笑みながら朝の挨拶をする。
・・・・・・まぁ、彼女の方も顔が赤いのではあるが、稟ほどではない。

「おはよう御座います、稟くん。目が覚めるか?」
「う・・・うん。さ、覚めたけど・・・。」

稟はとりあえずベッドから身体を起こす。楓とのキス自体が慣れてないのもあってか、寝起きにいきなりのキスはきいた。
それはもう、ものすごく。下半身まで元気になってしまうくらい。
・・・いや、朝は元気なんですけどね。

「よかった。では、朝食の準備が整っていますので、着替え終わったら降りてきてくださいね。」
「あ、ああ・・・。・・・って楓!ちょっと待った!!」
「はい?何でしょうか稟くん?」
730727:2007/02/20(火) 05:39:12 ID:yDkJMh8u
「目覚めのキスなんて、何でそんな事を急に・・・。」
「ええ、亜沙先輩から聞きました。そ、その・・・、こ、恋人が寝ている場合は、相手の方をこうやって起こすのだとか・・・。」

顔を赤らめつつ答える楓。稟はその答えを聞いてベッドに突っ伏した。

「で、できればその・・・お、おちんちんを舐めて起こす方がいい、と・・・言っていらしたのですが・・・。え、えっとですね・・・、流石にそれをすると下にいるリムちゃんが気づいちゃいそうのでしたので・・・」
「あ、あ、あの人はぁぁぁぁ!ってか楓、今さらっと凄いこと言いませんでしたか?!・・・も、もしかして、プリムラが寝ていたらやるのか?!!」
「はい、稟くんが望むのであれば♪・・・あの、もしかしてそちらの方が良かったでしょうか?」
「い、いいですいいです学校に遅刻するからからというか学校に行けそうに無くなるから!!!」

もじもじしつつ言う楓に稟は首をぶんぶんと振った。
そんな事をされたら自分の理性が持つか分からない。というか学校に行けなくなる。


「稟くん、私なんかじゃ喜んでくれないですよね、やっぱり・・・。」
「そ、そんなことない!」
「むうっ・・・、・・・んんっ・・・」

否定の意味を、楓は別の解釈をしたらしい、表情がふっと暗くなる。
過去の事件のせいか、楓は自分を責めてしまう傾向にある。稟としては非常に困ったことに。
楓の表情が沈みそうになるのを見て、稟は咄嗟にキスをした。そのまま口を塞いでしまう。

「・・・ちゅ・・・、ん・・・ふっ・・・」
「・・・んっ・・・んちゅ・・・、・・・ふ・・・はっ・・・」
「・・・んっ・・・、・・・ふはっ・・・・・・り、稟くん?」
「楓、そういう風に考えちゃいけない。今は俺がちゃんといる。楓の隣に俺がいて、俺の隣には楓がいる。いいな・・・?」
「・・・はい、稟くん・・・。」

731727:2007/02/20(火) 05:41:27 ID:yDkJMh8u
再び口付けを交わす二人。段々と、それは濃厚になっていく。

「んちゅ・・・ん・・・、・・・ぴちゃ・・・」
「ぴちゅ・・・ちゅ・・・ちゅぅ・・・」

唇を合わせるだけのキス。それが段々と舌を触れさせだし、その舌が絡まりだす。最終的にはお互いの口の中を貪る様なディープキスになる。
ここまで来ると稟も止まらなくなった。キスをしながら楓の胸を、制服の上から軽く撫でる。
楓は一瞬ビクッとしたものの、抵抗せずにされるがままになっている。
稟は制服の上からにも関わらず、楓の胸を揉みだした。楓も「んっ・・・」という小さな声をあげるだけで特に嫌がる素振りを見せないようだ。
・・・おいおい、バカップルは構わんが、学校はいいのかい学生さん方よw

「楓・・・。」
「稟くん・・・。」

制服の上からというのがもどかしくなり、稟が楓をベッドに押し倒して脱がそうとした直後、

「・・・楓・・・?稟・・・起きた・・・?」
「わぁっ!」
「きゃっ!!」

突然扉が開き、プリムラが顔を出した。全然降りてこない二人を不審に思って稟の部屋まで上がって来たらしい。

「ぷ、プリムラ?」
「り、リムちゃん・・・。」
「・・・二人とも、何やってる・・・?」

怪訝に思ったプリムラが二人に聞いてくる。そりゃそうだ、稟を起こしに来た筈の楓が、何故か稟よりもベッド側にいる。これではまるで稟の方が楓をベッドから起こす様な感じではないか。
・・・実際は全く逆で、楓を押し倒そうとしたところなのだが。

732727:2007/02/20(火) 05:42:51 ID:yDkJMh8u
「あ、あはは・・・。」
「あはははは・・・・・・はぁ。」
「??」

状況を完全に忘れて盛り上がり、正に事に及ぼうとしてしまった二人としては笑って誤魔化すしかない。

「それより二人とも、時間いいの?」
「「えっ??」」

プリムラに言われ、二人は揃って時計を見る。
時計の針は、二人が急いで朝食を食べてもぎりぎり間に合うかどうか、という時間だった。
これ以上無駄な時間を取っていると、朝食抜きで学校となってしまう。

「た、大変!急いで準備しないと!」
「やばいっ!」

それを見た二人も、慌てて準備しはじめる。何が何だか分からないプリムラだけが、一人不思議そうにしていた。


「稟く〜ん、カエちゃ〜ん、おはよう〜♪」
「おはようございます、稟さま、楓さん♪」
「あ、ああ・・・、二人ともおはよう。」
「お、おはようございます、シアさん、リンさん」
「・・・あれ?二人とも顔赤いよ?どうしたの?」
「も、もしかしてお熱がるのでは?!」
「だだ、大丈夫だって。ホ、ホラ、全然元気だからさ!」
「わ、私も全然大丈夫ですから!」
「「??」」



余談だが、疑問に思っていたこの時の事を魔王様に後で聞いてみたらしい。おおよその事情が分かった魔王様にの説明を聞いてようやく知り、耳まで真っ赤にしたプリムラがいたとかいないとか。
733727:2007/02/20(火) 05:54:29 ID:yDkJMh8u
とりあえずは以上です。
エロはともかくSS自体、ついてはこんな大きな場所で文章を投下することも初めてなので・・・orz

えっと、言い訳なのでこれを言うときだけは態度がでっかくなったり。
|ω・`)アニメ版の楓があまりにもカワイソスだったんで勢いで書いてしまった。今は反省している。


一応、この後我慢ができなくなった二人がバーベナ内でやっちゃう、っていうのはあるんですけど・・・(´∀`;|・|)
734星屑:2007/02/20(火) 06:32:11 ID:HFjZKuDL
続き

俺は桜の身長に合わせて屈み込むとそっとキスをした。
「ん・・・む・・」 
「・・ひん・・ふ・・ん(稟・・くん)」
「ん・・・・・」 
どれくらいそうしていただろうか? 
1分か・・或いはもっとか・・・
時間の感覚がなくなるほどそれは甘美で・・まるで麻薬のようだった。 
息苦しさに負け唇を離すと桜が何か言いたげな顔で俺を見ていた。
「稟君・・・」
「ああ、分かってる。でも、さすがにここじゃあな・・」
ここじゃなきゃいいのか、俺・・・ 
「じゃあ・・保健室・・とか?」
「・・ぶっ!?(鼻血)」
赤面しながら言う桜に俺は吹いた。もちろん血を。
想像してしまう俺がいるのが悲しすぎるぞ。
亜沙先輩の言葉が頭をよぎる。
『それとも普段は控えめだけどやる時はやっちゃう桜?』
あぁ・・亜沙先輩・・・今、心から納得しました・・
「その・・」 
「な、何だ?」
「保健室、行く?」 
・・・・・・・・・・・はっ!危ない、危ない・・・
桜さん・・あなた・・
赤面しながらなに言ってやがりますか! 
「・・是非に」
嗚呼、天国のお父さん、お母さん・・
僕を許してください・・・ 
735星屑:2007/02/20(火) 07:06:09 ID:HFjZKuDL
ーーーー保健室ーーーー
結局来てしまった・・
誘惑に弱すぎるぞ!・・俺!
「・・やっぱり誰も居ないみたいだな。」
「・・うん。なんか・・恥ずかしいね・・あはは。」
「じゃあ・・」
「なに、稟く・・ん、む・・・」
俺も桜も明らかに緊張している。再びキスをする。
ぎこちなさが拭えないままだが、俺はおそるおそる桜の豊満な胸に触れた。
「あ・・り、稟君の手が・・」
ぷちん、と頭の中で何かが飛んだ、というか切れた。
俺は桜を抱えると、とさ、とベッドに横たえた。
「桜・・いいか?」
「うん・・稟君、来てください」  
了承を得たので身体を覆いかぶせる。 
そのままキスをした。今度は舌を差し入れ桜の口をむさぼった。
そのうちに桜もこちらに舌を差し出してきたので今度は舌を絡めながらのディープキスをした。
736名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 10:16:03 ID:iezRfTM2
星屑さん&>>727さん
二人ともグットジョブ!
星屑さん、初めてとおっしゃっていましたが面白かったです。続きも期待しております。
>>727さん引き続き学園内でのHもキボンヌ!
737芙蓉家の食卓:2007/02/20(火) 14:03:22 ID:WMPbhKIi
流れ無視して短編ネタ?投下

朝、芙蓉家のリビングのテーブルで楓、リム、稟が朝食を採っていた。
「…しかし本当に美味しいな、楓の料理は」
楓が作った野菜炒めを食べながら、稟が笑顔で言った。
「いえ、そんな…」
恥ずかしそうに頬を赤らめながら楓が少し俯く。
「何か隠し味でもあるのか?」
と稟が聞いた、するとさっきまで赤らんでいた楓の顔が硬直し、
「いいいいえ何も入れてません!」
とピシャリと、しかも某読みで言い返した。
「そうか」
「そうですよ!絶対そうです!はいこれ稟君のお弁当です!」
「あ…あぁ…」
明らかに楓の様子が変だったが、楓の妙なオーラに押されて何も言えなかった稟だった。
そんな楓をリムがジト目でみていた。


「トイレ…」
夜中に目が覚め、急に催してきた稟は一階におり…
「ん?」
階段途中でキッチンの電気が点いていることに気づいた。
(弁当の下準備かな?)
手伝いたいと思ったが楓に断られると思ったので無視してトイレへ…
行こうとしたまさにその時だった。
738芙蓉家の食卓:2007/02/20(火) 14:21:48 ID:WMPbhKIi
「稟君…りん…くぅん…!」
何か声、しかも妙にあまったるい。
(まさか!?楓の体に異変が!?)
朝の楓の様子といい、今といい、明らかに調子が悪い。
そう判断した稟は勢いよくリビングのドアを開け、
「楓!大丈夫か!?」
キッチンに駆けつけた稟だがそこで見たものとは…
「ふひゃぅ!?り、稟君!?」
稟の夕飯の箸を嘗めながら、
稟の弁当の箸を一番大切なところに抜き差ししている楓だった。
「あ…えっと…」
言葉を失う稟、助けを求めるかのように辺りを見回す。
そのため見てしまった。
[超精力剤 DG-SEX]
と書かれた薬瓶を…
その隣に楓の愛液らしきものが入った瓶を…
「……!」
目を大きく見開き、口をポカンと開け、カタカタと震える稟を見て、楓は
「違うんです稟君!別に悪意とかではなくて!
 ただ私のを食べて!ついでに私も食べて欲しくて…!」
…弁解したつもりなのだろうが、逆に稟にとどめをさすだけだった。
「ようするに…これが…隠し味…」
コクンとうなずく楓。
「今まで…俺は…楓の蜜を」
「稟君」
今にも泣きそうな顔で稟を見上げる楓。
「企業秘密を知った罰です…」
739名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:24:16 ID:e9jU3iy6
星屑さん&>>727さん&>>737さんGJ!
そして続きプリィーズ!!!
740芙蓉家の食卓:2007/02/20(火) 14:34:10 ID:WMPbhKIi
「ま、待て楓!俺が悪かった!忘れる!すべてわ…」
ガシッ!
「稟君のバカァーッ!」
稟の首ねっこをつかみ…
引きずり…
稟の自室に連れ込み!ベッドに転がし!すべてはぎ取り!
自らすべて脱ぎー
「楓!やめッー」
「愛してます!稟君!」

その後一時間、芙蓉家二階 稟の部屋から
楓の喘ぎ声、稟の悲鳴、ベッドのきしむ音が絶えず響き続け。
am2:00からは楓の喘ぎ声とベッドのきしむ音しか聞こえなくなった。

「自業自得…なのかなぁ?」
楓の喘ぎ声とベッドのきしむ音がする中、
リムは一人夜空を見上げていた。
741芙蓉家の食卓:2007/02/20(火) 14:38:35 ID:WMPbhKIi
終わりです。
なんか理由も無しにに絶稟いわれつづけたり、
ビガーパンツ穿かせ続けたってのも可愛そうだと思ったんで、
稟君には理由有りの絶稟になってもらいました。
勝手なことしてスマソ。
742名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 18:32:44 ID:/4n+BJue
>>741
GJ!こういうノリ大好きです
743星屑:2007/02/20(火) 23:24:58 ID:HFjZKuDL
面白いと言って貰ってうれしいです。正直桜のキャラが壊れつつ・・
いけない、続きをどぞ

キスしたまま桜の胸をさっきより強めに揉みしだく。
「ん!」
突然桜が声を上げる。
「悪い、痛かったか?」
さすがに経験があるわけも無いので、力加減が分からない。
念のため聞くと、桜は予想とは違う答えを返してきた。
「そ、そうじゃなくて・・」「ん?」
「・・・って」
「何だって?」
歯切れが悪く聞き取りづらい。
「その、気持ちよかったから・・えーと・・直に触ってほしい、かなって・・」
そういう事か・・
俺も桜の半分でも空気がよめればなぁ・・
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
俺は桜のセーラー服を脱がしシャツを脱がしてからゆゆしき事態に気付く。
ブラってどう外すんだ!?
「り、稟くぅん、くすぐったいよぉ・・」
ブラと格闘していると桜が可愛く抗議してきた。
「さ、桜・・・」
「なぁに?稟君・・」
恥ずかしいが・・
ええい、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(?)だ。
「あのさ、このブラどうやって外すんだ・・?」
「あ、そうだよね。」
あはは、と苦笑する俺と桜。
744星屑:2007/02/21(水) 06:12:46 ID:eWmpucrL
数分間のブラとの格闘を桜のサポートによって突破する。
「フロントホックっていうんだな、これ・・簡単にはずれたな・・」
「り、稟君・・あんまり・・その・・じ、焦らしちゃ・・やだよぅ・・」
「ああ、分かってる。」
細身のせいか、桜の胸はかなり大きく見えた。
・・・本気でスタイルいいな、桜・・
つい見とれてしまう。
745星屑:2007/02/21(水) 14:27:18 ID:eWmpucrL
続き。

「稟君って・・胸大きい方が好きなの・・?」
「んー・・考えた事無いけど、桜だったらこの位がいいかもな・・その人に似合ってればそれがいいけどな。」
正直、桜の豊満な胸をさわっていれば自然におっぱい星人になりはしないだろうか。
むしろならないのは病気かロリコンかゲイだろう。
「ん・・稟く・・ん」
「どうだ?痛くないか?」
「う・・ん、ちょっと・・ん・・くすぐったい、かな」
耳まで赤くした桜が言った。
「それじゃあこれは?」
指で先端の突起を摘む。
「ひあっ!・・稟君・・不意討ちは・・なし・・です!」
746名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 16:52:04 ID:pOunLFBA
楓がヤンデレ化して裸で凛に抱きつくところから(アニメね)

「凛君」
背中を通して感じる湿った肌の暖かさ
「!?楓?」
っと〜、この有名なシーンを知らない馬鹿はいないだろうから×4スピードで早送りね



「凛君だったら・・・・私」
いや、俺はわかっていた、ここは楓とヤってはいけないことくらい、が!!
俺は健全な童貞高校生!いくら家族のような存在であろうが、学校1,2を争う美少女に裸に攻められたら俺はっ!!
「か・・・楓えぇええええええええ!!」
「凛君!?」
ッガ!!俺の手が楓の肩を掴みベッドに押し倒す
そして楓の唇に俺の唇を重ねる
4秒ほど部屋が静かになり
唇を話した俺はゴロりと楓の横に寝転がった
しまった、暴走してしまった・・・・もうここで止めねば・・・
「凛君・・・・私・・凛君のためなら・・・なんでも・・・」
楓の暖かい手が俺の手首を掴み、彼女の豊富な胸へといざなう
ぁあ、ごめんなさい先輩、俺は完全に壊れてしまったようです
「か・・・楓ぇえええええええええええええ!!」ぁあ、このシーンデジャブ・・・・。
胸をもみしだきながら秘部へと手を伸ばす
「ぁっ!!凛君!」
この初な反応がたまらんっ!!!!
俺の息子さんがズボンを突き破らんと必死に天に向けて頭を上げている!
「!・・・凛君のオチンチンが・・・こんなに大きくなってる・・・」
楓は俺のトランクスを一気に下げると、俺に馬乗りになる形で、ゆっくりと俺の息子に愛撫しだした
「ぁあっ!!楓!!」
「凛・・・・くぅ・・・」
ッチュ・・・ペチャ・・・・淫らな音が部屋を埋め尽くす
俺は目の前にある楓の秘部へとむさぼりついた
「っひっ!!」楓の体がのけぞる



とりあえずここでとめておくわ、シャッフルメモリーズ楓後半のあまりのヒドさにむかついたうらばらしに書きなぐってもうた、スマン
747名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 17:01:33 ID:DH6tEq82
>>746
グットジョブです。お疲れ様でした。
稟君のは間違えやすいのでうpする前に推敲した方がよいと思います。(自分もレスするときによく間違えますorz)
って、メモリーズ版チラホラ聞くがひどかったのか・・・(WOWOW版は見たときへこみましたが・・・)
リアリアのCDドラマでも聞いて和んで次もがんばってください。
748名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 20:20:31 ID:1TH3eVXq
WOWOW版の再編集版なのでそのへこんだシーンそのもの。
しかも再編にあたって圧縮濃縮掛けてるからさらに倍!
もうころしてええぇぇっ!て感じでござるとよ。
749星屑:2007/02/21(水) 20:49:44 ID:eWmpucrL
その辺の楓オレのトラウマなんですけど・・・・
なんか目が・・目が怖いし空の鍋かき混ぜてるし・・・
アレは恐怖なんてもんじゃ・・・・SHUFFLEはドタバタ楽しいっていう
まちがった認識のせいで精神ダメージはONE〜永遠の約束〜並でした・・
750名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:49:51 ID:0cTPoA4T
黒楓は人間らしくて好感もてたけど、その後の展開が最悪だったからなあ。

何はともあれ、エロパロスレにとっちゃ黒楓は良素材だがww
751星屑:2007/02/22(木) 00:04:17 ID:eWmpucrL
そこは同感です。人間臭さがあって・・・・・
SHUFFLEのヒロインは人間臭さがあまり・・
人によりますが嫉妬もしていてもあまり表に出さないし、素材にしにくい・・
プリムラの感情有りモードとか黒楓が一番かき良さそう・・・・

752星屑:2007/02/22(木) 01:03:28 ID:poDyvhSo
続きかかなきゃ・・少数でも待ってる人が・・

「いや、さっきみたいに我慢してる桜もいいかなって」
「う〜、稟君・・えっちぃ・・」
「俺も男だからな、もっとエッチなことしてやる」
「ひぁっ!」
更に意表を突き、先端の突起にしゃぶりつく。
「はぁ・・ん・・り、稟・・くぅん・・き、気持ちいよぉ!」
少しばかり桜の理性も溶け始めているようで、積極的に俺を求めてきた。
俺の頭を胸に押し付けている。
そろそろ大丈夫か?
下着越しに桜の誰も触れていない大事な部分に触れる。
「っ!!」
とっさだったからか、桜が息を飲み込む。
「・・桜のもう濡れてるな」
「そ、それは・・稟君が私をじらすから・・」
あぁもう、可愛いなこんちくしょーっ!
と、俯いた桜の視線がある一点に釘付けになる。ついでに顔も真っ赤だ。
その視線を目で追うと・・
いきり立つMySunが!?
「きゃっ!」
その場のノリで隠してみる。ご丁寧に台詞付きで。
だが桜は一点を凝視し続ける。
「桜?・・おーい、桜さん?」
「稟君・・私からもシテあげる。」
じぃーー
桜が俺の学生服のジッパーに手を掛ける。
「こ、こら。無垢な乙女がそんなモノ凝視しちゃいけません!」
753星屑:2007/02/22(木) 07:04:13 ID:poDyvhSo
俺と学校の保健室でこんな事をしている時点で無垢ではないがそれはそれ、これはこれだ。
「これが稟君の・・ん、む」
「あのー、桜さーん?ってこら、そんなモノ手にとっちゃいけませ・・うあっ!」
いきなり俺自身を触った桜がいきなり俺のモノを口に含む。
その刺激に勝てず、俺は声を漏らしてしまう。
「ん・・む・・ほぉ?ひんふ・・ん(どお?稟君)
「う・・あ、これ・・やばい・・うおっ!・・すぐ果てちまいそうだ。」
754名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 07:35:13 ID:SgUFsnJG
たのむからある程度書き溜めて投稿してください
あと他人の作品の感想だけ書くときはコテはずしたほうが無難かと
755名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 12:20:17 ID:fJLad9r+
そういやコテ付けたがる傾向といいSHUFFLEを全角で書くとか初心者モード全開だな
コテは叩きの対象にしかならんから辞めたほうがいいのに
756名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 14:43:20 ID:cC/z4koo
降臨なさる神々に感謝の日々
         楓依存症の俺より
757名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 14:59:57 ID:s8y2RLgg
>>746読んでたらそのシーンを描きたくなってきた。
逃げ出すようなヘタレ稟じゃなくて、きちんと楓と向き合う原作の稟でね。
エロ無しになるかもしれないけど需要あります?
758名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:02:52 ID:MKnoFGmx
>>575
もちろん需要あり。よろしくお願いします。
759名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:03:30 ID:MKnoFGmx
>>758 訂正
×>>575→○>>757
760746:2007/02/22(木) 16:49:17 ID:9+RaZd+H
ってか正直なところ、もし自分が凛の立場だとして楓が裸で抱きついてきたらどーする?
俺はモチソッコーでヤるけど
761名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 17:40:11 ID:5356HwAh
「近寄るな淫売!!」って言う
762名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 18:07:15 ID:DGdVApXf
「まずは股を開け、話はそれからだ」と言う。
シュミレートするとこうだ。
****
楓「稟君…」
稟「!?楓!?」
いきなり楓に背中から抱きつかれた稟。
風呂上がりだからか、楓は裸だった…いや、関係ないな。
楓「稟君…」
楓の声、それは今までSHUFFLE!ファンが聞いたことのないような声だった。
切なそうな、甘え声。
楓「稟君だったら私…」
(楓…)
楓の顔が近づく、そしてなにかを決意したかのように、深く息を吸い込み、
楓「稟君…」
稟「かえ…」
楓「や ら な い か」
………………
稟「そうは言うがな、楓」
後日
楓「彼は最高よ!」
ωωωオイナリサンダωωω
むはぁっ!?
…悪い夢を見ていたようだ。
ん…?誰か来た?はぁーいただ今てヤマジュン!?
わや!やっめ!阿部高和!?ちょまっ!ジャック!待て!
まっ……
763名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 18:09:31 ID:0s9I9lap
いい男にアナルの処女をささげるがいい。
764稟×キキョウほのぼの:2007/02/22(木) 22:15:32 ID:WP6YRRQA

 目覚めると暖かく柔らかい何かが禀の顔に当たっている。普段使用している枕とは違う、
その気持ち良さに、再び目を閉じてしまい、思わず顔を押し付けてしまう。

「あん。」

 と? なにやら上の方から声が聞こえて来た。その声が、再び眠りそうな禀の意識を押
し返す。顔を上げ、目を開けてみるが、目の前が良く解らない。目をこすろうと右手を目
に近づけると、何やらまた柔らかい何かに当たってしまった。

「ひゃっ。」

 まただ。しかし妙に心地良い感触である。軟らかい上に暖かいのだ。顔に感じていた枕
とは違う、むにっとする感触。触れると解る、ほっとする暖かさ。
 訳がわからず稟は体を起こそうとして右手と左手を支えに起きあがる。右手に暖かい感
触があったがあまり気にせずに起きあがって目をこする。
 視界が晴れてきて、頭も回転する様になった稟は、今自分がどのような体制なのかを認
識する事が出来た。

「り、稟………。」

 顔を赤く染め、ちょっと潤んだ瞳で稟を見上げるキキョウ。そのしなやかな肢体に跨る
自分、右手はと言うと………キキョウの胸を鷲掴みにしている。と言う事をようやく認識
した。したのだが………事態が事態故か、稟の活動機能は停止してしまった様だ。

「あの………おはよう………。」

 どうやら、と言うかかなり気まずい雰囲気になってしまった二人は、しばらくそのまま
固まっていた。
765405:2007/02/22(木) 22:18:43 ID:WP6YRRQA
拙すぎる文章スマソ………orz
766名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:04:15 ID:XOp2lPEr
まとめサイトの更新はないのか?
767名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 23:11:45 ID:fJLad9r+
>>766
SSのほうのまとめはなぁ…
アドレス削って行ける本サイトのほうは年末までは更新してるようだから
>>654辺りでも言われてるが完全にやる気ないとしか思えないよな
768名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:15:23 ID:qCWvAMYj
サイト作るなら最後まで責任持って運営してほしいという想いと
続けるも続けないも管理者の自由という想い
どっちが無責任なのだろうか
769名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:28:14 ID:cw1OgMqJ
始めるのも止めるのも管理人の自由なんだが
止めるなら止めると最低限の報告はほしい
770名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:36:42 ID:qCWvAMYj
確かに・・・しかしほんとどうしたんだろ
SSまとめは5月からずっとほったらかしたけど別のHPは
年末まで更新してたのなら行方不明ってわけじゃないだろうし
771名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 00:41:57 ID:Pth5HxPw
せっかくの多くの職人による資産がもったいないよな。
772名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 01:04:02 ID:TyoO4ny0
madgearshuffle・・・・・・語呂は良いな
773727:2007/02/23(金) 22:38:33 ID:FEFe5Hje
えっと、とりあえず前作「芙蓉家編 早朝」の続き「バーベナ編 午前」ができたので投下しようと思います。
初心者なんで、誤字脱字や細かいミスがあったもスルーしてください。^^;
774727:2007/02/23(金) 22:39:34 ID:FEFe5Hje
「・・・・・・・・・。」

つっち〜がおかしい。
土見稟ことつっち〜が、先ほどから妙にそわそわしているのだ。
窓の外を眺めていたり、ぼーっとしていることはいつものことだが、何度も座りなおしたり、視線をふらふらさせることは極めて稀だ。
あそこまで落ち着かない様子の彼を見ることは滅多に無い。
視線の先を軽く辿ってみると、
(・・・ああ、なるほど。)
斜め前の橙色の髪へ行き着いた。
だからといって授業に集中しなくていい訳ではない。

「・・・。(じー)」
「ビクッ!(殺気を感じて顔を上げる)」
「つっち〜?(ニッコリ)」
「は、はい!何でしょう先生?!」
「さっきから授業を聞いていないような気がするのは、私の気のせいか?」
「め、滅相も無い!ちゃんと聞いていますよ!」
「ほぅ?」

稟の机のところまで来ると、稟の顔を覗き込む。

「・・・・・・。(じーっ)」
「・・・・・・・・・。(汗)」

きーん こーん かーん こーん

激しくお約束なタイミングで響く授業終了のチャイム。

「・・・まぁいい。今日はこれで終わる。」
「た、助かった・・・。」

あまりにもベタなタイミングのチャイムであったが、稟はほっと息をはいた。
稟に背を向けながら、撫子は何気なく尋ねた。

「そういえばつっち〜。」
「はい?」
「何で芙蓉ばっかり見ていたんだ?しかも足や胸へ視線が行っていた気がするが。」
775727:2007/02/23(金) 22:40:49 ID:FEFe5Hje
「!!?!?」

つっち〜、助かっていないようです。ご愁傷。

「お、図星なのか。カマをかけてみたのだが」
「ななななな?!そんなわけな「つっち〜。」」

紅女史が笑っている。顔は笑っているけど目が笑ってないという、例のアレだ。

「明日までにレポート20枚。」
「・・・・・・はい。」



「あの、稟くん?」
「か、楓?!」
「え、えっと、今の・・・」
「紅女史が何かおっしゃっていたな。楓ちゃんの胸や足を見ていたとか。」
「全く、土見くんはところ構わずなのですよ。」

楓に続いて、樹、真弓まで現れる。どうやらさっきの会話を聞いていたようだ。

「あの・・・。」
「全く楓ちゃんも可哀想に。いくら恋人とはいえ、流石にやりすぎだろう。」
「時と場所くらい考えて欲しいのですよ〜。ここはお二人の自宅でじゃないのですよ。
けれどビックリですねー、普段なら土見くん。対象がいっくら楓でもそんな直接的なところ見ないのに。」
「ははは、ちょっとね・・・。」

言えない。
今朝、楓にキスで起こされた後にベッドに押し倒そうとした時の興奮が、未だ冷めないなんてとても言えない。

「もしかしてまだ寝てるのですか〜?ちゃんと楓に起こしてもらってる幸せ者のくせ、ちゃんとおきなきゃダメなのですよ〜。」
「そうだそうだ。もっとも、俺様が起こしてもらうなら、キスをして起こしてもらうかな。そしてそのままベッドのぐほぁっ」
「いっぺん死んでこいなのですよ!!」
「あ、それ今日やりました。」
776727:2007/02/23(金) 22:41:42 ID:FEFe5Hje
「ぶはっ!!ちょ、楓!!」

ぴたっ。
それまで樹を殴っていた真弓が手を止める。
あれほど騒いでいた教室内の他の生徒までもが、いきなり会話をやめた。
不気味なくらいに教室内が静まり返る。

「カエちゃんそんなことして稟ちゃん起こしていたんだ〜。」
「稟さま、そうやって毎日起こしてもらっていたのですか?」
「い、いや・・・それはだな。」

いつの間にやってきたのか、シアとネリネが目を丸くする。
教室内が異常なほどに静まり返っているため、その声はとてもよく響いた。

「カエちゃんって、時々すごく大胆になるよね。もう稟ちゃんしか見えない〜、って感じでさ。」
「はい。私は稟くんに身も心も捧げましたから♪」

嬉しそうに言う楓。その言葉は、静まり返った教室に恐ろしいほどよく響いた。
対して稟は、かつてないほどの命の危険を感じていた。教室内のあちこちから突き刺さるような殺気をひしひしと感じる
経験的に、今回はとてもとてもヤバイ気がする。

「・・・・・・楓。」
「はい?なんでしょう稟くん。」
「逃げるぞ!」
「え?あ、きゃあ!」

うおおおおおおおおおおおお!!

稟が楓を連れて逃げた後を、KKKを筆頭とした生徒たちが追いかけて行く。

「やれやれ。」
「困ったものなのですよ。」
「あはははは・・・。」
「あの、そろそろ授業が始まるのですが。
稟さまと楓さん、よろしかったのでしょうか?」
「「・・・気にする事ないよ(のですよ)。」」
「・・・え〜っと。(汗)」



777727:2007/02/23(金) 22:42:29 ID:FEFe5Hje
「やれやれ、ようやく撒いたか。」
「あの、稟くん。授業の方は・・・。」
「もうとっくに始まっているな。」

二人は資料室に隠れていた。
追っ手も稟達を見失ったというより、授業が始まったせいで諦めざるをえなかった、というほうが可能性としては高いだろう。
どちらにせよ、逃げきれた。もっとも、それのせいでサボり決定だが。

「そういえば稟くん。」
「ん?」
「私の、その・・・胸とかを見ていたって本当ですか?」
「・・・・・・真に恥ずかしながら、事実です。ゴメンナサイ。」

頬かきつつ稟。

「その、な。朝、中途半端だったせいで・・・。」
「・・・いいですよ。」
「・・・楓?」
「先ほども言いましたけど、私は稟くんのものです。
稟くんの望むままに。それが私の望みでもありますから。」
「・・・・・・。」
「昔のことがあるから、で言っているんじゃないですよ。稟くんの恋人として、私がしたいことですから。
それに・・・。」

稟をまっすぐに見つめる楓。

「私だって、あの続きをしてほしいです。
稟くんが好きだから。稟くんに、抱いてもらいたいから。」
「・・・楓。そんなこと言うと、俺止まらないぞ。」

楓の頬が染まっているのは、照れのせいだろうか。それとも・・・。
稟は、赤い顔をしている楓の唇を塞いだ。



778727:2007/02/23(金) 22:43:43 ID:FEFe5Hje
ぴちゃぴちゃと、資料室の中に湿り気を帯びた音が響く。
舌を絡め、口内を蹂躙し、唾液を交換する。

「はぁ、稟くん・・・んっ、ふっ、ちゅう」
「はぁ、はぁ・・・楓・・・っ、んむっ」

稟に抱きつき、ディープキスをする楓。
それに応える稟の右手は、楓のスカートを捲りあげ、下腹部を覆う純白のショーツの中である。
楓は先ほどからずっと、稟によって膣内を弄られている。
段々と、キスに集中できなくなっていく。

「・・・・・・ひゃうっ!!」

秘裂に入れている指が、Gスポットをかすったらしい。キスしている楓の唇から一際大きな声が漏れた。
それを聞き、更に指を強く出し入れする稟。

「楓って、本当に感度よくなったよな。」
「あ、あうぅぅぅぅ。」

真っ赤になる楓に啄ばむようにキスをすると、秘裂の上にある、小さな突起に触れる。

「ひあぁぁっ!そ、そこはダメですっ。」
「ん?どうしてだ?」
「か、感じすぎちゃ・・・ひゃっ!」
「楓、可愛いよ。」
「うう・・・。り、稟くんズルいです。普段なら絶対そんなこと言ってくれないのに・・・。」

クリトリスを親指で軽く弾くと、再び秘裂の中の指に指を入れ、動きを速めていく。

「ふぁ、あぁっ、あっ、あふぅ、はっ・・・!」

くちゅくちゅっずちゅっ

動かすごとに、何度も快感に喘ぎ続ける楓。
指の出し入れと親指でクリを弄る愛撫が、楓を快楽の中へ導いていく。
779727:2007/02/23(金) 22:44:26 ID:FEFe5Hje
稟は仕上げとばかりに指を思いっきり膣内に突っ込み、クリトリスを指で押しつぶした。

「あ、あああっ!っふぐっ・・・んんんんっ!!」
「ん・・・、ちゅっ」

イったらしい楓が一際大きな声を上げそうになり、慌ててキスで唇を塞ぐ。

「ん・・・ちゅ、んっ、ふっ。」
「ん・・・ぴちゃ・・・。」

口内を舐め回し、舌で楓の舌をつっついた後、唇を離す。

「あ・・・。」

楓の唇から唾液がつぅ・・・と垂れていき、そのままうなじを伝い落ちていく。
はぁはぁ、という楓の呼吸を聞きながら、ふと楓の姿を見下ろす。
資料棚に背中を預けた状態で秘裂を弄られていた為、楓の制服の乱れはほとんど無い。
だが、口からは唾液を垂らしつつ荒い呼吸を繰り返しているし、めくれたスカートから見える下腹部では、稟の手と楓のショーツが秘裂からにじみ出る愛液でべたべたになっている。
なんというか、これは・・・。
(エロすぎるって、楓さん)

「・・・ごめんな楓。俺、我慢の限界らしい。」
「ふっ、はあ・・・、え?稟くん?きゃっ!」

楓を抱え上げて立たせると、目の前にある資料棚に押し付けてショーツを下ろす。
そしていきなり、痛いほど勃起していたペニスで楓を貫いた。

「・・・ひゃううううう!!」
「ぐ、きつい・・・。」

十分濡れているとはいえ、楓の膣は痛いくらいに稟のペニスを締め付けてくる。
すぐでも果ててしまいそうなのを我慢し、楓の膣を行き来し始める。

780727:2007/02/23(金) 22:50:09 ID:FEFe5Hje
「あ、はあ、は、あぁ、あんっ!り、稟くん・・・わ、私っ・・・!」
「か、楓・・・!」
「あ、あたまの、なかっ、あんっ、ま、まっしろっ・・・ですぅ・・・っ!」

絶頂に達した直後の楓を、再びすごい快楽が襲い掛かる。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぬちゅ、くちゃ

「はぁ、な、なにも、か、っんがえ、らっ、れな、いぃ・・!」

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ

「りん、くんっ・・・!りんくっ、ん、あんっ!」
「うっ、そろそろ・・・いくぞ、楓。」
「ふあ、きて、きてくださ、い、りんっ、くん!・・・なか、なかに・・・!」

ペニスでバックから楓を貫きつつ、右手を前に持ってきていた稟は、その手で楓のクリトリスを弾いた。

「!!!ひあっ、ああああ!!」
「で、出る!」

稟がペニスで最奥を貫いたと同時に、楓の膣が、今まで以上にぎゅうっと収縮する。

どくっ びゅるるるるるるるる

「あふっ、はぁ・・・、で、でてる。
りんくんのが、おなかのなかに・・・」

どくどくっと、楓の子宮に精液を注ぎ込む稟。
稟自身がびっくりするような量だ。
中に納まりきらなかったらしい。
結合部から、愛液と精液が混ざり合った液体が、ごぽり・・・と漏れ出した。
それは楓の内腿に引っ掛かっていたショーツに垂れ、新たな染みを作った。

781727:2007/02/23(金) 22:52:05 ID:FEFe5Hje
「はぁ、はぁ・・・。楓、ごめん。ちょっと無理やりだった。」
「ん・・・。いいんですよ、稟くん。私は稟くんのものですから。
ちょっとくらい無理やりでも、全然・・・。」
「楓・・・。
 ああ、楓は俺のものだ。誰にも渡さない。」

楓を後ろからぎゅっと抱きしめつつ、稟は楓にキスをした。




しばし二人で情事の余韻に浸っていた。が、あまり長い間そうしているわけにはいかない。
楓が腕時計を確認した。そろそろ授業が終わる。

「稟くん、そろそろ授業が終わりますけど、どうします?」
「そうだな、とりあえず戻るか。流石にこれ以上楓にサボらせるわけにはいかないし。」
「・・・この格好で、ですか?」
「・・・え?」

楓に言われて、自分たちの格好を改めて見る。
二人とも結局一枚も服を脱がずにHをしたため、服を着ていないという訳ではない。
制服を全く脱がなかったせいで、楓の制服にはところどころ汗や唾液で濡れてるし、スカートにも愛液で染みができている。しかもさっき盛大に中で出したその名残が、しっかりと内腿を伝い落ちている。
ショーツは言うに及ばずだ。
稟自身も、楓の愛液でズボンがべたべたになっている。
こんな格好で学校内を歩こうものなら、あっという間に学園中の噂になってしまう。

「・・・・・・楓、とりあえず一旦帰ろう。
着替えてすぐ戻れば、昼休みが終わる前には戻れると思う。」
「・・・その方がよさそうですね。」

二人は少々赤い顔を見合わせて頷き合い、まだ授業が終わっていない校内から、ゆっくりと脱出を図った。
782727:2007/02/23(金) 22:59:56 ID:FEFe5Hje
以上です。大量投下ゴメンナサイ。
少しでも多くの人が楽しんでいただけたら幸いです。
一応、「芙蓉家編 早朝」「バーベナ編 午前」「バーベナ編 午後」「芙蓉家編 夜」の4部作で妄想しているので、できればまた投下したいなぁ、と思っていたり。(・ω・;A)
783405:2007/02/23(金) 23:06:50 ID:k9veBI+N
グッジョーーーーーブーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!
784名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 23:09:49 ID:Vg4Zuw3L
>>782
727さん激しくグットジョブ!!
お疲れ様でした。後2話有ると言うことなのでワクテカしながら待ってます。
785名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 02:44:43 ID:XRrxUIY3
シアは稟ちゃんとは呼ばんぞ。
あと稟のクラスに過激派と特攻隊はいない。
攻撃される確率は樹が電波発して、周りからKKK呼び寄せない限り殆どない。
ただ下校中にゴルゴされるかもしれんが。
まぁ何が言いたいかというと、
    G  J  !
786星屑:2007/02/24(土) 08:10:16 ID:Dyha5Qg3
ある程度まとまったのでうpします。

「ん、むぅ・・」
「うあっ・・っく・・」
こそばゆい感覚と、快感が波状攻撃をして、まだいくらか残っている理性と我慢を破壊していく。
桜は思うままに俺のモノを愛撫していた。
そのぎこちない愛撫が更に快感を引き上げる。
「さく、ら・・」
「ん?はひ・・ひん・・ふん?」
くわえたまま喋らないでー!
ただでさえやばいってのに・・
と、桜が一度口からモノを放す。
「稟君、どこが一番きもちいいの?」
「ん?・・多分この細くなってるとこ・・」
俺は無垢な目で俺をみる桜に、自分のモノの亀頭の首の辺りを指し示す。
なんか罪悪感が拭えない絵だな・・
「ここ?」
「う、あ・・や、やばい・・」
「出していいよ・・私が受け止めちゃうから・・」
お言葉に甘えるまでもなくすでに限界だった。
「桜っ!・・出る!!」
俺は桜の頭をつかむと押さえつけるように果てた。
「んっ!?んーーー!・・・はぁ・・はぁ・・・」
桜はしばらく俺の精液を口に含んだままだったが、やがてそれを飲み下した。
「桜・・俺ばっかじゃずるいよな」
俺はそう言うと、呆然としている桜の秘部にそっと手を這わした。

787星屑:2007/02/24(土) 09:34:59 ID:Dyha5Qg3
「なに稟く・・ひぁっ!?」
桜が先ほどより敏感に反応する。桜のそこはすでに湿っていた。
俺のモノをしゃぶったりしていてこうなってしまったのだろう。
「桜のココもう濡れてるな」
「ひあっ!?・・だ、だから稟、く・・あっ!ふ、不意討ちは、っあ!」
「ずるいのか?桜だってかなりゲリラ的だったぞ?」
俺はそう言いながら桜の秘部へと顔を埋める。
「り、稟くん!?ひあっ!?き、汚いよぅ!」
「桜に汚いとこなんか無い」
俺は桜の反論を封じると、敏感な突起を舌で愛撫した。
「ひゃん!?なんか・・ゾクってきた・・あっ!?」
「桜・・可愛いぞ・・」
反則的なまでにな・・
「この位濡れてれば大丈夫か・・?」
「うん・・多分大丈夫・・だから・・来てください・・」
ついに桜と・・
俺はいささか冷静さを失いつつも桜の秘裂にモノを当てがう。
「いくぞ・・」
「はい・・」
桜の声が少し震えていた。
いけないな、大事なことを忘れている。
「桜・・」
「稟く・・んむ・・」
「ん・・・、桜、愛してるぞ」
「私も・・です。」
これで少しは緊張もほどけるだろう。
788727:2007/02/24(土) 10:10:59 ID:mXVDzuij
>>785
呼び名の初歩的ミスとはお恥ずかしい限りです_| ̄|○
確かに稟くんですね、シア。りんちゃんじゃあ、ネリネの方になってしまう・・・。
稟達のに過激派がいない等のアドバイスを含め、次回から注意していきたいと思います。ご指摘ありがとうございました<(_ _)>
789星屑:2007/02/24(土) 11:26:50 ID:Dyha5Qg3
続き。

「いくぞ?」
「うん、稟君を・・感じさせてください」
俺は桜に覆いかぶさると、一気に体重をかけ、秘裂に挿入した。
「はあっ!いっ・・っく・・」
「大丈夫か?」
正直帰ってくる返事も、今どういう状況かは予測がつくが、聞かずにはいられなかった。
「う・・ん、だ、大丈夫・・」
いや、涙目で言われてもな・・
桜のそこは狭く愛液で濡れていてもきつくて動かせたもんじゃない。
「ちなみにまだ全部入ってないんだぞ・・?本当に大丈夫か?」
「うん・・」
「それなら・・一気にいくからな。痛いぞ・・」
長く痛みを感じさせるぐらいなら・・
ぐっ、と体重を掛け一気に桜の膜を貫いた。
「いっ!?・・っああああぁっ!」
さっきより確実に強く歯を噛みしめている。
「桜・・入ったぞ・・」
「あ、あは、あははは。あんなの・・・入っちゃうんだね・・」
「血ってちょこっと分かるくらいしか出ないんだな・・」
桜は涙目で俺の顔を見上げて言った。
「り・・ん君・・?もう一回・・キス・・して?」
「ああ、何度だって、してやるよ・・」
キスを終えると何となく背中がひりひりした。
桜が痛みで引っかいてしまったんだろう。 
790名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 11:27:05 ID:K5h5liiY
>>757です。
アニメのあの場面を元にしたSSの前半が完成したのですが、アニメに勝るとも劣らない鬱展開な上にオリジナル要素が強めになってしまいましたorz
スレ的にはそれでも構わないでしょうか?
791名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 11:54:47 ID:sb2j+MWB
>>788
いや「稟ちゃん」は亜沙、ネリネは「稟さま」
ゲームやり直すかアニメ見直すか、まとめの呼称表見直すことを薦める
792727:2007/02/24(土) 12:26:52 ID:mXVDzuij
>>791
あー。
シアの使う呼称で「りんちゃん」→リンちゃん=ネリネ
って意味で言ったんです、ハイ。
紛らわしくて申し訳ないッス。
793名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:16:17 ID:2RConNWT
楓とキキョウのSSが見てみたいな〜
794名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 20:05:20 ID:TTHL4zWr
亜沙に魔法を使わせたい稟は自分を傷つけることを思い付くが、やっぱり痛いのは嫌なので楓を生贄にすることにする
渋る楓に昔の話を持ち出す、動揺した楓は稟に言われるまま亜沙の前で自分の手首を切る
もちろん大事な後輩を助ける為に亜沙は魔法を使い全ては稟の予想どうり
しかし
795名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:23:00 ID:pEjlc8r3
>>794
やめてくれ。
796名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 21:28:14 ID:CtRbe9vo
稟「 計 画 ど お り 」
797757:2007/02/24(土) 21:37:08 ID:K5h5liiY
ちょww普通にスルーされてるwww

いや鬱展開だけどアニメみたいな糞展開では…ない…と思いますよ…たぶん…
798名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 22:21:10 ID:6REYODzm
>>790
読みたい!
799名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:22:16 ID:UwpEAgIi
鈴平がネーブル退社!
800名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:01:07 ID:Zky2LHl/
>>799
ぐはっ、マジか。
あー、Navelは鈴平絵のキャラのほうが好きなんだがなぁ。
801名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:15:23 ID:JB5KArHO
>>800
体調不良により退社してフリーランスで、療養しつつ仕事を請け負う模様です。
詳しくは、N又のHPの日記(N又、鈴平)に書いてあります。
802名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 04:01:36 ID:8HrGywO9
……これでネーブル作品買わないですむぜラッキー
とか思ったのに
803757:2007/02/25(日) 05:06:18 ID:EdOlHHxx
>>798
一人でも需要あって良かった…。
楓が裸で稟に抱きつく場面から始まります。
よろしければ感想などお願いしますね
804アニメ版アレンジ 1:2007/02/25(日) 05:08:53 ID:EdOlHHxx
「稟君!」
寝ている俺の背中に楓が抱きついている。
それも裸だ。体も濡れているし風呂あがりなのだろう。
「楓!?」
「何処にも行かないでください…」
楓の腕に更に力が入る。
その体が小刻みに震えているのが背中越しに伝わってくる。

普段の楓ならばこんな事は絶対にしない。
だが近頃の楓は明らかに普通ではなかった。

『あんたなんか…死んじゃえばいいんだ!!』

幼い頃、楓が俺に叫んだ言葉。
最愛の母を奪った仇に向かって叫んだ言葉。
それを今度は先輩に、俺達とあんなに仲の良かった亜沙先輩にぶつけた。
俺と先輩が二人で撮ったプリクラは、先輩の顔がペンで塗り潰されていた。
あれも恐らく…楓の仕業だろう。

楓が俺に抱いている想いには気付いていた。
確かに気付いていたが、目を背けていた。
楓だけじゃない。シアもネリネも、もし俺が誰か一人を選んでも以前のままでいてくれる。
…そんな甘えた事を心のどこかで考えていた。
馬鹿げている。
傷付くに決まっているのに。
あのデートの時、シアやネリネが何も思わなかったはずがないのに。
楓だって………。
805アニメ版アレンジ 2:2007/02/25(日) 05:09:51 ID:EdOlHHxx
「私、稟君のためなら……」
そう言って楓が赤く染まった顔を近付けてくる。
とにかく今の楓は正気じゃない。
このままでは取り返しのつかない事になる気がする。
「落ち着け!楓!」
俺は半ば強引に楓を引き剥がし、体に毛布を巻いてやった。
「稟…君……」
どこか虚ろな目で楓が俺を見つめる。
「楓……」
その視線を俺は正面から受け止める。
俺にはその義務がある。

どれ程の時間が過ぎただろうか。
先に沈黙を破ったのは楓だった。
「本当は…分かっているんです。…稟君の…気持ちも……」
楓の頬を涙が伝う。
「そして私は…稟君に愛されるはずがない……愛される資格がないんだって事も…」
楓は続ける。
「でも…それでも…稟君の傍にいたいんです。離れたくないんです…」
今まで楓が笑顔の下に隠してきた想いが、一つ一つ涙となって溢れ落ちていく。

嘘。
大切な友達を救いたい、そう願ってついた嘘。
だがそれが結果として、楓を苦しめている。
俺はどうすれば本当の意味で楓を救えるのだろう。
わからない。
自分の無力さがただ情けなかった。
806アニメ版アレンジ 3:2007/02/25(日) 05:11:37 ID:EdOlHHxx
不意に楓が立ち上がり、帆船の模型を置いた俺の机に歩み寄る。
そこにあるのは………カッターナイフ。
「私は…もう自分を抑えられません。このままじゃ稟君のご迷惑になっちゃいます」
楓はカッターの刃を少しずつ出していく。
その顔は笑っていた。
笑っていたが、俺には泣いているように見えた。
「稟君…亜沙先輩とお幸せに」
カッターの刃を自分に向ける。
「そして…愛しています。これからも私はずっと……稟君を愛し続けます…」
「かえ…!!」
駆け出した時にはもう、楓は腹部にカッターを突き刺していた。

倒れていく楓を受け止める。
「馬鹿!なんで…こんな……」
楓の体から血が滴り床に広がっていく。
「私……駄目…なんです……今も…昔も……稟君や亜沙…先輩………大切な…人を…傷付けて……いなく…なった方が…」
「何言ってんだよ!お前、俺の大切な家族なんだぞ!」
血まみれの楓を抱いたまま、俺はただ叫び続ける。
「父さんも母さんも死んで…それでも俺がやってこれたのは楓がいたからなんだ。楓が…」
「稟…く……」
「もう俺は…大切な家族を…失いたくないんだ」
俺は子供の様に泣きじゃくっていた。
そんな俺の頬に楓が手を添える。
血の匂いがする。でも、温かい。
「稟君……大…好…き……」
そう囁いて楓は目を閉じた。
807757:2007/02/25(日) 05:14:52 ID:EdOlHHxx
以上です。
後半は三、四日後には完成すると思います。
少し予告しておくと、亜沙を登場させる予定です。
808名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 08:09:25 ID:GED3+b+/
>>807
GJ!
でも楓の死亡ENDだけはやめてくれよ…
809名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 09:19:01 ID:dPu4kPmp
>>807
GJ!亜沙が楓を助けるのかと予想

最近ニュースで連敗競争馬シャッフルの名を聞く度にドキッとする
とくに女子アナが言うとシャッフル!と聞こえて…
810名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:45:59 ID:AIX5yYl4
期待してますぞー
811名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 16:07:14 ID:svBfNXC9
これから歪みの国のアリスばりに楓が自虐と妄想の果てに作り上げた世界で稟との未来を掴んでいくんだぜ。
そして最後は半泣きの稟が傍らで手を握ってくれているベッドで目覚める。
桜…白ウサギ
亜沙…ハートの女王
プリムラ…ぶかぶか衣装のトランプの兵士
812星屑:2007/02/27(火) 20:52:28 ID:nnuMOksY
流れを無視して、続きうpをする(レギュラー調で)

背中の軽い痛みと、挿入しているという快感がゴチャまぜになって、俺を襲ってきた。
桜さん、正直辛抱たまりません・・・
動かしてすらいないと言うのに、すさまじいまでの快感が俺の背筋を駈け上がってくる。
「さく、ら・・!」
「っく、あっ!ん、り、稟く、あっ!」
桜はやはり痛みが強いようで両目をギュッと閉じ、必死で痛みを耐えていた。
少しでも痛みが早く終われば、そう思った俺はピストン運動を開始した。
「ひっ!?ああぁっ!」
「痛いか?少し、づつな・・・」
正直長くなんか持ちそうにない。
俺はこみ上げる射精感をこらえながら、桜にキスをした。
「ん、む・・・」 
「ん、んあっ!んんんんっ!」
セックスの際にキスをしたりして顎を持ち上げたりすると、膣内の括約筋が緩むと聞いたことがある。
何となく今、分かった気がした。
少しづつ桜の声にも矯声が混じり始めていた。
「う、あっ!り、んくぅん!」
「桜っ!俺、もっ、もう」
「う、ん。稟く、んの私に・・下さい。」
813星屑:2007/02/27(火) 21:35:58 ID:nnuMOksY
俺は自分自身を引き抜こうとして、桜の足が腰に絡んでいる事に気が付く。
「さっ、桜!?」 
「今日は、大丈夫な、日だから・・」
あ、単純にやばい!! 
「う、あっ!!」  
「ああっ!!り、稟君のが!中に・・」
やっちまった・・・
終わった・・確実にまずい。
これでデキようものならリアルに14歳の母だ。
「バカ!オギノ式だか基礎体温だかは知らないが、確実な安全日は存在しないんだぞ!?小さなストレスやなんかで周期は変わるんだからさ!!」
「うん。でも・・」
「デキちまったら、桜の夢も実現出来なくなるかもしれないだろ?」 
「片方は叶うけどね。・・そうだね。軽率だったかも。反省です。」  
桜はテヘッと自分の頭を叩きそう言った。
・・・確信犯か? ま、いいか。
「帰ろうぜ」「帰ろっか」
814名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 10:39:08 ID:lWYf6VAz
だからある程度書き溜めて投下しろと。
なぜ投下に30分以上あくのかと
815名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 11:59:28 ID:lsundJ+O
激しくGJ

プリムラ作品を書いてもらいたいとせつに願う
816名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:15:23 ID:Jo1RfGPP
なんでコテって自分勝手なバカが多いのだろうか
817星屑:2007/02/28(水) 19:28:52 ID:VSyx8S5D
PSPからの投下ですから。入力に異常な時間掛かっちゃって(汗)
815さん、需要があれば書きますよ?ただしだだっ遅いUPになりますが・・・
818名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 20:12:24 ID:K+p9KM/z
PCは無いのかと思った俺。
ていうかPSPなぞから投下するなよと。
819星屑:2007/02/28(水) 21:46:23 ID:VSyx8S5D
無い事は無いんですが、大抵親父が寝るまで占拠してますからねぇ。
当然自分用もありません。
820名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:46:59 ID:lsundJ+O
書いていただけるならいつまでも待ちます
821星屑:2007/02/28(水) 22:00:12 ID:VSyx8S5D
ラジャー、ただ
個人的な好みから、感情ありなプリムラになってしまうことでしょう。
その辺ご容赦を・・・
では、また後日、構想がまとまったらUPします。
822:2007/02/28(水) 22:55:53 ID:mEQaAwPx
「ごめんなさい。」
「…僕のこと、嫌いになった…のかな」
「…亜沙先輩は、素敵な人です。俺が落ち込んだり、迷ったりしているとき、何度も、何度も励ましてくれて…。俺、亜沙先輩の笑顔に、すごく支えてもらってました。」
「はは、なんか…ちょっと照れるよ」
「…でも、俺気付いたんです。大事な、俺にとって本当に大切な人が、もっと側にいたこと。」
「…そっか」
「そいつは無器用で…。料理とか勉強とか、そつなくこなせるくせに…自分の想いを口にするのが下手で…そのせいで、苦しんで…」
「…うん」
「あいつの…、他の誰を悲しませることになっても、あいつの悲しむ顔だけは見たくないんです。俺が、これからのあいつを支えていきたい。」
「…そう…か」
「だから…ごめんなさい。亜沙先輩とは、もう付き合えません。」
823名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 01:50:26 ID:+m2ubJsp
>>819
本当に18歳以上か?
824星屑:2007/03/01(木) 04:30:01 ID:CUv2fJR8
これでも大学4年生っすよ?
バイト代なんかゲーム、携帯、雑貨でほとんどおから。
同情してくれる人はお金下さい(←アホ
825名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 09:55:15 ID:dx56++Tf
>>824
文句たれる奴は無視して、自分語りはやめたほうがいいですよ。
余計叩かれるから。
826名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 11:50:32 ID:+m2ubJsp
SS自体は好きだが作者がこうもガキだと読む気もなくすわw
今の時期に大学4年というのがますます怪しい
827名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 16:27:14 ID:fi2DEiQ7
書いてくれる事に感謝するのは良い事だけど、
書いてくれるからネ申、なんでも許されるというのは大きな間違いでしょ。
文句にしても指摘にしても全てが叩きではなく建設的な意見もあるのだから。
828名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 18:18:43 ID:ircqAkuh
>>824
これからも投下する気なら、とりあえずコテは外しておけ
きみ自身が叩きの的になることを良しとしていても、そのことで荒れるため周りが迷惑する
コテ外した方がいいと助言してくれている人もいるのに、完全無視とかしてるから余計に
叩かれるハメになることを自覚してくれ
829名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:13:57 ID:Y7OayRPf
来るものは拒まず、去るものは追わず、の精神だ。
まぁまったり行こう。
830名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:54:21 ID:CUv2fJR8
828、その他の俺に忠告をくれた人の親切さに気づかなかった俺は恥ずかしい野郎だな・・・
了解だ、コテは外しとくよ。
831名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:58:20 ID:WU9Md5hS
>>830
あとはPSPなんぞよりも携帯で投下した方がいいんじゃないか?
書きためてまとめて投下できるし
832名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 22:18:32 ID:dx56++Tf
でも何故このスレはコテ拒否なんだ?
他スレにはいくらでもコテ職人がいるわけだが。
どうせ投下の時は、作品名なりつけるのだから同じでは?
もちろんコテつけて雑談するのは論外だけど。
833名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:18:49 ID:yXm8RbVJ
> どうせ投下の時は、作品名なりつけるのだから同じでは?
作品名は毎回同じというわけではないだろ
別の作品になれば作品名も変わる、そうなると同一特定はされにくい
コテは作品名を同じと考えるのは無理があるぞ

> もちろんコテつけて雑談するのは論外だけど。
それをやって叩かれるような余計な事したから今回叩かれてるんだろ
全部のレスに反応しろなんて言わないが、意見聞いておきながら書き込まれた意見に全く反応せず
コテ外したほうがいいのではと言われても無視ではさすがに擁護できない
せめてスルーせずに何かしたらの納得のいく返答をしていれば良かったんだが
834名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 02:49:02 ID:aDaoZm5W
つ 旦~~
835名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 03:03:48 ID:AVX9+L8B
まぁ・・・今回は仕方ないか
836名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 18:15:28 ID:oI2QupHX
下がり気味かな?ならあげよう・・・

あと、楓系の小説を期待します(笑)
最近はキキョウちゃんもいいな〜なんて・・・・
837757:2007/03/05(月) 18:58:12 ID:dEKPOqJz
>>836
以前書いていた楓メインのアニメ版アレンジの後編がもう少しで完成しますから良ければれば読んでください。
たぶん今夜か明日の昼までには投下できます
838名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 20:00:34 ID:u2wgtMzg
>>837
正座して待ってます
839727:2007/03/05(月) 21:14:30 ID:NC0XBWgl
>>836
自分も、もう少ししたら投下できます。ちょっとリアがたてこんで書けなかった・・・。
ごめんなさいとして、短編投下。紅女史ですけど。
840727:2007/03/05(月) 21:18:42 ID:NC0XBWgl
静かに扉が閉められ、極力音を立てないようにしているらしい二つ、足音が遠ざかっていく。
足音が完全に聞こえなくなってようやく、撫子は一息ついた。

「全く・・・。授業中だからといって、誰にも気づかれないと思ったのか?」

ぐったりとしつつ、撫子は呟いた。


――数十分ほど前――

撫子は午後から必要な幾つかの資料を取りに、資料室に向かっていた。
(・・・・・・ん?)
資料室の扉にかけた手が、ピタリと止まった。
資料室の中から微かな声が聞こえた気がしたからだ。
眉を潜め、そっと資料室に入り、物音のする方に様子を伺った。
サボりなら気づかれると逃げられるかも、と用心したからである。
見つけたら現行犯で捕まえて指導だ、と思っていると。

「・・・・・・?」

入った瞬間、何とも言えない匂いが鼻についた。
(この匂いどこかで・・・)
訝しげに思いつつ、とりあえず気配のする方へ向かった瞬間、

「ひあぁぁっ!そ、そこはダメですっ。」

女性の嬌声が聞こえてきた。
(!!・・・この声、芙蓉か?!)
明らかに、性的な意味を考えてしまうその声色に撫子は焦った。
楓が襲われている可能性がある。
焦って急いで飛び出そうとし

「ん?どうしてだ?」

(んなっ、この声は・・・!)
男の方の声を聞いて硬直し、咄嗟に物陰に隠れた。

「か、感じすぎちゃ・・・ひゃっ!」
「楓、可愛いよ。」
「うう・・・。り、稟くんズルいです。普段なら絶対そんなこと言ってくれないのに・・・。」

841727:2007/03/05(月) 21:19:33 ID:NC0XBWgl
(・・・・・・はぁ。)
一気に緊張感が薄れ、どっと脱力感が襲ってきた。
何のことはない、つっち〜が相手らしい。
彼が相手であるなら、この行為はほぼ間違いなく、両者の合意の上であると思っていい。
(ったく、何も学園で授業サボってまで・・・。)
彼らの担任としては頭を抱えたくなる事態だ。
行為に及んでいる人物が分かってしまうと、今度は逆に踏み込むのを躊躇ってしまう。

「ふぁ、あぁっ、あっ、あふぅ、はっ・・・!」

くちゅくちゅっずちゅっ

二人はこちらに全く気づいていないらしい。
楓の喘ぎ声と湿った音に加え、時折稟が何やら囁いているらしい声まで聞こえだした。
(・・・・・・うぅ。)
そのあまりに生々しい声に、自身の顔が火照って来るのを感じた。
この二人が授業をサボっている事は事実であり、教師としては注意しなければならないのは、撫子自身分かっている。
だが、他人の情事に踏み込むのは流石にどうだろうか。
ましてその二人は、毎日顔を合わせる自分の生徒なのだ。
そんな撫子の葛藤を知らない二人の行為は、どんどんエスカレートしていく。

「あ、あああっ!っふぐっ・・・んんんんっ!!」

楓が一際大きな声を上げた。どうやらイッたらしい。

「・・・うぅ。」

・・・気になる。
普段は大人しい楓が、ここまで声を上げているのだ。
(覗くだけ、覗くだけなら・・・。)
物陰から、そっと様子を伺う。
(・・・!)
予想通り、楓と稟がいた。お互いに激しく唇を押し付け合い、舌を絡めている。
と、同時に楓の姿も目に飛び込んできた。
資料棚に背を預け、足を大きく開き、稟にショーツの中に手を入れられた姿が。
(!!?!?)
慌てて首を引っ込めた。
今の自分は、今までに無いくらい顔を真っ赤にしているだろう。
同姓の撫子から見ても、今見た楓の姿は色々と危険すぎた。
(芙蓉が、あんな格好をしているとは・・・。)
自分の下腹部が、熱くなっているのを感じる。
(あ、アソコをつっち〜に撫でられ、かき回されて・・・。)
考えているだけで、吐息がどんどんと艶を帯びていく。
842727:2007/03/05(月) 21:20:56 ID:NC0XBWgl
「・・・ひゃううううう!!」
「ぐ、きつい・・・。」

楓の嬌声が響く。挿入したらしい。
我知らず、撫子は下着をずらして自身の秘裂に指を這わせていた。

ちゅくっ

「・・・・・・っ!」

突然の快楽に、撫子は身体を震わせた。
(そ・・・んな・・・)
我知らず秘部に―それも直接―触っていたこと、そして何より濡れていることに、撫子は愕然とした。

「・・・っ!っふぁ・・・っ!」

頭では分かっている。ここは学園で、しかも自分は教師だ。
教え子の情事で欲情するなど、あってはならないことだ。

「・・・はぁっ、・・・・んっ・・・んふっ!」

しかし、一度始めてしまうと止まらない。先ほどの楓の姿が、脳裏から離れない。
(私は・・・何を・・・)
楓の喘ぎ声と愛液をかき混ぜる音、腰を打ちつける音が聞こえる。
それらの音が快楽に侵されつつある頭に響く。
音に釣られてなのか、それとももう一度見たいという単純な欲求なのだろうか。
撫子は我慢できず、二人の情事を再び覗く。

「・・・ぁ・・・っぅ!」

楓を棚に押し付け、その身体を肉棒で穿っている稟の姿が目に入った。

「ふぁ!あ、あっ、んっ、はっ!」
「・・・っ。」
「あんっ!ふっ、あ・・・ぁっ、はぁっ!」

楓の声が大きく、どんどん艶を帯びていく。

「ふぁっ・・・!はぁっ・・・ぁっ・・・っ!あぁ・・・!」

撫子も、秘裂に入れた指を、思いっきりかき回していた。
いつ、指を入れたのか。全く記憶に無い。

843727:2007/03/05(月) 21:21:35 ID:NC0XBWgl
「りん、くんっ・・・!りんくっ、ん、あんっ!」
「うっ、そろそろ・・・いくぞ、楓。」
「ふあ、きて、きてくださ、い、りんっ、くん!・・・なか、なかに・・・!」

二人の声に合わせ、撫子自身も指を3本に増やし、激しくかき回す。

「っ・・・んっ・・・ふぁっ・・・あ・・・!」

快感で頭が痺れて、既に何も考えられない。
ぐちゅぐちゅ、と音がする自らの秘部を、思いっきりかき回す。
そして、そのまま指を秘部に押し込み、Gスポットを擦り上げる。

「!!!ひあっ、ああああ!!」
「で、出る!」
「・・・っっ稟、くんっ!!」

「・・・っっっはぁぁぁっ!!」

稟が楓の中で果てたのとほぼ同時に、撫子は絶頂を迎えた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 


「やれやれ、らしくもない事をした。」

気分が落ち着き、改めて自分がやったことを思い出して深いため息を吐いた。
覗きまがいのことをするだけでなく、それを見て自慰までしてしまうとは・・・。

「全く、私も欲求不満かね・・・。」

しかも生徒の情事に刺激され、だ。
(しかし・・・。)
意図していたわけではないといえ、結果的に、あの二人の情事を覗いてしまったことになる。
まぁ、公共の場所であのような行為を及んだ時点で、あの二人に過失があるのは否めないのだが・・・。
なんにせよ、悪いことをした。

「はぁ・・・。しょうがない。
あの二人には、昼休みまで「用事」を頼んでおくか。」

聡い二人だ、この「用事」が何を示すか、よく分かるだろう。
あの二人は着替えに戻ったようだ。
「自分の手伝いをさせていた」と言えば、キツいペナルティは無いだろう。
(ちょっと甘かったかな。)
そんなことを考えつつ、ようやく火照りの収まった身体を起こし、周りを見回した。

「・・・・・・床、拭かないとな。」
844727:2007/03/05(月) 21:25:46 ID:NC0XBWgl
以上です。一応、午前の裏話の「幕間」ってことで。
退屈凌ぎになれば、と思っていたり。
駄文失礼しました。




さて、急いで午後編仕上げないと。 三 (;´Д`)
845名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:34:38 ID:oi/DUMbH
>>844
GJ!なぜか笑いが止まりませんw
846名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 22:45:42 ID:u2wgtMzg
>>844
GJ!
続きwktkしながら待ってます!
847名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 10:53:28 ID:/iWo0Gdr
いま確認したら470KBまで進んでいたから、そろそろ次スレ作った方がよさそうです。
848名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 11:09:13 ID:VZxNeJk/
まだ問題ない、極端に過疎ってる状況で早く立てすぎるのは良くない
500KBまでは書き込めるしSSが投下されてもせいぜい5KBだし
849757:2007/03/07(水) 10:32:40 ID:Rtj/xaef
すみません遅れました。
書いているうちに話が膨らんできて結構な分量になりそうです。
とりあえず後編と言っていましたがまだ終わらなそうなので『中編』を投下します
850アニメ版アレンジ 4:2007/03/07(水) 10:33:54 ID:Rtj/xaef
「楓……おい!楓!」
俺は何度も名前を読んだ。
しかし楓は目を覚まさない。
出血は止まらない。
不意にあの日のことが脳裏に浮かんだ。
父さんが死んだ。
母さんも死んだ。
紅葉おばさんも死んでしまった。
そして今、楓が…。

――死なせない。
あの日決めたんだ。
例え自分がどんなに辛い目に遭おうが、守ると決めた。
楓に生きて欲しかった。
楓までいなくなったら自分はもう頑張れない。そう思ったから。
今も変わらない。
楓がいない生活なんて俺には考えられない。

俺はすぐに救急車を呼んだ。
救急車が来るまでの間、応急処置を行う。
「死ぬなよ楓」
俺は楓に囁く。
「それが何なのかはまだ分からない。だけど伝えなくちゃいけないことがあるんだ」
少ししてから救急車が到着した。
車内で俺はずっと楓の手を握っていた。
851アニメ版アレンジ 5:2007/03/07(水) 10:34:39 ID:Rtj/xaef
「……さん!」
(声が聞こえる)
「…さん!」
(うるさいな)
「…見さん!」
(楓が大変なんだよ。黙っていてくれ)
「土見さん!」
「え…」
気がつくと目の前に白衣の男がいた。
その後ろでは『手術室』と書かれたドアが半開きになっていて、俺は廊下で椅子に座っていた。
(ああ、そうか。楓が倒れて、救急車が来て、病院について、すぐに手術が……)
そこまで考えて、ようやく頭がはっきりしてきた。
「…そうだ。先生、楓は!楓はどうなったんですか!?」

医者はどこか申し訳なさそうにして
「落ち着いて聞いてください。正直…かなり危険な状態です。果たして一晩もつかどうか……」
その言葉に動揺を隠せない俺をよそに、さらに続ける。
「傷がかなり深い上に出血も酷い。出来るだけのことはしましたが……せめて強力な回復魔法を使える者がいれば…それこそ神王様に匹敵するほどの…」
医者が全て言い終わる前に俺はシアの家に電話をかけていた。
だが、
『…ツー…ツー…』
「くそっ!なんで繋がらないんだよ!」
ネリネの家にも同様に連絡がとれない。
「くそ!このままじゃ楓が…」
俺にはベッドの上で眠り続ける楓の横でうなだれる事しかできなかった。
852アニメ版アレンジ 6:2007/03/07(水) 10:36:38 ID:Rtj/xaef
「稟ちゃん…」
声のする方に振り向くと、パジャマ姿の亜沙先輩がいた。
そうか。ここは先輩が入院してる病院だったんだ。
ゆっくりと先輩が近づいてきて俺の隣に座る。

ベッドの上の楓に目をやりながら俺に尋ねた。
「ねえ稟ちゃん…。一体楓に何があったの?」
俺はその問いに答えることなく黙っている。
「稟ちゃんが楓を傷つけるはずがないし、これは楓が自分でやったのよね?」
俺は黙り続ける。
「楓の様子がおかしいのはあの時から知ってた。だって普段の楓ならあんな事、絶対に言わないじゃない」
俺は黙り続ける。
「あの時の目は…本気でボクを憎んでいた。『私の大切な人を返して』ってね」
俺は黙り続ける。
「やっぱり今回の事もボクのせいな…」
「違います!」
思わず声を荒げて先輩の言葉を遮る。
そして一度深呼吸して落ち着いてから
「…先輩は悪くありません。俺が…俺が楓の想いを無視して、逃げていたから……楓を追い詰めてしまった」
「稟ちゃん…」

「八年前、交通事故で楓の母親が死にました。そのせいで生きる気力を失った楓に俺はこう言ったんです」
亜沙先輩は真っ直ぐに俺を見つめながら聞いていてくれた。
「『楓の親が死んだのは俺のせいなんだ』って…。そうやって楓に俺を恨ませることで生きる目的を作ろうとしたんです」
自分自身への憤りを感じてか、俺の拳は膝の上で強く握られていた。
「後先を何も考えていない、くだらない嘘でした。その嘘がずっと楓を縛りつけて、嘘に気づいた今もまだ楓を苦しめている…」
全く吐き気がする。浅はかな考えで大切な幼馴染みを…俺は……

「そっか…。それで楓は稟ちゃんのことが大好きなのに、素直になれないで一歩ひいちゃうんだね…」
そう言うと先輩は右手を大きく振りかぶった。
見覚えがある。
遊園地のデートで頬を打たれた時も同じ構えだった。
先輩の手が動き出すと、俺は思わず目を瞑った。
853アニメ版アレンジ 7:2007/03/07(水) 10:37:56 ID:Rtj/xaef
頬に何か触れた。
手だ。
先輩の温かい手。
恐る恐る目を開くと先輩はとても、とても優しく俺に微笑みかけていた。
「でもね、素直になれていないのは稟ちゃんも同じ」
先輩は俺の頬をゆっくり撫でながら続ける。
「稟ちゃんが本当に隣にいてほしい人は誰?
 稟ちゃんが本当に守りたい人は誰?
 稟ちゃんの本当に大切な人は誰なの?」
先輩の問いかけが頭の中で何度も何度も響く。
「俺は…」
「この前のデートみたいに周りに流されちゃ駄目。稟ちゃん自身の想いを答えて」
先輩が一層真剣な表情で俺の答えを待つ。

「俺は、楓を失いたくない。ずっと一緒にいたい」

「うん!」
先輩は満足そうにとびっきりの笑顔で応えてくれた。

「でも…もう楓は……」
「強力な回復魔法だったら楓を救えるんだよね?」
「はい。でもここには術者が…」
「人工生命体ならどう?」
「魔力は文句なしでしょうが…プリムラは魔法が…」
「一応使い方は知ってるんだ」
先輩が何を言っているのか理解できない。
そんな俺を他所に先輩は手の平を楓に向けた。
「大切な人を…稟ちゃんと楓を守るため…。これでボクはお母さんに近づけるかな…」
そう言うと、先輩の体が淡く光り始めた。
「人間の体でこんなに強力な魔法を使ったら、ボクはどうなるかわからない。でも、それだけの価値がある事だよね」
「亜沙先ぱ…」
言い切る前に病室が強い光に包まれ、俺は意識を失ってしまった。
薄れていく意識の中、涙を浮かべながら微笑む亜沙先輩が見えた…気がした。
854757:2007/03/07(水) 10:40:12 ID:Rtj/xaef
以上です。楓メインの話は内容が深く重くなりがちで書くのが難しいですorz
まあその分書いてて面白いですけどね。
では感想お待ちしてます
855名無しさん@ピンキー
アニメ版の糞緑と違ってこっちの亜沙先輩はいい人だなぁ。