アニメ「ロミオの青い空」のSSスレです。
エロの有無に関わらず、二次創作はこのスレでやってください。
ただし、801・BL関連は801板の「ビデオ棚」に投稿し、このスレで報告をお願いします。
【注意】
エロの有無、カップリング、明かせる範囲でのシチュエーションの予告をお願いします。
読者はそれを読み、好みに合わなそうなものを回避してください。
名前欄には[タイトル/番号]を、お願いします。
荒らし、煽りは放置!相手にする人も荒らしとみなします。
SS作家への非建設的な批判レスは厳禁!
好みに合わない作品はスルーが基本です!
3 :
予告:2006/01/14(土) 19:49:31 ID:fF2rHhn5
前スレのニキータの初恋1の続きです。
アニメ本編を改造した、シリーズもの(?)のぶっ飛んだエロSSです。
保管庫というものがないので、一応これまでのあらすじも書いておきます。
アンジェレッタ→アンゼルモ1〜3
「アンゼルモのことがずっと好きだったの。今もよ。信じて!」そう訴えかけるアンジェレッタ。
仲が良かった頃の思い出を胸の奥に押し込み、拒絶し続けるアンゼルモでしたが、アンジェ
レッタをものにすればロミオを貶める事が出来ると考え、アンゼルモはアンジェレッタを抱き
ました。そして牢屋の隅で、アンジェレッタの快感に喘ぐ声を聞いたロミオは、失望のあまり
にとうとう泣き出してしまいます。
アンゼルモの罠1〜4
しかしそれでもくじけまいとするロミオを見て、苛立ったアンゼルモは、泥棒の罪を着せて家を
追い出しました。ロミオは警察に追われる中、アンゼルモに騙された狼団に捕まってしまいま
す。「お前は狼団を警察に売ったんだ」そう罵られるロミオでしたが、ニキータはロミオがやっ
たのではないとかばいました。しかし安心したのもつかの間、アジトにロミオとニキータが二人
きりになると、「あいつらとやるのも飽きたから相手になれ」という理由で、ロミオはニキータに
無理矢理押し倒されてしまったのです。ダンテが駆けつけた頃にはもう手遅れでした。
ニキータの初恋1
警察署爆破事件をきっかけに名誉を取り戻したロミオは、アルフレドと再会し、同盟「黒い兄
弟」を結成します。狼団と戦う方法を考える中、ロミオはニキータを一番恐れていましたが、
そんなロミオとは正反対、ダンテはぜひニキータに襲われてみたいと思い、ニキータと一夜を
共にする約束をしにいくのでした。そして聖バビラ教会の決闘が始まり…
5 :
ニキータの初恋2:2006/01/14(土) 19:51:21 ID:fF2rHhn5
黒い兄弟にやられた狼団は、かんかんに怒ってミカエルをさらいました。狼団は、ミカエルを
返してほしければ、引き換えにアルフレドをよこせと言うのです。
ロミオは膝ががくがくと震えました。ミカエルも、きっとニキータの餌食になっているに違いな
いと思いました。ニキータの下敷きになって泣きわめいているミカエルの顔が、今にも浮かん
でくるかのようでした。
ミカエルを取り戻すと、ロミオはすぐさま尋ねました。
「ミカエル、大丈夫か?何もされてない?ま、まさかニキータに…」
「ニキータ?なんでニキータなの?」
ロミオがあまりにしつこく聞いてくるので、何もされていなかったミカエルは不思議に思いまし
た。それも当然のことです。ニキータはミカエルのような男になど、まったく興味がなかったの
ですから。
『あたしは弱い奴を襲うのは好きじゃない。てごめにするなら強い奴がいい』
ニキータはよくそう言っていたものです。
「ミカエル、よく聞くんだ。いいか、みんなには内緒だけど…」
ロミオはすべてをミカエルに話しました。するとミカエルは青ざめたような顔で言いました。
「じゃあ、いまごろアルフレドもニキータに…」
それを聞いて震え上がったロミオは、なんとかして黒い兄弟を説得しようとしました。しかし、
アルフレドを失った仲間たちは、困ったような顔を浮かべるだけです。
「アルフレドなんか放っておけばいいんだ。おいらはそうするぜ」
特にダンテは、少しもなびこうとしませんでした。誰も知らないことですが、ニキータとの約束
が台無しになったため、ダンテは不機嫌だったのです。
ロミオは家に戻っても、不安で眠れませんでした。アンゼルモが見せ付けるようにしてアンジ
ェレッタの部屋に入っていっても、なんとも思いませんでした。
「あぁ…お兄ちゃん…」
しばらくすると、アンジェレッタの甘いため息がかすかに聞こえてきましたが、ロミオは気にも
とめませんでした。アンジェレッタが今日もアンゼルモといやらしいことをしていようが、もうど
うでもよかったのです。ロミオは一晩中、ひとりでアルフレドの貞操を心配しているだけでした。
(アルフレド…無事でいてくれ…)
ロミオはピッコロを抱きしめながら祈りました。
次の日の早朝のセンピオーネ公園の決闘は、一致団結した黒い兄弟の大勝利でした。どう
やらアルフレドも無事だったようで、ロミオはほっと胸を撫で下ろしました。
そしてその日、ロミオが仕事を終えてミカエルと一緒に道を歩いていると、二人はばったりと
ニキータにでくわしました。
「で、出たーっ!怖いよ、助けて、犯されちゃうーっ!」
ミカエルはニキータを見るなり、大声で叫びながら一目散に逃げていきました。しかしニキー
タは、そんなミカエルを目で追いながら、申し訳なさそうにロミオの前に立ちつくしていました。
6 :
ニキータの初恋3:2006/01/14(土) 19:52:23 ID:fF2rHhn5
「ロミオ…探したよ。謝りに来たんだ…この前のこと…」
「え?」
「ごめんな、ロミオ。ほんとにごめん…」
「ど、どうしたんだよ急に」
ロミオは驚きました。ニキータのまるで別人のように大人しくなっているのです。それはまた
何か裏があるのではないかと疑ってしまうほどの変貌ぶりでした。
「なあ、もしかしてこのこと、アルフレドにも言ったのか?」
ニキータは不安げな表情を浮かべながら尋ねました。
「言ってないよ。ミカエルにしか」
「…そうか、よかった。ロミオ、これからも言わないでほしいんだけど…いいかな」
「え…あ、うん。いいけど」
「ロミオ、ありがと」
ニキータはそれだけ言うと、小さく手を振って、去っていきました。ロミオには、ニキータが一体
どうしてしまったのかさっぱりわかりませんでしたが、勘の良いダンテは、その様子を影から
見て、なんとなく状況がわかったのでした。
(あいつ…急に純情ぶりやがって)
ダンテは心の中でつぶやきました。
そして日が沈み、あたりが真っ暗になると、ダンテは約束を果たすべく、ニキータを探しに行
きました。そして偶然にも、ニキータがアルフレドと話しているところを目撃してしまったのです。
ダンテはさっと隠れて、二人の会話を盗み聞きしました。
「どうしたんだい、ニキータ。何か用があるのかい?」
「べ、別に。たまたまお前を見つけたから、ちょっとからかってやろうと思っただけさ」
「今日の決闘のこと、まだ怒ってる?」
「お、怒ってなんかいねえよ。負けは負けだ。だからこれからはお前らと仲良くしてやったって
いいぞ…」
「ありがとう。僕は前から君たちと仲良くしたいと思っていたんだよ」
ニキータは頬を真っ赤に染めながら、そんなことをアルフレドと話していました。ダンテは二人
の間に飛び込んで、ニキータの本性をばらしてやろうかと思いましたが、思いとどまりました。
そんなことは今すぐでなくても、自分と二人きりになったとき、じっくりとやればいいと考えたの
です。
(ニキータ、約束はきっちり守ってもらうからな。…今にその純情面を引っ剥がしてやる)
ダンテは塀にもたれかかって、じっと二人が別れるのを待ちました。
7 :
予告レス:2006/01/16(月) 21:17:29 ID:7qF0vEFY
『変わらないきもち』
ビアンカ→アルフレド/ロミオ
エロなし
前後編です
もうすぐ春になる
「村に帰ったらかあちゃんのご飯いっぱい食べたいなぁ」
「あと少し頑張れば、自由さ!」
黒い兄弟の集まりでも皆の目の輝きは日に日に増してきた。
そう、もうすぐ自由の身となるのだ!
しるしをつけ、あと何日で自由になるかを計算している者もいた。
「でも…そうなったら…」
不安そうな顔のミカエル。皆の喜びと引き換えにある、別れ…
「僕たちはいつまでも仲間さ!どんなことがあってもまた再会しよう!」
黒い兄弟のリーダー
ロミオの言葉は力強かった。皆に笑顔を呼び起こし、ミカエルにも笑顔が戻った。
「おやすみ!」
「また、明日な!」
家の帰り、一人、一人と仲間はいなくなり、ロミオ一人
「あとお日様が何回かのぼったら、この街とも…」
不安…家族やアニタ達が待つソノーニョ村が嫌なわけじゃない…
苦しいことや悲しいことは数え切れないほどあった…でも沢山の喜びも知ったミラノ
もうミラノともお別れ…
「ロミオ!」
後ろから呼ぶ声。金髪の少女がロミオを呼んでいた
「ビアンカ。もう、夜も遅いよ…どうしたの?」
「外の…外の星が見たくてね」
教会のベンチ
まだ冬の寒さが残り、教会の中と言えど、そこは寒い
「ねぇ、星が見たいんじゃないの?」
ビアンカは黙ったまま
「ビアンカ…」
「えっ?あ…ごめんなさい…」
ビアンカは今この時が流れていることを感じる。
幸せは…続かないこと…
「ねぇロミオ…」
ビアンカはロミオに体を預けるようにもたれかかる。
「少しの間…こうしてていいかな?」
ロミオは少し驚きつつも無言で頷いた。
時は過ぎていく…
今がいつか?ここはどこか?
「お兄ちゃん…」
ロミオの中…少女の目からは涙…
「ビアンカ?どうかしたの?」
「ううん…私、お兄ちゃんにこうやって抱いて貰いたいだけなの…」
ビアンカにとっての、大きな胸…大好きなお兄ちゃんの胸
もっと甘えたかったその胸をロミオの優しさが思い起こさせた
お兄ちゃんはもういないんだ…わかってる
「ロミオ…今だけお兄ちゃんでいて…」
ビアンカはロミオの中で幸せな日々を思い出す…
「お兄ちゃん!ビアンカと今日は遊ぶの!」
「もう、昨日も遊んだじゃないか。わがままなお姫様だなぁ」
アルフレドとビアンカはいつまでも幸せに暮らすはずだった。
沢山の愛に恵まれ、沢山の幸せに恵まれ…
「私、お兄ちゃんと結婚するの。とーっても、おっきい城でいつまでもいつまでも幸せに
暮らすの」
ビアンカはアルフレドのことが大好きだった
強くて、優しくて、賢くて…
白馬の王子様はお兄ちゃんだった
「おいおい…じゃあ、ビアンカがちゃんと毎日礼儀よくしてたら、ね」
「お兄ちゃんぜーったいだからね!約束だよー」
約束…
「お兄ちゃんの…嘘つき」
兄妹の物語はいつまでも不変のものではなかった。
幸せは消えた。
今はどうなっても…自慢の長い髪だって切った、どんなに苦しい仕事も辛くはなかった。
幸せが待ってたから…白馬の王子様が迎えに来てくれると信じてたから。
でも…
思い出したくない…あれからの事…
やっと会えたんだ、幸せはやってきたんだ…そう思った…
お兄ちゃんは私を強く抱きしめ、帰ってこなかった
大好きなお兄ちゃんは…もういない。
まわりの皆は私に優しい。
ピアさんと一緒に美味しい料理を作ったり、カセラ先生には勉強を教えて貰うの。
黒い兄弟の皆といればどんな時も気分は最高なの。
ニキータとは一緒に買い物をしたり…
大切な仲間…今はとっても幸せ。
でも…お兄ちゃんはいない
あと少しで黒い兄弟の皆もいなくなる。
幸せが去っていくような気がする。
誰も見守ってくれなくなる気がする…
いつしかビアンカの目から流れ落ちる大粒の涙は止まらなくなっていた
「お兄ちゃん…大好きなお兄ちゃんがいなくちゃ、私…」
大きな胸…止まらない涙を全部吸い込んでくれる、お兄ちゃんの大きな胸
「ビアンカ、幸せは続かないかもしれない。でも幸せを追い求め続けることはできる。そ
れは誰だってさ。
ビアンカ…僕はずっと君の傍にいるよ。大好きな妹のためにね」
アルフレドの声がビアンカの耳元で囁いた。
沢山泣いたビアンカはいつしかロミオの中で眠っていた。
「ビアンカ…泣き疲れたのかな?」
寝顔は幸せにあふれている。
10 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:58:20 ID:i6Joeglm
新スレ乙
>ニキタンの初恋
なんかエロゲですが「セックスフレンド」思い出したお
>ビアンカタン
何か最後がごちゃごちゃが残念だ
新スレできたから
「ニキータの初恋」
「嘘をついてみて」
両連載期待してます。共にエロ有りだっけな
アンジェレッタ好きとしてはアンゼルモとくっつくくらいなら自慰にしてくんろ。
って感じでつが、まぁそこは書き手さんの自由ですから、あまり注文はしません。楽しみに続き待ってます。
確かどちらも女性の書き手さんかな?アンゼルモのエロの使い方がそんな感じがします。
女性は案外アンゼルモみたいなキャラが好き?
自分は♂だから、あんなシチュエーションでアンゼルモは使わないなぁ
と。
ついでにどちらかの方にリクエスト
アニタのエロ(カルロ&ピエトロ)ぷりーず
あ、無理ならいいです
でも見たい!
エロじゃなくてもいいからちょっと変わったんみたいかも。
カップリングでも百合はもちろん、本編にないのとか…
最近イルカと結婚した女性の話があったし、
ピッコロ×アンジェレッタ
なんてどうだろうか?
これはさすがにないだろうし、エロ有り無し関係なく見てみたいなー
これならビアンカとの結婚も許せるしw
13 :
予告レス:2006/01/20(金) 01:35:59 ID:NAvUc9xp
ピッコロ×アンジェレッタ
なんか、勢いで書いた。
エロくはない…と思う。
アンジェの誕生日の前、辺りの話。
少女の膝の上に身を横たえ目を閉じれば、いつも優しく、首や背を撫でてくれた。
この体温と、柔らかい肌が好きだ。身体をすり寄せると、満たされる。
この感触を逃して眠るのが勿体ない。
だから、俺は眠らずに、ただ、じっと目を閉じていた。
まだ幼く、愚かなロミオの子守のために、ここまで付いて来た。
山も川も森も無い、埃と喧噪にまみれた人間の都は、空気さえ重く感じられた。
獣らしい安静など、しばらく、いや、この先ずっと、味わえないと思っていた。
そう覚悟していた。
少女の肩に登れば、その髪からは優しい日溜まりの匂いがした。
笑い声は、あの早朝の小鳥共の歌を思い起こさせた。
それに、なによりも雄弁で、温かい眼差し。
つまり少女は、俺の胸を締め付けるような、何か懐かしい気配を持っていた。
…それと等しく、儚さ、脆さのようなものも。
明け方、静寂の中に目覚めて、
少女の寝床に邪魔していた事を、ふと思い出す。
窓から斜めに射る月光が、熱い雪原さながらの少女の身体を薄闇に浮かべる。
女でも子供でもある、曖昧な優しい輪郭を隠して、
夢にさまよい、かすかな寝息をたてる少女は、玻璃で作られた天使像のように美しい。
素直に感心し、しばし見入っていた。
視線を感じたのか、少女は身をよじり、薄目を開けた。
「…どうしたの、ピッコロ?」
名を呼ばれて、俺は少女の耳の下に鼻を寄せた。
少女はくすぐったがって笑ったが、そっと夜具を開け、その懐に入れてくれた。
なめらかな肌、きれいな鎖骨を撫で、発展途上の薄い…
胸に額を預けた時、確信した。
この胸の奥にある、壊れかけた虚弱なもの。
少女を苦しめ束縛し、それでもここに辛うじて繋ぎ止めるもの。
常人よりやや弱く、不規則な鼓動…。
少女の命は 。
俺は少女を長らえる為に、何も出来ない…と、思ってから、はっとする。
『獣は、傷つき、老い、病に倒れた同胞など放っておくもの』それが獣の掟だ。
それに、獣は、どうあがいても人間と一緒には、なれない。
そんな事、分かっていたし、
ただ、もはや自分の一部になっていた、少女の温かさを失いたくなくて、失いたくなくて、
人間のように涙を流して泣く事も喋る事もできない俺は、眠らずに、ただ、じっと目を閉じて…
掟を破ることを決心していた。
15 :
訂正:2006/01/20(金) 01:47:06 ID:NAvUc9xp
最後から四行目を訂正します。
×「そんな事、分かっていたし、」
○「そんな事、分かっていた。」
連投失礼しました。
どうみてもピッコロキザすぎます
本当にありがとうございました。
アニタとはもうヤッてんな…
乙。
続き見たいなぁ
ビアンカ編で。
本当の色男はロミオでなくピッコロかな。
勢いで書く感じもいいですよー
(多分)「嘘を〜」の人だと思うんですが、こっちの続きも気になります。
どっちも早く見たいな!勢いで書いて下さい
人違いだったらスマソ
>>16 そうです。
当方のピッコロは、「女の一人くらい養えそうなスーパー甲斐性おこじょ」っす。
アニタとは少なくともキスはしてますなw
一応単発のつもりで書きましたが、思いついたらまた短めのを書きます。
ぶっちゃけ、「嘘を〜」より、よほど筆が進みました。
粗よりも勢いが見えて良かったよ
また書いてね
19 :
星の配達人(エロ無し。駄短文:2006/01/21(土) 00:20:16 ID:T4oh5RGC
ある夜のこと
ニキータは思う
どうして男になりたいのか?
母は…その幻影がそうさせるのか?
恋が私を変えてしまう。
アンジェレッタは思う
自分の身はあと少ししか持たないのだろう
でも…せめてロミオの力になりたいと
体は滅びても…
ビアンカは思う
きっとあれは悪夢
アルフレドがきっとここから連れ出してくれる
苦労なんてヘッチャラなはず…
アニタは思う
ロミオは帰ってくる
私がそう願ってるから…
大好きだもん
四人はそれぞれの想いを胸に眠る。
星は皆を見守っている。
時は流れ
彼女達には笑顔が宿る。ロミオは彼女達に笑顔を届ける。
優しい彼の笑顔が…
>>17 リクエストに答えてくれてありがとう、ぼくの天使さん。
「アニタとかアニタとか」みたいな勢いで作るのが好きなんで、ノリで軽く書いてみましたがsage忘れて失礼。しかも粗ありすぎ
アンジェレッタのベッド…
気持ちいいのかな?でも、どこか儚い感じが涙を誘います。
てわけで、アニタ編やられるなら思いっきり陽気にやって下さい!
それこそピッコロだからできる明るいエロも良いです
どうも乙でした。
センター試験だったみたいなんで、ロミオ先生とアニタのエロでお願いします
保管庫乙です。見やすくていい感じです。
同じように「801関連」という欄もつくればいいかと思います。
ちなみに私は新黒い兄弟の逃亡の作者なんですが、連載中の欄から外して
もらえないでしょうか?長い間放置して、自分でも収集つかなくなってしまって…
連載中断ということにしたいです。勝手ですみません…。
いつでもいいんで削除してもらえると嬉しいです。
保管庫乙です
何かすごっ
あるものを書いたのだが、もう忘れたのもあるなぁw
個人的に何か好きなんはアンジェレッタもの多し。
しかしアドルフォ×ジョバンナはすげぇなw
いい意味でバカ極めてる。30秒そこらを妄想だし。
文が上手い人が多いと感じるのは狼団ものかな。
>>23 何かまたあったら書いて下さいね
>>23 修正しました。
申し遅れましたが、SSの目次作成してくれた方、ありがとうございます!
保管庫作成の際、大変参考になりました。
26 :
23:2006/01/22(日) 22:25:42 ID:Tl9ZbXFD
早い対応ありがとうございます!
昔の本スレのえろい兄弟やヒロイン集合の話も入っているところがいいですね〜。懐かしい。
もちろんみなさんの新作も期待してます。
27 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:05:49 ID:Fu1C4bMc
今気付いたが
ジオバンニ×アンチェロッティ
て、どんなリクエスト?
28 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 22:01:50 ID:jBM/VW5B
>>25 地味に整理されてていいね
GJ!
携帯から乙
29 :
婦警さんがすきです:2006/01/24(火) 23:01:41 ID:QJ/kCN6b
ビアンカかアンジェレッタもの期待age
ソノーニョ村にも警察は必要だ!
村人は思った。
そうだ警察が必要だ。何の事件もないが、たまに子取りがくるから危ないコンビの婦警さんが必要だ!
エロ親父たちの要望に素早く答えた村長は迅速に制服を手配
こうしてソノーニョ村に二人の婦警が誕生したのだった!
「ロミオ、この服似合う?」
「あ、アニタ…その服なんだよ…」
色気に任せたようにアニタの服は見る場所を困らせる
「はいはい、人の旦那を誘惑しない」
「え?ビアンカとアニタは制服…違うの?」
どうやら村長の趣味らしい…
自警団とは別に婦警を作る
と、よくわからない動きがあったらしいのだが、ロミオは全くそれを知らないのだった。
「しかし…なぁ」
数日が経った
「ねぇねぇ、ビアンカ」
「なに?」
ソノーニョ村は平和な村である。本当に平和な村である。
そしてめったに観光客が来ることもない。波風が立つことがない
つまり…二人は暇だった。
「警官てもっとカッコいいんじゃないのぉ」
「仕方ないでしょ…仕事がないってのはいいことなの」
「そだ!」
何か良からぬ事を考えたアニタ…
“ドンドンドン”
「ん?はーい少しお待ち下さい!」
「ロミオだな!貴様を逮捕する!」
「はぁ?ってアニタとビアンカじゃないか」
ビアンカはニヤッと笑いロミオに手錠をかける。
「こらぁロミオ!お前がやったってのはわかってんだぞ!」
「やったのは…ってアニタ、何か変なもんでも見たのかい?」
「ロミオ、あなたは黙ってて」
ビアンカの冷静に恐怖を兼ね備えたその目に何も言えない
「ロミオ…この美少女二人がいながら…いや私みたいな超美少女がいながら、パリである女とイチャついてたって聞いておるぞ!」
「そ、それは、だね…まぁ…」
アンジェレッタと会いにいったのはビアンカにも言ったし、間柄も説明したはずなのに
「よーし罰として…」
「ねぇビアンカ…ロミオって…」
人は成長するものです
「もう人の旦那のモノいじらないでよ…」
ロミオは裸にさせられ二人のおもちゃ扱い
「ロミオのここも取り調べ、っと」
「わぁ、アニタズルーい」
「ちょ…あっ…」
縛られたロミオは全く手出しできずに二人の罰を受けるだけ。
「うふ、ロミオって可愛い」
こうして夜まで三人は遊んでしまったのでした。
「ねぇビアンカ」
「ん?」
「また、今度もやろうね」
ビアンカにウインクするロミオ
「今度は私の番かな」
「じゃあ今から取り調べだぁ!」
‐終‐
婦警もんでエロって考えてみたら、ステレオタイプ過ぎて難しいもんです
アニタ&ビアンカはでも何か仲悪そうで良い感じがします。婦警コンビの王道いけそうです。
ニキータ姉さんも使いたかったなぁ。字数制限が!
32 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 00:16:33 ID:bfRD2k1I
この時間なら投下される気がするage
>>30 乙です。大人ビアンカ&アニタの絡みが良かったです。
仲わるそうで良い感じ…いいですね!ロミオが受身のエロも好みですw
ニキータ姉さんもぜひ!!
ニキータがアルフレドと別れると、ダンテはすぐさま後を追い、後ろから声をかけました。
「よう、ニキータ」
ニキータはびくっと肩を震わせて、ひどく動揺した様子で振り返ったかと思うと、
「なんだ、お前か」
と、ぶっきらぼうに答えました。ダンテは苛立ちました。アルフレドと話すときと、自分と話すと
きの、ニキータのこの態度の変わりようは何かと思いました。
「ははっ、なんだはないだろ。昨日した約束、果たしにきたんだよ。やくそく!」
ダンテは怒りを抑え、平然を装いながら続けました。ニキータが約束を果たしてくれさえすれ
ば、心の底でうごめく、このわけのわからない感情もおさまると思いました。しかしニキータは、
ダンテが半分予想していた通りのことを口にしたのです。
「ああ、その話か。悪いけどなぁ、なかった事にしてくれよな」
ダンテはどういうわけか、目に涙が滲んできそうになりました。それでもダンテはぐっとこらえ
て、平然を装いました。
「おいおい、それはないだろ。どうしたんだよいきなり。今日の決闘のこと怒ってんのか?」
「そうじゃねえよ、そうじゃねえけどさ…」
そしてニキータが何か言いかけると、ダンテははっとして、その続きなど聞きたくないというば
かりにニキータを引き寄せ、言葉を塞ぐように唇を奪いました。
「お、おい、やめろってのに」
「今更約束破るなんて、お前らしくもねえ。いいだろ?このくらい」
ダンテはそう言うと、動けないようにニキータを抱きしめながら、服の中に手を入れて、ゆっく
りと背中を撫で始めました。
「ば、馬鹿、離せ!外だぞ!」
「嫌なら、こっちへ来いよ!」
ダンテはニキータの腕を引っ張って、狼団のアジトへ連れて行きました。ニキータは明らかに
嫌がっていました。けれど、沢山の男と経験してきたうえ、ロミオまでも無理矢理襲ったニキ
ータなら、こんなことをしたって構いはしないとダンテは思いました。
「なあ、頼むよダンテ。やりたくないんだよ、あたし…」
「はっ、何を今更」
ダンテは、離れようとするニキータを後ろから押さえて、少し膨らんだ胸に触れました。
「やめろよ、離せっ」
「嫌もくそもあるかよ。おいら、ちゃんと見たんだぜ。お前がロミオを無理矢理やってるところ
をな!」
ダンテは、胸を触りながら首筋に唇をはわせ、なんとかしてその気にさせようとしました。しか
しニキータは一向に腕を振り解こうとするのをやめません。
「やめろって言ってんだろ!」
「なんでいきなりそうなっちまうんだよ。お前がいいってあのとき言ったんだぞ」
そうは言うものの、ダンテはニキータが拒む理由を知っていました。けれど、そんなことなど
受け入れたくもなかったのです。ニキータがアルフレドと話していたときに見せた熱っぽいよ
うな表情。それは自分の前では全く消え失せていました。ただそれが、ダンテの悲しみと苛立
ちを掻き立てていたのです。
「なあ、ダンテ。だってあたし…あたしさあ…」
ニキータはかすれたような声で言いました。しかしダンテはそれを無視して、その温かい肌を
触り続けました。ニキータの身体は次第に熱くなり、脚の間に手をやると、ぬるぬるとした温
かい液が次々と滴るように絡み付いてきました。
「や、やめて…」
ニキータは抵抗し続けましたが、ダンテは立ったまま後ろから強く身体を押さえて、指に絡ん
だ液を塗りたくるようにして、その柔らかい場所をこすり続けました。ニキータはきゅっと目を
閉じて、こらえるかのように下を向き、身体をこわばらせました。そして一番敏感に反応する
部分をこすり続けていると、ニキータは身体をびくびく震わせて、
「あーっ、あーっ」
と泣いたように高い声をあげると、がくっと力が抜けたように、ダンテの腕の中から崩れ落ち
てしまいました。
35 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 03:59:31 ID:bfRD2k1I
キテター
乙です
ダンテも壊れてない?
次はミカエルあたりかw
ニキータのかすれ声…某TDN思い出したのが、心残りw
最近、気になっている。
あの八百屋の前を通る度に見ている気がする。
歳は一つ下くらいだろうか…
「どうしたんだい?こんなところで!」
その時僕は目を疑った。
彼女に話しかけたのはロミオ…
「もう、夕飯の買い出しに決まってるでしょ!」
仲が良さそうに喋っている…
金髪の彼女とロミオはどこかへ消えて行った。
「おい、ロミオ!」
「アンゼルモ…何だい」
大嫌いな奴なのに…どう言おう…家の中なら言える…はずなのに
チクショーめ!
ロミオの野郎は何とも言えない顔をしてやがる…
「あの…あのなぁ!」
今日ほどロミオが憎たらしく見える日もない…
「さっ…きの…」
どうにかして出した言葉は空気の震えも起こさぬ程小さな声
「え?」
「…こ、バカ野郎!」
アンゼルモはよくわからなくなってロミオを突き飛ばす。
大嫌いな野郎に頼み事なんてできない…が…
昼間の彼女の事を思うと、ロミオと仲がいいなら…背後から襲ってやれば…
ムリだ。“ネタ”にすることも出来ないのに。
『明日話しかけよう…』
そう思ってもう一ヶ月以上か。
もうすぐあいつの契約が終わる…どうしようか…
「明日で黒い兄弟の仲間のうち契約が切れる三人のために今日は先生の家でパーティーな
んです!」
煙突掃除の野郎にも自由があるのか?でも父さんはロミオの外出を許す…
先生…そういえば、アンジェレッタがどうたらこうたら言ってたヤブ医者がいたような…
思い浮かぶ情景は仲良く喋る二人の図…
いつもあいつはジャマなんだ!
アンジェレッタだって…いつか…言うつもりだった。
チクショー…ロミオの野郎。あいつさえいなければ!
「父さん、母さん…僕もちょっと出掛けてくる」
「アンゼルモ、どこ行くんだお前」
ロミオの…あいつについてって、今までのうらみ…
「ロミオ!遅かったじゃない!」
金髪の彼女?
「先生や皆が待ってるわ、早く行きましょ!」
いつも…そうさ…仲間にさせて貰えない…
ムカつくとか…もう、アンゼルモにはどうだって良かった。
「よぉ、アンゼルモ。きたねえ面して…」
「…え?」
その時現れた彼女は天使だった…
バカにされただけかもしれないが…相手にしてくれただけでも。
今日はニキータのことを考えて寝れば幸せだ。
-終-
37 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 22:54:57 ID:GGwWvMf2
皆乙ー。
>>34 最初から設定違うの承知してるし、毎回楽しみにしてますが、ニキータは最初から純潔でいてほしい…w
体は許すが精神は許さないくらいかなぁ。
ネタ考えたが今携帯だから、やめとこう。しかしROM専て何人くらいいるんかな?
38 :
34:2006/01/28(土) 00:25:14 ID:59CH8auk
>>37 ニキータもアンジェレッタもすごいことになってしまってすまんww
ある程度初めから設定を変に壊しとかないと過激なエロってやりにくいんですよね…。
そうでもしないとキャラへの愛着が邪魔して、エロくしたくなくなるし、
純愛というか、まともな内容にすればするほど、キャラの年齢とか細かいことが
気になって、余計に不健全な感じになってしまうんです。
まあとにかくエロ目的だけのぶっ飛んだ話だと思って、割り切ってくだされw
携帯からの人って多いですよね。私も忙しいときは携帯から見てますが。
ROM専ってどの位いるんだろ…私もロミオスレ以外はROM専だし、結構いるもんなのかな?
39 :
予告兼:2006/01/28(土) 01:17:51 ID:jVzYoDSC
>>38 そうだよねーw
キャラスキーは邪魔する。
ロミオのエロもんは書く時感情移入しそうで…
これから投下します
ジャンルはエロでもネタバレになるから嫌ですが…
スカトロ少々。
“ピチュ”“ピチュ”
「今日は…この感じだと良さそうだね…」
暗闇の中…
何か音が微かに聞こえる
その音は、灯りがともされたアンジェレッタの部屋からのもの…
“クチャ”“クチャ”
「でも…少し苦い感じ…かな?」
まるでソムリエがワインをテイステイングするように、何かを味わっている少年―ロミオ
「だから、今日はおやすみ…」
「ロミオ…」
少女―アンジェレッタの目は何かを求めているが…
「アンジェレッタ…今日の味はもうおやすみなさいって君自身が言ってるよ。だからおやすみ」
あれは数日前だった
「ねぇ…ロミオ」
いつものように夜中、二人だけの秘密の会話の途中
アンジェレッタはいつになくモジモジしている
「どうしたの?」
「その…ね…」
アンジェレッタは顔を赤くしながら小さな声で耳元で囁く
その言葉にロミオは少し考えた後、アンジェレッタに囁き返す。
ロミオの言葉に真っ赤になるアンジェレッタ
「大丈夫…アニタにだってしてたから」
ロミオは簡単に言ってのけるが、アンジェレッタは困ってしまった
『ロミオの言う事』はハッキリ言えば恥ずかしいこと…
「ロミオ…」
ロミオは少しアンジェレッタのパンツに手を当てる
「我慢しちゃ、それこそいけないよ…」
「ロミオ…いいわ…」
“聖水”は体の内面を表す。それを浴び、飲めば、全てがわかる。
「我慢しちゃダメだよ…少し今日はお腹の調子が悪いみたいだ」
「え…わかるの?ロミオ」
「人間も動物も、これを飲んだら体調がわかるよ。アニタが病気した時も医者にかかるより、まずこれをしてあげたんだ」
確かに端から見れば異常かもしれないが、事実ロミオの言う健康診断はあっていた
「でも、この体勢…」
「アンジェレッタの出る所、じっくり見ていたいし…」
“ペロッ”
「あ…」
「こうやって舌で拭いてあげれるから、僕はこれでいいな」
ロミオの診断は毎日続いた
体調が悪い日も良い日も
診断の内容は日によってバリエーションが変わったが、基本は同じだった。
「ねぇ…私もロミオのことわかるかな?」
“診断”が終わった後、アンジェレッタは尋ねる。
「え?」
「私も、ロミオにやってみたいな…」
「アンジェレッタ…?」
いつのまにか診断はアンジェレッタのものだ。
溶けたキャンディーはアンジェレッタに伝える。
「うーん…とっても元気ね!だって、濃厚で美味しいんですもの!」
二人の口にはお互いのメッセージが溢れている。
‐終‐
タイトルは…
「Love」は重なるもんです…
意味不明なことだけ言ってこれに関しては終わります…
それはロミオ達がミラノに来る前のお話…
「てめぇがジョバンニだな…ハッハッハ、意外とちぃせぇな!」
少年の名はタキオーニ。
ミラノでも名を轟かす悪ガキの一人
「ジョバンニさんやっちゃって下さいよー」
狼団の面々…そしてジョバンニ
「勝負の方法は?」
「へ…もちろん、タイマンだ!何ならお前の後ろの奴らも相手にしてやってもいいぜ!」
ギラギラしたタキオーニは今にも獲物を欲しがっているかのような目
「フッ、ほざけ…来い!」
決闘の場は静寂に包まれる
「うぉぉ!」
タキオーニが先に仕掛け、顔面に強烈な一打
たまらずジョバンニは後ろに下がっていく。
その手応えにニヤリッ、と笑いながら、大きな体を目一杯に使った強烈な打撃はジョバンニの体中に次々にヒットしていく。
「ジョバンニ!」
ニキータが思わず叫んだ時、ジョバンニは少し笑っていたように見えた。
「これでトドメだ!」
“バシッ”
“ドン!”
「え!」
場に言わせた面々がその光景に驚く
「まだ…やるか?」
顔に微笑を浮かべ殆ど傷一つないジョバンニがタキオーニの腕をとり、その場にいた。
「…降参だ」
一瞬のことで勝負は決した。喜ぶ狼団達
「さっすが、天下のジョバンニさんだ!」
「ジョバンニ…怪我はないか?」
「へ…お前なんてこうだ!」
喜ぶ一同の中アンゼルモがタキオーニに吐き捨てたツバ…
その瞬間アンゼルモの胸ぐらを掴みギロッとタキオーニが睨みつける。
「俺は…負けてねぇ!」
キレたタキオーニはアンゼルモの鼻にナイフを押し当てる。血が少しにじみ出る。
「やめろ…ジョバンニさん助けてぇぇ」
「タキオーニ…離せ」
矛先は声の主ジョバンニに向かった。
「俺は…俺は、お前に勝負のあやで負けただけだ!もう一度だ!」
アンゼルモを投げすて、ナイフを持ったタキオーニはジョバンニに襲いかかっていった。
その刹那
「“打ち抜く”って意味わかるか?」
ジョバンニのパンチは腹を貫通し、タキオーニの巨体は吹っ飛んだ。
「“打ち抜く”打撃も出来ない野郎がナイフなんて持ったって弱いだけだぜ…その苦しみの中でお前の弱さを感じるがいい!」
タキオーニは薄れゆく意識でその言葉だけが頭に残った…
後日タキオーニはジョバンニの軍門に下った。
タキオーニはジョバンニの底知れぬ強さに屈服したのだ。
そして…
「あの野郎だけはいつか、殺す!」
アンゼルモにいつかツバのお返しをすることは忘れてはいなかった…
―おわり―
「ねぇニキータ!」
ぼーっとしている赤毛の女の子
「ニキータ、聞いてる?」
「あ…ああ、聞いてる聞いてる!」
「私、まだ何にも言ってないわ!もう、ニキータっていい加減ね!」
お昼、二人はお弁当を食べていた。ニキータもビアンカもミラノで同じ学校の生徒。
「ビアンカ…ロミオと上手くやってる?」
「え…ロミオとは…」
ビアンカは少し困り顔
「昔からの縁は…」
「昔から?」
「あ…いや、何でもない、何でもない…」
ニキータは明らかにおかしかった。
「ロミオ、一緒に帰らない?」
ロミオも二人と同じ学校に通っていた
「え、これから図書館に行くんだけど…」
「つべこべ言うな、一緒に帰るね!」
ロミオは背中に何かゾーっとしたモノを感じる
「あ…はい、そうします…」
それは将来を予知するもの…だったのかもしれない。
「ねぇ…ビアンカ、何コソコソしてるの?」
「あーうるさい、黙ってそこで誰か来ないか見といて!」
「見といてって…あっ、ニキータ」
ニキータは思いつめた様子で公園のベンチに座る
「ニキータ…どうしたんだろ?」
「あれは…恋する乙女の目ね」
「恋?アンジェレッタ…また会いたいな…」
「アンジェレッタちゃんのことは…」
(もう…私のことなんてなーんにも思ってないんだもん…)
「ねぇビアンカ」
「え?」
「ニキータ行ったよ」
ビアンカがロミオのことで悶々とする間ニキータはどこかへ消えてしまったのでした。
「話…何だよ?」
「俺は狼団をやめる…」
ニキータが待っていたのはジョバンニだった。
「そんなこと…勝手にやればいいじゃねぇか…」
「お前…今の話聞いた時、微かに笑いが見えたな…」
「そ…何だよ!」
ニキータは確かに自分が微かに笑ったような気がしていた。
「俺は戦いなんて止める。お前が笑っててほしいから…」
「話ってそれかよ…」
「拳じゃお前の事…“打ち抜け”ないからな…」
ジョバンニは何かを決めている。
「馬鹿…頭殴られまくっておかしくなったんじゃねぇのか?」
「ハッハッハ!そうかもな…」
「昔から怪我ばっかしそうなことばっかりで、心配ばっかかけさせやがったから、寂しいくらいだ…」
夕陽が沈む
ニキータはその時満面の笑顔を見せた
「私はジョバンニのこと…大好きだよ」
「え?」
「お前がそこまでやってくれて、とても嬉しかったんだ…だから私も自分に素直になる」
その夜月は手を握りあう二人をずっと見守っていた。
―おわり―
>>42 の訂正
×殆ど傷一つない
〇傷一つない
失礼しました
>>42 ジョバンニ格好良すぎ。惚れました。
アンゼルモのヘタレっぷりも最高です。
タキオーニがアンゼルモを投げすてる場面で吹きました。
>>43 萌え!!これはやばい。
>>42との二段構成でやばいくらい萌えましたw
ぜひともまたジョバンニ書いてください!
ぐったりと床に倒れこんでしまったニキータは、顔を真っ赤にして息を喘がせていましたが、な
んとか立ち上がろうとしました。しかしダンテは、覆いかぶさるようにして、ニキータを床に押さ
えつけました。
「なんでおいらじゃだめなんだよ…」
ダンテはニキータの背中の上に身体をぴったりと寄せて言いました。
「ロミオはよくて、おいらじゃだめなのかよ!」
ダンテは少し涙声になっていました。自分でも、どうしてこんなにも悲しくなるのかわかりませ
んでした。ただ、興味本位でこういうことがしてみたかっただけだというのに。ダンテの望むも
のは、いつのまにか、本人も気づかないうちに変わっていたのです。
「狼団の奴らも、ロミオもよくて、なんでおいらだけ!」
ダンテはニキータに体重をかけると、濡れきったその場所に指を突き込みました。
「んっ…」
ニキータは抑えたような声を出してうつむきましたが、ダンテの指はぬるっと飲み込まれてい
くかのように、奥まで押し入っていきました。そして、熱くなった中を掻き回すと、ニキータは下
を向たまま何度も身体をガタガタ震わせて、そのたびに奥から温かい液が溢れ出て、指をい
やらしくくわえ込んだそこは、絶え間なく湿った音を立て続けました。
「なあ、そろそろいいだろ?ニキータ」
しばらくそれを続けると、ダンテは指を引き抜いて、ニキータの身体を上に向かせました。
しかしその瞬間、びっくりして身体を放してしまいました。見ると、ニキータの目には、涙がた
まっていたのです。
「お、おい、ニキータ?」
ダンテは戸惑いながら、ニキータの顔をのぞき込みました。
「ダンテ、約束破ってごめん…でも、もうこんなことは…」
ニキータは小さな声で言いました。
「お前にもっと早く会ってたら、あたしは構わずやってたよ。でも、あたし…はは、馬鹿だよね、
今更…。あたし、あいつのことが…アルフレドのことが…」
「…好きになっちまったのか」
ダンテもその後に、落ち着きを取り戻した様子で言葉を続けました。
「びっくりしたなあ、お前もこんなに変わっちまうもんなんだな…」
前からわかっていたことでしたが、ニキータのその言葉をはっきりと聞くと、ダンテは急に何も
する気が起きなくなってしまいました。ニキータがロミオをそうしたように、このまま無視して続
けることだって、出来たのかもしれません。けれど、そうしようとは思いませんでした。ダンテ
の本当に欲しいものは、やはりニキータの心だったのです。
「あーあ、恋する乙女にはかなわねえや。おいらだってさ…やっと今気づいた。おいら、ニキ
ータのこと……」
ダンテはふうっとため息をつくと、床に落ちていた帽子をかぶって、少し涙の滲んだ目を隠し
ながら続けました。
「…やっぱなんでもねえ。仕方ないから、お前のこと応援してやるよ。さあ、もう行った行った。
そうしないとまた襲っちまう」
ダンテが少し微笑んだ表情でそう言うと、ニキータは乱れた服を直して、涙を拭い、
「ダンテ、ありがとう…」
と言って、アジトを出て行きました。
ダンテはアジトにひとり残ると、床に座り込んで、もう一度小さくため息をつきました。
「あーあ、ついてないな…。気づいたとたんに、ふられちまったんだもんな…」
そして痛いほどに硬くなった自分のそれを見て、苦笑しました。
「仕方ねえ…今日も景気よくやるか…」
そうつぶやいて、せっせとたまったものを出そうと努めました。またいつか、自分の好みの女
の子にきっと出会えると、懸命に自分を慰めました。
「はーっ、出る出る」
するとまさにそのときです。
「ニキータはどこへいっちゃったんだろうね」
「さあな、捜しても見つかんねえし…せっかく上等の酒が手に入ったっていうのにな」
外から声がしたかと思うと、目の前のドアが開いて、いつのまにかアジトを私物化していたダ
ンテは、狼団の男たち全員にその姿を見られてしまったのでした。
「お、お前、何やってんだ…」
「あ…」
おわり
乙ー
白い液をジョバンニにかけて一悶着…したら本編まで関わってきそうですw
ダンテは寸止めかいな…
また、何か新編でリキッドな作品期待してますー
ロミオ×アンジェレッタとかリナルド×ビアンカとか
49 :
47:2006/01/30(月) 01:37:34 ID:37YQAZlC
>>48 >白い液をジョバンニにかけて
笑いすぎて眠れないじゃないですか!!wそうすればよかったと微妙に後悔。
ジョバンニ「目がーっ、目がーっ」
リオ「お前、ジョバンニさんになんてことを!!」
…って品が無さすぎか。
そこだけネタ的なBLもアリかもねw
「とっても濃くておいしい!」
「ジョバンニさん!?」
婦警の格好をした二人
「本物だけどー偽物のーふけーさん〜♪」
「アニタ、何?その変な歌…」
ビアンカとアニタはいつものようにパトロールとは名ばかりの散歩をしていた。
「私達、結局婦警の仕事って言ってもロミオいじって遊んでるだけだね」
「だってこの村はとっても平和ですもの。アニタもロミオも本当にいい所で生まれたのね…」
聞いてないアニタだったが、何かを見つける
「む!11時の方向に怪しげな赤毛の女発見!」
「え…?」
「これは事件の臭いだわ!」
ニキータがソノーニョ村に遊びに来ました。
「ロミオとは上手くやってるのかい?」
「ニキータこそどうなのよ」
パトロールもそこそこに家でお茶の三人
「もう、パトロールしないといけないよ!」
「アニタ、さっきからお菓子ばっか食ってるあなたに言われたくないわ。てか、また太ったでしょ?」
「オッパイが大きくなっただけだもんね…む!」
アニタは何かを感じニキータを睨む
「な、何だい…?」
スタイルの良いニキータと自分の体型を比べながら、しばし考えるアニタ
サッ、とニキータの後ろに回りこむと後方から胸をわしづかみ
「ちょ…何すんだ!」
「オッパイは私の勝ちね!」
「アニタ、ニキータ困ってるから胸の大きさ比べたりするのやめなさい!」
「貧乳のビアンカさんにはオッパイの大きさの重要性がわからないようね!」
胸を強調するアニタ
「確かに…そんなに胸はないけど…」
「フッフッフ、男は皆オッパイの大きい女の子が好きなのよ!ロミオだってそうだわ!」
「え?」
ロミオはいつのまにか帰宅していた
「いつ帰ってきたの?」
「いや、今学校終わったから。ニキータ久しぶり!」
「あ、ああ久しぶりだな。お前のアホ面みんのも」
「こら!ロミオをアホ言うなアホと!」
ちょっかいをかけられ続けたニキータは立ち上がる
「もう、さっきから何だ!第一…オッパイだって私の方が大きいよ!」
張り合いだしたニキータにビアンカも焦る
「ちょ…ニキータ…」
「そうだロミオに判断して貰えばいいわ!ロミオが一番好きなオッパイにしゃぶりつけばいいわ。もちろんアニタを選ぶよね!」
「あの…」
ロミオの前にはオッパイ三対
「ほら、ロミオ早く選んで!」
「選んで、って…いきなりでわけもわからないし…」
「もちろん巨乳が好きなんでしょ!」
ロミオの目は急に真剣になる。
「僕は…貧乳が好きだ!洗濯板が大好きだ!」
winnerアンジェレッタ
終
52 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 22:49:09 ID:Z4e2S6nc
少し落ちてるのでたまにage
>>51 乙です。賑やかで良いですな!
ニキータは個人的にはでかくない方が好みだったりしますが、
前スレとか見ると、みなさん大きい方がお好きなようでw
アニタに関しては異議ありませんw
ロミオはなんとなく貧乳が好きな気がする。
ニキータの乳は“隠れ”巨乳かないかのどちらか。
ビアンカは…なんとでもw
アニタが大きいのはガチ
55 :
スルー…かな?:2006/02/01(水) 00:53:38 ID:y+feUPOi
ついでに何か希望を書くだけ書いてみます。
アルフレド×アニタ
これ見たい…な。絡め方わかりませんが。明るくエロく
リナルド×アンジェレッタ
誰か書いてた気もしますが…好き。切なく
ジョバンニ×ビアンカ
あんまり見ないような…ロミオ絡めてもいいです
ミカエル×ニキータ
足コキまんせー。
ミカニキ誰か書いてくんないかなー
と
エロ分もっとくれぃw
ジョバンニ×ビアンカ書いてみようかな、と構想中。
まだ冒頭部分しか考えてないので未定ですが。
読み手としても楽しみたいので自分からもリクエストしておく。
誰かお願いします。
アルフレド×ビアンカ
「お兄ちゃんと農家で働いていたときの話よ。ある日の夜、わたしは寂しくて、
お兄ちゃんの布団の中に潜り込んだの。お兄ちゃんは、人肌の恋しかった
わたしを優しく慰めてくれたわ」
という感じで、兄妹ですがかまわずエロくしてくださいw
ここまで考えておいて何、という感じですが、続きが書けんのです!
別にこういう系統の話じゃなくてもいいんで誰かお願いします。
ジョバンニ×ニキータ
今までもいくつか投下されてますが、何回見ても良いです。
エロの有無にはこだわりません。淡いやつきぼんぬ。
>>56 ジョバビアは任せました!
エロの有り無しは流れでどちらでも書いて下さって結構です
自分はアルフレドとビアンカか…ちょっと頑張って考えてみようかな
ジョバニキは他の人に任せます…w
携帯からえらく見にくくなったなぁ、しかし
「今日も仕事で顔も汚れちゃった…」
「仕方ないなビアンカは、そこの川で一緒に洗おうか?」
いっつもお兄ちゃんと一緒に川で体を洗いあうの。でも…
「もうお兄ちゃん、そこは自分で洗う」
「ハッハッハ。ごめんごめん、ビアンカはもう大人だもんね」
私だって…もう大人よ。お兄ちゃんはいつまでも子供扱いするわ!いくら妹とは言え私が裸なのに何にも言わないし…
「さっ、上がってご飯食べて今日は寝ようか」
「うん!」
いろいろあったけど、今は…お兄ちゃんと一緒に仕事して一緒に食事して一緒に寝る。こんなにも幸せなんですもの、いつか幸せは来るわ…
「うーん、今日は早く起きちゃった!お兄ちゃん、まだぐっすり寝てるわ」
大好きなお兄ちゃん…寝顔にキスくらいしても…いいよね…
「起きないで…」
“チュッ!”
「ん…」
「…はわわー」
バレてないよね…
「ビアンカ?どうしたんだい?こんなに早く起きて?」
「お、お兄ちゃんが遅起きなだけでしょ!」
「じゃ、なんで僕にキスしたのかな?」
「え?」
「僕に秘密でキスするなんていけない子だな!お仕置きしなきゃ!」
「そんな…お兄ちゃん起きてたのね…ズルーい!」
「じゃあ、お仕置きだ!」
“チュッ”
「おデコのお返しは頬でいいかな?お姫さま」
お兄ちゃんっていつも優しくて大好き…いつまでもこんな幸せな時間が続けばいいのになぁ…
‐終‐
「お兄ちゃん!今日は一緒に寝てもいいかな?」
「ハッハッハ、どうしたんだいビアンカ、寂しいのかい?」
「もう、お兄ちゃんたら!やっぱり一人で寝るわ!」
夜中に光る目。そーっと布団を脱がしていく。
「やっぱりお兄ちゃんの側にいたいな…」
その時、ビアンカの目に入ったのはアルフレドの股間の膨らみ
「お兄ちゃん…何か入れてるのかなぁ?」
試しに触ってみるビアンカ
「ん…あ…」
ビクっ!となるビアンカ。が、アルフレドは起きていない。
「お兄ちゃん…のモノ?」
そして、そーっとアルフレドのズボンとパンツを脱がしていく
「え…何?」
いつも見てるモノより、ずっと大きくて石のように堅い。引き込まれるようにそれを握るビアンカ。
「ビアンカ!?」
「え…お兄ちゃん…」
急に起きたアルフレドの顔を見て真っ赤になるビアンカは手を強く握りしめる。
「あ…」
「お兄ちゃん…どうしたの?」
「何でもないさ、それより…離してくれないかい?」
ニヤッと笑ったビアンカ
「もう、離さないぞ」
「おいおい、ビアンカ…あ、あ…出る…」
握りつつも擦るビアンカの手がアルフレドを刺激していく
「え、出る?」
アルフレドの精液がビアンカの顔一面にかかる。
「あーあ…出ちゃった」
「お兄ちゃん、おもらしをぶっかけないでよ…」
微妙な空気が二人に流れる
「ビアンカ…」
「お兄ちゃんなんて、もう嫌い…え?」
「じゃ、お返し」
耳元でささやきながら、アルフレドの手はビアンカのデリケートな部分にそっと伸びる
「お兄ちゃん…何するの?」
「気持ちいいこと。ビアンカがしてくれたからお返しさ」
「気持ちいい?」
「だから、肩の力を抜いて、でも、声は出しちゃダメだぞ。おじさん達は寝てるからね」
小さく頷くビアンカ
アルフレドの手は慣れた手つきで、ビアンカのまだ何も手のつけられていない陰部に手を当てる
「や、お兄ちゃん!?」
「ダメだろ?大きな声をだしちゃ?」
摩擦の音と息使い、精一杯我慢したビアンカの声が部屋を包む
「お兄ちゃん…気持ちよくなってきた…」
紅潮しきっているビアンカ
「まだ、これからさ…」
「アッ…そこは…ダメ…」
アルフレドの舌がビアンカに絡みいていく
「昨日は体を洗えてなかったからね。汚い子は嫌いだよ」
アルフレドの優しい舌使いが忘れられない…
「ビアンカ?ここ大丈夫?」
「ロミオ…ダメ…」
はぁ…まだまだお兄ちゃんみたいになるには教育しなきゃ…
‐終‐
「ロミオ、そこに立ちなさい」
優しいビアンカは夜に豹変する
「ロミオ…私が言った意味わかるわね?」
「え?」
ふぅ、とため息をつくとビアンカはロミオの服を脱がせはじめる
「これだけ立派なモノを持ってるんだから…」
ビアンカは慣れた舌使いでねっとりと愛撫していくと、みるみる内にロミオご自慢の1フィート砲に弾丸がセットされていく
「うふふ、可愛い顔してるのにここだけは、いつみても驚愕させられるわ…」
「ビアンカ…出る…」
くわえた口を離すビアンカ
「まだ、ダーメ!私を満足させたら行ってもいいわ」
「毎回…そんなこと言って…今日こそは我慢できないぞ!」
「え!?」
驚いたような表情を見せるビアンカの頭の中は違う
(ロミオ…それよ!)
強引に服を脱がしにかかるビアンカ
「これ、ロカルノで買った服だから…」
(あー服なんてどうでもいい!早く!)
「構うもんか!」
ビアンカを全裸にするとスルスルッと反転
「ここでいいんだね?」
「いちいち聞かなくても…」
しかし、ロミオの懸命の舌使いもビアンカは声をあげない
「気持ち…いいのかい?」
「私に聞かないでよね…」
(舌は合か…ァ…ァ…)
しかしロミオは単調な攻めに終始し、発展のない攻撃。
(もう、これだからお兄ちゃんと違ってやりづらいのよね)
馬乗り状態をとるビアンカ
「ど、どうするの」
「こうするのよ…」
サッとロミオの腕に手を回し肩を固めていくビアンカ
「え…あ、ギブ!」
「ギブアップ?仕方ないなぁ」
今日も反省会…
「ビアンカ…酷いよ…」
「ロミオ…下手なんだもん」
(お兄ちゃんに比べて…)
「ビアンカの言う通りやってるじゃないか」
「一つ一つは…まぁお兄ちゃん並だけど」
「え?アルフレドがどうしたって?」
何か違和感を感じる
「アルフレドは一つ一つに流れがあって洗練…」
「ビアンカはアルフレドとそんなこと…してたの?」
二人は兄妹…
「え、あ…そのー」
「ふーん…だから、あーんなことや、こーんなことをね」
「ほ、ほらぁ、昔から言うじゃない。気持ちいい時の子は能力が通常の三倍だとか…」
「じゃあ僕流でイかせてあげる」
アルフレドの技術がミックスされたロミオのテクは抜群にキレが良い
「僕だって何人も経験があるんだ」
(あ…これ…最初から持ってたのね…)
「で、何人て?」
「アニタにアンジェレッタにニキータに…」
「ロミオ料理何が好き?」
笑ってない笑顔って素敵…
‐終‐
>ニキータの初恋
恋する乙女は最強生物ですよ!
アルフレドに対してはプラトニックなニキータ…に妬くダンテが意外と格好良かったっす。
最早、背景と化してるアンゼルモ×アンジェレッタに微萌えw
しかし、ロミオに効果がないと知ったらアッサリ捨てそーな…。
>婦警もん
暇そうでカワイイw
この調子で死神他・悪役達をタジタジさせて下さいw
おっぱい対決にニキータも乗ってるのが笑ったw
>アンゼルモの視点
個人的にアンゼルモ×ロ(略)の様に読めます。デレツンさん♪
>ジョバニキ
「拳じゃお前の事…“打ち抜け”ないからな…」
こここ、これは良い…ッ!
恋するジョバンニは最強生物ですよ!
>アルビア
何だかんだで、微エロが一番スキです…w
アンジェレッタは膝を抱えてアンゼルモの顔を見つめる。
「それで、これからどうするの?“次からは、もっと上手くやる!”って考えてるなら…
またいつか同じ事を、繰り返すよ」
アンゼルモは歯を噛み締めた。
どこまで知ってるんだコイツ──。
「元はと言えば、お前があんな告発じみた文を書くから…」
「思う事は心に溜めておかないで、書いて出すと良いって。お医者様が言ったの」
“嘘は、いけないこと。それなのに、アンゼルモには嘘をつく癖がある”
ニキータの声を思い出すだけでも身の毛がよだつ──。
「…お前、どうせなら直接言えよな」
「そうしたら、ちゃんと聞いてくれた?」
「もう遅すぎるんだよッ」
アンゼルモが憎々しげに吐き捨てたので、アンジェレッタは肩を沈め、溜息と共に結んだ。
「でも……そう。それで、ほぼ繋がった」
手紙を盗んで披露したことを、アンジェレッタは気付いていた。アンゼルモは理解し、尚更に開き直った。
「…そうだよ、なんか文句あるか」
「…あるよ」
アンゼルモは静かな力に押されて黙った。
「何故、ロミオだけを責めるの?あれは私が書いたのに…それが分からないの」
アンゼルモはその先を考えたくなくて一転、皮肉げに返した。
「“悲しくなる…”本当に良い子だな?」
その結果がこれだ──。
「悲しいよ…。
嘘ついて見栄張って…なんで、そのままのあなたじゃいけないの?」
アンジェレッタは本当に分からないというように頭を振る。
「…自分の場所を確保するためだ」
「そのためなら嘘をついても良いと思ってるの?」
「…世間知らずのお前には、分からないよ」
怠惰と虚栄心を指摘されたくなくて拒む、それもまた虚栄心に他ならない。
しかし、アンジェレッタは辛抱強く続けた。
「私は、あなたの嘘から、あなたを守ってみせる」
「どうやって?」
「それは…」
意地悪く問われたアンジェレッタは俯いて、自分の寝間着の寝巻の裾を握り締めた。
そして、片膝を立てて立ち上がったかと思うと
不意に
「…え…?」
驚愕し
「よせッ…」
制止する言葉も聞かずに……飛びかかった。
──救急箱が床に落ち、中味が勢いよく散らばった──。
何か時間空いてスマソ
まとめて投下しろよ、って話ですが、終わるつもりが、やっぱり書きたいと、続きを書いてしまっただけです…もう終わりです。
ジョバンニ関連とミカニキ期待しておやすみなさい
>>58-60 さっそく書いてくれてありがとう!
自分としては暗めの話をイメージしてたんですが、ほのぼのした話も良いですね。
エロくてもどこか紳士なアルフレドはさすが。
味をしめたビアンカ…怖そうですw
>>62 アンゼルモの嫌らしさ加減が凄い。
アニメ同様、良い意味ですがアンゼルモの心情とセリフは読んでてムカムカしてきますw
でもそんなアンゼルモもアンジェレッタの手のひらの上で踊ってるみたいでこれまた良いです。
ミカエルってとことん受け身のイメージ。
女性キャラが強引にでもしないと何も起こらないのでは…。
グラゼーラ「よくもオバサン呼ばわりしてくれたわね…」
ミカエル「た、助けて〜」
みたいなのしか想像できんw
でもミカエル×ニキータ見てみたいので誰かよろしく!
昨日リロードせずに書いたから何か変になってたスマソ
>>62 乙
何か先が読むのが怖いなー
アンジェレッタは優しすぎ、アンゼルモ憎たらしすぎで。
ある意味仲良しサンかもw
>>64 暗めな感じ…
確かに両親が殺されたんですからね。
次回の参考にします。
グラゼーラは…ミカエルの…
うーん何かギャグだw
ミカニキ期待してまた待つ
今日も晴れ
雲は流れ、青空が山間の風景と調和した美がそこにある。
ソノーニョ村はそんな風景と共に今日も平和だった。
「今日はお昼寝しとくから、ビアンカ一人でヨロシク」
「もう、アニタ。いくら四六時中散歩三昧でも仕事よ」
アニタは実家暮らし。仕事と言えばこの婦警の仕事くらい。
「仕方ないな、代わりに私がやってあげるよ」
「て、ニキータ!?帰ってなかったの?」
「もう少し、この村でゆっくりしたいから、今はまだ帰らないよ」
「ちょっと待ったー!やっぱり仕事する!」
アニタは感じた。同じ赤毛のニキータに仕事を任せては居場所がなくなると。
「アニタがリーダーで今日は三人でパトロールね」
年少のアニタに、やれやれと二人はついていく。
いつもは、この後村を二周して、ロミオとビアンカの家の前に立てられた仮の交番で一日をのんびり。
しかし、この日村には来訪者がいた。
「すいません…」
交番をたずねる凛々しい青年
「はい、なんでしょうか?」
今日の交番担当はビアンカ
「…あの、ロミオさんのおうちは」
「ロミオの家ならこの交番の傍よ」
「ありがとうございます…」
青年がでていくのを確認したアニタ
「今の男の子、結構タイプかも」
「あら、アニタがそんなこと言うなんて珍しいわね」
「でも、あいつどっかで見たような…」
ニキータの言葉に記憶をたどるビアンカだが、あのような青年は記憶にない。
「ロミオの知り合いよね。ロカルノの先生仲間かしら?」
「あの、すいません…」
さっきの青年が残念そうにまた交番に来る
「あら?ロミオまだ帰ってなかった?」
どうやら留守だったらしい。
「せめてビアンカがいたらなぁ…」
「ん?私に用かしら?」
「え?ビアンカ?」
ニコッと笑顔のビアンカの顔を見た青年の顔は一気に元気になる
「僕だよ僕、ミカエルだよ!」
「ミカエル?ホントにミカエルなの?」
「うん!ビアンカ、久しぶり!」
ミカエルはたまたま仕事で近くの村に来て、ついでに―といっても来るのは大変だったようだが―この村にロミオをたずねてきたのだった。
「じゃあ、ロミオが帰ってくるまで、家で待っててくれる?すぐ帰ってくるわ」
「ありがとうビアンカ!」
ミカエルと共に家に入ってくニキータとアニタ
「じゃあ、私はお茶沸かすよ」
「アニタはお菓子食べとくね」
ビアンカは一人交番
「私はここにいよっと…」
愛するロミオの帰りが待ち遠しいビアンカなのでした…
‐続く
いつもは黙々書くのが好きですが、今日はちょっと。
皆乙!
というのもありますが、保管庫の管理の方、ホントに乙です。GJ!です
地味に更新されてるのに感動してしまいましたのでレス。
自分のはタイトル適当で申し訳ないです。
>>67 恐れ入ります。暇を見つけて更新してます。
地味にw『最終更新日』をつけてみました。
タイトル、こちらもこちらで適当に変えてしまいました。
>>書き手の皆様
「タイトル」に関して、特にカップリングが重なった場合、
付けといてもらえると分かりやすい…と思うのですが、いかがでしょうか?
ロミオの帰宅を待つ四人
ビアンカは外で、他は家の中
「なぁ、茶っ葉の位置わかるか?」
「えーと、そこの白色の戸棚の三段目の右端にあったと思うよ、ってクッキー発見!しかもチョコチップ♪」
「右端…あ、これか」
あまりに簡単に見つかることにニキータは違和感を覚える。
ここ、ロミオとビアンカの家だよな…
「砂糖なら2段目ー。お、昨日作ったビスケットも残ってる残ってるー」
「アニタはビアンカと仲良しなんだね」
ニキータにはアニタもビアンカも可愛い妹に思えていた。
「え…ビアンカとはただの仕事仲間!第一ロミオはホントは私のもんだったんだもん…」
少しふくれっツラのアニタがおかしい。
「さ、ロミオが来るまでお茶でも飲んで待つか」
「遅いわ…何かあったのかしら…」
外で一人ビアンカはロミオを待つが帰ってくる気配もない。
「私も…まぁすぐに帰ってくるわ、もう少し…もう少しここにいましょ」
「ミカエルはロカルノに住んでるんだね!」
「うん…」
アニタはミカエルにアプローチをかける
しかしミカエルは慣れていないのかもじもじしっぱなし
「ミカエルは顔だけかっこよくなったのに、中身はちっとも変わらないね」
「ニキータ…」
「まぁ、そんなに肩に力入れなくても茶でも飲めよ」
女の子に囲まれるなんて初めてでどうしていいのかわからなかったが、ニキータの言葉に少し安心した。
アニタはなかなかラチの開かない状況にいつのまにか酒を持ち出していた
「ミぃカエルぅ、このぉアニタがぉ嫁に行くから、待って…なさい〜」
“バタン!”
アニタはお酒にとっても弱かった。倒れるアニタをソファーに寝かせるニキータ
「やれやれ、ホントに手のかかる妹が増えたね…まだ昼だし、時間も少しじゃないか」
介抱するニキータを後方から衝撃が襲う
「ニキぃータ!乳揉ませろー」
「はぁ?」
ニキータの胸を後ろからわしづかみにしたのは、酔っ払いのミカエル。
「手のひらの感触…いやぁこりゃあ、ええあんばいですな」
ムカッとしたニキータはくるっと回って平手打ち
「何、聞きなれない言葉使ってんだい!」
「えー、ウワーン、ニキータにぶたれたよー」
泣いたミカエルにもう、諦めモードのニキータ
「私ゃガキのお守りばっかか…」
夕暮れを迎える
「ロミオ遅いわ…もしかして!」
心配するビアンカが学校に向かおうとした時、ロミオは帰ってきた、
「あれは…誰かしら?」
もう一人の来訪者を連れて…
‐続く
>>68 了解!カップリング名をタイトルにするのはこれから避けます。
>>66>>69 ミカエルでたー。さっそくニキータにやらかしましたね。続きに期待。
わくわくして待ってます。
71 :
予告:2006/02/04(土) 20:28:58 ID:e7L9xI20
例の改造シリーズ(ニキータの初恋の続き)で、ジョバンニ×ビアンカ(多分微エロ)です。
なんかしつこく続けてすまんですが、一通りこれの続きで本編を最後までいじってしまいたいので…。
時は流れて、ビアンカ救出後の話です。
「あんたがジョバンニね。よくも、よくもお兄ちゃんを!」
暗い夜道、怒りに震えたビアンカは木の棒を握り締め、ジョバンニを見つけると、物凄い勢い
で駆け寄って殴りかかりました。
「お兄ちゃんを殴るなんて、わたしが許さないんだから!」
「お前がアルフレドの妹か…」
ジョバンニは振り返ると、振り上げられたビアンカの腕をいとも簡単に受け止めました。
「い…痛いわね、放してっ」
「さすがはあいつの妹だ。俺に殴りかかってきた女は初めてだぜ」
「あんたなんか怖くないわ。お兄ちゃんを殴るなんて許せない!」
ビアンカが必死で離れようとすると、ジョバンニは腕を放して続けました。
「俺の仲間があいつにやられたんだ。リーダーとして仇を討って何が悪いんだ」
「で、でもっ!」
「あいつは俺のライバルだ。あいつだって俺に本気で殴りかかってきたんだぜ」
「う…うん…」
「それにあいつのせいで、ニキータがやらせてくれなくなった」
「な、何の話よ…」
ビアンカは急に何も言い返せなくなってしまいました。実はと言うとビアンカは、最愛の兄が酷
い目にあわされたということを黒い兄弟の仲間たちから聞きつけて、怒りに任せてここまでや
ってきたというだけなのです。
「とにかくだ、お前の口出すことじゃないぜ」
「うん…そうかもしれないわ…。で、でも、今度お兄ちゃんに何かしたら許さないから」
「フッ、わかったわかった」
ジョバンニはビアンカの肩をたたきながら、さも余裕があるかのような表情で答えました。
「あ、あの…ごめんなさい。あなた、そんなに悪い人じゃないわね」
ビアンカは拍子抜けして、なんだかとんでもないことをしてしまったような気になりました。黒い
兄弟の仲間たちの話を聞いて、ビアンカは狼団に対して悪いメイージばかりを抱いていまし
た。けれどそれは聞いただけの話であって、そもそも狼団のことなど、直接は何も知らなかっ
たのです。
しかし、ジョバンニは少しも怒っている様子はなく、ただ平然として言いました。
「なあ、お前、気に入ったぜ」
「え…?」
「俺は強い奴が好きなんだ。男も女もな」
ジョバンニはそう言いながら、ビアンカの顎に指を掛けて少し顔を寄せました。
「わ、わたしは…」
近くで視線が絡むと、ビアンカは思わず顔を赤らめてしまいました。
「まっ、今日はもう遅いからな。早く帰ったほうがいいぜ」
「……」
「じゃあな、確かビアンカとか言ったな」
そう言ってジョバンニが去っていくと、ビアンカは鼓動が早くなっていくのを感じました。
(わたし、どうしちゃったのかしら…)
ビアンカは高鳴る胸を押さえると、逃げるように走ってカセラ先生の家へ帰っていきました。
皆さん乙です。
管理人さんはなんで“管理”と強調?なんか管理人が別にいるとか?
ともかく暇な時でも何でも更新乙です。なんも支援できるネタもないのが残念です
>>72 ジョバンニ×ビアンカはいいですね
フ〇ラしたらお兄ちゃんになっていただけるんですね
な感じでいいですね
アニタはパイズリ、アンジェレッタは手コキ、ニキータは…いろいろ見てたら足コキなんでしょうか。ビアンカはオールラウンド過ぎて口かな。
勝手なイメージです。
ここの人らにリアルで一回くらいはあってみたいと思うのだった。まわりにこのアニメのファンいねー…
都内ならいけるよ!
“ガチャ”
ドアを開くロミオ
「遅かったな!ロミオ」
「いやぁ、学校は早く終わったんだけど…」
「よっ!ニキータ、久しぶり!」
ダンテ様の登場です…
「何、昼から酒飲ましてるの!アニタは酒がからっきしダメなの!ミカエルもこんなになっちゃって…」
「え?おいらに加えてダンテまで来てたのか?こりゃすげー偶然だな」
アニタとミカエルはぐっすり眠っている
「ごめんよ、ビアンカ。この二人、どこか別の部屋に運ぶよ」
「じゃあ…あそこの…」
ロミオが指差した先は物置として使い、あまり使われてないという部屋
少し広いため、二人を運ぶには都合が良い。
「アニタは私が運ぶよ、ミカエルはダンテが運べよ」
「え…なんでおいらが…」
とニキータがちらっとダンテを目線で合図する
“私たちは客なんだから、これくらいしないとね”
「ちぇ、ニキータの頼みだから仕方ないな」
“『私と二人っきりにならない?』だなんてニキータ、積極的だなぁ”
二人っきりのリビング
「ねぇロミオ」
「なんだい?」
「何だかいきなり淋しくなったわね」
ニキータ達が残した酒と菓子だけが散乱している
「でも、こんな楽しい時間が過ごせるこの村は本当に素晴らしいと思うわ!
アニタもたまにムカッとするし、なんにもないこの村では不便なことだらけよ…でも、私は大好き!
婦警の仕事なんてないに等しいけど…看護婦の仕事と兼任できるし
でも、村をまわれば皆笑顔で挨拶してくれる。子供たちは夢や希望にあふれてる!
ロミオのことも皆大好きなのよ!」
「ハハハ…照れ臭いな」
「でも私が一番ロミオが好きなの…」
もたれかかるビアンカ
「ここじゃ…皆が来ちゃうから…」
「ロミオ…」
「ん?」
「私のオッパイ…満足してる?」
数日前の論争が気になっていた。
「満足してなかったら…」
「あ…」
少し盛り上がった山をアイスクリームを崩すかのように舐め回すロミオ
「こんなに美味しく食べれないよ!」
「もーロミオのえっち…」
「僕はビアンカが大好物だもんね!」
「ねー、今度はわたしのばん…立って…」
ロミオの反り上がったサオを手にとり、舐めまわすビアンカ
「私もロミオが大好物だもん!」
そして、いつもの…
「あれ?」
「どうしたの?早くしようよ!」
ビアンカは急に冷汗がでてきた
「昨日…掃除とかした?」
「うん、寝室はいつも綺麗にしたいから、いらなさそうな物は物置…あ!」
“おもちゃ”は箱の中に…
‐続く
75 :
訂正のお知らせ:2006/02/06(月) 02:02:10 ID:A3do23yP
普通に訂正
×「え?おいらに加えてダンテまで来てたのか?…」
〇「え?おいらに加えてミカエルまで来てたのか?…」
失礼いたしました…
「しかし、ロミオは本当にいい家住んでるよな。おいらなんて、普通にボロ家なのによ」
ダンテも驚く、大きなロミオの家。ビアンカに遺産があったから?なのか。
空き部屋にアニタとミカエルを運ぶ。
「ぅーん…」
アニタはニキータの背中で眠る
「この部屋ならベッドも二つあるってことだね。確かに広いけど、何か微妙に散らかってるな」
少し大きめのベッドに二人を寝かし、リビングに戻ろうとした時だった。
「ニキータ…」
「ん?えっ…」
“バサッ!”
不意を突かれたニキータは部屋の床に倒される。
「っつー…何すんだい!」
ニキータの目を見てダンテは躊躇する。このまま倒してニキータと…そんなことができるはずはなかった。
「い、いやぁ…ちょっとな」
「何がちょっとだよ…痛かったんだから…」
少し見せたニキータの女の子っぽさがダンテの頭を破壊する。
ニキータが好きどころじゃない…大好きなんだ…
「ニキータ…さっき誘ったんじゃないのか?」
「何が誘っただよ…単に二人を運ぼうか?って言っただけさ」
「ハハ…そうだよな…」
微妙な空気
「じゃあ私たちは戻るか…」
「あ、ああ」
「ねぇ、ロミオきゅん♪」
「もう、ビアンカたん♪」
当人達にはロマンチックな雰囲気だったのかもしれないが、ニキータとダンテが見た姿は確実にイチャついてるだけ。
「ダンテ…」
「は、おいら達がここに入ってったら確実に空気読めてないよな」
結局アニタとミカエルの眠る部屋に戻る二人だった。
“はぁ、ロミオの奴…イチャイチャしやがって…おいらもニキータと…”
「ん?なんか言ったか?」
「い、いやぁ何にも…」
美しい横顔、スラッと伸びた手足、そして、隠しきれていない胸の膨らみ…全てが完璧。
ちらっと見ることが精一杯。ニキータはそこにいるが、手が届かない位置にいるんだ…
「さっき…誘った、って…」
「え、あれは…だな…」
スッと近づくニキータ
「やるなら最後までやれよ…意気地無し…」
“チュ!”
「あ、え?ば、あ…はぁ…えー!」
ダンテの脳内回路はショートする。
「ハッハッハ!どうしたんだい?まさか初めてだった?」
「こ、このダンテ様がは、初めてなわけ…」
ファーストキスは一番好きな人に奪われた…それは突然に…
「じゃ…ダンテ…」
ニヤッ!と笑ったニキータは何かを企んでいる。
左手にはいつのまにか縄が握られていた…
「え?縛るの?」
「私も婦警だからね」
「それ、関係な…」
‐続く
>>76 乙です。なんか、ダンテが可愛い。ニキータ…どうするつもりなんだw
「ある所に土地を持ってるダイヤモンドプリンセスの話を知ってるかい?ダンテ」
ニキータは笑顔で話しながら、ダンテの服を脱がしていく。
「そのある所が原産のモノにね、ジュートって植物があるんだ。その茎が一種の宝石みたいなもので…」
話が終わるころダンテはなすがままに裸で縛られていた。
「私は詳しくないんだけどジュートの茎の繊維とかいうのは、切れづらくて、絞まりがよくて、こういう縄には最適なんだとさ」
「へー…ニキータよく知って…って、何でおいらは縛られてるんだ!?」
あの目と吐息を近くで感じると固まってしまうから…ニキータに縛られてるという感覚そのものが至福だから…
ダンテは心の中では気付いていたが…
「さて、ダンテの…ああ、ごめん、見なかったことに…」
ダンテ、ニキータは互いに赤面する。これから先、大きさに関する単語は避けよう…ニキータは変な気遣いを心に留めた。
「で…ダンテの罪は…」
「罪?」
「私は婦警だからね。ダンテの罪は最後までいかなかったことだよ」
好きだから、強引に押し倒せなかったのに…
でも、ニキータは笑ってる。彼女は楽しんでる、この状況を…
「さて…」
ダンテの見てる前で突然ニキータは着替えを始めた。
服の下には普段のイメージとは違う、清楚な雰囲気の下着を身につけた彼女の姿にダンテの下半身は思わず熱くなった。
「は、何考えてんだい?ダンテ」
「な、何も…」
ニキータは奥から何かを出し、それに着替えていく。
「あ…これ、ビアンカの胸にぴったりなのか…キツいな…」
ダンテはニキータの声に熱さがピークを迎えるが、手も使えず、情けなく反り返ったモノだけを見ていた。
「どうだい?似合うかい?」
現われたニキータは、まるで“女王様”みたい…はっ!鞭でやられたり?ロウソクとか?
「ビアンカもホントに変なコレクションしてるねぇ。やたら“おもちゃ”もあるし…」
警察帽をかぶったニキータはビシッと音をしならせ、近付いてくる。
ダンテはこの時、何かを期待していたのだが…
「実はもう一人罰を受けなきゃいけない奴がいるんだ…」
ニキータが手に持つはまたも縄。
「ニキータ…何すんだ?」
希望と情勢は違う指針を示しているようだ。
「私の胸をもんだ罪で逮捕するってとこかな…」
ミカエルが頭痛と共に目を覚ました世界は自分と何故かダンテが裸で縛られた世界だった。
笑顔のニキータ
「ミカエル。覚悟はいいね?」
よくありません
‐続く
「さて…」
準備は終わった。
恐怖に顔が歪むミカエル。
残念で心の中ではへこむダンテ。
そして…
「ミカエル?」
ニヤリッと笑うニキータの顔はミカエルにとって恐怖を増大させるだけ。
「大丈夫、悪いようにはしないさ」
「ほ…本当に?」
罰を与えられる…身に覚えがないのに。
「しかし、こんなにも萎えちゃって…さっきはビンビンだったのにな」
恐怖で血の気もひくというもの…寝起きと視覚的刺激で勃っていたミカエルはすっかり消沈していた。
「私の胸を揉んだというのに、これは許せないね…」
手足を縛られ何もできないミカエルはニキータの手にされるがまま。
「ミカエルのくせにこっちは大きいじゃないか…」
ダンテはニキータのその言葉に傷ついた。どうせおいらはどうせおいらは…
「ニキータ、離してよ…」
「じゃあ手は…」
ホッとした束の間
「ミカエルには足で充分だね…」
スラリと伸びたニキータの足の先…
「ニキータ…で…るよ」
白い液体が飛び出る。ミカエルは力尽きた
一連の行為をずっと見ていたダンテのモノはもう我慢ならないようだった
「ニキータ…」
「じゃ、ダンテ、私はリビングの片付けしてくるから」
「え?」
「あ、縄か…ちょっと待ちな」
ナイフをチョンと置いていく。
「じゃあね」
ウインクをして去るニキータ。
「え…お、おい!」
早く切って…縄を切って追いかけなきゃ…でも切れない。いい材質ってこういうことか。
「よし、切れた!」
放置プレーを喰らっても、ビンビン!おいらにゃ、もうやる気がみなぎってる!
「キャー!変態!」
「ふぇ?」
そこに立つはアニタ。服はミカエルが飛ばした白い液体がびっちょり。
その状況に裸の見知らぬ男がそこにいるのだ、叫んでも仕方のないこと。
「ミカエル君までこんなに縛って!」
「そ、それはニキータが…」
「問答無用!状況があなたを犯人と示してるわ!この美少女アニタを…まぁ、いやらしい!」
「何を想像してんだよ!」
つっこまれたアニタの目の前に反り返ったモノ
「…キャー!やっぱり変態よ!しかも小さ…」
リビングでは散らかった部屋にニキータが一人。
「あれ?ニキータ片付けてくれてるの?」
「私たちが散らけちゃったからね。あ、それと…」
ニヤッと笑い、そっと耳打ちをするとビアンカは真っ赤になる。
「ロミオと仲良くな」
「もうニキータ…」
“ガッチャーン!”
「え?」
「あ…ダンテとか放置したままだった…」
‐終‐
80 :
後書き:2006/02/09(木) 01:34:40 ID:OHakaXLA
自分に感想つけるのは何か自演ぽいですが、これもはや婦警ではないようなw
当初のコンセプトから外れてますが、ノリです。
書いてた時に書いてたものが全部ぶっとんだんだorz、というどうでもいいことでしめさせていただきます。
自分が1日1話で細切れで書いて落とすので、話落としづらかった方がいらっしゃったら申し訳ありませんでした。
ジョバビアとロッシ兄妹の話期待してます。
乙です。1日1話っていうの結構好きだったりします。毎日楽しみに待ってました。
ていうか期待を裏切らずエロいなwいろいろと妄想を掻き立てられたよ…
「え?縛るの?」
ダンテは抵抗できないまま、あっという間に椅子に縛り付けられてしまう。
「私も婦警だからね」
「それ、関係な…」
ニキータはうっすらと笑みを浮かべながら、向き合うようにしてダンテの膝の上に座ると、
立ち上がったそれを、ずぶずぶと中に沈めていった。
「はあぁぁ…ダンテ…」
吐息の混じるニキータの甘い声に、ダンテの理性は一瞬にして崩壊し…
…とかなんとか。勝手にいじってスマソ。
また何か新作期待してます!
82 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:05:46 ID:OHakaXLA
>>81 レスありがとー!
なんか自分より文ウマイタ…
妄想していただいてありがとうございますw
書かれる方ならそちらも新作(続編?)期待してます。
ぐおっsage忘れ。
まぁ、このスレはマターリしてるしいいのですが。
84 :
81:2006/02/09(木) 23:41:54 ID:nWor56TR
>>82 私は不良になったビアンカの作者ですw
いつもと違う文体に挑戦したら、あんな短いものにえらく時間がかかってしまいました…。
ぶっちゃけ、またえろいやつ期待してますのでw攻めのニキータは最高。
自分も早く書かねば…
>>婦警さん
毎日乙でした!
エロくて楽しかったッスw
今回、アニタは活躍しなかったけど、受け身ダンテが妙に可愛かったッス。
>>ジョバビア
ジョバンニが不穏な感じで素敵ですw
今後の活躍を期待してますっ!
「はあぁぁ…ダンテ…」
吐息の混じるニキータの甘い声に、ダンテの理性は一瞬にして崩壊し、声にならない切ない喉声を漏らした。
ニキータの圧倒的に熱い体内に包まれて、甘い痺れが背筋を這い昇る。動悸と呼応して脈動的に。
ニキータは恍惚とした笑みを浮かべて、腰を少し浮かせた。
…そしてまた降ろす。深く、さっきよりもずっと深く挿さ…
「妊娠だって!」
皆が驚いた。
ロカルノでの検査。調子が悪いだけだと思ってた。
「おめでとう!ビアンカ」
私の“姉”ニキータの祝福。ニキータはこの村にしばらくいてくれるみたい。
「やったぁ!早く見たいなー僕の赤ちゃん」
旦那…ロミオは喜びすぎで学校でも生徒達に言いふらしてたらしいわ。
そして…
「ねぇ、アニタ…」
「ロカルノの検査のことでしょ?」
「…わかるの?」
まだ、この時点で言ったのはロミオとニキータの二人だけ
「ビアンカのことなら私がよく知ってるから…笑顔の知らせだよね?」
「うん。妊娠してるって…」
沈黙…
「アニタ…」
嬉しいことだけど…そのはずだけど。アニタの目には涙が溢れていた。
「おめでとう!ロミオと幸せにね!」
精一杯の笑顔を残しアニタはどこかへ走っていった。
ビアンカは追うこともできず、ただ立ちつくした。
「ねぇ、ロミオ…」
家で早くも浮かれ気分のロミオがそこにいた。
「アニタ!聞いてくれよ!ビアンカに子供ができたんだ…泣いてるの?」
ロミオの笑顔を見ていたら何だか癒される。涙と何とも言えない悲しみが流されていく。
「ねぇ、隣座っても、いいかな?」
子供の頃からいっつも一緒に遊んでた。川と山が私たちと遊んでくれた。
大好きだった。このまま…このままロミオのお嫁さんになるんだと思ってた。
でも…いつのまにか私の前にはビアンカがいたの…
今でも、ロミオのお嫁さんになりたいと思ってたのに。
ビアンカの笑顔は素敵だし、私なんて勝てない…
だから…ロミオを諦めようとも思ったけど…好きな感情なんて消せない。
ロミオが好き!奪ってやりたい…でもビアンカも好き…最高の相棒だもの…
そして、二人が幸せだから…だから私は幸せなことに、今気付いた。そう、この涙は悲しみじゃない喜びなんだ…
「アニタ?」
その沈黙の長さはアニタの気持ち。
「…今日だけ許して…」
“チュッ”
あの日逃したキスは今日のもの。そして今日から始まる新しいストーリーの序曲。
「ロミオのこと…大好き!」
「え?」
「でも、ビアンカのことも大好きだもん!」
そう、今の私は幸せだから!
「秘密だからね!キスのこと」
「今日もいい天気ね。ロミオとビアンカの赤ちゃん元気に産まれてるかな?」
ソノーニョ村は平和だ。婦警が一人で充分。暇だもの。
可愛くて、優しくて、ナイスバディなふけーさんが一人そこにいる。
「さぁて、今日も昼寝しよっと」
‐終‐
毎日、私も暇人ですw
婦警さんのお話も最初は1レスの思いつきでしたが、結構長く続いたもんでした。
1日書いたらネタ考えてたわけでもないのですが。
書きたいネタに自分のネタが枯渇してしまう前にこれで終わりにします。
もしここにアンジェレッタとかだしたら多分私は死にます。アンジェレッタより先に死ねます。
アンジェレッタは笑顔が好きです。ヒロイン皆好きです
ロミオが一番好き。
>>85 直接描写のエロは個人的に書くのは(見るのも少しw)苦手なので、そんなエロは書けないー。尊敬します。
その勢いでSS書いちゃって下さい。
では、私も一読者に戻ります(また、すぐに書きたくなるかw)
>>85 最高。
深く、さっきよりもずっと深く挿される度に、ダンテは下から突き上げたい衝動に駆られていく。
縄で縛られたダンテは、身動きさえもとれない。
そんな様子を楽しむかのように、ニキータはゆっくりと腰を動かして、じらす。
「ニキータ、もういいだろ?縄を解いてくれよ!」
ダンテはもどかしさに悶え、必死で訴えかけるものの、それが叶うことはなかった。
>>86 アニタ可愛いです。きっとそのうちロミオを超える男が現れますw
さてその一方、ロミオはビアンカこそ、本当の天使だと思い始めていました。初めは不信な表
情を見せていたビアンカも、少しずつ心を開いて、笑顔を見せてくれるようになりました。そし
て、アンジェレッタへの恋心を泣く泣くかき消し、ニキータにもてあそばれて傷ついたロミオも、
次第にビアンカに惹かれていったのです。
ロミオは仕事を終えて、今日も黒い兄弟の仲間たちと、晩餐会に向けての準備をしていまし
た。そしてそのとき、ビアンカが思い詰めたように塞ぎ込んでいるのを目にしたのです。
「どうしたの?ビアンカ。何か心配事でもあるの?」
「…なんでもないわ」
「ねえ、よかったら僕に話してくれない?力になれるかも…」
「…なんでもないの」
「ほら、誰にも言わないからさ」
ロミオはしつこく何度も尋ねました。アルフレドと同じ、ロミオはこのかわいいビアンカのことが
心配でならなかったのです。するとビアンカはうつむかせていた顔をあげて言いました。
「…狼団のアジトってどこにあるのかしら…」
「え?…ああ、それなら知ってるけど…」
そんなことを聞いてどうするのかと不思議に思いながらも、その場所を丁寧に教えると、ビア
ンカの表情がぱっと明るくなりました。その態度に、すっかりロミオは嬉しくなりました。けれど
も、ビアンカの内心を知ったら、ロミオは一体どんな顔をしたことでしょう。ビアンカが昨日会っ
たばかりのジョバンニのことで、頭をいっぱいにしているということになど、ロミオは少しも気
づいていなかったのです。
すっかり日が暮れてしまうと、ビアンカは教えられた通り、胸をおどらせて狼団のアジトへ向か
いました。そこに行けば、またジョバンニに会えると思ったのです。しかしたどり着いてみると、
アジトには誰も居ない様子で、しんとしていました。
(昼間だってあんなに捜したのに…一体どうしたら会えるのかしら…)
そして、ビアンカががっくりとして、アジトの前に立ち尽くしていたときです。
「よう、ビアンカじゃねえか」
「…え?」
後ろから声を掛けたのはジョバンニでした。
「あ、あの…」
嬉しさと恥ずかしさに、ビアンカはすっかり動揺して、声がうわずってしまいました。
「今日はどうしたんだ?お前の兄貴には何もしてないぜ」
「ち、違うの。今日は、その…あなたに会いたかったから…」
ビアンカが顔を真っ赤にして言うと、ジョバンニは少し微笑んで側に寄りました。
「俺に会うために、ここまで来たのか?」
「え…ええ」
「そうか…」
すると、ジョバンニはビアンカの肩に手を添えて、突然言いました。
「なあ、ビアンカ。お前…俺の女になれよ」
「え、ええっ?」
「俺はお前が気に入ったんだ」
「え、で、でも、わたしたち知り合ったばかりだし…」
「かまわねえよ。お前ほど俺を本気にさせる女は他にいやしねえ」
ジョバンニがあまりに情熱的に言うので、ビアンカは頭が真っ白になって、くらくらしてしまい
ました。
「な、いいだろ」
「うん…」
ビアンカが頷くと、ジョバンニはビアンカを抱き寄せて、そっと唇を重ねました。ビアンカはもう
死んでもいいと、ただされるがままになって、身を預けているのでした。
>>88-89 乙!
私はアンジェレッタも好きなので、この話で触れられるとロミオと一緒に傷つきますw
ビアンカに対しては純粋でいてほしいジョバンニ…
男なら…一旦ヤる気になると止まらないのかな?どうなんだろ
ダンニキは私が大好きな放置プレーのはずがー!
>>85ともっとリレーやっちゃって下さいw
続き期待してます!
切り方が変…
ともかくジョバビア続き期待してます。
そりゃダンニキも見たいな
ですけどね
>>86 アニタ、すごい良い子だぁああ
もうね、惚れたw
ラストでこんなに良い話になるなんて良い意味で予想外でした…っ
>>89 ロミオにまた不幸の影が…
ジョバンニ兄ぃ、体液が濃そうでかっこいいw
>>88 ダンテはもどかしさに悶え、必死で訴えかけるものの、それが叶うことはなかった。
ニキータはダンテの首に腕を絡めて、耳元に息を吹きかけてくすぐった。
「縄を解く?…何言ってんだ、コレがイイんじゃないか……ンっ…」
小さく喘ぎ、勿体付けて動きを浅くする。
深い口づけに似た湿った音が、静かに部屋に響いた。
93 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:49:34 ID:IBNCbKv0
なんだかリレーキテター。
期待age
>>90 私は基本的には善人ですが、時に、美しいものを滅茶苦茶に壊してみたいという
アンゼルモ精神が心を疼かせてしまうのですw
>>92 深い口づけに似た湿った音が、静かに部屋に響いた。
「頼む、もうかんべんしてくれよ」
ニキータの中から湧き上がる蜜が二人の太腿を伝う。
「はっ、そういうときは、イカせてくださいって言うんだよ」
隣で眠っているアニタとミカエルを横目で見ながら、ニキータは意地悪そうに囁く。
「ああ…お前、そういう趣味だったのかよ…」
しかし、ダンテはもう限界だった。
ああ、この際言ってしまおうか──そのときだった。
ダンテはきつく縛られていた縄が少し緩んでいることに気づく。
なんとか力を込めれば、解けてしまいそうだ。
>保管庫の管理人さん
毎度乙です。
なんだかカップリングがぐちゃぐちゃなので、うまくカテゴリーに収まらないようなの書いてすいません。
次はもう少しスッキリしたのを目指そうっと!
>>94 ここで書かれてる方は(私もですが)皆さんアルフレドを出したがらないというか…アンゼルモがお好きでw
美しいものを壊したくなるのかー。アンジェレッタがこわれていく様ってのは見たくはないのですが、
わかるような気がします、その気持ち。
まぁ、私も善人のはずです、多分。
リレーは何か私の発展させてお二人にやっていただいて恐縮です。
ホントに凄いなぁ。
続き気になります。期待してます。
馴れ合いになりすぎずSS投下も頻繁にされてるけど、他の人も気軽に来て貰えると有りがたいなぁ。
書き込みは5人くらいのようだし。
96 :
予告:2006/02/12(日) 15:21:50 ID:hk0I5owv
>>95 読み手募集、という事ですねw
>>リレーのニキータ
エロ格好いい〜。痺れたり憧れたりw
・予告
「コトレッタ」アンゼルモ×アンジェレッタ。短編。非エロ。顔文字注意。
97 :
「コトレッタ」:2006/02/12(日) 15:23:42 ID:hk0I5owv
ツンデレ兄アンゼルモは、本当は優しいので、アンジェレッタの健康を気遣って、
栄養をつけさせようと料理に挑戦するのだった。
ジェレ「…で、この肉料理(コトレッタ)の山はなあに?」
ゼル「お前の夕飯に決まってるだろッ」
(´・ω・`) ( ゚д゚ )ノ゙
ジェレ「私のために…か……うん、ありがとう」
ゼル「(っかー!)」
( ´∀`) ( ゚д゚*
ジェレ「(たべたべたべ)」
ゼル「(ジーーー。)」
φ(゜0゜ ) (゜−゜*
ジェレ「(もくもくもく…ぴたっ)…?」
ゼル「……」
φ(´・ω・`) (゜∀゜;
ゼル「オ、オ味ハドウダロウ」
(゜∀゜;;
ジェレ「…(にこっ)」
( ´ー`)
ジェレ「おいしいよ!」
( ´∀`)
ゼル「……」
c−(`∀´*)
そんな日があっても良いじゃあないか。
(終)
うわぁ、職人の皆さん乙ですー
携帯でチェックしてるんだけど、毎日出先でニヤニヤしてしまいます。危ないなw
ヒロイン達はアニタ可愛いなー。ニキータ凄いなー。ビアンカどうなるんだろー。アンジェレッタは優しいなー。
>>89他ジョバビア
ホント毎回ドキドキです。ジョバンニは壊さないでー
嘘です。エロくても壊してもいいです。続き楽しみだ!
>>97新ネタ「コトレッタ」
SSに顔文字を使うのはあまり見たくない気もしますが、漫画と考えればこれもなかなかいいですね!
これなら私も書けるかな。
アンゼルモ…本編にこれくらいの良心があれば!てかツンデレなんですか?
アンジェレッタは優しくて可愛いな!コトレッタって…元気になるものなんですか?
>婦警さん
連載中は毎日書き込みだったので、コメントを控えましたが、婦警さんが二人のコンビって、ありがちなんだけど、いいですよねー。
ビアンカは「しっかりもの」ってキャラクターがあったんだ!って気付かされました。
アルフレドの妹としかキャラクターがなく、ツンデレならニキータ、お転婆ならアニタ、優しさならアンジェレッタがいたので、
ヤキモチ焼きに加えて新たなキャラクターをしかと見た気がします。
アンジェレッタも入れて次は戦隊ものだ!
リーダーはロミオかな?
そこから派生しての
>リレー小説
職人さん二人ともエロいけど何か雰囲気が可愛いなぁ。エグい感じがなんかないです。
ダンテがニキータを求めてるけど拒んでしまうような下地があるので、こっちの話もドキドキです。
続き期待してます!
>>73の質問がスルーされてる…
まぁ、答えられないことならいいか。
あと、読み手として書き手さん達とオフ会とかしてみたいんだけど…まぁこれも仕方ないか。
SSも書かずに長文失礼しました。
>>98 失礼しました。
自分でも何故“”が付いたのか分からなかったので、
テストスレで試し書きをしたんですが、依然として原因不明です。
(@の所為ですか?)
とにかく、管理人は自分一人です。
オフ会(や、その他)に関して意見を交わせるように、保管庫に掲示板を設置しました。
ttp://8013.teacup.com/romio/bbs 良ければご利用下さい。都内なら行けるよ!
>>99 どういうことなんでしょう?
と自分もテスト。
質問解答ありがとうございました!
む!
これは掲示板の管理側にマークされたか!?
てことは私もかorz
名前カエテみた方がいいかもしれませんよ。
スレ違いすいませんでした。
>>94 なんとか力を込めれば、解けてしまいそうだ。
ダンテは狂喜した。
自由になれば、ニキータの一人や二人、悪戯子猫ちゃんに過ぎないぜ!直ぐに捕まえてベッドに押さえ付けて、ククク…
ニキータに弄ばれて限界を越えたダンテは、熱い期待に飢えながら後ろ手をギリギリと捩った。
「縄が緩みかかってますよ?」
「あ、ありがとう。…って…」
前に輪を掛けてしっかり縛り直され、反射的に礼を述べながら振り返ると、ミカエルと目があった。
「一人だけで楽しもうというのは、いただけませんねぇ」
「お前はずっと寝てやがれ!!」
再び身動き出来なくなったダンテの叫びが、空しく響いた。
103 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 01:32:02 ID:8/95nRfo
ミカエルのエロ魂がここで爆発か!?
リレー何かいいなぁ。主流になりつつあるし。
乙ですた。
すいません書いてみたくなった。二人に一回だけ割り込みます…
>>102 ミカエルの目はダンテがいつも見た皆の弟の目ではなかった
「威勢がよくて、昔は憧れたもんさ。でも、今は恐怖で顔が歪んでるよ。ダンテ…
その股間にぶら下げた小さなモノがお前の小ささをしめしてる」
「ミ、ミカエル?お前」
「は、ニキータと僕は前から会ってたからね…」
“ジュルッ”
ニキータの耳をしゃぶるようにナメるミカエル
「昼はネコをかぶるのに必死だったよ…ニキータ」
「ミカエル、いつものくせで乳をもみやがって」
この時ダンテは状況を理解できなかった。しかし、自分が襲うなどということを一瞬でも考えたことを後悔した。
狂ってる…昔のイメージでロミオがいたから、同じだと思いすぎた。
「ニキータ、ダンテほっといていつものをしてくれよぉ。お前がいるからこんなクソ田舎に来たんだよ。
でねーとビアンカ襲っちまうぜ!」
「バーカ、これからが楽しいんだ。ヤクぶちこまれて、いつもテメーはハイになりすぎてるんだよ。少し待てよ。
それに、こういうコトに対して作業化してるうちは、まだガキさ。な、ダンテ」
もはや、その笑顔に何らかのかえせる余裕などなかった。
105 :
104:2006/02/14(火) 22:34:33 ID:8/95nRfo
>>104 少し修正します
冒頭に
「フッ」
その叫びの後、ミカエルは少し笑った。
「な、何だよ!?ミカエル!」
これの挿入をお願いします
失礼しました
「ただいま!」
今日で学校は終わり。明日から休み…でも
「あれ?書き置き…」
カセラは出張のようだ。
「一週間以上カセラ先生、戻らないのか…」
「おかえり、ビアンカ!」
「え?ロミオ!?」
久しぶりの再会。でも…それは…
「おかえり…ビアンカ」
ピアの顔はいつもの優しい目で、こちらを見ている。
でもベッドの上に寝ているのは全裸のロミオ。
「…な、何かあったんですか?」
冷静に…ここは病院なんだ…
「こっちに座りなさいビアンカ」
ロミオの体に異常はなさそうだ。
「あなた達、まだしてないんですって?」
「へ?し、してない…とか」
優しく顔を撫でながらピアはビアンカの唇を奪う。
「ん…」
「うふふ、可愛い。こっちもまだだったのかな?」
「ピアさん…」
構わず続けて、ピアはロミオの体を足の先から舐めてゆく
「若くて可愛い体だから、下もみずみずしいわね」
「ピアさん…ねぇ、口でして…」
「ロミオはいっつも一人でできない、甘え坊さん」
ビアンカの目の前で行われてるのは大好きなロミオがピアに犯されていく図…
“ジュパ”“ジュバ”
「ねぇ?イッても…いいですか?」
「ビアンカにその卑しい姿を見せておあげなさい…」
ピアのメイド服にぶちまけられたロミオの液体…
ビアンカは動けなかった。
「ビアンカ、ホントはしたいんでしょ」
ピアは囁く
「…そんな、こと」
「知ってるわ、毎日あなたがロミオの名前を叫んで…今も濡れてきてる」
小さく声をたててたはずなのに
「大丈夫…あの子の童貞はまだ奪ってないから」
「それは…」
「わからなかったら教えてあげるわ」
少し考えた後ビアンカは頷いた。
10日後
「すまないな、急に出て行ってしまって」
「いえ。それにあの子達のことがありましたから…一度やりはじめたら止まらないんですよ!」
笑いながらちらっとピアが目線を移した先には裸で抱き合い眠るビアンカとロミオ。
「私も…君に今日も教えてもらおうかな…」
「はい!」
>>104 もはや、その笑顔に何らかのかえせる余裕などなかった。
「おい、ミカエル。お前どうしちまったんだよ?ああ、わかった。お前まだ酔ってるんだな?」
「……」
「だっておいらたち、友達だろ?永遠の友情を誓い合った仲間だろ?忘れちまったのかよ!」
その瞬間、ミカエルの脳裏に、ダンテと過ごしたミラノでの懐かしい日々が走馬灯のように蘇っていく。
「ダンテ…」
ミカエルの表情が次第にやわらいでいくのがわかる。
「な、ミカエル。おいらの縄を解いてくれ」
と、そのときだった。
「あーん、だめよぉ、ロミオ。そこはだめぇぇ!」
「ああ、可愛いよ、ビアンカ」
ロミオとビアンカの甘ったるい声がリビングから届いた。
「ごめん、ダンテ。僕、向こうの部屋覗いてくるよ。面白そうだし…」
「お、おい、ミカエル!」
ミカエルは振り返ることもなく部屋を出て行ってしまった。
「さあ続けようか、ダンテ」
こうしてニキータの拷問が、再び続くのだった。
そしてビアンカは、ジョバンニに手を引かれて、アジトに案内されました。
「わたしが入ってもいいの?」
「ああ、お前は特別だ」
ビアンカはきょろきょろと辺りを見回して、中の階段に座りました。
「じきに仲間が集まるからな」
ジョバンニがそう言って隣に座ると、ビアンカはまたどきどきしてしまいました。今日はなんだ
か、驚くことばかりです。黒い兄弟と敵対している狼団──ビアンカは今まさに、そこに招待
されているのです。
「なんだか緊張しちゃうわ。ジョバンニの仲間って、どんな人たちなのかしら?」
「なあに、怖がることはないぜ。根はいい奴らばっかりだからな」
しばらくそんな話をしながら待っていると、外から合図があって、ぞろぞろと狼団の仲間たち
が入ってきました。
「あれ、どうしたんだい?その子」
「もしかして、アルフレドの妹じゃないのか?」
入ってくるや否や、狼団の仲間たちは、ジョバンニを質問攻めにしました。
「ああ、こいつはアルフレドの妹、ビアンカだ。今日から俺の女になった」
「ええっ?アルフレドの妹が?…ジョバンニさんの?」
「ああ、そうだ。いろいろとあってな」
「へえ…」
リオは目を丸くして言いました。他の仲間たちも顔を見合わせて、驚いている様子です。
「それから、お前ら。わかってるな?もしビアンカに手ぇ出しやがったら殺してやるから」
「へへっ、わかってます、ジョバンニさん」
ビアンカは緊張した様子で、そのやりとりを眺めていました。するとジョバンニは、ビアンカの
背に手を回して言いました。
「あともうひとつ。今日からビアンカを狼団に入れる」
「あ、あの、わたしが?」
度重なる突然の出来事に、ビアンカはびっくり仰天してしまいました。そんな話は、まだ一度
だって聞いてもいません。それにビアンカは、この間、黒い兄弟に入れてもらったばかりなの
です。けれどジョバンニが、
「嫌なのか?」
と、ただ一言尋ねると、ビアンカはすぐさま首を振って、
「ちっとも嫌じゃないわ」
と、一も二もなく答えてしまうのでした。
「こいつは昨日、俺に殴りかかってきたんだ。こいつは他の奴とは違う」
「へえー、そいつはすげえ度胸だな。ビアンカ、ジョバンニのお墨付きなら、大歓迎だよ」
ニキータはにっこりと笑って、ビアンカに手を差し出しました。
「ありがとう。よろしくね」
ビアンカも少し照れながら手を握り返しました。すると他の仲間たちも、
「俺たちもよろしくな」
と、微笑んでビアンカに言うのでした。ビアンカは、狼団に対する怖いイメージが、すっかり吹
き飛んでしまいました。ミラノの街の不良グル−プとして恐れられている狼団──ビアンカは
ロミオたちから何度もその話を聞いていました。けれどいざ触れ合ってみると、ビアンカは思
っていたより、ずっといい人たちばかりだと思いました。
「こんな…知らねぇよ!」
アンゼルモの顔は怒りに満ちていた。
「どこで…奴が見た!?ここから動けないはずだろ?誰も信じない…そのはずさ…」
体に刻まれたアザ。
立場は追い込まれていた。
『嘘をつくくせがある』
ニキータが話した“手紙”の内容…
「ちょっと…いいか?」
家には二人…
静かな怒りを秘め、アンジェレッタの部屋に入る
「アンジェレッタ…」
あの目は嘘はつかない…見ればわかる。
自分と何かが違う…貰われた−血の繋がらない−子だからか…
ロミオなんかよりも僕の方がわかってる…奴は天使なんかじゃないんだ…
アンジェレッタは気持ち良さそうに、窓からのぞく光の中でスヤスヤと眠っている。
お前なんかのために…僕は…
手に作る握りこぶし。
『お前のせいで…全てが台無しさ!』
心の中で殴る…でも…わかってる…殴っても殴っても殴られてるのは自分。
すっきりしない…でも、心の痛みは…
「アンゼルモ?」
気配に気付いたアンジェレッタは目を覚ます。
アンジェレッタはわかっていた。アンゼルモの傷が。
どうしていいのかわからない二人。
「なぁ…」
アンゼルモの疑問…なぜ自分の嘘を知っていたのか?
嘘をつかない目…知ってるからこそ、疑問を問うことなどできない。
孤独が支配する。
傷から血が流れ落ちる。
「アンゼルモ…ううん、お兄ちゃん、そこに座って」
この傷は誰がためにつけられたのか?
ベッドから見下ろすように僕を見つめる…その姿に何も話すことはできない…
「私、お兄ちゃんが…戻ってくると思ってたの…」
「誰もお前なんか!」
「私の大切なお兄ちゃん…」
何で…僕はひねくれたんだろう?
「…どうして…ロミオの手紙にあんなこと…」
ロミオへの手紙…日記に書かれた自分のこと。
「悲しいから…窓から聞こえてくるのはお兄ちゃんの悪口だけだから…」
「何だよ!いい子ぶりやがって!誰が!誰が…」
傷から流れ落ちた血は痂を作り僕を治癒していく…
アンゼルモは気付いていた。涙が止まらないことを。
そして…それ以上何も言えずにアンゼルモは部屋を出た。
まわりは皆知っていた…知らなかったのは自分だけ
クソッタレ!
全て知らない自分…
無知を知ったその夜…部屋で一人泣いていた。
-end-
みんな乙だお!
>リレー
ミカエルどうした?情緒不安定なヤク中ですかい…
てかロミオ夫妻は他人の迷惑を…
部屋でしたり、おもちゃがないから?リビングでしたり、もうエロエロですねぇ。若いのぉ。
続きの人が待ちドオシイ!
>ロミピア
ピアって…やっぱりカセラの愛人なんかなw
>ジョバビア
ニキータとビアンカの関係は良好そう!
ジョバンニさんがリンカーン指示とかしたら嫌だ!それでこそジョバンニさんです!
>キズアト
「嘘をついてみて」と同じくロッシ兄妹ネタ!
まさか、同じ人だったり?w
非常にこのスレでこのカップリングが人気のあるイメージですw
私も好きになりそ。
>>98 「コトレッタ」
…イタリアのカツレツで、一般的に牛肉が使われます。
滋養という意味では、あまり適してないのですが、美味しいものを食べさせてあげたい兄心と解釈されたし。
アンゼルモは(妹に対してだけ)ツンデレ(希望)です。
感想レス有り難うございました!
「アンジェレッタの我が儘に振り回されて新たな快感を覚えるアンゼルモ」
のSSが読めるのなら、私は禿げても後悔しません。
どうぞ、どなたか、書いて下さい…。
>>107 ミカエルワロタw
良い味出してるw
>>108 ビアンカが初々しくて可愛くて!
>>109 痛々しいなぁ…
もう、素直になっちゃえよ!って頭クシャクシャに撫でたい。
そして、嫌がられてお腹にパンチくらいたい。
乙でした。
コトレッタってそんなんなんだ…
カツとかだと多分アンジェレッタは吐いちゃうよね?
アンゼルモ、プロシュートの兄貴くらいに肉は留めておくべきだと思うよ!
あとリゾットとか
本編のアンゼルモにはツンデレ要素のかけらも感じれなかった…私は読み込みが浅いですorz
でも、ツンデレかはともかくちょっと可愛かったり、苦悩する、ここで書かれてるような彼を私は好きです!
後でエッダが
「お前がサラダ油を使ったのはわかってんだよ!何か知らないけどロクなもんじゃないだろうね!」
とロミオにキレたあたりまで思い浮かびました。
「アンジェレッタのわがまま」
かぁ
発想力もない私に思いつくのは…やっぱムリだぁ
文才のある方にお任せします!
リクエストといえば
ロミアルがないのが不思議ですねw
私が行くようなサイトなら大概それとかジョバリナとか…
1にも801・BLはそっちの板に書いたら、報告をしてどうぞ!
ってあるんだけど。
私はどちらもいけますが、基本はノーマル派だからいいんですけどね。
毎度感想のみで失礼しました!
あらすじ……アンジェレッタ、まさかの物理攻撃。
アンゼルモは咄嗟にアンジェレッタを支えてしまった。
アンジェレッタは裾が乱れるのも構わずに、更にのし掛かり、その細い腕に許される限りの力で、首を絞めにかかった。
「や、めろ…、ってば!」
「いやっ」
アンジェレッタは、短く、泣くように拒絶する。
それでもアンゼルモは払いのけ難く、重心を失って寝台から崩れ落ち…背中を打った。
アンジェレッタは、攻撃の手を緩めないまま、身体に跨がるように跪く。
床に転がった薬瓶、包帯、体温計──その中から鋏を逆手に拾い上げた。
振り上げられた刃の先が、鈍く光る。
そんな事するわけ──。
アンゼルモはぞっとして、遂にアンジェレッタの手首を掴んだ。
元より力の差は歴然としている。
しかし、アンジェレッタはその手から逃れようと力を込めるあまり、悲痛な顔を上気させて、息を切らせ出した。
アンゼルモは瞬間、焼けつく様な焦燥感に襲われた。
物心ついた時から聞かされてきた戒めが目の前をよぎる。
興奮させちゃいけない!アンジェの心臓は…──。
アンゼルモは諦めて、アンジェレッタの手を放し、落ち着かせるように話しかけた。
「分かった!…分かったから、暴れるな。」
白い四指が震えながら開き、鋏が離れ──、床に小さく金属音を刻んだ。
アンジェレッタは、少しの間アンゼルモを見つめた。
そして、安心したように力を抜いて寝台に寄りかかり、慎重に深い呼吸を繰り返した。
ほつれた髪、熱に上せた肌から、しとやかでシンプルな、少女の匂いが立ち上る。
アンゼルモは、これ以上何もないように祈りながら待つ事しか出来なかった。
「何考えてんだ…。」
アンジェレッタは素直過ぎて駆け引きしなかったし、他人を責めたこともなかった。
幼なじみで、妹で、特にこんな振る舞いに及んだりするあたりは、知らない少女で…間違いなく天使──。
アンゼルモは心臓病が移ったように、ズキズキとした胸の痛みを感じた。
114 :
113:2006/02/17(金) 04:51:23 ID:JNgwJjYh
>>110 当方、「キズアト」の作者じゃないですよ。
>非常にこのスレでこのカップリングが人気のあるイメージですw
イメージ“だけ”だと思いますw
115 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:16:33 ID:m54kVDn9
乙
何かよくわからない方向に…
首絞めは何かリアルで怖いですよ…微エロというより微ホラー
なんにせよ
此処のSSはとても面白い訳で
職人の皆さん、いつもお疲れ様です
>>116 禿げしく同意
皆よく書くよ。愛にあふれてる。
アンゼルモへの偏った愛の人なんて正直首を傾げたくなるってのが本音だったんだけど、他の人にまで書かせるんだから、
それはもうキモいどころか凄いと思う。
今、一番好きなんはここの影響も少しあって、ロミオ×ニキータだけど、アンゼルモ関連もGoodだな。あくまで自分は
あと、面白いとか以前に、例えばここと同じレス数ついてても中身のないスレッドも沢山あるし。
毎回ROMの多い自分だが毎日楽しみw
職人は女性多目(全員?)の雰囲気だが、内容は男の自分でも楽しめるし。
ホントGJをいくつもあげたいです。ん?偉そうだな自分w
あと内容はエロのもあるし、
抜ける!ってのも大切だが
それより、面白いのが先行して、抜ける!ってのは逆にないかな。
不満ではないが、ある意味不満?
称賛ばっかすると、何かアレだが、書けない自分には何も言えないなorz
とりあえず、失敗したなぁ
と書き手さんが思われても、次頑張って下さい!
これが精一杯。
>>109 文章上手いですな!暗めの雰囲気がよかったです。
>>113 意外な展開でした。物理攻撃を仕掛けたアンジェレッタの内心が気になります。
続き楽しみにしてます。
>>117 ギャグと組み合わせたエロは抜けないですよね。…とか男じゃないけど言ってみるw
自分が書いたのもそうですが、ギャグが入ってるとエロさを感じない。
なんとなくわかるような気がしますw
アンゼルモは悪役として好きです。完璧で真面目な性格のキャラばっか出すより
そういうキャラも出した方が書いてて面白いし、話を作りやすいです。
このスレでアンゼルモの出現率が高いのはそういう理由じゃないかな〜。
あと、アンジェレッタと組み合わせると、二人の性格がまったく正反対なので、
それぞれのキャラの味が引き立つような気がしますね。
まあなんにせよ、どんなカップリングでも、皆さんの愛がこもってて大好きです。
この後ビアンカは、狼団の仲間たちと、夜遅くまで楽しい時間を過ごしました。自分の知らな
い世界に足を踏み入れたような、そんな時間を過ごしました。
もう、ずいぶんと時間が経って、時刻は夜中の2時近くでしょう。今このアジトには、ビアンカと
ジョバンニしかいません。他のみんなはもう帰ってしまったのですが、ビアンカはまだこうして
二人きりでいたかったのです。
「なんだか、眠くなってきちゃった」
ビアンカは目をこすって、ジョバンニにもたれ掛かりました。なんだか少し身体が熱くて、頭が
くらくらしています。
「ねえ、それ、わたしにも吸わせて」
「大丈夫か?無理しなくていいんだぜ」
「大丈夫よ。さっきはむせちゃったけど、今度は上手く吸ってみせるから」
ビアンカはそう言って、ジョバンニが吸っていた煙草をくわえて、少しずつ吸い始めました。
「うーん、やっぱりおいしくないわ…」
「初めはみんなそんなもんさ」
ビアンカがジョバンニに煙草を手渡すと、ジョバンニはまたそれをふかし始めました。
「そうかしら。でも、お酒はけっこうおいしかったわ」
「お前、ずいぶんと飲んだな。最初は嫌がってたくせに」
「だって、子供がお酒飲むだなんてびっくりしたわよ」
二人は顔を見合わせて、くすくすと笑い合いました。
「やっぱりみんなの言うとおりね。わたし、先のことばかり考えすぎてたみたい」
両親を殺されて、ここまで逃げてきたということ──ビアンカはそれを狼団の仲間たちに話し
ました。するとみんなは、何か面白い物語でも聞くような態度をとるのでした。
『貴族だって!?そりゃあすげえ』
『そうだよなあ。だってこれが本当の話なんだもんなあ。ロシアの貴族じゃなくてさ』
ビアンカはそのとき、自分の不幸を笑われたようで、嫌な気分になりました。
『なによ!人が悲しんでるのに笑わないで!』
ビアンカは声を張り上げて言いました。けれど、みんなの話を聞くと、ビアンカははっとしたよ
うに考えが変わったのでした。
『俺だって、もう両親はとっくにいねえよ。小さい頃、病気で死んじまったのさ』
『あたしの母さんは、男つくって家を出てったよ。あたしが8歳のときにね』
『俺なんか、もともと父親なんていないぜ。売春宿の客との間に出来た子だからな』
どれもこれも、悲しい話ばかりでした。けれど本人は、そんなことなど何も気にしていないかの
ように話すのです。
『なあ、ビアンカ。お前だって辛かったと思うけど、いつまでも気にしてるなんて損だぜ。ここに
いる奴らだっていろいろあるけど、とっくに開き直っちまったのさ』
ジョバンニのその言葉に、ビアンカは何かが変わったような気がしました。将来のことばかり
考えすぎて、それが逆に重荷になっているのだと、思い知らされたような気がしました。
『よーし、今度、そのマウリッツオとかいう奴のところに忍び込んで、金目の物でも盗んでやろ
うぜ!』
『アハハ、そりゃあいいっすねー』
『どうだ、ビアンカ。ちっとは元気になったか?』
ビアンカは、狼団なりの優しさに触れて、涙が溢れそうになりました。不良グループと言われ
ている狼団にも、彼らなりの道理というものがあって、それに気づいたビアンカは、たちまち
強く惹かれていったのでした。
>>119 乙です!
狼団、よい子達だァ
ビアンカがちょっと羨ましいw
って、ビアンカの境遇を思い出して、なんだかしんみりしました…。
>>107 こうしてニキータの拷問が、再び続くのだった。
ダンテは身動きを許されぬまま、達する寸前で動きを止められ、再開したかと思うと止め、を繰り返された。
ニキータはそうして、身体的な快楽は元より、責め苦に喘ぐダンテの反応を存分に楽しみ、味わった。
「ニキ…タ…」
「フフ…言う気になったかい?」
ニキータは悪戯な眼差しを輝かせて問い返す。
「そこの嬢ちゃん!起きてくれぇ…っ!!」
ダンテは、向こうのベッドで爆睡するアニタを起こそうと、声を張り上げた。
知り合いでもないし、格好からして、ニキータと同類の可能性もあったが、
この、限りなく天国に近い、地獄の様な状況から抜け出せるなら、誰にでも縋りたい心境だったのだ。
>>120 この、限りなく天国に近い、地獄の様な状況から抜け出せるなら、誰にでも縋りたい心境だったのだ。
しかし、ダンテが何度呼びかけても、アニタは寝言といびきで返事をするだけだ。
「むにゃむにゃ、もう食べられないよ…」
「頼むっ、起きてくれよっ!!」
「往生際が悪いよ、ダンテ。さっさと言って楽になっちまいな」
ニキータは、動きに加速をつけては、また弱めてを繰り返す。
「お、おいらにだって、男のプライドってもんがあるんだ!」
「やれやれ、男ってのはプライドだけは一人前だからね」
そのとき、身体的かつ精神的に追い詰められたダンテに、大胆かつ無謀な作戦が思い浮かんだ。
…こうなったら椅子ごと倒れてニキータを攻撃するしかない!!
ダンテは縛られたまま、前に倒れ込もうとふんばった。
>>111のリクエストに完全に答えたわけではないですが、
それに対応したアンジェレッタとアンゼルモの話です。
『わがままに振り回して』
全六話。エロ無しです。
『アンジェレッタ?』
風がビュービューと吹き、乾燥した今日の天気。
「寒…」
お使いということで買い物に行かされたアンゼルモ。
「こんなの適当に終わらせて早く家に帰るか…」
その時、
“バンッ!”
風に吹かれて、新聞が顔を直撃する。
「いってー…ちぃ、新聞か…」
手に取り新聞を読む彼に文字は読めない。何を伝えてるのかがわからない。
腹立たしいことが続く…
こみあげる怒りをどこに向けることもできず、新聞を破り捨て、その場を後にした。
「風の強い日なんて、だから出たくないんだ!」
破り捨てた新聞は伝える
『モントバーニ家令嬢アンジェレッタ嬢が行方不明』
「買い物行ってきたよ、母さん」
「寒かったろ。さ、アンゼルモや!温かいスープがあるからね!」
ミネストローネスープを飲み暖まる二人。
「父さん、まだ仕事なのー?」
家族の主は冬場こそが稼ぎ時。
「仕事だよ。どうせあのろくでなしのことだから、酒場で飲んでるんだろうね」
確かに普通なら帰ってもいい時間だろう。
今日は家に二人か…いい機会だ、煙突掃除の野郎のところに何かをしてやろう…
笑みを浮かべるアンゼルモ…
二階にいるのは自分一人。
ロミオ以来の煙突掃除夫の奴はいっぱしに部屋を与えられてる。
奴隷にそんな資格なんてないんだ!
部屋に入ろうとしたその時だった。
「アンゼルモ」
誰かが自分の名前を呼ぶ
「だ、誰だ…」
「ふふ“兄さん”何も変わってないわね」
部屋の影からスッとでてきたのは見慣れたあの瞳だった。
「久しぶりアンゼルモ!」
五年ぶりの再会だった。
『君は誰?』
笑いながらアンジェレッタは全てをわかっているかのような目つきでアンゼルモを見つめ
る
「な、何だよ…」
「別に何もないよ…お兄ちゃんの顔が見れて嬉しいだけだよ!」
嬉々としているが、何だか印象の違うアンジェレッタ
「お、お前なんて知らないよ!それに、このうちの子じゃないじゃないか!」
アンジェレッタの着ている服は一見普通のようで、よく見れば明らかに庶民の手に出せる
ようなものではなく
装飾品一つとってもきらびやかでアンゼルモが見たことのないような物。
「うちの子じゃないなんて…」
目に浮かぶ涙
「え…」
「うわーん!」
アンゼルモは混乱する。アンジェレッタが泣いた。泣かせたのは自分。
しかし、子供のように大声で泣くのだ。こんなこと…あったか?
「あ−わかったわかった、ごめんごめん…」
何かやりづらい…思わず謝ってしまった。
「私…お兄ちゃんの妹だよね?」
「ああ、そういうことでいいよ…」
「やったぁ!」
満面の笑みのアンジェレッタに首をかしげるアンゼルモ。
どうも調子が狂う。
昔なら体が弱かったからか、あんな感じの反抗はしてこなかったし…
「お兄ちゃん…アンゼルモ、今日は一緒にそばにいて!」
「え、あ…おう」
今日はもう、どうしようもない事故にあった気分だ。
「兄さんの…さっきの…」
急にシリアスな雰囲気…
「何だよ、文句あるのか…」
まだ何もしてもいなかったが
「お兄ちゃんは私のそばにずーっといてくれなきゃ嫌だから、あんなことしないでね!」
「はぁ?」
もう訳がわからない
さっきから雰囲気や自分の呼び方がころころ変わる。
「お前…何でモントバーニ家の子だから…出てきちゃダメなんじゃないのか?」
「モントバーニ家…どこの家かしら?」
「え?」
「私はアンゼルモとは久しぶりに会った気がするけど、お兄ちゃんの妹だよ!」
アンゼルモの頭は混乱でショートした。
『一緒にいても…』
はぁ…何か疲れた…
「今日はお兄ちゃんの部屋で寝たいな!」
「え…はぁ?」
「だって…久しぶりに会ったんだもん」
こんなことを言うのは自分の知ってるアンジェレッタじゃないんだが…でも…
「ねぇ…おねがい!」
手をあわせる妹の姿に、思わず頷いてしまった。
小さなベッドに…二人
「な、なぁアンジェレッタ?」
アンジェレッタはベッドに転がるやいなや早くも寝てしまったようだった。
「ああ、やっと一人だ」
何となく安心したところで、冷静になろう。そう、頭を整理して考えるんだ。今自分のお
かれた状況を。
アンジェレッタはなぜか、今自分の前にいる、本当の家に行ったはずなのに。
実際、服とかはその家のものだし、だからこそ…本当の妹じゃない…だなんて…
でも、記憶がないみたいだ…自分のことは覚えてるのに。こっちが混乱する。
どうしようか?厄介な事に巻き込まれるのはゴメンだ…
今の内にモントバーニ家に送り届けよう…記憶もそのうちに戻るだろう…
「ムニャムニャ…お兄ちゃん大好きだよ…」
「アンジェレッタなんて…妹じゃない…なら、なんなんだろうか…」
寝言を言うアンジェレッタの姿はとても美しく、気品にあふれ、少しでも触れればそのま
ま吸い込まれそうだった。
そして話す言葉は子供っぽいことが、また別の何かを感じさせた。
翌朝、結局ベッドでは寝れず椅子に座って、少し寝ただけ…
やっぱ、こいつの相手なんてもうしてらんない…送り届けよう…
「ねぇ、お兄ちゃん!」
だから…こんなベタベタするようなことなんて…
いや、あった…今から10年前くらい…
あの時は子供だったから。そうさ…
「そういえば…体は大丈夫…なのか?」
話を変えよう。リズムを変えよう…
「心配してくれて、ありがとう!もう大丈夫だよ、ホラ!」
元気に手を振って部屋の中を動く。
「あっ!」
何かに躓きそうになりフラッとしてこけそうになるアンジェレッタ。
「!」
咄嗟に体が動いた。
「ちぃ、もう余計なことすんな!動いたり…」
抱き抱えられたアンジェレッタは申し訳なさそう。
「ごめんなさい…」
少し涙目のアンジェレッタの顔を見ると昨日からほのかに感じていたよくわからない気持
ちがまたこみ上げていた…
『寒空と兄と妹』
「外には出られるのか?」
元気になったとは言え、送り届けるにしても、歩いたりできなきゃ話にならない。
馬車なんて呼べる余裕もないんだ…
「うん…私、もう元気だから…」
まただ。雰囲気が変わる…子供ぽかったりやけに大人ぽかったり。
モントバーニ家の邸宅はどこだったか…そんな遠くはなかったはず。
「じゃあ、外に出るか…」
寒空の中…わざわざ出ていく…もう早く終わりにしたい
「わぁ、寒い…」
ガシッとアンゼルモの腕を掴む。
「何だよ!ひっつくな…バカ…」
「だって…」
子供っぽい雰囲気の時、大人っぽい雰囲気の時。
違いはあれど、アンジェレッタは…妹じゃないから…関係ないから。
「アンゼルモ、どこに行くの?」
また雰囲気が変わった…一々気にするのも、また疲れる。
普通に、赤の他人…早くこのウザったい状況を抜け出すか。
「今から、お前の本当の家に行くだけだ」
「本当の家?私はお兄ちゃ…」
「ち…だから、うっせーんだよ!昨日からころころ態度を変えたり、振り回されて…
お前は赤の他人さ!だから、お兄ちゃんでも、なんでもない…ああ、なんでもないん
だ!」
たまっていた何かがアンゼルモの中で弾けた。
アンジェレッタといると…変な気持ちや…色んなこと…こみ上げてくるのは気分の悪いこ
とばかり。
そんなわけのわからないものは気にしない、僕はいらない…
「お兄ちゃんのバカ…じゃあ、どうすればいいの…」
「どうすれば?だから…」
本当の家に…そんなことは言えない…泣いてるじゃないか?お前の“妹”が…
「もういい…」
そう…なんとでもなるさ
「もう、何も言わないから、ベタベタしないでくれ…」
「え…うん」
「本当の家だとかも、言わない。そのかわり、僕の厄介にならないでくれ」
「うん」
「そして、“兄”だと思ってくれてもいいけど…」
アンジェレッタを妹だなんて思ってなんか…
「いいけど…?」
「ちぃ…うまく言えないけど、普通にしてくれたらもう何も言わねぇさ」
「うん!」
子供っぽくアンジェレッタは元気な返事。
何だか気が楽になった。モントバーニ家には結局行かなかった。
そして、次の日
「お兄ちゃん!デートに連れてってくれないかな」
やっぱり、あの安心は何かの間違いだったか…
『“君”の価値』
「ねぇ!これ買って!」
「だから…お前に使える金なんてないって」
やっぱり心を許すんじゃなかったか…
「もう、お兄ちゃんのケチ!」
今日の雰囲気は安定しているのかずっと子供っぽいまま。
だからこそ、疲れるのだが…
「金は…だからないんだよ…まぁ、そのネックレスを売ればあるけどな!」
アンジェレッタがつけている高そうなネックレス。
ただで相手してやってるんだこれくらい…
「ホントに?じゃあこんなのいらない!いつの間にかつけてただけだもの」
高そうだ、と言ってもたかがしれてるだろう。
まぁ売って、適当にそっから出せばいい。
そう思ってたのだが…
宝石商にネックレスを見せた時、最初バカにしていたような顔がみるみる変わっていくの
がわかった。
「なぁ、君」
「ん?」
「どこでこれを盗んだんだ!君のような年齢の者が…いや平民には手がだせるもんじゃな
いぞ!これは」
「だから、盗んでねぇよ!」
「問答無用!」
捕まりそうになったアンゼルモは店の外で待っていたアンジェレッタを連れて外に走る。
「え、何?」
あまりに高価過ぎたがために疑われたアンゼルモは走る。
悪いことなんて今回に限っては何もしていないというのに。
だから、こんな事に巻き込まれるのは嫌なんだ!
「ハァハァ…あ!」
走った…自分のことで精一杯だった…
そう忘れていた。アンジェレッタの心臓は…
「お兄ちゃん…」
「おい、大丈夫か!」
一瞬の安心…
「ハァ…ハァ…ありがとう、心配し…てくれ…たんだ。私は大丈…夫…」
“バタッ”
アンジェレッタの体は治っていたように見えても、まだ完全なものではなかった。
アンゼルモの手の中で力無く崩れ落ちる。
「おい…おい!起きろ!バカ…ちきしょう!」
だから…あれだけ…
いや、僕は何をした?アンジェレッタを…アンジェレッタを無理させたのは…僕…
自分のために…迷惑をかけるな、なんて言っておいて…
「だから…こんな厄介な事はイヤなんだ!」
背中にアンジェレッタを背負いアンゼルモは走った。涙はない…涙をだす労力すら惜しい
…
嫌だ…僕のために…
覚えていたあの医者の家の前…
「カセラ先生!妹を助けてください!」
『far behind…』
アンジェレッタは目を覚ました。
今まで何かを見ていたみたい。
子供の頃のこと?とっても楽しかった思い出。
でも、思い出せないこと。夢?ううん夢じゃない…
「アンジェレッタ?」
「…おばあさま?」
ここはモントバーニ家の部屋らしい。
「よかった…」
少し疲労しているように見えるイザベラの目には涙が浮かぶ。
「私は…」
「アンジェレッタ…あなたずっと寝てたのよ…」
体の具合が良い方向に行っていた頃に突然アンジェレッタは姿を消した。
見つかった時、彼女は深い深い眠りについていた。
「ねぇ…おばあさま。私とっても嬉しかったの」
「嬉しかった?」
アンジェレッタは満面の笑顔。
「お兄ちゃんと…アンゼルモとずっと一緒にいたの。何をしても、アンゼルモは笑ってく
れなかった…
でも、最後には私のために何でもしてくれたの!」
「それは夢かしら?」
「夢…ううん…おばあさま、違うわ…」
外には雪が降っている。
「アンゼルモ…どうしたんだい」
「母さん…」
あの日のこと…最悪さ…
何でもしてあげられた…何でもできた…そのはずなのに。
アンジェレッタはまた遠くに僕を置き去りにした。
僕の妹はアンジェレッタしかいない…
わかってるのに。
「おい、ご飯は?」
「父さん、僕いいよ…」
雪を見ていれば、心が落ちつく。
白い結晶が地面に落ちる。ただ、それだけ。
降った雪は地面の中に消えていき、後には残らない。汚れた地面が、さらに汚れていく。
「僕は…自分さえよければ良かった…皆、僕のためにいるだけさ…」
そう、皆そうさ。自分が大切。他人なんて利用するだけに過ぎない…
“お兄ちゃん、大好き!”
邪魔だ!纏わり付くんじゃ…
病気がやってくるようなもの…ここに奴が持ってくるんだ…
でも…自分が良ければ…それには他人の幸せが必要だった。
振り回されるのは嫌…だけど、誰かのために何かをできることの幸せ。
僕が幸せであるがためには、父さんが…母さんが…そして…
馬車が、ロッシ家の前に着く。
ボルゴ横丁には雪が少し積もっていた。
-終-
あぁ、こっちの奴かコミュ立てたのは・・・誰も入ってないしw
なんかこのスレいいな、読みやすい。
どうしてか…こんなにも体が重い。
わかってる…疲れてるから。
そう、疲れてるから…あなたの目が私を疲弊させるから。
「好きだよ」
言葉で表すのは簡単なこと。
何度だって言える。本当の気持ちだもの。
「愛してる」
嘘じゃないから、言える言葉。
でも…何度そんな言葉を並べても“そこ”にはたどり着かない。
強く抱きしめられた。涙は止まらない。
優しくされた。あなたは意識してないみたいだけど。
でも…私はあなたの妹…
「好きさ」
間違ってはいないだろう。でも、私はあなたの妹なんだ。
「愛してるよ」
本当のことだけど、本当じゃないことなの?
だから…無数に積み重ねても、“そこ”は見えることはないのか?
夜…私は夢を見れない。見てもいつも忘れたいから。
夢…離れていても何度も見た。顔の見えないあなたの夢。
私は見れない…
「好きなの?」
問い掛けれるほど私は強くないだろう。あなたを失いたくないから。
「愛してる?」
自問する言葉。頭の中を光の速さで何周もする。
だけど…“そこ”にはいつまでたっても追いつけやしない。
これは何だろう?
あなたと何かをしたいから、私は壊れていくの?
体を蝕むのがわかる。私はそれを楽しみ、笑い、苦しんでいく。
最悪。私自身のためならどんな嘘もついてしまう。
自分が可愛いんだ…あなたを想ってる、だなんて言っても、どこかで錯覚と決めつけて
る。
本当に傷つくのが怖いんだ。今がそれなりに幸せなことを知っているから。
そして時は流れる。
時の座標は止められない。
冷静な目で私が私を見ている。
どこかに置いていった私。
離れていても掴んでいたい。
あなたがもし、男でも女でも…
あなたがもし、隣にいる人でも、異国の人でも…
あなたがもし、過去の人でも、未来の人でも…
あなたがこの世界の人じゃなかったとしても…何であろうとも、あなたを得るため、私は
歌い続けるだろう。
何のためにここにいるかはわからなくても、今すべきことはわかっているから。
「愛に飢えて私は死ぬのだろう」
いつか見た夢は私を殺し、私を見つける術となる。
今からでも行きたい。
あなたを得るために…
-終-
「なぁ」
「ダメなんだ…」
その光景を思い出す時に彼は考える。
何故拒否をされたのか?
自分の容姿に問題があったのだろうか?
いや、自分で言うのもなんだが、容姿に関してマイナスとまではならないだろう。
性格が?いや…そんなにまで問題が…あるのかもしれないが、むしろ合う方かもしれな
い。
「へ、勝てねーよな」
奴の存在が彼にのしかかる。
そいつの全てを知らなくても彼女の顔を見れば何かぐらいはわかる。
「おいら…失恋したんだよな?」
失恋の痛みは心に傷を残すかもしれない。
だから…だからあの時なら…と、告白した。
結果は最初からわかっていた。自分が突っ走りすぎていたのか?
確かにそう思うのは事実だが、突っ走ったとは思わない。
言わなければならないと誰かが言ったから。
「お前…男かと思ったぜ」
だから、ギャップに恋をしたとでも言うのか。
可愛い顔をしている。だから一目ぼれしたのも間違いではなかったが、
それだけで全ての正解がだせるような相手じゃなかった。
「なんで男の格好なんかしてるんだ?」
当然の疑問。でも何故か不思議じゃなかったんだ。
おいらは騙された。金のために…
でも、今おいらはそんなこと気にしちゃいない。
ただ、ニキータが好きだという気持ちに気付いている今があるのだから。
しかし、フラれたのだ。心がキリキリと痛む。
これが失恋なんだろうか?
ニキータは強かった。強くない人間だと言うかもしれない。
でも彼女は泣いていた。強いから泣いていた。
何に泣いていたのか…全て彼女と一身同体なわけでもないおいらには理解はできないさ。
彼女自身もわからないかもしれない。
でも…少しでも力になれたなら…
ううん、おいらには力不足らしい…
心の痛みは失恋じゃないようだ。
大きなショックなんだ。皆には言わないけど。
でもそんなショックも塵のように小さくなるほどおいらの心は痛い。
ニキータが幸せでいてほしい。
それだけなんだ。
ニキータはこれからも幸せに生きていくと思う。
でも…彼女の心。それは癒されない心。
ポッカリ開いた穴を塞ごうともしない。
泣いても何にもならない、彼の心。
ひっそりとそれは闇に葬られた。
-終-
私は孤独…
あなたが大好きなんだもん!
「よーし、カルロ、ピエトロ来い!」
ソノーニョ村に雪が降る。
子供たちは元気一杯に遊び回る。
「アニタおねーちゃん、もう疲れたよ」
「はいはい、子供は風の子。私は疲れてないんだから!」
ソリは斜面を滑り、高速で小さな雪の山にぶつかる。
「アニタお姉ちゃん、服汚れた−」
「ん−もうしかたないわね」
「ただいま!」
「おかえり、ご飯もうすぐできるからね」
「はーい!今日は何かな?」
あなたの今日のご飯は何かしら?ロミオ?
ロミオがミラノに行ってから三ヶ月は経った。
もう村の人も話すのをやめている。
ジェシカおばさん達と皆話すのさえ遠慮してる。
私は…
ロミオが好きなんだよね?
「今日はカルボナーラスパゲッティーよ!」
豪華な食事。
蓄えがある家の食事。
でも…細い麺に濃厚なソースは合わない。
「ごちそうさま」
「食べないの?」
小さく頷くとアニタは自分の部屋に帰った。
「だって…美味しくないもん」
誰も話さない。
答えが見つからないんじゃないもん…
「ソリ遊び…こんなに楽しいのに…」
雪は降る。これが雨なら、ロミオは私のもとを離れなかった。
「神様のバカ…」
雨乞いのお守りなら沢山作ったよ。
「降ってくださ−い」
ロミオがいなくなっても毎日祈ったよ。
沢山雨が降ってきた。でもロミオはもう…私のもとには帰らないの?
「おやすみなさい」
まだ、早い時間なのにカーテンを閉めて寝たい。
雪が見たくないから。
南を見るのが嫌だから。
「雪で凍えて死んじゃってたんだって!」
「ロミオ…なんだかんだでいい奴だったよな…」
「嘘よ!皆…嘘よ!」
汗で濡れたベッド。
外を見ればまだ朝にもなっていない。
「何で…なのかな…?」
ロミオは幼なじみだから大好き!
そう…だから、私の一部を共有してきたつもりだから…
「私バカよ…」
何で止めれなかったんだろう。
今…私は孤独…ロミオの目を思い出すから孤独。
「アニタ−」
「エンベリーノ?」
何をしに来たんだろう?
「ロミオのこと…好きだったろう?」
「え?」
「ロミオのこと考えてるのは…ほら、アニタだけじゃないからさ…」
孤独じゃない…皆で待ってるから…
-終-
「わたし、もうくよくよするのはやめるわ。こんなに素敵な仲間に出会えたんだもの」
「余計なこと考えるより、俺たちと遊んだ方が楽しいだろ?」
「ええ。ほんとに今日は楽しかった」
ジョバンニがビアンカを抱きしめると、ビアンカは頬がばら色に染まって、まるでとりこになっ
たようにうっとりとしてしまうのでした。
こんなふうにして、すっかりとジョバンニに惚れ込んでしまったビアンカですが、その反面、そ
れを知ったロミオが、悲しみのどん底に沈んだということは、言うまでもありません。もっとも、
ロミオがそのことを知ったのは、もっとずっと後のことだったのですが──。
そして、ミラノの街にクリスマスが近づいていた、ある日の事です。ロミオは煙突掃除をしてい
る途中、誤って屋根から転落し、足の骨を折ってしまいました。そして、治るまでの間、カセラ
先生の家でお世話になることになりました。しかし、ビアンカの姿はやはり見当たらず、どこ
かに出かけているとのことでした。
「ようロミオ、一人で寂しがってやいないかと思って、様子を見に来たぜ!」
「さっき、ビアンカがジョバンニと歩いてるの見たよー」
噂を聞きつけたダンテとミカエルが励ましにやってきましたが、ロミオにはなんの慰めにもな
りませんでした。
「いいんだよ、僕は。この休み中はたくさん本を読むって決めたんだから」
少し怒ったように、そう言ってみせるロミオでしたが、悲しみを隠し切ることはできませんでし
た。ロミオが気づいた頃には、ビアンカはすっかりと変わっていました。お酒や煙草はもちろ
んのこと、サーカスを見るためにロミオが働いていた一方で、ビアンカは狼団の仲間たちと忍
び込み、タダ見をしていたのです。そんな様子を見ていると、ロミオは、なんだかビアンカが
手の届かない遠い所へ行ってしまったような気がしました。
そしてクリスマスの日の夜、夕食を済ませると、ビアンカはロミオの部屋に入ってきて言いま
した。
「ねえロミオ。今から出掛けてくるわ」
「出掛けるって…今から?」
「ええ。もしかしたら朝まで帰らないかもしれないから」
「朝って…カセラ先生に見つかったらどうするの?」
「だから見つからないように、窓から出るのよ。でももし何かあったら、適当にごまかしといて」
「ちょっと、ビアンカ!待っ…」
ロミオがそう言いかけるうちに、ビアンカは窓にのぼって、外へ出て行ってしまいました。一体
ビアンカは、朝まで何をするというのか、ロミオは気になって仕方がありませんでした。けれど
も、ロミオはビアンカを引き止めたくても、脚を怪我しているので、追うことも出来ません。ロミ
オに出来ることは、ただベッドに寝転がって、アルフレドが好きだった白鯨の話を読み続ける
ことだけです。
(いいんだ僕は…僕にビアンカを引き止める権利なんてないんだ…)
ロミオの目に浮かんだ水の玉が、ぽたぽたと本に落ちて、文字が滲みました。それでもロミオ
は、悲しみを忘れようとするかのように、盲目と本を読み続けました。
>>『わがままに振り回して』
リクエストに応えてもらって、ありがとうございました。
意表をついた幼いアンジェレッタと、普通の兄っぽい兄がカワイかったです。
嗚呼、ほんとにこの二人、改めて好きですわぁ。
>>134 このシリーズのロミオって、なんか妙に可愛いよなぁ…
と思ってしまう私は、アレでしょうか。
136 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:07:15 ID:pNfUJnVu
何かしらんけど期待age
137 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 01:01:44 ID:vdwY17zZ
何かスレの雰囲気重め?
何か楽しいエロほしいな
アニタとかの
『こんなことしてるってカセラ先生に知れたら、なんて言われるかしら』
『ばれなきゃいいのさ、ばれなきゃ…』
暗闇の中、ビアンカとジョバンニが、ベッドの中で抱き合ってキスをしていました。
『今日はもう帰りたくない…』
『今度の言い訳は何にしようか?』
『平気よ。ロミオにごまかすように頼んでおいたもの。それに、窓から出てきたの。きっとカセ
ラ先生もピアさんも気づいていないわ』
『そうか、じゃあ今日は泊まってけ…』
『うん…』
暗い部屋を、月明かりがぼんやりと、窓から照らしています。そんな中で、二人は抱き合って
は、何度も貪るように舌を絡め合っていました。しばらくして、ジョバンニがビアンカを腕から
放すと、ビアンカは切なげな声で言いました。
『ねえ、やめないで…』
ビアンカはまた、ジョバンニの胸にすがりつきました。
『わたし、もう子供じゃないわ…』
月明かりに照らされて、ビアンカの瞳が潤んでいるのがわかりました。
『無理すんなよ』
『無理なんかしてない。ね、いいでしょ?わたし、何も知らないの。教えて?』
ビアンカはジョバンニの首に腕を回して、小さな声で言いました。
『いいんだな?ビアンカ…』
『うん。お願い…』
すると、ジョバンニはビアンカをそっと抱き寄せて、ゆっくりと上に覆いかぶさりました。
『あ…』
ビアンカは、思わず切ない声を漏らしましたが、すぐにまた二人の唇が重なりました。そして、
ジョバンニはビアンカの服に手をかけて、丁寧に剥ぎ取っていきました。
『ああ…はずかしい…』
ビアンカは顔を真っ赤にしながら、目をぎゅっと閉じて、横を向きました。次第にあらわになっ
ていく身体が、かすかに震えているように見えました。するとそのときです。
「やめるんだ、ビアンカ。ビアンカ…ビアンカぁ…」
ロミオは泣きそうな声で、寝言を言いました。ロミオは本を読みかけたまま、いつのまにか眠
っていたのです。
「ビアンカ…なんてことを…」
眠ったまま、ロミオの目から涙がこぼれ落ちました。ロミオにとって、クリスマス休暇はちっと
も楽しいものではありませんでした。可哀想に、ロミオは一晩中、自分が作り出したこの悪夢
にうなされ続けたのです。
さて、そのときビアンカは、そんなロミオの想いにも気づかず、狼団の仲間たちと一緒に、ア
ジトでクリスマスを祝っていました。アジトには、(盗んできたものですが)ささやかなごちそうが
並んでいました。
ビアンカには、悲しいことや、つらいことが、今ままでたくさんありました。けれど、今はとても
幸せでした。ビアンカは、これからもずっとずっと、このミラノで、大好きなジョバンニと一緒に
いられるのですから。
もちろんロミオにも、きっと幸せが訪れることでしょう。なにしろ、ロミオはちっとも気づいてい
なかったのです。ソノーニョ村で、幼馴染のアニタがずっとロミオを想い続けて待っていてくれ
るということに。
おわり
レスくださった方、ありがとう。
やたらペースがのろくなってしまって、申し訳ないっす。
続編でもう1つだけ短めの話を書いて、このシリーズは完結にしたいと思います。
>>138-139 毎度乙です。
あなたはもしかしてロミオが好き?
毎回いじめてる感じがどこか好きですw
次はアニタ編?期待してます!
ペースに関しては、全く気にしてないですから、職人さんの好きなペースでどうぞ。
でも、リレーはもう一人の方が書かれないなら私が書いてみようかな?
少しでしゃばってるか、すいません。
前も誰か書いてたけど、ここの方って何人住人さんいるのかな?
基本、私はROM専で初代のスレからたまに感想書き込みしているのですが。
大分最初のスレより人自体は少なくなったけど、濃さは相変わらず…いや、より濃い。
BSの再放送終わればまた増えるかな。
2chの本スレの方で「紹介」書いてる人、密かにこっち見てない?
なんとなく。
141 :
138:2006/03/05(日) 02:35:34 ID:0CGtsru8
>>140 ロミオ好きです。好きだからこそいじめたくなりますw
リレーはどんどん書いちゃってください!みなさんもぜひご参加をw
行き詰まってきたら、そのうち私が完結させようかなと思ってます。
ロム専の人はできれば出てきて欲しい!
好きなカップリングとか、どういう感じの話が見たいかとか知りたいです。
>>141 好きだからいじめたい
ですよねー
私ならダンテいじめてぇw
リレーは今はやめときますが、明日考えようかな
腐女子臭いからこのスレはROM
とかなら嫌だな…
否定はしないけど…
好きなキャラ
アンジェ
好きなカプ
ロミオ×アニタorビアンカorアンジェ
アルフレド×ビアンカor二キータ
アンゼルモ×アンジェ
ダンテが好き
ダンテ×ニキータ
ロミオ×アンジェ
アルフレド×ビアンカ
アニタはアニタw
わりと公式ものが人気なんですね。
あと、アンゼルモ×アンジェレッタが好きな人も多いみたいで意外w
私もここのSSに影響されて好きになりました。
「本当は妹じゃないくせに」と、アンジェレッタにも容赦なく罵倒をあびせて泣かす、
アンゼルモの極悪非道っぷりは最高。
リクエストですが、このノリでニキータを泣かすアンゼルモが見たいです…。
散々に汚い手を使って狼団に復讐するアンゼルモとか、とにかく悪を貫いた、
痛快(?)な悪の物語が読みたい!好き嫌いが分かれそうですがw
では、予告。
>>138の不良になったビアンカの続きで、ロミオ×アニタ(エロあり)です。
シリーズものの最終話になります。あまり爽やかな話ではありません。
ある昼下がりの午後。暇を持て余したアニタは、ベッドにもぐり込み、服の中に手を入れて、
気持ちの良くなる部分をさわっては、身体をほてらせていました。
(好きならキスしてなんて、生ぬるいわ。ロミオが帰ってきたら、今度は…)
そして、頭の中でいろいろな甘い想像をかけめぐらせていると、いきなりカルロとピエトロが部
屋に入ってきました。
「アニタ姉ちゃん、遊ぼう!」
「あれ、アニタ姉ちゃん、何やってるの?」
二人は無邪気に、ベッドに横になっているアニタのそばへ駆け寄りました。
「ちょ、ちょっと、あんたたち。乙女の部屋に入るときはノックくらいしなさいよね」
アニタは慌ててベッドから起き上がりました。
「ねえねえ、なんでスカートの中に手を入れててたの?」
「脚がかゆかったんじゃない?」
「そうかぁ」
何かよくわからないというように、二人が顔見合わせていたので、アニタはそれならそれでい
いかと、得意げに話をし始めるのでした。
「じゃあね、ちょっとだけ教えてあげるわ。もうすぐロミオが帰ってくるでしょう?そしたらアニタ
は、ロミオと心も身体もひとつになるのよ」
「ひとつに?ひとつになるとどうなるの?」
「うーん、それはあたしもしたことないから、よくわからないわ」
「ふうん」
二人はまたよくわからないというように、顔を見合わせました。
(ロミオ、絶対に帰ってきてね。あたしはずっとずっと待ってるから…)
アニタは両手を握って祈りました。
そして数週間後、ミラノでは──ロミオはとうとう契約が切れて村へ帰れることになりました。
ロミオは半年ぶりに、あの懐かしいソノーニョ村に戻ることができるのです。
ミラノでの煙突掃除の仕事はつらいものでした。けれど、ロミオは素晴らしい友情に恵まれま
した。黒い兄弟の仲間たちがいたからこそ、ロミオは様々な困難を乗り越えられたのです。
しかし、どうでしょうか。ロミオはどういうわけか、女運だけは悪かったのです。この半年間、ロ
ミオはずっと女に泣かされ続けてきたと言ってもおかしくはありません。
大好きだったアンジェレッタは、毎晩のようにアンゼルモと絡み合うようになりました。アンジェ
レッタへの想いを諦めたかと思えば、今度はニキータに無理矢理もてあそばれました。そして
とうとうビアンカまでもがロミオのもとを去っていき、ロミオは今までの生々しい記憶が作り上
げた、怖ろしい悪夢にうなされ続けたのです。
ですから、村に帰ってアニタが温かく迎えてくれた時には、ロミオはいちころにまでなってしま
ったのでした。
>>121 ダンテは縛られたまま、前に倒れ込もうとふんばった。
「何してんだい?」
椅子は動かない。
「ふふ、ロミオ達は拷問器具マニアみたいだね…」
ニキータの楽しみはもう次の獲物へと移りつつあった。
「はぁ…ニキータ…」
「早く言えば許してやろう『ヤらせて下さい』ってな」
「こんなに…」
大好きなニキータが誘っているんだ…いけば…
いや、あんなのニキータじゃない!
ダンテは急に冷静さが自分の中に戻っていくのを感じた…
ロミオが村に帰った後の、ある日のことです。ロミオとアニタは、暖かい日差しに包まれた、ソ
ノーニョ村の春の野原を散歩していました。
「ねえ、ロミオ。あたしのこと好き?」
アニタはロミオの方を振り返って、突然に尋ねました。
「うん、大好きだよ、アニタ」
ロミオもすぐに答えました。アニタは驚きました。昔はあいまいな返事しか返してくれなかった
というのに、ミラノから帰ってきたロミオはとても積極的でした。
「じゃあ、セックスしよ。好きならセックスしよ」
アニタは恐る恐る言いました。
「いいよ、アニタ」
ロミオはアニタを強く抱きしめて、キスをすると、その場でいきなり押し倒しました。
「きゃっ…ロミオ?」
「大丈夫。誰も来ないよ」
アニタは驚きと嬉しさでいっぱいでした。今までは、キスだってしてくれなかったロミオです。こ
んな経験は、初めてでした。
一方ロミオも、すっかりアニタに夢中になっていました。自分をこんなに想ってくれているアニ
タが、かわいくて仕方がありませんでした。あの日、ニキータとしたこと──あのときの記憶を
塗りかえられたら、どんなに素敵なことでしょう。
「ああ…うれしいわ、ロミオ」
ロミオはアニタの服を乱して、何度も身体に口付けました。
「ねえ、ロミオも脱いで」
アニタははずかしさに顔を真っ赤にして言いました。
「うん、わかった」
ロミオは起き上がり、ごそごそと服を脱ぎ始めました。
「あたし、こんなことするの初めてよ。ロミオも…ロミオももちろん初めてよね」
ロミオはそんなアニタの言葉に、ニキータと交わった日のことを思い出して、困ってしまいまし
た。正確に言うと、ロミオは初めてではないのです。そんなことなど忘れればいいのですが、
ロミオは嘘をつくのは嫌いでしたから。
「ごめんアニタ…僕、初めてじゃないんだ」
「え…?なんですって!?」
その瞬間、幸せそうだったアニタの表情がみるみるうちに歪んでいきました。
「他の女の子としたって言うの?ミラノに好きな子がいるの?」
「そうじゃないんだ、アニタ。話は長くなるんだけど…」
けれど、アニタはロミオの話などまったく聞こうともしません。
「馬鹿!馬鹿!アニタのこと好きっていったじゃない!」
アニタは涙目になって言いました。
「アニタ、話を最後まで聞い…」
「でも、でも、こんなことはしたことないでしょ!?」
アニタは言葉をさえぎるように叫ぶと、ロミオ押し倒し、ズボンを引き下ろしました。
「ちょ、ちょっとアニタ…?」
そしてアニタは、ロミオの立ち上がった部分を見つめて、一瞬戸惑った表情を見せたかと思
うと、一気にそれをくわえ込みました。
「アニタ!そんなことしなくていいよ!」
ロミオは必死でとめようとしましたが、アニタは一向にやめようはしません。口に含んだまま、
ひたすら舌を動かし続けていました。
「アニタ…」
そんなアニタの健気な様子を見ていると、ロミオは何も言えなくなってしまいました。ロミオは、
頬を上気ながらなめ続けるアニタを、黙って見詰めていました。けれど、アニタが弱い部分を
長く攻め続けていると、ロミオはいよいよ出そうになってしまいました。
「アニタ、もういいよ」
それでもアニタは放そうとはしませんでした。
「で、出ちゃうよっ」
ロミオは必死で我慢をしましたが、アニタが勢いよく口を動かしてきたので、とうとうアニタの
口の中に出してしまいました。アニタは吐き出された液を全部受け止めると、苦しそうに口を
手で押さえました。
「アニタ!早く吐き出して!」
アニタは口を押さえたまま肩を震わせて、飲み込もうとしているかのように見えました。
「もういいからアニタ…」
ロミオは祈願するように言いました。するとアニタはロミオの上に覆いかぶさり、思い切りキス
をしました。その瞬間、ロミオの口の中に流し込まれたものは──。
「んっ…んぐっ…」
アニタは口に含んだものを全部口移しをすると、ロミオの口を手で押さえました。
「ロミオなんか大嫌い!」
「んーっ、んーっ」
ロミオの頬にアニタの涙が滴り落ちました。
「その子とミラノで仲良くやってればいいのよ!」
「んっ…うっ…」
ロミオは苦るしさのあまり、口に入れられたものを全部飲み込んでしまいました。
「浮気者!ロミオの浮気者!」
アニタは乱れた服を戻し、ロミオに平手打ちをくらわすと、泣きながら駆けて行ってしまいまし
た。
(どうして…どうしてこんなことに…)
ロミオはショックのあまりに、起き上がることも出来ませんでした。ロミオの視界には、ただた
だ、青い空が広がって、頬を叩かれたときの乾いた音が、いつまでも響いているような気がし
ました。
こんなふうにして、このロミオの長い物語は幕を閉じました。この後、一体ロミオはどうしたで
しょうか?いろいろと不安は残りますが、心配はいりません。ロミオはちょっとやそっとのこと
ではくじけたりはしないということを、みなさんはよく知っていると思います。きっと、アニタの誤
解が解ける日も近いことでしょう。優しさと、勇気に溢れたロミオ──そんなロミオを、これか
らも応援してあげてください。
シリーズものおわり
150 :
あとがき:2006/03/06(月) 00:26:17 ID:ML16xQbv
ずいぶん長く続けてしまいましたが、これで終わりです。読んでくれた人、ありがとう。
このシリーズは、本編のモテるロミオとのギャップを楽しもうと思って書きました。
ヒロインと仲良くしている場面はみんな正反対にするなど、とにかくありえない展開にわざとしました。
別に、本編の延長でロミオやアンジェレッタの不幸を願っているとか、そういうわけではないのであしからず。
どのキャラクターも好きだからこそ書きました。
それでは、みなさんの新作楽しみにしてますノシ
>>147 おっと、同時に貼ってしまったw申し訳ない。
>>145-146 かぶってしまったかとびっくりしましたw
乙です。
アニタの年れ…いやいや、可愛くエロがみたいな!
って爽やかじゃないのか…
期待してます!
ってリロードしてないから続ききてたのわからんかったorz
ホントスマソスマソ
イッてくる
いえいえ、気にしないでくださいw
私も最後まで張り終わるまで気づきませんでしたw
リレーはとりあえず次の方が書かれるまで待ちます。
でも、もししばらく時間が開いたら私が続き書きます。
次なる獲物を狙うニキータが怖面白い!
てわけで…全編見てから逝くことにして
アニタは一途ですからねーそりゃ他の女の子と
ってだけで泣くわな
初めてなのにフェ〇とか勢いでするほど頭が熱くなってますもの…
ロミオはモテモテだからこれでいいよ!皆の敵だw
ロミオも好きだけど
かぶったりして、色々すいませんでした。乙です!
また次回作期待してます!
誰かが保管庫掲示板で書かれていたオフ会(開催される?)とかで会えたらいいのですが。
ではイってまいります(AA略
155 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 02:31:52 ID:LYmmAXTO
エロいね。
佐藤絵が頭にあるから、少しエロするだけでエロい。
皆乙、期待age
管理人さんって何か書いてる人なんかな?読者さん?
更新はさすがに毎日はないけどいつも乙
読み返したい時便利です
>>156 過去に書いてますが、一応今は読者です。
>>157 何書いてる人なんだろう、って考えておこうw
馴れ合いになっても嫌だなー
よし管理人さんにアルフレド×アンジェレッタとかリクエストを…
あ、嫌ならいいですけどw
毎度更新していただいてるのに甘えようとしてるみたいなので。
期待age
ビアンカが少ない
とか不満書こうかとおもったが
特に不満がなかったw
皆本当にGJ
陰から応援してやす
自分も期待
夜王じゃないけど、学園パロならぬホストパロディとか面白そう
>>162 それだと、何か悲惨な話を書けてしまいそうだ。エロパロの趣旨には合いそうだが。
このスレに関しては基本、見てるだけだが、自分は今春から新生活で、忙しくてPCも繋げずネタも書けないのだが、
やはりここに三、四人いた職人さんも皆さん忙しいのだろうか?
正月にも少し過疎ったように…
特に『嘘をついてみて』待ってるよー。
自分は男だが、ホストがどうだの
って見てロミアルっぽいのが思い浮かんだ。
801の厳密な定義はわからんが、自分にorz
165 :
次回予告風に:2006/03/12(日) 20:50:17 ID:z6k7CdVf
急に大金が必要になったロミオ達・・・
しかし、煙突掃除のお金だけでは足りないので、夜も働く事にしました。
夜といえばお水の道・・・
黒い兄弟で「貴方の心を癒します」をモットーにホストクラブを結成。
だが、偶然にも隣はジョバンニひきいる狼団の店だった。しかもミラノナンバー1の実績を誇っている。
こりゃあ、激突必死だ!
どうするロミオ!どうなる黒い兄弟!
>>165 続くのか!?お客はエッダとかなんでしょうかw女たらしのアルフレドが見たい。
>>147 ダンテは急に冷静さが自分の中に戻っていくのを感じた…
「ニキータ、もうやめてくれ」
「…ん?」
「おいらさ、こんなことするの初めてだし、実を言うとさっきキスしたのも初めてだったんだ。
だから、最初くらいもっと…こんなんじゃなくて、気合入れてやりたいからさ」
理性を取り戻したダンテは、ニキータの肩に手を掛けて、離れるように頼んだ。
「そっか。悪かったよダンテ。これで終わりにするよ」
そんなダンテの様子を見たニキータは、優しい表情になって、椅子から立ち上がった。
「じゃあ、解くね」
縛り付けられていた縄が、次第に解かれていく。
さっきまであんなに意地悪だったのに…。
やっぱり、ニキータはほんとは優しい子なんだな。
おいらを傷つけようとしてたわけじゃないんだ…。
しかしその時。魔が差したのか、ダンテに悪い企みが浮かんだ。
まてよ…これはチャンスなんじゃないのか?
おいらは、これで自由になれるんだ。
「ニキータ。悪い」
「は?」
縄が解かれた瞬間、ダンテはニキータに飛び掛り、ベッドに押さえつけた。
「な、何しやがる、ダンテ!」
「さっきの仕返しだよ、ニキータ」
「畜生、騙しやがったな、卑怯者!」
「もともと卑怯者はどっちだい!」
ダンテの理性は再び吹き飛び、けもののごとくニキータに襲い掛かった。
---------
リレーは、続かなかったら、次回完結させます。
167 :
予告レス:2006/03/13(月) 01:42:27 ID:tn64ZIqM
一話完結・シトロン主人公の暗いのです。
エロ無しですが、一部に近い表現があります。
168 :
Lemon:2006/03/13(月) 01:43:23 ID:tn64ZIqM
シトロンは死んだ。ある雪の日に死んだ。酒にまみれて死んだ…
彼は昔、恋をした。ある村娘に恋をした。
村娘は優しい笑顔を振り撒いてくれた。
彼は思いを告げた。結果は失敗。
それには愛が足りないのかと思い、花を贈り続けた。
彼女は彼を避けていった。そして、一言。
「あなたには素敵な人が見つかる。だから、もう私と関わらないで…」
優しい彼女の精一杯の怒りは彼を落ち込ませた。
過剰な愛は毒にしかならない、優しさには本当の力がいる。
それに彼は気付けなかった。
友のいない彼は、酒を友にした。もともと飲める体ではなかった…
彼はみるみる痩せていき、レモンのような顔−シトロン−と呼ばれるようになった。
通りを歩いている時、ある人が言った。
「煙突掃除ほど楽な仕事はねぇよ。あいつらガキに全てやらせて、金だけ稼ぐんだ」
財布には小銭が一つ。
彼は煙突掃除夫になろうと思った。
子供を買うのにはお金がかかるらしい。
彼は母に頼んだ。
「仕事を見つけた!でも、金がかかるんだ…」
次の日シトロンの家に一人の少年が来た。
女の子のように華奢な体つきをしたその少年は怯えている。
シトロンの目は何かを吟味していた。
最初は真面目に仕事をした。確かにこの仕事は楽にお金が入る。
人付き合いは苦手だが、それさえ我慢すれば…人付き合いの我慢…
いつしか街には少年だけが歩くようになった。
家に帰れば少年は地獄。
「おかえり、お前の金と体を待っていたぜ…」
少年は雪の日に外で死んでいたという。しかし、誰も気にとめない−よそ者だから。
最後に来た少年の名はアルフレド。
目に魅力を感じ、何もかもが完璧。
こいつを地獄の階段に放りこんでやる。
もうすでに地獄に足を入れていた男が言う。
少年がいなければ酒を飲み、酒がなければ、少年で楽しんだ。
しかし…アルフレドの目はシトロンを軽蔑し、恐怖を植え付けた。
何もかも腹が立った。
いつの間にかアルフレドは死んだらしい。
シトロンは酒を飲み続けた、飲めない酒を飲んだ。
そして雪の中、嘔吐物が彼の喉を詰まらせ、彼は死んだのだ。
アルフレドの目…それはあの娘に似ていた。
「ジョバンナ…」
彼が最後そう呟いたかは定かではない。
-終-
169 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 03:52:50 ID:hAmCuT85
170 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:36:03 ID:g9KtGHWk
アルフ
ってロミオにいわせてえ
いつの間にか一杯キテター!
>>166 ダンテ動いた!w
受身の男が行動的になるとドキドキしますのう
>>167-168 シトロン話グッジョブ!読みたかったよ
シトロンもアルフレドに感化されていい方向に変わっていって
欲しかったかも
ロミオ本スレの過去ログで小説見つけたので、はりますね
ちなみに二キータ→アルフレドのようです
「ニキータ・・・・そろそろじゃないか」
「あぁ・・・」
「もう、何年だ」
「さぁ・・・何年だったかな」
「一途なのもいいがそろそろ廻りに目を向ける頃だと思うんだが・・・
それにおまえさんならなにもこんな安酒場で働かなくとも・・・」
「そんなんじゃないさ・・・」
「そうか、年寄りの冷や水だったかのう」
「ありがと、マスター」
「いいんじゃよ、ニキータ、わしはおまえさんを本当の孫のように思うておる」
「あたいもここが自分の本当の家だと思ってるさ、それに・・・」
「離れたくないのじゃろ」
「・・・・・・・・・魂とかってわからないけどさ、あいつが・・・・・いや、なんでもない、
昔、約束したんだよ。おせっかいでバカみたいにお人よしなダチとさ。あいつを守るって」
「その友達とは今日会えるのじゃな」
「あぁ、そいつに子供が生まれたらしい。驚かせることがあるって手紙に書いてあったよ」
「そうか、楽しみじゃのう」
「あぁ!なんかいい予感がするんだ」
「そろそろ時間じゃよ、ニキータ。おいで、花を飾ってあげよう」
「頼む」
「おまえさんならどこに飾ってもかわいく見えるさ。わしが保障するよ」
「なっっっっ!なんだよっ。余計なことをっっ」
「はっはっはっ!彼氏に見せるのじゃからのう」
「そんなんじゃねーよ!!!あいつが見たいってゆーからさっ!・・・あいつが・・言ったんだ・・・・」
「さ、出来たぞ、ニキータ。これなら誰でも振り返るさ」
「だからっっっ!!」
「寂しくなどないさ、彼は。ニキータや大勢の親友に守られて穏やかに眠っておる」
「そうだな、じゃあ行ってくる」
「気を付けてな」
ー再会・完ー
「・・・・・・」
ニ「よ!アルフレド。今日はいい天気だな。」
「・・・・・・」
ニ「今日はすげー良い事が起こりそうな予感がするんだ。
こんなに楽しい気分は久しぶりだよ。おまえも喜ぶことだといいな」
「・・・・・・」
ロ「オーイ」
ビ「ニキータ〜」
ニ「ロミオ!ビアンカ!」
ロ「・・ハァハァ・・・はや・・かったな・・・ハァハァ」
ニ「なんだよ、おまえ相変わらずだな。思いっきり走ってこなくても・・・わっ!」
ビ「久し振り!ニキータ!」
ニ「あ、あぁ久し振りってっ!ビ、ビアンカまで走ったりしてっ・・あれ?子供は?」
ビ「なんかニキータ見たらうれしくって!」
ダ「ほんとガキだねぇ。2人とも。親になったんだから、も少し落ち着けよ。」
ロ「うれしかったんだ。ビアンカにもアルフレドにも久し振りだったからさ」
ニ「よう、ダンテ。おまえが抱いてるその子か?」
ア「ふぇぇぇぇん・・・」
ビ「朝から機嫌が悪くて、ごめんね。泣いてばかりで」
ロ「僕たちの息子でアルフレドだ」
ニ「なっっっっっ!なんだって!今なんて言ったんだっ!」
ビ「アルフレドよ。よろしくね、ニキータ」
ニ「そ・・・んな・・・。なんでそいつがアルフレドなんだ?
アルフレドは・・・アルフレドはあいつ1人だっっっっつ!!!」
ロ「僕たちもね、これって自分たちの自己満足かもしれないって考えたりもしたさ。
でもね、生まれ変わりとかそんなこと考えてないけど、この子に出会えたときに
ああ・・・この子の名前はアルフレドだって・・・不思議な感じだった」
ビ「わたしもロミオと同じなの。上手くは言えないのだけど・・・」
ニ「あたいは認めないよ。そんなことっ!アルフレドを冒涜してるじゃないかっ」
ダ「おいらはさ、気に入ったよ。さぁ、ニキータも抱いてやれよ」
ニ「いやだ、絶対にいやだっっっ」
ア「ふえぇぇぇぇん・・・・・」
ビ「ニキータ・・・・」
ア「あ・・・あ・・」
ダ「なんだ、こいつ。ニキータが気になるのか?ほらよっ」
ニ「おいっ!赤ん坊なんてどうすりゃいいんだよっ」
ロ「アルフレド、ニキータだよ」
ア「に・・・に・・あ・・」
ニ「あっ」
ア「にに・・あ」
ビ「ニキータってしゃべったよ!」
ロ「あぁ、ニキータって言ったね」
ニ「そ・・そうか?・・・あっ・・・」
ダ「アルフレドが笑った!こいつ。さっきからずっと泣きっぱなしだったのに」
ア「ににーあ・・・・あ・・あ・・」
ニ「これ・・・花・・・・か?」
ロ「アルフレドはニキータが好きなんだね」
ダ「ちぇっ、おいらの時は泣いてばっかだったのにな」
ビ「お花が似合うって言いたいのかな?」
ニ「そんなバカな・・・そんな・・・・・・」
ダ「まーったく世話の妬ける奴だなぁ、拭けよ、涙」
ニ「あたいは泣いてなんかっ!・・・泣いてなんか・・ない・・・」
ダ「無理すんなって」
ニ「・・・・・・・・・・・・」
ニ「ずっと・・・さ。」
ロ「うん・・」
ニ「ずっと前を向いて歩いているつもりだった、あいつに恥じない生き方を」
ロ「わかるよ」
ニ「でもさ、今気付いたよ。それは前を向くように自分に言い聞かせただけなんだって。
前を向いてるフリをしてた」
ロ「そう・・・・か」
ニ「あたいの時間はあの時止ったままだったんだ」
ロ「・・・・・」
ニ「あいつに・・・・アルフレドに”似合う”って・・・一言・・・たった一言が聞きたかったんだ・・」
ア「ににーあ・・」
ニ「アルフレド・・・・・」
ア「あい・・」
ニ「ありがと、アルフレド。おまえのおかげで今度こそ本当に前を向いて歩けるよ、ありがとう」
ビ「ニキータ・・・」
ロ「アルフレド、天国から見ていてくれてるかい?
この子がアルフレドだよ。僕とビアンカの宝物だ」
ビ「お兄ちゃん。わたし幸せだよ。お兄ちゃんがくれた一番の贈り物、
”ロミオとの出会い”でわたしは世界一の幸せものだよ」
ロ「ビアンカ」
ダ「やれやれ、ほんと相変わらずだねぇ」
ニ「おまえもな」
ー出会い・完ー
>>166 ダンテの理性は再び吹き飛び、けもののごとくニキータに襲い掛かった。
えーっと、ここに入れるんだよな?頑張れ、おいら。早くしないと、また縛られちゃうよ!
ダンテはニキータのかすかな抵抗を無視して、覆いかぶさるようにして突き入れた。
「ああっ…」
ニキータの様子をうかがいながら、動きに加速をかける。
「何すんだ、バカ!バカ!…んっ…ああっ」
激しさを増す度に、ニキータの抵抗は弱まり、甘い声が漏れ始める。
二人の立場はすっかり逆転し、ニキータはされるがままになっていた。
身体に力が入らない。視界がかすんで、足ががくがく震えて、何も考えられなくなってしまう。
「ダンテ…あ…ああっ」
ニキータは息を乱しながら、ダンテの背中にしがみ付いた。
そんなニキータの姿に、ダンテは愛しさが込み上げる。
おいらはやっとニキータと一緒になれたんだ。
あのときはだめだったけど、今なら…今ならもう一回言える。
ダンテはニキータをしっかりと抱きしめて、
「ニキータ!好きだー!」
息も絶え絶えに叫んだ。
「んっ…き、聞こえな…」
「おいらは、ニキータが好きだ!」
「ダンテ…私…ああっ」
頭が真っ白になる。言葉を発することが出来ない──。
二人は抱き合ったまま、同時に絶頂を迎えた。
精力を使い果たした二人は、すぐに眠りに落ちてしまう。
そして数時間後。
「ダンテ、おはよ」
ダンテが目を覚ますと、ニキータは寄り添ったまま、じっと顔を見詰めていた。
「ニキータ、もう起きてたのか」
「ねえ、さっき、私のこと好きって…」
ニキータはぽつりと言った。
「気にさわったか?ごめんな。おいら、しつこくってさ…」
ダンテは弱気になってしまう。
「バカだな。嫌いな人と、あんなことできるわけないのに」
「え?」
ニキータは、ダンテの手をとり、頬にそっとキスをした。
「ニキータ、そ、それじゃあ…」
ニキータは頬を赤くして、黙って頷く。
「やった!やったぜ!いやっほーう!」
「バ、バカ、騒ぐな」
隣ではまだアニタが眠っている。
二人は手を取り合って、こっそりと家を抜け出した。
ソノーニョ村の夜空には、満天の星が輝いていた。
*終わり*
続かないのでこれで終わりにしときます。
リレーを最初から読み直すと、少々強引な展開かもしれませんが…
どうしてもハッピーエンドにしたくなったもので。スマソスマソ
「婦警さん」の作者様に感謝!
>>176 GJ!お疲れ様でした!
ハッピーエンドで良かったwニキータ可愛えよ!
「婦警さん」の作者様に感謝!
「ジョバビア姐さん」にも感謝!w
>>172 >>173-175 これは君が書いたものではないようだけど…
台本系はこのスレとしては新鮮だけど、何か見づらいところもありますね。
一つ考えてみるかな?
>>176-177 乙です!
初々しいカップルが誕生?
ダンテ、可愛いです。何か頭撫でてあげたいw
アニタは次の日も元気に婦警さんしてくれるでしょう。
私の作品を大きくしてもらって、みなさんありがとうございました!
他の所はあまり見ないけど、何かここいいよね。キャラクター愛して書かれてる職人さん多いし、何か深い?
毎度乙です
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 02:27:09 ID:MRPVzE1S
期待age
182 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 18:04:11 ID:a84wS2q4
ああz
183 :
予告レス。:2006/03/25(土) 13:53:34 ID:S6S82VKs
『きょうの復讐・きょうの憎悪』
>>145のリクエストをもとにしたアンゼルモ主人公の狼団への復讐モノです
一応エロあり。
リクエストより少し日にちが経ってしまい、申し訳ありませんでした。
「きっかけは『お兄ちゃん』」
「ごちそうさま…」
毎日、彼の顔は嘘の幸せに満ちていた。
“アンゼルモは嘘をつく…”
奴らが楽しみたそうだから、してやっただけじゃねぇか…
それなのに未だに街で僕がビクビクしなきゃならない…
アンゼルモの中にあれから何年か経っても消えない気持ち…
今日こそは、今日こそは…
何かをしようと、毎日考えた。でも、頭の中で回るだけ。
そんなある日一通の手紙がロッシ家に届く。
アンジェレッタからの手紙。内容は単なる近況報告のようなものだった…が
『お兄ちゃんは元気?』
アンゼルモの中にあった何かが壊れた。
“お兄ちゃん”
あの日…あの言葉…あの痛み…
全てを思い出す。
「元気だよ…アンジェレッタ…」
代筆屋の手からそれは瞬く間にゴミ箱へと消えた。
アンゼルモは練り続けてきた策を実行に移す準備に入った。
誰も…誰も…馬鹿にさせない!僕が勝つんだ!
狼団時代からアンゼルモはどこかで仲間達を馬鹿にしていた。
何かを言わなきゃ何もできないファウスティーノ。
ズル賢くて調子のいいリオ。
この二人に関しては、何かの策を練るというほど、一人なら手強い相手ではない。
手始めには…
リーダーのジョバンニ。
彼と手を組めば無敵のリナルド。
武器を使用しようともこの二人に単純な喧嘩で勝つ可能性はない。例え一人でも…だ。
頭を叩けば…というが慎重に調べるか…
そして…
バカで力が強いだけの単細胞野郎タキオーニ。
奴だけは特別メニューを考えてやる…
ニキータ…君への扱いだけは皆と違うよ…楽しみにしててね。
閉め切ったカーテン、暗闇に少しだけの光が差し込む部屋。目がギラリと光った…
「ねぇリオ−誰もいないよぉ?」
「ジョバンニさんがここで呼び出しって言ったのはファウスティーノだろ?」
「そんなこと言ってないよー。リオが言ったんじゃないのー」
二人の頭上で笑みを浮かべる人影。
「バーカ、人の声もわかんねーのかよ…」
リオとファウスティーノへめがけ、ありったけの糞尿がまかれる。
小物の顛末なんて見てても、面白くない。奴らには初めから勝ってたから…
アンゼルモは何も見ず、何も言わず、その場を去った。
さて…次が難しい…
「愛のかけら」
前から残しておいた物を使う日が来た。
手に握られた薬。
副作用の強い、アンジェレッタの使用していた薬。
アンジェレッタから盗んだ薬…
ジョバンニと戦うにはまず正面から立ち向かわないこと。
これは絶対だ。
喧嘩して勝てる相手じゃない。
どうすれば?
簡単なことさ。奴のばばあを狙えばいい。
確かに年の割には元気らしいが、所詮老いた体…フッフッフ…
「ジョバンニ大変だぁ〜!」
「ぁん?てめぇアンゼルモ」
「僕のことはどうだっていいよ…それより、はぁはぁ」
汗びっしょりで息切れを起こすアンゼルモ。
「っちぃ…二度と俺の前に出てくるなって」
「…ああ、わかってる。でもジョバンニのおばあちゃんが…」
「ばあちゃんが…どうしたんだ!?」
大切な祖母に何かがあったのか?
ジョバンニは明らかに焦った雰囲気。
ふっふっふ…お前の傾向なんて調べてあるんだよ。
家族を愛してるだなんて、いかにも愚かな奴にありがちなことさ…
家族であろうと誰も助けてくれないのに…
「ぼ、僕もよくわからない…けど倒れたって…」
ああ、誰かがスヤスヤと天国へのきっぷをあげたのさ。
お昼のご飯にアレを忍ばせるのは一苦労だったけどね…
心の中で周りを見下した笑みを浮かべる。
「ば、ばあちゃんが!?くそ、てめぇまた嘘ついてるんじゃ承知しねぇぞ」
「う、嘘じゃないよ…」
ああ、嘘なわけがない。嘘はもうコリゴリさ。
「クソッ!」
アンゼルモを突き飛ばしたジョバンニは祖母のもとへと走っていった。
今頃ジョバンニは青ざめた顔をしてやがるんだろう…
それを想像するだけで旨い飯が食べられる…
少し強いからって偉そうにしやがって!
でも…でも今日からあいつはドン底さ。
奴の顔を見るまでもなく…僕の勝ちさ!
ハッハッハ!
誇らしげに笑うアンゼルモ。
でも、まだ彼の復讐は終わってない。笑うのはまだ先だ。
「ジョバンニ以上に難しいのは…リナルド…
どこか冷めていて、掴みどころのない奴。
心の内部から攻めようにも攻められそうにない。
まともに喧嘩しようとも勝てるはずがない…
そうさ…まともにやらなきゃいいのさ。単純なこと…」
目の奥で何かが光っていた。
「サミング」
リナルド…毎日の行動パターンの読みづらい男だ。
フラッと外に出て、買い物に行ったり…
狼団の仲間と群れをなすわけでもなく、ただ一人でタバコを吸い、
そして何かにたそがれていやがる。
フン…カッコつけめ。
奴の弱点…それは簡単。
片目だけの目。
あそこさえ潰してしまえば…後はこっちのもんだ!
そして…奴に僕だと気付かれずに事が進められる。
単純過ぎて笑いが止まらない…
「ち…タバコ切れてやがる」
「リナルド、私の分も…」
「ああ、わかったわかった…後で返せよ」
母と二人暮し。
会話は母と息子のものでないかのように聞こえる。
父が誰か?知らない。
片目がない…知らない。
リナルドは今が良ければ良かった。
一匹狼だった自分を仲間にしてくれた狼団の仲間たち…
最近連絡がない…まぁ、またどこかで会えるだろう。
今日は曇り空。
仕事もそろそろ探さなきゃいけない。いつまでも母の体は持たない…
だが、今は少なくとも不幸じゃない。
考えを張り巡らしていた。
その時だった…
”!”
後ろから殴ら…
暗転する視界。何をされたんだ?考える暇もない。
何か音がする。
どうやら俺は生きていたらしい。
体に当たる雨。冷たい雨。雨の音。
あれから時間が経ったのか…?
夜?暗い…暗い!?
リナルドは気付く。
自らの目から光が失われたことを…
「ハハハ…」
笑いが出る。
「とりあえず、どうやって家に帰るかな…」
服は剥ぎ取られ、全身傷だらけであることにリナルドは気付かなかった…
「キャハハハ」
物影で下品に抑え切れずに笑う。
「バカじゃねぇの…こんなときまでクールに決めてやがる!」
誇りまでは奪えなかった…かもしれないが、奴にしてやれる報復としては十分…
勝った!
狼団の上二人も叩いた…
後は…タキオーニ、てめぇだけだ!
他の奴はあの程度でいいさ…
だが、奴は違う!
僕をいつも殺さんばかりの目で見てた…殺すつもりだったのさ!
奴だけは真正面から叩いてやる…殺しても構わないさ…
そして…ニキータには極上の喜びをあげたいよ…
昼から降り続いた雨は夜、雷を伴い、強さを増していった…
「真っ正面な策」
人の気配のない通り…
「おい、タキオーニ!」
「誰だ!?」
姿を現すはアンゼルモ。目には嫌に自信が見て取れる。
「アンゼルモ…ハッハッハ、ちょうど殴りてぇ気分だったんだ!
ジョバンニは何かひどく落ち込み、家からでてこねぇ!リナルドは誰かに殴られて入院。
他の仲間も外にはでたくねぇって言いやがる…」
アンゼルモはタキオーニの怒りをニヤつき聞いている。
「フッフッフ…それ、僕が全部やったのさ!」
「はぁ?」
「何が狼団だ…皆、僕の前に平伏したのさ!」
タキオーニの中で何かが壊れる…
「殴りてぇ…ってのはやめにする。てめぇをぶち殺す!」
殴りかかるタキオーニにアンゼルモは逃げる。
「殴りたかったらその頭のない、でっかい図体をもっと素早く動かせよ!」
狭い路地…アンゼルモには計算があった。
体を大きく振り回せないここなら万が一殴られても、逃げることができる。
微妙な距離さえ保っていれば、力まかせに殴るだけのタキオーニの攻撃なんてたやすい。
そして…避難経路にはトラップ。これでタキオーニに屈辱を…
「アンゼルモ…何そっち逃げようとしてるんだ?」
タキオーニは笑っている。
アンゼルモの計画は完璧…のはずだった。
今まで四人への復讐が成功して慢心でもあったのだろうか?
タキオーニを真っ正面から潰す…その計画の前提には常日頃真っ正面から向かっているこ
と。
それが欠けていることを見落としていた。
「そこに落とし穴でもあるんだろ?」
図星…
落とし穴に落とし、生き埋め状態にしてやろう!
そう思っていた。
「さて…どうやって殴ってやろう?ジョバンニ達に何かやったとかも言ってたな…」
「ひぃぃぃ−」
「相変わらずきったねえ悲鳴してやがる…」
タキオーニの拳はアンゼルモの体中にヒットしていく。
「ごはっ…」
「は…気を失ってるのか?面白くねぇ。てめぇが作った落とし穴でねんねしてな!」
気がついた時は穴に落ちていた。
しかし、そこにかかるハシゴ。殴られた以外は何もされていない…
罠かと思いつつも地上にでたそこに、タキオーニは倒れていた。
「何だ…?でも…神様がタキオーニをこらしめてくれたんだ!これで完全勝利さ!」
倒れるタキオーニの顔を蹴飛ばし唾を吹き掛け、アンゼルモはその場を後にした…
『きょうの復讐5』
「愛する君に」
最後の仕上は君との…
最初だけさ…謝るのは。
こうでもしなきゃ…君は最初戸惑うかもしれないけど…
「ん…」
意識が朦朧としている。
さっきまで何をしていたのか…お昼をつくり…思い出せない…
「おはよう!ニキータ」
呼ぶのは…アンゼルモ!?
「そんな姿にしてゴメンよ。でもすぐにニキータも喜ぶさ…」
鎖に繋がれた両手と両足…場所は…狼団のアジト。
「な…何をしやがる!」
「何を…って、これから僕とニキータとで楽しむだけさ!」
アンゼルモはそう言うと、タキオーニが使っていたナイフを取り出す。
「あいつにこれを使う資格なんてないんだよね…」
“ビリッ”
「く…やめろぉ」
ニキータの服を上から一枚ずつ切り刻んでいく。
徐々にあらわになるニキータの体。
「ちくしょーやめろぉ!」
叫んでも、誰も来る気配はない。
もとより人の来ない場所にあるアジト
最近は狼団の仲間も集まることは少なくなったが…
「叫ぶニキータも可愛いね…でもみんな来ない…来るはずがないさ。
ジョバンニもリナルドもタキオーニも他のクズどもも、僕にひれ伏したんだからね!」
「はぁ?何言ってやがる…」
「僕の勝ちさ僕の…」
アンゼルモは明らかにおかしい…もう壊れている。
ニキータにはわかったが、この状況ではどうすることもできなかった。
「さて…ニキータの頬は」
「ちぃ…私に触れるな!」
「嫌がる君が素敵だよ…」
舌をペロッとだし、右頬を一舐め。
「いつもいい匂いがしてるニキータは想像通りの味だ…次はオードブルとかいうやつ
か?」
ナイフが光る。
「アンゼルモ…わかったから、やめて…」
「そんな女の子らしく演出するなんてニキータも可愛いなぁ」
ナイフはニキータの衣服を完全に取り除いた。
「どこから食べても、美味しいんだろうね。まずは…」
唇に口づけをしようとした、その時…アンゼルモの頭になかったものが顔を直撃する。
“ペッ”
信じられない。唾をはきかけられた…唾を…
「てめぇが何をしようとも、気にしない…でも私の誇りは…」
ニキータ、精一杯の抵抗。
「こんなに…君のことが好きなのに!」
握られていたナイフを手離し、アンゼルモはニキータを殴打した…
「純粋な憎悪」
殴ってしまった。
血…血…
「は…もう、お前が何をしようとも構わないよ…
舐めたいなら舐めればいい。殴りたいなら殴ればいい…何かをしたいなら何だってすれば
いいさ。
でも、私の大切なものは絶対に奪えないよ…」
殴られたニキータの目
アンゼルモにとって憧れでもあった目…
「ち…ちくしょう、殴られてぇなら殴ってやる」
何発か殴った…ニキータはいつのまにか気を失っている。
鎖に繋がれ体の自由も気も失い、その上裸のニキータ。
何をするのもアンゼルモの自由。
抵抗もされない。
恥辱にまみれた行為をしようとも誰も何も言わないだろう。
でも…この離れた感覚は何だ?
いつも感じた疎外感…
それが嫌だった。憎しみに替えたんだ。
それでも…いつまでも届かない…
「そ…そんなに何をされてもいいんだったら…」
妄想の中よりも少し大きなニキータの胸を口にふくむ。
いつも頭の中ではとても美味しかった。母さんの作ってくれる、とっても甘いお菓子みた
いに。
でもそこにあるのは無機質な物体かのようにアンゼルモには思えた。
「やっぱり…できない…」
一時の快楽より…ニキータが好きな気持ちがアンゼルモの中で上回っていた。
アンゼルモの記憶はここで途切れている。
一瞬でも彼には幸せが舞い降りていたようだが、
最後、彼が覚えているのは見覚えがあるようでないような女の子の後ろ姿。
でも…背中には黒い翼が生えているように見えた。
「あ−あ、つまらないな」
アンゼルモの体をポーンと家の前に放り投げ、少女が呟く。
「“お兄ちゃん”ならもっと皆のこと憎んでると思ったのに。しかも一回はトチるんだも
の」
虫の息のアンゼルモなぞ眼中になく、馬車に乗り込み、その場を後にする。
「やっぱり私、ロミオみたいに純粋な人が好き。
アンゼルモも大好きだったのに、最後の最後で雑念みたいに入っちゃうんだもの。
純粋な憎悪が見れると思って、手紙にも暗示をかけたのに、結局自分の手を汚すハメにな
るし…」
「アンジェレッタ、あなたにはもっといい人が見つかるわ。アンゼルモのような者は最初
から資格がなかったのです」
「はい!御祖母様」
アンジェレッタは何の混じりっ気もない笑顔をしていた。
-終-
訂正
×最後の最後で雑念みたいに入っちゃうんだもの。
○最後の最後で雑念が入っちゃうんだもの。
失礼しました。
191 :
145:2006/03/25(土) 20:15:26 ID:UmvvtOcr
乙です!リクエストに答えてくれてありがとう。
アンゼルモ卑怯者すぎですw叫びたくなるくらいの凄さですw
アンゼルモむかつく!死ね!ぶっ飛ばしてやりたい!とか思いつつ、
アンゼルモに発狂したかった私にとっては大満足でしたw
それから、予想を超えた残虐ぶりに恐怖。
ちょいホラー入ってるとこも今までにない感じで良いですね。
ほんとに乙でした!
うわ、アンゼルモひでえ〜!人間じゃねえよコイツ!
って、ここまでアンゼルモに対してムカツけるのは、職人さんの文がとても上手だということだと
思います、
悪魔ちゃんなアンジェもカッコ可愛い。
アンジェレッタは天使だけれど、悪魔の尻尾をつけたらとてもキュートに違いない・・・
>>189様、お疲れさまでした 面白かったよ!
193 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 23:31:24 ID:GY8Gn3EO
毎回皆さん乙です
この板の名劇総合スレは何だか…
なんだが、ここだけ盛況?(他にあるんですか?)
たまに過疎るけど、保守で埋まるより、溜めて作品投下が一気にくる方がよりよいですね。
何かこれからも応援したいので期待age
アンジェ黒すぎww
狼団カワイソス。・゚・(ノД`)・゚・。
195 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 06:26:35 ID:L+PJh+D6
保守と気体age
196 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 06:29:29 ID:L+PJh+D6
197 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 20:41:23 ID:amjPGuJp
期待と愛をこめてage
オコジョさんかわいいね