ファイアーエムブレム&ティアサガ第19章

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1名無しさん@ピンキー
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

前スレ
ファイアーエムブレム&ティアサガ第18章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124204091/

作品倉庫
ttp://members.at.infoseek.co.jp/fire_emblem2ch/fe18.html
2名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:11:26 ID:W3zpnbRn
2 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/08/16(火) 23:56:01 ID:NLKBUUCK
過去スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1033/10338/1033828837.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第4章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1042/10422/1042292300.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第5章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1048/10487/1048789718.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第6章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1053/10532/1053271621.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第7章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1057/10572/1057238909.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第8章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065356946.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073706816/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085577911/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第11章
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091716927/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第12章
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097309108/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第13章
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101369533/
3名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:12:29 ID:W3zpnbRn
ファイアーエムブレム&ティアサガ第14章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105165398/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第15章
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ファイアーエムブレム&ティアサガ第16章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115994347/
ファイアーエムブレム&ティアサガ第17章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/

倉庫未収録作品
Part13

>14-31 >44 >59-68 >165-179 >368-375 >422-432
禁忌 エイリーク×エフラム (886)
>37-43 罪 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>48-54 >100-103 >111-113 >127-130 >132-136
前スレ>911-914の続き クーガー×ターナ (UCC ◆UCC0ebT.po )
>77-92 Lesson C? 後日談その1 エフラム×ターナ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>260-275 Lesson C? 後日談その2 ゼト×エイリーク  (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>327-343 Lesson C? 後日談その3 ラーチェル×レナック (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>119-122 >190-192 >230-234 超兄貴 サムソン×シーマ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>208-216 >245-252 天邪鬼の誘い方 ホームズ×カトリ (花泉の亜茶)
>224-226 優秀な人 ルーテ×アメリア
>283 >287-288 >297 >308 >310 >312 >317 >322-323 >352 >355-356 >365-366 >386-388
秋の大運動会 聖魔オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>406-413 前スレ>574-582の続き エイリーク編裏15話 ヴァルター×エイリーク (まごのて ◆pRlYgV5GEA)
>441-444 >483 キジ撃ち(烈火ver.) 烈火オールキャラ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>447-476 >533-561 Shanam , el Picaro シャナム×マリータ (988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>486-491 年越しSS ロウエン×レベッカ イサドラ×ハーケン (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>498-499 >501-505 外伝シルク陵辱SS
>519-525 外伝アルム×シルクSS
4名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:13:00 ID:W3zpnbRn
Part14

>27-30 コーマ×ネイミー (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>43-47 >102-108 >166-182 >390-397 ティルテュのラブソング アゼル×ティルテュ (988%マシン◆ka5BrNUzcE)未完
>58-59 長篠の戦い ※キジ撃ち続編 (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>68-72 エリシャ×リュナン (ド素人)未完
>73-76 レベッカ・その愛 ウォルト×スー (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>83-91 -156 闇夜 ウーゼル×セーラ
>93-98 テティスお姉さんの悩み事 ユアン×アメリア (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>110-114 119-125 外伝クレア&マチルダ捕獲陵辱SS
>160-163-189 外伝グレイ×クレアSS
>196-199 論語 パント&エルク&ルイーズ (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>203-213 闇の蒼い花 セイン×ウルスラ
>224 アメリア突き ロス&ユアン&フランツ&デュッセル&ネイミー×アメリア (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>225-226 >229-232 >234-241 243 外伝アルム×シルク2鬼畜SS
>247-250 >252-261 外伝セーバー×ジェニー契約SS
>266 外伝ジーク×ティータ・バレンタイン(エロ無し)
>273-284 Paradise Lost フィン×アルテナ ※フィン既婚 (壷アルテナの壷贈答用◆z3RbELqBu.)
>292-296 >302-307 王立恥丘防衛軍 クーガー×ターナ ゼト×エイリーク (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>309-311 >313-315 >348 >350-355 外伝メイ陵辱SS
>319-342 紅の痕 ディーン×ソニア ※触手有り (むた◆rEtdWXJvJ6)
>360-365 個人授業Z ルイーズ×イグレーヌ (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>383-384 レベッカ&赤ん坊ロイ (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>403-407 >412-424 外伝アルム×セリカ強姦SS
>434-441 ルイーズ陵辱
>444-455 ヒーニアス×ヴァネッサ (髪解いた所見たいのぅ)
>461-471 ヨシュア×マリカ
>474 ウルスラ陵辱 (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)
>485-499 ヘクトル×ファリナ
5名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:13:31 ID:W3zpnbRn
>521-531 ニルス×ニノ
>558 >564-566 >585-587 ジャファル×ニノ (ダミアン◆.lt5gYzbQ.)未完

Part15まとめ。

>20-32 >37-50 外伝クレーベ×マチルダ解放軍結成SS(外伝)
>66-73 >96-102 ロイ×ファED(外伝)
>154-164 >631-646 ティルテュのラブソング(988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>169-180 外伝マチルダ監禁残酷SS(外伝) 注:猟奇表現有
>182 シャナン×パティ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>219-228 外伝クレーベ×マチルダ2救出SS(外伝)
>229-233 >235-236 狼×鴉(ロイド×ウルスラ
>326-328 桃園の誓い ロード三人×ペガサス三姉妹(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>379-383 車懸(くるまがかり)(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>394-398 >514-517 >572-576 アイク×レテ(355) *未完
>541-543 ジャファル×ニノ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)→part14の続き
>547-566 運命の…… キルロイ×ワユ (むた ◆rEtdWXJvJ6)
>584 ズッコケ三人組U(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>660-662 >664-667 暗黒マリア近親強姦殺伐鬼畜グロ(外伝)
>680-686 アイクの奇行 アイク×レテ(680)
>707-730 ハートフル クッキング オスカー×タニス (706 ◆ZKiCFm8B3o)
>744-761 サザ×ステラ (744)
>53-57 >247-275 >280-308 天邪鬼の誘い方 (ホームズ×カトリ)

16章まとめ
>10->26 外伝ミラ様が見てるSS百合(外伝)
>42->46 グレイル傭兵団 (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>54->62 外伝デューテ洗脳陵辱SS
>157 烈火ネタ(ダミアン ◆.lt5gYzbQ. )
>179->182 蒼炎ミストレイプネタ (◆ozOtJW9BFA)
6名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:14:13 ID:W3zpnbRn
>199->200 エトルリア王立魔法性玩具研究所レポート(◆ozOtJW9BFA)
>247->272 退屈なサッカーをしよう♪(988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>282->288 ルゥくんお風呂に入りましょ♪(外伝)
>292->308 死と変容(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>318->332 外伝シスターエムブレム(外伝)
>351->370 サザ×ステラ→ ボーレ分補給>378>379(前スレ744)
>386-401 外伝エスト海賊強姦SS(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>406-409 >433->443 >453->464 はじめてのK? ネサラ×リアーネ (SLS)
>414-418 最重要依頼 リース×ティアンナ (ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>496->514 外伝エスト盗賊調教SS前編(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>526->529 聖戦親世代エロなし小ネタ(525)
>534 シノンさん(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>539 シノン小ネタ
>554-569 マルス×カチュア(554)
>585 神父様×?…
>588->591 >674->687 アレン×ティト(588)
>593-594 地獄のコンビネーション(ダミアン ◆.lt5gYzbQ.)
>598-636 傷跡 ハール×ジル(S・L・S ◆xTfHc.nBiE)
>693-700 外伝エスト盗賊調教SS中篇(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>712-727 曇り空 ハール×シグルーン(707)

17章まとめ

>12 曇り空--エピローグ-- ハール×シグルーン 前スレ>712-727の続き(前スレ707)
>28 プラハ×イナ
>39-46 ケセルダ×セライナ(15章229)
>50-68 外伝エスト盗賊調教SS後篇(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>71-72 フォルカさん(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>79-83 >92-97 キルロイの懺悔室(前スレ588=Z-flag ◆4MIOkG8mvM)
>119-129 1日目夜 ロイ×イグレーヌ(119)
7名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 11:14:47 ID:W3zpnbRn
>138-139 エイリーク×ゼト(138)
>150-156 >159-161 女体化(?)セネリオ セネリオ受難(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>167-176 砂漠に咲く花 アストール×イグレーヌ (162)
>181-182 女軍師受サンプル (181)
>191-199 女軍師受製品版(181=◆Zj04YgnjOU )
>206-216 封印ディーク×シャニー(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>229-235 エリウッド×女軍師セレネ(◆Zj04YgnjOU )
>244-260 封印ディーク×シャニー発動編 >206-216の続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>265-267 >356-360 プラハ×イナ(265)
>273-279 封印ディーク×シャニー完結編 >244-260の続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )注:死姦
>299-308>310>313>316-322 2日目午前 ロイ×セシリア(119)
>331-334>475-477 百合V ワユ&モゥディ&イレース陵辱(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)未完
>340-345 続シノンさん ヨファ×マーシャ(S・L・S ◆xTfHc.nBiE)
>364 封印ディーク×シャニー完結編ハッピーエンド >279続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )注:死姦
>381-388 2日目昼休み (119)
>411-419 >429-438 封印ディーク×シャニー真完結編 >273-279異伝(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>441 ナンナ陵辱(441)
>450-470 2日目午後 ミレディ輪姦(119)
>504 拠点にて エリンシア小ネタ(504)
>508-518 ボーレ×ミスト(507)
>583-597 2日目夕方 キャス×ロイ(119)
>618-619 本当は恐ろしい蒼炎の軌跡 ガトリー×イレース(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)注:エロなし
>626 ルセア×セーラ(626)
>634-644 蒼炎:ツイハーク×イレース(625)
>654-656 2日目ごご (119)
>666-678 外伝パオラ&カチュア陵辱SS(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>681-682 ヴァイダ姐さんの3分クッキング (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>686 カアラさんの3分クッキング (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
8名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 12:56:50 ID:H86OYaWd
>>1
9名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 15:00:18 ID:uiWEI+Ed
スレ立て乙。しばらく見ないうちに作品大量で眼福。
10名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 16:04:51 ID:mVSFOOV2

ぬるぽ
11名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 16:18:00 ID:W3zpnbRn
>>10 ガッ

さて職人さん待ちだ…。
三日目朝を心待ちにしている俺ガイル…。
123日目朝 1/16:2005/10/02(日) 17:33:00 ID:Lk0+TYvX
 「おはようございます、ご主人さま。朝からお盛んなことで」
 キャスは爽やかな笑顔をロイに向けた。全裸で両手を拘束、という異常な状況下になければ心ときめくシーン
なのかも知れない。ロイは小さくため息をつき、首を曲げて顔をキャスに向けた。
 「…………いろいろ聞きたいことがあるんだけど、まずその前に『ご主人さま』はやめてくれないかな……」
 「イヤでございますよーだ。これもプレイの一環なんだから。第一あんた、じゃないご主人さまも自分のとこ
じゃそう呼ばせてるんでしょ?」
 「うちは名前で呼んでもらってるよ。……あとその服はどうしたのかな。それと、僕を縛ってどうするの…?」
 キャスはすぐには答えず、ロイの裸体の上にのしかかった。そして、少年の乳首をぺろぺろと舐め始めた。
 「ふあ…………っ!ちょ……ちょっと、くすぐった…………い……!」
 「最初のご質問の答えは、そりゃ怪盗に対する質問ではございません、です。ご主人さま」
 ちゅーっとロイの乳首を吸い、軽く乳首を噛んでからキャスは答える。確かに彼女の着ているメイド服は、こ
のエトルリア王宮付き召使いの制服―国王の趣味というのがもっぱらの噂だ―だった。どこからか失敬してきた
のだろう。
 「二番目の質問については、ご主人さま」
 そこで言葉を切って、妖艶な笑みを浮かべてロイを見上げる。ロイはぞくっと背中に戦慄が走った。
 「ご主人さまによろこんでいただけるよう、一生懸命ご奉仕するためですわ。ご・主・人・さ・ま」
 それからキャスの「奉仕」が始まった。左手でロイの乳首をつまみながら、右手でロイの首筋を撫でる。唇で
少年の鎖骨を吸い、時々軽く歯を立てて上目遣いに少年の反応を愉しむ。
 「あ、あう…………っ!!ううっ、はっ、あ、きゃ、キャス……っ!!」
 ロイはぞわぞわっとわきあがる感覚に、身をよじって耐えようとする。
 キャスはにやっと笑ってメイド服のボタンをいくつか外し、またロイの首筋から胸への愛撫を続ける。ロイが
彼女を見ようとすると、いやでもはだけた胸元に視線が行ってしまう。ふくらみかけ、という形容がぴったりな
胸の隆起が、キャスが顔を上げるたびに黒っぽいメイド服の隙間から覗いた。
133日目朝 2/16:2005/10/02(日) 17:33:42 ID:Lk0+TYvX
 「そんなに見ないでください、ご主人さまぁ」
 ロイの肩から脇を唾液で濡らしつつ、キャスはくすくす笑った。つい必死に覗き込もうとしていたロイは、あ
わてて目をそらす。
 「さてご主人さま……本日の二発目はいかがなさいますか?」
 ロイの顔に息がかかるくらい顔を近づけて、メイド姿の盗賊少女はささやいた。彼女は手を伸ばして、性懲り
もなく硬度を取り戻しつつあるロイの本体を指先でつつっとなぞりながら続ける。
 「このまま全身に奉仕しながら手でしごきますか?それとも口で何回イけるか限界に挑みます?最後は顔射?
それともメイド服にぶっかけますか?」
 キャスの熱い吐息がロイの耳にかかり、柔らかな肢体が押し付けられる。ロイは懇願するように少女に顔を向
けた。「どれもしなくていいから、縄を解いてくれないかな……」
 「む!今申し上げたのでは不足ですかご主人さま!ああ、そんな……もうこのキャスには『とっておき』のご
奉仕しか残っておりませんが、ご主人さまのお望みとあれば……」
 ロイはキャスの罠に嵌ったことを悟ったが、その時にはすでにキャスが膝をついてロイの上にまたがっていた。
そして黒がかった灰色のメイド服の裾を、恥らうようにゆっくりとたくし上げる。
 「キャスのここに、ご主人さまの立派なモノを……挿れてください」
 ロイが驚いたことに、キャスは下着を着けていなかった。少女の幼い腰まわりが、太ももが、脚の付け根のラ
インが、薄曇りの朝の光にさらされる。余分な脂肪は全く無いのにかすかに丸みを帯びている腰の白さが、黒い
メイド服に映えて例えようもない色気を漂わせていた。
 「…………」
 ロイは思わず息を呑んでいた。彼女には昨日三度も絶頂に導かれていたというのに、裸を見るのは初めてであ
る。これまで彼が関係を持った女性の中で、最も未熟なカラダだったが、貧相、というのでは決してない。幼女
から少女になったばかりの……いや、「なった」のだろうか?
143日目朝 3/16:2005/10/02(日) 17:34:19 ID:Lk0+TYvX
 「そんなに見つめられたら恥ずかしいですぅ、ご主人さま。じゃ、このまま騎乗位で……」
 「キャス」
 ロイの口調の変化に、キャスはびくっとして動きを止めた。ロイの声と表情は、やめてくれと懇願するのでも
やめろと怒っているのでもない。深い悲しみと、何かを確かめずにはいられない決然とした何かが混じった表情
だった。
 「…………何よ。そんなにこの『ご主人さまとメイドプレイ』はお気に召さなかったかしら?」
 「いや、そうじゃなくって……あの、君って……」
 「十二歳よ、って言ったら信じる?」
 怒ったようにそう言い放つと、キャスはさっさとロイの上から降り、彼の両足の間にひざまずいた。
 「まあ年齢なんて想像にまかせるわ。でもあたしの性体験については、あんたのご想像のとおりよ」
 キャスはそう言うなり、ロイを再び口に咥えた。捨て鉢な態度で首を上下させ、思い切り強く吸い上げる。
 「ちゅぅぅ!…………ぢゅ……故郷を……捨てて………………むぷっ、ちゅくっ…………コソ泥になった子供
が辿る末路なんて…………っ!!」
 昨日キャスに責められた時から薄々気付いていたが、改めて彼女の口から聞くのはやはり衝撃的だった。彼女
は少女に「なった」のではない。彼女が望まない形で、おそらくは無理矢理「ならされた」のだ。
 「だから、あたし…………んろっ……むうぅ、おぶっ………………ぜったいに……あんな連中に……捕まんな
いように、腕磨いて…………見返して、やったんだ。……後悔なんて、してない!」
 キャスは目の端に浮かんだ涙を見せまいと、より深く激しくロイを口に含む。
 「……ぐぅぅ…………えぐっ!!げほっ…………だいっきらい……貴族も、山賊も…………男なんて、みんな
ケダモノじゃない!!」
 キャスの一言一言がロイの胸に刺さる。そのくせ、彼の男性は哀しい少女の愛撫に身悶えしているのだ。
153日目朝 4/16:2005/10/02(日) 17:35:00 ID:Lk0+TYvX
 「……ぜったい、ぜったいに、男なんて好きになれないって思ってた…………んぐっ…ぶぢゅ…………ふぷっ
……でも、こんなあたしの言うこと、ちゃんと聞いて……バカみたいに真面目に答えてくれる人がいたんだ……
すごく、すごくうれしかったんだから!!」
 僕のことだ、とロイは悟った。キャスは顔を伏せたまま、ロイへの愛撫を続ける。少女の涙が、ロイの下腹部
を濡らした。
 「……好きになったのが、大っっ嫌いな貴族だなんて……へへっ。あたし、何やってたんだろ……貴族に嫌が
らせしたくってあんたを縛ったり、いじめたり…………あたしって、さいて…………!?」
 「そんなことないよ、キャス」
 突然肩を掴まれ、キャスは驚いて顔を上げる。戒めを解いたロイが、上体を起こして彼女の涙を指で拭った。
 「ちょ、ちょっとあんた、その手…………!!」
 キャスは自分の肩に置かれた少年の手首を見て愕然とした。擦りむけて、少量だが血が滲んでいる。ロイは軽
く手首をさすりながら、きまり悪げに笑った。
 「縄から無理矢理手を引き抜いたら、ね。ちょっと痛いけど……」
 そう言って、赤毛の少年は再びキャスの頬の涙を優しく拭った。
 「でも君のこと、抱き締めたかったから」
 「…………!!」
 キャスはハシバミ色の瞳をいっぱいに開いてロイを見つめた。少年は小さくうなずいて視線を返す。
 「同情とか、そういうんじゃないんだ。僕を好きになってくれた人が傷ついてたら……僕はこういうことしか、
できないから」
 「ばかっ!ロイのばかっ!!なによ、カッコつけてっ!!」
 キャスは握った両手でロイの胸を叩きながら、激しく泣き出した。胸いっぱいにたまっていた想いが一気に噴
き出して、少女の肩を震わせる。
163日目朝 5/16:2005/10/02(日) 17:35:41 ID:Lk0+TYvX
 「だったら抱きしめてよ……っ!!いっぱい、いっぱい抱きしめなさいよ……っ!!」
 ロイはキャスの背に腕を回し、渾身の力を込めて彼女を抱き寄せた。キャスもロイの背を掴んで、少年の裸の
胸の温かさを額で確かめる。
 「…………ごめんね……いじわるして…………」
 「……いいんだよ。もう、つらいことがあっても……一人で我慢しなくていいから……」
 そのまましばらく二人は無言で抱き合っていたが、やがてどちらからともなく唇を寄せると、ごく自然にキス
をした。おずおずを舌を差し出すキャスの髪を撫でながら、ロイは思い切り少女の舌を吸い上げる。
 「ん、んんんんっ!!!」
 突然キャスが暴れるようにロイの口から唇を離した。
 「あ……ご、ごめん!!」
 「ち、ちがうの!あの、ほら、あたし…さっき……ロイの、あれ……飲んじゃったから……口の中……」
 キャスは本当に気遣わしげにロイを覗き込む。ロイにとって、この「口内射精の後ディープキス」というシチ
ュエーションはすでにイグレーヌで経験済みだったので苦にならなかったが、まさかそう言って安心させる訳に
もいかない。キャスはますます申し訳なさそうにロイを見つめていた。
 「……だいじょうぶだよ。ほら」
 ロイはキャスを安心させるように微笑み、もう一度少女を抱き寄せて、彼女の口腔を舌でかき回す。舌を絡め、
歯茎まで丹念に舐め上げて、唾液をすすった。
 「…………むー、ん………………んちゅ、んんっ……!!」
 キャスは少年の愛撫にはじめは躊躇い、やがて積極的に舌を絡めて応じていく。その少女の熱い舌の感触に、
ロイの勃起は脈を打ってふるえて存在を誇示する。
173日目朝 6/16:2005/10/02(日) 17:36:30 ID:Lk0+TYvX
 「…………あ……」
 「あたしとキスして、こんなになってくれたんだ……」
 さっきまで泣いていたキャスが、真っ赤に充血したロイのそれをみてくすくす笑った。彼女の首の動きにあわ
せて白いメイドカチューシャが花のように揺れて、少女の可愛らしさをいっそう引き立てている。ロイは朝っぱ
らから節操の無い己自身に嘆いたが、キャスは決然とした表情になって少年の顔と勃起を交互に見つめた。
 「……いいの?あたし……ロイに抱いて欲しいし、そうしてくれたら、すごくうれしいけど……でも、あたし
……薄汚いやつらに、さんざん汚されてるよ?」
 「……もし君が、昔されたことで『汚された』って思ってるんだったら……」
 そこで言葉を切ったロイは、キャスを抱きかかえてベッドに押し倒した。
 「きゃっ!!」
 「僕が、きれいにするよ」
 ロイはそう告げると同時に黒いメイド服を跳ね上げて、あらわになった少女の幼い下半身を引き寄せた。
 「ええっ!?ちょっと、ま…………ひゃうっ!!」
 ロイの唇が、キャスのつるりとした股の合わせ目に押し当てられる。少女の下腹部を優しくさすりながら口を
静かに動かし、まだ開花し切っていない桃色の肉の花びらに軽く歯を立て、引っ張った。
 「ふあっ!あ!!そんな、は、あ、だ、だめようぅっ!!」
 キャスの小さな悲鳴に耳を貸さず、ロイは熱く柔らかい花弁の裏側にまで舌を挿し入れ、隅々まで愛撫してい
く。左右の花弁を交互に舐め上げる合間に、突然しなやかな太ももにかぶりつくと、キャスは半ば泣きそうな嬌
声をあげた。
183日目朝 7/16:2005/10/02(日) 17:37:26 ID:Lk0+TYvX
 「きもち、きもちいいよう…………で、でも、もう、いいか…………うあああっ!!!」
 花びらを味わいつくしたロイの舌先が、彼女の秘裂を探ろうと、少女の秘所一帯を舐め回し始めた。舌を硬く
してつついたり、熱い唾液を舌で塗りつけてまた舐めとったり……キャスは少年の赤い髪をつかんで彼の頭部を
引き離そうとしたが、力が入らない。
 「あ、ふああ、ろ、ロイっ…………!!あの、そこ……あ……」
 いつの間にか、キャスは焦れていた。いつ自分の秘所に愛する男の舌が入ってくるのだろう、その感触はどん
なものだろうと少女は痺れるような快感の中で想像していたが、少年の舌は肉孔の周囲をえぐり清めるばかりで、
一向に膣を犯す気配がない。もしかして、女の秘密の園の入り口が分からないのだろうか……?
 そう思った瞬間、突然痛むような感覚がキャスを貫いた。痛みの正体が圧倒的な快感だと気付くのと、ロイが
彼女の肉のつぼみを口に含んだと分かるのが同時だった。キャスが悲鳴をあげようとした瞬間、ロイが小さな肉
豆を甘噛みした。
 「は、ああうっ!ひゃあああぁぁぁあ!!う、ううあっ、い、いやっ………………あ……ああ…………」
 ぷっくりと充血した陰核への責めに、キャスは全身を波打たせて喘ぐ。ロイは、未成熟でほとんどくびれのな
い少女の腰を掴んで抱き寄せ、ますます深く激しくキャスを愛撫していった。
 「も、もう…………もうっ!!いれてぇぇ、いれてようぅ…………」
 いつもは意地っ張りで勝気なキャスが、甘ったるい声で哀願する。少年の性技に感じているだけでなく、彼が
本当に薄汚れた自分を洗い清めてくれていることに対して、こみ上げるような充足感と幸福感が、キャスを絶頂
寸前にまで追いやっていた。
193日目朝 8/16:2005/10/02(日) 17:38:24 ID:Lk0+TYvX
 「あっ……あっ…………」
 キャスの幼い膣が、きゅーっと収縮したような感触とともに熱い液体をにじませる。その体液が膣口からあふ
れるくらい湧き出した時、ロイの舌がついにキャスの秘裂を割って、膣に押し入ってきた。ぬめる軟体生物が、
キャスの肉襞のひとつひとつを丹念にこそぎ、磨いて、しゃぶりつくしていく。
 「〜〜〜〜〜!!!!っ、〜〜、〜〜〜!!!」
 キャスの上下の口が、吼えるような勢いで開く。上の口からは言葉にならない喘ぎが漏れ、下の口からはおび
ただしい愛液が勢いよく噴出した。
 「わっ……!?」
 「………………あ…………え…………?」
 ロイは驚いて顔をあげた。キャスはとろんとした目をロイに向けるが、自分に何が起こったか理解していない
らしい。ロイも、実際にこの現象―セシリアからは「潮吹き」と教えられた―に遭遇するのは初めてだった。ま
くれ上がったメイド服と、ぐったりしている白い太ももが、飛び散った分泌液でびしょ濡れになっている。
 「…………」
 ロイは目の前の淫猥な光景に興奮しながら、自分の顔にかかった少女の愛液を指で拭い、口に含んだ。
 「……えっち…………」
 ロイの仕草を見ていたキャスが、恍惚とした表情で微笑む。先ほどまでさんざん悶えていたせいで少女のメイ
ド服が乱れ、白く丸い肩がのぞいている。その色香に、ロイの心臓は激しく拍動した。
 「すごく……きもちよかった…………」
 頬を染め、潤んだ瞳でロイを見つめるキャス。彼女がこれほど幸せそうな表情を浮かべるのを、ロイは初めて
見た。
20名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:38:33 ID:W3zpnbRn
支援します。スレを立てた甲斐があった♪
213日目朝 9/16:2005/10/02(日) 17:38:57 ID:Lk0+TYvX
 「ロイも……きもちよく、なってよ………ぁ…ロイの、すきなように、して……」
 「キャス……」
 ロイはキャスの胸に顔を埋めるように倒れかかった。そのままメイド服の上から顔を胸に押し付け、未熟な果
実の固い感触を味わう。
 「あン…………う……ん…………」
 幼いふくらみをまさぐられ、キャスがか細い声で喘ぐ。「好きなようにして」と言われたロイは、このままメ
イド服を脱がさないで愛し合うか、それともやはり脱がすべきか悩みぬいたが、結局折衷案を採ることにした。
 「あっ、きゃっ!!」
 ロイはキャスのメイド服の胸元を、勢いよくはだけさせた。ボタンが弾け飛んで、キャスの白い胸があらわに
なる。成長途上の少女の固い乳房は、仰向けに寝ているにもかかわらず形を崩さずになだらかな曲線を描いてい
た。薄いピンクの乳首は、痛々しいほど勃起して天を指している。
 「あ、ああ…………かんじゃ…………やん!!あ、ああっ………ああっ!!」
 胸と下半身だけ露出させたメイドは、少年が胸にむしゃぶりつくたびに細い身体をふるわせた。ロイは口で少
女の胸から首筋を愛撫しながら、充血した己自身をキャスの秘唇に押し当てた。
 「…………ん…………あたし、すきな人と……するのって……はじめてだから…………」
 顔を横にそらしたキャスが、目だけロイに向けながら恥ずかしそうにつぶやく。
 「ロイが、あたしの……はじめての……ひとだから……っ!!……………ぅ…あっ…あああっ!!!」
 愛する少年のものが一気に膣奥まで挿入されて、少女は悦びに背をのけぞらせる。ロイはその背に腕を回し、
盗賊の少女をきつく抱きしめながら、ゆっくりを腰を使い始めた。
223日目朝 10/16:2005/10/02(日) 17:39:36 ID:Lk0+TYvX
 「ひああっ…………ふあっ……う、ふうぅっ………………あーーーー……」
 ロイは引き抜く寸前まで腰を引き、また根元まで挿入することを繰り返す。彼の肉柱が前後に動くたびに、キ
ャスの柔襞が歓喜に震え、蜜をあふれさせていく。ロイが徐々に腰の動きを早めていくと、二人の結合部からい
いやらしい音が漏れ出す。
 「んあっ、あうっ、ロイっ、いっ!!はぁっ、かみ、ほどいて…………っ!!」
 膣壁できつくロイを締め付けながら、キャスは切なげに喘いだ。ロイは激しく腰を突き上げながら、少女の綺
麗なハシバミ色の瞳をのぞきこむ。キャスは快感に震える手を伸ばして、ロイの頬を撫でた。
 「……あたし、この髪を……といたとこ、はンっ、好きな……ひとにだけ、見せたかったから…………っ!!」
 「キャス…………」
 ロイはうなずいて、キャスの明るい砂色の髪に手をのばす。黒い止め紐でまとめられた砂色の髪が、ロイの荒
荒しい腰の突き上げで少女が悶えるたびに揺れている。ロイは柔らかな手つきで、そっと止め紐を外した。そし
てキャスが数回首を振ると、戒めを解かれた頭髪が自然にほぐれ広がった。肩先まで伸びたつややかな髪は、先
端が縛られていたため少し波打っていて、それが少女を妙に大人っぽく見せている。
 「………………!!」
 「ど、どうしたの……?」
 少年の腰の動きが止まり、キャスは不安になってロイを見る。少年はキャスの髪と顔をじっと凝視していた。
深窓の令嬢のような髪型なのに、汗ばむ額に貼りついた前髪と快楽で上気した顔、そしてずれ落ちそうなメイド
カチューシャが、ひどくちぐはぐな印象を与えている。
 「……きれいだ……」
233日目朝 11/16:2005/10/02(日) 17:40:09 ID:Lk0+TYvX
 「……えっ?えっ?」
 「可愛いよ……キャス……すごく、きれいだ…………っ!!」
 ロイはキャスを抱き寄せてキスすると、猛然と彼女の子宮を突き上げ始めた。キャスのこの姿で絶頂に達した
い、この姿で彼女の実質的な処女を奪い、熱い精液を注ぎ込みたい。ロイはその一念に駆られ、凄まじい勢いで
肉の剣を振るう。テクニックも何も無い。ただ夢中で彼女を欲し、彼女も一途にそれに応えた。
 「うううぅう、はぐうううぅぅぅ!!ああっ、ロイ、すきっ、すきなの、ロイ………………っ!!」
 愛する男の名前を叫びながら、キャスはビクビクと痙攣して絶頂を迎える。肉孔から溢れ出た愛液の洪水が二
人の下半身を濡らすが、ロイはますます激烈な勢いで幼い膣を責め立てた。
 「う…………ああ…………あ……おかしくなっちゃう…………しんじゃうよぉ………………ああ……っ」
 休み無いロイの動きに、キャスは背を反らせて小さな胸を震わせる。彼女自身はもうぐったりして喘ぎ泣く力
しか残っていないのに、彼女の女性器はまた絶頂めざして貪欲に男のものを飲み込んで奉仕していた。その快感
に、ぎりぎりまで耐えてきたロイにもついに限界が訪れた。
 「キャス…………!!僕もっ、いくよ…………っ!!」
 「きてっ…………いっぱい、だして…………っ!!」
 ロイが熟しきっていない子宮に最後の一突きをした瞬間、二人は同時に達した。キャスの小さく幼い肉壷に、
ロイの熱い精液がたっぷりと注がれる。心臓の鼓動より激しく脈を打ちながら、ロイの肉の楔は白濁液を少女の
膣内に注ぎ込み続けた。
 「でてる…………ロイのが……いっぱい…………ああっ、あああっ、ああっ!!」
 ロイの射精を感じながら、またキャスが達してしまう。ロイは細かく震える彼女のお尻を掴んで、一滴も精液
を漏らすまいと、さらに脈打つ肉刀を捻じ込んだ……
243日目朝 12/16:2005/10/02(日) 17:40:42 ID:Lk0+TYvX
 もう陽は登っているはずだが、空は今にも泣き出しそうな曇り空だ。しかし薄暗い部屋の中でも、情事を終え
て乱れた服を直すキャスの美しさはいささかも衰えない。ロイの気のせいなのか、情交前よりはるかに大人っぽ
く、そして美しく見える。服を整え、にっこり笑って振り向くキャスを、ロイはもう一度抱きしめて押し倒した
い衝動に駆られた。
 が、その瞬間、彼の部屋のドアがノックされた。「ロイ、起きてる?」
 セシリアの声だった。このまま寝たふりをしても、彼女ならドアを蹴倒して部屋に入ってくる……ロイがそう
思ってあわててキャスを見たが、彼女は落ち着き払ってベッドのロイの脇に座った。いつもの悪戯っぽい微笑が
一瞬浮かんだが、すぐに真剣な表情になった。
 「ロイ……あたしも連れてって」
 「え?」
 「貴族はまだできないけど、ちゃんと覚えます!だから…あたし…あたし…!!お願い、いっしょに行きたい」
 そう言うや、キャスはロイの胸にしなだれかかった。ロイは一瞬戸惑ったが、すぐに彼女を抱き締めた。
 「うん、この戦いが終わったら、フェレにおいでよ」
 キャスは呆れたように顔をあげ、やがてくっくっと笑った。
 「……そこは拒絶するところでしょ。『また闇の中に戻りたいのかい?』とか『君の人生はこれから始まるん
だよ』とか言ってくれなきゃ」
 そう言うや、キャスはロイの唇にキスして、窓に走り寄った。そしてロイが止める間もなく窓を開けて、窓枠
をよじ登る。ここは四階だというのに……!!
 「あ……キャス!あぶないっ!!」
 「じゃね!今度はロイのその股の袋の中身、全部頂くから!」
 キャスは片目をつむって見せて、朝の空に身を躍らせた。
253日目朝 13/16:2005/10/02(日) 17:41:14 ID:Lk0+TYvX
 「!!」ロイはあわてて窓に飛びついて身を乗り出し、下を見る。
 「…………はぁ……」
 ロイは安堵してその場にへたりこんだ。おそらく未明にこの部屋に侵入した時点で予め用意していたのだろう、
ロイの部屋の窓枠から伸びるロープを伝って、怪盗少女はするすると地面に降り立っていたのだ。逃走経路を予
め用意しておくとは、さすが自称怪盗だった。が……
 「ロイっ!!」
 廊下からの叫び声にロイが振り向くのと、ドアが蹴破られるのは同時だった。脚を引っ込めたセシリアはつか
つかと窓際のロイに歩み寄る。
 「……一足遅かったようね。キャスったらまんまと盗んでしまって」
 どうやらばっちり見られていたらしい。が、何を盗んだと言うのだろう?
 「……?彼女、何も盗んでいませんが……?」
 「いいえ。彼女はとんでもないものを盗んでいったわ……」
 セシリアはそう言って、何かを期待するようにロイを見下ろす。ロイは首を傾げた。
 「僕の心……とかですか?」
 「寝言は寝てるうちに言いなさい。あなたの朝一発目の濃厚なミルクよ……あなたを迎えにきたついでに頂こ
うと思ってたのに、朝からメイド服プレイとはね。とりあえず私が変な気を起こさないうちに、服を着て」
 そこまで言われて初めて、ロイは自分が裸のままであることに気付いた。
 「は、はいっ!!」
 「できれば礼服がいいけど……持っていないでしょうから、せめてフェレ家の紋章付きのマント位は羽織って
行きなさい。だいぶ時間を無駄にしてるわ、急いで」
263日目朝 14/16:2005/10/02(日) 17:41:47 ID:Lk0+TYvX
 「え……あの……どこに……?」
 ロイにとっては、こんな朝早くからセシリアが来室することも、来室して教え子の情事を目撃した挙句その少
年が裸でいるのに押し倒そうとしないことも、どちらも解せないことだった。が、それ以上に、礼装が必要な状
況というのが気になった。
 「モルドレッド国王陛下があなたに会いたいとのことです。詳しい話はその時に出るでしょうけど、まず間違
い無く……エミリーヌ教の件ね」
 「ああ……」
 服の袖に腕を通しながら、ようやくロイは納得した。一昨日王都を開放した際、クーデター派の一部がエミリ
ーヌ教の総本山とも言うべき『聖女の塔』に立てこもり、とりあえずエトルリア兵で包囲して話し合いで決着を
つけようとしていたのだ。この時間にお召しということは、おそらく……
 「……ええと、名前は忘れましたが、あのクーデターの首謀者との話し合いが決裂した、ということですね?」
 「だけでは、不合格よ」
 「………………」
 服を着、身だしなみを整えたロイはセシリアの後ろについて歩き出したが、頭の中は状況分析で忙しかった。
交渉決裂は間違い無い、問題はなぜ自分が呼ばれるかだが……
 「……交渉が決裂して武力解決、となった訳ですね……そこで僕を呼ぶということは、僕たちリキア同盟軍の
力で解決する、ということですよね……」
 階段を下るセシリアは何も応えない。が、踊り場でちらっとロイを見て先を促した。
 「……理由は、エトルリアの戦力不足…………だけでなく、エトルリア兵同士で戦うことの影響を恐れるため、
また失敗した場合も自国への影響が少ないため、ですね」
273日目朝 15/16:2005/10/02(日) 17:42:20 ID:Lk0+TYvX
 「…………」
 「とすれば、僕は国王陛下のご依頼は謹んでお受けすべきだし、その場合は少数の戦力で、しかも速やかにあ
の『聖女の塔』を攻略しなければならない。大兵力を動かしたり、攻略が長引いたりすれば、それは『一部の反
乱分子の最後のあがき』ではなく、本格的な内戦になってしまうから……ただし攻撃部隊には、エトルリアの将
も参加させる必要があるでしょう。もし非エトルリア人だけでこの鎮圧作戦を成功させてしまうと、逆に政治的
な厄介事が……」
 そこまでロイが言った瞬間、前を歩いていたセシリアが急に立ち止まって振り返った。怒っているようだ。
 「……!!あ、僕、何か…………?」
 「ああっ、もうっ!!朝から濡れちゃったじゃない!!!」
 セシリアは本当に無念そうに舌打ちした。今にも地団太を踏みそうだ。
 「そうよロイ、大正解よ!!しかも、エトルリア組を混ぜるなんてところは、私も思いつかなかったわ……あ
あもう、ぐしょぐしょよ!?ほら見なさい、もう太もも伝って垂れてるわ……まったく!」
 どうやら弟子の成長ぶりに興奮したらしい。ロイは内心ため息をついて、すたすた先を歩き出したセシリアの
後を追った。

 「……という訳で、あの『聖女の塔』に立てこもるクーデター派を一掃しなければならなくなりました。皆さ
んのご協力をお願いします」
 ロイと彼が選抜した精鋭が『聖女の塔』を見下ろす王都郊外の丘に到着した時には、すでに雨になっていた。
塔は下層部は普通の石造りの塔だが、上層部は吹きさらしの露天構造の部分が多く、ここからでも敵兵の姿が遠
望できる。ただ、雨がどんどん強くなっているので、視界は今後狭まる一方だろうとロイは予測した。
283日目朝 16/16:2005/10/02(日) 17:42:51 ID:Lk0+TYvX
「塔の内部は非常に複雑です。しかも敵の手で通路が塞がれたりしているでしょう。ですので、各自の判断で
バラバラに頂上を目指して下さい。目標は、午前中にクーデター派に協力した司祭を拘束し、塔を制圧すること
です。よろしいですか?」
 「はいっ、あの……よろしいでしょうか?」
 女性の声に、ロイはそちらを向いた。リリーナのお付きのオスティアの重騎士・ウェンディが、緊張した面持
ちで手を挙げている。「どうぞ」
 「はいっ、各自の判断で、とおっしゃいましたが……各個撃破の危険はないでしょうか?」
 「その恐れはある。でも塔の内部の通路は狭いから、多人数で攻めても意味がない。それに今回のメンバーは、
皆単独でも十分戦える人たちばかりだから。他になにか?」
 そう言って一同を見回した。今回の作戦に参加するのは、ロイとウェンディ、エミリーヌ教団のサウルとドロ
シーとエレン、剣士フィル、ドルイドのソフィーヤ、そしてエトルリア組としてクレイン、この八人だけだった。
 それ以上誰からも質問が無いことを確認すると、ロイは剣を抜いて進撃を指示した。八人は思い思いの方向に
散って、複数ある塔の入り口と無数にある通路を通って、塔の頂上を目指すのだ。

 ……いきなりロイは塔の内部で迷っていた。事前説明であれだけ大見得を切ったにも関わらず、自分が迷子に
なるとは情けなかったが、塔の内部は複雑過ぎる。敵がほとんど逃げ出しており、残っている兵の士気も練度も
低いのがせめてもの救いだった。これなら他の仲間も大丈夫だろう。
 (…………?)
 何かうめくような声がする。右手の通路の奥の小部屋からだ。ロイは足音を忍ばせて、そっとそちらへ近づい
ていく。が、この声はまさか……
 「!!」
 声の正体が分かった瞬間、ロイは危うく握った剣を取り落としそうになった。エミリーヌ教の聖地で、エミリ
ーヌ教の神父・サウルが、その信者であり護衛である弓使い・ドロシーを押し倒していたのだった。
(3日目攻城1に続く)
29名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:46:08 ID:9bGGcHuH
キタキター!超GJ!!ルパンネタワロスwwwwww
だけどエ「リミ」ーヌね。
30名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:48:23 ID:Lk0+TYvX
当初案に沿って構成していったところ、どう考えてもキャスがリリーナ以上のヒロインとしか思えないような展開となっ
てしまったため、あちこちカットして継ぎはぎしています。そのためキャスがいきなりしおらしくなったりしていますが、
ご容赦願います。

>>29
大変失礼しました、全て誤字です。ご指摘ありがとうございました。
31名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:52:23 ID:W3zpnbRn
神様GJ!!!
いきなりの急展開キター!

先生…一刻も早く続きが読みたいです…。(AA略
32名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 17:56:14 ID:uiWEI+Ed
新スレ一発目キター
ごちです!
キャスかわいいよハァハァ
33名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 23:15:21 ID:WKBm7IHI
馬鹿めが馬鹿めが馬鹿めが 前スレ以前を読まぬ凡愚め!

17章の女軍師受サンプル
女軍師受製品版(181=◆Zj04YgnjOU )
エリウッド×女軍師セレネ(◆Zj04YgnjOU )
はオレンジレンジってる、もしくはインスパイアってることが証明されたわッ!
34ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:10:16 ID:u3z0m9fU
レテ日記(1)

◎月☆日 晴れ

ベオクとは、わからぬ生き物だ・・・・・・

私の記憶が確かならば、ベオクは、我々ラグズのことを『半獣』と呼び蔑んでいたはずだ。
それは、今に始まったことではない。遥か昔からの、女神アスタルテの作りし大地の掟により生まれた、抗争の歴史・・・
ラグズとして生を享けた私にとっても、ベオクという者どもは、正直、気に入らない存在だった。
ベオクの者どもは、我らを見ただけであからさまな敵意を剥き出しにするし、それは我々も同じこと。
そう、我々ラグズと、ベオクは、決して相容れない存在。

このグレイル傭兵団の連中みたいな例外もあるが、基本的にはクリミアも、デインも、ベグニオンも、ベオクの国の国民はみな、
どこも同じだろう。

我々が、クリミア解放に力を貸せば、将来的にはどうなるかわからない。だが、現時点では、ベオクとラグズは、嫌いあっている。
それは間違いない。

だが・・・・・・
35ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:10:57 ID:u3z0m9fU
私はこの間、妙な噂を聞いた。
一部のベオクには、我々ラグズと同じ格好をする風習があるという。
誰が?なぜ?一体何のために?
我々ラグズはベオクを毛嫌いしている。それと同様に、ベオクのほうでも、ラグズを毛嫌いしているはずだ。
ベオクの国に行って街に出てみるとわかる。
私が姿を現した途端、一斉にベオクから石が投げられる。
そんなときは、私もたまらずに、せっせと退散するのだが、しかし・・・・・・

そんな連中が、好き好んで我々ラグズの格好をする。
私にはとても信じられなかった。

私は、この傭兵団と行を共にしている、商人のムストン氏に、話を聞いてみた。
やはり、そんな風習が、一部のベオクに、あるという。
私にはわからない。
なぜ?何のために、そのようなことをするのか?

ベオクとは、不思議な生き物だ・・・・・・

36ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:11:42 ID:u3z0m9fU
レテ日記(2)

◎月□日 曇り

やはり、ベオクとはわからぬ。

私はしばし、思案に耽っていた。こんなことをするのは、私らしくないというのは、自分でもわかっている。
しかし、この間聞いたベオクの不思議な風習のことを考えると、どうしても思案に耽らざるを得ない。
考えれば考えるほど、ますますわからなくなる。
そんなことを考えていると、商人のムストン氏が、私のもとにやってきた。
「よう!レテのねえちゃん!こないだ言ってたやつ、取り寄せてやったから、見てくれよ。」
「ねえちゃんではない!・・・・・・まあいい。それより、物は?」
「これだよ。これこれ。じゃあ、確かに渡したぜ。」
「すまんな。代金だ。」
「おう!毎度!ありがとよ!」
代金を渡すと、ムストン氏は立ち去った。さて・・・・・・

さっそく、包みを開けてみるとしよう。

中に入ってたのは、柔らかい毛に包まれた大きな耳の付いたカチューシャと、やはりふさふさの毛に包まれた尻尾。
これを使って、ベオクは一時的に、ラグズに変身するのか・・・・・・。

だが、私にはやはりわからない。
何のために、わざわざ嫌いなラグズに変身するのだろう・・・・・・?

そうだ。わからなかったら、実際に試してみるといいのだ!
ベオクの誰かに、この耳と尻尾を装着させればよいのだ。

さて、誰に付けるか・・・・・・?
37ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:12:24 ID:u3z0m9fU
レテ日記(3)

◎月π日 晴れ

私は早速、あのねこみみとしっぽを持って、表に出た。
今日こそは、ベオクの風習の謎を解明してみせる。そのためには、まず相手を選ばなければならない。
さて、誰にしようか。

そう思っていると、格好の相手が向こうからやってきた。
ジル。
元デインの竜騎士で、そのためか、我々ラグズのことを特に毛嫌いしている。もっとも、それは、単に彼女の無知からなるものだったのだが。
そのわだかまりが解けた今でも、彼女の我々に対する態度は、どこかぎこちない。
「ジル。」
私は早速彼女の名を呼んだ。すると、向こうも私のほうにやってきた。
「レテ。どうしたのだ?」
ジルは私の真正面に立った。今、私は、ねこみみとしっぽを背中に隠し持っている。
「ジル・・・・・・」
私はもう一度彼女の名を呼ぶと、いきなり彼女に襲いかかった。
「なっ、何をする!!!」
まず、ジルの頭を押さえて、ねこみみのカチューシャを装着。続けて、腰に尻尾を取り付ける。
しかし、このねこみみとしっぽ、ちゃんと装着しやすいように工夫されているのだな。
さすがはムストン氏の取り寄せた品物だ。
「よし!これで完了だ。」
「レ、レテ!な、何をした!!!」
怒るジルに、私は手鏡を差し出した。
その手鏡を覗き込んで、ジルはがくがくと震えている。おそらく、怒っているのだろう。
「な・・・・・な・・・・・・」
「ほう、なかなか似合うではないか。」
38ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:12:59 ID:u3z0m9fU
こうしてみると、なかなか可愛い。普段、つんとしている彼女が、何だか甘えん坊になったような、そんな雰囲気。
こんな可愛いジルを独り占めするのは、何だか勿体無い。
ぜひとも、他の皆にも、見てもらおう!

私は嫌がるジルの手を引いて、足早に歩き出した。
「や、やだ!恥ずかしいよ!」
ジルが嫌がれば嫌がるほど、ますます皆に見て欲しいという気持ちは強くなる。
「いいから、さっさと来るのだ!」
私は無理やりジルの手を引っ張る。そして、私たちが最初に出会った相手は、ジルと同じ竜騎士の、ハールという男だった。
「ジル・・・・・・?」
「あ、あの・・・隊長・・・ええっと・・・・・・」
ハールの正面に立ち、恥ずかしそうにまごまごしているジルの横腹を、私は小突いた。
「ジル、さっき教えたとおりにやってみろ!」
するとジルは、ひじと手首を折り曲げて、ポーズを作った。
「に・・・・・・にゃ〜」
よしよし。ちゃんと教えたとおりにやったな。かわいいぞ。
私はハールを見た。すると、彼は、真っ赤な顔をして、頭から蒸気を噴いていた。

あの眠そうなハールからは想像もできないほどの、素早い動きだった。
いつのまにか、ハールはうつ伏せに寝そべっていた。そして、彼の下で、ジルがうめいている。
「きゃあっ!た、隊長!やめ・・・・・・」
「ジル!ジル!!!ジイイイイイルウウウウウウ!!!」
ハールはまず、ジルの唇を吸った。結合した二人の唇の内部が激しく動いているのが、外から見てもわかる。
そして、首筋から徐々に下へとむしゃぶりついていく。
「はぁはぁ・・・た、隊長・・・やめ・・・ああん・・・」
いつのまにか、ジルの声が、甘く色っぽくなっていた。
ジル、こんな声も出せるのか・・・・・・

39ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:13:35 ID:u3z0m9fU
ハールは急に上体を起こした。そして、仰向けになっているジルの身体をうつ伏せに変えた。
そして、ジルの腰を抱えあげて起こすと、ジルのズボンを一気に下に引きずりおろした。
「うわ・・・・・・」
私は剥き出しになったジルのお尻を見つめた。白くて、大きなお尻。安産型だな、うん。
そのお尻の中央部にある陰部が、ジル特有の香りを放つ。
ハールはズボンから自分の陽根を引っ張り出すと、そのジルの香り溢れる陰部に陽根を突き立てた。
「ひっ!」
ハールの陽根の感触を女陰で感じて、ジルは悲鳴をあげた。
やがて、その悲鳴が大きくなっていった。
「ひぎいいいいいいい!!!」
ハールの陽根が徐々にジルの女陰に入り込んでゆく。やがてそれは、根元まで埋まった。
その直後、ハールの下腹部と、ジルのお尻が音を立ててぶつかり合う。
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん・・・・・・
「ひぎい!ひゃああ!あはあ!」
「ジル!ジル!お前が!そんなに!かわいいことを!するのが!いけないんだ!はあ!はあ!はあ!」
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん・・・・・・
とても大きな音を立てて、二人の身体はぶつかり合っている・・・
「うおおおお!!!うおおおおおお!!!おおおおおおお!!!」
ハールが獣の雄叫びをあげる。私は信じられないものを見た。これが、これが・・・・・・本当にベオクなのか?
ラグズでも、ここまで狂ったような交尾はしないだろう。
「はあああああああ!!!ひゃああああああ!!!」
ジルも、いつのまにか野性の叫びをあげていた。

40ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/03(月) 00:14:35 ID:u3z0m9fU
そのジルの身体が、三度、びくんびくんびくんと痙攣した。
そして、お尻を突き出したまま、ジルはぐったりとなった。
そして、ハールの陽根が外れ、ハールの身体はそのままジルの横に寝転がった。
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
二人とも、すごく荒い息をしていた。
ジルの女陰からは、女陰に収まりきらない真っ白い粘液が溢れて出ていた。

私はジルからねこみみを外し、しげしげとそのねこみみを眺めた。

「ベオクは、ラグズと同じ格好をすると、途端に交尾を始めてしまう生き物なのだな・・・・・・」

少しだけ、ベオクの生態が、わかったような気がする。

おしまい
41名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 00:45:22 ID:MmsVoq01
ワラタw
次はベルウィックモノをお願いしてもよろしいでしょうかな
42名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 02:44:51 ID:uqWh2UjJ
ツンデレキャスハァハァ
巨乳続きのところにさりげなくひんぬーを混ぜる神
素晴らしいです
43テンプレ修正:2005/10/03(月) 02:48:16 ID:jrRQ7RQR
前スレ17を参考に17章まとめに補足+修正を

17章まとめ
>12 曇り空--エピローグ-- ハール×シグルーン 前スレ>712-727の続き(前スレ707)
>28 プラハ×イナ
>39-46 ケセルダ×セライナ(15章229)
>50-68 外伝エスト盗賊調教SS後篇(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>71-72 フォルカさん(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>79-83 >92-97 キルロイの懺悔室(キルロイ×ネフェニー)
>119-129 1日目夜 ロイ×イグレーヌ(119)
>138-139 エイリーク×ゼト(138)
>150-156 >159-161 女体化(?)セネリオ セネリオ受難(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>167-176 砂漠に咲く花 アストール×イグレーヌ (162)
>206-216 封印ディーク×シャニー接触編(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>244-260 封印ディーク×シャニー発動編 >206-216の続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>265-267 >356-360 プラハ×イナ(265)
>273-279 封印ディーク×シャニー完結編 >244-260の続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )注:死姦
>299-308>310>313>316-322 2日目午前 ロイ×セシリア(119)
>331-334>475-477 百合V ワユ&モゥディ&イレース陵辱(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)未完
>340-345 続シノンさん ヨファ×マーシャ(S・L・S ◆xTfHc.nBiE)
>364 封印ディーク×シャニー完結編ハッピーエンド >279続き(外伝 ◆9QlRx9nooI )注:死姦
>381-388 2日目昼休み (119)
>411-419 >429-438 封印ディーク×シャニー真完結編 >273-279異伝(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>441 ナンナ陵辱(441)
>450-470 2日目午後 ミレディ輪姦(119)
>504 拠点にて エリンシア小ネタ(504)
>508-518 ボーレ×ミスト(507)
>583-597 2日目夕方 キャス×ロイ(119)
>618-619 本当は恐ろしい蒼炎の軌跡 ガトリー×イレース(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)注:エロなし
>626 ルセア×セーラ(626)
>634-644 蒼炎:ツイハーク×イレース(625)
>654-656 2日目ごご (119)
>666-678 外伝パオラ&カチュア陵辱SS(外伝 ◆9QlRx9nooI )
>681-682 ヴァイダ姐さんの3分クッキング (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>686 カアラさんの3分クッキング (ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
44テンプレ追加:2005/10/03(月) 02:58:38 ID:jrRQ7RQR
18章まとめ

>9-12 ルイーズ奥様の3分クッキング(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>31-36 オスカー×タニス >37 おまけ(30)
>41-43 プリシラの一年クッキング(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>63-65 レイヴァンの3分クッキング(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>71-78 続・オスカー×タニス(30)
>87-95 今日も元気に営業中<アベルの武器屋>(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>101-102 レベッカちゃんの12時間クッキング(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>112-124 2日目日没 ロイ×エキドナ (17章119)
>127-131 リン、フロリーナ、セーラの3分クッキング(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>209-217 >220-224 >226-228 2日目夕食 (17章119)
>248-249 >277-280 ヨファの日記(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>255-266 外伝パオラ&カチュア強姦未遂事件&百合未遂SS(外伝 ◆9QlRx9nooI)
>270-272 フォルデ×ヴァネッサ(270) 未完
>291-307 >309-310 >315-332 蜃気楼の影 希望の行方 アストール×イグレーヌ >334 おまけ(花泉の亜茶)
>367-369 >371-381 Mighty Blow ミーシャ陵辱(988%マシン ◆ka5BrNUzcE)
>395 エリンシア小ネタ(395)
>402-404 2日目ゆめ (17章119)
>434-442 >444-450 2日目夜 ロイ×ララム ロイ×イグレーヌ(17章119)
>461-467 >469-473 プラハの春(ダミアン ◆.lt5gYzbQ)
>495 馬鹿子世代 聖戦子世代小ネタ(495)
>504-507 2日目夢 一部ロイ×キャス (17章119)
>535-544 君主の資格 エリンシア陵辱(17章625)
>556-565 特別 アーサー×フィー(555)未完

抜け・間違いや追加があったら指摘をお願いします
45前スレ555:2005/10/03(月) 03:38:23 ID:jrRQ7RQR
ということで新スレ乙でした 自分で立てられればよかったのですが勝手が分からず…
テンプレでは>>1さんにご迷惑をかけたかもしれません すいません

では前スレ>>556-565の続き アーサー×フィーの後半です
長い・ぬるい・アーサー生足じゃない警報はそのままです
よかったらどうぞ
46特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 03:48:07 ID:jrRQ7RQR
「よし!うん、じゃ、こうなったらさっさとやっちゃいましょう!」

ようやく和解が成立したと思ったら、声の明るさの割に衝撃的な宣言が夕暮れの林に響いた。
「って…これ以上何を?」
「だってあなた、さっきあたしのことばっかり…その、気持ちよく、したじゃない?
 だから、あたしも、そうしなきゃ何となく不公平じゃないの」

フィーの発言に驚いたのは当のアーサーである。結果的に好きあっていると分かってもらえたとはいえ、
半ば強引に襲った相手が、こんな風に自分を気遣うとは…

「い、いや、別に!今日はもういいって、ちょっと、おいっ」
焦るアーサーを尻目に、最早色々なものが吹っ切れたフィーが目の前のズボンを四苦八苦しながら脱がすと、
先ほどまで硬くなっていたものは、もうその硬度を保ってはいなかった。

「きみが泣いてるのは基本的に嫌いじゃないけど。
 あんな風に泣かれると、結構そういう気は萎えるんだよ、男って。
 大体こういうのにはその場の雰囲気ってものが…」

言い訳がましい言葉が頭上から聞こえる。何か引っかかったが、フィーは既についた勢いを追い風にして、
未だに縛られたままの手で彼の下着を下ろしてしまった。
流石に初めてまともに見る男性器には少なからず圧倒されたようだが、それでも一種の使命感すら漂わせながら、
どこで覚えたのか、おっかなびっくり、しかし懸命に手でマッサージを始めた。しばらくすると、アーサーの言うところの
雰囲気が出てきてしまったのか、彼のそれには段々と血が集まり、半ば起ち上がってきた。

「うわっ、だから、もういいよ!充分だって」
本当は全く充分でもなんでもないが、流石にあそこまで潔癖なフィーに、最初からここまでさせるのは忍びない。
後でまた落ち込ませてしまうかもしれない。

アーサーが断腸の思いで体を離すと、しかし、フィーは上目で彼をちらっと見て、「手が使いにくい」といった。
そして上腕を開き、年齢の割に豊かな胸の間にアーサーのものを包むと、その先をちろちろと嘗めだした。
先走った液が苦いのか、一瞬怯んだものの、決意も新たに舌を伸ばし、割れた部分に刺激を加える。
こういう行為があるということを知っているのか、思いついたままにやっているのかは分からないが、
ともかくその目は恐ろしいほどに真剣である。
異様な空気に圧倒されつつも、眼前の状況にアーサーの脆い良心は揺らぎ出した。
これはいくらなんでも想定の範囲外だ。

それが完全に勃起したのを見ると、先ほどアーサーが指で彼女にしたのを真似てか、
少女の小さな舌がその裏側の筋肉を舐め上げた。
的確な場所を刺激され、思わず奥歯をかみ締めて、かろうじて声が出そうになるのをこらえる。
例え技術としては未熟に過ぎなくとも、歯は立てないし、フィーは意外に耳だけは早いのかもしれない。
何より彼女が己にこんなことをしてくれているという事実が、アーサーの心を激しく決定的なまでに揺り動かしていた。

今にも弾けてしまいそうなそれを口に含み、フィーが抽迭を繰り返し始めると、良心は完全にどこかへ退散し、
彼はやや乱暴にフィーの頭を掴み、前後にゆすりだした。
嘔吐感に見舞われたらしい苦しげな彼女の顔さえ、欲望を煽りこそすれ、陵辱とも呼べるこの行為を止める要素には
ならなかった。あっというまに強烈な快感が彼を包み、フィーの口の中で、ついにアーサーは白い液体を大量に出した。
47特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 03:53:23 ID:jrRQ7RQR
「はぁっ…はぁっ…」
「ん、うぇ…げほっ、こほっ」

再び地面に座り込み、二人は暫く言葉も出せずに、ただ向かい合った。
出された液体を飲もうとしたのか、フィーの口から流れた白い筋は、出した量から考えても思いの外少ない。
顎の線から流れ落ちたそれが、胸の隆起を鮮やかに彩るのを見たとき、
アーサーは己が再び劣情に駆られるのを感じた。
ここまで酷い行為に及んでもなお、むしろ一層、彼女を苛めたいと思ってしまうのだ。
普段は自分でも冷静といっていいのに、今日は感情が抑えることが殆どできていない。
彼には時々怒りで箍が外れ、過剰な魔力を放出し続けてしまうことがあるが、どこかそれに似ていると思った。

しかしこういうことには淡白な方だと思っていた自分に、こんな性癖があったとは。


「はぁ…フィー、乱暴にして、悪かった。
 本当にごめん、苦しかっただろ。
 それに、別にそれ、飲まなくてもいいんだよ」
「…けほっ…そうなの?でも、皆が、こういうの、男の人は好きって」

やはり、フィーは女友達から色々と聞いていたようだ。大体あのような壮大な勘違いをするには
それなりの知識がいる。耳年増だが、潔癖、というやつである。
口元を手首のバンダナで拭いながら、フィーが恐る恐るといった感じで聞いてきた。

「あの、気持ちよかったよね…?」
「うん。ありがとう、フィー」

安心したようにフィーが微笑んだ。勃起させられた挙句に射精までしたのだから、気持ちよくなかったはずはない。
それはもちろんだ、とアーサーは思った。
が、同時にずっと気になっていたことが形になりつつあるのが分かった。
フィーは手が使いにくいといった割に、一度も手首の布を外してくれ、と言わなかった。
態度に関しても、いつもの勝気さよりも、こちらを窺い、されるがままにするようなものが見える。
そしてそれを嫌がるどころか、気持ちがよくなってしまったと、言っていなかっただろうか。


(フィーって、ひょっとして、ある意味本当にこういうのが好きなんじゃないのか…?)


西日の最後の輝きがかすかに差し込む林の中、アーサーは服を調えながら、確信にも似た思いを抱いていた。
48特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:00:34 ID:jrRQ7RQR
「アーサー、そろそろ帰らなくちゃ。
 皆が心配しちゃうでしょう」
「フィー、その前に、それ、取らなくていいの?」

アーサーの視線の先にある自分の手首の布を見て、びくっとフィーの体が震えた。
どうやら今まで本当に気がついていなかったらしい。

「あっ、そ、そうよね!これ、取ってもらわないと、服が着られないし。
 大体気がついてたなら、もっと早くに言ってくれたら―――」
「それ、結構緩くしてあるから、自分でも抜こうと思ったら抜けるよ、多分」
「えっ」

アーサーの目の前で、再びフィーの顔が赤く染まりだす。涙と精液の染み付いたバンダナの、
その先にある手を少しひねり、無理に力を込めると、意外にあっさりと片手が抜けて、
フィーはそれを信じられないといった目で見た。

「痣が付くほどにしたら痛いし、後で目立つだろ?
 だから、脅しっていうか。うん、雰囲気で」
「あ…あたし…」
「大体下手したら俺の方が力弱いわけだし。
 フィーさ、結構、マゾって言うか、昼と違って、夜はっていう」
「ばっばっ…バカなこと言わないでよ!
 大体あなただって、急になんだか意地悪じゃないの!
 普段は全然そんな感じじゃないくせに、ヘンなことばっかり言って、わざと苛めて!
 あたしのこと見て笑ってるんじゃないの!?」
「さっき言っただろ、フィーの泣いてる顔、俺は好きなんだって。
 これは元々だよ、気がつかなかった?」

本当は自分でもあまり気がついていなかったのだが、開き直って彼女の手首をさすってやると、
フィーはおとなしく、されるがままになった。そして、小さな声で、呟いた。
「あたし、嫌じゃなかったから、その、色々したし、色々しなかったの。
 ちょっと意地悪なアーサーのことも、嫌いじゃな…す、好きだし、
 あなたにああいう風にされると、なんかお腹の奥の方が…変になっちゃって、だめなのよ」

片腕で胸を隠し、膝を無意識にこすり合わせながら、フィーは懸命に説明する。
だがそもそもこういう姿が、アーサーの嗜虐心を刺激するのだ。彼女はいまいちそれが分かっていないようだが。

「ほら、水。飲んで」
アーサーが水筒を渡すと、フィーは水を少し口のなかでゆすぐようにして、飲み込んだ。
少し精液の粘性が残っているのか、おかしな顔をしたが、もう一口のみこんで、「うん、もう大丈夫」と言った。

「スカサハに言っておいた。遅れるけど心配するなって。
 フィー、どうする」
「どうする、って…」
「きみがしたいようにするよ。このまま帰ってもいいし。もう城は近いから、遅くはならない。でも」

アーサーは、汚れてややかたまりかかっている、元は白かったバンダナを地面から拾い上げた。
そして、それを持ち上げて、悪戯を思いついた少年のような顔で笑い、聞いた。
「どうする?」
49特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:07:49 ID:jrRQ7RQR
フィーは、自分の最早つけては帰れないだろうバンダナを見つめて、思った。
アーサーは、あたしを苛めるのが、好きなんだ。だから、あたしに言わせようとしている。
確かに昼間なら、フィーが杖や剣の鞘で殴りつけて終わりかもしれない。
何をバカなことをと一喝して、さっさと帰るに決まっている。そして何事もなく、またただの相棒という関係に戻るのだ。
でも、今は逆らえなかった。フィーは考えたとおり、苛められるのが、確かに少し好きなのだ。
ただ、それは特別な相手に対してだけなのだと、今は彼女自身分かっているが。

「帰り、たく……ない」

フィーの考えが纏まるより先に、口をついて言葉が出た。
初めてが屋外というのはかなり貴重というか、恐らく普通でない。それは確かだが、一旦やめたが最後、
再びこういう行為に及ぶ前に羞恥心が勝り、拒んでしまうかもしれない。強情な自分の性格は彼女を不安にさせた。
もしそのままでこの戦争が終わったら、自分たちの相棒という関係もまた、終わってしまうだろう。
例え好きあっていても、二人が帰る国は別々である。共にいる理由はなくなり、全てが終わる。

そう、何も変わらず終わるのだ。皮肉にも、彼女がさっき馬上で願った、そのままに。
しかし今や、この場でフィーが最も恐れるものは、それだった。今更なにを躊躇う事があるだろうか。

「あの、あたし、してほしい」
「何を?」
「最後まで、ちゃんと、アーサーの、…お、お願いだから、これ以上へんなこと言わせないでよ!」
「うん。わかった」

短く答えると、アーサーはシャツを脱いで、上半身を裸にした。
とりあえず、フィーひとりを裸にしておくと、本当にただ犯しているだけのような気がしたからだ。
それはそれで演出としては別にいいけど、ただでさえ野外…いやまあ、これについてはまた今度でもいいか。
表情を変えないアーサーが内心で何を考えているかも知らず、フィーは「アーサーって、本当に男の人なのね」と呟いた。

「あそこまでしておいて、それはないんじゃないの」
「だって、なんか、おかしいんだもの。初めてあなたを見たとき、髪と顔のせいで女の子かと思ったし」
「あんまり嬉しくないな」

泣き笑いの顔で、くすくすと笑うフィーの肩が、優しく樹の根元に押し付けられた。
地面にはアーサーのコートが丸めて敷かれていて、そこまで痛くはない。
仮に整えていた服が丁寧に脱がされ、豊かな乳房と、先ほどは見えなかった腰、そして秘所が露になる。
アーサーが手を水筒の水で洗ってから、言った。

「ちょっとほぐすよ」
「え…っと、さっきのもあるし、もうあんまり、いらないんじゃ…」
「いや、苛めるのはともかく、痛い目にあわせるのは、俺の趣味に入ってないから」

言うが早いか、アーサーの顔が下がり、膝が開かれる。
その瞬間に、フィーの体にとんでもない刺激が走った。ぴちゃぴちゃという音、指ではない感触。ひょっとして、これは…

「や、ちょっと、それ、だめ!」
答えはない。アーサーの舌が自分のそこに尖って入れられるのを、まともに見てしまったフィーは、
恥ずかしさのあまりに両手で顔を覆った。しかし残酷にも、そのせいで状況がよりリアルに伝わってきた。
一番敏感に感じる部分を、舌で嬲られる。太ももにまで溢れた液体が、最近ごつくなってきた彼の指を、
スムーズに膣内に受け入れさせた。それが膣内で曲がり、陰核の裏にあたるところを探し当てる。
50特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:13:57 ID:jrRQ7RQR
「ん、やあああっ…!ああ、あ…!」
「痛…くはないみたいだね」

口元を手の甲で拭って言うアーサーに、快感からか生理的な涙を流すフィーが懇願する。

「あの、両方するの、だめ、すぐに…」
「一度イっておいたほうがいいから」
「だめって、あたし、それ…ひゃああっ」

元々濡れて敏感になっていたその場所が、今は壊れたコップから水が漏れるように、ぽたぽたと愛液をたらし、
地面にしみを作っていく。殆ど視界のさえぎられた木々の中だが、城は近いという。
もし巡回する兵がいたら。こんな声が聞かれたら。心配なのに、抑えられない。
舌と指の動きが邪魔して、フィーは何もかも考えられなくなった。

「アーサーだめ、あたしもう、」
間断なく与えられる快感にこらえきれず、爪に土が入るのも構わずに、フィーは地面を引っかいた。

「イクならイクって言って、フィー」
「ん、…や、」

フィーがわずかに躊躇った。言葉の意味を知っているからだ。
敢えて、アーサーがもう一度問いかけた。

「フィー?」
「い…イクの、イっちゃう、ゃああああっ」

腹の辺りからつま先まで、少女の体ががくがくと震えるのを見て、アーサーは再び自分のベルトを緩めた。
先ほど出したばかりなのに、上を向いてガチガチに固まったそれをやや苦労して取り出すと、
震えが治まりぐったりと弛緩したフィーの秘所に、やはり少し無理をして押し当てる。
それを察知して、フィーが身じろぎした。

「そのまま力抜いてて」
「あ…」

呆けたままの表情のフィーが、アーサーを見上げて、ふいに
「あたし、やっぱり後ろからより、顔が見える方がいいな」と言った。
そういえば、さっきは後ろからしてばかりだった。「俺も」と返してから、暫く考えた後、
「でも後ろもそれはそれで」と付け足して、アーサーは少しずつ、己を暖かい膣内に沈めていった。
51特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:19:46 ID:jrRQ7RQR
余計な台詞に文句を言おうとしたフィーの顔が、苦悶に歪んだ。痛いのだ。
しかし噂どおりに痛いが、これは耐えられない程度ではない、と彼女は感じた。
初めてでも、痛くない人は痛くないと聞いたことがある。フィーは天馬騎士であり、幼い頃から
その為の訓練を積んできた。激しい運動をする人は、知らないうちに、処女膜がなくなっていることがあるらしい―――

「痛い?フィー」
「ん…ちょっと、だけ」
「そうか」

アーサーは、浅い呼吸をするフィーの、己が刺さっている少し上の場所に手を伸ばした。
濃い緑がうっすらと濡れて生えている。そこを撫でてから、開ききった割れ目にある硬くなった突起を探る。
そして、そこをできるだけ優しく弄りだした。

「ひゃ、やめ…!」
「力抜いたままだよ」
「わ、わかってるけど…!」

フィーにしてみれば、さっき達したばかりなので、痛いやら、気持ちがいいやら、もう何が何だか分からない。
ただ待つしかない。少なくともアーサーはこの手のことに、自分より詳しいようだ。
大体、こんなこと、こいつはどこで覚えてきたのかしら―――できるだけ関係ないことを考えて、
痛みや異物感やその他を忘れようと努力を続けていく。とはいえ、痺れるような感覚のせいで頭は真っ白に近い。
そのはたらくことを放棄した頭でしばらく考えて、やっぱり妙に詳しすぎるとやっと結論が出たところで、

「フィー、全部入ったぞ」
「えっ、あの、まだだったの?
 ってうひゃ、もういいって、いいのに!」
「気がまぎれるかと思って」

もういいと言ってもアーサーの指の動きは止まらない。彼はフィーの片膝を肩に担ぐと、上から覆いかぶさるようにして、
フィーの耳に口をつけた。反射的に膣内が締まり、小さく蜜が溢れる音がした。
彼自身の気を紛らわせるためにもやっていることなのだが、あまり苛めすぎると自分が保たないかもしれない。

「まだ痛む?」
「やっ、いいって、そこはもういいの!
 あと耳元で喋るの、やめ…」

弱い耳を刺激されている間に膣内のものがゆっくりと抽迭を始めたことに、フィーは気がつかなかった。
散々好きな女性の痴態を見せ付けられたアーサーとしては、もう我慢の限界である。
それでもなんとか膣内を傷つけないようゆっくりと出し入れする。指でフィーが反応した場所は、特に念入りにした。

「あ、んっ、アーサー、あのね、もうちょっと、ちゃんとしても、いいよ」
「多分、痛いぞ」
「いいの、あんまり、大丈夫って言うか、そんなにもう痛くないし」
「そうか…じゃあ、ちょっと強くするから」
「うん、でもその、耳元でしゃべるのは…!」

抗議を深い口付けで塞ぎ、細い腰をがっちりと掴むと、アーサーは少しずつ、打ち付ける強さとペースを上げていった。
彼女に痛がる様子はあまり見られない。腰の細さに不釣合いな豊かな乳房が、弾んで揺れている。
頭を下げ、湿って見えるそれに吸い付くと、汗の塩辛い味がした。硬い先端を舌でなぞると、再び締め付けが増す。
か細い声が聞こえて、やばい、とアーサーは思わず顔を離した。
その拍子に、うっかり改めてフィーの全身を見てしまった。
薄闇の中必死に土を掴む白い手、すっかり開かれた膝、すがるような緑色の瞳、全てが視界に入ると、
かろうじて抑えていた興奮が、奔流となって彼の全身を駆け巡った。
52特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:34:32 ID:jrRQ7RQR
「ごめん」

なんとか謝ると、もう後は本能のままに腰を打ち付けることにしか考えが及ばなかった。
ぱちゅんぱちゅんという妙な音が連続して鳴る。日が落ちて気温はさらに下がったのに、
体からは汗が噴き出していて、お互いの体が滑るほど、アーサーは無心に律動を繰り返した。
こんな風にして初めてだという少女が感じてくれているかは分からなかったが、
最早どうやっても止められない。暖かく狭い膣内は、少し硬さがあったが、それでも充分すぎる快感を与えてくれた。

我を忘れて行為に没頭していると、アーサーの耳に、少し大きなフィーの声が届いた。
それは痛みをこらえているというよりは、快感に喘ぐようないつもより数段高いものだった。

「フィー、気持ち、いいの?」
「うん、あのっ、やっぱりあたし変なの、おかしいのっ…あんまり痛くないの!
 ふあっ、どうしよ、気持ちい…ああっ!」
片手で再び陰核をいじると、フィーは声を上げ、胸を突き出すようにしてよがった。両方されるのによほど弱いらしい。

全然変じゃない。フィーはかわいい、とアーサーは思った。好きな女性の乱れた姿が、おかしいはずはない。
ピアスが揺れる耳元に口を寄せて、彼は思ったことをそのままに、正直に言った。

「変じゃない。フィーはかわいいよ」
「や、お願い、耳…!あ、あああっ」
びくっと軽く体を震わせて、フィーはアーサーにしがみつこうと手を伸ばし、甲高い声で叫んだ。

「アーサー、あたし、もう、イっちゃ…!」

伸ばされたフィーの手を握ってやると、その途端彼女の膣内が収縮して、アーサーの肉塊を最も強く締め付けた。

「うっ…く!」
もう少しこらえるつもりだったのに、あっという間に迫ってきた限界を感じて、あわてて引き抜くと、
さっきと変わらない量の精液が、フィーの腹や、顔を打った。
53特別 アーサー×フィー:2005/10/03(月) 04:44:41 ID:jrRQ7RQR

日はすっかり落ちている。暇をもてあましていたアーサーの馬をなだめて乗り、二人は帰路を急いでいた。
天上には既に数多の星が輝いているが、月が明るいせいか、視界に関して苦労はない。
しかし随分と長い間林の中にいたのは確かなようだ。肩にかかる髪をさらっていく風がかなり冷たい。
絶望と怨嗟にみちた叫び声が後ろから聞こえるのを、アーサーは適当にかわしていた。

「ちょっと、髪にまで…!なにこれ!
 バンダナないのだって変に思われるわ!それに明日の女の子の洗濯係、パティとティニーなのよ!
 自分でするにしても、感づかれないように言い訳だって考えないと…いやだ、どうしよう!
 大体あたし、こんなカッコで、どうやって戻ればいいの!?」

自分の性的なあれやこれやを大事な妹に知られるのは、アーサーとしても何となく気まずいし、
他にもやはりスカサハには何か感づかれているに違いない。
彼に対する礼も考える必要がある。しかしまあ、そんなことは今考えても仕方がない。

「少なくとも、結局最後にしてって言ったのはきみの方だよ。
 …あ、それとも膣内で出した方がよかった?」

騎手の腰に回していたフィーの手が、さっとベルトに吊るした雷の剣に伸びる。
「バカっ!そういうこと、さらっと言うのやめてよね!」
「雷は俺、得意だから。…斬られなければ」
「斬るわよ!斬ってリライブで治す!斬ってリライブで治す!!!その後おにいちゃんのライトニング!!!!!」

多分それでは自分は死ぬ。説得力のある脅迫に真面目に恐怖を感じつつも、
アーサーは前を向いたまま、努めて冷静に呼びかけた。重要なことを言うつもりだった。

「興奮すると落ちるぞ。ただでさえ痛くて横乗りしてるんだろ。
 ねえフィー」
「何よ?あ、ちょっと櫛借りるから」
「フィー」
「だからなあに?」

そのとき、フィーの目に、木々の向こうの城とその周りの天幕の明かりが見えてきた。
色々とあったが、二人とも変わらず―――いや、少し変わって戻ってこれた。
明かりを透かす眼前の長い銀髪を見つめて、フィーは嬉しさに笑みを隠しきれなかった。
ライトニングは、やっぱり頼まないであげよう。


そしてその直後、驚いて本当に馬から転げ落ちそうになった。


「戦争が終わったら、俺と一緒にシレジアで暮らそう」…というその時の言葉の一部は果たされなかったものの、
フィーは夫となったアーサーの傍で、共に責任ある立場に身をおくことになり、
安全面から、戦後は天馬より馬に乗ることが多くなったそうである。


おわり
54前スレ555:2005/10/03(月) 04:55:41 ID:jrRQ7RQR
以上です
終章クライマックスに発生する恋人会話をベースにしています
二人の親は誰でも大体解釈できるように考えていたのですが
今回のアーサーはフォルセティ持ちではないようです

では名無しに戻ります 長文で本当に失礼しました
55名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 07:24:49 ID:lmg6Pnnb
フィーGJ! フィーGJ! フィーGJ!
フィーィィィー。
髪まで飛ばすなんて、アーサー凄す。さすが
56名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 08:25:50 ID:stWHWQ/c
>>前スレ555
GJ!!
アーサーもフィーも原作のキャラそのまんまだし
ほのぼのしててすごく良かったです!
エロも全然ぬるくないですよ。つーか挿入+クリ責め萌えw
57名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 16:25:33 ID:9UM5Fa4E
>前スレ555
とても良かったです。GJ!
58某スレの悲劇:2005/10/03(月) 20:33:44 ID:k9+nL1U+
久々にネタを投下します

 「むっ!?退がりおれぃ!側近よ」
 「見回りですか…如何なさいます?」
 「…殺さずに行けるものならば殺さずに行きたいところだな。側近よ」
 「では隠れてやり過ごすと致しましょう」
 「……………なんとか見つからずに済んだな。側近よ」
 「…はっ!しかし出口は未だ遠く……油断は禁物かと」
 「うむ、そろそろ我らの逃亡に気づくころだな。側近よ」
 「脱走発覚から城兵全てに連絡が行き渡るまでのタイムラグ…それこそが我らのつけいる隙かと…」
 「わかっておる。最後まで気を抜くなよ?側近よ」
 「ははっ!」

二つの影がナルヴィア城を駆ける中ラレンティアは一人耐えていた。
 「うくっ…んっっ……はぁっ」
本人が意識してかそれとも無意識の行動なのか、
内股をすり合わせ腰を微かにくねらせなる。
 「…リ、リース様ぁ…あふっ……」
無情にも名を呼んだ男はこの場にはいなかった。
 「ぬぅっ!逃げ場がないぞ。側近よ」 「大丈夫です。コレを…」
 「コレは箱か?側近よ」
 「はっ!なんでも『だんぼーる』と申す隠密用器具にございます」
 「なるほど!この箱に入ってやり過ごすのだな。側近よ」
 「ご明察いたみいります」
 「………………よし、やり過ごしたか。側近よ」
 「ははっ!」
 「脱出するまで気を抜くでないぞ。側近よ」


ラレンティアは気が狂いそうだった。
先ほどからの耐え難い衝動を理性で押さえていたからだ。
両手で内股を押さえながらラレンティアはこの本能的な衝動が強くなっていくのを感じていた。
59名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 20:36:26 ID:k9+nL1U+
 「うぬぅ、門の前に兵がおるぞ。側近よ」
 「…そうですね。どうやら動きそうにありませんね」
 「…かくなる上は奴らを屠るしかないのか。側近よ」
 「屠らずともこの麻酔を仕込んだ吹き矢を使いましょう」
 「おお!眠らせて門を通るわけだな?側近よ」
 「はっ!気を引き締めて参りましょう」
 「うむ、脱走は家に帰るまでが脱走だからな。側近よ」


押さえようと股に差し込んだ手が仄かに湿っているのを見て、
ラレンティアはすでに自分が限界にまで来ている事を知った。
もはや竜騎士としての誇りも女性としての意地もラレンティアを押さえることはできず、
ラレンティアは牢の外にいるであろうはずの看守に聞こえるように告げた。
 「ト、トイレへ連れていって下さい…!」


 「ふん、今回はなかなかに逃げ回ってい!!聖騎士ゴーゼワロス並びにその側近よ!
神妙に縛につけい!!」
 「お、おのれぇ!看守よ!これで我らが破れたと思うなよ!」
 「そうだ!牢と捕虜が存在する限り必ずや第二第三のゴーゼワロスさまが…」
 「連れていけ!!
……脱走より58分29秒で確保か。危ういところであった」


ラレンティアは解放感と羞恥心とに包まれながら泣いていた。
 「なぜ……なぜ誰も来てくれないんですか……
おかげで、おかげで漏らしたじゃないですか…グスッ」


終わりですm(_ _)m
60名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 20:46:38 ID:k9+nL1U+
ネタSSを張りミスorz
こっちに訂正します


 「うぬぅ、門の前に兵がおるぞ。側近よ」
 「…そうですね。どうやら動きそうにありませんね」
 「…かくなる上は奴らを屠るしかないのか。側近よ」
 「屠らずともこの麻酔を仕込んだ吹き矢を使いましょう」
 「おお!眠らせて門を通るわけだな?側近よ」
 「はっ!気を引き締めて参りましょう」
 「うむ、脱走は家に帰るまでが脱走だからな。側近よ」


押さえようと股に差し込んだ手が仄かに湿っているのを見て、
ラレンティアはすでに自分が限界にまで来ている事を知った。
もはや竜騎士としての誇りも女性としての意地もラレンティアを押さえることはできず、
ラレンティアは牢の外にいるであろうはずの看守に聞こえるように告げた。
 「ト、トイレへ連れていって下さい…!」


 「ふん、今回はなかなかに逃げ回っていたではないか!」
 「ぬおっ!看守!?」
 「我々の脱走計画が漏れていたのか!」
 「…その通り!我らナルヴィア看守兵!!一兵たりともも捕虜を逃したことはない!!」
 「確か、奴の名はなんと言ったかな。側近よ?」
 「ああ、ヘルクトの事ですね」
 「ええい!!聖騎士ゴーゼワロス並びにその側近よ!
神妙に縛につけい!!」
 「お、おのれぇ!看守よ!これで我らが破れたと思うなよ!」
 「そうだ!牢と捕虜が存在する限り必ずや第二第三のゴーゼワロスさまが…」
 「連れていけ!!
……脱走より58分29秒で確保か。危ういところであった」


ラレンティアは解放感と羞恥心とに包まれながら泣いていた。
 「なぜ……なぜ誰も来てくれないんですか……
おかげで、おかげで漏らしたじゃないですか…グスッ」
61名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:09:58 ID:MmsVoq01
久しぶりに某スレ覗いてみたがすごい失禁祭りだな。
62名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 04:48:12 ID:YEJhvUdV
GJ!
こういう笑えるネタもいいね
63パソト:2005/10/04(火) 18:01:18 ID:KZE0mkW4
私の性奴隷に何か用かな。
ルイーズときたら最近は後ろの快感に目覚めてしまったようでね、毎晩のように
お尻に頂戴とせがんでくるんだ。フフ、可愛いだろう?
64パソト:2005/10/04(火) 18:03:15 ID:KZE0mkW4
すまない。誤爆だ。
65名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 18:43:12 ID:oQ093Iny
いったいどこの誤爆だ・・・
66名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 18:55:19 ID:7pA9+zGc
成金スレ
67名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 23:18:05 ID:CtxWIq0O
誰か13以降の過去ログUP出来る人いないですか?いたらお願いします。
68名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 23:55:54 ID:fUY7zD+N
にくちゃんねるとかにあったと思うんだが一応
ttp://www.uploda.org/file/uporg209445.zip.html
69名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 02:04:05 ID:1g5VEvo3
>>68
どうもありがとう。
70名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 11:06:47 ID:NrNFVLVf
ジェイガン総受けきぼん
71名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:27:47 ID:HCxiPlnd
保守ついでに全選手入場!!

男ロード殺しは生きていた!! 更に乳揺れ戦闘アニメはエロ過ぎて発禁!!!
キアラン公女!! リンディスだァ――――!!!

トライアングルアタックはすでに我々が完成している!!
今は人妻ユーノだァ――――!!!

追い付きしだい脱ぎまくってやる!!
オスティア重騎士代表 アーマーナイト・ウェンディだァッ!!!

槍の扱いならイリアの歴史がものを言う!!
封印三姉妹 ポストカチュア 隠れツンデレ・ティト!!!

真の料理を食べさせたい!! 夜の踊り子 ララムだァ!!!

胸は三姉妹最小だがマッチョなアニキなら全員あたしのものだ!!
イリアの傭兵 のーぱん・シャニーだ!!!

飛兵対策は完璧だ!! 巨乳スナイパー イグレーヌ!!!!

全体位のベスト・ディフェンスは私の中にある!!
西方の勇者が来たッ 豪快姐さん・エキドナ!!!

デュランダルには絶対に敗ける!!
竜族の本性見せたる 踊る巫女さん ニニアンだ!!!

ブラザー・コンプレックス(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
エトルリアのピュア・トルバドール プリシラだ!!!

オスティアから炎の密偵が上陸だ!! あっちも瞬殺 アサシンレイラ!!!
72名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:28:40 ID:HCxiPlnd
恋人以外もつまみ食いしたいからパラディン(フェラ騎士)になったのだ!!
大人の色気を見せてやる!!支援は男だけ・イサドラ!!!

めい土の土産にパントとはよく言ったもの!!
人妻の奥義が今 男根をバクハツさせる!! お尻もOK ルイーズだ―――!!!

お嬢様の痴態こそが史上最萌の代名詞だ!!
まさかこの娘がきてくれるとはッッ リグレ公女・クラリーネ!!!

ヤリたいからここまできたッ 性別一切不明!!!!
ネルガル印のミス(ミスター)モルフ リムステラだ!!!

私たちは闘技場最強ではない性技場で最強なのだ!!
御存知バアトルの妻 剣姫・カアラー!!!

騎乗位の本場は今やサカにある!! 私を驚かせる奴はいないのか!!
草原の牝鹿・スーだ!!!

ゴツゥゥゥゥいッ説明不要!! 1m85!!! 67kg!!!
捕食者・ヴァイダだ!!!

槍技はベッドで使えてナンボのモン!!! 清楚系長女!!
氷雪の地イリアからフィオーラの登場だ!!!

リンは私のもの 邪魔するやつは思いきり天馬で踏んづけるだけ!!
泣き虫ドジっこ百合属性 ロリことフロリーナ

自分を試しに闘技場へきたッ!!
母親似で本当に良かった 剣性の姪・フィル!!!

テクに更なる磨きをかけ ”すご腕”ファリナが帰ってきたァ!!!
73名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:29:46 ID:HCxiPlnd
今の自分に息子はいないッッ!! 意外と巨乳・村長の娘レベッカ!!!

齢数百歳の萌えが今ベールを脱ぐ!! 理想都から 竜娘ファだ!!!

サウルの前でなら私はいつでも突っ込み役だ!!
エロい体付き 弓使いドロシー すっぴんで登場だ!!!

シスターの仕事はどーしたッ 聖女の信者には未だ見えずッ!!
治すも殺すも思いのまま!! かしましセーラだ!!!

特に理由はないッ 王女がエロいのは当たりまえ!!
ミレディにはないしょだ!!! ベルン脱走!
ギネヴィアがきてくれた―――!!!

黒い牙で磨いた義妹エロス!!
闇に咲くホワイト・フラワー 少女魔道士ニノだ!!!

おっぱいだったらこの人を外せない!! 推定Fカップ ソーニャだ!!!

超一流魔法使いの超一流の爆乳だ!! 生で挟んでオドロキやがれッ
パラメータは貧弱!! 魔道軍将・セシリア!!!

四十八手はこの女が完成させた!!
闇魔道の切り札!! 山の淫者ニイメだ!!!

オスティアの希望の星が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ プリンセスッッ
俺達は君を待っていたッッッリリーナ様の登場だ――――――――ッ
74名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:34:21 ID:HCxiPlnd
加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
性女エリミーヌのしもべ シスター・エレン!!
正統派お姉様 竜騎士ミレディ!!
窃盗の達人!怪盗キャス!

……ッッ  どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
75名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:38:48 ID:K2kHLDCu
つ【ソフィーヤたん】
忘れちゃ困るよ・・・
76名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 14:55:10 ID:ShNwBxCG
GJ!
ソフィーヤたんは到着が遅れてるんだよ。トロいから。
77988%マシン ◆ka5BrNUzcE :2005/10/08(土) 20:26:09 ID:X6n1PSsu
どうもこんばんは、マシンっす。
外伝でギャグが一本書けましたんで、只今より投下致します。百合注意。
ええ、ギャグのつもりです。本当です……
78Open the ???:2005/10/08(土) 20:27:19 ID:X6n1PSsu
 盗賊のギースを倒し、ついに砦へと乗り込んだセリカ。
 その地下に捕らえられていたのはピンクの髪の女の子と、それから女盛りを
とっくに過ぎた老神官の二人でした。
 牢の番をしていた魔道士のソニアが、セリカの申し出に快く応じて鍵を開きます。
 扉を開いてて牢に足を踏み入れると、女の子はそれはもう酷い有様で横たわっております。
「ああ、エスト・・・」
 東の大陸からやって来た天馬騎士のパオラとカチュアが、妹であるエストの惨状に
思わず目を背けます。顔も体も青痣だらけで目は虚ろ、全身に浴びた白い粘液が放つ
異臭が牢屋の中一杯に立ちこめていました。
 だらしなく開いた両足の付け根辺りが、粘っこく濡れております。彼女に何があったのでしょう。
 今回はエスト陵辱がメインではないので割愛させて頂きましたが、詳細をご希望の
エロい皆様は外伝氏のSSを是非お楽しみ下さい。

「ああ助かりました。あなた達のおかげでやっとミラ神殿に帰る事ができます」
 老神官は恩人のセリカに一礼して、ん、と大きく背伸びをしました。
神官にしては少々お行儀の悪い振る舞いですが、無理もない事でしょう。
「大変でしたね。牢屋の中って狭いですから」
「ええ」
 言って老神官は背中を弓なりに仰け反らせます。
 ゴキゴキゴキ、と背骨が軋むイヤな音に、セリカの顔から少しだけ血の気が引きました。
 老神官はセリカの表情に気を払うことなく、姿勢を正して腰に手を当てて、
首を素早く左右に傾けます。ゴキゴキゴキ――
 ゴキブリを目の当たりにした時のように嫌悪感に満ちた眼差しを、セリカは老神官に
向けて送りました。こんな恥じらいを忘れた大人には絶対になるまい――
 心に固く誓いながら、セリカは地下牢を後にすべく踵を返しました。

「ん?貴女ひょっとして・・・」
 階段に差しかかった所で、セリスの背後から老神官の声が呼び止めます。
 ――イヤなタイミングで呼び止めてくれたもんだ。
 内心の嘆息をおくびにも出さず、セリカは引き攣った笑顔で振り返りました。
 体操を終えた老神官の顔色がすっかり良くなっております。ストレッチパワーが
全身に溜まっているのでしょう。
「どうしたのですか?私が何か――」
 訊き返すセリカに答えず、老神官は恩人の顔を興味深げにジロジロと眺めます。
薮睨みの目付きが何となくイヤらしいように思われて、セリカは顔を逸らしました。
 老神官はそれでも彼女の顔を追って正面まで移動します。一体何のつもりでしょう。
 まさか――
79Open the ???:2005/10/08(土) 20:28:03 ID:X6n1PSsu
 姉妹《スール》の申し出でしょうか。ミラ神殿においては、シスター同士が姉妹の
契りを結んで姉が妹を導くという制度が自然発生的に存在しておりました。
ただし現在では、その『導く』という部分が欠落して『契り』だけが残っております。
早い話が、姉妹とは同性愛の契りを意味する言葉に成り下がっておりました。
このババァと組んづ解れつ、撫で回されたり舐め回されたりする己の姿を想像すると、
セリカの背筋に冷たい物が走ります。
 セリカは拳を軽く握りました。さり気なく腰を捻ると同時に、それを僅かに引きます。
もし老神官の口から「蕾《アン・ブトゥン》になりませんか?」と発せられたならば、
直ちにその拳を鼻っ柱に叩き込むつもりなのです。
 握力かける体重かけるスピード、イコール破壊力。
 厳密には腕の長さによるモーメントを考慮した方が正しいのでしょうが、しかし概算なら
三つの項で充分実用に足りるはず――

「ごめんなさい、貴女があんまりリプリカ様に似ていたものだから――」
 老神官の意外な言葉に、セリカは慌てて正拳狙いの構えを解きます。
 今出てきた名前は――
「それ、私の母の名前です!なぜ貴女はご存知なのですか?」
 セリカが訊き返して、老神官はくわっと眼を大きく開きました。
「ではやはりあなたはアンテーゼ王女様!!ああ良かった、御無事だったのですね!」
 その名を耳にしたのは何年振りでしょうか。
 どうやらセリカの生い立ちと、彼女の母親とを知る人物のようです。自らに縁のある
相手を殴ろうとしていたのだ、と気付き、セリカは自らの浅薄さを恥じました。
 姿勢を正して老神官に問い直します。
「私の母をご存知なのですか?悲しい事に私は母との暮らしを覚えていないのです。
お願いです。私の母リプリカの事を聞かせて下さいませんか?」
 宜しうございますよ、と老神官は頷いて遠い目をしました。
「リプリカ様は、元はわたくし達と同じミラ神殿のシスターでした。その中でも敬虔で、
人柄も明るく朗らかな方でしたのよ。ところが――」
 言葉に詰まった老神官に先を促そうとして、セリカは思い止まりました。老神官の顔が
曇っています。ここから先はあまり楽しくない話なのだろう、とセリカは察しました。
けれども聞きたい。セリカは好奇心よりも寧ろ娘としての責任感から、例え悲惨な話でも
逃げまいと覚悟を決めます。
「――続けて下さい」
 敢えて感情を抑えたセリカの一言に、老神官は意を決して再び口を開きました。
80Open the ???:2005/10/08(土) 20:28:48 ID:X6n1PSsu
「神殿で明るく楽しく正しく暮らしていたリプリカ様でしたけれど、ある日彼女の美しさに
惹かれた国王陛下――リマ四世陛下が、あの方を王宮に連れ帰ってしまわれたのです。
全く日を置かずに王妃にされ、程なくして生まれたのがアンテーゼ王女、つまり貴女様です」
 信じられないと云った様子で、セリカは老神官の顔をもう一度確かめました。
 真剣そのものの表情で、両の目からは体操をしていた時の冗談めかした光が消えています。
「そんな!?マイセンもノーマもそんな事教えてくれなかったわ!」
 そうでしょう、と老神官は答えます。
「子供、それも娘子に聞かせるには余りにも酷い話ですもの。恐らく将軍閣下も教皇猊下も、
貴女様に事の真相を教えるおつもりなど無かったのではありますまいか」
 マイセンとノーマの明らかに当惑した表情を思い出し、セリカは愕然としました。
彼らの態度から、母の事は尋ねてはならない質問なのだ、と子供心に理解したものです。
今ならセリカにもその理由は理解できます。両親が愛し合った末に自分が生まれたのではないと
幼い子供に告げるのが、どれほど残酷な事であるのかも。
「では本当の話なのですね。母がその――父に」
 犯されて、とは口に出せなかったので、別の言い回しを思い付きます。
「無理矢理后にされた、というのは」
 老神官は眦を下げて頷きます。
 セリカはがっくりと項垂れ、老神官はリプリカの後半生をゆっくりと語りました。
「慣れない王宮での暮らしは彼女にとって辛いものだったのでしょう。わたくしと会う時には
いつも体の不調を訴えておられました。わたくしも大した事はないだろうと高をくくって
おりましたら、重い病に罹られて、あなたが生まれるとすぐに亡くなってしまわれた。
でもその間際まで、リプリカ様はあなたの事を気にして涙されていたのですよ。
だって血を分けた娘なのですもの」

 すんすん、というセリカの啜り泣きが薄暗い地下牢に響きました。
 自分が生まれた背景にそんな悲劇があっただなど聞かされて、どうして平静を保って
いられるでしょうか。女として辱められた末に子供まで宿され、その子を産んだが為に
命まで落として――
 老神官はセリカに歩み寄り、セリカの下がった肩にそっと触れました。
「アンテーゼ様、そんなに泣かないで下さい。貴女様にお渡しする物がありますから」
 セリカはようやく顔を上げます。小皺の気になる老神官の頬に、涙の跡が見て取れました。
 老神官はセリカの様子を確かめて、確信有り気に微笑みました。装束の懐に手を入れ、
その中から小振りの宝冠を取り出します。
 中心には深紅のルビー。その左には小指の先程の大きさを持ったエメラルド、右側には月長石。
それら全てを包むように細かいダイヤモンドがびっしりと敷き詰められております。

 両掌で恭しくセリカの前に差し出して、老神官は言います。
「このサークレットは、リプリカ様が貴女のために残された物。ソフィア王家の王女で
あることを示す宝冠です」
「これが?」
 涙を拭いつつ訊ねるセリカに、老神官ははい、と頷きます。
「ソフィア王家はミラ様の国。ですからこのような意匠となっているのです」
「なるほど」
81Open the ???:2005/10/08(土) 20:31:12 ID:X6n1PSsu
 言われてみればその宝冠は、まるで太陽と月と大地、それから夜空満天の星を意味している
ように見えました。しかも宝冠自体の意匠はまるで輝く日輪の如し。ソフィア王家の宝冠は、
ミラ神の教義による世界を象った物なのだ、と老神官はセリカに説明してくれました。
 ちなみにリゲル王国の宝冠は、黒曜石を中心に配った鍵の形だそうです。
つまり闇の力を秘めし鍵――以上は余談。
「貴女が大人になれば渡すようにとお預かりしていたのです。盗賊も私の服の中までは
調べなかったようなので無事でした。どうかアンテーゼ様、このお母様の形見を髪に付けて。
貴女はソフィア王家の唯一人の王女なのです」
 セリカは深呼吸して姿勢を正し、意を決したようにサークレットを受け取ります。
「これを身に着けるという事は――」
「はい。貴女様は自他共に王女として認められるという事です。アンテーゼ王女様、
どうかあなたの力でソフィアの人々を救って差し上げて下さい」
 老神官の言葉を受け、セリカは優雅に宝冠を頭上へと戴きます。
 誰に習った訳でもないのに、彼女から立ち上る気品は正しく王女の高貴さを備えておりました。
 目を瞑れば不思議な気持ちで胸の中が満たされます。
 何かとても懐かしいような、暖かい気持ちが――

  セリカはサークレットを付けた!!

 ミラ教の神官という今までの人生に加えて、これからのセリカにはソフィア王女としての
自覚も求められる事でしょう。その覚悟を決めたセリカの姿は、どこまでも気高かく見えました。
 心なしか顔グラまで変わったような気がします。ところで顔グラって何だろう?

 お綺麗ですよアンテーゼ様――流れる涙はそのまま、口元に喜びを浮かべて老神官が称えます。
「まるでリプリカ様の生き写しみたいにも見えますわ。アンテーゼ様」
 老神官は満足げな笑みを浮かべます。セリカも吊られて微笑み、軽く一礼しました。
「でも、それだけでは王女として不十分ですよ」
 顔色一つ変えずに老神官が放った一言が、やけに冷たさを帯びていたようにセリカは感じました。
82Open the ???:2005/10/08(土) 20:31:55 ID:X6n1PSsu
「不十分、とはどういう事ですか?ソフィア王女としての自覚は、このサークレットを戴いた時に
私の中で目覚めたと思ったのですけれど――」
 そう訊ねながらセリカは、老神官の表情をそれとなく観察してみました。途端に背筋が凍ります。
老神官の目には、爬虫類のような冷たい光が宿っております。彼女は
「アンテーゼ王女様。つかぬ事を伺いますけれど――」
「――はい?」
「王女様は今、パンツを穿いていらっしゃいますか?」
 何を訊いているのかと訝しみながらも、セリカは首を縦に振りました。もし穿いていなければ、
戦闘中にスリットの入った衣の裾から『具』が見えてしまうではありませんか。
 ところがそれでは駄目なのだ、と言わんばかりに、老神官は首を横に振ります。
「リプリカ様はずっと土足厳禁のミラ神殿で暮らしておられたのよ。それにミラ様に仕える身で
在らせられたから、下着も纏われておられなかったの。だから――」
 老神官はそこで息を吐きます。次に老神官が何を言うのか、セリカはそればかりが気になって、
質問する処の話ではありません。
「『くつとパンツはくとキモくなるヨ』って仰って、王宮に入られてからも裸足にノーパンで
生涯を過ごされたの」
 老神官の再現したリプリカの言葉は、若々しいと云うよりえらく幼い声色を使った物でした。
母親の意外すぎる一面を見せ付けられたセリカは、当惑したまま老神官の真正面を捉えます。
彼女が近付きます。一歩下がろうとしても足が動きません。
 獲物を射程に捉えた絡新婦のように、老神官は舌舐め擦りをしました。
「だから王女様、あなたも――」
「――え??」
 只ならぬ雰囲気を立ち昇らせた老神官を相手に、身構える事も侭ならず――
 セリカの世界が上下に反転しました。

「いやあああぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
 足首を掴まれて逆さに宙吊り。スリットスカートの内側に隠れていたセリカの内股まで露になります。
常日頃から剣を片手に戦場を跳び回っているとは思えないほど、ほっそりしていて柔らかそうです。
肌も滑らかで、色んな意味で抜けるように白く綺麗な脚でした。
 勿論丸見えになったのは脚ばかりではありません。
 丸いお尻から下腹を覆う、肌触りの良い絹の布地まで見えちゃいます。丁寧な刺繍の柄はイチゴ100%。
女の子ですから、行軍続きでも下着は清潔な物を身に付けなければなりません。ですから替えのパンツは
イチゴ柄の他に何枚も持っております。当然刺繍の柄も違ってくる訳で、ザクロ100%にヒトデ100%、
変わった所では蛇の目100%とか。
83Open the ???:2005/10/08(土) 20:32:35 ID:X6n1PSsu
 パンツの柄で少し脱線しました。セリカにとってはそんな悠長な話をしている場合ではありませんね。
「離せ、離してよこの変態シスター!!」
 セリカの祈りが通じたのか、老神官が右手をセリカの足首から離しました。なんと片手でセリカの
全体重を支えております。どんだけ怪力なのこの神官は?!
 ともかくセリカにとっては脱出する絶好のチャンス。自由になった左足で、老神官の鳩尾に向けて
逆さ吊りの体勢からヤクザキックを放ちます。
 老神官は右足を一歩下げて躱します。セリカが脚を戻しがてら鎌のように曲げ、ニールキック気味に
老神官の後頭部を狙います。老神官は首を下げて、セリカの蹴りを頭上にやり過ごしました。
 ならばとセリカは足の甲を鞭のように撓らせてコブラソード。これも外れ。
 蹴りを紙一重の差で冷静に避ける老神官の動作は、まさしく天幻星・大五の獅子拳無明無心!

 ……えーと、ダイレンジャーを知らない人はゴメンナサイ。話は続きます。

 空振り続きでセリカの抵抗が弱まりました。老神官はその時を待っていたかのように、
セリカの腰へと手を伸ばしてイチゴ100%へと指先を掛けます。
「あ――ん脱がさないで、お願い止めて!!」
 願い空しく、イチゴ100%柄のパンツは滑らかな太股の肌を滑り上がります。
 セリカは覆う物の無くなった秘部を隠そうと、両手を股間に宛がいました。老神官は
がら空きになった肉感溢れる尻の肉を、さも愛惜しげに掌で愛撫します。
 ひゃん、と仔犬のような鳴き声を上げて、セリカは老神官に抗議します。

「止めてソコ触らないで!!お尻撫でるな、だから揉むな!!」
 セリカは自分の尻に右手を回して、柔肉を蹂躙する老神官の手を捕まえようと試みました。
片手では隠し切れないのか、細く柔らかな質感を備えた赤い陰毛が左手の甲からちらほら
見え隠れします。その左手の上に、老神官の右手が重なりました。
 セリカの指を股の方へと押し込んで――
「あうっ!!」
 茂みの奥にあった柔らかな肉に、セリカ自身の細い中指が食い込みました。老神官はそのまま
セリカの指越しに、彼女の若い性器の肉感を存分に楽しみます。
「ん、ん――んんっ、んん……」
「脚ヲ開キナサ――イ、アンテーゼ王女!!」
 目をぎゅっと瞑って、下半身に覚えた熱から理性を守ろうと必死に耐えるセリカ。
逆さ吊りで頭に血が昇っている上に、下腹からは甘美な痺れが脳髄へと襲い掛かります。
 実に健気な彼女を嘲笑うかのように、老神官はセリカの指をして執拗に責め続けました。
 せめて老神官の思うままにはさせまいと指先に力を込めたセリカですが、それは却って
逆効果のようでした。秘裂や、それに隠された肉の芽をより強く刺激する事になってしまって――
 指先が生暖かい粘液に塗れ、ぬちぬちと水っぽい音が股間から聞こえて来ました。
 もはや何も考えられません。老神官の異常な叫び声も、どこか遠くの出来事のように感じます。
「股ヲ開キナサ――イ、マ○コモ開キナサ――イ!!」
 まあマン○だなんてお下品な。とてもミラの女神に仕える者の発する言葉ではありませんね。
 筆者が苦し紛れに『秘部』とか使って、できる限り直接表現を使うまいと努力していると云うのに、
このレズ婆と来たら――
84Open the ???:2005/10/08(土) 20:33:08 ID:X6n1PSsu
 などと筆者が愚痴っている合間に、老神官は人差し指と中指とでぴっちりと閉じていた
セリカの秘裂をぱっくりと両に開きました。
 肌とほとんど同じ色合いで、色素の薄いセリカの性器。小陰唇の肉厚は薄く、散々弄られて
蜜に塗れた為に、地下牢に差し込む僅かな光を妖しく照り返しております。肉の芽が小さいのか、
老神官が包皮に当たる部分を広げても判明はしません。奥に見えるピンクの粘膜は小さく狭く、
小指一本を通すのが精々といった所でしょうか。
 老神官はその中へと容赦なく中指を突っ込み、ぐりぐりと弄り回します。
「やあぁ……ああ……」
 セリカの喉が仰け反りました。がくがくと彼女の身体が震え、やがて脱力した脚が大開きになります。
 老神官は不敵に微笑むと、すっかり大人しくなったセリカを床の上に仰向けの状態で寝かせます。
敬愛する王女の両脚の間に頭を埋め、快楽を知ったばかりの若い秘裂に再び唇を宛がいました。
 愛液を啜る音とセリカの力ない呻き声だけが、永劫とも思える時間の中で響きました。

 たっぷりとセリカの秘所を味わった末、老神官は立ち上がって満足気に口元を拭いました。
「ああ美味しかった。やっぱり若い娘の――それも乙女のオマ○コっていいわね」
だから直接表現を使うな言うとるやろうがこの婆はホンマに下品やな――という筆者の怒りも何処吹く風、
老神官は指先に纏わり付いた愛液も、ローブの目立たぬ部分で拭き取ります。
「リプリカ様とよく似た味でしたよ、アンテーゼ様。このパンツは預かって行きますから」
 両脚をだらしなく開き、秘部を露に虫の息にあったセリカを見下ろして、老神官は微笑みながら
「私はミラ神殿に帰ります。どうか王女様、お気を付けて下さい」
 老神官はそれだけ言い残して、足取りも軽く地下牢の階段を駆け昇って行きました。 

 置き去りにされたセリカは、立ち上がる力もなくその場に泣き崩れました。
「アルムにしか開かれた事なかったのに……すんすん」
 子供の頃にアルムとお医者さんゴッコに興じた思い出が蘇ります。当時はあんな所を見られた以上、
将来はアルムのお嫁さんになるのだと素直に思い込んでおりました。
 いえ、決して単なる過去の思い出ではありません。ソフィア城での喧嘩別れから間を置いた今、
やっぱりアルムの事が好きなのではないかと。
 それが、母の知り合いに汚されてしまった。大切にしていた何かが失われ、心に穴が開いたように悲しい。
 けれども泣きべそを掻いていても仕方ありません。次の目的地に進むためには、神殿の地下水門を
開かねばなりませんから。
 それに今のセリカは、歴としたソフィア王家の生き残りなのです。いつまでも個人的な感情を引き摺って、
すんすんと泣いている場合ではありません。
 ――まだ身体を許した訳じゃないんだもの。しっかりしなきゃ。
 セリカは意を決して立ち上がり、よろめいた足取りで地下牢を後にしました。
85Open the ???:2005/10/08(土) 20:33:44 ID:X6n1PSsu
 ミラ神殿は、ギースの砦の目と鼻の先にあります。例えセリカの体力が消耗していても、辿り着くのは
然程難しい事ではありません。セリカは靴を脱ぎ、神殿へと上がりました。
 数多いるミラ神官の中に、先ほどの老神官がおります。下品な視線をセリカのスカートに向けております。
 セリカが一睨みすると、彼女はいそいそと神殿の奥へと消えて行きました。
 地下へ降りて水門の前まで行くと、ヨボヨボの爺さんが門番をしております。手足は見るからに
枯れ果てていて、その表情も生気に乏しいように思われます。
 これなら簡単に話も通じるだろう、というセリカは簡単に考えました。しかし――
 門番の老人はセリカの願いに、頑として首を縦に振らないのです。
「この水門を開く訳には行きませぬ。ソフィア王家の者でもない限りは――」
「だからこの宝冠が目に入らないの?私は紛れもないアンテーゼ本人です!」
 光る平和の青信号、みたいなポーズでサークレットを指差しながら、セリカは老人に詰め寄ります。
つーか宝玉が赤いから青信号じゃないし、むしろブラックマイトガインに似てるかも。
 いやしかし、と門番は口篭りました。セリカは更に踏み込み、老人の襟を締め上げて懇願します。
「しかし何ですか?お願いですから水門を開いて下さい」
 ですからその――門番は襟を掴まれた喉の奥から、苦しげな声を絞り出します。
「その――王女の証を見せて頂きたいのです」
「だからソフィア王家に伝わるサークレットを戴いているではありませんか!これ以上何の証が要るのですか?」
「もし貴女が王女であらせられるならば――下着を纏っておられませぬ筈です」
 ――こいつもかよ!
 セリカは心の中で毒突きました。解放された門番が喉を摩りながら、えほえほと咳き込みます。
 一体ソフィアの人間は、王女という物を何だと思っているのでしょう。これから先、王家を慕う
者たちの協力を得ようと思うのならば、その都度女陰を見せなければならないのでしょうか。
 そう考えただけでセリカの心象風景は重く淀みます。
 どよんど――
 擬音で表現するならこんな感じですか。
 けれども先へ進む為なら仕方ありませんし、それに女陰ならば既に人前に晒しております。
「一目拝見させて頂くだけで宜しいのです。手を出すなどと畏れ多い事は致しませんから。
今更お見せ下さった所で減る物でもございませんでしょう。どうか一目だけでも――」
 門番の図々しい願いに根負けする形で、セリカは石畳の床にぺたんと腰を下ろしました。
86Open the ???:2005/10/08(土) 20:35:18 ID:X6n1PSsu
 セリカは怒りと羞恥で顔を真っ赤にしております。恥ずかしくて門番の顔を直視できません。
三角座りから脚を開き、スリットの入ったスカートをゆっくりと捲り上げます。髪と同じ赤色の
陰毛の下に、セリカの秘部が現れます。愛撫の跡も生々しい彼女の女陰は――
 香港マヒアに拉致られた女子高生のお股宜しく、愛液に濡れてキラキラと妖しく輝いておりました。
 パカーンと開かれたセリカの股間を、門番はとても枯れ果てた老人とは思えぬ血走った眼で
食い入るように見つめました。
「――きれいだ」
 セリカはその声に良からぬ予感を感じ取りました。今度こそ純潔を死守しなければなりません。
セリカは股間を開いたまま、厳しい声で門番に命じます。
「いいから水門を開きなさい。指一本でも私に触れたら――」
 触れたら、と老人はセリカの言葉を疑問形で繰り返します。
 セリカは老人の目を見据え、冷たく言い放ちました。
「――ちんこ切りますよ」
「は、はい!ただ今開きます!」
 門番はセリカから目を離し、慌てて水門へと向かいました。

【その頃のペガサス三姉妹】
 ギースの盗賊に昼も夜もなく犯され、エストは完全に心を閉ざしてしまいました。
 閉ざされたのなら、開かねばなりません。そうしてエストが戦線に復帰しないと、
三姉妹伝家の宝刀であるトライアングルアタックが使えないのです。
「心を開きなさい」
「開きなさい」
 パオラとカチュアはあらゆる方法で、エストの閉ざされた心を開こうとしました。
けれどどれも失敗ばかり。彼女の心はそれほど頑なに閉ざされているのです。
 話し掛けられる度に首をぶんぶんと振り、虚ろな目をして陰に篭った声で呟くのです。
「機織りの部屋の扉……海の底で貰った土産物……ヤヌスの門……パンドラの箱……」
 どうやら開かない方が良い物を次々に挙げているようです。まるで自分の心も開くな、と
姉達を拒絶しているようにも窺えます。姉たちはエストの言葉に、落胆を隠し切れませんでした。
 心を閉ざした妹が、まだ何か呟いています。
 聞き取りにくかったので、パオラとカチュアは妹の口元に耳を近づけてみました。
「……盗賊アイテム欄のNO ITEM……スケルトンの持ってる鋼の盾……
ドラゴンゾンビの経験値……ロビンの成長率……リュートの成長率……」
 開けてみてがっかりする物を挙げ続けるエスト。
 彼女が心を開き、トライアングルアタックが復活する日が訪れるのは――
 果たして何時の事になるやら。


 この話はこれで『お開き』って事で――
《終》
87名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:16:57 ID:1UA41PGB
乙すぎる
88名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:27:03 ID:oOcoFmoi
マシン氏乙!テラワロス
いっそマリみてものも書きませんか(;´Д`)
89名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 21:34:24 ID:ONc6JStn
眉タンネタ噴いた。GJ!
90外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/10/08(土) 21:50:20 ID:dTcgScdH
すげー。素晴らしきGJ!

>「股ヲ開キナサ――イ、マ○コモ開キナサ――イ!!」
激しくワロたw
て、ダイレンジャーだと終わりなき戦いだよ! ダイ・レン・オウ!
そしてブラックマイトガインはガインの正義の心もコピーしちゃってるよ。
やっぱりツール制度は実在してたのね。

(……リプリカさまレイプか…。いいなそれ)
激GJ!
91名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:08:00 ID:+5oCCseS
改蔵と絶望先生ネタもはいってる? 
いろいろはいってんなー GJ!
92名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:50:53 ID:TTZPoBVP
>>71
ウルスラはー?
93名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:25:10 ID:9Jcthh76
>>78のストレッチパワーが一番ツボだった
まさか若返ったりしないかとちょっと冷や冷やしたwwww
94名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 14:41:13 ID:4zggiL32
さて、そろそろ三日目攻城・1の人がでてきそうな予感。
95名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:44:12 ID:M5lMzW1G
開けてみてがっかりする物wwww
96名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:10:27 ID:xuYhEbrp
      、 l ,
     - (゚∀゚) - 
       ' l ` 

         /''⌒\
       ,,..' -‐==''"フ  /
__     (n´・ω・)η   てじな〜にゃ〜
    ̄ "  ̄(   ノ.   \ 、_
 " ""    (_)_)"""  "  ,ヽ      な〜にゃ〜 /~~\ ⊂⊃
       "", ,,, ,,  , ,, ,,,"_wノ|    な〜にゃ〜 /     .\
""""     v,,, _,_,,, ,,/l ::::... |  .....,,,,傘傘傘::::::::傘傘傘...............
    ,.-r '"l\,,j  /  |/  L,,/:: i 森
,    ,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /::./森
    _V\ ,,/\,|  i,:::Y: :: :i/:: | 森   
97名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 10:22:48 ID:fZkf5Qnn
サーシャ凌辱まだー?
98名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 18:10:49 ID:1c8Z2+UA
3日目の人ワクワクテカテカ
99名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:44:31 ID:XtMdSFDR
なんかいきなり副長とまーしゃにお仕置きされるマカロフのSSが見たくなったw
100名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:28:29 ID:AOWnWpNn
借金奴隷だな。
101名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 13:34:30 ID:GO7S/Q4y
借りるに一途なラルゴって萌えないか
102名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 21:38:38 ID:cF1No9CB
蒼炎繋がりなら、イレースとキルロイに責められっぱなしの
ワユって見てみたいな。
103名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 03:41:11 ID:UVGNplgd
シグルドがバーハラ王国からの命令でエバンスの城主になってから約半年。
春を過ぎ、夏を終えて、夜風が肌寒くなってきた秋口。
今日も早朝から騎士達の喧騒が訓練場に響き渡る。
その中で一人の女性―――異国の者だと人目で分かる唯一の黒髪をなびかせた剣闘士〈ソードファイター〉が、がっしりとした体躯の男達に混ざって訓練に参加し、ちょうど

今、シグルドの側近の一人であるノイッシュと試合を行っていた。
「はっ!」
女は矢のような速さでノイッシュに突きの雨を浴びせる。
シアルフィ公国に伝わる剣術とは違う独特のリズムとタイミング。
その攻撃を危な気なくも避けつつ剣の腹で受け止める。
だが、剣撃は休みなく襲い掛かり、ノイッシュは防戦一方で次第に後退させられる。
それほど、高速の連撃を防ぐので精一杯だという事だ。
このままではジリ貧だと、ノイッシュは覚悟を決めてあごを引く。
目前に迫る剣尖を髪一重でかわし、ノイッシュは気合を込めて水平に木剣を振るう。
「うぉぉぉぉっ!」
力強く放たれたその一撃は、間違いなく女がいた場所を通った。
しかし、既に女はそこにいなかった。
「しまっ…」
咄嗟にしゃがんで避けられた事に気付いた時には遅かった。
次の瞬間、視界の下側から突き上げるように木剣が突きつけられた。
「私の勝ちだな」
「……流石(さすが)はアイラ様ですね。降参です」
『完敗だ』という顔でノイッシュがアイラと呼んだその女剣闘士は、喜ぶ事もなく淡々と会釈を済ませると、手ぬぐいを取りに稽古場の片隅に向かう。
窓からは鳥達が楽しそうに鳴いている。
そんな平和を感じるような朝の光を浴びながら、何故かアイラの顔は険しかった。
「…最近の稽古では駄目だ。もっと強くならなければ……シャナンは守れない…」
アイラはゆったりと過ぎて行く日々に対して焦燥に駆られていた。
今まで、際限なく続く追手からシャナンを守る為に戦い続け、しかも周りは全て敵という環境で息つく日など一日たりと無かった。
どんなに体調や天候が悪くても敵は待ってくれない。
実力は自分の方が上であっても、シャナンを守りながらの戦いなので、余裕など一切無かった。
だからこそ、相手に困る事もなかった。あのシグルドという男に出会い、匿ってももらうまでは―――。
今では専(もっぱ)らシアルフィ公国の騎士達に混じって訓練する事が中心で、レックス、キュアン、そしてシグルドなどの実力者達とも交えて鍛錬に勤しんでいる。
だが、例を挙げたような実力のある者達は仕事―――特に、キュアンやシグルドは外交や家庭の用事もある為、共に演習する時間が中々取れずにいた。
まぁレックスという男は前の二人とは少し別で、アゼルという友人と連んで出掛けたり、給仕の若い女性を口説いていたりと、遊び回っていて時間が合わない事が多いだけな

のだが…。
また、毎日が同じような剣術の相手では、やがて慣れが生じてしまい、それぞれの癖や特徴を見切ったアイラが負ける事など皆無に等しく、イザーク家の奥義《流星剣》を差
し引いても、アイラに敵う騎士や戦士はいなくなっていた。
必死になって戦える程の力を持つ相手がいない事。そして、訓練相手へのマンネリ感。
その苛立ちが日増しに強くなっていくのは実戦で生きてきたアイラには当然の事だった。
104Purelude:2005/10/15(土) 03:46:06 ID:UVGNplgd
シグルドがバーハラ王国からの命令でエバンスの城主になってから約半年。
春を過ぎ、夏を終えて、夜風が肌寒くなってきた秋口。
今日も早朝から騎士達の喧騒が訓練場に響き渡る。
その中で一人の女性―――異国の者だと人目で分かる唯一の黒髪をなびかせた剣闘士〈ソードファイター〉が、
がっしりとした体躯の男達に混ざって訓練に参加し、ちょうど今、シグルドの側近の一人であるノイッシュと試合を行っていた。
「はっ!」
女は矢のような速さでノイッシュに突きの雨を浴びせる。
シアルフィ公国に伝わる剣術とは違う独特のリズムとタイミング。
その攻撃を危な気なくも避けつつ剣の腹で受け止める。
だが、剣撃は休みなく襲い掛かり、ノイッシュは防戦一方で次第に後退させられる。
それほど、高速の連撃を防ぐので精一杯だという事だ。
このままではジリ貧だと、ノイッシュは覚悟を決めてあごを引く。
目前に迫る剣尖を髪一重でかわし、ノイッシュは気合を込めて水平に木剣を振るう。
「うぉぉぉぉっ!」
力強く放たれたその一撃は、間違いなく女がいた場所を通った。
しかし、既に女はそこにいなかった。
「しまっ…」
咄嗟にしゃがんで避けられた事に気付いた時には遅かった。
次の瞬間、視界の下側から突き上げるように木剣が突きつけられた。
「私の勝ちだな」
「……流石(さすが)はアイラ様ですね。降参です」
『完敗だ』という顔でノイッシュがアイラと呼んだその女剣闘士は、喜ぶ事もなく淡々と会釈を済ませると、
手ぬぐいを取りに稽古場の片隅に向かう。
窓からは鳥達が楽しそうに鳴いている。
そんな平和を感じるような朝の光を浴びながら、何故かアイラの顔は険しかった。
「…最近の稽古では駄目だ。もっと強くならなければ……シャナンは守れない…」
アイラはゆったりと過ぎて行く日々に対して焦燥に駆られていた。
今まで、際限なく続く追手からシャナンを守る為に戦い続け、しかも周りは全て敵という環境で息つく日など一日たりと無かった。
どんなに体調や天候が悪くても敵は待ってくれない。
実力は自分の方が上であっても、シャナンを守りながらの戦いなので、余裕など一切無かった。
だからこそ、相手に困る事もなかった。あのシグルドという男に出会い、匿ってももらうまでは―――。
今では専(もっぱ)らシアルフィ公国の騎士達に混じって訓練する事が中心で、
レックス、キュアン、そしてシグルドなどの実力者達とも交えて鍛錬に勤しんでいる。
だが、例を挙げたような実力のある者達は仕事―――特に、キュアンやシグルドは外交や家庭の用事もある為、共に演習する時間が中々取れずにいた。
まぁレックスという男は前の二人とは少し別で、アゼルという友人と連んで出掛けたり、給仕の若い女性を口説いていたりと、
遊び回っていて時間が合わない事が多いだけなのだが…。
また、毎日が同じような剣術の相手では、やがて慣れが生じてしまい、それぞれの癖や特徴を見切ったアイラが負ける事など皆無に等しく、
イザーク家の奥義《流星剣》を差し引いても、アイラに敵う騎士や戦士はいなくなっていた。
必死になって戦える程の力を持つ相手がいない事。そして、訓練相手へのマンネリ感。
その苛立ちが日増しに強くなっていくのは実戦で生きてきたアイラには当然の事だった。
105Purelude:2005/10/15(土) 03:51:34 ID:UVGNplgd
〈最初に〉
重複させてすみません。103については間違いでお願いします。

初めて小説を書いたので、誤字や間違った表現方法があれば言ってください。
また、書き始めたばかりですので、遅いレスになると思いますが、出来上がり次第投稿したいと思います。
106名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 10:28:06 ID:f7LFjNYh
GJ!描写が細かくて簡潔な点が素敵だと思います。

誤字や誤用の指摘で細かい横槍を入れた結果、
スレや作品の雰囲気を台無しにしては元も子もありませんので、
仮に指摘する場合でも全部投下くださってから行いたく思います。
107名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 09:43:21 ID:EEOzyxAG
1083日目攻城1 1/12:2005/10/16(日) 18:39:35 ID:ICxMoQe3
 「ほらドロシー、エリミーヌ様があなたを見ていますよ?」
 「あ……ああ……お許し下さい……エリミーヌさ、ま……っ!!」
 サウルの手が、冷たい石の床に横たわるドロシーの服の合わせ目から差し入れられ、彼女の下腹部をそろりと
撫で回し、指先で一瞬だけ秘所の蕾に触れる。純朴な村娘のドロシーはそれだけで軽く達してしまったらしく、
下唇を強く噛んで顔をそむけた。薄暗い小部屋の壁に置かれた大理石の聖女エリミーヌの像が、淫事にふける二
人を見下ろしている。
 「おやおや、これだけでもうイってしまったのですか?」
 「あ、ち…が、い……ます……」
 「仕方ありませんねぇ……」
 大げさにため息をついたサウルは、雨に濡れていた僧服を手早く脱いで床に敷いた。そしてドロシーを抱えて
その上に寝かせると、その脇で下着まで脱ぎ出し始めた。
 「さ、濡れたままだと風邪をひきますよ?あなたもさっさと服を……」
 「ち、ちょっと……そんな、神父さま……っ!!」
 サウルの手を払いのけようとしたドロシーだったが、神父の裸を見て固まってしまう。彼女は泣きそうな表情
でサウルの顔を見上げた。「こ、ここで、ですか?」
 「いま、ここで、です」
 自分のすぐ隣で男性を勃起させている神父を横目でちらちら見ながら、ドロシーは上体を起こし、ゆっくりと
胸当てを外した。そして雨で肌に貼りついた上着を、引き剥がすように脱いでいく。少女の湿った肌が露わにな
って、寒さで小さくしぼんだ乳首が震えながら天を向いていた。
1093日目攻城1 2/12:2005/10/16(日) 18:40:11 ID:ICxMoQe3
 「あの……下も、でしょうか……?」
 「当然でしょう?」
 サウルはすました顔でさらりと言ってのけた。ドロシーは顔を真っ赤に染めてうつむいていたが、やがて意を
決し、もぞもぞと下半身の濡れた服を脱いでいく。
 「……脱ぎました……」
 消え入りそうな声で、ドロシーは報告した。サウルの白い僧服の上で「女の子座り」し、腕で胸を隠している
彼女を、神父は満足そうに見下ろしている。
 「けっこうです。じゃ、濡れた服を絞って乾くのを待ちますか。火でも起こせればなお良いんですが」
 「え?」
 ドロシーは濡れた前髪を手で払って、神父を見上げた。「……それだけ、ですか……?」
 「私も貴女も濡れた服を脱いだだけですよ?この上ナニを期待していたんです?」
 「…………!!」
 ドロシーはさらに顔を赤くして、キッと神父をにらんだ。
 「あ、あんなことしておいて……!!」
 「あんなこと、とは?」
 「あ、あんなことって言ったらあんなことですっ!!迷ったふりしてこんな小部屋に連れ込んで、押し倒して
……!!そして、あ、あんな……ところ……触って…………」
 サウルは涼しい顔で、ドロシーが脱ぎ捨てた布袋から火打石を取り出した。
 「そうですね、そんなこともしましたねぇ……それで?」
 「そ、それで、って……」
1103日目攻城1 3/12:2005/10/16(日) 18:40:43 ID:ICxMoQe3
 サウルは小部屋の隅に置かれていたランプを手に取ると、埃を払って油の残量を確かめた。
 「で、ドロシーは続きがしたいんですね?この聖地で、エリミーヌ様の前で?」
 「!!」
 言葉に詰まったドロシーの前で、サウルは手際良くランプの灯心に火をつけて、床に置いた。小さな窓からの
薄明かりだけだった部屋が、オレンジ色の光で満たされる。
 「これで少しは暖かくなりますね……大丈夫、時間はたっぷりあります。その間ゆっくり続きを……」
 「ち、違いますっ!!もう、知りません!!」
 ドロシーは怒りと羞恥の表情を同時に浮かべながら顔をそむけた。
 「なんだ、違うんですか?私はてっきり貴女が神の前であられもない姿を……」
 「違いますってば!!神父様、怒りますよっ!?」
 サウルはやれやれと肩をすくめると、全裸のまま小さなエリミーヌ像が安置されている壁に向き合った。
 「…………?」
 「ああエリミーヌ様お許しください、私はこの敬虔な信徒であるドロシーにたびたび劣情を催し、幾度となく
男女の交わりを重ねて参りました……彼女はとても素直で、従順で、私のどんな要求にも応えてくれています。
先日などは、お世話になっている居館の窓際で真っ昼間から露出プレイに励みましたし……」
 「!?ちょ、な、何告白してるんですか神父様!?」
 「しかし何と言うことでしょう、私が雨で濡れた彼女に新鮮な欲望を感じ、ごく自然な愛の営みを行おうとし
たのに、彼女はそれを受け入れてくれません……」
 「それは神父様が…………っ!!」
 私の口から行為を要求させようとしたからだ、と言おうとしたドロシーは絶句した。何とサウルが、目の前の
エリミーヌ像に向かって、勃起した己自身をしごき始めたのだ。
1113日目攻城1 4/12:2005/10/16(日) 18:41:17 ID:ICxMoQe3
 「な…………っ!?神父様!?何考えてるんですか!?」
 「ああエリミーヌ様、かくなっては燃えたぎる私の欲望を貴女に受け止めていただくしか……ちょうどいい高
さにお顔がありますし。そのお美しいお顔に、私の……」
 「い、いいかげんにしてくださいっ!!」
 ドロシーはあわてて神父に飛びついた。ちょうど彼女の目の前に、発射準備の整った男性自身が聳え立つ格好
になり、彼女は目を丸くした。
 「…………あ…………」
 「おお、その気になってくれましたか」
 サウルが邪悪な微笑を浮かべて、怒張の先端をドロシーに向ける。少女は数瞬目をしばたたかせてそれに見入
っていたが、すぐに我に返って目をそらせた。
 「だ、だからっ!!なんでそうなるんですかっ!?」
 「では仕方ありませんね。やはりエリミーヌ様のお顔に……」
 どうやら本気で聖女の像に顔射する気らしい。到底神父とは思えない神をも恐れぬ行為に、ドロシーはとうと
う屈した。「わ、わかりまし……た……から……」
 「何がです?」
 「……か、かけてください……」
 「え?」
 「わ、私の顔に、神父様の……その……あ、熱いのを、た、たくさんかけてくださいっ!!」
 「よく言えましたね、ドロシー。貴女ならそう言ってくれると思っていました」
 サウルはドロシーの焦げ茶色の髪をいとおしそうに撫でると、身体の向きを変え、ひざまずいているドロシー
の方を向いた。恥ずかしさに震える少女の額のあたりに、サウルの勃起が突きつけられる。
1123日目攻城1 5/12:2005/10/16(日) 18:41:54 ID:ICxMoQe3
 「う…………」
 ドロシーは無言で膝立ちになると、サウルの本体を口に含んだ。手を添えて、優しく前後に愛撫し始めた。
 「…………っく………………」
 さんざん言葉で少女をいたぶっていた神父は、温かな快感に低い呻きを漏らす。自分が仕える教団の聖地で、
教義の中心とも言える聖女の像の目の前で、敬虔な信徒に口腔奉仕させているという事への背徳感。献身的に自
分に尽くしてくれる少女の気持ちを弄ぶ罪悪感。それらは青年にとって、自己嫌悪と快感を同時にもたらすもの
だった。
 「…………ちゅく………………む…………ぶっ……ちゅ………………」
 一方、ドロシーは懸命にサウルの肉の杖を口いっぱいに含んで愛撫している。自分の容姿と能力に自信を持て
ずにいた彼女を、サウルは護衛として、そして聖職者として抑圧された性欲の捌け口として、必要としている。
ドロシーにとっては、それだけで十分幸せだった。
 「……んろ………………ん…………んー、んふっ…………」
 彼女はサウルの腰や太腿に手を這わせ、雨で冷えた男の身体を自分の体温で温めようとしながら口腔での奉仕
を続けていた。吐きそうになるのをこらえて喉の奥まで男を迎え、強く吸いながらゆっくり引き抜く。上目遣い
でサウルを見上げながら、先端の割れ目に舌を差し入れる。
 「……っ!!」
 貫くような快感に、思わずサウルの膝ががくがくと震える。ドロシーはさらに横から彼を咥え、自分の頬の内
側に肉の杖の先端をこすりつけた。上気してほんのり赤く染まった彼女の頬に、男の怒張の形がはっきり浮かび
あがり、見下ろす神父を興奮させる。
 「……ドロシー…………」
 限界を悟ったサウルは、低く少女の名前をつぶやくと、彼女の頭部を掴んで充血したものを一気に押し込んだ。
 「……!!おぐっ!!げぅ…………おおっ、ごっ…………むぼっ!………………んん、んんんーーーっ!!!」
 ドロシーが苦しがるのもかまわず、サウルは腰を激しく動かして少女の喉と口内を目茶目茶に犯す。濡れた髪
が跳ね、ドロシーのバストがゆさゆさと揺れるが、サウルは少女を壊すような勢いで腰を打ち付けた。
1133日目攻城1 6/12:2005/10/16(日) 18:42:46 ID:ICxMoQe3
 「……出しますよ!」
 神父は小さく叫んで最後の一突きをドロシーの喉奥に見舞うと、急いで引き抜いた。
 「はう、ああ……ああ…………え?ええっ!?」
 顔に射精されると思い、目を閉じて身構えたドロシーは、想像もしない場所に先端を押し付けられ仰天した。
 「な……っ!?は、はな…………っ!!」
 「……うごか、ないで………っ!!」
 熱く濡れた放出口が、ドロシーの小さな鼻の穴に捻じ込まれた瞬間、勢い良く白濁液が飛び出した。
 「んんんんっ!!ん゛ぶっ………………ん゛ん゛っ、ん゛〜〜〜〜!!」
 サウルは右手で暴れる少女の頭を押さえつけ、左手で脈打つ肉の杖を少女の鼻腔に押し当て続けた。これまで
ドロシーの身体のさまざまな部位に射精してきたが、鼻の穴に出すのは初めてだった。熱い白濁液がドロシーの
小さな鼻の中に注ぎ込まれ、彼女の鼻腔の粘膜を焼き、濃厚な臭気が直接脳に伝わる。
 「ん゛ぶっ…………ぶはっ、あぐぅ!!…………ずふ、んは………………えほっ、げほっ!」
 ドロシーは凄まじい牡の臭いと粘膜への強烈な刺激で咳き込む。鼻腔からあふれた粘液は彼女の顔を汚し、唇
を伝って乳房に垂れ落ちていった。
 「ぶずっ……がはっ!!…………ひどい、ひどいです…………」
 鼻から鼻水混じりの白濁液を滴らせ、ドロシーはサウルを見上げた。彼女の顔は粘液にまみれ、小さくて可愛
らしい目からはとめどなく涙が溢れ出している。鼻に入った精液を何とか排出しようとむせる彼女の顔を、サウ
ルは哀憐の表情を浮かべて覗き込んだ。
 「やっぱり、きつかったですか?」
 「げほっ……あ、当たり前です!!う……ぐずっ……うう……」
 サウルは腰をかがめて、泣きながら手鼻をかもうとするドロシーの手を取った。
1143日目攻城1 7/12:2005/10/16(日) 18:43:27 ID:ICxMoQe3
 「せっかくの精子がもったいないですよ。いつものように、よく顔に擦り込まないと」
 サウルはそう微笑んで、ドロシーの顔のそばかすに自分の放った精液を塗りたくった。弓兵の少女は、目を閉
じて従順にされるがままにされている。彼女は以前サウルに言われた、「男の精液を塗るとそばかすが消える」
という非道な嘘を素直に信じ込んでいるのだ。
 「………………」
 サウルがドロシーに対して抱く感情は複雑だった。彼女の容姿はそれなりに素朴な可愛らしいが、それは「ど
んな田舎の村にも5人はいる」という程度のものだ。まして、現在彼らが属しているリキア同盟軍の女性陣の異
常なレベルの高さの中にあっては、比べるのも酷というものだろう。しかし、彼女の女神のような純真さと、ど
んな要求にも応えてくれる従順さに、彼は激しく惹かれていた。
 「さ、立ちなさい」
 自分の臭いを少女の顔になすり付けたサウルは、体液に汚れた指をドロシーに舐め取らせてから、彼女の手を
取って立たせた。そして敷物代わりにしていた自分の僧服を壁際に敷き直すと、少女を突き飛ばすようにしてエ
リミーヌの小像の前に四つん這いにさせる。
 「え……え?あ、ま、まさか……神父さま…………!?」
 「ほらほら、あんまり動くと汚い汁がエリミーヌ様にかかってしまいますよ?」
 ドロシーの目の前に、清楚な微笑を浮かべた精巧なエリミーヌ像が安置されている。ドロシーが聖女像の優美
な目から顔をそらした瞬間、神父の手が彼女のヒップを鷲掴みにした。
 「ああっ!!」
 「相変わらす大きいお尻ですね……おや?」
 サウルは両手に力を込めて、弾力のある尻たぶを外側にねじった。「これはこれは……もう濡れていますね」
 「そ、それは……あ、雨で濡れたんです!!下着まで濡れて……きゃああ!!」
1153日目攻城1 8/12:2005/10/16(日) 18:43:58 ID:ICxMoQe3
 神父の指が、ドロシーの秘裂をつつっとなぞった。割れ目を上下に軽く数回なぞり、そしていきなり花弁をこ
じ開ける。真っ赤に充血した女性器がさらけ出され、ドロシーは悲鳴をあげた。
 「や、やあああ!!やめて、やめてくださ…………あ…………や…………」
 「雨で濡れたにしては、ずいぶん熱くてとろりとしてますね。直接舐めて味をみていいですか?」
 サウルの言葉による責めに、ドロシーは背中を小さく震わせた。サウルの舌で秘所をねぶられるのは、彼女に
とって気が狂いそうになる程の快楽なのだ。
 「ほら、いきますよ……ドロシー、エリミーヌ様から目をそむけてはいけませんよ?」
 「え、あ……ああっ!!ちょ……そんな、いきなり……だめぇええっ!!!」
 予告を無視して、サウルはいきなり男性自身をドロシーの肉孔に挿入した。締め付けにも構わず、一気に根元
まで打ち込み、尻肉に爪を立てながら少女の腰を引き寄せる。
 「…………っ!!あはっ、あうっ!!や、うああ、ああーーーっ!!」
 「す、すばらしい締め付けですよ、ドロシー……エリミーヌ様に見られて、いつもより、すごくっ……!!」
 「いや、いやぁ〜〜〜!!あ、んんっ、しんぷさまのも、お、おっきく、なって……きゃああ!!」
 粘液まみれの顔を振って、ドロシーは嬌声をあげ続けている。サウルの腰の動きもますます大きく速くなり、
男女の肉がぶつかる音に湿ったいやらしい音が混じり出す。膣肉をえぐり取るような勢いで肉杖が往復運動を繰
り返し、少女は無意識のうちに腰をゆらして悶えた。あまりにも急激に快楽の高みに押し上げられ、ドロシーは
悩乱しつつも必死に抵抗した。
 「いや…ぁ………さっ、きは……なめるっ…て………うあっ、ああっ、ああっ!!」
 「……もしかして、舐められた方が……良かったのですか?」
 後ろから激しく突きながら、サウルはさも意外そうに言った。「じゃ、抜きましょうか」
 サウルは本当に腰の動きを止めて、ゆっくりと引き抜こうとした。
1163日目攻城1 9/12:2005/10/16(日) 18:44:31 ID:ICxMoQe3
 「い、いや、抜かないで!!抜いちゃ…………あ…………」
 ドロシーは、自分が淫欲に満ちた叫びをあげたことに数瞬気付かなかった。やがてそれと気付いて、首を曲げ
て恐る恐る振り返る。サウルは上体をかがめて、振り返った彼女にキスした。
 「エリミーヌ様の前でそんなことを言うとは……いやはや」
 「え……あ……あたし……」
 「大丈夫、すぐにイかせてあげますよ」
 半ば怯えた目のドロシーを安心させるように微笑んだサウルは、腕を伸ばして彼女のしなやかな両腕を掴んだ。
その腕を、まるで馬の手綱を引くかのように後ろにぎゅっと引っ張り、同時に引き抜く寸前だった腰のものを一
気に弓使いの娘の内奥に押し込んだ。
 「ひいああああああっ!!きゃあああ!!ひ…ぐぅっ!!あっ!!あっ!!うううあ!!」
 両腕を後ろから引っ張られ、ドロシーの上体は弓なりに反ってぶるぶるっと震える。熱い肉の杭が限界以上に
少女の肉孔に打ち込まれて、子宮をめった突きにかき回した。ドロシーは唯一自由に動く首を振りながら、喘ぎ
泣き続けるしかない。その泣き声も、ここが敵中だとは思えない程大きく、また神聖な場所だとは思えない程淫
らになっていく。
 「うふぁ、あうぅう……あ、あっ、しんぷ、さま、あっ、あたし、あたしっ!!あ、ああ、んんっ!!」
 神父は激しい前後運動に加えて、時折円を描くように腰を動かす。膣壁をあらゆる角度から突きまわされ、サ
ウルの予告通り、ドロシーはたちまち絶頂に導かれていった。柔らかに吸い付く肉の襞がぎゅぎゅっとサウルを
締め付け、男の欲望をしごき出そうと猛烈に収縮する。
 「…………っ!!」
 地味だが純粋な少女の要求に、サウルは危うく放出しそうになりかけて腰を止めた。肩で息をしながら、掴ん
でいたドロシーの腕を片方ずつ解放する。
117名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:44:52 ID:pk4pdbJ6
sien
1183日目攻城1 10/12:2005/10/16(日) 18:45:09 ID:ICxMoQe3
 少女はがくがく震えながら敷かれた僧服に手をついて身体を支えようとしたが、その脇からサウルの手が伸び
て、ドロシーのバストを鷲掴みした。
 「あううっ!!」
 そこそこ大きいドロシーの乳房が、神父の手に握り潰されて変形する。指の間から白い肉とピンクの乳首がは
み出し、ドロシーはがくっと肘をついた。神父の青年は腕を伸ばし、丸い乳房の形状を愛でるように撫で、揉み
潰し、乳首をつまみ上げる。
 「ひっ…………ああっ…………あうう、うふうっ!!」
 柔らかな脂肪の塊を揉まれ、勃起した乳首をつままれる快感に、ドロシーは切なげな喘ぎを漏らして上体をく
ねらせた。その妖しい動きは、サウルの男性に新たな血液を注ぎ込んだ。
 「……え……あ……い、いま……おっきく…………うああ!!ひゃあああ!!」
 サウルはドロシーの胸を握りしめたまま、最後の追い込みをかけた。腕の代わりに乳房を引き寄せ、激しく腰
を、肉の楔を打ち込む。腕を掴んでいたさっきまでとは異なり、サウルの上体は前かがみになっているので、彼
の下腹部にはドロシーの尻肉が快く当たっている。その感触を愉しむべく、彼はより激しく、さまざまな角度か
ら少女を責め立てた。肉襞がぐちょぐちょ音を立てて掻き回され、おびただしい愛液があふれ出る。
 「あおおっ!!い、いああっ!!ひっ…………あっ……も…も……う…………」
 嬌声も絶え絶えに、ドロシーはついに達した。肘ですら上体を支えることができず、白い僧服の上に横顔を付
けて、依然として激しいサウルの責めを受け続けている。サウルは彼女の乳房から腰のくびれに手を移し、自分
の肉杖の動きにあわせて少女の肉付きのいい腰を大きく前後に揺すって、高まる射精感をさらに極限まで高めて
いった。熱く痺れるような快感が彼の下半身と脳髄を支配し、頭の中が真っ白になった瞬間、彼はドロシーの膣
奥めがけて射精していた。
1193日目攻城 11/12:2005/10/16(日) 18:45:41 ID:ICxMoQe3
 「ふ……ふあ…………ぁ……あふっ…………う、うーー……ぁ……」
 ドロシーは、自分の肉孔深く打ち込まれた楔が、まるで生き物のように跳ねて熱い粘液を吐き出しているのを
感じながら、虚ろな声でうめいた。サウルは汗ばんだ少女の背中に倒れこみながら、なおも彼女の肉壷に濃厚な
精液を注ぎ込み続ける。ドロシーは死んだようにぐったりしていたが、膣はますます喜悦に震えながら男の吐き
出す欲望を飲み込んでいた。

 「神父さま……」
 ドロシーはサウルの胸板に顔を埋めたままささやいた。「あたしのこと……好き、ですか……?」
 サウルは、ランプの明かりでオレンジ色に染まった彼女の髪をそっと撫でながら、しばらく黙っていた。沈黙
に耐え切れなくなったドロシーが、催促するように彼の顔を見上げると、ようやく彼は口を開いた。
 「……ドロシー、貴女を好きなのかどうかは、自分でも分かりません。今のようにどうしようもなく愛しいと
思う時もあれば……」
 そう言って彼は弓使いの少女をきゅっと腕の中に抱きこんだ。
 「……さっきのように思い切り虐めたいと思うこともあります。でもまあ、好きでなければこういうことはし
ないでしょうねぇ……」
 まるで他人事のようにつぶやく神父に、ドロシーは何か言おうとした。が、絡み合った彼女の想いが口に出る
前に、サウルはとびきりの微笑を浮かべて彼女の額にキスした。
 「ですが、私が膣内で出すのは貴女だけですよ?」
 「……!!そ、それ……喜ぶべきことなんでしょうか……?」
 ドロシーは困惑し、本気で首をかしげた。が、サウルは屈託の無い笑みを浮かべたまま大きくうなずく。
 「もちろんですとも!!さ、という事でもう一度しましょうか。今度もちゃんと膣内に出してあげますから」
 「な!!も、もう一度って……!!」
 狼狽するドロシーは、ちらりと神父の下腹部に視線を送って愕然とした。彼のそこは、もう十分その気になっ
てそそり立っている。
1203日目攻城1 12/12:2005/10/16(日) 18:46:13 ID:ICxMoQe3
 「何か問題が?」少女の乳首を吸いながら、サウルがいつもの調子で尋ねる。彼の左手が、ドロシーの太もも
を割った。先ほどまでの情交の名残が、神父の指を濡らす。
 「きゃ!!……あ、だ、誰か来たら……!!」
 「誰も来ませんよ。貴女がさっきまであれほど大声で絶叫していたのに、誰も来なかったではありませんか」
 「…………!!」
 「あ、それとも誰かに見られていた方が興奮する、とか?」
 「も、もうっ!!神父さまったら!!」
 ドロシーは拗ねてサウルの胸をぽかぽか叩く。神父は意地悪な笑みを浮かべながら、ぬめる肉孔に再び己自身
を突きたてた……

 ロイはそっと足音を殺してその場を離れた。このまま二人の性の儀式を見学していたら、『聖女の塔』攻略と
いう目標に支障をきたしかねない。少人数の攻略戦というのに早速二人脱落してしまうのは痛いが、まさか今夢
中で互いを求めている二人の間に割って入る訳にも行かない。
 とにかく上を目指すことだ、とロイは自分に言い聞かせて、階段を探す。通路はクーデター派の兵士によって
障害物が置かれていたりして容易に進めなかったが、出撃前にエリミーヌ教団から提供された塔内部の構造の情
報を思い出しながら進むと、やがて幅の狭い階段が見えてきた。その時、
 「あの……ロイ様?」
 すぐ脇の暗がりから声をかけられ、ロイはあわてて剣を構えた。が、相手の姿を確認してほっとして剣を下ろ
す。彼に声をかけたのは、ベルンのシスター・エレンだった。
(3日目攻城2に続く)
121名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:49:10 ID:ICxMoQe3
先週の三連休に投下するはずだったのですが、初めてアクセス規制に巻き込まれてしまい、つい先刻まで解除
されませんでした。
>>98様、ご期待頂いたのに遅くなり申し訳ございません。今度規制に巻き込まれたらプロパイダ乗り換えを検討
します……
122名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:49:53 ID:mWzsti2A
キターーー!
次はエレンか、ワクテカ
123名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:50:34 ID:pk4pdbJ6
今日もキター!ありがとうございます。来週はエレンだ、楽しみ〜。
…さすがに、ロイとドロシーを組み合わせるのは難しかったんですかね?
124名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:57:52 ID:ICxMoQe3
>>123
はい。接点が無さ杉です……無理矢理乱入という手も考えたのですが、ギャグにしかならなそうなので止めました。
同じ理由でニイメも不可です。まさかロイ×ニイメを期待される方はいないと思いますが……
125名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:03:04 ID:uaUQy2o1
ドロシーGJ! サウルえろ神父が素敵ー。
ロイ×ニイメを期待してます。
126名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:08:45 ID:pk4pdbJ6
>>125 無茶いうなよw
12798:2005/10/16(日) 20:02:51 ID:x/ppqxEP
>>121
キテタ━━(゚∀゚)━━!!
いつもGJです
精神的SMなサウルとドロシー(・∀・)イイ!!
ていうか神父エロイよ神父
エレンさんをマターリお待ちしてます
128名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:04:07 ID:3UXHLwWL
サウルとドロシーGJ!
エレンさんも楽しみにしてます。
129ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/16(日) 23:00:41 ID:BbZkP6F3
ちょっと私生活でいろいろあって、今すごいスランプ・・・・・・
ということで、小ネタを一つ。

「ジル、これはなんだ?」
ジルの部屋の片隅で、レテは小さな箱を見つけた。
そして箱を手に取ると、レテはジルの目の前に持ってきた。
「あっ、そ、それは・・・・・・」
思わず真っ赤になるジルを横目に、レテは箱を開けようとする。
「やめろ!み、見るな!返せっ!!!」
ジルは箱を奪い取ろうとするが、レテの素早い反射神経は、そんなジルの攻撃をいとも簡単にかわしている。
そしてレテはふたを開けた。そこには、堅くて立派な男根の型が入っていた。
「こ、こらっ!返せ!!!」
なおも奪い取ろうとするジルをかわしながら、レテはその男根の型をじっと見つめた。
「これは、何をするものなのだ?」
用途は何となくレテにもわかる。しかし、ぜひともジルに言わせたかったのだ。
「そ、それは・・・・・・」
「それは?」
レテはジルの目の前でその男根の型をぶんぶん振ってみた。すると、途端にジルの顔が真っ赤になる。
「それは・・・そ、その・・・・・・欲求不満なときに・・・・・・」
「ふむ・・・・・・ベオクというものは、こんなときにも道具に頼らねばならんのか・・・・・・。」
やがてジルはどうにか男根を奪い返して、箱にしまった。
「ラグズは・・・・・・そういうことはないのか?」
「そういうことって、どういうことだ?」
「たとえば・・・一人でいるときとかに・・・異性が恋しくなったりとか・・・」
ジルの質問に、レテは腕組みして答えた。
「あるにはあるが、我々ラグズは、道具など使わん。」
「じゃあ、どうやるのだ?」
「・・・・・・シッポだ。」

おしまい

倉庫には収録しないでね♥
130名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 23:23:30 ID:civgrQWg
>>104
続き楽しみにしてます。
131名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:59:58 ID:PfxUSS7b
>>124
GJ。ニイメたん出して欲しいよニイメたん。
秘薬か神秘の魔法発見で若がえさせるってのは?ニイメなら
その程度はありなんじゃね?魔女ッ子ニイメたんに萌えですよ。
132Prelude:2005/10/17(月) 02:40:59 ID:7D3slIDt
早朝訓練を終えた騎士達が朝食を取る為に、訓練場と食堂の間にある渡り廊下を一目散に駆けて行く中、とぼとぼと一人俯き歩くノイッシュ。
「全(まった)く歯が立たなかったな。お前」
すっと横から現れ、同情する様な目でアレクが一言入れる。
「うるさい。だったらお前がやってみろ」
「お前が勝てないなら、俺にはもっと無理な話だよ」
「…なぜ?」
「力技で押していくタイプのお前だったら一発逆転って事もあるだろうが、俺はスピードを生かした一撃離脱がウリなんだ。況(ま)してや、
歩兵戦じゃ彼女の方に分があるって考えればな…」
そう言って軽く肩を叩くアレク。
「まっ、俺らはあくまで騎乗戦が主なんだ。気にするなって」
「…あぁ、そうだな」
落ち込んでいたノイッシュも友人の労いの言葉に軽く頷いた。だが、その表情は暗いままだ。
「……強さとは、なんなのだろうか…」
天井を見上げ一人言(ご)ちるノイッシュ。
主君・シグルドの側近として―――。
在軍の騎士隊の半分を治める隊長として―――。
シアルフィ公国の騎士として―――。
主君を救える程の力を持っているだろうか?
部下達を守れる強さがあるだろうか?
騎士の誓いと誇りを貫くだけの覚悟があるだろうか?
ノイッシュはこの数ヶ月、ずっとその事を考えていた。
ジェノア城を攻略するために囮として敵を誘い込んだあの時、死の恐怖を初めて感じた。
相手は先程に試合したアイラという剣闘士。
山賊達の様な殺戮を楽しむ目ではなく、憎しみや恐怖が入り混じった追い込まれた人間の目。
あの時の彼女の目は本気で人を殺そうとする目だったのを覚えている。
本当にこれが人間の目なのか?と、私は恐れ、気付けば追い込まれていた。
もしも、そこにレックス王子が壁に入っていなければ死んでいただろう。
それからだった。自分の強さに疑問を抱くようになったのは…。
―――あの日、『バカなことを言わないで下さい。騎士として生まれた以上、戦いで死ぬのはあたりまえ。主君一人を死なせておめおめと生きてはおれません。
私たちも共にまいります!』
そう言って、アレクやアーダンと共に説得し、数少ない兵を連れて戦に赴(おもむ)いた。
それがどうだろう。
死に恐怖し、己の弱さを恥じた。
だからこそ、彼女の持つ精神的な強さを知りたかった。
お互いに守りたいものがあるのに、目に見えなくとも分かるほどの差がある事に。
「……しっかし、イザーク家の王子と王の実妹を匿(かくま)うなんて、シグルド様も物好きだよなぁ。それも、今はイザークとは戦争中なのに、だ。
王国中を敵に回しているようなモンだぜ?」
アレクの突然の言葉にノイッシュの顔色が変わる。
「アレクッ!お前は主君の決めた事に歯向かうつもりかっ!」
「歯向かうつもりなんてない。だけどよ、少なからずそう思ってる奴らがいる事ぐらい、お前だって分かってるだろ?」
「…そ、それは……」
「情報を知らない奴だって、イザーク特有の黒髪を見れば、『どうしてイザーク人が?』って思うのは当たり前だろ?」
「………」
言い返せないノイッシュに対してアレクは言葉を続ける。
「誰だって無駄に血を流して死ぬ事を望んじゃいない。差し出して済む話なら、今すぐにでも差し出せばいいのにと俺は思う」
「…だが、それはシグルド様の望んでいる道ではない…」
ノイッシュは声を振り絞る様に精一杯の反論をする。
しかし、返ってきた言葉は衝撃的な内容だった。
「…既にな、何十人もの兵士がその事についてシグルド様に直訴しようと考えているらしいぜ。『シグルド様の理想論は争いを増やすだけだ』ってな」
「なっ、本当に―――」
「それは本当の話か?」
ノイッシュの言葉を遮(さえぎ)って現れたのは、ドズル家の次男であるレックス王子だった。
「「はっ、おはようございます!!」」
「あいさつはいい。その話は本当なのか?」
「はい。確かな情報であります!」
「……分かった。ありがとう」
言い終えるより先に、レックスは去って行った。
133Prelude:2005/10/17(月) 02:49:34 ID:7D3slIDt
アレクはレックスが去ってから、話を認めてしまった事の失態を後悔するのに時間はいらなかった。


一応、>>104の続きです。今回はノイッシュがメイン仕立てです。
134名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 04:58:17 ID:Mou3DzGZ
GJです。



本当にGJな内容だからこそ不安になっているんだが、パs
135名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 12:10:33 ID:UWkgPVoz
>>129
生`
また以前のような運動会ネタとか料理ネタとかチョトナイタバアトル×カアラみたいなの
来るまで、ずっと待ってる
136名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:17:00 ID:x09wLV27
エイリークとヴァルターのssを投下します。
137名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:20:06 ID:x09wLV27
ジャハナ王宮前の戦いで敗北を喫し、逃亡を余儀なくされている中、ヴァルターはひとりほくそ笑んでいた。
彼は戦の中、混乱に乗じて手に入れていたのだ――かねてより狙っていたエイリークを。
ヴァルターは戦の中、敵軍が混乱して慌てふためく様をみてやろうと、ある砦に奇襲をかけたが
しかしまさかエイリークがいるとは、さすがのヴァルターも予想せず、ただ怯える彼女と対面した時は、思わぬ幸運に暗い笑みが零れてしまった程であった
後で聞いた話によると、エイリークの救援のためにフレリアの王女ターナとその護衛ヴァネッサもいたということだったが、彼女らを取り逃がしてしまった事だけが悔やまれた。
あの3人を並べて侍らせればどれだけ愉しいだろう、そう考えずにはいられない。
何処かの公子のように、例え何にも代え難い断金の親友がいたとしても、美しい三姉妹のうち一人でも会話することなく
みすみす相手に娶らせるなどは、ヴァルターにはまるで考えられない事だ。
とりあえずは自分繋ぎ、ヴァルターはそれから何日かに一度そこへ通い、愛らしい囚虜の様子を見物している。
その日も、ヴァルターはエイリークの様子を見に部屋にやってきていた。
ただでさえ昏い冬の空が、突然振り出した雨のせいで余計に色を失くして鬱ぎ込んでいる。
ヴァルターは、寝台の上でぐったりとしたエイリークに問いかけた。
エイリークは膝上の丈のブーツだけを身に着けているが、他は全て脱がされていた。
不測の事態が起きても逃げられないようにが脱がしたのだ。
白磁のような潔癖な血色の胸の隆起が僅かに上下しているから生きている事が分かる位で、呼吸の音は
耳を澄ましても聞こえない程。エイリークは身体も仕草も、何もかもが儚い。
捕縛した当初は、エイリークのあまりの怯えように苛つき、斬りつけてしまいそうになったが
肌に傷がついては興が冷めると思い、思いとどまった。
138名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:20:43 ID:x09wLV27
いまエイリークは身体の自由を奪われるような薬を飲まされてぐったりとしている。
今日もエイリークは何かをされているようで、今の所眼を覚ます気配は無い。
少女の咲き誇る緋色の花弁のようなつややかな唇が僅かに開かれ、小さな呻きが零れる。少しずつ開かれていった
碧眼の瞳は、一度見開かれた後にこの状況を受け入れがたいというようにパチパチと瞬きし、次の瞬間には
ヴァルターを映し、怯えの色を浮かべた。
「ヴァルター……さま…」
エイリークはヴァルターを呼ぶ際に、「ヴァルター様」と呼んだ。
これは捕えた初日にヴァルターが彼女に躾けた事で、少しは学習能力も
あるのだなと思い、ヴァルターはニヤと笑った。
「始めるか…」
ヴァルターが乗ると、二人分の体重を受ける広い寝台はギシ…と軋んだ。敷布の皺が二人を繋いだが、その距離もやがて、
少しずつ縮まっていく。
エイリークは後ずさるが、後ずさった分だけ、ヴァルターは彼女に近づく。
エイリークはただ蒼ざめるだけで、まるで言葉を忘れてしまったように何も喋らない。そんな彼女に一気に詰め寄り寝台に
押し倒すと、ヴァルターはそのまま覆いかぶさって馬乗りになり、両腕で細い身体を閉じ込めた。
エイリークもこの堅固で無慈悲な牢からは逃げる気も起きなかったのか、それきり身体を硬く強張らせて、じっとしたまま
動かなくなった。
「観念したようだな…」
この女はどうせ怯えるばかりで何も出来ぬのだろう――そう思い、ヴァルターはエイリークの唇を自らの唇で塞いだ。
先程からこの紅が気になって仕方がなかった。ふっくらと柔らかいが弾力をも予想させる、花弁のようであり果実の
ようでもある、美味を喚起させる唇――そんなものが目の前にあるというのに、口にしない愚があるものか。
思った通り、エイリークの唇は至極の味わいだった。生温かい果実は、少女の甘美な部分を詰め込んだような、
幻のような味がする。
「ん…ぅっ……」
エイリークが思いの他艶かしい声を上げるものだから、ヴァルターはつい彼女の唇を舌で割った。こうなれば唾液も甘露のようで、
一度興味を持った物は何もかもを搾取し尽くしてしまわねば気がすまなくなった――これはヴァルターの悪い癖だ。
そして胸が密着し、服越しに乳房の感触が伝わってくる――その柔らかさにふと気を取られた瞬間、ヴァルターの舌に
激痛が走った。
「…っ!!」
反射的に唇を離す――舌を咬まれた事は瞬間的に判ったし、怒りを覚えはしたが、それでもこれは予想の範疇だ。
聊かも取り乱す事はない。いかにおう弱な女といえども、いつまでもされるままである筈がないし、何よりこれ位の
反撃がなければ面白くない。
「やってくれたな…」
ヴァルターは自らの口腔に広がる血を味わいながらも淡々と言い放ち、エイリークの髪を掴んで上体を引きずり起こした。
「痛っ…・・!」
これにはエイリークも表情を歪め、それを確認したヴァルターは彼女の頭部をそのまま寝台に叩き付けた。
「あぐっ…」
エイリークは悲鳴とも呻きともつかない声を上げ、そのままうずくまる。
「どうした?もうお終いか…?」
ヴァルターはエイリークを仰向けに転がして覆いかぶさり、細い頸部を両手で強く絞めた。
「苦し…いっ、許して下さいっ…」
「そうか、許して欲しいか」
あまりにも早い懺悔に拍子抜けしつつも、ヴァルターは再びエイリークの上に馬乗りになった。手を離すとエイリークは、ケホケホと
苦しそうに咳き込んだ。
視線が合うと、エイリークの瞳には怯えというよりはむしろ混乱が色濃く、ヴァルターはつい笑ってしまった。
「生憎私は、お前にかける情けは持ち合わせていない…」
彼は笑みにそう言葉を続けると、硬直したエイリークの肢体に、冷たい指先を滑らせていった。
139名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:22:52 ID:x09wLV27
ヴァルターは嫌がるエイリークの四肢を無理やり縛り上げると、開脚の姿勢を取らせたまま動けないように、縄の先を固定した。
元よりただ普通に、男女が愛し合うように抱くだけのつもりはなかったし、それでなくともヴァルターにはそこらの女ならちょっと掻っ攫っててくればいい。
だからヴァルターは、そんな女達、ヴァルターにそんな女達とでは到底出来ない事、
自分が手に入れがたい女を自身が楽しむためだけに嬲る――そんな風にエイリークの心身を貪ってやろう思っていた。
温い皇子のリオンが求めている――それを奪い、めちゃくちゃにしてやる
悦びに浸るのも悪くない。誰だって他人の物を奪うのは楽しいのだ。それが宝なら尚更。
「止めてください、恥ずかしいっ…!」
股間を隠す物もないエイリークは羞恥に顔を真っ赤に染め、身を捩っている。動く度に形の良い乳房がぶるぶると揺れ、
その動きだけを見ればヴァルターを誘っているようにも見える。
「ふふ…もっと恥ずかしがるのだな」
ヴァルターはエイリークの乳房を鷲掴みにすると、その手に力を込めた。
「痛……っ!!」
エイリークは美しい顔を苦痛に歪め、ぐっと唇を噛む。柔らかい弾力はヴァルターの掌中で弾けそうになっている。
「痛いか?そうか…」
彼女が嫌がれば嫌がる程、ヴァルターは心の中に欲望の黒い炎が燃え上がるのを感じていた。しかし炎は氷のように冷たい。
エイリークが反応する度にヴァルターの心では氷の温度の炎がめらめらと燃え盛り、欲望を冷静に傾けて行くのだ。
かといって欲望自体は消えるわけではなく、ただ昇華の仕方が変わるのみ。激情に任せるという事が全く無くなるだけで、
それは責められる側のエイリークにとっては、事態をより良くない方向へ堕としていくだけなのだろう。
全ては、ヴァルターの期待通り。
140名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:24:59 ID:x09wLV27
――この娘は痛みでも感じるのか…。
ヴァルターはそう確信して片手を乳首から離し、今度は陰核へと持っていく。
「そ、ヴァルター様、もう止めて下さいっ…!」
エイリークはこれから何をされるのか予感して慄いたらしく、上半身を起こせるだけ起こして懇願してきた。
「何を言う、これからが本番だぞ…」
ヴァルターは一度陰核を抓んで捩じるふりをしてみせ、恐れおののいている彼女に、これからする事をしっかりと見せてやった。
「だめ…、そこは、そこだけは……」
よほど嫌なのか、エイリークは力なくふるふると頭を振っている。涙の跡に髪が貼り付いているが、その意外な艶かしさは
見入ってしまう程で、思いもよらず色めいた物を見られたヴァルターは、一層気を良くしてエイリークの陰核に指をかけた。
「く…あぁんっ…!嫌あぁ…っ」
エイリークは切ない声を上げ、腰を大きく揺らした。これはもう、感じているとしか取れない反応だ。いくら言葉では嫌だと
言っても、これではまるで信憑性が無さ過ぎる。
弾力のある小さな突起を、乳首に与える責めと一緒の律動で揉みながら、ヴァルターは態とエイリークと視線を合わせた。
一瞬でそれは逸らされてしまったが、ヴァルターはまた彼女の視界に入り込み、逃げても無駄だと目で教え込んだ。
「随分と気持ちよさそうな顔をしているな…」
「違います、こんなのっ、気持ちよくなんてっ…、ああぁっ…」
会話が出来るという事は、まだまだ責めたりないという事だ。ヴァルターは親指と人差し指で陰核を挟み、力を込めて
ぐりぐりと捏ね回してやった。いかせてしまえば、エイリークは落ちるだろう。
「ふぁあんっ…、や、違…っ、あ、あ…、痛いっ、や、ああっ!!」
エイリークは泣きながら情けない嬌声を上げているが、この期に及んでもまだ快感を認めていない。膣からはいつの間にか
多量の愛液が溢れ出し、寝台に染みまで作っているというのに、何と強情な女だろう。
141名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:27:16 ID:x09wLV27
ヴァルターは上と下の突起を捏ね回しながら、エイリークの耳元に唇を寄せて囁いてやった。
「何が違う?お前はただ、淫乱な自分を受け入れたくないだけであろう?」
ふう…と耳孔に息をかけてから視線を瞳に戻すと、エイリークはその瞬間蕩けたような温い目線を空中にやっていて、
その後再びヴァルターに見られている事に気付いた彼女は、慌てて視線をヴァルターの目に戻し、力なく睨みつけてきた。
その一連の動作は全く予想通りで、ヴァルターは静かに笑った。
「ふふ……解りやすい女だ…」
「そんな…っ、そのような事を、貴方に言われる筋合いは…」
エイリークは取り繕うように言いかけてきたが、ヴァルターは彼女に多くを語る事を許さず、今度は陰核に爪を食い込ませた。
細かい律動で揉み込んでやると、エイリークのかんばせにはたちまち困惑と喜悦の色が浮かぶ。
「あぁんっ!」
「もっと喘ぐがいい…」
ヴァルターは敏感な部分に傷を作ってしまわないように注意しながらも、息つく暇も与えない程の激しい責めを繰り返す。
エイリークの乳首はヴァルターの指の中でこりこりに硬くなり、陰核はヒクヒクといやらしく震えている。
「ひ…あっ、お願い、やめて下さいっ、あっ、あ、はぁ…あ、ひぁん、…ああ…ん…!!」
切羽詰ったような声を上げ、その直後、エイリークはヴァルターの腕の中で一際大きく戦慄き息を詰めた。
――達したか…。
ヴァルターはエイリークの敏感な突起を弄りながら、痛みと快感で絶頂に達し続ける少女をじっと見つめた。
彼女はビクッ、ビクッ、と身体全体を震わせ、目をぎゅっと閉じている。もう声を上げてはいなかったが、苦しそうに
荒く浅い呼吸を繰り返している。
「エイリーク、お前のヴァルター様の名を言ってみろ」
ヴァルターは聞きながらも、責めの手は休めない。エイリークは薄く目を開き、困ったような視線をヴァルターに向けてきた。
ヴァルターの名を紡ごうかどうしようか、迷っているようにも見える。
「言え」
ヴァルターは促すように、指の腹でエイリークの乳首と陰核をぎゅう…と強く押し潰す。
「やああっ…!」
エイリークは身を捩り、いやいやとかぶりを振る。
答えるのが嫌なのか、この行為が嫌なのか、それともどちらとも受け入れがたいのか…。
「答えねば、今度はここを責めるぞ」
ヴァルターは陰核を解放し、つ…と指先を下ろして膣の入り口を軽く擦った。
ヴァルターの物もエイリークに挿れる準備はとうにできているし、あとは時機を見るだけで、彼女がどう答えようが犯そうとは思って
いたのだが、彼は態と、まだ希望があるような言い方をしてやった。
「あっ…!」
エイリークは僅かな接触だけでも喘いだが、
「そこは許して下さい、お願いします、犯さないでっ……、そこまで汚されてしまったら、私、もう…」
焦ったように、ヴァルターに懇願してきた。
彼女は未だ、王女としての矜持をぎりぎりの所で保っているのだろうか――しかし、“汚されて”という言葉が
ヴァルターを不快にさせた。女などにこのように思われるとは、ヴァルターには侮辱以外の何物でもない。しかもそれが、
自分が攫ってきた女なのだから尚更。エイリークにとってはつい本音が零れてしまったという所なのだろうが、これは彼女に
とって致命的な失敗だ。
142名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:28:13 ID:x09wLV27
「どうやら、本格的に躾けねばならぬようだな」
ヴァルターは感情を表情に出さずに静かに言い放つと、一瞬の猶予を与える事もなく、愛液に濡れまみれたエイリークの膣に
己を捻じ込んだ。
挿入の瞬間から、激しい抽送をただひたすら繰り返す。自分がどういう立場なのかをエイリークに判らせてやるために、
彼は無言で行為を続ける。今この時は、犯し犯される関係であればそれでよいのだから、言葉など無用だ。
「やっ…いやあっ!!あっ、あ…!」
エイリークは掠れた声で喘いでいる。狭く締りの良い膣がヴァルターの肉柱をぐいぐいと締め付けてきたが、ヴァルターはその抵抗を
押し開くようにして突き続け、膣の一番深い部分へ亀頭を何度も打ち付けた。
ずぷ、ずぷ、ずぷ…と、肉が孔にめり込む卑猥な音が室内に響く。
「あ、あ、あっ、ひぁん、だめぇ、あぁ…!」
“汚されて”いるというのに、エイリークの嬌声はどこか嬉しそうに聞こえる。勿論悲しそうでもあるのだが、絶対にそれだけと
いう訳はない。
彼女はヴァルターの動きにあわせて身悶えながら、太股をビクビクと痙攣させ――また達したのか、膣の収縮はより激しくなり、
まるでそこが違う生き物のように、ヴァルターに食らいついて離れないように蠢いている。
絶妙な動き――成る程、これならば手放すのは惜しい。
余程の快感なのか、しだいにエイリークの視線が蕩け始めた。達し続けて何度も潮を噴きながら、エイリークの視線は空を
泳いでいる。
「ああぁ、ぁっ、ふあ…あっ、うっ…」
上がる声からも、嫌とかだめとか、拒否を示す単語が消えた。今の彼女はただ快感を貪る牝だ。
「ふん、淫乱め…」
ヴァルターは抽送の幅も速度も変えずにエイリークを突きながら、彼女を初めて見た時と同じように、この女を自分の色に
染め上げようと思った。もうヴァルター以外の男の事など考えられぬように、まるで呪縛のように己を擦り込んでやろうと。
少し後ヴァルターは、躊躇う事もなくエイリークの膣内に射精した。男根は二度、三度しゃくり上げ、エイリークはその動きにすら
感じてビクビクと震えていた。
143名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:29:43 ID:x09wLV27
「もう一度聞く…エイリーク、ヴァルター様の名を言ってみろ」
激しい行為の余韻も消えた頃、ヴァルターは再びエイリークに訊いた。
ぐちゃぐちゃになった敷布に溺れるように横たわっているエイリークは、問いに反応して僅かに顔を上げた。
「…そ……」
エイリークは言いかけたが、言葉を止めた。瞳の両端から、はらりと涙が零れ落ちる。
「さあ、言え」
ヴァルターはエイリークの白い顎に手をかけ、くいと上を向かせて促す。
その一文字ではわからない。もしかしたら、緋果実の唇からは夫の名が紡がれるかもしれない。
長い沈黙――音の無くなった世界で、ヴァルターはいつの間にか雨足が落ちていた事に気付いた。雨粒はぱらぱらと、
まばらな音楽を奏でている。
エイリークはじっとヴァルターを見ている。大きく開かれた双眸には、絶望とも諦念ともつかない色が浮かんでいて、
そのせいでヴァルターは、ますます彼女の返事が楽しみになった。
彼は『色』の正体を知っていた。
エイリークが瞳に湛えているのは期待だ。しかしそれは、喜びや満足を欲してはいるが、どうしたって悲惨な結果が
訪れる事を既に知っている、複雑で昏い期待だ。
ヴァルターは一度だけ、エイリークの唇に自らの唇を押し付けて離した。
不意をついたので、エイリークはそれについて何の反応も示さない――しかし唇が離れた時、二人の間に横たわっていた
沈黙は静かに決壊した。
直後に零れた鈴の音のような声で、ヴァルターは自らの名が紡がれたのを聞いた。
ヴァルターは無言で、冷え始めた身体をエイリークに覆いかぶせた。
「えっ…!?」
エイリークは驚いている。言う通りにしたのにまた犯されるなど、予想もできなかったのだろう。
「どうして…?」
エイリークは再び怯えの色を見せたが、それはもうヴァルターにはどうでもよい事だった。
先程の質問だってそうだ。ヴァルターにとってはもう、彼女が自分の名を言おうが言うまいがどちらでも良かった。
もしヴァルターの名を呼べば褒美に犯してやろうと思っていたし、もし名を言わなければ、罰として犯してやろうと思って
いたのだから。
湿度の高い薄昏い室内、ヴァルターの内にはまた黒い炎が燃え上がる。支配する者とされる者、二つの身体が
結合していく。
「躾けると言ったであろう。あの程度で終わる筈はない…」
冬の寒い真昼、窓外の風花を聞きながら、ヴァルターは低く冷たく笑んだ。
144名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:57:23 ID:x09wLV27
終わりです
145名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 18:07:09 ID:EbA8/5hq
>>137-144
書き込むときはsageましょう。
146名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 18:28:51 ID:3H822qVq
というかこいつパスカリだろ。
エイリークに夫などいないから首挿げ替えか、あるいはオリ設定で夫がいる場合なら
SS投下前にその旨明記して然るべき。

よって首挿げ替え、または検索避けしてる個人サイトからの無断転載と判断する。
147名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:03:04 ID:EbA8/5hq
俺も何となくそう思ったんだが、検索しても引っかからなかったので、とりあえず上のように書いた。

やっぱりか。つまらん奴だな。
148Prelude:2005/10/17(月) 19:42:07 ID:7D3slIDt
こんばんは。
今になって気付いた事があります。
ここが完全な『18禁SSスレ』だという事です。
HPを持たない自分が作品を投稿する場所を探していて、
友人に「FEのパロディだったらここに送れば?一般でも大丈夫じゃない?」
と言われ、つい、ここに投稿しました。
が、『官能小説』の方向については一切考えていなかった事。
そして、そういった文章表現の知識が限りなく薄いのでエロパロは無理そうです。
(先程、あるHPで知りました)FE聖戦&トラ7ナビという掲示板などに去った方がいいでしょうか?
私としては、迷惑を掛けたくないので、このスレッドの方向性に従います。
149パスカリ:2005/10/17(月) 20:41:19 ID:x09wLV27
150名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 20:47:37 ID:3H822qVq
>>148
●あなた自身が書いていて楽しい作品
●読んでみて楽しませてくれる作品

現時点ではこの二つを満たしていれば充分かと思います。
続き楽しみにしております。頑張って下さい。
151名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 20:53:04 ID:wFAvQ7Pw
したらばか2ch2あたりにないのか? SSスレ
152名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:06:12 ID:ThXpeMvz
ゲサロの聖戦萌えスレは?
153名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:09:09 ID:OIp47CG/
いや、パスカリだから。
154パスカリ:2005/10/17(月) 23:24:14 ID:x09wLV27
        ,=‐、        、,,,_             _,,,、      .,-=-,,
       l´ li           'ヽ= ̄'\____/ ̄ソ ̄ノ'        .|l、_i
.       lー‐' !          \,ヽ          ノ /          i   l
       l   |             ノ   GON    ヽ'           l   |
.      |   |            i , へ      へ i           |  │ ___ .__
      l    L_.          {  へ     へ .i|        _/ ̄ヽ   !r´   i´ 〉
    /⌒'|  / ̄ヽi ̄ヽ        |  ●  `- '  .● .|       /  ',   |  ,|Y    | /
  r‐'i   |  |    |   |.  .     | ミ  ̄      ̄ ミ|      |    |   !   `´   l |
  | !   '   !    !   l、     ヽ          /       .!    '            | !
  ! ,!               |       ヽ,        .ノ      |                 ' |
  | ヽ             |        |ヽ      /|      |               /
.  \                 |        /. ミ_._▼_..-'ミ'ヽ       .!              /
.    \          /       _/            ヽ、      ヽ           /
       \           |--‐‐ー=''´              `ーー‐--|         |
155名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 23:27:34 ID:ek46Ikuf
>>148

ここは確かにエロパロだけど、エロ無し、もしくはそう言った部分があまり多くない
作品も時折投下される場所だから、あまり考えすぎなくてもいいよ。
むしろ、途中まで読んで、続きを楽しみにしている人も少なからずいる訳だから、
ここは最後まで書き、投下するのが、書き手としての義務、ならび責任。
色々と書いている内に不安や葛藤も出てくるだろうけれども、それらも読んでもらった
人達からの良かったという賛美の返事や、こうして欲しかったなどの叱咤、次の作品も
期待していると言う激励の言葉を聞くと、不思議と嬉しくなるもの。
今回は、このまま最後まで書いて、新人職人としてのデビューを飾って、次からはちゃんと
その場所にあったSSを書くようにすればいいと思う。
自分も、>>150氏と同じく、続きを楽しみにしている一人ですので、頑張って書き上げて下さい。
最後に、同じ職人として、これだけは大事にして下さい。

自分の書いた作品に自信を持つ事!!
 
以上、偉そうな事を長々と書いて、すいません。自分もSS早く書き終えるよう頑張ります。
156Prelude:2005/10/17(月) 23:30:52 ID:7D3slIDt
質問です。
パスカリとは何でしょうか?
>>146が言うような、人のオリジナル(パロディ)作品を、
自分の作品の様に見せる事を言うのですか?
もしそうなら、『絶対に違う』とだけ言っておきます。
ネット上では証明は出来ませんが、人の作品をパクッてまで投稿するくらいなら
最初からしません。

不愉快だから、上にあるスレッドにこれから投稿するようにします!



―――までは言いません。
パクリと言われるのは悔しいですが、質問や意見を聞いたのは私からですので、
逆ギレするつもりはないです。
それに、もうここに投稿しちゃった事もあるんで続けたいと思います。
それでも、私の所為でスレの雰囲気などを悪くなる様であるならば、即刻に去ります。
私の不躾な相談に答えて頂いた、>>134,>>150-153の方々ありがとうございます。
あと、>>106さん。貴方の言っていた意味が今分かりました。ご忠告感謝です。
157パスカリ:2005/10/17(月) 23:34:22 ID:x09wLV27
                       ∧      ∧
                      / ヽ     ./ ヽ
                     /   `、   /  `、
            ∧      ∧      ̄ ̄    ヽ ∧       ∧
           / ヽ     ./ ヽ             / ヽ      / ヽ
          /   `、   /  `、-=・=-   -=・=- /   `、   /   `、
    .∧   /  ∧.   ̄ ̄   ヽ::  \__/ /       ̄ ̄   ∧ヽ     ∧
    / ヽ  l:::::::::../ ヽ        l:::   \/  l::::           / ヽ |    / ヽ
   /   `、|::::::::::/  `、  -=・=-  |        |:::  -=・=-     /  `、l   /   `、
 ./       ̄ ̄    ヽ _/   |        ..|::::::    \__./     ̄ ̄     ヽ
 l:::::::::            l /   ノ         ヽ:::::     \/l::            :::::::l
.|:::::::::::: -=・=-   -=・=- |                         |::: -=・=-   -=・=- :::::::::|
 |:::::::::::::   \__/   |                         ..|:   \__/   :::::::::.|
 ヽ:::::::::::::::   \/   ノ  Preludeさん….                ヽ    \/   ::::::::::ノ
                    今日はPreludeさんのお葬式だよ…
158名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 23:34:35 ID:OIp47CG/
>156
あ、ごめん。パスカリの文と間違えた。

※パスカリ=このスレにたまに出現するパク厨
159Prelude:2005/10/17(月) 23:36:15 ID:7D3slIDt
追加:
>>155さんも励ましありがとうございます。
少々、長文(更に、遅いタイピング)を打っていて、レスに気付きませんでした。
何においても、先輩に応援してもらえるってうれしいですね。
高校の部活時代が懐かしく感じられました。
がんばって作品を完成させます!!
160名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 01:02:24 ID:UH9WAKiZ
なんだか凄く良い雰囲気でROMっているだけでなごみました。
161名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 01:04:49 ID:MH7gHKDT
>159
半年ロムれ
162Prelude:2005/10/18(火) 02:18:15 ID:wDn0eEkH
ロムる(ROM?)ってなんですか?
ネット掲示板とかはあまりした事ないので、用語には乏しいんです。
だから、煽りか何かでもダメージ無しですよ。知識不足ですみません。

163名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 04:07:25 ID:EvaZ9v/W
うぜえ、いちいちレスすんな
口調も文体も透けて見える人格も何もかもキモイ
164名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 05:30:46 ID:yl73wr6U
なにこのスレ
パスカリと痛い職人かよ
165名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 06:45:32 ID:5yiTyA1s
馴れ合いたいなら別の所でやれ。
つーかこんなのが投下したら煽られる事くらい予想ついただろうに。
友人からもウザがられててハメられたのかね。ご愁傷様。
166134:2005/10/18(火) 07:35:34 ID:pmpgA4xb
あー。俺が余計なこと書いたせいで本物のパの字を呼んじまった。
アイラの職人さん、マジすまん。
俺みたいなノイズにはいちいち反応しなくていいから、創作頑張って下さい。
167名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 09:48:43 ID:eueTdBlI
というかPreludeとか言うのは投下するな。トリも今更つけても遅いだろうし。
どうしてもしたかったら、半年でも一年でも分かるまでROMってろ。
168名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 10:04:08 ID:eueTdBlI
つか
「SS投稿したいんだけど、どっかいい所ない?
「2chのエロパロ板でよくね?
って、かなり嘗められてるよw
169名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 11:26:15 ID:Ts2by7y4
パスカリが必死な件
170名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 11:38:58 ID:4IFj4m4C
これが今から成長期待のPreludeと
何年経とうが成長の期待できないパスカリとの埋められない差か…

エロパロ板初心者にすらスルーされるパスカリ哀れw
171名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 13:39:50 ID:Lo8MBqn1
Preludeはエロをいれるんだ!
そうすれば何の問題もない
172名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 14:06:37 ID:MH7gHKDT
オーイエス、そのとおりだ!
173パスカリ:2005/10/18(火) 19:15:36 ID:x8BnBGZa
ああ、確かにこのごろの俺はレベルが下がったな・・・
バレないように首を挿げ替えて、心優しい純粋で無垢なる住人が
GJしているところを見計らって
「はい、実はパクリでした〜♪」
っていう風にうまくやってたが・・・
174パスカリ:2005/10/18(火) 19:17:17 ID:x8BnBGZa
今度はバレないようにするから

ちなみに、俺の作品がパクリだとバラしているのは
俺が串をわざわざ変えての必死な自演だからな。
175名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 19:18:43 ID:Lo8MBqn1
>>173
何処かの公子のように、例え何にも代え難い断金の親友がいたとしても、
美しい三姉妹のうち一人でも会話することなく みすみす相手に娶らせるなどは


ってだれよ?全シリーズやってるがわからなかった
176Prelude:2005/10/18(火) 20:08:38 ID:wDn0eEkH
エバンス城の大広間を抜けた所に小さな庭がある。そこには、ひたすら剣の素振りをするシャナンと、一つの妥協も許さないと鋭い目付きで見張るアイラがいた。
シャナンには真剣はまだ危険だ。と、子供の稽古用木剣ではあったものの、シャナンの体からは滝のように汗が流れ出ている。
「……47………48…………49……………ご、……50!」
シャナンは剣を完全に振り終えると、まるでベッドに飛び込むように草むらに倒れこんだ。
「お、終わった……」
「寝るなっ!剣を持って立てっ!」
アイラに一喝されたシャナンは竦み上がり、「はいっ!」という声と同時に立ち上がる。
「シャナン!戦いの最中にそんな事出来ると思っているのか?」
「………」
「もし、戦場でそんな事をしてみろっ!次の瞬間には、お前もその辺りにいる屍の仲間入りだっ!」
「………はい」
「声が小さくて聞こえない!」
「は、はいッ!」
今の二人には、普段の姉弟の様な暖かい雰囲気など微塵も無く、アイラの厳しい指導に必死に受け答えるシャナン。
シャナンの目からは薄らと涙が滲み、それを必死にこらえようと下唇を咬む。
そして、堪えきったその強い眼差しでアイラを仰視する。
「………よし。今日は以上だ」
アイラはそれを確認し、終了の言葉を口にした。
シャナンは今度こそはと身近な木にもたれかかる。
「やっと……やっと五十回出来た〜!」
シャナンはくたくたになりながらも、その顔からは笑みがこぼれた。
アイラはシャナンが使っていた木剣を手に取る。
「子供の成長というのは……速いな……」
徐(おもむろ)に剣を振るアイラ。
普通の木剣なら五十回など基礎訓練、もしくはウォーミングアップ程度のレベルである。
ならな、何故シャナンがここまで疲労し、やりきった事への喜びを表しているかと言うと、シャナンが使っていた木剣はただの子供用の木剣ではない。
大人が使う訓練用木剣―――鉄の芯を入れており、これによって、細身の剣ほどの重さになる。
つまり、真剣と同様の稽古が出来るという事になるのだ。
177Prelude:2005/10/18(火) 20:09:55 ID:wDn0eEkH
「ねぇ、アイラ。僕、強くなったでしょ?」
「…あぁ、半年前に比べてかなり強くなった。私も驚く程の速さでな」
「本当!やったぁ!」
無邪気に喜ぶシャナンを見て、『やはり、兄上の子だな』と、やがてはイザークを背負って立つ者のとしての強さと成長に感心する。
普通の木剣での素振りなど、3ヶ月も前にこなせるようになっていた。
『もっと強くなりたい』
その一言に、鉄芯を埋め込んだ特注の木剣を使って稽古させるようになった。
最初の内は体重を乗せた素振りなど十回程度が限界だったが、3ヶ月振り続け、遂に五十回休みなく振れるようになった。
組み手稽古の取り入れも短くないなと、また、どこまでコイツは強くなるのかなと楽しみを覚える。
だが、自分も他人事では無い。
現在はシグルド公子の恩で平和に一日を過ごしているが、グランベルとは敵同士である以上、いつまでもここにいられるという保証は無く、
再び、この軍と剣を交える事だって否定できない。
また、明らかに違う髪の色が兵士達の噂や陰口を一日とて絶やさせる事は無い。
「そろそろ、本気でどうにかしなければいけないな…」
精鋭部隊を相手にシャナンを守りきれるだけの実力は欲しい。
シグルド公子やキュアン王子に試合を申し込んでみるか。
その案はすぐに却下される。
忙しい彼らには妻や子供の面倒もある。
増してや、本身で試合など許されるはずがない。
大体、そんな事頼み込んでみろ。兵士総出で色めき立つに違いない。
ならば、兵士全員組み手―――
それこそ愚かな行為だ。
噂でナーバスになっている兵士達を相手に、下手な刺激は反って逆効果だ。
結局、答えが見つからずに思考は止まる。
178名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 20:25:42 ID:CMC8NIu+
郷に入らば郷に従え。
エロなしは気にしないが書き上がってからまとめて投下してくれや。
179名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:01:05 ID:cfmWnbRO
ここからシャナン×アイラになるんですよ
180名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:15:35 ID:aNBIvuqT
Prelude氏GJ
気になさらずに書いて下さい。
続きを待ってる者もいますので。

181名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:48:27 ID:o8wlxFc2
>Prelude氏
自分も特にエロ無しは気にしないけど
できれば一気にまとめて投下か
キリのいいところまで書いてからのほうが
いいんじゃないかな。
そんなに過疎スレという訳でも無いし
他の人が投下しにくくなるから。
182名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:49:34 ID:A9er0ies
Prelude、とりあえず初心者板から見てくれ。
あんたの行動がそのまま釣りになっている。
183名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:11:17 ID:X6qKg4QR
作品楽しみにしてるけど、やっぱりまとめてほしいね。
続きまってますよー
184名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:26:33 ID:fI5qFqN0
エイリーク「困ったときはいつでも助けに来てくれる、兄上は私のスーパーマンです」
エフラム「困ったときはいつでもやらせてくれる、エイリークは俺のスーパーマンコだ」
185ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/19(水) 11:48:53 ID:7NZyOe5r
ダラハウさん

すっかりお天気もよくなったある日、ダラハウは子供たちを連れて、ピクニックにやってきました。
「さあ、着いたのよ〜」
「わあ、素敵・・・・・・♥」
そこは、辺り一面お花畑。鮮やかな野の花たちが、一斉に己の美を誇るように咲き乱れています。
「さあ、今日は、このお花畑で、のんびりするのね〜」
ダラハウがそう言うと、子供たちは皆バラバラになって、花輪を作ったり、お花を眺めたり、お花の上に寝転がったりして遊びはじめました。

おや?どこからか、争うような声が聞こえてきました。
「ミストちゃん、だめだよう〜!」
「ヨファ、返して!」
ヨファとミストが何やら喧嘩しています。そこにダラハウが割って入りました。
「あーこらこら、喧嘩はよくないのよ〜」
「だってえ、ヨファが・・・」
「僕が悪いんじゃないよ!ミストちゃんが・・・」
「二人ともダメなのよ〜。喧嘩はよくないのね〜」
そう言うと、ダラハウは二人の手を取って、お互いに握らせました。
「さあ、仲直りするのね〜」
ダラハウがそう促すと、二人はしぶしぶ握手をしました。
「おや〜、まだ本気で仲直りしてないのね〜」
ダラハウが二人を見ると、二人はまだぶすっとむくれています。
「仕方ないのね〜。それでは、ダラハウが、とっておきの仲直りの仕方を教えるのね〜」
そう言うとダラハウは、ヨファとミストの後頭部を押さえました。そして、その押さえた両手をぐいっと引き寄せると、ヨファとミストの唇はピタリとくっつきました。
「そうなのよ〜。こうすれば、今までよりもずっと仲良くなれるのよ〜」
二人は驚きのあまり、かっと目を見開いています。
「ダメなのよ〜。二人とも、目を閉じて、お互いの唇を味わうのよ〜」
やがて、ミストの唇から、甘く切ないため息がこぼれ始めました。
「んん・・・ああ・・・あんん・・・」
186ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/19(水) 11:49:29 ID:7NZyOe5r
「ダメなのよ〜。二人とも、もっと相手の唇を吸うのよ〜」
二人の口の中がもごもご動いています。そう、二人は今、お互いの唇を吸いあっているのです。
「本当に仲直りするなら、手よりも唇のほうが効果的なのよ〜」
そしてダラハウは、唇を吸いあっている二人の股間に手を伸ばしました。
「きゃあ!」
ミストが唇を離して思わず叫びました。しかしダラハウの手はミストの股間に食い込んでいます。
「よしよし、きちんと濡れているのね〜」
そしてヨファの股間も触って確認しました。
「ヨファも、ちゃんと固くなっているのね〜」
そしてダラハウは、ヨファの半ズボンから一物を引っ張り出し、ミストのパンツを手で引き裂きました。すごい力です。
「きゃあ!な、何するのダラハウさん!!!」
「やあ!やめてようダラハウさん!!!」
そしてミストの女陰を指で広げて、そこにヨファの一物を近づけました。
「それでは、このダラハウが、もっともっと仲良くなる方法を教えてあげるのね〜」
ヨファの一物の先っぽが、ミストの女陰にピタリとくっつきました。するとダラハウは、ヨファの腰を押さえ、一気に押し込みました。
「きゃああ!!!」
「はうあっ!!!」
あっという間に、ミストの女陰に、ヨファの一物が埋まってしまいました。
「い、痛いよう・・・・・・」
「ミ、ミストちゃん・・・僕・・・何だか・・・」
そしてダラハウはヨファの腰を片手で押さえて、ぐいぐい動かし始めました。さすがは大男。すごい力です。
「さあ、これで、二人とも、もっと仲良くなるのよ〜」

「ああっ!ヨ、ヨファ!痛いけど!き・・・気持ちいい・・・!!!」
「ああっ!ミストちゃん!僕、何か出そう・・・!!!」
ヨファが何か出そうと言うと、ダラハウはぎゅっとヨファの腰を強く押さえつけます。
「ヨファ、遠慮しないでおもいっきり出すのよ〜」
「ああっ!!!で、出る〜!!!」
「ああっ!あたしの中に・・・出てる〜!!!」
187ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/10/19(水) 11:50:26 ID:7NZyOe5r
出し終わった後も、二人はずっと抱きしめあったままでした。ミストの女陰からは、白く濁った粘液が溢れ出しています。
「ヨファ・・・大好き・・・♥」
「ミストちゃん・・・・・・♥」
そんな二人を見て、ダラハウは満足そうな笑みを浮かべました。
「よかったのね〜。これで、二人とも、今までよりもずっとずっと仲良しになったのよ〜」

おしまい
188名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 12:10:36 ID:fkc58eDU
ダミアン節が戻ってきたw
189名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 12:23:47 ID:X6qKg4QR
ほう、ダミアン復活
190Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 05:16:47 ID:1ds57RS0
…うぅ、おはようございます。
一応、起承転結の承まで書き上げました。
それでよろしければ、今日中に投下したいと思います。

>>178-183
自分の不用意な発言や小説の中途半端な単発投下で迷惑をかけました。
すみません。
今回のストーリーはアイラとノイッシュが中心(アイラ×ノイッシュではない)
で、交互にストーリーを追っているので長くなりそうなんです。
だから、書き上げてる最中に辛くなったり飽きてしまいそうなので、
途中のストーリを出した方がテンションを保てるんです。
ちゃんと完結させたら、どこかの掲示板に全部載せ直すつもりですので、
お許しください。
191名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 08:23:22 ID:FbMacHai
何か勘違いをしていないか?
192名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 08:53:23 ID:gNkujHYW
>Prelude氏
返事はいらないので、ちょっと読んでもらえるかな?

●注意その1
小説の投下直前に「今回はここから」
小説の投下直後に「今回はここまで」
それ以外に余計な口を利くと嫌われるよ。折角いい物書けるのに勿体無いよ。

●注意その2
君が近い内に投下すると宣言した以上、他の職人さんはそれまで投下を控えるよ。
他の職人さんだっているんだし、それを楽しみにしている人もいるんだから。

ちょっとずつ書いてちょっとずつ落とすという君のスタイルを通すのは構わないけれど、
その結果読んで貰う相手に嫌な思いをさせたらどうするつもり?
読んで欲しいからスレに投下するんだろ?だったら読んでくれる相手の事も考えないと。

推敲の合間に、↓のスレッドにも目を通しておいてもらえるかな?
SS書きの控え室 37号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129721397/

繰り返すけど返事はいらないよ。返事されたら迷惑だからね。
193名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 11:28:30 ID:1E47tQO6
わざとか? 天然を装った煽りなんか?
もう頼むから半年ロムれ。
ああ、ロムれってのは
『スレの雰囲気がわかるまで投下は控えろ』って言う意味な。
ちょっとスレを読み返せば
このスレでは
『完結して無い1スレ投下』『余分な自分語り』は
歓迎されて無いことくらいわかるだろ。

>ちゃんと完結させたら、どこかの掲示板に全部載せ直すつもり

このうえ、まだ他の所に迷惑掛ける気か。
そういうのは自力でサイトつくってそっちでやるかオフでしろ。

>192の言ってるスレも覗いてくれ。
自分も返事は要らん。


194名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 12:05:45 ID:UaMjcpdF
>>190
お前のような知的障害者には遠まわしに言っても
分からないようだからはっきり言ってやる。

もうこのスレに書き込むな!クソ文章の投下もいらん!

半年じゃなくて死ぬまでロムれ。
当然だが俺にも返事はいらない。むしろ絶対にするな!
195名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 17:22:54 ID:MA7i6K9g
知障とか使うとただの煽りにしか見えなくなるからやめろ。馬鹿

>>190は少し前から釣りにしか見えなくなってしまった、が
そうじゃないなら>>192-193を見て考えてくれ。
196192:2005/10/20(木) 17:49:22 ID:gNkujHYW
てか>>194はただの便乗煽りじゃん
俺まで遠まわしな嫌味呼ばわりされちゃ敵わんよorz
197名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 19:58:33 ID:zAvN4k+Z
17章見たい・・・・・・(´・ω・`)
198名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:00:50 ID:9OgCAKwJ
てか、なんでコイツこんな叩かれてるの?
自分語りぐらいスルーできんのか?
職人さんも、べつに投下中でもないかぎり普通に落すでしょ。

まあ、多少ウザイのはみとめるが(自分語り
それ以外は別に害も無いじゃねーか。
199名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 21:08:35 ID:cR6Zjqmp
>198
ちゃんと完結させたら他所の掲示板に全部載せ直すってのがハァ?なんでは
自分語りの中におかしいところがあるからみんな突っ込んでいるのでは
他所に全部載せ直すつもりであれば最初からそっちでやってくれよと思う
載せ直される掲示板の管理人も困るだろう
200Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:27:31 ID:1ds57RS0
今回はシャナンとの稽古を終えてからです。


「それじゃあ、アイラ。僕はディアドラに呼ばれているから先に行くね」
「ああ。気をつけろよ」
シャナンは了解の相槌を打つと、大広間に駆けていった。
「よう。早朝訓練に続いて稽古とは精が出るな」
シャナンと入れ替わりに大広間からやって来るのはレックス。
「……レックス公子か」
「レックス。でいいって言ったろ?」
「あぁ。そうだったな。――で、何か用か?」
「用が無きゃ話しかけちゃいけないのか?」
「……言っとくが、色情には興味は無いぞ」
つれない返事と同時に再び剣を振りだすアイラ。
レックスは彼女の素っ気ない態度に肩をすくめる。
「まったく。少しくらい愛想よくしても…」
「おい」
「…ん?」
何を思ったのか。突然、アイラはレックスの全身をまじまじと見つめる。
「おいおい、一体何だよ急に?」
「……ふむ」
レックスはその奇怪な行動に苦笑するしかない。
そして、アイラはニヤリと笑みを浮かべ、レックスの肩に手を乗せる。
「お前がいたんだったな」
「えっ?」
手を離したと思えば、自らが持つ剣をゆっくりと抜く。
その剣先はレックスに向けられた。
201Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:28:24 ID:1ds57RS0
「私と試合してくれないか。それも本身でな」
「はっ、冗談だろ?」
「…それは私が相手では不足という事か?」
レックスの嘲(あざけ)た態度に剣の握りが強まり、怒気を帯びた言葉が発せられる。
「違う。俺にとってそこに何の意味があるんだ?」
「強くなる為に―――」
「それは、お前(の事)だろう?俺にとっては何だ?」
「それは……」
自分の事ばかり考えていた彼女には、一度たりとも頭をよぎなかった言葉だ。
痛い部分を突かれてしまい、言葉が詰まって何も言えなくなる。
「どうして、そこまで強さに拘(こだわ)る。いや、執着する?」
「シャナンを守る為だ!」
「……本当にそれだけか?」
「何?」
懐疑の言葉を投げかけられ、アイラは動揺と不安に掻き立てられる。
「お前、試合をしている時の自分の顔を想像した事あるか?」
「……いや」
「教えてやろうか?まるで、狂戦士〈バーサーカー〉だぜ」
「それがどうしたというのだ?」
彼女の理解しようとしない、それとも出来ていないのか?
その開きなおる発言にレックスは頭を掻いて溜息をつくと、ゆっくりと口を開く。
「最初に訓練してた頃のお前は、確かに強かったが怖くはなかった。だが、今のお前は怖い。試合と言いながら、切り殺されるんじゃないかという程にな」
「私が……?しかし、訓練にはそれくらいの覚悟は―――」
「お前はシャナンを守る為の剣(つるぎ)だろう?人を殺すために訓練しているのか?」
「あっ……」
「常に殺気立った状態で顔を合わせて訓練していれば、兵士達だって近寄り難い。それに、最近のシャナンは稽古以外じゃお前といっしょにいたがらない様に俺は見える。
まっ、それがアイラの望む力なら文句は言えないけどな」
「私はそんなつもりは……」
アイラは愕然とした様(さま)で自分の両手へと目を落とす。
知らぬ間に自分がそんな風になっていたとは夢にも思っていなかった。
シャナンが私を避けている?
悲しみよりも信じられないという驚きで心が埋め尽くしていく。
そこに、数名の兵士が真っ直ぐに二人の下へ寄ってくる。
202Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:29:31 ID:1ds57RS0
まず、レックスに一礼。
そして、アイラに方向を向ける。
アイラはハッと我に返ると、平常心を装うように軽く咳を一回。
「アイラ殿。探しましたよ」
「……何か?」
「実は、少しばかり貴女に聞きたい事がありまして…」
優しい言葉ではあるがその声は低く、また、後ろに控えている兵士達も、穏かな顔をしている者など一人もいない。
「こんな所もなんなので、場所を変えて話しましょう」
代表者らしき兵士はレックスを一瞥(いちべつ)すると、居心地が悪そうな面持ちでアイラに促(うなが)す。
他の兵士達もアイラの四方を囲み、逃げられないように構える。
どうやら、最初から断れない状況だと彼女は気付く。
大人しく同行するしかないな。
そう思った時だった。
「俺がいては話せない内容なのか?」
呼び止めたのはレックス。
「これはシアルフィ公国の問題でございます。レックス公子には御関係の無い話でありますので…」
「今はシアルフィとか、ドズルとか関係無い筈だが?それに悪いが、今は俺が彼女と話していたんだ。横取りはよくないぜ」
「軍にとって大事な話なんです」
「だったら、尚更俺がいたっていいだろ?」
食い下がらないレックスに顔を見合わせる兵士達。
先程見せた訝しげな様子は、恐らく、こうなる事を予感していたのだろう。
「レックス。どうして……」
アイラの小さな呟きが本人に届いたのか、『気にするな』と顔を小さく横に振り笑顔を見せる。
「いい加減、本当の事を言ったらどうだ?彼女がイザーク家に関わりのある人間なのか。そして、話次第じゃシグルドに直訴するって事をなッ!」
レックスの言葉に兵士達は一斉に振り向く。
203Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:30:08 ID:1ds57RS0
「どうしてそれを!?」
「分からない方がどうかしてる。シグルドに直訴、もしくは意見するにしても確証がなければ無意味だからな。しかも、主君の意向に反対するんだ。
下手に間違えた発言をすれば打ち首、よくて軍の退団……。まぁ、シグルドはそこまではしないと思うが、それでもただでは済まないな」
「レックス公子。そこまでご理解していらっしゃるなら何故、何故平気でいられるのですか?目の前にいるのは我らの敵。増してや、王家の者ならば尚更―――」
「お前達!そこで何をやっている!」
突如としてそこに現れたのはノイッシュだった。
後ろからはアレクも共に付いて来る。
「ノ、ノイッシュ隊長!」
兵士達はノイッシュに向けて姿勢を取り、その合間にアイラは抜け出す。
「武器を構えて一体お前達は何をやっている!」
無言の兵士達に苛立つノイッシュ。
「ノイッシュ。何でもないから気にするな」
「しかし、公子……」
「いいから。俺達もここを離れる。反省会なら俺達がいなくなってからやってくれ」
「はっ!」
アレクとノイッシュはそれぞれ合図を送り、その場にいた兵士全員でレックスとアイラに一礼して見送る。
204Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:31:41 ID:1ds57RS0
「……さて、事情を聞こうか」
二人が見えなくなった所でノイッシュは聞き出す。アレクはその様子を横で見ているだけである。
しばらく黙っていた兵士達だったが、遂に一人が告白する。
「……隊長はこのままでいいのですか?」
「何?」
「我らはシグルド様を守る事が最優先事項ではありましたが、今は、キュアン王子にエスリン王女、レックス公子、アゼル公子、エーディン公女、ジャムカ王子と
問題のあってはいけない人物が山ほどいます。その中で、牙を向く可能性がある人物を前にして、ゆっくりと出来る日などありません!」
「そうですよ。しかも、相手はイザークの人間なんですよ?どうして、野放しにする必要がありますか?」
「それは…」
兵士達が言うのも正論だ。兵士としての責務を果たす者として間違った事は言っていない。
だがシグルド様は―――
そこに、一人の兵士が驚愕の一言をノイッシュに放つ。
「アイラという女剣士。ノイッシュ隊長が勝てぬ相手に我らがどうやって勝てましょうか?例え、勝てたとしても被害は甚大でしょう!」
その言葉に初めて気付く。
ノイッシュが悩んでいた強さや死の恐怖。
その気負いが部下達にまで伝わってしまっていた。
隊長である自分が自信を失って光を見つけられないままで、兵士達が付いて来れるわけが無い。
兵士達のモラルが乱れていたのは自分の責任だと、今になって思い知らされた。
「………話は分かった。もう、行っていいぞ」
「はっ!」
目の前を過ぎていく部下達を他所に、ノイッシュは今まで以上の自己嫌悪に駆られた。
アレクはただ何も言わず、ノイッシュが動き出すまで共にその場に残った。
205Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:32:27 ID:1ds57RS0
「………レックス、お前まで巻き込んで迷惑をかけた。すまない……」
「謝る必要はないさ。仲間を助けるのは当たり前の事だ」
レックスの話か、それとも、兵士達の話か。
いづれにしても、先程の内容が余程ショックだった様で、一人にしたら今にも倒れそうな勢いだ。
レックスは強く言い過ぎたかなと反省をすると共に、今まで見せた事の無かった弱さを見つけ、彼女への関心が高まっていた。
「……仲間、か……。私達は敵同士でも?」
「国は関係ない。お前はシグルドの客人として招かれたんだ。だったら胸を張れよ」
「だが、もうここにいられるような雰囲気では……」
「お前はイザークのアイラではなく、女剣士のアイラとしてここにいるんだろう?だったら、少なくとも俺はお前の味方だ。相談ぐらい乗ってやれるぜ」
「………」
「今のお前は不安定過ぎる。もう少し、周りの奴らに頼れよ。な?」
「……ありがとう。レックス」
そこで、レックスは初めて彼女が見せる安堵の笑顔を拝める事が出来た。
こんな風に笑えるんだ。と、レックスは一瞬見惚れてしまう。
「……レックス?」
「ん?あっ、いやっ、仏頂面のお前もそんな顔するんだなぁと思ってな。少し驚いた」
「なっ!わっ、私だって好きでそんな顔をしているわけでは無い!」
「はっはっはっ!冗談だよ、冗談」
「もし、次に同じ様な事を言ってみろ。ただじゃすまさんぞ!」
顔を真っ赤に染めて怒るアイラにしても、先程からの殺気を帯びてないなくなっていた。
これが、レックスという人物か。
一見ふざけている様に見えて、相手の本音を曝け出させるその人柄は、シグルドとはまた違った形で人を惹きつける力が彼にはあった。
アイラはエスリンやディアドラ以外で、初めて仲間という認識が出来る人物に出会えた気がした。
「そういえば、明日くらいに新しい武器が入荷するって話を聞いた。気分転換――という訳じゃないが、行って見たらどうだ?」
「……そうだな、行ってみよう」
レックスに礼を言い、二人はそれぞれ自分の部屋へと別れた。
206Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/20(木) 21:33:26 ID:1ds57RS0
今回はここまでです。
207名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:04:56 ID:B2rUegIn
四月朔日の方がまだうまく書くかも
208名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:53:15 ID:vxCfrwcH
もはやこれは長文荒らしと同類なのでは
209名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:03:01 ID:4Ddi0CR/
乙。
でもとりあえず一旦引っ込んでおいたほうがいいんでないかい?
ほとぼりが冷めて、あなたも空気を読めるようになった頃に一斉投下するとかさ。
今の状態で書き込んでも叩かれるだけかと。
210名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:46:23 ID:1kRDcO3T
>>Prelude ◆MaDVEa.WG6 へ
上手いし面白いんだけど、次に投入してくるときは
全部書き終わってからにしてくれ。

ただでさえエロ抜きなんだから、他のルールくらいは守って下さい
211名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:50:36 ID:vxCfrwcH
ありゃageてしまった…
スマン
212名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:50:45 ID:IkviIn7V
ここからアイラがうっかり死んでラブラブ死姦になるんですよ
213名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:19:49 ID:bC4Ngnwz
エロ抜きは長文荒らしと同等の大罪。
214名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:21:22 ID:bC4Ngnwz
実はPrelude=パスカリだったりしてな。

必死にID変えたりとかして
215名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:24:36 ID:FbeefUUp
まぁ、萌えもネタもエロも入ってないような長編SSはお呼びじゃないな。自サイト作ってくださいね、と。
216小ネタ:2005/10/21(金) 00:55:06 ID:hRgX/qXW
殺伐とした流れはイヤなので、気分転換に即興の小ネタ投下

バアトル「わしが猛進の斧使い、バアトルだ」
フィル  「剣士のフィルです。よろしくお願いします」

♪おとうさんスイッチ (おじいちゃんも可!) 行きますよ〜

フィル  「おとうさんスイッチ、『あ』――」
『あたまにくる』
バアトル「ぬおおおおっ、ノア貴様よくもわしの可愛いフィルをおおおぉぉっ!!!」

フィル  「おとうさんスイッチ、『い』――」
『いかりくるう』
バアトル「ぬおおおおっ、よくもわしの可愛いフィルを傷物にいいいぃぃっ!!!」
フィル  「(……ポッ)」

フィル  「おとうさんスイッチ、『う』――」
『うるさくさわぐ』
バアトル「フィルよおおおぉぉっ!!!元気にしとるかあああぁぁっ!!!」
フィル  「ち、父上!人前ですしもう少し静かに…」

フィル  「おとうさんスイッチ、『え』――」
『えてかって』
バアトル「おう飛竜の若者よ、よかったら是非フィルの婿にならんか?」
フィル  「もう父上!私の知らない所で勝手に話を進めないで下さい!」

フィル  「おとうさんスイッチ、『お』――」
『おこられる』
バアトル「すんすん……フィルに……娘に嫌われた……」
フィル  「……」

フィル  「たいへんよくできました♥」

♪おとうさんスイッチの つくり方〜

♪バアトルの レベルを5つ上げまして
♪カアラを仲間に 入れたなら
♪ギシギシアンアン 仲良くさせて
♪おとうさんスイッチの 出来あがり♥

そして、十数年の時は流れ――

ノア   「……その結果がこれですか?」
バアトル「フィルよおおおぉぉっ!!!」
フィル  「……」
217名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:58:12 ID:hRgX/qXW
おしまい。正直スマンカッタ…
218名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:01:08 ID:SLHkMnLe
馬鹿め。おとうさんスイッチなんぞ、ここを見ているヤシの
何割が分かると思ってるんだ。








自分は平日休みの事もあるから、時々見てる。発想GJ!
219名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 05:51:20 ID:Pka9h48l
おとうさんスイッチ、わかんないお ショボーン

アイラ×レックス(?)の方へ。
これからエロは出てきますか?最低でも萌えネタはありますか?
この板はそういう板なんです。みなさんがおっしゃってますが。

今、無料でサイトを作れるレンタルサーバーはいくらでもありますよ。
ここに細切れ投下をして、あとで他の掲示板に転載なんて止めましょう。
ご自分のサイトを作って、そこで心ゆくまで連載をした方が、あなたと
この板の住人みんなにとっていいことだと思いますよ。
220名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 06:00:43 ID:4Ml0Ewpi
社会人になってしまったのでおとうさんスイッチ(´・ω・)ミレナス
それはともかくオモロカッタヨーwww
221名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 13:05:08 ID:QuVDYXVh
つーかだな
ttp://bbs.2ch2.net//emblem/
とか、エロなしSSなら
ttp://jbbs.livedoor.jp/game/3277/
とかにスレ立てて好きなだけ書け
222名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 17:07:31 ID:aw5u5tQN
何にせよ細切れSSは保管庫管理人の負担になるよ。最近全然見ないけど

>>216
一歩進んで前ならえ のあれかw
223名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 17:24:25 ID:G+sYpAQL
ここでおとうさんスイッチを見れるとは。グッジョブ。笑う
224名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:30:40 ID:H7TnmKfF
225216:2005/10/21(金) 22:50:27 ID:hRgX/qXW
げっ、被ってた?!スマンちょっくら吊ってくるわ…
226名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:12:01 ID:VGbLa3YD
知っててやってたんじゃないのか。ま、気にすんな。ネタが被るのはよくある。生きる
227名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:51:50 ID:TuAnZh3U
保管庫更新されてないしね。
228名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 01:14:46 ID:7Oaxn0lU
まあ他スレのことなんだし、気にしない!
229名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 01:56:56 ID:6dftDh15
>>216
えてかってだけが全く判らない負け犬がここに一名…
230名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 03:18:09 ID:DYa99Jid
>>229
ここにも一名…
231名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 03:34:36 ID:RsmxsPn5
ダミアン節は他スレでも全開なのかw GJ
作品保管庫HPとかあったら見たいな。
ないならどこで活動してるかだけでもいいです
232名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 01:39:15 ID:fg8TQAOA
アイラ×ノイッシュマダー?
233Prelude ◆MaDVEa.WG6 :2005/10/23(日) 03:28:49 ID:h+glcDl9
内容がスレの方向性に背き、他の方へ多大な迷惑をかけましたので、
ここへの投下を控えさせてもらう事にしました。
大変お邪魔しました。
とりあえず、こちらへはロムに徹します。
234名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 19:18:39 ID:SQ4h/JXU
3日目攻城2の神様はまだかなあ。
2353日目あさ 1/3:2005/10/23(日) 21:48:37 ID:rjUDf7yV
 「……という訳で、実際に戦闘になる可能性は低いです。あくまでも『聖女の塔』からクーデター派主要人物
が逃走することを防ぐことが第一ですから。ただしロイ達が苦戦しているようなら、塔内に突入することもある
かもしれません。念のため、戦闘準備は怠らないように」
 「はーい」
 「…………はい」
 セシリアの説明に、シャニーとスーは同時にうなずいた。セシリアは、やはりロイの戦力だけでは不足ではな
いかと懸念し、機動力のある彼女たちを予備戦力として塔の外に待機させようと彼女達を招集したのだった。
 「では、準備にかかって。城門前で落ち合いましょう」
 作戦指揮所を兼ねる小部屋から二人の少女が出て行くと同時に、リリーナが息せき切って駆け込んできた。
 「あ、あの……っ!」
 「あらリリーナ、おはよう。どうしたの?血相変えて」
 セシリア椅子から浮かしかけた腰を下ろして、リリーナに椅子を勧めた。ただならぬ雰囲気に、知将の目が警
戒に細められる。リリーナは呼吸を整えてながら口を開いた。
 「聞きました!私もロイを助けに……」
 「別にロイのピンチって訳じゃないわ。それに馬に乗れない貴女が今から出撃しても、塔に着くまでに決着が
ついてるわよ?」
 セシリアは警戒を解いた。一途にロイを慕うとは何と可愛げのある教え子だろう。
 「それより、この雨の中戦って帰ってくるロイのために何かしてあげなさい」
 「はい……そうします。でも……ウェンディが……」
 「何?」セシリアは再びリリーナに注意を向けた。ウェンディとは彼女の部下で、今『聖女の塔』攻略に参加
している重騎士だったはずだが……
 「最近、オスティア騎士団の様子が変なんです……ぎこちないって言うのか……特にウェンディが、私を避け
てるような気がして……一度、彼女ときちんと話そうと思っていたのに……」
2363日目あさ 2/3:2005/10/23(日) 21:49:16 ID:rjUDf7yV
 「うーん、彼女がそんな態度取るなんてね……何か心当たりは無いの?」
 リリーナは悲しげに首を振った。長く青い髪がゆらゆら揺れる。
 「ウェンディ……ついこの間は、あんなに喜んでくれてたのに……」
 「?どんなこと?話してみて」

 先日のアクレイア解放の祝宴のあと、オスティア騎士団とリリーナは別室でささやかな「二次会」を開いてい
た。王都解放戦では、ボールスとリリーナの兄妹が狭い通路を封鎖して敵の主力を食い止める活躍を見せ、ロイ
やセシリアから大いに賞賛されたため、そのお祝いも兼ねている。
 「ボールスはまさに不動の門って感じだった、ってセシリアさんがほめていました。本当にありがとう」
 リリーナの言葉に、ボールスは丁寧に一礼した。
 「光栄に存じます。我々重騎士にとって『不動の門』とは……最高の栄誉です」
 「リリーナもよくあれだけの数の敵を食い止めてくれたって、ロイが感心してました。私からも、改めてお礼
を言います。本当に素晴らしい活躍でした」
 「そ、そんな……私は、騎士としての勤めを果たしたまでです……」
 主人の笑顔と賞賛に、ウェンディは顔を赤くしてうつむく。その背を、兄ボールスがどんと叩いた。
 「お前が騎士になると聞いた時は不安で仕方なかったが……もうすっかり一人前だな」
 「そんな、兄上……私、まだ未熟で……」
 戦場での働きぶりとは対照的に、ただ顔を赤くして賞賛の大きさに戸惑うウェンディに、リリーナは微笑みか
けた。「ボールスが『不動の門』なら、ウェンディは……その閂かしら?」
 「いいですね!でも『閂』ってだけじゃ、何か用心棒の用心棒って感じで無骨ですね」
 オージェが脇から口を挟む。確かに、年頃の少女の二つ名としては不向きかもしれないとリリーナは思い、別
な表現を探した。と、オージェがぽんと手を打って叫んだ。
2373日目あさ 3/3:2005/10/23(日) 21:49:49 ID:rjUDf7yV
 「あ、でも確か『閂』って、大陸の南の方の言葉で……何かいかした言い方があったような気がしましたよ!
何でしたっけ、ええと……なんとかチオって言うんですよね、何でしたっけ?」
 「ピスタチオ?」
 「ボールスさん、それは酒のつまみです。ええと……なにチオだっけ……チオ……カテ……」
 二人の会話を聞いていたリリーナは、自分の記憶を総動員して何とか思い出そうとした。確かそういう語感の
単語を、昔幼い頃父と母の会話から聞いた事がある……
 「そう!思い出した!『フェラチオ』じゃなかった!?」
 清楚な乙女の口をついて出た突然の叫びに、ボールスとオージェは文字通り凍りついた。が、ウェンディは嬉
しそうにリリーナの笑顔に応える。
 「はい、私もそんな言葉を聞いたことがあります……光栄です、リリーナ様!」
 「じゃあウェンディは今日から『オスティアのフェラチオ』ね!うん、いい感じ!」
 男性陣の顔から血の気が引いていく一方、リリーナとウェンディは新たな呼称に満足し合っている。
 「でもちょっと長いかな……そうだ、じゃあちょっと略して『オスティアのフェラ姫』っていうのは、どう?」
 「そんな……姫だなんて……」
 「ウェンディも女の子なんだから、お似合いよ!これからもよろしく、『フェラ姫』!」
 満更でもなさそうなウェンディの手を取って、リリーナは無邪気な笑顔を浮かべた……

 「…………で、昨日からウェンディの様子が変わった、ということね……」
 セシリアは不安げな表情のリリーナの肩をぽんぽんと叩いた。おそらくウェンディは、見かねた誰かから本当
の意味を教えられたにちがいない。その意味を知った時の生真面目な女騎士の表情を想像して、セシリアは吹き
出しそうになるのを必死にこらえた。
 「これは私の推測だけど……新しい呼称の意味に問題があったんじゃないかしら?私もよく知らないけど……
そう、ロイなら知ってるんじゃないかしら?」
 リリーナは、はっと救われたように顔を上げた。「そうですね!私、ロイが帰ってきたら相談してみます!」
 「ええ。頑張って……ちゃんと聞くのよ、『フェラチオって何?私に教えて』って。二人きりの時に、ね」
 そう言ってもう一度リリーナの肩を叩くセシリアの顔には、妖しい笑みが浮かんでいた。
238名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 21:51:29 ID:rjUDf7yV
>>234
申し訳ありません、もう少し時間がかかります。とりあえず今回は↑でご容赦願います……
239名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 21:59:58 ID:59zK+Vy0
ワロタw
続き楽しみにしてます。
240名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:20:04 ID:o9Gu6+6e
>ボールスとリリーナの兄妹
ちょwww
241名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:22:36 ID:rjUDf7yV
>>240
また誤字です……orz
ご指摘ありがとうございました。「ボールスとウェンディの兄妹」にお詫びして訂正させて頂きます……
242名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:39:57 ID:pvY3yNGG
GJ!続き待ってます!
243名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:55:28 ID:B+J7pqoq
ワロス
毎度乙です
次はウェンディとリリーナの二元同時中継……じゃなくてエレンさんワクテカ
244名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 18:12:37 ID:LFdEkWCM
> 「リリーナもよくあれだけの数の敵を〜
ってところもリリーナ→ウェンディってことでいいのかな?
245名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 18:37:16 ID:hUJ+zecj
>>244
はい、そこも訂正箇所です。ここを書いていた時、ロイ×リリーナの内容ばかり頭にあったもので……
246名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 19:28:17 ID:JWMdjatK
>HPを持たない自分が作品を投稿する場所を探していて、

↑無理にルールはずれになる場所で、なおかつ自分のペースで
長文投稿して荒れるくらいならHP持てばいいんではないかと
マジで思う。
247名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:49:25 ID:xG1EXirT
ようするに作品を発表して馴れ合いはしたいけど
それにともなう責任は持ちたくないってこと。
2ちゃんは絵師も似たようなの多いね。
248名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 03:11:40 ID:kV/TlvsP
死者に鞭打つのはやめようよ。
249名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 17:32:22 ID:NoZcQe+D
まぁ本人が何がいけなかったのかやっと判ったんだし。
いいじゃん

超マイナーかも知れんが紋章二部の三馬鹿新兵で一つ希望
250名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 20:53:57 ID:4uVpUTg0
セシルはカインをどう呼ぶんだろうか。

カイン将軍
カイン隊長 
カインさん
カイン先輩
カイン

どれがしっくりくる?
251名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:45:57 ID:GJv4jPuD
隊長かさんづけかな
プレイヤーとしてはソシアルナイトLV.1時代を知ってるから
将軍なんて言われたら何だか笑ってしまう
252名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:58:09 ID:4uVpUTg0
>>251
ではカイン先輩で。
253名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 22:22:49 ID:khtSWD5t
カインたいちょ〜に違いない。
254名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 23:42:03 ID:7BY2AiGn
俺的には、カイン先輩だと、萌え〜でつw

「先輩、好きです♥」なんて言われた日にゃ・・・・・・ハァハァ
255名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 23:47:10 ID:a7rSZbrl
個人的にはさんづけ。
けれど先輩も捨てがたいな。何かあの騎士団学園っぽい雰囲気が似合いそう。
256名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:57:38 ID:n5BA5ZyA
セシル「猛牛(笑)」
257外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/10/26(水) 00:59:57 ID:HWroiMlE
紋章カイン×セシルを投下します。
体育会系の先輩×後輩って感じ? 全然違うかも。
258紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:02:08 ID:HWroiMlE
「カイン先輩」
 突然そう呼ばれ、カインはビビクと身体が心から震えた。
「え、ええと」
 そして震える唇で、目の前の少女を見下ろす。
「俺の事?」
「はい。そうですよ」
 その少女−短いピンクの髪に鉢巻を巻いた見習い騎士セシルは、ニコッと微笑んで見せた。
 先輩と呼ばれたカインは、ぷるぷると肩を震わせ、
「すまないが、もう一度、言ってくれるか」
「カイン先輩♥」
 ぼそっとセシルが呟くと、カインはじーんと感動で打ち震えたものだ。
 体育会系は「先輩」と呼ばれるのが好き。まして年下の可愛い女の子から言われたら、感動も一際高まる。

 ドルーア帝国が倒れ、暗黒戦争が終結し。圧政下に置かれていた国々も、復興への道を歩む。
 ここアリティア王国でも、救国の英雄マルス王子の下、着々と復興が進んでいた。

 マルス王子と共に大戦を勝ち抜いたカインに任されたのは、騎士団の復興。
 二度と祖国を侵略されない為に、精強な騎士団を編成する必要があった。
 そうして結成された新生アリティア騎士団への志願者に、セシルがいた。
 ロディ、ルークらと共に志願した彼女は、騎士団にしては珍しい女性なのでよく目立つ。
 とはいえ、女の子らしい外見とは裏腹に男勝りの女丈夫であった。
お洒落よりも乗馬が好みといった具合である。

 そして騎士団入団の今日。セシルは、遠い憧れの存在だったアリティア騎士団の一員、カインに思い切って声をかけていた。

「あ、申し送れました。
 私、今日から騎士団に入団したセシルです」
 ぺこっと頭を下げるセシルに、カインもぺこっと頭を下げる。
「ああ、どうも。志願者の子か」
「はい!」
 元気よく返事して、セシルはキラキラ輝く瞳でカインを見上げる。
「私、カイン先輩みたいな立派な騎士に憧れて、志願しました」
 キラキラと輝く瞳に、カインの方がたじろいでしまう。
純粋な憧れは、時にはには眩しすぎる。まして、直接向けられては。
「俺の事を?」
 どうして知った? とカインが聞く前に、セシルがまくし立てる。
「もちろん知ってます! アリティアの猛牛カイン。
先の大戦では、マルス王子の右腕として、大活躍でしたよね!」
「あ、ああ。まあ」
 照れくさそうの、カインは頬をかく。
 マルス王子と共に戦い、祖国を解放し、遂にはドルーア帝国を打倒。
自分のやってきた事に誇りは感じているが、真正面から言われると、どうにも照れくさい。
「それで、それで。アリティアの黒豹アベル先輩とは、良きライバルで親友なんですよね」
「ああ、まあな」
 よく知ってるな、とカインは素直に感心する。ひょっとして、騎士団の追っかけかもしれない。
 とセシルは、アリティア城内を、キョロキョロと観察して。
「それで、アベル先輩はどこですか?」
259紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:03:41 ID:HWroiMlE
「あいつなら、やめた」
「へ?」
「騎士団やめて、城下で武器屋始めたんだ。あとで案内してやるから」
「え〜」
 露骨に残念そうに、セシルは肩を落とす。
「まあ、あいつは昔っから、武器屋をやるのが夢みたいだったから」
「へー」
 と、気を取り直したように、セシルは右手を差し出す。
「ん?」
「あ、あの。握手してもらえますか?」
 これから同じ騎士団で働くのに何を他人行儀な、と思わないでもないが、
カインはすぐに右手を差し出して、固く握る。
「これからよろしくな。セシル」
「は、はい!」
 カインの暖かくて、大きな手。その手と握手して、セシルはポーとほっぺが赤く染まる。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします!」
 それから、もう耐えられないというように、踵を返して駆けて行く。
「ロディ! ルーク! カイン先輩に握手してもらったー!
 きゃあああ〜〜〜〜〜〜〜〜」
 舞い上がるように、親友二人に飛びつくセシル。
 ロディもルークも、やれやれと方をすくめる。

 そんなこんなで、騎士団に志願して入団したセシル、ロディ、ルークの三名は、厳しい訓練の日々が始まる。

「はっ!」
 今日は乗馬訓練。軽やかに馬を乗りこなし、先頭を行くのはセシル。
「ほう。早いな」
 後ろから見ていた続くカインが、素直に感心する。
 女性ゆえに非力な面はあるが、それを補う技とスピードがセシルにはあった。
かつてのアベルに近いタイプだろうか。
 赤い猛牛カインが力で押し、黒豹アベルがスピードで攻める。
 あの頃のコンビネーションをぐと懐かしむ。

「おーいセシル。今日はこのぐらいで切り上げるぞ」
「はーい」
 まだ名残惜しそうに、セシルは馬の踵を返す。
 城に戻った頃には、セシル以外の見習いの男たちは、ぺたーとへたれこんでいた。
「もう。ロディもルークも情けない!」
 同じくダラーと座り込む親友二人を、セシルが一喝する。
「だってなー。疲れるもんは疲れるし」
 元来の気まま遊び人のルークがぼやき、ロディは無言でやり過ごす。
「まったくもう。カイン先輩とは大違いなんだから」
 そりゃ年上と比べたら、同じ年の男は子供っぽく見える。
「おーい。セシル」
 と、そこへカインの声。
「はーい」
 それまでの厳しい顔とは一転して、愛嬌のある笑顔で、セシルは振り向く。
 変わり身の早さに、ロディもルークも女の怖さを見る思いがした。
「アベルの武器屋に行きたがってただろ。連れてってやるよ」
「はいはいはーい。行きます行きます」
 キャーと全身で飛び跳ねるように喜びを表現して、セシルはカインにくっつくように同行していった。
 そんなカインとセシルを、ロディもルークも無言で見送る。
260紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:04:37 ID:HWroiMlE
 つかつかと、黙々とアリティア城下を進むカイン。
その背中にぴったり張り付きながら、セシルは内心、かなりドギマギしていた。

(カ、カイン先輩と一緒に歩いてる、キャー)

 勝手に内心盛り上がって、一人で浮かれるセシル。じっくり観察していたら、
彼女の表情がコロコロ変わっていたのが分かっただろう。

 と、不意にカインが立ち止まり、背中に鼻をぶつける。
「きゃっ」
「ここだ」
 そこは、本当に小さな武器屋で。セシルはちょっと意外だった。
「ここが?」
「ああ。アベルが開いた武器屋だ」

 時刻はもう夕方。小さな窓からは、明かりがぽつんと漏れ出している。
「わー。アベル先輩かー。どんな人だろう」
 またも勝手にドキドキするセシル。
 カインはそんな乙女心を知ってかどうか、無造作に扉を開けようとして、
「むっ」
 ピタッと止まる。
「どうしたんですか?」
 訊ねるセシルに、カインは口に指を当て「しー」と合図して、窓から中を覗き込む。
 セシルも同じように、窓を覗き込んで「あっ」と叫びそうになる口を抑えた。

 小さな武器屋の中で。
 男の人と、短いピンクの髪の少女が、楽しそうに談笑している。
 男に人はアベルだと、すぐ分かった。
 アベルが何か言うと、相手の女性がふむふむと頷く。
 何気ない動作の一つ一つに、相手への愛情が感じられた。

「今日はお邪魔みたいだな。後にしよう」
「……そうですね」
 このまま見たい気持ちもあるが、セシルはすごすごと窓から離れた。

 城下町から戻る途中、それまで無言だったセシルが不意に呟く。
「あ、あの」
「ん?」
「さっきのって、アベル先輩と」
「エストだ」
 事も無げにカインは教えてやる。
「あ、知ってます。マケドニア白騎士団でも有名な、ペガサス三姉妹の三女ですよね」
「よく知ってるな」
 へへ、と笑うセシル。少し寂しげに。
「あ、じゃあアベル先輩とエストさんって」
「まあな」
 カインの肯定にセシルはキャーと赤くなる。
 異国の騎士が戦場で出会って、恋に落ちる。
 垣間見た戦場ロマンスに、胸がうっとりと熱く感じるのを覚えた。

 そこでセシルは気付いた。
 アベル先輩には……エストさん。
 じゃあカイン先輩には?
 ふと気になる。気になってしょうがない。
261紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:05:33 ID:HWroiMlE
「あ、あの」
「ん?」
「そ、その……」
 カイン先輩に、その、そういう人はいるのかどうか。聞こうか聞くまいか、考えて、悩んで。

 気付いたときには、ベッドで寝ていた。

「はっ!?」
と目覚めれば朝。そして昨日のことを思い出す。
 結局、何も聞けず、宿舎に着いて、そのまま別れて、部屋で寝たんだ。

「は〜〜〜〜〜〜〜」

 深い、深いため息。
 乗馬や槍や剣。騎士の訓練なら、思いっきりやれるのに。
 どうして、それ以外の、女の子らしい事が出来ないのか。
 ふと頭を叩きたくなって、叩いた。

 ごつん

「痛いじゃないか」
 当たり前の事を言ってみる。
 それからは、いつもの朝。
 井戸水で顔を洗って、鎧を身に着けて、鉢巻を巻いてキリッと気を引き締める。
 さらにパンと顔を叩いて己を叱咤する。

 私は女騎士。強く凛々しく、そして美しく。

 自らに言い聞かせ、キリッと引き締まった女騎士の顔で、今日も騎士団に出頭。

「おはようございます」

 出会う人全てにキビキビと挨拶。凛々しく、背筋を伸ばして。歩幅は小さく。笑顔は絶やさず。
「おはよう、ロディ。ルーク」
 仲良しのロディとルークにもにこやかに。
 そしてカイン先輩にも。

「カインせんぱ〜い。おじゃよ〜ございま〜す」
 それまでの凛々しさが嘘のような、間の抜けた女の子声。
「やあ。おはよう」
 カインはセシルの変化にも気付かず、さっと返事して駆け抜ける。まさに赤い風のように。
 いつでもまっすぐ一直線。それが赤い猛牛。止める者はいない。以前はアベルという抑え役がいたが。

 そして今日も訓練の日々。
 老騎士ジェイガンとカインの指導の下、アリティア騎士団も徐々に整っていく。
 そんなある日。
 その日は見習いだけで馬上試合が行われる事になった。
 見習いの騎士がどこまで上達したか、確認する為でもある。
 もちろん試合だから、先端を丸めた木製の槍が使用される。
262紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:06:25 ID:HWroiMlE
 その馬上試合で、目覚しい成果を見せたのは、唯一女性のセシルだった。
 力で勝る男を技とスピードで翻弄し、次々に勝ちあがっていく。
 ロディもルークもあっさりと降し、遂には優勝してしまった。
「お見事」
見ていたマルスも、惜しみない拍手を送る。
 憧れのマルス王子に褒められて、セシルは舞い上がっていた。
「あ、あの」
 だからつい、カインにこう言った。
「カイン先輩。私と勝負してください」
「いいよ」
 あっさりと承諾するカイン。
 そして勝負もあっさりと着いた。

 セシルの突きを真正面から受け止め、逆にカインの槍の一突きでセシルは吹っ飛ばされる。

「きゃ〜〜〜〜〜」

 空中で目を回し、バタッと地面に頭から落下するセシル。
「セシル!」
 カインの悲痛な叫びが、薄れゆく意識に聞こえ……。

「はっ!?」
 と気付いたら、ベッドで寝かされていた。
「気がついたか?」
 声に見上げれば、カイン先輩の声。
「わっ」
 思わず素っ頓狂な声を上げてしまい、顔を伏せてしまう。
「見ないでくださ〜い」
「あ、ああ。失礼」
 女性の寝顔を覗き込むのは失礼と気付いたか、カインはそそくさとベッドから離れる。

「あ、待ってください」
「な、何?」
「ありがとうございます……」
「え?」
「私に、全力でぶつかってくれて」
「いや、力を入れすぎた。すまん」
「いいえ。嬉しかったです。カイン先輩が、私に本気を出してくれたんだって」
「そうか」
 照れくさそうに、カインは頬をかく。
「また……私を鍛えてください」
「ああ。もちろん」
 カインはようやく、いつもの熱い瞳に戻って、セシルをじっと見る。
「また。びしばし鍛えてやるからな」
「は、はい!」
 熱い瞳に射抜かれ、セシルはじんと胸が熱くなった。
 ただ真っ直ぐな騎士の瞳。
 いつか、あの瞳を自分も持てるだろうか。

「それにしても、カイン先輩はやっぱり強いです」
「ああ。腰が強いからな」
「腰、ですか」
「そう。腰だ。乗馬も槍も、基本は腰だからな」
「じゃ、じゃあ。私も、腰を強くしてください」
263紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:07:21 ID:HWroiMlE
 その日の夜。
「本当にいいのか?」
「はい。構いません」
 セシルの部屋。
 男子禁制の女騎士にカインはいた。セシルの腰を強くする為に。
「そ。それでカイン先輩。どうすれば、腰を強くなれるんですか?」
「ああ。まずはパンツうぃ脱いで」
「はい」
 言われるがまま、スカートの中のパンツを脱ぐセシル。騎士の世界では先輩の言葉は絶対。
「ベッドの上で四つん這いに」
「はい」
 パンツを脱いで四つん這い。当然、あそこは丸見えで。

「うお!!!」

 つい視線が、セシルのお尻に集中する。
 あんまり毛の生えていない、まっすぐなたて筋。一目で生娘と分かる。

「セ、セシル。今まで、こういう事は?」
「あ、ありません!」
 下に向けた顔を真っ赤にしてセシルは叫ぶ。
「そういうカイン先輩はどうなんです?」
「ない」
 きっぱりはっきり、カインは応える。何故か、セシルはホッとした。
「じゃあ。初めて同士ですね」
「そうだな」

 言いつつ、カインはズボンとパンツを脱いで、己の下半身を晒す。
 すでにその男根は、ビンビンにそそり立っていた。
「いいかセシル。これは訓練だからな」
「は、はい」
 四つん這いになったセシルの背中から覆い被さり、カインは腕を服に忍ばせて、乳房に手を回す。
「やあっ!?」
 背中いっぱいにカインを感じ、小さな胸を掴まれ、セシルはギュッと身を固くした。
「セ、セシル」
 カインの荒い鼻息がはっきりと、髪の毛に吹き付けられる。
 セシルの固く小さな膨らみかけの蕾のような乳房。それをカインは力任せに揉む。いや掴む。
「ひいっ! いた…いたああっい!」
 セシルの悲鳴になど構わず、カインはただ力任せに小さな乳房を握りしめ、そのまま下半身を合わせた。

「ひぎいいいいいいっっっっ!!!!」

 ろくに愛撫もしないまま、いきなり、男根が乾いたままの女陰に突き刺さる。

「ぎゃああっ!!! あがががっががぅぅぅぅ」

 お尻が引き裂かれ、セシルは痛みに身を引き絞る。
「ハァ、ハァ。セシル。いれるぞ」
 だがカインは目を真っ赤に血走らせ、ただ腰を進ませる。

 不器用にも程がある。
264紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:08:12 ID:HWroiMlE
 セシルのまだ濡れてもいない、初めての秘所。
 そこに無理矢理、肉の棒が突き刺さり、肉の壁を引き裂いて、強引に突き進む。

「ふ、ぬおおおおお!!!」

 腰にグッと力を入れて、カインはそそり立つ男根をセシルの始めての膣に埋没させた。

「ぎゃああああっ! あがががががあっ!!!」

 ただ痛くて痛くて。
 セシルは歯を食い縛り、ベッドのシーツを握りしめ、目に溜まった涙がポトポトと零れる。

「いたい! いたああーーーーいいいいいいいっ!!!」

 結合部から溢れる大量の血。
 カインは構わずに、ただがむしゃらに腰を振る。振り回す。

「ひいいっ!!!」

 痛みが限界を超え、セシルの頭はもう真っ白だった。

「さ、さあ。セシル。訓練は、まだこれからだぞ」
 カインが言うと同時。

 ドクン、と膣に向け、熱い液体が流される。セシルの背筋がビクンと仰け反る。

「いやああっ!!!」

 いきなりの射精に、セシルは涙を流して首を振る。

「やああああっ! もうヤダあああああああっ!!!!」

 泣き叫んでも、射精の勢いは止まらず。
「ふー」
 出すだけ出したカインは、ようやく男根を引き抜き、セシルはベッドに倒れこむ。
「う、ううう」
 枕元が涙で溢れる。

 気持ちよくも愛情も感じない、ただ痛いだけの最悪の初体験だった。
 不器用。

 しかしそれからも、この「腰強化訓練」は続けられる。
 人間、慣れれば不思議なもので、始めは痛かっただけのセシルも、だんだん気持ちよくなってきた。

「あ、ああんんぅ」

 真ッ昼間から、カインはセシルを背後から貫いて責める。お城の真ん中で。
「そうそう。腰だ。セシル、騎士にとって、大事なのは腰だ」
「は、はい」
 ガクガクと揺れる二人の合わさった腰。
265紋章カイン×セシル:2005/10/26(水) 01:09:08 ID:HWroiMlE
 と、そこへアベルがやって来た。
「おおい。何してんだ」
「新人の訓練」
「そうか。頑張れ」
 武器屋のアベル。どうやら商談に来たらしい。

「そうらセシル。腰の特訓だ」
「は。はいいいぃぃぃ」

 パンパン。激しく腰を揺らし、今日もセシルの腰特訓は続く。

 そうして訓練に明け暮れる日々。
 遂に新生アリティア騎士団に出撃に日が来た。
「全員騎乗!」
 白髪の老将軍ジェイガンの口から、勇ましい声が響く。
 アカネイア王国のハーディン王の命により、グルニアの反乱を鎮圧する為にアリティア騎士団は出陣する。
 セシルにとっては初陣だが、恐れるものは何も無い。ただ残念なのは、カイン先輩が居残り組である事だけだ。

 でもだからこそ。カイン先輩の分まで頑張るぞっと。
「ほら。ロディ。ルーク行くわよ」
 親友二人を叱咤し、セシルは馬を進める。

(カイン先輩。見ててください。セシルは立派に、マルス王子のお役に立って見せます)

 アリティア城を振り返り、セシルは遠くから見ているはずのカインに誓う。

 その頃カインは。
「あー。留守番かー」
 すっかり、だらけていた。
 そしてマルス不在を狙われ、ハーディンにアリティアを占領される。

(つづく)
266外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/10/26(水) 01:11:56 ID:HWroiMlE
つづきはエロくしようと頑張る。
次の人どうぞ。
267名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 12:35:47 ID:k6LUFdGB
外伝氏GJ、後輩萌えカナリ良かったぞ。
けどアンタ絶対FFW意識してカプ組み合わせただろコレ?!
268名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 12:53:59 ID:bNLQOkv8
ワロタw
269名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 16:34:33 ID:3qOVbvYH
ロイの人GJ
次はシャニーとスーが食べられるんだろうか。ワクテカ
270名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:47:33 ID:b6UDyKCX
>>267
FF4でこのカプだと板違いだなorz
271外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/10/27(木) 23:46:52 ID:QaUzjCPv
>>257-266の続きで、紋章カイン×セシルを投下です。
FFWでしかも801なわけではありませんよ。
272紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:48:16 ID:QaUzjCPv
 アカネイア王国のハーディン皇帝よりグルニアの反乱鎮圧の命を受け、
アリティアのマルス王子は留守をカインに任せて出兵。
 グルニアに続いて、今度はマケドニアでも反乱が起きて、すぐさまこれも鎮圧。
 だがそこに驚くべき報せがもたらされた。
 アリティアからマルスの婚約者シーダ王女が天馬で駆けつけ、祖国がハーディン率いるアカネイア軍に侵略されたというのである。
 マルスの留守を狙った完全な不意打ち。
 マルスの姉のエリスは捕らえられ、カインたちは成すすべなく敗走したという。
 話を聞いたマルスは、すぐさま祖国奪還の為に、帰国の途に着く。

 先の暗黒戦争で共に戦ったハーディンが、完全に敵になった瞬間だった。  アカネイア大陸は、英雄同士への戦いへと突き進む。


 そんな歴史の大きな流れと関係なく、一途に想う少女が一人。
 アリティア騎士団唯一の女性のセシル。
 頭に巻いた鉢巻が特徴の彼女は、男勝りの勝気な性格だったが、先輩の危機に、
今にも泣き出しそうな顔でポツンと野原にたたずむ。

 今は夜。大軍で夜進を行えるわけもなく、みんな寝静まっていた。

「カイン先輩」
 セシルはぎゅっと目を閉じて、ただカインの無事を祈る。
「先輩。先輩。先輩。どうか無事でいてください」
 満天の星に向かって祈る乙女。騎士としては、祖国の心配をするものだろうが、感情は思い通りになるものではない。
 そして感情のまま生きるのは、決して悪い事ではない。

「あら。あなたも眠れないのね」
 と、柔らかな女性の声。
 見れば、ショートカットの黒髪の女性がいた。
「カチュア先輩」
 マケドニア天馬騎士三姉妹の次女。同じ女性騎士として、セシルが憧れる存在でもあった。
 年上で騎士だったら、誰でも「先輩」と呼ぶのだが。
「アリティアはあなたの祖国ですものね」
 風に吹かれる髪を抑え、物憂げにカチュアは目を細める。星の光に照らされてその姿は、とても儚げで。
 セシルは女心にドキッとなった。
「は、はい……。カイン先輩や皆さんが心配で……」
 そこでセシルは思い出す。アリティア城下で武器屋を営むアベルと同棲しているエストは、
カチュアの妹だったと。
「すみません。カチュア先輩も、妹のエストさんが心配なのに」
「いいのよ」
 ふーと遠い目をして、カチュアはうそぶく。

 バレンシア大陸の海賊に拉致され、わざわざ遠い大陸まで行って助け出したエスト。
 暗黒戦争の時も敵に捕まっていたが、つくづく災難に遭う運命らしい。
「とにかく。アリティアを取り戻す為に頑張りましょう」
「はい!」
 憧れのカチュア先輩に励まされ、セシルは素直に元気が出るのだった。
273紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:49:20 ID:QaUzjCPv
 カシミア大橋。アリティアと大陸を結ぶ交通の要。
 祖国を取り戻そうとするマルス軍とアカネイア軍が、この大橋で激突するのは必然だった。

「全軍突撃!」
 祖国奪還に燃えるアリティア軍の士気は高い。
 アカネイアの傭兵部隊を蹴散らし、順調に進む。
 その先頭に立つのは女騎士セシル。彼女は今やマルス軍の中核の一人にまで成長していた。
 その戦いの最中、カインが生き残りのアリティア騎士と共に馳せ参じた。
「マルス王子!」
 彼はすぐさま主君の下に駆け付け、馬上から深々と頭を下げる。
「申し訳ありません。留守を任されていながら、むざむざと祖国を占領されてしまい」
 カインの鎧には、激闘を物語るようにあちこちが傷だらけだった。
 今にも腹を斬って詫びそうな勢いのカインに、マルスはやんわりと告げる。
「いや、いいよ。……最初から期待してなかったし」
 カイン一人に留守を任せたミスを、今更ながら後悔するマルスだった。
「はっ。ありがたき御言葉」
 マルスの暖かい言葉に、馬上で深く平伏するカイン。かなり器用だ。

「カイン先輩!」
 合流したカインに、早速セシルが馬を寄せる。
「セシルか」
 カインは久しぶりに再会した後輩を一目見て、
「しばらく見ない間に立派になって。マルス王子をお守りしてくれたんだな」「えへへ」
 尊敬する先輩に褒められ、セシルは柄にもなく愛嬌のある笑顔を浮かべる。
彼女の幼馴染のロディやルークが見たら、こんな女の子らしい顔も出来るんだと驚いただろう。
「カイン先輩も、ご無事で何よりです」
「いや、俺は祖国を守れなかった。騎士失格だ」
「そ、そんな事ないです! これから取り戻せばいいんです!」
「そうだな」
 セシルに諭されるとはな、とカインは自嘲気味に笑う。
「よし。それじゃ一気に蹴散らすぞ」
「はい!」

 戦場に揃った赤き猛牛とピンクの少女騎士は、瞬く間に敵を蹴散らしていく。
 だがそれも、ハーディン率いるアカネイア本軍が現れるまでであった。
「いかん」
 今や皇帝を自称するハーディンの姿を認めて、カインが蒼ざめる。
猪突猛進を絵に描いたような彼にしては、珍しい事だ。
「マルス王子。ハーディンには、あらゆる攻撃が出来ません」
「本当に?」
「はい。それで、我々も手出し出来なかったんです」
 カインの言葉を裏付けるように、敵将のハーディンに挑んだ者は、皆恐怖で凍りつき、攻撃自体が出来ないでいた。
かつてガーネフが用いた闇魔法マフーのように。
 そしてハーディンの持つ槍はグラディウス。その強力な攻撃力に、耐え切れる者はほとんどいない。

「仕方ない。一端逃げ、いや戦術的撤退する!」
 これ以上、戦っても被害が増えるだけと判断したマルスは、素早く撤退を全軍に命令する。
 船に向けて逃げる、いや撤退していくマルス軍。
274紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:50:10 ID:QaUzjCPv
 その流れとは反対に、カインはハーディンへと向かっていく。
皆を逃がす為に、囮になるつもりだ。
「カイン先輩!?」
 そのカインに付いて行くセシル。無茶をやるのは明白だった。
「待ってカイン先輩。皆と一緒に撤退してください」
 聞こえているのかいないのか。カインは一直線にハーディンに向かう。

「ハーディン! 覚悟!」
 が、攻撃しようにも、体が動かない。
 ハーディンは赤い目を光らせ、グラディウスを突き出す。

「カイン先輩!」
 直撃を受け、馬上から吹き飛ぶカイン。
セシルには、その動きがスローモーションのように見えた。

「いやー! 先輩! カイン先輩!」

 すぐに馬から飛び降り、駆け寄るセシル。カインはドクドクと血を流して倒れ込み、顔面は蒼白。
「カイン先輩! しっかり!」
「……………」
 返事はない。ただの屍のようだ。

 いや、まだ死んでないけど。
 涙を浮かべ、カインを揺り起こすセシルを、ハーディンは感情の無い赤い目で悠然と見下ろす。
 そして止めとばかり、グラディウスを掲げた。
「だめー!」
 カインに覆い被さるセシル。
と、その合間に、一頭の天馬が割り込む。
「セシル! カインを連れて引きなさい」
 カチュアだ。彼女はせめてハーディンを留めようと、その場に踏みとどまる。
「は、はい」
 カインの肩を担いで馬に乗せるセシル。
 さらにそこへ、援護の矢が降り注ぐ。
 見れば、アカネイア騎士団員のはずのジョルジュが、ゴードンと共に矢を討っている。
 かねてよりハーディンのやり方に疑問を覚えていたジョルジュは、ゴードンの説得にあっさり味方になっていた。
 ハーディンそのものに攻撃は出来ないが、撤退までの足止めにはなったようで。
 セシルがカインを連れて船まで撤退したのを見届けて、カチュアも戦域を離脱した。

 かくしてカシミア大橋の戦いはアリティア軍の撤退で終わり、祖国解放は遠のく。

 船に乗り込み、セシルはすぐにシスターを呼ぶ。
「お願い。カイン先輩を助けて」
 涙を流して哀願するセシル。すぐさまマリーシアとユミナの「もう大人だもん」コンビが、ライブの杖を掲げる。

「うーん……」
 呻き声を上げ、目を開けるカイン。その目に飛び込んできたのは、涙顔のセシル。
頬に涙がポトリと落ちる。
275紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:51:24 ID:QaUzjCPv
「なに泣いてる」
 涙の流れるセシルの頬を、カインはそっと指で拭う。
「駄目じゃないか。騎士が泣いたら」
「死んだら、駄目です」
 涙声で、セシルは頬に触れるカインの手に、自分の手を重ね、
「死んだら、駄目です」
 また同じ言葉を繰り返す。
「ああ、そうだな」
 カインがふっと微笑むと、ようやくセシルも安心したのか、ごしごしと顔を手で拭う。
 その背中にマリーシアが声を掛けた。
「まだ傷を癒したばっかりだから。安静に」
「うん」
 こくっと頷くセシル。
「俺なら大丈夫」
 さっと立ち上がろうとするカインだが、体がふらっと揺れる。船が揺れてるせいだけではない。
「ほら。まだ無理ですよ」
 肩を貸すセシル。
「ああ、すまない」
 素直にセシルに支えてもらい、カインは彼女の鎧の上からでもはっきり分かる柔らかさを知った。

(なんだかんだ言って、女の子なんだな)

 それから、自分を癒してくれたシスター二人にも礼を言う。
「ありがとう、でも君たちみたいな、子供がどうして軍に?」
 すかさず、顔面に拳が叩き込まれる。二人分の小さな手で。
「マリーシア、もう大人だもん」
「失礼ね」
 二人で「べー」と舌を出すと、マリーシアとユミナ王女は仲良く手を繋いで去って行く。
 カインとセシルの惚気に頬を染めながら。

「なんだか、新しい人員も増えたみたいだな」
 しばらく見ない間に様変わりしたマルス軍に、カインも戸惑ったようだ。
 セシルはくすくすと笑い。
「あの子達、あれでもしっかりしてるんですよ。ほら。部屋でゆっくり寝てください」
 そのままカインの肩を支えて、船室へと連れていく。

 血で濡れた鎧を外し、服を脱がして。カインをベッドへ寝かせたセシルは、その顔をジーと見下ろす。
「なに?」
 年下の後輩に寝顔を見詰められ、カインは聞いてみた。
「いえ、あの。カイン先輩が、生きてるんだなーと思って」
「大丈夫」
 カインは笑顔を浮かべ、セシルの頭をよしよしと撫でる」
「俺はもう死なないよ」
 カインに頭を撫でられ、セシルはえへへーと笑う。
「悪かったな。無茶な真似して」
「本当ですよ。私、心臓が止まるかと思ったんですから」
 もう、とほっぺたを膨らませるセシル。自然、視線はカインの胸元に落ちる。
 鎧も服も脱いで、晒されたカインの胸板。
 逞しい男の胸板。
 胸板。
276紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:52:14 ID:QaUzjCPv
「どうした?」
 不意に声をかけられ、セシルはパタパタ手を振る。
「あ、あの。カイン先輩の胸って、逞しいなーって」
「そうか?」
「そうですよー」
 言って、セシルは思い切って、カインの胸板にそっと頬を添えて寝そべる。
 逞しい筋肉の感触を直に頬に感じ、セシルはうっとりと恍惚した表情を浮かべる。
 筋肉。そして血と汗の匂い。男の象徴。
「ふーん……」
 鼻一杯に血と汗と男の匂いを嗅いで、セシルはジンと胸の奥が疼くのを感じた。
 いや、子宮の奥にもズシンと衝動が伝わる。
 カインはそんなセシルの頭を、よしよしと撫でてやった。
「ふふふ」
 セシルは目をカインに合わせ、妖艶に微笑む。すっかり、男の体臭に酔い痴れていた。
「カインせんぱ〜い」
 つい甘えた声を出し、カインの胸板をくすぐる。
と、パッと頭を離し、
「な、なにか、食べるもの持ってきますね」
 部屋を出た。
 バタンと扉を開けると、ゴツンと何かがぶつかる。見れば、親友のロディとルークが頭を押さえていた。
「あんたたち! 盗み聞きしてたでしょ!」
 すぐさま逃げるロディとルークを捕まえて、セシルはゲシゲシと股間を踏みにじった。
「「!!!」」
 声にならない悲鳴を上げ、転げ回るロディとルーク。
「今度やったら容赦しないから!」
 同僚二人を打ちのめして、セシルは念を押す。
 カイン先輩には無邪気に甘えるが、同僚には厳しいらしい。

 そして部屋に戻ってきたセシルが持ってきたのは、玉ネギだった。
「セシル。それは?」
「玉ネギです」
 セシルは寝ているカインのすぐ側に座り、手で玉ネギの皮を剥く。
「うんと栄養つけてくださいねー」
 玉ネギの皮を剥く度、セシルの目から涙が染みる。
「はい。あーんして」
 剥いた玉ネギを生で差し出すセシル。カインはそれを、一口でパクリと口に入れた。躊躇無し。
「美味しいですかー?」
 ちょっと、気弱に眉を寄せながら聞いてみる。
 カインはごっくんと玉ネギを飲み込み、
「おいしい、おいしい」
 棒読みで言う。
「わー。よかった」
 パンと手を合わせるセシル。

「あ、あの、カイン先輩」
「ん?」
「ちょ、ちょっと目を閉じてもらえますか」
「いいよ」
 言われるがまま、目を閉じるカイン。
 途端、口に触れる柔らかな温もり。
277紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:53:06 ID:QaUzjCPv
「!」
 目を開ければ、セシルの顔のドアップ。
 触れているのは唇と唇。
 それはただ、口と口が合わさっただけの事だったが。
 セシルにとっては、初めてのキス。
 今まで、訓練で腰を合わせた事はあっても、唇は初めてだった。
 
「ふー……」
長いような短いようなキスが終わり、セシルはぺろんと唇を舐める。
「セシル……?」
 呆然とカインが呟くと、セシルはカーと下を向き、
「ご、ごめんなさい。迷惑でした?」
「迷惑だなんて」
 今度は、カインから唇を重ねる。
 重なる瞬間、震える少女。
「可愛い女の子からされて、嫌な男はいないよ」
「そんな。かわいいだなんて」
 モジモジと指を合わせる乙女。
「私って、全然女の子らしくないし」
「そんな、ことは、ない」
 言いつつ、カインはセシルの頭を抱いて、鉢巻を巻いたピンクの髪に鼻を寄せ、
「ほら。女の子の匂い」
「もう」
 何故か、照れてしまう。
「鎧、縫いでもいいですか?」
「ああ」
 カインが手を離すと、セシルは立ち上がって、ガシャッと鎧を脱ぐ。さらには服まで。
 あっという間にセシルは全裸になり、ベッドの上のカインに跨った。
「カイン先輩」
 潤んだ瞳で、そっと呼ぶ。途端、ビクンと体の芯が震えた。
「…奇麗だ」
 思ったままの感激が口に出る。
 ほっそりとしていて、鍛えられたセシルの肢体。無駄な贅肉は無く、お腹にもくっきりと筋肉。
 筋肉。そして小振りの華奢な乳房。可憐なピンクの小さな乳首。
「やだ。恥ずかしい」
 それでも、セシルは裸身を隠すことなく、カインに見せつける。見て欲しいから。

 そうしてセシルは、カインのズボンを脱がし、さらにパンツまで脱がす。
 すでにカインのイチモツは肥大化して勃起し、天井を向いている。
「きゃっ」
 勢いよく点を向く男の象徴に、セシルは目が離せなくなった。見つめながら、手にしたパンツを鼻に嗅ぐ。
 つーんと鼻の奥を刺激する臭い男の匂い。血と汗とおしっこと精液の匂い。男の匂い。
「はあぁー……」
 その匂いに当てられ、セシルはじゅっと股間が濡れるのを感じた。
 パンツに染みついた男の匂いだけで感じてしまう。
 そして目の前には、男の匂いの元凶の男根。
 セシルはパンツを放り出して、そのぷにぷにの肉棒にそっと手を触れる。
 ふにゃっと揺れるちんこ。
「おおう」
 感激でカインも声を漏らす。
278紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:54:09 ID:QaUzjCPv
「かわいー」
 ぷらぷら揺れるちんこが、何故か可愛くて愛しくて。
「えい」
 セシルはパクッと亀頭を口に含んで、ペロペロと舌で舐める。
「ふはああぁ」
 震動に腰を揺らすカイン。
 セシルの口の中は柔らかくて暖かくて湿ってて。それは秘穴と同じ感触。さらには舌で敏感な先端を舐められ。

「うううっ」

 カインは高々と腰を上げ、いきなり射精した。早。
「きゃっ」
 口の中で出される生暖かい白濁液に、セシルは反射的に顔を背ける。
でもそれが愛しい人の命の子種だと思うと、何故かもったいない気持ちになって。
 頬にかかった精液を、一口舐めてみる。

「まずーい」

 濃い精液は、とっても苦くて不味いでした。もっと大人になれば、美味しく感じられるんでしょうか。
「セ、セシル」
 下になったカインが、セシルの手をぎゅっと掴む。
「カイン先輩」
 セシルも手を握り返す。
「いいですか?」
「ああ」
 カインの了解を待ってましたとばかり、セシルは腰を浮かべ、射精してなおいきり立つ男根を、自身の中へと導く。

 ベッドね横たわるカイン。その上に跨り、腰を落とすセシル。
 最後の瞬間、セシルは目を閉じて、一気に腰を落とした。
「んんー!」
 体の下から上まで貫く衝撃。
 先端が埋没した所で、セシルの動きが止まる。
「セシル」
「だいじょうぶ、です」
 握る手に力が込められ、
「はううぅ!!!」
 セシルは最後まで自ら男を飲み込む。
「はああっ!?」
 自らの体重も加わり、カインの男根がすっぽりとセシルの膣に納まった。
「はわーっ! はわあああっ!!!」
 あとはもう何も考えられなかった。
 頭が真っ白になり、衝撃が体を突き抜け、震動が腰を揺さぶる。
「く、ううう」
 快感で占められるのはカインも同じだった。肉棒を暖かで湿った女陰が包み、締めつけ、そしてセシルが腰を振る度、強い衝撃が頭に響く。
 上に乗ったセシルは、自ら腰を振り、男根が秘穴を行き来する。

「はああ、ああああっ……ああああ………うん」
 呂律の回らない舌で、喘ぎ悶えるセシル。もうまともな言葉も出ない。
「くうっ。セシル。セシル」
 ぐっと何かに耐えるカイン。だがそれも限界だった。
 再び射精感ガ高っていく。
279紋章カイン×セシル:2005/10/27(木) 23:55:13 ID:QaUzjCPv
「あああーっ!!!」
 一際高い声を発し、セシルが背中を仰け反らせる。
 膣が限界まで収縮し、堪らずカインは果てた。

 ドクン、と子宮を打つ精の衝動。放たれた熱い液が、セシルを満たす。

「あああああああああっアアー!」
 一瞬、妊娠の事がセシルの頭に浮かんだ。
(でも、いいや)
 カイン先輩の子供なら。
 大好きな人と結ばれる幸せに満たされ、セシルは体を預ける。逞しい胸板に。

「ねえ。カイン先輩」
「ん?」
「そ、その……こ、子供が…」
「ん?」
「いえ。なんでもないです」
 それから、セシルはそそくさと身支度を整えて、部屋を出た。
「きゃー!」
 部屋を出るなり、飛び跳ねるように駆けるセシル。
 幸せいっぱい夢いっぱい。

 それから数日間。船はカダインへと順調な後悔を続ける。
「んー」
 空は青。どこまでも快晴。セシルは背を伸ばして、船上で日の光を浴びる。
「ほら。ロディ。ルーク。元気出しなさい」
 最近、何故か元気の無い同僚二人を、蹴飛ばして励ます。
「あ、カイン先輩」
 と、そこですっかり元気になったカイン先輩を見かけた。でも。
「カチュア先輩……」
 何故か。カインはカチュアと一緒だった。
「なんだ。セシル」
 セシルの戸惑いに気付かず、カインが陽気に訊ねる。
「い、いえ。なんでも」
 セシルが離れると、カチュアがカインに訊ねた。
「ねえ。あの子とはどいう関係?」
「どうって。ただの後輩だよ」
 さらっとあっさり言ってのけるカイン。陽気に。その声は、はっきりとセシルにも聞こえた。

(ただの後輩)

 頭がボーとなり、セシルは呆然と船縁に歩み寄る。倒れ込むように。
 そして空を見上げた、どこまでも青い空。
 気付かない内に、彼女は泣いていた。

「そっか。私、ただの後輩なんだ」

(おしまい)
280:2005/10/28(金) 00:53:44 ID:GGjCYW7O
戦術的撤退w
281外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/10/29(土) 16:06:54 ID:0BIbsvmf
外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SSを投下します。
ジェニー強姦輪姦注意
282外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:08:11 ID:0BIbsvmf
 砂漠の夜はよく冷える。
昼間の灼熱の暑さが嘘のように、乾いたまま空気が冷え、寒さが肌に突き刺す。
「はぁ〜」
 吐いた息が白くなり、セーバーは面白そうにそれを眺めていた。

 ソフィア王国の北東に広がる砂漠。
 そこでは盗賊王ギースの盗賊王国が在り、悪行の限りを行っていた。
 ただ民の平和の為に、セリカは本来の目的であるミラ神殿行きを遠回しにして、
ギース盗賊団壊滅の為に、砂漠へと踏み入る。

 そしてギースの本拠地の砦の手前まで進軍した所で、二つの進路を選択する事になる。
 すなわち、北を守る剣士ディーンか、南を守る魔女ソニアか。
どちらか一方と戦わねばならず、セリカは仲間達に聞いた。

「男と女、どっちと戦いたい?」
『男』

というわけで、女とは戦いたくない、むしろ仲間にしたいという事で、南の魔女ソニアは避け、
剣士ディーンの守る北へと進撃。
 進む間に夜になり、警戒しつつ夜営となった。
 相手は正規軍ではなく、盗賊。警戒も厳戒に行われていた。

 見張りについた傭兵のセーバーも、満点の星空を見上げながら、思えば遠くに来たもんだと感慨に耽る。
 右目を眼帯で覆っている事から、よく眼帯傭兵と呼ばれるセーバー。
ノーヴァ島の修道院を旅立ったセリカ達の初めて仲間で、彼女達との付き合いも大分長くなった。
 修道院育ちのセリカ達は、戦いのプロというには程遠く、セーバーから見れば素人と言うしかなかった。
 それでも彼女達なりに奮戦し、海を荒らす海賊団を壊滅させ、今は砂漠の盗賊を追い詰めるまでに成長していた。
 あの出会った頃の軟弱さが嘘のようで、セーバーは時の経つ早さを感じていた。
 彼自身、セリカと出会い、行動を共にする事で、変わった事を自覚しつつあった。
 ただ単に強くなっただけではない。大切な人を見つけたから……。

「セーバーさん」

と、背後からの声にピクリと肩を震わせ、振り返る。
 そこには同じく白い息を吐いた、シスターのジェニーがいた。
ピンクの髪をポニーテールにまとめた、幼い容姿のシスターの少女。
 その地味に可愛らしい姿に、セーバーは片目で眩しく見上げる。
「どうした」
 ぶっきらぼうな返事に、ジェニーは恐る恐る、
「あ、あの。寒いと思って……」
 見ればジェンーの手には 、毛布が握られていた。
「なんだ。俺と一緒に寝て、暖めてくれるんじゃないのか」
「も、もう。ばか」
 赤い顔でジェニーは毛布を投げつける。
 その毛布を受け取って包まると、セーバーは柔らかい暖かさに覆われるのを感じた。
 ああ、これはジェニーの温もりだな、と感じ、セーバーは苦笑する。
283外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:09:06 ID:0BIbsvmf
 殺伐と戦いに生きてきた傭兵が、女の温もりに安らぐとは。
「どうせだったら、酒でも持ってきて欲しかったが」
「ご、ごめんなさい…」
 軽口に本気で謝る無垢なジェニーに、セーバーの方が済まない気持ちになってしまう。
 申し訳なさそうな顔で突っ立ったままのジェニー。彼女の吐く息も白い。
「寒いだろ。こっち来いよ」
 セーバーに手招きされ、とことこと近寄る。その手を握られ、彼女はあっという間に毛布に引きずり込まれた。
「きゃっ」
 身を固くするジェニーを、セーバーは一緒に毛布に包み、肩を抱いた。
「ほら。こうするとあったかいだろ」
 同じ毛布で男の人に密着され、ジェニーはカーと全身を赤らめた。もう夜の寒さも吹き飛んでいる。
「は、はい……」
 それでも素直に頷き、セーバーに身を委ねる。彼の暖かさに包まれるように。

 そのまま二人は、毛布に包まったまま、無言で砂漠を見つめ続ける。
 篝火に照らされる一面の白い砂。乾いた大地。
 さらさらと冷たい風が吹くと、砂の表面もさらさらと流れる。
 その様子は穏やかな海のようで。こうしてジッと座っていると、大海の真ん中にポツンと居るかのようで。
 そして空を見上げれば一面の星の海。
 まるで世界に二人っきりのような錯覚を覚える。

「キレイだな」
 ポツリ、と漏らした声に、ジェニーはぎゅっと身を固くする。
ちらりと見上げれば、セーバーも上を見上げていた。
 
 満点の星空。

「……そうですね」
 何故か、ちょっと拗ねたようなジェニーの口調。でも星の美しさに、すぐ機嫌を直す。

 そのままジェニーは、じっとセーバーの顔を見上げる。
眼帯で覆われた右目に、燃え上がる炎のような赤い髪。
「あ、あの……」
「なんだ」
 前から気になってた事を、ジェニーは思い切って訊ねてみる。
「その、眼はどうして……?」
 目に見えてセーバーの表情が固くなり、ジェニーは慌てて、
「ごめんなさい!」
「ああ、いや。いいんだ」
 今にも泣きそうなジェニーに、セーバーは安心させるように語り掛ける。
怒ってないよ、と示すように優しく。

「昔の古傷さ」
 セーバーはとんとんと眼帯を指差し、
「もっとも、俺も奴の左目をもらったがな」
「はぁ」
 誰の事か分からないが、ジェニーは曖昧に返事する。これ以上、古傷に触れたくないように。
 でも逆の事も想う。
 もっとこの人の事を知りたいと。そしてもっと分かり合いたいとも。
 そう想えるようになった自分に、ジェニーは戸惑いも感じていた。
284外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:10:00 ID:0BIbsvmf
 ノーヴァ島の修道院にいた頃は、こんな事は考えられなかった。自分が男の人に心を奪われるなんて。
 ただ女神ミラに祈るだけのシスターだったはずなのに。
 いつの間にか、ジェニーは体だけでなく、心まで奪われるようになっていた。

 どうしてだろうか。

 戦う事しか知らない傭兵に、ここまで頭を悩ませるなんて。
 ちら、とセーバーの眼帯を見つめる。
 女神ミラの訓える慈愛とは程遠い存在の、戦いに生きてきた生粋の傭兵。
 だからこそ。
 この人に、愛を知ってほしい。本当の愛。
 何時しかそう願い、求めるようになっていた。

(私はシスター失格かも)

 時々そう想う。

 万人に捧げるべき慈愛を、ひとりの男に傾けるなど。
 でもそれでも後悔は無かった。
 果たして、セリカ様ならどう言うだろうか。

「ジェニー」

 あれこれ考えてると、こっちを見つめるセーバーと目が合った。
 眼帯で覆われていない左目。二つ目分の働きをする左目。
強い意志を宿して自分を見下ろす。

 その光は、ジェニーの両目よりもなお強く、故に眼帯を強く意識させる。
 セーバーの失われた右目。その代わりになれるだろうか?
ふとそんな愚にも突かぬ考えが浮かぶ。
「なに考えてる?」
 彼の問いに、反射的に正直に告げる。
「貴方の事を」
「奇遇だな」
 セーバーも、目を合わせたまま真顔で告げる。
「俺もお前の事を考えてた」
 私の何を考えていたんです?
 そう訊こうとして、訊けなかった。怖くなって。
 セーバーの本心が何処にあるか。知りたいと想う反面、怖くもある。

 と、セーバーの手が、そっとジェニーの頬を包む。
暖かくて大きな手。
 ジェニーは頬に触れる手を握り返し、静かに微笑む。受け入れるかのように。
 セーバーの向こうには満月。その満月の光を一身に受けて、ジェニーは目を閉じ、
顔を上げて彼に向ける。
 ツンと突き出された鮮やかな桃色の唇は、紅を付けたように艶やかで。

 セーバーはごくっと生唾を飲み込んで、ジェニーの頬を両手で挟んで顔を近づけた。

「俺でいいのか?」
「はい」

 二人の口がゆっくり近づき−
285外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:10:48 ID:0BIbsvmf
 ずさささささ

「きゃっ!?」
「何だ」

 突然のけたたましい音。宿営地とは反対の砂漠の方からだ。
 ジェニーを突き飛ばすように放したセーバーは、素早く立ち上がり剣を構える。
左手には、敵から奪った皮の盾。
 傭兵だけあって、さすがに機転は早い、内心、舌打ちしながら。

 目を凝らして砂漠を見れば、地面が大きく盛り上がっている。何か巨大な物が地中を進んでいるように。
 その土の盛り上がりが、ずささと音を立てながらこちらに進んで来る。

「な、あんんですかあれ!?」

 ようやく立ち上がったジェニーが、青い顔で言う。セーバーとの秘め事を邪魔され、
こちらも内心は苛立っていた。

「知らん」

 ぶっきらぼうにセーバーは答える。
 砂漠には盗賊だけでなく、危険な生物も多い。どんな怪物かと慎重に身構える。
 と、土を盛り上げながら迫る「何か」がピタッと止まる。二人の数歩手前で。

「なんだ?」

 セーバーがこちらから仕掛けるか考えあぐねると、
 ばさああっ!
 と砂を沸き上げ、それが地面から姿を現した。

「ひ、人?」
 ジェニーがぽつんと呆れた声を出す。
「人だな」
 砂中から姿を出したののはどう見ても人だった
 鎧姿の剣士のようだったが。
 月明かりに照らされて、その姿がはっきりして、セーバーはハッと片目を吊り上げる。
「てめぇ」
「誰かと思えば」
 その剣士からも声が掛かる。
 特徴的な、左目を縦に走る傷。セーバーと同じく碧眼の男だった。
 その剣士の片目の右手がすっと細められる。
「こんな所で逢うとはな」
 抜いた剣は月光を受けてキラキラと輝く。勇者の剣。

「ジェニー、気を付けろ」
「え?」
「あいつがディーンだ」
「あの人が」
 盗賊王ギースに従う二人の部下の一人。剣士ディーン。
その本人が、単独で攻め込んできたのだ。
 ジェニーはきゅっと緊張して、セーバーの背中を見た。頼もしく。
286外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:11:56 ID:0BIbsvmf
「ひとりで来るとはな。上等じゃねえか」
「ちょっとあいさつに来ただけだがな」
 ディーンは勇者の剣を下向きにぶら下げながら、セーバーとジェニーを交互に観察して、
「女と逢引とはな。呑気なもんだ」
「へっ。お前こそ。盗賊の手下に成り果てるとはな」
「そうだな」
 気にも留めず、ディーンは剣をジェニーへと向ける。

「そこのお嬢ちゃん。怪我したくなければ離れてな」
「嫌です!」
 ディーンの闘気に気圧されないように、ジェニーはきっぱりと拒絶する。
「私は、セーバーさんと一緒にいます!」
「ほう」
 ディーンは片目で、ジェニーを頭から足下まで観察する。
 ピンクのポニーテールの幼い容姿のシスターを。
「セーバー、貴様ー! いつからシスター趣味のロリコンになった!?」
「セ、セーバーさんがロリコンですって!? そんなわけないでしょう!」
 セーバー当人に代わって、ジェニーが否定する。だが本人はというと、ニヤリと笑っていた。

「いいから。下がってな」
 一歩踏み出し、セーバーは剣と皮の盾を構える。
「久しぶりだな。お前とやり合うのも」
「そうだな」
 ディーンも摺り足で近づきながら、勇者の剣を構える。

「セーバーさん」

 固唾を呑んで、ジェニーは祈るように見つめる。もちろんセーバーの勝利を。

「はあっ!」
 最後の数歩を跳ぶように駆け、セーバーは下から剣を振り上げる。塞がった左目を狙って。
風を切るようなその斬撃を、ディーンは半歩後ろに下がっただけで紙一重でかわした。
 涼しい顔で、セーバーの剣を受け流し、勇者の剣を一突き。
 咄嗟に皮の盾で受けるセーバー。ディーンは構わずそのまま踏み込む。

 ザク

 皮の盾を貫き、勇者の剣がセーバーの脇腹を突き刺す。

「セーバーさん!」
「来るな!」

 慌てて駆けよろうとするジェニーを、セーバーは声だけで止めた。
攻撃圏内に入ったら、瞬時に切り裂かれるのを知っていたから。
 剣を腹に刺されたまま、セーバーは反撃。痛がる暇があったらとにかく攻撃。
彼の長い傭兵生活で身に付いた生き残るコツだ。
 だがその剣を見抜いていたかのように、ディーンは剣を引き抜いて軽やかに避け切る。
剣を抜く際にグリッと捻って、傷口を広げるのも忘れない。傷口に空気が入るとまず助からない。

 皆さんも人を刺す時は、ぐりっと捻って空気を入れるようにしましょう。
287外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:12:46 ID:0BIbsvmf
 ディーンが剣を引き抜くと、腹からは血が大量に溢れる。

「ジェニー……」
 膝が地に着き、意識を失いそうになるのを、女の名を呟いて、何とか留める。
そんなセーバーを、ディーンは鼻で笑った。

「今、女の名前を呼んだか」

 盛大に甲高い声で嘲笑し、

「戦場で女の名前を呼ぶってのはな!
 甘ったれた奴の、最後の泣き言って決まってるんだよ!」

 止めとばかり、勇者の剣を掲げるディーン。と、その前にジェニーが立ちはだかる。
「セーバーさんに手出しはさせません!」
 そして素早く呪文を唱える。

「えーい。<リカバリー>」

 敵から生命力を奪い、自分の物にするリカバリー。決まれば一石二鳥だが。
「外れました〜」
 成功率はあんまり高くない。
 ディーンは隻眼でジェニーを威圧するように見下ろし、無造作に剣を振り下ろす。
「きゃー!」
「やめろー!」

 ジェニーとセーバー、二人の悲鳴が重なり、
「全く。戦場で、そんな可愛い声を出すんじゃねえ」
 はらり、とジェニーの修道服が左右に切り裂かれる。身体には傷一つない。
「きゃー!!!」
 前よりも大きな悲鳴。その貧弱な裸体には、驚く事に下着は何一つ穿いていない。
 ミラ教団はパンツ穿かないが普通らしい。素晴らしき神の教え。

 そのジェニーのちっちゃい胸、か細い腰を、片目でディーンは凝視する。
「たまには子供ってのもいいか」
 不穏な雰囲気に、セーバーがいきり立つ。

「てめえぇ。ジェニーに手ぇ出すんじゃ……」
 立ち上がろうとするも、膝が笑って動かない。
「セーバーさん!」
 リカバーで治癒だけでもしようとするが、素早くディーンが背後から羽交い絞めにする。
「離して! セーバーさんが!」
「おおっと。シスターはこっちに来てもらうぜ」
 小柄なジェニーを片手で抱え、ディーンはよいしょっと持ち上げる。
と、野営してる陣地の方から、明かりと声が聞こえてくる。
「ジェニー。セーバー。何かあったの」
 リーダーのセリカの声。異変にようやく気付いたらしい。

「セリカ様!?」
 ジェニーの顔がパッと輝く。
 セリカなら治癒魔法も使えるし、必殺の「ちんこ切ります」で向かう所敵無し。
288外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:13:42 ID:0BIbsvmf
「ちっ。邪魔が入ったか。今日の所はこれぐらいにしてやらあ」
 と言ったのは、お腹から血をだらだら流すセーバー。
「いや、それはこっちのセリフ」
 言いつつディーンは、来た時と同様、砂の中へと潜って行く。
「セーバーさん! セリカ様!」
 ジェニーを抱えたまま。
「ジェニー!」
 叫ぶセーバーの見ている前で、ディーンはジェニーをさらって、砂の中へ潜り、ずずずと進む。

 どうやって砂の中を潜行しているのだろうか。大いなる謎。

 そして完全に姿が見えなくなった所で、ようやくセリカが駆けつけた。
お腹から血を流すセーバーを見て、セリカは素早くリカバーを掛け、
「どうしたの!? ジェニーは?」
 問いには答えず、セーバーはただ砂漠を睨み付ける。ジェニーを連れ去られた砂漠を。

「ちっきしょおおおおおおおぉぉぉぉぉぉー!」


 剣士ディーンの部隊の野営地。
「きゃあっ!」
 天幕に連れ込まれるや否や、寝床のシーツに引きずり倒され、ジェニーは身を固くして、
引き裂かれた修道服を抑える。
 目の前には、片目を輝かせた剣士ディーン。

「な、何を……私をどうするつもりですか!」

「犯す」

 直球ど真ん中。率直な物言いに、ジェニーは開いた口が塞がらなかった。
「そ、そんな破廉恥な」
「応。破廉恥上等」
 バッと何の恥じらいもなく、ズボンとついでにパンツを脱ぎ取る。
「きゃ〜!」
 ディーンは己の自慢の得物を見せつけ、
「ところで俺のこいつを見てくれ。どう思う?」
「見ませ〜ん」

 ジェニーはぎゅうと目を閉じている。その仕草がまたウブで可愛らしい。
 セーバーといろいろ経験したジェニーだが、やはり世間知らずのシスターには刺激が強すぎる。
「まあそう言わずに」
 目を閉じたジェニーに向かって、ディーンはぴたぴたと頬に叩きつける。勃起したちんこを。
「きゃ〜! いーやーあー!?」
 ほっぺたに触れる生暖かい「何か」に、ジェニーは生理的な嫌悪感を覚えた。

「な、何を、私にぶつけるんですか!」
「ちんこ」
 これまたストレート。
「いーやーあー。へーんーたーいー」
 シスターの少女の悲鳴が、砂漠に響き渡り−
 外ではディーンの部下の傭兵達が、全員がハァハァしつつ聞き入っていた。
289外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:15:54 ID:0BIbsvmf
「ほーらほら。俺のこいつはどうかな?」
 嫌がるジェニーの反応を愉しむように、ディーンは手を使わず、ぴたぴたとちんこを張り付かせる。
乙女の顔に。
「だーめー! やーめーてー!」
 ぎゅぅと目を閉じたまま、ぶんぶん腕を振り回すジェニー
か細い腕にちんこがぷらぷらと振り回され、それはそれで刺激が快感。
 これがセリカなら、必殺の「ちんこ切ります」が発動するのだが、ジェニーにそこまでの度胸は無い。

「はっはっは。なかなかいいぞぉ」
「う〜。どうして意地悪するんですか〜」
 顔から離れないちんこの感触に、とうとうジェニーは泣き出してしまう。
「そりゃー、シスターが可愛いからさ」

 とディーンは、やおらジェニーに抱きつき、寝床へと押し倒した。
「いやー!」
 全身を包む、男の生臭さに、ジェニーは本能的に恐怖した。貞操の危機。

「ふーむ。貧弱だが」
 ディーンは全身でジェニーの小柄で発育途中な身体を抱きしめ、
「これはこれで愉しめる」
 発育途中のか細く貧弱な少女の肢体。力を込めれば折れそうな華奢さが、獣欲を刺激する。
さらに神に仕えるシスターというのが、欲望を加速させる。神聖な存在を穢す。
背徳的な行為が欲情を促がす。フェチっぽいが。

「や、やめて! やめてください!
 こんな事、神様は御許しになりません」
 シスターらしく神を持ち出すジェニーに、ディーンは鼻で笑う。
「何言ってやがる。セーバーにはヤらせようとしたんじゃないか」
「ち、違います! セーバーさんは……」
「へー。セーバーとは何だってんだ」
「な、なんでもありません!」
「そうかい」

 やおら、ディーンの口がジェニーに重なる。目をつむっていたジェニーには突然の事で。
「!」
 カッと開いた目から、自然に涙がこぼれる。

「いや、いやいや……」
 目の前には、涼しい表情のディーン。セーバー以外の男に唇を奪われた。
「いやあああっ!!!」
 泣き、叫ぶジェニーの口を、ディーンはまたも己の口で塞ぐ。

「んー!」
 生臭い息が口いっぱいに広がり、ジェニーはふっと気が遠くなった。
だが胸にかかる強い圧迫感に現実に引き戻される。
 引き裂かれた修道服。素の胸を、ディーンが無遠慮に無骨な手でまさぐっている。
「やあぁー!」
 ジェニーのまだほんのわずかに盛り上がっただけの、乳房と呼ぶにも早い薄い胸。
 ディーンの大きな手がすっぽりと覆い、無理矢理こね回し、揉もうと力を込める。
290外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:17:26 ID:0BIbsvmf
「ひいっ! いた、痛あぁい!」
 華奢な胸を揉まれ、羞恥よりも快感よりも、先に痛みが走る。
ピンクのポニーテールを揺らし、顔を歪める少女に、ディーンは不思議な表情をする。

「胸が小さいと、やっぱり痛がるんだな。ソニアとは大違いだ」
「や……いた…いやですぅ」
 涙を浮かべて、苦痛を訴えるジェニー。ソニアという名前に、南を守る魔女ソニアを思い出す余裕も無い。
 ディーンと同じくギースの部下の魔女ソニア。
 傭兵ジェシーの説明では、ディーンとソニアは仲悪いそうだが、本当の処は本人にしか分からない。

 ジェニーのちっちゃくて、ちょっと押したら潰れてしまう薄い胸。
「く、うう…」
 苦痛に歪むあどけない表情を、ディーンは上からじっくり観察。
 か細い腕でディーンの腕を押し退けようともがくが、ビクともせず。
押さえ込まれた現状では呪文を唱えられず。今の彼女は無力な少女でしかない。
 上からの絡みつく視線に気付いたのか。ジェニーは気丈にも言い放つ。

「こ、こんなの痛くないんだから」
「ああ、そいつは悪かった」

 ディーンはくく、と笑い胸から手をはなして、いきなり両足を大きく広げさせる。
「きゃあっ!」
「なんだ。まだ生えてないのか」
 ククク、という笑いが大きくなる。
 修道服を引き裂かれ、下着も穿いていないので、丸見えのジェニーの秘所。
そこはまだ奇麗な一本のたて筋で、陰毛の一本も生えていない。
 乱暴な行為に感じるはずもなく、さっぱりと乾いたまま。
「やあっ! 見ないでください!」
 大事な部分を凝視され、ジェニーは自由になる両手で股間をおさえる。
 その手の向こうにある女陰を思い出しながら、ディーンは淡々と、
「ここに、もうぶち込んでもらったのか?」
「ええ!?」
「どうだ。やったのか?」
「ん〜〜〜〜」
 真っ赤な顔をブンブンと振り回すジェニー。
「そうか」
 何がそうかなのか。
 ディーンは片手で、ジェニーの大事な部分を隠す両手を捻り上げ、その場所に口を付ける。
「ひいっ!?」
 もっとも敏感な部分を這い回る、ぬるっとした生暖かい感触。ジェニーの女陰を、舌が嘗め回す。

(わ、私のあそこを、男の人が……)

 股間をしゃぶられ、内から湧き上がる甘い雫。芯がズキンと疼く。

「いやああーっ!!!」
 快楽を否定するように、ジェニーは叫ぶ。
「やめて! やめてください! セーバーさん……助け…」
 泣いても叫んでも、辱めは終わらない。
 ジェニーの割れ目からは、薄い愛液が漏れ出していた。
291外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:18:29 ID:0BIbsvmf
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
 見知らぬ男に秘所を吸われ、感じ、身悶えながら。
ジェニーは目を閉じて泣き、そして謝罪を繰り返す。愛する人に。

「ふー」
 ようやく股間から顔を上げたディーン。口の周りに着いた液をぺろっと舐める。

 しょっぱい。

 やはり愛が無いと愛液は酸っぱいものらしい。
「どれ、もういいな」
 テカテカと濡れる女の割れ目。ディーンは待ち遠しいとばかり、己の男根を近づける。

「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

 ジェニーはもう暴れる事もなく、ただひたすら謝り続ける。
「ふん」
 ディーンはそんなシスターを鼻で笑い、ぴたっと性器同士を合わせ、
「恨むんなら、負けたあいつを恨みな」
 一気に突き入れる!

「ぎゃああああーっ!!!!」

 腰が高々と上がり、ジェニーの悲痛な叫びが砂漠に響き渡り。
 
 ディーンは狭く固い肉の感触をイチモツに感じながら、一気に最奥までねじ込む。
だがディーンのそれは、まだ半分ほどいか埋まっていない。
「ふー。さすがにキツイな」

「はわあっ! あううう!!!?」

 口から涎を垂らして、苦痛とそれ以外の感覚に苛まれるジェニー。腰の奥、体の一番奥に、男を感じる。
 だがそれは愛する男以外の人。無理矢理犯された結果。

「あああ………。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

 体の奥にずっしりと突き刺さる肉棒。ジェニーの目から止まる事無く涙が溢れ、ただ男のされるがまま、小さな体を揺さぶられる。

「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

 ジェニーは初めて知った。処女を奪われるよりも、愛する男がいるのに、別の男に犯される方が辛いという事を。

「いやああああああああああっ!!!!」

 ジェニーの悲鳴を心地よく聞きながら、ディーンは激しく腰を振り回す。まだあまり使われていないジェニーの膣。
だが全く男を知らないわけではないらしい。
 犯す間に膣肉が柔らかくなり、その幼い肉で男を締め付ける。
「ほうら出すぞ」
 ディーンは一気にラストスパートを駆けた。無表情で。
292外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:19:28 ID:0BIbsvmf
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
 体の下で、泣き叫び謝り続ける少女。その小さな体を穢し、奥の奥に、溜まりに溜まった精を放つ。

 ディーンの腰が限界まっで持ち上がり−
 ドクン! 膣に熱い衝撃が放たれる。

「あ、あ、あ、あああ…」

 熱い温もりが体内いっぱいに広がり、そして染みていく。

「わあああああああああああああああっ!!!!」

 ナカに出されたという実感。と同時、ジェニーの脚がピーンと天に伸び、硬直する。

「あー! アア、アー!」

 そのままディーンは腰を密着させ、最後まで精を流し込む。
「やああっ! いや、いや、いやああー!!!」
 ジェニーは最後まで、泣く事しか出来なかった。
「抜いて、もうぬいて、ぬいてええええっー!!!」
「ああ、いいぜ」
 出すだけ出してすっきりしたディーンは満足気な表情で、ブツを引き抜く。
結合部からは白い液体が泡のように垂れ流され、一本の線だった割れ目は、ぱっくりと大きく開かれていた。

「あ、あああ」
 終わった、という安心感に、ジェニーが深く息を吐く。その口に、ディーンはキスし、舌をねじ込んで吸った。

「ん……」

 不意にキスに、ジェニーは息を止める。
 口を離し、ディーンはニヤリと笑った。
「どうだった? 俺のものは。あいつとどっちが良かった?」
「ひ、ひどいです…」
「あん?」
「な、なかに出すなんて……」
 すっとお腹を撫でるジェニー。中ではまだねっとりとしたネバネバ感がする。
「ああ。妊娠したかもな」
 妊娠、という響きに、ジェニーはピクリと震える。
「いやあぁ…」
「ま、そんときゃ産めばいいさ。大事にしてやるぜ」
 あっさりと言い放つディーン。
「いやああっ!」
 もう聞きたくないとばかり、ジェニーは叫び、また小さく呟く。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」

 泣きながらまだ謝るジェニーを、ディーンはぐいっと抱きしめた。
「きゃっ」
「泣きたきゃ、胸を貸してやるぞ」
 ジェニーのポニーテールの頭を抱え、ディーンは胸元に押し付けた。
 だが知らない男の胸に抱かれ、ジェニーは嫌々と首を振るだけだった。
 その姿勢で、ポツリとディーンは漏らす。
「お前。俺の女にならないか?」
293外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:20:28 ID:0BIbsvmf
「え?」
 言われた事がよく分からずに、ジェニーは胸の中で聞き返す。
「俺の女になれ。大事にしてやるぞ」
「い、いやです!」
「そうか。嫌だってんなら、このまま部下にくれてやる」
「ええ?」
「俺の部下も、女に飢えてるからな」
 天幕の外では、ディーンの部下の傭兵達が、荒い息で少女の悲鳴を聞いていた。

「どうする? 俺の女になるか。部下どもに輪姦されるか」
「……あなたのモノになるぐらいなら死にます」
 きっぱりはっきりとジェニーは拒絶する。
 例えどんなに穢されようと。心までは折れない。
「そうか」
 少し寂しげに呟くと、ディーンはジェニーから離れ、パンツとズブンをい吐いて、天幕を出た。
 そして目を血走らせる部下の傭兵達に告げる。
「いいぞ。後は好きにしな」
「よっしゃー!」「さすが親分!」
 喜声を上げながら、傭兵達は天幕へとなだれ込む。
 そこに横たわるのは、ピンク髪のポニーテールの少女シスター。
 清らかさを示す修道服は無残に引き裂かれ、股間からは白濁液。絶えぬ涙を流し続ける目は、傭兵達を見て、ガクガクと震え出す。
 目を血走らせ、股間を隆々と勃起させる傭兵達。

 軍の男はシスターの尊厳を踏み躙るだけ。

 あるシスターの言葉通り、傭兵達は犯されたばかりのシスター・ジェニーに群がっていった。

「いやあああっ! やめて! やめてええええぇぇぇぇーっ!!!」

 ジェニーの悲鳴が響き渡り、夜風に身を冷やすディーンは寂しそうに笑った。

 傭兵達のイチモツが、腰の前と後ろに同時に突き刺さる。
「ひぎゃああっ!」
 お腹の中を肉棒でいっぱいに満たされ、ジェニーは苦痛に喘ぐ。特にお尻の穴は彼女も初体験で、鮮血が溢れていた。
「ぎゃああっ!! 痛い! いたあー!」
 泣き叫ぶジェニーには構わず、前後の男は腰を振り続ける。狭い膣内で薄い肉壁を通じて、男性器同士がこすり合う。
「おお。こいつの中で、俺とお前のがこすれてるぜ」
「へへ。こいつはいいや」
 少女の膣内での、イチモツの接触を愉しむ男達。
「いや……いやあ…」
 弱々しく呻く口にも、また肉棒がねじ込まれる。
「んぐうううぅ……」
 口いっぱいに広がる生暖かい肉の感触。
 さらに別の男がジェニーの乳首を口に含んで吸い、薄い乳房を揉む。
 その白い手にもイチモツを握らされ、無理矢理しごかされる。
 小振りのポニーテールにもイチモツが巻きつけられ、ピンクの髪を汚していく。
「んんぐうううう…」
 髪も、口も、手も、胸も、お尻も、そして秘所も膣も、男の手と肉棒に覆い尽くされ。
ジェニーの全身は、たちまち白い濁液に包まれる。
294外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:21:20 ID:0BIbsvmf
(セーバーさん……)
 全身を犯す肉棒が一斉に射精し、意識を失う直前にジェニーが見たのは、セーバーの優しい笑顔。
 だがその笑顔は今は遠く。

 ばたっと気を失ったジェニーを、傭兵達は冷ややかに見下ろす。
「もう壊れちまったか?」
「おら。まだだぞ」
 無理矢理血を流すお尻に肉棒がねじ込まれ、
「ひいいいっ!?」
 ジェニーはその痛みで、意識を呼び覚まされる。

「なんだ。まだ元気じゃねえか」
「まだまだだぞ」
 そして気を取り戻したジェニーに、また新たな男達が群がっていく。
「あ、あああ……」
 自分に迫るたくさんの血走った目。伸ばされる手。そして醜い肉棒。
 終わることなき陵辱の時間。

「いやあああああああっ!!!」

 ジェニーへの陵辱は朝まで続き。
 その場にいた全員が満足した頃には、シスターの少女は全身が血と精液にまみれ、すっかり放心していた。
 涙を出し続けるその目は虚ろで、もうなにも映さず。
ポカンと開いた口からは精液が溢れ、胸も乳首の先端まで精液がこびり付き。
股間とお尻からも血と精液が、止まる事無く溢れていた。
 一晩中犯され続け、ズタボロになったシスターの少女を、傭兵達は憔悴しきった表情で見下ろす。
「ふー。満足、満足」
「へへ。こんだけやりゃ、さすがに妊娠したな」
「もっとも、誰の子供かは分からないがな」

 妊娠、子供。その言葉に、倒れたジェニーの眉がピクリと動く。
「…………いやぁ」
 白濁液の染まった唇が、微かに動く。

「敵襲ー!」
 セリカ軍が到着したのは、その直後だった。
 奪われたジェニーを取り戻す為に駆けつけたセリカ軍。
 戦いはセリカ軍の一方的な展開になった。
 ディーンの部下の傭兵は、ジェニーを犯すのに体力を使い果たしていたのである。
「ぎゃー!」「うわー!」
 ジェニーを犯し、疲れ果てた傭兵達が、一人、また一人と殺され。
遂には、剣士ディーン一人となった。
その彼の前に、傭兵セーバーが立ち向かう。片目と片目同士。
「よう。遅かったな」
 目の前に現れたセーバーに、ディーンは傷の無い右目でニヤリと笑う。
 セリカに命を救われた彼は、眼帯の無い左目でディーンを睨み付け、
「ジェニーはどうした」
「犯した」
 はっきりあっさり、ディーンは告げる。
「てめえ……」
 剣を抜くセーバー。ディーンも勇者の剣を構える。
 二人の、最後の殺し合いが始まった。
295外伝ディーン×ジェニー強姦輪姦SS:2005/10/29(土) 16:26:14 ID:0BIbsvmf
 セーバーの装備は、前回と同じくごく普通の剣と皮の盾。
 対するディーンは勇者の剣。
 剣と剣が打ち合わされ、互いに数歩引く。
 そして直進。跳ぶように駆け、同時に剣を突き出す。
 ディーンの勇者の剣が皮の盾を貫き、セーバーのお腹に突き刺さる。
 セーバーの剣が、ディーンの左肩に突き刺さる。致命傷には程遠い。
 ニヤッと片目で笑うディーン。同じくセーバーも片目で笑い、盾を放して腹に刺さった勇者の剣を素手で握る。
 手を伝う血。だがディーンは剣を引き抜く事が出来ない。
 そそてセーバーはすぐさま、相手の肩に刺さった剣を抜いて、驚きに見開かれる右目を縦に切り裂く。
 左目と同じように傷が入り、潰れる右目。これでディーンは両目が見えない。
 ごとり、とお腹に刺さった勇者の剣を引き抜くセーバー。
 彼は両手で剣を構え、視力を失ったディーンの首を横から刎ねる。
「あばよ」
 首が胴から離れる瞬間、ディーンは呟く。
「ソニア……」

「はぁはぁ」
 ディーンから奪った勇者の剣を杖代わりにセーバーは砂漠を行く。
 目に前にあるのは、ディーンの舞台が使っていた天幕。
 中に入ると、ムッと鼻をつく精液の腐った匂い。
 その精液に覆われるようにジェニーは倒れていた。
 涙を出し続けるその目は虚ろで、もうなにも映さず。
ポカンと開いた口からは精液が溢れ、胸も乳首の先端まで精液がこびり付き。
股間とお尻からも血と精液が、止まる事無く溢れていた。

「ジェニー……」
 お腹から血を流しながら、セーバーは犯され尽くしたジェニーを抱き上げる。
そして精液にまみれた唇にキス。
 暖かくて優しいキス。

「…………」

 すると、虚ろだったジェニーの瞳に、僅かながら瞳が灯る。

「悪いな。遅くなった」
「もう。遅いですよ」

 ディーンの部隊を撃破したセリカ軍。
 残すはギースの立て篭もる砦のみ。

 戦いは続く。

(おしまい)
296名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:23:59 ID:mmeaEiO5
GJ





















297名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:39:19 ID:+ioeicQB
乙。
アルム×セリカきぼんぬ
298名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 04:10:46 ID:RYqzm1Cn
>>279
前のディーク×シャニーみたいな唐突さがあるな
一応伏線はあったけど…何つーかちょっとトホホな感じ
このノリだとパオラも第一部で似た経緯を辿うわなにをするやめ

まぁこの作品濃かった。エロいから許す
299名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:19:51 ID:vYa89k6O
GJ。外伝懐かしいな。またやりたくなってきました。壊れてますが。
というかカイン・・・お前はただの後輩にあそこまでするのかよw

唐突ですが、ここって近親の需要はあるんですか?
300名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:07:39 ID:HW0Icwbw
近親は、普通に需要ありますが。最初に注意書きが吉かと。
300GET
301名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 00:00:04 ID:RZdKAzLu
エレンさんまだー?
302 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:36:03 ID:P7tP0sy6
聖戦アーサー×ティニーを投下します。
組み合わせどおり、近親です。また話が少し暗めです。
苦手な方は気をつけて下さい。
303 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:37:22 ID:P7tP0sy6
月が顔を出し始めた頃のシアルフィ城は、未だ興奮や歓喜の冷めやらぬ住民や兵士達で所々ざわついていた。
というのもその日、シアルフィの誇る悲劇の英雄シグルドの遺児にして、今や光の皇子とまで呼ばれている解放軍の若き盟主セリスが、
アルヴィス皇帝を倒しシアルフィに帰還してきたのだった。
当のセリスは生まれて初めてシアルフィの地を踏んだのだが、まだ多く残るシグルドを知る世代からすれば、
非業の死を遂げた父親に代わり帝国の支配からシアルフィを解放した彼の姿はこれ以上無いほど痛快だったろう。

対照的に、セリスの率いてきた解放軍の主要なメンバーは、早々に自分に宛がわれた部屋へ引き払ってしまっている。
イザークに始まって、レンスター、南トラキア、ミレトス、そしてシアルフィ。
もう数ヶ月も強行軍で戦い続け疲労の溜まった身には、まともな建物で休める時間が惜しかった。
幸いなことにアルヴィスの統治自体はまともなものだったので、急を要する戦後処理も無い。

まだ城下町のどこかでお祭り騒ぎが起こっているようだが、俺も既に自分の部屋に戻っていた。
夜の暗さに、赤々と燃える暖炉の炎が心なしか浮き上がって見える。呆けた様にその炎を見つめていた。
踊る灯火と、窓から差し込む、満月より少し痩せた十六夜月の光。それだけがこの部屋を照らしている。
不意に、扉が少しだけ開く。廊下から誰かが部屋に入ってきた。その人影に、暖炉のそばの安楽椅子から俺は視線を投げた。

ずっと炎を眺めていたせいか、目にこびり付いた影送りの影が、ぼやけたままその姿を包んだ。
おずおずとこちらに歩み寄るにつれて、月明かりが足元から徐々にその全体像をあらわにしていく。
顔まで明らかになる頃には、俺が手を伸ばせば届くほどの距離しかなかった。

「にいさま……」

安楽椅子から腰を上げる。少し彷徨った視線がぶつかって止まる。瞳の色は、俺と寸分変わらない。
そのまま―――――時折、弾けて音を立てる暖炉以外は―――――凍り付いてしまったかのように動きを無くす。
けれど、それも僅かの間。彼女のくちびるから何か言葉が零れそうになった時、俺は口を開いた。

「おいで、ティニー」

誘いというより、最早合言葉に近いその声を引き金にして、俺はティニーを抱き寄せた。
少しだけ鼻腔に広がる甘酸っぱい匂い。月光のせいで、いつもに輪をかけて溶けてしまいそうなほど白い肌と、
控えめに存在を主張するくちびるに口づける。舌はすぐには差し入れないで、薄く淡いルージュの上からくすぐる。
どうせすぐに意味を為さなくなるそれも、俺の指図でつけさせた物。くちびるの裏側から歯茎へゆっくりと、しかし無遠慮に舌を割り入れる。
ティニーの舌に少し触れた所で、一度俺は口づけをやめる。紡がれた光る細い糸は一瞬で切れて、やや呼吸を乱している様子を俺は眺めた。
304 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:38:11 ID:P7tP0sy6
初めて身体を交わしたのは、いつのことだったろう。前触れも無く浮かんだ思考。
ティニーを支えたままやや乱暴に安楽椅子に座る。不平を言うようにぎしり、と音が立った。

「んっ……ぁっ……」

華奢な肢体を抱え直し首筋に狙いを付ける。取りとめもない考えの先が、押し殺したティニーの喘ぎと少し重なる。
俺とてひとかどの魔道騎士。戦場で剣を操る程度の力はあるつもりだが、育ちが悪かったせいか背丈はあまり高くない。
それでもティニーは俺の腕に収まりそうで。あの時も俺達を囲んでいたのは、月と炎。
伯父のブルームを殺したその夜のコノート城の一室、そこで俺はティニーを抱いた。

ブルームを絶命させたのは俺だったが、実際は殆ど二人掛かりで討ち取った。
ティニーも同族殺しの謗りを免れ得ないくらい、魔法を放ち続けた。
そしてティニーには、何かきっと大事なものと引き換えに、喪失感と虚無感が残った。
それはきっと感情が復讐に呑まれていて気付かなかっただけで、心のどこかにあったのだろう。
独りでは耐え切れなくなって、ティニーは俺に取り縋った。
そばにいて、わたしを離さないで―――――もう帝国を裏切ったという事実からは逃れられない。戻ることは叶わない。
俺はその心を満たせない、浴びせられる悲痛な叫びをただ受け止めることしか出来なかった。
自分と同じ、おぼろげな記憶の中の母さんとも同じ銀色の髪を撫でてやりながら、初めての時も俺からティニーに口づけた。

鎖骨にはくちびると舌を、細い腰と背中には手のひらと指でなだめるように愛撫する。
暖炉の炎が揺らぐと、それに合わせてティニーの形作る陰影も揺らぐ。
あの時はそんな今ぐらいの配慮も出来なかった。ティニーが拒めないことを知っていて、俺は迫った。
少なくともあの夜、ティニーには俺しか居なかった。刹那の末に流した涙は、破瓜の痛みのせいだけではないだろう。
そして押し殺された啜り泣きを聞きながらも、俺はまだ未成熟な身体に己を刻み込むことに固執さえしていた。
魔が差した、なんて言葉で片付けるつもりは毛頭無い。むしろ本当に魔物にでも取り憑かれたと言えなくもない。
疎まれたくない、嫌われたくない、見捨てられたくない・・・その気持ちに乗りかかって、妹を犯して純潔を奪ったのだから。
あれほど恨んだブルームやヒルダですらしなかったことなのに。

「……やっ……あっ……」

軽い愛撫を続けながら、少しずつティニーの姿勢をずらして背後に回る。
耳朶からいきなりうなじへと舌は矛先を変えた。

―――――裏切り者、見損なったわ!

戦場で並んで戦っていた俺とティニーに、イシュタルは開口一番に至極簡潔な罵倒を投げつけた。
感情を隠そうともせず、むしろ周りにまで聞かせるように。言葉はティニーに向けられたものかも知れない。
けれど、イシュタルの怒りは本当は俺に向けられていたのだろうか。

「んっ……に…にいさまっ……」

後ろからやわやわとティニーの慎ましい乳房を揉みしだく。
寝巻の上からでも感じられるくらいツンと立った桃色のつぼみは、緩やかに指で弄ぶ。
要らないことを考えていたら、知らず知らずの内に焦らす様な緩慢さで事を進めていた。
305 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:40:18 ID:P7tP0sy6
イシュタルが思わず口走ってしまったこと……今なら俺にもよく分かる。
ティニーの話の通り……もし、イシュタルがティニーを独占していたとしたら。
純粋に、自分だけを頼りにしてくれる存在がどれだけイシュタルの寂しさを埋めていたか。
もう多分俺にしか分からない。これはティニー本人も自覚していないだろう。
ティニーはイシュタルが歩む道、それに流される自分が間違っていると気付いていた。
そして消極的交戦という形で、既に目前に広がっていたイシュタルの道に抗い、結果俺と再会して、ティニーの道、解放軍へのきっかけに繋がった。

きっかけ。
イシュタルがバーハラへと引き摺られてその距離が、時間が離れることは、そのままティニーの帝国での生きる場所が擦り減っていくことで。
そんな所に、話にしか聞いていなかった兄が現れた。それをきっかけにして、ティニーは解放軍に身を投じた。帝国での自分を捨てて。

結局俺は、きっかけにしか過ぎないと言うのか―――――

「あぁんっ!」

鼻にかかった甘い声。優しい、悪く言えば手ぬるい愛撫に慣れた所に、つい指に力を入れてしまった。
そのはっきりとした嬌声が何かの合図だったかのように、反射的にティニーの上着の薄い合わせ目をはだけさせて、同時に耳朶に息を吹きかける。
赤いリボンでまとめられた後ろ髪が肢体の動きに合わせて揺れて顔に当たった。

「やぁ………ぁ……やめっ………やめて……」

「そんな声で言われても、説得力無い」

幾月か前、まだ慣れていない頃とは反応が雲泥の差だった。
元々そういう素質を持っていたのか、或いは俺がティニーに迫り過ぎたせいかは分らないが、もうどちらでも良かった。

「何が嫌?………上ばかりでは、寂しいのか」

乳房に回していた両手のうち片方を下に伸ばす。いつもよりスカートはやや長めでスリットも無いので直には無理だが、
たくし上げてしまえば問題無い。敏感になりつつある白い脚を腿を撫で上げ秘裂を下着越しに軽くなぞる。
それだけでティニーは弓の弦のように反応して、また安楽椅子が腰の下からぎしぎし不平を唱えた。

「………ふふ、さっきまで直接触ってもいなかったのに、こんなに濡らして………」

「に………にいさまっ……やめて……やめてください………」

抜けるように白かった頬と肢体はいつの間にかはっきり見えるほど紅潮していた。それは決して暖炉の熱によるものだけではない。
既に下にある俺の下の服や安楽椅子をも濡らし始めた愛液は、かすかな水音さえ立て始める。

「どうして?」

どうしてだろうね、毎回………結局最後まで拒めたことは無いのに、ティニーは拒絶の言葉を続ける。
どうせ、すぐに吐息に混じって消えてしまうのに。兄妹で交わるという禁忌に対する免罪符だろうか?
だとしても、免罪符は決して救いではない、故に代償を伴う物。そして免罪符は決まって新たに罪を増やす。

「どうして。聞いているだろう、答えるんだ」

間髪入れず耳朶を甘噛みしながら、俺の手に収まる乳房の先端を捻り上げた。

「はんっ……あぁっ!」

別に言葉で答えなければいけない訳じゃない。男が好きな女に求めさせたいと思って何が悪い。
秘所へ向けた方の手は下着を脱がせやすい位置にまでずり下げ、一転鎖骨から首筋を這わせ髪の毛を弄ぶ。
耳からうなじへ移っていたくちびるの責めを中断して、俺はまたティニーに話しかける。
306 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:41:17 ID:P7tP0sy6
「本当は嫌じゃないのだろう?」

もう息が乱れていてまともな答えは返ってこない。目線を上げると、いつもティニーの髪の毛を結んでいる赤いリボンがやけに目に付いた。
そこだけ切り取られたように、鮮やかに燃えて見える。思えばティニーは俺を引き合わせたペンダントと同じように、このリボンも戦場ですら肌身離さない。
俺の記憶には無かったその存在………心当たりに辿り着いた時、俺はそのリボンをいっそ食い千切ってしまいたいと思うほど目障りに感じた。
既に醜いとかそういう言葉で表すには足らない、深く昏い情念。俺はイシュタル自身だけではなく、その面影さえ妬んでいる。

「―――――聞き分けが無いな。………素直になれないのなら、なれるようお仕置きしなければいけないな」

大きく二つにまとめた後ろ髪の片方のリボンの結び目に歯を掛けた。しかし解けない。髪の毛の方で遊ばせていた手も動員して、やっと解く。
ティニーが不思議に思いこちらに顔を向けるのと、俺が赤いリボンを口に咥えてティニーを抱え直しながら安楽椅子を立ち上がるのは同時だった。

「にいさま………どこへ………どこへ行くのですか………?」

俺は黙ったまま部屋を歩く。どうせ口が塞がっているのでろくな返事は出来ない。
数歩進んで、俺が今夜使うはずだった寝台へ到達した。

「だから、お仕置きをしなければいけないって言ったんだが」

抱えていたティニーを寝台の端に下ろすとすぐさま俺は背中側に回り込み、咥えていた赤いリボンを手に取る。

「素直が一番だよ」

「やぁっ………に、にいさま、離して、ほどいてっ………!」

そのままティニーの腕を後ろ手にして両手の親指をリボンで縛ってしまう。こうなってしまえば余程の力がない限り自力では解けない。
本当はティニーが本気で拒むつもりは無いことには気付いている。嫌なら始めから人目を忍んでまで夜の俺の部屋に来なければいいのだし、
縛られる前までは俺の手を振り払って逃げるチャンスはいくらでもあった。
嫌だという言葉だけの抵抗も可愛げがあっていいのだが、いい加減受け入れて欲しかった。たとえそれが禁忌でも。
自分自身でさえ制することは出来ない独占欲。俺は寝台の上を移動し、今度はティニーと正面から向き合った。

「もうひとつは………どうしたものかな」

もう両手が使える。苦も無く残ったリボンは解けた。長い髪を下ろしてみると、それが肌に絡みついて輝く姿は不思議なほど艶かしく、扇情的に見えた。
俯いた顔、潤んだ瞳、荒い呼吸に合わせて小さく上下する胸。それらが網膜に焼き付いて、中で何かが目覚めていくようだった。
俺はにじり寄りながら顔を近づける、啄ばむような軽い口づけ。その間に逸る気持ちを抑えてティニーの目のあたりから耳、後頭部へ手を動かして結び目を作る。

「!………やあっ……前が……っ」

「目隠しはしたことが無かったのを、思い出してさ」

いつだったか、人間は五感のどれかを失うと、他の感覚がその損失を補うように敏感になるという話を聞いた。
あくまで擬似的なものだが、丁度いい。目隠しをされたティニーの無防備な姿が、ゾクゾクと背筋を這い登る征服感を刺激する。

「大丈夫、痛くはしないから………」

ティニーを寝台の縁に座らせ、俺は床に膝を付いてティニーの秘所に顔を埋めて行く。

「ひゃああんっ………!」

今夜で一番甲高い嬌声が鼓膜を刺激する。自分でもその反応に驚いているようだった。
ティニーに聞かせるようにわざと大きな水音を立てて愛液を吸い上げる。今までよりも荒々しく挑みかかった。
くちびるで挟み込み、舌で蹂躙し、歯で甘噛みして間断無く責め立てる。愛液の匂いと、味と、嬌声とが、
さっきまで俺の頭の中を行き交った思考を突き崩していった。ただ無心に、秘芯を嬲り、手は乳房を、背中を、時に浮いた腰を弄ぶ。
刺激を送る度に秘裂は妖しく蠢いて、まだ幼さを残す肢体にはあまりにも淫らだった。
307 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:43:01 ID:P7tP0sy6
「ゃ……あっ……ああぁっ!」

ティニーの反応全てが、一歩一歩確実に昇り詰めていくのを感じさせる。鼓膜を打つ歓喜とも哀願とも取れる叫びに駆り立てられる。
舌にまで絡みつく肉壁、零れて俺の頬を伝って床まで濡らしそうな愛液、深みで直に体温に触れてみた。
乳房から片手を戻して今度は指で責め始める。爪先で、指の腹で軽く押し返すような感触を愉しみながら、
関節をぐいと曲げて内壁を擦り上げる。思わずのけぞった肢体。甘くも苦しげな吐息。指を絡めとる柔らかい秘裂の収縮が急に強くなる。
あまりに激しく責め立て過ぎたからか、それとも結び目がいい加減だったからか、目隠しは半分取れかかっていた。
自分がやったくせに顔が隠れて表情が見えないのがもどかしくなって、するりとリボンを取り払った。

「ティニー」

何時とも知れず流れ落ちた涙さえ名残惜しい。痕を指でなぞり、もう一度見つめ合った。
互いの姿が虹彩に映って見えるくらいの近さで。また瞳から溢れてくる雫を舌で拾った。
世界がまるでここだけになったかのような錯覚に眩暈がする。

「にいさま………」

少しかすれた、囁くような声。他に誰かこの部屋にいたとしても、きっと俺の耳にしか入らなかっただろう。
さっきまでの喘ぎとは明らかに声音が違っていた。

「わたし………怖い………こわいの……」

「怖い………?」

「だって………このままじゃ気持ち良過ぎて、離れられなくなってっ………わたしが、わたしじゃなくなってしまいそう………」

今更になって、自分の引き摺り込んだ業の深さを思い知った。もう遅い。とめどなく心を苛む罪悪感から逃れるには、
生死の境で狂気に任せて全てを忘れるか、悦楽の淵で背徳感を快楽に変えるかしかない。そしてそれも、一時だけの幻。

「ティニー………」

それを知っていても、俺はティニーを、離せない。

「―――――愛してるよ」

今度は深い、舌を絡め合う口づけ。脳髄が酔ってしまったかのような感覚が、かすかに残っていた思考の残影を消し飛ばした。

「ティニー………行くよ……」

俺の物は我ながら少し驚いてしまうくらい自らの存在を主張していた。
思えばティニーを安楽椅子で抱えている時から、服越しとは言えその身体に触れていたわけで。流石にもう我慢の限界が来ていた。
湧き上がる劣情に任せ、互いに向かい合うような姿勢から狙いを定めて秘所へと突き入れた。
308 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:44:10 ID:P7tP0sy6
「あぁ……はっ………うっ……!」

思わず呻き声が出る。手を縛るリボンを解く暇さえ惜しんでいるので無理な抽送は出来ないが、それでも気を抜けばあっという間に終わってしまいそうで。
浅く深くゆっくり、時に小刻みに秘裂の奥をかき回し、俺を咥え込んだそこからはぐちゃぐちゃと淫猥な水音が響く。
絡みつく肉壁に反発するように先端まで戻り、一気に奥まで貫いた。反応も冷めやらぬうちに身体を半回転させ騎乗位に持っていく。
ティニーはただ快楽のために本能のまま腰をくねらせている。無我夢中で俺も抉りこむように突き上げる。
勢い余ってティニーはバランスを崩しこちらへ倒れてくる。とても近いところで、その肢体をきつく抱きしめた。

「ひぁっ………はあっ………あぁああんんんっ!」

「ごめん………ティニー………俺は………」

吐息を首筋と後ろ髪で感じながら、貪るようにくちびるで白い肌に疵を散らしていく。秘裂が、ティニー自身がまるで搾り取るかのように躍って、
その奥で二度、三度俺の物は跳ねて、白濁を吐き出していった。


銀色の髪、自分と良く似た長い髪に指をくぐらせる。けれどティニーは安らかな寝息を乱すことはない。
行為の後始末さえ済んでしまえば―――――あと俺が肌につけた痕を考えなければ―――――憂いの表情などカケラも無い少女の寝顔が見える。
不意に、何かの光が視界の端を射った。目を向けると、そこには俺とティニーを引き合わせたペンダントが、どこからか光を反射して輝いていた。
まるで咎める様に、真っ直ぐにこちらに差し込んでくる。

けれど、俺のすぐそばで寝息を立てているティニーは少なくとも、
かつて絶対的に信じていた人間と袂を分った不安も、復讐の為に血を浴び続けることへの恐怖も、禁忌を犯したことへの罪悪も、感じてはいない。

「ティニー……おやすみ…」

今はただ、のしかかってくる疲労感に身を任せるだけ。休息という、幻世の中へ。
309 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/10/31(月) 01:47:23 ID:P7tP0sy6
おしまいって付けるの忘れた_| ̄|○
310名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 19:06:29 ID:MEF/XiS3
GJ!!
アサティニって珍しいけど(゜∀゜)イイ!!
そしてアゲ
311名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 21:06:44 ID:VGAJq/Rs
そんな珍しくないと思うけど…

てかアサティニいいよ〜>>309さんGJ!!
3123日目攻城2 1/16:2005/11/01(火) 19:11:13 ID:4o6/9aIi
 「エレンさんはベルンの出身ですよね……この『聖女の塔』に来られた事はあるのですか?」
 薄暗い階段を先に上がりながら、ロイは後ろのエレンに振り返った。彼女は静かに微笑みながらうなずき返す。
 「はい、教団の公用で何度か。エリミーヌ教団の人間にとって、この聖地に来ることは最高の栄誉ですから、
とてもうれしかったですわ」
 おっとりした外見に似合わず、エレンが信仰に関わることを話す時は、断定調の確固たる話し方になる。ロイ
は特に信仰心が篤い方ではなかったが、こういう神に仕える人たち(サウル除く)が共通して持つ意思の強さに
は興味があった。何しろ今目の前にいる女性は、地上の主人を救うために危険を顧みずロイに救いを求めてきた
度胸の持ち主だ。天上の主人のためには、どんなことをするのだろう?
 「僕はよく分からないんですけど……エリミーヌ様と神様とは、どういう関係なのでしょうか?」
 ロイの質問に、エレンは澄んだ声でよどみなく答える。薄暗い階段が、その声だけで明るくなりそうな声音だ。
 「わたしたちエリミーヌ教団で奉ずる神は、『天を任せられた堂々たる神』です。この世界も、わたしも、あ
なたも、全ては神の造り給いしもの……エリミーヌ様は、その神の教えを広めるために、あらゆる困難を乗り越
えたが故に聖女と呼ばれているのですわ」
 雨の音が徐々に大きくなってきている。塔の露天部が近いらしい。ロイは踊り場を曲がりながら、エレンの美
しい声での説明を聞き続ける。
 「エリミーヌ様はおっしゃいました。この世で最も尊い職業は配管工で、神聖な動物は電気を発する鼠である。
キノコは生命の源であり、特に緑のキノコはもう一度転生する機会を増やすものだ、と……」
 (配管工と電気鼠……?)ロイは昨夜見た夢を思い出した。あれは神が見せた夢なのか?剥き出しの殺意を向
けられた気がしたが……
3133日目攻城2 2/16:2005/11/01(火) 19:12:02 ID:4o6/9aIi
 「エリミーヌ様が心を痛めておられたのは、世界にはいつの時代も神に反旗を翻す邪神が存在しているという
ことでした。『アガス』神、『イノス』神、『トフォソルキム』神などの邪神達です……しかし神のお力と、エ
リミーヌ様の意思を継ぐ我々のたゆまぬ努力によって、これらの邪神の力は押さえ込まれています。最前者は数
年前に我々の軍門に下り、教団の携帯用祭器のために『愛のためなら死ねる』、『生命はどこから来るの?』と
いった経典をリリースしています。また最後者については、最初から相手にしておりません。祭器が巨大過ぎる
上に、女性の胸が弾む描写が売りの堕落した経典などばかり売っていては……」
 エレンの声が、どことなく厳しさを増している。宗教の話題は禁物だったかとロイは後悔したが、エレンの弾
劾はなおも続く。
 「一方、現在唯一最強の邪神・『イノス』神は実に手強い敵です。彼らの教団が売りつける祭器は黒く角ばっ
ていて、もうこの段階でいかにも悪という感じですが……残念ながら我々の努力にも関わらず、彼らの勢力拡大
は続く一方です」
 「…………」
 「しかし私たちの神は最後に必ず勝利します!傲慢な彼らは11年ぶりの赤字を出し、かつての得意分野でラ
イバルの後塵を拝し、『記憶棒』のようなマイナーな独自技術にこだわったりして運営に行き詰まり、ついに教
団の最高経営責任者を海の向こうから呼ぶ事態になってm9(^Д^)プギャー!!」
 「あ、あの、エレンさん……露天部に出たみたいです……」
 ロイが立ち止まって口を挟まなかったら、エレンはそのまま邪教に対する呪詛の言葉を吐き続けていたに違い
ない。彼女ははっと我に帰ると、照れたようにいつもの穏やかの微笑みを浮かべた。
 「つい熱が入ってしまい申し訳ありませんでした、ロイ様。階段を登れば、この塔の上三分の二を占める露天
部に出ます。露天部は四層からなり、敵幹部は最上部にいるでしょう」
 ロイは視線を階段の先に移して、灰色の空に聳え立つ石造りの塔を見た。雨の中、静かに傲然と天を差してい
るその塔には、敵兵の姿は無い―ここから見た限りは。塔の左右に、あまり幅の広くない階段が伸びているのが
見える。
3143日目攻城2 3/16:2005/11/01(火) 19:12:46 ID:4o6/9aIi
 「階段を上がった所は吹きさらしのバルコニー状の広間ですが、そこから第二層の礼拝所に上がるための階段
は塔の内部には無く、両外側に二本しかない外階段を登ることになります。……急ぎましょう、『あれ』を発動
されると厄介です」
 「……?」
 ロイが「あれ」について尋ねようとした時にはもう、エレンは先に立って階段を上りきっていた。ロイもあわ
ててその後を追う。
 「うわあ……!!」
 露天部に出た瞬間、ロイは思わず身をすくめた。叩きつける雨に、ではない。自分の位置の高さに、である。
 「さ、広間を抜けて上へ参りましょう。階段は右ですか、左ですか?」
 相当な高さの光景も雨滴も意に介さず、エレンはロイに微笑みかける。こういう状況でなければ思わずどきり
とするような、あたたかく美しい微笑だった。
 「ええと……右に…………!?」
 しましょう、と言おうとしたロイは、思わず絶句した。エレンの着ている純白の修道服が、風雨のために濡れ
て彼女の肌に貼り付いてしまっており、そのおかげで彼女の柔らかな肢体のラインが、必要以上にくっきりと浮
き出てしまっているのだ。
 「右ですね?参りましょう、私が先導させていただきます」
 エレンは、ロイの視線には気付かなかったようにくるりと向きを変えて階段に向かって歩き出す。ロイは言わ
れたまま彼女の後ろをついて歩くが、白い僧服が雨に濡れ、その下の素肌が透けてしまっている。彼女が静かな
足取りで歩くたびに、柔らかな曲線を描くヒップラインの動きがロイの目に映ってしまう。しかも、良く目を凝
らすと……!!
 「何か、見えますか?」
 食い入るようにエレンのふっくらした腰まわりと布地越しの肌を鑑賞していたロイは、ぎくりとして顔を上げ
た。エレンはいつもの清楚な微笑を浮かべて、広間の右端にある階段の手前で立ち止まっていた。
 「あ、見える……っていうか、その……」
 何とか誤魔化そうと必死に言葉を捜すロイを、エレンは微笑を浮かべたまま見ていたが、ふと頭に被っている
尼僧用の被り物―ウィンプルと呼ぶことをロイは後で知った―を脱いだ。彼女の栗色の長い髪が、たちまち雨に
濡れて、例えようも無いツヤを出す。
3153日目攻城2 4/16:2005/11/01(火) 19:13:29 ID:4o6/9aIi
 「あっ……!えっ……!?」
 ロイが最初に驚いたのは、彼女が脱いだ帽子を階段の方にゆっくりと放り投げたことだった。そして次に驚い
たのは、その白い布が空中で何かに衝突したようにバシッと跳ね飛ばされたことだった。エレンは眉を曇らせて
振り返る。
 「一足遅かったようです。もっと早くロイ様のお耳に入れておけばよかったのですが……敵は『神の矢』を発
動したようです」
 「……?それは……?」
 「とりあえず雨のしのげる場所へ行きましょう。そぐそこに、小部屋があったはずです」

 「……つまり目に見えない大きな矢、ということですね?」
 「はい。私も噂を聞いたことがある程度でしたし、仮にそんなものが実在するとしても、敵味方を無差別に攻
撃するような防御設備など実際に使うはずがない、と思っていたのですが……」
 エレンが部屋の隅からカンテラを探し出して来たので、ロイは油紙に包んだ火打石で慎重に火をつけた。
 「確かに、危険すぎる……階段や通路にいるものを無差別に攻撃するなんて」
 「その代わり、設置されているのはこの第四層と第三層の間の階段だけのようです。また、発射される間隔も
方向も一定だそうです」
 「じゃあ、発射されるタイミングを上手く見切れば……」
 切り抜けられる、と言おうとして、ロイは自分の発想の愚かさを笑った。見えない矢をどうやって見切るのだ
ろう?彼は明るい光を放つカンテラを、部屋の壁に吊り下げた。
 ロイとエレンは、ごく小さな倉庫のような部屋にいた。エレンの話では、露天広間で祭礼行事が行われる際に
使用する細々とした小道具や祭器を収納する小部屋だとのことだった。室内は清潔に保たれていて、床には厚手
の敷物が敷かれており、二人は疲れた腰をその上に落ち着けた。
3163日目攻城2 5/16:2005/11/01(火) 19:14:11 ID:4o6/9aIi
 「それにしてもさすがはロイ様、よく『神の矢』にお気づきに……」
 エレンは濡れた前髪をかき上げながら、ロイに微笑みかけた。
 「いや、まあ……」
 実はあれは貴女の透けたカラダに目を凝らしていただけですとも言えず、ロイはあいまいにうなずき返すしか
ない。しかし改めてカンテラの明るい光の下で彼女の身体を盗み見ると、白い修道服が濡れて、ぴったり身体の
曲線に沿って貼り付いているのが良く分かる。オレンジがかった灯火のせいか、腰のくびれのあたりには凄まじ
い色気が漂っていた。
 (…………?)
 なだらかな屈曲部を描く腰のラインをちらちら窺うロイに、ある疑念が湧いた。エレンのそのあたりはほぼ完
全に肌が透けて見えているのだが、どうにも下着らしきものの翳が見当たらない。透明な布地でできた下着でも
無い限り、どこかしら下着が透けて見えるはずだが……
 「ところでロイ様」
 静かな声で呼びかけられ、またしてもロイはぎくりを顔を上げる。さらにロイが驚いたことに、エレンは上体
を彼の方に近づけ、四つん這いのような姿勢になっていた。
 「な、なんでしょう?」
 「実は私……ロイ様と合流する前に、不覚にも敵の『サイレス』の魔法にかかってしまいました。そのため、
今もって魔法も杖も使うことができません」
 指揮官としてロイは絶句した。『サイレス』の杖による魔法にかかると、対象は普通に口をきくことは出来る
が、魔法を使うことが出来なくなる。この塔の攻略では、エレンとサウルの光魔法と杖が鍵になるを思っていた
だけに、二人共に戦力外になることはショックだった。さらにまずいことに、『レスト』の杖を持っているのは
このエレンと、現在おそらく三回戦あたりを頑張っているサウルだけだ。ロイは自分の戦力分析の甘さを悔いて
下唇を噛んだ。
3173日目攻城2 6/16:2005/11/01(火) 19:14:54 ID:4o6/9aIi
 「それは僕の責任です……エレンさんはここで、『サイレス』の効果が切れるまで待機していて下さい」
 「ご自分を責めないで下さい、ロイ様」
 エレンは美しい眉を寄せて、ロイの顔を気遣わしげに覗き込んだ。ロイは彼女の顔に一瞬、妖しい笑みが浮か
んだような気がしたが、すぐに思い過ごしだと首を振った。
 「とにかく、何とか『神の矢』を出し抜く方法を考えて……せめて発射位置とか飛来する速さが分かれば……」
 「とても難しいことです……エリミーヌ様のご加護があったとしても、これは……」
 「でもやらなきゃいけない。いざとなったら、僕が一気に階段を駆け上がって突破します」
 決然としたロイの顔を見て、エレンの顔にまた先刻の妖しい微笑が浮かんだ。その瞬間、ロイはようやくその
笑みがどういう種類のものか思い出した。セシリアが彼を抱く時に浮かべる、あの年上の優位を愉しむような微
笑だ……!!
 「ですがそうなると、傷ついた貴方を誰かが回復しなければいけません。やはり私が共に参ります」
 「で、でも……エレンさん……」
 言い知れぬ不安が、床に座ったロイを無意識に後退させた。エレンはその気息を捕らえて、一気に彼にのしか
かるように身体を近づけてきた。
 「ロイ様。『レスト』を使わずに、『サイレス』や『バサーク』のような状態異常の魔法を解く方法をご存知
ですか……?」
 「い、いいえ」
 ロイはさらに後ろに身をずらそうとして失敗し、後ろに肘をついた。エレンはごく自然な動作で、ランタンの
明かりを遮ってロイに覆い被さる。その間近でロイははっきりと見た。彼女白い修道服の胸に咲いた、二対の小
さな薄い色の花の蕾を。エレンは、白い手でロイの手をそっと握った。
 「状態の異常は、多分に対象の精神状態と密接に絡み合っています。つまり、対象に強烈な……かつ快い精神
的刺激を与えれば、魔法は解けるのです」
 「そ、それって……」
3183日目攻城2 7/16:2005/11/01(火) 19:15:38 ID:4o6/9aIi
 ロイは半ば怯えた表情でエレンを見上げる。エレンの頬は上気してほんのり紅く染まり、濡れた唇がいやらし
い輝きを放っていた。
 「ロイ様……もし貴方がご自分の判断の甘さを責めておられるなら……」
 エレンはロイに倒れ掛かった。雨で濡れた布地越しに、彼女の熱い体温が伝わってくる。彼女はロイを抱きし
めるように彼の背に手を回し、少年の胸甲の止め具を外した。
 「私を、治してください」
 神に仕える乙女は、ロイの耳元でささやくなり彼の胸甲を剥ぎ取り、濡れて重くなった胴着まで一気にむしり
取る。ロイが抵抗する暇もなかった。
 「あ、ああっ!!」
 「ふふ……本当に、可愛いです……」
 ロイの悲鳴を悦しむようにエレンは微笑み、少年の裸の胸に自分の胸を押し付けた。
 「先ほどから、ずっと私の身体を見ていらっしゃいましたね?」
 「あうっ……そ、それは……」
 濡れた服を通して、彼女の胸の隆起がロイの胸に当たる。彼女は身体を前後に揺すって、少年の胸の上で乳房
をぐりぐりと踊らせた。生暖かい湿った修道服の擦れる感触と、柔らかな肉と脂肪の弾力が、たちまちロイの男
性を充血させていく。
 「とても、いやらしい目でした。殿方のそういう視線には慣れている私でも……あんなに容赦のない、犯すよ
うな視線を浴びたことはありませんわ……」 
 「エ、エレンさんだって……下着を……」
 「ええ、着けておりません。雨ですっかり濡れてしまったので、ロイ様と合流する前に脱いでしまいました。
今はそこの小袋にまとめて入れてあります……大丈夫、ちゃんと乾かします」
 そう言ってエレンは、ロイの下半身も剥きにかかった。
 「……ロイ様が私を治して下さってから、ですが」
3193日目攻城2 8/16:2005/11/01(火) 19:16:20 ID:4o6/9aIi
 「ああっ!!」
 ロイの抵抗を払い除け、ベルトもろくに緩めずに一気にズボンを引きずりおろしたエレンは、ぶるんと音を立
てて飛び出したロイの男性自身に目を丸くし、唇の端を妖しく歪めた。
 「まあ……この神聖な地で、神に仕える乙女に劣情しておられたのですね。これであの女を滅茶苦茶に穢して
やろう、神の御許で熱い欲望の証を注ぎ込んでやろうと……こんなにたぎらせて……」
 「ち、ちがう……ちがいます……」
 「ああロイ様、別に貴方を責めているのではありませんわ……殿方なら、仕方のないことですから……ね?」
 エレンはクルミ色の瞳に情欲の輝きを宿して、再び少年の胸に倒れこんだ。彼の頬から首筋をいとおしそうに
撫で、鎖骨からおとがいのあたりに舌を這わせた。ロイの隆起が、濡れた布地越しに女の下腹部に当たる。
 「あら……とても硬いものが……」
 ベルンのシスターはさも意外そうにつぶやいて、右手を「硬いもの」に伸ばした。ロイは抵抗しようとしたが、
エレンの手が素早く、しっかりとそれを掴んでしまう。
 「あくぅっ!!」
 「どうされました?この…硬いものを握られるのが、そんなに気持ちいいのですか?」
 「……う……は、離して……あ……」
 「ふふ……」
 エレンはロイの哀願に応えて、少年の勃起を手放した。ロイは大きく息をついて安堵したが、次の瞬間、右手
をうら若い乙女に掴まれた。
 「困りましたわ、ロイ様……これではいつまでたっても、『サイレス』の魔法が破れませんわ……」
 「あ……ごめんなさい……でも……」
 貴女が僕を弄んでいるだけではないか、とロイが抗議しようとした瞬間、エレンはロイの手を自分の胸に導い
て、強く押しつけた。
3203日目攻城2 9/16:2005/11/01(火) 19:17:12 ID:4o6/9aIi
 「ああっ…………!!」
 「ロイ様が、先ほど…刺すように眺めていた胸です……存分に、揉んでください……」
 エレンはロイの上に乗ったまま、少年が胸を揉み易いように上体を浮かせた。一応恥らうように顔をそむけて
はいるが、唇に浮いた冷艶な笑みと少年の手を掴む力の強さは、どう考えても清楚な乙女のものではない。
 「も、もう……許してください……」
 ロイが半分泣きそうになりながら懇願すると、エレンは彼の手を胸に押し当てたまま、ふるふると背を震わせ
た。クルミ色の瞳は潤み、甘い喘ぎが唇の間から漏れる。
 「そう……もっと、もっと大きな声で……あえいで……」
 エレンの美しく澄んだ声に、ねっとりとした色香が混じっている。彼女はますます強くロイの手を自分のバス
トに押し付け、ぐりぐりとねじるように動かしつつ、ロイのものが当たる下腹部も揺り動かした。
 「あ……あ……」
 「我慢しないでください……もっと、さわって……もっと、声をだして……」
 ロイはエレンの責めに抵抗しようとするが、雨に濡れた服を通して伝わる胸の隆起の感触が、彼の理性を麻痺
させていく。手を離そうとしても、まるで乳房に吸い寄せられているかのように手が離れない。そのうち徐々に、
ロイの方から積極的に指を動かすようになっていく。布地越しの愛撫はもどかしくも新鮮で、布の水気を一滴残
らず搾り出すくらい力をこめて彼女の胸を握り締めた。
 「ひゃう……う、ああん……」
 エレンが身をよじり、ロイは逃がすまいとますます手に力を入れ、布からしみ出た雨水が彼の指の間から流れ
落ちる。ロイはたまらなくなって、乳房を掴んで彼女を引き寄せ、白い服から透けて見える淡い色の乳首にかじ
り付いた。
 「きゃっ!!いやぁあん!!…………ああ、ああん……」
 少年は掴んだバストを荒々しく揉みしだきながら、湿った布をちゅうちゅうと音を立てて吸う。雨水がロイの
口中を濡らし、吸われた乳首が服を破りそうな勢いで勃っていく。
3213日目攻城2 10/16:2005/11/01(火) 19:18:25 ID:4o6/9aIi
 「ロイ様……ああっ……ああっ……」
 エレンは腕をロイの背に回し、ぎゅっと自分の胸に抱きこんだ。ロイは湿った胸の谷間に顔を埋めながら、両
手をシスターの腰のふくらみに回す。そして胸と同様、服にしみ込んだ雨滴を搾り出しながら、きつく尻肉を鷲
掴みしてひねり回した。滲み出した雨水が、エレンの秘所を濡らしていく。
 「ううう、あっ…あ……そ、そん……あっ!」
 ロイは自分から腰を動かし、怒張をエレンの下腹部に押し付けた。上からは少年の手で腰を抑え付けられ、下
からは少年の本体に下腹部をつつき回される。エレンは切なげに喘ぎながら、震える手で自分の背中に手を回し、
修道服の止め紐を緩めた。
 「はぁ、あ……素敵です、ロイ様…………」
 上体を起こしたエレンは、袖から腕を抜きながら微笑む。そしてロイを焦らすように身体をくねらせつつ、修
道服の背の裂け目から濡れた肢体を露わにしていく。美しさに息をのむ少年の目の前で、白くまるい肩と乳房が
露出し、カンテラの光をうけてぬめるように輝いた。
 「あ……エレン、さん……」
 ロイは自分でも気付かないうちに腰を振っている。彼はエレンの腰のくびれを掴んで、次の行為を催促するよ
うに強く揺り動かした。
 「ふふ……そんなに……あわてないで……」
 エレンは、大人の女性特有の余裕に満ちた微笑みをロイに投げかけ、ゆっくりと少年に倒れ掛かる。濡れた栗
色の髪がロイの視界を塞ぎ、少年が首を振ってそれを除けると……
 「!!んっ……!!ぷぐっ………………ちゅ…………っ!!」
 覆いかぶさってきたエレンの温かい舌が、ロイの口中に侵入してきた。エレンは少年の両頬を押さえて、自分
の唇を強く彼の口に押し付ける。同時に、熱く湿った女の肌が、ロイの上半身全体に密着した。
 「んんんんん、むぅうう…………むー、ぷっ……あ……あぁー……」
 「……は…ぁ……かわいい……ふふっ。男の子が、喘ぐのって……本当に……」
 エレンの呼吸が荒く、熱くなっている。半ばとろけそうなロイの口元に、時間をかけてねっとりと濃厚なキス
をする一方、尻を撫で回すロイの手を優しく除けて、下半身に残っていた修道服を片手で剥ぎ取った。
3223日目攻城2 11/16:2005/11/01(火) 19:19:16 ID:4o6/9aIi
 「…………ぷは…………さ…ロイさま……」
 「あ……」
 ロイが目を開けると、彼の腰の上にまたがったエレンが、彼の先端を自分の秘裂に導き入れようとしていると
ころだった。はちきれそうに膨張したロイの男性自身は、先端から涙の滴を溢れさせながらぶるぶる脈打ってい
る。ロイは自分のはしたなさに思わず顔をそむけたが、そんな少年の含羞の表情をエレンは恍惚とした顔で見下
ろし、ゆっくり腰を落としていく。
 「……くすっ……こんなに、欲しがってくださるなんて……」
 「……うっ…………ううッ!!……あっ……あっ…………」
 少年の先端が、もどかしいほどゆっくりとエレンの膣に呑み込まれていく。ロイは必死に喘ぎ声を殺そうとす
るが、すでに熱い蜜をにじませた膣の粘膜の感触は、ロイの理性を吹き飛ばすほどの快感をもたらしている。
 エレンは、自分の太ももを握りしめているロイの手に自分の手を添えると、そのまま一気に腰を落とした。
 「……!!!う、ああっ、ああああああっ!!」
 「ふふ……ふふふふ……はいり、ました…………ぁ……」
 ロイを根元まで一飲みにしたエレンは、満足そうにぶるっと身体を震わせた。子宮の奥がきゅうーっと収縮し、
痺れるような甘美な感覚が新たな愛液を分泌させる。そうしたエレンの女性器の動きと快感が、打ち込んだ肉の
楔を通じてロイにも伝わった。
 「……くぅ……うあ……ああ、うっ…………」
 「ふあ……あ…………いい、いいです……ロイ、さま…………ああっ、あううん!!」
 ロイはもう顔をそむけていられなくなり、自分の腰の上で歓喜の喘ぎをあげるエレンを見上げた。彼女は白い
身体を激しく前後に揺すり、貪欲にロイの身体をむさぼっている。まだ彼女の肌に残っていた雨の滴が、激しい
律動によって雪のような肌を滑り落ちていった。弾む乳房から跳ね飛んだ水滴が、ロイのへそにしたたり落ちた
瞬間、彼はついに我慢できなくなって、大きく腰を突き上げた。
3233日目攻城2 12/16:2005/11/01(火) 19:20:27 ID:4o6/9aIi
 「きゃあああっ!!あ、はっ、ああ…………ああ…………ああああああ〜〜〜〜っ!!」
 エレンの絶叫が、外の雨音をかき消して小部屋全体を震わせた。が、さんざんに言葉でいたぶられ、焦らされ
たロイの耳に入らない。少年はただ獣欲のおもむくままに腰を突き上げ、ベルン女の飛び跳ねているバストに手
を伸ばしてもみ潰す。
 「きゃう……っ……うんっ、はああっ、もっと、もっ……と……!!んんん、んうう…………っ!!」
 エレンは清楚な顔を淫欲に染め、ますます激しく叫びつつ腰を動かす。ロイとの結合部は雨水と愛液でぐしょ
ぐしょに濡れ、肉と粘膜が擦れる度に湿ったいやらしい音を立てていた。
 「う……くっ…………エ、エレン……さん……」
 「あううう、はうう…………っ!!もっと……もっと、して…………え……!!」
 神に仕える身とは思えない絶叫をほとばしらせると、エレンはロイの腹に両手をついた。そして切なく喘ぐ少
年に微笑みかけると、下腹部に力を込めた。
 「…………!?……ふ……あ…………あ……あああっ!!う、うあ……うわあああっ!!」
 男性本体への凄絶な刺激に、ロイは何度もぎくんぎくんと背を波打たせて激しく喘ぐ。エレンの肉孔が、意思
を持った生き物のように蠢いて、ロイをきつく抱きしめているのだった。彼女の膣は、強く収縮したままロイの
それを引き抜く勢いで吸い上げ、うねる肉の襞でたっぷり熱い蜜をからめてから、少しだけ緩んで少年に一息つ
かせる。かと思うと次の瞬間、細かな蠕動を繰り返して少年の傘の裏をくすぐり、同時に「入り口」をぎゅっと
閉じて根元を締め上げた。
 「あ……あ…………ああ……」
 エレンの強烈な肉の愛撫に圧倒され、ロイの頭の中は真っ白になっていく。挿入の前に身を焦がすほどじらさ
れたせいもあるが、彼女の女性器の驚異的な動きは、泣き出したくなる程の快感を少年にもたらしていた。
 「……ふふ……いいのですよ…………泣きたいのでしたら、泣いても……」
 膣内のロイをもてあそびながら、エレンは少年の心の襞まで読み尽くしたようにささやく。ロイはがくがく腰
を動かしながら、彼女の目を見た。
3243日目攻城2 13/16:2005/11/01(火) 19:21:30 ID:4o6/9aIi
 「……魔法使いの…ルゥ君は、ご存知ですね……?彼の……初めてのお相手をさせていただいた時も……」
 エレンの目がすうっと細められ、それに合わせるかのように膣穴がロイを締め上げる。
 「あの子ったら、気持ちよすぎて……途中で泣き出してしまって…………ふふ……あの可愛らしい泣き顔……
ロイ様の泣き顔も、きっと…………ふふふ……」
 昨日の午後、ミレディを犯していた少年達の中でルゥだけが童貞らしからぬ落ち着きを見せていた理由がよう
やく分かったロイだったが、泣くまで少年を責めるというこの聖職者の性癖に戦慄を覚えた。
 「大丈夫ですわ……怖くありませんから……」
 またもエレンはロイの内心を読み取り、優しく微笑みながらぎゅうっと膣を締め上げた。その圧倒的な快感の
前には、女の嗜好などどうでもよくなってしまう。ロイはもう限界寸前だった。
 「まだ……までです……もっと…………もっと……っ!!」
 ロイの射精が間近いと知ったエレンは、さらなる奉仕を要求する。しかし、腰の動きは一向に止まらず、かえ
って少年を絶頂に近づけるだけだった。
 「……あうっ……はあ、ああ……まだ、まだだめです……私が、達するまで…………ふうぅっ!」
 「だめ、あ、ああっ、エレンさん……僕…………もう…………っ!!」
 ロイは意識が飛びそうになりながらも、必死でエレンをいかせようと腰を突き上げる。しかしこのままではロ
イの方が先に果ててしまい、すでに半ば忘れられた目的である状態異常の治療を達成するまでに、また何度も嬲
られることになる……!!
 と、歯を食いしばって射精感の高まりに耐えるロイの目に、棚の上に置かれた小さなエレミーヌ像が映った。
両手を胸に当てて祈りを捧げている大理石の小さな像だが、それを見た瞬間、サウルとドロシーの情交の様子が
思い出された。
 「あ、あ、もうすこし……もうすこし、だか…らっ……ああ、はうっ!!………………え!?きゃふうっ!!」
 ロイはエレンの子宮に最後の一突きをくれると、彼女の汗ばんだ乳房を掴み寄せた。倒れこむ彼女を抱き止め
て仰向けにし、素早く彼女の肉壷から己自身を引き抜く。
3253日目攻城2 14/16:2005/11/01(火) 19:22:45 ID:4o6/9aIi
 「え……は…………あ…………なに、を…………?」
 エレンは白い腹部をびくんと震わせながら、ロイが手を伸ばして棚のエリミーヌ像を取り上げるのを見た。あ
と少しで絶頂というのに、何を……?
 「……出します…………!!」
 ロイはエリミーヌ像をエレンの顔のすぐ上で左手に握り、右手に握った己自身の先端を、像の顔に押し当てた。
 「……なっ…………!?そ、そん…………きゃあああっ!!」
 エレンが少年の行為の意味を悟った瞬間、ロイが射精した。限界まで溜め込まれていた濃厚な白濁液が、聖女
の清らかな顔にべたりとひっつく。
 「あ……なんて…………うぶぅっ!!……ぶえっ…………げほっ、ぷは……ぶあ、うああ…………っ!!」
 ほとばしる灼熱の精液の奔流はエリミーヌの全身を犯し、それた粘液がエレンの顔に降り注ぐ。究極の涜神行
為を非難しようとしたエレンの口に、熱く粘つく濁液の塊が垂れ落ちて、彼女の言葉を封じた。
 少年の射精が終わる頃には、聖女の像は判別し難いほど白く穢され、エレンの美しい顔も似たような惨状を呈
していた。少年に顔に射精された快感と、途方も無い背徳感が交じり合って、エレンは半分達してしまっている。
 「…………あ…………ふ………………う……あ……」
 ロイは最後の一滴をエレンの震える乳首に押し当てて拭うと、体液で濡れた彼女の太ももをこじ開け、ヒクヒ
ク痙攣している秘裂を露わにした。そして、精液まみれのエリミーヌ像を一気に膣穴に挿入した。
 「………ええっ!!??……あっ、あ…う゛ああああーーーー!!!!!きゃうううう、はあああああっ!!」
 像はロイの本体より小さいし、特に目立った突起も無い。しかし、陵辱された信仰対象の偶像が、淫らな行為
で汚れた秘所に挿入されているという事実に、エレンは狂したかと思うような悲鳴をあげた。
 「いやああああああ!!!あ、あぐぅ、あうううんん!!も、もう……ロ、イ、さまあああああああ!!!」
 ロイは容赦なく、聖女の体でエレンを犯す。像にからみついた自分の精液を、彼女の膣壁に擦り付けるように、
わざとぐちょぐちょ音を立てながら、激しく肉孔に聖女像を出し入れする。同時に、充血して勃起した彼女の肉
芽を、ピンッと指先ではじいた。
3263日目攻城2 15/16:2005/11/01(火) 19:23:48 ID:4o6/9aIi
 「……………………!!!!」
 エレンは声にならない叫びを搾り出すと、全身をぶるぶる震わせて絶頂に達した。しかしそれでもロイは聖女
像による彼女の膣への責めをやめない。むしろより速く、角度を変えながら執拗に女のぬかるみをかき回す。
 「…………い……や………も……ゆるし………………ひゃああああ!!いああ!!また……ああああっ!!!」
 絶頂に達してぐったりしていたエレンは、容赦ないロイの責めに再び達した。しかも、前より大きく激しい絶
頂だった。挿入した像を通じて、ロイの手にもそれが伝わる。彼はようやく手を止め、像を引き抜いた。
 「…………エレン、さん……?」
 荒い呼吸を整えながらロイはエレンの顔をのぞきこんだが、彼女は恍惚の表情を浮かべて気を失っていた。こ
れでは本当に『サイレス』の魔法が解けたのか分からないし、結局戦力減ということには変わりない。
 「…………はあ…………」
 徒労に身をすくめたロイは、ふと粘液まみれのエリミーヌ像を目にして、気付いた。微笑を浮かべて目を閉じ、
祈りを捧げる聖女の表情と、絶頂に達して失神しているエレンの表情がよく似ていることを……

 まだ服は濡れていたが、ともかくもロイは衣服と装備を身に着けた。エレンはこの場に置いていくとして、あ
の『神の矢』をどうにかしなければ先に進めない。先刻(行為を始める前だが)エレンに聞いた話では、『神の
矢』は露天部の第四階層と第三階層の間にしかないものだという。よってここさえ突破できればいいのだが、
 (見えない矢なんて……)
 どうかわせというのだろう。クーデターの首謀者は塔の上にいる。塔を登るには階段を使うしかなく、その階
段に『神の矢』が放たれている状況では、ロイには二つの選択肢しかない。引き返すか、『神の矢』を突破する
かだ。彼は激しい雨音の中、必死に考えた。
 (…………雨音?こんなに聞こえるなんて……)
 頭に閃くものがあり、とっさにロイは剣を掴んで小部屋を出た。雨はさっきよりかなり激しく降っていたが、
ロイはかまわず階段に走った。
 ロイの予想通り、『神の矢』が見えていた。直接見えるのではないが、飛んでいく矢の軌跡に沿って、雨滴が
跳ね飛んでいるのだ。これなら、何とか矢の飛んでくる方向と速さが読める。ただし、雨が強く降っている間だ
けだ。ロイはためらうことなく階段を駆け上がり始めた。
3273日目攻城2 16/16:2005/11/01(火) 19:24:43 ID:4o6/9aIi
 「はあ……はあ……ふう」
 ロイは何とか階段を登りきって、先ほどと同じような塔の張り出し−バルコニー状の露天広間−に出た。雨足
はだいぶ弱くなっている。ロイも数箇所『神の矢』によって負傷していたが、かすり傷程度ですんでいた。
 (…………?)
 広間の中央に、赤い塊が見える。ロイは剣の柄に手をかけて、慎重な足取りで近づいていく。やがてそれが、
鎧をまとった人間だと判明した。ロイにはその鎧も、後ろから見る姿にも見覚えがあった。
 「なんだ、ウェンディか。怪我してない?」
 ロイは剣の柄から手を離した。ウェンディはリリーナ付きの優秀な重騎士で、彼女の重騎士にしては軽快な動
きを生かした槍さばきには、ロイも一目置いている。先に来ているとは、さすがだった−もっとも、ロイは遅れ
たのは道草が重なったせいだが。
 「ウェンディ?」
 ロイは彼女の様子がおかしいことに気付いた。呼びかけても背を向けたまま返事がない。
 「ウェン…………!?」
 彼女の顔を見るために前に回り込もうとしたロイが、彼女の左から回り込もうとしなかったら、今頃彼は彼女
の槍で心臓を一突きにされていただろう。ロイが声をかけた瞬間、ウェンディが槍を払って背後のロイが立って
いた場所を薙いだのだ。ロイはあわてて飛び下がった。
 「な…………!?ウェンディ、君は…………っ!!」
 剣を抜いたロイは、振り返ったウェンディの顔を見て事態を理解した。あの焦点の定まらない瞳、近づく者へ
の無差別攻撃……彼女は、『バサーク』の杖の魔法にかかってしまっているのだ。
(3日目・攻城3に続く)
328名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 19:27:55 ID:4o6/9aIi
>>301

ご期待頂いていたにもかかわらず投下が遅れて申し訳ありませんでした。今回はここまでです……
329名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 19:28:09 ID:p/knVXQv

次はウェンディですか
330名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 19:29:35 ID:Hxop+7Pj
待ちに待った神様きたー!

まさかエレンがこんな人だったとは!(ほめ言葉)
くそ、ルゥめ、真っ先にエレンたんに手を出されるとはやるじゃないか!
あとはエレン・聖女バージョンも見てみたいです、はい。

あと邪神達ワラタ。こういう笑いのタネとエロが同居してるのはすごいです。
331名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 20:43:13 ID:xLYF+Rcc
す ば ら し い !!!!
エレンさんでこんなエロさが出せるとは……GJです。
332名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 20:58:58 ID:3iof4/OE
神ネタだけにGoodJobではなくGodJob
だが、アガス神を馬鹿にするのは許さん
ワーム飛ばすぞワーム
333名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:01:52 ID:Hxop+7Pj
>>332 秘仏「32x」などはまさに邪神の姿そのものではないか
あの禍々しい後付けユニット…。
334名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:12:29 ID:4o6/9aIi
>>332
いや、私もアガス神は大好きです。『斑鳩』とか『バンガイオー』はGC版ではなくDC版買ってますし、ゲームマシン
繋げてるAVセレクターは、入力端子6つ中3つがMD、SS,DC専用です。
>>333
すみません、32Xも持ってます。N64持って無いのに……
335名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:21:08 ID:CFwMkPtr
gj!
336名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 18:02:29 ID:pUgf7I7F
『斑鳩』はDC版もGC版ももってるお
337名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 19:13:22 ID:x4leZ9C8
17章が是非見たいのですが、upしていただけませんか?
338名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:24:56 ID:+XSDhbHi
すいません、自己解決しました。結構探してみた上で無いと思っていたのですが、見つかりました。
ttp://makimo.to/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120208359/
一応URLを貼っておきます。どうも失礼しました。
339 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:25:49 ID:811vVsK0
>>310様、>>311様、遅れてしまいましたが、ありがとうございます。
殆ど突発的に浮かんだものですが、303〜の後日談らしきものを投下させていただきます。
またアーサー×ティニー、近親に嫌悪感を感じる方はスルー推奨で。
あまりエロの割合は高くないですが……。
340 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:26:41 ID:811vVsK0
「………な、何だって!」

壮年の騎士が受けた部下からの耳うちは、普段冷静な彼に部屋中に響いてしまうくらいの大声を出させるほどの内容だった。

「……オイフェ殿、何かあったのですか?」

その場の人間の中でいち早く反応を返したのは、ブラギの血を継ぐ司祭コープル。
エッダ城の一角であるこの部屋は、解放軍の予備戦力を束ねる主な面子が揃っていた。

「……最前線が…グラオリッターと交戦中、ゲルプリッターとバイゲリッターの挟み撃ちに遭って全滅、敗走しているそうだ…」

「そんなバカなっ!ぜ、全滅って…」

「冗談だろ!?」

「あの連中が……まさか援軍を出したのか…?」

上からリーフ、ファバル、アーサー。残りの一人ティニーは咄嗟に言葉が出ず、近くに居たアーサーの腕に思わずしがみ付く。

「全滅ってことは……フィンは…ナンナは……!」

「落ち着いてくださいリーフ王子!彼らがそう簡単にやられるとお思いですか」

「けどっ……!」

血相を変えてオイフェに掴みかかるような勢いのリーフ。アーサーも一瞬気が動転しかけたが、ティニーがそばに居るのを思い出し何とか堪える。

「待て……全滅、敗走ってことは、まだ壊滅や殲滅状態では無いってことだよな…?」

ファバルが再び口を開く。全滅ということは、戦術的な場合ただ作戦行動の継続が可能な戦力を失ったということで、
まだ大半の兵士は生きている可能性が高い。このあたりは流石元傭兵と言ったところか。

「となると……早く救援に行くべきですね」

「僕が行く!」

「待てって、お前一人で何しに行くんだ」

コープルの言葉に早くも剣や槍を取ろうとするリーフを、横からファバルが制する。

「いや……敗走ということは傷付いている者も多いはず、どうせ行くなら杖が使える者の方がいい……
 リーフ王子、僕も乗せてください。僕のリブローなら合流前から前線を援護出来ます」

「わたしも行かせてください!」

「ティニーっ?!」

今まで黙っていたティニーがいきなり救援を申し出たのを聞いてアーサーは狼狽した。

「わたしだってもう杖が使えます!わたくしも乗せてくださいっ」

「……しょうがないな…ティニー、俺が乗せてってやる」

「本当ですか!」

「いや、いくらティニーやコープルが軽いからって三人掛けは無いだろ………」

と言っても、他の男共にティニーの身体を触らせたくない、というのがアーサーの本音だったが。
341 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:27:31 ID:811vVsK0

「じゃあ俺も…」

「貴殿はここに残ってください、ファバル殿」

「ちょ、俺だけダメって―――――」

「ファバル、お前が居なくなったら、もしもの時エッダが………」

そもそも、これだけの戦力が予備戦力として遊ばされていたのは、ユリウスやイシュタルの奇襲からエッダ城を守るためだった。
ミレトス地方で二人による奇襲を受けた解放軍の被害は軽いものではなく、最前線に戦力を傾け過ぎると、
後方の城に転移魔法で飛ばれて攻撃されれば瞬く間に落城してしまい、挟み撃ちに遭ってしまう。
さらに姿を見せないマンフロイ大司教や帝国についたと思われるアリオーン王子も攻撃に参加しないという保証は無い。
特にトラキア傭兵にとって奇襲は十八番であり、解放軍は警戒を怠ることは出来なかった。
もしエッダやシアルフィに残してきた戦力を最初から使えていれば、勝敗は分らなかっただろう。

「一旦エッダまで彼らを引き付けて下さい。我らは命に代えてもここを守り抜きます」

「わかった、行こうコープル!」

リーフは待ちきれないとばかりにコープルの腕を引っ張りながら部屋を出て行ってしまった。

「にいさま、わたし達も」

「分ってるよ………軍師殿、ファバル…頼んだよ、本当に。…あと、少しぐらい帰りが遅れても早まらないで」

「?…アーサー殿…」

「行こうか、ティニー」

「はいっ」

揃いの銀髪の兄妹も、やや高さの違う肩を並べて部屋をあとにした。


「アーサー、僕が先行する。後ろからの援護は頼んだ」

戦闘準備を終えようとしていたアーサーとティニーに、コープルを連れたリーフが声をかけた。

「分った。まあ斬り込めるようなら斬り込むぞ」

「余計なお世話だ」

言うが早いかリーフは愛馬に拍車をかけて、城門から出撃する。

「ティニー、乗って」

「前……ですか?」

「ああ」

ティニーは何の疑いも無くアーサーの手を取った。戦いに身を投じた者とは思えないその細くて柔らかい手が、手袋越しにも感じられた。
座る位置を少し調整し、走り出したリーフ達を追って二人も出撃する。
先行するリーフ達はすぐに射程に捉えられた。元々アーサーとリーフは乗馬は技術、経験ともに大差無い。
これがアレスなどの、長年の積み重ねなどで熟達した馬術の持ち主を追っていたのだったら、とても追いつけなかっただろう。
またリーフはマスターナイトという兵種上重い武器を幾つも持つため、剣と魔道書数冊のアーサーとティニーより馬にかける負担も大きい。
敗走してくる解放軍の前線部隊と合流すればすぐに戦闘になることを考えてか、リーフも全力では走らせていないようだ。
もしかするとコープルが助言したのかも知れない。
342 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:28:44 ID:811vVsK0

「……それにしても、まさか連中がこんなに早く動いてくるとは思わなかった……」

切り裂いていく風の中に血の独特の匂いを感じたアーサーは顔をしかめた。エッダを守っていた傭兵のものだろうか。
そんな戦後処理もそこそこにドズル城へと攻撃を仕掛けたのは、下手に敵を追い詰めて合流をさせる前に各個撃破するためだったのに。
解放軍にとって三騎士団の連携はまったく予想外の事態だった。というのも、元々ユングヴィとドズル、フリージはユングヴィの先代公爵のリングを
ドズルの先代公爵ランゴバルトとフリージの先代公爵レプトールが謀殺した頃から仲が悪く、さらにドズルとフリージは権力争いをしていた。
イザークを失ったとはいえ虎の子の騎士団グラオリッターを丸々残しているドズルと、トラキア半島でゲルプリッターの半数近くを失ったフリージ。
王(公)女イシュタルがユリウス皇子に取り入っていて宮廷内の立場はフリージの方が上とはいえ、実際の戦力ではドズルが上回る。
さらにミレトスで痛手を被っているフリージ当主代行のヒルダからすれば、ドズルと解放軍が戦っている間に態勢を立て直し、
あわよくば疲弊した解放軍を襲ってドズルに恩を売りつけ失策を少しでも埋めたいところ。
ユングヴィのスコピオだって参戦するにしてもその漁夫の利を狙う方が自然。ドズルが疲れる前に援軍に出ても得は薄い。

考えたくは無いが、元々解放軍の前線はドズルに対してあまり旗色が良くなかったのかも知れない。
相手は神器を掲げ、休養も十分な帝国軍指折りの精鋭の騎士団。対してこちらは神器の数では上とは言っても、
兵士達は強行軍で万全の状態とは言えず、しかも義勇軍が大半を占めているため練度でも遅れを取っている。
頼みの兵力の多さもシアルフィとエッダの守備に人数を裂かれ半減している。
ドズルだけに手柄を取られたくないフリージのヒルダ、神器イチイバルが不在でやや戦力に劣り少しでも立場を回復したいユングヴィのスコピオ。
もしもこの二者の間で挟撃作戦なり何なりの話が付いていたとしたら、解放軍不利の戦況にスコピオが先走り、
それに引きずられる形でヒルダが出撃していたとしたら―――――

「にいさま」

腕の中から聞こえてくるティニーの声が、アーサーの思考を中断させた。

「もうすぐ………フリージですね。母様の、祖国の……」

「そうだな。俺はシレジア育ちだから…一度だって足を踏み入れたことは無かったが……」

しばし、沈黙が場に落ちる。リズミカルに蹄鉄を刻む音と、こんな遠くからでも感じられる戦場の轟きがそこにはあった。
砂埃と暗雲で泣き出してしまいそうな空。それらを振り払うように、ティニーは声をあげた。

「………わたしは…母様を死に追いやったヒルダを許せません。……今、戦場に出たのも、そのためです。
 出来る事なら、わたしの手で……そう思っています。そうでなければ、狂ってしまいそうです」

その時のティニーの表情に、内に滾る激情とは裏腹の淡々とした口調に、アーサーは薄ら寒ささえ感じた。
いつかの自分も同じような顔をしていたかと思うと、空恐ろしくもある。

「……わたしを、軽蔑しますか……?」

「殺意というなら、俺も同じさ。一回殺しただけでは晴れそうもないくらいに、吹き溜まりのように積もって…」

澱んだ負の感情が綯い交ぜになっている。感情を共有しているティニーが相手でなければ、ここまで冷静にはなれなかっただろう。
相変わらず規則正しく刻まれる蹄鉄、付かず離れず前を走るリーフとコープル、それらを意識から押し流していく、
細くて力を込めたら折れそうなほど儚くて、あたたかい背中。その上の耳朶に顔を近づけて吐息を零す。
その拍子に鉄と血に代わり、ティニーの匂いが鼻腔を一瞬だけ満たす。そのまま豊かな銀髪に顔を埋めた。
343 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:29:55 ID:811vVsK0
「ふぁぁあんっ……」

「少し……強張っているようだな…力を入れ過ぎるな…」

「でっ……でも……!にいさまはっ」

悲痛な声音の抗議に、奇妙なほど穏やかな囁きでアーサーは答える。

「ティニー……生きて。もしお前が死んだら、俺に何をして生きていけってんだ」

「わたしも………にいさまがいなければ……生きていけません……」

それは消え入るような声だった。
けれど、アーサーの理性を瞬時麻痺させるには十分だった。

「ティニー」

呟きとともにうなじに口づける、それだけでは飽き足らず舌を忍ばせて。

「はあぁんっ、こんなところで………」

甘やかな旋律が身体を走り抜ける。その余韻が内から犯していくように広がっていく。
焦げ臭い匂い漂う戦場、さらに馬を走らせていけば、死の華で彩られた修羅場へ辿り着くのに。

「あまり大きな声を出してはダメだよ……リーフ達に聞こえてしまう」

哀れなほどびくっ、とティニーが震えた。飛びかけていた焦点を戻す。
まだ前にはリーフがコープルを乗せて馬を走らせている。互いの距離や雑音の関係で相当な大声でなければ彼らの耳には届かないだろうが、
すぐそばに何も知らない仲間がいるという事実がティニーの羞恥心を煽る。

「ああっ、にいさま………やめてっ…ひぁぁんっ!」

今度は下を走る馬から伝わる振動を食らう。馬上での身のこなしに不慣れなティニーにそれを避ける術は無い。
軽く上気した肌と、艶かしく響く嬌声、腕に感じられる感触、そして鼻腔から離れない“女”を示す香り。
それらについ欲情してしまいそうになる。が、すんでの所でアーサーは冷静さを取り戻した。
自分までが乱れては命に関わる。あくまでこちらは行為に没頭してはいけないのだ。しかし……

《まるで、パブロフの犬だな》

これではどちらが犬でどちらがパブロフか分らない。
……この世界にそんな言葉があるかどうかは………想像に委ねる。
片手で手綱を操りながら、もう片方の手をティニーの身体に回す。アーサーの手の装備は甲当てに近く、
指までは覆っていない。まずは防具を緩め服との間に滑り込み、薄い布越しから日に日に柔らかさを増していくようなティニーの双丘に触れる。
344 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:31:02 ID:811vVsK0
「ひっ!ひゃあっ…なんで…こんな……」

「おっと、忘れるところだったな」

アーサーは一旦手を引き抜くと、今度は下のスカートの方を弄り始める。
さらさらとした手触りの布地をたくし上げ、その奥の下着にまで手を伸ばしていた。

「あまり濡らしすぎる訳にもいかないからな………」

アーサーの独り言が耳に入り、その意味を頭が悟った時、ティニーは悪寒にも近いものが湧き上がってくるのを感じた。
まさか、戦場で、しかも味方が窮地に陥っている最中に―――――

「……あっ…うぁっ……はぁっ……」

下から絶えることなく襲い掛かる振動がティニーの思考を乱していく。
さらに横から直に胸を攻められ、身体が勝手に跳ねてしまう。しかしそこに無情な宣告。

「そんなに動かないで、落ちるかもしれないだろう」

片腕でがっしりと抑え付けておいて落馬も何も無いのだが、ティニーは思わず身を固くした。
アーサーの愛撫はゆっくりとしたものに変わり、押し殺せなかった切なげな喘ぎが漏れるのを繰り返す。

《……あまりいつものように長く焦らすことは出来ないか》

無理矢理意識と視線を前に戻してみる。既にリーフ達には結構離されてしまっているようだ。こんなことやっていれば当たり前なのだが。
アーサーは一度指を離し、何かを確かめるようにそれを宙で動かす。

「にいさま………こんな……こんなところじゃ……だから…もうやめて…」

実際の姿勢ではティニーは背を向けている。しかしアーサーは乱れた息遣いを拾い、その潤んだ瞳まで脳裏に浮かぶようだった。

「許せ……ティニー…」

アーサーは馬の速度を落とし、痛ましいほど固くなった双丘のつぼみを指でつまんだ。

「――――――――!!!」

声無き叫びが、あまりにも鮮烈な刺激がティニーを貫いた。震えるというよりもう痙攣に近い。
身体が言うことを聞かなくなって、ただ触られたところが熱かった。何か大きく抗いがたい奔流に押し流される様にして、最初の絶頂を味わった。
345 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:31:32 ID:811vVsK0
「ティニー……」

攻めているアーサーの声も微かに震えている。息が詰まりそうだ。いつもは滑らかな手戯が少し固い。
アーサーは愛撫すると同時に、指先から微細な電流を流していた。敏感になったところに、快楽ギリギリのそれを与える……
…アーサーが雷神の血を継いでいるのを差し引いても、神業的な芸当と言うしかない。

「ああっ!ひああっ!!んはああぁぁぁっ!」

一瞬だけ意識を虚空へ飛ばしていたティニー、その湿りだした秘裂にアーサーは指を差し入れた。
愛撫に集中するため、既に馬は止めさせていた。手綱を握っていた方の手が空いて、胸を攻め始める。
もう少し馬を走らせ続ければ戦場に出くわす。そんな中で実の妹を犯し、半強制的に絶頂を迎えさせる。
ただ口に出すだけでも憚られる行為をしているという事実が、アーサーに不思議な陶酔感を与えていた。

《罪の類義語(シノニム)が蜜ってのも、あながちただの洒落では無さそうだな》

秘裂を快楽の凶器と化した指で攪拌し、別の指で秘芯を擦り上げ、もう片方の手の指は双丘のつぼみも弄び、
今一度ティニーを絶頂へ押しやった電流を流し込んだ。身体の中で何かが弾けて、ほんの刹那聴覚が、視覚が飛んだ。
今までの奥で燻っていた疼きが砕け散って舞い飛ぶ。腕の中でびくん、びくんと肢体を波打たせるその姿を目に映った時、
まるで電流と一緒に自分自身の存在まで溶けて流れ込んでしまったかのような錯覚が脳髄に広がって、消えていった。
ティニーは何かを言おうと口を開いていたが、そのままくたりと崩れ落ちていった。まだ熱いその身体を、アーサーは抱き寄せる。

《少し……濡らし過ぎてしまったか…これでも気を遣ったはずなんだが》

本来は剣に付いた血を拭う為の紙で愛液を拭い、可能な限り衣服を直すと、自分のマントにティニーを包む。
リーフ達に遅れた分の差を縮めるべく、再びアーサーは愛馬を走らせ始めた。
346 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/03(木) 01:32:44 ID:811vVsK0


「フィー!フィーだなっ!!」

鈍色の雲で澱んだ空を見上げる。前線の軍の退路を上空から先導していた天馬騎士に、アーサーはあらん限りの大声を張り上げた。
アーサーは自分の目に絶対の自信を持っている。矢玉を間に挟んだ戦場で生き別れの妹を見切るそれは、視力というより眼力に近いかもしれない。

「アーサーっ、遅いわよっ!何やってたの!」

槍を構えてフィーが降りてくる。無論彼女も無傷ではなかったろうが、母親の形見らしいライブの腕輪のおかげで回復していたようだ。

「ティニーが……倒れた。どうやら体調が悪いのを隠して戦場に出たらしい……気付かなかった俺のせいさ」

「そんなっ…………」

近くに寄って来たフィーに見えたのは、アーサーに抱えられぐったりしているティニーの姿。
見るからに顔も紅潮しており、高熱でも出した病人のような有様だった。

「フィー……頼みがあるんだ……無理をさせるのは分ってる…。前線を先導するついでに、ティニーをエッダまで運んでくれないか」

「…アーサーはどうするのよ…?」

「戦う」

即答だった。声が、全身から滲み出てくるオーラのようなものが、その言葉を真実だと告げている。

「お願いだよフィー、お前しか……俺はお前にしかティニーを預けられない」

アーサーの縋る様な視線に貫かれ、フィーは瞬間、激しくて苦しくて、切ないものを感じた。
まだ戦いは終わっていないのに、涙が出てしまいそうになる。一瞬の沈黙が、遠くて、深い。

「………ひとつだけ。ひとつだけ条件があるわ。―――――生きて帰って来なさい」

脳髄に残った靄のような余韻を振り払い、フィーはアーサーを見つめ返す。それは“相棒”に向けたものか、それとも―――――

「……ありがとう」

アーサーはそれ以上考えなかった。
この身を、心を蝕む恨みをこの手で雪ぐ機会は、きっともう無い。
アーサー自身がミレトスで付けた、ヒルダの傷が癒えていないであろう今しか。

《言われなくても分かっているさ。俺はもう、死ねない》

空が哭き、血が流れ、大地を濡らすこの世とあの世の境目。眼前に広がるのは、人の業が作り上げし地獄の門。
魔道書と剣を構え、アーサーは戦場へ飛び出していった。

(おしまい)
347名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 01:45:07 ID:811vVsK0
>>312
透け透け……透け透け……想像して思わず変な笑いを浮かべてしまいましたw
神の矢に帽子を投げたエレンさんかっこええ……
348名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 04:46:01 ID:AvZY+Te+
>>339
GJ
さては太宰治が好きだな!?
349名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 18:10:09 ID:0D13E9GJ
>>316
>レスト
クラリーネ使ってないんかい!

350名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 18:33:00 ID:m4r5E4EC
>>349
あえて出しませんでした。3日目の攻城終了後にご登場頂く予定ですので……
351名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 18:51:28 ID:zJQj4sgs
先生〜ネタバレはやめてくだされ〜
ネタバレするくらいなら続きを〜
352名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:09:30 ID:m4r5E4EC
失礼しました

なるべく早く仕上げます……
353名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:48:24 ID:zsuZBuuO
ちょっと住人の皆さんにお聞きしたいのですが
大分前に他スレに投下したSSの続きを書いてみたのですが、
こちらのスレに投下するのはまずいでしょうか?
354名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:57:21 ID:oszteeJc
簡単な「前回までのあらすじ」みたいなのを入れておけばいいんでないの?
355名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:57:47 ID:zsuZBuuO
>>354
了解です。そうしてみます。
356名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 00:58:48 ID:qzic5hDK
>>353
・FEまたはTS、BS関連か
・エロの有無

上記によって変わってくる。
もし続きを書くのなら簡単なあらすじと区切りの良い投下を望む。
357名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 01:05:11 ID:zsuZBuuO
>>356
FE聖魔です。一応エロです。
もう少し時間かかりそうなので、投下は明日にしようと思います。
358名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 01:40:38 ID:28G0pU7H
CPは何?
パクリ以外なら大歓迎だぜ。
359BSクリア記念で書いてみました:2005/11/05(土) 18:20:37 ID:fcPGmNew
 「朝ですよ。リース様、起きて下さい」
ティアンナが何度も揺すりながら声を掛けるが身じろぎ一つしただけでリースが起きる気配はなかった。
 「どうしても起きないのならば……あっ…」
無理矢理起こそうと布団を剥ぐとリースの全裸姿があった。
 「…な、なんで全裸で寝てるんですかリース様……」
思わぬ状況にうろたえながらもティアンナの目はしっかりとリースの裸を捉えていた。
布団を剥がされながらもまだ目覚めないリースの寝姿にそこはかとない色気を感じティアンナの中に悪戯心が芽生える。
 「リース様、起きないと変な事しますよ?それでもいいんですか?」
返事がないのは肯定の証だと勝手に決めつけながら、
今までとは逆に寝ているリースを起こさないよう気をつけながらそろそろとベッドにあがる。
朝の生理の為かリースのソレは少し硬くなっていた。
 「お年のわりには立派なモノをお持ちなのですね。」
ソレに顔を近づけると右手を添える。
リースがピクンと震える。
 「ふふっ…寝てても敏感なんですね」
左手で自分の髪を押さえながらリースのソレに舌を這わせる。
間もなく独特の牡の臭いを発しながらリースのソレが少しずつ硬度と微熱を伴いながら天を
360名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 23:58:04 ID:Id8CjFD+
GJ、先が楽しみだ。





フ――――ンフフ―――――ンフ―――――ンフ―――――ンフ―――――ン…
フ――――ンフフ―――――ンフ―――――ンフ―――――ンフ―――――ン…

…すいませーン… ボクウソついてまーした…
BSとか ヘドが出るほど嫌いデース…
ボクの国ではみんな… FEの新作周辺しか投下しませーん…
>>359… こんなスカスカしたチラシ裏いりまセーン… ボクの国では投下する時は… 男が女を攻めるって決まってマース…
このBSと在り来たりCpのSSも気が滅入りマース… BSと共存? クソくらえでーす…
ボクの国ではSSが投下したかったらまずはリクと現在の需要を見マース
あ! あとそこのアナタ!! ひとつだけ文章まちがってマース!!
天をとか書いてましたね… そんな中途半端な終わり使いまセーン その代わり
ボクの国ではみんな… 文章にコイツ(銃)が無いと… 安眠できまセーン…
でも日本のコトワザでひとつだけ好きなのありマース…
「書かぬなら 殺しちまえ ホトトギス」 あの女はもちろん>>359も… ボクの前ではホトトギスでーす…
361名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 00:44:07 ID:/zlgdF5A
ナニコレ



クリスたんだったら読みたいんだけど
362353:2005/11/06(日) 02:01:37 ID:yyj2Dg9v
昨日の353ですが、流れをぶったぎって投下させていただきます。

*「前回までのあらすじ。
エピローグ後、まだまだ各地に残っている魔物を掃討するためにまだ戦っているルネス軍。遺跡も塔も未踏破ですし。
そんな中、いつの間にかドズラとミルラの支援レベルはAとなっていました。
ある日ミルラの無自覚な誘惑にぷっつんしたドズラは、ミルラに悪戯(Bまで)してしまい、支援レベルはSまで上昇。
ですがドズラは行為をラーチェルに見られてお先真っ暗です。
しかし間違った知識を覚えたミルラがラーチェルを押し倒したので、うやむやになりました」
363353:2005/11/06(日) 02:03:58 ID:yyj2Dg9v
その日、ドズラは野営についていた。
焚き火に照らされるドズラの表情は、何処か暗い。
「…ムゥ…わしは今度と言う今度は自分が嫌になったわい」
ドズラは杯を煽りつつ、ぽつりと呟いた。
「如何にわしが狂戦士とはいえ、まったくとんでもないことをしでかしてしまったものよ…」
ドズラの脳裏に、先日の出来事が生々しく浮かぶ。
ミルラの白雪のような美しい肌。耳をくすぐる可愛らしい甘声。舌を痺れさす愛蜜。絡み合うラーチェルとミルラの肢体…。
「い、いかんいかん」
首を振り、酒気を払う。ふと冷たい夜風が吹いて、火照った頬を快く冷ましていった。
「わしはまだまだ未熟者じゃ…それに比べて、ラーチェル様の器の何と大きいことよ。あんな真似をしたわしをお許しなさってくれるとは」
ことが終わった後ラーチェルは、ドズラの行為を不問とした。

『愛しあうことの何がいけないと言うのですか! 愛の前には年齢も 性 別 も関係ありませんことよ!
第一ドズラはわたくしの一の家来なのですから、死んでしまったりしては困りますわ! 
冗談でも、二度と自害するなど言ってはなりませんわよ!』

「…こうしてラーチェル様に仕えることが出来るわしは、つくづく幸せ者じゃのう…」
……先日の一件以降、ラーチェルがミルラを見る目が、以前と微妙に違うことをドズラは知らない。
「ガハハ! しかし一の家来か! 本当のこととはいえ、直に言葉にして言われると照れるわい!」
並々と杯に酒を注ぎ、一気にあおった。
「ムフゥ。美味い!」
口を手で拭う。ドズラの見事な髭が、酒に濡れてつやつやと光っていた。
「…ムッ?」
ドズラの太い眉がぴくりと上がる。何者かの気配を感じた。
僅かだが人らしきの気配を感じる。殺気は無いようだが、どうも気配を隠そうとしているのが気になる。足音も殆ど感じられない。
(ムゥ…もしや魔物か?)
野営の交代に来たのかとも思ったが、それならばわざわざ気配を消す必要などあるまい。
手斧の柄を手繰り寄せる。
「何者じゃ!」
手斧をいつでも投げられるように構えながら、振り返ったドズラの目に飛び込んできたのは、予想していた魔物の姿とはまったく別のものだった。
364353:2005/11/06(日) 02:04:55 ID:yyj2Dg9v
「ム!?」
背中に翼が生えた、幼い少女。
それは他でもないミルラだった。足音が無いはずだ、宙に浮いているのだから。
「…あの…えっと…ドズラさん…?」
驚いたのか、ミルラは眼をぱちぱちと瞬かせている。
「ム! すまん!」
ドズラは慌ててミルラに向けたままの斧を引っ込めた。
「ごめんなさい…驚かせてしまいましたか…?」
「ガハハ! よいよい! わしの方こそ、いきなり物騒なものを向けてしまってすまぬ!」
「いいえ…。悪いのは私ですから…ここにも魔物が現れてもおかしくないのに…気がつかなくてごめんなさい…」
「ガハハ魔物か! おぬしのように可愛らしい魔物ならば幾ら現れても構わんわい! ガハハ!」
「…あ…はい…ありがとうございます…」
ミルラの顔がほんのりと赤く染まり、微笑みが浮かんだ。
「ウム!」
ドズラはにこりと笑顔を浮かべた。
あの後ドズラはミルラにどう接したらいいものか困っていた。
あんな真似をしたからには、てっきり避けられたりよそよそしくなるかと思っていたが、ミルラは前にもましてドズラに話しかけてくるようになり、ますます髭を触る回数も増えた。
むしろ、あまり顔を合わせたくは無いだろうと、ミルラとなるべく顔をあわせないように気をつけていたら、ミルラに悲しげな表情で、自分が嫌いになったのかと言われてしまった。
ミルラが気にしないことにしているのだから、こちらもそうするべきなのだろう。下手に気にするほうがミルラを傷付けかねない。
……結局ドズラが出した結論は、土下座して謝った上で、今までと同じようにしようというものだった。
「…おお、そういえばどうした、こんなところにやって来て。夜の散歩か?」
ミルラがふるふると首を横に振る。
「ではどうしたのじゃ。ム…まさかまた、闇の気配と言う奴を感じたのか?」
「いいえ…ドズラさんが一人でここにいると聞いたから…」
「そうかそうか、寂しいかと思って話し相手に来てくれたのか」
「はい…」
「ガハハ! それは助かる! わざわざそのために来てくれるとは、優しい娘じゃ。すまぬのう」
「あの…それから…お酒のおつまみを持って来ました…」
「何と、ありがたいわい! ちょうど肴が切れていたのじゃ。気が利くのう。
何はともあれ、今日はやけに冷え込むわい。そんなところにいては寒いであろう! さあさあこっちに来て火に当たるといい!」
「はい…ドズラさん…」
翼をはためかせ、ミルラはドズラの横に腰掛けた。
「暖かいです…」
しばらくの間、ミルラは揺れる炎をじっと見つめていた。
「…ドズラさん」
「ム。なんじゃ?」
「…私…ドズラさんにお願いがあるんです…」
「ムゥ? なんじゃ? 遠慮はいらん、わしに何か出来ることがあるなら力になろうぞ! ガハハハ!」
「…ありがとうございます…。それじゃあ…」
ふとミルラの声が途切れた。
「どうした? 遠慮するな!」
「…はい…。ドズラさん…あの…私のこと…だっこしてくれませんか…?」
365353:2005/11/06(日) 02:05:59 ID:yyj2Dg9v
「ムムウゥッ!?」
「…やっぱり…駄目ですか…? 焚き火は暖かいけれど…火の方に向いていない背中や足は寒くて…」
「…ム…ム…ウ…」
ドズラは答えられない。ミルラの翼が小さくしょぼくれたように畳まれる。
「…ごめんなさい…ドズラさんを…また困らせてしまいました…。私…ご迷惑でしたね…」
「…何を言う! さっき言ったじゃろう、遠慮するなと! 迷惑なものか、良いに決まっておる! 幾らでも抱っこするぞ! さあこっちに来るのじゃ!」
見かねたドズラが叫ぶように言う。表情の変化に乏しいミルラだったが、この時ははっきりと明るい微笑みを浮かべた。
「…はい…」
ミルラはすっと宙に浮かぶと、ドズラの太股に腰掛た。
「ドズラさん…もう少しくっついていいですか…?」
「…ムッ! ウム! 好きなだけくっつくがよい!」
「ありがとうございます…」
ミルラは犬が尻尾を振るようにぱたぱた翼を羽ばたかせる。喜んでいるらしい。ドズラにくっついて、分厚い胸板に頬を寄せた。
「あの…ドズラさん…ぎゅってしてくれると…もっと暖かくなれると思うんです…。ぎゅっとしてくれませんか…?」
「ムッ…ムゥ! ウム、その通りじゃな! よしよし、好きなだけぎゅっとしてやるぞ!」
ドズラがミルラの背中に腕を回した。華奢な体が腕にすっぽりとおさまる。
「…とっても…暖かいです…」
ミルラは目を閉じて、すりすりとドズラに頬を摺り寄せる。
「…おとうさんも…こうして、ぎゅっとしてくれました…とっても暖かかった…」
「…娘よ、おぬしの父上殿は…」
「…大丈夫です…もう…泣いたりしません…泣いたりしませんから…」
……ドズラは何も言わず、ミルラの頭を撫でてやった。
「……ム?」
ドズラがふと顔を上げ、周囲を見回す。馬の足音が聞こえたような気がしたのだ。
(ムゥ…? ウム、近づいてくるな…)
足音はどんどん大きくなって来る。ミルラがやってきた方、軍の本陣がある方向からだ。ドズラはミルラを抱っこしたまま、立ち上がって後ろを向いた。
その頃には足音の発生源は、馬上の人影が誰なのか選別出来るほどに近づいていた。馬は土煙を上げるほどの速さで駆けて来る。
馬を操る者の顔を見て、ドズラが目を丸くする。
「……ムッ!? あれはラーチェル様!?」

「――ッ、ドズラ――ッ!」

馬が大きく跳んで、進路上にあった岩を飛び越した。そのままの勢いでドズラの前まで来て、急ブレーキをかける。あと少しで跳ね飛ばされると言うところで、ようやく馬は止まった。
「ら、ラーチェル様! いかがなさった!?」
ラーチェルの様子を見るに、ただごとでは無さそうだ。いったい何があったのか。
「…はっ、まさか魔物が!?」
「…ええ。魔物ですわ。それも大物の」
ラーチェルが馬上から言う。厳しい目をしていた。
「ガハハ! でしたら心配はございませんぞ。このわしが魔物の一匹や二匹すぐに蹴散らしてまいりましょうぞ! 何処ですじゃ、魔物は何処に!?」
「ここですわ!」
ラーチェルが愛用の聖杖を、ばしりとドズラに突きつけた。
366353:2005/11/06(日) 02:07:06 ID:yyj2Dg9v
「…わしが?」
「そうですわ! 幼子を毒牙にかける魔物! ケダモノですわ!」
「…はっ!? ち、違いますじゃ! ラーチェル様、それは誤解ですじゃ! わしはこの娘が寒いと言うから抱きしめてやっただけで…」
「お黙りなさい!」
ラーチェルが聖杖を振り下ろし、ドズラをぽかりとやる。
「は、ははっ」
「ミルラ…申し訳ございません。またわたくしの従者が無礼を働いた様子…今度という今度は二度とこんな真似をしでかすことの無いように、このわたくしが成敗してやりますわ!」
「あ、あの…」
呆気に取られて今まで黙っていたミルラだったが、事態を飲み込んで、ミルラなりに慌てた口調でラーチェルに声をかけた。
「ドズラさんの言うとおりです…。ドズラさんは私のお願いを聞いてくれただけです…無礼なことなんて、何もしていません…」
「まあ! いい、ミルラ? わたくし、決して他の方々に言いふらしたりはしませんわ。どうぞ正直にお話になって? 
ドズラにあんなことやこんなことをされてしまったのでしょう? このケダモノドズラ! わたくしがぽかぽかしてやりますわ!」
「…本当です…ドズラさんは、悪いことなんてしてません…だから…成敗しないであげてください…お願いです…」
じっとラーチェルの瞳を見つめながら、ミルラが懇願する。
「あ、あら。そうでしたの? わたくしとしたことが早とちりしてしまいましたわ…ごめんなさいね、ミルラ」
ラーチェルは少しうろたえながらミルラに頭を下げる。
「では…成敗しないでくれますか?」
「ええ、ミルラがそういうのであれば…」
ミルラはほっとした顔をし、ドズラに微笑みかけた。
「よかったですね…ドズラさん…」
「ミルラに感謝するのですわよ、ドズラ!」
「は、ははっ!」
「……ですが!」
ラーチェルがびしりと聖杖をドズラの鼻先に突きつける。
「誤解されるような真似をしていたことは事実! お仕置きはしなくてはなりませんわ!」
「ははっ! このドズラ、返す言葉もございませぬ!」
ふぅ、と一息吐いて、ラーチェルが馬から降りる。
「ともかく、いつまでそうしてミルラを抱きしめているのですか! いい加減離しなさい!」
「ムッ!? ははっ! 申し訳ございませぬ!」
ドズラは慌ててミルラを地面に降ろした。何処か寂しそうな顔をするミルラを、すぐさまラーチェルが抱きしめた。
「ドズラの怪力で抱きしめられては苦しかったでしょう、怪我は無い?」
「だ、大丈夫です…優しく抱きしめてくれましたから…。あの…むしろ、今の方が…ちょっとだけ苦しいかも知れません…」
「あら、わたくしとしたことが…これくらいなら苦しくありませんわね?」
「は…はい…」
「寒いのなら寒いとわたくしにそういえばいいですのに。いつでもこうして抱きしめてあげますわ!」
「はい…ラーチェル…ありがとうございます…。あの…ところで、ちょっと息が荒いみたいですが…大丈夫ですか…?」
「そう? 馬を飛ばしてきたせいかも知れませんわね。はあ、ミルラはちっちゃいですわね〜」
「それに…何だか…あっ。…あ、あの…」
「あ、あらごめんなさい。変なところを触ってしまいましたわ。ああでも、ミルラはまだまだ子供の身体ですわね〜でも大丈夫、すぐにわたくしのようなナイスバディ! になりますわ!」
「は、はい…そうですか…んっ…あ、あの…胸に手が…」
「女同士ですもの、気にすることはありませんわ! ミルラも触りたければわたくしの胸を触ってもいいのですわよ? それにこうしてしっかりくっついていた方が暖かいですわ♪」
「…はい…確かに暖かいです…ほかほかです…」
「そうですわ♪ だからもっとぎゅうっと抱きしめていいのですわよ? ふふふ、今夜は一緒に眠りましょうか?」
「…ラーチェルとですか…? …はい…お願いしてもいいですか…?」
「勿論ですわ! ミルラは童話は好き? わたくしが色んなお話を聞かせてあげますわね」
「はい…好きです…。ありがとうございます、嬉しいです…」
「ふふ…ミルラは本当に可愛いですわね〜 それから…」
367353:2005/11/06(日) 02:08:19 ID:yyj2Dg9v
「…ムッ。いかん、ちと焦げたわい」
どうしたらいいかわからないので、ドズラはとりあえずミルラの持ってきたあたりめを火で炙っては齧っていた。

「…ドズラ! ドズラ! 何をしているのです、こっちに来なさい!」
「…ムッ? は、ただいま!」
「まったくもう! ドズラの話をしているのですわよ! ちゃんと聞いていなくては駄目ですわ!」
「申し訳ございませぬ!」
あたりめを炙っている間に話が進んでいたらしい。
「ドズラのお仕置きについての話をしていたのですわ。あまり痛そうなお仕置きは可哀想ですし、かといって甘すぎてもお仕置きになりませんわ。どうしたものかしら困っていたのです」
「あいやラーチェル様! 心配はご無用でございますじゃ。このドズラ、如何なる刑罰もお受けする覚悟!」
「ドズラがそういうのならわたくし張り切っちゃいますわ! うーん。やはりこの聖杖で百叩きの刑が妥当かしらね?」
「ラーチェル様のお心のままに!」
「…あの…」
ミルラが小さく手を上げる。
「ム? どうした娘よ。わしの心配なら要らぬぞ、わしの身体は他人より頑丈に出来ておるからのう! ガハハ!」
「そうですわ! ドズラは少しくらいお仕置きしても平気ですわ!」
「…でも…杖で叩いたりするのは…かわいそうです…」
「そうは言っても、お仕置きはしないといけませんわ」
ミルラが悲しげに顔をうつむかせる。
「お願いです…ドズラさんに、痛いことをしないであげてください…」
「…そうは言っても、少しは痛くなければお仕置きになりませんわ。他にいいお仕置きの方法が思いつきませんし…」
「…痛くなくても…『お仕置き』になる方法があります…」
「まあ、そんな方法がありますの?」
「…はい…。…テティスさんと…ルーテさんに…教えてもらった方法です…」
368353:2005/11/06(日) 02:09:09 ID:yyj2Dg9v
「ら、ラーチェル様! これはまずいですじゃ!」
必死な声でドズラがそう言う。何とか動こうとするが、精々足を動かすくらいしか今のドズラには出来ない。
縄で腕や足首をぐるぐる巻きにされていては、それも当たり前の話だ。
暴れて縄を解こうとするドズラの額を、ラーチェルが杖で引っ叩いた。
「おだまりなさい! 往生際が悪いですわよ!」
「し、しかし、これは駄目ですじゃ! 本当にいけませぬ!」
「まあ、まだ言いますか! わたくしの一の家来とあろうものが、なんと軟弱な…いい加減に覚悟を決めることですわよ、ドズラ!」
「お願いですじゃ! わしの話を聞いてくだされ!」
ラーチェルの目が怒りに燃え、双聖器の輝きの如くきらりと光る。
「…ドズラ! わたくしもう我慢なりませんわ! 終わるまで少し静かにしていなさい! スリ〜プ!」
「ムオオ〜!? …グフッ」
貴重なスリープを使用した甲斐あって、ドズラは一瞬で大人しく寝息を立て始めた。
「…さあ、これで静かになりましたわ♪ ミルラ、続けましょう」
「はい…」
ミルラがラーチェルにこくこくと頷く。向かい合うミルラとラーチェルの間には、丸裸にされたドズラの下半身があった。
「まずはどうするのです?」
「…まず、最初は…これを大きくしてあげないと…いけないんだそうです…」
ミルラが人差し指で、ドズラの股間のものを『ぷにっ』と突っつく。
「大きく? といいますと…やはり触るのですわね?」
一応ラーチェルも、男女の交わりについて多少の知識は備えている。
しかしその知識を実践に応用するのは、これが初めてだった。
ドズラの、お世辞にもあまり可愛いとは思えない股間のそれを、指先でちょいちょいと軽く触れてみる。
「…意外に柔らかいのですわね。交合の際には、硬く膨らむということでしたが…」
「触っている内に…大きくなるそうです…」
「まあ、何事もやってみれば何とかなるものですわ。では、早速始めましょう! 女は度胸ですわ!」
「はい…」
まずラーチェルが、ドズラの一物を指で摘まんで持ち上げた。
「まあ…表と裏で形が違いますのね! 不思議ですわ〜」
「本当です…何だか…ここだけ別の生き物みたいです…」
ミルラも手を伸ばし、亀頭を触ってみる。感触を確認して、他の部分も触る。どこも似たような感触をしていた。
「…ぷにぷにしてます」
「本当ですわね。これが石のように硬くなるというのですから、不思議な話ですわねえ」
茎の方を手の平に包むと、ラーチェルはぷらぷらと萎えたままのモノを振ってみた。が、慣性に従って振り子運動をするだけで、一向に硬くなる気配がない。
「…何がいけないのかしら。変わりませんわね」
「あ…ラーチェル…これ…少し、大きくなって来ていませんか…?」
ミルラが亀頭を撫で回しつつ言う。
「え? あら、本当ですわ」
さっきより明らかに大きさが増している。それにだんだんと振るのが難しくなってきた。まるで中に芯でも入れたようだ。
「本当に大きく硬く変わるのですわね〜不思議ですわ〜」
みるみるラーチェルの手の中で肉の棒は膨らみ、やがて天に向かって屹立した。ぴくぴくと脈打つ感触が、ラーチェルの手に伝わってくる。
369353:2005/11/06(日) 02:10:16 ID:yyj2Dg9v
「…わあ…さっきよりもずっと大きくなりましたね…」
「ええ、こんなに膨らむのですわね、風船みたいですわ。あら…でもまだ少し柔らかいですわ。石のようではありませんわね」
「…あ…でも…先の方は、限界まで大きくなっても、ぷにぷにしているそうです…ルーテさんが…教えてくれました…」
「そうですの? では、このくびれの部分から下の、棒のような部分が石のようになるのですわね! やはり知識と実物は違いますわね〜」
ラーチェルは亀頭と茎の中間にあるくびれを、親指の腹でぐりぐりと押してみた。また少し、大きさが増した気がする。
「では、大きくなったことですし、本格的なお仕置きを始めるとしましょう。ミルラ、まずはどうするのかやって見せてみて?」
「はい…」
ミルラはドズラのモノを手に掴んだ。ミルラの手では小さすぎて、両手で掴んでも余る。
「いっぱい方法があるって、テティスさんは言っていましたけど…これは、簡単な方法だそうです…。まず最初は…こうして…手でしごいてあげるんだそうです…」
ミルラが手を上下させ、肉の棒を愛撫し始める。ぎこちないが、それだけに遠慮のない愛撫だった。
手とモノが擦れ合う音が、規則正しく聞こえてくる。
「力は入れすぎないように…優しく…でも…優しすぎると気持ちよくないから…加減しながら力を加えて…擦ります…」
「ふむふむ…。力加減が大事なのですわね」
「はい…。ここは男の人の急所なのだそうです…。だから…大事にしてあげないといけないんだとか…」
「優しく、ですわね」
「はい…。…あ…そういえば…ここの、くびれのところが…特に気持ちいいそうですから…ここをいっぱい触ってあげると…いいかも知れません…」
「わかりましたわ、しっかり覚えておきます。では、そろそろ替わるとしましょうか」
「はい…ラーチェル…どうぞ…」
「やってみますわ。女は度胸ですわー!」
ミルラと替わって、ラーチェルもドズラのモノを手に掴んだ。なかなか飲み込みが早く、すぐに規則正しい摩擦音が聞こえだす。
「それにしても、このお仕置きは変わっていますわね〜。まあ、痛いのよりはいいですわ。上手にやれば痛くは無いんでしょう?」
「はい…痛くは無いけれど…苦しいそうです…気持ちいいけど…苦しいのだとか…」
「お仕置きにはぴったりですわね。ミルラも、このお仕置きならいいでしょう?」
「はい…。苦しいかも知れないけど…気持ちよくもあるのですから…痛いお仕置きよりも…いいと思います…
『いく』寸前で止めて…おさまったら、また『いく』寸前まで、こうやって男の人を気持ちよくさせておいて…止める…。これは…とっても苦しいんだそうです…」
「殿方の仕組みはよくわかりませんわねえ…。…ところで、その『いく』寸前、というのはどうすればわかりますの?」
「…どうすればいいんでしょうか…。…とりあえず…続けてみましょう…」
「そうですわね!」
……何処までも天然な二人だった。
「…あ…あら? まあ、どうしましょう! ドズラったら…お漏らししてしまいましたわ! もう、いい大人の癖にみっともないですわ!」
「…え…? あ…これは…」
ミルラの目に、ドズラの鈴口から透明な液体があふれ出すのが映った。
「違います…。ラーチェル…これは、おしっこじゃありません…。…我慢汁、っていうんだそうです…」
「おしっこじゃない? その、我慢汁というのはいったいなんですの?」
「…先走り、とか…かうぱー液…とか…そんな風に言うんだそうです…色々呼び方はあるけれど…これが出てくると…。…『絶頂』…『いく』ということが近い証拠なのだそうです…」
「まあ! ではもうすぐ、ドズラは『精液』を出すということですわね」
「そういうことですね…。…急がないと…いけませんね…。折角教わったこと…無駄になっちゃいます…。ラーチェル…替わってください…」
ミルラは脈打つ肉の棒を手の平で包み込むと、液体の溢れ出した鈴口に、そっと唇を付けた。そのまま舌を伸ばして、先走りを舐め取る。
「まっ! み、ミルラ、いけませんわ! そんなところ舐めては汚いですわよ!」
ラーチェルはそういったが。ミルラはふるふると首を横に振った。
370353:2005/11/06(日) 02:11:16 ID:yyj2Dg9v
「私は…竜です…。私を生んでくれた、本当のおとうさんもおかあさんも…私が赤ちゃんの頃…こうして…口を使って、私を綺麗にしてくれました…。
汚くないです…。平気ですよ…。」
「そ、そうなのかしら?」
「はい…。…それに…これくらい…恋人同士では…普通のことだそうです…。それに…女の人が…あまり疲れないから…楽だそうですよ…」
「世界は広いですわ…まだまだわたくしの知らないことがいっぱいありますわね。わかりました、女 は 度 胸 ですもの! わたくしも挑戦して見ますわ!」
「はい…もうすぐドズラさんは『いく』のかも…知れませんから…。一緒にしましょう…」
「心得ましたわ! ドズラ、覚悟なさいね!」
ラーチェルもミルラに習って、先走りの湧き出す鈴口に舌を伸ばした。尖らせた舌先で、濡れた亀裂をこじ開けるようにする。
「んっ…変な味ですわ…ドズラってこんな味がしますのねえ」
「はあ…はあ…。…でも…美味しいです…。…それに…ドズラさん…何だか…とってもいい匂いがして…はあ…」
「そうかしら…。うーん、わたくしには美味しいとは思えませんわ…。いい匂いとも思えませんし…あら…ミルラ…?」
ラーチェルはミルラの様子がおかしいのに気が付いた。
ぴちゃぴちゃと、はしたなく音を立ててドズラを舐めしゃぶり、溢れる先走りを音を立てて啜っては、何処かうっとりとした表情をする。
赤く染まった頬の色。目は蕩けそうに潤んでいるのがわかる。
……ミルラは『竜』だ。人の姿をしているとはいえ、厳密には人間とは体の構造が異なる。…人間の匂いと味に『発情』しているのだろうか。…あるいは…『食欲』に近いものを感じ、それに興奮しているのか…。
「み、ミルラ…あなた大丈夫ですの…?」
「…? はい、大丈夫です…それよりも…ラーチェルさんも…ちゅぷっ…一緒に…んっ…舐めましょう…? ふぅっ…。…美味しいですよ…? ドズラさんの…おちんちん…」
そうささやき声で言うミルラの顔は、子供の姿にそぐわない、とてつも無くいやらしいもので…女のラーチェルでさえ、ごくりと喉を鳴らすほどだった。
「美味しいです…ぺろ…ぺろ…。んっ…はあ…んっ…ちゅっ…はぷっ…。ラーチェル…早く…舐めないと…私が全部…舐め取ってしまいますよ…?」
「…っ…。み、ミルラ…」
「…一緒に…しましょう…?」
ラーチェルが、舌を伸ばす。先ほどとは違い、ミルラと同じように頬が赤く染まっていた。
「はあっ…やっぱり…変な味ですわ…」
熱い吐息を吐くラーチェルの顔に、まるでミルラの興奮が移ったかのような、いやらしい『女』の表情が浮かぶ。ミルラのしているように、亀頭を口いっぱいに含み、赤子のようにちゅうちゅうと吸ってみる。
「ラーチェル…美味しくないですか…?」
「…ぷはっ…。…わ、わかりませんわ…。…ただ…嫌な味では…無いような…」
「美味しいですよ…? ほら…」
「んんぅ!? み、ミルラ…ん…ちゅぷっ…くちゅ、くちゅ、くちゅ…」
ミルラはラーチェルに口付けると、自分の舌に付いた先走りをラーチェルの舌に擦り付けるように、激しく舌を絡ませあった。更に口を離す前に、しっかりと頬を掴んで、溢れる唾液を流し込む。
「…ぷはあっ! はあっ、はあ…はあ…」
「美味しいでしょう…? さあ…続けましょう…」
「んっ…はあ…ぺちゃっ、ちゅるっ…」
赤黒い亀頭を、横から半分ずつ貪るように口で愛撫する。ラーチェルが亀頭をぱくりと口に含むと、ミルラは相手の唇の隙間に舌をねじ込み、強引にでも舌を絡ませようとする。
ミルラが鈴口に唇を付けて先走りを啜ると、ラーチェルがすかさずミルラに口付けて口の中身を舐めとろうとする。
ミルラが、茎の根元にある濃い茂みに鼻を押し付け、いっぱいに匂いを吸い込んで居る間、ラーチェルは茎をしごきながら全体にキスの雨を降らせ、
しわしわの袋を口に咥えたり指で優しく伸ばしていると、真似してラーチェルも同じように愛撫をしてみたりする。
「はむっ…んっ、ちゅううぅっ…。こくっ。はぷっ、んくっ…ちゅるっ、りゅる…くゅっ、ちゅくっ…ぺちゃ…。むっ、んむ…」
「はあ…はあ…っ、むぐっ…むぅ…あふ…ふっ。ふぷっ、じゅるっ、じゅるっ、じゅるっ、じゅるっ、じゅるっ…」
371353:2005/11/06(日) 02:13:14 ID:yyj2Dg9v
夢中で口を使った愛撫を続ける二人だったが、終わりは唐突に訪れた。
「…んむぅ?」
一瞬、これ以上大きくならないと思っていたドズラの分身が、僅かに膨らんだような気がしたかと思うと、口の中に熱くぬるぬるとしたものが弾けた。
喉の奥まで叩きつけられる熱い奔流。喉に流れこもうとするものが多すぎてむせ返りそうになり、驚いたラーチェルは口を離した。
途端、白濁した粘液が、噴水のように吹き上がって、ラーチェルの顔に吐き出された。それとほぼ同時に、ミルラの顔にも白濁液が振り注ぐ。
「きゃっ、きゃあああっ!? な、なんですの、これ!? やっ…顔に…駄目…服が汚れてしまいますわ…!」
「…ふぁ…。…ああ…沢山…出てますね…。…ラーチェル…これが…きっと…『精液』なのだと思います…」
「せ、『精液』…これが…」
「はい…。これが…私たちの中に入ると…赤ちゃんが出来るんですね…」
ようやく射精が収まった、精液まみれの肉の棒を、ミルラが舌を使って清めていく。
「…ああっ! そうですわ、いけませんわ! ああもういっぱい飲んでしまいましたわ! どうしましょう、ドズラの子供が出来てしまいますわ〜!」
「…大丈夫です…。口に入れても…子供は出来ません…。…と…ルーテさんが言っていました…。」
「あ、あら。そうですの? 『正しい方法』以外では普通ではない子が生まれると…確か聞いたような…」
「…ルーテさんは、物知りです…。きっと、ルーテさんの方が、正しいのだと思います…」
「うーん。そうですわね、わたくし今日だけでも、知らないことだらけでしたもの。わたくしもまだまだ修行が足りませんわ。精進ですわ〜!」
「ラーチェルは、いつも元気いっぱいですね…。私も…見習わないと…ちゅううっ…」
尿管に残った精液を啜って飲み込み、ミルラがぽつりと呟いた。
「…ああっ! そういえば、『いかせて』しまっては、お仕置きになりませんわ〜! 寸前で止めるどころか、暴発させてしまいましたわ!」
「…ちゅぷっ。そうでしたね…困りました…。…どうしましょう…?」
「…大丈夫ですわ! 考えてみたら、わたくしにはこの聖杖がありますもの! さあいきますわよ! ライブ〜!」
「…あ…。すごいです…。一度出したら…しばらくはなかなか大きくならないと聞いたのですが…また…大きくなってきました…」
「これで問題ありませんわ♪ さあ再びちゃれんじですわ!」
二人は再び、仲良く肉棒にむしゃぶりついた。
「…っ…。はあ…はあ…ドズラさん…私…もう…我慢できないです…」
もじもじと先ほどから太股をすり合わせていたミルラはそう呟くと、ローブを肌蹴て下着を取り、体の向きを変えてドズラの顔…髭のある位置に股間が当たるような体勢になった。
「ああ…ちくちくします…ドズラさぁん…お髭…お髭が…ちくちくして…私…また…変になってしまいます…あっ、あっ…」
ドズラの髭に股間を擦り付けるミルラを、ラーチェルが熱の篭もった視線で見つめる。
「ミルラ…それ…気持ちいいのですの…?」
「…はい…とっても…気持ちいいですよ…。…ラーチェルも…しますか…?」
「…ごくっ。え、ええ…挑戦して見ますわ! このラーチェル、恐れるものなどありはしませんわよ!」
「…どうぞ…」
ミルラはラーチェルのために、少し体をずらしてスペースを作った。ラーチェルもミルラを真似て、下着を取り、ドズラの髭に股間が当たるようにする。
「…んっ…や、やだ、これ…あ…。…ひ、髭が…んっ、はあ…ちくちくして…」
「…はあ…はあ…ラーチェル…どうですか…?」
「あっ、あんっ! へ、変ですわ…ちくちく刺さって…これ…わたくし…ああっ! 駄目ですわ、わたくし変になってしまいますわ…!」
「…ドズラさん…人は…本当に不思議ですね…。でも…とっても…気持ちいいです…」

……スリープから目が覚めたドズラは、その日、たった一人で魔物の群に突っ込んで、デビルアクスをひたすら振り回し続けたとか。
おしまい。
372名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 04:08:26 ID:t/wGSAtD
ほほう、これはなかなか読みごたえありました。GJです。
まさかこんなシチュでくるとは
373名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 08:39:25 ID:WAEaJY0D
ミルラきたー! GJ!
でもどうせなら、ミルラちゃんの小さな割れ目を、ドズラのぶっといモノで引き裂いて、ぶち込んでほしかった。
でもでもGJ!

ふー。ミルラの小さな割れ目に、ドズンとぶち込むドズラもいい。
374名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:48:49 ID:L8q0ij/y
流れきって悪いかもしれないがマルスとリンダのを

解放軍がパレスを開放してようやくアカネイアの国にも落ち着きが戻った
その時、リーダーであるマルスは一人自室にいた
「・・・本を読んでいても退屈だな」
そう言うとマルスは部屋から出ていった
「・・・そう言えば確か」そうつぶやくと別な部屋へと向かった
解放軍のリーダーでありアリティアの王子であるマルスが向かった先は
「入っても良いかい?」
「誰ですか?」女性の声がする
「僕だよ。入ってもいいかい?」
「ええ、良いですよ」

部屋の中に居たのは先程ノルダの奴隷市場から助け出して仲間に加えたリンダだった
「どうしましたか?」
「いや、部屋にいても退屈だから君のところに来ようかなって」
「ふふっ、いいですよ」
リンダは静かな性格で容姿端麗だった
「リンダって綺麗だよね」
「まぁマルス様ったら・・・」
「本当だよ。シーダとは大違いだ」
シーダはタリス島の王女でマルスとは親しい仲だった
だが比べるとリンダのほうが少しシーダよりも上にいた
「何だかリンダからは光みたいなそういう感じがするね」
「光・・オーラの事ですか?」
「当たり」
しばらく談話が続いた
「さて、そろそろお昼だね」
「ええ、そうですね一緒に食事にでも行きませんか?」
「うん。そうしようか」
375名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:51:13 ID:L8q0ij/y
マルスが女性に誘われて食事に行くのは初めてだった
それはリンダも同じで男性を誘って食事に行くのは初めてだった
(・・・何だかドキドキする。何だろうこの感じは)
(は・・初めてだわこんな感じ)
二人は内心ドキドキしながら町へ向かっていた
ノルダの町まではそんなに遠くなく10分程度でつくところにあった
「・・・リンダ、何食べようか」
「そうですね・・スパゲッティとかは」
「スパゲッティか・・スープスパゲッティが食べたいな」
「じゃあそれにしましょう」
町につくなり二人はレストランへと向かい
「スープスパゲッティ二つお願いします」
注文を済ませた
人目は少しあったものそれ程気になるものではなかった
「少しこっちを見てる人いるね・・・」
「・・・やっぱり私」
「リンダのせいじゃないよ。僕が解放軍のリーダーだから・・・」
「でも、マルス様はシーダ様のことが・・・」
少し顔を曇らせると
「・・・シーダはもういい」
「えっ・・・」
「ああ言うのは好きじゃないんだ。・・・君みたいな女性が好みのタイプかな」
「私が・・・?」
二人が会話をしていると注文したものがきた
「・・・食べようか」
「はい」

食べ終えてマルスが代金を払うと二人は町を見ていた
「案外人ごみの中にいると目立たないもんだね」
「ええ、でも気づいている人も多いと思います」
「そうだね」
町を出てパレスを帰ることにした
「それでは私は部屋に帰りますね」
「うん。・・・あ、リンダ」
「何でしょうか?」
「・・・今夜、今夜君の部屋に行ってもいいだろうか?」
「・・・・・・それはマルス様御自身で御決めになって下さい」
そういうとリンダは帰って行った
「自身で決める・・・?まさかとは思うけど・・・」
376名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:52:06 ID:L8q0ij/y
「・・・言えないなぁ。私、マルス様の事が少し好きだって言うの」
それは言えることでは無かった。軍のリーダーでもあるしアリティアの王子である
「マルス様・・・」

「それじゃラディとナバールはAナイトを倒しつつジュリアンらの宝箱を入手する経路を確保しオグマとゴードンとマリクは北に捕らえられている人達を助けにいくんだ」
パレス城内での戦い。北にはミディアら五名が捕らえられており、宝箱を入手する経路からはすぐに敵の大将を倒せるルートになっている
そんな最中・・・
「・・・!君、危ない!」
敵の弓兵が味方の若い女性を狙っていることに気づいたマルスはすぐさま駆けより押してどけると剣で瞬時にさばいた
「この!」
矢をとる隙を与えずマルスは斬りかかった
「ふう、大丈夫かい」
「あ・・・あのありがとうございますマルス様」
「君はリンダだね?こんなところに居ると危ないよ。後ろに下がって」
マルスがリンダを連れて下がろうとするともう一人弓兵が狙っていることにリンダは気づき
「リンダ?」
「・・・光よ。彼の者に裁きを下せ!オーラ!」
敵に当たったのを確認すると
「よかった・・・」
「どうしたんだ!?・・・敵か。気づいてなかったら当たってた。リンダありがとう」

マルスが助けてくれた事があり、自分もマルスを助けたことがある
「言えない気持ちがこんなにつらいなんて・・・」
自室で考えていると
「やっぱり私からお話しましょう・・・」

その夜
「さて、リンダのところへ・・・」
コンコンと誰か叩いている音がする
「誰だ?」
「私です。リンダです」
「リンダ?いいよ入って」
見るとリンダは少し肌が出ていて胸のところまではだけていた
「リ、リンダ?その格好は・・・」
「あ、その・・・寝巻です。き、気になさらないでください・・・」
気にするもなにもマルスにとっては初体験だった
女性のこんな姿を見てマルスは気が動転していた
「・・・こっちへ」
377名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:53:57 ID:L8q0ij/y
二人はベッドに腰掛けると
「・・・驚いたな。本当にその格好で?」
「・・・マルス様の元に居る時は」
「え、僕?」
「あの、私・・・」
二人共顔を赤らめてしばらく黙っていると
「僕も同じさ・・・」
「えっ?」
「僕だってリンダの事は好きだよ」
「私もマルス様の事が好き・・・」
好きと言われた
当然公の前では話せないことであるが今は別だ
顔を赤くして苦笑していると
「マルス様、手よろしいでしょうか?」
「いいけれど」
了承するとリンダはマルスの手を取り、そのまま自分の胸に当てた
「!?リ、リンダ何を?」
マルスはこの時初めて女性の胸に触れた。無論手に力がはいり振り払った
「マルス様・・・」
リンダは何か様子がおかしかった
「リ、リンダ?」
「私・・・マルス様の事が好き。ずっと・・・」
マルスの中には何かが芽生え始めていた
(な、何だこの欲情感は・・・)
そうこうしている内にリンダが段々と迫ってくる
(どうすればいい?この状況で)
ついにリンダの唇とマルスの唇が触れ合った。と同時にある考えが思いうかんだ
(相手が求めている事。己の欲情心。この二つの欲望が意味するのはただ一つ・・・!)
一瞬間を置くとマルスはリンダを押し倒し
「マルス様?」
「もう覚悟はできてるね?」
「・・・お好きなようになさってください」
マルスはリンダの服をそうっと脱がし始めた
「・・・はっきり言うとこんな事僕はしたことないんだ」
「いいです。私も初めてですから・・・」
マルスがこんな事をするのはやや抵抗があったが好きな女性では別だ
リンダの服が脱げると次は自分の服を脱ぎ始めた
「それじゃあ・・・」
378名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:55:04 ID:L8q0ij/y
マルスがリンダの胸に手を当てた
「きゃ・・」
「さっきは少し驚いたけど今は大丈夫かな・・」
揉み始めると
「マ、マルス様・・気持ちいい・・」
「女性の胸ってこんなに柔らかい・・・」
「じゃ私も・・・」
マルスの物をしゃぶり始めた
「うっ・・・」
「温かい・・・」
「このっ・・・」
リンダがマルスに手を出すとマルスも倍以上にやり返した
次第にマルスが
「つかまえた!」
「きゃあ!」
リンダの後ろに回り穴に自分の物を入れ始めた
「じゃ、入れるよ・・・」
静かに入れ始める。同時にリンダも
「あ・・ああ・・・」
二人共快感を味わっている。そして
「・・・何だ?何か出るような」
「マルス・・・さまぁ」
「う・・・うわぁ・・・!」
リンダの中に白いものが入っていった
(す、すぐ抜かないと・・・)
だが時は既に遅く・・・リンダの中に入った後だった
「リンダ、ごめん。こんなはずじゃ・・・リンダ?」
「・・・マルス、さま、中に・・・?」
「リンダ、しっかり」
「・・・いいの、わたしは・・・」
うつろな目をしてうわ言の様に話していた。マルスはリンダをベッドにそっと寝かせて体を洗うため浴場へ行った
「けれどさっきのは・・気持ち良かった。何だろう?」

そして朝がくると
「リンダ、リンダ」
「・・・ん、マルス様?」
「起きた?ごめん、昨日は・・・」
「いいんです。好きな人なら私・・・」
それからというものリンダの体には特に変化は見られずマルスは少し一安心した。教養で生物学に少し触れていたからだ
だがたまにマルスはリンダの元へ行く。くせになってしまったのだ
「それじゃ」
「はい・・・」
戦い(1部)が終わるまで何回か行っていた

そして戦争が終わり
「来てくれないのかい?」
「はい。ニーナ様の所にいて手伝います」
「そうか・・・」
「あの、マルス様」
「わかってる。いつか・・・君を」
二人は離れた。だがその2年後にまためぐり合う事になる

あんまりエロ描写が少ないので物足りないかもしれません
379名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 02:54:22 ID:0pjm1fRy
380名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 10:32:51 ID:hTahtRLi
>>359の続きマダー?
381名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 23:26:52 ID:xh3QvHt1
>ID:L8q0ij/y
色々楽だから、タイトルは書き込む度に入れといてね。


さて、バーサーかーな重騎士はまだかワクテカ
382名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 06:39:23 ID:i9msM9sA
TSとBSは単独スレ立てたほうがいいのでは?
>>360みたいなレス見るの胸糞悪いし
383名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 07:54:49 ID:71DHtbT1
>>382
確か何かの漫画のネタだから、真面目に受け取らない方がいいかと。
384名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 08:04:08 ID:LTxJqDus
魔人探偵脳噛ネウロ。
ちなみに>>360は大のBS嫌いでありながら、
最後はゴーゼワロス以外ではイケなくなる体質にされてしまうからご安心を。
385名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 20:07:54 ID:fRBfquDe
>>384
上手いw
386名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 20:10:12 ID:fRBfquDe
ごめん、sage忘れた……orz
387名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 01:12:02 ID:3Z+wUvlC
クリスへのセクハラかサフィアのネタもの読みたい
388名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 01:29:20 ID:5p//daFL
クリスが老人バリスタ兵に輪姦されるSS読みたい
389名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:10:37 ID:Md2aX3ow
クリ(  )ス

(  )に適当な文字を入れなさい
390名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 01:50:18 ID:3LktQDt6
>389
一文字だと難しいな。
複数OKならクリ(スマ)スとかクリ(アラン)スとか結構あるんだが。
391名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 02:05:38 ID:w9eA7xo2
別に一文字じゃなくてもいいよ
392名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 11:20:54 ID:PZ4WLvFi
クリス母と幼少クリスと幼少エロで3Pきぼんぬなどと言ってみるテスト。
ベルサガ物ってこのスレでも多分2作くらいしか出てないよね? 少ないよ(ノд`;)
393名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 01:30:31 ID:gx9gD23/
>>388
粋ですな
エロは論外にしても若い奴だとそれだけでムカつく、
クリスたんはそういうポジションだと思います
394名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 18:03:04 ID:S7G8xiHI
あれだけいた職人様がたはいったいどこへ・・・・・・?
395名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 23:09:31 ID:o7ZL3pio
エロ書ける人が羨ましい。糞真面目な話しか書けないからなー。
396名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 23:19:03 ID:UhJYil0s
エロありきな糞真面目な話を書けば良い。
397 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:18:18 ID:ZZS5aC95
何か一週間も投下が無いと少し寂しいので、他の職人様がお帰りになるまでの埋め合わせとしてひとつ投下します。
BSの流れが続いてるところ申し訳ないのですが、組み合わせは聖戦アレス×レイリアで。
今回は近親じゃありません・・・あんましエロ、多くないですが。
398 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:19:00 ID:ZZS5aC95


最初はね、あなたのことなんて、遊びだったのよ。
だってそうでしょう?……誰かに寄り掛かって生きるなんて、今更性に会わないもの。


あなたは、まるでどこかに置き忘れてきてしまったかのように、笑わない人だった。
吟遊詩人のサガの世界から出て来たような見た目と、禍々しい剣を携えて、黒騎士なんて持てはやされて、それでも顔は笑わない。
噂で聞きかじった戦場のあなたは、まるで狂気と言う鎌を持った死神のように………なんて皆口をそろえる。それもある意味当たり前の話。
考えてみれば珍しくなんか無い。傭兵も人殺しで生きていく人間なんだから。

でも、きっと気付いてなかったでしょう。前を見るとあなたはその道の玄人のように隙を見せないけれど、背中はまるで迷子の子供のように見えたのよ。

「……どいて」

どこかの場末の酒場。わたしがあなたに初めてかけた言葉。
大きな図体の上に仰々しい装備をしているせいで、他の連中より場所をとるのよ。周りの取り巻きは驚いていたわ。
それもそうね。あなたは傭兵、無法な世界の住人。不興を買えばあとでどんな報いが来るか分からない。
けれどあなたは、ただ黙って道を退いた。まるで最初から打ち合わせていたみたいに、多分無意識で。自分で自分に驚いたって顔、してたでしょ。
わたしはその横を通って、申し訳程度の薄布と目にも耳にも派手な飾りで寂れた舞台に上がる。それからはいつものこと。

そんな目で見て、何を思うの。あなたは子供、けれど強さを持っているでしょう?……わたしと、違って。
迫ってくる陵辱者の手を振り払い、不躾な視線は萎縮させて、自分を守る見えない仮面姿の表情のまま歩いてく。



「…何よ、何か用でも?」

「別に」

あれから幾度と無くこんな遣り取りを繰り返した。あなたは明らかにわたしを目で追うようになった。
それぐらい分かるわ。こっちは視線を弄び、そして弄ばれる商売だから。
今までわたしを過ぎ去っていった男達のように、あなたもわたしを拾って、捨てるのかしら。
漠然と考えても、ただ毎日は溶けるようにゆっくり流れてく。脂ぎったリュートの音と、酒臭い空気。
それに巻かれて、わたしは舞台を踏み鳴らす。舞台から降りても手を伸ばし組み敷いてくるわけでも無くただ見つめるその瞳。
金と暴力で何とでもなりそうなものなのに、いつまで経ってもそのままだった。
当てが外れて、二日酔いみたいなむかつきが残る。顔を上げたら、不意に目と目がかち合った。
けれどあなたは、すぐに顔を反らす。いい加減にじれったくなって、わたしは声を投げた。
399 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:19:27 ID:ZZS5aC95
「………意気地無し。黒騎士、死神なんてとんだ言い草ね」

「……そんな安売りされるような覚えは無い」

少しだけ顔をしかめられた。それでも、固まってた仏頂面の表情が動いたのを見たのは、これが初めてだった気がする。
きっと初対面の人だったら、その変化は読み取れなかったでしょうね。

「意味が分からないわ。わたしは踊り子、あなたは傭兵。あなたはわたしが、欲しいんでしょう?」

夜陰と酒精に任せた挑発。言葉なんかより確かに人を揺さぶる魔性が、そこにはあるから。
人は本当に空気に弱い。さながら風に引っ張られる凧みたいにすぐ煽られる。凧と違うのは、煽るのもまた人だということ。

「そうだな。だが、力でもぎ取るつもりではないさ」

「何よ、それ」

ああ、やっぱり子供。その含み笑いはどこか悪戯を仕掛けた少年のよう。でも、素直さのかけらも見えない。
分かってはいるの。辛いこと、苦しいこと、ぶち当たり続けるだけで大人になるわけじゃない。確かにプロセスの中に、それは必要なことかもしれない。
けれどそれだけでは都合の良いように立ち回るために、子供みたいなところが隠されていくだけ。それにしたって全部消えて無くなるわけじゃない。

「いつかお前の方から振り向かせてやりたいと思っただけだ」

「ふ〜ん」

そこにいるのはやたらに擦れてませた、自信家で自分の思い通りにならないと気が済まない子供。
わたしがあんな言葉を吐いたのは、その生意気な仮面の裏側を、少しからかってみたくなったからかしら。

「ジロジロ見てるだけじゃ、振り向いてなんてやらないんだから。わたしを誰だと思ってるのよ」

気付いたら肩に、普段は魔剣を以って死を運ぶらしいその腕が回されて身体を引き寄せられた。
溢れるような光を放つ金髪が視界に割り込む。

「あまり挑発すると、本気で乗るぞ?」

「堪え性が無いわね」

「無くて悪かったな」

そのまま強引に抱え上げられた。あなたの黒服が、冷たさとともに素肌に貼りつく。

「あ、ちょっと、離しなさいよ」

「嫌。誰が離すか」

薄暗い酒場の片隅、その空気を通して、悪びれる様子もない―――――いっそ憎らしいくらいの笑みが返って来た。
400 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:21:01 ID:ZZS5aC95


連れ込まれたのは、やたらと広く見える個室だった。
そう感じたのは、家具や私物とか生活の匂いを持っている物が、殆ど無かったせいだと思う。

「………殺風景ねえ」

「寝に帰るぐらいにしか使わないからな」

部屋の主の大きな図体に合わせたのだろう、普通よりも大きいベッド。それに比べて、苦笑いしてしまうくらい貧弱な椅子と机。
そばには大きな鞄。あとは本当に何も無くて、ただ壁の小さい窓と扉がある以外は閉ざされていた。

「いつ出撃させられるとも限らない……金なんか貯めたってどうにかなるものか。傭兵稼業は死ねばそれまでだ。全部消えちまう。
 だから傭兵は稼いだ金は全部使っちまうんだよ。どうせ残す相手もいねえしな」

存外丁重にベッドに乗せられた。うっとおしそうに上着と軽装の鎧を剥がし、振り払うように黒光りする大剣をどさりと床に置く。
剣の刃はまるで、人が触れるのを嫌がるように冷たい輝きを纏っていた。

「何処見てんだよ」

半ば無理矢理に唇を割って舌が入ってくる。息苦しくなるくらいに深く、長く。
夜目に鮮やかな煌きだけ、薄暗い部屋の中で浮き上がって見えた。やっと解放されても、出てくるのはつれない言葉。

「飢えてるのね、随分と」

「それでいい、飾るな。お前が見えなくなってしまうから」

ふざけたつもりなのに。あまりにあなたが真顔でさらりと返したから、咄嗟に笑いを噛み殺せなかった。

「笑ったな、レイリア」

笑いが収まりかけた頃、すぐ傍で下からせり上がって来るような響きがする。
ほんのすぐ後にあなたは首筋にむしゃぶりつく。つい慣れた反応を返してしまう身体を、別の角度からすぐそばで見ているような不思議な気分がした。

「あなたの口からそんな言葉が出てくるとは思わなかったのよ」

そういえば、作り笑いの他に笑顔を人に向けたことなんて、もう思い出せないほど遠かった。
ただあなたは壊れ物でも扱うみたいにわたしに触れて、吸って、貪るようになったかと思えばまた緩い動きに立ち戻って。
流石に女の抱き方は知っているみたいだけれど、まだ少しぎこちない愛撫だったわね。
逞しいあなたの首に肩にわたしは手を回す。そこかしこに刻まれた切り傷の痕を指でなぞってみる。
声にならない吐息が聞こえて、少しあなたに近付けるような気がしたから。
401 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:21:32 ID:ZZS5aC95
「こちらの方はどうなのかしらね」

言って、あなたのものに手をかける。くちびるを軽く寄せてみれば、きっと他の何にも似つかない男の味。
まるでそれ自体が一個の生き物のように熱い。じわり、と口の中から広がっていくあなたの体温。
内側から吸い寄せられるように、わたしはそれを前触れ無しに深く咥えた。

「うっ……あ…ぐ……レイリアっ………!」

表情を歪めてわたしの名を呼ぶあなた。そのまま見上げると、氷のような色の瞳と視線がぶつかる。
ふふ、そうよね。自分から、しかも強引に誘っておいてあっけなく達しちゃうなんて……情けないものよね。
でも頑張るのはいいんだけれど、そうやって意固地になられるとつい張り合ってしまうものじゃない?
緩急をつけて吸い上げて、舌先で何かを描くようになぞって、それ自身から少しずつ手の動きを広げていく。
苦しそうな声と違って、こっちの方は随分と素直で元気がいいわね。

「くっ………や、やめろ……出るっ……」

ああ、うん、分かってるから。あなたが傭兵なら、わたしはそういう稼業だし。だからもっと、感じて。……いいのよ。あなたはどうせ男なんだから。
それから少しして、限界がやって来た。先っぽ滲ませてさらに大きくなっていたあなたのものは、突然びくんと震えた。

「うぁ………!」

わたしを振り払おうとする力は、わたしをベッドに乗せた時の半分も無かった。
激しく叩きつけられる白く濁ったもの、いつもは商売じゃなければ触れたくもないそれを、一滴さえ惜しいとばかりに吸い上げる。
わたしがわざと立ててるいやらしい水音と、あなたの断末魔に近い呻きが頭の中で木霊してた。

「いっぱい出たわね。………結構、可愛い声も出せるんじゃない」

言いながらその厚い胸板に顔を寄せる。あなたがどんな顔してたか見物だったかも知れないけれど、見なかった。……何となく思い浮かぶし。

「レイリア………お前……」

瞳にちらつく男の本能、表面は気圧されてる様子を見せても、内に秘めた滾りだけは男である限り消せないもの。
生意気な仮面を引っ剥がされて、やっと少し素直になってきたかしら。

「いいわよ、来ても」

くちびるだけで発した言葉は、そのまま宙に浮いて消えていった。
傷口が染みるような感覚、身体が熱くてしょうがない。酒よりも遥かに強い何かに酔わされたようだった。
それならいっそ呑み込まれてしまえばいい。それまで自分で貼り付けた表情で男を誘って、全てを取り繕っていた行為が、
今だけは何かを考えるのだけでも馬鹿みたい。ばらばらに舞う黒い髪、飛び散る汗、抽送に軋むベッド、
背筋から全身を貫く甘い痺れに流されて、流されて、また内から外へ弾ける。喉が勝手に暴れて声を搾り出す。
まるで獣みたい、どうしようもない。………どうしようもなくても、いい。

「―――――アレスっ!!」

呑まれて、全部溶けてしまって、溺れた魚のように喘いだ。一瞬だけ世界が消えて全てが飛んだ。
温いような何かに絡め取られて、わたしは深みへ沈んでいった。
402 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:23:16 ID:ZZS5aC95


「………ブラムセルから、何やら使いが来たそうだな」

「知ってたの…?わたしが呼びつけられた話」

領主からお呼びが掛かったといえば聞こえは良いけれど、実際はわたしが一座から売り飛ばされただけの話。
わたしにとっては今の暮らしから特別何かが変わるわけでもない。惨めなのも変わらない。
まるで動物みたいに籠に押し込められるのと、金のために舞台に押し上げられるのと、一体どう違うのかしら。

「ああ」

終わってしまえば、あとはあっけないもの。いつ招集がかかってもおかしくない傭兵ならば、仕方の無いことだけれど。

「やめた方がいいわよ、アレス」

ぽつり、口から出た言葉。さっきみたいに昂ぶってなんかいないのに、勝手にくちびるから零れ落ちてすらすら流れてく。

「どれだけ自分で意地を張ってたって、わたしは所詮慰み者だから。あなたも……早く忘れるといいわ」

もう何も取り繕えない。憫笑と自嘲の入り混じったわたしの顔。
そう、あなたの持っている力は、自分の生きる道を切り開いて行ける力。足掻きようの無いわたしは、ただあなたに嫉妬してた。
陵辱者の手は振り払えず、不躾な視線を自分から集めて、見えない仮面の表情が守れるのは、なけなしの意地だけ。

そんな時、不意にあなたはまたわたしを強引に抱き寄せて、耳元で囁いた。
軽く抱き締められてるだけ、力はそんなに込められてないのに、そばにいるだけで一瞬眩暈がした。

「俺も城へ行くよ。どうせこれからジャバローの都合で行かされないとも限らないしな」

「……誰からも金でしか扱われない女に入れ込むなんて、あなたバカね」

「悪かったな」

また悪びれる様子も無く、あなたは笑った。いっそいつまでも、眺めていたいと思った。


最初はね、あなたのことなんて、遊びだったのよ。
だってそうでしょう?……誰かに寄り掛かって生きるなんて、今更性に会わないもの。

(おしまい)
403 ◆Z9Z6Kjg2yY :2005/11/15(火) 03:26:17 ID:ZZS5aC95
>>348様。
ありがとうございます。あれは……印象に残ってたので捩って使いました。
実はあの人の作品大した量は読んでないんですけどね……。
404名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 15:34:40 ID:/ZFpYYdn
うお、投下きてた。GJ!
レイリアがなんか格好いいな〜。
405名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 22:01:09 ID:r4bh3tPn
>402
レイリア好きなので嬉しい。
406名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 05:19:12 ID:tlyBkaTs
セクシーかつ殺伐としていてアダルト。クールなんだけど振り回されてる。
レイリアさんに求めていたのはこういうイメージなのかぁ、とか思った。

というかこのレイリアさん、トレジャーの白服似合わないかも知れないw
407外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/11/16(水) 19:23:43 ID:1hNBWrVS
外伝ギース×メイ強姦SSを投下します。
メイ強姦注意
408外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:25:14 ID:1hNBWrVS
 ある日のメイとセリカの会話。

「ええっと! 
 …大地母神ミラ様。
 どうか私をお助けください。
 この戦いで誰も死なずにすみますように。
 私の魔法で、みんなを助けられますように。
 それから…」
「…………………」
「セリカ様がご褒美をくれますように。
 私だけ食事が 豪華になりますように。
 ラクで楽しい任務ばかり来ますように。
 なんでも命令を聞く部下ができますように。
 みんなが私にひれ伏しますように。
 それから……」
「…その祈りかどうかよく分からないものは、いったいいつまで続くの?」
「セリカ様!?
 やだっ、 聞いてらしたんですか?」
「ええ。最初から」
「もう。セリカ様ったら。
 あ、そういえば。
 セリカ様は、ソフィアのプリンセスなんですよね」
「!? 
 しっ。駄目よメイ。
 私がソフィア王家の血を引いてる事は、みんなには秘密だから」
「えー。さっさとバラせばいいのに」
「駄目よ。
 今の私は、王家の人間として生きるつもりは無いの。
 その時が来るまでは」
「はーい。でも、もったいないなー。
 セリカ様がお姫様になったら、私も、セリカ様と一緒にお城で優雅に暮らすのに」
「あら。メイに似合うかしら」
「私は生まれた時から、高貴で繊細なんですってば!
 セリカ様はどうせ知らないでしょうけど、私、こう見えても貴族の生まれなんですから!」
「へえ? リゲル帝国の遠縁かなにか?」
「いいえ、由緒正しきソフィアの伯爵家ですよ。」
「……本当?」
「当然、マジですよ。
 だから本当は、私のことはメイ様って呼ばないとダメなんです。
 でも、セリカ様だから特別に許してあげてるんですからね!」
「あんまり想像できないけど、まあ、そうなの?
 それで、どこの伯爵家かしら?」
「えっと…実は。私も…よく知らないんです。」
「はあ?」
「家柄とか相続とか、いろいろ難しい事情があって……
 両親は、赤ちゃんの私を修道院に預けることにしたんです。
 だから、なんて名前の伯爵か、両親がどんな人か、知らないけど・・・
 でも、すごく優しくて、美形なのは間違いないです!」
「会ったこともないのに?」
「だって、生まれた子供が私なんですから!!
 当然、両親の美しさだって想像できちゃうでしょ?
 セリカ様? ちゃんと聞いてます!?」
「ええ。聞いてるわよ。
 メイは修道院でずっと一緒の親友だもの」
409外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:26:21 ID:1hNBWrVS
「私は本当に、ソフィアの伯爵家の血を引いてるんです!
 家の事情で、今は会えないだけなんです!!
 でもいつか……きっといつか、本当の両親が、私を迎えに来てくれるんですっ!」
「……………………」
「お父さんもお母さんも本当は優しい人で、修道院にいる私のこと、ずっと暖かく見守ってて…。
 ぜ、絶対っ……そうなんですから…」
「うん、そうね。そうだといいわね」

そんな会話がメイとセリカにありまして。

 砂漠の盗賊王国との戦いに踏み出して、砂漠を進行するセリカ軍。
 幹部の一人、剣士ディーンを倒して、魔女ソニアは回避して、遂に本拠地の砦まで後一歩という所まで迫った。

 その日の夜。

「きゃははははは」
「あははははは」
 メイとボーイが、赤ら顔でセリカ軍の陣地を駆け回る。
 女魔道士のメイ。ピンクの髪をツインテールに分けた少女。気が強くて口が早い。
 一緒にいるのは、同じく魔道士のボーイ。ノーヴァ島の修道院で暮らしてきた頃から、メイとは姉弟のように仲が良い。
 メイが姉のように振る舞い、ボーイを弟のように振り回すだけだが。

 そして今日も。
 何故か真っ赤な顔で、二人ともはしゃいでいる。
 どうも酔っ払っているらしい。どこで飲めない酒を飲んだのか。

 雲ひとつ無い砂漠の夜。まん丸のお月様がキレイ。
さ、夜空を見上げよう。
「ねえ。ボーイ」
「なーにー?」
 呂律の回らないメイの言葉に、ボーイもへべれけに言い返す。
「どっかつれてけー」
「どっかって、どこさー」
「どこでもー」
「よーし」
 何を思ったか、メイとボーイは陣地を抜け出して、夜の砂漠へと駆け出して行く。ずささっと。

「きゃはははー」
「あはははー」

 壊れた笑いを上げながら、砂漠を突き進む二人。ただお月様だけが見ていました。

「とわー」

 いきなりジャンプして、砂漠に倒れこむメイ。ボーイも飛び跳ねて、砂漠に転がり落ちる。
 砂漠に頬を寄せ、見詰め合うメイとボーイ。
「うふふ」
「あはは」
410外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:27:25 ID:1hNBWrVS
 満月の見守る中。
 砂漠に転がったメイとボーイは、お互いに手を伸ばして、そっと触れる。
 指先が触れると、ビクッと小刻みに震える。まるで触れ合うのを怖がっているかのように。
だが思い切って、二人の手が固く握られる。
 熱く、柔らかい手の温もり。
 手と手、目と目を合わせ、少年と少女は静かに微笑む。
 
 ドキドキと高鳴る胸。

 この胸の高鳴りは、酔いのせいだけではない。
 自然、顔と顔、口と口が近づいて……

 ドガ

 後頭部を殴られ、ボーイが砂漠に沈む。
「きゃっ!?」
 砂漠に夜闇の向こう。下卑た男の顔が現れた。
「こんな所でイチャイチャと」
「きゃー!」
 黄色い悲鳴を上げるメイの口を、男は即座に塞ぎ、同時にお腹に拳を叩き込む。
「…!」
 背中まで貫く圧迫感。

(ボーイ…)

 霞む目で最後に見たのは、砂漠に倒れグウグウ寝込むボーイの姿だった。
 
 やがて、気が付いたボーイは、メイが居ないのに気付いてきょろきょろと周囲を見渡す。
 そして呆然と呟いた。
「どうしよう……」

 さらわれたメイ。無力な自分。

「メーイ!」

 少年の無念の叫びが、砂漠に轟く。


「………んく!?」
 メイが気付いたのは、見知らぬ部屋だった。
 やたらふかふかのベッド。ちゃんとしたベッドで寝たのは久しぶりで、ついうっとりと陶酔してしまう。

「目覚めたか」

 だが見知らぬ男の声で、ハッと覚醒させられる。見れば、恰幅のイイ、しかしどこか下卑た男が、見下ろしていた。
嘗め回すようなネットリとした視線で。
「だ、誰よ、あんた」
 ベッドの上で寝ているのを、見知らぬ男に見詰められ。メイはピリッとした危機感を覚えた。
肉食獣の前に放り出された子羊のような気分。
 その男が、自分を気絶させた男だと、ようやく思い出す。
411外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:28:34 ID:1hNBWrVS
「ボーイは、一緒にいた子はどうしたの」
「心配すんな。あの坊やなら、あのまんま置いてきた」
 とりあえず、ボーイに害が及んでないと知ってホッとする。
 そして次に、自身の心配をした。
「で、あんた誰よ?」
 同じ質問を繰り返す。
「俺様か?」男は笑い、「俺様はギース。この砂漠の盗賊王国の王だ」
「ふーん」
 さして感慨も受けず、メイは受け流す。とすると、ここはギースの砦だろうか。
「で、私をどうする気よ」
「犯す」
 はっきりきっぱり言い切るギース。メイはじりり、と後ずさる。
「じゃ、私はこれで」
「そう言うな」
 素早くメイの上に伸し掛かり、両手を押さえつける。
 顔に掛かる男の荒い息に、メイは露骨に顔を歪めた。
「ゆっくり愉しんでいきな」
 べろっと舌なめずり。
 深い切れ込みの入った魔道服に身を包み、キレイな白い脚を剥き出しにした魔道少女のメイ。
 服の上からでも、幼さを残した柔らかい肉付きが感じられ、ギースの瞳がギンギンに輝く。
 奴隷にしたエストも良いが、毎日だとさすがに飽きる。久々に手に入れた良質な獲物に、すでに犯る気まんまんだった。
 部下の剣士ディーンが敗れたと聞いて、直々に様子を見てみれば、ボーイとメイが戯れていた。
そして浚った。
「こいつは、とんだ掘り出し物だな」
 ベッドに抑え付けられ、なお睨みつけてくるメイに、ギースは嗜虐心を一層加速させる。
 この気の強い娘を、どうやって屈服させよう。そう考えるだけで、獣心が昂ぶる。

「離せぇ。このブタぁ!」
 と、メイはいきなり、下から唾を吐きかける。
「ふん」
 頬にかかった唾を気にも止めず、ギースは少女の小柄な体をぎゅっと抱きしめた。
「やー!」
 全身を男の臭い嫌な感触に包まれ、メイはじたばたと手足をばたつかせる。
だが何の抵抗にもならず、空しく宙を泳ぐだけだった。
 一方のギースは、メイの細い肢体にしっかりと味わう。
 まだ肉付きは悪いが、芯は柔らかい発育途上の少女の膨らみ。その未成熟さが、興奮を高める。
 力を込めれば、折れてしまいそうな華奢な身体。背中に手を回し、ちょっと力を込めて抱きしめる。
「ひうっ!?」
 背中を仰け反らせ、突然の鋭い痛みにメイは口をパクパクと開閉させる。
そのまま、ギリリと背骨を握り締めるように抱くギース。メイの体が、ギシギシと悲鳴を上げる。
「いたぁ! いたいいたい、いたぁい! だめ、だめだめ、やー!!!」
 身体が真っ二つに折れるような痛みに、我を忘れて絶叫するメイ。
ギースは笑いながら、力を緩める。
「はぁはぁ……うぅ」
 痛みから解放され、メイはベッドの上でぐったりと力無く横たわる。
412外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:29:43 ID:1hNBWrVS
「ふん」
 うっすらと汗をかき、ベッドに横たわるメイを見下ろし、ギースはやおら衣服を脱ぎ出した。
「きゃああっ!?」
 目に入った、男の醜い裸体にメイは堪らず視線を隠す。
 その驚く反応をニヤニヤ笑い堪能し、ギースは一糸纏わぬ全裸に。
彼のソコはすでに隆々と固く勃起していた。
「やだ、やだぁ」
 これから行われるおぞましい行為に、小さく身震いするメイ。先程の威勢の良さは欠片もない。
「ほうら。どうした?」
 すっかり大人しくなったメイの頬に、ギースはツンツンと肉棒を突き付ける。
「やだったらぁ!」
 ぎゅっと目を瞑ったまま、メイはがむしゃらに手を振り回す。と、固く勃起した肉棒を、パシーンと弾いた。
「痛いじゃないか」
 さして痛そうでもなくギースは呟き、メイの両手を抑え付け、ベッドの上に乗り覆い被さる。
「はなれろおぉ! ぶたぁ! けだものぉ!」
「ああ、そうさ」
 裸の男に上から抱きつかれ、メイは悔しさとおぞましさに目に涙を浮かべて、暴れまろうとする。
だが両手はしっかりと掴まれ、動かす事も出来ない。
 そして上に覆いかぶさったギースは、顔を近づけメイの口を奪う。

「んんー!」

 口いっぱいに広がる臭い腐臭と感触。目から溜まった涙が零れ落ちる。

「んー! んんんー!?」

 さらにギースは重ねた口から捻じ込み−
「!?」
 すぐに離す。その口端から血が滲んでいた。
「ふん!」
 じっと下から睨み上げるメイ。彼女の口からも血。
 挿れた舌を噛み切ろうとしたらしい。
「てめえ!」
 怒りに任せて平手打ち。
「きゃあっ!」
 メイの頬がパンと大きく鳴り、口から血が流れる。今度はメイ自身の血。
 ぱん、ぱん。そして二度三度と平手打ち。
「う、ううう……」
 頬が膨れ上がり、メイはすっかり打ちひしがれて泣きじゃくる。
その惨めな姿に溜飲を下げたか、ギースは振り上げた拳を下ろした。
「舐めたマネすんじゃねーぞ」
「うう…ボーイ…セリカ様」
 弱々しく呟くメイ。ベッドの上で弱々しく横たわる彼女は、無力な少女にしか過ぎない。。
 ギースはそんなメイの魔道服の襟元に手を掛け、
 ビリリリリ
 一気に引き裂いた。おへその辺りまで。
「きゃっ」
 露出した白い肌。メイは下着というものを身に着けておらず。
 小さく脹らむ乳房は可憐で。その先端には、桃色の蕾がひっそりと咲いていた。
413外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:30:51 ID:1hNBWrVS
「やだぁ」
 慌てて両手で胸を隠すメイ。その手を再び掴み上げて、ギースは可憐な膨らみを視線で堪能する。
 縛ったりしないのは、メイにより深く絶望感を味合わせる為。どんなに抵抗しても無駄だと。
「いや……いやぁ」
 男に生のおっぱいを視姦され、そのネットリした嫌らしい視線に、メイは小さく身じろぎし、顔を振る。
 だが両手を抑えられ、逃れる事も胸を隠す事も、魔法を使う事も出来ない。
 ただ小さく震えるしかない哀れな少女。
「ううぅ…」
 瞳から涙がポトポトと落ちる。悔し涙が。

 ギースの舌が伸び、メイのほぼ平坦な胸、その先端に触れる。
「ひあっ」
 胸に走る生暖かい気持ち悪さ。
 涎を垂らした分厚い舌が、ぺろ、ぺろとピンクの乳首を舐めていく。
「ん……」
 ぎゅっと目を閉じて、気持ち悪さに耐えるメイ。だが胸の先端はジンジンと痺れ、痛みすら覚える。
 と、ギースは乳首を口に含み、ちゅうちゅうと吸い立てる。
「ひぃん!」
 舌が乳首を転がす度に、胸に走る痛み。胸の奥がジンと痛む。
「くうぅ…」
 眉を寄せ、顔を苦痛に歪ませ、メイは涙する。ただ痛いだけの性交。それは暴力でしかない。

 ちゅくちゅく

 それでも嬉しそうにメイの乳首を嘗め回すギース。彼はただ己の欲望を満たすのみで、相手の事は考えていない。
 だからメイがただ痛がり、泣こうが関係無かった。いや、苦痛に苦しむ姿をこそ愉しんでいた。
 唾液でべとべとになるメイの平坦な胸。乳首は引っ込んだままで少しも脹らまない。
「やあぁ。きしょくわるい」
 正直な感想に、ギースはふんと鼻で笑う。
 胸から顔を上げ、
「ふん。じゃあこっちはどうだ」
 と、メイのスリットの入った魔道服をたくし上げる。
「きゃあっ!?」
「なんだ。もう準備できてるじゃないか」
 メイの下も下着を着けてなく。つまりはノーパン。
 まだ陰毛も生えていない割れ目が、はっきりと見えた。
「やだぁ! 見るなぁ!」
 下半身をたくし上げる為に押さえていた両手が自由になり。メイは猛然とギースに掴みかかる。が、
「大人しくしてろ」
 パン、と平手打ち。
「ひいぃ!」
 さっきの平手打ちで痛んだ頬にまた激痛が走り−
 ベッドに倒れ込んだメイの両脚を持ち上げ、ギースは大きく広がる。
「や、やめ、やめなさい!」
 言われて止めるわけもなく。
 メイの股を大きく広げたギースは、その股間をじっくりとねぶるように視姦する。
414外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:45:07 ID:StRZS1l8
 すっと一本の筋のようなメイの割れ目。
 乱暴な愛撫で濡れるわけもなく、まだ乾いたままで。
 こうして持ち上げて見ると、本当に子供のようだった。
「見るな、見るなぁ! このブタぁ! へんたい!」
 必死に脚を閉じようとしても力では敵わず。メイに出来るのは、ただ泣き喚くだけ。
「まあ、そう慌てるな」
 ニヤリ、とほくそ笑み、ギースは己の勃起したイチモツに、持ち上げた腰をすとんと落とす。
「やああっ! なに、なにぃ!?」
 メイの股間の入り口に感じる、生暖かい肉の感触。不穏な感覚に、メイは本王的な恐怖を覚えた。
「言ったろ」
 狙いを定め、ギースは無造作に、腰を進め、
「犯すってな」

 メイの小さな割れ目を引き裂き、肉ヒダを巻くりあげ、男の象徴がズンと突き刺さり、貫いていく。

「あ、ああああ…」

 下半身から伝わる衝撃とお腹いっぱいに広がる異物感。メイは口をパクパクさせ、そして悟った。

 自分の胎内に、別の人、男の物が侵入してきたのを。

「いやああ、いやあああああああああああっ!」

 限界いっぱいまで拡張された秘唇に、固い肉棒がズリズリと捻じ込まれ−

「やだあああああぁぁぁぁ!」

 メイの膣の最奥まで肉棒がぎっしりと埋まる。だがギースのモノはまだ半分も入っていない。

「ふー」
 目を閉じて、メイの胎内を感じ味わうギース。肉棒の先端に感じる丸い穴の感触が心地良い。
それはメイの膣の一番奥の丸い穴。

「いやー! 抜いて! 抜いて抜いて抜いてーっ!!!」

 ピンクのツインテールの頭を振り回し、メイは形振り構わず哀願する。もう気丈な態度も何も無かった。
 痛みを通り越し、ジンジンと痺れるようなお腹からの衝撃に全身が悲鳴を上げ、シーツをぎゅっと握りしめる。
「抜いてぇ。お願いだから、抜いてぇ……」
 貫かれたまま、弱々しい呻きが漏れる。
 ギースはピクリとも動かず、ただメイの狭い胎内を愉しんでいたが、
「ああ、いいぜ」
と、あっさりと肉棒を引き抜く。
 ギリリ、と狭い肉壁を戻って、外に出されるギースの分身。
「え?」
 お腹からの圧迫感が消え、メイはきょとんと呆ける。
 が、安心したのも束の間。
 再び、固い肉棒が突き込まれる。
415外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:46:29 ID:StRZS1l8
「なんてな」
 ぱっくり開いたばかりの秘唇に、すぐまた男が侵入していく。
「ひいいぃぃぃ!!!」
 狭い肉壁を無理矢理にこじ開けて貫かれる痛みと衝撃に、メイは再度悲鳴を上げる。
「おー。狭い狭い」
 狭くて暖かいメイの胎内。ごく自然にギースの分身を締め付け、実に心地良い。

「あ、あああ、ああぁぁぁぁ……」

 大きく開いたメイの口から涎が零れ、同じく大きく開いた瞳から涙が溢れる。
 続けざまの貫かれる衝撃に、メイの神経はすっかり焼け切れていた。

「たすけてぇ」

 無意識の内に、メイは頭に浮かんだ名前が口に出る。
「助けて……セリカ様…セリカ様せりか……さま……。
 ……………………………………………………………ボーイ」

 白い肌は赤く染まりびっしょりと汗が浮かび。
 気の強い可愛らしい顔は涙と涎でびっしょりと濡れ。
 大きくぱっくりと開き、男のモノが突き刺さる秘肉からも、だらんと液が零れていた。ただの潤滑油。

「あ、ああ…いやぁー…」

 貫かれたまま、まるでマグロのように大人しくなったメイを見下ろし、ギースはつまらなそうに鼻を鳴らす。
 メイのピンクの髪を掴み上げ、耳元で囁く。
「どうした。もうお終いか」
「いや…やだぁ」
 メイの涙を浮かべた瞳は虚ろで、もう強い意志は残されていなかった。
「そうか。じゃあ出すぞ」
 メイの耳に熱い息を拭き掛け、耳ブタを軽く甘噛みし−
 同時、分身に力を籠め、一気に精を放った。

 ドクン

 胎内の奥で、粘り気のある液体が放たれ、メイのお腹いっぱいに広がる。

「………え?」

 呆けていたメイの表情に、一瞬だけ意志が戻る。そしてお腹に広がる異物感とは別の、何かの液体が広がる感覚に、何をされたかを察し、

「ダメえええええぇぇぇぇぇっ!!!」

 急に泣き叫ぶメイを、にやっと笑いギースは抱きしめる。
「ほうら。受け止めな。俺様の子種をな」

「やあっ! やだー! 中は、中はやめてー!」

 腕の中で泣き、叫び、絶叫し、そして絶望するメイ。その哀れな少女の姿にギースはますます嗜虐心をそそられ、最後の一滴まで胎内に注ぎ込んだ。
「いやあああああっ!!!」
416外伝ギース×メイ強姦SS:2005/11/16(水) 19:47:30 ID:StRZS1l8
 出すだけ出してすっきりしたのか。
「ふぅ」
 ギースがようやくメイから離れた時、彼女の割れた秘唇からは、ごぼごぼと白濁液が零れ落ちる。
「う、ううう……」
 ようやく解放され、メイはシーツに顔を埋めて泣きじゃくる。
 その耳元でギースは囁いた。
「どうだ。俺様の子種の味は」
「だ、誰が!?」
 ギッと横目で睨み付けるメイ。それかたハッと思い出したように、自らの股間に指を捻じ込む。
「こ、こんなの全部出してやるんだから」
 穴に指を突っ込み、精液を掻き出そうとするメイ。肉壁が傷つき激痛が走るが、構わずに指を動かす。
「出てって。私の中から出てってよぉ」
「おいおい。そんな事しても怪我するだけだぞ」
 ゆっくりとメイの両手を掴んで押さえつけ、止めるギース。
「はなせ、はなせブタァ! あんたのものなんか、全部出してやるんだからぁ」
「なんだ。まだまだ元気あるじゃねーか」
 ここに来て。まだ反抗するメイに、ギースはよしよしと頷く。
「おいお前ら。入って来い」
 ギースが一声掛けると、扉が飛ぶように開き、大勢の男達が入ってくる。
 どうやら、部屋の外で聞き入っていたようで。全員が息を荒くし、股間を勃起させていた。
「ひっ」
 新たなケダモノの群れに身をすくめるメイ。ギースは残酷に命じる。
「こいつを可愛がってやりな」
『サー、イエッサー』
 ギースと入れ替わりに、一斉にメイに襲い掛かる荒くれ盗賊達。
「いや……イヤあああああっ!」
 悲鳴もたちまちに掻き消え−
 メイの小さな体は、男達の肉に埋もれてしまう。
「わあああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 叫ぶメイの口に、肉棒が捻じ込まれ黙らせる。
 前後の穴に同時に肉棒が入れられ、メイの狭い肉壁を挟んで擦れ合う。
 ピンクのツインテールにも肉棒が巻きつかれ、擦りあげる。
 小さな胸をメチャクチャに揉まれ、乳首を乱暴に摘まれる。
「んん、んんぐぅ!」

 体の穴の全てに挿れられ、蹂躙され、メイの瞳から光が消えていき……

(もう、ダメ……。私、壊れちゃう、メチャクチャになっちゃうよぉ)

 そして少女は壊れた。壊された。メチャクチャに。
 何度も射精され、何度も何度も穢され。
 全身を精液で満たし、ピンクのツインテールの先端からは、ぽとぽとと白い精液が零れ落ち−
膣から溢れた白濁液が、足下まで濡らす。
 すっかり壊れた性人形のメイを、ギースは満足気に見下ろす。
 と、そこに伝令が入ってきた。
「ギース様。来ました。セリカ軍です」
「ようやく来たか」
 ぺろっと分厚い唇を舐めるギース。
「愉しみだぜ。セリカがどんなイイ女か」
 セリカ軍とギース軍の最後の対決が迫ろうとしていた。


(おしまい)
417外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/11/16(水) 19:48:44 ID:StRZS1l8
次は、セリカ様の番だ
418名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 19:51:59 ID:6agPYzC4
レイプ系SS大好きだった漏れだが、
そんな自分に初めて憎しみが湧いた。
419名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 22:48:31 ID:bj6u00eF
メイとボーイ、と聞いて急にジュウレンジャーを思い出した
420名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 23:14:37 ID:UMYexJKj
外伝氏はねー、ホントにエグいですよねー。
職人としての意気込みを感じさせるエグさですよねー。
何か陵辱シーンのエグさにこだわりまで感じてしまいますよねー。

それとやっぱりメイたん、おパンツはいてませんでしたよねー。
この辺が私としてはグッと来る所ですよねー。

(以上は野球中継での掛布雅之氏、の物真似をする松村邦洋の口調でお送りしました)
421名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 08:31:45 ID:Z7RqUsBS
>>417
乙ー
以前外伝メイ陵辱SSで寸止めだったのが頭の中にもやもや残ってたので
なんだかスッキリしましたw
422名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 12:11:21 ID:KD7E5x9y
いつの日か外伝氏のセーラが読んでみたい。
423名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 13:25:23 ID:gFI9hpfd
つうかもろセーラ支援会話ネタw
424ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:11:34 ID:cNAkdkXC
こんにちは、クロードです。

私はこのシグルド殿の軍に随行する傍ら、軍の皆さんの悩みや懺悔を聞いてまいりました。
皆さんにも、多くの悩みがある模様です。まあ、若い男女なのですから、悩みがあって当然なのでしょう。
むしろ、この年代で悩みがまったくないという方がおかしいのかもしれません。

そんな中、本日の悩み相談に訪れたのは、こちらの方々です。
「あの、こんにちは・・・・・・」
緑色の長い髪の美しい女性が二人と、同じく緑色の髪の優男が一人。
「いらっしゃい。本日は、どうされましたか?」
私が早速尋ねると、ツーテールの髪の方の女性が口を開きました。
「聞いてください!この雌豚、私のレヴィンを奪い取ろうとするんです!」
彼女は激昂していました。もう片方の女性も美しいのに、雌豚などとおっしゃっております。
「まあまあ落ち着いてください。」
私はその激昂する女性を宥めました。そして、もう片方の女性に質問します。
「貴女はレヴィンのことをどう思っているのですか?」
するとその女性は、顔を真っ赤にしながら私に言いました。
「わ、私は・・・小さい頃から、レヴィン様のことを・・・・・・」
おや、続きがうまく言えないようです。私は彼女に言葉を促しました。
「神の御前です。正直に本音を言いなさい。」
すると彼女は叫ぶように言いました。
「私は・・・レヴィン様を、ずっと・・・好きでした!そして、今でも、好きです!!!」
その言葉に、もう一人のツーテールの女性は思わず彼女に掴みかかろうとします。しかし、私はそれを押さえました。
「神の御前ですよ。そのような行動は慎みなさい。」
「はい、すみませんでした・・・」
大人しくなると、次はいよいよ、この優男に質問をぶつけます。
「ではレヴィン殿、貴方の本音を言いなさい。」
「俺は・・・・・・その・・・何というか・・・・・・」
「神の御前ですよ。本音を隠さずに、さあ!」
「・・・・・・。」
425ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:12:16 ID:cNAkdkXC
レヴィンは黙ってしまいました。私には、何となくわかるような気がします。二人とも、美しい女性。そのどっちかを捨てろと言われても、困るのではないでしょうか。
「気持ちはわからないでもないですが、優柔不断は感心しませんねえ。わかりました。この件に関しましては、私にお任せください。」

さて、彼らが帰って、夜になりました。
私はふらっと街へ出ました。先ほどのツーテールの女性と、もう一人の女性。彼女たちは今、どうしているでしょうか?
あまり神父らしい格好で行くと、なぜか煙たがられるので、あっさりとしたさばけた格好です。
「おや?あなたは・・・・・・」
ごく普通の酒場に、あの二人のうちの一人・ツーテールの彼女がいました。
「あーっ!神父様!こんなとこに来ていいんですか!?」
「あなたこそ、まだ若い美しい女性が一人でこんなところにいては、危ないですよ?」
彼女はちびちびと酒を飲んでいました。私はその隣に座りました。
「そういえば、まだ、貴女のお名前を聞いておりませんでした。」
「え〜、先に自分が名乗るもんでしょ〜!」
どうやらかなり酔っ払っているようです。
「私はクロード。さあ、私は名乗りましたよ。」
「あたしはシルヴィアで〜す。」
「シルヴィア・・・・・・とても素敵な、美しい名前ですね・・・・・・」
「えへへ、そうかなあ?」
彼女は顔を真っ赤にしています。酔っているということもあるのでしょうが、その姿はとても、美しい・・・
「シルヴィア・・・・・・やはり、ここは危ないですよ。男たちの好奇の視線がみんな、貴女に集まっています。」
すると彼女は、うっとりとしたような視線で、私を見つめました。
「その狼たちの中に、神父様も入ってるんでしょ〜♥」
ぎくっ。彼女は、女神なのでしょうか?
こんなにもあっさりと、私の本音を、見透かされてしまっている・・・・・・
「で・も♥あたしには、レヴィンがいるんですからね♥」
彼女のこの言葉を私は待っていました。ある程度私が練っておいた筋書きどおりです。
「いいのですか?貴女がここで酔っている間に、あのもう一人の女性は、レヴィン殿と♥しているかもしれませんよ?」
私は迷わず、この言葉を彼女にぶつけました。すると、彼女はいきなり立ち上がりました。
「はっ!そういえばそうだわ!あんな女に、レヴィンは渡さないんだから!」
そのまま代金も払わずに出て行きました。仕方なく、代金は私が払っておきました。
426ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:13:00 ID:cNAkdkXC
さて、彼女は・・・・・・?

酒場を出ると、彼女の後姿を見つけました。彼女は走っていましたが、この距離なら何とか私の足でも追いつけそうです。
私は猛然と彼女にダッシュしました。
「おーい!」
真剣に走れば、彼女の足も速いのだろうけど、今、彼女は酔っ払っていて、千鳥足です。私はすぐに追いつきました。
「神父様?」
「まったく、こんな夜道を一人で行くなんて、無茶なことを・・・・・・」
「だって、早くしないと、あの雌狐に・・・・・・」
「まあ落ち着きなさい。」
私は彼女を落ち着かせようと、彼女の両肩に手を乗せました。今、私は、正面から彼女の顔を見つめています。
「貴女は・・・・・・美しい。」
「えっ!?」
彼女は驚いたように、かっと眼を見開きました。その透き通るような瞳に、私の姿が映っています。
「神父様、今、何て・・・・・・!?」
「貴女のことを、美しいと言ったのです。」
いきなりな言葉に、彼女はあたふたしていました。
「だって、あたしはしがない街の踊り子で、神父様はエッダの末裔の由緒ある家柄の・・・」
「そんなことは関係ありません。あなたは美しい。それは事実なのですから。」
私はそっと彼女の頬に手を添えました。その透き通る眼に、一点の曇りもありません。
「貴女は・・・・・・見た目だけではなく、心も大変、美しいのですね・・・・・・」
いくら美貌を誇っていても、心が汚ければ、私には一目でわかります。ですが、この女性は・・・・・・その瞳を見ればわかるように、純粋な
心を持った女の子なのです。おそらく東方の昔話に登場する、筋斗雲にも乗れるでしょう。
彼女を見ると、瞳は潤んでいました。そして、つーっと涙が頬を伝わりました。
「どうしたのです?」
「・・・だ、だって・・・・・・あたし、そんなこと言われたの・・・・・・初めてだから・・・・・・」
私は驚きました。このような身も心も美しい女性なのに、誰一人としてそれをわかる人がいなかったとは・・・・・・。
今更ながら、この世の醜さに驚くと同時に、呆れました。
427ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:13:32 ID:cNAkdkXC
私はそっとシルヴィアの頬を、ハンカチで拭きました。その美しい瞳・・・・・・私の理性をも射抜いてしまうような、その瞳・・・・・・
「シルヴィア、神に誓って、私は嘘は言いません。その証拠に・・・・・・」
私をじっと見つめるシルヴィアの顔に、私はそっと唇を寄せ・・・・・・
私はその唇に、彼女へのありったけの想いを込めて、彼女の唇へと送り込みました。
「神父様・・・・・・♥」
彼女はそのまま、私に抱きつきました。

ここはシレジア。北方の寒い国です。
その夜遅くに、外にずっといると、風邪を引いてしまいます。
私はシルヴィアを伴って、自分の部屋へと戻りました。
その間、シルヴィアはずっと、私の腕につかまって、寄り添っています。

部屋に着くと、私は早速シルヴィアに言いました。
「シルヴィア・・・・・・」
「はい、神父様・・・・・・♥」
「今夜は寒いですから・・・・・・一緒に寝ましょうか。」
ちょっと恥ずかしかったけれど、私は彼女にそう言いました。
「はい、神父様♥」
何の疑いもなく肯定の返事をするシルヴィアです。
「よろしいのですか?私は男。そして貴女は女。神に仕える身とはいえ、貴女にふしだらな行為をしてしまうかも・・・」
するとシルヴィアはじっと私の顔を見つめました。思わずドキッとするような美しさです。
「あたし、神父様となら・・・・・・かまいません♥それに・・・・・・」
「それに?」
「愛し合う二人が、子を成して、新しい生命を育むのは、ふしだらな行為なんですか?」
私は驚きました。これは、今まで私が巡り合ったことのない、新しい考え方です。
「・・・・・・。」
「神父様?」
私は思わず彼女を見つめました。
「どうやら、私のほうが、汚れてしまっていたようです。私は・・・・・・」
428ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:14:09 ID:cNAkdkXC
私が何かを言いかけた途端、彼女は私へと想いを伝えてきました。
唇から唇へと・・・・・・
「神父様、あたしも、貴方のこと、大好きです♥」
私はシルヴィアをおもいっきり抱きしめました。勢いよくいったので、私とシルヴィアは、ベッドの中に倒れこみました。
信仰と共に生きてきた自分。ですが、今は・・・・・・
今だけは、人の持つ本来の獣の性を剥き出しにしても、神はお許しくださるだろうか?

私はゆっくりと、彼女の衣装を脱がしてゆく・・・・・・

私には信じられませんでした。何という、美しく、そして柔らかな身体。
天は二物を与えずとはよく言われる言葉ですが、彼女には通用しないようです。
顔、身体、心。
彼女は三つもの美しさを併せ持っています。こんな女性が今の世にいたなんて、私には驚きでした。
かつて幼いころに母親に抱かれて感じた女性の柔らかく、暖かい温もり・・・・・・
しかし、彼女の温もりは、それ以上でした。柔らかく、暖かく、そして高貴で、しかも慈愛に溢れた温もり・・・・・・
私はいつのまにか、彼女のその柔らかい胸に吸い付いていました。信じられないかもしれませんが、嘘ではありません。
白い、雪のような柔肌の膨らみの頂上に、赤く膨らむ蕾。それは、蜜を吸ってくださいと言わんばかりに、私の眼に焼きついて離れません。
「はあ、はあ・・・はあ・・・」
いつしか、彼女の興奮した息が聞こえてきました。シルヴィア、貴女も・・・・・・私を感じてくださっているのですね・・・・・・
私は胸を吸ったまま、彼女の腰を抱き寄せました。
「あ・・・・・・♥」
そして腰に纏わりつく最後の布を取り払うと、そこには・・・・・・
ごくり。私は思わず息を飲みました。
あまりにも美しい彼女の女。この瞬間、私にはわかったような気がします。

愛するというのは、悪いことではない。むしろ、神聖なことだ。

429ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:14:42 ID:cNAkdkXC
もちろん、両者がお互いに愛し合っている場合に限ります。この頃は、一方的に男が女を犯すとか、そういう事件をよく耳にして、私は大変嘆かわしく
思っていました。
でも、今、このシルヴィアの神々しささえ感じられる裸体を目の前にして、私ははっきりと真理を掴みました。
お互いに愛し合っていない女性を無理矢理犯して、貴方は幸せなのですか?
目先の気持ちよさのみを追求して、女性のことを少しも考えない、貴方はそれで満足なのですか?
彼らには、決して理解できないでしょう。

今、私は、幸せです。
今、私の目の前には、私の愛する女性が、私と一つになるのを、今か今かと待っています。
こんなに幸せなことなど、今まではありませんでした。
多分、これからも、これ以上の幸せは、きっとないでしょう。
愛する二人に、神が与え給うた、最高の瞬間なのですから・・・・・・。

彼女は眼を閉じていました。
今、二人の心臓の鼓動が、激しく高鳴ります。
ついに、彼女の身体が、私を迎え入れる時が来たのです・・・・・・。
「シルヴィア、もう少し、力を抜きましょう・・・」
私がそっと彼女に囁くと、彼女は力んでいた全身を程よく緩めました。
ですが、彼女の鼓動は、一層激しく高鳴っていました。肌を合わせるだけで、それが伝わってきます。
いよいよ、私の亀頭の先端が、彼女の女に触れます・・・・・・
彼女は恥ずかしそうに、両手で顔を隠しました。
「神父様、あたし・・・・・・」
「シルヴィア?」
「今、すごく、いやらしい顔してませんか・・・・・・?」
そんな彼女に、私はそっと口づけしました。
「大丈夫。今の貴女は・・・・・・とても美しくて、神聖な顔立ちですよ。それに、今私たちが行おうとしているのは、決してふしだらな行為ではありません。
神聖な行いです。そうおっしゃったのは、貴女ですよ?」
「そ、そうでしたね・・・・・・」
だいぶ彼女も落ち着いたようです。その間、私の亀頭は、見事彼女の入り口を探し当てていました。
430ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:15:15 ID:cNAkdkXC
「それでは・・・・・・」
私がそう言うと、彼女は二,三度、深呼吸を繰り返しました。
「入れますよ・・・・・・!!!」
私の亀頭の先端が、柔らかく暖かい温もりを感じ始めました。それに合わせて、シルヴィアの身体も、前後に激しく仰け反ります。
「んんんーーー!!!」
私は亀頭が隠れたのを確認すると、一気に奥まで押し込みました。すると、彼女の口から、悲鳴が漏れました・・・・・・。
「くあああああああ!!!」
私とシルヴィアの間から、血が出ています。
「すみませんシルヴィア。痛かったのですね?」
「うん・・・・・・でも、あたしは・・・大丈夫。だって、神様が、あたし達を祝福してくれてるから・・・・・・♥」
「シルヴィア、痩せ我慢は、いけませんよ。」
「痩せ我慢じゃないです!神父様・・・・・・何にもわかってないよ!あたしは・・・・・・こんなに・・・・・・愛してるのに!」
痩せ我慢と言ったのは、私の過ちでした。女心を・・・・・・私は何にもわかっていなかったのです・・・・・・
「愛する人と結ばれるのって、すごく・・・幸せなことなんですからね!」
「すみませんでした・・・・・・」
私は半分ほど陽根を抜くと再び根元まで押し込みました。
「あひっ!」
シルヴィアが再び仰け反ります。そのうねりによって、私の亀頭から神経へと、彼女の愛情が伝わってきます。
「シルヴィア・・・・・・愛してます・・・」
私はシルヴィアを抱き寄せ耳元に囁きました。すると、シルヴィアも、私にこう返してきました。
「神父様・・・いえ、クロード様・・・・・・私も、愛してます・・・・・・♥」
私たちの行いを、神もお許しくださるでしょう。
今、お互いの気持ちを確認しました。正真正銘、私たちは、愛し合っている。
私たちの間には、紙一枚、ゴム一枚の隔たりさえないのです。
「クロード様・・・・・・さ、続きを・・・・・・♥」
シルヴィアは私の顔をじっと見つめて、潤んだ瞳で言いました。
私は何も言わずに、亀頭の先端で彼女の膣の奥を突付き始めました。
言葉は要りません。
この行為が、私の彼女への愛の証しなのですから・・・・・・♥
431ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:15:46 ID:cNAkdkXC
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
「はあ、はあ、はあ・・・・・・」
私とシルヴィアの荒っぽい吐息が、辺りに響き渡ります。それは、私の腰の動きに合わせて起こっていました。
「ああっ!あああっ!あああ!」
彼女の悲鳴が、いつのまにか艶やかな音色に変わっていました。凄艶とも言える美しさです。
(貴女は、何ゆえにも、こんなに美しいのか・・・・・・?)
私がそう心で語りかけると、彼女もまた、私の心に語りかけてきます。
(それは、貴方を・・・・・・愛しているからよ♥)
その答えに、まず陽根が反応しました。そして・・・・・・その痺れるような答えは、程なく私の全身を包み込んでいきました。
「くっ・・・・・・!シ、シルヴィア・・・・・・!」
「ああっ!!!クロード様!!!」
徐々に私の内部から、何かが込み上げてきました・・・・・・
そしてそれは、私の陽根を伝って、彼女の中へと、流れ込んでゆきました・・・・・・
新しい命を育む、神が男に与え給うた、魔法の液体。それが彼女の膣に注がれたのです。

私たちが、神に祝福された、瞬間でした。

432ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:16:17 ID:cNAkdkXC
よほど疲れたのか、私たちはそれから、そのまま目を閉じると、一度も起きずに、そのまま寝てしまいました。
翌朝、私が目覚めると、ちょうど彼女も起きたところでした。
「あ・・・・・・神父様、おはようございます・・・・・・」
程なく彼女は、自分が裸なことに気づくと、慌ててシーツで身体を隠しました。
彼女の顔は、火が出そうなくらい、真っ赤に火照っていました。
「神父様・・・・・・恥ずかしいよう・・・・・・」
照れと恥ずかしさに、もじもじしている彼女・・・・・・
「シルヴィア。」
「は、はい!」
「貴女は、非常に素晴らしい心をお持ちのようですね。」
「神父様?」
「貴女を抱いているとき、私は・・・・・・己の信仰心に、恥ずかしささえ感じていました。それほど・・・貴女は・・・身も心も、美しかった。」
「・・・・・・♥」
「まるで、神が私に貴女を遣わしてくださったかのような・・・・・・美しい魂の音色に、私はすっかり心を奪われてしまいました。」
「神父様・・・・・・♥」
「シルヴィア、もしよろしかったら、これから先、私と・・・・・・ずっと一緒にいてくれますか?」
シルヴィアは何も答えませんでした。しかし、彼女は・・・・・・
私に抱きつくという、行動で示してくれました。
「うれしい!神父様、一生、大事にしてくださいね!」
そのままシルヴィアは私への想いを唇に乗せて、私へと伝えてきました。
私は・・・・・・そのまま彼女をベッドに押し倒すと、神の御心のままに、彼女の上に覆い被さりました。
今、私たちは、何も身につけていない、裸の男と女。
でも、心配はいりません。
なぜなら、神様が、私たちを祝福してくださっているから・・・・・・。

433ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :2005/11/17(木) 19:16:50 ID:cNAkdkXC
そして、数日たった昼間・・・・・・
私たちは、街であのレヴィンと、大人しい方の女性・・・・・・フュリーを見かけました。
「あ・・・神父様」
フュリーが声を掛けると、私は早速彼女に問いかけました。
「おや、あなたはフュリーさんでしたね。どうです?最近、彼とうまくいっていますか?」
「え、ええと・・・・・・それが・・・・・・」
「どうしたのです?」
「私たちはうまくやっているのですけれど・・・・・・最近、シルヴィアさんに会わないもので・・・・・・」
おや?あれほど敵対していたのに、いなくなってみると淋しいという心理のようですね。
「シルヴィアですか・・・・・・」
私が何か言おうとしたとき、向こうからシルヴィアが走ってきました。
「あなたーーーー♥」
そして私の腕にしっかりとしがみつくと、早速言葉を連射します。
「んもう!あなたったら、どこに行ってたのよ!せっかくお店でいい服見つけたからあなたに選んでもらおうと思ってたのに!」
「ああ、すみません。そういえばそうでしたね。でも、あんまり高いものはいけませんよ。」
「だから、今日はあなたの服を選ぶんだったんでしょ!」
「ああ、それはそうでした。それでは、レヴィン殿、フュリーさん、失礼しますよ。」
レヴィンとフュリーはびっくりしたような表情でした。そして、ようやくフュリーが声を発しました。
「あ、あの、シルヴィアさん・・・・・・レヴィン様のことは、もういいの?」
その質問にシルヴィアはにっこり笑って答えました。
「ああ、レヴィンのことは、もういいの。だって、ここに世界一素敵なだんな様がいるんですもの♥」
するとシルヴィアは私の顔を見つめました。そのシルヴィアの顔に私はそっと唇を重ね合わせます・・・・・・
そして口づけが終わると、シルヴィアはフュリーの方を向いて言いました。
「そういうことだから。あなたたちもがんばってね。それじゃ〜ね〜♪」
私たちはそのまま、街に向かって歩き出しました。
レヴィンとフュリーは口をあんぐりと開けたまま、ぽかーんと小一時間突っ立っていました。

おしまい

作品中にレイプを非難する表現がありますが、これは現実社会で実際にそういう事をする犯罪者に対する非難であって、作品としてのレイプ物を非難するものではありません。悪しからずご了承ください。
434名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 21:00:31 ID:R/cRuEDN
てっきりまたお笑い系かと思ったら見事に騙されましたよGJ!!
435名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 23:04:36 ID:eqO8NbTT
「う〜〜トイレトイレ」
今トイレを求めて全力疾走している私はごく一般的な女の子
強いて違うところをあげるとすれば女に興味があるってことかナー
名前はフロリーナ
そんなわけで拠点地のはずれのトイレにやって来たのだ
ふと見るとベンチに一人の若い女の子が座っていた
ウホッ!いい女…
(ハッ)
そう思っていると突然その女の子は私の見ている目の前で服の帯をはずしはじめたのだ…!
(スルスル・・・)
「やらないか」
436名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:08:28 ID:V8Z/2LX3
別のところで同じ文を見た
同じIDだった
437名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 01:07:15 ID:01qIvbMt
あっちとこっちのスレで見るけどダミアンさんてほんと神だよなあ……。
438名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 16:49:44 ID:U5ekPeAa
ミストとか
439名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 23:39:21 ID:J/OSeGdp
ここの倉庫の中に収蔵してある作品で、質の高い作品てどのタイトルか教えてくれない?
エロでも、話の内容でもどちらでも構わない。教えて、エロい人!!
440名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 23:47:58 ID:Xqz8hDVC
>>424-433
GJ!!軽くて明るくて読み易い、あいかわらずのダミアン節乙。
ダミアン氏の作る話には、ギャグの時も純愛な時のも夢がある。
都合のよすぎるアリエナスや、ちと構成が甘いと思う時もあるが
だがそこがいい。また投下まってます。

441名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 23:58:41 ID:L+5s0QGf
GJ!クロード氏の強引な台詞が何か好きです。流石は神父様!

>>439
自分の好みで選ぶのがいいと思われ。
どんだけよく出来た話だって嗜好に反してたら読み込むのは楽じゃない(少なくとも自分は)
442名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 02:44:10 ID:kY6vn2qe
>>439
つ【百合】
443名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 04:06:27 ID:25ZmlDlE
このスレにきてなんとなくFE封印やりはじめたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノアフィルに堕ちた
444名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 11:04:27 ID:EI8/T59c
>>443
支援会話でもろラブコメしてるからなー
封印はEDがロイ以外カップリングでの変動がないのが残念だ
445名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 14:31:18 ID:5tLzCb4f
EDが烈火聖魔形式だったらなぁ…まぁそれでもこの2つに比べれば封印は恋愛要素が薄い方だったけど。
その辺はプレイヤーが各々で補完するしかあるまい。
4463日目攻城3 1/11:2005/11/19(土) 15:05:03 ID:klXpsgfj
 「ウ、ウェンディ……正気に…………うわっ!!」
 「………………」
 ムダとは知りつつも、ロイは必死にウェンディに呼びかけた。が、『バサーク』の魔法に囚われた重騎士は、
槍の一撃を次々とロイに繰り出してくる。彼女が槍を突くたびに雨滴が撥ね飛んで、間一髪かわしているロイの
頬にかかった。
 (声は届いてるはずなんだけど……)
 ウェンディの側面に回りこむ運動を繰り返しつつ、ロイはセシリアの抗魔法術の講義を思い出していた。セシ
リアいわく、『バサーク』の魔法にかかった人間は各種の感覚が増幅され、かつ暴力的な衝動が止まらなくなる。
その一方で本人の意識は保たれるので、自分が手当たり次第人や物に斬りかかるのをなすすべも無く見ているし
かなくなる……
 要するに今のウェンディの状態は、彼女の意思に(たぶん)反してロイを攻撃しているもので、彼女自身それ
が分かっていながら身体の動きをどうすることも出来ないということなのだ。治療法は、魔法の効果が切れるま
で放置するか、『レスト』の杖で治すかの二つだけだ。が、今の状況ではどちらも期待できない。
 (…………待てよ)
 正確に心臓を狙った刺突をかわしつつ、ロイはもう一つ選択肢があることを思い出していた。いや、本当にこ
の方法は『レスト』の代わりになるのか。何しろさっきエレンから教わったばかりで、ロイ自身確かめた訳では
ない。いや、確かめはしたが結果は不明、と言った方がいいのだが……
 しかしロイがウェンディを斬り伏せる訳にいかない以上、他に選択の余地はなかった。意を決した彼は回避運
動を停止し、あえてその場に突っ立って、ウェンディの必殺の一撃を誘う。
4473日目攻城3 2/11:2005/11/19(土) 15:05:45 ID:klXpsgfj
 「…………あ……」
 少女の意識の正常な部分が、必死に身体の動きを止めようして発した叫びなのだろう、小さなうめきが彼女の
口から漏れた。が、『バサーク』の魔力を破ることはできず、恐ろしい速さの突きがロイの胸めがけて繰り出さ
れる。ロイはその瞬間を待っていた。彼は幼少の頃のマーカスの教えを思い出しながら、重心をつま先に移動さ
せる。昔聞いたマーカスの声が、ロイの頭の中に響く。
 (槍に対しては絶対に引いてはなりません。追われて防戦一方になるだけですぞ……)
 ロイはギリギリまでウェンディの槍先を引きつけ、素早く左斜め前に飛び出した。
 (刺突に対しては、左にかわしつつ前に出る、これしかございません。敵の槍を右の脇腹と腕で挟み取るおつ
もりで、思い切って飛び出すのです)
 マーカスとの稽古では、何度も稽古槍で胸を突かれて地面に叩き伏せられたものだ。うつぶせに這うロイの尻
を槍の石突で軽くつつくマーカスが、老顔になぜかいつも「えもいわれぬ笑み」を浮かべ、腰を妖しく前後に揺
らしていたのが気になったが、ともかくもその鍛錬のおかげで、今この瞬間、魔法に囚われた仲間の槍を紙一重
の差でかわせたのだ。
 (手元に付け入られれば、槍の長さは長所から短所になります。こうなるとどんな名人であっても槍を手繰ら
ねばならなくなり、そこにどうしても隙が生まれ……あとは、お分かりですな?)
 初めて老騎士の槍をかわして剣の間合いに入れた時、マーカスはロイの耳元でささやいた。妙に熱っぽく、耳
元に息を吹きかけるようなささやきだったが、ロイはあの時の教えを忘れていない。
 「ごめん、ウェンディ!」
 ロイは見事にウェンディの槍をかわして、彼女の懐に飛び込んだ。そして重騎士が反射的に身体を退こうとす
るのに合わせて体当たりし、雨で濡れる石畳の上に押し倒した。
4483日目攻城3 3/11:2005/11/19(土) 15:06:31 ID:klXpsgfj
 「………………!!」
 「ごめん……ちょっと、縛るから……暴れないで……」
 ロイは少女の槍を奪い取り、もがく腕を押さえつけて、ウェンディをうつぶせにさせる。そして手早く腰の小
嚢から包帯を取り出して、彼女の腕を背中で縛り付けた。
 「…………!!…………ぅ……!!」
 「だ、大丈夫?……とにかく、ここじゃ雨で濡れるから……そこの小部屋に……あいたっ!!」
 うつぶせに拘束したウェンディを助け起こした瞬間、彼女は強烈なまわし蹴りをロイに喰らわせた。が、両手
を後ろ手に縛られている状態で、しかも雨で滑る石畳の上での蹴りは無理がある。彼女はそのままバランスを崩
し、もんどりうって倒れてしまった。
 「いたた…………ウェンディ、大丈夫……じゃないみたいだね……」
 重騎士の少女は頭を打ったのか、気を失っている。ロイはとりあえず彼女の身体を覆う重い鎧を外して、担げ
るようにした。この露天広間にも、下の階層と同じように小部屋がある。とにかくそこに入ろう……

 (で……どうすればいいんだろう……?)
 気を失ったウェンディを小部屋に引きずり込んだロイだったが、そこから先について途方に暮れていた。とに
かく明かりのカンテラを探し出して火を灯し、小部屋を明るくして、敷物の上でうつぶせにされている重騎士の
少女を観察する。
 部屋に運び込むために、桃色の鎧は外して部屋の片隅にまとめてあったが、甲冑をまとっていない彼女を見る
のは初めてだった。リリーナのそばに侍るウェンディは常に重い防具に身を固めていたが、戦場以外の場所では
頭部をさらしていたので、彼女の生真面目な顔はよく見知っている。すみれ色の短い髪は今は雨に濡れているが、
普段のその髪はさらさらしていて、よくリリーナにうらやましがられていた。
 (…………)
 鎧を外された彼女は、黒がかった茶色の厚手のシャツと同色のリネンのタイツだけの姿で伏せている。彼女の
ずんぐりした甲冑姿を見慣れたロイにとっては、そのすらりとした体型は意外だった。硬い鎧から肌を護る厚手
のシャツは、濡れて肌に貼り付いていても身体のラインを隠している。が、問題は下半身の方だった。
4493日目攻城3 4/11:2005/11/19(土) 15:07:20 ID:klXpsgfj
 男の騎士は、頭部や胸部と同じ位股間の防御に気を使う。マーカスも、「鎧に身を固めた相手を倒す最後の手
段は、ここですぞ……そう、そこ……う……おほっ!そ……そこを一息にお突きなさるのがあああ!」とロイに
木剣で自分の股ぐらを突かせながら教えてくれたものだ。が、オスティアには女騎士の股間を狙うような不心得
者はいないらしい。彼女の下半身の防具はごく簡単なもので、必然的にその下に身に着けているタイツも……
 (……下着のライン……見えてる……よね……?)
 思わずロイが彼女のうつぶせのお尻を凝視してしまった程、薄手のものだった。重い鎧をまとっても機敏な動
きが出来るように鍛錬された彼女の腰は、横よりも縦に盛り上がっている。そして、雨で濡れたタイツがぴった
りと肌にまとわりついているせいで、下着のラインがくっきりと浮き出てしまっていた。さっきのエレンとは逆
のパターンだ。
 白い僧服越しのエレンの肢体を思い出したロイは、頭をぶんぶん振って妄念を追い払ったが、それでもウェン
ディの臀部から目が離せない。それに、彼女を「治療」する必要もある。ロイは苦しげに呼吸する少女の顔に口
元を近づけ、ささやいた。
 「ウェンディ、ごめんね……味方を傷付けさせる訳には、いかないから……」
 仮にその声を少女が聞いていたとしても、これからロイがする行為と同士討ちの危険にどんな関係があるかは
絶対に理解できないだろう。ロイはそう分かっていたが、それでもやるしかなかった。彼はうつぶせに横たわる
ウェンディの腰をぐいっと持ち上げて、尻だけ突き出させる格好にする。
 「…………う…………うっ…………?」
 男に腰を抱かれて、ウェンディは意識を取り戻したらしい。が、まだ半分しか目覚めていないらしく、『バサ
ーク』の効果は現れていない。
 「ウェンディ、じっとしててね……」
 ロイはそうつぶやくと、目の前に突き出された豊かな丸いヒップを愛撫し始めた。さっきよりもはっきりと浮
き出している下着のラインを、指先でつつっとなぞる。四つんばいよりもさらに尻を突き出した体勢のせいで、
彼女のお尻の肉は濡れた黒い布地からはちきれそうになっており、その双丘に下着の筋が走っている。腰のくび
れの下から始まるラインは、丘のもっとも盛り上がった部分を斜めに横切り、股下の秘密の渓谷に向かって流れ
落ちていくが、ロイは左右同時にその線をなぞっていった。
4503日目攻城3 5/11:2005/11/19(土) 15:08:07 ID:klXpsgfj
 「……ふっ……あ…………は……ぁ……ぁ……」
 ウェンディの吐息が、少しずつ大きく、切なくなってくる。ロイは、眼前で揺れる大き目のお尻への愛撫を続
けながら、自分の男性が徐々に充血し始めていることに気付いていた。
 「……はぅっ…………あっ……や……ああんっ!」
 少女のみっしり詰まった尻肉を、ロイはぎゅっと掴んだ。まるで水気の多い果実を握り潰した時のように、ウ
ェンディのタイツと下着にしみこんでいた雨水がにじみ出して、ロイの指の間から垂れ落ちていく。濡れた繊維
越しの柔肉の感触を貪りながら、ロイは泥をこねるような手つきで彼女のお尻を揉みしだいた。
 「うっ、はあ…………あ……はうぅ……う…………」
 ウェンディの喘ぎには湿り気が混じり出し、彼女は太ももを擦り合せるようにして腰をもぞもぞと動かしてい
る。『バサーク』の魔法には、性感を増幅する効果もあるのだろうか?ロイは少女の腰の動きに胸を騒がせなが
ら、いきなり丸い果肉に歯を立てて噛み付いた。
 「…………っつ!!うああっ、あううう゛っ…………っ!!は、あ…………くううっ!!」
 重騎士の少女は腰をくねらせて逃れようとするが、少年は強引に彼女の腰を抱き寄せつつ、みずみずしい尻肉
にかぶりついて離さない。口いっぱいに肉を含んで噛みしめると、服にしみ込んだ雨水と少女の悲鳴がしぼり出
される。ロイは雨水をすすり上げながら、ヒップの割れ目に鼻筋を押し付けて上下にぐりぐりと押し付けた。
 「ひああ……あうっ!!あ、いああ、ふああ……ああ……っ!!」
 ウェンディは濡れたすみれ色の髪を踊らせながら上体を悶えさせていたが、ロイの腕に抱きかかえられた彼女
の豊かな腰は、少年の苛烈な愛撫がもたらす刺激に痺れていた。その刺激がただの痛みでは無いことは、彼女の
口から漏れる叫びの甘さが物語っている。
 ロイは顔を上げると、少女のタイツを少しだけ引っ張った。湿って肌に貼りついた黒い布がずり下がり、彼女
の腰のくびれの下部が少しずつ露わになっていく。
4513日目攻城3 6/11:2005/11/19(土) 15:08:55 ID:klXpsgfj
 「え……あ…………やぁ…………ああ……」
 ウェンディが抗議するような吐息を漏らす。激しい愛撫を止めたのが不満なのか、それともついに衣服を脱が
されることに抵抗しているのか。ロイは少女のタイツと下着をじらすようにずり下げていき、尻の割れ目が見え
るギリギリのところで止めた。
 「…………ひゃう…………ひっ……んん……っ」
 微妙な位置で止められ、ウェンディは腰を縦にもぞもぞと動かした。「元に戻して」とも取れるし、「恥ずか
しいから脱がせるなら一気に」とせがんでいるようにも取れる。ロイはそのどちらもせずに、むき出しになった
割れ目の上にある三角地帯―「仙骨」のあたり―を、そっと指先でタッチした。
 「!!!」
 性感の集中地帯を触られたウェンディは、びくんっと文字通り腰を浮かせた。ロイは触れるか触れないかとい
う絶妙な力加減で、白い肌の下の神経を刺激していく。とんとんと指先でノックし、指の腹で雨滴を塗り広げる
ように円を描き、軽く爪を立てて……
 「うあうっ…………ああ……んっ!!はうぅ、きゃあああんっ!!もう、もっ……うっ…………!!」
 背中で縛られた少女の腕がむなしくもがく。彼女の太ももはぶるぶると痙攣し、露わになっている腰のくびれ
がカンテラの炎に照らされて妖しくくねっている。ロイは右手で敏感な三角地帯への刺激を続けながら、左手で
彼女のタイツと下着を静かに、しかし一気に引きずり下ろした。
 「……っ!?………きゃああああ!!そんっ…………や、あ、ああああああっ!!」
 腰を高々と突き出した格好のまま局部をさらされ、ウェンディは悲鳴をあげた。ロイはその嬌声を消すかのよ
うに、思い切り彼女のむき出しのお尻を平手打ちした。肉を痛打する音が小部屋に響く。
 「きゃあんんっ!!!ひあ、いやああっ!!あ……あああんっ!!」
 手の平全体を使って、びたんと派手な音を立てて大きくて可愛らしいヒップを打ち据える。かと思うと、横か
ら浅い角度で左右の尻を何度もひっぱたく。重騎士の少女の白いお尻が、たちまち朱に染まっていった。
4523日目攻城3 7/11:2005/11/19(土) 15:09:46 ID:klXpsgfj
 「きゃうっ!!あぐっ!!んああ、いやっ…………っ!!」
 柔肉が打撃でぷるぷる震えているお尻の下で、ウェンディの初々しい秘裂ははっきりそれと分かる位充血し、
透明な液体をにじませていた。魔法のせいなのか、あるいはもともとお尻が性感帯なのか、彼女は歓喜の滴を膣
奥からしたたらせている。
 (もう、いいかな……?)
 ロイは屹立した自分の男性自身をそっとズボンの合わせ目から取り出すと、慎重に少女の秘所に先端を押し当
てる。『バサーク』の魔法を解く作業の総仕上げとしてはいささか後ろめたい方法だが、ロイはウェンディの真
っ赤に染まった尻肉をぎゅっと掴んで引き寄せた。
 「ふあ…………あ…………」
 「ウェンディ……いくよ……」
 生真面目さの塊のようなこの努力家の少女に、男性経験があるとはロイには思えなかった。彼女の初めてを奪
うのだと考えた瞬間、彼の先端がビクンと脈打つ。
 「ごめんね……」
 ロイは、こんな形で処女を失う少女に哀憐の情を覚えたが、魔法の効果で初めての痛みが薄らぐことを祈りな
がら、ゆっくりと彼女の膣に挿入していった。
 「…………っ!!……う、はあああああああっ!!」
 上体を反らせて、ウェンディが悲痛な叫びをあげる。ロイはまだ先端を潜り込ませただけだが、彼女の膣壁は
十分湿っているにも関わらず、ひどく硬い。ロイは少女の尻を揉んでいた手を離すと、彼女の腕を縛っていた細
縄を解いた。そして上体を倒して彼女に覆いかぶさり、彼女の脇に手をつく。
4533日目攻城3 8/11:2005/11/19(土) 15:10:48 ID:klXpsgfj
 「はあ……っ!ああ……うあん…………んんん……」
 「ウェンディ……大丈夫だから……」
 彼女の耳元で、ロイは優しくささやいた。雨に濡れた彼女のすみれ色の髪が、彼の鼻先をくすぐる。ロイは彼
女の耳たぶを髪ごと甘噛みすると同時に、一気に肉刀を膣奥まで突き込んだ。
 「…………ひああああっ!!!うあっ、ふあああ…………っっっ!!」
 凄まじい締め付けがロイの男性自身を襲う。少女の肉孔は、侵入した「男」を喰いちぎりそうな勢いで締め上
げるが、同時におびただしい体液を分泌してロイを濡らした。ロイは少しだけ腰を動かしながら、ウェンディの
シャツをまくりあげて、彼女の胸をまさぐる。
 「ふあああ、いやっ……むねは……だ……あ…………っ!!」
 ウェンディは自由になった手で少年の手を引きはがそうとするが、ロイはかまわず少女の胸を撫でる。彼女の
胸は、年齢から言っても未成熟―はっきり言って貧乳―で、彼女が劣等感を抱くのも無理は無い。お尻は素晴ら
しく魅力的なのに……
 「ごめんね、ウェンディ……でも、可愛いな……」
 ロイは彼女の小さな乳首をくりくりと指先でもてあそびながら、首を伸ばして彼女の唇にキスした。
 「…………っ!!」
 おそらく初めてのキスだったのだろう、ウェンディの紫の瞳が驚きに見開かれる。よく考えると、キスより先
に処女を奪うというのもかなり邪道な振る舞いだが、かえってそれがロイを興奮させた。片手を彼女の顔に回し、
自分の顔に押し付けるようにして、さらに濃厚なキスを交わす。
 「むぅぅっ…………!!ぴじゅっ……む…………むぐっ…………んふう……」
 いきなり舌を挿入され、少女はびくっと身体全体を震わせた。が、間もなく従順に少年の温かい舌を口中に受
け入れて、自分の舌をぎこちなく絡めようになっていく。あふれた唾液が、少女の柔らかなあごを伝って床の敷
物に垂れ落ちた。ふたりの間で同じ快楽が共有されていくに従い、ロイの腰は無意識のうちに速く、大きく動い
ていき、ウェンディの肉孔も徐々になじんでいく。
4543日目攻城3 9/11:2005/11/19(土) 15:11:33 ID:klXpsgfj
 「……むうー、むうううーーっ!!……んんっ、ぷはっ…………あ……あああっ…………ふあ…………」
 ウェンディは切なげに喘ぎながら、ロイの肉剣がもたらす衝撃を受け止めている。硬ささえ感じた彼女の肉孔
は今や濡れそぼち、締め付けばかりでなく収縮もしてロイの男性を刺激していた。少女の「初めて」の痛みは消
えて、酔うような快感に変わっている。『バサーク』の魔法がなければこうはならなかっただろうが、果たして
それは彼女にとって幸せなことだったのだろうか、とロイは内心でつぶやいた。
 「いいっ、きもち、いいですっ、ああっ、はあああああっ!!ロイさま……ああっ!!」
 ウェンディは自分からも大きな腰を動かし始め、大胆にもロイの顔を引き寄せて自分から唇を押し付けてくる。
ロイは彼女の情熱的なキスに応じながら、一層激しく腰を突きあげた。今はとにかく彼女を魔法から解放するこ
とが大切であり、そのために自分ができることを精一杯やろうと決心し、両腕でぎゅっと彼女の身体を後ろから
抱きしめた。
 「うむう…………ちゅぷっ………………んんっ…………あ、ああ……もっと……もっと…………」
 彼女の性格そのままに、肉襞が丁寧にロイに貼り付いて、むき出しの男性を粘膜が入念に包み込む。初めての
ぎこちなさを懸命に補おうとするように、時々不意にきゅうっと肉孔が締まって、ロイの性感を高めていく。ロ
イは興奮に息を荒くしながら自分の上着をまくって腹部を露出させ、彼女の大きなお尻の肉に触れさせた。濡れ
た肌に包まれた柔らかい尻肉の感触が下腹部を刺激し、ロイは思わずぶるっと背を震わせた。そしてもっとその
感覚を味わおうと彼女の尻を突き出させた時、突然ウェンディは吼えるような快楽の叫びをあげた。
 「う……ひっ……いああああああっ!!うあ、だめっ、ロ、イ、さ……いやあああああ〜〜〜〜!!」
 ウェンディは顔を敷物に擦り付け、必死に性の歓喜の爆発に耐えようとしていた。ロイの胸の下で、黒いシャ
ツに包まれた背中が大きく何度も波打つ。ロイは少女の背中に手を入れて、背骨のあたりをつつっとなぞりなが
ら、肉の剣を存分に振るってウェンディの最も感じる箇所を容赦なく責めた。
 「〜〜〜〜〜っ!!!いやああ〜〜〜〜、もう……もう……っ!!あっ、ひゃううっ!!ゆるしっ……リ、リ
リーナさまぁ……お、ゆる…し……ぃやあああっ!!!ロイさま、ロイさまあああああっ!!」
 少女の子宮が痺れるように震えるのをロイは勃起の先端で感じつつ、震える彼女のうなじにぴったり唇を押し
当てる。その瞬間、少女の中で何かが爆発した。
4553日目攻城3 10/11:2005/11/19(土) 15:12:17 ID:klXpsgfj
 「だめぇ、わた、し……っ!!リ、リーナ、さ…まっ………もう、し…わけ……あ、ああああああああっ!!」
 ロイに後ろから抱かれたまま、重騎士の少女は絶頂に達した。全身が激しく痙攣し、やがてぐったりと床の敷
物の上に倒れこむ。ロイは最後の一突きを震える子宮に見舞うと、ゆっくりと己自身を引き抜いた。そして足元
までずり下げられていた彼女の黒いタイツを、ぶるぶる震える大きなお尻に元通りに履かせると、その盛り上が
ったヒップに勢い良く射精した。
 「…………ふ……あ………………ああ……あつ…ぅい…………」
 虚ろな声でウェンディが喘ぐ。黒く濡れたタイツに白い濁液が次々と降りそそぎ、丸いお尻のラインをゆっく
りと垂れ落ちていき、ロイの射精が終わる頃には、彼女のむっちりしたお尻を包む黒いタイツは白くまだらに染
められている。彼女の突き出された腰が、ゆっくりと床に崩れ落ちた。
 「……ウェンディ……?」
 ロイは荒い息を整えながら少女に声をかける。半分忘れていたが、『バサーク』は本当に解けたのだろうか?
それと、なぜ絶頂に達した時にリリーナに許しを乞うたのか……?
 しかしウェンディは、恍惚の微笑みを浮かべたまま眠っていた。どうやら魔法からは解放されたらしい。
 (……そう言えば……)
 彼女の笑顔を見るのは初めてだったとロイは衣服を直しながら気付いた。彼女は常に真面目で緊張した表情し
か顔に出さない。また貴重な戦力が一人減ってしまうが、それでも彼女はこのまま寝かせておこうとロイは決心
して、そっと小部屋を出た。雨はまた激しくなってきている。

 強い雨の中一気に階段を駆け上がり、ロイは『聖女の塔』の露天部第三層に到達した。もはや雨というよりは
季節外れの嵐と言った方がいいような天候の中、これまで見てきた2つの露天部と同じような構造の広間をそっ
と窺う。が、誰もいない。敵はどうやら最上層に戦力を集結させているようだ。ロイは石畳にところどころ出来
ている水溜りをよけながら、慎重に広間を通過しようとした。
4563日目攻城3 11/11:2005/11/19(土) 15:13:00 ID:klXpsgfj
 石畳の床の水溜りにばかり気をとられていたに違いない。最上層に上がる階段をもっと警戒すべきだ、とロイ
が気付いて顔をあげた瞬間、その階段の上端で黒い影が動いた。豪雨で良く見えなかったが、その影は手にした
棒を振ると、すぐに姿を消した。
 (…………?)
 おそらく杖を使ったに違いない。すでに最上層に味方が突入していて、その戦いの最中に広間の端に逃れて杖
を使ったのだろうか?あるいは……まさか……
 その可能性に思い至った瞬間、頭が激しく割れるように痛んだ。思わず石畳に膝をついて頭を抱え込んだ程の
強烈な頭痛だ。この痛みと感覚は、抗魔法術の講義で習った、あの……!!
 (バサーク……僕が!?)
 愕然とするロイの意識に反して、彼の体は迷い無く剣を抜く。そして飢えた獣が獲物を探すように、彼の目は
何か斬れそうなものを探し始めていた。彼の体は、今完全に『バサーク』の魔法の支配下にあった。
 (まずい……今、味方が来たら…………っ!!)
 激しい雨の中、ロイは必死に身体を制御しようとするが、完全に意識と身体が分離してしまっている。ロイは
どうすることもできないまま、味方が誰も来ない事を聖女エリミーヌに祈るしかなかった。
 「……ロイ様?」
 やはりエレンの「治療」をした際に、聖女像に白い欲望をたっぷりぶちまけた罰があたったのだろうか。ロイ
の身体が背後の声の主に振り返った瞬間、彼はそう思わざるを得なかった。
 叩きつける雨の中、気遣わしげに立っていたのは、遊牧民の部族の娘・スーだった……
(3日目・攻城4に続く)
457名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 15:15:18 ID:klXpsgfj
>>351

仕事が急に忙しくなったところに風邪が重なり、大分完成が遅れてしまいました。申し訳ありません……
458名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 16:21:46 ID:U/o0kDx6
乙です。

マーカスwwwwwwwww
459名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 17:16:45 ID:biXH0WHf
密かに毎回楽しみにしています。
マーカス…この調子ではまさか若かりし頃のエルバートやエリウッドにまで……ww
ウェンディGJです!あそこの敵のウィンダム?だったかのバサークには最初引っ掛かりました。
460名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 20:28:25 ID:FwB3MvTN
ちょwwwwwマーカスwwwwww

うわーん、ウェンディを縛って処女喪失なんてロイGJ!
でもどうせなら、膣内射精して妊娠させればよかったのに。
次の暴走ロイがスーをレイプして二度と正気に戻らないほどメチャクチャに壊してポイ捨てするのが楽しみ。
ワクワクテカテカ

ひどいや。
だがそこがいい。GJ!
461353:2005/11/19(土) 21:58:53 ID:AzX1tNTf
超乙です。ニブチンロイが果たしてイリーナと結ばれる日は来るのか…。
個人的にソフィーヤの出番はあるかなとワクテカしております。

ところで、神の後で恐縮なのですが、>>371の続きを投下させていただきます。
462353:2005/11/19(土) 22:01:20 ID:AzX1tNTf
続き。
あらすじ
ラグドゥ遺跡を調査中のルネス軍は、一番近くロストン宮殿にお邪魔していた。
ちなみにドズラは、デビルアクスの特殊効果が発揮される前にデビルアクスが壊れたので生き延びたようです。

朝食を終え、ミルラは自分の(色々な意味で間違った)知識の師であるルーテの部屋を訪ねたのでした。
463353:2005/11/19(土) 22:01:54 ID:AzX1tNTf
こんこん、とミルラはルーテの部屋のドアを叩いた。
「失礼します…。おはようございます、ルーテさん…」
ドアを開くと、ルーテは椅子に座って本を開いているところだった。小さな片眼鏡を外し、ミルラの方に視線を向けると、心なしルーテの顔がほころぶ。
「おはようございます、ミルラ。少し遅れましたね」
「すいません。食器のお片づけを手伝っていました…」
「それは、とてもいいことです。よいことをしましたねミルラ」
「ありがとうございます…。あ…すいません…ご挨拶が遅れてしまいました。おはようございます、アスレイさん」
うんうんと頷くルーテの横、椅子に座って驚愕しているアスレイに、ミルラは小さく頭を下げた。
「……み、ミルラさんー!!?!??!」
アスレイが悲鳴じみた叫び声をあげ、じたばたと足をばたつかせた。
それもそのはずだった。アスレイの局部は、社会の窓から外に飛び出して、今にも破裂しそうなほどに勃起している状態の上、
両腕を椅子に括り付けられ、動けない状態にされていたのだ。
混乱しきった状態のアスレイを見て、小さな溜息をつくと、ルーテの手が翻る。  
「うるさいです」
ルーテが屹立するアスレイの男性器をぴしゃりと叩いた。
「あひぃぃ…」
静かになったアスレイは、泣きそうな目ををしてルーテとミルラを交互に見つめた。そんなアスレイを無視して、二人は淡々と話を続ける。
「ルーテさん、アスレイさんと何を…? どうして縛っているのですか?」
「私、恋愛についてはまだまだ勉強不足ですから。こうして、男女の関係について学んでいるのです。
部屋に篭もって書物を開いているだけではいけません。実体験の伴った実学が大事ですから」
「ルーテさんは…相変わらず勉強熱心ですね…」
「私、優秀ですから」
その時、硬直していたアスレイが、ふと我に返って喚き始めた。
「ルーテさん! 何を普通に話し始めてるんですかっ! は、早くミルラさんを外に…」
「うるさいです」
「あひぃいっ!?」
ルーテが手を動かしアスレイの股間からぶら下がる袋に力を込めると、アスレイは子犬のような悲鳴を上げて、すぐに大人しくなった。
464353:2005/11/19(土) 22:02:43 ID:AzX1tNTf
「そうだミルラ。私の助言は役に立ったのでしょうか?」
「はい。とても…。ルーテさんに教わった『フェラチオ』で、ドズラさんはとっても気持ちよくなってくれたみたいです。沢山『射精』してくれました…」
アスレイが今にも泣き出しそうなくしゃくしゃの真っ赤な顔で叫んだ。
「る、ルーテー!? 何てこと教えてるんですかー!?」
「うる(ry」
「あひ(ry」
ルーテは何事も無かったように続ける。
「それはよかった。私の知識が、実践においても正しいものだと言うことが証明されました」
「はい。ルーテさんは凄いです。男の人って、本当にあんな風になるんですね」
「当然です、私、優秀ですから。ともあれ私の知識が役に立ったようで何よりです」
「はい…。ルーテさんには、本当に感謝しています…。いつも色々なことを教えていただいて、本当にありがとうございます…。
サレフがユアンのお師匠様なら…ルーテさんは私のお師匠様ですね…」
「なるほど。ではあなたの師匠として、もっと頑張らなければいけませんね」
ふっとルーテの唇がほころび、優しい笑みが浮かんだ。ミルラもつられるように微笑を浮かべる。
「ふふ…。はい、これからもよろしくご教授の程をお願いいたします、お師匠様…。
…ところで、先ほどの『実体験』というのは、何をしようとしていたのですか? アスレイさんと何を…?」
「ああ、それは単純なことです。先ほども言いましたが、知識はただ頭の中に溜め込んでおくだけでは、単なる自己満足に過ぎません。」
知識に裏打ちされた『実践』へと応用可能な『知識』。すなわち『知恵』こそが大事なのです。
なので、私としてもミルラに教えた知識…即ち、男性器を口を使用して愛撫する性行為、『口淫』あるいは『フェラチオ』と呼ばれる『性技』。
この『実践』について学んでいる最中と言うわけです。
まあ要するに、フェラチオでアスレイをどう悦ばせるか訓練していると言うことですが」
「なるほど…」
ミルラが視線を向けると、アスレイは真っ赤な顔でうつむいていた。目尻が少し光っているの涙が浮いているからだろう。
465353:2005/11/19(土) 22:03:25 ID:AzX1tNTf

「では、ミルラ。折角ですから、勉強の成果を見せてもらいましょうか。ここで『実技』を行います」
「はい」
こくりとミルラが頷いた瞬間、アスレイが勢いよく顔を持ち上げた。
「…る、ルーテさん…? じ、じ、じ『実技』というのは一体どういうことです…? 」
ルーテはアスレイの言葉を軽やかにスルーすると、アスレイの太股に手を置いて、その場にひざまずいた。
「ミルラ。こちらにどうぞ。そこでは見難いでしょうから」
「はい…」
ルーテの横にしゃがんだミルラとルーテとを交互に見つめながら、アスレイはふつふつと浮かんでくる嫌な予感に、冷たい汗を流した。
「だ、だから…『実技』とは一体何をどうしようと…」
「アスレイ、少し黙っていてくださいね」
「ひっ!?」
ルーテが繊手をアスレイの男性器に絡めると、小さなくぐもった声がアスレイの喉から零れた。ルーテの顔に、艶然とした微笑が浮かぶ。
「では『おさらい』です。ミルラ、まずはアスレイのおちんちんを『フェラチオ』してみましょう。その後はもう少し上のステップに進んでみましょうか」
「はい、お師匠様…」
ミルラはアスレイの股間に、そっと顔を近づけた。
「だっ、だっ、駄目です! 駄目です! ミルラさん、やめてください! ルーテさん! 何をしているんですか、早く止めて…」
「…だから、静かにしろと言っているでしょう」
アスレイの袋をルーテが鷲掴みにする。きゅうっ、という喉から搾り出すような声を漏らしたかと思うと、アスレイは弾かれたように大きく震えた。
「…今度邪魔をしたら、ひどいですよ?」
ぴとぴとと股間にライブの杖を突きつけられ、蒼白になったアスレイは千切れそうな勢いで首を縦に振った。
「では続けましょう」
「はい」
と、ミルラが少し不思議そうな顔をした。
「…アスレイさんのおちんちんは…何だかドズラさんのとは違います。ドズラさんのは…皮がありませんでした。つるんとした先の部分が見えていました」
466353:2005/11/19(土) 22:04:07 ID:AzX1tNTf
「ああ…それは『露茎』ですね。皮を被っているものを『包茎』といいます。アスレイのものは『仮性包茎』といい、皮を被っているだけで通常の性交には問題ありません。
『仮性包茎』は『真性包茎』とは違い、簡単に皮もずり下ろせます。これに対して、『真性包茎』は勃起しても皮が亀頭にかぶさったままで、無理に剥こうとすると怪我をする場合もあります。
とは言え大人になると、自然に『剥ける』場合が多いですね。ミルラ、試してみてください」
「ずり下ろす…こうですか?」
「あひいっ!」
ミルラがアスレイの茎を掴んで、一気に腕を下に動かした。亀頭にかぶさった皮が引っ張られて、子供のような色をした亀頭が露になる。
「とても上手です。どうです、ドズラさんのものと同じではありませんか?」
「はい。ドズラさんのとそっくり…」
ミルラの小さな手が、ぴたぴたとアスレイの男性器の感触を確かめるように撫でては擦るを繰り返す。
「あ…。でもアスレイさんの方が、先のきのこの傘みたいなところが、ピンク色をしていて、薄い色です…。ドズラさんのは、もっと色が濃かったです…」
「よく観察していますね。アスレイは最近まで『童貞』で、当然女性との性交渉は無く、もちろん男性との性交渉もありませんでした。
その上『自慰』を行ったことも無く、殆ど性器を触ったことも無かったそうです。そのため、このように性器が薄い色をしているわけですね」
「…あの、ルーテさん」
「なんでしょう」
「…『童貞』とはなんですか? 『自慰』とは…?」
「ああ、すいません。その言葉は教えていなかったのでしたね。『童貞』と言うのは、性交渉……特にいわゆる『本番』。女性器に男性器を挿入する正常な膣性交を行ったことの無い男性を指します。
なのでアスレイのは、まだ『童貞』のおちんちんというわけですね」
「なるほど…そういう意味なのですね…」
アスレイはさっきから、ぐすぐすと鼻を鳴らしていた。頬に一筋の涙が伝っていった。
「そうです。そして『自慰』というのは、自分自身で性器や性感帯を刺激し、性感を得る行動をいいます」
「自分で…ですか…?」
「それについては、後ほど私が実践的に教えて差し上げましょう。まずは『フェラチオ』のおさらいからです。ミルラ、続けてみてください」
ミルラはこくこくと頷いて、アスレイの男性器の前で口を大きく開けた。
「はい、やってみます。…はむ」
「あひいいっ!?」
思わず声をあげるアスレイに構わず、ミルラは膨らんだ亀頭を口に含んだ。
467353:2005/11/19(土) 22:04:54 ID:AzX1tNTf
「ちゅ…む…。んん…」
歯を立てないように気をつけながら、舌を伸ばして鈴口に捻りこむように刺激を加える。とろみのある先走りの味が、舌先にじんわりと痺れるように広がった。
「…むっ、ふむぅ…。ちゅっ…ちゅぅちゅぅ…ちゅぅ…ちゅっ、ちゅっ」
ミルラの目が眠くなったかのようにとろんとする。だがその頬はほんのりと朱に染まり、息も微かに荒くなり始めていた。
「ちゅぷっ…ぷはぁ…っ…。…んくっ、ふう…。…塩辛い味がします」
一度唇を離し、ミルラが一息つく。唾液でぬらぬらと光るアスレイの亀頭は、流れ込む血液で今にも弾け散りそうだった。
「とても上手です、ミルラ。私の経験から言って、アスレイは非常に興奮した状態です。すぐにでも射精してしまいそう」
ルーテが人差し指で、男性器に浮いた尿道管をぐりぐりと押す。
「では今度は、口で『いかせて』見てください。…あら…? ミルラ…?」
ルーテはミルラの顔をじっと見つめ、不意に穏やかな微笑を浮かべた。
「どうやら感じているようですね、ミルラ」
ミルラはぱちぱちと目を瞬かせた。
「感じる…? …わかりません…。感じるって、何を感じるのですか…?」
「ふふ。どうやらまだ自覚できていないようですね。わかりました、では私が教えて差し上げましょう」
ルーテは膝立ちで移動し、ミルラの背中に回りこんだ。
「ミルラ、足を広げてみてください。ああ、『フェラチオ』は続けていて構いませんよ。…したいでしょう、『フェラチオ』。とても美味しそうにアスレイをしゃぶっていますから」
「はい…。…『フェラチオ』…変ですけど…美味しいです…アスレイさん…美味しいです…」
ルーテの手がミルラの小さなお尻に、優しく触れる。
「気持ちはとてもよくわかります。…ですが、ミルラはまだ子供といっていい体つきをしているのに、感じやすいのですね。確か実年齢は千年以上にもなるのでしたか」
「はい…」
「でしたら、『フェラチオ』するだけでこんな風になってしまうのも当然かも知れませんね」
くちゅっ…と水っぽい音をしながら、ローブの中にもぐりこんだルーテの指が、ショーツに包まれたままのミルラの股間にずぶりと埋まる。
「ふあっ! る、ルーテさん…?
「千年以上も、誰にも触ってもらえずにいたのですから、敏感なのも当たり前かも知れません。…もしかしたら種族的な特徴なのかも知れませんが。何にしろ、一度調べてみたいものですね。
まあそれは今は置いておいて…。ふふ、すっかり潤っていますね。くちゅくちゅ言っているでしょう? ミルラ、あなたはどうやら発情しているようですね」
「はつ…じょう…」
468353:2005/11/19(土) 22:05:27 ID:AzX1tNTf
「そうです。ミルラはとてもエッチなのですね。こうしておちんちんをしゃぶるだけで興奮して、発情してしまっているのです」
「…わ、私…発情しているのですか…?」
「そうです。発情です。正直がっかりです。伝説に謳われる『竜』が、蓋を開けてみたらたかが人間の性器をしゃぶって発情する変態だったとは」
「…る、ルーテさん…そんなこと…言わないでください…」
何故かわからないけれど、途轍もなく恥ずかしい気がして、ミルラは顔を赤らめた。だがルーテは構わず続けた。
「駄目です。ミルラは竜の癖に人間相手に発情する淫乱竜です。考えても見なさい、犬に発情する馬がいますか。ミルラはつくづくエッチな子です。幾らなんでもいやらしすぎますよ」
ミルラはいやいやをするように、首を横に振った。頭にどんどん血が上ってきて、どうしてなのか恥ずかしくて仕方ない。
「ああ…い、言わないで…ください…」
「ふふふ…いいのですよミルラ。褒めているのです」
耳を塞ごうとするミルラの手をルーテが取り、そのまま自分の股間へと導く。
「あ…ルーテさん…。…湿ってる…?」
「そうです。ミルラがとても可愛くてエッチなので、私も発情してしまったようです…これでおあいこですね」
「…ルーテさん…。…はい…おあいこ…です…ルーテさんと、同じですね…。私…発情してるんですね…」
「そうです。ミルラは発情しています。…すいません、ミルラが可愛いのでちょっと苛めてしまいました。続きをしましょう」
「はい…。アスレイさん、放っていてごめんなさい、今気持ちよくしますからね…」
ミルラは再びアスレイの男性器を咥え込んだ。喉の奥までたっぷりと飲み込んでは、頬張って口内粘膜に擦りつけ、たどたどしい舌使いで亀頭下の括れを抉り、強く吸い付いて吐精を促す。
とろとろと溢れる先走りを、甘い蜜であるかのように夢中になって啜った。小さなクレヴァスは愛蜜で潤み、床に垂れるほど濡れきっていた。
「…ミルラ、では『フェラチオ』を続けつつ、先ほどの『自慰』についても説明するとしましょうか」
「…んんっ!? ぷあっ、る、ルーテさん、何を…!?」
ルーテの指が、湿りきったショーツの裾に引っかかり、するりとずり下ろして、ミルラの殆ど亀裂のような見た目の女性器を剥き出しにする。
「すーすーします…」
「ミルラ、これから『自慰』のレクチャーを始めます。おちんちんはしゃぶっていていいですから」
「は、はい…よろしくお願いします…」
アスレイの男性器を頬にくっつけたまま、首を後ろに向けて、ミルラは頷いた。
469353:2005/11/19(土) 22:06:06 ID:AzX1tNTf
「…あっ!」
ルーテの右手の人差し指と中指が、ミルラのクレヴァスを優しく拡げた。顔を覗かせるミルラの中、ひくつく可愛い色をした襞々の中に、左の人差し指がそっと埋没する。
「あ、ああ…は、はいって…ルーテさんの…指が…入ってしまいます…」
「とても強く締め付けてきますね、ミルラ。気持ちいいですか?」
「わ、わかりません…こんなこと…したことが無くて…」
「あら、初めてでは無いでしょう? ドズラさんのお髭に、ここを擦り付けて気持ちよくなっていたのでしょう? この『おまんこ』を」
「『おまんこ』…? …は、はい…私…ドズラさんのお髭に…『おまんこ』を擦り付けて…ひあっ! …あ…あ…で、でも…こんなに…中にまで…入ったのは…初めて…で…」
「でも、ドズラさんのお口で気持ちよくしてもらったこともあるのでしょう? ドズラさんの舌はミルラの中に入りませんでしたか?」
「きゃあっ! んくうっ! は、はい…えっと…確か、ですが…る、ルーテさんの方が…ずっと奥に…ふぁああっ! は、入ってます…!」
「そうでしたか」
「あ、あの! ちょっと二人とも!」
突然アスレイが、焦った声で口を開いた。不思議そうな顔で見つめる二人に、真っ赤な顔でアスレイは叫んだ。
「ほ、本当にこんなことを言うのは何なのですが…も、もう駄目です! 限界なんです!」
「…限界…?」
「いくのが近いと言うことでしょう」
「そうですっ! だ、だからもういい加減離してください! 『フェラチオ』の練習だと言うなら、もう充分でしょう!? お願いです! も、もう…さっきから…我慢していて…」
それ以上は声にならず、アスレイは泣き出してしまった。ミルラとルーテは顔を見合わせた。
「…どうしましょう…」
ルーテは少し首を傾けると、小さな微笑を浮かべた。
「ミルラ。…アスレイはもうすぐ、いくのだそうです。
「? はい…」
「男性はいくと『射精』します。…あなたが今、しゃぶっている男性器から出ている『先走り』とは比べ物にならないくらい味も、匂いも濃い、『精液』を出します」
ミルラの喉が、こくんと小さく動いた。
「…ミルラ…アスレイの『精液』…飲みたいですか? 口の中で、勢いよく『射精』して、喉の奥まで『精液』注ぎ込んでもらいたいですか…?」
アスレイが喉が張り裂けそうなほど大きな声を出した。
「な、ななな、何言ってるんですか、ルーテさんっ!!!!!」
「うるさいです。(キュッ)…どうしますか?」
「…はい…。…アスレイさんの『精液』…飲みたい…です…」
ルーテは淫らな微笑を浮かべ、自らもアスレイの男性器をそっと手に掴む。
「では…アスレイをたっぷりと口で犯してあげましょう」
ミルラが小さく頷いた。……その瞬間だった。
470353:2005/11/19(土) 22:07:11 ID:AzX1tNTf
……ガチャッ。
「失礼。ミルラ様ここにいらしたのですか…探しま…し…あ……な、なあああっ!?」
こんこん、とドアを叩く音がして、誰かがルーテの部屋のドアを開き、中へと入ってきたのだ。
ミルラの目が丸くなる。その誰かとはサレフだった。
ルーテは即座に立ち上がり、ライブの杖を掴んだ。
素っ頓狂な叫び声をあげるサレフが、その場に棒立ちになっている間に、全ては終わった。
流れるように横一文字に振りぬかれたライブの杖の先端が、サレフの顎を、軽く掠めたように見えた。その次の瞬間、サレフの体から力が抜け、彼はその場に膝を付いていた。
「ミルラ、そっちを持ってください」
「はい…こうですね。うんしょ、うんしょ…」
ルーテはあっという間にアスレイ同様サレフを椅子に縛り付けてしまった。勿論魔道書の類は服を脱がしてさっさと奪い取っておいた。
装備類を取り外し、最後に残ったファイアーの書を奪った瞬間、サレフが意識を取り戻した。
「な、何を…何をしているのだ。これは一体どういうことだ! ミルラ様に何をした!」
「…サレフ…。どうして怒っているのでしょう…。今のサレフは、何だか怖いです…」
怯えたような目で見つめられ、サレフが慌てて怒りの表情を和らげる。
「い、いえ、ミルラ様。これは何もミルラ様に言っているのではなくて…」
ふむふむと、サレフの様子を見て、ルーテが自分だけ納得したように頷いた。
「なるほど、そういうことですか」
「…ルーテ殿。何を冷静な顔をしているのだ。何故ミルラ様はあんな格好をしている! ルーテ殿! これはルーテ殿の仕業なのか!」
サレフの怒りを軽やかにスルーし、ルーテはミルラと共に男性勢に背を向けて、ひそひそ話を始めた。
「…アスレイ殿。説明してもらおう。…先ほどミルラ様に、一体何をしていた!? どうして下半身を丸出しにしているのか!?」
「…こ、これはですね…話せば長くなると言いますか…そもそも私自身も…その…いうなれば被害者の一人でして…」
「ミルラ様にあんな真似をさせておいて、被害者だと!? 貴様何様のつもりだ!」
「すいませんすいません! いえ、ですからこれは本当に誤解といいますか何と言いますか…」
471353:2005/11/19(土) 22:07:58 ID:AzX1tNTf
「お取り込み中ちょっと失礼」
男性陣二人が、ぱっとルーテへと顔を向ける。
「ルーテ殿…! …どうやら説明の用意が出来たようだな。事と次第によっては…」
「ミルラ。我がアプレンティスよ、GOです」
「はい、お師匠様」
「…は? み、ミルラ様? あの何を…なに…を…!? なっ、なっ、なああああー!?」
ミルラが椅子にくくりつけられたサレフの前にひざまずき、するりとサレフの腰紐を解いて、下半身を下着だけにした。ぺたりと頬をサレフの股間に擦り付けて、ふぅ…と熱っぽい溜息を吐く。
「なっ、なっ、何!? 何故!? ミルラ様!? はっ…お、おやめください! どうか私から離れてください! そんなことをしてはいけません!」
ミルラは構わずに、サレフの下着の前についた窓からそっと手を入れて、だらりとしている男性器を外に出した。
「…可愛い」
「あら、本当に可愛いですね。アスレイよりももっと綺麗な色をしているとは。でも大きさは少し上かしら…まあ大きくなってみないと判断は下せませんね」
サレフはあまりのことに絶句するしかない。硬直しているサレフに、ミルラは蕩けそうな微笑を見せた。
「サレフ…。サレフも一緒に気持ちよくなりましょう…」
「みっ、み、み、み、みるっ、ミルラ様っ!? 何をー!?」
ぷらぷらと手の中で男性器を振るうと、ミルラは何の躊躇いも無く、サレフを口の中に入れた。
「んっぅぅ…はふ…ちゅるっ、ちゅるちゅるちゅる…ちゅぅ…ちゅぅ…」
「ミルラ様! ミルラ様! おやめください! だ、駄目…駄目です…! いけません! どうかおやめくださいっ! お許しを…ああ…」
見る見るうちに、サレフのものはミルラの口の中で膨れ上がり、硬くそそり立って上顎を内側から擦った。唾液の糸を引きながら、苦しげに息を吐いて、ミルラは口からサレフを出す。
「…サレフのおちんちんは、アスレイさんのよりも大きいのですね」
サレフの男性器は、大体ドズラと同じほどの大きさがあった。へそまである長い茎。よく張った傘。立派といえるものだ。
だが色は綺麗なもので、殆ど黒ずんだ部分が無く、子供のような色をしている。
加えて完全に勃起しているのにもかかわらず、亀頭が殆ど露出していない、鈴口が少しだけ顔を出しているだけだ。先の方で、皮が巾着の口のように寄っていた。
『包茎』なのだろうが、アスレイのものとも違う気がする。
472353:2005/11/19(土) 22:08:39 ID:AzX1tNTf
「サレフのおちんちんは…『包茎』なんですね…」
サレフの、いつでも冷静で無表情な顔が、この時明らかに赤く染まった。
「では…おちんちんの皮を剥いてみますね。…あ…。…剥けない…?」
しっかりと手に掴んで、皮をずり下ろそうとするが、何故かアスレイのものと違って亀頭が露出しない。途中で抵抗があって、止まってしまうのだ。
「…どうしてでしょう…?」
「簡単です。サレフさんのおちんちんは、『真性包茎』だからです」
「る、ルーテ殿ー!?」
「ああ、なるほど」
「なるほどー!?」
「さきほどルーテさんに教えてもらいましたから…意味は知っています。つまり…。サレフは…子供のおちんちんなんですね…?」
「!?」
「わかりました…。私が、サレフの、おちんちん…今から大人にしてあげますね…」
「み、ミルラ様! 竜人様ー! だ、駄目です! 駄目…みひやあっ!?」
ミルラは愛しいもののように、サレフの男性器を口に入れた。
「むぐっ…ひゃふ…。ひょっぱいです…。それに…サレフのおちんちん…。…ちょっと…匂い…が…はう…サレフの…匂い…。すん、すん…」
陶然と潤んだ目をして、ミルラはサレフの皮に包まれた亀頭をしゃぶる。亀頭と包皮との隙間に優しく舌をもぐりこませ、潤滑液代わりの唾液で潤ませて、ゆっくりと包皮をずり下ろそうと試みる。
「ちゅぱっ…ちゅぱっ…んっ…ふ、ちゅっ、…っく…」
「ふむ。ミルラ、独りでは大変でしょう。私も手伝うとしますか」
「なああああっ!? る、ルーテ殿ー!? な、何故! 何故こんな真似をー!?」
ルーテは少し考えて答えた。
「…どう説明したものですかね…。…つまり、まあ要するに、貴方みたいにいつも悟ったような顔をして、ろくに笑いもしない男の顔って、屈辱と快感で滅茶苦茶にしてやりたいと思いません?」
「何だそれはー!」
「はい、お手伝いお願いします、お師匠様」
「ミルラ様ーー!? …はぐうっ!?」
ミルラがサレフの左側に、ルーテがサレフの右側に移動し、二人仲良くサレフの分身を口で愛し始めた。
「あ、あああああああ…」
473353:2005/11/19(土) 22:09:30 ID:AzX1tNTf
「ふぅ…ちゅぴっちゅぷ…。あむ…んー…。ふはっ、あ、じゅ…っ…ちゅう…」
「んっ、ふっ、ふっ、ふっ…。頑固な…皮、ですね…。ちゅっ、ふっ…アスレイのものの方がずっと素直でしたよ…さすが…年季が入ってますねぇ…」
反論する元気も無くなり、サレフはただぶつぶつと小さな声でうわ言のようなことを呟き続ける。
「んっ、もうそろそろ…大丈夫かな…。ミルラ、では一気に剥いてしまいましょうか…いち、に、さんで行きましょう」
「はい、お師匠様。では…いち、にの、さん」
「…いいいっ!?」
サレフが悲鳴をあげ、足を突っぱねた。ルビー色の亀頭が露出し、とくっとくっと鈴口から先走りが溢れ出ていた。
「…あの、この白いものは何でしょうか…?」
「ああ、それは恐らく『恥垢』ですね。アスレイにも最初は少し付いてました。…ミルラ、綺麗にしてあげましょう。…ぺちゃっ…。飲み込まず、ティッシュに出してくださいね」
「はい…んっ…ぺろっ…」
「る、ルーテ殿ー! どうか頼む! み、ミルラ様にこんな真似をさせないで頂きたい…!」
「…でも、ほら。嫌がってませんよ? むしろ嬉しそうです」
「あむっ…ぺろ…ぺっ、ちゅっ…大丈夫ですよ…サレフ。私も本当に小さい頃、お母さんとお父さんにこうしてもらいましたから…サレフのここ、綺麗にしてあげます…んふっ…ふっ…」
「やめてー! 謝りますからもうやめてくださいー! ルーテ殿! あなたもこんなことは嫌でしょう!?」
「私にとって、知識欲は全てに勝るのです。アスレイとはやはりちょっと味も匂いも違いますね」
「NOOOOOO!!!」
「…ルーテ…」
そんなルーテを見て、アスレイは泣きそうな…というか、もう既に泣いていた。
「…ぷはっ。…綺麗になりましたね…」
「よい仕事です。ミルラ」
にこにこと笑いあう女性陣とは対照的に、男二人はぐったりと大人しくなっていた。
「お師匠様…私、『フェラチオ』が上手になれたでしょうか…?」
「ええ、きっと。ミルラには天性のものがあります」
「ありがとうございます…」
「では、最後に二人ともいかせてしまいましょう。それで今回のレクチャーは終わりです」
男二人が、びくっと顔を上げる
「…二人とも…」
「…い、いかせ…?」
474353:2005/11/19(土) 22:10:19 ID:AzX1tNTf
ミルラはこくこく頷いて、サレフの男性器を優しく握った。
「はい…では、私が…サレフですね?」
「その通り。よくわかっていますね。…と、その前に…ミルラ、ちょっとお願いを」
「何でしょう…?」
ルーテは腕をつくと、アスレイによく見えるように、お尻を高く突き出した。
「…まずは、私のスカートを脱がしてください」
「わかりました。…あ…これは…?」
言われるままスカートをずり下ろしたミルラの目に、見たことの無いものが飛び込んできた。
ルーテの太股に付けられた皮のベルトに、何かのスイッチらしきものが挟まれていて、そこからのびたコードがルーテの下着の中へと入っている。
複雑にレースの施されたピンク色の下着は、ルーテの中から溢れ出したものですっかりぐしょぐしょになっていて、耳を澄ますと小さな振動音が聞こえてきた。
「…これは…何でしょう…?」
「はあ…ミルラ…下着を脱がせてください…」
「はい、お師匠様…。…? 何ですか、これは…?」
すっかり剥き出しのルーテのお尻、その中心の窄まりから、ぴょこんと引っ掛け金具の付いた紐が飛び出している。
コードの方はルーテの秘密のクレヴァスの中にもぐりこんでいて、どうやら中の方まで入っているらしかった。
「んっ…ふっ…はあ、ひんやりする…。…ミルラ…何事も最初は大変なものです…。
性交渉の場合もそれは同じ。人間の女性には『処女膜』と言うものがあり、男性器を挿入する際に痛みを伴うといいます。
折角の初体験…痛みに苦しんで、途中で終わってしまうと言うのはお互いに興ざめでしょう。実際、そのせいで分かれるカップルも少なくないとか…まあ眉唾ですが。
とはいえ、私も正直痛いのは、いやです。そのため、こうして…んっ!」
ルーテは自分の中から伸びるコードに、そっと指をかけた。
「…はああぁ…。…ミルラ…私の代わりに、抜いてもらえますか?」
「はい、わかりました。…えいっ!」
「ひああっ! …き、急すぎです…。…はあ…まあいいですが…。まあ、こうして、魔法や器具を使い、予め痛く無いように感じさせておいたわけです。私優秀ですから。準備はおこたりません」
ミルラの手からぶら下がるコードの先端には、楕円形をした球が、ぶぅんと低い音を立てていた。
475353:2005/11/19(土) 22:10:56 ID:AzX1tNTf
「なるほど…ルーテさんは流石です。凄いです。お師匠様です」
「んっ…では、ミルラ、お尻の方もお願いします…あああああっ! …で、ですから…急、す、ぎ、です…もっ、と…ゆっくり、抜いて、ください…」
引き抜かれる瞬間に軽く達してしまい、ルーテの声は震えていた。
「ご、ごめんなさい…」
「ふふ…いえ、構いません…アスレイも凄く興奮したみたいですし…」
「…あ…あ、い、いえ…あの…」
アスレイは先ほどからじっとルーテの痴態を凝視していた。股間の勃起も、血が集まりすぎて痛いくらいに膨れ上がっている。
「…ふふふっ…。ミルラ…アスレイの腕の紐…解いてください」
「! る、ルーテさん!? み、ミルラさん、駄目です、お願いです…今、縄を解かれたら、わ、私は…私はルーテさんを…汚してしまう…!」
「…構いませんよ、アスレイになら」
アスレイは、その一言に言葉を失った。
「今日はいっぱい苛めてしまいましたからね…どうぞ仕返ししてくださいな……好きなだけ、汚してください」
ルーテがお尻を高くあげ、誘うように淫らな動きで腰をくねらせる。ちゅっ、と音がして、クレヴァスから蜜が垂れた。
ミルラが縄を解き、アスレイの腕が開放された。迷っていたのは、ごく短い時間だった。
「…る、ルーテさん! ルーテっ!」
アスレイはルーテのお尻を鷲掴みにした。濡れたスポンジを掴んだかのように指が深々と埋まり、ルーテが鼻にかかった甘い息を吐く。
「あぅんっ…! アスレイ…早く…私にアスレイの全てを教えてください…」
「ああっ…る、ルーテーっ!」
「あああああーっ!」
アスレイがルーテへと圧し掛かり、一気にその分身でクレヴァスを引き裂き、深々と貫いた。
「あ…あ…。…あ、あす、れ…い…アスレイ…」
つぅっとルーテの頬に涙が伝い、溢れる愛液に破瓜の証の赤色が混じった。
「だ、大丈夫ですか…? 苦しくは無いですか?」
「大丈夫…痛いけど…。それよりも…心地いい…アスレイが私の中にいる…」
「る、ルーテさん…」
「…動いて…。…私に…アスレイのこと、いっぱい教えて…?」
「…! る、ルーテぇっ!」
「ああっ! アスレイっ!」
476353:2005/11/19(土) 22:11:32 ID:AzX1tNTf
「…こくっ…」
深々とルーテに突き刺さるアスレイの男性器を見つめ、ミルラがほぉっと熱い息を吐く。
サレフの太股に頬をくっつけて、手で優しく、硬い屹立を扱き始めた。
「あああっ! み、ミルラ様! だ、駄目です。どうか、お許しを…ミルラ様が…穢れてしまいます…!」
「ちゅっ、ちゅぱっちゅぱっちゅぱっ…ちゅっ、ちゅっ…」
サレフの声など聞こえないかのように、ミルラは愛し合う二人を見つめながら、男性器を口で愛撫し続ける。
「ぐああっ! み、ミルラ様…も、もう駄目です…もう…! お、お許しください…! あっあああっ!」
袋がきゅっと縮んだだかと思うと、勢いよくサレフの鈴口から、半ば黄ばんだ、ひどく濃い粘液がミルラの顔に叩きつけるように吹き出していた。
「…ぺろっ…」
ミルラはルーテとアスレイを見つめながら、重力に引かれて唇まで垂れてきた白濁を、舌で舐め取った。


「はあっ、あすれい、あすれいっ! ああ、ああっ! アスレイが、アスレイがあ、私の中に、全部入ってる…やあっ! 凄いっ…本当に入ってる…!
アスレイ、アスレイっ! へん、なの…っ…ああ、やあっ! 苦し…でも…ああ…何、これぇ…こんなの、知らない…! アスレイっ…!」 
「ルーテ、ルーテっ! …あっ!?」
……どくっ。
「あっ! あ、ああ…んっ…ああ…ふぁああ…」
どくっ、どくっ、どくっ…。勢いよくアスレイの鈴口から、白濁した粘り液が吹き出て、ルーテの中へと注ぎ込まれていった。
先ほどの口戯に加え、散々焦らされた後で、ずっと昔から思い続けていた女性と初めて結ばれたのだから、それも仕方ないと言える。
「…ふ、ふふ…アスレイ…駄目ですねえ…それじゃあ、仕返しになりませんよ…?」
「あ、あ、あ…。…す、すいません…わ、私だけ…先に…」
「…ふふ…。…ライブ…」
「え…? あ、あああっ…!?」
アスレイの中に癒しの力が満ち、たちまち射精したばかりの男性器が力を取り戻した。
「これで…大丈夫です。…まだ…離れたくありませんから」
「る、ルーテさん…」
見つめあい、二人はそっと口付けを交わした。お互い気恥ずかしいものがあるのか、触れるだけのキス。
「…あんなことまでしたのに、こうしてキスするのは恥ずかしいものですね…。人間心理というのは実に複雑です。…あ…」
ふとミルラの方に視線を動かして、ルーテは眉を寄せた。
477353:2005/11/19(土) 22:12:14 ID:AzX1tNTf
「ちゅぷっ、ちゅぽっ、くぷっ、ちゅぷっ…。はぁ…はぁ…。…んぅ、ちゅぷっ…ちゅぷっ、ちゅぷっ…」
熱く潤みきった瞳で、ミルラはルーテとアスレイを見つめていた。視線はそのまま、お気に入りの玩具のようにサレフの男性器を口に入れ、手で扱いている。
のぼせたような色の顔に、べっとりと膜のようにかかっているのは、サレフの出した精だろう。あれだけ口で愛されては到底我慢できるものではない。
サレフはミルラが口や手を動かすたび、天井に向けた頭をがくんがくんと震えさせていた。
ミルラはサレフを弄りながら、先ほどから、ぱたん、ぱたんと壊れた玩具のように、延々と太股を閉じては、また開くのを繰り返していた。自分の手で慰めると言う発想が頭に無いのだろう。
仲間はずれにされた子供のような、寂しそうな目をしていた。
「んっ…ふぅ、ミルラ…。ごめんなさい、私達だけミルラを放って、気持ちよくなって…」
ルーテが膝歩きでミルラにしがみ付き、半開きの口にキスをする。舌を絡め合い、とろっと唾液の橋を架けて唇を離す。
「はぁ…はぁ…ルーテさん…」
「一緒に気持ちよくなりましょう。…私の上に、乗ってみてください」
ルーテは床に寝転んで、両腕を広げた。
「は、はい…。あの…こうですか…?」
ミルラは恐る恐るルーテのお腹の上に馬乗りになった。ルーテは微笑むと、そっとミルラを抱きかかえ、恥丘と恥丘が重なり合うように身体をずらした。
「こう、です」
優しい微笑を浮かべると、ルーテはミルラの手と自分の手をくっつけ合い、指を絡めた。
「少し腰を上げて。そう…。」
言われるまま、ミルラが少し腰を上に持ち上げる。重なり合ったミルラとルーテのそこに、少し隙間が出来た。
「…アスレイ。この間に、アスレイを挟めてください」
「…え?」
一瞬何を言われたかわからなかったが、意味を飲み込んだ瞬間、アスレイは叫んでいた。
「え、ええええっ!? そ、それは…ま、まずいのでは…」
「…早く」
「は、はい…」
アスレイはすぐさま命令に従い、熱い勃起を支持されたとおりに、重なり合う二人の間に差し込んだ。
「きゃあっ…! あ、る、ルーテさん…!」
アスレイの男性器が、ミルラのスリットを辿り、その上の包皮に包まれたクリトリスも刺激する。ミルラは可愛らしい声をあげ、鋭い快感に身を跳ねた。
478353:2005/11/19(土) 22:13:04 ID:AzX1tNTf
「ふふふ、ミルラ、とても可愛いですよ。さあアスレイ、動いてください…」
「し、しかし…」
まだ踏ん切りがつかないアスレイに、ミルラが切なげな声で懇願する。
「アスレイさん…。…動いて、ください。…はぁ…っ…わ、私…お…『おまんこ』…? …が、じんじんして…もう…」
堪え切れなくて、ミルラはアスレイの男性器に秘裂を擦り寄せては、快感を引き出し始めた。くちゅくちゅと濡れた粘膜同士が音を立て、視覚と聴覚両方からアスレイの興奮を煽った。
「アスレイ…私も…もう我慢できない…。…動いて…」
「っあっ! る、ルーテっ…!」
ルーテもまた、腰を持ち上げるようにして、脈打つアスレイ分身に性器を擦り付けた。ここまでされて我慢できるほど、アスレイは人間が出来ていなかった。
「…う、っ…うわああっ!」
「ひああっ!? ひっ、きゃあっ! ああっ! す、すごいです…頭が…真っ白に…きゃふっ!」
「んんーっ! あ、アスレイっっ! やああっ! ああっ! は、はげし…いいんんっ! んんっ! ああーっ!」
二人の重なって出来た狭い隙間を、アスレイの男性器が激しく往復する。まだ未成熟だが刺激に飢えた幼い秘裂と、破瓜を迎えたばかりで性感に目覚め始めた秘所に、乱暴な愛虐が容赦なく打ち込まれた。
愛蜜はとめどなく溢れ出し、ますます滑りよくなってはより動きやすくなっていく。ぱんぱんに張った傘が小さなクリトリスを抉るたび、ミルラの口から甘い悲鳴が飛んだ。
「はあっ! ひっ! ひゃふっ! ふああっ! る、ルーテさん…私…きゃあっ! へ、変ですっ! 何だか…体が…体があっ…! う、浮いたみたいで…あああっ!」
「ああんっ! んっ! ふ、ふふ…っ…んんっ! だ、大丈夫ですよ…それで、いいんです…」
「る、ルーテさん…だっこ…だっこしてください…わ、私…怖い…怖いんです…!」
「ふ、ふふ…いいですよ…。ほら…大丈夫…」
「ああ…ルーテさん…」
「はあっ、はあっ…んっ、いい子、いい子…。ひっ! …あ、そうそう…サンダー…あああっ!」
小さな火花が散り、サレフの腕を縛る縄が切れて床に落ちた。
「んっ、ふっ…はあっ、こ、これでよし、と…。ミルラ、サレフさんも…仲間に、入れて、あげましょう…やあっ!」
「は、はい…。んんっ…んーっ!」
ミルラはサレフの足を掴み、一気に引っ張った。ごん、と背もたれに後頭部が当たり、サレフは正気を取り戻した。
「こ、ここは…はがっ!? かぐっ!? み、ミルラ様…わひぃっ!?」
「はむっ…じゅっ…じゅる…。あむっ。んっ、んー…んふー…。ちゅっ、ちゅぅっちゅっちゅぅっ!」
意識を取り戻した途端、ミルラの唇がサレフの勃起を包み込み、飴でも舐めるかのようにむしゃぶりついた。先ほどいったばかりで敏感な粘膜にこの刺激は強すぎ、たちまち肉の棒に筋が浮かぶ。
「ひっ、ひいっ! ミルラ様! い、い、いけません! うあっ! あああっ!? ま、また…ミルラ様を穢してしまいますーっ!!」
ミルラはサレフを唇に咥えたまま、不思議そうに小首を傾げた。
「…? んっ、だ、だから、さっきも、…っ、言ったでは、ありませんか…。ひんっ! …い、いいんですよ…? 
汚して、ください…ああっ! …さ、サレフの精液、いっぱい出して、気持ちよくなってください…じゅうっ、じゅううっ!」
「み、ミルラ様! そんなことをいってはいけませ…しひっっいっあっ!?」
可愛らしいくらい敏感な反応を見せるサレフを、ミルラは優しい瞳で見つめていた。ミルラはしばらく考えて、
「…あ…そうだ…。え、エッチな、台詞も…んっ、い、言った方が、ひっ! い、いいですね…その方が、興奮するんですよね…んんーっ! 
はあっ、はあっ…。…っ。…ええと…『おまんこ、すごいの。サレフ様の、おちんちんで、ミルラを可愛がって、ください』…?」
「み、ミルラ様ー!?」
479353:2005/11/19(土) 22:15:21 ID:AzX1tNTf
「…んふっ…サレフの…おっ、おちんちん、どんどん…っ…ふう、んんっ…とろっとしたのが、出てきます…まるで、と、溶けちゃっている、みたい…興奮、しているん…です…ね」
「み、み、ミルラ様、おやめください! こ、こんなことは…いけませひいぃぃっ!?」
「んっ、はぷっはぷっはぷっ…サレフ…私に…ええと…『サレフ様、の…とっても濃い、熱々、絞りたての、精液、いっぱい飲ませてください』…?」
「いやぁああああ!? ミルラ様駄目です! 駄目ですってばー! …あっ」
ミルラが深々と喉の奥までサレフを飲み込んだ瞬間、サレフは限界に達した。
「っ! んっ、んーっ!」
口の中でサレフの亀頭がぐぐっと膨れ上がり、弾けるように灼熱の白濁液が噴出した。むせ返りそうな匂いと濃さを持つ粘塊が、喉の中を滑ってミルラをお腹の中から満たし、『穢し』ていく。
「あっ…ああ…」
ぶるぶると小刻みに震えながら、サレフはミルラの中に溜まりに溜まった欲望を吐き出し続ける。
「うっ、うううっ! も、もう駄目ですっ! い、いくううっっ!」
ちょうど同じ頃、アスレイも限界に達した。ルーテのミルラの隙間に深々と肉の棒を突き入れた瞬間、勢いよく射精してしまう。
「あんっ! あっ、アスレイっ…ああ、あ…。…あ、熱い…」
あまりに勢いが良すぎて、白い飛沫はルーテの胸を越え、顔にまで降り注いだ。そのままアスレイは肉棒を引き抜いたが、まだ射精は続いていた。
まだ未成熟なミルラの亀裂にも、白濁は容赦なく浴びせかけられ、薄い皮膜状になるまで注がれた。
それだけたっぷりと吐精してもまだ尿道口から小刻みに吹き出し続ける精液を、重なりあう二つの丸いお尻へと垂れ流す。アスレイの精が肌にかかるたび、ミルラはその熱さに小さく震えた。



「ミルラ…」
ルーテが息を整えながら、口を開いた。
「はい…?」
ルーテはミルラの手を取り、そっと何かを握らせた。
「ミルラにあげます。私には、今のところはもう必要ありませんから。」
ミルラが手を開くと、そこにはコードで結ばれた球とスイッチのついた器具。そしてルーテのお尻に入っていた、数珠を縦に並べたような道具があった。
「好きな人と結ばれる時に、苦しむことの無いように、慣らして置きなさい。ミルラは、小さいですから」
「…お師匠様…」
「私からの贈り物です」
心から分かり合えた微笑を交わす師弟。
その傍らで、一人の修道士は己の主に許しを乞い、一人の賢者は既に走馬灯を見ていた。

おしまい。

むしゃくしゃして書いた。今は反省している。
なお、決してサレフ、その他のキャラを貶める意味はございませんので、どうかご寛恕をば。
では失礼しました。
480名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 22:26:09 ID:+1+Kga8C
GJ!
481名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 23:27:47 ID:P4Mb74mK
同じくGJ!!
さて、残り容量も20KB切ったから、次スレだな。誰か立ててくれい。
482名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:49:27 ID:qskZu3n7
483名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 01:50:56 ID:j+LjaYn7
ミルラかわいーGJ!
おちんちんしゅぽしゅぽ
484名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 21:16:10 ID:+q6t9t7C
>>481
ファイアーエムブレム&ティアサガ第20章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1132488917/l50
485名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 21:25:22 ID:+q6t9t7C
19章のまとめ、どなたか新スレにお願いします……
486外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/11/24(木) 01:45:38 ID:QIcdDSrp
次こそセリカ様。次こそ。
487外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/11/26(土) 00:20:35 ID:oheUWox1
次はギースの砦戦終了後から。
488外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/12/01(木) 04:13:54 ID:nP33sueF
死姦をカットしてしまった。
でも第三者視点で死姦は大変。
ていうか、第三者視点で「実はすぐ近くで見てました」はどうよ。
次の人、遠慮せず投下どうぞ。
489名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 11:48:28 ID:7xfNv/yq
埋まるのか?
490名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 02:40:19 ID:RcVLvyQc
あと13KBか
491誘導:2005/12/11(日) 12:32:01 ID:6QW9o628
2 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/08/16(火) 23:56:01 ID:NLKBUUCK
過去スレ
「ファイアーエムブレムのエロネタでハァハァ… 」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10044/1004451716.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第二章
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1020/10200/1020016530.html
ファイアーエムブレム&ティアサガ第3章
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492名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 21:27:53 ID:lV/Fkwky
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493名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 11:16:43 ID:vxjPqVdC
2 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/08/16(火) 23:56:01 ID:NLKBUUCK
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2 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/08/16(火) 23:56:01 ID:NLKBUUCK
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