触手・怪物に犯されるSS 6匹目

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1名無しさん@ピンキー
女性が触手や怪物など、モンスターに犯されるSSのスレです。
オリジナル・版権問いません。 和姦・強姦・輪姦なんでもOK。

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触手・怪物に犯されるSS 5匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110097458/
触手・怪物に犯されるSS 4匹目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1099847979/l50
触手・怪物に犯されるSS 3匹目
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096793687/l50
触手・怪物に犯されるSS 2匹目
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091117313/
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1093433596/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:41:02 ID:QJIMvVT6
即死回避も兼ねて投下します。
3名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:43:32 ID:QJIMvVT6
目に写るのは土が剥き出しのあぜ道と、そこに規則的に、けれど力なく振り出される自分のつま先。
もう日が沈んでいるから、細く、しかも凹凸のあるこの道を歩くのに足元を見ないのは自殺行為だ。
どうせ顔を上げても見えるのは田んぼだけだし。
8歳の時にここに引っ越してきて、最初はあまりの何もなさに驚きもした。
だけど今日はその何もないことが少しだけありがたい。
私が視線を下げたまま歩いているのには、もう1つ理由があったからだ。
柄にもなく、私は悩んでいた。
その内容は年頃の少女らしく恋の悩み。
今日、私は付き合って4年ほどになる彼氏とファーストキスってやつを経験した。
ファーストキス。
思い出しただけで頬が熱くなって、そこを撫でていく土と草の匂いをはらんだ風が心地いい。
だから今日という日は、大切な思い出として、いつまでも心の中で宝石のように輝き続けるはずだった。
なのに。
なのに、アノヤロウ、そのままそれ以上の行為にまで至ろうとしやがったのだ。
そんな青春の甘酸っぱさを焼き尽くすように、心の奥から黒い炎が燃え上がってくる。
友人達の体験談を聞く限り、キスまでに4年というのはなかなか長いらしい。
だからあいつが焦れていたのは感じていたし、家に行ったら両親と祖父母が村の集まりで出払っていると聞いたとき、もしかするととは思っていた。
思ってはいたけど、いざその段になると腰が引けた。
それはもう、ホント言葉通り腰が引けた。
で、まあ逃げ出すように、というよりまんま逃げ出して、こうやって独りとぼとぼ歩いているというわけだ。
あいつが追い掛けてくる気配はない。
あっちはあっちで今頃悩んでいるんだろう。
ケケケ、悩め悩め。
こっちばかりが悩んだんじゃ不公平というものだ。
そんな少々意地の悪い思考にたどり着き、少しだけ気分が軽くなる。
その、少しだけだけど軽くなった心に押し上げられるように、私は久しぶりに顔を上げた。
4名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:45:20 ID:QJIMvVT6
「は……?」
前方上空に見慣れないものがあった。
UFOだ。
これは別にその言葉本来の意味を持ち出してきて、未確認の飛行物体はすべからくUFOだとかそういう話ではない。
って、すべからくを全てという意味で使うのは間違ってるって、この前テレビでやってたっけ。
などと、一瞬ずれかけた思考を引き戻す。
目の前で浮いているのは、間違いなく宇宙人の乗り物という意味でのUFOだ。
なにせその形は、てっぺんから、半球、スカートのように広がった部分、上についてるものとは逆さまの半球×3。
大きさは上側の半球の直径が5メートルくらいだろうか。
あまりにも突然の事態に、一介の女子高生である私は「ははは、すごいぞ。アダムスキー型は本当にあったんだ!」なんて喜べるはずがない。
だいたい、私のお父さんはビリーバーじゃないし。
むしろ私がその手の特番を見ていると、あまりいい顔をしないくらいだ。
と、また微妙にずれた方向に思考が向いていた。
そんな私が見ている前で、そのUFOの下部からスポットライトのような光が真下に向けて放たれる。
その光の中を重力を無視した速度でゆっくりと降りてくるのは、全身を銀色の肌に覆われた身長1メートルほどの宇宙人が1人。
こういう宇宙人はリトルグレイとか言うんだっけ。
私は慌てて周囲を見回した。
周囲に広がるのは田んぼばかりで、私の他に人影はない。
さすが田舎!
ああ、それに加えて今日この辺の大人達は村の集まりで公民館にいるんだった。
5名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:46:56 ID:QJIMvVT6
逃げないと、そう思う一方で、私はある誘惑に駆られていた。
その葛藤で足が動かせない私の視線の先、ついに宇宙人が地面に降り立ち、光が消える。
そして、頭部にある小さな口がピクリと動き、
「ワレワレハ、ウチュウジンダ」
宇宙人の黒目しかない大きな目が、さらに一回り大きくなった。
わかりにくいけど、たぶんあれは驚いている。
私はそう確信した。
さっきの言葉は宇宙人の放った言葉ではない。
宇宙人が言葉を発しようとした瞬間、私がそれに先んじて言ったのだ。
宇宙人の口から、改めて金属を擦り合わせたような音が放たれる。
たぶん「バ、バカな。なぜ私が言おうとしていたことを!?」とか言っているんだろう。
伝統と格式を重んじる英国貴族のように、ここまで徹底的に典型的な展開だからまさかとは思ったけど、ここまではまるなんて。
勝った!
お父さん、お母さん、私は地球人代表として、立派に宇宙人に勝利しました!
そんなことを思って喜びに打ち震えていると、不意に鼻の奥がムズムズした。
まずいと一瞬思ったけど、1度自覚してしまうとその生理現象を止めることはできない。
6名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:48:46 ID:QJIMvVT6
「ハックショイ、チキショウめ!」
花の女子高生が人前――というか宇宙人前だけど――でするには、いささかはしたないクシャミが出てしまう。
さすがに恥ずかしさを感じながら顔を上げると、宇宙人が思いっきり引いていた。
目はさらに見開かれ、口がわなわなと震えている。
おまけに片足が一歩下がっているくらいで、まさに全身から引いてますオーラが放たれている状態。
家族友人問わず、皆から治せといわれている悪癖だけど、さすがにそこまで引かれると少し傷付いた。
この場合、謝罪と賠償を要求するべきだろうか。
だけど、さっきはこちらが驚かせてしまったし、これでおあいこということでいいかもしれない。
「……ん?」
そこであることに気が付いた。
宇宙人の視線がさっきより下がっているような気がする。
私を見ているというより、私の斜め後ろの地面を見ているような。
気になって私もそちらに目を移す。
水が張られた田んぼ。
そこに植えられている青々とした稲の隙間に別のものがあった。
こちらにその一端を向けるような状態で、小さな棒状の何かが斜めに刺さっている。
視線を戻すと、宇宙人はまだ固まっていた。
7名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:50:56 ID:QJIMvVT6
頭の中を整理しよう。
その何かとUFOを結ぶ線上に、ちょうど私の頭がある。
ということはあれだろうか。
UFOから発射されたあれが私に当る直前、たまたまクシャミをしたせいで避けることができた?
何十年前のコントだよ!?
平成お笑いブームをなめんな!
「ドウヤラ、ホントウニ、コチラノシコウヲ、ヨムコトガデキルラシイナ」
ようやく硬直から解放されたらしい宇宙人が言う。
例の金属を擦り合わせたような声で、しかもたどたどしく紡がれる言葉はひどく聞き取りずらい。
この状況で典型的な宇宙人が言いそうなことを予想し脳内補正をかけてやることで、やっと何を言っているかがわかるくらいだ。
「あ、いや、それはもうこれ以上ないってくらい誤解ってやつで……」
敵意がないことを示すゼスチャーとして、これが宇宙共通のものであることを祈りながら、両手を挙げつつ説明する。
次の瞬間、UFOの方からプシューという音が聞こえた。
続いてくるのは鼻の奥を刺激するようなツンとする匂い。
「ハックショイ、チキショウめ!」
もう1度クシャミをした直後、視界がそのまま回転した。
膝がカクンと折れて地面が近づいてくる。
これはもしかして麻酔ガスってやつ?
「ガスならば、例えわかっていても避けられまい!」ってことですか?
頬にあたる柔らかい土の感触。
それもすぐに感じられなくなる。
ああ、この服結構お気に入りだったのに泥がついちゃう。
意識を失う前、最後に私が考えたのはそんなことだった。
8名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:53:25 ID:QJIMvVT6
目を覚ますと、一面銀色の壁で囲まれた部屋で仰向けに寝かされていた。
私が寝かされている台のようなものは、これもまた金属的な銀色の表面のわりに感触は柔らかく、痛いとかそういうことはない。
意識の方は浮かび上がってきたけど、体の方はまだ痺れていて動かない。
つまりはあの後さらわれたってことなんだろう。
いまいち危機感が湧いてこないけど、これは結構ピンチなんじゃないだろうか。
この後は定番の展開だと体の中に何かを埋め込まれてから、記憶を消されて帰されるといったところ。
まあ、記憶を消されるなら、未来の私にとってはなかったことも同じだから問題ないのかな。
そんなことをぼんやり考えていると、突然部屋に宇宙人の声が響く。
「ドウヤラ、メガサメタミタイダナ」
ああ、なんてお約束な台詞。
危機感が湧いてこないのは、あまりにも宇宙人が予想通りのことしか言わないから妙な安心感があるせいだ。
目の動きだけで周囲を探っても宇宙人の姿はない。
「ムダダ。ワタシハ、ベツノヘヤニイル」
それもまあ予想できたことだ。
ただでさえ聞き取りにくかった宇宙人の言葉が、今はそれに輪をかけてひどくなっている。
UFOを作る技術があるなら、もう少し音質に気を遣ってほしい。
「あの、1つ聞いていいですか?」
声が出るか心配だったけど、特に問題なく喋ることができた。
よく考えたら瞼や眼球は動かせているわけだし、起き上がるとか手足を動かすみたいな大きな動作でなければ一応可能なんだろう。
9名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:55:12 ID:QJIMvVT6
「ナンダ?」
圧倒的に優位な立場にいるという余裕からか、ちゃんと聞いてくれるらしい。
「ここって、月の裏側ですか?」
機械を通した向こう側から、無言の動揺が伝わってくる。
「コ、コレダケハナレテイテモ、ソノチカラハ、ユウコウトイウコトカ」
いけない、またやってしまった。
「だから、それは誤解も誤解、これ以上ないってくらい豪快な早とちりで……」
「マアイイ、タシカニソノチカラハ、キョウイテキダガ、カラダガウゴカナケレバ、ナニモデキマイ」
なんか、段々どうでもよくなってきた。
言葉で説明しても信じてくれないし。
「シカシ、サスガノソノチカラヲモッテシテモ、ジブンガズットカンシサレテイタコトニハ、キヅカナカッタヨウダナ」
監視? ずっと?
なんだか聞き捨てならない単語が聞こえた気がする。
「キヅイテイレバ、アノヨウニ、ヒトリニナルコトナド、デキルハズガナイカラナ。
 ソレトモ、キヅイテイナガラ、ソレデモソノチカラガアレバ、ドウニデモナルトオモッテイタカ」
得意げな――実際には声音とかよくわかんないけど、たぶん得意げに言っているに違いない――
宇宙人の言葉を聞き流しながら、さっきの言葉の意味を考える。
監視。
ずっと。
当然お風呂とかトイレとかも?
「こ、この変態! 痴漢!」
羞恥と怒りで頭が沸騰し、自分の命を握られているということも忘れて叫んでしまった。
「ヘン……タイ……ダト?」
宇宙人の声が少しだけ低くなった気がした。
あ、やばい、怒ったかな?
10名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 07:58:07 ID:QJIMvVT6
「スコシ、マテ」
部屋に沈黙が訪れる。
その沈黙に、さすがに私の心にも恐怖が込み上げてくる。
どうしよう、謝ったら許してくれるかな?
だけど、そりゃあ宇宙人だって変態呼ばわりされて怒ったかもしれないけど、乙女の秘密を覗かれた私の怒りはそんなものじゃないのだ。
だいたい宇宙人にだって盗撮や盗聴を禁止する法律くらいないんだろうか?
あ、でも、宇宙人にしてみたら、地球人を監視することなんて動物学者が野生動物の生態を観察するくらいの気持ちなのかもしれない。
そこで、ふと自分の心臓の鼓動以外に聞こえる音があることに気が付いた。
パラリパラリと紙をめくるような音。
さらに耳を澄ませてみれば、宇宙人が小声でぼそぼそと言っているのも辛うじて聞き取れた。
「ハ……ヒ……フ……ヘ……ヘ、ヘン、タイ……ヘンタイセイヨクヲモツモノ、ダト? ヘンタイセイヨクトハナンダ? ム、ソノセツメイハ、コチラカ」
一瞬の溜め。
「バカナ! チキュウジンニ、ソノヨウナカンジョウヲ、モツハズガアルマイ!」
頭が痛くなってきた。
これは麻酔薬の副作用だろうか。
「ツギハ、チカン、ダッタカ」
また紙をめくる音が聞こえ始める。
「痴漢ってのは、その変態性欲を持った人のことよ!」
辞書的には少し違うかもしれないけど、私が言いたかったことはこれで概ね間違っていないはずだ。
そう考えると重複表現だったかも。
まあ強調のために、あえて重ねたってことにしておこう。
「ワタシヲ、バカニスルキカ!」
教えてあげたことへの感謝の言葉はなく、代わりに宇宙人の叫び声が聞こえてきた。
11名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:03:17 ID:QJIMvVT6
それにしても、お風呂やトイレのことは横に置いておくとして、
――ホントは横において置けるような軽い話ではないけど、そこはまあ心頭滅却すれば覗き魔の視線も涼しの境地で置いておく――
宇宙人のずっと監視していたという言葉で、私の中にずっとあった違和感が氷解していく感覚があった。
引越す前の私の環境は、こう言ったらなんだけどいたって普通の環境だった。
家族構成は会社勤めの父と、専業主婦の母、そして一人娘の私。
住んでいるのは3LDKのマンションで、特別裕福でもなければ貧しいというわけでもない経済状態。
それが崩壊したのは、忘れもしない8歳のあの日。
帰宅したお父さんを玄関まで迎えに行った私は、そこで驚くべきものを見た。
お父さんが玄関で涙を流していたのだ。
そして、初めて見る父の涙に驚いて動けなくなった私の目の前で、お父さんは拳を握り締めて叫んだ。
「今、稲作が熱い!」と。
その後はトントン拍子でお父さんは会社を辞め、今住んでいる場所へ引越すことになった。
お母さんは止めるどころか積極的に賛成して、「そうよね、日本人として生まれた以上、1度は稲作農家にならないとね。お米万歳!」なんて言い出す始末。
ずっと不思議に思っていたけど、あれは宇宙人が私を監視しやすいように、人の少ない場所へ移動させるためにやったことだったんだ。
UFOを作れるくらいだから、洗脳装置を作ることくらい朝飯前に違いない。
そう考えればお父さんがUFO特番にいい顔しなかったのにも納得がいく。
今までは、年頃の娘がかじりつくようにしてUFO特番を見ている姿を心配しているんだと自分を納得させていたけど、
宇宙人の手先になってしまったお父さんにしてみれば、私がその手の情報に触れることはあまり嬉しくなかったのだろう。
自分の周囲にあったものが、他人によってお膳立てされたものだったという認識は、ひどく苦いものだった。
果たして、それはどこまで広がっているのか。
それを考えると恐ろしくなる。
12名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:04:36 ID:QJIMvVT6
「マッタク、ワレワレハ、サンネンモマッタノダ。ナノニ……」
変態呼ばわりされた怒りの残る声で宇宙人が言う。
「……3年?」
「ソウダ、ワレワレハサンネンマエカラ、オマエヲカンシシテイタ。ソノヨウスダト、ホントウニシラナカッタラシイナ」
こちらが驚いている様子が見えているのだろう、宇宙人の声に余裕が戻った。
たぶん宇宙人は、私が3年も前から監視されていたことに驚いていると思っているのだろうけど、私の驚きの理由はむしろ逆だ。
「もっと前からじゃないの?」
「ナニヲ、イッテイル?」
宇宙人が嘘を言っているようには感じない。
そもそもこちらが心を読めると思っているのだから、わざわざ嘘をつこうとも思わないだろう。
「だって、私を監視しやすいように人が少ない場所に引越しさせたんじゃ?」
「ワレワレハ、ソンナコトナドシテイナイ。ソモソモ、カンシスルナラ、ナルベクテヲダサズニ、シゼンナジョウタイヲ、イジスルコトナド、アタリマエダ」
ということは7年前のあれは、お父さんとお母さんのナチュラルな行動?
ただ、宇宙人の言葉には決定的な矛盾があった。
「な、なら、どうして、今こんなことしてんのよ!?」
とてもじゃないけど、今のこの状況は自然な状態とは言い難い。
13名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:07:06 ID:QJIMvVT6
「ソレハ、オマエノセキニンダ。ワレワレハ、チキュウジンノメスガ、ハジメテコウビスルトキノデータヲ、トリニキタノダ。
 ソシテ、マダコウビノケイケンガナク、シカシソノタメノアイテガ、スデニソンザイシテイタ、オマエニメヲツケタ」
それは要するに、付き合っている相手はいるけど、まだエッチはしていない状態ということだ。
確かに3年前の私はその条件に当てはまる。
「ナノニ、イツマデマッテモ、オマエトソノアイテハ、コウビヲシヨウトシナイ。ソレデモ、ワレワレハ、マチツヅケタ。
 ソシテ、キョウコソ、ソノクロウガムクワレルト、オモッタノダ! オモッタノニ!!」
機械の向こうで血の涙を流しているのではと思うほどの悲痛な叫びだった。
ただ、その内容は聞いてるこちらにとっては恥ずかしすぎるもの。
「それなら別の人にすればいいじゃない」
「ソウハイカンノダ。ミカイノワクセイト、ソコニスムセイブツヲ、ホゴスルタメ、イチドノチョウサデハ、カンシタイショウハヒトリダケニ、セイゲンサレテイル。
 クワエテ、トチュウデノヘンコウハ、シテハナラナイト、キマッテイルノダ」
宇宙人は宇宙人なりに気を遣ってくれているらしい。
「な、なら、もう3年も待ったんだし、もう少しくらい待ちなさいよ」
あと1年くらい待ってくれたら、もしかしたら私も覚悟ができていたかもしれないのに。
「ソレモムリダ。サスガニソロソロ、データヲオクラネバ、ワレワレノ、ケンキュウヒガモタン!」
うわ、いきなり世知辛くなりやがった。
「オシャベリハ、ココマデダ。フホンイデハアルガ、ムリヤリニデモ、データヲトラセテモラウ」
研究費という現実的な単語に、熱くなっていた宇宙人が少し落ちつきを取り戻した雰囲気が伝わってきた。
14名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:09:59 ID:QJIMvVT6
天井に穴が開き、先端に3本の指がついたアームが何本も下りてきた。
その内の2本が私の足を掴んで持ち上げていく。
腰が上がるほどまで持ち上げたところで、今度は頭の方へとアームが移動していくと、私の全身にビキビキと痛みが走った。
「いた、いたたたた。むり、折れる! 折れるって! ていうか、むしろ切れる!?」
私の悲鳴に、アームが少し戻って動きを止めた。
自慢じゃないけど、私は人並み外れた体の固さが自慢なのだ。
「ム、ソウダッタナ。オマエノジュウナンセイハ、チキュウジンノヘイキンヲ、オオキクシタマワッテイルノヲ、ワスレテイタ」
次の瞬間、喉の右側にチクリとした痛みが走った。
視線をやると、先端に細い針の付いた注射器のようなものを持ったアームが離れていくのが見える。
そして、足を掴んだアームの動きが再開された。
さっきは限界だと思った場所を通過しても、体に痛みはない。
最終的に取らされたのは、両膝が頭の左右につくような姿勢。
普段の私なら10秒も耐えられないその姿勢になっても、肉体的な苦痛はない。
だけど、それはあくまで肉体的なものに関してだ。
年頃の少女がこの状態に何も感じないはずがない。
スカートが捲くれ上がって、下着1枚に包まれた股間が丸見えになっているのだ。
この姿勢、本人がいない間にあいつの部屋で色々探したときに見つけた本で見たことがあった。
たしかまんぐり返しとか言うじゃなかっただろうか。
そのあまりのネーミングに、あの時は思わず吹き出してしまったけど、まさかそれを体験する日が来るとは夢にも思っていなかった。
仮に、あいつがエッチの時に望んだとしても、普段の私には物理的に不可能だし。
「ソレニシテモ、ナニユエコンナニモ、カラダニフカノカカルシセイデ、コウビヲスルノカ。
 ダガ、カワラデカイシュウシタ、サンコウシリョウニハ、コウアッタシナ」
お前は近所の小学生か!
喉まで出かかったツッコミを、辛うじて止めることができた。
監視のことを聞いたときは、つい口を滑らせてしまったけど、まな板の上の鯉状態な今、不用意に宇宙人の機嫌を損ねるのはまずい。
15名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:12:55 ID:QJIMvVT6
先端にあるのが指ではなく、医者が使うメスのような小さな刃物を持ったアームが下りてきた。
それが体の中心線をなぞるようにして、襟元からおへそのあたりまで服を切り裂き、そのままスカートまでも切り裂いていく。
「ちょ、やめて……」
重力に引かれたスカートがはらりと落ち、そして左右から来た指付きのアームが、ブラごと切り裂かれた服を左右に広げていった。
残されたまともなものはショーツだけになってしまう。
せめてもの救いは体に傷がなかったことくらい。
この状態で、顔に血液が集まっていくのは、重力が理由だけではなかった。
胸の膨らみで外気を直に感じる。
今までも監視されていたというなら、裸も数え切れないほど見られていたんだろう。
だからといって、それで恥ずかしさが消えるわけじゃない。
露わになった乳房に、また別のアームが近づいてくる。
先端に、ちょうど乳房を覆えるくらいのヒトデのようなパーツが付いたアーム。
案の定、それは私の両胸にそれぞれ被さってきた。
「う、んん……」
そのアームによって再び乳房は宇宙人の視線から隠されたものの、それを素直に喜ぶ余裕はない。
覆い被さったヒトデのようなパーツが、ウネウネと蠢いて乳房を揉みしだき始めたからだ。
「ひっ……」
上半身に気を取られていた私は、いきなり股間に風を感じて息を飲んだ。
スカートがその役割を放棄し、唯一股間を守ってくれていた下着がアームに摘まれて、太股の半ばまで下ろされていた。
淡い茂みとその下にある縦筋。
足を開かされているせいで、その隙間からピンク色の肉が見えている。
ここまで間近で自分の性器を見たのは当然初めてだった。
その向こう側にある排泄のための穴が、私の怯えを代弁するようにヒクヒクと蠢いている。
16名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:14:17 ID:QJIMvVT6
「いひぃっ!?」
突然、胸の先端から痛みが生まれて肺から空気を絞り出す。
外的な刺激で強制的に勃起させられた乳首を、石臼で潰されたような激感。
確か本物のヒトデはその中心に口があったはずだから、このアームも同じような仕組みになっているのかもしれない。
「も、もうやめてよぉっ!」
今度は股間に新たな刺激が生まれる。
アームについた指が大陰唇を摘むようにして、左右に引き伸ばしていた。
そして露わになったそこにある、小さな粒へと別のアームの指が伸びていく。
「そ、そこは……」
チョンと摘まれただけで全身が震えるほどの刺激が駆け抜ける。
なのに、その指はあろうことか細かく振動まで開始したのだ。
「や、あ、ああ、こんな、だめ」
乳房全体を揉み解すようなヒトデの動きと、その先端を噛み潰すヒトデの口。
そしてクリトリスに与えられる微振動に、目の奥でいくつもの火花が散っているような錯覚を感じた。
涙で滲む世界の中心で、むりやり広げられた大陰唇の中で膣口が照明を反射してきらりと光る。
それは感じているわけじゃなくて、防衛本能のよるものだと、そう自分に言い聞かせた。
そうしないと、そのまま流されてしまいそうだったからだ。
17名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:16:06 ID:QJIMvVT6
「あ、ふぅ……お、おねがいだから、もう……」
自分の吐息に苦痛以外のニュアンスが混ざり始めていることには気付いていた。
私自身が分泌した蜜も、どんどん量を増している。
それが見ていられなくて、1度は目を閉じた。
だけど、暗闇の中ではそれまで以上に刺激を鮮明に感じてしまい、怖くなって目を閉じていられなくなった。
乳首から生まれる痛みも、いつしかジンジンとした痺れのようなものになる。
クリトリスへの微振動は、腰がドロドロに溶けてしまいそうなほどの甘い感覚。
頭の中が白く霞んでいって、心が空に飛んでいってしまいそうだ。
それほど時間を待たずして、自分でしていた時とは桁違いの絶頂が近づいてきているのがわかった。
「ジュンビハ、コレクライデ、イイダロウ」
宇宙人の声に全てのアームが動きを止める。
助かったと、心から思った。
イケなかったことを残念に思う気持ちなんてむりやり振り払う。
だけど、宇宙人はあくまで準備と言っていた。
交尾のデータがほしいらしい宇宙人が、この段階で止めるなんて当然思えない。
宇宙人に観察されながら、機械で処女を散らす羽目になるくらいなら、あの時そのままあいつにあげてればよかった。
ああ、どちらにしろ、宇宙人には観察されながらになるんだっけ。
それでも相手は好きな人が良かった。
あの時拒絶したのは怖かったからで、別にあいつとエッチをするのが嫌だったわけじゃないのに。
18名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:17:27 ID:QJIMvVT6
目を覚ますと、全身にぐっしょりと寝汗をかいていた。
加えて下着には汗とは別のぬるぬるした感触がある。
「あちゃー」
私は夢の内容を思い出して、溜め息をついた。
いつもなら起きればすぐ忘れてしまうはずの夢の内容を、今日の私ははっきりと覚えていた。
そこで感じた恐怖も、後悔も、はっきりと。
カーテンを開けると眩しい光が部屋を満たしていく。
外は胸がすくようないい天気だった。
ぬけるような青空に、胸にしこっていた恐怖が氷のように溶けていく。
そして残ったのは後悔だけ。
私は自然とある決意をしていた。
あの夢はいつまで経っても一歩が踏み出せない私の背中を押すために、神様が見せてくれたのかもしれない。
もしかするといつまでも私がOKしないことで募ったあいつの怨念が、見せたのかもしれないけど。
まあ、もう付き合って4年だし、そろそろいいよね。
今日はあいつの家に遊びに行くことになっている。
「よし、がんばろ」
1人で呟き、そして何をがんばるのかを考えて頬を熱くする。
それでもその熱が冷めない内に、私はクローゼットを開いた。
替えの下着――せっかくだから可愛いものにしよう――と、お気に入りの服を取り出すために。
19名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:21:25 ID:QJIMvVT6
とかなんとか、そんな爽やか展開にならないものだろうか。
だけど動かない腕では自分の頬をつねることなんてできないし、そもそもこの体勢を取らされるときは冗談にならないくらい痛かった。
いくらトンデモ展開とはいえ、どうやらこれは夢じゃないらしい。
そこで、すごい解決策が閃いた。
思い付いてみると、なんで今まで気がつかなかったのか不思議過ぎるくらい簡単――実際にすること自体はそこまで簡単でもないけど――
少なくとも今の状態よりははるかにマシな方法。
それにこれは宇宙人の側にもメリットがあるはずだ。
「ね、ねえ。あなたって、私が彼とエッチするのが見たかったんだよね?」
言ってて恥ずかしくなるけど、今はそれどころではなかった。
正に生きるか死ぬかの瀬戸際。
少女にとって初めてってのはそれくらい大事なことだ。
それを守るためなら、ちょっとやそっとの羞恥プレイがどうだというのか、いやどうということもない。
私の質問に反応はない。
機械による自動化が進んで、もうあの宇宙人はこっちをみていなんじゃないかという不安が込み上げてくる。
この格好を見られたいわけじゃないけど、この声が届いていないととてつもなく困る。
「あのさ、私を帰してくれたら、すぐにでもエッチするからさ。だから帰してくれない? あなただってできれば自然な状態がいいって言ってたよね」
しばらくの沈黙があった。
アームも停止したまま、宇宙人の声も聞こえない。
答えを待つ自分の心臓の鼓動が、ひどくやかましかった。
「……ソレハ、ムリダ」
20名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:28:45 ID:QJIMvVT6
「な、なんでよ!?」
ようやく返ってきたのは、私の望むものとは正反対の回答だった。
「マンガイチ、ワレワレガチキュウジント、セッショクシタバアイ、ソノコトニカンスルキオクヲ、カンゼンニケサナクテハ、ナラナイカラダ」
それは一応予想していたことだ。
「ダカラ、タトエコノバデヤクソクシテモ、カエスマエニ、ソノヤクソクジタイノキオクヲ、ケサナクテハナラナイ」
つまりは帰された時点で、またエッチを怖がってた私に逆戻り。
それでは、いつになったらするのかわからないということか。
「いや、だから、それは一時的に覚えたままで帰してもらって、エッチしたら改めて全部消してくれれば」
「キオクヲ、ホジシタママデ、ホカノチキュウジント、セッショクサセルワケニハ、イカナイ」
「そこをなんとか。あなただっていいデータがほしいでしょ?」
「……デキナイモノハ、デキナイ」
一瞬の間は、研究者としての好奇心と、研究者としての倫理観がぶつかっていたんだろう。
こんな直接的な行為に出たんだから、もう1個くらいヤバイことやってもいいだろうに。
それでも結局はお役所的な回答があって、それ以上の問答を拒絶するように宇宙人は別の話題を振る。
「ソロソロ、アイテノホウモ、ジュンビガデキタヨウダ」
その言葉と共に、小さな作動音が聞こえた。
音のした方に視線をやると、いつのまにか床に穴が開いている。
アームが出てきた穴に比べて随分と大きく、人間ならそれなりに余裕で通れそうな穴。
さっきから聞こえる音――たぶんモーター音だと思うけど――は、その穴から聞こえてくる。
私の相手とやらを乗せたステージが上がってきているんだ。
もしかしたら、あいつが乗っているんじゃ。
それが私に残された最後の希望。
だけど、宇宙人が私以外の地球人に手を出すことはないだろうと、さっきのお役所回答の経験からも薄々気づいてしまってもいた。
21名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:31:34 ID:QJIMvVT6
透明な板に囲まれたステージに乗って現れたものは、私の期待を裏切り、予想を肯定するものだった。
いや、正確には予想の遥か上を飛んでいかれた感じと言えるかもしれない。
ぱっと見た感じは巨大なナマコというのが1番近いだろうか。
暗紫色の表面は濡れていて、触らなくてもぬるぬるとした感触が想像できた。
その背中、たぶん頭部と思われる方から人間の指より細そうな触手、
背中の中央あたりからは人間の手首ほどの太さの触手が、それぞれ2本ずつ生えている。
細い方は手ではなく感覚器になっているのか、周囲をさぐるように常にゆらゆらと宙をさまよっていた。
「ちょ、本気!?」
「スグニジュンビガデキルナカデ、コノウチュウセイブツ“ゾルゲ”ガ、モットモチキュウジンノオスニチカイト、ハンダンシタ」
「どんな選考基準だよ!」
今度は止められなかった。
あまりにも生理的な嫌悪感を催させる化け物を見せ付けられて、あろうことかこれからそれと交われて言われている。
冷静でいられるわけがなかった。
それにしても、宇宙人の目には、地球人とこのゾルゲとかいうのが近いものとして写っているのだろうか。
だいたい、百歩譲ってゾルゲは名前だから見逃すとして、その前の宇宙生物って肩書きはなに。
それとも地球人の外見は宇宙でも極めて特殊過ぎて、この化け物でもまだ近い方なんだろうか。
いや、でもあの宇宙人は各パーツのバランスはともかく手足2本ずつの直立型だった。
だからといって、あの宇宙人が股間についた性器を勃起させて入ってきたら、それはそれで嫌だけど。
あ、でもさらわれる前に見たあの宇宙人の股間には、何も付いていなかった気がする。
別に意識して確認したわけじゃないけど、それでも狸よろしく風もないのにぶらぶらしていたらさすがに目に止まるはずだ。
最初から構造が違うのか、それとも服を着ているようには見えなかったけど、実は銀色の全身タイツだったのかも。
22名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:34:02 ID:QJIMvVT6
「ゾルゲハ、アタタカクシメッタアナニ、サンランスルセイシツガアル。
 ソシテ、ソノサイニダス、サンランカンノフトサガ、ボッキシタチキュウジンノ、ペニスニチカイノダ。
 クワエテ、サンランジニホウシュツサレルネンエキガ、チキュウジンノセイエキニ、オンド、ネンド、リョウホウノメンデ、キワメテチカイ。
 オマエタチノコトバデイエバ、コノゾルゲハ、チキュウジンノオスノカワリトシテ、ウッテンバッテン、トイウノダッタカ」
現実逃避も兼ねて、取りとめもない思考に没入していた私に、宇宙人が質問の答えを返してくれる。
「選考基準はペニスと精液!? ついでにいえば、うってんばってんじゃなくてうってつけ!」
変態も知らなかったくせに、なんでうってんばってんなんて知ってんだよ!
そんな風に続けようとして、ツッコミ所が違うことに気付いた。
産卵とか言った、今?
マジで?
「本物がだめなら地球人そっくりのロボットとかないの!?」
「ソンナモノヲヨウイスル、ヨサンガナイ。ソレニ、ヤハリ、イキテイルアイテノホウガ、セイシンテキナメンデ、シゼンニチカイダロウ」
乙女心の機微ってやつを、これっぽっちも理解していない台詞。
「金、金、金、それ以外に言うことはないの!? だいたい精神的にどうこうっていうなら、こんな、ふぐぅ!?」
……化け物とする方がはるかに精神的に悪影響があるわ!
そう続けようとした言葉が、今度は自分の意思とは関係なく、突然口の中に押し込まれた何かに遮られた。
口内粘膜と舌で感じるそれは、穴がたくさん開いたピンポン玉という印象。
「ふむぅー! んぁー!」
その穴のおかげで空気はちゃんと通り抜けるけど、言葉はまともに話せない。
さすがにうるさすぎると感じたのだろうかと思っていると、
「クチニ、サンランサレテモ、データニナラナイカラナ」
ということらしい。
確かに温かくて湿った穴というなら口もその候補に入るかも。
23名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:35:42 ID:QJIMvVT6
それにしてもこの口の中のボール、確かあいつのエッチな本で見たことがある。
慌てて舌で押し出そうとして、けれどアームが外側から押さえていて吐き出せない。
そして、少しだけ持ち上げられた首の後ろで、カチリと金具が組み合わさった音がすると、もうアームが離れても動かせなくなった。
これって宇宙共通だったんだと妙な感心を覚えていると、
「チキュウジンモ、ナカナカベンリナモノヲ、ツクルモノダナ」
どうやら現地調達したものらしい。
よく考えれば、あの宇宙人のおちょぼ口じゃ、このボールは入らないか。
「ふむぅ!?」
しばらく放って置かれた股間に何かが擦り付けられる。
それは見たことがない道具だった。
円盤の上にいちごをくっつけたような形。
円盤をアームの指が掴んでいて、いちごみたいな形の部分を、さっきの余韻でピリピリする膣口に擦り付けられる。
あの化け物を見る前だったら、それが自分の処女を散らすものかと思ったかもしれない。
ただ、擦り付けていたのはその道具に愛液をまぶすためだったらしく、ぐるりと一周させるとすぐに離れていった。
だけど、それはすぐにまた私の別の部分に、丸みを帯びた先端を付ける。
そこでようやく何をするためのものかがわかった。
わかったけど、腰を逃がすことはできず、唸り声を上げることしかできない。
24名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:38:26 ID:QJIMvVT6
剥き出しにされた性器の向こう側にある、セピア色の窄まり。
そこにその道具の先端を強く押し付けられる。
私は必死に抵抗したけど、ぐりぐりと力任せに押し付けられていると表面にまぶされた愛液のせいもあって、徐々に先端が入ってきてしまう。
緩やかに増していく直径に合わせるように、私の排泄のための穴が拡張されていく。
何日かぶりのお通じの時にも似た痛みを伴う感覚。
ただし通っていくものの方向が逆向きだ。
そして、その道具の中でも最も太い部分に差し掛かる。
肛門が切れてしまいそうなほどの太さ。
それでも私のそこは裂傷を作ることもなく、なんとか乗り越えた。
アームが円盤から手を離し、そこからはそれが徐々に細くなっていくせいで、伸びきった肛門が締まろうとする力を利用してひとりでに潜り込んでくる。
いちごと円盤の接合部分、先端を除けば最も細いそこまで入ると、もう前にも後ろにも動かなくなった。
細いとはいって、小指ほどはあるそれのせいで、肛門にはものすごい違和感がある。
加えて、お腹の中に入っている分の圧迫感と痛み。
それを少しでも和らげるために、私は長い息を繰り返し吐いた。
口の端から、よだれが流れ出していくのがわかったけど、それどころじゃない。
25名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:40:35 ID:QJIMvVT6
ようやくその感覚に多少だけど慣れてきた頃、ズルズルという不吉な音を私の耳が捉えていた。
いつのまにかステージを囲っていた透明な板が取り払われ、私とは対照的に自由を得たゾルゲが身をよじりながら進んできたのだ。
普通に歩いても絶対追い付かれない自信がある、そのゆったりとしたゾルゲの歩み。
だけど動けない今は、それがさらに恐怖を増幅させる。
やがて、私がいる台の下までやってきたゾルゲが、細い方の触手を私に向かって伸ばしてきた。
触手がその先端を私の肌に触れるか触れないかの場所でヒクヒクとさせながら移動していく。
その動きはまるで匂いを嗅いでいるような感じで、実際匂いではないにしても何かを調べているかのよう。
しばらくすると、触手の動きに変化が生じた。
口の両端から流れたよだれの跡、右側のものをつんつんと突かれる。
それは首の後ろから徐々に上ってきて、その源泉たる口にまで到達した。
ボールによって割り開かれた唇を刺激した後、ボールに開いた穴に潜り込み始める。
「うぶぅ!?」
口の奥に、ボールを抜けてきた触手の先端を感じてえずきそうになる。
さらには左側のよだれの跡をたどって来たもう1本の細い触手も加わってきて、一層強く喉の奥を刺激された。
しばらくそうやって喉の奥を突ついた後、触手がゆっくりと後退していく。
26名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:43:18 ID:QJIMvVT6
そこで、突然目の前が真っ暗になった。
ハチマキのような帯で目隠しをされたのだ。
頭を持ち上げられ、その後ろで再びカチリという音がして目隠しも固定される。
喉を突かれて目に浮いた涙が、その布に吸い込まれていくのがわかった。
その目隠しの上から、ちょうど涙が染み込んだあたりを細い触手がちょんちょんと突いてくる。
段々とその触手の目的がわかっていた。
どうやら濡れている部分を探しているらしい。
喉の奥を突かれたことを思い出し、目隠しをされていなければどうなっていたかを想像して背筋が寒くなった。
そこを諦めた触手は、別の場所を探して移動を再開する。
身体の表面を掠めるようにして移動していく触手の感触を、視覚を閉ざされて敏感になった肌が知らせてくれた。
「んああ!?」
突然それまで停止していた胸と股間のアームが動きを再開させた。
不意打ちの性感に、膣がキュウっと締まる感覚。
さっきの行為で中に溜まっていた愛液が、押し出されるようにしてとろりと下腹部を伝わっていく。
その雫はおへそのあたりまで滴り、一旦そこで流れを止めた。
そこに、頭の方から下ってきた触手の先端が触れ、おへそをほじるように刺激される。
「ふむぅーー!」
くすぐったさと、これから起こることへの恐怖が私の心を占領していった。
案の定、そこがただの凹みだと理解した触手が移動を再開させる。
そこに溜まっていた液体の源泉を求めて。
27名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:45:30 ID:QJIMvVT6
アームの指で摘まれ、今も微振動を与え続けられているクリトリスの横を触手が通過していく。
そして、ゾルゲはようやく自分が求めている場所に到達した。
口の中と同様に、細い触手が中へと潜り込んでくる。
胸とクリトリスへの刺激でそれなりに解されていたそこは、指より細い触手を飲み込むことに抵抗はなかった。
だけど、いっそ痛い方が良かったのかもしれない。
痛みがない分、そこが本当に自分の目的に適した場所かを探るために蠢く触手の感触が、嫌というほどわかってしまう。
それどころか、胸やクリトリスの強烈な刺激と混ざり合って、その刺激が――
ちがうちがうちがうちがう。
私はこんなので感じたりしていない。
できるなら奥歯を噛み締めたかった。
だけどボールを詰められ開けっぱなしになった口から漏れるのは、自分でもわかるほどいやらしい吐息。
自分の口が、まるで私自身に自分のいやらしさを認めろと言ってきているようだ。
そうこうしている内に、触手による検査が終わったらしい。
細い触手が引き抜かれ、中からの刺激が中断された。
少しして、アームの作動音に紛れて、ゾルゲが移動していた時のような、
けれどボリューム的にはそれよりは小さい気がするズルズルという音が聞こえてくる。
肩に触れる何か。
2種類の触手の中間ぐらいだろう太さのそれが、鎖骨を乗り越え、ヒトデ型アームに捏ねられる乳房の間を通っていく。
どうやら私のそこはゾルゲのお眼鏡に適ったらしい。
私にしてみれば、最悪なことだったけど。
28名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:48:22 ID:QJIMvVT6
「んんんんんぅーーーー!!」
さすがに今度は痛みが来た。
股間から体が引き裂かれるような激痛。
望んでいたそれは、けれどすぐに胸とクリトリスからの圧倒的に快感に飲み込まれてしまう。
狭い膣肉を力任せに押し広げられていく感覚。
あいつのあれも、これくらい太いのかな?
どうせ見えないんだから、せめて頭の中でくらい好きな相手と。
快感に包囲された思考が最後に見つけた逃げ道がそこだった。
当然見たこともない実物を想像しながら、必死に全身が性感帯になってしまったかのような快感に耐える。
1度最奥にまで到達した後、産卵のためには人間同様そこに刺激を与えないといけないのか、産卵管は前後に動いていた。
それが、不意に1番奥で動きを止める。
産卵管の膣口のあたりにある部分がぼこりと体積を増し、その膨らみが膣の中を進んでいくのがわかった。
それが何を意味しているか想像できる。
だけど、むしろ私はそれを望んでいた。
それが終われば、この最悪な記憶を消してもらって、またあの場所に帰れるんだ。
それまで心が壊れないように自分を強く持つ。
それは大津波を前にして、朽ち果てた木にしがみつく程度の行為かもしれない。
でも、今の私にできることはそれくらいで、
そして産卵管の先端を膨らみが通過した直後、お腹の中で爆弾が爆発したような衝撃を味わうことになった。
29名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:50:39 ID:QJIMvVT6
愛する人との子どもを育む場所に、熱くドロドロした液体と、ビー玉くらいの大きさの固体が流れ込んでくる。
液体の方はまだしも、固体の方は人との行為では経験できない刺激。
その感覚が、頭の中で描いていたあいつの姿を、おぞましいあの化け物へと塗り替えていく。
1度の放出で、お腹が張るほどの量を流し込んでから産卵管が抜けていった。
それに合わせてアームの動きも停止したけど、お腹の中にはまだ粘液と卵の両方の感触がある。
この姿勢では重力に任せていても、それらは流れ出ていかない。
とにかく一刻も早くそれを出したかった私は、妊婦さんが出産の時に息む感じを想像しながらお腹に力を入れてみた。
「うふぅっ」
膣口から少しだけ粘液が溢れ出した感触はあったけど、卵の方は子宮の中でぐるりと位置を変えたくらいで出ていった感じはない。
それどころか、弾力を持った卵が子宮壁を擦っていく感触にはしたない声を上げてしまった。
何度かそれを繰り返し、結局無理だと悟る。
その頃には、ゾルゲが移動する時のズルズルという音が台の下から遠ざかり始めていた。
ゾルゲが1度で満足してくれたことに、心の底からの安堵が込み上げてくる。
あとは早くアームを外してほしかったけど、それを要求するための言葉は、いまだ入れっぱなしのボールに封じられていた。
30名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:52:50 ID:QJIMvVT6
ゾルゲが出てきたときに聞いた、ステージが動く時の作動音。
これでこの部屋にいるのは私だけになった。
なのにまだアームは離れてくれない。
お腹の奥の卵も当然そのままだ。
しばらくその状態が続き、不安のあまり言葉にならないのを承知で宇宙人に訴えかけていたときだった。
自分の呻き声に紛れて、ステージが動く音が聞こえた。
それが止むとズルズルという、もう二度と聞きたくなかった音がしはじめる。
この部屋の下で何かをされて、また産卵ができる状態にされたのだろうか。
口の中にボールがなければ、奥歯がぶつかりあってガチガチとやかましく鳴ったはず。
絶望と恐怖で体の震えが止まらなかった。
細い触手が皮膚の傍を掠めていく。
そして、今度は真っ先に膣から溢れ出した粘液の流れを発見した。
その流れを遡るように触手の先端が肌を突つく。
まもなくそれらは膣口にたどり付き、前回と同じように中を探り、抜けていった。
次に来るのは産卵管。
そう思っていた私は別の刺激に身を強張らせた。
太い何かがお腹の回り、位置的には胸の下あたりと言ってもいいあたりにぐるりと巻き付いたのだ。
見えないけど、前回は特に使うことがなかった太い方の触手だろうというのは想像できる。
31名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:54:48 ID:QJIMvVT6
何が起こるのかと身構えていると、その触手はチューブから中身を搾り出すように、締め付けながら胸の下から下腹部まで扱き始めた。
粘液と卵に満たされた子宮を、外からむりやり圧迫される。
逃げ場を探したそれらは押し出されるように、膣口から次々に外へと出ていった。
どうしてわざわざ1度は産みつけた卵を出してしまうのかわからないし、
結構強く締め付けてくるので少し苦しかったけど、卵を出してくれるのはありがたい。
もしかするとゾルゲは見た目はあんなだけど実は良いやつで、
本当はあんなことをしたくなかったんだけど、あの宇宙人にむりやりやらされていたのかも。
そしてこの部屋の下に帰った後、命令を果たした彼を労いに来た宇宙人を隙を見てやっつけたとか。
そうやって自由を得た後戻ってきて、同じくあの宇宙人の被害者と言える私から卵を出す手伝いをしてくれている。
卵が膣を通り抜けていくのを感じながら、頭の中でそんな荒唐無稽かつ超ご都合主義的ストーリーが組み上げられた。
しばらくしてあらかた卵が出尽くすと、それを確認するように細い触手がまた中に入ってくる。
今度はさっきほどの嫌悪感は湧いてこない。
言葉が出せるなら、「もう大丈夫だよ」って言ってあげたかった。
まだ幾つか残っている感じはするけど、それでも随分楽になったのも確か。
何より味方ができたという認識が、私の心を救ってくれた。
まあ、言葉は通じないかもしれないけど。
あ、でも見た目で差別してはいけないんだ。
結構賢くてこちらの言葉を理解できるかも。
32名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:56:55 ID:QJIMvVT6
肩に触れる産卵管の感触に、馬鹿な想像に浸っていた頭が一気に醒めた。
それはさっきと同じ経路で私の身体の上を這っていく。
そして、これもまたさっきと同じように私の中へと潜り込んできた。
産卵を促すための力強い前後動。
それを感じながら、私はわけがわからなくなっていた。
このままいけば、また大量に卵と粘液を注ぎ込まれる。
どうしてそんな二度手間なことをするのか。
そこで、私は1つのことに気がついた。
今、差し込まれている産卵管は、前回のときより少し細くなっている気がする。
考えるだけで悪寒がするけど、2度目だから私のそこが慣れてしまったのかもと思った。
だけど何度も擦られている内に、その違いが疑惑から確信といえるレベルにまで変化していく。
その事実から導き出される結論。
前回と今回は別の個体だということ。
それならわざわざ前の卵を追い出していたのも頷ける。
男性器の先端が膨らんでいるのは、前の牡が出した精液を掻き出すためだって、以前テレビで見たことがあった。
この2匹目のゾルゲも、自分の子孫を残すために前のゾルゲの卵を排除しただけ。
それは最悪の想像だった。
その予想が正しいなら、ゾルゲはいったいあと何匹残っているのか。
どれだけ受け入れれば、宇宙人のデータは満足できるほど集まるのか。
走行距離を知らされないままでマラソンのスタートを切らされたようなものだ。
そんなものに耐えられる自信は、今の私にあるわけがなかった。
33名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:58:37 ID:QJIMvVT6
あれから何匹のゾルゲに卵を産み付けられただろう。
卵を産み付けられ、次のゾルゲがそれを搾り出し、そしてまた新たな卵を産み付けられる。
5匹までは数えていたけど、そこから先は空しくなって数えるのを止めてしまった。
新しいゾルゲが来るたびに、この1匹こそが最後だと信じて、そして同じ回数だけ裏切られた。
そんな中で、辛うじてでもこうして心が残っているのは奇跡だったかもしれない。
まあ、端から見て本当に心が残っている状態といえるのかはよくわからなかったけど。
「あ、ふあ、あああ」
止まっていた胸とクリトリスのアームが動き始め、甘ったるい吐息がボールの中を抜けていく。
あれから宇宙人は一言も喋らなかった。
代わりとでも言うように、これらのアームが不定期に動き出しては一方的に快感を流し込んでくる。
アームの動き出すタイミングは全く予想できなかった。
ある時は今のように挿入中に、ある時は次のゾルゲを待っている間に、そしてある時は卵を搾り出されている最中に。
動いている時間もバラバラで、複数のゾルゲの行為に跨って動き続けることもあれば、
極端な場合、動いたと思った次の瞬間に止まってしまう場合もある。
それは動きの強さにも言えることだった。
多少のばらつきはあるにせよ、だいたいどの個体も同じくらいの太さの産卵管を持ち、
同じくらいの時間前後動させて産卵していくゾルゲの行為の単調さを補うように変化を付けた刺激。
あの宇宙人なりに気を遣っているんだろうか。
だとしたら大きなお世話もいい所だ。
投げやりな気分でそう思う。
34名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:01:29 ID:QJIMvVT6
自分のくぐもった喘ぎ声を、別の人間が出しているような気分で聞いた。
今回のアームの動きは持続時間、強さともにかなり強力で、膣壁を擦られる刺激と合わせて絶頂が近づいていく。
それすらも、どうでもいいことだ。
この行為の中、初めて絶頂を迎えたのは4匹目のゾルゲに挿入されているときだった。
それまでは必死に堪えていたのだ。
イッてしまえば、一緒に心も砕かれてしまうような気がしたから。
だけど、延々と与え続けられる快感に、心より体が先に音を上げた。
頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなる感覚。
その嵐が過ぎ去って、でも私の心はまだ砕けなかった。
幸か不幸か砕けなかった心を満たしたのは、化け物にイカされてしまったという認識から来るそれまでとは別の種類の絶望。
鼻をつくのはかすかに漂うアンモニア臭。
気付かない内に失禁していたことに追い討ちをかけられた。
あの時のことは、もう随分前のことのような気がする。
今では絶頂も簡単に乗り越えられる小波のようなもの。
無理に逆らわず、身を委ねていればすぐに通りすぎていく。
このまま待っていれば、その内この悪夢も終わるだろう。
磨耗した心は、最初の頃のような怯えも絶望も無縁になっている。
そうする以外、心を守る術がなかった。
だけど、家に帰ったとして普通の生活なんて送れるんだろうか。
ここにいる間の記憶はなくなっているにしても、体の方はどうだろう。
35名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:03:57 ID:QJIMvVT6
いつか、あいつとエッチをすることになったとき、自分では初めてのつもりなのに、ユルユルになってしまっているんじゃないだろうか。
血だって出ないだろうし、あいつからは別の相手と初めてを終えていたと思われて。
あいつと付き合い始めたのは中学に入ってすぐだから、別の相手としているとしたら
それよりも前の小学生の頃か、それとも付き合い始めてから、つまりは浮気という形になってしまう。
どちらにしても、いい印象は持たないだろうな。
怒るんだろうか、それとも気にしてないとぎこちなく笑うんだろうか。
しかも私自身はどうして自分の体がそんななのか全然わからなくて、必死に説明してもあいつには言い訳にしか聞こえないかもしれない。
それでも、帰りたいなぁ。
周囲には田んぼばっかで、都会にあるような遊ぶ場所は何もないけど、そこには家族がいて、あいつがいて、友達がいて。
目頭が熱くなる。
久しぶりに浮いてきた涙が、流れ落ちることもなく、とっくにグショグショになっている目隠しに吸い込まれていく。
宇宙人の技術なら、記憶だけじゃなく、体の方も元に戻してくれないだろうか。
ああ、いけない。
また楽天的な方へ思考が向いている。
諦めたはずなのに。
希望を持っても裏切られるって、文字通り身をもって知ったはずなのに。
親父くさいクシャミと違って、いつも前向きに考える私の楽天思考は、むしろ良い癖だと周囲には言われていた。
『お前はいいよなぁ、いつでもポジティブでさ。俺も見習いたいよ』
あいつもそう言ってくれた。
そこに含まれる若干の馬鹿にしたような、呆れたようなニュアンスも感じていたけど、それでもそれ以上に誉めてくれているのもわかった。
私の初めて、あげれば良かった。
ううん、あいつにこそ貰ってほしかった。
36名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:06:15 ID:QJIMvVT6
絶頂感が全身を駆け抜け、拘束された全身がそれでもガクガクと痙攣する。
ほぼ同時に産卵が行われ、お腹がむりやり拡張される。
アームの動きもそれに合わせて止まり、少しだけ息をつく間を与えられた。
でもそれは一瞬のことだろう。
アームがいつ動き出すかわからないし、すぐに新しいゾルゲが来る。
そう思っていると、予想とは違うものがやってきた。
「コレデ、トリアエズ、データノシュウシュウハ、シュウリョウシタ。キョウリョクヲ、カンシャスル」
むりやり協力させたくせに、何が感謝する、だ。
その言葉に最初に思ったのがそれで、一拍遅れて前半の意味が頭に染み込んでくる。
終了、確かにそう言った気がする。
だめだ、だめだ。
また悪い癖――やっぱり悪い癖だと思う――の楽天思考が、都合のいい聞き間違いを引き起こしたに違いない。
疑心暗鬼こそが生き残る術だ。
それに、仮に宇宙人の言った言葉が終了でも、なにせうってつけとうってんばってんを間違えたこともある相手、何か別の言葉と間違えているはず。
この世の出来事はすべからく最悪な方向に向いている。
って、だからすべからくは違うんだった。
停滞していた頭がぐるぐると回り始め、取りとめのない思考を吐き出していく。
終了という言葉を与えられて、勝手に気持ちが上に向こうとしている。
ダメなのに。
裏切られるだけなのに。
そうだ、確か、とりあえずって言ったぞ。
とりあえずってのは、とりあえずってことだ。
少しだけ休ませて、そのあとすぐに第2ラウンド開始! くらいはあの宇宙人なら言いかねない。
37名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:07:46 ID:QJIMvVT6
そうだ、そうに違いない。
最悪な想像にたどり着いて、けれど私は鬼の首を取ったかのような晴れやかさを感じていた。
ここまでいくと、もはや強迫観念に取りつかれた困ったちゃんな気もするけど、
ネガティブシンキングな女子高生も最近の流行なんだ。
口数が少ないってのは実践できないかもしれないけど、この際そっちにキャラを乗り換えるのも悪くない。
「うはぁぅ!?」
お尻の穴をむりやり広げられる感覚に声が漏れた。
ほら来た。
終わったとか言いながら、乙女の恥ずかしい排泄口に何かするなんて外道行為もいい所。
そう思っていると、すっかり慣れてしまっていたお腹の中の圧迫感が抜けていく感覚があった。
そういえばお尻の穴に栓をされてたんだっけ。
それを抜くってことはやっぱりこれで終わり?
でも、結局これは何のために入れていたんだろう。
行為の最中に粗相をしないように?
でも小さい方は初めての絶頂の時に、結構盛大に出してしまった。
あの時はすごく恥ずかしかったし、今でも思い出すと恥ずかしくなるけど。
まあ大きい方と小さい方じゃ色々と違うだろうし、前の方に栓をするのは大変かもしれない。
ああ、だめだ、恥ずかしいなんて感覚が戻ってきている。
ぬるんと栓が抜けていく感覚に、私は意識してその穴を締めた。
そうしないと開いていることに慣れたそこから、乙女としては他人に見られたら死にたくなるようなことをしてしまいそうだったからだ。
38名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:09:13 ID:QJIMvVT6
次に頭を少し持ち上げられ、喉の後ろで金属音を聞いた。
そして、口の中に入っていたボールが取り去られる。
こっちも開きっぱなしに慣らされてしまったせいで、閉じるとなんだか違和感があった。
「ほ、ほんとに……もう終わったの」
久しぶりに出した意味を持った言葉は、ひどく掠れていて聞き取りにくそうだった。
まるで宇宙人の声だ。
「アア、オワッタ」
その言葉にようやく実感が湧いてきた。
「じゃあ、帰してくれるんだよね?」
どうしよう。
体の方も元に戻せないかって聞いてみようかな。
図々しいって思われないだろうか。
正直、ここまで酷いことをやったんだから、それくらい当然だと思うけど、何かの拍子に機嫌を損ねられたら困る。
記憶を消してくれるのは確定事項なんだから、とりあえずそれで手を打った方がいい気もする。
そんなことを考えていたら、首の横にちくりとした痛みを感じた。
確か、この体勢を取らされるときに体を柔らかくする薬を打たれた時と同じ痛みだ。
何の薬を打たれたんだろう。
麻酔薬?
それで目を覚ましたら、もう何も覚えてなくて、家に帰ってるのかな。
39名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:11:10 ID:QJIMvVT6
けれど、予想に反して意識は全く薄れていかなかった。
むしろ意識がはっきりしてきて、皮膚の感覚が今まで以上に鮮明に感じられる。
途中から痺れたようになって、そこから生まれるのが快感だとぼんやりとわかっていたけど最初の頃の敏感さを忘れていた膣が、燃えるように熱く――、
「ワルイガ、ソレハデキナイ」
自分の変化に戸惑いながら、宇宙人の声を聞く。
宇宙人の第一声を聞いたとき、金属を擦り合わせたような音だと思った。
だけど、この一言ほど無機質さを感じさせる硬い声は初めて聞いた気がする。
一瞬、ソレが何を示すのかわからなかったけど、自分が最後に言ったことを思い出して愕然とした。
「ちょ、どういう、ふああ、なによ、これぇ!?」
意思に反して膣が、子宮が蠕動し、最後のゾルゲが産み付けたままになっていた卵が押し出されていく。
卵が膣を通過していく感覚。
脳が焼けそうな快感。
「ワクセイガイノセイブツノ、タイエキニフレテシマッタバアイ、カエスコトハデキナイノダ」
ステージが動く作動音。
「サッキウッタクスリハ、チキュウジンノ、セイテキカイカンヲ、ゾウフクスル。
 ナルベク、シゼンナハンノウガミタカッタタメ、イママデハ、ツカエナカッタモノダ。
 オマエタチノコトバデハ、ザヤク、トイウノダッタカ」
ズルズルと湿ったものを引き摺るような音が、幾つも同時に聞こえてくる。
目隠しはされたままなので見ることはできない。
それはそうだ。
目隠しがなかったらゾルゲの触手が眼窩に入ってきてしまうんだから。
だからゾルゲとエッチする前に取るわけにはいかなかった。
それでも、鋭敏になった感覚は、何匹のゾルゲがこちらに向かっているのかを知らせてくれる。
何かの勘違いかと思わせる数だった。
40名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:13:10 ID:QJIMvVT6
細い触手が私の体をまさぐっていく。
1匹のものは今までのものと同様に膣に狙いを定めていた。
別の1匹は口の中を探り、今はそこが十分な広さを持っていることを確かめていく。
そしてもう1匹は、性器の向こう側、排泄のための穴に先端を潜り込ませていた。
栓でずっと拡張され続け、そこはもう侵入を阻むだけの力を失っている。
腸壁を突つかれるという初めての感覚。
それすらも今は、
「いい、気持ちいいよぉ、お尻の穴なのに、お尻の穴なのにぃ……」
口に入っている触手に舌を絡めるようにしながら、恥ずかしすぎる言葉を放つ。
ようやくあの栓の役目がわかった。
温かくて湿った穴というなら、そこも確かに条件を満たしている。
口と、膣と、肛門の3箇所に、それぞれ産卵管が潜り込んでいく。
あぶれたゾルゲは順番待ちの退屈を紛らわすためなのか、
それとも他にもどこか卵を産める場所があるんじゃないかと期待しているのか、細い触手を蠢かす。
「チキュウジンハ、クチヤコウモンデモ、コウビヲスルトキイタ。
 コヲナサヌソノコウイニ、ドンナイミガアルノカ、リカイシガタイガ、タノシンデホシイ。
 ソレガワタシニデキル、セメテモノレイダ」
宇宙人が何か言っている。
だけど何を言っているのかまでは理解できない。
鼓膜の振動すら言葉という情報ではなく、快感としか認識できなくなっていた。
アームの動きが再開される。
その瞬間、頭の中の何かがプツンと音を立てて切れた気がした。
41名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:15:18 ID:QJIMvVT6
以上です。
1度の投下量として馬鹿みたいな量になってしまいましたが、即死回避の足しと思ってお許しください。
42名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:46:47 ID:8OtuR0n+
朝からエロイもん読ませてくれたあんたに乾杯。
43名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 13:47:04 ID:iax6cZdT
こいつは労作ですなぁ…
ともかく良い物を読ませてもらったよ、GJ!
44名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 14:17:32 ID:m5r7Pm3c
>>1〜新スレ乙津。さらに新作まで書いてGJ!です。
関連スレとかに↓もいれてはどうでしょうか。
【触手】♀でもいいじゃん!【好き】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1092048591/
http://www.ictnet.ne.jp/~akinao/ikimono/index.html
こういうすばらしい触手SSがでているから。
45名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 15:26:55 ID:E5XmEDPz
>>44
はっきり言ってウザイ
46名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 17:42:42 ID:Zd73stOu
>>45
ウザイが投下されるSSが良質なのも事実だ
まあ触手好き同士仲良くいこうや
47名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 19:53:27 ID:YOnuPZFZ
確かに得ろ駆ったんだけど、
読んでるうちにだんだん気分沈んできた。
明日ちゃんとおきられるだろうか
48名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 01:25:38 ID:gfks0dMl
あいつが助けにやってきてハッピーエンド キボンニュ
プツンと切れる前に 。・゚・(ノД`)・゚・。
49名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 01:55:23 ID:HOlbaPy2
GJ!!
ポジティブな少女と宇宙人のやりとり、エロシーンも良かったです、俺こういうの好き。
ただ欲を言えば、放尿シーンが欲しかったな〜。
などとアブノーマルなことをほざくテスツ
50名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 11:10:46 ID:hz2aCi5e
「今、稲作が熱い!」と叫んで転職したパピーが異様に好きだ。

……ごめん、変なところに引っかかって。
51名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 20:22:02 ID:ifJVJnhP
何か珍しく嫌な気分になった。
監視対象を替えていればどうとでもなったってとこが原因かな
それとも勝手な都合でやった事で帰せないってとこかな
エロ勝ったにはエロ勝ったけど
52名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 20:23:30 ID:ifJVJnhP
誤字 orz
53水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/14(木) 20:54:20 ID:TonTnrX5
スレ立て&長編乙です。
話しが面白いうえにラストのブツンと切れちゃう救いのなさが良かったですね。
>惑星外の生物の体液に触れてしまったら帰せない
ということは、この後は宇宙人のモルモットとして一生・・・
「あいつ」は彼女を宇宙生物に寝取られちゃったわけですねww

>ワレワレハ、ウチュウジンダ
某ねこねこリフトを思い出します。
54名無しさん@ピンキー :2005/07/15(金) 00:21:51 ID:5mKLpYSK
面白かった!
ただ、女子高生のキャラが良すぎて、珍しくラストでいたたまれない気分になったな。
いつもは鬼畜上等!触手もっとヤレ!と思うんだが。
55名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 00:50:18 ID:MnIWiiM6
あれだ、プツンと切れて秘められた能力が覚醒し(ry)
56名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 12:23:17 ID:70EONoCf
エロ以外の部分も凄い面白く読めた。GJ!
57名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 13:15:08 ID:U5KbDMEg
プッツ〜ン
「オォ〜〜ッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオォラァッ!!」
ドゴドゴドゴドギャァッ!!
「ナ、ナンダ!?」
体にまとわりついていたゾルゲが粉微塵になって吹き飛び、拘束具も破壊された。
「バカナ!ナニモミエナカッタゾ!?センサーハ、ドウナッテイル!!」

「私には悪霊が憑いている。これ以上荒らされたくなかったら開放することね・・・」
「ケンキュウザイリョウヲ、ニガストオモウカ!カクホダッ!!」
「野郎・・・」

数分後研究室の壁を突き破り、リーダー格の銀色を叩きのめし彼女は言った。
「アンタの敗因はたった一つ。シンプルな答えよ。
・・・アンタは私を怒らせた。
さぁ、地球へ戻ってもらおうかしら」
「スンマセンッシタ。スグニモドリマス。」

そして彼女はめでたく地球へ帰還した。

銀色の一人が彼女の背後に、筋骨隆々の長髪の男が立っていたと言っていたかどうかは定かではない。

  G O O D  E N D




むしゃくしゃしてやった。書き込んだ後、反省している。
58名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 14:31:24 ID:g8Ny72KN
で彼氏にはメロンみたいなやつが後ろにいるってか?
59名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 16:00:03 ID:LyfjVYPt
ハゲワロスw

GJ! 一気に沈んだ気持ちが浮上したw
60名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 18:09:35 ID:pldb2gNT
・観察だけなら地球人と接触することも無いのに観察対象は一人だけ、その個体に異常がある場合とか考えてない
・そこにすむ生物を保護するとか言ってるが、帰せなくなる事を分かっていてゾルゲと交尾させている
・そこの惑星に存在しない生物と交わって有効なデータが取れる訳が無い、自然がどうこう以前の問題

そんなわけでこの宇宙人は科学者として失格
61書いた人:2005/07/15(金) 18:57:48 ID:yk7+1LJS
>>57
笑いました。GJ!です。
>>55の書き込みを見て、うずうずしていたのですが、
一応自分ではケリをつけた物に後で付け足すのはどうかという点(しかもそれがラストを反転させてしまうもの)と
あと個人的にプツン覚醒ネタは以前さいかいでも使ったネタだったというのもあり躊躇していたのですが、これで心残りがなくなりました。
62名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:19:59 ID:1SwAdUig
>書いた人
なんだかきつい意見が多いがGJ。俺はあれでも良いと思うよ。
63名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:31:33 ID:zJJMDzPn
>>61
鬼畜上等のこのスレで、「この子は幸せになって欲しい」と
みなが思うほど、いいキャラたてたあんたは神だ。GJ!
64名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:10:17 ID:0fcV6sV2
同感。

今までに読んだ中でも五本の指に入るキャラだった
あなたは最高の職人です。
65名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:21:59 ID:0vFEiB5M
GJ!!
俺もこの方が好きだ。
俺の息子もそう言っている。
66名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:20:38 ID:w0iWYI78
>60
そんなへっぽこ学者に許可を出した奴らが許せないですな
67名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 03:26:24 ID:dSuILTKq
胸を叩きながら話すと大抵の人が
「ワレワレハウチュウジンダ」と言ってしまうのを思い出した。
68名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 07:20:07 ID:2p+2M42J
>>63と同意見です。
オリジナルでそれだけ読み手が思い入れられるキャラを作ったということですから
すばらしいことだと思います。
69 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:14:29 ID:3rczj711
これから1本投下します。
あらかじめ断っておきますが、主人公はちょっと頭が弱い系ですので
その手のものが生理的に受け付けないという方は読み飛ばして下さい。
まとめて処理しやすいようトリップも付けておきます。
ちなみに主人公には直接の絡みはありません。
70 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:15:11 ID:3rczj711
夏休み3日目なのに、いつもと同じ時間に目が覚めた。
寝付きと寝起きの良さは、数少ないわたしの自慢の1つ。
5分ほど考えて、今日は出かける予定がないことを確認する。
それならパジャマのままでいいかと、そのままの格好で1階まで下りていった。
「ママー?」
リビングにはママの姿はない。
テーブルの上には、いつもならこの時間にはちゃんと用意されているご飯もない。
おかしいなと思いながら、キッチンに足を向けた直後、
足の裏がずるっと滑って天井が見えて、頭の後ろにすごい衝撃がきた。
「いた……くないー?」
ゴインという大きな音がしたわりに全然痛くなかった。
いつも皆から鈍いとかトロいとか言われるけど、ついに痛みを感じる神経まで切れちゃったのかなぁ。
怪我をしても痛くなくなるのは嬉しいけど、普通と違くなっちゃったら、またママが悲しい顔をするかも。
それに自分の家の中で転んだって言ったら、みっちゃんがまた呆れた顔をするかな。
そんなことを考えながらむくりと上半身を起こすと、おねしょをしたときみたいに、お尻から膝のあたりまで床に接した面が濡れているのに気がついた。
71 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:16:49 ID:3rczj711
改めて床を見たら、透明な液体が床の上に広がっていた。
ところどころに白く濁った部分もある。
指で掻き回してみるとぬるぬるしてて、これがあったら転ぶのも仕方ないと思う。
普通の人はそもそも転ぶ前に気が付くのかもしれないけど。
でも、これはなんだろう。
なんとなく、掻き混ぜた指を口に入れてみると、甘いような苦いような変な味。
知っている気がするんだけど、あと少しで出てこないもどかしい感じ。
あ、いけない、指をくわえてちゃいけないって、ママに言われてたんだ。
「ママ……そうだー、パパとママだー」
思い出した。
昨日の夜、ご飯の最中、いきなりパパがテレビに出てくる怪獣みたいになってママに飛びかかったんだ。
パパがそんなことできるなんて知らなかったから驚いたんだけど、
ちょうど生放送の番組を映していたテレビの中でも、男の人が変身して一緒に出ていた女の人に覆い被さっていた。
よくわからなくて、ぼーっとしていたら、ママが逃げなさいって言って、なんで逃げるのかわからなかったけど、わたしは自分の部屋に帰ったんだ。
72 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:19:30 ID:3rczj711
しばらく自分の部屋にいて、そろそろいいかなってリビングに戻ったら、まだパパとママは抱き合っていた。
ママはわたしが戻ってきたのも気が付かないみたいで、顔を真っ赤にしていつもとは違う声を出していた。
子どもを作るときに出す声。
以前、中学生の頃、めったにないことだけど夜中にトイレに行きたくなって起きたことがあった。
トイレまで行くの面倒だったけど、そのまま布団の中でしたら布団が濡れて気持ち悪いし、
明日の朝ママが困った顔をすると思ってやっぱりトイレに行くことにした。
その途中、ママたちの寝室からこの声が聞こえて、何してるの? って覗いてみたら、2人とも裸で同じ布団に入ってた。
そしてママが赤い顔のままで、これは子どもを作るためにすることよって教えてくれた。
あなたもこうやって生まれてきたのよって。
次の日に、そのことをみっちゃんに話したら、みっちゃんまで顔を真っ赤にして、そういうことは人に話しちゃダメって言われた。
そんなことを思い出した。
結局昨日は、パパもママもわたしのことに気が付かないみたいだったから、そのまま自分の部屋に戻って寝たんだ。
確かここはパパとママが抱き合ってた場所。
大きなヤモリみたいになったパパの表面に、このぬるぬるしたのがあった気がする。
73 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:21:01 ID:3rczj711
足の裏にぬるぬるがついているから慎重に立ち上がって、お風呂に行って足を洗った。
その後で家中を捜したけどパパとママはどこにもいない。
途中、ぬるぬるがあるのを忘れていて、何度かリビングで転んだけど、やっぱり全然痛くなかった。
テレビをつけたけど、どのチャンネルも番組をやってなかったからすぐに消した。
「学校行こうかなー」
ママがいないんじゃ、家で1人でいても退屈だし、確かみっちゃんは陸上部の合宿で学校にいるはずだった。
部活中に行ったら迷惑かもしれないけど、待っていれば休憩時間に少しくらいお喋りできるかも。
それに、直接お喋りできなくても、みっちゃんが走っている姿は見ているだけで楽しいし。
わたしの何倍もの速さで走っていくみっちゃんはすごくかっこいいと思う。
学校に行くなら、着替えないといけない。
わたしは気にならないんだけど、パジャマで外に出るのはあまり良くないことらしい。
「学校だから制服かなー? でも夏休みだしー」
少し考えたけどすぐに面倒くさくなって、制服で行くことに決めた。
74 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:22:10 ID:3rczj711
外にはほとんど人がいなかった。
たまに見かけるのは、たぶん男の人だったと思う怪獣と子どもを作っている女の人ばっかり。
怪獣だけってのは少し見かけたけど、女の人だけっていうのは1度も見かけなかった。
いつもならたくさん車も人も通っている道を、今日は1人でのんびり歩く。
怪獣はわたしのところには寄ってこなかった。
生理がきていないと子どもはできないって学校で習ったから、それでだと思ったけど
いつも小学生に間違われるわたしよりもっともっと小さい子も怪獣と子どもを作ってたから、そうでもないのかもしれない。
よくわからなかったけど、よくわからないことを考えても、たいていわからないままだからあきらめた。
てくてくてくてく歩いていると、今日になってから初めて怪獣と一緒にいない女の人に会った。
その人はわたしを見て驚くと、慌てた様子で駆け寄ってくる。
ママより少し若いくらいのその人を、どこかで見たことがあるような気がした。
手に持った袋には缶詰とかが入っているのが透けて見える。
「あなた、大丈夫?」
大丈夫かと聞かれると、自信を持って大丈夫とは返せない。
「その制服、うちの生徒よね。それに見かけたことがある気がするけれど……」
その人は少し考えて、
「もしかして、水瀬さんとよく一緒にいる子じゃない?」
そう言った。
75 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:23:00 ID:3rczj711
水瀬さん、確かみっちゃんの名字だ。
水瀬だから、みっちゃん。
どうして下の名前じゃなくて名字なのって本人に聞かれたことがあるけど、なんとなくって答えたら納得してくれた。
本当のところ、納得はしていないのだけど、それ以上聞いても別の答えは返ってこないって思ったんだと思う。
実際、わたしはそれしか答えられないし。
「えーとー、みっちゃんはわたしの友達ですけどー、あなたは誰ですかー?」
「私は、あなたのクラスは違うけれど、英語を教えている高橋よ。それと陸上部の顧問もしているの。たまに部活中見学に来てたでしょ?」
「あー、そういえばー」
言われてみれば、そうだった気がする。
「……あなた、あの怪物に何かされたの?」
「いえー、なにもー。あー、これはわたしの地ですからー、気にしないでくださいー」
たいていの人は、わたしと初めて会話すると、不思議そうな顔をするのだ。
「そ、そう、とにかく、こんなところで歩いてたら危ないわ。学校の合宿所に陸上部の人たちがいるからそこまで行きましょう」
「そのつもりでしたー。パパとママはどこかに行っちゃったからー、暇だしみっちゃんに会いに行こうかなーって」
「暇って、あなた、何を言って……」
先生の言葉の途中で、別の音が割り込んできた。
硬いものが連続でコンクリートを打つガシャガシャという音。
音のした方を見ると、大きなダンゴ虫みたいな怪獣がいた。
76 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:24:08 ID:3rczj711
「いけない!」
「え? あー」
先生は急にわたしの手を取って走り出そうとしたけど、わたしの方は足が付いていかず転んでしまう。
わたしが転んでしまったことで先生も足を止め、足元に置いた袋の中を探って金属の棒を取りだした。
20センチほどだった棒は、端を引っ張ると一瞬で1メートルくらいまで伸びる。
ぶたれると思った。
転んでしまったから。
先生の邪魔をしてしまったから。
今のわたしには痛くないだろうけど、それでもやっぱりぶたれるのは嫌だ。
だけど、先生はその棒を怪獣に向けた。
「早く逃げなさい。合宿所に行けば、水瀬さんもいるから」
わたしに背を向けて、わたしとダンゴ虫の間に立った先生はママと同じで逃げなさいと言う。
ダンゴ虫の方は、たぶん口のあるあたりからピンク色のひもをたくさん出していた。
「なんでー、逃げないといけないんですかー?」
どうやら先生はわたしをぶたないらしいとわかって、立ち上がりながら昨日から気になっていたことを聞いてみた。
「なんでって……、こいつらは人間を襲うの。危険な存在なのよ」
突然ダンゴ虫のひもがすごい速さで伸びてきた。
目にも止まらぬ速さっていうのは、こんな感じかも。
わたしの出来の悪い頭でも、棒が1本の先生と、ひもがたくさんのダンゴ虫のどっちが強いかは簡単に想像できた。
「きゃあああっ!?」
先生の全身に巻き付いたひもが、一気に先生を怪獣の方へ引き寄せる。
離れているとお話しにくいから、わたしもそれの後に続いた。
77 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:25:20 ID:3rczj711
「あのー」
「な、なにやってるの。私のことはいいから、あなただけでも早く逃げ……ひぐぅ!」
先生の体がビクンと震えた。
その顔は痛いことがあった時にする顔だ。
「い、いやあ、入ってくる……痛い、うごかないでぇ!」
先生の服の下でピンクのひもがグネグネ動いている。
特におっぱいのあたりにたくさんのひもが集まっているのがわかった。
「ひ、な、なにを……」
スカートめくってみると、ピンクのとは別の白いやつがパンツを押しのけて、先生の股間に突き刺さっていた。
学校で子どもを産む場所だって教えられたところ。
刺さっている物は習ったのと違うけど。
それを見て、やっぱり怪獣は子どもを作りたかったんだと確信できた。
白いのが行ったり来たりするたびに、穴のまわりのお肉がめくれあがって、また押し込まれていく。
お花が咲く時のビデオを、早回ししたり巻き戻したりしているみたい。
「み、見ないでぇ……」
なんとなく目が離せなくって、じっと見ていたら先生がそう言ったからスカートを元に戻した。
「そんな、ふあ、ああ、どうしてあなた……」
「なんですかー?」
「あなた、なんで無事、ひああ」
「あー、よくわかりませんがー、わたしにはよってこないみたいですー。
 先生はー、この怪獣と子どもを作るのいやなんですかー?」
ママは相手がパパだったから良かったけど、このダンゴ虫は誰だかわからないから嫌なのかもと思った。
子どもは好きな人と作るらしいから。
「そんなの、当たり前、ぐ、うぅ……」
78 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:26:32 ID:3rczj711
先生が本当に苦しそうだったからダンゴ虫に、止めてあげてくれませんかー? って言ってみた。
だけど言葉が通じないのか、それともたぶん見ず知らずのわたしのお願いなんて聞く気がないのかダンゴ虫は止まってくれない。
「ひ、あ、ああ、こ、こんなの、おかしい……なんで、こんなので……ふああ」
どうしたら止めてくれるだろうって考えていたら、だんだん先生の声が昨日のママの声に近づいてきた。
白くなってたほっぺたも赤くなってきて、表情も緩んでくる。
よくわからないけど、先生も嫌じゃなくなったらしい。
それならもういいかと思った。
「じゃー、先生ー、わたし学校に行きますからー」
ここにいてもすることがなさそうだった。
どこかに行く時は、ちゃんと行き先を大人かみっちゃんに言うようにって言われてたから、先生にそう言って歩き出そうとした。
そこで先生が持っていた袋に気が付く。
中には缶詰とか食べ物がいっぱい。
きっと学校に持っていこうと思ってたんだ。
色々教えてもらったし、先生はいそがしそうだからわたしが代わりに持っていってあげよう。
そう思って持ち上げようとしたけど、袋はびくともしなかった。
ちょっともったいないけど中身を適当に減らしていく。
ようやく持てるくらいになった時には、半分以下になっていたけどしかたない。
1は10より悪いけど、0よりはいいと思うから。
最後にもう1回先生を振り返ると、先生はすごく嬉しそうだった。
途中で止めなくて良かった。
そう思いながらわたしは改めて学校へ向けて歩き出した。
79 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:27:46 ID:3rczj711
学校までの道の最後の角を曲がると、ちょうど校門の前にみっちゃんともう1人女の子がいた。
みっちゃんはわたしを見つけると、すごい速さで走ってくる。
胸に水瀬と刺繍された半袖のTシャツとハーフパンツ。
走ってきたみっちゃんは、少し苦しくなるくらい強く、わたしをギュッと抱き締める。
ショートカットの髪から、少しだけ汗の匂いがした。
「美樹……良かった、無事で」
「ちょっと苦しいかもー」
「あ、ご、ごめん」
体を離したみっちゃんの目には少し涙が浮かんでいた。
その瞳がわたしの手元に落とされる。
「あれ、その袋って」
「ごはんだよー」
「ごはんって、美樹が見つけてきたの?」
驚いたようにみっちゃんが言う。
「えーとー、来る途中で先生にあってー」
「先生って、高橋先生!?」
「そうだよー、それでお話してたらー、おっきなダンゴ虫が来てー」
そこで言葉を止める。
子どもを作るあれは他の人に話しちゃダメってみっちゃんに言われてたし。
みっちゃんには言ってもいいのかなと考えていると、
「美樹、もういいよ、わかったから。でも美樹だけでも無事で本当に良かった……」
みっちゃんは悲しそうにそう言った。
80 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:28:59 ID:3rczj711
その日の夜、わたしも合宿所にお泊りすることになった。
わたしは陸上部じゃないのにいいの? とみっちゃんに聞いたら、それどころじゃないでしょと笑われた。
ごはんももらったけど、あんまり食べられなかった。
もともとたくさん食べる方じゃないけど、今日はいつもよりもっと食べられなかった。
口に入れても全然おいしくなくて、みっちゃんにそう言ったら、他の人の前でそういう事を言っちゃダメだよって言われた。
今はこれだって貴重なんだからって。
わたしの体はやっぱりおかしくなっているらしい。
今日1日、1度もおしっこしてないし、学校まで来る間、手も足も全然疲れなかった。
ごはんがおいしくないの以外は楽でいいけど、普通から離れてしまうのは嫌だ。
それを知ったらママやみっちゃんが悲しむから。
だからみっちゃんにはこのことを話してない。
おトイレも一緒に行こって誘われたときに付いていった。
何も出なかったけど、一応水だけは流して。
嘘をついているのは良くないと思ったけど、もしかしたら明日になったら戻ってるかもしれないし、それならなるべく心配させたくなかったから。
そんなことを布団の中で考える。
いつもならこんなことを考える暇もなく、すぐに寝ちゃえるんだけど、今日は全然眠れない。
なんとなく、朝まで眠れない気がした。
81 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:29:59 ID:3rczj711
「美樹、起きてる?」
となりの布団にいるみっちゃんが、他の人を起こさないように小さな声で聞いてくる。
「起きてるよー」
トイレのときと同じで、心配させないように寝たふりをしようかと思ったけど、個室になってるトイレと違ってずっと横にいたらわかっちゃうと思った。
だから、わたしも小さな声で返事をする。
「珍しいね、美樹が寝付けないなんて」
「わたしもそう思うー」
みっちゃんが小さく笑う。
どうして笑われたのかわからなかったから聞いてみると、
「ごめん、美樹も緊張してるんだなーって少し安心しちゃって。ほんとごめん、不謹慎だったよね」
「緊張なのかなー」
よくわからないけど、違う気がした。
もっと何か根本的な部分で、わたしは変わってしまった気がする。
なんとなくだけど。
「ねえ、そっちの布団に行っていい?」
わたしがいいよと答えると、みっちゃんがもそもそとわたしの布団に移動してくる。
82 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:31:49 ID:3rczj711
朝、学校の前でしたみたいに、布団の中で抱き締められる。
今度はあんなに強い力じゃなくて、ふんわりと包まれる感じで気持ち良かった。
「他の人の体温を感じると安心できるって言うし、しばらくこうしててあげるね」
「ありがとー」
「ほんとは、あたしも緊張してて寝付けなかったからなんだけどね」
そう言って笑うみっちゃんの体から伝わってくる鼓動は、確かにとくとくといつもより早い気がした。
「んー、やっぱり美樹って抱き心地いいな。ほっぺとかふにふにだし」
「ふにふにならー、みっちゃんの方がー、ふにふにだと思うよー。とくにこの辺とかー」
みっちゃんの体の中でもとくにやわらかいところに手を伸ばすと、
「ちょ、どこ触ってるの!?」
怒られた。
しばらくそうやってお喋りしているうちに、みっちゃんは寝てしまった。
わたしはやっぱり全然寝れる気がしない。
規則正しいみっちゃんの呼吸。
だけど夢を見ているのか、たまにそれが乱れる時があった。
そんな時、決まってみっちゃんは辛そうな顔をしていたから
だからわたしは、みっちゃんの背中に回している手でさすってあげた。
しばらくそうやっていると、だんだんみっちゃんの寝息が落ち付いてくる。
その繰り返し。
いつも迷惑ばっかりかけているから、いつもと逆にみっちゃんの役に立てていると思うと嬉しかった。
これなら、寝れなくてもいいかなって思った。
83 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:32:41 ID:3rczj711
徹夜っていうのを初めてしたけど、次の朝は全然辛くなかった。
洗面所の鏡で自分の顔を見てみたけど、いつもと変わらない気がする。
やっぱり全然味のしないごはんを、みっちゃんに心配かけないように詰め込んでいると、
長い髪を後ろで結わえた背の高い綺麗な人がわたしたちのところまで来て、みっちゃんを連れていった。
1人でぼーっと待っていると、しばらくしてみっちゃんの声が聞こえてくる。
みっちゃんたちは別の部屋にいるから、ここまで聞こえてくるってことはかなり大きな声だと思う。
何を言っているかははっきりとわからなかったけど、怒っている感じの声だった。
そしてその声の中に、わたしは自分の名前を聞いた気がした。
わたしのことで、みっちゃんが怒ってくれたことは、今までにもたくさんあった。
でも、そのせいでみっちゃんが他の人に悪く思われるのは嫌だ。
だからわたしはみっちゃんの所まで行くことにした。
わたしが何かしてしまったなら、わたしが謝らないとと思ったから。
84 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:33:46 ID:3rczj711
みっちゃんたちがいるだろう部屋に近づいていくと、だんだん何を言っているかわかるようになる。
「水瀬さん、落ち着いて」
「落ち着いてなんかいられません! あの子を外に出したら……」
「だけど、これはあの子のためでもあるのよ。あなたには友達でも、
 他の部員にとっては赤の他人なんだから、何かしてもらわないと不満が出るのよ」
「でも、部長……」
「ただでさえ、唯一の大人だった先生がいなくなって皆ピリピリしてるの」
「高橋先生のことは、美樹のせいじゃ……」
「もちろんそんなことは言ってないわ。先生だってそんな風に思ってほしくないでしょうしね。
 だけどそう思う人達だって出てくるかもしれないし、こんな状況だしストレスの捌け口をあの子に求めるようになるかもしれない」
「そんなこと、あたしがさせません!」
「あなただって四六時中付いているわけにはいかないでしょう。あなたにも外に出てもらわないといけないんだから」
「それは……」
「あのー」
部屋に着いたわたしが声をかけると、2人が一斉にこちらを向いた。
「美樹、どうして!?」
「みっちゃんの声が聞こえたのー。それでー、わたしのことを話してるみたいだったからー」
わたしの言葉に、みっちゃんはバツの悪そうな顔をした。
部長さんの方はやれやれって感じで首を振って、
「だから、落ち着きなさいと言ったのに。まあいいわ、どうせ本人にも聞いてみないといけなかったから」
「何をですかー?」
「えーと、美樹さん、だったかしら。実はあなたにも、外へ食料を探しに行ってもらいたいのだけど。
 もしかしたら他に隠れている人がいるかもしれないし、その捜索も兼ねて」
「いいですよー」
わたしは即答した。
85 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:34:47 ID:3rczj711
「部長! それに美樹も!」
「念の為聞いておくけど、あなた、外が今どんな状況かわかってる?」
「えーとー、怪獣がいっぱいいますー」
「怪獣、ね。それでも、外に行ってくれるの?」
「だいじょうぶですよー」
「だそうよ」
部長さんがみっちゃんに顔を向ける。
みっちゃんはしばらくぶるぶる震えていたけど、
「わかりました。でも美樹の班分けはあたしと一緒にしてください。2人だけでいいですから」
感情を押し殺した声でそう言った。
みっちゃんが本当に怒っているときに出す声。
「もちろん班はあなたと同じにするつもりよ。他の人と組ませるのは無理でしょうから。だけど2人だけっていうのは……」
「かまいません! 行こ、美樹」
みっちゃんは1度部長さんを睨み付けてから、わたしの手を引いて部屋を出た。
だけど、少し歩いたところで足を止める。
繋いだ手にギュッと力が込められる。
「美樹は、あたしが守るからね」
こっちを見ないまま、みっちゃんはそう言った。
86 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:36:00 ID:3rczj711
その日のお昼過ぎ、わたしとみっちゃんはご飯と、もしかしてまだいるかもしれない生き残った人を探しに行くことになった。
目的地はみっちゃんの家。
こんな状態でも、お店や他の家から持っていくのは気が引けるからとみっちゃんは言ったけど、他にも理由があることくらいわたしにもわかった。
だけど、
「まあ、期待はしてなかったけどね」
結局、みっちゃんの家には誰もいなかった。
「さ、日保ちのしそうなの選んで持ってこ。美樹も、無理はしないでいいから持てる範囲でこれに入れて」
キッチンで小さな袋を差し出すみっちゃんの目には涙が溜まっていて、声も震えていた。
だからわたしは袋を受け取る代わりに、今度はわたしの方からみっちゃんを抱き締める。
そのまま、昨日の夜と同じように背中をさすってあげた。
少しでもみっちゃんが楽になれるように。
「み、美樹……」
わたしの行動に戸惑うような声。
だけど昨日の夜とは逆に、わたしが背中をさすってあげるとみっちゃんの体の震えが大きくなっていく。
そして、わたしはみっちゃんが大きな声を上げて泣くのを久しぶりに聞いた。
87 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:37:09 ID:3rczj711
「ありがと、もう落ち着いたから」
「もうだいじょうぶー?」
「うん、それにいつまでもこうしてるわけにはいかないもんね」
その声はまだ少し震えていたけど、でもどこか穏やかな感じの声音だった。
だから手を解こうとして――、
「……っ!? 美樹!」
むりやり引き剥がされて、横に押しのけられた。
背中から食器棚にぶつかって、痛くはないけど空気が肺から押し出されていく。
そのわたしの目の前で、わたしを突き飛ばしたみっちゃんのお腹にどこかで見たことがあるような赤いひもが巻き付いていた。
次の瞬間、みっちゃんの体が空を飛ぶように、台所から出る扉の向こうに消えてしまう。
となりのリビングから聞こえるみっちゃんの悲鳴。
わたしが駆けつけると、みっちゃんは大きなヤモリみたいな怪獣の下で仰向けに押さえ付けられていた。
「美樹、逃げて!」
わたしがリビングに来たことに気が付いたみっちゃんが叫ぶ。
ママや高橋先生と同じ言葉を。
だけどわたしはその言葉に従うよりも先にぽつりと呟いていた。
「パパ……」
わたしの呟きを聞いたみっちゃんが目をまんまるにする。
「パパって……も、もしかしておじさんなの!?」
「わかんないー。形が同じだけかもしれないしー」
88 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:38:20 ID:3rczj711
「お、おじさん、止めてください。お願いだから。いやぁっ!」
お腹から解かれた長い舌が、今度は首元からTシャツの下に潜っていく。
それとは別に、しっぽの付け根あたりから伸びた白いひもがハーフパンツの裾から入っていくのが見えた。
パパとみっちゃんが子どもを作ろうとしている。
めったに顔を合わせないけど、みっちゃんがうちにお泊まりに来たときとか、パパとみっちゃんは仲が良さそうに見えた。
だけどみっちゃんは嫌がっている。
どうしてだろう。
子どもは好きな人と作るものだって教えられた。
高橋先生は相手が誰かわからないから嫌がってると思った。
ママはどうだったんだろう。
一昨日はすぐに部屋から出てしまったからよくわからない。
みっちゃんも時間が経てば、ママや先生みたいに嬉しそうになるのかな。
「美樹、早く逃げて! こんな姿見ないでぇっ!」
立ち尽くしていたわたしは、みっちゃんのその言葉で行動を開始した。
89 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:39:18 ID:3rczj711
逃げてって言われた以上、逃げないといけない。
どうしたらいいかわからなくなったら、みっちゃんやママの言う通りにするのが1番いい。
だけどみっちゃんと怪獣がいるリビングを出て、どこに逃げればいいのかわからないことに気が付いた。
わたしの家には誰もいない。
学校は、他の人にあんまり歓迎されていないのはわかっていた。
だってわたしは陸上部の人じゃないし。
みっちゃんがいない以上、あそこに戻るのも意味がないと思った。
みっちゃんの家はここだから、みっちゃんの家に行くことはできない。
自分の家、みっちゃんの家、学校、他にどこへ行けばいいのかわからない。
それならみっちゃんがいるここが1番いい気がした。
だけどみっちゃんは見ないでって言ったから、リビングに戻るわけにはいかない。
結局わたしは、部屋を出てすぐの所で立ち尽くすはめになった。
背後からはみっちゃんの涙混じりの声と、ぐちゃぐちゃって音が聞こえてくる。
90 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:40:19 ID:3rczj711
「きもちいい……こんなのおかしくなっちゃう。ダメなのに、おじさんにこんなことされて……」
しばらくすると、やっぱりみっちゃんの声もママや先生みたいになった。
「は、あ、あああ……また出てる……もう、ゆるして、おじさんとの赤ちゃんできちゃうよぉ……」
見えないから具体的にどんなことをしているのかはわからない。
出てるっていうのは子どもを作るために男の人が出すものだと思うけど。
「あ、あ、あ、またおかしくなる! また、あ、あああああああ!」
そして、みっちゃんの声がそれきり聞こえなくなった。
さっきまでがうそのように静かになる。
終わったのかなと思っていると、怪獣がリビングから姿を現した。
その舌の先で巻かれているのは、気を失っているのかぐったりとしているみっちゃん。
そのままわたしの前を通り過ぎ、開けっぱなしの玄関を抜けていく怪獣の後を、わたしは付いていくことにした。
91 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:41:32 ID:3rczj711
気を失ったみっちゃんを運ぶ怪獣の後ろを歩いていると、突然ドスっていう音がして、その怪獣の背中に棒が生えた。
その棒は見る見るうちに数を増やしていって、怪獣はみっちゃんを放り出し、唸り声をあげながら暴れ始める。
そして、その棒が怪獣から生えたんじゃなくて、飛んできた物が刺さっているんだということにようやく気が付いたころには、怪獣はもう動かなくなっていた。
「こちらを向いて、手を挙げなさい」
声のした方向に顔を向けると、たしかボウガンとかいうのを構えた女の子がいた。
そのボウガンは間違いなくわたしに向けられている。
「早くしなさい」
命令された通りにする。
矢が刺さっても痛くはないだろうけど、怪獣みたいに死んでしまうかもしれない。
もしかしたら死ぬこともないかもしれないけど、試してみるつもりはなかった。
「一応教えておいてあげるけど、あなたを狙っているのは私だけじゃないから。これがどういうことかわかるわね?」
「どういうことー?」
わからなかったので聞いてみた。
「もし、あなたが私をどうにかしても、他の人が間違いなくあなたを撃つって言ってるの。
 ちなみに首を動かしたら、その瞬間私が撃つから探そうなんて思わないことね」
「はーい」
撃たれたくないわたしは言う通りにするしかない。
それに自分で決めて行動するより、言われた通りにする方が楽だった。
「私の質問したことにだけ答えなさい。余計なことを言ったり、動いたりしたら撃つからね」
念を押すように言われて、わたしはもう1度はーいと返事をした。
92 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:42:35 ID:3rczj711
「あなた、私を馬鹿にしてるの?」
「そんなことはないですけどー、これはわたしの地なのでー、気にしないでくださいー」
「まあいいわ、あなたは一体何者なの。どうしてその化け物と一緒にいて平気なのよ?」
「わたしはー、美樹っていいますー。それでー、高校生でー」
他に自分を説明するための言葉を探す。
そして大切なものを忘れていたことに気が付いた。
投げ出されたみっちゃんを指差して、
「そこにいるー、みっちゃ……」
んの友達ですーと繋げようとしたら背中に衝撃が来た。
そのまま前に倒れてしまう。
そういえば、動いたら撃つって言われてたんだった。
おでこが地面とこすれてガリガリいったけど痛くない。
背中には矢が刺さっているのもわかるけど、それもやっぱり痛くなかった。
起き上がろうとして、このまま死んだふりをしていれば、どこかに行ってくれるかもと思い直して動かないことにした。
93 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:43:57 ID:3rczj711
「望、どうして撃ったの!?」
電話で話しているみたいで、相手が何を言っているのか聞き取れない。
「それはそうだけど、でも化け物に襲われない方法を聞き出せれば……」
その時、その人――名前がわからないからボウガンさんって呼ぼう――がいるのとは別の方向から悲鳴が聞こえた。
「望!? どうしたの、望!」
慌てた感じの声に、どしたんだろうとわたしはつい顔を上げてしまった。
そして、ボウガンさんと目が合ってから、わたしは死んだふりをしていたことを思い出す。
「あ、あなたが何かしたの……?」
いまさら死んだふりを続けても仕方ないから、わたしはのそのそと立ち上がる。
「望に何をしたのよ。今すぐ止めさせなさい!」
「なんのことかー、わかりませんー」
動くと刺さったままの矢がなんだか気持ち悪かったけど、ちょうど手の届かないところに刺さっていて自分では抜けなかった。
体が固いと不便だった。
「ば、化け物……」
「あ……」
ボウガンさんの向こうの家の屋根に、いつのまにか犬みたいな怪獣がいた。
見た目は犬だけど、すごく大きいし、普通の犬は屋根になんて上らないからきっと怪獣の仲間だと思う。
ボウガンさんに教えてあげようと思ったけど、聞かれたこと以外を言ったらまた撃たれてしまうかも。
背中の矢は平気だけど、目とかに刺さったら見えなくなっちゃうかもしれないからできれば撃たれたくないし。
そうやって悩んでいるうちに、怪獣が屋根の端からジャンプしたのが見えた。
94 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:45:26 ID:3rczj711
「きゃっ、な、なに!?」
後ろから飛びかかられて、ボウガンさんがうつ伏せに押し倒される。
「い、いやああああ!」
自分の上に何がいるのかを知って、ボウガンさんが悲鳴を上げた。
怪獣の方はボウガンさんの体を押さえつけながら、首のあたりをクンクン嗅いだり、舌を出して舐め始めている。
「や、いやあ、たすけてぇ!」
「そう言われてもー」
「お、お願い、さっきまでのことは謝るから。何でもするから、だから止めさせてよぉ!」
怪獣が爪を使ってボウガンさんの服を破っていく。
ずいぶん乱暴なそれのせいで、ボウガンさんの白い肌に何本も赤い線ができていた。
痛そうだなとは思ったけど、わたしが言っても止めてくれないのは先生の時でわかっている。
それに最初は嫌がっていても、すぐに楽しくなるのもわかっていた。
と、そんなことを考えていたら、動かなくなっていたヤモリみたいな怪獣がまた動き出していた。
放り出していたみっちゃんを持ち上げて、またゆっくりと歩き出していく。
さっきのわたしみたいに死んだふりをしていただけなのかもしれない。
「じゃー、わたしはみっちゃんとー、一緒にいかないとですからー」
「ま、待って、おねがい、おねがいだからぁ……」
「だいじょうぶですよー。すぐに気持ち良くなるみたいですからー」
そう教えてあげて、わたしはヤモリの後を追った。
95 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:46:30 ID:3rczj711
みっちゃんを運ぶヤモリがたどり付いたのは、別の学校の体育館だった。
「うわあー」
中に入ると、壁一面に生のお肉みたいなピンク色のブヨブヨがくっついていて、そこから女の人の首が生えている。
じめっとした空気と、甘いような酸っぱいような匂い。
全然動かないから、最初は死んでいるのかもと思ったけど、近くで見たら小さく息をしているのがわかった。
ヤモリがみっちゃんの体をその壁に押し付けると、あっという間にズブズブと埋まっていく。
そうして、みっちゃんも他の人と同じように首だけを出した状態になった。
わたしも試しに壁に手を当ててみたけど、ブヨブヨとした感触に跳ね返されて、全然中に入っていかない。
みっちゃんの時は勝手に吸い込まれていくように見えたんだけど。
あきらめて体育館の中を見回した。
ほとんどが知らない人だったけど、その中に高橋先生やみっちゃんのママがいた。
さらに視線を動かしていくと、すぐにわたしのママも見つかる。
そして、その隣には、
「あれー?」
わたしが、いた。
96 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:47:29 ID:3rczj711
あれからわたしは、ずっとここにいた。
お腹もすかないし、眠くもならないから、ただずっとここにいて、ここで起きることを見ている。
わたしたちがここに来た少し後、ボウガンさんも運ばれてきて壁に埋められた。
それからしばらくして、部長さんや合宿所にいた他の人たちも運ばれてきた。
だけど、しばらくするとほとんど人が運ばれてくることはなくなった。
きっとこの辺にいる人は、みんなここに集まっちゃったんだと思う。
わたしの見ている前で、1人の女の人の体が壁からせり出してくる。
裸で、肘と膝から先だけを壁に埋めた状態になったその女の人のお腹は、すごく大きくなっていた。
そのお腹がボコボコと動いて、子どもを作るための穴から怪獣の赤ちゃんが顔を出す。
赤ちゃんを産み終えてお腹がへこむと、すぐに別の怪獣がやってきて、次の赤ちゃんを作る準備をする。
そしてまた首まで壁に飲み込まれていく。
その繰り返し。
ここにいる女の人はみんなそれを繰り返していた。
そしてそれは、壁の中のもう1人のわたしも同じだった。
それがわたしには嬉しかった。
ここではわたしも他の人と同じ事ができる。
他の人と同じ。
わたしがずっと欲しかったもの。
久しぶりになんだか眠くなってきた。
瞼が重くなってきて、そのままわたしは――
97 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 01:48:03 ID:3rczj711
これで終わりです。
98名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 01:52:56 ID:F2L8IBYe

主人公がどういう人なのかがよく分からないんですが…
99名無しさん:2005/07/17(日) 01:53:59 ID:bKYfVl5r
私は何だったのだろう。
オカ板向けかも。GJだが。
100名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 01:58:47 ID:PQPp/gyg
リアルタイムGJ!!
なんかだか伊○潤○みたいな世界観だ、堪能させていただきました。
101名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 02:16:44 ID:9Rs6iL/O
エロい世にも奇妙な物語みたいだった。GJ!
102名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 03:18:48 ID:drtuB0eb
さほどエロくないが、小説としてふつーにおもろいと思う
103水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/17(日) 08:29:41 ID:vu7CY5E/
GJ!
みっちゃんが壁の向こうで犯されるシーンがありましたけど、
目の前で犯されるよりなんだかエロい気がしますww
>お花が咲く時のビデオを、早回ししたり巻き戻したりしているみたい
この辺表現も上手いですね。
結局、美紀は幽霊(幽体離脱)のようなものだったのでしょうか。
壁一面にバケモノの産婦として埋められた女の人たちは、死ぬのまで
犯され、孕まされ、産まされるのでしょうねΣ(>▽・)b
104名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:11:12 ID:b1ze8pH1
うーん、GJと言いたいけどちょっとわかりづらいかな。
主人公も、なんだがよくわかんないし。
良い作品だとは思うんですけど。
105名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 20:26:03 ID:ErwfCmjO
トワイライトゾーンみたいなもんだ。
ワカランことはワカランで済ませとけ。
106 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:51:49 ID:3rczj711
>>70-96の続きというわけではなく、ある程度同時間軸の、別キャラ視点になるものを投下します。
こちらはほとんどエロシーンがなく、ついでに多少陰惨なシーンがありますのでご注意ください。
一応この2つで当初考えていたものは完結です。
107 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:52:25 ID:3rczj711
世界なんて終わればいいと思っていた。
理由は、強いて言えば退屈だったから、だろうか。
物心付いて以来、この世界の全てから疎外感を感じていた。
自分が本来いてはならない存在のような、そんな確信にも似た何かがいつも心の中にはあって
だからこんな世界なんて終わればいいと思っていた。
ただ漠然と。
そうしたら、本当に終わった。
正確には現在進行形で終わりつつあるだけど、それももう99%終わっているような状態だ。
その証拠とでも言うべき道を歩く。
まだ朝早い時間。
だからといって、車が1台も通らないなんて、以前ならありえないことだった。
犬の散歩をするおばさんの代わりにたまに出くわすのは、テレビの中から出てきたかのような怪物たち。
鳥のさえずりに混じって、どこかから女性の喘ぎ声が聞こえてくる。
「あん、あん、あん」
思いつきで真似してみたけど、私に女優の才能はないことがわかるだけだった。
昨日はちゃんと出せたのに、やはり実際にその場になってみないと駄目らしい。
108 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:53:15 ID:3rczj711
世界がこんな風になったのは、昨日の夜8時を過ぎた頃だった。
その時間、私と両親は1つの食卓を囲んでいた。
そんな時間に両親が揃っているなんて、珍しいどころの話ではなく、初めてと言っても良かったかもしれない。
両親はそれぞれ仕事が忙しく、家に帰ってくることすらが稀だったのだから。
部屋には沈黙が満ちていた。
せめて妹がいればまだ何かが変わったんだろう。
私と違って、世界の全てに愛され、世界の全てを愛しているような彼女がいれば、もう少し空気が軽くなっていたかもしれない。
彼女自身が積極的に喋るだろうし、両親も彼女のことは気にかけていた。
実際にはマネージャーを務める陸上部の合宿に行っていて妹は家におらず、私達3人はただ黙々と出前の寿司を消費するだけの時間を過ごしていた。
そんな時、いきなり父が怪物へと変貌した。
巨大なナメクジという随分とわかりやすい化け物になった父は、すぐさま母に襲いかかった。
沈黙が支配していた食卓に、母の悲鳴と拒絶の声が加わった。
それを聞きながら寿司を摘んでいると、次第に母の声が喘ぎ声に変わっていった。
正直母がそんな声を出すとは意外だった。
それこそ仕事だけが生き甲斐の、文字通り鉄のような女だと思っていたから。
母の下品な声はお世辞にも食欲を増すものではなかったけど、それでも寿司はおいしかった。
合宿中に3人で寿司を食べたなんて妹に言ったら、悔しがるだろうか。
まああの子の場合、父と母が揃っていたという方に食いつくだろうと思った。
109 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:53:42 ID:3rczj711
両親が途中で食事どころではなくなったせいで、私がお腹いっぱいまで食べても随分残ってしまった。
ふと静かになっていたことに気付いて母の方に目をやると、いつのまにか彼女は気を失っていた。
そして今度は私が、下品な声を上げることになる。
母以上に、私にそんな声が出せるとは驚きだった。
なるほど破瓜の痛みはなかなか経験したことがないくらいの激痛だったけど、すぐにそんなものを圧倒する快感が来た。
体の中で父のペニス――間違いなくあれはペニスだった――が動き回り、1番奥に精を放つ。
母に散々注ぎ込んでおきながら、それでもその量は膨大だった。
頭の中が真っ白になるイクという感覚も何度も経験した。
そして私も気を失った。
なのに気が付けば、いつもの朝のように布団の中にいた。
いつもの朝のようにパジャマ姿で。
あれが夢ではなかったことは、リビングの床に残る粘液が証明していた。
両親もいない。
なぜ私だけが家にいて、パジャマを着てのんきに眠っていたのか。
巨大ナメクジと化した父が着替えさせたのか。
馬鹿馬鹿しい。
醜悪なナメクジが、気を失っている私を甲斐甲斐しく着替えさせてベッドまで運ぶ姿を想像する。
しかもそのナメクジの正体は父だというのだ。
犯されている最中ですら感じなかった悪寒が走った。
110 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:54:48 ID:3rczj711
テレビをつけても、いつもならやっているニュース番組はやっていなかった。
どうやらあの出来事は、私の家でのみ起こったことではないらしい。
着替えて――なぜか着ていたパジャマとは別に、もう1着同じパジャマがあったけど――から外に出ると
家の傍で大きな犬のような怪物が近所の女性を犯していた。
その横を通り過ぎ、学校へと足を向けた。
もし男が怪物になったのなら、女しかいないだろう合宿所にいる妹は無事かもしれない。
そう思ったからだ。
もちろん別の所から来た怪物に襲われている可能性は高いだろうが、そんなものは行ってみないとわからない。
と思ったが、よく考えれば家から妹の携帯に電話すれば良かったことに気が付いた。
こんな世界になって通じるかどうかはわからないけど、電気はまだ生きているしまだ通じる可能性の方が高いだろう。
私は携帯を持っていないし、番号は家に戻らないとわからないから公衆電話からかけることはできない。
結局、もうここまで来たのなら直接行った方がいいだろうと結論を出した。
そんな感じで、私は今こうして夏休みに入ったのにもかかわらず、朝から学校への道を歩いている。
111 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:55:36 ID:3rczj711
「舞草さん!」
突然名前を呼ばれて振り返ると、見覚えのある女性がこちらに走ってくるところだった。
英語教師の高橋先生だ。
「良かった、あなたは無事だったのね」
「ええ、まあ」
父に犯されましたけど、と続けたら、この人はどんな顔をするだろう。
高橋先生は、一言で言えば良い先生だった。
良い先生というより、良い人と言った方がいいだろうか。
1番ありそうなのは、我が事のように涙を流しながら同情してくれるあたり。
案外、潔癖症な所があるから、汚いものを見るような目を向けられるかもしれない。
たとえそう思っても、そう思った自分に自己嫌悪を覚えて隠そうとはするだろうけど。
「先生もご無事だったんですね」
嗜虐的と言ってもいい思考を抑えて、当り障りのない言葉を口にする。
まあ私みたいな例もあるから、今ここにいるからと言って無事とは限らないのだけど。
「なんとかね。あ、もちろん春香ちゃんも無事だから安心してね」
「……妹のこと、ご存知なんですか?」
学校が同じなのだから、妹の英語も高橋先生が担当していても別におかしくない。
それくらいの偶然は普通に起きるだろうし、舞草という名字はそうありふれた物ではないから姉妹だと思うのもわかる。
ただ、妹の現状を知っているのはどういうことだろう。
そういった意味での質問だった。
112 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:56:43 ID:3rczj711
それに対する先生の反応は、少し困ったように眉を寄せるというもの。
「えーと、知らなかったかしら。私、陸上部の顧問もやっているんだけど」
「ああ、そうでしたか」
普通に知らなかった。
興味がなかったと言ってもいい。
高橋先生のことを知っていたのも、あくまで教科を担当してもらっていたからで、どの部活の顧問をやっているかまでは覚えているはずがない。
妹の話には出てきたかもしれないが、必要のない情報として聞き流していたんだろう。
「舞草さん、ご両親は……?」
「両親とも仕事で家にはいませんでしたので。それで女性しかいないだろう合宿所ならと思って出てきたんですが」
適当に嘘を織り交ぜながら説明する。
「そう、ご無事だといいわね。でもとにかくあなただけでも無事が確認できて春香ちゃんもきっと喜ぶわ」
「先生はなぜここに?」
「食べるものと、あとはあなたみたいに無事な人を探してね。そうしたらあなたの姿が見えたから」
右手に持った空の袋。
「それは、全員でやっているんですか?」
「え、あ、ううん、私だけよ。大人は私しかいないから、私が頑張らないと。だから春香ちゃんは今も合宿所にいるから安心してね」
私の質問を妹を心配するものだと取ったらしく、自分を鼓舞するような言葉ととも先生は微笑んだ。
113 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:58:19 ID:3rczj711
正直、あまり賢明な行動ではないと思った。
食料は必要だし、残った人間を集めるというのもわかる。
まあ一網打尽という言葉もあるが、個人では限界もあるし。
とはいえ、現状で大人が高橋先生しかいないならばこそ、先生にもしものことがあれば残された側のショックは大きくなる。
それでも、責任感の強い先生には後ろで構えていることはできなかったんだろう。
ホラー映画だと真っ先に犠牲になる感じだし、実際外まで出てきている今はその一歩手前というところだけど。
「どうする、私も付いていってあげようか?」
「いえ、どうせもう、すぐそこですから」
私は1人でも危険はない。
理由はよくわからないけど、怪物は私に興味がないらしいというのはここに来るまでにわかっていた。
「そう? じゃあ、気をつけてね。私もある程度回ったら戻るから」
「ええ、先生もお気をつけて」
そう言ってわかれた。
なんとなく、もう会えないような気がした。
114 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 22:59:29 ID:3rczj711
「お姉ちゃん!」
校門のところで見張りをしていた女性――胸に水瀬と刺繍があった――に連れられて合宿所に行くと、案の定妹に抱き付かれた。
「良かった! 家に電話しても誰も出ないから、もう……」
そこから先は嗚咽に紛れて聞き取れなくなる。
「良かったね、春香ちゃん。じゃあ、あたしはまだ見張りがあるから」
「あ、ありがとうございました」
案内してくれた水瀬さんという人が去っていこうとする背中に、妹が涙と鼻水で顔をグシャグシャにしたままお礼を言う。
「いや、あたしは校門から案内しただけだし」
妹の放つ真っ直ぐな謝意に、照れ臭そうにそう言って彼女は戻っていった。
私から言わせてもらえば、ここは私の通う学校でもあるから、案内すらいらなかったのだけど。
いくらもう1人いるとはいえ、見張りがそう簡単に持ち場を離れるのもどうかと思う。
まあ私にはどうでもいいことだから黙っておいた。
それでこの場所が怪物達に襲撃されても、別に問題はない。
「ねえ、お母さんたちは?」
「帰ってこなかったから」
いつものことだけど、と続けると、妹はあからさまに沈んだ顔をする。
嘘をついたのは、別にショックを与えたくなかったとか、そういう理由じゃない。
なんとなく、ただなんとなく、今はまだその時ではないような気がしただけ。
115 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:00:31 ID:3rczj711
「ところで、なんでそんな格好なの?」
無理していることがはっきりとわかる笑みを浮かべながら妹が問う。
そんなにおかしい格好だろうか。
「そんなって、あなたも同じだけど?」
胸に名前の刺繍が入ったTシャツと、ジャージのズボン。
当然姉妹だから刺繍の文字すら同じ。
学年を示す、刺繍に使われている糸やズボンのラインの色こそ違えど、デザイン自体は妹が着ているものと同じものだ。
「わたしは部活の合宿中だったから。でもお姉ちゃんは家から来たんでしょ?」
「私服で来たら浮くでしょう? それに楽だしね」
別に目立ちたいわけではないのだ。
「もう、あいかわらず着る物に気を遣ってるのか遣ってないのかわかんないなぁ」
おどけて見せる妹の顔に、さっきも感じた嗜虐心が込み上げてくる。
父が母と私を犯したと言ったら、この顔はどんな風に歪むんだろう。
それは先生の時に感じたそれの何倍も強い誘惑だった。
正直、先生なんてどうでもよかった。
私にとって妹は世界の全てだった。
先生も友達も、両親すらも見限った――もちろん歩み寄ろうとした彼らを拒絶したのは私だったけど――私に、唯一干渉を続ける存在。
仮に今の私が幽霊などと呼ばれる存在だとしたら、未練というものは妹以外に存在しない。
116 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:01:44 ID:3rczj711
しばらくして、私以外にも新たな人間が加わった。
制服姿の彼女は、その姿でなければ姉を頼ってきた小学生と言われても絶対疑えないような小柄な娘だった。
締まりのない顔で自己紹介する彼女が、妙に私の心に引っかかる。
どうやら私を案内してくれた水瀬さんの知り合いだったらしく、妹はさっきのお返しとばかりに良かったですねと声をかけていた。
「どうしたの、怖い顔して」
戻ってきた妹に尋ねられた。
別に怖い顔をしていたつもりはなかったけど、多少目つきが厳しくなっていたかもしれない。
「彼女、本当に高校生なの?」
スカーフの色を見る限り、妹と同じ一年生のはずだ。
最初体格を見た時は小学生ではないかと思ったが、
終始浮かべているヘラヘラとした笑みといい、間の抜けた喋り方といい、だんだん幼稚園児にすら見えてきた。
「うん、一年の中じゃ結構有名だよ。すごくちっちゃいし……」
「……すごく馬鹿だから?」
妹が濁した言葉の続きを、私が引き継いであげた。
それを聞いた妹は慌てた顔で周囲を窺っていたけど、
心配しなくても声量くらい抑えている。
あれが人間離れした聴力を持っているなら別だけど、そうでなければ聞こえるはずがない程度には。
「もう、ダメだよ、そんなこと言ったら」
少しだけ眉を立てて――本人は精一杯怖い顔をしているつもりなんだろう――、妹は言う。
「でも、珍しいね。お姉ちゃんが他の人のこと気にするなんて」
続く言葉に、私はなんとも言えない違和感を覚えていた。
117 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:02:32 ID:3rczj711
それから部長だという女性の言葉で、私はさっきの予感が当たったことを知った。
予感というか、現状から当然計算される予想みたいなものだったけど、高橋先生は怪物に捕まったらしい。
たぶんその情報は、美樹とか言う彼女によってもたらされた物だろうから、大方彼女を助けようとして身を呈したというところだろう。
その彼女がこうして合宿所までたどり着いているのだから、まあ先生も本望なのではないだろうか。
生徒を守って犠牲になる、あの先生なら好きそうなシチュエーションだ。
あの先生と、彼女、どちらがここにいる人間にとって有益なのかなんて考えてもいないんだろう。
ああ、でも、あの先生の場合全員を助けようとして、結局全滅させるタイプかもしれない。
そう考えると早々に退場してくれたのは悪くないのかも。
そんなことを考えたのは、思っていたより部員達の動揺が小さいように見えたからだった。
「皆、結構落ち着いているのね。もっと取り乱す人が出るかと思ったけど」
こちらは見るからに落ち込んでいる妹に聞くと、
「うん、まだ部長がいるからじゃないかな。みんな、部長のことを信頼してるから」
沈んだ、けれど部長に対する信頼を感じさせる声で妹は答えた。
118 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:04:02 ID:3rczj711
その日の夜、割り当てられた部屋で、私はまんじりともしないまま天井の見つめていた。
原則として部屋割りは学年ごとということになったのだけど、私は特別に妹と一緒の1年の部屋に入れられた。
そのことに文句はない。
学年通り2年の部屋に入れられても、別に文句はなかったけど。
どうでもいいことだ。
布団の中で今日のことを考える。
体の変化は眠れないことだけではなかった。
まず食事が全くおいしく感じられなくなった。
そりゃあ昨日の寿司と、保存食みたいな今日の食事を比べる方がどうかしているけど、
そんなレベルではなく、まるで粘土をむりやり口に押し込んでいるような感じだった。
排泄もなかった。
夏なのに汗もかかない。
生命活動が停止しているような、そんな状態。
幽霊というのもあながち間違っていないかもしれない。
胸に手を当てれば心音は聞こえるけど、それはもう義務感と惰性で動いているだけのような、そんな気がした。
部屋は静かだった。
少し前まではあの子と水瀬さんが馬鹿みたいなやりとりをしているのが聞こえてきたけど、今はそれすらも聞こえない。
ただ、ほとんどがくだらない彼女達の会話の中に、1つだけ気になる言葉があった。
『珍しいね、美樹が寝付けないなんて』
思い返せば、彼女もほとんど食事を摂っていなかった気がする。
それを思い出して、私は今日、何かにつけて彼女を気にしていたことを自覚した。
それを妹は珍しいと言った。
自分でもそう思う。
けれど考えてみれば、彼女の家がどこにあるかなんて知るはずもないけど、そこから彼女が1人でここまで来れたということ自体おかしい気がする。
途中で1度先生に助けられたとしても、その前やその後に、1度も怪物に会わなかったなんてことがあるだろうか。
だけど、私と同じように怪物に襲われなくなっているなら何も問題はない。
そんなのを救おうとして犠牲になった先生は無駄死に――死んでいるかはわからないけど――ということになるが、それは私にはどうでもいいことだ。
119 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:04:44 ID:3rczj711
そんなことを考えながら夜を明かした。
けれど、それは次の日の夜には意味のないものになっていた。
彼女達は食料を探しに行って、そして2人とも戻らなかったからだ。
朝食の後、部長と水瀬さんがこれもまた馬鹿みたいな言い争い――どちらかというと水瀬さんが一方的に食ってかかっていた感じだったけど――をして、
2人だけで出ていった結果がこれだった。
まあ数がいればどうなるという問題でもないだろうけど。
もしかすると、自分達の意思でここを離れたのかもしれない。
けれど、それを私が知る術はない。
わかっているのは、彼女達がもうここにはいないということ。
これ以上、あの子のこと考えても意味がないということだ。
その日の夜はそんな事を考えながら、また眠れないまま朝を迎えた。
120 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:05:34 ID:3rczj711
「部長さん、少しいいですか?」
部長さんが1人になったのを見計って声をかけた。
事務的なものを除いて、自分から妹以外の誰かに声をかけたのなんて、いつ以来だろう。
この世界になってから、本当に珍しいことが続くと思う。
「何かしら?」
「少しお話がしたいと思いまして。できれば人のあまりいない所で」
私の言葉に、ただでさえ鋭い彼女の視線がさらに鋭さを増した。
触れればそれだけ切れそうなその視線は、陸上ではなく剣術でもやったらどうかと勧めたくなるほど。
まあ言われなくてもやっているかもしれないけど。
背の高さと整った顔立ちもあって、やたらと威圧感のある女性だった。
妹が言うには、私に少し似ているらしい。
どこがと聞いたら、少し怖いけど頼りになるところなんて答えが返ってきた。
「何か意見があるならここで聞くけど?」
「意見というか、少し聞きたいことがあるだけです」
他に人がいるここでは、彼女は本当のことを言ってくれない気がした。
2人きりになったところでこの人が本音を明かしてくれる保証なんてないけど、ただなんとなく、私になら教えてくれそうな気もした。
この世界では、私のなんとなくの的中率は悪くない。
「別に構わないけど、あまり長くは取れないわよ?」
「はい、ありがとうございます」
心からの感謝を込めて礼を言ったのも、随分久しぶりな気がした。
121 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:07:14 ID:3rczj711
「で、何なのかしら、聞きたいことというのは」
「ここに来た時から思っていたんですが、よくここにいる人達はあの日生き残れましたね」
男性の怪物化は世界中のものかはわからないけど、テレビが映らなくなっていた以上かなりの範囲で同時に起こったらしい。
「ここには女性しかいないから、あの直後はともかくとして、その後、夜の間に何匹かくらいは来たでしょうに」
備えもしていないところを襲われれば、どうしようもないはずだ。
だからここに来るまで、妹をはじめ陸上部の人達が無事な確率なんて1割もないと思っていた。
「運が良かっただけよ。ちょうど食堂のテレビが生放送の番組をやっててね。しかも遠くからだけど幾つも悲鳴が聞こえてくるし、
 半信半疑だったけど念の為守りを固めることにしたのよ。怪物も打ち付けた窓までは破ってこないのは幸いだったわ。妹さんから聞いてないの?」
随分とお姉ちゃん子みたいだけどと、部長さんは続けた。
挑発めいたその言葉はそのまま聞き流す。
「なるほど、その指示は高橋先生が? それとも部長さんが?」
「それに答える前に、その部長さんという呼び方は止めてくれないかしら。馬鹿にされている気がするの」
「なら何と呼べば?」
「普通に先輩でいいんじゃないかしら。あなたは2年生でしょ?」
それだと他の3年生と混同しませんかと聞くと、あなたが私以外の人を呼ぶ必要があるとは思えないけどと返された。
それはなるほどその通りで、さすが部を率いる人になると人をよく見ている。
122 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:08:08 ID:3rczj711
「ちなみにさっきの質問の答えは私よ。先生は、こういう突発的な事態にあまり慣れていない人だったから」
まるで自分は慣れているような言い方だった。
「やっぱりそうですか。先輩は、随分と部員から信頼されているみたいですね。妹も頼りになるって言ってました」
「まあ前の代から受け継いで1年近く部長やってるからね」
「先生が怪物に捕まったと聞いた時も部員の中にそれほど動揺がなかったですし、本当にすごいと思います」
「勘違いしないでほしいのだけど、先生は皆に慕われていたのよ」
そりゃあ、あの先生なら生徒から人気が出るのもわからないではない。
だけどそれは平和な時ならだ。
こんな状況では、先輩のように絶対的な権力を持った人間に命令されたことだけしていた方が楽だろう。
「男性の怪物化のあった次の日、先生が1人で出ていったのは……」
「皆で止めたのだけど、責任感の強い人だったから、あなた達はここにいなさいって言って、半ば強引にね」
先輩は悼むように目を伏せた。
123 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:08:41 ID:3rczj711
「先生が捕まったと聞いて、先輩はどう思いましたか?」
「それは、どういうことかしら?」
伏せられていた瞳がまた私を射抜き、その声音が険悪な雰囲気を帯びる。
「どういうことも何も、そのままの意味ですよ。嬉しかったとか、悲しかったとか。
 驚いたということはないでしょう? 無事に戻ってくる方が珍しそうな状況ですし」
こちらを値踏みするような視線。
そして、
「正直言えば、ありがたかったわね。船頭多くしてとも言うし、私と先生のやり方は違うとわかってたから」
さっぱりとした感じでそう言った。
さっきの悼むような雰囲気はもうはや欠片も感じさせない。
「先生の場合、とにかく全員救うことだけを考えるでしょうね。先輩は……救える範囲で、という感じですか。
 先生や、あとはあの水瀬さんや美樹という子みたいな多少の犠牲はやむなしと」
「水瀬さんは、彼女のことになる感情的になりすぎたから。それが原因で部内が分裂――数的には孤立かしら――したらあまり良くないと思ってね」
なにせ彼女は部外者だったからと、同じく部外者の私に向けて言う。
「まあ先生にしろあの2人にしろ、戻ってきたらそれはそれで良かったのだけど。
 それで、結局何が言いたいの? その犠牲の方に妹さんを入れたら許さないとか?
 妹さんも大概だけど、あなたも随分妹想いみたいだから」
むしろあなたの方が重症かしらと、先輩は薄く笑った。
「もしそうだとしたら、どうします?」
「別にどうもしないわ。それが必要だと思ったら、それが誰でもそうするだけ」
なんだか自分が邪魔だと思ったら、あっさり自分も消しそうな雰囲気だった。
というか、するだろう。
もはやなんとなくというレベルですらない確信。
面白い人だ。
あの子といい、この人といい、本当にここには面白い人が集まるものだと思う。
124 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:09:40 ID:3rczj711
「まあでも、可能性が高い順に並べれば妹さんは高い方かもね。
 先生と同じですごくいい子だし、しかも今は部外者のあなたが横にいるし」
消された2人に共通点が多すぎる。
「もしそんな事をするなら、今聞いたことを皆にバラすとか言ったらどうします?」
「ご自由にどうぞ。部員があなたの話を信じるかどうかはわからないけれど。それに妙な不安を煽ったりすれば、それこそ妹さんの優先順位が上がるわよ」
「最近は携帯電話でも結構な時間録音できたりしますけど」
私の言葉に、先輩の眉がピクリと上がった。
「それなら仕方ないわね……」
先輩がわずかに腰を落とす。
まるで今にも飛びかかろうとする野生動物のように。
ハーフパンツから伸びる足には、思わず見とれそうなほどのきれいな筋肉。
そして、部屋を満たすのは重苦しい沈黙。
それを破ったのは私の方だった。
「冗談です。私は携帯って持っていませんから」
応じるように部長の体からも力が抜けていくのが見て取れた。
「私も冗談よ。あなたが携帯持っていない事は知っていたから。妹さん言ってたわよ。お姉ちゃんったら今時携帯持ってないんですよーって」
茶目っ気まであるなんて、本当に面白い人。
「もういいかしら?」
「あ、では最後に1つだけ」
小さく深呼吸して、さっきの緊張を抜く。
「先生に従って1度で全滅するのと、部長に従って徐々に減っていってやがて全滅するの、どちらが部員にとっては幸せだと思います?」
「どちらも不幸よ、結局全滅するのならね」
それだけ言って先輩は部屋を出ていってしまう。
入れ違いに部屋に入ってきたのは妹だった。
先輩が歩いていった廊下の方を見て、何を話してたのと聞いてくる。
タイミング的には盗み聞きを疑いたくなるところだけど、聞いていたら態度に出すし、それ以前に飛び出してくるだろう。
あの人、私が人のいない所でって言ったから他人が入ってこれないような細工をしたんじゃないだろうか。
それくらい、やってのけそうな気がした。
125 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:10:38 ID:3rczj711
私は妹と2人で夜の見張りをしていた。
2階建ての合宿所の2階、1つだけ内側から打ち付けられていない窓が夜の見張り用だった。
さすがに夜は校門までは見張りはいない。
外に出ている人間はいないのだから、合宿所の扉を内側から開かないようにしていれば、基本的にはそこを破ってまでは入ってこないらしい。
校舎の裏側にある合宿所までたどり着くには、校舎の左右から回り込むか裏門を通るしかない。
裏門は閉めてあるから、怪物が来るとしたら校舎の左右だ。
もちろん学校の敷地をグルリと囲む塀を飛び越えるようなのがいたら、別の方向から来るかもしれないけど。
窓の傍にはすぐに窓を内側から補強できるだけ準備ができている。
見張りの役目は怪物が来たら、それでこの窓も閉鎖することと、万が一扉や窓を破られた時のために、寝ている人達を起こすこと。
あとは相手が諦めて待つしかなかった。
2時間ごとの交代まで後30分ほどというあたりで、外を注視しながらも適当に会話していた妹が急に落ち着かなげになった。
「トイレならさっさと行ってきなさい」
ズバリ指摘すると暗がりの中でも頬を紅潮させるのが見えた。
「で、でも交代まで我慢できそうだし……」
「いいから、さっさと行ってきなさい。別に何十分もかかるわけじゃないでしょう? それとも大きい方なの?」
「ち、ちがうよ。もう、じゃあ急いで行ってくるから」
そう言って妹は1階にあるトイレに下りていく。
そうやって半ば強引に送り出した妹の後ろ姿を見送りながら、私は1つの決心をしていた。
126 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:13:00 ID:3rczj711
窓の外を見る。
ただし見るのは校舎の左右ではなく空だ。
妹が戻ってくるまでの数分、私は見張りとしての役目を放棄することにした。
タイミング良く怪物が来るとは思えないし、来ても扉は破れないかもしれない。
この窓からなら容易に入れるけど、近くに木もないから――というよりそれが理由でこの窓が見張り用になったのだけど――
ここまで上ってこれないかもしれない。
もしそう言った諸々を全て乗り越えられるような怪物がこの数分で来るとしたら、それで終わりになるのも面白い気がした。
正確には、その終わりを見れば楽しいと思えそうな気がした。
これも、なんとなくだ。
空にある月を見る。
私には正直月見というものの意義が理解できなかった。
あんなものを見上げて何が楽しいのか。
「へぇ……」
なのに、それこそ舌の根も乾かぬ内から、私は感嘆の吐息を漏らしていた。
月の前を何かの影が横切ったのだ。
それは夜空に溶け込む鳥のようなシルエットで、何度か上空を旋回していた。
どこか別の町からやってきたのか、それとも今もどこかで新種が生まれているのかは知らないが、いよいよもって駄目そうだ。
そして、その鳥の怪物は一気にこちらに向けて急降下を開始する。
目標は間違いなくこの窓だった。
127 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:14:32 ID:3rczj711
結局、例え真面目に校舎の両脇を監視していても意味がなかったわけだ。
サボっていたおかげで見つけることができたなんて、随分な皮肉。
それに見付けても、窓を塞いでいるだけの余裕もなかったはずだ
まあ、ここが潮時だったんだろう。
今まででもギリギリだったのに、空からも怪物が来るようになったら、もう女子高生の集団の手に負えるとは思えない。
それにしても、本当にこの数分でこの窓から入ってこれる怪物が現れるとは思っていなかった。
どうやら、この世界の確率は随分と偏っているようだ。
しかもかなり最悪な方向に。
それを言うなら、そもそもこんな世界になる直前、両親と食卓を囲んでいたこと自体奇跡のようなものだったけど。
迎え入れるように窓を開けた。
あれが窓ガラスを破ったくらいでどうにかなるとは思えないが、まあささやかな餞別みたいなものだ。
次の瞬間、窓の周囲を抉り取りながら、鳥の怪物が飛び込んできて盛大な音を立てた。
廊下の壁に激突した怪物は、その程度でめげることなくさっき妹が下りていった階段に飛び込んでいく。
当然私のことは無視だった。
すぐに階下で悲鳴が幾重にも響き合う。
窓から外を覗いていると、合宿所の扉が内側から開いて先輩に先導された部員達が飛び出していった。
2手にわかれて校舎の左右に向かう。
正門から出たら、全員別々の方向に逃げる手はずだった。
誰が追われても恨みっこなし、逃げた方向に怪物がいても自分で何とかする。
それでも助かった人間は、ほとぼりが冷めた頃、ここに戻ってくることになっている。
ただまあその予定は無駄に終わりそうだった。
中で獲物を見つけたのか、合宿所から鳥は出てこなかったが、代わりとでも言うように校舎の両脇から何匹もの化け物が回り込んできた。
姿は違っても、ちゃんと連絡は取れているんだろう。
そうとしか思えないタイミングだった。
さしずめあの鳥は偵察役か。
まあ妥当な役割分担だと思った。
128 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:15:42 ID:3rczj711
行く先に壁と言ってもいい数の怪物が現れて、部員達が足を止める。
とっさに反対側に行こうとして、そちらも同じ状態であることに気がついて立ち往生してしまう。
その様子が、この窓からは本当に手に取るようにわかって面白い。
海岸に作られた砂の城が、押し寄せてきた波にさらわれるように、あっという間に怪物達は部員達を飲み込んでいった。
犬だの蜘蛛だのヤモリだの、1体として同じ姿をしたものがいない怪物達が、けれど行動は判を押したように全く同じで好き勝手に獲物を見つけて犯していく。
さながら合宿所の前は、怪物達の博覧会のような様相を呈していた。
もしくは女にとっての地獄絵図といったところだろうか。
それは先輩ですらも例外ではない。
拍子抜けするほどあっけなく、先輩がダンゴ虫みたいな怪物の触手に絡め取られた。
抵抗する素振りを見せてはいるが、結局は平均より多少筋肉があるだけの女子高生が怪物に勝てるわけがない。
正対した時のあの迫力も、怪物にとってはどこ吹く風といったところなのだろうか。
別に超常的な力を発揮した先輩が、並み居る怪物達をバッタバッタとなぎ倒していく絵を想像していたわけでもないが、あまりにもあっけなさすぎた。
なんだか急に醒めてしまった。
まあ、でも、まだメインデッシュが残っている。
出ていった人の中に妹の姿はなかった。
いくら暗くても私があの子の姿を見間違えるはずはない。
たぶんあの鳥に1人くらいは捕まっているだろうから、少し急いだ方がいいだろうか。
それでもなんとなく、妹はあの鳥には捕まっていないような気はした。
129 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:16:54 ID:3rczj711
1階に下りると、1人の少女にあの鳥が覆い被さっていた。
床の上に仰向けに寝かせた少女の肩を、まるで止まり木にするかのように両足で掴んでいる。
体の向きは尾を少女の顔に向けるようなもので、尾羽の隙間から見える少女の顔は妹のものではなかった。
名前すら覚えていない少女。
怪物はその状態で体を前に倒し、器用にくちばしを使って少女のズボンをずり下ろし、下着にまで手をかけようとしている。
少女も必死に下半身をばたつかせるが、血が滲むほど強く肩を掴み押さえつけられ、
極めて制限された可動範囲の中では怪物の狙いを逸らし続けることはできなかった。
痛みからか恐怖からか、たぶんその両方で悲痛な声を上げる少女と鳥の横を抜けトイレに向かう。
外からは早くもいくつかの喘ぎ声が混じった悲鳴の大合唱が聞こえてくるけど、そちらにはもう興味はない。
トイレのドアを開けると、3つ並んだ個室の内、一番奥のものだけ扉が閉まっていた。
そこの扉からは絶えずカタカタという音が聞こえてくる。
たぶん、妹が中からノブを押さえているんだろう。
隠れるならもっとうまく隠れればいいものを。
高鳴る胸を抑えながら、一歩一歩近づいていく。
私の心臓が義務感と惰性で動いているなんて、間違った認識もいいところだった。
今はもう、こんなにも元気良く跳ね回っているんだから。
1番奥の個室の前に立つと、必死に押し殺しているのだろうかすかな息遣いが聞こえてくる。
ほんの戯れにノックをして見ると、中から短い悲鳴とガタンという盛大な音が聞こえた。
短い悲鳴は間違えようもなく妹のもの。
「私よ」
今のこの感情が声に出ないように、細心の注意を払う必要があった。
今はまだ、妹の望むお姉ちゃんでいた方がいい。
130 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:17:57 ID:3rczj711
「お、お姉ちゃんなの!?」
今にも何かの線が切れそうな、ヒステリックな声。
それでもすぐには鍵が開かなかった。
「そうよ、だから鍵を開けてくれる?」
そう言ってようやく、鍵の開く金属音がした。
ゆっくりと扉が開き、その隙間から覗く瞳が私を見る。
次の瞬間、蝶番を壊しそうな勢いで扉が開き、妹が姿を見せた。
そのあまりにも惨めな姿に、私は唖然としてしまう。
妹は太股の半ばまで、ズボンを下着ごと下ろしたままだった。
股間を剥き出しにしているなんて、怪物達の目的を考えれば誘っているとしか思えない。
しかもしている最中に立ち上がったのか、ジャージのズボンは斑模様に色が変わっていた。
「は、早く入って!」
そんな自分の姿にも気付かないのか、とにかく私の腕を引いて個室の中に引き摺り込もうとする。
別に抵抗する必要はなかった。
私が中に入ると、これもまた扉自体を破壊しそうな勢いで閉め、飛びつくように鍵をかける。
大きな音を立てれば怪物に気付かれるかもしれないのに、それを気遣う余裕もないんだろう。
「落ち着いて。とりあえずズボンを上げなさい」
「あっ!」
言われてようやく慌ててズボンを上げようとして、けれどズボンの惨状に気付いて躊躇した。
それでも、そのままではいられないことがわかったのか、結局渋々ながらズボンを引き上げる。
131 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:19:03 ID:3rczj711
「お、お姉ちゃん一体何があったの。いきなりすごい音がして、そしたら悲鳴がして。みんなは? みんなはどうしたの!?」
「私が迂闊だったのよ。鳥の怪物が空からあの窓に飛び込んできたの。
 とっさに窓の横に避けたら、私の事は見失ったみたいで1階に下りていって私は助かったんだけど、そのせいで皆が……」
適当に嘘も織り交ぜながら、怪物が大量に押し寄せてきて、皆、合宿所の前で捕まった事を説明した。
説明するにつれ、妹の体の震えはおこりにかかったように大きくなっていく。
「わ、わたしが悪いんだ。勝手に見張りから離れたりしたから、そのせいで……」
「あなたは悪くない。私が悪いの」
抱き締めてあげると、腕の中の妹は改めて驚くほど小さかった。
もちろん物理的な意味での小ささという点では、あの美樹って子とは比べ物にならないけど。
「そんなことない。わたしが一緒にいれば、空からでも気が付いたかもしれないし、それに……」
なんとなく、あのまま妹がいたら鳥の怪物は現れなかった気がする。
妹があの場所を離れたことが引き鉄になって、あの鳥が出現した。
この世界ではそんな論理が成り立つような気がするのだ。
妹があそこにいた状態で鳥が飛び込んできたら、まず真っ先に狙われたのは彼女だろう。
あの鳥に犯されるなんて、そんな運命を許すほどこの世界は優しくない。
132 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:19:55 ID:3rczj711
なんとなく、トイレの入口を私が待っていたものが通過した気がした。
音がしたわけでもないし、個室の中からそこが見えるわけもない。
強いて言えば空気が変わったような、そんな感覚。
覚えのある、そんな空気。
そろそろか、そう思った。
「ねえ、実は隠していたことがあるの」
「……え?」
突然切り出した私に、きょとんとした目で妹が私の腕の中でこちらを見上げた。
「あの日ね、実はお父さんもお母さんも帰ってきてたの。ごめんね、ずっと黙ってて」
私の言ったことがすぐには理解できなかったのか、妹が反応するまでにはしばらく時間が必要だった。
両親、特に父が家にいたことが何を意味しているのか。
表情の変遷を見ているだけで面白いほどわかりやすく、妹の脳の中が覗き見えた。
そして最後に、私の予想通り、妹はぎこちなく笑った。
「き、気にしないで。わたしのことを想って黙っててくれたんだよね。でも、じゃあもうわたしにはお姉ちゃんしかいないんだね。
 お父さんは男の人だから諦めてたけど、お母さんはもしかしたらって……」
そこで堪え切れなくなったのか、妹は私の胸に顔を埋めて嗚咽を漏らし始めた。
この合宿所に来た日のことを思い出す。
場所はトイレで、しかも鼻を突くアンモニア臭に包まれてというのは何だったけど。
133 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:21:10 ID:3rczj711
「あなたは1つだけ勘違いしてるわ」
妹の肩がビクンと跳ねて、続く言葉を恐れるように身を縮こまらせた。
「私もね、もういないの」
何を言っているのかわからないというように、妹がまた顔を上げる。
涙と鼻水でグショグショになった顔も、ここに来た日のことを思い出させる。
「い、いないって……だって……」
「怪物になったお父さんがね、お母さんを犯した後、私も犯したの。人間だった頃は気にもかけてくれなかったくせにね」
まあ女なら誰でも良かったんでしょうけどと、付け加えた。
実際には逃げようと思えば逃げるだけの時間は十分にあったわけだけど。
私のことも、両親のことも大好きだった妹にとっては、それは信じたくない話だったろう。
いつも真っ直ぐ人の目を見て外さないのに、今は目を合わせたら私の言葉が真実になるとでもいうように宙を泳いでいる。
「お父さんはどんな怪物になったと思う。大きなナメクジよ」
噛んで含めるように、意識して一拍を置く。
「あの人にはお似合いの姿だと思わない? 人間の姿なんかよりよっぽど。そしてそんな化け物に犯されるのが、私やお母さんにはお似合いだった」
「いやぁっ! もうやめてっ! なんでそんなこというの!?」
爆発したように暴れ出す妹の体を、今まで以上に強く抱き締めて逃がさない。
両の手の平で耳を塞ぐことも許さなかった。
マネージャーとはいえ、用具の準備などの様々な雑用もこなしている妹の力は、力仕事らしい力仕事なんて縁遠い私よりもあるはずだった。
それでも振り解けないのは、この期に及んでまだ私を気遣っているのだろうか。
それとも高揚した気分が私には普段以上の力を与えてくれているのか。
なにせ私は妹の背中に回した手を少し動かして、彼女の背後にある鍵を開けることすらできたのだから。
134 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:21:40 ID:3rczj711
個室の中にガチャンという金属音が響いた。
さっきの乱暴な扱いに抗議の声を上げるように、蝶番に軋んだ音を立てさせながら扉が自然と開いてくる。
扉が開いた向こうには、私が予想していた通りの怪物がいた。
ここまで確率が最悪な方に偏っていると、もはやここに父がいるのは必然だった。
背後の存在を拒絶するように、暴れるのを止めた妹は、扉が開いたことに気がつきながらも、私の胸に顔を埋めたままで硬直している。
その妹の両肩に手をかけ、彼女の体を引き剥がして、反転させる。
そして最後に、一歩を踏み出させるように背中をポンと押してあげた。
腰が抜けたのか、そのまま力なく倒れていく妹の体を、父が軟体質の体で受け止める。
本当に、妹には優しいんだから。
表面を器用に波打たせることで、トイレの壁にもたれかかるように彼女を座らせ、ゆっくりと覆い被さっていく。
その間妹は、糸の切れた操り人形のように身動きもせず、宙の一点に虚ろな視線を向けていた。
妹は父に犯されながら、純粋な肉体的刺激に対する反射としか言いようのない吐息を漏らす。
私や母なんて比べ物にならないくらい感情を溢れさせていた普段とは対照的だった。
最後まで見ていると、父は妹の体を背に乗せて去っていってしまう。
トイレから出ると、鳥もいなければ、合宿所の前のお祭り騒ぎもいつのまにか終わっていた。
残されたのは私だけだった。
私の体に変化はない。
妹を壊せば未練がなくなって成仏できるかとも思っていたのだけど。
まあ別に、生前と言うのが適切かどうかはともかく、その頃から妹を壊したくてたまらなかったわけじゃない。
楽しかったのはあの一瞬だけで、なんだか今は空しかった。
本当に今更だけど。
別に後悔しているわけじゃないけど。
135 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:22:51 ID:3rczj711
次の日、私はずっと学校の屋上にいた。
仰向けになって、ただ空を見上げている。
空が黒から白になって、赤、青、赤、黒と色彩を変えていった。
屋上に出るための扉が、悲鳴のような軋んだ金属音を上げたのは、ちょうど月が真上に来ている頃。
「ここにいたのね」
聞き覚えのある声に目を向けると、先輩が立っていた。
部活用の動きやすい格好ではなくて、制服姿だったけど、その立ち姿は思わず見とれるほどに綺麗だった。
「無事だった……わけじゃないですよね。確かダンゴ虫に捕まるところまでは見ましたから。ということは私と同類ですか?」
仰向けのままで話しかける。
なんだか置き上がることすら億劫だった。
「たぶん、そういうことなんでしょうね。今日の朝起きたら自分の家で寝ていたわ」
先輩はすぐ隣まで歩いてきて足を止めた。
「あー、そうですそうです。私もその口ですから。それで、私を探してたみたいな感じでしたけど、何か?」
「もちろん復讐しないとと思ってね」
頭のすぐ傍にある先輩の足が、筋肉に力を蓄えるのが見えた。
「先輩、それは2度ネタですよ」
私がそう言うと、先輩は足から力を抜いた。
「どうせ蹴っても踏んでも、痛くないでしょうしね。この体は」
「そうなんですか? 私が知っているのは、眠れない、疲れない、排泄がない、食事の必要がないくらいですけど。あと汗もかきませんね」
痛くなりそうな事は、そういえばしてなかったか。
最後に感じた痛みは、まだ人間だった頃に父によって与えられた破瓜の痛み。
136 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:24:20 ID:3rczj711
「なんだか、雰囲気が変わったかしら。あんな事をして後悔しているの? 私達を全滅させて」
「いえ、気が抜けただけです。ついでに言えば、あなた達には最初から興味ありません。それに先輩も少し柔かな印象になりましたよ」
「まあ、私も部長という肩書きがなくなって気が抜けたから。それで、興味があったのは妹さんだけ?」
「先輩にはそれでも少しだけ期待してました。怪物なんかやっつけるんじゃないかって。だからあっさり捕まった時は失望しましたよ。
 まあこうして会いに来てくれたのは、なかなか意外でしたから、それで帳消しと言うことにしておきます」
「あなたは妹さんのことをどう思ってたの? てっきり溺愛しているんだと思っていたけど。表面上はともかくとして」
「もちろん可愛かったですよ。あれだけ無邪気に笑顔を向けられたら、なかなか無視はできません。しかも妹ですから、ずっと傍にいましたし」
「愛が行きすぎて、わざと化け物を招き入れて襲わせたっていうの? それで、その巻き添えになった私達には何も思わないと」
「まあ、別に」
本音での会話は久しぶりだった。
妹のあれは一方的なものだったし。
「ところで先輩、随分遅かったですね。そんなにここはわかりにくかったですか?」
なんとなく話を変えた。
これもなんとなくだ。
「合宿所を一通り見て、あとは学校を上から見ていこうと思ったらすぐ見つかったわ。
 ただし学校に付いた時点でももうとっくに日が暮れていたけど。電車は動いてなかったしね」
「先輩は電車通学ですか。どこからですか?」
先輩が口にした駅の名前は、馬鹿みたいに遠くの駅だった。
そんなとこから通っているのは間違いなく先輩くらいだろう。
この学校がそこまで魅力のあるものだとは思えなかったけど、まあそこには先輩なりの理由があるんだろう。
ちなみに私の志望動機は家から近いから。
正直高校なんて行く気もあまりなかったんだけど、両親から珍しくされた干渉はせめて高校だけは出ろというものだった。
娘が中卒じゃ世間体の問題があるからだろう。
まあ別に他にやりたいこともなかったから、別に良かったけど。
特別勉強しなくても、そのまま入れるレベルだったし。
妹の志望動機はお姉ちゃんがいるから、だったか。
どこまで本気か、まあ、きっと全部本気だったんだろう。
137 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:25:57 ID:3rczj711
「どうしてそんなところから通っているんですか?」
答えはなく、それが少し意外だった。
今の先輩なら何でも話してくれそうな気がしたんだけど。
「ということは、もしかして走ってきたんですか? いくら疲れないとはいえ、よくやりますね。さすが陸上部部長です」
「専門は短距離だったけどね」
「無限の持久力を獲得した短距離ランナーって無敵じゃないですか」
「疲れないというのは、案外物足りないものだわ」
先輩はマゾですか、てっきり逆だと思ったんですが、というのはさすがに胸の中に収めておいた。
「あなたの名前を聞いてなかったと思ってね」
「名前、ですか?」
突然話題が変わって、頭を切り替えるのに一瞬の間が必要だった。
それに、その理由はさすがに予想外だったし。
「私達を破滅させた相手の名前くらい、知っておこうと思ってね」
供える墓前もないけれど、先輩はそう言って笑った。
あの時合宿所で見たどんな笑みとも違う、力ない微笑み。
「で、聞かせてくれるかしら」
「舞草ですよ。あの子の姉ですから。別に複雑な家庭事情とかはありませんし、
 まあ問題のない家庭だったともあまり思いませんが」
先輩は無言で続きを促した。
仕方がないなぁ。
「鈴音です。そのまま鈴の音で鈴音」
「ふぅん、思ってたより可愛い名前じゃない。でもどうしてそんなに嫌そうなのかしら」
138 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:27:18 ID:3rczj711
「もちろん嫌いだからですよ。昔は、確か気に入っていた気がするんですけど」
「理由を聞かせてくれるかしら?」
「そうしたら、先輩がこの学校に来ている理由を教えてくれますか?」
返事はなかった。
よほど話したくないらしい。
「舞う草と鈴の音っていまいち繋がりが見えないじゃないですか」
「それに比べて舞草春香、舞う草に春の香りね。確かになかなかまとまってる感じね」
見透かしたように先輩は言う。
まあ自分で言う手間が省けたし、自分の名前と同じで妹の名前なんてできるなら言いたくないから助かったけど。
「小学校の頃、宿題が出たんですよ。自分の名前の由来を両親に聞いてこいって宿題が。
 それまでは舞草も鈴音も気に入ってたんです。だけど改めて考えるとなんで鈴音なんだろうって。
 他の子は親の名前から字を貰ったりしているのに、私は鈴も音も両親のどちらにもありませんでしたから」
そこまで一気に喋って一息つく。
「妹の名前もそうだったら、私の両親はそういう感じで名前を付けるんだなって思えたかもしれないんですけど」
「春香にはご両親の字が含まれていたと。で、当のご両親は何て?」
「聞いてません。プリントには自分で適当に考えて記入しましたから。
 なんだったかな、産声が鈴の音のように可愛かったからとかなんとか」
「それはまた、鳥肌が立ちそうなほど自惚れた理由ね」
「先生は良かったわねって言ってくれましたよ。もちろん、全然嬉しくありませんでしたけど」
139 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:28:22 ID:3rczj711
「それまでも、まあなんとなく疎外感を感じていたんですけど、そこから一気に加速した感じですか。
 私は貰われ子だったんだとか、必要とされてないんだとかそんなことばかり考えるようになりました」
「それで、いつのまにかこんなになっていたというわけね。くだらない話だわ」
別に腹も立たない。
「自分でも、まあ、そう思いますよ」
「例えば、そうね、舞草風香とかどうかしら。風の香りで風香」
突然先輩が挙げた名前は聞き覚えのあるものだった。
「もしかして、いきなり当たりだったかしら。そして香りという字を取って春香」
「先輩の洞察力には感心してましたけど、勘まですごいんですね」
春と香を使う名前なんていくらでもありそうなのに。
「見くびらないでくれる? 風香を最初に挙げたのはちゃんと根拠があってのことよ」
「して、その心は?」
胸の鼓動が早くなっているのを感じながら、平静を装って促した。
「それくらい自分で考えなさいと言いたいところだけど、まあ名前が嫌いな理由を聞いたのはこっちだから教えてあげるわ」
焦らすように、勿体つけるように、先輩はそこでしばらくの間を挟む。
私は自分でも情けないほど、その時間を長く感じていた。
体を起こしていれば、我慢できず前に身を乗り出していただろう。
140 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:29:11 ID:3rczj711
「草が舞うのも、鈴が鳴るのも、どちらも風が起こす現象だからよ」
答えは聞いてみれば拍子抜けするほど、あっけないものだった。
だけど、1番最初に母の名前は自分の名前と関係ないと思い込んでしまった私には10年近くたどり着けなかった答え。
理解するにつれて、胸の奥から笑いの衝動が込み上げてくる。
勘違いで全てを破滅させた自分自身の滑稽さ。
自分の名前が母から貰ったものだったということの喜び。
それらがないまぜになって胸の中に渦巻いていく。
そして私は、堪え切れず声を出して笑った。
こんな風に笑ったのはいつ以来だろう。
屋上を吹きぬける風の香りを感じながら、私はただただ笑い続けた。
141 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:30:34 ID:3rczj711
「で、早とちりであんなことをしたってわかって、気分はどう? さすがにそろそろ後悔してくれてるかしら?」
一頻り笑って、ようやくそれが収まった頃、先輩がそう尋ねてくる。
「いえ、それはあまり。やっぱり今更ですよ。後悔して時間が戻るなら、いくらでも後悔しますけど。
 だいたい、こんな世界にしたのは私じゃないですしね」
「まあいいわ、それであなたはこれからどうするつもり? たぶんこの体じゃ寿命すらなさそうな気配がするけれど」
「どうしましょうか。私としては昨日妹を壊した時点で消えるかと思っていたんですが。
 何か手がかりとかあればいいんですけどねぇ。消えるための直接的な方法じゃなくても、例えばこうなる理由とか。
 ああ、そういえばたぶんですけど、あの美樹って子も同類ですよ」
「美樹って、水瀬さんの友達のよね。そして私とあなた」
「なんというかバラバラですね」
先輩の同意の言葉は返ってこなかった。
見上げてみれば、考え込むように眉を寄せている。
そして先輩はポツリと漏らした。
「自分がいらない存在だと強く思っているとかはどうかしら?」
「私は別にそれでいいですけど、あの子もですか? なんだかヘラヘラして悩みなんてなさそうでしたけど」
「あの子はあれで水瀬さんに迷惑かけることをかなり悩んでいるみたいだったわよ。見たのは部活にたまに見学に来たときくらいだから保証はしないけど」
「まあ先輩がそういうならそれでいいですけど。で、先輩自身がその仮説にたどり着いたと言うことは当然先輩もそうなんですか?」
こちらはこちらで信じられなかった。
142 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:32:48 ID:3rczj711
「私は私で、結構無理してあの立場を演じてたのよ。部長なんてやってたのも、誰かに必要とされたかったからだしね」
「そしてそんな先輩の自己否定の根っこは、この学校に来る理由ってやつと関係があると」
今度は沈黙だけじゃなく、睨まれた。
「ああ、別にもう聞きません。ということは、先輩のその仮説が正しければ、自分が必要とされていたとわかった私なんか御役御免ですか」
試しに手の平を月にかざしてみると、向こう側の月が透けて見えた。
昨日といい今日といい、月ってやっぱり役に立つなぁ。
「あー、さすが先輩です。なんか当たりっぽいですよ。確かにこれなら、春香を壊しても消えることはできなかったわけです」
と、何気に言ってから久しぶりに春香という名前を呼んだことに気が付いた。
我ながら現金なものだと思う。
『はるかちゃ〜ん、おいてっちゃうよ〜』
『まってよ〜、すずねちゃ〜ん』
そんなやりとりがあったかどうかは覚えてないけど、昔は1歳しか違わないこともあって春香ちゃん、鈴音ちゃんと呼び合っていたのは確かだった。
だけど私は意識して春香と呼ばなくなって、春香の方にもお姉ちゃんと呼ぶように強制したんだ。
どんどん透けていく手の平を上げていられなくなった。
意識にはだんだん霞みがかかってきて、瞼が重くなっていく。
「では、先輩、お先に失礼します。先輩も早めに消えることできるといいですね」
心からそう思う。
でも先輩は肯定も否定もしなかった。
ああ、そういえばお礼を言うのを忘れていた。
合宿所で話した時もお礼を言おうとして、でもさっさと出ていってしまったから言いそびれてたんだ。
『先輩、ありがとうございました』
それがちゃんと言葉になったかはわからなかった。
それを確認する前に私の意識は風に溶けて、空に舞い上がったから。
143 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/17(日) 23:35:30 ID:3rczj711
ここまでです。
144名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:37:21 ID:BN4HD8Wg
おお、リアルタイム投下に初めて当たったよ。
面白かったです。前作の主人公の存在で腑に落ちなかったところも
全部これでクリアされてるし。肝心のエロが希薄な気もするけどw
それはそれでまあいいやって感じのクオリティ。GJでした。


145名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:38:20 ID:ErwfCmjO
このSSががいいねと漏れが言ったから七月十七日は触手記念日


なるほどねー。美樹もラストで成仏?しちゃってたわけだ。
146名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:38:33 ID:W+uPrTZ9
リアルタイムで読みました。
ラストで目に涙が…
エロかどうかはわからんが普通に面白かった!
147名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:11:50 ID:QAsfbasL
なにこの神SS
148名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 04:00:19 ID:SC2vL1ST
こんな神SSをこんな板のこんなスレで読むことができるなんて…

だから2chは止められない
149水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/18(月) 07:14:57 ID:AJvXU57X
凄いです、GJでした!
トイレから春香を送り出すシーンが・・・w
大切なモノを己の手で壊してみたいという感情は、誰にでもありますよね。
なにはともあれ、長編の連投お疲れさまでした。


しかしこのスレは本当に素晴らしいです。
150 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/18(月) 18:17:07 ID:NCSt+ZjU
せっかくの新スレを占有しているようで申し訳ないのですが、
いくらなんでもエロパロ板でこのエロの少なさはどうだろうと思えてきたので、おまけ程度ですが投下します。
一般人視点で、特にこれを読んだからといって設定云々がわかるとかいう話ではありません。
やっぱりエロくないぞと思われたらすみません。
人を殺してしまった。
誰の家かもわからない一軒家の2階にある一室。
置いてあるものから考えて、たぶんこの部屋の本来の持ち主はわたしと同年代の男の子だと思う。
その部屋の窓際に立って、わたしは少し離れた道の上にいる姉さんを見つめていた。
姉さんの近くには2人の女の子と、1匹の怪物がいる。
ヤモリのような怪物の舌によって運ばれてきたTシャツとハーフパンツの人は、
最初から死んでいるのか気を失っているのか、どちらにしろ動かなかった。
怪物を動かなくしたのは、背中に何本も刺さっている姉さんが撃った矢。
そして最後の1人、制服姿の少女を動かなくしたのは、わたしが撃った1本の矢だった。
怪物ならともかく、人間にとってボウガンの矢は容易に致命傷を与える凶器になる。
背骨を貫通しているのではと思うほどのど真ん中に当たって、無事でいられるはずがなかった。
『望、どうして撃ったの!?』
胸のポケットに入れた携帯を通じて、姉さんの珍しく慌てた声が聞こえた。
さすがの姉さんも目の前で妹が人を殺したら動揺するんだと、場違いなことを考える。
ボウガンを構えたときにも会話できるように、わたしも姉さんもハンズフリー用のイヤホンマイクを使っていた。
「だ、だって、その人が、怪物の方に手を伸ばして、だから……」
だから、撃った。
当てる気なんてなかった。
ううん、当たるはずなんてなかった。
わたしはこのボウガンなんて昨日初めて持ったんだし、構えている時も体はブルブル震えて狙いなんて定まらなかったんだから。
心配していたのは、威嚇にもならないくらい突拍子もない方に飛んでいってしまうことだけ。
当たってしまうことなんて、万に一つもないことだった。
一昨日の夜、あの異変があって、お父さんがお母さんを襲っている間に、わたしと姉さんは家から逃げ出した。
わたしだけだったら、逃げることもできず、そのままお母さんの後に――。
その先を想像して全身を悪寒が駆け抜けた。
そのまま一晩隠れていて、翌朝家に戻ると両親はいなかった。
そしてわたし達は家でこのボウガンを手に入れた。
お父さんは趣味でボウガンの競技をやっていたのだ。
もちろん容器には厳重な施錠がされていたけど、何とか鍵を見つけることができ、
加えて姉さんはお父さんの練習にたまに付いていっていたから使い方を知っていたので、それをわたしにも教えてくれた。
そして今日、窓から外を見張っていたら、今姉さんの前にいる一行を見つけたのだ。
ここから少し離れたところにある高校の制服を着た、だけど中学生のわたしよりはるかに小柄なその人は、怪物の後ろを悠々と歩いていた。
信じられなかったけど、もしかしたら何か襲われないための方法があるのかもしれない。
だから彼女たちの歩みが随分遅かったことを利用して、先回りして待ち伏せすることにしたのだ。
まず怪物を倒して、危険を排除するのと同時にボウガンの威力を見せ付けた。
そしてそれを突き付けて脅すと、あの人は最初の内、素直に姉さんの指示に従っているように見えた。
イヤホンからは相手の言葉の内容まではよく聞こえなかったけど、姉さんが手を挙げろといえばちゃんとその人は手を挙げた。
なのに、いきなり、挙げていた手を動かしたから。
しかもよりにもよって怪物の方へ手を伸ばしたから。
頭の中が真っ白になって、次の瞬間ボウガンの発射音を間近で聞いていた。
姉さんはあの人に、
『もし、あなたが私をどうにかしても、他の人が間違いなくあなたを撃つって言ってるの』
なんて言っていたけど、わたしには姉さんがどうにかされてからじゃ遅かった。
こんな世界で姉さんがいなくなったら、わたしは1人では生きていけないんだから。
その時、わたしは視界の隅に動くものを見つけた。
そこで改めて、自分がどれだけ呆然としていたかを思い知る。
道路を挟んでわたしがいるこの部屋より少し低い位置にある屋根の上に、大きな蜘蛛の怪物がいた。
少なくともわたしがボウガンを撃つまではいなかったはずのその怪物は、体をくの字に折り曲げてお腹の先をこちらに向けている。
『それはそうだけど、でも化け物に襲われない方法を聞き出せれば……』
機械越しの姉さんの声を掻き消すように、わたしの喉から悲鳴が迸った。
蜘蛛のお腹の先から何かが飛んでくる。
避けるとかそんなことを思いつく暇もなく、それはわたしの上半身、ちょうど心臓の辺りに直撃した。
バスケットボール大の白い塊の勢いに押されるように、わたしの体が宙に浮いて、そのまま壁に叩き付けられる。
「かはっ……!」
足を伸ばしてもぎりぎり床に付かない高さに叩き付けられたわたしの身体は、その後重力に従って落下することはなかった。
わたしの体をここまで運んだ白いもの――粘着質の糸の塊だった――がわたしを壁に貼り付けたから。
その糸はすぐに硬くなって、次の瞬間にはもう体を動かせなくなる。
ボウガンはさっきの衝撃で手放していた。
どうせ次の矢を装填していなかったんだから、持っていても役には立たなかったけど。
『望!? どうしたの、望!』
幸いにもその衝撃でイヤホンが外れることはなく、携帯そのものも壊れなかった。
だからわたしはあの蜘蛛がこの部屋に来る前に姉さんに助けを求めようとして、けれど声が出ないことに気がついた。
壁に叩き付けられたときに、肺の空気が全部出ていってしまったんだ。
声を出すためには1度息を吸わないとと思ったけど、息はどうやれば吸えるのかがわからなくなっていた。
口だけがパクパク動いて、なのに空気は全く入ってこない。
呼吸の仕方を必死に思い出そうとしていると、新しく窓から入ってきた白くて長いものの先端が天井にベチャリと貼り付いた。
不意に姉さんが以前プレイしていたゲームのことを思い出す。
忍者を操って悪者を倒していくゲームで、主人公が鉤爪付きの縄で建物から建物へと身軽に飛び移っていた。
案の定、そんな忍者のような身軽さで、蜘蛛の怪物が部屋に飛び込んでくる。
窓を抜ける際に小さく折り畳まれていた足が着地のために開かれると、一気にその巨体が何倍にも膨れ上がったような感じがした。
『あ、あなたが何かしたの……?』
さっきまでわたしに向けられていた姉さんの声が調子を変えた。
『望に何をしたのよ。今すぐ止めさせなさい!』
向こうで誰かと会話している。
その相手の声はさっきまでと同じで内容までは聞き取れないけど、確かにあの制服姿の人の声だった。
あの人が生きている。
わたしは人殺しになってない。
目の前に蜘蛛の怪物がいて、しかも動けないようにされているのに、その恐怖を上回る安堵が込み上げてきた。
『ば、化け物……』
姉さんの呟きが聞こえてくる。
ああ、確かにそうだ。
どうしてあの人は体の中心に矢が刺さって生きているんだろう。
その理由はわからなかったけど、それでもわたしにはそれがありがたかった。
人殺しになんて、なりたくなかったんだから。
『きゃっ、な、なに!?』
そんなわたしの安堵を吹き飛ばしたのは、雑音混じりで聞こえた姉さんの声だった。
『い、いやああああ!』
続くのはさっきのわたしみたいな悲鳴。
お母さんがお父さんに襲われたのを見ても、姉さんは悲鳴なんて上げなかったのに。
『や、いやあ、たすけてぇ!』
助けを呼ぶ声。
どうやら姉さんが助けに来てくれることはないらしいということを、わたしは知った。
『お、お願い、さっきまでのことは謝るから。何でもするから、だから止めさせてよぉ!』
姉さんがそんな風に哀願するのを、物心つく前からずっと一緒にいて初めて聞いた。
いつも頼りになった姉さんでも、もうどうにもならない。
それならわたしなんかにどうにかできるわけがなかった。
『ま、待って、おねがい、おねがいだからぁ……』
どうやらあの人がどこかに行ってしまうらしい。
機械越しに聞こえてくる、ハッハッという荒い息遣い。
たぶん姉さんの方は犬みたいな怪物に襲われているんだろうなと思った。
飛び込んで来たときはあんなに身軽だったのに、今は焦らすように距離を詰めてくる蜘蛛の怪物からは息遣いなんて聞こえてこないから。
犬と蜘蛛、どっちがマシだろう。
怪物という点ではどっちもどっちだけど、この蜘蛛がわたしの考えている通りなら、蜘蛛の方が嫌かもしれない。
蜘蛛への恐怖と、あの人が生きていたことへの安堵、そして訪れた諦め。
その落差に疲れたように、わたしの頭は麻痺したみたいに働きを弱めているのが自覚できた。
「姉、さん……」
全身から余計な力が抜けたせいか、声はいつのまにか出るようになっていた。
姉さんが息をのむ気配が伝わってくる。
「望、無事だったの!? それなら早く助けに来て! でないと私、私……」
姉さんがわたしに助けを求めるなんて珍しいなんてものじゃない。
優秀な姉さんの、いつもおまけでしかなかったわたし。
「ごめんなさい、わたしの方も蜘蛛の怪物がいて、糸で体が動かせないの」
『く、蜘蛛って、父さんなの!?』
姉さんの言うことは、いつだって正しかった。
自分の目だけでは信じられなかったし信じたくなかったけど、姉さんがそういうならやっぱりこの蜘蛛は父さんなんだろう。
『そ、そんな……ぐ、ぅぅ、いたぁっ! 抜いて、抜いてぇっ!』
その声が何を意味しているかわからないほど、わたしは子どもじゃなかった。
わたしも、その時の声をもうすぐ姉さんに聞かれるんだ。
スカートの中に頭を入れた蜘蛛が、顎を使って下着を引き下ろしていく。
内股にチクチク当たる硬い毛の感触。
そして具合を確かめるように、蜘蛛の頭がわたしのそこに直に触れた。
「あ、あ、ああああ……」
触れられた瞬間、堰を切ったように熱い迸りが尿道を抜けていった。
蜘蛛はまるでそれが出ていくところを観察するように、スカートから頭を抜かずにその飛沫を受け止める。
間近で見られながらの排泄という初めての行為に、鈍くなったわたしの心にもさすがに羞恥心が込み上げてきた。
「あぁ、ごめんなさい、お父さん、ごめんなさい……」
止めようと思うのに、全然力が入らなくて止められない。
そして、結局膀胱の中の最後の1滴をお父さんにかけてしまうまで、わたしの排泄は終わらなかった。
蜘蛛がようやく後ろに下がって、スカートから出ていってくれる。
蜘蛛の頭部にある黒い剛毛が濡れて、まるでお風呂上りの髪の毛みたいになっていた。
『いやぁ、出さないで、お願いだからぁ!』
出さないで?
さっきは抜いてって言ってたのに。
『赤ちゃんできちゃうからぁ……』
ああ、そういうことか。
怪物はちゃんとそこまでできるんだ。
「や、やぁ……もう、やめてよぉ……あんなに出したじゃない。もうゆるしてよぉ……」
しかも怪物は1度くらいでは満足してくれないらしい。
こんな状況になっても、姉さんはわたしに色々なことを教えてくれる。
そして、姉さんが今教えてくれたことを、実際に自分で体験する時間が近づいてきた。
蜘蛛が1番前の足をわたしの肩にかけるようにして、身を乗り出してくる。
キスをねだるように、目の前に蜘蛛の頭が近づいてきた。
無機質な8個の目全てに、わたしの顔が映っている。
その目の中のわたしの顔は笑っているみたいに見えた。
どうして笑っているんだろうと思っていると、思い出したようにわたしの目からぽろぽろ涙が零れ落ち始める。
泣き笑いになったわたしを映す蜘蛛の目が、さらに大きくなった。
蜘蛛の口の横にある触角が、わたしの頬をグイっと拭う。
それはただ単に目の前で獲物に起こった変化を確かめるための行為だったかもしれないけど、
わたしには、もう泣くなとお父さんが言っているように感じられた。
頭部を近づけられたことで、部屋に漂っていたアンモニア臭が一際強くなって鼻の奥がツンとする。
わたしの恥ずかしい粗相の証。
もう言葉は通じないだろうから、おしっこをかけてしまったお詫びの気持ちは態度で示すしかないと思った。
上半身を覆う糸の塊で、体はほとんど動かすことができない。
だから首を精一杯前に倒して、舌を伸ばした。
舌の先に硬い毛の感触と、涙にも似た塩っぽい味が広がっていく。
首が動く範囲で舌を這わせていく間、蜘蛛はその感覚に身を委ねるようにしばらく動かなかった。
さっきは犬と蜘蛛では、蜘蛛の方が嫌かもしれないと思った。
だって、蜘蛛はお父さんだったから。
でも、今にして思えば、誰とも知れない相手にされる方が嫌なのかもしれないとも思う。
少なくとも、わたしは優しいお父さんが好きだった。
もちろんその好きは、これからするような事がしたいという意味での好きではなかったけど。
そして、いつだったかもうはっきりと覚えていないほど幼い頃にした約束を、わたしは果たすことになった。
「か、は、あああ……」
わたしはお父さんのお嫁さんになった。
お腹の中がお父さんのもので広げられる。
破裂してしまいそうな激痛が駆け抜けて、やっとできるようになっていた呼吸がまたできなくなった。
1番奥をトンと押して、そして今度は逆に帰っていくお父さんのものを体全体で感じる。
『はふぅ……は、ああ……いいぃ……イク、こんなので……こんなのでイクぅ……』
姉さんの声がいつのまにか甘ったるさを帯びたものに変わっていた。
「く……お、父さん……いい、よぉ……ぐ、ぅ……」
肺に少しだけ残っていた空気を搾り出して、わたしも姉さんの声を真似しようとしたけど、苦しそうな呻き声にしかならなかった。
やっぱりわたしでは姉さんみたいにはできないんだ。
『の、のぞみ……、父さん、止めて、あげてぇ……のぞみは、のぞみだけはぁ……』
しかも姉さんにまで心配させてしまう。
本当に、わたしは悪い子だった。
悲しくて悲しくて、空気を全部搾り出したことで、ようやく新しい空気が肺に流れ込んできたけど、それを喜ぶ余裕はない。
だけど次の瞬間、
「あ、出てる……熱いのが中で、いっぱい出てる……」
体の奥に熱い液体が注がれる。
『あ、あぁ……』
姉さんの絶望的な溜め息。
「だい、じょうぶだよ……姉さん」
だって、わたしは嬉しかったから。
これはお父さんがわたしの中で気持ち良くなってくれた証なんだから。
体を引き裂かれるような痛みが、お父さんが出した液体の熱が染み渡るにつれて薄れていった。
代わりにジンジンとした痺れるような感覚が生まれ始める。
そしてお父さんのものが前後の動きを再開すると、わたしの口からもようやく甘い吐息が漏れ始めた。
「ふぁ、ああん、くる、なにかくるよぅ……」
お腹から染み込んできたお父さんの熱が、お腹の中だけでなく足の先、手の先まで満たしていって、そして最後に頭の中を焦がしていく。
それを感じた直後、わたしは初めての絶頂に打ち上げられた。
あれから何度も絶頂を経験して、そして同じくらいの回数お父さんもわたしの中で精を放った。
「イク、またイッちゃうよぉ!」
『のぞみ、まって、私も、私ももうすぐだから……』
機械越しの姉さんの声に、飛びそうになった意識を必死で繋ぎ止める。
イクなら姉さんと一緒が良かった。
それが1番気持ちいいと思った。
姉さんの絶頂もすぐそこまで来ていることは、言葉だけでなくその息遣いからもわかる。
だからそれまで我慢しようとして、
「あ、お父さん、まって、そんなはげしくしたらぁ……イッちゃう、ひとりでイッちゃうからぁ……」
お父さんのものが動きを激しくした。
膣壁をゴリゴリ抉られ、奥を突き破りそうな勢いで叩かれる。
『のぞみ、もうすぐだから、だからいっしょに……』
「はやく、はやくしてぇ……もう、もうだめだよぉ!」
もう1秒だって耐えられそうになかった。
『イク、イク、あ、ああ!』
イヤホンから聞こえてきた待望の言葉に、わたしも死に物狂いで引き絞っていた手綱を手放した。
それだけで本当に1秒にも満たない時間でそれは来る。
「あ、ああああああああ!」
『あ、ああああああああ!』
わたしの意識は、姉さんと一緒に今までにないほど高くまで飛んでいた。
それを後押ししてくれるのは、お腹の奥で感じる熱い奔流。
姉さんだけでなく、お父さんも一緒に絶頂の高みにいてくれる。
これ以上ないほどの幸福感に包まれながら、わたしは気を失った。
161 ◆iKN6DAp4mk :2005/07/18(月) 18:43:10 ID:NCSt+ZjU
ここまでです。
厳密には蜘蛛が持っているのは触覚ではなく触肢ではないかとか、
顎というか鋏角ではないかなどの疑問があるかと思いますが、その辺は望が知らなかったということで。
ちなみに蜘蛛の怪物の生殖器は、触肢とは別という事でお願いします。
162名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 18:46:09 ID:xXA/0cRl
>>◆iKN6DAp4mk
感想を書き込みたいと思ったのは初めてだ。
面白かった。
あなたは世に出るべき作家だ。
163名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 20:22:00 ID:cYKYghEw
あれ、十八日も触手記念日ですか?
164名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 20:32:01 ID:1KHoCFij
毎日が触手記念日でつ
165名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 21:39:04 ID:dPw83yIi
毎日がエブリディ

蝶GJ
166水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/19(火) 06:47:47 ID:9iknV3Ho
GJです。
この連休、本当に毎日がバケモノ記念日でした。
同じ世界観、同じ時間の流れ、異なる主人公視点で進行するザッピング(って言うんでしたっけ?)
きっとこの姉妹もどこぞの体育館の壁に隣同士に張り付けられて
二人仲良く出産の時を迎えるのでしょうww
167名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 11:27:43 ID:cDxDVzVf
神の行進が起きるスレはここでつか?
168名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 11:59:39 ID:NFZmBchi
すごいのキテル━━(゚∀゚)━━!!
169名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 18:37:12 ID:nwxS4Q55
GJ


でも、死んだわけでもないのに何故幽体(?)に?
170名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 19:27:01 ID:cDxDVzVf
植物人間になってる人の幽体が友だちと遊んでたなんて逸話があるからそれが元ネタだと思われ
171名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 21:42:08 ID:SWUlNRvx
もうなんというかすご過ぎ。ドーンオブザデッドのアナザーバージョンを見た気分。
神SSってやっぱり最高!!
172名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:13:04 ID:cDxDVzVf
>>171
そんな貴方はオカルト板のゾンビゲームin日本(仮)の参加をお勧めシマス
173名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 22:33:11 ID:SWUlNRvx

\(´ー`)ノ<ハーイ
174名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 02:00:59 ID:+/3EG2AL
正直に言おう。
今俺は◆iKN6DAp4mk 氏に嫉妬している。
ちきしょー、いいもん書くなー。
175名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 05:19:43 ID:vMBOoAOI
ひぇっ、ひぇっ、ひぇええええ。

コワおもしろかった。
前の方に伊藤ナントカの漫画みたいってのがあったけど確かに。

ただ正直言ってエロとはちょっと違うかな。
おもしれーからいーんだけど。
主人公に癖があるっつーかイライラするっつーかカタルシスがないっつーか他者依存性の強い登場人物ばかりで軽く鬱はいるっつーかこれ誉めてるんだけど
その辺の俺には書けねえってのを含めておもしれーからもうなんつうかグッジョブ
176名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 05:42:48 ID:vMBOoAOI
>>169
精神としては死んでるっつーことでは?脳死は人の死っていうし(ちょっと違う)。

じゃあなんで一般的霊体(?)と違って実体があるんだとか霊を存在させたら
せっかくの一般社会が理由なく崩壊する恐怖感が薄まっちゃうし
絶命の意味だって弱まるじゃあないかもったいないとか思ったけど、
この世に強い未練が残ってると自分が埋め込まれた肉壁からタンパク質や
その他諸々を拝借して新しい体を無意識に作り上げてしまう。神経が鈍いのもそれは必要ないから
うまく作れなかったのだ。っていうような設定の説明があればよかったかも。
でもこれじゃ最初にベッドにいた説明にならんな…
あーでも地の文が一人称だからあんまり説明めいたこと言うのは難しいか…

その辺作者様の考えた設定とかあれば聞きたいねぇ。
177水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/20(水) 06:20:38 ID:zwzasO4D
たしかに読んでると鬱になりがちですが、それは作者さんの腕前ですよ。
これほど読み手に影響を与えるのはすごいことです。

私ももう少し設定とかを聞きたいですね。
178名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 18:18:39 ID:OryNIGLp
むしろその辺の事は語られないほうが良いと思うんだが。
179名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:45:38 ID:Lw+xHEQz
GJ!! …つーか、GJって何の略なんでしょ?
あ、GREAT JOBか。
180名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:48:11 ID:Xk57qkvG
Good job!
なのだが
181名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 22:45:02 ID:PUXUrr2u
>178
同意。作者さんの中では出来ているのかもしれないが
もし原因を明かしたらこの作品の雰囲気が壊れそうな気がする。
ここまで来ると神だとか宇宙的大異変だとか出てきかねないから、そんな理由を知るくらいなら
ただこの奇妙な世界の終末観をじっくり味わっていたい。
理由なんてない。ただ突然世界の法則が変わった。自分はそう考えてる。
なんかクトゥルー神話っぽいと思ったのは秘密だw
182名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:01:22 ID:OZOGKka6
作中でハッキリと語られなかった部分にわかりやすいカタチを求めるのは最近の悪い風潮にに思える。
183名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:31:11 ID:SzelxT09
つ「ゆとり教育の弊害」
184名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:33:04 ID:5hlGBspo
ちょwwwwwwおまwwwwwww
それとこれとは別の話だって。

この作品の不思議感を生んでるのは「突然男性が変身して女性を襲う存在になった」
っていう要素で、それ以外は特に一般社会と変わらないから面白いんであって
その一番最初の仮定に理由を求めるのは興ざめで無粋だけど、それを踏まえたうえで

「男性が変身」以外は一般社会と変わらないだろう世界で
「霊体(の様なもの)に実体がある」のは何故か、「殺されたはずがベッドにいる」のは何故か、
「怪獣は主人公たちに興味を示さない」のは何故か、とかを考えるのはまた別だって。
「これは不思議な雰囲気が魅力の話だから」と言って「何でもあり」にするのは本末転倒と言うか
過ぎたるは及ばざるが如しというかただのご都合主義に陥るぞ。
作者から設定を聞きたい、つうのも本人から聞きたいってんじゃなくて作中でって意味だぞ。

荒らしたいわけじゃないのよわかって
185名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:33:12 ID:PUXUrr2u
うん、そうね。いつか僕らは陵辱獣。そして貴女もやがて終わる。

正直に言います。ボウガン姉妹編で抜きました。
『お父さんのお嫁さんになった』というところがツボに来ました。
186名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:54:47 ID:3zaeU9Cr
>「霊体(の様なもの)に実体がある」のは何故か、「殺されたはずがベッドにいる」のは何故か、
>「怪獣は主人公たちに興味を示さない」のは何故か

そんなに深く読み込んでいないものだが、それは単なる「あら探し」「揚げ足取り」になっちゃってる悪寒
187名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:09:00 ID:X5+MUY8k
でもいわれると確かに疑問の念がわいてくる。
188名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:15:27 ID:YqXoN+cI
「あら捜しだよ」で思考停止してしまうと……(´・ω・`)モッタイナス

一番最初の仮定というか肝の設定、その設定に理由が必要でない設定「男が変態して女を襲う」っていう恐ろしさは
世界が一般社会と近ければ近いほど恐ろしさがでるんであって、逆を言えば
それ以外の仮定、設定が増えれば増えるほど世界は社会から離れていって一番最初の設定の
恐ろしさと魅力を壊すものになってしまうんじゃないか。と。

「何でもあり」になるとつまんねえよ?
189名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:36:12 ID:OIPmkpot
いや、何でもありとかじゃなくて

霊なのに実体があるのは何故?→実体が無いとハァハァシーンが出来ないから…

とかそういうのもあるんじゃないの? 或いは「単なるうっかりミス」とか。
それを補足するために余分な設定を付け加えるってのは難しいし。

時間が無くてじっくり読み込む余裕が無かったから、レスだけ読んで適当な事言ってるけど。
190 ◆fwEqM5TUkg :2005/07/21(木) 01:10:05 ID:+mDNs4yX
あれ?
 この世界の女性達は化け物の子供を産む為だけの存在になってしまったかのように見えるけれど、
一応生きているんでは?

 で、妄想するに、今回の主人公達3人以外の女性達の精神は、実は別の世界で実体をもって復活、
普通に暮らしていて、今回のことは鬱な夢を見たくらいにしか思ってなかったりして。
 で、主人公達は、自分は他人とは違うと思い込まされていたり、あるいは自分は両親にとって必
要のない人間だと思い込んでいた為に、その世界に行けなかったけど、それぞれのお話の最後にそうで
ないことを悟って、行けたのかも知れない。

 じゃぁ、現実ってなんなんだって話になるけど、中国の胡蝶の夢の故事………自分が胡蝶になった
夢をみているのか、胡蝶が自分になった夢を見ているのか良く分らん………のラインででいけば、
一人一人が現実だって思っているのが現実なんだってことでクリア出来るかと。
191名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 01:11:37 ID:sNTK/qLv
>186
まー自分もその辺はあまり気にしてなかったけど、やはり幽霊となった彼女らは
この世界においてどういう存在や位置にあるのか知りたい気持ちはわからなくもない。

これは俺的解釈なんだけどね、世界の法則が男を怪物に変えたのと同時に
幽霊は実体を持つ存在に変わったんじゃないか。
怪物に犯された肉体が完全に生殖の為の肉塊に──男同様、人間でなくなった時
肉体に必要なくなった精神が幽霊になるのではないか。
自分の寝床で着衣のまま目覚めたのは生前の記憶を無意識にトレースしてるから。
怪物に無視されるのは怪物の襲う対象じゃないから。怪物は幽霊と人間の女を区別しきれてるのだろう。
そして終わる世界を見届けるのは幽霊になった女達。
成仏して消えるか未練を残して留まり続けるか、それは当人しかわからない。

それにしても、女の子悲惨は普通に感じるところだが、
抵抗をする間もなく怪物にされた男もかなり悲惨だわ。
女は幽霊になれる場合もあるが、男は最後まで怪物のままでしかないのだからね。
192名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 01:46:57 ID:Dn/p4tHA
なにやら、議論が紛糾してますな。
個人的に、はっきり言ってそこまで細かい所を求めるのもどうかと。
この手の話の場合、不明な部分は不明なままの方が面白さが引き立つと思う。
何故、何、どうして、を追求しまくると、楽しめるものも楽しめないし。
1〜10、全てを知りたがっちゃうのもいかがかなものかと。
不明な部分をこっちで勝手に妄想、じゃなくて、補完するのも一つの楽しみ方と思う。
まあ、肩の力を抜いて、マターリしようや。
 
しかし、スレ住人にここまで物議を醸し出させるとは……
恐るべし、神書き手。
193名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 02:08:12 ID:YqXoN+cI
>霊なのに実体があるのは何故?→実体が無いとハァハァシーンが出来ないから…
>とかそういうのもあるんじゃないの?
そんなご都合主義……っていう批判を避けるためにも設定を入れてほしかったのよ

>今回の主人公達3人以外の女性達の精神は、実は別の世界で実体をもって復活、
>普通に暮らしていて、

>世界の法則が男を怪物に変えたのと同時に
>幽霊は実体を持つ存在に変わったんじゃないか

そんなことを少しでも匂わせる描写がどこにあるんだよう……orz
「幽霊なのに実体を持つ」つうのはこの作品の不思議感を生む要素の肝では無いよね。
肝である前提、仮定、設定の「男が変態して女を襲う」と並列するものではない…と思う。
実体を持ってるなら持ってるでそれは何故かってな説明、設定が無いと釈然としない
気持ちになるでよ

なんていうか…俺ウザスwwwww粘着の上全レスwwwwwwうぇwwwwwww空気嫁wwwwww
まあ、そこまで作品に魅力があるってことで……。

これって荒れてるとは言わないよね?そうだと言ってくれ……orz
194名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 02:10:34 ID:sNTK/qLv
そうっすね。部長さんと先生は俺のお嫁さん。今晩はこれで抜こう。
195名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 03:02:27 ID:46ATSWAw
>>194
あなたはダンゴ虫な人ですね。


先生を切り捨てた部長が、先生と同じダンゴ虫に襲われるというのも皮肉な話だな。
部長の方が先生を襲った相手のことまで詳しく美樹から聞いていたかはわからないけど。

>霊なのに実体があるのは何故?→実体が無いとハァハァシーンが出来ないから…
幽霊チームは怪物に無視されるから、そもそもハァハァシーンないんじゃ……。
196名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 03:31:35 ID:46ATSWAw
>>193

>「霊体(の様なもの)に実体がある」のは何故か、「殺されたはずがベッドにいる」のは何故か、
>「怪獣は主人公たちに興味を示さない」のは何故か

釈然としないのはわかるけど、この辺の疑問にヒロインの1人称視点で解答にたどりつくのって難しくね?
それこそ世界をこんな風にした張本人が現れてベラベラ喋るとかやらないかぎり。
197名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 05:09:44 ID:YbgqxiZx
「はい、吾郎さん」とか子供が言ってたホラー系番組だと、幽霊でも
死に方つーか気合いによっては実体があるように振る舞えるそーだから、
まあ、そんなもんかと思ってたよ。

> 釈然としないのはわかるけど、この辺の疑問にヒロインの1人称視点で解答にたどりつくのって難しくね?
> それこそ世界をこんな風にした張本人が現れてベラベラ喋るとかやらないかぎり。

つまり、>>196さんの言うこれに尽きると思うけど。ご都合主義
つーより、ヒロインに認識できないことは書けないわけで。
かといって、このお話を三人称で書いたら魅力半減だったと
思うし。
198名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 05:51:37 ID:YqXoN+cI
それ>>176で言ってるんだが……
>あーでも地の文が一人称だからあんまり説明めいたこと言うのは難しいか…
もう寝るぽ…もやしみノシ
199名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 07:09:16 ID:9Z6Im6x4
はい、吾郎さん!
200名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 08:26:54 ID:MlLq3oHB
アメンオサの出番だ!!!!
201名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 16:50:31 ID:N6ZYoAR/
多分、知ってる人少ないと思う・・・
202名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 17:07:33 ID:MlLq3oHB
>>201
アメンオサと悟郎さんどっちが知名度低いの?
203名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 18:47:21 ID:Jr74VRC+
どちらも神幻暗夜行ほど低くはあるまい。
204名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 19:02:10 ID:s2zqiukw
悟郎さんはわからないけどソレが作:長谷川哲也だってしってる俺がここにいる。
205名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 23:22:25 ID:XnjOTWAj
>>203-204
今ebooksで扱ってると知ってびっくりした漏れも来ましたよ。
206水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:24:47 ID:f75c0HtL
ちょっとした思いつきで書いてみました。
今回は触手じゃないですが。
第666話 さくらと巨大なゴキブリ

「は〜〜〜、さくらは食いしん坊やなぁ」
黄色い縫いぐるみこと封印の獣・ケルベロスのケロちゃんは、木之本家の台所で呆れて溜息をついた。
3時のおやつとして苺のショートケーキを食べるためにさくらと共にやって来たのだが、
ふとした思いつきで『ビッグ』のカードを使ってケーキを大きくすると言い出したのだ。
「もぅ、いいじゃないそのぐらいっ」
ケロちゃんのは大きくしてあげないんだからとブーたれながら、さくらは杖を構える。
「彼の物を大きくせよ、ビッグ!」
カードをかざし天へと投げ上げ、星の力を秘めた杖の先端部で触れて力を解放させた。
解き放たれた力はケーキへと向かい・・・・
「さくらっ!!」
黄色い縫いぐるみが叫ぶ。
見ると力の流れが向かう先にはケーキがあり、その手前には甘いご馳走にたかる一匹のゴキブリの姿。
「ああっ!?」
「うわぁっ!!」
2人(1人と一匹・・?)の叫びが重なり、対象が光に包まれる。
魔法の輝きは徐々に収まり、そして目の前には。
「ほえ〜〜〜〜〜〜っっ!!」
「出た〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」
2人の声が再び重なる。
魔力で大きくなったのは、ケーキではなくゴキブリの方だった。
大きさは畳・一畳分ぐらいだろうか。
黒くて光沢のあるボディーに体毛の生えた足。
立ち上がれば触覚の先が天井まで届かんばかりの身の丈の巨大生物に、さくらは腰を抜かしてしまった。
207水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:25:18 ID:f75c0HtL
「うひゃああぁあぁあぁぁああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ・・・・・・・・」
それを見た瞬間、封印の獣・ケロベロスは情けない悲鳴を上げながら、一目散に逃げ出した。
「ケ、ケロちゃん!?」
床に尻餅を付き一人取り残されたさくらは、薄情な友人の逃げ去った台所の入り口を見た。
遠ざかって行く恐怖の悲鳴を聞きながら、さくらは自分が絶望的な状況下に置き去りにされてしまったことにようやく気tが付く。
これからどうしよう。
早くどうにかしないと。
そう思うのだが、腰は抜けてしまっているので一人では逃げることすらも叶わない。
このままは這いずって一旦逃げようかなどと考えていると、カサカサと耳障りな音がすぐ近くで聞こえた。

嫌な予感がした。
キチキチと翅を擦り合わせる音と床を這いずる音。
さくらの顔は、さっきケロが逃げていった入り口を向いたまま。
振り返りたくなかった。
振り返らず、何も見ないでこのまま逃げ出したかった。
そこへ影が落ちる。
それは蛍光灯の光を遮るぐらいに大きくて、すぐ側からは変な匂いがして。
ゴクリ、と唾を飲み込む。
影はどんどん大きくなり、音も近づいてくる。
しかし、怖くて振り返ることができない。
視界の外の圧迫感は、その質量を増してきていた。
さくらは意を決して確認してみることにする。
恐怖のあまり随意筋が上手く動いてくれず、ギギギ・・と油の切れた機械のようなぎこちない動作で、
引きつった顔で少女は現実と向き合った。
208水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:25:50 ID:f75c0HtL
最初はよくわからなかった。
目の前いっぱいに広がる黒い横節目。
視線を下げて行くと、複雑な形をした硬くて光沢のあるもの。
そこから6本ほど棒のようなものが伸び、眼前に広がる黒いオブジェ全体を支えていた。
今度は逆に視線を上げると、目が合った。
結構、つぶらな瞳だった。
その上から伸びた2本の長い触覚が、さくらの柔らかな頬をグニョンとつつく。
「―――――っほええぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」
驚きと困惑と恐怖。
悲鳴が庭付き一戸建ての木之本家を揺るがした。

「あ・・・・あわ、あわわわ・・・・・」
鼻が触れ合わんばかりの至近距離。
のし掛かるようにさくらのすぐそばにいたゴキブリは、翅を広げて音を立てた。
そして腹の下に並んだ気門から、シュッシュ〜ッという音を出してさくらに迫る。
さくらには何がなんだかわからなかったが、これはゴキブリにとっての『求愛行動』であった。
巨大なゴキフリは何をトチ狂ったのか人間に、しかも赤飯前の小学6燃生に
自分の子を産ませようと生殖行為を迫っているのである。
「た・・・・・たすけ・・・・っ」
恐ろしさと生理的な気持ちの悪さに声がこれ以上接げない。
目の端に涙が滲んだ。

ゴキブリはそんな少女の様子などお構いなしにプロポーズを続ける。
翅をパタパタとせわしなく閉じたり広げたり。
そして辺りに雌を引きつけるためのフェロモンをバラ撒く。
フワリ、と不思議な臭い。
それは少女の鼻孔へと入り込み、幼い身体に変化をもたらした。
209水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:26:22 ID:f75c0HtL
「うわわわわ・・・・ぁぁ・・・・・・・ぁ・・?」
今の今まで感じていた恐ろしさと嫌悪と混乱がスゥ〜〜〜っと消えて行き、かわりに別の感覚が頭と身体を支配しだす。
頭の中がボ〜〜っとしてきて、熱に浮かされているような。
身体の中心が熱を帯びだし、それが全身へと広がって行くような。
「ふわ・・・ぁ・・・・」
さくらの小さな身体から緊張が抜け落ち、クタ〜ッと黒い外骨格へともたれ掛かる。
ゴキブリはそんな少女の身体に背を向け、羽を広げてさらにフェロモンを撒き散らす。
雌を引きつける臭いは背中から滲み出た汁から漂っており、
何も考えられなくなった12再の少女は熱くなった身体を持て余して何かに誘われるように
黒い悪魔の背中から分泌された液体に舌を這わせた。
「・・んっ・・ペロッ・・・・・ふわぁあぁぁっっ!?」
ゾクリ、と来た。
液体に触れた舌先から言いようのない痺れが全身へと広がり、頭の中が真っ白になる。
甘いような苦いような味がどこか美味しく思えて、もっともっと舐めてみたくて。
涎を垂らし、虚ろな瞳で背中から湧き出るヌルヌルをさらに舐める。
「ン・・・ぴちゅ・・・チュ、チュル・・・ペチャ、ピチャピチャッ」
味わう度にゾクゾクとした甘い震えが身体全体を駆け抜け、頭の中が白く塗りつぶされる。
舐めれば舐める程もっと欲しくなり、もうさくらは何がなんだかわからなくなって、夢中で液体に舌を這わせた。
「チュ、ヂュヂュヂュッ、ペロッ、チュパッ・・・んんっ、ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
顔が粘液まみれになるのも構わずに、しまいには口を直接くっつけて啜りだした。
ぢゅるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
ゴクゴクと喉が鳴り、飲み下しているのがわかる。
やがて大量の粘液を飲み込んださくらは、身体の自由が利かなくなってゴロリと床の上に仰向けに転がった。
それはまるでスプレーを掛けられて死ぬ寸前のゴキブリのようで、ピクピクと手足を痙攣させ
動けなくなってもさらに蜜を欲し、舐めようとモゾモゾと藻掻いていた。
210水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:26:54 ID:f75c0HtL
「は・・ぁ・・・・・あ〜・・あ〜・・・・」
瞳に恍惚の光を宿し、涎を垂れ流しながらわけのわからない喜悦の声を上げる。
智代の言う「はにゃ〜ん状態」というやつだろうか。
もはやそこには人としての理性や尊厳をなくした、一匹の生き物が転がっているだけだった。

背中の分泌物をたっぷりと舐めさせたゴキブリは、本来の目的を果たすために行動を開始する。
まず、ゴソゴソと動けないさくらの下半身へと回り込み、生殖器があると思しき部分の臭いを嗅でみる。
そこからは、すでにメスの匂いがしていた。
まだ『女』としての機能を持たない未成熟なさくらではあったが、
オスのフェロモンを嗅ぎ、メスに生殖行為を促す成分を体内に取り入れると、身体の方は着々と準備を始めていたのだ。
ゴキブリはそれを敏感に感じ取り、この雌が生殖行為を受け入れる準備が整っていることを悟ると
生殖器官を覆う邪魔な布きれを口で引き千切り、そのままモリモリと食べ始める。
下着をはぎ取られ、ノーパンにされてしまったさくら。
そこはまだ毛も生えていなくて、可愛くてツヤツヤした女の子の部分が丸見えになっていた。
「はぁ、はぁ、はふぅ・・・・・ぅあ、あ〜・・・」
何が起こっているのか理解できず、トロンとした目で台所の天井をボンヤリと見つめ
体中を支配するムズがゆいような、痺れるような気持ちの良さに身も心も浸っていた。

触覚の先端で少女の女性器に触れてみると、そこはもう準備が整っていて
男を知らぬ生娘であるにもかかわらず、雄との交尾に期待の涎を垂らしていた。
その一本の縦スジにギトギトに脂ぎった生殖器が宛われる。
プチュリ・・・
黒くて細長いモノの先端部から滲み出る先走りの粘液と、少女自身から分泌された愛蜜とが混ざり合い
淫らな音を立てた。
ゴキは遠慮も何もなく、淡々と生殖行動を開始する。
黒い凶器で少女の柔肉を割り開き処女膜を一瞬で破って奥まで到達すると、ぐるりと180度回転して
精子をメスへと送り込んだ。
211水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:27:25 ID:f75c0HtL
ビュッ、ビュビュッ、ビュッ・・・
結合した部分から断続的に吐き出される精液。
それがとろけきったさくらの子宮へと注がれる。
「あひっ!? ふひゃあぁあっ!!  あつい・・・よぅ・・」
ドクドクとお腹の中へと注がれるゴキブリの精液。
その熱い感触にまだ初潮前の小学生だというのに、少女の身体はメスの悦びで満たされてゆく。
小さくても、幼くても、何も知らなくても、やはりさくらも『女』なのであった。
柔らかな肉色の少女の性器に深々と突き刺さる、黒くて硬い昆虫類の生殖器。
巨大なゴキブリに仰向けで組み敷かれて、生殖行為を行われる人間の少女。
二つの異なる生き物同士の交尾。
受精はしても決して受胎することがないはずなのに、オスは惜しげもなく精液を注ぎ込み
メスは悦びの声を上げてそれを受け入れる。
これらの行為は生物学的に意味をなさない。
なさないはずなのに、さくらは注入される雄汁を甘ったるい声を上げながら子宮で受け止め、全身を覆い尽くす性の愉悦に浸りきる。
ビュクッ、ビュッ、ビュッ、ビュビュッ・・・・
「あ〜〜っ、はあぁ〜〜〜っ! ・・・ふぁんっ!」
注がれる度にあがる愉悦の悲鳴。
ゴキブリの射精は一時間にも及び、その間少女はただひたすらにオンナの悦びに鳴き続けた。

―――――約一時間後―――――

ズル、ズルルルルル〜〜〜、ブチュッ・・・・ゴボリ・・・
全ての精液を出し終えたゴキブリは、ようやくさくらとの結合部から生殖器を引き抜いた。
床の上に仰向けで力無く四肢を投げ出し、いまだに意識はゴキブリから出る刺激臭と初めての性の悦びとで白く塗りつぶされたまま。
性器どうしが離れると同時にさくらのアソコからは、おびただしい量の白濁液が外へと溢れ出し
その白くて粘度の濃い水溜まりの中で、さくらは熱に浮かされたような吐息を漏らしていた。
212水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:27:57 ID:f75c0HtL
ブビュッ、ゴポポポポポ・・・・・
ゴキブリの生殖器の形に広がりきったままの陰裂。
たった一度きりの挿入だったので比較的綺麗なままではあったが、一時間もに及ぶ結合の結果
入り口の花弁は開ききり、なかなか閉じようとはしなかった。
おかげで子宮口の手前まで丸見えだった。
中のピンク色の果肉は雄の性器を名残惜しげにざわめき、ヒクヒクと妖しく蠢いていて
入りきらなかったザーメンがあらかた排出されると、さくらの肉洞は奥の方からグニュ〜〜ッと締まり始め
入り口まで肉壁が閉じきると、プチュッと最後に残った濁液を絞り出してピッチリと閉じ合わさった。

この後さくらはケロが戻ってくるまでの数時間、台所の床で精液にまみれて放心していたという。

―――――後日談―――――
「うぅぅ〜〜〜〜〜っ、かゆいよ〜〜っ!」
友木支小の黒い制服のスカートを捲り上げ、飾り気のない下着の中に手を突っ込みながらさくらは情けない声を上げた。
場所が場所だけに爪を立ててボリボリとも掻くこともできず、かといって痒みを我慢することもできない。
ゆえに指を少し強めに患部に押し当て、擦るぐらいしかできなかった。
ニチュ・・ニチュ・・と、どこか湿っぽい音をさせながら、秘芯の周囲を少し強めに擦る。
「ン・・・・ふぅ・・・っ」
すると○学6年生の少女の唇から、熱の籠もった吐息が漏れ始めた。
「おいおいさくら、オナニーは自分の部屋でコッソリとやるもんやで」
やれやれという具合に首を横に振り、溜息をつく。
「ちっ、ちがうもんっ!  ・・・・かゆいから、掻いてるだけだもん」
恥ずかしそうに、それでもモゾモゾと掻くことをやめない。
213水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/23(土) 08:28:30 ID:f75c0HtL
「さくら、そら性病や。  あんな病原菌の固まりとまぐわったら嫌でもそうなるで。
 あの小僧とのセックスはしばらくは控えときや。 性病は伝染るさかい、小僧も・・ごぶはぁっ!!」
沈痛な面もちで頷きながら注意をうながすケロだったか、しかし最後まで言葉を続けることはできなかった。
いつのまにか封印を解かれた星の力を秘めし鍵に後頭部を強打され、壁まで吹き飛ばされて沈黙した。
「もうっ、ケロちゃんのバカぁ!! えっち! それに元はといえばロケちゃんがわたしを置いて逃げるから―――――」
怒るさくらと、後頭部から血を流してグッタリとする黄色い縫いぐるみ。
ケロがよけいなことを言い、さくらが怒る。
そんないつもの、よくある風景。
木之本家は今日も賑やかでしたとさ。
おしまい


先日、うちの台所で交尾真っ最中のゴキカップルに出くわしまして、
片方は屠ったのですが、もう一匹は逃がしてしまいました。
なんたること、人生で14回目の不覚!
ただ殺った方はメスだったようで、素手で叩き殺した際に
腹の中にため込んだ精液がブチュッと飛び出て手や床にベットリと・・・
まさかゴキブリにザーメンぶっかけらるなんて思いませんでしたよ。
ゴキの交尾の仕方は上記のとおり、オスの背中の汁を舐めさせてメスがうっとりしている間に結合します。
合体したら180度回転して1時間ぐらい射精しっぱなしです。
受胎はしないでしょうが、ゴキと人間って受精はするでしょうか。
214名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 08:53:46 ID:S8bVBCMi
G・・・Goki Job!
215名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 11:04:53 ID:grQUq8Rc
Goki Job!
216名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 11:57:17 ID:P++6BmUn
GOKI JOB!
217名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 12:53:01 ID:SOwT7zON
Goki Job!
ってかゴキの交尾ってそんなんなのか。
実際ゴキが入ったりしたら性病どころの騒ぎじゃないだろうけどw
218名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 17:49:21 ID:k3b6uy3/
『のぞき屋』思い出した…

goki jobワロスw
219名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:15:57 ID:NP49sNt2
ゴキブリハゲワロスw
良いアイディアが湧いたらまたこういうテイストのを
書いて下さると嬉しいです。
220名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 01:04:44 ID:URqJe4Fi
Goki Job!
221名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 04:40:34 ID:pVSzyCe5
Goki Job!

五スレの最後の質問のレスなんだけど
>782名無しさん@ピンキーsage2005/07/24(日) 00:00:46 ID:2bNXNeoK
>でさ、触手の和姦ってどんなシュチュ想像する?

ガチの異種婚譚かな。問題はただのレイープマシンの触手じゃなくて
異生物らしさがあり、下手に擬人化しないけど明らかに人格「触手格?)
を備えているような。
前に過酷な惑星で生き残らんが為の相互依存関係になっている
触手物をよんだけど、いかんせんどこにあったのか忘れてしまった。

222名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 05:10:40 ID:JEcQQxD7
古事記とかには人と蛇の神様ガ結婚するような話あるよね
223名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 05:12:55 ID:CJdnQYU9
ナイス主人公、セカイ系、Gと変わり種が続いてますね。書き手さん乙です。
ただ、感情にクるものばかりで実用的ではない……かも……
224名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 06:20:17 ID:DAaojolW
>>221
「足とか多分また生えてくるから食べろよ」
「友達を食べることなんてできないよ…」
「友達か…」
「うん…」

こんなのを思い出した。
225水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/24(日) 07:49:37 ID:Nu0ynluk
読んで頂いたみなさま、感想を下さったみなさま、ありがとうございます。

前スレ>>782
でも「淫獣〜」で一つだけ和姦がありましたよ。
主人公が実は淫獣の血を引いてて、
悪い方の淫獣を倒してヒロインと結ばれるというのが。

>>224の言葉で思いつきましたが
無人島とか洞窟とかに触手くんと一緒に打ち上げられた女の子。
最初は触手を怖がったり気持ち悪がったりするけど、話をするうちに次第にうちとける。
お腹がすいたけど食べ物がない。
触手は「また生えてくるから」といって火を起こし、自らの一部を少女に食べさせる。
何度も断ったけど空腹には耐えきれず、しかたなしに食べる。
言葉を交わした友人を食べるのが悲しくて、その肉は美味しくて、ちょっぴり涙の味がした。
その後もどんどん食べるのだけど、一向に助けがこない。
触手くんはどんどん小さくなって行く。
「また生えてくるって言ったから食べたのに・・!」と、身を削って助けてくれる友人に涙する少女。
触手くんは再生のための力を得るためには、人間との交わりが必要で
だけど、そのことをどうしても言い出せなくて。
でもそれを知った少女は、小さくなってしまった友人に
自分を助けてくれた大切な友達に、その純潔を捧げるのでした。
とかなんとか。
226名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 11:04:20 ID:d6L/bMtM
>>225を見て、下半身のみ触手なスキュラっぽい女の子が、
子供をぽこぽこ産んで増えるというネタを思いついた。
227名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 21:01:05 ID:r1YQMKe9
ゴキブリを読んで、
知世とか他の女の子達がみんな、ゴキブリの背中をぺろぺろ舐めて、コロンとひっくり返る
・・・という続編が読みたいなぁと思ったわけですが

>>225
>和姦の
淫獣家庭教師ですな
当時見て、ひっくりコケた記憶があります
オチが今ひとつでしたが
触手と結ばれて、幸せになってENDでもいいのにねぇ
228名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 21:32:42 ID:pVSzyCe5
触手ヒロインというなら
アイの宮広がかっこよかったなあ。
触手のままやりたかった。
229名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 22:16:53 ID:DN0iu8ld
>>221
触手と和姦なら、
ttp://www002.upp.so-net.ne.jp/nbesuzu/
の「南国島国海漁少女」なんてのもあるけど。
・・・あんまり実用的じゃないけどね。
230名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 00:30:06 ID:HNyU5C2O
>>229
スマン・・・それで抜いたことがある_| ̄|○
231名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:36:59 ID:pd3ClXbO
触手大好きな女の子ってアリか?
232名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:35:03 ID:tmGddxD1
触手で和姦…「妖魔夜行」の蔦矢とサナ(だっけ)とか?
藤のつるであられもない姿に拘束して、激しい攻めをしていたり。
233名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 06:51:06 ID:s7Kbvw9n
>>231
ありだと思われ


最初は嫌がっていても、最終的に喜ばせれば和姦になる・・・のか?
234名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 08:32:08 ID:f0kHHbZ6
>>232
書いとくれ!

初代スレにいた妖魔夜行の神はどこに行ったんだろ…
235名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 20:52:48 ID:u7CvRMMZ
>>229
読んでみた。うむ、なかなか良かった。
>>231
虫愛ずる姫とか。
236名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 21:12:53 ID:8k8OIBT1
ナウシカか
CG集で王蟲の触手に体まさぐられるというの持ってるよ
237名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 21:49:58 ID:pd3ClXbO
エロゲーの体験版(触手モノ)プレイして虜に…とかw
238名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 07:05:31 ID:tD6t1UR+
ある妹がオタ兄の部屋のパソコンで偶然見つけてしまった触手モノのエロゲ
最初は興味本位だったけど、だんだんと触手やモンスターに犯される願望が・・・
その後、いろいろと妄想を繰り広げる
植物の蔦やミミズ、イソギンチャク
ついには生きたタコを買ってきてオナニュしようとするが
現実はそううまくいかなくて、自室のベッドの上で
全身スミだらけにされてジ・エンド・・というギャグオチ


ナウシカの虫は子供の頃にすごく気持ち悪くて夢にまで見た経験が・・・
239名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 07:28:50 ID:ucKRWYsL
スミスミ堂の壺中天とかな。
最後にはヒロインは男を捨てて触手と一緒になる。
240名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 13:29:33 ID:e+vDZl2f
>エロゲーの体験版(触手モノ)プレイして虜に…とかw
マジでモノホン出てきてしかもソイツはめちゃくちゃエロエロで。そんな毎日を面白おかしく過ごす…
そんなギャグをちりばめたストーリーを考えた。
(そんな主人公の友達はディープな竜好き)
241名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 18:17:23 ID:61Ha/rVn
レスついてたんで調子に乗って情報交換希望。
皆さんは異種姦、触手小説って、普段どんなの読んでますか?
ためしに知ってるもののうちでこれ!って言うのを挙げてみます。

ttp://black.sakura.ne.jp/~utage/kikaku-toriko/genta/b/11.htm
・ファンタジー型、孕ませられてマッハ堕ちるタイプ。
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~sigma-s/story/Ura/Ala/Ala-index.htm
・非Palette Enterprise系で退魔師モノ。主人公=メインヒロインがこの前犬に犯されて第一子出産(父親似)あまり悲壮感は無い。
ttp://www3.tvt.ne.jp/~jnn/036483/6483-top01.htm
・現代伝奇風短編。蟲にヤられる作品集。定型文が言い感じにリズムを作っているが更新遅め。

触手・異種姦好きとして「コレだけは読んでおけっ」みたいなのがあったら教えてください。
・・・捜索スレいけよ!って言われるかも知れないけど、あそこ今荒れてて踏み込めないんで、雑談の一環としてってことでひとつ。
242名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:57:50 ID:HNpHQ4Vp
>>241
真ん中の小説は、ほぼ毎日更新チェックしてるぐらいお気にいり。

特に1、8、9話はもう合計で100回近く読み返してるなぁ。
243名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 21:37:09 ID:BrhTPafO
>>241
このスレだけでお腹いっぱい
244名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:25:28 ID:Ct3/nPyh
本読んだことない…orz
買う勇気もない…
そんなアニメイトの地下すらいけない俺ガイル。
245名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 06:00:24 ID:mhAdiTDv
>>241
じゃあ漏れも投下。

ttp://suzuka.cool.ne.jp/icbmrelorded/base.html
特撮系・膨大な作品が揃ってる。質も量も揃ってて更新もそれなり。
ただ、異種姦はあるけど、触手はいまいち。てか、多すぎるから
少なく感じるだけかもしれん。漏れは毎日チェックしてる。
246水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/07/27(水) 07:36:40 ID:HkvwD6c9
私は主に触手もののマンガでハァハァしてます。
触手小説を読んだのは2ちゃんねるに来てからですね。
247名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 10:14:33 ID:TEbKtLW8
>>244
おお、俺と同じようなやつがいる…。
248名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:33:03 ID:sikes1DB
さあ勇気を出し
249名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:17:01 ID:nOmTZVqH
みじん切りだ触手ー♪
粘液アソコに染みても
あえーぎこらーえてー♪
250名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 07:46:22 ID:j8uwvv/G
にーんじゃはぁっとりー♪
251名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 08:56:42 ID:Wfzu7KPo
炒めよう粘液ー塩胡椒でー♪
混ぜたならー触手固く結べー♪
252名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 11:32:58 ID:rRw9pChj
女体と触手にー♪
媚薬をまぶしてー♪
253名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 11:48:51 ID:D46fVubF
upれーば、SSだーよ♪

“孕みはど〜した〜”♪
254名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 14:33:39 ID:zDwi5TGo
書いてる奴らは楽しいんだろうが…

奇天烈サブィ
255名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 15:06:04 ID:aO4phqng
そういう時は何も言わないでそっとしておくもんだぜ……
256名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 17:45:54 ID:MBiAaGaB
むしろキテレツの発明したマッサージ機が暴走して、
ミヨちゃんがマッサージ機の触手に捕らわれてアレコレとかそういう方向にはいかんのか。
257名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 18:02:06 ID:+dSePzJC
職人さんが来るまで待てないよママン。
どなたか俺の息子が爆発するような触手サイトを教えて下さい。
もう辛抱たまらんとです
258名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 06:58:55 ID:89xRlKhK
やっとわかった、キテレツだったのか

>>257
ttp://www.elite-network.co.jp/
いろいろな職種が選べます(笑
259名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:14:54 ID:ipy9jlkD
そうだな。
ミヨちゃんの中の人は某超有名触手巫女姉妹エロアニメの妹のほうの中の人と一緒だしな。

 何だって!?知らなかった。甘酸っぱい衝撃が走りました。

突然ですが、前スレ>>725・729答え
ttp://strawberry.web-sv.com/cgi/imgbbs3/img/1312.jpg
 各モンスターのペニスは
1)オオジンメンケン-E 2)ジンメンヒショウヘビ-A 3)サバクワタリキッコウジン-C です。
 写真の元の動物は
A)キングコブラ:Y字状で先端が分かれている。しかもトゲトゲ付です。
B)ムササビ:コルク抜きようなドリル状。この動物は、このドリルペニスを使う事情があるのです。
C)スッポン:ゴム手袋状。入れるのも出すのも大変なのでは?という形です。ペニスでフィストフォックができます。
D)ツノサメ:大きなトゲが出ます。メスの膣は傷つくのではと不安になりますね。ちなみにこんな恐いペニスを2本ももっています。
E)イヌ:勃起すると根元が膨らみます。これでメスの膣から抜けなくなるのです。写真でなくてすいません。

 で、ここからが本題。これから漂流女子校の新シリーズをちょいっと投稿します。

ネタバレの質問や意見などは控え室↓でお願いします。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1093433596/
漂流女子校〜〜触手エロSSは本スレで
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1103524124/
でも様々な作品が投稿されてますので、ぜひ来てください。
漂流女子高校 設定まとめ所
http://kanazawa.cool.ne.jp/no-good/
キャラやモンスターの特徴などはこちらも書いてあります。便利です。
 2つの女体がベッドの上で絡み合っていた。
やや赤みのある黒髪で長身な女が四つん這いになり、後ろから茶髪をカチューシャで纏めたグラマーな女が責めたてていた。
2人の美女は股間を双頭バイブらしき物でつながっている。『グジュグジュ』と卑猥な音が響き、2人分の愛液が泡だって双頭バイブまで汚していた。
「ヒャァ!アん。お………ねがいしまう。山君先生、こんなこともうやめぁ……ましょ。。。あぁ!」
犬の格好で責められている女、全(チョン)アナヴィン(27)は拒否の発言を投げかけた。でも子宮から発する喘ぎにかき消されてしまう。
 だが本当に犯されるのが嫌なら力づくで逃げられるはずだ。
バレーボール部の顧問の彼女は、身長179cmB85W60H87と長身で引き締った体をしている。女性の中では鍛えられているほうだろう。
 対してアナヴィンを後ろから責めたてているカチューシャをつけた女は山君ミネア(25)という生物教師。
身長162B91W61H87とエロチックな体型をしていて、大きな乳房がプルプルと振るえている。
野外で植物の調査をしているそうだが、そう腕力はないだろう。
単純な体力の上下関係を逆転させているのは、双頭バイブが埋まる女壷からの快楽である。

山君(やまきみ)ミネア「このオモチャいいでしょぅ。
……膣内でプルプルと震えるしドックンドックンと膨らむのよ。アナ先生はこんなオモチャしらないでしょ?」
 荒い吐息をしながら生物教師は自分の獲物に問い掛ける。
体育教師の日焼けした背中を見下ろしている彼女の両眼は色情狂と言ってよく、もはや知性は感じられない。

全(チョン)アナヴィン「ァ!ァ!ァ!ァ!そんなのァ!ァ!ァ!ァ!使ったりしませんァ!ァ!ァ!ァ!」
ミネア「んんん〜〜〜、こんな女だらけの田舎でいい男がいるわけでもないでしょ。
アナ先生こんなにHなのに大人のオモチャを使ったことないんですかぁ〜。手だけじゃ満足しないでしょ。」

 ミネアは股間に両手をもっていきバイブを濡らす2人分の愛液を掬い取ると、左手を相手のクリトリスに右手を乳房にもっていく。
淫水はなぜか黄色が混ざっている。
胸肉とクリトリスをベタベタにされるとアナヴィンはそこが『ジンジン』と熱くなる。

アナヴィン「あつい、おっぱいが熱いぃ。ヒャン、クリが!」
きっとバイブからだされる黄色い成分が肌を刺激しているのだ。ただジンジンしているだけでなくすごく気持ちいい。
体がどんどん軽く曖昧になっていくようにアナは感じる。いや、感じているのかどうかももう解らない。

ミネア「おっぱい張りがあっていいなぁ。あ、見ぃつけた。」
肌を桃色にそめて淫蕩極まりない笑顔のミネア、彼女はアナヴィンの勃起しつづける乳首と包皮から顔をだしている淫核をキュッとつねる。

アナヴィン「ダ!mmmmmmmmmmmmmmm−−−−−−−」
痛いくらいの刺激のはずなのに、体育教師は腹筋を浮き出すほど力をいれて声にならない叫びをだした。
そして絶頂のなかで失神した。

全アナヴィンは性快楽で体が霧散していく。そんななかで
 (なんでこうなっちゃうの。水も果物ももってこれたのに。腰が力はいらない)
と思うのだった。




なぜこうなっちゃたか?少し時間を戻す。     
 ある日、突然、まったく未知の世界へ校舎ごと飛ばされた世界的名門女子高『海の花女学園』とその人間たち。
生徒及び教師などの彼女たちは、この異常な世界で性欲に狂ったモンスターの襲撃に遭いながらも何とか生きてきた。
しかし、それも限界に近づくだろう。生物のもっとも必要な物質『水』が確保できないからだ。

○12日目朝・海の花女学園職員室

 重苦しい空気が職員室を支配していた。教師たちの目線はみな机を向いている。
才色兼備で心身ともに健康な彼女たちも、全く未知の世界に放り出され化物どもに襲撃されたことはかなりこたえる。
生徒を保護する責任と生存にかかわる問題に目を向けることでなんとか耐えている。

「排水を蒸留してなんとか飲み水を創っていますが、もう限界です。」
「体を拭く水とかまったく足りません。」
食堂調理師「水がないことにはお米を炊けないし、食器を洗えないので・・・」

 災害時緊急用の飲料水・自動販売機のジュース・学内コンビニのミネラルウォーター・トイレ用に貯めている雨水……
最新設備と広大な敷地をもつ海の花女学園には、かなりの飲料水がある。さらには、排水をろ過して蒸留することで再利用している。
しかし外界から隔絶された世界では、数ヵ月以内に干上がってしまう。そんななか一つの希望がもたらされた。
 空を飛ぶ化物に連れ去られたジョセフィーヌという生徒が、学園に無事生還(心身ともに屈辱されたが)してきた。
その生徒が言うには「半日歩いた場所にオアシスがあって、水も木の実もたくさんある」そうだ。

理事長「で、この学園から東にあると思われるオアシス、そこへ行って水源の調査をすることとします。」
このまま餓えと渇きでだんだん死んでいく恐怖より、危険を承知でそのオアシスへ水をとりにいく。
教師たちは重大な決断をした。12日目の朝、職員室で。
○13日目日の出前・学園と異世界との境界

金子「なんで俺がこんな事を。オアシスには空を飛ぶ蛇がいるそうじゃないか。」
佐藤田「くじで負けたからだ。もう行くぞ。」
オアシスへは車で行くこと決まってから大変だった。学園が異世界へ瞬間移動をした衝撃で、学園周囲は凸凹になっていた。
地面をならし、オアシスへ行く人間を決めた。
どんなモンスターが待ち構えているかわからないオアシスへいく人間は次の5人。

警備員の金子と佐藤田、体育教師の角投。彼らはくじで負けた不運な護衛役。佐藤田は頑丈な現金輸送車を運転する。

全(チョン)アナヴィン(27):女性体育教師。バレーボール部担当。
  T179cmB85W60H87。赤みのかかった黒髪が肩にかかる(伸ばしている途中)。鳶色の瞳が印象的。
  肩を痛めて20歳で現役引退し、大学でスポーツ医学と教育学を学んで、海の花女学園に赴任した。
山君ミネア(25):女性生物教師。果樹園の面倒を見ている。
  T162B91W61H87。くすんだ茶色の髪をカチューシャでまとめている。髪は首まで。瞳は黒のたれ目。
  野山で植物を観察することが好きな野外派の女性。大学院での研究費を稼ぐためもあり学園に就職した。
 アナヴィンは悪路に強い4WDをもっていたから、ミネアは果実や水の調査担当として選ばれた。

男3人と女2人のオアシス調査隊は、アフリカのサバンナのような荒野へと4WDと現金輸送車を発進させるのだった。
○13日目午前。学園より約20km東のオアシス

金子「お!湖があった。やっぱりジョセ…なんとかという生徒はここから逃げてきたわけか。」
アナヴィン「ジョセフィーヌ・カミュ・アンリさんです。よくここから学園まで逃げてこられました。あまり運動をする子でないのに。」
角投「必死になると人間思わぬ力を出すというからねぇ。じゃぁ、ポリタンクに水を入れます。男が一つづつで。」

 オアシス調査隊は意外と容易く湖を見つけられた。
車2台は文字通り道無き大地を走り抜けられたし、下車してオアシスの林に入った後も歩きやすかった。
松明や熊鈴のおかげかモンスターの襲撃もなく用意したポリタンクに水を入れていく。
昼前には10〜40gポリタンク7つを満タンにして車へ積み込めた。実に順調である。

金子「もう水運びはいいだろ。せっかくだから行水でもしようぜ。飲めるくらいきれいだし」
ミネア「ダメですよ。生水は注意しないと、それより次はこのあたりの果実を取ってください。アンリさんはこの果実を食べていたといいました。
採取して調べてみます。デジカメも撮って、あと葉も」

 なるほどこのオアシスには色とりどりで様々な形の果物がなっている。もしかしたら学園の人間たちには貴重な食料になるだろう。
しかし観たこともない植物、有毒なものもあるかもしれない。
(これなんか、まるで男の人の……こんな果実みたことない。あれなんかおっぱいプリン?)
そんなことを考えながら山君ミネアは植物を採取していく。大学では果樹分布の研究を専門にしていた彼女には、未知の植物の林は宝珠にみえる。
ついつい科学への探究心が大きくなって周りへの注意力が減っていく。女生物教師1人が仲間から離れてしまったことに誰も気づかなかった。
 以上です。未だにエロSSの書き方がわかっていねぇorz 難しいものです。
今後しばらくはエロがない(まだ書いていないので予定なんですが)ので、スッゴクつまらないと思いますができればお付き合いのほどを。

漂流女学園の話、このスレでは忘れられていないかちょっと不安だったりします。
266名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:52:46 ID:Vz40vYTc
>>265
GJ!
待ってました。
冒頭のレズシーン・・・「なぜこうなっちゃたか?」にどうつながるか楽しみです。
267名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 13:05:39 ID:du9smsBE
>>265
Gj!
ついにハナジョの人間が学外へ進出する第一歩ですね。
268名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 06:13:41 ID:jD9P/bf8
前スレで化け狸のSSを投下した者です。
続きを書いたのですが、話の展開上、エロシーンの分量控えめな上にそもそも触手にも怪物にも犯されていない話になりました。
その為、このスレに投下するのはどうかと思い、ちょうど個人的なまとめサイトを立ち上げましたので、そちらで公開することにしました。
前述のようなエロ控えめ&触手なしな状態で、しかも少々苦痛要素ありですが、興味のある方は下記のアドレスまでお越しください。

ttp://kemokain.h.fc2.com/index.html

以上、連絡までに。
スレ汚し失礼しました。
269名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 07:29:50 ID:5bEHO8/H
270名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:08:05 ID:JHvmz+3R
他の作家様方に及ばずながら、投下します。
271270:2005/07/31(日) 16:10:50 ID:JHvmz+3R
西暦2100年、エイズをはじめとする性感染症で人類は存亡の危機に立たされた。政府は結婚相手以外との性行為を禁止する。
その裏で性ビジネスは発達を遂げ、遺伝子操作で改造された様々な性玩生物が人々の性欲を満たした。それらとの交わりは、妊娠や感染症の恐れが無い為、政府は公認し、未成年者との接触も暗黙する。
そして、女性向けの風俗店が誕生した。そこでは、性玩生物が女性達の接客をする。少女達は、それらの生物を初体験の相手としていた。
272270:2005/07/31(日) 16:11:25 ID:JHvmz+3R
一人の少女が、或る店に入って来た。
「いらっしゃいませー!今日のお遊び相手はどれにされますかー?」
「あのー、初めてなんですけど」
店内にずらりと並んだ写真。
「こちらの大蛸などはいかがでしょうか?たくさんの吸盤が体中の性感帯を吸い尽くしてくれますよ!」
「でも、体に痕が付きそうで…」
「では、ニシキヘビなどは?力強い抱擁は、息が詰まるほど気持ちいいですよ!」
「いや、それはちょっと」
こんな場所で絞め殺されるわけにはいかない。
「あっ、これは?」
ひとつだけ美しい花のような写真がある。
「これは新人の巨大イソギンチャクです!毒の代わりに媚薬による全身マッサージは絶品ですよ!」
人でもないのに”新人”というのは変だと思いつつ、「じゃあ、これでお願いします」と決めてしまった。
「それでは、ごゆっくりお楽しみください!」
273270:2005/07/31(日) 16:12:12 ID:JHvmz+3R
部屋に案内された。そこは小さな前室になっている。内側から鍵を掛け、そそくさと服を脱ぐ。大人向けの色っぽい下着は、この日の為に買ったものだ。その姿を鏡に映し、気合を入れる。
(よしっ!がんばるぞ!)
後ろを向き、初めての体験に期待と不安で胸をドキドキさせながら裸になる。恥らいが残る初々しい処女の姿だ。そして、両手で前を隠しながら、奥のプレイルームに入った。

「何、これ?…うっ!」
吐きけをもよおした。部屋に立ち込める生臭い磯の香り。そこに、丸いソファーの形をしたグロテスクな肉の塊。表面はべっとりと粘液にまみれ、心臓が脈を打つようにドクン、ドクンと蠢いている。
(あの写真と全然違うじゃない!)
一瞬、躊躇した。これとするのだ。でも、引き返すのはもっと嫌だ。
(えい!やっちゃえ!)
深呼吸をし、思い切って、その上に腰掛ける。
「くううーーっ!」
おぞましい感触が尻に伝わる。やがて、彼女の体温を感じたのか、もぞもぞと動き始めた。
「くっ、くすぐったい。ふっ、ふふっ」
すると突然、尻の下から百本にも及ぶ触手が現れ、一瞬で彼女の体を包み込んだ。
274270:2005/07/31(日) 16:12:52 ID:JHvmz+3R
「いやああああーー!」
あまりの気持ち悪さに絶叫をあげる。全身を腐った内臓に包み込まれているようだ。
「うわあああー!うわあああー!」
胴と太腿に巻き付かれ、もう逃げる事は出来ない。そして、粘液に含まれた毒−媚薬が皮膚から浸透しはじめた。女の体を知り尽くした触手の愛撫が始まる。

胸を包み込み、ゆったりと揉みほぐし、乳首をいじる。
胴を心地よく締めつけ、背中をさする。
内股をくすぐりながら、足と手の指の間を這う。
「あっ、ああっ、すごい…ほんとうに…きもちいい」
時折、股の溝をヌルリと舐める。
「はあっ!」
濡れ具合を確かめているのだ。
「もう、がまんできないよ…。はやく…はやく」
275270:2005/07/31(日) 16:13:28 ID:JHvmz+3R
目の前で一本の触手が変形し、男根を形作る。少女を傷つけないように少し小ぶりだ。それは淫唇へとあてがわれた。堅く閉ざされた入り口をほぐしながら、ゆっくりと中に入ってくる。同時に尻の穴、そして尿道へと細い触手が滑り込む。
「おおっ!おおっ!」
少女は快楽に陶酔した。
そっと目を閉じる。これは幻覚だろうか?自分は海の中を泳いでいる。美しい珊瑚礁、色とりどりの熱帯魚。まるで人魚にでもなったように大海原を自由に泳ぐ。なんという気持ちよさだろう。自然と自分が一体になった気分だ。
漆黒の深海に光を見つけた。その光めがけて潜ってゆく。もう、戻れないかもしれない。それでも少女は、深く、深く、潜っていった。そして、眩い光に包まれた。
「ああああああっ!!」

初めての絶頂だった。
気が付くと、イソギンチャクの上に座ったままだ。体に絡み付いた触手が徐々に離れて本体に戻ってゆく。
一筋の涙が流れた。少女が女に成った瞬間だ。

一ヶ月後、他の少女がその店を訪れた。
「えーと、噂のイソギンチャクは?」
「申し訳ございません。本日は予約がいっぱいで…。あっ、そうそう、期待の新人が入店しましたよ!巨大ウミウシです。身体に絡み付いて、ぬるぬるマッサージで何度でもイかせてくれますよ!」

未来の歓楽街は、少女達の歓喜で満ち溢れている。
276270:2005/07/31(日) 16:14:16 ID:JHvmz+3R
以上、おそまつでした。
277名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 17:40:58 ID:48LEjPCz
グッジョブ。半勃起した。
278名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 18:09:35 ID:Oi0j1TTf
ttp://spaces.msn.com/members/masatomaikata/
このブログで女教師が触手に虜にされている。
279名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 06:55:29 ID:kVcWxPN9
>>海の華
男性教師はどうなったのか!?
レズる女教師。
教師たちがおかしくなった次は、やはり生徒達でしょうか・・・w

>>たんたんたぬきさん
続編UP乙、GJでした〜
パパさん生きてたんですね。

>>270
イソギンチャクくん、売れっ子スターおめでたう!
安全なバケモノ・・・新しいパターンですね。
280名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 19:37:34 ID:qhbzEMwL
レスがないので保守がてら
>>270のように触手が生活にある生活をネタフリ


○月×日
今日は、小触手のネックルとキューラとの調教と採取の日々だ。
二人ともいい子なんだけど、私じゃもの足りないのかな。
私がつい慣れてイきやすくなっちゃうから
触手たちがつい満足しちゃって妹達のとこにいっちゃう。
もう、ネックルの浮気者!!
でも触手さんたちに慣れてないのよね、妹達。
媚薬分よりも麻痺分の体液が多くなっちゃうよ。




なんとも色気がない…orz.
でも南国島国海漁少女が好きな漏れはついこんな
しかし妄想にでてくるような触手って家畜化されたら絶対こんなことに
なりそうだと、思うのは漏れだけ?
281名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 19:39:30 ID:qhbzEMwL
↑は
でも南国島国海漁少女が好きな漏れはついこんなことを想像してしまう。
282282:2005/08/05(金) 02:44:10 ID:WoTleL+m

「あー、すっかり暗くなっちゃってるよ。」

薄暗い歩道を小走りにして、私は小さく愚痴った。
夜道は私みたいな女の子には危ないとよく聞く。
友達も見知らぬおじさんに変なモノを見せつけられたことがあると言ってた。
まあ、とにかく早く帰るに越したことはない。

「近道・・・するかな?」

公園の入り口で立ち止まって考える。
ここを通り抜ければ、かなり早く家に帰ることができる。
けれども、何かと怪しい噂の多い公園でもある。
それだけに、ちょっぴり慎重になってしまう。

「なーんてねっ。」

私は迷うことなく公園に足を踏み入れていた。
初めのうちは小走りだった私の歩みもいつのまにか徒歩に変わっている。
この公園、無駄に広い上に暗くて照明がない。
まさに、エッチなことをするにはうってつけの場所だ。
とか考えていたら、前方の茂みがガサガサと揺れた。
283282:2005/08/05(金) 02:46:34 ID:WoTleL+m

「ななな、何、何!?」

突然のことに私は何が起こったのかを理解できない。
いつのまにか倒れていて、茂みの中に引っ張られている。
見ると縄のようなものが足に巻きついていた。
そして、ずるずると、どこかに引っ張られている。

「これってまずいんじゃないの?」

事態は私が思っていたよりもずっと悪かった。
私を手繰り寄せていた相手。
それが、人間ですらなかったからだ。

「うそ、ウソ、嘘、うそ、ウソ、嘘。」

今までみたこともない化け物が視線の先にいる。
私が知っている生き物で言えば、イソギンチャクだろうか。
だけど、陸にイソギンチャクがいるなんて聞いたことがない。
仮にこれがイソギンチャクでないにしても。
こんな化け物が、私を捕える理由なんて一つしか考えられない。

「私、食べられるの・・・?。」

不思議なことに危機感はこれっぽっちもない。
辺りに漂う、甘い香りのせいだろうか。
匂いはイソギンチャクに近づくにつれて強くなる。
こう、頭がぼーっとするような。
体がぽかぽかと暖かくなるような。
そんな、不思議な香り。

イソギンチャクの触手が、ずるずると私の足に絡み付いてくる。
まるで蛇のように足首に巻きつき、這い上がっていく。

「んんぅ!」

そのなんとも言えない感触に思わず声が漏れる。
水気を含んだ触手が冷たくて、ぞくぞくと背筋が震える。
なのに熱を奪われたはずの場所がじんじんと熱くなってくる。

「な、なにこれ・・・?」

身体の感覚の突然の変化。
触手が触れた場所がなにかおかしい。
ずるずる。
触手の動きは遅く、じわじわと足を這い上がってくる。
その感覚がたまらなく、切なく感じられる。

なぜか、抵抗しようという気は起こらない。
触手に身を任せるままになっている。

触手が手にも絡みつき、そして這い上がってくる。
その冷たさにぞくぞくするのか、その感触にぞくぞくするのか。
それはわからない。
あるいは両方なのかもしれない。
284282:2005/08/05(金) 02:47:42 ID:WoTleL+m

「ふっ・・・うっ・・・。」

熱っぽい息が漏れる。
足も手も、どうしようもないほどに熱い。
火照った手足を冷たい触手が這う。
その感触がどうしようもなく心地いい。
もっともっと、ぞくぞくしたいとさえ思える。

「わたしっ・・・おかしい・・・?」

こんな異様な状況だというのに、この状況を楽しんでいる。
それは明らかに異常だ。
シャツの裾から触手が忍び込んでくる。
背中を這いまわる、ぬらぬらとした冷たい感触。

「ぅ・・・あっ・・・!?」

背筋を直接、何かが駆けぬけていく感覚。
手足を触手が這う度に感じていた感覚とは違う。
身体がかぁーっと熱く火照る。
急激に身体中が熱くなる。

「な、なに・・・これぇ!?」

口から漏れるのは熱い吐息。
そして、鼻を抜けるような甘ったるい声。
心臓が早鐘を打ち、身体が燃えるように熱い。
触手が這う度に身体がおかしくなっていく。
感覚に身体が支配されていく。

「あぁあぅっ!?」

触手がわずかに胸に触れる。
たったそれだけのことが堪えきれない。
それなのに触手はじんわりと胸を覆っていく。

「はあぅっ・・・くぅぅぅっ!」

もうどうしようもなくなっていた。
完全に身体は感覚に支配されている。
触手が蠢くたびに身体全体が震えてしまう。
その感覚のせいで声が漏れてしまう。
285282:2005/08/05(金) 02:48:30 ID:WoTleL+m

「やっ・・・だっ・・・。」

喘ぎのために、途切れ途切れに紡がれる言葉。
その言葉には意味はない。
それは拒絶しようとしても、できるものではない。
むしろ、より深く身体を蝕んでいく。

「ふあぅっ・・・あぁああぁぅっ!」

触手が胸の先端に触れた。
全身が一瞬、硬直してしまうほどの感覚が身体に走った。
頭の頂上までが痺れるような、ぞくりとした感覚。
触手がその先端にこすれるたびに、その感覚が身体を襲う。

「だめっ! ・・・だめ、だめ、だめぇっ!」

まるで頭の中をこねくり回されているような感覚。
これを続けられると正気でいられなくなる。
そんな思いがその言葉を叫ばせていた。
だが、そんな思いを触手は意に解することはない。
より深みに落ちるように。
より高みに昇れるように。
胸の先端をねちねちと愛撫していく。

「やだぁっ・・・くぅぁっ・・・・あああぅぁ!」

くるりと円を描くように。
下からずるりと擦りあげるように。
先端に刺激を加えていく。
そして足を這い上がっていた触手。
それが、腿の奥に到達する。
そこはすでに、じっとりと潤っている。

「んんぅっ・・・んんあぁぅっあ!」

身体が大きく仰け反った。
頭の中の回線が混線したかのように弾けた。
ただ、ほんの少し触手がその場所に触れただけだというのに。
にちっ、という音が聞こえた気がした。
もちろん、それだけではすまない。
可愛らしい白の下着の隙間から触手はその場所に潜りこんでくる。

「あううぅああぁあっ!」

ずにっ・・・。
触手が進むごとに頭の中で電気が弾ける。
感覚が背筋を駆け上り頭の中で弾けていく。
冷たい触手の感覚。
それすらも、あっというまに自分の発する熱で溶けていく。

何もかもが不透明になっていく。
自分が何をしているのか。
それすらも、もう考えられない。
今はただ、この感覚だけがすべてだった。
286名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 05:21:10 ID:Ewv3B6kO
エッ?(゚Д゚≡゚Д゚)エッ?

続き読みたいょ
287名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:21:01 ID:hGMA9Ap6
>286

安心しろ、俺もだ!

というわけでお願いします。
288名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 09:36:43 ID:mjNWGBBz
続きキボンヌ
ここで終わらせないでほしいです。
289名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 11:27:58 ID:CIM2c0EX
hosyu
290名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 06:09:56 ID:VjVGt863
どうした、みんな夏コミの準備で追われているのか

コミケで触手サークルめぐりするやつは挙触手せよ
291名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 17:22:29 ID:6Y+k36rT
俺コミケってのがよく分からないから
触手めぐりしてくる。
292名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 10:16:39 ID:1fz348fr
今年のコミケ、触手通りが小さいから不満だニョロ。
293名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:19:10 ID:ArRKguNc
触手狩りトラップに気をつけろ!
294名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 15:03:21 ID:Bj0kGMuC
触手刈り
295名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 16:16:18 ID:dwNGyF17
注意されていたのに、触手に狩られてしまいました。
296名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 20:06:35 ID:uFSAG9Ls
先週と今週の陰陽大戦記がやたら触手でエロかった件について。
297名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 12:24:31 ID:LgpeSmjJ
ほしゅ
298名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:51:24 ID:1ROAEpl4
 隠し通路を経て、本館から寄宿所へと渡ってきたジル・バレンタインは3号室の本棚で気になるファイルを発見した。
 赤い本に混じった、一冊の白い背表紙。
 その不自然さが彼女の目を引き付けた。
「プラント42……こいつも生物兵器の一種なのかしら?」
 しかし今のジルに、それを詳しく調べている時間は無い。
 それにしても赤い本の列にポッコリと空いた隙間が気になる。
 ジルは娯楽室で見つけた赤い本の存在を思い出した。
「やっぱり。同じシリーズの本だわ」
 ジルは手にした赤本と本棚の列を見比べ、そっと空いた隙間に差し込んでみる。
 その途端、仕掛けが動きだし、棚の後ろから隠し扉が出現した。
 ジルは手にしたベレッタの弾倉を確認すると、慎重にドアを開けてみた。


 そこには想像を絶する光景が広がっていた。
 暖炉の置かれただだっ広いフロア。
 その中央に、高い天井に届かんばかりに巨大な植物が生えていた。
 否、よく見ると天井から逆さまに生えた植物から、床まで届く長いツタが伸びているようである。
 ツタの何本かはウネウネと自由に動き回り、こいつが只の植物でないことを窺わせていた。
299名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:52:01 ID:1ROAEpl4
「これがプラント42? どう見ても観賞用じゃなさそうね」
 ジルがふと気を許し、構えた銃を下ろした時であった。
 いきなり数本のツタがジルに襲いかかったと思うや、彼女の体を宙へと持ち上げた。
「なっ、何なのぉっ。ヒィィィッ」
 ジルはツタを振り払おうと藻掻いたが、たちまち手足を絡め取られて身動きできなくなる。
 動きの止まったジルの腹部に、強靱なムチと化したツタの一撃が浴びせられる。
「ぐふぅぅぅっ」
 肺中の空気を吐きだして、ジルが苦悶の表情を浮かべる。
「アグゥゥゥッ。ウハァァァッ」
 ツタの攻撃は何度も繰り返され、身悶えするジルの抵抗力を奪っていった。
 身動き一つ出来なくなったジルの両足にツタが絡まり、一気に左右に開かれた。
 何本もの触手がジルの全身に群がり、何かを調査するように体をまさぐり始める。
「なに……やめっ……いやぁぁぁっ」
 やがて目的の物を発見した数本の触手が、コンバットパンツのウエスト部から内側へ侵入してくる。
 そして触手はパンツの中で前後左右に広がりを見せ、下着ごと布地を引き裂いてしまった。
「ヒヤァァァーッ」
 下半身をさらけ出してしまったジルが絶叫を迸らせる。
 そんなジルにはお構いなしに、触手は尻へと我先に群がる。
300名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:52:31 ID:1ROAEpl4
 触手の狙いはジルのアヌスホールであった。
「いやっ。そんなトコ……いやぁっ、イヤァァァーッ」
 前戯も無しに脆弱な部分を穿られて、ジルが悲鳴を上げる。
 しかし感情など持ち合わせていない触手は、無情に内部へと侵入を果たした。
 直腸まで達した触手が一時動きを止める。
「かっ……かはぁぁぁ……」
 ジルは全身を脂汗まみれになりながら、大きく口を開けて腹式呼吸する。
 肛門周辺の力を抜いて、出来るだけ痛みを感じないようにするためのテクニックである。
 アナルセックスは既に何度も経験を積み、A感覚も開発済みのジルであったが、前戯無しではやはりきつい。
 しかもツタの直径は平均的なアメリカ人のペニスより太く、硬度にいたっては比べ物にならない程なのである。
 不躾なツタが動き始める前にアヌスを馴染ませないと、裂傷の怖れもある。
「ジル、これは男のペニスよ。あなたのことを一番愛してくれる彼氏のペニスなのよ」
 ジルは必死で想像を巡らせて、現実を逃避しようとする。
「彼氏はあなたのアヌスは綺麗だって褒めてくれるの。そして我慢できなくなって求めてきたのよ。あなただってアナルファックは大好きでしょ?」
 妄想が効いてきたのか、時間の経過がそうさせたのかは分からないが、ジルのアヌスは徐々にほぐれていき、痛みが薄れてくる。
 すると、まるでそれを待っていたかのように、ツタが前進運動を再開した。
 ツタの狙いは養分の吸収であり、『肥やし』を狙って直腸内に侵入してきたのである。
301名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:53:32 ID:1ROAEpl4
 ソコにあった僅かな養分を吸い尽くしたツタは、更なる滋養を求めて奥地へと進撃を始めた。
「うむぅっ、うむぅぅぅ〜っ」
 食いしばった歯の隙間から、押し殺したようなジルの声が漏れる。
「うあぁっ……あおぉぉぉ〜っ」
 S字結腸を刺激されたジルが堪らないように声を上げてしまう。
「おごぉぉぉっ?」
 大きく開いた口の中に別の触手が飛び込む。
 こちらは胃の中にある未消化の養分を狙う積もりであろうか。
「おごっ……おごぉぉぉっ」
 喉の奥へと侵入していく触手を目の当たりにして、ジルが目を白黒させる。
 消化器官の入り口と出口を貫かれたジルはまさに串刺し状態であった。
 常軌を逸した現象に、ジルの精神は崩壊寸前に追い込まれるが、下半身を包み込む痺れるような快感だけは鮮烈に感じ取る。


 ジルの腰が意思に関係なく前後に動き始めた頃、股間の肉突起は自己主張するように勃起し、適度に使い込まれた秘裂からは嫌らしい液が滲み始めた。
 あぶれていた触手が先を争って秘裂に群がり、貪欲に汁を吸収する。
302名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 17:54:32 ID:1ROAEpl4
「おふぅぅぅ……」
 新たな快感が加わったことで、いよいよ快楽に溺れたジルは、無意識のうちに両手に握った触手を恋人のペニスのように愛おしく扱き始める。
 やがて淫汁を独占しようと図った触手が膣の中に飛び込むと、そうはさせじとばかり他の触手も次々に襲いかかった。
「むぐぅぅっ」
 3本の触手に飛び込まれたプッシーが異様に膨れあがり、ジルは白目を剥いて悶絶する。
 意識を失ってなお、ジルの尻は淫らなダンスを踊り続けていた。


 扉の鍵穴から一部始終を覗き見ていたバリー・バートンは溜息をついて火炎放射器の銃口を床に向けた。
「タイミングが悪すぎるんだよな。今出ていっても、全てを見られたジルが傷つくだろうし……しゃあねぇからしばらく様子を見るか」
 バリーは火炎放射器を床に置くと、ズボンのジッパーを下ろす。
 そして再び鍵穴に目を近づけると、右肩をリズミカルに動かし始めた。
303名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 03:37:20 ID:8yCtA8o6
なんかエロイのキテルー
304名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 22:16:47 ID:Sx1zhPED
>>225で書いてみた

ダメだ、エロシーンにたどり着けないOTZ
305名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 12:22:43 ID:QEWmpDJb
過疎ってるからエロシーン無くてもいいジャマイカ
306名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 12:31:58 ID:t2LiMy3c
そうともヒントになるかもしれないじゃないか、ニョロ。
307水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/15(月) 12:36:04 ID:kmwNolI2
隠されたエピソードですね。
ジルが助けられるのはこの後・・・
このパターンだと、ゾンビや犬にもヤられてそうですね。

>>304
このスレではエロが必ずしも必要なのかそうでないのかはわかりませんが
そんなこと言わず、ぜひ投下してください。
308名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 16:02:24 ID:s3/aeA26
まぁ、一応投稿してみるのには反対じゃないが、犯されるSSスレだからエロは必要だろう。
309名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 17:08:03 ID:gakUG35s
そういや、期待しないで待っててもらいたいんだけど、今俺SS書いてるのさ。
んで、分量が異様に多くなっても問題無い?

今現在予定の60%くらいの分量、それでも軽く百レスは消費しそうな・・・('A`)

ダメなら言ってくれると助かる。
310名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 17:19:59 ID:5sG6G+wT
最初の一部分だけここに書いて引っ張り、全部はメモ帳に書いてUPすればいい。
311名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 21:18:08 ID:WO2vEL52
スレ消費は正規の利用だから全然問題ないんだけど
100以上貼る>>309の労力と時間を考えると>>309の方法が妥当かもしれん。
ただその場合スレ以外の場所が絡むから
保管庫の方に対するスタンスをあらかじめ表明しておいた方がいいかも。
312名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 04:57:34 ID:DAm3CaJ4
3133-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:40:40 ID:g7eQHgo4
投下します

「タクシー」

真夏の夜
「んぐぅっ……ううぅ」
くぐもった悲鳴が車内に響く。
大きな影が動くたびに、途切れ途切れの声が洩れる。
なんの変哲もないタクシーの車内
陽気に喋り続ける運転手の後方
後部座席では陵辱が繰り広げられていた。
女性は必死で足を何度も運転席にたたきつけ、気づいてもらおうとするが、
時折振り返り、陽気に笑い声をあげる運転手の目には、この惨劇は映っていないようだった。

キィィ

車が赤信号で交差点の最前列に止まる。
数人の人がタクシーの横を通りかかるが、誰一人として彼女におきている悲劇に気づかない。
不自然なほどタクシーが揺れているにも関わらず…
「んぐうっ!うぅぅっ!」
益々激しさを増す動きに、女性はただただ首を振り、涙を溢れさせるだけだった。
(なんで……なんでこんなぁ…誰か助けて…たすけ…)
胎内に脈動する化物の性器が、ビクビクと射精の兆候をつげる。
「だめぇ…もう…ださないでぇ……」

*グルルウゥル*

化物は女性の肩を強く抱きしめ、深々と抉りこむと大量に放出を開始した。
「あぁぁぁあぁぁあぁぁ……」
女性は喉を反らせ、胎内で渦巻く熱流に悲鳴をあげる。
足先を反らせ、ガクガクと小刻みに震えさせて放出が治まるのを待つだけだった。

3143-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:41:19 ID:g7eQHgo4
「はぁ…サイアク…タクシー使うかぁ」
大林沙耶(さや)はため息をついた。
沙耶の足元には一枚の張り紙があった。
”この場所に停車されていた自転車は撤去しました”
いつもなら駐輪場に止める自転車を、遅刻しそうになった為に慌ててこの場所に止めたのだ。
そして運悪く撤去されてしまっていた。
「なんで今日なのよ…」
沙耶は口を膨らませ、やつあたりするように靴で張り紙を蹴りつける。
「ふぅ……もっと近い所に引っ越そうかな…」
もう一度ため息をつくと、沙耶は駅前のタクシー乗り場へと向かう。
何台かタクシーが連なって止まっており、すぐにタクシーへと乗ることが出来た。
「お客さん。どちらまで?」
運転手は愛想のいい笑顔で聞いてきた。
「○○町の○○学校の側までお願いします。」
沙耶は自分の家の側の学校を指定すると、ぐったりと体を後部座席に預けた。
タクシーなら10分もかからないだろう
運転手の陽気な問答に相槌を打ちながら、沙耶はぼーっと外を眺めていた。

キッ

赤信号になった為、タクシーが停車した。

ガチャッ

「えっ?」
突然後部ドアが開けられ、ナニかが車中へと入ってきた。
3153-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:42:28 ID:g7eQHgo4
沙耶は慌てて振り向き、呆然とソレを見上げる。
ソレは全身を滑らせた白い男のようなモノだった。
しかし髪は無く、顔ものっぺりとしており、服も一切身に着けていない。
化物はそのままタクシーに乗り込み、沙耶の隣に座った。
沙耶は慌てて壁際に張り付くと、目の前の運転席を叩いた。
「ちょっ!ちょっと!運転手さん!なによ!これ…なんのよ!」
しかし運転手は沙耶の叫びにも反応せず、相変わらず陽気に喋り続けている。
「ひっ…」
沙耶は怖くなり、両手でカバンを抱きかかえソレを見つめた。
ソレは沙耶の反対側に手をそろえて座り、じっと前方を見つめている。
「ねぇ!ちょっと!車とめてよ」
バンバンと荒っぽく何度も座席を叩くが、反応は変わらない。

ガシッ

「ひぃっ!」
視線をそらしているうちに、近寄ってきた化物に沙耶は肩を掴まれた。
袖なしの服を着ていたため、ぬちゃっという生暖かい感触が肩の辺りに広がる。
「ひぃぃぃ!近づかないで!」
沙耶は顔を真っ青に染め、顔を背けてカバンをぶつけるように手を伸ばし
化物を引き剥がそうとする。

ズボッ

(え……?)
そのあまりのおかしな感触に、思わず閉じていた目を開き、前を見た。
押し付けるようにして伸ばしていた手が、カバンごと化物の体の中へともぐりこんでいた。
3163-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:47:35 ID:g7eQHgo4
「いっ!いやぁぁぁ!」
慌てて手を引き抜こうとするが、もぐりこんだ腕はビクともせず、気持ちの悪い感触だけを伝えてくる。

ガシッ

暴れていた沙耶の両腕を、化物は白い両手で掴むと、ゆっくりと引き抜きはじめた。
ゾワゾワッとする悪寒と共に腕が引き抜かれ、沙耶の両手首が見えてくる
引き抜かれた手には持っていたカバンの姿はなかった。
「ひぃっ」
化物は手を掴んだまま横に拡げると、体を倒して沙耶にのしかかってくる。
「いやっ!いやぁあぁっぁあ!」
沙耶は首を振ってなんとか化物から離れようとするが、狭いタクシーの車内
逃げ場はなく、あえなく化物にのしかかられてしまった。
体中に生暖かくねっとりとした感触と、嗅いだ事のない匂いが鼻をつく。
化物はそのまま顔の部分を沙耶の首筋へと当てた。
「うぅぅっ!」
ゾゾッとする悪寒が走り、沙耶は顔をしかめる。
その頬には涙がつたい、恐怖で体を震わせていた。
化物はゆっくりと顔を押し付けるように沙耶の首筋、顎、頬と移動し、
最後にきつく噛み締められた唇へ、大きく口を開いて吸い付いた。
「んぐぅっ!んんぐう」
逃げようとする沙耶の口に吸い付いた化物の顔は離れようとせず、舌のようなもので
その艶やかな唇をなぞり続ける。
そして強引に唇を割り開かせると、噛み締められた歯の一本一本をなぞっていく。
そして息苦しくなって少し力が緩んだ所を見計らって、一気に口内にもぐりこんだ。
「うぐぅぅぅぅ!」
もぐりこんできた舌は、沙耶の舌を捕らえぬちゃぬちゃと絡みつく。
強烈なディープキスは延々と続き、必死に抵抗していた沙耶の力が段々と弱まっていく。
3173-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:49:02 ID:g7eQHgo4
「ぷふぁあっ」
そしてようやく舌が引き抜かれた時には、沙耶の体は軟体動物のようにぐったりと横たわっていた。
化物はそんな沙耶に再び覆いかぶさると、力なく開かれた口に吸い付いていく。
「うぐうぅっ!うぐっ…うぅっ…う……」
抵抗もやめ、化物のなすがままに口内を嬲られ、沙耶はただ泣き続けた。

ビリッ!

そんな音と共に、沙耶が着ていた服が驚異的な力によって破り捨てられていく。
残った下着もあっというまに剥がされ、沙耶は一糸纏わぬ姿にされてしまった。
「もうやめて…いやぁ…」
沙耶は顔を両手で覆った。
化物はそんな沙耶の両足首を手に持つと、大きく割り拡げた
キュッとひきしまった下半身の中心には、黒い茂みとその影に小さな性器が見える。
「やっ…うそっ…やだっ!」
化物はそのまま股間を沙耶の下半身に押し付けた。
「ひっ!」
不自然に熱いモノが沙耶の性器に押し付けられる。
沙耶が今まで見たものとは比べ物にならないほど長く、そして気味の悪いモノだった。
化物は腰の位置を調整すると、ペニスの先端を沙耶の股間に押し付ける。
3183-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:53:14 ID:g7eQHgo4
「ちょっ!まって…まだ…いやっ」

ツプッ

先端が少しもぐりこんだ。
しかしすぐに押し込もうとはせず、浅く何度も何度もこすり付けてる。
* グゥフルゥルル *
化物は声帯があるのか、うなり声をあげた。

ドンドン!

沙耶は拳を握り締めて、何度も何度も化物の胸板にたたきつけるが、意に介した様子はない。

ズルルルルッ

「ふぐうぅっ!」
胎内を押し広げられていく感覚に沙耶は顎を仰け反らせた。
一息に子宮口まで突き上げられ、沙耶はビクビクと体を大きく反り返らせた。
「…あ……ぁ……は…いたっ…ぃ…」
奥深くまでもぐりこんだペニスは、圧倒的な存在感を沙耶の体に焼きつける。
化物の体表にまとわりついている粘液と同じものが、化物のペニスから分泌されているらしく
それを胎内で伸ばすかのように、ゆっくりと塗り込められていった。
「ふぅっ……うぅぅっ…」
徐々に胎内の挿入がゆるやかになってくると、化物は沙耶の腰に手を回して強引に持ち上げた。
そして後部座席の背もたれに、沙耶の体を合わせると太腿をV字に割り開かせる。
そしてゆっくりと腰を引くと、猛烈な勢いで突きこみを始めた。
「うあ!うあぁぁぁっ!あぁああっ!」
前戯もまともにしてもらえず、ほとんど濡れていなかった胎内からは
鈍痛が響き、沙耶は悲鳴をあげた。
きつく張り出したエラに膣肉を掻きだされ、押し込められる。
首を左右に振り、涙を流して、沙耶は目の前の化物の胸板をたたき続けた。
「助けてぇ!お願いぃ!きづいてぇ」
なんとか前にいるはずの運転手に助けてもらおうと、ガクガクと揺れる足を伸ばし、
運転席にたたきつける。
しかし運転手は一向に気づく気配はない。
誰かと楽しげに話しを続ける運転手は、たまにこちらを覗き込んだりしているはずなのに…
3193-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:54:29 ID:g7eQHgo4
「あうぅっ!あぅうううっ!」
激しい突きこみに、時折グリグリと子宮をこね回され、再び突きこみが開始される。
口を大きく開き、胎内で暴れまわるペニスの感触に悲鳴をあげ、激しすぎる突きこみに
呼吸もままならない。
そんな沙耶の口に化物は吸い付き、口内をも陵辱した。
「ふぐぅっ…ふぐふぅっ…」
顔を真っ赤に染め、息苦しさのあまりに意識が飛びそうになる。
しかしすんでのところで化物は口を離し、動きをゆるやかに止めた。
「はぁ…はぁっ…はぁっ…も…もう…や…あぁぁっ!」
落ち着いた頃を見計らって再び攻めが始まる。
(こんな……おかしくなる…くうっ…)

グチャグチャッ

激しさを増す水音と共に、胎内で動くペニスはビクビクと脈動を始める。
「やっ!だめっ!だしちゃ…やめて!おねがいぃ!」
両手を胸板に添えて押し戻そうとするが、そんなことではビクともせず
より深く押し込むように突き上げられる。
小指を噛み締め、全身を汗でしたらせて沙耶は体の奥底から昇ってくるような感覚に恐怖した。
そしてビクつくペニスは、最後に勢いをつけて沙耶の胎内に押し込められた。
* グルウゥルゥッ *
子宮口に熱いペニスが押し付けられ、その先端から強烈な勢いで熱い精が放出されてくる。

ドプドプドプッ

「あああぁぁっぁあっ!」
胎内に大量の精が注ぎ込まれるのを感じながら、沙耶は化物にすがり付いていた。
3203-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:56:26 ID:g7eQHgo4
ペニスをくわえ込んだ胎内は、注ぎ込まれる熱量に焼き尽くされていく。
「くぅっ……ふうぅぅっ…」
じわーっと胎内で熱が広がり、体の芯がゾクゾクっと悪寒を走らせる。
最後の一滴まで注がれた後、沙耶は抱きしめていた両手をだらんとシートに放り出した。
「はぁ…はぁ……はぁ…」
(おわっ…た…の?)

ズンッ

「ふぐうぅっ!」
ぐったりとしていた沙耶の体が持ち上げられた。
その弾みで胎内を深く押し上げられ、沙耶は悲鳴を上げる。
化物は沙耶の体を抱えたまま、器用に狭いタクシーの車内で反転し、
シートに座り込んだ。

ズンッ

「あうぅぅっ!」
座った瞬間またしても胎内を深く抉られ、沙耶は頭から化物の胸板に倒れこむ。
胎内に埋まったペニスは、放出したにも関わらず、力を失う事無く沙耶の胎内を押し広げていた。
「はぁっ…はぁっ…」
ふるふると体を小刻みに震わせ、沙耶は熱い息を吐く。
3213-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/17(水) 23:58:55 ID:g7eQHgo4
(なんで……頭がボーッとする…)
朦朧とする意識に沙耶は頭を抱えた。

ガタンッ

「あふぅっ…」
タクシーの揺れで子宮が小突かれ、沙耶は小さい喘ぎ声をあげる。
ふと外を見るとなぜか高速に乗っているようだった。
(なんで高速なんかに……)
駅から沙耶の家まで10分程度のはず
その間に高速に乗るような道はないはずだった。
高速の継ぎ目を通るたびにコツン、コツンと子宮を叩かれ、その度に沙耶は熱い息を吐く。
「んんっ…」
沙耶は下半身に溜まる熱に耐え切れなくなり、グっと身をよじった。
「ああぁぁっ!」
埋まったままのペニスが胎内でよじれ、甘美な快感を生み出す。
沙耶はその快感に取り付かれたかのように、おずおずと腰を動かし始めた。
最初はゆっくりと…
徐々に大胆に
ぬちゃぬちゃと車中に水音が響き、沙耶は髪を振り乱して、腰を振り続けた。
「あぁぁっ!すごいぃ!…あふぅっ…」
全身汗みずくになり、無我夢中で快楽を貪り続ける。

パーーーッ!

そんな突然のクラクションの音に、沙耶はふと意識を取り戻した。
3223-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/18(木) 00:01:46 ID:g7eQHgo4
沙耶の目の前、後部には夜の繁華街が広がっている。
「えっ……」
呆然と左右を見ると、ちょうど渋滞にひっかかっているらしく、人ごみ溢れる表通りの側だった。
視線を目の前に戻すと、化物にのしかかりゆるゆると腰を振っていた。
その下半身は幾度か射精されたらしく、結合部からは白い粘液が溢れだし、シートとの間で
ぬちゃぬちゃといやらしい音を奏でている。
「いっ!いやぁぁぁあっ!」
沙耶は頭を抱えて大きな叫び声を上げた。
半狂乱になり、化物から離れて車外へ飛び出そうとするが、しっかりと腰を掴まれており
離れることはできない。
それならばと足を伸ばし、鼻歌を歌っている運転手の座っている座席に蹴りを入れる
しかし騎乗位の体勢からでは、力の入った蹴りは出せず、弱弱しい威力しか出せなかった。

ズンっ

「くふぅぅっ…」
暴れる沙耶をこらしめるかの様に、化物は下から突き上げた。
今まで動こうともしなかった化物は、急に激しく腰を降り始める。
「ああぁ…あぁ…アアあぁぁぁ…」
激しく突き上げられる度に、タクシーは激しく揺れる。
しかし周りの人間は誰一人その怪異に気づく事もなかった。
3233-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/18(木) 00:03:04 ID:g7eQHgo4
「らめぇっ!もう止めてぇっ!」
もう体力の限界だった。
体を支える事も出来ず、下から突き上げられるままに幾度も小さな波に襲われる。
(なんで…あぁぁっ…だめぇ……ださないでぇ…)
激しさを増す動きと共に、ペニスはビクビクと脈動して放出を伝えてくる。
「だめぇっ!イ…イクゥ!あぁぁぁぁっぁあぁぁ!!」
沙耶は一際甲高い声で叫んだ。
頭の中が真っ白になり、今まで感じた事もないほどの快感が暴れまわる。

ドクドクドクドクッ

胎内に灼熱の渦が巻き起こるのを感じながら、口のはしから涎をたらし、
ぐったりと化物に身を預け、沙耶は気を失った。

ジャヤァァァァッ

力を失った沙耶の下半身からは勢いよく小水が溢れだし、水溜りを作っていった。
ゴポゴポと結合部からは精が溢れだし、小水と交じり合って悪臭を放つ。
そんな沙耶の頭を優しく撫でた化物は、ゆっくりと体を起こした。

グボッ

そしてのっぺりとした顔にバレーボールが入るくらいの口が開かれた。
3243-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/08/18(木) 00:04:11 ID:g7eQHgo4
その口を汗でベトベトになった沙耶の頭に覆い被らせていく。

グボッ…グボッ…

不気味な水音と共に、化物の口の中へと、沙耶の体が飲み込まれていく。
肩が通過し、腰が通過し、残った足が通過した後
タクシーの後部座席には化物と破り捨てられた服しか残っていなかった。
化物は服をつまんで口の中に放りこむと、不自然に膨れたお腹を満足そうにさすった。

キィィッ

再び車が信号で止まると、化物はゆっくりと車のドアを開け、
大きく膨らんだ体を揺らして外に出ると、ノッソノッソと歩き出した。
すれ違う人達は化物の存在に気づきすらせず、楽しげに通り過ぎていく。

そして残されたタクシーでは…

「うぷっ……」
突然車内を包み込んだ悪臭に運転手は鼻をつまんだ。
慌てて窓を開け、外の空気を吸おうと咳をする。

パッパーッ!

その直後信号が変わったのか、後方の車のクラクションが鳴り響いた。
運転手は慌てて左折のウィンカーを出すとタクシーを発進させた。
悪臭に耐えながら、すぐに車を左に寄せて停車させる。
「ケホッ!ケホっ!お…お客さん大丈夫ですか!」
運転手は目に涙を浮かべながら後ろを振り向き目を見開いた。
後部座席には人影は見せず、そのかわりに座席中に白い液体がこびりついていたからだ。
ゆっくりと顔を前に戻し、呆然と運行メーターを見つめた。
「に…に…まん…にせ…ん…」
女性を乗せた場所から言われた場所までは二千円もかからなかったはず。
震える腕を上げ、そっと袖をまくり時計を見る。
「な…なんでこんなに…時間がたってるんだ…」
背筋にゾッと悪寒が走り、運転手は硬直したまま動けなくなった。
それから数分後、街中に絶叫が響き渡った。

   -終わり-
325名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:18:19 ID:qzpMe/7n
台本の持ち込みなら、もっと要約した方が読んで貰える可能性が高いよ
326名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:28:33 ID:PIlaDbSc
GJ!

かなり堪能させていただきました
327名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 03:00:59 ID:DKarjYyY
おもしろい!
そして怖ええぇ

ほらあなたの後ろにも白い人が
328水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/18(木) 06:51:50 ID:O2UN1umU
すげぇっ!
エロコワかったです!!
助けを求めているにもかかわらず、誰にも気付いて貰えないことの恐怖・・
でもって最後には頭からガッポリ。
随分と強力な「まやかし」の術を会得してるようですが
白い人って何者なんでしょうか。
329名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 07:14:54 ID:XF8uZ43u
エロかったけどコエェェ!
超GJ!!
330ふんどしさん:2005/08/18(木) 14:19:01 ID:Qr+3/NmM
えー、他のスレに投下したモノですが、スレ違いじゃないと思うので、こっちにも投下させてもらいます。

【はじめに】
これは「地球防衛軍2」というゲームのSSです。
でっけえ虫が大量に襲ってくるのを撃退するゲームですが、自キャラに空を飛ぶセクシーコスの女性隊員がおるのです。

興味のある方はググってみて下さい。

【本編】
その画像にはクモの糸に絡みとられ動けない女性隊員が映っていた。

悲鳴は鳴り止まない。
人々は圧倒的な数の巨大な昆虫たちの跳ね飛ばされ、押し潰され、まるでおもちゃのようだった。
目の前に落ちている腕はこのカメラの持ち主のものだろうか。
防衛軍側の敗戦だった。

無数の虫がうごめくその町の片隅のビルの隙間で、彼女の手と足がクモの糸が幾層にも絡みついていた。
まるで磔にされたイエスの様にも見える。

そして、華奢で小さな体(身長155センチくらいだろうか)を遥かに超える巨大なクモが彼女に近づいていった。

彼女は暴れて糸を振り払いたかったようだが、わずかに身じろぎしたのみだった。
「だ、だれかっ!だれか、だれかあああぁぁぁっ!!!」
だれか助けてと言う意味か。だが、聞いてくれる人はどこにもいなかった。

クモの目が彼女の顔を覗き込んだ。30センチと離れていない。
そして、クモの口がゆっくりと開き、

節を持った長い触手が、体液を滴らせながら何本も出てきた。
やはり地球の生物ではないのだった。

「いや、、いやっ、、、いやあぁ!いやああああぁぁ!!」
女性隊員は恐怖で裏返った声を吐く。

クモは当然のことながら動じもしない。そして、

なぜか彼女の体をゆっくりと舐めはじめた。
331ふんどしさん:2005/08/18(木) 14:19:51 ID:Qr+3/NmM
「な、なっ、きっ気持ちわるっ!!ひぃっ!?」
嫌悪感あらわに彼女は悲鳴を上げる。だが、クモは舐めることをやめない。
大切なものを扱うかのように彼女の体を丁寧に丁寧に舐めあげる。ふくらはぎ、太もも、腹、胸、首、、、
1分後には、どろりとした体液が彼女の細身の体にたっぷり擦り付けられていた。

彼女の防護服が少しずつ溶けはじめていた。
アリの体液と同じように強酸なのだろうか。腕とふくらはぎのスーツが溶け落ち、肌があらわになる。
他の部分も薄くなっていた。
彼女の鍛え絞られた体、バランスの取れているというにはやや胸が大きすぎるかもしれない体のラインがはっきりとみてとれるようになっている。
髪留めが溶けて、栗色のきれいな髪がぬれた体にまとわり付いた。
どういう化学変化なのか、体液は肌を溶かすことはなかった。

「いや、いや、やめてええぇっ!!」

そんな声を無視して彼女を触手は舐め続けていた。
触手の先は人間の舌に酷似した形をしてくねくねと動いている。
そして、

「いやあああっ、、、は、、ああっ!はぁぅ!?」
彼女の声の調子が変わった。
「え?はぁ、、、そん、、くぅ!?」
明らかに甘い響きが混じりはじめていた。
画像には
薄くなったスーツ越しに立ってしまった乳首が映し出されていた。
332ふんどしさん:2005/08/18(木) 14:21:42 ID:Qr+3/NmM
「あ、あっああ、!、、、くぅ!!、、、、、、、、、、!」
全身を舐めていた触手の内2本はいつの間にか、彼女のつんと上を向いた形の良い胸に集中していた。
さっきよりも丁寧に。ゆるやかに、突然強く。
それに気が付いた彼女は口を硬く結ぶ。

「!、、、、、!、、、、!!」

だが触手はやめない。
人の舌に似た触覚の先が、
だがその人間の舌は人間のそれより遥かに長く、そして複雑な動きで形の良い乳房をなぞる。
「、、、、、、、、、、、、、っ!はぁん!!!」
彼女の乳首を跳ね上げたのだ。

彼女は完全に欲情しきった声で、でもわけがわからないという顔を浮かべていた。
後の研究結果から彼女の体に塗りつけられているクモの体液が媚薬の作用があることが判明することになる。
効果自体は小さいが、彼女のように大量に塗りつけられるともはや元に戻れなくなるのであった。

声の意味がわかっているのか、触手は彼女が声を漏らした部分を的確に攻めはじめた。
「あ、、、やっ!うあああぅっ、、、あ!」
彼女の抵抗は簡単に終わった。一度あげはじめた声を止めることはできなかった。
リズミカルに乳首を跳ね上げる。
「あっあっあっあっ!あああっ!いやあぁっ!!」
何度も舐められ、乳首の部分があらわになっていた。
いつのまにか、触手は彼女の乳房に絡みつき、振動するように愛撫していた。
「そんなっ、、はぁ、、な、なんでっ!あぅ、くぅん!」
「うあっ!、、、、はぁぁんっ!」

いつのまにか、彼女は空中で四つんばいのような格好にさせられていた。
絡みついた糸は緩んでいた。だが力の抜けてしまった彼女は動くことができなかった。

触手が彼女の股間に伸びている。
影になって見えないが、位置的にクリトリスだろうか。
3本の触手はうねうねと動き、彼女の陰核をもてあそぶように愛撫しているようだった。。
そして、
「あっ?あんっ!、、っあっあっあっあっあっだめっだめっ!だめええええっっ!!!」
背中をのけぞらせ、彼女は体をぶるぶると震わせる。
絶頂を迎えたようだった。
333ふんどしさん:2005/08/18(木) 14:22:30 ID:Qr+3/NmM
ぐったりとなる彼女。
だが、クモの動きは止まらなかった。
「ひぃぁっ!?いやぁっ!やめっやっ、、!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
敏感になった部分をゆっくりと舐めあげられ、再び彼女は絶頂を迎える。
体液のためか、快感はまるで止まってくれないようだった。
「いやあぁ、、なんで、、、なんでこんな、、、なんでこんな虫なんかにぃ、、、、っ!
ああっあっあっあっ!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
三度。彼女の秘部からはとめどとなく愛液が滴っていた。

そして、巨大グモの尻から細い管が出てきた。
直径8センチ程度だろうか、表層に無数にイボがついており、そしてイボ自体も独自に蠢いていた。
それがもはや焦点の定まらなくなった彼女の後ろにゆっくりと迫り、

彼女の中に挿入された。

「!!わ、、な、、なにがはいっ、、、、はぁぁぁぁぁぁぁああぁんーーーー!」

異物の挿入に一瞬われに返った彼女だったが、管が緩やかに動き始めるとあっという間に甘い声へと変わる。

「はぁっん!そんなっ!そんなっ!?あふぅぅん!!!!」
ありえないところにイボが届いていた。
それぞれがありえないリズムで彼女の中をこすりあげていた。
媚薬は肢体に染み込み続けている。
触手は今も休むことなく彼女の体をまさぐり続けている。

彼女は処女ではなかった。数えるほどだが、経験もある。
だがこれは、人間の雄が与えられる快感を遥かに超えていた。
334ふんどしさん:2005/08/18(木) 14:23:00 ID:Qr+3/NmM
「いやいやいやいやいやいやああぁっ!!あぁん!あぁん!!ああああ!!ひぃん!」
股間に伸びる管がわずかに動くたびに彼女はのけぞった。
絶頂を迎えても、次の瞬間にはさらに高い快感が体を駆け巡る。
「だめええぇ!だめぇええっっ!だめえええぇっっ!!」
止まらない。
足は指先まで突っ張り続けていた。

「いやぁん!んぁぁっ!!あんっ!あふぅ!いいっ!あはぁ!いいっ!すごぉいぃっ!!
もっとぁもっとぉ!ぁぁぁああぁぁあああぁああっっ!!!!!!」
もはや彼女に自分が誰で相手がなになのか、わからなかった。
彼女はクモの体液を両手で塗りたくり、胸をもみ上げ、みずから腰を振っていた。よだれがのどを伝う。

管の動きはどんどん速くなっていく。
「もっとしてもっとして、もっとおおおぉぉぉぉっ!!!」
彼女が頭を振り乱したとき、クモの管が一瞬太く硬直し、なにか丸いものが管を通っていった。
そして、それは彼女の中に注ぎ込まれていった。
「あああああああああああああああああああああああああああああっっ!!」
丸い物体が注入されるたびに彼女の中を余すところなくすり上げていき、
彼女は絶叫しつつ、体を硬直させた。

そして、彼女は倒れ付した。ぴくりとも動かない。うつろな瞳で薄く笑っているような表情がわずかに見えるだけであった。
彼女はそのままアリにくわえられ、やつらの巣の中へと運び込まれていった。


その後もカメラは誰もいなくなった空間を移し続けていた。
これは防衛軍が敗北したある地域での戦闘の記録画像である。

後に彼女の体内に入りきらずこぼれた丸い物体を回収、調査したところ、
巨大昆虫の卵であったことが判明した。
孵化する際のサイズは10センチ程度ということもわかった。
彼女は孵化床に選ばれたのである。

彼女はいまでも虫の子供たちを生まされ続けているのであろうか。
これまでにペイルウイング隊の戦闘中の行方不明者は実に2000人に達している。
335名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 16:12:51 ID:AiPUByME
GJ
336名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 16:17:17 ID:OJJajqcj
GJだが、最後のアリがなんか唐突。
337携帯工房:2005/08/18(木) 19:53:48 ID:IOX6cf5r
超亀で今更だが(1から見てるので)

>>69から>>198
最近エロ系板見始めた訳だが…

ここ本当にエロパロか!?
普通に超ハイクオリティな小説ジャマイカ!!!
おまけに住人のふいんき(何故かry)まで変わってるし!


2chにいる超才能の持ち主の1人だ!
絶対売れるよこの人!
つーかボキャブラリーがもっとあれば…って初めて思った…。もっと褒めちぎりたいよ…


いい作品に出会えた余韻に浸りつつ>>200番代逝ってきますノシ
338名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 19:59:45 ID:E+3RZDZe
防衛軍キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

超GJ!
339名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:43:53 ID:kfZTsfVT
>>338
エロパロ板に地球防衛軍スレあるよ?
340水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/19(金) 07:06:34 ID:J3pu7hV/
>>ふんどしさん
うは〜っキタ―――――、GJ!
苗床(羽化床?)にされた女性の安否が気に掛かります!
・・・まあ他の2000人と併せて全員無事ではすまないでしょうがww
負けちゃえ人類、負けちゃえ恥丘防衛軍!
誰か、巣の中にカメラを持ち込んで、中の映像を放映して下さい!!

>>携帯工房さん
私もこのスレはもの凄くクオリティが高いと思います。
オリジナル作品ならば二次元ドリマガとかに持ち込めば採用されそうな出来が多いですよね。

341名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 16:48:48 ID:BhIYC3TP
サンダー乙
342名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 05:08:37 ID:jHSVipgB
水死体のテンションの高さに引いた…

343名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 11:12:16 ID:wikmR79N
>>341
サンダー?
344名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 18:03:14 ID:2KqMfFb9
>>337
あなたのおかげ神作品読めた。
ありがとん!
345名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:34:03 ID:nvsrPc4Q
>>343
EDFへ



とうこそ
346名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 01:03:18 ID:17r9O44e
もうひとりじゃない!
347名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 07:20:49 ID:gK20mslY
そうさ、オレたち触手が付いてるさっ!
348名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 13:33:00 ID:3bgnBBnA
そう言うと>>347はもそりと蠢き、>>346の脚に絡みつく。
そして音もなく引き倒された>>346>>347の無数の触手が伸び、その若い肉体を味わう。
体を這い回る感覚のおぞましさに悲鳴を上げる>>346だったが、やがてそれは耽美な刺激に変わりはじめたのである。
349名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 13:49:28 ID:NtMQ30cS
逃れ様ともがく >>346の白い手を>>347触手が捕らえ、
叫ぼうとする小さな口をぬらぬらした触手が塞ぐ。
「う…ぐううううう!」
丹念に>>346の口内でうねり唾液を味わい尽くすと
それは唐突に引きぬかれた。
>>347の触手が1箇所に集まって行く。
は何時の間にか >>346は下腹部を何も身につけていないことがわかった。
白くなめらかな下腹部を何本もの触手が直に這いまわっている。
「嫌!嫌ああああ!」
ぬらりとしたの >>347の触手を秘所の内部に感じ、
自由にならない四肢を振り乱し、>>346は嫌悪のあまりは絶叫した。
350名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 15:43:55 ID:3bgnBBnA
>>347の触手は>>346の体内で柔らかに暴れ続ける。
>>346の心がどんな嫌がっても、触手はお構いなしに快楽を延々と送り続けていた。
>>346の理性が周辺からだんだん崩されてゆく。
その執拗な責めたてに>>346は甲高い声を上げつつ、ついに果ててしまったのであった。
351名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:39:57 ID:MuKklWkj
近ごろの触手は連携プレーの時代か・・・
352名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 22:14:21 ID:eSTtqd4b
いい時代だ
353名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 22:46:17 ID:tLfeyTcY
>>346は力なく地面に崩れ落ちた、、、手にバットを握り締めて、、、



後の山田太郎。ドカベンである。
354名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 23:25:41 ID:OLDKG42z
その瞬間、>>353の周囲からry
355名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 06:37:18 ID:jIoNMlVi
バットのような太さを持つ無数の触手の群が湧き出てきて
手へ、足へ、身体へといっせいに絡みついた。
356名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:05:28 ID:uOZHqJvK
絡み付いた触手は、巻き付く様にして体の中心に進んで往く。
357名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 16:42:23 ID:ejsAShzI
「抜いて!お願い!誰か助けて!」
しかし>>353の声に応えるものは居なかった。
358名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 19:14:28 ID:uOZHqJvK
触手は、その哀願を嘲笑うように突き上げを開始した。
はじめはユータリと・・・
359名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 19:59:31 ID:LW2HZNw2
「の、、っ、のちの、、、朝昇竜で、、、ある、、」
じわりじわりといたぶられながらも、>>353はそれでも気丈に触手を撃退すべくカキコを行っていた。
360名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:26:02 ID:jIoNMlVi
やがて触手の動きに敏感に反応したカラダが、自分の意志とは裏腹に愛蜜を垂れ流し
腰が動き始める
361名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:58:27 ID:uOZHqJvK
その動きに応えるように、悦んだように、
触手の突き上げが激しく、大きくなりはじめた。
362名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 23:08:46 ID:ynzKosJH
「えっ、まだ大きくなるの!?」
しかし、そう感じた時には既に手遅れだった
363名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 11:34:47 ID:acRMIA2Q
すでに限界近くまで拡げられていた秘唇がミチミチときしみ、身体を引き裂かれるイメージが脳裏に浮かぶ。
364名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 11:55:58 ID:oiMQTOQX
「あ あ、   …あ!!」
その瞬間、触覚の奔流を突き破って大御柱が天を突き、意識を塗り潰した。
365名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 20:19:12 ID:Tt1mr2Wg
また類似スレっぽいのがたったな。てか、類似スレか……
あの系統は、ここの住人としてはどうなんだろうか?
俺は好きなんだが。
366名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 20:25:45 ID:Ajq18xRF
俺の中では食欲と性欲は別だなあ…。
367水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:28:56 ID:z3p9uNqG
魔法少女リリカルなのはがようやく書けたので投稿させていただきます。
わーにんぐ!!
これはリリカルマジカルで頑張る小学3年生のお話ですが、いっぱい人が死にます。
グロテスクな表現も含まれていたりしますのでお気をつけ下さい。
前編はエロがないですが、後編ではエロエロしてます。
長いので読むのがしんどいのではないかと思い、分けてみました。

登場人物
高町なのは:海鳴市に住む小学3年生の少女。元気で素直、汚しがいのある女の子です。
      ひょんなことから魔法のデバイス「レイジングハート」を手に入れ
      街に散らばったジュエルシードを回収すべく、日夜駆け回ります。
      母親譲りのブラウンの髪を両後ろ頭でぴょこんと束にしたミニツインテールがトレードマーク。
レイジングハート:なのはの持つインテリジェント・デバイス(魔法の杖)。自ら意志を持っており、会話もできる。
         危ないときは自動的に魔法を発動してくれる優れもの。
フェイト・テスタロッサ:ジュエルシード回収を巡って、かつてはなのはと対決。
            今は良き友人として平和(?)に暮らしていたのだが・・・
            無口で優しい女の子で、長いブロンドヘアーを左右で束ねている。
バルディシュ:フェイトの持つインテリジェント・デバイス。死に神の大鎌のような形状で
       レイジングハートと同様、自らの意志を持ちフェイトを護る。
アリサ・バニングス:金髪で勝ち気な女の子。なのはの親友の一人。外見的にフェイトに似ている気が・・・
鮫島:アリサに仕える老執事。

そこは、何かの『巣』だった。
いたるところから垂れ下がる粘質の糸。
臓腑のように脈打つ肉色の壁。
高町なのははその生きた壁の真ん中で、オブジェか何かのように磔けられていた。

カリカリ・・・・
    キー    コリコリコリ・・・・
     ・・・クチャクチャクチャクチャ
  ゴソゴソ・・カリカリカリ・・・・・・・・キー、キー
音がする。
何か、硬いものをかじる音。
柔らかなものを噛みちぎり、咀嚼する音。
鳴き声。
その何がしかの嫌な音に、沈んでいた少女の意識が浮上する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・
カリカリ、コリコリコリ・・・・
   ガリッ・・・クチャクチャ
  キー    
クチャクチャクチャ・・キー   キー
「―――――っ!! ダメ〜〜〜〜〜っ!  お願いだから、食べないで――!!」
突然の大きな声に驚き、十数匹のネズミが逃げて行く。
蜘蛛の子を散らすように群れがいなくなり、後には食べさしの肉塊だけが残される。
それは人間の死体。
あちらこちらの肉を食べられ、骨をかじられ目玉を抉られた、なのはの友人のなれの果てであった。
「・・・・ぅぅ・・・・ぅっ・・・・うっく・・・・・えぐ・・・」
自分が守ることのできなかった、大切な大切な友達。
いくら死んでしまったとはいえ、その骸が目の前で腐り落ち小動物や蛆がたかる光景は見ていて辛いものがある。
食べられ、腐蝕が進みどんどん小さくなり行く物言わぬ少女の亡骸。
そんなものを目の前で見せつけられていると、気がおかしくなりそうだった。
でも見ていることしかできない。
ただ涙を流すことしかできない。
なぜなら手も足も肉の壁に取り込まれてしまい、彫像のように身動きが取れないから。
悲しくて悔しくて、頬を伝う滴を拭うことさえもできなくて。
368水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:29:31 ID:z3p9uNqG
しばらくすると、またネズミやゴキブリなんかが死体へと集まりだす。
その度に大声で叫び、追い散らした。
今のなのはには、それぐらいしかできないから。
見ていることと、叫ぶことと、涙を流すこと。
それだけ。
そしてあともう一つ・・・
「・・・・・・ぃぎっ!?」
少女の腹の中で、何かが動いた。
ソレは少女の子宮を内側から小突き、早く外に出たい出たいと暴れる回る。
「ひぎぃっ!! うあ゙・・っ!  あ゙あ゙あ゙〜〜〜〜〜っ!」
脈打つ肉の壁に貼り付けられた少女は苦しみに喘ぎ、唯一自由になる頭を激しく左右に振りたくる。
重ねて言うが、今なのはに出来ることはたったの4つだけ。
見ていること、叫ぶこと、涙を流すこと。
そして、バケモノの子供を産むことだった。
ボロボロに破かれ、異様な膨らみを見せるバリアジャケットの腹部。
この中で、何かが暴れている。
痛くて、苦しくて、怖くて、何が起きているのかわからなくて。
死にたい・・・・
いっそのこと死んでしまえば楽になれるのだろうか。
そうすれば、またみんなに会えるのかもしれない。
緑屋で忙しそうに立ち働く父と母。
剣術の稽古に励む兄と姉。
教室では、すずかやアリサたちとたわいのない話で笑い合う。
そんな日常という名の、ごくあたりまえの日々。
あたりまえ、だった日々。
でももう二度と、退屈で平凡な日々は戻ってこなくて。
そんなに前のことでもなかったはずなのに、なんだか無性に懐かしく思えて。
少女は幸せだった日々の終わりを思い出す。


  魔法少女リリカルなのはSS『リリカルマジカル なのは敗北』 前編


200×年某月某日 神奈川県 海鳴市(モデルは横浜の鳴海埠頭周辺です)

小学校からの帰り道。
「Stand by Ready -Set up  Barrier Jacket」
レイジングハートが自動的に発動し、少女の制服がバリアジャケットに換装される。
「な・・・!?  なに? なんなの・・?」
制服とあまり大差のない服なので、そのまま着て帰っても違和感はないのだろうが
意図せずいきなりのことだったので、思わず戸惑ってしまう。
そして突然の変身に驚いているところへ、再び魔法が発動された。
「Protection」
半円形の結界に包まれる。
直後。
カッ!!
――――――――――ズズズゥゥゥゥゥン!!!
空で何かが光り、追い討ちをかけるように振動が起こった。
遥か上空で炸裂した大きな光は、大地を射抜く無数のつぶてとなって降り注ぎ
人を、車を、建物を刺し貫いた。
巻き起こる悲鳴と怒号。
何かが崩れる音。
その後も光の雨と直下型の地震のような振動は断続的に起こり、なのはは衝撃波の煽りをくらって気を失ってしまった。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
369水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:30:06 ID:z3p9uNqG
・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
全てを破壊する光のシャワーと地響きが収まった頃、少女はようやく目を覚ます。
小さな身体を起こし、辺りを見回した。
そこは見知らぬ場所だった。
見渡す限りの瓦礫の山。
煙と炎が立ちこめ、なのはの頭上を黒々と覆っていた。
何が起きたのか頭を振って思い出そうとする。
(お稽古ごとがあるって言ってたすずかちゃんとアリサちゃんと校門で別れた後・・・)
いつもの通い慣れた道を歩き、今日のおやつは何だろうかと考えている最中にレイジングハートが起動して・・・
記憶はそこで途切れていた。
気が付くと、今いる変な場所に一人で投げ出されていたのだ。
(ここ、どこだろう・・・・・・・・・・・っ!!)
キョロキョロと見渡していると、見覚えのある看板が地面に落ちていた。
それはいつも、通学路の途中で見かけるものだ。
よく見ると、他にも見覚えのあるものが、形は変わっているものの
そこかしこに落ちていたり、地面に突き刺さったり埋まったりしていた。
ここでようやく、なのはは自分が今いる場所はいつもの通学路なのだということに思い至る。
よく見ると、マネキンも転がっていた。
それもいっぱい。
辺りには色とりどりのズタ袋に身を包んだ人型のものが転がっていて
真っ黒に炭化していたり、どこかの部位が欠落しているものが多かった。
人型のそれから垂れ流される紅い汁。
なのはのすぐそばにもズボンを履いたマネキンの下半身だけが転がっていて
側で散らかっているそれらが、ついぞ今しがたまで人間だったものだと気づくのに、そう時間は掛からなかった。
「ぁ・・・・・ぁ・・・・・」
わけがわからなかった。
わけがわからないうちに、震えが来た。
2歩、3歩後ずさる。
「・・・・・ヒ・・・・ぃ・・・・・っ」
声が出ない。
恐怖が頂点へと達し、それに身体を突き動かされて、なのははその場を逃げ出した。
走る。
ひたすら走る。
どこへ向かっているのか自分でもわからない。
走っている間に、グチャグチャになった頭で考える。
(ここから一番近いのは碧屋、 そこまで行けば・・・)
炎の赤で照らされる、かつては街だった場所を駆け抜ける。
いくつもの角を曲がり大通りを越え、光が消えて沈黙した信号を見ながら横断歩道を横切る。
街にはたくさんのマネキンがそこら中に転がっていて
それが怖くて、心細くて、息が切れても走った。

(あの角を曲がれば・・・・・・!)
なのはのよく知っている場所。
父と母が働く大切なお店。
しかし、その目的地であるケーキ屋である『碧屋』は炎に包まれていた。
そして偶然か必然か、なのはが到着するのを待っていたかのように目の前で焼け崩れていった。
火の粉が爆ぜ、炎を纏った建材が転がる。
立ちつくした。
立ちつくすことしか出来なかった。
―――――これは夢。
きっと夢だ。
火事の夢は縁起がいいと母から聞いたことがある。
夢だと思いたかった。
だけど燃えさかる炎が、チリチリと肌を焦げ付かせるような熱気が
目の前に広がる光景は現実のものなのだと、9歳の少女に教えてくれた。
370水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:30:39 ID:z3p9uNqG
駆けだした。
碧屋には今、きっと誰もいなかったんだ。
ひょっとすると、臨時でお休みしていたのかもしれない。
だとすると、みんな家にいる。
なのはは高町家へ向けて走った。
街がこんなことになってしまって、きっとみんな心配しているだろう。
帰ったらお父さんとお母さんに力一杯抱きついて、思いっきり泣こう。
もの凄く怖かったのだから。
いっぱいいっぱい甘えよう。
お兄ちゃんとお姉ちゃんにもギュッてしてもらおう。
よく帰ってきたなって、よく無事だったなって、頭を撫でてもらおう。
お兄ちゃんの撫で方は少し乱暴なので髪の毛がクシャクシャになるかもしれないけれど、今は気にしない。
みんなの無事を確かめたら、この後どうするかを考えよう。
そうだ、アリサちゃんとすずかちゃんは?
二人とも無事なのかな・・・・
ううん、きっと無事だよ。
逆にこっちが心配されてるかもしれない。

そんなことを考えながら、ひたすら走る。
碧屋から家まではそう離れてはいない。
歩いても遠くはなく、走るのならばすぐに着く。
昔遊んだ小さな川。
掛かる橋。
それを渡って・・・・・・・
渡ったところから、何もなかった。
家屋や電柱どころか、アスファルトすらなかった。
ただえぐれた地面が彼方まで広がっていて、それを見たなのはは
前にテレビで見たアリゾナだかどこだったかの大きなクレーターを思い出す。
「ぁ・・・・・ぁぁ・・・」
ヘナヘナとその場にへたり込んだ。
全てが失われたショックのあまり、呆然とクレーターを見つめることしかできなかった。

―――――――――――――――

しばらくの間その場でへたり込んでいたが、だんだんと炎が押し寄せてきて
追い立てられるかのようにして歩き出した。
宛はない。
どこに行けばいいのか、何をすればいいのかわからなかった。
そうして歩いているうちに、声がすることに気がついた。
声に惹かれるようにその場所へ向けてフラフラと歩き出す。
するとどこかで見たような車が横転して炎上しているすぐそばで、どこかで見たような女の子が泣いていた。
声にも聞き覚えがある。
「・・・・・・・・・アリサちゃん!!」
驚きと、こんな場所にいきなり一人で放り出された心細さ。
そんな境遇で知人に出会えた嬉しさに、大声を上げて駆け寄った。

「しっかりしてっ! 鮫島ぁっ!!」
そこには炎に包まれるリムジンの傍らで、グッタリ横たわる老執事を懸命に揺るアリサの姿。
「・・・・!? ・・・・ぅぅ〜〜・・なのはぁ」
なのはの呼びかけに気づき、顔を上げる。
親友の姿を認めると、アリサは涙でクシャクシャになった顔をさらに歪ませた。
371水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:31:12 ID:z3p9uNqG
「・・・・・・ぅ・・・・・・ぅぅ・・・っ」
膝の上の鮫島から苦しそうな声が漏れる。
「鮫島っ!?  ちょっと、しっかりしなさいよっ、ねぇってばぁ・・・・っ」
涙と煤でボロボロの顔をさらに歪めながら必死に呼びかける。
その切なる思いが通じたのか、小さな身体に抱えられた老執事がゆっくりと目を開ける。
「・・・ぉ・・じょ・・・さま、ご無事で・・・・により・・・・です」
途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
アリサと同じく煤だらけの泥だらけで。
身体がうまく動かせないのか、顔だけを護るべき少女へと動かし安否を確かめる。
汚れてはいるが、アリサは無事なようだった。
「鮫島!! ・・・・・・よかった・・・・・・でも、どうして・・・」
少女に抱き起こされた身体には、無数のガラスと何かの破片。
そして一番深いキズを与えていたのは、見るも恐ろしい切っ先を持つ2本の鉄パイプ。
それが背中に深々と刺さっていた。
横転した車から脱出し、至近距離で何かが爆発した際に負ったケガだった。
とっさに彼女を抱きしめて庇わなければ、鉄パイプが刺さっていたのはアリサの方だったのかもしれない。
考えるヒマなんてなかった。
ただ危ないと思った瞬間、鮫島の身体は勝手に動いていて
幼少の頃から大切に世話をしてきたこの少女の盾となっていたのだった。
おかげで彼女自身はかすり傷程度ですんだのだが・・・
「お怪我は・・・・・さそぅ・・ですね・・・・・・・・よ・・った・・・」
ヒューヒューと喉から漏れ出る空気の音が苦しそうだった。
「申し・・け・・・・ありません。 すずか・・ぉ嬢さま・・・は・・・・・・」
炎上する車から救えなかったもう一人の少女のことを詫びる。
彼女はねじくれ曲がった車体の隙間に挟まれ、鉄の檻と化したリムジンの中で炎にあぶられ息絶えた。

「救急車っ・・・救急車いま、呼ぶからっ」
ポケットから携帯を取り出し震える手でボタンを押そうとするが、なかなか上手く行かない。
「119」
たった3つのボタンのはずなのに、指の位置が定まらなくて。
ようやく番号を押し終え、耳に携帯を痛い程押し当てた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コール音が続く。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひたすら続く。
1コールはものの2秒であるはずなのに、それがとても長く思えて。
幾度と無く鳴り続けるコールが無限に続くような錯覚にとらわれはじめた頃、ようやく繋がった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・ッ
出た。
「もしもしっ!!  あ、・・あの・・・・・・・・ぁ」
出た、と思ったら話し中だった。
現在この海鳴市は混乱のただ中にあり、電話なんて繋がるわけがなかった。
皆が皆、情報を求め助けを求め、電話を掛ける。
結果、許容量を超えてしまって中継局はパンク。
まるでコミケが開催されているときのビッグサイト周辺のように、一向に繋がらなかった。
372水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:31:42 ID:z3p9uNqG
なんで繋がらないのよ!! と悲鳴を上げながら携帯電話と格闘する少女の頬に、皺がれた手が添えられた。
「鮫島・・・?  まっててね、すぐに・・・」
だが、パニックに陥り早口でまくし立てるアリサに向かって、鮫島はゆっくりと首を振る。
いつもの優しい老執事の目が、まっすぐに少女を見つめていた。
嗄れた声で言葉が紡がれる。
自分はもう助からない、だから早くここから離れたほうが良い、と。
炎がはぜ割れ建物が崩れる喧騒の中、聞き取れるか聞き取れないかぐらいの小さな声でそう言った。
「な・・・・! なに言ってんのよっ、そんなことできるわけないでしょ!?」
涙を飛び散らせ、唇を噛み締める。
「鮫島は・・・・・・あたしにとって、もう一人のパパなんだからっ!  絶対に助けるんだからぁっっ!!!」
燃え盛る炎の赤に照らされて、目尻の端から光の滴が流れ落ちた。
それを聞いた老執事は驚き、やがて嬉しそうな表情を浮かべて言葉を紡ぐ。
「嬉しゅうございます・・・」
鮫島の口から漏れたその言葉は、炎の爆ぜ割れる音のただ中にあっても、何故だかハッキリと聞き取ることができた。
そして老執事は笑顔のままゆっくりと、ゆっくりと目を閉じた。

安らかな顔だった。
それはアリサが大好きな、いつもの笑顔。
まるで、ただ眠っているだけのように見えて。
だけどもう二度と目覚めることはなくて。
鮫島は、長い間仕えてきた老執事は、アリサの大好きな笑顔のままで静かに息を引き取った。
「・・・・・・・・鮫島・・・?」
呼びかける。
しかし産まれてこの方ずっと側にいて、いついかなる時も味方で、どんな我が侭も必ず聞いてくれて。
夜中に訪ねても嫌な顔一つせずに起きてくれたのに、今はもう少女の呼びかけに応えてはくれなくて。
なおもアリサは呼び続けるが、その目が開くことはもう二度となかった。


目の前で泣き崩れる親友。
どうすることも出来なくて。
掛ける言葉さえも見つからなくて、ただ立ちつくす。
なのはは号泣するアリサを見つめ続けることしかできなかった。
「・・・・・ぅ・・・ぅぅ・・・・・・・ぅっく・・・・・っ」
血だらけの鮫島の胸に顔を埋め、アリサは嗚咽を漏らす。
かつて泣きじゃくる自分が母親にそうしてもらったように
背中でもさすろうかとアリサの側にしゃがみ込むと、いきなりしがみつかれた。
アリサは親友に膝に縋り付き、恥も外聞もなく大声で泣いた。
そんな彼女の頭を、なのはは優しく撫でる。
涙は後から後から溢れてきて。
バリアジャケットの膝の部分が、少しばかり冷たかった。


どのぐらいの間そうしていただろうか。
アリサはようやく落ち着きを取り戻した。
これからどうしようかと考え始めた矢先、それは起こった。
突如なのはの目の前が光り・・・・
ゴウンッ!!
衝撃に襲われ、たまらず後ろに吹き飛ばされた。
アリサと一緒にゴロゴロと地面を転がり、痛む全身に顔を顰めながら上半身を起こす。
なのはの身体はバリアジャケットが護ってくれた。
しかし、彼女の代わりに光弾に直撃されたアリサは・・・
「ぁ・・・・・・」
少女の体を抱きしめると、ヌルリとした嫌な感触。
下半身がなかった。
胴の辺りから綺麗サッパリなくなっていて、少し離れたところに片足が落ちているのが見えた。
なのはが身じろきをすると、抱きしめた少女の服の下から内蔵がてろでろと地面に流れ出る。
「・・・・ぁ・・・・・・ぅわ・・・ぁあっ!」
373水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:32:17 ID:z3p9uNqG
アリサの口が、何事かをつぶやくように動いた。
光が失われつつある瞳で、空へと登り行く灰色の煙を見つめながら僅かに微笑む。
もしかすると、彼女には先に逝ったすずかや鮫島の姿が見えたのかもしれない。
どこか安心したような表情のまま、瞳に宿る光は失われて行き、やがてはそのまま動かなくなった。

なのはは自分の腕の中で色褪せて行く命をどこか他人事のように見つめていた。
碧屋が燃えていて、実家は跡形もなく消し飛んでいて、二人の親友がいなくなって・・・
色々なことがありすぎて、どこか感覚が麻痺してしまっていたのかもしれない。
半分になってしまった親友の躯をそっと横に置き、なのはは光弾の飛び来た方向を見る。
少し離れた場所に、そいつはいた。
全身を覆う真っ黒な毛。
体格は人間よりも2回り程は大きいだろうか。
四つ足動物のそいつはジッとなのはを見つめていた。
――――――――あなたか、やったの・・・?
なのはは殺意を込めた目で問うた。
すると、それに応えるかのように黒い獣の口が開き、中から光が溢れ始める。
光弾。
今しがたなのはを吹き飛ばし、その親友を無残な姿で葬り去ったものだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レイジングハート」
低く、抑揚のない声で魔法のデバイスの名を呼ぶ。
すると足元に光の魔方陣が生まれ、それは主の呼びかけに応じ、馳せ参じた。
『All right. My master.』
そして同時に。
『Round Shield.』
レイジングハートが呪文を唱えると円形状の光の盾が現れ、獣から放たれた光弾を弾く。
『Evasion. Flier fin.』
続いてなのはの靴に羽が生え、飛来した二発目の光弾を避けると共に
黒煙の立ちこめる空へと舞い上がった。
次々と地上から放たれる光の弾。
なのははその全てを避けようともせずに、真正面から魔法の盾ではじき返す。
―――弱い。
相手の攻撃はワンパターンで、バカの一つ覚えのように光弾を放つのみ。
こんなやつに、みんなが・・・
そう思うと、なんだか無性に悲しくて、悔しくて。
『Starlight Breaker――Stand by.』
杖の形が変化する。
(今、終わらせるから)
「スターライト・・」
目を閉じ、心の中で皆の冥福を祈りながら、力ある言葉を発する。
「ブレーカー!!」
レイジングハートの先端部に収束された魔力が目標へと放たれる。
ジュワッ!!
一瞬だった。
巨大な光の帯が目標へと一直線に伸び、それに触れた黒い獣は塵へと還る。
体毛の一本すらも残りはしなかった。
後には数十メートルに渡って伸びるえぐれた地面。
放たれた熱線の温度の高さと穿たれた穴の深さが、なのはの怒りを現していた。

やがて、ゆっくりと降下を始める。
なのはが大地に降り立ったときには、まだ高熱で融かされた地面から熱気が立ち登っていて
遮蔽物の少なくなった地平を駆け抜ける風が徐々に冷ましてゆく。
吹き抜ける風は怒りに熱くなっていた少女の心も冷まして行き、後には虚しさだけが残される。
終わったのだ。
何もかも。
戦いも、幸せだった日々も。
374水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/26(金) 20:35:03 ID:z3p9uNqG
これから自分はどうすればいいのだろうか。
佇み、瓦礫の山と化した街を眺める。
住む場所も家族も失いどうすればいいのか、何をすればいいのか見当さえも付かない。
なのははまだ小学3年生。
親の庇護なしに生きて行くことは難しい。
しかしなのはが途方に暮れていると、またもやレイジングハートが魔法を発動させる。
『Wide area Protection.』
半円形の魔法のバリアが広範囲に渡って張られる。
直後。
キュドッ、キュドドドドゴゥンッッ!!!
四方八方から無数の光弾が飛来し、なのはへと襲いかかった。
ついぞ今し方倒した黒い獣と同じような生き物が11匹。
倒壊した建物の影や瓦礫の山から身を乗り出すようにして光の弾を放ってきた。
20発以上も打ち込まれ、爆発時の煙が少女の姿を覆い隠す。
こんな生き物でも知性はあるのか、目標の状態を確認するために一時攻撃の手を止めた。
だが、その一瞬の隙が彼らの命取りに繋がる。
立ちこめる煙の中から8発の光球が躍り出て、一つ一つが別々の相手へと向かって飛んだ。
ゴッ!! ズゴゥ! ゴウンッッ!
油断していたのか、4匹がまともに喰らって命を落とし2匹が手追いとなる。
残りの5匹は無傷。
集中砲火を浴びせた相手からの思わぬ反撃に獣たちは警戒し、煙が晴れて目標の姿を確認したと同時に次弾を放とうと
口の中で光の弾を作り出す。
風が吹き、煙が流される。
ようやく視界が晴れたとき、しかしそこには誰もいなかった。
――――!?
獣たちが慌てて辺りを見渡すが、もう遅い。
少女の姿は空の上にあり、その周囲には30発近い光の球。
(まだ、いたんだ・・・・・・みんなの仇、取らなくちゃ!)
奥歯をギリリと噛みしめ、魔法のデバイスを握り直す。
眼下の敵は残り7匹。
それぞれに狙いを定める。
「シュ――トッ!!」
言葉を合図に周囲に浮かぶ光球が、黒い獣へと一斉に降り注いだ。
逃げるもの、迎え撃つもの。
各々なんらかの行動をとるが、数が違いすぎる。
口から吐いた光弾で1発は相殺できても、連続して撃てないため2発目3発目は防げない。
逃げても1発が退路を制限し、他の光の球が襲いかかる。
残っていた黒い獣もあっという間に掃討されてしまう。
これが今の彼女の実力。
レイジングハートを使い始めた頃はまだまだ素人同然だったけれど
フェイトとのジュエルシード争奪を経て、もはや完全に魔法の力を使いこなしていた。

『Area Search.』
範囲内の魔力を放つものの探索。
ひょっとすると、まだいるかもしれない。
そう思ったなのはは探査魔法で敵の位置を探り始める。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・いた。
すると、出るわ出るわ。
70以上もの魔力反応。
しかもこちらへと向かっていた。
『Divine Buster――Stand by.』
―――――今度こそ。
60程の光球を周りの空間へと出現させる。
父と母、兄と姉、アリサやすずか、そしてこの街に住まう多くの人たち。
彼らの仇を全て討ち取るべく、なのはは魔法を解き放った。

つづく   エロスは近日中に後編にて・・・w
375名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 12:58:34 ID:0g5m20sE
GJ!
続編が楽しみでしょうがない
376水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:49:10 ID:0cBmcAJE
魔法少女リリカルなのはSS『リリカルマジカル なのは敗北』 後編

ゴウン!! ドォォォンッ! ズゴゥンッ!!!
地を這うように押し寄せる黒い獣に向かって、なのはの生み出した光球が降り注いだ。
しかし、なかなか数が減らない。
相手は地面から離れられないものばかりなので、空を飛べるなのはの方が断然有利ではあったが
いかんせん数が多すぎる。
いったい何匹いるのだろうか。
倒しても倒してもきりがなかった。
そうこうするうちに、なのはにも隙が生じてしまう。
疲労と焦り、それに魔力を放つ瞬間は無防備になるので、そこを狙われると非常に弱かった。
魔法を放った直後に背中を光弾で打ちつけられ、一瞬息が詰まる。
そこへ追い打ちをかけるように立て続けに数発の攻撃が飛来し、バリアジャケットの上からではあったが直撃を受けた。
「グ・・・ぅぐ・・っ!」
浮力が失われる。
重力には逆らえず体がそのまま落下を始め、なんとか地面への衝突は避けられたものの
今度は空へと飛び上がれなくなってしまう。
地面に着地したと同時に光弾の雨あられ。
『Anti Magic shel.』
強力なエネルギーフィールドで魔法を遮断。
レイジングハートが防御魔法を自動で発動させはしたが、敵の攻撃に切れ目が見あたらず
先とは一転、守りに徹するはめになってしまった。
絶え間なく飛び来る光。
そのことごとくを結界ではじき飛ばすが、おかげでこちらからも攻撃ができない。
どうしようか。
敵はどんどんその数を増してきている。
このままでは魔力がなくなり結界が解けた瞬間、先程のアリサのようになるだろう。
冷や汗が頬を伝う。
しかしその時、敵の攻撃がピタリと止んだ。
見ると、黒い獣たちは次々と吹き飛ばされ、その数を減らして行く。
その魔力弾の飛び来る方を見ると、そこには見知った少女の姿。
「フェイトちゃん!?」
それはジュエルシードを巡る戦いにおいて全力でぶつかり合い、そして友情を交わした少女だった。

獣は新たに現れた敵の方へと向き直り、一斉に反撃を開始した。
チャンスだった。
『Flier fin.』
なのはは結界を解き、空へと浮かび上がる。
気付いた数匹が光弾を浴びせてきたが、なのはの飛行スピードには追いつけない。
『Photon Lancer――Full auto-fire.』
雷を纏った20発のエネルギーボールをフェイトが放つ。
ブォォォン
スパークしながら自動的に敵を追って行く。
光弾を吐いて撃ち落とそうとするものもいたが、なのはの光球と違って相殺できない。
空へ上がったなのはも次々と攻撃を放ち、劣性だった戦局は一瞬で覆された。
「―――――フェイトちゃん!!」
心を開いてくれた友人の名を呼び、空を駆ける。
「なのはっ!! よく無事で・・・」
油断なく互いの背中を合わせ、残った敵と対峙する。
全てを失い廃墟と化したこの街で、知り合いに会えたことの嬉しさ、心強さ。
しかも背中が頼りになるのは非常にありがたかった。
『Divine Buster――Stand by.』
『Photon Lancer――Get set.』
まだまだ増え続ける黒い獣。
「シュ―――トっ!!!」
「ファイア!!」
けれど、敵の数も疲れすらも気にならない。
今の彼女たちは、まさに無敵だった。
377水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:49:45 ID:0cBmcAJE
――――ただし、小山のような大きさのバケモノが出てくるまでは。

それは今までのザコとは違う、大きいものだった。
毛むくじゃらの体に、長い手足の先には鋭い爪。
大きな背中の中心部からは10本ほどの触手が蠢いている。
たとえて言うならば、熊を二階建ての家ぐらいの大きさにした感じ。
ただし熊は触手なんて持ってはいないので、全然別の生き物なのだろう。
「・・・・・・・バケモノ・・・・・!」
しかし二人はその山のような大きさの怪物にも臆さず、魔法のデバイスを構え直し
雄叫びを上げて襲いかかる。
―――――そして。
なのはは初めての敗北を、初めての陵辱を味わうことになるのだった。

――――――――――

フェイトは深手を負っていた。
ファランクスシフトやフォトンランサーを連続て放ったために力を使い果たし、魔力がなくなったところを反撃されたのだ。
魔法を放った直後のほのん僅かな瞬間。
別の魔法を発動できない一瞬の隙を突いて、巨大なバケモノの刃状の触手に腹を貫かれた。
魔法攻撃も物理的な攻撃も防ぐはずのバリアジャケットはただの布切れのように切り裂かれ
気が付くと、向こう側の景色が見えるほどの風穴を腹部に開けられていた。
「ぐぅ・・・・・!?」
グラリと体が大きく傾ぐ。
立ち続けることができなくて、フェイトは地面へと倒れ付した。
「うぐっ!? ゲフッ、かは・・ぁ・・・・っ!  ゴホッゴホッゴホッ!! ぐふ・・・ぅ・・」
喉の奥から込み上げてきたものを吐き出すと、地面の上に真っ赤な花を咲かせた。
腹部に手を当てると、ヌルリとした嫌な感触。
だけど痛くはなかった。
どちらかというと『熱い』という表現のほうがしっくりとくるかもしれない。

そのとき、悲鳴が聞こえた。
それはフェイトの大好きな、大切な少女の声。
「・・な、なの・・っ、ゴボッ・・・ゴホゴホ・・ゲホ・・ッ」
はじかれたように声の方を見て友の名を叫ぼうとしたが、声にはならなかった。
体も動かなかい。
受けたダメージが大きすぎて、もうまともに力が入れることができないでいた。
恐る恐る傷口を確認してみる。
すると、何かがはみ出ていた。
それは赤黒くて生暖かくて、血でヌルヌルとしていて。
これが何なのか、ということは考えたくなかった。
頭が考えることを放棄し思考力が低下をはじめたときに、再び悲鳴が聞こえた。
―――なのは!!
混濁しかけた意識が、不意に呼び戻される。
呼んでいる。
大切な友達が。
かつては敵として合間見え、そんな自分でも迎え入れてくれた、大切な大切な少女が。
今度こそ、全身に力を込めて声の方を見た。
するとそこにはレイジングハートを取り落とし、肉の壁へと押し付けられたなのはの姿。
「・・・・な・・・・のは・・ぁ」
真っ赤に染まった腹部から手を離し、血でぬめる指先でしっかりとバルディシュを握り締める。
そして杖代わりにして、膝で立つ。
もう、あまり時間は残されていそうもなかった。
おまけに魔力も残っていない。
それでも。
それでも、なのはを救わなければ。
378水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:50:16 ID:0cBmcAJE
でも、もう魔力はカラに近い。
腹に空いた風穴からはとめどなく鮮血が溢れていて、意識にかすみがかかり始める。
ぼやけた視界とくぐもった音。
そんな中でも、なのはの悲鳴だけはハッキリと聞こえてくる。
もう、時間がなかった。
自分は・・・・・・・・・・まもなく死ぬだろう。
しかしその前に、なのはだけは助けたいと思った。
悲鳴が、自分を呼ぶ声が聞こえる。
その方角へとなんとか腕を持ち上げ、魔法のデバイスを構える。
「Photon Lancer――Get set.」
言葉を紡ぐことのできないフェイトの代わりにバルディッシュが機械的な音声を発する。
もう眼はほとんど見えなかったけれど、手にしたデバイスが自分の意志を汲み取り狙いを定めてくれる。
あとは魔力。
もう全然残っていなかったけれど、それでも全身から残ったすべてを
命の灯火すらも魔力に変えて掻き集める。
一発でいい。
それでなのはを救うことが出来るのならば。
すべての思いを力に変える。
そして練られた魔力はバルディッシュへと集約され、フェイトの目の前に具現化された。

それは小さな光だった。
魔力・体力・気力、そして命。
ありったけのものを掻き集めて生み出された光の弾は、自分でも情けなくなるぐらい
とてもとても小さなものだった。
それでもこの一発にすべてが込められている。
これが最後のファイア。
神なんて信じたことはなかった。
でも今だけは。
この瞬間だけは祈りを捧げる。
<<どうか、なのはを・・・!>>
思いのすべてを込めて。
『Fire!』
フェイトとバルディッシュの声が重なり、彼女の全てを乗せた魔力弾が解き放たれた。


神はいるのかいないのか、それは誰にもわからない。
ただ言えることは、いたとしても彼はとても残酷だということ。
フェイトの最後の攻撃は、あっさりとバケモノの尻尾にはじかれ
明後日の方角へと飛んで行き、崩れかけのビルを倒壊させる。
彼女の命を懸けた最後の攻撃。
しかしそれでは、なのはを救うことはできなかった。
379水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:50:49 ID:0cBmcAJE
己の全ての出し尽くし、フェイト・テスタロッサは静かに地面へと倒れこむ。
うつ伏せに、力なく。
手から離れたバルディシュが、金属質の高い音を立てて地面に転がる。
主を失い、やがては中心部の宝珠の輝きも失われた。
「フェイトちゃん!!」
バケモノに襲われようとしている少女が、倒れて動かなくなった友人の名を叫ぶ。
だけどその呼びかけには答えない。
答えられない。
何故ならフェイトはもう・・・
なおも少女の名を呼ぶが、他人の心配ばかりしていられる状況ではなかった。
フェイトの最後の魔力弾を軽くいなしたバケモノは、壁に粘糸で縫い止められた少女に巨大な体で覆い被さる。
「ひっ・・・・!」
大きな影が落ち、なのはの目の前が真っ暗になる。
しかも顔にバケモノの剛毛が当たって痛い。
このままでは潰されてしまう。
そう思ったなのはは必死に粘糸を振りほどこうとするが、びくともしなかった。
モゾモゾと小さな身体を動かしていると、足に伝わる妙な感触。
ミミズだと思った。
親指と人差しで指で作った輪っかぐらいの太さのミミズが、ふくらはぎの辺りからか絡み付いていた。
「きゃあっ!!」
あまりの大きさとヌメつく感触に悲鳴を上げる。
ミミズはふくらはぎから徐々に上へ、バリアジャケットのスカートの中へと進入する。
なのはは自分の足を這うものをミミズだと思っているようだが、残念ながら不正解。
それは熊のようなバケモノの背中から伸び出た触手であり、何も知らない少女に己の子種を植え付け
孕ませるための生殖器官であった。

「ひゃうぅっ!?」
膝の裏側を撫でられ内腿をくすぐられると、気持ち悪さの中に別の感覚が入り混じる。
くすぐったいような、そうでないような。
一瞬だけ、ピリッと電気が走ったような気がした。
しかし何だったのだろうかと考えているヒマはなかった。
触手はどんどん上へ上へと粘液を付着させながら這い登り、ついには足の付け根、
女の子の一番大事な部分へと到達する。
パンツは、はいてなかった。 (バリアジャケットに換装されたときになくなってるということで・・・
               パンツはいてないのは最近の流行ですし)
無毛でピッチリと閉じ合わさった、一本の縦スジのようなスリット。
そこに触手の一本が押し当てられる。
少女のそこは、温かかった。
「ふぁっ!? や、やあっ」
自分でもめったに触れないような場所に押し当てられる、メヌっとした感触。
あまりの気持ち悪さにより抵抗が激しくなるが、手も足も粘糸の束から外れる気配はなかった。
少女の股ぐらに一番乗りした触手はツルツルした肌触りを愉しむかのように蠢き、自身から分泌された粘液を塗りたくる。
「やっ、やだ・・・・・・気持ち、悪い・・っ」
身をよじり儚い抵抗を続けるが、大熊のバケモノは生殖器官を巧みに操り
ピンク色の少女の花弁に潤滑油を擦り込んで行く。
ヌリュ・・・チュ、ヌチッ・・・・
「ぅぅ・・・・・いやだぁ・・・きもちわるいよぉ・・・・っ」
まだ『性感』というものが未発達なせいか、どちらかというと
こそばゆさや気持ち悪さの方が強い。
そうであるにもかかわらず、念入りに少女をほぐそうとする。
なにしろ、自分の子を孕ませるための大切なメスなのだ。
壊してしまうわけにはいかない。
380水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:51:57 ID:0cBmcAJE
ヌリュ、ヌチッ・・・・ヌチヌチ、ヌチュッ・・・
「うぅ〜〜〜〜っ、くぅ・・・やめて、やめてよぉっ」
ちょっぴりのくすぐったさと、大部分を占める嫌悪感。
それにいつ殺されるか知れないという恐怖が少女の身体を必要以上に硬くする。
ヌチッ、ヌチッ、ヌチ・・・・・・・・
触手の動きが止まる。
そろそろ、頃合いだろうか。
なのはの陰部、とりわけ入り口には念入りに塗り込んだ。
少女の部分はまだ受け入れる体制を整えていなかったが、とりあえず入れてみることにする。
チュク・・・
穴があると思しき場所に先端部を宛うと、水っぽい音がした。
「・・・ぅ・・・・・な・・・・なに・・・?」
今までとは違う触手の動きを訝しげに思った、その直後。
メリ・・・・ミチミチミチミチ・・・ッ!
触手が少女の胎内へと侵入を開始した。
「いぎっ!? うあ゙ああぁぁああぁぁああぁぁぁぁっっっ!!!」
膣口に先端部分を押し当てたかと思うと、少女を引き裂きにかかる。
まだ『膣』と呼べるものすらできていないような少女の股の間に穴を開ける。
「ひ・・・い゙っ、あが・・・ぁぁ゙・・・・・」
あまりの痛さと苦しさに息が出来ない。
金魚のように口をパクパクさせながら目を見開き、舌を突き出す。
焼けた杭を突き刺されたような感覚。
ミチミチ・・グッ ググッ・・ブツッ・・・メリメリメリメリ―――っ!!!
触手はそのまま道無き道をこじ開けながら進み行き
途中にあった処女膜なんて一瞬で破り捨て、そのまま最奥まで挿入を果たした。
「あ゙・・・・・あ゙あ・・・・っ」
なのはは、このまま殺されるのだと思った。
お腹の中まで突き刺されて、串刺しにされて死ぬのだと思った。
だけど、それは違った。
なのははまだ知らないのだ。
これがどういう行為なのかということを。
少女に侵入した触手の先端部から、さらに小さな小さな、繊毛みたいな触手が生えてきて
針穴ほどしかない子宮への入り口を無理矢理こじ開けだした。
「ぐ・・・・ぅぅ・・・・・・くっ」
しかし、なのはには自分の胎内で何をされているのか解らない。
ただ痛みに耐えるだけ。
―――――殺すなら、早く殺して
あまりの苦しみに、幼い少女の脳裏にそんな考えがが浮かぶ。
だけど、絶対に殺したりなんかしない。
なぜならこのバケモノにとって、なのはは大切な苗床なのだから。

子宮へと入り込んだ繊毛はそのまま奥へ奥へと進み行く。
最深部へと到達すると、そこで『大切なもの』を探し始めた。
しかし、いくら探しても見つからない。
それもそのはず、まだこの少女は初潮を迎えていないのだ。
だがそれでは困る。
せっかく苦労して捕らえた、魔力の強い雌。
絶対に自分の子を産ませようと、巨大なバケ熊は思った。

彼に理論や理屈なんてものはなかったし、理解できそうになかった。
あるのは本能だけ。
その本能で、大熊は行動を開始する。
子宮内の繊毛を左右に分け、そのままさらに奥へと進ませる。
するととても小さな、細い道を見つけた。
その中へと潜り込む。
381水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:52:33 ID:0cBmcAJE
道を抜けきったその場所で、『大切なもの』を作る器官を見つけた。
でもまだ機能していない。
眠ったままだ。
試しにくすぐってみるが、起きる気配はない。
とにかく目覚めて動き出すまで、気長に撫でさすってみることにした。
なでなで、なでなで。
優しく優しく、いたわるように。
この子がどうか、たくさん『大切なもの』を作ってくれますようにと願いを込めて。
なでなで、なでなで。

お腹の奥で、何かがざわめいているのがわかった。
太いの触手を最奥までねじ込まれたが、それ以後こいつは動かない。
どうしたのだろうかと思っていたが、どうやらお腹の中で何かをやっているらしかった。
今のうちにどうにか逃れられないかとも思うのだが、少しでも動くと
股の間やお腹の中から絶えがたい痛みが全身を走り抜ける。
とてもではないが動けない。
この間にも、大熊はなのはの卵巣をなで続ける。
なでなで、なでなで。
高町なのはは小学3年生、9歳である。
記録では、女の子の初潮・初排卵が確認された最低年齢は9歳。
なので、この少女がいつ『女』になってもおかしくはなかった。
そして今、人為的(熊為的?)な力が加えられている。
それも直接卵巣に。

・・・・・・・・・・トクン
少女の中で、何かが胎動を始めた。
「・ぅぅっ・・・・・・はぅっ!?」
今、何か・・・・
なのはは自分の身体を見る。
しかし、どこもおかしなところは見当たらない。
・・・・・・・・トクン・・・・・・・・トクン
でも、たしかに今までとは何かが違う・・・・違和感があるのだ。
少女は本能的にそれ感じ取る。
表面的にはなんら変わらない。
だけどたった今、なのはは成長した。
『少女』から、『女』になったのだ。
そしてすぐに、彼女はもう一段階ほど成長を遂げることになる。

しばらく卵巣を撫でていると、急に動きだした。
そして正常に機能しだした証として、初めての卵細胞を送り出す。
―――――見つけた
繊毛の一本が初々しく、生命力に満ちあふれた『大切なもの』を発見する。
グルルルル・・・
なのはに覆い被さるバケモノが動き始める。
幼い秘裂にブッ刺した太い生殖器を抜く。
ニュグ、ヌグググググ〜〜〜〜〜・・・
「ひぎっ!? 痛ぁっ!!  ゃぐ・・ぅぅ〜〜〜っ!!」
引き抜かれる触手の動きに合わせて、少女の肉壁もまた引っ張られる。
触手自身が多少のぬめりを帯びていたとはいえ、濡れてもいない幼女の秘洞は異物にぴっちりと張り付き
それを無理矢理剥がすのだから、余計に痛みが増える。
入り口まで引き戻し、今度は勢いをつけて先端部まで一息に挿入する。
「はぐうぅ!!  痛いっ痛いっ、痛ぁいっっ!!」
頭を振りたくり、可愛い顔を涙と鼻水で台無しにしてひたすら泣き叫ぶ。
「い゙やああ゙ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!! おかあさんっ、おかあさ――んっっ!!!」
無意識に自分が一番頼りとする者の名を呼んだ。
だけどその相手はもうどこにもいない。
382水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:54:20 ID:0cBmcAJE
ズググググッ、ヌ゙ヌ゙〜〜〜〜〜〜〜、ズググググッ、グリグリ・・・
触手を往復させ、時折子宮口を先端で刺激する。
激しく抜き差しされる結合部からは、ほとんど水音がしなかった。
触手自身が分泌する粘液だけが唯一の潤滑剤。
なのはの身体はまだ『濡れる』ことを知らないのだ。
「ぃぎゃあぁっ!!  ひぐ・・・うぅっ!」
バケ熊の触手が動く度に悲鳴が上がった。
何をどうされても痛みにしかならず、性の快感などほど遠い。
動きに合わせてなのはの小さな桜色のの唇から悲鳴が漏れる。
引き抜かれると膣肉も一緒に引きずり出され、押し込まれると
めくり出された襞を巻き込んで埋没して行く。
なのはの中はとても気持ちが良いのだろう、触手の動きは止まらない。
肉壺は熱く、とても狭かった。
ギュウギュウと食い締めてきて、男を知らないながらも本能的にオスの精子を受け止めようと躍動を繰り返す。
暖かくて、とても心地が良くて。
突き立てていると、まるで母親の胎内に還ったかのようにどこか安心できる。
そんな少女の膣と子宮。

やがて触手の動きに変化が現れる。
長いストロークから、早く小刻みな動きに。
絶頂が近かった。
「あぐっ! うぐっ! ・・・っ!・・・・・ぐずっ」
泣きながら、ただひたすらに痛みに耐える。
だがそれも、もうすぐ終わる。
解放される。
ヌヂ、ヌチィッ・・・・ズグググ、ヌチヌチ
ズチッ!、ヌチヌチッ、ニチニチニチニチニチニチニチニチニチニチ・・・・ッ!!
なのはの奥深いところで、小さく早く。
最後の一突きは力強く、子宮をえぐるように。
小山ほどもある大きな熊のバケモノは、初潮が来たばかりの少女へと射精した。
ブビュビュビュビュウゥゥッッ!!! ビュビュルルゥッ!! ブビュュッッ!
ビュクンッ! ビュククッ! ドプッ、ドブドブ、ドブビュウゥッッッ〜〜〜〜〜!!
「ひゃぐぅっ!? あが・・あ・・ああ゙・・・・っ!!」
身体の一番深い場所で熱い迸りを受け止めさせられる。
ズピュピュッ、ドクンドクンドクン・・・・
射精しながら、繊毛で子宮口を思いっきり広げる。
流し込まれた精液が奥の奥まで入りやすいように。
卵子に届きやすいように。
ドプンッ!、ドプンッ!
子宮口が広げられ膣奥を素通りして、熱々の精液が直接子宮の奥を焼いた。
「あ・・・・うあ・・・・ぁ・・・っ!!」
出来たてホヤホヤの卵細胞めがけて、濁液に含まれる数億もの精子が一斉に襲い掛かる。
やがて何も知らない少女の胎内で、新しい命が生まれた。
1つ、2つ・・・3つ・・4つ・・・・・・5つ。
あっという間に5つもの精子に取り付かれ、受精してしまう。
この瞬間、なのはは『女』から『母』になった。

メスが受精したことを確認すると、バケモノは触手を引き抜いた。
ズルズルズルルル〜〜〜〜〜〜〜ッッ
ビュッ・・・ぶぷっ、ブジャアアアァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!
最後にブポッという音を立てて肉栓が抜かれると
腹の中に詰まっていたおびただしい量の白濁液が、もの凄い勢いで吹き出した。
少女の股の間を、粘りけの濃い音を立てて流れ落ちる。
「・・・・・・・・ぅぁ・・・・・・はぅ・・・」
ようやく苦痛から解放されたなのははグッタリとうな垂れる。
中に吐き出された濁汁はあらかた流れ出たが、少女の大事な部分は一向に閉じる気配を見せなかった。
入り口は紅く充血して晴れ上がり、呼吸に合わせて中の壁がヒクヒクと蠢く様まで丸見え。
ほんの数十分前まで綺麗な一本のスジでしかなかった場所が、今は見る影もなく無惨に伸びきり
色々な物がはみ出し、擦り切れてグチャグチャになっていた。
383水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:55:36 ID:0cBmcAJE
終わった・・・
しかし、そう思ったのも束の間のこと。
すぐに新しい触手が、痛々しいなのはのアソコに宛われる。
ムニュ、グチュ・・・・
「ひっ!! ・・・ぁ・・・・・・も・・やだぁ・・・」
ハッとして顔を上げるが、もう遅い。
ニュム、ヂュグググググ・・・・
再び異物感と裂かれた痛みが押し寄せる。
「い・・っ! ひぃ・・・・・ぅぐ・・・!」
そして今度は、いままで手が着けられていなかった後ろの窄まりにも魔の手が伸びる。
ボタボタと垂れ流されるザーメンを潤滑油代わりに、小さくキュッと締まった少女のアヌスへと先端部が宛われ
じらすように、入り口の皺を伸ばすようにこね回す。
「やあっ!  ・・・・そ、そこは・・・・〜〜〜〜っ!!」
不浄の穴をくすぐられると、変な感覚に襲われる。
おまけにザーメンでズルズルになっているため滑りが良くなり
前の穴からの痛みも初回より和らいでいて、よけいにお尻の方に意識がいってしまう。
触手がつつくのに合わせてヒクヒクと蠢く尻皺。
「やめて、やめてよぅっ!!」
前の穴のときより激しく拒んだが、手も足も固定されていて動けないし
秘所にも野太いものが詰まっているため、ろくな抵抗もできない。
後ろの穴を狙っていた触手は照準を定め、一気に貫いた。
「ぎっ!? ぃ・・ぎ・・・ぁ、あが・・・・っ!」
裂けた。
ペニスと変わらぬサイズの触手がズルズルと奥まで入って行く。
秘穴と違ってこちらには行き止まりがない。
どんどん、ズブズブめり込む。
おかげでなのはは自分の腸の形がわかった。

後ろに太いモノを挿入されたため、前の穴もそれに伴い圧迫される。
締め付けに耐えられなくなった触手はプルプルと小刻みに震え、少女の膣に二度目の射精を行った。
ブビュビュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!! ブヂュヂュヂュッッ!! ドビュッ、ビュウゥゥ〜〜〜〜〜〜っ!
「ひぐっ! うぅぅ・・・っ!!」
また大量に射精され、子宮がまるで妊娠した女性のように膨らんだ。
すると今度は菊座を嬲っていた方が圧迫され、締まりを増した腸壁のあまりの気持ちよさに
胃のちょっと下辺りで遠慮なく弾けた。
「あぐぅ・・・・うぶっ!? うえ゙ぇぇぇっっ!  げえぇっっ!」
十二指腸の辺りで弾けた精液が胃袋へとなだれ込み、胃液と交じり合い食堂から喉へと
口の中へと溢れだした。
その味に、今日の給食の大きいおかずを思い出される。
小さな口から汚液をゴボゴボ垂らし、鼻に入り込んだ胃液混じりのザーメンに涙を滲ませ咽かえった。
腸内で射精を終えた触手は長い時間をかけてズルズル、ズルズルと出て行く。
全てが引き抜かれたときにはすでにグッタリとしていて、後ろの穴の入り口から直腸がはみ出しているにもかかわらず
もうピクリとも動かなかった。
前と後ろの穴が空きができると、今まであぶれていた触手が殺到する。
少女への陵辱は終わらない。
なぜなら、射精したくてビンビンの触手はまだまだあるのだから・・・
384水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:56:11 ID:0cBmcAJE
幸せだった日常が終わった日。
全てを失った日。
そして地獄の始まった日。
あれからもう、どのぐらい経つのだろうか。
日増しに膨らみゆく少女の腹。
一日のうちに何回かあのバケモノはやって来て、動けないなのはの口に触手を突っ込んで射精を行う。
食べ物はそれだけ。
飲み物は4日ぐらい前に降った雨水。
お尻からはもう、精液しか出なかった。
そんな状態であるにもかかわらず、なのはの子宮に宿ったモノはスクスクと成長し
自分の意思に関係なく、身体は愛情と栄養を惜しみなく与えてしまう。
バケモノの赤子を産み落とすその時まで。


その日の目覚めは最悪だった。
いつものように少し離れたところに転がるフェイト亡骸からネズミを追い散らしていると
お腹の中で何かが動いた。
最初は気のせいかとも思ったのだが、日増しに動きは激しくなる。
そして今日、内側から破けるのではないかという急激な下腹部からの痛みに目を覚まされる。
「ヒィ・・・・! く・・ぅぅっ!!」
子宮の中で暴れる何か。
いつもとは様子の違う痛みに顔を歪めながら、なのははひたすら痛みに耐える。
「うあっ!! ヒギィッ、ぁあ゙ああぁぁあぁぁぁ!」
死ぬ。
そう思った。
すると突然、股の間から若干黄色がかった水が漏れ、痛みの元凶の位置が下がり始める。
同時に、精液しか残っていない腸の中身が肛門から一緒に飛沫いた。
身体の中で音がする。
肉を広げる、イヤな音。
「たすけっ、たずげで〜〜っ!! あ゙あ゙っ・・・ぁあ゙あ゙あ゙ぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
破瓜を軽く凌駕する痛み。
あまりのことに半狂乱になって悶え苦しんだ。
痛みは下がり続ける。
やがて数週間前にメチャメチャに犯された少女の入り口が、内側からムリムリと広がり出す。
「ぃがっ! ぁグ・・・っ!!」
そしてついに人間の少女から、人ならざるものが産み落とされた。


「ハー  ハー  ハー  ハー  ハー  ハー  ハー・・・・・」
精も根も尽き果てた。
なのはは全ての穴からあらゆるものを垂れ流し、グッタリとしていた。
もう、指一本動かす体力も気力も残っていない。
壁に縫い止められた状態で、ただただ荒い呼吸を繰り返すだけだった。

声がする。
何かの鳴き声。
だけどいつものネズミなどとは違う、聞いたことのない声。
なんとはなしに、下を見る。
羊水に濡れた黒い毛。
ひょろひょろと蠢く背中の触手。
それが全部で5匹。
まだ胎盤とヘソの緒が繋がったままの、バケモノの赤ん坊がモゾモゾと蠢いていた。
それを見て、なにのは直感する。
これを今、自分が産んだのだと。
今までの腹の膨らみは、これのせいなのだと。
だけど母親としての実感も何もない、愛しさも込み上げてこない。
ただ思ったのは、こんなものを生まされるぐらなら、死んだ方がましだったということ。
385水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/27(土) 21:56:45 ID:0cBmcAJE
そんな事を考えていると、のそりのそりと小山のような黒いバケモノが姿を現わす。
何を考えているのかよくわからない双眼で、磔られた少女の真下に転がる我が子を見つめると
触手を伸ばして抱き上げ、愛しげに愛しげに胎膜を取り除いてゆく。
そして再び、初めて犯されたあの日と同じように、子供を産み落としたばかりの
なのはの下半身へと、先走りの垂れた触手を近づける。
「・・・・・・・・・・・ろして・・・・・・・・もう、殺してよ・・・・・お願いだから・・・」
全ての事柄から解放されたくて、少女は呟く。
だけどその願いは叶えられることはない。
舌を噛みきっての自殺という手段も考えつかなくて。
少女は再びオスの性器を胎内に挿入され、射精される。
孕まされる。
生ある限りその身に精を浴び続け、なのはは妊娠と出産を繰り返させられるのであった。

リリカルマジカル なのは敗北 END

哀れな敗残者の末路です。
先日、コミケ2日目に一人だけ抜け出してClover Heart'sのモデルとなった場所を撮影するため
横浜元町−海の見える丘公園、山下公園や臨海パークに行って来ました。
彼の地はリリカルなのは、君が望む永遠、Clover Heart's、ONE輝く季節へ(一部)、Kanon(一部)などの
アニメやゲームのモデルとなった場所なのです。
現地に赴き、ここでなのはとフェイトが相まみえたのだろうな〜などと妄想にふけったりしていたわけですが
端から見るともの凄く怪しかったかもしれません(苦笑)
風光明媚、それでいて都会。
なんというか、時間の流れの異なる二つの場所が、うまいことくっついたような感じの場所でした。
老後、生きてたらああいう場所で暮らしてみたいなぁと思いました。
そんな場所を今回火の海にしちゃったわけですが・・・・・
住人のみなさん、ごめんなさいでした。

いやぁ、なのはたん、可愛いですねぇ(しみじみ)
思わずメチャメチャに壊してしまいたくなりまつね。
声も田村ゆかりだし(原作エロゲでは北ねぇさん)
秋から続編が始まりますし、おめでとう記念ということで書いたわけですが。
初産は双子なんで目じゃない、五つ子さんです。

最近どうも自分の書き方がマンネリぎみなような気がして、あれこれと試行錯誤をして
一応パターンを変えてみたつもりなのですが・・・かえって駄目になった気がします_| ̄|○
やっぱり最後は女の子が堕ちる方がよかったかもしれませんね。
386名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 23:10:40 ID:hD3K8zOQ
GJ&お疲れ様〜。
壊れることも許されず延々と陵辱され続ける魔法少女(・∀・)イイ!

でもパンツはいてない説明とか、無理やり初潮を迎えさせる前後の
バケモノの心理描写?とか、ちょっとイランかな〜。
本能だけじゃ無いんかいとw
387名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 23:37:39 ID:6D3x979m
GJ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
388名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 00:18:07 ID:E5AFklry
容赦ない感じがGJ!

でも「コミケが〜」の辺りだけ他の例えでお願いします。
389名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 09:12:26 ID:lXofI9Dd
GJ!
なんかバケモノなりの理不尽で一方的な愛が感じられて(・∀・)イイ!
これが水死体氏クオリティか
390水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/28(日) 21:20:56 ID:bFwXKYtq
みなさんレス&ご指摘ありがとうございました〜
とても参考になります。

心が壊れると、実は本人にとっては辛くはないのです。
ですから今回は、なのはタンには壊れずにずっと辛いままでいてもらうことにしましたww
堕ちる少女も捨てがたいのですが・・
391名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 03:11:42 ID:G5JR9RIY
スカトロ系は専用スレなかったっけ
392名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 10:40:03 ID:TdOmdm2y
>>391
スカトロ入ってたら、どんなジャンルでも専用スレじゃないとイケナイノカヨ
393名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 16:38:46 ID:5Kh2Btg1
スカとかグロは見る人選ぶからなあ。
職人さんには余計な手数をかけさせるが、
読む側が専ブラ使用を前提に名前欄に「グロ」と書いてもらってそれをNG指定するとか
それぐらいしか思い浮かばん('A`)
394水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/08/30(火) 18:56:41 ID:uLlZonVx
なるほど、スカはこういうスレでもダメなんですね。
ただ、グロは大丈夫かなと思ったのですが・・
気分を害した方、大変申し訳ありませんでした。
395名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 23:54:56 ID:4zp2CrKC
グロ描写有った?
と思った俺はもう相当キてるのかもしれん(´・ω・`)
396名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 00:53:22 ID:hAwQUCHa
自分はエロよりグロのが多くてエロさを全く感じなかった・・・
胴体と足が離れてとかお腹に空洞ができてとか
死体に食いつく鼠とか・・・エロよりそっちのほうが描写が詳しかったような
地球全体・人類全体がやられるやつでもさらっと描いてるやつだと
気にならないが
397ふんどしさん:2005/08/31(水) 01:01:35 ID:Ab9ZGkLp
さてはて、
地球防衛軍のやつを前に投下した者ですが、また内容がスレタイに沿っているので、投下します。
産卵ものです。
398巣の中にて:2005/08/31(水) 01:02:06 ID:Ab9ZGkLp
あたりは蟻達の泥を粘液でこねあげて作られた床と壁と天井に覆われていた。手を着くと糸を引いてべたつく。
俺は蟻塚の奥深くにいた。

そう、俺達の部隊は、大量の犠牲を払いながら、高層ビルほどの大きさの、あの蟻塚への潜入に成功したのであった。
目的は蟻の生態調査だ。
敵を知り、弱点を探るためどうしても必要な作戦だった。
シミュレーションでの生還率はわずか2%だったが、作戦への参加命令を俺は甘んじて受け入れた。
選ばれたことを誇りに思っていた。人類のために。愛する家族のために。

蟻塚には30人が同時に、そして個々に進入を行った。
最優先事項は、「敵に見つからないこと」。
もし発見された時は、手持ちの武器で派手に暴れて、他の兵士のため陽動を行わなくてはいけなかった。
壁の向こうで、そして目の前で戦友達が、手をもがれ脚を食いちぎられて散っていた。
立派に命令を果たしながら。
涙は出なかった。それよりもやらねばならないことがある。

そして今残っている識別反応はひとつ。生き残っているのは俺だけになっていた。

だが、俺1人で充分だった。例え、いやおそらく生きて帰れなくとも作戦は成功する。
死ぬ前に手に持った小型カメラのデータ転送スイッチを押せればよかった。
この小型カメラで映したデータは、スイッチをひとつで軍本部まで一瞬で転送される。
飯綱博士のプラズマ通信システム。インベーダーのジャミングすらも突破できる代物だ。

蟻塚の重要箇所はほぼ撮り終わっている。
後はこの繁殖部屋だけだった。
壁と床に無数の大きな穴があり、そこに一つ一つ大切に繭が安置されていた。
繭の大きさはほぼ1メートル。
俺は壁の空いている穴に隠れながら、さらに奥に進む。
繭より前。卵の産まれ、幼虫の育つところがきっと奥にある。
慎重に歩を進める俺を迎えたのは、

女達のあえぎ声であった。
399巣の中にて:2005/08/31(水) 01:03:07 ID:Ab9ZGkLp
「あっ、、、ああっっ、、、、」「ひぁぁぁ、、、っ」「はぁ、、、んっ」
教室ほどの部屋のあちらこちらから女の切なさと苦しさの入り混じった嬌声が聞こえてくる。
な、、、な、、、、?
壁に空いた穴には、繭の代わりに人間の若い女が入っていた。
ほとんどがペイルウイング隊、、、わずかに民間人が混じっている。
全員蜘蛛の糸で作られたベットのような所に、手足を固定されて寝かされていた。
蜘蛛の糸、、、、?

蟻塚といったのは間違いだった。
見渡せばそこらかしこに黒蟻や赤蟻、羽蟻、蜘蛛にそしてムカデすらもうろついている。
普段見ている奴らと違うのは、全員大きさが人間程度の大きさということ。
なんなんだ、、、?俺は呆然とした。

「いやぁぁぁ、、、」弱々しい悲鳴。
目の前の1人の女に小型の蜘蛛が迫っていた。
助けたい!、、、が、全てを記録することが俺の任務である。葛藤しつつもカメラを回し、音を拾った。
画像は悪いし、音の調子も悪いが特に問題はないだろう。
女はペイルウイングであった。
顔はヘルメットで見えない。栗色の髪がヘルメットから覗いていた。
20代前半くらいだろうか。小柄だが鍛え上げられ、引き締まった体。
服はところどころ破れ、いや溶け落ちており、バランス的にはやや大き過ぎる胸のふくらみが片方、あらわになっていた。
蜘蛛はゆっくり近寄ると、

身動きの取れない彼女の首筋に牙を突きたてた。
「あああぁぁっ!!」
女は痛さに絶叫し、体を震わせる。俺は思わず立ち上がり救出に向かおうとした。
が、あることに気付く。

何かを注入している、、、?

蜘蛛の牙から乳白色の液体が滲み出ていた。
間違いなく女の体に注ぎ込まれている。
そして、10秒ほどたつと、悲鳴をあげていた女の様子がみるみるうちに変わってきたのだ。
「あう、、っ、、ど、、どうして、、、っ、、いつも、、、、はぁぁぁ、、っ、ああん、、、」
悲鳴に明らかに甘さが混じりはじめた。
息が荒くなり、白い胸が上気してピンク色に染まるとともに小さな乳輪の中心が目に見えて立ってゆく。
「あふぅぅ、、、、んっ」
欲、、、情している、、、?
蜘蛛が再び首筋に噛み付く。
「はぁぁんっ!!」
女は叫び声を上げる。だが、それは痛さによる悲鳴ではなく、快感による鼻にかかった嬌声であった。
明らかに、噛み付かれたことに感じている。
媚薬かなにかか?
眉間にシワを軽く寄せ、女はいやいやをするように頭を横に振る。
「や、めてぇ、、、っ、、もう噛まないでぇ、、、っ、はあああ、、、」
400巣の中にて:2005/08/31(水) 01:03:41 ID:Ab9ZGkLp
「ああぁぁんっ!」
右の方から声がした。
見ると、こちらは民間人のようだった。
整った顔、骨格のしっかりした、モデルのような体のライン。やはり半分溶け落ちたスーツ。見覚えがある。
いつも見ていたニュースのレポーターだった。
無鉄砲な突撃レポートが人気を博していた彼女だったが、その無鉄砲な行動の結果、数週間前から行方不明になっていた。
その彼女には数匹の羽蟻がまとわり付いていた。
「やめ、、、っ、はうっ!ああああ、やめてぇぇぇ、、っ!」
羽蟻はその薄い羽を細かく振動させ、彼女の体をなぶっている。
「あっああっ、、、!なんで、、あんた達、、、なんかにぃ、、、っ、はぁんっ!!」
乳首、股間、背中。羽が柔らかくこするたびに小さく折り重なった快感の波が押し寄せるのだろう。
彼女の体は弓なりにしなり、甲高いあえぎ声をあげている。
口では嫌がっているようだったが、体は欲望にとうに屈してしまっているのか、彼女の腰が羽を求め、動いているのが目に入ってしまった。


その左上の穴では、ムカデが女にその長い体を絡みつかせていた。
ムカデの体から出る液にまみれた女の体の上を、無数の脚がのたくっている。
「ああっ!いいっ、いいっ!はぁぁん!もっとぉ!」
股間をムカデの体が通りずぎる、その一節ごとに彼女は体をわななかせ、甘えた声を上げる。
すでに気がおかしくなってしまっているのか、それとも、ムカデの技巧がそこまでのものなのか。
ペイルの服を着た細身の女の子は自らもだえ、求めていた。


一番左の下の部屋にはむっちりと肉がのった太ももの20代後半くらいの女の股間で蜘蛛の触手が蠢き、そのたびに女をのけぞらせていた。


奥の方では雪のように真っ白な肌の10代の少女が黒蟻の蟻酸をかけられ、甘い声を漏らしていた。


部屋一杯に人間の若い女がインベーダーどもに汚され続けていた。
401巣の中にて:2005/08/31(水) 01:04:13 ID:Ab9ZGkLp
目の前の女に視線を戻すと、蜘蛛の噛み付きは終わっていた。
左右の首筋に血をうっすら流しつつも、彼女は体をくねらせ、熱い吐息を吐く。
注入された何かが体に回りはじめているようだった。
体が、性感が、彼女の意識に従わずに、どんどん高ぶってゆく。
「なに、、?はぁぁ?、、、ふあああ、、、」
思考がまとまらなくなっているらしかった。
瞳はとろみを帯び、彼女の秘唇からは触られてもいないのに愛液が流れ出していた。

そして、彼女のそこが充分に濡れそぼったそのとき、彼女の腹部が蠢きだしたのである。
そのとき俺はようやく、彼女の腹が少々膨らんでいることに気が付いたのだ。
「う、、、ぐぅぅぅっ、、っ!!」
突然、彼女は苦しみだした、痛みというよりも、違和感に襲われているようだった。
「いややぁぁ、、、、、、っ、う、、、も、、もう、、産み、、、産みたくない、、っ」
弱々しく、しかしどこかあきらめたような声。
産みたくない、、、?
位置的には、、、、、子宮、、、?
まさか、、、俺の頭に嫌な考えがうまれる。あまりに嫌な考えだったため、打ち消そうとしたが、、、
いや、おそらく、、、間違いない、、、、

そして、それがはじまったのを、俺は目のあたりにしたのであった。

「んあぁぁっ!」
彼女の体がはぜるように反り返った。
「あ、はぁ、、、、はぁぁ、、っ」
彼女から漏れる声は今まで以上に甘かった。彼女の体が震える。
「あっ、あっ、あっ、、、いや、、いやぁぁぁっ!」
そして、彼女の股間からあるものが頭を出したのであった。

幼虫。
直径10センチくらいの。
おそらく蜘蛛の。

俺は頭から水を浴びせられたようにゾッとした。
間違いない、、、こいつら虫どもは人間の女を孵化の道具にしている、、っ!
402巣の中にて:2005/08/31(水) 01:04:49 ID:Ab9ZGkLp
それはモンシロチョウの幼虫に、青虫に形が似ていた。色は白。柔らかそうな体の下部に無数の小さな脚が生えていた。
女の股間から顔を出した幼虫はそのまま外に這い出ようとその短い無数の脚を蠢めかせる。
だが、愛液が滑るのか、それとも、出口が若干狭いのか、顔を出した次の瞬間。
また膣の中にツルッと引っ込んでしまったのである。
「はぁぁぁんっ!!!」
幼虫が中に戻ってしまった衝撃に女の体が反り返る。
「ああぅ、、いやぁ、、っ!いやぁぁっ!」
彼女は体をビクビクさせながら叫んでいた。
外からは見えないが、幼虫が膣の中で外に出ようと足を動かし続けている、ということは簡単に予測は付いた。
つまりそれは、女のもっとも快感を感じる部分をあの短く、柔らかそうな脚にこすり付けられているということである。
無数に生まれる小さな快感がひとかたまりになって彼女の肉体を襲っているのは間違いなかった。
「そこ、、っ、あ!、、はぁんっ、、、!いやぁんっ、、、!!」
女は避けることの出来ない刺激をもろに受け、悲鳴をあげる。

しばらくすると女の股間から、また幼虫がヌッと頭を出した。
だが、しばらくもがくとまた膣の中にヌルッと戻ってしまう。
「っぁぁああぁぁーーっ!!」
膣に一杯に詰まった幼虫の体に体内の性感帯を目一杯擦り上げられる。
そのおぞましい愛撫に生み出された快感に打たれ、彼女は肌を粟立たせながらあえいだ。

幼虫はどうしても力が足りないらしい。
股間から顔を出しては膣の中に戻り、また顔を出し、戻り。何度も、何度も繰り返し続けた。
まるで、見えない”ナニカ”が彼女を犯しているような、そんな奇妙な光景。
その怪しげなピストン運動の度に彼女は擦られ、ほとばしる快感に打ち震えて反応してゆく。
幼虫もいろいろ試しているのか、時々出てくる頭が右向きに、またあるときは左向きにさまざまな方向を向いていた。
その幼虫の学習動作に彼女はたまらず甘い悲鳴を上げる。
「感じたくないのにっ!感じたくないのにっ!!、、どうして、、、あはぁぁっ!」
彼女は白い顎をめいっぱいさらし、感じ続けていた。悔しそうな顔で。
抵抗できない。どうしても感じてしまう。こんな青虫に。
どうしようもない屈辱であった。
人間である彼女がただの幼虫に、その若く魅力的な体を好き勝手に汚され、そしてなぶられてゆく。
体液でぬめり、悶え続けるるその女の体は

美しい。

俺はうかつにもそう感じてしまっていた、、、
403巣の中にて:2005/08/31(水) 01:05:22 ID:Ab9ZGkLp
ぐるぐる回りながらいろいろ試した幼虫は、一番引っかかりのある位置に気が付いたようであった。体をうねらせ、ぐるんと回る。
「ああ、、っ!?はぁんっ!?」
それは、ひっくり返った状態。
当然、女の膣の上部に幼虫の脚が触れる。
「ああっそこは、、っ!はぁっ、だめっ、やめてぇぇっっ!!」
突然、彼女は体をこわばらせる。声にも必死さが混じる。
なぜ?
しかし、幼い虫にその嘆願が理解できるわけはなく、無情にもGスポットを含めた全ての急所が無数の手でかき回されはじめた。
「あああーーーっっ!ふぁぁっっ!はぁぁぁーーーっ!!」
声が裏返っている。先ほどよりも遥かに理性のタガが外れたような声。まるで
自分の急所を突然男に責められた様な。
「そこはぁぁっっ!ふぁぁっ!そこっ、そこはぁぁぁーーーっ!!
間違いないようであった。どうやら彼女にとって、Gスポットが一番の弱点らしかった。
愛液の量がさらに増え、びちゃびちゃと淫らな音を立てる。
頭を大きく上下させる女。
嬌声。頭では嫌がりつつも、体が快感を喜んで受け入れてしまう、矛盾を含んだ甘く悲しい声。
彼女を飲み込む快楽の嵐は容赦がなかった。なすすべもなく追い詰められてゆく。
「あああっ!だめだめだめだめだめぇぇっっ!これ以上動かないでぇぇっっ!!」
頭をぶんぶんと振り回す。
あまりの快感に彼女の体が一瞬緊張し、膣が収縮し。

幼虫はその収縮を利用してここぞとばかりに足を動かして外に出はじめた。
「ああ、、っ!いや、、っ!だめぇん!?、、あ!ああっ!ぁはぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっっ!!」
その瞬間、
プシャアァァァァーーーーーーッ!
彼女は雷を受けたように全身を突っ張らせ、女芯から潮を勢いよく吹かせたのであった。
アクメに達したのだ。
だが、幼虫は止まらない。
そのまま足を一所懸命動かし続け、外ににじり出てゆく。
「ああっ!いやぁぁ、、っ!いやあぁぁぁーーっっ!!」
プシュッ、、プシュウゥゥーッ!
アクメに達した体をさらに擦り上げられ、続けざまに潮を吹かされる。
「っはぁぁぁ、、、っ!やめてえぇぇぇ、、っ!んああああ、、、っ!とまらなぃぃ、、、、っ!ああああああ、、、、っ!」
体は何度もはねた。握り締められた指が固定された蜘蛛の糸に食い込んでいた。
大いなる快楽に突き上げられ、彼女の瞳は焦点を失い、意識が飛びつつあった。

そして、数分後。
徹底的に潮を搾りだされ、水浸しになった床の上に「彼女の子」がドサリと落ちたのであった。
404巣の中にて:2005/08/31(水) 01:05:57 ID:Ab9ZGkLp
「ああ、、、ああああ、、、、、」
言葉にならないようであった。
床に落ちた「わが子」がもぞもぞと動く。
「、、、して、、、、こ、、ころして、、、いっそ殺してよぉぉぉぉ、、、」
朦朧とした意識で、彼女は涙を流し、つぶやいた。

しかし、無常にもそれは許されなかった。

「あはぁぁーーーっ!!」
新たな快感に肌を粟立てる。
続けて2匹目が外に出ようとしていたのであった。
一回に何匹出産されるのか。何回、嫌々望んでもいない絶頂に上り詰めなくてはならないのか。
「もうやめててぇぇーーーっ!!」
彼女は泣き叫びはじめた。
薬が切れはじめているのか、、、俺がそう思った瞬間、

蜘蛛がさらに彼女の白い首に牙を沈めたのであった。

「ああああっ!!」
美しく白いのどがわなないた。
「はぁっぁ、、いやぁぁ、、、、、、、、、、、もう、、、、いやぁぁぁ、、、」
とたんに彼女の声が弱々しくなってゆく。
先ほどは量が少ないと思ったのだろうか。子を傷つけられてはたまらないとばかりに、
今度の注入は、ずいぶんと長く行われた。
そして、大量の薬が彼女の体を駆け巡ってゆく、、、
「いゃぁぁ、、、っ、はぁぁぁ、、、っ、、、」
手に。足に。体中に。そして、心にまで。
「ああ、だめええぇぇ、、これいじょうだめぇぇ、、、、、と、、溶けるぅ、、、私、、、溶けていっちゃうぅぅ、、、」
そして彼女の最後の涙が力なく流れ落ちたのであった。

蜘蛛が再び彼女を離れようとしたとき、ほとんど動かない彼女の手が蜘蛛にやさしく触れ、
「う、、うふ、、、、、うふふ、、かんで、、、もっとかんでぇぇ、、、、、、?」
甘ったるい声。いとおしい男に抱いて、とベットでねだるときの声。
蜘蛛の注入した薬は彼女の理性すら塗り替えてしまったのであった。

腹の中の幼虫はソレを待っていたかのように動き出した。
「はぁんっ!」
今度は女はまるで抵抗を示さず、歓喜とともに全ての快楽を自分の肉体で受け入れてゆく。
「かんじるっ!はああ、、、っ、そこ、、そこっ!もっと!もっとこすってぇっ!!」
「いいっ!、、すご、、っ!、、、ま、、また出ちゃう、、、っ!ああっ!ああっ!はああぁぁーーーーーーんっ!!」
一匹、そしてまた、一匹。
幼虫どもは教えられたかのように例外なく、彼女の中を満遍なく愛撫した後、Gスポットを責め立てつつ、外に這い出てきた。
奴らが生まれるたびに、女は潮を吹いて体を震わせ、嬌声と共に果てる。
反り返る体に汗を飛び散らせ、顔は蕩けきっていた。
「もっと、、もっとぉ、、、っ!うませてぇぇ、、、、っ!」
おぞましいはずの快楽に体を満たされ、歓喜する彼女は、完全に虫どもの奴隷と成り果てていたのである。
「ふぁんっ!あんっ!あんっ!、、、、ぁあああああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!」


そして7匹目の幼虫を生んだとき、出産はやっと終わったのであった。
405巣の中にて:2005/08/31(水) 01:06:31 ID:Ab9ZGkLp
「あああ、、、はああああ、、、、」
完全に肢体を脱力させる女。
弛緩しきった表情で、垂れているよだれをまったく気にしていないようであった。
彼女が生んだ幼虫を黒蟻達が保育室に大切に運んでゆく。
赤蟻がやってきた。彼女の頭の上に口を突き出し、そして琥珀色の大きな雫を浮かばせる。
彼女は口を開け、落ちてきたソレを飲み込んだのあった。
「んくっ、、。、、うふ、、、うふふふ、、、甘くておいしい、、、」
恍惚とする彼女。
苗床を生かすための栄養剤であろうか。

周辺でも、やはりココと似たようなことが行われていた。
責められ、弓なりになる肉体。
勝手に動く腰。
篭絡される心。
女たちの悲しくも甘い嬌声が響き渡っていた。
だが、慣れてきたのか、俺はもうソレが気にならなくなっていた。

とにかく、これで俺の任務は終わった。
あとは、このカメラのスイッチを押し、画像を本部への送信を確認した後、暴れて死ぬだけだ。
生きれは帰れないだろう。
せめてここらの女を呪縛から死をもって解き放ってやるくらいだ。

、、、よし。
決心して、スイッチに手をかけながら立ち上がる。
目の前の女は今度は黒い蟻達に囲まれていた。四つん這いになっている。
ヘルメットが緩み、取れていた。
406巣の中にて:2005/08/31(水) 01:07:15 ID:Ab9ZGkLp
それは


俺の彼女であった。


俺の大切な、大切な彼女。
戦いが終わったら結婚しようと誓い合った彼女。
まだ一度も抱いたことのない。
数日前に、、、戦死したと聞いていた。


だから死ぬことが前提のこの作戦に参加したのに。


彼女はまだ薬が効いているのか、蟻の頭をいとおしいそうに撫でている。
ヘルメットのせいで顔に気が付かなかった。
音が割れていて声に気が付かなかった、、、
俺は、俺に気が付いた蟻達が目の前に迫ってくるのを呆然と見ていた。
蟻達は新たな卵の植え付けをしているらしい。
彼女は蟻達に貫かれ、よがり声をあげ、腰を振りたくっていた。

そして、
俺は最後まで、スイッチを押せなかった。






20××年×月×日
潜入作戦は失敗に終わった。

[END]
407名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 02:05:59 ID:19nWGJtj
またまたネ申キテタ─────(゚∀゚)───────!!
408名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 10:55:31 ID:wlm7v+pK
GJ!
サイコーだよ、アンタ……
409水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/09/01(木) 07:16:48 ID:s+zeBqp+
キタ―――――ッ!!
GJです!!
結局、決死の潜入も無駄に終わってしまい
納められたデータは闇に葬られたまま・・・
最後の寝取られだったと気付いたときの男隊員の顔が見たかったですね☆
子を産むことこそ女の幸せと言いますが
捕らえられた女性たちは、ずっとその幸せを味わい続けるのでしょう。
望む、望まないにかかわらず・・・

昔「ビジター」を見たときも、苗床にされる人間にドキドキしてました。
410名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 11:47:42 ID:sLp9+psk
ビジターってトカゲが人の皮被ってるヤツだっけ。
懐かしいなw
411名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 13:22:04 ID:BWSnrBrv
ビジターナツカシス。

あれも確か怪物とくっつく地球の女がいたな。人の皮かぶりっぱなしでいまいち妄想が働かんのが残念。
2は見てないや。
412名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 17:41:38 ID:uhe9FAhY
( ´,_ゝ`)プッ

コテハンのまま雑談かよ
413名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 18:08:16 ID:bPLHOEhz
>>412
別に、今始まったことじゃないし
書き手なんだから、多少自己顕示欲が強いくらいイイじゃないか
嫌ならデテケ
414名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 18:39:51 ID:BWSnrBrv
そう言いつつ>>413は無数の大きな触手を伸ばし、>>412の体を絡めとったのである。
触手は静かな怒りを内に秘めつつ、尋常ならざる力で>>412の服を引き破る。

>>412の悲鳴が雨のアーケード街にこだました。
415名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 18:50:22 ID:bPLHOEhz
こんなことやってるから413みたいな部外者に突っ込まれるんだよ
いっぺん氏ね
416名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 18:52:47 ID:a4QLPO+O
413=415 

何?部外者の自演wwwww?
417名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 19:03:54 ID:bPLHOEhz
スマン412の間違いだった
俺がデテクよ
418名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:01:07 ID:s+zeBqp+
>>413の触手が>>412の後ろの窄まりをくすぐる
ミッチリと閉じ合わさった>>412の菫色の穴
>>413の触手はそのシワの一つ一つを丁寧に伸ばしはじめる
419名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:16:54 ID:OTy6Uhru
こんなことでスレが荒れるのは嫌だなぁ(鬱
水死体さんだけはここを見捨てないで欲しい
メインライターの彼さえ残ってくれたら
幾らスレが荒れても建て直しがきくし
420名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:48:35 ID:XZDaYrF4
>>419
禿同!!
水死体氏のSSは他の書き手に比べて、桁が2つ程ちがう飛び抜けたレベルに達している。
こんな詰まらないいざこざで失ってはいけない、かけがえのない存在だ。
どうせ実力のないヘボな書き手が、氏の才能を妬んで中傷してるんだろうけど
やっかみは気にしないで、このスレ唯一の神として、ハイクオリティなSSを投下し続けて欲しい。
421名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:56:49 ID:GdMTM8cd
(´_ゝ`)フーン

頼みもしないのに、コテで批評してくれる嫌味な水ちゃんが神ねぇ
422名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:57:28 ID:z1eI2jAW
>>420 触手さん触手さん、知らずに毒が出てますよ
他の職人さんと決め付けるのはやりすぎですって。

ということで以後、何事もなかったかのようにパンティー。
じゃなくて雑談どぞー
423名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:58:29 ID:Bc3ZVSuo
↑SS書きに失礼シネ
424名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:03:55 ID:oIH4f7SU
ROMが書き手を弁護したらどうして失礼なんだろ?
真性ヴァカ発見
夏休みはもう終わったんだろうが
425名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:06:20 ID:TnbWc6n3
パンティーとか訳の分かんないこと言うから基地外に突っ込まれんだろ
そういうのは控え室だけにしてくれ
426名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:06:36 ID:Jna9ISql
書き手さんは、皆さん頑張って。
427名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:08:36 ID:JtD58Ply
フンドシクサイ?
428名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:14:06 ID:y1K6ze2i
>>409じゃ名指しで批評されてるし
429名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:15:56 ID:P12uwuLb
ちゅーか荒れたのか?荒らしはネタにするかスルーしようや。

そして>>412の前に立った俺の腹からイソギンチャクのような触手が伸びた。
430名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:18:16 ID:rWewFHsa
>>391>>393辺りから水死体さんにネチネチ絡んでくる奴が出てるね
むしろそいつのジェラシーかと
水死体さんは直ぐに謝ってんのに
大人だなぁ、水死体さんは
431名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:27:26 ID:8st73RTj
ちゅーか自演乙

ていうかスレ違い

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114683548/l50
432名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:37:46 ID:rWewFHsa
実際、商業誌レベルで読み応えあるのは水死体さんのSSだけだからな
月に何度か、しかもタダで彼のSSが読めりゃ、それで充分幸せだよ
それ以上のこと望んだら罰が当たるってもの
433名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:40:04 ID:IcA2cst7
み、みんな、他の職人さんたちの臓腑を抉る
ような言葉は慎んでくれよ……他の書き手さんの
話だっていっぱい読みたいよー
434名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:41:56 ID:Y0hAUZjS
429の腹から出たのは触手じゃなかったみたいだなw
435名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:47:36 ID:F4FwGJmv
>>433
実際のところ、水死体氏の筆力は群を抜いているからなぁ
それは誰もが認め、文句のつけようのない事実だし

君は君で君の好きな書き手をマンセーすればいいんじゃないの
436名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:59:25 ID:F4FwGJmv
嫌いな書き手&下手糞なSSはスルー汁
やっかんで罪のない書き手を追い出そうという
不心得者の書いたSSなどはその筆頭だ
437名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:07:56 ID:6TNT+Ybe
雑談とか作品批評をコテハンのままですると、どこのスレ
でも普通に荒れる。いままでここが無事だったのは、むしろ、
他の職人が大人だったからだと思うが。

まあ、水死体氏が上手なのは確かだけど。
438名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:13:02 ID:hFKHBPQI
もう水死体このスレ来れないな。
439名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:22:41 ID:hDAO7o0D
231 :名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:03:52 ID:ej1j4lYe
このスレじゃ散々ガイシュツだけど、やっぱりコテハンの扱い、しかもテンションの高いコテはリスキーだな。
いつかこんな日が来るんじゃないかとは思っていたけど。
荒らしに利用されている氏は気の毒だが、本人降臨だけはやめてくれ。
440名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:26:07 ID:Myuc+1Su
>>438
君ノ思イ通リニナッタネ
ヨカッタ、ヨカッタ
441名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:34:00 ID:GA8OhVLH
こういう流れになった時は「どうでもいいよ」と連呼する事をおすすめする
説得?通じるわけがない
庇う?一時的に効果はあっても解決策にはならん
442ふんどしさん:2005/09/01(木) 22:37:51 ID:P12uwuLb
>>436

え?
もしかして俺のこと?
443名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:39:17 ID:c4/vxC5o
>>441
どうでもいいよ





これでいいのか?
444名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 22:44:47 ID:a4QLPO+O
水死体は確かにレベルが高い。
他スレの彼の作品も俺は好きだ。

でもこのスレは全般的にレベルが高いよ。
特にタクシーの奴は秀逸だった。
445名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:25:03 ID:gXrfmvwZ
約一人の書き手をヨイショしまくり、それ以外を、これはちょっと言い過ぎかもしれん
が、雑魚呼ばわりすれば、当人その他にどんな影響があるか。
そこに考えが及ばないあたり、どっちもどっちだな。
446名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 23:51:59 ID:vpIrEe2v
水死体は自分語りがウザイ
385の後半なんか自己陶酔の固まり
お前が横浜へ行こうがどうしようが知ったことか
サイト作ってそこで好きなだけやれ
447名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:00:37 ID:oN6uCJ6D
それぞれにとって好きな作家さんをマンセーしてればいいだけのことだと思うがな
水死体氏が好きな人は水死体氏を
それ以外の書き手が好きな人はそれ以外の人を
読み手にマンセーされたいのなら、もっと腕を磨けばいいじゃん
448名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:11:56 ID:owpVlHcs
しかしみんな水死体には、思うところあったんだな。
なんか、日頃のうっぷんが一気に吹き出た感じ。
449名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:26:12 ID:CjH/yMEt
>>445
実際雑魚だしw

>>446
売れっ子の人気作家の近況を知りたいのはファンなら当然のこと
お前だって氏のSS読んでハァハァしてたくせに
嫌なら読まずにデテケ

>>448
書き手ならウダウダ言ってないで作品で勝負しろ
450名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:28:46 ID:wgdQ8Dqm
今日はなんでこのスレこんなに好戦的なの?
451名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:33:31 ID:+geTmZoD
人気釣り堀だから
452名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 00:37:18 ID:Y8dEa0Wl
人間の嫉妬って
もの凄いエネルギーを秘めてるんだね
453名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 01:15:04 ID:bD6G8D+n
>>446
また古い話を蒸し返してw
よっぽど気に食わず、ずっと我慢してきたんだな
もういいよ、もうが我慢しなくていいんだよ
454名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 01:17:14 ID:8HFJ/1Jb
スレが伸びてると思ったら荒れてたんかい。

誰がレベル高いとかそんな話はどうでもいい。
俺にとってはここにSS投下してくれる職人さん達は皆神だ。

455名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 03:18:38 ID:j8EBp1m9
伸びてるから期待したのに何だこれは。
っていうか、水死体さんが唯一神とか言ってる奴らの目は節穴だろうか。
確かに彼の作品クオリティは半端ないけど、自分にしてみれば
宇宙人の人も、男達が怪物になる三部作の人も、タクシーの人も、イソギンチャク風俗店の人も、防衛軍パロの人も
投下作品はみんなおもしろかったし、エロかったし大好きだ。
作品によってクオリティに多少優劣があったとしても、皆レベル高かったよ。
誤解の無いように言えば、水死体さんの作品だって大好きだ。
なんでそうやって書き手を追い出すような事をわざわざ言うのかわからない。
嫌な書き手はスルーするとか、喧嘩腰でなくやわらかく注意するとかできないのか、ここは大人板だと思ってたのに。

せっかく平和だったのに、こんな流れになってしまって残念だよ。
水死体さんも、名無しやトリップで投下してる書き手さん達も、あまり気になさらないといいのだが。
456名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 07:36:49 ID:Rq8/WOtQ
私は4匹目の頃からこのスレに来ましたが
ここは全体的に高レベルだと思います。
みなさん凄いSSを書かれてますよ。
だけど書き手のレベルうんぬんという話は・・・・
このスレはレベルの高い書き手さんが集まってますが、上には上がいるものです。
プロと比較されたら、どうしても見劣りはするでしょう。
それに初めの内は誰だって上手くないんです。
今みなさんに誉めて頂いている書き手だって、最初からこんな書き方ができたわけではありません、
書いてるうちに、他の人の文を読むうちに徐々に表現の仕方を肥え太らせていったはずです。
RPGのキャラだって、最初はみんなLV1からスタートします。
別の書き手さんが他の書き手散に嫉妬しているとかいうのは、まあレスを読めば大体わかりまが
でも、他人をやっかんでも自分は上達しません。
逆に相手の良いところを見つけて、書き方を盗んでやろうぐらいは思わないと。

こういうスレは書き手と読み手の両方がいないと成り立たないものです。
みなさんはどうしてこのスレにいるのですか?
触手や怪物に犯される女の子が好きだから集まったのではないんですか?
いわば、我々は同好の士。
みなさんそれぞれ思うところはあるでしょう。
時には本音をぶつけ合うのも良いことなのかもしれません。
ですが、そろそろ落ち着いた方が良いのではないでしょうか。
次のSSが来るまでみんなでニョロニョロしながら、
好きな触手・バケモノについて語りましょう。
457名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 09:37:58 ID:vJnrmBLm
とりあえず水死体氏を唯一神扱いしているのは煽りなんだから反応しても仕方ないだろうに。

>別の書き手さんが他の書き手散に嫉妬しているとかいうのは、まあレスを読めば大体わかりまが

このスレはドライな書き手が多いし考え過ぎじゃね?
水死体氏以外だと書き手として他の作品にレスしているのはほとんど見ないような気がするが。
458名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 09:52:56 ID:e0wdHuTr
まぁ投稿することもなく投稿者を批判してる奴が糞なのは事実なわけで・・・
459名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 10:22:55 ID:N4/J/Hgp
自分はROM専だけどどれも面白く読んでるんで批判が出てて驚いた
水死体氏が傑出してると思ったこともないな
どの話がどの書き手かってあんまり意識して読んでるわけでもないしな
コテハンつけてる人には固定ファンがいるのかもね
460名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 10:29:51 ID:wgdQ8Dqm
まあ、水死体氏は結構幅広いスレに書いているからな。
彼の作品のファンになる読者も多いんだろ。
461名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 10:30:04 ID:gaPd692U
書き手以外はワクテカしながらおとなしく待ってればいいんじゃね?
462名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 19:03:19 ID:vT3tkp1K
よし。落ち着け。議論は終了だ。
水死体氏アンチ厨と水死体マンセー他者アンチ厨は同一人物。自作自演。

はいこれで終わり。
463名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:08:28 ID:Ze9enX95
 『第666話 さくらと巨大なゴキブリ』(カードキャプターさくら)
 『リリカルマジカル なのは敗北』 01/02(魔法少女リリカルなのは)
 エロい。女性器や触手の描写が細かいから、映像的に映えていて分かりやすい。オノマトペアが効果的に使われているため、動的で臨場感がある。
 個人的にはさくらのほうが好きだな。痛がってるのは、ちょっとね。
 良作をありがとう。状況が逼迫してゆくのが分かる描写力は、大したものだと思う。
464水死体 ◆MnWZ9NdygA :2005/09/02(金) 21:38:19 ID:Rq8/WOtQ
なんか私のせいで荒れてしまいまして、たいへん申し訳ないです・・・
私のつたないSSを気に入って下さった方、まことにありがとうございます。
これからもより一層の精進をいたします!
私が目障りだという方はコテハンをNG登録されれば、二度と目に触れることはないと思います。
ただ他の方への感想で、批評などをしているつもりはありません。
自分の好きだったところと、次への期待を書いているだけです。

以後は投稿時以外は名無しかROMにすることにします。
私の書き込みで気分を害された方には、重ねてお詫びを申し上げます。
465名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 22:34:45 ID:qRxyMcpk
あんたやっぱりいい人だな。
色々心を痛めただろうが、あまり気にせず、今後ともよろしくお願いします。
他の書き手さんも、よろしくお願いします。
466名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 06:12:50 ID:utj7g4We
みんな、頑張れぇ。
荒らしは、批判者だからね。何も出来ないくせに文句ばかり言う厨房だかね。
467名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 07:36:50 ID:j+h2S9JU
折角水死体氏が大人の態度で流したんだ
次からはいつも通りの雰囲気に…
468名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 10:51:32 ID:KsyKd8dk
性欲をもてあます
469名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 12:44:52 ID:zk755SUM
うむ、いつも通りだ
470名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 13:41:55 ID:y10DnUoH
はよう作品を・・・。はよう出さな夜中にオタマジャクシが出てまうやないか・・・。
471名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 15:26:30 ID:209jR+kU
だいたい水死体さんが謝る必要なんて最初ッからないじゃん。
SS上手いとどうして悪者になるんだろう。
彼を批判し、あわよくばここを出て行かせようとしたヘタレ職人もどきこそ
ここから出ていって欲しい。
472名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 15:35:01 ID:G7xUAJdc
うむ、いつも通りだ
473名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 16:48:50 ID:IQ+3ZL+Z
>>471
むし返すなっての
474名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 17:36:43 ID:coVDtsRb
>>よし。落ち着け。議論は終了だ。
>>水死体氏アンチ厨と水死体マンセー他者アンチ厨は同一人物。自作自演。

>>はいこれで終わり。

>>むし返すなっての

自分の思った通りの展開にならず、水死体に代わって唯一神になろうとした
誰かさんが、必死で収束に向かわせようとしているな。
こんな雰囲気じゃ、せっかく水死体を追い出しても自作も投下できねえからな。
475名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:00:44 ID:9zuWhEH6
自分が書き手なら、水死体さんがどれくらい高いレベルに達しているかは一目瞭然。
まぁこれだけ力量の違いを見せつけられたら、嫉妬するのも理解できるよ。
その意味じゃ水死体さんは罪な作家といえるな。
476名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:19:53 ID:IQ+3ZL+Z
神に嫉妬はついて回るもんだ
キニスルナ
俺はあんたの文章好きだぞ
477名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:30:39 ID:9zuWhEH6
いっそ水死体さん専用スレを立てて貰えればな。
嫌な人は来なきゃいいし、他の書き手は比較対照がいなくなって
一挙両得だろう。
478名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:59:30 ID:dfZbTb6T
おまえら…

触手をやろう
つ〜・
479名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 19:33:11 ID:RFSC+4qq
なに?この水死体以外が投下したら叩くぞ、みたいな訃音機は
480名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 19:46:50 ID:8ISSoE/5
熱心なファンが沢山ついてるんだな
う・・・羨ましくなんか・・・ないぞ
481名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 19:57:29 ID:jHUae8ci
別に他の書き手に投下させてあげてもいいよ。
どうせ水死体さんの神SS以外はスルーしてるからさ。
482名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 20:41:21 ID:G7xUAJdc
幸いなことに書き手さんは総じてスルーしている。
イイヨイイヨ〜。←普通はSSへのコメントとして書くことなんだが。

触手が現れた。
女の子がお姫様だ。
触手がお姫様のあそこに入っていった。ばっこんばっこん。
「あ〜ああ〜〜! あんぅ〜〜あんぅ〜〜うっふっふう」
濡れていないお姫様のあそこに触手の牙が食らいつく。
がっ。
「ああんっ。コラお前」
触手は倒れた。
実はお姫様のあそこには貞操帯がつけられていたのだ。(これなら夜道も安心!)
お姫様は倒れた触手を雑巾のように絞って中のエキスを愛用のワイングラスに
注ぎ込んだ。(あ、ちなみにここ王室のなかです)
わお。ワイングラスに赤い汁が。
その汁は王様に献上されました。
「うまい。もう一杯!」
 ぶりぶりっ、ぶりぶりぶりりっ!
お姫様はまた触手探しのたびに出る羽目になりましたとさ。
 グラッテンベルグ帝国777年。国の存亡とは関係なしに姫様の人権は蹂躙される……ッッ!!

続く。(つづきは自分のサイトにアップします。投票よろすく)

作者です。こんな僕でもここにいていいですか?
っつーか荒れてますねぇ。こんなインスタント作品でも気に入っていただければ幸いです。
姫様は奥菜恵をイメージしました。
触手は某魔法戦士に出てくる触手をイメージしたんですけど分かった人いたかな?
いたならメルアドまでよろしく! 近況は色んなスレに投稿してていっぱいいっぱいです。
ここのスレにも最近投稿できてなくてだから荒れたのかなぁ。ねえ皆さんどう思いますぅ?
>478 ありがとう。嬉しい!
>480 アタシがついてるわ!
>481 あたしじゃ駄目?

もーいーわ。
483名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 20:45:36 ID:jHUae8ci
お前か、水死体さんを妬んで荒らし回っているのは?
水死体さんに立ち去られたら、ここなんか直ぐに廃墟と化すんだぞ。
知っててやってんのか。
484名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 20:54:06 ID:yMKwURl4
>>480
ダメじゃないか、君が「・・・」なんか使っちゃ。
君は「、、、、」派じゃないか。
485名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:00:04 ID:KbHLQnFj
いや、そういうことを言うと「水死体VS他の書き手」になっちまうから止めような
書き手の仲間同士をぶつけてどうするよ
いがみ合わせても良い作品は生まれてこない

ここは触手・怪物のSSを投下するスレだ
オレは他の人の作品もいっぱい読みたい
書き途中の作品は続きが気になるし、新しいのも読みたいんだ
486名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:04:44 ID:yMKwURl4
それは分かっているが
正しくは

水死体さん>その他大勢

487名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:13:03 ID:hEUgfyYp
この流れで

名無し職人さんがSS投下→水死体氏以外の職人貶し厨が叩く→実はSS投下したのは鳥外した水死体氏でした

なんてことになったら腹抱えて笑うのになぁ。
488名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 21:32:50 ID:HSL+R2/0
>>実はSS投下したのは鳥外した水死体氏でした

匿名掲示板に名無しで投下して──それを後でどうやって証明する気かね?
人格者の水死体さんが、そんな姑息な真似をするわけがないだろ。
お前みたいのは荒れる元になるから、ここにはもう来るな。
489名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:05:03 ID:f14y7wIY
>>488
よく嫁!
藻前の言ってる事は>>487の意図してる事と違う。
490名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:05:07 ID:iYNdZ5Pj
>>488
世の中にはIDと言ふ便利なものがあつてだな(ry
491名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:25:05 ID:KbHLQnFj
ああもう、また荒れてるよ
この話はおしまい!!
みんなこのスレ荒らしたいわけじゃないでしょうに・・・
492名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:29:03 ID:lQxUdZHy
>491がいいこと言った!

というわけで週末だしゆっくりと書き手さんの新作投下をまつニョル。
493名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:37:23 ID:Rci0Ow2R
水死体 ・・・・
フンドシ  、、、、

ということか?
となれば491が水死体なんだね
必死だな
494名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:45:51 ID:SaftLbYc
>>489>>490
日付が変わると同時に、自動的に変わってしまうIDなんかで何を証明しようってんだかw
お前がやっているように、回線切ってもその度に変わっちまうけどな。
水死体さんなら、たとえ自分のファンが勘違いして自分を叩くようなことがあっても、
その辺の意を汲んで、黙って苦笑いしながらスルーしてくれるよ。
お前らみたいに必要とされていないヘタレ書き手とは違って人格者だからな。
495名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:49:28 ID:cBmQXLJ/
アンチ水死体にしろ水死体ファンにしろ
お互い争わせようとする悪意のようなものを
最近このスレから感じる。
水死体氏本人は別にそんな事望んでないだろ。

ファンとか言ってる奴は本当にファンなのか?
本当のファンなら空気を殺伐とさせるようなマネはやめた方が良いぜ。
496名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:56:36 ID:SaftLbYc
>>495の言うことはよく分かるし、その通りだと思う。
でも水死体さんを陥れて、ここから追い出そうとする似非作家は許せない。
497名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:59:30 ID:hw3rVcqO
2chなんだから、玉石混交でいいんだよ!
SSが優れているかどうかは二の次だ!
とにかくどんどこ投下してくれ神さまたち!
498名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:02:32 ID:1tLJrCvA
禿同!
どうせ書き手同士荒そうのなら、SSの出来栄えで勝負して欲しい。

水死体さん相手じゃ、勝敗の行方は最初から分かっているがな。
499名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:13:07 ID:ri7S1Yv4
無料のズリネタが欲しいからといって、おだててSS書かせようとして、
たかが「なんちゃってエロ物書き」を軽々しく「神」扱いするから
天狗になる奴、嫉妬する奴が出てくるんだよ。
今回の騒動は我々読み手側にも半分は責任があると思う。
今後このスレだけじゃなく「神」の使用には慎重になっていく必要があるのでは。
500名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:15:54 ID:4GosChl6
劣った個体は淘汰されるのもまた自然界の真理。
そうやって研ぎ澄まされたDNAだけが生き残ることを許される。
501名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:16:29 ID:dWzILbK6
ミンナシネバイイノニ
502名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:18:16 ID:psjfNrw6
がんばれ!唯一神、水死体。程良くやれ!その他の書き手。あ、その他大勢だっけ?w
このスレがここまで荒れるなんて珍しいな。収拾つけようとすると誰かか邪魔するし。
怖いよ〜w
てか、お前等そんなに水死体氏を追い出したいのか?
本人置き去りにしてこんな事して、何の利益になるんだ?
このスレも、もう終わりだね。
嫉妬とか、批判してるのは書き手、とか言ってる奴ら頭おかしいんじゃね〜の?
てかなんでそんな事分かるの?想像力豊か過ぎw
今更水死体叩きですか?バカじゃね〜の。多少の自分語りにさ、心の狭い奴だな。
未成年だから許されるとかw
あーもうアンチも信者もウゼェ〜
お前等このスレと水死体に恨みでもあんのか?
そうなんだな、こんちくしょーめ!
SSの投下ももう無いんだろうな。
水死体氏も他の書き手もこんなスレに投下したくないだろうし。
あ、ごめん。書き手じゃなくて、その他大勢の雑魚だっけ?
俺ウゼェ〜。縦に読んでも何にもでないぜ。アヒャヒャヒャヒャ
503名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:19:30 ID:hEUgfyYp
「荒れるの反対」レスに同意しつつ、わざわざ荒らし同様の一言を付け加える。
ID変えても釣りの方法が同じじゃねぇ。低能な粘着乙としか言えないよ。
504名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:23:20 ID:boi9uQsa
もうお前ら全員触手に犯されちまえ。
505名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:37:44 ID:6Rju8wny
保守
506ふんどしさん:2005/09/04(日) 00:05:10 ID:qltUrsVJ
荒れてますね、、、

私は自分が地球防衛軍エロパロスレに投下しているSSの中で
怪物に襲われている系の奴だけこっちに再投下してるだけなのです。

他のSS書きさんと争うつもりなんてまるきりないですよ。商業誌じゃあるまいし。

ところで
私は触手モノ好きなんですが、あんまり数を見たことがないので、
シチュエーションのリクエストがあれば書きたいと思うのですが、なにかないですか?
私のつたない筆力で、ですが。

投下は結構後になっちゃうと思いますが、、、
507名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:13:05 ID:GFRKuzks
( ´,_ゝ`)プッ またコテハン自分語りか。

作家気取りは荒れる元だと、言ってるそばからリク受付やってるよ。
508名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:15:37 ID:V4JN9Xe/
ふんどしさん。念のために言っとくが気にすんな。
509名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:25:15 ID:r9ej47fp
けどマルチポストってんじゃないの、それ
510名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:35:53 ID:v2DVli5e
じゃかましいわい偉そうなこと言うな
いい作品を多くの人の目に晒すためには
規則やルールなんか関係ないんじゃあボケが
ふんどしさんのSSの前に禁止事項も糞もあるかい
悔しかったらお前がもっとすごいSS書いてみい
511名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:50:45 ID:Q6WcdIQ9
よ〜し、わかった!!
みんな深呼吸だ。
週明けからは本格的に授業も始まることだし、夏休みの宿題できてないやつは
今夜中にやっちまおうぜ!ゾロリやマジレンジャーはビデオに撮っときゃいいしさ。
512名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 00:55:14 ID:n8jrxbAG
けどマルチはやっぱ不味いよな
513名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:07:49 ID:zlT5P4c3
お陰で本来読めなかった良作をこうして読ませてもらったんだし。
別に法律に触れる行為をしたんじゃないんだからいいんじゃね?
2ちゃんの常識と一般の常識を同列に並べてもなw
514名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:20:25 ID:gYZZ+wwj
2ちゃんのルールすら守れない人が実社会のルールを守れるのかなぁ
どうでもいいけど、ふんどしさんのファンって変なのが多いね
515名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:36:42 ID:DIvUDUSG
なんか部外者ばっかりだな。
そうでなきゃ自分で自分の首しめるような愚かなマネするわけねーもん。
516名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 04:16:44 ID:fnOmyHjU
SS以外はここまで読み飛ばした。
517名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 05:09:28 ID:PePbcY8i
職人さんたちの新作投下待ち。


静かに待とうぜお前ら。
518名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 07:27:48 ID:7vNGGhG1
ふんどしさん、お待ちしてます!

2CHでは、何を言われても気にしないのが吉
書き手さんはこんな荒れたレスはスルーして、どんどんSSを投下しちゃって下さい

でも防衛隊やってないから、シチュが思いつかない
敵って昆虫型のみ?
貴方のSSでしか知らないので
519ふんどしさん:2005/09/04(日) 12:00:34 ID:qltUrsVJ
>>518
あ、防衛軍でなくても結構です。
触手、怪物ものならなんでも。
520名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:55:26 ID:dBhUiavI
>>ふんどしさん
折角だから防衛軍シリーズが読みたい!
確かあのゲームUFOとかメカもでてますよね?それ使って書けませんか?
521名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 07:02:53 ID:65QIZvzO
UFOから触手が生えてくる、とか
522名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 09:49:40 ID:ZkfmahVR
機会のな
523名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 10:56:30 ID:vv7mN0X3
>>521-522
一瞬、機械のUFOからなぜか生物の触手がにょろにょろと出てくるのを想像してしまった。
524名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 16:09:23 ID:K9ebMGjw
>>523
そのUFOは、円盤生物(@ウルトラマンレオ)だったんだよ!!(AA略)
525名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 16:44:46 ID:NDwQb2bY
中の人などいない
526名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 18:05:01 ID:xOi4L9lg
>>524
ΩΩΩ>ナナナナンダッテ―――――!!!!
527名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 20:20:02 ID:65QIZvzO
>>524
それ、レオだっけ?
ウルトラマンセブンの「ナース」のことしゃなくて?
たしか銀色で龍みたいなのが蜷局巻いて空飛ぶやつ
528名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:21:36 ID:r9hg0brE
円盤生物・・・・あれは最後の奴(ブラックエンドだっけ?)以外はエロそうな奴が多かったな。
漏れは普段はロリ幼女の姿だが正体は両面に顔がある奴が好きだった。
529ふんどしさん:2005/09/05(月) 23:00:02 ID:M2dQY8w5
>>520-522

つまり、
UFOで機械の触手にょろにょろとな。
触手の長所である生っぽさをあえて引き算ですかい。

ラジャ。ガンガッテ書いてみるよ。
530名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:45:09 ID:pX+m/gOq
水死体さんを追い出して
すっかり唯一神気取りだな
中の人
531名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 00:06:24 ID:aX2D5X7q
期待してるよ、ふんどしさん。
にしてもあれだな、みんな円盤生物とか思い浮かべるんだな。
俺は、その、ハヒフヘホ〜
532名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 01:21:28 ID:yYDNNDRT
可哀想に、クラッシックパンツのせいで
元スレの方まで荒れはじめたな
罪な奴だよ
533名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 02:54:49 ID:GMCH28qX
書き手さん方待ってますニョル〜
534名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 07:16:40 ID:7X9uVoq+
>>528
>普段はロリ幼女の姿だが正体は両面に顔がある奴
ブリザードですな。

>エロそうな奴
触手系のシルバーブルーメ、アブソーバ、デモス、ノーバ(デモスは+吸血)。
スライム系のブニョ に、「不気味な物に寄生されて虜になる娘」系のブラックテリナ。

確かに使えるw
535名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 09:45:14 ID:bee784AF
>エラそうな奴
ふんどし、中の人。

同一人物だ罠w
536名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 10:45:40 ID:XfdReHCK
>>534
元ネタさっぱりわかんね―――orz――!!ウルトラマン?
537名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 12:31:51 ID:I54iddz3
ウルトラマンレオだな
538名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 18:55:42 ID:/yOfwz0f
>>530
コテハン消して名無しになってるだけですので、ご安心下さい。

>>ふんどしさん
お待ちしております。


マットの女性隊員とかって、昔はかなりそそられましたね。
「恐竜戦車」ぢつはゴ●ラの気ぐるみの使い回しだそうです。
539名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 20:44:07 ID:A6Kt0O2+
あれだけスレ騒がせておいて、まだ居たのかよ
思ってたより面の皮厚いんだな
540名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 23:05:14 ID:wNWDJpax
オマエモマダイタノカヨ
541名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:04:11 ID:HodYX5hB
もうこのスレだめぽ?
いつまでもこんな流れじゃ投下できそうもないし。

2スレ目からSSみてハァハァしたり投下したりしてるがこんな流れになったの初めてだよね。
542名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 00:07:33 ID:isoLZi48
台風が過ぎるまで静かにじっと待つのである
543名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 01:17:00 ID:P5z+7mLQ
まぁ、CG板の投稿CGスレとかでもこう言う流れになったら終わりって感じはあったね。
大抵寂れて行くし、復活するにしてもかなり時間をおかないとダメみたい。
ある程度実力もついて妬み嫉みのターゲットにされたら、
無料HPでも作って独立するってのが良いかもね。
544名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 08:24:12 ID:7dGNfzNV
円盤生物を使ってSSを書くというのは悪いネタではないかも。
どうせエロ「パロ」スレなんだし。
・ウルトラマンを抜きにして(円盤生物が倒されたら面白くない)、
被害者がロリ〜熟女までで、殺されるんではなくエロイ目に会うとか?
(それこそ、触手系のシルバーブルーメ、アブソーバ、デモス、ノーバ(デモスは+吸血)。
スライム系のブニョ に、「不気味な物に寄生されて虜になる娘」系のブラックテリナの皆様方に)

蛇足ながら・・・(ガセじゃなかったら)「エヴァ」の使徒のモデルというかヒントは円盤生物かららしいですぞ。
545名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 14:45:42 ID:2Vb19Hlw
546名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 15:48:15 ID:t8COZv0S
574 名無しさん@ピンキー sage New! 2005/09/07(水) 15:42:25 ID:wrEsuQxH
このスレはもう駄目だな…

なせがワラタ
547名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 19:34:43 ID:zfd4CATE
水死体さんをここで二度と書けないようにしてくれた張本人
フンドシは絶対に許さない
548名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 20:55:29 ID:K888wWmT
憤怒死
549名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:15:50 ID:AwDsjeOk
SS書いてくれる人はみんな神!
それでいいジャマイカ


もちろん水死体さんも大歓迎ですよ!!
550名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 21:28:51 ID:pbEUD1mY
>>547

余計な事はするな。水死体さんはそんな事を望んでいない。
つーかふんどしさんは無関係だろ。
551名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:20:35 ID:xraJiCEH
>547
厨房は全年齢板で遊んでね。
552名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:57:27 ID:udwXwpkv
>547 本当はふんどしさん、好きなんだろ。
ツンデレ(;´Д`)ハァハァ
553名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 23:44:05 ID:6kmNz2GD
水死体さんをここで二度と書けないようにしてくれた張本人
>>547は絶対に許さない
554名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 23:45:30 ID:NP3kmEfZ
>552
某スレ580からそのまんまコピペかよ…
555名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 02:12:51 ID:hzZmERBV
本格的にもう駄目ポ
556名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 02:27:59 ID:Oe8VJgb+
ま、いいんじゃね?ダメになったら他のSSスレに行くし。
557名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 02:59:39 ID:/Zl0rLbT
元々は水死体がコテハン語りしたからだろ
558名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 12:39:41 ID:gfnQvC9Q
名無しをNGすればOK
559名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:18:59 ID:3gIaJsep
少し上でウルトラ怪獣でってのがあったけど、
じゃあ水木しげる(でなくてもいいけど)とかの妖怪とかなら
何に犯されれば女の子は感じるだろうか
560名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 20:32:44 ID:p4zesPjx
貧しくてなかなかお風呂に入れない女の子のもとに

夜、垢なめが……
561名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 20:47:18 ID:Oe8VJgb+
だが、垢なめは女の子の一部分だけを丹念に舐め始める。
562名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 21:02:41 ID:4BtRs36n
耳の後ろとかか。

時にその辺り、妙な臭いがするんは俺だけだろうか。
563名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 21:18:48 ID:av2xKoQw
>>562
耳の後ろの匂い嗅げるのか
564名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 21:19:48 ID:xxvwiYet
>562は象さん。
565名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 22:04:08 ID:vy7zpPZs
きっと夜な夜な妹の耳の裏の匂いを嗅いでハァハァしているような
変態さんに違いない。


もしくは小夜ちゃん
566名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 22:15:41 ID:4BtRs36n
いや、汗かいた後とかにな?触ると分泌物関係だろうか独特の臭いが

まあいいやエロパロと何も関係ないし象でも変態でも好きに解釈してくれw
567名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 23:13:58 ID:nTdU5JhW
ウルトラ怪獣で・・・というので漏れも一言。
バルタン星人はエロっぽくないか?(もちろん犯すほう)
あとケムール人(本編でもストーカまがいの事してたし)
568名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 19:07:48 ID:KkvQGyCc
>バルタン
手がハサミだから、女の子へのI,veとか難しいだろうに
569名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 20:33:35 ID:CU8t14IM
むしろスダールやガイロスなんかの蛸怪獣と…
570名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:08:10 ID:Gs1pAhlV
いいな、蛸。
571名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 22:18:22 ID:4jdlxPAH
蛸は蛸でも、タッコングは違うよな。
572名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 23:42:44 ID:9Pc+ZPaH
お前ら、ウルトラスレでやれ
573名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 09:18:42 ID:tZhHzELl
じゃあ宇宙刑事や戦隊物、仮面ライダーの怪人なら?
幼稚園バス乗っ取ったショ。カー怪人が、保母さん(園児でも可)やっちゃうとか
ア○ー空間に引きずり込んで、助けを呼べないようにして
絶望的な状況下で犯すとか
574名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 10:46:42 ID:Bz+6onnG
簡単にスレタイ検索した所、内容まで見てないが専用ジャンルスレがあるようだが
575名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:26:14 ID:K1eE6pt0
>>574
オリジナル以外でもない限り
こういうシチュエーションスレは大概どっかのスレとかぶってくるから多少はいいんでないの?
576名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 09:43:19 ID:MdgpTLRP
ウルトラスレだったらウルトラVS怪獣の話題だけど
このスレではM78星雲から来た正義の宇宙人なんてどうでもよくて
怪獣×女の子がメインだから
ライダーとかも怪人×女の子だし
577名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 02:01:23 ID:R0SP1sPZ
わんこぞーのCG集であったな

ウルトラ怪獣×女の子
578名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 18:41:31 ID:eRoPH8CT
触手の構造ってどうなってるんだろ
579名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:07:20 ID:+P2HPp9k
テロテアリーナ、やべぇ。
>>578
そりゃあお前、夢とか欲望とか、いろんなもんで出来とるんよ。
580名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:47:35 ID:N5fXMXW7

平和を愛するレフト博士が生み出した
お手伝いロボット、ドロップちゃん。
だが悪の科学者ドクターワルイーが
触手ロボット軍団を動かせば正義と皆のエロスを守る
装甲戦士、ティアドロップへと変身するのである。

   装甲戦士ドロップちゃん
第16話『ドクターワルイーの電撃大作戦』
   触手ロボシームーン登場


街を練り歩くクラゲ型触手ロボシームーン。
その前に一人の少女が立ちはだかる。
「待ちなさい、ドクターワルイーの触手ロボ、シームーン!
 あなたの電気吸収能力によって街の電気を奪い、夜中
それに乗じてドロボウを行うという行為は許しがたいわ!」
彼女こそはこの街の守り手、ドロップちゃんである。
「くけけけけけ、相変わらずな説明的台詞をありがとうドロップちゃん」
ティアドロップの姿を認め、シームーンの円盤型の頭からドクターワイリーの声が響く。
「いえいえ、どういたしまして」
「それはともかく、ごほん、良くぞ現れたなドロップちゃん!
 今日こそは今まで敗れたわしの可愛い触手ロボの敵をとらせてもらう!」
「悪の栄えたためしはなし!シームーン、己の罪状、シリコンヘブンで後悔してわらうわ!
 チェンジ、アーマーモード!」
ドロップがそう叫ぶや否や、全身が光に包まれる。
「ずずー、今のうちにお茶飲んでおくかのー」
もちろんドクタワルイーは紳士なので変身中に攻撃はしない。
581名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:48:29 ID:N5fXMXW7
一方、光に包まれたドロップちゃんは一旦、お手伝いロボットの制服、メイド服を基地へ転送。
そして真っ裸の彼女に装甲が転送され装着されていく。
その過程で肩まで伸びた金髪は銀髪になり放熱のため腰まで伸び、
敵情報収集のためバレッタの形のリボン型レーダーが大型になる。
とりあえずこれで街の人にはドロップちゃんとティアドロップは別の人という認識になる。
「この街の平和と……エロス(小声)……を守るため、装甲戦士ティアドロップ参上!」
基本的に口上はレフト博士が考えたのだが、エロスは削除してほしいと思うドロップちゃんである。
「ん、変身したようじゃの……さぁ、勝負じゃティアドロップ!今日もヒィヒィよがらせてくれるわ〜」

     適当に戦闘しております……
     Hシーンまでそのままお待ちください……

回避が間に合わず、シームーンに捕らわれてしまったティアドロップ。
四肢を触手に束縛され、動かせるは頭だけという状況に陥ってしまった。
「くっ、離せっ」
「んふふふふふ、離せと言われて、離す悪役はおらんわい、
まずは今回もその邪魔な装甲をどうにかせんとな」
そう言いつつポチっとボタンを押すドクターワルイー。
「ああ、うぁあああああああ」
シームーンの触手から電撃が流れ、ティアドロップの全身を這い回る。
すると、ティアドロップの装甲が音を立てて地面へ落ちていく。
「けけけけけけ、どうじゃ、よくわからないけど電撃のせいでジョイントが壊れてしまう攻撃は」
「ああ、いやぁあああああ」
設定年齢、15歳で制作されたティアドロップは長い髪を振り回しながら、
全身を羞恥のため動かすが、身動き一つ出来ない状態では相手の劣情を誘うダンスにしかならない。
「けけけ、相変わらず設定年齢の割にいい体をしとるのう」
ドクターワルイーが言うだけあってドロップちゃんは俗に言うトランジスタグラマーな体つきである。
この件に関するレフト博士の見解。
「昔近所に住んでた憧れのお姉さんを元にしたんじゃよ」
サンクス、博士。
582名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:49:03 ID:N5fXMXW7
一方そのころドロップちゃんはピンチってた。
「ああ、ひぃ、いあぁあ、む、胸、いやぁぁ」
10年前年開発されたハイパーシリコン等のおかげで人間並みの柔らかさと張りの
ドロップちゃんのロケット型のおっぱいを、シームーンの触手が好き放題に弄繰り回す。
「はっ、はぁはぁ、、ああう、乳首、ひあぁぁ、あひっ」
おまけにアーマーモードドロップちゃんは各種反応を最大限に上げているので感度もマックス。
「だめ、あぅ、あああ、む、むねだけで、いっちゃう、いっちゃうよぉぉ
 ああ、ふぁあああああぁあああああああ」
大き目の触手で乳首ごと胸を歪まされた瞬間、ドロップちゃんは果てたのである。
「うむ、ほどよく出来上がったようじゃの」
息も絶え絶えに股間から冷却ようの液体を流すドロップちゃんを見てドクターワルイーは満足げに笑みを浮かべると、
次なる行動に移るべく、操縦桿を動かす。
「ああ、いやぁ…」
ぐねぐねと持ち上がる一本の太い触手、その先から細い触手が現れ、ドロップちゃんの股間へ向かう。
「今日こそは内部構造のデータをもらうぞい、そりゃコネクト」
「あぅ、あ、は、はいってくる」
ドロップちゃんの秘所に押し入り、接続を完了すると、そのデータを奪うべくシームーンはドロップちゃんの電脳を犯し始めた。
「ひぁい、ふぃ、ひゃぁぁあああ」
すでに先の胸への責めで防壁は機能していない。
「ら、らめぇ、データ、持ってちゃ、あんっ」
このままではドロップちゃんのデータが根こそぎ奪われてしまう。
危うしドロップちゃん。
だがその瞬間、破砕音をたてながらドロップちゃんを拘束していた触手が破壊されたのである。
「ぬぁおおおお、な、なにものじゃ」
開放されたドロップちゃんを抱える影に向けてドクターワルイーが問いかける。
「俺の名は黒太陽、ドクターワルイー、ティアドロップは返して貰う」
そう、彼こそは黒太陽、ドロップちゃんが挿入されてから果てそうになると
何処からともなく助けに現れる仮面の戦士。
583名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:50:48 ID:N5fXMXW7
「己、またしても仮面の戦士、黒太陽か、いつもいつもいい所で出てきおって
 ゆるさ〜ん、こなごなにしてくれる、シームーン、ドロップちゃんは後回しじゃ」

   黒太陽とシームーンが戦っています。
   あ、ドロップちゃんが目を覚まして再度アーマーを纏いました。

バキン、と音を立て、黒太陽の攻撃によって電撃発生装置が破壊される。
「今だ、ティアドロップ!止めを!」
「分かりました、……博士!準備は!?」
「こっちの準備は何時でもOKじゃ」
「ならば、ポインティングレーザー発射!」
ドロップちゃんの掛け声と共に、頭部装甲からレーザーがシームーンへ照射される。
そしてレフト博士のいる基地では。
『レーザー照射確認!』
「うむ、ワルイーよ、これが貴様のために奏でるレクイムじゃあ、ポチっとな」
その言葉共に、タワー型研究所兼秘密基地からティアドロップの必殺技、
インドラアローが発射される。
タワー真上から発射されたインドラアローはレフト博士所有の幾つかの静止衛星に装備されている
スペルゲン反射鏡を利用しながらレーザーが照射されたシームーンへと落ちるのであった。
『ドクターワルイー、真上から高エネルギー反応』
「いかん、脱出じゃあ」
炸裂、クラゲ型触手ロボ、シームーンは大爆発を起こすのであった。
「お前たち〜これで買ったと思うなよ〜」
爆発の中から飛び出してきたワルイーの円盤から聞こえる何時もの負け惜しみを聞き流しつつ、
ドロップちゃんは黒太陽に礼を言おうと振りむくが、既に姿はなかった。
「黒太陽……」
仮面の戦士の名を呟くドロップちゃん。
彼女は彼の名を口すると不規則に加速するマシーンハートを気にしつつ、
沈み行く太陽にこの街の平和を守ることを誓うのであった。
584名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:54:47 ID:N5fXMXW7
久々っす。
エロ少ないなー。
けど平行して書いてるヤギ面悪魔とシスターはエロ多めだぜ。
と、自分にプレッシャーかけてさようなら。
585名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:42:36 ID:o5Ao2m7g
ドロップちゃん乙
できればもーちょい描写増やしてほしい
設定は好きな系統だなー
586名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 00:45:20 ID:M8oezcWp
俺こーゆーの好き(´∇`)

次も頑張って
587名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:37:32 ID:mpLPjo5b
途中までしか読まなかったけど、ゴチャゴチャとして読みづらい文だなあ。
もうちょっと一文の構成とか、文と文の繋げ方とか勉強し直した方がいいな。
ヤギ面悪魔にも特に期待はしていないが、もし投下する気なら推敲に時間を掛けてくれよ。
第三者の立場に立って、独りよがりのSSにならないようにな。
588名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 02:44:21 ID:2Jn8PJQs
乙です。

ドロップちゃん、エロは少ないが楽しかったな。
自分はこういうのも好きなんでOKOK
589名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 04:33:37 ID:ggFN3diD
age
590名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 13:27:37 ID:Yoqqp4l6
なんとか書き手を繋ぎ止めようと必死だな
こういう土壌が似非神様を生み出していると、いい加減に気付け
591名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 14:26:47 ID:j6nw25XD
>>580
さりげなくドクターワイリーを混ぜるとは・・・なんてキケンなヤツ・・・
592名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 18:45:59 ID:YjjcRBr2
エロいというより面白かったです。
次作のヤギもお待ちしております!

ほんまや、ドクタワイリーになってる・・・
593名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 19:05:07 ID:w2hzppYo
まあ捉え方は色々だろうけど

更地になってしまったこのスレを少しずつみんなで耕して行ってるのさ…
594名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 04:28:25 ID:CMm4cV5P
エロいというよりお約束を大事にするお互いの姿勢に笑いましたw
595名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 11:24:17 ID:VSuUVnsz


シリコンヘブンにワロタw
596名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 18:45:42 ID:FCpEXdch
シリコンヘブンは実在するんですよ、リスター様
597名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 19:46:43 ID:i9h7mINi
ラピュタは実在するんですよ
598名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 00:44:58 ID:5aFCOiDB
行こうおばさん
父さんはあの雲の中でラピュタを見たんだ!!
599名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 11:48:21 ID:XCZ9AvF4
え?おばさんと…?
600名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 12:39:55 ID:daUeVJV/
ジブリのなりきりスレはここですか?
601名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 19:24:56 ID:XsSs6dLl
>>600
フロントウィングの魔界天使?
種死のブルーコスモスの盟主?
602名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 19:55:49 ID:bO7T+YeY
>>601
ジブリール
603ふんどしさん:2005/09/17(土) 05:43:41 ID:nDNqcHKX
以前リクエスト頂いたUFO触手モノ書いたのですが、複数のスレに投下するとよくないらしいので、
投下スレに誘導します。

THE 地球防衛軍【エロサンダー】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114683548/l50

よろしくです。
604名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 14:44:29 ID:mIzaimvN
このスレを潰してくれたA級戦犯が、今度はホームグラウンドの宣伝か。

人気作家は色々大変みたいだな。

嬉しそうにしやがって。
氏ねばいいのに。
605名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 15:15:13 ID:iftJY7AF
発見。

[触手・怪物に犯されるSS 6匹目]
590 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/09/13(火) 13:27:37 ID:Yoqqp4l6
なんとか書き手を繋ぎ止めようと必死だな
こういう土壌が似非神様を生み出していると、いい加減に気付け

[THE 地球防衛軍【エロサンダー】]
314 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/09/13(火) 13:32:55 ID:eN428XgV
これだけスレが荒れる原因を作っておきながら、謝罪も無しに、、、、
そのままいつまでも忙しいのが続けばいいのにねw


[触手・怪物に犯されるSS 6匹目]
604 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/09/18(日) 14:44:29 ID:mIzaimvN
このスレを潰してくれたA級戦犯が、今度はホームグラウンドの宣伝か。

人気作家は色々大変みたいだな。

嬉しそうにしやがって。
氏ねばいいのに。

[THE 地球防衛軍【エロサンダー】]
334 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/09/18(日) 14:41:15 ID:zMV5W001
グロならグロって最初に明記してくれ
吐き気を催すような表現はいただけない
幾らピンクチャンネルでも、やって良いことといけないことがある
特にネットSSが白い目で見られている近頃ではな


あとは想像にお任せする。
606名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 17:58:05 ID:thapNzTy
思うところがあるならコテハンつけて堂々と論じたらいい。
「俺はこう思うから皆もこう思うに違いない」という考え方は危険な兆候デスヨー。
607名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 18:56:38 ID:ij/nlnpR
>>605
全部ID違うみたいだけど?

>>606
そのとおり!




ほらみんな、次の触手がくるまでニョロニョロしてようぜ
608名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 19:36:34 ID:D7twcN8a
ほらほら、実際荒れてるよ
というより605の余計な反応のお陰で荒れはじめましたよ
609名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 21:50:11 ID:OrOdAhxk
>>605>>604のことが本当は好きなんだろう。
かまいたいのさ。
610605:2005/09/18(日) 22:06:32 ID:iftJY7AF
>>608
すみませんでした。以下自重します。
611名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:25:41 ID:RfO8XgJA
みんなで一緒にニョロニョロしようニョロ
612名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 01:37:03 ID:NFTCL6Lq
ムーミン谷のニョロニョロが……?
613名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 02:05:35 ID:2mq/ZAu6
ちなみに、CCさくらも、双恋も、なのはも、専用スレがある訳ですが。
614名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 02:24:34 ID:hpLPaCE7
各スレに対する背信行為だな。
自分が駐車違反しといて「アレも取り締まれ。これも取り締まれ」
って真っ赤になってキレるヴァカと同じ理屈。
615名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 07:23:15 ID:SfrRZ3a4
とは言え、専用スレに投下したらしたで、触手を受け付けないスレ住人に
「触手スレに投下しる!」と叩かれるわけで。

まったく、この手のアニパロ系作品ってのは、扱いに困るよなぁ。
漏れ個人としてはそういうのを読むのは決して嫌いじゃないんだが。
616名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 08:26:00 ID:DsO/4hUN
問題は、一方では作品スレがあるだろと叩き、一方では何も言わないダブルスタンダードだな
617名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 12:37:03 ID:QgN4/HN+
触手とかはシチュメインだし、ここで問題ないんじゃね?
しばらく前のゴキブリネタのヤツとか作品スレに投下したら引くだろw
618名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 20:25:14 ID:1mKPtVvk
各スレに投稿すると、ものののすご〜く叩かれます。
軽い強姦モノですら思いっきり引かれるのに、触手なんてもっての他ですよ。
というか、今まで幾度となく叩きのめされてきました。
いやもう容赦なし、ボッコボコです。
まあおかげで叩かれるのには慣れましたけどね(苦笑)
一応版権ものOKと>>1に書いてあったので、こちらに投稿させていただいたのですが。
ただパロディたと、やはりキャラの説明とかは必要だったかもしれません。
これからは気を付けます。

叩かれたらサッと引き下がるのが一番なのですが、
このスレは弁護して下さる方が多数いらっしゃいましたので、
なんというか、逆に嬉し涙が出そうになりましたよ・・・
619名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:12:11 ID:EAHIrwnO
>>618
幾度となく、叩かれたって…?
もしも1回叩かれると別スレに移ったりとかの対策をしてたにしても、
それでも「幾度となく」じゃ、学習能力低くないか? 
ボッコボコまで容赦なしなら2ch系スレといえど異常だと思え。2回くらいで懲りとけ。

「慣れる」ほどに「幾度となく」「ボッコボコ」じゃ、移ってたとしても、
空気読めてないんだから意味がないよ。
うざいのは触手以上にいやがられるぞ。

エロパロなんて狭い世界だしな。
自分の触手の標的に一定の趣味があるならなおさら、
スレ移ったってスレ住人がかぶってる可能性も大きい。
そういうこととかにも頭使ったか? ただ移ればいいってもんじゃないぞ。
経験をふまえないで、「今度こそは…」なんて思う方がばかげてると気づけ。

こういうのも「叩き」って感じてるのか? 

まあ、なんだ、叩かれないところが見つかって良かったがな。
その辺は懲りないで続けて良かったがな。
620名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:16:45 ID:2mq/ZAu6
>>619
言いたいことは簡潔に、もっと整理して
621名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:20:48 ID:EAHIrwnO
あ、叩かれないでじゃないか、弁護してくれる人がいて、か。
622名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:24:48 ID:EAHIrwnO
>>620 宛てではないけど、どこが分からない?(あおりじゃないよ)
返事は明日以降になると思うけど、教えてくれれば嬉しい。そのへん書き直してみるよ。
長文になったのはスマン。
623名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:16:16 ID:n6CVE89v
>>622
書くのはご勝手ですが、ここ以外でやってくれ。はっきり言って邪魔。
624名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:22:32 ID:u2gnaGHs
触手とか怪物ものってそんなに嫌がられるんだ…
てっきり男の6割くらいは支持するシチュだと思っていたお。
625名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:55:57 ID:rdlbfwlJ
>>624
キャラスレってかアニメスレって原作の雰囲気にもよるだろうけど
萌えっぽいのが多いからじゃないか?
で、そんなトコに触手陵辱とか投下すると、空気嫁! と、叩かれる。

ちょいと前に某スレに猟奇モノ投下されたときも、そんな感じの人と
書き手擁護する人間とで、荒れた雰囲気になってたよ。
626名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 00:02:27 ID:He8l1tJF
判らない作品のパロの場合、ちょっとした説明があれば
それで無問題。エロ可愛くてニョロニョロしていれば、
萌えられます。ので、引き続きよろしくねー >>618
627名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 01:14:02 ID:7Fo+UWeO
ふんどしのせいで散々だな
628名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 02:58:22 ID:2B8VuUqc
>>624
6割という数字も微妙だなw
ま、スレによってはは触手に限らずだが、陵辱ものとか嫌うとこ多いしな。
ここにもグロが苦手、という人もいるみたいだし。
俺は大好きだかw
629名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 19:26:12 ID:pYb+iVv9
ふんどし叩かれてるけど、本当にこいつが原因だったのか?
オレはIDとかよくわからんが
630名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:10:36 ID:X5xkbCUX
と、ふんどし君が恐れおののきながら再降臨しました。
631名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:28:57 ID:lF9lRyNb
ということにしたいのですね
632名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 00:00:50 ID:Rz0R6E9q
コテ叩きはもういいから皆でまったりニョロニョロしようぜ。
633名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 01:18:35 ID:6UIElVfO
>>612
昔々にミィがニョロニョロに襲われる、つー夢を見て以来、
ニョロニョロが恐くて正視できんのよ…
634名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 06:39:03 ID:MK6gJaGd
>>633
しかもニョロニョロは、集団になると高圧電流を発するので、
「ら、らめぇ!電気!電気来ちゃいましゅ!電気ビビビビビって通ってるのぉ!」
と、みさくらチックなマニアックプレイにw

635名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 06:48:58 ID:m3nW0Ts7
>>633
ニョロニョロ同人、昔あったよ
オレが読んだのはたしかミィだけじゃなくて、ムーミン谷の全員が犯されるやつだった
それ読んでから、もう昔のような純粋な目でムーミン見れなくなったけど
636名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 18:07:14 ID:1FdxFC0U
やっぱりコテ語りがウザイ水死体のせいだな
637名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 19:42:16 ID:m3nW0Ts7
どうでもいいよ
にょろにょろ
ルロロロロ
638名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:54:38 ID:7f/YTxLm
>>634
どこぞの雷に挑戦した爺さんか
639名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:48:46 ID:J5BiPzrD
>>637
狂戦士の甲冑?
640名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:48:35 ID:oXPbn0+C
>>639
どこかのドルゲ魔人だろ
641名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 01:22:58 ID:DoH7Ft9B
ルロロロロ〜〜
642名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 20:55:43 ID:U43u01oz
荒れてしまったスレ
この荒廃した土地を耕すことにする
また以前のように色々な小説が実り、豊穣をもたらしてくれることを願いつつ
ザック、ザック、ザック
養分のなくなってしまった土を鍬でほじくり返。
すると、触手のような巨大なミミズがニョロニュロと顔を出した
643名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:36:04 ID:5nb5ybI6
それが本当にミミズか見分ける方法はたった一つ。
今すぐソイツのそばにオニャノコを放置して様子を見るんだ!
644名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:50:31 ID:lrRvn9V/
女の子の足に絡みつきました!
645名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:48:53 ID:7KHQQKp2
よし、ならば間違いなく触手だ。
引き続き観察・報告せよ。
646名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:53:33 ID:Y2o/1PEF
そういえば、高山みなみ版のムーミンでも実際にニョロニョロが電気を出す場面があったよ。

フローレンの髪の毛がチリチリになっただけだけど。
647名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 02:31:28 ID:R9bRw4zb
今唐突に思いついたネタ
好きな人への誕生日プレゼントの軍資金がどうしても足らず
怪しい実験で触手と絡む
ってのはどうだ
648名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 05:41:04 ID:mV4VQora
>>647
触手に身体を差し出してプレゼントを買うより、
好きな男に身体をプレゼントする方が良いと思われ。




むしろそれを利用して、「誕生プレセントは私」などと抜かす
浅はかな彼女に対して「では好きにさせてもらおう」と言いながら
触手の海に放り込むとか考えてみた・・・。
649名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 06:39:38 ID:4Zg/Lcpq
地面から生えだした触手は少女の脹ら脛に絡みつき
太ももを撫で、そして大事な部分へと・・・

>>648
鬼畜でワロタ!

>>646
フローレンに髪の毛ってあったっけ?
頭に花刺してるだけじゃなかったかな
650名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 10:12:58 ID:K2/SAcYX
「ねえ、ウソでしょ?」
>>648は冷たく笑うととんと彼女の背中を押した。
一矢まとわぬ白い肉体が悲鳴と共に暗い穴に落ちていく。彼女は知らなかったのだ。
>>648が太古から伝わる触手を崇拝する狂気の触手主義者である事を。
穴の中でひしめき合っていたぬらぬらと光る触手が彼女を襲う。
暗い穴の中でもはっきりとわかる彼女の白く滑らかな肌に触手が絡みつく。
「イヤ!イヤアアアアアアアア!」
得体の知れない粘液の感触のおぞましさに彼女の長い悲鳴が上がった。
泣きながら身をよじり陵辱から逃れようとする。
しかし、後ろ手に戒める結び目はびくとも外れようとはしなかった。
「痛!痛い!やめて!やめてええ!!」
触手は乳房を絞り上げたかと思うと、チロチロと桜色の可愛らしい乳首を愛撫する。
しかし、そこに生じるであろう快感は極度の恐怖によって塗りつぶされていた。
すんなりとのびた太ももを弄んでいた触手にものすごい力がかかり、
徐々に脚が広げられていく。触手の一本が紅色のヒダが覗く秘所に狙いを定めた…。
必死に逃れようとする彼女をあざ笑うかのようにずぶりと触手が肉壷を貫いた。
651名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 10:35:00 ID:K2/SAcYX
「ア…ああ……アア…」
彼女は信じられないといった表情で自分の秘所に突き刺さった触手を見つめていた。
自分の周囲をうねうねと蠢く臭い触手による陵辱に現実と言う実感が持てないのだ。
「ウアアアアアアアアアアアア!」
突然激しい動きで彼女の中の触手が暴れ始める。ものすごい激痛が彼女を襲った。
粘液にまみれたそれは傷をつけることなく彼女の中の肉壁を掻き回し続ける。
「抜いて!抜いてええええ!!」
体を硬直させて絶叫する。しかし、それは自らの苦痛を大きくするに過ぎなかった。
脂汗で光る柔らかい尻に触手が群がる。ちんまりとしたすぼまりに粘液が塗りたくられる。
気付いた時にはすでに手遅れだった。何かが押し開かれ裂ける感覚が彼女を襲う。
太ももを伝う一筋の血と共に更に太い触手がアナルを貫き直腸を直にまさぐっていた。
体験した事の無い乱暴な刺激に彼女の精神は擦り切れる寸前だった。
「た、助け…」
必死に顔を上に向け、恋人だと信じていた男に助けを乞う。
待ちかねたように触手が彼女の口に押し入り、口内を蹂躙していった。
やがて穴の底の触手の海に彼女の姿が埋もれたのを見届けるとイケメンの>>648は振り返る事も無く聖域を後にした。
652名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 13:49:06 ID:cM210rVR
今日の「ウルトラマンマックス」見た?
ゼットン星人の娘という姉ちゃんとその母親、さらにどう見てもケムール人にしか見えないゼットン星人が出てきて。
あの母親がケムール人と×××して出来たのがあの娘かと考えると興奮しちまったよ。
653名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 18:04:10 ID:Hxnxl1Z+
「北斎漫画」って言う映画で

特撮で大蛸に犯される女の人が見れるぞ
654名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 20:01:25 ID:4Zg/Lcpq
>>650
GJ
655931K2:2005/09/25(日) 22:22:00 ID:SY5sG2jV
一見、果てしないと思われる北海道の大草原を、日本防衛隊の旗を立てたトラックが
走っている。ちなみに日本防衛隊というのは、二千二十五年に勃発した第三次世界大
戦の時に発足された、祖国防衛を旨とした治安部隊である。

「米食いてー」
日本防衛隊第二大隊を率いる時任エリカは、黒パンを齧りながら言った。ここ半年ほど、
ロシアで作戦に参加していたので、米飯を摂った記憶がない。もっとも、長らく続いた戦争
で疲弊した日本に、戦地へ物資を届ける輸送力など無かった。
「時任少尉。もうそろそろ、旭川の辺りじゃありませんかね」
トラックを運転している島田規子伍長が指差す方向に、破壊された建物がいくつかあった。
エリカはその様子を見て、唇を尖らせる。

「つったって、お前、瓦礫の山しかないじゃん」
「爆撃、激しかったらしいですから・・・生き残った人は皆、内陸部の方へ逃げたそうです」
「あーあ、この有り様じゃ、あたしの生まれ故郷の東京は、草一本生えてないんじゃない
かな。せっかく、生きて帰れたっていうのに。なあ、娘ども」
エリカはトラックの荷台で眠っている隊員たちを見た。誰もが薄汚れていて、ライフルを抱
えながら寝ている。人数はわずか十五名ほどで、その全員がうら若き少女であった。
656931K2:2005/09/25(日) 22:55:13 ID:SY5sG2jV
「ひでえ戦争だったなー」
世界各国による資源争奪戦に端を発した第三次世界大戦は、凄まじい消耗戦を展開
した。日本は徴兵制を復活させ、若い男を戦地へ送ったはいいが、おりからの資源不
足であえなく頓死。しかし、戦争はちっとも終わる様子を見せないので、止むを得なく国
を東西に分割し、関が原から西はアメリカと、東はロシアと組んだ。

その時、東日本は自衛隊に代わる治安部隊を結成する。これが、日本防衛隊であった。
若い男がほとんど死に絶えたので、当然、部隊の構成は女ばかりとなる。しかしこれも
次々と戦地で果て、今や部隊の平均年齢は14・7歳。ちなみにこの部隊を率いる時任
エリカは、最年長の十九歳であった。

「しかし、大隊のほとんどがやられるとは思いませんでしたね、少尉」
「まあ、ロシア軍の盾みたいなモンだったしな。あと、売春婦」
エリカがにやけながら、股の辺りを指でなぞった。実際、女ばかりの日本防衛隊は、そ
ういった需要によく応えていた。そのせいでロシア男の子を孕み、現地で離隊した兵士
もたくさんいる。
「千人は死んだよなあ・・・そうじゃなきゃ、たかだか少尉のあたしが大隊の長になるわ
きゃないものな」
部隊は元々、千人規模の物だったが、度重なる激戦でそのほとんどが骸と化していた。
エリカが大隊を率いているのは、そういった理由である。
657931K2:2005/09/25(日) 23:16:22 ID:SY5sG2jV
「伍長、お前、ロシア男とどれくらいやった?」
「分かりません。百くらいですかね」
「あたしもそんなモンだ。白兵戦で傷まるけの体だけど、案外もてたよな」
「突撃の後なんか男欲しくて、素っ裸でロシア軍の兵舎に行きました、私」
「そうそう、わざわざ輪姦されに行ったりしてな・・・」

ふっ、とエリカは静かな笑いを見せた。戦地では理性が失われ、人が人でなくなる事が
多々ある。もしかしたら明日は命が無いなどと考えると、兵はどうしても狂いやすくなる。
その上、毎日が血みどろの戦いである。狂うな、という方が無理だった。

「おい、止まれ」
エリカが規子に停車を命じた。大通りを得体の知れない何かが塞いでいる。
「伍長、見えるか?」
「はい。ローパーですね」
「やっかいな相手だぞ、こりゃ」
大通りを塞いでいるのは、大木のような生き物だった。元々は植物だったが、遺伝子操作
によって生体兵器へ生まれ変わった、ローパーと呼ばれる化け物である。
658931K2:2005/09/25(日) 23:34:22 ID:SY5sG2jV
「トラックで振り切れるか?」
「燃料が悪くて、無理です。時速三十キロしか出ませんから、ローパーの足の方が早い
でしょう」
「せっかく戦争が終わったってのに、ついてねえな。起きろ、娘ども」
エリカが荷台を拳で叩き、眠っている隊員を起こした。さすがに戦争慣れしているだけ
あって、十五人全員がすぐに目を覚ます。

「敵襲ですか、少尉」
「戦争は終わったんじゃ」
「ああ、戦争は終わったけど、その後始末がまだなんだよ。娘ども、降りな」
エリカは隊員に下車を命ずると、自分もトラックから飛び降りた。

「あッ、ローパーだ」
「あいつに襲われると、体液を吸われるぞ」
隊員は慄き、慌てふためいた。戦争帰りでろくな装備が無く、また弾も無い。それで、体
長三メートルはあろうかという怪物と戦わねばならぬのだ。恐怖で身が竦む思いに違い
ない。
「全員、着剣」
テキパキと銃剣を装着するエリカを見て、隊員は青ざめた。
659931K2:2005/09/25(日) 23:53:19 ID:SY5sG2jV
「は、白兵戦ですか?まさか、ローパー相手に」
「自殺行為です、少尉」
隊員は膝を震わせながら叫ぶ。しかし、エリカは知らん顔だった。
「ここんとこずっと、戦闘が無かったから、ライフルは使い物にならん。油もさしてない
から、下手に撃つと暴発するぞ。分かったら着剣しろ」

そう言われて、隊員たちの顔から血の気が引いた。中には手を合わせ、死に支度をす
る者もいる。それほど、ローパーというモノは厄介な敵なのだ。
「あたしに続け。奴に五メートルまで近づいたら、散開して突っ込め。隙をつけたやつは、
オイルライターで火をつけちまえ」
エリカが身を低くして走り出すと、それに隊員が続き、更には対面にいるローパーも動
いた。しかし、その中で最も動きが敏捷なのは、ローパーであった。

「鞭が来るぞ、屈め!」
見た目はそのまま大木だが、ローパーは枝を自在に操り、鞭のように敵を攻撃する。
運が悪いと、その一撃でこの世とはおさらばになる。
「きゃあッ!」
エリカの後ろにいた隊員が、ローパーの枝に浚われた。屈むのが一瞬遅れ、攻撃を避
けきれなかったのだ。
660名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:55:37 ID:cmsEjTI7
支援
661名無しさん@ピンキー :2005/09/26(月) 00:04:50 ID:F5NHVmPQ
(・∀・)ドキドキ
662名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:14:01 ID:tlk+0WPF
ガンパレードマーチに時任少尉って出てたっけ?
663931K2:2005/09/26(月) 00:17:24 ID:eiZDbd5t
「バカが!屈めと言っただろう!」
浚われた隊員は、十二歳の少女兵だった。エリカは少女を追い、ローパーへ迫る。
「助けて、少尉!」
「すぐに食われる訳じゃない、体を守ってろ!」
「イヤーッ!ズボンの中に、何か入って来ました!助けてーッ!」
少女兵は逆さづりにされ、ローパーの枝に生えている小さな触手に、下半身を狙われて
いた。一本の枝には生殖のために使われる細い精管があり、それが何本も束になって
ズボンの中に入っている。

「キャーッ!少尉、お尻の穴!穴に、何か入れられたァ!」
「こいつはオスのローパーだ。お前のウンコがいい肥料になるんで、そこに種を仕込む
のさ。良かったな、食われなくて」
エリカは叩きつけられる鞭のような枝をかいくぐり、ローパーの足元までやって来た。
根の部分が進化して足になっているので、見た目が何ともおぞましい。

「ちくしょう、これでも喰らえ」
エリカは銃剣で幹の部分を刺すが、ローパーは何の反応も示さない。それどころか、
固まって突進してきた隊員たちをひとり、またひとりと捕らえ、手活けの花も同然にし
てしまった。
664931K2:2005/09/26(月) 00:30:27 ID:eiZDbd5t
「わーッ!」
「きゃーッ!助けてーッ!」
次々と逆さづりとなる隊員たち。しかし、地上三メートル付近で、果実のようにさらされた
彼女たちに成す術はなく、ただされるがままであった。

「こら、あかん」
十名ほどが捕まると、エリカはそそくさと逃げ出した。残りの五名だけでも生かして帰そう。
そんな事を思っていると、
「あッ、少尉が逃げたぞ」
「ひどい!私たちに特攻させといて、自分だけちゃっかり!」
と、逆さづりになった隊員たちが、怒り始めた。

「後で骨は拾ってやるから・・・ハハハ、ワリいな・・・ん?」
ローパーと捕われた隊員に背を向け、走り出したエリカの肩に、何かがとん、と乗った。
激しい羽音がするが、これは一体何かと振り向くと・・・
「うわッ!なんだ、こいつ?」
なんと、エリカの肩には、やけに大きな蜂が鎮座しているではないか。しかも、危なげな
事に、尻尾の先には生々しい肉の塊がある。一見して、それは生殖器と分かった。
665931K2:2005/09/26(月) 00:42:51 ID:eiZDbd5t
「お、重い・・・」
蜂が羽ばたくのをやめると、エリカはその重みで地に膝をついた。すると蜂は腰を屈める
ようにして、生殖器と思しき肉の塊で、エリカの下半身に迫る。

「やばい・・・こいつも生体兵器のはしくれかな。おーい、誰か助けてくれ!」
先のことがあるので、逃げた隊員は誰も助けてくれなかった。そうしている内に、エリカの
ズボンがメリメリと音を立てて裂けはじめた。
「や、やばい!このままじゃ、あたしが一番、悲惨な目に・・・」
体を揺すったが、蜂は足でがっちりとエリカを包んで放さない。その上、腰をぐいぐいと前
に出し、野太い生殖器を人の女の中へ捻じ込もうとしている。

「やめて・・くれ・・・マジ、ヤバイ」
縫い目がほつれ、ズボンは真っ二つに裂けた。下着は支給品の安物なので、航空機のジ
ュラルミン並に薄い。だからすぐさま、ビリリと音を立ててこれまた裂けた。
「あ───ッ・・・」
エリカは目を見開いて、身悶えた。加減を知らない蜂の化け物は、渾身の力を込めて人間
の女を犯した。ちなみにローパーに捕らえられていた隊員は、触手に犯されながらも、口々
にざまあみろと叫んだという。
666931K2:2005/09/26(月) 01:04:03 ID:eiZDbd5t
「えーと、あの蜂はローパーと同じで、日本で開発された生体兵器だそうです。いま、
ロシア軍のデータベースで調べました。一度作れば、資源の必要が無いので、ああ
いうモノをたくさん作ったみたいですね」
島田規子伍長は、通信端末を手に呟いた。目の前にはエリカを始め、十五人の隊員
が、呆然と座り込んでいる。幸いローパーは発情期で、生殖をメインに行ったために
誰も死なずにすんだ。巨大な蜂に襲われたエリカは、散々犯されたが、命には別状
なし。とりあえず隊は無事ではないものの、欠員は出なかった。

「お尻、イタイ。切れたかも」
「あたし、思いっきり種、出された。後でウンコしないと」
ローパーに後穴を犯された隊員は、比較的、軽傷。しかし、エリカは蓮根のように太い
肉塊で女穴を何度も犯されたため、がに股でしか歩けなかった。
「まあ、とにかく死人が出なかっただけ、マシとしよう。総員、乗車」
「へーい」
エリカの命で、隊員は再びトラックに乗り込んだ。規子が運転席に乗ると、隊員の誰か
が小さな声でドナドナを口ずさみ始める。今の気分にぴったりの歌だった。

「んじゃま、帰るとするかね。発進」
トラックは黒煙を上げ、再び帰路につく。しかし、彼女たちが無事に故郷へ帰れるかは
誰にも分からないのであった。

おしまい
667名無しさん@ピンキー :2005/09/26(月) 01:12:13 ID:TcNoGRyr
GJ!
面白かったw
668名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:40:09 ID:Z60fngw0
怪物に犯されたにも関わらずこの軽いノリ……
これが戦争というものか
GJ!!
ただエロが少なかったのは致命傷
さらなる精進を含めて続編キボン
669名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 19:12:38 ID:bl7zgB2B
GJでした!
出来れば小異の出産シーンが見たかったです
670名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:40:08 ID:IDTeetmQ
何となく「鋼の少女たち」を思い出した
671名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 01:13:57 ID:kNv7eGTQ
諸君、私は触手が好きだ。
諸君、私は触手が好きだ。
諸君、私は触手が大好きだ。
ファンタジーで SFで  時代物で 異世界物で  英雄譚で 学園物で  西洋古城で 大自然で
敵地監獄で 拷問部屋で  ゲームや漫画で展開される、ありとあらゆる触手が大好きだ。
触手の拘束する女体が快楽にもがくのが好きだ。
あらがうのむむなしく徹底的にやられちゃった後など胸がすくうような気持ちだった。
その娘が脱魂状態になって二度とまともに戻れない様など感動すら覚える。
体中を不潔な生き物にまさぐられて、それでも喘いでしまう様などはもうたまらない。
捕まった時何が起きたのか解らずヒロインがおたおたするのも最高だ。
哀れなヒロインがが触手に攻められ泣き叫んでいたのに徐々にほぐされていく時など絶頂すら覚える。
諸君、私は触手を、エロティックな触手を望んでいる。
諸君、私と志を同じくする触手大好き戦友諸君。
君達は一体何を望んでいる?
触手! 触手! 触手!
よろしい! やはり触手たんだ! では諸君、絡むぞ!
672名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 01:45:47 ID:cEtAnxdc
異種姦うpロダのまんま転載ジャマイカ。
もっと捻れ。
673名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 18:50:28 ID:J7AYrX2L
皆の気持ちを代弁してくれてるのか
674名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 01:01:56 ID:KJT+M9Gt
たいさ…
675名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 18:50:57 ID:IHxNQQFm
なんだ…一瞬感動したのに…
まぁ最初に考えた奴は神という事で
676名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 22:15:32 ID:FPg7A6mk
>>674
しょうさ
6773-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:52:55 ID:X10t0Usm
投下します

「非日常」

「栄子はいいなあ〜」
鏡花は頬杖をつきながら、そうつぶやいた。
そのつぶやきを聞いて、栄子は照れくさそうに笑みを浮かべた。
中学からの付き合いの二人は、いつもの喫茶店でいつものように談話に花を咲かせていた。
美味しいケーキとフリードリンクのこのお店は、二人が学生時代からずっと通っているお店だ。
今日の鏡花と栄子の話題は、今度行われる栄子の結婚披露宴の事だった。
大学在中に知り合った彼と栄子が結婚する事になったのだ。
「ずるいよぉ……彼とあったの私の方が先なのに〜」
そう意地悪い笑みを浮かべて、鏡花は栄子をからかうようにこづいた。
「あの頃は鏡花にだって彼いたじゃん」
「え〜、もう別れちゃったし〜、もったいないことしたなあ」
残念だといわんばかりに、大げさなジェスチャーをしながら、鏡花は首を振った。
「もう……いじわる」
そういって二人で楽しそうに笑いあった。
「あっ、もう約束の時間!」
鏡花は腕時計を見て、慌てて身支度をはじめた。
「それじゃ披露宴楽しみにしてるね!またね」
鏡花は慌しく喫茶店を飛び出していった。
栄子はその様子を笑顔で見送り、視線を手元に戻すと
そっとストローでグラスの中をかき混ぜた。

   *  *  *
6783-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:53:37 ID:X10t0Usm
「ひぃ〜〜………ない……なんでないのよぉ」
地下街を小走りで歩きながら、栄子はトイレの標識を探していた。
鏡花と別れてから、帰宅途中にトイレに行きたくなったのだ。
しかし運悪いことに、すぐに見つかったトイレは故障中で使えなかったのだ。
近くの百貨店は定休日
そうして栄子はトイレを探して地下街を右往左往するハメになった。
「たしかこっちに……あった!」
駅から少し離れた地下街の途中に、トイレの標識を見つけた。
慌てて近寄り、ドアを開けると、誰もいないようだった。
(らっき〜!すいてる)
すたすたと奥へと小走りで近寄り、勢いよくドアを開けた。
「えっ?………」
栄子はトイレの個室のドアをあけた体勢のまま硬直してしまった。
中にいるモノの存在が、あまりに非現実的で理解できなかった。
ポカーンと口を開け、呆然と立ち尽くす。

カツッ

手に持っていたバックが地面に落ち、足の甲に当たる
「いたっ……」
バックの角が甲に当たる痛みで、栄子は気を取り戻した。
(なに?これ………)
急に恐怖がこみ上げ、栄子はきびすを返してトイレから出ようとする。

ガシッ

「ひっ」
逃げようとした栄子の腕を生暖かい感触の手に掴まれ、栄子は小さく悲鳴をあげた。
6793-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:54:42 ID:X10t0Usm
そして栄子はゆっくりと後ろを振り返った。
「ひぃぃぃぃっ!」
栄子は今度こそ、大きな悲鳴をあげた。
女性用の個室トイレにいたモノは、素っ裸の男だった。
中肉中背で体つきはガッシリとしているが、衣服は一切身に着けていない。
ツルツルにそり上げられた頭、その顔には表情と呼べるものは浮かんでおらず、
それが一段と不気味さを漂わせている。
そんな裸の男が一人、女子トイレの洋式トイレに座っていたのだ。
「はっ!離してっ!変態ぃぃっ!」
栄子はなんとか掴まれた腕を振り解こうと、腕を振り回す。
開いた手で男を殴りつけ、必死で手に力を込めて振りほどこうとする。
しかし男は掴んだ手を、痛いほど強く握り締めた。
「いっ!いたいぃっ!」
痛みに栄子は顔をしかめ、腕を振り回すのを止めた。
「きゃあっ!」
栄子は強い力で引っ張られ、個室トイレの中へと引きずり込まれた。
そして男は栄子を蓋の閉じられた洋式トイレの上へと座らせ、自らは正面に立つ。
「ひぃっ」
小さく悲鳴をあげて顔をそむける栄子に、男は自分の顔を近づけた。
「あぁぁっ……あぁ……」
栄子は恐怖で体を震わせ、少しでも離れようと体をそらせる。
男の目にはなんの動きもなく、瞬き一つしようとしない。
(い……息をしてない……)
今にも触れそうなほど近づけられた男の口からは、人間であれば必ずあるはずの吐息が感じられなかった。
「あっ……」

シャアァッァァァッ……

「ひ……ぃ……」
栄子は自分の股間で、生暖かい感触が広がっていくのを感じた。
恐怖のあまりに、失禁してしまったのだ。
大量の水分を取っていた事と、散々我慢した事もあって、栄子には放出が延々と続くように感じられた。
そしてようやく失禁が収まると同時に、男はゆっくりと顔を股間へと移動させた。
6803-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:56:15 ID:X10t0Usm
「あぁ……あぁあぁ…」
悲鳴をあげようにも、口からでる言葉は、声にならないうめき声だけになっていた。

ピチャッ…ピチャ…

男は栄子の股間からあふれ出した小水に舌を這わせ始めていた。
「ひぃぃぃっ!」
その光景を見た瞬間、栄子は思い出したかのように甲高い悲鳴をあげた。
男の口から出てきた物
それは人の舌などではなく、黒い妖しげな物体だった。
白くねばつく液体を絡みつかせ、ヌチャヌチャと嫌な音を立てている。
ソレは便器の蓋に残った小水を体をこすり付けるようにして吸収していく。
水滴の一滴までソレは吸い取ると、グイッと先端を栄子へと向けた。

グボォォッ!

次の瞬間、男の口から凄い勢いでソレは伸び、半開きになっていた栄子の口の中へと侵入した。
「うごぉぉぉぉぉっ」
喉の奥を強烈に突き上げられ、栄子は信じられないほどの痛みに悶絶した。
しかしそんなソレは栄子を無視し、栄子の口内で暴れまわる。
それから数分、痛みと苦しみに意識を失った栄子が、再び意識を取り戻した時、
栄子の口の中には、あの黒い物体はいなかった。
ただ口の中に、苦い薬を塗りたくられたような気分の悪さだけが残っている。
「あ……あぁ……」
ぼんやりとする頭で、栄子は周囲を見回した。
「あぁぁぁぁああぁぁ……」
栄子はソレを見つけた時、ただ口から溢れ出る言葉を止めることはできなかった。
栄子の目の前にいたモノ
それは腕や足、そして体があらぬ方向にねじまげられた全裸の男
無表情だった顔は、気味の悪い笑みを浮かべたようにねじれ、こちらをジッと見ている。
両掌、そして足の裏を吸盤のようにトイレの壁に張り付かせている。
「あぁ……」
栄子は慌てて立ち上がろうとする。
「あれ……うごけない」
栄子の体は何かに縛り上げられたかのように、ビクリとも動かすことはできなかった。
6813-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:57:03 ID:X10t0Usm
いやいやと首を左右に振って、口をパクつかせる。
今の栄子には、ただそれだけしかできなかった。
(いや……たすけて……雅彦さ……)
栄子は必死に、ココにはいない婚約者の名前をつぶやく。
しかし婚約者は今頃会社にいる時間、こんな地下街のトイレに現れるはずもない。
「だ………だれかあぁぁぁぁ!」
ようやく搾り出すように栄子は叫び声をあげた。
悲痛な叫びはトイレ内に大きく響き、外にいる誰かが助けにきてくれる
そう栄子は思った。
しかしトイレ内はシーンと静まりかえり、誰一人やってくる気配はない。
(そ……そんな…)
もう一度…
そう栄子が大きく息を吸った瞬間
「ひぎぃぃぃっ!」
栄子は助けを呼ぶ叫びでは無く、悲鳴をあげた。
そして栄子は腰をガクガクと震わせて、痙攣を始める。
「あぁ……ああぁぁぁぁぁあぁあっ!」
栄子のむき出しになった太腿に、不可思議に捻じ曲がった男の手がのせられていた。
化け物に触れられた太腿から、全身にかけて異常なまでの寒気が襲ってきたのだ。
「あひぃっ!……?……ひいぃぎいぃぃぃっ!」
通り過ぎる風のように寒気は消え、次の瞬間なだれのような快感が襲った。
(きひぃぃぃぃぃっ!)
頭の中に閃光が飛び散り、栄子は白目を向いて、顎を仰け反らせた。
ギリギリと軋むほどに歯を食いしばり、握りこぶしを作った両手がガクガクと震え続ける。
そしてゆっくりとゆっくりと波が引き、栄子はぐったりと全身から力を抜いて、壁に寄りかかった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
消え入りそうな吐息が、栄子の感じた快感のすさまじさを物語っている。
うっすらと開けた目には涙がにじみ、今まで経験したことのない感覚に呆然とした。
6823-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 22:59:32 ID:X10t0Usm
(な……なにがおこったの……)
くらくらする意識の中で、栄子は何が起こったのか自分の太腿に視線を落とした。
「ひいぃぃっ!」
飛び込んできた光景に栄子は目を見開き、体をすくませた。
そこには男の手を突き破り、何百本という髪の毛のようなものが栄子の太腿に絡み付いていたのだ。
そしてその微細な触手が、皮膚の上を這いずり回り、毛穴から体内に侵入していたのだった。

ズルズルゥッ

「きひいいいぃぃぃっ!」
それらがゆっくりと抜かれると同時に、栄子の体に再び強烈な快感が襲いかかる。
おぞましくも怪しげな感覚に、栄子は身を震わせる。
ほんのわずかな動きが、信じられないような快感となって背筋をかけあがってくる。

ツプッ

「ひぎいいぃぃっ!」
侵入していた触手の先端が肌から離れると同時に、栄子はブシュッと秘唇から愛液を吹き出した。
愛液は薄黒い化け物の胴体にビシャビシャと降りかかっていく。
それに反応するように、化け物は体を小刻みに揺らした。

ツプッ  ズルウルルルルルッ

「ギヒィィィィッ!」
今度はわき腹付近に触手が侵入し、栄子は半狂乱な悲鳴をあげた。
太腿よりも敏感なわき腹に、許容できないほどの快楽を受けて、栄子は再び愛液を吹き出した。
「あぁぁああ……あがぁ……」
口の端から涎をたらし、顔を振り乱して暴れまわる。
そんな栄子に化け物は触手を伸ばし、ゆっくりゆっくりと全身に絡み付いて動きを封じていく。
太腿から足先へ、脇から腹部、そして肩口から首筋に…
「ひいぃぎぃぃっ!いぎぃぃぃっ…!」
獣もような悲鳴を上げながら、全身を激しく波打たせ、顔を左右に振り乱す。
触手はゆっくりと全身に絡みつき、その白い肌を覆いつくした。
首から下は真っ黒なタイツを穿いたかのように、体の線にそってぴったりと張り付いている。
6833-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 23:11:34 ID:X10t0Usm
全身の毛穴を犯され、栄子は口の端から涎を垂れ流し、悶えた。
思わず全身をかきむしりたくなる衝動に襲われるが、触手に覆われた体はビクリとも
自由には動かない。
そんな焦らしに似た愛撫が延々と続き、栄子の秘唇からは洪水のように愛液が垂れ流される。
溜まっていた尿や、それ以外の物も溢れ出るが、全て触手は吸収してしまった。
全身を覆っていた触手は、潮が引くように栄子の体から離れ、その白い肌を再び晒した。
全身を紅潮させた裸体は、呼吸にあわせて上下に浮き沈みをする。
触手はぐったりとした栄子の体に再び絡みついた
「あぁ……くぅ」
操られるように栄子は強引に立たされると、
お尻を突き出すように前のめりに倒され、便座に手をつかされる。
「やぁぁ……」
唯一自由になる頭を左右に振り乱し、か弱い声をあげた。
突き上げられた股間では、微細な触手がよじり合わさり、ゆっくりと秘唇を割り拡げていく。
ぱっくりと開かれた秘唇のヒダの一枚一枚に、触手は張り付くように侵入を始めた。
「あひぃぃぃっ!」
便座についた手を突っ張らせ、栄子は甲高い声で悲鳴をあげ、白目をむいた。
じわじわと奥へ奥へと侵入しながら、触手はヒダを強烈に刺激し、栄子を追い詰めていく。
そしてあっというまに栄子の胎内、そして子宮口までびっしりと触手が張りついた。
「あぁぁっ……あぁ…」
胎内でおこる微妙な振動に体と心を震わせられ、栄子は突っ張っていた腕を崩して便座に倒れかかる。
グチャッと胸と便座の間でぬめる音が響き、同時に震えるような快感が溢れかえる。
胸だけで栄子は軽く達してしまい、秘唇に侵入した触手をきつく締め上げた。
「胸が……あぁぁ…」
栄子は無意識のうちに、胸を便座にこすりつけるように前後に体を揺らしていた。
乳首が擦れるたびに、豊かなお尻をビクッビクッと震えさせ、淫靡に揺れ動く。
6843-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 23:14:31 ID:X10t0Usm
その微妙な動きが、秘唇に埋まった触手を刺激し、快感となって栄子を襲う。
その動きは徐々に大胆になり、無意識のうちに栄子は激しく腰を降り始めた。
「あぁぁあっ!あぁぁっ!あぁぅあぁぁ!」
溢れる喘ぎ声を止められず、一心不乱に腰を降り続ける。

ヌチャッ!

「あぁ……!ひっ」
下半身で響いた水音に思わず振り返った栄子は、思わず息を呑んだ。
ボロボロになった男の体から、気味の悪い液体を滴らせながら男性器のような触手が皮膚を突き破って
栄子のお尻に添えられていたからだ。
二度、三度と尻の間を前後に揺れ動くと、ゆっくりと栄子のアヌスの中へと侵入をはじめた。
きつく食い締めるアヌスを強引に割り開き、ミシミシと奥へ奥へと侵入する。
「あぁぁぁ!あがぁぁぁぁぁぁあ!」
直腸内にまで侵入した瞬間、栄子の頭の中は真っ白になった。
頭の中で幾度も何かが爆発し、栄子の意識は粉々にされていく。
「あぁ……ああぁ…」
ようやく意識を取り戻した時、栄子のアヌスにはぎっちりと触手が埋まっていた。
「ううぅ…あぅぅ……」
ほんの少し体をよじるだけで、アヌスに埋まった触手が擦れ、栄子は達しそうになる。

ズンッ

「あぁぁぁぁぁぁ!」
軽く秘唇に侵入していた触手が子宮を叩いた。
数センチの動きに、栄子の体は敏感に反応し、秘唇から白い愛液を溢れさせる。
わずかな動きで両方の触手がゴリゴリと秘壁を擦り上げる。

ズンズンッ

そしてついに触手が本格的に活動を開始した。
太い茎に瘤がついた触手は、栄子の胎内を抉り、掻き乱し、突上げる。
触手の表面は栄子の愛液で白く泡だった愛液が粘り、ぬちゃぬちゃと音を立てていく。
6853-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 23:15:41 ID:X10t0Usm
(狂っちゃう!おかしくなっちゃぅぅ!)
体験した事もない快感の連続に、栄子は壊れんばかりに顔を振り乱し、歯をくいしばった。
大きく開いた目の端からは、涙が溢れだし、頬を伝う。
突上げられる度に、体を震わせて絶頂を迎え、声にならない悲鳴をあげる。
全身から汗を吹き出し、体にこすりつけられた触手から溢れる精液と交じり合って
部屋中に淫臭をまきちらす。
クラクラするような臭いに包まれ、栄子は陶酔するような表情を浮かべ始めた。
(頭が……おかしくなっちゃぅ……)
水音が徐々に聞こえなくなり、体の中で暴れ狂う触手が増えるのにも気が付かず
ただ快楽一つに埋め尽くされ、喘ぎ声をあげ続ける。
胎内で擦れあう触手は、ビクビクと脈動をはじめ、そして大きく弾けた。
「うあっぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁっ!」
胎内と直腸内に熱い精液が注ぎ込まれ、栄子は体を仰け反らせて叫んだ。
長く……長く…
収まりきらなくなったのか、触手が引き抜かれるとドボドボっと音と共に精液があふれ出した。
触手は引き抜かれてからも放出をやめず、小部屋中に精液を撒き散らす。
暴れるように跳ね回る触手は、ドクッドクッと精液を飛ばし、栄子の体に降り注ぐ。

ブシャ!ビシャッ!

「んぶぅ」
至近距離から顔面に精液を立て続けに喰らい、栄子は顔をしかめた。
大量の精液は栄子の髪にべったりと染み付き、顔一面を白く染め上げる。
二度三度と注がれる精液は、栄子の全身へと及び、徐々に肌も見えなくなってくる。
(あぁ……くあぁぁっ!)
再び秘唇とアヌスに触手がもぐりこみ、栄子の体を貪りはじめる。
収まりかけた体に再び火がともされ、精液でつぶされてしまった喉から
声を絞り出し、幾度も幾度も絶頂に昇りつめる。
永遠に続くような陵辱に、栄子はただ流されるしかなかった。
6863-170 ◆QC3LRmFAWo :2005/10/05(水) 23:17:12 ID:X10t0Usm

  *  *  *

どれほどの時間が過ぎたのか、栄子は人の気配が近づくのを感じた。
ゆっくりゆっくりと近づいてくる気がする。
「やだ〜♪」
「え〜?そうなの??」
楽しげな声と共にトイレのドアが開けられたのが分かった。
そしてカツッカツッとヒールの音がトイレに響き、ゆっくりとこちらへと近づいてくるのがわかる。
「あれ?カバンが落ちてる」
「誰かの落し物なんじゃな〜い?」

ギィッ

個室のドアが開けられ、
そしてつんざくような大きな悲鳴があたりに響き渡った。
その悲鳴を聞き、たくさんの足音や人の声が近づいてくる。
動かすことの出来なくなった手足を、栄子は震わせる。
(あ……あぁ……)
幾度も粘液を浴びた目は、開ける事もできず、ただ耳に聞こえてくるざわめきでしか
外の状況を感じることしかできない。
(………も……もう…)
栄子はゆっくりと意識を闇の中へと沈めていった。

おわり
687名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:35:59 ID:RnNQ44El
きもいがそこが良い!
最後は失明しちゃったのかなー
688名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 02:31:16 ID:gIJaafk5
カピカピでまぶたが開かなくなったんだょ
689名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 05:04:29 ID:LXUgc5c0
おお、久々に職人様が!
えらい災難なヒロイン、エロ可愛ス。GJ!
690名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 19:51:48 ID:qZoG0OgV
保守、補食手、保触手
保守がわりにD.C眞子触手ネタはこっちに投稿すべきでしたね。
691名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 21:19:10 ID:rS/8efiy
あれだけ叩いたんだからあの人はもうこのスレには帰ってこないんジャマイカ
692名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 07:43:16 ID:oNocsYTd
>>690
それは何処に投下したんだ?
693名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 12:52:00 ID:l7/HbsO3
D.C眞子って書いてあるんだから自分で探せ。荒らしが向こうに流れると嫌だから誘導したくない。
694名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 13:28:06 ID:aksQeIS5
んじゃ、漏れが晒してやろう。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127468902/127-
このあたり以下だな。
695名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 20:09:08 ID:piJzrohV
どうでもいいから、「このスレに」誰か投下してくれ
触手成分が足りなくて死んンでしまう
696名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:06:57 ID:+oEsvIPY
他力本願な奴はリアル死ねばいい
697名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:02:03 ID:8IsRjCB6
>>695の足元では無数の触手が這ってるのを
本人はもとより、このスレの住人すら気づいていなかった・・・
698名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 01:39:34 ID:mAwXA4LN
>696は信長
699名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 18:39:17 ID:BW4UIOU4
信長書店
700名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:25:49 ID:T+NciwW1
信長の蝕望
触手・化け物の力で日本全国の姫君を蹂躙する戦略シュミレーションゲーム。
国を征服したら、そこの女の子を魔物の餌食にする。
○コマンド
  ハーレム(信長専用の女の子)
  進撃
  兵力増強(征服した国の女に魔物の子を孕ませる。 地域によって産まれるタイプ/数が異なる)
  交流(部下と話したりして忠誠度を高めます。人間の部下も、忠誠度によって
    魔物に生まれ変わることを志願したりする者もいます)
  徴用(軍資金や女の子を臨時徴収します。やりすぎると反乱が起きます)

近日、潟Rー江ーより発売
701名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:01:05 ID:bnXvLxNg
・・・・・・欲しい。
702名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 21:25:39 ID:Io8gFSkc
あぁ…欲しい


しかし何でコーe…
703931K2:2005/10/17(月) 22:53:40 ID:IjOT0Hca
何の前触れも無くて誠に申し訳ないが、私立しりもげ学院に通う本田雅紀は、宇宙刑事
である。とは言え、過去に地球の平和を守るために怪獣と戦ったギャOンなどとは違い、
雅紀に課せられた使命は、主に小さな犯罪を根絶する事である。たとえば、下着ドロや
露出狂の駆逐、または空き缶のポイ捨てや自転車の二人乗りを注意する等々、地域密
着型の治安活動をしていると思ってもらえればよろしい。

もう一度言う。本田雅紀は宇宙刑事である。人呼んで、宇宙刑事サイダー。名前の由来
は、炭酸の効いたあの飲み物からきているという・・・・・

「む!犯罪発見レーダーが反応した」
校内を歩いていた雅紀の腕時計が、ピコピコと電子音を放った。実はこれ、犯罪を発見
するための機器である。銀河連邦警察からの支給品で、なんと台湾製だ。
「近くで犯罪が行われている可能性がある。止むを得ん。触着!」
雅紀は大きく腕を振り上げ、拳を天に突き上げた。こうすると、衛星軌道上に設置された
銀河連邦警察の分署から、プロテクターと武器が送られてくるのだ。それらはすべて地
球上には存在しない物質で構成されており、わずか0・3秒くらいで、雅紀の身体へ装着
される。ちなみに、瞬間移動などのしゃらくさい技術は使用せず、遠心カタパルトでダイレ
クトに放り出すので、その衝撃で地上は核ミサイルが何百発も落ちたような事態に陥る。
しかし、日本は漫画の国なので、なんとか大丈夫であった。
704931K2:2005/10/17(月) 23:14:03 ID:IjOT0Hca
「触着完了!犯罪はどこだ?」
きらびやかなプロテクターをまとって、とどこおりなく変身終了。言い忘れたが、触着とは
雅紀が宇宙刑事サイダーになる時の掛け声である。覚えていただいても、いただかなくて
もどちらでもよろしい。おそらく、二度は使わないはずだ。

「おい、雅紀!家庭科室で大変な事が起こってるぞ!」
クラスメイトが血相を変えてやって来た。何かあったのか、ずいぶんと慌てているようだ。
「むう、そうか。しかし、家庭科室は隣の校舎・・・ちょっと、遠いな。よーし、チェリオ号を呼
ぼう。チェリオ号、カマーン!」
雅紀がポーズをとると、どこからか格好いいバイクが現れた。これも、宇宙刑事サイダー
に支給された備品で、なんと二輪車ながらマッハ6での走行が可能。もちろん、音速を超
えたときに発生するソニックブームで、地上はメチャクチャだ。

「いくぞ、チェリオ号!行き先は、家庭科室だ」
バイクにまたがった雅紀がアクセルを開けると、辺り一面の空間が歪み、次の瞬間には校
舎のほとんどが吹っ飛んだ。なにせ、モーメント0からマッハ6まで瞬時に加速できるので、
その運動量は凄まじいばかり。校舎にいた生徒たちが皆、重力から解き放たれたようにす
っ飛んでいったのは、ご愛嬌と言うべきか。
705931K2:2005/10/17(月) 23:37:26 ID:IjOT0Hca
その頃、家庭科室では学内一の不良少女と名高い熊頭夏美が、コショウの入ったビン
のフタを緩めている所であった。
「くくく・・・これで家庭科実習の時、コショウをふりかけたやつは青ざめるはず」

夏美は、家庭科室の机の上に置いてある無数のコショウのビンを、すべて緩めていた。
このままでは、ラーメンにコショウを入れようとした者が悲劇を蒙る事になる。よく中学生
などがラーメン屋でやる悪戯だが、案外、精神的なダメージは大きく、これが原因でPT
SDにかかる日本人は、年間六万人を越えるという。それはともかく、雅紀が家庭科室に
やって来た。

「待て!それ以上は、この宇宙刑事サイダーが許さん!」
「ちッ!もう、来たのか」
夏美は雅紀を見るや否や、懐に隠し持っていた対戦車ライフルを発砲した。しかも片手
撃ち。その上、何にも身体を預けずにだ。
「ハハハ!権力の犬め!この熊頭夏美がおめおめとお縄にかかると思うのか!」
「バカな真似はよせ!投降しろ!今ならまだ、やり直せるぞ!」
ヒュウッ、ヒュウッと対戦車ライフルの弾が雅紀の身体を掠めた。相手は劣化ウラン弾を
使用しているのか、着弾後の火の出方が尋常ではない。このままでは、環境に悪影響が
出てしまうだろう。雅紀は、夏美を力で確保する事に決めた。
706931K2:2005/10/17(月) 23:55:04 ID:IjOT0Hca
「仕方がない。犯人確保のため、武器を使用する」
雅紀がそう言うと、右手からは野太い触手、左手からは六条鞭のように枝分かれした
触手が現れた。それらはまるで意志を持つようにうねり、夏美へと襲い掛かる。ちなみ
に言うと、宇宙刑事サイダーにはこれ以外の武器は無い。

「うおッ!なんだ、この触手・・・粘ついて、取れやしねえッ!」
夏美の身体は足先から頭まで、大小さまざまな触手で包まれた。イメージ的には、紐
を巻いたコマを想像してもらうと分かりやすいだろうか。コマが夏美で、触手が紐だ。
「宇宙とりもち付きの触手だ。熊頭夏美、神妙にお縄を頂戴しろ」
「ちッ・・・あたしもヤキが回ったもんだ」
身動きが取れなくなった夏美は、いよいよこれまでと観念したのか、うなだれてしまった。
しかし──

「ふ、ふふ」
夏美は不敵な笑みを浮かべ、雅紀を睨んだ。まだ、何か隠し球を持っているのだろうか。
「何がおかしい?」
「へッ・・・実はあたしの身体には、濃縮プルトニウム入りのダイナマイトが巻かれている
のさ。こうなったら、オマエも道連れにしてやる!」
「なんだって!」
恐ろしい捨て身の仕掛けが残っている事を知った雅紀がひるんだ瞬間、夏美がダイナマ
イトの導火線に火をつけた。
707名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 00:01:55 ID:VJh5VJAD
つ@@@@
708931K2:2005/10/18(火) 00:10:53 ID:Ol99GIdF
「あーはっはっはっ!リターンマッチは、地獄でやろうよ!」
高笑いをする夏美に、雅紀は恐ろしさを感じた。正気を無くした人間は、もはや人間では
ない。命を賭してまで、悪党の誇りを捨てぬ夏美の所業が、正義一徹で過ごしてきた雅紀
には正直、おぞましくて仕方が無かった。しかし、治安を守る宇宙刑事の心が折れてしま
ってはいけない。戦え、戦うのだ。と、雅紀は己の心を強く励ます。

「まだ、終わっちゃいないぜ!」
雅紀の触手が伸びた。そして、夏美を逆さ吊りにすると、細い触手を縄のように使い、
彼女の両足を力任せに引っ張った。
「な、何しやがる!この、変態宇宙刑事め!」
びくん、と身体を震わせる夏美。逆さ吊りになったために制服のスカートは捲れ、白いシ
ョーツが丸見えになっている。それが恥ずかしいのだろう、夏美はまなじりも裂けんばか
りに怒り狂った。

「ヒントは、弐十手物語にある」
雅紀の触手がぶんぶんとうなりを上げ、宙を舞う。そして、両足を無理矢理開かされた
夏美の股間へ、問答無用に振り下ろされていった。
「くわーッ!」
会心の一撃!ビシリ、と良い音が、家庭科室の中に響く。その瞬間、夏美はしめられる
鶏のような奇声を上げた。
709931K2:2005/10/18(火) 00:27:24 ID:Ol99GIdF
「秘技、ぶりぶり!小池先生ごめんなさい!」
雅紀の触手が中空に逆さ吊られた夏美の身体を襲う。ビシッ、バシッと肉を打つ音が響く
たび制服は破れ、その中からダイナマイトが落ちてきた。

「くうッ!や、やめろおッ!この、SM宇宙刑事め!」
「何を言われてもやめませンッ!ぶりぶりッ!ぶりぶりッ!」
夏美は秋風に浚われるミノムシのように、触手に撲たれ続けた。ちなみにぶりぶりとは、弐
十手物語に出てくる、吉原の忘八たちが行うという、独特のいたぶり方である。元々は足抜
けに失敗した遊女をこらしめるものらしいが、詳しい事は失念。

「やめてッ、やめてよ!もう、撲たないでッ!」
「ダイナマイトをここで爆発させるわけにはいかないンです!ぶりぶりッ!ぶりぶりッ!」
明日のために打つべし──雅紀は今、まさに燃え尽きる寸前であった。
「これでは間に合わないか」
夏美の身体に巻きつけられたダイナマイトは、まだ何本もある。しかもそれらは腹巻で、し
っかりと据えつけられているようだ。火のついた導火線をどう(に)かせんと、ここら一面が
火の海と化す。さあ、雅紀。いや、宇宙刑事サイダーはどのような手段で、この困難に立ち
向かうのであろうか。
710931K2:2005/10/18(火) 00:38:27 ID:Ol99GIdF
その答えは触手である。雅紀は夏美のショーツを毟り取ると、触手を勢い良く無防備に
なった女穴へと捻じ込んでいった。
「キャ───ッ・・・」
夏美が白目を剥き、それと同時に失禁。だが、それこそが雅紀の狙いだった。

「やった!導火線の火が消えたぞ!」
逆さ吊りになった夏美の放った尿が、腹に巻いてあるダイナマイトの導火線の火を消し
たのである。これにて一件落着──と言いたいところだが、宇宙刑事の仕事はまだ終わ
りではない。

「えー、本部、聞こえますか?サイダーですが、被疑者を確保しました。これから転送
しますんで、護送車を寄せてください」
雅紀が無線で分署に連絡すると、十時の方向からなんだか得体の知れない物が飛ん
で来た。それは、タコのようでイカのような、なんとも形容し難い姿の生き物である。実
はこれ、連邦警察の生物型護送車なのだ。勿論、高度な知能と、機能的な触手付き。
「おっ、来た来た。そんじゃあ、頼むよ」
サイダーは夏美を護送車に引き渡すと、罪状を告げ始めた。
711931K2:2005/10/18(火) 00:54:36 ID:Ol99GIdF
「えーと、熊頭夏美・・・コショウのフタを緩めた罪で、火星での労役一年か。対戦車ライ
フルの乱射とダイナマイトの件は、宇宙刑法には抵触しないから、お咎め無しね」
ほとんど半裸にされ、タコのようなイカのような醜い生物の触手に絡め取られた夏美は、
目をうつろにさせて、それを聞いている。

「あ、あたしは・・・どうなるの?」
「そうだなあ。火星での労役だから、大して辛くは無いと思うけど、宇宙刑務所は男女の
区別が無いから、そっちの方が大変かな。たぶん、君はどこかの宇宙生物の子を孕む
と思う」
「そ、そんなの、いやあ・・・助けて・・・」
夏美の目が恐怖に慄いている。そんな、得体の知れぬ生物の子を産みたくはないに決
まっているからだ。

「たッ、助けてーッ・・・」
夏美の体が宙に浮いた。彼女はこのまま火星まで一気に連れられていき、労役を強い
られる。恩赦が出ても、帰って来るのは半年後である。
「これで、地球の平和が守れたな・・・」
雅紀はプロテクターを脱ぎ、宇宙刑事サイダーから素の本田雅紀へと戻った。そして、
夏美はと言うと・・・
712931K2:2005/10/18(火) 01:05:35 ID:Ol99GIdF
「おお、地球人型のメスが入って来たぜ」
「たまんねんな、あのニオイ」
自動翻訳機を通じて、夏美の耳にそんな下衆な話し声が聞こえてくる。ここは火星の
犯罪者更生センターだった。

(嫌な雰囲気だわ)
夏美は今日の労役を終え、シャワーを浴びていた。猿から進化した地球人は肌が弱い
ので、作業で汚れた身体を洗い流さねば気が済まないのだ。そこへ、ポロロン星人が
やって来た。
「おい、姉ちゃん、やらせろよ」
「また、あなたなの」
ギギ、と奇妙な鳴き方をするポロロン星人は、夏美を大のお気に入りで、毎晩のように
可愛がろうとする。他にもメスの生物はいるが、何故かここでは夏美がもっとも愛される
立場にあった。

「俺の三本のイチモツで、今日もひいひい言わせてやるよ」
「ああ・・・」
ポロロン星人は爬虫類から進化したタイプで、生殖を確実にするために性器が三本も
ある。火星に来て以来、夏美はこれを始め、何匹もの宇宙生物と体を重ねていた。
713931K2:2005/10/18(火) 01:15:49 ID:Ol99GIdF
「お願い、ここは人目が・・・」
「かまやしねえよ。どいつもこいつも、女に飢えててしょうがねえんだ。せめて見せ付け
てやるのが、慈悲ってもんだ」
ポロロン星人はそう言って、三本の性器を夏美の下半身へ突きつけた。

「い、いやァ・・・」
性器が胎内に入ってくると、その先が枝分かれをして、夏美の奥深い場所まで侵して
くる。それが肉襞を舐めるように中を徘徊し、じわじわと肉洞から染み出てきた愛液を
啜るのである。人間の女がこれを味わうともう、たまらない。

「締まってきたぜ、この淫乱が」
「駄目ェ・・・」
クチュッ、クチュッと艶かしい肉音がシャワー室内に響き、夏美とポロロン星人の周り
を無数の受刑生物が取り囲んだ。火星の夜は、まだまだ続く。

おしまい
714名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 19:00:11 ID:gqXvvuQF
GJ!!
笑わせておきながら、最後はちゃっかりおっきおっきで油断ならん。
こういうノリ大好きだ!!
715名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:10:14 ID:k+mK/R0X
もれはにがてだ
716名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:16:15 ID:6EnR0vPJ
驚きの連続だったぜ!GJ!!俺もこういうの好きだw
717名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 12:33:28 ID:41btwGxQ
途中で台詞が「ン」とか「ッ」とかの小池調になったのがワラタ
718名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:53:18 ID:XJdGgOML
>656
亀レスでスマソが、真鍋譲治の「ロシアンクラッシュ」を思い出した。
泥沼となった独ソ戦で男性の大半は戦死し、ドイツは女性兵、ソ連は熊を改造した兵で戦う。
でもってドイツ側が負けると熊×女性兵の陵辱シーンとなる。
719名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:58:13 ID:RkVdNm08
>>718
ん?それは成年コミックなのか?>真鍋本
720名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:04:14 ID:ZjrbEEf9
>719
非18禁だが、どうみても女性器らしきものがトーンで表現されている。
721名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:47:32 ID:c2jvrutM
保守age
722名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:29:15 ID:IWFtV5pv
ここで「淫獣家庭教師」のSS見つけた。
【触手】♀でもいいじゃん!【好き】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1092048591/153-156
723名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 11:57:46 ID:652zoorc
すごくいいね!
724931K2:2005/10/22(土) 21:58:51 ID:rIy3NSy5
「さあ、奥さん。利息を含めて五十万宇宙ペソ、耳を揃えて返して貰いましょうか」
極道金融という名で高利貸しを営む、モロン星人の磯貝に借用書を突きつけられ、西村
茜は言葉を詰まらせた。ちなみにモロン星人とは、イソギンチャクから進化した宇宙生物
で、今から数十年前に地球へ居ついた入植者である。

「そんな、借りたのは五千宇宙ペソだったはず」
と、茜が目を潤ませて反論すると、磯貝は薄笑いを含んで、
「奥さん。借りた金には、利子ってもんがつくんですよ。ウチは十日で一割の利息を取って
るんでね。ほら借用書にもちゃんと書いてある」
などと言い、手にしたソロバンをジャラジャラと鳴らすのである。その姿はいかにも陰湿で、
典型的な悪徳商人という風情だった。

「五十万宇宙ペソなんて大金、とても・・・」
茜はスカートの裾を握り締め、うなだれた。その様子を、紫色の肌を持つ磯貝がしかめっ面
で見下ろしている。
「返せないって事ですか、奥さん」
「・・・すみません。もうしばらく待っていただけませんか」
「もう少し、ね」
ニョロリ、と磯貝の触手が動いた。進化してるとは言え、磯貝は元々、イソギンチャクである。
ぬめる腕を見て若妻、茜は心が凍らんばかりに怯えた。
725931K2:2005/10/22(土) 22:13:43 ID:rIy3NSy5
「奥さん、今おいくつでしたかな」
「にッ・・・二十七です」
「ほう、いい年齢だ。男の酸いも甘いも、噛み分けられる年だ」
磯貝の触手が茜の胸元を這う。ここは極道金融の事務所だが、室内には磯貝と茜の
二人しかおらず、人目を憚る理由が無い。触手は茜のブラウスのボタンを弾き、ブラジ
ャーのホックまで外した。

「あ・・・あの、磯貝さん。借りたお金は主人と相談して、必ずお返しします。だから・・・」
「ほう、ご主人というと、私に金の無心をした挙句、事業に失敗して逃げたお方の事です
かな?奥さん、いい加減な事を言っちゃあいけない」
ふふふ、と磯貝が醜く笑った。触手はすでに若妻の乳房を覆い、その先端にある苺の
ような蕾を突付き、刺激している。

「ご主人が消えたのは良く知ってるんですよ。奥さん、私はね、どちらかと言えば、あな
たに同情してるんですよ。甲斐性の無い夫の負債を、背負った若妻にね」
「・・・磯貝さん、おやめください」
茜のブラウスは肩から落ち、雪のように白い肌が露わになった。それを見た磯貝は、美
しい、とため息を漏らす。
726931K2:2005/10/22(土) 22:37:55 ID:rIy3NSy5
「魚心あれば水心ですよ・・・奥さん」
磯貝の触手が茜のスカートのファスナーへ伸びた。しかし、茜は両手で顔を覆い、抗い
もせずただ、泣き崩れるだけである。

「おうちでお母さんの帰りを待ってるお子さんのためにも、ここはひとつ大人になりましょ
うよ、奥さん」
ううっと、茜の咽び泣きが聞こえた。磯貝が言う通り、自宅には三歳になる娘が居る。も
し、借りた金が返せないとなれば、茜は破滅である。そうなったら、娘はどうなるのであろ
う。夫も居ない今、娘の運命を守れるのは自分しか居ないではないか。茜は涙を拭いて、
顔を上げた。

「・・・よしなにお願いします、磯貝さん」
「腹が据わりましたか。なあに、悪いようにはしませんよ」
事が決まるとなると、磯貝に勢いがついた。茜はウネウネとうねる触手に衣服を脱がされ、
肩からストラップが落ちたブラジャーと、パンティ一枚という姿になる。
「やだ・・・」
露わになった乳房を、茜が恥ずかしそうに隠した。子を産んだとはいえ、茜はまだ肌の衰
えも見せず、処女のような見目麗しい肢体を有している。磯貝は半裸となった若妻の姿に
生唾を飲み、目をしばたかせるのも忘れて、ぐっと見入っていた。
727931K2:2005/10/22(土) 22:54:35 ID:rIy3NSy5
「ふふ、久しぶりに良い獲物が手に入ったな」
磯貝は体中から触手を伸ばし、茜に襲い掛かった。紫色の触手はしなやかな動きで
若妻の身体を覆い、キリキリと巻き上げていく。

「あ、あううッ!い、磯貝さん、言う事を聞きますから、無理強いはおよしになって!」
茜は身体を戒められるという恐怖で、顔を引きつらせている。手と足はそれぞれ大の字
に決められ、艶かしい肉体には余す所無く触手が這っていた。しかも、乳房を丸く浮き上
がらせるように締めつける触手の動きが、茜の羞恥と慄きを倍加させている。

「いい格好だ。奥さん、あんたはやっぱり触手が似合うよ」
磯貝は茜を拘束したまま、奥の部屋へと連れて行った。するとどうだろう、そこには女を
責めるための道具、それもSMと呼ばれる特殊な性癖を持った人たちが使う道具が、散
乱していたのである。
「こッ、これは・・・」
茜の顔色が蒼白となった。一目見て、その禍々しさに心が凍りつきそうなほどのおぞまし
い道具の数々が、ありきたりな性生活を送ってきた若妻の前に置いてあるのだ。これに
驚かぬ訳にはいかない。
728名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 22:57:03 ID:7AfbAXRD
連投規制防止支援カキコ
729931K2:2005/10/22(土) 23:09:38 ID:rIy3NSy5
「私は、女を辱めるのが好きでね」
磯貝は茜を射抜くような視線で捉えると、いよいよその本性を表していった。
「奥さん、お通じは良い方ですかね?」
「えっ?何の話ですか」
「ズバリ言うと、きちんと毎日、大便なさってますかって事です、ひひひ」
その恥ずかしい問いかけに、茜の頬が紅潮した。この男は女性に対し、何て事を聞くの
だろう。手足が自由であれば、薄笑いを浮かべる磯貝の顔を張り倒してやりたい。茜は
身もじして、頭を左右に振る。

「答える義務はありません」
「そうですか。まあ、どちらでもいいんですが」
凛として気高い茜を見て、磯貝は満足そうに頷いた。そして、数ある触手の中から、先が
嘴のようになった物を、茜の目の前に差し出した。先に穴が開いていて、そこから粘っこ
い液体が垂れている。
「今からこれで、奥さんに浣腸して差し上げます。ひひひ・・・」
「!」
浣腸──それを聞き、茜の顔が引きつった。

「ここから液が出てるでしょう?これ、私の小便なんですが、地球人には媚薬になるんで
す。これを今から、奥さんのケツの穴に飲んでいただきます」
媚薬小便浣腸。聞くだけでもおぞましいが、磯貝は淡々と言うのである。
730931K2:2005/10/22(土) 23:24:59 ID:rIy3NSy5
「いッ、嫌!浣腸なんて、嫌ァ!」
ガクガクと身体を震わせて、泣き叫ぶ茜。しかし、触手で雁字搦めとなった身体は、戒め
からは抜けられそうになかった。

「奥さん、自分の立場ってもんを、もう一度、良く思い出してくれんかね」
磯貝が低く、しかし、ドスの効いた声で茜を諭した。
「別に良いんですよ、奥さんが私のやる事を拒んでも。しかし──」
ギラリと磯貝の目が光る。この金貸しは、目前の若妻に退路が無い事を知った上で、脅し
にかけているのだ。自信ありげな物言いが、それを裏打ちしている。

「ああ・・・」
あらためて自分の立場を思い知らされた茜は、大粒の涙をこぼして己の悲運を嘆く。ここで
磯貝を拒めば破滅。だが、拒まなくても破滅のような気がしている。浣腸されるという事は、
人として最も恥ずかしい場所をさらけだし、辱めを受け入れるという事である。女として、また
人の妻として、とても聞き入れられぬ行為だった。だが──
「どうするね、奥さん」
「ああ・・・どうしたらいいの・・・?」
茜はさめざめと泣くが、答えは初めから有って無いような物だった。一度、このイソギンチャ
クのような男に身を預けると言ったからには、もう帰る道はないのだ。ただ、成り行きに任せ
るしかないのである。
731931K2:2005/10/22(土) 23:35:54 ID:rIy3NSy5
「さあ、答えてもらおうか」
磯貝は羞恥に赤らむ茜の顔を覗き込み、答えを寄越せと迫る。すると──
「お、お好きになさって・・・」
と、茜は小さく呟いたのであった。

「お好きに・・・って、何をして欲しいんだい?え、奥さんよう」
いよいよ茜が隷属の意を示すと、磯貝はむきになって若妻を追い込もうとする。言葉を
荒げ、彼女の口からはっきりと自分の望む事を言わせようと、躍起になっているのだ。
「い、意地悪はおよしになって・・・さあ、磯貝さんのお好きになさってください」
「それじゃあ分かんないだろう。何をして欲しいか、ちゃんと言うんだ」
「ああ・・・そんな」
まさか女の口から浣腸を乞うなどとは、茜は考えた事すら無かった。しかし、磯貝はそれ
をしないと納得しないだろう。

「い、磯貝さん・・・私に浣腸して・・・ください」
「あ?聞こえねえな。もっと大きな声で」
「か、浣腸をお願いします!」
茜が叫ぶと、磯貝が高笑いと共に、例の浣腸触手を躍らせた。それは大きく弧を描いた
後、茜のパンティの中へずるりと入って行った。
732931K2:2005/10/22(土) 23:52:07 ID:rIy3NSy5
「ヒイ───ッ!」
ビクン、と茜の背が反った。浣腸触手はその嘴で容赦なく若妻の菊蕾をこじ開けて、後
門をぬるりと通り抜ける。その感触はおぞましいを通り越して、狂いかねないほどに理
性を叩きのめした。

「ハハハハハ、奥さん、いい声で泣くねえ。やりがいがあるよ」
浣腸触手は肛内に十センチも入った所で、粘っこい液体を大量に放出した。これが磯貝
の言う、媚薬小便である。これを地球人の女が仕込まれると、全身が性感帯になったか
のように燃え出し、死ぬほど犯される事を望むという。そんな物をぶち込まれ、茜は目を
剥いて慄いた。

「うああッ・・・うひいッ・・・」
媚薬小便が身体に染み入ると、クリトリスの包皮が自然に剥け、異様なまでに膨張した。
そこが空気に触れるだけで痛むほどに感じ、女穴に逞しい異性を望んでしまう。茜は今、
男根さえ持っていれば、たとえ相手が犬ころでも、喜んで抱かれるような状況にあった。
「ああ・・・体が疼くわ。何とかしてェ・・・」
「媚薬は即効性だからな。それにしても、良く効く」
身悶える茜を前にして、磯貝は余裕げな笑みを浮かべていた。このまま犯すのも良いが、
ただ犯すだけでは能がない。磯貝は切羽詰った茜の弱みにつけ込み、もっともっと辱めて
やりたいのである。
733931K2:2005/10/23(日) 00:08:25 ID:2p2x7baT
「奥さん、オマンコして欲しいですか?」
磯貝が勝ち誇ったような顔で、茜に問う。媚薬で狂わされた女が、自ら異性を乞う姿を
彼は好むのである。ましてその媚薬が己の小便であれば、笑いが止まらない。

「してッ!茜にオマンコしてェ・・・」
「じゃあ、私の性奴隷になると誓いなさい」
「ああ・・・奴隷にでも何でもなりますから・・・早くぅ・・・」
茜はパンティのクロッチ部分を愛液でひた濡らし、腰を前後左右に揺さぶって身悶える。
そこへ、磯貝の触手が収まるべき所を目指して踊りかかった。

「ああ───ッ・・・」
茜は立ち姿で、野太い触手を女穴へ受け入れた。触手はパンティを突き破り、花弁の
一枚一枚を擦るように侵入して行く。
「あう──ッ!ああ──んッ!」
二つの穴が同時に触手で満たされ、淫らな動きに掻き回されていた。肛内では相変わ
らず媚薬小便が放たれ続け、茜は全身をビクビクと震わせ、磯貝の責めをすべて受け
入れるしかなかった。だが、あまりの快楽により茜の理性は崩壊し、望むならば彼の持
つ触手すべてで、全身を犯しぬいて欲しい──そう願っていた。
734931K2:2005/10/23(日) 00:26:21 ID:2p2x7baT
「奥さんのオマンコはキツキツですなあ。まるで処女を犯しているようだ」
磯貝は触手を緩めたり硬化させたりして、茜のすべてを貪り喰らうべく犯していく。大小
の触手はそれぞれ役割を分担し、ある物は乳首を締め上げ、またある物は包皮を剥き
破った茜のクリトリスを狙い、チュウチュウと音を立てて吸い上げた。

「ヒイイッ!駄目ッ、それ、駄目ッ!」
媚薬浣腸と急所責めで、茜に絶頂の第一波がやって来た。腰が痺れ、頭の中が白っぽ
くなる。そして次の瞬間、身を焦がすような快楽のうねりに若妻は揉まれた。
「ああうッ!い、いくッ!」
夫とでは得られなかった官能に包まれ、茜は狂喜した。弱みにつけ込まれ、好きでもな
い男に触手で犯された若妻は、とうとうそれの持つ魔力の虜になったのである。

「ふふふ、まだまだこれからですよ、奥さん」
そう言って磯貝は、また媚薬小便を放つ。実はモロン星人の交尾時間は長く、時には一
昼夜に及ぶ事もある。彼にしてみれば、性宴はまだ始まったばかりなのだ。
「・・・嬉しい。また、私をいかせてくれるのね、ああ・・・」
茜の理性は解け、今は考える事すらままならない。愛する娘の事さえ、思考の片隅へ
追いやられている。
735名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:37:38 ID:JfPtSFI2
支援
736931K2:2005/10/23(日) 00:38:47 ID:2p2x7baT
「奥さんは当分、私が使ってあげますよ。飽きたら宇宙AVに出てもらって、その次は
畜生相手のソープ嬢でもやって貰おうか」
「ああ・・・ひ、ひどいわ」
ぼんやりと霞がかった意識の中で、茜は未来の自分を見た。醜い姿形をした獣に犯さ
れる自分の姿を──

「それが嫌なら、せいぜい私を飽きさせない事だな」
「・・・頑張ります。だから、茜を見捨てないで」
茜は全身に触手を巻きつけながら哀願した。もう、磯貝のお気に召すままに生きていく
しかない。きっと、これからこの若妻は嗜虐者に隷属を強いられ、性奴隷としての生活
を送る事になるだろう。人としての誇りも捨て、狂気の中で身を削るように──

そしていつか、流れる時からも置いて行かれるに違いない。


おしまい
737名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 04:28:41 ID:I22rUlzK
ぐっじょぶ!
738名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:22:38 ID:0tlGS0SL
娘が無事でなにより・・・
739名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 00:28:23 ID:ywAPfxX5
なんか結城テイストがチラチラとw
740名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 09:07:39 ID:KgCu+GBh
27というのは微妙なトコだが、GJ
741名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 12:03:39 ID:lH72mI1b
GJ!
たしかに結城テイストがありますが、こういうの良いスね。
気が向かれたらまたこういうのお願いします。

ところで結城風に言うとこのタイトル何が良いでしょうか。
「人妻○○奴隷」とかいう感じかな?
742742:2005/10/26(水) 21:13:10 ID:3Z/BHYk1
それは去年の夏、一人の少女が体験した出来事である。

高校生のノリコは、所属する女子陸上部の野外合宿に参加した。
そこでは、恒例のハイキングを行う。
好天に恵まれ、都会育ちの彼女には心地良い風がとても新鮮だった。
登山道の脇に花が咲いていた。
「わあー、きれい!」
何という花だろう?何か、不思議と心が引き寄せられる。
ふらふらと近づき、つい見とれてしまった。
「あっ、いっけなーい」
僅かな時間だと思ったが、すっかり置いてきぼりにされてしまい、必死で皆の後を追う。
しかし、不思議な事に追い着く事が出来ない。
そればかりか、あれほど居た他のハイカーに全く出会わないのだ。

とても不安になった。遭難したのだろうか?この山には自分しか居ないのではないか?
そればかりか、突然、天気が崩れ、降り出した雨が雷雨となって追い討ちをかけてきた。
雨具を忘れた彼女は、ずぶ濡れになりながら山を彷徨い、日が暮れかかった時に一軒の山小屋に逃げ込んだ。
743742:2005/10/26(水) 21:13:55 ID:3Z/BHYk1
中には誰も居ない。
有るのは、ランプが一つだけ。
寒い、寒い。
夏といっても、山の夜は冷え込む。
濡れたジャージとトレパンが体温を奪う。
暖を取ろうとランプに手をかざしても、気休め程度にしかならない。
そうだ、雪山で遭難した時には、お互いの体温で体を暖め合う。
素適な男性に暖めてもらえるなら…処女を捧げても構わない。
寂しい。誰でもいいから助けて欲しい。

疲労が睡魔となってノリコを襲った。
眠ったまま、凍え死んでしまうのだろうか。
うとうとしていた時、一気に眠気が醒めた。
叫び声を忘れる程、背筋が凍り付いた。
自分以外誰も居なかった筈の山小屋に、何かが居るのだ。
一瞬、大きな蛇かと思った。飼い主が山に捨てたのかと。
だが、鱗や、それらしい模様は無く、茶色で節の様な縞が有り、ぬらぬらした液体に覆われている。
まさか?そんな。
それは、長さ数メートルは有ろう、大きなミミズだった。
744742:2005/10/26(水) 21:14:37 ID:3Z/BHYk1
外は大雨、中には得体の知れないオオミミズ。
行き場を失った彼女は、小屋の隅でガタガタ震えながら、そのオオミミズを監視した。
こんな生き物が居るなんて…よりによって、大嫌いなミミズの化け物だ。
暫く様子を見ていたが、ピクリとも動かない。死んでいるのだろうか。
だが、極限状態で人は何をするか分からない。
ノリコは、そのオオミミズに近寄っていった。

そっと指で触れてみる。
「うわっ!」
これほど気持ちの悪い感触の生き物が他に有るだろうか。
まるで、体の内側と外側がひっくり返っているみたいだ。
指にねっとりと纏わり付いた液体は、いくら拭っても拭いきれない。

よせばいいと思いながらも、手のひらを当ててみる。
トクン、トクン。
体液が流れる感触。やはり生きている。
そして、とても大切な事に気付いた。
そのオオミミズは、人肌の様に暖たかいのだ。
悩んだ挙句、一大決心をした。生死に係わる寒さから逃れる為には、この方法しかないと。
745742:2005/10/26(水) 21:15:32 ID:3Z/BHYk1
ノリコは、濡れた服を脱いで全裸になった。
そして、正座をしてオオミミズの頭を膝に乗せて心から願った。
「お願い、私の体を暖めて」
すると、息を吹き返したようにオオミミズが動き始めた。

オオミミズは、ノリコの裸体をゆっくりと舐めるように巻き付いていく。
脇腹から背中へ、背中から腹へ、そして再び背中へ。
「うっ!…ううっ!」
ノリコは、身を捩じらせながらも生々しいミミズの感触に耐えた。
(我慢しなくちゃ!我慢しなくちゃ!)
やがて、胸から下は完全に巻き包まれた。自由になるのは両腕だけだ。

横になり、じっと堪えるが、少し動かれるだけでゾクッとする。
(こんなのがアソコに少しでも触れたら…)
脚だけはしっかりと閉じていた。
でも、とても暖かい…。

あれほど気持ち悪かったのに、暫くすると何故か心地良さを感じてきた。
白い肌は上気立ち、乳房が薄っすらと紅に染まっていく。
「あっ…あっ…あっ」
まだ、あどけなさの残る唇は、少女とは思えない程の妖艶で甘い喘ぎ声を漏らし始めていた。
746742:2005/10/26(水) 21:16:11 ID:3Z/BHYk1
ノリコは、オオミミズをぎゅっと抱き締めた。
すると、オオミミズも彼女をぎゅっと締め返してくる。
何という力強い包容力だろう。男の子に抱き締められるのも、こんな感じなのだろうか。
「もっと…強く抱き締めて…」
願いに応える様に、更に強く締め付けてくる。
「うっ!くっ!」
少し苦しかったが、不思議な心地よさだ。

今度は、両手でオオミミズを優しく撫でてみる。
オオミミズも、長い胴をくねらせてノリコの身体を愛撫した。
グチャッ、グチャッ。
淫猥な音が、ノリコの心の奥に秘めた性欲を掻き立てる。
「気持ちいい…気持ちいいよぉ」
まるで、何百枚もの舌で全身を舐め回されているようだ。
747742:2005/10/26(水) 21:16:47 ID:3Z/BHYk1
オオミミズが両脚の間に割って入ろうとした。
「だめ!そこは…そこだけは」
脚を堅く閉じてガードしていたつもりが、欲望に負けてしまい許してしまう。
オオミミズは、胴体をノリコの股の間にあてがった。
「はあうっ!」
自分以外の者に初めて触られてしまった。
ジュブッ、ジュブッ。
オオミミズの胴体が、執拗に陰唇を擦り付ける。
「ああああああっ!」
粘液と愛液が混ざり合い、尻へ流れる。
えも言われぬ快感に、ノリコは悶え狂った。
「いっちゃうっ!…いっちゃうっ!…んっ!…んっ!…んんんんんんんっーー!!」

その夜、晩くまでノリコとオオミミズは激しく絡み合った。
ランプで映し出される、自分とオオミミズが一体になった妖しい影を見つめながら、何度も何度も昇り詰めた。
そして、いつの間にか疲れて眠ってしまった。
748742:2005/10/26(水) 21:17:31 ID:3Z/BHYk1
窓から差し込む暖かい日の光で目を覚ました。
清々しい朝だ。
ノリコは、はっと気が付いた。
体には、まだ生暖かい粘液がべっとりと付いる。
夢ではない。オオミミズは、彼女が目覚める直前まで寒さから身を守ってくれたのだ。
しかし、オオミミズは何処にも居なかった。
小屋の外の湧き水で体を洗い、湿った服を着て下山を始めた。
無事に皆に再会する事が出来た。
雨に遭った事、山小屋の事を話した。もちろん、オオミミズの事は内緒だ。

今年の夏、ノリコは合宿で再びこの山を訪れた。
そして、その場所で、あの花を見つけた。
ふらふらと、無心で花に導かれるところを、友人達に呼び止められた。
「ノリコ、行っちゃうよー!」
「あっ、待ってよ、みんなー!」
ノリコは、足早にその場を離れた。
清々しい夏の風が花々を揺らしていた。
749名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 02:45:46 ID:9F/GG1SQ
>742
GJ。
こういう感じの大好きだよ。
750名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 03:27:13 ID:JHMzPHUh
凄い、エロいのになんか心暖まるな。
なんというか、いいもん読んだ!!ありがとう!!
GJ!
751名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 18:22:25 ID:Rmfw6rLQ
保守触手
752名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 23:13:17 ID:siQoJUyy
保守
753名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 23:26:32 ID:jHP/UURo
ほっしゅあげ
754名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 18:57:25 ID:fJNE55TH
ほしゅさげ
755名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 19:29:53 ID:QZ+yKihP
ほしゅ
756名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:27:51 ID:6TBdT/+q
革命
757名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 00:32:04 ID:2dca2PkZ
革命返し!
758名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 19:41:45 ID:mbhNGNT4
貧民とド貧民の人は富豪と大富豪に手持ちの中の一番強い触手を渡すこと
759超貧民:2005/11/16(水) 22:06:17 ID:9ls7qRGD
3・3・3・3・2・2・ジョーカー
3枚渡すね、2・2・ジョーカー
760名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 06:57:09 ID:Vn23OVWe
大富豪は触手がいっぱい生えてるけど
ド貧民は触手の数が少ない
つまり、女の子を手込めにできる数が違うわけだ



灼眼のシャナが触手に犯されるとこ見たいな
761名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 20:06:58 ID:heT27SyM
オレは触手に限らず、虫とかも含めて非現実的なやつ
全般スキ。でも少ないんだよなぁ〜。
762名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 10:55:53 ID:562tn+oL
むかーし見た、腕くらいの長さのムカデに襲われてる女の子のエロ画像が忘れられん

それも今やどこにあるのか分からないけど
あらゆるジャンルのいろんなエロイCGが載ってたんでよく見てたんだが…
なにぶん中学生の時隠れて見てただけだから、サイト名も思い出せない。閉鎖したのかもだけど。
763名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 12:45:30 ID:Cx54vGkz
で?

ここSSスレだよ
764名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 15:54:59 ID:4oa1CsXr
まぁ、ヴァカな懐古野郎はほっとこうぜ。
765名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 16:44:34 ID:562tn+oL
うむ。虫という単語で思い起こされて反射的に書いてしまった。スレ違いスマン
766名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 18:39:39 ID:etzbaWLI
まあまあ、投稿が無い間は触手話で食いつなぎましょう
ひょっとしたらそれがヒントになって、誰かが良いSSを思いついて
投稿してくれるかもしれませんしね
767名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:39:46 ID:L3qAjPVa
触手で洗脳するのはここでいいのか?
768名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:00:15 ID:CSd64C0H
ムカデかぁ…

単に生殖の為に無理矢理生殖器を挿入されるのと、
厭らしい意思をもってねちねち攻められるのと、
おまいらはどっちが萌えますか?
769名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:05:03 ID:L3qAjPVa
netineti
770名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:06:03 ID:L3qAjPVa

 暗い部屋、ほのかに光る水槽が青白い顔を照らし出す。
 水槽に映るのはパソコンのモニターと、邪悪に歪んだ俺の顔だった。
「……ははは」
 水槽を覗く。泳ぎ回る、『あれ』が見える。
 美しい。とても綺麗だ。
 鱗のついた、肥大した蛞蝓。そんな外見に、はみ出した臓器のような触覚が蠢く。
 爛れたような鱗から、絶えず何かが染み出し、肌色に輝いている。
「最高だ」
 本当に届くとは。

SStte,konnnanndeiino?
771名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:13:30 ID:KVFr/wZC
>>770
そんなんで良い
772名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:23:34 ID:zAMT+uIh
ギニーピッグでそんなんがあったな
遠い日のトラウマ
773名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:30:27 ID:L3qAjPVa
某スタート●ックで見た、
船員の耳から入れて脳まで達すると、船員が何でも言う事を聞くようになる蟲みたいな触手みたいな物体の話を書きたい
現代版で。

774名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:06:16 ID:F++bQxyL
  〜雑誌の裏〜

もち、やられる側の視点で。
775名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 23:46:39 ID:F++bQxyL
すれがとどまりんぐ
776名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 18:19:11 ID:1nXrauTO
なんたって触手が巻き付いていてみんな身動きが取れないからな。
777名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 20:08:21 ID:7aDs9B7u
>>774
雑誌の裏っていうと、顔半分ぐらいまでセーター被った兄ちゃんとか
風俗嬢とか力を持つ石の宣伝とかを思い浮かべてしまう
778名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 17:29:45 ID:nhpbtJgR
た、助け……だれか
身動きがとれないよぅ
ヒッ!? そ、そこは……汚いよ
お尻…い゙ッ!!
779名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 22:12:55 ID:dxati9iv
らめぇ! やめてぇ!
赤ちゃん出来ちゃうからぁ……ひぁあんっ!
出てるぅ、あ…たくさん出てるよぉ…
780名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 00:25:18 ID:eAc9HkBY
シータ&パズー「バロスwwwwwwwwwwww」
781名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 00:36:26 ID:AIWwIojo
そこでベジータ乱入ですよw
782 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:10:55 ID:WUhMRRjV
小ネタ投下します&トリップテスト。
783 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:11:28 ID:WUhMRRjV
「――いたっ!?」
指先に走った痛みに、慌てて手を茂みの中から引き抜いた。
見ればそこには数センチほどの傷ができていて、見る見るうちに赤い玉が膨らんでいく。
「あー、もうなんでみつかんないのよ」
ジンジンとした痛みを訴え始めた指をくわえながら自然と悪態をついてしまう。
街のすぐそばに広がる森の中。
私は住み込みで魔法を習っている先生のお使いでここに来ていた。
頼まれたのはある薬草。
それほど珍しい草でもないからすぐに見つかるだろうと考えて森に入ったというのに、それから数時間経っても未だにお目当ての物は見つかっていなかった。
日光を嫌う性質上茂みの中などを重点的に探さないといけないせいで、いい加減腰も悲鳴を上げ始めている。
そんなタイミングでのこの怪我、すでにほとんど尽きかけていた私のやる気をゼロにするには十分な力を持っていた。
784 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:11:59 ID:WUhMRRjV
「マナ、見つかった?」
少し離れたところで薬草を探していた妹の所まで行き声をかけると、彼女は茂みに突っ込んでいた上半身を起こして振り返った。
今は邪魔にならない用にまとめてある私とは違って長く伸ばしている髪の下、なんだかいつも眠そうというか、姉の私でも何を考えているのか掴みにくい瞳がこちらに向けられる。
ただまあ、さすがに今は随分疲れている感じが容易に見て取れた。
基本的に無口な妹は首を横に振り、続いて視線でこちらの首尾を聞いてくる。
「こっちもダメ。
 ここ最近で誰かが大量にとってったのかもね。
 あ、ちなみにちょっと回復おねがい」
そう言って指を見せると、少しだけ眉を顰めた後回復のための呪文を唱えてくれる。
傷口が持つ嫌な熱が薄れていって、かわりにじんわりとした温かさを感じているとあっという間に傷口は塞がっていた。
「これくらい、お姉ちゃんも覚えればいいのに」
私がお礼を言うと、ぼそっとそんなことを言われる。
確かにこの程度の回復呪文は初歩の初歩なので覚えようとすればそんなに苦労しなくても覚えられるだろうから、マナの言うことはもっともだった。
「だってなんか地味なんだもん。
 私はもっとこう、バーンと派手な方が好きだから」
同じ人に師事しているにも関わらず、私とマナは全く正反対の魔法使いになっていた。
私は自分でも言ったように攻撃呪文専門と言った感じで、逆に妹は回復や補助的なものばかりを覚えている。
加えて基本的に外に出たがる私と違って、私がむりやり引っ張り出さないかぎり部屋で本を読んでいるタイプのマナは今や先生すらも一目置くほどの薬や魔物の知識を獲得していた。
実際この数時間の内でも何度か私は目的の薬草だと思うものを見つけたけど、意気揚揚とマナに見せて一瞬で否定されるということを繰り返している。
私としては結構自信があったのだけど、彼女にしてみれば逆にどうして間違えるのかがわからないらしい。
それぐらい私たち姉妹は正反対だった。
785 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:12:33 ID:WUhMRRjV
「じゃあ、今度はわたしそっち探すから」
回復が済むとそう言ってまた薬草探しに戻ろうとする。
そんな真面目さも私には少しばかり足りないものだった。
とはいえ早いところ見つけないと困るのも確か。
私も作業に戻ろうと思った、その矢先だった。
「……ぁ」
「見つかったの!?」
再び近くの茂みを覗きこんだマナが小さく漏らした声。
いくら小さくても無口なマナが思わず漏らした声にちょっと期待してしまう。
けれど私が次の瞬間見たのは目当ての薬草を持った妹の姿ではなかった。
それは小柄な彼女の体が上へと飛んでいくという非常識な光景。
思わず言葉を失った私が見上げると、マナは高さ数メートルの所に浮いていた。
いや、違う。
高く挙げた片手の先から何か細長いものが伸びていた。
何が何やらわからないまま見上げる私の視線の先で、他にも3本の何かが伸びマナの手足に巻き付いていく。
「マナっ!  ――きゃぁ!?」
それが植物の蔓だと気がついた直後、私にも異変が襲いかかってきた。
何かが足に巻き付く感触。
その直後、空中で×の字で磔になった妹を見上げていた世界が反転した。
786 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:12:58 ID:WUhMRRjV
気がつけば私も空中に引き上げられ、しかも両手両足を蔓に巻き取られて四方に引っ張られていた。
ピンと伸ばされた手足を引こうとすると逆に関節が抜けそうなほど強く引かれ、とても動ける状態ではない。
「お姉ちゃん……」
マナの方も同じ状態で痛みのせいかわずかに顔を顰めていた。
マナを助けないと。
妹のその表情が私を現実に引き戻してくれた。
まだ完全に状況を把握できたわけではなかったけど、とにかくこの蔓から逃れないといけないことだけは間違いない。
「マナ、待ってて。
 こんなのすぐに――あぐぅっ」
私が1番得意な炎系の呪文では私たちまで巻きこんでしまう。
だから風の刃で目標を切断する魔法を唱えようとした瞬間、まるでこちらの考えを読んだようにのどに新たな蔓が巻き付き締め上げてきた。
息苦しさを感じるより先に痛みを感じるほどの締め付けの前では、当然のように呪文など唱えられるわけがない。
「お姉ちゃん!」
これもまたひどく珍しいマナの切羽詰った叫び声。
そんなことを考えていられたのも束の間、呼吸が出来なくなった私は意識が急速に遠のいていくのを感じていた。
「かはっ……」
ぎりぎりのところでのどの蔓が緩み再び呼吸ができるようになる。
空気が通るだけでキリキリ痛むののどで、それでも私は空気を貪った。
「お姉ちゃん、おとなしくしてて」
少しだけ落ち付きを取り戻したマナがそんなことを言う。
「で、でもこのままじゃ……」
「……だいじょうぶ、殺されたりはしないから」
「マナ、こいつ知ってるの?」
私もさすがに街の周辺に出没する魔物についてくらいは調べてあるけど、こんなやつは知らなかった。
だけどマナなら本来このあたりにいない魔物についてもかなりの知識があるはず。
「たぶん……」
言葉とは裏腹にマナはそれなりの確信を持っているのが窺えた。
そうであるなら私としては彼女の知識を信じるしかない。
「でも殺されないって?」
それでも私はこの魔物については何も知らないけど、それでも魔物が捕らえた獲物をどうするかなんてそうそうパターンがあるとは思えない。
787 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:13:24 ID:WUhMRRjV
「本で読んだけど、これ、私たちに種を植えようとしてるんだと思う。
 無理に逃げようとしなければ殺されたりはしないはず」
確かに捕まってから無抵抗のマナに対しては拘束するだけでのどを締めたりまではしていない。
「種って、でもそんなの植えられたら……」
一瞬この蔓が私の皮膚を破って成長していく様子を想像してしまい寒気が走った。
「そう、それで植えた後は別のところで発芽するように解放するの。
 同じ場所に複数いると栄養の取り合いになるからだろうって本には……。
 だから解放されてから発芽する前に処理すればきっとだいじょ――んっ!?」
言葉が途中で遮られる。
不意にマナの目の前で鎌首をもたげた蔓の1本が、先端についた花のような物から何かを彼女の顔めがけて吹きかけたせいだ。
そして声をかけようとした私の目の前にも同じ物が現れ何かを吹きかけてくる。
「な、なにこれ!?」
トロリとした液体が頬を伝い落ちていく感触と、頭痛を催すほどの強烈な甘い香り。
腐った果物のような匂いが頭の中にじわじわと染み込んでくる。
「なに、これ!?」
さっきと同じ台詞。
だけど、その内容は違っていた。
吹きかけられた物に対してだったさっきの言葉と違い、今回のは自分の体の変化に対して思わず口にしてしまった言葉だ。
視界が霞み、周囲の音がまるで壁を1枚隔てたように遠くなった気がした。
その代わりとでも言うように、自分の体内に関してはまるで皮膚の下の血の流れさえも感じ取れるようで、そのあまりの変化に戸惑ってしまう。
「種を植え……適した状態……いくため……。
 それと解放し……、種を……ないように……思考能力を奪う……」
意識的にそちらに注意していないと聞き取れなくなってしまったマナの声。
この魔物についての知識を持っている彼女が教えてくれた内容に私は耳を疑った。
「でも、わたしは……耐性があるから、だから……」
その言葉に安堵を覚えたり、ずるいとか思うだけの余裕はなかった。
彼女の説明が終わるのを、というよりこれの効果が十分に発揮されるのを待っていたかのように何本もの蔓が服の下に潜り込んでくるのが感じられたからだ。
血流量が何倍にも増して燃えるように火照った皮膚の上を蛇みたいな蔓が這いずり回る感触に全身に震えが走った。
「な、なんでこんな……」
何より私を恐怖させるのは、その感触が自分でも信じ難いことに決して嫌なものではないということだった。
いや、悪くないなんてものではなく、思わずその感覚に全てを委ねたくなるような――、
「あ……あぁ……」
その恐怖すらも溶けるように薄れていく。
薄れていく恐怖と入れ替わるように、じわりと股間を覆っている布地が湿りを帯びて肌に貼り付いてくる感触。
その感触と、種を植えるのに適した状態にもっていくという妹の説明が結び付き、この魔物が種を植えようとしている場所に思い至った。
その想像にさすがに怖気が走り、動けないことも忘れて“その場所”を少しでも逃がそうとしたのと、足の表面を這い登ってきた蔓の1本がそこに辿りついたのはほぼ同時だった。
788 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:13:51 ID:WUhMRRjV
ずるりと、未だ何も受け入れたことのなかった場所に蔓の1本が潜り込んでくる。
こちらの気持ちなどお構いなしで易々と潜り込んできた蔓に体を内側から擦られる感触は、皮膚の時とは比べ物にならなかった。
わずかに残っていた思考が一瞬で白く塗り潰される。
「ぅぅ……」
今まで経験したことのない、紛れもない快感に押し流されそうになった私の耳に辛うじて滑り込んできたかすかな呻き声。
苦痛から迸ろうとする悲鳴を必死に噛み殺そうとしているのがありありとわかるマナの声。
彼女はこの魔物が放った液体に耐性があると言った。
それはつまり普段のままで体内に蔓を挿入されているということだ。
「ま、マナ……あ、うああ、だ、だめ、うごかさないでぇ!」
体の中で始まった蔓の前後運動に、妹に向けた言葉は途中から自分が放ったものだと思いたくない喘ぎ声に塗り替えられてしまう。
膣内の蔓をサポートするように、全身を這いずる蔓の動きが激しくなる。
胸を搾り出すように巻きつき、先端をその中心に押し付けられると下半身からのものとはまた別の快感が生まれて意識をさらっていった。
妹を助けたくても何もできない。
喘ぎ声と、蔓が動きを激しくしたせいで森中に響き渡っているんじゃないかと思うほど大きくなった股間からの水音を聞かせるだけ。
「マナ、マナぁぁあ!」
全身に許容量を超えた電流が流れたような錯覚を感じた直後、体内の蔓の先端から大量の液体が吐き出される感触が生まれた。
「いやぇ! 出さないでぇ!」
その中に存在する小さな粒の感触を感じながら私は意識を薄れさせていった。
789 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:14:15 ID:WUhMRRjV
「マナ! ……あ、あれ?」
夕日が差し込む私の部屋。
正確にはマナと2人で住まわせてもらっている部屋のベッドの上に私はいた。
「やっと起きた」
「え、あれ、マナ……どうして?」
私たちは先生のお使いで近くの森まで行って――どうしたんだっけ?
なかなか目当ての薬草が見つからなくて、それで――、
「お姉ちゃん、途中からサボって居眠りしてたの」
途中で途切れてしまった記憶の先を補足するようにするようにマナが言う。
その声音には呆れの色が濃い。
「全然起きないし」
「え、えーと……」
確かに全然見つからなくて嫌になってきたのまではちゃんと覚えているんだけど。
「重かった、すごく」
つまりこれはサボって居眠りした私を、マナが家まで運んでくれたということ?
「って、そうだ! 薬草は!?」
もうすぐ日が沈むということはそろそろ先生が帰ってくるころのはず。
見つからなかったなんて言ったらどんなお仕置きがあるか。
「わたしが見つけた」
マナが視線で示す先、テーブルの上には一掴みの草が置かれていた。
私としてはやっぱり私が午前中に見つけてマナに見せたものと同じに思えたけど、実際にはあれこそが目当てのものなんだろう。
薬草も見つけて、起きない私をここまで運んでくれて。
「ごめん、埋め合わせはするから!」
こうなってしまっては、できの悪い姉にできることなんてただひたすらに平謝りすることだけだった。
790 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:14:38 ID:WUhMRRjV
昼間寝すぎたせいか、夜になっても全然寝付けない。
私は2段になっているベッドの下の段で、ぼんやりと上のベッドの底面を眺めて時間を潰していた。
あの後何度思い出そうとしても記憶は途中で途切れてしまう。
何かがあった気がするのに、まるで濃い霧の中に迷い込んだようにそこから先に進めないのだ。
まあ眠くなって寝てしまったということで説明できるし、自分の性格を鑑みるにいかにもそれがありそうで我ながらちょっとあれなのだけど。
だけど、どうしてもそれで納得できない理由は上の段から時折聞こえる衣擦れの音だった。
マナは私と違って寝相がいいから、時々寝返りをうつくらいでほとんど動かないまま一晩過ごすことを私は知っている。
今日の衣擦れの音は彼女にしては多すぎた。
マナも眠れないらしい。
私と違って疲れているはずなのに。
「眠れないの?」
無視されるかなと思いつつ声をかけてみると、上半身を起こしたのだろう少し大きめの音がしてベッドの縁からマナが身を乗り出してくる。
長い髪が滝のように垂直に落ちて月光を反射した。
何かを迷うように瞳が左右に揺れている。
「どうしたの?」
珍しいこともあるものだと思いながら促してみても、無口な妹はしばらく口を開かなかった。
「……一緒に寝ていい?」
「……え?」
たっぷり10分はあっただろう沈黙の後彼女が放った一言に、思わず私は言葉を失ってしまった。
「……埋め合わせ」
予想外の事態に固まってしまった私にマナがそんなことを言う。
どうやら私の沈黙を拒絶の意味で取ったらしいということに思い至り、私は慌ててそれを否定した。
「も、もちろんいいけど、どうしたの急に?」
「別に……なんとなく」
そんなことを言いながらはしごを下りてきたマナが私の横に入ってくる。
同じベッドで眠るのは本当に久しぶりだった。
先生の所に引き取られてすぐの頃はこうして一緒に寝ていたのだ。
だけどしばらくして別にしようって言い出したのはマナの方だった。
「寒い?」
横に寝るマナの体が細かく震えていた。
だから私は少し体を動かして、マナの小さな体を浅く抱くようにする。
「……ん」
マナは、拒まなかった。
791 ◆1fzaJfPgmc :2005/11/24(木) 02:15:19 ID:WUhMRRjV
ここまでです。
792名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 13:09:39 ID:HRGTrrWI
GJ!
793名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 20:07:48 ID:5Vtcrwqz
GJ!
でもけっけょく、飢えられた種はどうなったの?
794名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 21:46:00 ID:4IkT3aEj
>>793
発芽して姉妹の命を奪うんだと思う。
795名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 21:56:24 ID:HRGTrrWI
>>794
いや妹が処理したんだろ。
796名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 00:18:50 ID:kt45Bmhd
発芽してふたなりになります
797名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 10:29:40 ID:SbCKqU9o
>>790のあと、「姉妹レズ・発芽触手によるふたなりプレイ付き」に突入するのを期待した香具師
ノシ
798名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 11:14:13 ID:GOhQUFxa
ノシ
799名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 12:33:01 ID:AYDlMGSJ
  _  _∩
( ゚ _ ゚)ノ
800名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 13:29:30 ID:iYKYdTjl
産卵プレイ想像した俺は異端か?
801名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 20:10:18 ID:kt45Bmhd
折衷案として、『ふたなりになった姉に犯されて産卵する妹』でどうだ!
802名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 22:39:04 ID:db649DpI
つづきマダー?
803名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 01:19:09 ID:T8b3fWjm
ところで、姉の名前は「カナ」だろうか?(w
804名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 06:44:03 ID:EVUfN0LE
>>803
知らんがな
でもマナカナってどっかで聞いたような気が……
805名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 08:20:35 ID:A7xZ/3s4
マナと聞くと鋼の…を思い出す
806アンデット1−3 ◆VbCFpoV.fE :2005/11/26(土) 14:45:18 ID:A7xZ/3s4
それは舞い散る触手のように

元ネタはNavelのシャッフル、原画は西又・鈴平のゴールデンコンビです。
神界と魔界と人間界が繋がってしまった、ちょっぴり不思議で独特の世界のお話です。

プリムラ:神界・魔界が共同で開発した、高魔力を持つ実験体の少女。
     無口で無表情、銀色の髪をツインテールにした小さな女の子さんです。
     原画・西又、声・ペー姉さん

これは、とある人間達の国が対神界・魔界用に作り出した生物兵器のお話。


ソレはある日突然暴走を始め、研究所の人間達を根こそぎ喰らって逃亡し、
従来の目的である『強い神力・魔力を持つ相手を吸収する』を実行するためにこの街へとやって来た。

いつもの通学路。
今日はたまたま一人で帰宅の途についていたプリムラの目の前に、いきなり変な人間が行く手を遮るように現れた。
いや・・・「人間」と呼べるのは形状だけで、目深に被った帽子の下に目や鼻は無く
真冬でもないのに着込んだ厚手のコートの下は、不自然にボコボコと何かが蠢いていた。
「・・・・・・・・・・」
いつもの無表情。
何を考えているのかわからないガラスのような瞳で、プリムラは不審な人間(?)を見た。
そのままボ〜っと突っ立っていると、いきなりコートのボタンが内側から弾け飛び
中から幾本もの赤黒い触手が飛び出した。
「・・・・っ!?」
声を上げるいとまもあらばこそ、伸び出た触手はツインテールの少女を絡め取り
コートの中へと引きずり込む。
「・・・ゃっ・・・・く・・・ぅ」
モゾモゾとコートの中で暴れてみるが、巻き付いた太い触手はびくともしなくて
腕や腿などの露出した部分を這い回る粘質の感触が気持ち悪かった。
「ぅぅ・・・〜〜〜っ!  放し・・・て・・っ」
ジタバタと無駄な足掻きをする少女の顔を、空いている触手がベロリと舐め上げる。
高い魔力を持つプリムラ。
しかし持っているというだけで、使い方はまるでわかっていなかった。
カレハのような治癒能力もなければ、ネリネのような攻撃魔法も使えない。
非力で無力。
今の彼女は、なんの力も持たないただの人間と同じであった。
コートのバケモノはそんな少女の魔力をベトベトした触手で肌の上をまさぐりながら吸収し、内に秘めたる力を
余すことなく吸い取ろうと、プリムラの中へと侵入を開始した。
「・・・く・・っ・・・・・・ふあぁ!?  やぁっ! ・・・・ヤダっ・・・ぁっ」
触手はゾロゾロと短めのスカートの中に侵入し、さらに白の無地の下着の中にまで潜り込んで行く。
「ひぅ・・・・ぅぅ!!   やだ・・・やめてよぅ・・んぅっ!」
キュッと引き締まった尻側から入り込んだ粘液を伴う触手の先端部が、
ヌルリ・・と女の子の部分をねぶり上げた。
「ひあっ!?」
そのおぞましい感触に、ビクリと小さな身体を竦ませる。
しかし触手は意に介さず、そのまま股の間を擦り続け、今度は後ろの窄まりへと移動する。
「やっ!?  そこ・・・・は・・」
先端部がニチャニチャと音を立てながら、肛門をくすぐる。
「ふわ・・・あぁ・・・・・っ・・・・・んん〜っ!」
未知の感覚。
排泄を行うための器官であるはずなのに、その部分を優しく
皺の一つ一つを伸ばすかのように触れられると、なんだかアヤシイ感覚が沸き起こってきた。
「あぅ〜〜・・・っ、やあ・・ん・・・・はぅ!!   ・・・・ぅぅんっ」
普段は無表情で、人形のようなプリムラ。
そんな少女が頬を赤らめながら小さな身体をよじらせ、
乱れた吐息で、潤んだ瞳で切なげな声を上げていた。
807アンデット1−3 ◆VbCFpoV.fE :2005/11/26(土) 14:46:02 ID:A7xZ/3s4
ズム・・・
触手の先端部が、不浄の穴へと潜り込む。
「やぅっ!?  ひゃあっ! ・・・・・・おし・・りっ・・・ぅぅ〜っ・・・・」
トイレのときとは逆の感覚。
先端部が外側から窄まりを押し広げ、自ら纏ったの粘液を潤滑油がわりにして、意外にスムーズに入り込んでゆく。
ヌチリ、ヌチ・・ヌチリと音を立てて、回転しながら徐々に奥へ。
「やだぁっ、やぁ・・・・はうぅっ・・・・たすけ・・たすけて・・ぇっ・・・リコリスっ・・リコリスぅっ!!」
人形のように端正な顔を尻穴からもたらされる感覚と羞恥に歪め、喘ぎながら助けを乞う。
だけどその相手は、今はもうこの世のどこにもいなくて。
少女は触手の群れに包まれながら、決して届くことのない相手に救いを求めつづけた。

ニュルリ、ニュルリ・・・・・・・・・・
ある程度まで腸内に入り込んだ触手が急に動きを止めた。
体の表面をまさぐっていた他の触手の動きもとまる。
すべての触手が動かなくなった。
「ぁ・・・・・・ぁ・・・・・入って・・・・・る・・」
すると今までとは逆に、お尻の穴に入り込んでいる触手にのみ意識が行ってしまい
今自分の後ろの穴が、直腸内がどのぐらい広げられているのかが手に取るようにわかってしまう。
「ぅ・・・・うぅ・・・」
その違和感と恥ずかしさに、プリムラは居心地の悪そうに腰をモゾモゾと動かしなんとか逃れようとするが
かなり奥まで入り込んだらしい触手は、抜ける気配などまるでなかった。
・・・・・・・・・・グチリ・・・ヌチ、ヌチッ・・・
今まで動きを止めていた触手が、再び活動を始める。
「ひッ!?  うぁ! ・・・ぁぁ〜っ!」
ズルズルと、抜け行く感触。
排便のときの感触。
それが今、自身の意思の介入できないところで強制的に行われ
まるで自分の中でこさえられた不浄のモノが、自らの意思で外へと出て行くような。
そんな感覚だった。
括約筋の入り口が外側へと捲れて行き、長くて太い触手がどんどん垂れ流される。
「ぁぁ・・・ゃあっ・・・こんなの・・・こんなの〜〜っ!!」
出て行くそれはプリムラの体の内ら側からあちらこちらを擦り上げ、悲鳴をあげさせた。
やがて先端部が肛門まで引きずり出され、ようやくすべてが出て行くかと思い少しばかりホッとしたのも束の間
しかし触手の先端部は抜けきる前に動きを止め、今度は先程と同じように再び潜り込んで来た。
「あぁっ!?  ひゃぅぅっ! うあ〜〜〜〜っ!!」
2度目の肛門への挿入。
また味合わされる、排便とは逆の感覚。
その感触に再び少女は悲鳴を上げた。


ズヌ゙、ズヌ゙、ズヌ゙、ズヌ゙・・・ヌ゙ルルルルルゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・
出たり入ったり、出たり入ったり。
その動きをゆっくりと、ゆっくりと繰り返す。
「やぁっ!  ・・・・おしりが・・・・おしりがぁ〜〜っ!!」
真っ赤に染まった顔を振るたびに、左右で結ったプラチナブロンドの髪が触手の束の中で揺れ動く。
コートを纏った触手の束は暴れる少女の体内に魔力を求めて、さらに出し入れを繰り返す。
小さな身体があやしい悦びで震えるたびに魔力が高まり、触手はそれを美味しそうに吸収していった。
プリムラのお尻の穴は熱くうねっていて、侵入を繰り返すたびに腸液が滲み出してくる。
後から後から愛液のように湧いてくるヌルヌル。
おかげで触手の動きも速く、スムーズになる。
ヌヂッ、ヌ゙ルルルルル〜〜〜〜〜ッ、ヌチュチュチュ、ヅプッ、ヅプッ、ツプ、ツプ、ツプ、ツプ・・・・
入り口からかなり奥までの長いストロークだったものが、肛門を先端部を捲る動きに変わる。
浅めの結合。
少しばかり瘤になった触手の頭が窄まりから顔を出し、抜けきる寸前でまた潜り込む。
ツプ、ツプ、ツプ、ツプ、ツプ、ツプ、ツプ、ツプ・・・・・・
穴をほじられる度に、ピュッ、プピュッと
まるで愛液のように腸で分泌された液体が飛び出した。
808アンデット1−3 ◆VbCFpoV.fE :2005/11/26(土) 14:46:48 ID:A7xZ/3s4
「やぁ・・・っ、・・ッッ! なんか・・・・・・へん・・・・・・へんなの・・・ッ!!」
お尻の穴に出入りを繰り返される度に湧き上がる感覚がなんだか心地よくて。
きたない場所をもっともっと弄って欲しくて。
顔を真っ赤にしたプリムラは涎を垂らしながら、今まで知らなかった得も言われぬ背徳の気持ちよさに酔いしれる。
「あ〜〜・・・・ぁあ〜〜ッ、はぁああぁ〜〜〜〜〜〜〜っ・・・・・・」
ポタ、ポタタッ   ポタポタ、ポタッ
もぞもぞと蠢くコートの下の地面に、自慰すら知らなかった少女の色々な液体が滴り落ちた。

「はぁう〜〜〜〜っ・・・・ん〜、んぁッ!? アぅ・・・はぅ・・ンーッ!!」
やがて、性知識のまったくなかった少女が絶頂への階段を上り始める。
頂きへの段差を一歩、二歩。
登りだすと、もう止まらなかった。
尻穴への出し入れが気持ちよくて、もっとして欲しくて。
プリムラは我知らず腰を、お尻を振り出した。
ツプ、ツプ、ツプ、ツプ・・・・・ツプツプツプツプツプツプッ
獲物の絶頂が近いことを感じ取ったのか、尻穴を犯す触手の動きがさらに速くなる。
「あぅっ、うンッ、んっ、ンッ、ンン〜〜ッッ!!」
注挿の激しさに合わせて人形のような少女の唇から喘ぎと涎が漏れた。
ツプツプツプツプツプツプツプツプ・・・・・ッ
なおも触手に入り口周辺での浅い出し入れを繰り返されると
プリムラにはもう、何がなんだかわからなくなった。
自分の身体が今どうなっているのかわからなくて、これからどうなってしまうのかもわからなくて。
悦びの喘ぎと涙を流し続けた。

「やあっ、らめ・・・っ! らめなのォ!! ひぅんッ、あ・・ああ〜〜〜〜〜っ!!」
少女の限界を悟ったのか、最後にトドメの一撃として
大きく膨れた先端部のコブを回転させながら、直腸の壁を擦り上げた。
「ひゃあぅぅっ!?!?  はぁ〜〜〜〜ッ!! ぁあああぁああぁぁアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
それは、産まれて初めて味わう絶頂だった。
ピッタリと閉じ合わさった幼い性器から、まだ男を知らぬ期待の愛蜜を染み出させ
お尻の穴から大量の腸液を垂れ流しながら、人形のような実験体の少女・プリムラは派手にアクメを迎えた。


その少女の体内から余すことなく魔力を吸収し
コートを着込んだ触手の束は満足そうにブルブルと震えた。
白磁の肌を桜色に染め、乱れた吐息と喘ぎを漏らすプリムラ。
絶頂の波は一段落したようだったが、まだビクンビクンと全身を大きく痙攣させていた。
ニュムルルルル〜〜〜〜〜〜、ヌポ・・・・
真っ白で小さく引き締まった双臀の中心にある穴から、体内の感触を愉しんでいた触手が引き抜かれる。
ほんのりと甘く、極上の愛蜜のような上質な魔力。
戴く物を戴いたが、だけど彼はまだまだ喰い足りないようで
腸液にまみれた触手を、太い物が抜けてようやく閉じ合わさった窄まりに
再び魔力を求めて潜り込んだ。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・ひゃぅうッ!?」
温かく、先ほどの行為で程良くほぐされたお尻の穴。
プリプリとした躍動感とキュウキュウとした締め付け。
得物が感じれば感じる程、イけばイク程
蒸留酒のような高められた魔力をたくさん飲むことができる。
「あ〜〜っ、あァ〜〜〜ッ!  おしりが・・・熱いよぅ    おしり、こわれちゃうよ〜〜〜っ!!」
この幼い少女の小さな身体から、もっともっと魔力と快楽を引き出すべく
触手はさらなる甘い刺激をお尻の穴にもたらした。


――――――――――――――――――――
809アンデット1−3 ◆VbCFpoV.fE :2005/11/26(土) 14:47:34 ID:A7xZ/3s4
「あっ・・・・  アッ、アッ、アッ、アッ・・・ひゃひぃ〜〜〜ッ!」
あれからお尻の穴で12回。
なだらかな胸の頂で3回、皮を剥かれた小さな陰部の突起で8回
計23回もイかされ、本日初めて快楽というものを知ったにもかかわらず
プリムラは異形の物からもたらされる快楽に溺れてしまったいた。
「くるの・・・またキちゃうの〜〜・・・・ひぃん! アッ!! ひゃあぁああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!」
ガクガクと全身が震えた。
お尻の穴では13回目、合計24回目。
今度は腸液だけでなく、ネバっこい愛液まで噴き散らかして果てた。

随分と魔力が溜まった。
コートを纏っていた触手はすでにその上着をただの布きれに変え
プリムラと出会った時の約5倍の大きさに膨れ上がっていた。
小山ぐらいある触手の束の中へと魔力の源である少女を押し込め
次なる得物を探し始める。
この頃になると、道行く人々が「アレはいったい何なんだ」と騒ぎだし
警察や保健所にも連絡が行き、人垣の内側には装弾数6発のニュー南部を構えた国家権力達が
何事かを呼びかけながら、その包囲をジリジリと狭めていた。
触手の束は動かない。
しかし周囲の目撃者からの情報では、中に女の子が捕らわれているとのことなので
警官達は慎重にならざるをえない。
どうしたものかと責めあぐねていると、今までその場を動かなかった物体が突如として動き出した。
高い魔力を見つけたのだ。
ここから街の中心部へと向かったところに、とびきり高い魔力反応が二つも存在した。
ノソリ、と一歩。
今の今まで動かなかったそれの突然の行動に、周囲の人間達がざわめく。
しかし群衆の輪が割れるより、2歩目は早かった。
ニョロ、ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ
ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ
ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ――――――――――――――――――――ッ
進行方向にいた数人の人間を踏み越え、触手の束は駆けだした。
突き飛ばされたり踏まれた人々から悲鳴が上がるが、不思議と足蹴にされた痛み以外は訴えなかった。
喰われたりはしなかった。
彼にとって、魔力を持たない人間なんかに興味はない。
研究所でたらふく食べたが、どうにも口には合わないのだ。
それに魔力を持つ者ならば摂取・同化せずに、生かしたまま自分の体内に閉じこめて
エネルギー源とすることができる。
力の源となる相手には自分から栄養素を送り込むので、死にはしない。
ただただ与えられる快楽を享受し、甘美な性欲の海に浸っていればいいだけだ。
自分はその相手から得た魔力で身体を次々と再生する。
一切の無駄がない、完全無欠なリサイクル。
つまりは共生関係を築けるのだ。
警官たちと野次馬の包囲網を難なく蹴散らした触手の束は、次なる共存者を求めて街へと駆け出した。


それは舞い散る触手のように END
810名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:24:22 ID:hyxwocIi
GJ!!!


「リコリスって誰?」とか訊かれそうだが、ここで答えてしまっていいものなのか(ネタバレ要素高し)
811名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:27:10 ID:IjGhWs33
これは良い触手だ
812名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:16:42 ID:6ZqvAu6o
>>810
やめとけ。気になった香具師がググればいいことだし
813名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:23:53 ID:GkNJZhAM
GJ!!!!!
是非とも連載を希望したい!!!
814名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:27:17 ID:N4QxOa3B
おまいらNHK見れ。
815名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 18:59:29 ID:EyzYwAoq
NHKへようこそ
816名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 22:36:54 ID:S0zHGL+M
さとうく〜ん♪
817名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 14:27:03 ID:e3f180Ra
「ん・・・んっ・・」
月明かりの差し込むベッドの上で、
冨美は身をよじった。

右手はさっきからとがり始めた乳首を
つまんでは転がしている。
何度も何度もつまんでいるうちに
次第にそこは赤みを帯びて
むずがゆいような、もっと苛めたいような
微妙な感覚が波のように繰り返し押し寄せてくる。

だんだんと冨美の下半身も温かみが増してきて、
左右の足をこすり合わせるような動きが加わる。

「ふうっ・・んっんんっ・・」

はやく手を下に下ろしてソコを・・
と求める気持ちを、自分自身でじらすように、
今度は両手で胸を覆い、もみしだくように
動かす。
もう乳首は充分に鋭くとがって、わずかな刺激にも
じーんとした快感をもたらすようになっている。
冨美の乳房はたっぷりとした量感をたたえ、
彼女が身を震わせるたびに揺れ動いて
さらに快感を増していた。
818名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 14:28:17 ID:e3f180Ra
じわっと熱い露が湧いたのを冨美は感じた。
「あっ・・あぅっ・」
彼女はこの瞬間がとても好きだった。

今日もその時が訪れたのを感じ、
腰を震わせて少し浮かせ、
揺らすようにして楽しんだ。
まだ男との経験はないが、きっとこういう風に
するんだろうと想像するままに、
腰をいやらしくうねらせる。
すると、最初の露に導かれるように
次々と熱い液が身体の奥から湧き出してきて、
冨美の奥底の扉にたっぷりと溜まってくるのが
はっきりと感じ取れるようになる。

「はあっ・・あっ・あっ・・ああっ」

両手を広げて乳首にわずかにかする位置にして
手のひらで乳首をなぶる。
もう痛いくらいにとがったそれは
揺れ動きながらさらに強い刺激を求め、
わざと軽くしか触れない手のひらに
吸い付くように上下している。

もう我慢できない・・・
819名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 14:29:08 ID:e3f180Ra
美は右手をゆっくりと伸ばし始めた。
びくっと腰が跳ねて、興奮を抑えきれない自分に
少し哀れみを感じてしまった。

身体は充分その時を受け入れられるほど発達していても、
恋人もいない冨美にはなかなかその時はこなかった。
奥手で恥ずかしがりの高校生には
今時の軽い交際はストレート過ぎて考えられなかった。

自分で自分を・・など、おぞましいと思ったこともあるが、
月に何度かはついこんな恥ずかしい事をしてしまうのを
我慢できない。
820名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 14:41:53 ID:e3f180Ra
白い腹部を滑っていく指が
ショーツの下にもぐりこんだ。
茂みを進むと、思わず太ももをこすり合わせて、
形だけ指を拒むようなポーズを取ってしまう。
独りでいつも楽しんでいるうち、こんな
独り芝居じみた滑稽な仕草まで身についてしまった。
しかし、今の冨美にはそんな自分を笑う余裕は全くない。
全神経は指先と、それを待ち受ける濡れそぼった部分に
集中していた。

窓の外でかすかな物音がしたように思ったが
じわじわと目標へ指を進めるのに夢中な冨美は
固く目をつぶった。

指は、固く閉じた腿を下り、両足にはさまれた
状態で止まった。
「はあっ・・あっああっ・・」
息遣いが荒くなり、乳房の揺れが激しくなる。

手をはさんだまま、腰を震わせて
しばらく逡巡していた冨美が、腰を落とし、
足の力を少し抜いてわずかに開いた。

冨美の熱い部分はもう濡れに濡れて、
後ろの方までぐっしょりと露にまみれている。
821名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 15:32:19 ID:e3f180Ra
期待に震える指が、ついにそこへたどり着いた。
が、まだ触れるか触れないかの位置で自分を焦らしている。

焦らせるだけ焦らすことで、独りで得る快感を
最大限に増幅させる癖がついているのだ。

指には、濡れた入り口の熱が離れていても伝わってくる。
たっぷりと潤い、熱い唇を開いて、
触れられ、もてあそばれる事を待ち受けているのだ。

「あっ、はやく、はやくう・・」
腰をみだらに振って、ねだる。
腰を振る事によって、さらに熱いほとばしりが増して、
身体全身がカッとほてってくる。

左手で、細かく揺れる乳首を思いっきりつまみあげた。

「はっ!はあああっ!ああんっ!」
濡れた入り口にいつまでたっても触れてもらえない焦れったさと、
思いがけない所からの快感に冨美は悶えまくる。

カラカラに乾いた唇をなめて、ついに冨美は指を進めた。
割れ目に沿うように上から指を押し付けると、
指全体にねっとりとした液がからみつき、
その場所の尋常ではない濡れ加減に
冨美はなんともいいようのない満足感を覚えた。
822名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 15:32:51 ID:e3f180Ra
自分で慰めると言っても、冨美はまだ
その中深くまで指を進めたことはなかった。
小さな突起を苛め、溢れ出た熱いジュースで
そこ全体がぐっしょりと濡れているのを感じることで
軽く達した感覚を味わっているだけだった。

周りに溢れ出ているぬるぬるした液を
冨美はゆっくりと太ももや茂みに塗り広げた。
指の刺激で、時々どぷっと新たなジュースが湧き出ている。
指をそこに少し沈めると、熱い唇がくわえ込むように
指が引き入れられる。
自分の恥ずかしい部分がそんなにも相手を欲しがっている事に、
戸惑いながらも、何ともいえない興奮を覚える。

「ああっ、こんなに・・熱くて濡れてる・・」

こんな時、自分の細い指ではなくて、
もっと力強い、たくましい何かがそこを埋めてくれたら・・
と、いつも願って身悶えるのだ。

しかし、今日もいつものように、
とがってきていた突起を指でとらえて
刺激を与え始めた。
この蜜のあふれる狭い通路に
太く熱い何かをくわえることができたら
どんな快感が湧き起こるのだろうと想像しながら。
823名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 15:33:16 ID:e3f180Ra
その時、ベッドの足元で何か床をこするような音がした。
そういえば、さっき外でも何か音が聞こえた・・と
冨美は思い出した。
少し風が吹き込んでいるような気もする・・

そこで初めて、ベランダへ出る戸が少し開いて、風が入り、
カーテンが揺れている事に冨美は気づいた。

ベランダ伝いに部屋の中へ何かが入り込んだような
小さな音である。
全身が水をかけられたように恐怖にこわばり、
はだけていた毛布を顎まで引き上げて
冨美はベッドのヘッドレストに身をもたせた。
大きく目を見開いて音の正体を見極めようとするが、
月を雲が横切って、部屋は暗闇に包まれている。

戸の開き方はごくわずかで、人間が入り込んだような
スペースではない。
じゃあ、一体何なの・・

身を縮めて、小さな音が近づくのを冨美は聞いた。
今日は家族は出払っていて、この家には自分しかいない。
音も小さいし、多分なんか小さい動物でも入ったんじゃ・・
いざとなったらこの枕で振り払って、ドアから飛び出れば、
命に別状はないと思う・・大丈夫・・
無理な希望的観測でパニックを切り抜けようと、冨美は努力した。
824名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 15:33:40 ID:e3f180Ra
ふいに、ベッドの上の毛布を横切って、
ロープ状の物が冨美の足首に巻きついた。

「き、きゃあっっ!!」
反射的に飛び上がりそうになったが、それに足をとられて
ヘッドレストに背中を打ちつけただけだった。
その隙にもう一本の足にも、反対側から出てきたロープが巻きつき
いやおうなしに冨美の下半身はベッドに固定されてしまった。

懸命に後ずさろうとするが、全く足が動かない。
巻きついたものはゴムのような、弾力のある固さで、
少し温度を持っているようで生暖かい。
振り向きざまにヘッドレストにつかまって、
足を振りほどこうとすると、
さらにロープの本数が増えて、腰と首にも巻きつかれてしまった。

「うっ!うああっっ!」
正体の分からないロープにがんじがらめにされ、
恐怖で声がうまく出ない。
巻きついたロープは冨美の身体をベッドに押し付けて、
もがこうとあばれようとびくともしない。

その時、別のロープが冨美のTシャツのすそから
中へ入り込んできた。
「きゃあっっ、いやあっ!」
825名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:07:29 ID:e3f180Ra
冨美はロープをつかんで、引き剥がそうとした。
よく見るとそれは薄い茶色をしていて、
思ったよりも滑らかな手触りである。
おぞましさに鳥肌をたてながら引っ張ったが、
全く動かせるような様子ではなく、
ロープはTシャツの中でくねりながらうごめいている。

な、なんか植物、食虫植物みたいな、動く植物なんだ、
昆虫を食べたくて探してるんだ、大人しくしてたら
ここには虫なんかいないことに気づいて
どっかに行くんじゃないの・・
冨美は触手と格闘しながら気休めを考えた。
この力にはとても太刀打ちできない、
両足は全く動かせないように拘束されてしまっているのだ。
抵抗しても無駄な事を冨美は悟っていた。

冨美の震えて声を出せない唇に、一本の触手が
近づいた。
触手の太さはテニスラケット位で、先は丸みを帯びて
小さな穴がたくさんあいていて、見ていると少しずつ
粘液のようなものがにじみ出始めている。
それは次第に量をふやして、触手の先に集まり、
冨美の目の前でとろーっと滴り落ちた。
糸を引いて垂れる様子はかなり粘性が高い事を
表していた。
826名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:07:57 ID:e3f180Ra
ベッドから頭を持ち上げるような体勢のその触手は
冨美の顎の下に頭をこすりつける。
両手で引き離そうとしてもお構いなしに
粘液をこすりつけられ、
甘いような、少し刺激臭のある匂いをかがされた。
頬の横から触手が口の中に滑り込んだ時には、
冨美の嗅覚は粘液の匂いに既になじんでいた。

得体の知れない植物に先ほどまで脅えていたのに、
なぜか粘液に顔を汚されてから抵抗する気力が
全くと言ってよいほどなくなっている。

冨美は口の中に入り込んだ触手の、
弾力のある先端に舌をからめ、
そのわずかに割れた部分から粘液を吸い出すように
口をすぼめた。
キスしたこともない冨美だったが、
ほとんど本能的な動きで
口にいわば挿入された触手をしゃぶっていた。

Tシャツに入り込んで這いまわっていた触手は
たっぷりとした冨美の乳房をなぶるように
下から上、上から下に押し上げ、押し下げて
なまめかしく動き始めた。

「あん、あっ、ああっ・・」
827名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:08:18 ID:e3f180Ra
先ほどまで、自分で自分を慰めていたのに、
こうして何かわからないものに
恥ずかしいなぶられ方を・・・

そう思うだけで、さっき自分でしていた続きのように
太ももの間がじゅん、と熱くうずく。

口に触手をくわえ込んでしゃぶりながら、
冨美は自分がもう何の抵抗もなしに
触手に身を委ねている事を思い知った。

足に絡んでいた触手も、少しずつ位置を変えて
這い上がっているような気がする。
ああっ、あんなに濡れてるのに・・
なぜか触手にそれを知られるのが恥ずかしい冨美であった。

肘から下で体を支え、口の中で触手をなぶり、
両乳房はあやしく触手にまとわりつかれて、
下半身ももうすぐ触手に・・・

想像するだけで太ももが震え、そこへ触手がどんどん上がってくる。

自分の指なんかよりずっと太くて、ねっとりと粘液にまぶされた
コレがもし・・と思うと、カッと頭に血が上ってくる。
もはや恐怖よりも欲望の方がまさってきてしまったようだ。
828名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:08:44 ID:e3f180Ra
「へ、変態・・こんな人でもないものとなんて
想像したりして・・」

自分で自分を戒めるが、早くそこへ太いものを導きたくて
半ば狂ったような精神状態になっている。

乳房をいたぶる触手は、先端の割れ目を開いて、
そこに乳首を挟み込むような動きを始めている。
まるで男にくわえられているようで、
鋭い快感に冨美はのけぞった。
くわえた触手からの粘液はとめどなく溢れて、
顎を伝って乳房にしたたっている。

冨美は身体を起こして、自らショーツの脇の紐をほどいた。
829名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:46:28 ID:e3f180Ra
べっとりと糸を引いて、ショーツのクロッチ部分が
冨美の肌から離れた。
自分でしていた時よりもずっと大量の熱い蜜で
冨美の奥底は満ちあふれている。

「ああっはやく、はやくここに・・」

恥ずかしさも忘れて冨美は願った。

一本の触手が足首からほどけて、
先端が探るようにその部分に近づいてくる。

口の中の触手を吸い上げながら冨美はそれを
期待に満ちた目で見ている。

触手の柔らかい先端が冨美の熱い花びらに密着した。

あっああんっ、ああああっっ!!

初めて自分以外のものにそこを触れられ、
冨美は思いっきりのけぞった。

き、気持ちいい!!
自分でするのと全然違う!
は、はやく、もっと奥にっ!
830名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:46:51 ID:e3f180Ra
べっとりと糸を引いて、ショーツのクロッチ部分が
冨美の肌から離れた。
自分でしていた時よりもずっと大量の熱い蜜で
冨美の奥底は満ちあふれている。

「ああっはやく、はやくここに・・」

恥ずかしさも忘れて冨美は願った。

一本の触手が足首からほどけて、
先端が探るようにその部分に近づいてくる。

口の中の触手を吸い上げながら冨美はそれを
期待に満ちた目で見ている。

触手の柔らかい先端が冨美の熱い花びらに密着した。

あっああんっ、ああああっっ!!

初めて自分以外のものにそこを触れられ、
冨美は思いっきりのけぞった。

き、気持ちいい!!
自分でするのと全然違う!
は、はやく、もっと奥にっ!
831名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:47:14 ID:e3f180Ra
その時、口の中の触手と胸にいた触手が
協調した動きで冨美の身体を起こした。
M字に足を開いて触手を受け入れたまま
冨美の上半身は起きてきて、ベッドの上に膝立ちになった。

秘所に入り込んだ触手も今は垂直方向に立ち上がって
冨美の足の間に挟まっている。
冨美はベッドに膝をついて身体を起こした体勢に
させられた。
白い肌に汗が流れ落ち、時おり乳房から滴る。

ひくひくと蠢く冨美の入り口は触手をくわえたまま
ねばついた液を潤滑液として垂らし続けている。
そして冨美の腰は、自分でも意識しないまま、
前後にグラインドを始め、割れ目にまんべんなく
触手をこすりつけるような動きをしている。

ぬちゃっ、ぬっ、ぬっ、ぬちゃっぬちゃっ、

「あっ、ああっ、はあっ、ああんんっ、はっ、んんっ、」

背中に軽いウェーブのかかった冨美の髪が揺れ、
腰はますます隠微な動きで触手をむさぼりつくす。

「はあんっっ!!」
ひときわ高い声で冨美があえいだ瞬間、
832名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 16:47:37 ID:e3f180Ra
それまでじっとしていた触手が
冨美の中に激しく突き刺さった。
冨美がもっと深く入れたくなって腰を沈めたのと、
触手がさらに冨美の中めがけて深く入ったのと
同時だった。

ぬっぷうっっ!

思いっきり深く冨美の中に触手が飲み込まれ、
冨美の尻の肉が激しく引き締まって
ぴくぴくと痙攣した。
乳房が汗を飛び散らせてたぷんっと揺れ、
冨美はベッドに手をついてあえいだ。

「あっああっ、奥に、奥にアレが入ってる、入ってきてるぅ・・
 ああっ、いいっ、すごいっ、
 中で動いてるっ、・・」

初めて自分の中に太いものを埋め込まれ、
思い切り奥深くまで差し込まれて、
冨美の中で何かがはじけた。
 
手で体重を支えた冨美は、何の躊躇もなく
腰を激しく振り始めた。
先ほどより太さを増してきた触手をくわえて、
白い尻を上下させて快感をむさぼっている。
833名無しさん@ピンキー
それまでじっとしていた触手が
冨美の中に激しく突き刺さった。
冨美がもっと深く入れたくなって腰を沈めたのと、
触手がさらに冨美の中めがけて深く入ったのと
同時だった。

ぬっぷうっっ!

思いっきり深く冨美の中に触手が飲み込まれ、
冨美の尻の肉が激しく引き締まって
ぴくぴくと痙攣した。
乳房が汗を飛び散らせてたぷんっと揺れ、
冨美はベッドに手をついてあえいだ。

「あっああっ、奥に、奥にアレが入ってる、入ってきてるぅ・・
 ああっ、いいっ、すごいっ、
 中で動いてるっ、・・」

初めて自分の中に太いものを埋め込まれ、
思い切り奥深くまで差し込まれて、
冨美の中で何かがはじけた。
 
手で体重を支えた冨美は、何の躊躇もなく
腰を激しく振り始めた。
先ほどより太さを増してきた触手をくわえて、
白い尻を上下させて快感をむさぼっている。