女の子が電気あんまされて悶絶してイッちゃうっ!3

このエントリーをはてなブックマークに追加
495Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/05(月) 01:24:07 ID:LwDLTALH
「今度こそ、本当に気持ちのいい電気あんまですよ……プリムラさん、力を抜いて」
「はい……。カレハお姉ちゃん」
プリムラは言われたとおり全身の力を抜いた。カレハの前に一糸纏わぬ無防備な姿を
晒している。しかし、不安は全くなった。お姉ちゃんが好きで、信じているから――。
「フフフ、最初はゆっくりと……ね」
「う……うん……。あっ……!」
両足を持たれて右足を股間にセットされただけでプリムラは小さく悲鳴を上げる。
(さっきと……全然違う……)
心の中でプリムラは思う。今されている電気あんまは、全然別物の様な暖かさがある。
丁度カレハが治癒魔法を使った時の感覚にも少し似ているか。

「フフフ……これは本当は電気あんま的には反則なんですけどね」
「う……うぅん♪ ……反則?」
「ええ」
悪戯っぽくカレハが微笑む。
「ほんの少し、癒しの魔法もかけています。さっき痛くしたから効くでしょう?」
「う……うん……。気持ちいい。凄く気持ちいいよ……お姉ちゃん……ああん♪」
プリムラはカレハの電気あんまに悶え、首を左右に振る。
「これはね……」
ひそひそ声でカレハがプリムラだけに聞こえるように言う。
「亜沙ちゃんが私にしてくれた電気あんまなのです。癒しの魔法を少し加えた、
優しく暖かい電気あんま……」
「亜沙……お姉ちゃんが?」
プリムラは不思議に思った。亜沙が治癒魔法を使える事も初めて知ったが、
それよりも彼女が魔法をあまり好きでない事を聞いていたので、自らそれを使った
ことに驚いたのだ。

「皆さんには内緒ですよ」
カレハはひそひそ声のまま、言い含めるように話す。プリムラはコクコクと頷いた。
「亜沙ちゃんが初めて私に電気あんまをしてくれた時、私はまだ電気あんまに対して
不安感ばかりを抱いてました――。折りしも、その日の体育で私はソフトボールの
打球をキャッチし損ねて股間に直撃させてしまっていたのです」
「そ……それは痛そう……」
「ええ。大変でした。あまりに痛くてみんなが見ているにも関わらず、私は股間を
押さえて苦しんでいました」
プリムラは悶えながらも話を聞いていた。カレハも電気あんまを中断せずに続ける。
「その時、保健室に亜沙ちゃんが連れて行ってくれたのですが、丁度先生もいなくて、
治療する事が出来ませんでした――」

(カレハちゃん、大丈夫……? どうしよう、先生がいないと……)
(落ち着いてください、亜沙さん。……もうじき痛みも治まりますよ)
(でも……でも……大事な所なんだよ? 怪我でもしていたら……)
(大丈夫ですよ。亜沙さん、冷たく冷やしたタオルを持ってきて下さいませんか?)
(う……うん。これでいい?)
(え、ええ……それでいいです。あっ……! ふぅ……少し楽になりました)
(ごめんね……)
(え? 亜沙さんのせいではありませんよ? ボールを当てたのは私が下手だから……)
(そうじゃないの……。ボク、カレハちゃんを癒す事ができるはずなのに……)
(……? それは……?)
(ごめんね……。ごめん……)

496Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/05(月) 01:24:45 ID:LwDLTALH

「――亜沙ちゃんは涙ぐんでいました。その時は分からなかったのですが、その日の
電気あんまされる時に理由が分かりました――」

(カレハ……気持ちいい?)
(はい……。ああん♪ だ、だめ……気持ちよすぎて……)
(昼間痛かったのも……少しはマシになった?)
(え……? で、ではこの気持ち良いのには……はぅん♪)
(うん……少し魔法を使ってるよ。カレハが気持ち良くなるために)
(で、でも……亜沙ちゃんが魔法をあまり使われないのは……聞いた事が……)
(カレハには言ったっけ? うん、魔法は使いたくないの。だからお昼にも使わなかった
……だけど)
(……? ……あふっ♪)
(カレハが辛い思いをしているのにボクが何もしてあげないのは……違うもの……)
(…………)
(カレハは昼間ココを痛くしたのにも関わらずに、ボクを信じて電気あんまを受け入れて
くれて……だったら、ボクもカレハの気持ちに応えなきゃって。だから……)
(亜沙ちゃん……ああん♪)
(もっと悶えていいよ、カレハ。気持ち良さに悶えるのはステキでしょ?)
(はい……。はぁうん……!! 亜沙ちゃん……)
(気持ちの良い電気あんまは心の痛みも癒すんだよ。カレハ……これからはボクと
電気あんまのかけっこをしようね。毎週でも……毎日でも、ずっと……)
(はい……! 亜沙ちゃん……あああああああ〜〜〜!!)

「――そうして私は亜沙ちゃんに電気あんまの素晴らしさを教わりました」
いつもの様な妄想ではなく、自分の大切な思い出話を語る落ち着いた表情で、カレハは
プリムラに微笑んだ。
「……いいなぁ……あぅん♪」
プリムラは電気あんまに悶えながら羨ましそうにカレハを見る。
「私も、亜沙お姉ちゃんの様な友達……出来るかな?」
「出来ますよ」
カレハは即答した。
「プリムラさんは優しくて健気な子ですから。相手の方にもその気持ちは必ず伝わります。
みんな、プリムラさんを大切にしてくれますよ。相性の良い方もきっと見つかります」
「う……うん……。あ……う……、くぅん♪」
切なげに太股を震わせるプリムラ。思い出話中にもずっと電気あんまされ続けてきたのだ。
そろそろ限界か?
「では、一旦、イかせて差し上げます。プリムラさん、凄い体験ですよ♪」
カレハの右足の振動速度が速まっていく。その度にプリムラの無毛の股間はひくひくと
蠢き、ねっとりと熱い樹液をたらしてゆく……。

「あ……あああ……お姉ちゃん! 何か変だよぉ……。カレハお姉ちゃん……!」
プリムラが叫び声を上げ、頭を左右に振り内股にギュッとカレハの右足を締める。
その度に樹液があふれた。
「いいのです……プリムラさん。気持ちに正直に……心を解放してください」
「はい……お姉ちゃん。ああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
プリムラの頭が真っ白になったかと思うと、そのまま急激に暗くなった。
がっくりと体中から力が抜け、プリムラは失神した――。

497Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/05(月) 01:30:01 ID:LwDLTALH
投下終了です〜。
つか、またしても名前の変更忘れ……orz。

前回に引き続きカレハ×プリムラ編?です。

お姉ちゃん達の電気あんま伝授が一段落着いたので
次は亜沙&シア×楓か麻弓×ネリネを予定。

……紅女史が……w。
498名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:34:38 ID:YGLWxaVV
リアルタイムGJ!!!!最高です!毎日チエックしてた甲斐ありました!次も期待してます!
499名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:36:01 ID:gdgeWNCz
GJ!!
500名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 01:40:24 ID:gdgeWNCz
500
501名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:11:53 ID:UP/3cB4B
ご馳走様です!
いつもありがとう。

ストレートに楽しめるなぁ。
502Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/06(火) 23:50:23 ID:1xvgFq08
>>477-478
ツンデレとは少し違うバイオレンス姫wだけど、
ゾイドジェネシスのミィは電気あんまで泣かせてみたい。
コトナ姉ちゃんも。

>>498
リアルタイムですか? 喜んでいただけてこちらも嬉しいです。
不定期投下ですから間が空いたりしますが、ご容赦を。

>>499
THX!です。

>>501
こちらこそTHXです。
そうっすね。たたでさえフェチ気味のテーマですから、
ここは捻るよりも直球一本で?w。
503名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 14:55:38 ID:RekezrFD
503
504名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:01:49 ID:mVAxwOwg
そして504
>>338-354の続き。

ただいま迷走中…。
505名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:02:28 ID:mVAxwOwg
/2.

未有はてきぱきと荷物をまとめている。行く当てなどないというのに、
明後日には館を出て行かなければならない。
その背中を眼で追っている朱夏は声をかけようとして躊躇って、そのまま数分が過ぎた。
言いたいことがあって未有の個室に勝手に押し入ったものの、なかなか話し出すことができない。
そんな朱夏を未有は思いやりから放っておいて、そうしながら常に気を配っている。
もともと私物の少なかった部屋はクローゼットの着替えを残してすっかり片付けられ
いつ持ち主が消えてしまってもいいような寂しい雰囲気に覆われていた。
「…ここを去って、どこへ行くというの」
聴こえるか解らない呟きのような問いに、すぐさま振り返って朗らかに微笑んでみせる。
主人を不安にさせないように平静を装い、それが却って朱夏の心配を煽ることになってしまう。
「きっと何とかなります。今までもそうでしたから」
「今まで? だって、あなたは…」
言い淀んだが、続く言葉は二人とも解っていた。
「はい、私は…棄てられました」
隠すことなく静かに未有はこの家に来る以前の境遇を語った。
両親を亡くしてから親戚中をたらい回しにされて非道いことをされて、
そんな中でもこうして生きてこられた、と一点の曇りもなく笑う。
生きてさえいれば良いというものではない。口の端に出しかかって朱夏は思い留まった。
それは何不自由なく暮らしてきたことによる傲慢のような気がした。
506名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:03:04 ID:mVAxwOwg
「どうかお気になさらないでください」
「…いつも恙無く事が運ぶとは限らないわ」
うまく事が運んでいたとさえ言えない。朱夏はそんな未有を守れなかったのだ。
「それでも、大丈夫です」
生活していける筈がないと知っていながら、そこに迷いの表情はない。
未有の年齢では働くこともできず、自分を売った保護者の許に戻るなど以ての外だというのに。
「どうして私を責めないの? 私があのとき兄様との賭けに勝っていれば――」
「お嬢様。あのような状況では誰だって耐えられません。
…私は、お嬢様が私なんかのためを思ってくださった、それだけで勿体ないくらい倖せです」
それに、必死に耐えようとしていた朱夏を絶頂に導いたのは他の誰でもない未有自身だった。
だから責められこそすれ、こちらから責めることなど考えられない。
白秋の命令があったからと言い訳しても、諦めたという事実は未有の中に残り続けるし
お嬢様への想いに自制心が麻痺してしまっていたことも自覚している。
ぱたっと大きな鞄を閉じて立ち上がると、両手を揃えて深く頭を下げた。
「長い間お世話になりました」
僅かに癖のある髪が揺れる。その言葉は挨拶なのか、謝罪なのか。
「私を拾ってくださったご恩は、決して忘れません」
「っ…!」
朱夏は泣き顔を隠すように部屋を出て行った。
親の庇護の下で生きてきたお嬢様育ちの自分は使用人ひとりも自由にできないほど無力なのだ。
そのことを思い知らされると悔しさに打ちのめされて涙が止め処なく溢れてくる。
507名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:03:44 ID:mVAxwOwg
沈んだ様子で廊下を歩いていると丁度部屋から出てくる兄と鉢合わせした。
誰とも会いたくないと思っていた上、この前のこともあって顔を合わせづらい。
逆に兄は、いつでも飄飄としているので何を考えているか察しがつかない。
「ごきげんよう、兄様…」
咄嗟の挨拶には普段のような品の良い微笑も優美な振る舞いも、表れてこなかった。
「覇気がないな」
「…藤村のこと、考え直していただけませんか」
またその話か、と呆れた表情で首を振る。
「もう済んだことだろう。おまえは賭けに負けて無――」
「それはっ! …そうです、けれど……」
朱夏は兄の言葉を遮って返事をした。続きを言われたくなかったためだ。
「お願いします。兄様、どうか…」
袖を掴まれて兄は大仰に溜め息を吐いてみせる。
他の者にならどのような言動もできるといっても、
血を分けた妹に対して非情になりきれるほど冷徹ではない。
昔から何かと兄につきまといいつでも無垢な笑顔を向けてくれていた妹だ。
世継ぎであることが厭になって苦悩していたときにも朱夏だけは変わらずに接してくれた。
だから白秋は、そんな妹の必死の恃みを無下に扱ったりはできない。
「ならば、もう一度だけ機会をやる。それでいいだろう?」
「本当ですの!? 約束してくださいましな」
508名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:04:25 ID:mVAxwOwg
ぱあっと表情が明るくなる。そんなに使用人風情が大事なのか、と兄は苦笑した。
妹を気にかけている自分と似ている点を見出して、仕方ないなという気にもなっていた。
「ああ。この前と同じことをして最後まで耐えたら、藤村をこの館に置いてもいい」
先回の失態を思い出す。再びあのような快感を齎されて耐えられるのだろうか、と返事を躊躇う。
勝算がなくても未有のために賭けを受け容れないわけには行かず、朱夏は静かに頷いた。
「…ええ。それで、構いません」
「但し、今度は俺がやる」
「兄様が…!?」
あのときは未有が少しだけでも加減してくれていたはずだ。
しかし兄だったら、おそらく容赦することはないだろう。
数分も我慢できずに音を上げてしまうのではないか。それは恥の上塗りにしかならない。
「不服か?」
「いえ、きっと耐えてみせますわ」
ぎゅっと両の掌を握り締めて、半ば意地で声を振り絞った。
それでこそ我が妹だ、と胸中は定かではないが微笑む白秋。
「ありがとうございます、兄様」
「…礼は後にするものだろう」
指摘されて咳払いするとようやく掴んでいた兄の手を離す。
「では、お仕事が済みましたら」
「叔父の顔を見るより後のことを考えているほうが楽しそうだな」
「これから叔父様とお会いになりますの?」
「厄介なことだ。まあ気にせず待っていろ」
朱夏の肩を軽く叩いて兄は応接間へ向かった。日が暮れるまで、まだ時間はある。
509名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:05:08 ID:mVAxwOwg
「お嬢様…?」
使用人の個室が並ぶ廊下で未有は朱夏を見かけた。
朱夏がこの場所を通るのは未有の部屋に用があるときだけだ。
そのため、不在にしていた未有は微かに怪訝そうな顔をしている。
思いがけなく出会ったかのように朱夏は両手を後ろに回して不自然な笑顔を繕った。
「ごきげんよう。…どうかして?」
「い、いえ。白秋さまがお呼びです。旦那さまの書斎に居られると思います」
先程までの精彩を欠いた表情とは打って変わって真っ直ぐ自分を見つめるお嬢様の
様子に当惑したというのもあって、立ち止まったまま使用人の礼節も忘れる。
「ええ、すぐに。あなたはこれから買い出しかしら?」
「あ、はい。すみません、失礼致します…」
「未有」
凛とした朱夏の声。いま離れてしまうわけにはいかない。
急いでいるのかお辞儀をして自室に入ろうとする未有を呼び止めて、
肩に流れる髪を掬う。それから左手を取って指先に触れた。
「まだ指環はつけているのね」
それは朱夏が以前に渡した物だ。
何かの本で読んだときに、子供の遊びとして二人でそれらしく儀式を仕立て上げたのだった。
婚約であれば双方が枷を嵌めあいお互いを支配するが、朱夏は指環をしていない。
一方的に相手を束縛するという意味での主従の誓いは、未有のか弱い指には今でも少し大きい。
「明後日までに必ずお返ししますから、どうかこのまま……」
「返さなくていいわ」
510名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:05:52 ID:mVAxwOwg
「えっ…?」
「…未有、あなたはここを出て行きたい?」
二人にとって核心の問い。無意識にでも避けていたような気がする。
朱夏は勝手に自分の都合で未有を縛り付けようとしていたのではないか。
未有は決して口には出さないが、実はこの家に仕えるのが苦痛なのではないか。
ここを訪ねた最大の理由は、兄のところへ赴く前にこれを訊きたかったからだった。
「嘘だけは厭よ。あなたが出て行きたいというのなら、それでもいいの」
「私、は……」
俯いて答えを探す。自分は本当に、使用人を辞めることを選んだのか。
考えるまでもないことだ。
「――私は、お嬢様のお傍に、いたいです」
ずっと自我を殺して生きてきたけれど、
それだけが未有の奥底にある絶対に揺るがない意思なのだから。
「そう…」
頬を撫でて涙を拭ってやる。二人が同じ気持ちであれば、兄との賭けなどに負けはしない。
「それなら、その指環はずっと身につけておきなさいな」
肩に手を置いて耳元で囁いたお嬢様の唇が、一瞬だけ頬に触れたような気がして未有は赤面した。
「は、はい…」
それが錯覚だったのか判らないまま茫然として、立ち去る朱夏の後姿を眼で追う。
「では、ね」
頬がうっすらと濡れているのは涙のせいだ、微かに温もりを覚えたのは吐息がかかっただけだ、
と自分に言い聞かせても、仄かな感傷が佇む未有の中にいつまでも残り続けた。
511名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:06:34 ID:mVAxwOwg
事前に小用を済ませ、下着も厚手のものに替えてきた。
年端もゆかない子供が穿くような木綿の下着だ。
未有が部屋を離れている間に、黙って拝借してきたものだった。
多少サイズは小さいが朱夏も痩せているほうなので別段の問題はない。
歳不相応で情けないけれど、先のときの薄い下着よりは幾らかでも
刺戟を和らげてくれるだろうことを期待して。
もう二度とみっともない姿を晒したりしない、その決意からの選択。
そうして未有に躰を包まれているような安心感をも感じていた。
書斎の扉の前で深呼吸をする。胸元から下腹部まで掌で撫で下ろしていく。
「兄様、参りました」
「入ってくれ」
やはり素っ気なく応える兄だが朱夏はそれほど気にせず内へと入った。
夕陽が厚いカーテンで遮断されているのに部屋は皓皓と明るい。
隠れることはできないようだったが、無論朱夏も隠れるつもりはなかった。
「遅かったな」
「すみません。少し、用事がありましたの」
「心の準備はいいか?」
「…ええ、問題ありませんわ」
肩に手を添えられて兄の足下に座る。強気を装っているものの、朱夏の表情は固い。
兄も向かい合って座った。氷の微笑の中に少年のような悪戯な眼。
二人で花摘みでもするみたい、と空想したところで朱夏は首を振る。
これは未有を救うための試練なのだ。しっかりしなければ。
512名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:07:16 ID:mVAxwOwg
「どうした?」
「い、いえ。何も…」
兄に見蕩れていた、などと言えるはずもない。
しかし口にしなくても読めているのか、非の打ち所のない端正な容貌の裏には
未知の何かが含まれているようで、朱夏は直視し続けていられなかった。
白秋の脚は妹のそれよりも長く、このまま伸ばしたら躰を貫かれるのではないかとさえ思える。
不安と緊張が舞い戻って先刻の決意を塗りつぶしていく。
「俺しか見ていないものを、恥ずかしがることはあるまい」
「は、恥ずかしいに決まっています! 兄様に見られるのだって…」
慣れることは出来ない。わかっていながら兄は貞淑さをからかっている。
「俺には解らんな」
軽く流しながら、まるで社交界でのエスコートのように自然な手つきで朱夏の膝を開いた。
その作法はあまりにも巧みで、相手の好悪はどうあれ、
この人のされるままになっていたいと思わされる。
未有を前にしたときには羞恥心ばかりで拒絶しようともしたのに、今回はいつの間にか
こうなっていて、気づいたときには朱夏は兄の前で体裁もなく脚を広げてしまっていた。
「それも朱夏の可愛いところだとは思うが」
「っ…こんなときに、何を――!」
真っ赤になって慌てふためく妹を見て笑った。
ようやくからかわれていることを知り朱夏は頬を膨らませる。
「だから意地悪したくなるのだ」と呟かれると、もう何も言えず
兄を見つめたまま黙り込むしかなかった。先程までの緊張はどこかに消えていた。
優しいのか意地悪なのか判らなくて、いつも朱夏は兄に振り回されるばかりだ。
513名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:07:57 ID:mVAxwOwg
「ほら、脚を閉じては駄目だろう」
「わ、わかっていますわ。兄様がおかしなことを仰有るから……」
もう一度深呼吸をすると脚を少し開き気味にして次の挙動を待つ。
足首を掴まれても眼を逸らさない。気を呑まれないよう四肢に力を入れた。
「弱気は決して他に見せないことだ」
「…私だって、永源家の娘です」
「そうだな」
すっ、とスカートの中に足を入れる。不意を衝かれた朱夏はびくっとして脚を閉じようとした。
しかし兄は既にそこを捉えて朱夏に抗議の暇も与えない。
直截な接触に身構えることもできず電気あんまが始まっていた。
「あっ、あぁっ!!」
固く閉じているつもりだった口から容易にはしたない声が洩れる。
油断していたところに間髪容れず振動が襲い来る。
あまりの快感に混乱してしまって両手の置き場も定まらない。
「んんっ…お待ちになって、兄様!」
先のときは服の上からだったのに、今となっては
頼りない布きれを隔てて兄の足と朱夏の局部が触れている。
互いの体温が交わっていくことを知らされてぞくっと肩を震わせた。
それを朱夏は凌辱されているに等しいほどの屈辱だと感じながら、
また浸ってはいけない、咎められるべき禁忌だと思いながら、
後から後から生まれてくる切ない疼きに抗いようのない愉悦を持っていた。
514名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:08:38 ID:mVAxwOwg
「いっ、いやぁっ! そんな……兄様っ…!」
未有が優しく包むようなタッチだとすれば、これは強引に服従させるような足使い。
兄はやはり力が強く、男性的な荒荒しさに朱夏は翻弄されていた。
スカートに隠れて見えないが、その中では足を乱暴に動かしているはずだ。
「あっあっ…んっ…くぅっ……」
多少なりとも女性を知っている兄の狙いは恐ろしいまでに的確で、
木綿の下着に擦られると中心を隠す包皮が強引に捲れたり戻ったりさせられる。
およそ指や舌での愛撫と変わらない、もしくはそれ以上の刺戟に躰が何度も痙攣する。
朱夏は完全に自由を奪われて兄の行為を甘受してしまっていた。
「気持ち好いだろう?」
「…知りませんっ……こんな…あんっ!」
相手を見るほどの余裕もないため、兄が優しく微笑んでいることにも気づかない。
白秋は妹が自分の中の快感と戦っているというのに、その気持ちを弄んでいる。
このまま最後まで耐えることはできないだろうと高を括っていた。
しかし賭けの結果などどちらでも構わないのだ。
実際のところ、部屋の前で朱夏に懇願されたときには既に未有の辞職を取り消すと決めていた。
元気のない妹の顔をこれ以上見るのは苦痛だったし、
その原因が藤村という使用人にあることを知っていた。
だからこれは何等の意味も為さない戯れであり、
それでは面目が立たないからと間に合わせに行なっているだけのものだった。
言うまでもなく真相を朱夏に知られるわけにいかないので
得意のポーカーフェイスで意地悪な兄を演じている。
515名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:09:20 ID:mVAxwOwg
「兄様っ! ……もう、少しっ…」
そうして朱夏が達しそうになると刺激を弛め
また気を持ち直すと振動を再開するというように、
右足の力加減だけで自在に妹を躍らせ続けていた。
酷く汗をかいてもなお我慢している様子に、素直に興味を懐いていた。
「あっ…だめっ……」
淵を押されると朱夏は中から熱いものが溢れてくるのを感じた。
未有に借りた下着があっという間に濡れていく。
それが肌に貼りついて緩衝材の役割も果たしてくれなくなると、
もはや男女の性行為と似たようなもの。
もういい頃合いだろうと白秋は六割程度の力であんまを続ける。
充分に耐えたのだから遊びを終えてもいい。妹の固い意志もよく解ったことだし、
少し本気を出せば容易に絶頂へ連れていけるつもりだった。
だが、それなのに朱夏は全く気を遣ろうとしなかった。
「そろそろ、限界か?」
訊かれても絶対に屈しないという態度を堅持している。ふるふると髪を閃かす。
快感が躰中を駈け巡っているだろうことは誰にも明らかなのに、
そんなことはないと我が儘な子供のように主張していた。
「強情だな」
兄も意地になって朱夏を責め苛む。負けず嫌いという点では二人とも似ているようだ。
516名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:10:03 ID:mVAxwOwg
「はぁっ! ……あんっ!」
朱夏は顔を真っ赤にして、じっと耐えている。
少しでも気を抜けばすぐに達してしまってもおかしくない状態が続いていた。
止めることなく足を振動させている兄の額にも汗が浮かぶ。
「朱夏、無理をすることは、ないだろう? さっさと、気を遣るがいい」
「あの子は、未有は…私が、守りますわ!」
既にフローリングの床は溢れた液体で水浸しになっている。朱夏の眼は何処も見ていない。
済ませたばかりのはずの尿意も疾うに臨界点が迫っていて
膣口の上の辺りは完全に麻痺していた。
「いってしまえ! 朱夏っ!」
「うぁっ…いっ、厭です! いやっ…!」
ぜんぶ漏らしてしまいたくなる自分を心の中で叱咤して足の先まで力を入れる朱夏。
だめかもしれない。その囁きを必死の思いで払い除けた。
「いやぁっ! あ、あぁん……未有っっ!」
救いを求めるように名前を呼ぶ。
未有が答えてくれたように、朱夏も未有と一所にいたいのだ。
自分の従者くらい守ってやりたい、そして二度と兄の前で醜態を見せたりしない。
「っ…ああっ!! く、うっ……!」
517名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:11:44 ID:mVAxwOwg
ついに白秋は根負けして足を止めた。二人とも激しい運動の後のように汗を滴らせていた。
「はぁっ、はぁっ…ぁ……兄、様…?」
股間への刺激がなくなったことで躰の自由が戻り、朱夏は瞑っていた眼を開けて顔を上げる。
終わったのだと解釈して兄の言葉を待った。
「俺の負けだ。藤村の解雇は取り消す」
たいしたものだ、と妹の頭を撫でる白秋。答えは最初から決まっていたのだが、
かなり息が上がっていたことに今更気づく。
「本当、に……?」
「ああ。約束だからな」
使用人がひとり残ったところで家が傾くわけでもない。
妹が喜んでくれるなら、それも悪いことではないのだ。
「朱夏のための使用人だ。大切にしてやれ」
「兄様…ああっ…」
気持ちよさから感情が高ぶっている所為もあって、朱夏は嬉しさに涙を零す。
未有を助けることができた。瑣末ではあるが朱夏にとっては重要なことで、
自分は無力ではないのだと思えると充実感に満たされていた。
518名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:12:30 ID:mVAxwOwg
「立てるか?」
一息吐く間もなく兄は落ち着き払って朱夏に手を差し伸べる。
「ん……ぅ…。あっ!」
下半身に力が入らず、手の力だけでどうにか立とうとしてバランスを崩した。
その拍子に前のめりに倒れそうになったところ、
ちょうどそこにいた兄に抱きつくように寄りかかってしまった。
「あ…兄様、ごめんなさい…」
兄とはいえ男性の躰に触れてしまって紅くなった頬をさらに紅く染める。
すらっと突き出た喉仏も厚い肩の筋肉も、こんなに間近で見たのは初めてだった。
よく解らない恐怖から慌てて身を起こそうとするが脱力感と疲労感で動くことも出来ない。
「……」
「すぐに、お退きしますからっ…」
白秋は覆うような朱夏の匂いに沈黙して眉を小さく動かした。
男を誘惑する甘い匂い。まだ子供だと思っていたのに、と率直に驚き脳を揺さぶられる。
自制を失って広げた腕を朱夏の背に回してかき抱く。女には慣れているはずが
相手が特別な人だからか、未経験のときと変わらない軽率な行動だった。
「兄様…? い、いけません、こんな……」
朱夏は突然のことで心の中に湧き起こるはっきりした恋愛感情に困惑して怯えていた。
兄の胸に手を添えているが、押し返せない。押し返さなくていいようにも思う。
けれどそれは悪いことだ。そう教えられてきたはずだった。
519名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:13:11 ID:mVAxwOwg
「朱夏、続けないか?」
抱き起こして眼を見る。濡れている朱夏の瞳はどこまでも透き通っていて
そこに映る者の精神的な歪みも清らかさも瞭然と自覚させる。
白秋は危うい自分の姿を見て、やはり興味深そうに笑った。
「え…?」
あと数寸で唇が接するくらいに兄の顔が近づいていたので
朱夏はどうしていいか判らず息を止めていた。
嫌いな者なら矢庭にでも跳ね除けられるだろう。
今はそんなことを思案するための意識すら、どこにあるのか。
「賭けは、もういい。先の電気あんまの続きをしよう」
「えっ!? あぁっ!」
兄が押し倒すと朱夏は簡単に仰向けに寝かされてしまう。
その無防備な股間に再び大きな足が宛がわれた。
拒絶しなければいけないのに抵抗らしい抵抗もできないまま。
「あ…兄様っ!? いやっ…だめ、だめです!」
衣服が行儀もなく捲れ上がって、撓やかな太腿まで露わになる。
その内側に長い脚が挿し込まれていた。子供っぽい下着も、底の部分だけ見えてしまっている。
色色の水分が含まれてその奥も薄く透けていたが、スカートの裾を押さえることも叶わない。
これからどうなるかは兄の言葉で直感できた。しかし躰はついていかなかった。
520名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:13:54 ID:mVAxwOwg
「ぅぁあああっ!!」
一瞬にして頭の中で光が弾けた。容赦なく突き上げる電流に背を反らす。
「んっ! あ、はぁっ!! そんなっ…兄様ぁっ…動かさな、いっ…」
今度こそ白秋は本気で妹を絶頂させにかかった。痛みを感じる寸前の強さで足を使う。
それは既に箍が外れているといってもいいほどで、完全に「当主」の演技をやめている。
「いやっ、いやぁっ! 兄様ぁっ…!!」
朱夏は両手両足を開いたまま、だらしなく涎を垂らして髪を振り乱す。
お嬢様としての威厳も自負も、切迫する尿意と隣り合わせの快美の前では些細なものだった。
さっきからずっと限界にあるものを、あと一分でも抑え続けられるわけがない。
「に、兄様…あっ……はあぁんっ!! いやっ…およしになって! これ以上、はっ…!!」
木綿の下着が朱夏の局部に食い込んだように、そこを締め付け擦り上げている。
それは先日はじめて性的な体験を覚えた朱夏にはあまりに乱暴すぎた。
未有にさえ許していない深いところまで自分以外の何かが侵入していて
そんな貞操の危機を他の誰でもない兄に凝視されている。
「あっ、ああっ……んんっっ!!」
もうどうなってもいい、と朱夏は思った。
未有が使用人を辞めさせられることはないのだからと口実を作って、耐えることを止める。
これは兄の意地悪の延長であって、例の如く自分は振り回されるしかないのだ。
521名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:14:35 ID:mVAxwOwg
「兄様っ、兄様ぁっ」
躰の中で暴れ狂う快楽に抗う術もなく、
その甘い切なさを知ったばかりの朱夏は激しい情動に身を委ねてしまった。
このまま全てを任せようと、心まで兄の思い通りに預ける。
「っ…ふああああっ!! もう…っ……」
びくびくと何度も躰を震わせて、浮き上がったように方向感覚を失う。
「あああん! ん、んんっ、兄様ぁ! あああ―――――!!!」
またも朱夏は絶頂とともに失禁していた。勢いよく溢れ出した尿が下着の底に当たる。
下腹部から臀部のほうまで、すぐに吸水できる許容量を超えて水溜りが拡がっていた。
スカートの中とはいえ密室のせいで鮮明に聞こえる音と
熱い奔流に気づいて兄は足許に眼を遣り、征服感に満足して笑う。
朱夏は躰を全て開いてしまった解放感に胸を震わせた。
背中を床につけて倒れているため、ワンピースの洋服が全身に渡って濡れていく。
電流を受けたように大きく痙攣する。その度に奥から液体が噴き出した。
「はぁっ…あ……ぃや…兄様、見ないで……」
はしたない顔を隠すようにしていた腕を兄に掴まれる。
兄の前では何一つ隠すことは許されない。
愉悦に綻んだ表情を見られて恥ずかしそうに眼を逸らす。
感極まったときに必死に兄を呼んでしまったことを思い出し、まっすぐ顔を見られない。
「朱夏…。おまえは可愛いな」
「んっ……」
耳元の優しい声に朱夏はくすぐったそうに頭を振る。
ふっと瞼を伏せ、大きな腕に抱かれながら絶頂の余韻に浸っていた。
522名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:15:12 ID:mVAxwOwg
「未有!」
溌溂とドアを開け放って、さぁっと髪を払う。完璧なまでに雅やかなお嬢様の振る舞い。
質素どころか殺伐とした未有の部屋であっても、その一挙手一投足は風韻を失わない。
「…お嬢様?」
シャワーと着替えを済ませたが朱夏はまだ頬を紅潮させている。
乾ききっていない髪と潤んだ瞳。
その色っぽい様子に未有は射抜かれたように息を呑み胸を高鳴らせた。
反射的に視線を外し自らの躰を抱いて抑えると、朱夏に手を取られて頭の中が真っ白になった。
綺麗だ、と、それ以外の感想さえ出てこなかった。
「荷物をまとめる必要はないわ。あなたはここにいていいのよ」
「えっ…?」
不意の言葉に理解が追いつかない。
朱夏の衣裳が朝に着ていたものと違うことに気づいて漸く事情を呑み込む。
「お嬢様――! 心から感謝いたします!」
出て行かなくてもいい。この館に、お嬢様のお傍にいてもいい。
そうお嬢様が取り計らって下さったのなら、こんなに嬉しいことはない。
「勘違いしないことね。これからはこの館を一人で掃除するのよ。
今まで以上にしっかり働きなさい」
「はい…」
523名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:15:53 ID:mVAxwOwg
素直でないのは、いつもの強気な主人に戻ったということだと解ってはいるものの
温かい言葉を期待してしまっていたせいか幾分か落胆しながら返事をする未有。
その想いを朱夏も察して台詞を付け足す。
「それと、暇なときは話し相手になってもらうわ」
「はいっ」
少女らしく単純な遣り取りに笑う。それが本来の二人なのだから。
これからも使用人を続けていられるという報せに少しずつ実感が伴っていくと
もう涙を止めることは出来なかった。
「お嬢様」
くしゃくしゃになった泣き顔を伏せようともせず未有は朱夏に向き直る。
「未有は、生涯許される限りお嬢様のために尽くします!」
「…大袈裟ね。それに、これまでもそうだったのではなくて?」
朱夏は苦笑を浮かべて未有を胸に抱き、髪を撫でた。
「はい……はいっ!」
自分も泣いていたから顔を見られたくなかった、というのもあっただろう。
ごまかすように未有の顎に手を添えて横を向かせる。
そして今度こそ錯覚ではないお嬢様の唇が、優しく頬に触れた。
524名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 01:18:12 ID:mVAxwOwg
ここまで投下。
メイドさんに電気あんまする前に力尽きる予感。

現在486KB
525名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 14:51:56 ID:owEyMGDt
GoooooD JoooooB!!!!!本当にこのスレは良作ばかりですな。続きも期待しております。
526名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 18:12:34 ID:/7T0egoC
良いね良いね
最後はメイドさん電気あんまを期待していますよー
ところで、そろそろ次のスレ立てないとヤバイ?
527Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/11(日) 20:36:52 ID:ZM3RSLMP
>>524
すっげ〜〜〜(゚∀゚)。レベル高っ!

こういう素晴らしい作品を見ると、やっぱり質も上げていかなあかんと、
小一時間自問自答w。

朱夏お嬢様、めっちゃ可愛いですね。ファンになってしまいました。
(ちなみに、なんてお読みするのでしょう?^^;>朱夏お嬢様)
思わず月姫の秋葉と翡翠の映像を思い浮かべながら楽しませて
もらいました。
メイドさんも勿論、いろんな作品を読ませていただきたいです。
528Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/11(日) 20:48:21 ID:ZM3RSLMP
あうう……立てますか。
あまり早いと前スレのときみたいに荒らしに汚されるけど……。

529Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/11(日) 21:00:31 ID:ZM3RSLMP
新スレ、立ててきました。
今後ともよろしくです。

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126439895/l50

SSは新スレで、こちらは雑談と感想に使いましょう。
530名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:02:50 ID:ek+hMoZk

ぶっちゃけ、人も減ったし大丈夫でしょ
531Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/11(日) 23:57:05 ID:ZM3RSLMP
>>530
さ……寂しい事を……w>人も減った。

まあ、自分で埋めちゃうと言う手もあるのですが、折角SS保管してくれてる
人がいるので……そちらに回収されさえすれば終了でもいいのですが。

……と、現在書き書き中。
うpに至るかどうかは微妙。
532名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 00:56:17 ID:pfj1ConI
>>505->>523
すごい。やばい。受ける女の子は恥じらったり、我慢したり、失禁したりして
攻める男は足での陵辱を楽しみ、言葉で心を揺らし、最後は征服感に酔う。
もう電気あんまSSで読みたいもの全てが揃ってる上に、前後のお嬢様とメイドが
想い合う姿にも普通に萌える。指輪のエピソードとか細かいところもよくできてる。
その上で文章は正確で、言葉遣いや漢字使いがこのSSの雰囲気をありありと伝えてる。
何でもかんでも漢字にするんじゃなくて、例えば>>523の「ごまかす」が「誤魔化す」
って、マイナスなイメージの文字が含まれないように何気なく配慮していたりする。

これまでの作品の中でも群を抜いて良質だと思う。感動した。続きも楽しみにしています。
533532:2005/09/12(月) 00:57:09 ID:pfj1ConI
あまりのことにsage忘れてしまった。申し訳ない。
534Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/12(月) 02:30:32 ID:8htkkYdh
あ〜、チラシの裏ですよ〜(警告w)

結局、今日はうp断念。
もしかして、いつもの人が待ってたりしたら済みませんですw。
でも、今日は(昨日か)もっと凄いものがうpされたし、それで
十分すぎるほど満足されたのでは?w

しかし、こんな凄い人(勿論>>524様の事ね)が書いてくれるなんて、
すっごく嬉しいです。細々とスレを守ってた甲斐があった……(じ〜〜ん)
……って、うちも2ヶ月ぐらい放置してたのですけど(汗。
あとは前386様の完全復活に期待(にんまり)。

自分のって読んでもなんか萌え度半減なのですね。一番好きなシチュで
書いてるはずなんだけど、やっぱり自家発電以上のものではない。
(達成感とかはありますが)
やっぱり他の人が書いたのを読みたい&ドキドキしたいっすね。
それこそ>>524様や前386様の様に達筆でなくても問題ないので。

それと>>524様や前386様や、いつもGJ下さる方々と、もっと
深く話し合いたいなぁ〜、などと。メール交換でもチャットでも。
2chスレ発祥だとそういうのは難しいですかね〜?
何と言うか、こういう狭いレンジの中で共通の趣味がある方々と
単に読み手と書き手の関係だけじゃ惜しいと言うか。
好みのシチュとか作品とか色々聞いてみたいですね〜。
作品書く参考とかじゃなくて、普通に話し合ってみたい、などと。

以上、酔っ払いのチラシの裏でした〜。
535Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 01:00:51 ID:Zpt2x5N4
良く考えたら、1000発言までメチャメチャ遠いから、何か書いて埋めないと
落ちないのね……(汗。

と言うことで、第3スレ終了緊急企画。

SS「埋まったら終了」。
果たして、電気あんまシーンに到達できるや否や?w

536埋まったら終了 ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 01:03:24 ID:Zpt2x5N4
チリンチリン――♪



涼やかな群青色の陶器で作られた風鈴が風に揺られて涼しげな音色を奏でている。

灼熱の太陽と遠い空の入道雲。海辺の地方は蒸すような暑さだが、風鈴の音色は

気だるい夏の午後の暑さをやわらげてくれる。

(気持ち、いいな――)

慎也は四方を開け放した和室の中央で大の字になって寛いでいた。

時折風が凪いだ時に、手にもった団扇を揺らす以外、何もしない。

クーラーは無いが、関節が痛くなる人工的な冷気より、この自然の風の方が

どちらかと言えば柔肌の慎也には比べ物にならないほど心地よい。



都会っ子の慎也にとって、年に一度の母方の里帰りはこの上ない楽しみだった。

ここには普段の彼の生活には無いものが沢山あった。

一メートル以上の底が見えるほど透き通った海。沢蟹や泥鰌などの小さな生き物達。

井戸水で丸ごと冷やしたスイカ。採りたての新鮮な野菜とイキのいい魚が並ぶご馳走。

そして――。

「ただいま〜〜!」

鍵もかけていない玄関の網戸が派手に開く音と共に、一人の少女の元気な声が慎也にも

聞こえた。ドタドタ――。バタバタ――。しとやかさの欠片も無い、派手な足音。

(沙耶か……)

いい気持ちでまどろんでいた慎也は少し眉をしかめる。全く……中学生になったと言うのに

子供みたいに――。

やれやれ、とぶつくさ呟きながら慎也が半身を起こした時、セーラー服姿の少女が彼の

いる和室に入ってきた。

「ただいま、慎也!」

こぼれる様な少女の笑顔を見たとき、慎也は一瞬にして先ほどの不機嫌な気持ちを忘れて

しまった。

「お帰り、沙耶――」

彼もニコッと優しげな笑みを浮かべる。


537埋まったら終了 ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 01:28:46 ID:Zpt2x5N4
だが――。

「あっつ〜〜い! 慎也、よく扇風機もつけないでいられるね〜?」

沙耶はセーラー服のタイを毟り取るようにして剥がしながら遠慮なく部屋の奥まで進み、

扇風機のスイッチを入れた。ヴォン……とモーターが廻る音がして、そよ風が吹き抜けて

いた部屋の空気を力ずくで撹乱していく。



(風情が台無しだよ――)

慎也はこれ見よがしに迷惑そうな表情を見せつけようとするが、沙耶は気づかない。

「あ〜〜〜、生き返る〜〜♪」

ストレートの艶やかな黒髪が強風に乱されるのも気にせず、沙耶は幸せそうに扇風機の

前に座り込んで風にあたっている。扇風機の強風は沙耶の髪だけでなく、セーラー服の

上着やスカートも当然の様に乱していく。白い上着の裾からは少女の白く滑らかな肌が

見え、スカートの足元は太股までめくれ上がり、日焼けしたスラリとした脚線美が

丸見えの状態だ。慎也は思わず見入りそうになり、慌てて首を振る。

「全く……少しは恥じらいを覚えろよ……」

流石に見かねて慎也が注意した。風情が台無しになるだけでなく、目のやり場にも困る

からだ。

「いいじゃない、慎也しかいないんだし」

沙耶は慎也の気も知らずか、沙耶は全く無頓着だ。風に弄られる横顔はまだ幼く見えるが、

それでも去年の沙耶とは別人の様に女らしさを帯びている、と慎也は思っていた。

本人は全く気がついていないようだが。



「お前だってもう中学生だぞ? いい加減、男の前ではしたない格好をするのはやめないと……」

「従兄妹同士なんだから平気だよ」

「そういう問題じゃないだろ? ぱんつ見えるぞ?」

「エヘヘ、見たい?」

沙耶が膝立ちになり、悪戯っぽくスカートを持ち上げた。スカートは扇風機にパタパタと

煽られ、紺色の波の様にはためいている。時折、その『波間』から白いものがチラリ、と

見えた。その瞬間、慎也は我あらずドキッと胸が高まる。


538埋まったら終了 ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 02:33:00 ID:Zpt2x5N4
「こらっ! いい加減にしろ!」

内心の高鳴りを押し隠すかのように、慎也は強く怒った。沙耶は一瞬きょとんとした顔をしたが、

「べ〜〜だ! お兄ちゃんぶって。怒るんだったら、もう見せてあげないよ〜〜だ!」

沙耶がスカートを下ろす。慎也はホッとしたような溜め息をついた。

「全く……お前、まさか学校でもそんな真似してるんじゃないだろうな?」

「してないよ〜。男子になんか見られるのやだもん」

「俺だって男子なんだが……?」

「慎也は従兄妹だから良いの」

なにが良いんだか――。 慎也は三つ年下の従兄妹を改めて見つめる。

着崩れたセーター服の間から覗く肌は白く、顔や手足は健康的に日焼けしていた。

毎日、スクール水着で日焼け止めも塗らずに泳いでいるのだろう。



(そのあたりは子供なんだけど――)

だが、胸は軽く隆起し、幼い顔立ちながらも長い睫毛や髪をかき上げた時に見える

白い項は、徐々にではあるが大人の魅力を湛えつつあった。

(去年とは全然違うんだよなぁ)

去年に里帰りした時に見た沙耶はまだまだほんの子供だった。髪も今の様に長くは

なかったし、胸の隆起もなく、体型もぽっこりとした典型的な幼児体型だった。

だが一つだけ、慎也が今でも覚えている光景があった。



今日よりも暑く、風のない日。あまりの蒸し暑さに慎也は庭に子供用のプールを

出した。行水で暑気払いをしようと思ったのだ。

(慎也兄ちゃん、水遊び? 沙耶も入っていい?)

ワンピースを着た小学生の沙耶が嬉しそうに慎也に抱きついてくる。

(いいよ。でも服が濡れるから、脱いでからね)

慎也がにこやかに答える。沙耶は大喜びでワンピースを脱いだ。下には女の子に

人気の黒服と白服の女の子キャラが描かれた子供用パンツしかつけていなかった。

(わ〜い! おうちでプールだ〜! きゃああ〜!! つめたぁ〜い!!)

慎也がかけるホースの水を浴び、おおはしゃぎの沙耶。たちまちプリントぱんつも

水に濡れてしまう。
539埋まったら終了 ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 02:34:48 ID:Zpt2x5N4
(ふぇぇ〜……。パンツびしょびしょだよぉ……。お兄ちゃん、脱いでいい?)

流石に全裸は……と慎也は迷ったが、沙耶が気持ち悪そうにパンツを引っ張って

いるのを見かねてOKした。沙耶はぱんつを脱ごうとするが……。

(お兄ちゃん……うまく脱げないよ……)

うんしょ、うんしょ、と声を上げながら体に張り付いたパンツを剥がそうとするが、

なかなかうまくいかない。

(しょうがないなぁ……)

慎也は苦笑いしながら手伝ってやる事にした。張り付いたパンツと地肌の間に空気を

入れながら、丁寧に降ろしていく。沙耶が力ずくで下げようとしていたパンツは

何事もなかったようにするりと沙耶の足元に落ちた。

(わ〜い、脱げた! お兄ちゃん、水遊びの続きして!)

大喜びの沙耶だが、何故か慎也は黙っていた。その目は沙耶のある部分に釘付けになっている。

(お兄ちゃん……?)

沙耶が訝しげに慎也の顔を覗き込む。慎也ははっとした様に沙耶の顔を見つめ、

慌てて視線を逸らせた。

(な、なんでもないよ。じゃあ、続きしよっか?)

(う、うん……)

その後も二人の水遊びは続いた。

だが、沙耶は始めたときの様に無邪気には喜べなくなっていた。お兄ちゃんの様子が

変だし、それに――。

(お兄ちゃん……ここばかり狙っちゃやだ……)

切なそうに沙耶が内股になってもじもじする。気がつくと慎也はホースの水を沙耶の

大事な所――無毛の股間にばかり水を浴びせていた。慎也もそれに気づき、慌てて

ホースを上に向け、シャワーの様に沙耶に浴びせる。

(ごめんね、沙耶。水の出が悪くってうまく出せなかったんだ――。でも、もう大丈夫だよ)

優しくニッコリと微笑む慎也を見て沙耶は安堵した。やっぱりいつもの優しいお兄ちゃんだ。

さっきまでのなんだか変なお兄ちゃんは沙耶の見間違い――。幼い沙耶はそう信じた。

慎也は懸命に優しさを装いながらも、さっきまで凝視していた沙耶の幼い神秘の秘裂を

思い出していた。網膜に焼きついたかのようなその光景は、都会に帰ってからも何度も

思い返し、夜な夜な慎也を悩ませた。
540Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/13(火) 02:36:17 ID:Zpt2x5N4
埋まらへん……w。

流石に今日は寝よう。
541名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 03:34:25 ID:su+yVRVa
次スレ立つの早っ
542名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 14:03:20 ID:6pmc0mQQ
GJです!やっぱり素晴らしいですね。続きおよび次スレでの活躍に期待します。
543Anmania ◆ve1CraWg1Y :2005/09/14(水) 01:12:49 ID:3FgHC/Nc
すゎて。

今日も埋め作業、始めますか。

>>541
発言数だけを見ると早いですが、容量がね……。
でも、意外と20kってあるものだなぁ……。

まさか……。
一レス60行になった時にスレ容量も増えた……
って事はないだろうな……?(汗

>>542
ありがとです。まあ、続きは今日もダラダラと……。
何の責任もなく、ダラダラ文章書くのって楽しいですw。
544埋まったら終了 ◆ve1CraWg1Y
「慎也、どうしたの?」

気がつくと沙耶が見上げるような姿勢で自分を見つめていた。慎也は慌てて後退りする。

「び、ビックリさせるなよ」

「……? 何でビックリしたの?」

「それはだって、お前……」

妄想の当人が急に目の前に現れたから、などと言えるか。

そう言えば自分の呼び方から『お兄ちゃん』が取れている。言葉使いだけでなく、いや、

言葉使い以上に沙耶の体はこの一年間で一気に大人びていた。見上げるような姿勢で、着崩れた

セーラー服の胸元から覗く胸。それほど大きいと言うわけではないが、服の上からでも十分

膨らみは見て取れる。腰周りもや太股のあたりも丸みを帯び、その代わりウェストと足首が

キュッと締まっている。第二次性徴期――。中学の保健体育で習った言葉を思い出した。

沙耶は大きな目をパチクリして従兄の様子を窺っていたが、その視線が自分の胸元やお尻の

あたりに集中してるのに気がつくと、急に意識したように頬を染め、身を守る仕草をした。

「な、なんだよ……急に?」

声を上ずらせながら沙耶の態度の変化を訝しむ慎也を沙耶はじっと見ていたが、口を尖らせ、

「スケベ……」

と、呟くように言った。