仮面ライダー総合エロパロスレ

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1前スレ710
このスレに書き込む内容は、東映製作の「仮面ライダー」シリーズのキャラクターを使ったエロ小説だ。
純愛ものでも、陵辱ものでも、萌えor燃えられる内容ならOK。
また、仮面ライダーシリーズに登場したキャラクターなら誰を使ってもかまわない。
君の妄想を、このスレに叩き込め!!
*鍛えが足りない煽り・荒らしは徹底的に放置&スルー。反応する貴方も鍛えてないってことです*

前スレ:
アギト・龍騎・ブレイドでエロ萌えスレッド
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1072235664/l50

関連スレは以下の通り。
【555】真理結花【ヒロ辱】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068248335/l50
ライスピでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1061668545/l50
戦隊シリーズ総合カップルスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/l50
戦隊シリーズヒロイン陵辱小説スレ3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110127453/l50
2名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 17:37:54 ID:+86Hm5Un
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!

.         ,:::-、       __     >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
    ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ    >3 >>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
  〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ     >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
  ,'::;'   /::/  __            >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
.  l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji     >6 いまさら>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
  |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l     >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
  }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!     >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
.  {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/      >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
  ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/      >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
.   `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ       >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
        `ー-"
3名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 17:45:43 ID:EbmhgDz2
スレ立て乙!
4569:2005/03/27(日) 17:55:11 ID:9c0dkNaX
スレ立て乙です。前スレの569です。

これからも皆さん楽しめるSSを投稿したいと思います。
よろしくお願いします。
51:2005/03/27(日) 18:12:54 ID:wyNCXnQi
保守代わりに謎の文章を。

ゆららゆらゆら、炎が揺れる。
見つめる瞳に、火影が映る。
かじかむ両手に、ため息ひとつ。
愛しい鬼さん、まだ来ない。

ゆららゆらゆら、夜闇に揺れる。
寒さに凍った、さみしい横顔。
そっと抱きしめ両手で溶かす、
優しい鬼さんみぃつけた。

ゆららゆらゆら、心が揺れる。
乱れた夜も、まどろむ朝も。
傍にいるなら、もう平気。
大好き鬼さん、独り占め。
6名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 01:16:54 ID:vet2PYfz
なんか萌えた
7名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 03:16:26 ID:qLqWF+Pf
うん、なんかイイ(・∀・)ね!
8名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 14:19:45 ID:KeC+uoB4
イイ!イイ!!
6さんと同じくなんか萌える
9性鬼:2005/03/28(月) 15:49:31 ID:lCqfyxGF
ども。
新スレが出来たのことで来て見ました。

最低でも明日あたりにでもあの続きを書き始めようと思いますので、
何卒よろしくお願いします。

10名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:39:51 ID:avcaNmkV
性鬼さま、新スレお引越しありがとうございます。
明日ですね! お待ちしておりまーす!
11569:2005/03/28(月) 22:06:09 ID:2cH74peD
皆さんこんばんわ。569です。
触手もの出来ました。あまり得意でない方はスルーしてください。
あきら×イブキ一気にいきます。
今日中にラストまで行くので、性鬼さん、横槍お許しください。
12569:2005/03/28(月) 22:09:02 ID:2cH74peD
「いや・・・・・助け・・・・イブキさん!!!」飛び起きる。じっとりと汗が冷たい。
魔化魍退治に出る前の夜はいつもこの夢だ。恐ろしい、おぞましい夢のはずなのに
少しも覚えてない。あきらは時計を見やる。午前二時。外は煌々と照る月夜だった。

秋の・・・秋の・・・あの夜もこんな風だった。
わけも無く涙が零れ落ちる。

あの夜?自分の呟きに問いかける。どの夜?大体今は・・・三月だ。
私・・・気が高ぶっているのかしら。涙を拭い胸の前で手を合わせる。
早く寝なきゃ・・・合格発表もだけど。明日は湖だから。




穏やかな秋のある日イブキたちは例によって魔化魍の追跡をしていた。
一反木綿の幼生はどうやらこの湖に生息するらしい。
イブキたちは湖畔に悠々と陣を構えた。

「あきらは一反木綿初めてだよね。」「はい!」あきらは元気な声で返事をする。
その明るい溌剌とした声に、イブキも体の底から力が沸いてくる気がする。

案外、鬼の補助につくのに女性が多いのはこういうこともあるのかも。

てきぱきと昼食の準備を始めるあきら。年若いため、多少料理下手なのは玉に瑕だが
彼女が甲斐甲斐しくレトルトを暖めてくれるだけでも、イブキは嬉しかった。
13569:2005/03/28(月) 22:10:30 ID:2cH74peD
たまに・・・師弟を越える夜があっても決してあきらは仕事に私情を挟まなかった。
弱冠16歳とはとても思えない、その落ち着き。猛士になるために生まれた申し子。
自分と似た宿命を背負った少女に、保護するような温かい目を向けるイブキ。
「・・・?なんですか?」視線を感じ、イブキを見やる。
「いや・・・いい仕事振りだと思ってね。」嬉しそうに頬を上気させるあきら。「ありがとうございます。」
未熟な少女を連れての仕事は緊張感を伴う。そこそこに経験を積ませながら、尚且つ自分も敵を倒さねばならない。
イブキも・・・鬼の家系のサラブレットとはいえ、まだ20歳だ。

「ま・・・今日はお馴染みのやつだからね。とにかく・・・サブの触手に気をつけないとね。」
リラックスするようにイブキがあきらに声をかける。「お茶が入りました。」立ち上る白い湯気。
秋の風はまだ冷え切ってはいない。
「あ、おかえり。」ニビイロ蛇が一匹、イブキの元に戻ってきた。

「さて・・」テントの中でイブキの着替えを用意しながらそこはかとなくイブキに思いを馳せる。
今夜も・・・ここで、ああいう風になっちゃうのかしら。ちょっと考えただけでまだ幼い秘所が熱くなる。
私ったら・・・・おかしい・・・。赤面した顔を覚ますべくテントの外に出る。
暮れきった夕方の冷たい風が、湖面をなで火照った頬に触れる。もう月が出ている。イブキも間も無く帰るだろう。

「・・・・ちょっとあそんであげましょう。」!!!!!「誰???」

頭の中に直接響いてくるような、怪しげなまやかしの声。予想はしていたことだ。あきらは静かに音笛を構える。
アカネタカはスタンバイしている。かさかさと枯れ草が乾いた音を立てる。
「触手!!!!!」音笛を吹き鳴らす暇も無くあきらの白い足が捕らえられる。
14569:2005/03/28(月) 22:12:10 ID:2cH74peD
怪童子の人間体!!!!気味の悪いほどにぬめった感触が足から伝わってくる。
悲鳴を抑えながら、落とした笛を探す。
その間にもしゅるしゅるとあきらの太股を黒い触手が這い上がってくる。
「------イブキさん!!!!!」あきらの悲鳴がむなしく響き渡る。

「くくく・・・・おじょうさん・・・あそびましょ・・・」
童謡の節で歌いながら、童子はその顔に凄まじい程の淫猥な笑みを浮かべた。



「油断した・・・」姫との応酬に気を取られている間にいつの間にか怪童子の姿が・・・・無かった。
嫌な予感。体中の毛が逆立つような危機感。威吹鬼はこれ以上できない速さで駆けた。
あの丘を越えれば・・・湖畔のテントに着く。あの丘を・・・・!!!!!

丘の上に木が枝を広げている。白く光る月を背に、捕らえられた少女のシルエット。あきら!!!!!
「ほほほ・・・・・・おにさんこちら・・・えものも・・・こちら・・・」
嘲笑するような怪童子の声。

どす黒い触手が体中に絡み付いている。手と足と緊縛しているそれは絶えず気味悪く蠢いていた。
「い・・・・ぶきさん・・・」音撃管・烈風は使えない。あまりにあきらが前面に晒されている。
そして人質になっているあきらが絞め殺されるのと・・・どちらが早いか、明白だ。
あきらは、すでに何も身に付けてなかった。月光で浮き上がる白い肢体。柔らかな肌が晒され、
すんなりした足は・・・酷いほどに開かれている。あきらの秘所は・・・まだ犯されてはいないようだ。
あきらが、脅えた絶望の眼をイブキに向ける。「かまわず・・・撃ってくださいっっ!!!!!イブキさん」
凍りついたようにイブキは動けない。
なぜ、あきらは気を失ってないのだろうか。こんなに屈辱を受けているのに・・・なぜ。
15569:2005/03/28(月) 22:13:25 ID:2cH74peD
「おきゃくさまがいないと、つまらないからです。ほほほほほ・・・」
妖姫が背後からいつの間にか音も無く近づいていた。あきらに気を取られすぎていた。
肌の色そのままの太い触手が威吹鬼を包みがんじがらめにする。

威吹鬼は接近戦に弱い。響鬼のようなパワータイプではない彼はプライドもあって
これでもかと言うように射撃の腕を鍛えてきたのだ。しかし・・・

慢心だ。しくじった。

万力のように全身を締め付けられ、変身が解除される。
フッと気が遠くなりそうになるイブキの耳を、あきらの悲鳴が引き裂く!
「いやあああああああっっっ!!!!!!!」あきらの腕を束ねた触手が、指ほどの細さになってあきらの乳首を嬲る。
「いや!!いや!!いやっっっ!!!!!イブキさん!!!撃って!!!お願い!!」
ぬめる触手の感触に不覚にも乳首が起き上がる。その滑らかな肌に鳥肌がたつ。

「このようになるのは、このおんながよろこんでる、しょうこなのでしょう。」童子が呟く。
いつの間にか、足を押さえていたもう一本の触手の先が、あきらの叢に伸びていた。
濡れた触手はいとも簡単にあきらの秘所を滑る。「ひ・・・・・・・いやっっ!!!!」
生暖かい触手が細くなり太くなりあきらの秘所を探った。
粘液に何かあやかしの物が含まれているのだろうか。あきらの中におぞましさとは別の感覚が生まれてくる。
体の奥が熱くなる。
「んん・・・・・い・・・いやっっ」触手の粘液のものではない濡れた音がイブキの耳を侵す。
16569:2005/03/28(月) 22:15:05 ID:2cH74peD
「や・・・やめてくれ!!!!」懇願する声が空しい。
イブキを締め付ける妖姫の触手から、痺れる何かが注入される感覚。
あのあきらの過敏な反応・・・おそらく毒?
「・・・・おにさんがこまるのはおもしろいですね・・・・」この世のものではない声で妖姫が囁く。

「・・・・・イブキさんっっっ!!!!お願いっっ!!!見ないでええぇ!!!!」理性を振り絞ったあきらの悲鳴。
いまや、ぬめぬめとした黒い触手が何本もあきらの白い肢体を這っている様に見える。
ある物は、さらに左右に足を開かせる。ある物は、濡れて光るあきらの秘所に押し入る。
丁度人間の男根と同じような太さの触手が・・・
「あ・・・・ああっ・・・!!!」いつもイブキが愛おしむあきらのその部分が、怪童子の二本の触手に蹂躙されていく。
硬い幼い芽が触手の粘液とあきらの蜜でまみれて・・・
「ほ・・・ほ・・・・・ほほ、にんげんとはいかにおかしなものよ。」
恐ろしいことに怪童子の表情は動いてない。人を人とは思わない。ただ苦しむ人間を弄んでいる。
当たり前だ。この世の悪そのものなのだから。

あきらの可愛い顔が涙で汚れる。その涙を童子が舌で盗む。あきらは涙さえ自由に流せないことに気づく。
秘所から、蠢く黒い触手を垂らし、乳房を乳首を蹂躙され・・・
そしてその忌まわしい自分をイブキが目を見開いて・・・見ている。

おぞましい快感と毒で朦朧とする意識の中で、独りでに声が漏れる「殺し・・・て・・・・いっそ殺して・・・!!!」
あきらが喘ぎながら、泣きながら懇願する。

「おや・・・・?」妖姫が嘲笑するように
「このおにさん・・・いちもつをかたくしておるぞ。ほほほほほ・・・・」
嫌な笑い声が湖面にこだました。イブキが屈辱に唇を血が出るくらい噛み締める。
変身はとうに解除されている。生身を締め付けられ、体にはほとんど感覚が無い。
あきらのあの姿に欲情している自分の体が・・・許せない。
17569:2005/03/28(月) 22:16:16 ID:2cH74peD
激しく触手が粘液を伴いつつ、前後し始めた。
ついに僅かな理性も飛んだ。あきらの声が徐々に高まって行く
「は・・・・いやっっっ!・・・たすけ・・・あああああっっ!!!」
この声は聞き覚えがある。そうあきらが・・・高みに行き着くときの声。聞きたくない・・・聞きたくないが・・

「いいいいいいやああああああああっっっ・・・・!!!!」
闇色の触手に絡みつかれ、足を裂かれんばかりに開かれ、腰をがくがくさせて、あきらは達した。
粘液があきらの秘所から太股を伝い流れる。首筋に汗の玉が光る。
ぐったり四肢から力が抜けている。
「これでしまいか・・・・」触手が、さも詰まらぬ物を投げ捨てるようにあきらを投げ出す。
殺す価値も無いと言うことか。

どさり。あきらが倒れこむ。絶命したのか?ぴくりとも動かない。
いや・・・あきらは手を伸ばしていた。自分の音笛に。それはあきらの鬼としての素質を物語っていた。
決して最後まで諦めないその弱弱しい手を、怪童子が無慈悲に踏みつける。

「では、これから、おにさんであそぶとしましょうか。」怪童子が長い手を広げイブキに迫る。その刹那!

どこからともなく響き渡る笛の音。解き放たれたアカネタカが雄たけびを上げ、
赤い旋風のように一気に怪童子に、妖姫に襲い掛かる。
イブキも諦めていなかった。
いつのまにか妖姫の触手を押し潰さんばかりの力で、口元に鬼笛を押し当てている。血の気の無い指が白い。

息絶えるまで、決して諦めないのが鬼。秀麗な顔にこれまでにない怒りの色が・・・。
10羽ものアカネタカに襲撃されて、慌てる肌色の薄汚い触手。するりと外れる。
一挙にイブキの体に血が通う。素早く鬼笛を口にする。怒りを込めて一吹きする。
18569:2005/03/28(月) 22:17:29 ID:2cH74peD
触手が全部解け、裸体が晒される前に、一陣の烈風がイブキを包み込む。
その体を、解除していた顔を、再び厳つい鬼の鎧で覆っていく。
夜目にも青い鬼。闇の青とも言うべき色だった。月の光が鋼に見まがう鋭い防具を、角を煌かせる。
それが、威吹鬼であった。

妖姫と怪童子にはもう残された時間は無かった。素早く構えた音撃管・烈風が火を噴く。

見たものは煉獄から来た使者だと思うだろう。険しい隈取が月光に浮かび、冷徹に青く燃え、
怒りのままに、悪の化身に鬼石を無限に叩き込む威吹鬼。その姿を。

あれほど二人を苦しめた妖姫と怪童子は、あっけなく木っ端微塵に砕け飛んだ。

そして、奇声を上げて湖から巨大な影が飛び立った。おぞましく闇に舞う一反木綿。

あきらは全裸で草に伏したまま、青い鬼神が怒りのままに音撃管を操るのを見ていた。
気遣うようにニビイロ蛇がそばに寄り添う。

威吹鬼は、得意とする速い身のこなしで一反木綿の尾をかわし、鮮やかに、そして確実に鬼石を打ち込む。
装着された鳴風が猛烈な音撃を起す。空気が歪む。ゆがむ。撓む。あたりの木々がざわめく。
いつものイブキの技の切れ味。いやいつもより激しく、鋭い。
「イブキさん・・・・無事なんだ・・・よ・・かっ・・・・・・・・」

気を失う前にあきらの目に映ったのは、白い月と青く燃える鬼、威吹鬼のシルエットだった。
19569:2005/03/28(月) 22:19:34 ID:2cH74peD
ここは吉野の病院。入院室の窓から見えるもみじが、美しく紅葉している。
赤い鮮やかな赤子の手のような葉が、一枚一枚風に揺れている。
あきらは少女らしい感動を持ってそれを見ていた。すっかり秋なんだわ。
触手に襲われて気絶したのは最悪だが、もっと困ったのは何も覚えていないと言うことだ。
ため息。弟子失格だわ。・・・それにしても・・・。
あきらはセミロングの可愛い頭をかしげる。
唯一浮かぶ映像は・・・暗闇に浮かぶ白い月と青い・・・威吹鬼?

「あきら!ケーキ買ってきたよ」優しいイブキの声。振り返るとそこにあきらの大切な思い人が。
可愛いケーキの箱がイブキが持ってるせいで、さらに小さく感じる。
「・・・・・????なんかおかしい?」
「だって・・・イブキさんがケーキって!!!」鈴を振るように笑うあきら。
「おかしいかな・・・結構甘党なんだけどねぇ。ええと・・・・皿はどこだっけ。」
長身を折り曲げて、皿を探すイブキ。優しい・・・とっても素敵な私の師匠。
大きな苺の乗ったショートケーキに、嬉しそうにパクつくあきらを見る目にふと・・影がよぎる。
賢いあきらは鋭く見て取った。「なんか・・・あったんですか?イブキさん。」
「いや何でもないよ。さて、ちなみに僕はモンブランを買ってき・ま・し・た!」

耳に快いあきらの笑い声が、白い病室に響いた。
20569:2005/03/28(月) 22:21:38 ID:2cH74peD
お・・・あきら・・・受かったねー。

竜巻は湖沿いの道路を軽快に走っていた。暦では春とはいえ風は切るように冷たい。
それにしても・・・また一反木綿。苦々しく形のいい眉をひそめるイブキ。
もうあの時と同じ轍は踏まない。決して!!!

「こどもがおなかをすかせています。」「しぼらせて・・・・もらいますよ。」
あきらが姫と童子の触手に足を取られている!!ぬめぬめとした憎むべき触手を容赦なく竜巻で蹴散らす!
「大丈夫?」あきらがしっかりうなずく。彼を信じてやまない瞳だ。笑みを浮かべてうなづくイブキ。
メットをはずす。この眼を・・・もう裏切れない。

変身鬼笛・音笛の音色が白昼の湖畔に鳴り響いた。

終わり
21569:2005/03/28(月) 22:24:07 ID:2cH74peD
569、八作目のSSです。

いかがでしょうか。希望の多かった触手のお話です。
触手は倒されねばならないし、あきらちゃんも・・・
てなわけでこんなに長くなりました。
最後までお付き合いいただいた方、乙です。
触手ご希望の方・・・どうだったでしょうか?がっかりさせちゃったかな?

陵辱物は苦手です。でも書き出したら筆は進むもんですね。
でもちょっとソフトなつもりです。(どこが???)藁
感想お待ちしています。


221:2005/03/28(月) 22:54:28 ID:FKKGnlDH
>>569
GJです。この師弟はよいですな。
そして今回の立役者は童子&姫ですね。この二人にもGJ(w
23名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:42:52 ID:zGjQNUsJ
>>569
イイヨイイヨー(・∀・)
何もリクしてないけどいつも楽しんで読んでます。
本編と繋がっているから最高です。

後はあきらが少年と同じ高校でありますように(-人-)
24性鬼:2005/03/29(火) 08:47:25 ID:nnElfNjq
569さんGJw
こっちも負けられませんw

アマチュアの底力見せたります!(マテ
25名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:27:32 ID:0lT17SAz
性鬼さん、アマチュアの定力みせてください。お待ちしております。
26569:2005/03/29(火) 17:11:23 ID:xhNbBy4D
>>22
感想ありがとうございました。嬉しいです。とっても。
童子と姫にはもっといろいろしゃべらせようとしたんですが
あんましゃべんなかったです。
>>23リクエストも待ってますよー!!
本と・・・あきらが同じ高校ならいいんだけど・・・
そしたら体育館編とか教室編とか藁

性鬼さん ありがとうございました。
あのー・・・自分もバリバリのアマですよー。文書いたのなんて15年ぶりかと。
アマチュア同士がんばりましょう。
それはさておき、SS楽しみにしていますねー。
27性鬼:2005/03/29(火) 17:32:35 ID:CWpyeBZO
っしゃ、散々ひっぱりまして、やっとスタートです。
では、時間が許す限りれっつGOw
28性鬼:2005/03/29(火) 17:39:16 ID:CWpyeBZO
「いや〜、よかったね〜♪」
「・・・うん。」
その後、香須実の顔を洗い、再び湯船に浸かった二人。
「うん、満足満足。たまにはこういうのもいいね^^」
「そうだね・・・。」
「また今度、よろしくおねがいしま〜す。なんちってw」
「あの・・・。」
「はい?」
ヒビキが首を傾げる。

「もっかいやろ?」
「うぉぃ!?もうむりっしょ。香須実も明日忙しいんでしょ?」
「だって・・・ほら・・・。」
香須実は苦笑しながらヒビキの股間を指差した。
するとタオルでも隠しきれない程に立ち上がった音撃棒があった。
「ありゃ・・・・。」
ヒビキは言葉を失った。

「私も引っかかるし・・・ね?」
「ふぅ・・・そっちがいいなら・・・?」
「うん・・・。」

2人の口付けが第3ラウンドの始まりの合図だった。
29名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:47:43 ID:b0+s/WgN
うおーっ、待ってました〜性鬼さまw
30名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:14:12 ID:RJOi3k6q
|゚∀゚)ノ ィョゥ

http://roo.to/horiemon/
31名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:34:41 ID:h7vW012c
このスレは萌えるSSがいっぱいで
たまらんなあ〜
32名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 05:00:57 ID:YluKEM7v
569さま、性鬼さま、お疲れさまです!
お二方とも素敵なSSでうっとりさせて頂きました

実は触手が苦手だったのですが、話の筋がしっかりしていたせいか
さらっと読めました。
童子と姫もすごくいい味が出ていて、よかったです。
あきらとイブキには幸せになって欲しいとしみじみ思いました。

性鬼さんのはまた、テンポ良く読めて、何より
ヒビキさんとかすみさんの掛け合いがサイコーーーー!です
もうもう、幸せでえっちでこのままどんどんいちゃついてて下さい!!
と思いました(笑)

お二方とも、本当にお疲れさまでした
33冬の陽:2005/03/30(水) 07:48:40 ID:YluKEM7v
初めて男女のエロを書きます。
なので下手くそなのは十分承知しております。

ですがここまで響鬼にはまったので
記念投下。

展開遅いですがご容赦くださいませ。

ヒビキ香須実です。
34冬の陽1:2005/03/30(水) 07:51:07 ID:YluKEM7v
「はぁ…」
きつく縛った髪をほどくと、開放感にため息が一つこぼれた。
背の中程間である髪は、ほんの少し汗で湿っている。
ゆっくりと首をまわして凝りをほぐし、ベッドの上に体を投げ出した。

「疲れたなぁ…」

甘味処たちばなは、それほど忙しい店ではない。
祭りの時期や、近くで何かイベントなどがあればそれなりに賑わうのだが、普段の客層と言えば気のいい近所の常連客と、それから…最近は中学生の可愛いお客さんが増えた程度。

「この程度で疲れた、なんて言ってたら…ヒビキさんに笑われるわ」
天井を仰ぎ見て、苦笑する。
たちばなに居るときよりも、ヒビキと居る方がもっとハードなはずなのだが。
なぜか、肉体的にも精神的にも負担が少ないはずの今の方が…疲れる。
「ヒビキさん…怪我なんかしてないわよね」
ヒビキに限ってそんなことは無いはずだが…こう何日も離れていると不安になる。
いつものように、こうやって不安になった頃に何事も無かったかのように帰って来る。それは十分解っている。解っているのだが。

…悔しい。何事も無かったかのように帰ってくるヒビキさんが。
…何だか、腹が立つ。無事に帰って来るって言うのに素直な態度になれない自分も。

「こうして、置いて行かれると…必要無いんじゃないか、なんて思っちゃうじゃない」

ぎゅっと唇を噛み締めると両手で顔を覆った。
35冬の陽2:2005/03/30(水) 07:51:54 ID:YluKEM7v
ふと、目を開ける。
どうやらいつの間にか眠っていたらしい。
「や、やだっ」
唇の端に熟睡していた証拠が。
慌てて口許を拭って、体を起こす。
「シャワーだけでも、浴びないと」
もし、明日ヒビキさんが帰ってきたら…
汗臭いままでご対面、なんてちょっと嫌だ。
もっとも、ヒビキさんはそんなことは気にしないと思うけど。
そこはやはり香須実も女性だ。ヒビキが気にしないと解っては居るがそそくさと、準備を始める。
ふと手を止めて、部屋を見回す。
家の中はすっかり静まり返っていて、なんだか奇妙な気分だ。
まるで、一人っきりになったそんな気がして。
そんな風に思ってしまった自分が、まるで子供みたいで苦笑する。
「さてと。さっさと浴びてぐっすり眠る。これに限るわね」
香須実は着替えやタオルを用意すると、慌ててバスルームへと向かった。
36冬の陽3:2005/03/30(水) 07:52:34 ID:YluKEM7v
きゅっ

ざぁぁっっ


温かいお湯の雨が全身に降り注ぐ。
頭からシャワーをかぶって、冷えた体を温める。
いくら暖房の効いてる部屋とは言え、汗をかいたまま眠ったせいで体が冷えていた。
じわじわと、全身が温まり今度は安心の溜め息。
やはり、温かいものは心までも温めてくれるのだ。
十分に温まった所でシャワーを止める。
そして、スポンジにたっぷりとボディソープをとり、泡立てる。
浴槽の縁に腰をかけて、体を洗う。
こうして、何の心配もせずに入浴出来るのは本当に嬉しいと、帰ってくるたびに思う。
夏場の魔化魍退治の現場など、それはそれは女性としてはしんどいものだ。
山奥でも、宿泊施設の付近ならまだいい。
そうでなければ、恥を忍んで川に水浴びに入らなければならない。
飛車としてヒビキとともに行動するようになり、最近でこそ慣れたものの、最初の頃はずいぶんとわがままを言ってヒビキを困らせたこともある。
ゆっくりと、丁寧に体を洗う。
それは帰ってくるヒビキを優しく受け止められるように、とのおまじない。
全部、サポートしてあげたい。
そう思っては居るけど、素直に口に出せない。まだ。

だから、少しでもこの柔らかな泡のように優しくなれるように、おまじない。
37冬の陽4:2005/03/30(水) 07:53:18 ID:YluKEM7v
パジャマに着替えて、脱衣所を出る。
部屋に戻る途中に、冷蔵庫から失敬したペリエの小瓶を空け、行儀悪いと自覚しつつ飲みながら階段を上がり、部屋に入る。
一息ついて、ベッドに寝転がるとすっかり眠気が覚めている。
「眠れそうに、ないわ…」
体はすっかり温まって、頬の辺りが熱い。
目を閉じてみるけれど、思考がうるさくて眠れない。
「ヒビキ、さん…」
離れてるのに。いや、離れているからこそか。
さっきから、ヒビキのことばかりを考えてしまう。
「寂しいのかな」
口をついて出た独り言は、自分でも驚く程に頼りない言葉と声音。
思わず口許を押さえるが、ますます思い出してしまう。

唇の感触。
抱きしめる腕の強さ。
ごつごつした男らしい、その体の感触。
それから耳元で囁く、優しい声。

「ヒビキ、さん…」

思わず自分の体を抱きしめる。
抱きしめて欲しい。
今すぐ。
キスして欲しい。
今すぐ…抱いて欲しい。
38冬の陽5:2005/03/30(水) 07:55:28 ID:YluKEM7v
目をぎゅっと閉じて、指先でたどる。

最初は唇。
それから、ゆっくりと首筋に降りてく。
わずかに震える指先でパジャマのボタンを一つ外す。
パジャマの下は、素肌だ。
温まった素肌をたどると、ヒビキを想って固くなる小さな乳首に触れる。
柔らかく弧を描いた丸みを掌で包み、それから固くとがった乳首をそっとつまむ。
「ん…っ」
胸の中心が熱くなる。
ヒビキは執拗に、ここを責めるのが好きだ。
指と舌で丁寧に責めるから、ヒビキの指が入り口に伸びる頃には既に蜜が溢れ切っていて、内股を濡らしている。
そして、今も。
ヒビキを想って慰めているせいか、せっかく変えたばかりのショーツが湿ってきているのが自分でも解った。
もぞもぞと膝をすりあわせ、もどかしい快感をこらえる。
39冬の陽6:2005/03/30(水) 07:56:10 ID:YluKEM7v
「ヒビキさ、ん…っ、あぁっ…」
指先が震える。
もう、耐えられないと言うかのように、香須実の手はショーツの中へ。
そして、指先に絡まる柔らかな茂みをかき分けると、熱く潤った襞の真ん中に指を潜り込ませる。
ぴちゃ
「あ、あ…っん」
指に絡まる温かな蜜。
柔らかで熱い肉襞。
ゆっくりと、膝がひらく。
仰向けになり、腰が浮いて来る。
まるで、そこに受け入れる人が居るかのように。
指を何度もこするようにして動かし、そしてもう片方の手で襞を大きくひらく。
ひらかれたそこからは止めどなく溢れる蜜。
ぴちゃ、ぴちゃ
淫らな水音が切なく、部屋に響いた。
固く閉じた香須実の両目にはうっすら涙が浮かんでいた。
「ヒビキ、さぁ…っ」
思い切り感じたい。
お願いだから、こんな馬鹿げた不安、吹き飛ばして。
足が震え、呼吸が乱れて来る。
「も、ダメ…ヒビキさん…」
触れるだけでは我慢出来ずに、香須実の指が柔らかくとろけた入り口にさしかかったそのとき。
40冬の陽7:2005/03/30(水) 07:56:52 ID:YluKEM7v
「ん!?」
何かが、唇を。
いや、香須実の体全体にのしかかった。
そして、香須実の唇を塞いだのだ。
驚いて目を開けるが、突然目を開けたせいかうまく焦点が合わない。
だけど。
温かい舌が、差し込んで来る。
その味と感触は、よく知ったもの。
そして。
微かに、香る森のような匂いと、体温。
ああ…
夢でも、幻でもないんだ。
香須実はもう一度目を閉じて、体の力を抜いた。
そして、長くて深い口づけの後。
「ただいま」
にっ、とおどけたように笑ってもう一度軽く口づける。
「ヒビキさん…っ」
「寂しかった?」
41冬の陽7:2005/03/30(水) 07:57:25 ID:YluKEM7v
悪びれた様子もなく言ってのけるヒビキに、香須実ははっと我に返る。
…み、み、見られた!!
どこから!?
心の中はもう動揺しまくって、パニック寸前だったが真っ赤になりながらも、強気な口調で言い返す。
「あ、あのね!!ヒビキさん!!帰って来るなら帰ってくるで、連絡の一つもないと困るって言ったじゃないですか!」
一息にそう言うと、落ち着きが少し戻る。
ヒビキにすっかり押さえ込まれてはいるが、スタンスはいつもとあまり変わらないように思えた。
「ん〜、いやぁ、ねえ。連絡しようにも…その時間が時間だったんで…」
「だ、だ、だからってこうして、いきなり部屋に入ってくるのもどうかと思うんですけど!?」
「…香須実に会いたくって…でもほら時間が時間だしって事でたちばなの前を通ったら、部屋に明かりがついていたんでね」
「…誤魔化されませんからね。今度こそ、携帯持ってもらいますから」
「う…いや、誤魔化してなんかないです。ほら、香須実に会いたくって仕方なかったんだって…ね?解るだろ?」
ぐい、と腰を押し付けられ、香須実の頬が赤くなる。
ヒビキのそこは既に固く張りつめていた。
「…ダメでしょうか?」
あくまでも飄々とした言い方に、香須実は苦笑する。
「これから先、もう覗かないって約束してくれるなら」
「ん〜、どうかなぁ…だってあんなに可愛い香須実が見れるなら…またこっそり覗いちゃうかもね」
「ヒビキさんっ!!」
「はい!もうしませんっ!」
42冬の陽8:2005/03/30(水) 07:58:15 ID:YluKEM7v
二人は、くすくすと笑い合うともう一度口づけをかわす。

「んぅ…っ」
深い口づけに、声を漏らす。
香須実の声はさっきよりもずっと色香を増していた。
「あんまりさぁ、可愛い声出されると我慢出来なくなっちゃうんだよね」
「…お願い…今日は…じらさないで」
苦しげに眉根を寄せて懇願するその表情に、ヒビキは声を詰まらせる。
「…いいの?」
わずかに躊躇うヒビキの手を、自ら秘所に導く。
「これ以上、じらされたら…おかしくなりそう…」
ヒビキの手を濡らす香須実の蜜は、熱い。
「じゃあ、いくよ」
そう言うと、香須実のパジャマを下着ごと取り去って、自らもベルトを外す。
固く張りつめたそれは、いつもよりも熱を持っているような気さえした。
ヒビキは、ゆっくりとそれを香須実の秘所に押し当てると思い切り突き刺した。
43冬の陽9:2005/03/30(水) 08:42:20 ID:YluKEM7v
「あああっ!!」
全身を襲う、波。
一気に頂点まで持っていかれそうな程の、快感。
香須実はヒビキの背中にきつく爪を立てた。
「驚いた。何の抵抗もなく入った。めちゃくちゃ濡れてるよ、香須実」
柔らかく締め付ける香須実のそこに、しびれそうな感覚を味わいながらも言葉で責める。
「や、ぁっ、言わないでぇっ…!」
「オレのこと想像しながらしてたんでしょ?どう?どっちが良い?」
わざとゆっくりと、挿入を繰り返す。
ゆっくり出し入れしているせいか、繋がったそこから卑猥な音が聞こえる。
「あ、やだ…っ…言えない…わ、よ…っ…んぅっ!!」
「こんなにイヤラシい音させといて、言えないの?」
「んっ、ウゥッ…」
香須実はいやいや、と首を振る。
「それとも、よすぎて喋れないのかな?」
羞恥心を煽るような言葉。
それが飄々としたあの口調で言われるものだから、香須実の頬はますます赤くなる。
「ほら、ますます締め付ける。こっちのお口はお喋り何だけどなぁ…」
からかうように言われて、恥ずかしさのあまり涙まで出て来る。
「も、やだぁっ…あ、あ、んっ」
「もう嫌?止めようか?」
ヒビキはそう言うと、ぴたり、と動きを止める。
「あ……?」
思わず、目を開けてヒビキを見る。
44冬の陽10:2005/03/30(水) 08:43:23 ID:YluKEM7v
視線が合うと、ヒビキはからかうような笑みを浮かべて「どうかした?」と、とぼける。
「…酷い…っ!」
香須実は頬を膨らませると、ヒビキの胸の辺りを拳で叩く。
「じゃあさ、言って。どうして欲しいかオレに教えて」
ゆっくりと、ヒビキは腰を進める。
ゆっくりと香須実の中にすべておさめる。
そうして、耳元でもう一度囁く。
「ね、教えてよ」
甘い、その囁きに香須実は唇をふるわせながらも、言葉を紡ぐ。
「…めちゃくちゃにして…」
蚊の鳴くようなその声に、ヒビキは口許を歪める。
人の良い、笑みではなかった。
「オッケ、んじゃ、ご希望道理行きますか」
ヒビキは香須実の足を持ち上げて、自分の肩にかけると、その細い腰をきつく掴み激しく突いた。
「ひゃぁっ、ああんっ、あぁっ、ん…!」
さっきまでの緩やかな律動は全くなく。
肉のぶつかる音がする程、その責めは激しかった。
荒い呼吸が二つ重なる。
香須実は、さらに深いつながりを求めるのか腕を延ばし、ヒビキの腰にしがみついた。
「ヒビキさぁ…、もっと、もっと奥に…っ」
香須実の淫らな懇願を聞き、ヒビキは苦笑する。
「もっと、欲しい?」
奥まで突き上げながら、問うと香須実は目を閉じながら、頷いた。
…これ以上、激しくしたらオレの方が持ちそうにないなぁ…
「まだまだ、鍛え足りないって事かねぇ」
ヒビキは、ひと呼吸置いて再び激しく責めだした。
やれるとこまでやりましょうか。
45冬の陽11:2005/03/30(水) 08:43:58 ID:YluKEM7v
「はぁっ、ん、あぁっ…いぃっ!」
ぎしぎし、ベッドのきしむ音。
香須実の喘ぐ声。
二つの荒い呼吸。
そして、それらの音の合間に微かに聞こえる、水音。
「ヒビキさんっ…ぅんっ、も、もうダメ…いっちゃう…っ」
限界が近いのか、香須実の足がブルブルと震えだしてきた。
ヒビキもまた、呼吸が乱れおり、自分も限界が近いと感じていた。
「香須実、オレもいっていい?」
絶頂が近いせいか、香須実の中は容赦ない程に熱く、柔らかく、そしてきつい。
熱い蜜が自身に絡まりついて、何ともいえない感覚を与えて来る。
「一緒に、いくぅっ…」
子供のように、甘えた声で香須実が答える。
その表情と声に、胸のどこか深い所を掴まれたようだ。
「じゃあ、いくよ…」
ヒビキは、さらに腰を加速させた。
子宮の再奥を突かれるような感覚に、香須実はたまらずひときわ甲高い声を上げた。
「ああっ!!ダメぇ、いく、いくぅっ…!!」
背筋を弓なりにそらし、腰がはねる。
その腰を押さえつけるようにしてヒビキが、限界まで昂ったそれを押し込む。
「うっ…!」
全身が熱の塊になったような錯覚。
そして、その熱が香須実の中へと。
何度か腰をふるわせ、すべて吐き出す。
香須実のすすり泣くような、甘い呼吸がまだか細く響いていた。
46冬の陽12:2005/03/30(水) 09:01:24 ID:YluKEM7v
ぐったりと横たわる香須実の髪を撫でる。
それが気持ちいいのか、おとなしくされるがままになっている。
だが、しばらくすると香須実は顔を上げた。
「やだ、またお風呂入んなきゃ!」
思い出したかのように飛び起きて、慌ただしく用意を始める。
「無駄だと思うけど?」
慌てる香須実を横目に、ヒビキがからかうように笑う。
「どうして?」
いぶかしげに香須実が訪ねると、ヒビキは人の良い笑みを浮かべて悪気もなく答えた。
「え?だって風呂上がりの香須実なんか見ちゃったらまたしたくなっちゃうでしょ?」
「ええええ!?」
「だから、無駄だと思うよ」
「そ、そんなの、ヒビキさんが我慢すれば良い事でしょ!?」
「んー、それは出来ない相談だな」
「じゃあ、私にどうしろっていうの」
香須実は唇をとがらせる。
…嫌がらせだわ、こんなの。ヒビキさんて勝手なんだから。
ぶつぶつと口の中で呟く。
「なぁ〜に、簡単な事だよ。一緒にお風呂入れば良いんだ。な?」
「……お風呂だけで済まなさそうなんですけど……」
「嫌?」

…本当に、この人は。

香須実はため息を一つ吐くと、ヒビキの隣に座り直す。
47冬の陽13:2005/03/30(水) 09:02:03 ID:YluKEM7v
「嫌じゃないです」
そう言うと、ヒビキの頬にキスをした。

香須実のキスに満足げに微笑むと、ヒビキは強く抱きしめた。
二人は笑い合いながら、もう一度強く抱きしめ合った。
互いの体温と笑顔が、心までも温かくする。

真冬の太陽のように。


おわり。
48冬の陽:2005/03/30(水) 09:08:25 ID:YluKEM7v
長々とお目汚し失礼いたしました。
そしてエロ少なくてすいません。
もう少しこうした方が良いとかあったら
どうぞご指摘お願いいたします。

他の職人の方々のようにハァハァ出来るような物が
書けるよう鍛えてきます。

また、SSが出来上がったら懲りずに投下すると思いますので
よろしくお願いいたします
49名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 09:22:54 ID:WOUuwRDB
ぐ…ぐぐぐGJGJGJ!
朝からおいしくいただきました。ごちそうさまです。
甘めかつえちーで、台詞部分は声が再生できそうなくらいリアルでよかったです。
50名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 10:28:07 ID:ezyiNAa3
あの・・・GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
51569:2005/03/30(水) 20:41:06 ID:30DwTfcN
GJです!
いつもスレ汚ししている569です。
可愛い香須実さん!!アマーイ二人!
自分は香須実さんの心理描写が好きです。乙です!

触手物の感想ありがとうございました。
スッと読めたなら嬉しいです。本とは記憶を操作するよう
医者にイブキが詰め寄るシーンも会ったんですよ。
でも、くどいので、割愛しました。SSって難しいですねー。
52名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 21:19:03 ID:yET++qH4
>作者さま
今日はじめてこの板に来ましたが、このスレ素晴らしすぎです!
俺もライダーファンなんでメッチャ楽しめました!

これからも名作を期待してますので頑張ってください
53性鬼:2005/03/30(水) 21:48:53 ID:FMXu+yEv
GJ。もの凄くGJ。

もう自分の無力さに気づきまして(汗)

もう・・どうしようかなorz
54名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:27:41 ID:D3QlZvH1
性鬼さま! 何をおっしゃる!! 止めないでくださいまし!
待っておりますよ、私は!
55名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 00:57:48 ID:U3BjEHHe
日菜佳タンネタきぼんぬなので取り敢えず燃料投下してみる。

ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up4943.jpg
ttp://aaabbbccc.s6.x-beat.com/upload/src/up4946.jpg
56569:2005/03/31(木) 02:16:57 ID:f/4zn3hz
569です。

今から投下します。ですが、ヒビキの世界が違う世界にリンクします。
それがどうしても嫌な方はお願いです。スルーしてください。

ちょっと悲しい日菜佳ネタです。
57569:2005/03/31(木) 02:28:40 ID:f/4zn3hz
その男はたちばなの前に立っていた。
「何で俺はここに・・・大体ここは・・・・どこだ?」
すると行き成り戸が開いた!
「ありゃ!お客様!まだ開店してな・・・」
日菜佳は言葉が詰まった。
男はまだ若い。スラリとした体躯をなんとも・・・いいよう無い汚れた衣服に身を包んでいる。
面立ちは、にっこり笑ったらさぞかし輝くだろうと言うような・・・甘いマスクをしている。
何よりも・・その暗い目だ。深い闇をたたえたような瞳。

なんか訳有りっぽい・・・この日菜佳さんにお任せ!!
「はいはいどうぞどうぞー!!一番テーブルにお客サマー」
「日菜佳!!キャバレーじゃないんだから!」香須実が張り詰めた声で日菜佳を叱る。
そう、今度の魔化魍も面倒臭いらしい。張り詰めた姉は一段と美人だ。
「ま、そんなに怒らんで・・・これから出かけるのにゲン悪いからさー。」鬼は縁起を担ぐ。
気合を入れて入れて大量のディスクケースを運ぶヒビキ。
身支度を終えた二人に、毎度の如く火打石を鳴らす日菜佳。「いってらっしゃい!」

姉上・・・ピリピリしてたな・・・飛車のお役目も辛いっすね。

おっと、青年を忘れてた。
「失礼しましたーご注文は?」たちばなの極力奥に座った青年。「・・・お茶ください」
「へ・・・・?一応甘味処なんだけど。ま、いいか」
彼をちらちら見ながらお茶を入れる日菜佳。香ばしいほうじ茶の香りが立つ。
58569:2005/03/31(木) 02:29:47 ID:f/4zn3hz
日菜佳の元気な声で・・・男は思い出していた。こういう元気な女性がいた。
牛乳飲んでた陽気な友人や、髪を二つに結わえた女の子。渋い顔した厳しい先輩。そして・・・同じ宿命の友人。

「あの・・・・お客さん訳ありすか?」日菜佳が遠慮がちに聞く。
「あ・・・いや・・・」なんと言っていいか分からない男。彼が首を振るとふんわり若い男の体臭が匂う。
「この辺銭湯もあるっすけど、良かったらシャワーでも浴びてっていいっすよ。」
日菜佳は自分が何を言ってるんだか分からなかった。
父親もいないのに、素性も分からない男を家に上げるなんて。
でも、江戸っ子日菜佳は放っておけなかった。この暗い目をした青年を。

若いんだからさー。そんな目をしちゃいけませんよ!

なんて思いながら、日菜佳は青年の着替えを用意していた。我ながらかなりのおせっかいだ。
ヒビキさんの・・・借りましょう。姉上怒るかなー。
それで無くとも頭を悩ましている被服費。多分この青年は戻らない。なんか・・・妙な勘が働く。
そう思いながらも用意をする。なんかあたし・・・豆腐屋のおばーちゃんみたいなことしてるっすねー。
日菜佳は苦笑する。よくあのおばーちゃんも行き倒れを拾ってきて世話してたっけ。
こうやって年とんのかなー・・・ははは。それも悪くないが、勢地郎は頭を抱えるだろう。
ヒビキさんやイブキさん見てたら・・・対外の男じゃ・・・ねえ。
59569:2005/03/31(木) 02:30:47 ID:f/4zn3hz
さて「たちばな」の開店時間が近づく。暖簾を出さなくては。青年は着替えたであろうか。
「ひえっ!!」
茶の間の日菜香の後ろに青年が立っていた!・・・結構ハンサム。
正直な日菜佳はこざっぱりとした青年に見蕩れる。
「あ・・・ありがとうございます。」青年が戸惑いながらお礼を言う。
うん、まあまあ礼儀を知っておる。合格!・・・・とはいえやっぱり目が暗い。
「ほい!うどん作ってみました。暖かいうちにどーぞ!」白い湯気が上がる。渾身の鍋焼きうどん。
青年は・・・表情をやっと動かした。箸に手が伸びる。つるつると熱いうどんを啜る。美味しい。
凄い勢いでうどんを啜りこむ青年を日菜佳は満足の笑みを浮かべて見守った。両手で頬杖ついて。

家庭の味だ。みんなで食べるご飯もそうだった。凄い不味いときもあったけど。
そのまずいスパゲティーを先輩ががつがつ食ったりして。橘さん味音痴だから。

「ごちそうさまでし・・・・」男なのに・・・視界が揺れている。声が震える。
「元気・・・出して」日菜佳が背中に触れる。そこから人の手の暖かさが伝わってくる。
頬を涙が伝う。慌てて拭う青年。・・・良かった・・・緑色じゃなくて。

日菜佳の胸が締め付けられる。どうやらこの青年は何か・・・途方も無いものを背負ってるらしい。
何かしてあげたい。何か。ゆっくり日菜佳が青年の頬に触れる。彼と目が合う。
「元気になりました。あなたのお陰で。」初めて見せる笑顔。悲しみを一杯たたえた笑顔。
青年が自分の頬に触れた日菜佳の手に、ゆっくり手の平を重ねる。
あたたかい日菜佳の手の平が青年の顔を包み込む。クリクリとした大きな目が青年の茶色の目を覗き込む
「そういえばまだあなたの名前、聞いてなかったなー。」青年がクスリ笑む。
「一真。剣崎一真。」
60569:2005/03/31(木) 02:32:19 ID:f/4zn3hz
日菜佳さんもヤキが回りました・・・はい

彼の、剣崎の重さを感じながら日菜佳は思う。彼はゆっくり、ただ日菜佳を抱きしめていた。
そして触れるか触れないかの口付け。何かを恐れるが如く、臆病に。
彼が作務衣の解き方を知るとは思えない。日菜佳そっと自分の紐を解く。
口付けはだんだん激しくなっていく。そして恋人同士のキスに・・・日菜佳も作務衣の紐どころではなくなる。
夢中で彼のキスに応えていると、なんか今までに無いような感覚が立ち上ってくる。
「あ・・・・・」自分の声ではないような喘ぎ声。剣崎の指がそっと日菜香の胸元に差し込まれた。
「人の肌って・・・こんなにあったかかったっけ。」張りのある乳房が、彼の指の感触に震える。
すでに紐が解かれていた作務衣は簡単に左右に開かれた。剣崎が顔を埋める。
「は・・・・・っっ!!」少しぎこちなく、幾分性急に、骨ばった指が日菜香の乳房を揉みしだく。
「あ・・・・っっんんん・・・あ・・・っ」見る見るうちに上気した色になる可愛らしい乳首。
大事そうに剣崎がそれを口に含む。自分はどうしたのだろう。喘ぎながら日菜佳は思う。
白いというより溶けたバターのような艶をしたまろやかな肌が剣崎の目を魅了する。
するすると日菜佳の作務衣のズボンも抜き取り、最後の下着を取り去る。
「恥ずかしいよ・・・剣崎くん」日菜佳が擦れた声で言う。畳が裸の背中に冷たい。
せっかく着たばかりの服をあわただしく脱ぐ。少し荒っぽく日菜佳に覆いかぶさる。
日菜佳の・・・優しい芳しい女性の香りを感じながら。
剣崎の顔が間近にある。今は悲しみは浮かんでいない。男の目。
日菜佳の体に口付けるペースが速くなる。貪るように、消えてしまうかのように。
「アツイッッッ!!!」
びっくりするほどの熱さが日菜佳の首筋に。剣崎が赤い刻印を付けたのだ。
「あ・・っっ!!!だめ・・・!!!」するりと日菜佳の秘裂に指が入り込む。
「柔らかくて・・・こんなにあったかい・・・一杯濡れてるね・・・」そう言いながらも盛んに指が上下される。
「あ・・・剣崎・・・くんっっ!!」
泣きべそかいてる子供が囁いてるみたい・・・日菜佳は胸が一杯になる。同時にどっと秘所から泉が溢れる。
61569:2005/03/31(木) 02:34:20 ID:f/4zn3hz
知らず知らずのうちに日菜佳も涙が浮かぶ。
「ちょうだい・・剣崎くん・・ちょうだい・・・」優しくさっきのように両手で顔を挟む。剣崎の涙を唇で拭う。
日菜佳のすんなりとした足の間に剣崎の体が入る。
彼女の柔らかい場所に、既に屹立したそれをあてがう。あたたかい。

いたわる様に焦らすように、入ってくる。日菜佳は声にならない声を上げる。
「ん・・・ああっっ!!!」潤っていたそこは容易く剣崎を受け入れた。
剣崎は・・・そのままじっと動かない。熱く繋がったままでしっかり日菜佳を抱きしめている。
「このままで・・・ずっといれたらいいのに・・・」剣崎が呟く。悲しく呟いてから。
彼は動き始めた。何かに耐えるような表情で。
「あ・・・んんん・・・あっっっ!!!」くぐもる様な淫らな音が日菜佳と剣崎の耳に届く。
チュ・・・クチュ・・律動する背中に汗が浮かぶ。日菜香の愛らしい額もしっとりしている。
「は・・・いや・・・いやっ・・・・!!!どうし・・て・・どうして?」
子宮の奥を突き上げる感触に喘ぎながら、日菜佳は自分自身に問う。どうしてこんなに・・・体が反応するのか。
日菜佳はどこかで分かっていた。きっと、これっきりだから。
腰を弱く・・強く変則的に弾ませながら剣崎も自問自答していた。
何で・・・さっき会ったばかりのこの女性がこんなに愛しいのか。でも・・・何か答えが出そうな気がする。
「んん・・・あああっっ!!や・・・い・・・いや・・」普段は小さい花芽が精一杯膨れている気がする。
そしてそこに蜜が塗りつけられ、剣崎の腰で擦られる。小刻みに緩やかに・・・
「や・・や・・・・っっやあああああああっっ!!」日菜香の腰が彼女の意思に反して勝手に揺れる。
剣崎の体も日菜佳にあわせて律動する。抱きしめあいながら、絡み合いながら。
二つの違う世界が、しっかり溶け合う。
「いや・・・・んんんああああああああああああっっっ!!!!」
「・・・・・・くうううううぅぅぅっっっ!!!!」
62569:2005/03/31(木) 02:35:57 ID:f/4zn3hz
剣崎が日菜香の白いお腹に何度も射精する。勢い良く。
裸の胸を波打たせながら、改めて男の頭を抱く。不覚にもまた涙が浮かぶ。
男と目が合う。整った顔に笑みが浮かぶ。
その茶色の目には、優しい色があった。日菜佳を見つめる優しい色が

後悔してないっすよ・・・・これっきりでも。日菜佳さんは・・・江戸っ子ですからね。

霧が立ち込めていた。この東京浅草に夜霧。剣崎がブルースペイダーに歩み寄る。
人気は無い。まだ早い時間だというのに。町の灯もどこか遠いような・・・非現実味を帯びている。
「日菜佳さん。え・・と・・・ありがと。」剣崎が照れくさそうに笑む。
「さよならなんて言わないよって・・・そうだっ!」日菜佳が何か取り出す。火打石。

カンッカンンッッ!!!「いってらっしゃい!!」火花が散る。

朗らかな、笑顔。剣崎も、日菜佳も。目は揺れているが。

予想していた通り、剣崎の輪郭が光を帯びてくる。散って散って・・・・剣崎の姿が薄くなっていく。
彼は・・・そう、この世界の人ではない。
「君のお陰で、きっと宿命に立ち向かえる・・・」金色の光が一層強くなる。
「何マジ言ってんの・・・」泣き笑い。語尾が怪しく震える。涙声。
「日菜佳さん・・・すき・・です・・・・」もう声は聞こえない。
悲しいくらいの剣崎の優しい笑顔。目に焼き付けるようにしっかり大きな目を見開いて。

後には深い霧。


どこかで繋がっている。彼女の空とこの世界の空は。きっとどこかで。
剣崎は思う。どこまでも続く一本の道をブルースペイダーで疾走しながら。
人の、人間の、彼女のぬくもりがまだ残っている。生きていこう。この空のどこかで。
63569:2005/03/31(木) 02:36:44 ID:f/4zn3hz
「さあて今日もがんばるっすよーーーーーー!!!」
日菜佳は元気だ。ちゃきちゃきの江戸っ子。クリクリした可愛い目。
甲高い元気な声。それは・・・きっと変わらない。

大丈夫だよ、剣崎くん。あたしは。

葛飾柴又の空は抜けるように青い。日菜佳は大きく伸びをした。


終わり
64569:2005/03/31(木) 02:40:46 ID:f/4zn3hz
・・・ご不満の声が聞こえてきそうです。
切ないひなかが書きたかった。
悲しい剣崎くんをひなかが救った。切ないのを書きたかった。
読んでくれた方、ありがとうございます。

今度はあかるいの書きますね!
569
65名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 03:32:11 ID:E3t6hjaL
冬の陽を投下したものです

皆様、もったいない程の
お言葉ありがとうございました。
正直本当に自信が無かったので励みになりました。

569さま!!GJ!!!!

途中涙が出ました!!
ひなかには切ない話が以外と似合うので
よかったです!!
えちシーンもなんだか二人とも必死で
えっちぃのに切なくって!
特に、後悔してないっすよ…のくだりが、ひなからしくて
悲しさと強さと女らしさを感じました。
剣崎の心理描写も本当に辛くて。
仲間の前から去った時の後ろ姿が思い出されて…
弱さを微塵も見せなかったはずの後ろ姿が、この話を読んで
もう一度あの最終回を考えさせられました。

素晴らしいお話をありがとうございました。
今後もまた楽しみにさせて頂きます。

燃料投下されて、思いついた話が
微妙ネタ的にかぶってしまってるのですが
(ちょっと切ないひなかなので)
出来上がったら懲りずに投下しに来ます。
66名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 12:57:33 ID:9UJIMUtr
>569様GJ!
なんか、涙が出てきました。切ないです。
本当に、日菜佳ちゃんの世界と剣崎くんの世界が繋がっていたなら、剣崎くん、救われたかもしれませんね。
いや、本当にこんなことがあったと、思っておくことにします。
剣崎くん、君は決して一人じゃない。
67名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 16:23:26 ID:cA+fk0Gf
・・・スゲー
まさかブレイドの世界と繋げてくるとは。
特撮板じゃブレイドアンチやってますが、このSSは楽しく拝見させていただきました。
GJ!
68性鬼:2005/03/31(木) 16:43:32 ID:wwrrJu6V
GJ!
なんか感動したし萌えたし。
流石です。

見習いますw
69名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:10:02 ID:860jvKx/
ブレード見てませんが(すみません..なぜか響鬼だけはまってます)
楽しめました!
70名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:43:45 ID:kJ6cy2v0
同じく剣はほとんど観てなかったけど泣いた。GJ

ただ何か引っかかるなーと思ったのが立花の開店時間。
ちと早すぎないかな?
公式に早朝から営業してたらスマソ。

人物の内面は凄く巧く描けてるから、
細かい状況やら時間経過やらを気にしていけたら更に良くなると思うよ。
71569:2005/03/31(木) 23:56:37 ID:f/4zn3hz
569です。
恐ろしくてこの時間まで開けませんでした。
拙い文をここまでしっかり読んでくださって・・・
本当にありがとうございました。

>>65冬の陽さま。感想ありがとうございます。もっともっと練りたかったのに
なぜか怒涛のように完成させてしまったSSです。涙が出たなんて。最高のほめ言葉です。
日菜佳は普段明るいから、やっぱり切ないのが合うんですよね。
SSすんごい楽しみに待ってます!

>>66様日菜佳の一夜限りの恋です。日菜佳なら受け止めてくれるんじゃないか。
そう思いながら書きました。感想、ホントに・・・ありがとうございます。

>>67様実はアンチブレイドの方の感想が一番怖かったです(藁)
自分は剣崎の最後の決断、凄い買ってるんですよ。
ヒビキとブレイドのリンクは自分の中でもかなり冒険でした。

>>68性鬼様!SSが途中でございますです!!性鬼様のSS自分はすっごい好きです。
つーか待ってました。見習うなんてとんでもないです。
性鬼さまは性鬼様の道を行ってください。ガンガレです!!

>>69様ブレイド見てない方も楽しめるのが理想でした。良かった・・・。
数多い仮面ライダー選んで見るのは当たり前ですよ。
ちなみに569は取りあえず全部見ました。

読んでくださってる方がいてこそのSSです。情に偏りすぎてたら遠慮なくご注意ください。
また投下しに来ます。---喜んでくれてよかった。ほっとしました。
72569:2005/04/01(金) 00:09:26 ID:K4x/Ysx/
>>71様一応十時くらいかな・・・と言う気持ちで書いてましたが、
早朝のイメージですよね。
仕込があるから早くから店にいるだろうと言う勝手な解釈。
アドバイスありがとうございます。肝に銘じます。
もっとしっかり見直していきます。ありがとうございました。

貴重なスレを自分のお礼レスで消費してしまいスマソです。
どうしても言いたかった、くどい569なのでした。
リクにも出来るだけ応えて生きたいと思ってます。本当にどうもでした!!
73569:2005/04/02(土) 11:40:35 ID:ZwDhazmd
569です。
懐かしい仮面ライダークウガでよかったら投下します。
需要あるかな?それとも全スレに投下しようかな。
74名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 18:06:45 ID:40QZGKXz
あるある!ライダー総合だし、こっちでいいでしょう。
ちなみに、カプは何です?
75569:2005/04/02(土) 20:44:00 ID:ZwDhazmd
>>74様よかった!桜子×五代雄介です。
EPSODE51帰還ということで。藁。投下します。
76569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 20:51:21 ID:ZwDhazmd
「あー、終わった終わった。」桜子はパソコンから目を離し、すっかり冷めたコーヒーに口を付ける。

ダグバと第四号が戦った、あの戦いからもう五年の月日が流れていた。
桜子は変わっていない。いや、柔らかい長い髪をアップにし、実に女性らしい風情だ。
レモン色のキャミソールを重ね着したその姿は、とてもこんな・・・堅い、古代文字の解読をしてるとは思えない。

「今日は・・・暑いな・・・」もう夜中だ。きっとそこの埃っぽいソファで夜を明かすことになるだろう。
いつの間にか空調が切れている。つと、立ち上がり窓を開ける。夏の香りがする夜気が入ってきた。
どう・・・してるのかな。
暗い漆黒の夜空に赤いさそり座のアンタレスが瞬く。
この空を、彼も見てるかもしれない。いや、星座は全然違うかもしれないが。

彼を最後に見たのは、あの暗い雨の日。何かに耐えるような辛い笑顔でびしょぬれのサムズアップ。
彼女を抱きしめもせず、走り去っていった。五代雄介。

あんまりじゃ・・無いの?五代君。もう・・・知らないから。
桜子の頬を知らずに涙がこぼれていた。ブライダル・・・ブルーと言うやつかもしれない。
そう、来月に彼女は結婚式を控えていた。もう三年の付き合いだ。椿とは。
両親は医者と聞いて、大喜びしていたが。桜子は、誰かが忘れられない。
77569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 20:54:17 ID:ZwDhazmd
タクシーででも帰ろうかな。散らかしまくりの資料や、本を片付け始める。
パソコンしかついてない暗い部屋。開けたままの窓のカーテンが生き物のように風で翻る。
人の気配。忍び寄ってくる。
後ろにそっと立つ。笑いを含んだ吐息。
桜子泣き笑いのような顔になる。そうこんなことがずっと前にあった。そして。

「窓から・・・入るのはやめてっていってるでしょ。五代君!!!」
「なーんだ、また分かっちゃったー!」電気を点けると。日に焼けて無精ひげを生やした五代がいた。

人懐っこい笑顔。笑うとくしゃくしゃになる顔。黒いシャツを着て、履き古されたジーンズーーー変わってない。
「桜子さ・ん・久しぶり!」
「久しぶりも何も・・・五年だぞ!五年!!!!」ちょっと気色ばむ桜子。気づかれないように目を拭く。
「ごめんごめん!アフリカで部族間の争いに巻き込まれちゃってさーエライ目にあったよ!」
五代が事も無げに言う。そして、桜子を優しい目でジッと見つめる。
おしゃれしていて良かった・・・。実は今日は椿とデートだったのだ。
ホテルにしけこみたがる椿を尻目に、仕事しに研究所に帰ったのだった。

ルーズなパーマがかかったアップの髪から何筋かの後れ毛が白いうなじに降りている。
パンツ派の桜子にしては珍しく薄手のマーメイドラインのスカートをはいていた。そして華奢なミュール。
「なんか・・・桜子さん変わった?すっごい・・・かわいいよ。」雄介が率直に褒める。
そして、薬指に目が留まる。煌くダイヤのついた銀のリング。
桜子は短く息を継いだ。鼓動が早くなる。
「だって・・・来月結婚するんだもの。」勝ち誇ったように桜子が告げる。
78名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:25:56 ID:oE9Qa6as
おお、投下されてましたね。GJ!!
希望した>>74です。放送当時の2人の関係がどうももどかしくて。
頑張ってください!
79569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 22:46:37 ID:ZwDhazmd

遠くで車の走る音。救急車のサイレンが聞こえる。

「・・・よかったじゃない!おめでとう!桜子さん!」朗らかに。雄介。
でも幾分言葉に詰まったような気がするのは桜子の願望か。それとも。
「式はいつ?一条さんとか・・・ジャンとかおやっさんとか来るの?新婚旅行は?仕事は続けるの?」
雄介らしくなく矢継ぎ早な質問。
「そうか・・・結婚するんだ・・・あれから五年たつんだもんね・・・」
ソファーに腰を下ろす。ため息をついて感慨深げに呟く雄介。ラフな髪に隠れて、顔は見えない。
桜子の視界が歪む。何も分かってない。この人。

「椿さんとなのよ。医者だから父も母も大喜び!とっても大事にしてくれるの。三年付き合ってるのよ!
新婚旅行はハワイ。普通が一番だって二人で決めたの。・・・すごく・・・。」
桜子の声が震える。もう隠し切れないほどの涙声。今度は雄介が桜子の顔を見る番だ。
「幸せになってやるんだからっっ!!!!!五代君なんかいなくたって!」
涙があふれて、後から後から零れ落ちて。
「桜子さん?」鈍い雄介。もう我慢の限界。
「帰って!!」そばのファイルを投げつける。ひょいっと雄介が素早くよける。
「何で避けるのよっ!」さらに、雑誌、シャープペン、本、雨あられと雄介めがけて振ってくる。
それをかいくぐりかいくぐり、雄介が桜子に近づく。
「帰って!!人の気も知らないで!!!帰って!!!」
雄介が桜子の腕を捕らえる。桜子にはあくまで低姿勢の雄介が、
今や彼女の両腕をしっかり握り締めている。
「ちゃんと・・・話そうよ。桜子さん。」誠実な瞳。人のいい雄介の困った顔。
ずっと顔が見たかった。五年間この顔が見たかったのに。
やっと願いがかなったのに、こんなに近くにいるのに、何で、悲しいんだろう。掴まれている腕が熱い。
「話すことなんて何も無いわ!!!」
80569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 22:49:23 ID:ZwDhazmd
泣きじゃくる桜子。雄介の胸が目の前にある。
縋って泣けばいいのに。それすらも出来なくなっていた。

五年。その歳月の長さが桜子を苦しめている。雄介が今度は息を継ぐ。
「おめでとうって・・言うしかないでしょ。何も言う権利、俺に無いんだから。」
雄介が落ち着いて言う。
「俺はこんなだし。きっとこれからも変わらない。」
雄介が桜子の目を見た。あの雨の夜を思わせる辛い目。

五代君もずっと苦しんできたんだ。

激しい戦いだった。一年に渡るクウガと未確認生命体との激闘。
壮絶としか言いよう無い日々の中で、雄介は自分を削っていた。心も体も。
みんなの笑顔を守るために。
本来穏やかな雄介にとって、それはどれ程の苦痛だったことだろう。
そして彼は姿を消した。冒険に出るとだけ言い残して。

「好き・・・だったの。ううん、ごめんなさい。忘れて。」決意をする。
この思いは封印してしまおう。そして、椿さんのお嫁さんになろう。
あの一年、一緒に、この人と戦いを共有できただけでいい。桜子は頬の涙を拭った。

「謝らないでよ。俺も桜子さん好きだから。」雄介があっけらかんと言う。
「はい。いい友達だもんね。」一瞬動揺する桜子だが、すぐに切り返す。
不意につかまれた両腕をぐいっと引き寄せられる。
「きゃ・・・・」

雄介の顔がこんなに近くに。唇に暖かい柔らかい感触。

大きな目をもっと見開く桜子。雄介の腕の中で。
81569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 22:52:16 ID:ZwDhazmd
彼のにおい。草の匂いのような、夜風のような香りを感じる。
「こうしたかった。ずっと。」雄介がさらに桜子をを抱きしめる。桜子の柔らかい髪をなでながら
「五年間考えてた。桜子さんとのことも。あの戦いのことも。答えが出たから帰ってこれたよ。」
桜子の耳には何も入ってこない。ただ・・・五代の細いからだの芯熱を感じていた。
「桜子さんが・・・好きだ。みんなとも、ずっといたい。みんなの笑顔をずっと見ていたい。」
雄介が桜子の顔を優しく手の平で包む。
ごつごつした指から、手の平から雄介そのものの暖かさが伝わってくる。
長い。五年の歳月を埋めようとするような長い口付けが交わされる。
「全部欲しい。桜子さん・・・五年分の桜子さんが、欲しい。」
耳元で抑え目に雄介が囁く。桜子の顔がぱっと赤くなる。
心臓が張り裂けんばかりに鳴る。

桜子の答えを聞かず、雄介は彼女をソファーに押し倒す。
「ちょ・・・ちょ・・五代君!!!!」肘をついて桜子を上から見つめる。
「だめ?」もうすでに桜子の知ってる、穏やかないたずらっぽいっ青年ではなく、一人の男の顔になっていた。
見た目よりずっと重い、雄介の体が彼女に重なっている。
「だめ・・・かな?」小首を傾げて。
五代のいい所が全部凝縮されているような顔に変わる。・・・かなわないな・・・。
桜子もにっこり笑む。いや泣き笑いと言った方がいいだろう。
雄介も笑顔。やっぱり少し涙が浮かんでる。
82569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:08:37 ID:ZwDhazmd
スカートが衣擦れの音を立てて、床に落ちる。
薄い羽のようなストッキングが雄介の手によって剥がされている。
注意深い手。ストッキングを破らぬようそーっと。
「破けても、いいんだよ。五代君。」桜子が優しく言う。雄介は笑いながら首を振る。
丁寧にあくまでも大事に。
するりとキャミソールのすそから雄介の手が入る。今日はブラの紐はつけていない。
雄介の手の感触に桜子の体が小さく跳ね上がる。
ブラの周辺で、しばらく迷った後、恥ずかしそうに。
「ごめん、こういうのどう外すの?」
桜子がそっと肩甲骨を寄せて、雄介の手を助ける。
淡いピンクのブラジャーが床に落ちる。

雄介も経験が無いと言うわけではない。ただ、多くは海外が多いので・・・
言葉もたどたどしいまま、積極的な現地の女性と荒々しくベットインすることが多かった。
こんなに付き合いの深い女性とセックスするのは正直初めてである。

雄介は鼓動が早くなるのを感じる。
桜子の肌は、日本人特有の実に滑らかな肌をしていた。
真っ白ではないけどホイップしたバターみたいな色。
雄介の手が、柔らかい形のいい膨らみに到達する。
同時に桜子が甘いため息をつく。捲り上げていたキャミソールを桜子がゆっくり脱いだ。
「あ・・・・・っっ・・」雄介がその膨らみを掴んだ。
暖かく柔らかい中に、こりこりと固い可愛らしい頂点。
遠慮がちに揉み解す。
「んん・・・ああっっ・・・・五代く・・」
その、さらに喘ぎ声を上げようとする唇をしっかり塞ぐ。
さっきとは比べ物にならないくらいのディープなキス。
二人の舌が、唇が小さな愛の音を立てる。
83569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:10:56 ID:ZwDhazmd
「あんんんっっ!!!もう!息が出来ないよ。五代君!!!」
桜子が雄介の頭をかき抱く。胸に顔を埋め、彼女を見上げる格好になる。
「すっごい桜子さんかわいいよ。服着てるときよりずっと。」雄介が乳房に強く吸い付く。
その部分にはまるで焼き鏝を押し付けられたように熱が走る。容易く刻印がついた。
「わ・・・簡単につくんだね。」
いくつもいくつも刻印を点けながら、ついに最後の下着を取り去る。
甘く柔らかいお腹の下の薄めの叢。ぴったり閉じた太ももが桜子の恥じらいを表現している。
その太ももの隙間に雄介が手の平を滑らせる。
「あっっっ!!!!!」雄介の裸の足がさらに割り込む。
無防備になった秘裂に雄介の指が差し込まれる。
「!!!!!!!!!!」
さっきから自分のその部分が熱くなってるのは分かっていた。
でもまさか、こんなに濡れているとは。
滑らかな液を絡めて動こうとする手を桜子が制する。
「?????」雄介が物問い気な顔で桜子を見上げる。「恥ずかしいの・・・・。」
桜子は顔が真っ赤だ。
その恥じらいの手をもちろん無視して雄介の手は進む。
すでに足が開かれているので、いとも簡単に秘所にたどり着く。
だが、肝心なところには触れずに蜜を伸ばして回りをゆっくりと探る。
「あ・・・あっっ・・・・あ・・・んん・・・・もうっっ五代君っっ!」
切なげな桜子。雄介は優しく笑んで、望みどおりの部分に指を走らせる。
「あっっっっ!!!!!!」彼女の体が跳ねる。豊かな蜜が一層あふれてくる。
夢中に感じながら不意に涙がにじんでくる。
「あ・・・ああっ・・・さび・・・し・・・」
「桜子さん?」雄介が心配そうに桜子の顔を覗き込む。
二人の目が、視線が合う。
「さび・・しかった・・・・の!・・」
84569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:13:36 ID:ZwDhazmd
しゃくりあげながら桜子が訴える。気丈な彼女からは想像が出来ないとっても意地らしい桜子。
ーーー可愛いな・・・ホントに。桜子さん。
すでに雄介も全裸だった。細く無駄のない体。骨っぽい腕。
目を瞑って、桜子の感触を味わうように、その体で覆いかぶさり抱きしめる。
泣きながらも彼女がしっかりそれに応える。雄介の熱いものが彼女の体に触れる。

桜子のスラリとした足を雄介の手が開く。雄介も我慢の限界だった。
蜜を伴った柔らかい部分にグッとあてがう。一気に自分を彼女の中に収める。
「や・・・やあああああああっっっ!」
たっぷり潤っていたそこは、程よい抵抗を伴って雄介を包み込んだ。
しっかり根元まで入ると雄介が熱いため息をつく。
「桜子さんの中、凄い熱くて・・凄い・・・いいよ・・・びっくり・・・した。」
雄介が無邪気に感嘆の声を上げる。別に言葉攻めをしているわけではない。
彼の正直な性格そのものなのだが、桜子のそこはすぐに反応して雄介を締め付けてしまう。
「・・・・・くっっ・・・!!!」
その熱い刺激に我慢できなくなって雄介が動き始める。

どうして・・・気付かなかったんだろう。
汗を伴って尚も抑え目に律動しながら、雄介は思う。あの一年は特別だった。
愛だ恋だといってる場合ではなかった。言い訳がましいがクウガでいるだけで精一杯だった。
五年間一人でいて、やっと気付いたのだ。俺も一人では、生きていけない。

そして、今ここにーーー桜子さんの中にいる。

そう、五年分なのだ。愛しても、愛しても、足りない。
85569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:15:10 ID:ZwDhazmd
はじめはゆっくり確かめるように、でもだんだん激しくひいては、突き、ひいては・・・
雄介が骨っぽい腰を桜子に打ちつけ始めた。音が出るように、激しく。
「あ・・・ああああっ!!!!五代君!!はうっっ!!!」桜子が腰を浮かせる。今までに無い新しい感覚。
「椿さんとも・・・くっ!!こんなこと・・・したの????」これまで以上に締め付けが強くなる。
「ああああっ・・・な・・んで・・・いやっ!!!!」涙が零れる。でも感じるのは止められない。
「だっ・・・・て悔しいよ・・・うっ!!」雄介にもしゃべってる余裕はなさそうだ。
小さい花芽が、膣の奥が、強い摩擦によって擦られる感覚。

階段が見つかった。今まで上ったことのない階段が

高まって、絡まって、確かめ合って、抱き締めて。二人は駆け上がっていく。
「いや・・・・や・・・・やっ・・・・はっ・・・ああああああああああっっっ!!!!」
がくがくと腰が揺れる。体の熱が一気に放出される快感。

切なく激しい、神経が擦れるようなーーーオーガズムと言われるそれを桜子ははじめて感じていた。

「桜子さ・・・くううううううっっっ!!!!!」
同時に雄介も小刻みに痙攣する桜子の中に一気に放出する。
何度も放出されるその熱い液の感触を味わいながら、自分に倒れこみ息を切らしてる男を抱き締める。

もう離したくない・・・・。

暖かさ。雄介の温もり。熱いからだがこんなに愛しい。
満ち足りた愛の行為に、覗き込んだ雄介のいつもの笑顔と優しいキスに、
しっかり呑まれて桜子は眠りに引き込まれた。

86569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:18:33 ID:ZwDhazmd
朝の光が差し込む。さわやかな風が桜子の頬をなでた。
いつの間に・・裸の体に徹夜用の古い毛布がかかっている。
雄介は・・・・・やっぱりいない。夢だった?
いえ・・違う・・・だってこんなに、愛の刻印が残っている。鼻の奥がツーンとする。
もうっっ・・・大声で泣きたい気分!

「桜子さんのネボすけ!!!!」「きゃあっっっ!!!!」
雄介が突然ソファーの背もたれからひょっこり出てくる!
「やった、びっくりした?はい!!コーヒー入れたよ!」
淹れ立ての芳しい香り。熱いマグが雄介から手渡される。
「俺、床で寝たんだよ。ま、慣れてるからいいけどさ。も一回しようと思って、
桜子さんに声かけても起きないんだもんな。」
少し拗ねた、無邪気な雄介の声。
87569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:19:58 ID:ZwDhazmd

「五代君・・・いなくなったかと思った・・・」ぽとりとコーヒーに涙が落ちる。
「行かないよ。いや、たまに行くかな。年一回くらい。またポレポレに居候するつもり」
背もたれ越しに頬杖突いて。
「・・・・みのりのとこの保育所手伝いながらとか。それとも・・・」
涙を拭う桜子の顔を覗き込む。軽くキス。
「一緒に暮らす?」くしゃくしゃの笑顔。
「・・・・・・え!!!!!!」
「多分出来たよ。子供。俺そういう勘鋭いんだ。クウガの緑の力残ってんのかな?」
「な・・・!!!」
身軽に窓に駆け寄って。桜子を振り返る。確かに、危険日ではあるけど。
「じゃ・・・」サムズアップ。雄介のお決まりの。
「え・・・!!!何?五代君!!!!どこ行くの????」
毛布を巻いて慌てて立ち上がる桜子。雄介が窓枠に足をかける。
「みんなに挨拶!!ついでに、椿さんに殴られてくる!!!あとポレポレにも挨拶行ってくる!!!」
快活に、パッと体を翻して。
唖然としてる桜子の耳にバイクの甲高い音が届く。

それにしても、これからが大変だ。婚約解消。式場のキャンセル。
雄介が殴られてくるとは言っていた物の、椿にもきちんと桜子から話さなくてはいけない。
「全く・・・・かなわないな。」
微笑が浮かぶ。五代君の子供なんて。考えても見なかった。でも。

窓に四角に区切られた夏の青空が広がっている。
どこまで行けるか分からないけど、連れて行って欲しい。
彼に。五代雄介に。


桜子はいつまでも青空を見ていた。
88569[EPISODE51 帰還]:2005/04/02(土) 23:30:04 ID:ZwDhazmd
終わり



スマソ。またエンドマーク抜け。
>>74様自分も寸止めの彼らに非常にむずむずしました。
てな訳で、朴念仁の雄介と桜子のハッピーエンドSSです。投下のきっかけ
ありがとうございます。

クウガ・・・懐かしいですね。
569はクウガなら結構書けそうです。
ただご存知の通り情に偏るので・・・SSとしては物足りないかもしれませんね
こってりしたものを書きたいのですが・・・なかなか。
ご静聴していただいた方、ありがとうございました。
感想よろしくお願いします。

569
89名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 23:46:58 ID:XwUOLQKh
仮面ライダーファムの凌辱SSとか需要有る?
9074:2005/04/03(日) 00:00:13 ID:yoeS2nlE
お疲れさまでした!
こちらこそ良い作品を読ませていただきありがとうございます。
あのクウガの終わりもいいけど後にこんな始まりがあったらなぁ・・・
物足りないなんてとんでもないです!自分はかなり満足の行く作品でしたよ。
クウガ系(もちろん別の作品でも)、出来たら投下してくださいね。
91名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 11:42:25 ID:OfaA5BBn
クウガいいね!
桜子さん、妙に色っぽかったっけ..
一番のお気に入りは薔薇のタトゥーの女だったけど。
569さん、ありがとうございます!
92名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 13:20:02 ID:lT/IZs+I
来週の響鬼、みどりさん参加でなんかえらいことになりそうだ・・・。
新たなる三角関係の兆し? SSが楽しみだなあ・・・。
93569[EPISODE51 帰還]:2005/04/03(日) 14:24:42 ID:fA6+2p8L
569です。
>>89様需要あるように思います。つーか自分は陵辱物かけないんで。
一発コイーのお願いします藁

>>74様感想ありがとうございます。チャンとえちぃかったら嬉しいです。

>>91様桜子さん萌えですよね。当時「ちゅーくらいしろ!五代!!」と
連れと大騒ぎしたものです。薔薇姉さん自分も好きでした。薔薇姉さん×一条さん萌え
ですかねー・・・構想ねってみようかな。と。

>>92ヒビキの中学の同級生らしいですね。ねたゲット!!!!????銀の方らしいですが。
本編見てからですね。全く楽しみです。
94名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 14:44:19 ID:APMSHBTb
春の嵐、到来…かな?
今のうちに賭を。
お題「ヒビキさんとみどりさんの関係について」
1、中学からの同級生で良き友人
2、元恋人同士
3、ヒビキ→みどりの片思い
4、ヒビキ←みどりの片思い
5、元夫婦(!!)

1か4あたりでどうか。
95569:2005/04/03(日) 14:52:27 ID:fA6+2p8L
わしも、1か4でがす。って賭けにならんわな。
5は・・・すごい・・・案外子供もいたりして。
みどりさんで音撃棒鍛えたんだったりして藁
それだと今までのSSが・・・ま、いいか。
96名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 18:09:59 ID:vQiwRHiX
>>94
( 0H0)8!!
97名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:26:24 ID:APMSHBTb
>>95
東映HPの次回予告に、「小さい男の子を肩車するヒビキさん」という写真がありましたな。
あの子はみどりさんの子供で父親が今いなくて…ってそれじゃ榎戸さんだよw
自分で書いておいて何だけど、5だったら祭りの予感。
「バツイチライダー」なんて斬新過ぎだよw

>>96
デタラメヲ(ry
98569:2005/04/03(日) 20:06:52 ID:fA6+2p8L
>>96
つーか・・・生々しくて嫌だ。
自分もその写真見た。どーしよヒビキさんの子供だったら。
バツイチライダー・・・不倫ライダー。
同窓会ライダーも出てくるんじゃないか?
99名無しより愛をこめて :2005/04/03(日) 20:34:14 ID:qmB5+jqn
そこで冬ソナライダー・ヨンさまの登場ですよ。
100名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 21:22:10 ID:6pHz0ycC
D志社大卒変態ハメ取り税務官・イッチーことI原憲KATU様の提供により
Winny、Winny2、Share&画像掲示板などでハメ鳥画像大量公開中也。

しかし国税庁関係者はもみ消そうと必死です!
このままでは、この事件”無かったこと”にされます・・・

http://www.rondan.co.jp/html/mail/0503/050325-3.html
1011の人@今週の師弟さん(エロ無し御免):2005/04/04(月) 09:51:41 ID:8DfoCu7n
「すいません」
力が及ばなくて、足手まといになったのが悔しくて、そんな言葉しか出てこなかった。
もう涙をこらえるだけで精一杯、怖くて顔が上げられない。
「…あきら」
両頬が、暖かい大きな手に包みこまれた。
俯けたままの顔が、半ば無理矢理正面に向けられた。
座り込んだ私の目の前には、優しくて厳しい「師匠」の顔がある。
ほんの少し顔を動かせば、キスできそうなほど近くに。
「…そんな顔しない。悔しいのは分かるけど、悔しがってるだけじゃいけないよ」
わかるよね、とイブキさんの目が言っている。
しぼんでいた心が、答えるべき言葉を探すために動き出す。
時間は随分かかったけれど、答えるまでずっとイブキさんは待っていてくれた。
「…はい。もっともっと鍛えます」
「うん、その意気だ」
いつものように微笑んでくれた。
それだけなのになんだかほっとして、胸の奥がぎゅっとなって、堪えていた気持ちが溢れだしてー
「あきら、…おいで。今回だけ特別」
「…っ、イブキさ…っ、イブキさん…」
イブキさんの腕の中は、掌よりもっと暖かかった。
『竜巻』の後ろにいる時には分からない感覚。
「今日のその気持ちを忘れないこと。でも、その気持ちに決して引きずられないこと」
「…はい」
「その繰り返しでみんな強くなるんだから、今の自分に力が足りないからって落ち込むことはないんだよ」
「はい…」
「…なんてね。僕だってまだまだなのに、なんだか偉そうだね」
「そんな、…そんなことありません!!」
泣く事すら忘れて、必死でイブキさんの言葉を否定する。
私の様子に目を丸くしてから、何故かイブキさんは心底ほっとした顔で呟いた。
「…よかった」
「え? よかったって…何がですか?」
私の頬に残っていた涙を拭ってから、おどけた調子で一言。
「…かわいいお弟子さんが泣き止んだ」
102569:2005/04/05(火) 01:39:49 ID:qcbbBynn
エロなしでも萌えます。
可愛いあきらと優しいイブキに全部!!!って、年が分かる?
GJGJ!!!!!
103569:2005/04/06(水) 13:41:52 ID:cXLr0lBT
誰もいないみたいですね・・・
てな訳で、ひっそり香須実×ヒビキ投下します。
いちゃいちゃアマアマの二人。
ちと詰めが甘いかもしれませんが・・・569
104569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:44:42 ID:cXLr0lBT
「あーあ・・・こんな床で寝ちゃって風邪引くどー!」
煌々と明かりが付けられ、コタツの上に沢山の資料。ファイルの山。
日菜佳から借りたらしいそれはまだ調べ物の途中なのだろう、
開いたまま積み上げられている。資料の谷間で眠ってしまった、香須実。
剥きかけの蜜柑が置いてある。どうやらひとむきして力尽きたらしい。

一眠り、一風呂浴びてさっぱりしたヒビキ。化け蟹退治の疲れも癒え・・・。
パジャマで無防備に眠る香須実を見ているうちにむらむらと・・エッチ心が沸き起こってくる。
幸いにして二人きりの「たちばな」。安心して寝込みを襲えると言うことだ。

「俺も風呂に入ったし。さて・・・・ではいただきまーす。」
一礼してコタツに入り香須実の横に滑り込む。かなり狭い。
「ん・・・・きゃ・・・なに!!!ヒビキさん!!寝たんじゃなかったの!!!」
そう、苦戦した激しい化け蟹との戦いから帰って、食事して・・・
あのタフなヒビキが珍しく寝てしまったのだ。

そこで最近よく分からなくなってきている、魔化魍の傾向なんぞを
日菜佳に成り代わり調べようとしたのだが・・・・
やっぱり香須実は飛車専門だ。資料を開けるだけ開いたところでギブアップしてしまったのだ。

慌てて起き上がろうとする香須実を強引にコタツに引きずり込む。
「寝ました。起きました。風呂に入って準備万端でっす!!」
時計を見る。午前三時。
「ちょっと!!!何考えてんのっ!!!こんな散らかってるのに!」
「香須実さんと同じことです。」
慣れた手つきでパジャマのボタンをはずす。だが以外に抵抗が激しい。
か弱い力で必死に抵抗する意地っ張りの香須実を見てると、嗜虐心がわいてくる。
「なーに意地張ってんの。素直になるんじゃなかったの?」
どんなに抵抗されてもヒビキにとっては面白いだけ。
105569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:46:04 ID:cXLr0lBT
「それとこれとは別ですっ!!!!」キスしようとする顔をハッシと受け止める。
「ほおー・・・やるじゃない。」急に斟酌しない力で香須実を裏返す。
いつの間にかコタツを出てしまっている二人。
「や・・・・何するのっ!!!」
途中まで剥いたパジャマで腕を軽く・・・あくまでヒビキの力で軽く縛る。
「ちょ・・・・は・・・離してよっっ!!!ヒビキさんっっ!!」
ばたばたする長い足からあっという間に下着もパジャマも抜き取ってしまった。
「抵抗されると燃えますねー」足を押さえつつとっくり眺める。
しなやかな白い体。つんとしている横顔さえも愛らしい。
横を向いてるため柔らかい乳房がセクシーな谷間を作っている。
たまらなくなって容赦なく覆いかぶさる。
「・・・・?」・・・香須実の目がいつの間にか揺れている。
「ちょ・・・ちょいまち!泣かせるつもりは無かったんだけど・・・」
慌てるヒビキ。腕を縛ったパジャマを解く。「どうした?香須実。」

「あんなに・・・無理して・・・化け蟹・・・初めてなのに・・・」
しゃくりあげつつ途切れ途切れで言う。
「何だ!そんなことで怒ってたの?」
「そんなことって!!!現に帰ってきたら疲れてぐっすりだったじゃない!!」
「四時間で回復しましたけど。はい。」あまりに香須実が可愛くて笑みが浮かぶ。
少し狭いが香須実の隣にひじを突いて寝そべる。
「そういった問題じゃなくて!!!」・・・それで魔化魍を調べていたのか。
自分の現場に向かうときのブルーな様子が、彼女をこんなに不安にしていたらしい。
不知火運転しながら、歌なんて歌って・・・実に暢気そうだったんだが・・・失敗したな・・・。
106569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:48:41 ID:cXLr0lBT
「んで・・・この資料の山なわけ。で・・・あったの資料?」
「・・・・・」無言の香須実。
「日菜佳が既にデータ取ってんじゃないの?吉野に提出する関係でさー。」
「・・・・・・」無言。プイッとヒビキに背を向ける。
「自分で調べたかったのっっ!!!!」言うんじゃなかった。
香須実は後悔と恥ずかしさで唇を噛む。

「ありがと。」「え・・・・・」
香須実の体がちょっと緩み、振り返ろうと・・・その隙をヒビキは逃さなかった。素早く唇を付ける。
しっかり抱きしめつつじっくりその甘美な感触を味わう。
「もっとお礼しなきゃ♪」
「え・・・・きゃ・・・なにするの!!!」悲鳴を上げる香須実。それは当たり前だ。
さっきのパジャマで再び香須実の手を後ろ手に縛る。
「ま、さっきの続きと言うか・・・結構よかったもんで。」
「ひびきさんっっ!!!ふざけ・・・な・・・」
ヒビキの大きな手の平が背後から、両腕の自由を奪われた香須実の乳房を包む。
敏感な部分に触れるように微妙な力加減。
「は・・・・あっっ・・・」思わず声が漏れる香須実。切なげに身をよじる。
「や・・・なんで後ろから触るの?」
「イブキにされてるみたいじゃない?」
「・・・・・!!!」絶句する香須実。
「イブキ君と・・・は・・なんでもないったら・・・・あっっ!」
「イブキ嬉しそうだったぞぉー!!香須実さんと喋れたってさ。」ヒビキが乳首を指で執拗に転がす。
「あああっっ!!!」
「香須実もまんざらでもなかったでしょ?何しゃべったの?」
香須実の首筋に背後からそっと息を吹きかける。香須実がのけぞる。
「・・・いや・・・そんな話・・・やめて!!」意地悪なヒビキである。
107569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:49:46 ID:cXLr0lBT
するりと首にかけていた手ぬぐいを取る。
「目隠しの刑!!何ちゃって。」香須実はなんとヒビキに目隠しをされてしまった。
「や・・・いや・・・!!!何考えてんのよっっ!!」
「香須実さんにするエッチなことですっ。さあてどうしようかなー♪」
足をしっかり押さえつけられ、ヒビキが見ている気配がする。顔が上気する。。
いたわる様に、だが有無を言わせず男の手が香須実の足を開く。
「や・・・・・・・・!!!」
いやいやと言いながら、たっぷり蜜をこぼしている香須実。
また、ヒビキが見てる気配。苦しい。切ない。・・・どうにかなってしまいそう。
「お・・・お願い!目隠しはずして!!」哀願する。
「え・・・気に入ってんじゃないの?」するりとヒビキの指が滑る。
「きゃ・・・・!!!」
蜜を受けては滑り・・・幾往復かするうちに見る見るうちに亀裂全体が滑らかになっていく。
ヒビキは満足げに「霊験あらたか。効き目ばっちりなんじゃない?どうなってるか言おうか?」
「あ・・・・・!!」視界を奪われ、聞こえてくるヒビキの声。
そして自分の淫らな音。暖かな潤んだ秘所に指が入る。
「・・・・・あ・・・んんっ・・・いや・・・あっっ・・音が・・恥ずかしいのっ・・・!!!」
「何で?この音がいいんじゃないの?」わざとヒビキが音を立てるように指を動かす。
ピチャ・・・クチャ!
「いやっっっ・・・あ・・・っっ!!!」

「じゃあ、ここまでにしとくか?」
「あ・・・・ああっ!!」・・・・スッとヒビキが引く。
見えない。手元の自由は無い。全くヒビキの触れてる感触がなくなった。。
「ヒ・・・ビキさん?ね・・・ヒビキさん?」
気配はすれど声は聞こえず・・・怒ってしまったのだろうか。それとも?
108569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:50:55 ID:cXLr0lBT
「あっっっ!!!」乳房の頂にいきなり熱い感触が!強く吸われつつ抱きしめられる。
「服脱いできましたっ。」逞しいヒビキの素肌が触れる。
そして硬くなった熱いものが香須実の太ももに当たった。
「怖がらなくてもいいって、俺しかいないんだから。」するりと目隠しをとる。
真近に、無精髭を生やしたヒビキの精悍で優しい顔が・・・思わず目を潤ませる香須実。
「でも、ちょっと良かったんじゃない?ん?」「もうっ!知らないっっ!!」
こぼれる涙を唇で拭って、香須実の足に横向きのまま自分の足を絡ませる。
秘裂を自分の剛直でなぞるとじりじりゆっくり中に入っていく。
「・・・・香須実の意地っ張り・・・っっっ!!!!!」
「はっっ・・・・・!!!!!!」
熱い濡れた壁が彼自身にぴったり密着するのが分かる。ヒビキが彼女の太股をしっかり捕らえる
「うわ・・・すご・・・!!!」思わずヒビキの口から賛美の声が漏れる。
「・・・・もう・・・ああっ!縛ってるの・・・解いて・・痛いってばっ・・・」
「ん・・・・。」
両手が自由になる。繋がったままヒビキが上になる。なぜか香須実の腰が逃げる。
「・・・・?」
「今度は私がヒビキさんに意地悪するのっっ」彼女は意図的にしているのだ。
上気した顔。香須実の挑戦的な目。
「この・・・・」好色そうに、にやりと笑って、追うヒビキ。逃げる香須実。
淫らな戦いがこの「たちばな」の茶の間で繰り広げられる。
「いい加減に・・・しろって!!!」
ヒビキがいつに無く荒々しく、男の力で細い腰をを押さえ込んで香須実を捕らえる。
「あああああっっっ!!!いやっ!!」もう逃げられない。
109569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:52:00 ID:cXLr0lBT
「・・・っっ・・はっっ・・・んん・・あっっ・・・もう・・・・!!」
だが、焦らしていたのが自分の刺激にもなってしまっていた。
香須実の息遣いが早くなる。激しく喘いで・・喘いで
突かれながら、もうヒビキは見えてない。目をしっかり瞑り、泣きそうになってる。
そう、よく知ってる表情。香須実が上り詰めつつある表情だ。
ヒビキのそれがグッと押し出されそうになる感覚。
泉のように蜜が湧き出てきて、強い摩擦を助ける。
滑らかな肌が汗を帯びて一層男の肌に吸い付く感じ。
花芽に擦り付ける様に腰をグラインドすると、香須実の腰もたまらず動き出す。
潤んだ音がさらに激しく、早くなっていく。
「や・・・・やっっ・・・いや・・・やあああああああああっっ!!!」
ヒビキが余裕なのに反して香須実が先に達してしまった。
「ーーーーーーー・・・・」
「香須実の負けーーーーー♪」
物も言えない香須実を笑いながらきつく抱きしめる。
男の大きな体に身を任せつつ、改めてヒビキが手に届くところにいることに安堵する。
香須実の中で、ヒビキの愛しさが高まる。

「今度はヒビキさん・・・」まだ怒張してるそれを口に含んだ香須実。
歯を立てないように・・・そーっと・・・
香須実の暖かい口腔の中でさらに強くそそり立つ気がする。
絡み付いてくる快感に耐えながら、ヒビキは一生懸命な香須実の顔を盗み見る。
目を伏せたまつげが長い。愛らしい唇を精一杯開いてヒビキのものを咥えているその姿は、
普段のつんとした香須実からは想像がつかない。
頭を動かすたびに柔らかい髪が揺れ、ヒビキの腹部をくすぐる。
「んん・・・・ん・・・んっっ!」時々可愛い声が漏れる。
110569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:53:21 ID:cXLr0lBT
観察はそこまでだった。香須実の唇がゆっくり上下し始めた。
元々香須実の中ですっかり高まっていたのだ。
舌を使いつつ滑らかに上下されてはたまらない。そして徐々に早くなっていく。
「わ・・・・ちょ・・・香須実っっっ・・・!!!!」必死に堪えようとするが・・・。
ドクン!!我慢も限界。ついに香須実の口腔に熱いものを放出した。
さらに絶え間なく二度放出は続く。
「うっっ・・・!!!!!!」
熱く、えぐみある液体が香須実の口腔一杯に広がる。
少し躊躇いがあったものの、意を決して香須実が飲み込んでる気配がする。
「ご・・・・ごめん・・・」ヒビキはまだ余韻が抜けない。
息を切らしつつ、すまなそうに香須実を引き寄せるヒビキ。
「美味しかった。一杯、ごちそうさまでした。」
口を拭いつつ、ぺろりとピンクの舌を出して・・・とってもコケティッシュな香須実。
これにはヒビキが照れる。立場逆転だ。
香須実がいたずらっぽく笑む。口付けを交わそうと・・・・

「きゃ・・・・・・や・・・やだ!!!!」
「・・・・・?何?香須実」
香須実がその場にそぐわない声を出す。
「し・・・資料が・・・」
いつの間にか、ファイルから出していた沢山の資料が、
暴れる二人の下に・・・引き込まれていた。
くしゃくしゃになっているのはまだいいが・・・。
「日菜佳に怒られるー・・!!」
一枚の「重要」と判を押された資料に
香須実がさっき飲み込み損ねて垂らしてしまったヒビキの・・・白い液が点々としみを作ってしまっている。
「あ・・・それ!!!!」今日の化け蟹の資料だった。
「・・あんなに探したのに寄りによって、こんなとこに・・・・」
「俺、スゴーイ・・・思いっきり命中?はっははは。」
香須実がじろっとにらんでヒビキが黙る。「片付け手伝ってね。」
「えーーーーーーーーっっっ!!」
111569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:54:55 ID:cXLr0lBT
「朝に日菜佳帰ってくるんだからっっ!!!んんんん・・・・!!!」
ヒビキが香須実に強引に口付ける。
「片付けは後で今はとりあえず違うことをしようっっ♪おおー!」
「勝手に決めないでよっ・・・あっ!!」
アマーイ争いをしつつ夜は更けていった。

「いったいどうすりゃこんなにくしゃくしゃになるのっっ!!!香須実姉!!!」日菜佳の怒声が飛ぶ。
「本部から借りてるのもあるんだから・・・・ったく・・・」すっかり日菜佳はお冠だ。
「まあまあ、日菜佳ちゃん・・・特製ブレンドのお茶入れてみました。ね、ね。」ヒビキが仲裁に入る。
「ありゃー?ヒビキさん、やけにサービスいいじゃないすかー。」
「いや・・その・・・そのシミには・・俺も・・・」ヒビキが言い淀む。
「日菜佳、ごめん!!!埋め合わせは必ずするからっっ!!!」香須実が割ってはいる。
「分かりました・・・しゃーないなー・・・しっかしこれ何?なんかパリパリして・・・蜜柑じゃないし・・・????」
ぶつぶつ言いながら資料整理する日菜佳を残して、ヒビキと香須実は店に逃げる。
112569[隠す目]:2005/04/06(水) 13:55:46 ID:cXLr0lBT
「よ!!!香須実ちゃん!!今日も一段と美人だねっっ!!」
常連客が三人。相変わらず暇な店である。
にっこり愛想良く挨拶した後、影でヒビキを小突く。
「ちょっと・・・余計なこと言わないでよっっ!!」
「ごめん・・・つい・・・。」頭をかくヒビキ。
出したのは俺だけど、垂らした張本人は香須実なんだけどね・・・いや俺も同罪か。
これを言うと、鶏が先か卵が先かのようなエッチな水掛け論になりそうだ。
また「たちばな」の戸が開く。
香須実が張りのある声で「いらっしゃいませ!」
前の日の魔化魍退治も物ともせず、ヒビキも手伝い始める。
ふと彼のいたずら心が・・・止せばいいのに香須実の耳元にそっと囁く。
「ね・・・そういえば・・・ホントに美味しいの?」
「・・・・・・・!!!!!」
真っ赤になる香須実・・・さらに!
「なんか香須実ちゃんとヒビキさん仲良し夫婦みたいだねぇぇ・・・いいねえ!」常連客の遠慮ない突っ込み。
「きゃ・・・」ヒビキの質問とダブルパンチで動揺した香須実が、派手に湯飲みを割る音。

今日も「たちばな」は平和でにぎやかである。

終わり


113名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 16:19:16 ID:uOHlEzrd
>569
ひ〜!!!!!!!甘過ぎ〜お腹一杯〜!!!!!
なんかもう神様ありがとうって感じ…色々引き出し
多そうなヒビキっすね…今後も期待してます!
114名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 23:54:59 ID:yyJvxs2Z
>>569
すごく素敵です!前の作品も読みました。
次回作も楽しみにしています!
115名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 00:44:47 ID:odVz9EbZ
569さんも1の人もイイよ〜
楽しんでるよ〜
イブキって優しいよね・・
116名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 09:38:18 ID:nbOdSL8x
>>569
いつもながらの素晴らしい作品、ありがとうございます!
堪能させていただきました。次のお越しを心からお待ち申しておりまする。
117名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 03:56:47 ID:hsB2s/Sh
皆さん文章お上手ですねー!
何だかハイになってきます(笑


イブキ→香須実はマイナーなのかなーと言ってみるテスツ
118569[隠す目]:2005/04/08(金) 09:56:08 ID:8jqYblnk
皆さん、感想ありがとうございました。
>>113様 ホントヒビキは引き出し多いっす。今後、本編しだいかな?藁
>>114様 前も読んで頂けましたか。拙い文章で恥ずかしいです。次回作は・・・構想中です。
>>115様 ホントイブキ優しいですね。依然とんでもないイブキ×香須実書いたんですが
・・・失敗したかなotz
>>116様 堪能していただきましたか。読み返してみたら、レスほとんどエロ!
くどかったかな?藁。喜んでくださったなら嬉しいです。
>>117様 私もいつもハイです。
さて・・・イブキ×香須実なのですが前スレでイブキの性格や佇まいがまだ分からんうちに、
イブキがとんでもない暴挙をしてしまう・・・と言うのを書いてしまったのでした。
(読んだときありますか?)
ですから、その続きで構想しています。どうでしょうか。前エピを見て無くても楽しめるような
内容を考えてはいますが。どんなもんでしょ。
119名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 14:37:25 ID:+TWkbmbD
>>569さんGJ!!!
いつも本当にありがとうございます。
堪能させて頂きました。
アマンアマンな二人を読んでるとこっちまで幸せになる。ポワ〜
120117:2005/04/08(金) 16:09:43 ID:hsB2s/Sh
>>569
お返事どもです〜
自分ちゃっかり前スレのイブキ香須実も堪能してましたが(W
やっぱ良いです!続きを構想中とのこと、陰ながら旗振って応援してまつ。

どーしてもヒビキ香須実が根底にあるので、イブキは悪者になってしまうんですよねぇ(W
121名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 19:49:28 ID:WU6cdr4Q
読んだ"とき"→"こと"な…
せっかくいいSS書けるんだから、こんな些細だけどアホっぽい誤用辞めようや…
122569:2005/04/08(金) 20:51:21 ID:8jqYblnk
>>117様 ちと落ち込んでおりますが、実は今書いてます!
前スレから読んでいただいてるんですね。ありがとうございます。
夜中には投下できると思います。待っててくださいね!

>>119様 アマンアマン過ぎたかな・・・とっても楽しんで書いたんですよ。
喜んでいただけて嬉しいですーー!!!

>>121様 多分他のスレでもお世話になりましたよね。(間違っていたらすみません)
こちらの物も読んでいただけましたか。ありがとうございます。
アホな誤用。全くです。ご指摘ありがとうございます。
正直、どよーーーーーーーんと落ち込んでおります。
SS書く資格ないような気がして・・・・・・とにかく気をつけますOTL
123名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 22:05:18 ID:TfQDqTmh
>>122
あ、他スレで指摘したの多分漏れノシ
やっぱ日常的なものだったのね。

でも間違いは直していけば良いだけだし、569タソの妄想力(褒め言葉w)は素晴らしいと思うから
是非その恩恵にあやからせて下さいな。


てなわけで投下待ち(・∀・)ワクワク
124569:2005/04/08(金) 23:58:42 ID:8jqYblnk
>>123様 温かいお言葉ありがとうございました。
ホント、早いだけが取り柄・・・言葉、表現気をつけますね。
そうなんです。自分の話し言葉の癖なんです。失敗失敗OTL
妄想力(^^)お褒めいただいて光栄です。がんばります。(単純?藁)

さて、123様に励まされて、569投下いきます!!
予告通り香須実×イブキです。117様見てますかーーーー!
ご満足いただけるといいのですが。
125前507:2005/04/09(土) 00:00:16 ID:BoxVZzOk
ども。この名前では久々の者です。
ちょっと質問。
今考えてる話に、本編には出てないオリジナルなまかもーを
出そうかと思ってますが、そういうのは皆さん嫌ですかね。
出演はヒビキ(28)×香須実(20)のはぢめて話。
569さんが前スレで同じネタを書いてらっしゃいましたが、
また別解釈ってことで・・・。
126569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:13:31 ID:KJ/h2mH3
穏やかな春の日の午後。客も引け、テーブルに頬杖突いて、のんびりの香須実。
こんな日も無くちゃねーーーーー・・・と・・・聞き覚えのあるバイクの音。

「こんにちはーーーー」甘味処「たちばな」の戸が開く。
「いらっしゃ・・・・!!!!!」
店番していた香須実がぎょっとする。イブキである。
バイクのメットを小脇に抱え、薄手の革ジャンが実に長身に似合っている。
余計な音を立てないように椅子に腰掛ける姿がイブキらしい。
いい男はいい男なのよね・・・・でも。

あの・・・とんでもない事件があって。
勢地郎は「出入り禁止だ」などと息巻いてはいたが、なんとなくナアナアになり・・・
香須実も、仕事仲間の態度に徹して・・・通常通りにイブキも出入りするようになっていた。
勢地郎も昔馴染みの息子とあって事を荒立てるのは避けたらしい。
最も、知るのが他にヒビキだけだと言うのも幸いしたのかもしれない。

「結構いじめられたけど。ヒビキさんには。」こそっと独り言。後腐れなさそうで、実はあるのがヒビキだ。
しかし、ベッドの上でやたらと言葉攻めしてくる他は、態度にも言葉にも変化は無い。
もちろん、日菜佳にも感づかれては・・・多分無いと思う。
魔化魍退治でもイブキとのチームプレイを鮮やかにこなし、
流石、亀の甲より年の功・・・ホントに亀・・・いやオトロシだったか。
恋人にとんでもないことをされた男としては、実にに天晴れなほうであろう。
いや、正直、香須実からしてみればもっと怒って欲しいくらいだ。
「苛められた?誰に?それは黙っちゃいられないな。」
よくもしゃあしゃあと言ってのける・・・イブキも大した者である。
鬼って・・・変身して無くても面の皮が厚いの?
「何でもないです。」知らず知らずの内に、慇懃な言い方になる香須実。こんっっとほうじ茶を置く。
127569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:16:35 ID:KJ/h2mH3
「香須実さん。・・・すみません。」
いきなりイブキからストレートが来た感じだ。
不意を突かれて面食らう香須実。
「な・・何よ、いきなり。」
「ずっと言わなければいけないと思ってました。」真摯な目が香須実を見つめる。
「あの・・・常軌を逸した行動でした。本当に・・・済まないと思っています。」
「え・・・は・・・はい。」もっと言いたいことがあるのに、謝られると弱い。

変な間が空く。こういう時、お客さんが来ればいいのに!全く!暇な店なんだから!
「きょ・・・今日は・・・何の御用?」わ!どもっちゃった!!
「この間のバイクの修理終わりましたから。その報告です。」茶封筒に入れた書類を出す。
ああ・・・例の。ヒビキが壊した竜巻。結局こちらで支払うことにしたのだ。
金額は・・・オトロシ・・いや恐ろしくて言えない。
「は・・・はい。」
また、嫌な沈黙。・・・日菜佳も父さんも・・・さらにヒビキさんも留守なんて、サイアク!!

「香須実さんが好きだから。」
「え?」
「香須実さんが好きだから、あんなこと、しちゃいました。人生最大の不覚かもしれないですね。」
とは言いながらも、さわやかに笑うイブキ。順序は違えどこれは一応、告白か。
「そういえば生身に、ヒビキさんの手刀は効きましたがね。」ばつ悪そうに肩をすくめる。
「し・・・知ってたの?」そう、実は海苔缶が落ちてきて気絶したことにしてある。ヒビキの入れ知恵なのだが。
「海苔缶で僕が気絶するわけないでしょーーー!ギャグきついですよーーー嘘もうまくつかないと、香須実さん。」
快活に笑うイブキ。「鬼さんたちには叶わないわ。」
香須実もにっこりーーーいや含みはあるが、ひっかかりもあるがーーー笑んで、一応仲直りなのだろうか。
128569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:18:21 ID:KJ/h2mH3
「でも・・・やっぱり、好きです。これはちゃんと言っておかないと。」
つと、イブキが香須実の前に立つ。
真っ直ぐなイブキの目。純粋と言うか、生真面目と言うか。イブキらしい告白だ。
さっきから早鐘のように鳴り出した香須実の心臓。イブキに聞こえそう。いやヒビキにまで聞こえるのではないか。
「怖いですか?もうあんなことしないですよ。」イブキの手が身をすくめている香須実の・・・前髪に触れる。
「柔らかい、きれいな髪ですよね。」ぴくっと香須実の体が揺れる。

ふと、時間が戻った気がした。遠い夏の日、こうして、二人で立ち尽くしたことがあった。
吉野の緑深い森で。日陰は驚くほど涼しくて、蝉がうるさいくらい鳴いていて。
「香須実ちゃん、汗かいてるよ。」幼いころから、優しくて気がきくイブキ。
指で・・・スッと汗の玉を拭ってくれた。あの時日菜佳はどうしてたんだっけ。

涙が一筋、零れていた。ずっと近くにいた幼馴染なのだ。

「イブキさんは・・・大事な幼馴染なのよ。」香須実が擦れた声で囁く。
「残酷なことを言いますね。」イブキが笑う。悲しそうに、辛そうに。

香須実のガードは確かに甘かった。そしてイブキが素早かったのも否めない。

イブキが口付けていた。香須実が、大きく目を見開く。
129569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:20:40 ID:KJ/h2mH3
「またとんでもないことしちゃったかな。」とは言いながら、イブキが香須実を抱きすくめる。
広い胸である。抗えないほど広い。だが、精一杯力を抑えようとしている。
それが、香須実に伝わってくる。
「ヒビキさんに怒られますね。」聞こえるか聞こえないかの声でイブキが呟く。
ヒビキの・・・不愉快そうな顔が浮かぶ。今日は何やら本部に勢地郎と出かけてる。
確かに怒られる。怒られるけど。
香須実が恐る恐るイブキの背中に手を回した。
「香須実さん!!」
驚いたイブキが香須実の顔をを覗き込む。熱い目だ。
「大事な幼馴染だもの。」噛んで含めるように香須実が言う。
その何かを堪えたような表情はどこか少女のように幼く見える
抱きしめていないと消えてしまうかのように、イブキが腕に力を込める。

今度は深く。男と女のキス。髪を撫で、ずっと今までの深い歳月を込めた口付け。

「好きです。本当に。香須実さん。」
身をかがめて首筋に、頬にキスに雨を降らせる。イブキの息が心なしか荒くなる。
「だめだ。我慢できなくなります。」自嘲気味に笑う。香須実の体は抱きしめられたまま。
「イブキ・・さん」香須実は訳が分からなくなっていた。目の前の幼馴染にも手を差し伸べたい。
でも・・・やっぱりヒビキしか考えられない。ベタ惚れなのだ。ヒビキに。でも。
イブキの胸に顔を埋める。ヒビキとは違う男の匂い。
目の前に、縋るような男の顔。その熱っぽい瞳。震える手の平で、イブキの顔を包む。
「香須実さん・・・?」
「一度だけ。一度だけ・・・後は幼馴染の仕事仲間。それでもいい?」
香須実が苦しそうにイブキに言う。どうしても、応えてあげたいから。
「ヒビキさんに殺されますかね。」
「どちらかと言うと殺されるのは私かも。」覚悟の上だ。ヒビキはきっと看破するだろう。
「そしたら、吉野へ逃げてきてください。僕が・・・守りますから。」
ヒビキになら、殺されてもいい。それは言わずに。
130569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:22:11 ID:KJ/h2mH3
香須実の部屋のベッドで。
お互いもどかしく服を脱ぎ捨てると、素肌のまま抱きしめあう。
ヒビキよりも細い体。だが、長い鍛錬の為か無駄の無い筋肉が隙間無くついている。

触れる度、イブキの心が、しゃべらなくても伝わってくるようだ。
「ずっと片思いだったんですよ。長い間。」くすっと笑って、香須実の首筋から白い双丘の谷間。
さらに可愛いおへその辺り・・・人差し指でなぞる。それだけで体の奥が熱くなるのはなぜだろう。
イブキの指に魔法がかかっているのだろうか。
「気がついたら・・・ヒビキさんのものになっていて」今度は手の平で触れていく。
「もう僕が入る隙間は無かった。」手が膨らみの頂点で止まる。
「あっっっ!!!」思いを込めた口付けが膨らみの頂に施される。さらにイブキは赤ん坊のように吸い付いた。
唇を離すと唾液で光る濡れた乳首が男の目を魅了する。そのまま指で転がしてみる。
いつもはヒビキに攻められているその部分が、イブキに嬲られてるのが後ろめたかった。

だが、対等に攻撃的に扱うヒビキに対して、イブキはあくまでも遠慮がちだ。

香須実も息を詰めて・・・つい緊張してしまう。
「香須実さん・・・緊張してますか?」
「だって・・・ヒビキさんじゃない人とするの始め・・・あっっ」つい言ってしまった。
「香須実さんは正直な人だなあ・・・」語尾が嫉妬に震えている。
「そういうとこも好きだから・・・しょうがないですけどね。」
乳房を掴む手に力が篭る。口付けしながら、時に手の平で、時に指先で、白い柔らかい丘が形を変える。
そしてふんわり上気した色になっていく。
香須実は緊張した体が徐々に解けていくのを感じる。
だが、イブキはなかなか・・・香須実の体の奥には触れない。

あの時とまるで違う。
131569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:23:17 ID:KJ/h2mH3
香須実は思う。あの・・・薬を使って自由を奪ったあの時とは・・・。
長い時間をかけて焦らされた体が、少しずつ火照ってっていく。
「はっっ・・・・・はあっっ・・・ぁぁ・・」抑えた声が漏れる。
「やっと・・・可愛い声が聞けました。」イブキがとっても嬉しそうに、香須実に口付ける。
するすると手が香須実の下のほうに・・・
「細い腰ですね。」イブキの手は香須実のお尻の方に伸びていた。ゆっくり擦る。さわさわと優しく。
「あっっっ・・・!!!」
時折・・・中央の部分に近づく度、香須実の体が微妙に波打つ。
イブキがその反応を熱っぽい眼差しで、じっと見詰めている。
ちょっと強い力を込めて触ると、香須実の体の奥がゆすられ熱くなる。
「あ・・・・っっっ!」
チュ・・・・と濡れた、微かな音。イブキに聞こえてしまっただろうか。
「良かった・・・・感じてくれてたんですね。怖くて触れなかった。」
恥ずかしくて赤くなってる香須実の額に口付けて、その部分に手が伸びる。
「あああっっ!!!」
十分すぎるくらいに、潤っている。タップリの蜜が秘裂全体に行き渡っている。
それを確認するように指が行き来する。
「や・・・・ああっっ・・・んん・・・」
「もっと・・・声を出してください。幾ら出してもいいですから。」
ほとんど抵抗無くするりと香須実の秘所がイブキの指を飲み込んだ。
「あああああっっっ!!!!」大胆にグッと奥まで指が入る。
蠢きながらその指が香須実の中を確かめていく。濡れた壁を、その奥を。
「いや・・・あっっ・・・んんんんっ・・はあっっ!!!」
時折するりと抜け、蜜を充血した芽に塗りつけ、そこで遊ぶ。そして、また奥に。
ピチャピチャという淫秘な音が響く。
耳元のイブキの息がすっかり荒くなっている。
間違いなく張り詰めているはずのそこを香須実に触れさせることも無い。

もしかしたら・・・すっごく・・・我慢して、気を使ってる?
132569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:25:20 ID:KJ/h2mH3
ヒビキにもこんなに執拗に前儀をされたことは無い。
・・・と言うかその前に香須実がギブアップしてしまうからなのだが。
「ね・・・ねっっ・・・イブキ・・くんっっ・・・」
「・・・・はい。」
まだまだ続けようとするイブキの手を必死で押し留める。
自分も思いもしなかったような言葉が・・・香須実の口から出た。

「もう溶けそうだから・・・お願い頂戴。」
その濡れた目で、瑞々しい唇でこんな風にイブキに香須実がねだるとは!
「・・・やだ・・・私ったら・・・ヒビキさんにもこんな風に言ったこと無いのに!」
動揺して思わず口走る香須実。感動して抱きしめるイブキ。
「じゃあ・・・ひとつリードだ。ヒビキさんに。」
初めてイブキの熱いものが香須実の体に触れる。その感触に、香須実はどきりとする。
「女の人のこの液って・・・」抱きしめながらイブキが口を開く。とっても息遣いを抑え穏やかに話をしているが・・・。
「どこがが出所だって解明されてないらしいですよ。」ゆっくり香須実の足を開く
「女の人が興奮すると・・・沸いてきて・・・中全体に・・・行き渡るらしいです。」
イブキのそれが暖かく柔らかい部分を探る。
「とっても・・・不思議です・・・ねっっっ!!!!!!」
「はああああああああっっっっ!!!」
唐突に突き刺された。香須実は体の奥で、イブキのその形を感じる。
いとも簡単にーー一応葛藤はあったがーーーヒビキを裏切ってしまったことに、香須実は心のどこかで怯える。
「こわいん・・・ですか?」動かずに心配そうに、イブキが問う。
「・・・いいの・・・。」香須実の目から知らずに涙が伝う。
「僕はとっても嬉しいんですが・・・・」じっくりした口付け。心が温まるような。
「そんなに怖いなら、吉野に・・・くればいいんですよ。」髪を優しく撫でて、涙を唇で拭って。

何が怖い?ヒビキさんが・・・違う・・・裏切ってしまった自分が。
133569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:27:40 ID:KJ/h2mH3
イブキもここまで挿入を我慢したのは初めてだった。体がひとりでに動き出す。
香須実も怯えていたのはそこまでだった。
「あっっ・・・はっっ・・・ああっ・・・あんん・・・っっ!!!」
強く・・弱く、浅く深く縦横に香須実のそこを楽しむかのように、イブキは動く。
尚も湧き出す泉がイブキの盛んな動きを助ける。
もう何も見えない。頭の中が真っ白になる感じ。
チャプ・・・ピチャ・・・・チュ・・・濡れた音が尚も二人の行為を激しくする。

イブキが思う。こんなに、自分が激しくなれるものか。
香須実の中が奥のほうからイブキを締め付ける。
じっとり熱く。そして柔らかく。

遠慮がちだったイブキも・・・今や香須実を味わい尽くすつもりいるかのように、激しく突いてくる。
軽々と香須実の両足を持ち上げ、自分の両肩に乗せる。

ヒビキさんが好きな・・・・体位!!!!!

「イブキ君!!いやっっ・・・これは・・だめっっ!!やめ・・・・っっあっっ!!!!」
そう言われても興奮してる男が聞くわけが無い。
突き上げてくる快感に耐え、イブキがぴったり密着して、腰を揺らす。
不覚にも思い出してしまったヒビキの顔が、脳裏から離れない。
なのに・・・体は尚も反応して、濡れて、高まって。
134569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:30:28 ID:KJ/h2mH3
体だけ先走って心が置いていかれている。
「・・・やっっ・・・や・・いやあっっ・・・」
愛する男の顔が浮かぶ。少し困った顔で、でも精悍な優しい顔で。
イブキの律動が速く、強くなる。潤んだ音も一層激しくなった。そして。

「・・・・い・・いやっっ・・いやあああああっっ!!!ヒビキさんっっっ!!!!」
「!!!!!!くうううううっっっ!!!!」
イブキが香須実のお腹にほとばしる。熱い液が二度、三度と香須実の腹部に液溜まりを作る。
香須実の白い体が余韻に波打っている。
イブキが荒い息を整えつつ言った。
「凄い・・素敵だ。香須・・実さん。でも・・・・最後のは・・きつかった。」
「んん・・ん・・・・・・・え・・・?」息が切れてる香須実が気だるく上体を起こす。

何を言ったか、分かってないのか。多分、無意識。

あんなに自分との快楽の境地にいながらも、尚も愛しい男が頭から離れないらしい。
愛する女を寝取ったはずなのに、この敗北感。
「いいんです・・・・・・愛して・・ます。」
完敗だ。ヒビキさんに。今回は。

だが、物言わずに、ぎゅっと香須実を抱き締める。
これからへの漠然とした不安と、オーガズムの快楽の後の心細さと、イブキの体の温かさ。
香須実の目からまた涙が零れる。
裸で、白い体を震わせ、泣いている香須実。
イブキの心の中で狂おしいくらい切なさと愛しさがこみ上げる。
「このまま攫っていってしまおうかな。」
涙に濡れた香須実が、少し微笑む。優しく甘く口付けを交わしながら、
香須実は思う。

私は、逃げない、きっと。だってヒビキを愛してるから。
135569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:34:49 ID:KJ/h2mH3
身づくろいを済ませ、店に下りてくると・・・
「よっ!!!」寄りによって、ヒビキがいた。

「なーに店閉めてんだよ!香須実!おやっさん怒るぞ!大体この前も日菜佳が勝手に店休みにしたし・・・。」
ヒビキがいたずらっぽく朗らかに言った。香須実はとても目が合わせられない。
「・・・・一人で、帰ってきたの?お茶入れようか・・・。」
必死で取り繕いお茶の用意を始める香須実。
「いや、おやっさん、本部で変なのに捕まっちまってねーーー俺は逃げたけど。お・・・?」
そこに間が悪いことに、シャワーを浴びたイブキが降りてきた。
「よっっ!!イブキ!何だ、二人で茶の間でお茶してたのか?ん?」
いつものように軽口を叩くヒビキ。
「いや、僕が少し具合が悪くて、介抱してもらってたんですよ。香須実さん、ありがと!」
全くの完璧なポーカーフェイスでイブキが受け流す。
香須実とイブキの視線が合う。イブキの熱い目を香須実が辛そうに受け止める。
妙な間があった。

「おーーーそりゃーよかったなーーー。香須実に介抱してもらえばそりゃ良くなるよなーー。」
皮肉交じりで笑いながらヒビキが二人の間に割って入る。

もう、だめ、絶対分かってる。

人の空気を読んだり、気配を察したりするのも得意なヒビキだ。分からないはずが無い。
ほうじ茶の茶葉を入れた急須がつるりと香須実の手を滑る。
「きゃ・・・」咄嗟に床に散った破片に手を伸ばす。鋭い破片が香須実の指を傷つける。
赤い傷口が笑うように開く。
うっかり・・・側のイブキが、素早く香須実の傷ついた指を口に含む。

時間にして2秒ほどか。
136569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:38:27 ID:KJ/h2mH3
「おいおい!イブキの病気が移るぞ!ほら絆創膏!」
「人聞き悪いなーヒビキさん。僕はクリーンですよ!」
笑いながら応酬する二人。だが、どこと無く不自然。

もう耐えられない。

ヒビキと目が合う。ジッと・・・瞬きもせずに、香須実を見つめる聡明な鋭い目。
たまらず香須実は自室に逃げ去る。
バタバタと階段を駆け上がる香須実の後姿を、二人で見送る。

「バレバレですよね、ヒビキさん。」悪びれずにイブキが笑う。
「・・・・・・・」不意に、ヒビキがイブキの目を見据える。
敵にしか向けたことの無い目。鬼の目で。
「香須実は、甘いとこがあるからな。どうやって落とした?」じり・・っと油断ない足が動く。
「この前の時みたいなことはしてませんよ。あくまで香須実さんの意・思・で・す。」
淡々とふてぶてしく、いつもと変わらぬペースで、イブキが言う。
「ほう・・・・」ヒビキも全く動じずにイブキを見つめる。
「今にも変身しそうな顔で見ないでくださいよ。今回は僕の負けです。」
「今回はぁぁぁ?????」
「今回・も・・・ですね。彼女・・・最後の最後にヒビキさんを呼びましたよ。」
声が震える。悔しそうにヒビキから目を背ける。
「・・・・!!!!!」
「心までは頂けないわけです。体は奪えても。じゃ、失礼します。」
イブキらしくなく、荒々しく戸が閉まる。竜巻の爆音が響く。
137569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:41:23 ID:KJ/h2mH3
香須実はしっかり襖に鍵を掛けて、座っていた。
鍵といってもヒビキならふっ飛ばしてしまいそうなちゃちな鍵だが。

階下から足音が上がってくる。いつもは嬉しいその足音が、とても・・・怖い。
どしゃーんんん・・・・と、やっぱり簡単に鍵は吹っ飛んでしまった。
「何、鍵なんか掛けてんだ、ん?」ヒビキが、いつもの優しいーー表向きはーー顔で立っていた。
香須実はジッと下を向いて・・・黙っている。

さあ、どうするか。
冷静なように見えて、内心かなり動揺しているヒビキ。この香須実がまさかイブキと。
愛らしくて、美人で賢くて。有能な飛車であり恋人。
いったいどれだけ、乱れたのか、燃えたのか。正直煮えくり返っている。
だが、今、目の前にいるのは青い顔で怯えている女の子だ。
恋人のいない間に男と寝るような・・・ふてぶてしさは無い。

「そんなにびびるなよ、悪いことしたわけじゃないんでしょ。」
どさっと体育座りをした香須実の前に胡坐をかく。
香須実が上目遣いにヒビキを見る。泣いて、赤い目。
「ヒビキさん・・・怒ってる。」蚊の鳴くような声とはこういう声を言うのだろう。
なんか怒りを通り越して笑いたくなってくるヒビキ。
「怒って・・・ますねーーーー何考えてんの?香須実。」
「ヒビキさんが好き。」小さく、だがはっきりと、香須実が言う。
「質問に答えてなーーーーいっっ!」
「好き好き好き好きーーーーーっっっ!!!!」突然香須実がキスしてくる。しょっぱい涙の味。
「ん・・・・・」ーーキスに誤魔化される訳かーーー
138569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:43:50 ID:KJ/h2mH3
慣れた味の・・・いやすっかり知り尽くされたもの同士の口付け。
実際誤魔化されつつあるヒビキである。
ーーいや、聞かなきゃいけないことは聞かなきゃーー
ヒビキの胡坐の足の中にに収まってしまった香須実。自分で逃げ場を塞いでしまったことに気づく。
「さて・・・聞かせてもらおうか。」
実はすっかり香須実を許してしまっているヒビキ。
だって彼女は・・・オーガズムのとき自分の名前を読んだのだから。
さぞかしイブキはショックだったことだろう。人の悪い笑みが口の端に浮かぶ。
「わかんない・・・・ただ・・・幼馴染だから?????」
惹かれたのも事実。体を絡ませたのも事実。でもやっぱり愛してるのはヒビキなのだ。
「あのさ・・・幼馴染だからって・・・寝ちゃったらさーーー」
「ごめんなさい。」半泣きの香須実。憔悴しきった顔で尚も謝られると、ヒビキも弱い。
「ま・・・・いいか・・・俺も人のこと言えないし。」ぽそ・・・っと呟く。心の声のつもりで。
「へ?何か言った?」香須実が聞きとがめる。「人のこと言えない????」
「いやいやいや・・・こっちの話です。」
「って何?もしや・・・緑さんのこと???」逆切れとはこういうことなのではないか。
そう思いつつも押されるヒビキ。「ちょ・・・過去のことだし・・・・今はその話じゃ・・・」
「そーよねー・・・考えてみれば私はヒビキさんが初めてだけど、ヒビキさんは違うし・・・んんむ・・」
139569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:47:05 ID:KJ/h2mH3
尚もカッカしながら言い募る香須実の唇を塞ぐ。
「やんっっ!!!もう!!ヒビキさん!!!!」
「ね・・・香須実。シャワー浴びた?」ヒビキが低い押さえた声で香須実に聞く。
「え・・・浴びたけど・・・どうして???」
「イブキと間接キスは嫌だからさ。」好色な色がヒビキの目に浮かんでる。
既に、腕が、足が香須実の体をしっかり捉えている。
「え・・・・だって・・・今日は・・・」
「イブキから香須実を取り返したい。全部。分かるでしょ。」
ヒビキの中に、熱っぽく、嫉妬の炎が揺らめいているような気がする。
香須実の合否は聞かず、強引に行動を起こすヒビキ。
作務衣の襟からヒビキの手が進入する。そして。

「あ・・・っっっ!!!!」
「ね、最後のとき俺の名前呼んだんだって?」
「!!!!!!!!」
「もっといろいろ聞こうかなーーーーっっと♪」

恋人の浮気すらネタにしてしまう。
彼女の愛したのは非常にタフな男なのだ。肉体的にも、精神的にも。
「でも・・・・」フッと真剣な生真面目な辛い顔。
「頼むから、もう、しないでくれない?」
それだけ言って、顔を香須実のはだけた胸に埋める。
傷つけてしまったのであろう。容易には傷つかない、この愛しい鬼を。
抱きしめ返してくる恋人の細い腕を感じながら、ヒビキはイブキの言葉を思い出していた。
「今回は負けです。」・・・って第三戦があるってことか???冗談じゃない!
140569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 00:47:58 ID:KJ/h2mH3
彼女の作務衣を脱がせながらヒビキが言う。
「香須実、明日はちゃんと店開けような。」
「ん・・・あっっ・・・はい。」甘い喘ぎ声交じりの返事。
明日もどうなるのか怪しいもんだ。

甘味処「たちばな」は今日も臨時休業である。


終わり

141前507:2005/04/09(土) 00:53:23 ID:lNjTmNd7
リアルタイム来てたー!!
GJでございます。
お店開けようよもう、この人たちは・・・最高だ(w
142569[呼ぶ声]:2005/04/09(土) 01:01:26 ID:KJ/h2mH3
いかがでしょうか・・・久々のイブキ×香須実です。
・・って結局ヒビキ×香須実になだれ込んでしまう。
しかし・・・SSって難しい・・・

なんて言ってたら!!!!
>>125様 あなたは!なんと前スレの507様ではございませんか!!!!!!
前スレの「絡む声」は今でも569のお手本でございます。
師匠がいらっしゃらない間、こんなにどかどか投下してましたよーーーー!
下手くそでもしや笑っていらっしゃったのでは?お恥ずかしい。

創作まかもー投下、全然OKだと思います。初めてのヒビキ×香須実。
569が書いたのは始めてのSSだったので、今より更に下手くそOTL・・・
モー・・・書き直してくださいっっ(^^)

・・・とここまでうったら、師匠のお褒めの言葉が・・・・
(TOT)(TOT)(TOT)(TOT)ありがとうございます。うれじいでずーーーーー!!!
143113:2005/04/09(土) 02:02:24 ID:WUYY6bi7
>596様
 すみません、前回の感想の時「様」つけるの忘れて
ました…ブルー入ってちょっと鍛えに出ていたらもう
次の作品が…はええええ!!そして萌えええええ!!
 ヒビキさん大人…このままでは自分悶え死にます…
 も一回心臓鍛えにいってきます…
144117:2005/04/09(土) 02:03:53 ID:tHqISfNL
GJ!!!&乙です。
楽しませて頂きましたー!

何気に前回のイブキの失態(苦笑)もフォローできてるのにはもう、スゴイなあと・・・
ヒビキ×香須実もあってもうお腹いっぱいですw
145名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 04:31:56 ID:5EsXbjhf
みなさん、GJ!!!!!です。
569様 いつも萌えるSSありがとうございます。
前507様 是非新作SSお願いします。
1様 保守代わりの謎の文章は雰囲気があってエロイ気分になりました。
性鬼様 SS途中で終わってしまってますが、是非続きをお願いします。
146569[呼ぶ声]:2005/04/10(日) 12:48:34 ID:VSCDzkRC
>>143様 様なんていいですよー。読んでいただいて嬉しいです。
ヒビキは・・・大人だろーなと。なんてったって「おじさん」でいいそうですから藁
>>117様 苦しいフォローですが。無視できない性格なんですよ。矛盾あったらスマソです。
香須実びいきな569です。もっと出番増えないかなーーーー
>>145様いつも、読んでいただいてるんですね。ありがとうございます!

いつも皆さん感想ありがとうございます。またがんばりますね。
前スレの507様が今着々と執筆していらっしゃるかと思うと、一読者としてワクワクの569です。

ガンガレ!507様!!!!!
147名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 11:39:15 ID:tH5eo8Bn
age
148名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 20:39:48 ID:a2EtjDQD
ヒビキさんと香須実姉さんの濃厚なプレイにあてられて、欲求不満になった日菜佳タンが明日夢クンを逆レイプしちゃうSSきぼんうです。

すかさず燃料投下
ttp://xtp0001.s3.x-beat.com/cgi-bin/up/source/Sonata_14036.jpg
149569:2005/04/15(金) 00:16:31 ID:+qpqOSHv
>>148
いつも自分で申し訳ないんですが(いい加減飽きたっしょ?)
書いてます。近日中投下予定。あんま期待しないでクレーーー。

あーーーー他の職人さん投下しよーよ。
自分のばっかじゃみんな飽きちゃうよーーーーーーOTL

と。弱音吐く569なのでした藁
150名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 00:55:09 ID:WZ7c+hiR
飽きませんよ〜
心待ちにしてます!
ここの職人様達のSSはやけに自分にヒットするのです
151569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 16:26:51 ID:+qpqOSHv
長い・・・えらい長くなってしまった。
気長にお付き合いください。逆レイプ・・・際どい所で曲げてしまったかも。
こってり、明日夢×日菜佳です。今日中に全部行きまっせ。


[落ちる雫]




勘弁して欲しいっす。姉上・・・ヒビキさん・・・。
よくもまあ・・・魔化魍退治の前の晩にあれだけ・・・出来るものだ。

日菜佳は、寝不足の目でため息をつく。

「たちばな」に遅い午後の黄色い日が差し込んでいる。
午後の客もすっかりひけ、日菜佳だけでぼんやり。なんとなくテーブルに頬杖を突く。

それにしても昨晩のヒビキと香須実は激しかった。
それこそ古い木造建築の「たちばな」の黒い柱が軋まんばかりの。
日菜佳は、実は覗いてしまったのだ。
正直、あまり煩いので声でも掛けてーーもちろん開けずにーー水を注そうと思っていたのだが。

剥き出しの畳の上で、白い体をあられもない格好に屈して、男を受け入れる姉。
普段同居人として、仕事仲間として尊敬しているヒビキが、
事もあろうに全裸で!ーー当たり前だがーー姉の体に割って入っている!
今でもヒビキの激しい律動が目に浮かぶ。逞しい鍛えた肩に浮かぶ汗。
その太い腕で華奢な姉を押さえつけて・・・
彼女の喘ぐ姿。色っぽい香須実。抑えても出てしまう声。
152569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 16:32:45 ID:+qpqOSHv

・・にしても・・・ヒビキさん気づいていたよーな・・・そいで持ってわざと見せ付けていたよーな・・・
まさかね。あたしったら考えすぎ。

でも、チラッと・・・・ヒビキが見たような気がするのだ。襖の隙間から覗く日菜佳を。
そして・・ニヤッと笑ったような。いや、んなわけが。暗かったから見間違えたに違いない。
ぶんぶんと首を振る日菜佳。パタパタ手団扇で熱く火照った顔を仰ぐ。忙しい日菜佳だ。

「こんにちはーーー」たちばなの戸が開く。
「い・・いらっしゃいませ・・・あ、明日夢くん!」
高校の新しい制服にもすっかり慣れた風で、何処となく大人っぽい。
少し伸びすぎた髪がきょろっとした大きな目の上で揺れる。何処となく遠慮がちな笑顔。
「え・・・と、ヒビキさんは・・」
「香須実姉と仕事で仲良ーくでかけました。あわわ・・・。」
思い切り嫌味の入ってしまった言葉を慌てて引っ込め、煎茶の準備をする日菜佳。
「何?何か用事?」日菜佳が明日夢の顔を覗き込む。
「はい、新茶のシーズンなんで特別!」
きれいな緑の新茶が明日夢の前に置かれる。ふんわり湯気が立ち、まさに飲み頃。
「おいしい・・・日菜佳さん、流石ですねーーーーー!」
お世辞ではない素直なほめ言葉に、思わず腐っていた日菜佳も微笑む。
「口に入れるときは80度が理想なんすよーーー!こだわりこだわり!!」
からりとしたいつもの日菜佳だ。
ーー良かった・・・なんか不機嫌な風だったから。ーー
明日夢は胸を撫で下ろした。
「明日夢くん何にする?・・・あ・・ヒビキさんか・・・なんか相談事?」
優しく首をかしげる日菜佳。
「え・・・・まあ・・・・」言いよどむ明日夢。
「分かった!!ひとみちゃんのことでしょーーーー!」
「うっっっ!・・・いや・・違います違いますって。」手を必死に振る明日夢。否定の意思表示をするが。
「ははーーーーーん・・・なんかあったんすねーーーー」
153569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 16:36:39 ID:+qpqOSHv

がたんと立ち上がる明日夢。真っ赤になって。
「ご・・ごちそうさまでした!!!かかか帰りますっっっ!!!」
「まあまあ・・・日菜佳さんが聞いてあげましょう。任せなさいって!」

とっとと、「たちばな」の暖簾を下げ、さらに準備中の札まで掛ける気配。
がたがたと椅子を引っ張ってきて逆向きに座る。背もたれを抱き締めつつニッコリ笑う。
何か・・・普段とは違う日菜佳の雰囲気に・・いささか違和感を感じながら、明日夢はぽつぽつ話し出した。


「・・・って・・・そいで持って何??二人としちゃったってわけぇぇぇ????」
目を白黒させる日菜佳。
「声が大きいですよって、日菜佳さん」
明日夢が日菜佳をたしなめる。ーー全く、天然なんだから・・・。ーーー
「いやはや・・・それにしても」
最近の高校生は恐ろしい。あきらといい、持田ひとみといい。
ーー虫も殺さないような顔して男の子取り合ってんだから・・・ねえ。ーーー
「ちょいまち!一番悪いの明日夢くんじゃん!!!」
パシッと人差し指が刺さるような勢い。もちろん明日夢に。
「はい・・・そう思って・・・その・・懺悔というか・・相談と言うか。」
明日夢の声が尻つぼみに小さくなる。手はしっかり膝の上に乗せて。
「ヒビキさんに言ったって・・・ヒビキさん、香須実姉のみの一穴主義だし・・・おっと!!!」
お子様の前で一穴主義などと言ってしまった。それに彼は何も知らないはず。
「そうですね。」明日夢は別に動じずに一口冷めたお茶を飲む。
「・・・ってしってるのぉぉぉぉ????」
日菜佳が立ち上がった拍子に妙な感じで足をぶつける。
「仕事とはいえ、常識的にテントで男女二人って変ですよ。もちろんイブキさんとあきらさんもね。」
明日夢が苦々しく言う。そう、しばらくあきらとは二人では会っていない。
学校では普通に接してくるし、いつもの聡明な可愛いあきらだ。
ーーただ・・・きっとイブキさんと・・・また。ーー
154569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 16:45:19 ID:+qpqOSHv

「はあーーーーーーどいつもこいつも・・・色ボケばっかりっすねーーーー!」
痛い足をさすりさすり、お茶を淹れに日菜佳が立つ。
「・・・日菜佳さんは彼氏とかいないんですか?」
「いたっっっ!!!!」今度は椅子に派手に蹴躓いた。
「いててて・・・変なこと聞かないでよ。明日夢くん。」
「だって、当然聞きますよ。いけませんか?」
今度は日菜佳が押され気味である。
「・・・彼氏・・ねえ・・」
ふと、思い出す。優しい焦げ茶色の瞳。細く、熱い身体。そして涙。
「きっと・・・彼氏になってたかも・・・なんだけど。縁がなくて・・ねえ・・・」
明日夢は鼓動が早くなる。潤んだ日菜佳の目。遠い眼差し。
ーーなんか・・・不味いこと聞いた?俺。ーー
「いや、世迷いごとじゃ。」
ごしごしと子供みたいに拳骨で目を拭いて。
「変なこと聞いたみたいで。すみません。」
ぺこりと頭を下げる明日夢。
ーーなんか・・こう素直なのよね。可愛いのかな。だから、もてるんだろうね。ーー

いつの間にか、体の奥が熱くなっているのに気づく。どうしてだろう。
明日夢の妙な質問のせい?いや、それ以前にヒビキと姉の痴態を見たからかも・・・
「日菜佳・・さん?」明日夢が心配そうに見つめている。
こんっ・・と茶托ごとお茶を置く。
ーー大体・・・こいつが悪いのじゃ!!ーー
理不尽な怒りがこみ上げてくる。目の前のこの五つ下の少年に。
155569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 17:34:26 ID:+qpqOSHv
「日菜佳さ・・・・!!!!!」
日菜佳の唇が明日夢の声を塞いでいた。甘い感触。蠱惑的な味。明日夢も思わず目を閉じる。
唇を離しても、日菜佳は離れてくれない。
「ちょ・・・これ・・ヤバイですって!」動揺した明日夢が言う。
椅子に横向きになった明日夢に、日菜佳がもたれ掛かる。
その女性らしい柔らかさ。体温。何やら甘い匂い。
正直な明日夢の男としての本能が・・・つまり下半身が反応してしまっている。
日菜佳が逸らさずに、しっかり明日夢の目を見つめる。
「あは、明日夢くん、女の子の目、ちゃんと見てないよ。」
「・・・・・・!!!」
「だから、一人に決められないんだよ。子供だな。明日夢くんは。」
日菜佳が手厳しい一言を明日夢に投げつける。
明日夢が、ウッと詰まる。
「そんな優柔不断くんにお願い。今だけ、明日夢くんは日菜佳さんの彼氏。」
今度は日菜佳が明日夢の目を見ていない。
日菜佳が明日夢に抱きついてくる。

「へ・・・・・?????わ・・・わわわわっっっ!!」
動揺した明日夢は中途半端に立ち上がる。椅子がにぎやかな音を立てた。
するりと下にずれた日菜佳。迷わず手を伸ばした先は。

制服のズボンのベルトが素早く外され、日菜佳の細い指でズボンとトランクスが同時に下げられる。
流れるような鮮やかな手際に、明日夢は呆然とする。
156569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:33:52 ID:+qpqOSHv

跪いた日菜佳の目の前に、心とは違った反応をしている明日夢の分身が表れた。
「ちょっと!!!日菜佳さんっっっ!!!!・・・・・あっっっ!!!!」
日菜佳が柔らかい口腔にそっと含む。全く歯を立てずにそろそろと日菜香の熱い舌が這う。
「はっっっ・・・・日菜佳さ・・・・だめだって・・・・」
初めての体験にうろたえる明日夢。しかも相手が、彼女じゃない日菜佳だなんて!
そんな明日夢の抗議はものともせず、さらに日菜佳の手が明日夢のもう一つの柔らかい部分へ延びる。
少し触れて、何処となく恥ずかしがるように、さわさわと愛撫する手。
同時に軽く鈴口の辺りを吸われ、腰が砕けそうになる明日夢。

「日菜・・・佳さん・・・こんなのだめですってば。」
「んぐ・・・・むぐ・・・・」
「え?」日菜佳がやっとそこから唇を離した。
「明日夢くんのこ・こ・が・ダメじゃないって言ってるよ。」
優しく日菜佳が明日夢の顔を見上げる。
ウットリとした、猫科の色っぽい目。少し髪が乱れ、白い額に一筋かかっている。

日菜佳さんも美人なんだよな。ーーーつい見蕩れる。

今の彼女に逆らえる男はいない・・・・と勝手に解釈する明日夢である。
抱き締めるかのように明日夢の腰を引き寄せ、さらに明日夢自身に口付ける日菜佳。
目を閉じすっぽり明日夢を咥え込んで、緩やかに上下し始める。目を伏せたまつげが長く影を落としている。
自然に漏れるものなのだろうか、時々可愛らしい声が聞こえる。ちら・・・と日菜佳が明日夢の顔を見る。
157569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:37:56 ID:+qpqOSHv

それが合図だった。徐々に日菜佳の動きが早くなってくる。
チュ・・・チュ・・・と淫らな音が早くなる。
絡み付いてくる快感がそこを中心にじわじわと押し寄せてくる。
頭の芯が摩擦されるような良さ。
「ダメ・・・・っっ!日菜佳さん!!出るっっっ!!」
明日夢がこれだけは譲れないと必死で日菜佳を押しのける。
ーーー口の中に出すのだけは避けなきゃ!ーーー
彼の熱い液が散る。そして日菜香の唇に白い喉に、胸元に驚くほど沢山の液が流れる。

作務衣の胸元にも液が流れ込んでしまった。

「ごめ・・・ん・・・・日菜佳さん」息を切らしながら明日夢がすまなそうに謝る。
日菜佳がそっと顔の白い液を拭う。艶めいたそぶり。明日夢と日菜佳の目が合った。
瞬間、パッと身を翻して。後ろを向く。
「男は簡単にあやまっちゃいけないっすよ!じゃ!シャワー浴びるから。じゃーねー!!!」
明日夢の顔は見ていない。止めるまもなく日菜佳が足早に階段を上がっていってしまった。


強く降り注ぐ熱いシャワーの飛沫を浴びながら、日菜佳は泣いていた。泣きじゃくっていた。
ーーなんで・・・なんであんなことしちゃったんだろ?ーーー

寂しかったんだと思う。そこにたまたま・・・明日夢がいた。それだけ。
誰かに優しくして欲しかった。優しさを上げるばかりじゃなくて、それだけじゃなくて。
ーー馬鹿みたい。ーー
姉のように誰かと精一杯愛し合いたい。ヒビキと、香須実のように。
158569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:40:55 ID:+qpqOSHv

明日夢のその部分を口に含んで、それだけで。自分の奥まったところが溶けていた。
触れられてもいないのに。
彼の液がさっきここまで伝っていたのだ。つんと立ち上がった色素の淡い乳首の脇を。

わが身を抱き締めるように濡れた肩を抱く。そして決心したように弱弱しく細い指が叢に・・・

「きゃああああああっっ!!!!」風呂場の戸が開いた!
「ーーーー明日夢くん!!!!」
明日夢の目の前に雨の精のような日菜佳がいた。
一糸まとわぬ白い体。いや、熱い湯にあたり仄かに上気している。
柔らかい胸の辺りを覆い隠している交差された細い腕。その愛らしい谷間。
滑らかに体中を伝い流れる熱い湯。落ちる雫。
そして日菜佳の抱き締めたくなるような切ない泣き顔。

正直、様子のおかしい日菜佳を、心配して追った明日夢だったが、
男の本能よろしく、覗いてしまっていた。
たまらなくなって戸を開けたと言う顛末。

明日夢が、のぼせたように一歩踏み出す。
「きゃ・・・・・だめっっっ!!!」動揺した日菜佳がシャワーのホースにぶつかる。
拍子にフックから外れ・・・大蛇のように大暴れのノズルから、勢いよく出ていたシャワーが、辺り一面に振り撒かれる。

慌てて日菜佳がお湯を止めたが。時すでに遅し。制服ごと見事にずぶぬれになってる明日夢。
なんとも・・・情けない顔で日菜佳を見る。
159569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:42:46 ID:+qpqOSHv

「ぷ・・・・」「あは!!」思わず噴出す二人。笑って笑って。泣き笑いの日菜佳。
どちらからともなく抱き締めあう。日菜佳は素肌で。明日夢は凄い状態になった制服で。
「ちゃんと・・・しよっか・・・明日夢くん。」
小首傾げて、明日夢の頬にキス。とっても可愛い日菜佳。絶対、抗えない。
「はい。」




結局は「たちばな」の茶の間なのだ。

柔らかい肌触りのいい毛布だけ持ってきて申し訳程度に掛ける。

日菜佳の肢体は驚くほど甘い。
二つの白い果実を下から掬い上げると、
その柔らかさに何処までも指が潜り込んでいってしまうような錯覚を覚える。
その白い肢体に、ただただ明日夢は圧倒されていた。
日菜佳の内に篭るエネルギーのせいなのか?

「はっっ・・・・・」ため息のような声。
明日夢の上に確かめつつ腰を落としていく日菜佳。
彼の鋭敏な塔が、日菜佳の熱い隙間に包まれていく。
根元まで包むと耐え切れなくなったように日菜佳が倒れこんだ。
「んっ・・・・・とっても気持ち・・・いいよ。明日夢くん・・・」
日菜佳の指が明日夢の髪を漉く。ーーなんか・・・逆だよね。男女。ーー
彼女の奥を感じながら明日夢は思う。つい、ひとみやあきらと比べてしまうのだ。
ひとみはともかくとして、あきらは、まあ積極的だが、こういう体位は・・・試した事がない。
やっぱり五歳離れると、こうも違うのか。
と、いうことは・・・あきらもイブキにリードされてると言うことか。
160569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:45:29 ID:+qpqOSHv

ぱちん!と痛くない程度に頬が打たれる。日菜佳がきゅっと見つめている。
「他の女の子の事考えていたでしょ。明日夢くん。」くすっと彼女が笑う。いたずらっぽく。
「これからは、そんな事、考えてる暇、な・い・よ。」形のいい唇の端がニッと上がる。
それは日菜佳の精一杯の虚勢だった。

彼女が腰を揺する度に、明日夢の先端が擦られる。
ゆっくりとグラインドされると、暴発しないように抑えるのが精一杯だ。
二度目だから・・・かろうじて持っているところがある。
さっきあんまりあっさり日菜佳の口で達してしまっただけに、明日夢にも意地があった。
ーー今日は初めてだらけ・・・だ。さっきの・・・アレといい。コレといい。ーー
「あっっ・・・はあっっ・・・んん・・・ああっっ!!!」
年上の意地もあり、かなり攻撃してる日菜佳だが、
ミイラ取りがミイラ・・・間抜けだが、自分もかなり追い詰められていた。
最初は明日夢を意識して抑え目だった声が、徐々に本気の喘ぎ声に変わっていく。
ーーどーしよ。あたしが先に・・・いっちゃたらーーー
どちらからともなく口付ける。舌と唾液が行き来する。
つと、明日夢の手が、日菜佳の腰を止める。
「・・・ダメですよ、俺、すぐいっちゃいますよ。」
明日夢が照れて笑う。熱い明日夢の息遣い。押し留めながら日菜佳の背を抱き締める。
ーー明日夢くんって・・・・素直ーーーー!!!!

感動している日菜佳の隙をつき、繋がったままで明日夢がひょいっと起き上がる。
どう見ても少年ーーヒビキも言っているがーーの彼の何処にそんな力があったのか。
軽がると、抗う日菜佳を横たえる。

するりと結合が解かれた。
161569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:47:03 ID:+qpqOSHv

「・・・・・???」
「俺が、日菜佳さんにお返し。」
「え・・・・・・きゃっっっ!!!!!」
日菜佳の太腿が捉えられ、さらに大きく開かれる。羞恥で止める間も無く
さっきまで結合していたその部分が露になる。
「や・・・・何するのっっ!!こら・・・やめてってば!」
初めて羞恥の、日菜佳の生のままの声が出る。

明日夢の目に飛び込んできた淫秘な光景。日菜佳の体が白く清らかに見えるだけに、
彼を受け入れていたそこは実に淫らだ。
赤く充血して、蜜をこぼして乱れている。成熟したそこはさらに明日夢を誘う。
飾りのようについている叢も蜜で濡れそぼっていた。
「日菜佳さんて結構エッチなんだ。」心の声を思わず呟いてしまう明日夢。
「なんてこというのよ!こら!明日夢くんっっ・・・はあっっ!!!」
迷わず顔を埋める。ーーあきらちゃんもいやいや言いながら喜んだっけ。
すでに過去形になるくらい、最近あきらが遠い。

先ほどの交わりで、日菜佳のそこは熱かった。明日夢の舌がひんやり感じるほどに。
ーーちょっと・・・予定と違うっっーー
男女のことに予定があるわけがない。こと、行き当たりばったりの男女には。
とはいえ、体は反応し始めている。舌が乱れたそこを這う。優しい指が小さな芽を襲う。
明日夢そのものだ。優しく遠慮がちなようで、突然大胆に。
「いや・・・いやああっっ・・・ダメ・・・お願い・・・」
舌を外して、蜜が沸くのを確かめるように指が蠢く。秘所に侵入するとリズミカルに動き始める。
明日夢が、日菜佳の様子をじっと窺っている気配がする。
繕う余裕さえなくなって、日菜佳が切なげに喘ぐ。
そろそろかなーーーじっくり、腰を、胸を抱き締めつつ
涙目になってる日菜佳の可愛い額に口付ける。
162569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:48:21 ID:+qpqOSHv

「・・・もう・・・こんな事ばっかりあきらちゃんたちとやってるのっっ??」
明日夢の両頬をぎゅっと掴む。そのままぐいーーーーっ・・・と、左右に引っ張る。
「いでいでででーーーー!!!」ちょっと気が済む日菜佳。油断した明日夢をまた押し倒す。
がんっとちゃぶ台に明日夢の頭が当たる。
「ーーーーーっっ!!!」声も出ない明日夢。
日菜佳、つんっと無視して明日夢に乱暴に重なる。
頭をぶつけても、萎えていないそれを自分の中に導きいれる。
「も・・・う・・・日菜佳さん」
明日夢の抗議は自分が下になった事か。それとも頭のこぶか。
「年上を・・・・んん・・・・舐めると・・・そういう目に・・・・あっっ・・・あうのよ!!!」
文字通り舐められたわけだ。言ってる事は勇ましいが、喘ぎ喘ぎ言っても説得力がない。

蜜を十分溢れさせたそこが、彼を飲み込み潤滑する。
さっきの動きより小刻みになった日菜佳の腰。だが、もう喋る余裕はないらしい。
ーーあれ?これって・・・ここがこんな風になるのって。ーーー
「はっっ・・・・んんん・・・・あああっっ・・・あんんっっ!!」

日菜佳の濡れた壁が強く明日夢を締め付け始めている。
その変化が明日夢にも伝わる。
ちゃぷ・・・ぴちゅ・・・次から次へと溢れる新しい蜜が淫らな音を立てる。
明日夢に押し寄せる快感の波がさらに高くなる。
日菜佳の柔らかい乳房を掴む。頂点がこりっと硬い。
「あ・・・っっ」
二人の吐息が、声が甘く絡み合う。
「あっっ・・・凄いよ・・日菜佳さん・・・・・くっっ!!」
日菜佳がさらに淫らに激しく弾む。明日夢がその動きに合わせる様に腰を突き上げる。
ぴたりと律動が重なったとき、どっと泉が溢れ、水音が激しくなる。
お互いを貪って、愛して、味わって。
163569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:52:09 ID:+qpqOSHv

日菜佳が明日夢の上でのけぞる。
「や・・あああああああっっっ・・・」日菜佳の熱い肉が、体が、痙攣している。
ぐったり柔らかい体が倒れこんできた。
明日夢は最後の理性を振り絞って、直前に日菜佳の中から自分を抜き去る。
熱い液が日菜佳の白い背中まで迸り、散る。
しっとりと湿った彼女の体が絶頂の名残で震えている。
「・・・あは・・・そういえば・・・あたし今日・・・危険日だった。」
「・・・後先・・・考えてない・・・ですよ・・・ね。日菜佳さんって。」
まだ余韻で起き上がれない日菜佳を、抱き締めながら。
「そこが可愛いんでしょうけどね。」

ーー女の人も・・・こういう風にイクんだーーー
達した女性を初めて見た明日夢だ。目からウロコとはこの事だろう。
持田ひとみとはあの一回限りだし、あきらともそこまでまだ極めていない。
それはもちろん日菜佳には内緒である。

愛しさを込めて、白い滑らかな背中に流れる快楽の名残を、そっとティッシュで拭う。
お尻の可愛らしい亀裂までそっとなぞりながら。

「寂しく・・・・なくなりましたか?」日菜佳の耳元に明日夢が囁く。
「寂しくなんかないっすよ。最初から。」顔を見られないように明日夢に背を向ける。
その日菜佳を全身で明日夢が包み込む。
「嘘だ・・・日菜佳さんこそ、誰かを思い出してたよ。俺分かったもん。」
焦げ茶色の瞳かもしれない。それとも姉と、鬼が絡み合う姿?
もう何も分からない。ただ、明日夢の体が思ってたよりずっと暖かい。
164569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:53:41 ID:+qpqOSHv

「ほら、泣いてるじゃないですか。」
日菜佳の目から水晶のような雫が零れている。
ーーなんか・・・日菜佳さんって意地らしいんだよね。とても二十歳には見えないや。ーーー
「いろいろ大人は難しいんすよ。」
大人と言いながらも、子供みたいに拳骨で、拭おうとする日菜佳の手を明日夢が押し留める。
ちゅ・・・と唇で吸い取って。
「あは、しょっぱい!」
照れ臭そうに笑む明日夢。もう済んだのに、いつまでも日菜佳のどこかに触れている。
これくらいの年の男の子では珍しいタイプかもしれない。

また・・・襲っちゃうかもしれないっす。この、アマったれを。

隙間風が吹いていた部分が、予想していたものとは、まるで違うもので埋められた。
肉欲ばかりではなく、明日夢の優しさで。

あきらや、ひとみには悪いけど、しばらくいちゃいちゃさせて貰おう。
「ね、日菜佳さん。変な事聞きますけど、ここで香須実さんとヒビキさんもしてるんですか?」
「ああーーーーしてるしてる!あちこちで!本人たち誰も知らないと思ってるけど。正直バレバレ!」
「えっっ・・・日菜佳さん、目撃したんですか?」
「したした!いっつも聞いてるし。この前なんかさーー・・・・」
楽しいーー話のネタの本人たちは楽しくなかろうがーー寝物語は、いつまでも続いた。
165569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:55:03 ID:+qpqOSHv

ーーーちょっと、何なんだ・・・おいーーー
少年の自分を見る目が・・・いつもと違う。何か笑ってるみたいな、何と言うか・・・含んだ目。
ヒビキは魔化魍退治と、香須実とのアノ時間で流石にちょっと疲弊している。
そのせいか、いつもは小さい事は気にならないのだが。それにしても・・・この目は鼻につく。
「少年。俺の顔になんかついてる?」ん?なんて顔で明日夢の目を見る。
慌てて明日夢は目を伏せる。
「いや、全然、何でもないです。」
「おととい、来たんだろ?何か用があったんじゃないの?」
「いや、解決しました。はい。」と、いいながらも、いやらしく含んだ目はそのままだ。

まさかこの前の事を・・・日菜佳が少年に喋ったとか。
つい悪乗りして、襖の隙間から覗いてる日菜佳に、笑んで見せなきゃ良かった。真夜中に。
行為がエスカレートして悪ふざけが過ぎたのだ。
ーーそれに・・・ちょっと・・・その・・・刺激にもなったし。ーー

もちろん香須実は知らない。
香須実はあれで恥ずかしがりやだから、日菜佳に知られてると思うだけで、顔を上げられないはず。
大体あれだけ夜毎に派手に騒げば、一つ屋根の下で住んでいるのだ。
鈍い日菜佳も気づくだろう。香須実はかなり抑えてるつもりらしいが。
・・・恋人との行為を思い出して、思わず頬が緩むいやらしいヒビキである。
166569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:56:28 ID:+qpqOSHv

だが・・・そんなこと話すだろうか、この二人が。

にわかに店が忙しくなる。丁度学生たちでにぎわう時間帯だ。
香須実が、帰ったばかり早々に立ち動いている。
ヒビキが立ち上がる前に、明日夢が腰軽く立つ。
「日菜佳さん!俺、手伝いますよ!」明日夢らしくない、元気の良さ。
「いやーーーー助かるっすよーーー!!んじゃ、これ運んで貰おうかなっと。」快活に笑う日菜佳。
何だ・・・?この二人。みょーーーに・・・深まってるというか。
明日夢はあきらじゃなかったのか???????

はてなマーク渦巻くヒビキを尻目に、明日夢と日菜佳が目配せを交わす。可愛らしくウインクする日菜佳。
ーーーやっぱ、日菜佳さんは元気が一番だ。ーーー
全く解決してない所か、さらに波乱を含んだ自分の悩みはともかく、日菜佳の元気が嬉しい明日夢である。

「いらっしゃいませーーー!!!」
午後の三時は「たちばな」の稼ぎ時だ。





終わり
167569[落ちる雫]:2005/04/15(金) 20:59:27 ID:+qpqOSHv
・・・長かった。
全部読みきった方。それだけでありがとうございます藁
久しぶりに明日夢くん登場です。
いかがだったでしょうか。
感想・・・ぜひ聞きたいです。
・・・ちょっと燃え尽きた569です。
168名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 22:19:35 ID:ntgxk49z
もうね、すごいGJ!としか言いようがないです、はい。
さて明日夢、お前は誰を選ぶんだ!!

・・・ただ、これ読んでるうちに明日夢×あきら(もっちーでも可)でヒビキさんがレクチャーみたいなの考えちゃったんでリクエストしようかと思ったら日菜佳さんのほうでもいいかなと迷ったり・・・
まぁ、リクエストですんで困ったときにでも挑戦してもらえれば嬉しいです。誰と誰を選択するかはご自由にしてください。
169113:2005/04/15(金) 22:22:27 ID:3C/VZGD+
>569様
 お疲れさまでしたあああああ!!
 っくうう…どうしてこう日菜佳ちゃんは切ないんだろう…
デスクワーク多いから出会いもないんだろうけど、いつも元気
で弾けてるから余計に、溜まりにたまった気持ちを吐き出す姿
が痛々しい…とにかくGJ!!569様ばんざい!!
 …こうなってくると、覗いた件で姉妹喧嘩して、それぞれ慰め
られるっつうパターンも有りなんかなあ…とか思ったり。
170名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 00:13:30 ID:iDU+0yd3
最高です。
そうです、こんなたちばな妹と少年を希望してたのです!
ありがとう〜〜
171名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 00:18:05 ID:kLra/Ogz
>>569
GJ!GJですが・・・
「藁」は普通人をけなすときに使うんで
wのほうがいいかも。ちと気になったので。


まぁ何はともあれ素敵な作品をいつもありがとうございます。
172569[落ちる雫]:2005/04/16(土) 15:35:39 ID:PQKqv9AC
皆様、ご感想ありがとうございます。
ちと、別件で落ち込んでいる569です。

>>168様 ホント明日夢誰選ぶんだ?って自分もわかんないですね。
リクありがとです!ヒビキのレクチャー・・・凄いことになりそうですね。
>>113様 いつも読んでいただいて、嬉しいです!この前のは夢みたいな感じで。
今回のはリアルに。日菜佳大活躍です。姉妹喧嘩面白いかも。
>>170様 もしかしたら、リクくれた方ですか?希望通りだったら嬉しいです。
少年・・・テク磨いてきてますね・・・はは。
>>171様 ご指摘ありがとうございます。誤字はあるし、脱字はあるし
用語は間違っているわでサイアクですね。
一応自分社会人なんですが・・・お恥ずかしい。鍛えます。

長い作品お読みくださった方に心から感謝!!
またテンション上がったら投下しに来ます。ありがとうございました。


173名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 08:58:31 ID:QPP0pruj
今日もヒビキは触手的に極めてエロくなる素質ありだったな。
惜しむらくはヒロインとの絡みが全くないことか。
174名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 09:04:39 ID:Hvc2idTI
今日でもっちー×あきらタンもイイ!と思ってしまった漏れがいる…
175名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 11:06:11 ID:XuqheeJl
>>173
あそこでなぜカスミさんを食べに行こうとしないのかと小一時間音激を叩きこみたい。
捕まるヒロイン、助けるヒーロー、燃える展開ですよ。

…そしてみどりさんとヒビキさんの関係については深くは秘密が開かなかったわけだが。
やはり「昔から知り合いのよき同僚」でFAかねぇ。
176569:2005/04/17(日) 11:13:26 ID:6XLiSDIA
>>175 人との絡みの特撮がきつかったからとか。あのまかもー・・・ちょっといや。
でもまあ、今回香須実さんのアップ多くて、香須実さん萌えの自分としては満足です。
確かにみどりさんとは秘密開かなかった。シンプルなお友達感アリ。
177名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 15:24:03 ID:IsvL0kJ0
みどりがヒビキの筆下r
178569:2005/04/17(日) 15:27:49 ID:6XLiSDIA
>>177 香須実さんに隠れて今でも関係持ってるとか。修羅場だ。
179569:2005/04/17(日) 15:29:52 ID:6XLiSDIA
タイトル[開く足]・・・おいおい。
180名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 17:57:29 ID:wpeZRkFx
今更気付いたんだが569氏は
作品→age     意見とか→sage
ってやっとるんですな。投下されたか分かりやすくて便利だ。
まぁ、sage推奨してないこのスレだからやれることか。
181名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 22:13:02 ID:gIWeAYZ/
ヒビキ×香須実ぞっこんな自分には、みどりさんとヒビキさんの関係が気になってしょうがない。
ヒビキ×みどりなSSを受け入れられない鍛えてない自分がいる・・・。
182名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 23:10:50 ID:XuqheeJl
>>181
無理しない無理しない、嫌なら読まないでスルーだ。
精神衛生上もその方が良いかと思う。

でもあの香須実さんが餅焼かないんだから、他に誰か好きな人がいる…とかじゃないのかな>みどりさん
明日夢と話してた時も自分の事に関しては口濁してたし。
183569[見つめる目]:2005/04/18(月) 23:39:53 ID:fULrJkk6
>>182様 自分もそう思います。

さて、自分も絶対ヒビキ×香須実萌えです。
ですから、どうしても香須実が好きなヒビキ×みどり書きました。
ちと辛口ですが。どうぞ。age投下いきます。
184569[見つめる目]:2005/04/18(月) 23:42:00 ID:fULrJkk6
[見つめる目]


「アレ、良かったよ、春の新作。」
「あは、パリコレじゃないんだから、ヒビキくん!」
ドラフターでせわしなく図面を引くみどり。いつもの光景だ。
地下の空気は、ひんやり冷たい。足元から冷気が上がってくるようだ。
「空調強くしようか。冷えると良くないんじゃない?みどり。」
ーー優しいのよね。相変わらず。ーーー
みどりは首を振って、冷めたお茶を飲む。
「いいのよ。眠くなっちゃうの。睡眠時間足りなくて。後で上で仮眠とらせて貰おうかな。」
つい、と立って買ってきた缶コーヒーを開ける。頭脳労働にはやっぱり糖分補給である。
「相変わらず甘党だな。みどりは。」
ヒビキの手が他意なく、そっと肩に触れる。
みどりがすぐにさらっとその手を外す。
「もう・・・香須実ちゃんに叱られるぞ。」
「確かに。香須実はやきもち焼きだから。」
ふと、ヌリカベとの戦いを思い出して、肩を竦める。際どい所だった。里まで間一髪。
あの里にヌリカベが突入していたら。いや、もし香須実まで、犠牲にしていたら。
そう思うと、身が引き締まる。
ーーー気合入れなきゃな。これまで以上に。ーーー
さっきから手元に引き寄せていた年代物の音撃棒を、思わず構える。

物思いに耽っているヒビキを、みどりがジッと見ていた。
185569[見つめる目]:2005/04/18(月) 23:45:00 ID:fULrJkk6
「ヒビキ君も変わったねーーーホント普通の男の子だったのに。」
「あ・・・まあね。みどりも変わっただろ?今や銀の要だもんな。お、そういえば、吉野の彼氏は元気?」
少し行儀が悪いが側のデスクに腰掛けるヒビキ。
ヒビキが動くとふわりと乾いた草の香りが立つ。その外気の香りはみどりにとって好もしい匂いだ。
「うん、仕事仕事だけどね。私もあんまり文句言えないんだ。こっちがしんどい要求出してるから。」
つい何でも話してしまう雰囲気が、ヒビキにはあるのだ。ドラフターの前に座っているみどりの横顔が少し暗い。
「我儘言うのも、必要なんだけどな。みどりはそういうこと苦手だから。」
「そんなことないわよー。ただ今は・・・ね。」
まるで進んでない、図面を見る。今晩も遅くなりそうだ。みどりは軽くため息をつく。
ーーー・・・一応会う予定は組んであるんだけど。それも今夜。ーーー
銀でいる以上、魔化魍の出現に左右されるのは仕方がない。何と言っても人命がかかっているのだから。
それは良く分かっているが。

「香須実ちゃんは幸せよね。いつも好きな人と一緒にいれて。」
話を逸らして、みどりがにっこり笑む。
「へ?いや・・・まあ・・・そういう考え方もあるけど」
「ヒビキくんのことだからテントで香須実ちゃん困らせてるんじゃないの?」

ーーーう・・・またこのネタか。ーーー
ヒビキはみどりに対して弱みがある。もう溯る事16年前。丁度、今の明日夢と差して変わらないころ。
血気盛んな彼は、強引にみどりを抱いてしまった事があった。
仲のいい者同士ではあったが、当時みどりには付き合っていた彼氏がいた。
結局、気不味くなって別れたらしい。
その後二人は一年ほど付き合っただろうか。猛士としてお互い慌しい生活をしていく内に、自然消滅していた。
今の温厚なヒビキには考えられないことである。いや、好色なところは変わっていないか。
186569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:14:22 ID:2hORtXse

居心地悪げに頭をかくヒビキ。
「まあ、そんなこともあったな。はは」乾いた笑い。
「私も・・・困らせちゃおうかなー。あのときのヒビキくんみたいに。」

みどりがスッと立ち上がる。何の香水だろうか。何処となく蠱惑的な香りがする。
「お・・・おい!みどり!!」
大きくウェーブのかかった髪がヒビキの頬に触れる。白衣に包まれた柔らかいヒップが彼の膝に当たっている。
その、長くしなやかな腕がゆっくりヒビキの背中に回される。
「ま・・・不味いって・・・みんな上に居るんだから。」ヒビキが慌てる。
その慌てる彼がみどりには楽しくて仕方がない。
「そういう風に私が言っても・・・ヒビキくんはやめてく・れ・な・かっ・た。」
強引に撥ね退けられないヒビキをいいことに、みどりから口付ける。
みどりの舌が巧妙に忍び込んでくる。逃げ腰のヒビキもつい応えてしまう。
舌と唇の音が静かに響く。

熱いため息をつきながら、抱き締めるヒビキ。
「誰か入ってきたらどうするんだって。ったく。」舌打ち。
「全部閉めたわ。大丈夫。ね、香須実ちゃんって、私とヒビキくんの昔のこと知ってるの?」
みどりのあくまでも落ち着いた声。固まるヒビキ。
「んなこと・・・言うわけ無いだろ。」ヒビキが口を尖らせて言う。
ーーーこういうとこ、変わってない。・・・可愛い!ーーー
「ね、言っちゃおうか?」くっきりした印象的な瞳がヒビキを覗き込む。
「・・・分かったよ。」
彼女のマニキュアを施した指が、ヒビキの背中に衣服の上から食い込む。
ーーー女は悪魔だ。ーーー
イブキと寝た香須実。そのイブキと、明日夢と寝たあきら。
そしてこのみどりも、確か決まった相手が居るはず。

そういいながらも、すでにヒビキの下の部分は張り詰めている。
187569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:16:57 ID:2hORtXse

ーーー俺も人のことは言えないか。中身は香須実一筋なんだけどな。こいつは節操がないな。ーーー
苦笑しながら、指を昔馴染みの胸元に差し込む。・・・と、指先に冷たい感触。
「邪魔だな、コレ。」
ターコイズの二連のネックレスに触れる。
「ひどいわ・・・彼氏のプレゼントな・・・の・・・よ・・・あっ!」
ヒビキの唇が首筋を吸う。手がするするとカットソーを捲り上げる。
ーーこの研究室で全部脱がせるのは不味いな・・・ーーー
香須実が上に居るのだ。用心に越したことはない。
案外冷静なヒビキである。この前イブキと寝た香須実を、あんなに情熱的に攻めたというのに。
あくまで、隠蔽工作をするつもりらしい。当たり前だが。

フロントホックのブラジャーが音を立てて外された。
豊かな乳房が拘束から放たれて、弾む。男の大きな手がそれを掬い上げる。驚くほど柔らかい。
「ヒビキ・・・くん・・・・慣れてるのね・・・」細縁の華奢な眼鏡が床に落ちる。軽い金属音。
「おじさんですから。」みどりがヒビキの膝の上に乗ってしまった。心地のいい重みが男を刺激する。
「なんか、いやらしいわ。あ・・・」白衣の上から形のいいヒップを撫でる。
「おじさんですから。」
豊かな曲線を弄ぶと見る見るうちに頂点が立ち上がってくる。
バラ色に染まった乳首をさらに唇で嬲る。みどりの体が小さく跳ね上がる。

とはいえ、ヒビキもすっかり行為に没頭してはいない。上には日菜佳、香須実、イブキとあきら。
おまけに勢地朗までいる。ヌリカベの件でヒビキにお呼びがかかるのも時間の問題だ。

「では、即効でいきますか。」乳房を愛撫していた手を止めて、そして。
「きゃ・・・!」慣れた手つきでみどりのベルトを外す。さらに、ピタリとした細身のパンツを
ショーツごと抜き取ってしまう。実に鮮やかな手つきだ。

ああ、そうか。香須実ちゃんもこのタイプ良く履いてるからね。ーーー
188569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:20:17 ID:2hORtXse

「うふ・・・なんか、変な格好・・・・」
捲り上げたカットソーの下の揺れる双丘。乳輪が弱冠大きめで、それが実にエロティックだ。
年齢のせいか腹部は柔らかく緩んでいるが、それが一層女性らしさを引き立てている。
優美なラインを描いたヒップと、長い足。叢は濃い目だ。
こんなに忙しいのに、海外にでも行ったのだろうか。
ごく薄い水着の跡が残っている。その淡い飴色の皮膚を、白衣の白さが際立たせる。
細からず太からず、実に魅力的ともいえよう。
みどりがヒビキの膝の上でその肢体を恥ずかしそうに白衣で覆う。

そう白衣は着ているのだ。
「贅沢言わないでください。」慇懃にヒビキが告げる。
「ね・・・ヒビキくん、もしかして怒ってる?・・・・あ・・ん・・」
その問いには答えずに、みどりを自分と同じ向きに座らせる。白衣が皺にならないように注意深く。
指がみどりの叢に侵入する。
「ああ・・・・!!!」みどりが優しい喘ぎ声を上げる。
そう、銀としてキャリアを積んでも、多くの部下に指示を出す身になっても、
みどりのこの柔らかいトーンの声は変わっていない。
ヒビキは彼女のそういう所が気に入っていた。

太い指がすでに潤っている秘裂を動く。昔、馴染んだその場所は、当時とは違い甘く、蕩けている。
ーーそう、苦労したっけ。いい状態にするの。ーーー
「ん・・・・あん・・・。」しどけなく足を開いてヒビキに寄りかかる昔の恋人。
彼の指が秘所に滑り込む。
「はあっっ!!」熱い部分がヒビキの指を捕らえ、締め付ける。じんわりと蜜が沸き
彼の手の平を濡らす。抜き差しはせずに、指を二本に増やし中を確かめるように探る。
「んんっ!」さっきから、あまり声を上げず、余裕とさえ取れる言動をしていたみどりが、切ないため息をつく。
濡れた音が小さな研究室に響く。
189569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:25:33 ID:2hORtXse

「仕事の腕も上がったけど・・・・」ヒビキが軽がるみどりを抱き上げ、床に横たえる。
「こっちの腕も上がったんじゃない?みどり。」自分もズボンをずらし、いきり立ったそれを露にする。
「やだ・・・」みどりが顔を赤らめる。ヒビキのその部分から目をそむけるように顔を横に向ける。
「何を今更・・・・」少々動揺したヒビキが、しなやかな太腿に触れる。

「彼氏の・・・それと・・・似てるんだもの。」
「・・・・・・・!!!!」
絶句するヒビキ。まあ・・・それだけで萎えるような柔な神経は持ち合わせてないが、それにしても。
ーーこういう時に言うか?????普通!ーーー
めげずに、しなやかな足を開き、溶けた部分を剛直でなぞる。一気に根元まで挿入する。
「あっっっ!!」みどりがのけぞる。
「く・・・・っっ・・・!!」
ーーしまった。みどりはこうだった!ーーー
濡れた柔らかな壁がヒビキを過度に締め付ける。あの当時も中々入らずよく泣かれたものだった。
体質なのか、そういう形状なのか、驚くほど狭い内部。実は拒んでいるのではないかと思うくらいに、きつい。

「ごめん・・・なさい、ヒビキくん、きつい?」
そっとみどりの手がヒビキの頬に触れる。悲しい物問い気な顔。
「そういえば・・・・昔から・・こうだったよな。」息を継ぎながらヒビキが応える。
「彼もこうなのよ・・・ヒビキくんみたいな・・・サイズだか・・・あっっ!!」
大分慣れたヒビキが動き始める。ゆっくり、穏やかな律動。
みどりの方も相当きついはずだ。苦痛にならないように。
「や・・だ・・・ヒビキくん・・・・・そんなに優しくし・・・ないで・・」
「どして?・・・・痛いだけじゃ・・・詰まんないでしょ。昔みたいに。」
みどりが喘ぐたびに豊かに蜜が零れる。決してペースを変えずに、緩やかに、優しく繋がっているヒビキ。
190569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:28:38 ID:2hORtXse

ーーータイプも・・・いろいろなんだなーーー
実に久しぶりに香須実じゃない女性と・・・してるヒビキである。
ふと、香須実の怒った顔が浮かぶ。泣いた顔。心配してる顔。
「ヒビキ・・・くん。香須実ちゃんのこと・・・考えて・・・いるでしょ。」
ピタリと律動が止まる。
「図星でしょ。」寂しそうに笑む、みどり。「いいのよ・・・私を香須実ちゃんだと思っても。」
ヒビキの唇に指を触れて。「諦めるために、こうしたん・・・だから。」

ーーいったい、どうしたいんだ。ーーー
無言でヒビキが引く。ぐっと奥まで押し入る
「あ・・・はあっっ・・・・あん・・・・」みどりの足がヒビキの腰を引き寄せる。
とはいえ、ヒビキの頭の中は、既に香須実で一杯になってしまっていた。

香須実も恥ずかしげにこの動きをする。
香須実はもっと声を上げる。
香須実は

香須実はーーー

動きが自然と早くなる。高まってくる体と、整理のつかないどうしようもない心。
初めはきつく狭すぎたそこも存分に潤って、淫らな音を立てる。
「あっっ・・・はあんっっ・・・ああっっ・・・・・ヒビキくんっっ!!!!」
達したみどりの中が熱くヒビキを抱き締める。
「・・・・・・・・・・・くっっっ」
その刺激に呼応して、まろやかな腹部に、熱い液が迸る。脇腹を伝って白衣まで濡らしていく。

「ヒビキく・・・ん・・・・」息も絶え絶えに体を震わせるみどり。
余韻を楽しむでもなく、ヒビキは肘を突いて荒い呼吸を整えると、
みどりに体重を掛けることなく落ち着いて体をずらす。
191569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:30:16 ID:2hORtXse

「さて、何、考えてたんだか、教えて貰おうかな。」
いくら昔の恋人とはいえ、悪ふざけが過ぎる。
強引に誘っておいて水は注すわ・・・訳の分からんこと言うわ・・・腹に据えかねているヒビキだ。

気まずい、空気。
みどりはヒビキの顔は見ていない。
下着や衣服を、脱がされた順と逆に、淡々と着ていっている。
「床・・・・・冷たかったな。ヒビキくん。」
「・・・・んじゃ、どこでしろって・・・・いや、ごめん。」
ほとんど脱がなかったヒビキはいち早く身繕いを済ましていた。

「なんか、ヒビキくんのセックス変わった。きっと香須実ちゃんのお陰ね。」
「え?」
「相手の様子、見て・・・あんな風にするなんて。」
つと、立って、お茶を入れる。煎茶の芳しい香りが立つ。
「以前とはまるで違うわ。もっと乱暴で。今日は、とっても・・・素敵だったわ。」
みどりはヒビキの顔を見ない。
「いや、どっちかっつうと、年の功だろ。だって、香須実にはもっととんでもないこ・・・あわわ」
照れも手伝って、余計なことを言いかける。慌てるヒビキ。ちろっとみどりが睨む。
「フィフティなのよ。あなたたち。愛し合ってるから、お互いの愛が等分だから。はい。」
熱いお茶が手渡される。「大切にしてあげて。」
「言ってることとやってること違うんじゃないの?みどり。」
ヒビキがため息をつく。全く彼女にはかなわない。
デスクに寄りかかって。白衣を知的に着こなして。もういつものみどりである。
「ううん・・・・私の中では辻褄があってるの・・・・あら。」
192569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:32:07 ID:2hORtXse

「なーーーーーーんだっっヒビキさんここにいたんすかーーーーっっ!!」
閉めたはずの戸が容易く開いて、日菜佳が顔を出す。
ーーぜ・・全部閉めたんじゃなかったのか?おいっっ!!!ーーー
「よっ!日菜佳」
内心動揺しながらも、しゅ!なんて、いつもと変わらぬヒビキ。やっぱり面の皮が厚い。
「よっ!じゃないっすよ!この前のヌリカベの話。イブキさんたちに話すんでしょーが!!」
日菜佳に引き立てられていくヒビキ。
「日菜佳ちゃん!私やっぱり今日帰るね!」
みどりが唐突に口を開く。不自然なくらい明るく。
ヒビキの背中をどしどし押していた日菜佳、ふと振り返る。
「へ。だって、まだまだかかりますよね!」
「吉野の工場に近いほうが何かと便利だから、あっちにもサブの研究室作って貰ってるの。」
「あちゃー・・・お父上、夕飯楽しみにしてるのに・・・ま、しょうがないすねー。」
言うが早いか、もうみどりは用意をしている。しっかりした女なのだ。彼女は。
物問い気なヒビキの視線は無視して、「さ。上に上がりましょ。」

「たちばな」は数日前のヌリカベの件で盛り上がっていた。
緑オオザルの0番のビデオを幾度となく再生する香須実。それに対してメモを取りつつ
何かと質問する賢げなあきら。イブキと勢地朗は虫がわいていそうな古書を捲っている。

「ね・・・お店は?」
「あんまり暇だから閉めちゃいました。」日菜佳が勢地朗のほうを伺いながらこっそり言う。

「おおー!みどりさん!いたんだから最初から入ってもらえばよかったなーー!」
勢地朗が朗らかに迎える。
「今度の黄赤獅子いいですよーーーもうテストしたんです。」イブキがにっこり笑う。
側に付き従うように小柄なあきらが微笑む。
193569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:33:50 ID:2hORtXse

にぎやかな「たちばな」である。でも今はそのにぎやかさが、みどりには辛い。
「吉野の工場に急用思い出したんで・・・・ごめんなさい、吉野に行かないと。」
「えー!今日、結構夕飯張り込んだのにー!ほら、ヒビキさんも!」香須実が無邪気に不満の声を上げる。
「いや・・・その・・・おれは。」ヒビキが歯切れ悪く口ごもる。

「じゃ!皆さん失礼しまーす。」たちばなの戸が閉まる。

「何だ・・・・慌しいねえ・・・ヒビキくん、なんかあったのかい?下で話してたんだろ?」
勢地朗がヒビキに視線を当てる。
「あ、いや、なんでも。おお、イブキ!そーなんだよ。そいつらが結構手ごわくてさー・・・」
さっさと魔化魍談義に入ってしまったヒビキ。

そのヒビキを香須実が不思議そうに見つめていた。


「はー、イブキさんたちぐらい夕飯、食べていけばいいのにー!」日菜佳が不満そうに言う。
「いや、あきらも高校が始まって早々、休んでますし。ちょっと落ち着いて過ごして欲しいんで。」
ね。なんてあきらに向かって笑む。自分を気遣ってくれるイブキが嬉しいのか、切なげに見上げるあきら。
「ん!じゃあ少しお肉持って行ってくださいよ!ちょっと待ってて下さいね!」
日菜佳が階段を上がっていく。入れ違いに香須実が地下から上ってきた。手にディスクアニマルの・・・緑オオザル。
「ねー・・・あきらちゃん・・・地下にコレ転がっていたんだけど・・・0番と同じタイプよね。」
「そうですね・・・こっちのじゃないみたいですね。起動してみますか?」緑のディスク。
「整理つかないから・・・お願いできる?」
194569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:36:47 ID:2hORtXse

小さく音笛を鳴らして、セットする。液晶の小さい画面が画像を映し出す。
「研究室の中みたいですね。高画質・・・テスト用かしら。」
「あきらー!こっちきて!」イブキが呼ぶ。なにやらヒビキとシフト表を見て話してるようだ。
「香須実さん見ててくださいね。」身を翻してイブキの元へ走る。

淀みなく再生される画面。

話を終えたあきらが香須実の元に戻ってきた。なぜか急いで電源を切る香須実。
「香須実さん、どうしました?顔色真っ青ですよ。」あきらが香須実の顔を覗き込む。
「・・・・あ、コレ、やっぱりうちのだった。お騒がせしてごめんね!」
にっこり香須実が笑む。あきらも釣られて微笑む。でも顔色は相変わらずだ。
心なしか・・・手も震えている?
「あきらーーーー帰るよ!」


静かになった店内に、オレンジ色の夕方の光が差し込む。
勢地朗と日菜佳はまた資料整理だ。後で自分も借り出されるだろう。

ヒビキはぼんやり椅子に腰掛けている。
ーーあいつ・・・どうしたんだろ。彼氏とうまくいってないのかな。ーーー
こういう時タバコでもすえば格好がつくのだろうが、あいにく鬼はタバコは吸わない。
色事以外は非常にストイックなヒビキである。

「ひ・び・き・さん!」
「お!香須実!なんだそれ。0番のディスクじゃない。いい、いい、もう散々見返したんだから。」
「まあ、再生してみて!面白いものが入ってるから。」にこやかに差し出す香須実。

研究室が映る。奥に入っていくカメラ。みどりが座っていて。自分が入ってくる。そして。
195569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:43:09 ID:2hORtXse

再生が進むにつれ、変な汗が流れてくるヒビキ。恐ろしいことに実にクリアな画面である。
おそらく、みどりがテスト中の緑オオザルだろう。
普段大事に扱っているディスクだが、正直床に叩き付けたい気分だ。
「面白いでしょ。早送りしようか?全部・・・見たいも・ん・ねーーーーー???」
ーーーあいつ・・・なにかんがえてんだ??????ーーー
「私、全部見ちゃった!・・・・さ、どういうことだか説明して貰いましょうか。」
香須実がどっしりとヒビキの前の席に座る。口元は笑ってるが、目が・・・坐っている。

現行犯逮捕された犯人の気持ちが良く分かる・・・観念して腹を括って。
「さーーーあっ!何から話して貰おうかなーーーーっと。」




ーーーキス、自分からしてくれなかったな。ヒビキくんーーー
みどりは電車の窓に肘をついて、夕焼けを眺める。町並みのシルエットが寂しげだ。
いや、自分が寂しいのか。
ちゃんと精一杯愛されているのだ。恋人に。何が足りないのか。
今日こそ答えを、出さなくてはならない。プロポーズの答えを。
結婚話が進まないのは、彼のせいではない。

愛が等分。よく言ったものだ。多く愛してるほうが幸せか。それとも愛されてるほうが幸せか。
やじろべえのように傾きながら、大概の男女はバランスを取っている。
バランスが取れてることが幸せなのではないか。そう、ヒビキと香須実のように。
196569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:45:01 ID:2hORtXse

いつまでも昔の恋人を引きずってはいられない。
自分に答えを出すのは自分しかいないのだから。

そういえば、テストしていた高画質の緑オオザル。あのアクシデントで忘れてきてしまった。
ーーーま、次行った時でいいかな。ーーー

その緑オオザルがヒビキをどんな状態にしているのか、想像もつかない、そそっかしいみどりである。
「あ・・・・。」
うっかり眼鏡も忘れてきてしまった。行為中に落ちた眼鏡。
なぜか・・・忘れるべくして、忘れてきたような気がする。
眼鏡といっしょに、ヒビキを、好きだった心を。


電車の振動が心地いい。

中学生のヒビキを。鬼になる前・・・日高仁志を思い出しながら。
みどりは電車に揺られていた。


終わり


197569[見つめる目]:2005/04/19(火) 00:49:02 ID:2hORtXse
ヒビキを手玉に取るみどり。いかかでしょうか。
昨日のネタなので、もしや辻褄が・・・不快な部分があったらすみません。
結局、香須実のヒビキです。いやはや。

感想聞けたら嬉しいです。
198113:2005/04/19(火) 00:50:58 ID:23cfp24A
>569様
 リアルタイムだあああああ!!きたきたきたきた!!
 ひ〜…ヒビキさん引き出し多過ぎ…着たままっすか…でも
床とはいえ寝かせる辺りがジェントルメン。あ、床だと冷た
いからむしろ立ったままの方がいいのか…?違うのか…?
 楽しませて頂きました!ごちそうさま、お腹一杯!!
199名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 00:58:24 ID:80SEY2WG
ラスト2つ読むまでわざと緑オオザル置いてきたもんだとばかり。
みどりヒデェwとか思いながら読んでました。
200名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 00:59:18 ID:pAOEBbpP
もしやリアルで読めた?
わーい
いつもながらすばらしいSSでした!
いやーこんな展開もアリですよ。どれもそれっぽく思えちゃいます..
201名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 07:02:44 ID:9VOyHDrr
>>197
まさか「おじさん」をこう持ってくるとは(*´Д`)エロイヨー


ダッシュ(―――)は「ー」より
「―(ダッシュ)」か「━(罫線)」使った方が読みやすいっすよ。
伸ばしと勘違いしがちな漏れ。
202名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 22:32:32 ID:3GacHP2H
569さん、美味しいお話いつもありがとうございます。
今回はみどりのせつない気持ちがすごいよく出てた感じですね。
で、このあとの後日談が気になります。
みどりも、ヒビキ×香須実のその後も…
イブキ×香須実の時の反対で香須実がヒビキをせめたんでしょうかねぇ。
それとも、せめられつつ次第にヒビキのペースに持っていかれちゃったんでしょうかねぇ。
またの投下をお待ちしております。

前スレ507さんの投下もいつまでも待ってます!!
203名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 02:21:34 ID:KYVGFij7
来週の予告で姉上の替わりに不知火を運転する日菜佳タンが写ってましたが、
このスレだと確実にヒビキさんの餌食ですね。

若しくは日菜佳タンがこんな風にテントの中でヒビキさんの事を待っていたりしてw
ttp://xtp0001.s3.x-beat.com/cgi-bin/up/source/Sonata_14122.jpg
204569[見つめる目]:2005/04/20(水) 08:52:05 ID:YPBJBT+p
皆さん感想ありがとうございます。
楽しんでいただけたようで嬉しいです(^^)

>>113様 立って・・・そういう手もあったかOTLホントヒビキはバリエ豊富です。
いつも読んでくれてありがとです!
>>199様 最初その設定だったんですが。みどりは職人なので、そういうことに使わないのではと。
計画だったらひどいッスよね。
>>200様 ほやほや読んでくれてありがとです(^^)最近書いたものが多くて、
混乱します。繋がってるのがガンだったかも・・・OTL
>>201様 早速のおじさんネタです。(*´Д`)
――――――これですね!アドバイスありがとです!
>>202様 実は前々回の香須実×イブキの後日談もあるんですよ。くどい569。
この話の後日談も書こうかなと。
>>203様 日菜佳×ヒビキは・・・考えてなかった。明日夢とは想像つくんですがね。

いつも569のSSに付き合っていただき、ホントありがとうございます!
たくさんのネタ・・・どうしよ。取りあえず前々回のイブキ×香須実[呼ぶ声]の後日談
ほぼ、できてます。近々投下します。
 
205名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 11:29:29 ID:wB4kAF3s
犬のようにハァハァしてお待ちしております。
206名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 15:56:52 ID:4XWn4d0c
後日談キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

569様、毎度GJですっ
マターリ待ってますよー(^^)ノシ
207569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 21:52:49 ID:YPBJBT+p
[呼ぶ声]イブキ×香須実 後日談
実は、大人になりきれなかったヒビキ。(だって良く考えたら設定31だもんな)
期待に応えられますように。
あまりおちゃらけの無い香須実×ヒビキage投下いきます。もちろん一気で。

[揺らめく炎」





「……やっっっ…」
「いやって言わない約束だろ?…香須実。」

すでに全裸に剥いた彼女の体に、丁寧に口付けしていくヒビキ。
口付けしながらも微細な動きで香須実の火照った体を撫でる。
「口癖みたいな……ものなんだもの…あっ!!」
「イブキともいやいやって言いながら…でしょ?エッチだな…香須実は」
意地悪なヒビキが耳元で囁く。

―――やっぱり…かなり怒ってる?それともプレイの一環?―――
彼の言葉攻めには慣れているが……それにしても棘がある。
その上、ヒビキのそれはかなり高ぶっている筈なのに、全く挿入する気配が無い。
このままかなり焦らされるのか。
208569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:01:21 ID:YPBJBT+p

「ね…ヒビキ…さん!」
「ん……?」とぼけたような声。
「あの…」やっぱり、言えない。
「ちゃんと言って貰わないとわかんないなあ。」そ知らぬ顔のヒビキ。
やっぱり、とことん香須実を焦らすつもりらしい。

既に、柔らかい乳房に、白い腹部に、花びらのような愛の印が無数にばら撒かれている。
作務衣を着たときに…見えないように、普段なら心配りするヒビキだが今日は全く配慮が無い。
首筋に、胸元にくっきりとキスマークがついている。
ヒビキの嫉妬の炎を映したように。

「は……っっ…あんんっっ!もう……はあああああっっ!」
ヒビキの手が香須実の柔肉を掻き分ける。存分に潤っているそこを確かめて、満足の笑みを浮かべるヒビキ。
「俺って…結構、大人気ないんだなーーはは。」自嘲気味に呟く。

さっきまでここを他の男の手が楽しんでいたかと思うと…実にたまらない。
いつもなら、こうはしない。秘裂に忍び込んだ指を抜き、柔らかい叢で遊び、腿の付け根を撫でる。
…あくまで肝心のところには触れない。

「はあっっっ…んんっっ…ん……!」
さわっ…といつもと違う触れ方。
図らずとも、さっきのイブキの愛撫を思わせる。
―――もう・・・おかしくなりそう!―――熱い息を耳元に吹き込まれる。
―――許してくれたんじゃなかったのかしら。―――
こうやって抱きしめていること自体が許している証拠だと思うのだが、いささか焦らしが過ぎてるようだ。
209569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:03:10 ID:YPBJBT+p

「ん……?何?イブキのほうが良かったって?」
「言って……ないっっ!!ああああっっ!!」
唐突にヒビキの太い指が、蜜壺の奥に滑り込む。
「待ってましたと言う感じかなーーー香須実のここ。……ほら。」指を二本に増やしてゆっくり抜き差しする。
「あっっ……やん…はあっっっ……」香須実の体が激しく跳ね上がる。
喘ぎ声を上げさせまいとするかのように、ヒビキの唇が香須実の声を塞ぐ。
ちゅ……くちゅ………ちゅ…下の口と上の唇が同時に上げる音が淫猥に響く。
「んんん……はあっっ!!息が出来ないってばあっ……あああっっ!!」

突然ヒビキが香須実の体を裏返す。あまりの意外な動きに彼女は声も出ない。
やっとのことで抗議の声を絞り出す。
「な…何するつもり……?ヒビキさ…きゃっっ。」
「今日はとことん俺の好きにさせてもらいます。」
有無を言わさない低い声で言うと、ヒビキは彼女のを腰を掴んで、高々と持ち上げた。
「いやっっっ!!!ヒビキさん!!」
丁度ヒビキの目の前に、普段は奥深くにある隠微な部分を剥き出しにしている格好になる。
全部を愛しい男の目に晒して、恥ずかしさで香須実は泣きそうだ。
「ジッとして。」
抗えないくらい苛立ちの篭った、強い声。ヒビキの表情は見えない。
晒された熱いその部分にそっと息を掛ける。
「はあっっ………」
香須実の口からため息とも喘ぎ声ともつかない声が漏れる。
細い指で、ギュッとシーツを握り締める。
ヒビキが銃口のような鋭い目で、その反応を見つめる。

自分でも許してるのかそうじゃないのか、分からなくなってきているヒビキである。
ただ何か、胸の奥でジリジリたぎる様な嫉妬の炎が消えない。
210569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:06:02 ID:YPBJBT+p

花芽を、その熱い舌で弄ぶ。香須実の白い太腿が震え、羞恥で抑え目の声が漏れる。
まだ明るい午後の室内で、露になったその部分をじっくりヒビキが味わっている。
恥ずかしくて消え入りそうになっている香須実の心とは別に、新しい蜜がまた沸き出でる。
「やっぱり……許してない……んじゃない……ヒビキさ…」
「俺は香須実にしたいことをしてるだけです。はい。」
また、指を濡れた秘所に差し込む。今度は激しく行き来する。
「あっっ!!!……んんっ……いやっっ!!」
いつものおちゃらけた言い方とは違う。顔が見えないだけに不安と快感と板ばさみになる香須実。
香須実の中が熱くなっていく。蜜がヒビキの手の平をも濡らす。
「も……ダメ………いつもみたいに……お願い……ちょうだい。」
思わず、イブキにも言った言葉が漏れる。
「はっ!……やーだね。」
可愛い要求も通らない。
すでにヒビキも我慢できなくなってきてるのだが、それでも口が勝手に動く。
俺……どうしたんだ?―――
香須実の太腿を押さえつけ、指で充血した柔肉を開き、さらに激しく舌でなぶる。
「ひ……やああああん…ごめ……ごめんなさ…いっっっ!」
涙声になってる香須実。
まるで幼い少女のような声を上げる。
―――ちょっと……やりすぎかな。
内心、動揺しながらも再三の香須実の――いつもみたいに――を無視して。
そのまま、腰を掲げ高々と晒した熱い部分に、剛直を突き立て、容赦なく前進する。
「あああああああっっっ!!!」
子宮を思い切り突き上げるような感触に、出したことも無いような声が出る。
211569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:08:16 ID:YPBJBT+p

間を置かずに、ヒビキが、いつに無く激しく律動してくる。
がっちり香須実の腰を捕らえて、うねる様に何度も力強く前進する。
「あっっ……はあああっっ……あんっっ……あああっっ!!!!」
激しい律動。初めての屈辱的な体位と、突き上げてくる衝撃と快感に、ただ喘ぐ香須実
ヒビキの荒い息遣いが伝わってくる。彼そのものの、響鬼そのものの炎のような熱い交合。

「香須実……………!!!!!!」

自分の言うがままになっている、可愛い恋人。ヒビキの激しい要求に必死で応えている。
香須実に対する愛しさがこみ上げてくる。肌と肌がぶつかり合う音。さらに淫らな動きで起きる濡れた音。
彼女の辛そうな、切ない声がさらに高まってくる。

もう香須実は何も考えられない。ただ、ヒビキの攻めに膝を屈しないことだけ。
崩れずに、恋人を熱い部分で受け止めるだけ。

「は…………あ…あっっ……ああああああっっっ!!!!!」
達した香須実がーーー自分をきつく締め付ける感触。
ヒビキを包む潤んだ壁が熱く溶けながら痙攣する。

そのきつい刺激に、ひと際大きく動いた後、彼も香須実の中にすべてを注ぎ込む。
「く………くううううっっ!!!!」
獣じみた唸り声をあげてヒビキが達する。幾度も幾度も。
―――アツイッッ!!!!
香須実の中がびっくりするほど熱いもので満たされる。
溢れ出て零れるそれは、震える太腿を白く伝う。

「か……すみ………」まだ繋がりは解こうとはせず、
立てていて疲弊した香須実の太腿を寝かせ、ゆっくり後ろから抱きしめる。
緊張と、安堵と、解き放たれた体と。香須実は涙が止まらない。
無言で抱きすくめるヒビキ。震えながら咽ぶ香須実。
212569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:10:23 ID:YPBJBT+p

「もしかしたら…………俺、やりすぎた?」
色々と、後始末をしながら、ちょっと反省するヒビキ。
ぐったりした香須実の頬にそっと手を触れる。
「……ううん…」
唇で涙を拭われて、首を振り少し微笑む香須実。
「ヒビキさんが凄く怒ってて……びっくりしたけど………逆に嬉しかったかも。」
ちょっと怯えながら、言葉を選び選び言う香須実が、尚、愛しい。
「当たり前だろーが……怒ってないほうがおかしいって。」
唇を尖らせ、子供のようにすねるヒビキ。これはもう言葉の一つ一つがキスである。
「でも……ちょっときつかったよな。香須実。ごめん。」
背後からしっかり逞しい足を絡ませ、逆に許しを請うように香須実の体を摩る。

とはいえ自分でも――まさかここまで香須実に要求してしまうとは思わなかった。
だが、やっと、嫉妬の炎が…静まった気がする。
燻っているだけでまた激しく燃え上がるかもしれないが。

ヒビキの思いを知ってか知らずかジッと動かない香須実。
大きな逞しいヒビキの体に包まれていると、体がほどけていくような安堵感がある。
「もう……あんなこと…………しない……わ…。」

「香須実…あれ…?」
口付けしようとして、恋人がいつの間にか眠ってることに気づく。
―――イブキと俺と、2プレイ目では疲れるか。―――
ちょっと意地悪なことを考えながら、香須実の寝顔を覗く。
安心しきって眠る頬にまだ涙の後が残っている。顔色が心なしか青白い。
その頬にそっと口付けて。思わず笑みが浮かぶ。
結局、香須実に対しては鬼になりきれない自分がいる。
いや、近いものはあったが。
213569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:11:37 ID:YPBJBT+p

惚れた弱みかな。

鬼は惚れた女に弱い。全く。イブキといい、自分といい。
それにしても、激化していく戦いと彼女と両立できるものか。
…と言うより、飛車であり、ヒビキの一番の弱みである彼女を、守りきることが出来るのか。

―――ま、取りあえず今は。

面倒なことは棚上げして、香須実のぬくもりを感じつつ自分も目を瞑る。
「………ん…」香須実が寝返りを打ち、ヒビキのほうに向き直る。
その柔らかい髪を撫でて、華奢な恋人をそっと引き寄せる。離さないように、決して。




今日は「たちばな」がやっと営業するらしい。

せわしなく、留守中の日菜佳の分まで立ち動く香須実。
ヒビキも大きい体を折り曲げて、まめまめしく動く。
「ヒビキさん!そっちのテーブル拭いてもらえる?」
「はいよっ………と」
すれ違いざまに香須実の細いウエストを捕らえて、軽くキス。
「もう!!お客さん来るじゃない!」
「ついからかいたくなるんだよねー。香須実を見てると。」ヒビキの朗らかな笑顔。
いつもと変わらぬ彼の態度に、ホッとする香須実。素直に体を預ける。
214569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:13:21 ID:YPBJBT+p

あの後、ぐっすり…夕方から朝まで眠り込んでしまった。
お陰で、二人の鬼と絡んだ疲れはいえているが……。
「なんか………もっときちんと話したかったな…」
ヒビキの腕の中で呟く香須実。
「……?体であんなに話したじゃない。」
「ーーーーーー!!!!!人が真面目に!!!!」
ヒビキの体を引き剥がそうとする……が当然びくともしない。
すかさず、キスされ、再度口付けようと…

ガラッッ、戸が開く。いつもの常連の老夫婦。
「いらっしゃいませ!」
ヒビキとぱっと離れて、元気に挨拶する香須実。
今日は丸一日営業できそうだ。
つと、ヒビキと香須実の目が合う。
ドキリとしそうな穏やかな優しい目で、ヒビキが見つめている。愛してる男の目で。

香須実は胸を一杯にして、お茶の準備をする。
今日はいつもより優しくなれそう。そう思いながら。

また、「たちばな」の戸が開く。
ヒビキは老夫婦と楽しげに談笑している。
鬼の割には、人当たりのいい男なのだ。自分の大事な恋人は。

「いらっしゃいませ!」
よく通る香須実の元気な声が再び響き渡った。

終わり

215569[揺らめく炎]:2005/04/20(水) 22:18:00 ID:YPBJBT+p
……いかがでしょう。
実はイブキ×香須実のすぐ後に書いたのですが、
くどくて投下やめていたものです。
そして明日夢×日菜佳に突入してしまった。

感想聞かせてもらえると嬉しいです。
216名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 22:38:51 ID:5YHE4YT4
569様、いつもGJ!!っす!もうね、この二人が出てくる話は、たまらなくイイ!これからもドンドン萌える話をお願いします!
217名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 23:06:01 ID:Sf16hNVU
超GJ!
犬のようにハァハァして待ってた甲斐がありました。
そして犬のように責められる香須実萌えw
218113:2005/04/21(木) 01:23:03 ID:YCDQBims
>569様
 …そのバイタリティはどこから出てくるんですか…OTL
 そ〜だよな〜嫉妬しない方がおかしいんだよな〜いつも
より真面目なおじさんに萌え。…やっぱ伊達に年とってな
いわ…おじさん、一体どこでそのテク覚えてきたんだ。て
か、この場合受け入れられる香須実さんが凄いのかもw
 とにかくGJGJGJGJGJGJ!!
219名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 20:28:05 ID:SYKe6kmn
>569様
今度は香須実さんが嫉妬、お仕置きする番ですね。
220569[揺らめく炎]:2005/04/22(金) 00:51:37 ID:jldNAFRt
皆様読んでくれてありがとうございます。
お陰さまで前スレ合わせて14作目の投下と相成りました。
感想・・・皆様の感想が凄くありがたいです。

>>216様 この二人の話・・・4つは書いてると思います。何か徐々に複雑になっており
エローに重点を置くのが難しい。頑張ります(^^)
>>217様 実は前カキコして頂いたとき「ぐあ!犬!かぶってしもうた!」と。はは。
待ってた甲斐ありましたか?良かった!
>>113様 次回もなんだか予定外・・・ど、どんな?香須実も何処までもえちぃになって来ました。
いつも付き合ってくださってありがとです!ホントおじさん、そのテク何処で・・・・
>>219様 くくくっっ!全くその通り・・・ただ、ヒビキが黙ってお仕置きされるタマかと思いますか?
当初の予定とはまるで違う展開になっちゃいました。あーあ・・・なのです。

毎回お付き合いありがとうございます。次回は[見つめる目]の後日談です。
実は・・・難航しておりますが。
皆さんご意見、ご要望などもご遠慮なく言ってくださいね。萌えの糧となりますんで(^^)
569
221名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 03:59:25 ID:CZ7Mv7S+
>>203
エロ杉
世界のカンベ
222名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 15:19:48 ID:RDzvgXqb
おやっさん×香須美さんキボンヌ
223名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 18:28:51 ID:OKDMLiHV
>569様
楽しませていただきました。
次回作も楽しみにしています。

>>222
親子はイヤ!
224569:2005/04/22(金) 21:40:59 ID:jldNAFRt
>>223様 楽しんでいただけて嬉しいです。次回作。おそらくまたまた後日談になりますが。
呆れずににお付き合いください。

>>222様 自分も親子は書く自信が・・・しっかし・・・凄いカプ。
なぜに????????
225名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 00:11:49 ID:uLAPS6CB
>>222
父の晩酌の相手をするうちに、母の思い出話になり
いつしか酔いつぶれてしまった父の怒張に目頭を押さえつつ手コキ
226名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 11:00:02 ID:k0u2M9Rm
むしろ酔って満足に体を動かせない娘にイラマチオきぼん。
ってか、そのカップリングで和姦ヤダw
227569:2005/04/24(日) 08:58:37 ID:mAzD6td8
・・・本編激オモシロ・・・乱れる運命。
香須実が風邪なんで思わずイブキに襲いに言って欲しいと思ってしもうた。

後日談なんですが、2パターン作りました。
ヒビキ優位の純愛と香須実が攻めるものと・・・。
共に最初と最後は一緒です。マルチえちぃですなw
228名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 09:06:38 ID:dXxMSyT4
自分もあの香須実さんを見て569様のイブキ香須実を思い出したw
229名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 09:11:10 ID:a0dFobUO
みどり×香須実さんで!
230569:2005/04/24(日) 09:19:47 ID:mAzD6td8
>>229・・・2パターンの香須実優位の方をご覧ください。
>>228 ヒビキさんが具合悪い香須実さん襲って、風邪がうつる。コメディやん。

早くヒビキ新しい鬼さん出てきて欲しい。いや、中の人ね。
新しいカプ書きたいっす。はは。
231569[探す指]・1:2005/04/24(日) 12:08:36 ID:mAzD6td8
[見つめる目]の後日談です。
後で、別タイプのものも投下します。
香須実×ヒビキが続きます。今回都合によりNo.ふります。

まず、アマアマの方を。age投下いきます。


[探す指]

232569[探す指]・1:2005/04/24(日) 12:10:25 ID:mAzD6td8

「そう………わかったわ。」じっと黙って聞いていた香須実がやっと口を開く。
ヒビキが上目遣いに香須実を見る。
青い顔で、人差し指を顎に当てている。作務衣の袖から出た皮膚が白い。
「だからさ、ほんとに過去の話なわけ。さっきのは……その…」
何といっても、どうしようもない。一連の行為をみんな見られてしまってるわけである。
さらに、あまり言い訳し慣れないヒビキ。元来、どちらかと言うと失敗を笑い飛ばすほうだ。
相手をうまく丸め込むのは……どちらかと言うとイブキの方が得意かもしれない。

静まる「たちばな」。店の外の喧騒が、尚、この静けさを際立たせる。

ぱたり。空気が動く。
香須実の瞬きをしない目から、大粒の涙が零れ落ちている。後から後から。
「………香須実……。」抱き締めたいのに体が動かない。言葉も出ない。
そして香須実の雰囲気も、おそらくそれを許さないだろう。
「じゃ、わかったから。」
パッと身を翻して、小走りに地下に消えていく香須実。素早く。
悲しみも嫉妬もヒビキ自身をも、振り払うように。

「何が……分かったって言うんだよ。」
深いため息が出る。手元の問題のグリーンの丸いディスクに目をやる。
どうやら……思ってたより深い傷を負わせてしまったようだ。いや、分かっていたが。
―――こりゃ、こじれそうだ。―――
普段仲がいいだけに、実に堪える。改めて、頭を抱えるヒビキ。
「誠意を尽くすしかないか。」
―――……って、なにを?―――自問自答。全く女は魔化魍よりややこしい。
233569[探す指]・2:2005/04/24(日) 12:13:32 ID:mAzD6td8

「ヒビキさーん!片付け手伝ってくださいなーー。」
日菜佳の明るい声が地下の階段から上ってくる。
観念して降りていくと……ものすごい資料の山!そして埃!
「いやーヒビキくんスマンねぇ。何か広げ過ぎちゃってねえ…」勢地朗の額に汗が滲んでいる。
「もー、お父さんも日菜佳も節操ないんだからぁ……」
香須実の元気で明るい声。どこか不自然ではあるが。

黙々と言われるままに木箱を片付けるヒビキ。不自然なくらい明るくはしゃぐ香須実。

勢地朗と日菜佳が顔を見合わせる。
(な……何かあったんすかね?お父上。)
(日菜佳、後で聞いてみなさい。)肘で娘を小突く勢地朗。
(いやっすよー!お父上聞いてくださいよーーー!)
こそこそと耳打ちしあう父と妹。「ね!ちょっとーサボんないでよっっ!!」
やたらとテンションの高い香須実の声。どう聞いても…空元気に聞こえる。
―――なんか……ヒビキくんとあったな?―――


夕飯時も香須実はそんな感じだった。やたらはしゃぎ、笑い、食べ。そしてヒビキには絶対会話を振らない。
―――姉上……分かりやすいっすよ。分かりやすくて…痛いっすよ。―――
日菜佳には、姉の姿が痛々しくて仕方がない。そして勢地朗は苦々しげにヒビキを見据えている。
「ごちそうさま!日菜佳!あとよろしくー!」香須実が唐突に立ち上がる。おそらく風呂を使うのであろう。
「…って……まだ八時っすよ。」その声には応えず早々に去る香須実。

日菜佳と勢地朗がヒビキをじいっと見つめる。テレビの音だけが茶の間に流れる。
勢地朗の渋い顔!ヒビキを責める言葉が顔に書いてあるようだ。
「自分も……寝よっかなーー?はは。」その雰囲気に耐えかねて、ヒビキも席を立つ。
234569[探す指]・3:2005/04/24(日) 12:16:27 ID:mAzD6td8

「夫婦喧嘩は犬も食わない……なんちって。あは。」ぎっと父親に睨まれて肩を竦める日菜佳。
「仕事に差し支えないといいんですけどねえ……。」勢地朗が呟く。
すっかりさめてしまった、ヒビキの好物の煮付けを見やる。
何かしらヒビキの好きなものを用意する香須実。全く可愛い娘だ。本来なら鬼にくれてやる気は毛頭ないのだが。
「早く仲直りしてくれることを祈りますか。」
「そうっすね。はは。あ、お父上、それ、あたしのです。」から揚げに二膳の箸が刺さる。
「固いこと言わないで。全く……色気より食い気ですか。」とは言いながら、愛娘を目に入れても痛くない勢地朗。
「何か言いましたか?父上。」から揚げは日菜佳の胃に入ることに決まったようだ。

夜は更けていく。


香須実は真っ暗じゃないと眠れない。だが、今は暗闇が怖い。
悪夢を。言いようもない怖い夢を見そうな気がする。特に今夜は。

ヒビキを許すつもりがないとは言わない。現に、冷静に話は聞いた。
だが、アノ映像が。強烈過ぎた。目を瞑ると鮮明に画像が浮かび上がってくる。
みどりの乳房を掴むヒビキの手。彼女を抱き上げるヒビキ。
そして丁寧に攻める腰。
―――なんで全部、みてしまったんだろう。―――
思い切り泣いたはずなのに、また涙が浮かんでくる。
―――いけない、目が腫れちゃう。―――
明日も店なのだ。また、普通に…実際には普通ではないのだが…
平常を装って、働かなくてはならない。
それを思うと、気が遠くなるほど辛い。
―――いっそ、イブキさんのマンションに行っちゃおうかしら。―――
おそらく歓迎してくれるであろう、イブキの優しい顔を思い浮かべる。
でも―――行ったらきっと帰ってこれない。―――

やっと眠気が襲ってくる。
235569[探す指]・4:2005/04/24(日) 12:18:31 ID:mAzD6td8

「ーーーーー!!!!!」
大きな手の平で突然口を覆われる。黒い大柄な影。圧し掛かってくる心地よい重さ。良く知っている匂い。
「大きい声出さないで。香須実。」鋭い声。ベッド際のランプが灯される。
オレンジ色の灯が二人を照らし出す。
―――ヒビキさん!!!!―――香須実を見つめる目にはどこかいたずらっぽい色が浮かんでいる。
「んんむむ……!んん」まだしっかり手の平で塞がれている唇。
「騒がない?」
「ん、ん、ん、………」苦しさに何度も頷く香須実。とにかく手を離して貰わないと始まらない。
「何考えてるのよ!!!!」無視を決め込むつもりが、あまりの奇襲に思わず抗議の声を漏らす。
「夜這いに来ました。」圧し掛かったままでヒビキがしらっと言う。
「夜這いって!!!!とてもそんな気にならないですっっ!!!!!」
「しぃっっ…………」
静まり返った、夜中の室内。もう日菜佳も勢地朗も寝たらしい。
「大体、父さんも今夜いるんだから……とっとと部屋に帰ってよっっ!!!」
そう基本的に勢地朗のいる夜は――例外もあったが――しないことになっている。
囁くような声で激しくヒビキを拒否する。
「まあ、そう言わずに。」
ヒビキはちっともひるまない。凛々しい、あくまでも落ち着き払った顔で香須実を見つめている。
両の手首をしっかり握って、全体重をかけて、強引に口付ける。
つい条件反射のように応えてしまう自分の唇が憎い。
舌で、唇で愛し合っていると、また新しい涙が沸いて来る。握られている手首が、熱い。

好きなのだ。死ぬほど。
236569[探す指]・5:2005/04/24(日) 12:21:09 ID:mAzD6td8

貪る様なキス。髪を梳かれ、唾液が行き来する。唇がふやけるのではないかと思うくらい時が経過して、
やっと、離れる。生きてて一番愛している恋人の顔が目の前に。ヒビキの顔が。
涙を見て、力任せに掴んでいた手首を離す。香須実がゆっくり手の平でヒビキの頬を包む。
―――駄目。やっぱり。完敗。―――

「ヒビキさんで、いっぱいに…して。お願い。」

濡れた唇で。涙で潤んだ瞳で。泣き疲れて擦れた声で囁く香須実。
「香須実……ごめん。」
目の前で苦しむ恋人の華奢な体を抱き締めて、込み上げてくる後悔。そして愛情。

押し流して欲しい。香須実は思っていた。
―――詰まらない嫉妬も。やりきれない悲しさも全部。―――

「あんまり……泣くと目が流れるぞ。」熱いため息。全身で香須実を抱き締めながらヒビキが言う。
「だって………止まらないんだもの。」泣きながら。

お互い全裸になったのだが、ヒビキは何もせず、彼女をただ抱き締めていた。
足をしっかり絡ませて、髪を撫でて。
「…………なに?」ヒビキが彼女の顔を覗き込む。彼女が涙を拭きながら少し笑ったから。
「だって…当たるんだもの。これ。」細い指がそっとヒビキのそこに触れる。
「当たり前だろーが、この状態で、こうならなかったらおかしいって。」
拗ねた様な言い方で。唇を尖らせて。彼女の好きな表情。
「ね……みどりさん…良かった?」胸に顔を埋めて、小さな声で聞く。
「どう答えれば納得がいく?お嬢さん。」ヒビキの手がしなやかな背中を伝う。
「何も……………言わないで。」
華奢な腕を背中に回して。香須実がその体の全部の膨らみをヒビキに押し付ける。
力いっぱいしがみ付いた彼女を、ヒビキがさらに強く抱き締める。
「あ……………っっ…。」潤んだ喘ぎ声。
237569[探す指]・6:2005/04/24(日) 12:23:09 ID:mAzD6td8

それが開始の合図になる。

最初は首筋に、そして唇に、白い乳房に、逞しい体をくねらせるようにしてヒビキが口付けていく。
その体の全部を唇で味わうが如く、狂ったように。
「はあっっ………あんん……!」
声を上げないようにするのが辛い。抑えても押さえても漏れる声。
「香須実…………っっ!!」
柔らかいオレンジの光に照らされた双の乳房の影がヒビキの目を魅了する。
大きな手の平で包むと、その頂点が反抗するように可愛らしく立ち上がる。
二つの果実を円を描くようにたわませる。ヒビキの熱い思いが乗り移っていくが如く熱を帯びて上気する。
「んッ……あっっ!!!…どうして?…」
「香須実?」一度涙が乾いたはずが、今にも零れそうなくらい、目が揺れている。
「感じちゃうのが……悔しいの。」本能そのものになっていた男の目に、優しい色が浮かぶ。
「何で?感じなきゃ困るよ。」
「今日ぐらい・・・石になりたい。悔しいもの。」親指で涙を拭うヒビキ。また口付けて。
「石になるなんて、俺が許さないって。」香須実の気持ちが痛いくらいに伝わる。
突然、唇で音を立てて乳首に吸い付く。片方を吸って立ち上がれば、もう片方も・・・
「やっっ…………んんっ……はあ…んんっっ!!もうッ!!」
「だって、両方しなきゃ不公平だろ?平等平等!」
香須実の反応を見て満足げに笑う。
見る見るうちに恥ずかしげに染まるバラ色の突起。
「あんんッ………。」ゆっくりヒビキの指が彼女の期待通りの場所に伸びていく。

そこが既に熱く潤んでることを、良く知り抜いてる指だ。
「香須実……」甘い蜜が指に豊かに絡む。たまらずに、ぎゅっと閉じた目からまた、一筋の涙が流れる。
「んんんッっっ!!!!」ヒビキの人差し指が秘所に滑り込む。
いつもなら、さかんに動き出す指が、じっくり探ってる。
238569[探す指]・7:2005/04/24(日) 12:24:59 ID:mAzD6td8

「はっっ……あッ………ヒビキさん????」
「ここかな?」ヒビキの指が、何やら探り当てたらしい。程なく、内部のその部分に執拗に円を描き始める。
「!!あああっっ!!!!」いつもの快楽とは違う、また別の何かが、香須実を襲う。
波が打ち寄せるように蜜が沸く。そこから上ってくる甘い感覚に彼女の何かが狂っていく。
「あッ……もっと…!!!!」うっかり言ってしまった催促の言葉。
「はい、了解しました。エッチなお嬢さん。」淫らな笑みを浮かべてさらに指を走らすヒビキ。

長く……時間が経過する。ヒビキが執拗にそこを攻める理由が、香須実には分からないまま。

「きゃッ……いやあああん!」
途方もなく追い詰められてどうしようもなくなる感覚。そして。

しゅわ……と、秘所から沸いて出てくる熱い液。ヒビキの手を濡らし、白いシーツに流れて染みを作る。
「お詫び、終了。」
ヒビキが愛しくてたまらない風に抱き締める。何が何だか分からない香須実。体が震えている。
「あ……何…今の?………おしっこじゃないし????」
素のままのウブな香須実に、思わず噴出すヒビキ。
「Gスポットって知らない?」香須実の目を覗き込む。
「いやーー。勉強したよ。はは。運もあるみたいだけど。」
してやったりと悦に入ってるヒビキである。
「もう!えっち!!!!どんな勉強よ!」
拳骨でヒビキの逞しい胸を叩く香須実。頬が赤く染まっている。
上気してむくれている彼女が、尚、可愛い。

「で……イクのとは違うわけ?その感じ。」
と言いながら、今度は自分の番だと言わんばかりに、香須実の太腿を開く。
「はッ……んん……何か不思議な感覚……なんだけど……あぁッ!!なんて説明したらいいか……」
239569[探す指]・8:2005/04/24(日) 12:27:32 ID:mAzD6td8

ヒビキのお預けを食らっていた部分が性急に突き刺される。
濡れそぼった秘所をえぐられ、白い体が弓なりにそる。
その締め付けられる衝撃で顔をしかめる。
「…あッっ……ヒビキさんっっ!!」
「ここにも、かなり………きつい人が……いた。くっっ…」
「ここに・も・…って…何よっっ……!!!やんっっっ」
喘ぎ喘ぎ言う香須実。きっとみどりのことを思い出しているのだ。
そう思うと嫉妬と生来の負けず嫌いな性格が頭をもたげる。
「こらっっ……香須実!」
ヒビキの意思を無視して腰を揺らす香須実。
だがその動きで、さらに蜜が溢れ、結果的に自分がメロメロに乱れてしまう。
「ひあぁあ…やぁぁんッ……」
ヒビキがにやりと笑って、その動きに腰をピッタリ合わせてくる。
淫らな潤滑の音が、二人の耳を侵す。

香須実の両のしなやかな足を、肩に乗せる。ヒビキの好きな体位。
でも、同時に…イブキと達した体位でもある。
「あっっ…だめ…これは……」
「イブキとした体位……でしょ?」見透かされて、またまた顔が赤くなる香須実。
「イブキの名前……呼ぶなよっっ……!!」
嫉妬の混じる声で言うと、激しく律動を始める。
「んんあッ……はっっ…いやッ………だめえぇッ!!!!」

熱く攻めて、精一杯受け止めてるうちに、お互い頭の中が真っ白になっていく。
スラリとしたもう一人の鬼のことも、眼鏡の色っぽい昔馴染みのことも
もう、二人の頭にはない。
あるのは淫猥な濡れた音。そして恋人の熱さと愛しい感触。
240569[探す指]・9:2005/04/24(日) 12:30:12 ID:mAzD6td8

「んんッ…はあああああんんッ……」香須実が先に嬌声を上げて達する。
「あっ……くうぅぅぅっっっ………!!!」ヒビキの口からも抑えた声が漏れる。
熱い液の迸り。貪欲に突き上げながら尚も注ぎ込まれる。

すすり泣くような、か細い呼吸を続けながら、
香須実は、単なる精液ではなくヒビキの思いも受け止めたような気がしていた。。
自分の中で、愛している心で。

息を切らしながら、汗ばんだ体を抱き締め、互いの唇を求め合う。再び香須実の目から涙が零れる。
「泣き虫だな……香須実は。」湿った額をコツンと合わせて、微笑みあう。
そこには、鬼も、科学者も入る隙間はなかった。


「……そういえば。」恋人のベッドで余韻も覚めやらぬ二人。香須実が青い顔で言う。
「お父さん……日菜佳もいるんだっけ。」
「へ????今更何を。」ヒビキがしれっとして言う。
「き…聞こえてたわよね。二人に。」

しんとした夜中のたちばな。サイレンが近づいて……そして遠のいていく。

「日菜佳は知ってると思うよ。この前見てたから。ほら、そこから。」事も無げに襖を指差す。
「見てたから、じゃないわよっっ!!!何を見てたの……って……嘘……。」
香須実が真っ赤になる。妹にこんな痴態を見られたというのか。
「…もう、顔見れないじゃない。」枕に顔を伏せる。
「まあ、ドンマイドンマイ!」
からりと、ポンポンなんて、うつ伏せになった香須実の裸の肩を叩くヒビキ。
241569[探す指]・10:2005/04/24(日) 12:31:49 ID:mAzD6td8

「取りあえず、寝よ。」大きく豪快なあくび。
「そりゃ二人と…すれば…眠いでしょうよ…」語尾は小さいが、そっと抗議する。
「香須実が断然良かったよ。」頬に手が触れる。
「え………?」赤くなったり青くなったり忙しい香須実である。
「香須実は?」ぐっと香須実を引き寄せて抱き締める。自信がタップリあるくせに、ちょっと心配そうな顔。
香須実、しばらく躊躇って。ちょっと目が泳いで。焦らして。

「ヒビキさんの方が、ずっと良かったです。ずっと。」

くすくすと恋人同士の親密な笑い声。ひそやかな囁き。
やがて、安らかな寝息が聞こえてきた。

「おはよーーーーーーっす!!!」
朝から日菜佳の元気な声。とても顔を見れない…香須実である。
「ほら、何赤くなってんすか、姉上。とっとと働く!!!働かざるもの食うべからずッ!!!」
しゃきしゃきとモップで床を拭く日菜佳。
「ヒビキさんも、スッキリしたんだろうから、今度はこっちにも労働力割いてくださいよーーー!」
「スッキリって……」
不覚にもヒビキまで赤くなる。
「ひ…日菜佳……父さんは?」モップを動かす手を止めて日菜佳、香須実とヒビキを見やる。
白い額の形のいい眉をひそめる。
「流石にお二人の顔、今日は見たくないらしいっすよ。吉野、行っちゃいました。」
すれ違いざまに香須実の肩を叩いて、
「ま、ちょっとは遠慮してくださいな。あ、ヒビキさんも。」

言うだけ言うと、また元の日菜佳だ。
ヒビキと香須実が共犯者同士顔を見合わせる。あーあ、なんて肩を竦めて見せるヒビキ。ウインクしながら。
「姉上!ボーっと突っ立てないで!」
勢地朗が帰ってきてからの波乱はさて置き、取りあえず開店の準備だ。
242569[探す指]・11:2005/04/24(日) 12:33:17 ID:mAzD6td8

カラカラと戸を開けるヒビキ。
「ありゃ?ヒビキさんどこ行くの?」
「ちょっとランニング行って来ます!体鈍るからね。じゃ、いってきます。」
しゅ!といつもの素振り。黒いウェアの上下を着て、タオルを肩に掛けて。軽い足取りで走り去る。
「はーーーーっ!アレだけやって…良くまあ……。」
じろりと香須実に睨まれ、口を塞ぐ。結局、力関係は姉が上なのだ。
そういう彼女は、体のいろんな部分がボーっとしている感じ。
ふと、みどりの事なんて忘れてる自分がいる。

じりりりりりりんんん!!!!嫌な音で黒電話が鳴る。

「はい甘味処[たちばな]です。」

『香須実ちゃん?みどりです。あのね、私ディスクアニマル忘れていったと思うんだけど。』

「………………。」
『そっちにあるかな?起動中で忘れちゃって。』
「………………。」
『あ…香須実ちゃん?…ん…………もしかしてばれた?』
「………………。」
『ヒビキくん、うまくやらなかったんだ。……そうねえ…安心して、ヒビキくん、香須実ちゃんにベタぼれだから。』

柔らかいみどりの声が、香須実の心を抉る。
せっかく乾いた傷口からまた血が噴出す予感。受話器を握る手が震える。

243569[探す指]・12:2005/04/24(日) 12:34:39 ID:mAzD6td8

『それに………ね。』みどりの声が途切れる。何やら息を継いでる感じ。言うのを躊躇っている?
『ヒビキくん……私に自分から……キスしてこなかった。』
「え………!」以外!という色が声に出てしまう。もしやみどりを傷つけてしまっただろうか。
『…びっくりした?ね。つまりそういうこと。私、香須実ちゃんも好きだし、ヒビキくんともいい仲間だし、
何て言ったらいいのかな……[たちばな]が好きなのよ……香須実ちゃん……ごめんね。』

電話越しにも、みどりが……言葉を選びながら一生懸命話していることが窺える。
どう言えばいいのか。どう言えば。

『私、香須実ちゃんに昔のこと話しちゃうぞって……言ってみればヒビキくん脅迫しちゃったのよね。』
思わず息を呑む。ヒビキはそこまでは言ってない。そうだったんだ。

『だから……ヒビキくんは被害者かな。ね。香須実ちゃん。』
この人…寂しいのかもしれない。こういう風にあっけらかんと言う人って。本当は。

「みどりさん、あの。」やっと言葉らしい言葉が出てきた。「また……来てください。」

電話口でみどりが息を呑む気配。
『ありがと。香須実ちゃん。ホント、いい子よね。』
244569[探す指]・13:2005/04/24(日) 12:37:28 ID:mAzD6td8

恋人の腕の中にいると、どうでも良くなることがある。香須実は思う。
ひとつ、時間。ふたつ、親……そして、過去。
いや、最後だけは香須実でさえ、微妙かもしれない。
みどりは確か、恋人がいたはず。
その、彼女にとって、どうでもよくない過去。それが。

「どした?香須実?」―――この人。―――
逞しい裸の胸が目の前にある。
「ううん………なんでもない。」
「やっぱり……二晩連続はきついかな。香須実?」
と言うのは口だけで、手は、常に香須実の際どい所にある。
「そんな事、思ってもいないく……せに…あっ!」
全部言い終わるまでヒビキは待ってくれない。
「今日は大丈夫です。いくらでも騒いでください。はい。」
「あっっ…………はぁっっ……嫌な言い…方。」
日菜佳もいい加減この二人に当てられて、友達のところに出かけてしまった。
ちょっと気になる日菜佳への、その友達からの電話。
―――あの頼りない声、どこかで聞いたような気がする。―――
245569[探す指]・14:2005/04/24(日) 12:38:37 ID:mAzD6td8

「また、何か下らん事考えてる!」ヒビキが香須実の目をじっと見つめる。
嘘もごまかしも通用しない目。
「なんで…も……きゃ!!!」
「今更、驚くようなとこ触ってないでしょ。」
「……もう……いや………!」
「今日も、全部いただきます。はは。」

時間も、親も、過去も、どうでもよくなる時間。それがとてつもなく愛しい。
「ヒビキさ…ん……好きよ。」
「ん…………」

もう既に、愛の行為に没頭しつつある鬼。
誰にも取られないように、香須実は、細い腕でしっかり抱き締めた。


終わり


246569[這う舌]:2005/04/24(日) 12:44:32 ID:mAzD6td8
都合もあり最後細切れですみません。
てな訳でもう1パターン投下します。
皆さんどっちが好みですかね。

後日談2[探す指]1→4共通で5から話が変わります

[這う舌]


247569[這う舌]・1:2005/04/24(日) 12:47:00 ID:mAzD6td8

貪る様なキス。髪を梳かれ、唾液が行き来する。唇がふやけるのではないかと思うくらい時が経過して、
やっと、離れる。生きてて一番愛している恋人の顔が目の前に。ヒビキの顔が。
香須実の涙を見て、力任せに掴んでいた手首を離す。香須実がゆっくり手の平でヒビキの頬を包む。
―――駄目。やっぱり。完敗。―――

「……好き……ヒビキさん」泣き付かれた声で言う香須実。
「香須実……」ヒビキの手がゆっくり香須実の胸元に伸びる。

「待って。」
「????????」いきなり強い声で制されて、思わず手が止まるヒビキ。
「ヒビキさん、ベッドに横になって。」香須実が涙を振り払うように拭っている。きゅっと唇を噛んで。
言われるままに横になるヒビキ。鳩が豆鉄砲を食らったような……とはこの顔だろう。
呆然と香須実を見詰める。

ふらりとベッド際に立ち上がる。パジャマのボタンを……
「へ????香須実???」驚いていいのか喜んでいいのか、複雑な表情のヒビキ。
衣擦れの音とヒビキが唾を飲み込む音。おしげなく優美な裸体を晒す香須実。

白く、すんなりした肢体である。華奢な肩、長い足。ヒビキがもう何年も馴染んでいる体だが、
こうしてまじまじと見るのは…久し振りの様な気がする。
柔らかな弧を描いた形のいい双丘がくっきりと影を落としている。
男の指を待っているような、愛らしいピンクの頂点。
きゅっとくびれたウエストの下に、しなやかな腹部。美の妖精がそっと窪ませたようなおへそ。
そして、ヒビキの愛してやまない柔らかい叢。
オレンジ色の光がくっきりと凹凸を映し出す。
248569[這う舌]・2:2005/04/24(日) 12:48:22 ID:mAzD6td8

大きな目は相変わらず濡れている。瞬きもせずにヒビキを見つめる切ない目。
その瞳から光る雫が頬を流れる。

魅入られたようにヒビキが半身を起こす。
「動かないで!」香須実が鋭い声を出す。その拍子にいくつもの雫がまた零れ落ちる。
「絶対……動かないで。もし動いたら……」
「動いたら?」
「イブキさんのマンションに……行くわ。」
流石のヒビキも、冗談と笑い飛ばせない壮絶な雰囲気がある。
一糸纏わぬ姿で啖呵を切る彼女は、切羽詰った表情をしている。
ここまで追い詰めたのは、自分だ。

「わ……分かった。動かないから……」

スウェットを着たままのヒビキに、素肌で香須実が覆いかぶさる。
いつもの習慣で思わず腕が、香須実の背中に・・・。
「触らないで!!」当然振り払われるヒビキの手。
―――こ……これは・・・思ったよりきついかも―――
甘く熱い唇が触れる。香須実の舌が差し込まれる。
―――舌はいいのか。はは。―――ちょっと安心して甘美なキスに応じる。
香須実の髪が触れる、シャンプーのいい香り。優しい吐息。
「ひび……きさん……。」
キスだけで興奮してきたのだろうか。声の抑揚が・・・実に色っぽい感じ。
ヒビキの顎に、首に、思うが侭にキスを散らす香須実。
スウェットが捲られる。ルーズにTシャツなどを着ないヒビキだ。素肌に香須実の細い指が這う。
「ヒビキさん……全部脱いで。」言われずともそのつもりである。
しかしどうやら、すべて彼女の言うことを聞かなくてはならないらしい。
249569[這う舌]・3:2005/04/24(日) 12:49:58 ID:mAzD6td8

素肌の逞しい胸に、香須実の柔らかい胸がつぶれる。乳首が擦れるとそれだけで感じるらしい。
「はぁ……んんッ……!」香須実がぴったり張り付いてくる。しなやかな腕で、湿った叢で。
「か……すみ……頼む、俺限界。」ヒビキが擦れた声で彼女の耳元に囁く。
「だめっっ……まだ…何もしてないもの……」
わざとかそれとも偶然か、ヒビキのそこに触れるか触れないかで、香須実の太腿がすれる。
―――思いっきり、男女逆ってヤツか???―――
「じゃ……その…せめて……その……」
ヒビキがしどろもどろになる。言っていいものか。
ちょっと均衡が崩れるとたちまち泣き出しそうな香須実だ。
「なあに???ちゃあんと言って貰わないと、わからないっっ!」
動けないというのは、想像していた以上に不自由なものだ。
以前、香須実にしたことを…少々後悔する。
「……口で……」
「く・ち・で?」香須実が実に楽しそうにヒビキの顔を覗き込む。
「してくだ……さい。」
その言葉が終わるか終わらないかの内に、香須実の形のいい唇がヒビキのそこに触れる。
既に硬く屹立しているそこに、柔らかいピンクの舌が生き物のように這う。
硬い竿の部分。誇らしく張ったカリの部分。そして過敏な鈴口。すべてを舐め尽すのが目的なのか
時には先を硬くして、時には広い面を使って。
一心不乱に香須実が愛撫している。
「んむ……む……」
「な……何?」柔らかい舌が醸す快感に絶えながら、必死に答えるヒビキ
「ヒビキさん……もしかしたらちょっぴり出てる?何か……味がする。」
小首を傾げて、組み敷きたくなるような小生意気な表情。ヒビキの顔が不覚にも熱くなる。
―――誰だっっ……こんな言葉攻め教えたのっっ……って俺か。―――
「我慢汁……って言うんだっけ?」
「何でそんなこと知ってんだ?」
「うふ。勉強しました。」香須実がすとんとヒビキのそこに腰を落とす。
250569[這う舌]・4:2005/04/24(日) 12:51:26 ID:mAzD6td8

とはいえ、挿入はしてない。ヒビキのその…竿の部分に、自分の濡れた秘裂を押し当てる。
ちゅ……既に存分に潤っている熱い感触。ゆっくり動き出す。
「んん……あッ!」
―――ご……拷問だ……こりゃ―――
あくまでも、香須実本位な訳だ。軽く、ソフトに花芽を擦るように彼女は動く。
と言うことは、ヒビキは……決定的な快感は得られない。
ジリジリするような感覚。
―――目の前にご馳走がおいてあって食えない……こんな感じか。―――
柔らかな胸が、男を誘うように揺れる。
彼女の興奮した息遣いが、ヒビキにも伝わってくる。
その乳房を掴んで、細い腰を突き上げて……そして。
アレもやりたい、コレもやりたいと、煩悩ばかりが膨れていく。

「ダメ……本当にごめん……ギブアップ。」
「何がごめんなの?」
「浮気しません。もう、しません。香須実さん。だから触っていい?」
「……でもやっぱり動いちゃダメ。」
とは言いながら、一応ヒビキの要望は知っているようだ。
そっとヒビキの唇を吸ってから、高まったものを自分の潤みに静めていく。
「あっっ……気持ち……いい……。」柔らかな髪を両手で後ろに振り払う。
「う……」
のけぞった白い喉。身をくねらせて、しっとりした肌を男の体に押し付ける。
―――ううう……絶対、わざと刺激しようとしてるな……香須実―――
香須実の狙い通り、思い切り刺激されてるヒビキである。
というか、普段受身の香須実が、コレだけ攻撃的……やたらと……ヒビキのツボに入るわけだ。
251569[這う舌]・5:2005/04/24(日) 12:52:34 ID:mAzD6td8

敏感な塔が熱く締め付けられ、そこから痺れるような快感が襲う。
香須実の華奢な体がヒビキの上で弾む。さっきから散々焦らされ、ヒビキも今にも暴発しそうだ。
―――これで先にイったら……しばらく言われそうだ。…せめて言葉で。―――
その強い締め付けは、もう高みが近いことを示している。
「ひぁん……あん……はあッ……!!!」
「香須実……しゃべるのは……いいんだったよな……。」
「んんっ……触っちゃ……ダメッ……あああっっ!」
ヒビキのそこを中心に香須実が、自在に動いている。
「……早く……香須実に……触れたい」
「だ……めぇ……」
「背中にも、腰にも……今濡れてるところにも……くッ……」
自分で言いながら、興奮してきてしまう。
―――まずい……冷静に……―――
「やぁああぁ……ん……」
香須実の中がヒビキの言葉に返事をするように締まる。
「あッ……こっちの口のほうが……お利口さんだ……な。」
「ん……ん……えっちッ!!!」
潤んだ目をヒビキに向け、口付ける。上気した頬。半開きの濡れた口元。
言葉の刺激に呼応するように回す優美な腰。

ぷつん

ヒビキの中で何かが切れた。
「きゃんっっっ!!!!!」
突然激しく下から突き上げられ、香須実が悲鳴を上げる。
ヒビキの大きな手の平が香須実の腰をがっちり掴む。
「ヒビキさ……んっっ!!!ダメって……」
動揺した香須実がヒビキを押し遣ろうとする。だが、ここまで興奮した男が獲物を離す訳がない。
252569[這う舌]・6:2005/04/24(日) 12:53:52 ID:mAzD6td8

「行きたきゃ、行けよ!イブキのところへ。」
鋭く低い男の声。驚いた香須実がヒビキの目を見る。
「イブキとやり合ってでも連れ戻すけどね。はっ!」
荒い息を抑えた言葉。欲望で一杯のムッとした顔。
―――ちょっと……コレって逆切れ????―――
肉食獣のような素早い身のこなしで、繋がったまま香須実を組み敷く。
「香須実、ふざけすぎ。」
しっかり両手首を捉えて、見下ろすヒビキ。どきりとする様な威圧感。
―――この人……こんなに大きかったっけ???―――香須実の鼓動が早くなる。
「え……っっだって……ヒビキさ……!」
今までの鬱憤を晴らすように、ヒビキが突き上げてくる。
肌と肌がぶつかり合う音。沸く泉が淫猥な音を立てる。
「あっっ……いやあああああっっ……壊れちゃうぅぅぅっっっ!!!!」
体の最奥が突かれる。こんなに強く、締め付けてるのにそれをものともせずに加速していく。
「香須実……!」
その声に、瞑っていた目を必死で開けると、ヒビキの顔が。

この激しい攻めとは全くアンバランスな優しい目。
愛してるものだけを見つめる目だ。

「ヒ…ビキさぁ…ん……好き……!!!」少女のような声とは裏腹に
長い足がヒビキの腰を引き寄せる。その淫らで貪欲な動きに応えるように、さらに突きが激しくなる。
体が、熱い。体が…頂点で弾ける!

「はああああっっっ……ああッ!!!」香須実が長い嬌声を上げて達する。
勝手に揺れる彼女腰を押さえつけ、ヒビキを押し出そうとする熱い器を、さらに突き上げる。
「くうっっっっ…!!!」男の腰に触れていた香須実の足に、震えて放出する瞬間が伝わる。
体の奥で熱い迸りが広がっていく。どさりと愛しい男の重みがかかる。
253569[這う舌]・7:2005/04/24(日) 13:05:35 ID:mAzD6td8

さっきあんなに淫らに攻めた香須実が、結局、ヒビキの腕の中で快楽の余韻に震えている。

「香須……実……あれ?また泣いてる。」
少女のようにしゃくりあげる彼女を抱き締める。
「だって……涙が勝手に出てくるんだもの。」
「さっきあんなに凄かったのに。はは。そーだそーだイブキのとこ行くんだっけ??」
「もう……知らないっっ!!!」へらへら笑ってるヒビキに、白い背中を向ける。
その滑らかな背中にそっと口付けて。華奢な体を包み込む。

「香須実………………ごめん。」





「こんにちは!」カラカラとたちばなの戸が開く。

「ありゃ!みどりさん!こりゃまた……急なお越しで!」
グロスの光る唇の端がきゅっと上がって。実に華やかな風だ。
「この前忘れた……ディスクアニマル取りに来たんだけど。入用になっちゃって。……あら?支部局長は?」
「お父上は……その……傷心で吉野に隠遁しております。ははは。」
「傷心?」
「いや、派手に夜中大騒ぎした人がいて……あわわ。」日菜佳が口をつぐむ。
物問い気に頭をかしげるみどり。
「日菜佳!余計な事言わないの!」香須実が階段を降りてきた。
例の…ディスクアニマルを持って。
―――ひゃー姉上。何か張り詰めてますねー。―――
こわこわ、なんて日菜佳が退散する。幸いにして手早く仕込みはすんだ。開店まで少し一休みしよう。
254569[這う舌]・8:2005/04/24(日) 13:07:47 ID:mAzD6td8

「香須実ちゃん、どうしたの怖い顔。」ん?なんて。みどりは美人なのだ。とにかく。
「コレ、お返しします。」ディスクアニマルを突き出す。

沈黙が続く。

「ね、もしかしてばれちゃった??」いたずらっぽくみどりが言う。
「はい、うちの鬼がお世話になりました。せっかくの画像は消させて頂きましたが。」慇懃に香須実が言う。

「あ……はーん……緑が時間一杯フル稼働したわけね……参っちゃたなー。」
じっと瞬きもせずに睨みつける香須実。落ち着き払ったみどり。美人が二人。中々の迫力だ。
つと、みどりが微笑む。
「いい事教えてあげる。ヒビキくん、自分からは一回もキスしてこなかった。」
「!!!!!!」香須実が目を丸くする。
「びっくりした?そういう事なのよ。ヒビキくん…香須実ちゃんにベタぼれよ。それに……」
…と、背中を向けて。「私脅迫しちゃったのよねー…昔のこと香須実ちゃんに言うぞって。」

顔が見えないから分からないが……涙声のような。寂しいのだろうか。彼女は。

「みどりさん……」
「ね、いわばヒビキくんは被害者ってとこかしら。」パッと振り返って。香須実を見つめる。
いつも彼女に憧れていた、美人で賢くて、ヒビキの過去を知っているお姉さん。
「また……来てください。」
「香須実ちゃん?」いつも冷静なみどりも、流石に驚きの色を隠せない。
「私、みどりさん……好きですから。」にっこり、笑む。
「香須実ちゃん……」みどりの目が眼鏡の奥で揺れている。

綺麗にマニキュアを施した細い指が、香須実の頬に触れる。
瞬きするまもなく、みどりの唇が触れていた。みどりの体温。息遣い。
グロスが香須実の唇に映る。
255569[這う舌]・9:2005/04/24(日) 13:10:09 ID:mAzD6td8

「み……みどりさん!」顔を朱に染める香須実。
「可愛いわ・・・私も香須実ちゃんのこと、好きよ。」
華やかに微笑んで、優雅なウェーブの髪を揺らす。
「じゃ……ヒビキくんによろしく。」

呆然と立ちすくむ香須実。みどりが帰って程なく、当の本人のヒビキが帰ってくる。
休みの日の日課のジョギングだ。
「イヤー……うっかり遠くまで走ってしまった。香須実!水……って、どした?」
「みどりさんに……キスされた。」うつろな目でスーッとヒビキの横を素通りして、座敷に入ってしまう。
「げっ!なんだそりゃ!おい!香須実!」

―――みどりは……魔物か……ったく。―――
艶然と微笑むみどりの姿が浮かぶ。


それにしてもなぜか振り回されっぱなしのヒビキである。
魔化魍といい、みどりといい。
まだまだ波乱は続きそうだ。この「たちばな」で。

256569[這う舌]・9:2005/04/24(日) 13:21:35 ID:mAzD6td8

恋人の腕の中にいると、どうでも良くなることがある。香須実は思う。
ひとつ、時間。ふたつ、親……そして、過去。
いや、最後のだけは香須実でさえ、微妙かもしれない。
みどりは確か、恋人がいたはず。
その、彼女にとって、どうでもよくない過去。それが。

「どした?香須実?」―――この人。―――
逞しい裸の胸が目の前にある。
「ううん………なんでもない。」
「やっぱり……二晩連続はきついかな。香須実?」
と言うのは口だけで、手は、常に香須実の際どい所にある。
「そんな事、思ってもいないく……せに…あっ!」
全部言い終わるまでヒビキは待ってくれない。
「今日は大丈夫です。いくらでも騒いでください。はい。」
「あっっ…………はぁっっ……嫌な言い…方。」
「だからさ、頼むからみどりと変な方向に走らないでくれよ。」
―――ああ、あのことを心配してるんだ。―――
みどりからの、優しいキス。その毒気に当てられた香須実を、
妙に心配しているヒビキだ。
―――みどりさんって、素敵よね。―――
恋人を寝取られた恨みも何処へやら。すっかりみどりに魅入られた香須実。
その様子をヒビキも気になるらしく、やたらと気を使ってくる。
それが、香須実からしてみると実に面白い。
257569[這う舌]・10:2005/04/24(日) 13:26:45 ID:mAzD6td8


日菜佳もいい加減この二人に当てられて、友達のところに泊まりで出かけてしまった。
ちょっと気になる日菜佳への、その友達からの電話。
―――あの頼りない声、もしかしたら明日夢君????―――
まさか、日菜佳と明日夢が?確かに最近親しげな二人だ。
にしても、ありえるだろうか。

「また、何か下らん事考えてる!」ヒビキが香須実の目をじっと見つめる。嘘もごまかしも通用しない目。
「なんで…も……きゃ!!!」
「今更、驚くようなとこ触ってないでしょ。」
「……もう……いや………!」
「どれどれ、昨日のお返しと行きますか。覚悟しろよ、香須実。」

時間も、親も、過去も、どうでもよくなる時間。
それがとてつもなく愛しい。
「ヒビキさ…ん……好きよ。」
「ん…………」

もう既に、愛の行為に没頭しつつある鬼。
誰にも取られないように、香須実は、細い腕でしっかり抱き締めた。




終わり
258569[這う舌]:2005/04/24(日) 13:31:04 ID:mAzD6td8
[探す指][這う舌]
と、付き合ってくださった方(い・・いるのか??)ありがとうございました。
楽しんでくれましたか?マルチストーリー展開ということでややこしくてすみません。

感想聞かせていただけると嬉しいです。
569
259名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 14:56:25 ID:IIldySn1
>569様GGGGGGJJJJJJJJ!!
素晴らしきものをありがとうございます!
うーーん、どっちかなあ・・・。
>イブキとやり合ってでも連れ戻すけどね。
この台詞にぐっときたので、[這う舌]に一票・・・かな?
でもどっちもよかったです。これからもお願いします!
260名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 18:03:29 ID:/pjKKCln
>>569
GJ!
十二話で完全にヒビキさん香須実さんに転び、
今日初めてこのスレを知った新参者ですorz
おいしく全部読ませていただきました。

ところで、前スレは読めないのでしょうか?
にくちゃんねるで探したのですが、どうにも
見つからないので……。
261名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 18:32:19 ID:7ZSEbaJ5
GJ以外何を言えというんですか!?
どっちも捨てがたいなぁ・・・[這う舌]もいいけど[探す指]も捨てがたい・・・
選べませんorz
262名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 18:49:33 ID:IIldySn1
>260
自分、前スレのも全部保存してるけど・・・。
2ちゃんにはあまり詳しくないので、どうやったら前スレを見られるのか、わからない。
でも、前スレのヒビキ×香須実も素晴らしかった、とだけは言っておこう。
263名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 19:49:46 ID:/pjKKCln
>>262
生殺し!!Σ(゚д゚;ll)ガーン
でも読めないのならしようがないですね……。
最近萌えあがってきたので、形が出来たら作品投下しても
いいでしょうか?
264名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 20:54:45 ID:IIldySn1
>>263
すまん・・・。どうにかして読ませてあげたいものだが。
作品投下は爆裂カモンっす。
265名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 02:14:24 ID:zAs5pG9U
569様
GJ過ぎです。
仕事中にコソコソと携帯から読ませていただきました。
誰も自分の後ろにきませんよーにと祈りながら…

で、感想です。
どっちも捨てがたいですが、どっちと言えば[探す指]の方がツボでした。
真っ暗な部屋の中で思い出すのはヒビキ×みどりの交わり…ここになぜか萌えました。

今度は抜かずの2発とゆーのを是非!!!
266113:2005/04/25(月) 08:01:22 ID:gG9pc2iD
>569様
 GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!
 それしか言えませんよもう…選択までさせて頂いちゃって…
 おじさんエロ過ぎ〜勉強したんかこの鬼〜!!と画面に突っ
込み入れておりました…このおじさん、もしや48t…いやいや
失礼致しました。
 私も「探る指」かなあ。両方に萌えポインツあるんだけど、よ
り多いのは指の方っすね。逆ギレおじさんにも萌えたが、よりら
しいのはおべんきょした上に更にすっとぼけてるおじさんかと。

 …てか、局長不憫だ…おとうさん頑張れ!!(ハンケチで目頭
押さえつつ…)
267569[探す指]・[這う舌]:2005/04/25(月) 11:24:37 ID:oOLMAaAi
常連の方も、始めていらした方も、読みきってくださりありがとうございます!!!
ちなみに、[這う舌]の元ネタを下さったのは>>219様のカキコです!

>>259様 自分もその部分気に入ってます。これからも書いてしまいそうなイブキ×香須実・・・
ま、結局は香須実×ヒビキなんですけどね。[這う舌]に一票ありがとです。
>>260様 はじめまして。十二の巻萌え萌えですよねーーーー!前スレ・・・ものすごいお作多かったです。
自分はヘボSS投下してましたが・・・どうやって見るんでしょうね。作品お待ちしてます。
>>261様 GJのお言葉嬉しいです。選べないというのもまた嬉しいです。何でも嬉しいんです。
ありがとうございます。
>>265様 仕事中に携帯で(TOT)!自分も家人に見つからんように苦労しております。
抜かず2発!!ヒビキならいけるかも。カプはもち、香須実×ヒビキですよね。
>>113様 毎度ありがとですーーーーー!!48手・・・おじさんなら知ってるんじゃなかろーか。
つーか、自分の知識も底が見えてきたなー。局長・・・やっぱ香須実さんが手コキ?
自分、マジな近姦書いちゃいそうなんで、ヤバイッす。

・・・今燃え尽きて真っ白な569です。でも皆さんと雑談していると、何やらアイディアが・・・
また書きます!鍛えてきます!
皆様にどっちがいいか聞いたのは、自分のSS大概繋がっているので
(コレが結構墓穴)今後に登場させるエピをどちらかに決めようかと
・・・まあ両方使っちゃおうかな。

>>263様 投下、一読者としてお待ちしてます!ガンガレ!
268263:2005/04/25(月) 19:49:18 ID:mCg9DA1e
どなたか今まで出てきた
作品のタイトル覚えていらっしゃる方いませんか?
投下する時にかぶっていたら先の神々に
申し訳ないので。
269名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 20:20:57 ID:+0+j/B9/
569様、GJ!!!
私は「探す指」に1票!
これの12がよかったです!
女性から見て、あーんなことがあった後のみどりに
直に会うのってきついし(笑)
電話での話はとても自然でよかったと思います!

>>268
隠す目
見つめる目
呼ぶ声
探す指
這う舌
揺らめく炎

順不同です。
誰かフォローよろ。
270113:2005/04/25(月) 20:30:13 ID:gG9pc2iD
>269
 「冬の陽」っつうのもありましたな。
 569神ではございませぬが。

 あ、ちなみに、過去ログは専用のソフトかなんかで
探せば読めるとかなんとか…説明をどっかで読んだん
だけど、わたしには今一つ理解力がなかったので捜せ
てません。過去ログ倉庫にもなかったっすよ。
 こちらのフォロー、お詳しい方宜しくです。
271569:2005/04/25(月) 20:41:11 ID:oOLMAaAi
こんばんは。569です。
自分は前スレの時はタイトル一切付けていませんでした。(ヒビキですよね。)
このスレになってから付け始めたので、被ることはないと思います。

このスレで自分のでは
[呼ぶ声][隠す目][見つめる目][零れる雫][揺らめく炎][這う舌][探す指]
タイトル無い物に付けるなら、剣崎×日菜佳[散る光]、イブキ×あきら[蠢く触手]

他の神の方のヒビキ×香須実[冬の陽]
そして、前スレで507様がヒビキ×香須実で[絡む声]と付けられてました。
性鬼様はタイトル・・・前スレ見れないので分からなくて、ごめんなさい。

投下されるんですね、ワクワクで待っております。カプは何ですか?
272569:2005/04/25(月) 20:50:56 ID:oOLMAaAi
すご!三人ニアミスじゃ。

>>269様 [探す指]に一票!ありがとうございます。
電話のみどりに罵詈雑言、言えない香須実さん・・・実話ですw
アノ後、確かに会うのはきついっすね。いつも読んでくれてありがとですう!
 
273263:2005/04/25(月) 22:24:52 ID:mCg9DA1e
>>271
ヒビキ×香須実になりそうですが、
なんだかエロくなりそうにないです……。
エロくないスレに投下した方がいいでしょうか?
274569:2005/04/25(月) 23:28:55 ID:oOLMAaAi
>>263様 なことないです!せっかくだから読ませてくださいなーーー
みんな楽しみに待ってますよ。
275569:2005/04/26(火) 00:43:44 ID:DFDtIZJy
スマソ。[零れる雫]→[落ちる雫]でした。自分のSSのタイトル間違えるなんて・・・
鍛えてきますOTL
276名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 07:40:25 ID:WLXtjjDb
「中々学校に行かせてあげられないから、少しでも高校生気分を味わせたくてねw」
等とホザき従順なあきらタンに、ブルマ+体操着やスク水のコスプレを強要する変態イブキのSSキボンです!

つー事で職人様へ燃料投下
ttp://www.uploda.org/file/uporg82750.jpg
277569:2005/04/26(火) 08:10:00 ID:DFDtIZJy
スマソ。今非常にオーソドックスなの書いてる。
カプは久しぶりにイブキ×あきらなんですがね。
コ・・・コスプレ。書くんじゃなくて読みたいっすw
278名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 10:13:25 ID:X3yowJ1B
>>276
その燃料は消えた模様。
279569:2005/04/26(火) 11:43:30 ID:DFDtIZJy
>>276 すばらしい燃料投下、乙です。お礼の気持ちを込めて予定変更。

「あきらも・・・これ気に入った?」
「い・・・一回も・・・・着てないのに・・・あっ・・汚れちゃいます・・・」
今夜にも投下予定ww
280276:2005/04/26(火) 18:10:25 ID:WLXtjjDb
≫569氏
>>278

大変失礼しました!(汗
こちらに貼り直しましたのでごゆっくりご堪能下さひ!!
ttp://tool-ya.ddo.jp/2ch/trash-box/file/20050426135022395.jpg
281569:2005/04/26(火) 18:32:55 ID:DFDtIZJy
いや、自分は消える前に堪能しましたから。
乙です。今その素晴らしい燃料で書いてます。
282263:2005/04/26(火) 20:50:55 ID:yZOUPgyi
569神他、応援を頂きましたので
ありがたく投下させていただきます。



「いたっ!」
「おー、大丈夫か?」
何の変哲も無い昼下がりであった。
ただただ穏やかな「たちばな」に、姉御肌な
従業員の声が上がった。
「姉上!?」
聞きなれない姉の悲鳴に
日菜佳が慌てて奥から駆けてきた。
その奥からいつもの調子でのんびりした「鬼」も出てくる。
「だいじょぶ、ちょっとつまずいただけだから」
「珍しいなぁ、香須実がこけるなんて」
響鬼の口調が大いに感嘆を含んでいる。
283263:2005/04/26(火) 20:51:54 ID:yZOUPgyi
香須実自身思っていた。
店でこけるなど本当にらしくない。
「ほれ」
そう言って、香須実を起こそうと手を掴んだ
響鬼の顔色が僅かに変わった。
「?響鬼さん?」
空いた片方の手をまず自分の額に当て、
それから香須実の額に当てる。
「おい香須実、熱あるんじゃないか?」
ちょっと失礼、と日菜佳が割り込んで、
同じく自分の額と比べる。
「ほんとだー、熱いっすよ!」
「寝てろ寝てろ。日菜佳、ちょっと店番頼むわ」
そう言って敬礼で応えた日菜佳を通り過ぎ、
響鬼は香須実の手を掴んだまま
たちばなの奥へと消えていった。
284263:2005/04/26(火) 20:53:18 ID:yZOUPgyi
体温計の世話になるのも、香須実には久しぶりであった。
デジタルの数字は明らかに平熱より高い。
そういえばここ数日、身体がだるい気もする。
「あー、やっぱなぁ。このところハードだったからなぁ。
退治長引いて外での泊まり多かったし」
体温計を覗き込んでしみじみと言う響鬼を香須実は睨んだ。
「誰のせいよ、誰の」
「俺のせいです!だから休んどけ。店は俺も手伝うからさ」
そう言って、てきぱきと冷えぴたやら何やらを持ち込んで来た。
あまつさえ押入れから布団を出して敷きさえしている。
仮にもここは香須実の部屋である。
デリカシーの欠片も無い、と香須実は思う。
「でも……」
「でももなにもないの。休む時は休まなきゃ。ほれ
とっとと寝て、とっとと治す!」
そう言って布団の方に引っ張っていこうとした響鬼の手を
むっとした顔で香須実は解こうとした。
「わかってます、子どもじゃないんだから……」
そしてそのまま、妙な顔で固まった。
「……香須実?どした?」
手を離さない香須実にきょとんとして響鬼が尋ねる。
「……昔、なんか今と同じようなことなかったっけ?」
「ん〜〜……?そうだっけ?
ま、そんなこといいからいいから寝ろ。
んじゃな、後でなんか持ってきてやるから」
言うが早いか、響鬼はあっという間に部屋から出て行った。
285263:2005/04/26(火) 20:55:17 ID:yZOUPgyi
色々と釈然としはしなかったが、
よもや客に風邪をうつすわけにもいかない。
香須実は布団にもぐりこんだ。
窓から差し込む陽光が暖かい。
こんな明るいうちに寝ているなど、本当にいつぶりだろう。
「……」
昔、先刻と同じようなことがあった気がする。
夕暮れの河原に座っていて。
そして響鬼の大きな手に引かれて帰った……大きな手?
「……そっか、私がまだ小さかった頃だ」

一体何が原因だったのか、誰だったのか
今となっては定かではないし
それが厳密に何時だったかも香須実は思い出せない。
ただ小学校の時友達と喧嘩をした、
そのことは忘れようも無く覚えている。
家に帰りたくなかった。
泣いている顔を見られたくなかった。
父にも、日菜佳にも。
もしかしたら居るかもしれない彼らにも。
子どもの時から気が強かったからだろう。
香須実は、ぐるぐると頭の中にあの子が悪い私が悪いと
終わりの無い考えを廻らしながら、
ただただオレンジ色の河原でじっと座り込んでいた。そんな時だったか。
「香須実ぃ?」
286263:2005/04/26(火) 20:56:54 ID:yZOUPgyi
聞きなれた、声であった。
そして泣いているのを見られたくない人物の声でもあった。
さくさくと草を踏む音がし、横に学生服の日高 仁志がしゃがみこんだ。
「どした?泣いてんのか?」「ないてない!」
「そっか。帰んないのか?」「……」
なんとも険しい顔をした少女に、
どうしたもんかなぁ、と日高 仁志は後ろ頭を小さく掻いた。
「……なぁ、もう暗くなるぞ香須実。ほら、
一緒に帰ろ、な」
そう言って少年は香須実の手をとった。
何故か、その動作が妙に腹にたったのだ。
香須実はその手を解いて立ち上がり、小走りに歩き出した。
だが、所詮歩幅が違いすぎる。あっという間に少年に追いつかれた。
「あれ、なんか嫌なこと言った?香須実?」
「……しないで」
「え?」
「子ども扱いしないで!!」


ああ、そうだった。
暖かい部屋の布団の中、ぼんやりとした思い出が急に輪郭を持った。
香須実は昔の自分に苦笑する。
「マセガキだったわね、私も」
そういえば、あの日の喧嘩の理由は
誰かが私を「ガキ」だと言ったからだったような気がする。
子ども扱いが嫌だったのだ。
手をつなぐのがひどく幼く思えた。照れくさかったのだ。
しかし今思えばなんと子どもな行動だろう。
きっと響鬼さんもそう思ったのだ。
だからあの日の帰り道、唯何もせず
私の隣を歩いてくれていたのだ。
287263:2005/04/26(火) 20:59:54 ID:yZOUPgyi
「……気持ちよさそうに寝ちゃってまぁ」
飲み物を持ってきた響鬼は静かに襖を開けて
忍び足で香須実の横に座り込んだ。
ふと気がついて、布団の外に出ていた手を
中に入れてやろうとそおっと持った時、
小さくその手が握り返した。
寝ぼけた目で、香須実が響鬼を見ていた。
「あ、悪い。起こしちゃったな」
「……しないで」
「へ?」
「子ども扱いしないで」
きょとんとした響鬼を見て、何故か小さく微笑んで
香須実は又眠ってしまった。
華奢な熱い手は、しっかりと大きな手を握っている。
「……店、出れないんだけどなぁ。放してくないと」
しかし目の前の女の子――いや、レディーは
どうにも気持ちよさそうに眠っている。
響鬼はどうしたものかなぁ、と空いた手で小さく後ろ頭を掻いた。
288263:2005/04/26(火) 21:02:51 ID:yZOUPgyi
タイトルは「手繋ぎ鬼」でお願いします。
楽しんでいただけたら幸いです。
289名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 21:08:59 ID:tzvo83Ef
>>263
リアルタイムキターーーー!
GJ!GJ!GJ!

香須美可愛いなぁ。
どうしたもんかなぁ、のヒビキさんもイイ!
その後笑顔で寝顔見てる場面が浮かんでくるようだ。
290113:2005/04/26(火) 21:20:04 ID:ycCp0uJD
>263様
 っく〜…いいっすよ〜!!
 きっと13話の時は隠れたところであったに違い無い
ですよこんな光景が!!大人のやりとりを繰り広げる話
とはまた違った雰囲気が素晴らしいっす!
 新しい神降臨に敬意を表してGJGJGJ!!
291569:2005/04/26(火) 21:29:20 ID:DFDtIZJy
>>263様! GJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!
じっくり読みました!とても胸に迫ります。
いやーエロなしもいいっすねーーーーー!!!
何か自分のエロ、投下できなくなりそうです。
とっても素敵なお話ありがとうございます。
これからもガンガレです(^^)

自分の書くヒビキなら、すぐ布団に潜り込んでしまうでしょう・・・トホホOTL
292名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 22:17:29 ID:wiUrZ9Gr
自分からも、新たなる神の光臨に敬意を表して。
GGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!
信者であることを誇りに思いますです!!
293名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 22:22:50 ID:t/jkKUfv
なんていうか、ここの流れも良くなったなぁ・・・
自分が書いてたころは黄昏氏以外書く人がいなかったことが嘘みたいだ。



ここにいらっしゃる神の皆様に対して
GJ!!
294569[覆う桜]:2005/04/27(水) 12:42:37 ID:AZJGZd15
素晴らしいお作の後に自分のエロを投下するのは気が引けますね。
ですが、エロエロ・・・じゃなかったいろいろ在ってのスレですもんね。

さて、イブキ×あきら祭り・・・していいでしょうか。
取りあえず、雅な方を・・・age投下いきます。
295569[覆う桜]:2005/04/27(水) 12:54:18 ID:AZJGZd15

[覆う桜]


遅い春の湖畔に竜巻の爆音が轟く。

運転してるのは、もちろんイブキである。
―――良かった……いつもの魔化魍で…
今回のように幼生の内に倒せるのが本来理想だ。手間もかからず、人的被害も少ない。
猛士による情報網の賜物である。朝に出て午前中で始末がつくなんて、滅多にないことなのだ。
―――いつもこうだったらいいのにな。ううん、そんな事思っちゃいけないわ。―――

こうやってイブキの背中にしがみ付いてる時が、正直、一番リラックスできる。
目と目が合うと、緊張感や尊敬が先にたち、ついつい優等生になってしまうあきらである。
春の風と、イブキの背中の温かさを感じつつ、口元がほころぶ。
15歳の少女らしい表情だ。

「あ…………っっ!!」
「どうしたの?あきら?」
まだ芽吹きつつある山の木々や常緑樹の中に、ふと、白く煙る一角がある。
イブキが竜巻にブレーキをかける。
猛獣が休息を得たかのようにあたりが静まり返る。

静かだ。遠くで鳴いているのはひばりだろうか。

この地域で、魔化魍の気味の悪い噂が立ったからか、先ほどから車一台見かけない。
「遅咲きの桜かな?この辺りは高いからね。」
イブキが穏やかにあきらを見やる。
「ほんとに、あそこだけ、咲いてるんですね。」
あきらは、いつもの弟子らしい生真面目な表情ではなく、
素直に春の忘れ物を喜ぶ、女の子の顔をしている。
―――ああ……コレがあきらの本当の顔なんだ。―――
296569[覆う桜]:2005/04/27(水) 12:56:21 ID:AZJGZd15

華奢な両手を胸の前で重ね合わせ、大きな目を見開き、イブキを見上げる。
この所、高校の入学式にも出してやれず、休みなくシフトが回ってくる。
この過酷な状況で、文句も言わずにひたむきに自分についてくる。
ありがたくもあり、申し訳なくも思う、イブキである。

「近くまで言ってみようか?」イブキがあきらの顔を覗き込んだ。
「え……でも…」
「早めに済んだんだし、いつもより余裕もあるしね、行ってみようよ。」
「イブキさん疲れてませんか?」
「あはは、アレくらいでは疲れないよ!僕は」

さらりと笑って、斜面に足を踏み入れる。少し急だ。
遠くから見るのと、また実際に上るのでは違うものだ。
「あきら!」
イブキが手を差し伸べる、幾分戸惑ってから、イブキの手を取るあきら。
暖かくて、大きな手だ。胸が高鳴る。

何度も夜を重ねても、素肌で抱き締められても、イブキに対しては緊張してしまう。
―――イブキさんは……とっても優しいのに。どうしてなのかしら。―――
「どうしたの?」見透かされそうな眼。
「あきらが疲れちゃったかな?」
「大丈夫です。」慌てて取り繕うあきら。
―――手から……気持ちを読まれるなんてこと、ないわよね……―――
表向きは一生懸命、冷静な弟子を装う彼女だ。明日夢に対してもそうだ。
自分のツッパリや、虚勢。イブキへの思い。
すべて明日夢には看破されているのに、どうしても、クールな振りをしてしまう。
いや、以前よりは素直になった方だが。
297569[覆う桜]:2005/04/27(水) 12:57:58 ID:AZJGZd15

最近、明日夢のメールに返していない。
イブキに抱かれてる自分を見抜かれそうで怖いのだ。
もう、分かっているだろうけど。

―――私、どっちが好きなのかしら。―――
明日夢の子供っぽい顔が目に浮かぶ。そのくせベッドに入ると
大胆になる彼。びっくりするほど気遣いを見せる男の子。今頃どうしているだろうか。
おそらく、高校の授業の真っ最中だろう。あきらが出たくても出れない高校の授業。

「ほら、あきら!ついたよ!」
突然白い景色が飛び込んでくる。ソメイヨシノ。和名を持つ美しい桜の木が五本。
円を描くようにあきらとイブキを囲んでいる。満開。
はらはらと遊ぶ様に薄桃色の花びらが二人の上に散る。
頭上を覆うように咲き誇る桜。その隙間に青い春の空が覗く。
「きれい…………」
目を輝かして桜を見るあきら。
イブキは思う。そういえば彼女は満足に遊んでないだろう。自分が高校生だった頃もそうだった。

「あきら、下、乾いてるみたいだから坐ろうか。」
並んで腰を下ろす。結構斜面を登ったようだ。遠くの湖面が春の陽に輝いてまぶしい。
山際の空は白く煙っている。きっと湿った大気のせいだろう。
「はい、あきら、入学祝。」
イブキから小さな包みを手渡される。
驚きと喜びで声も出ないあきら。
「開けてみて。」イブキがにっこり笑む。
はやる手で、包みを開ける。
―――万年筆!!!―――細い、赤いシンプルなボディの万年筆だ。
ひと目で外国製のブランドだと分かるもの。
298569[覆う桜]:2005/04/27(水) 12:59:25 ID:AZJGZd15

「古臭いかな。僕も入学祝に父に貰ったんだよ。兄たちもね。」
イブキが照れくさそうに笑う。
「高校生活を楽しめるように。僕が言えた義理じゃないけど。」
「イブキさん……」桜も見えない、空も見えない。溢れる涙で。
大粒の涙が万年筆を持つ手に零れる。イブキがそっと彼女の肩を抱く。
「泣かない、泣かない。お祝いなんだから。……あれ。」
あきらが涙に濡れた顔を上げる。イブキと視線が合う。
「花びらが、前髪に……」取り去ろうとした指があきらの白い頬に触れる。
あきらの濡れた目が物問い気にイブキを見つめる。

気がつけば、あきらに口付けていた。柔らかく、甘いが……涙の味。

「イブキさん……」小さな擦れた声。
いつも二人が同衾するのは、必ず魔化魍を倒した夜。
戦いの高ぶりを覚ますべく、都合よくあきらを求めていたイブキだった。
しかし今は?……イブキは持て余していた。冷静な師匠でいるつもりが……
それを邪魔している、男の部分を。

長く骨ばった腕で、体を包まれている。
イブキの鼓動が聞こえてくる。素肌で抱き締め合う時のように、早い。
「イブキさんが、好きです。」小さく、はっきりと言う。
「どうしても、好きです。いいんです。イブキさんが香須実さんを好きでも。」
イブキがぴくりと身じろぎする。この前の…苦い思いが蘇える。
愛する女を抱き締めても、心は得られない。どうしても。

「イブキさん!痛い!」
軋むほど抱き締めていたようだ。
力を大幅に緩めると、あきらが白い手の平でイブキの顔を包む。
イブキの傷を癒すように、あきらから口付ける。
「あ……きら…?」弟子の分を超えまいと、いつも張り詰めている彼女。
その彼女が、自ら口付けてきている。
299569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:01:00 ID:AZJGZd15

何処からか一筋の風が吹いて来た。その風で白い花びらが舞い上がる。

魅入られたように、草の上に倒れこむ。仰向けになったあきらの唇を、今度はイブキから覆う。
まだ幼さの残る、甘い唇を味わっていると、あの、香須実から受けた傷の痛みが和らぐ気がする。
上になり下になり唇を求め合うその姿は、師匠と弟子ではない。ただの男と女だった。
「イブキ……さん……」
あきらが自らパーカーのファスナーを開ける。
「あきら……」
その手を押し留めて、イブキがパーカーの下のシャツのボタンに手をかける。
なぜか沈黙。イブキが俯いて震えている。

「イブキさん?」不安げなあきらの声。
「いや、あきら、一杯、着ているから。あはは」
堪え切れなくて、朗らかに笑うイブキ。
「もう!バイクって寒いんですよっ!」
可愛い唇を尖らせて。愛らしいあきら。
リラックスした風で、笑いながらイブキが再度服を脱がせにかかる。

実に暖かい日である。肌を晒したら……少し寒いかもしれない。
道路からの視線は、常緑樹が遮ってくれるだろう……だが。

「イブキさん、私自分で脱ぎます。」
ディスクを回収に行ってきます……とでも言うように。
あきらがきっぱり言う。あきらも何かを振り捨てようとしているのか。
イブキが躊躇ってる間に、あきらは一糸纏わぬ姿になっていた。
300569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:02:06 ID:AZJGZd15

白く幾分ふくよかな体や、年齢にそぐわない豊かな胸に、桜の花びらが舞い落ちる。
潤んだ瞳と、バラ色の唇。そっと坐っているイブキの前に跪く。
―――桜の精????―――
散る花びらの中で、少し恥らいながら微笑むあきら。
豊かな乳房を、叢を隠そうか隠すまいか、戸惑う白い腕。
外気に触れて立ち上がるピンクの突起がイブキを誘う。
そのあきらに縋るように抱き締める。跪いたあきらの胸の辺りにイブキが顔を埋める。
「ん……」抱き締める力の強さに、少し抗うあきら。行為の前の緊張。
「少し待って。」あきらの髪を撫でる。イブキも腹を決めたようだ。
薄手のハーフのトレンチを脱ぎ、セーターを脱いで。
自分との行為の時に、服をたたまないイブキをあきらは始めて見た。
しなやかで、線が細めの。だが、鍛えた体が露になる。

草の感触が少しこそばゆい。この季節にしては暖かい風が二人をいたわるように撫でていく。
二つの豊かな乳房を掬い上げると、あきらが普段とは違う声を上げる。
「ああっっ……!!!!」
その声に刺激され、尚も、二つの果実をたわませる。
その弾力と柔らかさがよく分かるように、少し、力を込めて。
そして口付けで覆う。そうしてる間にも、二人の上にびっくりするほどの花びらが降りてくる。
「桜の花びらに負けないようにしなきゃ……。」
イブキがあきらに笑いかける。
彼にそぐわない激しさで、印をつけていく。その間も指が、手の平があきらの体を這う。
桜の花びらよりずっと濃い、赤い花びら。
301569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:02:59 ID:AZJGZd15

そして、もう一つの潤んだ花のほうに、イブキの手が伸びる。
「んっ……ああッ!」
差し込まれた指が、ゆっくり上下する。
秘烈全体が十分潤っていることを確認すると、充血した花びらに割って入る。
「……!!だめッッ!」
それが否定の意ではないことをイブキは知っている。
あきらの乳首を口に含んでそっと左右に首を振る。指が熱い最奥にぐっと差し込まれる。
「んああっっ!!はあッ!」
体が跳ねる。髪に散っていた花びらが落ちる。
「あきら……いい?」
内腿に手の平を這わせると、あきらが恥らいつつ、太腿を開く。
外気に触れて少し冷えた体を、優しく自分の体で覆うと、既に屹立したもので暖かい部分をなぞる。

そして一気に押し入った。

「あっっっ!!!!」
以前は……イブキを受け止めるだけで精一杯だった。
だが今は違う。イブキを包み込み、その形を感じることが出来る。
―――安達君……ごめんね―――
ふと浮かぶ明日夢の目。そして消える。振り切るように閉じていた目を見開く。
あきらの目に今映るのは、煙るような桜と、その隙間に覗く青い空。高みを小さな鳥が飛んでいく。
そして、優しいイブキの顔。セックスをしていてもどこか労わる様にあきらを見つめている。

「イブキ……さん!……」イブキの目にいつの間にか涙が伝っている。
「どうし…たんだろうね。あまりあきらの体が暖かいからかな。」繋がったまま唇を合わせる。
「私が……イブキさんを守るくらい……強くなれたら!!!!」
自分よりもずっと華奢で弱い年下の少女が、必死でしがみ付いてくる。
その彼女が、途方もなく愛しい。
302569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:07:32 ID:AZJGZd15

イブキがそう思っているのを知ってか知らずか、あきらが熱く締め付けてくる。
「あきら……っっ……!!!」イブキがゆっくり動き始める。
「あ……んっ……はあっっ!」彼女が喘ぐ。自分の声ではないような声。
あきらの声が、青い空に吸い込まれていく。
「イ……ブキさんッッ……」
「……あきら?」
「楽しんで……ください。私……を。好きなように!」
とは言われても、自然とあきらの好むペースになっていく。
イブキはいつも、あきらのペースで進んでいる。決して嫌がることはしない。
それが、あきらには嬉しくもあり、時に心苦しかった。

あまり激しい律動を好まないあきらの為に、
優しく穏やかに抜き差しする。髪を撫で、頬にキス。
抽送の音が淫らに響いて、二人の耳を侵す。
「あ……あぁっ…あぁん……イブキさん……音が…いやッ。」
愛らしい弟子の羞恥に満ちた訴えに、イブキがいたずらっぽい微笑を浮かべる。
「あきらは……恥ずかしがりやだな……この音がいいんだと思うよ。」
「え……っっ!」
イブキらしくない、淫らな囁きにあきらの顔が上気する。
屋外だと言うことがイブキを開放的にさせているのだろうか。
同時にあきらの中が強く締め付ける。
「僕は十分楽しんで・・・いるよっっ!!」
ぐっと強めに突き上げる。あきらの体が弓なりになる。
303569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:09:11 ID:AZJGZd15

「あああっっ!」
その喘ぎを塞ぐように唇を吸う。同時に小さな花芽を擦る。
硬く膨らんだその部分に触れると、小刻みにあきら自身が痙攣する。
「だめですッ!イブキさんッ……ぁあっ!」
律動しながら、指がそっと円を描く。
「あきらこそ……もっと楽しんでよ。ほら。」
子供にするように前髪を撫でる。律動が加速していく。
「やッ……あぁん…あっ……はっ……んんっ……」
イブキ自身のそれがさらに硬く、熱く、怒張していく。あきらは柔らかく、きつく締め付ける。
お互いが、お互いの変化を感じて、さらに昂っていく。

「あ・あ・あ・あ・ぁぁああああっっっ!!!!」甲高いあきらの嬌声が春の空に上っていく。
「あきら……っっ!!!」息を切らし、胸を震わせる彼女を優しく抱き締める。
彼女が達したのをしっかり確認すると、あきらの両足を自分の両肩に乗せた。

香須実と達した体位。

「ごめん、あきら。」
達して過敏に溶け、痙攣しているそこを強く抉る。
「はあぁぁっっ!!!」
既に余韻を楽しむ状態になっていた熱い部分が、無理やりこじ開けられた。
さっきとは比べ物にならないほど強い律動で、あきらが突き上げられる。
「あっ……ああっ!!……ひぁんっっ!!いぶきさぁぁん……っっ!」
「ーーーーくううぅぅぅぅっっ!!!!」
イブキが腰を震わせてあきらの腹部に放出する。乳房の膨らみの部分まで達したそれは、驚くほど熱い。
白い液がわが身につくのも頓着せず、あきらを強く抱き締める。

花びらを含んだ風が、火照った体に心地いい。

304569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:15:40 ID:AZJGZd15

流石に、屋外で裸のままくつろぐ訳にはいかず、身づくろいを済ました二人だ。
さっきまで愛のベッドだった草の上に並んで腰を下ろす。
「万年筆……大事にします。」
入学祝の包みを胸に押し当てて、イブキを見上げる。その目が、また濡れている。
「泣き虫……あきら。」イブキが朗らかに笑う。

太陽がかなり高くなっている。
これから「たちばな」に行かなくてはならない。この前新たに現れた鎧童子と鎧姫。
収録した画像もあるということだし、熟練した鬼のヒビキと共に、様々な対策を練らなければ。
激化していく戦いを、協力して乗り切っていかなくてはならないのだ。

たとえ恋敵でも。

「……イブキさん。一つだけ我侭言っていいですか。」
厳しい表情になったイブキに遠慮がちにあきらが言う。
「あきらが珍しいな。いいよ。何?」
すぐに優しい笑顔になる彼女の師匠。そして大事な思い人。

「後、五分……ここに居ていいですか。」

さわさわと木々が風に揺れる。
甘く口付ける師匠と弟子を祝福するかのように
薄桃色の花びらが彼らの頭上に舞った。



終わり
305569[覆う桜]:2005/04/27(水) 13:31:50 ID:AZJGZd15
ラブラブな師匠×弟子の春のえちぃです。
自分の住む地域は今満開なので・・・いやもう葉桜かな?
読んでくださった方ありがとうございます。
感想聞けたら嬉しいです。

569
306名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 14:41:34 ID:h5dkmorj
グゥ〜レイトォ〜!
あきら健気だなぁ…
307113:2005/04/27(水) 17:17:30 ID:Jz1vwtpf
>569様
 いつもながらのGJ無限大!神の手に掛かるとえちぃも雅な
ものになるんですな〜…溜息しか出ないっす。あきらタン、
健気すぎ…そして569様、テク引き出し多過ぎw
308263:2005/04/27(水) 20:15:18 ID:ylBiSwC2
感想ありがとうございます。

>>289
あっ、それ書けばよかった(ちょっと後悔)

>>290
十三話で香須実さん分が足りなかったので
自己満足のつもりで書きました。
楽しんでいただけたようでなにより。

>>291
でもここ、エロパロなんですよね(苦笑)
告白しますとどうもエロの描写が弱くてorz
スレ違いですが、美味しい酒の間に、つまみのような
エロなしをたま〜に投下できたらいいなぁと思っております。はい。
そして師匠×弟子、美味しく頂きました。GJ!!


>>292
ありがとうございます。
エロも書くように頑張ります。

>>293
是非貴方の作品も!!
お願いします。
309293:2005/04/27(水) 22:20:26 ID:oQeEQhMF
書いてたものもろくに終わらせられず、未完のままにしっぱなしな自分でよければまた出来たら投下してみようかと。
今度はいろいろまとめないとなぁ・・・
310569[覆う桜]:2005/04/27(水) 23:38:36 ID:AZJGZd15
>>293様 もしや、あなたは。いや自分ウザイですね。投下待ってます。

こんばんはです。皆さんいつも読んでいただいて、
ほんとにありがとうございます。

>>306様 お褒め頂いてありがとうございます。健気なあきら・・・
今回はなるべくハッピーにしたつもりです。
>>113様 毎度、ありがとです!このシチュはヒビキ×香須実で使いたかったのですが、
やたらえちぃになりそうで、師匠×弟子に譲りました。青姦ですからっ残念!
>>263様 たまになんて言わずに、レギュラーしてください。師匠×弟子、
喜んでいただけたら嬉しいです。自分もそろそろ・・・ROMかな。

皆様、ほんとにありがとうございます。
さて、イブキ×あきら祭り第二弾(って二つしかないって。)
>>276様!あなたの燃料がこのようになりました!見てますかー!

ここで注意書き。コレまでのイブキのイメージを(特に覆う桜)大切にしたい方、スルー願います。
果敢に読まれる方は・・・569のストーリーの軸からは、離してお読みください。

age投下いきます。
311569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:40:22 ID:AZJGZd15

[戸惑う少女]


あきらの足取りは軽かった。そう今日は久しぶりにオフの週末である。
彼女は何処へ行くのか…実は今からイブキのマンションへ行くのだ。
週末だと言うのに制服を着ている。

真新しいブレザーと艶のある茶色のリボン。膝上のプリーツスカートが揺れる。
あきらの可愛らしさとあいまって、道行く人が時折振り返るほどだ。

―――イブキさんびっくりするかな?でも城南の制服見せてないし。いいわよね。―――

マンションの玄関の前に着く。イブキから予め渡された、カードキーを照合する。
セキュリティーシステム完備のマンションなのだ。

大理石の床のロビーを通って……硬質の靴音が響く。イブキの部屋のドアの前に立つ。
チャイムを鳴らす。

「あきら!いらっしゃい!」いつもと変わらぬ優しい笑顔であきらを迎えるイブキ。
オフの日らしく、ジーンズに白いシャツを一枚羽織ってリラックスした風である。
「城南の制服、とっても似合うよ。可愛いよ!」
にっこり笑って手放しであきらを褒める。嬉しさに頬を朱に染めるあきら。

フローリングの床は傷一つない。何畳あるのだろうか。
広い空間に液晶の大画面のテレビと、それに向き合う茶の革張りの大きなソファー。
小さな申し訳程度のテーブルが置かれている。そして、白いラグマット。
家具を最小限に抑えているため、白い壁が目立つ。壁の中央にシャガールのリトグラフ。
312569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:41:42 ID:AZJGZd15

「あまり物置くの好きじゃなくて。はい、コーヒー。」
古伊万里の湯飲みに茶色の芳しく熱い液体が注がれている。
「豆、さっき挽いたから美味しい筈だよ。ミルクや砂糖を入れないで呑んでごらん。」
「お茶じゃないんですか?」
基本的に鬼は和風を…好むらしい。そういえばヒビキもお茶ばかり飲んでいたはず。
「お茶がメインだけど、たまにね。新茶もあるよ。いれようか?」
家具は省いても、新茶を揃えている所がイブキらしくて、少し微笑むあきら。
「あれ?それ、なんですか?」
この部屋にそぐわないビニール袋が、ソファーに置いてある。
「……これ?ええと……これはね。」
一つ一つテーブルに広げていく。

スクール水着と城南の校章が着いた半袖体操着。そしてブルマー。ご丁寧に白いソックスまである。

「……あの……」何と言っていいか分からないあきらである。
「まだ、確か揃えてないって言ってたから。ね。」平然とさらっと言ってのけるイブキ。
―――って言うか…これ、イブキさん買いにいったの???―――
うちの師匠なら、有り得る。スマートに「Mサイズで揃えてね。」くらい言い兼ねないかも。

「その制服も可愛いけど。着てみる?あきら」
楽しそうに微笑むイブキ。その口振りはブティックで試着を進めるように自然だ。
イブキの笑顔を見ていると、躊躇うほうが、いやらしいような気がしてくる。
「はい……ええと……どこで?」心を決めたあきらである。
「そのドア開けるとすぐに寝室だから。」
普通なら、和室に当たる部屋の部分である。ドアを開けると。

遮光のカーテンを閉めた十畳ほどの部屋に大きな、クィーンサイズというのだろうか。ベッドがある。
きれいにベッドメイキングされていて皺一つない。両サイドにスタンドタイプのランプ。
まるでホテルの一室だ。
313569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:42:52 ID:AZJGZd15

何か、ドギマギしながら、取りあえず体操着に着替えるあきら。
サイズは測ったようにぴったりである。

「着替えました。」
きちんとソックスを上げ、少し裾を気にしながら、イブキのところへ。
白い足が紺色のブルマーから長く伸びる。ぴったりだと思っていたらバストのところだけ、妙にきつい。
「わー!あきら似合うよ!!とっても!僕だけ見てるのもったいないくらいだ。」
何か変なシチュエーションだが、褒められれば嬉しいものだ。緊張していたあきらに笑顔が戻る。

「その下に水着、着ているの?」

変な沈黙。

「水着も……き……着るんですか?」
―――イブキさん、なんか……??変??―――
とは言え、尊敬する師匠であり思い人でもあるイブキの言うことだ。逆らう手はない。
急いで着たばかりの体操着を脱ぎ、水着のパッケージを開ける。
「え……これ……」あることに気付いて手が止まる。
「あきらー。できたー?」イブキが明るくリビングから呼ぶ。―――もーいいや!!―――
「?どうしたの?」
出てきたものの、もぞもぞと水着の胸を覆うあきら。
「あ…アノ……これパットついてなくって……透けちゃって……」顔が熱くなる。
「それ、パット別売りなんだよねー。サイズわかんなくて。気にしなくていいよ。」
―――……って私が気にするんですうっっ!!!!―――
白い肩紐。スクール水着と言うより競泳用の水着に近い。紺色の光沢のある薄い生地は、
はっきりあきらの乳房のラインを映してしまう。その小さい頂もくっきりと……
焼けても赤くなるだけ……と言うような白い太腿が眩しい。

314569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:46:09 ID:AZJGZd15

「とっても……可愛いよ。」スッとイブキが立ち上がる。思わずおびえて後ずさりするあきら。
―――今日のイブキさん……絶対おかしい!―――
「あきら……」
逃げる間も無く抱き締められる。洗濯したての清潔なシャツの香り。思わず目を瞑る。
白い肩紐に手がかかる。立ったまま、するすると裸に剥かれていく。
「あきら、体操着のほうがいい。もう一回着てくれる?下着……着なくていいから」
耳元でイブキが囁く。
その熱い吐息を感じていると、抵抗する気力もなくなってくる。
素肌に体操着を着て、ブルマーを履いて。イブキの希望でなぜかソックスも履いて。
「これでいいですか?……きゃ!!!」
軽々と横抱きにして、ソファーに連れて行かれるあきら。お姫様抱っこと言うヤツである。
嬉しいやら、恥ずかしいやら、不安やらでゴチャゴチャになってる彼女。

「あきら、可愛いよ。」
穏やかに、あきらに笑むイブキは、何も普段と変わったところはない。
あきらを抱いたままソファーに腰掛け、体操着の裾からその繊細な手を這わせる。
「ああっっ……!!!」
下着はもちろん付けていないので、イブキの指を邪魔するものはない。
自分の膝に前向きに坐らせて、後ろから両手で乳房を揉み解す。
城南の校章がプリントされている部分がイブキの手で膨らんだ。
リズミカルに乳房を弄ぶイブキの手に、あきらも我を忘れる。
体操着を捲り上げると、立ち上がった可愛い乳首と、豊かな双丘が現れる。
315569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:47:20 ID:AZJGZd15

「ひぁんっ!!!だめ!!!」
イブキが内腿の裾の部分から秘所に指を滑り込ませた。
「あきらも……これ気に入った?」
ブルマーの内腿を左右に開かれ、指をぐっと奥まで入れられる。
「い……一回も……着てないのに……あっ…汚れちゃいます……」
優しく抜き差しされると淫らな潤滑の音が聞こえてくる。
「そうだね……あきらはエッチだな。」
優しい口調で言いながら、一層指の動きを早くするイブキ。
首筋に口付け、耳元に息を吹き込む。一緒に囁く言葉は、イブキらしくなく言葉攻め…っぽい。

するするとブルマーが抜き取られる。透明な液が細く糸を引く。

「あっっ……あの……ソックスは…?た…体操着は?」
「いいから……こんな時に、余計なことを気にするのはあきらの悪い癖だよ。」
―――なんか、辻褄あってないような……―――
素肌に着ていたシャツをもどかしく脱ぎ捨て、全裸になって圧し掛かってくる。
柔らかく熱い部分にあてがうと、斟酌せず、一気に突き入れた。
十分に蜜をこぼしているそこは、しっかりイブキ自身を抱き締める。
全身を貫くような快感。
「あああっっ!!!」
軽く動き始めるイブキ……が、その律動が止まる。何か気に障ったのだろうか。
「イブキさん……???きゃ!!!」繋がったまま軽がるあきらを抱き上げ、
白いラグの上に横たえる。
「あのソファー……良すぎて、弾力が邪魔になるんだよね。」事も無げにイブキ。そして。
「ああッ!……んんッ…やんっ!!」
そのきつい締め付けを楽しみながら、律動を始める。
ソックスと体操着の清潔な白さと、濡れた秘裂。その対比が実に倒錯的で淫らだ。
豊かな乳房が、イブキが突き上げるたびに蠱惑的に揺れる。

316569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:48:54 ID:AZJGZd15

―――視覚って……大事なんだな……―――
たまたま、懇意にしている猛士の娘も今年城南に入学だそうだ。
サイズを間違って買ってしまったという、体操着と水着。
同じ城南高校入学の弟子がいるイブキに託される。
まさかこういう使い方があるとは…もちろんあきらの協力があってこそだが。

「あきら…………っっ!!」すべての角度を制覇するが如く、多彩にイブキが突き上げる。
絡みつく膣壁が濡れた音を立てる。時々あきらを励ますかのように頬に、額に唇にキスが散らされる。
「やんっ……はあっっ……んんッ…あんっっ……」
あきらの潤んだ声が高まってくる。イブキが、乱れるあきらをじっと見つめている。
「…あんッッ……そんなに、見ないでくださいっっ……あっ!」
時折擦り付けるように腰をグラインドさせる。花芽が擦られ、痺れるような快感があきらを襲う。
そして、尚もイブキを締め付ける。

「きゃ!!……は…あっっ……あああああぁぁぁっっっ!!!!」
先にあきらが上り詰める。
「……くっっっっ……!!!」
イブキが後を追うようにあきらのお腹に迸る。
317569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:51:17 ID:AZJGZd15

息を切らし、肌を寄せ合い、唇を求め合う二人。
「もうっ……新しいのに……あっ…汚れちゃったじゃないですかぁ……」
捲り上げていた体操着が白い液で濡れている。
眉を寄せて悲しそうな顔をするあきら。
そっと裸の胸に引き寄せる。
「まあ、あきら。洗えばいいんだから。」
「そういった問題じゃないですよぉぉぉ……。もう、そういうアバウトなのってヒビキさんっぽいですよ!
頼むから変なとこ感化されないでください。」
手厳しい、あきらの言葉。
「あは……そうだね……ところで、あきら。」育ちのいいイブキの笑顔。その澄んだ目。

「制服も着てみてくれる?」

がばっ……とあきらが飛び起きる。体が熱い。胸が波打つ。
と…とんでもない夢。もう、ほとんど覚えていないが、
昨日ネットで変なサイトを見たからだろうか。

イブキとの約束に……遅れる!

城南の制服を見せるつもりだったので、当初の予定通り制服を身に付けたが……
それにしてもリアルだった。頭に残る淫らな夢の印象。イブキの手の感触。
―――イブキさんの顔……見れない…―――
チャイムを鳴らす。ドアが開く。白いシャツとジーンズのイブキ。さわやかな笑顔。
「あきら、いらっしゃい!」
―――なんか……こんなことあったような……―――

そして、革張りの茶色のソファーには、部屋にそぐわないビニール袋。

終わり
318569[戸惑う少女]:2005/04/27(水) 23:55:51 ID:AZJGZd15
いかがでしょうか。あきらちゃんの素の突っ込み。楽しんで書きました。
コスプレになってもあきらは健気ですねw
そしてイブキも爽やか君のままです。(ど・・・どこが????)

読んでくださった方・・・怒ってないですか?
ちなみに、イブキ×あきら祭り終了です。違うパターンで書いてみました。
感想聞かせてくれたら嬉しいです。
319113:2005/04/28(木) 01:57:01 ID:M2jiLFsO
>569神
 あはははははははははははは!!GJGJGJGJGJGJ!!
 なんでこんなに自分嵌まって読んでるのか分からん
けど、個人的に大好きっす、「戸惑う少女!」ラスト
がエンドレスなのが技の妙ですな。素で突っ込むアキ
ラがまたよし。いやあ、えちぃ話でこんなに晴れ晴れ
と笑ったのは(日本語おかしい)初めてっすよ!
 あなたはやはり神だった!!
320名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 10:43:52 ID:vAVcsPft
おもしろかったです!
まるで星新一のようなラストも好きだ!
イブキいいなあ。
321名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 10:52:09 ID:ego4UepM
最高っす!!
それにしてもどんなサイト見てたんだかw
やっぱイブキの為にお勉強?
322名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 00:02:18 ID:zyQwGYJH
おかしい
どこにもそんなこと書いてないのに
漏れの脳内あきらはニーソックス装備してたw
323名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:31:23 ID:FSG/Ac4x
書き溜めてるんですか?
324569[戸惑う少女]:2005/04/29(金) 02:05:59 ID:fKsaJ23H
いつも読んでくださってありがとです!
イブキ×あきら祭り、[戸惑う少女]に軍配かな。

>>113様 毎度ありがとです!自分もニヤニヤで書きました。困りつつイブキのペース
に嵌るあきら。しかし・・だんだん変なの書く様になってしまった。
>>320様 おお・・・星進一!なるほど気づかんかった。っていうか、愛読してました。
影響受けてるかもですね。320様の鋭さに脱帽。
>>321様 検索してたらたまたま出ちゃった!みたいな。真面目だからイロイロ師匠のために
研究してたのかも。そのエピ面白い・・・[学ぶ弟子]安易か。
>>322様 ソックスとしか書いてないんで。ニーソックスもナイスでしょう。
バンバン脳内変換してください。自分の中では地味ーな短めの白ソックスですw

>>323様 ???コレは自分に対する言葉ですか?基本的に書いたら一日置いて投下です。
乗ってると早いんで。溜めとくなんてカッコいい事は出来ません。

皆さん、ホント感想ありがとうございました。
今は取りあえず白紙です。いつもだと投下中に早くも書き掛けていたりなのですが、
ちょっと息切れ。ちと、ネタでも探します。569
325名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 10:41:18 ID:wkmAd7ST
充電後の投下お待ちしてます(⌒▽⌒)ノ
326263:2005/04/29(金) 10:54:02 ID:KkiNQDa8
569神に便乗して威吹鬼×あきらを
書こうと思ったらいつの間にか響鬼×香須実に
なりました……ナヅェダッ!ナヅェナンダッ!!
タイトルは「ある昔の日の出来事」


ある日のことである。
魔化魍の詳しい情報を得るべく
「たちばな」に威吹鬼とあきらが立ち寄った。
偶然、響鬼は退治から帰っていた。
とどのつまり、彼のドライバー(兼食事の用意、
ディスクアニマルの管理、機械が苦手な響鬼の手助け等々、
挙げれば限が無い)である香須実も居るわけである。
威吹鬼は上機嫌で早速彼女を口説きに掛かった。
「香須実さん、暇な日は」
「ありません」
二人に茶ときびだんごを出した後、
聞かれた香須実は軽くそれをあしらって
資料を漁る日菜佳を呼びに店の奥へ引っ込んでしまった。
威吹鬼は苦笑して、静かに茶をすする。
そしてきびだんごに手を伸ばした時、あきらが自分を心配そうに
見ていることにやっと気がついた。
「どうした?」
「いえ……あの、日菜佳さん手伝ってきます」
あきらは席を立って店の奥へと入っていった。
327263:2005/04/29(金) 10:55:36 ID:KkiNQDa8
自分で言っておきながら、
あきらは別に日菜佳を手伝おうと思っていなかった。
唯香須実に聞きたいことがあった。
私は……何をやってるんだろう。
言ってどうなる。どうにもならない。なのに何故。
「おや、あきらちゃん!どしたの?」
そんなことを考えて歩いていた時、
資料を抱え、いつもと同じく陽気な日菜佳と
あきらは廊下で鉢合わせした。
「いえ、何か手伝おうかと思って……香須実さんは?」
「ああ、姉上?まだ資料室!後から来ると思うけど」
そう言って日菜佳はぱたぱたと店の方へ駆けていった。
少々複雑な廊下を進み、最後の角を曲がった時、
資料室の扉を閉めようとしていた香須実と出くわした。
「あれ?どうしたの?何かあった?」
悩みで曇るなど微塵も見えない顔。
何故、どうして。
「なんで香須実さんは威吹鬼さんと付き合わないんですか」
あきらは自分の声が怒っているのに気づかなかった。
香須実は少し驚いたようだったが、
直ぐにふっと微笑んで、あきらの頭を軽く撫でた。
328263:2005/04/29(金) 10:59:18 ID:KkiNQDa8
「……何で撫でるんですか」
「いや、可愛いなぁと思って」
あきらは急に何かが胸に痞えた気がした。
頭に置かれた香須実の手をどけた時
大きいはずのそれは妙に軽く思えた。
「私は真面目に聞いてるんです!威吹鬼さんは本当に
香須実さんのことが好きなのに、香須実さんは
威吹鬼さんに全然真面目じゃない!」
「それは威吹鬼くんが私の気持ちを知ってるからよ」
「でも!!」
香須実は真面目な顔であきらに答えている。
自分が何故か泣きそうなことにあきらは気づいた。
正しい。香須実さんはきっと正しい。
なのに何がしたいんだろう、私は。
俯いて黙り込んでしまったあきらに、香須実はまた微笑んだ。
まるで懐かしいものでも見るように。
「好きなんだよね、威吹鬼くんのこと」
思いもかけなかった言葉にあきらは香須実を見上げた。
その「好き」は、師弟のものではないということを
彼女が言っている気がした。
一瞬後、冷たいとも熱いともつかぬものが
じわじわと頭を覆いつくすのを感じて、
香須実に否定も何も出来ないままあきらは店へと走り出した。
329263:2005/04/29(金) 11:00:47 ID:KkiNQDa8
「恋する女の子、か」
威吹鬼とあきらが帰った後の店内で、香須実は
小さく呟いて微笑んだ。
日菜佳はまた資料室で調べ物をしている。
「誰のことだ?あ!あきらだろ。威吹鬼にほの字」
椅子に座ってくつろいでいた響鬼は
香須実の予想に反してずばり当てた。
「意外〜、響鬼さんそういうのわかるの?」
「そりゃあわかりますよ。今は俺に惚れてる子は
いないからどうとは言えないけど、
俺はね、そういう色恋には敏感なんだよ」
「ふ〜ん、敏感ねぇ……」
そう言って香須実は響鬼をじっと見た。
響鬼は「ん?」とその真意を図りかねて
ただそれを見つめ返す。
ああ、やっぱり。と香須実はため息を吐く。
330263:2005/04/29(金) 11:04:02 ID:KkiNQDa8
「……私ね、思うんだけど、鬼になる人って
どっかにぶいと思うの」
特に恋とかそういうものに対して。
自分の思いに気付かないあきらのように。
あきらの思いに気付かない威吹鬼のように。
そしてこの響鬼だ。
「そーか?……ん?って俺もなんかにぶいってこと?」
「そういう風になかなか気付かないもんねぇ」
「え!?ちょ、どういうこと?香須実〜?」

後々、やはりどこか「にぶい」男の子と
響鬼や香須実たち猛士の面々は出会うことになるのだが、
それはまだ先の話である。



楽しんでいただけたら何よりです。
そして569神、書くの早いですね……おいしく頂きました。GJ!
331569:2005/04/29(金) 11:57:27 ID:fKsaJ23H
早いだけが取り柄です。GJ!263神!
あれですね。263神の世界では、皆さん片思い寸止めなんすね!
確かにその方が本編に近いかも。
569のエロな世界とは逆なんだなと。
自分の世界ではほとんど兄弟姉妹なもんでw

うーん、違う世界も、いいもんです。自分はかなり楽しんでおりますよ。
これからもガンガレです(^^)朴念仁のヒビキに乾杯!
332113:2005/04/29(金) 21:24:39 ID:N2afAeJC
>263神
 寸止めGJ!!おういえ〜!(明らかにおかしいテンション
すんません)263神の話は、心理戦持ち込みで水面下での
動きというのが結構いけてると思います。いかがです神よ、
次はヒビキ×香須実でちゅ〜寸止め少女マンガ風で。

>569神
 うはははっははははっはははは!!朴念仁!!
 死にかけのこおろぎ並みに大笑い致しました。
333569:2005/04/29(金) 21:36:56 ID:fKsaJ23H
>>113 そーいや五代雄介も朴念仁だった。ファミレスで夜を明かしたり。
むずむず連発だった。どうかヒビキは蹴りつけてくれますようにw
334569:2005/04/30(土) 20:44:47 ID:M/t2rzJO
>>168様のリクを実現するのを忘れてました。
皆様のリクに応えるのが基本なので。(できないときもありますが)
書きましたwwひとみ×明日夢のヒビキのレクチャー。
ヒビキが、明日夢に「お前」で語りかけてましたね。使っちゃいました。

[導く鬼]w age投下いきます。
335569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:48:25 ID:M/t2rzJO

[導く鬼]



「せっかくのデート……たちばななの?」
持田ひとみは不満そうにバラ色の口を尖らせる。
「いや……その……ほら、ヒビキさんに教えて貰いたい事あってさ。」
明日夢が言いにくそうに口ごもる。
「じゃ、その用事が終わったら、映画ね。」
ひとみは嬉しそうな色を隠さず、素直に喜んでる。
明日夢からの誘いなど珍しい。
大概、ひとみからのメールで……遊園地や、買い物に連れ出すのが常だったから。
でもそれにしては、明日夢の様子がおかしい。
何と無くおどおどしてると言うか、緊張してると言うか……。
そしてひとみの目は絶対に見ない。

―――この前会った時に……あれを……断ったからかしら?―――
ちょっと心当たりのあるひとみだ。
―――だって……痛いんだもの……―――
そう、明日夢の部屋で、まあ、当然彼もお年頃なもので。
そういう雰囲気になったわけだ。

幾度か回を重ねても、痛いばかりで中々楽しめないひとみである。
ついに、ひとみはぶちきれたのだ。
「痛いだけだもん!絶対にいやッッッ!!!」

明日夢はあっさり引き下がり、まるで体の関係がなかった頃のように、
ちょっと遠慮がちな付き合いが続いている。
だからこそ、明日夢の誘いが嬉しかったのだ。
336569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:49:28 ID:M/t2rzJO

初夏の川べりにはさわやかな風が吹いている。
土手は今まさに萌え上がろうとしている若い緑に染まっていた。
遠くでサッカーをしている子供たちの歓声が青空に上っていく。
気持ちの良い景色の中、連れ立って歩いている若い二人は、実にいい感じである。

―――私たちって結構お似合いだったりして……きゃ!―――
自然と笑みが漏れるひとみだ。
白いスカートが膝に触れる。もちろんお気に入りのスカートだ。
明日夢も、ひとみにあわせたように、半袖の白っぽいチェックのシャツを着ている。

それだけでも、嬉しい。
ひとみくらいの年齢だとそういうものだ。

「え…今日おやすみ?」
たちばなには赤い暖簾もかかっていない。臨時休業の札。
「あれ、明日夢君?」
明日夢が構わず戸に手をかける。
彼が初めてひとみの顔を見た。そして、何か吹っ切る顔をして。
戸を…からからと開ける。
「よっ!少年!ひとみちゃん!」しゅ!といつもの挨拶
「ヒビキさん!!!今日は仕事じゃないんですか????」
ひとみにはヒビキが、響鬼であること、魔化魍のこと…は当然伝えてない。
猛士がそうするように、明日夢も隠していた。
「いやーー!少年のたっての頼みとあっちゃ、引き受けないわけには行かないなあ。はは。」
朗らかに笑うヒビキだが、どこか含んだような…歯切れが悪い印象を受ける。
木造りの椅子に、グレーのスウェットを着た大きな体を、窮屈そうに折り曲げて坐っている。
なぜか、ひとみの顔が見れないようだ。

337569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:50:33 ID:M/t2rzJO

ヒビキが一つ白々しい咳払いをする。
「ええと……ひとみちゃん……本当にいいの?」言いにくそうにひとみの顔を覗き込む。
「は?」
「いや、俺が見てて……あれ?……もしや少年、ひとみちゃんに言ってない?」
ウッと詰まる明日夢。頬を人差し指で掻いて、下を向く。
「おい!!!どう考えたって、女の子の同意が必要だろ????いや全く……まあ、少年らしいか。」
苦笑いして、テーブルに肘をつく。そんなヒビキは、ひとみの目から見るといかにも大人である。
「いったい何のことなんですか?」訝しげに言うひとみ。
「いや……ほら……おい……」ヒビキが明日夢を小突く。
明日夢は俯いたまま、石になっている。
とても言い出しそうにない。ヒビキ、間が悪そうに笑って。

「ひとみちゃん、セックスする時痛いんだって?」そのものズバリ。

「……は?????」何がいわれたのか、分からないひとみ。
「いや、少年がさ、困ってるらしくてね。助けを求められたわけだ。俺が。」

―――セックス……痛いって……え……やだっっっ!!!!―――
パズルがぴったり合って行くように徐々に、明らかにされるヒビキの言葉の意味。
同時にひとみの皮膚の薄い頬が、朱に染まる。
「ちょっと!!!!!安達くん!!!ヒビキさんにそんな事言ったのッッッ!!!!」
実はひとみが密かに憧れてるヒビキだ。
すぐ側にいるヒビキは、困ったな…と言う顔をしつつ、落ち着いている。
大人なのだ。やっぱり。でも、だからこそ。
「あの……ほら……だからさ……」
「もう、私帰るッッッ!!!!!!!」明日夢に背中を向ける。
338569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:51:32 ID:M/t2rzJO

まつげの長い大きな目からは、今にも涙が零れそうだ。
頬を上気させて怒りに震えるひとみは、いかにも少女らしかった。
「持田。」明日夢の低い、強い声。
「ものすごく大事なことだからこそ、ヒビキさんに相談したんだよ。
俺、大好きな持田が、痛いばっかりなんて嫌だもん。」
明日夢の暖かい手が肩に触れる。思わず振り返るひとみ。
「持田とずっと付き合って行きたいから。」優しい、はにかんだ笑顔。
「明日夢くん……」

―――はー……こうやって落とすのか……ちと寒いな。―――内心舌を巻いているヒビキ。
臆病なくせに、驚くほど策士な面を持っている。コレが無意識なのだろうから怖い。
このテクで、あきら、ひとみ、さらに日菜佳を落としたのだろうか。
―――こりゃ……色事氏の才能アリ、だな。―――足を組みかえるヒビキ。
妙に納得しながら、頷く。
冷めたお茶を啜る。

ひとみが明日夢に促されて、ヒビキの正面に坐る。

「あの……どうすればいいんですか?」おどおどとひとみが聞く。
「いや…話聞いても拉致開かないから、見てみようかと。」
ヒビキが言い憎そうに言う。明日夢が明後日の方向を見る。
「え?見る?な、何を?」ポカンとするひとみ。
もちろん一瞬だけで…再び頬を見る見る赤くするひとみ。額まで赤い。
ひとみの反応を見て、立ち尽くしている明日夢に向き直る。
「やっぱ、無理だよ、少年。ひとみちゃんがそういうプレイが好きなら…その、いいだろうけど。」
とんでもないことを言っている、おじさんなヒビキである。
落ち着き払って見えるが、流石の彼も動揺しているらしい。
339569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:52:28 ID:M/t2rzJO
「レ……レクチャーって感じ……ですか?」
ひとみが俯いて消え入りそうな声で言う。
当たり前だ。何と言っても最近、処女を無くしたばかりなのだから。
「ん……まあそうなんだけど。」鼻の頭を掻いて。

「いいです。ヒビキさんなら。」へ?……と明日夢とヒビキ。
「い……今なんて?」明日夢がどもりながらさらに聞く。
「見てもらって、それで…安達くんともっと仲良く……なるなら。」ひとみは悲壮な顔をしている。

「決まりかな。」ヒビキが立ち上がる。


たちばなの茶の間。布団のみが敷いてある。清潔な白いシーツがかけてある。
「掛け布団はないんですか?」
「隠されても、困るなあ。指導も出来ないし。」
顔色も変えずに、さらりと言ってのけるヒビキ。
―――鬼……だ……って鬼か。―――と、明日夢。
ひとみは既に泣きそうな顔をしてる。
「じゃ、はい。好きにやって。」どうぞ、なんて手で布団を指し示す。
胡坐を掻いて、布団のすぐ横。
「あの、もうちょっと離れてください。ヒビキさん。…それと。」明日夢が息をつく。
「持田には手を出さないでくださいね。」
いつの間にかお茶を飲んでいたヒビキが、派手に吹く。
「大丈夫、俺、イブキと違って中学生とか高校生は趣味じゃないから。はは。」
余計なことを言って、明日夢に睨まれるヒビキ。
―――手を出すななんて言うなら、そもそも…レクチャー自体、無理あるって。―――
心の中で肩を竦めるヒビキ。とは言え2メートルほど距離をとる。

340569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:54:44 ID:M/t2rzJO

―――安達君って…凄い度胸。―――
キスしながら内心ひとみは舌を巻いていた。いや舌を…絡めていた。
いつもと変わらず。いや、それ以上に優しく落ち着いて唇を吸ってくる。
離れても、また。何度も。

白いシーツの上に倒れこむと、また、口付けてくる。キスしながら…
だんだんと手が、Tシャツの上から震える膨らみに触れる。
そしてTシャツを捲り上げて。背中にまわりブラジャーの金具に触れる手。
流石に数回肌を重ねただけあって、明日夢の手の動きを助けるひとみ。

ブラジャーの金具が外された。

「持田…Tシャツと、スカート脱いでくれる?」
「うん……」ヒビキの視線を気にしながらも、ピンクのシャツを脱ぐひとみ。

「ストーーーーーップ!少年、一応脱がす努力を怠るな。はい続けて。」
…そういえばいたんだこの人。と言うような、失礼な二人の視線がヒビキに当てられる。
「失礼しました。どーぞどーぞ。はは。」
一応スカートくらいはと、ホックに手を伸ばす。両腕を腰の後ろに回して……
「安達君ごめん。コレ横なの。」ひとみが申し訳なさそうに自分で外す。
「ほら!少年も脱いで!!!!」さらに、ヒビキの茶々。
「ヒビキさんッッ!!!この時点はほっといてくださいっっ萎えます!!!」
「ほーい。」いらいらした明日夢に一喝されるヒビキ。
さらに言い募るわけでもなく、意外にあっさりヒビキがおとなしくなる。
必死に、ニヤニヤを堪えてる模様。
―――懐かしーなー……みどりとの初めてを思い出すよ。―――
明日夢と自分を思わず重ねてしまうヒビキだ。
341569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:55:48 ID:M/t2rzJO

伸びるのはこれからです…と言うような少年の体。
ほっそりはしているが、男の子らしく脆弱な感じはしない。
何よりも屹立したものが、彼を男らしく見せるのに一役買っているようだ。
戸惑いながらも、明日夢にショーツを剥がされ、
持田ひとみの肢体が全て晒される。びっくりするくらい白い肌。
それほど大きくはないが形の良い二つの膨らみ。そっと触れると、ピクリと震える。
ひとみがヒビキのほうを恥ずかしそうに見やる。
目が合って、しゅ!と朗らかに返答するヒビキ。
多少場違いではあるが。暢気ないつもの彼である。
「……持田…」明日夢がひとみの頬に触れる。
二人が見つめあう。ゆっくりひとみが明日夢の背中に手を回す。

口づけする二人。とにかくキスが多い。
―――合格……だろう。しっかし、少年はキス魔か?―――
まるでヒビキがいないかのように、キスに没頭する若い二人。
明日夢の手が柔らかい曲線を描いた乳房に触れる。
ばら色になった乳首を擦りつつ、大胆に両手で揉み解す。
柔らかい双丘が、明日夢の手で自在に形を変える、そして上気していく。
指の隙間からのぞく、その頂点をそっと口に含む。
「ああ……」ごく小さな喘ぎ声がひとみの口から漏れる。
「ちょっと、ほぐれてきた?持田。」明日夢が嬉しそうにひとみの顔を覗き込む。
「だって……安達君がいっぱい触るんだもの。」涙目のひとみが明日夢にしがみ付く。

―――おお…微妙に言葉攻め!!!―――
心の中で淡々と実況しているヒビキ。面白いことにヒビキが欲情してくることはない。
あくまでも、レクチャーだからか。
342569[導く鬼]:2005/04/30(土) 20:57:04 ID:M/t2rzJO

傍目から見てても、ひとみが高まってきたのが感じられる。
首筋に、乳房に、お腹に、唇を付ける。
テクニックと言うより、明日夢は無心にそれをしている感じ。
まるで全部を味わいつくそうとしてるが如く、愛撫している。
明日夢の、ひとみに対する気持ちが伝わってくるようで、
息苦しくなるヒビキである。
「あ……ッッ…安達く……んっっ」
「持田……好きだよ……」

―――俺も、きちんとみどりを愛してやればよかったな。―――
二人のほほえましい姿を見ていると、何やら過去の反省をしたくなる。
非常に中途半端な付き合い方だった。セックスも一方的に押し付けたかのような。
恋に恋してたと言うか。この前のみどりの寂しそうな顔が浮かぶ。
自分の胡坐の膝に肘をついて、ちょっと物思いに耽る。

今のところは一方的ではない明日夢。
触り方は見た目にもソフトだし…合間にキスをはさむなど、実に…優等生である。

―――少年に問題ない感じだがな。―――
「あ………やんっ…だめ……きゃ!!!!!」
徐々に下のほうに下がってきた明日夢が、ひとみの湿った小さな森に口付けた。
頓着せずに、太腿を開く明日夢。フッとヒビキを見やる。

くすっとひとみに分からないように笑んで見せて、小憎たらしいくらい余裕な顔。
―――あの時に比べれば、ヒビキさんくらい見てたって、どうって事ないもんね―――
ひとみの前であきらを抱いた、あの時のプレッシャーに比べれば。
「いや…明日夢くん…ヒビキさんもいるのにぃ……」
「いるからだよ、持田。」
「え…………きゃ!!!」
少し抵抗がかかっていた内腿を、容赦ない力で大きく広げる。
343569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:00:20 ID:M/t2rzJO

そのままぐっと押さえ込んで、充血した柔肉を指で開く。見て分かるくらい潤んでいる。
まだ男を受け入れて間もない部分が、熱く息づいている。
迷わずそこに顔を埋める。
「いやっっっ!!!!だめえぇぇ!!!!」
ひとみの声に、否定ではないものも読み取れる。それはヒビキにも明日夢にも分かった。
興奮して膨らみつつあるピンクの芽を、熱い舌で弄ぶ。
見る見る新しい泉が湧き出てくる小さな入り口に、明日夢はそっと小指を差し入れた。
「持田…あったかいよ。とっても。」
「あっっっ!!!!」痛いと言うひとみへの配慮だろう。ゆっくり静かに出し入れする。
「………痛くない???」心配そうに聞く明日夢。
目をぎゅっと瞑ったまま頷くひとみ。その姿が実に意地らしい。

―――やるな!少年!―――
危なく感嘆の声が出そうになる。それにしても、普段の控えめなおとなしい面影はなく、
堂々たる、色事師振りである。もしや自分の出る幕はないのではないか。
―――日菜佳で、大分自信を付けたな―――
天性のセンスがあるのはもとより、年上の女性のリードと言うのは、実に効果的だ。
―――まあ、下手なヤツはどうやら一生変らないらしいから。―――
うんうん。などと、ヒビキが腕組して自問自答してるうちに、盛り上がってきたようだ。

ゆっくり指を上下すると、レクチャーと言うより、見物しているヒビキの耳にまで濡れた音が届く
「やんっっ…ああっっ…はあっ…ん!」
「持田……いい??」
上気した顔で無言で頷くひとみ。

だが、瞬間緊張の色が走ったのをヒビキは見逃さなかった。
「少年!いれるとき、ひとみちゃんにキスして。痛み和らぐから。」
ヒビキの小さな、はっきりした声が明日夢の動きを止める。
―――そんな器用なこと出来ないって!―――
やっと口を開いたかと思えば、ハイレベルな要求だ。無性に腹が立つ明日夢。
344569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:01:15 ID:M/t2rzJO

フッとひとみが目を開けた。
「……ヒビキさん……見ないでください。」
ヒビキのほうを向いて、擦れた声でひとみが哀願する。
どうやら、挿入の瞬間は見られたくないらしい。
「ひとみちゃん、了解!」
と、いって顔を背ける…が、しっかり見ているようだ。

一応見ていない振りをするヒビキはさておき。
柔らかい太腿の間にスッと落ちる明日夢。
暖かく濡れた亀裂をそっとなぞる。
「少年!もっとひとみちゃんの足、開いたほうがいい。それだと意味ないぞ。」
思わず、煩いなーと言う顔で見てしまう。
とは言え、それを聞いていたひとみが、恐る恐る震える足を開く。
―――あーーーこの時点で文字通り、逃げ腰なんだなあ……―――
脅えていては、痛いのが当たり前だ。みどりとの、香須実との初めてを思い出すヒビキ。
かといって自分がほぐしてやるわけには行かないし。困ったものだ。

「痛………………いたっっ……んむ…」先が入った時点で、明日夢の唇が悲鳴を覆う。
「ん……んん……」唇と舌の小さな音。
その間も明日夢はジリジリと腰を進めていく。根元までしっかり入ると、大きく息をつく。
突き上げてる快感に耐え、口を開く。
「う…わ…………すっかり入った。持田、大丈夫?」
「うん……いつもより痛くない……みたい。」
とは言え、男が肉を割って入っている、違和感は拭えないらしく、
明日夢が身動きするたびに、苦痛の表情をする。

―――せっかく準備できても、ここで痛くて乾いちゃうわけか。女の子も大変だなー。―――
さて、どうしたもんか。と、思案するヒビキ。
不味い事に、かなり我慢していたらしい明日夢が、いささか荒っぽく動き始めている。
喘ぎ声も上げず、右に左に首を振り、ひたすら我慢と言う表情のひとみ。
345569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:03:06 ID:M/t2rzJO

―――だめだ。―――
「少年!女の子って、AVみたいに最初から中がイイわけじゃないんだって。」
「ったって……どうしたらいいんですか????」
必死で動きを止める明日夢。ほっと、息をつくひとみ。
「だから…その…ほら、なんだ、さっきのとこを触りながら…と言うか。」
「さっきのとこって何処ですか?」
「お前が舐めてたとこだって!!!!こんなこと言わせるなよー!」
珍しくヤケを起こしたように、言うヒビキ。
カッとひとみの顔が赤くなる。
「そんな!この状態で無理ですよーーー!ヒビキさん!」泣き言を言う明日夢である。
流石の新米色事師も、二点攻めはまだマスターしていない。
「ひとみちゃん、酷なこというけど、少年は良くやってる。後はひとみちゃん次第だと思うよ。」
「そんなあぁ……どうしたらいいんですかあぁ……?」
痛みと恥ずかしさで涙目のひとみ。ヒビキの顔を恨めしそうに見る。
「ほら、自分で触る時みたいにするとかさ。」女の子のタブーに遠慮なく触れるヒビキ。
「自分でなんて触りませんッッッ!!!!!」
この状態で何を恥ずかしがると言うのか、真っ赤になって怒るひとみ。

「あの…結構この状態……きついんですけど。」明日夢が遠慮勝ちに抗議する。
しかし幸いなことに、動いてないせいか、ヒビキの言葉攻めまがいの質問のせいか、
ひとみのそこが、また潤ってきている。幾分熱くなった膣壁が、明日夢を刺激する。
「しょうがないなあ…他意はないから二人とも怒るなよ。」ヒビキが体を起こす。
「……え………きゃあっっ!!!」
ヒビキの太い指がひとみの小さな芽を襲う。
その一番過敏な部分に、よりによって憧れているヒビキが……ひとみがぎゅっと目を瞑る。
「ちょっと……そりゃないですよぉ……ヒビキさん!」明日夢が抗議の声を…
「お前は動かないで我慢してろ。ほら、こんな程度でいいんだって。」
ヒビキの指は小刻みにごく弱く、膨らんだ芽を愛撫している。
明日夢もそっと手を添えて確かめる。
「こんな弱くていいんですか?」
346569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:05:06 ID:M/t2rzJO

「あ……っっっ!!!」ひとみが潤んだ声を上げた。
「だめ………っっ…んっっ!」
ひとみの反応を鋭い目でじっと観察しながら、優しく擦り続ける。
じわっと熱い蜜が沸く感触。白い体が弓なりにそる。
「俺でごめんな、ひとみちゃん。でも少しマシになったんじゃない?」
ヒビキの優しい声が聞こえる。目を開けると、覗き込んでいる二人の男の顔。
―――…つーか……お産か、こりゃ。―――
突っ込みを入れつつ、苦笑するヒビキ。
この状態で、実に冷静に指導している自分がかなり笑える。
案外弟子取りは向いているかもしれない。
この通り、頭の中はある程度冷えているのだが、
二人を白けさせない様に、それは顔に出さないようにする。

「少年、動いていいぞ。ただしゆっくりな。」
ヒビキのフォローが十分に効果的なので、仕方なく文句を飲み込む明日夢。
ゆっくり動き出す。緊張しているせいか、まだ我慢できそうだ。
ちゃぷ…ちゅ……とさっきよりずっと淫らな音が聞こえる。
その音が耳に入ると一層蜜をこぼすひとみ。
「あ……あ…あ・あ・あ・」今までとは毛色の違った声がひとみの口から漏れる。
我を忘れてぎゅっと瞑っている目から、涙が流れる。
(ヒビキさん……!)チラッと明日夢がヒビキの顔を見る。
ウインクして、ヒビキが頷く。さらに指の動きを早くするヒビキ。さすが熟練色事師である。

「やん…や…あ・あ・あ・ああああああっっ!!!」
キューッと締め付ける感触と、熱い痙攣。快楽の名残の涙が伝う。
白い胸が息を切らして上下している。そっと口付けてくる明日夢。
はやる動きを止めて、達したひとみの中を味わう。

347569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:06:17 ID:M/t2rzJO

「……はい、ひとみちゃん、お疲れ様。少年、後は好きに動いていいよ。」
ヒビキもぱっと手を退ける。また当初の位置に戻る。
「……え…?でも……」
「ここまで我慢したんだから、いいよな、ひとみちゃん。少年にご褒美。」
ヒビキが言い終わるか終わらないかの内に明日夢の腰がひとりでに動き出す。
「や……あああっっ!!!」
敏感になってるそこを激しく抽送され、体が跳ね上がるひとみ。
明日夢がひとみの奥まで届く感触。
我慢した分だけ体を駆け巡る強烈な快感に、急速に高まる明日夢。
そして絡みつくひとみの…熱い壁。

「くうううううっっっ……!!!」
腰を震わせて、ひとみのお腹に放出する。
どさりと覆いかぶさる明日夢。抱き締め返すひとみ。
大きな目に涙が浮かんでいる。息を切らしながらも、明日夢がひとみの頬に顎に、首に口付ける。
「安達君…ホント…大事なこと………だね。」
最初の時もそうだった。素直なひとみ。その名の通りの大きな潤んだ瞳を見つめると
くしゃっと可愛い泣き顔になる。

そっと立ち上がって、茶の間の外に出るヒビキ。
―――ま、後は野暮なレクチャーするまでもないだろ。お二人さんごゆっくり。―――

たちばなの店で、二人が落ち着く間にお茶でも飲もうと降りてきたヒビキ。
「わっ!!!!香須実!吉野からいつ帰ってきたの?」不覚にも飛びのく。
香須実が荷物や資料を整理しながら立っていた。
吉野の会議に勢地朗、日菜佳と共に参加してきた香須実。
もちろん、蔵書や、資料運びは香須実の役。
疲労もあいまって、疲れた顔をしている。

348569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:07:33 ID:M/t2rzJO

「いつって……今です。…???誰かいるの?」
「いやー少年とひとみちゃんが遊びに来てて……なあーーーー少年!おーい!」
必要以上に大きい声で階段上に叫ぶヒビキを、胡散臭い目で見やる香須実。
……と、二人が降りてきた。何処となく着衣が乱れ、心ここにあらずって感じ。
「あ……あの………持田が具合悪くなって、茶の間借りました。」
―――少年!ナイス言い訳!!!―――
言い訳が苦手なヒビキが香須実に見えないようにサムズアップを出す。
「…もう大丈夫なの?いいのよ、もう少し休んでいっても。」
「い…いや、いいです。ね、持田。」
「はい……えっと…………ヒビキさん。」良く通るひとみの声。
意外なところで名前を呼ばれ、動きが止まるヒビキ。
「ありがとうございます。」深々と頭を下げるひとみ。
パッと上げた表情の、なんとも言えず切なそうな目。恥ずかしげに微笑むその表情。
「いこ、持田。」明日夢が笑顔をひとみに向ける。すっと自然に差し出された、手。
ひとみがそっと細い指を絡ませて。

初々しい二人が、帰っていった。

「…なにしてたの?」じろっとヒビキを見る香須実。美人が怒ると迫力がある。
「いや、なにも。」フッと目を逸らすヒビキ。
「いいから……言いなさいっっ!!!」ぎゅっとわき腹をつねる香須実。
「いててててて……痛くないッ!分かった分かったいいますってば。」

まあ、恋人同士の間に秘密など存在しないものだ。
椅子に坐らされ、綿々と白状させられるヒビキ。

349569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:09:04 ID:M/t2rzJO

「……で、お手伝いしたわけね。あっきれた……」じっと腕組して頷く。
「そ、いい事したでしょ?さすが特別遊撃隊襲名。はは。」悪びれないヒビキ。
「アノ…結構浮気に近いものあると思うんですけど。ヒビキさん。」
「何で!大体何もしてないし……高校生は守備範囲じゃないし。」
いきなり香須実の手をとる。
「香須実が、やっぱり俺の守備範囲。」
バランスを崩した香須実をヒビキが抱きとめる。
「何言ってんのよッッ…んんん……」
立ち上がって、強引に唇を吸うヒビキ。
まるでアノ二人を見ていて、欲望を蓄積していたかのような性急さだ。
「ほら…ね。」張り詰めた部分を押し付けられ、顔を赤らめる香須実。
「な……香須実……だからさ……」熱い息を耳に吹き込まれる。体の力が抜ける感覚。
「……え……?日菜佳も父さんも一時間くらいで帰ってくるのよ!
持ち出しの資料が多いから、私だけ不知火で帰って……あっっ」
「大丈夫、1プレイくらい終わるから」
「私……すっごい疲れてるんですけど……んんっ」
とは言え、馴染んだ腕に抱きしめられていると、自然と体の奥が熱くなってくる。

もっとも、ヒビキの手が既にかなり際どい所に触れているが。
さっきまで、レクチャーしていた鬼が、今度は実践しようとしている。
困りつつも、香須実が流されるのは時間の問題である。

「もう……困った人……」
「困った鬼です。」
意外に早く香須実が抱き締め返してきた。


350569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:11:24 ID:M/t2rzJO

「わ………凄い夕焼け。」土手沿いの空がオレンジ色に染まっている。
オレンジ、ピンクそして紫、薄いブルーと、決して人工的には作れないグラデーションの空。
にっこりと明日夢に笑うひとみ。その頬も夕日の色を映している。
「ごめん……さっき結局ヒビキさんに…」
明日夢が言いにくそうに口を開く。
いくらヒビキとはいえ、他の男に触らせてしまったのだ。
やっぱり謝るべきだろう。

ひとみが黙って、明日夢の前を歩く。おもむろに振り向いて。
「今度は、安達君がして!そうじゃないとヒビキさんの事好きになっちゃうぞ!」
言うが早いか、走り出すひとみ。
「え……ちょっと待てよ!持田!!!!!」

走る二人と、笑い声。
人目も憚らずに、軽く唇を触れ合わせる。
ずっと一緒にいたい。ひとみも明日夢も、そう思っていた。

静かな鏡のような水面に、夕日が映っている。
夕方の少し冷えた風が二人の頬を撫でていく。

「明日もきっと晴れるね。安達君。」





終わり


351569[導く鬼]:2005/04/30(土) 21:16:07 ID:M/t2rzJO
いかがでしょうか。ヒビキのレクチャーw
ちとエロが足らんのは、ヒビキが冷静だからでしょう。
最後は・・・お決まりですねw
そういえば、ひとみちゃん久しぶりの登場です。

>>168様 ネタどうもです。
休止するつもりが思わぬネタで書いてしまいました。
感想・・・ぜひ聞かせてくださいね。   569
352263:2005/04/30(土) 21:25:49 ID:1aclFHdc
わ、結構リアルタイムで遭遇だ!
あいかわらずGJです569神!
113様のご期待に副えるかどうかわかりませんが、
書いてみたので投下させていただきます。
タイトルは「一歩」でお願いします。


穏やかな、春の日だった。
桜も終わり、緑濃くなり始めた森の中に、
車が一台。その横にテントとコーヒーの用意をする女が一人。
注意しておくと、彼女はキャンプに来たのではない。
折りたたみ式のテーブルの上には、
何故か空のディスクケースが置かれている。女は辺りを見回した。
「……遅いなぁ」
注意しておくと、彼女は一緒に来た誰かを待っているわけではない。
テントからそれと思しき男が出てきた。
「だなぁ。こりゃ遠いか、はずれかもしれないぞ」
「帰ってくるまで時間がかかるかな」
カップにコーヒーを注いで、女は男に手渡した。
「かもな。……ふぁあ、ちょっと寝るわ。
あいつらの帰り待っててあんま寝てないから……」
「コーヒー飲んで寝れるの?」
「飲んでから寝たほうが、起きるとき
すっきり目が覚めるんだよ。三十分経ったら起こして」
言って男はテントに入っていった。
353263:2005/04/30(土) 21:27:36 ID:1aclFHdc
時々風が吹いて葉が鳴ったり、
鳥の声がしたりする以外、音はほとんどない。
やることもなく、唯ぼんやりと椅子に座って
生い茂る木々ばかりの風景を眺めながら
香須実はディスクアニマルたちの帰りを待った。
しかし、どうにも駄目だ。結局、
響鬼が寝てから三十分経っても一匹も戻ってこない。
「……響鬼さん起こさなきゃ」
仕様が無く、香須実はテントの中の響鬼を起こしに行った。

「響鬼さん、三十分経ったけど」
テントの中を覗き込むと、響鬼はこちらに背を向けて寝ていた。
「響鬼さん?……もしもーし」
声を掛けても、響鬼が起きた様子は見えない。
ただ静かな寝息が聞こえる。
「響鬼さーん」
地面に膝をついて響鬼を揺さぶるが、やはり起きない。
妙である。いつもならこんなことはない。
「……響鬼さん?」
テントの中に入って、香須実は響鬼の顔を覗き込む。
寝ている、ように見える。
「……起きてるの?ほんとは寝てないんでしょ?」
寝息の調子は一向に変わらない。身動き一つしない。
354263:2005/04/30(土) 21:29:01 ID:1aclFHdc
「……」
横たわっている響鬼を、顔が見えるように回り込む。
一向に香須実に気がつく様子は無い。
この人が熟睡するなど珍しいことだ。
少々悪戯心が疼く。香須実はさらに響鬼の顔を覗き込む。
こんなに近くでじっくり顔を見るなど今までなかった。
(もしかしてなにしても気付かないとか)
確かめようと手をつついてみた。
僅かに指が動いたが起きるまではいかない。
面白くなってもう一度つついてみる。
と、いきなり。
「!?」
響鬼が手を掴んだ。香須実は起きたと思った。
が、呆れたことに響鬼はまだ寝ている。
香須実は一瞬、彼が怒るかと思っていただけに
ほっと息をついて手を解こうとした。
「……響鬼さん?」
ところが、これが結構力がこもっている。
うっとおしいと思ったのだろうが、本当に寝ているのか?
どちらにしてもどうにも動けない。
仕方なく香須実は響鬼の横に座り込んだ。
「まったく……」
本当にまったくだ。なにもできやしない。
……でも。逆にこの状態でも、
これだけして起きないなら。
355263:2005/04/30(土) 21:30:28 ID:1aclFHdc
気のせいか、鼓動が耳に付いた。
きっと悪戯心からだけではない。
そっと顔を近づける。


草むらがかさこそと動いて、何かが姿を現した。
黄色いハサミを持ち上げて、キハダガニが
きょろきょろと辺りを見回した。
おかしいな。ここにいるはずなのに。
ふと、テントの入り口に仲間がいるのが見えた。
ああ、あそこだ、と横歩きで近寄っていく。
早く入れよ、と両方のハサミを
動かすキハダガニに、駄目駄目、というように
首やハサミを振ってアカネタカやルリオオカミ、
リョクオオザル、他のキハダガニたち、
アサギワシ、キアカシシが入り口を通せんぼした。
なんで?と言うようにハサミをかしげて
キハダガニはテントを覗き込む。
356263:2005/04/30(土) 21:34:41 ID:1aclFHdc
座り込んで眠る香須実を、優しい目で
響鬼が見上げていた。
「……いつだったかと逆だな、こりゃ」
小さくそう呟いて、香須実の手を握っていた自分の手を
少し不思議そうに眺めた。
もう一度、眠りこける香須実を見つめた。
「……ほっぺにちゅーじゃ、まだまだ
『レディー』には遠いなぁ……」


自分の中で
仮面ライダー響鬼のヒロインは香須実、
裏のヒロインはディスクアニマルだと思うんですが、
どうでしょうか。(ぇ
というか今回の主役はむしろ
ディスクアニマルくらいの勢いで書きました。(ぇ
楽しんでいただけたら幸いです。
357569[導く鬼]:2005/04/30(土) 23:18:52 ID:M/t2rzJO
>>263神 GJ!!!!
・・・なんかこのスレ、エロなしが定着しそうな予感ですなw
エロ、書くの恥ずかしくなってきた(^^;)

ホント寸止めSS!素敵です。お疲れ様でした。
ちなみにディスクアニマル自分三個持ってますが・・・それはそれは可愛いッす。
358293:2005/04/30(土) 23:40:49 ID:juHzgaT7
名前変えてないんで分からないかもしれませんが>>168は自分です。
リク書いたときまさかこう名乗ると思っていなかったので。

実現させてもらい、ありがとうございました。
ヒビキさんがいい味だしてますねぇ〜。
どうしよう、自分のツボにはまって萌えが止まらん・・・
エロは少なめとはいえど、個人的には大満足です。GoodJob!!
正直、これが自分で表現できる精一杯の感想です。チカラブソクヲイナメナイorz
お疲れさまでした。


なんかついでみたいになってしまってすいません。>>263氏の作品も毎回楽しませてもらってます。
2人に和み、ディスクアニマルに萌えました。GJ!
それにしても自分、最悪このまま感想書きそうだなぁ・・・(苦笑
359名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 00:34:46 ID:owbSga7S
剣の小説投下してくださる方は…もう…いないよね…
いや、響鬼も最高ですよ!GJです!!
360293:2005/05/01(日) 00:51:59 ID:jLIW6qc4
なんか浮かんだ響鬼と剣のリンクなら頭にあるんですが、エロへはどうしても無理なんで書いてないです。
エロ無しなら書けないことはないんですけどね。
361名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 03:50:34 ID:gwqgwnu2
鼻血が出たんですけどどうすりゃいいですか
362113:2005/05/01(日) 16:05:12 ID:ZG1snh2w
>569神
 エロおっさんGJ!明日夢ナイス選択。てか、よく3Pにもつれ
込まなかったな〜とか思うあたり、相当自分腐っていると思われ。
神のエロスが活力っす!これからもこの腐れ信者にお導きを!!

>263神
 ありがとうございますGJGJGJGJGJGJGJGJ!!
 ディスクも困るでしょそりゃ…カニ萌え。
 芯まで腐り果てた自分を反省。をとめの永遠の夢ですな。

 エロもそうじゃないのも、やっぱ愛情のあるなしでかなり
差があると思われ。そういう意味では、569神の話も263
神の話も相手に愛情たっぷりなのが大変ツボっす。
 このスレの存在に感謝(合掌)。
363569[導く鬼]:2005/05/01(日) 16:31:58 ID:xJHo9HTV
皆さん感想いつもありがとです。

>>293様 感想ドウモです!萌えてくれたとのこと、嬉しいです。3人は・・・難しい。
勉強になりました。自分前スレも読んでたのですが・・・どのお作でしょうか。
投下ツヤツヤで待っております。響鬼とブレイドでリンク。読みたいのですが。
>>359様 ブレイド・・・カプは何をご希望ですか?それにもよります。
前スレで素晴らしい橘×小夜子のお作がありましたね。さらにバトルありエロありの素晴らしい
ものも・・・。
>>361様 出し切りましょう。自分ので出たのなら嬉しいですがw
>>113様 毎度ありがとうございます。腐ってないっすよ。
自分3P書きたかったんですが、なぜかコメディに近くなってしまいw[戸惑う少女]が残ってる?
ヒビキの遠慮ないエロおじさん振り楽しんでくれたら嬉しいッす。

皆さん自分のエロSSも20作品突破しました。ここまで付き合ってくれた方、
自分の最初の頃の下手SSにGJ下さった方。ホントありがとうございます。
また、作品投下します。いつでも見てますので、リクがあったらどうぞです。
出来る限り応えていきたいと思います。 長くなってスマソです。

569
 
364263:2005/05/01(日) 21:15:02 ID:aRsg9bQX
返事が遅くなりすいません。

>>569神、ここはエロパロだから安心してください、
むしろ自分がイレギュラーなんですから(苦笑)
もうそろそろエロも書こうかなぁと(うまいかどうかは別として)
思っているところです。

>>293
ありがとうございます。というか
感想をお聞かせ下さるなら是非ともお願いしたいです。

>>113
カニはいいですよね、つめがくるくる回るのが
いいですよね……これ以上語ると
DAについて限りなく愛を吐露しそうなので
今日のところは止めておきます。

お礼ついでにネタ投下。最初のあたりは
12話の香須実さんの調子で脳内変換を。
「さあ、問題で〜す!響鬼さんが起きたのは何時でしょう!?
    1、ほっぺにちゅーされた時
    2、手を握った時
    3、揺さぶられた時
    4、実は最初から
後半の番号を選ぶ程、響鬼さんに期待する腹黒度合いが濃いよ!!」

ついでに最後のあたりで香須実さんが
本当に寝ているかどうかも問題に(ぉ
365名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:52:49 ID:WPc7Q7ep
どの話も好きですが、中でも若い子達が出てくる話がかなりツボです。
初々しい感じとか、そういうところが、とにかくGJ!!!!!!

可愛いディスクアニマルにも萌

虫垂炎の手術は、最近は剃るとか剃らないとか本スレで話題が出て来ていますが
やっぱりここは剃られてしまった事にして、何か話が読みたいです。
366名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 13:24:16 ID:51rAG8sW
930 :名無しより愛をこめて :2005/05/05(木) 13:14:26 ID:vjJBY7w2
ザンキとその弟子の登場でだ、男女の比率が丁度よくなったんじゃないか?
そんなことは無いとは思いつつ、カップルを作るとしたら、だ。
ヒビキと香須実、イブキとあきら、明日夢と持田、ザンキとみどり、戸田山と日菜佳。
明日夢母はもちろん、立花父。
ほんとにこうなったら、それはそれで嫌だが。
367569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:38:13 ID:OGufTgzS
>>366 本スレからですな。ザンキ×みどり・・・本編で絡みがあったら書けるかも。

>>365 やっと書きあがりました。

だが明日夢の視点なので、嫌いな方はスルーしてください。
明日夢×ひとみ祭りですな。age投下一気にいきます。

368569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:39:49 ID:OGufTgzS

[迷う少年]


「今日誰もいないの。」
誰もいないって…ホントなら嬉しいんだけど。
持田が俺の隣で、囁くように言う。コロンか何か付けてるのか、甘いにおい。
すっごい…色っぽくなった様な気がする。この前から。
この前って、その、ヒビキさんにレクチャー受けた時。
結局、助けてもらって、やたらうまく……いった訳なんだけど。
その後、ばたばた入院したりで、何か恋人同士らしいことしてなくてさ。
体も戻ったし、取りあえず映画なんて見たりして。そのせいか持田も凄い機嫌いいし…
それだけで嬉しくなっちゃったり。男の癖におかしいかな。

でも……ちょっと…その……
「ケーキ作ったし、お母さんもいないし。ゆっくりしていけるから…ってやだ。」
ポッ…なんて、色白の顔が赤くなる。
可愛いーーーーーーーーっっっなんて、どんな男も叫びたくなるんじゃなかろうか。
…と…と言うことは……やっぱり持田も……その
期待してる…んだよね。図々しいかな。自分。

なんとなく自然に、足は持田の家に向かっている。
持田みたいな……白い家。可愛い家。そういえば、あの時。

零れる涙。抱き締めるからだ。ファンヒーターの音。
369569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:41:20 ID:OGufTgzS

持田の部屋で、そんな風になっちゃったんだよな。
いろいろついちゃったシーツの始末…やたら困ったっけ。つい最近なんだけど。
「安達君……どうしたの?」
「ううん…なんでもないよ。お…俺、今日用事があるから
…あんま、ゆっくりできないかもしれないけど…。」
持田が寂しそうな顔をする。気のせいか……目がウルウルしてるような…
フッと前を向いて、「しょうがないよね。」口の中で呟く。
うわー…だってさ、あと一ヶ月は猶予が欲しいって…
なんてったって…アレを見せるわけには行かない。

「退院おめでとうーーーーー!!!!」
白い生クリームが搾り出された、持田手作りのケーキ。白いレースまで敷いてある。
可愛い真っ赤なイチゴなんか飾ってあって。俺って結構幸せ者?
蝋燭の火をそっと吹き消す…って何で蝋燭なんだろ。
持田が俺の疑問を読んだみたいに、「なんか…してみたかったの。」にっこり笑む。
その笑顔に、ついドギマギしてしまう。何か、進歩してない。
持田はどんどん女の子から、女になっていく感じがするのに。
俺って、ほんとに彼女にふさわしいのかななんて思ってしまう。

そんなぐちゃぐちゃな気持ちを、大きめに切り取ったケーキと一緒に飲み込む。
「やだ…安達君…ほっぺにクリームついてるよ。」
「え……?こっち?」
「逆、逆!!!!もう……」
すうっと持田の顔が近づいてくる。パッチリした目と可愛い唇。切ない顔をしてる。
暖かくて、柔らかい!!!!ほっぺに、つるんと持田の舌。甘い吐息。
「退院おめでとう。安達君。」吸い込まれそうな澄んだ目で俺を見つめる。
370569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:42:20 ID:OGufTgzS
うわ…そんな目で…見られたら。
大概の男は我慢できないと思う。
言い訳だけど、ヒビキさんとかだって怪しいと思う。

俺は……俺は持田にキスしていた。

甘い。ケーキのせいもあるけどそれだけじゃない。とっても甘いキス。
でも、彼氏彼女のアマちゃんなキスじゃない。
……ディープキスってやつだと思う。
その先に何かの予感がするキス。

持田がぎゅっとしがみついてくる。
柔らかい…感触。正直な下の方が、早くも固くなってる感じ。

……ッと待った……!!!!!こ……こりゃ不味いよ!
「持田、お……俺、今日、よ…用事があるから!」
下の方は、全然俺の都合なんてお構いなしに、どんどん反応している。
「……どうして?私のこと、嫌いになった????ヒビキさんに…触らせたから????」
それは……誤解だ。何でそこに行くんだろ?……ってもしかしたら、この前のこと、気にしてる?
「なわけないよ、だって、俺がヒビキさんに頼んだんだもん。」
「嘘!!!!!嫌なんでしょ?私が……ヒビキさんに触られて……ああいう風になったから。」
かなりそこまで言うのも勇気がいったらしく、おでこまで真っ赤になる持田。
「俺は、持田が気持ちよければいいって!…そんなんじゃないんだ…わ!!!!」

情けないんだけど、俺は不意打ちに弱いみたい。女の子に抱きつかれて
こてんと転がるなんて…俺って…。

371569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:43:21 ID:OGufTgzS

持田に押し倒された形になって、俺たちはリビングの床に倒れこんでいた。
「安達君がすきなの…どうして?ずっとこうしたかったのに、どうしてそんな事言うの???」
か細い声で、俺の耳元に囁く…涙が俺のシャツまで濡らす。

もうどうでもいいや!!!!

「あのさあ…笑ってもいいけど。」
そっと、持田を押し遣って、立ち上がる。持田の濡れた目が物問い気に俺を見つめる。
かなり、辛い決心をする。

チノパンのボタンを外して、チャックを開ける。
ズボンをずらして、トランクスも、思い切って一気に下げる。
「安達…君!!!」
真っ赤になってる持田が目を丸くする。ね、やっぱ笑えるでしょ。

やっと…コレでも生えてきたんだけど、まだほとんど、ない状態。
覚悟はしていたけど、正直この状態にかなり落ち込んだ。
それにしても、つるっとしてて、なのに、
ここがドカンと…元気なのって…かなりグロかも。

「ね、コレが理由。みっともないでしょ。はは。」
1、2秒くらいだと思うんだけど、一時間くらいに感じる。
さっさとトランクスを上げる俺。顔が熱い。多分、真っ赤になってると思う。
良く考えると見せなくても良かったんだっけ。かなり馬鹿だ。

372569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:46:02 ID:OGufTgzS

「あ……安達君……それ……」
近くに来てひざまずいた持田の華奢な白い指が、俺の下腹の傷跡に触れる。
やっと、治ってはきたけど、まだ生々しい。
「抜糸が痛くてさー……わわ……」
スッと体をかがめて、傷跡に唇をつける。ちょっと不味いよ!場所的に近いしさーーー!!
かなりうろたえる。ちょっと逃げ腰。みっともないけど。
「もう、痛く……ないの?」持田が潤んだ目で俺を見上げる。この構図!

日菜佳さんの…あの時と同じ!いや、何とんでもないこと考えてんだ。
ぶるぶると首を振って、煩悩を振り払ったつもり。
「ばたばたすると、ちょっと痛いけど。うん……ほとんど大丈夫。」
ぱたり……と、持田の涙が床に落ちる。
「安達君、元気になって……良かった。」
「ちょ…ちょっと…待って……わわ」
レクチャー以来、持田変わったような。もう二度と晒したくない笑える部分を
簡単に持田の指で…剥きだしにされる。当然元気になりっぱなしのそこも、晒される。
「可愛いよ、安達君」
「へ??????」
「昔、こうだったんでしょ?もっと小さい頃。」俺を見上げてにっこりしてる。
棒の部分はこんなに元気じゃなかったけど。はは。
「何か、得した気分だよ。昔の安達君に会えたみたいで。」
373569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:47:29 ID:OGufTgzS

と、言って、持田は。
天と地がひっくり返るって、正にこんな事だと思うんだけど。
俺の、そこに、そっとキスしてくれた。
でもさ、でも。不味いことに、もっともっと元気になってしまうんだよね。そこ。
俺の願望が分かってるみたいに、持田が、さらに、キスしてくる。
唇で、ゆっくり伝って、先のところをチュチュッとして、俺を見上げる。
上目遣いでいきなり可愛い顔。胸がキューッとなる感じ。
そして、おもむろに……咥えてくれた。

あったかい持田の口の中。あの、中と同じくらい熱い。
視覚からも、その部分からも痺れるような強烈な快感。

さらさらした真っ直ぐな髪が、俺の太腿をくすぐる。
時折、歯を当ててしまって、動揺する様子も、事細かに伝わってくる。
持田の顔が赤く染まってる。
優しい指がそろそろと……袋の部分を触る。
合間合間に、ため息をついたり、息継ぎしたり。結構大変なんだ、きっと。

うう……にしても……このままだと、出ちゃう。すっごい気持ちいいけど…
「持田…も脱いでよ。」
ヒビキさんには脱がす努力を怠るなって言われたけど、
正直今日の持田の服って、どうなってるか分からない。
ミニスカートとスパッツの関係とか。

恥ずかしそうに、一枚一枚脱いでいく。うわ、そうなってたんだ。
俺の視線に築いた持田。
「……?コレ、重ね着風って言うか、二枚に見えるけど一枚なの。」
タンクトップとカットソーってヤツが一気に取り去られる。
374569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:48:56 ID:OGufTgzS

女の子の脱ぐ姿って、なんか可愛いな。それも自分のためだと思うと、なんかさ。
「安達君、ブラと…ショーツはいい?明るいから恥ずかしくて。」
「あ…うん。」
自分もばたばた裸になって、何か俺って慌しいことこの上ない。
立ったままぎゅっと抱き締める。
柔らかくて、細いけど、十分抱き締めがいがあるからだ。
「んん…………。」
強く抱き締めすぎたかな、力を緩めて。そろそろとキス。

持田……

頭の中が真っ白に……なる。唇と舌だけに集中して。柔らかい。なんか美味しい。
もう、食べてしまいたいくらい。

「安達……君」ため息と一緒に、自分を呼ぶ声が……色っぽい。
たまらないよ。ホントに。何処もかしこもはちきれそうで、息苦しい。

ゆっくり、カーペットの上に倒れこんで。
とられるだけを待っているようなブラジャーを……とる。
柔らかい、持田の二つの胸が、目に飛び込んでくる。

「きれいだよね。ヒビキさんに見せたの、もったいなかったな。」つい、本音。
「やだ……安達君」
持田、すぐに赤くなるんだよね。
白い胸にも、青い静脈がうっすら透けて見えて。何と言うか、凄く、繊細な感じ。
ピンクの小さな飾りみたいな乳首。指で優しく捏ねる。
「まじまじ……見ないで。……あんっっ。」
甘い……分けないんだけど、甘い気がする。口に含んで、吸うとしなやかな体が波打つ。
敏感だね。言ったら怒るかな。
吸い付くみたいな肌って、こんな感じなんだ。柔らかくって、しっとりしてて。
375569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:50:51 ID:OGufTgzS

二つの乳房を揉み解しながらキスしていく。本とはキスマーク付けたいけど、
かなり消えなくって、困ったみたいだから。

「あっっ……!!」
ピンクのショーツに触れる。ぴったり肌に張り付いて、ちょっと強引に剥がす。
片手で引き下げようとした俺の指に、ショーツが湿っている。
もう、結構濡れてるんだ。
指をそっと差し入れる。あったかい潤んだ感触。
「ああっっ……んっ……」
とにかく持田ってあったかいんだ。女の人のほう体温高いんだっけ。逆かな。
ゆっくり指を上下に動かす。

「安達君…………」
ーーー何か……言って……恥ずかしくなっちゃうーーー
消え入りそうな声で囁く。
だって、変なこと言ったら、嫌かと思ったんだけど。俺どうやらとんでもないこと言うらしいし。
日菜佳さんにも怒られたしさ。女の子って不思議だな。

「あったかいなって思ってたんだ。」
ショーツを抜き取りながら、そのまま考えたてたことを言う。
「あと……濡れてるなって。」
「やん……だって、自然とそうなっちゃうんだもの。……んっ……」
「俺は、嬉しいよ。すごく。」
とにかく、ほんとに嬉しいんだから。そのままを伝える。
ゆっくり真っ白な太腿を開く。脈打つそこは、すっごく…エッチな感じ。
いや、そういう言い方はだめだ。なんていうんだろう、そういう時。
「可愛いよ、持田。」悩んだ末に、平凡な言い方になってしまう。
ヒビキさんならなんていうんだろう。きっと、とんでもない事言うに違いない。
「きゃ……!!!!」
376569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:52:20 ID:OGufTgzS

持田が悲鳴を上げたのは、舌を…小さな飛び出したとこを舐めたから。
心を込めて。俺が言うのもなんだけど、やっぱり気持ちだと思うんだ。
だからすっごく、思いを込めて、する。

その小さな部分がぷっくり膨れて、「もっと触って」っていってるみたい。
期待通りにゆっくり舌で嘗め回す。
ビックリするほど沢山の蜜が溢れてくる。
こんなに、舐めたことはなかったかも。どうしたんだろ、俺。
「やっっ……はぁっっ……んんっ…あんっっ!!!!だめぇぇっっ!!」
俺の頭を押し遣ろうとする弱弱しい手。
そんなの、全然抵抗にならないよ、持田。
ゆっくり、人差し指を…潤んだ部分に差し込む。
きゅっと締め付けるけど、すごく滑らかに入っていく。
ああそうか。コレくらい濡らさないとダメなのかも。

俺の……笑える部分を、笑わないでくれた持田に、一杯、お礼。

指を、出したり入れたり。エッチな音がきっと、持田の耳にも届いている。
ちゅ……ぷちゅ……くちゅ
「は……ッッ嫌ッッ……んっ……あ・あ・あ・あ・!!!」
跳ね上がる太腿をしっかり押さえる。
持田のそこに頭を埋めている俺も、なんだか恍惚としてくる。
舌とその部分が溶けてしまいそうな錯覚。
強すぎないように気をつけて突起を激しく嬲る。

指が押し出される。
熱い。負けずに奥まで押し入れる。痙攣してる!やった!!!
「嫌ッッ……はああああああっッッ……!!!」
のけぞって、白い体が波打つ。
377569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:53:32 ID:OGufTgzS

息を切らしながら、キスしてる俺を抱き締める。
潤んだ目から一筋の涙。
「気持ち……良かった?」無言のほうがいいんだけど、やっぱり聞いてしまう。
細い腕に力が篭る。俺の胸に顔を埋めて。きっとそれが彼女の返事。

「今度は……安達君が、楽しんで。」
持田がイった後の余韻に震えながら、体を開く。
「俺十分だよ、持田辛いでしょ?」
「う・そ……」彼女の手が、はちきれそうになってる俺に触れる。
まだ涙の跡が残る顔で、優しく微笑む。

顔が熱くなる。ホント正直者でいやになるよ。俺のココ。
ごめんね。のキスをして、持田が大きく開いてくれたその部分に
パンパンになった俺をあてがう。
「痛かったら言って……」
とは言え、俺、止められるかな。頭の端で呟く。

一気に腰を沈める。みっちり包み込んでくる持田の濡れた壁。
「あああああっっ!!!」ぐっと奥まで突き入れる。
「くっっ……持田……あんまり締めない……で。」思わず抗議の声が漏れる。贅沢なんだろうけど。
「何もしてな……ああっっ!!」
勝手に動き出す腰。そんなに激しく動いたら不味い!頭の隅で誰かが叫ぶ。
体がぶつかる音が聞こえそうなくらい、打ち付けてしまう。
止まれない、止まらない!
持田に締め付けられてるそこから、突き上げてくる快感が脳にビンビン響いてくる!
白い肌が吸い付いてくる。乳房に触れて、キスをしようとするけど、もう余裕がない。
先の敏感な部分を濡れた壁が擦る。勝手に動きが早くなっていく、止まらない!!

378569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:56:07 ID:OGufTgzS

だめだ、だめ

必死で止めていたものが、どっと持田のお腹にほとばしり出る。
ビックリするほど沢山。柔らかい胸の辺りまで飛ばした。
息を切らして目を閉じて……彼女ほっぺが赤い。
「……いた…かったよね。ごめ…ん」
息が全然整わない。でも、気になる。そっと額に唇を触れる。
「だいじょう…ぶ……好きよ…安達君。」
大きな濡れた目が三日月みたいになって、唇の端がきゅっと上がる。
天使みたいな。もう、そういう風に表現するしかないくらい素敵な笑顔。

ごめん、包み込んで、髪を撫でるしか俺に出来ることはないよ。
もっと気の利いたことが言いたいんだけど。

「でもちょっと、安達君、ちくちくしたかも。」

379569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:56:51 ID:OGufTgzS

俺、安達明日夢。とっても大好きな子がいます。
中学の時からのクラスメートです。
とにかく優しいんです。そして、可愛い。
日に日に、好きになっていきます。最初よりずっと。
だから、もっと、俺がしっかりしなきゃ……と思います。

「安達くーん!!!早く早く!」

土手のグレイの道路を、君が走ってる。ぱっと振り返る。
長い髪が揺れる。手を上げて、力いっぱい振って、俺だけを見つめてる。
そうだね、ずっと走っていこう。
お互いを見失わないように、決して。


風を切って、俺も走り出した。


終わり


380569[迷う少年]:2005/05/06(金) 10:59:52 ID:OGufTgzS

初々しくて(どこが?)実に大胆なひとみ×明日夢のえっちです。
剃られたエピ、メインじゃなくなってスマソOTL

感想聞けたら嬉しいです。  569
381569[迷う少年]:2005/05/06(金) 19:03:24 ID:OGufTgzS
・・・自分で読み返してみて、つくづくスランプだなと。
取りあえず、休止します。名無しに戻ります。
でも、ずっとここは見ていきたいと思っています。
仮面ライダーがとにかく大好きなので。
書きたいネタがあったら、また戻ってきますが(笑)

今まで読んでくださった方、感想を下さった方、ありがとうございました。
皆さんのお陰で沢山書けました。

569
382293:2005/05/06(金) 20:35:01 ID:P3k2tkEs
とりあえず今までお疲れさまでした。
またネタが出来たら是非とも戻ってきてくださいな。

本来そうじゃないのに初々しい2人ってなんかいいなぁ・・・
スランプと言いつつもまだこれだけ書けるならすごいですよ!GJ!
383名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 21:25:06 ID:Arbhg//G
569様 お疲れ様でした。
とても楽しませていただきました!

また素敵なヒビキ×香須実お待ちしてます!

次のうPも楽しみにしていますが、
今はゆっくりお休み下さい(^o^)/
384名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 00:41:57 ID:Vb3KIGzr
>569様毎度毎度GJ!!です。
少年視点の萌え萌えSSありがとうございます。
これだけのもの書いてスランプ…なんですか。
書きたいなと思いつつも全く筆の進まない者としてはなんとも勿体無いお言葉。
でも、連作されてたので、すこしゆっくり休まれてまた復活して下さい。
お待ちしております。
385名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:29:03 ID:7T1kqk5o
すごくイイ!
明日夢サイコー..
386名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 00:15:31 ID:Lftmf9AE
365です。
スランプ中なのにリクエストに応えて下さってありがとうございました。
すごくよかったです。家宝にします(笑)

ゆっくり休んで、またネタが出来たら是非読ませて下さい。
お疲れ様でした。
387569[迷う少年]:2005/05/08(日) 13:39:43 ID:m76pEZin
皆さん感想ありがとうございます。
やっぱりお礼を言いたくて、出てきました。

>>293様 今度は読者として、お待ちしています。GJありがとうです。
>>383様 また書きますよ!特にヒビキ×香須実は萌えいっぱいですから。
>>384様 自分がエロ書けなくなるなんて、思いもよらなかったのですが。
>>385様 サイコーの言葉、嬉しいです。ありがとう!!!
>>386様 気に入ってくれましたか?少年視点。お初だったんで。良かった!

皆さん本当にありがとうございました。
お休みするのが申し訳ないくらいありがたいです(TOT)
自分、いいスレにいるなと実感しました。また書きます。
569
388名無しより愛をこめて :2005/05/08(日) 17:17:48 ID:quOrBhB0
今日、日菜佳と戸田山という新カップルが誕生しましたね
389名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 17:39:13 ID:QGBkfF0U
ひなかの気合いにたじたじの戸田山萌え!
さらに自分ザンキさんも萌え。だが誰とカプになるんじゃ?
390名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:45:33 ID:j2hprvrf
そのテの雑誌によれば,戸田山は「弄られキャラ」らしいから,カプなら
日菜佳 × 戸田山が良いかと。

斬鬼はカプよりも,ウルトラマン レオでのモロボシ ダン的スタンス((名実共に)鬼な師匠)を
とって欲しいな〜〜。 で,弟子の窮地にはボロボロの身体を押して駆けつけるとか。
391名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:52:56 ID:KTM1o0O5
何ですかあの一歩間違うとバカップル>トミー&ひなか
…めちゃめちゃ好みなんですけどどうしましょう。
「回転寿司は外せないんだよねぇ〜?(はぁと)」って台詞からして既にデート済みですかね。

でもいざコトに及ぼうとしたら
「と、戸田山くん、やっぱり、今日は…(ちょっと涙目)」
「えー?! あ…で、でも無理なら仕方ないっすよね? あは、あははは…(涙)」
と弱気になりそうな日菜佳と我慢しちゃう戸田山君。
392名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:15:12 ID:EJU4FA1V
戸田山クンx妹ね!
ふむふむ楽しみ〜
393名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:22:14 ID:r68m9EWW
押せ押せな妹、困りながら(でもうれしい)引っ張りまわされる戸田山くん。
だめっすか?
394名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:28:24 ID:+HdUL/Qb
大人チームのファンの方がが多いんだな
俺は明日夢×もっちー×あきらの子供チームの方が好きなんだが
395名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:40:36 ID:2FH/eb8k
とったばかりの弟子を「たちばな」に連れてきたザンキさん。
丁度お手伝い中だった日菜佳、あまり身近にいないタイプだった事もあって一目惚れ。
勢いに任せた熱烈アタックで見事にゲッチュウ。
ザンキさんも「いいじゃないか」ってことで止めないどころかむしろ応援体勢。
そして生真面目なので実は結婚とかまでこっそり考えてる戸田山くん。

どうしよう、妄想が止まらないw
396名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:44:21 ID:m76pEZin
本編では絡みがないが自分ザンキさんとみどりさんいいなあ・・・
モロボシダンもいいけどさーーーー。
ヤラシイ大人のカプ。ふ・・・・。
すげー・・・そー言えばヒビキ×香須実の話出てこない。
改めて、ヒビキの脇の層の深さを知ったぜ。
397名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:59:49 ID:Xg+tQf/U
>>396
なんだか急に番組の対象年齢が上がりそうなカップルですな>ザンキ&みどり
ここでザンキさん実は妻帯者説を勝手に唱えてみる。
いや、ヒビキさんと同年代らしいのでいてもおかしく無いのでは。
…でもいいなあ、ザンキ×みどり。
398名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:02:53 ID:CapQSjKY
>>394
俺も子供チームの方が好きなので安心してくれ
399名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:11:46 ID:88Olalto
>>397
物すっごい黒ザンキ・・・萌え。おかしいのだろうか自分。
だって一瞬柄悪く見えるんだもんなーーー。
本編で絡みないのかなー。妻帯者でもいいねえ。
つーか、番組違うなこりゃ。
400名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:30:29 ID:e9aVojZd
あの激渋ボイスとぶっきらぼうな喋り方が要因ですな>柄悪そうなザンキさん
なんとなく、ザンキさんはヒビキさんと仲良さそうな気がする。
表に出てくるキャラクターは違うんだけど、根っこの所が似ている気がした。

そしてあの激渋ボイスで口説かれたら大抵の女性は落ちるのではなかろうかw
401名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 00:39:20 ID:88Olalto
何かさー、みんなヒビキにコンプレックス持ちそうに思うんだよなー。
童子と姫に全くてこずらないのって、ヒビキさんだけじゃん。
仲良さそうだけど、どこか「けッッッ」なんてあったら、なお萌え。
大人だから戦いに混同はしないわけ。おおおおおお創作意欲が!なんて。

ライダーはイイ人が基本だろうから、ないだろうけど。
402名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 01:00:09 ID:oPEzWH9f
子供チームも好きですよ!
最近本編で明日夢とあきらのカラミが少なくてさみしい。
403名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 01:34:22 ID:6Qfjiio6
その分もっちーが…
既に奥さんのようだw
こんな出来たおにゃのこ今のご時世そうそういないぞ明日夢くん
404風と木の名無しさん:2005/05/09(月) 02:06:18 ID:yXAKLeBR
万が一、現在みどりさんがザンキさんに片思い中だったら、DVD全部買う。
見たい、超見たい、ザンキ×みどり。
読みたい、超読みたい、ザンキ×みどり。
405名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 12:20:17 ID:d/JmvdHn
しかし多方面ですごいザンキ祭りですなぁ、かっさらって行ったかのようw
今までのマターリ感もいいけど、ストーリー的にもエロパロ的にも俄然加速がついた感じ。
神々の降臨お待ちしてます。
406569:2005/05/09(月) 12:24:15 ID:88Olalto
ザンキさんにスランプから引きずり出された。
凄いパワーのザンキさん。
みんな、スマン。自分でいい?寝ないで2話出来た。
407名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 14:01:40 ID:+UF2vUlA
>406
よし、頑張れ!早速頼む

ところで時期的にズレてるが、ファムが美穂の素顔を見せた
マスク無しの状態で、さらにタックルみたいなミニスカ風の
コスの設定で敵に襲われる作品を準備してる。
落ち着いたらよければ投下してみようかと思うけど
「ライダーで鬼畜系はちょっと」「マスクしてなきゃ
萌えねーだ」とかって人がいれば、遠慮しとく
408569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:21:35 ID:88Olalto
>>407
ファム好きだなー。DVD持ってるよ。テカテカで待ってます。

では、いきます。ザンキさん祭り
この時点のキャラで書いたので、本編で性格違うかも。だったらスマソ。
ちと陵辱要素あり。苦手な方スルーで。

[咽る鬼]→むせる鬼    age投下いきます。
409569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:31:00 ID:88Olalto

「も……う…やめてっ……おねがい……」

そんな事いわれて聞くと思うのだろうか。
ましてや、この状態で。
それとも、言葉で遊んでいるだけか?
「何を……怒って……るの?……あっ!」
彼女の艶っぽい声が、俺の劣情を刺激する。さらにその問いかけ。
「煩いな……そのおしゃべりな口、黙らせようか???」
執拗に攻めていた入り口から指を抜く。
透明な糸が俺の指と彼女のそこを繋ぐ。
「ん……んん……」
おもむろに彼女の口腔内を舌で犯す。抵抗しようとする腕を、
痣が出来るのではないかと思うくらい押さえつける。
骨が細い。相変わらずだ。
抗っても無駄なのに。元、鬼に勝てるわけがないだろうが。元だがな。
逃げ回っていた舌が、そのうち絡み出す。抵抗していた女がフッと解ける。
俺は、この瞬間に愉悦を見出してしまっている。
これは、歪んでいるのか。

そうだ。自分はどこか歪んでしまっている。

豊かな乳房が揺れる。目からの刺激に耐えかねて、瑞々しい果実にむしゃぶりつく。
乳首を甘噛みして、荒っぽく嘗め回す。
耐え切れずに彼女の体が派手に跳ね上がる。馬鹿だ。この女。
俺に隠しとおせると思ってるのか。あの鬼と寝たことを。

柔らかくウェーブを付けた髪。念入りに化粧した肌。キスで口紅は落ちきっているが。
壊してしまいたくなる女。整いすぎて。昔から、だ。
410569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:34:16 ID:88Olalto

「……余裕があるからな。あの鬼は。吉野やめて、そっちにするか?」
鼻でせせ笑う自分が、惨めだ。
「え……?」彼女の顔色が変わる。形のいいアーモンド形の目が見開かれる。
答えずに無言でしなやかな足を開く。今日は手加減はしない。

「は……ああっっっ!!!!」熱い壁が切り開かれていく感触。
彼女の顔が苦痛に歪む。そうだろう。今日は前儀が足りないからな。
そんな声だしたところで、俺の嗜虐心そそるだけなんだが。
俺の口元は多分、冷たい笑みを浮かべてたのだろう。
彼女は脅えた目で見つめている。
「こんなんじゃなかったか。あの鬼は。優しかったわけか。」
「やめて!!!」彼女が顔を背ける。
なるほど、大事な思い出には触れられたくないと。
思い出といえば、俺も彼女にとっての思い出な筈なんだが。それも苦い方の。

密着しすぎるほどの膣の圧迫感。耐えつつ思い切り引く。そして激しく突き上げる。
意地なのか、顔を背け、声を出さぬようピンクのマニキュアの指を噛んでいる。
技術者のくせにマニキュアを欠かさない女だ。

突くたびに乳房が誘うように揺れる。
「指、噛むなよ。俺、お前の指、好きなんだ。」
女は、好きとか言う言葉に面白いほど弱い。フッと懐柔する瞳。
「いやああああっっっ!!!!!」
裏切るように一転して柔肉を抉る。悲鳴を上げる彼女。
「最悪……今日のあなた……最悪よ!!!!」
息も絶え絶えに、擦れ声で俺をののしる。いいよ、それでこそ銀のトップだ。犯し甲斐がある。
ニヤリと笑ってさらに律動する。彼女にとってさぞかし怖いだろう。今の俺は。
軋み、めくれる肉を斟酌せずに犯す。
実は、自分も快感と苦痛の狭間にいる感覚。
やることは同じなわけだから、一手間かけて、お互いイイ方がいいんだがな。
411569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:35:40 ID:88Olalto

もちろん攻める資格は俺にはない。俺との事は終わった話だ。
吉野と寝る分にはいい。どうぞと言いたい。
ただ、俺に会う前にあの鬼と寝るなら、工夫して欲しいものだ。痛い目に合いたくないのなら。
今にチクるぞ、吉野の彼に。

荒々しく突き上げるたびに声が途切れる
「いやっ……いやあっっ……やめてっっ!!」紛れもなく拒否の声。
血の匂いがする。切れたか、多分。悪いな。
こんな時に電話してくるお前が悪いんだぜ。しかもあの鬼と寝て。
鬼は鬼の匂いを知る。カンってヤツだな。

俺を押し遣ろうとする弱弱しい手。
無駄とは知りつつ、ずり上がろうとする腰。
そのすべてを無慈悲に押さえつけて、尚、抉る。
「いたあああいっっ……おねがいっっ…やめてっ!!」
彼女の悲鳴さえ、丁度いい伴奏。

不協和音の果てに、俺は彼女の中を汚す。欲望の精を思い切り放つ。幾度も。

無言で息を切らしつつ、手早く後始末をする。
やはり出血していた。

ふと見やると彼女は白いシーツに無言で顔を伏せている。淡い飴色の背中が震えている。
泣いているのか。
良心の痛みはない。俺もどこか狂ってしまっていた。
戸田山に烈雷を渡してから。
412569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:40:31 ID:88Olalto

チェックアウトは何時だったか。三時間だったらまだ間がある。
思いついて、さっき買ったキャメルの封を切る。
タールはきついが、やっぱりコレにしてしまう。懐かしい。何年ぶりだろうか。
鬼やってる間に、いつの間にかボックスタイプになってしまっていた。
百円ライターで火を点ける。ZIPPOの方が火が美味いのだが、この際贅沢はいえない。
紫煙が立ち上る。肺まで吸い込み…派手に咽る。
当たり前だ。情けないが久し振りなのだから。
徐々に慣らしていく。酒も、タバコも。何もかも解禁だ。もう俺は鬼ではない。

その一本をくの字になるまでサディスティックに灰皿に押し付けて。ふと視線を感じる。
「何見てんだ?また犯されたいか。」
シーツで胸を覆い、瞬きもしない。みどりは何も言わない。

空気が動く。

俺は背後から抱き締められていた。暖かく優しい感触。
微かに芳しい香りがする。
413569[咽る鬼]:2005/05/09(月) 14:43:19 ID:88Olalto

涙が俺の肩に落ちる
「哀れまないでくれ。そういうの趣味じゃない。」
冷たく言い放ったつもりが、語尾が途切れてしまっては意味がなかった。
「哀れんでなんかいないわ。ただ……」みどりの腕に力が篭る。
「おつかれさま。」

それが言いたかったの。だから電話したのよ。…と彼女は笑って、涙を拭いた。
やっぱりこの女……馬鹿だ。痛いほど。

開かない細い窓から覗く空が赤い。



俺は、二本目のタバコに火をつけた。
今度もやっぱり、咽ると思うが。








吉野の彼は婚約者[見つめる目]より。ザンキさんとは元彼てな設定。
痛い話だ。ごめんみんな。
414569[繋がる影]:2005/05/09(月) 14:47:25 ID:88Olalto
次は、後日談・・・アマアマザンキ×みどり
出し惜しみせずに行きまっせ。
暗い気持ちを盛り上げてください。みどり視点です。

[繋がる影]
415405:2005/05/09(月) 14:50:59 ID:d/JmvdHn
569様、GGGGGJJJJJJJ!!!
オンタイムで読ませていただきました(;゜∀゜)=3ムッハー。いつもごちそうさまです。
これはどこのハードボイルド小説ですか?いや、本当にw
みどりさん、魔性の女だ…どうなっちゃうんですか一体。
TV本編でこの二人の2ショット見たら、あらぬ想像してしまいそうです。

ではでは、もう一つのお話も期待してます。

416569[繋がる影]:2005/05/09(月) 14:51:26 ID:88Olalto

「この前は悪かったな。」

以外にすんなり、彼は私に言った。気にしていないと言ったら嘘になる。
だってかなり、きつかったから。
なのに、私、どうしてまた会ってしまうのかな。
初夏。午後の日差しが強くなってきている。眩しさに目を細めた彼。
薄手の黒い麻のジャケット。好みも、変わっていない。
彼の表情は見えない。こっちがムキになると、顔を見ないで会話する。
それが嫌で別れたのに。今は気にならない。

「きょうはどうするの?何か食べる?」
「いや、あまり食欲はない。……」
彼が一瞬、私を見つめる。変な格好だったかしら。私。
「たちばな」によって仕事してきたから、あまりおしゃれできなかったのよね。
ほら、一応仕事場だし、ちゃらちゃらしてても、ヒンシュクじゃない?

スッと気配なく立ち上がる。
「……?どこいくの?」
また私に、あの視線を当てる。一見酷薄そうな笑みを浮かべて。
「決まってるだろ。」
417569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:01:22 ID:88Olalto

ホテルのドアが閉まって、ロックされるなり
後ろから掻き抱かれる。こういう不意打ち嫌いじゃないけど…
……私たち、恋人同士じゃないんだよ。ザンキ…さん。

「シャワーくらい浴びたいわ……ぁあっ!!!」
彼が慣れた手つきでわたしのTシャツをめくる。
私の形ばかりの抵抗なんてものともしない性急な動作。
「せめて……ベッドに……ぁあっ!!」

彼の顔は見えない。ホックを外して、シャツを脱がされて。
気に入っているシフォンのスカートも、
ちょっと奮発したブランドのストッキングも、ショーツも、あっという間に脱がされる。

彼の熱い息遣いが伝わる。

乳房を下から掬われて、思わずため息が漏れる。
背中が弱いこともちゃんと知っていて、背骨にそって舌が這う。
「ん……はぁッッ…………ね……ベッドにいこ……」
我を忘れて、体が反る。
やだ、なんか今日、変な感じ。もう、濡れてる。
立ったまま彼に凭れてしまった私を、軽がる横抱きにする。
一歩踏み出した彼は、少しだけよろけた。左足が。
「………………!!!」軽く舌打ちする彼。
致命傷は確か左足だったはず。私は気づかない振りして彼の首にかじりついた。
「ねッ……早くぅ……!!」
ベッドカバーも取らずに、彼は私に覆いかぶさってきた。
418569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:04:24 ID:88Olalto

ずっしりした感触。ジャケットのごわごわした肌触り。それだけで体の奥が熱くなる。
「……どうして電話くれたの?」
行為の前の照れもあって、つい話しかけてしまう。どうせ、つれない返事しか返ってこないのに。
やっぱり答えてくれない。ううん。このキスが……答えかも。

私の口紅がついちゃうの、気にならないのね。お互いに深く貪りあう。
ため息と水音も吸い込まれていく。お互いの唇に。
少しだけ、タバコの匂いがする。

首筋に、乳房に舌を這わせてくる。しつこいくらいに。
乳首を指で捏ねて、私の反応を見てる気配。もう…確かめなくても感じてるわよ。凄く。
乳房の先から生まれる切なさに、体が跳ねる。
「やんっ…………ぁあっ!!」
その間にも大きな彼の手が、私の体を味わう如く撫でている。
乳首を含まれて、自然と彼の頭を抱き締めてしまう。
吸って、舌で転がしてる。熱い彼の中で。
「ひぁん!……あッッ……!!!」我ながらとんでもない声。
こんな声が出るのはあなたの前だけなのよ。
彼との時なんて、静かなもんなんだから、私。
「ぁあッ!!!」
太い遠慮のない指が、熱いスリットに侵入してくる。分かってるくせに、濡れてるの。
確かめるように隙間を、襞の間を指がなぞる。次々に沸いてくる熱い蜜を絡めて。
容赦ない刺激と、彼に触れられていると言う高ぶり。
「……ふぁっ」
長い指が奥まで入っていく。おねだりするみたいに腰を浮かせているいやらしい私。

スッと刺激が途切れる。ああそうだ、彼、服着たままだった。

419569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:08:59 ID:88Olalto

気持ちのいいくらい無造作に、脱ぎ捨てていく。
きっと高いんでしょ?そのジャケット。皺になっちゃうよ。

私きっと、淫らな潤んだ目をしてる。あなたが欲しくて。
無駄のない体。入院していたせいか、筋肉は流石に落ちているけど、鍛えた鬼の体。
その体に、無数の生々しい傷跡が。

「どうした?」
私の視線を感じて、銃口のような鋭い目を向ける。
私、あなたなんて怖くないのよ。わざと威嚇してるでしょ。
あなたのどうしようもなく意地っ張りなとこも、いつも肩肘張ってるようなとこも、好きなの。

私、ちょっと笑ってたみたい。何か彼、ムッとして圧し掛かってきた。
熱い感触。素肌。ごつごつした体。彼の匂い。
「ずっとこうしたかったの。」ため息をつきながら。
あなたに好きといわれた指で、そっと頬に触れる。
彼の体が、私の足を割って入ってくる。
「……ったく……」
「え?」
「なんでおまえは……いやなんでもない。」
聞こうと思った口が塞がれる。骨抜きにされちゃう、こんなキスされたら。
「んん……」
触れるようにキスしたかと思えば、ぐっと舌が入ってくる。
そうしながら、濡れた部分に彼自身をあてがう。
「あ……もう……こんなことばかりしてるんでしょ。」
彼の節高の指が、私の髪を梳く。
「おしゃべりだな、みどりは。」今日初めて、彼は私の名前を呼んだ。
そして少し、笑った気がした。

420569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:11:49 ID:88Olalto

「あ……ッッ!!!!!」
怒張した彼が入ってくる。彼に押し広げられながら同時に抱き締める。
全部私の中に納めて、熱くため息をつく彼。しばらくじっとしている。
十分に潤っていたそこは彼の感触を感じて、さらに蜜を湧き出す。
重さが心地いい。

獣が体を起こすように、肘を立てる。
そしてゆっくり動き始めた。

いつも、彼はどこか私の一部分を押さえつける。
まるでそうでもしないと私が逃げ出すかのように。
逃げないわ。私は。
私のそこが立てる水音が彼の耳にも届いてる。
彼は、体を起こして、全部を眺められる体制になってる。
冷静な指が、私の敏感なところを…襲う。
それは……恥ずかしいからダメって言ってるのに。
感じすぎてしまうの。
足を開いて、あなたに攻められてる私。そして、あなたの視線。

繋がっているところから全身に甘い毒が広がっていく。

「んっっ……はっ……やッッ!!!」腰が自然に浮いてしまう。
こんなに腰を振ってしまうなんて、いやだわ。
はしたなく感じてる私を、いつも冷静なあなたはどう見てるの。
笑ってる?それとも……少しは可愛いと思ってくれてる?ねえ?

ぎゅっと瞑ってしまう目を必死で開けると。
あなたが私を見つめていた。何も逸らさない目で。
421569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:13:22 ID:88Olalto

律動が早くなる。彼が私の中で熱く膨らんでいる。
意識しなくても自然と彼を締め付ける私。さらに泉が沸いてくる。
一気に体が熱くなっていく。
「あ……ふぁ……はぁッ!!!!ね……いっしょに…!!!」
彼が私に腰を打ち付けてくる。徐々に、早く。高まって高まって、そして破裂。

熱い!!!!

「はッッ……あああああああッッ!!!」
「ーーーーーーくっ!」
彼の熱い液が震える乳房に、お腹に飛ぶ。
「うれ……し……い…一緒にいけた…。」
倒れこんだあなたを嬉しくて抱き締めてしまう。
照れくさいでしょ。きっと。
いつも私がイクのを確認してからが常だったから。

ほら、私の顔を見ない。

「良かった?」聞いた私の声は、思ったより不安げに響いている。
「良くなかったら、いかないだろうが。」
顔を見ないで、そっけない言い草。
でも、穏やかな、優しい声。
今なら、抱き締めてといったら抱き締めてくれるだろうか。
もし、キスして、と言ったら。

422569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:15:00 ID:88Olalto

街はたそがれている。長い影が至る所に出来て。
私は、この時間が一番好き。

「え……?今なんて?」行き交う車に、彼の低い声が掻き消されてしまっていた。
私たちは少し離れて歩いている。結構……どこにでも猛士がいるものだから。
慌てて、彼の隣に並んだ。
「…だから、吉野は振れ。」前を向いたままで彼は言う。
「……って!簡単に!」
動揺して、声が上ずる。だってそれって、焼けぼっくいに火?
「ただ、あの鬼とは寝るな。」
それって、ヒビキくんのこと?もしかしたら。

答えないで、スッと腕を絡ませる。
でも、べたべたするなって、よく言われたわ。

拒否するでもなく、歩調を私に合わせて歩いてくれる。それがきっとあなたの答え。

「ね…………キスして。」
これからは鬼としてじゃなく、人として猛士として、生きていく。
あなたのゆっくりな歩調。そう言っているんじゃないの?

423569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:17:21 ID:88Olalto

立ち止まって、彼が私に向き直る。
そうよ、この顔が見たかったの。優しい目。少しだけ笑んでる口元。
私、泣いてるのよね。ポロポロ、馬鹿みたい。
「三十路の女が、道の真ん中で泣くのか?」
そう言って彼は私に、そっと、口付けた。
三十路の男が道路の真ん中でキスするのも相当なものよ。

長い影が、繋がっている。
繁華街に向かって歩きながら夕食の相談をする。ふと彼は呟く。
「蟹だけは、いやだな。」
「えーーー!!!!私、蟹、食べたいな。」
意地悪しちゃおう。この前、痛い事された意地悪。
くしゃくしゃになってしまったジャケットの腕に、しっかり自分の腕を絡ませて。

私たちは一緒に歩いていく。




終わり
424569[繋がる影]:2005/05/09(月) 15:21:23 ID:88Olalto
焼けぼっくいに火な二人の話です。
いかがだったでしょうか。休止するといったのに、それを引きずり出す。
ザンキさん。凄い萌えキャラ。

感想いただけたら嬉しいです。   569
425405:2005/05/09(月) 15:42:02 ID:d/JmvdHn
連投のお邪魔をして、大変すみませんでした。「繋がる影」GJ過ぎます…。
焼けぼっくいなんすかっ?!(戸田山の声で)
いつも569様のお話は映像と声が浮かびますが、今回は特に強烈。
若いもんには出せないこの深み…本当、このご両人が画面に出てきたら
身悶えること間違いなしです。オチに禿ワラでしたがwww

スランプ吹き飛ばされたようで、安心いたしました。
いいもの読ませていただき、ありがとうございます(-人-)
426名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 21:37:50 ID:ubg7aUHS
569さん!あんた神だよ!(号泣)
[咽る鬼]で、畜生なザンキに萎えだったけど、
[繋がる影]を読んだら[咽る鬼]のザンキも許しちゃうぞ!

マジにお疲れ様でした。
ああ、安心して眠れる♪
427名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 22:22:50 ID:59yLHe15
GJ!!GJ!!GJ!!
こんなに早く569様のSSが読めるなんて思ってなかったです。
昨日のザンキさんを見てから、みどりさんとの大人の関係を妄想していたので
グットタイミングでした。
ずーっと、ヒビキ×香須実萌えでしたけど、ザンキ×みどりにハマりそうなヨカーン!!
428名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 12:41:36 ID:xTO2FbtZ
>>407のSS完成成就を願って、
童貞の真司を誘惑する美穂タンの画像を燃料投下。

http://gazoubbs.com/3ji/img/1104776591/477.jpg
429569[繋がる影]:2005/05/10(火) 13:05:14 ID:01su6pJh
読んでくださった方ほんとにありがとうございます。

>>405様 二度も感想いただけて本とにありがとです。やたら嬉しいです。
オチは、どうしても入れたくて。ははは。どうか、本編で絡んでくれますように。
間違ってもザンキさんあぼーんには・・・OTL
>>426様 楽しんでくれましたか!コレは2話で一セットなんですよ。一つだときついっすね。
読み返すと、本と畜生。読んでくれて感謝します。
>>427様 ザンキさん萌えパワーです。タイミングよく嬉しいです。
後はとにかく本編で少しでも絡みが・・・くどいですね。

楽しんで書きました。ただ、ご不快に思った方もいらっしゃると思います。
ごめんです。ほんとに。
次は、久しぶりにヒビキ×香須実書きたいッすね。
日菜佳×戸田山なんかも。

>>407様 美穂タンお待ちしています。テカテカで。
430名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 18:49:07 ID:QGYJrOUg
あああーー!
す、すごい!569様〜
ザンキさんにやられたよ!体臭まで感じられそう。
やばい!
431名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 19:43:27 ID:/zwOrP/5
やはり
    ザンキは
          エロイな!
432風と木の名無しさん:2005/05/11(水) 21:19:56 ID:xKoVfg4o
うっはー! 早速ザンキ×みどりが読めてサイコー!!!
このスレに栄光あれ!
433名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 00:33:26 ID:HlU5+3IY
ザンキさんエロすぎ。みどりもイイ!

ところで鬼引退してもザンキさんのままなのだろうか。呼び方。
434407:2005/05/12(木) 12:38:07 ID:ouy6NoDY
>433
そういや、鬼達は本名あると分かったが引退後はどう呼ばれるんだろうね
正式にはともかくザンキさんは引退してもそのまま「ザンキさん」よばわり
される気がw

しかし、本当に569さんは文章に臨場感があるゥ〜!
シビれるッ憧れるゥ〜
何かあまり投下経験の無い俺が書いていいのかどうか自信無くなって
きたけど、頑張ります
でもまだしばらくかかるので他の人もどんどん響鬼話とか書いて欲しい
良作期待してます
435569:2005/05/12(木) 18:02:13 ID:XlGcUuI1
>>430>>431>>432
皆さんとにかく楽しんでくれたようで嬉しいです。
ザンキエロい。体臭まで感じそう。サイコー。すべて自分にとって
最高の感想です。ありがとです。
>>433 うーん・・・自分もあえてそこは書きませんでした。
みどりも呼び方を迷ってるというとこですか。

>>407 お褒めに預かって光栄です。というか、自分まだまだ鍛え中なんで・・・
これからもイロイロチャレンジしていくつもりです。
ファム待ってますよ。執筆頑張ってください。

569
436名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 09:10:02 ID:tdTUnbpO
>>434
引退してもザンキさんでしたな。

今日は戸田山のヌードシーンが。
やっぱ練習するもんなんだな、顔だけ解除。
ということで、あきらのオールヌード期待。
437569:2005/05/15(日) 09:15:20 ID:FxcgV8u5
ザンキさんでしたな。すご、面白かった!全裸展開www
意外にザンキさんしゃべるのが良かった。
コレならおしゃべりザンキさん投下出来そう!
実は書きあがったものの、毒気が抜けすぎて、投下できなかった。
438名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 09:20:18 ID:TQEsvDJk
>>436
あきらのオールヌード。俺も期待。
439名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 09:58:35 ID:Yt+GlC8E
俺は明日夢、もっちー、あきらの学園エロコメに期待
440569:2005/05/15(日) 11:28:21 ID:FxcgV8u5
体育用具置き場とか?理科室とか?誰もいない放課後とか?w
441名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 11:29:54 ID:FxcgV8u5
スマソ。雑談なのに名前出てたOTL
442名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:19:45 ID:ozIRdG3z
罰としてSSキボンw
裸のあきらにイブキが手とり足とり体の隠し方教えるようなの。
443名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:34:14 ID:Yt+GlC8E
>>440
1番でよろしくw
444569[困る鬼]:2005/05/15(日) 14:33:23 ID:FxcgV8u5
>>442様のリクにお答えして。

困る鬼(微エロ)



「きゃ………!」
「あきら、失敗?」
「は………はい………」
笑みを浮かべて、大判のバスタオルを放ってやるイブキ。
泣きべそ顔で体を包むあきら。

顔だけ解除するのは、中々難しいものだ。イブキも自宅の道場で黙々練習したものである。
ザンキの弟子の戸田山も、結構難儀していた。コツを捕らえれば簡単なのだが。
とは言え、失敗して困るあきらも中々…一生懸命の弟子を前に、不遜な考えのイブキである。
「頭の中でイメージするんだよ。絵を描くみたいにね。なんていったらいいのかな。」
首をかしげて、床に胡坐を書く。あきらが鬼に代わることが出来るようになって、一週間。
コレが出来なければ、ちょっと……現場に出るのは憚られる。
何と言っても若い女性なのだから。戸田山のようには行かない。
「衣類を羽織ってから解除はダメなんですか?」
「それだと、また衣類が消えてしまうらしいよ。」
それで、何度かお気に入りの服を消してしまった苦い思い出が…まあ自分の失敗談はいいだろう。
しかし。街中に多く魔化魍が出現するようになったら、どうするのか。
スモークを張ったロケバスみたいなものが、鬼を回収するとか…苦笑いするイブキ。

「イブキさん、もう一回いきます。」

音笛を構えて、集中する。愛らしい白い額に浮かぶ鬼。
広いリビングに強い意思を含んだ風が巻き起こる。自分の弟子なのだ。紛れもなく。
そのイブキ譲りの風が、バスタオルをチリジリに散らしていく。
風のうねりの中に一瞬閃く、白い裸身。
445569[困る鬼]:2005/05/15(日) 14:35:45 ID:FxcgV8u5

幼い少女の体に厳つい鎧が出現する。

きらめく装甲の白い鬼。あきらそのものを髣髴させるような。
亜鬼羅の誕生である。

「あきら、そこまではいいよ、これからだよ。」
「は………はい。」
鬼の体がまばゆく輝く。―――あ、ダメだ、失敗だ。―――

「きゃああああっっっ」露になった豊かな膨らみを覆ってしゃがみこむ。
―――バスタオル、7枚目。ま、ヒビキさんに教えてもらった安売りの店のだけど。―――
「あきら、くたびれたでしょ?今日は終わりにしよう。ね。」
悔しくて涙を零す弟子をそっと慰める。彼女の自尊心には触れないよう。
いくら…その、体の関係がある師匠とは言え、修行中に幾度も裸体を晒すのは抵抗があるだろう。
優等生のあきらなら、尚更だ。
「あの……具体的に教えてください。」あきらが涙に濡れた顔できっとイブキに向き直る。
「へ?ぐ……具体的に?」

迷いのない目でスッと立ち上がる。
ぱさり。と値札も取ってないバスタオルが床に落ちる。裸体が惜しげなく晒される。

「イメージするって、ここからですか?」あきらの手が自らの白い首を示す。
「あ………そ………そこから下。」つられて、イブキがあきらの首に触れる。
あきらは真剣だ。とんでもない方向に行ってはいけない。
必死で真面目な顔を作り、立ち尽くすあきらの柔らかい体を両手でなぞる。
「ここも、ここも、鎧で覆われてるイメージを描いて。あ、ここもね。」
「きゃ………!」おへその下辺りのかなり際どい所に触れられ、悲鳴を上げるあきら。
「背中なんかも、満遍なく。気を抜くと抜けちゃうから。」
笑みを含みつつ、指がするすると円を描いて、背中を撫でる。そして形のいいヒップにたどり着く。
446569[困る鬼]:2005/05/15(日) 14:37:20 ID:FxcgV8u5

「この辺だって、忘れちゃ不味いよね。女の人にとっては急所だから。」
悪乗りして、内腿の辺りに触れる。膝をついて叢の辺りに指をそっと……
「あ………あの………なんか変な方向に行ってないですか?イブキさん。」
あきらの顔が朱に染まる。鼓動が早くなる。非常に怪しい感じ。
「そんなことないよ、ちゃんと教えてあげないと、と思って。
あはは、やだなあ、あきらったら、何考えてるの?」
爽やかないつもの笑顔。だが。
さらに、あちこちをなで上げ、触る。その内、なぜか太腿に、叢に口付けはじめる。
「あ………あの………ぁぁあっっ!!!」
「こら、あきら、僕は真剣なのに、変な声上げちゃダメだよ。」
自然に腰が砕ける。膝の力が抜ける。その彼女をイブキの長い腕が受け止める。
「もう、だめだなあ………コレじゃ実戦に出られないよ…。」
「イブキさんが………悪いんじゃ………ないですかぁぁ………」
擦れた声でイブキの頭を抱き締める。
イブキがゆっくり弟子に口付けようとした時………

「おう!イブキ!近所のしま○らで、バスタオル300円だって!
20枚ほど買ってきたぞ!……うわ!失礼!!」
山ほどのタオルを抱えた、ヒビキが突然部屋に入ってきた。
―――マンションのセキュリティーもこの人にかかってはクズだな。―――肩を竦めるイブキ。
「いえ、丁度良かったです。ヒビキさん。タオルのストックが切れたところなので。」
注して動じず、落ち着いてタオルを受け取りあきらを包む。
―――嘘付け、吉野に言うぞ!全く。始末書だ始末書!!!―――
自分も飛車に手をつけてる割りに、イブキに威張っているヒビキである。
まあ当然弟子に手をつける方が罪が重いが。
447569[困る鬼]:2005/05/15(日) 14:41:08 ID:FxcgV8u5

「しかしなー、イブキもコレには苦労したよなー。
総本部の女子事務員の前で解除したこともあったもんなー!変態と紙一重だよなー。」
「ヒビキさぁぁん!!!!」しまったヒビキの暴露癖が始まった!
忘年会なども、ヒビキの暴露話が思わぬ波乱を巻き起こすことになったりするのだ。
事実、去年の二次会はとんでもない事になった。

「ほら、香須実の前でも一回やったよなー。デビュー戦、俺が補助した時。」
べんべんとソファーに腰を落ち着けて、勝手にお茶などを入れながら、尚も暴露は続く。
「ヒビキさん!!!!」

頭を抱えるイブキの前で、ヒビキの昔話が佳境を迎える。
―――イブキさんって………なんか可愛い。―――
師匠にわからないように、そっと微笑む。

あきらにとっては、非の打ち所のない師匠の、意外な一面が見れたひと時であった。


終わりw

コメディですな。ちと、「戸惑う少女」ッぽくなってしまった。
なぜ、イブキには変態リクが多いのだろうw書いてて面白いが。
いかがでしょう。感想聞けたら嬉しいです。
448名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 19:54:27 ID:wwBaxgiT
GJ!面白かったっす
やっぱあきら萌え
449442:2005/05/15(日) 20:44:12 ID:tdTUnbpO
うわ、うち帰ってきたら投下されてるw
d&GJ!
あきらかわいいなぁ。そしていいトコで乱入してくるヒビキ。
君は馬のマカモーに蹴られて死んでしまいなさいw

ところで携帯の次回予告だとイブキと香須実がデートするらしいけど、
やっぱ公式にはイブキ×香須実のカップリングってことなんすかね?
450名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 21:18:08 ID:t9V/eAsk
>449
どうなんだろ?
東映のHPではデートと書かれず「幼馴染」の付き合いでと
いったニュアンスで書かれていたから今までの事からすると
そっちの方がしっくりくるかな

少数派だけどイブキ×香須実が見てみたい
あの尻に敷かれているという関係が萌え
でも、あきらも捨てがたい…
451名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 22:15:40 ID:B7HlLLRe
>>569
遅ればせながらGJ!
あきらタンの修行話良かったっすよ〜

しかし斬鬼さんのお話、自分のツボに入りました。
ああああ、なんてカコイイんだザンキさん。
みどりさんも素敵すぎるますよ。
激渋なのにヒビキさんよりよっぽど子供だなぁ、569様のザンキさんは。
それがイイんですけどね…

なんかもうホントに神ですな、569様万歳!!!
次も期待しております。
452名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 23:52:37 ID:L5I95uLD
ザンキさん中の人のネットシネマ、今日1話を観たのですが…


なにこの激萌えドラマ
相手の女性をみどりさん中の人に脳内変換してハァハァしましたですよ
453名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 01:22:10 ID:Ryc/fLgV
いいね〜、あきらの修行。この二人微笑ましいよ。
ひなかx戸田山もみたい!!
あー明日夢達の学園ラブコメもー
なぜもっちーは悲しそうな顔を...
454569[困る鬼]:2005/05/16(月) 01:43:21 ID:oHaUtjBy
569です!皆さんいつもありがとうございます!

>>448様 自分も萌えが多くて困ります。GJドモです。
>>449様 いつもみたいにエロに突入のつもりが。
今日の忘年会エピが強烈だったようです。リクありがとです。
>>450様 イブキ×あきらは良く考えるとロリカップルですな。5歳しか違わないのに。
イブキ×香須実・・・需要あるみたいですね。
>>451様 とんでもない修行ですなwそいで持って、ザンキさんが足りないようですね。
間も無くおしゃべりザンキさん投下します。
>>452様 それ、自分も見なくては。
>>453様 エッチな修行。喜んでくれたら嬉しいです。もっちーはあきらと明日夢に
もちを焼き焼きするのでは?違うのかな?

皆さんホントありがとです。そしてザンキさん足りない方もいらっしゃる
ようなので。投下します。やっぱり子供なザンキさんです。
455569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 01:52:41 ID:oHaUtjBy

捕まる雷


全く、この女は。俺のペースが乱される。
判ってはいたのだが。

「たまにはこんなデートもいいと思うんだけどな。室内じゃなくて。」
気持ち良さそうに彼女は伸びをする。
こっちは、すっかり毒気を抜かれてしまった。

6月の公園は、滴り落ちるような緑に包まれている。
空気がムッと湿っている。今は太陽が照り付けているが
じきに雨でも降るのではないか。薄手だがいつもの黒いジャケットは失敗だったか。
日光を一身に集めている気がする。

「もー!また難しい顔をしてる!」難しい顔というか、暑いんだよ。
するりと猫のように俺の腕を取る。
わざとなのだろうか、豊かな膨らみを腕に押し付けてくる。
そして俺を、蠱惑的な目で見上げる。
「やらしいこと考えてるでしょ。」
「男の考えることなんて一つだろ。」
気温が高い最近、彼女は薄着だ。

白のカットソーが眩しい。
一見シンプルだが、胸にラインストーンが散りばめられてる、凝ったもの。
胸元には水色のターコイズのネックレス。彼女の少しだけ焼けた肌と実に良く映える。
俺と会うときはスカートに決めてるのだろうか。
ストッキングの足に華奢な光物のミュールを履いている。それもきっと無駄に高いんだろ?
456569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 01:56:06 ID:oHaUtjBy

ちょっとからかいたくなった俺は、
「その首のヤツ、吉野からか?」
「………………………」
さては、まだ切れてないな。
図星だったか。我ながら、いいカンしてる。
日菜佳みたいなデータ管理も向いてるのではないか。

腕をスッと抜き取ったみどりを無視して、俺は木陰のベンチに坐る。
内ポケットに手を伸ばして。
「……もう前みたいな、痛いことはいやよ……あっ!タバコ!」
俺は、未成年か…一応三十路なんだが。そんなに指差して騒ぐことでもなかろう。
確かに大概の鬼は吸わないがな。
この前、みどりがくれた燻し銀のZIPPOで火をつける。
痒いところに手が届くような女だ。実に。

確かに外で吸うタバコは中々なものだ。
増してやこんな天気のいい日に。

「ね、気分いいでしょ?」みどりが微笑む。
見抜かれていたか。露骨に不快そうな顔をした俺は一気に紫煙を吐き出す。
言うだけ言って、前を見つめる彼女。
お前はやな女だよ。そのやな女と、また付き合う俺は、さらにやな男だな。

「あーーーーーーっっっ!!!」
聞き覚えのある声だ。こんな時に一番面倒臭いヤツに会ってしまった。
みどりが素早く俺と距離をとって立ち上がる。
「わーーーー戸田山…じゃなかったトドロキさん!」
457569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 01:59:56 ID:oHaUtjBy

みどりは全く動じず、フランクに声をかける。そういう女だ。
「みどりさん!この前ありがとうございました。お陰でディスク調子いいです!」
近づいてから話せ。大体遠くからデカイ声で話すことじゃなかろう。
日に焼けた人懐っこい顔に満面の笑みを浮かべて、ぺこぺこしながら戸田山が近づいてくる。
頭下げすぎだ。お前。あ、俺が躾けたのか。
「お前なんでここにいるんだ?たちばなでミーティングだったんじゃないのか?」
「いや、それが……」微妙な表情をする戸田山、いや、トドロキか。

原因が走ってきた。

「トドロキさあああああん!」手に二つソフトクリームを持った日菜佳が走ってくる。
大体、そんな甘ったるいもの食うヤツの気が知れない。
さらに煩いんだ、こいつは苦手だ。同じ姉妹でも姉のほうがまだマシだ。
ヒビキはいい選択をしてるな。
「あ……。」
俺に顔を向けると、見て判るくらいテンションが下がる。日菜佳、お前も人生修養が足りないらしいな。
だがな、お前と同じくらい、俺もお前が苦手だよ。
「日菜佳ちゃんたら、もしかしてデート!!!当たりでしょ!」
みどりが二人を交互に指差す。華やかに笑んで。サービス心ありすぎなんだよ、お前。
「違うんっすよーーーーうふふふ。ちょっと買い物頼まれて。寄り道。ありゃ?もしかしたらお二人は?」
上気した顔で俺たちを見比べる。これ以上開けないと言うくらいデカイ目を見開いて。
「ううん。違うの。ちょっと銀の仕事の関係でね。」
動じずさらりと流すみどり。亀の甲より年の功だな。天晴れだ。
「俺、いいって言ったじゃないっすかーーーそれ!!!日菜佳さん!」
戸田山が実に情けない声を上げる。
女を扱う修行はさせてなかったな。ちゃんと仕込んどけば良かった。お前の為にも。
「何言ってんのー!!!!恋人たちにはやっぱソフトクリームっしょーーーー!」
畝を高々と巻いたソフトクリームを、戸田山と日菜佳が二人で押し付けあっている。
とっとと食わないと溶けるぞ。餓鬼かお前ら。
458569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:02:04 ID:oHaUtjBy

嫌な予感がする。

戸田山の手が受け取り損ねる。
スローで弧を描いたソフトクリームが寄りによって俺の膝に命中する。

凍りつく空気。四人の動きが止まる。逆立ちしたコーンがそそり立ってる。実にシュールだ。
何度もくどいが、俺の膝に。

「わ……私…何とかするから、日菜佳ちゃんトドロキくん、か……買い物途中なんでしょ?帰って……」
みどりが口火を切る。俺は……正直思考が止まっていた。
あまりにも馬鹿で間抜けな展開に。多分無表情なままだったのだろう。
スイマセンスイマセンと詫び助になってる戸田山を、日菜佳が引っ立てて行く。

逃げるように帰っていくバカップルを呆然と見送った。
戸田山、鬼になって、日菜佳のアホが移ったか。



「何笑ってんだよ」
俺のズボンの染み抜き?をしながら、みどりは笑いが止まらないらしい。
「だって……もう……ビデオにとって置けばよかった。緑オオザル、持ってくれば……。」
目の端の涙を拭きながら、さらに作業に専念する。
ホテルの備え付けのドライヤーをかけてる音。
「あなたの……顔……顔が……あははは!!!!」
ったく!俺は舌打ちしながらタバコに火をつける。
みどりは笑いが止まらないらしい。馬鹿か……一生笑ってろ。
459569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:03:33 ID:oHaUtjBy

「ほら、出来たわ、きっとコレが限界ね。後でクリーニングにでも出して。」
しみは残ってるが、一応着れない事もない。
聞き取れたか聞き取れないかの礼を言って、足を通す。
着替えの途中で焼き出されました。と言う格好はあんまり好みじゃない。

飛んだ災難だ。お前トラブルメーカーじゃないのか?
「なによぉ……私悪いんじゃないわよ。睨まないでよぉ!」
咥えタバコでベッドに坐った俺の隣に、ぽすん!と勢い良く坐る。
そして凭れ掛ってくる。
と、言うことは、いいんだな。まだ5ミリも吸ってないタバコを灰皿に押し付ける。
「きゃ……んんん……」
いきなり引き寄せて唇を吸う。今日はグロスだけだな。そんな味だ。

柔らかく絡みあう舌。濡れた音。熱い息遣い。
そんなもので、狭いホテルの部屋は満たされていく。
細い腕が背中に回る。返事をするように抱き締め返す。
「ねぇ……きっといつもより早くて大丈夫。」
男を誘うのがうまいな。全く脱帽だ。天然なんだろうが。
少なくても奸智に長けるタイプじゃない。
では、遠慮なく。

「え……きゃ!!!いきなりそこなのぉ???」
「早くていいって言っただろうが。」
「早すぎるわよぉ……」
ショーツに入り込んだ手を、押し留める彼女。
何だ、大丈夫じゃないか。
キスでこんなになるもんなのか。いつもの面倒な手続きは何だ。
秘烈全体に行き渡った蜜。二本の指で緩やかに伸ばすと一層湧き出てくる。
そのまま、ぬるりと秘所に滑り込む。
「ひゃぁッッ!!」何処から出てくるんだか、そんな声。
460569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:05:07 ID:oHaUtjBy

思わず小さく笑いが漏れる。
「あなた……とだと、こうなっちゃうのよっっ……んんッ!!もうっっ!」
誰と比べてるんだ誰と。気が利くはずなんだが、こういうところは。全く。
「ぁあっ……嫌ッ……だめっっ!」
俺の指が動くたびに、必死で俺にしがみつく。
おい、肩に噛み付くなよ。結構痛いんだぜ。
指でならすように出し入れする。濡れた音が淫らに響く。
体が反る。カットソーを捲り上げる。
フロントのホックを外すと熟れた形の良い膨らみが淫らに揺れる。
硬くなった頂点を舌で転がすと、泣いてるような喘ぎ声が。
って……ほんとに泣いてるのか。

「どうした?」
「だって、あなた優しいんだもの。」

困った女だ。乱暴だと泣いて、優しくても泣くのか。疲れないか?それ。
「馬鹿か。お前。」呆れて額を指で弾いてしまう。
「いたーーーいっっ!ちゃんと、好きって言ってよ!」
言えるか、そんなこと。餓鬼じゃあるまいし。俺はヒビキと違うんだよ。
俺の表情を面白いように読む。
「あの鬼さんからは、キスも、好きも、なかったわ。」
うふふ……なんて、涙を拭いている。
ちょっと待て。笑うところじゃないんじゃないか?
461569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:06:26 ID:oHaUtjBy

真性の……馬鹿だ。なのに寝たのか?みどりに圧し掛かったままため息が出る。
つい、首を振ってしまう。
どんな経緯だか知らないが、ヒビキも何考えてるんだ?
「あの、鬼……俺が現役だったら。」
心で呟くつもりが、口に出してしまった。ぱっとみどりの顔が輝く。
「もう……また泣かせないでよぅ……」
溢れてきた新しい涙を隠すように、ぐいっとおもむろに引き寄せられる。
こそっと耳元で囁く。
―――あなたのほうが、ずっといいわ。

ストッキングとショーツを剥がすように抜き取る。全部ではなく片足の途中に引っかかってしまった。
まあいい、自分は細かいところには拘らない主義だ。
薄手のスカートを捲り上げ、長い足を限界まで開く。
驚くほど体が柔らかい。潤った隠微な部分が晒され、ひくついている。
「やん……ちゃんと脱いでしようよぉ……」
その訴えは聞かずに、自分のズボンとトランクスを同時にずらす。
屹立したものが剥き出しになる。
ゆっくり彼女の濡れた秘所にあてがう。

「……んっ……やん……なんかレイプされてるみたい。」
ああ、半脱ぎだからか。かなりご不満のようで。そうか悪かったな。
「え……どうして?」
張った先の部分を挿入せずに熱い入り口に押し当てて、ゆっくり腰を回す。
俺も生殺しだが、お前も相当なもんだろ。みどり。
「や……はぁん……」
「強姦になると不味いだろ。コレなら未遂だ。」
我ながら、性格が悪い。変な男を選んだな。それも二度。
ゆっくり秘裂をなする。チャプチャプと淫猥な音がする。
耐え切れずに俺を飲み込もうと浮き上がる腰。すかさず逃げる。
462569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:07:38 ID:oHaUtjBy

「やああぁん……お願い……ねぇ……」
「人に物を頼む態度じゃないな。ですますで言わないと。礼儀だろ、猛士の。
ボーイスカウトの餓鬼だってちゃんとやってるぜ。」
「何、言ってるのよぅ……ね!……頂戴?」
「ください。じゃないか?」
「……くだ……さい。」
真っ赤になって顔を背ける。この格好で今更何を恥ずかしがると言うんだ?
全く、女はわからない。

ジリジリと腰を沈めていく。息を詰めて、感じてる彼女。
奥の奥に届く感触。俺が思わず唸り声を上げるのと同時に、
彼女も、切ないため息をつく。
「意地悪……しないで。」目が濡れている。
彼女の手の平がそっと俺の頬に触れた。
そんな切なげな顔すると、ホントに強姦するぞ。
悪くすると、歯止めが利かなくなるわけだ。いつぞやみたいにな。

熱い壁が俺を締め付ける。まるでちょっとの動きも許さないようにきつく。
開ききった足をしっかり固定して、動き出す。
「ね……あっ!……何処も抑えなくて大丈夫よ……私……は逃げないから。」
逃げただろうが。俺のすべてが嫌になって。
だからと言うわけではないが。癖なのだ俺の。
いや、いい。嫌になれば何処かに飛んでいっても。勝手にな。
463569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:08:53 ID:oHaUtjBy

待てよ、違う。

どちらかと言うと、今回は俺が捕まってるんじゃないのか?
みどりに魅入られてるんじゃないのか?
すべての服を捲り上げられて、俺の律動に我を忘れてる彼女に。

「いやっっ……はぁッッ……!!!んんっ!いやッッ!!」
首筋に汗の玉が浮かんでいる。俺が突き上げるたび、甲高い声を上げる。
その声、隣にも聞こえてるんじゃないか。
まあ、やってることは一緒だから、いいだろうが。
蜜が奥から湧く感触。彼女が熱く高まっているのを、俺も、俺自身で感じ取る。
限界が近づいている。どうやら今のところ互角だ。
腰を緩やかに打ち付ける。時に予告もなしに最奥を抉る。
その度に、苦痛を感じてるかのような表情をする彼女。優美な眉を寄せて。
彼女が頭を振ると、柔らかな香りが立ち上る。
女の匂いと相まって、俺の劣情をさらに刺激する。

「あ……はっっ……んあっ……ぁあああああああっっ!!!!」
背にきりきりとマニキュアの爪が立つ。その鋭い痛みが、強烈な快感に掻き消される。
彼女が先に果てる。その熱く痙攣する体内に
俺もすべての精を注ぎ込む。最後の一滴まで。
「く……………………っっっ!」

繋がったまま息を切らしている彼女の唇を貪る。
頬に、額に、湿った首筋に、幾度も口付けながら苦笑する。

捕まったのは俺だ。紛れもなく。

464569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:10:09 ID:oHaUtjBy

「ね、もしトドロキくんがピンチに落ちたらどうする?」
みどりが俺の肩を枕にして聞く。寝物語にしてはあまり趣味のいい話題じゃない。
「どうって、自分で乗り越えてもらうしかないが。」
「う・そ!」
…俺が鬼になるというのか。ヤツを助けるために、鬼に。
冗談を。俺の体はかなりキテる。吉野の医者にも鬼は無理だと言われてる程だ。

みどりが裸の上半身を起こして、俺の目を覗き込む。
さっき甘えていた時とはまるで違う、鋭い目。銀の目。
「お願いだから、死なないでね。」
「何言ってんだ。」
俺が戸田山を助けるために死ぬとでも?最後の力を振り絞って変身するとでも?
そりゃ美談かもしれないが。勘弁してくれ。
一応、命に未練は残っている。だから引退したのだ。

みどりがしがみついて来た。何だ魔化魍でもいるのか、この辺に。
きつく熱い足を絡めて震えている。
そんなに怖がるな。多分、そうはならないから。多分な。

「タバコ、吸わないの?」「いや、今はいい。」
みどりの髪を撫でながら、
戸田山は攻めはいいが見切りが弱いんだ。などと考えている自分に気づいて苦笑する。
コレだから、みどりが心配するのだろう。
465569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:11:50 ID:oHaUtjBy

「馬鹿だな、みどりは。」
少し嘲笑う。そうだな。確かに俺ならやりかねない。
こいつは、もしかしたら俺よりも俺を知ってるかもしれない。
銀の洞察力と言うヤツか。

「ね、あなたの[馬鹿]って言葉…………」
またみどりの目が潤んでいる。ったく、三十路の女は涙腺が弱い。
「好きってことでしょ?」
首をかしげて、唇を尖らせて。俺の胸に顎をつけて。

何て言えばいいんだ。おい。
yesともnoとも言えず、俺は下手な寝た振りをした。




466569[捕まる雷]:2005/05/16(月) 02:17:32 ID:oHaUtjBy
そういや、皆さんにお詫び。気づいてる方いっぱいだと思いますが。
ザンキさんの致命傷は、右足。すみません、皆さん。ビデオ見て確認したはずが
勘違いしたのでした・・・orz

三日前に上がってたものですが、あまりにザンキさんしゃべってるので、投下、
迷ってました。今日のオンエアくらいしゃべってるのならいいかなと。
感想聞けたら嬉しいです。   569
467名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 02:40:09 ID:zEWHwovl
一言言わせてくれ。




GJ!
468名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 03:23:55 ID:Wz8VXojB
斬鬼×みどり 激萌えです。
こうなると、劇中で2人の絡みが少しでも見たいものです。

来週、イブキ×香須実がデートするみたいですけど、
ヒビキ×香須実萌えの自分としてはすごい複雑な気分…
569様の過去のヒビキ×香須実萌え話を読んで気分を落ち着けることにします。
469名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 08:00:01 ID:5l9iHhkS
おお、朝から嬉しい!
ザンキxみどりだ〜
このカプ好きです。ありがとうございます!
みどりさん素敵だなあ。
470名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 08:08:20 ID:cHL0rOeC
GJ!
ザンキさんが何だか可愛い!


569様のイブキ×香須実が好きな自分は、来週の展開を密かに楽しみにしているのでありますた。
471名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 02:04:42 ID:jkFiJz0b
569さんGJです!
クールだけど子供っぽいザンキさん激ツボです!


ザンキさん中の人のネットシネマ、彼女に持ってきた花束がなんとカスミ草で
「お前、好きだろ?カスミ草」
「誰と間違えてるの?私の好きなのは蘭よ」
「あ…そうだっけ?(しまった)」
なんてやりとりが!おかげで
ザンキ|みどり|ヒビキ|香須実|イブキの五角関係の妄想が
グルグル回りっぱなしなんですが!
ど、どうしたらこの妄想止められますか…?
472名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 06:30:15 ID:7LH+Zp1W
569様、GJです〜。
今まで、あんましカプのことなど考えずに楽しませていただいてたんですが、
569様のザンキ×みどりを知ってしまってからは、このふたりがメチャクチャ壷です!!
ステキなものを見せていただいてホントにありがとうございました。
これからも楽しみにしてますvv
473407:2005/05/17(火) 12:37:39 ID:Cm7nomFw
569さん毎度ながらGJです
漢検の勉強等wでなかなか筆が進まず、申し訳ない
なんとか今週末までには発表できそうな形にまとめよううと
思います。テカテカで

遅ればせながら428さん、燃料投下ありがとうございます
美味しくいただきました
474名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 01:31:14 ID:KTKkG+KF
今週号のプレイボーイを見たら轟鬼さんも捕まるな...
475名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 02:51:37 ID:Fz6xfXhx
斬鬼さん×モッチーでどなたかかいていただけませんか?

モッチーは明日夢との予行演習的な感じで、斬鬼さんに初体験をもらってくださいみたいな・・・
476名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 08:29:03 ID:RuLJ/fhC
ザンキさんはもっちーはおろか、カスミさんも相手にしないような・・
相手からは憧れの存在かも?
いやーもっちーには怖いだろ
477569[捕まる雷]:2005/05/18(水) 08:50:49 ID:yTit2hei
皆さんいつも読んでくださってありがとうございます!

>>467様 GJ!ありがとです!励みになります!
>>468様 ホント、本編でも絡んで欲しい・・・ヒビキ×香須実自分も萌えなんで、複雑。
ヒビキさんモチでも焼いてくれないかなと。するとネタになるんですがw
>>469様 自分もこのカプ好きです。公式では絡みないのに、妄想って恐ろしいw
気に入ってくれてどうもです。
>>470様 可愛いッすか?女性に対してはものすごい虚勢を張るタイプではと。
咽る鬼みたいなのももう一度書きたいですけどね。
>>471様 うう・・・そりゃ見なければ。自分中の人に日記は読みました。ユニークな人みたいですね。
カ・・カスミソウ。五角関係ですな。
>>472様 ザンキ×みどりは一応コレで一段落なんですよ。また構想練ります。
気に入ってくれて嬉しいです。
>>473様 おお!美穂タン執筆中の方ですね。忙しい中、乙です。
自分もテカテカツヤツヤでお待ちしてます。ちゃんと、龍騎の劇場版も見て、
準備万端です。(プレッシャー?)

皆さんありがとです。569一層精進いたします。
またよろしくお願いします。      569
478569:2005/05/18(水) 09:04:53 ID:yTit2hei
雑談だけど一応記名で。

とりあえず、569は今のとこザンキ×みどり以外考えられないっす。
だもんで、他の職人の方にツヤツヤ期待します。

みどりさんならいくらでも・・・なんですが。(なぜ?)
師匠の目を盗んでみどりさんとトドロキさんが・・・・おお、こわこわ。

まあ、公式が日菜佳とトドロキなんで有り得ないっすねw

そうそう、>>470様 絡み次第ではイブキ×香須実書くかもです。
でも、自分ヒビキ×香須実萌え!どうしよう。辛いとこです。←藁
479名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 12:52:25 ID:Ss3xsQfv
>>師匠の目を盗んでみどりさんとトドロキさんが・・・・おお、こわこわ。

大人のみどりさんX一度でいいお相手願います的な轟鬼が読んでみたいです。

何かここに染まりすぎて日曜の朝が再び楽しみになったよdクス!
480名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:16:59 ID:6ji8TXzZ
ザンキさんは童貞
481名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:33:57 ID:8LdFbvI+
この流れを見ると、響鬼だけで単独スレ立てても大丈夫なんじゃない?
482名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 21:24:14 ID:LZ51TMIr
リアルタイムでやってるのが多いのは当然。

独立されると、他作品投下する場所なくなるでしょ。
残されたほうが即死するだろうから。
483名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 23:47:18 ID:MYybZds8
誰も予想しないケースでもっちーVS斬鬼さんとか読んでみたいっす。
あきらとラブラブなところを目の当たりにした傷心のもっちー。
たちばなに団子やけ食いにきたところ轟鬼さん経由で斬鬼さんと出会い、
ヒビキさんと同じ匂いを感じ恋愛相談。成り行きでそのまま・・
なんて展開、読んでみたい・・。
自分、文章力無いんで誰か執筆してくれる人キボン・・。(´・ω・`)
484名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:09:54 ID:w7Yzvk9E
むしろもっちー&あきらと斬鬼さんで。
そこを明日夢とイブキが覗いてる。
485名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 23:41:33 ID:NgEnlycL
俺はヒビキ×香須実前提の斬鬼×香須実が読んでみたい…
486名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 23:46:33 ID:aJFrxpTQ
もっちー×あきらタンキボンヌ
487名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:03:51 ID:zusNFeNf
バカップル、妹×戸田山で!
488名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:06:54 ID:pTwPGymW
ふつーにヒナカx轟鬼。いや、戸田山のときの、二人のファーストデートw
酒飲まされて、喰われちゃったんじゃないかなあ〜ヒナカさんに。
489名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:47:44 ID:USMS+gAQ
あまりリアリティがないカップリングは萌えない
490名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:54:58 ID:WUGjqDVC
弾鬼さん×「お〜い!」男
491569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:47:14 ID:uvZ/Atyj
わーい。凄くいろんなネタ。
取り合えず>>479様のネタ。お願いしますのトドロキ君。
相手?もちみどりさん・・・って?いや揉めて欲しくてw
>>485様 いいかも。でも陵辱っぽくなりそう。それがいいんか?
トドロキ×ひなかは必ず通る道みたいですね。そのうち書きたいです。

では、age投下いきます。
492569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:52:49 ID:uvZ/Atyj

「そうねえ…構造上の問題なのよねえ……こういう誤動作って。」
ウェーブのついた髪を揺らして、彼女は首をかしげる。
きれいなゆびににつかわしくないドライバーで、緑のディスクを調整する彼女。
「トドロキ君ごめんなさい、そこのチョコとって。」
彼女に、板チョコを渡して、俺は見蕩れてしまう。
無造作に、パキッと白い歯で割る。
その茶色の甘い欠片が、グロスの唇に呑まれていく。

チョコになりたい。馬鹿か俺は。

「?どうしたの?トドロキ君。チョコ欲しい?」
「いや、違うっすよ。鮮やかな手つきだなと思って。」
俺はごまかすように笑った。見蕩れてたのに気づかれちゃ不味い。
「うふふ、コレ一本で鍛えてるもの。はい。少し調子違うんじゃないかな。」
俺に手渡された、緑のディスク。お前羨ましいよ。こんなにこの人にいじられるんだもんな。

すらりと立ち上がった彼女は窓辺に立って遠くを見る。
最近出来たばかりの彼女のサブの仕事場は、見晴らしのいい7階だ。
この研究室、夜景を見るには少し低い。なんて言ってたな。

ザンキさんが。

白衣が似合う銀の技術者。まさにそんな感じだ。
俺は彼女に、馬鹿みたいに焦がれていた。もちろん、その……日菜佳さんは別だ。
芸能人に憧れるみたいな。そんな感じ。
馬鹿だな、俺。二十台も半ばなのにな。
493569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:54:30 ID:uvZ/Atyj

遠い目をしている。銀の華奢な眼鏡の奥のきれいな目。何処を見てるんだろう。
「どうしたんすか?」つい聞いてしまう。
雰囲気を読めといつもザンキさんにも言われるんだけど。
「…あの明りの下で、みんな暮らしているんだなあって。ふふ。」

吉野の彼氏……噂だけどうまくいってないって聞いた。
結婚直前まで進んでるらしいけど。なんでだろ。とても聞けないけど。
この話だって実は日菜佳さんから聞いた。
「女はいろいろあるんすよーーー」なんて、可愛い大きい目を見開いてたけど。

イロイロってなんだ?そういう日菜佳さんも分からないみたいだったが。
ま、みどりさんは確かにいろいろありそうだけどな。

「やだ、そんなにまじまじ見ないで。」彼女はもうひとかけチョコレートを口に入れるところだった。
「デビュー戦お疲れ様だったわね。」にっこりとねぎらってくれる。
うわーーーーこの人の彼氏はたまんねえだろーなー。
「でも…その後…うふふ。裸になっちゃったんだって?」

その話はど…何処からの経由で?

「ヒビキ君からよぉ!ヒビキ君は多分ザンキさんかな?あはは、戸田山君らしいわ。」
「いや…その…全く不甲斐無いというか…はは…いで。」ガンとデスクの足にぶつける。
絶対ヒビキさんに言わなくては。腹が立って仕方がない。
肝心の彼女は、さほど意識してないみたいだが。そりゃそうだ、俺なんて男の内に入んないだろう。
彼女だったら、うちの師匠とか、それこそやっぱヒビキさんクラス?

494569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:56:02 ID:uvZ/Atyj

「トドロキ君、お茶飲む?」こぽこぽと熱い湯を急須に注ぎつつ、俺に顔を向ける。
「飲むッす。い…いや、俺やるッすよ!」
もういい加減夜中だ。駆け込みで修理を頼んだと言うのに、気軽に引き受けてくれた。
すまないやら、ありがたいやらで…その上お茶まで入れて貰うなんて。
「ザンキさんに怒られるッすよ。」
彼女の手が止まる。俺、変なこと言ったかな?
「彼、元気?」
「そうっすねー。ああいう人だから、元気なんだか元気ないんだか、わかんないっすけどねー!」
「そう。」
注意深くお茶を入れる。この辺は日菜佳さん譲りだから。おいしいはず。
そっと、彼女の近くに湯気の立つ湯飲みを置く。
物思いに耽っている。じっと、考え込んでる風。そんな時、彼女は一層きれいだ。
完璧にみどりさんにイかれている俺は、そんなことを考えていた。
良く考えると、二人っきりなんだよな。こんな夜中に。そりゃ余計な煩悩だ。

まあ、そんなこと考えないで、家に帰って鍛えよう。
日菜佳さんにも電話しないといけないし。

「あのぉ!俺!」
「きゃ………」
ザンキさんにも、でかいでかいと言われてる俺の声に、かなりみどりさんはびっくりしたらしい。
熱い磁器の湯のみが、床で散る。
「大丈夫ッすか????」駆け寄った俺。

泣いてる。
495569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:57:07 ID:uvZ/Atyj

いつの間にか、きれいな目から、後から後から大粒の涙が零れていた。
眼鏡のガラスが曇る。
「やだ、みっともない。」
泣き笑いして、眼鏡を外し、拭く。
「な…なんかあったんすか?」どもりつつきいてしまう。
彼女を泣かすなんて、どんな男なんだ。ったく。変身して烈雷をお見舞いしたい気分だ。
「トドロキ君の前で泣くなんてね。みどりさんも焼きが回ったかな。」
「お・俺で出来ることなら、何でも。」
またどもっちまった。コレだから、日菜佳さんとも進展しないんだ。
「そうね………」
涙を拭って、眼鏡をかけ直す。まだ鼻が赤い。
ちょっと後ろを向いて、俺に向き直る。
「キスして。」舌ッ足らずな声。
「へ?」俺はかなりお間抜けだったと思う。一瞬何を言われたか判らなかった。
突然、柔らかい体を預けられる。
「聞こえなかったかな?キスして。」俺を見上げる。ぴったり体を密着させて。
まだ濡れた目。いい香りが鼻をくすぐる。

コレに、逆らえる男はいないのではないか。
変な話だが、ザンキさんだって、イチコロだと思う。

俺は、魅入られたように口付けていた。
甘い。微かにチョコの味がする。柔らかい濡れた舌が俺の中に忍び込む。
夢中で応える。心臓がどかどか鳴っている。

唇を離すと擦れた声で。彼女は言った。
「キスが上手ね。以外だわ、トドロキ君。」
496569[惑わす道]:2005/05/20(金) 12:58:31 ID:uvZ/Atyj

夜の散歩と称して、暗い夜道を歩きながら俺たちはいろんな話しをした。
例えば、好きな人の話。
彼女の今の意中の人の話は聞き出せなかったが、多分どこかの支部の鬼らしい。
その辺、彼女は話したくないみたいだった。
「困った人なのよ。」そうやって自分の話を締めくくった。

俺の話は……日菜佳さんの話ばかり。初めてのデートの話とか。お互い毎日長電話してるとか。
他愛もない話。彼女は話を聞き出すのがうまい。
俺はいつの間にか、粗方喋らされてしまっていた。
「じゃあ、まだ二人は清い関係なんだー。素敵ね。」
「自分、鬼になるまで我慢するって誓ったんッす。不器用なんで。」
「ほんとに好きなのね…日菜佳ちゃんが。」
「真剣ッすから。」きっぱり言い切った俺を見て、みどりさんはなぜか寂しそうに笑った。

そう言っていた俺が何で、あの建物の前に立ったのか判らない。

「あの、休んでいかないすか?みどりさん。」俺の口が勝手に動いていた。
口の中はからからになっている。何でそんな事を言っているのだろう。俺は。
キスに頭をやられていたのだろうか。水でも被ったほうがいい。
彼女は俺をじっと見て、ちょっと首をかしげた。困ったような顔をして。
きれいな眉をひそめて。
「一回だけね。」


俺は想像以上の事態に動揺していた。
滑らかな淡い飴色の肌に、ただ、圧倒されていた。シャワーを浴びた彼女の肌は微かに上気して、
何の香りだろうか、実に甘い香りがする。
497569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:00:45 ID:uvZ/Atyj

「ん…………」
その声を聞いただけで、頭に血が上る。動きがギクシャクしてしまう。
思っていたよりずっと豊かな乳房。俺の無骨な手で包むと、容易く形を変える。
熟れた果実みたい……
「トドロキ君。もっと好きにしていいのよ。遠慮すると損しちゃうぞ。」
微かに笑いながら、彼女がきれいな指で、俺の短髪を梳く。
とはいっても、とてもそんな度胸はないッす。
何年、俺は彼女に憧れていたんだろう。ずっとだ。恋に発展しないのが不思議なくらい。
「ありがと」
「は?????」
「そんなに大事に扱ってくれて。」―――他の男は大事に扱わないんッすか????
混乱している俺をぐっと引き寄せる。
とてもじゃないけど好きにするなんて出来ない。
そっと先の色づいた部分を口に含む。
「はっっ…」横を向いて、喘ぐ。そのしぐさがたまらない。
「みどりさん泣かせるなんて、自分、烈雷おみまいしたいくらいっすよ。」
そういったら、意味ありげに少し笑って。柔らかく俺を抱き締めた。

彼女のその部分は潤っていた。とても、溶けそうなくらい。
「は………あぁっ。」俺の指が差し込まれると、ため息みたいな声を上げる。
それにしても、俺の少ない経験と知識で彼女を喜ばせることが出来るのか、甚だ自信がない。
498569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:02:01 ID:uvZ/Atyj

ゆっくり指を動かす。上から下に滑るように指を走らすと、優美な体が弓なりに反る。
「あぁ…んん……やだ、もう…焦らさないで…」
そんなつもりはないんだが。怖いッすよ。とにかく。
極力急な動きは避けて、その部分に指を忍び込ませる。
「はぁぁっ!!!!」彼女の声に俺の方がびっくりする。そして中の、熱さに。
「凄いあったかい…みどりさんの中。」そして、濡れてる。まさかそこまで言えない。
「やだ…もう…あっ!」
次々と湧いてくる潤いを絡めて、何度も抜き差しする。
その度に彼女の体が跳ねる。腹部に、鳩尾に、不器用に口付けながら、
自分の指が彼女のそこに、溶け込んでいくような錯覚を覚える。

その頃には、かなり下の方の自分自身から抗議を受けていた。
ずきずき痛いくらいに張って。だけどどうしても行動に移せないでいた。

「トドロキ君、来ても…いいのよ。」いつもの、あの優しい柔らかい声で囁かれる。
口付けながら彼女の顔を覗き込む。ウットリした猫科の目。そっと俺の頬を撫でる。
「出来ないっすよ。俺。あんまりみどりさんに憧れすぎていて。無理ッすよ。無理。」
駄々を捏ねる子供にするように、俺の頭を撫でて、彼女は微笑んだ。俺の首筋にキスする、
「トドロキ君、横になってくれる?」
訳がわからず仰向けになった俺に、みどりさんが被さってくる。

「ちょ…ちょ…みどりさん!!!ヤバイッす!それは!」
俺のその部分の先に濡れたところを押し当てて、ゆっくり腰を沈めていく。
「私が、ハ…ズカシイけど。ね、気持ちいい?」耳元に吹き込まれる。
俺を全部飲み込んで、熱いため息をついた。
499569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:04:36 ID:uvZ/Atyj

いいに決まってるじゃないッすか。さらに、こ…この眺め。
「こんなの、俺、あっという間にイっちゃいます…よ…。」
熱く包まれてるそこはもとより、何と言っても、視覚から来る刺激。
俺の胸に手をついて、起き上がる。さっきまで俺が触れていた乳房が揺れる。
思わずぐっと掴んでしまう。
彼女は大きくは動かずに、小刻みに優美な腰を回して、目を閉じて、唇を舐める。
「や…んぁ…はぁっ!…ん!」彼女の喘ぎ声。
耳からと、目からと、肌から、そして熱い部分から、あらゆる五感から刺激を受ける。
気を抜くとあっさり暴発してしまいそうになるそこを、もったいなくて必死で引き止める俺。
時折、力尽きたように、彼女がふわりと倒れこんでくる。
「だ…大丈夫すか?」俺の頬に額にキスして、
「良すぎて、倒れちゃうのよ………」体の奥がずきんと来るような声で囁く。
こすり付けるようにグラインドしてくる。中で、激しく全体が壁に擦られる感覚。
必死で彼女の腰を両腕で抑える。
「だめッすよ!でちゃいますッてば!みどりさん!」
「出ちゃっても…いいのよ?」彼女が俺の顔を見て淫らに笑う。
「やです!一応、俺も男ッすから。」むくれたように言うと、彼女がキスしてくる。
「可愛いんだ…トドロキ君って。……とは大違いね。ふふ。」
なんていったんだ?と言うか、あまりにもとんでもない言葉、俺の内部が拒否してる言葉。
「じゃ、我慢できるくらい、我慢して、ね。」

そして、俺の頭が真っ白になった。
緩やかに、ときに早く。彼女が遠慮なく動き始めた。
じっくり上下する時もあれば、小刻みにまわすこともある。
その、成熟した体で、縦横に俺を弄ぶ。くぐもるような水音が聞こえてくる。
「あっ……はぁっ……あああっ…あっ!!!」
500569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:05:58 ID:uvZ/Atyj

泣きそうなみどりさんの顔。はじめてみた。
何か、小さな女の子みたいな。そんな顔。何か堪えてるような切ない顔。
どの男にもそんな顔するんすか?可愛い……凄く。

俺の腰が勝手に動きはじめる。ダメだと思っても突き上げてしまう。
律動の波がピタリと合ったことを示すリズミカルな水音。そして。。

「あ・あ・あ・あ・ああああああっっっ!!!」
果てて倒れこんだ彼女のそこから、必死で自分を引き抜く。
「う………………っっっ!」
迸る出る液が、彼女と俺の体を熱く濡らす。

快楽で朦朧とする意識の中、さっき彼女が言った言葉を思い起こす。
どうしても思い出せない。

「あ…あの、みど…りさん。」いきなり息が切れてる。
「……ん…何?」
「いや、なんでも………ないッす。」



「送ってくれなくてもいいのよ。すぐ近くなんだから。」にっこりと俺の顔を見る。
もう、夜が白々と明けてきた。空が甘い藍色。明けの明星が瞬いている。
澄んだ、朝の空気。
「いや近くないっすよ。結構歩きましたから。」
「ふふ。ほら。」彼女の指差した方を見ると、仕事場のある猛士のビルが。
ぐるぐる回って、裏のラブホテルに入ったわけか。俺って、最高に間抜け。

着メロの音
501569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:08:23 ID:uvZ/Atyj

みどりさんの顔がぱっと明るくなる。現金なほどの明るさ。
慌てて携帯を取り出す。後ろを向いて。
「………ん…今?仕事。え……そうね。………いいわ。じゃ。」
ものすごく早い会話。振り返る。

ああ、その相手が、みどりさんの本命か。そんな表情。

「よかったッすね。彼氏ですよね。」
俺、多分、かなり複雑な笑顔だったと思う。
「やぁだ。元彼。これからわからないけど。未知数ってヤツかな。ふふ。」
化粧も落ちて、素顔に近いんだろうけど、上気してすっごくきらきらしてる。
アレ………でも良かったんだろうか、俺と、こんなことして。
「………あ・あの………」
ん?なんて目を見開くみどりさん。
――可愛らし過ぎるッす!だめッすよ!好きな男以外にそんな顔しちゃ!
「じゃ、俺、とんでもないこと………」
「いいのよ、免許皆伝のお祝い!おめでと!じゃね!!!!!」
悪戯っぽく、ウィンクをする。そ・それ、メガトン級のお祝いッすよ……
きれいな手を上げて、軽い足取りで歩いていく。柔らかい髪を払う。
あの高いミュールで、よくもと思うくらい早い。

…と思ったら振り返る。
502569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:09:35 ID:uvZ/Atyj

「トドロキくーーーーーーん!!!も一個お祝い!ほら!」
かなり離れたところから、彼女が何かをほうってよこす。
ジャンプしてキャッチする俺。

さっきの板チョコ。彼女の食べかけの。

かなわないッすよ。みどりさんには。後頭を掻く俺。
小さくなっていく後姿を見ながら、
俺は――くどいけど彼女の食べかけの――チョコを齧る。ほろ苦い甘い味。
一晩で憧れが実って、振られて、俺って忙しいよな。


東の空が白々と明けていく。今日もきっと天気がいい。



503569[惑わす道]:2005/05/20(金) 13:18:18 ID:uvZ/Atyj
師匠と弟子どんぶり。・・・て言うか、
自分のSSで3人の鬼とみどりさんしてる。鬼殺し。 
この話、ザンキさん三部作のどの話の間に入るか・・・想像してください。

いかがでしたか?感想聞けたら嬉しいです。    569
504名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 23:20:51 ID:9JY5LJra
まじめでウブな感じのトドロキ君がステキです。
みどりさんは大人の女ですね。

私は野生的な魅力のザンキさんが好きです。
ザンキさんの話も又お願いします。
569さんのSSはエロくてもどこかロマンチックでいいですね。
このスレ永久保存したいな。
505名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 23:53:26 ID:NFK+0RRX
569さんGJです!

ほんとトドロキ君いい味出してますね。
569さんのSSは愛があるからエロでも師匠と弟子どんぶりでも
すんなり読むことが出来て毎回楽しみです。
ザンキさんと香須実さんが劇中で使用している携帯は
同機種色違いだそうで、なんだかこのカプも気になります。


506名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 00:00:20 ID:PL6vaCDE
みどりさん素敵だ!
エロい!そしてキュート!なぜかさわやかな感じもするよ。
はーありがとうございました。
ザンキさんに呼び出されたってことは〜・・今度は優しくしてもらえるってことかな、と思いながら読んでました。
507名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 11:01:29 ID:IGAsbnPB
GJ!
何となく様子がおかしいのを不審に思ったザンキにカマかけられてぼろ出しそうだけどw
508弾鬼さん×おーい!男:2005/05/22(日) 00:58:18 ID:S4TpOx9J
おーい!男「お──────い!!」
童子&姫「声だ。声。声。声をもらうよ。」
(弾鬼さん登場)
弾鬼さん「早く逃げろ!早く!!」

(しばきあい終了)

弾鬼さん「おまえ・・・逃げなかったのか・・・?
おーい!男「えぐえぐ・・・」
弾鬼さん「そんなに恐かったのか?」
おーい!男「・・・見てたら・・つらいのが分かった・・・痛いのが分かったから・・・えぐえぐ・・・」
弾鬼さん「・・馬鹿かおまえ・・・俺なんかのために泣くなんて・・・」
おーい!男「えぐえぐ・・・」
弾鬼さん「よせよ・・・よせって・・」

弾鬼さん「・・・やらないか?」
おーい!男「ウホッ いい鬼・・・」



弾鬼さん「うおおおおっ!!俺の股間の音激棒で清めの汁をおまえのアナルに叩きこんでやるぞぉおお!!」
おーい!男「ああっ!!いいよぉ・・いっぱい出してぇ!!」
弾鬼さん「うっ・・・出る!!

びゅく!!どぴゅっ!!どくどく・・・!!

おーい!男「すごい・・・いっぱい出てる・・・弾鬼さんの精液の量・・・
      多───────────────────い!!!!!!!」


↑最初に戻る
509名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 07:18:49 ID:2ck65QrF
569さん、GJです!!
トドロキ君がかわええ〜〜。
そして、可愛いトドロキ君に『可愛い』と思われてしまうみどりさんはもっとかわええ〜。
いつか、このことを知ったザンキさんのモチ妬き話もお願いします!!

 さぁ、後小一時間で始まるぜ。本編でもザンキさんとみどりさんの絡みがあると嬉しいな。
510名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 08:30:30 ID:hi61QOpS
両手に花かよ明日夢くん……

藻舞はなんて幸せものなんだw
511569[惑わす道]:2005/05/22(日) 08:56:19 ID:kagGUEE+
皆さんスカートでバイクに乗る香須実さん萌えの569です。
イブキは振り返りたくてうずうずだったんじゃないでしょか?

>>504様 素敵にかけてましたか?良かった。純情って微妙に弱くなりそうで。
また黒ザンキさん書きますね。読んでくれてありがとです。
>>505様 愛があるのに、みんな浮気しまくり・・・OTL香須実×ザンキ陵辱になったんで
ちと、投下ためらっておりますです。
>>506様 みどりさんキュートに書けてましたか?書いてて楽しい女性なんです。
そうです。次は[繋がる影]です。
>>507様 ザンキさん怖そう。ッつーか自分書いたら怖そう。
>>509様 やっぱ、モチ妬き妬き・・・書くべきでしょうか?早起きですな。
自分寝坊して、半分からしか見てない。今から見ないと。

皆さん、読んでくれてありがとです。
自分が書くととんでもないことになりそうなトドロキ×みどりの
ザンキ×みどり後日談。構想練ります。        569

>>508様 GJ! つーか夜中に一人笑って不気味だった自分。
>>510様 明日夢もて過ぎ。ホント棚ぼた状態。今に罰が当たるかとw
512名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 09:02:53 ID:kagGUEE+
ごめん。ageちまった。
513名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 11:17:58 ID:ilqXT7S1
 >508
 ラスト1行のオチが効きました。GJです。

 569様
 貴方のエロパロを読んで自分でも書きたくなり、他スレに投下したSSが好評を
博しました。おかげさまで、とはまさにこのことです。これかも頑張ってください
ませ。
514名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 12:30:30 ID:GDVBErh8
今日のマカモーは以前の偽足っぽいのじゃなく完全な触手持ちでしたな。
ショクシャーとして期待が高まるばかりw
515名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 14:15:32 ID:GHv8NtO4
569様、トドロキ×ヒナカの甘い話など書いてもらえませんか。
お待ちしてます。
516名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 14:54:14 ID:7tq+KqEL
今日の展開だと、イブキ×香須実・ヒビキ×みどりって感じだった。
「香須実とイブキ、案外いいコンビかもな」の真意が聞きたい。
カップルとしてってこと?ヒビキさん。
ヒビキ×香須実萌えなのでキツイっす。
517569:2005/05/22(日) 15:37:44 ID:kagGUEE+
>>513様恐れ多いです(^^;)職人の方なんですね。
感想やGJ!を糧にしてがんがりましょう。自分もがんがります。
>>515様 承りました。んと、この[惑わす道]の後でいいですか?
>>516様 同じくです。どんな状況でも書きますが、やっぱヒビキ×香須実萌え
コレは自分も変わりません。
518名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 19:45:00 ID:RWRsCDP9
>516
自分はヒビキ×みどりにイブキ→香須実萌えだけど
少数派なのかな?ちょっと寂しい

おやっさんが日菜佳絡みでトドロキをいびって(笑)たような描写が
ヒビキには無いから恋愛関係じゃないと思ったんだけどな。
519名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 20:18:44 ID:ctQtpH6e
>>518
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)

香須実さん萌え・・・!!
520名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 21:09:37 ID:ZxyeexM3
>518
自分もヒビキ×香須実が多くてちょっと寂しかった
この二人の組み合わせも萌えるんだけどね
そうなるとイブキ君が不憫な気がして…

最近になって日菜佳×轟鬼が一番萌えます!
(轟鬼が上になるのが想像できないw)
轟鬼初登場から日菜佳はちゃっかり彼といい感じになりそうだな
と思ったら出来てたのね(ノ∀`)
この中で一番平和なカップルだとおもいます。はい
521名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 21:42:24 ID:jhFWacE4
今日のイブキかわいくしすぎ!なんだ、アスムに対抗か?
しかし「僕が相手に・・・」かっこイイ!このギャップがたまらん。それが狙いか!あざといぞ〜
すっかりイブキ→カスミ萌えにw
522名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 22:45:30 ID:zUCuK8mV
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)イパーイ
東映公式のあらすじでの
「17話ではイブキ×香須実の新たな一面が見られました」が嬉しいよ!!

明日夢+もっちー+アキラのトライアングルも
日菜佳×トドロキも大好きだー!!!

てか皆大好きだから最終的にどんな組み合わせになっても大好きだ!!!

523名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:04:42 ID:GMSAnDrP
今日の放送を見て、みどりxヒビキ←香須実←イブキという
妄想が・・・
日菜佳xトドロキは、今のとこは一方的に日菜佳が盛り上がってるって
感じかなあ。とまどうトドロキ。

それにしても明日夢があきらに優しくしてるのを見て
ショックを受けるもっちーと、それに気づいて気を使う
あきらのお話もよかった。
両手に花でにやける明日夢が、いなかっぺ大将の大ちゃんに
見えたよ。
524名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:21:47 ID:jz0o+ln1
もう男ならどっちかなんて言わずに二人とも美味しく頂くべきだな<明日夢くん

直後に飛んできたボールが取り敢えずバチって感じでワロタ
525名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:46:59 ID:kagGUEE+
公式、読めば読むほどイブキ×香須実だなあ・・・・
頭切り替えないとダメ?OTL・・・
526名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 05:12:36 ID:lqKmOvRp
もう熟年夫婦のような貫禄のヒビキ×みどりに萌えまくりです!
香須実もちょっとはイブキを見直してくれるといいなあvv
予告のヒビキ「香須実とイブキ、案外いいコンビかもな」で
もう完全に脳内モードがヒビキ×みどり、イブキ×香須実になりましたvv
527名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:40:48 ID:9mPJkjQt
いなかっぺ大将の大ちゃん・・・
ニャンコ先生が響鬼さんか。
528名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 18:52:09 ID:XKzF8jfo
来週見ないとわかんないなあ<イブキxカスミ
カスミはヒビキが好きなのに、ヒビキはみどりと仲いいし、
ヒビキにまで「案外いいコンビかもな」なんて言われて落ち込むカスミ・・・
なんて展開があるかも?
529名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 20:21:08 ID:wOA8/wTW
>528
香須実がヒビキが好きだって描写は今まであったっけ?

覚えが無いし見直したいので何話とか教えてはくださらぬでしょうか。
530名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 08:53:33 ID:+3Pz+JcP

     何を見ている? 
     ──v── ここで アレの勉強か?
        ∧  ──y──
      (ミ斬シ) _\|_|/
    ∧(    ).(ミ裁シ.):|
   (;ミ轟シ)/ ̄ ̄/⊂  ):| 
   (つ  ./   / ∪:∪:/
あ、いやその ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  響鬼関係のSSの新しいのうpされてないかなぁと思いまして・・・
531名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:18:16 ID:hXZaNDQK
ひとつ日菜佳x轟鬼でお願いします!
・・なんで日菜佳さんは戸田山が気に入ったんだろう・・?
532569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:49:10 ID:v3F/YUQe
どもです。569です。すんごい遅くなりました。
実は今ホムペ作ってまして。いやはや。

さて、苦戦いたしました。トドロキ×日菜佳。
とにかく中々エローに行かないんです。自分としては自然な形で行き着きたいので。
皆さん気に入ってくれますでしょうか。age投下いきます。
533569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:52:06 ID:v3F/YUQe

「寿司うまかったッすね。」

天気がいい日曜の昼は、カップルが一杯である。あそこにもここにも…
皆一様に華やいだ顔をしている。
日菜佳はちらりと隣の日に焼けた陽気な顔を見やる。

―――あの約束忘れッちゃッたんすかね。―――

「やっぱ回転寿司が好きなんだね、とだ…トドロキ君。」
少しトーンを抑えた日菜佳の声に、トドロキがあれっと言う顔をする。
「どしたんすか?日菜佳さん、腹でも痛いんですか?」
色気のないトドロキの言葉。コレだから進展しないのだ。
「どんとまかせて。」と言っていた姉の言葉に、店を任せて思い切って出てきた今日。
特別な日なのだ。今日は。

「喫茶店にでも入りますか?」トドロキが大股に歩きながら言う。
日菜佳が無言で首を振る。
「んじゃ、映画でも見るッすか?」
黙ってる日菜佳。

トドロキが頭を掻く。大体いつもは日菜佳のほうが積極的なのだ。
やれ映画だ、買い物だと、明日の仕事に支障が出るくらい引っ張りまわすくせに、
今日は…すっかり貝になってしまっている。―――困ったなあ
店も途切れてしまった。

ポツリとビル街に申し訳程度に出来た公園がある。
534569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:52:54 ID:v3F/YUQe

「日菜佳さん、ちょっと坐りましょうか!」
トドロキが気を引き立てるように日菜佳の背を押す。
大きな手の平の感触に日菜佳の顔がポッと上気する。
―――こんなんで赤くなるなんて!あたし小学生以下じゃないッすか!―――

公園には親子連れが一組。何やら地面に描いている。
時折子供の甲高い声。正午の日差しで、彼らの影が乾いた地面に濃い。

錆びれたベンチに坐ると、トドロキがすぐに自動販売機の前に立つ。
コインを入れてジュースを叩き出している。
「日菜佳さんどうぞッッ!」冷えた水滴のついた缶を渡される。
大きな目でトドロキを見上げた。
その目が揺れている、零れそうになっている。
「日…日菜佳さん…」
不覚にも抱き締めたくなるトドロキ。

実はトドロキはザンキに釘を刺されていた。
「年頃同士だし、判るんだけどな。支部局長の娘はやめたほうがいいぞ。
だいたいなんかあったら、鬼やめるまでいびられるんじゃないのか?
ヒビキなんかは別格なんだからな。俺を引っ張り出すのはやめてくれよ。」

抱き締めようと、触れようとする手が止まる。
それに日菜佳が気付いた。
535569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:54:43 ID:v3F/YUQe

とたんに大粒の涙が溢れる。
あ・あ・あ・…と、止める術を持たないトドロキ。
「どうして、どうし…て、さわってもくれないの?」
「いや、悪くて…。」支部局長に。と言うのはいう必要がないだろう。
「あたしのこと、好きじゃないの?とだ、トドロキ君」
泣きじゃくりながらも、懸命に呼び名を直す日菜佳。
拳骨でしきりに目を拭く。まるで子供のようなしぐさ。

トドロキの胸がズキンと…あまりに彼女が可愛らしくて。
―――泣いてる日菜佳さん始めて見た。―――
「……きょ、今日……お祝いあげ……ようと思って……たのに……」
「な、何すか?な、何でも貰いますよッッ!」
泣き止ませるためなら、電柱にでも登りそうな勢いのトドロキだ。
勢いで猛烈にジュースを口に含む。

「あたし。」

赤い目でトドロキを見つめる、瞬きもせずに。
トドロキが後ろを向いてジュースを吹いた。
「ごほっ……げほ……げっっ……」
「だって、トドロキ君とそう話してたじゃない!鬼になったら、
お祝いに貰うっす……そういってたじゃない!!!」
……そこまで言って、女性から言い出すには、かなり大胆な内容だったことに気付く日菜佳。
額まで赤くなって、じっと足元を見つめる。
536569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:56:26 ID:v3F/YUQe

確かに二人はそう約束した。それもつい最近。
まさかこんなに早くその日が来るとは。
師匠の引退で、意外に早く免許皆伝したトドロキだったが。
正直、そんなことも――語弊があるが――忘れてしまうくらい忙しかった。
手続き、診察。吉野への書類提出。本部への顔出し。車両名義の書き換え。
合間にシフトが回ってくる。
今日だってやっと取れた休みなのだ。

「いや、そ、そうだったんすが、その…。」
「あたしが嫌いになった?」
「いや、そうじゃなくて。」
日菜佳の隣に腰掛ける。二人の距離、微妙に開いている。
「…鬼になったばっかじゃないッすか。俺。」
これからの心構えもまだ出来てない。
先も見えない。ひとり立ちして前より命を落とすリスクが増えた。
「自分ちゃんとしてないのに、日菜佳さんとそんな風になるなんて、考えられないッすよ。」
正面を真っ直ぐ向いて言う。澄んだ目で。
―――……み、みどりさんには、貰っちゃいましたけど。―――
ちょっと後ろめたいトドロキである。
537569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:58:04 ID:v3F/YUQe

―――姉上。とってもトドロキ君落ちそうにないっすよ。―――
冷たいままのジュースを手に持っていて、指が冷えてきている。
―――その格好色気なさすぎよ!明日こそ落とすんでしょ!
夕べ夜遅くまで服選びに付き合ってくれた、姉。
あげくに、イブキとのデートの時の服を一式貸してくれた。
だから今日の日菜佳は履きなれないスカートなのだ。
―――くれぐれも、普段のパンツと違うんだから、気をつけるのよッッ!―――
ま、姉もあの格好でバイクに跨って、イブキの度肝を抜いていたが。
そんな姉の気持ちを無にしたくない…日菜佳だ。しかし。
いかんせんトドロキがこうでは。
―――積極的なヒビキさんが羨ましいッすよ。―――

つと、三歳くらいだろうか。
小さな女の子が二人の側に来た。こまっしゃくれた顔して、おませな雰囲気。
母親は…水場で手を洗ってるらしい。
「おにいちゃんとおねえちゃん、こいびとどうし?」
詰まる二人。
「キスくらいしたの?」
目を剥いて、親はどういう教育してるんだ?…と言いたそうなトドロキ。
「キ、キスくらいならしたわよッッ!ねッットドロキ君ッッ」
「は、はいっっ!」―――キス止まりだけど―――。
「なんでキスしてるのに、はなれてるの?」
―――ナイス!―――
自分がしたい突込みをこの女の子がしてくれている。
―――座布団三枚ッッ―――最近落語に嵌ってる日菜佳である。
「た、大切にしたいから、離れてるってこともあるんすよ。大人には。」
どもりながら言うトドロキ。ちろんと日菜佳が睨む。
「えーーーーへんなのぉ!!!」
―――彼女に同じく。―――子供と気の合う日菜佳だ。
538569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 22:59:11 ID:v3F/YUQe

母親の呼ぶ声。子供が振り返りもせず、走っていく。
二人を見てバイバーイなんて手を振っている。人懐っこい子である。

二人顔を見合わせて肩を竦める。どちらからともなく笑い出す。
「トドロキ君、もうちょっと近くに坐っていい?」
首をかしげて、いつものお茶目な素振り。頬の横の髪が揺れる。
「いいに決まってるじゃないすか。」笑いながら、トドロキが言う。

二人の体温。

30センチ縮まっただけなのに、日菜佳の息遣い。トドロキの体の暖かさ。
お互いの存在を空気が伝える。
白い指が可愛い膝の上で、ジュースを握っている。
日菜佳は、自分の買ってきたジュースを開けずに、ずっと握り締めていた。
トドロキの視線に、
「あ、やだ。ぬるくなっちゃった。あはは。やだー!」
慌てて取り繕う日菜佳。彼の視線を感じるだけで頬が熱い。

ジュースが乾いた砂の上に、落ちて転がる。
日に焼けた指が白い指に触れる。
トドロキの手が水に濡れた日菜佳の指をかまわずに包み込む。
あんまり可愛くて。細くて。

「やっぱり、お祝い貰って…いいッすか?」


539569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:00:25 ID:v3F/YUQe

小さなホテルの一室で、日菜佳は途方に暮れていた。

日菜佳は初めてではない。行きずりの青年との一夜の恋。
五歳年下の常連の少年と。
そして……ちょこちょこ。そう多くはないが。
何も彼女がやたらといい加減だったわけではない。ただ……孤独が嫌いなのだ。

「トドロキ君。」
―――あたし初めてじゃない。―――日菜佳はそう言えずに唇を噛む。
今までのことは後悔していない。でも。
「日菜佳さん?」
緊張した顔の彼。日に焼けた体に、白いバスタオルを巻いている。
逞しい肩に、水滴が残っている。
日菜佳は立ち尽くしていた。
どうしようもないくらいの緊張。早くなる鼓動。
そして初めてではないという事実。
知らずに頬を涙が零れる。
「日菜佳さん…」
トドロキが日菜佳の裸の肩に触れる。
何か熱いものにでも触ったかのように、ビクッと揺れる。
シャワーを浴びて、火照っているはずなのに、彼の手はもっと熱く感じる。
意を決して息を吸う。
「あたし、初めてじゃない。」

少し止まって、そしてトドロキは笑った。
「間違ってるっすよ、日菜佳さん。」困った風に日菜佳の両腕を引き寄せる。
「俺とするのは、初めてでしょ。だから、初めてッすよ。自分も、日菜佳さんも。」
広い胸に抱きすくめられる。

拙く。初めてのように口付ける。
540569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:04:39 ID:v3F/YUQe

「トドロキ君。震えて…る?」
「言わないでくださいよ。緊張してるんすよ。」
広い胸に耳を当てれば、早鐘のように打つ彼の鼓動。
ききいるように耳を当てる。ゆっくり目を瞑る。優しい体。
「日菜佳さんの肌、あったかいッすね。」
「えー!だって、あたしの方があったかく感じるよ!」
「いや、日菜佳さんあったかいッすよ。」
「トドロキ君があったかいってば!」日菜佳が見上げる。
お互い目を見ると笑ってしまう。
―――こうやってあたしたち、いつもどたばたやってる。でもね、トドロキ君。―――
バスタオルが落ちる。ベッドカバーが、肌に冷たい。
―――ずっとこうしたかったんだよ。―――
昼間だと言うのに暗い密室は、サイドランプに照らされている。
日菜佳の白い体にランプの明りが映る。
「きれいで、触るの怖いッすよ。」
被さっている男の重み。恥ずかしげに笑む顔が愛しい。
日菜佳の指が、トドロキの顔に触れる。頬に、口元に。

「食べちゃいますよ。指。うまそうだから。」

確かめるように、口付ける。日菜佳の手が、彼の背中に回る。
キスが深まっていくにつれ、せわしなくなっていく、細い指。
痛々しいくらい華奢な腕。
「トドロキ君……やだ……」
「日菜佳さん?」
胸に、肩に、首に、口付ける。柔らかい形の良い膨らみをそっと揉み解す。
「あっ……」いつも甲高い日菜佳の声の、打って変わった細いソプラノ。
その声を聞くだけで、カアッッと体が熱くなるような気がする。
いつも飛んだり跳ねたりしている彼女が、腕の中で喘いでいる。
正直、そのギャップがたまらない。
541569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:08:09 ID:v3F/YUQe

「やっっ……はっっ……はぁあん……」
乳房の頂をそっと摘むと、恥ずかしそうに手を押し遣る。
「いや……すか?」心配そうに覗き込むトドロキ。
額にかかる一筋の髪を優しく指で避ける。
「嫌じゃないんだけど。大きい声が……出そうなの。」
額まで赤くして、日菜佳が言う。見開いた目が潤んでいる。
「いいっすよ。そんなの。」性急に乳首を口に含む。
電流が走ったように日菜佳の体が波打つ。口の中でその小さな赤い実を吸うと、
何か…とてつもなく甘い気がするから不思議だ。
彼女の甘い声のせいだろうか。
必死で押さえているのか、擦れた喘ぎ声。
「やん……あぁっ……んんッッ」滑らかなわき腹。柔らかい腹部。
「日菜佳さん…………可愛いッすよ。やたらと。」
「やだ……もう……トドロキ君……」
こんなに感じるのが信じられない日菜佳である。
好きな男性と肌を合わせることが、こんなに心地良い事だったとは。
合間に交わす口付けも徐々に大胆になっていく。
舌が、唇が、もどかしくもつれ合う。

熱いため息。

「は…………!」トドロキの指が日菜佳の敏感な部分に差し込まれる。
二人同時にため息が漏れてしまう。
「やだ、もう…………あっっ……」
「嬉しいッす……日菜佳さんこういう風になってて。」
無骨な太い指が濡れた秘裂を動く。
遠慮がちに、不器用に。だが、指先から、日菜佳を労わる気持ちが伝わってくる。
542569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:13:35 ID:v3F/YUQe

「んっっ……ぁ……はっっ……!」
腰が知らずに浮いてしまう。
弾みで淫らに開いてしまった狭い隙間に、滑り込むように指が入ってくる。
蜜を絡めながら、滑らかに動く指。
そこから痺れるような快楽が立ち上ってくる。
「日菜佳さん……俺、もう。」
耳元でそっと囁く。

―――俺、やっと素直になれた。日菜佳さんに―――
あんなに踏み越えられなかった一線を、今越えようとしている。

―――きっと、さっきのあの笑顔のせいだ。
       俺に向けた向日葵みたいな、笑顔の。―――

向日葵と言うには、白過ぎる太腿が彼を包む。
痛いくらいに細い腕が彼の首に巻きつく。
二人の目が合う。
「トドロキ君、好きだよ。」
愛してると言うには、テレがあるのだろう。
「俺も……大好きッす。」トドロキも同じだ。
浅黒い腕が日菜佳を抱き締める。
硬い先端が、彼女を確かめる。そしてゆっくり腰を沈めていく。
言葉もなく二人は息を詰めている。
日菜佳の形のいい眉が寄せられる。細い腰が震える。
「日…菜佳さん!!!」
堰を切ったようにトドロキが名前を呼ぶ。
熱い器が彼を締め付けるように包み込む。奥にコツンとぶつかる感触。
それを合図に激しい律動が始まる。
543569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:16:01 ID:v3F/YUQe

「はっっ…あぁっ!!!」
彼が名前を呼ぶたびに、柔らかい乳房を撓ませるたびに蠕動する内部。
引こうとする彼を、そうさせまいとするかのように、咥え込む。
その感触と彼女の声が、トドロキを高みに追い詰めていく。

トドロキ君が好き。

彼で目一杯になってしまった、心の中。
一心に突き上げる彼に呼応して、気持ちが溢れ出して行く。
日菜佳の目から、指先から、絡み付いている足から。
擦り付けつつ、突き上げられる。
「やッッ!ああぁッッ………んッッ!!」
自分はきっと泣きそうな顔をしてるだろう。
―――ダメ、彼が誤解しちゃう。痛いんじゃないかって。―――

切ない快楽に身をよじる。たまらずに体をそらせる。濡れた音が耳を侵す。
自分が感じて、彼が動いて、そして起きる淫猥な音。荒い息遣い。
神経が擦れるような快楽。そして頂点で破裂する。

「はっっ……はああああッッッ!!!!」
日菜佳が先に達する。
そして、トドロキがその痙攣する内部に熱い精を注ぎ込む。
「くうぅぅ………………ッッッ!!」
544569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:17:03 ID:v3F/YUQe

声もなく繋がったまま、喘いで、ただ抱き締めあう二人。
体の奥に広がる熱を感じて。
包み込み、優しく包み込まれてる安心感。
二人の体をしっとりとした汗の膜が覆っていて、尚一体感が強まる。
「トドロキ…………君…知ら……ないよ。中に出しちゃって。」
「そ……れも、いいじゃ……ないすか……。」
トドロキは息を切らしつつ苦笑する。

子供を抱いた鬼?それも自分には似合いかも。
ザンキさんと、支部局長には、いきなりどやされるッすね。きっと。



「何笑ってるんすか?日菜佳さん。」
夏に近づくにつれ、長くなりつつある日が、やっと暮れる。
勢地朗の門限には何とか間に合いそうだ。

今時の高校生も、八時より遅いのではないか。全く。
特に今日はトドロキには早く感じる。
―――こんな時に笑うなんて…
別れが辛いとかそういう気持ちはないんすかねー。日菜佳さんには―――
「何がそんなに……」おかしいんすか――と、言おうとしていた。

「あたしとトドロキさんの子供の名前。」
545569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:21:42 ID:v3F/YUQe

にっこり悪戯っぽく、トドロキを見上げる。
――また始まった。――
彼女の得意のシミュレーション。式場、来客、新居、その他。
あらゆる状況をリアルに設定し、勝手に喋り捲るのだ。
正直あまりにも鬼が笑う内容に
――どの鬼も間違いなく笑う――トドロキもいつもは辟易していた。

だが、今日は。

「ダメッすよ、日菜佳さん、いっきなりセンスないじゃないすか。」
「えーーーーーッッ!!!!トドロキくんこそ変なの付けそうじゃない。」
「太郎とか花子とかそういう普通のが一番いいッすよ。俺、富見蔵ですもん。」
鈴を振るように笑う日菜佳。むくれるトドロキ。
その明るい笑い声に、周りの人が振り返る。
早咲きの向日葵みたいな陽気な笑顔には、やっぱりそんな笑い声が似合う。
トドロキもつられて笑いながら、そう思っていた。
546569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:23:07 ID:v3F/YUQe

自然に並んで、指を絡ませる日菜佳。
照れくさげに笑んで、頭をかくトドロキ。

日の落ち始めたオレンジ色の街は、恋人を祝福するかのよう。
ビルの壁も、行き交う人の顔も、何もかも夕日に照らされて。

――お嫁さんにしてって、言ってもいいかな。――
日菜佳を見つめる優しい顔に勇気付けられる。
彼女の大好きな、誠実な瞳。暖かい手。



日菜佳はスッと息を吸い込んだ。




547569[笑う向日葵]:2005/05/26(木) 23:25:42 ID:v3F/YUQe
直しながらの投下。苦労した。
いかがでしょうか。おちゃらけエッチは、また書く事にして、
真面目な彼らを書きました。

感想聞けたら嬉しいです。     569
548名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 23:54:10 ID:9kKLNwS4
GJ!!
デート具合が普通にテレビの二人で想像できた。
なんというかこういうの好きだ。
549名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 00:10:05 ID:orMR1MLL
GJっす!!

569様、ついにホムペもー?!!
期待しちゃいますって!!
550名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 00:46:58 ID:EFy4mvkA
HPもですかーーー!!!??
いやーー轟鬼ヒナカよかったす。
トミ−のね、なんつうか青臭さというか、優しさつうかたまらんですたい。。
551名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 08:21:14 ID:YymIJZP0
読んでる方が恥ずかしくなるような・・・朝から読んでる俺が悪いのか・・・。GJです。
552名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 10:42:41 ID:XTLLSfzE
朝から幸せだ!
イイですね、イイHです。
とても好きです!
ホテル出た後の二人の幸せなやりとりもぐっとくる
と言うか、きゅーっとくると言うか。
553569[笑う向日葵]:2005/05/27(金) 18:19:45 ID:n4RmDIgc
読んでくれてありがとです。皆さんいつも本当に感謝しています。

>>548様 デート具合判っていただけましたか!GJどうもです。
>>549様 ホムペできました!!!今調整中です。ここに投下できなかった
物もアップする予定です。期待に応えられるかどうか・・・(^^;)
>>550様 優しいと思うんですよねえ。楽しめたのなら嬉しいです!
>>551様 書いてて恥ずかしかった・・・この二人だとこうなるんですよーーーー
実は人が書くのを読みたいくらいです。それくらい難しかった。朝から、スマンです。
>>552様 照れるシチュですよね。公式らしいんで、めちゃアマにしてしまった。
拙い自分の作品に、好きといってくれて、ありがとです。

正直、不安でした。今回が一番。楽しんでくれたなら投下の甲斐ありました。
こっぱずかしくても・・・・ホムペと同時進行がきつかった。←アホです。

さて、ホムペにはここには長すぎる物や、エロなし、陵辱物などを
アップしてます。用意が出来たら・・・
どのように皆様にお知らせしましょうか。内容が内容だけに検索除けしてるんで。
ううーーーーん・・・・。                 569
554名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 19:58:55 ID:qDQgG1m5
ここで公開しても大丈夫そうですけどねぇ。
心配だというなら作品になにかヒントを入れるとかあとがきに「元ネタのサイトです」みたいな感じで公開するか。

他の方、ご意見あります?
555名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 21:02:09 ID:30aDStUq
ろだにURLだけ上げて、大体の人が確認できたら消すとか?
一応2ちゃんだし、ホイホイと晒さない方が良い希ガス。
556名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 00:27:31 ID:lo3LYFdx
>555
そうだね
557名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 03:13:08 ID:nzaTjtEv
捨てアドを晒すので、そこにお知らせもらえないでしょうか?
頻繁にここを覗きにくるわけじゃないので、ろだにあげてもらっても、
乗り遅れそうな気がする・・・。
558名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 03:14:39 ID:nzaTjtEv
ごごごごめんんなさい、下げ忘れ
559569:2005/05/28(土) 03:57:31 ID:0VhvpKOJ
>>554>>555>>556>>557
みんなどもです(TOT)その方法で検討させてください。
>>557 知らせます!ここの方には是非来て頂きたいんで。
560名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 08:27:55 ID:OZzw4fFa
ものすごく楽しみだなあ
561569:2005/05/28(土) 11:21:51 ID:0VhvpKOJ
うう・・・なんかうp!(・γ・)ろだに入れてみたけどサムネ表示されない。
なんでだろ?ごめんもうしばらく先になりそう。パソ音痴なんですよ実は。
562名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 11:51:57 ID:Q5BGAIKQ
うp!(・γ・)ろだとやらはどこです?
2ちゃん初心者なもので・・・
563名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 11:58:54 ID:p2EMpmGo
まだ先になりそうっていってるじゃん。
しかも聞く前にググってみなよー>>562

http://1rk.net/
お待ちしております。。
564562:2005/05/28(土) 13:10:30 ID:Q5BGAIKQ
書いとけば良かったな・・・。
いくら初心者でも先に調べますよ。それで分かんなかったから聞いてるんです。

あと、まだ先だからこそ場所を知っておきたかったんですが。
565569:2005/05/28(土) 13:48:03 ID:0VhvpKOJ
>>563様 ありがとです!!!!!無事貼れました!凄い簡単に!!!

ttp://nur.ath.cx/no0/25/test/no0025187.gif

黒丸は自分のコテハンです。
明日の夜中には削除依頼出しますので、実質三日くらいは掲示されるかな。
いや、もっと長いかも。
HPで使用してる変な図形も一緒に入れてますw
ホムペに来たら是非、メールくださいね。本当に感謝してます。

>>562様 心から言います。ありがとうございます。HP作った甲斐があります。
後、自分記号間違ってました。だから出て来なかったのでは・・・ごめんです。

HPでは「笑う向日葵」の最後を変えてみました。
ちょっとはずかしくならない方に。              569
566名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 13:51:51 ID:gnUWRtZf
>>569
無事辿り着けました、ホクホクです!!
ありがとうございますー!!!
567569:2005/05/28(土) 13:55:04 ID:0VhvpKOJ
ごめん、なんかでないね。
ここです。5/28 12:49のgifです。

ttp://nur.ath.cx/no0/25/
568562:2005/05/28(土) 14:40:40 ID:Cgb0jIUZ
いえいえ、お礼を言わせてもらうのはこちらです。ありがとうございます!!
今さっき無事に到着しました。

記号ミスですか・・・それででてこなかったのか・・・
とにかく、ありがとうございました。これからじっくり読ませてもらいます!!
569名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 14:40:46 ID:9P+6kZHH
>>567
規制でいくらやっても貼っていただいたサイト(ttp://nur.ath.cx/no0/25/ )自体に入れませんorz
もしお手間でなければ、別の箇所にも貼っていただけると助かるのですが。。。
570569:2005/05/28(土) 16:16:41 ID:FFiFCNv/
569様…たまたま自分のコテハンといっしょだー!
今出先なんです。明日の夜になっちゃいます。スマソ。
皆さん、HPきたら感想のメールくださいね。
また移転するかもなので。お知らせできますし。
571569:2005/05/28(土) 16:16:52 ID:FFiFCNv/
569様…たまたま自分のコテハンといっしょだー!
今出先なんです。明日の夜になっちゃいます。スマソ。
皆さん、HPきたら感想のメールくださいね。
また移転するかもなので。お知らせできますし。
572551:2005/05/28(土) 17:30:27 ID:yN1EDhBt
>>565
ハイ無事にたどり着きました。
今だれもいない我が家、読むならイマノウチ・・・なのです。
573名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 21:12:20 ID:DpG8yAsk
私もアクセス規制で入れないです〜
569様・・たどり着けますようお願いしますorz
574569:2005/05/29(日) 20:41:20 ID:ysb2LORI
ttp://uploaders.ddo.jp/upload/500k/src/1117366580115.gif
ここに出しました。どうか入れますように・・・
明日の夜には削除依頼出します。

皆さん、沢山の住人様が来てくださったようで
とても嬉しいです!!!!
ただ・・・掲示板も何もないので、どうか、一言二言でもメールくださいませんか?

569
575名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:32:45 ID:JfMVrc7l
わざわざ捨てアドとってメール出すのもなぁ……
という人のが多い希ガス。掲示板作ってみては?
576名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:43:44 ID:EdZWwsPV
569様
当スレの569ですw
無事辿りつけました。ありがとうございました。
お手数をおかけさせてしまい申し訳ありませんでした。
577名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:44:00 ID:2vO3UhWS
今日の放送はイブキ×香須実な自分には萌えまくりでしたvv
ラストの「いい男になった」発言で日菜佳とじゃれ合う香須実もうタマランvv
姉弟っぽい部分は変らずにゆっくりと愛を育んで欲しいですvv
まさか公式でイブキ×香須実になるとは感涙モノです*

あとヒビキ×みどりも大好きだけどヒビキさんがみどりさんにあんなに
好き好きオーラを出しまくりなのに正直ビックリ!!

「現場のヒビキ君は格好いいと思うけど、それ以外だとちょっとねえ…」
「ちょっとって何?」
「あ〜出発」
「ちょっとねえって何?ちょっとねえって何?ちょっとねえって何?何?何?何〜?」
なっなんて可愛い三十路なんですかアンタ達はッ…!!(鼻血)

イブキ×香須実でヒビキ×みどり好きなので作品が少なくちょっと
寂しかったけど公式でカップルになってくれたので大満足ですvv
願わくば職人さん方の作品が増える事を願っております。
578名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:44:21 ID:if6gCF37
一言メルフォかハクス設置したら?
579名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:48:14 ID:GsbD7YS+
578氏に同意
web拍手付けてみたらどうだろうか。
送れる字数も多く設定したり出来るみたいだし、メールよりは気軽に感想かけるかも。
580569:2005/05/29(日) 23:46:48 ID:ysb2LORI
>>578>>579>>575
自分とこ、CGI対応じゃなくて。
あ、でもそういうタイプじゃないのもあるんですかね。
探してみます。アドバイスありがとうございます。
581名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 19:12:51 ID:X7MfKff7
スレの573です。
やっと辿り着けました。ありがとうございます。
582569:2005/05/31(火) 02:25:31 ID:PCDEcXLr
ただ今、画像削除してきました。
皆さん無事に来れたでしょうか。
ややこしいことしてスマソです。
これからもよろしくお願いします。
583名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 18:39:26 ID:RDphD6pw
もっちーの好き好きオーラたまらん。
かわいいなあ、と観てると、ニコニコしてる明日夢。こっちもかわいい。
584名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 02:36:19 ID:3GNWCaDv
完全に乗り遅れました…。(T_T)
もうここには誰もいないのでしょうか?
569様の作品…もっと読みたいです〜!
585名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 11:30:02 ID:qnIGHUUL
あああああ、私も乗り遅れた…
もう一度救済処置とっていただけないでしょうか?
586569:2005/06/02(木) 11:33:29 ID:zPkq71+g
おおお!まだ、住民様が!(涙)
来てみてよかったです。
もう一度アップします。待っててくださいね。
587569:2005/06/02(木) 11:38:39 ID:zPkq71+g

ttp://uploaders.ddo.jp/upload/500k/src/1117679692283.gif

ここです。○は自分のコテハンです。
夜には削除しちゃいますんで。

さらに百合物もアップしてます。たどり着けたら、
感想いれてくださいね。面倒なことしちゃってスマソ!
588名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 14:34:08 ID:3GNWCaDv
584です!
無事たどり着けました〜!うれし〜!
後でじっくり読んで、感想も入れさせていただきます。
ありがとうございました。
589名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 16:10:05 ID:6KpRbCGd
ここにはあまり人がいないのかな? 
せっかく今週の放送でイブキ×香須実にヒビキ×みどり祭りだったのに
語り合うことも出来ずサビシイOTL
590名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 16:49:27 ID:CK+rHO5S
あまり人がいない、というより職人さんが569氏だけだから感想レスが少ない。
(他の皆さんは諸事情で書けないんじゃないかと思う。)
雑談しようにも人が569氏のサイトに行ってるからカキコも少ない。

多分現状はこんな感じ。
まぁ、しばらくすれば人も戻るでしょうしスレが落ちない程度にマターリ待ってましょう。
(雑談したいけどこっち放送遅れてるからついていけないんだよなぁ・・・orz)
591569:2005/06/02(木) 17:07:42 ID:zPkq71+g
>>590
????それはどういう意味でしょう。諸事情とは?
感想レスが少ないのは職人が自分だけだから?orz何かスマソです。

自分だけがSSアップするの気が引けるから、サイト開いたんですが。
こっちに新作アップするようにした方がイイのかな?

そうするとまた、他の方の投下を妨げるような。orzどよーん
自分ここが凄く好きなだけに、迷います。
592名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:42:46 ID:b/fRMSl3
幸せならクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
幸せならクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
幸せなら態度で示そうよ
ほらみんなでクリックしよう♪
http://pink-heart.biz/images/log/ http://pink-heart.biz/images/log/
593名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 21:43:33 ID:4yw7vqew
あ、そんなに気にしないでください。
多分他の職人さんにもいろいろ事情があるだろうとこっちが(やや勝手に)予測して書いただけですので。

SSは・・・ここの住人さんの意見を聞いたほうがいいんじゃないですか?
自分も意見したいけどどうも決められないなぁ・・・
594名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 10:13:32 ID:cXb94BCY
>569さま
585です。無事たどり着けました!!!
「夜には削除…」と書いてあったので、朝に見て焦りましたが、
何とか滑り込みセーフだったようで嬉しいです。
救済処置、有り難うございました〜
595名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 11:40:46 ID:lv80Afjn
ここで新作発表!その後HPで保管+修正追加をする。
エロ無しはHPで公開・・・あくまでも一案です。

職人さん募集中!って誰かに看板もって宣伝してもらいましょうか?


 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | ライダーエロパロ総合  |
 |  職人様大募集中! |
 |_________|
      ∧ ||
   (*ミ轟シ||
    / づΦ
            
          
596569:2005/06/03(金) 12:12:37 ID:LX+TkFjg
あはは!妙案ですね。つーかAA可愛いッす。GJ!
やっぱ、パシリはトドロキですな。
ザンキさんに「お前行ってこい」みたいな。

新作発表考えてたんですが、今かいてるイブキ×香須実、結構長い。
そして改行多し。ここぶつ切りになっちゃうから、どこで切るか毎回迷うんですよね。
後、やっぱホカの職人さんの投下の妨げに・・・なってるか。
検討してみます。ありがとです。

>>584>>594
良かった!楽しんでください。今削除してきます。
キリ番近いです。良かったら狙ってみてくださいね。

597sage:2005/06/03(金) 13:07:24 ID:fmhCNbh+
乗り遅れたぁ 鬱だ
誰かヒントください
598名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 13:09:22 ID:fmhCNbh+
しかも動揺してsageまちがえてるし
スマン
599名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 17:59:43 ID:lv80Afjn
>>569さま
HPの方の感想など送るメールアドレスをここのメル欄に入れておいて
各個人で「HPのアドレス教えてください」と請求してもらったらどうですか?
600569:2005/06/03(金) 18:34:56 ID:LX+TkFjg
ttp://uploaders.ddo.jp/upload/500k/src/1117791083258.gif

ちょっと個人的理由で、メルアドここに出しっぱなしは・・・すみません。
せっかく提案いただいたのに。
自分は出したり引っ込めたりせわしないんですが、かまいません。
ホントごめんなさいです。
601597:2005/06/04(土) 07:52:20 ID:fAxkcY9g
おお 569様ありがとうございます
無事にたどり着けました
本当にありがとう
602293:2005/06/05(日) 03:03:36 ID:1L7q5KTN
なんだか、569氏が他の職人さんのことが気になっているようなのでどなたか来てくださるように小ネタ(もうそんな次元じゃないけど)投下してみます。
ただ、いろいろと設定しちゃったり、エロがないということはご了承ください。
ろくなものになりませんでしたが、バトル中心です。
603[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:04:52 ID:1L7q5KTN
「イブキさん、お疲れさまでした。」
「ああ、ありがと。」

いつもの魔化魍退治を終わらせ、一息つくイブキとあきら。
「今回も優勢でした。」
「まだまだヒビキさんには負けるけどね。…あの人にも。」
その言葉を聞き、あきらの表情が曇る。

「やっぱり引きずってるんですね、あの日のこと…」




「よくも…子供を倒してくれましたね…。」
一年前、竹林にでる虎の魔化魍退治に向かったときのこと。
すでに童子と魔化魍・妖虎は撃破し、目の前の姫だけとなっていた。

「この恨み、せめて一矢報いる!!」
(しまった!虎の魔化魍は…)
―――かなりスピードが早かったんだ!!―――
604[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:05:46 ID:1L7q5KTN
「イブキさん!!」
あきらが鬼笛を鳴らそうとするが、もう姫はイブキの目の前!!
(くっ………)
来るであろうダメージを覚悟し、イブキは顔をそらす。が…
(…何も……起きない?)
ゆっくりと視線を姫に合わせるイブキ。姫は爪を振り上げたところで止まっている。
そして、その体には姫の爪の倍はある巨大な爪が―――

「わが眷属もこんなものになっているとは、悲しいな。」
姫の後ろに、1人の女性が立っていた。
そして腕が途中から人のものではなくなっている!

「……く…………あ…………」
姫の体が崩れ、爆散する。
「人間が栄華を誇るのも、今のうちだ……」
605[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:06:53 ID:1L7q5KTN
「あなたは…………?」
「お前に名乗る必要はない。じゃあな。」
「ま、待てっ!」
引きとめようとしたイブキの腕を瞬時に止め、肘うちを食らわせる。
…イブキが、数メートルほどよろけるほどに…

「本当に……何者だ!?」
変身している状態の自分を突き飛ばせるほどの力の持ち主。
魔化魍の雰囲気とは違うが、分かっているのはただひとつ。

「人間じゃ…ないな……?」
「当たり前だ。私はお前たちなんかとは違うっ!!」
そう言い放つと、その姿がかわる。
黄色を基調とした、不死生物(アンデット)、カテゴリーQの姿に………

「はあああああっっっ!!!」
爪を閃かせ、彼女…タイガーアンデッドが突進する!!
「くううっっ……」
イブキも爪で応戦するが、パワー系ではないイブキは苦戦を強いられるのは必然的だった。
606[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:07:56 ID:1L7q5KTN
「いけない!!」
ディスクアニマルたちに援護させ、先程の戦いで落とした音撃管「烈風」をイブキに投げる!
「あきら、ありがとうっ!」

「武器を持っていようといまいと、お前に勝ち目は無いっ!」
再び向かってくるタイガーに、必死に攻撃を加えるイブキ。
だが、その攻撃はことごとく爪に弾かれる。



「くあっ………」
その爪が、イブキの肩を貫く!
(勝った!!)
勝利を確信するタイガー。が、イブキのただならぬ気配をすぐに感じ取る。
「かかったな………くらえっ!」
そう言ってタイガーに零距離射撃をくらわせるイブキ。
似たようなことをする某ヘタレライダーよりも確実にダメージを与えていく!



「とどめだ………」
「烈風」を音撃モードに変えて、息を大きくはき出す。

607[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:10:29 ID:1L7q5KTN
―――キイイイイイイイイイイイイイイイイン―――
「―――ッすごい音………」
イブキが最大出力で鳴らす音撃、それはまわりの竹を砕くほどの力だった。
普通の人間なら鼓膜が破れるだろうが、鬼の素質があるあきらはものすごい音というくらいの感覚だった。

「くうっ………………くああっっ………………」
鬼石を打ち込まれたタイガーにも、そのダメージがダイレクトに届く。
あまりの強さに鬼石が破裂し、それでさらにダメージをくらう。




ドサッ
「イブキさん!」
倒れたイブキにあきらが駆け寄る。意識はあるものの、体が動かないようだ。
「フルパワーの………反動、かな………」
「喋らないでください!とりあえずテントに………」
イブキを運ぶため肩に手を回し、その場を立ち去る。


「人間か………どうやら捨てたものではないようだな………」
口の端から流れる血を拭うタイガーアンデッドこと城 光。
彼女も、ゆっくりと立ち去っていった………………。
608[敗れる風]:2005/06/05(日) 03:12:13 ID:1L7q5KTN
現在。
「そういえば、あれが鬼になってから最初の敗北だったなぁ………」
「…また、戦ってみたいような目をしてますね。」
「え?………リベンジか………出来たら、やってみたいなぁ……」
その相手がもう倒されていることを知らず、イブキは戦いを望む。
かつての自分とは違うことを、証明するために………
609[敗れる風]エピローグ:2005/06/05(日) 03:14:05 ID:1L7q5KTN
(なんだか………変なやつが来たな………)
カテゴリー7と戦おうとした矢先、睦月が乱入したせいで図らずとも後ろにさがる羽目になってしまった光。
「こいつらを使ってやる………」
ハートの3枚コンボを使い、ジェリーフィッシュアンデッドを封印する睦月。
そんなカード頼りの戦いかたと、イブキとの戦いを比べ、ため息をつく。


―――あきれたな、人間にもそんな情けない戦いをするものがいるということか―――
―――少なくともアイツは、堂々と戦っていた。―――

「最低の戦いだな。」
それが、睦月との出会いだった。

彼女は思っていなかった。
この先、自分の運命がかわることなど………
610293:2005/06/05(日) 03:17:26 ID:1L7q5KTN
とまぁこんな感じです。
………つくづく文章力のなさを実感するなぁorz
これで他の職人さんが投下しやすくなりますように・・・。
611名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 09:53:57 ID:TLcICcVO
>>293

GJ!
久しぶりに虎姉嬉しすぎ!
612569:2005/06/05(日) 11:07:07 ID:EgMR50ea
GJ!GJ!GJ!GJ!
やっぱ、以前自分読んだ時あります。
あのお作ですよね。間違ってたら怖いので、書かないですが。
バトル、凄いうまいです。参考にさせていただきます。
お気遣い嬉しいです。文章力ないなんてとんでもないです!!!

イブキの戦いはアンデットにも通用するだろうなあ。
「某ヘタレライダー」にかなりウケマシタwww
613293:2005/06/05(日) 20:19:45 ID:wQRSaH5H
>611さん
良かったぁ〜ッ!
ほぼバトルだけだったので苦情レスでもくるんじゃないかとガクブルでしたよ。
やっぱり虎姉さん出して正解だったかな。

>569氏
自分ので良かったらどうぞご参考にしてください。
ここは自分も好きなので職人さんがくるといいですね。
最近書いてなかったのでなまってないか心配でしたが、そんな心配吹き飛びました。



読んでくださり、ありがとうございました。
またなにか出来たら投下させてもらいますね。
614今更龍騎、劇場版:2005/06/08(水) 02:43:23 ID:lY6RvJBR
「ファイナルベント!」
紫色のライダーが繰り出した必殺の一撃は、白く美しい造型のライダーを吹き飛ばし、壁面に叩きつけた。
「くぅっ・・・あさ、くらぁ!」地に臥しながらも、なお敵・仮面ライダー王蛇を睨みつける仮面ライダーファム。
「悔しいか?姉の仇に手も足も出ず嬲りモノにされるのは・・・ククク」
王蛇はファムの仮面に手をかけると、力任せに剥ぎ取った。
長い髪が舞い、その肢体に相応しい美貌が顕わになる。
「くそ・・・一思いに殺せ!!」
「ククク、、、そんなつまらん事をすると思うかァ?貴様は姉と同じ目に合わせてやるよ・・・」
王蛇は狂気に満ちた表情を浮かべると、巨大な蛇のモンスターを召喚した。
「な、何をする気だ!?やめろぉ!」
615今更龍騎、劇場版:2005/06/08(水) 02:56:47 ID:lY6RvJBR
巨大な蛇にトグロ巻きにされ、仮面ライダーファム―霧島美穂は身動きができないよう拘束された。
蛇の舌が美穂の美しい顔を舐め回し、固く結ばれた愛らしい唇を割って侵入しようとする。
「ぐぅ、む・・・んん〜っ!?」
イヤらしい笑みを浮かべ、王蛇は美穂の身体をまさぐる。
白鳥を象った美しいライダースーツは、美穂の女性らしい身体のラインを浮かび上がらせ、王蛇の欲情に火をつける。
「ククク・・・良い体をしているな・・・姉以上だ・・・胸は姉の方が有ったがなぁ・・・」
屈辱的な言葉ん囁きながら、スーツが変形する程に美穂の胸を荒々しく揉みしだき、タイツの上から股間の割れ目をなぞる。
「や、やめろォ!触るな、汚らわし・・・キャッ!?」
突如蛇が溶解液を吹き付けると、美穂はライダーの姿のまま双胸の先端と股間の割れ目を晒された。
美穂が悲鳴を上げる間もなく、王蛇は己のそそり立った一物で美穂を貫いた。
616今更龍騎、劇場版:2005/06/08(水) 03:08:59 ID:lY6RvJBR
「いや、いやぁっ!・・・っく!あぁぁん!!?」
(あぁ・・・私、犯されてる・・・ゴメン、お姉ちゃん・・・)
美穂が悲痛な思いに浸る暇も無く、今度は蛇の股間から生えた巨大な肉棒、というよりも蛇の頭のついた触手のようなモノが、何本も美穂にまとわり付いて来る。
「あんっ・・・はっ!んぁあ!嘘・・・お尻は、無理ぃ!?ああぁっ!痛い、やめ、やめてぇムグゥッ!?」
胸を締め上げ、乳首を舐めしゃぶるだけでは飽きたらず、尻や口の穴に次々と侵入してくる蛇達。
(うわぁ・・・中で、動いて・・・私、ダメェ・・・おかしくなる!!)
穴という穴を蛇に犯され、虚ろな表情で喘ぐ仮面ライダーファム。
王蛇は満足気に笑みを浮かべると、ピストンを早めた。
「うおぉ!出るっ!イクぞぉ・・・!」
「んん〜!?ムグッ!いやっ、やめて!中はダメぇぇぇ!!」
617名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 08:07:45 ID:uy+wUkAE
エロエロエロエロエ┏(。Д。┏ )┓≡┏ (┓ 。Д。)┓エロエロエロエロエロエ突然の降臨で驚いています!
618569:2005/06/08(水) 16:33:20 ID:q4GCnxx7

美穂ちゃんの悶える様子が伝わりますな!
王蛇の比較がヤラシイです。さすが浅倉wwww

407様ですよね。GJです!
619名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 19:48:34 ID:lY6RvJBR
覚えていていただいて恐縮です。
ずーっと構想は有ったんですが時間が無くて、で、今回初めてSSにチャレンジしたんですが・・・日本語の難しさと自分の忍耐の無さを痛感しました。
620名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 21:50:55 ID:3GfqGFbF
明日夢×あきら×ひとみの3Pするとしたらどんな導入が良いだろうか。
621名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 22:43:02 ID:aIpTnr0e
みどりさんネタに抜いてる明日無を2人がかりで襲う。





…なんであんなにもてんだろうな、明日無のクセに。
622名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:22:22 ID:JONznw6W
坊やだからさ。
623名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 16:18:11 ID:kxkEqmmc
初代リメイクが正式発表されたわけですが、このスレ的にはどうかな。
624名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 16:57:17 ID:4h8QogAV
ごめん。初代リメイクって?
625名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 17:12:28 ID:EvWqPKWj
626名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 19:38:31 ID:ThCADhec
直リンすんなよ
627名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:24:49 ID:RHZhJvVH
響鬼。誰かはご想像にお任せします。



手を伸ばせば届く距離。
無理やりに押し倒すことはできる。力はこちらが圧倒的に有利だ。
それにきっと彼女は俺のことを嫌いじゃない。
だけど踏み出すことは無い。
居心地が良い場所。人。空気。
失いたく、ない。


ちゃんと考えている大人の振りをしているだけなのだろうか。
それとも、ただ言い出せない臆病な子どもなのだろうか。
何も知らずに話しかけてくる彼女に
そんな思いを知られないよう少しぎこちない笑顔を作った。
628名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 22:26:52 ID:b9G9140a
>>627
誰だろうね?
629名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 23:45:23 ID:+w8ji4yR
>>627
ヒビキさんと明日夢ママンか?
630名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:17:51 ID:OwRaK0YP
明日夢くんともっちーに一票
631名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 00:37:44 ID:U5nGlsL1
ヒビキとみどりかな?どです?
632名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 03:37:35 ID:JtkA1Si/
イブキとあきらとか?
633名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:47:49 ID:8J+k0RY0
ザンキと日菜佳とか?少数派だとは思うが。
634名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:20:04 ID:ERXKPEVJ
ヒビキとかすみじゃね?
635名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 04:53:05 ID:IYCR7UxN
イブキとあきらだな。
636名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 06:47:59 ID:c3n7GpJv
女性は、はしゃぐ様に喋る日菜佳か年の割りに空気を読むのが早いあきらかな?
ザンキと日菜佳も考えていたけど、ここは一つヒビキとあきらで。
637名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 14:09:22 ID:1ZP4C3lz
ひびきとひなかと思
638名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 15:36:47 ID:sYyD+wQC
そろそろどうでもいいと思いつつネタも提供できない。
639名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 09:34:01 ID:aVSxew5B
エロщ(゚Д゚щ)カモーン!エロщ(゚Д゚щ)カモーン!エロщ(゚Д゚щ)カモーン!エロなしでもいいからエロщ(゚Д゚щ)カモーン!
640569:2005/06/14(火) 11:13:23 ID:+Qqorr0x
なんかなー。今更自分投下するのもなあ。それじゃ元の木阿弥だ。
我慢。忍の一文字。待ちましょう。
641名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 12:05:01 ID:aVSxew5B
>>640
これはこれは、パスワード制に切り替わるそうで・・・お忙しい中すみません。
自分で書けばいいと思いつつ、頭の中のものを文章にするのはなかなか難しいものですね。
落ちないように見守りつつ、待ち続けます。
642名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 15:05:44 ID:73ltoM2J
仮面ライダーファム凌辱キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!
もっともっと!
643:2005/06/14(火) 20:09:57 ID:5cNXnlFu
ゴウン、ゴウン、ゴウン…。
浴室の外に置かれた洗濯機の音が響いている。

チャプン、と音をさせて肩まで湯につかり、あきらは湯船に背を預けた。
予想外に身体中の力が抜けていくのを感じる。出動から帰ってきて、ようやく一息ついた気がした。

傍らのザバッ、という音に目をやると、ひとみが丁度身体を洗い終えて手桶の湯で泡を流している
ところだった。自分より大きな胸を、微かな嫉妬と羨望の眼差しで一瞥する。自分の胸も、形は
悪くないのだが、もう少し大きくならないものだろうか。−−自分の薄い胸を見下ろして、
あきらは溜息を吐いた。

不図、自分の身体に影ができて顔を上げる。いつの間にか、ひとみが気恥ずかしそうに
浴槽の前に立っていた。こちらを見下ろして、申し訳なさそうに言う。
「隣、いいかな」
あきらは頷いて、浴槽の端に身を寄せる。
「ありがとう」

ちゃぷん、と可愛らしい音をさせて、ひとみが湯船に右足を入れた。
細身とは言え、流石に二人で肩までつかるとお湯が溢れる。浴室の床を滑っていく
お湯を見ながら、沈黙に耐えかねたようにひとみが口を開いた。

「びっくりしちゃった。天気予報も晴れだったし、まさかいきなり降って来るとは
 思わなかったから」
644:2005/06/14(火) 20:14:27 ID:5cNXnlFu
つい10分前に降り出したにわか雨は、出動帰りにたちばなへ立ち寄ろうとしていたイブキ・あきら師弟と、
「偶然」たちばなの前を通りかかろうと していたひとみの全身をずぶ濡れにした。 おやっさんの好意と
日菜佳の押しに負けなければ、こうして二人で風呂を借りる事なんて、まずあり得なかっただろう。

あきらは目を瞑った。すぐに脳裏で先程のイブキの戦闘が再生される。彼の戦闘から学ぶ事は多い。
正直に言うと、今は一人でいたかった。

適当に相槌を打つあきらに気付いているのかいないのか、ひとみは相変わらず天気の事を話し続けている。

「−−−にわか雨だっていう話だったから大丈夫だと思うけど、まだ雨降ってるのかなぁ?」
「まだ雨音が聞こえる」
「−−−そっか」

そこで会話が途切れた。洗濯機は相変わらず規則的な音を立てている。
ひとみも会話を諦めたのか、のんびりと浴槽の手すりにもたれかかった。
645:2005/06/14(火) 20:15:42 ID:5cNXnlFu
ガタン、という音で、あきらはハッとして目を開けた。
沈黙のせいでやたら大きく響いたその音は、洗濯機の音とは明らかに異質なのにも関わらず、
湯船につかっている二人が発信源ではなかった。

それっきり音はしなくなったが、二人は湯船でじっと身を固くしていた。
あきらは素早く思考を走らせる。さっきの音は浴室の外からしたような気がする。おやっさんも、
イブキも二人が風呂に入っている事は知っている筈だ。わざわざ覗きに来るとも思えない。
そうすると、日菜佳が洗濯物の様子を見に来たのだろうか。あきらが力を抜いたその時、カラッと
勢いよく浴室のドアが開いた。

「うわぁあっ!?」

間抜けな声を出したのは、あろうことか、全裸の明日夢だった。
646643-645:2005/06/14(火) 20:19:55 ID:9uQbx17P
保守を兼ねて、>620さんへの一提案でした。
妄想の一助にでもなれば幸いです。
647名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 21:32:35 ID:ug+Fnf/s
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!






と思ったらオアズケ━━━━━━(。A。)━━━━━━!!
648名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:22:42 ID:RVFIZbZd
続きは6年生まで一緒に風呂に入っていたひとみがあっけらかんと一緒に入ろうと言うのか!?
649名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 00:57:15 ID:89rMOgNT
>>627
アトムとアスム母
650名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 06:40:43 ID:/fQZPW+T
>>649
その手の妄想は勘弁してくれorz IDからヤク(89)中のダディヤナーザンが覗いてるぞ!
651名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 13:41:03 ID:46Ghyqvj
>>646
待て待て。胸の大きさはあきら>ひとみ、じゃなかったか?
652名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 16:55:44 ID:M/ljJ5cY
>>651
うむ、 あきら>ひとみ だね。

ひょっとしたら他の共演のお姉さんたちの誰よりも大きうわなにをするやめqあwせdrftgy火打石lp
653名無しより愛をこめて :2005/06/15(水) 22:01:12 ID:29jevA/k
香須実よりは確実にでかい。
654名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 23:36:26 ID:6EW6mYSJ
>>652
ワロスwww
655名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 08:33:05 ID:EOhSIguU
>>647 ワロタwwww

>>652 火打石w確かに。
656名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 14:28:54 ID:4w1IDcpL
明日夢×香須実・・・・ちょっと想像してみたたけとです!
657名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 21:29:25 ID:yOCbA08s
明日夢×カスミいいなぁ…
姐さん、まだまだ子供だと思ってた明日夢に突然迫られてドキドキするがいいさ(*´∀`)
(あの〜…イブキ君は?)
658名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 00:23:47 ID:5Doctf7Q
明日夢×みどりでも良いなぁ・・・。
つーか、明日夢×女性陣なら全部アリだな!(俺は)
659名無しより愛をこめて :2005/06/18(土) 09:29:17 ID:0WJNgsm3
>>658
明日夢×姫もか?
660名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 10:59:25 ID:2hgAO1OQ
それはそれでハァハァ。
661名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 16:12:38 ID:5Doctf7Q
でも姫は男声・・・。

まぁ、いいかw
662名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 17:01:18 ID:br+ktGd5
誰か明日夢×香須実を!
663名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 00:14:45 ID:3zXjrMmC
誰か明日夢×女性を!
664名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 13:26:54 ID:V9zP0hUJ
>明日夢×女性陣
ひょんなことから一緒に壁に呑み込まれて、滑り台で抱き合いながら地下まで落下。
そして、何故か下ではみどりさんがベッドを用意していて
笑顔で「ご自由に♪」みたいなのだったら……

……いかん、考えた自分が馬鹿みたいに思えてきた。
665名無し@ピンキー:2005/06/21(火) 16:59:41 ID:5jUCeIDh
>>610
貴方の小説の一部をパクッた方がいるようです。アドレス晒しておきますね
ttp://www.geocities.jp/goldteruki/shousetu.blade.ma.html
666名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 17:24:38 ID:3zXjrMmC
>>664
明日夢ハーレム状態にスゴく萌えるw
667名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:26:47 ID:SgQDbMb7
ヒナカ×イブキはありえないか・・・・・・・・
668293:2005/06/21(火) 21:36:43 ID:ai0wTIZJ
うわ、似てるっつーかほとんど同じ部分とかあるよ。
まさか自分のをパクるとはなぁ……

>>665さん
情報ありがとうございました!!
669名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 21:45:39 ID:TGsipHUC
パクリかどうか、あっちの掲示板で確かめてみようよ
670293:2005/06/21(火) 21:49:00 ID:ai0wTIZJ
ごもっともです。
一応作者であることは伏せて行ってみます。
(まぁここ見られてたら意味ないけど)
671名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:03:58 ID:TGsipHUC
669ですが、さっそくやりましたね(w
ココを見ている見ていないに関わらず、互いに大人の処置がなされるといいね
出来が良かったからこそパクられたと、いい風に考えてあげようよ
672名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 23:21:10 ID:+F4Im1yu
自分も>>665さんに載せられてるサイト行ってみましたけど、ここ来てるってことはないんじゃね?
あそこの管理人さん、浪人生だって書いてなかった?(ここ21歳以上だし)
……まあ、パクリというか偶然にしては似すぎだけども(w
でも、確かに>>610さんの話は良かったですよ。

>>664
明日夢君、羨ましいなw 滑り台というのがまたツボw
673名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:02:00 ID:jCyY2Bto
もし勘違い(つまりたまたま似てただけ)だったら、今頃大慌てで自分が今まで
行ったサイトを確認して回ってるんだろうね。そう考えると、少し可哀想か?
パクリの可能性が無いとは言えないけど、そのままコピペして貼ったわけじゃないんだし、
俺には自分で一生懸命書いてるって感じが伝わってきたよ。
少なくとも木場の部分は完全オリジナルなんだし(しかもあっちがメインっぽい。ブレイドなのにw)。
それに、わざわざ2ちゃんまでパクリに来るとは思えないし(>>610様、気分悪くしたらすいません)。

…なんか、気付いたらあそこの管理人擁護みたいになってしまったな。
674名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:18:08 ID:uceGS64G
いや、君があそこの管理人自身で、今必死で自己弁護していることくらい
もうみんな気付いているよ。

>>浪人生だって書いてなかった?(ここ21歳以上だし)

>>それに、わざわざ2ちゃんまでパクリに来るとは思えないし

ここのところが取って付けたようで、言い訳にしても苦しすぎであり、意味が通じていない。
21歳以上の浪人生が存在しないと決めつけて掛かり、またここに21歳未満の訪問者がいることくらい、
誰でも知っている事実。
それに普通の思考で考えたら「わざわざパクリに来た」のではなく、「寄ってみたら、いいSSがあったからパクった」
と考える方が自然だろ。
こじつけすぎて、かえって馬脚を現したって感じ?
ガタガタ言ってないで、傷口が広がる前に、サクッと削除すれば良いことだろ。
675名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:26:54 ID:lxwGUuHz
いや、俺673だけど、672とは別人。勝手に深読みして欲しくない。
21歳未満の訪問者がいることぐらい知ってる。

それと、言葉が足りなかったみたいで悪いんだけど、
わざわざ2ちゃんまで来て、エロパロスレから&£ハの小説パクリに来ないだろ、ってこと。
それに、削除するなら本人が一番「うわ、バレたやべえ」ってわかってるだろ。
焦り方が本気でテンパってるから、バレたのか、それとも普通に違うのかはわからんが。

それと、>>610様には悪いんだけど、
俺はあの作品は>>610様のものとは似て非なるものだと思ってるんで無問題。
676673=675:2005/06/22(水) 00:39:09 ID:AFYxliyT
それと、しつこいようだが俺は木場の部分は完全にオリジナルだと思ってるので、
別に削除する必要は無いんじゃないかと思う。本人が消すなら止めはしないが。
確かに睦月とのところは似すぎ……なのだが。
それよりも、浪人生なら勉強しろよとは言いたくなるがw
俺も浪人生の頃は(ry

それより、なんか辛くなってきたのでSSを投下……できる雰囲気じゃないな。
677名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:43:32 ID:c7998Ggl
>>自分はそれほど他のサイトを読んだりはしないのですが
>>ちなみに他の方々のサイトも読んだりはしますが

どっちがホントなんだよ?

>>もしその方の作品と似ているような展開になったりしていたのなら、申し訳ありません。
>>もし作品が非常に似ているとか、展開が同じとかパクられたとか思われたのであれば、謝罪の言葉もありません

他の書き手と似たような展開になったからといっても、その偶然に驚くことはあったとしても、普通謝ったりしないだろ。
本当に自分で書いたのなら「パクった」と言い掛かりを付けられたら怒りまくり、逆に謝罪を求めるのが人間として当然取るべき行動。
自サイト持つような顕示欲の強い人間ならなおさらで、全てが不自然すぎる。
ともかくJUSTICEの名に恥じないような処理を求める。
自サイトを守りたいのならなおさらだ。
678名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:56:51 ID:uF/ZHhqy
>>自分はそれほど他のサイトを読んだりはしないのですが
>>ちなみに他の方々のサイトも読んだりはしますが

これは「他の方々のサイトも“時々”」っていう意味だと思うな。

>>他の書き手と似たような展開になったからといっても、その偶然に驚くことはあったとしても、普通謝ったりしないだろ。
>>本当に自分で書いたのなら「パクった」と言い掛かりを付けられたら怒りまくり、逆に謝罪を求めるのが人間として当然取るべき行動。

相当自分に自信の無い人なんだろw
それに、そういう人に限ってパクりとか言われたら
結構「えっ、なんかパクっちゃった!?」とか言ってテンパったりするもんだよな。

……俺も、人のことは言えんが。
679名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 00:57:47 ID:zpAAkls0
>>わざわざ2ちゃんまで来て、エロパロスレから&£ハの小説パクリに来ないだろ

自サイトと同ジャンルのスレがあれば覗いてみるのは当然だし、その結果
「こいつはウメェや」と思える表現があれば真似したくなるのも自然だろ。
そしてキ●ゾーが、ここ出身の書き手と考えれば、全てが1本の線に繋がる。
>>677が言うように、これはサイトの存続に関わる重大な問題だぞ。
「あなたのこの表現上手いですね。自サイトのSSに使いたいので貸してくれませんか?恩に着ます」
で済んだことなのにな。
680名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 01:06:46 ID:An2CEqxr
>>相当自分に自信の無い人なんだろw
>>それに、そういう人に限ってパクりとか言われたら
>>結構「えっ、なんかパクっちゃった!?」とか言ってテンパったりするもんだよな。

笑止。
自演これに極まれり。
自信のない人間が、自己表現の場であるネットに自作のSSを晒してみたりするもんかね?
更に訪問者との交わりを強制され、サイトが荒れる元にもなりかねないBBSまでつけてみたりして
結構自信の固まりに思えるのは俺の気のせいか?

>>……俺も、人のことは言えんが。

いやいや、君のことだよ。
さすが自分のことはよく分かってらっしゃる。
アンタにないのは自信じゃなくて自身ですからぁ〜っ。残念!!
盗作斬り!!
681名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 01:39:54 ID:0zWqJhjA
>>680
前半部同感。やっぱりサイト作ってる人は、大抵自信過剰なんだろうね。
自作のSS作ってるって時点で既に。でも…荒れるほど人来てなかったな(w

>>679
すげぇわかる。>>680の言うように本当に自演だったら、これからどう出るのか見物だな。

>>「あなたのこの表現上手いですね。自サイトのSSに使いたいので貸してくれませんか?恩に着ます」

なんかワラタ。
682名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 02:06:42 ID:An2CEqxr
ちょっと煽ってやったら、必死で自己弁護を続けてやんの(w
このキ●ゾー擁護の執拗さが自演である何よりの証拠。
なんの関わりもない赤の他人を庇うのに、こうまで食い下がってくる奴がいるかね?
しかも頼まれもせず、無償で……普通ありえんよ。
俺はパクリに対してとやかく言うつもりはないが、この自己正当化する為に、
嘘の上塗りを続ける態度が許せない。
同じ書き手の1人として言うと、いいSSを真似てみるのも、上達への手段なんだからさ。
683名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 02:10:47 ID:KlXVVEQV
確かにいいSSを真似てみるのは有りだ。
でも、パクリまでいっちゃったら
自分の机の引き出しから出しちゃなんねぇ。
684名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 02:21:47 ID:HstNO8fc
ひとしきり言い訳した後

>>>>664
>>明日夢君、羨ましいなw 滑り台というのがまたツボw

なんて話題を別の話にすり替えようとしたり、

>>俺は木場の部分は完全にオリジナルだと思ってるので、
>>別に削除する必要は無いんじゃないかと思う。

などと、つい本音がちらほら見える所なんて、軽犯罪者特有のリカバリーが丸出し。
ウンザリだ。
685名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 08:17:59 ID:W/uD3O6j
エロカモーン!エロカモーン!__φ(・ε・`。)・゚・。
686霧島美穂VS真司投下したいんだけど...:2005/06/22(水) 10:06:57 ID:eJlxcyR2
殺伐としてんなぁ...投下しにくいなここは。
687名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 12:13:28 ID:W/uD3O6j
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!
ちょっとパクリ疑惑でもめてますが、ひっそりとしたいいスレです。
どうぞ投下してください、お願いします。
688名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 15:35:38 ID:UPMYpJeR
>>687
同感
と言うかパクリ疑惑云々の話をココでやられてもね・・・。

って訳でエロSS読みたいw
689293:2005/06/22(水) 16:01:03 ID:f9DVYPhG
もとはと言えば自分が突撃報告したせいから始まったせいです。
ごめんなさい。

この件はちょっと考えますので、この話はここまでにしてください。
お願いします。
690名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 16:45:37 ID:0OK4gYwr
全シリーズ通してファムほど萌えるライダーは居ない。
691んじゃ暇なんで投下:2005/06/22(水) 17:12:12 ID:eJlxcyR2
ファムがリュウガに負わされた致命傷が原因で植木に倒れこんだ
ほぼ一時間後、何か嫌な予感を感じ取った真司は美穂と別れた
現場に戻ってきていた。
そこには美穂のいたあたりを中心に人垣ができていた。

「まさか」
嫌な予感を感じ取った真司は人垣の中に割って入る、やはり予感
そおり瀕死の美穂がそこにいた。
「どぉしたんだよっ、おい!しっかりしろ立てよ!」
涙ぐみながら訴えかける真司、彼の瞳から涙が落ちて美穂の鼻先
へと落ちる、それを感じてかうっすらと瞳を開く美穂。
「待って......いた。」
わずかな光をたたえた瞳が真司へと向けられていた、その瞳はなに
かを訴えかけるように深く黒く光っていた。

「あいつか!あいつかよ!」
自分の心の暗黒面が浮き出した悪魔、リュウガを即座に感じ取り美穂
へと問いかける真司
「とにかくここじゃラチあかない、”あとり”に行くぞ」
瀕死の美穂を抱えタクシーを呼んだ。

「ちょちょちょちょっと、どうしたのよ!誰よそれは!」
沙奈子のといかけに「オバさん緊急事態、わけは後にしてくれ!」
「蓮、悪いけどちょっと部屋占領するぞ!」
ポカーンと立ち尽くす二人を尻目にズンズンとあとりの二階へと上が
っていく真司。
表で庭を掃いていた優衣も、その様子をポカーンと見守っていた。
692名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 17:23:58 ID:eJlxcyR2
「まぁったく!、次から次へとエラぃことがっ!」
美穂を自分のベッドへと寝かせ、シーツをかけてから椅子に逆
向きに座りベッドに向き直る真司。

「城戸くん...」消え入るような声で真司を呼ぶ美穂、「え?なん
だよ、落ち着いてしゃべってくれ」
美穂の枕元へと耳を寄せ、声を聞き取ろうとする真司、しかし内容
を把握したとたん、後ずさる真司。

「え”?...ってマジかよ!」
もう私は死ぬかもれない、だから死ぬ前に女になって死にたい。
要約するとそういうことであった、「っ”!」っと声をあげながら半身
を起こし、身につけているものを取ろうとする美穂。
「わかった、苦しいんだな今とってやるから!」
要望はさておき、美穂を苦しめている原因のひとつでも取り去って
やろうとする真司、しかし美穂のプルンと粒の揃った乳房が出てき
ところで立ち止まり後ろを向いてしまう。

「なにはやまってんだよ、死にゃしねぇって!」
拳を握り締め震えながら答える真司に、美穂が抱きしめてきた。
「怖いの、傍にいて...」
事の次第を察し美穂に向き直る真司、ぎゅっと抱きしめると二人は
ベッドに倒れこみ、体をまさぐりあっていった。

「わっ、そこは」美穂は瀕死の体を押して真司の大事な部分を放り
だした、愛しそうに指でなでると口に含んでいく。
「わっぷ」思わぬ行動に翻弄される真司だが、今の美穂の希望を
かなえてやりたいという善意が先に走りなすがままになってしまう。
頃合を見計るや美穂が跨ってくる、熱い肉に真司の分身が包まれ
ぶるぶると身を震わせる真司。
「んはあっ!」っと一息たてると、美穂はそのお尻を信司の腰へと
打ち付けていった。
693名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 17:29:44 ID:eJlxcyR2
グチッ、ジュブッ、ニュルッ!どれくらいの時間がたったろう?
美穂と真司は一匹の動物となったまま、ベッドで一体になっていた。
「貰って、私の命をあげるから、貴方は生きて」美穂はうわごとのように
信司に訴えかけると、その動きをだんだんと緩くしていった。

長い睫をもったその瞳がだんだんと細くなり、真司の胸に倒れこむ。
その瞳が輝かなくなった頃、美穂はそのふくよかな体を真司に預け
真司の胸へと沈んだ。
二人の汗と愛液で濡れそぼった体を落とさないように、しっかり抱きし
めながら美穂の体を抱える。
「美穂ぉーーーーーーーーーっ!」真司の号泣が部屋にこだまする頃。
美穂の魂はそこにはいなかった。

優衣の誕生日まで、あと一週間...。
694さき20才:2005/06/22(水) 18:51:52 ID:IRa5NgHm
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695名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 00:54:42 ID:OtZnJuVZ
死ね、とか消えろとか自分の思い込みで
他人にメール書くなんて人として恥ずかしくないか?
696名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 02:59:47 ID:FtyI9X/3
>>695
(?_?)
イッタイドウシタンダイ?
697名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:14:17 ID:9L+OxkJN
>>695
誤爆ですね。ちょっとこのスレ、轟鬼クンに清めてもらいましょう!

            ザヵザンザンザンザンザンザンザン
            ザヵザンザンザンザンザンザンザン
           `   `  ` `   ´ ´  ´   ´
          `   `  `      )))  ´  ´   ´
            `  ` lヽ、  〉)、 々  ノl、 ´  ´
        ギュワァ── (l〔<=)(l〔<//ミ)(=>〕l) ─── ン !!
         ,  ,  々=mー'^)((ミ//V)(^、ノノ)、 ))) 、  、
          ,  , ,ミ ( )lO)ノ 'VO <ヽ')==m'=々、  、
            , ,(_)'⌒(_)⌒(_)⌒`(_)、 、
698名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 13:48:45 ID:6XiRErIl
チンゾーはもう来るな
699569:2005/06/23(木) 17:00:17 ID:WNzwR2i9
>>697 トドくん清めをありがとう。

>>691神!
GJ!うう、美穂ちゃんかわいそーーーー!自分ファム好きなんだよねえ。
でも何回見ても死んじゃう。TVはラストで結局0に戻ったわけだし、どうか、その世界で
幸せになって欲しいッス。ダメと思っても流される真司君が、らしかったです。
エッチな美穂ちゃんに合掌。好きな人と結ばれて死ねるなら、救われるかな。うん。
700名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 00:42:11 ID:ByiBwDom
美穂はライダースーツ着たまま犯されるからネ申。

変身して無けりゃただの加藤夏希。
701名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 00:32:49 ID:Bm7XAadK
>>700
はいはい┐(´ゝ`)┌
702名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:19:02 ID:SkFP/M/N
>>自分とキンゾーさんは時々“小説のネタ”をメールで交換し合っていました。そんな中、自分はその“某所”で293様のSSを拝見し、純粋に「いいな」と思いました。そこで、彼に「こんな小説どう?」と提案したんです

まだしょうもない自作自演の小細工をしてるのか、チンゾーは。
こんなことが本当にあったのなら、最初に盗作疑惑が上がった時に直ぐに気付くだろ。

>>おかしいな、どっかSS投稿板かなんか行ったっけ……?
>>とりあえず、今までこの3週間以内に自分が立ち寄った(と思われる)全ての小説サイト様を訊ねて回ってみたのですが、自分がパクリだと言われるようなサイト様は見つかりませんでした(そもそもSS投稿掲示板が無い)。

こいつは浪人生のくせに、老人並みの記憶力しかないらしいな。
他サイトはほとんど覗かないようなことを口にしておきながら、
3週間で、どんなSSを読んだか即座に思い出せない程のサイトを訪れているらしい。

しばらく様子を見るつもりだったが、もう容赦する必要は無さそうだな。

703名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 01:58:53 ID:hNXHsB17
チンゾーさんは自サイトを畳みたいみたいだねw
704名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 03:12:34 ID:Bm7XAadK
>>702
ここはそうゆう事を語るスレじゃないぞ。
705名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 10:27:27 ID:CLlZnUCR
自演としか言いようのない内容。
痛いから、早くやめて欲しいです。
706名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 14:07:03 ID:422XJusC
ネタを送ってもらっていたら最初に
「送ってもらってました。それかな…? 確認します」
言えばいいのに
707名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 14:31:22 ID:eK8VbY9l
569様
569の部屋のIDとパスのヒントいただけないでしょか。
立ち上げた初期以来本当に久しぶりに行ったものでIDとパスがわかりませんでした。
お手数をお掛けしますが宜しくお願いします。
708名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 04:15:56 ID:aUWHRY5Z
今日の明日夢は、一体どの女性との絡みが有るんだろう・・・、楽しみだ(´∀`)
709569:2005/06/26(日) 09:38:28 ID:5dHzcL6d
ユーザー/ザンキさん初登場のあいたたSS
パス/呼ぶ声の後日談。香須実さんが犬のように攻められるSSのタイトル。
すべてこのスレにあります。ご面倒をおかけします。
尚、パス請求制に切り替え中です。
入れてもすぐにパス請求することに…スマソです。

>>708
あの生け花の師匠のバーちゃんwwwじゃなくて、モッチーみたいだね。
710名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 19:34:36 ID:cmgViRNh
どなたか、ダソキx緑キボン…
妄想はタップリなのに文才が欠片もない自分が呪わしいorz
711名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:05:32 ID:QbRGe1RY
今日はあきら祭りだったな。
というわけであきら×明日夢キボン・・・
712名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 20:58:13 ID:XQ+53EGu
パクリや人真似なんか、この世界じゃ日常茶飯事。
「ゴメソ、借りちゃった」の一言があったら閉鎖沙汰にまで発展しなかったのに。
713名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 21:30:43 ID:Xc1POBY+
どうせここへの投下は続ける気だから、サイトは閉鎖しちゃっても構わないんだろ
U20痴呆性浪人生のチンゾーは
714名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 01:05:02 ID:kNPxyIiE
>>710
一方的に「みどりちゃ〜ん(はぁと)」なダンキさんと、「あ―はいはい」と冷静に対処してるみどりさんという光景が目に浮かんだ。
715名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 13:54:35 ID:SLgJgbkU
言っとくが>>666からチンゾーの隠蔽工作は始まっていた
716妄想劇場カスミ×アスム:2005/06/27(月) 16:54:04 ID:SXQnfltt
朝の「たちばな」。香須実は入り口の近くに立って、いつ客が来ても接客できるように
している。するとガラガラと扉が開く。
香須実(以下“か”)「いらっしゃ・・・明日夢君!おはよう!」
明日夢(以下“あ”)「おはようございます!あれ、日菜佳さんは?」
か「実はわたし昨日熱出しちゃって。それでヒビキさんと日菜佳が魔化魍退治に。父さん
は吉野に。でも今日治っちゃったから。」
あ「はぁ。」

そして夕方。
か&あ「ありがとうございました!」
最後の客が帰り、二人は閉店の札を掛けて暖簾を取り込む。
か「お疲れ様。」
あ「お疲れ様です!それじゃあ僕は・・・・あれ?」
か「どうしたの?」
あ「鍵がない。家に入れなくなっちゃいました!」
か「え〜!」
明日夢は必死でポケットを探る。
か「ん〜・・・じゃあ家に泊まりなよ!」
あ「え!」
か「さっき日菜佳から電話があったんだけど今日は帰れそうにないって。
父さんも泊まりこみで会議だって。だから・・・さ。」
あ「あ、じゃあ母に電話します。」

そして・・・。
あ「OKだそうです!」
か「そう、良かった!」
2人は夕食を食べた。その後は・・・・。
717妄想劇場カスミ×アスム:2005/06/27(月) 16:55:12 ID:SXQnfltt
駄文でスマソ。この続きを妄想するもよし。続きを書いてもくれてもよし。
できれば書いてもらいたい・・・・。
718名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 17:05:33 ID:ve8O95e9
>>717
出来ればあなたに続きを書いて欲しい・・・。
(;´д`)アスム×カスミハァハァ
719名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 19:54:50 ID:0NRgrTz5
話題を変えようと必死だなw
720名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 23:36:17 ID:Xg8syPxJ
ヒ「何見てたの」
あ「同じものを…」
乳「ヒビキさんまた後でねぇ」
あ「お・お得意様」
721名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 01:53:00 ID:ZMbT1FQF
リアルで氏ねと言われるより、
モニター上の文字で叩かれた方が応える香具師は
重度のネットジャンキーw
ありえなぁ〜い
722407:2005/06/28(火) 10:08:30 ID:8gLMqu77
569さん、614〜616の作品は俺じゃないっス・・・

投下するとか言っときながらここ最近忙しく、ようやくとりかかれるかと
思いきや自宅のパソコンが故障(本体ではなくプラグの調子がおかしいの
ですが)し、しかも最寄で修理できる所が千葉にしかないので修理は
日数がかかるとまで言われちゃうし・・・(このカキコも俺のパソコンではありませぬ)
そんな訳でいまだにファム陵辱話はいまだ完成しておらんのですが
俺が不甲斐無い間614〜616さんや691〜693さんが龍騎ネタを作成してくれ
まことに感謝していると同時に申し訳ない気持ちで一杯です
マイパソコンが戻り次第すぐかからせて頂きますが、俺の動向など気にせず
他の職人さん方にドンドン作品を発表して頂きたいと思っております
723名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 15:21:30 ID:YOb76jUl
睦月×栞、激キボンヌ!
724名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 19:49:32 ID:kC8SjnQ+
睦月×望美×虎姐、激キボンヌ!
725名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 01:20:13 ID:iXcY8Gx2
カメレオンライダー×ファム禿希望!
726名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 05:21:14 ID:vV/EvRcG
>722
407氏の作品、首を長くしてワクワク(・∀・)テカテカでお待ちしております。
あと激励も兼ねて、SMクラブでバイトしてた頃の美穂ちゃんの画像を置いときますね。
(569ネ申の方が喜びそうな画像ですが…(汗。)

ttp://gazoubbs.com/3ji/img/1117405063/103.jpg
ttp://gazoubbs.com/3ji/img/1117405063/104.jpg
727名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 23:51:55 ID:T5Wq1gv4
>>726
もうちょい自然なのキボン。
728407、722:2005/06/30(木) 12:14:40 ID:CGLsfKlJ
726さん、おいしく頂きました
俺、もらってばっか・・・


ていうか俺のパソコンいつになったら直るんだろ
729名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 04:38:42 ID:RWjV5vKg
あ〜、睦月×栞が禿しく読みたい!

しかし自分には文才が・・・_| ̄|○
730569:2005/07/01(金) 07:54:57 ID:q/tOs3/9
>726様
画像うp乙です。
>407様
パソ早く直るといいっすねえ。
人違いしてスマソです。どなたがアノお作かいてくださったのでしょうねえ。
自分とこも立ち上がらなくなって、青くなりました。
いつか書いてくださるリュウキ楽しみに待ってます!
731名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 07:58:07 ID:pmEmumDh
ベッドでは美穂ちゃんはMです、悪しからず。
732名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:04:01 ID:3qxjSWil
確かにな、加藤夏希は知らんが、美穂ちゃんは間違い無くドMだわな。
733名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 08:36:19 ID:hrmnpVtk
やっぱりもっちーの好き好きビームは絶品でつね
734妄想劇場ひとみ×アスム:2005/07/03(日) 15:12:42 ID:MGvwqUg1
いつもの城南高校。いつもより早く来てしまったひとみ。
教室には当然ひとみだけ。
ひとみ(以下“ひ”)「あーぁ。なんでこんな早く来ちゃったんだろ?」
バッグを机の横のフックに掛ける。

すると教室の扉が開く。
明日夢(以下“あ”)「あれ、持田?なんでこんな早く?」
明日夢は驚いたように言い、席にすわる。
ひ「なんでだろ?安達君は?」
あ「俺はブラバンの朝練があるかと思ったらなくてさ。」
ひ「ふーん・・・・。」

教室はとても静か。
ひとみはからだが熱くなっていくのを感じる。
明日夢の方を見る。明日夢はスティックを回す練習をしている。
ひ「ねぇ、安達君・・・。天美さんの事・・・どう思ってるの?」
明日夢はスティックを落とす。
あ「えぇ!?どうって・・・その・・・。」
ひ「私と天美さん、どっちがいいの?」
ひとみは明日夢に近づいて言う。
顔が接近する。「どっち?」と聞いてくる。
あ「え・・・えーと・・・。も・・・持田・・・。」
ひ「ホント!?有難う!」
ひとみは明日夢に抱きつく。キスをしようとした時。
教室の扉が開く。
そこにいたのは天美あきら。
あきらは大きな瞳で明日夢とひとみをとらえた。
2人はあきらの方を見ながらキスをしていた。
735妄想劇場ひとみ×アスム:2005/07/03(日) 15:14:19 ID:MGvwqUg1
これでも自分の力を出し切ったつもりです。
こんな駄文ですけど、これで精一杯なんです^^;
この後は妄想するもよし、続きを書くもよしです。
736名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 17:16:31 ID:X3Nifmvg
相変わらず、大した自信だなぁ
737名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:01:14 ID:6pIcBaQ2
もっちーネタが増えただけでもGJ。
738名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 15:56:13 ID:la1pR1iL
擬人化のが禿しく読みたいが、ここには少し合わないだろうか。
739睦月×望美×虎姐:2005/07/04(月) 16:10:20 ID:TljjLzXl
「睦月いますかぁ...」
「アンタかぃ、また来たの?睦月は帰らないって何度も行った
ハズだけど」
ここは廃墟となったカジノバーの店内、睦月とタイガーアンデッド=ひかる
が定宿としてる廃墟だった。
「睦月を返してください!、睦月はここなんかにいるべき人じゃ
ありません!」

「ははぁん」ひかるは望美にせまると、そのか細い喉を掴み顎
をあげさせ自分の顔に向ける。
「妬いてんだ?」
「そんな事ありません、睦月をちゃんと学校に返したいだけなんです!」
「そうなんだ、でもあの子は帰らないよ」
「はうっ!」
ひかるの手が瞬時に望美の足の付け根に伸び、敏感なところを捉える。
「はっ、はぁぁぁぁぁ!、あぐっ!」思わぬところへの刺激を受け、狼狽する
望美。 
「んふふふふっ、かわいーわね」
行動の自由を奪われながら、噛んだ耳で奥へと引き込まれる望美。

「んじゃ頂くわね、白い身が柔らかくて美味しそう」
そう言うとひかるは皮ベストを脱ぎ、中に来たインナーのビスチェの前を外す。
ひかるのムッチリとした体が望美に密着すると女同士なのに、興奮を覚え心
臓が動機する望美。 「うふっ、暖かい」ひかるはとらえた獲物を弄ぶように
手の中で転がす、望美のブラウスを開き純白のブラから出たまだ未発達の双
丘を見つけやんわりともみほぐす。
「んはっ、ぐはぁあああっ」望美のあえぎ声がホール内にこだまする。 
740名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 16:21:09 ID:TljjLzXl
「これも邪魔ね、取っちゃえ」
ひかるは自分のレザーのパンツに手をかけると、傍らへと脱ぎ
捨てた。 猛禽類を思わせるような腰の張った尻がビスチェの
アンダーの下から露になる。 望美は年齢の違いもあるだろうが
大人の女性の身体をまざまざと見せ付けられ興奮を増していく。

ジュワッ、腰のあたりからそんな感触が伝わってくる。
漏らしたのだろうか?いやそんなのと違う、なんか内部で広がる
ような切ない感触。
ひかるの獣の勘が望美の興奮を探り当てる、クンと鼻をかぐような
動作をすると望美のスカートを取り去り、その奥にある小さな布地
の奥、溢れた泉の発生源をとらえた。

「ああっ、いやぁああああっ」
興奮しつつも他人に自分の大事なところを見られる恐怖に打ち震える
望美。 「ここは睦月のためにとっといたんだぁ、じゃあ私が貰ってもい
いわね。だって睦月のものは私のものだもの」
言い捨てるとひかるは望美の足奥で固まる布地にかぶりつく。
「いいっ!!」
大きく目をむきひかるの行動に目をむく望美、やがてひかるの愛撫によ
って、その行動を奪われていく。
ヌチュ、グチッ、グチュ、キュウウウウッ!
すでにひかるの愛撫以前にグチョグチョだった望美の秘穴は、ひかるの
愛撫によってさらに泉の量を増し床へも恥ずかしい水たまりを作ってしまう。
ズチュチュクチュチュチュッ!「そんなとこ音たてちゃ嫌ぁぁぁぁ!」
そんな望美の羞恥をかきたてるようにわざと音を出して吸い立てるひかる。
741名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 16:32:36 ID:TljjLzXl
「切ないでしょ?そろそろイカせてあげるわ」
そう言うひかるの手にはスモールサイズのビアボトルが握られていた。
「???」なにがしたいのか把握できなかった望美は、ひかるの次の行
動で事の次第を察知して狼狽する。
「いやぁぁぁぁぁぁあああっ!」
望美の金きり声のような悲鳴もむなしく、少女の股間には黒く光るボトル
が異様に収まっていた。 ボトルの表面はひかるがこじったときに全体に
まぶされてしまった粘液と、挿入時に望美が漏らした潮とでギラギラと光を
放っていた。

「大丈夫、私もつきあってあげるから。でも私は大人サイズだけどね」
言うとひかるはほかに転がっていたレギュラーサイズのビアボトルを手に
取り秘穴へと突きたてていく、しかしただ違うのは望美に入れられた時は
狭くすぼまった方だったからのに対して、ひかるは底、つまりいきなり太い
方から自分の尻奥へと突きたてたのであった。
「ああっ、いいいいっ、ああああっ!」
ひかるの柔らかく揺れる尻肉がビール瓶へとからみつき、飴色の瓶をかる
がると飲み込んでいく、瓶が奥へ挿入されるたびに緋色の媚肉が瓶の表面
にからみつき、ナメクジの襞のように瓶をかかえこんでいく。
「あっ、はぁっ、入ったったぁ、じゃあ動かしたげる」
瓶の重みでひかるの尻肉が垂れ、こんもりと盛り上がって瓶を抱え込んでい
るのが見える。
「私もああなっているんだろうか?、そんなあんな事できない」

意識がそんな想像をしている間もなく、ひかるが望美の胎内にめり込んだ瓶
を動かしてきた。
「ああああああっ、いやいやいやいやいやぁぁぁーーーーーーーーあああ!」
望美の驚嘆した悲鳴がバーの中にこだました頃、二人の物音とは別の足音が
迫ってきていた。
742名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 16:44:38 ID:TljjLzXl
「んはっ、はあああっ、はっ、はぁっ、んはっ!」
ひかるが押し引きshて律動する瓶の動きに合わせて望美が喘ぐ。
一方、ひかるは瓶の自分の中に入った瓶の出口を床に押し付け
腰を動かすことで自分の秘所へと快感を送り込んでいた。
二人のいるあたりの床はすでに失禁した望美、愛液をふりまくひかる
の体液とで水溜りになっていた。

「え?」
第3者の感触に目を剥くひかる、思う間もなくお尻の肉が割られる感触
があった直後、後ろの菊門へと肉棒を突き立てられる。
「はあああああああああああっ、きゃああっ、いいいいいいいーーーっ!」
突如割って入った刺激にたまらず嬌声をあげてしまうひかる、全身の力が
抜け、そのたわわな肢体を望美に預け睦月に攻め立てられていた。

「睦月?えっ!、そんなの嫌っ!」
「望美来てたのか、二人でいい事やってるの見せ付けられて我慢できなく
なったから勝手に参加させてもらったよ」
「はうっ、ああああああはははははっ、あうううっ、おおっ!、あああああっ!」
文字通り獣の叫びをあげ悶えるひかる、意識がどこかへ飛んでしまった顔の
まま望美に身体の体重を預け、瓶と睦月が腰から伝えてくる快感に身体を預
け全身を震わせていた。
「あっ、出ちゃう、いくぞっ!」
短く睦月は呻くと、ひかるの菊門の内部へと精液を注入する。
「ううううっ、いいいいっ!」
後ろの穴の中へと伝わってきた刺激に腰をくねらせ答えると、やがて身体を
痙攣させ腰を小刻みにくねらせ逝ってしまう。

ビシャッ!二人が分泌した液と汗の泉に倒れこみ、放り出されたように横へ
倒れこむひかる。 腰に残ったビスチェから溢れた乳房を揉み、その感触を
楽しむと望美へと襲い掛かる睦月。
743名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 17:12:18 ID:TljjLzXl
「こんなん入れられちゃってぇ、でも準備はできてるな」
ヌチュ!グポッ!っという音と共に望美の足奥に収まった容器
を抜き、まだひかるの愛液と睦月の出した精液で光る凶器を今
度は望美へと突きたてていく。

ニュルンッ!っという感触と共に睦月の肉棒はやすやすと狭い望
美の媚肉へと抱え込まれる。 しかし待ち望んだ本ものの感覚に
望美は歓喜で打ち震えザワザワザワと睦月の肉棒へ刺激を伝える。
パンッ、グチッ、パンパンパンと睦月が望美の腰へと律動する音がこ
だまする。

「うん?」なにか背後に気配を覚えた睦月は後ろへと目をやる。
「さっきはふいうちくらったからぁ、今度はアタシね」
そう言うと、睦月の腰にしがみつき、睦月と繋がった望美のクリトリス
へと手を伸ばし、痛いくらいにはれあがったものをつねりあげる。
「はうううううううう、おおおっ!はああああっ!」
睦月からの律動とひかるのクリトリスへの刺激でたまらず膣をひねり
睦月の肉棒を締め上げる望美、その刺激に喚起されたかのように睦月
は精液を望美の中にぶちまけてしまう。

「おおおおっ、ああっ」
じわじわと胎内で広がる睦月の精液の熱さに、ビクビクと痙攣しながら
望美は達してしまった。
「んじゃ今度はアタシね、いただきます」
そう言うと睦月の腰をひっぱり望美から引き剥がすと、ポンと突き放し床
に転がされる睦月。 最後の身につけていた衣服だったビスチェを取り去
ると指で睦月の肉棒を導き秘穴に納めるひかる。
「はっ、はおおぉぉぉっ!いいいっ!」 
744名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 17:16:03 ID:TljjLzXl
先ほどの望美との痴態のせいで興奮高まっていたひかるは
睦月のものを身体の中にとりこんだだけでいってしまった。
汗と精液と愛液、そして失禁した体液の中でドロドロのまま床
でもつれあう3人。

「おーい睦月ぃ!いるかぁ!」
下のラウンジの方から声がする、どうも剣崎らしい。
「またお仲間やってきたね」
ひかるとクスッっと笑い見詰め合うと、新たなる獲物を待ち構え
床でもつれあう3人がいた。
(終)
745名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 03:59:19 ID:tC2irm7n
何かキャラが違う気もするがGJ
746名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 11:11:53 ID:J6YJz3qG
黒睦月が進行して、グロエロ睦月になったようですね・・・ケンザキは食わないでくださいorzお願いします。
747名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 11:56:36 ID:78+hmEE7
忌憚のない意見を述べさせてもらえば
キャラに違和感があってエロいが萌えない。
しかしエロいのでGJ。(正直)
748569:2005/07/05(火) 13:15:52 ID:5H+bE16d
エローですなあ。
自分にはとても書けない濃さです。
GJ!
749書いた人:2005/07/05(火) 14:22:30 ID:/LiA/8sO
>>745>>748
女がやっぱ淫乱じゃないと萌えないもんで...(・ ω・)
虎姉はやっぱ清純派のイメージなのかなぁ、自分としては
睦月を手中に置いておくためなら手段を選ばない女に見え
たんで、望美を淫乱に攻撃する女に仕立てたんだけど。

あの「あいつのおにぎり美味いんだよ、何故か知らないけど」
という一言の後、蹴り入れるのはそれを顕著に顕してるよね。
750名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 21:50:27 ID:tC2irm7n
>>749
虎姉は清純派ってか、戦いに明け暮れてたせいで、そう言う事に疎い(つーか、全く知らない)って印象だったな(・ω・)
あ、でもこれからもドンドンSS書いてって下され\(´∀`;)/
751734様の続き:2005/07/06(水) 02:18:40 ID:lUxNaIK/
734様が種を蒔いてくださったので、ちょっと水をやってみました。
ぜんぜんエロくないです。すみません。

明日夢少年のあしたはどっちだ。
752734様の続き 1/4:2005/07/06(水) 02:20:04 ID:lUxNaIK/
人気のない教室で明日夢とひとみが唇を重ねた瞬間、あきらが扉を開けた。

「ぁあぁ、あま……っ!?」
明日夢はあわててとびずさろうとする。
が、ひとみは明日夢の二の腕をしっかりとつかみ、取りすがってきた。
「う、うわっ」
ガターン
バランスを崩した明日夢はかろうじて椅子の上に尻餅をつき、ひとみがもたれかかる
格好になる。
「持田……」
ひとみの眉根はぎゅっと寄せられ、大きな黒目が潤んでいる。長いまつげが
ふるふると揺れていた。
「ぃゃ……」
かろうじて聞き取れる細い声をつむぎだし、唇が再び寄せられた。
ほの暖かく、柔らかい感触が明日夢の唇に伝わる。
焦点がぼやけ、明日夢にはもうひとみの表情がよくわからない。
不意に人が近付く気配がして、明日夢は必死に横目を使った。
いつの間にかすぐ横に来ていたあきらがかがみ込み、スティックを拾い上げると
机の上に置いた。
口元はきゅっと引き結ばれている。
あきらは無言のまま明日夢の視界から消えようとした。
明日夢は思わず首を巡らそうとした。
と、急に走る痛みに顔をしかめる。
ひとみが明日夢の腕をさらに強くつかみ、爪が食い込んだのだ。
753734様の続き 2/4:2005/07/06(水) 02:21:16 ID:lUxNaIK/
必死に唇を押しつけてくるひとみ。
かすかに開いたすき間からふっと息が漏れる。
明日夢はおずおずとついばむように応えはじめた。
ふわふわと柔らかいものが触れ合う気持ちよさがじわじわと広がっていく。
今さらのように、自分の心臓がドキドキと派手に打っていることに気付く。
わずかに顔の角度を変えると、ふっとひとみの唇が半開きになった。
明日夢は誘い込まれるように自分の舌を伸ばした。
唇よりもずっと暖かく、とろりと柔らかいものに触れる。
一瞬ひとみが体を硬くする。
だがひとみは逃げなかった。
暖かく柔らかく、ぬるぬるとしたものが触れ合う感触に二人は酔いしれていた。
と。
ガシャーン!!
甲高い音が教室に響き渡る。
明日夢とひとみはビクッと体を離した。
「おー、天美じゃん、めずらしー。どしたん」
「えっと……ペンケース落としちゃって」
会話と同時に男子生徒が教室に入ってきたときには、明日夢とあきらは
何ごともなかったように自分の席に座っていた。
754734様の続き 3/4:2005/07/06(水) 02:22:23 ID:lUxNaIK/
授業中、明日夢は隣のあきらの表情をそっとうかがったが、あきらは毅然と
前を向き続けていた。
その斜め前の席のひとみがふと振り向き、目が合う。
恥ずかしそうに、だが嬉しそうににっこりと笑う。
明日夢も思わずえへへ、と笑い返した。
視線を落とすと、半袖シャツからのぞく自分の二の腕に、小さな桃色の半月型の跡が
ぽつぽつと残っていた。

その日最後の化学の授業の後、名簿で番号が一番上に来る明日夢とあきらは実験器具を
理科室に返しに行った。
かちゃかちゃと手際よく試験管を片付けていくあきらの横で、明日夢は
声をかけたものだかどうか戸惑っていた。
(ペンケース落としたのってたぶん僕たちに人が来たって知らせるため
だったんだろうけど、ありがとうっていうのも変だよな。
ごめんっていうのも変だし……)
「安達くん」
「うわっはいっ」
急にあきらの方から声をかけられて、明日夢は悲鳴のような返事をした。
あきらは初めて出会ったときと同じようなキッとした目で明日夢を見ていた。
「あんな、いつ誰が来るかわからないところで、あんなことするなんて、
考えなさ過ぎじゃない」
「あ、うん、ごめん」
何に対してごめんなのだか、とにかく明日夢は反射的に謝った。
755734様の続き 4/4:2005/07/06(水) 02:23:12 ID:lUxNaIK/
「それに……隙あり過ぎだと思う」
「え?」
いきなりあきらは明日夢の両肩をつかみ、ぐいと押した。
明日夢はよろめいて後ずさり、どんと背中が壁に当たる。
「たっ」
声を上げようとした明日夢の口をあきらの唇がふさぐ。
ひとみに負けないくらいふっくらとした唇が、明日夢のそれに押しつけられていた。
そしてその感触とは別に。
明日夢の体に、弾力のある柔らかい感触が伝わってくる。
(うわ、こ、これって……?)
ようやく状況が飲み込めたとき、あきらが離れた。
「じゃ、また明日」
言い残して颯爽と理科室の扉を開けた。
残された明日夢はずるずると背を壁に預けたまま座り込んだ。
もっちー派かあきら派か。
耳の奥で敬愛する鬼の、からかいの言葉が浮かんでくる。
「どっちも、そんなんじゃなかった……はずなんだけどなあ……」
少年は深く深くため息をついたのだった。
756名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 03:01:49 ID:2RdhdKXv
>>752〜755
エロとまではいかなかったけどGJ(・∀・;)
757752:2005/07/06(水) 04:23:33 ID:lUxNaIK/
うわ、>>753の19行目、あきらじゃなくてひとみだ。恥ずかし。

>>756
ありがとうございます。
スレ汚しと言われるのを覚悟していたので、嬉しいです。
758名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 05:30:56 ID:2RdhdKXv
>>757
でも、次はエロを・・・と、言ってみるw
759569:2005/07/06(水) 08:50:54 ID:Lt2lxwLS
>>757
遅くてスマソ。GJ!
ひとみの女性らしい部分と、あきらのさばさばしたある種冷静な感じが
とっても好きです。
あきらの「弾力ある柔らかい感触」さぞかし弾力がwww
ひとみちゃんの爪の跡もドッキリですな。
GJ!乙です!!!
760思いつきで轟鬼Xあきら:2005/07/06(水) 12:24:16 ID:I3E3fReT
「あきらくん、ここにいろ!いいな!」
「威吹鬼さん、ここお願いします!」
ヤマアラシとウブメの融合体を追っている中、ヤマアラシの童子に
棘をくらったあきらは瀕死の状態で不知火の中に運び込まれた。
キッっと敵の童子達を見据え、いざ赴こうとした時、轟鬼は腕に違
和感を感じ振り返った。

「轟鬼さん、ここにいてください、お願いです」
「えっ!」
番くるわせをくらった思いをしたが、威吹鬼と顔を見合わせ肯く。
「轟さん、ここお願いします。僕が行ってきますから」
そういい残すと、くるりときびすを返し、威吹鬼は童子達を迎え撃ち
に山へと向かっていった。

「大丈夫かぃ!あきらくんっ!」
コクッと気丈にも肯くあきら、全身から滝のように汗が噴出し身体が
熱を帯びているのが苦しいのか、上着から脱ぎ始めた。
「そうか、苦しいんだね、ちょっと待って」
轟鬼はそう言うと、武士マークのついたタックルケースの中から毛布
を取り出しあきらにかけてやった。
背中でごそごそと衣類を取り去るあきらに背を向けてやきもきする轟鬼。

しかしちょいちょいとあきらが袖をひっぱってきた。
「どうした?」問いかける轟鬼に顔を赤らめ毛布を鼻までかぶりあきらが
答えた。
「掻いてほしいところあるんですけど...」
761名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:35:07 ID:I3E3fReT
「掻いてほしいところって...」
終始疑問顔の轟鬼にあきらがはずかしそうに、足の付け根あたり
を指差しながら呟いた。
「ここの奥です、なんか棘に薬でもついてたみたいで。はやく、お
願いします。」
いつもおとなしいあきらにしては、珍しくヒステリックな調子に狼狽
する轟鬼。 実は童子の放った棘には、催興剤がついておりこれを
胸のあたりにくらってしまったあきらは、心拍の血流に乗って催昂作
用が全身にまわってしまったのであった。

「こここ、ここかな?」
顔をあさっての方向にむけながら、左手で毛布、右手であきらの腿の
上あたりをまさぐる轟鬼。 あきらの汗ばんだ肌にムッチリとした肉つき
の柔らかい足に昂奮をおさえきれない。
「そこじゃないんです!、もっと!」
あきらはキレ気味に叫ぶと、轟鬼の手を掴み秘穴のすぐ傍らへと持って
きた。「わっ!」っと轟鬼は慌てるが、直後にニュルンと指先から伝わって
きたあきらの媚肉の感覚と愛液のぬるみを感じ焦る。

「あきらくん...まさか」事の次第を察知しあきらと顔を見合わせる轟鬼。
黙って事情を察してもらって安堵顔のあきらがコクンと頭を下げる。
黙って轟鬼はあきらの足元に身体を据えると、やや控え気味にあきらの
足を開かせ、その間へと右腕を差し入れていく。
「ふっ、ああああ」としだいに中核へとやってくる轟鬼の指の感覚に期待
と怯えの入り混じった感情で身体を振るわせるあきら。
762名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:46:15 ID:I3E3fReT
「あ、きゃ......」
あきらの秘肉の隙間に轟鬼の指が差し入れられた、やっと待ち望んで
いた感覚を受け、安堵しつつ慣れない感触に身体の震えのとまらない
あきら。
クチュ、グピュ!、ズピッ、ブジュッ!あきらの足元からあられもない音が
しはじめる。轟鬼はあきらの膣奥をかきまわし、痒揚感をいっときもはやく
さましてあげようとするが、いっこうにおさまらずただただあきらの秘穴から
は愛液がとめどもなく噴出し、不知火のラゲッジマットを濡らしてしまうほど
垂れてしまった。

「これでも足りないのかい?」
さんざあきらの膣肉をかきましたために、白く濁るほど愛液が指についた右
手を睨みながら問いかける轟鬼。
「それじゃなくて...もっと...」
「もっとって......!?」あとはあきらは答えることはできなかった、ただ指先は轟鬼
の股間を指差しながら、お互いに肯く。
「威吹君に相談したほうが...いやこんなこと相談できないよなぁ..」
あきらの愛液で濡れていない左手のみでガシガシと頭をかきながら悩む轟鬼。
しかし、意を決したようにあきらと顔を見合わせると不知火のリアゲートを締め、
ラゲッジマットをあきらの下に引きなおし準備をする。

「あきらくんやるよ、いいね」
やっと希望することをやってもらえる安堵感に、何度も深く肯くあきら。
轟鬼のエラの張った長く反り返った肉棒が取り出される、初めて目にする黒く
ヌメって光る肉棒にドキッっとするあきらだが、そんな事を気にしている場合
ではなかった。
763名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:57:18 ID:qBB2nurd
オォォォォォォォォΣ(´Д`*)>ノォォォォォォォ
764名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 12:59:14 ID:I3E3fReT
「いいかい」
あきらに確認をとり、肯く。
「きゃ......そ、そんなに」
もともと女性を気遣うデリカシーに欠ける轟鬼、カパッっと開いたあきらの
両足はかけていた毛布をずり上げ、あきらの恥丘の下部が見えてしまう
ほど開いてしまう。
轟鬼は長く反り返った黒い棒の先端を柔らかくプリンのように揺れるあきら
の秘肉へとめりこませていく。コリッっと滑り込むような感覚の場所を認める
とズイと押し入れていった。
「はっ、ぁぁああ、あうっ、むっううう」
今まで誰も押し入ったこともない穴へと第3者から与えられる感覚に狼狽する
あきら。 しかし普通なら痛がったであろうが催昂剤のせいで身体に伝わる刺
激と薬の作用が中和される感覚をおぼえやすらかな安堵を表情を浮かべる。

「はぁぁぁぁっ、はいったぁ...」
肩で息をして正面からあきらを見据える轟鬼、さらにあきらの細いが肉つきの
いい腰をかかえると、腰骨を支えにしてさらにあきらの奥へと肉棒を差し入れて
いった。
「うっ、はっ、はあああ..」
薬の作用は収まったようだ、しかしやりかけで盛り上がってしまった感情のおかげ
でそれをやめてとはいえず。 轟鬼のなすがままにさせることにするあきら。
控えめながら優しく、時折小刻みに早くあきらの膣へと刺激を咥える轟鬼。

「うっ、はっ、はぁっ、あ、はっ」あきらが控えめながらも、悶えて声をあげる。
しかし、それも長くは続かず轟鬼に絶頂が迫ってきた。
「あきらくん、ゴメンっ!」
「えっ、きゃ......熱いぃぃぃぃ、んんはっ!」
恥骨に打ち当てるように深く根元まで押し当てると轟鬼はあきらの奥へ精を放つ。

765名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 13:12:06 ID:I3E3fReT
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁーーーーーっ!」
あきらの奥へ差し入れたまま、大きく息を吐く轟鬼。
あきらは自分が望みながらも、欲求を満たされてしまうと羞恥心が働き、
首まで真っ赤にしたまま轟鬼と顔を合わせられず横を向いている。
ズルル、グプッ、ヌチュ!あきらの媚肉で煮られた轟鬼の肉棒が引き
抜かれる。 しかし、長くゆらめく棒をぬぐうことも忘れ、即座にラゲッジ
の荷物の中から布巾を取り出し、あきらの足奥を拭ってやる轟鬼。
狭い荷室でお互いに背を向けながら衣類を整える二人。
そんな矢先、車の外で窓を何かコッっと小さくひっかくような音がする。

「?」と轟鬼が車の側壁をみやると、背を車につけ地面に座り込み頬杖
をついている威吹鬼がいた。
ゲートをバンっと開け、轟鬼が出てきた。

「あの威吹鬼さん、いつからそこに......?」
「ん、さっき帰ってきたとこ、あきらの治療たいへんだった?」
実は二人が絡みあってる最中から帰ってきていたんだけど......と言いたい
衝動を抑え当たり障りのない返事をする威吹鬼。
「あっ、ちょっとたいへんだったけど、なんとか治ったみたいで、あはははは」
苦しい言い訳とわかっていつつ、なんとか弁解してみる轟鬼。
「そうみたいだね、あははははは」
と力なく笑う威吹鬼。
そんな二人を見ながら、あきらは顔を真っ赤にしたままま両手で顔を塞ぎ、
成り行きを見守っていた。

(終)
766名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 15:43:37 ID:2RdhdKXv
>>761
あきらを乗せたのは不知火じゃなくて、雷神だと思うが・・・
767名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 15:44:52 ID:2RdhdKXv
スマソ、>>760
768760:2005/07/06(水) 16:05:24 ID:I3E3fReT
あ、轟鬼の使ってるエレメントは雷神って言うのね...。
不知火が響鬼のエレメントだけの名前だけとは知らなんだ。

スマソ。
769293:2005/07/06(水) 17:18:32 ID:ACZo9OX7
500 KB …

ちょっと書き込めるかテスト。
770293
連投スマソ

どなたかスレ立てお願いします。
(立てれなかった…orz)