■現在連載中のSS
「機動戦士ガンダム VoiceOfTheEarth」
登場人物紹介(オリキャラ)
ジュナス・フレイブ
本作の主人公。一年戦争時からの連邦軍人で退役時の階級は中尉。
後に反地球連邦組織エゥーゴの大尉となる。
クワトロ・バジーナ大尉(=シャア)と共にMS部隊の指揮を執る。
どうも変わり者に好かれ易い体質らしい(本人談)
士官学校時代、テレサ・モントバーンという3歳年下の後輩と付き合っていたことがある。
乗機はガンダムMk-U2号機(G-3ガンダム風カラー)。
サラミスのオペレータ嬢
ア・バオア・クー海戦時、出撃直前のジュナスと『ある約束』を交わす。
彼の帰還直前に艦橋への攻撃に巻き込まれ、消息不明に。
それから7年の時を経ても、彼女はジュナスの心に棲み続けている・・・
ベルナデッタ・ソロン
エゥーゴの諜報員。ジュナスをエゥーゴにスカウトする。前述のオペレータ嬢と瓜二つ。
アーガマと合流する途中グリプスでティターンズに逮捕され、過酷な『初体験』を味わう。
その後救出されるも、互いの負い目からジュナスとの関係はぎくしゃくとしたまま。
ジュナスに対し、『憧れ以上、恋愛未満』の感情を持つ本作のメインヒロインである。
遂に、二年ぶりにジュナスとの再会が・・・・?
トリノ・カーナヴォン
本作の「ライバル」的位置付けのキャラクター。ティターンズの将校で階級は中尉。
性格は冷酷で目的の為には手段を選ばず、特に人の心の隙に付け込むのを得意とする。
一説には、バスク・オムの異母弟とも言われる。
ベルナデッタを初めさまざまな女性キャラを毒牙にかけるその非道ぶりで、
ジュナスにとっても読者にとっても憎むべきライバルキャラの地位を獲得している
乗機はハイザック、マラサイ等。
フランセス・エラワー
エゥーゴのMSパイロットで、階級は少尉。
幼少の頃の生活が原因で、男性に触れられるのを極度に嫌う。
ジュナス曰く、冷静沈着無口少女。ジュナスに対し少なからず好意を持っている。
…が、親友ベルナデッタへの思いやりとの狭間で苦しむ。
乗機はプロトZガンダムX-1。
シェリー・パーカー
ア・バオア・クー海戦時、前述のオペレータに命を救われた女性。
終戦後ルオ商会に身を置き、U.C.0087現在では会計経理部長(カラバ補給担当)を勤める。
カラバスタッフ(ハヤト・コバヤシ等)の間では厳しい女性で通っているが、ジュナスの前では…
また、ルオ商会名代のステファニー・ルオとは「プライベートで非常に親密な関係」である。
ジュナスにベルナデッタを引き合わせた張本人でもある。
リベカ・マレリー
サイド1の1バンチ・シャングリラ出身で、
恋人のテオと共にエゥーゴのパイロットとなる。階級は少尉。
明るく天然ボケな性格で、怒れるカミーユをも鎮めるほどの魔乳を持つ。
ジャブロー戦以後のアウドムラ内(&作品内)におけるムードメーカー的存在。
乗機はネモ。
テオドール・チャーチワード
エゥーゴのパイロットで階級は少尉
リベカの幼馴染&恋人であり、彼女曰く「テオは私の王子様」。
登場人物の中では幸福な部類に入るが(トップはもちろんリベカ)、
同僚に八つ当たりされ、自機を無断使用されとその分不幸も味わっている(笑)。
普段はリベカのフォロー兼なだめ役に徹しているが、戦術級の能力に才があるようだ。
リベカともどもシャングリラ・チルドレン(ジュドー達)とは顔なじみ。
乗機はネモ。
ウォルトン・スウィフト
エゥーゴのパイロットで、階級は少尉
態度は一流、腕は三流の"自称"天才パイロット…作者氏によればケネディ戦で戦死予定だったとか。
自分を気にかけるエリスの好意に気づかず不遜、迂闊な行動を繰り返すが、
第二次シャトル防衛戦で自分をかばい重傷を負ったエリスの告白を受けて
彼の中でも思うところがあったようだ。今後の成長が期待されている。
スレ住人たちから『ヲル豚』とも呼ばれる、ある意味VOEのマスコットキャラ。
乗機はネモ、パワード・ジム等。
エルシー・シャトラン
ティターンズの中尉で、アレキサンドリア所属。
ジェリドやカクリコン達とは同期。
外見は美人だが、性格は残忍。犠牲になった同期生は数知れず。
強化人間やコロニーレーザーといった機密情報を入手できる謎のルートを持つ。
リシュレール・サントス
エゥーゴの軍人で、階級は中尉。
アンマンでファ・ユイリィ等の戦闘訓練の教官を務めている。
亜麻色の美しい長い髪と、人を寄せ付けない厳しさを持つ。
エリス・ワイス
エゥーゴの士官。凄腕のパイロットで、25歳にして中尉に昇進したエリート。
他人の3倍も4倍も血を吐いて今の実力と地位を身に付けた努力家で“氷柱のエース”の異名を持つ。
背丈と胸の無さにコンプレックスを持っており恋愛沙汰には縁がなかったが、とあることがきっかけで
ウォルトンのことが気になるようになる。第三次シャトル防衛戦で、ウォルトンを庇って重傷を負い
現在は戦線離脱中。
乗機はリック・ディアス。
グラハム・パーク(故人)
エゥーゴのパイロットで、階級は少尉。
ヒッコリーのシャトル防衛戦において、カミーユのガンダムMk-Uをかばい戦死。
番外編「バレンタイン・ゴーゴー」において『モテない野郎ども代表』として描かれ、
また、本編においてもリベカとデートさせてくれ、とテオに何度も食い下がっていた。
乗機はネモ。
テレンス・デニケン
エゥーゴのパイロットで、階級は少尉。
ヒッコリー残留組の中で唯一生き残ったネモのパイロット。
その結果は実力なのか、それとも運によるものか…どうやら、後者らしい。
ウォルトンを完全に馬鹿にしていたが、彼が今後変わっていくことによって
彼らの関係もまた変わっていくのかもしれない。
乗機はネモ、量産型ガンキャノン等。
フラグ・ラグ・ハヤオ
エゥーゴのパイロットで、階級は中尉。
スレ住民の「死亡フラグうんぬん」→「フラグたん」というヨタ話を経て登場した、稀有なキャラ。
ジャブロー降下作戦の生き残り組で、チャームポイントは無精髭とそれを撫でるしぐさ。
もとジオン軍パイロットらしく、第二次シャトル防衛戦ではジオンのエースカスタム機である
B3グフを苦も無く操ってハイザックを血祭りに上げる等、鮮烈な作中デビューを飾った。
「ザクとは違うンだよ!ザクとはなぁっ!」
乗機は先述の通り、いまのところグフ・カスタム。
登場人物紹介(Z本編登場キャラ)
クワトロ・バジーナ(28歳・大尉)
シャア・アズナブル
キャスバル・レム・ダイクン
かつてのジオン軍のエースパイロットで、「赤い彗星」の異名を持つ。
金髪の貴公子で、額には一年戦争時に負った傷がある。サングラスがトレードマーク。
エゥーゴには「クワトロ・バジーナ」の偽名で参加。
父親は当代最大の思想家、故ジオン・ズム・ダイクン。
単なる一人の戦士として、あるいは軍隊の指揮官として優秀なだけではなく、
より高い、より大きなレベルの指導者としてのカリスマ性と才幹を持つ。
しかし、あたら人類を導けるだけの能力を、あるいは義務を持ちながら、
逃げをうとうとする卑怯な男…との評言をカイは残している。
現時点では、先に宇宙へ帰還済のため作中での出番はない。
カミーユ・ビダン (17歳・中尉待遇?)
Zガンダム本編の主人公。少女とも見まがわんばかりの繊細な容貌の美少年。
「アムロの再来」と言われるほどのニュータイプ能力の持ち主で、
実際の戦闘においても、女性関係その他においてもエゥーゴのエースである。
現在の恋人(?)はエマ・シーン中尉だが、幼馴染のファ、ロザミィ、
彼にとっての運命の女ともいえるフォウ…と、周囲に女性の影が絶えることはないだろう。
そして、一つの物語の終わりに、カミーユ・ビダンは刻の涙を見る…。
エマ・シーン (24歳・中尉)
元ティターンズの将校。 ティターンズの行動に疑問を抱き、エゥーゴに参加。
漆黒の髪と理知的な美貌が印象的な女性だが、男性には縁がなかったのか、
なんと24歳にしてまだ処女だった。
ファにヤキモチを焼き、裁縫で指を怪我したり
カミーユに体でごまかされてしまうなど格段に可愛らしく、魅力的な性格に変貌した。
ファ・ユィリィ(17歳・軍曹)
カミーユの幼馴染で、グリーン・ノアの学生。
Z本編同様、カミーユの行動のとばっちりを受けた後、エゥーゴに参加。
実は初体験も済ませてしまっていて驚愕した方も多いはず。
相手は「陸上部の先輩で、どこかカミーユを思わせる美形で神経質そうな男」とか。
番外編のバレンタインネタでは、最後においしいところを持っていった。
現在はパイロット訓練中だか、その後もヘンケン艦長とは続いている様子。
レコア・ロンド(23歳・少尉)
エゥーゴの将校。一年戦争時にはゲリラとして戦った。
地球降下作戦のために先発するが捕らえられ、辱めを受ける。
クワトロ(シャア)の愛人でもあったが、
女としての直観か、彼の愛を得られないことを知る。
ブライト・ノア(27歳・大佐)
旧ホワイトベースの艦長。現在はアーガマの艦長。妻子あり。
常に激戦区で戦い続けた経験豊富な指揮官で、統率力、指揮能力は一級品。
妻であるミライ・ノアとの再会は、原作通り随分と先になりそう。
ヘンケン・ベッケナー(年齢不詳・大佐)
エゥーゴの軍人。アーガマの艦長からラーディッシュの艦長に転出。
豪放磊落を絵に描いたような好漢で、男女問わず人望があるらしい。
エマ・シーン中尉に淡い想いを寄せる。
「……あの免疫のない……男と手も握った事のないような処が興味深くてなあ」
とのことだが、まさにその同時刻、当の彼女はカミーユとよろしくやっていた。
何だかんだで、ファ・ユィリィといい仲になってしまった。
アポリー(年齢不詳・中尉)
ロベルト(故人・年齢不詳・中尉)
一年戦争以来のベテランパイロット。当時はジオン軍に所属。
常にシャアとともに行動していたようで、エゥーゴにもその縁で参加したようだ。
シャアの信頼も厚く、カミーユにとっては頼りになる兄貴分たちである。
二人ともそろって、エゥーゴのジャブロー侵攻作戦に参加。
ロベルトは、第一次シャトル防衛戦で戦死。
アムロ・レイ(23歳・大尉)
旧ホワイトベースのクルーで、一年戦争の英雄。
数年に及ぶ半軟禁生活、さらにはララァを手にかけてしまった経緯から、
戦いそのものを忌み嫌い、すっかり腑抜けてしまっていた。
しかし、復活後はその技量を見せつけ、スレ住人も含む全員の度肝を抜いた。
恐らく、宇宙世紀至上最強のニュータイプにして、元ヒキコモリ。
カイ・シデン(26歳・民間人)
旧ホワイトベースのクルー。戦後はジャーナリストとなり、いくつかのルポを世に送る。
シャアの態度・行動には極めて批判的。
常にクールでシニカルな態度は崩さないが、
愛するものが傷つき失われた時には、やはり熱くなる男である。
ハヤト・コバヤシ(23歳・階級不詳)
旧ホワイトベースのクルー。戦後は戦争博物館の館長という閑職に追われる。
現在は反地球連邦組織カラバのメンバー。
アムロには様々な経緯から複雑な感情を持っていたが、それが悲劇の一端となってしまった。
カツ・コバヤシ(故人・15歳・民間人)
旧ホワイトベースのマスコット。一年戦争後、レツ・キッカと共にハヤト夫婦の養子となる。
ヒッコリーのシャトル防衛戦において、アッシマーの攻撃を受け戦死。
しかし、その死がカイを、ハヤトを、そしてアムロを奮い立たせるのである。
ベルトーチカ・イルマ(年齢不詳・民間人)
反地球連邦組織・カラバに協力する民間人。ボリュームのある金髪に白い肌、緑の瞳の女性。
アムロには最初興味本位で近づくが、次第に彼の純粋さに惹かれるようになる。
最近、次第に生来のワガママさが顔を覗かせつつある基本的には強気の女性。
コウ・ウラキ(23歳・少佐)
0083年に勃発した「デラーズ紛争」時の連邦軍のエースパイロット。
さらに腕を上げたのか、登場時にはクワトロの油断もあったとはいえ、リック・ディアスを撃破した。
激戦の経験が彼に落ち着きを与えたのか、実年齢より若干年上に見られるようだ。
「年齢に似合わない程の渋みと異様な凄みを持つ青年」で、「意外に甘い声」の持ち主。
クリスチーナ・マッケンジー(29歳・少佐)
元RX-78 NT-1 アレックスのテストパイロット。ジュナスとは士官学校の同期生。
ベルナデッタの救出時、ジュナスたちに協力する。
サイド6にいたときに知り合った青年・バーニィの消息を追っている。
バーナード・ワイズマン(故人?・0080当時20歳・伍長)
ジオン軍の特殊任務部隊・サイクロプス隊の隊員。公式記録ではサイド6で任務中、戦死。
…なお、同名の人物に、新興反戦組織《ユニバーサルピース》のリーダーがいる。
ジェリド・メサ(24歳・中尉)
連邦軍内部のエリート集団・ティターンズの将校。
しかし、カミーユとの出会いが、彼の運命を根底から変えてしまう。
常にカミーユを付け狙うが、その度に返り討ちにあっている。
MS操縦適性は高いものがあり、そこは上層部にも評価されている。
マウアー・ファラオ(25歳・少尉)
ティターンズの将校。切れ長の瞳が印象的な美女。ジャブロー脱出時にジェリドを助ける。
ティターンズ入隊直後、トリノに惹かれるが、そのトリノに陵辱された過去を持つ。
Z本編ではシロッコの勧誘をはねのけるなど気丈な面を見せていたが、
トリノの持つ魔性には抗しえず、あえなく篭絡されてしまう。
果たして、何も知らないジェリドとマウアーの結末やいかに・・・
カクリコン・カクーラー(故人・24歳・中尉)
ライラ・ミラ・ライラ(故人・25歳・大尉)
本編どおりに散っていった人たち。
ライラさんには、是非ともジェリドにベッド戦闘時の心得を指南してほしかったが
それを読みたい人は、寿司屋氏のSSを読もう。
パプティマス・シロッコ(27歳・大尉)
木星帰りの男。若くして木星からのヘリウム輸送船・ジュピトリスの艦長を務める。
独力でMSの設計開発を手がけるなど、多方面に才能を発揮する天才。
生来のものか、あるいは木星での体験がそうさせたのか、
高いカリスマ性の持ち主で、サラなど彼に魅了された人間も多い。
またアクの強い、腹に一物あるような人材をよく容れて使うなど、度量も大きい。
劇中では、トリノあたりとの関係が気になるところ。
サラ・ザビアロフ(16歳・曹長)
シロッコの崇拝者。薄紅色の髪が特徴的。私服のセンスは相当悪い。
どうやら地球に降りてきていたようで、シロッコの麾下につくよう、レコアを勧誘する。
結局、カツとは出会わないまま終わったが…。
ちなみに、彼女だけシロッコをパプ「テ」マス様と呼ぶ。
バスク・オム(37歳・大佐)
ティターンズの実質的な総指揮官。
一年戦争時に負傷して以来、視力障害を補うためのゴーグルを着用。
そのためか、旧ジオンのみならず、スペースノイド全体に対する敵意は強烈。
目的のためには手段を選ばない男で、毒ガスの使用すら辞さない。
暴力的でキレると危ないところは、義弟のトリノとそっくりである。(逆か?)
ロザミア・バダム(年齢不詳・少尉)
北米・オーガスタのニュータイプ研究所所属の強化人間。
薬物によるドーピング、マインドコントロールなどによる強化の結果、驚異的な身体能力を持ち、
通常人には無理な運動の負担(MS操縦時の急激な方向転換など)にも耐える肉体を持つ。
紫色の豊かな髪と、よく発育したボディラインの持ち主。
再登場&カミーユとの再戦が期待される。
ブラン・ブルターク(故人・年齢不詳・少佐)
連邦軍の軍人。生粋の軍人ゆえ、ティターンズのありようには批判的。
連邦軍オーガスタ・ニュータイプ研究所直属部隊長を務めていた。
一年戦争以来の経験からくる、絶対的な自信と大胆不敵さを持つ。
ジャブロー以降の追撃戦は、ひとえに彼の独壇場だった。
フォウ・ムラサメ(年齢不詳 18歳程度 少尉)
地球連邦軍所属ムラサメ研究所の被験者である強化人間。
ホンコンに立ち寄ったカミーユ・ビダンと運命的な出会いをすることになる。
気まぐれで気分屋で、さみしがり屋の、記憶のない孤独な少女。
彼女との出会いによって、カミーユは格段の成長を遂げることとなった。
カミーユを宇宙に返す為にスードリ艦内で拳銃で撃たれたらしいが
再登場があるのかどうか、期待しつつ待ちたい。
人物説明長い
他の書き手のことも考えるともう少しコンパクトにしたほうがいい。
特に故人は説明不要では?名前のリストで充分。
本編登場人物も本編との相違分だけでいい。
と思いつつ
>>1乙
艦長! 新スレです!!
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
∧ ∧ ∧ ∧
___( _冂二冂(,,゚Д゚)
∧⊂/ ̄|二| ̄\つ∧二ヽ
ι匚|_/_\_匚i_|∪∪i]
\/∠ / / \_/二/
/∠ / /
/∠ / ∧_∧___ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/∠ / /7´Д` ) / | < 弾幕薄いよ何やってんの!?
/∠ / ○ =i|= ~)/ | \_______
/∠ / i'''√√ i'''i ̄ ,,,,/
∠ / /__(_(_)/ ̄ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / \\\/ (・∀・ )<
>>1さん、乙です
 ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄\ ) \_________
| | |
>1
新スレ乙。
>>1乙。
いよいよ今日だ。「彼」の投下を待つとするか・・・・・・
何かコロンでも付けているのか、彼女のふわっと柔らかい匂いが彼を包んだ。
「スペースノイドの自治の為、中尉のお力を貸して戴きたいのです」
目の前に立っている少女は、淡く微笑みながら彼に向かって言う。
意外にはきはきと喋るその態度は、必ずしも“彼女”に似ていた訳ではない。
だが、その表情は、7年前のあの時にモニター越しに見たままだった。
――でも、無事に帰って来られたら教えて差し上げます‥‥‥
改めて、とても魅力的な笑顔だと思ってしまうジュナスだ。
しかし、同時に眼前の少女をあの少女といちいち比べてしまう自分を恥じもする。
実は、それはどちらの少女にとっても非常に酷い事であるはずなのだから。
「私達の組織は『エゥーゴ』と言います。反『ティターンズ』組織です」
そのティターンズという連邦軍の内部組織については、当然ながら彼も知っていた。
彼の退役間際の、宇宙世紀0083年に設立されたジオン残党狩りの為の組織である。
その地球連邦軍の組織に反抗する勢力‥‥‥だと? 彼は訝しく思う。
少女は、そんな混乱したような彼の目を見つめてゆっくりと言葉を付け加えた。
「エゥーゴは、貴方のお力を必要としています」
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第116回
since 2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
無機質に明るい照明の下で、耐ビーム効果を持つ金色のエマルジョン塗装が光る。
エゥーゴ旗艦強襲用巡洋艦アーガマの格納庫内で、そのMSは一際存在感を誇っていた。
「起動デバイスが改良されているそうです。出力も10%以上アップしています」
クワトロ・バジーナ大尉は、MSハンガーに設置されている自機を指し示す。
サングラスで表情は判り難いが、新型機を自慢するクワトロの口調は明るい。
隣を歩くジュナス・フレイブ大尉は、幾分か苦笑しつつ眩い装甲を見上げた。
まだテスト用マーキングも真新しい金色のMSには、数人の整備工が張り付いている。
そこかしこにメモが貼り付けてあるのは、試験起動した時の注意書きだろう。
MSR-100S 百式改は、つい昨日アーガマに納品されたばかりの新型MSだ。
金色の装甲が鮮やかな機体の肩には、“漢字”で「百」と大きく書いてある。
そこまでは以前の百式と同じだが、違うのは横に付け加えられた小さな「改」の字だ。
悪趣味もここまで極まれば、逆に卓越したセンスを感じてしまうから不思議である。
この百式改は、今までクワトロが使っていたMSN-100 百式の後継機だ。
重量が増えると同時に、ジェネレータとスラスター推力が大幅に改善されていた。
スペック表だけで言えば、既にRX-178 ガンダムMk-Uを凌駕する高性能機だ。
「随分と、武装も揃っている」
ジュナスの感心した呟きに、クワトロは左手に抱えていたレポートをめくった。
「元々、百式自体が実験機というカテゴリーから外れる物ではありませんでしたから」
明るいクワトロの口調は、まるで新しい玩具を与えられた子供のようである。
百式改は、パルスレーザー砲、ビームガトリングガン、多目的ランチャーユニットと
更にはビームライフルまで装備する、まさに強大な火力を持つMSだ。
「クワトロ大尉が乗っていた機体は?」
「アナハイムが回収して行きました。なんでもフルアーマー機の土台にするとか」
要するに、フルアーマー百式とやらが現在開発途中だということなのだろう。
「ジュナス大尉用に、そのまま借り受けていた方が良かったですか?」
ジュナスは、自分が恐ろしく派手な金色のMSに乗る光景を想像して慌てて首を振った。
「い、いや、‥‥‥私には勿体無いMSだよ」
彼は、運命の三姉妹を護る気もないしバイオ・リレーションに繋がるつもりもない。
安堵の息を吐くジュナスは、忙しげに整備士が飛び交う格納庫を見渡した。
ちなみに、現代のMSの進化は大きく装甲重視と機動性重視の二系列に分かれる。
さすがに両方の利点を備えた機体はなく、大抵はどちらかに特化せざるを得ない。
既存のMSに装甲を被せるフルアーマー・プロジェクトは、主に連邦系の得意技だ。
フルアーマー・ザク等が在っても良さそうなものだが、ジオン系には殆どない。
逆に、連邦系ではあのRX-78 ガンダムにさえもフルアーマー・タイプがあったという。
現に、フルアーマー・ガンダムMk-U計画はとっくに進行中なのだ。
もっとも、費用対効果の面から宇宙世紀後期には見かけなくなってゆく計画なのだが。
「クワトロ大尉、ジュナス大尉、おつかれです!」
気さくな声を掛けて来たのは、アーガマ整備主任アストナージ・メドッソである。
ジュナスは、計器盤と格闘してるアストナージに歩み寄った。
アストナージは、ジュナスとカミーユ・ビダン少尉のガンダムMk-Uを点検中なのだ。
薄いグレーの2号機とトリコロールカラーの3号機が、百式改と並んで立っていた。
「私の機体はどうかな?」
「どうもこうも‥‥‥大尉は、よくこのMSでご活躍出来ましたねぇ?」
呆れた顔で放り投げてくる点検シートは、殆どの項目にチェックが入っている。
つまり、まともに使える部品を数えた方が早いくらいの消耗率だということだ。
横からそれを覗き込んだクワトロも、余りの機体状態の悪さに眉を上げて言った。
「地球でのジュナス大尉の激戦を考えれば、仕方ないですね」
ジュナスは、このガンダムMk-U2号機で2ヶ月間の戦闘を生き延びたのだ。
すなわち、ジャブロー撤退戦で最新鋭可変MS ORX-005 ギャプランの1機を見事撃破し、
ヒッコリー基地戦では強敵NRX-044 アッシマー6機を抑えて見せたのである。
満身創痍のガンダムMk-U2号機、3号機は現在D整備を受けている真っ最中だった。
通常、MSの整備はその精密度によってA〜Dの4段階に分かれている。
機体の状態確認を、チェックシートを下に目視を中心として実施するのがA級整備だ。
予め定められた特定部の点検・消耗燃料の補充等を行う最も簡易な作業である。
B級整備とは、A級の内容に加えて時間で管理されている部品の交換や点検用パネル内部
の状態確認・一部システムの電子作動点検等を実施する一連の流れを指す。
更にC級整備になると、機体の配管や配線・腕部脚部の機体構造の状態を詳細に確認して
損傷の可能性のある部品を交換もしくは整備しなくてはならない。
この時、故障を未然に防止する為に精密点検装置を使用し各種基盤の機能試験も行う。
現在Mk-Uが受けているD整備は俗に“オーバーホール”と呼ばれているものだ。
損傷しているか否かに関わらず、各部を新品時の状態に戻す整備である。
機体の装甲や武装を取り外し、隅々まで詳細にチェックする最も深度の深い整備だ。
恐らく、ここで徹底的に整備を行っておかなければ、今後の戦闘に影響が出る。
ジュナスは、整備パネルの全てが開けられている頼り無げな自機をしばらく見つめた。
剥き出しになった内部構造と電子機器のコードが、まるで内臓のようである。
「アナハイムの連中が、大尉とカミーユの戦闘データを欲しがって大変ですよ」
勿論、引き換えに大量の補給物資をせしめましたがねとアストナージは笑った。
兵器を開発するメーカーにとって、実戦データは喉から手が出る程に欲しいものだ。
スペック表に印刷されているデータなぞ、所詮は机上の数字である。
過酷な条件の下、開発者が想像すら出来ない場面で得られる情報は何よりも貴重だ。
そんなデータが得られるのならば、MSの10機や20機なぞ惜しくもあるまい。
アナハイム社は、恐らくジュナス達をモルモット以上には考えてはいないだろう。
もっとも、それを元により性能の良いMSを製造して貰えるのならば文句はない。
戦争に於いて、常に敵より強い力を求めるのは戦争屋として当然の感情である。
「ま、任せといて下さい。さすがに新品同様とはいきませんがね」
自信満々に笑うアストナージの間延びした顔に、ジュナスは微笑んで頷いた。
まだ付き合いは浅いが、彼の整備工としての腕にジュナスは絶大な信頼を寄せている。
「あちらは、百式改と同時に納品された機体だそうです」
クワトロが指し示したのは、RMS-099RS シュツルム・ディアスの真紅の機体だ。
シュツルム・ディアスは、背負っている2つの大型グライバインダーが特徴的なMSだ。
背中から伸びる二つの背ビレは、折り畳まれた羽根のようにも見える。
グライバインダーは頭頂高18.7mの機体の1.5倍程もあり、如何にも力強い装備だった。
先端にはビームカノンまで装備され、武装面にも全く死角がない。
このシュツルム・ディアスの量産までは、まだ少々の時間が必要とされている。
データ採取用のこの3機が、いち早く最前線に届けられたのだった。
これらは、アポリー中尉、エマ・シーン中尉、フラグ・ラグ・ハヤオ中尉が搭乗する。
彼等から譲られたRMS-099 リック・ディアスは、少尉級のパイロットが使うのだ。
「──先行試作機まで回してくれるとは、至れり尽くせりだな‥‥‥」
ジュナスのセリフは、何処かため息交じりのように響く。
つまり、次々に敵の新型が投入される戦局には更に上を行く力が必要という訳だ。
実際、最近の地球連邦軍&ティターンズのMS開発スピードは凄まじい。
何しろ、エゥーゴ隊が地球に居る2ヶ月間だけでも恐ろしい数の新型MSと出会っている。
特に、可変型MSの台頭はまさに新世代の幕開けと呼んで相応しい変化だ。
ミノフスキー粒子下の戦場では、MSこそが華であるのは誰も異論があるまい。
しかし、MSの運用に於いて問題となるのがその行動半径の狭さである。
母艦や拠点の隣接した戦場でしか稼動出来ない兵器なぞ、決して優秀ではない。
広範囲に拡がるフィールドを支配する為に、可変MSは切望されている。
特に、操縦技術のレベルアップが計られている現在ではスピードこそが武器だ。
どんなに火力が強くとも、亀のように鈍いMSではただの標的以下なのである。
エゥーゴそしてカラバ&ルオ商会は、目の色を変えて可変MSの開発にあたっていた。
それこそが、エゥーゴ&アナハイム社とカラバ&ルオ商会の《Z計画》である。
一年戦争に従軍経験のあるジュナスにとって、可変MSの概念は馴染みがなかった。
だが、地球での経験からジュナスも必要性を感じ、可変機の訓練を受けている。
「そうそう、ラーディッシュの合流は2日後になるそうです」
計器盤から顔を上げたアストナージが、立ち去りかけたジュナスとクワトロに言った。
頷いたジュナスの脳裏に、艦長のヘンケン・ベッケナー中佐の髭面が思い描かれる。
現在、アイリッシュ級戦艦ラーディッシュは月近辺で偵察航海中だ。
アーガマとそしてラーディッシュは『アポロ作戦』に備えて合流予定なのである。
これは、同時期にティターンズの発動するはずの同名の作戦に対抗する作戦だ。
ただ、現時点でエゥーゴが掴んでいるのは作戦名と舞台が月であるという事だけだ。
ティターンズの標的の月面都市を、正確に把握している訳ではない。
しかし、目標となりそうな戦略的価値のある主要都市が限られているのも事実である。
クワトロ・バジーナは、それを「フォン・ブラウン市」だと断定していた。
ヴェルナー・フォン・ブラウンという、実在のロケット開発に大きく貢献した人物の
名前を頂いた此処は、月面最初の都市にして第1の規模を誇る月面の中心都市だ。
ちなみに、都市は人類が初めて月に到達した月赤道部の東経23.5度付近に栄えている。
フォン・ブラウンの名が冠せられたのは、それを記念しての事だった。
人口はおよそ5,000万人を数え、経済的に豊かで治安は非常に良いとされている。
ジュナスもクワトロに賛成した為、エゥーゴ隊はフォン・ブラウン市へ向かっていた。
アナハイム・エレクトロニクスがMSの補給を行って来たのは、その為なのだろう。
無重力の格納庫の片隅で、綺麗にセットされたセミロングの髪が揺れている。
最新鋭宇宙戦艦アーガマの中で、常時重力が存在しているのは居住ブロックだけだ。
非戦闘時には、艦側面の二つのブロックが回転して慣性重力を発生させるのである。
長期間航行用の設備が充実している事もあり、アーガマは居住性に優れた艦だ。
お陰で、戦闘艦としての火力は低く、戦力はもっぱら搭載しているMSに頼るしかない。
些か奇形だが、しかし宇宙世紀0087時点では正しいコンセプトであろう。
無重力のMS格納庫内を、整備工とパイロットが忙しげに飛び回っている。
慌しさを極める彼等だが、それでもふとした瞬間にある場所に目を留めてしまう。
それは、格納庫入口近くに佇んでいる一人の美少女だった。
肩まで伸ばされたブラウンの髪の毛は、所謂天使の輪と呼ばれる光沢に彩られている。
きっと丁寧に櫛を入れられているのだろう、枝毛一つない美髪だ。
彼女が首を傾げる度に、さらさらと揺れて拡がるのが可憐という他はない。
少し淋しげに細められたつぶらな瞳は、透き通って潤んでいた。
視線を下に移せば、エゥーゴの制服の胸元を押し上げている豊かな膨らみが見える。
身体の線の出易い制服ではあるが、ふっくらとした胸部はいかにも柔らかそうだ。
少女は、通路の端から恐る恐る顔を出して少し離れた格納庫の中心部を見張っていた。
その桜色のしとやかな唇からため息が漏れた途端、背後で誰かの声が聞えた。
「‥‥‥何を‥‥‥しているの‥‥‥?」
身体をびくっとさせて恐る恐る振り返った彼女の視界に、無表情な美少女が映る。
いつもながら冷静沈着な、フランセス・エラワー少尉だった。
背丈は低いが、落ち着いた態度と物腰は同い年のはずなのに年上にも見える。
以前は短かった髪の毛を、フランセスが最近伸ばし始めた理由を彼女は知らない。
そんな友人に見つめられ、少女──ベルナデッタ・ソロンはあたふたと手を振る。
「え? あ、別になんでもないの。ホントよ?」
こうやって慌てた表情になると、ベルナデッタは急に幼く可愛いイメージになるのだ。
それは非常に魅力的だったが、フランセスは眉毛一つ動かさずに口を開く。
「‥‥‥大尉と‥‥‥お話は‥‥‥したの‥‥‥?」
フランセスの視線は、ベルナデッタの肩越しに遠く離れた格納庫の中心部を凝視した。
そこには、クワトロ・バジーナと並んで立っているジュナス・フレイブがいる。
何の話をしているのか、真剣な横顔は思わず見蕩れてしまいそうな精悍さだ。
19歳のベルナデッタとフランセスから見て、10歳年上のジュナスはとても大人である。
特に、地球から帰還後のジュナスは、二人から遠い存在になっていた。
何しろ、相手は地球連邦軍の最新鋭MS群と互角に渡り合ったパイロットである。
アーガマ艦内でもクワトロに次いで影響力があり、気軽に話し掛けられる相手ではない。
ヘタに声を掛けて迷惑そうにあしらわれたら、一体どうすればいいのだろう。
第一、自分はトリノ・カーナヴォン中尉達に輪姦され汚された身体の女だ。
嫌われていて当然だと思うと、とてもジュナスには近寄れないベルナデッタである。
「──ううん、大尉にご迷惑だもん‥‥‥」
ゆっくりと下を向いたベルナデッタは、フランセスの質問に哀しげに首を横に振った。
要するに、この一週間彼女はジュナスに話し掛けられずにいるのだ。
制服の裾をぎゅっと握り締めるベルナデッタを、フランセスは無言で見つめる。
もっとも、ジュナスと話せていなのはフランセスにしても同じだ。
フランセスの過酷な訓練の日々は、彼女以上に周囲に評価されている。
だが、それでもフランセスは自分がジュナスに釣り合う人間だとは思えないようだ。
俯いたままのベルナデッタの前で、フランセスも無言で硬く口を閉ざした。
──次回、4月3日。
次 回 、 「 再 会 」
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
お、お、お疲れ様ですっっ!!!
冒頭の文章を読んでから、いつ出てくるのか、いつ出てくるのかと
本当にドキドキしながら読み進めてました。
あぁ、やっぱりジュナスはカッコえぇなぁ と思いつつ。
そして。
ベルナデッタ キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
久しぶりのベルナデッタが、あいかわらず
可愛いので安心しました。
次回の 「 再 会 」 のお題に、大いに期待が膨らんじゃって
今から妄想の嵐ですよ!!!
姿が見れるだけで嬉しいのに、なにかイベントあるのかな〜。
なんて。
ま、朴念仁・ジュナスと、少女・ベルナデッタのことだから、
きっときっと、何もないだろうけど・・・。
これから、フランはMSに乗りそうだけど
ベルナデッタは、エゥーゴの中でどんな立場になるんだろなぁ。
ISAPさん(・∀・)乙でした!
フラグさんの機体ははシュツルム・ディアスか(*´Д`)
ベルとフランカワイイなぁ・・・・・ジュナス朴念仁返上なるか。
・・・・・挽回はするかもしれんが
ベルたん能登声だよベルたん
次 回 「 再 会 」
━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
ベルたん猫耳モード
|__ __
| ` く/ ジュナス大尉らぶらぶ〜
|ノ人)〉
|゚ヮ゚イl
⊂)ノ||
|/_|〉ノ
|'ノ
ま た カ ミ ー ユ か
おいしいシーンが多いのは主役の特権なのか・・・
ISPAさんお疲れ様です。
ベルとフラン、中学生恋愛日記ですねw
廻りの進み方が凄いんで主人公廻りを見てるとほのぼのします。
ジュナスさんが可変機の訓練受けているのが伏線だったら嬉しいですね。
彼の新しい乗機が何になるのか今から楽しみです。
>>53 再会・・・そうか、カミーユもだったな・・・
気にするな、ISAP神ならジュナスとベルタソの再会に重点を置いてくれるさ
まぁ、そのまえに言う事は一つ
I S A P さ ん 乙 !
ベルううううううううううううううううううううううううううううううううう!
ベルたん再登場でかなり盛り上がってるぞ!
しっかし…ジュナス…お前ってモテるけどこの小説中一番情事に縁がないな…
なにはともあれISAPさん乙!
カラダのシビレが取れん・・・。
何気ない情景描写、ムリのない解説、意表をつく運用MS、登場人物への愛着・・・等々。
これらの要素全てがおれに鳥肌を立てさせてくれた。
今回のシーンは、おれの最も好きなパターンのひとつだった。
読み応えという点で他の追従を許さない、すばらしい読み物のヒトツだと思う。
ISAP氏には ”感謝” の念を禁じ得ない。
氏をメジャーデビューさせたいと思うのはおれだけではなかろう。
>>59 もう既に俺の脳内世界では種Dの代わりにアニメ放送してる程ですが
>意表をつく運用MS
百式改キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
シュツルム・ディアスキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
モビルスーツ好きにはニヤリとさせられるラインナップ!
この流れならFA百式の出番も・・・・?
いやいや、リック・ディアスUってことも?
本気で種Dの代わりにアニメ放送して欲しい。
てか、放送されてるのが種Dじゃなくても、
他のどんなアニメでもアニメ化してほしいな…
初期からVOEを追いかけてる住民にとっては、やっぱりベルは特別な存在なワケで。
早く二人のらぶらぶHを読みたいところです。
いや、フランもじゅうぶんに萌えなんですが。
シュツルム・ディアスってアニメじゃネオ・ジオンで使われて
小説じゃアムロ搭乗機なんだよなぁ・・・
>>66 アムロが小説で乗っていたのはディジェじゃなかったっけ?
TVと同じだったような。
なぜネオジオンの機体がエゥーゴに?
>>68 シュツルム・ディアスは裏取引でネオ・ジオンに流れた
アナハイム製MSだから、カツが既に死んでたりもする
ISAP世界ではエゥーゴに供与されたとして・・・それほどおかしくは無い。
いささか登場が早い気はするけどな。
ISAP氏の、原作とのつかず離れずの絶妙の距離感が好きなのは多分オレだけ。
>>70 >シュツルム・ディアスは裏取引でネオ・ジオンに流れた
そんな設定があったとは知らなんだ。
マラサイみたいなものだったんだな。
thx
しかし、まだまだ奥が深いなあガノタ世界は。
しかし百式改の登場でジ・O、キュべとの戦いが楽しみになりそうだ。
そして、エマにシュツルム乗せたのはもう少しカミーユはMk−U
で引っ張るという事かな?まさかもうガブスレイに
シュツルムやられないよねw
そしてアムロはZ+で再登場かな
あ、って事はアポリーがZ届けてくるシーンなくなるのか(´・ω・`)
ともかく乙です!
それよりGディフェンサーはどうするんだ
あれは黒歴史ですので、抹消されます。
カツもいないし。
Gディフェンサーがないとすると
ジャマイカン少佐はどう死ぬんだろ?
Gディフェンサーが無くても本編みたいな殺し方はできるんじゃないか?
つ トン
MK-2はスーパーガンダムじゃなくってFA MK-2になるんかなぁ。
>>69 小説版ZZは、アニメじゃ出なかったアムロが出てるのか。
古本屋を探してみるか
しかし…アポロ作戦が終わったら、はにゃーん様登場か…
もう興奮しています。
はにゃーん様がジュドーを誘ったみたいに誰かをネオジオンに誘ったらいいなー。
ヲルトンとか。
>はにゃーん様
萌えハマーン、略してモエマン
ヲル豚がカコ悪イイ(・∀・)と思うのはたぶん大勢
ヤツはZZ編まで生き残りそうな気がする
クロスボーン・ガンダムに登場するウモン爺さんの本名が
じつはウォルトン・スゥイf(NT
それじゃあ、ヲルはニュータイプということに・・・・・・
ウモンじいさんは作者がちゃんと1年戦争のときの話も描いてるからありえない
とマジレスしてみる。
>>89 え、そんなものがあったんだ?
知らなかったよ。
劇中でボールでドム叩き落したってホラふいてるだけかと思ってた。
>>90 最近出た外伝集「スカルハート」に収録されてる。
元々はガンダムエースか何かに描いたものらしい。
ちゃんとボールでドム叩き落してるんだよな、アレw
このスレは読んでるだけでガンダムの「無駄」な知識が身につくなw
今月号の早売り「二ュー夕イプ」からの速報!
遂に「機動戦士ガンダムVoice Of The Earth」がアニメ化決定!!
題名を「 Another Z(仮題)」に変更して、来春松竹系で劇場公開予定。
監督は今西隆志氏、脚本に遠藤明範氏と鈴木裕美子氏を迎え
キャラクターデザインは逢坂浩司氏、メカニカルデザインには大河原邦之氏を起用。
気になる声優だが、ジュナス役は森川森川智之氏、ベルナデッタ役は 那須めぐみさん
フランセス役にはかないみかさん、トリノ役には佐々木望氏、カミーユ役は飛田展男氏
クワトロ役は池田秀一と観客のイメージどおりのキャスティングに期待が高まる。
なお、同時上映は電撃HOBBY連載から映画化される「Advance of Z―ティターンズの旗のもとに」。
なんだ18禁ぢゃないのか。
チケット予約販売開始はいつだ?
トリノ=佐々木望に妙に納得。
セイラさんはどうすんだ。
, -‐―‐‐-、
/ , ヽ. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l */_ノ/ヽ)ノ |
| (| | ┰ ┰|l | ∠ 100get るー
l ∩、''' - ''ノ∩ |
| ヽ}| {介} |{/ \_____
(_ノ_,ノ く_/_|_j_ゞ!し'
(__八__)
>「機動戦士ガンダムVoice Of The Earth」がアニメ化決定!!
リベカ&テオの声優が激しく気になる。
トリノの声は、グリーン・リバー・ライトじゃないの(・3・)
>>99 今ゲームとかで声当ててる人がやるんじゃないのか?
誰がやってるかは知らないが・・・
それよりもファの乗るMSはメタスなんだろうかと気になる俺
メタス改になって足りなかった火力がアップ、と夢想。
メタスにも改なんてあるんだ?と思ってぐぐったら、ホントにあった。
でも、カラバで使われてたらしいが。
他にもマリーナやスーパーなんてのも、ZUなんかもメタスからの発展機なはず。
カラバで使われたのは、ガンキャノン・ディテクターだったような、
こいつもメタス系だからメタス改とよく間違われるみたいだけど。
そうか。
カラバにはガンキャノンディテクターがあるからカイがそれに乗ってアムロのZplusの隣に立つ絵も期待できるわけだ。
ISAP氏の書くカイはカコイイ
107なんだけど、ゴメン、スーパーメタスはどっかの同人だったぁよ
(´・ω・`)
>>109 同意。それにハヤトもカッコいい。
111 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 19:38:32 ID:t8MZ6Uio
感じる。そろそろ来る。
↑
ニュータイプの方ですか?
>>95 私の駄文は、とてもアニメ化出来るようなものではないです。
でも、ネタとしてはとても面白かったです。
「ふふふ‥‥‥イキましたね。恥ずかしい娘だ」
「はあ、はあ、はあ‥‥‥」
無理矢理に絶頂を味わされてしまったベルナデッタは、抵抗する気力を失っていた。
心の底から呆れたような口調で、トリノはベルナデッタの耳元に語り掛ける。
「なんて、恥ずかしい娘なんでしょう」
トリノの嘲りに、もうベルナデッタはせつなそうに荒い息を吐く事しか出来ない。
「‥‥‥はぁぁぁ‥‥‥っ」
トリノはベルナデッタの膣口から、愛液にまみれたその指を引き抜いた。
「んんっっ」
ちゅぷ、と音を立てて、トリノの指先がベルナデッタの膣から離れる。
開ききったベルナデッタの膣口と、男の指先の間に恥ずかしい愛液の橋が出来る。
湯気でも立っていそうなベルナデッタの性器は、貪欲にトリノの指を更に求めていた。
「それじゃあ、そろそろ貴方の処女をもらいますよ‥‥‥ふふふ」
トリノは爽やかに笑いながら、ズボンのベルトを外して硬くなったペニスを取り出す。
そうして、トリノはベルナデッタの淑やかな割れ目に怒張を押し当てた。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第117回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
心理学のカテゴリーの中に、カクテル・パーティー現象という言葉がある。
非常に騒がしく、他人の会話など全く聞こえるはずもない場面を想像してみればいい。
例えば、大勢の人間が談笑し語り合うカクテル・パーティーとしよう。
そういう状況でも、何故か自分の名前が呼ばれた時には気付くものだ。
複数の音源の混合音の中から、特定の音源の音だけを抽出して聞く事が出来る現象──
これを称して、一般的にはカクテル・パーティー現象と呼んでいる。
元々、人間の耳は強制的に飛び込んで来る音の全てを細かく認識している訳ではない。
人間は、騒音の中から無意識に必要な事や聞きたい事を拾い出すのである。
だから、ベルナデッタ・ソロンは誰かに自分の名前が呼ばれた事にすぐ気が付いた。
「ベルナデッタ君‥‥‥?」
気が付きはしたものの、しかしそれは余りにも意外な声だったから反応が遅れる。
「‥‥‥!‥‥‥」
傍に立つフランセス・エラワーが、身体を硬くしたのが彼女にも判った。
その緊張と戸惑いの空気が、ベルナデッタにその声の主を充分以上に想像させる。
親友以上に緊張しながら、少女はブラウンの髪を揺らしながらゆっくりと顔を上げた。
「‥‥‥大尉‥‥‥!」
そこには、いつの間にか近付いて来ていたジュナス・フレイブが凛々しく立っている。
深い青のエゥーゴの制服を着た姿が、懐かしく大人びて彼女の瞳に映った。
隣には、赤い制服にサングラスを掛けた金髪のクワトロ・バジーナの姿も見える。
場の雰囲気を察してか、クワトロが困ったように前髪を掃う仕草をした。
二人は、格納庫視察を終えてブリッジ辺りへでも向かう途中らしかった。
「‥‥‥あ、あの」
舌が張り付いたようで上手く言葉にならないから、ベルナデッタは口篭る。
ジュナスは、格納庫の照明を後光のように背負って優しく微笑んでくれた。
その、記憶にあるよりも逞しいジュナスの顔からデッタは慌てて視線を逸らす。
彼の微笑みが何処か強張っていると感じてしまい、彼女は哀しくなったのだ。
彼女は、自分がジュナスに疎ましく思われているのだと理解した。
ベルナデッタは、自分が汚れた身体であるという事実を改めて思い知らされてしまう。
「──元気そうで、良かった」
意識して気遣ってくれるジュナスの声までも、ベルナデッタを傷付けるだけだ。
彼の記憶にあるベルナデッタの姿は、最後に出逢った満身創痍の時のものである。
あの時の彼女は、右目に眼帯、左手にギプス、顔中には絆創膏と痛ましい姿だった。
その傷が癒えた今、少女はかっての整った可憐な容姿を取り戻している。
だが、今でもベルナデッタは時々悪夢にうなされて起きてしまう事があるのだ。
──さあ君達、もっとこの娘と遊んであげなさい
抵抗も出来ずに処女を奪われ輪姦された記憶は、常に彼女を苛み解放してはくれない。
そして、その度に思い出すのだ。
自分は、ジュナスに軽蔑されて当然の穢れた薄汚い女なのだと。
──良かったなあっ ベルナデッタちゃん貫通式〜!!
顔も知らない男達に好き勝手に玩弄され、彼女は恥知らずにも濡れてしまったのだ。
──噛んだりしたら、二度と見られない顔になるぞお?
ベルナデッタは、そっと目を伏せながらジュナスから身を引くように動いた。
恋しく想うジュナスに、彼女は哀れむような視線で見られたくなかった。
もし、その口から自分を蔑むようなセリフが出たとしたら‥‥‥
そんな事を考えると、ベルナデッタはどうしたら良いのか判らなくて泣きそうになる。
「‥‥‥ベル‥‥‥」
俯くベルナデッタを勇気付けるように、フランセスが後から背中を押してくれた。
フランセスの手には、控えめだが抗えないような不思議な強さがある。
それがなければ、きっと倒れてしまうか、そうでなくとも泣き出してしまったろう。
信頼出来る親友の心遣いが、ベルナデッタにはまるで奇跡のように思える。
「ベルナデッタ君‥‥‥?」
ジュナスは、自分と視線を合わそうとしないベルナデッタに語り掛けた。
当たり前の事だが、ジュナスは別にベルナデッタを軽蔑していた訳ではなかった。
ベルナデッタに対する罪悪感で、言葉を失くしていたというのが正しい。
彼女は、本当なら彼がアーガマに帰還後すぐに逢いにゆくべき少女である。
忙しさを理由にそれ後回しにしてしまっていた自分を、ジュナスは恥じるべきだろう。
──私の名前ですか‥‥‥。‥‥‥教えてあげません
彼の前に立つ少女は、ジュナスの記憶にある“あの少女”に生き写しなのだ。
テレサ・モントバーンをようやく忘れられた時に出逢った少女に、瓜二つだったのだ。
そして、この少女に陵辱の体験をさせてしまった罪はジュナスにある。
ジュナスが、過去の少女達に拘ってさえいなければ彼女を巻き込まずに澄んだのだ。
そう考えれば考える程、彼はベルナデッタへ謝罪する言葉が見つからない。
彼女を助けられなかったのも、ただ自分の無力さのせいだとジュナスは思っていた。
結局、ジュナスはいつまで経っても誰一人助ける事が出来ないでいる。
8年前も、7年前も、そして4ヶ月前も、‥‥‥ジュナスは結局、誰も救えはしないのだ。
「──そういえば、フランセス少尉は大活躍でしたよ」
不意に、場を和ませようとしてかクワトロがジュナスの留守中の話をした。
地球降下部隊が不在の間、強襲巡洋艦アーガマを支えた軍人の一人がフランセスだ。
ほんの一週間のはずが、2ヶ月以上に渡ってエゥーゴ隊の主力が留守をしたのである。
ヘタをすれば、この間にアーガマが撃墜されていても不思議ではなかった。
フランセスのMSZ-006-X-1 プロトタイプZ X-1の活躍は、上層部にも評価されている。
現在の隊内では、カミーユ・ビダン少尉がニュータイプ候補生のナンバーワンだ。
そして、フランセスはカミーユに次ぐ実力を持つと期待されているのである。
フランセスとエマ・シーン中尉がいなければ、アーガマは無事では済まなかったろう。
「そうか‥‥‥。フランセス君も、元気だったかい」
ジュナスの視線が、ベルナデッタの後ろに立つ無表情な少女に向けられた。
ベルナデッタの背中に寄り添うようにしながら、小柄なフランセスが恐る恐る囁く。
「‥‥‥約束‥‥‥でした‥‥‥から‥‥‥」
少女の脳裏に、『ジャブロー侵攻作戦』中の大気圏突入戦闘がフラッシュバックした。
──フランセス君、アーガマを頼む!!
あの時、ジュナスの叫んだセリフにフランセスは何度も必死に頷いたのだ。
その言葉は、任務が全ての彼女の行動規範の中で最優先の位置を占めて譲らなかった。
例え身が砕け、肝脳地に塗れようとも、破る事は許されない大切な約束だった。
「そうか、覚えていてくれたんだね」
微笑みで紡がれるジュナスのセリフを聞いて、逆に驚いた瞳のフランセスだ。
フランセスは、まさかジュナスが覚えていてくれたとは考えていなかったようである。
愕然と見開いた目を閉じた後で、フランセスはちらっとジュナスを横目で見た。
「‥‥‥でも‥‥‥き、嫌い‥‥‥です‥‥‥」
騒々しい格納庫の整備音の中で、その呟きがジュナスに聞えたかどうか疑わしい。
慌てたフランセスは、思わずベルナデッタの背に当てた手に力を入れてしまう。
背中を強く押され、不意を突かれたベルナデッタの身体が無重力の中で急に流れる。
しまった、という表情で伸ばされたフランセスの手は親友を捉まえられない。
そして、次の瞬間ベルナデッタはジュナスの腕の中にいた。
抱き締めたら壊れてしまいそうな少女の身体が、彼の腕の中で身を硬くする。
「‥‥‥っ!?」
腕の中に飛び込んで来た少女の肢体に、ジュナスは目を見開き硬直した。
頭上に上げられたジュナスの手が、ベルナデッタの肩も抱けずにぷらぷらと揺れる。
──‥‥‥中尉が無事で‥‥‥あたし‥‥‥本当に嬉しいです
痣と血だらけの顔で目を潤ませながら、ベルナデッタが言ったセリフが思い出された。
──‥‥‥あたし‥‥‥中尉の事だけが心配で‥‥‥
連邦軍基地から脱出するエレカの中で、ベルナデッタはジュナスの胸の中にいたのだ。
伸ばした手でぎゅっと空中を握り締めながら、フランセスが複雑な表情で唇を噛む。
少しの間、ベルナデッタ・ソロンはジュナスの胸の中でうっとりと息を吐く。
「‥‥‥ベルナデッタ君‥‥‥」
問い掛けるように発せられたジュナスのセリフに、ベルナデッタはハッと目を開けた。
「す、すみません、大尉っっ!」
顔を真っ赤にした少女は、まるでバネ仕掛けの人形のようにぱっと身体を離す。
「い、いや、大丈夫だ。あ、えっと、怪我はないかい?」
混乱したまま意味不明の事を言うジュナスは、彼女を気遣うように手を伸ばした。
その口調は例えようもなく優しかったから、逆にベルナデッタの胸を切り裂く。
自分はそんな事を言ってもらえるような人間ではないのだと、突然に思い出したのだ。
「‥‥‥ダメです、大尉」
ベルナデッタは、哀しそうな瞳でジュナスの手から身を翻す。
尚も伸ばされた手から身を引きながら、ベルナデッタは俯いたまま苦しそうに呟いた。
忘れてはいけない‥‥‥自分は、軽蔑されて当然の穢れた薄汚い女なのだ。
「──わ、私なんに触れたら、大尉の手が、汚れます‥‥‥!」
そして、ジュナスが何か言うより早くベルナデッタは乱暴に頭を下げた。
彼女がお辞儀をした瞬間に拡がったブラウンの髪が、そのまま格納庫出口へと流れる。
「‥‥‥ベル‥‥‥っ!!」
その細い背中を追いかけるように、フランセス・エラワーも踵を返して床を蹴った。
無重力の格納庫の入口に向かって、細い少女達の身体が勢い良く飛び去って行く。
二人に向かって伸ばされたジュナスの手が、途中で力をなくした。
呼び止めたとして、自分が少女達に何を言えばいいのかジュナスには判らないのだ。
──大尉はもう遊んでやったんですかぁ? あの売春婦と
記憶から消えないトリノ・カーナヴォン中尉の哄笑に、ジュナスは唇を噛み締める。
「──クワトロ大尉、こちらでしたか」
不意に、彼等の後ろからアーガマ艦長ブライト・ノア大佐の声が聞えて来た。
「ああ、ジュナス大尉もご一緒でしたか。丁度良かった、敵の動きの事でご相談が」
階級上、大佐であるブライトは大尉のジュナスやクワトロよりより3つ上だ。
しかし、年齢を見ればブライトはジュナスの2歳年下、クワトロからは1歳年下である。
彼等に対しては自ずと敬語になってしまうブライトに、ジュナスは敬意を忘れない。
「ティターンズ艦隊が、分散して行動している処までは掴んでいると聞いたが?」
ブライトを格納庫端に誘導しながら、クワトロが小さな声でジュナスに囁き掛けた。
「ジュナス大尉、余りに気に病まれない方が宜しいかと‥‥‥」
しばらく無言でいた後で、ジュナスは瞳を翳らせたまま小さくそのセリフに頷いた。
体臭と愛液の匂いが充満する部屋の中で、白い指がコーヒーカップを持ち上げる。
ティターンズの黒い軍服に身を包むの男は、カップから立ち昇る湯気に目を細めた。
「‥‥‥ひぃぃんっ‥‥‥ふぅああっ‥‥‥!!」
薄暗い部屋の真ん中辺りからは、せつなそうな女の喘ぎ声が流れ続けている。
男が座っているテーブルからも、少し離れた位置に置かれた大きなベッドが見えた。
ベッドの上では、1人の女が前後から5人の男に輪姦されている。
女の滑らかな肌は朱色に染まり、男達の中で揉みくちゃにされて餅の様に形を変えた。
「君達、もっと彼女を喜ばせてあげなさい」
長い金髪を後ろで結んだ整った容姿の若者は、カップに口をつけつつ微笑んだ。
闇の中でも一際目立つその容姿は、トリノ・カーナヴォン中尉である。
ウィリアムソン&マゴーの香り高い逸品を、トリノは女の嬌声を聞きながら飲んだ。
「くひぃぃんっ‥‥‥あああっ!!」
元はしっかり揃えられていた彼女の短い髪は、もうばらばらに乱れている。
股間はそれ以上に乱れ、彼女の口元には精液がこびり付いてかさかさになっていた。
ペニスを挿入され、咥えさせられ、女はもう何時間も休む間もなく犯されているのだ。
激しくピストン運動をする一人の男の下腹が、ぱんぱんっと彼女の尻部を打ち付けた。
「んぐぅ、んむうううう!!」
男のペニスが自分の胎内で律動するたびに、彼女は振動で顔を上下させてしまう。
ぐちゅん、ぐちゅん、と湿った音が閉め切られた部屋の中に響き渡る。
女の瞳には既に希望の欠片も残っておらず、ただ諦めと絶望だけがあった。
そして、トリノの足元では縛られて床に転がされている一人の男がすすり泣いている。
「もう、許してくれぇぇ‥‥‥頼む、お願いだからぁ」
連邦軍の制服を着ているこの男は、眼前で輪姦されている美しい女性軍人の恋人だ。
彼は、ティターンズ兵に輪姦される恋人を見せ付けられていたのである。
「いっそ殺してくれぇ‥‥‥お願いだぁぁぁーー」
着実に連邦軍を支配しつつあるティターンズの横暴さに、反抗出来る一般兵はいない。
そして、その中でも狂的なトリノ一派と呼ばれる男達の暴虐は異常だった。
男の罪は綺麗な恋人を持ってしまった事、女の罪は美しかったというただそれだけだ。
「殺す? いやいや、もっとイイ声で啼いて私を楽しませて貰いますからね」
楽しくて仕方ないように、紅茶を淹れながらトリノは男の頭を軽く踏み付けた。
──次回、4月10日
次 回 、 レ コ ア ・ ロ ン ド 再 登 場 。
今回のトリノは佐々木望声で読ませていただきました。
しかし、婦女子的にトリノってどうなんだろ?
たしかこのスレって女性住民が三人くらいいた気がするが
トリノさんはリンカーン大好きなんだろうか
ISAPさんお疲れ様です。
せっかく久々のベルの出番だったのに……トリノ、頼むから早く死んでくれ。
この際シロッコでも良いからトリノを掣肘してくれんかな。
もう生きてるだけで他人の不幸を量産してくれそうで(T.T)
ここまで創作キャラに憎しみ覚えたのは久しぶりです。
ジュナスには早くベルを癒してやって欲しいが……あの朴念仁振りでは無理ですか。
ううっ、次回が待ち遠しい。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
フランセスの動向、(場合によっては8年前のモントバーンさんの顛末)が鍵に、
『救う』っていうのが、これから物語終盤に向けてのジュナスの行動理念になりそうな予感。
ただ、ベルナデッタに関しては地球降下前のエピソードが意識にあっても良さそうな。
>「・・・あの花も・・・ベルの為に一生懸命選んだって・・・」
朴念仁と名高いジュナスの数少ないアクションであり
記憶にある中では、ベルナデッタへの初めての贈り物なので。
考えてみればフランセスは、VOEの中で一番動き辛そうな立場ですね。
ベルを励ませばジュナスへの思慕を断ち切らねばならず
その逆を取れば親友を追い撃つことになり、結果、成長や救われる姿を描くのは、かなり難しいのでは…?
苦悩や葛藤の深みに段々とはまって、愛憎ゆえに、
支えを『彼』に求めた『あの人』みたいな末路をちょっと想像したりもしてます。
男性不信にならざるを得ない経歴と、成就しない愛情を抱えてる所が、どうも似てます。
しかし、ジュナスの留守中にアーガマを一途に守り抜いたんだし
ISAPさんの群をバリバリに抜きまくってる作劇能力と熱情を以ってすれば、大丈夫だと思いますが。
平たく言えば、フランセスにも誰かいい相手ができないかなーと。
怯えろ竦めでMSの性能を活かさせてくれない人とか、フラグさんとかフラグさんとかフラグさんとか。
彼は女性の扱い方に長けている紳士のようなイメージがあります。
で! 小ネタに関してなんですが、先週のファイブスターストーリーズネタよりも
>肝脳地に塗れようとも
今週のこの趙雲のセリフ(たぶん吉川三国志)に食いついた自分は間違ってますか…?
「げえっ! 趙雲!(ジャーンジャーン)」ですよ。
あと、横山光輝三国志の「時の河」って曲はステキですよ。
ちなみにカクテルパーティー効果は、雑音の多いラジオに対しても結構あります。
あ、しまった。これではフランセスの心情を小ネタ扱いだ…
「先週の小ネタ」よりも食いついてしまったという意味なので、悪意はないです。
スミマセン…
ISAPさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
しかし、トリノはぬっ殺す!!
.__ アイゴー!
/__|__ターン Λ_Λ
/_了 ゜Д゜);y=ー <丶`Д・∵゜;’ ,
(|〆/|つ ⊂ /つ
/|  ̄ | / / /
∪ ∪ レ レ
ベルとジュナス、まるで少女漫画のようですね。うう、もどかしい。
…と戦闘シーンよりそっちが好きな私は女性読者です。
婦女子ではありませんが。女性読者さんもけっこういますよね?
トリノはイヤー!
多分男性読者には分からない、女性ならではの「こんなことされたら本当に
イヤだな」ということが、ISAPさんのリアルな描写力で描かれていますよ。
読んでて鳥肌立ったりします。被害を受けたキャラの痛みも
伝わってくるから悲しいですよ…。
ホント、誰でもいいから早く殺してくれぃ!
ここまで嫌なキャラを書けるっていうのも、
一つの才能だよなぁ・・・
誰かトリノを殺してくれ・・・
・・・誰がトリノを殺すんだろう・・・?
やっぱジュナスかな。意表をつきまくってウォルトンとか。
つ【フラグたん】
小惑星に激突してあぼーん
>>143 生ぬるいッ!!
奴には太陽の重力に引きずられジワジワと焼かれるのが似合うかと。
頭の中V.O.E.状態で見た、「ジェリド特攻」はなんだか泣けました。
V.O.E.では、ジェリド幸せになるかな。ならないだろうなぁ。
ISAPさん乙!!!
トリノはコロニーレーザーで蒸発キボン。跡形も無くなった方がいいな。
しかしジュナスがスパロボの響介のイメージからゼンガー=ゾンボルトに見えてきた・・・
3人の女性を守れなかった所や童t(ry疑惑や朴念仁具合なんかが・・・
ジュナスに剣撃専用MSは似合うかもしれんが・・・まんま種だから駄目だな・・・
>>145 頭の中V.O.E.状態で見る「宇宙を駆ける」は更に泣けるぞ。
「エマ中尉・・・・
カミーユ・ビダン
行きます・・・・」
>>137 どっかで見た科白だと思ったら「三国志」だったのか……
あいかわらず小ネタがマニアックだ。
きっと今までもおれが気づいてないだけで結構小ネタが満載だったんだろうな……
ま、エロ「パロ」板だしな。
今ふと思ったんだが…
フランセスはあっちに行ったりしないよな?
あああああ!!!!
_,,, _
Σ , -'" `ヽ、
/ / ィ ト ヽ r、},々
/ /,ィ ハ N \ }7凡 >
,彳 レレ' V ヽN}Ll ヽ みんなが怖くて
ハM| ○//// ○ `ー、イ } 言えなかったことを〜〜〜!!
{N{ヽl "" r-┐"" _6ノノNノ
}ヽ、 ヽ _L__l_ ノ _ノノノ
{ `ー--'≪_ V _≫'" ノl l
ll l l、_ r' ,ヘ 1 _,,-'"l l l
l l l ノ i レ' V l ヽ、_l l
ヽ ̄ ノ| ト、__彡
フランセスはレコアと一緒に・・・・
誰か、来週のレコアさん再登場をよろこんでやれよ ヽ(`Д´)ノ
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
今回もお疲れ様です。
じつは。
あまりにも切なくて、昨日は読んだ後に観想が書けないほど凹んでました orz
わかっていたけど、そんなに期待するほどの展開なんて幸せなんて、
そう簡単には来ないって事を。
でもでも・・・・・・・・・・くぅ。
なんで、再会の場面の横にいるのがクワトロなんだ!!
ヤツじゃダメだ!!! 役にたたんっ!!!
あぁ、ここにリベカがいたら、きっとガツンと言って
ジュナスの背中を押してくれるだろうになぁ。
なつかしの少女漫画的な切ない展開に、やられっぱなしでした。
あと一応、女性読者なのでw トリノについて。
あそこまで極悪非道で鬼畜だと、「嫌」というより「生理的嫌悪感」って感じですね。
気味がわるいというか、気持ち悪いというか。
ベルナデッタにした行為を考えると、今でもはらわたが煮えくり返る思いです。
ただ、カツやウォル豚にあったことを考えると、トリノにも彼があんな風になった背景や
考えがあって、それをISAPさんどうもってくるのかなぁと少々期待していたりもします。
ISAP氏、お疲れ様でございます。
少しずつでもお互いの距離が縮まれば良いかなぁと。そして最終的に収まるべき場所に着地すると。それでも当分は、もきゅんもきゅんしっ放しですがw
トリノ凄い嫌われてますねぇ。ISAP氏とすれば、皆のこういう反応は思い通りなのかしらw
来週は久方ぶりにレコアさんの登場なんですね。彼女の“女”としての性分がVOEにて今後どう展開していくのか。これもまた注視していきたいです。
空中分解気味の感想失礼しました。
>なんで、再会の場面の横にいるのがクワトロなんだ!!
>ヤツじゃダメだ!!! 役にたたんっ!!!
そうだ! ヤツじゃ駄目だ!
っていうかそもそもヤツにそんな甲斐性はない!
(ノ∀`)うううう
ララァ死後のシャア(クワトロ)は精神科医に見せたら安定剤処方されそうだしなw
流れぶった切ってすまないが、ここってゲームはOK?
ガンダム戦記のノエルのSSを今書いてて、投下できるところを探してるんだが・・・
エドワウの頃はなかなかクールな好青年だったのに
いつの間にかヘタレロリマザシスコンに・・・
ガンダムならOKのはず・・・
ただ、言わせてもらうとだ
ここに人の目は肥えてるはずだ
ISAP氏のを見てるから肥えてるはずだ
それでもISAP氏のSSで癒されてるから煽る人は少ないはず
楽しみにしてるYO(*´д`*)ノ
162 :
158:2005/04/05(火) 02:10:29 ID:4amIv9QW
即レスサンクス。
読み手のレベルが高いのか・・・
それは緊張するな。
>>162 後は忠告として日曜日の投下は避けた方は良さげ。
水曜・木曜辺りに投下して貰えると嬉しいかな。
何はともあれ頑張ってね、職人さんが増えるのは嬉しいから。
>>162 そう固くならず。
感想は気張って付けさせてもらいますよ。
そういえば、リベカがいればこの展開も少しは変わったのかもしれんなー
なんだか予定調和を崩してくれそうだし。
そう考えるとリベカ&テオの存在はデカいな、ってもう既に一年以上未登場なワケだが。
ノエルって連邦側の女の子だよね?
漫画版で死ぬ方じゃないよね?
>>162 読み手のレベルは別に高くないが固定職人のレベルが異様に高いので
比較されるとつらいところだ。がんばれ。超がんばれ。
>リベカがどうのこうの
リベカがいないと展開が進まないという方もいるが、
俺としてはジュナスが
「ベルナデッタが自分のことをどう思っているか・ジュナスに対して何を考えているか」
を知った描写があったので、そう心配はしていない。
ジュナスは不器用だが、それを知った上で何も行動を起こさないほど
ヘタレでもないはずだ。
そういう貴方自身が、非常にレベルの高い読み手のように見受けられるが、どうか?
なんでですか(;´Д`)
170 :
153:2005/04/05(火) 13:18:37 ID:agwcOcqI
>>155 よくレコアさんを話題にしてくれた
飴をやろう(ノ´ー`)ノ ⌒ ○
ジュナスは徹底的にお人好しなわけだ。
ベルの気持ちに気付いても、どうにかしてあげたくても、
ベルとオペ嬢のイメージが重なる間はベルに走れないんだろうな。
不器用だなしかし。
その辺りの葛藤からジュナスがどう開放されるのか・・・
ISAPマジックで鳥肌の嵐が吹き荒れる事を期待せずにはいられない。
つくづく思うことは、ジュナスはそんな性格でよく軍人が勤ま(ry
へへ・・・まあいいや。がんばれ朴念仁。
でも、「モビルスーツの操縦は上手くないが、女の操縦ならバッチリだぜ」なんてジュナス大尉は嫌だな(・3・)
ノエルタンのエロパロを書いてくれるネ申がいるのか。
うれしいなぁ
そういえばVoEのオペレーターのイラストのモデルってノエルだったよね・・・
このスレ的オフィシャルイメージモデルだな。
(職人さんの作ったAAまであるし。)
そのAAが保管場所によってはノエルAA扱いされてるし
今更レス
>149>152
残念ながらその可能性は非常に高い物だと思われ
というのも、VOEキャラの配分がエウーゴ側に固まっている為、現地点で原作に比べて極めてエウーゴ優位な状況であり、
これから原作に近い終末の展開にするには何らかの形で調整をする必要があると考えられるからだ。
(今の状況だと、エウーゴ単体でティターンズとアクシズをまとめて駆逐出来てしまう)
他の対応策としてはシロッコとヤザンを鬼神の様に強化するか(二人とも原作のままで十分化け物だが)地球編のように数を増やすか
だが、前者はともかく後者は結局パイロットの問題に帰着する(無名なジ・Oパイロットなど有り得まい)ので同じ結論になる。
願わくは、せめてトリノの毒牙に罹ることが無い様、シロッコにニュータイプ弟子(サラ二号)として保護されて大切に扱われん事を。
トリノをどう殺すのか毎回話題になるけど、むしろ何時殺す気なのかの方が興味深かったりする。
力の源泉がバスクで有る以上、バスクが死ぬ前に死なないと厳しいし、それ以前でもシロッコ派の
元にはいられない筈。となると、バスクニュータイプ部隊所属ぐらいしか居場所がないが本人に
そんな能力はないし強化人間になる事も有り得まい。精々名目上のトップに立って強化人間で遊ぶ
ぐらいだろうが、それは彼にとって現状と比べてそんなに楽しい事ではないだろうし、第一そうなると
倒す時のカタルシスが皆無になる。
かといってジャマイカン死亡時やジェリド特攻の辺りで殺すのも楽しみが無くなって話の構造上厳しかろう。
しかし、考えてみると、トリノの力って(バスク本人はともかく)唯一ジャミトフ閣下だけには全く通用しないのな。
今後、これを使ったうまい話の展開がありそうな気がする。
ジャミトフ暗殺犯がトリノに
>>176 当時は随分叩かれてたみたいだけど
プルスキー氏ってそこそこ絵はうまいよね。
もちろん、それを忠実にAAにした職人さんも神なんだけど。
>>177 なにその鬱展開。
フランが敵にまわるなんてお父さんは許しませんよ。
っていうか敵の不足分はアクシズ側に新キャラが登場すると見た。
あるいは、時代を早めてマシュマーやラカンあたりが出てきてくれるとうれしいんだが。
>>180 当時、俺はあの絵を見てノエルそのままじゃねーかと思った。
だが、それが(ry
フランセスが寝返りかぁ、考えた事無かった
親友の思い人に横恋慕という懊悩から解放されるために
レコアと一緒にシロッコの元へ行くが
姦計によりトリノの毒牙に、、、二人そろってかよ!なんて展開嫌だなぁ
トリノは快楽に押し流されない女を捜し求めているきらいがあるので
普段からあまり感情を表に表さないフランみたいな娘にかなり興味を示しそう
マウアーの普段って実際そんな感じだし
ってそんなフランたん見たくない、、、、、
ジュナスとは無理かもだけど、、、幸せになってほしいなぁ、、、
まあエウーゴのメンバーが多いのは本編で出て来なかった名もなき戦士の物語を描くためであって
決して戦力強化ではないでしょう。
百式改とかでてるのは置いといて…
悲劇的な展開な大好きな住民が揃っているスレはここですか?
>180
凄いな、これは流石に想定外だった。
だが、よく考えてみるとジャミトフ排除の為の選択肢の中から最もシロッコが選びそうなアイデアだ(これだとバスクも同時に失脚させられるし)。
>181
いや、正直言ってしまえばアクシズは人的には増強する必要ないのよ。元々、原作ではハマーン+物量のみがウリの軍団だった訳で。
ZZキャラと本気でやり合うのを書きたかったらZZ編をVoEキャラ持ち込んでやりゃいいわけだし(逆に現地点でまともに戦争できそうなのってラカンとゴットンぐらいだろう)。
今のところ問題になりそうなのはZのラスボス派閥であるのにVoEキャラが一人もいない(増強無し)シロッコ派なんで。
で、次点はその前座でかなりの期間エウーゴの主敵なのにVoEキャラがトリノとエルシーの二人だけ(共に戦闘能力は疑問符)のジャミトフ派。
まあ、コウ・ウラキwithデンドロがシロッコ派に入るという鬼手もあるんだが……こちらの方が拒絶反応示す人、多くなるだろうな。
>184
いや、戦闘描写を見てる限り確実に戦力が大幅増大しているのよ。
この辺は地球編でブラン一派のMSの数が大幅増強されているのを見れば明白(そうしてバランス調整しないと緊張感有る戦闘シーンにならない)。
このままアポロ作戦やると(ジェリドvsカミーユ+クアトロはそのままでも)
ジュナス+フランセス+その他でドゴスギア沈めてそのままエウーゴ完全勝利にすら成りかねない。
地球で活動させる裏技ですよ
そこで動いてる間に宇宙で進行
>186
ジュナス・フラン・etcにはシロッコがメッサーラに乗って迎撃・・・
ではダメですか?
オリジナルキャラの配分によって、原作での勢力の力関係が
そう簡単に変わるとは思えないんだが
「MSがひとつ増えたところで戦局は変わらんが、それまでできなかったことが
できるようになる」
どれか忘れたけど、スパロボでジムカスタムに乗ったバニングが追加要員とし
て送られてきたときの、クワトロの台詞。
それは確かにその通り。
しかし、その科白、ファーストのウッディ大尉の科白と対になってるんだろうな。
しかし、フランにはこのままジュナスのそばにいてラブコメしてもらわなんと萌えないんで
敵にまわるのは却下。
だいたい、フランはそこまで節操なしじゃないと思われるが。
原作でレコアが不人気な理由を、ISAP氏が知らんわけはないだろうし。
ここでさらに新キャラ登場!
などと予言して場を混乱させてみる。
・・・
個人的にはデニケン君にがんばって欲しいなあ。
考えてみるとサラがカツに殺されないというのは原作に対して少しぐらいは補強といえるかな。
でも、正直言って最低でもそれプラス終盤でのメッサーラのパイロットぐらいは確保したいところ。
>188
シロッコにはドゴス・ギア単独降下の時に周りの敵モビルスーツを金縛りにして貰わなきゃならないので多分ダメ
トリノがドゴス・ギア指揮という選択肢もあるがトリノじゃ間違いなくカミーユとかにドゴス・ギア撃沈されるだろう。
まあトリノ+エルシーでジュナス達全員を足止め出来ればそれでも良いんだが力量的にいって完全に無理だし。
(精々ジュナス一人)
>189
初代はともかくZは所属パイロットの質と数が相当力関係に影響する(雑魚の大群が戦力として殆ど役に立たない)と
思うのだが。
さらに言うと、VoEキャラはキャラ立ての為にそれぞれに出番(見せ場)+成果を必要とする訳で、その工面の為に
エゥーゴ全体でも戦闘と戦果を増やす必要が出てくる。
で、そのツケは相手であるティターンズが戦闘相手+被害という形で受け持たれるんだけど、
強化されてない現状ではおそらく最早これに耐えられないだろうということ。
>191
原作でレコアが不人気だったからこそ、同じ題材を上手くアレンジして皆が納得できるレベルでやって見せたいというのはあると思うんだが。
地球編のアムロ・ハヤト・カツなんかはまさにそれに成功していた訳で(特にカツはレコア以上に原作でアレだったし)。
まあ、次回レコアの話になる事は予告されているのでそのときのお手並みでこのネタをやる気があるかはハッキリするでしょう。
すまん、煽りじゃなくて素で聞きたいんだが
>>193 どこかのスレの職人さん?
感想っていうか考察が、「話を作る立場からの視点」のような気がしてならんのだが。
作劇論にはんぱじゃなく詳しいし、マジで説得力がありすぎ。
もっとも、個人的にはISAPさんの話は「予想外の展開」だけじゃなくて
カミーユ×エマのボタンのエピソードみたいな「ちょっと洒落た展開」が魅力だと思うから
議論されてるエゥーゴとティターンズの戦闘は興味薄かったり。
おまいらあんまり考察しちゃうとISAPさんの選択の幅が狭められちゃうじゃないか。
ISAPさんが望んで考察合戦をしてるならいいけどそうでないならほどほどにしとけ。
ドズル「アニキ、エロパロは『萌え』だよ!」
考察するのも人の考察を見るのも疲れたんで
とりあえずベルナデッタに萌えておきますね(*´д`*)
>>162 ええと、こういう流れですが、しょっちゅうというワケではなく
むしろ結構珍しい状況なので、あまり気にしないで下さい。
普段は火曜日ぐらいに感想が出尽くして
それから日曜日まで雑談って流れがデフォなんですが
今週は木曜日までの考察だけで、既に先週と同じレス数……
それはともかく、自分は待ってます。
ノエル好きですし、せっかくの創作意欲が立ち消えになるのは
正直見たくはないし、何より、勿体ないと思います。
あくまで私見ですし、選択肢はたくさんあるかもしれませんが
しかし自分はそれでも、このスレで読みたいと思ってます。
ノエルといえば、夏元版ガンダム戦記1巻のおまけが気に入ってます。
居眠りしてて跡がついてるアレ。アレはいいものだウラガン。
>>166 そうそう。
>>197 先週から今週の流れを見て
やっぱり、ベル&フランは偉大だなあと思った今日この頃。
良い娘っ子を地獄へ叩き落してるのに作品的に崩れていないのが凄い
普通のマンガや小説なら読む気無くすはずなんだけどなw
>>198 住民が何曜日にどれだけの数のレスをつけようが、そんなのは住民の勝手。
「普段は火曜日ぐらいに感想が出尽くして」とか「既に先週と同じレス数」とか、余計なお世話かと。
(もちろん、作者氏が望んでない考察合戦には疑問をていする一人だとは明言しておく。)
貴方は、
>>162さんが何度も「マダー?」とか督促レスがつかないと「創作意欲」がなくなるような人だとでも?
いや、逆にISAPさんへの感想の数を制限するような貴方のレスが
氏の「創作意欲」を萎えさせるようなことになったら、どうしてくれるんですか?
ISAPさんは安定して来てくれるんだから、感想は適当で放置しておいて良いとでもいうんですか?
そもそも、
>>158で「ガンダム戦記のノエルのSSを今書いてて」とレスがあったのはたった3日前。
まだ執筆途中で「今」書いてる途中だと思うんですか、どうでしょうかね?
>>200 たしかに。
それもこれも、きっと最後には感動が待ってると信じられるからだろう。
ちなみに、地球編のシャトル防衛戦は何回目が人気あるんだろうか。
個人的にはアムロ復活の2回目なんだが、ブラン大暴れの1回目も捨てがたい。
カツが死んだ回ですな。漏れは。
フォウ派なんで、第3次
>>170 飴ゴチになりますw
今日はエウティタをやってまいりまして、ティターンズVerのレコア&エマを堪能してまいりました。
最近某ムックで「レコアは美人なキャラではないので〜」という記述を目にしてちとショックだったんですが、あのゲームでは綺麗に描かれておるので嬉しい限りですw
やっぱり原作で描ききられなかったキャラの行く末も気になりますね。
カツが散った回は、読んでて身震いしました。
>>201 スマン・・・
本来SSのストーリーで議論なんかしないんだが・・・
こんな完成度の高い文章を読んでしまうと内容について皆と話したくなってしまう。
何はともあれ
>>162さん、ノエルSS期待して待ってます。
>>203 俺も第二次。
アムロが陸ガンってのも燃えた。
勿論、カイ・ハヤトの量産ガンキャノンも。
>>206 知っているかも知れないが、
PS2 ガンダムVS ZのU.C.モードでエマがティターンズに残留して戦うルートがある。
レコアエゥーゴ残留ルートってのは何故か無いが・・・
エウティタはやったこと無いな。
最近ゲーセンに入りづらい・・・
済まぬ、確かに考察は読み手にも書き手にも迷惑っぽいな。今後は控えるわ……
ただ、ISAPさんはこの程度のへなちょこな考察など軽々吹き飛ばすぐらいの構想力と筆力
をお持ちであると信じております。
>194
残念ながら職人では無いっす。同人では二次創作を何本か書いてますが。
もっとも(同人での)本業は批評家(二次創作はその理論のフィールドワーク)だったりするので、
作品を愛でる時も視点がどうしてもそういう方向に行ってしまうのよ。
>200
昔の同人用語でいう「面妖」を当に具現化できているといえますな。
しかし、もうそろそろトリノさん以外の奴も見てみたい気が。
微妙にずれるがウォル豚のアレも良かったし(続き希望)。
>203
私も2回目。カツのあの告白からの話の流れが実に堪らない。
だけど、3回目のカツの魂に導かれるシーンも好きなんだよな。
>206
なんだかんだいって原作で一番書き切れてないのは実はラスボスのシロッコだと思う。
なにせ、御大とかのインタビューでも毎回殆ど触れらる事が無いってんだから酷い話だ。
Zの批評よんでてもこれはと思うのは少ないし。
うなわけで、ISAPさんがこれからどう肉付けしていくのか非常に愉しみですわ。
というか、せっかくなのでもっとVoEキャラとも絡めてやってください。
私ゃ二次創作にオリジナルキャラ入れるのが物凄く苦手なんでそれがきちんと書ける人は凄く羨ましいっす。
PS2でナムコのファーストのガンダムゲーが出たけど
なんだかモチベーション低くて買ってないなあ。
さすがに一年戦争は飽き飽きだし。
一体何本出せばいいのかと。
そういう意味じゃ、三年も前にZに目をつけて連載を始めたISAP氏は偉大だ。
まだまだグリプス戦役は手垢がついてないし。
もちろん、継続してクオリティの高い連載だからこそ、なんだけそ。
>>207 エウティタいいですよ〜。てか、ガンVSΖ持ってるならゲーセン行く必要は皆無なんですがw
「男って戦争になると元気で、頭も回るようね」「いいチームワークだ。しかし!」この台詞でクリアした際の快感と言ったらもう。
>>208 魅力的なキャラが多かったんですが、それ故に描ききれなかったんですかね。
ISAP氏には、ご自身の納得がいくまで描ききっていただきたいと思います。
>>209 ガンダムはシュミレーション以外のゲームでは外しっぱなしでしたからねぇ。それが連ジを機に、アクション系が雨後の筍のように・・・
今年はΖも映画になりますしそちらも楽しみです。(今公式見ましたら、もう来月ですか)
211 :
162:2005/04/09(土) 22:48:23 ID:o8BVdXCg
なんだかすごいなぁ。
良い意味でこんなスレは初めて見ました。
>>198 お気遣いありがとうございます。
個人的には催促してくれると結構有り難いですね。
創作意欲がなくなるってことはないんですが、遅筆なもんでほっとくと時間かかっちゃうし。
他にも期待してくれてる方が多いみたいでちょっとびっくりしてます。
正直、ノエルみたいなマイナーなキャラクター受けが悪いんじゃないかと思ってたんですが・・・
とにかくあまり自信はありませんが、皆様のお眼鏡に適うものを目指して頑張ってみます。
シャア板の戦記萌えスレにもかきましたが、本格的な執筆は今からになります。
とりあえず来週木曜を脳内締め切りにしていますので、それまでお待ちください。
ついでに自分がどこの馬の骨かわからないままではちょっと不安かもしれませんので、
よそで書いてるSSを元ネタわかる方いたら暇つぶしにでも読んでくださいませ。
スパロボスレで「パジャマスキー」と言うハンドルで書いております。
>>209 しかし、仮にISAP氏の筆で一年戦争が書かれたらきっと読んでしまう罠
個人的には逆シャア時代も読みたい
俺はVoEは逆シャアまで続くもんだと勝手に思ってる。
アクシズ落しまでやらんと地球の声っていう題名の重みが薄れてしまうような気がして・・・
っていうか、宇宙世紀を網羅してくれないかなあっと独り言。
215 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 11:32:51 ID:iXLA5MOR
さっきMGのMk-Uを買ってきた。ジュナス用のカラーにするつもり。
で、ジュナスの名前のマーキングを入れたいんだけど、誰かジュナスの名前のスペル知らない?
設定されているのならISAPさん、教えていただきたいんですが・・・
それともジュナスの性格だから、機体に自分の名前のマーキングなんて入れないかな?
まぁ、塗装はまだまだ先だしなぁ・・・ 昨日、花見行ってきて疲れたからまだ箱も開けてないし。
>>211 お待ちしております。
んーと、自分のいくスレではノエルは結構人気ありましたが
確かに考えてみれば、出身がゲームで、そのコミック版もコンビニ限定発売だから
知名度の方は低いかも…
でも、だからこそ書いて頂けるのは非常にありがたい訳で。
現にあっちのスレにも待ってる人が居ますし、
月並みですが、頑張ってください。
遅筆についてですが、これに関してはあまり悩まず
とにかくPCに向かって描きたい部分からザーっと描いてみては?
SSにしろAAにしろ、最初は形を成してなくても、描いた部分を繋げようとしてれば
そのうちにどうにかなるものですよ。SS書くのはだいぶ慣れてるようですし。
関係ないですが、最近AA作りたい気分なので、ノエルのAAをまた今度作っときますね。
>「げえっ! 趙雲!(ジャーンジャーン)」ですよ。
私に三国志の話をさせたら、軽く2,3スレ終わってしまうので止めましょう。
実は、いつか時間が出来たら三国時代末期の話を書きたいと思っています。
諸葛孔明が死んだすぐ後から始まって、三国時代が終わるまでの蜀の国の物語。
鬼神の強さを持つ関雲長も張翼徳もなく、奇跡を起こせる魔術軍師もいない中で
血を吐きながら、泥に塗れながら、味方にすら裏切られても戦った姜伯約を主役に
世間ではとかく軽視されがちな、諸葛孔明死後の三国志を書くつもりです。
ですが、スレ違いですのでこれ以降の三国志の話題は何卒お控え下さい。
>ジュナスの名前のスペル
ジュナスのスペルは「Junas Frab」です。
機体色はG3ガンダム・カラーですが、少し紫が濃い感じのグレーです。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第118回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
広げられた手の平が、尻に擦り付けられるように少しずつ下方向へ動いてゆく。
反射的に身体を起こそうとしたレコア・ロンドは、相手に軽く背中を押さえられた。
「そのままだ」
低く命令するように言うクワトロ・バジーナの声が、薄暗い部屋の中に響く。
高圧的ではあるが、涼しげな空気を持つその声は耳に心地良かった。
こくんと頷きながら、レコアはまるで彼の首筋に噛み付くようにすっと口を寄せた。
レコアの肉厚のある尻肉をなぞって、クワトロは指先でスラックスの上から愛撫する。
「う、うううう」
布越しだから激しくはないが、それだけにもどかしい刺激にレコアは呻いた。
クワトロの繊細な指先が、生地を綻ばすかのように熱心に彼女の股間を擦り立てる。
彼に身体をまさぐられるにつれ、レコアの熱い吐息が薄暗い部屋に散りばめられた。
「は、はぁぁっ」
二人がいるアーガマ艦内のレコアの部屋の装飾は、拍子抜けする程にシンプルだ。
実用性本位の家具は、官給品かと思うくらいに質素な物ばかりである。
唯一華やかを感じられるのは、デスクの上の小さなサボテンの鉢植えだけだった。
熱い頬を染めながら、レコアは薄目を開けてまだ蕾のままのサボテンを見る。
素っ気無い空間に彩りをと持ち込んだものの、結局レコアは余り世話が出来ずにいた。
いつか、綺麗な花を咲かせてくれるのだろうか──ふと、感傷を覚えるレコアだ。
そんな鉢植えから視線を外し、レコアは熱くなって来た下腹部を震わせた。
レコアが軽く腰を振ると、薄暗い照明に照らされた床の影も腰を振る。
現在、エゥーゴ旗艦強襲巡洋艦アーガマは月へ向かって穏やかに巡航中だった。
久しぶりに休息時間が重なった今晩、レコアはクワトロを自室に誘ったのだ。
『ジャブロー侵攻作戦』から宇宙へ帰還したのは、レコアの方が先だ。
彼女は、アポリー中尉の操縦するシャトルで約一ヶ月半前にアーガマに戻っていた。
クワトロがカラバ秘密基地ヒッコリー経由で帰還したのは、それから約半月後である。
再会後の一ヶ月余りの中で、二人が睦み逢うのはこれが3回目だった。
以前に比べ、格段に回数も減り行為自体もどこかぎくしゃくしている二人である。
地球でレコアの中に生まれた違和感は、まだ完全に捨て切れていないのだ。
──地球圏に恒久的な平和を確立させる為、少尉のお力が必要だとご認識下さい
薄く赤い色の髪のサラ・ザビアロフという少女が言ったセリフは、今も忘れられない。
あの少女が、どうしてケネディ・スペース・ポートに居たのかは判らない。
ただ、レコアに接触を取る為だけに忍び込んで来たのだろうと推察されるのみである。
──私の主はパプテマス・シロッコ様‥‥‥いずれ世界を救うお方です
その奇妙な名前は、困った事にレコアの耳にこびり付いて離れなかった。
自分が、誰かに待ち望まれ求められているという思いは、心躍らせるものだ。
しかし、だからと言って完全にクワトロの手を振り解く事も出来ないレコアである。
レコアは、エゥーゴの制服のままのクワトロの背中を撫でるように手を動かした。
彼女は、艦内でもめったにエゥーゴの一般的な制服を着ない。
エゥーゴ発足当時から関わっている自分は、特別だというプライドがレコアにはある。
それでも、時々は意外と高級な布地の制服に身を包んでみたいと思う事もあった。
「どうかな‥‥‥?」
クワトロの手が、彼女のトレーナーの胸元をゆさゆさと揉み上げた。
既にレコアのモスグリーンのジャケットは、床に乱雑に脱ぎ捨てられている。
「ん、いい、です。大尉」
レコアは、少し吊り目がちな瞳を潤ませて、クワトロの細く鋭い瞳に囁き掛けた。
クワトロの方は、判ったのか判らないのか小さく頷いただけで彼女の乳房を摘む。
「ああ、も、もっと!」
快感に目を細めるレコアの視界の中で、クワトロの眉間の傷が目に付いた。
額から眉の間まで伸びている醜い古傷は、彼曰く“一年戦争の名誉の負傷”である。
いつぞやの寝物語で、それを遺したのはあのアムロ・レイ少尉だと聞いた事があった。
恐らく、それが彼の7年前の別名を聞いた最初だったはずである。
クワトロ・バジーナは、すなわち“赤い彗星”シャア・アズナブル大佐、だと──
彼女はそれを誰かに打ち明ける事はしなかったし、公の場で口にした事もなかった。
敵対していた国の軍人とはいえ、一年戦争の“赤い彗星”の名はある意味で憧れだ。
そんな相手と二人だけの秘密を共有しているのは、自負心を刺激される。
以来、レコアはクワトロと共にエゥーゴの組織作りに奔走して来たつもりだ。
彼女は「ご立派な思想」も、イデオロギーへ固執する「悪趣味さ」も持ち合わせない。
正義や悪などという下らない理屈で戦争をする馬鹿は、男だけでたくさんだった。
「ああ、あぁぁんん」
身体の疼きに耐えかねたように、レコアの白い喉が天井に向かって晒される。
クワトロが身体を起こして体勢を入れ替ると、レコアはベッドに投げ出された。
「あ‥‥‥んっ」
思わずベッドにうつ伏せになったレコアの腰を、被さってきたクワトロが持ち上げる。
手早くスワックスとショーツが剥ぎ取られ、レコアは白い臀部を空気に晒された。
頬を染める間もなく、彼女はクワトロの逞しいペニスに背後から強引に貫かれる。
「うううっ!」
息を詰まらせるように喘いだレコアは、同時に背中を大きく仰け反らせた。
既に充分に湿っていた彼女の秘所は、あっさりとクワトロの剛直を迎え入れてしまう。
「はぁぁああ、ああ、あああ」
全身を弛緩させたまま震えるレコアは、うっとりとため息を漏らしてシーツを掴んだ。
そんな吐息に後押しされるように、クワトロのペニスが抜き差しを繰り返す。
「ああ、あああ、あはぁ」
クワトロが腰を打ち付けるたびに、レコアのショート・カットの髪が左右に揺れた。
シーツを強く、更に強く握り締めながら、レコアは激しく喘ぎ続ける。
「ああ! ああ! ああああ! あん!」
時に強く、時に優しく浅く、クワトロの腰使いは慣れているだけにツボを外さない。
目を閉じてひたすら涎を流し続けるレコアが、急に大きな声を上げる。
「ああ、そこ、そこぉぉぉっ!」
クワトロの手が、レコアの首筋の感じやすい場所を撫で上げて来たのだ。
そこは、彼女自身も気付かなかった性感帯で、クワトロに開発された場所である。
彼に首筋をこうやって愛撫されると、レコアはいつも腰が砕けてしまうのだ。
赤ん坊がいやいやをするように揺れる彼女の腰を、クワトロが両手できつく掴む。
そのまま尻の肉を割り開くようにしながら、彼は叩きつけるように腰を突き出した。
「あああぁんっ!」
クワトロの腹の肉とレコアの尻肉が激しくぶつかり、たわむように揺れる。
「‥‥‥んんっ!!」
目尻に涙を浮かべながら、再度クワトロに首筋を撫でられてレコアは無言で震えた。
クワトロのペニスが先端近くまで引き抜かれ、レコアの膣壁を擦り上げる。
貪欲に腰を振るレコアの尻を掴んだまま、クワトロはリズミカルに腰を動かした。
誘い込むように収縮を繰り返すレコアの肉襞は、急速に彼女を絶頂に導く。
「あぁん、あふぅ、いく、いくぅうぅぅ!」
快楽に浸りきったレコアの叫び声に合わせるように、クワトロが腰を突き出す。
そのまま全てを彼女の胎内に吐き出すと、彼はまるで彫像のように動きを止めた。
レコアも、身体を突っ張るようにして快感を深く確かに味わう。
「‥‥‥はぁぁ‥‥‥」
しばらくそうしていた後で、クワトロがレコアの隣に身体を横たえて来た。
「た‥‥‥大尉」
レコアはその腕にしがみ付くように身体を寄せるが、クワトロは無言のままである。
最近の二人は、まるで倦怠期の夫婦のように会話というものが殆どなかった。
それが不満で哀しいレコアだが──しかし、どうすればいいのかも判らないのである。
薄暗い照明に照らされながら、レコアはブランケットを肩まで引き上げた。
クワトロの息遣いに合わせる様に、レコアは健気に呼吸を調整してみる。
そんな事をしている内に、いつの間にかレコア・ロンドは寝入ってしまったようだ。
再度彼女が目を覚ましたのは‥‥‥随分と、時間が経ってからの事である。
反射的に、レコアは隣で寝ているはずのクワトロを探し、見つけられて安心した。
どうやらクワトロも寝付いているらしく、規則的な呼吸だけが聞えて来る。
部屋の照明が消えている処を見ると、どうやらクワトロが消してくれたようだ。
人は、信用していない相手の前では無防備に眠る事なぞ出来はしない。
誰かと一緒に眠る事が出来るというのは、実は例えようもなく幸せな事だ。
嬉しそうな顔で目を閉じたレコアは、クワトロの逞しい裸身に抱き付こうとする。
不意に、クワトロが小さな声で寝言を漏らした。
「‥‥‥ララァ‥‥‥」
その瞬間、レコアは頭の上から氷の槍を突き刺されたように感じた。
レコアは、“赤い彗星”シャア・アズナブルに何があったのかは知らない。
だから、ララァという少女がクワトロにとってどのような意味を持つ人間か知らない。
二人の間に何があったのも知らないし、その少女が今何処にいるのかも知らない。
ただ、たった一つだけ──たった一つだけレコアにも判っている事があった。
『彼が愛しげに呼んだその名前は、レコア・ロンドという名前ではなかった。』
目を閉じて眠っている人の顔は、どうしてこう他人の顔にしか見えないのだろう。
裸の上半身を起こしてクワトロの寝顔を見下ろしながら、レコアは唇を噛み締めた。
それから数時間後、レコア・ロンドの姿はアーガマ中心部格納庫の片隅にあった。
ふらふらと所在無さげに歩く背中は、下手をすれば夢遊病患者のようにしか見えない。
ふと、そんな彼女とすれ違った整備工が気さくな口調で問い掛けて来る。
「レコア少尉! エマ中尉を見かけませんでしたか?」
話し掛けられて立ち止まったレコアは、相手のセリフを反芻して思わず口を閉ざした。
「エマ中尉に、シュツルムの慣らしをしてもらわないとならないんですよ」
エマ・シーン中尉の東洋系の顔を思い出し、レコアは複雑な表情になった。
元ティターンズのエマは、いつの間にかエゥーゴの主要メンバーになっている。
本来なら裏切り者であるのにも関わらず、彼女に対する周囲の信頼は驚くほどに厚い。
「──さあ? 全然、見掛けなかったわ」
尚も話し掛けてくる相手に、レコアは努めて冷静な憮然とした表情で答える。
「すみません、おかしいなあ」
若い茶髪の整備工は、訝しげな表情で頷くとレコアの前からさっと飛び去って行った。
ちなみに、彼がいくら探してもエマを見つける事は出来まい。
彼女は、現在カミーユの部屋の中で彼と抱き合っている真っ最中なのだから。
レコアは、どこかもやもやとした気持ちを捨てきれないまま再び歩き出す。
すると、数分もしない内に整備主任のアストナージ・メドッソが近寄って来た。
手に分厚いファイルを抱えている処を見ると、新型機のセッティング中なのだろう。
「あ、レコア少尉、エマさんの居場所をご存じないですか?」
アストナージのセリフを聞いた瞬間、レコアは顔を真っ赤にして大声を上げた。
「私はエマ中尉の監視役でも、なんでもないわっ!!」
それは、周囲の突貫作業の整備工の手を思わず止めさせてしまう位の剣幕だ。
目を丸くしたアストナージの間延びした顔を、レコアは睨み付ける。
「──知ってる訳、ないじゃない」
誰も彼も、エマ中尉、エマ中尉と、後から来た裏切り者ばかりを頼りにして!
唇を噛み締めたまま、レコアは手を血が出るくらいに強く握り締めた。
MSが現代戦に占める割合が大きければ大きいほど、優秀なパイロットは貴重である。
カミーユ・ビダン少尉のような直情径行少年が優遇されるのも、彼が天才だからだ。
元ティターンズであるにも関わらず、エマが優遇されるのも腕が良いからだ。
「す、すみません、エマ中尉は自分で探しますよ」
ぺこりと頭を下げたアストナージは、レコアの元から逃げるように去って行く。
レコアは、眩い照明に照らされて直立している派手な黄金のMSを虚ろな瞳で見上げた。
その時初めて、レコアはMSのパイロットになろうと決心する。
エゥーゴ設立当時から関わっている彼女は、一応ある程度の操縦訓練は受けていた。
本当は、一年戦争時代にゲリラとして地面を這いずり回っていたプライドがある。
地に脚をつけて駆け回っていた昔の自分が、レコアは気に入っている。
その点では、重力のない宇宙空間よりは地球の暮らしの方が彼女には似合っていた。
エゥーゴの掲げる主義主張には、レコアは今ひとつ共感できなかった。
だが、カミーユ・ビダンやフランセス・エラワー少尉のような子供でも務まる仕事だ。
ましてや、素人に毛が生えた程度のファ・ユイリィ軍曹までも戦場に出る予定である。
彼等より経験豊富な自分にパイロットが出来ない訳がないと、レコアは思った。
幸い、明後日合流予定のアイリッシュ級ラーディッシュはMSの補給を行うはずである。
レコアが強く望めば、クワトロはきっと彼女にMSを回してくれるだろう。
彼女がエゥーゴの中で存在感をアピールする為に、それは適切で正しい行動に見えた。
レコアにとって、自分が認められていない場所にいる意味は全くないのだから。
──次回、4月17日。
次 回 、 ジ ェ リ ド ・ メ サ 来 襲 !
なんで、そんなに間が悪いんだクワトロ!!
やっぱりヤツじゃダメだ!! レコアを引き止める役にたたんっ!!
くわ〜っ!(ノ`□´)ノ ⌒┻━┻ ガシャン
っていうか、ジュナスにお節介する前にまずは自分のまわりを・・・・
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
三国志については色々ありますが、とにかく『読んでみたい』とだけ。
レコアさんの心境の変化に、ギュネイが言ってたあの寝言を使うとは。
『ガンダム』って世界を、踏み台にじゃあなく、忠実に踏襲されている姿勢こそ
これだけ多く、これだけ長く支持を受けている最大の理由でしょう。
ゆえに題材がなんであろうと…スレ違いの意見になりそうなのでやめます。
とにかく、VOEのレコアさんには、引き込まれそうな気配を感じています。
彼女の辿る道を思うと、きっと書く方も読む方も辛い展開でしょうが……
ええと、先ほど、『忠実に踏襲されている』と書きましたが、基本がそうでなければ
カツのような大胆なアレンジで心を奪う事も叶わない訳で
その、何が言いたいかというと、VOEのレコアさんがどうなるか
(白状すると今週までは興味がなかったんですが)後半に向けて期待してます。
そして次週はジェリド登場。
彼もまたどういう役回りを演じるのか、そして、ここ最近は
中盤に向けてのキャラクターの立ち位置を提示されているように感じられるので
再登場するリベカやテオ、(あとフラグさんも?)がどういう状況なのか
その辺りも楽しみにしております。
ISAPさんGJです!
今週も面白かった〜(´д`*)
Ζって、不親切なんですよね。
それぞれのキャラが一見さんには理解不能な行動をとるアニメ。
じっくり見れば見える部分もあるんだが‥‥
自分の中では、VOEは小説版と並ぶ補完書です。
これからも体に気を付けて、頑張ってください!
お疲れさまでしたてか(ノ∀`)アチャー ・・
こうしてレコアさんが離れていくわけですねえ・・・
自分はZの面々を始めて見たのはカードダスでして、
連邦軍マークの付いたレコアさんがなんでネオジオンマークのついた
パラスアテネに乗れたのか不思議だった思い出のチラシの裏。
しかし連邦、ジオン、ネオジオンの3勢力だけってのも無茶だったよなあ・・・
それでF91あたりまでつくったんだっけか
「来週」はジェリド「来襲」か
パーン _, ,_ パーン
パーン_, ,_ ( ・д・) _, ,_パーン
( ・д・) U☆ミ (・д・ )
⊂彡☆))Д´(☆ミ⊃ パーン ←オレ
, ,∩彡☆ ☆ミ∩, ,
( ) パーン ( )
パーン パーン
それにしても
>目を閉じて眠っている人の顔は、どうしてこう他人の顔にしか見えないのだろう。
これにシビれました。
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
今回もお疲れ様です。
クワトロの寝言・・・。
本当にダメだな、アイツは。
VOEのレコアさんは、女のドロドロした部分が
かなり強く出るタイプみたいですねー。
プライドと意地の塊って感じ。
彼女がどうエゥーゴを離れていくか
これからの展開が非常に楽しみです。
原作のレコアさんが、エゥーゴを離れた気持ちは
理解できるんですが、何故シロッコなのか・・・。
あれだけはわからないんですよね。
やっぱり、シロッコの描写が足りないのが原因かな。
ISAPさん乙!!!!
「大佐がララァという寝言を言うのを聞いた女が何人もいるんだぜ」
レコアさんもその1人か・・・原作のレコアさんはどういう理由でMSに
乗ろうとしたんだっけ?いきなり乗ってきた記憶があるのだが・・・
三国志は自分も好きなので是非読ませていただきたいです、姜伯約は自分も好きなので。
>>パジャマスキー様
まさかあなたにこのスレで出会うとは・・・あっちのスレの作品も期待してます
ノエルのSS頑張ってください、あっちのスレとここでお待ちしてます
ISAPさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
原作だとイマイチわからなかったレコアさんの心理がよくわかります。
特にエマさんとの対抗心が芽生えるところなんて、ラストへの伏線としてはうまいなあと。
そして「サボテンの花」
筋金入りのZファンとして、ちゃんとこういうところにこだわってくれているのが嬉しいです。
ISAPさん乙です。
相変わらずエロシーンもその他のシーンもうまく書かれる。
今回も楽しまさせて頂きました。
最後にスレ違いとは思いつつ、俺もガノタで三国志スキーだから姜伯約の話も読んでみたいです。
ちなみに一番好きな武将は張文遠。
俺もなんか書いてみるかなぁ。
248 :
216:2005/04/11(月) 19:38:31 ID:/dXJKrK/
ISAPさん乙!
そしてありがとうございます。
(ちなみについ最近このSSを見つけたばかりなので、感想を書かせていただくのはこれが初めてです。)
シロッコの下へ走らせるに至るレコアさんのドロドロした心情が・・・
これからも本編ではわからなかったキャラクターの心情の裏側が、ISAPさんの筆で克明に描きだされていくことに期待します。
機体のカラーにもこだわりを感じますね。
まだ復帰して、これが4作目になる予定ですが、頑張って作ってみようと思います。
ふと思ったんだが
最近入ってきた新しい住民は(すさまじいボリュームの)
過去の連載分を一気読みできるわけだが
実際どこらへんが萌えた&燃えたんだろう。
リアルタイムで読んでる住民とは違った感想を持ったりするんだろうか。
すくなくとも連載開始から三年たってるんだから、流入流出あったりするんだろうなあ。
出戻り組なんてのもいるのかな?
250 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 21:35:56 ID:+wYyNi9j
ここに初めて書かせていただきます。
ISAPさん乙です!!最近読みはじめた者ですが何で今まで知らなかったのかと
本気で後悔しております。これからも執筆頑張って下さい!!
>>249 漏れは今年の3月にこのスバラシイ作品とであったんですが、燃えたのは初めてMSで
トリノと対峙したときとシャトル第2次防衛戦ですね。実はZはあんまり好きでは
なかったんですがこの作品を見て私の中の公式Zガンダムはこの作品になっています
萌えたのは、テオドールとリベカの二人ですね〜。コレばっかりはさすがに
他のキャラの追随を許しませんw
うわ、すみません。sage忘れ本当にすみません
少なくとも、2人くらいは最近来訪した住民がいるってことか。
やっぱり、リベカ&テオは人気あるなあ。
あと、最近は広告業者も見かけないからsage忘れもそんなに気にしないで良いかと。
正に王道ぶっちぎりモードですな。只、このレコアだとシロッコの女になるよりトリノの肉奴隷になる方が順当な気が。
いや、原作のレコアでも同じ事なんですが。実は紳士でモラリストなシロッコの元に行くにはもう一工夫必要だと思います。
しかし、どういう経緯でシロッコがレコアに目をつけたのか謎ですね。そりゃ、ジャブローから写真や調書ぐらいは
廻ってくるとは思いますが、地上に降りてないシロッコには面通しすら不可能な訳で。
(そもそも生き延びていた事実でさえティターンズには入手困難な情報)。
この辺の説明はこれからあるのかな?
流れ的に見ると今は21話〜22話の近辺なんですかね。
なんか、雰囲気的に言ってサラはトリノかジェリドに頂かれてしまう予感。
それを切り抜けても25話や31話のアレでカミーユに強姦されてしまうんだろうな。不憫な子だ。
個人的には、レコアがジュピトリスに行った理由ってこのサラの監禁がジャブローでのトラウマを
思い出させて辛かったからだとおもうんだけど(こう考えると後々の台詞や伏線に辻褄が合うのよ)。
>245
確かに、原作ではカミーユが宇宙に戻ってきた時には既に輸送任務でMSに乗ってますね(22話)。
あと、その次の回で、ファにデッキで教えているシーンがありますのでファよりは習熟度が上の筈です。
(というか、この辺の回では本来はレコアの搭乗機であるメタスをファが強奪するというシーンが多い)
この辺、原作とVoEで設定が異なると考えていいでしょう。
しかし、考えてみると、レコアって寝返った後メッサーラやパラス・アテネでカミーユやシャアの攻撃を凌いだり、
シャアが失敗したドゴス・ギア撃沈を成し遂げたりと、かなり腕は良いと思うんだけど。
エウーゴ時代も単にメタスがダメMSなだけで実はかなり良い仕事してると思う。
どういう経緯でシロッコがレコアに目をつけたのか?
それはもう 「 シ ロ ッ コ の 不 思 議 パ ワ ー 」 のせいだよ!
きっとそうだそうに違いないそうに決まった!
Zの法則
「悪いことや奇妙なことはぜんぶシロッコのせい」
>>253 GJ!!
次は、フランやエリス、リベカたんのAAも作ってくれ。
257 :
248:2005/04/12(火) 18:25:20 ID:H7C9gIpU
>>249 自分も燃えたのはシャトル第2次と第3次。
「アムロ!?、うぉぉ!!!」
「グフカス!?、うぉぉ!!!」
ってな感じでw
萌えの方は、自分はリベカ×テオより、ヲル豚×エリスの方が好きだったり・・・
なんか番号ばっかでスマン。次から名無しに戻ります。
確かに地球編が一番燃えたな。
あの戦闘SUGEEEEEEEE
グリプスの戦闘が今から楽しみ。
コロニーレーザーの中の死闘なんて、今からわくわくするよな・・・・
・・・・・・・・・・・・・でも、このペースだとそこらへんを読めるのはきっと二年後だ。
・・・・・・まあ、いいけどねw
>>253 リアルタイムで第一話からの読者とはうらやましい。
オレももっと早く知っていればなあ。
162氏の降臨なるか?
すいません、締め切り守れませんでした・・・
今までのやつと少しやり方を変えてみようとしたのが仇になったみたいです・・・
とにかく駄作化しない範囲で急いで書き上げますので、申し訳ありませんがもう少しお待ちください。
>>262 待ってますよ。
ゆったりと納得がいくまで描いてみるのも、上達には必要ですし。
なんだかなぁ
劇場版、フォウの声優変更でΖ関連スレで多くの悲鳴が…
誰になったの?
メイキング見たんだけど声優さんは、すべてオーディションしたらしぞ
本スレとか関連スレ騒ぎすぎ!
まあ、若い。
それだけ島津さんは偉大だってことだよ
声って大事だよな。
4さまには余り思い入れがないが
古谷さんじゃないアムロとか、池田さんじゃないシャアなんて嫌だな。
山田康夫じゃないルパンには慣れたけどね・・
クリカン声のアムロは嫌だ。
アムロ「せぇ〜いらちゅわぁぁ〜〜ん♪」
次元がカミーユで、五右衛門はクワトロで。
なんとなく思ったんだが、南極だけでV.o.Eを読んでる人って
テレサたんとかフラグたんとか、さっぱりわからないんだろうなー
外伝は南極に収録されていないしね。
南極条約から来られた方というのは、いらっしゃるんでしょうか‥‥‥?
最近読み始めて下さっている方もいらっしゃるようで、とても有難う御座います。
勿論、最初期から付き合って戴いている方には、本当にお礼の言葉も在りません。
今週も、皆さんにお逢い出来て嬉しいです。
>>244 レコアがシロッコを選んだ理由は、作中である結論を出す予定です。
それが、貴方の納得のゆく理由であれば良いのですが。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第119回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
エゥーゴ旗艦強襲用巡洋艦アーガマから、トリコロール・カラーのMSが射出された。
漆黒の宇宙空間に勢い良く飛び出した機体は、急激に方向転換のバーニアを噴かす。
跳ねるように動いた細身のMSは、RX-178 ガンダムMk-U3号機だった。
一年戦争の名機RX-78-2 ガンダムに似た人型兵器は、姿勢制御しつつ武装を構える。
右手にビームライフル、左手にシールドを構えたその姿は、如何にも頼もしい。
全天周コックピットには、白いノーマルスーツのカミーユ・ビダン少尉がいる。
周囲を見回すカミーユの耳に、オペレータのトーレスの声が聞えて来た。
「所属不明機は1機、対空砲火戦急げ。早いぞ!」
「ホントにいるのかよ?」
操縦桿を握ったり離したりしながら、カミーユは不満そうに呟く。
少女と見紛う様な美しく整った顔も、口を尖らせて眉を顰めていては台無しだ。
ノーマルスーツのバイザー越しに見える星空は、平和そのものの静寂そのものである。
「ちゃんとレーダーに出てんだよ」
カミーユの愚痴っぽいセリフを耳聡く聞きつけ、トーレスが声を荒げた。
いつも何処か斜に構えているような瞳と、ボサボサの髪が特徴的な青年である。
トーレスにしてみれば、オペレータとしての自分の能力に対する矜持があった。
自分のような後方支援があってこそ、パイロットが前線に出られるという自負がある。
もっとも、パイロットの方には最前線にいるという誇りがあるのだ。
それに、ミノフスキー粒子下でレーダーを妄信する愚かさは罪とさえ言えよう。
「ニュータイプの勘だとでもいう気か?」
忌々しげに鼻を鳴らすトーレスに、カミーユはついつい余計な事を言ってしまう。
「レーダーなんて、参考にしてるくらいが丁度良いんだ」
「なんだよ、計器盤なんてメンコみたいなもんだとでも言う気か?」
トーレスは、むっとした表情になると通信画面越しにカミーユを睨み付けた。
「エマ機、シュツルム・ディアス発進用意。エマ機、カタパルト装備!」
カミーユとトーレスの会話に割り込むように、エマ・シーン中尉の鋭い声が上がる。
「‥‥‥エマさん?」
まるでエマに叱られた様に感じて、カミーユはつまらなそうに口をつぐんだ。
続いて、トーレスの後ろでアーガマ艦長ブライト・ノア大佐の叫び声が響く。
「1機である訳がない。監視を続けろ!」
「ですが、目視カメラはまだキャッチしていません」
ブライトの指示に答えたのは、トーレスと同じく若いオペレータのキースロンだ。
「こんな空域で、敵と接触をするとは‥‥‥」
ブライトの嘆息も、状況を鑑みれば決しておかしなものではない。
現在、アーガマは『アポロ作戦』対応の為に月に向かって秘密裏に巡航中である。
アイリッシュ級ラーディッシュとの接触を控え、アーガマは敵と遭遇したくないのだ。
それだけ注意していたにも拘らず、敵と鉢合わせしてしまったという事は──
「ティターンズの艦隊が大きく展開をしていると見ていいな。敵MSは?」
「敵は依然としてMS1機の模様。全周囲索敵!!」
真面目な表情でそう叫んだ後で、不意にトーレスが声を潜めてカミーユに言った。
「ところでカミーユ、地球で面白い事なかったのか?」
さっきまで口喧嘩をしていた癖にそんな事を言うトーレスに、カミーユは顔を顰める。
喧嘩する程仲が良いというか、元々カミーユはトーレスと変に馬が合っていた。
年齢は多少トーレスの方が上だが、気軽に軽口を叩き合える友人である。
そういえば、カミーユが地球から帰還してからは随分と久しぶりの会話だったろうか。
「ある訳ないでしょ。逃げ回ってたんだから」
実際、地球降下部隊の旅路はまさに『アウドムラに乗って逃げ回っていた』、だ。
緑の森林に覆われた連邦軍本拠地ジャブローから、陽光のケネディ・スペースポート、
豪雨のカラバ秘密基地ヒッコリーから、潮風の吹き去るニュー・ホンコン・シティー。
口元を歪ませるカミーユに、トーレスは目を細めてにやにやと笑う。
「噂で聞いたぞ。ホンコンで買って来たんだって? ホロテープのいいヤツさ」
「嫌ですよ」
敢えて持っていないという否定をしない処が、カミーユの意地の悪さだ。
ちなみに、Mk-Uのコックピットのコンソールボックスには小さな包みが入ったままだ。
いわゆる18歳未満厳禁のホロテープの内容は、推して知るべしというところだ。
二人は、今までにもその手のトーレス秘蔵のテープの鑑賞会を開催している。
トーレスは、猫撫で声で通信画面に顔を押し付けるようにして言った。
「オレさ、カミーユっていいパイロットだって思ってんだ。よ、ニュータイプ!」
「そういう言い方、厭味だぜ」
口を尖らせるカミーユに、トーレスは両手を合わせてウインクして見せる。
「エマ機、出ます!」
冷静な声と共に、アーガマから背中に小さな翼を持つ真紅の機体が飛び出した。
アーガマの右カタパルトデッキから高速で撃ち出されたMSは、弾丸のように見える。
盛大にバーニアを噴かし、RMS-099RS シュツルム・ディアスが高速移動した。
カミーユは、エマの厳しい口調に何故か浮ついた気持ちを叱られたような気分になる。
「とにかく、また後!」
慌ててトーレスに目配せをして会話を終わらせ、何気なく顔を上げた。
カミーユが少し目を離した隙に、なんとシュツルム・ディアスはもう隣に来ている。
「早い‥‥‥!?」
勿論三次元空間であるから、隣とは言っても多分に感覚的な距離感ではあった。
それでも、カミーユはシュツルム・ディアスの機動力に目を見開く。
シュツルムの背の翼のように見えるのは、大出力の巨大なグライバインダーだった。
そのグライバインダーのスラスター出力は、ガンダムMk-Uよりも大きい。
恐らく、純粋に障害物のない競争をしたらカミーユ機はエマ機には敵わないだろう。
それを何となく癪に感じ、カミーユは憮然としたまま短距離レーダーを見る。
レーダーには、比較的ゆっくりとした動きでこちらへ向かって来る機影が映っていた。
簡易検索を掛ける限りでは、周囲数キロにその1機以外に敵の気配はない。
「妙だ。地球でのパターンと同じだ‥‥‥」
ついつい糞真面目なセリフを口にするのも、トーレスとの無駄話を恥じているからだ。
コンソールに入っているホロテープの事は、しばらく忘れるカミーユである。
「‥‥‥そうか、この感覚は新型が出るな?」
カミーユは、宇宙に充満する奇妙な気配に何か引っかかりを感じていた。
そこに、新しい敵と遭遇した時の圧迫感に似た空気を敏感に読み取っていたのである。
地球での極限状態での戦闘の連続の中で掴んだ、謂わば直観力とも言えた。
「エマさん。エマ中尉!」
いつもの癖でエマを気安く名前で呼んでしまい、慌てて言い直すカミーユだ。
「何か?」
それに比べ、エマ・シーンはカミーユとの肉体関係を尾首にも出さない理性がある。
しかし、その口調がカミーユにとっては逆に理不尽な不満になった。
エマとの関係を秘密にしておきたい癖に、自分を他の人間とは区別して欲しいのだ。
会話の端々に二人だけの符牒を入れて欲しいし、入れるべきだと思う。
17歳の少年にとって、恋という感情が人生に占める割合はとてつもなく大きい。
そして、24歳の女性にとって、恋という感情だけで生きられる程に人生は甘くない。
きっと、恋愛感情だけで生きる事が出来たら世界は素晴らしいのだろうが。
一言の返事だけで黙ってしまったエマに、カミーユは教師のように講釈を垂れる。
「相手は、きっとただのMSじゃありません! 注意して下さい」
恐らく、そんな事を普通のパイロットが言えば下手をすれば精神を疑われるはずだ。
しかし、カミーユが口にすると意外に説得力を持つセリフである。
だが、エマにも7歳年上であるという自負と元ティターンズのプライドがあった。
地球降下作戦から帰還後の、成長しているカミーユへの負い目もあるのだ。
「了解。‥‥‥男って、戦争になると元気で頭も回るようね」
カミーユとの関係を糊塗するかのように言ったセリフには、幾らかの反発心もあった。
もっとも、男だ女だなどという物言いは旧世紀じみていて滑稽だが。
「!? いけませんか?」
つい、貴方はオレの姉さんじゃないでしょうと怒鳴りたくなってしまうカミーユだ。
エマのセリフは自分を子供扱いしているように聞えたし、それは腹立たしい事である。
しかし、カミーユはフォウ・ムラサメに出逢う前の彼ではなかった。
つまらない感情に囚われていてはいけない、そう思える自覚を持っている。
それに、以前は出来なかった外界を正確に認識するという芸当も出来るカミーユだ。
カミーユが息を吐いた瞬間、視界を異常に太いビーム粒子が満たした。
まるで川の様なビームの奔流は、過ぎ去っただけで衝撃を感じさせる凄まじさである。
ガンダムMk-U3号機とシュツルム・ディアスの装甲が、ちりちりと焼けるようだ。
「MSではない? 戦艦!? でも、このメガ粒子砲は戦艦クラスのもの‥‥‥っ!」
混乱したままのエマは、慌ててシュツルム・ディアスを旋回させる。
予期出来なかった攻撃に当たらなかっただけ、幸運と思わなくてはいけないのだ。
そんなエマの鼻先に、今まで見た事のない形状の戦闘機が滑り込んで来る。
航空機は、前方に長い銃身をまるで物干し竿か何かのようにすらりと突き出していた。
さすがのシュツルム・ディアスも、急接近して来た機体に対処出来ない。
カミーユは、問答無益とばかりに航空機に向かってビームライフルを連続で2発撃った。
ビームライフルの弾丸を軽々と避けた相手は、一瞬で背後へと飛び去る。
「戦艦じゃない。MA(モビルアーマー)か? いや、あの機動力は間違いない!
しかし、なんでMSクラスで戦艦の主砲を持っている!?」
カミーユがそう叫んだ瞬間、シュツルム・ディアスの左腕がいきなり爆発した。
「きゃ!」
ビームに撃ち抜かれた左腕の肘から先が、宇宙空間に弾き飛ばされる。
愕然と画面を見つめるカミーユは、ようやくエマ機が狙撃された事に気付いた。
メインスクリーンには、シュツルム・ディアスを掠めたビームの軌跡が流れている。
「カミーユの言う通り、機種不明機が来るなんて!」
唇を噛み締めながら、エマは機体の操縦を取り戻しつつバーニアを噴かした。
恐らく、以前のRMS-099 リック・ディアスに搭乗していたら一溜まりもなかったろう。
兵士の心理として、一回被弾した空域にそのまま滞在するのは出来れば避けたい。
縁起を担ぐ訳ではないが、敵に捕まったエリアは少なくとも安全ではなかろう。
だが、エマがシュツルム・ディアスを立て直した時目の前には敵機がいた。
「エマさん。動いて!」
カミーユの悲鳴のような声が上がった時、エマの頭の中は既に真っ白になっている。
戦士としての本能から、エマは何も考えずに操縦桿の引き金を目一杯引いていた。
シュツルム・ディアスは、バインダー・ビームカノンを連射する。
『無駄だ!! 接近戦だって出来るんだ!!』
敵戦闘機は、機体下中央部に備えられている大きな鉤爪でエマ機を掴んだ。
開けっ放しのティターンズ回線から流れて来た声に、カミーユは聞き覚えがあった。
カミーユは、ガンダムMk-Uのビームライフルを牽制で連射しながら叫ぶ。
「ジェリドか!!」
すなわち、因縁深いティターンズパイロット、ジェリド・メサ中尉である。
最後に対峙したのは混乱のジャブロー鍾乳洞内だったから、もう2ヶ月ぶりだろうか。
しかし、残念ながらお互いに再会を喜び合うような関係ではない。
正体不明の敵機は、突然エマ機から離れるとカミーユ機へと細長い砲身を向けた。
『何!? この声‥‥‥カミーユかっ!?』
予想外の事態に驚いたらしいジェリドは、すぐに暗い笑い声を上げる。
『ガンダムMk-Uが本当に帰って来ていたとはな。ふふふ‥‥‥こいつはツイてるぜ!』
高笑いと共に、正体不明機が放ったメガ粒子砲にカミーユは反応出来なかった。
──次回、4月24日
次 回 、 「 過 去 か ら の 追 撃 」
293 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 20:10:53 ID:5+0LPVHm
「メンコ」は小説版から?
自分は南極からですよ。
ところでジェリドっちが乗っているのはガブスレイですかね?
ISAP氏お疲れ様でございます。久方ぶりのリアルタイムでございました。
若いなぁ。カミーユ。エマさんとの会話は思わずにやりとしてしまいました。
最近はエウティタをやってましたので、“物干し竿”と“鉤爪”が克明に伝わってきます。
来週も目が離せませぬぞ。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>このメガ粒子砲は戦艦クラスのもの‥‥‥っ!
>そんなエマの鼻先に、今まで見た事のない形状の戦闘機が滑り込んで来る。
>航空機は、前方に長い銃身をまるで物干し竿か何かのようにすらりと突き出していた。
…この描写で一瞬、デンドロキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!って。
よくよく考えてみれば大きさに言及されてないので、ガブスレイですよね?
しかしこのタイミングで来てもおかしくないのがVOE。
(おかしくないというのは、そういう意表とガノタのツボを突けて、尚且つ破綻がないという三重の意味)
エリス被弾時並みに面食らい、この辺りで出てくるMSを思わず検索して
それでようやくガブスレイかな?と思ったほど。
しかし毎度毎度思いますが、情報提示が上手いですね。
エマさんとカミーユの描写(これを30行ですらすら出来るのも去る事ながら)
トーレスの容姿や立場や仕草を織り込んで、テンポが崩れていない所へ
妙に感心しました。
司馬遼太郎の作品だと、例えば、門番A的な人にも
「この人はどこどこの生まれで維新の後はなんたらって爵位で、箸で魚を毟って食うのがうまかった」とか
そういう史実が織り込まれてて、まぁ面白くはあるんですが、ちょっとダレたりするんですよ。
しかしトーレスは軽快で、妙に感心しました。
もし自分が彼を描くのなら、おそらく、華のあるカミーユたちやMS戦に眼を奪われ力を注ぎ
今回のブライトぐらいの比重でするかも知れないので
こういう細かく丁寧な作りには憧れます。
Z本編は数えるほどしか見た事ないですが、今回の話は「Zの鼓動」辺りらしく
主役機登場に期待しております。
メッサ−ラかと思うが?
>>297 物干し竿と鉤爪だとガブスレイしかないっしょ
>>293 そういう細かいお遊びに気づける貴方は最高です。
(もちろん、小説版から)
いや、ジェリドが生身で物干し竿と爪をつけて来たんだよ
ISAP氏、今日も素敵な面白さでした(*´д`*)ハァハァ
トーレスとのやりとりが最高です
>男って、戦争になると元気で頭も回るようね
そーゆーもんなんですよ、あきらめてくださいエマさん('〜`;)
ところでおまいら、カミーユがピンピンチなのに余裕ですね。
まあ、余裕だよなあ。
相手がジェリドだしね('∀`)
いや、ここで大番狂わせでジェリド大活躍という可能性も
ないな。
ガブスレイ初陣でのジェリドはいいところまでいったんだけどねぇ
てかジェリドは本当は強いんだけどな
腕前もかなり良いはずだし
なんか強化人間になったって話もあるし
でも勝てない
圧倒的なまでの運の悪さ
運も実力の内って言葉を採用するならばきゃつの実力はジーンよりも下とかありませんかそうですか
>>306 ジェリドは強化人間にはなってないよ?
最終決戦で犬に乗っていたからそう思うのかもしれないけど、強化されたって言う設定は無いはず。
アポロ作戦時とか見ると、彼にも少なからずNTの素養があると思う。
運が悪いっていうのは本当だけどなw
>>305 「なぶり殺しにしてやる!」とか言ってないでさっさと殺せば良かったんだよなぁ・・・
でもその後のΖ+アポリーに撃墜されないっていう保障はないけどw
そういえば、このときアニメではマウアーも一緒に出てた気がするんだけど・・・ どこいったんだろ?
それとも俺の記憶違いかな?
マウアーは増援で出てくる。
ジェリドがネオジオンの一員なら(思想的に無理だけど)ガンダムチームぐらいなら圧倒しそう
止めの前に逃げられ続けそうだが
ジェリドの駄目なのは
人間としての性質だと思うがどうか
あんな士官イヤ杉
なぶり殺しにしてやるとかいう士官はイヤだW
彼は珍走族のヘッドとかそういう役回りだったらもっと成功したとは思うのだが。
まぁ時代が悪かった。
「こんな○○は××とは言えないね」って蘊蓄をたれるジェリドもイヤだ
【お前は】こんなジェリドはイヤだ!1スレ目【オレの・・・】
粘着質なのは間違いない
此処から先の展開
マウアーがレイプされていたのを知る
↓
穏やかな心と激しい怒りによって覚醒
↓
でも所詮はジェリド→カミーユに八つ当たり→貴様は(ry
「ジェリドには、みんなが貸していたのだよ・・・・
100年も前から大勢のガノタが・・・・あらゆるものを貸していたのだ・・・・
ラスボスのポジション、カッコイイ決め台詞、悲劇性・・・・」
「戻って来ねえものが・・・・多すぎるがな・・・・」
「ああ、多すぎるな・・・・そして大きぎる・・・・
わしらがジェリドに託して失ったものは、この地球にも匹敵するほど大きい・・・・
しかし、彼のおかげだ・・・・
彼のおかげでわしらは 身 の 程 を 知 る ということを学んだ・・・・」
訳が分からない理由(カミーユにとっては重要なことだが)で殴られた
ことに対して怒るのは当然のこと。でもだからといって集団で子供をぼ
こるのと、押さえつけて動けなくした相手の眉間(急所)に蹴りをいれ
るジェリドは大人として正直どうかと。
あと24話の「一般市民がティターンズにかなうか」という台詞は痛すぎ。
ちと亀ですが・・・。
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
そして、お疲れ様です。
トーレスとのホロテープ話。
原作だと「あぁ、カミーユも男の子だったんだなぁ」と
思わせてくれたんだけど、なんか唐突に思えたんだが。
VOEのカミーユは、リアルだw
あんなに色々あったのに、そういうモンは
しっかり仕入れてきてるんだなぁw
中身はフォウ似のシロモノだったりして。
ジェリドって「ツキはあるけど運はない」よね。
生き抜いて負け続けるのが、ヤツのよい所w
大人になってZを見たら、ジェリドって馬鹿で可愛いなぁと
そう思えるようになってたよ。
ライラが生きていたら、「忠犬」になっていたかもねw
>>274 はい、楽しみにしております。
レコアさんはZの中で、ファと並んで好きなんです。
どんな結論でも、どーんと来いっ!!ですw
このスレは、世間では珍しいレコア好きとジェリド好きが多数生息する変なスレですね
ジェリド好きって珍しいのか?
俺はZを見て最初から好きだったんだが・・・
ヘタレ具合がw
∧_∧
/⌒ヽ ) ・・・・それは本当に好きなのか?
i三 ∪
|三 |
(/~∪
三三
三三
三三
俺もジェリドは好きだぞ!
ちなみに阪神ファンだが、(弱い頃の)阪神を
応援してると同じ気分になるね。
324 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 09:36:21 ID:ckoBRF+G
ここは素敵なガンダムヒーローズスレですね
>>325 ISAP氏のクオリティの高いSSを読むと、人はついつい感動を語りたくなってしまうのさ。
>>319 カミーユのホロテープの伏線があったのは半年前。
>389 名前:ISAP ◆ISAPgGZZNI :04/10/10 20:06:46 ID:z8AssN/U
>走るカミーユは、ふとスラックスのポケットに硬い物を探り当てて怪訝な顔になる。
>ポケットから取り出してみると、ホンコン市街で買った18禁モノのホロテープだった。
>フォウと旧市街で別れた後で、約束を思い出して買っておいた物である。
>約束の相手は、エゥーゴ旗艦強襲巡洋アーガマの悪友、オペレータのトーレスだった
328 :
319:2005/04/21(木) 22:01:27 ID:1cRnLZhM
329 :
:2005/04/22(金) 01:41:53 ID:M6qCG8UQ
世間的には
1 クワトロ 2 アムロ 3 カミーユ 4 ハマーン 5 シロッコ 6 エマ 7 フォウ
とか、こんなもんか?
それで面白くてなっても、原作のパワーバランスを壊したり覆すのは好きでない
なので、シロッコやハマーンは図抜けて強くあって欲しい、あとはカミーユ、アムロ
これらがオリジナルキャラに劣ってると萎えるので
悪役はシロッコ、ハマーンあたりが、最終的には格の違い見せて殺すと嬉しい
流れ的にないだろうが・・・
ジェリド・・・はどうでもいい
ヤ
ザ
ン
た
ん
を
忘
れ
る
な
忘れるわきゃねえ!
本気で期待してるさ
ヤザンのニギニギ及び濡場があると予想
相手はシラネ
ヤザンニギニギ
↓
ヤザンヌギヌギ
↓
後は・・・わかるな?
縮んどるぞ、しっかりせい
ヤザンとジュナスは友人、少なくても顔なじみ。
なんとなくだが。
>329
色々なサイトや同人で人気投票見たけど
Ζ単独だと
1、クワトロ、2,カミーユ、3,アムロ
って感じでアムロとカミーユの位置が逆。シロッコはあまり人気がない
原作のZ時代アムロは、出番も少ないしあまり格好よくないし、そんなとこだろう。
VoEのアムロはカッコヨスギ(*´▽`*)
>>335 正確に難有りだが友人とかだとありそうだな
腕利きパイロットで一年戦争生き延びてるし
今週は、結局ジェリドとヤザンしか語ってないなこのスレ( ゚ ω゚)y─┛~~
U.C.0153
「その声はカテジナさんですか!?」
一体何が起こっているのか認識出来ないまま、少年はただ驚きで声を上げてしまう。
「貴方は思い込みだけで走りすぎて、周りを何も見ていない‥‥‥」
それに答える彼女の口調は、対照的に奇妙なくらいに落ち着いていた。
しかし、少年にしてみれば彼女が何を言っているかより彼女が何処にいるかが重要だ。
少年が憧れていた美しい彼女が、何故敵MSを操って現れたのか──?
「カテジナさん‥‥‥カテジナさんがMSを使っている‥‥‥?」
全てを見下ろすような瞳のまま、彼女は口篭る少年を諭すように口を開いた。
「女王マリアは、ザンスカールも連邦中も女性の手に取り戻そうとしているのよ。
どうしてそれを判ってあげられないの? そんなに愚かなの、貴方は?」
「戦争の事を判っていないお嬢さんは、引っ込んでいなさい!」
彼女を叱咤するように叫ぶかっての仲間に、彼女は忌々しそうに言葉を叩き付ける。
「ギロチンは貴方達のような人を黙らせる、必要悪だという事も判らずに!」
硬直から立ち直った少年は、悪い夢でも見ているような表情のまま大声で叫んだ。
「カテジナさん、おかしいよ! ‥‥‥おかしいですよっ!!」
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第120回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
U.C.0087
だから、その攻撃がガンダムMk-U3号機に直撃しなかったのはただの偶然だ。
目を見開いたカミーユ・ビダンは、操縦桿を握ったまま通り過ぎる光跡を見つめる。
機体の右肩先を掠めたメガ粒子砲が、宇宙の彼方へ飛び去って行った。
『当たらんとはな! 照準調節が完全でないということか‥‥‥』
忌々しそうに舌打ちをするジェリドの声が、硬直しているカミーユの耳に聞こえる。
カミーユは、何か声を出そうとして自分の口内が乾いている事に気付いた。
我に返ったカミーユは、バーニアを噴かして正体不明機から離れようとする。
だが、その動きに合わせるかのように敵戦闘機が後部バーニアを盛大に噴射した。
その噴射光の大きさは、まるで機体の背後で大爆発が起こったかのようだ。
体勢を立て直そうとしたカミーユの視界一杯に、再び敵の機体が迫っている。
『しかし、ガブスレイは!』
ジェリドの叫び声と共に、ガブスレイという名の戦闘機がシルエットを大幅に変えた。
カミーユの眼前で、砲塔を抱え込んでいた敵戦闘機が一瞬で人型に変形する。
「やはり新型か!!」
ガンダムMk-Uを敵に対して右側に旋回させながら、カミーユは悔しそうに叫んだ。
この時代、MSはいわゆる“第2世代”という新しい進化段階を迎えている。
一年戦争時に開発された第1世代群にも、巨大な機体に強力なジェネレータを装備し
圧倒的な攻撃力や機動性、巡航能力を持ち合わせたMAは存在していた。
特に機動力に特化したMAは、汎用性は劣るものの時にMSを凌駕し顕著な戦果を得た。
戦後、戦場の主役であるMSに巡航能力を持たせようとしたのは当然の理屈である。
そこで参考にされたのが、これらジオン公国製試作MA群だった。
だが、人型を基本とするMSでは機体正面に均等な推力を獲得する事は不可能である。
更に、MSの四肢に配置された推進装置で単一方向へ噴射を向けるのは難しい。
双方を解決する為に産み出されたのが、機体構造を変えるという「可変」案だ。
すなわち、MS形態時の各部バーニアでフレキシブルに機動性を演出する。
MA形態に変形すると、バーニアを一定方向に集中出来る為に膨大な推力を発動出来る。
同時期に開発が進んでいたムーバル・フレーム概念が、この計画を後押しした。
ムーバル・フレームとは、MSの装甲と内部構造を分離する工法だ。
可動の為の基本構造を、装甲や武装と独立させる事で駆動効率の優先が可能となる。
このアイディアが、機体パーツの組み換えが基本の可変機にぴったりと嵌まったのだ。
結果として、第2世代MSの最先端技術である可変機は凄まじい機動性を手に入れている。
カミーユが相対しているRX-110 ガブスレイは、この可変MSの最新型だ。
RXという型式が指し示す通り、ガブスレイは地球連邦軍製のMSである。
いわばRX-78-2 ガンダムの後継機、RX-178 ガンダムMk-Uの兄弟機と言っても良い。
RMS-117 ガルバルディβ、RMS-108 マラサイのRMS系とは別ラインという訳だ。
ちなみに、グリプス戦役時代の連邦軍製MSの型式頭2ケタは開発地を示している。
10がグラナダ、11がルナツー、12が旧ソロモン、13が旧ア・バオア・クー、
14がペズン、15がニューギニア、16がキリマンジャロ、17がグリプスだ。
すなわち、ガンダムMk-Uはグリプス製、ガブスレイはルナツー製である。
ただ、ニュータイプ研究所製のMSはまた違った法則性があるがそれは別の話だ。
もっとも、外見的にはガブスレイは地球連邦軍のMSのカラーとはかなり異なっている。
カミーユの眼前で変形したガブスレイを、一言で表現するなら“昆虫”形だ。
曲線を重視したデザインと相俟って、突き出たパーツは触覚のようにも見える。
戦闘機形態の巨大なクローと砲塔も、そう考えれば何処か生物的フォルムだ。
だが、カミーユが茶系統に塗り分けられたガブスレイを観察出来たのは短時間である。
ガンダムMk-Uがほんの短時間動きを止めただけで、ガブスレイは急接近していた。
「この速さは!」
カミーユの悔しそうな叫び声は、エゥーゴに可変機がないという焦りから来ている。
地球で渡り合った敵との戦いの中で、カミーユは機動力の重要性を痛感していた。
ORX-005 ギャプラン、NRX-044 アッシマーは、いずれもかなりの強敵だった。
現代の戦闘に於いて、敵MSの移動速度への対応は最重要課題である。
舌打ちをしながら、カミーユは乱暴にガンダムMk-U3号機のバーニアを噴かせた。
しかし、数段速いガブスレイのメガ粒子砲がカミーユ機の左腿部を削り取る。
「くそぅ!!」
慌てて姿勢制御をしながら、カミーユは尚も追い掛けて来た光線を寸前で避けた。
「危ない、カミーユ! 」
エマ・シーンの悲鳴にも似た声と共に、シュツルム・ディアス3号機がジェリドに迫る。
『エマ中尉か! この裏切り者め!』
ジェリドが吐き捨てるように言った瞬間、エマ機の右腕が光に包まれた。
シュツルム・ディアスの右腕は、ガブスレイの攻撃であっという間に溶けて消える。
衝撃に揺れるコックピットのエマが、顔面を蒼白にしているのがカミーユに見えた。
ガブスレイから放たれた大出力ビームライフルが、後方に一直線に伸びている。
「エマさんっ!!」
カミーユの叫び声に体を震わせ、顔を上げたエマがバーニアを全開にした。
先程の攻撃と合わせて両腕を失ったシュツルム・ディアスが、ガブスレイから離れる。
装甲の強化されていないRMS-099 リック・ディアスなら耐えられなかったろう。
『邪魔をするな!!』
尚も迫るジェリドのガブスレイのメガ粒子砲が、エマ機の装甲を焼く。
シュツルム・ディアスの背中のグライバインダーが、小刻みに機体を高速移動させた。
エマにとって幸運だったのは、相手がジェリドだったということである。
基本的には技量があるジェリドだが、その操縦は性格と同じくムラが多かった。
「ジェリドォォォ!!」
焦燥したカミーユがビームライフルを連射するが、ガブスレイには届かない。
「カミーユ、あたしを助けてる暇はない! 敵を! 助けてくれるのは後でいい!」
エマの必死のセリフは、体面よりもカミーユを気遣う面の方が強かったろう。
ガブスレイに圧倒されるカミーユは、しかし気の利いた言葉は思いつけない。
「パイロットの養成には、お金が掛かるんです!」
カミーユがガンダムMk-Uをジェリド機に向けた瞬間、シールドが弾き飛ばされる。
気付いた時には、別方向から強力なビームがカミーユ機を掠めて飛び去っていた。
「あ、新手‥‥‥!?」
カミーユは、ゆっくりと消えてゆくビームを呆然と見つめる。
今回のビームがガンダムMk-U3号機に当たらなかったのも、ただの偶然でしかない。
ノーマルスーツの背中を、嫌な汗が流れ落ちるのがカミーユにも判った。
『──ジェリド、先行しすぎよ。後から、あの二人も来るわ』
開けっ放しのティターンズ専用回線から聞こえて来たのは、冷静な女性の声だ。
『すまん、マウアー!』
ジェリドの返答に合わせるように、新たなガブスレイBが彼の機体の傍らに出現する。
カミーユは、敵本隊から少なくとも2機の増援があると判断し辛そうに息を吐いた。
マウアーというパイロットの駆るガブスレイBが、カミーユを視界に入れる。
途端、物干し竿から強力なビームの奔流がガンダムMk-Uを狙って一直線に放たれる。
それを避けるカミーユは、マウアーというパイロットの射撃の正確さに慄然した。
「こいつ、手強いっ!」
少なくともジェリドの数倍は手強い相手だと感じた瞬間、機体に予期せぬ衝撃が来る。
「何!?」
気が付いた時には、ガンダムMk-U3号機はガブスレイAに腕を捕まれていた。
視界の中で、ジェリド機のカメラが狂気のようにギラリと光る。
ほんの数秒、愕然としたカミーユと勝利を確信したジェリドが言葉を無くした。
『ジェリド、何を躊躇ってる!? キャノンを使えっ!』
信じられないという口調で叫ぶマウアー・ファラオに、ジェリドは大声を上げる。
『こいつだけは、他のマシンとは違う。なぶり殺しにしてやるっ!!』
恐らく、ここでジェリドが銃の引き金を引いていたらカミーユは死んでいたろう。
しかし、復讐に燃えるジェリドはそのままカミーユ機を腕パーツで殴り付けた。
「うわぁ!」
カミーユは、ガブスレイAを振り解こうと必死に動くが逃げられない。
ガンダムMk-Uの胸部装甲が、パンチの形に無残に凹んで塗装が剥がれた。
増援のマウアーがビームを撃たないのは、カミーユ機とジェリド機が近過ぎるからだ。
エマがビームピストルを連射するが、ガブスレイBは瞬時に変形して避ける。
MS形態になったガブスレイBは、肩部のメガ粒子砲をエマ機目掛けて鋭く連射した。
「ティターンズがこんなMSを作っているなんて!?」
驚愕の表情で叫ぶエマは、このMSの真の設計者が誰かということを知る由もない。
「カミーユ! もう少し持たせろ!」
アーガマ左舷カタパルトから、アポリー中尉のシュツルム・ディアスが急上昇して来た。
真紅の無骨なシルエットのMSが、大きなバーニア噴射を背負って接近する。
本来、アポリーは一足先にフォン・ブラウン市へ向かい新型MSを受領する予定だった。
しかし、思わぬ敵の脅威にアポリーはカミーユとエマの救援を優先させたのだ。
「ジュナス・フレイブ、出る」
同時に、ジュナス・フレイブ大尉のガンダムMk-U2号機が右舷甲板から射出される。
数発の蹴りで強引にジェリド機を振り切ったカミーユは、必死に距離を取った。
「エマさん、アーガマ近くまで戻って体勢を立て直しましょう!」
ガブスレイAに向けてビームライフルを連射しながら、カミーユは焦燥しつつ叫んだ。
エマ・シーンが後退しようとした空域へ、エマ機を援護する適切な射撃が走った。
『こいつ!』
無造作にメガ粒子砲を放っていたマウアー機が、忌々しそうに距離を取る。
被弾したエマ機を庇う様に立ちはだかったのは、ジュナスのガンダムMk-U2号機だ。
グレーとパープルで塗り分けられた機体が、凛々しくビームライフルを構える。
「ジュナス大尉‥‥‥! すみません」
小さく詫びるエマは、戦闘空域から離れアーガマを護衛する為に帰艦コースに付く。
「‥‥‥ガブスレイ、とか言ったか?」
小さく呟いたジュナスは、間髪を入れずマウアーのガブスレイBへビームを放った。
それを避けたマウアーが、反射的にビームライフルを撃ち返して来る。
ジェリドに比べれば効果的な攻撃だが、しかし避けられないような動きではない。
最低限の動きで彼女の攻撃を見切ったジュナスは、瞳を鋭く細める。
同時に出撃して来ていたアポリーのシュツルム・ディアスが、不意に進路を変えた。
「ジュナス大尉、そちらは任せました!」
その瞬間、カミーユの援護に向かい掛けたアポリー機の前に突然何かが現れる。
唖然とするシュツルム・ディアスの前で、ガブスレイCがメガ粒子砲を放った。
「‥‥‥な、何!?」
アポリーの驚愕の声と同時に、シュツルム・ディアスの右胸部が射抜かれる。
クワトロ・バジーナ大尉の直属の部下と言えるアポリーは、かなりの腕を持っていた。
そんなパイロットを一撃で退けた相手を、ジュナスは愕然と見つめる。
背負っているグライバインダーが吹き飛び、シュツルム・ディアスは体勢を崩した。
どうやら誘爆は免れているらしいが、凄腕の相手に対して無理は出来ない。
バーニアを噴かしてジグザグに機体を動かせながら、ジュナスは通信画面に叫んだ。
「アポリー中尉、下がれ!」
ジュナスの指示に従い、シュツルム・ディアス1号機は敵と間合いを離す。
不意に、ティターンズ回線から流れて来た無愛想な声にジュナスは目を見開いた。
『アレン・クロワゼット、参る』
唇を噛み締めながら、ジュナスは戦争屋として自らの甘さを恥じる。
エゥーゴに参加すると決めた段階で、自分は気付いていなければならかったのだ。
かっての部下に敵として戦場で出会う可能性くらい、覚悟しておくべきだったのだ。
ジュナスの視界の中で、マウアーのガブスレイBがジェリドの方角へ飛び去る。
「‥‥‥4年ぶり、か‥‥‥?」
『思い出したふりは、してくれなくていい』
通信機から聞こえて来る声は、記憶にあるアレン・クロワゼット曹長そのままだった。
いや、もう4年も経っていれば曹長でもないだろうが、ついそう呼んでしまう。
昔のアレンは人嫌いで、ジュナスともう一人の部下にだけ懐いていた青年だった。
MS形態に一瞬で変形したアレンのガブスレイが、すらりとビームサーベルを抜き放つ。
そのまま勢いを殺さない剣先で、アレン機は弾ける様に高速で迫って来た。
『どうせ、隊長はここで死ぬ‥‥‥』
瞬時に間合いに入って来たガブスレイCは、ガンダムMk-Uの腹部操縦席を狙って来る。
ガブスレイの光の剣が突き出された時、Mk-Uはビームサーベルを振り払った。
宇宙空間に、ビームサーベルが交差する激しいプラズマと轟音が走る。
アレンの駆るガブスレイのパワーは、ジュナスのガンダムのそれを軽く凌駕していた。
直線的な剣先を払い除けたジュナスは、返す刀で敵の頭部へ切り付ける。
そのビームサーベルを弾き返したガブスレイが、再度間合いに踏み込んで来た。
高エネルギー状態のミノフスキー粒子で形成された光の剣が、眩いばかりに輝く。
宇宙空間に、ビームサーベルが交差する激しいプラズマと轟音が走った。
ジュナスの剣戟を横移動でかわしながら、ガブスレイCは非常に鋭い突きを出す。
二撃目、三撃目をジュナスに交わされ、アレンはふと間合いを空けた。
ジュナスがそれを追い掛けようとした瞬間、ガブスレイCは逆に間合いを詰める。
動きを読んでいたつもりだったが、ジュナスはアレンの反応の速さに追いつけない。
『アンタが教えてくれたんだぜ、こいつは』
低い声と共に、アレンはジュナスの機体の右腕を切り落とした。
そうだ、この戦法とビームサーベルの使い方はジュナスが丁寧に教えてやった物だ。
ビームサーベルを握ったガンダムMk-Uの腕が、叩き切られ虚空に漂ってゆく。
ジュナスが息を呑んだ瞬間、ガブスレイはジュナス機の横腹を蹴り付けた。
激しい衝撃に揺れるコックピットで、全天周スクリーンのモニターが無残に割れる。
抵抗も出来ないガンダムMk-U3号機に、更に強烈な蹴りが叩き込まれた。
「‥‥‥くっ ぅっ!」
弾け飛んで来た内装甲を防御したジュナスの右腕に、骨の折れる音と共に激痛が走る。
──次回、5月15日。
次 回 、 「 錯 綜 」
今週も堪能させていただきました。
アッシマー襲来よりも興奮しております。
あぁもう!あぁもう!はやく続きが読みたいです。
でも、次回は5月15日ですか、3週間後ですか・・・orz
ISAP氏お疲れ様です。
ジュナスが死にそうなんですが。
ガブスレイが強い。こんなんでバイアランやハンムラビ、犬
に勝てるのでしょうか。Zでもガブと互角程度に落ち着きそう。
新キャラ投入キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
昔の部下というのは萌えのツボなのでアレンには期待なんですが
ジュナスは本当に大丈夫なんだろうか・・・・まさか戦線離脱?
こんなところで続くなんてイケズだ・・・・・
それにしても二人の剣戟シーンは個人的に最高に燃えました。
ISAPさんは、実は時代小説以外に剣豪小説も好きだと見た。
この筆力で長坂橋撤退戦なんて書かれた日にはもう(*´▽`*)ウットリ
ISAP氏、乙です!
相変わらず迫力のある戦闘シーンですごくイイ!です。
そして新キャラ!
強いのはいいんですが、
>>365さんの言う通りジュナスの戦線離脱が心配です・・・
>エマにとって幸運だったのは、相手がジェリドだったということである。
Λ毛Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ
言われた・・・
頑張れ、ジェリド・・・
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
>型式頭2ケタは開発地を示している。
にわかガノタの自分としては、こういう造詣にすごく感服しました。
先ほどから何度も見返して、「そうなのか…」とフムフム頷くばかり。
と同時にこういうのが好きなので、妙に充足した気分です。
古いところでは機体の整備のランク付けとか、mk-IIの足の故障の所も同じく。
こういう知識や戦闘描写、作劇能力はどこを取っても素晴らしくて
最近では「ISAPさんは個人名ではなく、各分野に精通した何人かの共同PNなのでは」
と半ば本気で思うほど。…ところで、
>昔のアレンは人嫌いで、ジュナスともう一人の部下にだけ懐いていた青年だった。
というコトは、もう一人もいずれ出てくるんでしょうか?
更に考えると、フランセスの男嫌いの部分はアレンに通じる物があり
つまり、ジュナスはそういう性格に難がある人間に好かれやすい?
そういえば確かカミーユやウォルトンも… あぁそうだ、ア・バオア・クーにアレンはいたっけ?
などと思い、南極条約収蔵分を読み返してたら
>どうも変わり者に好かれ易い体質なのかもしれない、と思うジュナスだ。
てな一文が13話にあって、思わず苦笑が。
というコトは、もう一人の部下も変わり者で、女性の可能性も?
真面目、沈着冷静、天然(巨乳)、ツンデレ(貧乳)、健気、と来たので……
冷徹系のアレンが心を許すってコトは、柔らかい性格? それとも彼と同じ性格?
……えぇと、万が一にもかすったら申し訳ないのでやめときます。
アレンの容貌は、細目で細面の、ボサボサの毛が目元ギリギリにかかってる
精悍な顔付きを想像してます。
具体的なイメージは、武装錬金(あぁ、この名が辛くて泣ける)って漫画に出てくる
根来と戦部というキャラを足して半々で割った感じ。
ジュナス、骨折したけど大丈夫なんでしょうか?
しかし、戦線離脱すれば必然的にベルとの絡みが増えるかも知れないので
それがちょっと楽しみだったりします。
ISAPさん、さすがです。H描写もさることながら、この戦闘描写に痺れます。
ところで、
>>353 両腕を失ったシュツルム・ディアス
>>356 エマがビームピストルを連射
エマさん、どうやって撃ってるの?
>369
背面のラックに収納したままでも撃てますが・・
新キャラ来たしガブスレイかっこいいしほんと映像化して欲しい・・・
ゼータ早く来い!
と叫んでしまった・・・。
公式で予告配信されてました。百式光りすぎですよ。
Zは誰が持ってくるんだw
まさか・・・・・・
ファとかじゃないですよねww
375 :
369:2005/04/25(月) 21:01:23 ID:Dsr6ZHmX
>>370 そっか、背面の装備は大型グライ・バインダーのメガ粒子砲だけだと思ってたよ。
サンクス
うおおおおお!もういい!ちょっと俺月に行ってZ取って来る!
>>376 もしもしウォルトン君。
君の出番は他にあるからも少し漢を磨いておきなさい。
ISAPさん、お疲れ様です。今回もハァハァしました‥‥
ガブスレイ登場ということは、バイアランの出番はないんでしょうか。
まあガブスレイ大好きだからいいんだけどね。
あのライフルに惚れた‥‥よく考えると1番好きかも。
ガブスレイ頑張れ!でもジュナスたんは生き残れ!
バイアランはガブスレイの次に乗る機体
うーむ、怒濤の展開ですねぇ。ISAPさん、お疲れ様。
新キャラ+ジュナス負傷でバランスを取りに来ましたか。流石ですね。
この後、アレン君がシロッコ派になるのかトリノ(バスク)派になるのか
それともその前にお亡くなりになるのかが気になるところです。
(おそらくトリノ派なんだろうな)
しかし、無重力空間での骨折の治療ってどれくらい時間が掛かるんですかね。
現実での事例が無い(はずな)のでアレですが骨が付くのにも相当時間が掛かりそうだし
そうでなかったとしてもリハビリの方にはかなり時間が掛かりそうだ。
物語の都合的考え方をするとおそらくアポロ作戦終了後ぐらいなんでしょうが。
>364
ガブスレイは原作でもかなり強かった(Zでも互角)のでこれはまあ妥当な表現かと。
むしろハンムラビの方がこれの簡易量産型的イメージですし(バイアランは特攻特化機)。
ハンブラビなんだけど・・
>>380 宇宙開発に興味があるので手元の資料を調べてみましたが・・・
ご指摘の通り、宇宙飛行中での骨折等の負傷事故の事例はありません。
打ち上げ・帰還中の死亡事故なら幾つかありますが。
現在の宇宙船ではそこまで急な力がかかって飛行士が壁にぶち当たる・・・なんて事はデブリの衝突くらいしか
考えられないし、そこまでの事故を起こすようなデブリは大抵事前にわかっていて回避するのが普通ですので。
無重力化での骨の生成に関する実験は結構初期から行われていて、
ネズミ等の実験で、無重力下では重力下に比べて、骨が分解されるだけでなく、生成する機能も低下
(どの程度かはその実験に関する詳しい資料が手元にないので分かりません・・・)することが分かっています。
ただ、アーガマの居住ブロックは回転して重力を発生させる仕組みになっているので、おそらく地球上と同じくらいのスピードで
回復できると思います。
アーガマで医者と言えば・・・ ハサン先生・・・
本編より早く登場と相成るのでしょうか?
>地球上と同じくらいのスピード
成人だと、(現代の技術なら)創外固定で2〜3週間入院+リハビリで1ヶ月〜
あわせて最短でも2ヶ月か…orz
骨折事件はジュナスがザリガニMAに乗ると言う伏線だったんだよ!!!
>>384 そのザリガニMAは人型に変形して
あまつさえ名前がクリムゾげふんげふんげぇふっ!おえっ!
南極に第27話来てるね。
三週間お預けかと思わせつつここでGW特番がきたら、
ISAP先生は神としての階段をさらに一段のぼること確定。
スパロボスレでは新作を投下されてたので
恐らく近いうちには…と思ってる。そして待ってる。
すいません、リアルが忙しかったのもありましたが
作品のほうもかなり難航中です。
プロットをすでに二回ほど作り直してるのにいまだ書ける段階まで行きません・・・
ノエルは自分の中でも屈指の萌えキャラのはずなのに、なんて様だorz
どうもノエルSSはもう少し難航しそうなので、公約を破って申し訳ありませんが
リハビリと気分転換を兼ねて短めの別のSSを書いて投下していいでしょうか?
宇宙世紀ものではなくXな上にかなりマイナーなキャラなのでここに書いていいのか不安ですが・・・
>380
>ただ、アーガマの居住ブロックは回転して重力を発生させる仕組みになっているので、おそらく地球上と同じくらいのスピードで
回復できると思います。
しかし、そうなるとアーガマが作戦行動できなくなる罠(あの居住ブロックは戦闘時には折りたたむので)
かといって、月の都市に下ろしても重力は1/6、1G作ってそうなコロニーに預けに行く時間的余裕は無し。
ジェリドみたいに地上に降ろしたら制宙圏の関係で今度こそ何時宇宙に戻れるか判らない。
(それ以前に大気圏突入による悪化が心配)
もうここは、何らかのオーバーテクノロジーに出てきて貰うしかない様な気が。
ところで、骨折っていってもピンきりあるのだが。
俺が利き腕やっちまった時は折れた骨同士をネジで固定してもらって
そのネジ外すまで普通に生活できた。
トンカチとか衝撃が走るものはチト厳しかったが。
>>390 >リハビリと気分転換を兼ねて短めの別のSSを書いて投下していいでしょうか?
そういう動機なら、無理に投下に拘る必要はないと思う。
気分転換ならSS描く以外にも色々できるし、リハビリなどしなくても
苦労して何度も何度も練りこんでいるうちに、どうにか形になって
上達のきっかけになるかも知れない。(場数を踏まれているのだから、尚更)
それに、調子を戻すべく描いた作品が、万が一評価されなかったら
ますます気分が落ち込んで、本命を描けなくなる恐れもある。
だから、ノエル一本に絞ってじっくり描いて欲しいと思ってる。
二作以上を同時に進行させて、その両方を名作に仕立てるのは
プロでも滅多にできる芸当じゃないし、ノエルのSSに取り掛かるのは
別スレの連載をきっちり完結させてからでも、遅くはないハズ。
虻蜂とらずでもがくよりは、気分的にスッキリできると思う。
あと、この板では経過報告の類はあまり好かれないのでやめた方が得策かと。
骨折について前みたいに考察合戦になってると思うのは気のせいか?
解っていてもこの時間にこのスレに来てしまう
そうか・・・今日は休みなんだな・・・そうか・・・・・・・そうか(´・ω・`)
バイトから帰る→疲れたクポー→風呂→寝る前にハァハァするか(`・ω・´)→(´・ω・`)
Zを届に来るのが、コウ・ウラキだったり・・・と大胆予想
早く15日にならんかの(´・ω・`)
保守ですよカテジナさんっ!!!
カテジナさんの中の人、今はカエルの中だからなぁ
カエルといえば、この前集団で爆発?するという事件があったな。
ドイツで腹に空気溜まって破裂するってやつでしょ?
あれって全く原因わかってないの?
>>401 既に原因は判明しているぞ。
烏の嘴によるつっつきで、内臓に穴があいている状態にされたためらしい。
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´) < あと一週間待つなんてヤダヤダ!!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
_, ,_
(`Д´ ∩ < コメントだけでいいからISAPたん降臨キボン!!
⊂ (
ヽ∩ つ ジタバタ
〃〃
つい巡回しに着てしまう俺がいる
それにしてもシャア板辞典のスレにVoEのが書き込まれてたけどあの褒めっぷりはやっぱりここの住人だよなw
>>403 餅つけ。
あと1週間の我慢だ。
そして、5月19日は3周年記念日だ。
お忘れではあるまいな?
こういうときこそ小ネタ新ネタの落とし時だと思う。
VoE直下に落とすよりずっといい感想もらえそうな気がする。
見てる人間は少ないだろうけど。
いや、小ネタこそ2ちゃんのすべてと言っても過言ではない。
フラグたんだって、小ネタから産まれたんだし。
>>405 「3周年」という文字が輝いて見える。
そうかあ、3周年かあ
すげぇなマジで
>>404 いま、辞典スレ見てきたんだが
>通常の名無しさんの3倍:2005/04/29(金) 15:21:48 ID:???
>うわ、何これ
>半端な量じゃねーな
>読むのにGW全部使いそうだぞw
これはここを知らない人の本音だと思うし
じっさい新しく入ってこようとする人に過去ログの分量は壁だよな。
なかなか住民が増えないのはそのせいかも。
なんとかならないもんか。。。。。
408は何を言ってるんだ?
きっと性欲を持て余してるのだよ
411 :
408:2005/05/13(金) 12:36:24 ID:ZhbCCL9V
┌─┐
|も.|
|う |
│来│
│ね│
│え .|
│よ .|
バカ ゴルァ │ !!.│
└─┤ プンプン
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д)
| ̄  ̄|─| ̄  ̄|─| ̄  ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎
>408
おれおれ!新規住人だよ俺。
カツでちょっと泣いた。
良い子だったんだなあカツ。
漏れの中でのカツタソの評価は…
保健所に駆除されたワンコロ→靖国に眠る英霊
にグレードアップですよ!
漏れ的にはカツタソの最後の場面が一番の泣き所だったな…
>>413 グレードアップしすぎ、せめて寺の無縁仏あたりにうわナニをする
カツのエピソードは、原作的にもそんなに矛盾していないのがスゴイと思った
そんな自分は住民暦一年ちょっと
24時間後期待保守
>>415 俺的には矛盾してないというよりもむしろ原作を補完してると思った。
U.C.0153
「カテジナーっ! パイロットのやることじゃない!」
白いMSを駆る少年は、目の前を飛び廻る敵の機体に向かって心の底から叫んだ。
その機体には、少年が昔から良く知っている美しい女性が座っているはずだった。
美しい女性は、いつも心優しく気高い精神を持って少年を諭してくれるはずだった。
『少しは迷ったか。信念を貫く子供など薄気味が悪い!!』
だが、通信画面に映る彼女は少年に向かって唾を吐き捨てるような口調で言うのだ。
だから、少年は失望感を隠そうともせずに自らのMSを彼女のMSに向かわせる。
「こんな、こんなにも汚い手を使う人に僕は恋などしませんよっ!」
そのセリフを鼻で笑った彼女は、まるで誘うかのように少年を手招いた。
『じゃあ、あたしを殺してごらん、坊や』
少年は坊やではなかったし、そう呼ぶ事で彼女が自分を愚弄しているのも知っていた。
「そんなの汚い、卑怯ですよ。消えて‥‥‥消えて下さいーーっ!!」
激情と共に少年が放った光弾は、彼女の乗る機体を正確に狙って行く。
『な、何!? ‥‥‥あたしを殺そうとした‥‥‥?
幻を振り切って、あたしのことまで振り切ったか。ふ、あははははははははは!!』
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第121回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
U.C.0087
その衝撃に顔を顰めながら、ジュナス・フレイブは必死に口元を引き結んだ。
ノーマルスーツで多少は緩和されていはいるが、腕に掛かった負荷は相当な物である。
折れた右腕は、下げようとしただけで鋭い痛みが全身に響いた。
強く頬の内側を噛み締め、声を上げないようにするので精一杯だ。
ジュナスの座るコックピット、向かって左側は装甲に大きな隙間が出来ている。
その裂け目から、真空の宇宙で何かが動いているのが覗き見えた。
漆黒の空間で回転しているのは、切り落とされたガンダムMk-Uの右手である。
その拳が握っているビームサーベルの刃が、エネルギーを失って急速に縮んでいった。
優位を決めたガブスレイCが、更にガンダムMk-Uへ蹴りを叩き込もうとする。
間髪を入れず、ジュナスは左手でメイン操縦桿を掴んでバーニアを全開に噴かした。
動かせない右手は体の横に垂らしたまま、全力でスロットルを踏み込む。
普通なら、損傷しているガンダムMk-U2号機は敵Cから距離を取ろうとするだろう。
しかし、ジュナス機はそのままアレン・クロワゼット機に激突する。
『そう来るか!?』
開けっ放しにしているティターンズ回線から、アレンの驚いたような声が響いた。
ジュナスが逃げもせずに真正面から向かって来た事は、予想外だったようだ。
ほんの数秒間、2機のMSはまるで抱き合うかのように接近した。
通常打撃にしろ蹴りにしろ、その威力の源は殆どの場合助走に当たる予備動作である。
振りかぶったパンチと、手元から突き出すだけのパンチの威力の差は大きい。
この場合、相手の蹴りを避けるのには適切な行動であったと言えよう。
ガンダムMk-Uは、それまで腰に吊っていたビームライフルを左手で握ろうとした。
『しかし、斬るっ!』
振り下ろされたガブスレイの剣先が、ビームライフルを両断する。
残されたライフルのグリップの残骸を投げ捨て、ジュナスはシールドを構え直した。
アレンは、ガンダムの胸元に踏み込みながらビームサーベルを突き出す。
ガンダムMk-Uは、身体をズラすと左手のシールドでガブスレイを強く殴り付けた。
『──シールドを!?』
本来は防御用の装備で攻撃をする奇策は、しかし長続きするものではない。
むしろ、他に使う武器がないという窮状を晒す事に他ならなかった。
アレン機は素早くビームサーベルを振り下ろし、ジュナス機は全速で後方へ離脱する。
激しく揺れるコックピットの中で、ジュナスは苦しげに額に汗を浮かべた。
ガブスレイを殴打したガンダムMk-Uのシールドは、下部が損傷し変形している。
ジュナスが息を吐く間もなく、ガブスレイCは一瞬で間合いを詰めて来た。
右から左に薙ぎ払われたガブスレイのビームサーベルの軌跡が、宇宙空間を切り裂く。
ジュナス機の鼻先を掠めた剣先は、頭部装甲をちりちりと焼いた。
ガンダムMk-Uは、成すすべもなくシールドをガブスレイに叩き付けて距離を保つ。
シールドが更に拉げ、衝撃で痛む右手にジュナスは目を強く閉じた。
『小手先の業を!!』
アレンは、ビームサーベルを連続で突き出しジュナスを捉えようとする。
左右に最低限の動きでそれを避けながら、ガンダムはシールドを振り回した。
突然、予期せぬ方向から走った極太のビームがガンダムMk-Uの右爪先を吹き飛ばす。
「──っ!?」
左手で操縦桿を握ったまま、ジュナスは驚愕の表情でビームの放たれた方を凝視した。
しかし、周囲に新たな機影はなく、光線が何処から放たれたのか判らない。
『こんなに早く隊長と会えるなんて思いませんでしたね、アレンさん』
突然、朗らかな声と共にアレンのガブスレイCの横に何かが出現した。
曲線的なシルエットのそれは、既にMS形態に変形している4機目のガブスレイDである。
まるで蜃気楼のように現れた新手は、恐ろしい機動性を持っているようだ。
絶望的に不利な状況を悟り、ジュナスはバーニアを噴かしつシールドを振り上げた。
それを軽快な動きで避け、ガブスレイDは的確なメガ粒子砲の射撃で牽制を掛けて来る。
片手の操縦で光線を避けたジュナスは、腕の痛みで敵の動きに反応が遅れた。
少し目を離しただけで、ガブスレイDはアレンのガブスレイCの反対側に位置を取る。
そのコンビネーションのタイミングは、かつてのジュナスが教えたものだ。
2機のガブスレイは、正確にジュナスの行動を先読みして一番効果的に動いている。
『隊長、それって昔教えて貰った回避パターンと一緒です』
いつの間にか、ガンダムMk-Uは2機のガブスレイに挟み込まれてしまっていた。
圧倒的優位に立った2機のガブスレイは、束の間動きを止める。
『どうですか? アレンさんとボクの動きもちょっとしたものでしょう?』
ジュナスは、腰ポケットに手を伸ばして鎮痛剤のアンプルを乱暴に掴み出した。
それを激痛の右腕に押し当てながら、ゆっくりとティターンズ回線に語り掛ける。
「ダグ・カスタネダ曹長、無駄口が多いぞ‥‥‥」
ジュナスのセリフを耳にしたガブスレイDのパイロットが、嬉しそうに言った。
『あはは、隊長に怒られるのも4年ぶりですね』
その口調は如何にも天真爛漫で、人懐っこい昔のダグと全く変わっていなかった。
現代戦のMSは、通常その運用において3機で一個小隊として編成される。
四個小隊で一個中隊、四個中隊で一個大隊、そして十個大隊で一個師団となる。
彼等、アレン・クロワゼットとダグ・カスタネダはジュナスの初めての部下だった。
一年戦争後、軍に残ったジュナスは准尉から少尉に昇進した。
そこで“ジュナス小隊”に配属されて来たのが当時新人だったこの二人なのである。
『──でも、アレンさんもボクも少尉になったんです』
ダグが嬉しそうに語るそれは、ジュナスが二人と初めて会った時の階級であった。
4年という歳月は、人が変わるのには十分過ぎる位の長い時間である。
それはジュナスにとってもそうだったし、二人にとってもそうだろう。
ただ、彼等に戦場で再会せざるを得なくなった責任の幾許かはジュナスにもあった。
要するに、“ジュナス・フレイブ大尉”は名前が売れ過ぎてしまったのだ。
元々、トリノ・カーナヴォン中尉経由でジュナスのエゥーゴ入りは知られていたろう。
そして、最初は単なる退役軍人の一人として軽視されていたはずである。
ティターンズとしても、特に対処を考える必要があるパイロットではなかったはずだ。
ところが、地球降下作戦の戦いを通じてジュナスの評価が急上昇したのである。
曲がりなりにも、彼は投入された新型MS群と互角以上に渡り合ってしまったのだ。
そこで、かっての部下である二人がティターンズに抜擢されたのだろう。
そもそも、ティターンズはカミーユ・ビダンの両親を人質に使おうとした組織である。
こういった相手の精神に揺さぶりを掛ける芸当は、まさにお手の物のはずだ。
それに、ジュナスも自分の退役後にアレンとダグが軍に残っていた事は知っていた。
現在の歪んだ地球連邦軍では、ティターンズに入る事は栄誉と昇進を意味する。
若い二人がそれを望んだとしても、ジュナスは責めるつもりは毛頭ない。
『‥‥‥ダグ。お喋りもいいが、この人は油断していい相手じゃねぇぞ』
鋭い口調で言うアレンは、用心深くビームサーベルを構えていた。
今の二人が、何を考え何を思ってジュナスを倒そうとしているのかは判らない。
それでも、並大抵の覚悟で“元隊長”に向かって来るはずはなかろう。
『判ってますよ、アレンさん。力を抜いて勝てる相手じゃないですよね』
そのセリフが終わる前に、ガブスレイDはフェダーインライフルを無造作に撃った。
右腕が使えないジュナスは、もう最低限の動きでそれを見切る事が出来ない。
みっともない回避行動を取るガンダムMk-Uは、必死にシールドを振り回すしかない。
アレンのガブスレイCは、ジュナスに近付くとビームサーベルを上段に構えた。
『参る!』
ジュナスが腕の痛みで動きが鈍った処へ、その胸部に向かって鋭く剣先を突き出す。
『遅いですってば、隊長』
斬撃を上体を逸らして避けるガンダムMk-Uに、ダグが放つメガ粒子砲が迫った。
シールドを振り回しながら、ジュナスは必死でその光線を避ける。
そこへ、アレン機の素早いビームサーベルが刀身を返して逆袈裟に切り上げて来た。
左手だけで操縦桿を操るジュナスは、必死にシールドを突き出す。
シールドの端でガブスレイCを殴打するが、元よりそんな物では致命傷になりはしない。
彼の動きが止まると、ダグ機が狙い済ましたようにフェダーインライフルを放った。
その奔流は、ジュナスが武器として使うシールドの上部を見事に削り取ってゆく。
今回の出撃で、ガンダムMk-U2号機は機体頭部にバルカンポッドを装備していない。
だから、ジュナスに残された攻撃手段はシールドを振り回すしかないのだ。
そう判断したダグ少尉のガブスレイDが、頃合とばかりに一気に間合いを詰めて来た。
『隊長を嬲り者にするようなことは、ボク達もしたくないんです』
不意に、自棄になったのか? ジュナス機がダグ機にシールドを投げ付ける。
ガブスレイDは、ひょいと機体を動かすだけでそれを避けた。
殆ど屑鉄に近いくらいに損傷したシールドは、くるくると飛び去って行く。
どうやら、もうジュナスは二人に勝つ手段がないと考えて死ぬつもりなのだ。
最後の武器を投げ捨てた惨めなガンダムMk-Uに、ダグは困ったように嘆息を漏らす。
『‥‥‥もう打つ手なしですね、隊長』
同時にアレン少尉のガブスレイCも、バーニアを盛大に噴かしてジュナスの傍に寄った。
2機のガブスレイは、死を待つばかりのガンダムMk-Uに急接近する。
あちこちの装甲が焼け焦げ破損しているジュナス機からは、もう何の反応もない。
『最後の武器を捨てるなぞ、いつもの隊長らしく──』
そこまで口にしたアレンが、突然それまでとは打って変わった悲鳴を上げた。
『な、なんでオレ達は隊長が武器を持っていないと勘違いしてるんだ!?』
その瞬間、さぁっと高エネルギー状態のミノフスキー粒子で形成された光の剣が走る。
アレンの驚愕の意味する事に気付いたダグも、顔面を蒼白にして叫んだ。
『あああ!? しまったぁぁぁぁーー!!』
流れるような動作で、ジュナス機は肩から“2本目の”ビームサーベルを振り払った。
ジュナスの操るビームサーベルは、アレン機の右腕から胸元までを切り裂く。
そのまま機体を旋回すると、更に愕然としているダグ機の腹部から腰部を切り刻んだ。
ジュナスが投げ捨てたシールドは、既に遠くでゆるやかに回転している。
激しくバーニアを噴射しながら、2機のガブスレイが慌ててジュナス機から離脱した。
ガンダムMk-Uに2本のビームサーベルが装備されている事は、誰でも知っている。
二人は、本来はするはずのない誤解をジュナスにさせられてしまったのだ。
ジュナスがシールドだけを使っていたのは、二人にそれを印象付ける為だった。
そうして、印象付けられた武器が捨てられれば、相手はこちらの武装を勘違いする。
捨てられた武器以外に武装がないと、勝手に判断を誤り油断をしてしまったのだ。
二人がそうするだろうという事は、“隊長”であるジュナスには判っていたのである。
そして、緊張を解いていたアレンとダグはジュナスの剣先を回避出来なかった。
距離を取ってジュナスを囲んだまま、二人は愕然としたまま何も言えない。
2機のガブスレイからは火花が飛び散り、下手をすれば誘爆の可能性もある重症だった。
もっとも、ジュナスもほぼ瀕死の状態でもう一撃を加えられるか疑わしい。
ふと、開けっ放しにしているティターンズ回線から凛とした声が響く。
『ジェリド、ここは引きましょう。次できっと仕留められるわ』
冷静さを失わない声は、離れた空域で戦闘していたマウアー・ファラオ中尉であった。
彼女とジェリド・メサ中尉は、カミーユ・ビダン少尉と交戦していたはずだ。
気がつけば、黄金のMSが戦場を閃光のように飛び回ってカミーユを援護していた。
いつの間にか出撃して来ていた、クワトロ・バジーナ大尉のMSR-100S 百式改である。
どうやら、ジュナスはそんな事も判らないまま戦闘を行っていたらしい。
『‥‥‥ふ、そうだな。マウアー』
余裕に満ちた口調のジェリドは、自機を巡航形態に変形させつつ高らかに笑った。
『カミーユ、次は必ず殺すからな! はははははは!!』
一気にバーニアを噴かし、ジェリドのガブスレイAが虚空の彼方へ飛び去って行く。
『アレン少尉、ダグ少尉。貴方達も、引きなさい』
そう言い捨てると、マウアーの駆るガブスレイBもジェリドを追い掛けて消えた。
しばらく無言で睨み合った後で、アレン・クロワゼットが無愛想に口を開く。
『──隊長が、下らないお説教で俺達を止めるような人じゃなくて嬉しかった‥‥‥』
ダグ・カスタネダが、アレン機の横へ移動しつつ静かに巡航形態へ変形した。
『だが、連邦軍を裏切った隊長に負けるつもりはねえ』
ジュナスが何か言おうと口を開き掛けた瞬間、2機を狙ったビームが乱暴に連射される。
「大丈夫ですか、ジュナス大尉!」
クワトロの百式改と、カミーユのガンダムMk-U3号機が急接近して来た。
満身創痍のカミーユ機を援護しているのは、アポリー中尉のシュツルム・ディアスだ。
ダグとアレンの2機のガブスレイは、バーニアを噴かして一瞬で消える。
「‥‥‥」
静かになった空域を見つめながら、ジュナスはシートに寄り掛かった。
額に浮かんだ大量の脂汗は、ノーマルスーツのヘルメットを脱がなくては拭えない。
既に感覚がなくなっている右腕を押さえながら、ジュナスは苦しげに息を吐いた。
──次回、5月22日。
>>405 >>407 《 5月19日、連載三周年記念特別企画、「Voice Of The Earth」外伝掲載 》
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
相変わらず乙です!ISAPさん!
「そうして、印象付けられた武器が捨てられれば、相手はこちらの武装を勘違いする。
捨てられた武器以外に武装がないと、勝手に判断を誤り油断をしてしまったのだ。
二人がそうするだろうという事は、“隊長”であるジュナスには判っていたのである。」
相変わらずお見事な意識誘導!しかも4日後には外伝までキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これこそ俺のGWだぜ!
ISAPさん、お疲れ様ッス!!って
┏┓ ┏━━┓ ┏┓┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┃ ■ ┃┏━━━━━━━━┓┃┃┃┃┃┃┃┃ ./≡≡≡≡≡≡≡≡≡|
┣- -┫┃┏┓┃┗巛うヽ 巛と \.━━┛┃┃┃┃┃┃┃┃ |┌─────┐ J |||
┗┓┏┛┗┛┃┃ ._ヽ_ \ ̄ヽ \ ┣┫┣┫┣┫┣┫ | | ..| ◎ |||
┗┛ .┗┛ (。A 。 ) )_ゝ ノ___┗┛┗┛┗┛┗┛__ | | 5/19外伝掲載 ||||
// // ∨ ̄∨ ⌒ / /⌒ヽ /| .| | .| ||||||| |||
/ // / \ イ ./ 人 \ // |└───── ┘||||||| ||
// / // |二ヽ Y /二\ \ノ⌒i二ニ|/||  ̄| | ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄||
// / // // | ■ヽ ヽ ノ■■■ヽ /■■ ||||| ......|_|.:::::::::::::::::::::::::::::|_|:::::::::
おおおおおおっおまちしております。
キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
性能差で圧倒されてなお一枚上手なとこを見せつけるジュナス、カコ(・∀・)イイ!!
しかしこれから先出てくる高性能機相手にはつらいところ。
やっぱり新型機に乗り換えるんでしょうか?
それとも増加パーツでスーパーにバージョンアップ?
しかし、主人公なのにえろえろシーンと縁がないな、ジュナス。
カミーユはフタマタの上にロザミィとカツいないからもしかしたらサラと、
本命のファが待ち構えてるのに……
(フォウがアレで終わりなんて信じてない)
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
久しぶりなので今までの3倍集中して読んでみた所
一文一文が映像としてありありと浮かびました。
特に
>>428-429がそうで、ZのBGMを流しても遜色ないほど。
切り抜け方もアレンとダグの登場理由も、すごく説得力があって
非常に読み応えのある展開でした。
ここにきて、今まで影が薄いと言われ続けてきた
ジュナスがクローズアップされてますし。
そして19日は3周年。早いものですね。
外伝はなんでしょう。
5月19日は桶狭間の戦いがあったり(1560年)したそうで
VOEキャラによるオケハザマゴーゴーという挿話でしょうかね。
エリスが信長、ウォルトンが義元。ジュナスが秀吉。
桶狭間だけに、エリスが恋心と使命感の狭間で揺れ
ヨタ話はさておき、楽しみにしてます。
1938年の5月19日は、日本が徐州を占領したそうで。
でもこの徐州は、呂布がハメられた徐州なんでしょうか。
ビームサーベル食らう前の驚く二人にワロタ
>>445 うんうん、そこだけなんだかジョジョテイストだな。
ISAPさん乙です。
今回の心理的トラップの描写も鳥肌モンでした。
心理戦にも長けているジュナスを改めて見直したところです。
さて、これで彼のMS操縦評価が格段に上がったわけで。
そろそろ読者が決める【通り名】が出てくる頃かな。。。
つ 「戦慄の朴念仁」
つ「灰色の救世主」
うーん、イマイチ。
つ「灰色の指揮官」
と言う通り名で遊んでいます
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
ジュナスの強さが、敵にも伝わってる事に感動。
かっこいい。かっこいいよ、ジュナス。
もう、それだけで大満足して読んでおりました。
主人公だけど、オリキャラの影で戦争に参加している、
ただの地味なパイロットになっていくかと思っていましたが
こんなにステキになるなんて・・・。
MSがあんまりよくわからない自分でも、
今回は戦闘シーンが思い浮かびました。
早く怪我を治して、復帰して〜〜。
(もちろん、ベルが看病・・・なんてのは夢見すぎかなぁ)
「灰色の孤狼」
スパロボのキョウスケに似ているからこんな通り名で、
グレーウルフって英語で呼ばれるのはかっこいいのかな?
スパロボ的(厨的ともいう)なネーミングは避けて欲しいな。
『白い悪魔』や『青い巨星』だって作品中じゃほとんど呼ばれてない(『赤い彗星』だって
回数にして数えるとそれほどでもないと思う)。
「名前や階級や称号で戦うわけじゃない。どこにでもいるただの一兵士として戦うんだ。
でなけりゃ、人を殺す罪の意識に耐えられない」
しかし、「ソロモンの悪夢」はやたらと連呼されてたような。
>>451 ジュナスたんには、トリノオリンピックまでに
トリノをぶち殺してもらわんとならんので
地味で終わってもらっては困る。
主人公だものw
>452
グレーウルフなら、灰狼じゃないか?(ロンリー=孤独が入っていない)
ジュナスたんが色恋に縁がない=孤独なのはいいとしてw 狼というのはどうか?
どちらかというと、やる時はやるというライオンタイプ。
味方からは魔術師、敵からはペテン師呼ばわりされそうだな・・・・・アレ?
おk、では・・・
つ【灰色の魔術師】
・・・はて。どこぞで気いたようなフレーズだが。
具体的に言うと荒れ暮らした大陸の南にある島とか。
そんなことをいってると「ジュナスたん不幸!」が肩書きになるからヤメレ
全く、あの引きから三週待った甲斐が有りましたよ。
端から見るとアホみたいだが不思議と当事者は引っかかるという一流の詭術が上手く描けている所が流石ですね。
しかし、ジュナス本人はともかく機体のこの惨状からすると次戦闘に出る時は流石に機体の乗り換えがあるんだろうな。
(Mk2、予備パーツ残ってないはずだし)
元々、原作のこの辺の話はカミーユもジェリドも新入り部下を持っててんやわんやという話なので、ジュナスの(昔の)部下
が出てきてというのは絶妙なアレンジだと思う(当然、この辺の相関を絡めるでしょうし)。
しかし、これでサラやシドレがマラサイ留まりというのはちょっと可哀想な気が(実績の差があるから仕方がないのかもしれないが)。
で、次回辺りでシロッコ+設計チーム+整備班にお説教されてしまうティターンズパイロット組を希望(笑)。
トリノたんのお仕置きでも可だが幾ら彼でも男色の趣味はないだろうしなあ(有ったら怖すぎる)。
>453
そういえばZのキャラって通り名持っているの殆どいないよな。
カミーユも持ってないし。作中であったのってジェリドのアレとかシロッコの木星帰りくらいか。
次はテレサとのエロシーンに一票
>>459 ジュナスの乗り換え機
(・∀・)つ「フルアーマーガンダムマーク2」
>>459 ジュナスの乗り換え機
(・Д・)つ『 イ デ オ ン 』
\ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ ∧∧
゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i _`_-_'....' li ゙_/ ヽ
゙i ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;'' 〃u \
゙i :ill::::::::;; ソ::::;i,、, ヾ:::::::;''' _,,ノ' ,r-| な
゙i、 ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,, ゙゙'''''"~´ l_| ん
ヾ.イ '''"..-一、 u .lヽ だ
ヽ :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ ,イ_〉 っ
゙i. u ;;iェ'´ i' ヾト! ./:! \ て
゙!. :;;Fi、 ,,.ツ ./;:;: ゙i !?
./゙i ヽ ゙;ヽニ二ニ-'´ ./ :;:; / ヘ
/ i ヽ :..,,-‐' /::;' ;:; / /∨\/
ジュナスの乗り換え機
(・Д・)つ『 ターンX 』
(・3・)つ初心に戻って「ジム」
|∀・)つ「ガンタンク」
|彡サッ 「ガンタンク」
つ「イデオn」
ジュナスがアフロになるなんていやん
マジメに『 プロトZ 』と言ってみる
ガンダムマークVとか
骨折介護に来たメインヒロインに搭乗
もとい彼女がジェナスに搭j(ry
つ (フルアーマーMkV改)ナイトガンダム
さて、皆様のお陰でこのお話も無事連載三周年を迎える事が出来ました。
三年といえば、高校生が入学してから卒業するまでの長い長い時間です。
個人的にも、ある夢は叶い、ある夢は破れて、とまさに波乱万丈な三年間でした。
いつも読んで下さる方、感想をくれる方、本当にありがとうございます。
戴いた感想は、何度も、何度も、何度も、何度も、読み返して嬉しがっています。
いつものフレーズですが、この物語の真の作者は読者の皆さん方です。
心からお礼を申し上げますと共に、これからも宜しくお願い致します。
そして、
もう少しだけこの物語にお付き合い戴ければ、これに勝る喜びはありません。
>>441 一番にレスを戴き、ありがとうございました。アレン&ダグはお気に入りです。
ジュナスと敵対してる癖に、「隊長」と連呼している二人に萌えて下さい。
>>442 お待たせ致しました。本筋からは外れましたが、外伝は如何でしたか?
>>443 フォウの再登場は、きっと最初はかなり文句が出るようなエピソードになります。
ですが、期待は裏切らないつもりですので、お付き合い戴ければ(意味深)
>>444 いつも大変丁寧なレスをありがとうございます。
江蘇省徐州市沛県には呂布射戟台という遺跡がありますので、恐らく同一でしょう。
ってだから三国志の話題はダメなんですお願いです止まらなくなりますから。
>>445-446 あの場面は、アレン&ダグが子供っぽく(部下っぽく)見えるように書きました。
ジョジョの奇妙な冒険は以前にも薦められたので、読んでみたいと思います。
>>447 グリプス戦役は、【通り名】が出にくい環境なのですよね。
何しろ、敵味方共に情報があふれていて仮称の必要性が薄いものですから。
>>451 いつも大変丁寧なレスをありがとうございます。
今回の外伝は、ちょっとばかり若くて未熟で初々しい学生時代ジュナスです。
気に入って戴ければ嬉しいのですが。(テレサも可愛く書いたつもりです)
>>453 原作でも、『白い悪魔』や『青い巨星』は後付設定に近いですよね。
昔ガンダムを見ていた時、「赤い水星」だと思っていたのは秘密です。
>>454 早く退場させたいんですが、トリノ君は、なかなかしぶとくて。
>>459 いつも大変丁寧なレスをありがとうございます。
貴方の“先読み”のレスはいつも鋭くて的を射ているので本当に怖いのです。
頭の悪い作者ですので、手加減して下さいね‥‥‥
「ジュナスの通り名」>449,>450,>452,>455,>456,>457,>458
「ジュナスの後継機」>461,>462,>464,>465,>466,>467,>469,>471,>472,>473
楽しんで読ませて戴きました。やっぱり、ネタレスはいいですね。
Voice Of The Earth外伝 「 Yesterday onece more 」 Vol,3
誰かの体温をこんなにも至近距離で感じるというのは、初めての経験と言っていい。
たいてい、人は自分だけの他人との距離感を持ち合わせている。
その範囲の中に他人を入れる事を良しとはしないし、そうしないように気を配るのだ。
だから、腕の中の少女の壊れそうな感触に、ジュナスは戸惑ってしまう。
そもそも、友人同士抱き合う事もある女性と違い、男性は他人と触れ合う機会がない。
気軽に抱擁する男なぞ気持ち悪いし、ジュナスとしてもご遠慮願いたい。
そんな訳で、ジュナスは少女の温もりに的確な反応を返せずにいた。
弾みで空中に持ち上げてしまった手を、ジュナスは所在無さげに揺らすしかない。
傍目には万歳をしているようでもあり、彼の姿勢は相当に間抜けに見えることだろう。
ふと、テレサ・モントバーンが小さく押し殺した息を吐いた。
それはただの呼吸でしかなかったのかもしれないが、ジュナスには相当な衝撃である。
息が当たった胸元が熱くなった様な気がして、額にどっと汗が浮き出した。
通りに流れる陽気なリズムの流行の歌謡曲は、いつの間にかバラードに変わっている。
通り過ぎてゆくタクシーのヘッドライトが、いやに明るく見えた。
夕闇が包む町並みの歩道の真ん中で抱き合っている二人は、かなり目立っている。
傍らを歩く通行人の無遠慮な視線が痛くて、ジュナスはふと目を伏せた。
その瞳が、超至近距離でテレサ・モントバーンの心細げな目と見詰め合ってしまう。
ジュナスのシャツをぎゅっと握ったテレサは、息まで止めてジュナスを見つめていた。
「‥‥‥センパイ」
慌てて身体を離そうとするジュナスに縋り付き、テレサが大きく息を吸い込む。
少しの間そうやって想いを溜めた後で、少女の口が慌しく動いた。
「テレサ! こ、こ、こ‥‥‥」
「こ?」
まるでニワトリの様にコケッコッコと鳴きそうなテレサが、突然意を決して叫んだ。
「‥‥‥こ、今夜は、帰りません‥‥‥!」
さすがのジュナスも、そのセリフが何を意味しているかくらいは判った。
「──っ!?」
まるで頭を鈍器で殴られたような衝撃で、ジュナスは思わず全身を硬直させる。
ジュナス達、地球連邦軍士官学校の生徒は、原則的に全員が寮に押し込まれていた。
規則はそれ程厳しい訳ではないが、一応は門限もあり無断外泊は厳禁である。
恐らく、このまま朝帰りでもしたら明日は反省文と周囲の噂の大盤振る舞いだろう。
テレサの強張った決死の表情は、それを十分に判っている証拠だ。
元々、普通の少女であったとしてもおいそれと口に出せるようなセリフではない。
つまり、今のテレサにはそれだけの覚悟と決意があるという事なのだ。
ジュナスからそっと身体を離したテレサが、俯いたまま右手を差し出して来る。
「モントバーンさん‥‥‥!?」
戸惑うジュナスが何も出来ないでいると、テレサはそのまま右手を差し出し続けた。
ゆったりとした夜風が二人の傍らを通り過ぎ、ストリートの向こうへ流れてゆく。
風が運んで来た夜の空気は、何故か昼のそれよりも心を揺さぶった。
「‥‥‥だ、駄目、ですか?」
ジュナスに向かって伸ばされた白い手は、不安そうに動きを止めている。。
その声の心細さに背中を押されるように、ジュナスはゆっくりと手を伸ばした。
ジュナスの手も、心の逡巡を示すが如く小刻みに揺れている。
──センパイは、付き合って3ヶ月にもなるのに手も握ってくれないですよね
先程のテレサのセリフが、ジュナスの心の奥に重い感情を残していた。
少しずつ彼女に近付いたジュナスの手は、ゆっくりとテレサの小さな手を握る。
その瞬間、下を向いたままのテレサの肩がびくっと震えた。
ジュナスも、テレサ・モントバーンの事を本当に好ましく思っている。
付き合い出してまだ3ヶ月だが、次第に心惹かれている自分に気付いていた。
自分なんかをこんなに慕ってくれる相手がいるというのが、ただただ嬉しかった。
それが愛しているのかと聞かれれば、愛しているかもしれないと答えるだろう。
だから、こんな風にテレサにだけ無理をさせて哀しませるのは嫌だった。
今のテレサは、さすがのジュナスでも判るくらいにエンジン全開で大暴走している。
恐らく、彼女をオーバーヒートさせている原因は煮え切らない自分にあるのだ。
そう考えると、ジュナスはこれ以上彼女に二人の全てを押し付けてはいけないと思う。
「モントバーンさん‥‥‥恥ずかしい事を言わせて、ごめん」
恐る恐る握った少女の手は、誂えたようにジュナスの手の中にすっぽり納まった。
ジュナスは、テレサと手を繋いだままメインストリートから離れた場所に歩き出す。
「‥‥‥行こう」
後ろを従うように歩き出したテレサは、ジュナスの手をぎゅっと握り返して来た。
ドアを開けると、当たり前だが真正面に大きなベッドがこれ見よがしに鎮座している。
空いている中でなるべく高そうな部屋を選んだつもりだが、所詮はラブホテルだ。
造作も装飾も品がなく、いかにもその為に用意された空間である。
そのもやもやとした想像に、ジュナス・フレイブは思わず大きく唾を飲み込んだ。
テレサ・モントバーンが、無意識にジュナスの手を強く握る。
実は、メインストリートからこのホテルまで二人は右手を繋いだままである。
互いに右手を握っているので、並んで歩けないしエレベータのボタンも押せなかった。
まあ、ボタンは左手で押したのだが、それ位に握った手を離すのが惜しかったのだ。
部屋に入り無言になってしまった二人の背後で、ドアが乱雑に閉じた。
何処かから空調の鳴る音が聴こえて来るが、他には全くの静寂だけが漂っている。
しばらくもじもじとしていた後で、不意にテレサが握っていた手をするっと離した。
驚いたジュナスが振り向くと、テレサはその手を胸元で握り締めて呟く。
「──テレサ、シャワー浴びて来ます」
ぴょこんと頭を下げたテレサは、顔を真っ赤にしてバスルームへ走って行った。
その場に取り残されたジュナスは、急に淋しくなった手を呆然と見下ろして立ち竦む。
彼がようやく気を取り直したのは、相当時間が経ってからである。
少し離れたバスルームからは、くぐもったシャワーの水音が聞こえて来ていた。
「えーと」
ゆっくりとベッドまで歩いたジュナスは、ぎくしゃくとした動作で腰を下ろす。
スプリングの軋む微かな音と共に、ジュナスの身体の重みでベッドが撓んだ。
ジュナスは、気を紛らわせようと枕元に並んでいる幾つかのスイッチに手を伸ばす。
一番左のスイッチを入れると、部屋の照明が薄暗いピンクになった。
その右のスイッチは静かなBGM、更に右のスイッチを入れると背後が明るくなる。
振り向いたジュナスの目に、シャワーを浴びているテレサの裸体が飛び込んで来た。
「えええっ!?」
余りの衝撃に、ジュナスは目と口を大きく開けたまま硬直する。
上気した顔のテレサが、全身を念入りにボディソープで洗っていた。
ブラウンの髪はタオルに包まれて頭の上に纏められているから、全身がよく見える。
後れ毛が跳ねている白く細いうなじが、ジュナスの心臓の鼓動を早めた。
どうやら、ジュナスが押したのは浴室を覗き見出来るスクリーンのスイッチらしい。
壁がマジックミラーになっているらしく、肝心のテレサは気が付いていないのだ。
ボディソープだらけのテレサの肌は、照明を浴びて光っていた。
あちこちに覗いている肌は、湯の暖かさのせいもあって薄い綺麗なピンク色だ。
白い泡と濡れた肌のコントラストは、思わず見蕩れてしまうくらいに美しい。
豊かに突き出されている乳房の頂上には、石鹸の泡の中から乳首が飛び出していた。
テレサが腕を動かして身体を洗うたびに、小さな乳首が可憐に揺れる。
乳房はもう少し緩やかな動きで、腕の動きにつれてたゆたゆと形を変えていた。
ふと、テレサが左手で右の乳房の下部、その真ん中辺りを下から持ち上げる。
まるで重さを量るように乳房を持ち上げたテレサは、乳房と肌の境目辺りを擦った。
少女が手を離すと、解放された乳房がプリンのようにぷるんと上下する。
テレサは、同じように左の乳房の下部を持ち上げて付け根をよく洗った。
両方の乳房を洗い終えたテレサは、背中を洗うようにぐいっと身体を後ろに反らす。
すると自然に胸を突き出す格好になり、泡だらけの乳房が強調された。
テレサの丸みを帯びた乳房は、シャワールームの照明の下で輝きながら揺れている。
ボディーソープの泡が、乳房の深い谷間の間を滑り落ちて腹まで流れた。
ジュナスとの会話の中で、テレサはよく自分は太っていると本気で嘆いている。
だが、ジュナスの目に映るテレサの裸体は柔らかく魅力的なスタイルだ。
もっとも、一般的に女性は肥満の基準が男性よりも厳しいものである。
男性側から見て普通の体格であれば、女性視点では太っているという認識となるのだ。
ただ、「太っている」と考えている女性に「太ってない」と反論するのは無意味だ。
特別な意図がない限り、女性の体格には言及しない事が最上の態度である。
ちなみに、どんなに痩せている女性でも胸の大きさだけは一様に気にしているものだ。
痩身願望があっても、「胸がない」という言葉はただの悪口だから用心したい。
背中を洗い終わったテレサの手が、腹から腰に向かって下ろされる。
テレサが腰を屈めると、泡まみれの乳房が釣鐘のように揺れて乳首が下を向いた。
スポンジが少女の下腹まで下がった瞬間、ジュナスははっと顔を背ける。
慌ててスイッチを切ると、テレサのオールヌードを映しているスクリーンを消した。
マジックミラーはすぐに輝きを消して、バスルームは見えなくなる。
ベッドの上に正座したまま、ジュナスは全力疾走後のように息を荒くしていた。
既に硬く盛り上がった股間を必死で押さえながら、無理矢理目を閉じるジュナスだ。
恐らく、テレサが望んで見せてくれた入浴姿なら、ジュナスは喜んで鑑賞しただろう。
瞬きするのも忘れるくらい、きっと一所懸命見つめ続けたに違いない。
だが、今のコレは単なる覗きであって彼の欲望はともかく彼女の意思はそこにはない。
ジュナスは、テレサが望んでいない事をしたくなかった。
二人がちゃんと合意をした上でする事以外は、絶対にすべきでないと思っていた。
だから、彼女が知らない状況で彼女の行為を覗き見てはいけない。
それはきっと馬鹿げているし無意味な感傷なのだろうと、ジュナスにも判っている。
それでも、ジュナスはテレサを大切にしたいのだし、そうしたかったのだ。
「──センパイ‥‥‥?」
突然か細い声が聞こえたので、正座をしていたジュナスはベッドの上で飛び上がる。
「ハ、ハイ!? あ、モ、モントバーンさん‥‥‥!」
慌てて立ち上がったジュナスは、バスルームの入り口に湯上りのテレサを見つけた。
ジュナスが悶々と悩んでいる間に、少女は身体を洗い終わってしまったらしい。
大きめなバスタオルを身体に巻いたテレサは、静かに俯いている。
胸元の膨らみがら目を逸らすジュナスは、テレサが何処かおかしいことに気が付いた。
流石にこれからの事を考えて不安になったのだろうと、ジュナスはテレサを気遣う。
「モントバーンさん、大丈夫‥‥‥?」
しかし、テレサは下を向いたままバスタオルを胸元で抑えているだけである。
ジュナスが心配そうに近付こうとした途端、テレサの涙が床にぽとんと落ちた。
少女の可愛い顔がくしゃっと歪んで、それまで堅く引き結ばれていた口元が緩む。
「‥‥‥テレサは、ズルい娘です」
水晶の様な透き通った瞳から、抑え切れない涙がぽろぽろと頬を流れる。
ジュナスは、テレサが突然何を言い出したのかさっぱり判らないまま慌てるしかない。
「ど、ど、どうしたの!? モントバーンさん!?」
だいたい、ジュナスに限らず一般的に男性という人種は女性の涙に弱いものだ。
もっとも、女性にとってみれば涙なぞ『武器』以前の標準装備である。
好き勝手に涙の一つも浮かべて見せられないようでは、女性とは認められない。
自由自在に涙を流して見せて、初めて女性としては一人前なのだが──
少女の頬を伝わる涙は、しかし堪え切れずに流れ落ちる純粋な涙だった。
「テレサは、テレサは、‥‥‥センパイを独り占めしくて、それで」
テレサの髪を纏めていたタオルが滑り落ち、ブラウンの髪の毛がばさっと揺れる。
「隣のクラスの娘が‥‥‥来週センパイを紹介してもらうって、自慢してて‥‥‥」
──だいたい、こんな人を好きだっていう物好きが他にもいるっていうのが不思議ね
ジュナスは、ふと級友のクリスチーナ・マッケンジーのセリフを思い出した。
──後輩から、卒業も近いからって貴方とのセッティングを頼まれてるのよ
無意識に立ち上がったジュナスは、ゆっくりと少女に近付いて行く。
つまり、テレサはその前にジュナスと“既成事実”を作っておきたかったのだろう。
そう考えれば、今日のデートの時のテレサの奇妙な態度も納得が行く。
馬鹿げていたし、短絡的だし、醜い独占欲なのだろう──だけど、そうだとしても
強い衝動に駆られ、ジュナスは泣きじゃくっているテレサを強く抱き締めた。
「!! センパイ‥‥‥?」
テレサが愛しかった、一心に自分を想ってくれるテレサがジュナスには愛らしかった。
バスタオルが床に落ち、彼女の滑々とした素肌が彼に寄り添う。
肩を大きく上下に揺らした少女は、潤んだ目で顔を近付けて来た。
初めてにしては意外とまともに、ジュナスは自分の唇をテレサの桜色の唇と重ねた。
──この続きはまた今度。
>>460 大当たり、でした。
ここまでリアルタイムなのは、初めてかもしれない。
ともあれ、ISAP氏、お疲れ様でございます。
逡巡してしまうジュナスは、テレサ以上にかわいらしく思えてしまったりw
「ベッドの上に正座」なんて思わずニヤリとしてしまいました。
フォウの再登場、期待しております。Ζと出合ってもう10年以上になりますが、私のフォウに対する思いは未だ幽霊の様に彷徨っております。
ISAP氏がそれを成仏へ導いてくださるものと信じておりますので、もきゅんもきゅんしながら待ちたいと思います。
ようやくジュナスに濡れ場ーーーーーーー!!
って生殺しですかISAP神様…orz
相変わらず見事すぎる情景描写(特に身体洗ってるトコ)に
大黒柱が大充血おこして貧血で倒れそうになりますた。
つーか、テレサが可愛すぎて次の外伝が(モチロン本編も)滅茶苦茶待ち遠しいです。
492 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 20:14:33 ID:Y0JNRiV1
リアルタイムでISAP氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━
連載三年にしてようやくジュナスも報われる時が・・・
だがあの状況下で怖気づいて止めるのだけはやめてくれよジュナス・・・
何はともあれISAP氏お疲れ様でした、これからもご健康に気をつけて頑張ってください。
Ζはリアルタイム世代ではなかったけれどΖに興味を持ったのは自分もフォウがきっかけです。
劇場版では声優が違うなど色々と噂がありますがISAP氏の書くフォウの声はいつも島津声で
再生されております。
ISAP氏乙です!!!
思わず本編より期待してしまいます。一体私たちは、どうすればいいんですか!!w
勿論本編も、期待しておりますが大尉の青春時代も、期待させていただきますです。
あああああぁぁぁあああジュナスたんはエロカワイイ!!!
残念!
ジュナスたんまたしても朴念仁返上ならず!!
でも、
489 名前: ISAP ◆ISAPgGZZNI [sage] 投稿日: 2005/05/19(木) 19:56:22 ID:M+pMoIEb
──この続きはまた今度。
>>460 大当たり、でした。
だから、次こそは・・・って、ツギハイツダロウカ ( ; ; )
ヽ( ゚∀゚)ノ ISAPさん乙です!
学生ジュナスたん・・・・・ガンガレ
(*´Д`)ハアハアしながら続編を待ち続けやう
映画公開特別企画かお盆特別企画かクリス(ry
昨日はまったく書き込みなしか。
このスレも終わったな・・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
ばいばい
499 :
459:2005/05/21(土) 09:58:22 ID:pLbTpnCb
番外編お疲れ様でした。しかし、実にいい所で切られてしまったので次回が何時になる事かやきもき。
こちらは次回掲載予告がない物なあ。まあ本編の方も考えてみると連載が最終的には(1st→Z)の
7年掛かりになりそうだし(映画化への20年に比べれば遙かにマシですが)。
しかし、こういう物(覗き)は許可を取ってではどころかそういう物があると感づかれるだけでももう決して
得る事の出来ない光景なんだよな(この辺量子力学的な観測問題に近い話ではある)。
ジュナスたんが考える事は非常に正論なんだが(私も実社会ではそうするだろう)非常に勿体無い事も事実。
まあ、私の狡猾モードな場合だとこれを直に見ずに録画しておいて、後で当人に許可を取って(嫌がるなら破棄)
鑑賞するとかやりかねないが。
>貴方の“先読み”のレスはいつも鋭くて的を射ているので本当に怖いのです。
個人的な感覚としては単に作品を愛でているだけなんですけどね。
只、リアルタイム連載でやられると辛いというのは理解できますのでなるべく迷惑にならない様にしたいです。
(自分が書いている時にそう思わないのは単に書き手としての体質が特異なだけだろうし)
本当は、読み手として描き手がより話を膨らませられる・よく仕上げられる様に感想を書きたいんですが
未だその域に至っていない未熟者ですので。
本編はこれから物語により濃厚に絡み出すだろうシロッコとサラのカップルに期待。
アニメ→御大小説と進んで何故これをアニメの方でもやってくれなかったのかと思った口なので、
(18禁も含めた)その発展形を願ってしまうのですよ。
>497
今回はここの住人殆どにISAPさんからのレスがあったので皆照れているだけではないかと(私もそうでしたし)
>>497 ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
/'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
//.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
/〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
{´yヘl'′ | /⌒l′ |`Y} あきらめたら試合終了ですよ
゙、ゝ) `''''ツ_ _;`ー‐'゙:::::l{
. ヽ.__ ,ィnmmm、 .:::|!
,.ィ'´ト.´ ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::/..:::/!\\
ジェナスたんの濡れ場おあずけ記録更新はこれからだ!!
ついでにいうと、みんなが待ち焦がれる今週のVoEももうすぐだ!
まだかなまだかな?
新型機登場にワクワク
PS2でも色々とガンダムゲーム出てきたけど
自分でオリジナルMSを作って遊べるゲームが欲しいよ。
もしくはMSVシリーズが収録されてるとか。
オレはグフ飛行試験型を操ってみたいぞ。
オリジナルMS作れるゲームか…
すごくやりたい
作るんならスナイパータイプのMSかな。
長距離から狙撃しまくる(書いてほしいなそういうシーン)
VoEではどんな新型が出てくるかな?
楽しみだ(ジェナスたんの濡れ場も)
有効センサー範囲の外からの射撃=10`以上=Ζ以降じゃ無理くさいぽ
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第122回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
微かに聞える衣擦れの音は、規則的だったからこそ心地良く耳の中に滑り込んで来る。
その音を何処かで聞いた事があったなとヘンケン・ベッケナー中佐は考えた。
寝起きの頭では、上手く思考がまとまらなくて欠伸をかみ殺すしかない。
それが、幼き日に母の傍で午睡していた時に聞いた音だと気付いて、ふと目が覚める。
ぼんやりとした視界の中には、ベッド横の椅子に腰掛けて俯いている女性が映った。
下を向いている彼女は、見事な手際で指先を動かして裁縫をしている。
その針先の動きにつれ、彼の制服の鍵裂きが直りほつれが綺麗に補修されていった。
ヘンケンが目を擦りながら上半身を起こした時、少女が繕った制服を広げる。
「‥‥‥起こしちゃいました?」
にっこりと微笑むファ・ユイリィ軍曹の顔が、灯りの中に浮かび上がった。
「いや、そんなことはない」
大きく伸びをしながら、ヘンケンはサイドボードの時計を見る。
デジタル時計の示す宇宙標準時刻は、15:00を少し回ったばかりの午後早い時間だった。
ファ・ユイリィに自室のキーコードを教えたのは、いつの事だったか。
別に必要も感じないので、ヘンケンは教えたコードをずっと変えずに使っていた。
お陰で、ファは気の向いた時に彼の部屋に入る権利を持っている。
ヘンケンが身体を起こしてベッドに座ると、ファが制服の上着を手渡してくれた。
「昨日、鍵裂きが出来てたのに気が付いたんですよ」
腕を通すと、細かなほつれまで直してくれていたようでひどく着心地が良かった。
そうやってヘンケンが格好を整えている間、ファはにこにこと見守っている。
エゥーゴの制服から伸びたすらりとした素足が、部屋の照明の下で白く光っていた。
その脚の手触りの良さを、乳房の柔らかさと同じくらいに良く知っているヘンケンだ。
さりげなく視線を逸らしながら、ヘンケンはわざとらしく空咳をした。
「あー、ゴホン。飯でも食いに行くか」
ヘンケンが誘うと、ファは何処か諦めた表情で無言で首を横に振る。
こんな狭い艦内だ、二人が通常以上に親しくしていればどんな噂が立つか判らない。
それに、ヘンケンはこのアイリッシュ級2番艦ラーディッシュの艦長である。
艦長が“小娘”と乳繰り合っていては、威厳も何もなく軍艦の統率なぞ取れはしない。
更に、彼がある女性に惹かれている事もよく知っているファである。
ヘンケンが困ったように黙り込むと、突然壁のブリッジ直通通信機が大声を上げた。
「艦長、アーガマ見えました! ランデブーまで後1時間!」
エゥーゴ帰艦強襲巡洋艦アーガマの名前を聞いた瞬間、二人は思わず視線を逸らす。
ラーディッシュは、反『アポロ作戦』の為にアーガマと合流予定である。
そこには、ファ・ユイリィの幼馴染のカミーユ・ビダン少尉が乗艦していた。
そして、元ティターンズの美しいエマ・シーン中尉もいるはずである。
ヘンケンが無反応なのを奇妙に思ったオペレータが、もう一度大声で彼を呼んだ。
「‥‥‥艦長!?」
「聞こえている! すぐにブリッジに上がる」
乱暴に通信機を怒鳴りつけたヘンケンは、座ったまま気まずそうに俯くファを見た。
「軍曹も、アーガマと合流前に機体の整備を済ませておけ」
無言で頷いたファが立ち上がって部屋を出ようとした時、ヘンケンは小さく呟く。
「前から思ってたんだが‥‥‥軍曹が入れないよう、ドアのコードを変える」
ドアを開けかけたファの背中は、微動だにせずヘンケンに何も答えようとはしない。
「それから、この裁縫ありがとうな」
ぽつりとヘンケンが言ったセリフは、部屋を出て行った彼女に聞こえただろうか──
地球から月へと至る漆黒の宇宙空間で、よく似た2隻の宇宙戦艦が近付いて行った。
片方の1隻、純白の船体がエゥーゴ帰艦強襲巡洋艦アーガマである。
スカイブルーで塗られたもう1隻の戦艦は、アイリッシュ級2番艦ラーディッシュだ。
そもそも、アイリッシュ級はアーガマの後継艦として建造された戦艦である。
前方に長く伸びている2本のカタパルトなど、非常に似ている部分が多い。
現在、アイリッシュ級1番艦アイリッシュはL-4宙域で別作戦に従事中である。
また、建造中のアイリッシュ級3番艦イルティッシュも竣工間近だった。
エゥーゴとしては、これでようやく稼動出来る戦艦が9隻になる予定である。
ここで、エゥーゴの管理している艦艇が“9隻”というのは決して誤植ではない。
確認して置かねばならないが、ティターンズとエゥーゴは共に連邦軍の一部である。
「地球至上主義」を提唱したジャミトフ・ハイマン大将は、反ジオン感情を持つ層や
支配階級のエリート意識がある政府高官、経済界の大物に支持されていた。
その後押しを受け、ジャミトフは軍内部で大将という階級以上の立場を持っている。
地球連邦軍は連邦政府の下部組織で、連邦政府の決定に逆らえない。
これを称して、近代社会では「文民統制」いわゆるシビリアンコントロールと呼ぶ。
だが、その上部組織である連邦政府が脆弱そのものなのは歴史が認める通りだ。
その愚鈍さに対する軍人の憤りが、独自の行動権を持つティターンズを支持したのだ。
更に、ティターンズに正式所属をすれば待遇も良くなるという飴まで用意して見せた。
だからこそ、ティターンズはエリート組織であるという洗脳も容易だった。
このように軍を飲み込んだティターンズだが、しかし連邦軍内部は一枚岩ではない。
所詮内戦だと中立を決め込む部隊や、日和見な部隊の方が実は多かった。
実情では、ティターンズもエウーゴも正規に所有している部隊は殆どない。
せいぜいが、宇宙戦艦10隻+数百機のMSという一年戦争とは比較にならない戦力だ。
資料により差異があるが、ソロモン攻略戦等と比べれば軽く10倍以上の開きがある。
だからこそ、両陣営共に連邦軍の各部隊の取り込み工作を行い組織拡大を図っていた。
その面からも、エゥーゴは対『アポロ作戦』で月を護り抜く必要がある。
これ位の作戦が遂行出来なければ、自らの力を誇示する事なぞ叶う訳もないからだ。
ラーディッシュがアーガマと合流し、戦力を増強しているのもその為である。
カミーユ・ビダン少尉がアーガマ格納庫に降りたのは、合流から3時間後の事だった。
既に資材や補給物資の積み込みも終わり、格納庫には空気が流し込まれている。
無重力の艦内を器用に飛びながら、カミーユは少女のような美しい顔を曇らせた。
彼の目に飛び込んで来たのは、満身創痍状態の1機のMSである。
薄い紫とグレーで塗られた機体は、RX-178 ガンダムMk-U2号機だった。
大勢の整備工が取り付いている2号機は、右腕が切断され腹部の損傷も激しい。
3日前の戦闘で、合計4機のRX-110 ガブスレイを迎え撃った時に負った傷である。
アナハイム・エレクトロニクスにパーツを注文済だが、さすがに時間が必要だった。
パイロットであるジュナス・フレイブ大尉も、現在は集中療養中だ。
アポリー中尉のRMS-099RS シュツルム・ディアス1号機、エマ・シーン中尉の3号機も
それぞれに損傷が大きく、アーガマの戦力は著しく減少している。
カミーユのMk-U3号機も被害は受けているが、それに比べればまだマシな状態だろう。
前方のハンガーに設置された、黄色に塗装されているMSがカミーユの視界に入る。
ラーディッシュから運ばれて来たらしいそれは、些か奇妙な形状をしていた。
後頭部にフードのような高い庇を持ち、全高は庇まで含めればMk-Uの1.5倍はあろう。
だが、腕部、脚部を繋いでいる中間部分が殆ど拒食児童レベルに細いのである。
腹部に至っては3本のパイプだけで繋がっており、脆弱という印象しかない。
新型機である以上は確実に可変機なのだろうが、少々装甲的にも不安なイメージだ。
カミーユは、黄色いMSの近くに着地して近くにいたパイロットに話し掛けた。
「これ、《Z計画》のMSですか?」
《Z計画》とは、エゥーゴがアナハイムと共同で行っている次期主力MS開発計画である。
その主題は、航続距離延長・大気圏突入を実現するMA形態を持つ“可変MS”だ。
戦況に応じてフレキシブルに対応出来るMS──それが待ち望まれている新型機だった。
点検ボードを持って整備工と話していたパイロットは、カミーユへ顔を向ける。
「そうよ、MSA-005 メタス」
そう答えてくれたのは、黄色のノーマルスーツを着用しているファ・ユイリィだった。
「ファ!?」
2ヶ月半ぶりに見た幼馴染の少女は、まるで他人のように大人びている。
ファがパイロット候補生だという事も、ラーディッシュに乗っている事も知っていた。
それでも、こうも凛とした表情を見せられるとカミーユは戸惑うしかない。
彼のイメージの中のファは、家庭的で甲斐甲斐しい普通の少女だったのだから。
呆然とカミーユが立ち尽くすのを横目で見つつ、ファは整備工と専門的な話を続けた。
「ジェネレータの吹き上がりが悪いようです。悪い癖が残っているみたい」
メカニックの話もごく当たり前にこなすファに、カミーユは大きな衝撃を受ける。
「判りました。レコア中尉にも慣らしを多くするように伝えます」
「レコア中尉? そう、メタスは交代で使うそうね」
ファがアーガマに乗艦していた期間は、2ヶ月前の2週間程度だ。
それでも、優しく世話をしてくれたレコア・ロンド少尉にファは好感を持っている。
ちなみに、昨日からレコアは正式にパイロットとして登録されていた。
訓練と模擬戦闘を行ったアポリー曰く、レコアはなかなかの腕前で筋が良いそうだ。
大まかな引継ぎを整備工にした後で、ファは憮然としているカミーユに向き直る。
「──久し振りね」
「あぁ、ファ、逢いたかったよ。パイロットになるのかい?」
少女のノーマルスーツのふくよかな胸元に目を落としながら、カミーユは言った。
「そのつもりだけどね」
何気ない口調で口を開くファに、反射的に無愛想なセリフを言うカミーユだ。
「無理だよ」
しかし、昔なら頷いたはずのファはカミーユの先輩としての意見に耳を貸さない。
「そうかしら? ティターンズに取り囲まれてる現在のエゥーゴの環境は厳しいわ。
カミーユばかりに頑張らせて、済む訳じゃないのよ」
そんなセリフを真剣な視線で語る少女から、カミーユは思わず目を逸らしてしまう。
「君には、戦争とは別の世界にいて欲しかったけど‥‥‥」
「貴方みたいな考え方を、中性的って言うのよ」
ファは、カミーユが自分のやる事に反対している気持ちが理解出来ないようだ。
そもそも、ファがエゥーゴに関わる事になった最大の原因はカミーユの暴走だった。
それを考えれば、カミーユの言っている事の一部は相当に我儘に聞こえる。
「皆が戦争をしていたらどうなる? 皆が死んでしまった世の中、どうすんだよ!?」
カミーユの脳裏に、地球降下作戦で死んで行った人達がフラッシュバックした。
ロベルト中尉、カツ・コバヤシ、グラハム・パーク少尉、そしてフォウ・ムラサメ──
皆、MSに乗ってさえいなければ、戦場に出なければ死ななくても済んだかもしれない。
ファ・ユイリィも、MSに乗らなければ死ななくても済むかもしれないのだ。
だが、ファはそんなカミーユのセンチメンタルに対して関心がないように口を開く。
「それは、勝ち残った方が考えればいい事よ」
「そりゃ乱暴だよ!」
グリーン・オアシスに居た頃から、カミーユとファはよく喧嘩をしていた。
口煩いお隣さんとエキセントリックな少年が言い合いをする姿は、校内の定番だった。
それでも、2ヶ月ぶりの二人は何処かお互いに違和感を覚えて戸惑っているようだ。
「その為にエゥーゴは、ディフェンサーも運び込むし、新型のMSもよこすわ」
また“新型MS”かと不満そうな顔になるカミーユに、ファは言い聞かすように語った。
「月でエゥーゴの整備は進んでいるのよ。少しは厳しい現実を直視して」
「判ったよっ!!」
カミーユが激しく腕を振り回すと、小さなボタンが飛んでファの胸に当たって弾む。
「何このボタン? カミーユ、貴方、自分でボタンも付けられないの?」
腰を屈めてそれを拾ったファは、カミーユのシャツの袖口を掴んで顔を顰めた。
「酷い裁縫‥‥‥ 誰がやったの、このヘタクソな縫い方?」
「──あ、あら、どうしたのかしら? ファ・ユイリィ軍曹」
いつの間にか後ろに居たエマ・シーン中尉が、頬を痙攣させながら無理に微笑んだ。
──次回、5月29日。
次 回 、 「 コ ン プ レ ッ ク ス」
525 :
!!!:2005/05/22(日) 19:59:30 ID:Jt5w+IlF
初めから見続けてるけど、初めてライブで見た…!
エマ中尉お顔に皺が…。
マッシュルーム キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
ISAP氏、毎回お疲れ様でございます。
原作では、ファが一方的に地球帰りのカミーユに対していぶかしい思いを抱くにとどまっていましたが、今週の展開は脱帽です。
フォウと出会ってカミーユが変わったように、ヘンケン艦長と情事を経験したファも大人になったんだなぁと。
胃のひりつく様な戦闘シーンも大好きですが、こういった展開も大好物ですので。
(来週辺りは、また別の意味で胃がひりつきそうですがw)
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
今回もお疲れ様でした。
遅くなりましたが。
3周年、おめでとうございます。
ここでISAPさんのSSに出会えて、私は本当に幸せ者だなと思っております。
ずっと書き続けるということは、思っている以上に大変なことです。
それを続けて下さっているISAPさんには、感謝してもしきれない気持ちです。
これからも頑張って下さいね。
・外伝
初々しいジュナスが可愛いかったです。
現在のジュナスにはない若さと好奇心が、朴念仁の行動を後押ししているのかな。
でも、だからといって、これが上手くいくとは思えないw
テレサの姿に理性が吹っ飛んだら、それはそれで面白いかな〜。
テレサもすごく可愛かったです。
ジュナス、そろそろ名前で呼んであげようよw
・122回
ファ・ユイリィ キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
冒頭に繕い物しているファがきたから、これはエマさんの
ボタンのシーンと比べてるんだーと思ったら…。
最後にエマさんが聞いてるよ!!!w
フォウと出会ったカミーユよりも、ヘンケン艦長と関係をもったファの方が
大人になってますね〜。
あの四角関係は切ないですが、それぞれが対峙した時の
気まずさとか冷戦とかを考えると面白いです。
なんとなく、ファが原作のレコアさんを若くした感じに思えました。
来週は修羅場ですかw
ISAP氏は凄いなぁ(*´д`*)
>いつの間にか後ろに居たエマ・シーン中尉が、頬を痙攣させながら無理に微笑んだ。
で思わず吹き出してしまった、リアルで(*'∀`)
次回も楽しみだ(`・ω・´)
飯すら一緒に食えないし、コードは替えるわ
ヘンケン艦長、せつないね…
今週もISAPさんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ひとつのエピソードのふくらませ方といい、その使い方のうまさといいい
面白い話っていうのはこう作るもんだという見本のような文章ですね。
他のSSがインスタントコーヒーなら
このSSは専門店のマスターがいれた高級なエスプレッソというカンジ。
おいしすぎる(・∀・)
>>532 そういう荒らしが大好きそうな物言いはヤメレ・・・
そんなことより感想を書け
エマがエロカワイイ
536 :
荒らし:2005/05/23(月) 18:56:07 ID:YGf56+4i
呼んだ?
訂正
原作よりエロカワイイ
エマさんいい女や…。
エマーッ!エアーッ!アーッ!
∧_∧
(´・ω・) <今週はファに萌えるべきだと思うにゃ〜
.c(,_uuノ
日にちはずいずん経ちましたがISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
まずは3周年おめでとうございます。
ほぼ週刊ペースで質を落とさず続いているSSは、非常に稀有で
感想を書くだけでもところどころが定型句じみてるフシのある
自分にとっては、鑑ですね本当。作品と作者の鑑。
払える対価としては感想しかなく、それがご期待に沿えるかどうかは
分かりませんが、環境が許す限り書かせて頂きます。
ところで前々から気になってたんですが、コテ名の「ISAP」というのは
どういう由来なのでしょう。連載当初は「ISAQ」でしたが。
ググってみた所
ttp://www.ir.isas.ac.jp/iso/lws/node2.html というのが出ましたが、さっぱりです。
番外編の方は、「えええっ!?」って驚くジュナスに尽きます。
せっかくの眼福に対する反応が、例えるなら海外のドッキリ番組において
自分の車を目の前で破壊され呆然と立ち尽くすおじさんのごとし。
「ここでターゲットにネタ晴らし。
無事な愛車を見てほっと一息をつくターゲット。しかしあの顔はおかしい」
てな感じの掛川裕彦のナレと拍手でオチそうな反応には、どうしても笑いが。
あぁでも、ここぞジュナス。朴念仁だけどいい人で頼れる主人公。でも朴念仁。
初戦は苦労しそうな上、「卒業が近く」、これっきりでも自然といえば自然で
一年戦争じゃヒマも無さそうで、戦後もオペレーターを引きずり女性とは無縁。
ともすればジュナスの経験、ベルと結べたとしても二度目では……?
ブランク約8年。8年っていえば、桃園の誓いから董卓誅滅までですよ。
歴史は刻一刻と動いてるのに、ジュナス一人が取り残されてて、物の哀れを感じます。
しかしどうして番外編では女性に対する見方がシビアなんでしょうか。
なんかこう、そばにいるであろう複数もしくは一人の女性を
「萌え」じゃなく「危険物」として観察されてるような気がしてやみません。
何度も何度も静電気を落とし、火薬庫におそるおそると忍び込む。
そんな感じの女性観をお持ちであれば、置かれている環境に黙祷します。
そして本編。
こちらで気にかかるのが、Z終盤の流れ。
上手くは言えませんが、ファ絡みで一つ
原作とは違った展開になるような予感が。
>資料により差異があるが、ソロモン攻略戦等と比べれば軽く10倍以上の開きがある。
これは初耳。もっと戦力があるかと思ってました。
政治情勢とかMSの発展とかその他いろいろな条件抜きの妄想話ですが
この段階でビグザムがいたらそれは物凄い脅威だったのでは考えたり。
そしてウッディさんの例のセリフが脳裏を掠めもしましたが
しかし、デンドロとかノイエとか、そういうのが一機ぐらいあっても
いいような気も……
話はファに戻りますが、「レコアとメタスを交代で使う」っていうのが
レコア離反の一因になったりは。
理由は先読みになるので控えますが、彼女が不平や挫折感を
味わいかねない状況が「ファと同じ機体を使う」事でありうるような。
>資料により差異があるが、ソロモン攻略戦等と比べれば軽く10倍以上の開きがある。
これはあくまでも現時点での話し。
ISAP氏も書いているとおりこれから
>両陣営共に連邦軍の各部隊の取り込み工作を行い組織拡大を図っていた。
ことで、双方共に戦力を充実させて最終回近くのコロニーレーザー争奪の大規模戦闘が行われたわけで。
しかし、改めて原作を見直すとエゥーゴはアーガマとラーデッシュしか戦力がないようにしか見えん。
ファーストのワッケインやウッディみたいな脇を固めるキャラがいなかったせいかも。
しかし、このハナシはオリジナルである以上
レコアさんが離反しない可能性とかむしろファが離反するかもしれないとか、
エゥーゴが大軍に成長する可能性とかいろいろあるんじゃないかなと思った。
たしかにその可能性もじゅうぶんにあるし
最終的に萌えれば&面白ければ何でも許せると思う俺ガイル。
だが、
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < リベカたん、再登場マダ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| .佐賀みかん. |/
フォンブラウンに降りたとか何かの拍子にベルナデッタが
再びトリノに陵辱されたりする可能性というのは
どんなものなのだろうか。
そんな可能性は認めないいいいヽ(`Д´)ノ そんなエロはいらんんんん
状況見るからには・・・
これ以上精神的ショック受けたら自殺しちゃうぞ
映画 『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』公開記念(=゚ω゚)ノage
機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者
見てきたよ。VOEとはまた違った面白さが
あった。エマさんやレコアさんがいい女性になっていたな・・・
ISAPさんの書かれるものとはまた違ってなかなか良かったですよ。
というわけで
5月29日はISAPさんの映画鑑賞のためお休みですw
映画は公開するわ、神の光臨を明日に控えてるわ、ってのにさびれてるな・・・・
元気なのは馬鹿な煽り野郎ばかり、ってか。
このスレは基本的に静かなスレなのさ。
553 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 11:41:00 ID:WLLDn7X1
インスタントコーヒー上げ
黙してただ待つのみ・・・
降臨後感想の雨あられ・・・
まあ、気長に待つとしますか・・・。
>>546 ヘタなこと書くなよ…。
ISAP先生の灰色の脳細胞を刺激しちゃったらどうすんだ。
まぁ一回やられてるから二回目もおな(PAM!PAM!
>>556 キサマぁ! ベルたんにあやまれぇぇぇ!!!
∧ ∧
(||。Д゚)ヘ_∧
(つ´゙( )
| 'ヽ、 ノ
ヾ ィ゙ , O)
~"(_)、__)
>>557 そのAAでエヴァの映画を思い出した。
そういや封切り日に行ったのってエヴァ以来だったな・・・ あの日も混んでたな・・・
先刻までのカミーユへのマイナス感情が、溢れる快感で無理矢理押さえられてしまう。
エマの身体を気遣いながらも、カミーユは挿入したペニスを動かし始めた。
「ああっ‥‥‥あっ‥‥‥あぁっ」
カミーユの腰の動きに合わせて、目をぎゅっと閉じたエマが湿った喘ぎ声を上げる。
少年の荒い息がエマの耳元を擽り、彼女の腹の奥に微妙な快感を与えてきた。
エマは、カミーユに組み敷かれる“ひ弱な”自分をどこか不思議な思いで捉える。
17歳の少年が、二人の感情のすれ違いを身体で誤魔化そうとたのは狡猾だ。
しかも、それを計算尽くでなく劣情の赴くままに行っているのが始末に負えなかった。
「エマさんっ、いい‥‥‥いいですっ!」
カミーユが自分を性欲に潤んだ瞳で見つめているのに気付き、エマは顔を火照らせる。
「だめぇ‥‥‥ら、らめぇぇ‥‥‥」
カミーユの手が、エゥーゴの制服越しにエマの乳房を強く揉み込み刺激し始めた。
敏感な乳房を刺激されると、もっと触って欲しくて、エマは自然にカミーユに甘える。
7歳年下の少年に自分を委ねる感覚は、エマの快感を否応なしに増幅させた。
「だ、だめだってばあぁぁっ‥‥‥!」
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第123回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
基本的に東洋系の美人であるエマ・シーンは、普段から厳しい表情が多い。
彼女の柔らかい顔を知っているカミーユでも、萎縮してしまう事がない訳ではない。
それは、彼女が艦内での地位を得つつある事と無関係ではないだろう。
殆ど予告なしに現れたこの時のエマに、カミーユは言葉を無くして硬直した。
カミーユの脳裏に、いつぞやのエマの怒りの表情が思い出される。
あれは3ヶ月前、テンプテーションでファがアーガマに避難して来て再会した時の事だ。
あの時のエマの憤怒の瞳を思い出すと、因果地平まで逃げたくなるカミーユである。
「あ、あの、エマさん‥‥‥」
恐る恐る口を開くカミーユを、硬い表情のエマは完全に黙殺した。
黄色いノーマルスーツのエマは、どうやら補給物資の点検に来ていたようだ。
その途中で、ファ・ユイリィと話しているカミーユに気が付いたのだろう。
エマが口を開こうとすると、ラーディッシュ組の整備工達が彼等の傍らを飛び過ぎる。
「ファ・ユイリィ軍曹、リシュレール中尉が慣熟飛行の件で呼んでたよ」
リシュレール・サントス中尉は、ラーディッシュのエースを張っているパイロットだ。
気さくに声を掛けて来た一人に、ファは見た事もない落ち着いた表情で頷いた。
「了解です」
「ラーディッシュへ帰る便は1時間後だってさ」
通り過ぎて行く整備工に、ファは慣れた様子でにこやかに頭を下げる。
ハイスクール時代でも、カミーユはファの交友関係全てを把握していた訳ではない。
彼女が話さなかった交際相手なぞ、実は殆ど知らないカミーユである。
それでも、カミーユはファは自分だけを見て近くに居ると思っていた部分があった。
気を取り直したエマは、豊かに盛り上がった胸元を突き出しながら言う。
「訓練のレポートは来ているわ。頑張ったようね」
セリフの内容こそ親しげだが、口調がまるで喧嘩を吹っかけているような鋭さだった。
カミーユには、空中で二人の視線がぶつかって火花を散らすのが見えた気がする。
少しばかり眉を顰めたファは、しかしすぐにエマに敬礼を行った。
「ありがとうございます」
軍曹であるファは、中尉であるエマより、少尉であるカミーユより格下である。
アンマンでの訓練によって、それを忘れない程度には軍人になりつつあるファだ。
エマを前にして一歩も引かないファの横顔に、カミーユは何故か焦燥を感じる。
カミーユは、おろおろと慌てるファを庇うという場面を想像していたのだ。
「メタスの操縦訓練は50時間を超えましたので」
実は、アイリッシュ級2番艦ラーディッシュ艦内でファは相応に腕を認められていた。
そうでなければ、試作機と言えど新型可変MSの担当になりはしない。
「そう? 後で反応と照準のスコアを見せて貰うわ」
エマのセリフに穏やかな微笑を浮かべる少女を、カミーユは唖然と見つめた。
ふと、少年は先程のファと仲が良さそうな整備工が消えて行った方向を見つめる。
幼馴染のママゴトのような“軍人ごっこ”に、カミーユは突然怒りを覚えた。
「遊びで戦場に出られちゃ、堪らないんだよな」
騒々しい格納庫を見ながら、聞こえよがしに思わず呟いてしまうカミーユである。
カミーユのイメージの中のファは、未だにお節介焼きの口煩い女子学生なのだ。
そんなヒネた言葉を聞き止め、表情を硬くしてファがカミーユに向き直る。
「カミーユ、それあたしの事?」
ファは、自分の“2ヶ月間”にそれなりの自負と少しばかりの誇りを持っているのだ。
泣きながら過ごした訓練の日々は、少年に一言で否定されるようなものではない。
「別に! ファは心当たりでもあるのかよ?」
「そういうとこ、変わらないのね。カミーユっ!」
「悪いかよ!」
自棄のように叫ぶカミーユに、横に立つエマはファと違った意味で不快感を表した。
元々、カミーユ・ビダンはエマ・シーンより7歳年下で幼い部分がある。
それでも、この物言いは地球降下作戦で成長したはずの人間のセリフではなかった。
エマは、自分の女性的な憤りの矛先を逸らされてしまったようで複雑な顔で唇を噛む。
そこへ、タイミングを見計らったように中位の球形物体が漂って来た。
「カミーユ ト ファ、ケンカ! カミーユ ト ファ、ケンカ!」
「五月蝿いっ!」
陽気な電子音声を上げ続けるハロを、苛立たしげに蹴り飛ばすカミーユだ。
「カミーユ! ファ! 止めんか!」
そこへ、丁度近くを通り掛ったアーガマ艦長ブライト・ノア大佐が大声を上げる。
ブライトは、頭の上を急速に飛び去るハロをさっと避けて近付いて来た。
「パイロット同士での口論は戦闘に差し支える。それ以上続けると自習室入りだ!」
「ブライト艦長‥‥‥!」
驚いたエマは、いつもの冷静で理知的な顔に戻ってカミーユから距離を取る。
カミーユを睨んでいたファは、大佐であるブライトに敬礼しつつ言った。
「とっくに止めてます。しつこいんです、カミーユは。男のクセに」
ファが口にしたセリフは、男らしさにコダワリを持つカミーユに当て付けたものだ。
エマは、口を尖らして横を向いたカミーユを庇うように口を開く。
「いいじゃありませんか。レクリエーションですよ、レクリエーション」
舌打ちをしたカミーユは、ファをちらっと見てから小さく頭を下げて強く床を蹴る。
「‥‥‥は! 今後気を付けます」
無重力の格納庫の出口に向かって飛んで行くカミーユを横目で見て、エマが言った。
「おかしいのよ。カミーユも、‥‥‥きっと貴方も。今もそうでしょ?」
この時、勝手に動く口に戸惑っていたのは実はエマ自身の方だ。
自分でも何を言っているのか判らないまま、エマは感情に任せて言葉を続けた。
「カミーユはアーガマに帰ったけど、心は此処にはないわ」
それでは心は何処にあるのか?という瞳のファから、エマは無意識に視線を逸らす。
そんな事が判れば苦労はしない──いや、自分の方が教えて貰いたいくらいだ。
少年の心があるのは此処ではない地球か? だとしたら『誰』のそばにあるのだ?
「‥‥‥随分とカミーユの事、ご存知なんですね?」
訝しげな表情で覗き込んで来るファの瞳から、エマはさりげなく視線を逸らす。
ただ、カミーユの心がないのは事実で、だからこそファは違和感を拭えないのだ。
ブライトは、まるで能面のように表情を無くしたエマに向かって口を開いた。
「中尉からカミーユに何とか言ってもらえないか。僕じゃない方がいい」
「何故? レクリエーションではいけません?」
小さく肩を竦めるエマに、ブライトは少しだけ心配そうな瞳になって言う。
「違うな。カミーユの目は浮いているよ。うろうろしている」
「私が言ったら余計駄目でしょう。カミーユは本能的に私を好きですから」
「中尉‥‥‥っ!?」
自然に語ってしまったエマは、しまったというように後悔で強く唇を噛み締める。
エマの前に立つブライトとファは、余りの驚愕で目を見開いた。
自分の迂闊さに臍を噛むような思いで、エマは二人に向かって慌てて取り繕う。
「う、自惚れで言っているのではないのです。
つまり、カミーユのマザーコンプレックスに手を貸すのが怖いんです」
今度も、エマの口は彼女が考えていた以上の気持ちを勝手にセリフにしてしまった。
そして、口に出す端からエマは自分の言葉が真実以上の真実だと判る。
睨む様に自分を見ているファを視界の端に捉えながら、エマは静かに言った。
「私、カミーユの母親代わりにはなれませんよ──」
そうだ、カミーユが身の回りの女性に求めているのは究極的には母性なのである。
先程のファへの態度なぞ、母親が着飾って出掛ける時に駄々を捏ねる子供そのものだ。
留守番に放って置かれた少年の、帰宅した母親への無意味な文句に近い。
エマも、カミーユの複雑な家庭環境は知っているし一応は理解しているつもりである。
何しろ、少年の家庭事情が彼女をエゥーゴに参加させた一因なのだ。
カミーユの母親は、父親と同じく彼の前でティターンズ兵士に射殺されたのである。
それを行ったのが、エマの昔の同僚でもあるジェリド・メサ中尉だった。
だが、エマ・シーンはカミーユの母親でもないし彼の母親になりたい訳でもない。
そして、恐らく難しい顔で黙り込んでいるファ・ユイリィもそれは同じだったろう。
「そりゃ、中尉は母親にはなれないだろうな。しかし、困ったな」
戸惑いを隠せないまま首を傾げるブライトに、エマは淡い表情で答える。
「突き放して、カミーユの自覚を待つ以外、ありません」
カミーユの心がある『何処か』の『誰』かは彼の母親に相応しい女だったのだろうか。
逢ってみたい気もするし、逢いたくもないような気もするエマである。
「全く、図体ばかりは一人前のクセに、世話の焼ける子供だ」
ぽりぽりと頭を掻くブライトに、エマは少しだけ肩の力を抜いて問い掛けた。
「軍隊では、父親役が兵を育てるものでしょう? そう聞きましたが」
「判った。‥‥‥ったく」
そう言って歩み去ってゆくブライトの背中から、ファは強張った顔でエマに向き直る。
少女が口を開こうとした瞬間、格納庫入口から一体のノーマルスーツが流れて来た。
「──久しぶりね、ファ」
場の空気を変えるような凛とした声を掛けて来たのは、レコア・ロンド少尉だった。
短い髪を掻き揚げるレコアは、随分と自信に満ちた表情である。
彼女は、新型可変MSのパイロットに抜擢されたという事実が余程嬉しかったようだ。
その裏には、クワトロ・バジーナ大尉の強力な後押しがあった事を彼女は知らない。
「これがメタス? 操縦は私に任せてくれていいわよ、ファ」
メタスを見上げながら言うレコアは、既に機体を独占するつもりのようだ。
もっとも、先日まで女子高生だった少女相手ではそう感じても仕方ないかもしれない。
「‥‥‥あたしも、頑張りますので」
どちらかと言えば、ファ軍曹はエマ中尉よりレコア少尉の方に好感を持っている。
だから、彼女はレコアの一方的な勘違いも敢えて訂正せずにおこうとした。
機体腹部の三本のパイプを興味深そうに見上げながら、レコアがファに語り掛ける。
「ジェネレータは?」
「理論値では1640kwです。スラスターは77,000kgですね」
「GMUの8%と24%増し‥‥‥。装甲もガンダリウムだし、意外と使えそうね」
ふんふんと感心したように頷いていたレコアは、ふと思い出したような顔になった。
「そうそう、さっきそこでヘンケン艦長に会ってね」
ヘンケン・ベッケナー中佐の名前を聞いた途端、ファは無言で目を見開く。
アーガマと合流した後で、ヘンケンは艦長であるブライトに挨拶に来ていたらしい。
緊張した面持ちのファには気付かず、レコアは右手に持っていた物をエマに差し出す。
「ヘンケン中佐からよ」
それは、可愛いリボンが掛けてある小さなプレゼントの箱だ。
そういえば、ヘンケンに頼まれてファはアンマンで買い物に付き合った事があった。
不器用な彼に代わって、ファは一所懸命プレゼントを選んでやったのだ。
エマが恐る恐るそれに手を伸ばす動作を、ファは拳を強く握りながら凝視し続ける。
「ありがとう。‥‥‥でも、困ったな。どうしましょう、これ?」
受け取っては見たものの、エマは困惑した表情でそれを上から下から覗き込んだ。
「さぁ‥‥‥? あたしへのプレゼントじゃないですから」
無意識に冷たい言葉を発してしまったファは、それを恥じたようにはっと顔を背ける。
「──で、でも! ちゃんとヘンケン艦長にお礼を言った方がいいかと」
そのまま無言で目礼して、ファは定期ピストン・ランチへ向かって身体を泳がした。
レコアも、自分の役目は終わったとばかりにさっさと格納庫出口へと飛び去る。
「渡しましたからね、エマさん」
その場に取り残されたエマは、弱り切った顔でプレゼントの箱を手の中で持て余した。
──次回、6月5日。
次 回 、 「 シ ロ ッ コ の 眼 」
ISAP氏、毎回お疲れ様でございます。
一番気苦労が絶えないのは、誰あろうブライト艦長なんでしょうね。
本来ならば3倍速い人も父親役を担うべきなんでしょうが、最後まで母親を求め続けたようなお方でしたしw
ミライさんがアーガマに居れば、また違ったんでしょうが。
>その裏には、クワトロ・バジーナ大尉の強力な後押しがあった事を彼女は知らない。
レコアさんは、この事実を知ったらどう思うんでしょうか。クワトロの好意を嬉しく思うのか、歯痒く思うのか。
それとも終ぞ知らないままなのか。“シロッコ”の文字を見て、思わず考えてしまいました。
機を見て、映画も見に行かないとなぁ。
>>550さんが、「エマさんやレコアさんがいい女性になっていたな・・・」と仰っておるので、エマ&レコア好きとしては非常に楽しみでありますヽ(´ー`)ノ
ISAPさん乙です!!!!
あああああぁぁぁあああエマたん可愛すぎ!!!!!!!
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
エマ、ファ、レコア。
今回は三者三様、このスレのタイトル通りですね。
どういう訳か、VOEに出てくる原作キャラでは
レコアさんの行く末が一番気にかかってたりします。
ゆえに今回の妙にうきうきしてる姿には、不憫さを感じる事感じる事。
ファは、前回と今回を見る限り、彼女自身はレコアの味方たりうるように
務めているんですが、彼女自身の「パイロット」という立場が
それを許しそうになく、どころか、逆にレコアを追い詰めそうな予感がしてます。
せめてレコア専用機があれば少しは変わるのでしょうが
そうできない事情がきっとあるのでしょうね。
エマの抱えている葛藤は、ロザミア登場の頃に少し形を変えそうな。
フォウとロザミアは、いろいろと似た部分があるので。
今回の話とはずれますが、ジュナスとトリノが決着をつけるのは
本編の最終決戦よりもちょっと前ではないでしょうか。
トリノを倒さないにしても、ジュナス自身の決着と救済は
あの場所以外では無いかな〜と最近思ってます。
さりげないお返事、ありがとうございます。
上手いなぁ
オリジナルから原作に繋げるとこなんか凄いよ。
>その場に取り残されたエマは、弱り切った顔でプレゼントの箱を手の中で持て余した。
原作のこのシーンでエマさんに萌えた人は多いですよね?
ヘンケン艦長ガンバ!
いかん、寝る前にちらっと見るかぁ、と思ったら・・・見入ってしまった
相変わらず描写が凄いなぁ・・・その情景をリアルに想像できるってのは本当に凄い・・・
しかも劇場版Zのおかげで想像できる映像がパワーアップ!
いやマジで今回出てきたブライト艦長とかが脳内で劇場版ブライトとして再生されてた
その所為かいつもよりも余計に楽しめました(*´д`*)ハァハァ
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
今回もお疲れ様です。
エマさんの「母親役にはなりたくない云々」のシーンを、
VOEでカミーユと関係を持っちゃったからどうなるんだろう
と思っていましたが・・・・ そうきましたかっ!! (・∀・)ノ
エマさんの心の葛藤が見え隠れして、よかったです。
エマさんの、カミーユに求められる女性になりたくてもないもどかしさ。
ファはファで、カミーユに1番近い存在であるが故に、女と幼馴染みという立場が
せめぎ合ってて、さらにカミーユがファを対等に見てくれない辛さ。
レコアさんは、独り身の寂しさをプライドで固めて必死に固定しているし。
女性陣のそれぞれの思いが見事に交錯してて、うはうは♪して読んでました。
この3人だと、VOEで1番冷静なのはファかもしれませんね。
この先のブライト艦長の気苦労を考えると、可哀相でなりませんw
がんばれ、ブライト艦長〜。
585 :
584:2005/05/30(月) 00:12:14 ID:HbnGtE/L
間違ってるよ〜。
訂正。
×エマさんの、カミーユに求められる女性になりたくてもないもどかしさ。
○エマさんの、カミーユに求められる女性になりたくても「なれない」もどかしさ。
そういえばグラサンの人、この話では父親代わりで胸がトキメクって場面がなかったんだよなぁ・・・
. +
* + 。 * .
。 ,ィ'i^i^ト,、 + .
!'´⌒ ンヽ ぃ ゃ っ ほ ぉ ぉ ぉ ぅ !
((从ハi[》《]i
i、ヮ^ !)|!|○ * 。エマさん萌えーーーー!!!
. .´ O}SiS{_ノ 。 . +
ガタン ||| /|i__i|ヽ> ´ |||
>>586 あれ、科白としてはなかなかだが
実際クワトロがカツの父親代わりに何かやったかっていうと・・・・・
ぜんぜん父親っぽいことしてないような・・・・・・
>580
>ジュナス自身の決着と救済はあの場所以外では無い
あの場所って? ゼダンの門?
ISAPさんキターーーーーー!!!!!
同じマザコンなカミーユにならシャアは・・・・・何もできんか
>588
コロニーレーザーじゃないか?いや、ゼダンの段階で決着つけるのも
なかなか面白いかもしれないな。それ後フランとベルとの三角関係が
逆に進行しそうだが・・・
「5/28(土)〜29(日)の2日間の興行成績」
「交渉人 真下正義」
動員 21万7000人 興収 3億1150万円 公開スクリーン数 309scr.
「ミリオンダラー・ベイビー」
動員 13万2000人 興収 1億7600万円 公開スクリーン数 264scr.
「機動戦士Zガンダム〜」
動員 11万6500人 興収 1億6100万円 公開スクリーン数 83scr.
真下の半分!? Σ(゚д゚lll)
みんなもっと見に行かんとアカンで・・・・・・
っていうか、公開映画館少なすぎ
興行の規模が違うんだから無理だしょ
むしろこのスクリーン数でこれだけ入ってるってことは評価されるべき。
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ つまり、
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 「機動戦士ガンダム
l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ Voice Of The Earth」を
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / 映画化すべきなんだよ!
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l .\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、 _/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | | l. / |= ヽ/ | .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
l. | l./ .! / | i´|.ー‐' | / | |. ! l
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _
,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー / ゝ
.! \ `‐、. `ー;--'´ //イ;;::::: //〃 \ __, ‐' / / \
ヽ \ \ / / /i:::::. //  ̄ i::::: / /
>>590 ttp://eiga.com/ranking/050531.shtml 「そして、3位の「機動戦士Zガンダム」はさらに凄まじい。
公開2日間で83スクリーンから1億6074万円を搾り取るという荒稼ぎで、
各地の公開劇場では日計新記録が続々飛び出しているという。こちらも興収10億円を超えそうな勢いだ。
しかも、続編の「機動戦士ZガンダムII/恋人たち」も10月に待機中という抜け目なさ。」
>機動戦士ZガンダムII/恋人たち
ステキなサブタイトルですな(・∀・)
Tが「アムロ再び」までだから、Uは「ジェリド特攻」あたりまでか?
しかし、恋人たち、ねぇ
ジェリドマウアーにカミーユフォウにアムロとベルトーチカに
カツとサラとツャアとレコアそしてシロッコ、ハニャーンも?
キ
ス
の
記
憶
・
・
・
598 :
597:2005/06/03(金) 22:50:28 ID:2Cm2k/vG
誰
も
い
な
い
・
・
・
エマさん(*´д`*)
今だ!過疎の600ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
なんでどいつもこいつもこのスレを過疎スレにしたがるのか・・・。
ここは昔からこんなペースでマターリ進行だったから
最近やってきた他スレからの参入者が勘違いするのでしょう
pink鯖はどこも角煮みたいなイメージがあるそうな
まえに夜勤さんも大騒ぎ起こしてくれたジャマイカ
まあ、たしかに今週はカキコが少なすぎたが(・3・)
月末月初は社会人は忙しいのだよ。
今日は知人と映画に行ってまいりました。
>>550さんが仰っていたようにエマさん&レコアさんも「いい女性」になっておりまして満足でございました。
色々思うところもあったのですが、20年を経てもう一度Ζにスポットを当ててくれただけでもありがたい話かなぁと。
改めて、映画のΖもVOEも最後まで見届けたいと思いました。
ライラ大尉あっさり逝きすぎだぜ、こんちくしょー。
もきゅんもきゅんする暇すらなかった・゜・(つД`)・゜・
ライラの、
「間違いない、こいつはニュータイプだ」
ってセリフでゾクっときた。
富野の重さはイナバ物置の2千倍
さて、そろそろ放映時間なわけだが…。先生〜!
先生というと、時代劇の素浪人‥‥‥
噴射式シャワー・ヘッドから、霧のような湯が少女の裸身に全身に吹き付けられる。
顔を守るように覆う透明のチューブの中で、サラ・ザビアロフは目を細めた。
無重力のバスルームにシャワーの湯が充満し、彼女の身体を暖め柔らかく解して行く。
手のひらを擦るように動かされたサラの手が、腕から肩へ、そして胸元へと伸びた。
起伏に乏しい少女の乳房は、まだ未成熟な小さな膨らみでしかない。
それでもゆっくりと乳房を撫でると、胸の奥がドキドキとしてゆくのが自分で判る。
サラがふにふにと乳房を揉み込んでいる内に、いつしか乳首まで硬くなってきた。
少女は、下から乳房を抱えて持ち上げてシャワーの飛沫を当てるようにする。
もどかしい刺激に晒される乳房の感触に、サラはうっとりと目を閉じた。
この乳首をあの方に触って戴けたら──そう考えるとサラの全身が一気に熱くなる。
勿論、それは恥ずかしい想像だったが、だからこそ彼女の頬を染めてしまう。
あの方は、あたしの裸を見たら何と言って下さるだろう? 喜んで戴けるだろうか?
それとも、こんな貧相なスタイルではがっかりされてしまうだろうか‥‥‥
サラの二つの乳首は、いつしか両側から引かれているようにきゅっと上を向いて行く。
下腹部の、そう、臍の下辺りがきゅきゅんっと疼いてずうぅんと重くなった。
唇から耐え切れない吐息を漏らしながら、サラはシャワーの水流を下半身に向ける。
「‥‥‥ん、く‥‥‥」
重力のないバスルームで、水滴は肌に当たってから宙に浮かび続けた。
湯気で次第にぼんやりとする視界の中で、サラは足の付け根の薄い恥毛に湯を当てる。
そっと割れ目の入り口に指を当てて見ると、感じやすい唇が既に綻んでいた。
「ああぁ‥‥‥」
サラは、そこに指先を少しだけ差し込み、くちゅくちゅと探るように動かす。
いつの間にか、クリトリスが熱く硬く尖り始め、体積が数倍に膨らんだように感じる。
少女はシャワーの流れを下腹部に重点的に押し当て、クリトリスを洗う。
「ふわぁぁぁーーー」
頭の後ろに生まれた何か熱い塊が、項を通り過ぎて、背中からずんと尻まで伝わった。
クリトリスより下の唇から、まるで失禁のように粘っこい液体が滲み出す。
とろりと身体の奥底から吐き出された汁の感触に、サラは全身を小刻みに痙攣させた。
いけない、こんなことはいけないことだ‥‥‥とてもはしたないことだ。
そう考えれば考える程、サラの身体はシャワーの湯の温度よりも熱くなってゆく。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth II 恋人たち」 連載第124回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
ティターンズ旗艦大型宇宙戦艦ドゴス・ギアは、その巨体を月宙域付近に置いていた。
周囲に3隻のサラミス改級の戦艦を従えるその姿は、堂々たる威容を誇っている。
新造艦ドゴス・ギアは、宇宙巡洋艦アレキサンドリアの後継艦だ。
すなわち本来は“旗艦”としてティターンズ艦隊の中心に配置されるべき戦艦だった。
その重要性は、エゥーゴ旗艦強襲宇宙巡洋艦アーガマに勝るとも劣らない。
従って、ドゴス・ギアが単独行動をしている現状は些か異常である。
この行動は、参謀として乗艦しているパプティマス・シロッコ大尉の主張による物だ。
シロッコは、新しく編成された部隊の能力査定をその理由にしていた。
もっとも、月を舞台にした『アポロ作戦』までにシロッコに残された余裕は殆どない。
ジャマイカン・ダニンガン少佐は、シロッコに作戦に間に合う事を厳命したものだ。
──作戦実施に間に合うように戻って来なければ、貴公を後ろからでも撃つぞ。
そんな恫喝に対して、シロッコは涼しい顔をして答えたと伝えられている。
──貴官からそのような言葉を聞くのは嬉しい。軍人の志、模範としたいものです。
恐らく、慇懃無礼という言葉を使うのに、之ほど適した場面は他にはあるまい。
さて、そのドゴス・ギアの特異な艦影が太陽光線を受けて鈍く光っているのが見える。
その船体を眺望した時、まず目に入るのが前方に長く伸びた2本のMS用カタパルトだ。
エゥーゴ所属戦艦を見慣れた目には、取り立てて珍しいシルエットではない。
しかし、実はティターンズ所属で双式カタパルトを装備しているのはこの艦だけだ。
ティターンズ所属地球連邦軍正式戦艦は、MS運用を軽視している節がある。
だが、ドゴス・ギアはMS発進用カタパルトを前後左右に合計12基も備えていた。
アーガマの2本、アイリッシュ級の前方3基・後方1基の計4基と比べ過剰な設備である。
この手のいわゆるドゴス・ギアの過剰さは、MSカタパルトだけではない。
左右に据え付けられた超巨大主砲に加え、船体には数多くの副砲を突き出している。
要するに、ティターンズの『力』を象徴している戦艦と表現するのが一番正しい。
そんなドゴス・ギアの中央部にも、通常艦と同じくMSを整備点検する格納庫がある。
サラ・ザビアロフ曹長は、喧騒に満ちている格納庫内にいた。
ティターンズの黒い制服に身を包んだサラは、身動ぎもせずに前方を見つめている。
少女の視界を占めているのは、髪を肩まで伸ばした長身の美青年だ。
サラが見守る中で、パプティマス・シロッコ大尉は無重力の艦内を身軽に飛んでいる。
その動きを一瞬でも見逃さないよう、サラは瞬きまで止めて彼の背中を追っていた。
一年戦争の戦災孤児だったサラは、生まれた時から人に愛されたという記憶がない。
孤児院に居た頃から、サラはその勘の良さのせいで友人に疎まれていた。
社会に出てからも、常に利発であろうとする彼女は邪険に扱われる事が多かった。
だが、身寄りの無かった彼女は常に努力し才能を磨き続けるしかなかったのである。
孤児が社会に受け入れられる唯一の方法は、役に立つ人間であるという事実のみだ。
そう考えたサラは、最年少でハンバーガーショップの雇われ店長になった。
しかし、彼女はそこでも部下や上司から生意気な子供だとしか見られなかったのだ。
サラは、次第に他人に期待したり愛情を求める事を止めてしまった。
ただひたすら、無表情に日々をこなし無感情に時間を浪費しようとしたのである。
ところが、ある時期から少女の勘の良さに目を付けて近付いて来た組織があった。
それが、地球連邦軍のニュータイプ研究所だと知ったのはしばらくしてからである。
一年戦争終戦後、地球連邦軍ではニュータイプの研究が盛んに行われていた。
地球に棲息する人々は、新人類への進化への欲望を捨てきれずにいたのだ。
もっとも、本来なら放っておいてもニュータイプは自然発生するはずである。
ジオン・ダイクンの提唱によるならば、人は宇宙に出る事によって進化するのだから。
しかし、軍隊の性急さは夢物語のような「人間の進化」という希望的観測を無視した。
これら研究所の中では、オーガスタ研究所とムラサメ研究所が、有名所だ。
サラは、年齢が若い事もあって連邦軍直轄のニタ研で研修を受ける事になった。
各地の独立した研究所では、被験者に人体実験紛いの“調整”をしているとも聞く。
サラが、そんな“本格的”な研究の対象とならなかったのは幸運だったろう。
研究所に通いだして半年後には、サラは所員に誘われるまま店を辞めて軍属になった。
だが、ニタ研でも彼女を取り巻いたのはやはり無愛想な研究者だけだ。
3ヶ月半前、そんな彼女の前に現れたのがパプティマス・シロッコ大尉だったのだ。
サラは、シロッコと出会った日の事を今でも鮮明に覚えている。
日課の訓練が終わって教官室を訪問した彼女は、そこで彼と出会ったのだ。
巨大宇宙輸送艦ジュピトリスが地球圏に帰還したのは、0087年4月29日である。
全長2km以上という惑星間移動可能な艦は、8日前に3年超の航海を終えたばかりだった。
シロッコは、その報告に地球に降り立ったついでにニタ研に寄ったのである。
窓から差し込む陽を逆光に浴びた青年は、自己紹介を終えた後で優しく微笑んだ。
──サラ・ザビアロフ‥‥‥。サラ、と呼ばせて貰っていいかな?
恐らく、その瞬間サラはパプティマス・シロッコに心を奪われてしまったのだ。
肩まで伸びた艶やかな髪に、細面の中で少し吊り目勝ちな瞳が涼しげに笑っている。
すらりとした長身も、洗練された身のこなしも、全てが光り輝いていた。
常時顔に貼り付けている無表情さを剥がされ、サラは頬を染めつつ急いで敬礼する。
──は、はい、勿論です!
──それでは、私もパプティマスと呼び捨てにして欲しい。
サラが答えた「はい、パプテマス様」というセリフに、シロッコは淡く苦笑した。
教官室には他に同級生のシドレも呼ばれていて、彼もすぐシロッコと挨拶を交わす。
特に仲が良い訳ではないが、サラもシドレが誠実な少年なのは知っていた。
その場で、サラとシドレは教官からシロッコの下に配属される旨の辞令を受け取った。
シロッコは、ニタ研の資料から研修中の二人の才能に目を付けたらしい。
その時、30分位だったろうか、他にどんな話をしたのか実はサラは殆ど覚えていない。
ただ、シロッコがシドレの質問に答えた言葉だけは聞き逃す事はなかった。
──考えるのは後で良い。考える時間を手に入れる為には勝つしかないのだ。勝った上で
平和のありよう、人の行きようを示せば良い。それまでは私に命を預けてくれ。
サラは、その言葉に心から感動してシロッコの為に生きようと決意したのだ。
それはシドレも同様だったようで、彼の身体が感動で震えているのがサラにも判った。
二人が、ケネディ・スペース・ポート偵察を命じられたのもこの時だ。
5月11日に発動されたエゥーゴの『ジャブロー侵攻作戦』の、実に4日前である。
元々、エゥーゴの作戦が事前に連邦軍にリークされていたのは歴史家の間では常識だ。
そうでなければ、あそこまで大規模な連邦軍基地引越しなぞ不可能だったろう。
ジャブローを訪問したシロッコは、エゥーゴの作戦を聞いて策謀を巡らせたらしい。
彼は、三年間留守にしていた間の地球圏をその手中に収めようと画策していたのだ。
──しかし、エゥーゴはケネディ空港に立ち寄るでしょうか?
エゥーゴがジャブローと共に核爆発で消失すれば、全くの無駄足になりはしまいか?
当然の疑問を口にしたシドレに、シロッコは満足そうに頷いたものである。
──そこで消える組織ならそれで良い。だが、そうでない場合を予測すべきなのだよ。
そして、シロッコはエゥーゴの中継地はケネディだと情報分析して見せたのだ。
だが、軍の目を盗んでの情報収集だからこそ一般のパイロットを使う訳にはいかない。
そこで、シロッコ直属となる新人の二人を諜報に使うことにしたのだろう。
──そこで、機会があればこの女性と話して観察してみてくれないか?
シロッコがサラに手渡したのは、レコア・ロンド少尉の画像の悪いスナップ写真だ。
レコアがジャブローで捕らえられ“尋問”中だったのも、シロッコの耳に入っていた。
訝しげに写真を見つめる彼女に、シロッコはさらりと語ってみせる。
──彼女は、エゥーゴ幹部の愛人と目されている。興味深くはないかね?
この時点では、レコアがクワトロ・バジーナ大尉の恋人だとは知られてはいない。
だが、さすがにエゥーゴでも幹部級の人物であろうという事は調査されていたのだ。
ちなみに、レコア一人を敵本拠地へ偵察に向かわせたエゥーゴ上層部は異常である。
普通なら、エゥーゴ設立初期メンバーを単独で危険な潜入作戦に使うだろうか?
写真から顔を上げたサラは、シロッコの命令ならどんな事でもしようと密かに誓った。
エゥーゴのような凶悪なテロリストから地球を救ってくれるのは、彼しかいないのだ。
──判りました。彼女に、パプテマス様の平和の理想を伝えてみます。
シロッコがそのセリフに細い目を向けて笑い返してくれたのを、サラは忘れはしない。
──そうだ、サラ。私は人の世を善き方へ導きたいと考えているだけなのだよ。
そして、サラは見事にケネディ・スペースポートでレコアと接触してのけたのである。
ぼんやりとしていたサラは、目の前にノーマルスーツが流れて来るのに気付いた。
金髪を下品にリーゼントにしている彼は、ジェリド・メサ中尉である。
その後ろには、厳しい顔立ちのマウアー・ファラオ中尉が彼に従うように流れていた。
いつの間にか隣に来ていたシドレ曹長が、サラを促すように肘で合図してくれる。
サラとシドレが直立して敬礼する前に、ジェリドが乱暴に着地した。
「──ったく、お前達のようなガキのお守りをさせられるとはな」
サラ・ザビアロフ曹長とシドレ曹長は、本日付けでジェリド小隊に配属されたのだ。
本来、マウアー小隊がアレン・クロワゼット少尉とダグ・カスタネダ少尉の二人で
少々、指導力が疑問視されているジェリドには部下はいない。
ところが、実力のあるアレン&ダグが緒戦で退けられた事で状況が変化したのである。
急遽、シロッコ子飼いの二人もMSを与えられ戦場に出ざるを得なくなったのだ。
ジェリドの吐いたセリフに、サラとシドレは不快そうに眉を顰める。
少なくとも、パプテマス様ならこんな無神経なセリフを口にしたりはしないと思う。
「お言葉ですが中尉、私達は十分訓練を受けています」
硬い表情で口を開くサラに、シドレも応援するように声を上げてくれる。
「そのように言われるのは心外です、ジェリド中尉」
だが、16歳になったばかりのサラとシドレは24歳のジェリドから見たらまだ子供だ。
「君達は、シロッコが選んだニュータイプ候補生だ。しかし、この手だよ。
まだ汚れを知らないこんな手で、人殺しができるのか?」
ジェリドは、敬礼する二人の小さな手を小馬鹿にしたように眺めながら言った。
「‥‥‥私は人殺しは致しません」
サラは、別に地球連邦軍で昇進したり栄華を極める為にここにいる訳ではないのだ。
そんな幼い潔癖さを見せる少女に、ジェリドは大袈裟に肩を竦めて見せる。
「じゃあ何でMSのパイロットになったんだ? ここに遊びに来ているのか?」
「戦争は、人をより良く生かすための必要悪ですから。そのために戦うだけです。
戦闘局面であっても、殺さないで済む敵ならば殺しません」
そんな真っ直ぐなセリフを目も逸らさずに言うサラに、ジェリドは呆れたようだった。
「そんなことでは、敵に殺されるぞ!」
「私はまだ死にたくありません」
「なら何でパイロットになった!?」
思わず、パプテマス様の為ですと叫びそうになったサラをシドレが庇ってくれる。
「ジェリド中尉、軍は個人的な事は問わないのではないでしょうか?」
さりげなく身を乗り出すシドレに、ジェリドは不満そうに鼻を鳴らした。
「判ったよ。後で、二人の腕を見せてもらおう」
忌々しそうに背を向けて飛び上がるジェリドを、マウアーが気遣うように追う。
「‥‥‥こんなことぐらいで苛々するのではなくてよ」
ジェリドとマウアーの二人は、格納庫の出口へと向かって空中を流れて行った。
遠ざかる二人の背中を睨み付けるサラの目の前に、シロッコの身体が滑り込んで来る。
「サラ、シドレ。明日の作戦、期待しているぞ」
その絶妙なタイミングに目を丸くしたシドレも、すぐに彼に直立不動の敬礼をした。
この人だけは自分を誠実に見つめてくれるという幸福感は、何物にも変え難い。
「私を気にしてくれている人がいる‥‥‥それが、身分違いの高貴な人であっても
私をこんな風に見てくれる人がいるという事は‥‥‥素敵だ‥‥‥」
シロッコは、自分の能力に興味を持って優しくしてくれているだけかもしれない。
そうだとしても、自分がそれに応えるだけの働きをすればいい事だとサラは決意した。
──次回、6月12日。
次 回 、 「 If We Hold On Together 」
いきなりサラの一人えちキター!
しかしカツがいないサラはどんな道を選ぶのか?
この世界で彼女がどんな選択をするのか楽しみで仕方がありません。ムッハー
ISAP氏、今回もお疲れ様です。
黒い、黒いなぁ、シロッコ。それを信じてついていこうとするサラの姿も何とも。
そのサラの入隊までの経緯も納得いくものですし、冒頭に描かれているシロッコに対する欲情も素晴らしい。
そういう描写によって、サラがシロッコを思う姿の説得力が増すなぁと。
>>630氏が仰ってる様に、カツはもういないわけで・・・
この辺りでもISAP氏のお手並みを拝見できるでしょうから、非常に楽しみでございます。
ひそかにタイトルが Voice Of The Earth II 恋人たち になってる!!
祝!第2部開始!!
もしかしてシドレ君がカツの変わりになるのか?
原作では影薄かったけど。
実はアッシマー乗りのアジス君のファンだったりするけど、
アジス君やシドレ君みたいなティターンズ一般兵の出番にひそかに注目してたり。
(いや、シドレ君はNTだから”一般兵”じゃないけど)
原作のサラはカミーユやカツに負けないDQNっぷりだったけど、
VoEIIではどうなってゆくのか楽しみです。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ここでサラ視点というのが渋いですね。
あまり関係ないですが、サラ役の方は1985年6月8日放送の
Z第14話でデビュー(サラではなくアナウンス嬢ですが)されたので
デビュー20周年を控えた今日に、サラへ焦点が当たっているのが
なんとも妙な偶然を感じてたりも。
あと、ヘンケン艦長の人もZがデビュー作らしいです。
さてヨタ話はともかく。
すでに触れられているように、彼女はカツと出逢わない訳で
果たして、カミーユが皆の力を貰った頃にどういう行動を
取るんでしょうか。
あぁ、そういえば力を貸す人数が原作通りじゃないかも
知れないので、そこが見たいような見たくないような複雑な心境です。
>こんな貧相なスタイルではがっかりされてしまうだろうか
この辺り、シロッコは巧い事を言うのでしょう。
言って、サラを喜ばして、ますます惚れさせると。
シロッコとサラのそういう場面は、狡猾と純真入り混じりそうで
大きな期待の一つです。
と書いてる内に
>>632さんのレスを見てタイトル変更に気づいたり。
うぅむ。確かにVoeも恋人たちの話。
そしてVoeは細かな脚色で、Zという20年前の作品に
考察する余地を開拓している素晴らしい作品ですね。
ISAPさん乙です。
冒頭、サラのオナニーシーンという不意打ちに
思わずハァハァさせられてしまいました。
そしてタイトルの
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth II 恋人たち」
タイムリーネタにも笑わせてもらいました。
ところで、次回予告の
「 If We Hold On Together 」
とは一体・・・
(直訳すると 「私たちがともに持ちこたえる場合」・・・???
意訳すると 「ずっと一緒にいられたら」 ・・・これかな?)
ISAPさん(・∀・)乙です!
サラに(*´Д`)ハアハアしてしまうとは
まだまだ自分も青いな。
. +
* + 。 * .
。 ,ィ'i^i^ト,、 + .
!'´⌒ ンヽ ぃ ゃ っ ほ ぉ ぉ ぉ ぅ !
((从ハi[》《]i
i、ヮ^ !)|!|○ * 。サ ラ た ん 萌 え ーーーー!!!
. .´ O}SiS{_ノ 。 . +
ガタン ||| /|i__i|ヽ> ´ |||
>>634 If We Hold On Togetherは、ダイアナ・ロスの名曲です。
おそらく、誰でも一度は聞いたことがあるはず。
637 :
:2005/06/06(月) 02:59:35 ID:mwOuMqzx
そらもちろん、カツのかわりはカミーユだろ
実際カツと一緒にシロッコへの忠誠ぐらつかせたし
・・・いや、務まらないかな、あいつバカだから
ハーフムーン・ラブでいろんなことしちゃうのか、おい。
なんだか楽しみになってきたぞ。
>>632 こんなところでアジス・アジバのファンに会えるとはな。
飴をやろう(ノ´ー`)ノ ⌒ ○
う・ん・ち・く
家族にカララとかハルルとかがいそうな苗字のアジスの声は矢尾一樹@ジュドー。
ISAPさーん、タイトル、タイトルーー!
テレビ版のサラ役の方は劇場版のことを直前まで知らなかったとか・・・
劇場版の声は・・・サプライズ人事・・・なんですかねあれは・・・
>>635 If We Hold On Togetherは日本でもドラマの主題歌にもなりましたね
ISAPさん乙です。
シドレって男だったんだ・・・。
ずーっと女だと思ってた折れは
シロッコってばロリコン野郎だなーと勘違いしてたけど
これで見方が変わりました。
ISAPさん乙です!
サラに(*´д`)ハアハアしたのは初めてです。
タイトルもタイムリーに変わってて驚かされました。
>>641 ナカーマ('ー`)人('ー`)
俺もずっと女だと思ってたよ。
自分の中で
男シドレ=ジャブローの時の捕虜
女シドレ=サラと一緒にいたパイロット
っていう風に理解してたんだがorz
2001/12/09(日)をば
宝島社から出てるムックに「(シドレは)中性的な声から勘違いしている人も多いが、れっきとした男である」ってかいてある。
(結論)VoEの物語中ではシドレは男性。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>641 シドレが男でも女でも関係なく、そもそもシロッコはロリコン野郎ですがナニカ?
>>643 劇場版Ζのクレジットでは「シドレ」になってた
赤い人=ロリコン、シロッコ=ロリコン、ハマーン=ショタコン
流石ニュータイプ!俺たちに出来ない事をやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!
ジュドー=シスコン シーブック=シスコン ロザミア=…シスコン? アムロ=ロボコン
ウッソは・・・?
ウッソは、ショタコン誘発剤
>赤い人=ロリコン、シロッコ=ロリコン
ロンリー、ロンリー、ロンリー、ロリー、あぶないロリータ〜♪
ここは古い地球人なインターネットですね。
妖精の屑に魂を引かれた男達
ISAPさんのホームページってどこ? 知ってる人いたら教えて・゚・(ノД`)・゚・。。
地元にはZ映画が来ない
DVD待ちだが、イナカはイヤだな
>>655 ないと思う
VoE以外の作品も呼んでみたいよー!
呼んで→読んで
(誰か勘違いして、変なのが召還されたら困る…)
ISAPさんの他の作品という意味ね
言ってることには同意だが、一人で3レスも消費しちゃアカンてw
言ってることには別に同意しないが、
ISAQさん時代のは南極にあるぞ。
今更ながら、 ISAP神のサラキターーーー!!!
前の回の原作比三倍増の泥沼人間関係も珍味としか言い様のない味わいを出していましたが今回の直球も堪らない逸品。
この辺の緩急使い分けはまさにベテランの匠の技としか言い様がありません。
で、創作の邪魔にならない程度で(前回分も含めた)感想を。
状況の変更による同台詞での意味の切り返しは流石かと(自分も二次創作で愛用するけどこれ結構しんどいのよ)。
只、原作Ζは殆どの部分が(作品内や1stとの)対比構造で出来上がっているので後々苦労するかもしれません。
行為のひっくり返しは特に多く、たとえばブレックスを暗殺したジャミトフはシロッコに暗殺される。
エマの場合だと裏切り者としてカクリコンに追い回されたのがひっくり返ってレコアを追い回したりしてます。
で、この状況で話を進めると終盤で、話の展開をそのままにして結果構造と話の筋がぐじゃぐじゃになるか、
構造を今の状況に合わせて再構築し役者と話の筋を大幅に換えるか、の二択になるでしょう。
私としては後者を期待したいです。かなり大変でしょうが、それくらいはやってのけるだけの実力がお有りであるはず。
663 :
今回分ね:2005/06/12(日) 07:51:31 ID:Ucwq3Ivj
以前話に出ていた、シロッコ問題(レコアを何処で知ったか等)が見事にケリを付けられていて感服です。
正直サラ(及び所属研究所)は月かコロニー出身だと思い込んでいたのですが(そう思い込む理由がなにか有ったはず)、
よく考えてみたら地球出身でないとティターンズには入れない訳でむしろこっちの方が正解かと。
しかし考えてみると、原作のティターンズ幹部(大尉以上)って作品中でジャミトフ以外誰も地球に降りて無いのな。
ジャミトフも用事で渋々という感じだし、とてもシャアのいう「地球の重力に魂を引かれた人々」とは思えない。
もちろんシャアも知っててあえて悪いレッテルをなすりつけているんだろうが。
原作のこの回で描かれていた事から考えれば、冒頭のサラの自慰も当然シロッコに感知されているんだろうね。
可愛がっている部下が自分を想って自慰に耽る意識の流れをNT能力で受信するのっていったいどんななんだろうか。
まあ、論理の固まりであるシロッコなので冷静且つ理性的に受け止めるんだろうけど。この辺の展開希望。
ついで考えてみると、トリノの狼藉もシロッコには感知されてるはずだよね。物証が無いのを差し引いても、
やはりこの題材をどう調理するか考案中なんだろうな。
次回映画ではサラはシロッコとハマーンを結びつける重要な役割を担うそうなのだけど(ザビ家の遠縁な気がする)、
こっちのサラは一体どうなってしまうのか。
映画で、新展開があったらこっちにも影響するのかな。
>631-633
シロッコってよくサラを利用していると(エゥーゴの人間や視聴者から)悪口を言われるが、
本来軍隊に置いては恋愛感情を持ち込むことは厳禁(部下を贔屓して安全な場所に移動させたりするかららしい)。
それをふまえて考えるとサラ用に(後方での偵察・索敵用)熊を拵えたのは実はかなり軍紀を乱した行為だったりする。
シロッコはそこまでしてでもサラには死んで欲しくなかったんだと考えると、(それが上司の部下に対する愛だとしても)
シロッコは相当サラを大事に想っていると思うのだが。
一人で3レスも消(ry
>正直サラ(及び所属研究所)は月かコロニー出身だと思い込んでいたのですが
>(そう思い込む理由がなにか有ったはず)、
連邦軍のニュータイプ研究所は「宇宙に出ない人間がニュータイプになるため」の
研究をしているところなので地球にしか作らないような気がする
サラが月出身ってソースあったっけ?
「そんな返事じゃあダメですよ? 相変わらずお馬鹿さんですねぇ」
マウアー・ファラオの秘裂を男のペニスが擦り上げ、ねちゃねちゃと音を立てさせた。
彼女の敏感過ぎるクリトリスが刺激され、割れ目の先端が擦り上げられる。
「‥‥‥くぅぅ」
延々と虐められ続けるマウアーの表情が、くしゃっと歪んだ。
いやらしく快感を求めてしまう屈辱に、マウアーは熱く苦しげな息を悔しげに吐く。
「どうなんです? 勿論、やって戴けますよね?」
挿入を求め、押さえようとしても動いてしまう腰が遂に彼女の意志を裏切った。
目を、ぎゅっと閉じると──‥‥‥マウアーは、そっと口を開く。
「‥‥‥判りぃ‥‥‥ましたぁぁ‥‥‥」
言い終わった瞬間、気が狂いそうな恥辱にマウアーは啜り泣いた。
だが、自分が助けた男を自分の都合で裏切る背徳感がマウアーを高ぶらせる。
快感に負けて他人を煉獄に道連れにしようという浅ましさが、彼女を一層濡らした。
「‥‥‥あ、あああ‥‥‥ああぁぁ」
心の中でジェリドに謝罪しながら、マウアーはだらだらと愛液を垂れ流した。
トリノ・カーナヴォンは、満足そうに口元を綻ばせながら尚も嬲るように問い掛ける。
「何が判ったんですかぁ? ちゃんと言って下さいね」
彼は、既に陥落したマウアーの右の乳首を摘むと力一杯千切るように捻った。
「わ、私が、ジェ、ジェリドをそそのかして‥‥‥戦わせますぅ‥‥‥」
心が折れ、トリノに恭順してしまったマウアーは、涙を振り絞りながら叫ぶ。
男は、ペニスの先端をマウアーの割れ目に触れさせつつくすりと嬉しそうに笑った。
「裏切ったらどんな目に合うか判りますね?」
マウアーのはしたない花弁は、トリノの性器を咥え込もうと蜜に蕩けている。
「は、はひぃぃっ!
マウアーは眼に涙をいっぱいに貯めて、哀願するようにトリノを見た。
次の瞬間、トリノのペニスがマウアーの愛液に潤んだ粘膜の奥まで差し込まれる。
「ああぁぁあうううっ!!」
マウアーの膣は貪欲にトリノのペニスに馴染み、その太さを味わった。
ねちゃねちゃと卑猥な音と共に、トリノの硬く長い性器がマウアー自身に出入りする。
マウアーのショートカットの髪が、激しく広がりシーツを打った。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第125回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
無重力のドゴス・ギア艦内通路を、ティターンズの制服を纏った女性が移動している。
短く揃えた髪を揺らす凛々しい表情は、マウアー・ファラオ中尉だった。
数時間前の戦闘が終結した後、半舷休息の艦内は通路を行き交う人も疎らである。
ぼんやりと身体を泳がせていたマウアーは、ふと前方に人影を見つけた。
暗い通路に浮かび上がっている白い制服は、パプティマス・シロッコ大尉である。
その意外な相手に、マウアーは驚いたように壁の補助バーを握った。
彼女の身体が急速に減速し、体勢を整えると靴のマジックテープが床に吸い付く。
シロッコは、マウアーを認めると細い眼で意味ありげに笑った。
現在、ドゴス・ギアはこのパプティマス・シロッコ司令の采配で動いている。
シロッコは、いつの間にかその能力の高さを以って艦内を掌握しつつあった。
彼が配属された当初、クルーの殆どはシロッコに冷ややかな目を向けたものである。
何より青年は若すぎたし、“木星帰り”がどれ程の物かと観察されていたのだ。
ところが、数回にわたるエゥーゴ陣営との戦闘に於いて彼の用兵は見事だった。
エゥーゴ旗艦強襲巡洋艦アーガマとの緒戦を制したのも、シロッコの作戦である。
そして、つい先程の戦闘ではエゥーゴ所属サラミス改級モアハウスまで撃破したのだ。
常に冷静な言動と相まって、艦内ではシロッコに心酔する者まで出つつある。
その一種のカリスマは、さすが三年の木星航路を乗り切った敏腕船長だと言うべきか?
マウアーがすぐ近くで立ち止まっても、シロッコは表情を変えないままだ。
偶然にすれ違ったという雰囲気ではないと感じ、マウアーはゆっくり口を開く。
「‥‥‥司令、何か私に?」
「ジェリド中尉とは一緒ではないのかな?」
シロッコの何処か探るようなセリフに、マウアーは小さく眉を顰めて言った。
「いえ、ジェリド中尉と常に一緒にいる訳ではありませんので」
もっとも、マウアーがジェリド・メサ中尉の横に並んでいる時間は決して短くない。
傍から見れば、二人は仲睦まじい“カップル”に見えるのかもしれなかった。
だが、それはマウアーにしてみれば冗談にもならない下世話な想像である。
彼女は、決して好き好んで“出戻り”ジェリドに付き従っている訳ではない。
マウアーは、ある男の歪んだ野望と欲望の道具になっているだけだ。
憎んでも憎んでも余りある青年の命令で、ジェリドを利用しているだけなのである。
口を閉ざしてしまったマウアーに、シロッコは興味深そうな視線を送った。
「マウアー中尉の能力を認めたいと思ってな。しかし、私には疑問なのだよ。
君が、何故自分より器の小さい男を気にするのだ? 君は野心家と見たのだが」
勿論、そんな事位はシロッコにわざわざ言われるまでもなくマウアーは知っている。
どう見ても、ジェリドは二流止まりの能力の低いパイロットでしかない。
本来ならマウアーが相手にするような男ではないし、心を寄せたりはしないだろう。
だが、彼女が口にしたのはこういう時の為に考えてあった言い訳だった。
「私は、ジェリドのような男を一人前にしたいという願望しかありません」
「それは残念だな。私は中尉の欲望の全てを実現させられる男のつもりだ」
「‥‥‥何が仰りたいのです?」
「大人には大人の男が似合うものだ。小僧を相手にするのが好きなら別だが」
そう語りながら目を細めたシロッコを、マウアーは蛇のようだと感じた。
普段、子飼いのサラ・ザビアロフ曹長達といる時には、決して見せない表情である。
どちらが本当のパプティマス・シロッコなのかは、マウアーは知らない。
「シロッコ司令、その言い方は無礼でありましょう。破廉恥であります」
倣岸な態度を崩さないままのシロッコに、マウアーは苛立った様に言い捨てる。
恐らく、シロッコはマウアーの行動に不信感を持ち単純にカマを掛けてきているのだ。
ニュータイプといえども、他人の心を読み全てを把握出来る超能力者ではない。
それに乗せられて声を荒げてしまった自分を、マウアーは少しだけ恥じる。
マウアーのセリフに苦笑したように唇を歪め、シロッコはゆらりと彼女に背を向けた。
その白い制服が通路の端に消えるまで、マウアーは立ち止まって睨み続ける。
「マウアー!」
まるでタイミングを見計らったように、背後からジェリド・メサの声が聞こえた。
マウアーが渋々振り返ると、無邪気な顔のジェリドがもうすぐ側まで来ている。
改めて見ても間抜けな、陰謀とは無縁のその顔に彼女はため息を吐いた。
突然、近寄って来たジェリドがマウアーの両手を取って持ち上げ、力強く握り締める。
「マウアー! 俺はきっとやれる!」
マウアーは目を見開き、痴呆のようにぽかんと口を開けてしまう。
「さっきは助かった! マウアーがいたから俺はアイツを沈められた!」
そういえば、先程の戦闘で敵戦艦モアハウスを撃沈した金星はジェリドが取ったのだ。
当然、マウアーのフォローがあっての物だが、まあ彼にしては大活躍である。
「マウアーは、俺にとっちゃ勝利の女神そのものだ。俺は本当に幸せモンだ!」
生まれて初めてのポイントに、ジェリドは興奮したようにマウアーの手を振り回した。
手が痛い、と思いながらもマウアーは反抗するのも忘れて小さく頷く。
「‥‥‥え、ええ」
「マウアーさえいれば、俺はあのカミーユの野郎だって必ず倒せるっ!」
彼女のキョトンとした顔に一切構わず、嬉しそうなジェリドは一方的に叫び続けた。
「そ、そうね。わ、私はいつだって貴方の後ろに──」
「ティターンズは力だっ! 力があってこそ、全てを制するんだっ!」
人の話を聞け、とツッコむ前にジェリドは意気揚々と格納庫へと飛び去る。
マウアーが我を取り戻したのは、ジェリドが立ち去ってから実に5分も経ってからだ。
「‥‥‥私の好意を‥‥‥疑いもせずに信じて‥‥‥」
自分が利用されているとも知らず、余りにも哀れなジェリドだった。
ジェリドとシロッコを比べ、ジェリドを選ぶような女はこの世にはいまい。
マウアーは、ジェリドが嬉しそうに掴んでいた手を胸元でぎゅっと握り締める。
迷惑なはずの温もりの余韻を、何故だろう、もう少しだけ大切にしておきたかった。
エゥーゴ旗艦強襲巡洋艦アーガマは、ドゴス・ギアから約半日遅れで巡航中である。
後ろに付き従う薄いブルーの戦艦は、アイリッシュ級2番艦ラーディッシュだ。
月までの直線距離であればそれ程時間を要しないが、流石に最短航路は辿れない。
ティターンズの警戒網を掻い潜っての航海は、慎重こそが肝要なのである。
漆黒の空間を動くアーガマの船体からは、何かが突き出されてゆっくり回転していた。
アーガマは艦体左右に居住スペースを持ち、非戦闘時には翼のように伸ばしている。
この居住ブロックは、定期的に回転させられる事で慣性重力を持ってた。
回転する生活スペースの一角には、クルーの健康を管理するメディカルルームがある。
部屋の扉の前では、もう30分以上も一人の少女がもじもじと立ち竦んでいた。
丁寧に揃えられたブラウンの髪が美しい彼女は、ベルナデッタ・ソロンである。
少女は、白く細い指をドアのキーパネルに伸ばして、また思い直して手を引っ込めた。
メディカルルームに背を向けて逃げ出しかけて、思い直してまた近付く。
ベルナデッタの可憐な容姿は、不安と緊張で水がこぼれる寸前のコップのようだ。
もう一度少女が指をドアのキーパネルに伸ばした処で、冷静な声が響く。
「‥‥‥いつまで‥‥‥やってる‥‥‥の?‥‥‥」
感情の篭っていない御馴染みのツッコミは、フランセス・エラワー少尉だ。
「ひゃうあ──!」
驚愕の声を慌てて両手で押さえ、ベルナデッタはどぎまぎと親友を振り返る。
エゥーゴの制服姿のベルナデッタと違い、フランセスは純白のノーマルスーツ姿だ。
フランセスは、今日の定期訓練飛行を終えて帰って来たばかりなのである。
「お、脅かさないでよ! フラン」
「‥‥‥大尉のお見舞い‥‥‥まだ‥‥‥なんでしょ‥‥‥?」
静かに口を開くフランセスに、ベルナデッタは哀しそうな表情でこくんと頷いた。
3日前の戦闘で、ジュナス・フレイブ大尉は右腕他数箇所に負傷をしている。
最初に彼が大怪我を負ったと聞いた時、ベルナデッタはパニック状態になったものだ。
結局命に別状はないと判ったものの、彼女はまだ彼の顔を見ていない。
どんな顔をして逢えばいいのか、判らないベルナデッタなのである。
しばらく俯いて困惑していた少女が、急に切羽詰ったように顔を上げた。
「フランも大尉の事は心配でしょ? お願い、代わりに大尉のお加減を伺って来て!」
身体を硬直させるフランセスの手を無理矢理握って、ベルナデッタが囁く。
「きっと、フランの時にはあたしも応援するから、ね?」
そのセリフを聞いた瞬間、フランセスの身体がまるで雷に打たれたように震えた。
──フランが誰かを好きになったら、きっと相談してよね‥‥‥。
それは、二人の約束だった──いつか好きな人が出来たらお互いに応援しよう、と。
つらい日々を過ごした二人にとって、とてもとても大事な大切な約束なのだ。
無表情で親友に頷いたフランセスは、メディカルルームのキーパネルにタッチする。
微かな音と共に扉が開き、少女は静謐な室内に足を踏み入れた。
「‥‥‥フランセス・エラワー少尉‥‥‥入ります‥‥‥」
消毒薬特有の鼻につく匂いの空間の奥には、ベルトで固定されたベッドがある。
そこには、右腕をギプスで包み身体に幾つかのチューブを付けている男が寝ていた。
髪も乱れているジュナス・フレイブは、少し痩せて疲れているように見える。
「‥‥‥た、大尉‥‥‥!」
「──フランセス君。訓練は終わったのかい?」
上半身を起こしながら、ジュナスは彼女を気遣うように優しく微笑んでくれる。
その声までも弱々しく聞こえ、フランセスの唇がせつなそうに引き結ばれた。
ジュナスは、痛む右腕を庇いながらもフランセスに心配を掛けまいとする。
「頑張っているようだね。フランセス君の活躍は、私も嬉しいよ」
その思い遣りに心躍らせながら、フランセスはベッドの側まで近付いた。
そこで、彼女はジュナスに話し掛けるような話題を持っていない事に気付いてしまう。
困惑したフランセスは、とっさに頭に浮かんだ現在の戦況報告をした。
「‥‥‥先行していた‥‥‥モアハウスが‥‥‥沈められ‥‥‥ました‥‥‥」
「そうか。アイリッシュの救援が望めない現状では、厳しいな」
後は何を話せばいいのか判らない、ある意味似たもの同士のジュナスとフランセスだ。
動揺したフランセスは、最近伸ばしつつある髪の毛先を指に絡めた。
以前は短かった髪は、いつの間にかまるでベルナデッタのように伸ばされつつある。
フランセスが初めてジュナスに出逢った時、彼女の髪はとても短かった。
もう5ヶ月近く前のサイド7、グリーン・ノア1の軍基地本部近くの森林の中である。
──君の任務に忠実であろうとする姿勢は尊敬するが、その要請は聞けない。
あの頃、フランセスにとって何よりも大切なのは任務を完全に遂行する事だった。
ジュナスに出逢わなければ、きっと彼女はそのまま視野を狭めて生きていただろう。
フランセスの脳裏に、あの時のジュナスの凛々しいセリフがフラッシュバックする。
──不可能だから助けないとか、可能だから助けるとかじゃない。
ベッドに上半身を起こしているジュナスを、フランセスは潤んだ目で見つめた。
──私が助けたいと決めたから助けに行く。それだけだ。
少女は、あの言葉を聞いた瞬間に彼の力になりたいと思ったのだと懐かしく思い出す。
不意に、気まずい沈黙を遮る様にジュナスが口を開いた。
「ベ、ベルナデッタ君は元気、かな‥‥‥?」
照れたようなジュナスのその表情に、フランセスの顔がさっと強張った。
大尉は、目の前にいる自分よりも、ここにはいないベルの事を気にしている。
私はベルナデッタの添え物でしかなく、大尉にとって不必要な人間なのだ。
──いつか好きな人が出来たらお互いに応援しようね、フラン。
親友であるベルナデッタの想いを、フランセスはずっと応援したいと思っていた。
本当は、フランセスは喜んでジュナスにベルナデッタの気持ちを伝えてあげるべきだ。
ベルは、心も身体も傷付いています。それを癒せるのは、大尉だけです──。
突然、エレカの中でベルを抱き締めていた大尉の姿がフランセスの脳裏を横切る。
そして、フランセスの口を吐いて出たのは考えていたのとは全く別のセリフだった。
「‥‥‥ベルは‥‥‥大尉の事、なんとも想って‥‥‥ません‥‥‥」
それを言ったフランセスと、聞いたジュナスの双方が、同時に愕然とする。
「‥‥‥あ、‥‥‥あの‥‥‥」
少しの静寂の後で、ジュナスはバツが悪そうに左手で頭を掻いた。
「そ、そうか‥‥‥。変な事を聞いてしまって悪かったね」
淋しそうなジュナスの横顔に、フランセスは罪悪感と強烈な嫉妬の感情を持て余す。
彼もベルナデッタに心を寄せているのだと、気付いてしまったのだ。
エレカの中でベルを抱き締める大尉は‥‥‥ベルナデッタだけを見つめ続けている。
「‥‥‥失礼‥‥‥します‥‥‥」
唇を強く噛み締めながら頭を下げると、フランセスはジュナスに背を向けた。
ジュナスの落ち込む顔が見たくなくて、逃げるようにメディカルルームを飛び出す。
「──‥‥フラン」
そこには、不安そうな顔で親友を待っていたベルナデッタ・ソロンが居た。
ぎくりと表情を硬くしたフランセスに、ベルナデッタは縋り付くように口を開く。
「大尉のお加減、どうだった?」
女の目から見ても可憐な容姿の親友から、フランセスはさりげなく目を逸らした。
「‥‥‥うん‥‥‥思ってたより‥‥‥お元気そう‥‥‥」
自分でも判る程、フランセス・エラワーの声は冷たく素っ気無い。
「良かった。‥‥‥ね、フラン? 大尉は私の事、何か仰ってなかった──?」
頬を染めてもじもじと聞くベルナデッタは、正に恋する乙女そのままの瞳である。
大尉は、目の前にいる自分よりも、そこにはいないベルナデッタの事を気にしていた。
フランセスは、得体の知れない何かを胸一杯に吸い込んだような気分になる。
理解不能な衝動に駆られ、フランセスは虚空を見つめながら平坦な声で囁いた。
「‥‥‥ううん‥‥‥大尉は、ベルの事‥‥全然、気にしてないみたい‥‥‥」
「!? そ、そう‥‥‥なんだ」
必死にショックを隠すベルナデッタは、しばらくの無言の後で声を絞り出す。
「あはは、や、やっぱり、あたしなんて、軽蔑されてるのかなぁ‥‥‥」
瞳に涙を浮かべつつ無理に微笑むベルナデッタの態度は、とても痛ましい。
俯くベルナデッタに背を向け、フランセスは虚ろな表情で歩き出した。
── The next episode is " Apollo operation. "
次 回 、 月 面 都 市 攻 防 戦 。
やばい・・・次回が気になって仕方ない!(まぁ、いつものことだがw)
次回の日時が書いてなかったよ・・・OTL
なんだか、今の三角関係の状況が非常にもどかしくてしょうがないな
は、早くつづk(ry
修羅場スキーには、この三角関係のもどかしさと一触即発なドロドロさがたまりませんな。
フランセスに死亡フラグが立った気がする…
ISAPさん今週も乙です!
ジュナスたちの今後の愛憎渦巻く三角関係が非常に気になりますが
今回はジェリド馬鹿だけどかわいいよジェリド
こんな萌えキャラだったとは・・・・・
チターンズ内部の力学模様に興味津々な今日この頃
トリノ、シロッコでやりあったりしたら最高なんだが
軍政はジャミトフ、軍令をバスク、ジャマイカンだったのを
徐々にシロッコが台頭してきてジャマ脱落、
バスク、シロッコで争ってるうちに
ティターンズ自体が連邦内での政争に負けてジャミ株大暴落、
バスク繋がりなトリノはどう泳いでいくんかなあ
>>692 フランセスに裏切り、寝取られ、死亡フラグがry
そんなんマジで嫌だわ
ISAPさんキタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
今回もお疲れ様です!
タイトル戻ってましたが、あれは前回だけのお楽しみだったのでしょうか?
前半は・・・笑い転げてましたよ。
> どう見ても、ジェリドは二流止まりの能力の低いパイロットでしかない。
> ジェリドとシロッコを比べ、ジェリドを選ぶような女はこの世にはいまい。
散々な言われようだw
でも客観的に見たら、ほぼこの通りなんだよね。
ジェリドは馬鹿だから可愛いんだと、あらためて実感w
後半は・・・萌えました!!!
フランの嫉妬心が芽生えて、いよいよ三角関係成立
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
積極的に慣れない人たちの三角関係は、忍耐の日々な予感。
切ないっていうか、じれったいというか・・・。
怪我で静養してる間に、戦闘中になにかきっかけがあれば
ジュナスとベルはきちんと再会できるんじゃないか〜?
と、ひとり妄想してますw
少女漫画なら、ベルがフランの気持ちを知って苦悩するとか
ジュナスがフランの気持ちを知って悩むとか、そんな感じの展開になりそうだけど。
> ジェリドとシロッコを比べ、ジェリドを選ぶような女はこの世にはいまい。
選ぶ! 選んでやるぞぉーっ、このジェリドなら!
……がんばれジェリド!
カミーユはいつΖに乗り換えるのかな
(・∀・)イイ!!
て言うか今は酔っ払っているからとてもまともな感想なんていえないけど…
でもこれだけはしらふでも変わらない…
三角関係(*´д`*)ハァハァハァアハァ
やっぱりジェリド君にはもう少しライラが必要だったんだよ・・・
ってかまた〜フラグってのはやめれw
彼は今でも地球でがんばってる筈だぞ
ISAP氏、毎回お疲れ様です。
ジェリドってそこまでひどいパイロットでしたっけ?確かに何度も煮え湯を飲まされ続けてはいましたけど。
て、まあ比較対象がシロッコじゃあ分が悪いですなぁw
>「そ、そうね。わ、私はいつだって貴方の後ろに──」
この件は参りました。ジェリドに負けず劣らずマウアーも可愛らしいw
フランも非常にいじらしい。当分もきゅんもきゅんしっ放しですな〜、これわ。
>>692 フラグ「多分、俺は次回で活躍の場があると思うンだが。」
いや、ジェリドって何気にエースだと思うよ。
「じゃまだどけーい!」って言いながら雑魚を落とすし。
でも、ただ撃墜数が多いだけじゃ駄目なのかも。
僚機を必ず失うし、戦闘中に感情的になりカミーユに向かいアボーン。
用兵側からすれば頭のいたいパイロットなのでは
ガンダムEOVのジェリドたんは犬可愛い
>>702 それってヤザンの台紙では?
VoEのヤザンたんも早く見てみたい・・・
ジェリドは原作だとアポリー落としたのが唯一の金星かもしれない。
「これが戦争だろうがぁ!」っていうジェリドは珍しくカッコ良かった。
他はサラに命令無視されたり、味方機のはずのサイコ串刺しにしたり、「嬲り殺しにしてやる!」とか言いながらやられたり・・・
足引っ張ってるように見られても仕方ない。
おまいらも、ごくろうなことだなあ
誤爆スマソ
もうそろそろ、フラグたん……ではなく次スレ立てるべきかな?
シロッコの思わせぶりな台詞は実はジェリドの事ではなくトリノの事を言及してるという解釈も有り得ますね。
これも同台詞での意味の切り返しなんですかね。
原作でのこの台詞は「シロッコの失策」として認識される事が多いのですが、元々シロッコはあんまりマウアー
を欲しいと思っていなかった気がする(だから、むしろジェリドにひっつけようとわざとああいう事をしていた)のですよ。
ジェリドはジャミトフ派の中では一番使えるパイロットだし、何よりも悪運の強さからカミーユやクワトロにぶつけても
生きて帰って来てくれるので、彼らの足止めには最適の人材というのがシロッコの認識で、マウアーはその保険
として利用するのが一番能力を発揮するだろうと考えていた節があるので。
フランセスは死亡というよりカテ公ルートに入っちゃった気が。なんか、トリノに掠われて彼の愛玩人形
に成っている(トリノも彼女に耽溺しきっている)姿がありありと目に浮かんでしまう。
それはそれで萌えるのでOKだが(フランセスかわいいよフランセス)。こちらがどうなるかも非常に楽しみ。
只、アレン&ダグが出てきたからもう無理をしてトリノを最後まで引っ張る必要は無くなった気が。
もうそろそろ、シロッコかヤザンに誅殺されるかな?
(狼藉者はエゥーゴではなくシロッコ派に粛正されるのがΖクオリティ)
>次スレ立てるべきかな?
ここまで読んだ
最近感想がこれSSか?ってぐらい長いな。
>>707 あやふやな物の見方しか出来ないくせに
物語のさじ加減には口を出したがるのね……
>>709 感想ならともかく、ねぎらいよりも自己満足の目立った『考察』には
そろそろ嫌気が差してきたよ。
これを機に、日曜の20:00前後に来て感想をつけるだけにするよ。
なるべく短い、密度のある感想をね。
>>666 >サラが月出身ってソースあったっけ?
うろおぼえだが御大の小説版Zにそう書いてあったようなキガスル。
>>710 もてぃつけ、
>>708の同類かそれ以下の存在君。
ここはひとつまたーりとフラグたんの活躍を待とう。
>フラグたん
そもそも元ネタ?っつーか誰で何なのよ?
あれだ、ジェリドは実力も才能もあるんだけど性格が災いして本来の力を出せないんだよ、きっと
だからよく物語り後半にあるような主人公的な悟りとか成長があればかなりの腕前になるはずなんだ!
性格さえ・・・性格さえ・・・
このスレって、ISAP氏専用スレなのか…?
今、外伝キャラのノエルのSS書いてるんだが、正直、どこに投稿すればいいのかわからん…。
>>717 嘘をつくな嘘を。
最近でもXX青春白書シリーズ(南極では「快傑ジェリド君」)の寿司氏とか、
ぽちぽちと他の職人氏も投稿してくれているぞ。
現行スレが事実上専用スレ化してるからって、
専用スレだから他の人は投稿しちゃイカンみたいなご無体なことは誰も言わん。
まあISAP氏の投稿ぶった切ったり、まだ誰も感想つけていないときに投稿して、
感想来ないとかいい感想がもらえないからやめますとか言う、
空気読めてない作者の人には最初っからご遠慮願いたいが……
>>716 というわけで、ヨソより多少クオリファイ高いというか、
手厳しい(あるいは冷たい?)読者が多いですが(含むヲレ)、
それでもよろしければ是非来てください。
手厳しいというか、目が肥えてるんだろうな。
このスレに投下するとどうしてもVOEと比較されるのは間違いない。
比較に耐えうる!自信がある!というSSの投下は
・・・少なくとも俺は大歓迎だ。
寿司屋氏しかり、いい勝負できてる職人もいるしな。
このスレの連中はキモいですね
なんか陰険だな。
はっきり来るなと言えばいい。
質の高さに慣れている=質の高い読み手である。
という考え方には我慢ならんよ。
ただ読んでるだけだろ。
感想つけて貢献してるつもりかもしれないけど、
それだってネタが尽きてきて、他のSSを貶め始めたりさ。
書き手もなぜここにこだわる。
スレ立てるなり過疎スレ開拓するなりしろよ。
>721
しかたないよガンヲタだし(漏れを含む)
>719
っていうか、漏れも妄想膨らませて草稿書いたが
「………」な内容だったので無かったことにした。
実際、ここにt投稿してくれる職人さんのレヴェルは高いよ
早くここに投稿しても遜色無い位になりたい…
>>722 >質の高さに慣れている=質の高い読み手である。
>という考え方には我慢ならんよ。
>ただ読んでるだけだろ。
>感想つけて貢献してるつもりかもしれないけど、
>それだってネタが尽きてきて、他のSSを貶め始めたりさ。
これには同意。だけど、
>書き手もなぜここにこだわる。
>スレ立てるなり過疎スレ開拓するなりしろよ。
が上と矛盾してないか?結局来てもいいのか、来ないで欲しいのか、どっちなんだ?
>>722 >質の高さに慣れている=質の高い読み手である。
こんなこと誰も言ってない・・・
あ、触っちゃダメだった?
質の高さに慣れているのは、間違いないところ。
判断基準が高くなってしまうのもやむなしというところではある。
だから、そういう読み手がウヨウヨしてるのになぜ来るかと言った。
確かに過疎スレに書くことは苦しいが、あえてそれをしろと。
あ、けっこう人居るんだな。
>726は>724へだ。
>725は>722へのレスで、釣られているのだと思うが
返答はまた後でね。
来週or明日なのか?ISAP氏の続編が読め
るのは。連載予定日が、前回は記載されてい
なかったから、ちょっと不安だね。
本日の放映はナシかよウワァァァン
このところの流れでISAP氏に愛想尽かされるの怖くて……
>>730 同感。
今度こそ愛想をつかされたら・・・・どうしよう orz
愛想をつかされるようなことをしなければいいんじゃないの?
>>731 「今度こそ」ってことは、前も愛想つかされかけたことがあったの?
別に無かったでしょ
ぐだぐだやってたから、やんわり注意受けただけで
つか、単に予定立たなかっただけなんじゃ?
また〜り待つべ
一月以上無かった時、初めて絶望に暮れようじゃまいかん
735 :
731:2005/06/21(火) 21:09:10 ID:+FDkwyC5
>>733 言葉が足りなかった、スマソ。
>>730さんの言う >このところの流れ が過去にもあったから
「今度こそ」といってしまった。
愛想をつかされかけた事があったわけじゃなく、こんなやり取りが
何度もループしてたら、嫌気がさすんじゃないかと・・・。
>>734 日曜日の投下がなかったから、というつもりで言ったんじゃなかったけど
普通に読むとそう受け取れる罠。orz
ここのところのやり取りを見てて、ずっと思ってたことだったんだ。
スレ住人の皆さま。
よけいな波風を立てて申し訳ない。
またーり待つます。
あんな事書いちゃ、ISAPさんを急かしているようにも取れるよな。
反省。
1カ月御預けじゃ、しんどい。
気長に待とうぜ
>>716氏はもう他のスレにいっちゃったかなぁ。
読みたいんだけどなぁ
次スレから「機動戦士ガンダム VoiceOfTheEarth」のスレタイにした方がいいな。そしたら変な職人が寄りつかなくて済む。
↑
ほかの人が来なくなったらこの類の読み手発言がなくなって
純粋に物語を楽しめるようになるだろうから、
スレタイ変えるのは賛成。
やっと劇場版z観た俺が来ましたよ、っと。
>742
で、どうよ?
教えてちょんまげ
>740
他の職人さんに失礼でしょ、それは。
ISAPさんだって、自分だけのスレになることは望んでないと思うけど。
…ってもしかしてネタにマジレス??
VOE専用スレにしようって話は定期的に出てるね。
狂信者を隔離する意味でも専用スレを立てるって言うのは一考してもいいんじゃない?
次スレをVOE専用スレにしたらISAPさんが自分でガンダムヒロインズ MARK IX建てて、
そっちにVOE投稿するに100ダカット。
こんなやり取り続いてたら ISAPさん このスレを見放すんじゃない?
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < ISAP神降臨マダ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| .佐賀みかん. |/
専用スレってのはどうかと思うけどね
あくまでISAP氏はヒロインズスレに投稿してくれてる素晴らしい職人さん
って感じでさ、毎回毎回楽しみにはするけど、専用スレってのにしちゃうと他の職人さんを排除することにもなるし
ISAP氏にも不要なプレッシャーとか色々与えちゃうと思うのよね
ISAP氏に嫌われたくないから、便宜上、他の職人も来ていいよ、つか、来なくていいよ
・・・意図的に、スレの方向を荒れるほうへ持っていこうとしている輩が居るな。
専用スレどうのこうのの話題は御法度にしたほうがよくないか。
結論でそうにないしな・・・
いや、まっとうに考えると専用化はありえないんだが
荒らしや荒らしをスルーできない奴や
「スルーで着ない奴を装った嵐」の遊び場になるだけだろうし。
つか、いいんじゃない専用化、3年以上連載してるんでし、ISAPだってたまには、ゼータ以外の軽い読み切り書きたい時もあるかもしんねぇし、これはこれ、あれはあれではっきりわけるのはさ
>>754 はっきり分かれればそれはそれでいいのかもしれないが、
断言してもいいけど絶対荒れるぜ。
うろたえるな小僧ども
(;゚д゚)オロオロ
今日も新作は無し……ミハナサレタ?
一つだけ言っておく、ここは21禁だ
大人なんだからマタ〜リ待て
うむ、それよりもマウアーたんはトリノとジェリドどっちを取るのかとか、
カツがいないせいでサラたんはカミーユに食われちまうのかとか、
名前だけ出ていたバーナード=ワイズマンとクリスたんはくっつくのかとか、
エリスたんとヲルトンは最後までいけるのかとか、
暑く議論すべきことは山ほどあるぞ。
そこっ↓
なんだと!奴は後ろに目がついているのか!
こんなこともあろうかと後ろ向きで歩いていたのだ!
まさか、ゴック!?
>761
マウアーがトリノ側で逝っちゃったら悲惨だよなあ
ライラの時と違って、ジェリドが空回りするだけなんだし
「永遠のフォウ」改訂版が早く見たい
本編じゃアムロが「歴史は繰り返す・・」なんつってるけど、
その台詞入らないとララァに結びつかない場面だし
シャアの演説じゃなく、こっちに金髪さんのカット入った方が画的に分かり易かった
ISAPさんヽ(`Д´)ノ カムバッ〜ク!
いや、マジで。
768 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 06:17:22 ID:c7S8xOqB
ゴッグ!?ゾック!?
ISAPさん帰ってきてー(;_;)
普通に休載じゃまいか?
ISAPさんは雨を降らせるのに忙しいのです
ラグビーしてるからお前等みたいのに構う暇が無くなったそうです
あ!そりゃイソップか
次スレからISAP専用化したいとか
言ってる奴いたよな
阿保かここは2chです
専用なら個人のHPでやれ
いや、むしろ死ね
さて、エマさんの可愛さを語ろうじゃないか。
完璧乗り遅れた上、芸の一つも無いとはな・・三点
せめて縦読みくらいやれ
縦読み!? Σ(゚д゚lll)
エ
マ
さ
ん
可
愛
い
よ
エ
マ
さ
ん
亀頭ゲッツ
あw
>775
あんたじゃない、あんたじゃないww
ワロスw
ベ
ル
た
ん
萌
え
だ
よ
ベ
ル
た
ん
ジ
ュ
ナ
ス
朴
念
仁
杉
だ
が
そ
れ
が
い
い
ど ベ こ
っ ル の
ち と ス
が フ レ
最 ラ 的
萌 ン に
え は
な
の
?
フ
ラ
ン
で
は
、
ベ
ル
は
い
た
だ
い
て
ゆ
く
こ
ろ
し
て
で
も
奪
い
取
る
らなンラフとルベに純単
フ
ラ
ン
だ
が
全部のキャラなら、エリスたん
が
好
き
だ
な
で 私 す
は、 は が ま
リ ン 貰 き
べ タ っ い
カ て
こ
の
流
れ
ウ
ザ
い
投下がないだけでこの体たらくか・・・
職人の層が薄いと惨めだな。
大丈夫、明日はきっとISAPさん復活祭りだ。
ドンドコ ドンドコ・・・
∧ ∧ ,,──,−、
(,,゚Д゚) / (: :( ) ))
|つ/つ `ー─``ー'
〜| | ┣━━┫┨
U U ┠┤ ┣┫
〜♪
∧_∧
(*´∀`) 祭り〜祭り
( つつ
(_⌒ヽ
⌒Y⌒ ,)ノ `J
信じる思いが力になる!
794 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 02:22:30 ID:0IV+oDHH
ならば愚民どもに今すぐ英知を授けてみろ!!
とりあえずトゥルーオデッセイをやってからそうさせてもらう(´・∀・`)
796 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 06:46:01 ID:JZ2TeiXI
今更レス
>711
小説を調べてみたら、出身地は分からなかったが
サラのいたニタ研はグリプスのという表記がある。
まあ、店長として宇宙赴任の可能性もありえるし
>663の言ってる事に同意なので問題なし。
あと
ISAPさんは映画見た結果今後の方針を練り直している
に一票。
三国志物に注力している説も濃厚だが。
交通事故とかにあってないといいなあ(´・ω・`)
無事で居てくれればいいっす(´・ω・`)
映画版は気にしないでドンドン進んで欲しいなぁ
あっちはこの先どうなるかわからないし、第三部は来年だし。
しかしながらエマのエウーゴ合流の仕方とか
ウェイブライダーが一つじゃないこととか
奇妙に映画版と附合してしまうところがISAPさんの再構成のすばらしさを物語ってると思う。
ごめんなさい。
そして、ありがとうございます。
私は、このスレを訪問して皆さんの雑談やネタレスを読むのが楽しみです。
勿論、戴いた感想や意見は何度も何度も何度も何度も読み返させて貰っています。
とても嬉しいですし、感想を読んで色々な意味で刺激される事が多いです。
それでも、「俺達は好意でISAPにSSを書かせてやっているんだ」と思っていて下さい。
このスレを、私専用などというつまらない物にしてはいけません。
>>707 実は、貴方のこのスレの書き込みには重大な先読みネタバレがあったりします。
それが何か知りたければ、待っていますので、今までどおりに感想を下さい。
「 機 動 戦 士 ガ ン ダ ム Voice Of The Earth 」 連載第126回
(C)2002,2003,2004,2005 ISAQ > ISAP PRESENTS.
地球の衛星である月いは幾つかの都市が築かれ、数多くの住民を擁している。
人口5,000万人を数えるフォン・ブラウン市は、月面最初の都市にして中心的存在だ。
その名前は、実在のロケット開発に大きく貢献したヴェルナー・フォン・ブラウンから
取られており、人類が初めて月に到達した月赤道部の東経23.5度付近に栄えている。
この都市を睥睨するように、月宙域には次第に宇宙戦艦が終結しつつあった。
中心に位置する船は、アレキサンドリア級宇宙巡洋艦アレキサンドリアである。
アレキサンドリアは、ティターンズの実質的な旗艦を長く勤めた戦艦だった。
この艦は、耐久性を上げる為に機関部・本体部・艦橋部が独立した構造を採っている。
そのシルエットは、旧ジオン公国軍のムサイ級巡洋艦に似ていないこともない。
艦首部分の、上下に分かれた2つのMS射出用カタパルトが特徴的な巡洋艦だ。
アレキサンドリアの周囲には、数時間前に3隻のサラミス改級巡洋艦が到着している。
ルナツー宙域を担当していた、タルプチュリ、アユタヤ、カツンカンの3隻だ。
彼等は、同行していたティターンズ旗艦大型宇宙戦艦ドゴス・ギアに先行したのだ。
「作戦開始時刻まで600秒! 各自、時間合わせ!」
作戦に備えるアレキサンドリア艦内に、オペレータのムリョ曹長の声が響き渡った。
「‥‥‥少佐、よろしいのですか?」
アレキサンドリア艦長、ガディ・キンゼー中佐はこけた頬を撫でながら口を開く。
ガディは、空気の抜かれていない艦橋のキャプテン・シートに腰を下ろしていた。
ティターンズの制帽の庇から覗く眼が、どこか不満げに細められている。
「いいのだよ。我々アレキサンドリアの盾になってくれるのがシロッコだ」
その声に答えたのは、メインスクリーンを凝視するジャマイカン・ダニンガン少佐だ。
「そういう利用の仕方があるということだよ、ガディ中佐」
ジャマイカンが睨み付ける画面には、ドゴス・ギアの艦影が入って来た処である。
現在、ドゴス・ギアを指揮しているのはパプティマス・シロッコ大尉だ。
旗艦であるにも関わらず、作戦開始時刻寸前に到着するという大胆さは感嘆に値する。
その運用を追及されたシロッコは、この作戦の総指揮を買って出たのだ。
つまり、『アポロ作戦』が失敗した場合の責任を自分が負うと請け負ったのである。
「なるほど。そう思ってよいのでありますな?」
「そこまで言わすな」
階級的にはジャマイカンはガディの一階級下であり、敬語を使うべきだった。
だが、ティターンズ幹部バスク・オム大佐の懐刀を自他共に認めるジャマイカンだ。
上官であるガディの方が、遠慮がちな態度を取らざるを得ないのである。
そう呟くジャマイカンも、戦闘態勢の艦内でも黒いティターンズの制服姿のままだ。
旗艦の座をドゴス・ギアに譲り渡したとはいえ、アレキサンドリアの格は低くない。
そのブリッジともなれば、臆病風を吹かしてノーマルスーツは着られない。
ノーマルスーツの着用は被弾の可能性を意味するから、クルーに嫌われるのだ。
戦闘時の奇妙な“慣習”は、そして新型戦艦ドゴス・ギアであっても変わる事はない。
「作戦開始時刻まで300秒! 格納庫、空気抜きまで後100秒!」
サラ・ザビアロフ曹長は、ドゴス・ギアの格納庫で整列したままその放送を聞いた。
彼女達パイロットの前で悠然と微笑んでいるのは、パプティマス・シロッコ大尉だ。
本来は『アポロ作戦』指揮の為、シロッコは、ブリッジで控えているべきである。
そこを圧してパイロットを激励に来る辺り、彼の行動は芝居めいて見えなくもない。
「──『アポロ作戦』とは何だ、サラ・ザビアロフ?」
周囲に整列するパイロット達は、シロッコがサラを見つめる柔らかな瞳に驚く。
こういう場で指揮官が声を掛けるべきは、通常部隊のエース級であるべきなのだから。
この『アポロ作戦』は、ティターンズ総帥ジャミトフ・ハイマン大将の発案である。
現状では、地球連邦政府年次総会の全ての議員がティターンズ派ではない。
中には、公然とエゥーゴに加担する事を意思表明している議員さえもいる。
そんな総会に対しての恫喝という意味で建造されたのが、この空母ドゴス・ギアだ。
その凶悪なまでの戦艦の存在は、エゥーゴ派議員に対するプレッシャーとなった。
更に、『アポロ作戦』によって議会からエゥーゴ派を完全に駆逐する。
その上で、地球連邦軍の全権をティターンズに委譲させる決議を出させるのだ。
ジャミトフ・ハイマンの「地球圏支配」は、それによって完成するはずだった。
ちなみに、ジャミトフは決して地球に住む人間を尊敬なぞしていない。
これはよく誤解されがちな事だが、彼はギレン・ザビ大将の思想に感銘する者なのだ。
ジャミトフは、能力のある者だけが生き残るべきであると考えている。
これは、一年戦争時にギレン・ザビの唱えていた徹底した合理主義そのものだ。
ギレンは、常日頃から少数の優良種たる人間による人類支配を主張していたという。
地球連邦の衆愚政冶を嫌い、真に能力のある者によるエリート支配を望んだのだ。
このギレンやジャミトフの思考そのものを“悪”として定義してしまうのは難しい。
民主主義を標榜した国家の民衆の醜悪さは、歴史上決して少なくはないのである。
最大公約数の正義は、決して全ての人間の正義でも幸福でもない。
だからこそ、彼等は些か歪んではいるが理想主義者であると言えなくもなかった。
もっとも、エゥーゴ指導者のブレックス・フォーラ准将も別の意味の理想主義者だ。
似た者同士だからこそ、この二人の指導者は互いに相手を忌み嫌い続けたのだろう。
実は、選民意識に凝り固まった地球に棲み続ける者をジャミトフは軽蔑していた。
彼は軍人であるが故に、文民への必要以上の反発も持ち合わせている。
生活時間の殆どを宇宙に置くジャミトフが、滅多に地球に降下しないのもその為だ。
要するに、ジャミトフは所謂“重力に魂を引かれた者”とは程遠い男なのだ。
眼を細めながら問い掛けてくれるシロッコに、サラは胸をときめかせながら言った。
「はい。フォン・ブラウン市は、地球と月の裏側を制圧できる拠点として
軍事基地化するポイントと考えられております。そのためにそこを制圧し‥‥‥」
緊張しながらも必死で言うサラのセリフを、シロッコは笑顔で制した。
「よく出来た、曹長。君はいい素質を持っているようだ」
ぱっと顔を輝かせたサラは、うっとりとした瞳で涼しげなシロッコの横顔を見つめる。
シロッコは、サラから視線を逸らすと全員を見渡しながら鋭い口調で督励をした。
「この作戦の成功の鍵は、君達の動き如何に掛かっている。心して欲しい」
敬礼をしたシロッコが格納庫出口へと優雅に飛び去るのを、サラは見つめ続ける。
そんなサラに向かって、左隣に立つジェリド・メサ中尉が憮然とした口調で言った。
「お前達が言う、実力とやらを見せてもらおうか」
「‥‥‥ジェリド中尉は、本気のようだね」
彼女の右隣のシドレ曹長は、サラにだけ聞こえるくらいの声でジェリドを揶揄した。
「いいか、我々の敵はアーガマだけだ。他にはない!」
「お言葉ですが、我々の敵は全てのエゥーゴです」
若いシドレは、ジェリドの上から押し付けるようなセリフについつい反発してしまう。
しかし、そんなシドレの言葉を聴いたジェリドは突然顔を真っ赤にして怒鳴った。
「黙れっ! エゥーゴの中心はアーガマと2機のガンダムMk-Uだと言っている!
そんなことも判らんで、知った風なことを言うな!」
余りの剣幕に、ジェリドの隣のマウアー・ファラオ中尉まで無言で目を丸くしている。
乱暴にRX-110 ガブスレイへと飛び去るジェリドを見つめ、サラは小さく呟いた。
「何故そこまで言い切れるの? ‥‥‥あ、そういえば聞いたことがある。
確かライラとか言う実戦慣れをしたパイロットは、アーガマの気力に敗れたと──」
“ライラ・ミラ・ライラ大尉”について、サラは決して多くの事を知らない。
ただ、パイロット仲間が話している雑談の中でその名前を聞いた事があるくらいだ。
確か、エゥーゴのカミーユ・ビダンというパイロットに殺されたはずだ。
サラの視界の中で、ジェリドに寄り添うようにマウアーの肢体が宙を飛んでいる。
そのいかにも女性的な曲線を持つ背中から臀部へのラインが、今はやけに目に付いた。
「気力‥‥‥? そんなあやふやな非現実的な物で勝敗が決まるだって?」
ヘルメットを被りながら、ジェリドの怒声に呑まれたシドレが呆然と言う。
いずれにしろ、初めて実戦に出ようとする新米パイロットの二人には与り知らぬ事だ。
「──あれじゃあ、部下は付いて来ないですよね、アレンさん」
ノーマルスーツの首元のジッパーを上げながら、ダグ・カスタネダ少尉が苦笑する。
新参者の二人にも、“出戻りのジェリド中尉”の敗戦履歴は耳に入っていた。
「隊長なら、あんな不様な事は言わない」
答えるアレン・クロワゼット少尉の脳裏に浮かんでいるのは、一人の理想的な隊長だ。
しかし、彼等が慕うジュナス・フレイブ大尉はエゥーゴの主力メンバーになっていた。
「隊長は優しいから、きっとジオンの野郎共に騙されてるんだろう」
現在の地球連邦軍に於いて、エゥーゴは旧ジオン公告軍残党と同一視されている。
もっとも、構成員を鑑みて見ればそれは必ずしも誇大広告ではないのが困った処だが。
「そうですね、ジュナス隊長ならありえそうですね」
そこまで言ったダグは、昔の3人の楽しかった日々を思い出して微笑みながら言った。
一年戦争終戦直後だったから、ジュナス小隊が行ったのは主に復興と警備任務だ。
それでも、ジュナスに教えられた事の全てを二人は忠実に守っている。
「でも、戦場で会ったら隊長だって敵ですよね」
そうだ、アレンもダグも地球連邦軍人でありエゥーゴの主義思想に賛同はしていない。
エゥーゴは、その名の通り『反地球連邦組織運動』であり、反逆者なのである。
「俺達の隊長が‥‥‥他の野郎に倒されるのだけは絶対に許せない」
彼等のガブスレイは、前回の戦闘でジュナスに受けた損傷が完全に修繕出来ていない。
その為、二人は『アポロ作戦』に於いては後方支援を担当する事になっている。
アレンが静かに言ったセリフに、ダグも困ったように頷きつつ溜息を吐いた。
一方、作戦開始時刻を迎えたアレキサンドリアの艦橋は奇妙な静寂に包まれていた。
「艦長、全艦戦闘配置完了しました」
短距離レーダーを見つめながら、通信員のムソール伍長がガディに向かって叫ぶ。
少しの沈黙の後で、ジャマイカン・ダニンガンが口を開いた。
「──よし、『アポロ作戦』開始だ! 全艦フォン・ブラウン市に対し威嚇射撃!
続いてMS発進。以後の戦闘指揮はドゴス・ギアの指令に従え」
ジャマイカンのセリフと共に、アレキサンドリア艦内が生き返った様に動き出す。
アレキサンドリアの船体の左右の主砲が、吼える様にビームを放った。
ブリッジ・クルー達は、存在しないはずの砲撃の衝撃を感じたような気になる。
同時に、サラミス改級タルプチュリ、アユタヤ、カツンカンの3隻も射撃を始めた。
漆黒の空間を、目映いばかりの光線が数十本以上も乱暴に切り裂く。
力強い光線は、漂っている細かい岩片を弾き飛ばし、溶解させながら、月へ伸びる。
「各艦に通達、急げ!」
ジャマイカンのセリフを受け、ガディが部下のオペレータに指示を出す。
「以後の戦闘指令、ドゴス・ギアより発令。確認どうぞ」
アレキサンドリア通信員の声にドゴス・ギア通信員が応じたのと同時に警報が鳴った。
「レーダーに反応あり! エゥーゴ、来ました!」
監視員の叫び声に、ガディは思わず宇宙空間を写すメインスクリーンを見つめる。
ティターンズ艦体から少し遅れ、ようやくエゥーゴの艦隊が月宙域に到着したのだ。
「この反応は、アーガマとアイリッシュ級、それにサラミス改級も合流したか」
手元のレーダーを何回か切り替えた後で、ジャマイカンが呟く。
戦場に到着したエゥーゴ艦体から、間髪を入れずにMS隊が発進する反応が探知された。
そこへ、ドゴス・ギアのブリッジからパプティマス・シロッコの声が響く。
「フォン・ブラウン市の中心部は残せ。我々の拠点とする都市だ。周辺部に威嚇射撃!」
ドゴス・ギアの巨大な主砲が、連続してメガ粒子を月面へ撃ち込む。
「エゥーゴ艦体は放っておいて構わん。威嚇射撃、続けろ!」
これが初めての本格的な作戦指揮のはずのシロッコは、奇妙な位に落ち着いている。
その鋭い声を聞きながら、ジャマイカンはドゴス・ギアを皮肉そうに見つめた。
ジャマイカンは、未熟なシロッコが自分に助けを求めてくると信じて疑っていない。
「‥‥‥さて、シロッコの手並み、見せてもらおうか」
──次回、7月10日
次 回 、 エ ゥ ー ゴ 艦 隊 出 撃 。
>>807 ×地球の衛星である月いは
○地球の衛星である月には
ドキドキ
もういいのかな?
ISAPさんGJ!待ってましたよ!
おかえりなさーい
アレン&ダグコンビ渋くていいですね。歴戦の兵って感じで
ジュナスと組んでるところ見てみたかった。
ISAPさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
久々の今回、
>>810-811のジャミトフの描写に、おお成る程と頷く事しばしでした。
こういう具体的な物の見方は、自分の知る限りでは、司馬遼太郎に近いかなーっと。
以前、ISAPさんが坂の上の雲がお好きだと仰ってましたし。
司馬作品と言えば、「花神」という作品は、もし未読なればオススメしたいです。
これは幕末を、蘭学や軍略といった技術的見地から描いた変り種です。
で、話を戻すと、具体的かつ、「流れ」というのを忠実に汲んでいる
ジャミトフの描写は、司馬遼太郎に似ている(あくまで私見ですが)のを抜きにしても
地球編のMK-IIの足の破損や、フラグさんの怯えろ竦めの前フリとかと同じく
かなり好きな描写です。そういうのがあるので
>「俺達は好意でISAPにSSを書かせてやっているんだ」
ではなく「書いて頂いている」と思ってしまうのが実情です。
それもまた、VOEとISAPさんに対する好意がさせている事で、だから感想を書かせて貰ってます。
ところで、これから動かす人物の多さが地球編の比じゃなくなっていきます。
それが辛いようであれば、隔週連載にするのも一つの手ではないでしょうか?
あと前述の「花神」という作品は、主人公が優れた技術を持っているが故に
時代の激流に放り込まれ、ただ流されていく作品だとも言えるんですよ。
もっとも、そうなるのを良しとして豆腐つつくだけで満足してる主人公はかなり好きですが
ともかく、技術一つでは流れを変えようがない局面もあるワケで、もしその時が来て
ISAPさん的に気分が深く沈まれるのならば、何らかの切り替えがあってもいいと僭越ながら思っています。
世の中には、掲載誌を転々と変えつつ完結した名作が多々あります。
もちろん、あらゆる選択権はISAPさんにあります。が、それを行使して起きる事に道義的責任を感じる必要は全くないハズです。
無償で質の高い作品を生み出してる以上、描き手としての本分は十分果たしているのですから。
これは全ての描き手の方々に対して等しく思っている事です。
なので、もし来て頂ければ感想を書かせて貰います。
822 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 22:51:22 ID:QeXDinap
ハハハ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ^∀^)< あほか
( つ ⊂ ) \_________
.) ) )
(__)_)
_ ∩
( ゚∀゚)彡 来週!!来週!!
⊂彡
次回予告がある…こんなに嬉しいことはない
今回のジャミトフの描写は、
>>663を受けてのものですな。
フラグさんのこともそうだけど、ちゃんとレスを読まれて作品に取り入れてるのはさすが。
* + 。 * .
。 ,ィ'i^i^ト,、 + .
!'´⌒ ンヽ ぃ ゃ っ ほ ぉ ぉ ぉ ぅ !
((从ハi[》《]i
i、ヮ^ !)|!|○ * 。ア レ ン た ん 萌 え ーーーー!!!
. .´ O}SiS{_ノ 。 . +
ガタン ||| /|i__i|ヽ> ´ |||
>>821 隔週連載になったらやだなー
いらっしゃってたーーー!
これから読みます(´д`*)ドキドキ
お?挿入小話がつくようになったのか。でもそうなるとまとまってると違和感があるなぁ。
キ
タ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
_, ,_ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
原作ではアポロ作戦の頃はΖ登場してるんだよなぁ
ヤザンたんも登場間近だし、どうやってアレンジしてくるのか楽しみだ。
ところで一つリクエストしたいのですが・・・
オスカー、マーカー、ジョブジョンにゲスト出演の機会を・・・・・・・
相変わらず素晴らしい(*´Д`)/lァ/lァ
ところで、自分でも何故だかわからんがジェリド好きの俺は彼にも暖かい話を希望してみたり・・・
・・・無理か(´・ω・`)
いや、ジェリドたんが何らかの形で成長してくれれば・・・
・・・・無理か(´・ω・`)
何気にこのスレはジェリド好きが多いなww
ほら、たぶんアレだよ
>>好き>>>>>嫌い>>>
∧ V
<<<<<<<<<<<<<<
な感じで一周しちゃったんだよ、きっとそうだ
ISAPさん、お待ちしておりました。
今回は比較的原作そのままに近いシーンですが、やはり細部に至高芸がありますな。
特に感心したのは、最後の一節「ジャマイカンは〜を疑っていない。」の絶妙さです。
本来あって当然、むしろ無くちゃおかしいのに、何故か原作からはすっぽりと抜けている描写で、
これがフォローされている事で物語により深みが出ているという、二次創作者ならば是非とも模範としたい
部分です。
あとは、ガディ艦長の階級なんかもよく考え抜かれているなあと。
中佐説は一番マイナーなんですが、ジャマイカンとの関係や元旗艦の艦長と言う立場を考えれば実はこれが一番しっくり来る訳で。
(さらには旗艦時代から艦長してた訳だし)
ついでにノーマルスーツの件なんかも良い感じではあります(原作はこの辺かなりいい加減だった気もします)。
一年戦争時のシャアとかΖΖでの各種描写とかのパイロットのそれに関する描写を船乗りのそれに拡張して繋げる所が深い。
ジャミトフに関しては凄く真っ当に書かれていて嬉しい限りです。この辺きちんと理解して書いてくれる人って商業でも殆どいないので。
しかし、ブレックスってジャミトフとバスクのどちらをライバル視してたんですかね。原作だと結構表現がふらふらしてた気がします。
只、ジャミトフからすると立場的に余りブレックスを相手にして無さっぽい気がしますね(三階級下でもあるし)。
どちらかというと、その黒幕であるメラニー・ヒュー・カーバイン アナハイム・エレクトロニクス社代表の方がそれらしいかも。
初期企画書の解説を見ると、メラニーの真の目的は死の商人なんか比べものにならないほど黒いし、ジャミトフ(名前が違うけど)は
国債の元締めだしで対比としてピッタリ来る訳ですよ。
まあ、ブレックスとの関係も暗殺した・されたの因果応報対比があるので捨てがたい物ですが。
シロッコとサラは原作通りですが、やはり萌えますね。シロッコの思いの丈とそれに必死に応えようと頑張るサラが何ともいえなく良い感じです。
先読みの件は、正直どちらにしても茨の道(嫌がる人が多い)でしょうから凄く勇気があると感じます。
特に本命と思われる前者は耐性が無い人は下手すると暴れかねないし。私は物語的・展開的・技巧的に物凄く楽しみにしてますが。
後者は後者でフラストレーションが溜まってしまう人が出るでしょう。私は、二次創作としての完成度の高さにうっとりしますが。
>831-833
ジェリドは私も好きです。なんか、ずっと見ていたい・応援してやりたいキャラなんだよね。
作品中で結構いろいろな人に好かれているのも納得。
初期企画書には典型的なアメリカン・ヤンキーという記述があるけど、それは余り関係ないか。
冷静に分析すると、異端主人公カミーユへのアンチテーゼとして
「正統少年漫画の主人公キャラ」をライバル系に微変形して持ってきているからではないかと。
(この辺の御大の構造主義的手法は流石というか)
フラン赤信号かあ
寝取られダメだが今更読むのをやめるなど無理だし
ぬああ
クワトロも百式改もらったし、原作通りならカミーユもZに乗り換えるから
大尉も復帰したらそろそろ乗り換えかな。何に乗るんだろう。ワクワクテカテカ(AA略)
ベルに乗るに決まってるじゃマイカ
思えば、三角関係といえば昔から富野アニメ定番だったわけで
フランにもちゃんとそれなりの結末を用意してくれているといいんだが・・・・・
>>829 そういや、ジョブジョンってずっと後の宇宙世紀で新型ガンダムの開発に関わっているんだよな。
あれには驚いたw
オスカー&マーカーは戦後退役してるそうだから、今は民間人のはず。
>>835 まあ、VoEのジェリドは原作の3倍馬鹿で可愛いし
寿司屋さんげんきかなあ・・・
そういや俺、VoEより寿司屋さんのでジェリド好きになったw
今更なことだが、オリジナルキャラのネーミングセンスがくすぐったくて仕方ない、慣れない
味気ない、つまらない、ありがちな名前の方が自然に見れるんだが、それが嫌な人もまたいるのだろうな
死ねよ
人物紹介といえば・・・
ベルのお仕事って諜報員だけなのかな?
アーガマに乗ってる意味がよくわからんなぁ
カミーユもレコワも諜報員まがいのことはしてるし・・・
医療でも通信でもなさそうだし
まさか食堂のおばちゃんか
ISAP氏、毎回お疲れ様でございます。
>>845さんのテンプレから初代スレに飛んでみました。
今と全然雰囲気違いますね。人は少ないし、その為かISAP氏自身もざっくばらんというか。
どちらが良いかなんてことはないでしょうが、今よりも氏と住人の距離が近かったのかなぁと。
>それでも、「俺達は好意でISAPにSSを書かせてやっているんだ」と思っていて下さい。
こう仰るのであれば、私からも一つ言わせてください。「出来うる限り、次回掲載日時は記載してください」
勝手言って申し訳ないです。
(追伸-自分の夢(妄想)は、第一回からそれこそ最終回直前の読者含めたこのスレの住人全員で、VOE完結後にISAP氏をリアルで胴上げすることですw)
>>848 自分は告知自体しなくてもいいと思う
前まで次回掲載日時出してたからそれが当たり前に感じてしまうのかもしれないが
創作の最大の敵は’’時間’’です
日曜投下はまず間違いない訳だし
投下があるかないかに一喜一憂するのも悪くない
最近スレが若干荒れてきたから、
その対抗策として次回掲載日時の記載をしたほうがいいのでは?
という趣旨ならわからなくも無いが
>>848 3年間ずっと性格が変わらない人のほうが少ないような気がする。
「3年間」だぜ?
まあ、過去にこのスレも何度か荒れたからISAP氏も言葉を選ぶようになっちゃってるね。
もっとフランクに雑談とかしてくれてもいいと思うんだけど、最近はストイックな感じ。
どっちがいいかといわれても困るんだが。
それにしても、投下日の予告をして正確に投下する職人ってスゴイよな。
しかもめちゃくちゃ質が高いし。
>>847 別に諜報員がレコアとベルで二人いてもいいんじゃないのか?
>>843 味気ない、つまらない、ありがちな名前っていうとジャックとかジョンとかポールとかか?
あとはベティやらジェーンやらかなぁ
人の趣味はそれぞれだなあ
ジュネ・コクだけは勘弁な。
>>850 レコアはちゃんと仕事してるし・・・
ベルはその性格から不向きな気がする。
アーガマで何ヶ月も静養だけしてるのも変だし。
で臨時諜報員だったなら納得がいくし、そこで食堂のおばちゃん説を出したわけだが
これもジュナスと顔を合わせる機会多いかも。
無難に砲術士か艦長の世話係かなぁ。
意外と作戦参謀とかでも面白いけど
食堂の看板娘ベルたん。
って書いてたら、三角巾つけて、串投げ女と格闘するベルを想像してしまった。
まあ、アーガマは生活重視の戦艦らしいから雑務もたくさんあるんだろう。
順当なところで生活班所属とか。
って、メイドベルたん?
情報処理とかじゃないの
あとは消耗品の帳簿つけたり・・・
>>847 漏れが考えるにある意味、何でも屋さんじゃね?フランもオペレータしてたし
今までは療養してたから仕方ないけど、これからきっと見せ場もあるさ!
と、のたまってみる。
>>851 いや、それはやりすぎ。これで言うと
シェリー・パーカー、テオドール・チャーチワード、リベカ・マレリー、テレンス・デニケン
くらいが自然に「入ってくる」名前
創作とか二次で
「シュヴァインシュタイガー卿にはアシュトヴェインとゼルヒェンバッハの救援を!」
みたいな、命名パワーでキャラの重要度がわかってしまうような
筆者のキャラ愛が透けて見えてしまうような
中学生がカッコよく思いそうな語感とか、気障な名前を乱発されると
ちょっと引くというか、なんか「入れない」なあ、と
まあ、ここまで極端なわけでもないし、あくまでも個人的な感じ方だわな
別に今から名前変えてくれとか言ってるわけでもなし
>857
バ、おま、ドイツ語を馬鹿にすんなよ!
ただのボールペンがクーゲルシュライヴァーなんてカッコイイ名前になるんだ。
フランス語で斬首剣はエペ・ド・ジュスティスなんだが、それ以上にカッコイイ。
エペ・ド・ジュスティスを持って襲ってきたので
クーゲルシュライヴァーを刺しました。
どうだ、どちらが強そうだと思う?
>858
ヌルヌルズィーベンとかはイヤだ
>>857 それだと銀英伝なんてどうなってしまうのかw
それは言いそうだと思ったw
あれは一応プロだし、まともに読んだ事ないけど
そういう背景でやろうと、ドイツ系で統一してまとめてるんでしょ?
けど、一番スゴイ奴はヤンとかいう間抜けな名前だとか
ドイツ系はなんかクサイといか、スカして響くんだよな日本人には
フランスはカッコいいのもあれば、間抜けな響きのと両極端、まあ、スレ違いだが
なんつーか、自己愛とか思い入れの強くなりすぎない、凝り過ぎない
さらっとした、淡々とした命名の方が引っかかりなく読めるんだよなあ、つーだけ
>>861 あんたが名前の語感にこだわりすぎなんじゃあねーのか、と言っておく。
その言い分だと英語系の名前しか許容してないみたいに聞こえるぞ。
宇宙世紀なんだから人種も名前も色々あって当たり前だろうに。
>>857の言い分までならまだ分かるが、そんなんで色眼鏡通して見てたら勿体ないぜよ。
厨みたいにただキャラにカッコイイ名前着けたいってだけじゃあねーんだから大目にみようや。
最初聞いたときにすげぇ違和感のあった「シーブック」や「ウッソ」も、今はこれじゃなきゃイヤだと思う。
「ラカン・ダカラン」や、「ジュンコ・ジェンコ」や「ライラ・ミラ・ライラ」にも慣れました。
そんなもんです。
>>863 いいこと言った。
名前なんてどうでもいい、大切なのは内容ですよ。
ピピニーデンは慣れません。
ピピニーデンの髪型にはもっと慣れません。
868 :
850:2005/07/09(土) 00:13:03 ID:fbG3L8ak
そんなに引っ張る話題でもないんだがw
ちと誤解があるようなので、スレ埋めついでにもう少し。
単に自分が語感に拘りすぎってのは確実にある
というか、名前のバランスに拘りすぎなのだろう
<以下省略可>
どうも自分は名前マニアらしく
別に小説を書くわけでもないのに
家には「日本の苗字30000」なんて本買ってあるし
それを手垢で汚れるまで読み込んでいる
お蔭で、クラスメイトの名前でも10〜20くらい挙げれば
その人がどこの都道府県出身か大抵言い当てられるという
何の役にも立たない特技を持っている
選手名鑑的な本が出てればつい買ってしまうし
それどころか、雑誌の懸賞当選者一覧を黙々と読んでたりする
そのため、人よりネーミングバランスに過敏になってしまう
<以上省略可>
でも、多かれ少なかれ、皆そういう感覚は持ってると思ってた
「東村山高校化学部の同級生、
一条院ミレイ、天羽いぶき、月城摩那斗、龍造寺恋、美堂宇宙、雪宮萌華、たちが巻き込まれる密室ミステリ!」
なんて奇妙奇天烈な名前の並んだ同人作家のミステリなんて、それだけで胡散臭くてなんか「入れない」
あと誤解なのは、別にドイツ系を忌避しているわけではない
ホフマン、シュルツ、ケラーなら自然なことで何も思わないのだが
日本人の創作に出てくるドイツ人は判を押したように
キルヒアイスでありラインハルトでありピーケンハーゲンでないといけないという
「日本人美感ルール」がくすぐったいだけなのだ
フランス人はブルトン、フーケ、ドゥブレではなく、ラシュール、ルヴェイエール、ル・ルー
だし
イタリア人はパヌッチ、コリーニ、タンツィではなく、ファルネーゼ、ファルコーネ、ペントリッキオ
でなくてはならない日本人のネーミングチョイスが気になって仕方ない俺は病気だな
禿はアナグラムのようなネーミングに凝ってるように見えるのもあるが
多くはハナクソほじりながら決めただろ
というようなので、バランスは取れてる気がする
オリジナルだからと、二次に比べて色眼鏡かけてないだけかもしれんが。
力を入れすぎた命名より、863のような無味無臭な命名は割と好き
語感で主役と脇役、性格まで想像でき
「お、こいつはありきたりな名前だからすぐ死ぬザコキャラだな」
「こいつは名前がカッコいいから重要で強いキャラだな」
とわかってしまう小説ってちょっと萎えない?
適切な例が思い浮かばないがw
命名で必死に説得力持たせるより
その筆致で、谷口タカオ、力石、近藤勇、石川五右衛門、呂布、トリストラムが
イメージを逆に作るパワーのある小説ってカッコよくないか?
ということ。
まあ、スレ違いの長文になったが、
繰り返しになるが要するに
ここに限った話ではないが、創作する人は名前に変に気合入れ過ぎず、
先に情報を与えるような凝りすぎたネーミングではなくて、そこは控え目に、内容で勝負するのがカッコいいよ、と・・・
主役が「ボブ・スミス」でもそれはそれで嫌だがw
俺みたいなのもっといると思ったんだがなあ
いやまあ、ボブ・スミス全然イケるわw
>>869 VoEのそんな気合い入れた名前かなぁ…?
どこを縦読み?
まあ、各人の感じ方次第だが、そんなに気合い入ってないね
「主人公とライバル、ヒロインの名前があまり好みじゃないのが残念なんだよなあ」
くらいから入っただけだったのが、いつのまにか主張が大袈裟になり対象も迷走したw
まああれだ
命名オタもいいけど他人に押し付けるなってことだ
でもアレよ
このグダグダ感も機雷じゃない
長文は迷惑になることもあるからほどほどにな
まあ埋め立てにはちょうどいいんじゃない?
容量が残っている時にされたらウザイが。
なんとか
>>869-870を全部読んだけど、言いたいことはわからないでもないよ。
> でも、多かれ少なかれ、皆そういう感覚は持ってると思ってた
> 適切な例が思い浮かばないがw
> 俺みたいなのもっといると思ったんだがなあ
のあたりは独断的でいかがかと思うけど。
>>872 言葉は悪いが「痘痕も笑窪」じゃないかな。
作品が熱烈に好きだと、その細部も素晴らしいように思えてくるようになるものさ。
話ぶった切りですまん。
最近このスレ見つけて、3日かけて一気に読んで非常に面白かった。
まるで、御大の小説読んでるような感じ。MS戦とか目に浮かぶようですごい。
原作のセリフをそのまま使ってても、状況や立場が違うとセリフの持つ意味まで
変わってくるのが興味深い。古参の方々には散々出尽くした面白くもない感想だと
思うけど、感動したので一応書き込み。
あとエロパロ板だけあってエロいところはしっかりエロいのでハァハァ
カミーユ×エマのがいいかな。ちょっと微笑ましいというか、なんというか。
最近マンネリ気味のパートナーとこういうセックスできたらいいなと思った。
>>872 そういう無駄に気合の入った名前じゃないから(・∀・)イイ!!んじゃないか?
と言いたかったんだと思う。
>>879 新規住民さん、一人ご案内〜〜
また、毎週日曜日の投下を楽しみに待つ漢が一人
スレ立てるの早すぎだろう
>>879 いらっしゃい。
>御大の小説読んでるような感じ
御大の文章と一緒にスンナ(笑)。
新スレたったので埋め立て
>御大の文章と一緒にスンナ(笑)。
いえ、「御大」の発刊されている小説を全部持っている
身からしてもみればある意味光栄なことです。
>>882 確かに、あともう少しこちらのスレも使えそうな気がしますね‥‥
埋め立て、ということで住民のみんなで普段ならスレ違いになりそうなものを
書き込んでみるというのはどうでしょうか?
このスレには、文章の手馴れた方が多いような気がします。
このスレ的な御大はトミーでいいのよね?
いや、ラノベ板だと栗本薫(温帯)、軍板だと佐藤大輔だったりするから
色々なところに「御大」がいらっしゃるんですね。
ガンダム系では、「御大」「カントク」といえば富野氏ですね。
「ハゲ」も板によっては違ってくるよ
>>885 では、お言葉に甘えて、以前ちょっと書いたものの濡れ場に持ち込むのが
難しかったので放置していたSSを少し。
どうも、ガンダムは長編で何か書くには難しい素材に思えるので
長編できっちり書かれて、濡れ場も書かれてる方々は尊敬します。
ではでは、行きますよ。
題材としては、司馬良太等+ガンダム+SD戦国伝+三国志(吉川版と横山版)てな妙な代物。
影舞乱夢の青龍頑駄無といえば、そうとうの豪傑で名を馳せた男である。
かつて影舞乱夢が黄虎賊という無法者に蹂躙された際には、それを各地で平定し
八百八屍将軍という字で呼ばれた事もある。
彼の働きはめまぐるしく、ついには義兄赤竜と協力して、とうとう黄虎賊幹部の毒激(ドクゲルググ)を
屠ってしまった。
これにより青龍の勇名は野に火を放つよりも凄まじい勢いで広がっていった。
さて、影舞乱夢にはかつて「龍帝」と呼ばれる統治者がいた。
が、その広大な大地に凶星が瞬き、黄虎賊がもうもうと土煙をあげて略奪を繰り返す頃にはとうになく
子孫は白龍頑駄無という、20にやや近いのに人参を嫌うというどこか子供っぽい
青年を一人残すのみとなっていた。
ある時、白龍頑駄無が一年分の賃金で母への土産に茶を買い求めた帰り道
彼は黄虎賊に襲われ、茶を奪われた。
「何のために戦ってきたんだ。これまでの事は…!」
子供っぽいというのは、それゆえに生々しい激情を持つものらしい。
白龍は背負った二つの盾より青白い粒子を噴出するやいなや、目にも止まらぬ速さで身を躍らせ
周りにいた「ギラ」と呼ばれる黄虎賊の下級兵士の首をことごとく刎ねた。
しかし人数の差がありすぎた。斬り続けるうちにやがて疲弊が白龍を襲い、間接が棒のように重くなったところで
ついに毒激(ドクゲルググ)と鎌厄(カマヤクト)という黄虎賊幹部に捕らえられた。
戦場に甲高い音が響いたのは、あわや白龍が処刑されんとしたその時である。
ジャーン ジャーン
「げえっ! 青龍!」
その驚きの終わらぬうちに青龍は、毒激の肩先から馬体までまで、一刀に斬り下げた。
あとはもう、乱戦である。
「ひぃーっ 逃げよ逃げよ」
黄虎賊といえど、元はゆすりたかりを行い、婦女子を陵辱するごろつきの類である。
彼らは不意の襲撃に狂乱し、雲の子を散らすように逃げていった。
白龍と青龍の出会いはこの時であり、彼らは赤龍とともに桃園で同じ日に死ぬことを誓い
義勇軍を結成するやいなや、黄虎賊討伐に乗り出した。
戦いは熾烈を極めた。幻殺(ゲンザク)、地悪(ジオ)、鎌厄(カマヤクト)という黄虎賊の幹部までは
連戦連勝、軍の指揮も大いにあがり、青龍もその雑記張に「士気上ガルコト、尽クナリ」と
躍り上がるような筆致で記入するほどであった。
最後の幹部、毒激(ドクゲルググ)も敗色を悟り、遂に炎の中に身をも焼いてしまったというが、無理もなかろう。
破竹、である。この当時の義勇軍の働きは。
やがて黄虎賊の頭領、黄虎璽(オウコジオング)も古代中国における項羽のように倒れ、影舞乱夢に平和が訪れた。
さて、話は戦後に移る。
龍帝となり「頑駄無白龍大帝」と名を変えた白龍はある日、青龍を呼び出し、妙な物を見せた。
それは三ツ首の龍をかたどったいやに古めかしい彫刻である。
中央の龍は金色をあしらい、その両側では白龍と同じ色の龍が首を突き出し
二本ある尾は両方とも、白と緑の二色に塗り分けられ、その先と台座には色とりどりの
宝石が散りばめられていて、一見するとひどく異様な存在である。
「龍輝宝だ」
白龍はいやに嬉しそうに青龍へ話しかけた。
話によると、これは龍帝一族に伝わる武具であり、一説には龍帝の鎧ともいわれている由緒正しい物らしい。
「青龍、これを今日から付けろ」
白龍は龍輝宝の台座を指差し、ニコニコしながら青龍に命じた。
青龍は押し黙ったまま、部屋を出た。
──ばかばかしい。
胸中、そんな思いがある。
青龍にしてみれば、鎧などは飾りである。
「そのところを白龍のやつァ忘れやがった。あんなものは飾りだ。偉い奴にはそれが分からんのだ」
偉い奴、というのは出世した途端、毎日浮かれてあんなガラクタじみた、バンダイが既存の製品を売る為だけに
作り出したようなパーツの集合体を眺めて喜んでいる白龍への揶揄である。
「そうだろうか」
と首をひねったのは、激闘(ヘビー)頑駄無である。
かれは元々天宮の人だが、かの地上最強の戦いの後、ここ影舞乱夢の地へ修行に赴いていた。
さて、「地上最強の戦い」というものにしばらく触れたい。
これは天宮の大将軍一族に代々伝わる頑駄無結晶(クリスタル)が結晶鳳凰(クリスタルフェニックス)に
姿を変え、更に、頑駄無大光帝と頑駄無闇大帝に分裂した事に端を発する。
「地上最強の戦い」というが、実際は「地上最大の戦い」という方が、この戦乱を表すにはやや正しい。
なぜならばこれ以前の戦史は、すべて天宮によってのみ起こっていたからである。
初めて歴史上に登場する初代頑駄無大将軍は黒魔神という暗黒生命体に殺害され
二代目は黒魔神の生まれ変わりたる闇皇帝と相討ち、額の結晶を各地に飛散させ、それが集結した十数年後に
三代目が「八紘の陣」という伝説的な奥義により闇皇帝に向かったものの、また殺害され
四代目が時空を駈けずりまわり、前述三人の大将軍を揃えるというまさに驚天動地の神業的奇策をもって
ようやく黒魔神闇皇帝という仇敵二人の融合体を消滅せしめ、戦乱を収束させた。
いわば地上最強の戦い以前は、天宮における大将軍の興亡録といっていい。
もっとも、興亡録にしてはあまりに「亡」の方が多すぎるが、ともかく。
この興亡録における外国臭といえば、かの初代と黒魔神の戦い登場する武神頑駄無という男が
「海の向こうよりきた」と記述されている部分よりかすかに嗅ぎ取れる程度のものであり
いかにも小規模な局地戦の様相を呈している。
以上のような戦史からみれば、地上最強の戦いはまるで異質である。
天宮はおろか、この物語の舞台たる影舞乱夢、そして赤流火隠(アルビオン)という南方の小国へと
戦禍を拡充し、かつそれを各地において若武者たちが退けるといういわば短編連作的な戦乱の数珠繋ぎなのである。
筆者の学生時代の話になるが、ある日友人Tが「すっげぇ、すっげぇ」と道端でしきりに呟いていた。
何がそんなにすごいのかと筆者が尋ねると、確か不知火頑駄無の説明書のコミックワールドを指差し、こういった。
「みんな一緒のところへ行く、すっげぇ、すっげぇ!」
Tの「すっげぇ」というのは、筆者の飼い猫や給食時間に流れる鉄腕アトムを見ても発動する
安っぽいものではあるが、なるほど、この時ばかりは筆者もほとほと同意した。
それまでの戦史はまず、頑駄無軍団が闇軍団と戦うという骨子に基づいていた。
が、地上最強の戦いは違う。
一気に舞台を世界中に広げ、そこの異なる勢力の争いを書き連ね、勝った若武者たちはみなことごとく
結晶鳳凰の光の部分色濃い大光帝の分身に導かれ、黒守暴穏島(クロスボーンとう)に向かうのである。
そこで待ち受ける最後の敵、頑駄無闇大帝も、戦史における闇皇帝や黒魔神とはまるで異なっている。
彼らを倒すべく戦い続けていた結晶鳳凰(頑駄無結晶)が分裂し、闇大帝を生み出した──
というのは前述の通りであるが、しかしそれは頑駄無結晶の自由意志によってもたらされたものなのである。
いわば、戦史における絶対正義が敵に回ったともいえる。
異質きわまりない。T曰く「すっげぇ」展開である。
そして闇大帝が大光帝に倒されたのち、それぞれの光と闇の魂は融合を果たし、結晶鳳凰は更なる力を入手した。
地上最強の戦いの主目的は実はそこだったと結晶鳳凰は告げ、地上最強の戦いは幕を下ろす。
結晶鳳凰の傲慢さを疑う余地もあるにはある。
それまでの居地戦を世界に広げ、無辜の住民をことごとく蹂躙し、正義に燃える若人を利用しつくして
結果、結晶鳳凰はその膂力を高めたのだ。
Tは地上最強の戦いを見届けた後、卒業文集に「好物:鼻くそとおでん」と書いた彼らしいセリフを呟いた。
「吐き気を催すような邪悪とはッ!! 何も知らぬ無知なる者を利用する事だ…!!
自分の利益だけの為に利用する事だ…! 許さねぇ! あんたは今再びオレの心を『裏切』った!!」
まったくそうであろう。
が、そういう点においても地上最強の戦いは、それまでの戦史や、それ以降の戦史においても異彩を放っている。
人間としては恐らく、「すっげぇ!」とでも感嘆し読む方が幸せかも知れない。
余談がすぎた。
ともかく、地上最強の戦いにおいても、利点はいくつかあった。
その一つが、各国間の交流である。
地上最強の戦いに参加した者には、王族の血を引くものが三人いた。
赤流火穏の王子、阿修羅頑駄無とその弟仁王頑駄無、そして影舞乱夢の現大帝、白龍頑駄無である。
彼らは戦禍が再び巻き起こる事を強く懸念し、戦後、三ヶ国による協力体制を作る事に尽力した。
そのさきがけとなったのが、影舞乱夢における激闘頑駄無の武者修行である。
この物語ののち、かれは雷刃と名を変えるのだが、なるほど、黒光りする兜と金のクワガタは
黒雲に瞬く雷に見えなくもない。
その雷の風体を持つかれが首をひねったのは、天宮の歴史に起因する。(続くかどうかは不明!)
とまぁ、以上、お遊びと埋めの意味が強いSSです。
毒激(ドクゲルググ)が何度も死んでるのは、吉川版のあの人を
真似て、同じ文を使ったネタだけど…果たして分かる人がいるかどうか。
というか、戦国伝は固有名詞が多すぎて非常にとっつきにくいかも……
ついでに誤字修正。
>>889 司馬良太等 → 司馬遼太郎
>>892 戦い登場する → 戦いに登場する
だまらっしゃい!
JOJOネタは使いどころが難しいと何故きづかない!
ジャーンジャーンワロタ
ごめん、漢字が多いと無意識にスルーしてしまう自分がいます(;´Д`)
カタカナて便利ですよね、、、
今だ!900ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
>>900 残念だがそれは900ではない
俺が用意した偽りの900なのだ
そして今俺が取っている901こそが真の900!
今だ!
>>900ゲット!
>>901 _,,.-'';;;;;;;;;;/ l| i /// {{i´ `''=シ、彡'、
ヾ;;;;;;;;;;;;:-''{ ヽ`ニ=彡/ `''ー (´ iヽ ヽ
ヾ/ '、_,,ノ ,,..ニシ--、,,_ _,-i ヽ }! そんな理屈が
/ / / ((彡, ミ=r=≧;;- /≦=ヤト、 )ツ このわたくしに通用すると
{! / >、ミ= 、ヽゝヾ;;シ`` l"k;;シチ ))´ノ! 思って?
lヽ、 ,' (  ̄`ヾ.) ^^^` i ´^^`/'´ ハ
>、ヽ| ヾミ=‐イ '、 (__彡' ', 甘く見ないで
/,.- ヾミ、 {`=彡r,. / (´_彡'i、 ! いただきたいわね
.l/=-'´ ̄ヽ、 `{´ { {{{i、_ノ ー-`ニ- ∧ ! ヾ!,ノ
/´/ ,,. ‐={ヽ、 ``ヽ ̄ヽ、 `''ー' ,.イリノ' ヽ |l!
./ ,,.=l/ ,,.=={ヽ、` = _ 、ヽ ` 、 ,.イ ,,.ノ l ノ==、
l/ ,r=f//´ ̄ト、 `= __ ヾ、ヽ ', `´ !/ _,,,.ノヽ==、ヽ
お蝶夫人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
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/〃 _,. 、_ヾヽ i 埋め立てって ・・・
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く ~~~~~ !、_! ゝ
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無理にやるな馬鹿
梅
産め
ISAPさん、軍事描写はもうちと頑張って欲しいと感じることがあるなあ
いや、たまーに気になるだけだし漏れが中途半端な軍ヲタだからだけど
>>924 素朴な疑問なんだか、例えばどういうところなんだ?
いや、別に職人さん相手でも訂正すべきことや意見すべきことはいうべきだと思うんだが。
それを聞くか聞かないかはむこうの勝手だろうし。
ただ「ガンダム世界の中の軍事描写」と現実の軍事を単純に比較しても無意味な気がする。
ぶっちゃけ、現実ならクワトロ大尉じゃなくて、バジーナ大尉だとか。
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