終章
ギレンの声が響いた。
鋼鉄の理性でも抑えきれない、すさまじい怒りの声だ。
彼女はのけぞってクライマックスを迎えた。高いきれいな悲鳴をあげた。
寝室のドアが荒々しく開き、光が差し込んだ。
「エリザベス!」
きっちり軍服を着こんだ男が銃をかまえて立った。
スクリーンでよく見る冷徹な顔は、憎悪に歪んでいた。
彼女はギレンを振り返ってわらった。わらいながら私に抱きついた。
ギレンは虚をつかれたのかもしれない。
彼女は手にした銃をこめかみに当てた。緑色の閃光が彼女の頭を貫いた。
「・・・・・・・・・!!」
ギレンは三たび彼女の名まえを呼んだ。激しい憎しみに押しつぶされながら
なお彼女を愛し惜しんだ叫びは彼女に聞こえただろうか。
私の胸に彼女の体が崩れた。血がシーツを濡らし薔薇の花模様のように広がった。
死に顔は笑みを浮かべて、どう?と尋ねているようだった。
完璧だ、と私はこたえた。
ギレンは怒りと失墜感に肩を震わせ激しく息をついていた。
「売女・・・連邦のスパイ・・・・・赦せん、私をこうまで騙し、愚弄し・・・裏切った・・・・」
心情を滅多に吐露する男ではないだろうが、混乱していたのだろう。
私は血だらけの毛布で彼女をつつんで抱き上げ、ギレンの前に立った。
ザビ家の長子との最初の相対だった。奴と私の目が合った。
私の目に見覚えはないか。
ギレンは小僧に嫉妬する気持ちなど持ち合わせておらんわと言い表すように
侮蔑的な一瞥をくれてきびすを返した。
そのときキャビネットのシステムがピーッと鳴って
スクリーンに文字が表れた。
” 送信終了 コード・ネーム「エリザベス」 任務完了 ”
>291
>そろそろニョタカミーユの続きなんか来ないかなとこっそり待ってみる
結構反発があったしなあ
女体化&ふたなり、もしスレを立てても落ちたりしないか心配で
レス遅れたけど「クワトロ回想」GJでした!乙!
シャア好きなんで萌えますた
>クワトロ回想
……すげえ。GJ!
342 :
338:2006/05/12(金) 21:52:33 ID:D5m0x3xG
>>340 >>341 前触れもなく投稿してしかもオリジナルに出演しない人間を出したので
ひんしゅくを買ったと思ったが、君たちの懐の深さに感謝する。
しかし、自分の投稿後にスレがどんどん落ちていくのは切ないな・・・
クワトロでよかったらもう一杯。こんどは軽いエロ、ちょっとしたエッチ話だ。
『にゅーたいぷはMSがお好き・1』
・・・かような過去の甘美な体験を経て私は現在かく至る。
「ヘンケン艦長、呼んだか」
「あああ、クワトロ大尉。ちょっと来てくれ。まわりにゃ誰もいないな。
いいか、俺は下に降りてるからおまえ、艦長席にあがって
交信ボタンW−2を押してくれ。W−2、”交信”だ。
エマ中尉の部屋とつながる。で、中尉がスクリーンに出て、
平常通りだったら俺に代わってくれ」
「あんたのエマ中尉への気持ちは知っているが、まともに話せなくなるほど
意識しては業務に支障をきたすだろう」
「はっきり言うな。中尉に好意があるのは事実だが、もっと別の、なんだ、
デリケートな理由があるんだ。実は、彼女に交信するとその、
よくナマ着替え中にあたる。艦員の部屋には映像送受信の
ON/OFFボタンがあるのだからその間だけオフにしておけばよかろうに、
おおざっぱなのかなんなのか中尉は常にオンだ。
下着の格好で平気で出るから、こっちがあわてる。わかるだろう」
「恋する男の誠実さに感服するよ。彼女が気にしないのなら構わないと思うが、
あんたが気にするなら私がやろう」
「そうしてくれ。頼む。男のおまえに頼むのもおかしいが、
おまえは女性に邪心がないから信用できる」
「そうでもないと思うが」
「だがサングラスはとるなよ」
「わかった」
W−2 ぴっ
「失礼、エマ中尉」
「あら、クワトロ大尉。艦長席から珍しい。どうしたんですか」
「ヘンケン艦長の代理でね」
(クワトロ大尉。セーフか)
「アウト。すっぽんぽんだ」
「なにっ」
『にゅーたいぷ・2』
「クワトロ、消せ、出直せ。あっ、おまえサングラスをとるな」
「あんたこそ邪魔するな。(う"ぃ"ぃ"〜ん...艦長席上昇)今、いいところだ。
エマ中尉がパンティをはく。白だぞ」
「戻れ、艦長命令だ。減給するぞ、撃つぞ!」
「過激だな。ご自由に。中尉がパンティに脚を通す。局部がちらっと見えた。ハロー。
パンティ装着。前が黒く霞みがかって乙女の恥じらいとわいせつ感の極致だ。
みずみずしい胸の揺れるさまは男の憧れだな。身も心も揺さぶられる」
「実況するな!中尉に失礼だろう、切れ!」
「中尉は気にせんよ。エマ中尉、私たちは待ってるからゆっくり着替えてくれ。
ほら、気にしないと言っている。しばらく鑑賞させてもらおう」
「クワトロ!おまえそんな奴だったのか」
「こんな奴だ。彼女のヌードはよくシャワー室で見る。あんたは時間帯が
ちがうから知らんのだな。こんど20時頃入ったらどうだ。戦艦ではまずありえない
ナマの女の子の体が見られる。エマ中尉を迎えた我々の幸運だ。もっとも
のこのこ彼女を見に行く人間は私一人だがね」
「なんでエマ中尉が男のシャワー室にいるんだ。それともお前が女性用に入るのか。
俺はうるさいことは言わんが、風紀が乱れるのはゆるさん。
第一おまえには女性に恥をかかせないという騎士道精神はないのか。見損なったぞ」
「おかしいな。ヘンケン、もしかして知らないのか」
「何をだ」
「本当に知らないのだな。教えてやろう。エマ中尉は『にゅーたいぷ』だ」
「ニュータイプ、エマ中尉がか。重要事項だ。だがそれとこれとに何の関係が」
「いや。『にゅーたいぷ』だ」
「?」
「最近できた隠語だよ。意味は『もと男』とか『もと女』とか」
「.....!!」
『にゅーたいぷ・3』
「おわかりいただけたか。説明しよう。シーン家の優秀なる四男エマ少年は
弱冠15歳でティターンズ軍の入試を受けようとした。が、無情にも身長が足りず
門前払いにあったそうだ。15歳だから待てば伸びるはずだが
ご両親ともそれほど背は高くなく、それ以上の伸長は望めないと判断したらしい。
そこでエマ少年は性転換を決めた。女の子が欲しくて4人目までがんばった
ご両親はもろ手をあげて賛成し、全面協力したらしい。世の中にはいろいろな
親がいる。晴れて女性になったエマ少年は女子の枠であらためて受験した。
一発合格、主席だったそうだ。
女性体になってもああしてあけっぴろげなのは、いまだに男の気分が抜けないからだろう。
おお、エマ中尉。着替え終わったか。見事なヌードを披露してくれて感謝する」
「クワトロ大尉は私の体がお好きですね。私には他人の体みたいなものですから
どうでもいいのですけど、そんなふうに見られるとさすがにいい気持ちがしません。
こんどから大尉は見るのを禁止します」
「そう冷たくしないでくれ。艦にいると女の子の存在に餓えてしまって
ニセの女の子の体でも眺めないことにはほかに安らぎがないんだ」
「ニセじゃありません、完璧な女の体です。高かったんですから、性転換。
ヘンケン艦長お待たせしました。ご用はなんでしょう。艦長」
「い、いや...すまない、ちょっと驚いていたんだ。いきなりいろいろ知らされて....
なんでもない。いや、なんでもなくない。実は君を...君を食事に誘おうと
思ってたんだ......」
『にゅーたいぷ・4』
「誘ってくれて構いませんのに。行きましょう。第一食堂”宇宙”ですか。
第二食堂”大気圏”ですか。めんコーナー”ウイング”ですか」
「”ウイング”の’白丸’はエゥーゴ一だ。だがヘンケンここは
”宇宙”の個室を予約してディナーにすべきだ。
あんたはいつも安い定食ですませてるが
”大気圏”のディナーは凄い。こないだエマ中尉とコースC”素材の賛美”を
いただいたが、あまりの美味さにシェフに握手を求めたよ。
今月の給与天引きがこわいな。今回はコースD”至福のひととき”に限る。
どうする。12時までに予約すれば間に合うが」
「...いや、またにするよ。ディナーはおまえとエマ中尉で行ってくれ....」
「エマ中尉。ヘンケン艦長は食欲をなくしたそうだ。
ところで中尉、こんど君を抱かせてくれないか。性転換した女性を私は知らない。
いわば童貞だ。私を導いてほしい。『にゅーたいぷ』の神秘を教えてくれ。
切った痕はあるかな。性器はどうなってるんだろう」
「私、大尉のことは尊敬してますけど、大尉のそういう興味には抵抗をおぼえます。
お答えしますが、切ったあとは陰毛でわかりません。多分消えました。
ティターンズの性転換技術は高いので外科手術は男性器の切除と
少しの手術だけで、ほかは内科的治療で済みます。
薬の投与で子宮・膣などが作られたり胸がふくらんだりするんです。
声も女らしくなりました。どういう作用でそうなるのか
わかりませんので詳しくきかないでくださいね」
「体は女性で心は男でも女でもあるわけか。君は完璧だ。
胸や局部は触るとくすぐったいかい」
「はい」
「生殖機能は」
「あります」
「オルガスムは感じるかな」
「なんですかそれ」
「こんど教えてあげよう。気持ちいいぞ。きっとくせになる。
ヘンケン艦長よろこぼう。エマ中尉はもと男とはいえ今は完全に女性だ。
希望を捨てることはない。性には淡白だが心を尽くせば目覚めるかもしれない。
羞恥心がないのが問題だな。転換して8年か。女性としての精神年齢は8歳、
早い女の子なら自覚する頃だ。(アルテイシアは6歳で私と風呂に入ってくれなくなった)
中尉、生理はあるかな」
「実は最近はじまりました。マニュアルで読んだ年齢より少し早いです」
「成長が早いんだろう。喜ばしいことだ。ご両親にかわって私たちがお祝いする」
「ありがとうございます」
「クワトロ、おまえの神経がわからん」
「哀しくもあぶない男女関係を経験してきたせいだ。多少のことでは動じない。
エマ中尉、今度君の部屋にお邪魔するよ。それからヘンケン、
あまり本能の奔流を我慢すると病気になる。最悪の場合ガンになるぞ」
「なに。ほんとうか、クワトロ。それはほんとうか」
「(うそだが)ほんとうだ。妹は医者だ。彼女が言うには、
精子は究極の生ものであり生ものほど腐ると悪さの度合いもすごい。
(今の説明でアルテイシアの名誉が落ちなければいいが)
私がいいホロテープを貸そう」
「なんでもいい、たのむ。病気にはなりたくない。しまった、どのくらいためていたか」
「(からかうとおもしろいなヘンケンは) じゃあ、午後私の部屋へ」
『にゅーたいぷ・5』
「おまえこんなに沢山。驚いたな」
「自慢のクワトロ・コレクションだ。みな驚くよ」
「おまえはスケベなイメージがないからよけい驚く。下品だとか言って
ハンカチで鼻おさえそうだ」
「期待を裏切って申し訳ないが見るのもやるのも好きだ。
学生時代、学校で一番セックスしたのは私だったらしい。
卒業式の日に黄金の立派なペニスのトロフィーをもらったよ。(百式の金色とは関係ない)
しかしなぜだかSEXビデオは新しいのがどんどん欲しくなるな。
ロベルトとアポリーとはほとんど交換したからカミーユに当たるか」
「あんまり妙な教育するなよ」
「わかっている。それでヘンケンどれにする。私のコレクションはなかなか
質が高い。女優はみんな美人でちゃんと挿入して感じ入っている。
こっちがSEXビデオ、こっちからセックスシーンありの映画ビデオ」
「うううむ...選べん」
「恋するあんたには映画がいいんじゃないか。SEXビデオは結合部の大写しだからな。
楽しそうに揺れるタマが気になり出すと腹が立って銃で撃ち抜こうかと思う。
ああ、このテープは門外不出だ。ひとりで泣きながら見ている(ウソだが)」
「おまえの失恋した相手との本番じゃないだろうな。頼まれても見たくないぞ。
おまえが美女と仲良くやってるのなんぞ」
「亡き友人の初体験本番だ。最近懐かしく鑑賞できるようになった。
歳をとった証拠かもしれん。自分のは撮らんよ。気が散って没頭できない。
流出してもたまらん。そうだ。こんど艦長特権でエマ中尉のナマ着替えを
録画したらどうだ」
「そんなことはできん。もと男とはいえ中尉に悪いじゃないか。お前人が悪いな」
「冗談だ。私のおすすめを選ぼう。何度見ても飽きないクワトロ・ベスト・コレクションだ」
「借りるよ。病気にはなりたくない」
「お大事に」
『にゅーたいぷ・6』
「なかなか感じてくれないな。こんなことは初めてだ。ヌルともしない。
指の方が負けそうだ」
「私が情緒ないんでしょう。でも大尉の行為に危険を感じます。
気持ち悪いんですけど。こんなことして何になるんです」
「気持ち悪い、か。返す言葉もない。そうだな。君にとってはまったく無意味だ。
私にとっては楽しい作業だが。君の情緒欠陥をいいことに女の子の体を
楽しませてもらっている」
「すらすら言われると怒る気にもなれませんね。退屈しました」
「もう少しこうしていよう。スクリーンでも見ていてくれ。
君が女の子年齢8歳だと思うと別の意味で昂奮する」
「実年齢は23歳です。8歳の女の子に昂奮って大尉、ロリコンの疑いをかけられますよ」
「ロリコンじゃない男がいるものか。多かれ少なかれ男はみんなロリコンだ。
普段はロリコンでなくても目の前にロリコンのゆるされる状況があれば
男はみなロリコン行為に至る...冗談だ。君はどこから見ても23歳の女性だ。
私を男として感じるかな」
「いいえ。でもカミーユよりは大人の異性の違和感を感じます」
「カミーユよりはか。複雑だが光栄だよ。君は果断な性格だ。
私になびいてくれなくていいから、少しでもその気になってくれたら嬉しい。
そうだ。ヘンケン艦長をどう思う。彼は君を恋い慕って夜ごと苦しい思いをしている。
成人男子として切実な状況だ。私なら適当に処理するが
彼は自分に厳しいのでそれもできん。彼と寝てやれないか」
「売春婦じゃないのでお断りします。ヘンケン艦長は私に自分と同じ好意を
期待してるんでしょう。艦長のこと嫌いじゃありませんけど、大尉以上に
異性を感じません。親戚の叔父さんみたいです。最初に引き合わされたとき
子どもが二人くらいいると思いました」
「叔父さんとは哀しいな。彼は33年間孤高の独身、仕事一筋、恋にも真面目な
古風な男だ。するとエマ中尉ときめきの序列は、カミーユ、ヘンケン、私か。
今のところ私がトップだな」
「いいえ」
『にゅーたいぷ・7』
「まだいたか。准将かな。意外な人選でカツか」
「いいえ。リックディアスです」
「リックディアス・・・そうきたか。それはかなわない。
ふうむ・・・百式はどう思うかな」
「百式・・・・・豪華で、好きです」
「動物にたとえると獅子、百獣の王だ。金色は王者の色だ。百式には王者の風格がある」
「そう思います」
「百式は君に魅了されているようだ」
「・・・・・・」
「百式はずっと君を見つめてきた。君は百式のまなざしを感じるか」
「・・・・・・・・・・」
「(驚いた。濡れてきた)いかなる時も百式の強い愛が君を包んでいるだろう」
「・・・・大尉・・・ちょっと、倉庫に行きませんか・・・・少し、百式を見たくなりました」
「(意外な展開だ。だが百式の中でやるのも一興か)いいともエマ中尉。
百式は君の命に従う」
(おかしなスイッチが入った・・・まあいい。ヘンケンすまない。彼女はMSに
ときめく『にゅーたいぷ』だ)
「そういうわけで危険な実験を行うことになった。悪いがカミーユ、カツ、
2時間くらい退避してくれ」
「わかりました。終わったら呼んでくださいね」
「了解。....さて、エマ中尉。これから危険な実験に入る。
先ほど言ったように、百式の手を上げたら、君は手の平に乗りたまえ」
「はい。百式の...手に。本当に私、おかしいですね。
こんなことしたくなるなんて、やっぱり私、普通の女性じゃないのでしょう。
本当にいいのでしょうか」
「君の体が生理的に更新する時期に入ったのだろう。性の好みは人それぞれ違う。
したいようにしたまえ。したくないなら、しなくていい。どうする」
「・・・本当は、してみたいです」
「じゃあ、しよう」
「お笑いになるでしょうね、大尉」
「笑わないよ」
(続)
この人、また日付変わってから自演を始めるのかなあ
>>334、
>>340、
>>341と、必ず別の日で
GJを連発するからバレバレなのに
とりあえず、串使って一日に何回かレスしたほうがバレにくいよ
あと、GJばっか使わないこと
正直、結構面白く読んでる
文がこなれてない感じがするけど
色々斬新で興味深い
職人さん、頑張って下さいね。
私も、このスレをよく「保守」させて貰っています。
334と340は俺だけど作者じゃないよ。341でもない。
正直『にゅーたいぷ』のクワトロがちょっとキモくなってきてがっかり
でも最後まで読むよ
ばっかみてぇ
>>350 ありがとう。文章がつたない分意外性でやっていこう。
とはいえバカ文には変わりないので低温で眺めてほしい。
>>ISAP氏励まし感謝する。エロを書くのは楽しいな。
君の作品読ませてもらっている。躍動感のある文章と明快な展開が好きだ。
こちらの保守はいかがだろう。あちらが忙しいから願えんだろうかな...
>>352 3度の声に多謝。キモくてすまない。最後は多少まともに終わるよ。
いつか誰かがシリアスな私を書いてくれるのを期待しよう。
私は少し休む。
『にゅーたいぷ・8』
ここからは補足説明を入れさせていただく。
エマ中尉の希望で私たちは百式の手に座った。
中尉はしばし私の存在を忘れて百式と見つめ合っていた。
奇妙な時間である。仲の良い女友だちが自分の友人に恋して
遠くから一緒に眺めさせられている気分だ。
まあいい。百式は私の愛機、分身のようなものだ。
尻に痛みとしびれを覚えながらそんなことを考えていると
エマ中尉がぽつりと呟いた。
「ものには命が宿ると言いますけど...」
「ああ」
「百式には」
「あるかもしれない。私の命が宿っているかもしれない。私が心血注いで作った」
「大尉が....」
エマ中尉は私を見つめた。初めて私という人間を見た、そんな目だ。
紺碧の瞳にこんなふうに見つめられたらどうする。
私はエマ中尉のあごを持ち上げて唇を重ねた...
『にゅーたいぷ・9』
声も立てない。自分から求めもしない。目を閉じて私の胸に
浅い吐息を吹きかけながらじっと抱きついている。
体内の変化を純粋に、染み入るように感じているようだ。
これはいい女になる、と思った。
蕾が開くのをゆっくり待とう。無理に咲かせることはない。
肥料を絶やさず愛でつづければ、香りも蜜も格別の美しい花になるだろう。
エマ中尉は「うっ」と小さく唸ってひときわ強く抱きついた。
彼女の余韻が去るまで髪をなでつづけた。
愛人に対するような感情はないが、彼女が愛しく、可愛かった。
私たちは身づくろいをしてまた百式の手に寝そべり、慕わしく心を通わせながら
とりとめのない話をした。エマ中尉は屈託ない。一度寝たからといって
恋人顔で甘い感傷やべたべたした接触を求めない。私のことを上司、
戦友、兄、男友達、セックスフレンドとして矛盾なく受け入れ、慕っている。
「やっぱりしばらくは恋人はいりませんわ」
「一度は恋をしたほうがいい」
「いつかは。でも今はこのままでちょうどいいんです」
そこへヘンケンが入ってきた。まだ2時間経過していない。
様子がおかしいとカミーユとカツが知らせたのか。
ちがう。彼は何か決して来たのだ。
ヘンケンは私たちの様子に一瞬ひるんだが、決意は固い。
「エマ中尉、突然ではあるが、今夜一緒に食事をどうだろう」
「あら・・・」
中尉は私を見、それからヘンケンを見、肩をすくめた。
「ごめんなさい。今夜はクワトロ大尉と約束してます」
ヘンケン、すまない。私たちの関係ははじまったばかりなのだ。
だが、決して恋人同士ではない。
だからあんたにも希望があると思う、多分。
完
しかし、そのスカした話しかた(なりきり のつもりなんだろうが)は、なんとかならもんかねぇ。
とりあえず保守
age
>>355 もう君いいから…
才能が感じられないよ。
あなたは他の奴にGJとか言われるのがうれしくて書いてるんだろうけど、実際こちらとしては迷惑の他何ものでもありませんから。
自己満足のためだけにクオリティの低い作品を投下するのは止めていただけませんか?他の素晴らしい方々が離れてしまいます
保守しとく
ホシュ
保守
もう一度ほしゅ
保守
365 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 21:00:58 ID:BystCZ2C
ジャブローで、ミライ・セイラ・フラウの三人が、女性士官の義務である慰安任務の、
適性検査と性病チェックを受ける話希望。
>>364 おおっとISAP氏、このスレ覗いてたんだ!
いつも連載楽しみにしてます。
と1カ月後にリアクションするのも虚しい…
ISAPさん、こっちでも連載してくんないかな・・・
,r'  ̄` ` ー 、_
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::.. _, '" `丶、 ゜.::::::::::::
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::, -' " ヽ . . . ..::::
:::: :::::::::.....:☆彡:::: f ,-ィi ,. -‐ 'ヘ i、::::::::。
:::::::::::::::::: . . . ..: :::: { , ' ⌒/'{{ ヾ;、 ヽ ヽ.::::::::::::::
::::::...゜ . .::::::::: 丿 /' 〈 ヽ `_,,. _ ヽ! }::::........ ..::::
:.... .... .. . 〈 イ ,.-‐ 、 ,.-‐、` l ,_ ヽ.... ..
〉 | '⌒r' ::::: ヽ .f ,.、i |
{ i. | ::::: ヾ > | k. }| ノ
ヽヽ,l `_ ,.. --- ァ / ノ´//
ヾi <´ / ゞ_/-´ j
l ヽ __/ , | <
! - / ! ノ
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ヽ、__ ,,.. -'" |
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.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
ブライトさん_| ̄|○
>>367 連載掛け持ちは正直きついと思うぞ。
そもそもエロパロにガンダムスレが2つ有るのが気になる。
370 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 09:25:52 ID:cLjNFndj
むこうはシリアス長編だから、こちらはギャグ短編とか。
>>367 正直言って、どこが良いのか分からない。
あれだけファンがいるのだから、きっと面白いのだろう、
分からない自分がおかしいのだと思って何度かチャレンジ
したんだが、どうしても面白いと思えない。orz
合わないということなのかなぁ。
自分には合わないと思うなら、何度もチャレンジする必要なんかない。
エロパロなんてしょせんフィーリング。
大勢のファンに大人気のSSでも、あんたには合わなかったんだろう。
まあ、あんたが「正直言って、どこが良いか分か」るSSってのを教えて欲しいもんだが
なんとなく分かる気がするから別にいいかな。
作品以前に、他スレを保守するのにわざわざコテで書き込むのがウザい
他スレでまでマンセーする信者はもっとウザい
そういう馴れ合いは自分たちの巣でやってくれ
他スレにまで持ち込むな
>>373 あるスレで書いてる職人が
他のスレに書き込んじゃいけないなんてルールはないですよ?
このスレが活性化するなら、誰が書き込んでくれても大歓迎です。
脳内ルールをふりかざすのはやめてくださいね ┐('〜`;)┌
373はなんか嫌なことでもあって、ムシャクシャしてたんだろうw
ところでなんでエロパロにガンダム総合スレが2つもあるの?
どう言う経緯があったのか誰か教えて。
スレが伸びてると思ったらあの職人の話だったのか。
>>371 最初の頃は感想レスのジサクジエンを笑われていたが、懲りずに続ける図太さに、
今はヲチスレでも生温かく見守られている。
感想が少ないともうやめると誘い受けするから、反応を面白がって踊り子さんに
手を触れるやつもいる。俺のことじゃないぞw
>>380 うんうん、エライねー、スゴイねー ぱちぱちぱち、っと。
(でも、
>>380みたいなキチガイでも生きてていいんだから日本って本当にいい国だなあ。)
>>379 既存スレを確認せずに重複スレを立てるうっかりさんはどこにでもいるかと。
(ただ、この重複は板統合時の混乱のせいだという説もあり。)
ガンダムキャラに萌えるスレの1スレが立ったのが 2001年12月31日。(大晦日だw)
ガンダムヒロインズの1スレは2001年12月7日だったから順番でいけばあっちが本スレ。。。なのか?
本来、前スレが落ちた段階で(どっちが本スレにしろ)合流すべきだったのかもしれないが
◆ZAxBErybqE氏がスレ立てしちゃったんで、恐らくうちのスレが落ちるまでは平行状態が続く模様。
こんな無秩序さが2ちゃんねるといえば2ちゃんねる。
>>381 ありがとう。でもまだ400行かないとこを見るとどうなんだろう。
容量も242.5kb(専ブラによる)だから埋まらないし
SSもあまり投下されないから流れ遅いし…………
今度からこのスレを保守する時は、名無しでするようにします。
ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。
>>371 私なんかの駄文を何度も読んで戴いてありがとうございます。
いつか、貴方が面白いと思えるような文章を書けるようになりたいと思います。
精一杯頑張りますので、また宜しくお願い致します。
385 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 10:43:03 ID:vK9yArz8
まだあったんだ
>>385 スレが重複してるし向こうの方が住人多いから落としちゃっても良いんじゃね?
387 :
名無しさん@ピンキー: