ガンダムSEEDエロ総合スレ Part15

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part14
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108000413/

過去スレは>>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:35:55 ID:nfZNB7PL
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106119158/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part12
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102761177/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
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ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1104137732/
3名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:45:16 ID:hgGRGDnV
板障害に関しては「エロパロ板総合情報室」
過去スレ保管庫・即死防止については、エロパロ板ガイドを参照

「エロパロ板ガイド」 http://hhh111.s4.x-beat.com/
4ブラウニー1/10りたーんず:05/03/04 23:05:23 ID:3H2UIz3/
これがいわゆる4様ゲット?
金八見て戻ってきました。
一日遅れの雛祭りSS支援投下します。執筆時間2時間。スレ汚しスマソ。

【Girls' Festival】

 明かりをつけましょぼんぼりに〜 お花をあげましょ桃の花〜♪

 3月3日は耳の日……いや雛祭り。女の子のお祝い。
 ガンダムSEED DESTINYの登場人物達も、今日はそのお祭りに招かれている。
 今日だけは敵味方を忘れて皆でお祝い、ということになったのだが……。

 こちら、お内裏様とお雛様の部屋。
 主人公とメインヒロインと言うことで選ばれたシンとステラであったが、どちらもこの
栄誉に浴すには『雛祭り』が何であるか把握していない。
 とりあえずステラは滅多に見ることのない衣装を着せられてご機嫌ではあったが、重くて
身動きがとれぬ上に次第に帯がきつくなり始め、最初の頃浮かべていたぽやぽやした笑顔も
どこへやら、むっつりと黙り込んでいた。
 シンはシンで、初対面の女の子と2人きりで部屋に閉じ込められ、窮屈な衣装を
着せられて上機嫌にはほど遠い。女の子の成長を言祝ぐというこの祭りは、妹を失った
自分に対する皮肉じゃないかとさえ思えてくる。
 それにしてもこの子、どこかで見たような……。
 記憶が唐突に蘇る。
「ああ〜〜〜っ!君、あのときの……」
 ラッキースケベ、という言葉をシンは危ういところで飲み込んだ。
「…………?」
 急に大声を出したお内裏様を、お雛様が不思議そうに見ている。
5ブラウニー2/10:05/03/04 23:06:44 ID:3H2UIz3/
 一方、こちら三人官女の部屋に集められたルナマリア、メイリン、ミーア。
「あたし達が三人官女で本当にいいの?お姉ちゃん」
 衣装に袖を通しながら、メイリンが尋ねる。その目は姉とミーアのプロポーションチェックに
余念がない。
「いいのよ。今回は新キャラで統一したいんだって。茶菓子の奴が」
「……せめて家事妖精って言ってあげなよ……」
「どうでもいいけど、着付け難しいなぁ……どーなってんのよ、コレ」
 着物と格闘するルナマリアにミーアが手を貸す。
「着物の袷が逆ですわ。正しくは、こう」
「ああ、そっか。……あなた、詳しいわね」
「コスプレは慣れてますから。ルナマリアさん、ウエスト細いのね。もう少しタオル巻いた
方がよくありません?」
「ええ?これ以上巻くの?着物って暑い〜〜〜」
 きゃらきゃらとお互いに衣装を着せあうルナマリアとミーアを、メイリンは横目で睨んだ。
(どうせあたしは、タオルなんか要りませんよ〜〜〜だ)
6ブラウニー3/10:05/03/04 23:07:48 ID:3H2UIz3/
 五人囃子の部屋にはレイ、ヨウラン、ヴィーノ、スティング、アウルが集められている。
 この面子だとリーダー格はレイかスティングになる筈なのだが、2人とも生憎、こういう
行事には疎い。
「……あ〜、とりあえず衣装、着ちゃおうぜ。サイズが違うぐらいでみんな同じだろ。楽器は
後で決めるってことで」
 意外にもヨウランが仕切り、5人は面倒臭そうにしながらもとにかく着替えを始める。
 レイは衣装より楽器の方に興味がありそうだ。ピアノの次の趣味にでもしようと言うの
だろうか。
「なぁ……、あんたたたち、本当にナチュラル?」
「ああ?」
 ヴィーノに話しかけられて、アウルは剣呑な返事を返した。
「いや、だってその髪の色……」
「おまえにだけは言われたくねぇんだよ、紅葉野郎」
「これはメッシュだもん」
「アウル、こんなところで揉め事を起こすな」
 確かにスティングの緑の髪もアウルの水色の髪も、ステラの濃いピンクの眼もナチュラル
離れしている。コーディネイターの3人の方が、色合いとしては地味だ。
「同じもの着ても、何かそっちの方が目立つんだよなぁ……」
「何だ、おまえ、目立ちたかったのか?」
 ぼやくヴィーノに仲間であるヨウランが茶々を入れる。
「やめとけやめとけ。本編で目立つってことは、あれが立つぞ、嫌な旗が」
「本編で目立たないのはわかってるよ。だから今日くらい、目立ちたいじゃないか」
「目立たなくたっていいだろ。細く長く生きようぜ、俺達はさ。OPやEDに出られなくても
生き残った方が勝ち……あ」
 ヨウランは周りを見回して、また失言をしてしまったことに気づいた。
 スティングやアウルだけでなく、レイまでがこっちを睨んでいる。
7ブラウニー4/10:05/03/04 23:08:42 ID:3H2UIz3/
 さてさて、こちらは右大臣、左大臣の部屋に集められたデュランダルとネオの2人。
「今日は新キャラで固めるんじゃなかったのかな?」
「ええ?俺は新キャラですよ?嫌だなぁ、議長」
 デュランダルの鋭い指摘を、ネオはいつもの軽口でかわす。デュランダルは何か言いた気な
笑みを浮かべたが、別の話題を切り出した。
「右大臣と左大臣は、どちらが偉いのかな……?」
「え〜と、多分左大臣だと思いますよ。議長が左大臣で」
「おや、いいのかね?」
「そちらの方が年上でしょ?社会的地位も上だし」
「そうか。では、お言葉に甘えるとするかな」
(……左大臣の方が、見た目も老けてるしね)
 ネオにまんまとはめられたことに気づかない、案外人の好いデュランダルだった。
8ブラウニー5/10:05/03/04 23:09:44 ID:3H2UIz3/
 最初に戻ってお内裏様とお雛様の部屋。
 一番初めに総出で着付けをされたシンとステラは、かなり長時間待たされていた。
「……苦しい」
「えっ?」
 ステラの呟きに、シンは驚いて彼女の顔を覗き込んだ。額に汗が浮かび、顔色が青ざめて
いる。
「ど、どうしたの?帯がきついのかな……」
「……気持ちわるい」
「えっと……どうすりゃいいんだよ……」
 ステラの帯に手をかけたシンは、そのあまりの固さに驚いた。
(ええ〜〜〜っ、女の子の着物って、こんなに締めつけてるもんなのか?)
 いくら着崩れさせないためとは言え、これでは具合が悪くなるのも無理はない。
 少し、緩めてやった方がいいだろう。
 シンはステラの腰に手を回し、帯を緩めにかかる。ステラは力なくシンに寄りかかった。
着物に焚きしめたお香の匂いがする。
(うひゃ。色っぽい……)
 ついつい良からぬことを考えたシンの手の中で、帯がばらりと解けた。
「ありゃ。ほどけちゃった」
 ちょっと緩めるだけのつもりが、慣れないことをしたせいで全部解けてしまった。
と言っても他にも何本も紐が使われているので、すぐに着物がはだけてしまうわけではない。
ステラの着物の襟が僅かに乱れて、鎖骨が覗く。
「え、ええっと……これはどう結べばいいんだっけ?先に紐を緩めた方がいいのかな……」
 ステラの着物を直そうと、シンが緩んだ襟に手をかけたとき。
「……ちょおっとぉ!シン!何やってんのぉ?!」
 ルナマリアの絶叫を合図に、他の部屋にいた全員が飛び込んできた。
9ブラウニー6/10:05/03/04 23:10:57 ID:3H2UIz3/
「あんた、自分が何をしたかわかってんのぉ?コラ、何とか言いなさいよ!」
「いやぁ〜〜〜っ、シンのエッチ!」
「女性と2人きりになったからって、それはいけませんわ」
「てんめぇ、ステラに何しやがった!!」
「あ〜あ〜、しょーがないねぇ、ザフトは。そんなに飢えてたってわけ?」
「シン……ラッキースケベは2回はないんだよ。だからラッキーなの。わかる?」
「みんな、シンを責めるのはよそうよ。誰にだって魔がさすってことがあるんだから」
「困るなぁ、こういうのは。保護者としちゃ黙ってられないよ。議長、どう責任を取って
くれるんですか?」
「……コーディネイターは15歳で成人ですから、彼は少年Aとは言えないでしょうな」
「と言うことだ、シン。自己責任で頼む。ギルに迷惑はかけるなよ。大丈夫、俺は気に
してない」

 どれが誰の台詞でしょう。
 とりあえずシンがお内裏様のポストを外され、独房にぶち込まれたのは言うまでもない。
 空いたお内裏様にはステラの希望でネオが昇格し、右大臣には急遽、ジブリールが
呼び出されたのだった。
 お内裏様・お雛様より目立つ、最高に濃い右大臣・左大臣ペアとなったことも言うまでも
ない。
10ブラウニー7/10:05/03/04 23:11:54 ID:3H2UIz3/
 本編での不遇さを反映してか、せっかくの雛祭りに独房入りというガンダム史上稀に見る
地味な主人公となったシンは、あいも変わらず携帯電話に逃避していた。
 薄暗い独房のドアが開いて、ステラがそこに入ってくる。
 突然の訪問者を、シンは驚いて見上げた。
 ステラは手に持ったお盆をシンの前に置いた。そこには白酒の入ったとっくりとお猪口、
雛あられがのっている。
「……これ、俺に?」
 シンの問いに、ステラはこっくりと頷いた。シンがお猪口を手に取ると、とっくりを持って
お酌までしてくれる。
(何だよ、いい子じゃないか……顔もかわいいし……)
 本当ならこの子と並んでお内裏様だったのだと思うと、ちょっと惜しい。
 シンは白酒をくいっと一気に飲み干した。すかさずステラがお代わりを注ぐ。
 とっくり1本を飲み干す頃には、シンはすっかりほろ酔いになっていた。その手から
お猪口がぽろりと落ち、上半身が傾いて、ステラの膝の上に頭が落ちる。ステラはそのまま
膝枕をしてくれた。
 しばらくその甘い時間を堪能したあと、シンの手はステラの帯に伸びる。今度は事故では
ない。確信を持って帯を解き、身を起こしてステラを押し倒すと、打ち掛けと小袖を一気に
はだけさせた。
 ステラの白い肢体が薄暗い独房の僅かな明かりの中に浮かび上がる。
(そっか……着物の下って、下着、つけないんだ……)
 腰巻きを取り去ってしまえば、後は遮るものはない。
 胸の膨らみに掌を這わせ、顔を埋めてみる。
「……何するの?」
 ステラが無邪気に聞いてくる。シンは顔を上げ、ステラの顔を見た。
 責めている表情ではない。純粋な疑問の顔だ。
11ブラウニー8/10:05/03/04 23:13:25 ID:3H2UIz3/
「ええっと……姫初め、ってやつ?」
「……ひめはじめ……?」
「そう。今日、君はお姫様役だっただろ?お姫様に最初にこういうことするのは、お殿様って
決まってるのさ」
 シンは嘘八百を並べ立てた。
「おとのさまは、ネオだったよ?」
「それは代理じゃん。あ、お内裏様の代理って、洒落じゃないからね。本当は俺がその役
だったんだから」
「……そっか」
 どう納得したものか、ステラは質問するのをやめてにっこりと微笑んだ。
「じゃ、これでいいんだよね……?」
「そうそう。これでいいの。万事OK」
 シンはステラの額に軽く口づけると、下半身の桃の花に手を伸ばした。花弁に指を這わせ
ながら、唇は胸の膨らみの頂点にある霰を摘む。もう一方の手で片方の乳房を揉むと、餅の
ような弾力が掌を押し返してくる。
「あ、あん……ぁっ……あ……」
 ステラが声をあげた。その吐息は雛あられの甘い匂いがし、肌は着物の移り香が雅な趣を
醸し出している。
 白酒よりもとろりとした芳醇な液体が溢れて、床に広がる腰巻きの上にぽたりと落ちた。
(あ、やばいかな。着物、汚すと)
 シンは腰巻きだけを残して高そうな着物を脇に押しのけると、ステラの躰を起こして自分の
膝の上に座らせた。
(床の上に直接じゃ、冷たくてかわいそうだもんね)
 お内裏様とお雛様だって、ずっと座ったままなのだ。それなら座位でやるのが雛祭りらしいと
言うものだろう。
12ブラウニー9/10:05/03/04 23:16:36 ID:3H2UIz3/
 他のメンバーは今頃どんちゃん騒ぎをしてるんだろうな。
 でもきっと、俺が一番幸せで有意義な雛祭りを過ごしているに違いない。
 そんなことを考えながら、シンはズボンの前を緩めていた。既に固くなっていたものを、
桃の花の奥に埋めていく。
「んっ……ぁん、あぁ……んっ」
 ステラの両頬が、明かりを灯したように赤くなる。その声は笛の音のように心地よく響いた。
 もうすました顔ではいられない。シンの顔も白酒を召したせいではない熱で赤みを帯びている。
 2人だけのお祭りは、層になる吐息の中で静かに進行し、幕を閉じた。

 春の弥生のこの良き日〜 何より嬉しい雛祭り♪

おしまい

あれ…またレス数間違ってる…何でだ。これで終わりです。
大してエロくもないお笑いネタですいません。
来週あたり、もう少しまともなホワイトデーネタ投下します。
他の職人さん…直後投下してください…頼みます…
13名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:37:50 ID:WFXSvdFu
うは!新スレ1発目GJ!
次回作も期待
14名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:57:27 ID:r12slCsQ
GJ!!!普段このスレでお目にかかれない新キャラが総出演で、しかも笑えた。
これからも頑張ってください
15名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:45:13 ID:WNt3kFQa
GJです

16名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:45:18 ID:dF0JhVbY
ヤバい萌える…
いいなぁシンステ
17名無しさん@ピンキー:05/03/05 01:31:06 ID:XysppiXa
ブラウニー氏GJでした!
雛祭りシンステ…萌えるなー。
他キャラのドンチャン騒ぎ想像してワロタw
18名無しさん@ピンキー:05/03/05 02:08:51 ID:HuWY66hX
>>12
GJ!楽しかったです。
何気にちゃっかりもののオイシイトコ取りなシンが小憎いですな。
19黄昏の…:05/03/05 02:10:58 ID:K7uIDuhi
新スレ乙。
またブラウニー氏もGJ。
雛人形って飾る時は楽しいけど、片付けるのが面倒よねぇ。
俺もアスミアの中盤をコソーリと投下しつつ、夕方まで待機しまつ。


いや、非道いのは自分かもしれない。
自分が下手な正義感を持ってアカデミーなどに入学しなければ、
あの日、ヘリオポリスの作戦部隊に参加していなければ…キラ達をここまで巻き込むことは…。
 何だかんだ理由をつけても、自分がやってきたのは人殺しなのだから。

「アスラン?」
「…俺はね、馬鹿なんだよ」
「馬鹿?」

 きょとんとした声でミーアは応えてみせるものの、
アスランの顔は明らかに暗く沈んでいた。今頃になって何故こんなことを思い出すのか。
 ラクスとそっくりな彼女と出合ったからか?

「自分のやっていることは常に正しいと…そう信じてきた。
 でも、実際はいつも中途半端で…そのせいで、いつも誰かを傷つけてしまう
 議長は俺を高く評価してくださっているけど…俺はそんな大した奴じゃない」
「でも、貴方はアスランなんでしょ?」
「え…」

 膝元に擦り寄り、見上げてくるミーア。
心なしか何処となくその表情は憂いを帯びていたものの、真摯な力強さを秘めていた。

「アレックスとか伝説のエースとか…そんなの、関係ありません。
 ミーアは…あたしは、そのままのアスランでいてほしい…それじゃあ、ダメですか?」
「…君にそんなコトを言われるとはね」
20黄昏の…:05/03/05 02:11:54 ID:K7uIDuhi
 ラクスの影武者を装う彼女にそういうことを言われても
イマイチ説得力が無い…無いのだが、今のアスランには十分過ぎる程に効いた。
 アレックスでも伝説のエースでもなく、アスラン・ザラとしての自分。
ここ2年の間の隠遁生活、自分は常に偽りを孕みつつ過ごしてきた。言わば、空白の2年。

「だからアスランは、アスランのままでいいんです」
「本当に…そう思ってくれるかい?」
「はい、ミーアが保証します!」
「それはどうも」

 保証までされてしまった。
それにしても、どうして彼女はここまで自分の身を案じてくれるのだろうか?
 初めて会った時の「ずっと来るのを待っていた」と言っていたし…。

「ミーア、その…聞いていいのか悪いのか、よく分からないんだが…」
「はい、何ですか?」
「…俺なんかの何処がいいんだ?」

 自慢じゃないが、自分はあまり社交的ではない。
父が最高議長に就任する前からそうだったが、付き合いと言えばキラのヤマト家くらいのもの。
 だからアスラン的にはキラの母、カリダのような家庭的な女性に惹かれた。
ユニウスセブンの悲劇で亡くなった母も、いつも家で寂しそうにしていたのをよく覚えている。
 逆にラクスやカガリはおよそ彼女らとは類似点が見受けられない、稀有な存在だった。

「俺は君が思ってるような奴じゃないかもしれないぞ?」
「そんなことないです。アスランはミーアのイメージ通りの人ですよ」
「…買い被り過ぎだ。第一、俺が君を好きになることは多分ない」
「ええ〜ッ!?」
21黄昏の…:05/03/05 02:13:02 ID:K7uIDuhi
「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃないか」
「ミーアにとっては一大事です!」
「そ、そんなコト言われても…俺にはもう好きな人がいるから、無理なものは無理!」
「ダメですダメですっ! 別れてください!」
「む、無茶言うなよ!」

 そう、自分にはカガリがいる。
あのヤキンドゥーエの開戦前、誓ったではないか…君は俺が守る、と。もう2年も守ってきた。
 ミーアの一途な気持ちは男冥利に尽きるが、これだけは天地がひっくり返っても曲げられない。
第一、もしミーアの言う通りにしてカガリと別れてしまったら、
それこそあのいけ好かないユウナの思う壺ではないか。この子、もしやセイラン家の放った刺客か?

「と、とにかく、君の気持ちは嬉しいが…」
「むぅ〜、アスランって意外と小心者なのね!」
「はっ、はぁ?」
「二股するくらいの根性、見せてください!」
「いや、もう根性って言うよりは甲斐性だろ、ソレ…」

 て言うか、その声とその顔で「小心者」だの「根性見せろ」だの言われると…。

「(ギャ、ギャップが…)」

 もう彼女にラクスを求めてはいけない。
飽くまで彼女はミーア・キャンベルなのだと、今更ながら再確認するアスランであった。
 しかし追撃は止まない。食事もまだ終わっていないのに、不意にミーアに引っ張られて…。

「ちょ、ちょっとミーア!?」
「デザートを他のお部屋に用意してありますから」
「お、おい!」
22黄昏の…:05/03/05 02:14:07 ID:K7uIDuhi
「(何なんだ、この子はホントに…)」

 ミーアによって半ば強引に食堂から引っ張られて、ここまで来てしまったアスラン。
よくよく考えれば彼女もコーディネーターなのだから、それなりの腕力がある。
 どうりで組まれた腕がミシミシと痛いワケだ。

「(…カガリもここまでじゃないしな)」

 そんなコトを考えながら、傍らの少女を見やる。
何やらご立腹のようで、可愛らしく頬を膨らませ、いかにも不機嫌丸出しだった。
 本家のラクスでもこんな顔を見せることはないだろう…ある意味で、貴重な光景である。

「着きました」
「でもここって…」
「はい、ミーアのお部屋です」
「げっ!?」

 話が違う。
別の部屋にデザートを用意しているのではなかったのか?
だがアスランの心配を他所に、ミーアはカードキーでドアを開けて中に入ってゆく。
 当然、腕を組まれた自分も強制的に部屋の中に入らざるを得ない…。

「ハロ、キー・ロック」
「いいっ!?」
『オッケー、オッケー!』

 ミーアの命令に従い、赤ハロによって閉ざされてしまうドア。
そう言えばラクスが以前、足つき…アークエンジェルに保護された際、
ハロでドアのロックを解除した、と言っていたような…まさか、自分で自分の首を絞めるなんて…。
23黄昏の…:05/03/05 02:15:14 ID:K7uIDuhi
「これで誰も入ってこれません」
「ミーア、な、何をする気なんだ…!?」
「勿論、アスランにデザートを食べてもらうに決まっています」

 このやけに広い部屋(スィートルーム)を見る限り、デザートなんて何処にも無い。
見えるのは摩天楼を一望できるでっかい窓ガラスと、これまたでっかいベッド…って、
このベッド、どう見てもシングルの大きさではない。ダブルベッドではないか。

「(い、嫌な予感がしてきたぞ…)」

 これでも自分は我慢強い方だ。
最近はカガリともご無沙汰だが、それはユウナの妨害や
アーモリーワンへの極秘会談やミネルバ初出航などが重なったせいである。
 例えかつての婚約者の姿をしていたとしても、全くの別物。
要は平常心を失わず、誘惑に耐えればいいだけのこと…そうだ、俺はデス種の主人公なんだから(…え?)。

「(拷問に比べればなんでもない…耐えればいい!)」
「じゃあ、ちょっと待っててくださいね」

 そう言って隣の部屋に消えていくミーア。
否応なしにも想像が膨らむが、考えてはいけない。飽くまでも平常心だ。
 …でも、もし何も纏わずに来られたらどうしよう? いや、いかんいかん、だから平常心だ…!

「お待たせしました〜」
「(くっ…来たか!?)」
24黄昏の…:05/03/05 02:16:04 ID:K7uIDuhi
 瞑想よろしく、目を瞑って邪念を払おうと必死のアスラン。
…よし、準備万端。例えミーアが裸だろうが、これ以上過激なコスプレをしようが、問題ではない。
 今の自分はアスラン・ザラ、それ以上でもそれ以下でもないことを教えてやる!

「はい、どうぞ」
「…は?」

 くわっと見開いたアスランの目に飛び込んできたもの。それは…。

「…ケーキ?」
「チョコレートケーキです。ミーアの手作りですよ〜」
「え、デザートって…これ…?」
「そうですよ。テレビ演説が終わった後、ホテルの厨房を借りて作っておいたんです」

 どんな誘惑にも耐えうる準備は出来ていた。
が、まさか本当にデザートを用意していたとは。
 隣の部屋に消えたのは、冷蔵庫に入れておいたケーキを取りに行くため…?

「で、でもどうして?」
「アスランにとってはお母様の命日だけど、ミーアにとっても今日は特別な日ですから…」 
「母の命日…バ、バレンタイン!?」

 しまった、すっかり忘れていた。それ以前に地球ボケというやつかもしれない。
ここのところは本当に目まぐるしい程に忙しかったため、全然気にも止めていなかった。
 よりによって母の命日を忘れてしまうとは…親不孝街道まっしぐらだ。
25黄昏の…:05/03/05 02:17:04 ID:K7uIDuhi
「バレンタインって、男女関係なくお菓子やカードを送るのが普通でしょ?
 でもあたしはやっぱり、せっかくアスランに会えたからケーキにしようって…」
「お、俺のために…?」
「…気に入りませんでした?」

 いや、全然そんなことはない。
母に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいだが、ミーアの健気さは十分過ぎる程に嬉しい。
 正直、カガリのポイズンクッキングには泣かされっぱなしだったし…。

「た、食べてもいいの?」
「どうぞどうぞ。あ、ミーアがあ〜ん、してあげましょうか?」
「え、遠慮する」

 一緒に添えられたフォークを手に取り、ケーキに切れ目を入れるアスラン。
外見はチョコレートケーキのようだが、中に白いクリームも入っている。
 匂いはいいし、形も歪なところは見当たらない。
あのテレビ演説の後に作った…ということは、多分ホテルのシェフなどに手伝ってもらったのだろう。

「じゃ、じゃあ…いただきます」
「はい、召し上がれ♪」

 ミーアの気持ちをここは汲んでやりたい。
恐る恐るケーキのカケラを口に運び、ゆっくりと吟味する。
 そのお味は…。

「…美味いね、コレ」
「まぁ、本当に!?」
「あ、ああ…嘘じゃない。本当に美味しいよ」
「あは、やりました〜!」
『ワンダフォ〜! グゥレイトォ〜! ミッションコンプリィ〜トォ〜!』
26黄昏の…:05/03/05 02:18:10 ID:K7uIDuhi
 赤ハロと共に歓喜するミーア。
いや、そこまで喜ばんでも…でも、実際に美味いのは事実だ。
 彼女、ひょっとして歌以外にもお菓子作りの才能とかもあるのだろうか?

「な、何なら君も食べるか?」
「あ、ならミーア、あ〜んしてみたいです!」
「いいっ!? で、でもこのフォーク、俺が今使ったばかり…」
「全然オッケーですよ〜」

 これは…間接キスか?
い、いやまあ彼女がいいと言うのなら…。

「じゃ、じゃあ…」
「あ〜ん」

 ぱくっ

「はふっ、おいひいれすぅ〜!」
「は、はは…(それって自画自賛だろ…)」

 ホテルのシェフ達に手伝ってもらったのなら美味いのは当たり前。
でも議員の娘でもない庶民出身のミーアからして見れば、こんな高級ホテルに
泊まったり、食事をしたり、あまつさえデザートまで食べることができるのだから…。

「ぷはぁ…せっかくラクスさんになったんですもの。これくらいは…いいですよね?」
「ほ、程ほどにね」

 ラクスの影武者を務め、自らを人形に見立てて道化を演じるミーア。
でもその前に彼女も1人の女の子。好きな人と一緒にはしゃいだり、
プレゼントをしたり、美味しいものを食べたり…これぞ正しく、乙女の特権?
27黄昏の…:05/03/05 02:21:11 ID:K7uIDuhi
中盤はこんな感じディス。
今日の放送でミーアの寝間着姿が拝める
らしいけど、いったいどんな感じでアスランを誘惑するのやら。
あと公式ガイド、ミーアの表情集に邪悪な顔つきのが何例かあった…。
後編もラスト辺りに黒ミーア登場予定ディスヨ〜。それでは、おやすみなさいませ。
28名無しさん@ピンキー:05/03/05 11:00:33 ID:s5aMDViu
チョコレートケーキ食べたくなってきた
29名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:28:48 ID:AWtPaiCy
黄昏殿、GJです。

>もしやセイラン家の放った刺客か?
とか
>…そうだ、俺はデス種の主人公なんだから(…え?)。
とか。
エロもさる事ながらこういった部分もいいですね〜
30名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:34:45 ID:J0ztroy2
前スレ785です。
投下終わる前に容量オーバーしてしまったので、
逃げようかとも思いましたが新スレに投下させていただきます。
投下済みのやつから改めて。即興非エロノイナタ。
31ノイナタ 1/3:05/03/05 15:35:09 ID:J0ztroy2
 黙っていても朝が来れば日は昇り、いつもと変わらぬ日常が約束でもし
たようにやって来るものだと漠然と思っていた。だが今日は違う。そして
明日も明後日も、これからはずっと。少なくとも自分にとっては堪え難い
朝を迎えることになることだろう。頼みもしないのに突然やって来る。出
合いと別れは得てしてそんなものだ、と、目の前を歩く意地っ張りな背中
の主を見やりながら操舵士はぼんやり考えた。

「本当に行かれるんですね」
「当たり前だ。辞令だからな」
「まあそうですね」

 言葉が続かない。残された時間はわずかだと言うのに。引き止めるすべ
など無いことは疑いようも無い。いや、果たして本当にそうだろうか。歯
がゆい思いが同じところを行ったり来たり、自問自答を繰り返してもつい
に答えが見つからぬまま。

「どこまでついて来る気だ?」

 少し呆れたような声にハッとする。気付くと二人、彼女の部屋の前に立
ち尽くしていた。

「失礼しました」

 開く扉に彼女の影が吸い込まれようとしていた。ほんの一瞬交わる視
線。言い様のない焦燥感が沸き上がる。突き動かされるように、閉じかけ
た隙間から腕を差し伸べる。
32ノイナタ 2/3:05/03/05 15:35:32 ID:J0ztroy2
「あの」

 思いきって掴んだ手首は想像していたよりもずっと華奢に思えた。扉に
挟まれながらも勢い部屋の中へとなだれ込む。今を逃してはならないと、
ただその一心で。
 きょとんとこちらを見つめる視線が、普段のそれよりずっと弱々しく、
そして儚く見えた。今にも泣き出してしまいそうな赤い目尻がひどく新鮮
で、不謹慎ながらも思わず見とれる。

「なんだ、突然」

 微かに震える声を聞き逃すまいと息をひそめて。

「すみません」

 離れようとする腕を掴む手に力が籠る。

「答えになっていない」

 不意に抵抗が弱まる。困ったように俯く長いまつげが愛おしい。 

「すみません」

 これまでただの上官であり部下であった、そんな立場の違いなどくそく
らえと思った。ここで離せばきっと一生後悔するだろう。ただ夢中で抱き
締めていた。

「ありがとうございます」

 柔らかなぬくもりが、抱き締めた両腕を伝って流れ込み、満ち溢れて行
くような気がする。拒絶されることも覚悟の上だった。自分の腕の中無言
でおさまってくれている上官にまず抱くのは感謝の念。
33ノイナタ 3/3:05/03/05 15:36:31 ID:J0ztroy2
「なぜだ?」
「貴女がずっと好きでした」
「そうか」

 素っ気ない返事も、彼女なりの精一杯なのは鼓動が伝えてくれる。溢れ
出す愛しさは留まる気配を知らず、次に抱くのは、もっと早くこうすれば
良かったという後悔の想い。

「ありがとう」

 嗚咽をこらえ震える背中を優しく撫でてくれる。
 この人を、離したくない。
 しかし、すべては遅すぎたのかも知れない。

『俺も連れて行って下さい』

 言いかけて飲み込む。きっとこの人は由としないだろう。かわりとばか
りに、一層力強く抱き締めて行く。
 いや、もしかすると間に合ったのかも知れない。
 少なくとも、今こうして違いの体温を感じることができる幸福に感謝す
る。
34ノイナタ 4/3:05/03/05 15:36:49 ID:J0ztroy2
「お前も」

 言いかけて留まる言葉に耳を傾け。

「なんでもない。忘れて欲しい」

 背中に置かれた指に、遠慮勝ちに力が込められる。

「貴女がそうおっしゃるのなら」

 多くを交わさなくても、それだけで十分な気がした。
35名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:38:01 ID:J0ztroy2
以上です。

改行大杉出たのですが途中から行間詰めるのもどうかと思ったので
数字めちゃくちゃでごめんなさい。
36名無しさん@ピンキー:05/03/05 19:44:09 ID:OEsLmB2x
乙です
個人的にエロを絡めて続きを書いてホスィ…(;´Д`) 

それはそうと来週はシンステ祭りな予感
裸で洞窟…2人だけの戦争?
37名無しさん@ピンキー:05/03/05 19:46:49 ID:vvDE/v/T
>>36
ガンダムエースの予告編によると

溺れたステラを助けたシン
→「メンテナンス」を施された結果、シンに関する一連の記憶をきれいさっぱり忘れてしまうステラ

という流れだそうな。
38名無しさん@ピンキー:05/03/05 19:47:21 ID:ZXp293wV
無人島とオーブ海岸の違いこそあれどよく似てますな

…ステラ探して迎えに来た兄ちゃんたちに
寝首掻かれるシンが浮かんでしまうのは何故
39名無しさん@ピンキー:05/03/05 19:49:05 ID:ZXp293wV
…しまったオーブじゃない!
ローエングリーンゲートの先!スマンスマン…何処だっけ
40名無しさん@ピンキー:05/03/05 20:01:24 ID:QPWP3iDA
予告のgifを見たんだがシンがステラをレイープしてるようにしか見えない
41名無しさん@ピンキー:05/03/05 20:03:25 ID:5lp6bhui
アスミア→アスルナきぼn
42名無しさん@ピンキー:05/03/05 20:33:05 ID:jDbhNKFI
ミーアのパジャマは来週まで
おあずけですが、こっちのミーアで(;´Д`)ハァハァ
させていただきます
43名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:17:59 ID:jfvAnOu9
シンステ見たい。
44名無しさん@ピンキー:05/03/05 22:54:51 ID:DHNQU59U
ノイナタが来てる…感動しますた(つД`)
45名無しさん@ピンキー:05/03/05 23:34:57 ID:d7GlcQBw
ブラウニー氏乙
 アスランとミーアのやりとりがかわいい。
本編でも、「ああ・・・」とか「うう・・・」だけでなく会話をしてほしいもんだ
46ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:49:56 ID:TZCuVk2Z
新スレ乙です。
お久しぶりです。前スレでレス下さった方、ありがとうございました。
流れを無視したカップリングですが、続き投下します。
47ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:50:47 ID:TZCuVk2Z
「私は最初は男の子が良いと思いますわ。ねぇ? カガリ様」
「……え?」
結婚式を明日に控えた日。
流石にこの日ばかりはウナトも早く帰宅し、4人で夕食を取っていた。
相変わらずカガリだけは軽めの食事だが、上の空でセイラン婦人の話を全く聞いていなかった。
「大事な跡継ぎです。いいえ、いずれはこの国の代表ですものね」
「代表……?」
「嫌だなぁ……母上、お気が早い。僕達はまだ若いんですよ」
「そうは言うがなぁ、ユウナ。早いに越したことはないぞ」
「そうですよ。早く孫の顔を見せて頂戴。一人でも多い方が良いわ」
(こども……?!!)
カガリのスプーンを持つ手がかたかたと小刻みに震え出したのを、隣に座っていたユウナは見逃さなかった。
「参ったなぁ…ほら、カガリが恥ずかしがって、俯いてしまったじゃないですか」
「あ、あら……おほほ。ごめんなさいね」
「…ぃゃ……」

(こども……)
自分はまだ18だ……子供なんて考えた事も無かった。
妊娠がどうの言われた時はただカッとした。
夫とのセックスも……。
ユウナは避妊など一度もした事がない。こんな状態が続けばいずれは妊娠するだろう。
自分達はナチュラルなのだから。
(愛していない男の子供を……産む……)
48ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:52:05 ID:TZCuVk2Z
「困ったものだねぇ、母上達にも。まだ子供なんて冗談じゃないよ」
ユウナは大袈裟な身振りでそう言いながら部屋に入って来た。
カガリの背後から腕を回し、抱き寄せる。
「妊娠なんてしたら、君を抱けなくなるじゃないか」
首を巡らし、そう言い放った男の顔をじっと見る。
「ん?」
「ユウナ……お前は私がアスハの名を持っていなくても、結婚したか?」
「今更だねぇ。君はアスハの名を捨てられないから、ここに居るんだろう?」
深い闇に落とされた様な気がした。
出口のない迷路。かの優しい光はもう無い。
行かないでとあの時縋ればどうなっていたのだろう?
(馬鹿だな……私は……)
「それより明日が待ち遠しいな。君のドレスも久しぶりだ。
 新しい二人の寝室は素敵だよ。きっと気に入るからね。ここは君の私室として使うと良い」
ユウナが耳を甘噛みしながら、身体を弄り出した。そのままベッドに引き倒される。

もう……抵抗なんて無駄だ。だって……明日にはもう……。
金庫の中の指輪も又この指に嵌められる。今度は結婚指輪と共に永遠に外せない枷として。
身に着けている物が一枚づつはぎ取られていく。早く終わる様に大人しくしていればいい……。
(……お父様。生まれてくる子を愛せますか? 私は……)
愛の無いセックスに一体何の意味があるのだろう。この男も自分も。
49ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:52:57 ID:TZCuVk2Z
「あ〜、跡ついちゃったかなぁ?」
胸の下辺りに唇を這わせていたユウナの楽しそうな声に、カガリは瞑っていた目を開ける。
「な……」
くっきりと残った赤い鬱血。
「でも、ここならドレスで隠れるから分からないよね」
「…止めろ……」
「ふふ……」
そのまま唇は下へと移動する。腹を優しく摩りながら、臍の下を吸う。
「ユウナ!」
抗議の声を上げ、頭を抑えるが、ユウナは止めない。
「外からは見えないよ。でも…」
意地悪くカガリの顔を見上げる。
「着替えを手伝うメイドは気付くかもなぁ」
「……ッ!」
ウェディングドレスは到底一人で脱着出来るものではない。それは仮縫いの時でも同様だった。
「ま、いいじゃない。使用人の事なんて」
「…止めろ……」
カガリがそこまで羞恥心を捨て切れない事を承知で、わざと言っている。
「ん〜? じゃぁ、僕の言う事も聞いて欲しいなぁ」
「…………」
50ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:54:07 ID:TZCuVk2Z
カガリが何も答えないので、金色の茂みに指を絡ませて楽しみながら、割れ目をちろちろと舐める。
舌は内まで進入せずに、そのまま足の付け根ー太腿の内側に向かう。
きつく吸い付かれた。
「止め…っ」
「綺麗だろう、僕の印。大丈夫、見える所には付けないから」
「ユウナッ…!」
「恥ずかしいの? なら、自分で止めてごらん」
ユウナはそう言った後、カガリと身体の位置を入れ替えた。
上にされたカガリはどうしたら良いのか困惑している。
「じ・ぶ・ん・でね」
言わんとしている事が解り、瞬時に顔が染まる。
アスランとは何度も唇を重ねていたが、いつも彼の方から求めて来た。
(私から……?)
しかしやるしかない。これ以上赤い痕を増やすわけにはいかない。
情事の跡を他人に見られるのはどうしても嫌だ。
意を決して、そっと上から触れる。そのままぎゅうっと押し付ける。
色気の無いキスにユウナが舌でノックする。
一瞬頭が引きそうになるのを堪え、おずおずと舌を差し入れる
51ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:55:09 ID:TZCuVk2Z
 舌を絡める行為も殆ど経験が無い。
どうしたら良いのか解らなくて、ぎこちなく動かす。
ユウナはその頭を引き寄せ、激しく答える。
歯の裏側をなぞり、柔らかい粘膜をなぞる。
口の中を、舌が絡め合い、蹂躙する。
息で、熱で、埋め尽くす。角度を変えて何度でも。
漸く離れた時には、ツ……と糸が引いた。
カガリはもう頭がぼうっとして、脱力する。
そのまま広い胸に倒れこむ。アスランよりも広い胸。成熟した男の身体。
ユウナは内心小踊りしたい衝動に駆られていた。
初めてその口内を味わった時は、舌を差し入れた瞬間、身体が硬直したのが分かった。
引ける腰を無理やり捕まえて離さない様にした。
今彼女は間違いなく自分との行為に感じている。その髪を愛しげに漉きながら、
「よく出来たね。次は?」
え……っ とカガリは、男の顔を見下ろす。
「自分で。してごらん」
52ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:55:59 ID:TZCuVk2Z
 何を? とはさすがに聞けなくて、でもやっぱりどうしたら良いのか解らずカガリが固まっていると、
ユウナは自らが身体を起こし、座位の体勢に導いた。
その細腰を掴み浮き上がらせ、自身の昂ぶりを宛がって固定すると、
「こ・こ」
「僕の肩に手を置いて……。そのまま自分で挿れてごらん」
「!!」
カガリは発せられた言葉に驚き、声も出ない。そのままユウナの顔を見る。
泣きそうなその顔が溜まらなく愛しくそそられる。わざとそっけなく、
「嫌なら、いいけどね」
そう言って、目の前のピンクの蕾に吸い付く。ちゅうっと音が立つ様にきつく。
「や……っぁ…」
舌で転がしたり、甘噛みしたり、しゃぶったり。一頻りその蕾を堪能した後離すと、そこは唾液に濡れ赤く鬱血していた。
ユウナが秘所に指を沿わせると蜜が少しづつ溢れて来た。
「まだちょっと足りないかな? でも、大丈夫だよ。ほら、カガリ」
目の前に蜜で濡れた指を翳すと、カガリは羞恥で顔を逸らした。
だが、やがて覚悟したように、広い肩に手を置いた。
そのまま体重を掛けながら、そろそろと腰を下ろして行く。
先端が入って来ると、その恐怖と痛みに襲われる。
ずぶずぶと……音がしているのか、感覚なのか分からない。
53ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:56:51 ID:TZCuVk2Z
「……ッ…はぁ…っ…くああっぁ…ぁっ……」
怖い…痛い…怖い…痛い…いたい…こわい…
半分ほど入った所で、痛みで動きが止まりかけた。ユウナが目前の頂きをひと舐めする。
「ひゃぁ…っあぁ…っ」
びっくりした衝撃で、一気に奥まで入り切った。
「あ…っ…ッ」
「カガリ。自分で動いてごらん」
そう言いながら、ユウナは下から一突きする。
「…ッ…あぁっ…!」
「ほら。もっと声出して」もう一突き。
「いやぁ…っ……やぁ…ッ」ふるふると首を振る。
流石にそこまでは無理か…と悟ったユウナは再び腰に手を掛けると、掴んで上下に揺さぶった。
「やあああぁぁぁっ…やっ……あっ…あっ…」
今度は前後に。
「いやぁ…っ……止め…て……ッ」
彼女が目に涙を溜めて懇願する。もう我慢出来なくなり、ユウナは一気に押し倒した
54ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:57:44 ID:TZCuVk2Z
「カガリ……カガリ…ッ」
今日のカガリは素直で可愛い…それが諦めから来るものだとは知らずに、ユウナは夢中でカガリを貪る。
昨日までのただ激しいだけの動きでなく、緩急つけて内壁を掻き回す。
入り口の辺りを少し突付くようにしたり、奥まで一気に突き刺し、抜きかける。
前後の動きだけでなく、円を描くように大きく動かす。
そうして動いていると、ある一点に差し掛かった時、カガリの身体がびくんと、震えた。
「ここ……?」
「…あっ……」
「ここがイイの?」
「あっ……ひあっ…っ…」
「感じるんだね」
「あっ……ぁ……っ…ッぁ…あっ」
ユウナがその箇所を集中的に攻めると、カガリの嬌声は止まらなくなった。
「やあぁぁ…あっ……あっ………ああん…」
55ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/05 23:58:59 ID:TZCuVk2Z
 身体中を駆け巡るこの感覚。どうすればよいのか、悦すぎて怖い。
自分が自分でなくなるようで……怖い……こわいよ…………

「ゆ…うな……」
行為の最中に名を呼ばれたのは初めてだった。
更に、快感に身をゆだねる恐怖からか、縋るような目を向けられ、ユウナは限界だった。
己の欲望を勢いよくナカに吐き出す。
「カガリ……ッ…カガリ……ッ…あぁ…ッ!!」
「ああぁぁっ………あぁ…あっ…ぁっ…あぁぁん……あぁっ」
それが更なる刺激を引き起こし、カガリは大きく背中を仰け反らせた後、シーツに沈んだ。
波のような快楽の余韻に身を任せながら息を吐く。
ユウナは横になりながら、意識が飛んでいる様子の金色の頭を引き寄せる。
汗ばんだ額に張り付いた前髪をかき分け、瞑っているその瞼にそっと口付ける。
もう彼女は以前の様に拒まない。睫に溜まった涙の何と愛しいことか。
挿入行為そのもので、達したのは多分初めてではないだろうか。今迄は痛がるだけだった。
今日は声も抑えようとはしなかった。
(事実上、僕が初めての男って訳か…)
くつくつと笑みが零れる。
(カガリは僕のもの……僕の色に染める……)
56ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/06 00:03:55 ID:bAbpJFf3
今回はここまです。
続きはオフ生活多忙の為、又間が開いてしまうかもしれません。
DVDイベント(外れた)によると、カガリが○○○……だそうで。
ユウナ再登場に期待です。
57名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:08:03 ID:7W9A3Lqq
>>45
え、アスミアは黄昏氏だろ…?
58名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:12:48 ID:2txJvXc+
>>56
乙!
待ってます
59名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:20:08 ID:I+jgXYVm
ユウカガさん(*´д`*)ハァハァハァアハァ
初めてイッちゃうカガリに萌えました。

アスルナのSSをどなたかキボン…
60名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:22:29 ID:JClnnTPz
ユウカガキター(;´Д`)タマラン 
61名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:48:25 ID:LxHmg+OK
>>57
つっこむな。大抵読まずにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!してるだけだから
62名無しさん@ピンキー:05/03/06 00:57:13 ID:4nEU0hOL
アスルナを目撃して嫉妬したシンをからかうルナみたいなシチュをきぼんします。
63名無しさん@ピンキー:05/03/06 01:05:45 ID:8HryuHxo
>>45
うわ、大ポカやってしまった_| ̄|○
 両氏、ほんとにごめんなさい!!
64名無しさん@ピンキー:05/03/06 01:13:41 ID:p2ZqG85O
ユウカガ氏グッゾブ!イイヨイイヨー


アスランの目の前でユウナに犯されるカガリ、又はユウナの目の前でカガリを犯すアスランが見たい
65新参者:05/03/06 02:00:35 ID:utOCbmmV
えーと、みなさん毎度ありがとうございます。

前スレ>>658の続き 黒キラの続きを投下させてもらいます。
スレ跨いじゃってすみません。
前から1週間くらい経ってるので、忘れられてますかね。

でも、とりあえず、投下させてもらいます。

前の人の投下から2時間くらい経ってればいいかなー、なんて。
66姉と弟と…:05/03/06 02:01:46 ID:utOCbmmV
カガリが見つめる中、半ば力を失ったキラのペニスがラクスの女性器から吐き出される。
赤黒く変色した肉棒は、その経験の多さを物語っていた。
体外に排出されたキラのペニスは、精液と愛液に包まれて、部屋の明りを鈍く反射している。
ただ射精しただけでは、このように体液が纏わりつくようなことは無い。
女性の膣内という閉鎖され、圧迫された空間で射精したからこそ、
内部に充満した自らの精液で自らのペニスを包む結果となっている。
「カガリ…こっちへおいで…」
呆然とその様子を見つめているカガリに、キラが手招きする。
しかし、カガリは動くことが出来ない。
「あ…あ…あ…」
カガリはただ口元を押さえて、閉じられた扉を背に立ち尽くすのみ。
目の前に居るキラが、あまりに自分の知らない姿を晒しているため、言い知れぬ恐怖を感じていた。
キラは、半失神状態のラクスの身体を脇に寝かせると、徐にベッドから立ち上がり、カガリに向かって歩き始める。
「ほら…僕らも見せてあげたよ…これで『おあいこ』だね…」
カガリのところまで到達したキラはカガリの手を取る。
そして、にこやかに微笑んで見せたが、今のカガリにはその微笑がとても恐ろしく写った。
「いやっ…」
カガリは、キラの手を跳ね除けようとするが、キラの力で抑えられてそれができない。
キラは、華奢な体つきの割には、凄まじい力を持っているように思えた。
「…それにしても、カガリがあんなエッチなことしてるなんて知らなかったな…」
キラの言葉にカガリの肩がビクッと震える。
決定的な弱点を掴まれてしまっている。そんな気さえした。
「おいでよ…カガリもシタかったんでしょ?」
キラはカガリの手を離し、その代わりに腰に手を回し、カガリに抱きついてきた。
カガリを抱くキラの手は、とても優しいものだった。
しかし、段々とその手が下に降りていき、カガリの尻を撫で始める。
カガリはキラと自分の間に手を差し入れて、キラを離そうと力を入れた。
「ちっ…ちがっ…」
67姉と弟と…:05/03/06 02:02:28 ID:utOCbmmV
しかし、キラは更に増して力を込めてカガリの尻を握り、無理矢理に抱き寄せた。
「何が違うのさ!みんなのブリッジをあんなにビショビショにしておいてさ!」
何時しか、キラの顔からは微笑が消えていた。
キラはカガリの身体を力任せに抱き上げる。
そして、そのままベッドに向かった。
「いやっ…離せよ…」
抵抗も虚しく、ベッドに座らされ、押し倒されるカガリ。
カガリの頭の上には、恍惚の表情のラクスが横たわっていた。
今し方、その上でキラとラクスの行為が済まされたベッド。
そのシーツには、二人の体液が染み付き、カガリの知らない匂いが漂っていた。
「何がいやなもんか…昨日あんなにしてたくせに…」
キラはカガリの上着に手を掛け、一つ一つボタンを外していく。
「やっ…やめろ!私はお前の姉なんだぞ!」
カガリも必死の抵抗を見せる。自分の服を脱がしに掛かるキラの手を、震える手で押さえる。
キラの動きを完全に抑制することは出来ないまでも、ボタンを外すという複雑な動きはできないでいた。
キラとカガリの間で、二人の縺れ合った腕が暴れまわる。
「だったら!その『姉』にあんなエッチな姿見せられた僕はどうなるのさ!」
キラの叫びに、カガリの抵抗が止まる。
あとは、弱々しくキラの手を握っているのみであった。
「あ――もう!ラクス!ちょっと手伝ってよ!」
カガリの脇で、ラクスがいつの間にか上体を起こしていた。
そして、キラに言われるまま、カガリの手を押さえると、上に挙げて『バンザイ』の格好をさせた。
「…これでいいですか?」
こんな最中でも、ラクスの動きはあくまで優雅で無駄が無かった。
更に、ベッドの外に投げ出された足の方はキラが圧し掛かるようにして押さえている。
手足の自由を封じられたカガリが見つめる中、キラはカガリの上着の前を開き、
その下に来ていたシャツごと上に引っ張って脱がせた。
カガリの衣服はラクスが押さえつけている手首の辺りで止まり、更にカガリを拘束する。
「へー…フロントホックなんて使ってるんだ…」
キラは、露わになったカガリのブラジャーを見つめていた。
そして、徐にそのホックにキラが指を掛ける。
「フロントホックって脱がせやすいんだよね…アスランに外されるの、期待してた?」
68姉と弟と…:05/03/06 02:03:15 ID:utOCbmmV
「ちがう…やめろよ…それ以上は…」
実際は、面倒だからそれを使っていただけ。
確かに着脱は簡単だが、それは自分の手間を省くためであって、誰かに脱がされるためにそうしていたわけではない。
しかし、現在はそれが仇となって、いとも感単に上半身裸にされてしまった。
「へー…」
キラが感嘆の声を漏らす。彼の前に、程好い大きさの、形の良い二つの乳房が曝け出された。
「いいね…カガリの…ちょうど手に収まる感じ…」
キラがカガリの乳房を手の平で覆い、測るように押さえつけた。
カガリはその状況から目を逸らし、ただ唇を噛んでいた。
「ほら…カガリも…昨日みたいにしてよ…」
キラはカガリの乳房を覆った手を小刻みに震わせる。
「んっ…」
カガリは無言でその刺激に抵抗していた。
「もう…素直じゃないな…」
キラは、少し乳房を揺らしただけで、そこから手を離す。
そして、カガリの腰に掛かっているズボンの端に手を掛けた。
その瞬間腰がピクリと動き、カガリは逸らしていた顔をキラに向けた。
「そ…そっちはダメだ!…やめろバカ!」
唯一自由に動く腰を捻って、何とか抵抗しようと試みるカガリ。
しかし、手を封じられている上、元々力で負けている相手に、それは無駄な抵抗でしかなかった。
「何言ってんのさ…昨日は見せてくれたじゃない?」
キラがカガリのズボンの端に指を入れてくる。
「ちがう!見せたわけじゃない…お願いだから、離してくれ!」
「でも、ブリッジであんなことしてた…」
「そ…それは…ラクス!お前からも何とか言ってくれ!」
カガリは藁をも掴む思いで、ラクスの方に助けを求めた。
ただ、ラクスもキラの側だ。
「うふふ…カガリさんったら…かわいい…」
ラクスは全然頼りにもならなかった。
あまり期待してはいなかったが、カガリの抵抗は、やる事為す事全て無駄だった。
69姉と弟と…:05/03/06 02:04:21 ID:utOCbmmV
「…あんなところでやってちゃぁ、誰かに見てくれって言ってるようなもんだよ!」
キラはそう言って、カガリのズボンとパンティを一緒に、一気に引き摺り下ろした。
「それとも、アスランとヤリたくてヤリたくて我慢できなかったのかい?こんなふうにさ!」
キラがカガリの目の前に差し出した手の間には、今し方脱がされたカガリのパンティが広げられていた。
その股間に当たる部分に広がる、小さな染み。
「なにこれ?『イヤ』とか言いながら、なんで濡れてんのさ!」
「あぁ…あ…あ…」
先程、キラとラクスの性行為を見せられたせいだ。
下腹部が熱くなるのを感じていたが、まさか濡れていたとはカガリも知らなかった。
自分も知らないところに、自分の淫乱な性格が隠れているというのか。
カガリは目の前に突きつけられた事実に、身体を震わせる。
そんな中、キラは片方の手を離し、カガリの剥き出しの股間に近づけていく。
「ほら…ココなんか、ヌルヌルするよ…」
そして、カガリの女性器のワレメを指でなぞり、恥丘を滑るように撫でまわす。
程なくしてカガリから離れたキラの指には、透明な体液がジットリと付着していた。
その体液を弄ぶように指の間で捏ね回すと、カガリの顔の前で糸を引かせて見せた。
「ほらこれ、カガリのアソコから出てるの…これってオシッコじゃないよねぇ…」
キラはそれが何なのかわかっているくせに、あえてカガリに思い知らせるように見せ付けた。
「うぁぁ…や…やだ…」
カガリは最早言い返すことも出来ない。
段々と、自分の身体から力が抜けていくように感じていた。
「暴れてもムダだからね…カガリには全部見せてもらうから…」
無抵抗になったカガリから身を離すキラ。
キラはゆっくりとカガリの膝の前にしゃがみ、カガリの太股に手を掛けた。
「うぅぅ…」
いつの間にか、カガリの目には涙が溜まってきていた。瞳の中で、今にも零れ落ちそうに震えている。
「僕だって…ショックだったんだから…」
そう言いながら、キラはグイッと力任せにカガリの足を開かせる。
中心部がうっすらと濡れた、カガリの女性器がキラの目の前に露わになる。
まだ、男性経験のないカガリの女性器はピッタリと閉じられており。その溝だけが濡れて光を反射していた。
70姉と弟と…:05/03/06 02:05:26 ID:utOCbmmV
「へー…綺麗なもんだね…オナニーばっかして、形崩れてるかと思った…」
「そ…そんないつもしてるわけじゃ…あぅっ!」
キラの指が、カガリの女性器に触れた。
一言、「柔らかいね」と言いながら、大陰唇を弄ぶように中央に寄せ、ワレメを強調させては、また離す。
キラは、今度はカガリの女性器を舌で愛撫し始めた。ゆっくりと、盛り上がった恥丘をなぞっていく。
そして、恥丘を一周した後、また話しかけてくる。
「ふーん…じゃぁ、週にどれくらいするのさ…」
「あっ…あっ…」
舌が動き回るたびに、カガリの身体がピクッピクッと小さく揺れ動く。
「カガリさんったら…そんなにいちいち反応してたら、持ちませんよ…」
ラクスがそんなカガリの目を見つめながら微笑む。
しかし、優しげなその微笑みも、今のカガリには何だか残酷に思えた。
「…言わないと、中に舌入れちゃうよ…」
キラの質問は続いていた。
まるで脅すように、カガリのワレメを穿って舌を滑らす。
一番危ない場所の直上を舌のヌメりが往復し、カガリの背中に悪寒が走った。
「あぁ…言う…言うから…」
ワレメをなぞられると鳥肌が立つ。
カガリはその刺激に耐えられそうも無かった。
「…教えてよ…」
キラはカガリの足の間から、頭半分だけ上に出して、カガリの顔を見つめた。
「し…週に4回…」
言った瞬間、カガリは顔を赤らめて、また目を逸らせた。
「ハハッ!なにその本当っぽい数字!さすがカガリだ…」
カガリは、ひどくバカにされた気分だった。
目に溜まっていた涙が、遂に零れ落ちる。
「アハハ…でももっとシテるかと思った…」
そう言いながら、キラは舌を尖らせて、カガリのワレメの中に押し入れた。
「えっ…」
カガリが抵抗する間もなく、キラの舌が大陰唇の間に割り込んできて、膣口の中にヌルリと侵入した。
舌のグニャリとした柔らかさが膣内に入り込んでくる。
「うぁ…そんな、入れないって…」
71姉と弟と…:05/03/06 02:06:12 ID:utOCbmmV
油断しているのが悪いと言わんばかりだった。
無遠慮にキラの舌がカガリの入口付近で動き回る。
さらに中へ侵入しようと、キラが大陰唇に指を掛け、左右に開き始めた。
「そ…そんな…拡げるなぁ…」
カガリの言葉は無視して、キラは舌の出し入れを始める。
徐々に、カガリの性器で濡れている箇所が大きくなっていく。
「んっ…」
そんな中、キラは何かに気付いたように舌を抜き出し、カガリの開かれた性器を観察し始めた。
「カガリ…オナニーのしすぎじゃない?ココ…赤ずんできてるよ…」
ココとは今剥き出しにされている小陰唇のこと。
言われた瞬間、カガリの顔全体が火がついたように真っ赤になり、『イヤイヤ』をするように頭を左右に振った。
「ハハハ…何だか、僕も興奮してきたよ、ほら…」
キラはそう言うと立ち上がって、カガリの女性器の上に自分の男性器を乗せて見せた。
先程、ラクスから抜け落ちた瞬間とは違い、芯を持って硬く立ち上がって見えた。
「まぁ…カガリさんったら、妬けますわ…」
ラクスがのんきな口調で話しかける。
自分の恋人が、別の女を犯そうとしているのに、ラクスは今の状況を楽しんでいるように思える。
「や…やめろ…入れるな…」
カガリの陰唇に、キラのペニスが持つ熱が伝わってくる。
今にも挿入されてしまいそうなその光景に、カガリは唇を震わせていた。
「まだ入れないよ…慌てんぼうだなぁ…」
キラはそう言うと、カガリの膝裏を掴み、太股を真ん中で合わせた。
ちょうど、太股の内側でキラのペニスを挟み込むような格好になる。
そして、そのキラのペニスの裏スジには、カガリの濡れた女性器が密着していた。
「いくよ…」
72姉と弟と…:05/03/06 02:07:14 ID:utOCbmmV
キラは、カガリの太股にペニスを挟み込んだまま、ゆっくりと腰を動かし始めた。
カガリの太股の間を、硬いペニスが通り過ぎていく。
しかしカガリはそれよりも、自分の性器の上を男の熱いペニスが這い回る感覚に、また悪寒を感じていた。
カガリが顔を下に向けると、太股の間からキラの赤黒い亀頭が見え隠れしている。
カガリの濡れたヴァギナの上を、キラのペニスが滑っていく。
先程のラクスへの膣内射精によって、キラ自身の精液と、ラクスの愛液とに包まれたままのペニスは、
尚更勢い良くカガリの太股の間を滑り抜けていく。
「あぁっ…ぅあぁっ…」
カガリは自分の太股が挟み込んでいるキラのペニスが、段々と太さを増していくのを感じていた。
ゾクゾクと続け様に背中に悪寒が走る。
「すごいよ…カガリって引き締まってるね…どんどん気持ちよくなるよ…僕…」
カガリを使って、自らの性器を刺激し、恍惚の表情を浮かべるキラ。
そのペニスは更に硬さを増し、カリの裏側が、カガリのワレメを擦るようになっていた。
「あぁぁあ…そんな…はぁ…はぁ…」
カガリは熱い肉棒でワレメを擦られながら悶えていた。
そのペニスの熱さが、自分の膣に伝播し、挿入されてもいないのに、段々と身体が中から熱くなってくる。
身体の中から、トロトロと愛液が溢れてくるのが、頭の中に敏感に伝わってきていた。
溢れてくる愛液を利用して、キラの腰は更に速度を増していく。
カガリは、腰の辺りから押し寄せてくる波に抗いながらも、時々フッと全てを忘れてしまいそうになる。
自分の性器の上で踊り続けるペニスを見つめながら、カガリは必死の思いで快感を抑えていた。
今、自分が快感に溺れてしまっては、いいように嬲られてしまう。
そういった、言い知れぬ危機感がカガリを支えていた。
「アッ!」
カガリの口から大きな声が漏れた。
上を行き交うキラのペニスの先が、カガリのワレメを少しだけ穿った。
もう少しで挿入されてしまいそうだった。
73姉と弟と…:05/03/06 02:08:09 ID:utOCbmmV
カガリの身体にジットリと汗が浮かび、腰がガクガクと震える。
その様子を見つめながら、キラは本当に気持ち良さそうな顔をしていた。
カガリの太股に、硬い肉棒が当たり続ける。
キラは、時々わざとワレメに硬い先端を当てた。
危うく挿入されそうになると、カガリは眉間に皺を寄せて身体をビクッと震わせる。
いちいち反応するカガリの様子を楽しんでいた。
そして、キラはカガリの反応にまた興奮していくのだった。
「うっ…すごいよ…カガリ…僕、もうすぐイケそうだよ…」
太股の間から姿を現したキラの亀頭の先がフルフルと震えている。
もうすぐ射精する。
そう思った瞬間、カガリの身体が緊張で強張った。
キラが、カガリの足を持つ手に力を込める。
キラの腰が跳ね、ペニスがムクリともう一段階大きくなった。
そして、カガリの太股の間から亀頭を覗かせたまま、ペニスを痙攣させている。
「あ…あ…あ…」
カガリの唇が震える。
「うぅっ!」
キラが悶えた次の瞬間、亀頭の先の裂け目から、勢い良く精液が噴出した。
「うぁぁぁ…」
カガリの目の前で、白濁したキラの精液がペニスから飛び出し、カガリの腹の上に落ちていく。
腹が熱い。
熱い精液の塊が、ビュルッ!ビュルッ!と断続的に発射され、カガリの腹を白く染めていく。
「すごい…キラ…いっぱい出てますわ…」
ラクスが感嘆の声を漏らす。
その声は心無しか上ずっており、キラの射精を見るだけで、ラクスはえらく興奮しているようだった。
自分に何かされているわけでもないのに、恍惚の表情を浮かべている。
息をつきながら激しく射精を続けるキラ。額にはジットリと汗が滲んでいた。
「うぅっ!くっ!!はぁぁ…すごい…いっぱい出るよ…ほら、カガリも感じて…」
キラは腰を引き、まだ射精を続けるペニスをカガリの太股の間に引っ込めた。
74姉と弟と…:05/03/06 02:08:55 ID:utOCbmmV
カガリの太股の中で、キラのペニスが跳ね回る。
圧迫された中で精液がニュルリと飛び出し、カガリの太股の間をネバつきながら伝っていく。
カガリの恥丘にも、精液の熱が降りかかる。
「うぁぁぁ…バカ…中に…中に入るぅ…」
カガリは目に涙をいっぱいに溜めながら、食い入るように自分の股を見つめていた。
「これくらい大丈夫だよ…もう、心配性だなぁ…カガリは…」
トロトロと続いていた射精は、ようやく終わりを告げた。
キラが、ゆっくりとカガリの太股を開放していく。
再び開かれるカガリの股間。
太股の内側には、白濁した精液がベットリとこびり付き、太股の間に何本もの糸をネバつかせていた。
腹の上の窪みに熱い精液が溜まり、臍の中に入り込んでいる。
その腹の上の精液は、ゆっくりと縦横に広がり、一部はカガリの大陰唇に滴り、纏わりついていった。
「すごいね…僕、いっぱいイかされちゃった…カガリが初めて男をイかせたんだよ…」
「あぁぁ…」
改めて自分の股間の状態を見て、カガリに悪寒がぶり返してくる。
75姉と弟と…:05/03/06 02:09:41 ID:utOCbmmV
「キラ…もういいですよね…」
ラクスが、カガリを拘束していた衣服をゆっくりと抜き取り、カガリの手を開放する。
しかし、開放されてもカガリの手は動かず、放心状態だった。
「キラ…何だか、私もまた興奮してきてしまいましたわ…」
タクスはキラに身体を寄せていく。
しかし、そんなラクスを手で制しながら、キラはカガリの方を向き直った。
「ゴメン…ラクスはもう少し待ってて…」
そして、キラはまたカガリの性器に手を伸ばす。
「…まだだよ…やっぱり、この中にグッチョリと出してあげないと…」
そう言って、膣口に中指を挿入した。
「あぅっ!」
突然の異物感にカガリの身体が跳ね上がる。
しかし、それよりもキラの言葉が、呆けかけていたカガリの頭に衝撃をもたらした。
「…そんな…それって…中出し…」
キラがカガリの中に挿入した指の関節を折り曲げる。
カガリの中に、新たな刺激が加わった。
「そうだよ…全部見せてもらうって言ったよね…」
キラはカガリの中から指を抜き出し、そこに付着した愛液を舌でペロリと舐め取った。
その口元が、カガリには冷たく歪んで見えた。

(続く)
76新参者:05/03/06 02:12:19 ID:utOCbmmV
とりあえず、ここまでです。
まだ続きそうです。

前の方と二人続けてカガリイジメなので、どーしよーかなと思いましたが、
結局投下してしまいました。
今日寝る前に投下しておきたかったので…

ではまた
77名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:18:20 ID:HBSJSobU
ヨダレがとまらん
グッジョブ!黒キラっていうか鬼のごときキラ超いい!
78名無しさん@ピンキー:05/03/06 02:21:07 ID:azkkkGT7
素晴らしい・・。
興奮して眠れん・。
続き楽しみにしてます!
79名無しさん@ピンキー:05/03/06 03:21:09 ID:Vrw1y/IM
カガリ苛めがたまらん(*´д`)
みなさんGJ

前スレの話しになっていますが、
イザカガ好きの同士が、漏れが思っていたよりも多かったのでうれしかったです。
80名無しさん@ピンキー:05/03/06 04:23:45 ID:MRJdpghh
>>56
待ってましたのユウカガ!
さすが期待を裏切らず、激しくGJでした!
ユウナの歪んだ愛に萌えます。
またずっとお待ちしてますんで最後まで頑張って下さい。

>>76
キラカガもGJでした!
腹の底で何考えてるのか分からない黒キラに苛められる
カガリ可哀想だけどめちゃ萌えです。
続きも頑張って下さい。
81名無しさん@ピンキー:05/03/06 04:38:58 ID:p2ZqG85O
黒キラカガGJ!
苛められるカガリ萌え(´д`*)ハァハァ
続き激しく期待しとります
82名無しさん@ピンキー:05/03/06 09:27:07 ID:KiwyDioL
ユウカガもキラカガもGJ。
カガリはつくづくMキャラだと再認識させられました。こういうの似合うなw
アスランとの時もM全開なんかな。
83名無しさん@ピンキー:05/03/06 10:22:03 ID:+cFVNyR/
そりゃ縛られたり水放置とかいろいろあったしw
84名無しさん@ピンキー:05/03/06 11:02:15 ID:flc+3CSo
黒キラ
グッジョブ!
85名無しさん@ピンキー:05/03/06 14:29:32 ID:+FdQRy6o
カガリは苛められエロが最萌えかもしれない!
本当にMだよな。職人さん達GJ続き楽しみに待ってます
86名無しさん@ピンキー:05/03/06 15:26:45 ID:Vrw1y/IM
( ゚ρ゚ ) 。oO(「カガリ女王様」ってなのはどうだろう?) 

でも、漏れも苛められているカガリに一番(*´д`)ハアハアしています。
87名無しさん@ピンキー:05/03/06 21:47:58 ID:ygwpt69M
アスランやらカガリやらで盛り上がってるところに全然関係ないカプ投下
40kくらい使う長ったらしい糞文だけどなんともないぜ!ヒャッハー
88アウルとルナ:05/03/06 21:48:47 ID:ygwpt69M
『赤い油性、青い水性』

―最近さあ、スティング、ステラのことばっかみてるよね
―そうか?
―ステラが近くにいたらすっげえ見てる チラチラチラチラさ
―…
―もしかしてさあ、スキ〜とかそーいうんじゃないよね
―…そんなんじゃねぇ…と言いきれないか
―…マジ、言ってんの
―冗談…得意じゃねえんだがな
―……わ、わっかんねー。あんなお花畑のなにがいいのさ
―お前には女、なんてわかんなくていいよ お前みたいなお子様にはさ  はやすぎ、ってやつか
―は? な なんだよ バカにしてんの? つーかスティングと歳、かわんないだろ?
―精神年齢はどーだかなー? 
―…なんかさあ めっちゃくちゃ見下されてるみたいですっげえ不愉快なんだけど
―見下しちゃいないぜ ま、もしステラと俺が仲良くなったらどーいう態度とるかわかんないけどな?
―は!べっっつにそーなっても全っ然僕は気にしないけど? だいたい女のなにがおもしろいんだっての…
―ふー、ま、想像できねーしな お前みたいなお子様がが女と恋人してるとことがっ ま、冗談だって マジで怒んなよ
89アウルとルナ:05/03/06 21:49:35 ID:ygwpt69M
(あーあ、どーしよっかなー)
そう心の中でぼやきながら、ズボンのポケットに手を突っ込んでアウル・ニーダは街中を歩いていた。
ザフト領のやや都会じみた街。にぎやかな若者達の声で包まれた街。
いつもならこういった街はスティングとステラと3人で気晴らしを兼ねて散策するのだが、今日はアウル1人で街を歩いていた。
それもそのはず、数時間前ステイング、ステラとともにネオに呼ばれ、ザフト領への潜入作戦とかなんとかいう
名目で街へ入りこんだのだ。早朝のミーティングでネオからステラとスティングは2人で、
アウルは別行動、一人で遂行とのことだった。
しかし、当のアウルはほとんど作戦の話が頭に入っていなかった。
―お前が女と恋人してるとことか―
昨夜聞いて以来その言葉がずっとアウルの頭の中をグルグルグルグルとかけ回り、
他事が頭の中に入るスペースはなかったのだ。
(確か…潜入とかなんとかいってたな…それと…、スティングとステラは2人一組、アウルは1人で別に
潜入しろ、任務終了後午後七時…八時だっけ?に規定の場所へ行き帰艦、…ってくらいしか聞いた覚えが無いな)
アウルは歩きながらはあ、と彼らしくないため息をついた。
(ったく!ネオの奴、絶対スティングとステラをくっつけようとしてるな。あのおっさん、僕らについてはヤバイくらいカンが
いいからなあ。絶対スティングのこと気づいて、そんで2人で行かせたんだ。そうに決まってる。作戦だろーが結構気分で
変更したり編成したりするからな、あのおっさん。…僕はどーなるんだっつーの、クソ!)
はあっ!と今心の中で叫んだクソ!を吐き出すようにため息を吐いた。
(今更どこいきゃいいんですかって聞きに行くのはあり得ないし、…ま、あの2人…つかスティングも出てるんだし、
まあ、ステラも作戦中はちょっとはまともだし……サボろっかなあ。ずいぶんと街で自由に遊ぶなんてしてないし。)
と、立ち止まった目線の先には派手で大きなゲームセンターの看板が無駄に光を放っている。
(ストレス、溜まってるし。それにこの前の戦闘でけっこー活躍したんだから、別にイイよな)
と彼はモヤモヤが今だ残っている頭の中でそう整理し、その派手で大きな看板を
掲げているゲームセンターに引きこまれて行った。
90アウルとルナ:05/03/06 21:50:21 ID:ygwpt69M
そこは街で最も大きなゲームセンター。大人も子どもも一緒になって最新ゲームからレトロなゲームまで
堪能する事ができる、この街のちょっとした名所と言える施設だ。
(うっわ、すっげー人。コーディの皆さんてばヒマなんだねー…って僕も言えたタチじゃあないか)
そう心の中でぼやきながら周りを見渡す。本当ににぎやかだ。「撃・滅!撃・滅!」と叫びながらまるで狂ったように
ゲームに没頭している若者もいる。
(さってと!なにしよっかなー。かくとーゲームにレースゲームねぇ…一番ストレス発散できそうなのは…)
とフロアのはしっこにはってあるポスターに目が止まる。そのそばには拳銃型のコントローラーが
ホルダーにささったゲーム機が置いてあった。
(ガンシューティングか。そーいや、アビス奪った時以来だな、銃撃ったりすんの。・・・よーし、アレに決まり!
ちょーどあいてるみたいだし。ハイスコアでもかきかえてやる)
そう少し自信の笑みをこぼしながらアウルは一直線にシューティングゲームの方へと歩いて行った。
ドン!
突然、ゲーム機に挟まれた狭い通路を歩いていくアウルにスキンヘッドの男がぶつかってきた。
「いってぇ!んだぁこいつ!」
唾をとばしながらそう言った男はアウルの胸座をつかんだ。
見るからに不良、と誰もが思う男だ。周囲の人は騒ぎに気づいたが見てみぬ振りをしている。
「…はあ?…なに?そっちからぶつかってきたんだろ?…てかさあ、さっさと汚い手どけてくんないかな。臭いんだけど」
汚いものが目の前にあるかのようにアウルは吐き捨てる。周囲は不穏な目で見守る。
「あぁ!?」
見る見るうちに男の顔が赤く染まって行く。それを見てアウルはケラケラと
「は!タコみたいだね、アンタ。海にでも帰ったら?海水で臭いのも消えるんじゃね?」
もう我慢ならねえ!といった表情で男は右手を拳に変えふりかぶる。アウルはそれをフン、と冷めた目で睨む。
と今にも喧嘩が始まりそうになった瞬間だった。
91アウルとルナ:05/03/06 21:51:10 ID:ygwpt69M
「ちょっと!なにやってんのよ、アンタ!」
突然男の後ろで声がする。…女性の声だ。
見ると革のミニスカートに革のジャケットというややラフな格好の赤いショートカットの女性が立っていた。
「今のはアンタからぶつかってきてたわよ。アンタ当たり屋かなんか?ヘッタクソね、当たり方」
腰に手を当てアウルのように相手を侮蔑するような目で睨みながら赤毛の女性は吐き捨てた。
「こ、このアマァ!!」
図星だったのか、赤鬼のような顔でスキンヘッドの男はアウルを突きとばし、拳を赤毛の女性の方へ向けた。
しかし次の瞬間。男はひざを突いてそこに倒れた。
グ!と叫び声にならぬ声を出したきり男は動かなく――気絶してしまった。
周りで見ていたほかの客、そしてアウルは突然の出来事に呆然とする。
「フン!へっぼいわねー。お腹に一発だけで沈んじゃうなんて。ねえ?」
倒れこんだ男を見下ろし、周りに同意を求めるように赤毛の女性は言った。皆変な表情で答えて自分の世界へもどっていく。
続いて赤毛の女性はアウルのほうへ顔を向ける。
「君、だいじょうぶ?怪我、無い?」
そういって突然突き飛ばされ尻モチをついてたアウルに手を差し伸べる。
「ダメよ、こーゆーにぎやかなとこはどこでも変な奴が多いんだから。わたしみたいな助けがはいるとは限らないし」
しかしアウルはその手を取らず自分でスッと立ち上がりフン、と息をして
「…別に助けて欲しいなんて誰も一言も言ってないけど?つかコイツがマジで殴りにかかってきたら
親でもわかんないくらいボッコボコにしてやるつもりだったのにさ」
と手でズボンを払いながら言い放った。
92アウルとルナ:05/03/06 21:52:32 ID:ygwpt69M
「ちょ、せっかくこのわたしが修羅場を助けてあげたのにお礼もないの!?しかも迷惑ですってどゆこと!?」
赤毛の女性は思いも寄らぬ返答に対し口を膨らませ睨みつける。
「だからこんな奴僕に取っちゃ雑魚以下だっての。よけーなお世話、ごくろーさま」
「なにそれ!あのね、口だけならそりゃ何とでも言えるわよ!胸座つかまれてたくせに。かっこつけてんの?」
それに対してアウルは面倒くさいと相手に分かるように露骨なまでにやれやれと首を振り
「…はいはい、有難う。こんな感じ?」
「な!なんて可愛くない奴なの…」
「…つーかさ、僕行きたいとこあるからさ、もう行って良い?」
「んぐ〜…どぉぞどぉーぞ!私もさっさと行きたいとこあるしね!…ばちでも当たっちゃえっ」
フン!と2人顔を背けて、しかし、同じ方向―ガンシューティングへ歩いて行った。
「…ちょっと。なんでついてくるわけ?なんかわたしに用があるの?」
「はあ?僕はそこのガンシューティングに用があるんだけど!」
「ガンシューティングゥ!?な、ちょ、あたしもガンシューティングなんだけど」
「はああ!?じょーだんだろ?アレは僕が先に目つけてたんだからな」
とアウルは早歩きになり赤毛の女性を抜き去ろうとする。
しかし赤毛の女性も負けじと歩く速度を速め、ほとんど競歩、といったスピードで2人はデッドヒートする。
「っと!僕のほうが早かったね。んじゃお先にやらせてもらうよ」
僅差でコントローラーに早くタッチしたアウルが赤毛の女性に構わずさっそくコインを入れようとする。
と、異議あり!!と言った感じで赤毛の女性はそれを阻止する。
93アウルとルナ:05/03/06 21:53:25 ID:ygwpt69M
「さっき助けてあげたでしょ?あと、レディファースト!と、いうことであたしが先にやらせていただきます」
「はあ?僕は別にアンタに借りを作ったとはおもっちゃいないし、つか"れでぃふぁーすと”ぉ?なにそれ!?」
「レディファーストも知らないの!?こーゆー場合は男は女に席を譲るのよ!」
「んなことぐらいは知ってるけど?なんで僕がアンタなんかにそれをしなきゃなんないの、って聞いてんだよ」
「なんでって…あたしが“女性”だからよ!」
「へぇーあーそう!あんた“女性”だったんだ!これは失礼!気づかなかったよ!男だと思ってたぁ!ヘンな角生えてるし」
「な、なにぃー!こ、この糞ガキめぇぇぇ!」
ゲーム機の前で機銃を乱射し合うように口喧嘩をはじめる2人。それを中断させるように可愛らしい声がかかる。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん」
『んあ!!?』
ぎょろりと2人揃って声の主の方を見る。そこには年齢にして7〜8歳くらいの少年がものすごく申し訳なさそうに立っていた。
「ひゃ、あ、あの僕もう遊んで終わったから…つ、次どうぞ」
とコントローラーを2人に差し出し、小動物のような感じで逃げるように立ち去った。
ゲーム画面を見ると喧嘩をはじめる前までは表示されてなかったはずの≪GAME OVER≫と
スコア:3450 『凡人』という文字が映し出されていた。
『…』
顔を見合わせた二人の間になんとも言えない沈黙の雰囲気がたちこめる。
「…はあ、疲れた。ばからしー。もういーよ、お先にどーぞ、“おねーちゃん”」
とアウルがため息をついてコントローラーを赤毛の女性に渡す。
「エ…いいの?」
「お先にどーぞ。その代わりさっさと終わらせてよ?もちろん僕もやるんだから」
「あ・・そう。じゃあお言葉に甘えて」
チャリン、とコインを入れてさっそく赤毛の女性はプレイし始める。その様子をアウルは壁にもたれかかって見ていた。
94アウルとルナ:05/03/06 21:54:13 ID:ygwpt69M
(はあーあ…任務さぼってゲーセンいってウザイタコとへんな女…なにやってるんだよ僕は。
…しっかし………ヘッタクソだな。この人。全然敵に当てれて無いじゃん。初心者…でもないな。弾のリロードと
構えはそーとーやりこんでる人のだ。それか…実際に撃ってる人か。まあそんな人がこんなところにいるわけないか。
まさに致命的なヘタクソだし。あーあーもう体力尽きかけてるよ。まず当たんないと話になんないからな。
あーおわった。スコアは…うわ1200。さっきのガキよりヘボイじゃん。うえー、『猿』だって)
「あーーーもう!なんで当たんないのよう!壊れてんじゃないのこのガンコン!」
と散々な結果に終わった赤毛の女性はコントローラーにやつ当たりし始める。
「撃つ時に変に手首を捻るからあたんないんだよ」
アウルがよっ!といった感じで壁から身を起こし赤毛の女性に近づく。
「え…?」
アウルの指摘にびっくりした表情を赤毛の女性は見せた。
「まーちょっと貸してみ?神業ってのを見せてやるからさ。お猿さんに」
そういってコインを入れコンティニューする。むぐう、と赤毛の女性は涼しそうに銃を構えるアウルを睨む。
始まった瞬間アウルの雰囲気が変わった。たかがゲームなのにまるで獲物を狩る野生の肉食獣か、いやただたんに
狩りを楽しもうとする残虐な狩猟者の目をしている。その目に赤毛の女性はゾクっとした感覚を覚えた。

≪PERFECT!!≫ スコア:32500 『鬼神』

へへん、と得意げにコントローラーを収める。スコアはもちろんランキング1位で二位と2倍近く差がでていた。
「す、すっごぉー!なに、ちょっとどんな裏技使ったのよ!?教えなさいよ!」
赤毛の女性はまさに目を丸くした、という表情でアウルを揺さぶる。
「裏技なんかあるもんか。ただふつーに集中して狙って撃つ!そんだけ」
「狙って撃ってもあたんないんだけどぉ?」
赤毛の女性はコントローラーを手にとって構え、不満そうに銃身を見つめる。それにアウルは呆れ顔で
「それは努力でも練習でもしろってこと」
と言い放った。
95アウルとルナ:05/03/06 21:55:18 ID:ygwpt69M
「むうー…じゃあ、ちょっと撃ち方教えてよ。あったんないのよねー、なんかいやっても」
「へ?な、なんで僕が撃ち方なんて教えなきゃいけないんだよ!それくらい1人でしてろっての」
「いいじゃないのよ。そんくらい。えーーーと、なに?」
「は?なに?って何だよ」
わけわかんねえ、と言う顔でアウルは返す。
「なにって…名前よ。な・ま・え。教えてよ」
「な、名前ぇ?どーして僕が」
「いいじゃない、減るもんじゃないんだし」
少し上目使いで赤毛の女性は言った。その瞬間アウルは心臓が一瞬大きく鳴るのを感じた。
(!? なんだ?なんだろう。なんかドキドキする。鬱陶しい。胸が鬱陶しい。女(しかも変な)に名前聞かれただけなのに。
 なに?コレ。鬱陶しいな。…んあ〜で、どーしよーか…まあ別に名前くらい教えてやってもいいけどさ。ん〜あっ!そーだ)
「先に…名乗るもんだろこーゆーときってさ。それに…レディファーストってやつ?」
すこし照れた表情を隠そうとうつむき加減でアウルは言う。
「はー、レディファースト。いやーな使い方するわねー。ま、いいわ。私はルナマリア。ルナマリア・ホーク」
「ルナマリ・“アホ”ーク?」
わざと「アホ」の部分を強調してアウルはルナマリアのアホ毛を視線で差して返す。
「はったおすわよ?もしくは蹴り飛ばすわよ?ったく!可愛くないわね。…はい!じゃあ次先生の名前は?」
「先生ってなんだってーの……アウルだよ。アウル・ニーダ」
「アウル・“ニダ”ー?けっこうかーわいい名前してるのねー」
意地の悪い笑みを浮かべてルナマリアはアウルに逆襲をかける。
「べっつに僕はいいよ?教えてやんないだけだし」
「ゴメンナサイゴメンナサイ。…そんじゃさっそくご教授願いましょうか〜?」
つん、とすねた表情になったアウルをなだめるように手を合わせてルナマリアは謝り、
アウルはしょーがなさげにため息をついた。
96アウルとルナ:05/03/06 21:56:36 ID:ygwpt69M
「はあ…んじゃそーだな。2人共同戦線でやろうか。えーと、とりあえず僕が攻撃してきそうな奴を殺るからそれ以外のを
狙っていけよ。僕が指示してやるからさ」
「はいオッケ了解!」
コインを入れ、画面は戦闘画面へと移る。ルナマリアが基本的に敵を倒し、それを邪魔させないように
手練のアウルが攻撃体制に入ったターゲットを撃ち倒していく。
(はあ、ホントなにやってんだろ僕。ゲームを教えるってどういうことだよ。
しかもやっぱヘッタクソだし。ホント。まだステラにやらせたほうが数10倍はうまいな。
…なのに…なんでだろ。さっきまで喧嘩してたよなモンなのに今はなんかむかつかない。
胸が鳴ってるのは鬱陶しいけど。普通になんか楽しい。トロトロしてる奴とかすっごく嫌いなのに。
顔もなんか真剣だな。結局変なクセ全開だけど。なんでだろ?顔を見てたらさらに胸が鬱陶しくなる―)
「ちょ、アウル!?」
「エ?あ!しくった!クソ!そらそらそら!」
ちょっと余所見した隙に敵が沸いてきて猛攻撃を受け、ルナマリアの体力が凄い勢いで削られていた。
が、アウルが気づくと次の数秒であっという間に10体はいた敵は殲滅された。
「あ…悪い、ちょっと考えごとしててさ…」
と彼には珍しく申し訳なさそうな顔と声でルナマリアに謝ろうとした。しかし
「お!やったあ!倒した数新記録!12体!おお、成長してるわあたし!…?なんか言った?」
1人で歓喜しているを横目で見ながら「いや…別に」とアウルは答えた。ちなみにアウルの殺害数は188。
「ふう…ま、少しは上手くなったってことでよかったね」
どこか疲れた表情でアウルは言った。
97アウルとルナ:05/03/06 21:57:12 ID:ygwpt69M
「うん!大義であったよアウル君!しっかし私の変なクセとか見ぬいちゃうなんて侮れないわね〜」
「もーちょっと落ちついて狙った方がよくね?なんか焦ってる」
「やっぱり?ちょっと最近同僚にも置いてかれる気がしてねー」
「同僚?働いてんの?…警察、とか?」
「ん!?え、あ、ま、まあね。今日は久しぶりに…えーと、休みだからまあちょっとぶらぶらしてるんだ。アウルは?」
「僕は…まあ一応働いてる…ね。今日はサボってるんだけど。」
(さすがに地球軍特殊部隊とはいえないな…)
「まー不良ねーアウル君てば」
「…わるかったね」
「すーぐすねるんだ。うん。でもなかなかお姉さん気に入っちゃった。アウルの事。弟みたい」
すぐさま聞き捨てなら無い、と言った表情でアウルは
「弟ってのはちょっと不愉快だな。これでも16なんだけど」
「残念、あたしは17です」
おほほほほといった感じでルナマリアは口に手を当てる。対照的にク!と言った感じでアウルはうつむいた。
さーて、とルナマリアは背筋を伸ばす。
「ね!これからどうしよっか?」
突然思いついたようにルナマリアは言った。
「はあ?どうしよう?」 
アウルはなにがなんだかな表情。
「私お昼まだなのよねー。どっか一緒に食べにいこっか?」
とアウルの返事も聞かずに手をぐいとひっぱって出口へと向かった。
98アウルとルナ:05/03/06 21:58:35 ID:ygwpt69M
「な、なんで?わけわかんねー!一緒に食べに行くってなんだよ!?」
「いーじゃない、1人でサボってゲーセン来てるなんてそーとーヒマなんでしょ?ちょっと付き合いなさいって」
「ね、ちょ、おいって!どこいくんだってーの!」
「んーとねぇ、ささっと食べれてお腹が膨れるのがいいかなあ」
アウルの手を依然引っ張りながらきょろきょろと店を見ていく。
「違うって!ど、なに…おいおい!」
「お!ダークドナルド発見!」
流行のファーストフード店を発見したルナマリアは急に歩くスピードを上げた。わっとっと、と言った感じで手を引かれる
アウルはついていく。不気味なピエロ人形が入り口に立っている店に着くとさっそくルナマリアはメニューを見ながら何を注文するかブツブツと考え始めた。
「ちょっと、あのさあ…」
「えとなににしよっかなーハンバーガーとポテトと…」
(聞いちゃいないな・・・こいつ…。)
「よっし決まり!んじゃハンバーガー3つとポテトM二つと…あ、ちょっと待ってやっぱ…」
「え、おい!そんなに食べんの!?1人で」
いきなり女性にしては大量に注文しているルナマリアに驚いたアウルは注文をとめるように言った。
「ん?半分はアウルの分よ?」
「え?はあ?僕は欲しいなんて一言も言って無いし!てか、お金とか…」
「あ〜だいじょぶだいじょぶ!さっきの神業見せてくれたお礼よ、おごったげる。男の子はしっかり食べなきゃだめよ〜」
何かまたコドモ扱いされた気がして少し不機嫌な顔になったアウルだったが、ルナマリアはお構いなしに注文を続ける。
ありがとございまーす、と店員が注文を確認し終わりすぐさま商品を運んでくる。
99アウルとルナ:05/03/06 22:00:17 ID:ygwpt69M
「よーし!あとは食べる場所ーはあっと…ほほー、向こうに海が見える丘があるって!そこに決定ー」
(どんどん加速していってる・・)
再びアウルの手を無理やり繋ぎ、強引にルナマリアは観光地図看板に載っていた丘に続く道を進んでいった。
連合3人の中でもどちらかというとテンションは高い方で、こういう状況なら自分が2人を引っ張って行くアウルだが流石に
このテンションにはついて行けそうにも無い。
でも、悪い気はしない。むしろ、なんとも言えないけど気分がいい。自分が会ったことの無いタイプの女性。
自分を引っ張って行ってくれて、すごく気丈な女性。
自分がよく知ってる女性であるステラとは違う。軍の厳格な女性士官達とも違う。
(なんていうか、なんだろう。)アウルはその感情を言葉にする単語が思いつかなかった。彼にとってなかった言葉だから。
つまり、間違い無く、アウルはルナマリアに惹かれていた。
―もしかしてさあ、スキ〜とかそーいうんじゃないよね
ふと、昨夜自分が言った言葉がよぎる。
アウルはごくりとのどを鳴らす。胸のあたり、いや体全体が熱くなる。感じた事が無い熱。
―お前には恋なんてわかんなくていいよ
今度はスティングの言葉がよぎる。あの時はお子様、と言われてむかついたが別にこの言葉はどうも思わなかった。
別に女の子と仲良くなりたくはないし、なんでもいいからおもしろけりゃそれでよかった。
でも、今はスティングの言葉が頭の中で喚いている。
(…五月蝿い。五月蝿いんだよ。くっそう。)
忘れかけていたのに再び今日のモヤモヤの原因がにじみだし、うねっていく。
(スティングの奴…帰ったら四の字固めでもかけてやろーか…)
今度はちょっとしたイライラ感が頭の中に充満してくる。その時―
100アウルとルナ:05/03/06 22:01:01 ID:ygwpt69M
「おい、まてよお前等!」
丘へ続く小道に入ろうとした時、後ろからどこかで聞いたような覚えがある声がした。
「ん?……あ!あんた…さっきの当たり屋?」
ルナマリアが少し考えてから声の主であるスキンヘッドの男を名指した。
男の後ろには彼の手下なのだろうか、頭の悪そうな男が3人ほどにやついてこっちを見ている。
「さっきはよくもやってくれたよなあ?姉ちゃんよお。あとクソガキ!マジで腹の虫がおさまんないんだけどよお。
どーしてほしいよ?ん?」
男は指をポキポキと鳴らし、黄色い歯をぎらりと見せ笑う。そして懐から鈍く光るナイフを取り出した。
それを見てアウルのやる気なさげに男を見ていた目はナイフに反応したようにすう、と細まる。
「はん!もてなさそうねーあんたって。仲間引きつれて仕返しってわけ?」
と、強気に言いながらもルナマリアの頬を冷たい汗が流れる。ナイフを持った男が4人。
アウル(と昼食)を守りながら無事にいけるか―
「おいお前等、あせんなよぉ?とりあえずお姉ちゃんは楽しみにとっておいて、まずはうぜえガキのほうから借」
借りを返させてもらおーか、とでも言おうとしたのか、しかしついにそのセリフを最後まで言う事は無かった。
2秒前まで男から離れた場所にいたアウルがルナマリアの隣から消えた。
そのかわり男の首をつかみ自分の一回り二回りは大きい体の男を右片腕で持ち上げているアウルがいた。
すでにナイフを男の手から奪い左手でクルクルと器用にまわしている。
「…海に帰りたいなら素直にいってくれりゃあいいのにさあ。…手伝いくらいはしてあげるけど?」
ぐぐっと男の首が締められる。
「キミ等もさ、いっしょに海・・・・・往く?」
続いてあわわわ、と怯える男の手下たちを突き刺すような冷たい笑みをしながら睨む。恐怖に耐えれずうわあ!と1人が逃げ出すと続いて残りの2人も逃げ出す。首をつかまれた男はすでに失神し泡を吹いていた。
101アウルとルナ:05/03/06 22:02:15 ID:ygwpt69M
「アッハッハ!おとといきやがれってーの!バァーカ!」
心底楽しそうな顔で再びドサリと倒れこんだ男を見下ろす。
「…く…ちだけじゃなかったんだ…」
終始呆然としていたルナマリアが口を開いた。流石のルナマリアも正直何が起こってたのか解らない。
あっという間にガタイのいい男を失神させ、睨みで手下を追い払う。この少年は一体。詰まったのどが鳴る。
「んぁー!スッキリした!ふー。・・・んで、どーすんの?丘、登んだろ?」
ん〜、と背筋を伸ばしルナマリアを振りかえる。
「え?あ、そう、そうね。いこっか。・・はあー、びっくりした。ホントにぼっこぼこにしちゃう勢いだったわね。
もしかして喧嘩とか日常茶飯事、だったりする?今のは相当のもんだったわよ?」
気を取り直し丘の登り道を進んで行く。
「別に。あんな奴等なんて誰でも瞬殺だよ。ナイフとか持ち出してさ。意味無いっつーの」
アウルの得意げに話す様子を見てルナマリアは一瞬同僚のシンを思い出した。
―16歳。シンと同じか。でもアウルの方がぜんぜん年下って感じなのよね。でも…シンよりずっと男の子って感じがする。
もちろんザラ隊長やレイとは全然似ても似つかない。整備士連中ともちょっと違う。…こーゆー男の子って初めて…かも―
ガンシューティングのときからアウルに対してなにか特殊な感情がルナマリアにうまれていた。
元気で生意気で、弟というものが自分にあればきっとこんなものなんだろうか。でもどこか。
どこか弟、ではなく“男”を思わせる雰囲気も持っている。
せっかく艦の修理の為、休暇が出来たのに何故か街へ出て、そして出遭った。ちょっと運命的な感じ…。
なんか惹かれる。もうちょっといっしょにいたい。そんな感情がルナマリアにいつか時点で生まれていた。
そしてなんか惹かれる、いっしょにいたい、というのはアウルにも共通した。
102アウルとルナ:05/03/06 22:03:05 ID:ygwpt69M
「んあ〜美味しかった!やっぱこう青空の下、ひろーい所で食べるってのはいいわあ〜」
街の外れにある海が見える丘で、腰掛けに座りお腹をぽんぽんと軽くたたきながらご満悦、
といった表情でルナマリアは言った。さわさわとした風が心地よい。
「・・・キムチ風味バーガー、って…なんだよ・・・」
対照的にうげえ、といった表情で彼女の隣でうつむいているアウル。
「あれ?辛いの嫌いだった?私はけっこーいけるんだけどなあ」
「あんなん食べモンじゃねって…なんでもかんでもパンにはさみやがって…」
んぐう、とうなだれながら言う。
ルナマリアが購入した昼食は普通のハンバーガーが二つ、普通のポテトM2つ、チーズバーガー2つにキムチバーガー3つ。
ハンバーガーとチーズバーガー、ポテトはアウルも実は腹を空かしていたのか「結構食べれるね」と美味しそうにしていたが
ルナマリアが「今日のメイーン!」と出した紅蓮のハンバーガーは受けつけなかった。
一口食べただけで髪の色が真っ赤に染め上がりそうになる辛さ。キムチ独特のニオイはほとんど消されてるのがまだ救い。
それでもルナマリアは美味しそうにもぐもぐとたいらげていく。そんな彼女を横目に無言で紅蓮色のその物体を袋に
戻そうとしたがルナマリアに阻止され無理やり口につめこまれたのだった。
その時アウルの脳裏に遠くでスティングやステラ、ネオ達が真面目な顔で敬礼している映像が横切り、今それを思い出してイヤーな汗がアウルの背中を流れる。
103アウルとルナ:05/03/06 22:04:27 ID:ygwpt69M
「まあまあ、でもなんかこーゆーシチュエーションって小さいころ思い出さない?ピクニックとか遠足って感じ」
鼻歌でも歌い出しそうなルナマリアにアウルは
「遠足?」
と顔を向ける。
「うん。・・・なに?その”何ですかそれは”って顔は。小さい頃学校とか家族で行ったでしょ?」
「・・・」
ルナマリアの問いかけにアウルは黙る。
「家族・・・とか、学校とか…ないの?」
少し曇った声でルナマリアは再び問う。
「・・・そーゆーのは無いんだよね、僕。悪いけどさ」
アウルに出遭ってから短期間の間でだがアウルの怒ったり、驚いたり、笑ったりといろいろな表情をルナマリアは見たが
少し寂しそうな表情は初めてだった。
「アウル・・・」
「ま、別にそんなんなくても全っ然ヘーキだし?」
と目を小生意気にふせ頭の後ろで手を組みながらアウルは言う。
「…彼女…とかとは?」
「へ?」
少し驚いたようにルナマリアに視線を送る。
104アウルとルナ:05/03/06 22:05:06 ID:ygwpt69M
「やっぱり、あるわよね。アウルったら結構カッコイイしカワイイから。周りの女の子はほっとかないわよね〜」
作った笑顔、というか残念そうな笑顔、というかそんな顔で海を見ながらつぶやく。
―彼女?なに言ってんの?そんなもの、要らない。欲しくも無い。だいたい、女?ああそうだね、軍や研究施設に女は
いっぱいいる。機械みたいに冷たそーな士官。僕等を作品として見ている感じの視線の悪趣味な科学者。
どいつもこいつも…嫌いだ。
ステラは・・・兄妹みたいなもんだし。でも何考えてるかとーてー僕には理解できないよーな女だ。スティングは可愛がってる
みたいだけどさ。…全く何がいいんだか。スティングもわかんなくなってきたな。
「いないよ、そんなもん。…周りの女なんてロクなのいないし。向こうも嫌ってるみたいだし。
まあ、僕から的にはマジ生理的に嫌いってカンジだけど」
大きな雲がゆったりと、太陽を遮るように流れるのを見上げながらアウルは小さなため息混じりに言った。
「…アウルってさ」
「ん?」
「女の子…嫌いだったり?」
「…さーね。僕自身も知ったとこじゃないね。女ってどーゆーのかさえわかんないし」
だるそうに答えたアウルにルナマリアは何かを決心したように小さく頷いた。
「…よし!んじゃあ…このルナお姉さんがアウル君に女の子ってゆーの教えたげよう!!」
突然そう言いながらトン、と自分の胸をルナマリアにあん?とアウル。
「なに?女の子を教えたげるってど」
その瞬間、アウルの口は柔らかい感触で塞がれた。アウルの見開いた目には赤い、いや、やや紫繋った赤色の髪と閉じられたまぶただけが映る。
105アウルとルナ:05/03/06 22:05:54 ID:ygwpt69M
「ん…」
ルナマリアが艶やかな息をしアウルの唇を噛み直すように顔を傾ける。
(・・・なに?え?は?意味わかんね。どーなってんの?・・・キス、されてる、ってこと?なんかすげー柔らかい感触が
唇にある。??ちょっと待てよ。女の子教えるとかいって、ああ、そんでキスされたのか。?・・・やっぱ意味わかんねー)
頭が混乱しなにがなんだか、呆然と目を見開いたアウルからルナマリアは唇を離した。
「どう?女の子」
「・・・・・・え?」
ルナマリアの問いに口が半開きのまま呆けた返事を返す。
「なかなかいいもんでしょ?」
「あー・・・。・・・えとさ、なんで、その、キスされたかわかんないんだけど」
少しづつ平静を取り戻す。
「なんでって・・・。女の子からこんなことされるの初めてでしょ?」
「・・・女の子からつーか初めてなんだけど。キスって」
「おー!いいねえ〜今のがファーストキスだったりするんだ。へへー奪っちゃったー」
「奪っちゃったって・・・。そんなに、簡単にキスとかするもんなの?」
「ん?好きな男の子だったら私はしちゃうかなー」
好きな、という言葉が耳に入ったとたん、体の中が一気に沸騰するような熱をアウルは覚えた。ルナマリアはにっこり笑って
さらりと言った。でも、ジョークなどには聞こえない。
「と、お姉さんのほうから告白しちゃったけど・・・アウル君はどうなのかな?」
「ぼ、く?ど、うって?」
紅潮した頬、耳。そして変になった語調。とても平静ではない。
106アウルとルナ:05/03/06 22:13:05 ID:KBbr6Y/E
「だ・か・ら。私とさ恋人、してみない?」
(恋人?・・・ってなんだっけ。ああ、なんか前にステラがほけーって魅入ってたドラマで
やってたようなアレか。抱き合ったり、キスしたりしてた奴。クッソつまんねー番組だったなあ。
おもしろそーな格闘技とかあったのに。内容理解してんのかしてないのかわかんないくせに
チャンネル独占しやがってさ。ったくスティングもアマイし。
そーいやなーんかスティングも魅入ってたな・・・じゃないや、恋人するって・・・)
―お前みたいなお子様がが女と恋人してる
(・・・ふん。別に僕は、そんなもん気にはして―)
「ちょっと固まらないでよ。アウルは私のことどうなのよ?」
(僕がアンタのこと?・・・嫌いじゃない。うん。嫌いじゃない。じゃあ、好き?なのか?
嫌いじゃないってことはさ。いやでもそれじゃあステラのことも別に嫌いな
ワケじゃあないし。…でも、また別の嫌いじゃない、かも。いやそうだ。
この人と、ステラは、他の女は違うんだ。全然違う。つーことは・・・
好き、でいいのかな。・・・いっか。それで。めんどくせーし)
すっと息をすってアウルは言った。
「・・・別に、嫌いじゃない、けど」
しかしまだ少しうわずった声だった。
「微妙〜な答えね…」
やっとアウルの口から出た答えにため息交じりで返す。それを見てアウルは
「好き、でいいよ。好きだよ。あんたのことさ。僕も気に入った」
すらすらっとルナマリアを見つめて言う。
「よっし!よっくいった!と、いうことで・・・せいや!」
ルナマリアは少し安堵したのような笑顔をするといきなりアウル草むらに押し倒した。
どわっとアウルは仰向けになる。
「おい!いきなり何すん」
すかさず再び先ほどのようにアウルの口を、上乗りになったルナマリアが唇で塞ぐ。しかし今度はさっきのように
大人しいものではなく、舌をアウルの口の中に侵入させ、相手の舌を捕らえて絡め、そして唾液を流しこむ。
ルナマリアの流しこんだ唾液が口から漏れ、アウルの頬を伝って軌跡を残す。
しかしこの激しいキスはマズイ、と直感したアウルは彼女の顔を引き離した。
107アウルとルナ:05/03/06 22:15:05 ID:KBbr6Y/E
「んあ、はあ、はあ…ちょっと…外でこーゆーのってさ、少しマズくない?人来たりしたら」
それにルナマリアはんふ、と笑って
「だーいじょーぶよ。平日にこんな町外れに来る人なんていないって。…それより、さっきの続き」
「続き?」
「女の子教えてあげるって言ったでしょ?お姉さん興奮しちゃったからアウルに全部教えてあげる」
そういうと依然上乗りのままで上着を脱ぎ、着ていたシャツを上げ始める。
「え!ちょ、何をっ・・」
目の前の光景に驚きを隠せないアウルを尻目にブラをも外し出す。すぐに美しく整った形の乳房が露になり、
アウルは声も出ない、といった表情で見上げる。顔中さっき食べたキムチバーガーのように真っ赤に染まる。
「女の子おおっぱいとかもやっぱ初めてでしょ?ホントは全部脱いであげても良いんだけど、まあそれは昼間ってことで」
「あ…あのさ、僕に、どーしろって?」
「ん?ははあ、エッチのやり方も知らないのね〜。純情アウル君、ますます気に入った!」
「エ、エッチって…男と女が裸でなんかイロイロする奴?マジで?今から?ここで?」
「おねーさんが手取り足取り教えたげるって!どーてーは持ってても仕方ないわよーん」
そういうとむんず、とアウルの右手を取り自分の乳房に押しつける。アウルの右手全体に柔らかい感触と、
そして掌には乳房にある突起物の感触が伝わる。感じた事の無い優しい感触にアウルの息は荒くなり始める。
「ほ、ら、左手でもしなさいって」
ルナマリアもやや荒い息でそう指示し、アウルの両手が自分の乳房を握るのを感じるとアウルの頬を
手で包むようにしながら三度目となるキスを強要する。唇が触れ合うと2人とも目を閉じ、
アウルは乳房の感触を、ルナマリアはアウルの手を、そして互いの唇と舌と唾液の感触を味わう。
今度はアウルも舌を絡め出したことにより2人分の唾液が口の中にあふれる。
また、乳房を揉みしだいていた掌の突起物の感触がややつよくなってきた。その感触を感じてごくりと
アウルは喉を鳴らす。アウルがなにか言いたそうにしているのを察し、ルナマリアは唇を離した。
キラリとした唾が互いの口元をつなぐ。
108アウルとルナ:05/03/06 22:17:34 ID:0a8CLRr0
「固くなってる…?」
「アウルがいっぱい揉んでくれるからね〜」
いたずらっぽく、しかし艶やかな表情で言ったルナマリアの言葉にアウルは目をそらしながら返す。
「こ、こっからどーすんの?その・・・エッチって」
「お?次の段階行っちゃいますか?」
照れながら言ったアウルに対してルナマリアは少しうれしそうに返しながらよいしょ、と腰をあげ
スカートに手を入れてごそごそとしだす。そしてスルスルとピンク色のショーツを脱ぎ始めた。
息を殺したようにしてアウルは見守る。ついに脱ぎ終わると
んふーと息をしほれっ、と恥ずかしげもなく自分の秘所をアウルに曝け出した。
どうよ、と反応を楽しみそうに彼女はアウルを見つめる。赤い茂みの下にピンク色の大きいくぼみが露になっている。
「き・・・」
「気持ちわりい…」
その瞬間とす、とアウルのおでこにチョップが炸裂する。
「いって、なんだよお」
「なんだよお、じゃないわよ。気持ち悪いって、こーゆーときは綺麗だ、とかそんなカンジで褒めるもんよ?」
「だって・・・結構エグイぜ?肉がさ、丸見えっぽくて」
真顔で言うアウルにはあ、と顔に手を当てため息をつく。
「・・もういーわ。じゃ、次はアウルの番よ?」
「は?僕の番?」
「そ。はいはい脱いで脱いで。男の子、みせなさい」
「ちょ、マジでいってんの!?それはマジ勘弁・・・うわあぁあ」
自分で脱ぎそうに無いと判断したルナマリアはアウルの腹の上に上乗りの状態で
くるりと向きを変えズボンのベルトを外しズボンとパンツを一緒にずらす。
先ほどのキスと胸の応酬ですでに固くなった雄が露になる。
「お〜結構立派なモン持ってるじゃない」
後ろのアウルの方に顔を返し小悪魔っぽく笑う。アウルはもう降参、と目を伏せため息をついた。
109アウルとルナ:05/03/06 22:18:29 ID:0a8CLRr0
「・・・で、どーすんだよ。2人とも下半身全裸になったところで」
「んー、流石にいきなり挿れるのはやっぱ無理か。んじゃあ、よし」
そういうとまたアウルの手をつかむ。次はなにさせられるんだ?と不安と期待がいり交えた表情でアウルはその手を任す。
「次はここ。私のここを色々といじってみて」
アウルの手を自分の秘所に当てる。
「いじるって・・・」
「だいじょーぶ。指で突ついたりつまんだり入れたりしてもオッケーよん。なんなら舌でキスしてもいいから」
「いや、それは・・・ちょっと、勘弁」
そういいながらアウルは言われたように彼女の秘所へ指をそっと入れた。
(うわ・・・なんかすげえ。滅茶苦茶柔らかい。しかも熱いし。濡れてるし。唾みたいなもんか?…もうちょっと、奥に・・・)
ぐい、と指を奥へと滑りこませる。指が感じる感触がさらに柔らかい、ぐにゅぐにゅとした感触に変わる。それと同時に
ルナマリアは悦な叫びを上げる。
「うはぁっ、あ、はあ・・ん・・結構、やるじゃない・・・」
「すごいねなんか…。すげえ熱くて柔らかい。なんかとろとろしてるの出てきてるし。なんなの?ここ」
秘所の肉弁を親指でゆっくりと丁寧になぞりながら問う。その指は秘所の上部にある最も感度が高い性感帯に到達し
その場所に触れた瞬間びくん、と身体が反応する。
「んは、な・んなのって…。女の子の一番大事な場所、か、な」
なおも続くアウルの指による愛撫に息を荒くしながら答える。
「大事な場所のわりにはけっこーよゆー気に見せてなかった?」
「そりゃあアウルに見せてあげたかった、からね」
アウルの頬に手を当てて言う。口元からはきらりと鈍く光る唾液が流れ、それを見あげたアウルはごくりと息を呑んだ。
110アウルとルナ:05/03/06 22:19:17 ID:0a8CLRr0
「あのさ・・・ここにさあ、キス?していい?」
「お、その気になっちゃった?いいわよ〜。あーでも私もしてもらいっぱなしだしねえ〜。・・・ん〜じゃこうしよっか」
そう言うと身を翻しアウルの顔のほうへ股間を寄せる。突然秘所が自分の目前に迫りアウルはギョッとする。
上部にはきゅっとしぼんだ肛門も露となっている。
「出る前に風呂にはちゃあんと入ってるからまあ衛生的だとは思うけど。アウルはどーだか知らないけど」
「え?僕?」
次の瞬間アウルの雄になにかが覆い被さるようになってきた。とっさに悲鳴を上げる。
「うあっっ!?何をっ?」
「ほらほら、お姉さんのあそこもちゃんと愛さなきゃ。私より先にイかないよーにね」
被さったモノが外れたと思うと下半身の方からルナマリアの声がした。
(僕のが・・・くわえられた?)
そう思った矢先再び雄をルナマリアの口が捕える。んっんっと声がし、舌や上あごを使って亀頭の全体をルナマリアの唾液で
包まれてアウルはひゃあ、と悦の叫びをあげた。
(やっべ、すげえ気持ちイイ。なんか、全部どーでもよくなっちゃうよーな、マジでやっばい。頭がイカレそーだ…)
ルナマリアの口撃に完全に動きを封じられてしまった。雄がルナマリアの口の中でビクビクとしなる。
「も〜、ほらほら、キスしてくれるんじゃなかったの?ちょっとゆっくりしてあげるからがんばんなさいよ」
口を雄から離しアウルの方へ振り向いてルナマリアは言った。少し分が悪そうにこくりと頷いて舌をルナマリアの秘所に
のばす。親指でやったようにピンク色の肉弁をゆっくりとなぞり、どう?とルナマリアに返答を求める。
「うんうん。上出来上出来。じゃ、私もアウル君の立派なものにキスさせてもらいましょーか」
再び雄をくわえ舌で舐めまわしはじめる。さっきは少し初めての男の子には激しすぎたかと心の中で反省し
今度はややゆっくりとしたペースで丁寧にかちこちになった雄を優しく愛撫する。
111アウルとルナ:05/03/06 22:21:09 ID:0a8CLRr0
アウルは凄まじい快感によってギリギリな状態であったがなんとか意思を保ってルナマリアの秘所を愛撫しだす。
下部に回った性感帯を指でこりこりとつまみ、そして舌で舐め突つく。
そうするとルナマリアの舌が止まり「んは…」と喘ぎ声がし、アウルにもルナマリアが相当感じていると分かる。
秘所の奥底から流れ出してくる愛液に少し戸惑いながらも口をつけて啜る様にし、
興奮はエスカレートしていく。
もちろんルナマリアもされっぱなし、感じっぱなしではなく再度雄をむんずと掴むとぺろぺろと舌で拭う。
そうすると亀頭の先にぷくりと液体の珠が形勢される。そろそろかな?と口で雄をくわえこみ、
頭を上下させて全体を舌と口内で刺激する。
そうしてやると下腹部のアウルの手と舌の動きが次第に疎かになり、少年の喘ぎが漏れ出した。
「うあ、あ、で、やば…」
もう限界、と射精の予告をする。ルナマリアも出したものを口に含むつもりで準備する。
(どーしよ、口ん中、に出せっつーこと?離しそうに、無いし、気を、紛らわせないと、今にも、)
その時ふいにルナマリアがちゅう、とアウルの限界に近い雄を吸った。
その瞬間雄は限界を突破しアウルはうひゃあ、と叫ぶようにして
ルナマリアの口の中に大量の精液を解き放った。かつてない快感がアウルの雄から全身を伝わる。
「あ、・・・あ、はあ、はあ、やべ、出た・・・」
どさっと反っていた首から力が抜け後頭部を地に置く。そしてうつろな目でルナマリアの方を見る。
「あ、あのさ、大丈夫?・・・口ん中・・・」
アウルがそういうとルナマリアはごくんと喉を鳴らしたあと振り向き
「・・・ふあー、濃いのがいっぱい出たわねー。口の中パンパンになっちゃったわよ」
「あ…飲んでさ、大丈夫なの?その・・出た奴。飲めるモンなの?味とか…」
「ん〜まあけっこー苦いけどね。あ〜でもしっかしアウルのは格別に苦い!
普通の女の子だったら間違い無く吐き出しちゃってるわね。こりゃ」
少し不安そうに問うアウルにやや自慢げにルナマリアは返した。アウルは答えを聞いて複雑そうな顔をする。
112アウルとルナ:05/03/06 22:25:16 ID:0a8CLRr0
「あーでもアウル結構イイ線いってるよ。私が感じちゃうとこ的確に狙っていじってくるんだから」
よいしょ、と身体をアウルの方に向きなおさせ妖悦な表情でアウルを見つめながら言った。
「あ、あんただってベロで僕のをなんかすごい舐めてたじゃん。ホント、頭がイキそうになったよ」
そう返したアウルにルナマリアはムッとした表情になる。
「・・そーいや、アウルってまだ私の名前ちゃあんと呼んでくれてなかったわよね。ルナマリアって名前があるんだから、
ちゃんと名前で呼んで欲しいんだけど」
じと〜とアウルを睨む。
「え・・・いや、だってなんかなげーもん。5文字って。呼びづらいって」
「んじゃあ、“ルナ”でいいわ。それなら呼びやすいでしょ。はい!私を呼ぶときは?」
そういってぐいとアウルの頬を掌で抑える。わかったよ…と仕方なさそうな表情でアウルは
「ルナ」、と答えた。
と、次の瞬間4度目となるルナマリアの口付けがアウルの口を塞ぐ。アウルも戸惑うことなく応酬しようとルナマリアの後頭部を
手で包みこむようにする。彼女の口にやや苦味を感じたがアウルはお構いなしに舌を侵入させた。相手の歯茎を自分が
が出して汚してしまったのを掃除するようになぞる。ルナマリアはそれに任せ、口の中で必死に唾液を作りだしアウルの舌に
絡ませようとする。2人の鼻からの甘い吐息が互いをさらに興奮させる。いつのまにか先ほど射精をして剛気を無くしたアウルの雄も
再び女性を感じ、求めて硬くなる。キスしたままごろん、と今までずっと上だったルナマリアを横に倒しそして今度は自分が上になる。
やっと2人は口を離す。互いの唾液で出来た糸が口くら口へと伸び、ルナマリアはそれを舌で舐めとる。
113アウルとルナ:05/03/06 22:27:46 ID:0a8CLRr0
「・・・そろそろ、挿れたい?」
ルナマリアは上目使いでいう。
「アウルのあそこを私のあそこに。最後の締め、する?」
アウルはごくりと喉を鳴らし少し照れ笑いをしてうん、と頷く。
ふっとほほ笑むとアウルを下がらせてから自分の股を広げて秘所に指を当てる。
溢れた愛液で十分に濡れた秘所はひくひくと小さく収縮し、雄を求めているのがわかった。
「私が開いててあげるから、来て」
アウルは右手で自分の雄を握り、ルナマリアの秘所へと進めた。
ずにゅり、といやらしい音が鳴り、するすると簡単に雄は秘所へ侵入していく。
2人ともの息は荒く、かつ艶やかになっていく。
すんなりと雄が完全にルナマリアに取りこまれると秘所に当てていた手を
アウルの後ろに回し抱きつくようにする。アウルも同じように完全に挿ったと分かると
ルナマリアを抱きかかえるように手を回した。
「ん・・・はじめはゆっくり、腰を振って」
言われた通り、ゆっくりと腰を前後に運動させる。
くちゅ、くちゅと進め、退くたびに音が鳴りアウルの射精欲を徐々に引き出そうとする。
肩に当たるルナマリアの吐息も相俟ってアウルは腰の運動のスピードを速くし始める。
「ん、あ、いい・・・アウル、上手じゃない…」
「出、そうになったらさ、どうすんの?膣<なか>に、出していい、もん?」
「ん、うん、いい、よ。膣に、いっぱい出して、・・ん」
ルナマリアの答えを聞くと今度はアウルからルナマリアの口を塞ぐ。腰を振るのと連動して口篭もった喘ぎが響く。
噛みつくように唇を合わせ、むさぼるように舐め合う。下では徐々にアウルが力を入れて突き上げ始める。
ぐっと突き上げると急激に息を荒くするルナマリアを唇で感じ、ゆっくりとしたペースに戻してキスの応酬を堪能する。
114アウルとルナ:05/03/06 22:28:39 ID:0a8CLRr0
(どーしよ、止まらない。やばい、溺れそう。なんで僕こんな事してんだ?女?恋人?
…すごい。初めて知った。滅茶苦茶気持ちイイ。たまらないくらい。クセになりそうだ。やめられないかもしれない。
可愛い過ぎる。ルナ。ルナマリア・ホーク。好きだ。あいつら<ミネルバ>と闘りあうよりこっちの方がすごく楽しい…かも。
…考えた事も無かったな。スティングの気持ちもマジでわかった気がする…)
心の中でルナマリアに対する張り裂けそうな想いを彷彿とさせながら再びアウルは力強く突き出す。
「あ、あっいっ、アウル、もっとぉ・・・」
自分を求める艶やかな声を聞いてさらに激しく突き上げる。少し腰を捻らせて突けばルナマリアはさらに声を上げ、
ゆっくりとしたペースに戻せば自分の名前を呼んで求めてくれる。結合部分からは愛液がすでに溢れだし、2人の敷布団
となっている地面に生えている草を濡らした。いつしかあたりは風がやみ聞こえる音は2人の息と、喘ぎと、互いを求める下半身の欲望の音だけとなっていた。
「ルナ…出る、もう、出す、よ…」
「あは・・う、ん。出して…気持ちイイから、アウルの、欲しい」
「イク、よ、ルナ・・・」
腰を今まで以上に激しく振り、力強く、大きくルナマリアの膣を突き上げた。ルナマリアも今まで以上にぎゅっとアウルの後ろに回した手を強くし、
目を閉じて彼の全てを受けとめようとする。
「アウル、あ、あ、うる、いっ、いの・・・だ、して」
「ルナ、ルナぁ、ルナ、ぐ、うわあ、あ、ああ・・・」
ついに絶頂を迎え、アウルはルナマリアの奥深くで自分を解き放ち、びくびく体を震わせる。
ルナマリアも目を閉じたままアウルが注いでくれているものを感じようとする。
熱い、大量の精液がものの数秒でルナマリアの膣内を占める。
放出はとどまる事を知らずついには外へこぽこぽと音を立てながら流れ出て行った。
射精が完全に終わった後も2人は黙ったまま、そして抱き合ったまま離れようとしなかった。
115アウルとルナ:05/03/06 22:30:43 ID:0a8CLRr0
***
「はいハンカチ。しっかしけっこー汚れちゃったわねー。青姦の欠点ね、やっぱ」
夕暮れ間近の空の下で服の汚れをハンカチで払い落とし、ついてしまった体液をティッシュで拭い終ってアウルへハンカチを渡す。
まあ実際は体液の処理などはアウルに「男のマナー」と称し処理させたのだが。
「で、どう?良かった?女の子も悪いもんじゃないでしょ?」
「…まー…ね。…それよりさ」
ハンカチでズボンについたドロや口の周りの唾液をふきながらおもむろにアウルは言う。
「やっぱさ、…もう会えないのかな」
「さー、私もこの街の住人じゃ無いアーンド休みがいつ取れるかわかんないしね…難しいかも」
「やっぱり、か。ま、分かってた事ではあるけどさ。僕ももうこうやってブラブラなんてできないだろーし」
「そんなに残念な顔しないの。今日みたいにすっごい偶然?があるかも知れないし、ね。
もし今度また会ったらまた恋人、しましょ?それまでに今よりさらに腕を磨いておくよーに。
まあ、初めてにしちゃかんなり上手かったと思うけど」
にっこりと笑いながらポンとアウルの肩に手を置く。アウルもふっと笑い、
「…お褒めの言葉あんがとー。ルナもちょっとは銃の腕前マシにしとくよーにね」
「まあー最後の最後で憎たらしい…ま、その笑顔で許してあげよっかな」
少しひくついた笑顔でルナマリアは言った。
「そんじゃ、“偶然”が起きるまで死なないよーに!分かった?」
「はいはい、ルナも変な奴に絡んでせーぜーやられないよーにね」
そういってハンカチをルナマリアに返し、一瞬触れ合うようなキスをした後、
「じゃバイバイ」「…じゃあね」と2人とも自らが帰る場所へと去って行った。
116アウルとルナ:05/03/06 22:39:42 ID:0a8CLRr0
***
「は!やっと現れやがったな、ミネルバ!」
カオスガンダムに搭乗し、出撃体制に入ったスティングがモニタを見ながら待ってましたといわんばかりの声で言いはなった。
「今日こそ、落させてもらうか。みんな、油断はせず、かつスマートに行くぞ」
専用ウィンダムに乗ったネオが戦闘前とは思えない落ちついた声でスティング、ステラ、アウルに云う。
「赤いヒコーキやろう…今度こそその首落してやる!スティング・オークレー、カオス、出撃する!」
「合体の奴は私が絶対沈めてやる…!ステラ・ルーシェ、ガイア、行く!」
「な!なんだよそれ、ちょっとフライングってんじゃね?スティング、ステラ!」
先に意気込んで飛び立った2人に慌ててアウルが云う。アビスの発進準備はまだ整っていない。
「早いモン勝ちだぜ?お前は残りモンの相手でもしてろって」
「はあ?なにそれ、ずっこくね? だいたいスティングは援護型だろ」
「カンケーねー。この前の任務サボったんだからアウル、お前は面白いのはお預けだ!」
「く、そりゃそーだけど。…あ〜もお!分かったよ!」
「お!珍しく聞き分けがいいな。よおし、アウル、お前の担当は赤い坊主の奴だ。片割れの白い方は俺が相手する」
2人の会話にネオが面白そうに口を挟む。それに対しアウルは
「赤い坊主ぅ?いっちゃん雑魚じゃんか、向こうの4匹の中で。 この前けっこーぼこぼこにしてやったぜ?」
「海の中じゃあそうだったかも知れんが、地上と海は別物、相手は腐ってもザフト軍のコーディ、な?」
「…へーへー。わかったよ。・・・さっさと堕してあいつ等の獲物横取りしてやろ」
「よし!んじゃあ行こうか!ネオ・ロアノーク、ウィンダム、出るぞ!」
「はあ〜あ、アウル・ニーダ、アビス、出るよ」
先に出た2機に遅れて紫のウィンダムとアビスが飛び立つ。
すでにカオスとガイアは待ち構えるミネルバのMSを捕捉、アビスも遅れるかと全速で追い赤いザクを、遠くからだが捕捉する。
(そーいや…ルナも向こう<コーディ>だっけか。…今、どこにいるんだろ。ち…なーに考えてんだよ、今は奴等を堕せって!)
「悪いけどさあ、とっとと沈んでもらうぜっ!!赤いの!」
そう言って目標を捕捉したアウルは胸部、肩部に装備されている光学兵器を赤いザク―ルナマリアへ向けて発射した。
117名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:46:40 ID:0a8CLRr0
投稿した後にいろいろ誤字脱字を見つけてげっそり
そんでキムチとかその辺のはスレ的、新法案的にもやばいんじゃないかとさらにげっそり
上のに加え60Kだったのが106Kになってまあ長ったらしい文だと反省。
勢いで書いてあったのを掘り起こして勢いで投下するのはやっぱダメだろと今になって思います。
ホントあとの祭です・・・
118名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:48:35 ID:+r16f74U
GJ!!
随所に笑いが練りこまれてて
面白かったw
119名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:34:11 ID:gSi0d5ll
>>88-116
イイネー(*´∀`)
120名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:38:39 ID:Th9uIpCF
頼むから、誰かアスルナかシンルナ書いてくださいな。
職人さんお願いします。
121名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:41:57 ID:YYgT9nTW
>>120
アスルナはともかく、シンルナは
過去ログ見ればいっぱいあるぞ
もしくは自分で書くのが一番てっとり早いと思うが
職人さん方も年中ネットやってるわけじゃないんだからさ
122名無しさん@ピンキー:05/03/06 23:56:04 ID:qVRpSlo4
アウルナGJです!
新鮮かつ新たな萌を感じさせていただきました
アウルナ好きになっちまったよ
123名無しさん@ピンキー:05/03/07 00:12:25 ID:oHjkR1dU
シャア板の某所で見たカガリ×シンに萌えた
だが、ダークっぽいので俺には書けん…
キボンしておく
124名無しさん@ピンキー:05/03/07 00:27:49 ID:65AwxE1n
こんな流れでアスカガキボンしてみる
再会後激しく燃え上がるセクース
125名無しさん@ピンキー:05/03/07 00:49:46 ID:eNRxVfvM
自分はレイルナきぼんです
126新参者:05/03/07 00:57:17 ID:arlrI2S2
アウルナ大作良かったです。


えーと、今日も、寝る前に投下させてください。
>>75の続きです。
やっぱ、休みっていいよね、書く時間が自由にもてるから。
127姉と弟と…:05/03/07 00:58:06 ID:arlrI2S2
「これは、カガリのためでもあるんだよ…」
ベッドに横たわったまま動けないでいるカガリに、キラが顔を近付けてくる。
「…アスランとする前に、僕がちゃんと教えてあげるよ…だって、僕はカガリの…家族だから…」
キラは息をすれば触れるほどの距離までカガリに顔を近付けてくる。
「…家族だったら、知らないことは教えあって、助け合わなくちゃ…ね…」
キラは、カガリの瞳を真っ直ぐに見つめる。
そのカガリの瞳は、今、不安と恐怖で見開かれていた。
「ダ…ダメ…中は…許し…ん…」
何か言おうとしたカガリの口を、キラは自らの唇で塞いだ。
抵抗する間も無かった。
半開きだったカガリの口の中に、キラの舌が容易に侵入してくる。
口の中で、カガリの舌の上にキラが自分の舌を乗せてくる。
「んんっ…」
キラの素早い動き、カガリの舌は、あっという間にキラに絡め取られてしまった。
キラが更に唇を押し付けてくる。
カガリの口の中で、キラの舌が動き回り、カガリの舌に巻きついてくる。
初めてのディープキス。
カガリの目は自然と閉じられ、頬が紅潮していく。
えもいわれぬ快感が、カガリを襲っていた。
「もぉ…カガリさんってば、『イヤ』とか『ダメ』とか我儘ばかり…」
一方で、お預けを食った形となったラクスの方は、欲求が満たされず、少々むくれた顔をしている。
いつも穏やかな彼女らしくない。
発情した犬のごとく、自らの指で、自らの女性器を慰めていた。
膣口から滲み出る精液が、ラクスの指に絡み付く。
「…こちらの身にもなって下さいよぉ…」
ラクスはそう言うと、カガリの腹の上に舌を這わせ始める。
カガリの腹の上に吹き溜まりとなっているキラの精液が、ラクスの舌によって舐め取られていく。
そうして舌で掬い取った精液を口の中に運んでいく。
「はぁぁ〜…」
キラの精液を飲み込んだ後、ラクスの口から甘い吐息が漏れ出す。
その瞳は、どこか焦点が合わず、虚ろになっていった。
128姉と弟と…:05/03/07 00:58:48 ID:arlrI2S2
ラクスは、続け様に、カガリに付着した精液を舐め取っていく。
臍の中に溜まった分まで、舌で穿るようにして綺麗に拭っていった。
「んっ…んっ…」
ラクスの舌が、肌の上で動く度に、カガリの唇が震える。
その響きが、唇を重ねているキラにも伝わってくる。
キラは、カガリの口の中で舌を激しく動き回らせ、犯し切った上で、ゆっくりと口を離して行った。
二人の唇の間で、絡まった唾液が糸を引く。
カガリの目尻がとろけた様にトロンと下がり、顔が上気している。
カガリの理性も、キラに絡め取られつつあった。
「んっ…あっ…」
不意に、カガリの眉間に皺が寄せられる。
ラクスの舌が、内股に進んできたのだ。
ラクスは、カガリに浴びせられたキラの精液を徹底的に自分の物にしていくつもりのようだ。
しつこいほどに、カガリの身体の上を、ラクスの舌が這い回り、付着した白濁液を削ぎ取っていく。
「はぁ…はぁ…はぁ〜…ん…」
カガリの口からも、甘い吐息が漏れ始めた。
ディープキスで昂った上に、下半身を集中的に舐められ、体中の感覚が尚更敏感になっていく。
「…カガリ…しっかりして…」
キラが呼びかけてくる声がする。
カガリが、ゆっくりと目を開けると、ぼぅっとした視界の中に、再び芯を持ったキラの肉棒が浮かび上がる。
「ほら…カガリは、僕の方を綺麗にしてよ…」
そして、呆けたように半開きのままのカガリの唇に、キラが自分の亀頭を押し付けてくる。
「んっ…苦っ…いやっ!」
キラのペニスは、カガリの太股の間への射精で更に精液に包まれていた。
先端が口の中に入った瞬間、精液独特の苦味がカガリの舌に襲い掛かり、思わず顔を背けてしまった。
「…ちゃんとしてよ…これからカガリの中に入るんだから…綺麗にしておいた方が、自分のためだよ…」
キラの言葉に、カガリの背筋が震えた。
「イ…イヤ…」
ペニスを挿入される。それは、カガリにとってこの上ない不安であり、されてはいけないことだと思われた。
129姉と弟と…:05/03/07 00:59:39 ID:arlrI2S2
「ねぇ…ちゃんとしてくれないと…昨日のこと、アスランに言うから…」
アスランの名前を出され、カガリの目が見開かれる。
「…少なくとも…僕の言うことなら、アスランは嘘だとは思わないだろうね…」
キラは、カガリの願いに応じるつもりは全く無いようであった。
カガリも、どうにも逆らえないところまで来ている事を思い知らされた。
そして、カガリは自ら口を開き、精液と自分の愛液とに塗れたキラのペニスを、その中に収めて行った。
「んぐぅ…ん…」
ベッドに横たわったまま、顔を少しだけ上げて横を向かせ、キラのペニスを半分ほど飲み込む。
舌の上にペニスが乗り、あの苦味が、再びカガリに襲いかかる。
「ほら…綺麗にしてよ…」
キラの言葉に従って、カガリが頭を少しだけ引き、ペニスを口から抜き出す。
キュッと締めた自らの唇で、ペニスにこびり付いた精液が拭い取られ、カガリの口の中に溜まっていく。
抜き出されたキラのペニスは元の色を取り戻し、今度はカガリの唾液に包まれていた。
さらにキラは、抜き出したペニスの先端をカガリの上唇に押し付け、カリの裏側をカガリに差し出す。
「…カガリ…ここのところに溜まってるから…ほら…」
カガリは、ただ押し付けられるままに、ペニスの傘の裏側を舌で穿る。
そこに溜まっていた精液を、舌で削ぎ落としていく。
「…ん…いいよ…根元までしっかりね…」
更にペニスが差し出される。
ペニスの裏スジを渡っていくように舌を伝わせていく。
そうして、ペニスの根元辺り到達すると、そこに残った精液まで、
まるでアイスキャンディーを舐めるようにして、綺麗に舐め取っていった。
「はぁぁ〜…」
カガリから漏れ出る吐息が、キラのペニスに降りかかる。
こびり付いていた精液は、しっかりと綺麗に無くなっていた。
カガリの口の中に、イガイガとした刺激が残っていた。
この精液の味には、まだ慣れることが出来ない。
ただ、精液を舐める度に、カガリは身体の内側が熱くなってきているのを感じていた。
精液の味には、言い知れぬ副作用があるようだ。
130姉と弟と…:05/03/07 01:00:24 ID:arlrI2S2
「まだだよ…中に残ってるから…」
キラがそう言って、またペニスをカガリの口の中に入れようとしてくる。
しかし、うまく入っていかない。
カガリはペニスに舌を這わせながら感じていた。キラのペニスは、段々大きくなってきている。
さっきよりも太くなっているから、うまく口の中に入らない。
カガリはいっぱいに口を開くことで、何とか亀頭部分を口に収めた。
「…いいよ…そのまま吸って…」
カガリは、もうキラの思うがままになっていた。
唇をキュッと締めて、口の中のペニスに吸い付いていく。
尿道に残った精液が口の中で吸いだされて、舌の上を通っていく。
「んぁっ!…あぁっ!!」
しかし、少し吸ったところで、カガリはキラのペニスから口を離してしまった。
そしてまた、眉を顰めて悶えている。
「…どうしたの?…カガリ…」
キラが怪訝に思っていると、カガリの足元の方から、ピチャピチャと唾液の爆ぜる音が聞こえてくる。
「うふふ…カガリさんのココ…熱くなってますよ…」
ラクスだった。
先程までカガリの内股を舌で愛撫していたが、そこを舐め尽くし、遂にカガリの性器にまで達していた。
先程、キラに浴びせられた精液が、カガリの恥丘にベットリと張り付いている。
ラクスは、その白濁した粘液を、下から上になぞる様にして舐め取っていく。
同時に、カガリの陰唇の上を、湿った舌の感覚が這っていく。
キラのように強引に舌を押し込んでくるわけではなく、あくまで優しく、ゆっくりと性器の上を這い回る。
大事なところを直接刺激されて、カガリは口を動かすどころではなくなっていた。
「ほら…カガリってば…」
しかし、キラがイラついたような声で、カガリに迫ってくる。
横からでも、無理矢理口にペニスを入れてきた。
「ふぅぅ…あっ…あぁっ!!す…吸っちゃ…」
カガリの頭が仰け反る。
またも、キラのペニスは吐き出された。
ラクスが、指でカガリの大陰唇を開き、その先に現れた小陰唇に吸い付き、引っ張っている。
131姉と弟と…:05/03/07 01:01:07 ID:arlrI2S2
「ねぇってば…カガリ…」
キラが頻りにカガリの頬にペニスを押し付けてくる。
「あっ!!うぁぁあっ!!」
しかし、カガリは受け付けてくれない。
ラクスが、尖らせた舌でカガリの陰核に強烈な刺激を与えていた。
陰唇に付着した精液まで全て飲み込んでしまったラクス。
今度は唇と舌を器用に使ってカガリの包皮を剥き、隠されていた陰核を剥き出しに曝け出した。
その上で、舌で突付いてきたのである。
「はぁっ!!ダメっ!そこは…あぅっ!!」
ラクスが舌で突付く度に、カガリの腰がビクビクと跳ね回る。
右に、左に頭を振って、両手でシーツを握り締めて、襲い掛かってくる波に懸命に耐える。
「あーもう…カガリってば…しょうがないなぁ…」
カガリは悶え続け、キラの相手をすることができない。
しかし、キラは待ってはくれない。
キラは、業を煮やしたかのように、カガリの腹の上に跨って、自分から行動を起こした。
そあいて、ビクビクと暴れまわるカガリの頭を掴み、そのまま力を入れてカガリの上体を半分だけ起こす。
そのまま、キラがカガリの腋の下に膝をつくと、
ちょうど、しゃがみこんだキラの腰の前にカガリの顔が来た。
「あー…僕は自分でするから、カガリ、口を開けて…ほら、あーんって…」
カガリはもう、何が何だかよくわからなかった。
剥き出しの陰核を直接攻められて、ビリビリと背筋を電流が走り回っている。
ただもう、ワケがわからず、キラに言われるがまま、口を目一杯開けて見せた。
「…いいよ…舌も前に出して…」
これも言われるがまま、カガリはペロッと前に舌を出す。
すると、キラはそのカガリの舌の付け根辺りに、トンッと自分の硬くなったペニスを乗せてきた。
そして、そのままズイッと腰を前に進めて、カガリの口の中にペニスを押し込んでくる。
「うぐぅ…」
一気に奥まで挿入され、硬い先端で喉を突かれたカガリは、軽い嘔吐感を覚えた。
頭を引こうとするが、キラが凄い力で頭を押さえつけているので逃げられない。
カガリの舌が、キラのペニスの裏全体にベットリと張り付いている。
ペニスがピクンピクンと小刻みに動いている。
132姉と弟と…:05/03/07 01:01:50 ID:arlrI2S2
キラの肉棒に貼り付いたカガリの舌は、キラのペニスの熱さも、細かな動きも、余さず脳に伝えてくる。
口の中がキラのペニスでいっぱい。熱い。
口をペニスで犯され、性器を舌で犯されている。
その二重の衝撃に、カガリはただ身を痙攣させるばかりであった。
「いい…動かすよ…カガリ…」
それでも、キラはまだカガリを責めてくる。
先程、カガリの太股を使ってそうしたように、今度は口を使って自分のペニスを扱き上げる。
カガリの唾液で滑りながら、キラの太くて長いペニスがカガリの口の中を何度も往復する。
頭を両手でガッシリと抱え込み、自らの腰をピストンさせて、
カガリの口の中に、何度も何度もペニスを出し入れする。
口の隙間から、唾液が零れ落ち、涎となってカガリの胸の上に滴っていった。
「むぐっ…ん…んんっ…」
カガリの目にまた涙が溜まってくる。
喉を責められて息苦しいばかりではない。
自分でも、どう感情をコントロールして良いか、わからないのだ。
「うぅっ…いいよ…これから、これがカガリの中に入るから…口で大きさを確かめておいてね…」
キラのペニスが、カガリの口の中で、更に更に太さを増し、硬度を上げていく。
あぁ、無理だ。こんなのが自分の小さな膣口に入るわけない。それでも、やはり無理矢理捻じ込まれるのだろうか。
キラのペニスの大きさを知る度に、カガリの心の中で不安が大きく広がっていった。
「ふぅっ…ふぅっ…んっ…はぁ…このくらいでいいよ…」
一頻り突いた挙句に、キラはカガリの口の中から自分のペニスを抜き出した。
「あ…はぁ〜…くはっ…はぁ〜…」
ようやく開放されたカガリは、何度も大きく息をつく。
「あ…あ…あぁ…」
しかし次の瞬間、自分の口の中から現れたモノを見て、驚愕する。
外に抜き出されたキラのペニスは、はちきれんばかりに肥大し、血管が浮き出るほどに膨れ上がり、大きく上に反りあがっていた。
「んっ!あっ!あああっ!!」
しかし、休む隙を与えず、一際激しい電流がカガリを襲う。
ラクスが、仕上とばかりに、カガリの剥き出しの陰核を歯でコリッと甘噛みしたのだ。
女性器から、淫汁が飛沫となって飛び散る。
カガリは堪らず背中からベッドに倒れ、そのまま背筋を反らせて痙攣している。
「うふふ…カガリさんも準備OKですわ…」
133姉と弟と…:05/03/07 01:02:33 ID:arlrI2S2
ラクスがカガリの股間から顔を離す。
露わになったカガリの陰核は、攻め立てられた結果、赤く充血しており、
性器が自然と開かれ、膣口がヒクヒクと勝手に痙攣していた。
その膣口からは、トロトロと愛液が流出し続けている。
「はっ…はっ…はぁ…」
荒く息をつくカガリ。
身体が内側から火照って仕方が無かった。
放り出された性器が痒い。
しかし、身体が痺れてうまく動かない。
それでも、膣口の周りの感覚だけが、やたらと鋭敏になっている。
そのカガリの性器に、硬いモノが押し付けられる。
「いよいよだよ…カガリ…ちゃんと勉強してね…」
キラが、そそり立ったペニスをカガリの性器に押し当てている。
膣口から溢れ出るカガリの愛液を自分に塗りつけるように、ペニスの先端が何度も膣口の上を滑っていく。
「あ…やめ…中は…ダメ…」
カガリはギリギリのところで抗っていた。
襲い来る火照りから開放されて、楽になってしまいたい、そういった感覚にもう少しで負けそうになる。
それでも、カガリの心の何処かに、まだ拒否する感情が残っていた。
このまま快楽に身を任せたら、自分は飲み込まれて帰ってこれなくなる。
そういった言い知れぬ不安が、ある意味カガリの理性を保っていた。
「『ダメ』なんかじゃないですよぉ…カガリさん…」
今度はまたラクスがカガリの頭側に来た。
「…キラに中出しされると、とっても気持ち良いんですよ…ほら…」
あろうことか、ラクスはカガリの顔の上に跨って、自分の性器をカガリに見せ付けてくる。
さらに、よく見えるようにと、カガリの顔に向かって腰を降ろしてきた。
「…ほら…私のアソコも、キラのを受けて気持ち良いって言ってるでしょう?」
カガリの目と鼻の先に、ラクスの股間が迫ってくる。
指で左右に拡げられ、カガリの目の前に、ラクスの膣口が露出する。
内側に、白濁した精液を含んだままのラクスの膣口。
それは、まるで別の生き物の口のように、蠢いて、開いたり閉じたりを繰り返している。
「…ほら…カガリさんも味わって下さいよ…ほら…ほらぁ…」
ラクスはそのまま自分の性器を、カガリの口に押し付けてきた。
134姉と弟と…:05/03/07 01:03:16 ID:arlrI2S2
「んんっ!…んぶぅ!…」
カガリの口の周りに、精液と愛液が、またベットリと塗りつけられる。
「ぷはっ!…はぁぁ〜…」
息苦しさに、カガリは堪らず口を開ける。
しかし、次の瞬間
「んふぅううっ…」
ラクスがその隙を見計らったように、下腹部に力を入れる。
すると、ラクスの膣口から、中の精液が漏れ出した。
さっき舌で舐めとったときとは違い、今度は精液の塊が、カガリの口の中に入ってくる。
「うぁぁ…ゴほっ…うぐぁぁ…」
無理矢理覚えさせられた精液の味が、口の中に広がっていく。
青臭い匂いが鼻腔に響いてくる。
「いいね…いくよ…カガリ…んぅっ!!」
しかも、今度はその隙に、キラがカガリの膣口にペニスを押し込み始めた。
カガリが口の方に気を逸らしているうちに、下半身からはすっかり力が抜けていた。
その隙を突かれて、ペニスを捻じ込まれた。
一息に亀頭が全て隠れるほどに挿入される。
「あ…あ…あぁ…い…いたぁ…」
カガリは、今、生まれて初めてペニスを膣に挿入された。
今まで感じたことの無い太さ。
かつて無い大きさの異物が、自分の中に入り込んでくる。
カガリは手の前に在ったラクスの太股を掴みながら、プルプルと小刻みに震えている。
口の中に精液が溜まったまま。しかし、それよりも膣内に侵入してくるものの衝撃が遥かに強い。
カガリは自分の口内の感覚などもはや感じなくなっていた。
「あぐぅあ…あぁぁ…」
しかし、喉に引っ掛かったままの精液のお陰で、うまく話すことができないカガリ。
最早、言葉で抵抗することも出来ず、ただただキラの侵入を許していた。
「カガリ…よく締まるね…でも、ちゃんと全部入れるよ…」
キラがさらに腰を進めてくる。
ペニスの硬い先端が、カガリの膣壁を押し広げて、どんどん奥を侵して行く。
太い肉棒が、体内を突き進む感覚が、ズンズンとカガリの腹の中に響いてくる。
「はぁ…はぁ…はいって…あぁぁ…」
135姉と弟と…:05/03/07 01:03:59 ID:arlrI2S2
キラのペニスが、カガリの愛液で滑りながら膣内を突き進んでくる。
ラクスによって、よくほぐされたカガリの膣口は、
到底収まらないと怖れていたキラのペニスでも、どんどん飲み込んでいくことが出来た。
「気持ち良いよ…カガリ…ここがカガリの一番奥だね…」
遂に、カガリの膣はキラのペニスを根元まで飲み込んでしまった。
太くて長いキラのペニスは、カガリの膣奥、子宮口まで容易に到達した。
それでも足りないのか、キラのペニスはカガリの子宮を押し上げ、圧迫している。
「あぁああぁ…」
今まで全く物理的に触れられたことの無い箇所を硬いペニスで突かれて、カガリの腰がビクビクと浮き上がる。
身体の中心を突き刺され、カガリは頭の中がグシャグシャに混乱していた。
様々な、自分の知らない、よくわからない感情が押し寄せてくる。
「キラ…カガリさん…苦しそうですよ…」
自分の股下のカガリの表情を観察していたラクスがキラに進言する。
「そりゃ…ラクスが顔に乗っかってるからだよ…」
キラが、挿入感に顔を顰めながら答えた。
「あぁっ!ごめんなさい!つい…」
指摘されたラクスは慌ててカガリの顔から飛びのいた。
ラクスもいつの間にかサディスティックな感情に支配されていたのだ。
頻りに謝りながら、カガリの口元をティッシュで拭き取る。
「ぷはっ!はぁ〜…はぁ〜…うぅぅ…」
カガリは口が開放された隙に大きく息を吸った。
喉に残った精液も思い切って飲み込んだ。
少々のどに引っ掛かる感じがするのが嫌だったが、息をつかなければ本当に死んでしまいそうだった。
「うっ…うっ…はぁぁ…お腹が…」
それでも、カガリは苦しさから開放されなかった。
キラのペニスが膣を貫いていたからだ。
体内に入り込んだペニスがビクビクと脈動する様子が、子宮に響いてくる。
大きく膨らんだ肉棒で、体内が圧迫されて苦しい。
カガリの膣には、隙間も無いほどにキラのペニスが詰め込まれていた。
「ダ…ダメ…抜い…ん…」
「あれ?カガリって血が出ないね…」
カガリの訴えは無視して、キラは自分の違和感を口にする。
136姉と弟と…:05/03/07 01:04:43 ID:arlrI2S2
処女膜破瓜の際には、かなりの確立で出血を伴う。少量ではあるが。
しかし、カガリにはそれがなかった。
「ラクスのときは、結構盛大に出たよね。僕も破ったって感触あったし」
「いやですわ、キラったらもう…そんな盛大に出血したら、私死んじゃいますよ」
自分のケースを披露されて、さすがに恥ずかしいのか、ラクスは顔を手で覆った。
「…でも、個人差があるって言いますし…出血しない人もいるそうですよ」
ラクスが続けた。
カガリは、不安そうに、結合部を見つめている。
そのとき、ハッとキラとカガリの目が合った。
「…カガリ…その目は…何か思い当たることがあるんだね…」
カガリは慌てて目を逸らした。
しかし、既に遅かった。
「カガリって、素直だから、隠し事ができないんだよね…それに、僕には尚更隠せないよ…」
キラの口元が、また冷たく歪んでいく。
「ねぇ、カガリ…教えてよ…教えてくれないと…おっぱい揉んじゃうよ…」
そう言って、キラはカガリの両乳房を下から持ち上げるように押し上げた。
「うぁぁ…待て…」
カガリの制止は通用しない。
下から上へ、丘の膨らみに沿ってキラの手がカガリの乳房を愛撫する。
さらに、キラは尻に力を入れて、カガリの膣内でペニスを震わせた。
「言う…言うから…動かさないで…」
カガリは懇願した。
キラは手の動きを止め、カガリの答えを待つ。
キラの瞳が、カガリの瞳を捕えて逃がさない。
カガリがゆっくりと口を開いた。
「……前に、自分で破った…」
「ぷっ!あっははははははは……」
カガリが答えた瞬間、キラの口から大きな笑い声が漏れ出した。
キラの腹が揺れて、同時にカガリの膣内でペニスも揺れた。
「や…やめっ…動かすなぁ…」
「はは…な…何で破いたのさ…ハハッ!なに入れたんだよ?」
137姉と弟と…:05/03/07 01:05:26 ID:arlrI2S2
キラは笑いが止まらないようだった。
「ダ…ダメですよ…キラ…笑っちゃ失礼ですよ…」
残念ながら、ラクスも口元が笑っていた。
「ねぇ…教えてよ…ほらぁ…何入れたの…」
キラが、止めていた手を再び動かし始める。
乳房を握る力が段々強くなってくる。
「あぁっ…くっ…前に…ペンで…」
「へー…ペンなんかで破れるもんなの?」
「なんか…血が出てきて…」
「それで?」
「…でも、それからも、我慢できなくて…その独りでシテたら…いつの間にか無くなってた…」
「ハハハハハハハハハハ!!なんだ、結局オナニーしすぎなだけだよ!」
言えば言うほど、カガリは惨めになっていった。
カガリの目から、また涙が零れ落ちる。
「あっ…待って…なんで…」
キラはカガリに休む暇を与えてくれない。
カガリが答えたら揉まない約束だったのに、乳房に加えられる力が段々強くなっていく。
下方から、中央へ寄せて、持ち上げるように丹念に揉み解す。
「…カガリ…こうすると、カガリの乳首が盛り上がってくるよ…ほら…」
徐々に力を増し、乳房を搾り上げるように、全体を握ってギュッギュッと扱く。
他人に乳房を嬲られる感覚。押し寄せてくる快感で、カガリの身体がまた昂っていく。
「うぁ…あぁっ…そんな…見ないで…」
乳房の頂点に感覚が集中していく。
次第に、乳首がツンと立ち上がっていった。
そこまでの過程を、キラに具に観察された。
「ほら…カガリも気持ち良いんでしょ…」
乳首の硬度を確かめる様に、キラが指で摘んできた。
「ああぅ…今、触っちゃ…あぁ…」
敏感になっているところを触られて、またカガリが悶える。
また、下腹部がジンと熱くなっていった。
138姉と弟と…:05/03/07 01:06:09 ID:arlrI2S2
「気持ち良いんでしょ?カガリ…これ…見てよ…」
キラはカガリの乳房から手を離すと、今度はカガリの腰を掴んだ。
そして、ゆっくりと挿入していたペニスを抜き出す。
「…すごいでしょ…さっきから…中で何か噴きつけられるみたいだったもの…」
姿を現したキラのペニスは、カガリの愛液でグッショリと包まれていた。
留まりきらない愛液が、キラのペニスの竿を伝って、ポタポタとシーツに滴り落ちていく。
乳房まで、徹底的に刺激されたカガリは、何時しか奥の奥まで濡れそぼっていた。
「すごいね…カガリ…やっぱり、カガリはこうしたかったんだよ…ねっ!!」
キラが再びペニスを奥まで挿入してきた。
今度は、さっきよりもずっと強い勢いで。
そして、そのまま腰のピストンを開始する。
「あっ!ダメっ!動いたら…あぁっ!!」
続け様に膣奥を突き上げられて、カガリは上ずった声を漏らし始めた。
膣内をキラの硬いペニスが往復していく。
しかし、カガリにはどうすることもできない。
ギリギリのところで理性が拒否していても、カガリの身体は意に反してどんどん昂っていった。
膣壁からジワジワと愛液が滲み出て、キラを誘うように膣襞がペニスに絡みついてくる。
「いいよ…すごいよ…カガリの中…とっても気持ち良い…」
カガリの膣がキラのペニスを締め付け、射精感を促し続ける。
このまま進めば、いずれ膣内で射精される。
カガリは、自分の恐れている瞬間に、自分から近付いていく。
「はぁっ…くっ…はぁぁ〜…」
キラが突き上げるたびに、カガリから喘ぎ声が漏れる。
カガリは、自分の身体の昂りを抑制できなくなっていた。

(続く)
139新参者:05/03/07 01:08:26 ID:arlrI2S2
今日はここまでで。

あー、何か『止まらねぇ』って感じです。
カガリ苛めすぎかも、あと、キラが変になってるかも。

でも、何か止まらないので、あと2回くらい続きそうです。

でも、次は間が開くかもしれません。
忘れないでいてくれたら、またよろしくお願いします。

ではまた。
140名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:31:14 ID:Y05fG84e
>>139
鬼畜キラいいね!!
141名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:33:20 ID:UpkyXyXk
流れをぶった切ってすまないが、
ここって、MSVのキャラはOK?
イザーク×シホをその内書こうと思ってるんだけど。
142名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:53:37 ID:Ei1sYTza
>>141
シホは一応本編にも出ているし、漫画等で若干はキャラ立ちもしているから、
個人的には問題なしだと思われる。
前にも、イザーク×シホを書いてた神がいたしな。
143名無しさん@ピンキー:05/03/07 01:56:21 ID:3Dc4+Ju4
>>139
これがあと二回も読めるのかと思うと嬉しい。楽しみにしてる。

>>141
先にカップリングさえ書いてあれば、オッケーではないかと。
144名無しさん@ピンキー:05/03/07 02:14:34 ID:UpkyXyXk
ありがとう、なら書いたら投下する。
まあ、いつになるかわからないけどね。
スラッシュザクファントムのプラモが出るあたりで投下できればいいんだけど。
145名無しさん@ピンキー:05/03/07 03:02:06 ID:nn8oaUvk
>>新参者氏
黒キライイヨイイヨー
鬼畜ギリギリ越した感がGJ!!


ところで、最近シンカガ探してみたが、かなり少ないな……
あっても強姦か悲恋ばっかだ。
146名無しさん@ピンキー:05/03/07 03:35:21 ID:8pHmzd11
>>145
シンカガは鬼畜系が漏れてきに萌える(*´д`)
今のところ。本編ではシンがカガリに憎しみ全開だから、和姦ネタはむづかしそうな気がする。
今後の展開がどうなるか 見計らって書く職人さんもいそうな気がする・・・。 
147名無しさん@ピンキー:05/03/07 03:55:40 ID:8pHmzd11
>>アウルナ氏
GJです。二人の会話のやり取りなど面白かったです。

>>新参者氏
いじめれっ子のカガリに(*´д`)ハアハアしました。
ラクスも充分に鬼畜で((((;゜Д゜)))ガクブル しつつも百合要素に萌えました。
148名無しさん@ピンキー:05/03/07 13:39:42 ID:EdBBiL6B
おおいいね〜
アウルとルナ好きになっちゃったよ

鬼畜っぽいキラにやりこめられる姉さんもイイ!
たまらんばい
149名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:41:26 ID:98dWsAPW
>>139
自分の中では最高の神となりました
ありがとうー!
150名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:45:50 ID:l6FeLwFl
新OP見ると、シンの2ndガンダムって、もしかしてVガン以来の「光の翼」装備なのだろうか?
151名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:46:10 ID:PLlCpJCB
バレによるとAA内部には温泉があるらしいな…なぜか
さすがエロパロのネタにだけは事欠かん展開だ
152名無しさん@ピンキー:05/03/07 23:47:12 ID:PLlCpJCB
>>150
気付くのが遅すぎる
それどころか「輝く指」まで装備してるんだぞ
15314-734:05/03/08 00:01:11 ID:rYdEyjVu
シンステの続きを投下します。
エロは書きたいのは山々ですが第1話のフラグ以降なにも接点が無いので前置きが長くなりました。
非エロがウザい方はスルーよろ。
今週まで待ってりゃよかった。
154海のうたごえ:05/03/08 00:03:21 ID:Wt8UFJTk
明け方まで手持ち無沙汰なので、シンとステラは海岸を散歩していた。
ミネルバにステラを連れて行くという手もあったのだが海の傍を離れるのをステラが嫌がったのだ。
辺りはすっかり闇に覆われ、空には砂をまいたような星が輝き、そのなかに存在を誇張するように
月が白い光を放っている。
一際静かな夜だった。
先程まで鳴いていた海鳥たちはどこへ行ったのだろう。家族の元へ帰っていったのだろうか。
ただ耳に届くのは波の音、そして踏んだ砂の擦れる音。それだけだ。
ステラはじっと水平線に目を向けていた。本人が言うには、全く飽きないらしい。
「…いたっ…」
「どうしたの?」
ステラが急に歩みを止めた。靴を脱いで裸足だったせいで、何か踏んでしまったようだ。
「大丈夫?」
「……わあ…ねえシン、みてみて」
ステラは何かを拾い上げて、月に掲げてしげしげと見つめた。―――貝殻だ。
「…青くて…きれー…」
「ほんとだ」
月の光をあびてわずかに光沢を放つ貝殻を握りしめて、きゃっきゃっと子どものようにはしゃぐ姿が、
妹を思い出させた。
「これを耳に当ててみて」
「…?」
シンは近くにあった白い貝殻を差し出した。昔マユとよく海岸に来て、2人で貝を探してその音を聞いては
喜んでいたものだ。今となっては懐かしすぎて悲しい思い出に成り果ててしまったが。
ステラは不思議そうに貝殻を見つめ、耳に当てた。そしてその表情が、みるみる驚きの色に変わった。
「すごい!どうして?」
「さあ…なんでだろ」
ステラは興味津々に貝の音に聞き入っていた。
「このなかにも…うみがあるのかな…」
ひとつひとつの小さなことに、その歳でそんなにも夢中になれるものだろうか。
それでも、彼女の喜ぶ姿に自分もつられて嬉しくなる。
155海のうたごえ:05/03/08 00:05:47 ID:Wt8UFJTk
(……本当に、不思議な子…)
シンがその姿を見つめていると、大きく伸びた波が2人の足もとに届いた。
足首の高さまで一瞬でのみこむ冷たい水は、やわらかくて心地よかった。
「…わあー…」
波がひくとステラは駆け出して身を翻し、海の浅瀬で人形のくるくると踊り始めた。
動くたびに足もとの水滴が銀色にちり、彼女の周りできらきらと輝いた。海の水まで、彼女と一緒に遊んでいるようだった。
本当に、綺麗だ。
彼女の動作にしばらく見とれていたのだが、そんな彼女を見ていてやっと気付いた。
(…彼女は…あの日会った…)
会ったといっても、ほんの一瞬の出会い。彼女も覚えていないだろう。
不思議なめぐり合わせだ。前の時はMS3機強奪の直前。今は戦闘直前という状態と、なんとも
微妙な時期ばかりではないか…。
いろいろ考えたが、やめた。とりあえず、彼女を止めよう。
今は夜だ。海の中ではどこに岩があるともしれないし、波に足を取られるかもしれない。
「ねえ…」
と、彼女の元へ歩み寄った時にはもう遅かった。ステラがつまずいて自分のほうに倒れてきた。
「きゃあっ!」
「わあっ!」
一瞬間の出来事に成すすべもなく、2人は派手な音とともに盛大に海面に激突した。
「う〜〜…イタイ…」
「だ…大丈夫?」
シンが手をついて上に乗ったステラごと体を起こした。
「…しょっぱい…」
「海水飲んじゃった?」
「少し…」
むせるステラの背をさすってやる。
「「…………」」
ようやく状況がつかめる状態になって、シンは急激に赤くなった。
シンが、ステラを抱く形になっていたのだ。
156海のうたごえ:05/03/08 00:12:07 ID:Wt8UFJTk
「…あ…」
離れなくては、と思った。しかし、それが出来ない。離れられない。
半分無意識に、シンはステラを抱きしめた。細くて、やわらかくて、温かい。自分とは違う女性の身体。
心臓が高鳴りすぎて、壊れてしまうかと思った。
「…シン…?」
戸惑う声にようやくシンに理性が戻った。僅かに、肩が震えていた。
「ご、ごめん…俺…」
慌てて身体を離すとステラの顔が見えた。
――…赤い?
「…いいの…」
か細い腕が、背に回る。
「シンがさわるの…キモチいい…」
今度はステラが身を摺り寄せてきた。
気が付かなかったが、ステラの鼓動も自分の肌越しに伝わるほどに高鳴っている。
「…むねがヘンなの…いたくてくるしくて…あつくて…どうしたらいいかわからない…」
ステラが、服を強く握り締めた。底の見えない水面に、自分と彼女の姿が映る。
すがるように胸に顔を埋めるステラと、情けないほどに赤く顔を染め上げている自分の姿が。
どうしたらいいのかわからない。それは自分のほう。
この想いが形にでもなるのなら、その正体を知ることができるのに。自分を締め付けて、苦しめるものの正体が。
「…ステラ…」
彼女の名前を呼んだ。
シンは、急に恐くなった。
自分は、彼女の名前しか知らないのだ。名前以外のどんなことを聞き出そうとしても、彼女は硬く口を閉ざすだけだった。
ただ、不安定に光る虚の目で、じっと自分を見つめるだけで。
今のこのぬくもりが、朝には去ってしまうのか。離れてしまったら、また会うことができるかも分からないのに。
157海のうたごえ:05/03/08 00:13:00 ID:Wt8UFJTk
「ステラ…顔を上げて…」
声に気付いて顔を上げたステラが見たのは、シンの寂しそうな表情だった。
「シン…どうしたの?」
頬に手が伸びる。その手に自分の掌を合わせて、そっと唇を重ねた。
海の味がした。
肌で触れ合う部分は熱いのに、吹き付ける潮風が背を振るわせる。
ただ、深く、深く…身体の境界を繋ぐように口付ける。
日が昇れば離れることになる。それなら…。
塞がれた唇が開放され、ステラは酸素を肺いっぱいに吸い込んだ。
シンは、ステラの肩に顔を埋めた。
「…シン?」
「……ねえステラ…俺が今からしようとしていること、分かる?」
ステラは首を振った。急なことでの驚きで、身体を強張らせたまま。
「…嫌だったら言って。すぐに止めるから」
「…?…わかんない…」
「……それでいいよ」
シンはもう一度、額にキスをした。水面に映る影が、しぶきの波紋で掻き消えた。

15814-734:05/03/08 00:24:29 ID:Wt8UFJTk
前置きが終わったので次からエロ突入します。

次回のデス種が楽しみだ。
159名無しさん@ピンキー:05/03/08 00:56:49 ID:lFcFOyrs
>158
神!ステラたん萌え!次の投下も楽しみにしてます
160名無しさん@ピンキー:05/03/08 01:14:24 ID:30nQtfNz
糸申GJ!
161名無しさん@ピンキー:05/03/08 01:30:40 ID:Q7K3F467
シンステGJです。
ステラ可愛いな。
160もGJ。
162名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:46:33 ID:JZdaNdsB
ぶっちゃけ、このスレ見ながら本気でヌいてるヤツっている?
みんなはどんなのがヌける?
163ブラウニー投下開始:05/03/08 20:06:15 ID:XbwtYh9H
投下準備しているうちに微妙な質問が…。
すいません、>>162氏の質問には失礼ながらノーコメントで投下の方を
させていただきます。
(後で名無しで答えるかもしれません。コテで答えるのは辛い)

オルフレ・ホワイトデーネタ前編を投下します。
あいかわらずエロなし前編で申し訳ありません。エロは後半です。
そして前編はフレイの出番が…ナッシング。
こんな自分をどうか許して…。
164ブラウニー1/12:05/03/08 20:08:47 ID:XbwtYh9H
【Another White Day 前編】

 休憩時間に女性向けの雑誌をめくりながら、オルガは溜息をついていた。
 ホワイト・デイが間近に迫っている。
 職場の同僚に「バレンタインにはチョコレート、貰えたのか?」と聞かれて、正直に
「1つ」と答えたのが間違いだった。「本命か? じゃあ来月はちゃんとお返ししなきゃ
な」と余計な知恵を吹き込まれてしまった。相手にしてみれば、顔だけなら女にモテそう
なのにその粗野な態度と鈍感な性格で敬遠されがちなオルガに、良いアドバイスをした
つもりなのだろう。
 まぁ、確かに良いアドバイスと言えないこともなかった。教えてもらわなければそんな
習慣があることも知らなかったし、スルーしてフレイを怒らせるくらいなら、何かはした
方がいいだろう。……知らなければ、こんなものを読むこともなかったのだが。
 くだんの同僚にお返しには何がいいのかと聞いたところ、女が本当に欲しい物はわからん、
雑誌でも読めと言われたので、オルガは素直に従っていた。通常はキャンディやクッキー、
或いはちょっとした小物や雑貨類で良いらしいが、本命なら『通常の30倍返しで』アクセ
サリーやバッグをつけるものらしい。その値段を見て、オルガはまた、溜息をついた。
 ホワイト・デイは3月14日だ。次の日はフレイの誕生日。こういう場合はいったい、
通常の何倍返しにすればいいのだろう。自分の給料では、とても資金を捻出できそうにない。
 こんな風に悩めると言うだけで贅沢というものだろうか。あのとき、命を落としていたら、
と考えれば。
 プラントと連合の停戦合意があと1時間遅ければ、ヤキン・ドゥーエの攻防で命を落として
いただろう。プラントでクーデターを起こした奴等には感謝しなければならないような気も
するが、一方で、何故もっと早くそう出来なかったのか、と文句を言いたくもなる。いや、
それではフレイとこうなることもなかったのか? 自分にとっては全てが都合良いタイミングで
進んだと言えないこともない。――結果論だが。
「おーい、そろそろ休憩、終わりだぞーーー!」
 遠くから同僚に呼ばれて、オルガは雑誌を荷物の上に放り投げて立ち上がった。途端に、
鞄の中で携帯電話が鳴り始める。
165ブラウニー2/12:05/03/08 20:10:30 ID:XbwtYh9H
 通りかかった同僚達に笑われながら、オルガは携帯を取った。表示されている相手の名前は
……まぁ確認するまでもない。この電話にかけてくるのはラボの連絡係と、フレイだけだ。
「仕事中だぞ。何だよ」
 着信ボタンを押すなり、もしもしと答えることもなくオルガは不機嫌そうに言った。
『何よ、電話しちゃいけなかったの?』
 フレイも負けじと不機嫌な声を返してくる。お嬢様らしい我侭な性格が完全に直った訳では
ないことを、こういうときに思い知らされる。オルガは少し語調を弱めて言った。
「そうじゃねぇけど……手短にしてくれよ」
『あのね、ホワイト・デイの日の待ち合わせの件なんだけど』
 オルガはぎくっとした。まだプレゼントをどうするか目処も立っていないのに、この話題は
心臓に悪すぎる。
 そんなことは露知らないフレイは、無邪気に言葉を続ける。
『レポートの締め切りが14日の18:00になっちゃったの。ちょっと面倒なやつだから、
時間ぎりぎりまでかかるかも……待ち合わせ、少し遅らせてくれない?』
「わかった。じゃあ、19:00は」
『それじゃ間に合わないわよ。一回家に戻って着替えるから、19:30にして。お願い』
「別にさぁ、着替える必要ねぇんじゃね?」
 少しでも長く一緒にいたいと思って言っているのに、フレイは間髪入れずに却下した。
『ダメよぉ! ホワイト・デイと誕生日を兼ねたデートなのよ! 学校と同じ服なんて、
絶対イヤ! ねぇ、いいでしょ? お・ね・が・い!』
「わかった! わかったよ。もういいか? 切るぞ」
 もう仕事に戻る時間だ。既に仕事を始めている同僚達がこっちを見て、冷やかすような
口笛を吹いている。
 どのみち、この手の話題でフレイと言い争っても無駄なのだ。結果は見えている。
『ありがとう。それじゃね』
 言うだけ言って、フレイは電話を切った。
 オルガは軽く舌打ちをして携帯電話を鞄の中にしまうと、ヘルメットを被り、駆け足で
仕事に戻った。
166ブラウニー3/12:05/03/08 20:13:17 ID:XbwtYh9H
 大戦を生き残った後、オルガには中途半端ではあるが自由が約束されていた。とりあえず
居所さえブルーコスモスに伝えれば、北米大陸内なら自分で住む場所を選べた。もちろん
ブルーコスモスから要求されればいつでも出頭する義務があったし、薬による支配も続いて
いる。週に1度、丁度きっかりの量だけ、それはアパートに郵送されてくる。
 オルガは迷うことなくアルスター家のあるニューヨークを居住地に選んだ。彼にとっても
古巣であるこの街は、懐かしいような二度と戻りたくないような、不思議な気持ちにさせる
場所であったが、フレイの側にいることが今は何よりも優先すべきことだった。
 異邦人を受け入れることに慣れたこの街で安いアパートを見つけることは簡単だったし、
仕事もすぐに見つかった。オルガは今、ビルの解体業者に雇われている。体力には自信が
あるし、爆薬についての知識も軍で身につけた。給料も悪くない。学歴も必要ない。物を
壊すのは自分の性に合ってもいる。何よりこの職場の人達は服装や言葉遣いにアバウトで、
触れられたくない過去の持ち主も珍しくない。うるさい小言や詮索から逃れられるのは、
何よりも有り難かった。
 ビルの爆破とその片づけが主な仕事で、日没と共に大抵仕事が終わるのも都合が良かった。
停戦後に大学に入り直し、勉強を続けているフレイと夕方以降に会うことが出来たからだ。
周辺住民への配慮から土日も休みであることが多かったし、職場に対する不満は、今のところ
少なかった。
 後の2人がどうしているか、ときどきオルガは考える。自分のように、うまくやっている
だろうか。
 クロトは今、ボストンにいる。ゲームソフトの開発者になりたいと言った彼は、ゲーム
センターでアルバイトをしながらプログラミングを学ぶため専門学校に通っている。あの
クロトが今更、勉強とは……驚きを禁じ得なかったが、それを言ったらもう1人はどうなる。
シャニはラスベガスのカジノでウェイターをしていた。客商売なんか本当にできるのか、と
尋ねた仲間2人にシャニは言ったのだ。「なるべく毎日、花火が見れる職場が良い」と。
その条件に合うのは他に遊園地くらいしか思い当たらず、子供の相手をシャニにさせるのは
余りにも危険、という結論をアズラエルが下したのだった。
167ブラウニー4/12:05/03/08 20:14:55 ID:XbwtYh9H
 MSに乗っていた頃には考えられない幸福な時間を、彼らも過ごしている筈だった。
 しかし、オルガは一抹の不安を感じている。
 強化インプラントを埋め込まれ、普通の人間ではない『改造』を加えられた彼らには、
薬以外にも支配してくるものがある。それは、抑えられない『破壊への欲求』だった。
 戦うことを、心のどこかで求めている。この力を誇示したい――強い敵を相手に試して
みたいと。
 オルガ自身は、その欲求をビルを壊すことでどうにか解消していた。爆薬を配置する
手順が面倒だし、周囲に破片が飛び散らないよう計算された爆破のしかたはまどろっこ
しくて、「もっと派手にやりたい」とどうしても考えてしまう。だが大きな建物がスイッチ
一つで崩れ落ちていく様は、彼の破壊衝動を沈めるのに役に立っていた。
 今日も同じような光景が繰り返される。現場監督の指示で先輩の作業員がボタンを強く
押し込むと、ドドドォッという轟音とともに20階建ての古いビルが崩壊した。灰色の
煙がもうもうと立ちこめて行く。
「ようし、成功だ! とっとと片づけるぞ!」
 監督の声を合図に、まずはブルドーザー等の運転資格がある者が動き始める。彼らが
大きな破片を片づけてからがオルガ達の出番だ。この仕事を始めてからすぐ、作業用車両の
免許は取ったが、まだ小型のものしか動かせない。大型ブルドーザーやトラックの運転免許も
そのうち取らなきゃなぁ、給料も上がるし……などと考えていたオルガは、自分の後ろで
1人の浮浪者がビルの跡地をじっと見つめているのに気がついた。
「危ねぇぞ、オッサン。ここは関係者以外、立ち入り禁止だぜ」
168ブラウニー5/12:05/03/08 20:16:11 ID:XbwtYh9H
 珍しく親切心を起こして言ったのに、相手は聞いていないようだ。何か口の中でブツブツ
言っている。
「このビルも、もう寿命か……失われていく……何もかもが……」
「オッサン、聞こえてんのかよ? 危ねぇって言ってんだろ? さっさと出て行けよ」
 少しイラついて声を荒げたオルガをちらりと見た浮浪者は、ぽつりとこう言った。
「希望は過去にしかないと言うのに……」
 小説の1節のようなそのフレーズに、オルガは思わず黙った。
 浮浪者はそのまま向きを変え、よろよろとした足取りで敷地から出て行く。
 ……希望は、過去にしか、ない?
 どこがだよ。
 浮浪者の後ろ姿を見送りながら、オルガは考えていた。オレの過去に希望なんかないぞ。
思い出したくないことばかりだ。こんなオレにも希望があるとするなら、それは未来にしか
ない。フレイと一緒にいられる今と、それがずっと続けばいいと思う明日しか。
 普通の人間は、未来に希望を抱き、明日を夢見る筈だ。
 その希望が過去にしかなく、思い出にすがってあの浮浪者は生きているのだろうか。この
ビルの関係者だろうか。思い出の場所をまた1つ失って、絶望感に駆られているのだろうか。
 そんな人生は、オルガには想像もつかなかった。
169ブラウニー6/12:05/03/08 20:17:27 ID:XbwtYh9H
 3月14日が来た。
 ニューヨーク中心部の賑やかな広場で、オルガはフレイが来るのを待っていた。とりあえず
ホワイト・デイ用のお返しは、若い娘達の間で人気がある店の、焼き菓子の詰め合わせにした
(仕事を早退して4時間並んで買ったことは秘密だ)。誕生日のプレゼントはいろいろ考えた
が……今の自分がフレイにあげられるものはこれしかない。喜んでくれるかどうかはわからないが。
とにかくそれは、明日フレイの手元に届くように手配済みだ。
 広場は賑わっている。やはりホワイト・デイだからか、いつもよりカップルが目につく。
臨時で設置された電光掲示板には次々とこっ恥ずかしい愛のメッセージが表示されて、オルガを
辟易させていた。こんなところで待ち合わせている以上、自分もこのアホらしいイベントの
一部なのだと思うと心底げんなりする。……それなのに何でだ。ちょっと、ワクワクして
しまうのは。
 フレイは、喜んでくれるだろうか。バレンタインのときの自分のように。
 ふと我に返って、オルガは腕時計を見た。もう待ち合わせの時間を過ぎている。化粧に時間が
かかっているのだろうか。
 携帯を取り出し、オルガはフレイに電話をかけた。
『留守番電話サービスに接続します。発信音の後、30秒以内でメッセージを……』
 何で留守電なんだ。
 メッセージなど考えていなかったオルガは、咄嗟に電話を切った。
 まぁいい。まだ30分と過ぎてはいないんだ。もう少し待とう。
170ブラウニー7/12:05/03/08 20:18:37 ID:XbwtYh9H
 しかし、1時間待ってもフレイは現れなかった。
 もう一度電話をかけたオルガの耳に、メッセージが流れる。
『おかけになった電話番号は、現在、電波の届かないところにあるか、電源が入って
いません』
 留守電ですらなくなっている。どういうことだ?
 この時代になってまで、充電を忘れるようなドジは考えられない。だいたいフレイの
携帯はソーラー電池切替システム付きじゃなかったか? 光の届かない暗闇に長時間放置
でもしない限り、電池切れは考えられない。
 オルガはフレイの自宅に電話をかけた。
『もしもし、アルスターでございます』
 聞き覚えのある執事の声がする。フレイの父がまだ若かった頃から仕えているという
この執事が、オルガはかなり苦手だった。しかし今は、それどころではない。
「あー……サブナックだけど。フレイは?」
『……お嬢様は、お出かけになっておられます』
 相手がオルガだとわかって執事は躊躇いを見せたが、職務に忠実に返答した。
「家を出たのは、何時頃だよ」
『それが人にものを尋ねるときの言葉遣いでしょうか。お嬢様とお付き合いするのであれば、
礼儀作法にはくれぐれもご配慮いただきたいとあれほど』
「いいからさっさと質問に答えろ! 今、おめぇの説教聞いてる暇はねぇんだよ!」
『やれやれ……でございますな。お出かけになったのは、1時間半ほど前でございます。
19:00くらいだったでしょうか』
 フレイの家からこの広場までは、歩いて30分くらいだ。ちゃんと待ち合わせ時刻に
間に合うように家を出たらしい。
 それなら、何故、フレイは来ない?
 オルガは執事に礼も言わず、そのまま電話を切った。携帯をポケットに捻込み、フレイに
渡す包みの入った紙袋を脇に抱えると、彼は走り出していた。
171ブラウニー8/12:05/03/08 20:19:58 ID:XbwtYh9H
 広場からフレイの家までの道筋を2往復しても、フレイの姿は見当たらなかった。苦手な
分野ではあったが、通りに面した店の店員に、フレイの特徴を伝えて見かけなかったかと
聞いてみる。
 誰も、見た者はいなかった。
 息を切らしながら、オルガはもう一度携帯を取り出して、コールした。
 頼む。――出てくれ。
『……ハイ?』
「フレイ!……?!」
 声が聞こえて慌ててフレイの名を呼んだオルガは、何かがおかしい、とすぐ気づいた。
 フレイの声じゃない。……男の声だ。それも、質の良くない種類の。
 根拠はなく、ただの勘だったが、少し前まではオルガ自身『そちら側』の人間だったのだ。
こういうときの自分の勘には自信があった。
「……てめぇ、誰だ?」
 相手を詰問するオルガの声は、フレイと出会う前の彼に戻っていた。
『てめぇこそ、誰だよ。いきなり電話してきて、失礼じゃねぇの?』
 相手はそう言うと、電話の向こうでケケケケ……と笑った。
 間違いない。フレイにとって危険な部類の人間だ。
「フザケんな。この電話、どこで手に入れた?」
『ああ、あんた、あの子の知り合い? フレイ、って言うんだ……へえぇ……』
「質問に答えろ」
『もらったんだよ。そのフレイちゃんからさぁ……ちょっと無理矢理だったかもしれない
けどねぇ……』
「……あいつに、何をした」
『さぁねぇ。自分の目で、確かめてみればぁ?』
 相手はまた笑っている。オルガの胸に、殺意が芽生えた。
172ブラウニー9/12:05/03/08 20:21:36 ID:XbwtYh9H
 こうなると血を見ずにはいられなくなる自分を知っている。この生活を始めてからは、
必死で抑えて来た衝動だ。
 だが今は、抑える気にはなれない。
 フレイに何かあれば――こいつを、殺す。
「いいだろう。……どこに行けばいい?」
『アベニューB』
「すぐに行く。そこを動くな」
 それだけ言って電話を切ったオルガは、また走り出していた。

 アベニューB。区画整理されたニューヨークで新たにつけられた名前だ。――貧民層を
指している。『B』は『裏』を意味しているとも言われ、決して表の世界に入れない人々が
集まる場所だ。前大戦のエネルギー問題で、餓死者や凍死者を最も多く出したのも、この
地域と言われている。
 元は自然災害に見舞われた避難民を一時的に収容するために建てられた建物が、開戦と
同時に貧民窟に変貌した。行き場所がない者の集まるところと言う意味では、存在意義が
変わるべくして変わったというところか。
 そのアベニューBの中心部にある荒れ果てた広場に、オルガは足を踏み入れた。
 最初は中庭としての用途があったであろうその場所は、長年手入れされていないことを
伺わせる荒廃ぶりを闇の中に浮き上がらせていた。擦り切れた芝生、枝が折れて枯れかかった
木、ペンキが剥げて足の折れたベンチ。近くの工場にある回転式ライトの強い光が一定の
間隔で通り過ぎる度に、それらが照らし出される。ホワイト・デイの喧噪など、ここには
無用のものだ。
 広場に入ってすぐ、オルガは人相の悪い20人ほどの集団に囲まれた。
173ブラウニー10/12:05/03/08 20:23:03 ID:XbwtYh9H
 年の頃は15〜20代前半くらいだろうか。オルガと同世代だ。汚れた上着に破れたズボン。
クチャクチャとガムを噛む音。鎖を持った奴がいて、威嚇するようにわざとチャリチャリ音を
させている。バタフライナイフを弄ぶ音も聞こえる。
 昔の自分を見ているようだ。その殺気走った目も。不良と言うのは、いつの時代も基本的には
変わらない。変わるのはファッションくらいなものだ。
 おそらく中心人物と思われる赤いキャップの少年の手にフレイの携帯電話が握られているのを、
オルガは目敏く見つけた。
「……おまえがボスか。フレイはどこにいる?」
「そいつは、俺達全員を倒してから改めて、聞いてもらおうか?」
 少年は電話で聞いたのと同じ、ケケケケッという笑い声をたてた。周りの仲間達も同じような
笑い声をあげる。
「フレイを人質に、俺を脅すんじゃねぇのかよ?」
 オルガの問いに、リーダー格の少年はムッとして答えた。
「女を盾にするほど、落ちぶれちゃいねぇよ。仲間や警察を連れて来てたら、そうしてやっても
良かったけどさ。……1人で来るようなバカに、そこまでしなくても、ねぇ」
 少年がそう言うと、仲間達がまた笑った。
 それに呼応するように、オルガもニヤリと笑った。その酷薄な笑みに、相手の笑いが消える。
 フレイの身を盾に取られたら、相手が1人であってもどうすることも出来なかっただろう。
だがそれをしないと言うなら――。
 何人いても、同じことだ。
 常人の目には止まらぬスピードで、オルガは攻撃を開始した。
174ブラウニー11/12:05/03/08 20:24:25 ID:XbwtYh9H
 不良グループを制圧するのには、30分もかからなかった。フレイの家と待ち合わせ
場所を2往復するのにかけた1時間を思えば、何て簡単に事が済んだんだろう。……もっと
早く、こいつらに電話するんだった。
 腕の骨を折られて呻いている赤い帽子の少年を、オルガは足でこづいた。忽ち苦痛の
悲鳴があがる。
「……フレイは、どこにいる」
「し、知らない……」
 さっきからこんな返事しか返ってこない。オルガはイライラと相手の顔を踏みつけた。
「腕一本じゃ足りねぇのかよ。両足へし折ってやろうか、あぁん?」
「やっ、やめてくれっ……本当に、知らねぇんだよォ。勘弁してくれぇ……」
 相手は泣き声をあげる。無理もない。周りに倒れている彼の仲間も同じような怪我を
負っているのだ。この人間凶器と化した男に完膚無きまでに叩きのめされて。
「じゃあこいつは、どこで手に入れたんだ?」
 傍らに落ちているフレイの携帯電話を拾い上げて、オルガは尋問を続けた。
「ひ……拾ったんだ。本当だよ。オレ、携帯なんか持ってねぇから……本当なんだ、信じて
くれよぉ……」
 オルガはチッ、と舌打ちをした。どうやら本当のことを言っているらしい。
「今度は相手を見て喧嘩を売るんだな。……銃なんか持ってたって、当たんねぇんじゃ
しょうがねぇんだからさ……」
 不良グループの何人かは銃を持っていた。おそらくそれも拾うなり盗むなりした物なの
だろう。予備の弾を買うことのできない彼らは、すぐ弾切れを起こした。
 銃を手に入れたのなら、どうして撃つ練習をしねぇんだ。弾なんか、手段を選ばなきゃ
調達できるだろうに。……所詮、その程度の覚悟しかねぇんだな、コイツらは。
 オルガがこの街で悪名を轟かせていた頃は、そうではなかった。どこまでも加速する
殺戮への衝動は、より大きな罪へと彼を駆り立て、人間が堕ちる最下層まで連れていった。
 コイツらは、そこまで行くことはないだろう。幸せな奴等だ。
 落ちた穴が浅ければ、這い上がる苦しみも小さいのだから。
175ブラウニー12/12:05/03/08 20:25:40 ID:XbwtYh9H
 ――それより、今はフレイのことだ。
 アベニューBからニューヨーク中心部へと引き返しながら、オルガは猛スピードで頭を
回転させていた。携帯を落として、探すなり警察に届けるなりして時間がかかったのかも
しれない。かなりの確率で、すれ違っている。
 もう少し待ち合わせ場所で待っていれば良かったと思ったが、それも結果論でしかない。
 オルガは、待ち合わせ場所の広場に向かって走った。

 3時間遅れで広場にたどり着いても、そこにフレイはいなかった。念のため自宅にも
電話してみたが、例の執事にまた説教されそうになっただけだった。
『フレイお嬢様は、まだお戻りではありません。あなたとご一緒ではないのですか? 
大変だ、警察に連絡しなければ。だから私はあなたとの交際など反対したというのに、
お嬢様がお聞き入れにならないから……だいたいあなたがついていながら』
 永遠に繰り言を聞かせようとする執事に何も答えず電話を切った後、オルガは途方に
暮れていた。
 いったいフレイは、どこにいるのだろう。
 こんなときに、フレイの行きそうな場所1つ思い当たらない自分が恨めしい。
 このまま今日は、会えないんじゃねぇのか。もうすぐ23:00だぞ。
 突然腕時計のアラームが鳴って、オルガはびくりと身を震わせた。
 驚かせやがる。……薬の時間かよ。やけに焦っちまうのは、これのせいもあるのか?
 上着のポケットからアンプルを取り出し、中身を飲み干したオルガは深呼吸をした。
……少し、落ち着いてきた。もうちょっとよく考えてみよう。フレイの行きそうな場所。
行きそうな場所は……。
 ……待てよ。フレイが行きそうなところ――?
 1箇所だけ心当たりがあって、オルガはまた走り出していた。
 いったい今日は、どれだけ走ればフレイに会えるんだ。

つづく
176ブラウニー投下終了:05/03/08 20:28:25 ID:XbwtYh9H
なんつーかフレイ様を探せ!って展開で。
Wデーなのに殺伐。

後編は週末頃に。きっと本編のおかげで祭りになってるでしょうなぁ。
177名無しさん@ピンキー:05/03/08 21:43:29 ID:Zpekd6vI
オルフレキタアアアアア!
GJです
178名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:03:00 ID:d2CB7JQn
ブラウニー氏投下乙!!!!!
オルフレキタ――――!!!!!
フレイを探せ!!続きも楽しみにしてまつ。
179名無しさん@ピンキー:05/03/08 22:09:06 ID:A6zX2car
乙。フレイが好きでしたので、本編であまりいい扱いをされず
出番もなかった彼女に脚光を当てた小説が読めるのはとても嬉しいのですが
最近ブラウニー氏が小説家きどりで長文書くための
出汁にされているようであまりいい気がしません。
180名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:05:31 ID:91sMi0IB
>>179

>ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
>職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。
181名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:10:08 ID:XgSl8oAY
ブラウニー様グッジョブでございます。
次回が楽しみでならないです。
>>179のような評論化きどりは記憶から抹殺して
次回も頑張ってください。
182名無しさん@ピンキー:05/03/08 23:48:16 ID:tLHVe/XF
相変わらず読ませてくれるお話で、GJ。
続きも楽しみにしてます。

>>179たんには、むしろ、こっちが先かと。

>気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です


183名無しさん@ピンキー:05/03/09 00:13:33 ID:rE1iuvLH
よくわからんが、ブラウニー氏がフレイを描くのが気に入らん、と言ってるのだろうか?
それはいちゃもんというものではないか?
批判のつもりで書いたのであれば、もっと具体的に指摘・意見を行うべきだな。
184ガンダム見た事無い人:05/03/09 01:48:58 ID:vAYG0ae9
ブラウニー氏いつもお疲れ様です

>>179消え失せろ。
大事な時間を裂いてまで書いてくれている人に対してとても失礼だ。
嫌なら読まず、それに対して書き込みもしないでくれ。

185名無しさん@ピンキー:05/03/09 02:09:54 ID:TvaY/ImT
GJ
シンステも凄くヨカータ
186名無しさん@ピンキー:05/03/09 02:41:36 ID:SzBYfh6k
改めて春休みなんだなぁ、と思い知らされますね
ともあれGJですた
オルガは中の人も大好きなので…
187名無しさん@ピンキー:05/03/09 03:31:24 ID:7Wo8E8dE
ブラウニー氏グッジョブでした。
オルフレはもうマイナーCPじゃないね、公式より素晴らしいですよ。

後半も楽しみにしています
188名無しさん@ピンキー:05/03/09 10:13:46 ID:yMAL4JL0
デカデカとブラウニーとか書かずにまず○○×○○と書いてもらえると
有り難いってのはあるかな。
なんのカプなのか文読まないとわかんないのとかあるもん。
189名無しさん@ピンキー:05/03/09 10:36:46 ID:iaDHoMq6
そういや、新シャアでもここみたいなとこがいくつかあるよな
190名無しさん@ピンキー:05/03/09 11:14:41 ID:D0tp+LaA
他所の板の話は相互にやめてほしい。ただでさえ厨が最近向こうから流入しているのに。
191名無しさん@ピンキー:05/03/09 17:23:22 ID:Yf8RKk6u
>>188
オルフレって書いてるじゃん。
最初の一レスくらい読みなさい。
192名無しさん@ピンキー:05/03/09 18:28:17 ID:01oyQUW+
ぶっちゃけ「ブラウニー」が書き手さんの名前なのか作品の名前なのかが分かってない
食い物の名前だったような希ガスするのですが、果たしてどういう意味なんでしょうブラウニー先生
193ブラウニー投下終了:05/03/09 18:53:30 ID:UTKiq3DW
空気を悪くしてしまったようで申し訳ありませんでした。
長文がウザいこととフレイの扱いが悪いということはわかりました。
今後の参考にさせていただきたいと思います。

励ましてくださった皆さん、ありがとうございました。
もっと良いものが書けるようにがんばります。

>>188氏、192氏
ブラウニーは家事妖精&お菓子の名前で、コテとして使っています。
1レスごとにコテを入れているのは、NGワードに指定しやすくするため
です。気に入らない方はスルーまたは透明あぼんでお願いします。

週末まで引っ張るのも良くないと思うので、今からオルフレ後編を投下
します。
これでこの話はおしまいということに…ならないかな、やっぱり。
194ブラウニー1/10:05/03/09 18:55:26 ID:UTKiq3DW
間違って「投下終了」って打っちゃった…動揺してますな。

【Another White Day 後編】

 ダウンタウンから通り3つ程しか隔てていない細い路地を、オルガは全速力で駆け抜けた。
 古い作りのアパートの非常階段を、3段飛ばしでダッシュで駆け上がる。のろのろとしか
動かないエレベーターを使うよりもこの階段を登った方が、4階にある自分の部屋までは
早くたどり着けることをオルガは知っていた。
 嫌な音をたてて軋む非常口のドアを乱暴に開けて中に入る。肩で息をしながら廊下の先を
見ると、自分の部屋の前に蹲っている人影が見えた。
 若草色のワンピースに身を包んだフレイが、驚いた顔で立ち上がるのが見えた。
「オルガ……!」
 2人は、どちらからともなく駆け寄って、お互いの体を抱きしめた。

 オルガの胸に顔を埋めたフレイは、彼が全身に汗をびっしょりかいているのに気づいた。
聞こえてくる心臓の音は早く、荒い息づかいが絶え間なく続く。
 常人より体力のある彼は、ちょっと走ったくらいではこんなに疲れることはない。戦場で、
極度の緊張に晒されたときと同じくらい、呼吸が苦しそうだ。
 どれだけ走ってくれたのだろう。ここに来る前に。
 謝ろうとフレイは顔を上げたが、それより早くオルガの怒声が降ってきた。
「この……バカヤロウ!!」
 フレイは思わず目を閉じて身を竦めた。
「何でこんな心配させんだよ! オレを殺す気か!!」
 些か大げさに責めたてるオルガを、フレイは恨めしそうに見上げた。
「だって、携帯落としちゃって、探しても見つからなくて。警察に届けに行ったら待たされて
時間かかるし……待ち合わせ場所に行ってもオルガがいないし。小銭がなくて公衆電話が
使えないし、だいたいその公衆電話が見つからないし……」
 言い訳を並べ立てるフレイに、オルガはズボンのポケットから取り出した彼女の携帯電話を
突きつけた。フレイは驚いて、それを引ったくった。
「……何でオルガが持ってるの?! これ、どうしたの?!」
195ブラウニー2/10:05/03/09 18:57:41 ID:UTKiq3DW
 携帯電話とオルガの顔を見比べていたフレイは、オルガの開け放した上着の向こうに見えて
いるシャツに、血がついていることに気づいてはっとした。フレイの動揺を察したオルガが、
素早く上着の前を閉じて隠す。その行動は、フレイの見たものが見間違いでないことを示して
いた。
 心配そうに見上げてくるフレイの視線から逃げるように、オルガは背を向けてドアの鍵を開けた。
「……入れよ」
 フレイを部屋に誘いながら、オルガはバレンタインの次の日に「計画が狂った」と不機嫌
だったフレイの顔を思い出していた。あのときはわからなかったが、今はフレイの気持ちが理解
できる。
 ――狂った、なんてもんじゃない。台無しだ。フレイのバカが!

 オルガの部屋に入ったのは初めてではない。初めてではないのに、フレイはまじまじと部屋の
様子を見回した。
 粗末な部屋だ。物が極端に少なく、余計な物は何もない。この部屋には箪笥すらなくて、
オルガはダンボールを衣服の収納に使っていた。
 それなのに本棚はちゃんとあるところが、いかにもオルガらしい。解体現場の資材を再利用
して彼が自分で作ったものだ。その他の僅かな家具――ベッドやテーブル、1つしかない
スツールも解体するビルに放置されていたものを運んで来た。冷蔵庫はリサイクル品で、
洗濯機はなくコインランドリーを利用している。カーテンや布団はフレイの家で古くなった
から捨てようとしていたものを、執事に頼んで貰いうけてきたものだ。
 この部屋にあるものは、一度は捨てられようとしたものばかりだ。それぞれ新しい命が
吹き込まれ、立派に役に立っている。まだ働ける。廃棄処分になるには早い。
 誰かがいらないと思った物でも、必要としてくれる人が、きっと他にいる。そんなことを
改めて教えてくれるこの部屋が、フレイは割と、好きだった。
 オルガが無言で紙袋をフレイに押しつけてきたので、彼女は驚いてそれを受け取った。
とりあえず中身を取り出してみると、売り切れてばかりでなかなか買えないと評判の店の
包み紙だとわかる。一瞬嬉しそうに微笑んだフレイは、袋の中に他には何も入っていないことに
気づいて、すぐに拍子抜けした顔になった。
196ブラウニー3/10:05/03/09 18:59:09 ID:UTKiq3DW
「……これだけ?」
 別に多くを期待していたわけではないが、つい言ってしまった。中身はどうあれホワイト・
デイ用のお返しと誕生日のプレゼントとで、包みは2つあると思っていたのだ。
「誕生日は、明日だろ」
 オルガの声は、まだ彼の機嫌が直っていないことを表していた。
「そうだけど……もう、1時間ないじゃない」
 これ以上彼の機嫌を損ねてはまずいと、フレイは遠慮がちに言った。
「おまえの家に届くようになってっから……楽しみにしてろよ」
 オルガの声は言葉の内容とは裏腹に、陰鬱なものだった。
 まだ怒っているのだろうか。
 少し機嫌をとった方がいいかも、と考えて、フレイは持っていた包みをテーブルの上に置き、
オルガに近づいた。彼の腰に手を回し、体を摺り寄せ、キスをねだるように顎をあげて目を
閉じる。
 しかし、オルガの唇は触れてこない。両腕はだらりと下げられて、抱きしめることもしない。
 業を煮やして、フレイはベッドにオルガを押し倒した。馬乗りになり、自ら口づけ、男の
上着の前をはだけてシャツの下に手を突っ込み、汗にまみれた肌を撫でる。
 突然オルガが笑い出したので、フレイは驚いて身を起こした。
 オルガは顔を横に向け、おかしくて堪らないというように、クックッと笑っている。その
顔は初めて会ったときのようにどこか斜に構えた、人の温もりを信じられなかったあの頃の
オルガを彷彿とさせて、フレイは急に不安になった。
「……何がおかしいの……?」
 落ち着かない気分にドキドキしながら聞いてみると、オルガはその笑みをニヤニヤ笑いに
変えて、フレイを見た。
「何でもねェよ。オレが……オレ自身がおかしくて……しょうがねぇのさ」
 フレイのことがおかしいわけじゃない、とオルガは言ったつもりだろう。だがフレイは
ちっとも安心できなかった。そんな風に笑う理由が解らなくて、ますます不安になる。
 ここに居て、いいのだろうか。
197ブラウニー4/10:05/03/09 19:00:24 ID:UTKiq3DW
 オルガは思い出していた。
 あのときの浮浪者が言っていた言葉を。
 フレイが待ち合わせ場所に来なくて、電話も通じなくて、ただ街を走るしかなかった自分を。
 希望は過去にしかない。確かにそのとおりだ。
 自分が希望だと思っていたものは、フレイとの思い出――過去の、フレイの存在でしかない。
 フレイとの未来など、結局信じられないのだ。オルガにとって現在とは、未来の始まりでは
なく、過去の終わりだ。フレイが確実に自分の側にいてくれた時間の一番最後の部分。
 明日と言う日は、単にその終わりを引き延ばしているに過ぎない。過ぎ去った事実、本当に
一緒にいた時間しか信じられない。ずっと先の未来が保証されているなんて、思えない。
 未来への一歩として今を生きているわけじゃないんだ。過去を終わらせたくないだけなんだ。
 そのために、生きてる。
 未来なんて、簡単になくなってしまう。
 もしも本当にフレイが拉致監禁されていたら。オルガが見つける前に、危険な目に遭って
いたとしたら。
 その瞬間になくなってしまうじゃないか。未来なんて。あっさりと。
 それが解っていたから――あんな『誕生日プレゼント』を用意したんじゃなかったのか?
 前向きに生きているつもりになるなんて、アホじゃなかろうか。おかしくて堪らない。笑う
しかない。こんな自分を。
198ブラウニー5/10:05/03/09 19:01:41 ID:UTKiq3DW
 戸惑ったまま黙って自分を見下ろしているフレイの頬を、オルガは下から撫でた。その手は
フレイの髪に伸びたかと思うと、乱暴に掴んでグイッと引き寄せる。
「あっ……!」
 髪を引っ張られた痛みにフレイは呻いた。束ねていた部分が崩れて、顔にかかる。それを
かき分けるようにして、オルガはフレイの唇に自分の唇を重ね、強く吸った。
「ん……! ん……!」
 塞がれた唇から抗議の声を漏らすフレイと躰を入れ換え、オルガが上になる。抵抗しようと
肩を叩く両方の手首を掴み、ベッドに押しつけた。頭を振って逃れようとしても、許さない。
口腔の奧まで舌を差し込み、唇を深く捕らえて、快感で繋ぎ止める。
 頭の奧に甘い痺れを感じて、フレイは躰の力を抜いた。久しぶりの乱暴な扱いに不安が
なかった訳ではないが、何も言わず何もされず、ただ不穏な目で見つめられているよりは
ましだった。ここに居てもいいと――求められていると感じることができるから。
 せっかく着飾ったワンピースをゆっくり眺めることもせず、オルガは背中のボタンを器用に
外していく。破かれずに済んだだけで良かったのかもしれない。今日の彼の様子を見る限り。
フレイはそんなことを考えていた。
「どうして――?」
 脱がされたワンピースが床の上に落ちる衣擦れの音を聞きながら、フレイは小さな声で聞いた。
「あたしが、心配させちゃったから……?」
 オルガは、何も答えない。何の感情も読みとれない顔で、フレイのキャミソールを脱がし、
ストッキングを下ろし、機械的な動作でフレイの身につけているものを1枚1枚剥いでいく。
ブラジャーを取り去り、最後に残ったレースのパンティをベッドの下に放り投げても、顔色一つ
変えなかった。
「携帯は、どこで……んっ」
 質問を続けようとするフレイの口を、オルガの唇が塞ぐ。今度はさっきよりも優しく、唇を
何度も摘んでくる。汗ばんだ掌が股の外側を撫でさすり、脇腹を這って、胸にたどり着く。
優しさを知らなかった頃の昔のオルガを思い出させるような顔をしながら、愛撫はもう乱暴では
なかった。今日がホワイト・デイであることを思い出してくれたのだろうか。
199ブラウニー6/10:05/03/09 19:02:57 ID:UTKiq3DW
 フレイは両腕でオルガの頭を包み込むようにし、更に深いキスを求めた。それに応えるように
オルガの舌がもう一度口の中に入ってくる。もつれるように舌を絡ませ、吐息と唾液を同時に
混ぜ合わせる。激しい息づかいは、もうどちらのものとも判別がつかなかった。
 胸の上を這い回っていたオルガの手に急に力が込められ、フレイの顎がぴくりと跳ねる。
吐き出されたオルガの息を飲み込むように、喉の奧がクッ、と鳴った。
 唇から離されたオルガの舌が、首筋を舐め上げる。耳介の溝に沿って涎をなすりつけ、耳たぶを
摘んだ唇が、コリコリと刺激してくる。
「あァ……ぁん、ぅあ……そこぉ……イヤぁ……」
 フレイは身悶えしながら声を出して喘いだ。感じやすいその場所は、愛撫と共に息をかけられる
だけで反応してしまう。無言のまま責め続けられる状況が切なくて、ますます躰は震えた。
 胸の膨らみはオルガの掌に包まれ、上下左右に揺すられて形をフニャフニャと変えていく。
耳に与えられる刺激に躰がビクンと痙攣する度、フレイの豊かな胸もオルガの手の中で大きく
揺れ動いた。固くなりつつある中央の部分に、人差し指が宛われる。勃ち上がりが足りないと
見るや横から擦るようにして高さを生じさせ、充分に勃ったと思えば今度は上から潰すように
押し込んでくる。
「あぁぁん……あぁん……ふ……っ……はぁ……あ」
 無意識のうちに、フレイは片足をオルガの腰に絡めた。下半身に熱が生じている。触れられても
いないのに内側が反応して、じんじんと痺れながら何かを待っている。
 オルガはまだ勃ち上がっていない自分の分身を、フレイの乾いた溝に擦りつけた。
「あぅ……! んんっ……ああ、あ……っ」
 徐々に固さを増していくものとの摩擦で、フレイの肉襞はたちまち熱くなった。丘が盛り上がり、
中からねっとりとしたものが滲み出てくる。近くにある蕾が自分にも触れて欲しいとせがみ、
フレイは自分から腰を落としてオルガの肉棒に花弁を押しつけた。
 耳、胸、秘部の3箇所に同時に加えられる愛撫に、フレイの背は弓なりに反り、びくびくと
のたうった。オルガの好きなように踊らされている。躰が、頭が、心が狂わされていく。彼の
動き一つで……こんなにも……。
200ブラウニー7/10:05/03/09 19:04:35 ID:UTKiq3DW
 フレイの中から注がれる蜜に全体を充分に濡らされた頃合いを見計らって、オルガは欲望の
先端を、震えながら手招くその場所に突き刺した。
「くうぅ……っ! あァ、アッ……アアァ……ン!」
 フレイの声は、もう裏返り始めていた。語尾が微かに伸び、余韻を残す。
 どうしてこんなに感じてしまうのか。いつもと同じ事をされているだけなのに。
 内側に入り込み、一気に奥まで貫いたその先端は、脈打ちながら大きさを増していく。
オルガの腰が動いて注挿を始めると同時に、胸を愛撫していた手の片方が、刺激を待っていた
蕾を捕まえた。
「あぁッ! ああぁあッ! い、いいっ……ああ、そこ、イイッ……!」
 感じるままに声を上げても、今日のオルガは何も言ってこない。からかうことさえしない。
 目を閉じて頭を揺すり、髪を振り乱していたフレイは、急に不安になってオルガの顔を見た。
 何の感情もない、無表情なマネキンのような、整った顔が、そこにある。
 フレイはぞっとした。愛されている、求められているから、抱かれているのではない――
この顔は、違う。
 義務感だ。
「やぁッ、どうしてっ……どうしてよぉ……あぁあああっ!」
 愛情だろうと義務感だろうと、感じるんだろ。そう言ってるじゃないか。声も躰も。
 言われてもいない言葉がフレイの胸を刺す。
 何の動揺も見せない視線が射抜いてくる。
「ああァアンッッ……オルガぁ……ああ、あ、あ、ああァ……ンッ……!」
 棚引くような長い嬌声が掠れて、消えていく。
 確かなものなど約束できないと、思い知らせるように。
201ブラウニー8/10:05/03/09 19:05:58 ID:UTKiq3DW
 朝方に自宅に帰ったフレイは、出迎えた執事に「荷物が届いていないか」と確認した。
お嬢様の朝帰りが不満でしょうがない忠実な下僕は、黙って首を横に振った。
 僅かな仮眠をとり、朝食を食べ、出かける支度をしながらフレイはどうしようもなく
不安になっていた。
 どうして今更、あんな抱かれ方をしなければならないのだろう。自分の何がいけなかったの
だろう。家に届くと言われた誕生日のプレゼントも、もうあてにはできなかった。
 自分とオルガは、いつもコミュニケーション不足なのだ。相手の気持ちがわからなくて不安に
なっても、確かめることをしないでその場をやり過ごしてしまう。いつまでも及び腰でいては
いけない。学校から帰ったら、電話してみよう。
 フレイはそう決意すると、顔を真っ直ぐに上げ、学校へ向かった。

 授業が終わってすぐにオルガに電話したのに、相手は出ない。何度かけても、電源が入って
いないというメッセージが流れる。昨日のオルガと同じ状況になり、また不安になったフレイ
だったが――今は腹をたてていた。
 不安になり過ぎて、おかしくなっているのかもしれない。
 電源が入っていないって、どういうことよ。今日はあたしの誕生日なのよ。こんな日に
充電ミスったとでも言うの! せめて留守電くらいにしときなさいよ!
 絶対に許さない。
「ただいま!!」
 不機嫌な今の気持ちそのままに、乱暴に玄関の扉を開けたフレイは――。
 そこに積まれた荷物に仰天して、目を見開いた。
 アルスター家の広い玄関先を埋め尽くすほどの荷物ではない。いくつかのダンボールと、
どこかで見たような粗末な家具。……何これ。どういうこと?
 荷物の中の本棚がオルガの部屋にあった物だとフレイが思い出すのと、そのオルガ本人が
階段を降りてきてフレイの前に現れるのとは、ほぼ同時だった。
202ブラウニー9/10:05/03/09 19:07:16 ID:UTKiq3DW
「何だよ、遅っせぇな。今帰りかよ」
 呆然としているフレイに、オルガは昨日の冷酷さもどこへやら、いつもどおりの乱暴な
言葉使いで声をかけた。
「少しは手伝わせようと思ったのに……もう終わっちまうぜ」
「……あ、あんた、何やってんのォ?!」
 フレイは間抜けな声を出した。ダンボールの1つを持ち上げたオルガは、それには答えず
ヒョイヒョイと階段を登っていく。
 奥の部屋から執事が何か言いたそうにこっちを見ているのに気づいたが、フレイはそれに
構わず階段を駆け上がり、オルガの後を追った。
 2階にあるフレイの部屋の隣の客間に、オルガが入って行くのが見える。フレイがその
部屋に駆け込むと、そこには既に運び込まれた荷物が積み上げられていた。
「一応、この部屋にしといたぜ。ベッドや箪笥は使わせてもらっていいんだろ?」
「ど、ど、ど、どういうことよ! ちゃんと説明してよ!」
「今日からここに住むんだよ。言ってなかったっけ?」
 わざととぼけて言ったオルガは、フレイが慌てふためいて口をパクパクさせているのを見て、
ニヤリと笑った。
「い、言ってなかったっけ、って……言われてないわよ。聞いてないわよ。何が? どうして? 
何でこうなるの?」
 パニックを起こしかけているフレイに近づいたオルガは、手を伸ばしてフレイの髪をそっと
撫でた。
203ブラウニー10/10:05/03/09 19:08:19 ID:UTKiq3DW
「誕生日プレゼントだよ。今日、家に届けるって言ったろ?」
「は……ええ?」
「……オレをやるよ、フレイ」
 オルガが微笑んでそう告げた言葉を、フレイは理解できない、という顔で受け止めた。
 頭では理解できない。
 でも、何かが喜びで高鳴っている。嬉しくて震えている。幸せだと叫んでいる。
「ほかにおまえにやれるもの、何も思いつかなかったからさ。オレの全部を、おまえにやるよ。
それじゃ満足できないか?」
 重ねて説明されても、やっぱり頭では理解できない。
 オルガは誰かの所有物じゃない。自分のものなんかじゃない。
 それなのにどうして、眼の奥が熱くなるんだろう。
「もう1人にはしねぇから。……1人になりたいっておまえが言っても、オレがさせない。
そんなのもう……許せねぇからさ」
 オルガの言葉が終わると同時に、フレイは彼の首に飛びついた。精一杯背伸びして、その唇に
キスをする。頬を流れ落ちる涙を拭ったオルガの指が背中に回され、しっかりと抱きしめられた。
 もう1人じゃない。
 1人にはしない。
 不安定な未来に悩んだあげく、オルガは強引な手段を取ることにした。希望が過去にしかなく、
保証のない未来が不安だと言うなら、その2つを無理矢理にでも繋いでみせる。どんな問題を
抱えていようとそれを解決できるのはオルガとフレイの2人だけで――神様の役割を他人に
期待しても、無駄なことなのだ。
 彼自身が行動しなければ、周囲の人間は助けることもできない。
 フレイの生まれた今日と言う日が、2人の未来のはじまりになればいいと願って、オルガは
フレイの震える唇を、自らの唇で摘み取った。

おしまい
204ブラウニー投下終了:05/03/09 19:11:42 ID:UTKiq3DW
オルフレ地球編はもともとイベントネタ限定のつもりで書いていたので、
今回でいったん打ち止めとなります。
オルガの誕生日が不明なので、残るイベントはずーっと先のアレ1つ
くらいしかありませんし…そんな先のことはわかりませんし。
反省点は別カプで生かすということで。
失礼いたしました。
205名無しさん@ピンキー:05/03/09 19:16:54 ID:ASCAuDOe
GJ!
206名無しさん@ピンキー:05/03/09 20:09:48 ID:HGzZvc2c
キタキター
オルフレファンですよ俺
207名無しさん@ピンキー:05/03/09 20:53:30 ID:lK7WcCHM
こうして、>>162の質問は忘れ去られていくのであった
208名無しさん@ピンキー:05/03/09 20:58:27 ID:gxtxzpjp
いくら何でも文章ではヌかない
萌えはするけどな
なんか書いてくれた作家さんと作品を汚すみたいで嫌だし
まあ、その辺は個人の自由でいいんじゃないの?
209名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:01:41 ID:x+ICS4uR
ハアハアするのさっ!
210名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:11:49 ID:3+ABP9t6
>>162>>208
エロ描写に力入れている人だど、一度でいいからそう言われたいって人もいるよ。
エロパロ板をオカズ目的で見てる人は少ないだろうね。
211名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:28:43 ID:pI9hQ5uA
綺麗なエロ描写は萌える
生々しいエロ描写はハァハァするね
212名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:29:27 ID:I7ZO3/FU
エロパロでオカズをえている俺は、最底辺の人間ですか?
213名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:50:47 ID:XDDIfquN
そんなこというない
214シンルナ:05/03/09 22:07:23 ID:KYt6E6zx
モ(゚∀゚)━ウ( ゚∀)━(  ゜)━(  )━(`  )━ダ(Д` )━メ(´Д`)━ポ(;´Д`)━━━!!!
215名無しさん@ピンキー:05/03/09 23:52:05 ID:C8KsiJMe
ブラウニー氏乙でした!
オルフレ当分見られないのは残念ですが、また見られるその時は楽しみにしてますから

オカズはしないが、偶に感動する小説もあるな…映画でも泣かない俺が
泣いたりしてしまう
216名無しさん@ピンキー:05/03/10 00:05:02 ID:gxtxzpjp
>>215
エロゲのテキストでも泣いてしまう
俺の立場は…?
217名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:14:36 ID:XK3X1mUH
「うぅっ!!」
「はぁっ!」
男と女。身体を絡め合った二人が同時に声を上げる。
蜜が滴り落ちるほどに濡れそぼった女の膣に、男が自らの肉棒を深々と挿入したまま、
その身を震わせている。
男根が脈動し、女の子宮に溢れんばかりの子種を注ぎ込んでいた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
荒く息をつく二人、力を失ってベッドへと倒れ込んでいく。
男はゆっくりと自らの肉棒を女の膣から引き抜いた。そして、女に身を寄せる。
「シホ、大丈夫か?痛くなかったか?」
男は女の身体を労るようにそっと抱き起こした。
女の顔は紅潮し、まだ火照りがおさまらない様子だった。
「大丈夫です…いえ、その…気持ちよかったです…ジュール隊長」
女は男の腕の中で微笑んでいた。
激しい行為の後で、その瞳はまだ潤んだままであったが、それはまた嬉し涙にも似たものであった。
「そ、そうか…ハハハ、今は隊長じゃなくてもいいぞ」
男は安堵の笑みを浮かべる。女を抱く経験はまだ少なかったようだ。
「ふふふ…んふ…やだ、溢れてきちゃった」
女は男の腕の中からゆっくりと上体を起こす。
「え?」
そして、男が戸惑いの表情で見つめる中、自らの身体を男に向き合わせる。
「私の中に収まりきらないんですよ…ほらこんなに…」
女はそのまま、男に見えるように足を開いて見せた。
その膣口は、行為の余韻で閉じきらず、ヒクヒクと収縮を繰り返している。
そして、その内部からは白濁した精液がドロリと粘り気を帯びて流れ出ていた。
「バ、バカ!足を開くな!恥ずかしいだろうが!」
男はその光景から顔を背けた。
女の身体から漏れ出すのは自らの欲望の塊。
その光景は自らの弱点をさらけ出しているようだった。
「やだ…さっきまで私のお尻の穴までじっくり見てたくせに」
そんな男の様子を見ながら、女は堪えきれずにプッと吹き出す。
身体の方も徐々に感覚を取り戻し、余裕が出てきたようだ。
218名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:15:18 ID:XK3X1mUH
「そ、それとこれとは別だ!」
男は真っ赤な顔を女から逸らし、後ろを向いてしまう。
ただの照れ隠しでしかなかった。
「こんなにいっぱい出してくれるなんて…私で感じてくれたんですね?」
女は自らの膣口から流れ出る男の精液を、慈しむように指で掬い取る。
「そ、それは…貴様があんまり締め付けるから…」
男は背中を向けたまま答える。
最後の方は良く聞き取れないような小さな声だった。
「そーなんですよ!私のココは隊長のが入ってると特別にキュキュッてなっちゃうんです」
女はそんな男をからかうように後ろから抱きつく。
豊満な胸が男の逞しい背中に押し付けられ、男はますます女の方を向けなくなる。
「そ、そんな…思い出させるなよ…」
遂に男はうつむいてしまった。
女も男に釣られて視線を下に向ける。
「あ…ジュール隊長…もう復活しちゃったんですか?」
その視線にあった男の陰茎は、先程大量に射精したのにも関わらず、
既に逞しく立ち上がっていた。
「うるさいうるさーい!えーい!襲ってやる!!」
男は女の手を振り払うと、女の方に向き直り、そのままの勢いで女を押し倒した。
「きゃああぁん」
女が悲鳴を上げる。
しかし、その顔は笑っており。
冗談めかして悲鳴を上げただけだった。




隣の部屋
緑服の男が独り、部屋の壁に耳を押し付けて息を荒くしている。
(ちくしょう…壁が薄いから全部聞こえてんだよ…グゥレイトゥ)

219名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:16:01 ID:XK3X1mUH

「は…は…くちゅん!」
女が突然クシャミをした。
「うおぁああっ!!」
その瞬間、女の全ての筋肉が一気に収縮を起こす。
当然、膣内の筋肉も収縮し、
男の陰茎を中に収めていることなどお構い無しに急激に締まる。
そして次の瞬間には、もう既に熱い粘液が膣奥に流れ込んでいた。
「あれ?ひょっとして…もう中で出しちゃってます?」
「バ…バカヤロウ…くしゃみなんてするから…シャレにならんほど締まったぞ!」
男は眉間に皺を寄せ、突然のトラブルに対処し切れずに脂汗を流していた。
「あーあ…挿れたばかりなのに…誰か私の悪口言ったんですよ、きっと」
女の方は、心底残念そうに、痙攣し続ける男性器を見つめるのみであった。


隣の部屋
(ちくしょぉぉ…聞こえてんだよ)
220名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:22:06 ID:suvEMjur
ぐ…グレイトォ!エロイ!
楽しげだなジュール隊赤服…(と隣の緑服)
壁の薄いザフト戦艦に笑いがでました。
221名無しさん@ピンキー:05/03/10 01:42:30 ID:rt7K9y9s
ワロタw
グッジョブ!!
222名無しさん@ピンキー:05/03/10 02:06:04 ID:SSvrTDuy
色黒金髪は何処に行ってもどんな変わらないなぁ
GJ!
223名無しさん@ピンキー:05/03/10 17:13:48 ID:P1ww0vA1
一足遅れましたが…ブラウニー氏GJ&乙でした
氏のオルフレ大好きだなーホント好きだー
丁寧な文章だからオルガにもフレイにも感情移入できる。泣ける…
これで最後といわず、是非また書いて欲しいです
いつまでも待ってますから………
224名無しさん@ピンキー:05/03/10 21:02:24 ID:YwDt05hC
公式サイト更新されたが・・・
2ndガンダム、なんか格好悪く見えるのは気のせい?
225シンルナ:05/03/10 22:06:53 ID:7i+Xlbex
それは一時の気の迷いだ│◎  ◎│Ψ よー
226名無しさん@ピンキー:05/03/11 23:55:54 ID:OT1WYEiq
保守
227名無しさん@ピンキー:05/03/12 08:55:25 ID:8lDBrg4G
こんだけ書き込みのないのもめずらしいな〜
みんな今日の放送の為に溜め込んでるのか?
とりあえず>>217-219ワラタ GJ
228アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:16:14 ID:J/lOLfxB
バレンタインに間に合わなかったアスカガです。
ホワイトデーと絡めて投下しようと思ってたのですが、ちょっと上手く纏まりませんでした。
1ヶ月遅れの血のバレンタインネタって事でご容赦願います。
229アスカガ ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:17:38 ID:J/lOLfxB
「アスラン、お前甘い物好きか?」
「いや……どちらかと言うと苦手だが」
「そうか……」
「?」
これは数日前の事だった。

C.E.73 2月14日
 今日はアスランの母の命日。
カガリは休みを取るように言ってくれたが、墓参りに行く訳でもないので仕事に来ている。
部屋に篭っていると、余計に気が滅入る様な気がしたからだ。
ラクスは島で子供たちと祈りの歌を歌うと言っていた。
カガリは朝から閣議に出ている。
軍本部へ行き射撃訓練などをこなした後、モルゲンレーテに顔を出した。
「あら、アレックスくん。こんにちは」
「こんにちは」
元アークエンジェル艦長−今はマリア・ベルネスと名乗っている女性に出会う。
「今日は一人? カガリさんは?」
「朝から会議ですよ。俺は暇になったのでこちらへ」
「そう……残念ね。あ、丁度良かったわ」
彼女は持っていた紙袋から、何かをごそごそと取り出した。
「はい、これ。どうぞ」
綺麗にラッピングされた小さな赤い包み。
差し出されたそれを反射的に受け取ったものの訳が分からなかった。
230アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:19:30 ID:J/lOLfxB
「あの……これは?」
「バレンタインのチョコレートよ。知らないの?」
「いえ……バレンタインは知っていますが」
 プラントには特にこれと言った信仰はないが、クリスマス等の行事はそれなりに行われる。
「本当はそんな気分ではないでしょうけど……。ほんの気持ちよ」
「あの、すみません。チョコレートと言うのは?」
「あぁ、ごめんなさい。これは一部地域の風習よね。女性が好意を持っている男性にチョコレートを渡すのよ」
「女性が……ですか?」
「ええ。お互いに花やカードを贈る所が多いようだけどね」
「そうですね。プラントではそうでした」
自分もラクスに花を贈った覚えがある。お礼を言って、その場を離れる。
マリューはその後ろ姿を見ながら、
(どうしたのかしら、カガリさん……。こういう女の子っぽい行事は興味ないのかしら? それとも彼を気遣って……?
231アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:20:45 ID:J/lOLfxB
やっと会議が終わって、カガリはうぅ〜んと伸びをする。
そのまま部屋を出て執務室に向かおうとしていると、
「カガリ〜ぃ」
ユウナに呼び止められた。
「何だ?」
「何か忘れてないかい?」
「?」
「僕に渡すものがあるんじゃないのかい?」
ああ、とカガリは思い当たり、
「私がそんな少女趣味を持ち合わせていると思うか?」
そのまま、呆然としているユウナを尻目にスタスタと歩き出す。
 本当はチョコレートは用意してある。一つだけ。
(でもあいつ、甘い物は苦手だって言ってたしな……)
何より、今日は彼の母の命日だ。浮かれたプレゼント事態、憚られる。
どうしよう。花なら……却って辛いを思いさせるだけかな……。
頭の中がぐるぐるする。まさか自分がハツカネズミになるなんて。
執務室に戻ると、アスランはモルゲンレーテから直接家に戻ると連絡が入っていた。
帰りの車から、外を眺めていると花屋が目に留まった。
「止めてくれ!」
232アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:21:42 ID:J/lOLfxB
「お帰りなさいませ、カガリ様」
「ただいま。アスランは?」
「お戻りですよ。お部屋にいらっしゃいます」

「アスラン」
「あぁ、お帰り。今日はごめん」
「いや、構わないさ。今日くらい休めば良かったのに」
「どこに居ても同じだよ。ここではね」
「すまん……」
「何謝ってるんだよ。おかしな奴だな」
「………」
カガリはちょっと躊躇した様子だったが、
「これ……」
と、後ろ手に持っていた白い花束を差出した。
「え……っ」
「お前のお母様に……。こんな事しか出来なくてすまん」
「カガリ……」
アスランはただビックリして、カガリの顔をまじまじと見つめた。
墓参りが出来る訳でもない。
回線を繋げばプラントでの慰霊祭を見る事は出来たが、そんな気にもなれない。
そんな事は彼女にも分かっているのだろう。
「ありがとう」
胸が詰まって、やっとそれだけ言った。
家族の写真を飾っているのでそこに花束を置き、二人だけでさややかに黙祷した。
233アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:22:41 ID:J/lOLfxB
ふと、カガリは机の上の赤い包みに目が行った。
「アスラン、それ……」
「ああ。マリューさんがくれたんだ。チョコレートだって」
「そっか……」
「カガリは?」
「えっ? だってお前……」
「欲しいな」
多分彼女の事だから、母の事を気にしているんだろう。
自分だって、ほんの少し前迄はとてもそんな気になれなかった。カガリが現れる迄は。
「じ、実は有るには有るんだ……でも……」
「ん?」
「不謹慎だろ……こんな日に……」
「一緒に祈ってくれたじゃないか」
「お前甘い物苦手だし……」
「チョコレートなら食べられるよ。それとも……」
一瞬言い澱みながら、
「もうユウナ・ロマにでも渡してしまった?」
234アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:23:28 ID:J/lOLfxB
「そんなわけ無いだろ!」
「じゃぁ、頂戴?」
カガリは先ほどよりも、ずっとおずおずしていたが、えいっ! と言った感じで黒い包みを突き出した。
とある有名店の物だった。いくら彼女でも直ぐ手に入る代物ではない。
(この間のあれは、これか)
気が付かずに可哀相な事をしてしまった。きっとがっかりしただろう。
「ありがとう。嬉しいよ」
そう言いながら、カガリの腕を引き寄せて抱きしめる。
「もっと不謹慎なもの……欲しいな」
何を求められているのか察したカガリは、恥ずかしそうにもぞもぞ動いていた。
「だめ?」
そう問いかけると、項垂れながら、小さく頷いた。
薄っすらと赤くなっている項。その襟元に手を掛けようとすると、
「じ、自分で脱ぐから……。あっち向いててくれ…」
今更何を……と思ったが、機嫌を損ねるのも嫌なので、はいはいと言いながら後ろを向く。
深い仲になっても、そんな風に恥らう彼女が可愛い。
235アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:24:27 ID:J/lOLfxB
上着を脱ぎ、ブラウスを脱ぎ、ズボンに手をかけ、下着姿になった所で、カガリはテーブルの上のチョコレートに目が行った。
自分で脱ぐと言ったのは、首長服に気が引けたから。
普段は服装など気にしないが、こういう日くらいそれなりの格好をしても良かった気がする。
でも、相応しい格好って何だろ……。喪服??……いや、だめだ……。
下着だっていつもの地味なもの。色気も何も無い。
「…………」
バカみたいだ……と思う。私らしくもない……。
でも、こんな日くらいは……。アスランの気持が少しでも楽になるのなら……。

「いいぞ」
アスランが振り向くと、カガリは既にベッドに潜り込んでいた。
裸を見られるのを相変わらず恥ずかしがっている。
苦笑しながら、自分も服を全部脱ぎ捨て、ベッドに入る。
「カガリ……」
口付けしようと、その顔に手を触れると……
236アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:25:57 ID:J/lOLfxB
驚いた。金色の髪に、リボンが巻きついていた。
おそらくチョコレートの包装に使われていたものだろう。長さが足りないので、一房の髪にだけだったが。
「あ、灯り…消して……」
「い・や・だ」
「アスラン……っ!」
「カガリは……プレゼントなんだろう?」
「……………っ…ッ……今日は……好きにしていい……ぞ」
アスランが凝視しているのが恥ずかしくて、カガリが真っ赤になりながらそう呟く。
もう不謹慎などという理性は吹っ飛んだ。その愛らしい言葉を紡いだ唇に吸い付く。
「……んんっ……っ!」
「甘い」
「ここも」
「あっ……!やぁっ……ん、んん……っっ」
「ここも」
「あぁっ!……やっ……あぁ……ッん…歯……立て……ないでぇ……っ!」
「カガリ……甘いよ……。聞こえる?」
「……やっ…あぁ…っ……あッ…あっ…あぁぁあ……っ」
卑猥な水音が響く。わざと大きな音を立てて、アスランは舌で攻め続ける。
その音が一層カガリを煽り立てる。
「アスラン……アス…ラぁ……ん」
「いいよ。イッて……」
「あぁ……ッ!!」
237アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:27:33 ID:J/lOLfxB
脱力したカガリの頬をそっと撫でる。髪のリボンに触れる。
こんなカガリを知っているのは自分だけ。あの婚約者になど、渡すものか。
力の入らないカガリの片足を肩に担ぎ、自身を当てがう。
「カガリ……いくよ」
「……きて……」
蜜でたっぷりと潤ったそこへ、その屹立が入り込むと、カガリの一際高い声が上がる。
「あああぁぁぁ…ん…っ…ん……っ…あアっ!…あーーっ…あっ…あっ…」
「カガリ……気持いい?」
アスランは一旦動きを止めて聞く。
「あっ……あっ…」
「言って……ちゃんと」
「…………!!………いい……いいょぉ………あァッ!!」
再開された動きに翻弄されていく。堪らず、アスランの背中にぎゅっと手を回す。
「…あ、アスラン……アスラン……あすらん……」
「ん?」
「………居なくならないで……」
自分の生まれ故郷だ。アスランが心を残していない筈は無い。
238アスカガ・バレンタイン ◆9Xmq102tL2 :05/03/12 11:29:00 ID:J/lOLfxB
「カガリ……」
彼女は不安だったのだろうか? 今日と言うこの日、自分がプラントに思いを馳せている事が。
いつか離れて行ってしまうのではないかと。
「カガリ……ずっと…ずっと側に居るよ。君を護る」
嬉しくて……ほっとして……カガリの目から一筋の涙が落ちる。
腕に回された手に一層力がこもり、背中を引っ掻く。
愛しい……堪らなく愛しい。想いが募り、我を忘れて乱暴なくらいの動きでカガリを蹂躙する。
「あっ…あっ……アス…ら………もう……だめぇ……」
「カガリっ……!」
抱き合ったまま二人は絶頂を迎えた。

 腕枕をしてやると、カガリが幸せそうに頭を摺り寄せて来た。
そっとアスランを見上げるようにして、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「落ち着いたら……一緒にプラントのご両親の墓参りをしよう」
「うん……」
柔らかな金髪を撫でる。君は太陽。俺の生きる光。
側にいて救われているのは寧ろ自分。
いつか二人でプラントへ行こう。花を持って。
そうだ…明日は君に花を贈ろう…。黄色い花を。両手一杯。

終わり
239名無しさん@ピンキー:05/03/12 12:10:59 ID:ahteZ6nf
グッジョブ!(゚∀゚)
240名無しさん@ピンキー:05/03/12 12:32:59 ID:IV2UnXr5
GJ!! 幸せな感じが癒されました。
241名無しさん@ピンキー:05/03/12 15:14:28 ID:gJjE7tqv
GJ!
242名無しさん@ピンキー:05/03/12 16:39:52 ID:yqNAQj9n
>>225
 これ↓  って 何の AAですか?? とても気になって睡眠不足です。
│◎  ◎│Ψ
243名無しさん@ピンキー:05/03/12 16:53:21 ID:yqNAQj9n
アスカガ 良かったです。
甘アマな内容なのに、この後アスランがプラントへ旅立つのがわかっているので切ない(´・ω・`)

 おそらく これって、ビターチョコレートでつね。 
244名無しさん@ピンキー:05/03/12 17:06:19 ID:9zSDunPY
>>238
GJでした!
ラブラブなアスカガに頬が緩みました。
恥じらうカガリが可愛いのと、ユウナに
ライバル心丸出しなアスランが良いです。

>>243
思わず小説版のギルタリ思い出してしまったw
245名無しさん@ピンキー:05/03/12 17:26:36 ID:yqNAQj9n
>>244
小説版ってSEEDの時と同じで後藤さん作ですか?
単行本が出たら読んでみたいです。(どこで思い出したのか気になる)

246名無しさん@ピンキー:05/03/12 17:38:25 ID:gJjE7tqv
>>245
また後藤リウさんですよ。
単行本はもう出てますよー
結構補完されててオススメ
247名無しさん@ピンキー:05/03/12 18:01:56 ID:lEEf0th0
うわしょっぱなからかましてくれるなw
248名無しさん@ピンキー:05/03/12 18:34:47 ID:RWa0Zau9
数多の神が降臨しそうだ。
249名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:25:00 ID:oJKA7HJ8
今日のあれでヨロシク
250名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:30:20 ID:X9u8FPPs
今日のだと嫉妬しているルナマリアを部屋で押し倒して激しく責めて欲しいな
251名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:33:09 ID:lEEf0th0
>>250
その役、ミーアに任せたw
252名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:34:03 ID:lEEf0th0
>>251
「勝者の余裕」って感じで。
253名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:38:52 ID:T2QHncjS
シン×ステラに萌えた。
誰か書いてくれー!
254名無しさん@ピンキー:05/03/12 19:41:31 ID:yqNAQj9n
>>246
情報ありがトンです  本屋に行ってみます。

今日の種はエロがおおすぎて良くも悪くもびっくりの連続でした。
来週はユウナも出てくる様子なので、ユウカガ書きさんたちの発展に繋がるよう祈ります(*´д`)
255黄昏の…:05/03/12 20:14:24 ID:HAuSY8r7
今日もツッコミところが満載でしたね。
冒頭のアスランやルナとのやりとりで健気なミーアの
イメージが一気に崩壊してしまいますたが、気にしちゃいけません。
早く黒ミーア出ないかな、とちょっと期待しておりますの。
遅くなりまつたが>>26の続きを1週間ぶりにドゾー。


「じゃ、じゃあ俺はこれで…」

 ケーキを食べ終わり、そそくさと椅子から立ち上がるアスラン。
ドアはミーアのハロによってロックされてしまったが、多分解除は可能なはず。
 キラ程ではないが、自分だってその気になればハッキングの真似事くらい…。

「…もうお帰り?」

 無茶苦茶名残惜しそうな声が背中に突き刺さる。
だが既に議長が用意してくれたホテルに帰らないといけないし、何より
このままこの場に居座ってしまったら何をされるか分かったもんじゃない。

「ホテルに戻らないといけないから…」
「だったら、今夜はここにお泊まりになったら?」
「…言うと思ったよ」

 やはり予感的中。デザートのケーキだけでは済まないとは思ってはいたが…。

「いくら俺が自称馬鹿でも、食べ物に釣られる程じゃあない」
「あん、アスランの意地悪」

 立ち去ろうとするアスランに身体に腕を回し、強引に胸を背中に密着させてくるミーア。
羞恥心がないのか、それとも本当に純粋なだけなのか…まるで玩具売り場で玩具を買ってくれない親に縋りつく子供のよう。
 
256黄昏の…:05/03/12 20:15:31 ID:HAuSY8r7
「子供じゃないんだから」
「だって…」
「俺達はもう大人なんだから…その、気安く『泊まっていけ』なんて…言うもんじゃない」
「…」

 ミーアは無言だった。
少し言い過ぎたかもしれないが、多分これでいい。
 自分は彼女の期待に答えることはできないのだから。だが…。

 ぎゅっ

「ミーア?」
「お願い…一晩だけでいいから…」

 服を掴んでいたミーアの腕がわなわなと震え、
背中からすすり泣く声が聞こえてきた。ついに泣かせてしまったらしい。
 でもどうしろと? 彼女の言う「一晩」とはつまり、その…。

「アスランが居てくれたら…あたし、もっと頑張れると思うから…絶対…」
「ミーア…」
「偽者だって罵られても…お人形でも…貴方が居てくれたら、あたし…!」
「…」
 
 向きを変え、背中で泣いていたミーアと正面から向き合う。
目元から溢れる涙を手で払うも、次々と流れ落ちてくるため作業が追いつかない彼女。
 今日、ラクスとして皆の前に出るためにどれ程の苦労をしたのだろう?
257黄昏の…:05/03/12 20:16:40 ID:HAuSY8r7
「(ラクスは…こんな顔を見せてはくれなかったな…)」

 彼女は完璧過ぎた。
どこにも隙がなく、それでいて凛としていて気高い女性であったと思う。
 しかしミーアは違う。
本当なら何処にでも居そうな、アイドルが好きな普通の女の子。
 いくら声が似ていて顔を似せても、心までは似せることはできない。


「…俺が必要なのか?」

 やめろ、何を言ってる?

「ミーアには…アスランが…必要なの…」

 よせ…それ以上、その顔で泣くな。その声で喋るな。頭がおかしくなる!

「俺は君を抱くことはできても、愛してやることはできない…それでも?」

 駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ、駄目だ!

「ミーアは単純だから…それだけで…頑張れちゃうから…」


 涙を拭い終わり、ようやくミーアが笑顔を見せた。
自分のために彼女に涙を流させてしまったかと思うと、胸が痛い。
 こんなに自分を慕い、必要としてくれている彼女の心を、一瞬でも踏みにじったのだから。
258黄昏の…:05/03/12 20:17:13 ID:HAuSY8r7
「本当に俺でいいのか? 後悔しない?」
「後悔なんて…しない」

 今度は背中からではなく、真正面から彼女は飛び込んできた。
初めて出会った時のように、その軟らかな身体と甘い匂いと共に。

「だって、ミーアのアスランだもの」
「そう…」

 心の何処かでは分かっていたのかもしれない。
ただ、“自分にはカガリが…”と言い訳をすることで自分を正当化したいだけ。
 すでに1人の女性と2年前から交際し、旅立つ前に指輪まで渡してしまった矢先にコレだったから…。

「(サイテーの大馬鹿だな、俺は…)」

 ミーアの桃色の髪を撫でながら、ふとそんなことを思う。
いや、そもそも自分は聖人君子でも何でもない。言い方を変えれば、大量殺戮の英雄だ。
 人殺しの自分を好いてくれる人間など、よくよく考えれば数える程しかいないと言うのに。

「ミーア」
「はい」
「俺の手を見て…どう思う?」
「アスランの手?」

 髪から離し、ズィッとミーアの眼前に手を突き出すアスラン。
何十何百という人間の命を奪ってきた手…これを見て、彼女はどう思うのだろうか?
259黄昏の…:05/03/12 20:18:23 ID:HAuSY8r7
「あは、ミーアの手よりもおっきい」

 掌と掌を合わせつつ、ミーアがはにかむ。
あまり異性とこういうことをしないのか、ちょっと照れが見えていた。

「それに…あったかいね」
「あっ…」

 手繰り寄せ、すりすりと自らの頬にアスランの手を宛がい、悦に入るミーア。
彼女の頬は女性特有の柔らかさと暖かさを持っており、皮膚からその感触が否応なしに伝わってくる。

「俺なんかの手で…君を抱いても…嫌じゃない?」
「うん、アスランの手は誰かを守るための手だから…嫌じゃない」
「これまでに数え切れないくらいの人間を殺してきた手でも?」

 初めて人を殺したのは、ヘリオポリスでの作戦だった。
それからは毎日が地獄。イージスのモニターに映った敵機を撃ち続けてゆく日々。
 ただ映った敵を倒すだけ…誰かがMSに乗っていることなど、考えたくはなかったから。

「守るために強さは必要…強さは優しさ。
アスランだって好きで命を奪ったりしないでしょ?」

 どうなのだろう。
ただ、キラがニコルを殺した時は…少なくとも、心の底から誰かを殺したいと願ってはいた。
 それからもずっと、ジャスティスを自爆させるまで、自分達は正しいと信じていた…。

「そうかもしれないけど…どう言い訳したところで、俺は許されないよ」
「…あたしが許してあげる」
「ん…っ…!?」
260黄昏の…:05/03/12 20:19:06 ID:HAuSY8r7
 次の瞬間、視界が桃色に染まる。
判ったのは、ミーアの髪が目の前にあると言うことと…唇に触れた軟らかな感触。
 ミーアに口付けられた…ラクスにもこんなことはされたことがないのに。

「ちょ…ミ…んっ…ア…」
「ん…ぅ…!」

 キスする時に眼を開けるのはルール違反だと誰かが言った気がする。
だが彼女の一生懸命さに、まさに眼を奪われたと言うか…閉じることすら忘れてしまった。

「はっ、はっ…!」
「アスラン!」

 やっと唇を離してもらい、呼吸を整える。
少し強引だったせいか唇が触れ合った瞬間、歯と歯がぶつかってちょっと痛い。
 それでも尚、ミーアは貪欲に唇を求めてくる…この機を逃すまい、という執念と共に。

「ミーア、ちょっと…」
「いいから、全部あたしに任せて」
「お、おい!?」

 これまでにない力でグイグイと引っ張られ、
あっと言う間に例の馬鹿でかいダブルベッドに押し倒されてしまう。
 いや、本当ならば振り払うことができただろうが、もうここまで来たら引き返すこともできそうにない。

「軽蔑していいわ。
 でも、こうでもしないとアスランは手に入らないもの」

 彼女は狂喜していた。
まるで獲物を獲た雌豹のような…思わず背筋がゾクッとするくらいの笑みを浮かべて。
261黄昏の…:05/03/12 20:19:51 ID:HAuSY8r7
「ずっと貴方が欲しかった…この気持ち、解る?」
「…強引、ってことは解ったよ」
「ミーアをこんなにさせるアスランが悪いの」

 ミーアが身体の上に乗ってくると、重みでベッドのスプリングが軋む。
間近で見る彼女はラクス以上にグラマラスで、この派手なステージ衣装がそれを際立たせていた。
 一体誰のセンスなのか…議長のプロデュースなら、あの人の人間性を疑いたくなってくる。

「大好き…」

 キスの続き。
今度はゆっくりと、それいでいて深く。
 執拗に舌を絡ませ、求めてくる。自分との繋がりを確実なものにしようとするが如く。

「ハロ、照明OFF」
『ラジャ〜!』

 ミーアの呟きと共に、ハロによって落とされる部屋の照明。
これで部屋の外から毀れる摩天楼の明かりだけが頼りとなってしまった。
 だが、こんな状況でもミーアの姿ははっきりと眼に焼きついて離れない。

「汚すと怒られるから」
「えっ、あ、あぁ…」

 アスランから身体を離し、髪を掻き分けてミーアが微笑む。
順を追って手袋、ケープ、スカート、そしてレオタード…次々と身に付けるものが少なくなってゆく。
 女性が目の前で裸になってゆく過程がこれ程までに艶かしく、官能的だったとは。
262黄昏の…:05/03/12 20:20:55 ID:HAuSY8r7
「ねえ、綺麗?」
「え、あ、いや…」

 一糸纏わぬ、生まれたままの姿となったミーアがこんなことを言う。
均整のとれた細身の身体もさながら、やはり眼を惹くのはその大きな胸。
 どう見てもカガリより大きい。いや、待て。もしかしてこれも…。

「どうしたの?」
「…それ、本物?」
「まぁ、失礼しちゃう」

 少し不機嫌そうな顔になるも、すぐに笑顔を取り繕うミーア。
まぁ、ラクスになるために整形をしたくらいだし、豊胸くらいしててもおかしくは…。

「心配しなくても本物だから」
「えっ…いいっ!?」
「あん♪」

 無理矢理に手を引っ張られ、胸に触れさせられてしまう。
しかも急だったために力加減ができずに思わず鷲掴みしてしまう程に。
 だがその感触のふわふわと軟らかいこと…どうやら胸は天然モノらしい。

「分かった?」
「ま、まぁ…ね」
「アスランは胸の大きい女の子は嫌い?」
「いや、大きいとか小さいとかはあまり問題じゃないんだが…」
「ふーん、でもやっぱり大きい方がイロイロできるからお得だと思うケド」
「イロイロって…ヲイ」
263黄昏の…:05/03/12 20:22:00 ID:HAuSY8r7
「それにアスランだって…本当はもう我慢できないんじゃないの?」
「そんなことは…」
「恋人さんとは、ここしばらくヤってないんでしょ?」
「な、何で君にそんなコトが分かるんだ!?」
「女の勘、かなぁ。ふふ」

 古典曰く、女は魔性だと言う。彼女、ミーアがまさにそれだと思った。
健気にラクスを演じる反面、こんな一面まで併せ持っていたとは…食事中の同情は何だったのか?
 宇宙永遠の謎はくじら石などではなく、女…なのかもしれない。

「ミーアがご奉仕、してあげましょうか?」
「うわ、勘弁してくれ!」
「ふふ、アスランって可愛い」

 最初は同情から抱いてやってもいいと思った。
カガリを裏切るようで後ろめたかったが、それでミーアがこれからも頑張れるなら、と。
 が、結果はどうだろう? ラクスの姿と声を持った、淫佚娘ではないか。冗談じゃない。

「ミーア、ここまで来て悪いが…」
「逃げるの?」

 やっぱり止めよう、と言いかけたところで睨まれた。
獲物を射るような鋭い視線…でも、何処か切なげで虚ろげで…い、いや、もう騙されない。
 まだ行為には至っていないからセーフのはずだ。カガリにバレても殺されはしない…はず。

「最初に言ったはずだろ…俺は君の思ってるような奴じゃないんだよ」
「あたしだって、アスランが思ってた子とは大分違ったでしょ?」
「まぁ、それは確かにそうとは思うが…」
「なら、おあいこ。ね、それでいいじゃない」

 どこをどうしたらそんな解釈ができるのか…この子、聡明というよりは理屈屋っぽくないか?
264黄昏の…:05/03/12 20:25:25 ID:HAuSY8r7
ここで力尽きますた。
次回こそアスミア編終わりまつ。
でもミーアってコロコロ態度変わるから
口調とかで変なトコがあったらスマソです。
よろしければ中の人の声で読んでみてほしいディス。
おやすみなさいませ。
265名無しさん@ピンキー:05/03/12 20:59:42 ID:LSHth4iL
キタキタまってたGJ!!
攻めるミーアと優しく慰めるようなミーアに萌え

自分は一周オクレだから来週ミーアとステラだ…タノシミ
266名無しさん@ピンキー:05/03/12 21:24:42 ID:0kbEpMjJ
今日の放送を見て
なぜかアスミアでもなくアスルナでもなく





ミアルナに萌えてしまいますた。
ルナを責める黒ミーア様(*´Д`)ハァハァ
267 名無しさん@ピンキー :05/03/12 21:34:29 ID:zKptaVSX
主役以上にモテるアスラン萌え
ミーア、ルナマリアとの3p希望
268名無しさん@ピンキー:05/03/12 22:09:30 ID:VsmszafI
今日のシンステみて「潮騒」かと思った。
昔あの作品の焚き火のシーンにはお世話になった。
269名無しさん@ピンキー:05/03/12 22:36:49 ID:2zTf0byS
シン、チラチラ見すぎだ……このラッキースケベめ。
270名無しさん@ピンキー:05/03/12 22:41:50 ID:1/U6RY0p
チラチラっていうか、あそことかも見てね?
特に貝殻(?)を渡された後の顔からすると。
271名無しさん@ピンキー:05/03/12 23:04:03 ID:jpLppZbU
黄昏氏GJでした!
でも事前になんのカポーか書いてください…
272名無しさん@ピンキー:05/03/12 23:57:35 ID:9zSDunPY
>>270
乳は見ただろうけど下はパンツに阻まれて見てないんじゃないかな?
どっちにしてもラッキースケベめ。
273名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:20:38 ID:TOfd1VEf
あのラッキースケベめ
むしょうにシンステがよみたくなったのは俺だけか?
274名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:29:55 ID:sfyt8Do5
アスカガバレンタインよかったです。
エロかわいくて。

本放送、ミーアにうろたえてベッドから飛ぶアスランにほれそうだった(w
275名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:59:11 ID:+n//ctCr
シンがやけに優しかった件について
276名無しさん@ピンキー:05/03/13 02:09:31 ID:szu59vJ3
アスミア(ミアアス?)萌え
GJです
277名無しさん@ピンキー:05/03/13 10:39:44 ID:Cv/EnVVi
>>275
そりゃステラみたいなタイプの女がメッチャ好みだったからだろ
278名無しさん@ピンキー:05/03/13 11:47:46 ID:tMQQsNdj
幼いかんじのステラに萌え、なんだろう
279名無しさん@ピンキー:05/03/13 11:59:24 ID:x7CGJnec
頭の足りないコのような振る舞い

年齢より幼い感じの少女

マユたん連想

(゚Д゚)ウマー
280名無しさん@ピンキー:05/03/13 14:08:16 ID:1IQwLf6E
昨日の冒頭ミアアスを
part12スレでバシっと予言しておられた
ブラウニー氏は神。既視感ありまくりで大ウケでした。
これからも応援してます〜
281名無しさん@ピンキー:05/03/13 17:06:17 ID:JVNDe7aD
>>277
なんてチン子で物を考える奴だ
282名無しさん@ピンキー:05/03/13 17:31:58 ID:GBKIcy1U
きっとマユも足りない子だったんだよ。
283名無しさん@ピンキー:05/03/13 17:32:01 ID:MJ/09LPx
今日はあっちこっち鯖落ちで疲れたぜフゥー
284名無しさん@ピンキー:05/03/13 18:16:23 ID:1TS2Ubmy
ステラ=イちゃってるというか壊れている。
シン=種割れをした時のキレぶりというか壊れ振り。
壊れてるもの同士波長がピピ―ンとあったからでは?
でないと普通ああいう女が居たら引くだろいくら面が良くても。
285名無しさん@ピンキー:05/03/13 19:58:28 ID:Dd4ysfji
>>255
黄昏どの、続き書いてくれー。面白かったよアスミア
286新参者:05/03/13 21:37:36 ID:xM6W0VGm
シンステの流れに逆らうように、黒キラ×カガの続きを投下したいと思います。

忘れられてるかも知れませんが、>>138の続きです。
287姉と弟と…:05/03/13 21:38:21 ID:xM6W0VGm
「はっ!…はっ!…んんっ!…はっ…」
カガリの口から荒く息をつく声が漏れ出す。
身体をキラの太くて長いペニスで貫かれ、膣内を掻き回されている。
先程までのように言葉で抵抗することも出来ず、されるがままだった。
「ダメっ…もっと…ゆっくり…」
カガリの膣口がかつてないほどに拡がっている。
元より、指よりも太いものを入れたことのない場所に、キラの太い肉棒が無理矢理押し込まれている。
その上で、激しく前後に出し入れされ、左右にスライドされて、
カガリの性器は激しく形を歪められていった。
「…カガリさん…もっと落ち着かないと、最後まで持ちませんよ…」
ラクスがカガリの乳房をそっと撫でる。
そして、胸をくすぐるように指を這わせていく。
硬く敏感になったカガリの乳首に、ラクスの細い指先が触れると、
カガリはまた新たな波に襲われ、乳房の頂点から、熱い感覚が身体に広がっていく。
「ね…こうすると気持ち良いでしょう?」
ラクスは、カガリの乳房にゆっくりと唇を近付けていく。
そして、乳首に優しくキスをすると、それをそのまま口に含んだ。
上下の歯でそっと乳首を甘噛みし、口の中で舌を尖らせ、乳首の頂点をチロチロと舐め回す。
ラクスは、胸に刺激を与えることで、カガリの気を逸らそうとしていた。
初めてのカガリにとっては、キラの激しいピストンはいきなり厳しすぎるものだった。
「いやっ…ラクス!い…今はダメっ!…あぁっ…」
しかし、カガリには、ラクスの刺激とキラの刺激が二重に、一気に襲い掛かってきていた。
身体の彼方此方から高揚の波が襲ってきて、ますますどうしたら良いのかわからなくなる。
カガリは意識が飛んでしまいそうな刺激の中、溺れるように片手を宙で動かしていた。
「すごいよ…カガリの中…溢れてきてる…」
キラがカガリの腰を掴む手に力を込める。
硬くなったペニスをカガリの膣奥に突き刺すように入れ込んでいく。
「ふぅぅん…あぁぁ…」
カガリから泣くような声が漏れ出す。
そのとき、カガリの膣壁が微妙に蠢き、奥深くまで挿入されてるキラのペニスを不規則なうねりが襲う。
「いいよ…カガリの中が動き始めた…カガリ…感じてるんだね…」
口では嫌がりながらも、キラに突かれる度に、カガリの身体は昂っていく一方だった。
288姉と弟と…:05/03/13 21:39:03 ID:xM6W0VGm
膣壁から止め処なく愛液が溢れ出し、キラのための潤滑液となる。
膣襞が勝手にキラのペニスの竿に絡み付き、膣奥が敏感になったペニスの先端をざらざらと擦る。
カガリの身体は、自分ではどうしようもないほどにキラのペニスを射精へと向かわせていた。
「カガリ…ひょっとして…イキそうなの?…さっきから、腰がビクッビクッって…」
キラの一突きごとに、カガリの腰が震える。
「ほら…僕が動かなくても、カガリの中が自然と動いてるよ…」
キラが腰の動きを止める。
しかし、それでもカガリの膣は余韻を貪るように蠢き続けている。
カガリ自身も、先程から性器が疼いて仕方がなかった。
「うぁぁ…そんな…」
しかし、カガリはそんな自分の身体を認めたくはなかった。
自分の弟に、膣内をペニスで掻き回されて、それでも感じてしまう。
自分がそんな変態染みた身体をしているとは認めたくなかった。
しかし、キラはそんなカガリの抗う様子を眺めながら、カガリの膣の動きを楽しんでいる。
「いいよ…ねぇ、ラクス、ちょっと離れて」
ラクスはカガリの乳房を弄り続けていた。
キラはそんなラクスをカガリから離れさせると、自らの腕をカガリの背中に回した。
「ほら…こうすれば…」
キラはそう言うと、カガリの身体を抱き起こし、強引に身体を反転させて、カガリと自分の身体を入れ替えた。
先程まで正常位だったのが、カガリがキラの上に馬乗りのようになる。
しかし、カガリの上体をキラが抱いたままなので、騎乗位とも少し違っていた。
「うっ…あぁ…なんで?…」
カガリが戸惑いの表情で、下にあるキラの顔を見つめる。
キラの顔は微笑んでいた。
「ほら…こうすれば…カガリが自分で動けるでしょ?自分でイッてよ…」
キラには見透かされている。
カガリがどれだけ感じているか。
そして、カガリに自分で動いて自分でイケと言っている。
キラは最後まで許してくれない。
カガリを徹底的に貶めるつもりのようだ。
289姉と弟と…:05/03/13 21:40:00 ID:xM6W0VGm
「そ…そんなことできるわけないだろ…」
しかし、カガリは動くことが出来ない。
そもそも、身体の動かし方などわからない。
何よりも、自分で動くなどと、淫乱な真似はできない。
「ほら…早くしてよ…じゃないと…僕、中で出しちゃうよ…」
キラがカガリの腰を抱き寄せ、無理矢理下に降ろしてくる。
下から突き上げるようにペニスを差し込み、敢えてビクビクと震わせて見せた。
「あぁっ!…待って…今…今するから…」
カガリは膝を立て、ゆっくりと自分の腰を動かし始める。
しかし、本当にどう動かしたら良いのかわからない。
そもそも、キラのペニスが大きすぎて、入れているだけでいっぱいなのに、
動くことなどできようはずもなかった。
「…頑張ってよ…カガリ…そうだ…僕より先にイけたら、止めにしてあげるよ…」
キラの方から、意外な提案があった。
「ほ…本当に…」
カガリの心に、僅かな光明が差し込む。
もっとも、その前には難関が待ち受けているが。
それでもカガリは、必死で腰を動かし始めた。
動かし方などわからなかったが、闇雲に、自分の膣内で疼く部分を擦り付けて行く。
少しだけ、気持ち良いように感じる。
痒い部分をキラの硬いペニスに擦り付けていると、さっき突き動かされていたときの高揚が戻ってくる気がする。
「ダメだよ…カガリ…それじゃ、ただ入れてるだけだよ…もっと締め付けて…」
「う…うん…」
カガリはよくわからなかったが、とりあえず下腹部に力を込めてみた。
すると、確かに膣内が締まっていく。
「いいよ…そのまま腰を下ろして…」
キラの言うまま、ゆっくりと腰を下ろし、ペニスを奥へと挿入していく。
「あっ!」
そのとき、カガリの背中に電流が走った。
キラのペニスを咥え込んだ膣口が、キュッと勝手に締まっていくように感じられる。
膣口を締め付けたまま、ペニスを出し入れすると、膣口の付近にある陰核を巻き込んでいく。
すると、硬いペニスの竿で陰核が刺激されるため、充分な快感が得られるのだ。
290姉と弟と…:05/03/13 21:40:54 ID:xM6W0VGm
カガリは、今初めて、男のペニスを使い方を知った。
いや、知ってしまったというか、知らされてしまった。
しかし、今はそれに縋るしかなかった。
ともかくも、自分が先にイッて、キラを満足させるしかなかった。
「うっく…んん…くぅ…い…いい…」
カガリは夢中になって、キラのペニスに陰核を擦り付けていった。
硬く、充血した陰核をこすりつけると、千切れそうな程の痛みが走る。
しかし、それ以上の昂りの波がカガリに襲い掛かってくる。
カガリは、唇を噛み締めて、腰を動かし、自分の性器に感覚を集中していた。
「あぁ…ダメだよカガリ…そんなに締め付けたら…僕もうイッちゃうよ…」
カガリが締め付けながら腰を動かし、陰核を擦り付けて行くと、
それはまた、キラのペニスにとってもこの上ない刺激となっていた。
「えぇっ…そんな…お前が締めろって…」
キラのペニスが、カガリの身体の中で震えている。
はちきれんばかりに膨れ上がり、今にも暴発しそうだ。
カガリの膝がガクガクと震える。
「ほら…もう少しなんだから…早くシテよ…」
キラはそう言うと、カガリをきつく抱き寄せる。
「あぁっ…」
カガリが力なく声を上げた。
また、下から膣奥を突き上げられ、動けなくなる。
そればかりか、カガリはキラに全体重を預けるように圧し掛かっている。
「あ…あ…腰が抜けて…」
さっきまで、必死に我慢しながら膝を立てていたのに。
無理矢理動かされ、奥までペニスを勢いよく挿入されて、カガリは腰が抜けて動けなくなってしまった。
このままでは、良いように嬲られてしまう。
カガリの背筋に悪寒が走った。
「どうしたの?カガリ?急に積極的になって…もう僕がイッちゃってもいいの?」
キラが動けなくなったカガリの腰を撫で回す。
そのまま勢いよく掴まれたら、それを支えとして激しく動き出しそうだった。
「ダメ…ダメ…」
カガリは目に涙を溜め、唯一動く頭を左右に振って、必死で懇願した。
291姉と弟と…:05/03/13 21:41:38 ID:xM6W0VGm
「なに?やっぱりカガリがイキたいの?」
キラは容赦がなかった、最後まで、カガリに自分から言わせようとする。
「…う…うん…イキたい…先に…イカせて…」
カガリの方も、形振り構っていられなかった。
もうどんな情けない姿を晒しても、キラの言うとおりにするしかなかった。
「いいよ…じゃぁ、ラクスに手伝ってもらうね…」
キラはそう言うと、カガリの尻肉を掴み、カガリの尻溝を左右にいっぱいに開いた。
「ラクス…見えるかい?」
キラの指示に従って、カガリの尻に、ラクスが顔を近づけてくる。
「ええ…よく見えますわ…キラのオチンチンを咥え込んで喜んでるカガリさんのアソコも、ヒクついてるお尻の穴も…」
ラクスが声を発すると、剥き出しの尻穴に、息が吹きかかる。
「あ…あぁぁぁ…そんなところ…」
恥ずかしい所を全部剥き出しにされ、全部他人に見られている。
カガリは顔が熱くなり、涙が後から後から零れてきた。
「ひぐぅぅ…」
しかし、ラクスも情け容赦無い。
剥き出しのカガリの尻穴に、ゆっくりと舌を這わせる。
敢えて唾液をタップリと口に含ませて、わざとピチャピチャと音を立てながら、カガリの尻穴を舐めまわす。
「旨いよ…ラクス…カガリの中がまた締まってきた…」
カガリ自身が認めたくなくても、カガリの身体は、尻穴への新たな刺激に、また感じてしまっていた。
ラクスの舌先が、尻穴の表面を通る度に、ヒクッヒクッと膣口が収縮する。
「うふふ…」
ラクスがそんなカガリの様子を眺めながら微笑んでいる。
カガリは、そうやって見られていることを意識すると、何故か、殊更に高揚してしまうのだった。
「ううっ…」
カガリの身体を、一際高い波が襲った。
ラクスが、カガリの尻穴の中に舌を挿入してきたのだ。
尻の中をグニャリとしたべつの生き物が這い回る感覚が襲い、カガリの背中に、また悪寒が走る。
腰が自然と動いて、また陰核が刺激を受ける。
「はぁ…あぁ〜…」
甘い声を吐きながら、身体全体をビクビクと痙攣させ、カガリの体温が上がってきていた。
「あぁ…く…くる…」
292姉と弟と…:05/03/13 21:42:20 ID:xM6W0VGm
ラクスの舌が、出し入れされると、段々と腰の辺りから何か駆け上ってくる。
カガリは戸惑いながらも、それが絶頂の感覚であることが何となくわかった。
もう少しで、自分の身体がその波に支配される。
カガリがそれを意識すると、身体がガクガクと震えだした。
「んっ…ラクス!離れて…カガリがイキそう…」
キラもそれを感じ取っていた。
再びラクスを離れさせると、カガリの身体を抱き締めて、上体を起こす。
そのまま自分の腰の上にカガリを座らせた状態、座位にもっていった。
「いい?カガリ…いくよ…」
しかし、カガリの方は最早返事も出来ない状態だった。
身体をブルブルと震わせながら、目は虚ろな状態。
そんな中、キラが今まで以上に激しく腰を突き上げ始める。
「うぁぁ…ぐぅぁう…んあぁ…」
カガリはもう自分でも何を言っているのかわからなかった。
じっくりと刺激されて、疼いて仕方が無かった膣内を、激しく掻き回される。
子宮が押し上げられ、潰されそうだ。
「うぁっ!あっ!あぁ〜…」
カガリの首が、背中が、ゆっくりと反りあがっていく。
「んっ!んくっ!くぅぅぅぅん!」
カガリが泣き声を上げると、カガリの身体がガクガクと震え、
膣は痙攣するようにキラのペニスを痛いほど締め付けた。
同時に子宮からは熱い愛液の飛沫が噴出し、キラのペニスに吹き付ける。
「うぅっ!すごい!すごいよカガリの中!捻れそうだよ…ハハハハハハハハハハ」
キラはカガリに締め付けられ、苦しみながらも喜びに打ち震えていた。
血を分けた自分の姉が、身を反らせながら目の前で善がり狂っている。
膣内がうねって、捩れて、自分の弟のペニスだというのに欲しがるように奥へ運ぼうとしている。
淫乱な姿を晒しながら、カガリの身体は、快感の波に浚われていった。
293姉と弟と…:05/03/13 21:43:02 ID:xM6W0VGm

「あぁぅう…」
カガリの身体から全ての力が抜ける。
ガクッと崩れ落ちるように、キラの腕から零れ落ちて、シーツの上へ上体を横たえていった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
荒く息をつくカガリ。何はともあれキラよりも先にイッた。
絶頂の余韻で身体がグッタリとして動かない。
まだ、キラのいきり立つペニスを膣内に収めたままではある。
しかし、とりあえずの課題を達したことで、カガリは安堵していた。
「すごいね、カガリ…カガリって、物凄い勢いでイクんだね…」
キラはそう言いながら、カガリの両膝裏を掴み、上に挙げる。
イッた直後で、全身の神経が過敏になっている。
少し触られただけでも、くすぐられるような波がカガリの体内に伝播し、カガリを悶えさせる。
「あぅ…ちょっと待って…まだ…」
キラは、カガリの膝裏を掴んだまま、カガリをカエルがひっくり返ったような体勢にさせる。
そして、そのまま腰をピストンさせ始めた。
「ふぇぇっ…なんで?…」
もう終わったと思っていたカガリの体内を、また大きな波が駆け巡る。
絶頂の後で、殊更過敏になっている膣壁を、太く硬いペニスが擦り上げる。
「あぁぅぁ…あぅっ!…んんっ!…」
カガリからまた喘ぎ声が漏れ始める。
ラクスがカガリに顔を近づけてきた。
「凄いでしょう?カガリさん…イッた後って凄く感じてしまうんでしょう?」
ラクスが、カガリの頬をそっと撫でる。
「…私も、こうやって何度もキラに泣かされていますわ…」
キラの腰を動かすスピードが速くなっていく。
過敏になっているカガリの膣壁は、キラのペニスの形を余さずカガリの脳に伝えてくる。
膨張したペニスが、カガリの膣内で痙攣し始めていた。
「あぁ…もう我慢できない…出るよ…」
キラが、カガリの膣奥にペニスを留めたまま、腰をガクガクと振るわせ始める。
「そ…そん…うぁぁ…」
話が違う。そう言いたかったが、脱力感で旨く舌が回らない。
294姉と弟と…:05/03/13 21:43:45 ID:xM6W0VGm
「…カガリが、あんなにエッチなところ見せるから…カガリがあんまり締め付けるからいけないんだよ…」
キラが、カガリの足を掴む手に力を込める。
そうして、カガリに射精することを伝えてくる。
「…もうすぐですよ…この中に、キラの精液をいっぱいいただけますわ…」
ラクスが、カガリの下腹部を優しく撫で回す。
その内部で、キラのペニスが膨れ上がり、震える間隔が短くなり、切迫したものになっていく。
「うぅっ!!」
キラが呻き声を上げた。
次の瞬間、カガリの膣内で、キラのペニスが大きく揺れ動いた。
「うぁ…あぁ―――…うぁぁ…あぁぁあぁぁぁあぁ…」
キラが、カガリの膣内で射精を開始した。
カガリの体内を熱い感触が支配していく。
膣内を、キラのペニスが暴れまわりながら、熱い粘液をカガリの膣内に吹き掛けていく。
「そんな…あぁあ―…」
カガリの声が震える、最も怖れていた自体が、今、自分の身体の中で起こっている。
「…すごい…この中で、キラがビクビク震えていますよ…」
ラクスがカガリの下腹部に掌を押し付ける。
体内でキラのペニスが脈動する感覚が、ラクスの掌で反射して、殊更身体の中に響いてくる。
ドクンドクンと脈打ち、精液を吐き出し続けている。
「やめて…もう出さないで…」
ようやく、カガリが搾り出すようにしゃべった。
「すごいよ…カガリのお腹…僕の精液をどんどん飲み込んでくよ…ほら!ほら!!」
しかし、キラはそんなカガリの願いも無視して、射精し終わらないペニスで、カガリの子宮を押し上げる。
「カガリ…カガリが…吸い付いてくるよ…」
子宮口にペニスの先端を貼り付けたまま射精を続ける。
ビュルッ!ビュルッ!と息をつくように吐き出される精液が、
カガリの子宮口を割り開いて、子宮内部に直接注ぎ込まれる。
悲しいことに、それでもカガリの体内は女の反応をしていた。
精液が流し込まれたことに喜び、子宮口はペニスの先端に吸い付き、膣襞が蠢いて竿を擦る。
イッ直後の膣壁は、はだ動き続けており、注入される精液を奥へ奥へと運んでいった。
295姉と弟と…:05/03/13 21:44:36 ID:xM6W0VGm
「…キラ…受精…しちゃわないですか?…」
ラクスがキラを見つめながら、カガリにとってはこの上なく残酷な質問をしてくる。
「やだ…まだ…妊娠なんてしたくない…」
そう言いながら、カガリは顔をクシャクシャにして泣いていた。
「大丈夫だよ…カガリは今日は大丈夫…姉弟だからわかるんだ…」
キラが、カガリにはわけのわからないことを言っている。
例え双子といえども、そこまでわかるものなのか。
いや、それ以上に、キラは姉の子宮に子種を注ぎ込んだことを何とも思っていないのか。
カガリは、段々とキラのことが恐ろしくなってきた。
「うぅっ…」
そんなカガリの身体をブルブルッと身震いが襲う。
その震えは、ペニスを挿入したままのキラにも伝わってきた。
「…どうしたの?カガリ…」
キラが、怪訝な表情をカガリに向ける。
カガリの方は、自分の中に襲い来る感覚を認めたくなくて、押し黙っていた。
ラクスが、微笑んだまま、カガリに顔を近づけてきた。
「カガリさん…オシッコしたいんでしょう?」
カガリの目がラクスから背けられる。
それが図星だった。
「わかりますわ…イッた後って、凄く気持ちよくって、オシッコ漏れそうになりますもの…」
そして、ラクスはそのまま手を伸ばして、カガリの性器を弄り始める。
「なんだ…そんなことか…カガリも言ってくれればいいのに…」
キラはキラで、カガリの大陰唇を摘んで、いっぱいに拡げた。
キラのペニスを咥え込んだままのカガリの膣口の僅か上方に、カガリの尿道口が露出する。
「ダメ…今そんなとこ触ったら…ホントに出る…」
性器を触られるだけでもきつい。
今にも漏れ出しそう。
「遠慮しなくても良いよ…盛大にやっちゃって…ラクス…手伝ってよ」
キラに促され、ラクスはカガリの尿道口に指を押し当てると、マッサージするように動かし始めた。
「うぁっ…そんな…あぁぁ…」
直接的に刺激で、カガリが段々催してくる。
296姉と弟と…:05/03/13 21:45:18 ID:xM6W0VGm
「ほら…カガリ…我慢しないで…ほら!!」
キラが、半勃ちのペニスを無理矢理押し上げてくる。
また、子宮が押し上げられ、その上にある膀胱が圧迫される。
さらに、ラクスの指の動きが速くなって行く。
「あぁっ…あっく…うぅん…」
耐えられなくなったカガリが大きくブルッと身を震わせる。
そして、ラクスが押し当てている指が、下から持ち上げられる。
「くぅぅぅ…」
カガリの尿道口から、半透明の液体が盛大に飛び出した。
ラクスが慌てて手を退けると、キラの腹に、カガリの尿が浴びせられる。
「ははっ…凄いね、カガリ…カガリのオシッコが、僕に響いてくるよ…」
尿が膀胱から尿管を伝って体外に放出される。
その一連の過程を、膣内に収まったままのキラのペニスが余さず感じ取っていく。
放尿が終わって、体温が下がったことで起こる身震いさえも、キラに見られてしまった。
「ダメだよ…こんなことされたら、僕の身体、全然萎えないよ…」
カガリの体内の動きに触発されて、またキラのペニスがムクムクと膨張を始めていた。
再び自分の膣内が押し拡げられて行く感覚に、カガリは唇を震わせていた。
「そんな…もう…許して…」
しかし、キラはまた腰を動かし始める。
グチュグチュを、性器同士が擦れる卑猥な音が響き始める。
「ラクス!手伝って…今度はカガリを中でイカせるよ!」

(続く)
297新参者:05/03/13 21:46:34 ID:xM6W0VGm
カガリ好きの方ごめんなさい。

とにかく、あと1回で終われそうです。

一応、キラも意図があってやっている、ということにする予定です。

ではまた、よろしくお願いします。
298名無しさん@ピンキー:05/03/13 22:09:09 ID:RSEYJo39
おおキタGJ!!

全くキラ夫婦はほんとにもうw
299名無しさん@ピンキー:05/03/13 22:23:51 ID:l0wLQA27
新参者さんGJ!!!黒キラ最高ですね。


漏れも昨日の放送でミアルナを妄想してしまった口です。
「あははっ。私、とっても上手でしょ?この私にかなうと思ってるの!!!?」
とか言いながら黒い笑みを浮べてルナを攻めて欲しい…
300名無しさん@ピンキー:05/03/13 23:48:09 ID:ggrGLVO7
>>297
GJ!
ラクスの「受精」というセリフにコーディネータを感じましたw
301名無しさん@ピンキー:05/03/13 23:52:28 ID:Y2GpdQeq
すげー!!すげー!!

ここってリクいいんですかね?

トールがまだ生きている時のミリアリアが
呼び出されたのに誰もいない部屋でキラとフレイに犯されるやつってだめですか?
302名無しさん@ピンキー:05/03/14 00:08:49 ID:0t7BelPc
>297
自分カガリ好きだけど萌えました。こういうの好きです。
これからもがんばってください。
303名無しさん@ピンキー:05/03/14 00:35:03 ID:gs7JZXyL
新参者氏GJです!
新参者氏のエロは描写が細かくてすごくエローだよ(;´Д`)ハァハァ
304名無しさん@ピンキー:05/03/14 01:45:29 ID:B+ditySL
新参者氏 良かったです(*´д`) 描写がリアルで凄いです。

漏れもカガリをいぢめたい・・・・(*´д`)ハアハア
305名無しさん@ピンキー:05/03/14 01:55:29 ID:7JkER3pW
神〜!
お待ち申し上げておりました〜!!
306名無しさん@ピンキー:05/03/14 18:37:04 ID:/eB3/vlW
GJ!!

307名無しさん@ピンキー:05/03/14 19:07:34 ID:gCD2hv3+
初めて来たけど保管庫ってある?
探しても見つかんないんだけど
308名無しさん@ピンキー:05/03/14 20:54:26 ID:LcaA90uO
>>307
>>3嫁。それから、できれば下げてくれ。メル欄にsage。
309シンルナ:05/03/14 22:13:43 ID:rT0UroSD
 ☆             ☆         |l≡≡≡|ミ|  ☆     ☆
    ☆                 ☆  |l≡≡≡|ミ|              ☆
          o。_。_lコ<o>     |l≡≡≡|ミ|_<o>_。≠_〇o
 。+ +。。。。。 |l|FFFFFFF|。 。 .。 +|l≡≡≡|ミ|EEEEEEEEEEE|lll| .。+
  * o  o.   |l|FFFFFFF / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     。。oo  |l|FFFFFF | なんでシンルナの需要がないんだ・・・・・・
   /| ̄ ̄ ̄l ::|FFFFFFF \
   |ミ|:」」:」」:」| ::|FFFFFF     ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |ミ|:」」:」」:」| 〇 FF.。   ヘ⌒ヽフ  |l≡o + +! + 。 〇   +
   lミl.」」.」〇 ++ +  ( ´・ω・) o  〇 。 o  +   〇 。 +
  __〇___。_゚__/ ~つと)____o______〇__o___。
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   *  ゜  +    ,:'           : +       丶   +
 〇     +   ゜ ,-'             i              ヽl゙   〇
     〇    _  l/            l!               \「     
         _  i/             ll                \「
       − l/               |l              \「
    −_ ~l/                  |.l
  −__ l/                  } |


310名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:47:27 ID:oNmm73sm
おれはいつでもまってるよ
311ブラウニー投下開始:05/03/15 00:35:52 ID:ZPS6Zdhw
さすがにスレが伸びてますね。職人の皆様GJです。

スティング×ステラ投下します。
長文の呪縛から逃れられていないので、ウザい方はスルー推奨。
終始女性攻めなので嗜好の違う方もスルー推奨。
ステスティって言った方が良いかも。

また前後編ですが、今回は前編からエロありです。21話の後の話です。
それほどネタばれな要素はないので1週オクレ地域の方も大丈夫かなと思います。
312ブラウニー1/17:05/03/15 00:37:04 ID:ZPS6Zdhw
【天色のセイレーン 前編】

 地球連合軍空母N.P.ジョーンズの通路を、スティングは1人、ロッカールームに
向かって歩いていた。
 パイロットスーツを着ているのは、さっきまでザフトの新型MSを想定した模擬戦を
行っていたからだ。アウルとステラは先に着替えに戻っている。訓練データに目を通して
いたスティングは、1人後追いになっていた。普段ならデータチェックはネオが引き受けて
いるのだが、指揮官は今、この艦にはいない。先の戦闘で借り物のウインダムを全滅させた
件の釈明に、最寄りの基地に呼び出されている。建設中の基地の責任者だった少佐が敵襲から
逃げ出したあと本部に言いつけ――報告したらしく、接収の仕方が強引だったこともあって
今回は書面や通信での言い訳では済まず、ネオは出頭を命じられていた。
 スティングは弁明の内容については何も心配していなかった。アウルが潜水母艦を落として
いるし、ファントム・ペインとしての戦果はないこともない。あの直後ユーラシア連邦は同じ
部隊にローエングリンゲートを破壊されるという、もっとどうしようもない目に遭わされている。
新型の情報だって、ちゃんと伝えたのに。いつもいつも何の情報もないまま、新しい敵と
戦わされているのはこっちだ。だいたいウインダムのパイロットが不甲斐なさ過ぎる。いくら
ナチュラルだと言ったって、同じナチュラルで同じ機体に乗ったネオは無傷で生還している
じゃないか。
 自分にもこれだけ言い逃れる術が思いつくのだから、ネオならもっとうまくやるだろう。
 だが――次はそうはいかないかもしれない。
 釈明相手が地球連合軍であるうちはまだいい。ブルー・コスモスが出てくる前ならば。
 奴らが余計な首を突っ込んでくる前に成果を出さなければならない。連合軍にはない権限を
彼らは持っている。……生体CPUを『交換』する権限を。
 ――ディオキアの基地で見た、オレンジの機体のMS。
 あれは見たことのない機体だ。ザフトはまた新型を投入してきたのか。
 ロールアウトのサイクルが早過ぎる。
 後でザフトのMSデータをチェックし直してみよう、と考えながら、スティングは足を早めた。
313ブラウニー2/17:05/03/15 00:38:02 ID:ZPS6Zdhw
 ロッカールームの近くまで来て、スティングは耳障りな金属音に気づいて、足を止めた。
 バキッ……バキバキッ……ベコッ……
 鉄の板を曲げたり延ばしたりしているような、不快な音がする。それに混じって声がするのは
――アウルの罵り声だ。
「くそっ! てめぇ、いい加減にっ……」
 ガァン!!
 アウルの声に重なるように、一際高い破壊音がする。
(まさかあいつら、喧嘩でも始めたんじゃねぇだろうな……!)
 焦ったスティングが、自動ドアが開く暇ももどかしく慌ててロッカールームに駆け込む。
「おいアウル! ステラ! おまえら何を……」
「スティング! 避けて!!」
 スティングとステラの叫びは殆ど同時だった。目の前に迫る灰色の金属板に目を見開いた
スティングは、危ういところでそれを避けた。
 自動ドアの間をうまく通って廊下に飛び出したそれは、反対側の壁に当たってけたたましい
音をたて、無惨な形になって床に落ちた。
 遠くの方で、音を聞きつけた他の乗務員が訝しげにこちらを見ている。
 もう少しで自分の首を飛ばしそうになったその金属板を見て、スティングは頭を抱えた。
 ……ロッカーの扉じゃねぇかよ……。
 スティングは、おそらく勢い余っての不可抗力なのだろうが、自分にそれを投げつけた
犯人であるアウルを睨んだ。
「……何やってるんだよ、アウル」
「だぁってさ……ステラのロッカーが開かないって言うからさ……」
 アウルは口を尖らせて言い訳をする。
「それじゃ着替えられないじゃん? だから親切に開けてやろうとしたんだって。だけど
こいつがなかなか手強くて」
「親切で備品を壊すんじゃねぇーーーッ!!」
 スティングの怒声がN.P.ジョーンズを揺るがした。
314ブラウニー3/17:05/03/15 00:39:24 ID:ZPS6Zdhw
 既に着替えを終えていたアウルを部屋の外に追い出して、スティングは深い溜息をついた。
 「直せばいいんだろ」と言うアウルにはいいから任せろと言い含めて、1時間の休憩を与えて
おいた。ぶっ壊し屋のアウルにこれ以上手を出されては、よけいに被害を拡大しかねない。
「……一応、開いたろ。着替えろよ」
 ぼーっと立ち尽くしているステラに促して、スティング自身も着替えを始めた。
 この男女一緒のロッカールームという待遇だけは、何とかして欲しいとスティングは常々
思っている。ネオはともかく連合軍の上層部は、彼らを生体CPUとしか思っていない。
戦果は挙げていてもどこか鼻つまみ者扱いされているファントム・ペインに、それほどの
厚遇は望めないのかもしれないが……。
 とは言え、スティングの思考はすぐ別の内容に切り替わった。ステラと2人きりだとつい
意識してしまうが、アウルも含めて3人のときは、後ろでステラが着替えていることなど
忘れていられないこともない。
 今はそれよりも、気になることがあった。
 ディオキアの基地で見た、あのオレンジの機体のMS。
 コンサートに使われた派手なピンクのザクに紛れて目につきにくいが、あれはデータにない
新型の筈だ。この間戦った、戦闘機形態に変形する赤い機体とは違う。どちらかと言えば
ザクに似たモノアイタイプだが、そのフォルムも装備もザクとは異なる。
 データにはないが、どこかで見たことがある。地球軍の第一次核攻撃の映像に写り込んで
いなかったか? 珍しい色なので特に目についたのだが、戦果も相当なものだった。
 見慣れない色はパーソナルカラーだからか。量産型ではない、か……?
 乗っている奴はどんな奴だろう。
315ブラウニー4/17:05/03/15 00:40:33 ID:ZPS6Zdhw
 今までは、敵パイロットのことなど気にしたことはなかった。邪魔な機体は墜とす。
それだけだった。何度戦っても倒せない敵の存在が、理由について考えるきっかけになって
いるのだろうか。
 機体性能ではカオスもアビスもガイアも劣ってはいないと、ネオは言った。
 それならば後はパイロットの腕ということか。それだけコーディネイターの能力は
ナチュラルより上だと?
 では強化人間の自分とは? どちらが上だ――?
 スティングの終わりのない思考は、思いがけず加えられた刺激に遮られた。

 「うわ……くっ! あぁっ!」
 何の備えもしていなかったスティングは大きな声を上げ、体のバランスを失って目の前の
ロッカーに両手をついた。
 ファスナーを下ろして右腕を引き抜き、中途半端に脱ぎかけたパイロットスーツの中に
入り込んで、両足の間にあるものをしっかり掴んでいるのは――ステラの白い手だ。下着の
上から幹の部分を探り当て、もう一方の手が反対側から伸びてきて、下着の中に滑り込む。
「ス、ステラ、何を……う……くぅ……」
 首を後ろに回してステラを見ようとしたスティングは、中に差し込まれたステラの掌に
直接敏感な部分を握られて目を閉じた。背中にステラの体が押しつけられる。
 人差し指と中指の間に先端部分を挟まれ、根元に近い部分はもう一方の手でしっかりと
覆われた。ステラはそのまま、やわやわと指を動かしてくる。
「あっ……よ……せっ……ああっ……」
 心臓がドクンと大きな音をたてる。それに合わせて、ステラの手の中で掴まれたものが
ビクリと蠢く。ステラが指に力を込め、刺激を強くする。先端の括れの部分に指の関節を
宛って、弄ぶようにくいくいと開閉してくる。
316ブラウニー5/17:05/03/15 00:41:47 ID:ZPS6Zdhw
「何で……こんな……うぅあっ……!」
「ネオがいなくて、スティング、大変そう……」
 スティングの疑問に、ステラは事も無げに答える。
「こわい顔して……いつも何か、考えてる。ためいきも多いし……だから」
「ああっ、ステラ……ッ! く、ぅうぅ……」
 ステラは説明しながら、指先の動きを変化させた。先端近くを刺激していた指を鈴口に
延ばして軽くなぶる。同時にもう一方の手は、根元から先端に向かって擦り上げるように
しごいてくる。
 突っ張っていたスティングの肘が砕け、彼はロッカーにしがみつくようにして頬を押し
つけた。離れた距離をステラが即座に詰め、スティングの躰はロッカーとステラの躰に
挟まれた。金属製の扉の冷たさが前から、ステラの体温の暖かさが後ろから襲ってくる。
そして何よりも、股間でせわしなく動いている10本の指が、スティングを追い詰めていく。
 血液の流れが速まり、体温が一気に上がって、汗が噴き出してくる。
「はっ……はっ……うぁ……ス、テラぁ……ッ」
 肘に続いて砕けそうになる膝を、スティングは必死に支えた。もうステラを制止する
言葉も出てこない。
 ステラの手は、大きさを増すスティングの中に溜まってきたものを外に出そうとするように
動く。根元は弱く、先端に向かうに従ってより強くなるように強弱をつけ、精を搾り取ろうと
する。
 ステラに導かれるままに全てを吐き出そうとする己自身を必死に抑えながら、スティングは
何とか言葉を絞り出した。
「も……よ、せぇ……く……うっ」
「がまんしなくていいよ、スティング……今は」
「そ……じゃな……ステラ……俺は、あ、あぁっ」
「スティングは、もう少し……楽になっていいと、思う」
 そう思うなら、もう解放してくれ。こんなことはやめろ。
317ブラウニー6/17:05/03/15 00:43:05 ID:ZPS6Zdhw
 言いたい言葉は喉からは出てこない。頭の中からさえも消えてしまう。
 無防備な状態のままステラに急襲されて、スティングは激しい息の中に意味のない声を交える
だけだった。
「んあぁあっ……あっ……ん、んんっ……う、あっっ!」
 濃密な液体を勢い良く放ちながら、スティングの両膝は力を失い、床を強く打った。

 緑の革のソファーに躰を預けながら、スティングは、ステラが床に広がった自分の精の
後始末をしている様子を見るともなしに眺めていた。まだ体に力が入らず、上半身を
横たわらせて足だけ床に投げ出している。
 ロッカールームに備え付けのモップで床を拭ったステラは、掃除用具入れにそれをしまうと
スティングの傍らにしゃがみ込んだ。
「よごれる前のほうがいいよね……キスは」
「……え……っ?」
 自分を取り戻そうとするスティングを翻弄するように、ステラは2人の唇を重ね合わせる。
 訓練の後の疲れた躰に快感を与えられて、スティングは心地よい脱力感に身を委ねていた。
心まで流されてしまいたくなって、ついステラのキスを受け入れた。舌先でノックされて
閉じた扉を開くと、微風のような甘い吐息が流れ込んでくる。激しく息をついたために
乾きかけていた口腔を、ステラの舌が潤していく。もっと……もっとこうしていたい――。
 ステラを逃すまいとスティングの舌が絡みつこうとするのをからかっているのか、ステラは
唇を離した。物足りなそうな目をしたスティングを見下ろして、妖艶に微笑む。いつもは兄と
妹のような2人だが、今はそれが逆転して、姉と弟のような顔になる。
318ブラウニー7/17:05/03/15 00:44:03 ID:ZPS6Zdhw
 やにわにステラは、スティングのパイロットスーツを両手で掴んで、乱暴に引き下ろした。
「なッ……!」
 まだ力の戻らないスティングの左腕を袖から抜き、膝下まで一気に露にする。間髪入れずに
下着に手をかけたステラは、スティングの肉棒が空気に晒された途端に、それを口に含んだ。
「ぐぅ……っ! は……あぁっ!」
 解放されたばかりでまだ十分に敏感なスティングの分身は、忽ち脈動を始める。さっき
までの心地よさはどこかへ吹っ飛び、また何かが自分を追い詰めようとしているのを感じて、
スティングは呻いた。起きあがろうとソファーの背もたれに伸ばした腕は、下半身から
突き上げてくる感覚に支配されて役には立たず、しがみつくものを求めてその表面をまさぐる
ばかりだった。
 ステラの舌が先端をくるくると舐め回す。指先が裏筋をなぞり、さっき吐き出した精の
残りをぬらぬらと全体に塗りつけてくる。
「や……めろっ、ステラ……もう……んん、くっ!」
「だって、まだぜんぶ、出してないでしょう?」
 ステラは舌の動きを止め、唇を先端に触れんばかりに近づけて囁いた。ステラが喋る度に
その柔らかい唇の感触を微かに感じ、息がかかる。スティングは下半身から脊椎を辿って、
快感とともに震えが駆け昇ってくるのを感じた。汗が流れる。まだ残る精の匂いと混じり
合って、ムッとするほどだ。
「がまんしちゃダメだよ、スティング。だいじょうぶだから……」
 そう言うと、ステラはスティングの分身を深く喰わえ込んだ。
「くぁ……っ! んぅはっ……ぅあ、あ、ああっ」
319ブラウニー8/17:05/03/15 00:45:09 ID:ZPS6Zdhw
 ステラが何をするつもりか悟って、スティングは呻いた。やめさせたいのに、何もできない。
ステラの髪に伸ばした手も彼女を引き離すことはできず、寧ろ求めるようにその癖のある
金髪に指を絡めてしまう。
 すでに最初の迸りが先端から溢れ始めている。ステラの唾液と自らの中から溢れるものとが
混じり合って、スティング自身とステラの掌をぬらぬらと濡らしていく。その粘り気がより
密着感を増して、与えられる愛撫を強く感じてしまう。
 喉の奥まで飲み込んで、ステラは舌を裏側に這わせる。ぴくぴくと痙攣しながら大きさを
増すそれの根元をぐいと掴まれて、スティングはまだ体内に残っていた猛りが、一気に出口に
向かって走り出していくのを感じた。
 もう、それを止める術はない。
「んぅああぁッ! あッあ……はァ……ッ!」
 スティングの背が大きく反った。残っていたものが全て吐き出され、ステラの喉に飲み
込まれていく。
 追い詰められた果ての解放はスティングの躰を悦びに震わせ、心を切なく切り裂いた後、
全ての思考能力を頭から奪って、去っていった。
320ブラウニー9/17:05/03/15 00:46:11 ID:ZPS6Zdhw
 本部から帰ってきたネオに、スティングはザフトのディオキア基地で偵察した結果を
報告していた。
 ラクス・クライン――正体はミーア・キャンベルなのだが――の慰問ライヴの件はネオも
既にどこからか耳にしていたらしく、おかしくてたまらないという様子で口元を歪めて
聞いていた。しかし目指す新造艦の『子猫ちゃん』の入港が確認されたこと、ラクス・
クラインと共に何人かの要人が基地を訪れていること、その中の1人がどうやら現最高評議会
議長のギルバート・デュランダルだと思われることについては、さすがに真面目な顔で報告を
受けていた。そしてスティングの報告が見慣れぬオレンジの機体の件に及んだあたりでは
仮面の男はかなり興味を引かれ、その後やや不機嫌そうに頬杖をついた。
「アイドルのライヴで士気を高めるような真似をしてるかと思えば、また新型ね。議長も
やることはやってるってわけだ」
「……別に議長自らアイドルをプロデュースしてるわけじゃねぇだろ」
「ま、そりゃそうだろうが、人気取りにはしっかり利用してるようだからな。あながち無関係
とも言えまい?」
 ネオのその言葉にスティングはいろいろな意味で溜息をついた。
 まぁ確かに、あのピンクのザクを見る限り、少なくともあの馬鹿げた騒ぎは議長の許可を
得て行われているものだろう。わざわざ同行しているところから見て、デュランダル自身
それほど苦々しくは思っていないようだ。
 命がけで戦っている敵があんな奴らだとは、正直知りたくなかった。トップまでがそれを
容認しているとなれば、何だかこの戦争自体がアホらしくなってくる。
 スティング自身は、この戦争に並々ならぬ覚悟を持って望んでいるつもりだ。――己の
存在を賭けて。
 その自分がここのところ遅れを取っている相手が、あんな浮かれた奴らだとは認めたくない。
 だがその一方で、次々と新型を投入してくる技術力を見せつけられていることも確かだ。
ユーラシア連邦が投入している新型MAは煮え湯を飲まされるばかりで、ナチュラルと
コーディネイターの能力差を証明する結果にしかなっていない。スティング自身の愛機でさえ、
その浮かれた奴らが作ったものなのだから。
321ブラウニー10/17:05/03/15 00:47:17 ID:ZPS6Zdhw
 敵から掠め取った機体に強化人間を乗せて、漸く互角。ナチュラルの力だけでは防衛さえも
適わず、相手はアイドルにうつつを抜かす余裕さえある。
 勝てるのか? 本当に? こんな調子で……生き残ることができると?
 ネオはどう思っているのだろう。
 自分に向けられたスティングの視線の意味に気づいて、ネオは頬杖をつくのをやめ、不敵な
笑みを浮かべた。
「何だ?……もう諦めるつもりか?」
「そうじゃねぇよ。そうじゃねぇけどさ……」
「やり方はまだ、いろいろとあるだろ?」
 そう言うネオの言葉にも若干疲れが感じられる。本部でだいぶ絞られて来たのだろうか。
 ザフト軍の余裕ぶりよりも、仮面の男の声の変化の方が寧ろスティングを不安にさせた。
地球軍本部に何度呼び出しを喰らってもネオはどこ吹く風なのだが、ラボや、ブルー・コスモスの
お偉方に呼ばれたときはそうではない。今日のように、疲れを隠しきれないでいるような気がする。
 ネオのそんな姿を見る度に、スティングの頭にはいつも同じ『部品交換』という言葉が浮かんで
くるのだ。――死刑宣告に近い言葉が。
「……次は失敗できないんだろ」
 できるだけいつもどおりに言うようにしてはみたが、自分の言葉がどこか心細い響きを含んで
いることはスティングにもわかった。努力適わずそれはネオにも伝わってしまい、仮面の下の
笑顔が消える。もともとこの仮面の男は、スティング本人が意識していない不安さえも読みとって
しまうことがある。
 本人が認めたくない部分を感じる能力は、その客観性故か。
 何だか、それだけではないような――。
「そんな顔するなよ、スティング。おまえが」
「俺が動揺すると他の2人にも伝染する、んだろ」
 スティングはネオの言葉を遮ると、自分を奮い立たせて力強く言った。
「いっそのこと基地に忍び込んで全部ぶっ壊しちまう? それか議長を追っかけて殺っちまえば、
何もかも片づくんじゃねぇの?」
322ブラウニー11/17:05/03/15 00:48:36 ID:ZPS6Zdhw
「確かに白兵戦ならおまえ達の方に分がありそうだが、それは難しいだろ。アーモリーワンの
ような作戦は準備が必要なんだ。今回はその時間はない」
「ま、ミラージュ・コロイドも使えないしね……またライヴでもやってくれれば、隙も
出来そうなんだがな……」
「逃走経路の確保が難しいかな。それとデュランダルの件だが、あいつを今、殺してしまうのは
少々不味い」
「何で?」
「穏健派のあいつだから今はこれくらいで済んでいる、と考えるお偉いさんもいるようでね」
 ネオの言葉に説明できない苛立ちがこもっているような気がして、スティングは上官の顔を
まじまじと見た。今のは、何だ?……って言うか、どっちだ?
 ネオはデュランダルを殺したいのか? 殺したくないのか?
「殱滅戦をやられたら、勝ち目はない――ってこと?」
 スティングは無難な探りを入れた。ネオの口元に一度は消えた笑みが戻ってくる。
 失敗だ、とスティングは思った。ネオの本心は、また霧の向こうだ。笑顔と言う名の
ベールは、仮面から僅かに覗く素顔さえもスティング達の目から隠してしまう。いつも
ニヤニヤしてるのは、要するにそのためなのだ。
「核攻撃失敗の悪夢が忘れられない奴もいるのさ。いつまでたっても一枚岩になりきれないと
言うか……大人の世界は、いろいろと難しい、ってこと!」
 ネオは言いながら立ち上がって、スティングの萌葱色の髪をぽん、と軽く叩いた。ステラと
変わらぬ扱いをされて、スティングは思わずムッとした。
「年寄りはいつまでも過ぎたことに拘って、嫌だね!」
 吐き捨てるように言って手に持っていた資料を机の上に投げ出したスティングを、ネオは
苦笑しながら宥めた。
「しょうがないだろ。こんなものが出てきちゃあな」
 手袋をはめたネオの指が指し示すそこには、地球軍の戦艦を撃ち落とすオレンジの機体が
写る、不鮮明な写真があった。
323ブラウニー12/17:05/03/15 00:49:55 ID:ZPS6Zdhw
 スティングが動揺すると、アウルやステラにも伝染する。ネオはいつもそう言う。
 気づいて、いるのだろうか。
 そのネオの動揺は、スティング、アウル、ステラの3人に伝染してしまうことを。
 いつまでたっても次の命令が下されないので、ステラがかなり寂しがっていることを
スティングは知っていた。基本的に、ネオはいつも忙しい。同じ地球軍と言っても外様に
等しいこの土地で、ファントム・ペインをどこか冷めた目で見る士官を相手に援軍だ補給だ
索敵だと交渉を繰り返し、作戦を練って自ら出撃する。八面六臂の活躍と言えば聞こえは
いいが、実状は補佐するべき副官がいないというだけの話だ。スティング達3人に声が
かかるのは戦闘開始の直前、ということも珍しくはないこの状況で、ステラが寂しがって
いるから気にかけてやって欲しいなどと、とても言えたものではない。
 スティングは何だかガーティ・ルーに帰りたくなった。やっていることに大差ないとは
言え、ネオのお膝元であるあの艦ならもう少し……窮屈ではない気がする。
 自分の部屋に戻ったスティングは、ドアの前にステラが立っているのを見てますます
憂鬱になった。何を言われるかは予想がつく。
 近づくなり、ステラは大きな瞳をスティングに向けて言った。
「スティング……ネオは、何て?」
 思ったとおりの質問だ。スティングは曖昧に微笑んで、とりあえずステラを部屋の中に
誘った。N.P.ジョーンズはガーティ・ルーとは違う。ここは『他人様のおうち』なのだ。
人目に立つのは歓迎できない。
 時間が足りないときは、ネオは3人を一度に呼びつけることはせずに、スティングを
通してアウルとステラに細かい命令を伝える。実際その方が話が早いし、特に問題はない。
アウルとステラがのけ者にされたような不満や寂しさを感じること以外は。
324ブラウニー13/17:05/03/15 00:51:18 ID:ZPS6Zdhw
 ネオと2人きりで話ができるスティングを羨むステラが、どんな話をしていたのか、
ネオの様子はどうだったか聞きたがるのも、今に始まったことではなかった。寝物語に
絵本を読んで聞かせる親のような心境で、スティングはステラに椅子を勧めた。
 ステラは黙って首を横に振り、スティングの腕を掴んでベッドの方へ引っ張って行く。
嫌な予感を感じながらも、スティングはステラに逆らいはしない。スキンシップを求める
のも寂しい子供にはよくあることだ。別々の椅子に座るのではなく、隣に居て欲しいと
強請る。
 お話しして、という目で見上げてくるステラに、スティングは優しく言った。
「次の作戦は、もう少し先になるみたいだぜ」
「もう少し……先?」
「ああ……まぁ、時間がないとも言ってたけど」
「ステラ、また、おるすばん?」
「ええ? いや……それは、どうかな……」
「ここ、海ばかりだし……ガイア、飛べないし……泳げないし……」
「うーん、まぁ……」
「やっぱり、アビスにしておけば良かった……?」
「……基地を襲うなら、寧ろガイアの出番だと思うけどな」
「そう? そうかなぁ。だったら、いいな」
 ステラはふんわりと笑った。出撃命令でこんなに幸せそうに笑う少女がいるだろうか。
人を殺してこいと、言われているのに。
 だがその命令こそが、彼女がここに居ていいという証なのだ。ネオに必要とされていると
いう確かな証拠。役に立っている、できることがあるという手応えが、そこにある。
 ――そこにしか、ない。
 安心したように頭をもたせかけてくるステラの頭を、スティングはそっと撫でた。
325ブラウニー14/17:05/03/15 00:52:21 ID:ZPS6Zdhw
 部屋に戻りたくないと言ってきかないステラと2人、ベッドに寝そべっていたスティングは、
隣のステラが身を起こす気配を感じて体を強張らせた。わざとらしく寝返りを打ってステラに
背中を向け、眠っているふりをする。その嘘を見抜いたように、ステラは上掛けをはねのけて
スティングの肩を掴むと、強引に仰向けにした。
「……っと、ステラ、何……」
 とぼけようとするその口を唇で塞がれる。だから、嫌な予感がしていたんだ。
 こうなるとわかっていて、どうして拒絶することができないんだ。結局は俺自身も求めて
いるということか。ステラの躰を。そこから与えられるあの快感を。
 求めながら、こちらから手を出す勇気は持てないくせに。
 仕方ない。求められても、愛されてはいないのだから――。
 スティングがいつもと同じ堂々巡りの悩みに陥っているうちに、ステラはパジャマ代わりの
スティングのシャツを捲り上げて脱がせようとする。スティングは逆らわず、されるがままに
なっていた。
 今日は、前のときとは違う。躰を重ねて忘れたがっているのはステラの方だ。ネオに放って
おかれる寂しさを紛らわす温もりを自分に求めている。拒絶すれば、傷つけてしまう。
 それがわかっていても、やはり自分から抱く気にはなれない。顔に、首筋に、胸に、ステラが
降らせてくるキスの雨を、どうしようもなくただ受け止めるだけ。
 男の躰を貪るように立て続けに加えられる愛撫に、息があがる。ステラの指が羽根のような
軽さで、鍛え上げられたスティングの体躯を撫で回す。
「……は……っ」
 顎を震わせたスティングは、最初の声を漏らした。ステラの掌が脇腹を撫で上げ、胸の筋肉を
辿って、小さな突起の上をさわっ、と通り過ぎる。それはすぐ戻って来て指先を立て、一番
感じる場所の上で過たずに止まる。
 ここだよね、と尋ねるように突起を押し潰されて、スティングはまた声を漏らした。
「ん……くゥ……」
326ブラウニー15/17:05/03/15 00:53:35 ID:ZPS6Zdhw
 押し込もうとする動きに逆らうように、それは勃ち上がってくる。同時に下半身でも
何かがピクリと動き、頭を擡げようとする。
「スティング、今日……敏感」
 ステラは悪戯な微笑みを浮かべると、男の小さな乳首に尖らせた舌を突き立てた。手は
割れた腹筋をなぞるようにして下腹部に伸び、太股の内側を掴んで、足を開かせる。
「うぅっ……あ……あぅっ……」
 勃ち上がろうとしている幹ではなく、その根元の柔らかい部分を下着の上からさわさわと
撫でさすられて、スティングは首を横に振った。声を抑えようと唇を噛みしめ、両手で
シーツを強く握る。
 ステラは筋肉の盛り上がるスティングの腕を撫でて力を抜かせると、そっと持ち上げて、
自分の胸の膨らみをシャツの上から掌に握らせた。
 軍服のままスティングの部屋に来たステラは、スティングの大きなシャツをパジャマ
代わりに着ていた。緩い襟元から鎖骨が覗いている。スティングはシャツの上からステラの
乳房を両手で掴んだ。
 布を1枚隔てただけで、お互いの柔らかい膨らみを揉みしだく。
「あ、あん……んん、スティング……あっん……」
「は……ぁっ……ステラ……んぅ……」
 名前を呼び合う声が重なる。シャツの布を通してもわかるほどにステラの乳首が膨らんで
いることを掌で感じて、スティングはステラの着ているシャツをたくし上げた。頭と両腕を
強引に抜かせる。同時にステラもスティングの下着を引き下ろす。
 脱いだものをベッドの下に振り捨てて、2人は深く唇を合わせた。お互いの口腔を犯し合い
ながらスティングはステラの胸の突起を摘み、ステラは半ば屹立しかけているスティングの
楔を掴む。
「うぅゥン……ああン、あン……いいっ……そこぉ……」
「んッ、くッ……ああっ……はっ……!」
327ブラウニー16/17:05/03/15 00:54:46 ID:ZPS6Zdhw
 愛撫している場所のせいなのか、どうやらスティングの方が分が悪いようだった。感じる
バランスを保とうとステラの秘所にスティングの手が伸びる。それを避けるように腰を
引いたステラは、スティングの手をもう一度乳房に導いた。そうしながら、スティングの
欲望を両手に握り込んで離さない。締めては緩める動作を繰り返し、その脈動を楽しむように、
浮き上がる血管に沿って指を這わせる。
「だめ……まだ、足りないもの。もっと……触って……」
「く……ステラッ……あ、あ……」
 欲望を高ぶらせながら、スティングは夢中でステラの乳房を揉む。スティング自身はもう
十分に準備が整っていつでも挿入できる状態だったが、確かにステラの方はまだだったかも
しれない。そう思って責める手を早くしたが、茎をしごいていたステラの指が先端を摘んだ
とたん、スティングの努力も水泡に帰した。
「ぅあ……! んはぁうッ……ああッ!」
 鈴口を強く押さえつけられて、スティングの腕は痙攣し、ステラの乳房から離れた。
塞がれた出口から熱い液体が僅かに漏れる。ドクリと大きく脈打った幹の根元をステラが強く
抑え込み、それ以上精を吐き出すことを禁じる。
「あ……! ステラ……離せ……っ!」
 スティングは無意識のうちに懇願していた。先端と根元をステラに制された己の分身が
びくびくと蠢く。欲望がはちきれそうだ。
328ブラウニー17/17:05/03/15 01:00:00 ID:ZPS6Zdhw
「スティング、早すぎる……まだ、ダメ」
「くっ……俺は、もうっ……う、うっ……」
「もう、何?……どうしたいの……?」
「あゥ……い、入れ……さ、せて……くれッ……」
 辛そうに喘ぐスティングを、ステラはそれ以上焦らそうとはしなかった。熱く火照る自分の
入り口を指で広げながら、暴れたがるそれを暖かい部屋に誘う。
 先端に宛われていた指が離れ、入れ替わりに肉襞の感触を感じて、スティングは目を閉じた。
 ステラの中は、まだ十分には濡れていない。スティングの根元をきつく掴んで吐き出す
ことを防ぎながら、ステラはゆっくりと腰を沈めた。途中で止まり、前後左右に揺すっては
自分で自分を刺激する。固くなったスティングの肉棒はステラの狭い内壁をこじ開けながら
進んでいく。進むにつれて徐々に周りが熱を高め、ぬめる液体が彼を迎えるように溢れて
くるのを感じる。
 ステラの中が充分に濡れるまでの時間は、先に限界に近づいているスティングにはもどかし
すぎるものだった。もっと早く進めさせて欲しい。もっと……奥まで……もっと……
「くぅあっ……ステラ、は、はやく……俺、我慢……できな……いっ……」
「――何が我慢できないって?」
 突然割り込んだ第三者の声に、スティングはきつく閉じていた目を大きく見開いた。

つづく
329ブラウニー投下終了:05/03/15 01:01:25 ID:ZPS6Zdhw
後編は3Pもどきです。嗜好の違う方は(ry

いろいろレスいただきまして、ありがたいやら恐れ入るやら。
オルフレは断筆宣言はしてないですよ。ネタがないだけです。
思い入れのあるカプなので、そう簡単には捨てないさ!
アスミアは自分でもちと笑いました。偶然って怖いですね。
ではまた、後編で。
330名無しさん@ピンキー:05/03/15 01:12:24 ID:tvwEbclw
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
一気に読ませていただきました!!
自分の理想的な二人で本当にうれしくて仕方がありません!!

オルフレをつい最近読ませて頂き、すっかりファンになっておりました
本当に・・・本当にありがとう!!・゚・(ノД`)・゚・
後編も楽しみにしております!
331名無しさん@ピンキー:05/03/15 01:59:52 ID:mU8jiyWe
俺は物書きじゃないけどちと質問
ラクス受は需要がないのか?
332名無しさん@ピンキー:05/03/15 02:02:52 ID:+GYRaYNt
攻めラクスが大好き
ラクカガマンセー
333名無しさん@ピンキー:05/03/15 02:05:35 ID:fUYRzUUO
オクステ'`ァ (;´Д`) '`ァ 
攻められるオクレ兄さん萌え'`ァ (;´Д`) '`ァ 
GJです!!
334名無しさん@ピンキー:05/03/15 03:18:35 ID:lxg/SE21
これは萌える展開ですな、(;´Д`) ハァハァ
攻められるスティングが最高だ
335名無しさん@ピンキー:05/03/15 07:27:56 ID:v9S1qWLs
ステステキタ━━(゚∀゚)━━ッ!!!
神GJ!まだまだステステ派な漏れには十分すぎる燃料ですた…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
336名無しさん@ピンキー:05/03/15 11:43:48 ID:lxg/SE21
しまった・・・・今書いている内容が少し被っている・・・orz
337こういうネタはガイシュツ?:05/03/15 15:38:46 ID:LgTdzNys
アスカ家で、珍しくまとまった休暇がとれた父親が、家族旅行を計画した。
だがシンとマユは両親だけで行くことを勧めた。最初は渋っていた両親も、
「もう小さい子供じゃないんだから、たまには二人でゆっくりしてきて」という言葉に押し切られ、
二人で出かけて行った。

リビングのソファに並んで座り、テレビを観るシンとマユ。
「パパとママ、今頃どうしてるかな」
「煩い子供から開放されて、清々してるんじゃないの?」
シンの棘のある言葉も意に介さず、マユはちょっとはしゃいでみせる。
「ね、ふたりきりって、なんかワクワクするね」
「別に。何でワクワクするんだよ」
ぶっきらぼうにシンが答える。マユは黙ってシンの横顔を伺うように見ていたが、やがて言った。
「ね、膝乗っていい?」
「あぁ? 何言ってるんだよお前・・・」
だがマユは返事を待たず、シンの膝に乗ってしまう。
「な、ちょっと待て、何だって・・・」
「いーじゃん、久しぶりに。前はよくこーやって一緒にテレビ観たでしょ?」
「そ、そりゃそうだけど・・・」
「マユが重いから厭なの?」
「いや、全然重くはないよ。でも・・・」
「じゃ、いいじゃん。ちょっとだけでいいから」
仕様が無いな、という表情をするシン。マユが安心したように体重を預けてくる。
両親がいないことで、却って子供返りしちゃったのかな、等と考えていると、仄かなリンスの香りが鼻腔をくすぐった。
338まあ需要はあるでしょ:05/03/15 15:42:11 ID:LgTdzNys
ドクン、と、シンの鼓動が高鳴った。急に妹の体温や膝の上の感触、パジャマからのぞく首筋などが気になりだした。
するともういけない。自分の意志とは関係なく、肉体が反応し始めた。
(な、ダメだ。何考えてるんだ、俺。テレビに集中するんだ。ヤバイヤバイヤバイ・・・)
その時、マユがもぞりと動いた。
「おにいちゃん・・・」
「な、何だ?」
「お尻に何か当たるよ?」
「え!? あ、それは、その、えーっと・・・」
しどろもどろになるシン。マユは振り返ると、シンの瞳を覗き込みながら言った。
「これって、オチンチン?」
「!」
あまりにも直接な名称が発せられ、言葉を失うシン。マユは笑って、そっとシン自身に手を置いた。
「お兄ちゃん、コーフンしちゃったの? うわ、凄い、硬く、大きくなってる」
言いながら、マユがそっと摩る。
「バカ。やめろよ。お前何やってんだ!」
言葉では言いながら、シンは抵抗の素振りは見せない。マユの手に、更に力が込められた。
軽く撫でていたのが、今度は軽く握って上下させている。
「まだ大きくなるの?」
「な、ならないよ。ちょっ、いい加減にしろって」
ようやくシンが、マユの手を振り払う。実際、シン自身は、既にはちきれんばかりに膨張していた。
339名無しさん@ピンキー:05/03/15 15:44:34 ID:LgTdzNys
「お、お前、どこでそんなこと覚えたんだ?」
「えー、こんなの普通に知ってるよぉ」
「ま、まさか、お前、もう・・・?」
「本物は、見たことも触ったこともないけどね」
言葉を失ったシンに、マユはペロッと舌を出した。
その言葉に、あからさまに安堵の表情を浮かべるシン。そんなシンを見て、急にマユが真顔になる。
「だって、キスだってまだしたことないよ」
「あ、当たり前だ。お前、まだ子供じゃないか!」
「お兄ちゃんは、あるの?」
「・・・・・」
返事に窮するシンを、マユがじぃっと覗き込む。
「・・・ないよ」
顔を逸らしながら、シンがポツリと答えた。マユの表情が、パッと明るくなる。
「ねぇ、じゃあマユとしようよ」
「な、何言って・・・」
再び顔を向けると、先程より更に近くに顔があった。マユの腕が、そっと首に掛けられる。
「いいじゃない、キスぐらい・・・」
ささやくように、マユが言う。最早、息がかかる程の近さに顔があった。マユは既に瞳を閉じている。
「あー、じゃ、うん。じゃぁ、分かったよ。ちょっとだけだぞ」
シンは自分に言い聞かせるように言うと、ほんの一瞬、唇と唇を触れさせた。
「ほら、これでいいか?」
だが、マユは首にかけた腕に力を込め、シンに縋りついてきた。
「ダメー。そんなの。ちゃんとしてよー。」
「ちゃんとって、ちゃんとしたじゃないか」
「もっとちゃんと! 恋人にするみたいに!」
「恋人にって、したことないって言っただろ」
「じゃあ、マユのこと恋人だと思って、して?」
「出来ないよ!」
340名無しさん@ピンキー:05/03/15 15:47:28 ID:LgTdzNys
シンの言葉に、マユはまたもやシンの瞳を覗き込んだ。
「どうして? マユのこと、嫌い?」
「嫌いな訳ないだろ! でも・・・、僕ら・・・、兄妹じゃないか!」
「兄妹だって、キスぐらいするでしょ・・・?」
「そうだけど、恋人みたいにはしないだろ」
「・・・やっぱり、マユが嫌いなんだ・・・」
マユが顔を伏せた。
「嫌いじゃない! 嫌いじゃないけど・・・」
マユの閉じた瞳から、涙がスゥーッとこぼれた。
「マユのことは大好きだよ! だから泣くなって。なぁ。な?」
言ってシンは、マユに唇を重ねた。
「・・・・な?」
顔を離すと、笑顔でマユが抱きついた。
「マユも、お兄ちゃん大好き!」
そして今度は、マユの方から唇を重ねてきた。
「ん・・・」
最早どうしていいか分からず、そのまま唇を重ねていると、再び己の身体の中心から、快感が背中を駆け上った。
「!」
唇を重ねたまま、再びマユがシン自身を撫で摩っていた。
「まだ、大きいままだね?」
「それは・・・、マユが触ってるから・・・」
「私・・・、どうすれば気持ち良いか・・・、知ってるよ?」
マユはいたずらっぽく微笑むと、身を離してソファから降りた。床に座ると、シンの股間が目の前にある。
「ダメだ。ダメだよ、マユ・・・」
しかし、シンの言葉も抵抗も弱弱しいものだった。マユは構わず、パジャマとトランクスの中で窮屈にしていたモノを、社会の窓から開放してやった。
「う、わぁ。凄い・・・」
シンのそれは硬くそそり立ち、マユは暫しの間、魅入られたように見つめた。
341名無しさん@ピンキー:05/03/15 15:48:42 ID:LgTdzNys
やがて、軽く手をそえると、先端にそっと口をつけた。そして根元の方へと唇を這わせると、今度は舌を出して先端へと舐め上げた。
「あ・・・、う・・・」
シンはソファに身を預け、ギュッと目を閉じて快感に耐えていた。マユの舌が先端部分を丹念に舐めまわし、軽く握った手が上下にしごいている。
そして、ついに先端部分を全て咥え込むと手を止めて、今度は頭をゆっくりと上下し始めた。それだけでシンは、早くも限界に達しようとしていた。
「う、ああ、マユ・・・。ダメだ・・・出ちゃうよ・・・」
シンの呟きに、マユは動きを止めることなく何か答えた。だが、シンを咥えたままだったので何と言ったのか聞き取れなかった。
「あ、あ、ぁ、で、出る!」
「んんっ」
ドクン、とシン自身が大きく脈動し、マユの口の中で開放された。マユの手が、放出を促すように上下にしごく。シン自身がドクドクと脈打ち、億単位の微小な分身を放出する。
完全に動きが止まったと見て、全て吸い出すようにしてようやくマユが口を放した。
シンは大きく息を吐き、目を開けた。一瞬、マユと目が合ったが、今度はマユが目を閉じると、口の中のモノをゴクリと飲み干した。
「!」
驚くシンを他所に、マユは小さく舌を出した。
「うえ、苦〜」
「お前、そんなもの飲んで平気なのか?」
「エヘヘ、お兄ちゃんのだもん。オイシイよ。」
先ほどの言葉はどこへやら、マユは気丈に笑ってみせた。
342名無しさん@ピンキー:05/03/15 17:22:13 ID:1QPKZPU6
ハアハア
つ、続きとかは…
343名無しさん@ピンキー:05/03/15 17:27:57 ID:qFHGtcuN
流石、生殺しは>>337-341のお家芸だな!!
続きを書かないと言うのなら、今度は俺が妄想してやる、こんなカプ!!












マユたん(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
344名無しさん@ピンキー:05/03/15 18:23:43 ID:yfqvg1Oi
このくらいの関係があれば本編での主人公(仮)のマユ狂いが理解できるな。
で、続きまだー
345名無しさん@ピンキー:05/03/15 19:18:52 ID:P3XzFJTs
>337
GJ!!
これで終わりだったら酷だ!
時間がある時で構わないので是非続きを!
346名無しさん@ピンキー:05/03/16 00:18:44 ID:jk3slY6i
強マユ弱シン(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
347名無しさん@ピンキー:05/03/16 00:51:43 ID:xUeOmlam
「はぁっ!…はぁ…はぁ…」
静かな部屋に、荒く息をつく音が響き渡る。パチュンパチュンと腰がぶつかり合う音がそれに混ざってくる。
ベッドの上には男と女。
前屈みに突っ伏した女の腰の上に、男が覆い被さるようにして自らの肉棒で女の肉壷を掻き回していた。
「カガリ…いいよ…そろそろイクよ…」
男が女の耳元に囁きかける。それを聞いた女の目が見開かれる。
「ア…アスラン…な…中はダメ…」
女は目に涙を溜めて懇願した。
しかし、そんな女の願いを無視するかのように、男の腰の動きは段々と切迫したものになっていく。
「うぅっ!!」
そして、女の腰を握る手に力が込められる。呻き声の後、男が腰をガクガクと震わせ始めた。
「う、うはぁあ!出てる、精子出てるよ!中で出してるだろ、バカぁ」
腹の中で、男の肉棒がドクンドクンと脈動しながら熱い粘液を流し込んでくる。
女は身を捩ってその熱から逃れようとした。
「うるさい!オレは出したいときに出すんだ」
しかし、そんな女の身体は男の力で抑えられてしまう。成す術もなく、子宮に大量の精液が注入されていった。
「そんなぁ、今日は危険な日なのに」
女の瞳から、止め処なく涙が溢れ出した。
「そんなこと知らないよ。カガリの穴はオレを刺激する道具なんだ」
「ひどい…」
男の容赦ない言葉が続く。
女に出来ることは、シーツを握って耐えることのみであった。
「まだ射精終わってないぞ、股間に集中しろ」
「止めて…抜いてぇ…これ以上中に出されたら妊娠してしまう…」
まだ射精を続ける男のペニス。
さらに攻め立てるように男が腰を突き動かす。
「まったく!ナチュラルはすぐ妊娠だ!欝陶しいなぁ」
「うはぁあああぅ」



でも、実は二人ともわざとやってる
348347の続き:05/03/16 00:53:09 ID:xUeOmlam
一頻り射精を終えた男が、慌てて女の中から自らの肉棒を引き抜く。力を失った肉棒はだらしなく垂れ下がる。
しかし、その先端から女の入口まで繋がる白濁した糸が、確かに膣内射精が行われた事実を示していた。
「ごめんな、カガリ。痛かったか?」
男は力なくシーツに突っ伏したままの女の身体を持ち上げ、反転させて自分の方を向ける。
そして、本当に申し訳なさそうに優しく抱き寄せた。
「ううん。大丈夫、気持ち良かったよ」
先程までの鬼気迫った表情とは打って変わって、女の顔は優しく微笑んでいる。そして、満足げに男の頬を撫でた。
「そうか、カガリも良かったよ」
男はその女の手を握って答えた。
「んん…中からアスランの精子が溢れてきた」
女が男の目の前で自らの足を開く。激しく突き動かされた直後で、元のように閉じきらない膣口。
その内部で膣壁が盛り上がり、中から白濁した精液の塊が吐き出された。
「うわ、なんだか恥ずかしい」
男はなんだか居た堪れなくなり、その光景から目を背ける。
「それをしてもすごい量だな。お腹の中がグチュグチュ」
女の方はむしろ冷静で、今溢れ出てきた精液を指先で弄んでいる。
「い、いやぁ、カガリが演技とはいえ危険日なんていうから、興奮しちゃって」
男は女の方をまともには見れず、チラチラと垣間見ていた。
その顔は完全に赤面している。
「え?」
「え?」
女が突然怪訝な声を上げる。
男も釣られて女の方を向き直り、お互いの目と目が合った。
「危険日は演技じゃないぞ」
衝撃の事実。
「えええ!」
急激に青ざめる男。口が開いたまま塞がらなくなる。
「大丈夫だよ、コーラで洗えば良いって本にかいてあった」
「そ、そうなのか。ホッ」
男はそれを聞いて安堵の息をついた。
349おまけ:05/03/16 00:53:51 ID:xUeOmlam


「ねぇねぇ、カガリ…それってどんな本?」
「んー…キラにもらった」
「へー…」
350名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:06:29 ID:zBxzZQu+
>>347-349
GJ!わざとかいw
351名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:12:48 ID:1Q2hb/Fm
>>349
ワロタwGJ!
352名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:31:09 ID:jcC9icTF
とりあえず、だ。
コーラで洗っても精子全部死滅させることはできないぞ。
避妊にはコンドームが一番だ。
353名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:40:01 ID:zBxzZQu+
いや、輸卵管縛っちゃうのが確実て聞いたぞ
354名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:02:21 ID:Nh4/IVpw
避妊手術、女の場合はリスクが高いので止めるが吉
本来は経産婦でこれ以上の子供はいらないとか、妊娠出産は命にかかわる女がするべきもの。
男の場合、パイプカットの手術は簡単で子供が欲しくなったら元に戻すことも可能だと聞いた。
身体への負担の比較と後々の事を考えれば男の役目だと思う。
手術後しばらく精子があるのですぐセックルはダメなんだそう。
コンドームは結構失敗するもの、扱い下手くそな人が多いとか。
355名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:17:18 ID:fzW7eB8l
「コーラで洗う」は笑うところじゃないのかー?

というわけで、347たん、GJ!
356名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:30:37 ID:Ty9htCty
>>347
GJ!
手のひらの上で踊るバカップルを
柱の影から眺めてほくそ笑む黒キラが目に浮かぶようだw
357名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:31:10 ID:Nh4/IVpw
しまった迂闊な、一番大事なことを忘れていた…

職人さんGJ!!




ちなみに100%もなにもコーラ洗浄はまったく効果無しですよ…
358名無しさん@ピンキー:05/03/16 09:14:51 ID:AwUKcjDD
グッジョブ!
ワラタw&おバカなバカポーに萌えますた
黒キラGJ!
359名無しさん@ピンキー:05/03/16 11:32:16 ID:CSWy8i20
コーラ伝説を信じてる時点で真のバカップルだな
360名無しさん@ピンキー:05/03/16 12:52:08 ID:W4z06ZVE
二世代目コーディ同士のカップルに子供が授かり難いっていうのは
男のせいなのか、女のせいなのか…?それとも相乗効果なのか。
361名無しさん@ピンキー:05/03/16 13:36:51 ID:hceGfgY8
どなたかアスルナかけませんか?
362名無しさん@ピンキー:05/03/16 15:35:26 ID:HuDp0xaj
キラ「やめてよね、コーラで避妊できるわけないじゃないか」
ラクス「そうですわ、ダイエットペプシじゃないと無理ですのよ」

キラ「…」
363名無しさん@ピンキー:05/03/16 15:38:02 ID:CSWy8i20
>>362
ワラタ。
364名無しさん@ピンキー:05/03/16 16:05:41 ID:1Bj3NxFE
>>362
キラ、お前はしっかり避妊しろよw
365名無しさん@ピンキー:05/03/16 16:14:45 ID:gt8MoRjG
ユウカガの続きが待ち遠しい(*´д`)ハアハア 

今週は、ユウナが画面に登場しますね。
366名無しさん@ピンキー:05/03/16 16:56:12 ID:jcC9icTF
予告映像だけからもヘッポコぶりが伝わってくるのがユウナらしいというか・・・

しかしユウナというと、某FF]のあっちを先に連想してしまい、思い直して奴の顔を頭に描く



し、召喚士な格好のユウナを連想してしまった・・・
]-2だとさらにダメージ大。
367337:05/03/16 17:08:58 ID:sKC3hBu6
続き投下します。

微かに頬を紅潮させて、微笑むマユ。シンの中に言いようの無い感情が湧き上がり、そして何かが弾けた。
「マユッ!」
シンが強く抱きしめ、そして床に横たわらせた。マユは目を閉じ、為すがままにされている。
シンはパジャマのボタンを外そうとするが、興奮で手が震えた。
引きちぎりたいもどかしさに耐えながら、ようやく全部を外す。
マユはパジャマの下には何も身に着けていなかった。
シンの目の前に、真っ白な肌を、隆起し始めた膨らみを晒して横たわる。
シンの目が、膨らみの先端にある、嘘みたいなピンク色をした突起に吸い寄せられた。
シンは身を屈め、そのピンクの突起をそっと口に含んだ。
「ん・・・」
ピクン、と、マユが小さく身体を振るわせた。
シンは口の中の突起を、舌で軽く転がしながら、もう片方の膨らみを優しく撫で摩る。
「あ・・・・、ぁ・・・・」
マユは息を荒くして、時々小さな声を漏らす。シンは左右の突起に代わる代わる触れ、口に含み、舌を這わせた。
暫くそうした後、シンが、突起を摘んだ指先に、それまでよりも強く力を込めた。
「あんっ」
マユが軽く仰け反る。
シンは触れるのを止め、身体を起こした。
「ごめん、痛かった?」
「うん、ちょっと。・・・・・でも、気持ち良かった」
マユは目を開いて微笑みながら、自分を抱くように胸を隠した。
シンはちょっと安心したように笑うと、今度は両手をマユのパジャマのズボンに掛けた。
さすがにショーツは履いているが、それも一緒に引きおろそうとする。
マユがズボンを掴んで止めた。
368名無しさん@ピンキー:05/03/16 17:11:54 ID:sKC3hBu6
「どうしたの?」
「恥ずかしいよ・・・」
「自分はしたじゃないか」
「でも・・・」
頬を染めて、マユが顔を逸らした。
「ほら、手を離して」
シンが優しく囁く。
それでもマユはズボンを掴んでいたが、やがて観念したように目を閉じ、力を抜いた。
シンは乱暴にならないよう気をつけながら、ズボンとショーツを脱がした。
マユは今度は脚を閉じ、更に中心を手で隠すようにしている。
シンがマユの両膝を持ち、左右に広げようとすると、それは案外抵抗されなかった。だが、手で隠したままだ。
シンは構わず、マユの脚の付け根に顔を近づけた。
「手をどけて」
「でもぉ・・・」
マユが弱弱しく抗議の声を上げる。
「大丈夫だから。手をどけて」
何が大丈夫なんだか良く分からないが、シンの言葉に、マユはようやく手をどけた。
(女って、こうなってるのか)
初めて見る女性器を、シンは暫くの間マジマジと見つめた。
マユは目を閉じて顔を背けているが、シンに見つめられているのが分かった。
「・・・恥ずかしいよぉ」
消え入りそうな声で、マユが呟く。
その声に、シンはハッと我に返った。
「綺麗だよ、マユ・・・」
囁いて、シンは顔を埋めた。
明確にどうしたらいいか知らなかったが、シンは本能に任せた。
369名無しさん@ピンキー:05/03/16 17:19:37 ID:CBrBCv4A
つC
370名無しさん@ピンキー:05/03/16 17:57:35 ID:AXfZd6S/
続きは!?
ねえ続きは!!?
ハアハア
371名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:05:24 ID:sKC3hBu6
舌を伸ばし、亀裂に触れた。
「アッ」
マユが身体を震わす。
シンは亀裂に沿って舌を這わせた。上へ。下へ。ゆっくりと、上下に這わせた。
「あっ、あっ、あっ」
マユ小さく喘ぐ。必死に声を殺そうとしているが、どうしても漏れてしまう。
亀裂の中は、シンの唾液とは別の液体が溢れていた。
(男を迎える準備が出来てるんだな)
シンは、興奮状態で、夢中でマユにむしゃぶりついている自分とは別に、
乱暴にならないよう気をつけたりする冷静な自分がいるという、不思議な感覚を味わっていた。
シンの舌が、亀裂の上にある突起を探り当てた。
「あぁんっ」
そこに触れた瞬間、マユがそれまでとは明らかに違う反応を見せた。
(ここが感じるのか)
シンの舌が、その突起に集中する。
「あぁっ、いや、やっ、ハァンッ」
シンの舌の動きに合わせ、マユが喘ぎ、身をよじる。先ほどまでのように、恥らう余裕も無くなっていた。
シンの舌の動きが、段々と激しくなった。
「や、いや、あっ、あぁっ、あうっ!」
マユがひときわ大きく喘ぎ、背を反らせた。シンも舌の動きを止めた。
372名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:07:02 ID:sKC3hBu6
これまで嗅いだことの無い匂いがシンの鼻をついた。マユの髪から仄かに香ったリンスの香りとは違う、濃密な匂い。
(女の・・・匂い?)
マユの亀裂から、液体が溢れている。シンはそれを、わざと音を立てて吸った。
「どんどん、溢れてくるよ」
シンが半身を起こした。マユは両手で顔を覆っている。
「ぃゃぁ・・・」
マユが弱弱しく答える。
「マユ・・・、顔を見せて」
だがマユは、顔を隠したまま小さくイヤイヤをする。
シンは身を乗り出し、マユの両手首を掴んで、顔からどかそうとした。
今度も、抵抗はあまりない。殆どされるがままだが、小さくイヤイヤを続けている。
「どうしたの?」
シンの問いかけに、やはり小さくイヤイヤをするマユ。
マユはまだ目を閉じたままだったが、シンは優しく微笑んでみせた。
「恥ずかしいの?」
マユは今度は、小さくコクリと頷いた。
「大丈夫、恥ずかしいことなんて無いよ。さぁ、目を開けて」
シンの言葉に、マユは背けていた顔を上に向け、目を開いた。
二人の目と目が合った。マユの瞳は潤み、頬は紅潮している。
「マユ。可愛いよ。マユ。」
囁きながら、シンが顔を近づける。マユは再び目を閉じた。
373名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:09:20 ID:sKC3hBu6
唇を重ねると、どちらともなく激しく舌を絡めあった。顔を離すと、涎が糸を引いた。
先ほど放出したシン自身は、猛々しさを取り戻し、マユの下腹部に当たっている。
二人は再び見詰め合った。何も言葉は発せられなかったが、マユがコクンと頷いた。
「・・・本当に、いいの?」
「・・・うん」
シンの問いかけに、マユはもう一度頷いた。
シンは己自身を掴むと、たっぷりと潤ったマユの亀裂に、その先端をあてがった。
ビク、とマユが身体を震わす。
「・・・怖い?」
マユは堅く目を閉じ身構えていたが、シンを見つめ、ぎこちなく微笑んだ。
「ううん。全然。」
そしてまた目を閉じ、身を固くした。
シンは己の先端を、亀裂にそってなぞらせていたが、やがて本能が命じる所にあてがうと、その動きを止めた。
「ここ?」
「・・・うん」
マユが小さく頷く。
「行くよ・・・」
シンは囁くと、返事を待たずにマユの中へと己を沈めた。
「!!!!!」
シンは一気に根元まで沈めると、そこで動きを止めた。マユは、必死に声を出すのを耐えている。
374名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:10:03 ID:sKC3hBu6
「・・・痛い?」
「・・・・・うん。ちょ、ちょっと・・・・、でも・・・、へ、平気だよ」
マユは笑ってみせようとしたが、失敗した。喋るのも辛そうに見える。
「止める?」
「だ、大、丈夫。でも、そうっと、お願い」
シンはマユの頬に軽く口付けると、ゆっくりと腰を引いた。
ハァーッ、と、マユの口から大きく息が漏れる。
シンが今度はゆっくりと、可能な限りゆっくりと、腰を沈めた。
それでもマユは、身体を裂かれるような苦痛に、必死に耐えていた。
だがシンの方は、先程、口でされたのとは違う快感を味わっていた。
程なく、シンは限界に達しそうになった。
「マユ・・・、い、イキそうだよ・・・」
「うん・・・、いいよ」
マユはやっと、それだけ言った。
シンの動きが速まった。冷静だった部分はどこかへ消えている。
「う、あ、マユ・・・・・、ううっ!」
シンは自分の腰を、力一杯マユに押し付け、そこで止まった。
恐ろしい程の快感が背筋を走り、頭の中が真っ白になった。
ドクン、ドクン、と、シン自身はマユの奥深くで脈動し、放出する。
マユは気を失ったように動かない。
シンも全てを吐き出すと、全身の力が抜け、ガクリとマユに覆いかぶさった。
375名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:10:53 ID:sKC3hBu6
どれ位そうしていただろうか。シンは、頬に冷たいモノを感じて我に返った。
そっと身を起こすと、マユが声も無く泣いている。
「マユ? 痛かった? ごめんな・・・」
マユは優しく微笑んで、首を振った。
「ううん・・・、違うの・・・」
マユは下から腕を伸ばし、シンを抱き寄せた。
「嬉しくて・・・。マユ、今、最高に幸せよ・・・」
シンは何も言わず、きつくマユを抱きしめた。
(マユは、俺が守る。この先、例えどんなことがあろうと・・・)
心に強く誓いながら・・・。
376名無しさん@ピンキー:05/03/16 19:15:21 ID:SP+bt2XI
シンマユ'`ァ�(;´Д`)�'`ァ
この後にあの惨劇が起こると思うとなんか切ないが'`ァ�(;´Д`)�'`ァ�

職人さんGJ!!
377名無しさん@ピンキー:05/03/16 22:06:07 ID:NPRjmwmU
シンステ 希望
378名無しさん@ピンキー:05/03/16 22:33:16 ID:yhM0OR7P
オクステ(*´Д`)ハァハァ キボン
379名無しさん@ピンキー:05/03/17 12:07:36 ID:sdnOXVvs
メイリンがほとんどない件について
380名無しさん@ピンキー:05/03/17 14:26:46 ID:Eb4Ebcdf
このスレの所為でオクレ兄さんやニダーに萌えてどうしようもありません。
責任取ってください(*´Д`)ハァハァ
381名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:25:38 ID:irBhjaVH
整備士×メイリンの3Pとかどうだろうか
何気にこの3人よく一緒にいる
382名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:33:42 ID:5LFWbUFV
ヨウラン・ヴィーノ・メイリンお気楽3人組
383ブラウニー投下開始:05/03/17 18:35:27 ID:Sb1F3Uch
別な組み合わせだけど3Pもどきです。
スティング×ステラの後編を投下します。
方向はアウル×ステラ×スティング…かな。

>>336
気にするな、俺は(ry
つか激しく読みたいのですが、キボンしたら迷惑でしょうか。
384ブラウニー1/17:05/03/17 18:36:49 ID:Sb1F3Uch
【天色のセイレーン 後編】

 「2人だけで、随分気持ちよさそうなことしてるじゃない。僕は、のけ者ってこと?」
 水浅葱の髪を揺らしながら、アウルは部屋に入ってきた。
 信じられないものを目にしたスティングの額を、快感故ではない冷たい汗が流れる。
さっきまで彼を包んでいた悦楽は去り、別のものが心も躰も支配していた。
「何ぼんやりしてるの。……続けなよ」
 動きを止めていたステラにアウルが声をかける。ステラは何も答えず――ただ素直に、
言われるまま行為を続けた。
「んぐっ……!」
 根元までステラの中に飲み込まれて、スティングは大きく喉を逸らした。最後まで
挿入すると同時にステラの指は彼から離れ、いつでも精を吐き出すことができたが、
今度は別のものがスティングを押し止めていた。
 アウルの青い瞳が、冷たくスティングを見据える。
「今日が初めてじゃないみたいだね。……何回目?」
「ア、アウル……おまえ、いつから……んんッ!」
 スティングの全てを躰に収めたステラが、腰を動かし始める。限界を超えて我慢して
いるスティングは、もうそれ以上の刺激を必要としていなかった。水が溢れそうなコップを
揺するように愛撫を加えられては、アウルの目を気にしながらも声を抑えることはできない。
「あっ! ステラッ、やめ……くぅああっ……」
「あん……スティングぅ……はぅんっ……」
 声をあげ始めた2人を見比べて、アウルはクククッと笑った。
「スティングの方が感じちゃってるわけぇ? ステラはまだ、足りてないみたいだね」
「アウルッ……んっ! んぁっ! んんぁあっ!」
 からかうようなアウルの言葉に怒りを感じながらも、スティングは自分自身を抑える
だけで精一杯だ。恥も外聞もなく達しようとするものを何とか理性で抑え込む。
 嫌だ。こんな……アウルに見られている状態で、最後までイッてしまうのは。
385ブラウニー2/17:05/03/17 18:38:23 ID:Sb1F3Uch
 スティングの最後の一線を嘲笑うように兄貴分を見下ろしたアウルは、椅子の背に
掛けられているスティングとステラの軍服の中から、それぞれのベルトを抜き出した。
それを持ったまままベッドサイドに近寄ったアウルは――。
 スティングの両手首を掴むと頭の上に上げさせ、スティング自身のベルトでそれを
まとめて縛り上げた。
「く……! アウル! おまえ、何を……ああっ……」
 よがる声の合間に疑問をぶつけても、アウルは何も答えない。力の入らないスティングの
両手を戒めた後、 その手首をステラのベルトで、ヘッドボードの支柱に固定する。
 快感で潤んだスティングの眼が、彷徨うようにアウルの方に向けられる。見返した
アウルの眼は戦闘中のように残虐な光を帯びていた。
「これで手出しできないだろ?……ステラは僕が、ちゃんと感じさせてやるからさ」
「な……ッ!」
 声も出ないスティングに構わずステラの背後に回ったアウルは、後ろからステラの乳房を
両手で掴んだ。
「ああぁんっ! あ、あっ! ……あぁんんっ……!」
「うっ……あ! あああ!」
 ステラとスティングは同時に大きな嬌声をあげた。アウルに突然の愛撫を与えられた
ステラの内壁が急激に収縮し、隙間がないほど張りつめきったスティングの肉棒をきつく
締め上げたからだった。
「ちゃんと見てろよ、スティング。ステラがどっちに感じてるのかを、さ……」
 アウルの声が、部屋に反響しているような気がする。
 震える頭を擡げて、スティングは自分の上に乗っているステラの姿を見た。
 ステラの白い胸の膨らみの上で、別の男の手がせわしなく動いている。ステラの肩越しに
アウルの水色の髪が見える。背中に埋められていた顔が少しずつ肩の向こうに見え始め、
赤い舌がステラの肩からうなじを舐めあげていく。
「ん……あん……アウルぅ……」
386ブラウニー3/17:05/03/17 18:39:27 ID:Sb1F3Uch
 ステラの口から他の男の名前が呼ばれる。スティングの頬が、屈辱で赤くなった。
 視線をスティングに向けたアウルは微笑みを浮かべ、片方の手を乳房から離して、
スティングの分身を飲み込んでいるステラの入り口の前へと伸ばした。
 ステラの顎が、びくんと仰け反る。それはアウルの指が、秘所の側にある蕾を見つけ
だしたことを表していた。
「ああっ……アウル……そこぉ……!」
 スティングに触らせていなかった場所をどんな風にアウルが弄んでいるのか、スティングには
はっきりとは見えない。ただアウルの手がリズミカルに動き、それに従ってステラの内壁が
ひくひくと痙攣して、感じていることをスティング自身に伝えてくる。狭い場所に蜜が溢れ、
結合している場所から流れ出して、その周囲をねっとりと濡らしていく。
「く……! うぅっ……あぁはッ……!」
 抑えていた声が、スティングの喉からも漏れ始める。我慢の限界を越えてからが長すぎた。
もう、保たない……最後の頂に達してしまう。
 アウルがステラに与える刺激が、彼女の躰を通じて伝わってくる。自分を高ぶらせているのが
ステラではなくアウルであるような気がして、スティングは激しい怒りが湧いてくるのを感じた。
今はその憎しみすらも、ステラの躰に飲み込まれたものを怒張させる役にしか立たない。
 冗談じゃない。こんな横槍は、許せない。
 怒りのままにスティングは腰を強く動かし、ステラの最奥を固い先端で激しく突き上げた。
「うああッん! ああッん! スティング……! あああ、あん!」
 ステラはまた声を高ぶらせ、今度はスティングの名を呼んだ。その声に答えるように、
スティングはステラの中を壊さんばかりの勢いで、もっと彼女を追い詰める。
 もうアウルの名前なんか、呼ばせない……!
 動きを激しくするほど、手首を戒めているベルトが深く食い込む。そんな痛みも、もう
どうでも良かった。
387ブラウニー4/17:05/03/17 18:40:31 ID:Sb1F3Uch
 ふとアウルの方に視線を走らせると、アウルもこちらを見ていた。目が合うと悪びれも
せずニヤリと笑い、その唇でステラの耳たぶを捕まえて耳介の筋に舌を這わせる。
「いやああぁあん! あぁん! あっあ……あ、あん!」
 ステラの内壁がスティングを締めつける。もうダメだ。これ以上は……待てない!
「アウルッ……抜いてくれ……早く!」
「あぁっ?!」
 律動を続けながら叫ぶスティングに、アウルは面倒臭そうな返事をした。
「何言ってんだよ……出しちゃえばいいじゃん。もう無理だろ?」
「バカ、中は……ダメだッ!……頼む、早く……早くしてくれっ!」
「しょーがねぇなぁ、もう……」
 アウルは愛撫の手を止め、両腕でステラの腰をしっかり抱え込むと、力ずくでその躰を
引っ張り上げた。
「ああぁあ……っあん!!」
「くぅあ……ッ!」
 強引に引き離されたスティングとステラは、ほぼ同時に噴水のような勢いで、別の液体を
空中に撒き散らした。違うぬめりと匂いを混ぜ合わせながら、ぱたぱたと音を立ててシーツに
雫が落ちる。
 ステラの躰がスローモーションのように倒れ込んでくるのを、スティングは掠れる視界の
中に捕らえていた。
388ブラウニー5/17:05/03/17 18:41:49 ID:Sb1F3Uch
 恍惚の余韻に酔って激しく息をつく2人の様子を、アウルは冷ややかに見下ろしていた。
スティングもステラも、アウルなどずっといなかったかのように躰を重ね、目を閉じ、何も
言わずに横たわっている。
 またのけ者だ。自分だけが。
 嫌だ。こんな疎外感は……許せない。
 アウルはズボンの前を緩めると、スティングの躰の上に倒れているステラの腰を掴み、
高く持ち上げた。
「四つん這いになれよ、ステラ」
 アウルの命令に目を見開いたのはスティングの方だった。
「アウル! おまえ!」
 起きあがろうとしても、スティングの両手はヘッドボードに縛りつけられたままだ。
ステラにのしかかられた状態では、アウルに蹴りを喰らわせることもできない。
 そしてステラはぼんやりと目を開けると、アウルに言われたとおりにした。脱力した躰を
奮い起こし、両腕をスティングの脇に突っ張って上半身を持ち上げる。
「もう準備はいいだろ。……行くぜ」
 そう宣言したアウルが何をしたのか――。
「……ああぁぁアァンッ……!」
 途中から裏返ったステラの声で、想像はついた。
 弧を描いて反り返るステラの背中が、スティングにも快感の大きさを伝える。
「へぇ、ステラの中って……こんな風なんだねぇ、スティング?」
 いたぶるようなアウルの言葉が、スティングの胸を射す。
「さっきまでスティングのが入ってたんだと思うと……何か変な感じ」
「アッ……アアアッ……んぅうう……アウルぅ……」
 アウルの言葉とステラの声が、不協和音のように重なって聞こえる。スティングは目眩を
感じ、歪んだ視界に写るステラの姿を呆然と眺めていた。
389ブラウニー6/17:05/03/17 18:42:54 ID:Sb1F3Uch
 何が……何が起こっているのか、わからない。
「イキそうだったら、言ってよ、ステラ。僕も合わせるからさ」
「あァン、アウル……ステラ、もう……イイのぉ……」
「ああ、スティングに一度イかされてるから、早いね。じゃ、急ぐよ」
 スティングに対する嫌がらせなのか、アウルはやけに饒舌にステラを抱く。艦の空気に
混じる磯の匂いが唐突にスティングの鼻をついた。
「あああっ、もっと、そこ……あぁん……」
「ここ? ここが感じるの?……ステラ、どう?」
「あん、ああん……そ、そう……もっとっ……」
 女の子のように綺麗な顔立ちにそぐわない、ぞっとするような笑みを浮かべてアウルは
ステラを抱いている。背を向けているステラはその顔を見ることはない。見ているのは、
スティングだけだ。
 美しくも邪悪なセイレーン。
 海のニンベに誘われる水夫のように、ステラはアウルの声に従って快感の海に身を投じる。
 そしてスティングは、同じ声に冷たく心臓を鷲掴みにされる。――死にたくなる。
「……やめろっ……」
 2人の奏でる耳障りな二重奏に、スティングは自分の声を割り込ませた。
「何でこんなことをする……! ステラが抱きたいなら、他で」
「スティングに見せつけたいからに決まってるじゃん? ちゃんと見ててよ」
 アウルはステラの肩越しに顔を出した。そのまま本当に見せつけるようにステラの乳房を
掴み、スティングの眼前に突きつける。
「リーダーなんだからさぁ……俺らの全てを知っといた方が、いいんじゃないの?」
「アウル、おまえ……!」
「知らなきゃ平気、ってわけでも……ないんだからさぁ……」
390ブラウニー7/17:05/03/17 18:44:17 ID:Sb1F3Uch
 ステラの躰を間に挟みながら、そんなものはまるで存在しないかのようにアウルは
スティングに言葉をぶつけてくる。その瞳も次第に、ステラの躰から与えられる熱に
浮かされてくるのを、スティングは成す術もなくただ見つめていた。
「あ、もう……イク……イッちゃう……! アウル!あああァンッ……ッ!」
「……あっ……僕も、もう……」
「……アウル! ダメだ、中は……!」
 この期に及んで口出ししてくるスティングをアウルはうるさそうに見たが、逆らおうとは
しなかった。
「あ……あ……ぁああぁ……んぅうっ!」
「ふッ……はぁっ……」
 長く引いたステラの嬌声とアウルの吐息が混じり合う。スティングは最後の瞬間を見届け
たくなくて目を瞑り、顔を大きく横に背けた。
 太股に熱い液体が滴り落ちてくる。その熱さは、今度はアウルが先刻の自分と同じ感覚を
味わったことを否応なしに知らせてくる。
 知りたくないのに。
391ブラウニー8/17:05/03/17 18:45:39 ID:Sb1F3Uch
 力任せにスティングに殴られて、アウルは背中を壁に強かに打ちつけた。
 口の中に鉄の味が広がる。その不快なものを唾と一緒に床に吐き捨てると、半分以上、
血が混じっていた。
 アウルはスティングの顔を冷めた目で睨んだ。
 服を着たまま行為に及んだアウルと違って、スティングは下着を穿いただけでほぼ裸だ。
彫像のような筋肉に血管が浮き上がり、彼の怒りの度合いを示している。
 ステラは裸の躰に上掛けをかけられ、ベッドの上で1人、すやすやと寝ている。立て続けに
2人の男に責められて疲れ切ってしまったらしい。
「どういうつもりなんだよ……おまえは!」
 スティングの声は怒りに溢れていたが、それほど大きくはなかった。眠っているステラを
気遣うくらいの理性はまだ残っていたらしい。……それもなけなしの理性と言っていいほどに
僅かではあっただろうが。
 アウルは悪びれもせずスティングを睨み続けていた。
「どういうつもりもこういうつもりもないけど? ただしたいようにしただけさ。スティングと
同じだろ?」
 怒鳴る前にスティングはアウルの胸ぐらを両手で掴み上げた。
 アウルの爪先が床を離れ、僅かに宙に浮く。呼吸を止められて、アウルは微かに呻いた。
その顔がみるみる紅潮していく。
「ふざけるな……っ!」
 抑えた声の方が、スティングの怒りを如実に表すようだ。震える拳が、憎悪の深さをアウルの
体に伝えてくる。
「誰と誰が同じだってぇ?……もう一度言ってみろよ、ほら」
 脅されても、こんな体勢で声が出るわけがない。アウルの顔が、今度はその髪の色にも負けぬ
程に蒼白になった。
392ブラウニー9/17:05/03/17 18:46:51 ID:Sb1F3Uch
 それを見て、スティングはアウルの喉を締めつけていた手を離した。アウルは激しく
咳込みながら、ずるずると床の上に腰を落とした。上半身を壁にもたせかけ、苦しい息の
下から乾いた声を絞り出す。
「同じじゃねぇか……どこが違うんだよ」
「一緒にするな!」
 スティングは片足をアウルの肩に押しつけ、彼の体を壁に釘付けにして上から声を降らせた。
「俺はおまえとは違う! 遊びでやってんじゃねぇんだ。戦争も、ステラのこともな!」
「だからそれが……同じだって言ってんだよ!」
 アウルが下からスティングを見上げる。その眼には涙が滲んでいた。
 息の苦しさがもたらした涙ではないと気づいて、スティングは絶句した。アウルの表情は、
彼もまた怒りに震えていることを伝え――それ以上に何か、説明のできない苦悩を滲ませて
いた。
 傷ついている。アウルが……?
「自分はステラに好かれてるとでも言うのかよ? ステラはスティングのものなんですかぁ?
……違うだろ!」
 言うなりアウルはスティングの足を振り払って勢い良く立ち上がり、自分から顔を寄せた。
 2人の間に僅かに開いた空間を、怒りと憎しみが埋める。
「だったら同じだろ、僕とスティングはさ!……違うなんて、決めつけるなよ!」
 感情をぶつけようにも、それ以上はもう言葉にならない。
 最後にそんな顔をして、アウルは部屋を飛び出していった。
393ブラウニー10/17:05/03/17 18:47:58 ID:Sb1F3Uch
 N.P.ジョーンズの甲板に寝転がって、アウルは空を見上げていた。
 ステラの真似をして海を眺めに来てみたが、気持ちは少しも落ち着かなかった。寄せては
返す波に、かえって胸が騒ぐ。
 空の方がいい。
 穏やかな風が雲をゆっくりと運んでいく。少しずつ形を変えていくその様は、いつまで
見ていても不思議と飽きない。飛行機雲が幾筋も走っているのは、ディオキアの基地が近い
からか。
 波の音。鳥の鳴き声。微かに聞こえるエンジン音。――それに混じって、足音が聞こえる。
 アウルはわざと気づかないふりで、眼を閉じた。
「……ネオが呼んでるぞ」
 眼を開けて確認するまでもなく、誰の声かはわかる。
 スティングの声は平静を装ってはいるが、やはりどこかよそよそしい。アウルに対する
怒りは鎮まったようだが、どう接すれば良いのか未だ決めかねているようだ。
 それはアウルの方も同じだった。特に考えもないままその場の感情をぶつけ合ったものの、
それがもたらす結果や影響にどう対処すればいいか、頭が冷えた今でもわからない。
 このまま、気まずいままで時を過ごすのか。
 スティングが少し距離を空けて腰を下ろした気配を感じて、アウルは眼を開けた。上半身
だけを起こして、海を見つめる。
 頑なにこちらを見ようとしない仲間の方を、スティングは困ったように見やった。自分の
方がアウルよりは大人だと思っていたが、あまり差はなかったらしい。スティングの方も、
この状況を打破するいいアイデアが浮かばないままだった。
 アウルのしたことを手放しで許す気にもなれないが、一方的に怒れる立場ではないことも
今はわかっている。彼の気持ちに気づかずにいたことに罪悪感を感じながらも、何も言って
くれずに夜襲をかけたアウルに文句の一つも言いたくなる。……俺はアウルを許したいのか、
許したくないのか。許して欲しいのか。許されたくないのか。
 アウルが見つめる海に、スティングも目線を向けた。
 この海にもセイレーンは棲んでいるのだろうか。
 引きずり込まれそうになるのは、そのせいなのだろうか……。
394ブラウニー11/17:05/03/17 18:49:18 ID:Sb1F3Uch
 「けんかをやめて〜、2人をとめて〜♪」
 どちらも口火を切ることなく黙り続けていたスティングとアウルは、唐突に聞こえてきた
歌声に驚いて振り向いた。
 足音を忍ばせて近づいてきたのか、ネオがそこに立っていた。
 仮面の男は2人の動揺に構わず歌い続ける。
「わたし〜の、ためぇに〜、あらそ〜わないぃ〜で〜、もうこーれーいーじょおぉお〜♪」
 その歌を知らなくても、三角関係の歌だと言うことはわかる。
「「やめろよ!!」」
 スティングとアウルは同時に同じ言葉を吐いた。はっとして顔を見合わせ、意地になって
またそっぽを向く。
 仮面の男はその様子を見てニヤニヤ笑いながら、歌の先を続ける。
「ちがう〜タイプの〜人を〜好きに〜なぁってしーまう〜♪」
「「いい加減にしろよ!!」」
 スティングとアウルはまた同時に叫んだ。さっきと同じように顔を見合わせ、今度は少し
赤くなって顔を逸らした。
「揺れる〜おとめごぉ〜ころ〜♪」
「「ネオ!!」」
 3度目のハモりを終えたスティングとアウルは、今度はお互いの顔を見ることなく、ネオの
顔を睨んだ。上から見下ろされるのが頭にくるのか、2人同時に立ち上がる。
「……よくあーるーでーしょーお〜お、っと」
 そこまで歌って、ネオは漸く口を閉じた。あいかわらず、ニヤニヤ笑ってはいたが。
 ――コイツ、いつか殺す。
 スティングとアウルの心中を知ってか知らずか、ネオは何も言わなかった。
「……何が言いたいんだよ、あんたは」
395ブラウニー12/17:05/03/17 18:50:34 ID:Sb1F3Uch
 スティングがたまりかねて言うと、ネオは腕組みしながら聞き返した。
「おまえ達こそ、どうしたいんだ? 俺はステラに頼まれて、様子を見に来ただけ
なんだが?」
「……ステラが?」
「スティングとアウルが喧嘩してるから止めてくれってさ。おまえら、好きな女の子に
あんまり心配かけるなよ。しかも相手はステラだぞ」
 ネオの言葉はあいかわらず飄々としている。そのステラの想い人が他ならぬ自分自身で
あることに気づいているのかいないのかも、その口ぶりからは推し量れない。
「ネオに口出しして欲しくないね。これは、俺らの問題だろ」
 アウルは生意気にそう言って、ふん、と顔を横に向けた。ネオはアウルの方を見て
――挑戦的に言った。
「おまえらにステラのことで喧嘩する資格があるのかねぇ」
「なっ……! どういう意味だよ!」
 アウルが噛みついてもネオは余裕の態度を崩さない。
「じゃあ聞くが、ステラはおまえらのどちらかを選べなくて、迷っているというわけか?」
 さすがのアウルも言い返す言葉がなくて黙った。スティングははっとしてネオを見た。
 気づいているのか? ステラの『本命』がネオ自身であることを。
 ネオの口から発せられた言葉は、スティングの疑問を解消するようなものではなかった。
「自分が好かれてるわけでもないのに、ライバルを蹴落としてもしょうがないだろ。男を
下げるなよ。そんな奴にステラはやれないな」
 1人の男としてステラを渡さないと言っているのか、保護者として『おまえなんかに娘
(のようなもの)はやれん!』と言っているのか、わからない。
 スティングはネオの真意を見抜こうと、仮面の下から僅かに覗く口元を凝視した。その
視線に気づいているのかいないのか、ネオは平気な顔で言葉を続ける。
「目的と手段を勘違いしてるようじゃ、成功はしないぞ。それは戦闘でも同じだろ。
……さて、どっちが先に大人になれるのかな?」
396ブラウニー13/17:05/03/17 18:51:51 ID:Sb1F3Uch
「〜〜〜っ、うるさいんだよ、ネオは!」
 明らかに大人になれていない態度で、アウルは憎まれ口を叩いた。もちろんそんな攻撃は
役には立たない。PS装甲に弾かれる実弾以上に無意味だ。何発当ててもネオにダメージは
ない。
 スティングはネオとアウルの様子を眺めながら考え――口を開いた。
「ネオの目標はどこにあるんだよ」
 ネオは意外そうな顔でスティングを見た。その口元から笑いが消える。
「“敵”の攻撃目標が“味方”でないなら、無駄な戦闘は避けるべきだろ。……残弾数が
少ないときは特にさ」
 何も言わないネオに、スティングは追い打ちをかけた。
「俺もアウルと同じ意見だよ。ネオには口出しして欲しくない。目標を見失ってるような奴に、
遅れを取ってるとは思わないからな」
「……なるほど。見事な攻撃だな、スティング」
 漸くネオはそう言って、また余裕の笑みを浮かべた。
「だが、この介入は俺個人の意志じゃないぞ。援軍を求めたのはステラだ」
「それは……!」
「2対1じゃステラも分が悪いだろうからなぁ」
「自分の目標を見失ってるような奴が、人の戦闘の手助けかよ!」
「俺の目標はまだ位置が遠いんでね。射程距離に入るまでは、“味方”の援護をするさ。
求められればなおさら、な」
 スティングは自分の攻撃が負け犬の遠吠えに過ぎないことに気づいて、押し黙った。
 どうしてネオはこう、口が達者なんだよ。顔色を悟られない分、ただでさえ有利なのに。
397ブラウニー14/17:05/03/17 18:52:54 ID:Sb1F3Uch
 スティングの攻撃に一瞬は怯んだものの、また形勢を逆転したネオは最後の『仕上げ』に
とりかかった。
「おまえらはどうも深刻過ぎるな。戦闘も恋愛も、真剣になるのはいいが深刻なのは困るぞ。
……少しはザフトを見習ったらどうだ?」
「「できるかよ!!」」
 スティングとアウルはまた同じ言葉を発し、4度目の今回は苦笑しながら顔を見合わせた。
「……何言ってるんだよ。俺達にバカ騒ぎしろとでも? 今はそんな時じゃないだろ」
 重なる黒星を取り返そうと必死になっている時に、いったい何を言い出すんだ、とばかりに
スティングは抗議した。次第にいつもの冷静なリーダーに戻りつつある彼を、ネオは内心
ほっとしながら見つめた。
「そんな時だから、だよ。プレッシャーを楽しむことも、そろそろ覚えたらどうだ?」
「おい……ネオ!」
 言うだけ言って仮面の男は踵を返した。追いかけるスティングの声にも、軽く手を振った
だけで何も答えない。N.P.ジョーンズの甲板には、スティングとアウルだけが取り残された。
「……プレッシャーを楽しめったってさ。どうする?」
 さっきまでの気まずい空気もどこへやら、アウルはいつもどおりスティングに尋ねた。
「俺が知るか。とりあえず、頭を冷やせよ」
 アウルほど切り換えの早くないスティングは、わざと素気ない言い方をしてアウルを見た。
アウルはさっきまでの無言の行を思い出したようにはっとして赤くなったが、すぐに彼らしさを
取り戻して言った。
「僕は別に、普段と変わっちゃいないさ。頭に血が上ってるのはスティングだろ」
「ああ、そういうことにしといてやるよ」
398ブラウニー15/17:05/03/17 18:53:54 ID:Sb1F3Uch
 スティングがリーダーらしいところを見せて譲るようなことを言う。アウルはムッとし、
口の中でブツブツと「大人ぶりやがって」と不満を漏らした。スティングはそれには構わず、
次の戦闘までに何をすべきか考え始めていた。
 もう一度ザフトの基地を探りに行くか。新型MSの情報を入手するか、或いは議長とラクス・
クラインの動きを追ってみるのも面白そうだ。それとも因縁の相手をどう攻略するか戦術を
練るか。ネオの言う『子猫ちゃん』を今度こそ叩き潰すには――。
「街で買い物するのと、海にドライブするのと、部屋でのんびりゲームでもするのと、どれが
いい?」
 スティングの思考を邪魔するように、アウルの言葉が割り込んでくる。スティングは眉間に
皺を寄せて、迷惑そうに言った。
「おまえはおまえで勝手にやれよ。俺は俺で好きにさせてもらう」
「ああ、そう。じゃ、ステラを誘って2人で出かけようかな」
「お、おまえ……!」
 ステラの名前を出されて焦ったスティングを、アウルはニヤニヤしながら眺めた。気のせいか、
その笑い方はネオに似ている。
「冗談だよ。俺らは『3人1組』なんだろ? 良くも悪くもさ……ま、僕1人じゃ、いざと
いうときステラを抑えられないし? またいなくなられても困るしね」
 アウルはスティングにウインクし、くるりと向きを変えて背を向けると、空を仰いだ。
「あ〜あ、まったく、冗談じゃないよねぇ。かったるい」
 風に揺れるアウルのアクア・ブルーの後ろ髪をスティングは憎らしそうに見やったが、彼は
すぐ、その表情を微笑みに変えた。同じ青でも、空の色にも海の色にも染まらない水縹の少年は、
性格も水のように掴み所がない。
399ブラウニー16/17:05/03/17 18:54:56 ID:Sb1F3Uch
 拘束や服従を嫌い、仲間意識を疎み、掌から真っ先にこぼれ落ちようとする。猶もそれを
追えば反発し、逆に襲いかかってくる。
 水は流れ、循環してこそ水なのだ。この水は荒々しく、風を受けて簡単に嵐に変わる。
『方円の器に従う』という考えは、ファントム・ペインの『水』にはない。とどまることを
知らず、もっと大きく広い場所で思いきり暴れまくりたいと騒いでばかりいる。流れを止めれば
おそらくは澱んで、いつかは腐っていくのだろう。
 だから気づかなかったのだ。彼の寂しさに。
 理由は異なれファントム・ペイン――ネオの用意した『チーム』という枠の中でうまく
やっていこうとするスティングやステラと、アウルは違う。違っていてもいいと思っていた。
器の中に無理に押し込めても器自体が壊れると言うなら、暴走し過ぎないように適当に手綱を
取ることが自分の役目――スティングはそう思っていたのだが。
 背を向けたままのアウルの正面に回り込んで、スティングは彼の眼を覗き込んだ。髪の色より
少し深みを増したブルー。その深淵を探ろうと目を凝らす。
「な、何だよ」
 アウルの方から眼を背けた。動揺を示す瞳の動きに、スティングはアウルが少なからず、
昨日の行動を後悔していることを知った。
「……深いな、おまえ」
「あぁっ? 何? 今まで底が浅い奴だと思ってたわけ?」
「そうだよ。……悪かった」
 あっさりと謝られて拍子抜けした顔になったアウルは、訳がわからない、と言いたげに首を
振った。
400ブラウニー17/17:05/03/17 18:55:53 ID:Sb1F3Uch
 アウルの外見も、その機体も、心の中さえも、あおい。
 様々な表情を見せる空模様のような青のグラデーション。アウルを表現する言葉は水色なのか
空色なのか……それとも天色か。
 さびしい。
 束縛を嫌う心は、繋がれていることに安心感を求めたりはしない。
 それでも、さびしい。
 自由と孤独は比例するものだから。
「……おまえは、何がしたいんだ? せっかく街に来たんだから、観光でもするか?」
 譲歩案を切り出したスティングを見たアウルは、珍しくどぎまぎしたような顔をした後――。
「人の多いところはいいよ。またザフトの奴らに会いでもしたら……ステラのことがあるだろ」
 さらに珍しく、ステラの気持ちを慮るような提案をした。
 思いがけず出会ったザフトの少年が、ステラの運命の相手であることを2人はまだ知らない。
その少年の目の色も、逃れられぬ憎悪の炎に燃えている。
 全ての執着を失って、人は生きていけるものではないらしい。
 未だ地に着かぬ足元に気づかないふりをしながら、少年達はただ、少し先の未来だけを見ている。
 正しい今など知りたくない。遠い未来は夢にも見れない。彼らの視界は狭く、近い範囲しか
見ることを許されていなかった。

おしまい
401ブラウニー投下終了:05/03/17 18:57:11 ID:Sb1F3Uch
ご歓談中に生温い長文投下で申し訳ありませぬ。
↓何事もなかったかのようにドゾー。
402名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:59:54 ID:AXy1jAkA
だから文章が綺麗すぎて、萌えられな(ry

凄く面白かったです。
ネオが良い味出てますね。
403名無しさん@ピンキー:05/03/17 19:46:39 ID:s524KNBU
神GJお疲れ様です良い仕事しすぎです…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
連合萌の漏れは見事打ちのめされました…。

いや、ホントいいもの見せてもらいましたm(_ _)m
404名無しさん@ピンキー:05/03/17 22:17:28 ID:XH7F+ffS
大変だ〜!神がいらっしゃる〜っ!!
さすがブラウニー氏、超GJです!
アウルとスティングが可愛くて、切なくて、萌え死にそうだ…。

本編以上にキャラが立ってるわ、深いわ…。
3クールから脚本やりませんか?マジで(笑)
405名無しさん@ピンキー:05/03/18 00:53:58 ID:+DklmN7P
ブラウニーってよく連投するな。
まぁ、ヒッキーではないと思うが。
ほどよく楽しめる作品を作ってもらえるのは
ありがたいのでこれからもがんばれ。

名作小説をいくつも読んだ身として、出来に対しては
そんなベタぼめは出来ないが、十分楽しめるレベルだ。
406名無しさん@ピンキー:05/03/18 01:05:10 ID:tuqvOJ5s
誰なんだアンタ一体…
407名無しさん@ピンキー:05/03/18 02:45:49 ID:Rgz6CQS5
ネオが・・・歌うネオと坊や達が面白過ぎる(*´д`)
ブラウニーさんGJです
408名無しさん@ピンキー:05/03/18 03:21:23 ID:SXBDTHnj
ハモってハモってハモりまくり、というと
「雲の向こう、約束の場所」。

さてはブラウニーさん、新海さんの映画観たかDVDげとしましたね?
409名無しさん@ピンキー:05/03/18 12:18:34 ID:ZMq8G000
ブラウニーってヒマなのかね。ちょっとウザくなってきた。
410名無しさん@ピンキー:05/03/18 13:45:04 ID:t/RP5qfY
こう、むずむずさせられる四角関係ですな
411名無しさん@ピンキー:05/03/18 17:45:58 ID:srPG6tJS
YES!!
412名無しさん@ピンキー:05/03/18 19:48:20 ID:Rgz6CQS5
>>409
そうやって、職人さん人口を減らそうとして何をしたいんだい?

  坊やだから(ry
413名無しさん@ピンキー:05/03/18 21:49:17 ID:1ZGM90De
さすが春休みですね
で、明日はいよいよハイネ様が出撃ですか?
ミゲル以上の活躍を期待しております
414名無しさん@ピンキー:05/03/18 21:50:16 ID:1j2E8zUK
取り敢えずあのセリフはサラリと言ってほしいね<ハイネ氏
415名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:01:50 ID:BwABo/jc
連合の彼等を軽くひねるらしいじゃない
416名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:23:49 ID:PtamgeTV
ミゲルは運悪くスーパーコーディーのキラと戦って敗れたわけだが。

仮にもフェイスに所属する腕のハイネを今の連合の誰が倒すんだ?
良くてネオが額電光で、悪けりゃミネルバに帰艦する時に動力パイプの損傷であぼーん?

・・・できればステラたんに押し倒して欲しいものだハァハァ
417名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:43:36 ID:cpDCgNVh
>>416
誰かをかばって死んじゃうっぽいよ

418名無しさん@ピンキー:05/03/18 23:54:22 ID:1ZGM90De
て言うかまたキラに殺さ(ry
419名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:40:09 ID:oSfKzi+i
「おい…ステラ…早く退くんだ…」
スティングは眉間に皺を寄せて必死に耐えていた。額には脂汗が浮かんでいる。
「ふぇ?」
キョトンとした表情のステラ
何が起きているのか、よくわかっていない彼女はスティングの上に馬乗りになったまま動こうとしない
二人とも下着を身に付けておらず、スティングの男性器はステラの女性器に深々と挿入されていた
「もうダメだ…早く抜かないと中に出ちまうぞ…」
もうかれこれ一時間もこの体勢のままだ
ステラは腰を動かさなかったが、その膣の蠢きが、ジワジワとスティングを刺激していた
「うー…ん、何が出るの?」
話が通じていない
「バカヤロウ!中に出しちまったら、お前妊娠するだろうが!」
二人はコーディネーターではない
妊娠する可能性は充分にあった
「ああぁ!動くな!バカ!」
膣襞がスティングの亀頭をくすぐる もう限界だった
ガラスの向こうでネオがニヤニヤしている
嫌がらせか、殺すか
「ネオー…何か…お股がウズウズするよー…」
ステラがネオに自分の身体の異常を告げる。
いや、異常ではない。女としては至極真っ当な反応であった。
ステラの方も段々と高まってきているようだ。
「ふふん…おーい、ステラ、スティングのチンチンすごーく硬くなってるだろ?」
ネオがステラに答える。スティングは何だか嫌な予感がした。
「うん…」
ステラが確かめる様にスティングのペニスの根元に触れる。
ステラの細い指がかすった瞬間、スティングの中で、抑えていた感覚が溢れそうになる。
「…そうだ!そいつを使って、自分の痒いところに擦り付けてみな!気持ち良い〜から」
ネオがニヤニヤしながらとんでもないことを言った。
ステラもステラで、ネオの言うことは盲目的に実行する。
ステラの腰が前後にスライドし始めた。
420名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:41:01 ID:oSfKzi+i
「うわあああー!!」
スティングのペニスが、ステラの膣内で揺り動かされる。
ペニスのあらゆる場所に、柔らかな膣襞が絡み付き、彼の射精感を促す。
「あぅぅ…こうすると…気持ちいい〜…ん…でもなんか変…余計にお腹がウズウズするよぉ…」
ステラは今自分が何をしているかわかっていない。
痒いところを擦り付けているという感覚しかない。
「あぅぁ…ダメだ…こんなのダメだぁ…あぁあ…」
スティングが徐々に限界に近付いていく。
1時間も焦らされた上で急激に擦られるのは堪ったものではない。
ステラの膣内で、スティングのペニスは目一杯に伸び上がり、爆発寸前。
「いいぞ〜、ステラ、そこで息止めて、お腹に力入れろ!」
ネオから来る更なる指令。まるで体操の号令だ。
ステラは当然のように従う。
「うぁ!あぁぁ!ダメだ!ダメだぁぁあああああ!」
急激に締まる膣内。
根元まで深々と入った位置で、ペニス全体を締め上げられ、スティングは限界を突破する。
「あぁぁああぁあ〜…」
自分でも情けないと思うほどの声を漏らしながら、スティングは全てを解放してしまった。
ペニスがドクンドクンと脈動する。スティングの腰が震える


「あ…なんか出てる…熱いよぉ…スティングってば」
421名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:53:16 ID:AbmO6d5U
遅ればせながらブラウニーさんお疲れ様でした。
【天色のセイレーン】ステオク→3Pに魅せられました。
いつも自然と脳内に映像&音声が浮かんできて物語に引きこまれてますハァハァ
今後も期待してます。
422黄昏の…:05/03/19 03:59:03 ID:3M7QtHAV
さて、今日はデス種放送日ですな。
俺も何とかアスミア仕上げてゆっくり視聴したい。
>>271、これはアスミアだ、アスミアなんだ!

…これだけ事前に何のカポーか書けばOKよね?
じゃあ、>>265の続きコソーリと投下しときまつ。


「おあいこって、そんなのでいいわけないだろ!」
「もう、アスランってば恥ずかしがり屋なんだから」
「だから違う…どう言えば分かってもらえるんだ?」

 それでなくとも目の前には一糸纏わぬ姿のミーアが居る。
自然と心拍数も上がってくるし、焦って呂律も上手く回らない。
 と言うより、自分には刺激が強すぎる。自分的にはカガリくらいの大きさが丁度いいのに…。

「ね、一回だけでいいから〜!」
「…本当だな?」

 しつこく食い下がってくるミーア。
しかしアスランもとうとうヤケになったのか、
この状況から逃げ出すことよりも、どう切り抜けるか…という方法を考え始めた。
 伊達に2年もカガリのもとでヒモ生活を送っていたワケではない。

「一回だけ君とヤれば、満足してくれるんだな?」
「はい、とってもとっても喜んじゃいます♪」
「…分かった」
「えっ…きゃっ!?」

 あっという間にマウントポジション。
ミーアは成す術も無く、アスランの剛力によってベッドに組み伏せられてしまった。
 これまで余裕だったミーアの表情は一変し、眼前の少年にただ魅入るだけ。
423黄昏の…:05/03/19 04:00:12 ID:3M7QtHAV
「ね、ねぇ? アスラン…?」
「…」
 
 問いかけても彼は答えてくれない。
黙々と上着やズボンを脱ぎ捨てていくだけ…所謂シカトと言うヤツだ。

「もう、何か言ってくれてもいいじゃない!」
「黙ってろ……これでいい?」
「なっ!」

 これにはミーアもカチンと来た。
今までこちらが攻めでアスランが受け、ミアアスだったのに
彼が自分を押し倒してからは完全にアスミアなペースになってしまっているではないか。

「君が悪いんだからな、泣いて謝っても俺は止めない」
「そ、それってどういう…い、痛っ!」

 心臓まで掴まれたかと思った。
でも乱暴に掴まれているにも関わらず、その一挙一動が常に刺激を与えている。
 乱暴だけれど優しい…そんな感じで。

「ア、アスラン? 痛いから…もっと優しく…ねぇ!」
「喋るな、舌を噛む」

 返事は機械的なものだった。
目つきも何だか先程とは打って変わり、何やら鋭い感じもする。
 もしかして悪ふざけが過ぎて、怒らせてしまったのだろうか?
424黄昏の…:05/03/19 04:00:52 ID:3M7QtHAV
「お、怒ってるの?」
「別に」
「じゃ、じゃあ?」
「君を抱きたくなっただけだ。他意は無い」
「んっ、うっ…んっ!」

 そう言って強引に唇を貪られる。
ミーアとしては予想外の出来事で、どう対処したらいいのか分からなかった。
 だって、奥手そうに見えた彼が、自分をこんなふうに犯そうとしているのだから。

「はっ、はっ…アスランってば乱暴!」
「言ったろ? 俺は馬鹿だから力加減なんてできない」
「あっ…やっ!」

 お構いなしにアスランはキスを続け、ミーアの全身にその痕跡を穿ってゆく。
首や胸のキスマークはまだ隠せるけれど、手や脚につけられてはさすがに隠し切れない。
 いつも専属の衣装を着せてくれる人がいるので、彼女にバレてしまうから。

「駄目…痕が残っちゃたら恥ずかしいから!」
「みんなの前であんな格好して、ラクスの真似までしたんだ…今更何言ってる?」
「そ、それは…ぁ…あ…っ…!」
 
 空いた方の手で、これまた思い切り秘所をかき回された。
これだけ乱暴にされながらもミーアの身体は悦んでしまっているらしく、
彼の指はするすると中に出し入れを繰り返し、その度にベッドにポタポタと雫を垂れ落としてゆく。

「へぇ」
「っ…ぅ…非道い…!」
「君が望んだ結果だろ?」
425黄昏の…:05/03/19 04:01:35 ID:3M7QtHAV
 少なくとも、こんな乱暴な結果は望んでいなかった。
ただ彼をからかい、あわよくば一回くらい夜を共に…それくらい。
 ちょっと少女趣味かもしれないが、もっと優しく抱いてほしかった。でも、これは違う。

「俺はね、ラクスを抱いたことなんて一度もない」
「え…?」
「だから勘違いするな。君を通して彼女を見ているワケじゃない」
「アスラン…」

 少しだけ彼の表情が寂しげなものに思えた。
先程までのものと比べると、ややいつもの彼らしい顔つきになっただろうか?
 手つきは乱暴だけれど、もしかしたら彼なりに自分を思いやってくれているのかも…。

「彼女が俺に言ったんだ。
 『アスランの髪は青ですのね。なら私達の子供の髪の色は紫でしょうか?』ってね」

 ミーアの桃色の髪を弄びながら、淡々とアスランは語る。
その指先に絡め取った髪を時折口に含んだり、舐めとったり…。
 彼にとって、自分の髪はラクスとの繋がりを思い起こすものなのだろうか?

「アスランは、あたしの髪…好き?」
「…紫の髪の子供を生んでくれたら、好きになってやってもいい」
「えっ!?」
「冗談だよ」
 
 そう言ってミーアの髪から手を離し、
代わりに彼女の秘所を弄っていた指をアスランは舐め始めた。
 これまでにも何人かの男を経験しているのか、カガリよりも味が濃い気がする。
426黄昏の…:05/03/19 04:02:28 ID:3M7QtHAV
「変な味」
「へ、変って…」

 ミーアからして見れば、男が出すアレの方がよっぽど変な味だと思った。
鼻につく匂いだし、喉にへばり付くと嫌な感じがするし、髪につくと痛んでしまう。
 彼のも…そうなのだろうか? 見る限り、かなり大きいようだが…。

「…そろそろ挿れたいんだけど?」
「あっ、で、でも…」
「誘ったのは君だろ。最後まで責任持ってくれないと困るんだが?」

 どうしよう、とミーアは内心焦る。
確かに彼は好きだけれど、何かがひっかかって現状を楽しめない。
 彼が欲しいとは思う。自分を奪って欲しいとも思う、でも、何かが違う気がしてならない。

「返事がないなら、俺からやらせてもらう」
「ふぁ…っ!?」
「それなりに足腰は鍛えてるんだろ? だったら、多分大丈夫なはずだから」

 瞬間、自分の中に異物が入ってくる感覚に襲われる。
最初はすごく痛く、それでも彼が指を何度も出し入れしていた時のように
割と滑らかにそれはミーアの膣内を押し進んでいく…飽くまでゆっくりと、温度を楽しむように。

「っ…ぅ…おっき…!」
「どうして声を押し殺す? 俺達以外に誰もいないのに」
「だって…恥ずかしいから…」
「またそれか」

427黄昏の…:05/03/19 04:03:34 ID:3M7QtHAV
 繋がった部分からぴしゃぴしゃと水音が聞こえる。
膣内に打ちつけられる度に自分が彼に支配されていくのが分かった。
 痛いとかを感じるよりも、彼にこういことをされている…という悦びの方が強いせいかもしれない。

「中? それとも外?」
「えっ」
「俺としては外の方がいいんだが」
「…中が、いい」

 ぎゅっと彼の肩を掴んだ。
彼も自分も汗だくで、咽返る汗や体液の匂いも興奮を駆り立ててゆくのを感じずにはいられない。
 ラクスを演じる時の緊張感とは、また違ったゾクゾクとした気分だった。

「アスランが欲しいから…あたし、中がいい…!」
「…」

 彼は何も言わず、行為を続けた。
照れているのかさっきから顔が真っ赤で、目の焦点ももう合っていない気もする。
 そんなに興奮する程、恋人としばらくヤっていなかったのだろうか?
それとも言葉に出さないだけで、自分の身体に見惚れて欲情してしまったとか?
 でもこの際、理由はどうでもいい。
 
「すご…アスラン…!」
「イキそうになったら言ってくれ。俺もイクから」
「は…い…!」

 あんなに乱暴した後なのに、彼は何事もないように髪を撫でてくる。
優しかったり、乱暴だったり…彼の心は均衡を保っているように見えて、とても不安定だ。
 もしかしてラクスに似た自分と出会ったから?
428黄昏の…:05/03/19 04:04:09 ID:3M7QtHAV
「アス…ラ…もっ…ぅ…!」
「じゃあ、一緒にイこうか?」
「う…ん…!」

 そろそろミーアにも限界が来た。
それなりに持ちこたえる自信はあったはず…彼を誘惑して虜にするくらいの余裕は。
 だが現状はどうだろう? 痛い程に腰を動かし、淫らに絡み合う自分達。
自分が蒔いた種とは言え、快楽の海に溺れたのは彼ではなく…自分。

「あっ、あっ、ぁ…っ…あ…!」
「くっ…!」

 自分でも馬鹿みたいだと思うくらいに喘いだ。
それ程までに気持ちよ過ぎて、声に出さないと頭がおかしくなりそうだったから。
 アスランもそれは同じらしく、息を荒げて自分の欲望が最後まで
彼女の中に一滴残らず注がれるまで、辛抱強く待つ。
 やはり溜まっていたのだろうか…射精は結果、一分以上も続いた…。

「アスランのって…すごく熱い…」

 震える身体を何とか抑えつつ、ミーアがアスランに寄り添う。
やはり彼は何も言ってくれなかったけれど、そっと両手で肩を抱いてくれた。
 彼なりに愛情を表現してくれているのか…閉じられた眼からは、残念ながら伺いしれない。

「このまま…もうしばらく…繋がっていても…いい…?」
「ああ」

 抜きたくなかった。
こんなにも熱くて大きいものが、自分の膣内で脈打つなんて。
 大好きな彼の寝息が聞こえた時、ミーアもやっと目蓋が重くなったことに気づいて…。 
429黄昏の…:05/03/19 04:05:15 ID:3M7QtHAV
「ふぁ〜ぁ…」

 窓から朝の到来を告げる天井光が差し込んだ時、アスランはやっと目覚めた。
普段ならカガリの護衛があるのでもっと早起きしているのだが、今日くらいはいいだろう。
 議長とも面会時間は午後だし…。

「(それにしても…ハハ、すごい夢だったな)」

 よほど自分は溜まっていたのだろう。
よりにもよってあのラクスに瓜二つのミーアと夜を共にする夢を見てしまったのだから。
 ぼんやりとしか覚えていないが、
カガリにだってしたことのないようなことも結構やってしまったような…夢の中で。

「(っ…フラフラする)」

 それに頭も痛い。
どうも二日酔いらしく、未だに視界がボヤけて定まらない始末だ。

「(ワインを飲みすぎたか…何も覚えてない…いつ、ホテルに戻ったんだ…?)」

 アスランは事前にデュランダル議長の計らいによって
ホテルの部屋をプラント到着前に与えられていた。荷物も全てあそこに置いている。

「(それとも、まだ夢を見ているのか…)」

 だんだんとハッキリとしてきた視界。
そして、「ああ、コレは絶対に夢だ」とアスランは確信した。
 だって、目の前で桃色の髪の少女が、裸ですやすやと寝息を立てているのだから。
430黄昏の…:05/03/19 04:06:15 ID:3M7QtHAV
「え、えっと…夢、なんだよな?」

 恐る恐る、少女の軟らかな頬っぺたをプニプニと抓ってみた。
すると彼女は小さくイヤイヤをするような表情を浮かべ、眉間に皺を寄せるではないか。
 いや、こういう場合、自分のほっぺたを抓った方が早くないだろうか?

「むにゃ…アスラン、痛い〜」
「いいっ!?」

 目を擦りつつも悪態をつく少女、ミーア。
彼女を夢の産物、夢の続きだと思っていたアスランにとって、心臓が飛び出るくらいにビビった瞬間だった。

「おはようございます」
「…へっ?」

 ミーアの笑顔が、これでもかと言うくらいに眩しい。
…もしかして。い、いや、待て、落ち着くんだ。
 いくら俺がデス種の主人公(仮)とは言え、前作のキラみたいなことが自分の身に起きるワケが…。

「アスラン…昨夜は…すごかった…。
 あたし、あんなの初めてで…すごく恥ずかしかったんだから…」
「ま、待て! 落ち着こう、これは絶対にゆ…」

 ずりゅっ

「あん」
「…嘘だろ」

 彼女から離れようとした瞬間、
結合部分から凄まじい量の精液が溢れ、ベッドにパタパタと染みを作っていった…。
431黄昏の…:05/03/19 04:07:15 ID:3M7QtHAV
「やっぱり溜まってたじゃない。ね、あたしが言った通りでしょ?」
「あ、あの…えっと…」

 もう言い訳できない。
彼女の秘所と自身が繋がっていた…ということは、昨日の夢だと思っていたアレは…。
 夢じゃなかったのか!?

「ミ、ミーア!」
「! は、はい」
「お、俺、君に変なことしなかったか!?
 いや、つまりその、何と言うか、こう…!」
「…覚えてないの?」

 アスランの狼狽ぶりを察し、ミーアが怪訝な表情を浮かべる。
そう言えば彼、随分言葉遣いが違っていたし、かなり乱暴だった。
 それに顔が真っ赤だったし、目の焦点も合っていなかったような…。

「何なら、聞く?」
「えっ」
「ハロ、録音再生」
『オッケー、オッケー』

 さすがミーア。
こんなこともあろうかと、ハロに昨夜の情事を密かに録音させていたのだ…!
 ハロのスピーカーから発せられる、ミーアの喘ぎやすごい自信過剰気味な自分の声。
おぼろげだった夢が、だんだんと鮮明になってゆくのが嫌でも理解できた。

「つ、つまり、俺は、き、君と…」
「はい、一晩中、愛し合っちゃいました♪」
432黄昏の…:05/03/19 04:09:18 ID:3M7QtHAV
 で、その後。

「(おい、くっ付くなよ。みんなが見てるだろ)」
「(アスランはお坊ちゃ…フェイスなんだから、当然じゃない)」

 イザーク・ディアッカと共にかつての戦友達の
墓に参った後、デュランダル議長に面会し、特殊部隊フェイスの勲章を授与されたアスラン。
 またザフトに復帰することに…しかも赤服と共にフェイスにまで任命されるとは。

「(セイバーだけならまだしも…まさかフェイスとは…)」

 しかも何故かミーアまで付いてくるし。
正直、ここまでベタベタされると他のザフト兵士の視線が痛いだけなのだが。

「アスランはファイズ…じゃない、フェイスになったのが嫌?」
「嫌じゃないが…責任は重いよ。
 これからは俺の命令一つで部下を生かすも殺すもできるんだから…」

 取りあえずはセイバーで地球に下降し、
オーブで大気中のミネルバと合流しろ、とのお達し。
 あの存在感の無いひねくれ小僧やミニスカの赤ザク娘、
それにクルーゼによく似た声の金髪ロンゲ…あの連中が自分の部下になるかと思うと、胃が痛くなる。
 2年前に比べて、赤服の質も落ちたものだ…これも夢なら、悪夢に間違いなし。

「で、君はいつまで付いてくるんだ?」
「格納庫まで。お見送りしたいから」
「そ」
「む〜、素っ気無いなぁ」
433黄昏の…:05/03/19 04:10:44 ID:3M7QtHAV
「ここまででいい」
「あん、もっと近くでもいいじゃない」
「駄目だ…ほら」
「アスランの意地悪〜!」

 セイバーのコクピット前まで付いてきたミーア。
何が何でも彼を見送りたいらしい…おや、そう言えばこの構図、
前にラクスがキラにフリーダムを譲渡した時と似ているような…。

「…じゃ」
「駄目」
「…頼むから、離してくれよ」

 軽く手を振り、セイバーのコクピットへと向かうアスラン。
が、ミーアがそれを許さない。ぎゅうっと腰に手を回され、一向に離してくれないのだ。
 この子、大人なのか子供なのか、純真なのか腹黒いのか、やっぱり分からない。

「じゃ、『行ってきますのキス』して」
「はぁっ!?」
「現地妻との別れなんだもん…それくらいはするでしょ?」
「誰が現地妻だ、誰が!」

 何かもう、メチャクチャだ。
挙句の果てに現地妻? カガリにバレたら絶対に殺されるのは間違いない。
 ミーアと出会ってから、アスランの人生という歯車がミシミシと狂い始めた気がする…。

「キスしてくれたら、あたしも頑張るから…ね、いいでしょ?」
「…世話の焼けるお姫様だな、君は」
434黄昏の…:05/03/19 04:11:55 ID:3M7QtHAV
「んっ…ふっ…」

 アスランの首に手を回し、
身長差を補うように背伸びをしながら唇を求めるミーア。
 アスランも早く切り上げたいのか、彼女の腰に手を回すサービスまでしてやっている。

「ふぁ…んっ…んんっ…!」

 あまりに鮮烈な光景で、見ている方が恥ずかしいくらいだった。
現にセイバーの周りで2人のやりとりを見ていた整備士達は目を逸らしてしまっている。
 彼らからしてみれば、アイドルのラクスがキスをしているのだから、見たくないのは当然か…。

「はっ、はっ…ふぅっ…」
「っ…っと」
「ふふ、アスランからキスされちゃった」
「…言うなよ」

 今度こそ出発だ。
早くオーブに戻り、ミネルバ…と言うよりはカガリに会いたい。
 何か胸騒ぎがしてならないのだ。
あのいけ好かないユウナが彼女に手を出したりしていないだろうか?

「じゃ」
「あ、待って!」
「今度は何だ!?」

 また引き止められた。
今度のアスランは怒りを隠さず、明らかに怒声をあげている。
435黄昏の…:05/03/19 04:12:57 ID:3M7QtHAV
「もう、アスランは大事なことを忘れてます!」
「だから、何を」
「…ここは、貴方のお家なのよ?」

 お家。プラント。
いつかは自分もここに戻ってくるのだろうか?
 ミーアがプラントを守ろうとしているのは、いつか自分が戻って来る時のため…とも言っていたし。

「だから、お家を出る時は?」
「…いってきます」
「はい、いってらっしゃい!」

 彼女はこれが言いたかったらしい。
そう言えば生前の母もよく言っていたか…キラの家に遊びに行くだけだったのに。
 どことなく、母とミーアの姿がダブって見えたのは…気のせいだろうか。

「じゃあ、今度こそ本当に行くから」
「頑張って」
「できる限りのことはするさ…じゃ」
「…アスラン」

 またミーアに呼び止められた。
けれど、今度は違う。さっきとは違う、真面目な声。
 そう、それはまさにラクスを思わせるには十分な…そんな声。

「どうかご無事で」
「…君もな」
436黄昏の…:05/03/19 04:13:52 ID:3M7QtHAV
 ミーアの小さな敬礼に呼応し、アスランも小さく敬礼した。
ラクスもよく真似してそんなことをやっていたか…ミーアを見ると、ふとそんなことを思い出す。

「さて…」

 セイバーに乗り込み、OSを起動させるアスラン。
最新型なので2年前のイージス・ジャスティスとは
また違ったOSを使用しているようだが、起動画面には何とも懐かしい字が…。

「G…U…N…D…A…M…」

 ガンダム。
アーモリーワンの新型3機の強奪時もカガリがカオスらを見てそう呼んでいた。
 もともとはキラがストライクのOS画面を見て、そう呼んだとか。

「(しかし、スゴいな。
 ジャスティスと互角かそれ以上の性能だぞ、コレは…)」

 たった2年足らずで核エネルギー無しでもここまでの
性能を持つMSを作り上げるとは…やはりザフトは、こうなることを予見していたのだろうか。

「(考えていても仕方がないか…)」

 フェイズシフトを解除、灰色の機体が紅く染まり、その真実の姿を露にする!

「アスラン・ザラ…セイバー、発進する!」

 地球で何が待っているのか…この時のアスランは想像もしていなかった。
出会い、別れ、そしてまた出会い…彼の運命は再び動き出してしまったのだから。
 あの日、アーモリーワンで事件に遭遇した、あの日から。
437黄昏の…:05/03/19 04:15:14 ID:3M7QtHAV
「剣は飛び立ったか」
「騎士は姫を守るため、剣を抜いてくれましたわ」

 ミーアの傍にいつの間にか佇んでいたデュランダル議長。
整備士達の敬礼に見守られ、彼女と共に格納庫を後にしてゆく。

「例の計画だがね」
「どうなりましたの?」
「作戦は失敗だったようだよ。
 潜伏場所を襲撃することはできたが…」
「?」

 議長の言葉が詰まり、ミーアが訝しげな顔でそれを伺う。
普段は物静かな議長が、この時ばかりは信じられない…と言った顔をしていたからである。

「2年前、ヤキンの大戦で失われたと思っていたフリーダムに妨害された…とのことだ」
「…それは残念ですわ」
「やはりMSの性能差というものは戦闘において重要だ。
 特に相手があのフリーダムではね…Nジャマーキャンセラーは、まさに我らの脅威だ」
「ですが、それは連合にとっても脅威なのでは?」
「フッ、ミーアは賢いな」

 確かにフリーダムは地球連合にとっても脅威のはず。
話によれば、その後オーブに出現してアスハ代表を結婚式から拉致したとか。
 オーブはすでに連合の同盟国。フリーダム出現は連合上層部もすでに関知しているはず。

「アスランも可哀想…何も知らずに」
「彼はいいパイロットだが、彼の父上がいけないのだよ。
 パトリック・ザラという人間は、人類全てにとって忌むべき存在だったのだから」

438黄昏の…:05/03/19 04:18:31 ID:3M7QtHAV
「未だにアスランのお父様を慕う人も少なくないのでしょう?」
「ああ、あのユニウスセブンを地球に落とした連中のようにね」
「…本当は事前にテロが起きることをご存知でしたのに?」
「チャンスは最大限に生かす。それが私の主義だ」

 つまり…あわよくば、そのまま地球に大被害を齎すことを期待して…。

「ミネルバにも期待している。
 アスランがあれに加わることで、少しは戦局を面白くしてくれることを願うよ」
「……」

 何だろうか、この胸の痛みは。

「見せてもらうさ、ヤキンを生き残った伝説のエースとやらのの実力をね」

 延々と続く廊下。
自分は、いつまで彼の傍で道化を演じ続ければいいのだろう?
 いつ、彼は自分を人形から解放してくれるのだろう?

「“阿呆は自分が賢者だと思い込んでいる。
 だが賢者は自分が阿呆であることを心得ている”」
「シェイクスピアの『お気に召すまま』…ですか?」
「ミネルバ…それにアークエンジェルには、せいぜい賢者を演じてもらおう。
 我らは機が熟すまで、阿呆を演じ続ければいい…無論、節度を保ちながらだが」
「…はい」

 傀儡として、道化としての自分。
だからこそミーアは願う。いつか、彼が自分を迎えに来てくれると信じて。 
 彼が帰るべき場所に、自分も共に在りたいと…そう願う。
439黄昏の…:05/03/19 04:22:47 ID:3M7QtHAV
うは、すごい書いてしまった…。長くなってスマソ。
今回もネタが多いけど、ラクスの紫の髪の子供発言についてはドラマCD参照で。
それではおやすみなさいませ。
440名無しさん@ピンキー:05/03/19 04:32:55 ID:9bpWtyNC
黄昏さんGJ!
丁寧な描写大好きです。おやすみなさいませ
441名無しさん@ピンキー:05/03/19 05:50:42 ID:f/ndufB5
黄昏氏GJ

姫ってやっぱりあの呼ばれて嫌がってた人のことかな
ラストパートまで芸が細かいですな!
議長の台詞にいちいちニヤニヤしてしまいますた
442名無しさん@ピンキー:05/03/19 09:03:29 ID:XZ9ZlU9x
お!キテタキテタ
GJ!
朝からいいもん読ませてもらいますたぜ
443名無しさん@ピンキー:05/03/19 11:03:48 ID:p4hJyOsW
アスラン最低ww
444名無しさん@ピンキー:05/03/19 12:42:44 ID:JjTv9Kxi
議長のセリフが誰かを思い出させますなW
445名無しさん@ピンキー:05/03/19 14:09:10 ID:g3vVNwCQ
>>439
GJでした。
ノリもセリフも話も凄く楽しかったです。
ミーア、切ないなぁ。いつか議長を出し抜いて欲しい。

>「フッ、ミーアは賢いな」
特に爆笑。
446419:05/03/19 15:52:01 ID:oSfKzi+i
完全に無視されたので、もう二度と来ません

すいませんでした
44747:05/03/19 16:11:30 ID:7M1k0PpU
   ピョン
    , - 、
───┐ ! ヒュー
□□□│ ・
□□□│ |\
□□□│i´   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
□□□│|   ∧_∧      |
□□□│|  ( ´∀`)オマエラ  |
□□□│|  /,   つ  オチケツ |
□□□│| (_(_, )      |
□□□│|   しし'       |
□□□│!、_______,ノ
 ._.  │
 | | |  │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
448名無しさん@ピンキー:05/03/19 16:16:32 ID:nElExUEt
どの職人とは言わんが、自分は落ち着いてるな(´∀`)
449名無しさん@ピンキー:05/03/19 16:25:31 ID:FEAmLq+E
うわ…黄昏氏、最低だな

まるで自分の方が凄いと言わんばかりに直下に投下してるよ
やるなぁ…
450名無しさん@ピンキー:05/03/19 16:43:30 ID:x68Ds8Ml
>>446
まだ続きがあるんだろうと思って待ってたんだよ。

できれば、これからは通し番号入れる等してくれると読んでる方も
レスしやすいです。あと、唐突に始めないで名前欄やメール欄に
カプやシチュを入れてもらえると更にいいのですが。
というわけで、そんなヘソ曲げずにまた何か書いたら投下して下さい。
451名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:21:29 ID:F6/6GZyX
>>419
続きあるのかなっと思って待ってたんだよ
あまりにも中途半端だったから
これプロローグなのかと
452名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:33:25 ID:vOG3vXgK
>>419
始まりも唐突だしね。オクステでなくても、名前を別キャラに変えても通じる。
453名無しさん@ピンキー:05/03/19 17:46:27 ID:V97OtKDW
>>419
う〜ん・・・
「続きがある」「これで終了」と書き込めば良かったんじゃないかな?
スルーされたからと卑屈にならずに是非また自作を投下して欲しい。
別CPでチャレンジ&リベンジだっ!w
454黄昏の…:05/03/19 19:48:35 ID:seHX2T5n
>>449
2時間以上経過しても続きも終了宣言も
なかったんで先に投下させてもらった。
気分を害したならばこの場で謝っておく。
455名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:02:14 ID:Ct6DWMGm
>454
いやいや、作品とても良かったです。また書いてください!
456名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:30:42 ID:lvsqt2+N
またーりいこうぜ
457名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:05:30 ID:seHX2T5n
てか1日も経過してないのに
レスがつかなかったくらいでヘソ曲げて
「2度と来ない」ってのも精神年齢低いなぁ。
21歳以上の大人とは思えない。
458名無しさん@ピンキー:05/03/20 00:43:40 ID:DxKWdZY7
ま た ー り い こ う ぜ
459名無しさん@ピンキー:05/03/20 01:30:15 ID:Dctfzdwh
>>454>>457
IDが…でも日付は変わってるんだよな……アレ?
460黄昏の…:05/03/20 01:42:24 ID:FgUuqngR
>>459
ああ、ごめん、ハンドル保存解除してたから。
>>419氏には辛辣な意見とは思うが
俺の意見は>>457の解釈で構わない。
大人なら時には耐えることも必要なんでないのか。
461名無しさん@ピンキー:05/03/20 02:07:56 ID:g033jfiD
なんだか妙な雰囲気になってるが‥春休みに突入して若さ故の過ちを犯す奴が増えたんか?
とりあえずマターリ汁。

そして黄昏氏GJ!氏の書く小説のキャラが激しく(・∀・)イイ!!
462名無しさん@ピンキー:05/03/20 02:17:11 ID:nbaVkbCG
>>439
GJ!
このハロの録音って凄い脅しの材料に使えそうだですねw
というか、凸はカガリに怒られる事よりも捨てられる方を
心配した方が良いですね。
相手がミーアじゃキララクも庇ってくれないだろうし。
463名無しさん@ピンキー:05/03/20 03:48:10 ID:j5LT1Mda
>>439
破局ネタさいこーですねwこれからも続き楽しみにしてます!
464名無しさん@ピンキー:05/03/20 07:58:21 ID:0uI3rHM/
>>459
日付が変わったら機械的に即IDも切り替わる訳ではないらしい。
465名無しさん@ピンキー:05/03/20 09:52:12 ID:tiLG6eUT
つまり、みなさんは>>419さんが全面的に悪いとおっしゃるんですね
なんだか残念だなぁ
ちょっとでもルール外れたらいけないのか
どうりで新しい人が少ないわけだ
466名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:15:10 ID:cCQ8y/Kz
黄昏氏の自演まがいにショック
467!omikuji!dama:05/03/20 10:36:14 ID:eCl1OGNm
うちの専ブラだとレス推敲中に名前欄変ったり戻ったりする。
凡ミスには気をつけたいと思う。
468名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:45:36 ID:5V9wRMFU
>>465
ルールとか言う以前に1日も待てないで文句言うのは性急すぎると思わんか?
種は人気スレだからこんなだが、他スレじゃ感想つくまで一週間かかるものもあるんだぞ。
469名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:48:37 ID:tiLG6eUT
せっかくだから言っておきます
正直、最近は常連以外は投下しにくくなっていると思います。
常連がきたら、ただベタ誉め、ひたすらベタ誉め
それを見ると、「書いたモン勝ちかよ」とか思ってしまいます
多分、「ここはこうした方が…」という意見もある人もいると思いますが、非常に言いづらいです
「職人に文句はダメ」というルールが過大解釈されているのではありませんか?
なにか、誉め以外の意見は荒らしっぽく思われるので言いづらいというのもあるかもしれません
ここにはそういう雰囲気があります

それから、ブラウニーさんのように、SS全編のnameにじぶんのHNを入れられるのも好きではありません
とても、偉そうに、作家気取りに見えます
あくまでも「見えます」です。もちろん、ブラウニーさんの考えもあると思いますが、そう受け取られてしまう可能性もあります。
ブラウニーさんは、以前に「NGワード」にしやすくするため、と仰っていましたが、それなら、「今回のNGワードは○○です」と事前に言っておけば良いと思います。
そして、○○には、その日のIDが入ったりします。
私が以前にいた「マリア様がみてるエロパロ」ではそうされてました。
まぁ、それが全て正しいわけではありませんが、もう少し、ルール説明が欲しいと思います。ガイドに頼るばかりでなく、テンプレにもう少し盛り込んでおくとか

失礼しました。
470名無しさん@ピンキー:05/03/20 10:52:36 ID:1DKzTlVY
投下人はすべて神よ
痛烈批判・中傷てきな意見じゃないならバンバン言やいいジャマイカ
またーり行こうぜ
471名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:06:54 ID:hJpjqHOB
荒れてんなあ。
それより新しく彗星から流れてきた奴らが臭い消さない方が気になるよ。俺は。
昔の職人さん達はデス種にゃ愛想尽かしたのかね。
あの人達にも戻ってきて欲しいものだ
472名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:11:16 ID:SJrdxuPA
自分はちょっと気になっていたんだけど
テンプレにある「職人さん等に文句を言うのは止めましょう」と言うのは
批評・批判もダメと言う事なのか?と・・・
勿論、行き過ぎた批判、私怨じみたモノは絶対にダメだけど。
文句と批評は違うしとずっと思っていたんだが・・・
職人さんも書いた作品のお褒め感想レスは凄く嬉しいと思うが、
その反面、批評してくれて悪い点を指摘された方が
今後よりいっそう素晴らしい作品が生み出せると思うんだけどな・・・
(悪い点を指摘して書き手がキレてしまったらお終いだけどw)
とちょっと自分も文字書きだから思った意見を述べてみた。
473名無しさん@ピンキー:05/03/20 13:22:47 ID:5DA4spd5
黄昏氏は以前ここを子供にライダーのベルトを買ってやった等
軽く日記帳ぽい21歳以上だからこそうんざりするようなことをしてたのに
>>419には厳しいんだな…棚上げイクナイ
474黄昏の…:05/03/20 14:18:48 ID:3pp/fXtn
>>473
当時のチラシの裏についてはスマソ。
>>419についても言い杉でスマソ。
棚上げと解釈されても仕方ないな。
475名無しさん@ピンキー:05/03/20 16:37:37 ID:mRiDy55j
っていうかスレは誰の私物でもないんだから
気に入らない作品や職人はスルーでいいジャマイカ。
自分は黄昏氏もブラウニー氏も作風や文体は好きだけど
カプが合わない(公式以外好きじゃない)のでスルーしてる。
勿論感想も書いてないし批判という名の愚痴も書いてない。

>>472のように批評して貰いたい、忌憚ない意見がほしい職人さんは
最後にその旨を記載すればいいんじゃないか?
テンプラで「批評可」なんてしたら絶対変な蛆が湧くぞ。
ただでさえ春で新彗星板から変なの来てんだから。
476名無しさん@ピンキー:05/03/20 17:58:14 ID:wTmQGZpN
またりー行こうぜ。
>475でいいと思うぞ。
自分も興味ないカプや内容はスルーだし。
持ち上げるのは好きカプだけだし。
とりあえず、職人さんあってのスレなんだから、
変にもめるのはイクないよ。
477名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:56:18 ID:GxsaLa8I
>>475 >>476
全文に同意する。
478名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:57:51 ID:XMsspkt4
てゆーか、他のスレの事を言うのもなんだが、マリみてスレってぎちぎちにルール
決めして一時めちゃ荒れしてたじゃん。
そっちのスレのぎすぎすしたルールをこっちにまで持ち込まないで欲しいよ。
>>469が以前いたとかなんとか知らないが。
今までそれなりにこのルールでこのスレは上手く行ってきたんだしな。
479名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:38:41 ID:/Oj10rgX
そして遅ればせながら
>467 志村−!名前名前!
480名無しさん@ピンキー:05/03/20 21:22:09 ID:HNtVi4PZ
和気藹々と
「久しぶりに来たけど荒れてんなあ」みたいなレスがつかんように進めていこうぜ
481名無しさん@ピンキー:05/03/20 21:57:34 ID:ZphaSZv0
うーむ、こういう真剣な議論を「荒れている」と評すること自体、なんかなー、と思わんでもないのです。

この際膿を出し切る覚悟で徹底的にやっちゃった方が長い眼で見て特じゃないかな、と。
482「大地に抱かれて」:05/03/20 22:05:53 ID:EJLJCC6i
こんばんは。このスレは出来た時からずっと拝見していますが、書き込むのは初めてになります。
私の意見としては、理由はどうあれ、黄昏さんが一言「二時間ほど待ったのですが次の投下がなかったので先に自分のを投下させてもらいますね」と挨拶していれば良かったのではと思います。
沢山の方がご覧になっているので、こういう言い合いはまとまらず他の方の投下がされずに続くだけのような気がします。

初めての者ですが、短い短編を投下しますね。どうぞよろしくお願いします。ここは大好きな場なので、これからも続いていって欲しいです。
記憶が戻ったステラがシンを庇って被弾したのをシンが助けたという設定でお届けします。


誘爆寸前のガイアからステラを救出し、機体の手のひらに乗せて俺は戦闘中域から離脱した。命令違反の罰則の事がチラリと脳裏をかすめたが、もうそんな事はどうでもよかった。
戦い殺し合う事しかもはや道はないと諦めていたステラを、この手で守る事が出来たのだ。後悔などするはずもなく、それよりも俺はステラを抱きしめたい衝動を堪えるのに必死だった。

「ステラっ!」
人影のない波打ち際に降り、コックピットから降りた俺は、無我夢中で走り半壊したガイアから連れ出したステラの元に駆け寄った。
「ステラっ」
「シン・・・?」
虚ろな視線で俺を見つけたステラのの瞳が、大きく開かれる。
「ステラっ、ステラ・・・っ」
俺は倒れたままのステラの前でしゃがんで、顔を近づけた。あちこちに怪我を負いパイロットスーツも破けた酷い有様だったが、命に別状はないらしく、呼吸は落ち着いている。
ステラを震える腕で抱きしめると、確かな躍動が伝わってくる。それは俺に、ステラがちゃんと生きている事を教えてくれた。

483名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:06:19 ID:0wDZwusU
>>478
>今までそれなりにこのルールでこのスレは上手く行ってきたんだしな。

上手く来れたのが何故そうでなくなったかを考えると、やはりここ数ヶ月の別板からの厨の流入が大きいと思うよ。
そもそも年齢制限のない場所で18禁をどうどうとおっぱじめたところからして何だかなと思っていたが。
484「大地に抱かれて2」:05/03/20 22:07:13 ID:EJLJCC6i
近くの洞穴にステラを運び、機体からファーストエイド一式を持ち込んだ俺は、固形燃料を燃やしステラの傷の手当をしようとした。だがステラはまだ戦闘時の余韻から抜けきれないのか、俺の差し伸べる手を振り払おうとする。
自分ではやろうとしないので、業を煮やした俺は思わず馬鹿っと怒鳴ってしまった。
「・・・!」
「あ・・ごめん。でも傷さ、手当てしないと。俺シン。シンだよ。わかる?」
「シン・・・」
「そう、シン。シン・アスカ」
「シン・・・シン・・・っ」
ステラが傷に構わず抱きついてくるのを。俺は背後に倒れながら受け止めた。
「よかった・・・今度は覚えてた・・・」
「うん・・・シン、覚えてる。シンっ」
二度目に会った時、ステラは俺に関する記憶を無くしていた。
強化人間。その名とステラが背負っていた悲しみを知った時、俺は、俺の中で守りたいものを見つけた。今こうして彼女と話せる事自体が奇跡なのだと思うと、自然に涙がこみ上げてくる。
「シン、悲しい?」
「違うよ。嬉しいんだ」
ステラは不思議そうに俺を見下ろしていた。
「嬉しいのに泣くの?」
俺が頬を撫でてやると、嬉しそうにすり寄ってくる。
「シン・・・シン・・・」
「嬉しい時も・・・泣けるんだよ。人っていうのはさ」
微笑みかけてくれるステラにキスをしたいと思った。以前にしたキスよりも深く。今よりもっとステラを感じられるように。
そっと頬にキスをすると、ステラはきょとんとしてじっと俺をみつめてきた。急すぎたかと視線をそらすと、頬に柔らかい感触を感じた。
それは、ステラの唇だった。
485「大地に抱かれて3」:05/03/20 22:07:44 ID:EJLJCC6i
「キス・・キス」
「ん・・・ああ・・キス」
ステラと会って、俺はオウム返しをする事が多くなった。でもそれは面倒な事ではなくて、ステラの言葉の一つ一つをかみ締める事が出来るようで、俺は好きだった。
「キス・・・シンの」
「ああ、キス。ステラに」
「ステラにしてくれる?」
「ステラがいいって言うなら」
「うん・・・うん。ステラ嬉しい。シンキス、好き・・・」
キュッと目をつぶったステラを見て、俺の中にあたたかいものがジンと染みた。
ああ・・・ステラが好きだ。
俺は今、それを再認識した。

こっからエロになっていきます。他所で書くのは久しぶりなので緊張しますが、時間があれば近い内に。
486名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:11:54 ID:yrwuWoFW
>>481
そうかなぁ?スレ毎に独特の雰囲気があるのは当たり前。
長く続いているスレであるほど、自然な流れでそうなっているのだから
今更徹底的にルールを考えても、スレ住人&職人はついてこれなく
なるだけだと思うよ。

>>485
乙です。
487名無しさん@ピンキー:05/03/20 22:41:49 ID:/Oj10rgX
482さん乙っす!
何気にこのスレのシンは本編よりキャラがいい意味で人間臭いと常々思う。

このスレの避難所とかオチスレって無いのか?
このスレの現状に不満があるならそっちへ行ってくれ、って思う。
488名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:20:17 ID:g033jfiD
つかもうこの議論勘弁してくれorz
この議論で結構前のスレで一体どれだけ無駄にスレ消費した事か‥
やっぱり春休みの影響で厨房でも増えてるのか?今更になってテンプレならなんやらに不満だらだら述べるぐらいなら
他行けって話だろ。
489名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:25:14 ID:hJpjqHOB
>>488
今更っていうか、最近ここに来るようになった奴が文句言ってるようにしか…
今までこれでうまくやってきたんだし、文句ある奴は来なけりゃいい
490名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:08:13 ID:+/D5cZao
>>485
乙です!
シンの「ステラが好き」という気持ちが良く伝わってきました!

ただ、文章事体は凄くきれいで読みやすいのですが、もう少し
改行をしてくれると嬉しいです。
続き楽しみにしてます。
491名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:46:51 ID:yoHeM6xV
尊敬人自演幻滅
492名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:10:37 ID:76hjTFM/
>>491
黄昏氏のこと?
やっぱ、あーいうとこ見ちゃうと、今までも自演してたんじゃないかって思えちゃう
493名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:22:04 ID:fKLPZqzG
コテハンでなくてもすむようなレスもコテハンでしてた分余計な……。
494名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:43:58 ID:JHZk12Kg
面白い作品投下してくれる人だから神ってことじゃないだろ。
作品と職人は別だよ。俺はそう思ってる。

職人の発言とか自分語りとか、そういうのは気に入らなければスルー。
同じように作品も、面白ければGJコールして改善点があれば指摘、
つまらなかったりしたらやっぱりスルーでよくね?
495名無しさん@ピンキー:05/03/21 01:47:04 ID:JHZk12Kg
もちろん指摘とか文句とか、言われても受け入れるかどうかは
また職人次第で、読み手が強制できるものでもないと思うし。
気に入らなきゃ自分で書け、ってことになるのかな。
もちろん俺は自分で書くなんてそんな根性ないから、
投下されたものを黙って読ませてもらうわ。
496名無しさん@ピンキー :05/03/21 02:08:53 ID:e9MaKgf6
結局はスレは誰のもの?って議論になると思うけど
誰の物でもないって事になるとは思うので、そうだとすれば
読み手も、書き手も「自分のスレ」だと思わない、に尽きるんじゃ?
497名無しさん@ピンキー:05/03/21 02:14:42 ID:+g4HzkwP
>>494
同意。正直、職人の人となりとか人格とか語り、自演云々は何でもいい。
自分にとって面白い作品書いてくれれば神。
割り切れない奴多杉。

>>496
読み手と書き手、二つ揃ってスレは成り立つもんだろうな。
前作がリアル放映してた頃は、活気に溢れ結構互いにいい関係を築いていたな。
498名無しさん@ピンキー:05/03/21 03:00:35 ID:AfYu7zYk
漏れは新人だが
こんな感じじゃ簡単に投下できないな
499名無しさん@ピンキー:05/03/21 03:10:13 ID:6fNP8G4t
こら、職人はコテハンはずせとか言ってる阿呆は誰ですか?
専用ブラウザで一斉にスルーするためには、コテハンかトリップが絶対
必要なんだよ。毎日ここ来るたびにNGワード設定しろなんて、無茶言うない。
気に入らない作品は、スルー。これが基本である以上、よけいな決め事
増やさんでくださいよ。

>>498
ここで臆さず投下できないようでは、2ちゃんで書き手は務まらないぞう?
(´∀`)σ)Д`)

500名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 07:48:20 ID:k8BSjaFl
コテはずせもコテつけろもどっちも強制はいらない。投下する人の自由だろ。
コテつけなくても、名前欄にカプ表記してあれば個人的にはOK。
コテの雑談に関しては、種関係ならOK、関係ないのなら雑談スレにでも行けとは思う
けどな。これはコテ名無し関係ないか。
501名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 10:00:26 ID:qFCI8rqY
久々に覗いたが、また作品レベル落ちてるな
>>419のSSがつまらんかっただけじゃねえか。感想クレクレすんなよ

>>499
常駐スレでは職人さん名無しで投下していて別に問題ねえよ
コテ投下の他に問題があるんじゃねえの

>>482
>黄昏さんが一言「二時間ほど待ったのですが
>次の投下がなかったので先に自分のを投下させてもらいますね」と
>挨拶していれば

あほか。part1から見てれば黄昏氏がそんなキャラじゃない事知っているだろ
つっけんどんだが要所はフォロー、結構律儀な奴だよ
まず意見する前にエロ入れろエロを
502名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 10:29:35 ID:Xt74+wqj
>>501
「また作品レベルが落ちて」って、なに批評家気取ってんだよw
お前何様だよw

んなことより、もっと、新しい人が欲しいね
新しい人が来ないから、コテハンがのさばってるように見えるんだよ
503名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 11:00:16 ID:9GqpHsMd
新人はいるにはいる

だが新人だけを待っているのならそれは過疎スレ、
というコトを意味できるレベルだが
504名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 12:23:25 ID:oFGj05xi
>501
こういう奴が一番鵜材
505名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 12:41:51 ID:RiaSOUiM
>>501
おまえが一番ウザイ
506名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 13:38:47 ID:KpgtH3G8
お前等、これで黄昏氏も消えたらまた過疎スレに戻るぞ。
マターリ汁。
507名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 13:40:55 ID:zcSuGAWt
>>501
毒舌なおまいに萌えたよw


つかいい加減議論やめようや。新しくきた奴はログとか読んでくれよ。
最初は書き手を選ぶようなそんな贅沢なことができるようなスレじゃなかった。
それでも放送進むにつれて人も増えて、投下人も増えたが、気に入らないものはスルー、書き手至上でうまくやってけてた。
だけど読み手が意見を言うのはダメって訳じゃない。
様は言い方の問題だろ。ある程度書き手を立てて発言すべきじゃないか。
波風を立たせないことが1番重要。
こんな状態じゃ、新人云々じゃなく誰も投下できねーだろ。
508名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:36:24 ID:CN+eOaO1
そりゃそーだ
全員頭冷やして初心にもどるぞ
戻れない奴はスケベだ
戻れる奴は訓練されたスケベだ
509名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 14:59:45 ID:M8Bgu/vb
だな。
書いてくれたことへの感謝≠マンセーじゃないってこったな。
510名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 15:01:13 ID:M8Bgu/vb
すまん、「≠」と「じゃない」の併用はおかしいな…。
「=」に訂正させてくれ。
511名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:13:47 ID:tQ6X9r+p
空気悪いですが…ここの住人の大半は職人さん方達の作品を楽しみに待っています。
職人さんあってのスレです、作品を読める事に本当に感謝しています。
ただ、俺達は職人さんたちを尊敬しているからこそ、時に指摘だってさせて頂きますが決して悪気があるわけではなく、
あくまでも作品に対する、読み手の一意見だと思って頂ければ幸いです。
これからも職人さん方の投下を楽しみに待ってます。

(ちょっとマジレスすぎたか?スマソ。)
そろそろ議論は御開きにして種エロパロ再開ドゾー↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
512新参者:2005/03/21(月) 17:15:12 ID:DPh0eRvr
えーと…良いですかね、変な雰囲気ですが。

遅ればせながら、>>296の続きを投下させてもらいます。

黒キラ×カガリの続きです。

よろしくお願いします。
513姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:16:21 ID:DPh0eRvr
ラクスが、カガリ頭を仰向けに膝枕にした上で、カガリの足の爪先を掴んで上に挙げている。
カガリの身体は、膣口が上を向くほどに折り曲げられ、その状態のままで動きを抑えられている。
キラは、そんなカガリの腰に圧し掛かるように体重をかけながら、
カガリの膣の奥深くまでペニスを挿入し、子宮を押し潰すように圧力をかけながら、ジリジリと擦り上げていた。
「うぐぅ…そんな…深いぃ…」
カガリには少々無理な体勢のため、息苦しさを覚えていた。
しかし、それよりもやたらと敏感になっている子宮口を、硬い亀頭でグリグリと攻められる方が、
カガリにとってはずっと苦しかった。
「キラ…激しくしないんですね…」
ラクスが語りかける通り、キラは先程からずっと、腰を大きく動かすことはなかった。
小さな間隔でゆっくりと腰を回し、ただひたすらに膣奥を擦り続けていた。
「う…う…うぅっ!…」
時々、思い出したようにカガリを身震いが襲う。
ゆっくりと、だが確実に、カガリの腰の内側から波が来ている。
子宮内部に染み込んだ精液が興奮剤のような役割を果たしているのだろうか。
膣が疼いて仕方がない。
カガリは、自分の腹の中がやたらと熱くなってきているのを感じていた。
「はぁ…はぁ…これ…何?…何なんだ?…」
いっそのこと、激しく突き切ってくれれば楽になれるのに。
カガリはそう感じていた。
先程までは、挿入されるのも嫌がっていたのに、
今はそのキラのペニスを使ってでも楽になりたいと考えるようになっている。
一度中出しされてしまったことで、少々ヤケになっている部分もあるのかも知れない。
「なんで…こんなことするんだ…もう…許して…」
タップリと精液を子宮内に注ぎ困れた上、ペニスで膣口を塞がれたままで、体外に排出することも出来ない。
もう今頃は、確実に子宮内壁に染み込んでしまっているだろう。
自分の身体が揺すられる度に、膣内で吹き溜まりとなっている精液が揺れている気がする。
さらに、キラがペニスで子宮口を擦る度に、
子宮内部に詰め込まれた精液が攪拌されて、ブチュブチュと卑猥な音を立てているのが響いてくる気がする。
もっとも、それらはカガリが大袈裟に感じていただけであったが、
それほどまでに、カガリの身体全体が敏感になっていた。
514姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:17:04 ID:DPh0eRvr
キラのペニスの熱が身体中に浸透してくるような感じ。
イッた直後を突き動かされ、膣内射精され、イッた感覚がずっと尾を引いている。
また、身体が熱くなってきた。
カガリの肌全体が、ピンク色になってきている。
「あぁ…やだ…こんなの…」
カガリは、身体が火照って、疼いて仕方がなかった。
ビクッ!ビクッ!と身震いが襲ってくる間隔が段々短くなってきている。
キラは、ずっと、ただひたすらにカガリの膣奥のみを集中して、じっくりと擦っている。
さっきまでのように、波が何回も襲ってくるのではなく、段々と増幅されているようだった。
「やだ…怖い…助けて…」
自分の身体の中で何かが起き始めている。
カガリは、言い知れぬ恐怖を感じ、頭の下のラクスの太股を探った。助けを求めるように。
「…大丈夫ですよ…カガリさん…怖がらないで…」
ラクスはゆっくりとカガリの足を放した。
そして、空いた手で優しくカガリの髪を撫でる。
キラも圧し掛かるのを止め、ゆっくりとカガリの足を下ろして行った。
ただし、ペニスは決して抜かず、膣内に留めたまま。
「…カガリさんは、クリトリスでイッた事しかないでしょう?」
ラクスが優しい声で尋ねてくる。
しかし、カガリにはその質問の内容が理解できなかった。
「すごいですよー…膣内でイクと、死んじゃうくらい気持ち良いの…みんな飛んじゃうんです…」
そう言われてもカガリには相変わらずわからない。
まともにセックスするのも初めてなのに、わかるはずもなかった。
当惑するカガリの頬を、反対側からキラの手が撫でてくる。
キラはまたゆっくりと顔を近づけてきた。
「ほら、カガリ…そんな嫌がってばかりいないで、僕に任せてよ…」
キラが、さらにカガリに顔を近づけてくる。
「あ…あ…あ…」
カガリの視界が、キラの顔でいっぱいになる。
そのキラの顔は、包み込むように優しい笑みを湛えていた。
「…すっごく、気持ちよくしてあげるからさ…」
そう言って、キラはカガリの唇に、自らの唇を重ねた。
515姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:17:48 ID:DPh0eRvr
「…んんっ…」
この上なく優しいキス。
カガリの意識が、またキラに絡め取られていく。

「…んくっ!…」
キスをしたまま、キラはゆっくりとカガリの膣からペニスを引き抜いた。
そして、ゆっくりと唇を離していく。
「…カガリ…こっちにお尻向けてよ…その方が、カガリを気持ち良くしてあげられる…」
キラは、カガリの瞳を真っ直ぐに見つめながら告げる。
カガリは口を半開きにしたまま、虚ろな目つきで、コクンと頷いた。
ゆっくりと身体を反転させるカガリ。
うつ伏せになると、自分から腰を挙げ、尻をキラに向けて突き出した。
「…は…はやくぅ…」
キラの前に露わになったカガリの性器は、最初の頃とは大きく様相を変えていた。
赤く充血した膣口は、先程までの挿入でポッカリと口を開けたまま、
ヒクヒクと物足りなそうに収縮している。
性器の周りには、二人の性交で泡立った愛液と精液の気泡が付着し、尚更淫猥な光景を作り出している。
股間から、尻の溝の中、内股に至るまで、体液に塗れており、テラテラと部屋の光を反射していた。
「もう…カガリはエッチだなぁ…たくさんオナニーするし…」
そう言いながら、キラはカガリの性器の周りをゆっくりと指でなぞっていく。
敢えて大事な部分には直接触れず、ただ焦らすように陰唇の周りの肉に指を這わせる。
「…エッチでも、なんでもいいから…はやく…」
カガリの目は虚ろなまま。
頭の中が呆けたようになっている。何も考えられない。
ただ、身体だけが勝手に動く。
カガリは、キラの肉棒を求めて、自ら腰を振っていた。
「ふふっ…」
キラは、何か達成感を得たような笑みを一瞬だけ浮かべると、ヒクつくカガリの膣口にペニスの先端を当てがった。
その瞬間、カガリの背中がビクゥ!と震える。随分と期待されているように感じた。
そして、キラは一息に一番奥まで挿入する。
「うはぁぁぁぅ…」
カガリの膣内は、溢れんばかりの愛液で満たされており、その滑りのお陰で、キラのペニスは一気に膣奥まで達することが出来た。
516姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:18:32 ID:DPh0eRvr
新たな角度での挿入感がカガリを襲う。
その挿入感だけで、カガリは軽くイッてしまいそうになった。
「あっ!…あぅ!…はぁぁ〜…」
カガリの口から喘ぎ声が漏れる。
後背位で挿入されると、正常位でするよりも簡単にペニスが奥まで入っていく。
また、キラのペニスが、カガリの子宮を押し、グリグリと擦り上げてくる。
深く深く入り込んだペニスが、子宮の中にまで入ってきてしまいそう。
もちろん、実際に入ってしまうことはないのだが、突き刺すように押し付けられた硬い先端が、
カガリの子宮口を責め上げる。
「…頑張って、カガリさん…もう少しですよ…」
ラクスはカガリの手を握ってくれている。
ラクスに身体を支えられながら、カガリは自らキラに腰を押し付けていった。
「いいよ…カガリ…カガリの中、動いてるよ…」
右に、左に、腰を揺らし続けるカガリ。
キラに向けられた背中が、小刻みにビクッ!ビクッ!と身震いを繰り返す。
結合部から、白濁した愛液が収まりきらずに滲み出てくる。
ひたすらに膣奥をペニスに擦り付け、ペニスに膣奥が擦り上げられる。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
カガリの息遣いが荒くなっていく。
腰の奥からくる波が、段々と増幅されていく。
不意に、カガリの背スジにゾクゾクとした悪寒が走り、ラクスの手の中で、カガリの手が跳ねた。
「あぁっ!…っくっ…なにか来る…」
カガリの身体が勝手に痙攣し始めた。
さっきから、身体の奥にあったモノが、ゆっくりと襲い掛かってくる気配を感じる。
カガリはまた恐ろしさが込み上げてきて、ラクスの手をキュッと握った。
「カガリ…カガリ…いくよっ!!」
その時、キラがカガリの腰を力強く掴んで、上体を持ち上げた。
ラクスのてに握られていたカガリの手は、支えを失い、宙に放り出される。
そのままキラの腰の上に座らされ、後座位となり、
カガリ自らの体重によって、カガリの子宮にキラのペニスが突き立てられた。
517姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:19:14 ID:DPh0eRvr
「うぁぁぁぁっ!!」
膣奥に、突然強い衝撃が響き渡る。
ゆっくりと増幅されてきた波が、強い一撃によって大きな津波のようにカガリに襲い掛かる。
カガリの背中が、グンッ!と一気に反り上がった。
「ダメっ!!あっ!!あっ!あぁああぁあっ!!」
1回目にイカされたときは、ビリビリッと激しい電流が一瞬にして駆け巡っていったが、今度は違う。
ズーンと腹の中に衝撃が響き渡るような感覚。
しかも、衝撃が持続している。
腰が、勝手にクネクネと動き続ける。
ずっとイき続けているような感じ。
カガリの手先が、爪先が、キラの上で目一杯に伸びていき、張り詰めていく。
膣内が、まるで血圧測定器のように、ゆっくりと、しかし確実に締まっていく。
膣全体がキラのペニスに貼り付き、ピッタリとフィットしていく。
かつてないほどの膣圧でペニスを搾り上げている。
そのままビクビクと痙攣し続けるカガリ。
身体中が痺れて動けない。
カガリの後頭部が、キラの肩の上に乗ってくる。
カガリは、キラに完全に体重を預け、気絶したように頭の中が真っ白になっていた。
「すごいよ…カガリ…僕もイクよ…」
キラは動けなくなったカガリの身体に腕を回して、また反転させる。
そうして正常位に持っていき、1回目の膣内射精の時と同様に、
絶頂の感覚が響いたままのカガリの膣内を、激しく突き動かす。
そうしてまた、膣内の奥深くにペニスを留めたまま、震わせ始めた。
「あぁっ…来る…また…来るぅ…」
カガリは震える手でシーツを掴み、膣内射精に備えて身構えた。
カガリの膣内で、キラのペニスの動きが切迫したものになっていく。
ムクリと膨らみ、膣奥を押し広げるキラのペニス。
カガリの腰を掴むキラの手に、グッ!と力が込められた。
「うぅっ!!」
「あはぁあっ!!」
キラが呻き声を上げるのと同時に、カガリは背中と首を一杯に反らせ、腰を浮かせた。
カガリは、普段の自分が聞いたら情けなく思うほどに、甲高い、女の鳴き声を上げていた。
518姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:20:00 ID:DPh0eRvr

しかし、何時までたっても、カガリの中に熱いモノは来なかった。
ゆっくりと顔を上げるカガリ。
その目に映るキラの姿。
「あ…あ…そんな…」
最後の最後で膣内から抜き取られたキラのペニスが、カガリの腹の上で暴れている。
勢いよく噴出したキラの精液は、カガリの胸にまで達し、カガリの前面を精液に塗れさせていた。
「ふふっ…ねぇ…カガリ?…」
キラが、また口元を歪めた冷ややかな笑みをカガリに見せる。
「…カガリさ…今…中に出されるの期待したでしょ?」
キラの言葉に、カガリの火照った頭の中が一気に冷めていく。
「……――っ…」
言葉も出ない。
「…ふふ…背中反らせちゃって…かわいいんだ…」
カガリの興奮が冷め、別の身震いが身体を襲う。

…私が精液を欲しがった…

否定できなかった。カガリ自身の身体が一番よくわかっていた。
それは紛れもない事実であった。
519姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:20:42 ID:DPh0eRvr

「ほら…もういいよ…」
精液塗れのまま、動けないでいるカガリの上に、脱がされたカガリ自身の衣服が投げかけられる。
「…全部見せてもらったからね…カガリはもう好きにして良いよ」
キラが冷たく言い放つ。
カガリはどうしていいかわからず、また呆けたように動けないでいる。
確かに、全部見られた。
自慰をして自分で性器を濡らす姿も、その性器の色も形も、
舌を絡め取られて呆けたようになった顔も、性器を擦られて赤くなっていくところも、
男の肉棒を舐める姿も、
自分の乳首が勃起していく過程も、陰核が充血して硬くなるところも、
膣内をペニスで掻き回されて善がる姿も、男の上に跨って、ペニスを使って興奮する姿も、
そのまま絶頂に達して身体を震わせるところも、膣内射精されて腹を震わせるところも、
放尿するところも、放尿後の身震いも、
挙句には、イカされながら腰をくねらせ、精液を欲しがって身を反らせるところまで。
徹底的に全部見られた。
しかし、最後の最後で放り出された。
カガリの膣口は、余韻のため、まるで生き物の口のように拡縮を繰り返している。
「カガリ…退いてよ…ラクスを待たせてるんだから…」
キラが、動けないでいるカガリの身体を押した。
「うぁぁっ…」
衣服を抱えたまま、ベッドから滑り落ちるカガリ。床に尻餅をつく。
「カガリには、アスランがいるんでしょ?」
キラはラクスを抱き寄せた。
ラクスはベッドの下のカガリには一瞥をくれただけで、すぐに視線をキラに戻した。
「もう…キラったら…待たせすぎですわ…」
ラクスとキラが、ベッドの上でお互いの身体を絡ませ始める。
カガリは動くことが出来ず、その様子に見入っていた。
ラクスの乳房に吸い付くキラ。
唾液の爆ぜる音が、カガリにも聞こえてくる。
「…あぁっ…キ…キラぁ…」
ラクスが発する艶やかな声が、カガリにも聞こえてくる。
520姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:21:25 ID:DPh0eRvr
そんな折、ラクスの肩越しに、キラとカガリの目が合った。
「…見たいの?僕らのセックス…」
キラに言われて、我を取り戻すカガリ。
ビクッ!と何かに気付いたように大きく身体を震わせると、居た堪れなくなって、慌てて駆け出した。
足を縺れさせながらも、カガリは必死でその場から逃げ出した。


後に残された、キラとラクス。
性交の続きを始める。
「…ん…キラ…何故カガリさんにあんなことしたんですか?」
ラクスが疑問を口にした。
キラの言うことには無条件で従っていた彼女であったが、キラの真意はわかっていなかった。
「…ふふ…あぁしておけば、次にアスランと会った時には、絶対ヤるでしょ?」
あっけらかんと言い放つキラ。
「えぇっ?それだけのため?…ですか?」
「うん…カガリってば、お姉ちゃんのくせに、僕が教えてあげないと何にもできないからね」
キラは、そう言いながら、復活したペニスをラクスの中に挿入していく。
「ちょっと、エスカレートしちゃったけど…」
「んん…あれで、ちょっとですか?…」
キラは、ゆっくりと腰を動かし始める。
「ゴメンね、残りはラクスに全部上げるから」
キラは動きを徐々に速くして行く。
「あぁ…もう…キラってばぁ…」
ラクスは、まだ納得しきれないよくわからない部分もあったが、
キラの腰の動きによって、段々とどうでも良くなっていった。

521姉と弟と…:2005/03/21(月) 17:22:09 ID:DPh0eRvr


逃げ出したカガリは、そのままシャワールームに駆け込んだ。
途中、誰にも出会わなかったのは幸いだった。
キラに犯されている間に、既に深夜になっていたのだ。
シャワーの湯を思いっきり出すカガリ。
そのシャワーの下にペタリと座り込んで、雨の中に佇むように、呆然とシャワーを浴びていた。
「…んっ…」
股間が熱くなる。
膣内に注ぎ込まれた精液が、今頃になって外に出てきた。
ドロリと滲み出てきた精液に、指で触れる。
クチュクチュという音が、シャワーの音に混じり始めた。
「うぅっ…」
不意に、カガリは身を震わせた。
「あ…あ…あ…」
カガリは、無意識のうちに、また自分の性器を弄り始めていた。
指にベットリと絡みついた精液と愛液を見て、カガリの瞳が震える。
「そんな…私の身体がおかしくなる…」
それでも、止めることができない。
カガリの指が、カガリの膣口に触れ、中に入って行く。
「はやく…早く来て…アスラン…」

(完)
522新参者:2005/03/21(月) 17:27:02 ID:DPh0eRvr
以上で終了です。
ありがとうございました。

カガリとアスランの再会がどうなるのか、まだ本編でわからないので、この続きは書けませんが、
もし、この後でカガリとアスランがセックスしたとしたら、
カガリは必要以上に感じてしまって、腰を動かし過ぎて、
アスランはあっという間にカガリの中でイッてしまいます。
抜く間もないほどにあっという間です。
それで、
「君…初めてじゃないね…」
と、アスランに言われて激しく落ち込むカガリ。

「うわーん、お前のせいだーー!」
後でキラに当たるカガリ。
それを見て笑い転げるキラ。

なーんてね。

しかも、カガリに次の生理が来なかったりして。


失礼しました。
523名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:30:59 ID:tQ6X9r+p
職人さんキタ━━(゚∀゚)━!!!!!この空気の中の投下有難うございました

新参者氏、GJ!黒キララクがいい味出していますね。
近親相姦3P連載、終了乙かれ様でした。
524名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:35:35 ID:rACcoe6O
>>522
GJ!
525名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:42:23 ID:gOkkHLYd
黒キラGJ!!

アスランとの再会セックルみたいな続きを期待したりして
526名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:55:18 ID:zcSuGAWt
>>522
ハゲシクGJ!&こんな空気の中サンクス!

>「君、はじめてじゃないね…」
ショボーンと悲壮感を漂わせてるアスランが目に浮かぶw

再会後の続きも是非見たいですな
527名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 19:32:51 ID:mKhJJa1w
<「君…初めてじゃないね…」

さっさとやっとけばこんなことには(ry
528名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 19:34:33 ID:NtP3tTGt
神よ!
ありがとー!(゚∀゚)ノ
529名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 21:07:50 ID:g3ryRux7
>>522
乙でした! 
キラは姉思いなんだかどうなんだかw
アスランが合流したら、二人をニヤニヤしながらオチしそう。
再会編、自分も見てみたいです。
530名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 21:11:25 ID:khfkvALp
>>527
それ、ユウナとだと誤解しそう。
まさかカガリと血のつながった親友だとは思うまい。
531名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:20:24 ID:Pzo8ZBlt
>>522
種デス22話を見てキラが嫌いになったけど、ここのキラはイイ!
いい意味で読者を裏切る展開てんこもりで、わくわくしましたよ〜。
そしてカガリはアスランに会えるその日まで、今まで以上に一人で……なわけですな。
GJ!乙です!!
532名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:59:01 ID:WHhHPaKu
>>522
GJ! 乙でした。
再開した暁にはアスカガ?編も是非キボンw
533名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 00:24:14 ID:iSEutb76
>>522
GJ!!
再会したらカガリの方からアスランを押し倒しそうですね。
534名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:18:24 ID:9i991uUR
>>522
GJ〜!! 黒キララク→受けカガに萌えた!
その後のアスカガセックルが面白そうでつね
535名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:23:31 ID:2ND5wrdw
522氏で
アスランが黒いのも読んでみたい
536名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 02:41:03 ID:o86eVscN
>>522
GJ!
キラひどいよキラ
537「大地に抱かれて4」:2005/03/22(火) 03:57:51 ID:QO282dfv
この前の続きです。

ステラの唇に触れるくらいのキスをすると、ステラが嬉しそうに微笑んだ。
俺はそれがもっと見たくて、何度も口づける。
段々重ねている時間が長くなり唾液を共有するようになる頃には、俺の頭の中は
ステラでいっぱいだった。
自然に胸に触れ、その柔らかい乳房に指を埋める。
ピクンと顔を震わせ薄っすら微笑むステラは綺麗だった。
手の感覚に反応してか、俺の下半身に変化が起きた。
俺は戸惑ったが自分の意思ではどうにも出来ず、その時俺は、
いつの間にか自分が視線をステラの豊かな胸や下半身に向けているのに気がついた。
「ステラ・・・」
「シン」
ステラにこんな気持ちを抱くなんてとかすかな罪悪感を覚えながらも、
俺は自分の中で動き始めたものを止めようとは思わなかった。
やっと守ったステラ。ステラの全てを、自分のものにしたい。
ステラの裸は、以前にも見ていた。
それは、その時から今まで、ずっと俺の中にくすぶっていた純粋な欲望だった。
「ステラ・・・抱きたい。わかるか?俺が、ステラを・・・」
「うん。知ってる。ステラわかってる」
怪訝な顔をされて当然の俺の言葉にも、ステラはいつもと変わらぬ表情で返してくる。
わかっているのかそうでないかなんて俺には判断出来なかった。
もう、そこまでの余裕がなかったからだ。
「いいのか・・・?俺がステラに・・・」
ステラのスーツに手をかけ脱がせ始めても、ステラは嫌な顔一つせず、
むしろ嬉しそうに俺を見ていた。
俺は自分がこれからしようとしている事に自分自身戸惑いながら、それでもやめられず、
ステラを全裸にした後自分の服を脱いで肌を重ね合わせた。
538「大地に抱かれて5」:2005/03/22(火) 03:59:56 ID:QO282dfv
セックスするにはどうすればいいのか、それはこれまで読んだ雑誌や映像で知っていた。
裸だって、見た事がなかったわけじゃない。
ステラの白い肌をおかずに、これまで何度もヌイてきた。だが本物はやはり違う。
「はぁ・・・・」
「シン」
緊張している俺に、ステラは抱きついて無邪気な笑顔のままでこう言った。
「ステラこれ好き。ステラ気持ちいいの大好き」
「え?」
ステラの言葉の意味を、俺はとっさに理解出来なかった。
「えっと・・それって・・・・。ステラ?」
「痛いけど気持ちいいの。捕虜になった時のために、ステラ気持ち良くしてもらったの」
「気持ち良く・・」
「アウルとスティングは好きじゃないの。でもネオはごほうびにくれるの」
ステラが俺のペニスをギュッと握った。小さく息を漏らして、俺はその刺激に耐える。
だが股間の感覚よりも、ステラの言葉の意味の方が重大だった。
じょじょに理解してきた俺は、瞬間的に喉の渇きを覚えた。
(セックス・・・ステラもうして・・・)
「いっつもしてんのか・・・?こんな事」
「うん」
「ステラ。ステラは俺が好きなんだよな?」
「うん。ステラ、シン大好き」
短気ですぐにカッとなるのは俺の悪い癖だったが、今はそれがありがたい。
純粋に思った事をそのままステラにぶつけ、それでも後悔しないと思えるほど激しい
感情が、俺の心を揺さぶってとまらなかった。
「じゃあするなよっ。他の奴なんかとっ!」
「シン?」
「嫌だって言えばいいだろっ、そんなのっ!」
539「大地に抱かれて6」:2005/03/22(火) 04:01:45 ID:QO282dfv
ステラの体がビクッと動いた。その肩を押さえつけて、俺は正面からステラのすみれ色の
瞳を至近距離で覗き込んで声を上げる。
「俺が好きなら、他の奴なんかとするなっ」
「イヤっ」
俺の怒鳴り声が怖いのか、ステラは怯えた目を俺に向けた。
わかってる。ステラのせいじゃない。ステラに反抗する事なんて出来やしない。
悪いのはステラじゃなくて、地球軍の偉い人間だ。
だが俺はその時、ステラのその怯えた目にすら苛立ちを覚えた。
大事にしたいはずなのに無茶苦茶にしてやりたいという凶暴な衝動が、俺を突き動かす。
「あ・・・・」
強引にキスをすると、俺はステラの股間に顔を近づけて舌を伸ばした。
足をしっかりと押さえつけ、夢中で舐める。
女の子のこんな場所を舐めた事なんて当然一度もなくて、ただ頭で考えるより先に
動いた体の動きに従って、俺は舌を膣に這わせていく。
「ああ・・・・あー・・」
「ん・・・は」
「シン・・・ぁ」
しばらく舐めている内に、唾液以外の液体が俺の唇に触れるようになってきた。
何とも言えぬ女の香りを鼻腔に収めているうちに、段々思考がぼやけてくる。
ステラの出すものが、舐めたくて仕方がない。
「もっと出して・・・ステラ、もっと・・・」
「んんぁ・・・いい・・・シンの・・いい・・っ」
染み出す愛液を誘う舌使いは、俺の本能が教えてくれた。
見つけた膣の穴にまで舌を入れて、俺は次の衝動を感じるまで舐め続けた。
ようやくやめたのは、ステラが声を高くあげてグッタリとなり、存分に舐めた時だった。
「はぁ・・・」
見下ろせば、白い肌は朱に染まり、濡れた股間は炎に照らされ
エロティックに生々しい光を放っている。
それらを眺め、俺は硬く反り立った自分のペニスをしごきながら近付けた。

今日はここまでです。
540名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 10:10:46 ID:ibd5HCPz
シンステキター!!
続き1秒でも早く!
541名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 11:03:48 ID:OBOmnbcO
生頃しだYO!
続き(;´Д`)ハァハァしながら待ってます
542名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 12:06:04 ID:8ey6V937
続き…!!
543名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 14:16:31 ID:k0FRalAM
GJ。
しかしフラガ仮面、15歳の娘に手出すなよw
やはりオパーイにつられたと見るべきか?
544エッソウルトラフロースープラ:2005/03/22(火) 18:00:46 ID:KDKkSCa9
GJGJ(・ω・)
545「大地に抱かれて7」:2005/03/23(水) 06:20:17 ID:1iADvjEr
(女の子のって、こんな風になってるんだ・・・)
足を広げさせた俺は、自分のものを入れようとしてようやくはっきりとステラの股間
を見た。
炎のために色彩が限られていて、目を凝らしても細部まで見とれないのがもどかしい。
ぼやけた意識が引き戻されて、代わりにやってきたのは妙な焦りだった。
「ん・・・」
ステラに抵抗するそぶりはなかった。俺が広げた足の形そのままに、俺を見上げている。
それが俺にはまるで急かされているように見えて、額からじんわりと汗が滲んで流れてきた。
心拍数が異常に速くなっているのがわかる。そう、俺はちゃんとわかってる。
俺を急かしているのはステラじゃなくて、俺自身なのだ。
わかってるんだ。わかってる。・・・もうおかしくなりそうだった。
俺は、これから初めて女の子を抱く。
「ステラ、入れるよ・・」
「ん・・」
俺は膣にペニスをあてた。そのつもりだった。
だが、いくら押してもペニスは膣には入ってくれなかった。
(くそ・・・入らない。何でっ!?)
濡らしすぎたのか、あて方が悪いのか、そんな事をグチャグチャな頭の中で考えながら、
俺は必死に入れようとする。力を込める度にステラの声が漏れる音が聞こえた
が、そんなのに構ってられなかった。入れなくちゃどうしようもない。
何より、恥ずかしい。
546「大地に抱かれて8」:2005/03/23(水) 06:23:31 ID:1iADvjEr
「シン?」
待っても入れない俺に、ステラは声をかけてきた。
「待って・・・待って・・もう少し」
「シン」
ステラの声が、更に俺を焦らせる。
「ああ・・わかってるって。大丈夫・・もう少し・・・」
「シン。あ・・」
「ああもうっ。黙ってっ」
「イヤっ」
はっとした時はもう遅く、俺の怒鳴り声に怯えたステラは怯えた表情になって俺の手
に噛み付いた。
痛みで手を離すと、俺と少し距離をとって怯えたまま震えだす。
「イヤ・・シン、怖い。おっきな声、イヤっ」
サッと冷や水を浴びせられたような気がして、俺は呆然とステラを見下ろした。

(俺・・・・何やってんだろ)
無理矢理迫って、上手くいかないからって怒鳴りつけて。
大事に、大切に。大好きだから。
そんな気持ちも忘れてた。ステラの中に入る事ばかり考えて、ステラの事なんて何一つ
考えたりしなかった。
MSを初めて操縦した時だって、こんなに自分をなくした事はなかったのに。
「ごめんな・・・ステラ」
俺は岩にもたれて、恥ずかしさで死んでしまいたい自分の顔を手で隠した。
「俺サイテーだ。人の事言えない、馬鹿だっ」
「・・・・・」
「ごめんなステラ。ホント、ごめん・・・」
ステラは返事をしてくれなかった。嫌われたのか、と思って、それも当然だと自嘲した。
勝手に一人で盛り上がって、自滅したなんて最低だ。
547「大地に抱かれて9」:2005/03/23(水) 06:24:10 ID:1iADvjEr
それからどれくらい時間が経ったのか、離れていたステラが俺に近づいてきた。
俺はまだまともに顔を見せられず、ステラが今どんな顔をして自分の傍に寄ってきて
いるのかわからなかった。
だから、とにかくステラをこれ以上怖がらせないように、俺はなるべく穏やかな声で
話しかけた。
「いいよ、気にしなくて。もう怒鳴らないし、変な事しないし・・・・えっ」
股間にゾクッとする刺激を感じた。はじかれた様に顔を下に向ける。
「ステラっ!?」
ステラが、俺のペニスを口の中に入れていた。
548名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 06:25:14 ID:1iADvjEr
今夜は眠いのでもうここまでで。
549名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 09:25:40 ID:OINZEV00
>>548
GJ
550名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 18:54:38 ID:HfGeo6J8
>>548
朝も朝からGJ 
だめシンいいな
551名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 21:01:07 ID:VizOyM01
>548
GJ!シン…
552ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:24:07 ID:N/cp/hc7
前回レス下さった方、ありがとうございました。
遅くなりましたが、>>55の続きです。
取り合えず今回で完結です。
本編の様子を見ながら、続きを書きたいと思います。(カップリングは変わるかもしれませんが)
553ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:25:51 ID:N/cp/hc7
 身体はユウナに与える。それが望みなら。
でも、私のこころはオーブと………もし、許されるのなら……アスランのもの。
腹にシャワーを当てる何度も。何度でも。
もう感覚が無くなってきた。でも、そんなのは些細な事。
無駄だとは分かっていても、そうせずにはいられなかった……。

ユウナが目を覚ますと、隣にカガリはいない。
珍しい…そう思っていると、バスルームの方から水音がする。
ガラス戸を開ける。いた……。こちらには背を向けている。
水量を最大にして、シャワーを浴びているようだ。水音が大きく自分に気付いていない。
でも、何かおかしい……
「……!! カガリッ!!」
湯気が全く立っていないのだ。
「!!」
カガリはびっくりして、手に持っていたシャワーを落とした。
シャワーヘッドから水が勢いよく噴出し、蛇の様にタイルの上をうねっている。
ユウナの足にも吹きかかり、それは確信へと変わる。
「水を……浴びていたのか」
絞り出す様な声に、カガリは血の気の無い顔を向ける。
一体どの位の時間浴びていたのだろう。
554ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:28:35 ID:N/cp/hc7
「風邪をひくよ。いくらオーブが温暖でも」
「ほら……」
蛇口を止め、冷えた腕を引っ張る。そのまま脱衣所で彼女の身体をタオルで拭き始める。
カガリは青冷めた顔でされるがままで、少し放心しているようだった。
ユウナも終止無言のまま拭き終わると、バスタオルで包みそのまま横抱きでベッドまで運ぶ。
「こんなに冷えて……可哀相に………」
「…………ッ……………!! どうしてだッ?!!」
肩を押さえて、胸を鷲づかみにする。
「あアァッ?!!」
「い…いた……っ」
「そんなに、僕の子を産むのが嫌か??!!」
「答えろッ!! カガリ!!」
見たことのない形相で凄むユウナと、掴まれた痛みで恐怖に身が竦む。
空ろになっていた頭にも意識が戻って来た。
「…あ……ぅ……」
「なら、産んで貰うよ……。そうすればあの男のことなんて忘れる」
「!!」
正気に戻ったカガリは、ユウナの腹を蹴って逃げようとする。
が、ユウナは逆にカガリの振り上げられた足を掴み、大きく開かせると、
全く潤いのないそこに無理やり自身を捻じ込んだ。
「!! い、いやぁーーーーーーあああぁーーーーーーっ」
初めてユウナに抱かれた時以上の痛みと恐怖がカガリを襲う。
(いや……いやだ……こどもは……ユウナの子なんて……産みたくない……)
(こわい…こわい…アスラン……こわい……たすけて……こわいよ……)
555ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:29:47 ID:N/cp/hc7
 着痩せする身体。豊かな白い胸。括れた腰。
脱がせて魅入られた。抱いて溺れた。
僕の……僕だけのもの。もう誰にも渡さない。渡すものか。
泣き顔。初心な仕草。そそられる。堪らない。
もっともっと泣いて……啼いておくれ……カガリ。

「あっ……あっ…やめて…やめて……嫌…いや……いやあぁぁぁーーーーッ」
「僕の……僕自身をあげたのは君だけだったのに!!」
今までの遊び相手には面倒を避ける為、避妊には慎重過ぎるほど気を遣って来た。
ユウナは達した後、背中や双臀を愛しげに擦りながら、自身を抜かずにじっとカガリを抱きしめていた。
「こうしてるとね……受精しやすいそうだよ。アスハとセイランの正統な後継者を産むんだ……カガリ」
涙の跡をそっと舌で辿っていくと、カガリは嫌がるように顔を背ける。
何とか抜かせようと、力の無い腕でユウナの胸を押し返す。
「……まだそういう態度を取るの? あの素直な君はどこへ行ったの?」
身も心も全て自分のものになった―そう思った直後のあの行為は正に裏切りだ。許せない。
挿れたまま強引にカガリの身体を反転させると、そのまま自分の膝の上に乗せ上げる。
ユウナの胸に背中を向ける形、後ろ向きの座位の体勢に持っていく。
カガリの身体をぐっと自分の方へ引き寄せる。
「あぅッ!!」
そうして枕側の左壁に掛かっている布を引っ張ると、大きな姿見が現れた。
「カガリ……ごらん。僕たちが一つになっている所が良く見えるだろう?」
556ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:30:58 ID:N/cp/hc7
「!!! いやっ!!」
鏡の中のカガリは大きく顔を逸らし、目を瞑る。
「駄目だよ。ちゃんと見るんだ。
今更だけど、君の態度次第でこの国のコーディネーターの安全は保障するって言ったよね?」
「………!!……」
カガリは震えながら、目を開け正面を見据える。脚を大きく開いて抱えられ、ユウナに後ろ抱きにされた自分がいる。
でも、その自分の下半身の中心には赤いグロテスクなものが突き刺さっていた。
「いやだっ……こんな……こんなの…!」
「ふふ……こうするとカガリの全てがよく見えるよ。
 綺麗なピンクだ。ほら、僕を呑み込んで嬉しそうにひくついてるじゃないか」
「……やめて……ッ!!」
「カガリ……今ぎゅっと締まったよ。鏡を見てると興奮するだろう?」
「違う……!違う!……ちがう……!!」
カガリは聞きたくないと言う様に大きく頭を振る。
ユウナは満足そうに笑うと、新たな快感を得ようと下から突き上げる。
「いや……っ…いやっ……やめて………」
ユウナの腰の動きに合わせて、豊かな胸がぷるぷると揺れる。その胸を揉みしだきながら、
「カガリは耳も感じるんだったね……」
耳朶を甘噛され、中をねっとりと舐められる。
「あ……っ……あっ……」
「気持いいだろ、カガリ。ほら、乳首が立ってきたよ」
557ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:31:57 ID:N/cp/hc7
「カガリのイイ所……ここだったね」
「あぁッ!!」
先程の快感を呼び覚ますように、最も感じる所を執拗に突かれ始める。
怒張が何度も何度も秘所から抜き差しされていく内に、白濁したものが滲み出る。
「嫌がっていても、カガリのここは正直だね。どんどん濡れて来るよ。ほら、よく見るんだ」
カガリがイヤイヤをしても、ユウナは許さない。これは罰なのだ。
「あぁっ……ぴったり吸い付いて来るようだ…。何ていやらしい身体なんだろうね」
卑猥な言葉をわざと浴びせると、大きく見開かれた瞳からぽろぽろと涙が零れ、太腿の上に落ちる。
だが、一番感じる所を攻められ続け、快感なのか屈辱なのか、何の為の涙か、もうカガリ自身も分からなかった。
内壁が痙攣し始め、カガリの限界が近いのを感じ取ると、ユウナは自身も達しようと一気に動きを早める。
「カガリ……中に出すからね。よく見てるんだよ」
「いや……いや……止めて…」
「今更無駄だよ。夫婦なんだから当然だろう」
「……どうして…どうして……こんな………ひどい……ひどい………!!……あぁっ!」
「イキたいんだろ。よく見てろ、自分の顔を」
「いや……いやぁーーーーーーーーっ」
鏡の中は知らない女の顔。何て……淫らで醜い……
558ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:33:19 ID:N/cp/hc7
 ハグと軽いキス。
それだけで十分満たされた。幸せだった。
だけどあの日、アスランと初めて一つになって、至上の喜びを知った。
二人共初めてで必死だった。愛撫もただくすぐったいだけ。
特に挿入行為は痛いだけで、快感なんて本当はちっとも無かった。
でも、こんなにも他人と近くなれたこと……
終わった後のこっちが恥ずかしくなる位の、アスランの幸せそうな笑顔。
ぎゅっと抱きしめられた感触。髪を触る仕草。身体に優しく触れた手。
こころの奥から奥から幸せなきもちが湧いてきて、
このまま時が止まれば良いのに……。ずっとアスランだけのものでいられたら……。
どんなに願ったことだろう。

 ユウナと……身体を重ねた回数はもう覚えていない……
でも、一度だってあんな幸せなきもちは無い。もう……永遠にないだろう。
快感は貰えても、後から空しくなるだけ。
我慢すればよいと思っていた。でも、子供を産めと言われて恐怖に身が竦んだ。
愛していない男のこども。愛する自信の持てないこども。
女であるこの身体が……初めて恨めしいと思った。
559ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:34:29 ID:N/cp/hc7
「カガリ…カガリ……」
「…………」
力の抜けた身体をそっと横たえて、瞼にキスを落とす。
ユウナがその昂ぶりを抜き出すと、新たな疼きを呼び込み、か細い肩が小刻みに震えた
背中をつ……ッとひとさし指でなぞると、その身体がぴくんと反応した。
打ち寄せる波の様な快楽の余韻に耐えるように、シーツを握り締め、声を出すまいと唇を引き結ぶ。
「さっきはあんなに乱れて喘いでいたくせに……。強情だね、君は」
「上手だったよ、カガリ。君もよかっただろう?」
耳元でそう囁いても、カガリは黙って顔を背ける。
「怒ってるの? でも、君が悪いんだよ。式の前に無理をさせてしまったね……」
ユウナは冷蔵庫から氷を出し、以前カガリが自分でそうしたように−タオルで包み、カガリの目に当てる。
「少し腫れているけど、大丈夫。この位ならこうすればすぐひくよ」

「式の前にシャワーを浴びておいた方がいいね。ほら」
差し出された手をカガリは跳ね除け、自分で起き上がろうとした。
……が、下半身に力が入らず、そのままベッドから転げ落ちそうになる。
「あんなに善がっていたのに、立ち上がれる訳ないだろう。ほら」
カガリは抗おうとしたが、そのままユウナに抱き上げられ、バスルームに連れて行かれる。
座らされ髪や身体を洗われ始めたが、自分ではとてもそんな余力が無かったので、
不本意ではあったが押し黙ったまま身を任せていた。
560ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:35:52 ID:N/cp/hc7
 この素晴らしい身体も、美しい金髪も全て自分のもの。
洗い上げた白い肢体にポツポツと付いた赤い所有の証。
女としての色香は花開き始めた。
次はこの愛らしい唇から紡ぎ出される言葉だ。
唇にそっと人差し指をなぞらせると、瞬間眉を顰めた。
「あぁ……何て可愛いんだろうね。僕の、僕だけのカガリ」
幼い頃に彼女を初めて見た時から欲しいと思った。
太陽に透ける金髪。向日葵のような無邪気な笑顔。くるくると動く大きな目。
お前は将来、あのこと結婚するんだよと父に聞かされ、天にも昇る気持だった。
天使は僕が護る。ずっとそう思って来た。
コーディネーターなど彼女に相応しくない。
いや、カガリ・ユラ・アスハに相応しいのは自分だけだ。
子供なんて鬱陶しいと思っていたが、カガリ似の女の子なら悪くない。
今は怖がっているが、妊娠さえしてしまえば、腹の子を愛さずにはいられないだろう。
カガリはそういう女だ。
561ユウカガ ◆9Xmq102tL2 :2005/03/24(木) 21:37:48 ID:N/cp/hc7
 明け方近くになるとユウナは自室に戻った。
カガリ程ではないが、男にも色々支度があるらしい。暫くして侍女達が部屋にやって来た。
最初にユウナに付けられた痕を見られるのではないかと、ひやひやしたが何も言われなかった。
いや、気付いたとしても主人達の情事に口を挟む様な事はしないだろう。
 婚礼衣装は多少揉めたが、何よりも花嫁が若くて美しいのでそれを損なわないように、
特にハウメアの前では余り華美にしない方がいいだろうと、比較的シンプルなものになった。
ゴテゴテ飾り付けられるのが苦手なカガリにとっては、ありがたかった。

 支度が済み、独りでいたいと、時間までは人払いをしてじっと椅子に座る。
想い出されるアスランとの日々……。もうあの頃には戻れない。
出会わなかった方が良かったとは思わない。あの一夜の想い出があれば……堪えられる。
例え胸が締め付けられそうになっても。

裏切ってすまない。ごめん……ごめん……でも、こころで想うことだけは許してくれるかな?
いや……もう今日で断ち切らねばならない。この想いは。
指輪の無い薬指をじっと見ていると、時間を告げる声が扉の向こうから聞こえて来た。
もう後戻りは出来ない………私も……オーブも……。行かなければ……
カガリは震える足を一歩踏み出した。

終わり

562名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:19:59 ID:fQXMUuev
せつないなー、カガリ。
一途なユウナに萌え。
563名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 22:58:52 ID:xZHzrxqR
GJ!!!!お疲れ様。
なんか、これ読んだ後に本編の、手を振りながら泣いてたカガリを思い出して、
凄く切なくなった…。
564名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 23:48:15 ID:gKATqqtH
ユウカガ氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

GJ!GJ!お疲れ様でした。
最初から最後まで萌え楽しませて頂きました。
カガリも、完全一方通行なユウナも切ない。
何も知らないアスランも切ない。
カガリ似の子なら自分も見てみたいけどw

願わくば続きのある事を・・・。
お待ちしてます。
565名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:23:21 ID:HWntpxO7
ユウカガよかったです。
一応完結ですかね?
でも続き期待してます。
566名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:24:15 ID:HWntpxO7
すいません、あげちゃいました。
567名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:25:05 ID:yU8vyLk5
 
568名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:26:53 ID:HWntpxO7
すいません、あげちゃいました。
569269:2005/03/25(金) 06:32:25 ID:D8po0kec
みなさん、おはようございます。
サイト運営に行き詰まったので(←早ッ! )気晴らしに小ネタを投下します。

投下。
570269:2005/03/25(金) 06:32:58 ID:D8po0kec
ミネルバを離れ単身で作戦行動をしていたアスランの元に差出人の無い一通の封筒が届いた。
開封してみると中にはただ1枚のCDがあるだけで、それ以外はメッセージも何も無い。
「・・・何だ・・・いったいこれは・・?」
いぶかしげに眉を顰め、手にした封筒を裏返すが手がかりになるようなものは何一つない。
アスランの胸にあるフェイスのバッチがきらりと光った。
「はっ!もしかしたらこれは議長からの極秘作戦の指令かもしれないぞ。
ということは、迂闊に人前では再生できないな・・・セイバーのコクピットで聞くとするか。」
点検整備の終わったセイバーの中ならば誰にも邪魔されず指令を聞く事ができるし
そのまますぐにスクランブルすることもできる。
アスランはパイロットスーツに着替えるとすぐさまセイバーを起動させ、緊張した面持ちで音声再生のスイッチを入れた。

571269:2005/03/25(金) 06:34:00 ID:D8po0kec

・・・・・・・・ここからは音声のみでお楽しみください・・・・・

「本当にお久しぶりです、アスハ代表。宜しいのですか、こんな一兵であるわたしの所などにいらして・・?」
「ああ、そんな形式ばらず楽にしてくれ。タリア艦長との話はもう済んだし
今回の事ではミネルバにはいろいろと迷惑かけたからな・・・その・・オーブも・・アークエンジェルも。
ルナマリアはモビルスーツのパイロットだろう?わたしもモビルスーツに乗った事があるから
その大変さは良く知っているつもりだ。・・・ところで・・・その・・・」
「何でしょう? 」
「・・・いや・・その・・アスランは・・?ブリッジには居なかったから、てっきりこっちかなと・・」
「ああ、隊ちょ・・アスランですか?アスランは別命で今はミネルバには居ないんです。
・・・・あー成る程、わざわざアスハ代表がミネルバにいらした訳がわかりました。
残念でしたね。彼、フェイスだから色々と忙しいみたいですよ?フェイス、知ってます?
ザフトの中でも特に優秀な人しかなれない特別な物なんですよ。
さすがアスラン・ザラですよねぇ。2年もオーブでのほほんと過ごしていたのに
復帰した途端フェイスなんて、やっぱり只者じゃないって感じ。素敵ですよね。」
572269:2005/03/25(金) 06:34:59 ID:D8po0kec
「・・・・・・・」
「失礼します、お茶をお持ちしましたぁ。」
「・・・・!!ラクス・・・!?」
「あら、違います。わたくしミーアといいますの。
はじめまして・・ですわね?うふふ、カガリさんのお噂はアスランから色々と伺っておりますわ。」
「あ、ミーアは色々と事情があって今はミネルバに居るんです。
わたしもすっかり本物だと思っていたけど、アスハ代表が見ても間違えるくらいなら
よっぽど似ているんですね。でも性格は随分違うみたいですけど。」
「アスランだってはじめは気が付きませんでしたのよ。婚約者なのにひどいと思いません、ね?」
「あ・・あの・・ラクスの・・・こうしてみると本当に気味が悪いくらいソックリだな。」
「ささ、カガリさん、紅茶が冷めてしまいますわ。どうぞ召し上がってくださいな。
わたくし紅茶を入れる腕前は本物のラクス・クラインにも負けておりませんのよ。」
「・・・本当だ、美味しい・・・あれ・・・なんだか・・眠たく・・・・・・ ・ ・  ・    」
「どう?効いたみたい?」
「ちょっと待ってくださいな・・。
ええ、すっかり眠ってしまったみたいですわ。よく効くお薬ですこと。
こんなに人を疑う事を知らないなんて、良くこれで一国の代表が務まっていましたわね。」
「でも結局オーブもあの変なセイランの男に取られちゃったじゃない。
573269:2005/03/25(金) 06:35:41 ID:D8po0kec
あ、メイリン丁度良い所に。ちょっとこの服脱がすの手伝ってよ。今から面白い事するんだから。」
「お姉ちゃんとミーア・・・何やっているの?アレ?その人、アスハ代表じゃない・・」
「今からアスハ代表を検品するのよ。いいからあんたも手伝ってよ。
とりあえずドアの鍵を閉めて、代表の手をベットに縛り付けてくれない?ほら、早く。」
「ルナと二人でアスランがわたくしたちに見向きもしないのはどうしてか考えたのですが
カガリさんが余程素晴らしいからなのではないか、と思いましてちょっと確認してみることにしましたの。
メイリンちゃんもアスランの事気になっていたでしょう?でしたら仲間に入れてあげますから
少しお手伝いして欲しいなーなんて、ね。」
「・・・へぇ、なんか面白そう。そうね、わたしも興味あるなぁ。オッケー協力するわ。」
「ふーん、随分と色気の無いブラしているのね。年頃なんだからもうちょっと可愛いのすればいいのに。」
「でもモノはいいわよ。サイズもぴったりだし、もしかしてオーダーしたやつじゃない?」
「いーい?それでは外しまーす。」
574269:2005/03/25(金) 06:36:39 ID:D8po0kec
「・・・なによ、このおっぱい・・色といい形といい、まさに理想的じゃないの。
誰かさんみたいにただ大きいだけで品の無いおっぱいとはえらい違いだわ。」
「そうそう、この乳首なんてこんなに綺麗なピンクで、女の私でさえしゃぶりたくなっちゃうわ。」
「品が無くて悪うございましたですわ。でも、大事なのはおっぱいよりもあそこのほうじゃありませんこと?
結局最後に殿方が重要視するのは下のほうですから。」
「それもそうね。それじゃそっちもチェックするとしますか。」

「あらいやだ。代表ったらまだ生えてないのかしら。
なんだかここだけまだお子様なんて、却って卑猥じゃない?」
「ロリコンプレイをするのなら丁度いいんじゃないの?
裸にしてランドセル背負わせるとか・・・うふふ、なんだか楽しそう。」
「わたくし的にはランドセルよりも放尿プレイのほうが似合うと思いますが。
カガリさんって虐め甲斐がありそうなんですもの。バイブを挿れたまま目の前で
放尿させるとか、いかがですか?」
「変態くさいなぁ。でも虐め甲斐がありそう、って言うのは同意。」
「それじゃいきますよー、はい。」
575269:2005/03/25(金) 06:37:12 ID:D8po0kec
「へぇ、女の子のあそこってこんな風になっているんだ。」
「ちょっとお姉ちゃん、なにを今更言っているのよ。自分にだって同じもの付いているのよ。」
「だって自分のあそこなんてまじまじ見ないじゃない。」
「わたくしは見ますわよ。鏡の間でプレイした時なんかもう・・・ああん、思い出しただけで
身体が火照ってしまいますわ。」
「そうそう、男の子ってワザと鏡に映して見せるのよね。
ほおら、君のアソコがヒクヒクしてるのが見えるかい?太いチ○コを欲しがって
涎を垂らしているよーエッチな娘だねー、とかね。好きだよね、そういうの。」
「メイリン、あんた付き合う男は選びなさいよ・・・。」
「いいじゃない、楽しくて。お姉ちゃんこそ蜘蛛の巣張る前に早く新しい彼作りなよ。」
「はいはい、姉妹喧嘩は止めてくださいね。
それよりもカガリさんのここ、どうでしょう。色もピンクだし形も綺麗でまさか未使用ってことは
無いですわよねぇ。」
576269:2005/03/25(金) 06:37:49 ID:D8po0kec
「微妙なところね。アスランがまだ手を出していないとか・・いくらなんでもそれは無いか。
コーディネーターとナチュラルの違いかな?ナチュラルのほうがここのつくりが綺麗なんて
聞くいた事無いけど。それにしても・・・綺麗なピンクねぇ・・なんか悔しい。」
「見た目より締まりよ!暗いところでエッチすれば重要なのは締まり!」
「はいはい、わかりました。んじゃ、ちょっと何か挿れてみよっか。
・・・んー・・ねえ、ちょっと刺激を与えたほうがよくない?このままだと乾いていてきついかも。」
「それもそうですわね。それではわたくし、少し遊んでいますわ。」
「わたしもー舐めてみようかな。お姉ちゃん、後はよろしく。」
「はいはい、あんまりやりすぎると起きちゃうかもしれないから程ほどにしておきなさいよ。」

「お、いい感じで濡れてきた。すっごい感度がいいのね。もう指くらいなら入るかしら・・
あらま、もう溢れてきてる。これは弄り甲斐のあるある身体だわ。」
「んん・・・キスも上手いじゃないの。舌の絡め方なんてプロ並みよ。
いやらしくて大胆で、本当に薬が効いているの?寝たふりしているんじゃない?」
「薬が切れるまでまだもう少しだと思いますけど・・それにしても、アスランがカガリさん一筋なのも
わかる気がしますわ。可愛いというかエロいというか、こう・・萌えツボを刺激しますわね、この人。」
「なんか可愛いわぁ。よしよし、もっと気持ちよくしてあげますからね。」
577269:2005/03/25(金) 06:57:28 ID:jtfRh+iD
「や・・ああ・・・」
「ねえ、いくら薬が効いているとはいえ、ちょっと感じすぎじゃない、この人?」
「どうかしら?そういわれればそんな気もしないでもないけど。」
「普段からよっぽど仕込まれているのでしょうか・・アスランに。
でしたら許せませんわね・・・ここにいるわたくしたち全員がアスランの事をお慕いしていますのに、
一人だけ抜け駆けしていい思いをしているだなんて。
どうしましょう、カガリさんには少しお仕置きが必要だと思いませんか?」
「お仕置きって何するの?」
「わたくしに良い考えがありますの。」
「何それ?あー・・」
「少し前に通販で取り寄せましたレディの必需品、愛のうまか棒真珠入り極太仕様ですわ。
リモコンで振動の強弱を変えることができ先端は特許申請の360度首振りヘッド、
いまプラントで密かなブームの一品ですわ。」
「へー知らなかった・・っていうか、あんたいつも持ち歩いているの?それ?」
「アイドルに男関係のスキャンダルは厳禁ですから。自分で自分を慰めなくてはやってられません。」
「・・・・・アイドルも大変なのね・・同情するわ。」
「昔の事ですから。」
578269:2005/03/25(金) 06:58:02 ID:jtfRh+iD

「アスハ代表、起きてください。」
「・・・・・・ん・・・・あれ・・?」
「早く起きないと後ろにも挿れちゃいますよー」
「なに??・・?あれ・・手・・なんで動かないんだ?」
「それは縛ってあるからでーす。気がつかれました?ご気分はいかがですか?」
「??おまえたち・・何してるんだ・・・というか、何でわたしは裸なんだ!!?」
「怒っちゃ嫌ですわ。わたくしたちカガリさんがアスランに相応しいかどうかちょっと検証していただけですわ。
やはり主人公にはそれ相応の恋人でないと視聴者もうるさいですから。」
「こらこら、主人公はシンだってば。」
「おほほほほほほ、失礼、素で間違えてしまいましたわ。」
「それじゃスイッチいれますよー。ほい。」
「んあっ!!?・・おいっ、なにして・・あっ!!」
「うふふ、感じちゃいます?ちょっと動かしますよー。」
「やだあああっそんなっ・・ひっ!・・・ああんっ・・なに!!んあっッ」
「すごいすごい、代表ってばこんなにびんびんになってるぅー」
「ほらほらメイリン、見てないで乳首もかまってあげなさい。代表、自分では触れないんだから。」
「なっ・・なんで・・っ!?おまえたちっ・・!やああっ!」
579269:2005/03/25(金) 06:58:37 ID:jtfRh+iD
「まあまあ、カガリさんったらはしたない。こんなにいやらしいお汁が・・
お尻の方までびょびちょですわ。」
「代表、イク時は言ってくださいねー。そのポイントをしっかり覚えておいて後で復習しますから。」
「んんっッ・・・!や・・ダメッ・・触る・・な!・・そこは・・ああっ・・バカッ!」
「うふ、大洪水じゃないですか。気持ちいいんでしょ?正直に言っていいんですよ。
もっと奥まで、とか、もっと激しくとか。」
「アスランと比べてどう?アスランはもっと気持ちいいですか?」
「・・・・なっ・・何・・言って・・はぁん・・あっ・・!!やだっ!もう止め・・・・!んっ!!うぁぁ!」
「ミーア、何しているの?」
「ふふふ、クリトリスって可愛いと思いません?こんなに硬くなって尖っていて、もう食べちゃいたいくらい。」
「はいはい、好きにしていいわよ。こらメイリン、自分のを弄ってどうするの。」
「だってぇ、代表ばっかり気持ちよさそうで羨ましいんだもん。わたしだって我慢できないー。」
「まったくあんたって娘は・・。仕方ない、そろそろ終わりにしますか。ミーア、Gスポットっていうの?この辺じゃない?」
「そうですわね、人によって違うかもしれませんが、この辺のこの辺り・・」
「了解、さあ、アスハ代表、ラストスパートかけますよ。思いっきりヨガって良いですからねー。
めちゃめちゃに腰を使ってもちゃんと脚は押さえてあげますから遠慮しないでイってください。それでは。」
「・・!だっだめっッッ!!そんなッッ!!ああああっっ!!」
580269:2005/03/25(金) 06:59:31 ID:jtfRh+iD
「あーあ、気絶しちゃった。」
「すごーい、でもまだこんなに締め付けてるよー。
しっかりバイブを咥えちゃって離さないじゃん。これが本物のアレだったらキツ過ぎて千切れちゃうんじゃないの?」
「まさか・・そこが女体の神秘ですわよ。ところでこれからどうしますの?
カガリさんをこのままにしておくわけにもいきませんでしょ?」
「それもそうね。んー・・・!」
「ねぇ見て見て、まだ動いてるよ。イッた後ってこんなに痙攣するんだね。
おっぱいもぷるぷるしてるー。いやん、エッチー。」
「あ、今の代表の顔ビデオに撮っておけば良かった。女同士だけどあの表情はヌけるわ。
わたしが男だったらアレだけでご飯三杯いけそう。」
「・・・・んじゃ、もう一回やる?今度は代表に自慰してもらって・・・とか。」
「賛成ですわ。それではわたくし、ビデオを用意します。」
「よっしゃ、それじゃ一時間休憩しまーす。くれぐれも邪魔の入らないように各自気をつけること。解散。」

・・・・・・・・・このテープは再生終了後自動的に消去されます・・・・・・・・
581269:2005/03/25(金) 07:00:06 ID:jtfRh+iD


「ねえラクスさん、あんなので本当にアスランくんはアークエンジェルに戻ってくるのかしら?」
静かな波間にアークエンジェルが浮かんでいる。
見渡す限りの海原には島影や他の機影は一切見えず、渡り鳥が数羽、砲首に止まり羽を休めていた。
アークエンジェルのブリッジにはマリューとラクスの二人だけしかいない。
他のクルー達は交代で食事をとりに行ってしまっているのだ。
二人はつい先日行われた極秘作戦『スピリット・ブレイクbyアスラン専用』の結果を話し合っていた。
「わたくしの計画に間違いはありませんわ。カガリさんがミネルバでこんな目にあっていると知れば
アスランは何をさておいてもカガリさんを連れてあの船を降りるでしょう。
ふふふ、それどころかアスラン一人であの船を沈めてしまうかもしれません・・
そうなればこちらとしても一石二鳥なのですけれど。
フリーダムとセイバー、バルトフェルト隊長のムラサメにカガリさんのストライクルージュ、
そしてアークエンジェル。
コレだけの役者が揃っていればわたくしたちは地球のみならずプラント、いえ、全宇宙を敵に回しても楽勝ですわね。」
582269:2005/03/25(金) 07:01:28 ID:jtfRh+iD
にっこりと笑うラクスとは対照的にマリューは浮かない顔をしている。
「でもカガリさんは少し可哀想だったような気がするけど・・。
本人に内緒で盗聴器を仕込んでミネルバに送り込むなんて、上手くいったから良かったものの
危険が大きすぎたんじゃなかったかしら。」
「戦いに同情は禁物ですわよ、ラミアス艦長。カガリさんは単純・・いえ、素直ですから
『なんとかミネルバとのパイプを作ってこちらに戦闘の意思は無いと伝えたい』と話を振れば
自らその役を買って出るというのはわかっていました。
問題はその後、どうやってアスランをこちらに戻すかという事でしたが全てが上手い具合にいったではありませんか。
アレだけ美味しいネタがあってアスランが喰い付かない訳がありません。
これがカガリさんが男性に犯られ・・もとい、抱かれたとなればさすがにわたくしだってアスランに送ったりはしません。」
額に手を当ててマリューが大きくため息をついた。
「確かに・・洒落にならないわね。」
そんなマリューの様子など目に入らないようにラクスはちくちくと何か縫い物をしている。
多分最終クールに自分が着る奇抜な衣装を縫っているのだろう。
583269:2005/03/25(金) 07:02:05 ID:jtfRh+iD
「別ルートで捌きますわ。以前からこの手の音声のみグッズは需要がありましたから一気に壁大手も夢ではありませんことよ。」
「そんな事をしたらアスランくん、その場で回線切って(r でしょう。彼、変なところで真面目だから。
・・・って、本気なの?」
ぎょっとしてマリューが振り向くとラクスは天使の微笑でマリューに頷いて見せた。
本気だ。さすがラクスクオリティ。
「わたくし的にはこの後カガリさんがあちらの趣味に目覚めてしまわなければ良いとは思いますけれど
アスランの愛の力で上手くやってくれるでしょう。それだけのテクニックがアスランにあれば、の話ですが。
とにかく、わたくしは早くまた キ ラ と静かに暮らしたいだけなのですから
こんな騒々しい馬鹿げた戦争はとっとと終わらせるに限ります。
あの船さえ落としてしまえば後はいくらでもやりようがありますのよ。わたくしは『ラクス・クライン』ですから。」
マリューは大きくため息を付きながら艦長席にどっかりと身を沈める。ラクスが味方で良かった、とつくづく思う瞬間だ。
「・・・あなたって・・恐ろしい人ね。」
必要以上に力のこもったマリューの言葉に再びラクスはにっこり笑い、
布やら糸やらを手早くまとめると糸くずをぱんぱんと払い落とし立ち上がる。
「うふ、それって褒め言葉として受け取っておきますわ。
さ、キラにピンクちゃんを診てもらわなければ・・先日から具合が悪くて
変な言葉を話すようになってしまいましたから。また状況に変化がありましたら呼んでくださいね。」
584269:2005/03/25(金) 07:02:39 ID:jtfRh+iD
『ラクスーモットシチョウシャサービスシローシャワーシーンダセーラクスー』
ぴょんぴょんとラクスの周りを飛び跳ねながらピンクのハロが意味不明な言葉を繰り返す。
「はいはい、ピンクちゃん、行きますよー」
軽やかな足取りでブリッジを出て行くラクスの後姿を見つめながら
マリューはもう一度大きくため息をついた。

全てはラクスの掌の上で踊っているに過ぎない、そんな今日この頃。

・・・・おわり・・・・

585269:2005/03/25(金) 07:09:25 ID:jtfRh+iD
以上です。

連投規制に引っかかるわ省略されるはモウダメポ。
音声(台詞)ばかりで手抜き臭く見えますが演出として勘弁してください。

>ユウカガ氏
ユウナの悲願成就激しく祈っています。
男は押しの一手だ。続編きぼん。

それではさようなら。
586名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 07:53:04 ID:F+Wa6BwK
warota
587名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:06:21 ID:T7685JSh
>>585
GJ!
女の子達に苛められるカガリはハマリ過ぎw
黒幕のラクス様に惚れそうでした。
588名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 10:39:01 ID:8gOmuPEj
>>585
恐るべし、ラクス・クオリティ…w
589名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 15:24:02 ID:kPIRWHEg
カガリ!カガリ!!
ラクス!ラクス!!
590名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 17:01:30 ID:TbUNh1Or
269氏お久しー!氏の小説が読みたくってサイト探してるんだけど
それらしいのみつからないよー。ヒントキボン
591名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 17:19:20 ID:r4nw+psY
まさにこれ見たアスランはスピリット・ブレイクw
本編じゃ、この先ややこしくなりそうなアスカガだけに和んだよー

592名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 17:33:38 ID:PXioSKx0
すてら
593名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 18:04:13 ID:PXioSKx0
スレ違いスマソ
http://userimage.gaiax.com/airlink/amazonesururi/20050315652615.jpg
ルナマリアタソおっぱい
594名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:04:40 ID:xw5Stzcu
>>ユウカガ氏
完結お疲れさまです。めっちゃ萌えました(*´д`)
ユウナの心境も、カガリの心境も切ないですね。
 機会があればできれば、続きの様なものなど(番外編とか)読ませて欲しいと思ってしまいました。
 それほど、ツボにはいりました。
 
595名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 01:46:33 ID:EScMwk+y
上のシンステの続きまだー?
あんなところで切りやがって続きが待ち切れんではないか。
596名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:56:06 ID:CTCpbSh8
全くだ
597『大地に抱かれて10』:2005/03/26(土) 05:37:56 ID:ajB7wcX2
「ステラっ、あ・・・ちょ」
ステラは俺の声に反応したのか口からはずして、俺の顔を見上げてきた。
その顔にはもう怯えだとかそういうのはなくて、ステラらしい無邪気な笑顔が浮んでいた

「ステラ・・・」
「シン好き。シンの、好き」
「ステラ、ごめんな。俺・・・」
ステラは他に語る言葉のない俺に微笑んで、ギュッと抱きついてきた。
「シン・・・」
「ステラ・・」
俺は、ステラのそんな気遣いに自分が恥ずかしくなった。
どちらからともなく顔を寄せて、キスをする。ステラの胸が俺の体に触れて、
萎えかけていた俺のペニスがまた硬さを取り戻していく。
ペニスの様子を見て、ステラは俺の膝にまたがった。
ゆっくりと自分で腰を下ろしていく。俺の先端に股間が触れると、んっと堪えた声を出
して目を細めた。
「はぁ・・・・・」
この声が漏れたのは、どっちが先だったか。
ステラの中に、俺のものが沈んでいく。強い圧迫感があったが、それより感じたのは
身震いのようなものだった。熱いステラの中が、絡み付いて俺を締め付けていく。
ドッと汗が流れ、目をつぶってしまうばかりの俺に対して、ステラは声をあげながらも
自分から奥へ入るように動かし調節しているようだった。
俺はそれが何だか悔しくて、先ほどの反省もどこ吹く風で、ステラのお尻を掴んで揺すっ
た。
598『大地に抱かれて11』:2005/03/26(土) 05:39:08 ID:ajB7wcX2
「あ・・・ああ」
「ん・・は・・」
水の音が結合部から聞こえた。俺はまだ出していない。ステラだろうか。女の子は、感じ
るとこんな風になるのだろうか。
ステラは気持ち良さそうだった。俺は乱暴な手つきはやめて、さっきより丁寧にステラの
骨盤あたりを掴んで揺り動かしていく。
やがて俺は、ステラが自分からも腰を動かして感じているのに気がついた。


日曜〜月曜にかけてで、何とか終わらせたいと思いますのでもうしばしお待ちを。

599名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 07:08:42 ID:+wXMC+s1
GJ!続き待ってます(・∀・)
600名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 12:51:42 ID:vRZydXqO
GJ!楽しみにしてる
601名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 13:06:34 ID:k4qgoHP+
キタ!
待ってるぜ!
602名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:19:21 ID:KCSiR2dr
・・・言いやがったな、ハイネ・・・
603名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:24:45 ID:VVxfn/rf
…ってかその落ち方はねぇだろ…
604名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:28:22 ID:KCSiR2dr
次回はあれか?
ミリアリアの導きでキラ・アスラン・カガリが再会?
605名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:31:06 ID:t3F9obKm
フェイスがきいて呆れる
606名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:32:54 ID:wvNR1z9f
もしかしてアスランはキラがやったと思ってる?
607名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 18:33:39 ID:TAFNlCEt
早くも一人死んだ
608書き逃げする:2005/03/26(土) 19:00:14 ID:xSsHJuZc
「あれ〜? おかしいなぁ?」
メイリンが何度目かの同じ台詞を呟いた。
ルナマリアは、呆れた様子で見ている。
「ちょっとぉ、本当にあるの、その店?」
「この辺だと思うんだけどなぁ・・・」
そう言って、メイリンが辺りを見回した。

「穴場のレストランがある」というメイリンの言葉に、非番を利用して一緒に出かけたルナマリアだったが、すっかり迷ってしまったらしい。
しかも、メイリンが進む方はどんどんと寂れていっているようだ。
「あっ、こっちだよ、きっと・・・」
そういって角をまがると、そこは・・・。
完全な行き止まりだった。
「あれぇ?」
「・・・・・」
ルナマリアは最早、文句を言う気力も無くし、肩を竦めた。
「お嬢さんたちぃ、こんな所でぇ、何してるんですかぁ?」
突然、背後から、妙に粘りつくような声が掛けられた。
二人が振り向くと、下卑た笑いを浮かべた男たちが、道を塞ぐように立っていた。
(これだからナチュラルってのは・・・)
ルナマリアの表情が一瞬、苦々しく歪む。
(全部で6人。大した武器はなさそうね・・・)
609だが私は謝らない:2005/03/26(土) 19:01:28 ID:xSsHJuZc
不適な笑みを浮かべ、ルナマリアが一歩前に出た。
「お店を探してるのよ。洒落たレストランなんだけど、知らないかしら?」
「あぁ、それなら、ここだよ、ここ」
「あら本当? そうは見えないんだけど?」
「なぁに、たっぷりとご馳走しますよぉ」
男たちが一斉に、イヤラシイ笑い声を上げた。
「趣味と合わないようなんで、失礼するわ。そこをどいて下さる?」
「そうはいかないんだなぁ」
「そう? それだと、痛い目を見るわよ?」
「んー、『大人しくしないと痛い目見る』ってのは、こっちの台詞なんだがなぁ。」
男たちが、手に手に武器を取り出した。大小はあるが、全員ナイフのようだ。
(ナチュラルごときが、そんなもので。)
ルナマリアから、不敵な笑みは消えない。却って楽しむような表情で、男たちに向かって踏み出した。
ナイフを見ても一向に怯まないルナマリアに、男たちの方が怖気づいている。
(本気で刺す気の無い刃物などっ。)
ルナマリアは無造作に間合いに入ると、次々と男たちに打撃を入れてゆく。
片やナチュラル。片や女とはいえ、格闘術を身に付けたコーディネーター。
例え6人いようと、勝敗は明らかだった。
筈だった。
「キャァッ」
突然の悲鳴に、ルナマリアの動きが止まった。
声の方を見ると、そこには、顔にナイフを突きつけられたメイリンがいた。
(しまった!?)
ルナマリアの表情に、狼狽が走る。
戦闘要員では無いとはいえ、メイリンも軍人で、しかもコーディネーターだ。
この程度のナチュラルに不覚を取るとは考えにくかった。
610(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:02:45 ID:xSsHJuZc
「お、お姉ちゃん・・・」
しかし、現実にメイリンは人質にとられ、泣き顔になっている。
「残念だったなぁ、『お姉ちゃん』。」
男の方は、対照的な笑顔だ。
「卑怯者! それでも男なの!」
「コーディネーター相手に、卑怯もクソもあるかよ」
ルナマリアは唇を噛んだ。同時に、何か引っかかるモノを感じていた。
(? 何?)
しかし、その違和感は、メイリンの叫びにかき消された。
「お姉ちゃん、逃げて! 誰か呼んで来・・・」
ナイフを強く押し付けられ、メイリンの台詞が途切れた。
「別にいいぜ? 逃げて、人を呼んで来てもよぉ。だけどその間に、この娘がどんな目に会うかなぁ?」
男はそう言うと、メイリンの頬をベロッと舐めた。
「イヤァッ!」
「止めなさい!」
「この娘がどうなるか、お前次第だなぁ。」
「どう・・・する、つもり?」
「なぁに、俺たち下等なナチュラルを、高尚なコーディネーター様が、ちょっと楽しませてくれりゃぁいいんだよ。」
男が、ヘラヘラと笑った。
先程倒した男たちも起き上がり、ルナマリアを囲んだ。
「おー、痛ててて」
「チクショウ、このアマ、本気で殴りやがった」
ルナマリアは男たちに囲まれ、為す術も無く立ちすくんだ。
全身に、絡みつくような視線を感じる。
男の一人が、小瓶を投げて寄越した。ルナマリアは反射的に受け取る。
「まずは、そいつを飲んでもらおうか。」
「・・・何?」
「お約束の『媚薬』だよ。折角だから、お互いにイイ思いしたほうがいいだろ?」
ルナマリアは渡された液体を疑わしそうに見た。
611(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:03:37 ID:xSsHJuZc
本物だとしたら、相当高価であり、簡単に手に入る代物では無い。
(こいつら、只のチンピラじゃない・・・?)
「心配すんな。副作用も無い本物だよ。早く飲みな。」
ルナマリアの心を見透かしたように、男が急かす。
「私が、言うことを聞けば、妹には手を出さないわね?」
「だからそれはお前次第だよ。お前が俺たちを満足させりゃあ、こいつには手を出さねぇよ。」
「やめて! お姉ちゃん、私はいいから逃げて!」
「おー、おー、麗しい姉妹愛だねぇ。ほれ、どうすんだ? 『お姉ちゃん』?」
ルナマリアはメイリンを捕らえた男を睨みつけたが、どうすることも出来ない。
ついに思い切って、小瓶の中身を飲み干した。
「偉いねぇ。さすが『お姉ちゃん』だ。」
「ほれ、まずはこいつからだ。」
ルナマリアが声の方を向くと、男の一人が、いつの間にかズボンとパンツを下ろしていた。
ダラリ、と、ペニスがぶら下がっている。
「そのうち薬が効いてくるよ。それまで、その可愛いお口で気持ちよくさせてくれ。」
その男は言うと、グイと腰を突き出した。
ルナマリアは屈辱に身を震わせたが、やがて観念して跪いた。
力なくぶら下がったペニスに手を沿え、口に含む。軽くしごきながら舌を這わすと、口の中ですぐに膨張を始めた。
「おお、さすがコーディネーター。上手いもんだ。」
嘲るように、男が言った。
羞恥と屈辱にカッとなったルナマリアの動きが止まる。
(この私がっ! ナチュラルにっ!)
ルナマリアの頬を、悔し涙が伝う。
612(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:04:47 ID:xSsHJuZc
「オラ、休むんじゃねえよ。早く満足させねぇと、妹にも手伝わせるぞ。」
男の言葉に、再びルナマリアが頭を動かす。
ルナマリアの奉仕に、すぐに男は息を荒くした。
「後ろがつかえてるからな、そろそろイクぞ。オラッ!」
言うと同時に、男が放出した。
ルナマリアの口の中に生臭い臭いが充満したが、頭を抑えられ、逃れることが出来ない。
口の中のペニスが2度、3度と脈動し、その度に液が放出された。
男は最後に一度、グイッと腰を突き出すと、ようやくペニスを引き抜いた。
「う、ゴホッ、ゲホッ・・・・オェッ。」
ルナマリアは咳き込みながら、必死で口の中の液体を吐き出した。
「まだまだあるぜ、早くしろよ。」
ルナマリアの目の前に、次のペニスが差し出された。
ルナマリアは仕方なくそれを口に含む。
「さて、そろそろ薬が効いてきた頃だろ。」
別の男が言うと、背後からルナマリアの胸を鷲掴みにした。
「ングッ!」
思わず、ペニスを口に含んだまま、ルナマリアがくぐもった声を出した。
自分の両胸から、これまでに味わったことの無い快感が拡がっていた。
背後の男は感触を楽しむように、ルナマリアの胸を揉みしだく。
613(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:05:30 ID:xSsHJuZc
「ンッ、グッ、アッ、アァッ。」
男の腕が、今度は下半身に伸びた。尻を撫で、腿を擦る。
「ハンッ、アンッ。」
それだけで、ルナマリアが鼻にかかった声を出し始めた。
「オイ、そろそろイクぞ。」
咥えられていた男が、声を掛けると、触っていた男が一旦引いた。
「ウッ。」
男は短く呻いて、またもやルナマリアの口の中で、果てた。
だが今度は、先程のような不快感は無い。
それよりも、自分の中心が激しく疼いており、頭がボーッとしている。
(は、早く・・・)
(早く・・・? 何?)
(早く・・・さ、触って欲しいっ!)
(な!? 私、何を考えて・・・)
頭の中が、混乱し始めていた。
「抗っても無駄だよ。薬のせいだって割り切って、楽しんじまいな。」
男たちの手が伸び、ルナマリアの服を脱がし始めた。
ルナマリアは首を振るが、抵抗する力は無い。
ふと、ルナマリアの目に、妹の姿が飛び込んだ。
ナイフを突きつけられ、心配そうにこちらを伺っている。
何故か、ルナマリアはメイリンの表情に、先程と同じ違和感を受けた。
だが、それも一瞬のこと。身体からの感覚に、ルナマリアの思考は奪われてゆく。
「メ、メイリンッ。見、見ないで・・・。」
ようやくそれだけ搾り出すと、ルナマリアの精神は、肉体に支配された。
614(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:08:53 ID:xSsHJuZc

男たちは、ワンタッチ式のエアーマットまで用意していた。
男が一人、下半身を丸出しにして、仰向けに寝ている。
一糸まとわぬ姿になったルナマリアは、四つん這いになってその男のペニスを咥えていた。
他の一人は、脇からルナマリアの身体の下に顔を入れ、乳房を揉み、乳首を吸った。
別の一人は後ろから、秘所を責めている。
『媚薬』の威力は、ルナマリアを、サカリのついた一匹の牝犬へと変えていた。
「アハァン。アッ、アッ、アァン!」
乳首やクリトリスに舌が触れる度、ルナマリアの口から嬌声が漏れる。
ルナマリアの中からは、腿を濡らす程の蜜が溢れていた。
乳房を責めていた男が、下腹部へと腕を伸ばした。
それに伴い、後方から責めていた男は、尻へと舌を這わす。
「アッ、イヤッ、そ、そこはッ!」
思わずルナマリアが声をあげる。
男は舌を、ルナマリアの尻の穴に出し入れし始めた。
「『そこは』? なんだ?」
下の男は、乳首を吸いながら、クリトリスを弄る。
「ダ、ダメッ! イヤッ、そこは、ハアアンッ!」
「イヤなのか? ほら、どうなんだ?」
「イ、イイッ!」
「気持ち良いのか? ホラ、言ってみろ。」
「イ、イイッ! キモチ、イイのッ!!」
「どこだ? どこが気持ち良いんだ?」
「オ、オシリッ! オシリのアナッ。ク、クリトリスッ! イイッ! イイィッ!!。」
悶え狂いながらも、しっかりペニスにむしゃぶりついているルナマリア。
咥えられた男が声を上げた。
「こっちもっ! イイぜ! 出すぞ! 出すぞ! 出るッ!」
ルナマリアの口の中に、三度目の放出がされた。
615(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:09:46 ID:xSsHJuZc
他の二人は、責めるのを止めない。
ルナマリアが喘ぐ。その口から、唾液とスペルマをダラダラと流しながら。
「そろそろ、入れてやるか」
下になった男が声を掛けると、後ろから責めていた男がルナマリアを抱き起こした。
仰向けになった男に、跨らせると、ルナマリアは自分から男のモノをあてがい、腰を沈めた。
既に蜜が溢れたルナマリアの秘所は、滑らかに男のモノを咥え込む。
「アアアアッ!」
ルナマリアが歓喜の声を上げる。
「こっちも可愛がってやるよ。」
後ろの男は、ルナマリアを前屈みにさせると、アヌスに自分のペニスをあてがった。
「!」
唾液と愛液で湿らせてあっても、やはりそちらの孔には、簡単には入らない。
しかし男は構うことなく、力任せに挿入した。
「イヤアァッ! イッ、イタァイッ!」
媚薬を飲まされているとはいえ、さすがにルナマリアも叫んだ。
だが男の方は、悦びの声を上げていた。
「うおっ、すげぇ締まりだっ! こっ、これはっ!?」
後ろの男が、ズンズンと突いてくる。
その度に激痛と快感が身体中を駆け巡った。
「グッ。ウッ。ヤッ。アァッ。」
「こんなに締め付けられちゃ、すぐイッちまうぜっ!」
後ろの男の動きが激しくなった。
「出すぞぉ! ウゥッ!」
「イヤァッ!」
後ろの男の動きが止まった。が、ルナマリアの中のモノは、ドクドクと脈動し、欲望を吐き出していた。
616(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:11:13 ID:xSsHJuZc
尻と腹が、焼けるようだった。それには、痛みだけでなく、えもいわれぬ快感が伴っている。
「ハァァァァァ。」
ルナマリアは、絶望と喜悦の合わさった声を漏らした。
「んじゃ、俺もイカせてもらうわ。」
下になっていた男が身を起こし、正常位になると、軽快に突き入れ始めた。
ジュブジュブジュブ、と、湿った淫靡な音がするが、ルナマリアの嬌声がそれを掻き消す。
「イクぞぉ!」
男は絶頂の直前にペニスを引き抜き、ルナマリアの顔に跨るや否や発射した。
「はうっ。」
ドクドクと、生暖かい液体を浴びせられるルナマリア。
男は最後の一滴まで搾り出すと、2,3度、ペニスをルナマリアの口に擦りつけてから、満足気に立ち去った。
ルナマリアは精液にまみれながら、恍惚とした表情で横たわる。
そこへ、メイリンを押さえていた男が挑んできた。
「まだもう1本あるぞ。」
「い、や。もう、ダメ、ダ、メ、ああああっ。」
男が一気に挿入すると、すっかり敏感になっているルナマリアは、それだけで絶頂に達した。
「なんだ? 入れただけでイっちまったのか?」
男が、勝ち誇ったように笑った。
「まだまだ、たっぷりイかせてやるぜ。」
男がゆっくりと腰を動かし始めた。
「アアーッ! イ、アーッ! アッ、アッ、アッ、アーッ!」
男の肉棒に突かれ、かき回され、ルナマリアは何度も絶頂を迎えた。
半ば意識を失い、グッタリしながらも喘ぎ続けるルナマリア。
男はルナマリアをうつ伏せにさせると、背後からのしかかった。
「イキそうだぜ。中に、出すからな。」
男の腰が、一際強く押し付けられた。
「いやぁ。あっ、イイっ。ダ、だめっ。あうっ、イ、いいっ。イクッ、イクゥ、イッチャウゥゥゥッ!」
ルナマリアが絶叫と共に絶頂に達した。
自分の中に、焼けるように熱い液体が注ぎこまれて来る。
「ア、ア、ア、ア、アァ・・・。」
ルナマリアはヒクヒクと痙攣し、ついに意識を失った。
617(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:11:53 ID:xSsHJuZc
「・・・ゃん。・・・ちゃん。お姉ちゃん!」
うっすらと目を開けると、メイリンが呼んでいる。
「お姉ちゃん! ごめんね、ごめんねぇ。私のせいで・・・」
ルナマリアは、気だるそうに身を起こした。
どれぐらい気を失っていたのだろうか? 男たちの姿は、見えなくなっていた。
ルナマリアは、泣いているメイリンに目をやった。服装が乱れている様子は無い。
(良かった・・・。この娘は無事だったみたいね・・・)
「エヘヘ。犯られちゃった。」
ルナマリアは、笑ってみせた。
「最近、欲求不満気味だったから丁度良かったわ・・・って、言いたい所だけど、流石にちょっとキツかったかな。」
ルナマリアは努めて明るく振舞いながら、ノロノロと立ち上がった。
実際は、口の中が生臭く吐きそうだった。腿を伝い落ちる液体が、不快感に拍車を掛ける。
「お姉ちゃん・・・」
「泣かないで。あなたが無事で良かったわ。でも・・・食事は中止ね。」
メイリンは、「ごめんネ」を繰り返しながら泣いている。
ルナマリアは、ゆっくりと衣服を身に着けはじめた。
618(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:12:51 ID:xSsHJuZc
それから数日後のミネルバ艦内。
くつろぐルナマリアに、メイリンが声を掛けた。
「お姉ちゃん、ちょっといい?」
「? なあに?」
「ちょっと、これ見てくれる?」
メイリンが、ポータブルのモニターを差し出した。
ルナマリアは覗き込み、我が目を疑った。
そこに映し出されているのは、先日の、陵辱される自分の姿だった。
「あなた・・・、これ・・・」
あまりのことに、それ以上言葉が出ない。
「アスラン隊長が、これを見たら、どう思うかしら?」
メイリンは、屈託の無い様子で笑っている。
「!! まさか・・・、あなたが・・・?」
ルナマリアの中で、記憶が蘇る。
男たちに襲われた時の違和感、それは・・・。
(あいつら、私たちがコーディーネーターだと“知っていた”。)
(簡単に人質になったメイリン・・・)
(準備されていた『媚薬』やマット。)
(まるで私たちが来るのを知っていて、襲うつもりだったような手際の良さ。)
(そもそも、あの場所に連れて行ったのはメイリンだ。そしてなによりも、この映像・・・。)
「そんな・・・、そんな・・・、なんで・・・、そんな・・・。」
ルナマリアの思考は混乱した。
「アスラン隊長にちょっかいだすの、ヤメテくれる?」
「・・・・・」
ルナマリアは、自分の体温が、スーッと下がって行くような気がした。
(この娘は昔からそうだった。いつも私の後ろに隠れている癖に、欲しいものがあると絶対に譲らない・・・)
619(´・ω・`):2005/03/26(土) 19:13:30 ID:xSsHJuZc
「それから、もう一つ、お願いがあるの」
メイリンはそう言うと、返事も待たず、部屋の扉を開けた。
男が二人、入って来た。
「ヨウラン・・・? ヴィーノ・・・?」
二人は無言で、少し決まり悪そうに立っている。
「二人がね、いつもお姉ちゃんをオカズにしてるって言うから。頼めば大丈夫よって、連れてきたの。」
メイリンは、恐ろしいほどの無邪気さで話す。
「お姉ちゃんの太股、色っぽいもんねぇ。」
メイリンは天使のような笑顔で、悪魔的な台詞を吐く。
「いいわよねぇ?」
二人の背後で、メイリンがモニターを指差して見せた。
先程まで決まり悪そうにしていたヨウランとヴィーノも、欲望に燃えた目でルナマリアを見つめている。
「・・・・・」
ルナマリアは、ただ無言で頷いた。
「じゃあ、私はこれで。ごゆっくり〜。」
メイリンが部屋を出てゆくと同時に、二人が挑んできた。
ルナマリアは瞳を閉じて、身を任せるだけだった・・・。
620名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:00:00 ID:KCSiR2dr
小悪魔ルナを凌駕する悪魔なメイリン乙。

公式サイトのデストロイガンダム萎え。
どうも今回、メカデザインに失敗している気が・・・
実際に動けば違うんだろうか?
621名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:05:22 ID:6xKYcaw1
             //          /;;;;;;;;;ヽヽ
            / /       ,,;';;;;;;;;;;;;;;;;//
          /   l       /;;;;;;;-‐''''く:::ヽ
          ,'   |    :.  /;/      ';:::::',
           {.   {    ::.  i/        _l::;::::!
          l   ',    :::::. :|,,..._   ,.:ニイ:::∨
             ',  rl 丶  、 :::;:::',tr‐`  'ゞ1::::::!
              l  { !  \:::\::ヽヾ"   、 !:::::::!
             }  `l:i :. :::ヽ、::ヽ、ヾ     , /::::i,::l
          jイ .:::;リ、、::.::::::::', ̄ ``,.−ァイ::::::ル'                 ,.、
            l/゙∨';ト、::::::::::',、  `ニr1l|:::/                /ノ /7
               「``ヽ、:::ヾ>‐イ `レ'               ,.、/. /./ //'7
              _, ヘ _ト〉 iTrゞ7_ /ー―- ,,..____      / / /. {. {/ /
         __,. -‐''"  ヽヽ| | !| レノ             ̄ >、 ,' {   ` ゙ /
∴∵∴∴∴ヾ -'‐ ''´ ∴:∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴∵
   ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧
  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ 無茶しやがって・・・
   i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ /
   三  |  三  |  三  |  三  |
   ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪
  三三   三三  三三  三三

622名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:39:57 ID:uB2mChvO
え、もう死んだの?
俺って一週遅れ組みなので見てないんだが…
なにしに出てきたの西川とグフ
623名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:50:14 ID:KCSiR2dr
>>622
「あの台詞」を言うためw
624名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 21:58:25 ID:H0HfQ0KM
アレ?一周オクレでも今回は1時間スペシャルじゃなかったっけ
おれんとこがそうなんだが
また違う地域なのか
625名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 22:27:36 ID:uB2mChvO
>>623
ひょっとしてキラにやられたの?
626名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 22:31:57 ID:/U2dx8X6
キラに片腕やられてその後ステラに後ろから切られてアボーン。
627名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 22:33:39 ID:KCSiR2dr
>>625
知りたいなら答えてやるが












ステラにぶった斬られた。
キラは両軍翻弄しまくって中破機続出。
アウルもやられてたな。
628名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 22:49:17 ID:6Jk483gA
>>624
貴様、負け組脱出地域だな

ちくしょぉぉぉぉ
629名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 23:03:53 ID:uB2mChvO
>>626-627
なんだ、それならまあいいや。
また嫁を許せなく(ry
630名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:09:01 ID:U18JeSEg
需要無いとか空気嫁とか言われるの承知で言う
ネオ×ルナとか議長×ルナとかの黒い大人がルナを陵辱するSSが読みたい
アスランやレイだと絶対合意系のエロになるから萎えるんだよ・・・。
631名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:14:33 ID:98O35cRu
>>630
本日お亡くなりになったハイネという手もあるぞw
ぶっちゃけナチュラル三羽烏にいぢめられるのでも大変に萌えますがw
632名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:18:15 ID:2JdDxBMj
漏れ、xSsHJuZc氏の続きが読みたい。
ヨウヴィノ×ルナ、結構好きなんだが書いてる人いない…。

ところで、ハイネの鞭を見て、笑ってしまったのは漏れだけか?
633名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:36:44 ID:NfQfihYf
>>630
ネオルナって今の所接点ないよな・・・
まぁ捕虜にでもなればいいのか
634名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 02:40:15 ID:fi7SHnf6
>>630
全くもって接点がないが、ジブリなんかかなり激しくいじめてくれそう。
635名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 03:20:11 ID:yGRRelZW
>>625
@ ○                    ●≡≡≡ピュー
   キラ         ◎         ステラ
             ハイネ



A ○         ◎   ●≡≡≡≡≡ピュー
              |||サッ



B ○  ●≡≡≡≡☆≡≡≡
             アボーン

C ○Σキック
       \
         ●


ハイネ殺人事件
犯人:ステラ
凶器:ビームサーベル
動機:邪魔だから


ステラ傷害事件
犯人:キラ
凶器:足
動機:なんか攻撃してきたので
636名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 03:37:28 ID:+VdC5edj
ハイネがステラをムチで殴っていたのをみて、心の中で[SMでつか?]とツッコミを入れていたのは多分漏れだけではないはずだ○| ̄|_
637名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 05:06:16 ID:kpVM/8Sz
>>635
すげーわかりやすい!

だけどここはいつからネタばれOKになったんだ?
以前は暗黙の了解で週遅れの地域に配慮してたはずなのだが。
638名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 10:12:22 ID:rZmDmWKB
昨日の放送を見たら、このスレの黒キラが公式な気がしてきた。
639622:2005/03/27(日) 10:12:44 ID:eb5zZ5Gn
すまん俺が聞いたんだ
あんまりネタバレ気にしないから聞いちゃったけど
気にする人もおおいにいることを忘れてました
すまんかった
640名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 13:23:46 ID:s36Kp5jb
>>636
ハイネは中の人と同じで極Sだな。
641名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 15:28:20 ID:+sEABQLE
>>640
ほ〜、そうなのか。
元嫁は確か相方の恥骨に松葉杖の一撃を食らわしたやつだったな。
どS同士のカプ。離婚原因は「性の不一致」か。
642名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 16:26:31 ID:RFxlX5bv
こんなところでネタバレかよ…
643名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 17:34:32 ID:j03OglMH
>>638
キラ、カガリを調教してたよなw
言葉責めと強制オナニー
644名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 19:27:07 ID:AF1Yk1+X
遅レスだが、269氏お久しぶりです。
ミネルバクルーをも遠隔で手玉に取るラクス様、
衣装を手縫いとは意外と家庭的ですな。
そしてカガリはやはりいじめられるのがよく似合う。モエー
645名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 19:30:24 ID:/kmR1QOZ
>>643
ルージュの中で股間押さえてたのは、やっぱオナってたのかw
646名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 22:31:22 ID:ypPJwC9Q
ルージュのなかのカガリはエロいと思った。
本当にMキャラだな。苛められるのが似合う似合うw
647名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 01:03:47 ID:BRPwWHU8
新手のM調教だとも気付かずにキラとラクスにまんまと乗せられ、オーブに撃たれてショック受けるカガリ萌え
648名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 02:02:29 ID:VuyLWDry
俺も需要無いとか空気嫁とか言われるの承知で言う
議長×ミーア、アーサー×タリア、虎×マリューが読みたい。
虎マリュはフラマリュ厨が大暴れしそうだから無理か…orz
大人カプ少ないよなぁ。
649名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:43:05 ID:KexPOPVU
phase-EX.ラクス・クラインの生活と意見

体に芯を通しながらそれでいて柔らかく。
身についた作法は早々に体から消えるものではなく、
後をついてくる子供もいなければそのような歩みが自然と行われる。
美しいといえるまでの足取りで彼女は絨毯の上を流れていた。
キラはどこだろうか。
なんのことはない。話し相手になってもらおうと思い彼を探しているだけだ。
ここしばらくおこなわれてきた当たり前の生活慣習。
階段を上がったその時、彼女はふと感じた違和感に歩みを止めた。
何だろうか。
その出所を探して辺りを見回すと廊下の端の扉が開かれた部屋、
そちらから冷たい空気が微かに流れてきているのがわかった。
(窓を開けたのですね)
彼女はそこにキラがいるのだろうと当りをつけた。
そっと音もなく近づいていくと外気の息吹がより強くなってくる。
潮風はテラスを昇る頃には粘り気を落とし心地よい風へと変わっているのだろう。
撫でる涼風に自然と頬が緩んでいた。
軽やかな足取りで部屋へと向かい歩いていく。
そして部屋の中を望めるまでとなる直前、
「カ、カガリ・・・やめてよ」
キラの苦しそうなうめき声が聞こえた。
650名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:43:52 ID:KexPOPVU
歩みが固まるラクス。
何事だろうか。
反射的に耳を澄ませてしまう。
「真っ赤になって、お前は可愛いヤツだな」
「そんなこと言われても嬉しくないよ・・・」
「なんだかんだ言っても大きくなってきたよな〜」
「・・・ッ!」
意地の悪そうなカガリの声音、呻きを交えたキラの辛そうな声音。
「それに結構固くなってるじゃないか。久しぶりだからかな」
「ちょっと・・・やめてってば・・・」
「いいからいいから」
「痛っ、カガリ・・・無茶しないでっ」
「お前は私が放っておくとすぐに溜め込んでしまうからな」
熱をもったキラの声は切れ切れで弾けていた。
カガリの声はやはり多少の熱を帯び、それでいて悪戯心を隠してもいない。
(・・・まさか)
いつものたおやかな面持ちはどこへやら、驚愕で顔の彫りを深くしたラクス。
脳裏に浮かんだ

期待したような目線でキラに言い寄るカガリ
気後れしながらも明確な意思で拒めないキラ
キラの抵抗は弱く彼女はそこにつけこんで身を寄せ
そしてその手が・・・

という異常な姉弟愛の光景。
何か都合よく倫理的問題をカガリに押し付けているが、
生憎とそんなことを指摘できるようなニュータイプはここにはいなかった。
651名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:45:11 ID:KexPOPVU
そんな想像(この状態では妄想と言うのだが)を加速させるかのように声が聞こえてくる。
「そ、そんな、・・・強すぎ・・・」
「へえ、この前本で見て覚えたんだけど、けっこう効果あるみたいだな」
(キラ、カガリさん・・・・)

信念の奥底から燃え滾った決意にも似た感情が湧いてくる。





もしそうならぜひ覗かなくては、と。




そんな美味しいシチュエーションがそうそうあるわけない。
見逃したり邪魔するなどもっての他だった。
ラクスはそっと部屋の入り口へと身を寄せた。
ここで注意しなければならないことは自然化することだ。
雑多な気配に溢れた世界で一点だけが不自然に鳴りを潜めればそれは逆に注意をひいてしまう。
妙な動きで他の事物が発する気配を遮るのも不自然になる。
物陰でただじっとしていることが気配を殺すことではないのだ。
もっとも、今の二人が多少のことでこちらに気付くとは考え難いが。
いや、この場合は二人の世界がどうとかではなく
風が内に入ってきているからこちらの動きを覚るのは難しいという意味でだが。
652名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:45:59 ID:KexPOPVU
「こ、これ以上したら、僕、壊れちゃう・・・」
限界が近くなったキラの細い呻き。

(あと少しでめくるめく官能の世界が・・・)

絶大な期待を抱きながらそろそろと身を滑らせていく。

「今日は私がたっぷりしごいてやるからな」
すでに決まりごとであるという確固たる自信が感じられるカガリの台詞。
(滅多にない身内話・・・)

いた。逆行で翳っているが暗く浮き上がった二人が身を寄せ合い蠢いているのが見てとれる。

そしてラクスは、


(・・・・・は?)


・・・

・・・

・・・

・・・

肩透かしをくらい、

中に転がり込んだ。

みるみる床が迫り、顔面が弾けたような痛みを覚える。
653名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:47:00 ID:KexPOPVU
鈍く低い音をたてながら絨毯と熱烈なキスをしたラクス。
何気ないきょうだいの空間に割って入った闖入者である彼女を
二人はどう捉えていいのかわからず困惑し顔をあわせる。
カガリは押していたキラの背中から手を離しキラはこれ幸いと背中を伸ばし、
――かなり痛かったのだろう――丁寧にさすった。
「あ〜痛かった・・・で、何してるの、ラクス?」
「いえ、その・・・」
まさかストレッチをしていたと思わずに恥ずかしい想像をしていたなどと話す訳にはいかない。
言葉に詰まってしまった彼女は曖昧な笑みを浮かべるしかできなかった。
「蹴躓いてしまいまして・・・お恥ずかしい限りです」
乾いた笑いを浮かべながら身だしなみを整える。
「あ〜、その・・・・・・今日はクッキーを焼きましたの。お二方も後で召し上がってくださいね」
キラもカガリもどこか理性が納得するのを拒んでいたが、とりあえず頷いて小さな返事をする。
「では後ほどお会いしましょう、これにて失礼いたしますっ!」
挨拶を言い終えぬうちからラクスは部屋を飛び出していた。
654名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/28(月) 02:47:40 ID:KexPOPVU
〜〜〜

取り残された双子は呆然としていた。
「何か変だったね」
「いつもどこか変だけどな」

「いつもとどこか違ってたよね」
「いつにもまして変だったな」

「何があったんだろう?」
「いつも変だから今更気にしてもしょうがないだろう」
「いや、まあ、そうかもしれないけど・・・」
絶大なまでの自信をもって決め付けている姉にそこまで言われ反論の言葉は口に上る前に散っていく。
「さ、続けるぞ」
「ええ!? ちゃんと手加減してよ?」
655名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 03:23:28 ID:KYru7SWD
ワラタ!
カガリ×キラという珍しいエロかと思ったら……自分も
ラクスと同じ気持ちだw
656名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 03:55:20 ID:/ldPIFa5
>>654
取り合えず1時間待ってみましたが
お終いって事でよいのですかね?
何気にリアルタイムで拝見してました。
こんなにも早く新作が見られて嬉しいです。
GJ!!
少々ベタ展開ですが激萌えました。

>もしそうならぜひ覗かなくては、と。

ラクスさまさすがです・・・!
657名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 09:22:55 ID:owl5MPp3
>>654
乙でした!上でカガリがMだって話してるところにSカガリきたー!と
思ってたから余計に意外な感じがしておもしろかったです
ラクス様が素敵です
658名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 14:14:57 ID:dIzpfjR2
カガリ攻めかと思ったら裏切られたw
659名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 17:51:20 ID:sieOhV5F
カガリのナプキンを全部隠すキラ

ラクスもマリューもタンポン派なので借りることができない

オロオロするカガリをニヤニヤしながら見守るキラ
660名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 17:53:51 ID:7hCCRpaK
まだ生理の来てないカガリ、のほうが萌えるかもしれん
顔を赤くしながらマリューに相談とか。
デス種より種時設定の方が自然か。
661名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 18:00:58 ID:m2szvrpk
生理来てないコが胸の膨らみは…
662名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 18:29:26 ID:/ldPIFa5
18で来てないってヤバいだろうさすがに
663名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 19:55:22 ID:texqrhxu
誰かハイネでリアルSネタを書いて下さい
664名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:07:08 ID:GXuiJ5N3
>>648
同志。
虎マリュ、アサタリ好きだよ。
つーか、タリア艦長カプが好きかな。アスランとの会話も良いなと。
アサタリ、実はちびちび書いてはいるんだけど、完成したら投下するかもです。
665名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:36:34 ID:jm9b5unO
ガンダムエースみてきた。
今週のキラ・アスラン・カガリ再会シーンは一波乱あるらしい。

ステラとシンの再会は来週以降。

そして・・・月末にはキラvsアスラン再び!?
666名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:35:15 ID:7OeHQdg6
>>665
ちょっとはログ嫁。
ここはバレOKのスレじゃないぞ?
ネタバレ駄目な奴もいるかもしれないんだ。そういうのは程々にしとけ。
667名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:38:08 ID:W7AIWKGx
ハイネ追悼ネタ見てみたいです。
けど相手がなぁ…タリア、ルナ、メイくらいしかないか
668名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:59:53 ID:GXuiJ5N3
>>667
こんな感じ?
ハイネ「こんな美人の艦長がいる戦艦に配属されて光栄ですよ」
タリア「フェイスというのは口まで上手にさせるのかしらね?」
ハイネ「いいえ?本気ですよ。たとえあなたが議長とどういうお付き合いをなさっていようと
    そう思うのを止める事は出来ないでしょうし…。するつもりも有りません」
タリア「…そういう台詞は、あなたをどこかで思っているお嬢さんにして差し上げなさい」
ハイネ「ですからね…本気ですと申し上げている…」
タリア「…ハイネ…!…んんっ…」
669名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:30:50 ID:9OsKMdY8
ハイネとルナっていいかも・・・
強気な娘のプライドを打ち砕く男こそ本当のSだ!
670名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:42:32 ID:0KUO6WSa
ハイネなぁ…最終的には議長とつるんで敵にまわると思ってたんだが…
671名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:44:01 ID:pFwwBzQS
最初から兄貴系の良いキャラというのはわかっていたし、
西川だから悪い役はさせないだろ。
672名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:58:31 ID:0KUO6WSa
>671
そんなキャラだからこそ逆に…だよ。
何にせよOP・EDに出てるくらいだからもっと活躍すると思ってた。
オルガ・シャニと言った非声優の準レギュラーの前例もあったし。
673新参者:2005/03/29(火) 00:49:33 ID:b9ztUqNU
どーも、御世話になります。

二番煎じですが、23話を見ていたら、ムラムラしてきたので…

とりあえず、導入部分だけ投下させてもらいます。
キラカガです。
674姉いじり:2005/03/29(火) 00:50:18 ID:b9ztUqNU

「はぁっ…ふぅぅん…アスラン…」

アークエンジェル艦内の一室。
今夜も一人の少女の喘ぐ声が響き渡る。
肩まで伸びたブロンドの髪。キリリと整った眉。
彼女の名は、カガリ・ユラ・アスハ。
与えられた個室のベッドの上に、横向きに寝転がっている。

最初は、ただの不貞寝のつもりだった。
一人になりたくて、部屋に篭り、鍵をかけた。
最近、思うとおりにいかないことばかり。
みんな、戦いたくなんかないはずなのに、戦いは終わらない。
そして、自分の願いは誰も聞き入れてくれない。
『こんなはずじゃなかったのに』とばかり、最近考えている気がする。
今日もそんなことがあった。
自分は、あの国の代表のはずなのに、誰も自分の話を聞いてくれなかった。
(…助けて…アスラン…)
自分ではどうしたら良いのかわからなくなる。
そんなとき、自然と彼の顔が浮かんだ。
「ん…はぁぁ…あっ…」
いけないこととは思いながらも、彼のことを思うと、自然と股間に手が伸びていった。
穿いていた白いズボンを膝まで下ろし、露わになった下着の中央に手を伸ばす。
勝手に動き出す指先。自分で、自分の繊細な部分を弄り始める。
そして、動き出した指が止まらなくなる。
やがて、身に着けていた淡いグリーンの下着に染みが出来始める。
その染みは、段々と範囲を広げていった。
「ダメだ…こんなんじゃ…」
今度はその下着までも脱ぎ始める。
じれったくなって、ズボンは完全に脱ぎ捨てた。
パンティは足首に引っ掛けたまま、我慢しきれなくなって、性器に直接触れる。
675姉いじり:2005/03/29(火) 00:51:02 ID:b9ztUqNU
「ふぅぅん…ん…」
指が触れた瞬間、背筋にビリビリと電流が走る。
カガリは思わず背中を丸めた。
(ちょっと触っただけなのに…)
凄く感度が上がっている。前はこんなことなかったのに。
やはり、一度経験すると違ってくるものなのか。

そして、今に至る。
カガリは、横向きに寝転んだまま、背中を丸めて性器を弄り続けていた。
彼のことを思い浮かべて、剥き出しにした陰核を自分で引っ張ったりしてみる。
時々、ビクッ!ビクッ!と身体が勝手に震える。
(…おかしいな…何か足りないような…)
いつも通りの自慰。
こうして、陰核を弄っていると、段々高揚してくる。
しかし、今はそれでも何か足りない気がする。
カガリの右の中指が、何かを追い求めるように、膣口へと伸びていった。
「んっ…」
膣口の中に指を挿れてみる。そうすると、何か、良い感じに近い気がした。
「んんっ…はぁ…」
今度は、人差し指も挿れてみた。そして、入れ込んだ指の出し入れを始める。
徐々に気持ち良くなってきた。
(もう少し…何か…長いもの…)
当てもなしに、片手で自分の周りを探る。
しかし、特に使えそうなものは無い。
カガリは、ベッドの傍らの机の上を見た。
そこには、標準的な長さのペンが置いてある。
カガリはベッドの上を這うように移動し、机の上に手を伸ばす。
そして、机の上のペンを素早く掴み取ると、また元の位置に戻っていった。
手にしたペンを見つめて息を飲むカガリ。
(一応、コンドームでも嵌めた方がいいのかな…)
などと躊躇しながらも、我慢し切れなかった。
結局は何も施さず、そのままの状態のペンを自らの性器へと近付けていく。
676姉いじり:2005/03/29(火) 00:51:46 ID:b9ztUqNU

「へー…それ使うんだ…」

不意に、カガリの背中の方で、カガリではない声がした。
突然のことに、身体をビクッ!と大きく震わせると、そのまま動けなくなる。
恐る恐る、ゆっくりと首を振り向かせるカガリ。
「うわぁぁっ!!キ…キラぁっ!!」
カガリは慌てて起き上がると、両手で股間を隠して蹲った。
「チッ…」
キラと呼ばれた男は、そんなカガリを見るなり舌打ちをした。
それはとても小さな音だったが、何故かカガリにはハッキリと聞こえた。
「な…なんでお前…か、鍵かけてあったのに…」
カガリは、まったく予想外の出来事に頭が困惑し、混乱していた。
ただ、目の前の男を恐ろしく思い、後退りしていく。
「まったく…あんなことがあったから、泣いてるかなーなんて思ってきたのに…」
キラは、そう言いながらカガリのベッドの上に、ギシギシと音を立てながら乗ってくる。
ゆっくりとカガリに近付いていくキラ。
「まさか…また…また一人でヤってるなんて…」
そう言って、カガリの足首に手を伸ばす。
そこには、脱ぎかけのカガリのパンティが引っ掛かっていた。
「…しかも、また僕に見せ付けるなんて…まったく、カガリはエッチだなぁ!」
キラはカガリの足首に掛かったパンティを一気に毟り取ると、両手で拡げて観察し始めた。
「そんな…お前、勝手に入ってくるなよ…」
カガリは怯えながらもキラに文句をつけた。
そして、今回はカガリの方が正しかった。
前回は、ブリッジで自慰していたカガリに問題があったが。
今回は、ちゃんとプライベート空間で、鍵を閉めてヤっていた。
「ちょうど良かった、僕もヤりたかったところなんだ」
しかし、キラにはそういった理屈は通用しなかった。
手に持ったカガリのパンティをポケットに収めると、
満面の笑みを浮かべてカガリに身体を寄せてくる。
その笑みを見ると、カガリの脳裏に、前回キラに犯されたときのことが浮かんでくる。
677姉いじり:2005/03/29(火) 00:52:29 ID:b9ztUqNU
カガリは、知らずの内に身体を震わせていた。
「い…何時の間に…」
知らない内に背後を取られていた。
ひょっとして、ずっと観察されていたのではないか。
だとすれば、これほど恥ずかしいことはない。
カガリの背中を冷たい汗が伝っていった。
「…『アスラン…』とか言ってた辺りから居たよ…カガリは夢中で気付かなかったみたいだけど」
ということは、ほとんど見られていた。
道具を使おうとして、探っているところも見られていたことを考えると、
カガリは顔から火が出そうなほどに恥ずかしかった。
そんなカガリの目の前で、キラの口元が、また冷たく歪んでいく。
「…今日、カガリは僕の邪魔をしたよね…僕は退けって言ってたのに…」
キラが、ゆっくりとカガリの太股に手を伸ばしていく。
「ち…ちがっ…そ、それは…」
キラの手が、カガリの内股に触れる。
カガリは力一杯に足を閉じていたが、キラが凄い力で開こうとしている。
「…ちゃんと、言うこと聞いてよ…ねっ!!」
キラはおもいっきり力を込めて、カガリの足を無理矢理に開いた。
そして、カガリの股間に上体を埋め、肩を使って、彼女の足を閉じられないように押さえている。
そうした上で、今度は股間をガードしているカガリの手に、自分の手を伸ばしてきた。
「ほら、手を除けてよ…」
キラの手がカガリの手に触れる。
頑なに股間を塞いでいるカガリの手を、キラの手が凄まじい力で剥がそうとする。
「や…やめろ…」
カガリは、抵抗しきれないことはわかっていた。
二人には、明らかな力の差がある。
しかし、それでもカガリは『彼のために』という思いから、必死の抵抗を見せていた。
「…また、気持ち良くしてあげるからさ…」
キラの言葉に、カガリの身体がビクッと反応する。
『気持ち良くしてあげる』 その言葉を聞くと、カガリの身体の内側から、何か込み上げてくるものがあった。
カガリの手の力が、一瞬だけ弛む。
678姉いじり:2005/03/29(火) 00:53:26 ID:b9ztUqNU
「…ぅあっ…」
キラはその一瞬を見逃さなかった。
女性器をガードしていたカガリの手を、無理矢理に引き剥がす。
「あぁぁ…」
奮闘も虚しく、キラの目の前に露わにされたカガリの女性器。
事前の自慰によって、内部から漏れ出した愛液が全体を濡らしていた。
テラテラと部屋の灯りを乱反射しながら、そのワレメは僅かながら開き、
内側のピンクの小陰唇を少しだけ覗かせていた。
「ふーん…まだ綺麗な形だね…良かった…」
そう言いながら、キラがカガリの性器に顔を近付けていく。
伸ばした舌先が、恥丘にそっと触れた。
「うぅ…」
また、カガリの身体に電流が走る。
先程、自分で触ったときよりも、明らかに大きな流れ。
カガリの身体は、自分で考えていた以上に敏感になっていた。
「や…やめろぉ…」
しかし、カガリはそれがいけないことだとわかっている。
このまま快楽に流されてはいけない。
自分の相手はこの男ではいけない。
ましてや、目の前の男は自分の弟なのだ。
「…いいね…中もピンク色のままだ…これなら、アスランとする時もバレないね…」
しかし、その弟の方はそんなことは気にしていないのであろうか。
姉の女性器のワレメに、どんどん舌を侵入させてくる。
そして、味を確かめる様に、膣の中で舌を動かして、穿る様に舐め回すのだった。
「や…やめろ…キラ…お前はラクスとヤってればいいじゃないか…」
カガリは苦し紛れに、そのキラの相方の名を出した。
効くかどうかはわからなかったが。
「…ラクスは…ダメだよ…今生理中だから…」
キラからは、予想外の答えが返ってきた。
「…そんな…だからって…」
だとすると、今ここに来たのは、自分の性欲処理のためだと言うのだろうか。
キラの答えは、カガリに余計惨めな思いをさせた。
679姉いじり:2005/03/29(火) 00:54:10 ID:b9ztUqNU
「うん…僕、溜まっちゃってさ…まぁ、タンポンの付け替えは僕にさせてくれるから、許してあげてるけどさ」
そんな変態染みた話は知らなかった。
その話を聞くと、キラがますます自分の知らない人間に思えて恐ろしくなった。
「…あぅ…んん…やめ…て…」
キラの舌が、カガリの中でグニグニと動き回る。
キラのことが怖い。思いもつかないことをされそうで怖い。
しかし、それでもキラに責められて感じてしまう自分の身体に、カガリはどうしようもない後ろめたさを感じていた。
やはり、自分の身体は、ただ男を欲しがっているだけなのか、と。

(続く)
680新参者:2005/03/29(火) 00:57:06 ID:b9ztUqNU
今日はここまで
ひょっとしたら、蛇足なのかもしれないのですが、
皆さんの話を見てると、何だかカガリって無限に苛めることが出来そうな気がして…

まぁ、本編でキラの言葉責めが出たときはキターって思いましたね。
それで、アスランと再会する前に、もう少し開発されてしまうのもアリかな、と。

でも、今回は短めで終わるつもりです。

また、よろしくお願いします。
681『大地に抱かれて12』:2005/03/29(火) 01:03:56 ID:10Iaansx
こんばんは。ではラストまで。

「ステラ・・・はぁ・・・」
「ん・・・ん・・・」
ステラにリードされている事に情けなさを覚えていたのは最初だけで、すぐに
そんな事はどうでも良くなった。だって気持ちいい。それに勝るものなど、
あるわけがない。
俺は唐突にステラの中に出したくなった。でもダメだ。ダメだけど・・・出したい。
「ステ・・・ラ。離れ・・」
俺はありったけの理性を総動員させた。だがステラは聞いていないのか、
俺の上からどこうとしない。自分の気分のままにお尻を動かして、
快感に夢中になっているらしい。
俺はいつの間にか倒れていた上半身を起こし、ステラから抜こうとした。
でもそれが限界で、抜ききる前に俺は、擦れる感触に耐え切れず射精した。
「あんっ」
「ん・・・ぁ・・・っ」
ステラの中でビクついた俺のペニスは、そのはずみでステラから抜けた。
出している途中の精液が飛び散って。俺とステラの間の股間に付着する。
「や・・・嫌っ。シンっ」
俺が途中で抜こうとしたのが、ステラは不満らしかった。え・・・っと戸惑う暇もなく、
俺の前でステラは大きく股を開く。
どうしたらいいのかわからない俺の前で、ステラはあの可愛らしい声でこう言った。

「シン・・・もう一回」

その瞬間、俺はステラに溺れた。
682『大地に抱かれて13』:2005/03/29(火) 01:06:50 ID:10Iaansx
気がつけば、夜明けの光が差し込んでいた。固形燃料の炎は、当たり前だったがとっくに消えていた。
俺とステラは互いの体温を求めて自然に抱き合っていた。
「ステラ・・・一緒に行こう」
「ん・・・・」
「行こうミネルバに。俺、皆にちゃんと説明する。大丈夫。皆ステラに優しく
してくれるよ」
眠らずずっとステラを見ていた俺は、起きる気配を感じて声をかけ、彼女の金色の髪を撫でた。
その柔らかな感触が思いのほか気持ちいいのに気がついて、そのまま飽きる事無く繰り返す。
少しすると、目を覚ましたステラが起き上がって、俺の頭を膝に乗せて抱え込むように抱きしめてくれた。
俺は、幸せだった。
「ステラ」
「ステラ・・・シン好き。大好き」
「俺も好きだよ」
俺はステラに腕を回して、ようやく手に入れた幸せをかみ締めようとした。
けれど、その幸せな気分を引き裂いたのは、無慈悲にもそれをくれたステラ自身だった。
「シン・・・」
「ん・・何?」
「シン好き。でも、ステラ帰る。ネオ待ってるから」
・・・・その時、俺は何を考えたんだろう。後になっても、それは思い出せなかった。
「シン好き。でもネオ待ってる。アウルも、スティングも、皆ステラ待ってる」
「ステラ。・・・何でっ」
「シン、大好き」
俺の頬に2・3度キスをすると、ステラは立ち上がって裸のまま外に出て行った。
追いかけるべき俺はそれすら出来ず、呆然とステラが消えた洞穴の外をみつめるばかりだった。

「シンっ」
「シン、大丈夫かっ」
それから数時間後、俺はミネルバに一人で帰還した。
ヴィーノやヨウラン、ルナ達が機体の周りに集まってきたけれど、俺はしばらく
コックピットから出る気にはなれず、何故ステラが一緒に来てくれなかったのか、
その理由をぼんやりと考えていた。
683:2005/03/29(火) 01:09:30 ID:10Iaansx
以上です。溺れた部分で二回戦とも思ったのですが、バランスが悪くなりそう
で今回は見送りました。
黄昏さんのシンルナが大好きなので、いつかシンルナにも挑戦したいです。
「新参者」さんのキラカガいつも楽しみにしています。鬼畜キラ、これからも
頑張ってください!
684名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 02:22:54 ID:EO3oQctL
キラカガ〜!
イイ!!
685名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 02:46:07 ID:CaC0UwoM
新参者さん文章うまくていつも萌えてます。苛められるカガリも萌え!
でもちょっと位は幸せにしてやってくれ…wとも思う。本編の苛められっぷりをみると
686名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 02:51:45 ID:XWKP3QPT
>>680
可哀想なカガリたん萌え
でもちょっとかわいそうすぎ・・・
687名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 04:54:27 ID:XwF0cwhu
>>680
新参者さん超乙!超イイ!萌える!
やっぱり真正Mのカガリは、いじめられると輝きますなあ〜(*´Д`)ハァハァ
また期待してます。
688名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 08:24:36 ID:e8QYRKFO
>>680
本編でのカガリのMっぷりにハァハァして、もしやと思ってここに来たら
新参者さんキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
続きが待ち遠しい。
689名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 10:35:53 ID:03AaoLn9
茶氏、連載お疲れ様でした。
エロいながらも可愛いステラに癒されました。

新参者氏キタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━!!!!
新参者氏の文章には自分の求めるカタチがある。
シチュ、文の流れ、構成、鬼畜具合、どれもが理想です。
弟子にしてください。


>590氏 
サイトといっても自分専用保管庫ですが良かったらみてください つss269ss

雑談だから名無しで失礼。
690名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 11:02:42 ID:KbWKjA2W
シンステ乙!
691名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:23:31 ID:8FKzPco+
シンステ可愛かった。超乙!
692名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:35:09 ID:60fJU6cS
シンステ乙です!
ステラが可愛かったです。

新参者氏待ってましたー!!!
続き待ってますよー
693俺は空気嫁内よ:2005/03/29(火) 13:47:05 ID:gzSb7OV/
とあるホテルの一室。
ソファに座るアスラン。
その足許には、ミーアが跪いている。
ミーアはアスランのモノを咥え込み、一心不乱に奉仕していた。
「うっ、くっ、はぁ、はぁ・・・」
アスランは小さく呻き、息を荒くしている。
ミーアのテクニックに、アスランは数分と保たずに限界に達しようとしていた。
「ミ、ミーア。そんなにされたら・・・、俺、もう・・・」
「我慢しなくていいですわよ、アスラン。」
ミーアはそれだけ言うと、再びアスランを咥え込む。
「ウッ!」
アスランは短く呻いて、果てた。
ドクン、ドクンと、ミーアの口の中に放出する。
ミーアはそれを全て受け止め、最後の一滴まで吸い尽くすと、ようやく口を放した。
「ふふっ。いっぱい出ましたわね、アスラン。」
アスランに、ミーアが笑いかけた。
「うん・・・。あー、凄く、良かったよ、ミーア。」
ボーッとしていたアスランが、棒読みのように答えた。
だがミーアは、そんなアスランの言葉を素直に喜ぶ。
「まぁ! アスランに喜んで頂けて、私も嬉しいですわ。」
アスランの前に立って、にっこりと微笑む。
「これで、腕を磨いてきた甲斐がありましたわ。」
「?」
無邪気に笑っていたミーアの表情が、フッと曇った。
「・・・『ラクス・クライン』を自由に出来るなら、お金に糸目をつけない殿方が、世の中にはたっくさん、いらっしゃいますの。」
アスランは、呆然とするだけだった。
694名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:47:41 ID:FSeacBBn
ハイネ×ステラのSMってどうでしょうか
若干鬼畜っぽくなりそうなんですけど・・・
695名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:48:21 ID:gzSb7OV/
そんなアスランを見下ろしながら、ミーアは、着ているものを、一枚づつ脱ぎ始めた。
「デュランダル議長も、私の身体には、大層お悦び下さいましたのよ。」
「ぎ、議長が!?」
「ええ。議長、マグロでしたけれども。」
ミーアが、イタズラっぽく笑った。
「マ、マグロ・・・」
(マグロって、何だ?)
困惑するアスランを他所に、ミーアはどんどん服を脱いでゆく。
ついに一糸まとわぬ姿になると、隠すこともせず、アスランの前にその肢体を晒した。
「アスラン・・・・・。」
ミーアの表情が、真剣になる。
「お願いです、アスラン。アスランだけは、『ミーア・キャンベル』として、私を抱いてください・・・」
アスランは、ゴクリと唾を飲んだ。
「勿論、アスランの心の中に、別の女性がいらっしゃることは、分かっていますわ。」
「え!? あ、ああ・・・」
正直アスランは、この時、カガリのことなどすっかり忘れていた。もっと別の事に考えを奪われていたのだ。
「私も、アスランを困らせるようなことはいたしません。一度、ただ一度だけで構いませんから・・・、どうか、アスラン・・・」
ミーアの瞳は、今にも零れ落ちそうな涙で潤んでいた。
(だがミーア、俺は・・・・・)
アスランは、心の中で叫んでいた。
(俺は、童貞なんだよ!)
696名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:49:18 ID:gzSb7OV/
曲がりなりにも一国の代表であるカガリと、亡命者であるアスランとが、二人きりになるチャンスなど殆ど無く、唇を重ねるのがやっとだったのだ。
「ミーア・・・」
アスランは立ち上がった。別の部分も、立ち上がっている。
「アスランッ!」
その行動を、了解と受け取ったミーアが、アスランの胸に抱きついた。
ミーアが顔を上げ、二人は暫し見詰め合った後、どちらからともなく唇を重ねた。
アスランは頭の中で、この後どうするか必死で考えていた。
以前、ディアッカが「これぐらい見ておけよ」と貸してくれたAVが頼りだ。
(・・・・・ありがとう、ディアッカ。)
そしてアスランは、ミーアを抱えてベッドに倒れ込んだ。


数分後、実戦はシミュレーションと全く違うことを、アスランは思い知らされていた。
697名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 14:22:46 ID:JqnB8p/1
遅レスだがシンステGJ!
698名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 16:19:58 ID:bfV4OyEn
新参者さん、降臨をお待ちしておりました!!
黒キラがまた読めるのがうれしいです
699名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 18:52:26 ID:pg69cY0J
>>693

アスランは頭の中で、この後どうするか必死で考えていた。
以前、ディアッカが「これぐらい見ておけよ」と貸してくれたAVが頼りだ。
(・・・・・ありがとう、ディアッカ。)

藁たよ(*´д`)   GJです。
700名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 18:55:11 ID:43SdRtWu
>693
>(だがミーア、俺は・・・・・)
>アスランは、心の中で叫んでいた。
>(俺は、童貞なんだよ!)

ここでお茶吹いたvvv
続き楽しみにしてます。
701名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 19:02:17 ID:pg69cY0J
>>新参者氏
うを〜〜〜〜(*´д`)〜〜 萌えです。
 続き楽しみにしています。
702ブラウニー1/13:2005/03/29(火) 19:56:52 ID:Z0kre4Wv
ディアッカの誕生日に寄せてディアミリ投下します。
とりあえずやり方は今までどおりで。
諸々合わない方はスルーでお願いします。
数年後、少し大人になった2人の話です。




【Sunny-Side Up】

 チェックのエプロンを身につけ、ミリアリアはディアッカの買ってきた雑誌を紐で
くくっていた。
 まったく、どうしてエロ本ばかりこんなに買ってくるんだろう。目の前で捨てると怒るので、
ディアッカが寝ている早朝にまとめてゴミに出しているのだが、何だか捨てるより早いペースで
溜まっていっている気がする。捨てに行くのだって恥ずかしいのよ、こんなもんは! 
 とりあえず一番上と下には自分が買ってきた無難な女性誌を挟み込んでみる。まぁこんな
もんでいいか。ディアッカはあと1時間は起きてこないはず。先に朝食の準備を始めちゃおう。
 今でもミリアリアは何かの悪い冗談ではないかと思っている。あのディアッカが大使と
してオーブに駐留しているなんて。一番向いてないように思えるのに。ディアッカの友人の
イザークの方が、まだしも似合っている。怒りっぽいけど、真面目そうだし。ディアッカの
言によれば、それがかえって良くないそうなのだが。
「怒りっぽいけど真面目って、アスハ首長と同じじゃん? 同じタイプは反発し合うん
だって。それにイザークはプラント本国に必要な人材だろ? 俺はほら、別にいらないし。
大使なんてニコニコしてりゃいいんだし、さ。俺って適任」
 あんたのはニコニコじゃなくて、ニヤニヤとか、時にはヘラヘラでしょっ! と突っ込み
たくなるのをミリアリアは辛うじて抑えた。とりあえず彼がオーブ駐留の大使に任命された
ことで、図らずも一緒に住むことができたのだ。……来月には結婚式も待っている。その
準備に全く手を貸してくれない未来の夫でもあったのだが。
703ブラウニー2/13:2005/03/29(火) 19:59:09 ID:Z0kre4Wv
 まぁそれは、ミリアリアも多少、ディアッカを大目に見ざるを得なかった。大使の仕事は
恐ろしく忙しいらしく、ディアッカの帰りはいつも遅かった。大使ともなればパーティなどに
出るのも仕事のひとつだが、彼が酒の匂いをさせて帰って来たことはあまりない。寧ろ仕立ての
いい高価なスーツをドロドロにして帰ってくることが度々あり、何度かそれで叱り飛ばして
しまった。ディアッカが、戦争で被害が多かった地域を飛び回り、特にプラントの攻撃で
破壊された街の復興や戦争遺児の救済に明け暮れていることを知ったのは、同居し始めて
3カ月も経った頃ようやく、だった。それもディアッカ本人の口からでなく秘書から聞いた
ことでミリアリアの怒りはさらに爆発したが、疲れて帰ってきてそのままベッドに倒れ込み、
ものも言わずに泥のように寝こけている彼を見ると、もう何も言えなかった。
 こんなにエロ本ばっかり買ってるくせに、大使としては案外有能なのかしらね、とミリアリアは
溜息をついた。軍隊で鍛えられたディアッカがあんなに消耗するほどの激務では、並の人間には
耐えられそうもない。ディアッカの言う「適任」も嘘ではないのかもしれなかった。
 ミリアリアは棚からコーヒー豆を取りだした。今日はサービスして、豆から挽いちゃおう。
手順は、砂漠の虎仕込みなので完璧だ。もっともアンドリュー・バルトフェルドの入れる
コーヒーは通過ぎて、普通の人間にはなかなか受け入れ難い。ミリアリアのは、それほど通と
いうわけではないが、適度に一般受けする味になっていた。ディアッカは彼女のいれるコーヒーが
一番美味いと言ってくれる。コーヒー豆を挽くガリガリと言う音と、香ばしい香りが台所に
立ちこめる。
704ブラウニー3/13:2005/03/29(火) 20:00:20 ID:Z0kre4Wv
 挽き終わった豆をサイフォンにセットして、ミリアリアは額の汗を拭った。次はトースト、と
振り返って、彼女は目の前に立っている上半身裸の男に漸く気づいて悲鳴をあげた。
「きゃあっ!」
 ディアッカは、驚かれても悪びれることもなくきょとんとしてカウンターの向こうに立って
いた。腰にはバスタオルを巻き、髪の毛から滴る雫を肩にかけたタオルで拭っている。どう
見てもシャワーを浴びた直後のようだった。
「そ、そんな格好でキッチンうろつかないでよっ!」
 ミリアリアは真っ赤になってディアッカに背を向けた。裸なんか見慣れてるくせに、女って
どうしていつまでもこうなんだろうな、とディアッカは内心思った。
「おはよ。朝食、何?」
「ええ?! は、ハムとトマトのオープンホットサンド、スクランブルエッグ添えとグリーン
サラダ、タマネギと豆のコンソメスープ! あとコーヒー!!」
「豆から挽いたんだ……いい匂いだな」
「いいから早く服着てよ!」
「ああ、換えの下着忘れたんだっけ」
 じゃあバスタオルの下は何も履いてないのか、と言いたくなってミリアリアは口を噤んだ。
このパターンは過去何度かあった気がする。これを回避するには……と彼女が考えている間に、
ディアッカがキッチンの中に入って来て、ミリアリアを抱えあげた。
「ちょっと、何すんの!」
「セックスすんの」
 当たり前のように返されて、ミリアリアは全身の力が抜けて行くのを感じた。
「じょーだんじゃないわよ! こんな朝っぱらから……」
「だって夜は疲れててできねーんだもーん」
705ブラウニー4/13:2005/03/29(火) 20:01:47 ID:Z0kre4Wv
 ミリアリアをお姫さま抱っこしたまま、ディアッカは彼女を寝室に運び込んだ。階段を
上るのが面倒くさい、というディアッカの主張に従って、大使の公邸は土地を贅沢に使った
天井の高い平屋になっている。当然寝室もキッチンと同じ1階にあるので、抵抗する間もなく、
ミリアリアはベッドの上に投げ出された。
「ちょっと、ディアッ……んっ……」
 文句を言われる前に、ディアッカは自らの唇でミリアリアの口を封じた。抵抗しようと
しても、すでに腕力ではどうにもならないほど差がついている。長年の付き合いで、どこを
どう刺激すればミリアリアが抵抗する気を無くすのかもよくわかっていた。エプロンの紐を
後ろでほどき、薄いセーターの下から手を差し入れてブラジャーの上から乳房を包み込むと、
恐ろしいほどに逆らう力が弱まった。後は彼の指先で、ミリアリアの躰はどんどんほどかれて
いく。
「あ、ぁん……やぁ……」
 口では嫌がっても、躰はそうはいかない。ディアッカの躰を押し返そうとしていた両手すらも、
逆にしがみつくように彼の肩を掴んでいる。ブラジャーのホックを外し、乳房に両手で直接
触れると、吐息とともに甘い声が漏れた。
「……っ、あぁ……あ、あぁ、ん……」
「そんなに誘わなくったって、ちゃんとしてやるってば」
 誘ってなんかいない、と言いたかったが、もう躰が熱くなり始めていた。ディアッカの仕事が
忙しいので、一緒に住んでいると言ってもそうそう関係を結んでいるわけではない。会話すらも
できないほど時間が合わないときもある。自分も本当は、して欲しかったのかもしれない、と
思って、ミリアリアは赤くなった。だいたい、シャワーの後に襲うなんて卑怯すぎる。いつも
オールバックにしている髪が額に垂れ下がって、何だか……色っぽい……。
706ブラウニー5/13:2005/03/29(火) 20:03:18 ID:Z0kre4Wv
 ディアッカはいつの間にかミリアリアの後ろに回り、スカートをたくし上げてパンストを
下ろしにかかっていた。片手で服を脱がせながらも、もう片手で胸を揉みしだいてくる。
うなじにもキスの雨を降り注がれて、ミリアリアはベッドの端を必死で掴んだ。乳房を捉えて
離さないディアッカの手を振りほどこうと手を重ねるが、力が入らず、自分から押しつける
ような形になってしまう。
「あ……っ、あぁ……っ、あああぁ……ぁんっ」
「あいかわらず色気のないエプロンなんだな」
 唇が耳たぶに触れるくらいの距離で、わざと囁かれて、ミリアリアは気が遠くなるような
感じがした。至近距離で声を聞かせられると、彼女は弱い。もう逆らえないのだ、と思うと、
悔しくて涙がこぼれた。
「ミリアリア……本当に、嫌なの?」
 涙を見て少々動揺したのか、ディアッカが訊ねてくる。ここで嫌だと言えば形成逆転、
無理強いできる彼ではないのに、もうそれはできない。ミリアリアは弱々しく首を横に振った。
「イヤじゃないから……はやく……お願い……」
 自分から首を後ろに捻って、キスを求める。優しいキスを繰り返しながら、ディアッカは
あっという間に婚約者を裸にした。そのまま、斜め後ろから左手で乳房を、右手を秘所に
差し込んだ。
707ブラウニー6/13:2005/03/29(火) 20:04:29 ID:Z0kre4Wv
「ああっ……!」
 いきなり核心を突かれて、ミリアリアの躰は硬直した。
「はやくして欲しいんだろ? 確かに時間ないしな……」
 さっき触れられたばかりなのに、もう濡れ始めている。逃げたくてうつ伏せになろうと
する躰を押さえつけるようにして、半身の状態で愛撫は続けられた。入り口の周辺を丹念に
揉み解され、こぼれ始めた蜜を全体に塗り付けられる。閉じていた両足の間に、後ろから
ディアッカの足が差し込まれ、足を開かせられていく。両足を絡ませるうちにも入り口は
開き始め、熱い雫がシーツを濡らした。
「ああっ、イヤ……!」
 当然次は指が差し込まれるものと思っていたのに、違う愛撫を与えられてミリアリアは
声をあげた。ディアッカは愛液をほとばしらせる入り口をほっといて、その前にある秘突に
攻撃を集中させた。器用な指で揉まれ、捻られ、つつかれて、小さな突起はたちまち姿を現し、
全身に疼きを立ち昇らせて行く……。
「いや……そこは、もう……あああっ! あああ、あ……ぁああんっ……」
 どうしようもないほど挑発されて、躰はもう言うことをきかなくなっていた。突然放り
出された入り口の花びらはひくひくと痙攣し、はやく感じさせて欲しいと次から次に蜜を
滴らせる。それなのにディアッカの愛撫は執拗に胸と秘突に繰り返されて、なかなか他の
場所に来てはくれないのだ。
「ああっ……そこばっかり、いじられると・・あぁんっ、あああぁんっ」
「ん……? どうなっちゃうって?」
「あぁぁ……! おかしくなっちゃ、う……うゥン、ああァ……」
「こんなに悦んでるのに?」
「やぁ……もう……ああぁ……っ、ディアッカ……あああ……」
708ブラウニー7/13:2005/03/29(火) 20:06:01 ID:Z0kre4Wv
 快感が長すぎて、本当に気を失いそうだった。ミリアリアの嬌声が力無く途切れて
いくのが合図だったかのように、ディアッカはいったん躰を放した。今度はミリアリアの
両足を肩に抱えあげ、高く持ち上げて、股間に顔を埋めてくる。
「あぁ……! あ、あっ……やっ、そこはもう……っ、ああっ!」
 今度こそ中心部分を愛撫されると思ったのに、ディアッカの舌はまた蕾に向けられた。
もうそこはいい、と全身が叫んでいるのに止めてくれない。ミリアリアは上半身を激しく
左右に捻った。何をしても抜け出せないこの猛りをどうすればいいのか。
「あっ……! ああっ、お願い、もう……どうにか……し、てぇ……あぅっ」
 最後のプライドもかなぐり捨てて哀願するミリアリアの望みに、ディアッカはやっと
応えることにしたようだった。長い指を2本同時に差し込み、待って待って熟れきった
内部を弄び始める。
「あああぁ……! あ! あ!……くぅん……っ、は、あああっ!」
 求めていた刺激をようやく得られて、ミリアリアの躰が悦んだ。愛液はどんどんこぼれ
落ち、自ら快感を高めるように腰をくねらせる。しかしそれでは全然足りなかった。もっと
奥まで、強く、激しい快感が欲しい。今どんな格好で、どんな恥ずかしいことをされて
いようと構わない。最早自分のものですらないこの躰の高鳴りをはやく鎮めて欲しかった。
「こんなんじゃ全然足りないみたいだな。どうする?」
 どうするって、何を今更、と抗議したかったが、今のミリアリアにできることは、嬌声の
合間に首を振ることくらいだった。
「くぅ……あ、あン……うっ……ううぅん……」
 ゆっくりと指が抜かれ、痺れるような感覚が走った。しどけなくて、もう力の入らなく
なった指先が、シーツを徒にかき回す。激しく息をつきながら、抑えきれない疼きに躰を
震わせるミリアリアを、ディアッカはしばらく上から見下ろしていた。肩に乗せていた両足を
下ろし、片側に揃えさせて、彼は斜め後ろからミリアリアが欲しがっているものを与えた。
709ブラウニー8/13:2005/03/29(火) 20:07:23 ID:Z0kre4Wv
「くあ……っ! あああ、あ……っ!!」
 待ちわびていたはずなのに、じらされ過ぎたのか、ミリアリアは悲鳴をあげた。内壁が
ぴくぴくと痙攣し、捉えたものをさらに内側に誘い入れようと蠢いている。久しぶりの
快感に彼女自身が驚いているようだった。
「くはっ……ん、んんっ……くぅ……ああぅっ……! あああぅっ!」
 感じているのか苦しんでいるのかわからない声が絶え間なく漏れる。喉の奥が痛かった。
もう充分感じているのに、ディアッカの指がまた秘突に触れてくる。腫れ上がるほど刺激を
受けたそこは、また敏感に反応してしまう。
「あぁん、もう、やめ……あああ……ぁ、ぁ、あっ……はゥ……ン」
 感じすぎるから止めて欲しいのに、声だけは甘えてしまう。これじゃちっとも止めて
欲しそうじゃない……ミリアリアの閉じた目から、また涙がこぼれた。
 ディアッカの空いている左手が、掌に重ねられてきた。指を絡ませ、しっかりと握る。
それしか頼るものがないかのように。
「今、楽にしてやるから」
 ディアッカの逞しい腰が動き始めた。ベッドの軋む音が、やけに遠くでした。
「ああぁあァァ……ッ! ああァッ……ああ……あああァ……ン!」
 絶頂が近くなってようやく、ディアッカがミリアリアの胸にキスの雨を降らせてくる。
唇で乳首を捉えられ、まだ与えられていなかった快感があったのかと、躰がもう一度跳ね
上がる。もう全てがディアッカの思い通りに狂わされ、逆上せ、翻弄されて蹂躙される。
何をされてももういい、はやく、はやく、終わらせて……。
 乳首と、秘突と、秘所の三カ所に同時に加えられる刺激がよりいっそう強くなり、
ミリアリアは自分の意識を手放した。
「あぁあああッ……アアッ、あああぁぁんっ! ああっ、ああぁあ……んっ……!」
 意識が高く昇っていく。そのまま、墜ちる。落下して、砕ける。
 そこから先は、何も覚えていなかった。自分の躰の中で、何か熱いものが弾けたこと
以外は。
710ブラウニー9/13:2005/03/29(火) 20:08:57 ID:Z0kre4Wv
 ぼんやりとした意識の中で、ミリアリアは自分の躰がディアッカの吐き出した全てを
受け止めたことを感じていた。今までは決して中で出そうとはしなかったのに。こんな
ことは初めてだった。
 うっとりと目を開けると、恋人は隣に寝そべり、ちょっと心配そうにこっちを見下ろして
いた。心配するくらいなら、もっと優しくすればいいのに。
 ディアッカの指先が、ミリアリアの顔にかかった彼女の髪をそっと払いのけた。そのまま
唇に優しく触れてくる。何だか幸せになって、ミリアリアは目を閉じ、ディアッカの厚い
胸板にすり寄った。
「どうして……?」
 呟くように疑問を投げかけると、ディアッカは少し照れたように言った。
「ん……子どもが欲しいかなぁ、なんて思ってさ」
「結婚してからでいいじゃない……順番が違う……」
「もういいじゃん。一ヶ月後なんだし」
「だったら尚更……後でもいいのに……」
 ミリアリア自身は、結婚してもしばらくは2人の時間を楽しみたかった。子どもが欲しく
ないわけではなかったが、プラントとオーブに離ればなれの時期もあったし、一緒に暮らす
ようになってからも2人きりの時間は意外と少ない。まだ物足りない。もっと蜜月を満喫
したかった。
「そうなんだけどね……大使と言っても軍籍離れたわけじゃないからなぁ……」
711ブラウニー10/13:2005/03/29(火) 20:10:17 ID:Z0kre4Wv
 ディアッカの言葉を聞いて、ミリアリアは跳ね起きた。とたんに下腹部から腰にかけて
鈍い痛みが走る。
「っつぅ……!」
 顔をしかめてよろめいたミリアリアの上半身を、ディアッカが慌てて支えた。そのまま
優しく、ベッドの上に横たえる。
「バカ、いきなり動くなよ。躰、辛いんだろ?」
「誰のせいだと思って……痛……」
 あのあと、ディアッカは「忘れてた、今日休みとったんだった」とふざけたことを
抜かして、4回もミリアリアを抱いたのだった。そんなことをされては今日は一日動けない。
もう時計も正午に近づいていた。
 何だか顔を見られたくなくて、ミリアリアは姿勢をうつ伏せに変えた。
「……また、戦争なの……?」
 切ない痛みに耐えながら、枕に顔を埋めてミリアリアはつぶやいた。聞こえないかと
思ったが、ディアッカが優しく髪を撫でてきたところを見ると、しっかり聞こえている
ようだった。
「そういうんじゃないけど……いつ何が起こってもいいように行動する癖が身に付い
ちゃってるのかもな。……単にせっかちってことなんだけどな」
 何でもないことのようにディアッカは言うが、自分を安心させるための演技だという
ことはミリアリアにはわかっていた。
712ブラウニー11/13:2005/03/29(火) 20:11:31 ID:Z0kre4Wv
 戦争の火種は消したと思ってもくすぶり続け、いつ燃え上がるかも知れない。誰かに
とって都合のいい世界は、別の誰かにとっては不都合なのだ。
 自分が結婚しようとしている相手は軍人なのだと、改めてミリアリアは考えていた。
ましてやディアッカは士官学校出のエリート将校で、父は元プラント最高評議会議員だ。
開戦=常に徴兵の危機があることを思い知らされてしまう。
 その上大使という立場では、いろいろな情報も入ってくるはずだ。
 ディアッカ自身が口にしたことはないが、未だ軍に籍を置く彼が大使に選ばれたのは、
有事の際の経験と判断力を見込まれたからに違いなかった。
 問題は戦争だけではない。ディアッカとミリアリアの子どもは、自然に生むなら
半コーディネイターだ。差別問題もまだ解決されてはいなく、ナチュラルへの自然回帰も
プラントでは寧ろ少数派だ。大使としてのディアッカの任期が切れたとき、自分はどうする
のだろう。彼についてプラントに行けるだろうか。あのコーディネイターの世界に。自分より
優れた者たちが住まう世界に。
 ディアッカとはそこまで話し合ってはいなかった。子どもをコーディネイターとするか
どうかさえ。2人の子どもは名門エルスマン家の一員でもあるのに。
 まだ見ぬ子どもが自分に囁く。
「お母さん、どうしてお父さんにできることが、僕にはできないの? みんな言ってるよ。
僕のこと、出来が悪いって……学校の友達だって、みんなできるのに」
「しょうがないのよ、お父さんもお友達も、みんなコーディネイターなんだから……」
 ディアッカが子どもを欲しがるのは、問題を先送りにしてしまいがちな自分にも原因が
あるのでは、とミリアリアは思った。しばらく2人でいたいなんて……子どもを持つのが
怖いだけかもしれない……。
713ブラウニー12/13:2005/03/29(火) 20:12:35 ID:Z0kre4Wv
「何、考えてんの?」
 手の甲で頬を撫でられて、ミリアリアはうつ伏せの姿勢のまま、顔だけをディアッカの
方に向けた。彼はもう上から見下ろしてはいなく、ミリアリアと同じ高さに躰を横たえて、
至近距離から彼女を見つめていた。ミリアリアは柔らかく、一種妖艶とも見える微笑みを
投げかけた。長い付き合いの間にもそう見たことはない笑顔を見せられて、ディアッカは
赤くなった。何でいつまでもドキドキしちまうんだろう。
「……今日やろうと思ってた家事、全部やってもらおう、って考えてた」
「……はぁ?!」
「だって、動けないんだもん……」
「俺、3カ月ぶりのまともな休みなんだけど?!」
「知らなぁい……だいたい、あんたが悪いんでしょ」
「それはっ……まぁそうかもしれないけど……」
「洗濯でしょ、掃除でしょ、アイロンがけと……とりあえずお腹すいたからご飯かな。あと
買い物もしてぇ……芝刈りと草取りもお願い。玄関の照明、切れそうだから交換しといて。
あとレンジフードの汚れ、手が届かなかったのよね……」
「……勘弁してくれ……」
「お腹すいたぁ〜〜〜」
「わかったよ! ちょっと待ってろ」
 乱暴に布団をはねのけて、ディアッカは起きあがった。すぐ思い直して、ミリアリアに
布団をかけ直してやる。大急ぎで着替えた彼は、床に落ちていたミリアリアのエプロンを
拾い上げると、それをつけてキッチンに急いだ。ああ見えて、ディアッカは家事全般得意、
というほどでもないが、まぁまぁ無難にこなせる。軍隊仕込みの賜物だ。ザフトは良家の
子女と言えども特別扱いはしないらしい。
714ブラウニー13/13:2005/03/29(火) 20:14:54 ID:Z0kre4Wv
 エプロン、似合うんだよね。
 色気がないデザインなのは、ディアッカにも似合うのを選んでるからなんだよね。
 コーヒーせっかく挽いたのに、煮詰まっちゃってるんだろうな、あ〜あ。
 まぁいいや。サイフォンの掃除もやってもらっちゃお。面倒なんだ、あれ。
 ベッドの中で、ミリアリアはクスクス笑い出した。あまり笑うと腰に響いて痛いのだが、
何だか幸せ過ぎて止まらない。さっきまで深刻な家庭の問題で悩んでたんじゃなかったっけ?
 エプロン姿のディアッカが、寝室のドアから首を出した。
「目玉焼きっておまえ、片面だっけ?」
「片面。黄身は半熟で」
「ミルクティーに砂糖は?」
「入れなーい」
「OK、わかった」
 ディアッカはいったん首を引っ込めたが、また出した。
「ああ、それと、エロ本は捨てないからな」
「ええ〜〜〜っ」
「もうゴミの収集時間過ぎてるだろ」
 言うだけ言って、今度こそディアッカはキッチンに戻ったようだった。
 確かに言われてみればそうだ。もう昼時なのだから。まぁいいや、あんなものはいつでも
捨てられる。今は久しぶりの2人だけの時間を精一杯満喫することにしよう。
 開け放した寝室のドアから卵とベーコンが焼ける匂いがする。カーテンから差し込む太陽の
温もりに包まれながら、ミリアリアは微笑んだ。

おしまい


投下中に電話がかかってきた…悪事がばれたか。
すみません。今日はこれにて。
715名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:01:25 ID:VKh35rS8
職人方GJ!GJ!!
で、しつこいけれど中には固定カポの人もいるんで書かれた方もいますが
タイトルかまえもってカポ表記してください
716名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:21:42 ID:zqy13omW
ブラウニーさんGJ!
職人さん達色々書かれておりますのでこれからは
名前:○○×△△@□□□1/10[sage]投稿日〜のようにしてはいかがですか?
(某エロパロスレのまんまですが)
717名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:31:29 ID:jQVaJna+
ディアミリ萌え
718名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 10:20:27 ID:KPATzbki
ブラウニーさん乙です・・・!
萌えさせて頂きました!!
これからもお待ちしてますよー
719名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 10:30:26 ID:wgkt3HAE
>>715
前もってカプ表記はしてるようだけど。>>702
コテだから目につくってのはわかるけどね。自分もNGワード機能無い専ブラ使ってるし。
720693:2005/03/30(水) 10:57:15 ID:N3rfIMdH
>>719
715とかが言ってるのは、俺のことでしょう。
「名無しで空気読まずに書きっぱなし」だから。
以後気をつけます(´・ω・`)。
721名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 11:34:03 ID:kpQoSD9A
そーいやあディアッカ誕生日だったのか
オメ
722名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 17:40:32 ID:4whRktWM
遅レスですがユウカガGJ!
結婚後の初夜などをキボン・・・
723名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 18:36:03 ID:A0xLK/+E
それはユウナの脳内の話でしたオチ
724名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 19:13:10 ID:j+HI7UIE
ブラウニー氏GJです!!
ディアミリ大好きなので書いてくださって嬉しい!
725名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 22:15:30 ID:ooT0Tx6g
新参者氏キター!!
>「まさか…また…また一人でヤってるなんて…」
ワロタ。ちゃんぽんボイスで読ませていただきました。
726名無しさん@ピンキー ◆9xI21XYoxs :2005/03/30(水) 23:01:43 ID:6iCUQuvi
>>715
組み合わせ・・・自分の場合もでしょうか。

あと、内容分類については前置きはしない方が面白そうだとは思ったのですが。
それとも規格外の自分はスルーですかな。
727名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 23:51:16 ID:qV2GNoPR
前半は●●◇◇だけど、後半●●※※にするために◇◇はアテ馬です。

とかは表記した方が◇◇好きに優しいと思うけど、ネタバレしたら
おもしろくないしな。ボミョウな問題だ。
728名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 00:18:56 ID:nZ/uveqX
自分は前もってカップリング明記してくれれば
(文の最初とかに)
それで良いんだけれども。もし嫌ならスルーするし。
あんまりルールを決めすぎると
職人さんも投下しづらくなるのではと思うんだが・・・

長文すまん
729名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 00:32:11 ID:wNyKdw5n
種はただでさえカプが多いからな〜
730名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 00:40:02 ID:nImK0fdG
始まる前の予告文は無くてもそんなに気にならないけど
最後に「終わり」なり「続き」なりとか書いてくれるとありがたい。
コメントして良いものなのか分からないので。
731名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 10:18:02 ID:vE859J9l
カプ表記し、固定じゃないごちゃごちゃの場合はカプにこだわりのある人はスルーして
下さいって注意書きしとけばいいんじゃないか?
732名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 10:22:48 ID:HO/ftEib
733名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 22:58:00 ID:7fHiR7kE
497KBなので、次スレを立ててみても良い?
734名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:08:54 ID:T7mX1slZ
>>733
ヨロ
735名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 23:17:42 ID:7fHiR7kE
何とか立った…
見苦しいところは広い心で許して。

次スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112278204/
736名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 21:53:29 ID:bsY2wKKH
sage
737名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 00:15:45 ID:WBEBIx7j
>689氏 
遅くなりましたがありがとうございます。探してみます。こちらのスレでも息抜きに投下
お待ちしておりますね
738名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 03:01:02 ID:7H3u1DED
>>735
乙華麗!!

さて、移動移動('A`)ノ
739名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 10:58:11 ID:i2o/sDIa
sage
740小ネタ ◆9Xmq102tL2 :2005/04/02(土) 20:48:04 ID:oOYRWqC3
埋め埋め。
アスラン、AAに合流後、天使湯にて。

「まぁ。混浴じゃなかったけどさ。声は聞こえるね、隣」
「・・・・・・・」
天使湯は温泉風に作られているので、岩壁で間単に隔ててあるだけだ。
女風呂の方から、水音や二人のはしゃぐ声が聞こえる。
「アスラン、君さっきからずっと無口だね」
「………いいだろ別に…」
「むっつり……」
「何か言ったか?」
「いや、別に」

「カガリさんって思った通り、スタイル良いですわね〜」
「えっ!? な、何を突然! そんな事ないぞ」
「ご謙遜を。矢張り身体を鍛えてらっしゃるからでしょうか。見とれてしまいました」
「ら……ラクスだって、スタイルいいじゃないか! 色も白いし……」
「いいえ。私はただ細いだけですもの。特にそのバスト……羨ましいですわ。 ウエストも括れていらっしゃるし」
「う、うわ……!! ラクス、ちょっと!」
「きゃー柔らかい!」
「あっ…そんなとこ、さわるなぁ……!」
741小ネタ ◆9Xmq102tL2 :2005/04/02(土) 20:50:41 ID:oOYRWqC3
「……アスラン……そろそろ上がらないとのぼせるよ」
「お前、先に行け」
「嫌だよ、アスランが先に出てよ」
「俺はもう少し湯に浸かっていく」
「じゃあ、僕も」
「……!! お前! カガリは姉弟だろ! 何考えてるんだよ!」
「仕方ないじゃない! 生理現象なんだから」

「お前達のぼせるまで入ってるなんて、やっぱバカだな。しかも喧嘩したって?」
「(アスランに一方的に殴られたんだけど……)」
「…………」
カガリは、水に濡らしたタオルで頭を冷やしながら寝ているキラとアスランに呆れている。
「何をしてらしたんでしょうねぇ」
(ラクス……わざとやったね)
(矢張りカガリの胸は大きいんだな…)
一人だけ分かっていないカガリだった――
742名無しさん@ピンキー
            ,.....ノ/              ....:::`'ー-:::::::`ニ=-
           ク  l  r‐- 、           .....:::::::::::::::::::`ヽ
          /     ,>,‐-二、..................................:::::::::::::::::::::}ヽ}
          /  ...::::::::::::/     ``'‐--、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!_
         'ー、  .:::::::::l          ヽ::::}、:::::::::::::::::::::::l:::r、)
          了 ..::::::::::::L,,,,__       __}∠.}:::;/::::::::::::::|ノ ´
           /{ :::::::::::::ト|r、rテ;ミ     ´ィrテr/<ノ/:::::::::;イ
           '‐ 、 .::ヽ`''゙''"''       ''゙''"'''´イ::::::::::;イ:|
              } .::::::lヽ     !         /:::::::::::{ノく
           /.: .::::::'、     、      / ::::::::::l⌒`   
             {  :::::::::::\   -:::::-    =彳  :::::::ヽ
           \ ::::::::::r'´`>、  ̄   ,. '´ト、  ...::::::)
             `\ ::::ヽ'".:::|\__,. '´,. '"´::;> .::::;イ
           _,./}_;:ノ .:::::|  ,. -‐".::::::::::r' .:::/_」__
        ,. ‐''"´ く <´  .::::::,. ''"  ..:::::::::::::::>、Y´  `丶、
     ,. ‐''"      `))、 :/   ...:::::::,. ‐''"´ _ノ'
             /  〉'´  ......::,. ''"
                  |  ..::,. ''"

埋め立て完了ですわ、おばかさん。