双恋でハァハァするパロディスレその2

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無し
前スレ
双恋でハァハァするパロディスレその1
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064347340/l50

公式ページ
ttp://www.mediaworks.co.jp/users_s/gs/futakoi/index2.html

<保管庫>
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
2名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:26:37 ID:PXWOxOi9
|・∀・)<ヒヒヒヒヒ
3名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:29:28 ID:Gd1T0de1
>1
otsu!
4桜月ストーリー71:05/02/17 00:49:34 ID:pLX1DEUM
「ユラちゃん!」
キラがユラのところまでいくと、ユラは顔をくしゃくしゃにして泣いていた。
「無理だよ、キラちゃん!私…笑ってなんて…そんなの無理…。」
「ユラちゃん…私も、同じだから…。でも…でも…」
「キラちゃん…」
「あの人が、帰ってくるまで待つしかないよ…寂しいけど。」
だいぶ走ったのか、街並みで駅は見えなかった。自分も、涙を必死でこらえている…。
「…帰ろう…」
「…うん…」
二人が歩き出すとドンッと誰かにぶつかった。
「あ…ごめんなさい…」
「ああ!?どこ見て歩いて…おっ?」
見ると、いつぞや出くわした不良たちだった、しかも前回より人が多い。
「あ…」
「ん?へへっ前に会った女じゃねぇか、何で泣いてんだ?」
「俺達が遊んでやろうか?」
「キラちゃん…どうしよう…」

「大丈夫かな…二人とも…。」
紅は駅に向かって歩いていた。やはり二人が心配だった。
「…あれなら、大丈夫かもしれないけど…おや?」
紅の目にキラ達が映った、当然そこにいるのは二人だけではない。
「くそっ!」
5桜月ストーリー72:05/02/17 00:51:25 ID:pLX1DEUM
「へへへっ…いいじゃねぇかよぉ!」
「いやです!」
一人がユラの腕を掴もうとしたとき
ドガッ!
「ぐっ!」
何かが飛んで来て不良の顔を直撃した。
「なんだこ…ぐはぁっ!!」
その直後、ユラとキラの後方から人が飛び出し、思いっきり飛び蹴りを決めた。

「…二人に…触るな…!!」

「!!」
ユラとキラは言葉を失った、そして、目から一筋の雫が落ちた。
―もう、見ることが出来ないと…覚悟さえした、その顔…
「二人とも…大丈夫ですか?」
「蒼君…どうして…?」
「いや…まぁ…ごめん。」
蒼は、あははと頬をかいた。
「とりあえず、今はここをどうにか切り抜けるのが先決ですね。幸い、人もあんまりいませんし。」
「こいつ…この前のやつじゃ?」
「こ…このお!!」
一人が殴りかかってくる、しかし、それを交わして頭部へ見事なハイキックを決めた。
「…これでも、やりますか?」
蒼は、残った不良たちを睨みつけた…。実は蒼、喧嘩は“しない”と言うだけで、“弱い”と言うわけではない。
「ちっ…ちくしょう!」
不良達は、気絶している二人を抱えて逃げていった。
6桜月ストーリー73:05/02/17 00:54:00 ID:pLX1DEUM
「……」
蒼はユラとキラを見た。二人は下を向いて震えていた…。
「え…と。」
何か言わなければ…と考えていると、
「「蒼君!!」」
急に二人が抱きついてきた
「うわっ…」
不意にそうされたので、蒼はバランスを崩して体が後ろに傾いた。
「おっと…。」
それを、紅が後ろから支えた。
「紅…。なんでここに?」
「二人が心配だったし、もしかしたらと思って。話し方、戻ってたし。頭は、冷えたのか?」
二人はふっと笑った。
「よかったぁ…」
「嘘じゃないよね…ここにいるんだよね…?」


蒼は一度は電車に足を踏み入れた。
「(ユラさん、泣いていましたね…。)」
蒼は再び考えた、自分は何をしているのかと。
二人は、自分の気持ちを伝えてくれた…きっと、不安だっただろう。
それでも、気持ちを伝えてくれた。なのに自分は自分は何をしているのだろう…。
自分は逃げてるだけだ…あの時も、そして今も…。
「…そう逃げてるだけ…二人から…自分の気持ちから!」
蒼は閉まる寸前のドアから駆け出して、二人の元へ急いだ。
7桜月ストーリー74:05/02/17 00:55:27 ID:pLX1DEUM
ユラとキラは蒼の胸に顔を埋めて泣いていた…暫くは離してくれそうにない。
「そのままで良いです…そのまま聴いてもらえれば…。」
蒼は、いったん深呼吸をした。
「二人は…俺の事を好きだって言ってくれました、でも…俺はユラさんかキラさんかどちらかだけを好きなんて言う事は出来ません…。
 本当は…決めないといけないのかもしれないけれど、まだ良く分からなくて、まだそんな勇気もありませんから…。
 だけど…いえ、だからこそ、今の気持ちを素直に伝えます…。」

―俺は、ユラとキラ、二人の事が好きなんです…。

「「……」」
ユラとキラは、蒼から離れて顔を上げた。その顔には笑顔が浮かんでいた。
「ありがとう、蒼君…。貴方の正直な気持ちが聞けて…うれしい…。」
「ごめんなさい…あやふやなままで…。」
「ううん、とってもうれしい…だって、好きって言ってくれたもの…。」
「それに、私達も…まだ、どちらか一方だけ…とか言うのはまだ…。」
「今は…二人一緒に貴方の側にいられたらって思うから…でも、二人じゃ迷惑?」
蒼は首を横に振った。
「いえ、そんな事はありませんが…。」
「二人支えるのが大変だって言うんなら…少しぐらいは、手助けできるぞ、蒼?」
後ろいにいた紅が、笑いながら言った。
「うん!私達は、蒼君のことが好きだけど…やっぱり…四人の方が楽しいと思うし…。」
「だから、紅君も一緒にいてほしいな…。」
「…それはまた注文の多い事で・・・」
紅は苦笑いをした、これは、俗に言う我侭と言うものではないかと…その後まあいいかとそっと頷いた。
「いづれ…こた…」
「「ストーップ!」」
蒼の言葉をキラとユラがさえぎった。
「その先は…またそのとき言ってくれればいいから…」
「いまは、二人一緒に、貴方の側にいさせて…?」
「…」
蒼は無言のまま微笑んだ。
8桜月ストーリー75:05/02/17 00:56:33 ID:pLX1DEUM
「ん〜さっきはああ言ったけど、冷静に考えると、俺って邪魔だよな…?」
「さっき言ったよ、四人の方が楽しいからって…ね?」
「そうでした…。」
紅は軽く両手を上げた。
「(きっと、今は、好きだから側にいてほしい…ただそれだけ。
 恋人になりたい…とかそんなのじゃなくて、一緒にいたい、そう思っているんだろうな。
 キラちゃんもユラちゃんも…そして、蒼も…俺も…。)」
「三人には迷惑をかけてしまいましたね…」
無事ことは済んだと言ってもその事実が消えたわけじゃない。
「ううん…もういいの、でももう二度とあんなこと言わないでね?」
「でも、次にあんな事言い出したら…ね?」
ユラとキラは顔を見合わせてウフフと笑った。
「何を考えてるかは知らないけど…お前、暫くあの二人に逆らえないな…。」
「…かもしれませんね…。」
あの2人が、何か命令してくる事は無いと思うが…でも、頼まれたりしたら確実に断れない。ことわった事は無いけど今まで。
「じゃあ、帰ろうか?」
「うん、そうしよう…あ…」
ユラとキラは蒼の方を見た

「「私達、二人一緒にあなたの側にいたい…」」

「だけど…私は桜月キラで…」

「私は…桜月ユラ…だからね?」

二人が言いたい事を察したのか、蒼はゆっくり頷いた。

いずれ…必ず答えを出さなければいけないときが来る、本人達望まなくても。
だからその時までは、自分達のわがままを通してても構わないだろう…。
必ず…答えを出さなければいけない時は来るのだから。
9桜月ストーリー76:05/02/17 00:59:08 ID:pLX1DEUM
4人は家への帰路へついていた。
キラと紅が話してその後ろから蒼とユラがついていっていた。何だかんだ言っても、キラは紅のほうが話しやすいようだ。
「ユラさん…ありがとう。」
「どうしたの、急に?」
「君が駅でああ言ってくれなかったら、もしかしたら…ここにいないかもしれませんね。」
「私…あんな事言っちゃって…今考えるとすっごく恥ずかしい…。」
ユラは両手で口を覆った。
「ありがとう…ユラ。」
その言葉と、表情にユラの鼓動が高鳴った…
「蒼君…。」
「はい?」
蒼がユラのほうを向くと、どこか、うっとりとしたようなユラの顔が間近にあり、
「!」
ユラの唇が自分のそれに押し付けられた。
「…えへへ…。」
ユラは照れくさそうに笑って二人のところへ走っていった。
「…ユラさん…?」
見ると、ユラがキラに抱きついて、騒いでいる…何だったんだろうと呆けていると
「「何してるの〜、置いて行っちゃうよ〜!」
ユラとキラの声が当たりに響いた。蒼は、戸惑いながらも三人のところへ急いだ。
10桜月ストーリー77:05/02/17 01:00:52 ID:pLX1DEUM
数日後、
「早くしないと遅刻しちゃうよ!」
「先に行っちゃうからね…!」
キラとユラがドアから駆け出してきた。続いて、紅と蒼が出てきた。
「鍵は…これでよし。」
「なあ、蒼…」
「なんですか、いつに無くまじめな口調で。」
紅は蒼の頭を軽くこづいた。
「前、話した事があったよな…なんで、俺達双子だったんだろうって。」
「その事ですか…あの時は、そんな事考えてましたね…。」
「でも、今なら分かる気がする。」
「…そうですね…。」
自分達が双子として生まれてきた理由…きっとそれは

―…桜月キラ、桜月ユラ…二人の為―

紅と蒼は軽く笑ってキラとユラの後を追った。
11投稿者:05/02/17 01:18:34 ID:pLX1DEUM
一応書き上げました…ダメだ、最後を上手く書けなかった…未熟者です。
とりあえず、あとがき…と言うより言い訳?になるかもしれませんが、

この段階では、まだ「二人一緒に」です。
一時期はキラかユラかにしようと思ったのですが、結局この形に。
蒼の答えが出ていないところ(二人が好きと言う答えが出ていますが)、なんかアニメと似てるなぁと思いながら…。
ただ、中にかいてある通り、蒼は必ずキラかユラかを選ぶことになります。
その辺りは、高校編と言うのが頭にあってそこではっきりさせてるのですが、それを、書くかどうかは微妙です…。
まあ、書かなくても、蒼がどちらを選ぶのかは分かっていただけると思いますが。

蒼を中心にして書いたため、紅がいまいち光りませんでした。
本来は、もう少し紅に関して色々なエピソードを作るつもりだったのですが、話が長くなる上にややこしい事に。
結局、紅の方はどちらを好きなのかがはっきりしないまま終わってしまいましたが…。

キラとユラは、ちゃんと描かれていたかどうかは自信うすですね…。
ゲーム一週やっただけじゃいまいち掴みきれないところもあったので…。

あとは、最後の不良に絡まれているシーン。
あのまま、何事も無く蒼を登場させてもなんか間抜けなので、何かハプニングがほしいなと…
不良は一回出てきてるんですが…あんな可愛い子が歩いてるんです、絡まれないわけが無い!ってことで。

最後に、本来はこの後に蒼がどちらかを選んだかが分かる場面を書いてるのですが、
間がすっぽりと抜け落ちてしまってるので、かなり不自然なものになってしまいました。
いま、乗せるかどうか悩んでいる最中です。

批評等ありましたら、遠慮なく言ってください。
それが向上につながるので。
12名無しさん@ピンキー:05/02/17 02:32:46 ID:Dr4piWIz
>>4-11
内容は、良かったですよ。
また、続きを期待しています。
13名無しさん@ピンキー:05/02/17 03:17:30 ID:EWvXc2Uk
>>11さん、お疲れ様です。
紅は紅で別の双子と…なんて、勝手な想像してたりします。
さすがにそれはないか…
14名無しさん@ピンキー:05/02/17 03:22:33 ID:Dr4piWIz
前スレの>>1さんが
戻るまで、即死防止
させとかないと。
15名無しさん@ピンキー:05/02/17 12:27:52 ID:uZnx7Xd2
改めて聞こう。
俺は次のうちどれを優先すべきだ?

1・桃衣姉妹ネタ続き
2・日替わりハーレム
3・その他の何か

もしかしたら今晩辺り携帯からアゲるかもと言ってみる
16名無しさん@ピンキー:05/02/17 12:31:34 ID:Dr4piWIz
保守
17名無しさん@ピンキー:05/02/17 12:41:55 ID:Dr4piWIz
>>15
前スレの1さんが戻るまで
スレを維持する方向で
お願いします。
できれば2番
18名無しさん@ピンキー:05/02/17 17:56:23 ID:Qe3Hjdcm
2
19名無しさん@ピンキー:05/02/17 20:28:17 ID:xv7zKQuP
同じく2番
20名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:19:36 ID:e7M/xfUV
    ∧ ∧___  >>1さん スレ立てお疲れ様ですー♪
   /(*゚ー゚) /\
 /| ̄∪∪ ̄|\/
   |        |/
21名無しさん@ピンキー:05/02/17 23:31:41 ID:pLX1DEUM
>>15
一通りアゲて見ては?

…ごめんなさい、冗談です。
22んじゃ二番のさわりの部分をあげてみるか:05/02/17 23:44:05 ID:uZnx7Xd2
「・・・・」
『・・・・』

妙に静かな雛菊家のリビングには、今現在十三人の女性陣と一人の少年という世にも奇妙な人数構成が出来上がっていた。

「・・あの」
「どうしたの葵ちゃん」「逃げようなんて思ってないよね?」

少年−篠田葵−は、秒の単位で自分の言葉をかき消した幼なじみたちをちらりと見る。

・・目が笑っていない。ひしひしと身体全体で感じるプレッシャーは、間違いなくこの二人が放っているのだろう。
女は怖いぞ・・・いつか本で読んだそのセリフが、彼の頭に鳴り響いた。
23んじゃ二番のさわりの部分をあげてみるか:05/02/17 23:55:53 ID:uZnx7Xd2
そもそも何故こんな状況になったのかが葵には理解しきれなかった。
周囲にいる女性陣を大まかにあげていけば、幼なじみの一条姉妹・お嬢様の桜月姉妹・後輩の白鐘姉妹・一つ年上の千草姉妹・従姉妹である雛菊姉妹・幼なじみのお姉さんたちである桃衣姉妹・雛菊姉妹の母親のみやび。
(僕、悪くないよね?)
心の中で呟いてみるも、当然答えはない。
はぁ、と彼が十数回目の溜息をついたとき、不意にみやびが立ち上がった。

「私たちが日替わりで葵くんを愛してあげるのはどうかしら?」
「みやびさんっ!?」

葵は驚きのあまり声をあげてしまった。
日替わりで愛するという意味が分からないほど純粋ではないのだ。

「でも、葵くんならこれからもっと沢山の女の子を籠絡することも出来そうだし・・・」
「私たちに溺れさせて周りを見えなくするってことね?」
「そんなこと・・・」

ない、と言い切れない。それが彼が彼である所以なのだが。
24んじゃ二番のさわりの部分をあげてみるか:05/02/18 00:09:37 ID:UdcbV3yK
そもそも、今日この場にこれだけの女性陣が集まったのも葵が本当は誰が好きかをはっきりさせるためだ。
これから一週間、一日ずつ彼と夜を共にすることで少しでも彼の意識をはっきりさせられれば、というみやびの考えはすぐさま受け入れられた。

「じゃあ、私とユラちゃんが月曜日ね」
「葵くん、よろしくね」
桜月姉妹が先ず口を開いた。

「じゃあじゃあ、るるたちは火曜日ねーっ♪」
「うんうんっ」

続いて雛菊姉妹。どうやら早い者勝ちみたいだ。
「なら私と双樹は水曜日にするからな」
「お兄さん、よろしくお願いしますね」

白鐘姉妹は水曜日のようだ。

「私と愛は木曜ね♪」
「おねーさんにおまかせなさいっ♪」

やたら嬉しそうな桃衣姉妹。

「じゃ・・じゃあ、私たちは金曜日で・・・」
「葵さん、お手柔らかに・・・・」

やはりビクついている千草姉妹。無理もないか。
「なら私と薫子が土曜日だね」
「絶対に負けないよっ」
妙に意気込んでいる一条姉妹。

「日曜日は私ですね」

最後に微笑むみやびさん。だが、その微笑みの中に艶が感じられた。
25んじゃ二番のさわりの部分をあげてみるか:05/02/18 00:15:08 ID:UdcbV3yK
「あの、僕の意見は?」「言える立場なの?」

一応抵抗してみるが、菫子に返され葵は黙る。

「じゃあ、来週の月曜日からだね」
「私たち絶対に負けないからね!」

話し合いが終わったらしく、和気藹々とした雰囲気に包まれる雛菊家のリビング。
だがそんなものとは無関係に、葵はテンションの下がりを感じていた。



ていうかみやびさん人妻なのにいいのか?
26んじゃ二番のさわりの部分をあげてみるか:05/02/18 00:15:52 ID:UdcbV3yK
とりあえずここまで。
27名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:27:49 ID:k5NHZZ1v
>>22-26
主人公は、もしかして
総受けのM男君ですか。
28名無しさん@ピンキー:05/02/18 00:42:51 ID:WdNRzQgc
八方美人だろう

29名無しさん@ピンキー:05/02/18 03:22:16 ID:k5NHZZ1v
私ら極悪非道の一条ageシスターズ!
今日もネタもないのにスレをageてやるわ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ノヽ_V_       _V_    age
 / , ´   ヽ    , ´   ヽ    age
(  i イノノ)))〉    ((( イ)))ii.     age
  ヽ lヽ|l゚ ヮ゚∩ ∩|l ゚ ヮ゚ノリ   age
  (つ {Y} 丿    ( {Y}⊂)
    く/_|〉      l/_|>
    し(_)     (_)J
30名無しさん@ピンキー:05/02/18 20:15:12 ID:k722rND/
これは外出でつか?
【やらしさ2倍】2人一緒のエロ画像【双恋】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1100537075/l50
311さんの代理:05/02/19 00:30:32 ID:7HKOj5MM
>>30
別に、外出でないけど 双恋の
関連スレをはってないだけです。
32名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:27:55 ID:7HKOj5MM
双恋の関連スレをこのスレに、
貼った方が良いですか。
33名無しさん@ピンキー:05/02/20 03:23:38 ID:7ntTTkAs
ほしゅ
34名無しさん@ピンキー:05/02/20 10:18:15 ID:qwAP1INH
ホシュ
35名無しさん@ピンキー:05/02/21 11:19:40 ID:im7xGj9c
捕囚
36リバースサイド・キラ 4:05/02/22 19:28:46 ID:g255MYJ7
 キラは家に向かう車の中、今日の出来事を思い返していた。 彼-少年との二人っきりの秘密のデート。 
【 二人一緒じゃダメですか? 】
 初めて彼に出会った日、キラは妹のユラと一緒に少年にそう告白して以来、ほとんどいつも3人一緒だった。  それなのに今日は
(二人きりで逢っちゃった…。 ユラちゃんに内緒で)
 キラの心中は複雑であった。 楽しかったという思いとユラに対する後ろめたさと。 
(今日のこと… ユラちゃんには言えないよね…。 やっぱり彼の言う通り内緒にしといた方が良いよね…。 でも…)
 キラは胸に手を当てた。
(どうしよう…。まだ胸がドキドキ言ってる…)
 それが今日のデートの余韻なのか、それともユラに対する後ろめたさなのかキラ自身も分からなかった。 
(でも…、やっぱり楽しかったな今日のデート。 あと、キス…しちゃったんだよね。)
 別れ際のあの時少年が見せた申し訳なさそうな表情。 その顔を見た時無性に愛しい気持ちがこみ上げて、自分達の事で思い悩む少年の気を紛らわしてあげたいと思い…
(フフ…可愛かったな、あの時の彼の驚いた顔。 あんな彼の顔見たの初めて。 そう、初めてなんだよね…。 ユラちゃんも見たこと無い表情…。)
 自分だけが知ってる彼の貌がある。 そんな思いがキラのなかに優越感に似たもの、そして後ろめたい気持ちを抱かせる。
 ユラに悪いと思いながらもキラは思った。
(また二人っきりで逢いたいな…)

※前742-744の追加分
37リバースサイド・キラ II 1:05/02/22 19:30:18 ID:g255MYJ7
 期末試験も終り夏休みを目前に控え、1学期も残り僅かとなったある晴れた日。 カフェテリアのオープンテラスにキラと少年は居た。
 この日ユラは用事が有った為、キラは少年を買い物に誘った後カフェテリアでお茶をしてたのである。
「ねぇ。 今更だけど、こういうのってやっぱり良くないと思うの。」
「そうだね。 確かに何時までもこのままってのはマズいかもね。」
 キラの語り掛けに少年は答えた。
 少年はキラとユラ、双子の少女両方と付き合っていたのだが時折こうして二人っきりで逢ってた。
  内緒のデート、秘密の時間。 キラと少年はユラに悪いと思いながらも、3人で逢う時とはまた違う二人っきりの時間を楽しんでいた。
 だがそれはあくまでも3人での関係に影響が出ない前提での事。 気が付けば3人での出会いに支障をきたしかねない不安を抱く事があった。 あやうく二人っきりで逢ってた時の事を口走りそうになったり、ユラそっちのけで話を進めてたり。
「ねぇ。 そう言えば貴方、まだユラちゃんとはキスしてないんだよね。」
「うん。 そう言われてみればそうだね。」
 あの日初めて二人っきりでのデート、そして帰り際に交わした初めてのキス。 あれ以来少年はキラとは何度もキスを繰り返していた。
「でね。 やっぱり貴方はユラちゃんともキスをすべきだと思うの。」
「え? う、うん。 やっぱりそうした方がイイかな?」
 少年は少々戸惑いながら答える。
「勿論よ。 だって貴方は私たち二人と付き合ってるんだから。 よ〜し、そうと決まれば早速…。 あ、でもその前に…」
 キラは少年に向かい悪戯っぽくウインクしながら言った。
「ユラちゃんの方は初めてなんだから、いきなり舌なんか入れちゃダ・メ・よ 。」
「な…?!」
 少年の顔が見る見る赤くなる。
「チョ、チョット待ってよ!! 初めて舌入れてきたのも、いつも舌入れてくるのもキラちゃんの方からだろ!?」
「アハハ。 そう言えばそうだったっけ?」
 あっけらかんと答えキラは笑った。
「それより話を続けましょ。 もうすぐ夏休みで、入ってすぐ夏祭りがあるでしょ。 それでね…」
38リバースサイド・キラ II 2:05/02/22 19:31:27 ID:g255MYJ7
 そして夏祭り当日。 夜も更け夜空には花火が打ち上げられ始めた。 3人は並んで、次々と夜空に咲く色とりどりの花火に魅入っていた。
 やがて花火が止むと 打ち上げ音と共に観客の喚声も収まる。 祭の喧騒も収まり始めた頃、少年はユラの肩をそっと抱いた。 ユラは少年の顔を見上げた。 少年とユラの視線が交わる。
「ホラ、ユラちゃん。 こういう時は目を閉じるのよ。」
 何時の間にかユラの背後に回ったキラがそっと囁いた。
「う、うん。」
 キラの意図を察したユラは促されるまま瞳を閉じた。 胸の鼓動が激しく高鳴る。 頬はほんのりと朱に染まり始め、緊張の為に体はかすかに震え始めた。 
 少年は両腕でそっと震えるユラの肩を抱き、顔を近づける。 キラは固唾を飲んで二人を見守っている。 二人の顔と顔が近づき、唇と唇があと数センチで重なりそうになった。 だが…
「イヤ!」
 その声に少年とキラは驚いた。 そして声を発したユラ本人も…
「え… あ、あの…、ごめんなさい。 ど、どうして私…。」
 少年はキラの恋人であると同時にユラにとっても恋人であり、それも転校してまで逢いたかった相手である。 そんな少年とのキスを望みこそすれ拒む理由など無い筈。
 それなのに何故拒んでしまったのかユラは自分自身でも分からず困惑していた。
 ユラは申し訳なさで今にも泣きそうである。 そんなユラを見かねてキラが口を開く。
「ア、アハハ…。 ユラちゃん初めてなんだもの。 チョット緊張しちゃったんだよね? それにユラちゃん昔っから私と違って、とってもシャイで恥かしがり屋だったから。」
「そ、そっか。 そうだよな。 じゃぁまた今度日を改めて… と言う事で、ね。」
 キラに続き少年も口を開く。 顔には困惑と少し残念そうな表情を浮かべながら。
 ユラは申し訳無さそうにただ黙ってうつむいていた。
 結局その日のデートはそのまま解散。 少し気まずい雰囲気のままそれぞれは帰路についた。
39リバースサイド・キラ II 3:05/02/22 19:33:28 ID:g255MYJ7
「ゴメンね…。 キラちゃん。 折角キラちゃんが私と彼がキス…出来るように取り計らってくれたのに。 彼にも…とっても申し訳ないこと言…。」
 申し訳無さそうにユラは口を開く。
「ううん。 気にしなくていいのよ。 彼も怒ってはいないみたいだし。 …ビックリはしてたけど。 それにね、キスはちっとも怖い事じゃないのよ。 とってもキモチイイんだから。」
 キラは微笑みかけながら話し掛け慰める。
「ち…違うの、キラちゃん。 何て言ったらいいのか分からないけど…、あのままキスをしたら何か大切なものを無くしてしまいそうな気がして…。」
 今にも泣きそうな声でユラは言った。
「え…?」
 この言葉にはキラも一瞬意味がよく分からず困惑の表情を浮かべる。
「あ…。 う、ううん。 何でもないの。 私ったら何言ってるんだろう…。 ゴメンね変なこと言って。 今言った事は忘れて…ね。」
 だがキラはその言葉が後々まで気になった。
(大切なものを無くす…? 一体どういう意味でユラちゃんあんな事を?)

 それからというものユラは彼との接触を避けるようになった。 夏休みの間と言う事もあったが、キラが誘っても行こうとしないのである。 本人いわく、申し訳なくて顔が会わせられないのだと。
40前スレの695:05/02/22 19:38:55 ID:g255MYJ7
続きが出来たんで投下しました
順番的には
序章→ピアノ編→リバースサイド・キラ→梅雨編→キラII
になります
41名無しさん@ピンキー:05/02/22 19:55:08 ID:/xgT9yPn
良いです!良いです!!
とにかくそれを連呼するしかないぐらいに!
今後が、すっげぇ楽しみです。
42名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:22:43 ID:91zEf151
>>1の保管庫落ちてる?
43名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:25:58 ID:/xgT9yPn
いや、行けたが…
http://s1.artemisweb.jp/sslibrary/
44名無しさん@ピンキー:05/02/22 22:35:31 ID:91zEf151
ごめん普通に行けた、サンクス
45名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:29:46 ID:gIPMt0sH
やべぇ涙出てきた
46甘い誘惑:05/02/24 00:40:25 ID:3goP90hl
『俺は…薫子ちゃんと…菫子ちゃんのことが大好きだ…誰よりも…愛してる…』
そう言ってから、だいぶ経った。高校に上がってからも三人の関係は続いている。
薫子ちゃんと菫子ちゃん、二人とも成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗、品行方正。
俺なんかが恋人でいいのかなって思うくらい素敵な子達。
ま、俺だってそんな二人に負けたくなくて、いろいろ頑張ったから前よりは良くなっている自身はあるけど。
まだ、二人には適わないかな…。でも、そんな二人も今時の女の子なんだなって思う時がある。
今時の女の子?そりゃ…ああいう事に興味があったりとか?
47甘い誘惑 2:05/02/24 00:42:59 ID:3goP90hl
「ダーリーン!」
「一緒に帰ろう!!」
靴箱で靴を履き替えていると、二人がやってきた。ま、やって来なくても待ってたけど。
いつもなら、三人とも部活があるのだが、テスト期間のため休みだ。
三人で歩いていると周りからの視線が非常に気になるが、もうそろそろ慣れてきた。それに、

「おにいさ〜ん!」
「遅かったじゃないか、双樹を待たせて…」
「ごめん、二人とも…。ところで、待ってくれてたのは…双樹ちゃんだけ?」

ふと見ると、校門の所で同じように双子の女の子と一緒にいる奴がいた。
結構話題になっている人物。アイツも双子の子と付き合っているらしい。まあ、俺には二人がいるから。
「本とに、この辺り双子が多いよねぇ。」
「うんうん、この前も双子同士のカップルに出会ったし。」
「へぇ、いるんだ。双子同士なんて。」
「男の子達の方、二人ともかっこよかったねぇ!」
「女の子達も、お嬢様って感じで、色違いのリボンをつけて!」
「ふぅん…」
48甘い誘惑 3:05/02/24 00:43:59 ID:3goP90hl
立場的には他の男をかっこ良いと言ってる二人を見るのはなんとも複雑な気分だが、こういう時二人は必ず。
「「でも、私達のダーリンにはかなわないかな?」」
「ん〜、そりゃ最近は自分に磨きをかけてるって言うか、男を上げようと頑張ってるけど?」
「あははははは!ダーリン、鼻大丈夫?」
「天狗みたいに伸びてるんじゃない?」
でも、実際問題、高校に入ってからいろんな事女子に聞かれたり、一度告白された事もある。
もちろん、断りましたとも…。ちょっと切ないけど。(笑)
こう見えて、二人ともやきもち焼きだからなぁ…前に、一緒の係の子と仕事の関係上一緒に歩いていると、
その様子を見ていた二人に質問攻め…微妙に被害妄想入ってるんじゃないかって思うくらい…。
ま、それも恋人の特権と言えば特権かな?
「ねぇ、ダーリン?テスト勉強どうするの?」
「いつもみたいに、スタディーロンリネス…かな?」
「だったら!私達の家に来ない?泊りがけで!ね?」
二人の目がやけにキラキラしている…
「また、お父さんと、お母さんはどこかに?」
「そうなの。薄情な親よねぇ…可愛い娘達を置いていくなんて!」
「でも…そのおかげ、私達はダーリンと甘い夜を…!」
「うん…別に構わないけど。」
「「やったぁ!」」
「でも、明日からね。…(今回はどうやって切り抜けるかな…)」
49甘い誘惑 4:05/02/24 00:45:22 ID:3goP90hl
一条宅
「いよいよ…明日ね!」
「今度こそ愛しのダーリンと!」
話は一月ほど前にさかのぼる、丁度この年頃の子はそう言う話に花が咲いたりする事もある(あるのか?)

「一条さん達、同じ人と付き合ってるって本当。」
「えへへ…実は。」
「でもそれって、二股じゃないの?」
「ううん、そんなのじゃないのだって私達から言い出したことだし…。」
「へぇ…それで…」
「「「その彼氏とはもうやっちゃったの?」」」
ブハッ!
丁度、二人ともお茶を口にしたところで、その様子はコメディータッチでしか描けないだろう。
「…どうなの?ねぇ!」
「そんないきなり///!」
「やっちゃった…だなんて…。」
「あれえ…その反応やっぱり?」

実は…私達二人ともまだバージンです。
だって!ダーリンたら夏祭りの夜は適当にはぐらかしちゃうし!それからも、何度かチャンスをねらったけど…。
『お休みのキスじゃダメ?』
とかで誤魔化しちゃうし…まあ、あれはあれで嬉しかったけど…。またしてくれないかな?
ダーリンって照れ屋さんだから…それとも、女の子の方から言い出すのが変なのかな?
「私達…いつでもオッケーなのにねぇ?」
「肝心のダーリンが…。」
二人はハァッと溜息をついた。
50甘い誘惑 5:05/02/24 00:46:43 ID:3goP90hl
翌日
「「いらっしゃい!私達のスイートダーリン!!」
「…お邪魔します。」
二人を見ると、首周りの大きく開いた長袖シャツにスカート、なんかいつもより薄着な気がする。まあ、もう秋だけどまだ暖かいから。
そう言う自分も、Tシャツにジーパンだし。けど…
「こっちこっち!」
「エヘヘ!」
そう言いながら二人とも腕に絡み付いてきた…二人の柔らかいものが腕に押し付けられる…。
まあ、これ位ならいつもだから…。でも、ここから先が少し違った。

「じゃあ、何からする?」
「そうだね…化学は自信あるから…やっぱり英語かな?」
「それじゃ、レッツ!お勉強!!」
どうせなら、最後まで英語にしようよ薫子ちゃん。
勉強中はいたって普通、ただ、二人は自分の正面にいるからなにかの時に身を乗り出すと、
大きく開いた首周りから…(以下略)その時、目のやり場に困るぐらいだった。
51甘い誘惑 6:05/02/24 00:47:44 ID:3goP90hl
―二時間後

「ん〜そろそろ休憩しよっか?」
「そうだね、お茶入れてくるね。」
「ダーリンは座ってて。」
そう言うと二人はそれぞれお茶とお菓子の準備をしに行った。…あれ、今一瞬アイコンタクトしてなかった?
気のせいかな…と思ってると。
「隣に座っていいかな?」
「いいけど?」
二人がお茶とお菓子を持ってきて、横に座った。
「ハイどうぞ…」
「ありがとう、二人とも…。」
とりあえず、三人でお茶を飲んで一息ついた。自分のカップが空になったので、ふと横の薫子ちゃんに目をやる…
「…!!」
何故か薫子ちゃんは体育座り…スカートなので当然見えてる…色はWhi…(以下略)
「?」
視線がくぎ付けになりそうになるのを何とかこらえて視線を戻す…菫子ちゃんから言ってもらおうと思って、そちらに眼を向けると…
…同上、ちなみに色はやっぱり(以下略)
「どうしたのダーリンッ?」
ここは言うべきだろうか…て言うか今菫子ちゃん、「?」マークで聞きながら顔は笑ってなかったか?
「ええと、いやあ…。」
「何でこっち向いてくれないのかな?」
絶対わざとやってる…この二人…。
「こっちから行っちゃおうかな…?」
そう言うと、二人は四つん這いになって近づいてきた。
当然、横を見れば大きく開いた首のとこから…(以下略)
「さて!そろそろ始めよう!!」
多少強引に休憩を終わらせ、テキストに視線を向けた。
「「もう!」」
不満げな二人の声があがったが無視!
52甘い誘惑 7:05/02/24 00:49:30 ID:3goP90hl
数時間後…
とりあえず勉強も済まして、夕食も取って二人は今お風呂に入ってる。
「「一緒に入らない?」」
なんて、言ってきたが当然却下!男としては嬉しいシチュだが…その覚悟はない。
ふと顔を上げると、写真が目に入った。小さいころ三人で映っている写真だ。
「懐かしいな…。」
三人ずっと一緒に遊んでたころ…ただ、三人でいることが楽しかった…。
まさか、彼氏彼女になるなんて思ってもいなかった…。自分は、二人の事を友達としてしか見ていなかったし。
「でも…今は…」
「何見てるの?」
「昔の写真?」
二人の顔がすぐ横にある…さすがに驚いて後にとびのいた。
「あがったら、そう言ってくれる?驚くから…。」
「だって、驚かそうと思ってたんだも〜ん!」
「ねぇねぇ、お風呂上りの私達どうかな?可愛い?」
おそろいのパジャマを着て、ほんのりと紅くなったからだ、濡れた髪…。
これでどきっとしない男は…秋葉原辺りに大量にいるか…まあ、普通の男子ならまずない。
「ん〜、いつもを1000だとしたら、1100ぐらいかな?」
「え〜…たったそれだけなの?」
「いつもの二人がそれだけ可愛いってことだよ。」
「やだぁ、もう!」
二人はじっとこっちを見つめる…なんだろう
「「私達…おいしそう?」」
…はい?今何といったんですか?おいしそう?って聞こえたんですけど…。
「だから…食べたくならない?」
「何を…」
「私達を…。」
「……あ、次、お風呂入ってきます。」
こういうときは即時退散…何度も言うが、俺にそんな覚悟はない!
「あ〜あ…また逃げられちゃった…。」
53甘い誘惑 8:05/02/24 00:51:14 ID:3goP90hl
「ふぅ…二人ともどういうつもりって…どうしちゃったのかな…。」
いつも、腕を組んだり抱き締めてくる程度なのに、今日のはちょっと過激だ。
「…あとで…きけるかなぁ…。」
どうでも良いけど、今自分が入ってるのは二人が入った後の浴槽で、
「……すぐにあがったほうが良いかな…?」


「お風呂ありがと。」
とりあえず、風呂から上がって、居間へと歩いていった
しかし、このとき最大の失敗があった、いつもの感覚で居た自分が馬鹿だった。
「!」
二人の視線がこっちに固定されている…しかも、なんかうっとりとしてるぞ…
自分の格好を整理すると、
・ジーンズパンツ
・首にかかってるバスタオル (以上)
つまり、○女子のBL同人誌にありそうな、男のお色気(?)シーンそのものだった。
「ダーリン…」
二人がじりっじりっと近づいてくる…。
「え…いや、これはその…。」
「そういうことだったのね…。」
どういうことだ、と考える暇もなく二人が飛び掛って…もとい、飛びついてきた。
「うわあっ!ちょっと、二人とも!!」
二人が乗っかって体を撫で回してくる…二人の息使いが良く聞こえる。
「ダーリンってば…女の子にこんな事させるなんて…。」
「そんな格好見たら私達…我慢できなくなるじゃない!」
二人は顔を真っ赤にしながら、ジーパンのベルトに手をかける
54甘い誘惑 9:05/02/24 00:53:29 ID:3goP90hl
「ちょっと、まったー!!」
思いっきり体を起こして二人をどかす。
「え…なんで…?」
「だからさ…こういう事は…。」
「「私達、そんなに魅力ない!?」」
一瞬しんとなる。
「そう言うことじゃなくて…。」
「私達の事嫌い…?」
「別れたほうが…いい?」
何でそうなるかなぁ…と思いつつ二人を見る。
「そうじゃなくて、やっぱり…その、女の子の初めては…ね…」
「それって…ダーリンがいつか私達のところからいなくなるから?」
「だから…こういう事は出来ないってこと?」
不安なのか…てか、俺そんなに二人をないがしろにしたっけ?
「ダーリンは知らないと思うけど…結構女の子から人気があるんだよ?」
「最近、勉強もスポーツも出来るようになって、見た目も…急にかっこよくなったし…。」
…そんな話二人からは始めて聞いたな…でも、二人とも気にしてくれるんだ…。大丈夫、俺は二人しか眼中にないから。
「エッチな事、してから本当の彼氏と彼女だって言うし…。」
「ずっと一緒に居るのに…今までそう言うことないっていうのは…私達が…。」
なんか微妙にずれてるぞ…?
頭に浮かんだ妙なツッコミを振り払いつつ二人を抱き締めた。
55甘い誘惑 10:05/02/24 00:55:06 ID:3goP90hl
「薫子ちゃんと菫子ちゃんが魅力的じゃない何て言う奴は、よっぽど特殊な趣味を持ってない限りいないと思うよ?」
 それに、俺も一応、健全な青少年のつもりなんだけど?」
「だって…ダーリンの部屋行ったときそう言う本置いてないから…」
「あんまり…興味ないのかなぁって。」
あんな恥ずかしいもの買う根性あったらとっくに二人を押し倒してます。
「こんなに魅力的な二人が居るのに何にも思わなかったと思う?毎日、理性と本能が戦ってたんだけど?」
嘘は言ってないぞ…。
「…まあ、俺根性なしだから。」
「うん…ダーリン照れ屋さんだもんね。」
「ごめんね…。」
やっぱり、三人で付き合うって結構特殊だからその分不安だったのか…
だから、自分達は恋人なんだっていう証がほしかったんだろうか…
キスだけじゃ足りなくて、その先をほしがるくらいに…。
「…二人は、そんなに?」
薫子ちゃんと菫子ちゃんはだまって頷いた。
「…ダーリンと」
「したい…。」
「ふぅ……一度しかいわないからね…。」

―俺は…二人を抱きたい…いいかな?―

「「…うん」」
56甘い誘惑 11:05/02/24 00:56:36 ID:3goP90hl
「ん…む…」
二人の部屋のベットの上で、薫子と唇を重ねていた。菫子は空いてる手でしっかりと抱き締めている。
「む…ふぁ…」
口を離して、今度は同じことを菫子にもする。
「あ…」
うっとりとした表情で舌を絡めてくる。その間、やはり薫子も空いている手で抱き締める。
「ふぇ…」
菫子とも口を離すと、二人を後ろから抱くような感じになるように移動する、そして…
「あうっ…!」
「やぁ……」
それぞれの胸をゆっくりと揉みしだく…最初は服の上から…。
「痛くない?」
「うん…大丈夫…あっ…」
「気持ち…いいよ…?」
そういう本は、もっていないけどやり方ぐらいは知っている…てか、知らなかったら…ねぇ?
57甘い誘惑 12:05/02/24 00:57:43 ID:3goP90hl
「うあっ…」
「あん…」
二人のパジャマのボタンを上からはずしていく…ブラもおそろいだ。
「「ああっ…!」」
先ほどよりも強くなった刺激に、体をビクッとさせ同時に声を上げる…
「はあっ…ふぅ…はうっ…」
「あはっ…くぅ…きゃっ…!」
このまま暫く楽しんでいたいけど、先に勧めよう…そう思ってパジャマのすそから手を入れ後ろのホックをはずす…。
ふたりの、綺麗な乳房があらわになる…
「いいの?」
何を今更って感じだけど、なんとなく聞いてみる…。二人はコクコクと頷くそして…
「ああうっ…!!ふわぁっ…ん…」
「気持ち…いいっ…いいよぉ…」
二人が体をくねらせる…ちょっとかって悪いがそのまま揉み続けた…。
「ダーリン…そろそろ…」
「あ、うん…」
薫子ちゃんに言われて、愛撫を止めて、ずっと下の方に手を伸ばす…ズボンを膝ぐらいまでずらしてショーツをあらわにする…
「……」
ためらって手を止めてると…
「ダーリン…」
「お願い…。」
二人からせがまれて手を進める。そこは二人とも既にじっとりとしていた。
「ひゃうっ!」
「ひああっ!!」
いっそう大きな声を上げて、体をくねらせる…あんまり動かれると・・。
「ダー…リンッ!!いい…いいよぉ…!!」
「はっ…ふぅぅぅ…」
割れ目をなぞり…硬くなっているところをつまむ…
「…も…もう…」
「ひっ…イ…イく…。」
二人の体が大きくはねて…くたりとなった…。秘所からは止め処なくあふれてくる。
58甘い誘惑 13:05/02/24 01:00:06 ID:3goP90hl
「イっちゃった…ダーリン…上手だね…」
「……………」
菫子ちゃんは何もいわない
「菫子ちゃん…気持ちよかったのかな…気を失ってる…。」
薫子ちゃんはアハハと笑った。そして、自分の手を俺の下半身に持ってくる…
「今度は…こっち…。」
「わかった…」
俺は、ジッパーを下ろして、モノをだした…薫子ちゃんは自分で服を脱いでいた。
「今日は…安全日だから…。」
「いくよ…。」
とりあえず、普通の体制で少しずつ入れていく…
「うああ…」
途中で、止まったので…薫子ちゃんの顔を見ると…。
「…大丈夫…」
そう行ってきたので、少し荒く腰を前に突き出した。
59甘い誘惑 14:05/02/24 01:01:04 ID:3goP90hl
「あっ!!」
薫子ちゃんの顔がゆがんで、思いいっきり抱きついてきた…
「痛かった…?」
「すこし…。ちょっと…動くのは待って…。」
薫子ちゃんの体が震えている…。結合部から血がにじんでいる
「…ん…動いても…いいよ?」
「いくよ…。」
最初はゆっくりと…そしてだんだん速く腰を動かす…。
「あううっ…!は……いい…いいよ…ダーリン。」
顔から苦痛の色は消え快楽のみが襲っている…
「あっ…だめ…もうっ…ダー…リン!」
俺は、薫子ちゃんにキスをした…そして…。
「だめっ・・あっ…うう…っ!ん…んんんんんんんんんん!!」
それまで激しく動いていた体がくたりと止まる…それと同時に、薫子ちゃんの中に放った。
「はぁ…はぁ…大丈夫・・?」
「…ダーリンの初めて…もらっちゃった…。」
それだけ言うとふっと気を失った、その顔はどこか幸せそうだった…。
60甘い誘惑 15:05/02/24 01:02:29 ID:3goP90hl
「ダーリン…」
その声に反応すると、菫子ちゃんがこっちを向いていた…。
「薫子と…しちゃったんだ…」
少しうつむいてそう言う・・。
「ちょっと…残念かな…。ダーリン…初めてだったんだよね?」
堪らなくなって、薫子ちゃんを抱き締める…。
「ごめん…。」
「ううん…しょうがない事だから…。」
「…俺は二人とも愛してる…それが前提になってしまうけど…聞いてくれる?」
「うん…。」
「俺は…菫子のことが好きだ…。愛してる…。」
この状態じゃ、相手の顔は見えないが、その言葉に菫子ちゃんの体が震える。
「ありがと…。とっても…うれしい。」
好きだ…とはいつも言ってるが、いつもは、二人が…としか言って上げられないけど、今なら言える。
「うん…とってもうれしいよ!薫子には、ちょっと悪いけど。」
菫子ちゃんはてへっと笑うと、キスをしてきて…
「私も…貴方の事が好き…」
61甘い誘惑 16:05/02/24 01:05:19 ID:3goP90hl
「横になって…」
服を脱いだ菫子ちゃんはそう言ってきた、横になると、再び硬くなったものが上を向く…
「動かないでね・・」
菫子ちゃんは、少しずつ自分に入れながら上に乗る…。
「……んぐっ…!」
何か破けるような感触があった後、一気に埋まる。
「ふぅ…うぅ…」
薫子ちゃんのときも層だったように、女の子のはじめてはかなり痛いらしい。
菫子ちゃんも体を震わせて、俺の腹部の所で、手を強く握っている。
「…動くね・・・」
ゆっくりと体を上下させる…それに合わせて俺も腰を上下させる…。
「あ…はぁ…」
少しずつ…腰を動かす動作が早くなってくる・・。
「ダーリン…!とっても…気持ち…いい…んんっ!!」
「俺もだよっ・・!」
菫子ちゃんの腰に手を当てて、よりいっそう激しくする。
「あっ…!あっ!…あっ!!」
菫子ちゃんは、髪を振り乱し、快楽に完全に溺れている…
「私…わたしっ…!もう…だめ…あうっ!!」
「…俺も…もう・・。」
「大好きだよっ…だー…ひああああああああああ!!」
嬌声を上げて体をぐっと仰け反らせると、俺の胸に倒れこんできた、その直後、菫子ちゃんの中にも放った。
「あ……」
「大好きだよ…菫子ちゃん…」
それを聞いた菫子ちゃんは、嬉しそうに微笑むとふっと眠りに落ちた・・。
「くっ…」
菫子ちゃんの中から引き抜くと、それをしまった。出しっぱなしってのは…どうも。
「…二人って…相当きついな…。」
近くの毛布を引っ張って二人にかけるとふっと意識がなくなった。
62甘い誘惑 17:05/02/24 01:05:59 ID:3goP90hl
「ん…」
薫子は真夜中にふと目を覚ました。裸だが毛布がかかっているせいで寒くはない…。
「うふふ…ダーリン…」
みると、自分と菫子の間に、愛しい人が寝ている。
「むぅ…」
菫子も目を覚ました。
「あれ、薫子ちゃん?」
「成功だったね…菫子ちゃん。」
「あふ…うん。」
菫子の方は寝ぼけ眼だ。
「押してもだめなら引いてみろなんて言ったもんだよね。」
「zzzzzzzzzzzzzzzz・…」
菫子は再び眠りに落ちていた。
「…ダーリン…大好きだよ…。」
薫子はそっとキスをして体を寄せると再び眠りについた。
薫子と菫子は同じ夢を見ていた、初めて自分達の事を好きだといってくれたあの日の夢を…

『私は、その健やかなるときも病めるときも、豊かなときも貧しきときも、
 
 喜びにも悲しみにもこの二人を愛し、敬い、慰め、助けて変わることなく、

 死が私たちを分かつまで…いえ、死が私たちを分かとうとも愛しつづけることを誓います…』
63Shimcs (元・投稿者):05/02/24 01:13:52 ID:3goP90hl
「投稿者」じゃ味気ないので変えました。
由来は、書く双子の頭文字をとって適当に並べたものです。

暇つぶしで書いた小説なので内容はそれほど考えて書いてません…。
相変わらず、エロシーン貧弱です…3Pなんて初めて書きました…。

一条姉妹が彼氏を誘惑してます…自分の中でそう言うイメージだったんで。
あと、出てくる一条姉妹以外の二組の双子は…当然分かりますよね。
その相手の男が誰かってのも、以前書いた小説を読んでいただければ分かると思います。

ちなみに、一番書きたかったシーンは、
「上半身裸の男に迫る一条姉妹」でしょうか…。
64名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:48:37 ID:AlcuKxN0
(;´Д`)ハァハァ
65名無しさん@ピンキー:05/02/24 05:42:49 ID:aB+AAhwz
GJ!!エロい、エロ過ぎるよ。
これからも頑張って下さい!
66名無しさん@ピンキー:05/02/24 15:34:07 ID:bqkh+JQg
あいかわらずストーリー性もいいしエロいし、言うことなしです!
これからもがんばって書いてください!!
67名無しさん@ピンキー:05/02/24 22:42:35 ID:cC/idC3D
     ヽ|/
   / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  /         ヽ   >>46-63 G・J!!
 /  \,, ,,/    |  
 | (●) (●)|||  .|  
 |  / ̄⌒ ̄ヽ U..|   
 |  | .l~ ̄~ヽ |   .|  
 |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
 |    ̄ ̄ ̄    |
68名無しさん@ピンキー:05/02/25 18:28:27 ID:nKLQr9A9
ティ・・・ティッシュが足らん!!
69前スレの695:05/02/25 23:32:43 ID:Aqo+C0Vy
毎回レス感謝です
続きを楽しみにしてくれる方 泣いてくれる方
正に書き手冥利に尽きます
と言う訳で続き投下、楽しんで頂ければ幸いです

と、その前にShimcs氏の作品への感想

桜月ストーリー、長編お疲れ様でした
前編と押して登場人物が豊富なのが面白かったッス
ワルモノw多かったけど必ずギャフン言わせてるので読んでてスカッとしました
特にファンクラブ一蹴は爽快でした
密かにユラ応援してたので葬式での蒼キラのシーンはハラハラしました
最終的に4人仲良く納まってくれたのでとりあえずホッ
続き気が向いたら書いてくださいね

一条エンドの続きですね
ダーリン相変わらずですねw純情と言うか小心と言うか そこがイイ味出してるんですが
会話の中に片桐×桜月の話が出たくだり、こういう演出好きです
>…秋葉原辺りに大量にいるか…には笑いました
上半身裸って男にしてみりゃなんて事無いけど女子視点だと違うらしいですね
ふと、騎乗位は菫子より薫子の方がポニテが揺れてよりエッチぃかなとか思ったりしてw
私も一条は誘惑するタイプだと思います ゲームでもそんな感じだったし
70リバースサイド・キラ III 1:05/02/25 23:34:02 ID:Aqo+C0Vy
「今日もユラちゃんは来ないの?」
「うん、ゴメンね。 貴方に申し訳なくって会えない…って。」
「う〜ん。 そんな気にしなくっても良いのに。 むしろ僕のほうが謝らなきゃいけないような気がするくらいなのに。」
 ユラが来ない以上、結果的に二人で逢っていた。 今までの内緒のデートとは違いユラも知っての上での事。 隠し事せず堂々と逢ってる訳である。 だが二人共気持ちは今一つ浮かなかった。
「もしかしてユラちゃん、他に好きなヤツでもいるのかな。」
 少年は何の気なしに呟いた。
「え?」
 だがキラはその一言に思わず声を上げた。
「あ。 イヤ、そんな事ある訳ないよね。 ゴメン。 何となく言ってみただけだから。」
 少年は慌てて答えた。
「もう。 変な事言わないでよね。」
 キラはクチを尖らせて言った。
「アハハ。ゴメンゴメン。」
 少年は照れ笑いで返す。
「でも…、もしそんな人がユラちゃんにいたら…、貴方はどうする?」
「え…? う〜ん。 でも若しそうなっても僕にはキラちゃんがいるし…。」
 言いかけで少年はキラの視線に非難の色を感じハッとした。
「って、そんな事ある訳無いじゃん! ね? そうだよ。 ありえない仮定の話をしたってしょうがないじゃん。」
 少年は慌てて答えた。
「うん。 まぁ、それもそうね。」
71リバースサイド・キラ III 2:05/02/25 23:35:09 ID:Aqo+C0Vy
 キラは少年の答えが期待とは違ってたので少々残念だった。
 てっきり…
<キラちゃんもユラちゃんも僕の大切な恋人なんだ!! 例え相手が誰だろうとコレだけは譲れない!!>
…そんなセリフを期待してたからである。
 だが返ってきた返答は自分への愛は感じられたものの、ユラに対しては何処か冷めたものだった。
 だが、そんな返事をさせてしまったのは、多分自分にも非があるのだろうとキラは感じた。
 二人っきりのデート、 それはキラから言い出すこともあれば少年から切り出した事もあった。 大体がユラに用事があって来れない場合であった。
 だが思い起こせばユラを思えばそういう時は、二人とも逢わないのが一番良かったはず。
 だが二人っきりで逢瀬を重ねてしまった。 後ろめたさは有ったものの二人っきりの秘密で有ると言う事に魅惑も感じていたからである。
 そうして出逢い続けてた事が少年の中でキラとユラにそれぞれ違う思いを抱かせる事に繋がったのかも知れなかったからである。
 二人っきりで逢ってたのはユラには当然内緒であった。 だがもしかしたらユラも心のどこかで勘付いていたのかも知れない。 そしてそれが原因で心が離れていってたのかも知れなかった。

「ねぇ。この後ウチに来ない?」
 キラは少年に言った。
「え、でもまだユラちゃんは…。」
「もう、そんな悠長な事言っててどうするの?! 大丈夫よ。 ユラちゃんだって本心では逢いたいに決まってるんだから。」
 そうしてキラは半ば強引に少年を家に招いた。
(そうよ。 大丈夫よ。 実際に会えば直ぐ元通りになるはずよ。)
72リバースサイド・キラ III 3:05/02/25 23:36:14 ID:Aqo+C0Vy
「ただいまー!」
 玄関に元気の良いキラの声が響く。
 ややあってユラが出迎えに現れる。
「おかえりなさい。 キラちゃ…」
 言いかけてユラは言葉に詰まった。 心の整理も準備も出来てないままの突然の少年の来訪にユラは戸惑った。
 少年もまたそんなユラの姿に戸惑い、照れ笑いを浮かべるしかなかった。
 二人が固まってる間にキラはこっそりユラの後ろに回り、そして不意にユラの背中を押した。
「きゃっ?!」
 キラに押されたユラはそのまま前につんのめって、少年の胸に飛び込む形になる。
 少年に抱き止められたユラが驚いて顔を上げると少年と視線が合った。 驚きと困惑がユラの顔に浮かぶ。 そして次の瞬間
「ゴ、ゴメンナサイ!!」
 そう言ってユラは少年の腕から飛び退き、そして後退る。
「あ…あの、わ、私…。」
 顔にはより一層困惑の色を深めたままユラは走り出した。
「ちょ…ちょっと! ユラちゃん?!」
 キラは驚きの声を上げる。 隣では少年も困惑してる。
「ま、待ってよ!! ユラちゃん! ホ、ホラ! 貴方もボーッとしてないで!」
 キラも少年の腕を取ってユラを追いかけ走り出した。
 だが、キラ達が追いつくより先にユラはある一室に飛び込み鍵をかけてしまった。

「ごめんなさい。ユラちゃんたら本当にもう…」
「いや、僕なら大丈夫。 気にしてないから。 ユラちゃんのそういう引っ込み思案でシャイなところ僕は嫌いじゃないし。 そんな所が彼女の魅力なんだから。 でも…。」
 少年は言いかけて言葉を呑んだ
「でも…?」
「ううん。 何でもない。」
 少年は…
<やっぱり3人で付き合うってのがそもそも無理だったんじゃ>
…そう言おうとしたが止めた。 先程も同じ様な事を言ってキラから非難の視線を浴びたばかりだったのだから。
73リバースサイド・キラ III 4:05/02/25 23:37:52 ID:Aqo+C0Vy
 少年を門まで送った後、キラが屋敷に戻るとそこには申し訳無さそうに佇むユラの姿があった。
「ユラちゃん!!」
 キラはユラの姿を見るなり思わず怒鳴りつけてしまった。
「ご、ごめんなさい…。 あの、わ、私…。」
 キラに怒鳴りつけられユラの顔は今にも泣き出しそうだった。 そんなユラの顔にキラは我に返った。
「ゴ、ゴメンね。 ユラちゃん。 思わず怒鳴っちゃって。」
 慌てて取り繕うキラ。
「ううん。 悪いのは…私、だから…。」
 ユラは泣き出しそうな顔のまま頭を大きく横に振る。
「ねぇ、でも本当にどうしちゃったの? ユラちゃん。」
「…分からない。 分からないの…。」
 キラの問いにユラはただ首を横に振るだけだった。 そんなユラに対しキラはこれ以上問い詰める事など出来なかった。 ユラが嘘をついたり隠し事など出来ない性格である事は、キラが誰よりも良く知っていたから。

 キラは少年が呟いた言葉を思い出していた
【 もしかしてユラちゃん、他に好きなヤツでもいるのかな。 】
 少年が何気なく言ったこの言葉、実はキラには思い当たる節が無い訳ではなかった。
 ユラにはとても親しい男子クラスメイトがいた。 ユラはそのクラスメイトに対しかなり心を開いており、家にも何度も招待してた。 それ故キラも家で会った事があった。
 その時、そのクラスメイトがユラに向ける眼差しにキラは気付いた。 その眼差しにユラに対する恋慕の想いが込められてる事に。 
 だがユラがその気持ちに気付いてる様子は無く、クラスメイトの方も気持ちを明かすつもりは無さそうだった。 それ故キラも大して気に止めなかった。
 だが本当にユラは気付いていなかったのだろうか。 またユラが向ける想いも本当にクラスメイトとしてだけだったのだろうか。
 キラは先程ユラが駆け込んだ部屋の扉を見た。
 そこはグランドピアノが置いてある部屋。 ユラがそのクラスメイトを招いた際必ず通し、演奏会兼お茶会を開いてる部屋だった。
(さっきユラちゃんがこの部屋に駆け込んだのは偶然なの? それともまさか…?)
 キラの胸に疑問が沸き起こる。
74リバースサイド・キラ III 5:05/02/25 23:39:13 ID:Aqo+C0Vy
 日付も変わって翌日の昼下がり。 キラはユラに問い掛ける。
「ねぇ、ユラちゃん。 最近は彼来てないの? ホラ、時々ウチにピアノ弾きに来てる…」
「ええ。 夏休みだから家で練習に専念したいんですって。 練習中の曲を完成させたいって言ってたわ。 どんな曲なんだろう。 楽しみだなぁ。」
 そう言ってユラはうっとりとした表情で瞳を閉じた。
「そうだ。 もうすぐ夏休みの登校日よね。 逢ったら聞いてみよっと。 若しかしたら新しい曲、完成してるかもしれないし。 そうしたらまたウチに弾きに来て欲しいな。」
 楽しそうに話すユラを見ながら、キラは胸の内の疑問を解くべくユラに問い掛ける。
「ユラちゃん。 彼の事好きなの?」
「ええ、大好きよ彼のピアノ。 とっても元気で力強い演奏で、聴いてるとコッチまで元気を分けて貰えるみたいなの。 あ、でも優しい曲やロマンチックな曲も得意なのよ。 コッチもとってもステキなの。」
(いや、あのね。 私が訊いてるのは演奏の話じゃなくって…)
 とは言え楽しそうに話すユラの口調や、夢見るかのようなうっとりとした表情。 それはキラの疑問に対する回答としては十分なものであった。
 そしてキラは胸の内である決心をした。
75前スレの695:05/02/25 23:41:43 ID:Aqo+C0Vy
次でラストの予定です
多分…よほど気が変わらない限りは…
76名無しさん@ピンキー:05/02/26 00:52:06 ID:izWIuC76
GJ!!
最高です。
続きは見たいけど終わってしまうのは寂しい…
77名無しさん@ピンキー:05/02/26 09:43:23 ID:+u/Gseoo
よし、695の気を変えればいいんだ!
695を手当たり次第くすぐってやる!
78名無しさん@ピンキー:05/02/27 12:02:44 ID:5QRW0PR4
いつものように桜舞丘で深夜こだまする単車の排気音だ
しかし普通の人の運転とは違う
・・・・・翌朝
「・・・・エストレアで25万か欲しいけど高いよな中古でも
しょうがねエストレアやめてSTにするかその方が現実味あるし
やっぱバイクは250でいかなきゃな・・オイ聞いてるのか浩司」
と1人がバイクの話題で盛り上げてる時に一人たたずんでる少年がいる
名前は黒井浩司どこでもいる普通の中学生だしかし彼は他の人と違うこと
それはポケバイに競技に出てること10才のころから出場している
もうひとつ2年前から親の180を無免でドリフトしてる事
彼はD1ファンで特に2002年チャンピオンの植尾が好きであり
もちろん彼の話題は車関係であるが当然女子が嫌いなわけではない
「聞いてるよそんでいくらだよSTもまぁ悪くもないがな」
「20万のがあるよ結構使い込んでるらしいが」
「いいねぇ」「・・・・はぁとは言え俺ら中学生だしな」
「・・・俺も親いないし・・・」「ん?なんかいったか?」
「あっそうか浩司親いないんだっけ」「うん・・・・」
79ドリフトと2倍の愛2:05/02/27 13:44:33 ID:5QRW0PR4
そうなのだ彼はポケバイを始める2年前母が精神的不安定で服薬自殺
父が急性アルコール中毒で心臓マヒを起こし翌日息を引き取った
彼は両親の死後最寄りの親戚に引き取られたが両方自殺
ポケバイ始めて2年が経ち雛菊家に居候することとなった
しかし当初は馴染めなかった実はその後医師の診察で「対人恐怖症」と
判明したからだしかしみやびさんはそんな彼を思い
相談に乗ってあげたその甲斐あって対人関係もよくなったのだ
そう彼にとって親の死は心の傷でもあるのだ
今でも思い出すと胸が痛むため週2日にカウンセリングを受けている
その時だった双子らしき女の子2人が彼らに近付き話し掛ける
「あっ黒井くんいたいた」「もういないと思ったらまた屋上にいたのね」
二人の名前は一条薫子、菫子そう事実上双子の姉妹だ
もちろん彼とは幼馴染みであり彼の理解者であった
「なんだ薫子ちゃん菫子ちゃん先に美術室に行けばいいのに」
と浩司は疑問に思った顔で言う
「「だって・・・・」」「「黒井君と行きたいんだもん」」
「ははは・・・」と浩司は失笑する「もう何がおかしいのよ」と
菫子ちゃんは呆れてる、と気付けばチャイムが・・・・・・・
「「あっそろそろ始まっちゃう早く行かないと怒られる〜」」
「あっそうだったねじゃまた後で」「ああまた放課後でな」「うん」
と言って3人は美術室へ向かうのであった。
80ドリフトと2倍の愛3:05/02/27 14:04:31 ID:5QRW0PR4
急いだ甲斐あってどうにか3人は授業に間に合った・・・危なかった・・
「ふうなんとか間に合ったね遅れたら先生口うるさいから」
「そうよね遅刻とかしたら成績を一気に落とすって言ってたから」
「・・・・もう来てますよ先生は・・・・(怒)」
と美術の先生は怒りの仁王立ちして3人を睨む
「一条さんあなた達姉妹揃って遅刻だなんてどう言う考えしているんですか」
やはり先生の怒りは怖いもちろん怒りは浩司にも向ける
「黒井君!!あなた学校にキャップかぶってきちゃダメって何度も言ってる
でしょ!!その上授業に遅れるとはどう言う事です!!」
それから彼がかぶってるキャップは東洋ゴムのだD1でも2選手は
東洋タイヤを使っている「・・・・はい・・・すいません・・」
「「すっ・・・すいません」」3人は肩を落として謝罪した
そして落ち込んでるうちにこの日授業は終わり放課後になった
「なぁ昼休みの続きだけどさST買おうぜ」「うんいいね免許とったら」
ちなみに浩司は5月生まれなので4月のは取れるのだ
「いいよな浩司は5月生まれだから高校入ってしばらく取れるからな」
「そんじゃ〜な」「ああまた明日」と2人別々帰るところのである
81ドリフトと2倍の愛4:05/02/27 14:25:54 ID:5QRW0PR4
こうしていつもの1日を終え家路に着くのである
すると双子の女の子が彼に飛びつく「「おにいちゃ〜んおかえり〜」」
彼女達は居候先の娘 雛菊るる、ららである2人は浩司の両親が死ぬ前から
知っており彼がよく来るとよく遊んだものであるしかし両親の死後から
雛菊家へ訪れることはなかったゆえに居候で来た時は嬉しかったのであろう
「うんただいま、るるちゃん、ららちゃん」と笑顔で語りかける浩司
「「ねぇねぇ早く入ろう」」「はいはい」と家に入るのであった
「おかえり弘司ちゃん」とみやびさんが迎える 恥ずかしいのか浩司は
「ちゃんづけはやめて下さいよ照れますよ」彼の顔は真っ赤だ
「さっ御飯にしましょ」「「は〜い」」
・・・・そして夜も深め23時になると浩司はポケバイに乗る
そして豪快な音を出して町を飛ばした浩司は夜になると決まって
ポケバイに乗って夜中まで飛ばすのだまた週3回は180でドリフトを
するのだ親の死後ドライブ用やお出かけ用(るる、らら談)に
してる今でも健在エンジン、足回りとかはバリバリドリフト仕様だ
そして鐘響坂や桜舞丘を飛ばし夜中3時を過ぎると家に戻り
部屋で勉強する彼の睡眠時間はやく2時間半と短い
「はぁ今日もいい感じで乗れたな大会まで時間あるうちに練習しなきゃ
親父も言ってたしな・・・・・・そろそろ寝よ」
そして4時過ぎに眠るのである
8280:05/02/27 14:28:03 ID:5QRW0PR4
記入ミススマソ
×4月のは→4月にはだった
83ドリフトと2倍の愛5:05/02/27 14:36:20 ID:5QRW0PR4
・・・夜が明け目覚ましが鳴ったしかし彼は早朝も強い
「ウ〜ンこんな時間か・・・・・メンテするか」
浩司は外に出ると給油、洗車&ワックスがけを行ったそしてギアに油をさす
バイクとはいえこう言うメンテをサボると壊れるのだ
そして180のエアクリーナーの掃除も行う
彼は時々こうして朝を迎える始めたころからそうだ
84ドリフトと2倍の愛6:05/02/27 20:32:56 ID:5QRW0PR4
作業に1時間ついやし気付けば7時過ぎ家に戻った
「おはよう・・大丈夫?」「はいなんとか」
「大会がせまってるのはわかるけど身体に気をつけてね」
と語りかけるみやびさん
「「おはよ・・・っておにいちゃんもう起きてたの?」」
「あっごめんね先に起きちゃって」「でもおにいちゃんが一人で起きるなんて
るぅびっくりしちゃった」当然である彼は普段2人に起こされていたのだ
しかし3年になり練習する機会が増え一人で起きる事が増えた
「それじゃいってきます」「あら早いじゃないいってらっしゃい」
「「いってらっしゃ〜い」」浩司は学校へ向かった
もちろん早いのか2人はいないそして一人学校へ向かうのであった
「今日は黒井一人か」「だな2年のころから一条さん達と歩くのに」
校舎を入ってから聞こえる話声ファンクラブだしかも一条姉妹の
このファンクラブは小学生の頃から不変であるしかしそれは浩司は
全然知らず知り始めたのは中1のころからだ
「ふっ馬鹿だぜあいつら本人が傷ついてるのも知らずに」
浩司は笑ったばかばかしいからである教室に入ると一人の生徒が
机に向かい勉強している、服部だチームルマンのファンで
脇坂寿一、飯田章のコンビが好きらしいが普段はこうやって勉強している
「よう服部また問題集開いてるのか」「おう俺ら受験生だからな」
「そうだよな服部親が難関校出身だからな」「・・・照れるよ・・・」
「だから俺も入れって親がうるさいし仕方なんだ」
「そうだよな」、当然だ服部は両親が難関校出身で
いつも勉強している為かいつも学年でトップだちなみに浩司は6位である
「もしや次もトップ狙うのか」「んなことねーよそんなつもりないし」
「どうせトップだってまぐれだしそれよりもうすぐ試験近いしな
だからいつもやってだけ・・・・・」そんな奴だが彼の宝物は
イエローコーンのキャップである勉強してるのにそりゃねーよ
浩司は彼の家でよく勉強会やってるのでよくしってるのだ
そしてそうしてるうちに生徒達が次々入ってきた服部は問題集を閉じた
85ドリフトと2倍の愛:05/02/28 00:37:36 ID:Jr5ywl8Y
服部は大勢が苦手であるのだ
すると2組の双子が「「やっほ〜」」と一条姉妹とそれから「「おはよう」」
と揺れる黒髪に
リボンをたばねてる二人は桜月姉妹だ
キラとユラの姉妹だ2人は女子高出身
だったが浩司に
逢いたくて双愛中学に来たのである
だが何を思ったのか一条姉妹も半年して双愛に来たらしい
理由は同じだ
浩司が余程好きかも「あの時わ驚いた」とキラちゃんが言う「うんうん」
とユラちゃんも言う服部でも4人は平気まぁ無理もない
浩司と服部は
10年のつきあい
である車好きつながりである
そのうちにチャイムが鳴る
86名無しさん@ピンキー:05/02/28 12:42:32 ID:xY7frWoa
、。を使え。
内容はいいんだけど、激しく読みづらい。
87名無しさん@ピンキー:05/02/28 13:08:27 ID:tCpT3VZm
双恋ペイントのD1マシンとか出てきたら神認定だなw
8885:05/02/28 13:49:20 ID:Ay1TVi7I
>>86
スマソ
>>87
まぁ後半はエロパロらしくしますので
89ドリフトと2倍の愛 8:05/02/28 14:24:24 ID:Ay1TVi7I
「は〜いそれではホームルームをはじめます」
と担任の愛先生、桃衣先生もまた双子姉妹だ。
浩司とは、お隣さん同士でよくお泊まりしたりするなど・・・
1年前の春に大学を卒業し、はれてこの学校へ赴任した。
学校では話のわかるお姉さん、時々浩司の相談相手になってくれる。
そしてもう一人が愛先生の双子の姉の舞先生
愛先生よりはどっちかと言うと愛情表現がダイタン。
学校のカウンセラーをしている、もちろん浩司の悩みを打ち明けてあげてる
最近では相談の最中に時々怪しい事も・・・・・・・・・・。
でも浩司もそんな2人は嫌いでもないのだ、
「わかりましたか?」しかし何を思ったのか浩司と服部は上の空・・・・
「こら浩司君、服部君!!」そしてようやく2人は気付いた。
周囲は大笑いしてたが服部はいたって無反応だ・・・何故だ・・・・
「もう2人ともボーっとしてちゃダメでしょ」
と愛先生はかなりあきれ顔だ。
「「すいません・・・・・・」」2人は死ぬ程謝った。
そんなこんなで1時間目の授業が始まった、浩司が苦手な古文だ
当然かなり眠くなってる様子だ、眠気をこらえ服部を見た。
ノートをとっているようだ、一条姉妹、桜月姉妹は何か話してる
それにしても服部は凄い、凄すぎる1時間半しか寝てないのに
どう言う神経してるんだ?しかし浩司の睡魔はかなり限界きている
「やっ・・やっべぇまじで眠い・・・・・・・・・・・」
とその時、何かが後頭部に直撃、浩司は目を覚ました
犯人は薫子ちゃん、ノートの角を思いきり殴打したのだ。
「もう浩司君ったら寝ちゃダメでしょ」もう薫子ちゃんは呆れている。
「でも目ぇ覚めたでしょ?」「・・はっ・・はいおかげで・・・」
D1のクラッシュより数倍痛い、薫子ちゃんの愛のムチ
そうあの話し合いは彼が寝そうになった時の対策だ。
古文の先生は何を思ったのか笑って
「こりゃ黒井君も目が覚めますなホッホホホ」
でもそりゃないよ薫子ちゃん・・・・・・トホホ・・・・・。
90ドリフトと2倍の愛9:05/02/28 14:58:30 ID:Ay1TVi7I
そんなわけで昼休み浩司達と昼食しているがその中に
外国人が2人いる。
一人はフランス人留学生トニートレルイエ、ポケバイのユーロ大会で
優勝を6度もした強者である
もともと日本に興味あり特に京都には驚いた程である
もう一人は高橋コートニー日系2世だ、父がアメリカ人、母が日本人のハーフ
5才の頃にアメリカに移住した神奈川県出身の留学生だ
もちろん日本出身のため日本語がペラペラ、
しかし凄いのは身長だ日本人、いや中学生ではありえない
191cmとかなりの長身、浩司は171cmだから20あるだろう。
この留学生2人と服部、浩司さらに同級生の影山、谷川がそろうと
いつも決まって話題になるのはやはりJGTC(全日本GT選手権)だ
(会話はややこしいので控えさせてもらいます)
服部は大勢が嫌いだが車好きなら何人でもいいと言っている
するとそこに
「「「「ねぇそこいいかな?」」」」
と現れたのは一条姉妹と桜月姉妹の4人だ
「あぁもちろん」と座らせる、するとキラちゃんが
「トニー君、高橋君もうこの学校に慣れた?」
「ハイモチロンネ前ノ学校ヨリカナリ馴染メヤスイヨ」
「そうだねここはなんと言うか女の子が明るい子が多いね
アメリカにいた頃と大違いだね」
そしてみんなはすっかり談笑している
そんなわけで楽しく会話がはずむ時間も忘れて・・・・・
91名無しさん@ピンキー:05/02/28 15:53:16 ID:Mkp6LElv
珍しく個性の強い主人公たちだな
漏れポケバイとかぜんぜん知らんから
たまに話についていけなくなる
92名無しさん@ピンキー:05/02/28 23:57:52 ID:PSwVQmtx
「わぁっ!髪切ったんだ?! うん。 前のポニーテールも良かったけど、ショートも似合ってて可愛いじゃん。」
 突然見知らぬ少女に話し掛けられ、ショートヘアの少女はキョトンとしてる。
「え? チョット待って。あの…」
「あ、ゴメン。 今急いでるんだ。 じゃァまたね。」
 少女はそう言って走り去って行ってしまった。
「ビックリしたぁ。 引っ越して早々誰かに間違われちゃったぁ。」
 この時少女はその後もっと驚く出来事が待っていようとは夢にも思っていなかった。

「はい! 皆さん静かにー!! 今日は転入生を紹介しまーす!!」
 現在クラスでは朝のホームルーム中。 担任の先生の威勢の良い声が響き渡る。
「きっと皆ビックリするわよ。 さ、入ってきて。」
 担任に促され一人の少女が入ってきた。 すると担任が言ったようにクラスに喚声が沸き起こった。 そして殆どの生徒達はその転校生とある一人のクラスメイトの少女を交互に見比べていた。
 転校生の少女と、その見比べられてた少女は視線が合った瞬間二人は一際大きな声を発した。
「薫子ちゃん!?」
「菫子ちゃん!?」
 転校生の少女-ショートヘアの菫子は、ポニーテールの少女-薫子の元に思わず駆け寄った。
「え、一条さんと一瀬(いちのせ)さん。あなた達知り合いだったの?」
 流石に先生もそこまでは知らなかったらしく驚きの声を発した。
「ハイ。 私達双子なんです。 名字が違うのは…」
「幼い頃、所謂両親の都合で、離れ離れになっちゃってて」
 まあ、早い話が両親の離婚である。
「でも、こうしてまた逢えるなんて」
「うんうん。 運命的だよね〜」
 二人が話で盛り上がる中、先生がコホンと軽く咳払いをする。
「え〜っと。 感動的な再会に水をさすようで申し訳ないんだけど。 ホームルーム中なんで先ずは転校生としての自己紹介を済ませて貰えるかな。」
 言われて二人はハッとする。
「いっけな〜い。 じゃぁ行って来るね薫子ちゃん。」
「うん。 行ってらっしゃい。 菫子ちゃん。」
 そう言うと菫子は薫子に見送られ、教壇の前に向かって行った。
「一瀬菫子と言います。 これから一年間クラスメイトとしてヨロシクお願いします。」
93名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:00:02 ID:9OECGIrJ
 そうして自己紹介が一通り済むと先生が口を開く。
「それでは一瀬さんの席は…。 一条さんの隣で良いわね?」
「「ええっ!! 良いんですか?!」」
 薫子と菫子は同時に声を発した。
「うん。 その方がより早くクラスに馴染めるでしょう。 そう言う訳だから…、一条さん、一瀬さんの事ヨロシクね」
「ハイ! 任せてください先生!」
「ありがとうございます!先生。 ヨロシクね薫子ちゃん。」
「こちらこそヨロシクね。 菫子ちゃん。」

 そして休み時間
「でも本当に久しぶりだよね〜。」
「うんうん。 昔はいっつも一緒だったよね。 私と薫子ちゃんと…、 後もう一人仲良しの男の子が居たよね?」
「あ、憶えてたんだ。 逢いたい?」
「え? 逢えるの? うん!とっても。」
「じゃぁ放課後早速会いに行こうか。 実は別の学校なんだけどそんなに離れてないから。あっ!」
 そこまで言うと薫子は何かを思いついたようだ。
「どうしたの? 薫子ちゃん。」
「エヘヘ…。 面白い事思いついちゃった。 あのね…(ゴニヨゴニョ)」
「うんうん…。 わーっ面白そう!」
「そうと決まれば。」
「「決行は放課後!!」」
 二人は同時に喋った。
94名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:02:55 ID:9OECGIrJ
「やっほー! ダーーリン!!」
 少女の呼び声に気付いた少年が、校門に向かって駆け出す。
「やぁ、薫子ちゃん。 あ! 髪の毛切ったんだ。 へぇ、前のポニーテールも良かったけどショートも新鮮でイイ感じだね。」
 少年がそう言うと少女は堪えきれず笑い出した。
「え、あれ? オレなんかおかしい事言ったかな? ねぇ薫子ちゃん?」
「なーに? ダーーリン。」
 背後からの声に少年は驚いて振り返った。
「か、薫子ちゃん?! あ、あれ?」
 少年は慌てふためきながら前後の少女を見た。
「か、薫子ちゃんが二人…?! え、えっと…。 ………ああっ!!」
 少年は思い出したかのように一際大きな声を発した。
「す、菫子ちゃん?! 菫子ちゃんだろ?! 薫子ちゃんの双子の姉妹の!! 昔遠くに行っちゃった!!」
「御名答〜。 本当は一回目で気付いて欲しかったんだけどな。」
 菫子は嬉しそうに、だがほんのちょっぴり残念そうに笑って答えた。
「アハハ。 しょうがないよ。でも私たちが言う前に気付いただけでも良しとしてあげようよ。 ね? 菫子ちゃん。」
「そうね。 まぁ薫子ちゃんがそう言うなら許してあげますか。」
 言って菫子はにっこり笑った。 つられて薫子も笑う。 笑うと二人は益々ソックリだった。
「アハハ…。 そう言えば薫子ちゃんのその制服は?」
「エヘヘ。 コレ? コレはね、菫子ちゃんが転校前通ってた学校の制服だよ。」
「そ。 ダーリンに逢いに来る前に交換したんだ。」
「成る程ねぇ…。」
 確かに髪型だけでなく制服まで違えば気付かれる可能性は高い訳だ。
95名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:04:20 ID:9OECGIrJ
「でも交換できたって事は服のサイズまで一緒だった訳か〜。」
 少年は感心したように呟いた。
「あ、でもウエストがチョット緩いかな?」
「え〜。そう言う薫子ちゃんの服こそ胸キツクな〜い?」
 そう言って二人は顔を見合わせると同時に笑った。
「な〜んてね。」
「本当は寸分違わずピッタリ同じサイズなんだよ。」
「しっかし双子って、すげ〜な。 別々に育ったのにこうもソックリになるとはな。」
「「うん! 私たちもビックリしちゃった!!」」
 そう言って少年の問いに答えた二人の声は見事なまでに完全にハモってた。
「うお! 声まで見事に! そうだ今から3人でカラオケに行かねぇ?」
「わぁ! イイね。 行こうよ薫子ちゃん!」
「私も賛成! よ〜しそれじゃぁカラオケ屋さんに…」
 そして3人は同時に息を吸い込み…
「「「レッツゴーー!!!」」」
 3人同時に掛け声を発し駆け出した。
96名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:12:49 ID:9OECGIrJ
いいタイトルが思い浮かばん
誰かつけてくれないかな
って言うよりこんな変則的な作品が受け入れてもらえるのかぁ?
一瀬菫子って…
97名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:43:59 ID:aBsSfjVq
とりえあえず全部書き終わってから投稿すれば良いんじゃね
完成して推敲なりしてると自然とタイトルも見えてくるだろうし
98ドリフトと2倍の愛10:05/03/01 11:04:14 ID:dZT2yidS
5時間目になった英語の授業だったが愛先生が出張のため
自習になった。
テストが近いのかいつものコンビは(黒井、服部組)
2人で勉強している内申を上げるには勉強あるのみだ。
3週間も前なのに皆は驚いてた、黒井と服部は
小学生の頃からいつも決まってテスト前になるとやっている
おかげで黒井は、5年から成績が上がり70点や80点は
当たり前になったと言ってもいいだろう。
この影響か一条、桜月の両姉妹も試験前には決まってやっている
「ここの代入が難しいんだよ」「こういう場合はX使うんだよ」
服部のかなりの明確さに言葉が出なかった。
そして、そんなこんなで放課後二人は昇降口を出ようとした
その時、一人の大柄な男が浩司を睨む
「おい黒井今日は一条さん達と一緒にいたそうだな」
「はぁ〜また五頭さんか・・・・・・・・・」
そう五頭こそが一条姉妹ファンクラブの団長だ
ファンクラブのせいで浩司は鬱になり2年になると5日も休むはめに
なってしまったのは言う間でもない。
「べっ・・別に変なことはしてませんが・・・・・・」
「そうかそれならいい、しっか〜し我らに黙って一条さんに手をだせば」
と罵声が・・・とその時
「この位にしろよ五頭」と仲裁したのは服部だった。
「・・・・・・・」五頭は言葉を失った
服部は学校の生徒会委員の会長なためか人を傷つけたりするのが
嫌いだった、もちろんそんな風貌と冷静な性格なのか
学校中では男女問わず人気がある、もちろん桜月姉妹も例外ではない。
実は他校特に女子校にも人気があり追っかけが出没するほど。
99ドリフトと2倍の愛11:05/03/01 11:10:30 ID:dZT2yidS
そんなわけで2人帰りながら語る
「むかつくよ一条姉妹FCだってバカじゃん」
「あぁ前から作るの許してないんだけどな生徒会の中でFCいて
どうしてもって言うからあんまし追っかけをすんなって
条件つきで渋々許した」
決まった翌日の、土曜はタバコ一服した程らしい。
「武力抗争にならなきゃいいが」
「まぁ落ち着け助っ人がいるからな」「誰?」
「俺のカート仲間の脇坂兄弟だ」
「脇坂・・・あぁ役員のあいつか」
そう彼が言うのは脇坂と言う生徒だ。
彼は服部とはカートをやってた仲間であり、生徒会役員である
彼は2年に弟がいるのだ、もちろん喧嘩が好きで
何度校長室送りになった事か・・・・・・・・(笑)
すると後ろから女子生徒の声が・・・・・・
「ひろちゃん、はっちゃん」
その少女は2人とは親近感がある少女だ。
服部は恥ずかしいのか
「おいおいもうはっちゃんはよせよ」
その少女は双嶺 梢2人とは幼馴染みであるのだ。
彼女は双子姉妹だったが5年前に妹が事故死してしまったのだ。
その後彼女は一心学園に入ったのだ。

100ドリフトと2倍の愛12:05/03/01 14:09:25 ID:dZT2yidS
梢はそういって2人に歩み寄る。
「久しぶりどう?元気だったお2人さん」
「やぁ梢ちゃん久しぶりだな」
「あ・・・あぁ久しぶり・・・だな」
赤くなるのも無理はない服部は梢と会うのは4年ぶりだ
と言うのも妹や両親の死後、一旦名古屋へ移ったのだ
しかし2年前にここへ戻り一心学園に移ったのだから
当然薫子、菫子も知ってるが、実は小学校時代、月華学園出身だった為
桜月姉妹も知ってるのは言う間でもない。
「昔より2人とも背が高いよね昔は私は大きかったのに」
そうだ彼女は小学校時代2人より背が高かった。
そして、
「あっ俺家近いわそれじゃまた明日な」
「おうそれじゃーな」
と、服部は恥じらいを見せながら足早に家へ向かった
そして2人話し合った
「あなたの親が亡くなって引っ越した時は悲しかった・・・・」
「そうか・・・まぁ特に親父は壮絶な死に方だったな」
と過去の話になってたがどう考えても悲しい過去ばかりだった

101ドリフトと2倍の愛:05/03/01 14:31:58 ID:dZT2yidS
・・・時は過ぎ、中間試験が5日に迫ってた5月半ば
この時期になると勉強会をする事になる
「今日は黒井お前に家でいい?親が旅行でいなくて」
「あぁ構わないよあと誰連れてくか・・」
すると
「じゃわいも行くけどええ?」
脇坂が言ってきたもちろんその場でOKを出した
あ、言うのを忘れてた脇坂兄弟は2年の3学期に奈良から転入してきた。
と言うのも父の仕事の都合で・・・。
そして脇坂の他に、井出、トレルイエ、松田が行く事になった
どれもカートで共に戦っている仲間だ。
そして雛菊家へ
「ただいま」「まいどおじゃましますわ」「どうもおじゃまします」
「ウィ・ボンジュール」「こんにちわ」「どうも」
「あらみなさんいらっしゃい、あ、服部君ちょうどよかったわ
浩司君に色々教えてあげて下さいね」
「は・・・・はいわかりました」
そして部屋に入るやいなや勉強会が始まった
その瞬間辺りはかなり静まり返った・・・・・・・・
しかしそれにしても服部や脇坂、トレルイエはかなりペースを上げてる。
黒井も進んでる事は進んでる、松田と井出も苦戦しながら進んでる。
するとるる、ららが部屋に入る。
「お兄ちゃん達進んでる?」「頑張ってる?」
しかし皆やはりイケメンなのか見とれてしまう・・・・。
そして3時間してようやく勉強会は終わる。
それにしてもとにかく疲れが半端ではない
・・・・そして、浩司は夕食後23時になるといつもの様に
ポケバイで飛ばし復習を兼ねて眠りに着く・・・・。
102ドリフトと2倍の愛14:05/03/01 14:43:52 ID:dZT2yidS
そして5日が過ぎて試験当日・・・・・・・・
「さぁいよいよテストだ」「昨日まで勉強づけでやってたし」
「まぁ自信もって行きましょうや」
てなわけで
「それでは今日は待ちにまった中間試験です張り切って頑張りましょう」
そしてGTのローリングスタートの様にテストが始まった・・・・
1、国語・・・・ここ授業や予習でやったところだ
2、数学・・・・服部とやってたからわかってきたな
3、社会・・・・ウ〜ンここは3が難しい
4、英語・・・・文とかはしっかりやってるから簡単
5、理科・・・・ここは化学式がわからん・・・・・
そして試験が終わった。
もちろんカート仲間の奴らはGTと同じくらいの表情だ
かくして疲れた顔で家路につく
「あらおかえりテストどうだった?」
「だいたい難しいところもわかってきました」
「あらそう結果が楽しみね」
そしてこの日浩司は珍しく10時を過ぎると眠りにつく。
103ドリフトと2倍の愛15:05/03/01 14:54:27 ID:dZT2yidS
試験から2日後テストの結果が発表された

1、服部俊樹 500
2、井出一義 499
3、桜月キラ 497
3、桜月ユラ 497
5、黒井浩司 495
6、一条薫子 494
7、一条菫子 493
8、脇坂俊一 492
9、トニートレルイエ 491
10、松田茂雄 490
10、影山正和 490
10、高橋コートニー 490
順位はもちろんトップは服部、黒井も5位
桜月姉妹が同率で3位、松田、影山、高橋が同率10位
そしてすごいのは黒井や服部といった仲間が
トップ10入りしている・・・・・・

104ドリフトと2倍の愛16:05/03/01 15:12:23 ID:dZT2yidS
「わぁ服部君また今回もトップなの?」「すごいしかも満点」
「それに井出君も1点差で2位か」「接戦だね」
「まぁ数学の方程式の問題で途中式間違えて1点引かれちゃって」
井出が笑いながら言う、ちなみに上位の常連だと自分で言う
天道は488点で13位、五頭も15位に終わった。
大阪も同率で15位だった、もちろん嘆いてた。
「「「チクショーこの俺らが黒井に負けるなんて・・・・」」」
かつて黒井より上位だっただけに非常に悔やまれる。
「ねぇ黒井君も5位だったんだ」「しかも私達の次に」
「ははは・・・俺は国語の文章の問題で違えちゃったかな」
「私は化学式で間違えちゃって」「私も公民の問題で間違えちゃって」
しかし驚くのはトレルイエだ始めてながら9位は凄い
でもまぁ浩司にとって、服部にとってもいいかもしれない
105ドリフトと2倍の愛17:05/03/01 15:25:17 ID:dZT2yidS
「いやぁ〜ホンマえぇわ上位入ってなしかもわいらで、上位は
凄いわ、まあわいも、服部はんを見習なあかんわ
ほなさいなら」
と言って脇坂は体育館へと向かった。
脇坂は普段バスケと陸上を掛け持ちしているのだ
確かこの日はバスケだった。
そして黒井と服部は、談笑しながら帰った、
すると他校の制服を着た少女がこっちを見ている。
すると服部が
「あのさ僕この学校の者だけどさ誰か探してるのなら呼んでこようか?」
と質問するが
「いえ大丈夫です親切にありがとうございます」と答える
「やっとお話ができた・・・親切なお兄さん達に」

「お兄さん?」「えぇやさしくて親切なお兄さん」
「ありがとうございますさようなら」と去って行ったいい娘だな・・・
と談笑して歩く2人だった
一体だれなんだろう・・・・・・・・・



106ドリフトと2倍の愛18:05/03/01 15:46:46 ID:dZT2yidS
そして2人は
なかなかいい娘だったな髪につけてるリボンも可愛かったし・・・
ほんと誰を探してたんだろ・・・と
ニヤニヤしながら家路に向かった
それから2週間後の日曜日、浩司、服部ら御一行は富士へと向かっていた
そうこの日はJGTC第2戦が行われるのだ。
やはり伝統の地富士スピードウェイ
7万人近い集客数でスタンドは超満員だったし歓声もすさまじかった。
やはり注目はニスモ1号車のザナヴィニスモZ
チームルマン6号車のエッソウルトラフロースープラ
サード39号車のデンソーサードスープラ
そしてインパル12号車のカルソニックインパルZだ
もうみんなはスタート前に興奮状態。
クラッシュあり アクシデントあり オーバーテイクありと
サーキットは熱狂の渦に包まれた
結局優勝は12号車のカルソニックインパルZ そしてさらに
ザナヴィニスモが2位でフィニッシュ。
Zが1、2フィニッシュで観客は大歓声だ
そして談笑しながら帰る御一行盛り上がったようだ
そして帰った後はすぐ眠りについた。
107ドリフトと2倍の愛19:05/03/01 15:52:46 ID:dZT2yidS
GTの話題は翌日になってもおさまらない
もうレースの話になると止まらない人達、先生も呆れている
そしてこの日も2人は放課後いつもどうり帰ろうと思い校門を出ようとして
見たら前の娘が・・・いや似てるけどなんか違うぞ・・・

その娘は2人を見るなり「おいっ!!」と言いながらこっちにきた
「オマエらだよオマエら」と言ってきた「えっ?俺ら?」と聞く
前の娘とは同じ格好をしてるが言動が乱暴でストレートの髪をしてる

「オマエらしかいないだろ鈍いな・・・」と言われる
「ついて来てオマエらに会わせたい人がいるんだ」とその娘について行く

(この方角からすると公園に行くぞ・・・こういうのあるよな・・・
 告白できずに誰かについて来てもらい呼んでもらうと・・・あっ!!)
108ドリフトと2倍の愛:05/03/01 16:01:43 ID:dZT2yidS
「ついたぞ」と言う声に気付くとそこには前に会った娘だ
しかしよく似ているな・・・もしかして双子か?・・・

「こんにちわ」とリボンをしてる娘が話し掛けてくる
「私白鐘双樹と言います連れてきたのが沙羅ちゃんです」

「沙羅ちゃんとは双子なんです」と言う双樹ちゃん
「そうだねわかるよ」と2人は答える

「実はずっと前からお兄さん達のことを見てました」
「それで・・・・それでですね・・・」と言いづらそうだ
2人もあまりの事に沈黙している。

「私と付き合ってくれませんか?」と告白だ!!・・・・
「おいっ!!双樹がオマエらのことが好きだって言うのにどうなんだよ」
「双樹がかわいいからってデレデレしちゃって見てられないよ」
あまりにも乱暴な言葉に2人は言葉を失う・・・・・・・

「もう沙羅ちゃんいいのよ」と僕に気を遣ってるのか双樹ちゃんが言った
「それではお兄さんさようなら」と2人は去って行く





109ドリフトと2倍の愛21:05/03/01 16:05:38 ID:dZT2yidS
(Vor20)の続き
ん?沙羅ちゃんがこっちにくるぞ?どうしたんだ?
「一言言いたくて戻ってきた双樹とオマエらを3人きりにするわけにはいかない
 だから・・・・・・・私もオマエらと付き合ってやる」
えっ?それは本気なのかい?と言いそうになるのを抑えた
「私のいないところで双樹に手をだしたら承知しないからな
 いつも私の目が光ってるからなわすれんなよ!!」
二人ともさらに言葉を失う・・・・・・。

「大丈夫俺らそんなことはしないから」と答える「それと・・・」
「双樹を悲しませたりしたら私が許さないからな!!」と言い残し
去って言った・・・・どうしてあんなに怒るんだろ?・・・・
疑問に思う二人だった。

白鐘双樹ちゃんと沙羅ちゃんか・・・・双樹ちゃんは僕をお兄さんと
 呼んで慕ってくれるよな・・・沙羅ちゃんはなんであんなに
 不機嫌な態度をとってるんだろ・・・彼女にしてくれか・・・・・
 いずれ答えはださないといけないな・なぁ服部」
「あぁ答えは早いうちに出さないと」
そして2人は家路に向かう。
110ドリフトと2倍の愛22:05/03/01 16:13:44 ID:dZT2yidS
翌日
桜月キラちゃんユラちゃん白鐘双樹ちゃんと沙羅ちゃん
それに薫子ちゃん、菫子ちゃん
この6人に告白されている・・・答えを出さないといけない・・・

そんなことを考えながらいつもの様に教室へ、
授業が始まる・・・しかし先生の声など聞こえてはないのか
2人は上の空・・・・すると愛先生が
「・・・くん・・黒井君、服部君」「「呼ばれてますよ」」
「「呼ばれてるよ」」
「「あっはいすいません・・・・・」」

「桜月さんと一条さんの声が聞こえても私の声は聞こえないのね先生悲しい」
「「あっすいません」」2人あわてて先生の方を見た。

授業も終わり昼休み2人廊下で話し合ってたら、
一条姉妹と桜月姉妹が心配そうな顔をしてこっちにむかってくる。






111ドリフトと2倍の愛23:05/03/01 17:23:23 ID:dZT2yidS
「「どうしたの2人とも」」と桜月姉妹
「「2人とも1時間目から上の空だよ」」と一条姉妹
「いやなんでもないよ」、「うんうん大丈夫」
と2人は慌てて言った。
「ねぇそれより学校おわったら6人でどこか寄らない?」
といきなりキラちゃんが言った。
 もちろん断れるはずもなく、
「「わかった放課後門に集合な」」
「「「「うん!!」」」」
まぁ浩司も服部も焦った顔してる・・・・・・。
そして放課後6人は集まると早速行くことに
そして4人がよく行ってるカフェに着いた、彼女達が言ってたのはここか
「いらっしゃいませ6人様ですね?」
そして席に着くと早速決める事になり
「う〜んこれがいいかな」「そうね私はだいたいこれかな」
「私はチェリーパイにしよ」「じゃあ私はこのモンブランがいいかな」
かなり悩んでるようだ、2人は一応コーヒーにする事に
するとその時だった、一心学園の制服を着た生徒が4人が来た
112ドリフトと2倍の愛24:05/03/01 19:03:13 ID:dZT2yidS
「ねぇねぇやっぱ双愛の服部君カッコよくない?」
「そうよね冷静で真面目な性格だもんね」
「梢好きなんでしょ?」「ち、違うわよ彼とは幼馴染みだけよ」
「あといつも服部君といる」「あぁ黒井君?」
「彼もいい人だよね風紀委員の集まりで見たけどイケメンだったね」
「う〜んいっその事二人のファンクラブ作らない?」
FCかよもうこりごりだ・・・・・・・・・・
「ダメよあっちの学校の生徒会長さんもうカンカンだって」
「「「わぁ〜こりゃ残念」」」
(まぁその翌日はカートで死ぬ程飛ばしてたな)
服部が4人の話し聞いて言う
すると、「あ、」 「「「「ええ!!!!」」」」
結局はちあわせしてしまった。
すると1人が、「あっ服部君に黒井君だ!!・・・恥ずかしい・・・」
おいおい恥ずかしいのはこっちだよお姉さん・・・・・・・
すると梢は
「もしかして薫子ちゃん、菫子ちゃん?」
「「あ、梢ちゃん・・久しぶりだね」」
「それにキラちゃん、ユラちゃん」
「「・・・・あ、もしかして梢ちゃん?」」
「「「「よかった・・・・梢ちゃんに会えて」」」」
4人は彼女との再開だけに感激した。
113ドリフトと2倍の愛25:05/03/01 19:21:25 ID:dZT2yidS
しかし梢の同級生はきょとんとした
「ねぇこの人達 梢の知り合い?」
「うん桜月さんとは小学の頃の同級生だし、一条さんとは
途中までうちの学校でのクラスメートなの」
「・・・・どうしたの?みんな・・・・・」
「「「私達は別の席でいるからここでゆっくりしてなさいよ」」」
「ちょっと〜・・・・・・・・・って行っちゃった・・・」
「「まぁ久しぶりに会ったんだし」」
「「それじゃどうぞ」」
「そ・・それじゃ御遠慮なく・・・・」
梢の顔は真っ赤だ、2人も赤くなってる・・・・・・。
「「でも不思議だね私達と同じ幼馴染みだなんて」
「う・・・うん特に浩司君とはお隣さん同士だったし・・・」
「いいなぁ、あっそういえば、その後大丈夫?」と薫子ちゃんが質問した
「うん・・その後、桃衣さんに相談してたから・・・・
と言うより桃衣さん達、今元気?」
「「はいもちろん、両方うちの学校の先生になってるから」」
「そう・・確か、舞さんは」
「「え〜と確かうちの学校でカウンセラーやってるわ」」
「そうよかった・・・・・一度御会いしたいな」
「「「「もちろんこの事は先生に言っておきます」」」」
114ドリフトと2倍の愛26:05/03/01 19:31:10 ID:dZT2yidS
そんなこんなで話が進んでるなか
2人は押し黙ったままである。
そして、
「ねぇ黒井君、服部君ちょっといいかしら」キラちゃん
「「はっ・・はい!!」」と2人は焦った
「「「「梢ちゃんって貴女達にとってどんな人なの」」」」
「「・・・・・・・・・・」」
2人は沈黙した
しかし服部真顔で・・・・・・・
「そうだな・・梢とは一目における存在」
ようやく黒井も白状して
「友達以上の存在だったねおてんばだったけど」
「もう2人ったらそれにひろちゃん一言多いわよ」
彼女は顔を赤らめて2人を見て言う。
115ドリフトと2倍の愛27:05/03/02 15:42:11 ID:FK6HgDl4
「まぁ確かに昔はそうだけどね」
女の子5人はかなり話がはずんでいるのか談笑していた。
2人は黙って話を聞きながらコーヒーを飲む
時間だけがすぎてゆく・・・・・・・・・
韓国の曲が流れてるのも忘れて・・・・・・・・
「「そうだったの?2人って昔からモテてたの?」」桜月姉妹が疑問の思う
「「「そうで〜す特にバレンタインの頃なんか2人が多かったもん」」」
「でも浩司君が転校したのを聞いたら女子達大泣きしちゃって
私と菫子も2人で泣いちゃった」と菫子ちゃんが悲しそうに言う
「そんな私達を慰めてくれたの俊樹くんだったね ねぇ?菫子」
「そうだったねなんか私達のお兄ちゃんって感じだったね」
「ブッ・・・ゴホゴホ」
服部がいきなり吹き出す、そして赤らめて
「そ、そうだったな、2人にとっては余程の悲しみだったから」
「そうだったのか御免・・・2人に言わなくて・・・・」
浩司は落ち込んで答える、すると梢が
「私もそうだったからでも・・・・ぐすっ・・あの時は・・・・・
浩司でも悲しいことだったから・・・・グスっ・・・」
梢の目から無数の涙が、彼女も同じ気持ちだったのだ
「お、おい大丈夫かよ」「「・・・梢ちゃんも・・そうだったよね」」
慰めてあげてる桜月姉妹と服部、彼女にとっても悲しみは深いだろう
そして30分してもとの7人になった3人のおかげだ
116ドリフトと2倍の愛28:05/03/02 15:51:26 ID:FK6HgDl4
そして2時間も過ぎ帰る事になった
すると桜月姉妹が
「「ねぇ今度ウチにこない?」」と言ってきた 一条姉妹は
「「うんいいね行く行く」」とのりのりだ
「もちろん梢ちゃん達も行くよね?」とユラちゃん
もちろん3人は
「もちろん行く」「「は・・・はい僕らも・・・・」」
しかし男子2人はかなり硬直している
「あらそんな緊張しなくてもいいわ」とキラちゃんが言う
そして気分がスっとした2人は家路へ向かう
「・・・・梢ちゃんとキラちゃん、ユラちゃん、薫子ちゃん、菫子ちゃんと
はちあわせしちゃったけど、両方同級生でよかった、・・・・・・
キラちゃんとユラちゃんの家か・・なんか緊張しちゃうな
・・・・・まぁ落ち着いて寝るか・・・」
そして落ち着いた顔で眠りにつく
117ドリフトと2倍の愛29:05/03/02 16:27:30 ID:FK6HgDl4
6月になった日ざしが容赦なく降り注ぐ
学校ではほとんどが夏服で登校するようになる季節だ
服部は暑そうな顔をせず平然と問題集を開いてる
「暑いな・・・・・そう思わないか?」
「俺も少しはそうだな」
「そういやこの時期と言えば」
「あぁセパンだな結構灼熱だからな熱中症で倒れる人多いしな」
そう2人が言っているのはJGTCの開催地でもっとも灼熱と言える
マレーシアのセパンインターナショナルサーキットだ
マレーシアは赤道に近く平均の最高気温は32℃にも及ぶ
過酷なステージだ この暑さで毎年熱中症で病院に運ばれる人も数しれない
GTの中では灼熱かつ過酷なラウンドだ。
もちろん学校では高校を選ぶ時期と言って過言ではない
暑さがジワリジワリと増していく
118ドリフトと2倍の愛30:05/03/02 16:44:32 ID:FK6HgDl4
「そう言えば服部は高校決めた?」
「俺は城桜学園、おふくろがそこの卒業生なんだ黒井は」
「帝王学学園、城桜と並んで学区内でトップの高校なんだ」
「あぁ城桜と同じで偏差値がかなり高いあそこか」
「うん・・・・伯父はそこの高校だったんだ」
その高校とはまず服部が言う高校は偏差値55の名門高
頭脳と実力を両立してる人が多く大学の進学率が高い
彼の母親の出身高だ
もちろん先生にも「今の成績でも大丈夫そうね」と言われる程だ
黒井の言う高校は服部が言う高校とは偏差値が同じで
学科があり、文学科、工業科、情報科がある
進学率、就職率も並んで高いと言われてる。
もちろん今の成績でもよかったみたいだしかし
「この調子を受験の時まで維持するように」と言われたらしい
そして彼等は授業が終わると談笑しながら帰った。
119名無しさん@ピンキー:05/03/02 16:49:54 ID:yHUZl5pX
全部書いてから投下してくれ、終わるまで書かないようとしてたけどもう無理だ。
120ドリフトと2倍の愛31:05/03/02 17:08:33 ID:FK6HgDl4
談笑しながら帰ろうとすると、そこで沙羅ちゃんとばったり会った
すると沙羅ちゃんは2人を見ると
「あ、ちょうどよかった来てくれないか?」
そして何も言わずに彼女のあとについて行く2人であった
すると双樹ちゃんにいる公園へとついた
「あっお兄さん達だ」天使の様な笑顔で微笑む双樹ちゃん
すると沙羅ちゃんは不満そうに
「なぁあの時の返事はどうした」と質問してきた
「「あ、すまんそれはまだ・・・・」」
「ったく情けない奴らだな」「もう沙羅ちゃん」
と双樹ちゃんが説得する
「ごめんなさい いつもはこういう性格じゃないんですけど・・・
返事はいつでもいいんです」
と謝る双樹ちゃん。
服部は 「いや別になんとも思ってないがもとはと言うと
俺らが悪いんだし」
すると双樹ちゃんは微笑んで
「はい都合がいい時に返事を下さいねそれでは」
と2人は去っていった
・・・・それにしても双樹ちゃんの笑顔は可愛かったな
沙羅ちゃんも素直だといいけどなと
白鐘姉妹の事を語りながら家路へ向かう2人だった。
121名無しさん@ピンキー:05/03/02 20:37:36 ID:Gia8CE6W
もうちょっとまとめてからの方がよかったかもしれないね
122ドリフトと2倍の愛32:05/03/02 22:47:46 ID:FK6HgDl4
黒井浩司・・・・性格的にもどこでもいるような中学生
        ポケバイ&ドリフトが趣味のイカす男

服部俊樹・・・・甘いマスクな裏腹に冷酷な表情を見せる生徒会長
        実は人望も熱く浩司のアニキ的存在だ

 2人はどこにいても車の話題が絶えない青少年
 賢くしかも正統派かつイケメンである
 そんな2人が双子の少女と出会い始める、しかも2人いっぺんで
 実際にあり得ないと戸惑う事があったが本当にある
 双子との2倍の愛が、そしてイケメン2人が揃うと4倍に・・・・・
(ネタなくてスマソ)

123名無しさん@ピンキー:05/03/03 01:47:47 ID:sMVh7pKS
設定とかいいから
全部書き上げてから投下汁

あと、sageといた方がいい
124名無しさん@ピンキー:05/03/03 03:03:29 ID:HELqFX6C
>>122
名前の元ネタは

黒井浩司 → 福田浩司(D1ドライバー)
服部俊樹 → 服部尚貴(GT・FNドライバー)

でFA?


俺もsageておいた方がいいと思う。
125名無しさん@ピンキー:05/03/03 14:42:06 ID:EvzvFH8n
主人公格がイケメンだなんだって書いててあんた願望投影しすぎじゃない?
126秘めたる想い1:05/03/03 15:23:36 ID:LV9L07T6
「お兄さ〜ん!」
花屋でバイトをしている僕のところに女の子がかけてくる…白鐘双樹…僕の恋人だ。そしてもう一人、
「元気か…?」
少しそっぽを向いてそう言うのは、白鐘沙羅…やはり、僕の恋人…
「こんにちは、沙羅ちゃん、双樹ちゃん。」
紫藤 尊(しどう みこと)、それが僕の名。双子の恋人なんて変わってるけど…同級生にもそう言う人いるし、街でも、眼鏡をかけた双子と一緒にいる人も見かけた。
この辺りって、そういうの多いのかな…?
「早くお兄さんに会いたくて…双樹走ってきちゃいました。」
「…」
黙っている、沙羅ちゃんの顔を見る…すると
「…私も…会いたかったんだからな…」
それを聞いて、思わず頬を緩めてしまう…。ここの所忙しくてあまり会えなかった。
「じゃあ、今日はお昼までだから、その後、どこかに行こうか?」
「はい!」
「……」
沙羅ちゃんは黙って、首を縦に振った。
「いつもみたいに、そこで待ってて。」
二人はいつものように店の前のテーブルについた。
双樹ちゃんは、ストレートに気持ちを伝えてくれるし、沙羅ちゃんもちょっと突っぱねる感じだが、自分の思ってる事を言ってくれるようになった…。
それも、あの出来事のせいだ…。
127秘めたる想い2:05/03/03 15:25:13 ID:LV9L07T6
―数ヶ月前―
「昨日、お兄さんと一緒にいる夢を見たんです、私と沙羅ちゃんとお兄さん…」
「へぇ…。どんな事してたの?」
「えっと…ピクニックに行ってました。三人で作ったお弁当をもって…。」
「はは、お弁当を三人で作ったことまで分かるんだ…。沙羅ちゃんは?」
「…何で私がお前に夢の事を話さないといけないんだ…。」
沙羅はそっぽを向いて答えた。
「いいじゃない、沙羅ちゃん。沙羅ちゃんもお兄さんの夢を見たんでしょ?」
「いいや、私がこいつの夢なんて見るわけがない。」
そして、スッとこっちを向いて、
「私は、別にこいつの事を好きな訳じゃないんだ、双樹がお前といるから、私も一緒にいるだけだ。」
「もう沙羅ちゃんたら…。」
「はは、それで、沙羅ちゃんはどんな夢を?」
「…お前…人の話聞いてたか?だから、何で私がお前に…。」
はぁ…沙羅が溜息をつく…。
「…双樹と二人であの場所にいる夢だ。以上、それだけ。」
「本とは、お兄さんも居たんだよね…?」
「違う!」
沙羅が顔を紅くしながら否定する、多分、三人だったのだろう。でも、素直にそれを認めたりしない…。
128秘めたる想い3:05/03/03 15:26:24 ID:LV9L07T6
―白鐘邸―
「沙羅ちゃん、あんまりきつく言うとお兄さんに嫌われちゃうよ?」
「別に…私は嫌われても…。」
ベッドの上で二人が話していた。
「沙羅ちゃんも、お兄さんのこと好きなんでしょ?だったら、もっと優しく話さないと…。」
「だから…私は別に…。」
「もう…意地っ張りなんだから…。」
それが沙羅の性格だからと双樹も思っていたし、それも沙羅の可愛いところだ。でも、こうまで意地を張られるとちょっと面白くない。
「私は、双樹がアイツと付き合うって言ったから…。でも、あいつ一人には双樹を任せられないから一緒にいるだけだ…。」
「じゃあ、私がお兄さんと一緒にいなかったら、沙羅ちゃんもそうするの?」
「あたりまえだ。私があいつの側にいる理由がない。」
その言葉に、双樹はちょっとだけカチンときた。
「じゃあ、双樹がお兄さんと別れたら、沙羅ちゃんもそうするの?」
「…そうだ…。」
双樹はぷぅっと頬を膨らませて、
「沙羅ちゃんの嘘つき…おやすみ!」
そう言って、沙羅と反対の方向に顔を向けて、ベッドに潜った。
「…ん…」
ちょっと気まずくなった沙羅は、仕方なく自分もベッドに潜った。
次の朝起きると、双樹は何事もなかったかのようだったので、沙羅も安心した。
しかし、双樹は昨晩の出来事を忘れたわけではなかった…。
129秘めたる想い4:05/03/03 15:29:17 ID:LV9L07T6
尊がバイトが終わって三人で帰っていた月曜の事。
「そうだ、ちょっと遠いけど新しく出来た水族館があってさ、今度の土曜に一緒に行かない?その日、休みをもらってるから。」
「本当ですか?もちろん、喜んで…ね、沙羅ちゃん。」
「双樹がそう言うのなら、私も行く。水族館は嫌いじゃないし…。」
「大きな水槽に、イルカもいるらしいよ?」
「イルカ!?」
その言葉にいち早くしたのは沙羅だった。
「あはは、沙羅ちゃん本とにイルカ好きなんだね?」
「…いいだろ別に…双樹だって好きだろ?イルカ。」
「うん!楽しみにしておきますね、お兄さん!」
「良かったな、双樹。」
「二人が喜んでくれて、僕も嬉しいよ。」
そう言うことを、話しているうちに白鐘邸についた。
「じゃあ、また明日ね…。」
「あ…お…お兄さん…。」
「何…?」
「少しだけ…目をつぶっててください…。」
夕は言われた通りに目を閉じた。
「あっ!」
双樹は、そっとキスをしてすぐに離れた。
「えへへ…」
「…双樹ちゃん…?」
「…」
沙羅は口をあけたまま固まっていた。
「お兄さん、また明日!」
そう言って、双樹は沙羅を引っ張って家の中に入った。

「双樹一体何を…」
「えへ…。いいでしょ…?それに…」
苦い顔をする沙羅と対照的に微笑む双樹、しかし、じつはこの時既に双樹から小悪魔のしっぽが出てた事に気付かなかった。
130秘めたる想い5:05/03/03 15:31:10 ID:LV9L07T6
そして、それからちょっと気まずいような空気が流れることもあったが特に問題もなく土曜。
月曜の事は、沙羅も双樹もそれほど気にしていなかった…しかし…。
「…アイツと…別れた?」
「うん…」
沙羅を目の前に、双樹は下を向いていた。
「ごめんね…沙羅ちゃん…昨日電話でお兄さんに…。」
「本当なのか…?」
「うん…だから、今日の水族館も無しだから…。」
「アイツが、双樹の事嫌いだって言ったのか?」
「ううん、違うの…私から、お兄さんに別れてって…。」
「どうして…急に、あんなに、アイツの事を好きだったのに…」
沙羅は納得できなかった。あれほど強い思いを寄せていたのに…あれだけ、アイツの事を話していたのに…
「人って…不思議だね…。」
そう言って、双樹は苦笑をもらした、
「一日で気持ちがなくなることもあるんだもん…。」
…本当にこんな事あるのだろうか…
「…双樹が、そう言うなら。」
「だから、沙羅ちゃんも、お兄さんに合わなくていいんだよ…?ごめんね、今まで無理させちゃって…。」
その言葉に、沙羅ははっとなった…。そう…自分が尊の側にいる理由がなくなったのだ
「…そうか…それなら楽だな…」
沙羅は、はははと笑いながら言った。
「あんなやつ、双樹には似合わないから…。」
131秘めたる想い6:05/03/03 15:32:32 ID:LV9L07T6
その後、双樹はどこかに出かけて部屋には沙羅だけがいた。
「…なんで、双樹は…」
ふと、机の上に置いてあるイルカのキーホルダーに目が行った。最初のデートの時もらった物だ。
「………」
私は、双樹がいるからアイツと一緒にいただけで、別にどうって事はない…。
「………」
アイツと会えなくなったからって、寂しいわけじゃない…。
「………」
私は…アイツの事を…
「…好きな…訳…」
沙羅の目から涙が流れた…
「…私は…私は…」

アイツは、双樹にも、自分にも優しくしてくれた
いつも頼りなさそうにしてるけど…いざっていうときはそうじゃなくて…
どんなときでも笑っていて…
けれど、自分は冷たい態度しかとる事が出来なくて…でもそれは…嫌いだからじゃなくて…
ただ…素直になれないだけで…本当は…

沙羅は、キーホルダーを握り締めると走って部屋を飛び出し外に出た。
132秘めたる想い7:05/03/03 15:36:07 ID:LV9L07T6
ピンポーン
「は〜い…。」
尊がドアを開けるとそこに立っていたのは
「沙羅…ちゃん?」
「……」
「どうしたの…?」
「なんで…何で双樹と別れたんだ…もう、双樹の事嫌いなのか!?」
沙羅は叫ぶぐらいの声量でそう聞いた…
「双樹ちゃんのことを嫌いになったわけじゃないよ…もちろん…沙羅ちゃんのこともね…。でも、双樹ちゃんに言われたから…。」
「………」
沙羅は、下を向いて体を震わせていた…そして…
「…じゃあ…」
沙羅は尊をまっすぐに見て言った

「私と…私と付き合え!!」

今までの沙羅からは想像できない台詞…。さらに言葉を続けた…
「私は…お前に嫌な事ばかり言ってきたし…一緒にいるのも双樹がいるからだって言ってきた。
 でも、双樹が別れるって言って、お前と一緒にいられないことになって…それが、とても悲しくて…
 だけど…双樹がそう言ったなら…私は…いられないし…」
沙羅の声が段々と涙混じりになってくる
「グス…けど、私は…本当は…お前と一緒にいたい…離れたくないんだ…。
 今日の水族館だって楽しみにしてた…お前と一緒にイルカを見られるのが…楽しみだった…。
 それが、だめになって…ヒクッ…」
「沙羅ちゃん…」
「ヒック…今まで…いろいろ言ったけど…本当は…グス…お前の事が…好きなんだ…!。
 双樹に負けないくらいに…!。双樹を…裏切るような気もするけど…私は、一人でもお前の側にいたい…。」
そこまで言うと、沙羅は尊に抱きついた。
「双樹と…二人で居られないなら…私だけでも…側にいさせて欲しい…お前の彼女として。一緒に…水族館にも行きたい。だから…」
133秘めたる想い8:05/03/03 15:37:14 ID:LV9L07T6
「尊…私を…恋人にして欲しい…側に…側にいたい!」

沙羅は、尊の胸に顔を埋めて泣いた…。
「沙羅ちゃん…何、言ってるの…?沙羅ちゃんは僕の恋人だよ…?」
「…いいのか…?」
「うん。」
沙羅は涙でくしゃくしゃの顔を上げた…
「…ありがとう…」
ふと数日前の、双樹が尊にキスをしたのを思い出した…自分はまだしていない…。
手を尊の首のところに持っていくと、ぐっと引き寄せてキスをした。
「……」
口を離すと沙羅はそっとつぶやいた。
「…うれしい…」
沙羅は、再び顔を埋めた、暫くそうした後…
「でも、やっぱり双樹がいないと…なんか…」
「大丈夫だよ…」
134秘めたる想い9:05/03/03 15:38:10 ID:LV9L07T6
「沙羅ちゃ〜ん!」

声がしたかと思うと、誰かが尊の後ろに抱きついた、沙羅がまさか…と思いながら横からのぞくと…
「…そ…双樹!?なんで…ここに?」
「あれ…?私、出かけてきますってちゃんと言ったよ?」
沙羅が尊を見ると申し訳なさそうに頬をかいていた…
「…まさか…?」
「えへへ…別れたって言ったのは、う…そ!」
「なにいいいいいいいいいいいいいい!!」
沙羅は口をパクパクさせていた。そう、話は一時間ほど前にさかのぼる。

「あれ、双樹ちゃん、どうしたの?まだ時間じゃないよね。それに沙羅ちゃんは…?」
「こんにちは…沙羅ちゃんはきっと後で来ます。でも、その時ちょっと沙羅ちゃんらしくないかも知れないけど…。」
双樹は、まじめな顔で続けた。
「ちゃんと、合わせてくださいね?」
「…え…いったいなに…?」
135秘めたる想い10:05/03/03 15:39:40 ID:LV9L07T6
そしてその数十分後に沙羅が来たと言うわけだ。ちなみに昨日、双樹と尊は電話で話していたが時間の打ち合わせだけだった。
「…だって、沙羅ちゃん、素直にお兄さんの事好きだっていわないんだもん…。」
「あ…」
「双樹は…沙羅ちゃんにもお兄さんにちゃんと気持ちを伝えて欲しかったの…。
 もちろん、沙羅ちゃんがお兄さんをすきなのは分かってたし、それを素直に伝えられないのも…。
 けど…一度は、ちゃんと伝えないとダメだよ…。」
「だからって…こんなこと…。これじゃ…私が馬鹿みたいじゃないか…。」
沙羅は不機嫌と言うかなんだか言い表しがたい表情をしてた…
「でも、ちゃんと言えたんだね、お兄さんに…好きだって。」
沙羅がまた、尊に視線を移すと、さっきと違う、笑みを浮かべていた。
「ありがと…沙羅ちゃん。うれしかったよ?」
「ん…。」
「でも、沙羅ちゃん…大胆だったね…お兄さんに…キ…」
「わあーーーー!!双樹、それ以上言うな!!わ…私だって…思い出すだけで…」
その後、何を言いたかったのか分かるぐらいに顔を紅くした。
「お兄さん…!」
双樹は飛び跳ねるようにして、沙羅の隣に行った。
「私たち、二人でお兄さんの恋人になってもいいですか?」
尊はふふっと笑って
「もちろんだよ…双樹ちゃん、沙羅ちゃん。」
双樹はアハッと笑い、沙羅もうつむきながらも嬉しそうだった。
「さ、早くしないと遅くなるよ?三人で…水族館に行こ?」
「はい!」
「…」
沙羅は、いつものように黙って頷いた。
「お兄さん、手繋いでもいいですか…?」
「いいよ…。」
双樹が左手を握ると、右手の方にも同じ感触があった…
「…私も…いいか…」
「うん…。」
それから、三人で水族館に行った。最初は少し沙羅の機嫌が悪かったが、水族館に着くとすぐに戻った。
136秘めたる想い11:05/03/03 15:40:59 ID:LV9L07T6
「おい…聞こえてるか?」
「お兄さん…?」
目の前に、沙羅と双樹がいる…。自分の手には花が握られている…。
「ごめん、大丈夫だよ。」
どうやらもの思いにふけってしまったようだ…そんなに、分かりやすかっただろうか?
「まったく…呼んでも返事しないなんて…立ったまま寝てるのかと思ったぞ。」
「いや…さすがにそれはないって。もうちょっとで終わるから待ってて?」
そう言うと、二人とも元のテーブルに戻った。

「お待たせ、二人とも。」
尊がバイトが終わって出てきた。
「はい、二人とも」
尊が差し出したのは、可愛くラッピング(?)された黄色い小さな花。
「わぁ…ありがとうございます!」
「…あ…ありがとう…。スターチス…か?」
「うん。よく知ってるね。」
沙羅が馬鹿にするなと、怒ったが、笑顔で軽く流した…そして
「二人とも…」

―大好きだよ。

スターチス…花言葉は「変わらぬ想い」
137Shimcs:05/03/03 15:51:15 ID:LV9L07T6
頭に浮かんだネタをそのまま書いただけです。短いです。
双樹ちゃんを小悪魔キャラにしたかったんですが…なんか微妙。
沙羅ちゃんも、窮地に立たされればこのくらいするかなぁ…と。
突っ込みは可ですので、皆さんバシバシと突っ込みを。

現在、頭に浮かんでいる今後の予定は
・みやびの学生時代ストーリー(現在執筆中)
・千草姉妹もの(長くなりそうな予感)
・白鐘姉妹薇エロ
ってとこでしょうか?雛菊は思い浮かんだんですけど、ネタがやばかったので…
138名無しさん@ピンキー:05/03/03 15:59:16 ID:dM33B8LC
エロパロ板に投下するかどうかは別としても面白かった。
ここから先は勝手に妄想してハァハァしてくださいということですね!
次もがんばれ!
139Shimcs:05/03/03 16:11:00 ID:LV9L07T6
とりあえず、感想を。
695さんの作品はいつも楽しく読んでいます。
ユラが主人公に惹かれていく様がとても良いです。
リバーサイド・キラも本編を盛り上げていて、いう事無しです。
また、キラとユラの性格がしっかりと描かれているのがすばらしいです。
自分のは、同じような性格になってしまっていたので…尊敬します。
次で、ラストのようですが、最後どう展開されるのか、
また、キラの彼氏と主人公はどう関わってくるのか、等楽しみにしています。
次の作品も期待しています。

・「ドリフトと2倍の愛」
車のことは良く分からないので微妙に難解なところもありますが、内容は、面白いです。
一組だけに的を絞った小説が比較的多いのに対し、三組との双子の恋愛、
それに、オリジナルキャラを絡めているところが良い味出してると思います。
主人公がイケメンと言う設定は構わないと思います、てか、それぐらいじゃないと双子達とつりあわないし…。
頑張ってくださいませ。
140Shimcs:05/03/03 16:14:24 ID:LV9L07T6
>138
感想、ありがとうございます。
以前、「ノーマルとエロは別にスレッドを立てたほうが良いか」
と言う話があったんですが、一緒で良いだろう、と言うことになりまして…。
いずれ、エロパロも投下しますので…。
141122:05/03/03 18:05:19 ID:or3u7Mic
┌─┐
                 |も.|
                 |う |
                 │来│
                 │ね│
                 │え .|
                 │よ .|
      バカ    ゴルァ  │ !!.│
                 └─┤    プンプン
    ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ  (`Д´)ノ    ( `Д)
    | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄  . ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   ◎−>┘◎

142名無しさん@ピンキー:05/03/03 18:05:56 ID:C6BICFli
>>126〜136

禿しくGJ!!!
143名無しさん@ピンキー:05/03/03 18:21:40 ID:Tevg3jyj
アニメ版の小説出ました
144名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:19:24 ID:mhM95gDD
141>>
途中放棄イクナイ。
145名無しさん@ピンキー:05/03/04 03:00:27 ID:oSp5DFdT
>>137
多分、後一歩踏み込んでエロに持っていってれば…
と思ってるの漏れだけじゃないはず。蛇足になるのかもしれんが。
話は普通に面白かった。
146名無しさん@ピンキー:05/03/04 16:26:25 ID:2ZHDbLmd
>>141
カタリかと思ったが投下が無いところを見ると本人だったみたいだな
147名無しさん@ピンキー:05/03/04 17:58:33 ID:9LBDSFxt
正直122の設定に引いたんでどうでもいい
148名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:21:59 ID:mhM95gDD
122の作品は正直つまらなかった。行き当たりばったり過ぎ。
文も幼稚だし…。勉強して出直して来い。
149名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:47:59 ID:koYxZTH9
そういえば、6組の双子+雅さんのハーレム展開のやつってどうなったの?
150前スレの695:05/03/04 23:05:00 ID:oiFzYX6R
予告どおり今回で最終話です
私自身も名残惜しいですが一旦〆て
その上で後日談か、続編か、番外か…何か書くかも知れません
いつも感想レス等くれる方々ありがとう 最後まで楽しんで頂ければ幸いです。

>秘めたる想い
双樹の小悪魔チャンぶりも沙羅の泣きながら告るシーンもどちらもとても良かったです
ゲームでも乗馬勝負や最終話とかがツボにはまったクチなんで
真相を明かされたときの沙羅の驚きよう慌てる様もとても可愛くて萌えました
花言葉で〆るのも主人公-尊の設定が上手く生かされて見事でした
今回はいつもに比べて短いですが十分読み応えあって面白かったです
Shimcsさん感想ありがとうございました
自分はいつも短いのでShimcsさんのボリューム感には憧れます
蒼、紅、ゆかり等オリキャラ達のキャラが立ってたのもとても見事でした
自分はオリキャラ登場どころか創った事も無いので…

では最終回です

 夏休みのある日。 母親の呼び声にボクは読みかけの本を閉じた。
「何? 母さん。」
「女の子から電話よ。 桜月さんって方から。」
(え? って事はユラちゃん?)
「うん。分かった今行く。」
 ボクは電話機の置いてある部屋へと向かった。 ボクは受話器を手にとった。 だが受話器から聞こえてきた声の主は予想外だった。
「え、 あれ? 若しかしてその声キラちゃん?」
「ハイ。 へぇ、私たちのこと電話越しの声で聞き分けられるなんてスゴイわね。」
 そりゃまぁ、好きな女の子の-ユラちゃんの声と、双子の姉妹であるとは言え別の女の子の声と聴き間違える訳無いしね。 当然口には出さないけど。
「うん。 それより君が電話してくるなんて珍しいね。」
 ユラちゃんとは大分親しくさせてもらってるが(とは言えあくまでも親友としてだが…)、双子の姉のキラちゃんとはそれほど話した事はなかった。
「ハイ。 突然で申し訳ないんですけど、明日は何か予定ありますか?」
「いや、特に無いけど…」
 事実夏休みに入ってから、少なくともここ数日は予定らしい予定は無かった。
「それでは明日、お話したい事があるので会って頂けますか?」
「うん、構わないですけど…」
 特に断わる理由もないし。 キラちゃんが来るならユラちゃんも来るかもしれないし。
「そうですか。では…」
 ボクはメモ用紙に彼女の言った場所と時間をメモし、そしてキラちゃんが受話器を置くのを確認してから電話を切った。
「一体何の用だろう?」
 そして日付も変わって当日。 僕は指定された喫茶店を中へと進む。 キラちゃんを探すと手を振ってくれたので直ぐ分かった。 どうやら一人だけでユラちゃんはいないらしい。
「わざわざお呼び立てして申し訳有りませんね。」
 キラちゃんは軽く会釈をした。 ボクも軽く会釈し返し席についた。 
 席に着くとキラちゃんは直ぐに口を開いた。
「単刀直入に用件を申し上げます。 申し訳ありませんが今後ユラちゃんと会うのを止めていただけませんか。」
「な!?」
 ボクはキラちゃんの言ったそのセリフに驚きの声を上げた。
「ちょっと待ってよ! いきなりそんなこと言われても解からないよ!」
 ボクは食って掛かるようにキラちゃんに問い返す。
「貴方と会い続ける事がユラちゃんの為にならないから…、いえユラちゃんを傷つける事になるからです。」
 そのように言われても納得いかない。
「どういう事なの? 理由を言ってください。 そうでなければ、いくらユラちゃんの双子のお姉さんの言う事とはいえ聞けません!!」
 訳を聞いたところで食い下がるつもりは無いが、ボクはキラちゃんを睨んでそう叫んだ。
「理由…ですか。 その前に貴方、ユラちゃんが好きですね?」
 ボクは言葉に詰まった。 図星ではあるがこのことは誰にも言った事が無かったのだから。
「はぐらかさずにちゃんと答えて下さい。 勿論クラスメイトとしてではなく、一人の女の子としてユラちゃんが好きですね?」
「あ、ああ。 そうですよ。 す、好きですよ。 ユラちゃんのことが誰よりも…。 でもそれが逢っちゃいけない事とどう…」
 言いかけたところで言葉は遮られた。
「ユラちゃんと私がお付き合いしてる男性がいる事は知ってますね?」
 キラちゃんの言葉にボクは言葉を詰まらせる。
「し、知ってるよ…。 だから決して本心を明かさず、あくまでもクラスメイトとして…」
 ボクは振り絞るように言葉を吐き出す。
「確かにそうですね。 ユラちゃんも表面的には貴方の事を親しいクラスメイトとしてだけ思ってるようです。 でもね、心の中では少しづつ貴方に惹かれ始めてます。」
「え…? ユラちゃんが…?」
 ドキッとした。 だがこのような状況で告げられても…
「もしこのまま貴方への想いが大きくなれば、あの娘は二人の男の子への想いで苦しむ事になります。 …いえ、もう既に苦しんでます。」
「ユラちゃんが…。」
 胸が痛んだ。 大好きな女の子が…ユラちゃんが自分のせいで苦しんでる。
「解かって頂けますね?」
「で、でも… だけど…。」
 解かってた筈だった。
 ユラちゃんに彼氏が居る時点でこんな日がいつか来るんじゃないかって事は。
 所詮報われる事の無い切ない片思いだって事は。
 ユラちゃんと過ごした日々がどんなに楽しかろうと、所詮いつか覚める夢に過ぎない事を。
 そう…、覚悟してたはずだった。 なのに何でこんなにも胸が痛いんだ。 張り裂け、千切れ、バラバラになってしまいそうだった。
 言葉が出てこない。 悲しみが込み上げてくる。 胸が痛くて、苦しくて… 涙まで滲んできた。
「それでもまだ逢いたいですか?! ユラちゃんを傷つけ苦しめると分かって。 貴方の好きと言う気持ちは、愛はそんな我儘で身勝手なものなんですか?!」
 キラちゃんの言葉が胸に突き刺さる。
「…ボクじゃ、…ボクじゃ、ユラちゃんを幸せにしてあげられないの…?  彼女を傷付けてしまう事しか出来ないの…?」
 既にボクの両の目からは涙が溢れ始めてた。
「ユラちゃんのことが本気で好きなんですね。」
 キラちゃんは静かに口を開いた。
「ごめんなさい。 先程は少々言葉が過ぎました。 でも、だったら尚更解かって下さい。 お願いします。私はあの娘の姉として、ユラちゃんに辛い思いをさせたくないんです。」
 キラちゃんは深く頭を下げた。
 辛くて悲しくて、もうこれ以上席に止まってられなかった。
 ボクは席を立った。
 大好きな女の子を傷つけてでも自分の我儘を貫き通す-そんな事ボクには出来無かった。
「解かって頂けたと受け止めて良いんですね?」
 ボクはキラちゃんに背を向けたまま黙って頷いた。 そして涙をぬぐいながら喫茶店を出た…。


    ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆

「キラちゃん!!」
 ユラは目に怒りと非難の色を示しキラを睨んだ。
「話は全て聞いたわね。ユラちゃん。 あと…」
 キラはそう言うとユラの傍らに立つ執事に向かって声をかける。
「剣持さんもご苦労様でした。」
 剣持と呼ばれた執事の老人は恭しく頭を垂れた。 キラとクラスメイトの少年が話してる間、キラ達の直ぐ側の死角に当たる席にユラとこの執事の老人はいたのだ。(補足すると念の為ユラは帽子等で簡単な変装もさせられていた)
 話の途中にユラが割って入らないよう彼が押さえてたのである。 
 ユラは店の外へと駆け出そうとした。 だがその前を執事の老人が阻んだ。
「退いて下さい!! 剣持さん!!!」
 だが剣持は黙って首を横に降り通そうとしなかった。
「ダメよユラちゃん。 ココで彼を追いかけたら、彼がユラちゃんの為に決意したのが無駄になってしまうわ。」
 キラはユラに言い聞かせる。
「勝手なこと言わないで!! 私はこんな事望んでなんかいないわ!!」
 ユラは怒りを露わにして叫んだ。
「追いかけてどうするの? 中途半端な同情心は反って彼を傷付けるだけよ?」
「同情心なんかじゃ…」
 言いよどむユラ。
「それにココで彼を追いかけると言う事は私たちの恋人を-《あの人》を裏切る事になるのよ?」
 キラの言葉にユラは動きを止めた。
「ごめんなさい…。」
 ユラは俯いて小さく呟いた。
「そう。 やっと分かってくれたのね。 大丈夫よコレで今までどおりの3人で上手くやっていけるから。」
 そう言ってキラは優しく語りかけた。 だが…
「違うの。 そうじゃないの。 私、やっぱり彼の事が…。」
 ユラは潤みかけた瞳でキラを真っ直ぐ見つめながら話した。
「ユラちゃん…。 言ったでしょう、同情心なんか…。」
 キラは諭すようにユラに語りかける。
「違うの。 そんな同情心なんかじゃないの。 お願い…。 今は彼の側に居てあげたいの。 ううん、今だけじゃない…。 これからもずっと…。」
 首を大きく横に振り尚も真っ直ぐ見つめながら言った。
「本気なの? ユラちゃん? でも…そうしたらもう2度と《あの人》には逢えないわよ? それで良いの?」
 ユラの顔に一瞬躊躇いの色が浮かぶ。 だが
「確かにもう2度と《あの人》にあえないのは寂しい事だと思う…。 ううん、それ以上にそれは《あの人》に対する裏切りで、許されない酷い事だと言う事も…
でも…。」
 ユラの瞳から涙が溢れる。
「彼と逢えなくなるのはもっと辛いの!! …彼が苦しんでると…、悲しんでると思うと胸が張り裂けそうなの!」
 そう言った涙で滲んだユラの瞳には強い意志が現れてた。
「本気…なのね。」
 キラは一瞬驚きで大きく目を見開いた。
「…うん。 気付いたの私…。 何時の間にかこんなにも彼の事が好きになっていた事に…。 だからお願い!!キラちゃ…」
 涙を流しながら訴えるユラをキラは優しく抱きしめた。
「分かったわ。 早く行って彼の事追いかけてあげなさい。 大丈夫《あの人》のことは私に任せて。」
 そう言って微笑んだキラの笑顔は今まで見た中で一際優しいものだった。
「キラちゃん…。 ありがとう私…。 …でも、《あの人》には私の口から伝えるわ…。 それが、けじめ…だから。」
「そうね…。 でも今だけは彼のことだけを考えていいのよ。 ほら、涙を拭いて早く彼を追いかけてあげなさい。」
「うん!」
 涙を拭いながら駆け出したユラにはいつもの笑顔が戻っていた。
 ユラは扉の手前で立ち止まるとキラを振り返り問い掛けた。
「ねぇ。 もしかして最初から全て分かっていた?」
「フフ…。さあねぇ?」
 悪戯っぽく微笑むキラにユラも笑顔で返し駆け出していった。

「よろしかったのですか? キラお嬢様。」
 剣持がキラに尋ねた。
「そうね。 確かに大好きな《あの人》と私とユラちゃん。 何時までも3人一緒に居られたら良いなと思ってたわ。」
 切なげな表情でキラは言った。
「でもね、一番大事なのはユラちゃんの気持ち。 ユラちゃんが本当に好きなのは誰なのか。 そしてユラちゃんを最も大事に想ってくれてるのは誰なのか、って事。」
 キラは剣持に向きにっこり笑って続けた。
「今日話して確信したの。 彼なら大丈夫、って。 彼がどんなに真剣にユラちゃんの事を愛してるか。 そしてユラちゃんも負けないくらい彼を大事に想ってるって事。 あと…。」
(ちょっぴり羨ましかったな。 二人ともあんなに泣くほど相手を想って…。 《あの人》は私の為にあんな風に泣いてくれるかな…)
 そしてそんな考えを吹き消すかのようにキラは笑った。
(なぁんて比べたってしょうがないわね。 大丈夫、私が好きになった人だもの。)
「さてと…時間も経っちゃってるから、ユラちゃんも上手く彼に逢えるか心配だし。 剣持さん、 二人が無事逢えるか見届けてあげて下さい。 あと、若し必要ならこっそり助けてあげてね。」
「はい。 かしこまりました。 お任せ下さいませキラお嬢様。」
 キラに一礼すると剣持も店の外へと駆け出していった。
「まったく、二人揃って手のかかるコ達なんだから。 フフ…」
 席に戻ったキラは窓の外を見ながら呟いた。
 燦々と輝く真夏の日差しに目を細める。
「ユラちゃんの事、ヨロシク頼んだわよ。」
 そう言ったキラの顔には二人の前途を願う、優しい笑顔が浮かんでいた。


157前スレの695:05/03/04 23:20:25 ID:oiFzYX6R
…終わりました
にしてもキラがココまで活躍するとは自分でも予想外でした
主人公とキラの彼氏は悩みましたが絡められませんでした …やるとめっさ荒れそうだったので
158名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:54:53 ID:koYxZTH9
あなたは神だ。本当にGJ!!
エロはなかった。だけど、そんなことはどうでもよくなるぐらい感動的な話でした。
このまま終わるのは名残惜しいけど、長い間お疲れ様でした。
もし、続きがあるなら続きを、心機一転して別の話を書かれるならそれを、期待して待ってます。
159名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:59:44 ID:KQij1Fr3
非常に良い作品でした。難を言えば、改行に気をつけて、読みやすくするところでしょうか。
160Shimcs:05/03/05 00:19:26 ID:dDd82pmQ
お疲れ様です。
読んでて「うわぁ…キラが…」と言う感じでした。まさかここまで動くとは…。
また、ユラはもちろん、キラの心情も、さり気なくかかれていて良かったです。
そして何より、ユラが追っかけるところで終わらせる…と言うのがまた…。
次回作も頑張ってください。
それと、毎回感想ありがとうございます。
161前スレ1:05/03/06 15:16:42 ID:qLjjdBaE
久々に見てみたら牛歩だった以前が幻のようだ。
とりあえず来月には暇ができるはずなので、遅ればせながらあげる予定。
ぶっちゃけアニメとかゲームの話はよーわからんですが、みなさんGJ!
162Shimcs:05/03/06 15:23:15 ID:yD2up51h
>>161
真の神が降臨されました。
これからも、頑張ってください。
163名無しさん@ピンキー:05/03/07 20:23:49 ID:iAgjDXag
前スレ695さんに質問があるのですが、『ユラメク思イハ消エルコトナク…』の話の順番ってどのような順番でしたっけ?
もし、いらっしゃったら教えて下さい。お願いします。
164前スレの695:05/03/07 21:05:20 ID:3m2hzhGM
最後まで楽しんでもらえたようで何よりです
ちゃんとしたSS書くのも連載も初めてだったけど無事完結できたのは
毎度のレスや応援に力づけられたのが大きかったです
皆さん本当にありがとうございました
進言もありがとう 他の方の作品を参考に見やすい改行を勉強させて頂きます
良い意味で予想を裏切れたり覆せたなら良かったです
続きは書きたい気持ちと蛇足にならないかの不安が半々ですかね
次回作もネタが浮かんだら頑張って書かせて頂きます

前スレ1さんおかえりなさいませ
新作期待しております

>163
順番分かり辛かったですか スミマセン
序章→ピアノ編→リバースサイド・キラ→梅雨編→キラII →キラIII→終章
となります
>>1にリンクされてる保管庫さんのメディアミックスの部屋でも
この順番で収納させて頂いております
165名無しさん@ピンキー:05/03/07 22:23:36 ID:255FJOGe
凄く良かった
本番じゃなくてもイイんで今度はエロも絡めてホスィ
166名無しさん@ピンキー:05/03/07 22:25:05 ID:iAgjDXag
>>164
あら、そうでしたか。面倒かけて申し訳ないです。
あなたの作品は本当に面白かったです。
もし、次回作があるなら、今の調子のままエロパロにも挑戦してみて下さい。
でも、感動的な話だったからエロにはしにくいか。
167名無しさん@ピンキー:05/03/08 14:40:14 ID:Yo27VNDK
前スレ1さんおかえりなさいまし。
新作がんばってください!!
168名無しさん@ピンキー:05/03/11 18:27:15 ID:QEqEQrYO
age
169名無しさん@ピンキー:05/03/11 19:15:13 ID:QLbZ/aYi
唐突だが
沙羅タンの急所蹴り萌え
170名無しさん@ピンキー:05/03/13 00:16:48 ID:P+Qxb4sb
唐突だが
沙羅をあんまでいじめるの萌え
171名無しさん@ピンキー:05/03/13 10:30:41 ID:I6rwfOwY
唐突だが
沙羅タン萌え
172スネーク:05/03/13 15:05:22 ID:6sW2esIS
こちらスネーク、大佐、唐突すぎるぞ!
173大佐:05/03/13 22:53:03 ID:yNPAC5K2
キラたん(;´Д`)ハァハァ
174マスター:05/03/15 17:07:45 ID:+PP8mLLO
俺はやっぱり桃衣姉妹だな。
175名無しさん@ピンキー:05/03/15 23:10:18 ID:Z+AYqSjO
双樹を助けるために、凌辱される沙羅に一票
176名無しさん@ピンキー:05/03/16 02:09:53 ID:nqLF58+p
敵意を解かない沙羅を双樹と一緒になって3P。
177名無しさん@ピンキー:05/03/16 02:48:24 ID:nop/nBYw
双恋でレイプなんて見たいか?
178名無しさん@ピンキー:05/03/16 03:00:22 ID:Yt7BLlJt
双樹とともに沙羅をいじるのはレイプではありません
一つの愛の形なのです
179名無しさん@ピンキー:05/03/16 18:44:11 ID:76zIvtNW
>>177
見たいですがなにか
180名無しさん@ピンキー:05/03/17 12:26:43 ID:cp2KMq/Y
どういうシチュエーションで犯ってほしいか、とりあえず希望を述べてみたまえ。
俺的には桜月姉妹が一番難易度が高いと思うが……時点は桃衣姉妹。
181名無しさん@ピンキー:05/03/17 13:53:54 ID:cR8yNhux
>>180
桃井姉妹は主人公を逆レイプする側なので無理です

逆レイプ体験のありそうなキャラ
http://game9.2ch.net/gal/kako/1103/11030/1103096380.html

>1 名前:名無しくん、、、好きです。。。 メール: 投稿日:04/12/15(水) 16:39:40 ID:GO+H1SSU
> このスレでは逆レイプ体験のありそうなキャラを書き込むスレです。
>11 名前:名無しくん、、、好きです。。。 メール: 投稿日:04/12/18(土) 12:24:24 ID:EXBfDqlL
> 桃井舞。
>16 名前:名無しくん、、、好きです。。。 メール: 投稿日:05/01/08(土) 11:26:43 ID:kvZ+Bfe1
> >>11
> 桃衣舞
> 主人公が保健室で舞と2人きりになると間違いなく襲う。舞と主人公が肉体関係を持つと愛にも襲われる。
182名無しさん@ピンキー:05/03/17 18:17:20 ID:c3rbU4qs
>>180
一条姉妹はゲームのプール話とか?ガキに触られまくってたあれをベースに、
最後まで犯られちゃうとか…
白鐘は普通のパーティだと思って行った先が、貴族さんたちの乱交パーティだったとか…
他は思いつかないや
183前スレの695:05/03/17 19:46:01 ID:A8PxgLGY
今日って桜月姉妹の誕生日なんだよね
誕生日にあわせて何か投下したかったんだけど…

1レスで収まりそうなほど短い小ネタならあるんだけど
微妙にエロトークっぽいような話
エロも絡めてって言うレスも頂きましたので
184名無しさん@ピンキー:05/03/17 23:04:37 ID:ftAIIhSQ
エロくなくてもいいです。
是非、投下してくだちい。お願いします。
185前スレの695:05/03/17 23:57:27 ID:A8PxgLGY
「今日は随分ご機嫌じゃない、ユラちゃん。 あ、若しかして…」
「うん。 彼が来てたの。」
 エヘヘと頬を赤らめながらユラは答えた。
「ウフフ、相変わらず仲良くやってるみたいね。 だったらそろそろコレも持っといたほうがイイんじゃない?」
 そう言ってキラは小さな箱をユラに手渡した。
「なあに?キラちゃんこの箱…。」
 ユラは手渡された箱をしげしげと見つめていたが、それが何かを理解した瞬間見る見る顔が赤くなる。
「キ、キラちゃん! こ、これって…!」
「ユラちゃんもそろそろ持っといたほうが良いでしょ。」
 慌てふためくユラに対しキラは悪戯っぽく微笑む。
「こ、こんなの私たちには未だ早すぎるよー!!」
「そんな事無いわよ。 ちゃんと用意しとかないとイザって時に困るわよ。 そりゃぁ無い方が男の人はキモチイイって聞くけど、こういう事はちゃんとしとかなきゃ。」
「で、でもぉ…」
「経験者の言う事は素直に聞いときなさい。」
 キラの言葉にユラは目をパチクリさせる。
「…ハイ? あのキラちゃん、それってどういう?」
「アハハ、実はこの間用意してなかったから生でやっちゃって…。 まぁ安全日で大丈夫だったんだけどね。 …ってユラちゃん!?」
 キラの話を聞いてたユラは顔を真っ赤にして卒倒してしまった。
「ユラちゃん!? ちょっと大丈夫!?」
 キラはユラをベットに連れて行き寝かせた。
「う〜ん、ユラちゃんには未だチョット早すぎたのかなぁ」
 そしてキラは先程ユラに手渡したが、結局受け取ってくれなかった小さな箱を見つめて呟いたのだった。
186前スレの695:05/03/17 23:57:58 ID:A8PxgLGY
せっかくなんで投下しましたが
…短いです
まぁ新作が来るまでの繋ぎの小ネタと言うことで一つご容赦を

出来ればこれがエピローグになるような形で一本書けたらなぁと思っております
というわけで保管庫への収納は今回は見合わせてください
187名無しさん@ピンキー:05/03/18 07:29:06 ID:lRJ7I7vr
GJ!!
エッチなキラちゃんは、本当にいいですね。
なんとなく、ユラメク思いハ消エルコトナクの続きに使えそう!?な気がします。
作者でもないのに偉そうなこと言ってスミマセン。
188前スレの695:05/03/19 06:22:30 ID:ZUESxvpm
レスありがとう
ユラメク想イとの繋がり感じて頂けたなら嬉しいですね
ハンドル見ていただければ分かりますが両方私ですから
現在桜月姉妹以外のネタも構想中

そういや今日発売の電撃大王でフタコイの漫画始まりますね
189名無しさん@ピンキー:05/03/19 16:05:47 ID:LQgNka74
白鐘マンセーな私としてはオルタナ漫画化はギョウコウ
190名無しさん@ピンキー:05/03/20 04:06:51 ID:j7h/jEXL
>>178
「んっ!んっ!んふっ!ん〜!!」
 沙羅は口に猿轡をされ、手は後ろ手に縛られ、加えて硬く縛られた荒縄は
その胸を大きく強調されていた。息も激しく、目は潤んでいたが何を叫んで
いるかは不明であったが、男の上で激しく腰を振っていた。
 横にはそんな沙羅を微笑ましく見つめる双樹がいた。騎乗位という姿勢は
あえぐ姿を露にする。
 ここまで沙羅は縛られ、何かの薬を飲まされ、ローターで感じるところを
責められたうえに男と双樹のHを目の前で3時間も見せられていた。沙羅が今
乗っている男は双樹とHをし、その双樹を取ると沙羅が警戒していた相手だった。
 散々じらされた沙羅であったが、処女喪失がほんの十数分前であったために
今は快楽よりも痛みの方が大きかった。それでも自分の愛する男を受け入れた
沙羅を見る双樹の見る目は嬉しげであった。
 やがて沙羅は快楽が大きくなっていき自ら腰を振り出した。そんな沙羅を見る
双樹は嬉しく思いながらも、羨ましくなりだしていた。男は双樹の素振りを見て
目配せをする。双樹は嬉しそうに頷く。
「レッツ!プレイ!仲間入り!!」
 男は叫ぶ。気配を感じた沙羅が後ろを振り向く、そこにはディルドをつけた
双樹が。双樹は沙羅の後ろの穴にディルドを挿入させた。
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 前からは男、後ろからは双樹に突き刺され、あえぐ沙羅。
「まだまだ、これからぁ!!」
 男の言葉に双樹は頷く。そう、三人はこれからなのである。夜はまだ続く・・・
191名無しさん@ピンキー:05/03/20 05:20:39 ID:IkwjAYd3
あげてみたりする
192名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:05:23 ID:Wn686S9R
>>190
もう少しソフトSのほうがと言ってみる
193名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:08:20 ID:Wn686S9R
>>190
もう少しソフトSのほうがと言ってみる
194名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:09:02 ID:ksMuZvzN
>>190
もう少しソフトSのほうがと言ってみる
195名無しさん@ピンキー:05/03/20 20:09:44 ID:ksMuZvzN
>>190
もう少しソフトSのほうがと言ってみる
196名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 07:59:39 ID:CzNcBQ8k
>>190
もう少しハードSの方がと言ってみる(本音)
197名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 13:17:39 ID:Hrr+4N5n
ダークで鬼畜なのが読み…
いや、何でも無いです
198名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 21:45:35 ID:yrXhYrM6
上に同・・・
いや、流してください
199名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:02:28 ID:62DB7dxw
ほのぼのしながら微妙にSってのは少数派なのか
orz
200名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 11:51:57 ID:g14Vz2+E
>>199
201名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 22:25:05 ID:IoiSiYZH
割とそういう系書かれてなかった?
202名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 16:33:12 ID:7G4+2Kyr
>ほのぼの微妙にS
前スレ1さんの『鐘の音が響き、沙羅双樹は咲き誇る』『咲き乱れる菫、薫る』
がそんな感じだったと思う
>>1の保管庫にあるから未読ならぜひ読んでくると良いぞ
203名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 03:28:32 ID:23a6o1ar
その二つは好き
204名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 06:40:38 ID:HgCup6bz
全スレ1さんホント神だよ…
205名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:06:04 ID:+pnlsfy9
ちょっと話題の白鐘姉妹Sモノ書いてみた
見てみてくださいな
206名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:07:54 ID:+pnlsfy9
私と双樹はいつも一緒だったんだ、だからこれからだって一緒なんだって・・
ずっとそう思っていた、どんな事があったって私たち二人は一緒にいられるんだって
ずっとそう信じていた


「あ・・はぁ、沙羅ちゃん・・」
「双樹!何で・・何でこんな・・!」
彼女―白鐘沙羅―は悲痛ともいえる声で叫んだ
「やぁ沙羅ちゃん、目が覚めたんだね」
僕は白々しくもそんな事を言って沙羅ちゃんを見つめた
「オマエッ!何で・・何してるんだ!双樹を離せッ!!」
獰猛な獣のように僕を睨みつける彼女
でも今の彼女はもう鎖に繋がれている状況だ、怖い事など何も無い
「そんなに睨まないでよ沙羅ちゃん、綺麗な顔が台無しだよ?」
クスクスと笑いながら沙羅ちゃんに言う
ジャラジャラと音を立てて悶える沙羅ちゃん、だがまともに動く事など出来ない
彼女の体は椅子にくくりつけられているのだから
「オマエどういう事だ!説明しろ!!」
「どういう事って・・見て分からないかな?」
「分かるかッ!!」
207−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:10:45 ID:+pnlsfy9
随分と彼女はご立腹のようだ、あまり騒がれても面倒くさいので適当に話をつけておこう
「やれやれ、じゃあ今から何しようとしてるのか説明しようか?」
わざとらしく両手を掲げ、説明を開始する
「僕はキミたちを調教しようとしてるんだよ、僕がいなきゃ正気でいられなくなるぐらいの肉奴隷に、ね」
「・・・何・・だって?」
沙羅ちゃんはまだ訳が分からないといった様子で僕を見ている
その表情も予想通りで笑えてくる
「だから調教だよ、ちょ・う・きょ・う」
言い切ると沙羅ちゃんが震えているのが分かった、怖がっているのかとも思ったが・・
「ふざけるなこのバカッ!言うに事欠いてそんなふざけた事言って!ただですむと思ってないだろうな!?」
たいしたもんだ、自由を失っている状態でここまで言えるなんて驚きだ
でも所詮は口先だけ、今の彼女には何も出来ないんだからね
「まぁいいや、まずは双樹ちゃんからだから・・沙羅ちゃんはそこで大人しくしててね」
言って沙羅ちゃんの口にギャグボールをつけて言葉を紡ぐ事さえ封じる
「ん!?んーんーー!!!」
背後で喚く沙羅ちゃん、まぁいいや、気にしない事にしよう
「おまたせ、双樹ちゃん」
「お・・にぃ・・さん」
はぁはぁと荒呼吸を繰り返す双樹ちゃん、その頭を撫でて安心させてあげる
208−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:11:22 ID:+pnlsfy9
「ごめんね、早くして欲しかったよね、待たせちゃったかな・・」
「や・・おにいさん、沙羅ちゃんを離してあげてください・・」
こんな状況なのに互いが互いの事を心配している
あぁなんと麗しき姉妹愛か
でもそれでさえ僕にとっては調教をスムーズに進めるための道具にしかならないんだけどね
「そうか・・沙羅ちゃんが大切かい?」
優しい声でそう聞くと双樹ちゃんは小さく頷いた
その様を見て僕はニヤリと笑って双樹ちゃんに言う
「分かった、じゃあ双樹ちゃんが僕のお願いを聞いてくれたら沙羅ちゃんを助けてあげるよ」
「・・分かりました、何でも・・します」
顔を赤く染めながら言う双樹ちゃん
さて、本人の了承も得た事だし遠慮なくお願いしようか
「じゃあ双樹ちゃんの可愛い口で僕のを舐めてくれるかい?・・分かるよね?」
僕が尋ねると双樹ちゃんは何も言わずに頷いた


「ん・・ちゅく・・ちゅ」
ためらいがちに僕のモノを双樹ちゃんが舐める
209−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:12:18 ID:+pnlsfy9
双樹ちゃんの可愛らしい顔とグロテスクな僕のモノのミスマッチさが更に僕の興奮を高めてくれる
「んー!んー!!」
沙羅ちゃんが叫んでいるのが聞こえる、言葉になってはいないが
「双樹ちゃん、もっと激しくやってくれない?このくらいじゃ気持ちよくなれないよ」
「ん・・は、はい」
僕の頼みに正直に従ってくれる双樹ちゃん
「あの・・失礼します」
か細い声でそう言うと双樹ちゃんは僕のモノを口に含んだ
「んぐ・・ふくぅ・・んぁ」
双樹ちゃんの小さな口に僕のモノは大きすぎるようで、双樹ちゃんは苦しそうでいながらも必死で僕に奉仕する
「んー!!んーーー!!!(双樹!双樹――!!)」
「(フフフ・・作戦通り、だなぁ)」
心の中で笑う
そう、沙羅ちゃんはすでに僕の作戦に完全にはまっている
「ん・・んあぁ、どう・・ですか?おにいさん」
控えめに聞いてくる双樹ちゃん、何とも愛おしい
「あぁ、気持ちいいよ・・とっても」
「よかった・・双樹頑張りますね」
210−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:13:05 ID:+pnlsfy9
双樹ちゃんは沙羅ちゃんを助ける、という目的よりも僕に快感を与える、という方が重要になってきたようだ
まぁ当然か、『そういう風になっている』のだから
「う・・く」
双樹ちゃんの必死なフェラチオによって僕のモノは快楽に流れそうになっていた
それに気付いたのか、双樹ちゃんは口の動きを激しくする
「く・・ぁ、双樹ちゃん・・!」
限界は近い、でもこのままただ射精してしまうのも少し悔しい、ここは一転責めに回るとしようか
「んちゅ・・ん、んぐっ!?」
双樹ちゃんが一呼吸入れた隙を見計らって僕も腰を動かし始める
ズチュズチュという音が響き、僕のモノが双樹ちゃんの口内を犯していく
「がっ・・んぅ、んんっ!ひぅっ!!」
ほぼ息が出来ない状態なのか、双樹ちゃんは苦しそうに、それでも僕を受け入れようと必死で舌を僕のモノに絡めてくる
「く・・双樹ちゃん!出るよっ!!」
「ん・・んぅっ!?」
訪れた限界とともに僕のモノの頭から白いマグマが双樹ちゃんの口の中に吐き出された
「んんっ!・・んぁん・・くちゅ」
双樹ちゃんは苦しそうに咽びながらも口中に満たされた僕の精を喉を鳴らして飲み込んでいた
211−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:14:51 ID:+pnlsfy9
「双樹ちゃん、良く頑張ったね・・約束どおり沙羅ちゃんは解放してあげるよ」
そう言って僕は立ち上がり、沙羅ちゃんのところに歩み寄った
「待たせたね、双樹ちゃんが頑張ってくれたからね、約束は守るよ」
言うのと同時に沙羅ちゃんを椅子に縛り付けていた縄を解いていく
「はい、これで沙羅ちゃんは自由だよ・・ってうわっ!!」
沙羅ちゃんを自由にした瞬間、沙羅ちゃんのタックルが僕を襲った
不覚にも油断していた僕は堪えきれず弾き飛ばされた
「双樹!大丈夫か!?」
「沙羅ちゃん!おにいさんが・・」
必死の形相で双樹ちゃんの所に走りよった沙羅ちゃんは双樹ちゃんの手を強く握って言った
「あんなヤツの事なんてどうだっていい!とにかく逃げるぞ!!」
握った手を引いて沙羅ちゃんは走り出した、扉への道はそれ程無い
が、もう一歩で扉に手が届くという所で双樹ちゃんが足を縺れさせ転んでしまった
「そ、双樹!大丈夫か!?」
「・・・・」
心配そうに双樹ちゃんの顔を覗き込む沙羅ちゃん、しかし双樹ちゃんは目を伏せたまま何も言わない
「どうした双樹!何処か痛いのか!?」
「・・沙羅ちゃん」
212−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:15:47 ID:+pnlsfy9
「ど、どうしたんだ?大丈夫なのか、双樹!?」
沙羅ちゃんの問いにようやく双樹ちゃんが反応を示す
そして双樹ちゃんが沙羅ちゃんに告げた
『ごめんね、沙羅ちゃん』
「え・・・・」
双樹ちゃんは言うと同時に沙羅ちゃんの首もとにピストル型の無針注射器を打ち付けた
「そ、双樹?何を・・?」
ガタガタと震えながら双樹ちゃんに問いかける
「アハハ、おしかったね沙羅ちゃん」
体を起こして沙羅たちの所に歩み寄る
沙羅ちゃんは僕を必死に睨みつけている
「オマエ・・」
「よく出来たな、エライぞ双樹」
呼び捨てにして彼女の頭を撫でる、それだけで彼女はネコのように僕に擦り寄ってくる
「双樹・・!?い、一体・・どういう・・」
「う〜ん、まだ分からないかぁ・・じゃあ説明してあげなきゃな、双樹・・教えてあげなよ」
213−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:16:36 ID:+pnlsfy9
「はぁい、ゴシュジンサマ♪」
双樹ちゃんは蕩けた顔で言う
「双樹・・?それに『ご主人様』って・・?」
「うふふ、沙羅ちゃん、おにいさんは今双樹のゴシュジンサマなんだよ」
甘ったるい声で沙羅ちゃんに言う
「ゴシュジンサマはね、私にとっても気持ちいい事教えてくれたの、ココをこうやって弄るととっても気持ちよくてね、ここにゴシュジンサマのモノを入れてもらうとね・・気が狂っちゃうくらいスゴク気持ちいいの・・」
自分の秘部を弄りながら言う双樹
その表情は発情した牝猫のように魅力的だった
「双樹・・」
沙羅ちゃんはその様子を見て声を上げるわけでもなく絶望に包まれ、涙を流していた
「あはは、よく言えたね双樹、エライよ」
クスクスと笑いながら言う、沙羅ちゃんの関心が僕に移った瞬間凄まじい殺気が僕に向けられてきた
「オマエ・・よくも双樹を!殺してやる・・殺してやる!!」
涙を流しながら叫ぶ沙羅ちゃん、言い切ると共に僕に向かって飛び掛ってきた
「残念、時間切れだよ〜」
沙羅ちゃんの手が俺に掴みかかる前に双樹が言った
「あ?・・あぁぁぁぁぁぁ!!!」
214−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:18:19 ID:+pnlsfy9
体を大きく震わせると共に沙羅ちゃんは床に崩れ落ちた
「あ・・あが・・あひ・・が、がぁ・・」
床に倒れガクガクと震える彼女
口からは涎を垂らし、目の焦点は定まっていなかった
「あ・・ひぃ、な・・何・・が?」
「沙羅ちゃん、どう?キモチイイでしょ?」
体を震わしている沙羅ちゃんに双樹が語りかける
双樹はニコニコと笑っている、いつもと何ら変わらない優しい笑顔だった
「さっき沙羅ちゃんに使ったのは特殊な薬を組み合わせた物でね、結構濃度高くしてあるから効き目は凄いでしょ?」
「あひ・・あ、あぁ・・!」
もう僕の声もよく聞こえていないようだ、狂ったように頭を振るっている
「双樹、そろそろシテあげなよ」
沙羅ちゃんの様子を見て満足げに笑うと僕は双樹に命じる
まずは沙羅ちゃんの体に快楽を覚えこませなければいけない
「分かりましたゴシュジンサマ♪」
双樹は答えると沙羅ちゃんの服に手を掛け、剥ぎ取っていく
「や、やめ・・て、ひぃっ!そ、双樹ぅ・・」
口から漏れる拒絶の言葉にも力がない
沙羅ちゃんに使った薬はただ動きを封じるだけのものではない
今の彼女の体は全身が性感帯となっているようなものだ
215−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:19:03 ID:+pnlsfy9
「ふふふ、沙羅ちゃん可愛い」
沙羅ちゃんの衣服をすべて取り除いた後、双樹は自らの舌を体に這わせ始めた
「ひぃっ!あが・・!あひぃんッ!!!」
ほんの少しの愛撫だけで狂おしいほどの快楽が沙羅ちゃんを襲う
ただでさえ快楽に対する耐性の無い沙羅ちゃんには強烈だろう
「はっ、はへっ!はへぇっ!!」
「あはっ、沙羅ちゃんも壊れちゃった?すごいエッチな顔してるよ?」
双樹は舌を這わせながらも沙羅ちゃんの反応を楽しんでいた
じゃあまずは一回堕ちて貰おうかな
「・・双樹」
必死で愛撫をしている双樹に一言だけ言う、それだけで双樹は理解したようだ
「うふふ、沙羅ちゃん・・イカせてあげるね♪」
言って双樹は沙羅ちゃんの秘部に顔を埋めた
「だ、だめっ・・あっ・・ああああああっっ!!!」
差し込まれた双樹の舌によって沙羅ちゃんは絶頂した
先程よりも一際大きく体を震わせ、力なく崩れ落ちる沙羅ちゃん
「はぁーはぁーはぁー・・・」
糸の切れた人形のように倒れ、力なく息をしている沙羅ちゃん
さて、そろそろ僕のモノにしちゃおうかな
216−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:19:42 ID:+pnlsfy9
双樹にやった時みたいに、さ
「沙羅ちゃん、大丈夫かい?」
沙羅ちゃんの肩に手を回し、優しく体を起こしてあげる
彼女は虚ろな瞳で僕を見つめている
もう僕を罵る力も残っていないようだ
それにまだ薬の効果が消えたわけではない
沙羅ちゃんの中ではまだ満たされていない感情が渦巻いているのだ
「あ・・ふぅぅ・・くぁぁ・・!」
僕の問いに答える事もせずに力ない手で自分の秘部を弄っている
それでも満足な快感を得られないのだろう、ただ規則的な動きをするだけで何の変化も見られない
「・・沙羅ちゃん、気持ちよくなりたいかい?」
「!?」
弾かれたように僕に視線を移す沙羅ちゃん
その顔はすでに性欲にまみれた淫靡なものだ
「どうだい?沙羅ちゃん、素直になっていいんだよ?」
優しく、脆くなった心に入り込むように
「我慢しなくったっていいんだ」
「あ・・ひぅ・・あ」
今沙羅ちゃんの中で音を立てて何かが崩れ始めている
217−ずっと一緒に・・−:2005/03/25(金) 22:20:14 ID:+pnlsfy9
あと一息だ
「・・・」
黙って双樹に目配せする、双樹はそれに気付くと沙羅ちゃんを堕とすため行動を開始する
「沙羅ちゃん・・」
「あひぃ・・そ、双樹・・?」
「沙羅ちゃん、一緒になろう?ゴシュジンサマはとってもイイモノをくれるんだよ?」
双樹の口から発せられる悪魔のささやき
「でも・・アイツは、アイツはぁ・・」
「アイツ、なんて言っちゃ駄目だよ沙羅ちゃん、それに沙羅ちゃんはもうゴシュジンサマの事、大好きなんでしょ?素直にならなきゃ駄目だよ、沙羅ちゃん」
沙羅の心は悪魔の言葉に少しずつ、しかし確実に崩され始めていた
「あ・・あ、や・・ぁ・・!」
ガクガクと震えながらも首を振る
しかしそれには力が無く、既に陥落するのは時間の問題なのだという事を表していた
「沙羅ちゃん」
さて、そろそろ堕とそうかな
218名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 22:58:42 ID:Fe8RnDU1
GJ
ゴシュジンサマの鬼畜っぷりがナイスだぜ!!
っていうかココで終りなのか?続きは無いのか?おあずけなのか?
書け!って言うか書いてください

漏れも一条で鬼畜っぽいの書いたんだが
DVD見たら罪悪感込み上げて来たッつうか
キャラが可哀相になって落とす気失せちまったorz
219−ずっと一緒に・・−の作者:2005/03/25(金) 23:10:52 ID:+pnlsfy9
>>218
どぅも〜
続きは直ぐあげるので待ってておくんなまし

そう言わずに投下してしまう事を提案する!!
220−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 00:56:39 ID:Ll3iQpmx
頬に優しく手を添え、脆いものを扱うように触れるだけのキスをする
「ん・・ぁ」
「沙羅ちゃんは僕が嫌いかい?」
心に直接聞くようにして言葉を発する
「あ・・たり前だ・・双樹に・・あんなことして」
潤んだ瞳で双樹を見つめる沙羅、それに気付いた双樹は淫靡な笑顔を返した
「双樹には良い事を教えてあげただけだよ、それに沙羅ちゃんだって気持ちよくなってるんでしょ?」
すす、と人差し指を立てて沙羅の肌に這わす
それだけで沙羅の体はビクビクと痙攣した
「や・・あぁ」
「俺は二人が好きだよ、だから沙羅ちゃんとも気持ちよくなりたい、駄目かな?」
すでに亀裂が入りボロボロの沙羅の心の壁
あとは隙間をつつくだけで良い
それだけで確実に陥落する
「・・・」
ちらりと双樹に目配せする
その意味を悟った双樹は再び沙羅に悪魔のささやきをする
「ゴシュジンサマの言うとおりだよ、沙羅ちゃん一緒に気持ちよくなろう?」
「一緒・・に・・?」
双樹の言葉に反応し、顔を上げる沙羅
双樹は頷くと更に続けた
221−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 00:57:28 ID:Ll3iQpmx
「うん、一緒に、私たちは三人で一つなんだから・・沙羅ちゃんも、ね?」
言って双樹は沙羅の頬にキスをした
「一緒・・私も・・」
「皆一緒だよ、沙羅ちゃん」
二人のやりとりを見ながら僕は沙羅の陥落を確信した、そして双樹がもう戻れないところまで堕ちているという事を再確認した
「・・うん、分かったよ双樹・・」
そうして沙羅は双樹と同じ・・一緒のモノへと堕ちた


「う・・ん」
一糸纏わぬ姿になった沙羅を寝かせる
「沙羅ちゃんこんなにドロドロになってる〜、これならもう入れても大丈夫だね」
双樹が沙羅の秘部に触れて言う
「じゃあ沙羅ちゃん、ゴシュジンサマにお願いして?」
「え・・・?」
「沙羅ちゃんのココにね、下さい、って言うんだよ」
あっさりと双樹は言うが、沙羅は顔を赤くして俯いてしまう
「そ、そんな・・」
小さく首を振る沙羅を見ると双樹は強硬手段に出た
222−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 00:58:13 ID:Ll3iQpmx
「沙羅ちゃん、わがまま言っちゃだ〜め」
言うと同時に沙羅の秘部に指を突き入れる、そしてその指で膣内を弄んだ
「いっひ、ひっひぁあ!!」
薬の効力がまだ残っている沙羅の体には十分すぎる快楽だった
「言う、言います!だから、双樹!!やめてぇっ!!」
息も絶え絶えになりながら言う沙羅、それを聞くと双樹は素直に指を引き抜いた
「うん、それでいいよ、そうだなぁ・・じゃあこう言ってね」
そう言うと双樹は沙羅に耳打ちした
「なっ!そんなの無理、言えないよ!!」
どんな事を言われたのか、先程よりも顔を赤くして沙羅は叫んだ
それを聞いた双樹は再び沙羅を責めようとするが、ここはあえて双樹を制しておく
「待て双樹、無理にやらせる必要はないよ、しばらく待っていよう」
僕の言葉を聞いた双樹はひどく驚いたようで、僕に聞き返してきた
「でもゴシュジンサマ・・」
「大丈夫、何もせずに待っていれば良いんだよ」
にやり、と笑みを零して言った言葉で双樹も気付いたらしい
「そうですね、じゃあ私たちは待っていましょう」
と俺と同じような笑顔で言った


五分ほど経った後
223−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 00:58:49 ID:Ll3iQpmx
変化は直ぐに現れた
「はぁーはぁー、ん・・んぅ・・」
目の前にいる沙羅は息を荒げ、腿の辺りを必死で擦り合わせている
そう、沙羅の体にはまだ薬の効力が残っている
むしろ完全に達していない以上、沙羅の性欲は極限まで高められている事だろう
「クス、沙羅ちゃんどうしたの?お顔が真っ赤だよ?」
「う・・ううぅ」
からかうかのような双樹の言葉に、沙羅は体を振るわせる事で答えた
もう我慢の限界まできているようだ
「お・・お願い、何とか・・してぇ」
潤んだ瞳で僕に懇願する沙羅
しかしあえて無視する
「・・沙羅ちゃん」
一言双樹が声を掛ける
それで沙羅も思い出したのか
再び顔を赤くしたが、決心したかのように僕を見つめて言った
「お、お願いします・・ご、ご主人様・・私に、この淫乱な雌に、ご主人様のモノを・・下さい!!」
沸騰したのではないかというくらい顔を赤くして沙羅は言った
そしてその台詞に満足した僕は立ち上がり沙羅を組み敷いた
224−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 00:59:24 ID:Ll3iQpmx
「きゃっ・・」
可愛らしい悲鳴を漏らして倒れる沙羅
それに僕は囁きかける
「いいよ、僕ので気持ちよくしてあげる」
告げて、もう前戯の必要ない秘部に僕の分身をあてがう
「行くよ、沙羅」
名前を呼び、一息で純潔の証を貫く
「あうっ!」
一瞬沙羅は苦痛に顔を歪めたが、薬の効果もあり、すぐ高揚した表情になった
「あ、あつ・・い」
呆、と視線を虚空に彷徨わせながら
沙羅は呟く
それを見て僕は沙羅の中にある僕の分身を動かし始めた
「あっあひ!あっあっああぁ!!」
僕の腰の動きに合わせて喘ぎ声を漏らす沙羅
それが気に入って更に力を込めて腰を打ち付ける
「っく・・」
沙羅の膣内は双樹のそれと似ていた
幼い体に入り込んだ異物を追い出すのでは無く、逃すまいとして強く、深く絡みついてくる
「大したもんだ、気持ち良いよ、沙羅」
聞こえたのか、快楽に溺れながらも沙羅は嬉しそうな笑顔を僕に向けた
225−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 01:00:05 ID:Ll3iQpmx
「ん?双樹・・」
ふと視線を移すと、頬を朱に染め自らの秘部に指を這わせている双樹がいた
「我慢しきれなかったか、双樹も混ざって良いよ」
体勢を移し、沙羅の後ろに回りこむ
「あ・・はぁい」
双樹は嬉しそうに答え、沙羅と俺の接合部に口付けを落とした
「ひぃん!双樹、駄目っそこは駄目だよぉっ!!」
沙羅が叫ぶ、双樹の責めがクリトリスに集中したためだろう
「いっいぁ!きも、気持ち良いっ!!」
中と外、二つの快楽の波を受けて沙羅という存在自体は流されてしまいそうになっていた
「ぐ・・ぁ」
だがそれは僕もだった、沙羅が快楽に震えるたび、膣内は締まり、絡みつく
片手で双樹の秘部も弄びながらそれぞれの限界が近い事に気付いていた
「も・・ダメ、壊れ・・ちゃ、いっちゃうぅ・・!!」
「沙羅ちゃ・・私も・・!!」
腰を強く打ち付けたのと同時に沙羅は果て、双樹は突き入れた数本の指が反動で深みに嵌った衝撃で同じく果てた
「く・・ぁ、限界だ!」
沙羅が果てたのと同時に膣内は一層きつく締まり、僕にも強大な快楽を与えた
瞬間沙羅の膣内から自らの分身を抜き放ち、欲望の塊を吐き出した
吐き出された欲望は二人に降り注ぎ、堕落したその身を白く汚した
「あは、あったかぁい・・」
「ん、おいしい・・」
二人は降り注いだ欲望を掬いそれぞれそう呟いた
226−ずっと一緒に・・−:2005/03/26(土) 01:01:31 ID:Ll3iQpmx

私たちはずっと一緒だった、だから何をするにも一緒じゃなきゃいけない
だから好きな人も一緒じゃなきゃいけない、だからご主人様も一緒じゃなきゃいけない
そう、私は双樹とずっと一緒にいられるって信じていた
そしてこれからも信じている、双樹と一緒に、ずっとご主人様の傍にいられると

だから双樹、これからも・・ずっと、ずっと一緒にいようね・・。 END
227−ずっと一緒に・・−の作者:2005/03/26(土) 01:05:10 ID:Ll3iQpmx
終わった。
なんか書いてて後半自分でよく分からなくなってきてしまった・・
予定ではもっと色々するはずだったんだが、限界だったっす

では失礼します
またネタが沸いたらふらりと来るかもしれないので機会があったら宜しくお願い申し上げます。
228名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:25:08 ID:O22jNn5K
たまんねー、しっかり堪能させていただきました。

双樹>沙羅はもはや共通認識となってるようだが、他の姉妹はどうなんだろうか。
229名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 05:35:36 ID:4AaCxFQD
双樹のSっぷりがサイッコーーだぜ!!
嬲られ焦らされる沙羅とあわせて漏れの下半身にビンビン来たーー!!

昨日は急かすような事書いてスマソ
・・漏れもやっぱ後で投下しようか
どうせやるなら純愛や和姦のあとより今のほうがいいかも
230名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 08:52:32 ID:pxnHtnCI
エロいエロい。GJ
一回目投下では鬼畜になりすぎないか心配してたけど。快楽に抗いながらも屈服する様が良いね。
231名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 23:23:33 ID:FoH3oVka
GJでございます
232名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 15:09:52 ID:kDnhEXte
GJ!GJ!!です!!!
233名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:38:06 ID:Y8VwtgnN
以前書くと洩らした一条鬼畜ダーク系の話
ここに直接落とすのは抵抗感じたんで
鬼畜陵辱投下専用スレに落としてきました
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083240192/807-816
234名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 15:40:19 ID:UBzTxVTL
>233
GJ!!優也・薫子っていうのもすごいいいです!
こらからもいろんなのかいてみてください!
235名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 20:26:02 ID:JAWkdUA+
ユーヤタンハァハァ……GJ
236名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 03:32:11 ID:WdbUvX3w
GSの少し破れた制服の沙羅たん萌え!
やっぱり沙羅たんは剥かれるのが似合うかな〜
237前スレの695:2005/04/04(月) 22:52:43 ID:OOLnwcRY
以前ココに投下させていただいたユラメク想イを
自サイトにアップすることにしましたので一応報告しときますね

あと現在ココへの投下を前提に白鐘メイン書いてるんですが…
難航してます

一読者として前スレ1さんやShimcsさんの新作も楽しみな所です
238名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 12:09:09 ID:N6W7YWwl
桜月姉妹がホームレスにレイプされるのキボン
239名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 10:45:41 ID:LuLuXpeR
237のページのURLキボン
240名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 00:03:15 ID:q8f0u/3Y
さて、オルタナティブがこのスレの推進剤となる事を祈ってますよ。
241名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 00:27:13 ID:yocECASO
ソマソ……ageちまった
242名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 04:43:22 ID:cTWTCyUG
一応、フタコイもこっちのスレでいいのかな?

あの冒頭のエイリアン戦ネタとか…
243名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 10:37:40 ID:U4hZBj0Z
イカ臭いょぅι゛ょ
244名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 14:30:45 ID:PaWWW9QF
>237
ググるときのワードキボン
245前スレ1:2005/04/10(日) 16:58:01 ID:jfJW79Xr
暇も出来たのであげる。
ただし事前にいっておくと、私はアニメもゲームも知らない。
それでもよければ見ておくれな。
246ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 16:59:04 ID:jfJW79Xr
『ああああっ!!』
 2人の悲鳴みたいな声が上がり、痙攣しながらベッドに倒れこむ。
 俺のモノからはき出た欲望が2人を汚す。
「ふぅ……」
 軽く息をついて、俺も倒れこんだ。2人はどうやら気を失っているようだ。
 あー、疲れた。
 可愛い彼女がいて、しかも2人で俺のことを好いていてくれている。
 性格だってよくて、しかも少し……かなりエッチだ。
 でも、なんつーか、2人がかりってーのは疲れるんだなこれが。
 いや、贅沢者だって言われちまえばそれまでだけどもさ。
 1日に3回。それを2人にだから3×2で6回が平均的か。
 するのは金曜のバイトが終わってからと、そのままお泊りで土曜日にで週2だ。
 一週間に、しかも2日のうちに12回ぐらい発射しているわけだな。
 夜だけじゃなくて、昼に前段階までしたことはあったけど、とにかくだ。
 暗算でも余裕な計算は、実際にしてみるときつかったりする。
 まあいいや、幸いにも明日は日曜日だ。何に遅刻する心配もない。
247ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 16:59:35 ID:jfJW79Xr
「は?」
 日曜日の朝っぱらから奇妙な声を上げてしまった。
 俺が起きると、2人はすでに起きていた。
 ユラもキラも風呂から出たてのようで、体から湯気が昇っていた。
 で、俺が風呂から出たら飯にしようか、となったときのことだ。
『3人でするの、やめない(ませんか)?』
 と2人が言い出したんだ。
 するって……夜の営みのするだよな。
「あ、でもしたくないってわけじゃないんです。その……1対1でってことで」
 ああ、びっくりした。愛想つかれたのかと思った。
「そういうことか。何でまた急に?」
 言うと、姉妹は顔を赤くしてうつむいた。
「あの、ね。友達に聞いたんだけど、普通1回か2回でみんな満足しちゃうんだって」
 この回数のことは、言わないでもわかるよな?
 っつーか、友達ってお嬢様学校のか? 相変わらず侮れんところだ。
「でも、私たちってだいたい3回ぐらいですし。
 しかも2倍もするんだから、あなたが疲れちゃうんじゃないかなって」
 疲れてるのは確かだけどもな。
「そうするとして、仮に俺がユラとしてるとき、キラはどうすんの?」
 根本的な問題があるだろう。
「片方は家に帰ってるようにしようか、って話にはなってるんだけど」
「どうですか?」
 うーむ。考えてみれば1対1ってのは経験ないな、俺。
 普通ありえないんだろうが、初っ端がそうだったんだから仕方ない。
 さておき、どうしたものか。
「うーん、それもそれで微妙だけど。一回試してみようか?」
 疲れ云々ってのより、タイマン勝負には興味があるな。
248ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:00:08 ID:jfJW79Xr
 あ
 っというまに時間は流れて、翌金曜の夜。
 バイトが終わり、いつもなら桜月家の門の前にユラキラを迎えに行くところなんだけど。
『こんばんわ』
「おす」
 待っていたのは二人でも、俺が連れて行くのは片方のみ。
 ちょっと切ない。
「えーと、今日はユラからだっけか?」
「はい、よろしくお願いします」
 何をだよ、なんて突っ込みはしない。
「それじゃ、私明日の朝行くから」
「ああ。おやすみ」
「それじゃ、キラちゃん。また明日」

 アパートまでの道のりを2人連れ立って歩く。
 いつもなら3人。今は2人。
 途中の会話は普通。しかし途切れることもある。
 3人ならなんだかんだでずっと話していられるんだけど、
 どうしたって話題の尽きるときはある。
 ま、とにもかくにもアパートに着いたわけだ。
249ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:00:50 ID:jfJW79Xr
 ユラが風呂に入っている。
 シャーなんて水音がすると、いよいよだな何て気がしないでもない。
 そして、
「あ、あの……上がりました」
 バスタオル一枚のユラが現れたのだった。
 俺は手招きしてユラを呼び寄せる。
 顔を真っ赤にし、応じたユラを俺は懐に抱き寄せる。
「きゃっ」
 あごに手をかけて上を向かせ、唇を合わせる。
「んっ……むぅ」
 最初は合わせるだけ。
 でも、待ちきれなくなったのだろうユラは、すぐに舌を差し込もうとしてくる。
「ん……はんっ」
 腰に回していた手を上げ、バスタオルのすそに差し込み、引っ張る。
「あっ、恥ずかしい」
 風呂上りのためしっとりとしている肌。柔らかさと温かさを感じるが、ちと物足り
ない。
「や……あぅ」
 背筋をさすり、撫で回す。
 背から腰、腰からお尻、そして腿。
「あ、くすぐったいです」
 身をくねらせるユラだが、その両手は俺の首にしっかりと回されていて離れようともしない。
「あんっ!」
 ユラの乳房に触れる。
 大きいとも小さいともいえない微妙なサイズだが、
 俺に言わせりゃ女の子は大きさよりも感度とか触り心地を気にするべきだな。
 その点ユラのは最高だ。もちろんキラのもだけどな。
250ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:01:23 ID:jfJW79Xr
「ふぁっ……触り方、いやらしいです」
 少し撫でただけで体を振るわせ、先っぽは自己主張を始める。
「んぅ、あ……んっ!」
 硬くなった先に舌を這わせる。
 この世で最も贅沢なユラ飴だ。嘗め尽くす。
「あ、やっ、そんなひゃっ!」
 んでもって下のほうの手では、足の間を撫でる。
 こんなことを少しの間続ければ、これこのとおり水溜り。
「3人でしてるときより、濡れてるかもな」
 スリットに指を差し込む。抵抗はほとんどなくすんなりと入った。
 チュクチュクと、音を立ててみる。
「やぁ……そんなことぉ」
 言わないでか、しないでか。
 ユラが言う前に口をふさいだからどっちだかわからん。
「お、お願いします……もう」
「ああ、いくぜ」
 俺はユラの中に入り、いつもどおり3回ほどすませた。
251ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:01:55 ID:jfJW79Xr
 んで、翌日土曜日。
 いつもの半分しかしなかったせいか、元気リンリンで目が覚めた。
 隣を見ればユラ。
 いつもならリミッターかけてるけど、昨日の俺はそんなん気にせず張り切った。
 その結果、俺は3回だけども、ユラはどうなんだろう。
 なにせ抜かずの、をやっちまったからな。
「はぁ、はぁ……え? や、っあん! わ、私、いったばかり、ああっ!」
 こんな感じのセリフを何度か聞いた覚えはあるんだが。
 さて、ひとつわかったことがある。
 いや、まだ半分だな。全てはキラが来てからだ。
「おはよ〜……起きてる?」
 SPに連れてこられでもしたのか、キラがヒソヒソ声で部屋に入ってきた。
「ああ、起きてるよ」
 確かめてみるか。
252ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:02:38 ID:jfJW79Xr
「ふぁん!」
 半裸になったキラを寝かせ、覆いかぶさっていた。
 俺のものは柔らかく、絡みついてくるキラの中に入っている。
「や、やっぱり……やめようよ。ユラちゃんが寝てるんだし、ひぅ!」
「だったら、こうしようか?」
 キラの体をねじらせ、うつぶせにさせる。キラの目の前には枕。
「声出したくないってんなら、それ使いな」
「そ、そんな……あうっ!」
 俺は突き上げる角度や速度を変えてキラを攻め抜く。
 もちろん、服の下から手を差し込んで胸をいじくるのも忘れない。
「んむっ……ふん……んむぅ」
 キラは枕を間で声を抑えようとしている。
 何とか俺を止めようと思っているようだが、
 自分でも腰を動かしていることに気づいているのかいないのか。
 水音が部屋に響く。
「っもう、ダメ、ダメ……あああん!」
 クタリってな感じでキラが倒れこむ。
 だが、俺はまだ終わっていない。
 俺はキラとは反対に倒れ、後背位から背面騎乗位へ移行。
「え? んあっ!」
 寝転がった俺の上で、半裸のキラを踊らせる。
 ナイスアングル。プルンプルンの特等席だ。
「や、っあん! 待って、わ、私、いったばかり、ああっ!」
 うむ。同じセリフは昨夜何度か聞いた覚えがある。
 よって要望は却下!
 そんでもって、俺はキラの中で3回を終えた。
 キラが俺の3回目で力尽きたからね。
 やっぱ、そうなんだな。
253ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:03:11 ID:jfJW79Xr
「説明を!」
「してください!」
 結局、ユラもキラも昼ごろまで起きてこなかった。
 で、起きぬけ一番の言葉がこれだ。
「まあ、言いたいことはわかる。だから、とりあえず風呂入って来い」
 という俺に、2人は顔を見合わせ、体を見て、風呂場へと入っていった。
 全裸で口論を続ける気はなかったようだな。

「まあ、なんつーか、なんだかなって、気がしたんだよ」
 不満なんかあるはずがない。
 可愛い彼女がいる。しかも二人もだ。
 普通ではありえないこんな状況で、不満なんか持ってたらバチがあたるってもんだ。
「でも、俺たちってやっぱ3人じゃないとダメ、っていうか。
 2人でもいいんだけど、3人のほうがもっといいっていうのか」
「そ、それは……そう、かもしれないけど」
「確かに、私昨日の夜、ユラちゃんもあなたもいなくて寂しかったけど……」
 3人でいるのが当たり前になりすぎた。
 昨日ユラとしてるとき、キラはどうしてるのかって、頭から離れなかった。
「私も……そうでしたけど」
「で、でも! 今話したいのはそういうことじゃなくて!」
「わかってるって。なんでユラが寝てるのにキラとしたのかって話だろ?
 確認したかったんだよ」
「確認?」
「なんのですか?」
254ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:04:15 ID:jfJW79Xr
 昨夜、ユラとしたときに思ったのは、キラのこともあるけど、足りないってもんだった。
 何が足りないって?
 あー、ぶっちゃけた言い方をすると性欲だな。
『は?』
 そう言うと、2人は奇妙な声を上げた。
「いや、自分でも驚いてるんだけどな。俺って性欲有り余ってんのかもしれん」
 ユラもキラもポカーンとしていた。
 そりゃそうだろう。なんたって、今回の話の根幹をひっくり返す発言だもんな。
「俺、するときはがっつりしないとダメなのかも。それこそ6回とか」
 以前、ユラキラのことをエッチな娘たちだって言ったことがあるけど、なんてこたない。
 俺はもっとエッチだ。助平だ。それも弩級のな。
「だから、今までどおり3人でしたいんだけど、どう?」
 俺に問われて、やっと2人はしゃきっとした。
 2人は顔を見合わせて、ボソボソと小さな声で話していた。
 ところどころ漏れ聞こえてくるところによるとだ。
「え? そっちもそんなにすごかったんだ」
「抜かずに3回も」
「腰抜けた」
「気を失った」
「お尻で」
 いや、ちょっとまて。最後のは知らん。
 あ、待てよ。指でいじくったかもしれないな。
 ともあれだ。結論が出たようだ。
255ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:04:47 ID:jfJW79Xr
 ユラもキラも佇まいを直し、
『また3人でお願いします」
 と、2人は頭を下げてきた。
「毎回こんなんだったら……」
「私たちのほうが壊れちゃいます」
 ってのが理由だそうだ。
「そうか。じゃあ、夜には3人でしような」
『うん! って、今夜!?』
 つらいかもしれんが耐えてくれ。
 俺だって3回しかしてないから溜まってるんだ。

「ひぃっ、あっ!」
「ひゃう!」
 ユラとキラを重ね合わせ、交互に物を差し入れる。
 これが3人での醍醐味の1つだね。
「ユラちゃんのほうが入れてる回数多いよぉ、んくぅ!」
「そ、そんなこと、あぅ! キラちゃんのほうこそぉ!」
 どっちに入れてるかわからなくなるのが、この体勢の欠点だ。
 だけど、そんなこと気にしないぐらいに回数を重ねてやればいい。
「ほれ。折角向かい合ってるんだ。なんかしたらどう?」
 言ってやると、二人は待ってましたとばかりにキスをしだす。
「はぁ……んちゅ」
「ん……む」
 いいね。すごくいい。
「あ、はん! 気持ちいいのぉ!」
「も、もうダメ!」
 だけども、キスの際中に腰を動かしてやると、2人はもうどうにもならなくなる。
256ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:05:31 ID:jfJW79Xr
 俺はモノを引き抜き、二人の間に差し込んだ。
 入れてはいないとはいえ、上下からはさまれていれば似たようなもの。
 これも醍醐味だね。
「じゃあ、行くぞ!」
 腰の動きを速くする。
「ひゃあん、そんな、はやい!」
「きゃうう、っはん!」
 腰の奥底から熱いものがこみ上げてくる。
 俺も限界が来ている。
 より速度を上げると、二人の声の音階も上がり、そして、
『ああああああん!』
「っふ、っく!」
257ユラリと桜 キラリと月:2005/04/10(日) 17:06:04 ID:jfJW79Xr
 比翼の鳥、連理の枝なんつーことわざがある。
 格言だっけ? どうでもいいや。
 仲睦まじく、お互いがお互いを必要とする。
 確かそんな意味だったと思う。
 比翼の鳥ってのは2人がお互いを支えあって飛ぶ鳥だ。
 でも俺たちは3人だ。
 だから、普通の恋人たちより強い絆で結ばれている。
 なんだって乗り越えていける。
「綺麗にまとめないで〜!」
「ううぅ、腰が痛いよぉ」
 ……たぶんな。
 そんな太陽が黄色い日曜の朝。
258前スレ1:2005/04/10(日) 17:08:25 ID:jfJW79Xr
ってなかんじ。
ちょっと短いね、スマソ。
しかもageてもうた、さらにスマソ。
これで前スレの何番だったかの人へのリクエストにも応えた。
遅くなってほんとに失礼。
未だに前スレ1ってのもなんだけども名前考える気もないので、このまま。
また当分ROMの日が続く。
ご発展を祈りつつさらば。
259名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 17:09:53 ID:jofGKH+Z
GJ
260名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 17:10:37 ID:/cc8WOCH
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
前スレ1さんのをリアルタイムで見られるなんて…。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、友達に聞いたって…すごく淫乱な学校だと思うのは俺だけ…?
261名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 17:58:53 ID:silywIo8
>>246-257
 GJ!!
262前スレの695:2005/04/11(月) 19:57:31 ID:QpQJD3tC
GJ! 乙です
精力絶倫ッスね主人公
ユラが寝てる横で声を押し殺しながら抱かれるキラ
お互いエッチした時の事を話し合うシーン
めさめさ萌えましたぁ!!

折角なんであっしも投下させていただきやす
白鐘と一条が登場します
…でも一条好きにはお薦めできません…
263涙の色 1:2005/04/11(月) 19:59:00 ID:QpQJD3tC
「最近つまらないね。菫子ちゃん。」
「そうだね。薫子ちゃん]
「やっぱアレかな?」
「うん、アレだね。」
「「最近ダーリンに会ってないから!」」
 髪形を除けばまるで合わせ鏡の様な瓜二つの双子の少女達は同時に喋った。
「「だよねー!」」

 ポニーテールの一条薫子とショートヘアの一条菫子。
 流石に双子だけあって喋るタイミングも考える事も一緒である。
「だからさぁ、今度逢ったら思いっきり甘えちゃおう。」
「うんうん。 今まで寂しかった分取り戻す為にもね。」
 お互いの顔を見ながら話してた二人は視線を前方に戻した。

 次の瞬間、二人の瞳は一人の少年の姿を捉えた。
「「ああっ!!」」
 前方に愛しい人の姿を見つけた二人は同時に声を上げ、そして走り出した。
「「ダーーーリーーン!!!」」
 薫子と菫子は少年に向かって跳びついた。 勢い良く抱き付かれ少年はその場で尻餅を着いて倒れる。
「か、薫子ちゃん菫子ちゃん?!」
 突然抱きつかれ少年は困惑の表情を見せる。

「もう!最近全然会いに来てくれないんだから。 寂しかったんだゾ?!」
「フィアンセをほっぽらかしにしちゃダメじゃない!」
 少女達は少年に構って貰いたい一心で周りがまるで見えていなかった。 その時少年が誰に逢ってたかと言う事に。
264涙の色 2:2005/04/11(月) 20:00:40 ID:QpQJD3tC

「…フィ、フィアンセ…?! お、おにいさん。 そのお姉さん達は一体…?」
 困惑の声を発したのは少年と一緒に居た髪をリボンで二つに束ねた少女-白鐘双樹であった。
「え、私たち? えっとね私たちね」
「ダーリンの幼馴染なの」
 双樹は薫子菫子のフィアンセと言う言葉をそのまま真に受けた訳ではなかった。 だが少女達の親密な、そして積極的な態度、幼馴染と言う言葉。 少年と少女達の間にある自分には無い絆を見せつけられた思いがした。
「そ、そうですよね…。 おにいさん優しくてカッコいいんだもの…。 そういうヒトがいたっておかしくないですよね…。 それなのに双樹ったら…。」
 双樹の目に涙が浮かぶ。
「ご、ごめんなさい。 そして…い、今までありがとうござ…い…」
 双樹は顔を手で覆い走り出した。

「そ、双樹ちゃん!!」
 少年は追いかけようとした。 だがその前に双樹の双子の妹-沙羅が立ち塞がった。 そして次の瞬間少年の左頬に鈍い痛みが走り再び尻餅を着く。 
 目の前の沙羅は腕を振りぬいた姿勢のまま、怒りと悲しみが入り交ざった表情で立っていた。 目に涙を浮かべ少年を睨みつけている。 そして双樹を追って走り去っていった。
265涙の色 3:2005/04/11(月) 20:01:35 ID:QpQJD3tC
 少年は呆然とした表情で走り去って行く沙羅の背中を見つめていた。
「ダーリン大丈夫? ヤダ血が出てるじゃない!」
「本当だ、痛そう。 そうだ。 ねえ手当てして上げるからウチにおいでよ。」
 二人で話を進める少女達。
「…かにしてくれないか…。」
 少年は呟くように話し掛けたが少女達には聞こえてない。

「そうだね。ちゃんと手当てした方がいいね。」
「じゃぁ今から行こうか。 ダーリン!」
 そして次の瞬間、少年は立ち上がり怒声を発した。
「静かにしてくれって言ってるんだ!!!」
 少女達はその声に驚き、そして少年の表情に身を竦ませた。
「ゴ、ゴメンナサイ…。」
「わ、私たちダーリンに…」
 少年は少女達の脅えた表情を見てハッとした。 少年は冷静さを取り戻し静かに、そしてどこか冷淡な口調で言った。

「そうだね…。 久しぶりだし、落ち着いた場所で少し話をしようか…」
 少年は黙って歩き出した。 そしてその後ろを少女達も黙って付いて行った。
266涙の色 4:2005/04/11(月) 20:04:02 ID:QpQJD3tC
 3人は喫茶店に入っていった。 そして暫らくコーヒーをすすりながら3人とも無言で押し黙っていた。 

「ゴメン…。」
 最初に口を開いたのは少年だった。

「そ、そんな。 謝らなくちゃいけないのは私たちの方だよ。」
「さっきは何ていうか…、調子に乗っちゃってゴメンナサイ。」 
 少女達は慌てて答えた。

「…イヤ、さっきの事だけじゃなく君たちには謝らなきゃいけないことがあるんだ。 4月に君たち、僕に告白してくれたよね。」
「うん。 物凄く勇気を振り絞って…」
「一大決心だったんだから…」
 少女達はそのときの事を思い出しながら答えた。

「でも僕はハッキリとした返事をせずはぐらかすような曖昧な返事で返しちゃったよね…。」
「い、いいの気にしないで。 私たちが勝手に告白しただけなんだから」
「うん、どうしても私たちの気持ち聞いて欲しかったから…。」
 二人は少し照れながらも真っ直ぐな視線で少年を見つめた。

「実はあの時気になる娘達がいたんだ…。」
「「え?」」
 二人の表情が曇る。
「そして今…、その娘達と付き合ってる。 さっき道で一緒だった女の子達…。 ゴメン。 本当はもっと早くに言っておくべき事だったのに…。」
 少女達は呆然とした。
267涙の色 5:2005/04/11(月) 20:04:51 ID:QpQJD3tC
「そ、そうだったんだ…。」
「それなのに私達調子に乗っちゃて…」
「「ゴ、ゴメンね… 」」
 二人は泣き出したくなるのを堪えながらも必死で笑顔を繕うとした。

「じゃ、じゃあせめて今までみたいに…」
「幼馴染として つ、付き合ってくれる…?」
 二人はすがりつく様な表情で少年を見つめた。

「悪いけど出来ない。 君達が僕を異性…として見てる以上、もう昔のようには戻れない…。 だから… ごめん。」
 少年はカップのコーヒーを飲み干すと伝票を掴んで立ち上がろうとした。
 少女達はそれを引き止めるように腕を掴んで泣き出しそうな表情で見つめた。
 少年が視線をそらし腕を振り解こうとする。

「さ、最後に一つだけ…」
「私たちと一緒に来て欲しい場所があるの…」
 遮るように少女達は口を開いた。
「来て欲しい場所?」
 少年は問い返した。
「「お願い…!」」
 今にも泣き出しそうな瞳で少女達は少年を見つめた。

 喫茶店を出た3人は再び歩き出した。 今度は少女達が先頭に立って歩き始めた。 足取りは入るときにも増して重い。
 そして3人が到着したのは町外れの一軒の小さな教会。 
268涙の色 6:2005/04/11(月) 20:06:09 ID:QpQJD3tC
「ここは…?」
 少年は教会を見て呟いた。
「憶えて…ない?」
「昔、よく3人で遊んだんだよ…」
 少年は黙って教会を見つめてる。 何か考え込み思い出そうとしてるかのようだった。
 少女達は少年の手をそっと引いた。

「「…入って。」」
 そして神妙な面持ちで語りかけた。

 中に入ると目に飛び込んできたのは教会を彩る美しいステンドグラスだった。
 その美しい光景は少年の記憶の奥底から何かを呼び覚ますかのようだった。

「ねぇ…、 ダーリン。」
「思い出して…くれた?」
 返事は無い。少年は尚もじっと何かを考えてるようだ。

「こっちに…」
「…来て。」
 少女達は少年の腕を引き、3人は祭壇の前に来た。
 少女達は少年の後ろに回ると跪く。

「ココで私たちと一緒に跪いて」
「ダーリン…、お願い。」
 少年は言われるまま黙って跪く。
 三人がそろって祭壇の前で跪くと、薫子と菫子は二人揃って静かに口を開く。
269涙の色 7:2005/04/11(月) 20:09:13 ID:QpQJD3tC
「わたし、
 一条薫子と…」
「一条菫子は…」
 その声は少年の記憶の奥底から、埋もれた記憶を呼び起こさせた。
(この場所、この言葉…、確か以前にも…?)
「……る時も、貧しき時も…」
「病める時も、健やかなる時も…」
「「たとえどのような事が起ころうとも、命ある限り彼の者だけを愛する事を…」」
「「誓います…」」
 少年は思い出した。 遠き幼い日この場所で、今聞いたのと全く同じ言葉をこの二人から聞いた事を。

「…思い… 」
 少年は途中まで言いかけたが言葉を切った。
(ココで素直に思い出したと言ったところでどうなる? 僕には双樹ちゃん、沙羅ちゃんという彼女が居るんだ。 もう…あの頃には戻れないんだ…。)
「…出せない。 ごめん、やっぱり憶えてないみたい。」
 そして次いで出てきた少年の言葉に少女達は言った。

「ウソッ! ダーリンも本当は思い出したんでしょ?!」
「表情で分かるもん! どうしてそんなウソ言うの?!」
 少女達は今にも涙が溢れそうな瞳で少年を睨んた。
 少年に少女達の視線は痛かった。 視線をそらしたかった。
 だが真っ直ぐ見つめ返し、そして答えた。
「仮に、若し本当に憶えてたとして…、それが何だって言うの? そんな子供の交わした口約束、本気にするヤツなんている訳無いだろ。」
270涙の色 8:2005/04/11(月) 20:10:27 ID:QpQJD3tC
 次の瞬間教会内に乾いた音がこだました。 薫子と菫子が少年に向かって同時に放った平手打ちの音だった。
 少女達の目からは大粒の涙が零れ出してた。
「…話は全て済んだだろ。 それじゃ…。」
 少年は扉に向かって歩き出した。
「サヨナラ…。」
 そして少女達の間を通り過ぎる時呟いた。

「「う、うわあああぁぁぁあああん!!! 」」
 少女達はその場で泣き崩れた。
 少女達の泣き声が少年の耳に突き刺さる。
 少年は胸が痛んだ。
 振り返りたかった。
 謝りたかった。
 慰めたかった。
 だが、少年はそんな思いを振り払うように走り出した。
 そんな事をしてもそれは決して少女達の為ではなく、自己満足でしかない事を少年は分かってたから。

271涙の色 9:2005/04/11(月) 20:11:54 ID:QpQJD3tC


 どれくらい走っただろう。 気が付けば少年は双樹と沙羅の住む屋敷の門の前に居た。
 少年は呼び鈴を押した。
 もう逢ってくれないかも知れない。
 話を聞いてくれないかもしれない。
 それはそれで自業自得であろうと覚悟してた。

 呼び鈴に出てくれたのは沙羅だった。
 自分が来た事を知ると直ぐ行くから待っててくれと言った。 そして程なくして現れる。
 走って来てくれたのだろう。 ハァハァと息を切らしている。
272涙の色 10:2005/04/11(月) 20:13:24 ID:QpQJD3tC
「さっきは済まなかった!!」
 最初に口を開いたのは沙羅だった。
「その…思わず感情的になって殴ってしまって…。 本当にゴメン…。」
「沙、沙羅ちゃん。 そんな謝らなくちゃいけないのは…。」
 少年の言葉を遮るように沙羅は続ける。
「私のこと…キライになったよな。 当然だよな、こんな乱暴な女嫌われても仕方ないよな…。 もう会いたくないよな。 …そう思われても仕方ないよな。 悪いのは私なんだから。 でも…。」
 沙羅は懇願するかのように続ける。

「双樹にだけは逢ってやってくれ…!! 頼む!! 双樹は本当にお前の事が大好きなんだ!!」
 沙羅は叫んだ。
「頼む…。 今までのように恋人同士とは言わない。 無理なら妹でも、友達でも何でもいい…。 だから、だから…。」
 最後の方は声になってなかった。 今にも泣き出してしまいそうなのを必死に堪えてる。

 少年はそっと沙羅を抱きしめた。
「沙羅ちゃん。 心配しなくても双樹ちゃんは勿論、沙羅ちゃんも僕の大事な彼女だよ。 今まで通りこれからもずっと…。」
 少年は優しく囁いた。

「え…!? でもあの女の子達は!?」
 沙羅は驚いた。 自分達はあの少女達に敵わないと思ってたから。
 スタイルも良く自信に満ち溢れ、恐らく自分達に無い思い出など何もかも持ってたかのように見えたのだから。
「あの娘達…、薫子ちゃんと菫子ちゃんには告げてきた。 もう2度と会わないって。」
273涙の色 11:2005/04/11(月) 20:14:53 ID:QpQJD3tC
 沙羅は顔を上げて少年の顔を見上げた。 沙羅は驚きの表情を浮かべ少年に語りかける。
「だ、大丈夫なのか…?!」
「…仕方ないよ。 さっきも言ったけど僕にとって一番大事なのは君達だから…。」
「ち、違うそうじゃない! お前、気付いてないのか…?」
 沙羅は優しくそっと少年の頬に触れた。 沙羅が手を離すと指先には雫がついていた。 少年の涙である。

「え…? どうして僕が涙なんか…? 仕方の無い事とは言え僕はあの娘達を傷付けたんだ。 そんな僕に泣く…資格、なん…か…」
 少年は困惑した。 その顔には自分を責めるかのような表情が浮かぶ。
 沙羅はそんな少年の首に手を伸ばし、優しく手繰り寄せ抱きしめた。
「無理しないで泣いても良いんだぞ…。」
「だ、駄目だよ…僕は…。」
「傷つけた方がより深く傷つく事だってある。 それに…傷つく事を、傷つけるのを恐れ逃げるようなヤツや、傷つけて平然としてる様なヤツだったら…、私も双樹も絶対に惚れたりなんかしない!」
 抱きしめる腕に力を込めて沙羅は続ける。

「だから…。 お前は何も恥じる事は無い。 …堂々と泣いていいんだ。」
 少年の瞳から堰を切ったように涙が溢れ出す。 少年は沙羅の胸に顔を埋め幼子のように泣いた。
 少年を優しく抱きしめる沙羅のその姿はまるで聖母の様であった。

 ひとしきり泣くと少年は落ち着いたようだ。
「ありがとう沙羅ちゃん。 お陰で少し楽になれたよ。 本当にありがとう。」
 少年がそう言うと沙羅は
「気にするな。」
 そう言って少し照れくさそうには微笑んで見せた。
274涙の色 12:2005/04/11(月) 20:16:55 ID:QpQJD3tC
「そうだ。 双樹ちゃんにも謝らないと。 双樹ちゃんは?」
「双樹は…、今は泣き疲れて眠っている。」
 沙羅の返答を聞くと少年の顔にはまた悲しみの色が浮かぶ。 
「ゴ、ゴメン。 本当に僕、何て謝ったらいいか…。」
 再び涙が溢れ出しそうになる。

「だ、大丈夫だ! お前がまた笑顔を見せてやれば双樹は直ぐに元気になる! だから、気にしないでくれ。」
 沙羅は少年の頬にそっと手を添える。 沙羅の手の優しい温もりが少年の心を静めてくれる。
「それよりお前。 今日は泊まっていけ。」
「え!?」
 沙羅の言葉に少年は驚きの声を上げる。

「こんな状態のお前を一人になんかさせられない。」
「でも…。」
「それに双樹が起きた時直ぐにお前の顔を見せて安心させてやって欲しいんだ。 尤も目を覚ますのは明日の朝になるかもしれないが。」
「うん。 じゃあ…お言葉に甘えさせてもらうね。」
 そして少年は沙羅に手を引かれ屋敷へと入っていった。
275前スレの695:2005/04/11(月) 20:23:46 ID:QpQJD3tC
とりあえずここまで
この後エッチシーンに移行したいです…が
書けるかなぁ…

自サイトについては…
とりあえず双恋とかテイルズの投稿SS扱ってるサイトさんと
相互してますので…
あと、近いうちに検索サイトとかに登録する予定ですので
276名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:59:31 ID:W1P3Kzka
かんどうした
277名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 12:26:48 ID:Fqs+BgT/
めっちゃ感動した。GJ!!
278名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 20:31:02 ID:AN5eD81C
つづきマダー?
279名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:31:40 ID:vRfOGMhI
ツヅキハマダカ?
280前スレの695:2005/04/14(木) 00:07:01 ID:+n+DMLS5
うわ?! 若しかして期待されてる?
とりあえず四苦八苦しながら書いてる
早ければ明日、遅くとも今週中
悩んだ結果沙羅とタイマン…3Pじゃ敵わないから…
281名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 00:49:46 ID:muikwiiM
正座して待ってます(;´Д`)
282名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 00:54:48 ID:z7oUpSfM
>>262
GJ!!
283名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 00:05:04 ID:jy7JAovy
続きまだでつか?
〃〃  ∧__∧
___\(\´Д`)
\_/⊂ ⊂__)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 埼玉みかん | |
284前スレの695:2005/04/18(月) 00:29:21 ID:cDgq0r3m
ゴメン 最後の〆の文章で引っ掛ってる

産道の出口の所で引っ掛ってる感じだ…
285涙の色 13:2005/04/18(月) 02:01:41 ID:cDgq0r3m
 白鐘邸のある一室、主に来客の宿泊用に用いられる間に少年は居た。 
 食事と風呂を戴き、後は寝るだけであったがどうしても寝付けず窓辺に立って月を見上げていた。
 やはり一人きりになると、後ろめたさで胸を締め付けられるような痛みに襲われる。

 コンコン…

 小さく戸を叩く音が聞こえた。
「どうぞ…。」
 少年が応えると沙羅が入ってきた。
「やっぱり未だ起きていたか。」
 沙羅はポツリと呟いた。 部屋に入るときの少年はまた暗い表情をしてたので気になって来たのだった。

「ゴメン…沙羅ちゃん。 心配ばっかさせちゃって…。」
「気にするな。 それに言ったろ…。」
 そう言うと沙羅は自分の着てるローブの帯を解く。 しゅるりと音を立ててローブが肌から滑り落ち、そして沙羅の真っ白な裸身が露わになる。
「さ、沙羅ちゃん!?」
 少年は驚きの声を上げた。

 沙羅は一糸纏わぬ姿で少年に抱きついた。
「こんな状態のお前を一人になんかさせられない、って。」
「で、でも…。」
「心が傷ついてる時は人肌の温もりに癒してもらうのが一番いいんだ。」
「だ、だけど…。」
「…そうだよな。 私なんかが相手じゃお前には役不足だよな…。 本当はこういうのは双樹の方が向いてるんだよな…。」
 沙羅はどこか寂しそうに呟いた。
286涙の色 14:2005/04/18(月) 02:02:39 ID:cDgq0r3m
「そ、そんな事無いよ!! 沙羅ちゃんも双樹ちゃんも、二人とも同じぐらい凄く魅力的でキレイで可愛いよ!」
「ありがとう…。 お世辞でも嬉しいよ…。」
「お世辞なんかじゃないよ! 本当に…。」
 少年の言葉を遮るように沙羅は唇を重ねてきた。
 甘く柔らかな感触に、少年は言いかけた言葉を切った。

「兎に角…。お前が辛い思いを抱えたままだと、双樹も私も辛いんだ…。 だから…」
 今度は少年の方から唇を重ねてきた。
「ありがとう沙羅ちゃん。」
 唇を離し少年は笑顔でそっと囁いた。
 沙羅もそれに笑顔で返した。

 二人は並んでベッドに腰掛けた。 沙羅は少年の首に手を廻しそして唇を重ねる。
 二人は抱き合ったままゆっくりとベッドに身を横たえる。

 少年は沙羅の胸に顔を埋めた。 沙羅の双丘はやっと膨らみ始めたばかりで、決して大きいとは言えないサイズであった。 
 そして沙羅自身の躯もまた、少年よりもずっと小さく小柄であった。 にも拘らず少年はとても大きな温もりに包まれてるような安心感に包まれていた。
 優しい匂いと柔らかで暖かな感触に包まれて、少年は自分の心が癒されていくのを感じてた。
287涙の色 15:2005/04/18(月) 02:03:55 ID:cDgq0r3m
 気持ちが静まってくると、性衝動が首を擡げて来る。 少年は下の方に視線を移した。 暗がりでよくは見えないそこに少年はそっと手を伸ばす。

「ひゃうっっ…!!」
 瞬間、沙羅は声を上げた。 
「ご、ごめん…!」
 少年が慌てて手を引こうとすると、その手を沙羅が掴んだ。
「い、いいから…。 止めなくても…いいから。」
 沙羅はポツリと呟いた。
 少年が沙羅の顔を見ると、頬を赤らめ視線を微妙にそらしてた。

 少年はそっと秘所に触れた。 小さなその割れ目をそっと指でなぞる。 全体を手の平で優しく触れてみる。 割れ目の回りはやっと産毛より少し濃い、いや産毛とそう大して変わらない、柔らかい毛が生えてた。
 少年は胸のあたりにあった顔を秘所のあたりまで持っていくと、そっと舌を這わせる。
 指と、そして舌でそっと壊れ物を扱うように優しく何度も…。 暫らくそうこうしてるとまるで蕾が花開くように形がほぐれてきた。 指で触ると濡れた感触がある。 先程から何度も舐めてたが、だがどうやら唾液によるものではなく内側から滲み出てきた様である。
 沙羅の秘所は少年の丹念な愛撫で、どうやら既に受け入れられる状態になっていたようである。

「あ、あの…その、えっと…。」
 沙羅は少年の下半身にちらちらと視線を送りながら頬を赤らめ口ごもってる。
 少年は沙羅の言いたい事を察した。
「いいの…?」
「私がどうこうより、その…お前はどうなんだ?」
「そりゃあ勿論…沙羅ちゃんの中に入れたい…けど。」
 少年は戸惑っていた。 女の子の初めてはとても痛いと聞いてたから。
「だったらお前のしたいようにしてくれればいい。 大丈夫…、お前が気持ち良くなってくれれば、きっと…それは私にとっても気持ち良いはずだから。」

 沙羅も当然不安だった。 だが何より自分を気遣ってくれる少年の優しさが嬉しかったし、報いてあげたかった。
 そして一つになりたいと強く思った。
「分かった。 じゃ、じゃあ挿れるね? 痛かったら痛いって言ってね?」
 沙羅は少年の頬に手を添え、答えるかのようにそっと微笑んだ。
288涙の色 16:2005/04/18(月) 02:06:33 ID:cDgq0r3m
 少年は先っぽを沙羅の秘所にそっと当てた。  
 沙羅はギュッと目を閉じる。
 少年はゆっくりと挿れ始めた。
 途中まで入れたところで少年の動きが止まった。 思った以上に沙羅の中は小さくキツかった。 コレでは沙羅は…

「ねぇ、沙羅ちゃん痛いんだったらやっぱり…。」
 少年が言いかけた所を唇を重ねてきた。 沙羅は涙で滲んだ目で真っ直ぐ少年を見据え微笑みかける。 既に十分覚悟を決めた顔であった。 少年も覚悟を決めてゆっくりと残りを挿入した。
「ん、くっっ…。 ふあぁぁぁあっっ…!!」
 少年が最後まで入れ終わると、沙羅は声を立て少年にしがみついてきた。
「沙羅ちゃん…。 動かすよ…?」
「…うん。」
 沙羅は小さな声で答えた。
 少年はゆっくりと腰を動かした。 動かす度に全身を快楽が駆け巡り蕩けそうになる。
 沙羅のほうも動かす度に小さく体を震わす。 だが少年のそれとは違い痛みに耐えての事なのだろう。
 少年は何だか申し訳ない気持ちであった。 動かす度に自分は快楽を感じてるのに沙羅は痛い思いをしてる。
 だが、その事に少年はあえて触れなかった。 強がりな性格の沙羅だ。 下手な気遣いは反って沙羅に失礼だと思えた。
 ただ、黙って行為に専念し、この快感を噛締める事が沙羅の思いに報いる事になるように思えた。
 やがて、今までに無い最大の快楽の波が押し寄せてきた。
289涙の色 17:2005/04/18(月) 02:07:55 ID:cDgq0r3m
「は、くぅっ。 …ああぁぁあっ!!」
 少年は沙羅のなかに精を放った。 快楽の波は少年の体を小刻みに震わせた。
 沙羅は自分の中に熱いものが注がれるのを、そして少年の体から力が抜けていくのを感じた。

「はぁ…あっ…。 …い、いったのか…?」
「う…、うん…。」
「…そう…か…。」
 そう言うと沙羅は少年に向かって微笑む。
 少年が達したのを確認すると、張り詰めた糸が切れたのかスッと目を閉じ意識を失った。

 口には出さなかったがやはり無理をしてたのだろう。
 少年は沙羅の体を抱きしめた。 そして改めてその小ささを感じる。
 少年は思った。 こんなにも小さな体で自分の為に体を張って健気にも尽くしてくれたのかと。
 自然と少年の両目からは涙が流れ出る。 だがその表情はとても穏やかだった。 
「…ありがとう。 沙羅ちゃん…。」

 そして夜が明ける
290前スレの695:2005/04/18(月) 02:11:35 ID:cDgq0r3m
お待たせてしまってスミマセン
あとは最後の〆だけ…です
291名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 20:06:34 ID:jy7JAovy
>>285-289
GJ!
  _、_
 (,_ノ`)   n
 ̄   \ ( E)
フ   /ヽヽ//

〆を楽しみにしてます。
292名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 12:58:15 ID:YB/4qS3A
保守
293名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 19:51:51 ID:RPhBSayw
あげ
294涙の色 18:2005/04/20(水) 20:37:05 ID:yO/nafmL
 窓から差し込む朝陽に沙羅は目を覚ました。
 隣を見ると双樹が寝ている。
(双樹?! と言う事はココは私のベッド? でも確か昨晩はアイツの部屋に行って…)
 裸だったはずが服もちゃんと着てた。 まるで昨晩の事が夢だったように思えてくる。

「おはよう。 沙羅ちゃん。」
 声のした方を振り向くと そこにはベッドの傍らで微笑む少年の-昨晩肌を重ねた愛しきヒトの姿があった。
 少年の姿を目にし昨晩の事がやはり事実だった事を再認識するも、そうすると今の状況と繋がらず沙羅の頭は軽い混乱を起こしかける。
 沙羅の表情から考えてる事を察した少年が口を開く。
「沙羅ちゃんも双樹ちゃんの事が心配だろうし、双樹ちゃんも沙羅ちゃんが居ないと心配するかと思って。 差し出がましいことかもと思ったんだけど…。」
「い、いや、そんな事無い。 その…ありがとうな。」
 沙羅は少し照れながら答えた。

「それより…お前、若しかして寝てないんじゃないのか?」
「うん。 沙羅ちゃんと双樹ちゃん、二人の可愛い寝顔見てたら何だか寝そびれちゃって。」
「バ、バカ…! 可愛いのは双樹だけだろ…。」
(そう言っててれる所がまた可愛いんだけどな。)
 少年が沙羅の顔を見ながら微笑むと、沙羅の顔にも笑みが浮かぶ。
「やっと、いつものお前の顔に戻ったな。」
 
295涙の色 19:2005/04/20(水) 20:38:12 ID:yO/nafmL
「う…ん。」
 沙羅の背後で声が聞こえた。
「双樹? 目が覚めたのか。」
「うん…。沙羅ちゃん、おはよう。」
 どことなく声に元気が無い。 やはり昨日一条姉妹を目撃したのが尾を引いてるのだろう。

「双樹ちゃん、おはよう。」
「え!?」
 双樹は耳を疑った。 もう出逢う事すら叶わないとすら思ってた愛しい人の声。

「あ、あれ? どうしたんだろ、双樹ったらまだ寝ぼけてるのかな…。 お兄さんがココに居る訳無いのに…。」
「双樹…。 夢でも幻でもないんだよ。 コイツはもうどこにも行ったりしない。」
 沙羅は双樹に微笑みかけると、ベッドから降りて少年に目配せする。 少年は入れ替わるようにベッドの側により、双樹に向かって優しく語りかける。

「双樹ちゃん。 辛い思いさせちゃってゴメンね。」
「おにいさん!!」
 少年が優しく微笑みかけると双樹は少年の胸に飛び込んだ。
 少年はベッドに腰掛け双樹の体を優しく抱きしめる。 そしてそのまま沙羅の方を向いた。 微笑みかけると沙羅も胸に飛び込んでくる。
 3人は固く抱き合った。
 そして身も心も一つに溶けあう幸福な一体感に包まれていった。

296前スレの695:2005/04/20(水) 20:40:43 ID:yO/nafmL
え〜っと、どうにか終わりました…
お目汚しスマソ
297名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 20:46:45 ID:hXuBnkfn
そんなことはない!
最高だぜ!
298名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 23:54:41 ID:PLoyRhXy
>>296
何ちゅうええ話や!GJ!GJ!GJ!
299名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 00:40:49 ID:h+FKul2u
なんかグッとくるな GJ
300名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 07:50:02 ID:AWeD5bXm
オルタマダー?
301名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 11:03:22 ID:DfX0ojLQ
触手スレにるるらら物があった。
302名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 12:45:01 ID:WrEu0yn8
>>301
それどこのスレ?
URLキボンヌ
303名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 19:02:32 ID:DfX0ojLQ
304名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 21:12:32 ID:3UJq1a8Z
UP
305名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 06:25:35 ID:QqqxlJj/
UP
306前スレの695:2005/04/26(火) 00:29:51 ID:gK/EZFD4
レスありがとうございました。思ってたより好評だったんで嬉しかったッス
確か書き始めた動機は一条姉妹が振られる話が思い浮かんだからだった様な…
だからISEMwとかから叩かれやしないかと一寸ビビってました
で、振って誰を選んだかを白鐘に決めたら自然とあらすじは決まりました
が…エロシーンが難しかった。 改めて他の職人さんの偉大さを思い知りました
教会で振るのは可哀相な気もしましたが、そこまでやらないと話が成立しないので
にしても双樹出番少なっっ…

とりあえずこれで6組中一応半分手がけた事になるのか…
他の職人さんの見てもこの3組多いね。やっぱ書きやすいのかな
さて、次回作の構想練りながら他の職人さん達の新作を待ちますかな
307名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 16:00:26 ID:8V74ctiV
今このスレに職人達は本当にいるのだろうか?
どこか新天地に旅立ってしまったのではないか?
このレスをみかけた職人は返事キボーン。
308名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 16:23:26 ID:UcbwYtDo
オルタナティブを見ながらネタを練っていると信じたい
309名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 15:13:13 ID:PWQUCHqg
保守しとくよ。
310見習い:2005/04/28(木) 18:29:35 ID:+szPWXaN
他の職人さんには遠く及びませんが、私の駄文を投下してもよろしいでしょうか?
311名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 20:07:59 ID:JfrfByTs
どうぞどうぞ、大歓迎ですとも
どんな職人さんだって始めては有ったんです
気負わず是非!
お待ちしてますよ
312見習い:2005/04/28(木) 20:14:50 ID:+szPWXaN
レスありがとうございます。
では、駄文ですが投下させていただきます。
313見習い:2005/04/28(木) 20:23:14 ID:+szPWXaN
七月…夏休みが近づくにつれ日差しが日に日に強くなる頃少年は教室の窓から空を見上げていた…
「って聞いてるのか海斗!」
海斗と呼ばれた少年は友人川田を見返す。
「悪い聞いてなかった…で、何の話?」
川田は呆れた顔をしながら。
「だ〜か〜ら!今日転校生が来るって話!」
川田が言っている転校生とは2、3日前からクラスの話題になっている。
「興味ない」
海斗はいつもの調子で答える。
「か〜っ、ホントおもしろくね〜奴だなお前は!」
「勝手に言ってろ」
友人の話を適当に聞き流している少年の名は「涼宮 海斗」
「何でお前はいつも…」
ガラッ
「は〜いみんな席に着いて」
このクラスの担任の「桃井 舞」(独身)が声をかける。
314見習い:2005/04/28(木) 20:24:07 ID:+szPWXaN
「やべっ、先生来たからまたあとでな」
と言うと海斗の友人「川田 祐介」は席に戻った、まあ彼は余りこの話に絡まないので忘れてもらって構わない。オイオイ…
「起立っ!」
「礼っ!」
「着席っ!」
委員長の声が教室に響き渡る。
先生は教卓の前に立つと、バンッ!と教卓を叩き。
「喜べ男子!今日は転校生を紹介する!二人とも入っといで〜!」
ガラッ
先生が合図するとドアが開いた。
ドアが開くと「おぉ〜」っと声歓の声が上がった、それもその筈入ってきたのはとびっきりの美少女であり、見かけが全くそっくりの双子だったからだ。
「まさか…」
みんなが珍しいものを見るような中で一人海斗だけはこの双子に見覚えがあった。
先生は黒板に二人の名前を書き。
「はいじゃあ二人とも自己紹介して」
二人は少し照れた様子で黒板に書かれた名前を名乗った。
「一条 薫子です」
「一条 菫子です」
「「皆さん、よろしくお願いします」」
315見習い:2005/04/28(木) 20:26:04 ID:+szPWXaN
先生が教室を見渡す。
「じゃあ二人の席は…涼宮君の両隣が空いてるわね」(都合が良すぎる何ていう突っ込み無用)
二人は海斗の両隣の席に着くと。
「「久しぶりだね、海斗君!」」
『やっぱり!この二人は…』
海斗の頭の中で過去の古い記憶が蘇ってきた。





泣きじゃくる双子の少女…
『う、えぐっ』
『ひ、ひぐっ』
それを宥めている少年…
『二人とももう泣かないでよ』
316見習い:2005/04/28(木) 20:27:15 ID:+szPWXaN
『だ、だって…』
『海斗君にもう会えないって思うと…』
少年は二人を抱き締めながら言う。
『そんなことない!絶対また会えるから!』
少年の目に涙が浮かび始めめた。
『ぜ、ぜったい、ひぐっ会えるから…』 『『『うわあぁぁぁん!!!』』』
三人は声を上げて泣いた、声が枯れるまで泣いた。
泣き疲れしばらくし、最初に薫子が口を開いた。
『ねえ約束してくれる?』
『約束?』
今度は菫子が言う。
『そう、三人だけの約束…』
『ダメ?』
海斗は首を横に振りながら言った。
『そんなことない!何でも約束するよ!』
二人は先程まで泣いていたのが嘘のように微笑むと。
『『じゃあ次に出会えた時は…』』
『出会えたら?』
『『私たちと……』』
317見習い:2005/04/28(木) 20:28:29 ID:+szPWXaN





『私たちと…なんだったけ?』
「ねえ、聞いてる?」
菫子が不満そうな顔で問い掛ける。
「もしかして私たちのこと忘れちゃった?」
薫子は悲しそうな顔で問い掛ける。
二人にこう問われ海斗はあわてて否定する。
「そんな!薫子ちゃんと菫子ちゃんのこと忘れるわけないだろ!」
それを聞くと二人はうれしそうに微笑む。
「本当!」
「良かったね!菫子!」
その時…
ゴホン!!!
先生がこちらを睨みながら咳払いをした。
「涼宮君ナンパもいいけど、それは休み時間にね。」
「え、そんなつもりは…」
海斗が否定する頃にはクラス中の視線が集まっており大勢の前で恥をかいてしまった。
318見習い:2005/04/28(木) 20:30:17 ID:+szPWXaN
海斗がクラスの笑い者になってすぐ一時間目の授業が始まり時は流れた…
『キーンコーンカーンコーン…』
チャイムが鳴り授業の終了を告げ休み時間になる。
「おい!海斗!」
海斗に話し掛けてきたのは、もう登場しないと思われていた友人川田であった。
「お前!一条さん達とどうゆう関係なんだ!」
川田は嫉妬のオーラを海斗に向け言い放った。
「お前には関係ないだろ」
319見習い:2005/04/28(木) 20:31:06 ID:+szPWXaN
海斗が無愛想に言い返すと隣の席の薫子が困ったように言う。
「海斗君そんな言い方しなくても…」
今度は菫子が言う。
「そうだよ!川田君?だっけ?私たちと彼は幼馴染みなの」
それを聞くと川田は目を丸くし海斗に詰め寄る。
「何!それは本当か海斗!」
「本当だよ、いちいち五月蝿奴だな」
海斗は今度はため息を吐きながら答える。 「くっーー…羨ましい奴め…」
川田が恨めしそうにしているのを無視し海斗は一条姉妹に話し掛ける。
「そういえば何で急に戻ってこれたの?お父さんの仕事の都合とかで遠くに引っ越したはずだろ?」
二人は少し顔を赤らめながら。
「私たち」
「あなたに会いたくって」
「「戻ってきちゃいました!」」
320見習い:2005/04/28(木) 20:32:33 ID:+szPWXaN
『はっ?』あまりに恥ずかしい言葉に海斗は思わず吹き出しそうになった。
「ま、まあ冗談でもそう言ってくれと嬉しいよ…」
冗談半分だろうと思い海斗は生返事をした。
「違うもん!本当に海斗君に会いたくて戻ってきたんだもん!」
「そうだよ!冗談なんかじゃないよ!」
二人は強い口調で言った。
「お〜お〜幸せ者だね海斗君」
横から川田が口を挟んできた。
「お前、まだ居たのか…」
「なっ!お前それが親友に対する態度か!」
321見習い:2005/04/28(木) 20:33:33 ID:+szPWXaN
「お前は親友なんかじゃなくてただの顔見知りだ」
海斗は川田にキツイ一言を浴びせる。
「あ〜いいですよ〜だ、お前なんかもう知らないもんね」
川田は海斗の席から離れて行く。
「本当に行っちゃうぞ」
海斗は野良犬でも払うかのように手を振った。
とぼとぼと川田は自分の席に戻る。
「いいの?落ち込んでたみたいだけど」
薫子が心配そうに聞いてくる。
「いいんだよ、明日になれば忘れてる」
「それより!私たちの話信じてくれた?」
菫子がグイッと顔を近付け問い掛けてくる。
「まあ信じたって事にしておくよ」
「あ〜真面目に聞いてないでしょ!」
「ちゃんと聞いてよ〜!」
問い詰めてくる二人を宥めながら休み時間は終わりを告げた。
322見習い:2005/04/28(木) 20:34:43 ID:+szPWXaN



数時間後…



キーンコーンカーンコーン…
チャイムが今日の授業の終わりを告げる、部活に向かうもの、帰り支度をするものでがやがやと教室が騒ぎはじめる。
「か〜いと君!」
「一緒に帰ろ!」
両隣の席の二人が話し掛けてきた。
「別にいいよ、今日はたいした用事もないし」
「本当!」
「やった!」
海斗が机から立ち上がると二人が腕を組んできた。
「ちょ、ちょっと!」
「「なに?」」
二人が声をそろえて聞いてくる。
「いや、何じゃなくて…腕…」
「いいじゃん!このまま帰ろうよ!」
「それとも私たちと腕組むの嫌?」
二人にこう言われ海斗は否定できるわけもなく、多くの男子生徒(特に川田)の嫉妬の視線を浴びながら学校をあとにする羽目になった。
323見習い:2005/04/28(木) 20:35:43 ID:+szPWXaN
双子に挟まれ帰るいつもと違う帰り道。
「…でねその時菫子ったら」
「か、薫子そんなこと話さないでよ!」
「へ〜そんなことがあったんだ」
久しぶりに話す二人との会話に海斗の顔からも自然と笑みが零れる。
「そうえば、おじさんとおばさん、元気にしてる?」
「そうだ!おじさんとおばさんにも挨拶しなくちゃ!」
その時海斗の顔が突然曇る。
「どうしたの?難しい顔して」
「私たち気に何か障る事、言った?」
海斗は一息置くと口を開いた。
「死んだ…」
324見習い:2005/04/28(木) 20:36:34 ID:+szPWXaN
「「えっ!」」
二人には最初海斗が何を言っているかわからなかった。
「父さんも母さんも二人が引っ越してすぐ、俺が中学に上がる少し前に事故にあって…」
「ご、ごめんなさい…」
「わ、私たち全然知らなくて…」
二人は涙目になりながら海斗に言う。
「そんな、二人が謝る事じゃないよ…」
「で、でも…」
「し、死んじゃったなんて…」
二人は昔可愛がってくれた海斗の両親の死に涙が溢れてくる。
「う、ひぐっ…」
「ぐ、ぐすっ…」
二人の目から涙がポロポロと流れてくる。
海斗は二人を抱き締め。
「俺は二人の泣いてる顔なんて見たくない…だから泣かないで…」
海斗に抱き締められ二人は落ち着いたのか次第に泣き止みはじめた。
「ごめんね、海斗君…」
「海斗君が一番辛いはずなのに…」
二人は再び海斗に謝る。
「だから、二人が謝る必要はないよ、それに父さんも母さんも二人に思ってもらって喜んでると思うよ」
「海斗君…」
「ありがとう…」
二人の顔に笑顔が戻りはじめた。
325見習い:2005/04/28(木) 20:38:22 ID:+szPWXaN



「そういえば二人はどこに引っ越してきたの?」
二人が落ち着きを取り戻ししばらくしてから、海斗は尋ねた。
「もうすぐわかるよ♪」
「ほら見えてきた!」
「えっ!ここって…」
そこは二人が昔住んでいた海斗の家の隣の家であった。
「これでまた!」
「いつでも会えるね!」
326見習い:2005/04/28(木) 20:39:44 ID:+szPWXaN
今日はここまで。
続きはまた後日…
327名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 20:48:28 ID:JfrfByTs
お疲れ様です
掴みはなかなかイイ感じでグッドですよ
続き楽しみにしてます
328名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 02:10:44 ID:UgcY4gF+
疑問なんだが、担任は舞なのか??ゲームやらアニメやらでは愛だったと思うんだが……
329名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 02:14:49 ID:2WX6G8UJ
メガネ無し→愛、担任
メガネ有り→舞、保険医

だっけ?
330328:2005/04/29(金) 02:22:17 ID:UgcY4gF+
>>329
それで合ってるよ
331名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 02:29:38 ID:kuMAFoIL
>328-329
それであってる

まぁパロなんだし舞先生が担任なんて世界があっても良いんではないかと
それとも若しかして素で間違えたのか?!
332見習い:2005/04/29(金) 07:58:31 ID:Nk5I6qjw
スミマセン素で間違えました…
どうかご勘弁を…
333名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 09:47:45 ID:sMuH4cBs
しょうがないしょうがない。
ぶっちゃけ白鐘姉妹以外はキャラクターがかぶってて判別しにくうごあぁ!
げふげふ……お前合法ハーレム感という非現実的なのがウリなんだから
キャラクター被せて現実的とか言ってウリを殺してどうすうわ、な なにをする きさまらー!
334328:2005/04/29(金) 12:43:54 ID:UgcY4gF+
>>332
ドンマイ。それはさておき続きキボン
335名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 00:51:45 ID:scEd4rmo
何もあげないけどあげる
336何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 01:14:47 ID:exlZvwmW
・・・何故だろうか。
刹那は、自分に注ぐ好奇と羨望の眼差しを一身に浴びていた。


事の起こりは一週間前。両親の都合で昔住んでいたこの街に帰ってきた日のことだった。
懐かしさも相まって街を散策していると、酷似している二人の美少女が歩いていた。
ただ二人は、刹那の知る幼なじみにも見えた。


「・・・菫子ちゃん達な訳・・・ないよな」

刹那ははっとした。
口をついて出たのは、彼が昔裏切った少女の名前だった。

幼なじみで、二人は双子で、何時も一緒にいた記憶。
鮮明に脳裏に蘇るその風景をもみ消すかの様に、刹那は何度も頭を振った。
337何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 01:22:07 ID:exlZvwmW
「・・・帰ろう」

刹那はそう独り言を漏らすと、少女たちに背を向けて歩き出す。
首から下げているロザリオが夕日を反射し、赤ともオレンジともとれる色に染まった瞬間。


「・・・刹那ちゃん?」「私たち・・分かるよね?」

背中に声がかけられる。・・少々変わってはいるが、紛れもなく幼なじみの双子の声だ。
頭でそう理解した刹那は、一気に走り始めた。


過去、彼女たちとの約束を守れなかった罪から逃げるように。
まるでピエロだ、なんて思いながら、野球をしていたために鍛えられた脚力を全力で振るった。
338何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 01:23:03 ID:exlZvwmW
携帯から+下らない+面白くない

三拍子そろった駄作すみません
339名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 11:57:13 ID:YN60PnYv
GJ!!!
この後の展開が気になる。続きキボン
340Shimcs:2005/05/01(日) 15:13:38 ID:h+HnerP3
良い感じで増えてますね。
最近、リアル生活の方で色々あって小説が滞ってます。
ネタがまとまったら投下したいと思います。
341何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 23:37:33 ID:exlZvwmW
「はぁっ・・はぁ・・」

息を切らして、それでも走り続けた刹那の体力は限界をとうに突破しており。
小高い丘にたどり着いた刹那の視界には、夕焼けに照らされた街が美しく映っていた。


「ここで・・・あの娘たちと会ったんだよな」


脳裏をよぎる幼かったあの日。
そう、あの日もこんなに綺麗な夕焼けの中、彼女たち・・年上のお姉さんたちは佇んでいたのだ。

「・・いるわけないか。もう社会人だろうしな」
七年近く前の時点で、彼女らは高校生だった。
今は立派な社会人だろうし、幼い自分の眼にも美人と解るほどの美しさがあったのだ。
彼氏や、下手をすれば夫もいるんじゃないか。


大樹にもたれかかりながら、刹那はそう思っていた。
342何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 23:46:37 ID:exlZvwmW
「あーあ、また来ちゃったー・・・・」
「久しぶりね。あの子、元気にしてるかしら・・・」


二人並んで誰かが歩いてくる気配がして、刹那は後ろを向いた。


・・・眼を疑った。
風に揺られる長い髪、木の陰から姿を露わにする美しい女性達。

まるで七年近く前のあの日の、リプレイじゃないかー!?


絶句した刹那。
驚きのあまり声も出ない、といった様子の彼を見たのか、女性達も眼を見開いた。

幾ばくかの沈黙が場を制し・・・・何度目かのそよ風が三人の頬を撫でた、そのとき。


「・・・もしかして」
「刹那・・・くん?」

二人の女性は、同時に声を出した。
343何となくでゴメンナサイ:2005/05/01(日) 23:49:05 ID:exlZvwmW
タイトルを「何となくでゴメンナサイ」→「そよ風の丘で」に変更します。
また細々との投稿になります。
面白くないなら言ってくださいな。
即止めますので
344名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:09:28 ID:YbQPTMrO
今の過疎っぷりなら問題ないかもしれんが
全部書き上げてから投稿した方が良いと思うんだが…どうだろう
345名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:17:41 ID:jCNCMzUg
携帯からなんで、どうしても細々との投稿になっちゃうんですよ
346名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 00:30:45 ID:rryq+1Cn
期待してます。
347名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 03:01:41 ID:KpXrPBsF
アニメOPわらた
348そよ風の丘で:2005/05/02(月) 09:59:19 ID:jCNCMzUg
「お姉・・・さん・・」
どこか虚ろな眼で、刹那は彼女らをみた。
柔らかな笑顔と、悪戯っぽい微笑み。
頬が薄く紅に染まっているのは、夕焼けのせいだけなのか、否か。

「会いたかったわよ、刹那ちゃん」
「格好良くなったわね」

呆然として立ち尽くす刹那に、二人が歩いてくる。

「お帰りなさい」
「・・またあえたね」

二人は微笑みをそのままに、刹那の左右に立つ。

「・・愛さん、舞さん」「また、一緒だね」
「大好き・・・」


七年前の記憶が、加速度的に色を取り戻す。
刹那の家の隣に住んでいた双子のお姉さんが、大袈裟な程可愛がってくれた記憶。
349そよ風の丘で:2005/05/02(月) 10:09:21 ID:jCNCMzUg
ある時偶然に出会い、次第に仲良くなり、一緒に勉強したり一緒に遊んだり、時にはお泊まりとして一緒にお風呂に入って二人に抱かれて眠った。
そして、二人と行った性交と呼ぶには稚拙な性交。
やがてキスも日常のこととなったころ。


刹那は両親の仕事の都合で、引っ越すことになった。


「舞さん、愛さん!!」
とうとう堪えきれず、刹那は二人を抱きしめた。白い透くような肌。
ふくよかに、それこそ女の象徴と言わんばかりの胸。
甘い吐息。

そのすべてが、刹那の想いを増大させていった。
350名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 19:26:37 ID:c0suWJmC
そよ風の丘でGJ!!
桃衣ネタは珍しいんでスッゴク楽しみッス
あと文章がキレイでイイッスね

Shimcsさんも新作期待してますよ
千草とみやびさんドッチが先に完成か今から楽しみです
351そよ風の丘で:2005/05/02(月) 23:40:54 ID:jCNCMzUg
愛と舞の身体が刹那に密着する。
野球をやっていたせいか、平々凡々な中学生とは全く比べものにならないほどがっしりした胸板に当たり、二人の胸が潰れる。


「会いたかったよ・・」「寂しかったんだから・・。・・もう、離さないわよ・・・」
「俺も・・・俺もです」
感極まったのか、瞳を潤ませ出した愛と舞に微笑みかけて。
刹那は、愛と舞それぞれに優しいキスをした。
352そよ風の丘で:2005/05/02(月) 23:47:48 ID:jCNCMzUg
「ねぇ刹那ちゃん、こっちにはおじさん達も来てるの?」

舞がふとした疑問を刹那にぶつける。
刹那の右腕に抱きついている顔は、幸せそのものだ。

「いや、俺の一人暮らし。親父もかーさんもいないから」
「じゃあ、今晩私たち遊びにいってもいい?」


左腕をとる愛は、眼を光らせて刹那に詰め寄る。
「あぁ、構わない。・・・二人、だからな」
「やったぁ!」
「たくさん可愛がってあげるからねっ♪」

どうやらノリノリらしい。
刹那はこの無邪気なお姉さん達をどうするか、少し考え出した
353そよ風の丘で:2005/05/03(火) 12:20:48 ID:NKVw3OWi
「私たち先生になったのよ♪」
「アナタの担任になってるかもしれないわね」
「そう・・・なんだぁ」

夕食の材料を買いにスーパーまで来た三人。
だが愛と舞は相変わらず引っ付き通しで、すれ違う男達は皆刹那に羨望の眼差しを向けた。

「何かすっげぇ見られてません?」
「刹那ちゃんが羨ましいのよ?ねぇ舞?」
「そうそう!私たちみたいな美人姉妹に愛されるなんて滅多にないものね♪」

また悪戯っぽい微笑みを浮かべて、二人は刹那により密着する。
身長は刹那の方が少々高いため、なかなかどうして絵になりそうな感じだ。
354名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 17:13:07 ID:KxjBtErF
楽しませて貰ってますから少しずつでも地道に投下し続けてください

桃衣姉妹、実にイイねぇ
355そよ風の丘で:2005/05/04(水) 23:31:05 ID:sp0raKPZ
「・・・・」
「舞・・愛・・・」
「はい、よく出来ました♪」


刹那がつまりながらも二人を呼び捨てると愛と舞は破顔一笑し、ソファにもたれている刹那にしなだれかかった。

テーブルの上には、夕食で使われた食器が置かれている。


「二人共、マジで呼び捨てていいの?」
「何言ってるの。・・・私たちは、アナタのモノなんだから。ね、愛?」「そうよ、刹那ちゃん」

二人が刹那にキスをする。
あまりに艶っぽい二人の表情に、刹那の理性は焼ききれる寸前だ。
356そよ風の丘で:2005/05/04(水) 23:41:15 ID:sp0raKPZ
「エッチはダメよ?」
「今日は危ない日だからね?・・明日、たくさんしてあげるからっ」


フフ、と微笑む双子。
やる気を空かされた感じがした刹那は、しかし苦笑して。


「・・まるで小悪魔だ」
と呟いた。




翌日以降、三人は場所を問わずに身体を求めあうようになるのだが、それはまた別の話。
357そよ風の丘で:2005/05/04(水) 23:42:10 ID:sp0raKPZ
とりあえず完で。

エロは苦手なんで書いてません・・・。
358嫉妬DEツインズ!:2005/05/04(水) 23:49:45 ID:sp0raKPZ
桜月姉妹は、最近とても不機嫌である。
月に一回来る女特有のあれのせいではない。

原因は、加納刹那にある。


桜月姉妹は、正真正銘の初恋が正真正銘の一目惚れで、しかも姉妹が同じ相手だという。
その相手が刹那なのだが、彼は非常によくモテるのだ。

「どうだった、ユラちゃん・・・」
「今日は千草さんの動物病院に行くんだって」
「・・・最近、デートしてないね・・・」
「そうだね、またしたいね・・・・」


二人は刹那がほかの娘−何故かみんな双子なのだが−と一緒にいると、胸が痛くなる。
359嫉妬DEツインズ!:2005/05/04(水) 23:50:36 ID:sp0raKPZ
実験的に作ってみました。
ゴメンナサイ、モウヤリマセン・・・
360名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 06:07:35 ID:KhUwWg96
なかなか艶っぽくて良かったよ〜
でももう少し長い方がが良かったかな
実は一条との修羅場も期待してた
あと子供時代のエピソードとかも見たかった

嫉妬DEツインズ!もモロに修羅場りそうで結構興味深いのだが
361そよ風の丘で・アナザー(幼年期編):2005/05/06(金) 11:45:53 ID:r7LsqSAy
「今日は誰に告白されたのよ、舞?」
「・・・バスケ部の佐藤君と、野球部の西田君」「で、断ったってわけ?あの二人、この高校のトップ2なのよ?」


あーあ、もったいない。親友がそう言うのを、愛と舞は苦笑で誤魔化した。

桃衣姉妹は、彼女らが通う高校では名の通った美少女姉妹である。
しかし、天真爛漫な性格からは想像も出来ないほど身持ちが堅く、全ての告白を断っている。


その理由は、三人だけの秘密なのだが。
362そよ風の丘で・アナザー(幼年期編):2005/05/06(金) 11:53:15 ID:r7LsqSAy
親友と別れた二人は、心持ち・・・いや、確かに足の回転を早くした。
早く家に帰りたい。
双子だからだろう、以心伝心と言わんばかりに同じ速度で歩いていた。


「ただいまー!」
「刹那くーん!」

玄関を開けるのももどかしく、愛と舞は声をあげる。
しかし、聞こえてくるのはテレビの声のみ。
首を傾げた二人は、室内に足を踏み入れた。
363名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 11:54:50 ID:r7LsqSAy
とりあえず試験的に作ってみました。
まぁ一条姉妹を裏切ったっていう理由も明らかにしますんで。


長い眼と首で見守ってやってくださいな
364名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 17:20:22 ID:Lxibq8E8
がんがれー
伏線や過去話など気になってる部分てんこもりだったんで
執筆を決意してくれた事は素直に嬉すぃ

と、言う訳で続き期待してますよー
365そよ風の丘で・アナザー(幼年期編):2005/05/06(金) 23:12:40 ID:r7LsqSAy
リビングでテレビを見ていたのは、二人の母親だった。
いつものこの時間ならば、刹那は間違いなくこの家にいて、出迎えてくれるはずなのに。

「ねぇ母さん、刹那君は?」

舞が、震える声を絞り出す。
まだ帰ってきていないと言われれば、すぐにでも家を出ていくつもりだ。

「刹那君なら一条さんの家に泊まることになったわよ?」
「・・・」

母親がそう言った時、二人は心が砕けたような錯覚に襲われた。
毎日顔を合わせて、抱きしめたりムギュッとしたり、一緒にお風呂に入ったりしてたのにと、黒いモヤモヤしたものが満ちてくる。
366そよ風の丘で・アナザー(幼年期編):2005/05/06(金) 23:19:14 ID:r7LsqSAy
一条、と言う名前は、二人にとっては禁句に近かった。

刹那の幼なじみで。
双子で。
同い年で。
尚且つ、一緒にいる時間が長い。

刹那を奪い合うことになれば、勝てる気がしない。




それから何をしたか、二人は覚えていない。
気がつけば朝になっていて、寝過ぎだと母親に叱責されて。


これほどまでに刹那は彼女らの生活に馴染んでいたのだ。


「ただいまー」

待ちに待った声が玄関から聞こえた瞬間。

二人は、先程までの生気のなさが嘘のように飛び出した。
367名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 23:19:58 ID:r7LsqSAy
ちまちまとですがあげていきます。

とりあえずここまで。
368名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 21:28:03 ID:B/RiJ6VN
桃衣の心象描写がイイ感じですね
引き続きがんがって下さい

でも本音を言うともう一寸まとめてくれた方が読みやすいかな?
例えばメール形式で書き溜めるとか出来ません?
369名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:04:33 ID:fn+SgQgS
あー・・・携帯からですから・・・。
その分きっちり丁寧に、全力を尽くしますのでご了承の程を・・・。
370名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 22:50:25 ID:B/RiJ6VN
では書きやすい形で引き続きがんがって下さい

纏ったスタイルはあとで補完庫さんに収録されますし
371名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 22:53:43 ID:fchqNLQj
続きを期待して待ちながらホシュage
372名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 01:20:08 ID:IKVB7Dpq
保守
373名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 03:38:01 ID:Edi6G64b
アニメ2種類あるんね
れんたろうちゃんの初めて見つけた
こいつは沙羅双樹一直線?
374名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 08:17:29 ID:4/cPt4wy
>>373
一直線というか、もう既にゴールしてますよっていうか
1話、れんたろーがベットに寝転がって両脇ポンポンで
双子二人が箒捨てて走りよってくるとか
375名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 17:23:56 ID:cTqFnx83
温泉話はエロかったな。
376名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 23:01:50 ID:SHQeHILB
エロパロだからって否が応でもエロ入れなきゃ駄目、って事はないよね?
377ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:15:11 ID:j4k2kEJM
「うわー!ここね!」
「ダーリン、早く早くぅ〜!」
「荷物持ちのスピードも考慮してよ・・・。」
現在、薫子ちゃん、菫子ちゃんと三人で温泉旅館に来ている。
どうしてかって言うと・・・まあ、何となく予想はつくだろうけど・・・
それは、一月ほど前に遡る
378ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:15:59 ID:j4k2kEJM
「「ダーリーン!」」
2人が、下駄箱のところで待っていた俺の所に駆けて来た。
「ごめ〜ん、遅くなっちゃった。」
「待った…?」
「10分ぐらいだから気にしないで…」
実際そのくらいなんだから問題はない、で、いつものように3人で帰っていると。
「ダーリン、8月の上旬って空いてる…?」
「8月?確か部活は…休みだったかな?」
「私たちもね、そこは休みなの…それでね…?」
ああ、こういう時って必ず何かあるんだよな…
「「一緒に温泉旅行に行かない?」」
「温…泉…。何でまた急に?」
その言葉を聞いて、2人は少し頬を膨らませた。
「ひどいよ、ダーリン…。まえに、いつか3人で行こうねって言ってたじゃない。」
「でも、なかなか機会がなくて…ダーリンも全然そんな話してくれないし…。」
…そう言えば…中学のときそんな話をしたような気がする…。
「…ええと…なんて言えば良いのかな…。」
「もう…ダーリンったら…。」
「それで…ダーリンどうするの?」
「別に構わないけど…。」
そう言うと、二人は顔を見合わせて…
「「よかったぁ!」」
太陽に負けないくらいの笑顔で…笑った…きっとこの二人以上に純粋な子は…
379ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:17:02 ID:j4k2kEJM
「断られたらどうしようかと思った…」
「だって、宿の予約もうしちゃったもんね!」
…え…今なんて言った?
「あのさ…今…宿…って?」
「えへへ…実は…」
「もう予約してあるんだ…。」
…なんかもう何も口に出せなかった…さっきの、純粋なってのはちょっと訂正…。
「マジで…?」
「うん、マジで。」
「ちなみに…どこ?」
「ここより北の、山間のところ。大丈夫、電車で行けるから。」
「宿って…宿泊?」
「うん、一泊二日!」
「ご両親は…?」
「その内、行く事になるだろうから少し早いけどいいよ…って。」
「もし、俺が何かあってダメだったら…部活とか…。」
「ん〜…それは。」
「ねぇ…」
あ…なんか、いいたいことが分かった。
「「ダーリンならきっと無理してでも来てくれると思ったから!!」」
…神様…俺はこれからもずっとこの2人に引っ張られながら生きていくのでしょうか…
…悪い気はしませんが…

まあ、そういう訳でここに来たのだが…。
「何してるの〜ダーリーン!」
薫子ちゃんと菫子ちゃんはずっと楽しみにしてくれていたらしい。なんだか、嬉しいものだ。
380ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:17:47 ID:j4k2kEJM
宿泊する宿は、結構昔からあるらしくそれなりの古さはあったが、ぼろいという訳ではなかった。新築にはない、温かい感じすらあった。
部屋に案内されると…案の定3人一緒の部屋…。別々ってのも嫌だけどこれはこれで…。
「お茶でも飲もうか…。」
とりあえず、お茶でも飲んで一息つく…。
「ダーリン、これって…。」
「新婚旅行?」
「…まだ結婚してないよ?」
「じゃあ、なんて言うのかな…。」
「さあ…」
本と、なんて言うんだろうね…。
「これから、何しようか?」
「ん〜と、そうだ!折角だから、山の中を歩いてみない?」
「…いいけど、迷わないかな?」
「大丈夫だと思うよ。そう言う人たちの為に道が作ってあるらしいし。」
「獣道?」
「ぶ〜!ちゃんと人が通れる道です。」
「…熊とかいないよね?」
「さあ…それは…どうかな…。」
「でも、死んだふりすれば大丈夫だよきっと!」
あれ、それって確かあんまり意味ないってテレビで見たような…
「ま、いいか…」
結局のところ、熊に会わずにすんだのでよしとしよう。
問題はそんな事じゃなかった…
381ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:18:43 ID:j4k2kEJM
「「ダーリン、お風呂入ろう!」」
「…いいよ。」
お風呂に入るただそれだけなのだが…
「じゃ、ダーリンあとでね!」
「覗いちゃダメだぞ?」
「うん…」
男&女、それぞれの脱衣所に入り…着替え…出ると…
「「うわぁ!露天風呂だ!」」
すぐ隣で、薫子ちゃんと菫子ちゃんの声が聞える…
「あ、ダーリン!」
「また会ったね…ウフフ。」
「…そうだね…。」
苦笑いを浮かべながら横を見ると…体をバスタオルで隠した2人が笑顔で立っていた。
何を隠そう…ここはいわゆる“混浴”というやつだ…
流石に、お互い大事な部分はタオルで隠してはいるが…。
「ダーリン…」
「嬉しい?」
「…一応。」
俺も男だ。
382ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:19:29 ID:j4k2kEJM
とりあえず、体を洗い(背中は流されたけど、前は断固拒否)3人で湯につかった。
幸いにも、お湯は乳白色だったのでタオルがなくても大丈夫だろう…タオルつけるのはマナー違反だって言うし…
混浴はどうか知らないけど…。
「はふぅ…」
「気持ち良いねぇ…。」
「…いや、じつに。」
2人は楽しんでるけど、両側に裸の美少女がいてはこっちはそれどころじゃない…。
おかげで言葉遣いが変になってる…。
「…私たちは…嬉しい…よ?」
「ダーリンと…一緒に来れて…。」
「薫子ちゃん…菫子ちゃん…。」
「「ダーリンは…?」」
「…それは…もう…喜びの絶頂…かな。2人から誘ってもらったとき、少しビックリしたけど…やっぱり嬉しかったし…。今も…ね。」
ただ、この状況ではその喜びを噛み締められている余裕はないけど…。
「今は…まあ…ひたすら照れくさいけど…。」
「「…」」
2人はちょっと黙った…こういう時って何かあるんだよな…。
「ダーリンってさ…」
「他の人より…理性…強いよね…。」
「それは…この状況で何もしないことを指しているのかな?」
2人は黙って頷いた。
「…人はいないといっても…まあ、ここは公共の入浴場であって…流石にそういうことは…。」
俺は、苦笑しながらいった。
「でも…これくらいなら…。」
そう言って、菫子にキスをする…。
「ん…ふ…」
口を離すと、今度は薫子に…
「ダー…ん…」
2人とキスを終えるとそっと二人を抱き締めた…。
383ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:20:17 ID:j4k2kEJM
「ダーリン!行くよ!」
「…なんで、2対1なの?」
お風呂から上がると、すぐに…って訳でもなくとりあえず定番の卓球を。
ちなみに、2人とも浴衣姿なので多少目のやりどころに困ったりもするが。
「テニスコートよりも小さいんだから、平気でしょ?」
「いや、それはそうだけどさ…。」
何故かしら(いや、当然か?)シングルス対ダブルスになってる…。
卓球は、そんなに有利になったりとかはしないと思うけど…。
「頑張ろう、菫子ちゃん!」
「うん!」
むしろ、人によってはシングルスの方がやりやすいって話も聞いたような…
「えいっ!」
「やっ!」
…訂正…この二人に限ってはダブルスが何よりも力を発揮できるようだ…。
まあ、圧倒的な敗北までは行かなかったから良かったけど…。
この辺りまでは、予想の範囲内かな…。
384ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:21:39 ID:j4k2kEJM
予想もしない出来事は、食事後…いや食事中から始まっていたのか…。
「「だぁりん…。」」
「ど…どうしたの2人とも…」
旅館の食事はなかなかのもので、楽しく食べていたのだが…
「「ねぇ…」」
明らかに二人の様子がおかしい…。
「「えっち…しよ?」」
なんて言うか…どう見ても…酔ってる!
「(何故?どうして!?如何にして!?こんな状況に!ここの女将はいったい何をした!!?)」
なんて、混乱いるうちに、2人に思いっきり抱きつかれた…。
「むふふ…つかまえた…。」
「逃がさないんだからね…。」
2人して、顔に胸を押し付けてくる…いや、悪くはないけどね…。
「…2人とも…知らないよ?」
抵抗も無駄と分かり、場の流れに任せる事にした。自分も多少酔っていたのだろうか。
「いーよ…」
「だーりんなら…」
取り合えず、押し倒されたままでは格好がつかないので、多少力任せに位置を入れ替えた。今度は、俺が2人を押し倒す感じだ。
385ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:29:56 ID:j4k2kEJM
「じゃ、今度は薫子から…」
さっきは菫子からだったので、今度は薫子からキスをする…。
「……んっ……」
くちゅくちゅと舌を絡め唾液が混ざり合う音がする…唇を離すとつうっと糸をひいた
「だぁりん…私も…」
答える代わりに菫子にキスをする、さっきと同じ音がしてやはり、唇と話すと糸をひいた。
そっと浴衣の帯を解いて胸をはだけさせる…2人ともノーブラだった。
「…んん…は…」
「…うん…うっ…」
2人の胸を同じように触ってその感触を楽しむ…そして…
「ひあっ!」
菫子が甲高い声を上げた…俺が、胸に舌を這わせたからだ…
「はっ…あっ…あうっ…だぁ…りん…」
手だけの薫子に比べ、明らかに息が荒くなってきている…。
「…私は…?」
薫子がねだって来たので、標的を薫子の胸に移す。
「んあ…はう…気持ち…いい…」
「…ふっ・・ふうぅ…はぁう…」
菫子の乳首を指で刺激するのも忘れない…。
「はぁ…やぁ…はっ…ふぅ…」
「んぁっ…くっ…ひうっ…」
絶え間なく続く二人の喘ぎ声…歯を立てる度に、強く摘む度に…一際高い声があがった…。
386ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:30:54 ID:j4k2kEJM
暫く、感触と声を楽しんでいると、2人は我慢できなくなったのか自ら慰め始めた…。
「…我慢…できない…?」
「……うん…」
「……私も…」
2人の秘所に手をもっていくと既に濡れそぼっていた…
「入れる前に少しだけ…。」
そう言って、ショーツを脱がすと少し強めにいじり始めた…
「きゃうっ!…だぁりん…」
「ちょっと…強い…あはぁっ!」
「…もう、イきそう…?」
「わ…私…」
「も…もう…だ…」
「「はあああん!!」」
よほど、興奮していたのか少しいじると2人ともすぐに嬌声を上げて達した。
もうそろそろ、酔いも覚めたころかな?
387ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:32:00 ID:j4k2kEJM
「ふぅ…ふぅ…」
「はぁ…はぁ…ダーリン…」
菫子のほうが先に手を伸ばした…。
その手を取って軽くキスをした後、少しずつ菫子に入れていく…
「ん…入ってく…」
「あ…菫子…ずるい…」
「え…薫子…な…ひぃっ!」
薫子が菫子の胸に吸い付いた、と同時に、俺も動かす事にした
「ああっ…あっ…あああっ!!」
イったばかりで敏感になっているようで悲鳴のような声を上げる…
「気持ちいい?」
薫子は絶えず菫子の胸を責めている、
「きゃっ…あ…はあっ…はっ…ああっ!」
「うふふ…」
出し入れする速度が速くなってくる…俺も、そろそろ限界だ…
「もうっ…だめぇっ!…わたし…また…また…ああああああああああっ!!!」
ぐっと仰け反られてくたりとなる…俺の方も菫子の中に思いっきり放った。
「あふ…ふぅ…」
388ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:33:15 ID:j4k2kEJM
「ダーリン…次は…私。」
薫子は四つん這いになって自分の膣をくちゅっと指で開いた…
「いくよ…」
さっき、出したのにもかかわらず俺のモノはまだまだ元気だった。
「ふ…うう…あ…。」
「全部は入ったよ…。」
「うん…動い…きゃっ!」
さっきの菫子と同じような声を出した。
「さっきのお返し…」
菫子が薫子の体の下に自分の体を滑り込ませ、薫子のクリトリスをいじっていた
「すっ…菫子…それ…はんそくぅ…」
「だ〜め!」
その光景になぜか微笑ましい物を感じ、少し微笑したあと俺も少しずつ動かしてく
「んんっ!…はぁっ!!…や……ああ…うっ!!」
「感じてる?」
さっきの菫子よりもさらに激しくあえぐ薫子…最も感じる部分を二箇所同時に攻められればそうなるだろう…
「いいっ!…気持ち…いいよぉ…!!…」
「もっと…気持ちよくなって…」
菫子は少し体を起こして、結合部に舌を這わせた
「ひああああっ!だめっ!…私…こわ…れちゃう…!だめっ…」
俺も薫子と同じように二度目の絶頂を向かえそうだった。
「あ…ああああああああああああああ!!!」
薫子も同じような嬌声を上げてくたりとなった…。
そして、3人並んで横になった…。
389ハネムーン?:2005/05/14(土) 03:34:35 ID:j4k2kEJM
「…2人とも…まだ起きてる…?」
「うん…」
「なあに…?」
横になったまま2人を抱き締める…

「…新婚旅行も…こんな風に、3人で来よう…」

「「………うん…」」

それは、まだ少し先のこと…けれど…それは確実にやってくる…。
俺も、菫子ちゃんも、薫子ちゃんも…そう信じてるから…。
3人の心は変わらないと…信じてるから…。
390Shimcs:2005/05/14(土) 03:36:42 ID:j4k2kEJM
ネタが浮かんで、すぐに書けそうだったので書きました。
エッチシーンは相変わらず難しいです。
ええと、現在3つほど同時並行させてますが、ネタがでなくて困っています。
まあ、ぼちぼち書いていきます。
391名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 09:33:01 ID:WLTy+oRm
結婚前の旅行は婚前旅行では?
392名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 21:44:33 ID:BpcpqMRN
GJ! Shimcsさんの一条話も3つ目ですね
このままシリーズ化するのも面白そうですね
温泉の定番卓球シーンと女将の仕業wが良かったです

現在執筆中のも楽しみにしてますよ
みやびさんと千草と、あと一つなんだろ?

投下時以外名無しのつもり、と思いつつメル欄にコソーリ
393名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:23:38 ID:N5D307Lv
長いような短いような夏休みも終わって今日は二学期の始業式。
約一月振りに歩く双愛中学校の通学路の途中、ふとその思い出を振り返ってみた。

――色々あった、と思う。

他にも言い様がありそうなものだけど、どんなに言葉を捜しても「色々」という表現以外に適切なものが考えられなかった。
そもそもの発端はほんの数ヶ月前――ボクが二年生になった直後の事だった。
誰もが憧れる超名門お嬢様学校、月華学園から双子の女の子が転校してきたのだ。
少女達の名前は桜月キラとユラ。
どちらも絵に描いた「お嬢様」がそのまま抜け出できた様な清楚な美少女で……
それだけでも印象的だったのに、なんと彼女達はボクに一目惚れして、
たったそれだけの理由でやって来たと言うのである。

これだけでも正に開いた口が塞がらない心地だったのに、直後に彼女達の口から出た言葉にボクの頭の中は真っ白になった。

『私たちを、貴方の彼女にしてください』

瞬間、教室どころか学校中がひっくり返る様な大騒ぎになった。
男子のムンクの叫びさながらの慟哭と、女子の好奇に満ちた喚声とで。

まあ、後は色々と……本当に色々とあって……
394名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:24:34 ID:N5D307Lv
夏休み初めの花火大会の夜、二人はボクの恋人になった。
傍から見れば二対一の付き合いなんておかしく映るかもしれない。
でもボクは二人の事が本気で好きだったし、二人もボクの事が本気で好きだったんだろう。
だから違和感は全く無かった。
むしろ、それが当然に思えた。

そして二人と彼氏彼女の関係で迎えた夏休み本番。
お互いの家を行き来して宿題をやったり、
三人(いや、剣持さんとか居たけど……)で海やキャンプに行ったりと、
物凄く楽しい時間を過ごした。

もっとも――決して期待していた訳じゃないけど――色気のある出来事は無かった。
それと言うのも彼女達の告白を受け入れた夜、
「今度はユラちゃんがクラスメートの前でキスしなきゃね」という約束事(?)があったからで……
あれはキラちゃんの冗談だったのかもしれないけど、
律儀なユラちゃんは完全にその気になってしまっていて、
昨日会った時には「明日はとうとう私も貴方と……きゃっ」なんて言ってたくらいだ。
395名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:25:17 ID:N5D307Lv
………………
…………
……やっぱり、マジで本気なんだろうか。

だとしたら嬉しいと言うよりも恥ずかしすぎる。
それにクラスのみんなの反応を考えると――嫌な汗が額を伝ってしまう。
事故とは言え、キラちゃんとキスしてしまった時でさえ私刑にあってるし……

……はあ。
396名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:26:05 ID:N5D307Lv
「よぉ、元気にしてたか〜」

突然背中を叩かれてはっと我に返った。
慌てて辺りを見回す。そこでようやく双愛中学の校門まで来ていた事に気付いた。
どうやらあの二人の事を考えてる内に完全に自分の世界にトリップしていたらしい。
何となく……情けない気がした。

「ん? どうした、ボケっとして」

こちらからの反応が無いのを不審に思ったのか、ひょいと眼鏡をかけた少年が顔を覗き込んでくる。

「いや、ちょっと考え事をしていて……それより久しぶりだな、大坂」

「ほんっと、久しぶりだな。
お前、キラちゃんとユラちゃんに知り合ってからただでさえ付き合い悪いってのに、
夏休みもず〜っとあの二人と一緒だったもんな〜」

「う……それは……」

「あ〜あ。彼女が出来た途端、男の友情なんてどうでもよくなっちゃうのかね〜」

ニヤニヤしながら冗談めいた口調でそう言う大坂だが、目は笑っていない。
まあ、大坂とて友人である以前に男だ。
双子の美少女、しかもその両方と付き合って現を抜かしている野郎を前に、ちょっとぐらい苛つくのも無理はない。

それに大坂以外の男子ときたら苛立たしさどころか殺意すらこもった視線を向けてくるし。
ちょっとやそっとのどす黒い敵意にはもう慣れっこだ。
397名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:27:37 ID:N5D307Lv
「別に自慢にもならないけどね……」

「何が自慢にならないって?」

「あ、いや、別に。
ただ、友達はやっぱり違うな、って思ったんだ」

「……はあ?」

首を傾げる大坂に曖昧な笑みを送って誤魔化す。
心の中と口が繋がってしまうのは悪い癖だ。
ただでさえ「分かりやすい」と言われてるのに……

しかも相手は大坂。
この友人は特定のテーマに関するアンテナが妙に敏い。
398名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:28:43 ID:N5D307Lv
「ところで大坂。そっちは何してたんだ?」

余計な詮索をされないよう、こちらから話を振りつつ大坂を促して歩き出した。

「俺はひたすら彼女作りだよ」

「ふぅん」

「……ちぇ、何だよ。そのいかにも余裕ですって反応。
いいよなぁ〜、彼女持ちは」

「って事は上手くいかなかったんだな」

「どっかの誰かさんが付き合ってくれなかったお陰だよ」

と、恨みがましく大坂。
実はよくナンパに誘われるのだが、同行した事は一度もない。

「別にそんなに焦らなくたっていいじゃないか。それで人生終わるわけじゃないしさ」

「コノヤロ〜……やっぱり余裕ぶってるな」

「だからそういう訳じゃないって」

などとどうでもいい話をしながら教室に向かう。
399名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:29:36 ID:N5D307Lv
いつも通りなら既にキラちゃんもユラちゃんも登校している筈だ。
ユラちゃんは本当にあの約束を実行する積もりなのだろうか……

複雑な気持ちのまま教室の扉に手をかけた。

(ええい、もうあれこれ考えてたって仕方ない! ままよ!)

――ガラッ

「……あれ……?」

それは、見慣れている立場としてはある意味異様な光景だった。

喩えるなら、太陽が沈んだ後に月が昇って来ないような。
或いは灰色の砂漠にただ一匹だけひらひらと蝶が舞っているような。
それがあれば相対して当然あるべき筈のものがそこに無かったのである。

つまり――

「今日はキラちゃん一人? ユラちゃんはどうしたの?」

「あ、うん……その、ちょっと具合を悪くしちゃって」

どこか申し訳なさそうな表情を浮かべキラちゃんが言った。

いつもならその隣に居る筈の、まるで彼女を生き写しにした様な少女の姿が無かった。
キラちゃんはキラちゃん。ユラちゃんはユラちゃん。
そう分かっていても、おぼろげな違和感が湧いてしまう。
400名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:30:31 ID:N5D307Lv
「え、そうなの? 昨日は元気そうだったのに……大丈夫かなぁ」

「お医者さまが言うには、ただの風邪みたいだけど」

くすっ、とキラちゃんが悪戯っぽく笑う。

「残念だったね。ユラちゃんとの“あの約束”は、また今度になっちゃうみたい」

「き、キラちゃん! ボクはただ単にユラちゃんを心配しているだけで――」

「あはは。冗談だよ、冗談」

「まったく……」

からかわれた仕返しにキラちゃんに額を人差し指で軽く押した。
きゃあっ、と可愛らしく悲鳴をあげてキラちゃんが仰け反る。

(そうか。ユラちゃんは、今日は休みか……)

ほっとしたような、そうでないような。

それにしても、昨日あれだけはしゃいでいたユラちゃんが、ころっと体調を崩すなんて……
何だか這ってでも登校してきそうな感じがあっただけに、余計心配になってしまう。

「ねえ、キラちゃん」

「え? なに?」

「あのさ、今日の放課後――って言ってもお昼だけど――ユラちゃんのお見舞いに行ってもいいかな」

「……」
401名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:31:13 ID:N5D307Lv
刹那、キラちゃんが驚いた様な表情を浮かべた――

「勿論! きっとユラちゃんも喜ぶと思うな」

――ように見えたのは気のせい、なのだろうか。
思わず目を瞬いた後には、彼女は柔らかく微笑んでいた。

「そう。じゃあ……そうだな……
昼食の後にキラちゃんの家に行くよ。2時くらいかな」

「分かった。ユラちゃんにそう伝えておくね」

「うん、お願い」

やっぱり見間違いだったのだろう。
そもそも、ユラちゃんのお見舞いに行く事でキラちゃんが驚く理由もない。

その後は愛先生が来るまでキラちゃんと夏休みの思い出話なんかで盛り上がった。

でも――何かが足りない様な……言い様の無い欠乏感を抱いたのは、ユラちゃんが居なかったからだろうか。
402393:2005/05/15(日) 02:37:06 ID:N5D307Lv
とりあえずここまで
張ってから気付いたけど改行多すぎたね。スマソ
今度は詰めて張るわ

ところで迷ってるんだけど・・・
やっぱりエロはあるべきなのかな?
迷ってる上に3Pなんて書いた事ないから、手が止まってるんだよね
403名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 02:48:47 ID:iZKGS5S1
GJ!!桜月好きなんで続きが非常に楽しみです
エロに関してはそんなに深く考えなくても良いと思いますよ
エロ無しでも好評な作品は多いですし
自分も以前エロ無し作品投下して気にいって受け入れてもらえたし
404名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 17:49:36 ID:Yrd/Efsz
数日来なかっただけでこのSSの量。
このスレは化け物か!?
405393:2005/05/16(月) 03:15:34 ID:6Cju9xap
「――と言うわけでぇ、明日からは普通の授業でーす! 夏休みの課題も明日集めまーす!
勿論、みんな宿題はやってあるわよね? もし明日、お茶目な冗談が聞こえたら……」
教壇の上の愛先生が胸の前で手を合わせ、
「流石の先生でも、ちょっと怒っちゃうゾっ♪」
と、花の様な笑顔で言った。
嗚呼、なんて晴れやかな清々しい笑顔なんだろう。
まるで昔――そう、まだボクが憧れの「愛おねえちゃん」の背中を追いかけていた頃の、
あの時の優しい優しい慈母の様な笑顔だ。
……笑顔だ……
笑顔だけど、何故だろう。
どうしてその声だけはどことなく冷え冷えとしているんだろう。
どうしてこうも背筋がゾワゾワとするのだろう。
どうして「愛おねえちゃん」に(人に言えないような)イタズラをされた記憶が蘇るんだろう。
…………
ふと隣の席に目を向けると、大坂が真っ青な顔でガタガタと震えていた。
大方、美人で普段ニコニコとした表情を崩さない穏やかな愛先生だから――と夏休み中油断していたのだろう。
だが、まだ大坂は知らない。
「愛おねえちゃん」の頭の中に、異常なまでに豊富な責め苦の知識がある事を。
(さらばだ、大坂。ボクは……ボクはお前という唯一無二の親友の事を、生涯忘れない……!
………………多分な)
無論、ボクはキラちゃんユラちゃんと共に一切の課題を終わらせてある。
もしも彼女達と出逢っていなければ、きっと大坂と同じ心地を味わっていただろうけど。
「じゃあ今日はここまで。みんな、気をつけて帰ってね」
愛先生のその言葉で二学期最初のホームルームは終わった。
廃人然とした雰囲気を醸して何やらぶつぶつ言ってる大坂には構わずに、すぐ後ろのキラちゃんを振り返る。
「じゃあキラちゃん。朝言ったけど、2時くらいにそっちに行くよ」
「うん。待ってるね」
ボクはいつも通りキラちゃんと校門まで行き、彼女の乗る車を見送ってから、雛菊家への帰途についた。
406393:2005/05/16(月) 03:18:40 ID:6Cju9xap
昼食のあと私服に着替えてみやびさんに出かける事を告げ、キラちゃん達の家へと向かった。
桜月家は、家族より多い使用人を雇っていたり自分の船を持っていたりと、所謂大金持ちの家だ。
キラちゃんユラちゃんは「かしこまらなくても、自分のお家だと思ってくれていいよ」と言ってくれるものの、
極々平凡な一般庶民の身としてはどうしても硬くなってしまう。
そんな訳で、呼び鈴を押して真っ先に出てきたのがキラちゃんだったのは気が楽だった。
「いらっしゃい。どうぞ、上がって」
「お邪魔しま〜す」
キラちゃんの家――と言うよりは屋敷――の中に入るのは初めてではないけど、
それでも慣れる事はなかなか出来ない。
例えば、いま踏んでいる絨毯一つ取っても、きっとボクが一生かけて働いて買えるかどうかという値段だろう。
廊下に何気なく置いてある花瓶(それとも壷か?)だって、
もし傷でもつけようものなら内臓を売らなきゃいけなくなるかもしれない。
(……やっぱり……凄いよなぁ……こういうのを『玉の輿』って言うのかな)
などと思ってから、すぐに下品だと気付いて一人で赤くなった。
(勿論そういうのを意識して二人を好きになった訳じゃないけど!
あ〜……ゴメン、キラちゃんユラちゃん)
心の内で謝ってから自分の浅ましさについつい嘆息。
それを耳聡く聞いていたらしいキラちゃんが首を傾げながら振り返ってくる。
「どうしたの?」
「う、ううん。別に。
それよりユラちゃんの調子はどうなの?」
「朝よりもずっとよくなって、もう普段とあんまり変わらないよ。
きっと急に風邪をひいたから体がビックリしちゃったんじゃないかな」
「そっか……よかった」
ほっと息をつく。
「……」
と、その瞬間、キラちゃんの顔に複雑そうな表情がよぎった。
それは今朝、教室でユラちゃんのお見舞いに行きたいと提案した時に見せた表情に似ていた。
しかも――今回は確信できた。見間違いではない。
一体どうしたのかと訊きたかったけど、その前にキラちゃんが彼女の部屋の前で立ち止まった。
407393:2005/05/16(月) 03:20:38 ID:6Cju9xap
「ユラちゃん、彼が来てくれたよ」
キラちゃんは扉をノックしてそう言うと、ノブを回した。
彼女に続いてボクも部屋の中に入る。
ユラちゃんはベッドの上で上半身を起こして前髪に手を当てていた。寝癖でも直していたのだろう。
「やあ、ユラちゃん」
軽く挨拶するとユラちゃんは少し恥ずかしそうに笑顔を見せた。
「こんにちは。ごめんなさい、こんな格好で」
「いいよ、無理しないで。
……うん、思ってたより元気そうで安心した」
ユラちゃんは服装こそ病人のそれだったけど、顔色も悪くないし声音もしっかりしている。
どうやらキラちゃんの言ったとおりみたいだ。
ボクはベッドの傍の椅子に腰掛け、ユラちゃんの顔を覗き込んだ。
「でも一度は熱が出たって言うし、一応しっかり休んでおいた方がいいよ」
「うん……あ、あのっ」
「ん?」
「その……今日、は……えと……」
ユラちゃんが急に真っ赤になって言いよどむ。
その様子で彼女の言いたい事が何となく分かった。
おそらく“あの約束”――即ち、キスの事だろう。
昨日の言動から考えて、それなりに楽しみにはしていた筈だ……
(……なんて考えるのはやっぱり自惚れ、だよなぁ)
408393:2005/05/16(月) 03:21:40 ID:6Cju9xap
と、都合の良い考えを頭の中から追い払った直後、
「き、キ……キス……できなかった、ね……」
まるで完熟トマトみたいに頬を染めてユラちゃんが言った。
(……)
どう言えばいいのやら……
まさか都合良く描いた想像が的中しているなんて……
このテの事はいざとなると女性の方が積極的だと聞くけど、それは本当なのかもしれない。
しかし本当にユラちゃんがキスの事を気にしているのなら、ここは意気地を振り絞るべきではないだろうか。
いや、振り絞るべきだ!
考えてみればいつだってこっちは受け身だった。
デートだっていつも二人の方から誘ってくるし、告白だって二人の方からだった。
だから今くらいは……
「……ユラちゃん」
「え……ぁっ!」
ユラちゃんがこちらを向いたその瞬間。
ボクはぐいっと上体を伸ばして、そっとユラちゃんの唇に自分の唇を重ねた。
それは、ただ唇を重ね合わせるだけの幼いキス。
それでも彼女の唇の柔らかさに不思議な心地良さを覚えた。
「……」
「……あ……」
ゆっくり唇を離すと、ユラちゃんは微かに名残惜しそうな声を上げた。
彼女も同じ様に感じてくれていたのだろうか。
「ちょっと約束とは違うけど……でも、約束の日は今日だったから、ね」
しかし恥ずかしい。
ひたすら恥ずかしい。
少しでもそれを紛らわすために努めて軽い口調でボクは言った。
「そ、そう、だね……でも……」
漫画なら湯気が立ちそうな顔でユラちゃんが俯く。
「嬉しい……とっても……」
そう呟いたユラちゃんは、今まで見た事が無いほど可愛かった。
409393:2005/05/16(月) 03:27:54 ID:6Cju9xap
ここまで
行間詰める作業にミスは無かった筈だけど、もし変に消えてるっぽい所あった報告ヨロ

まあ、ここまでは普通に出来てるんだけど・・・やっぱりエロだね
後学wのために3P書いてもいいかな〜と思ってんだけど、やっぱり初めてとなると大変で
大学もあるから明日までに最後まで張れるかどうかは微妙です。スマソ
410名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 18:56:16 ID:KV0SP2Yy
最っっ高だぜ!! GJ!!
正直ゲームでキラとのキスがあったのに
ユラちゃんとのキスが無かった事に結構不満だったのよ
それをこういうとても原作に忠実に沿ったSSで読めるなんて…
赤くなるユラたんめっさ可愛ええ…

あとキラの姉妹愛と嫉妬の葛藤的な描写も凄く良かった

つー訳で続き楽しみにしてますよ
411393:2005/05/18(水) 03:39:22 ID:eNHnFbZm
ダレモイナイ…ゴミステスルナライマノウチ
412393:2005/05/18(水) 03:40:28 ID:eNHnFbZm
「……ユラちゃん、寝ちゃったみたい」
瞼を閉じて静かな呼吸を繰り返すユラちゃんを覗き込みながら、キラちゃんが言った。
「そう。薬飲んだ後だって言ってたしね……
ボクも迂闊だったよ。食事の後なら当然、薬だって飲んでる筈だし。
ひょっとして無理させちゃったかなぁ」
「そんな事ないよ。ユラちゃんだって喜んでたじゃない」
キラちゃんは自分のベッドにすとんと腰を下ろした。
横になっているユラちゃんを挟んで、ボクとキラちゃんが向かい合う形になった。
「明日には絶対、元気になってるよ」
「だといいね」
見ている方が癒される様なユラちゃんの寝顔を眺めながらボクは頷いた。
「それにしても、今日の貴方は大胆だったね。いきなりユラちゃんに……その、しちゃう、なんて」
「あ、や、あれは……その、ね。あはは……」
「でもいいなぁ、ユラちゃん。
私の時は事故みたいな感じだったのに、貴方の方からしてもらえるなんて」
「き、キラちゃん。もうその話は勘弁して。恥ずかしいから」
確かに、何の断りも無く突然女の子にキスするなんて、らしくない行動だったと今更ながら思う。
でもその後のユラちゃんの浮かれようを見たから後悔なんてない。
あの調子なら多分明日にはすっかり元気なっているだろう。
「さてと。じゃあ、そろそろ失礼しようかな」
「そ、そんな……も、もう少しゆっくりしていって。そうだ、お茶でも……」
「ありがとう。でも、遠慮しておくよ」
「え……」
「下手してユラちゃんを起こしちゃったら悪いしね」
相変わらず、ぐっすり眠っているユラちゃんを見ながら言った。
413393:2005/05/18(水) 03:41:40 ID:eNHnFbZm
だから気付けなかった。
キラちゃんの様子が、少し変わっていた事に。
「……なんだか、ユラちゃんの事、凄く気にかけてるね」
「そ、そうかな?」
「学校でも、家に来てからも、ずっとずっとそうだったよね」
――何かがおかしい。
見れば、キラちゃんは深く俯いていた。
殆ど項垂れている様な格好だ。
「貴方は、心ここにあらずって感じで……見えないユラちゃんを見てた……」
そしてその声は何かに耐えているかの様に、微かに震えていた。
「……キラ、ちゃん?」
「私だけしか居ないときに私だけ見てほしいのに……
どうして? 私がユラちゃんより可愛くないから……?
それとも……ユラちゃんの方が好きだから……?」
「キラちゃんッ!」
自分でも驚くほど鋭く放った制止の声。
もっとも、驚いたのはキラちゃんの方も同じだろう。
彼女はびくりと肩を揺らすと、恐る恐るといった感じで顔を上げた。
滲んだ瞳が、そこにはあった。
今にも涙が溢れそうな彼女の眼を見つめながら、ボクは静かに口を開く。
「前に言ったよね? ボクはキラちゃんもユラちゃんも同じくらい好きだって。
ボクは二人をそういう風に比べた事はないし、そんな事をする積もりもないよ」
「……分かってる、よ……分かってる……けど……貴方は優しいから……とても優しいから……」
キラちゃんはゆっくりとした足取りでユラちゃんの寝ているベッドを回り、こちらに近づいてきた。
その速度――今すぐ立ち上がって後退れば、追いつかれる事はないだろう。
414393:2005/05/18(水) 03:42:31 ID:eNHnFbZm
なのにボクは立ち上がることは愚か、身体を動かすことすらできなかった。
まるで何かの魔法をかけられたかの様に。
「だから――不安になっちゃう……」
彼女は金縛り状態のボクの正面に立つと、神の前で赦しを乞う憐れな罪人の様に跪いた。
「こんなの意地汚いって思うよ……卑怯だとも思うよ……でもダメなの。止められないよ……」
呟く様に言うと、キラちゃんはボクの背中に手を回した。
反射的に身を引くが……椅子に座っていることを失念していた。
キラちゃんが抱きついてきた衝撃と相俟って、ボクとキラちゃんは重なりながら床に転がってしまった。
「……ごめん、なさい……」
謝罪の言葉。
それはボクに対してか。
或いはユラちゃんに対してか。
考える暇もなく、次の瞬間にはボクの唇はキラちゃんの唇で塞がれていた。
「は……ん……」
さっきボクがユラちゃんにした様な軽いキスではない。
キラちゃんは暴力的と言っていい勢いで舌を伸ばし、口腔に侵入してきた。
背中に回された腕にこもる力も、まるでボクと融合してしまおうとしているみたいに強まる。
「ん……あ……はぁ……」
キラちゃんは一頻りボクの口を蹂躙した後、静かに顔を離した。
口元に覗く舌先から唾液が滴る。
途轍もなく淫猥な絵だ。
ボクは情けなくも興奮せずにはいられなかったが、それでも理性と度胸を総動員して声を絞り出した。
「キラちゃん……こんなのは駄目だ。
ユラちゃんだって居るんだし、少し落ち着こう」
「……」
415393:2005/05/18(水) 03:43:24 ID:eNHnFbZm
潤んだ瞳のままキラちゃんは僅かに首を振った。
確かに説得力は無かっただろう。彼女の目などまるで見れなかったのだから。
正直、この体勢から力ずくでキラちゃんを引き離すことも不可能ではないと思う。
でも出来なかった。
いや。そうする気力すら起きなかった。
「おねがい……」
彼女の双眸が――
「私を……」
彼女の表情が――
「貴方の……」
彼女の体温が――
「モノに、して……ください……」
そして言葉が。
抵抗しようという理性を確実に殺ぎとっていってしまった。
ある意味、それは力を超えた力だ。
ボクはどうする事もかなわず、
自分の上で震えながら上着を脱ぐキラちゃんをただ見ていることしか出来ない。
やがて、彼女の上半身は何も纏わない姿をボクの眼前に晒した。
白い陶磁器の様な臍周りも、ほっそりとした腰も、形の良い胸も、桜色のその先端も。
「……おねがい……」
キラちゃんがボクの手を取ってその膨らみかけの胸に押し当てる。
やはりまだ成熟しきっていない乳房そのものは少し硬い。
それでもボクを欲情させるには充分だった。
ただ――
「キラちゃん」
416393:2005/05/18(水) 03:44:09 ID:eNHnFbZm
「……なに?」
「やっぱりダメだ」
流されてしまうわけにはいかなかった。
たとえ彼女に恥をかかせる事になろうとも。
「……どう、して……? どうして、抱いてくれないの? 私に魅力がないから?
それとも、やっぱり……やっぱり、私よりユラちゃんが……」
「そうじゃない。キラちゃんは可愛いし、魅力的だし、抱けるものなら抱きたいよ」
「じゃあ――!」
「出来ない」
ボクはキラちゃんの言葉を素早く遮った。
そっと手を伸ばして目尻を拭う。
「こんなに悲しそうに泣いてるキラちゃんを、このまま抱くなんて出来ないよ」
「あ……」
キラちゃんはボクに言われて初めて泣いている事に気付いたらしい。
「あれ……? どうして私……どうして……」
止め処なく溢れる涙を「どうして」と繰り返しながら拭い続けるキラちゃん。
ボクはそんな彼女の頭を優しく撫でた。
417393:2005/05/18(水) 03:49:01 ID:eNHnFbZm
とりあえず死んでない事を示すために張っといた
一昨日までの構想ならとっくに3P突入して、まったりと終わってた筈なのに・・・
まあ、何回もちまちまやってるのもあれなので、
次は最後まで書いてから張る事にする
三日四日かかるかもしません。スマソ
418名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 10:37:53 ID:3nXGF4Dz
ムッハー
朝から激しく興奮してきた

続きが待てないYO!
419名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 19:26:30 ID:+qg04oGD
ゾクッと来た…
キラの鬼気迫る迫力に圧倒されますた
ましてや自分ユラ萌えなんで心見透かされたみたいで
ある意味怖かった…

いや、もう正にGJ!!
続き楽しみにしてますんでがんがって下さい
420名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 21:55:50 ID:mZresU2S
キラ・ユラってまったく同じじゃん!
421名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 00:43:06 ID:jhIXx0BH
若しアナタがアニメ版しか知らないのであればそう思われても仕方ないが
ゲーム版ではかなり性格に違いがあるぞ
422名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 11:46:45 ID:lXVYbfxt
確かに一見双子らしく似ているかと思うと、結構性格違うな
俺も、ゲームして
気付いた。
423名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 19:01:44 ID:jhIXx0BH
性格の違い具合はゲーム版だと
白鐘>桜月>桃衣>雛菊>千草>一条
だと思う、あくまでも個人的見解だが
いや、雛菊以降はあまり変わらんかもしれんが…
424名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:02:12 ID:RC0P1PTN
続きま〜だ〜?
425名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 05:07:25 ID:hfqCvL8J
もう少しで完成でつ
でもその前に寝ます。午後には起きて仕上げます。多分、夕方か夜にはきっと・・・
どんなに遅くても明日には
426393:2005/05/22(日) 18:39:29 ID:eahl7H+k
そのままどれだけの時間が経っただろうか。
一分か、十分か、それとももっと長いのか、或いはもっと短いのか。
「私……嫉妬、してた……」
多少は感情の波が鎮まったのか、キラちゃんはぽつりと漏らした。
ちなみに、まだ彼女はボクの上に跨ったままだ。
正直、こんな状態ではこっちの方が落ち着けないけど……
でも余計に刺激したくはないからあえて指摘しないことにした。
「あの日――花火大会の夜――私は、三人で一緒になることを望んだのに……」
力なくキラちゃんが頭を垂れる。
きっと今、他人の想像など及ばない程の自責に苛まれているのだろう。
自分の半身にも等しい双子の妹をあと一歩で裏切ってしまうところだったのだから。
「貴方がユラちゃんを……ユラちゃんだけを心配しているだけで……
私は怖がっちゃった……貴方の心がユラちゃんに傾いているのかもって……」
「キラちゃん……」
彼女の告白にボクも少なからぬ衝撃を受けた。
確かにボクを押し倒す前から「ユラちゃんばかり――」と言ってはいた。
勿論、ボクとしてはただ単に病気のユラちゃんを気遣っていただけの積もりだった。
だけどその態度が結果的にキラちゃんを追い詰めていたなんて……
「私、馬鹿だね。勝手に思い込んで、貴方に迷惑かけて……
ユラちゃんまで騙しちゃいそうになって……」
「キラちゃん、もういい。もういいよ」
ボクは聞くに堪えない思いでキラちゃんを止めた。
まるで自分の浅慮を次々と暴かれていく様な心地だった。
「二人と付き合うって決めた時からボクが気をつけなきゃいけない事だったんだ」
「う、ううん! 違う! 私が悪いの! 私が……私が……」
ぶんぶんと首を振り、声を詰まらせるキラちゃん。
427393:2005/05/22(日) 18:40:13 ID:eahl7H+k
どうやら相当自虐的になっているようだ。
そんな彼女を前にしながら、ボクは宥める言葉も慰める言葉も見つからない。
(無力、だよなぁ)
なんて思ってしまうのは、上に乗っかっているキラちゃんに感化された所為だけではない筈。
ない筈だけど、ボクの方もちょっと思考回路がネガティブになってきているみたいだ。
もし女の子の扱いになれたプレイボーイなら上手いこと口八丁で切り抜けられるんだろうけど、
嘘も苦手な上に口下手なボクではどうしようもない。

――やっぱり、ただ好きってだけでは、三人で付き合うのは難しかったんだろうか……

そんな最悪の考えも脳裏にちらついてしまう。
恐ろしい。
ただ、恐ろしい。
些細な歪にここまで大きく心が揺らいでしまう事が。
「……」
ちらりとキラちゃんを見やる。
「……」
だが彼女は目を合わせようとはせず、明後日の方向に視線を泳がせた。
ボクの心の内を悟ってしまったかの様な態度だった。
そしてそれは彼女の胸中にもボクと同じ考えがあるという証拠でもある。
でも……
「イヤだ」
「……え?」
「ボクは、イヤだ」
ボクは呟いた。
こんな不本意な形で彼女達との関係が崩れてしまうのは嫌だ。
428393:2005/05/22(日) 18:40:58 ID:eahl7H+k
考え付くのは否定的なことばかりだけど、本当にそうなってしまうことを望んでいるわけじゃない。
「ボクが二人を同時に幸せにするなんて、そんなの役不足かもしれない。
でもボクはキラちゃんもユラちゃんも大好きだ。いや、愛してる。
何があってもボクは二人と一緒にいたい」
「でも……でも、私は貴方を……ユラちゃんを……信じられなかった……」
「だったらこれから信じればいいよ。
ボクはキラちゃんもユラちゃんも愛してる。どっちも同じ様に愛してる」
「…………」
大きく見開かれたキラちゃんの眼から新しい涙がぽろぽろと零れる。
「いい、の? 私……とんでもない事をしちゃったのに……愛して……くれるの……?」
「当たり前だよ。好きなんだから」
「貴方を……愛しても、いいの……?」
「勿論。むしろ愛してくれなきゃ困るし」
「う……うぅ……ひっく……」
堪えきれなくなった様に嗚咽を漏らし、キラちゃんがボクにしがみついてきた。
「ずるい! ずるいずるいっ! そんなこと言われたら……私……
私……甘えるしかない……! 甘える……しか……うぅ……」
それでいいよ、とボクは心の中で囁いた。
キラちゃんはユラちゃんに比べて積極的で外向的だけど、どちらも色々と溜め込んで引きずる性格をしている。
だからと言って、いつかこういう事になると予想していた訳ではないけど。
ただ、こうしてボクに頼って、そして甘えて欲しいとは考えていた。
大体そうでもないと、いつも二人の方から与えられてるばっかりで、こっちから与えるものがないし……
「でも……貴方が赦してくれても、ユラちゃんに申し訳がないから……
私、ユラちゃんにちゃんと話さなきゃ……」
「そう、だね」
「ユラちゃん、怒るかもしれないけど。悪いのは私だもんね」
429393:2005/05/22(日) 18:41:43 ID:eahl7H+k
キラちゃんがボクから手を離して涙を拭う。
「赦してくれるかなぁ」
不安げに漏らす彼女にボクは明るく笑いかけた。
「大丈夫だよ。きっと分かってくれるさ。ね、ユラちゃん」
「……え?」
ボクがベッドの上に言葉を投げかけると、釣られた様にキラちゃんも振り返る。
すると布団がもぞもぞと動いて――
何とも言えない曖昧な表情のユラちゃんが布団を退けて起き上がった。
「ユラ、ちゃん……起きてたの……?」
「う、うん。だって、二人であれだけ騒ぐから……つい……」
半ば唖然としているキラちゃんに対して、ユラちゃんは申し訳なさそうに目を伏せた。
「えーっと、その……あのね、キラちゃん。私も、悪かったかなって思ってたの。
彼とキスして浮かれっぱなしで……キラちゃんのこと何も考えなくって……」
「ううん! 違うよ!」
キラちゃんが弾かれた様に頭を振る。
彼女は立ち上がってベッドの傍まで行き、ユラちゃんの手を取って固く握り締めた。
「私が! 私が一人で勝手に思い込んだだけなの!
ユラちゃんは何も悪くないよ!」
「キラちゃん……」
見詰め合ったまま涙を滲ませる二人。
姉妹愛の麗しさを感じずにはいられない光景だ。
……けど、キラちゃんはさっきから同じ格好。即ち、上半身は真っ裸……
(うわ……な、なんて言うか……)
神様が描いた様な美少女が手を取り合ってベッドの上、それも片方は半裸なワケで。
こんな時に不謹慎だとは分かりつつも、それでもボクだって男なワケで。
色々と考えが頭の中に巡るのは、ある意味では必然であるワケで。
430393:2005/05/22(日) 18:42:44 ID:eahl7H+k
つまり、まあ、そういうワケで。
(――ってそれじゃダメだろ! とにかく落ち着け! 落ち着けボク!)
ボクは理性を総動員して雑念(と言うより煩悩)の駆逐に努めた。
しかし飛び跳ねる心臓はどうしようもなく、
それでも上っ面だけは平静を繕って、キラちゃんとユラちゃんの肩を抱いた。
「二人とも、どっちが悪いとかそういう話はよそう。もう過ぎた事だよ」
「で、でも……」
二人とも同時に躊躇いの色を見せる。
ボクは二人を抱く腕に少し力を込めた。
「もう一度、はっきり言うよ。ボクはキラちゃんを愛しているし、ユラちゃんを愛している。
どっちが上なんてことはない。だって――」
と、二人に笑いかける。
「二人とも、もうこれ以上は愛せないってぐらい愛してるから」
「あ……」
キラちゃんとユラちゃんは申し合わせたみたいに顔を見合わせた。
途端に二人とも表情を綻ばせ、一緒に口を開く。
「わ、私も、貴方を愛してます! 貴方に負けないくらい!」
「じゃあ、三人でこうして想いを確かめておけば、もう大丈夫だよね」
「うん」
まるで鏡を向かい合わせた様に頷く双子の姉妹。
その様子を見てボクもようやく胸が軽くなった気がした。
これでめでたしめでたし、だろうか。
「……」
いや。あんまりめでたくなかった。
何故なら彼女たちの視線がボクに――具体的に言えばボクの下半身に――向けられていたからだ。
その部分はキラちゃんの半裸姿を前にすっかり興奮状態だったりする。
431393:2005/05/22(日) 18:43:28 ID:eahl7H+k
「えっと……」
ボクは何とか言い繕おうと言葉を探した。
でも女の子にこんな状態を見られながら冷静に頭を働かせられる筈もない。
どうしたものかと一人で悶々としていると、不意にキラちゃんがとんでもない事を口にした。
「したい、のかな?」
「なな――ッ!?」
あんまりにも率直すぎる表現に思わず舌がもつれてしまう。
動揺しまくりのボクを他所に、二人はまじまじとボクの下腹部を凝視している。
「何だか苦しそうだよ?」
と、ユラちゃん。
その彼女達の言動でボクも下手な言い訳を考えるのが馬鹿馬鹿しくなってしまった。
「まあ、キラちゃんはそんな格好だし……ユラちゃんも服装は無防備だし……ボクも男だし……」
素直に心情を並べてみる。
「…………」
キラちゃんとユラちゃんが顔を見合わせた。
やっぱり呆れられたのだろうか。
不安と後悔がちらりと胸中に過ぎったその直後、彼女達は何やら通じ合った様に頷いた。
「あの、貴方がしたいなら……好きにしてもいい、よ……?」
………………
…………
……
一瞬。
いや、暫くの間――思考回路が停止したのが分かった。
「――え?」
ようやくひり出せたのは自覚できるほど間抜けな声だった。
願望が幻聴になったのだと、むしろそうに違いないと思った。
432393:2005/05/22(日) 18:44:11 ID:eahl7H+k
だけど二人は真っ赤になって俯いて、それでもチラチラとボクの反応を窺って……
そんな彼女達の様子が何より現実を物語っていた。
「え、え〜と……ほ、ホントにいいのかな?」
緊張のあまり声が上ずってしまう。
まさかこんな展開になるなんて考えてもいなかった。
「大体、ユラちゃんは今日は学校休んでたんだし……」
「だ、大丈夫。だって、今日は――」
「……? 今日は、何?」
「そ、その、今日は……え〜っと――」
ごにょごにょと口ごもるユラちゃん。
その隣でキラちゃんが忍び笑いを漏らした。
「あのね、ホントはユラちゃん、風邪でもなんでもないの」
「え……えぇ!? じゃあどうして学校休んだの?」
「あのね――」
「き、キラちゃん! わ、私が言うから!」
キラちゃんが何か言いかけたのを真っ赤になってユラちゃんが止める。
ボクが首を傾げてユラちゃんを見やると、彼女はぎゅっと目を瞑って、
「み、みんなの前で貴方と……その、キス、するんだって思ったら……は、恥ずかしくなっちゃって……
一人で凄く赤くなってたからそれを見た剣持さんが病気だと勘違いしちゃったの!
それで休まされちゃったの!」
と言った。もっとも、最後の方は殆どヤケクソ気味に早口でまくし立ててたけど。
ボクはそんなユラちゃんの独白を聞いて思わず呆然としてしまった。
「……」
「……」
「…………」
「…………あ、あの」
433393:2005/05/22(日) 18:45:11 ID:eahl7H+k
「………………」
「な、何か言ってよ〜!」
何か言ってよ〜、と言われても。
ある意味、これからしようとしている事の方が余程恥ずかしさの度合いが上なワケだし。
キスでそんなに恥ずかしがってるのに、どうして裸の付き合いをあっさり提案できるのかと……
それが女心の機微なのだろうか?
(まあ……いいか)
どうせ深く考えてもボクには分からないだろう。
それに考える必要もない。
ボクは余計な些事を脳裏から追い出した。
そして、目の前で赤くなっているユラちゃんの肩をそっと掴む。
「え、えっと……」
逃げ惑う様に忙しなく動くユラちゃんの瞳を見据えながらボクは少しずつ顔を近づける。
ユラちゃんが慌てて瞼を閉じた。
そのままボクはユラちゃんと唇を重ねる――のではなく、額をこつんとぶつけてやった。
「ひぇ……?」
ユラちゃんが奇妙な声を出して目を開ける。
その瞬間、ボクとユラちゃんの視線が、文字通り息がかかる程の距離でぶつかった。
もう逃げられないと思ったのか、それとも緊張で動かせないのか、
さっきの様にゆらゆらと瞳が彷徨う事はない。
ボクは真正面からユラちゃんの眼を見て、そして言った。
「本当に、いいんだね?」
それだけを最後に確認したかった。しっかりと。
「うん。いいよ」
ユラちゃんも、ボクの目を見つめながら頷いた。逡巡の素振りもない。
ボクはさっと彼女にキスすると、今度はキラちゃんの方に向き直った。
434393:2005/05/22(日) 18:45:54 ID:eahl7H+k
「キラちゃんもいいんだね?」
「うん。私も貴方と、したい」
キラちゃんの返事を聞き届けたボクは、彼女を抱き寄せて唇を重ね、二人一緒にベッドに押し倒した。

   ■   ■   ■

とりあえず、ボクはまだパジャマ姿のユラちゃんの上着を脱がしにかかった。
上から一つずつボタンを外してゆくと、それと比例してユラちゃんの顔の赤みが増す。
「は、恥ずかしいよ」
「大丈夫。可愛いから」
「そ、そんなの関係な――あっ」
ボタンを全部外し終わって前をはだけてやるとユラちゃんは小さく声を上げた。
ボクの視線は露わになったその小振りな乳房に吸い寄せられてしまう。
流石に双子だけあって形はキラちゃんそっくりだ。
だけど、ユラちゃんの方がほんのちょっと大きさで劣ってる……気がする。
「あんまりじっと見ないで……恥ずかしい、から」
「……ゴメン」
別にキラちゃんと比べる意味なんてなかった。
ボクは謝ってからユラちゃんと唇を重ねる。
舌でユラちゃんの歯を軽く撫でると、彼女はおずおずと口を開いた。
ボクはユラちゃんの口腔に唾液を流し込みながら、手を彼女の胸に伸ばした。
「ふぁ……ん……」
一瞬、ユラちゃんが身体を強張らせる。
だけどすぐに力を抜いてボクに身を任せる姿勢を見せた。
「可愛いよ、ユラちゃん」
「そ、そん……あ……」
435393:2005/05/22(日) 18:47:20 ID:eahl7H+k
壊れ物を扱うように優しく乳房を揉むと徐々にその頂が硬くなっていった。
それと共にユラちゃんの息が乱れ、目にもうっすらと涙が浮かぶ。
どうやら感じてくれているらしい。
そうと分かるとボクの胸中には安堵と、ちょっとした悪戯心が芽生えた。
ボクはユラちゃんの耳元に口を寄せ、
「どうしたの? もしかして、苦しい?」
と、耳孔に息を吹き込む様にして囁いた。
「あ……イジ、ワルぅ……」
ユラちゃんが抗議の言葉を口にするが、その声音に混じる艶は更に濃くなっている。
ボクは今まで抱いた事の無い、言い様の無い感覚に駆られ、ユラちゃんの胸の蕾を摘んだ。
「ああぁん! そ、それっ、ダメぇ!」
その感覚をあえて表すならば――嗜虐心――だろうか。
ボクの手の内で悶えるユラちゃんを眺めて、心の片隅で悦んでいる自分が居る気がした。
もっとも、本当の意味で彼女を傷つけようとか痛めつけようとか考えてる訳ではないけど。
「ああ! あっ! んああぁッ!」
摘んだ乳首を軽く捻ると、ユラちゃんはピンと四肢を突っ張った。
「ユラちゃん、ココ、まるで小石みたいになってるよ」
「そん、なぁ……言わ、ない……ひゃああ!」
首筋に舌を這わせただけでユラちゃんは全身を震わせ、恍惚の表情で嬌声を漏らす。
早くも彼女は快感の波に飲まれ始めている様だった。
「はあ……ぁ! や、あ……んん」
指先で触れるか触れないか程度の加減で乳房をなぞると、それだけでユラちゃんは焦れた様に身を捩ってしまう。
普段の淑やかな振る舞いからは想像に難い痴態だ。
ボクはもっと乱れた彼女を見てみたい欲望を覚えた。
でも――そうはいかない。
「んっ、あ……あ……?」
唐突に愛撫を止めたボクをユラちゃんが縋る様に見つめてくる。
「ど、どう……して?」
いかにも物足りなさそうに身体をくねらせるユラちゃん。
「ごめん。ちょっとの間、待っててね」
ボクは切なげな表情のユラちゃんに唇を重ねると、傍らで荒い息をしているキラちゃんの方に向き直った。
436393:2005/05/22(日) 18:53:49 ID:eahl7H+k
ひとまずここまで。
「次は最後まで〜」とか大口叩いたけど駄目でした
言い訳したくはないけど眠たかったんです。サッカー観たかったんです
これから最後まで書こうと思ってますけど、今日中に出来るかどうかは分かりません
だから中途半端だけど貼りました。勿論、頑張って明日の朝までに完成させようとは思ってます。では
437名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 19:16:32 ID:kpELDFR8
続きキターーー(゜∀゜)ーーー!!
438名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 21:55:23 ID:pA6vyJbt
>>393
GJ!!
439名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:32:39 ID:7CjIDcgP
ユラちゃんキラちゃん(;´Д`)ハァハァ
440393:2005/05/23(月) 10:25:08 ID:L2rXvITL
無理ですたorz
もう〜までにとか言って実行できないのはカコワルイので言わないっす
ひたすら頑張って出来る限り早く張ります
441名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:24:52 ID:0iqv/YaG
作品が来る前に落ちたらやだなぁ
という訳で多分大丈夫だろうけど一応保守
442393:2005/05/27(金) 01:14:40 ID:Urp6pxYW
キラちゃんはボクと目が合った途端、何かを哀願する様に身を乗り出してくる。
その期待に応えるべくボクは半開きの彼女の唇を奪った。
「ん、ふぅ……はあ……」
ユラちゃんとは対照的に、キラちゃんは待ちかねていたかの様に自分から舌を絡ませてくる。
どうやらこういう時でもキラちゃんの方が積極的らしい。知識の差、ということも考えられるけど。
まあ、それを確かめるのは今じゃなくてもいいだろう。
「自分から入れてくるなんて、大胆だね」
どちらからともなく唇を離した後、ボクはわざとらしく言った。
「キラちゃんも意外とエッチなんだなぁ」
「そ、そんなこと……」
「そんなこと、あるよ」
ボクはキラちゃんの言葉を遮って彼女の胸に触れた。
その頂は、まだキスしかしていないというのにしっかりと自己主張している。
「もうこんなに硬くなってるし」
「それ、は……ん……あ、貴方がユラちゃんに、あんな事してるから……」
あんな事もそんな事も誘ってきたのは二人の方だ。
きっかけを作ってしまったのは、ボクだけど。
とりあえずこの際それは置いておく事にして、ボクは言い訳をしたキラちゃんに制裁を加える事にした。
おもむろに――彼女自身に見せつける様に、その胸の頂を口に含む。
「くっ、ああ! あ……やあぁんっ!」
乳首の周りに舌を這わせると、キラちゃんは面白いように反応を示した。
双子だけあって弱い場所も同じなのだろうか。それとも感度が良いのか。
舌がちょっとでも動く度に大袈裟とも言える勢いでよがってしまう。
調子に乗ったボクは、尖った先端をわざと音をたてて吸ってみた。
「ああ! お、音! あっ……や、やめ……ふああぁん! あああぁっ!」
壊れた録音機の様に嬌声を上げ続けるキラちゃんが、不意にボクの頭を抱え込むように腕を回してきた。
びくびくと小刻みに震える彼女の身体は、
443393:2005/05/27(金) 01:15:13 ID:Urp6pxYW
もう自身の意思で力を入れられないのか、殆どボクにのしかかっている状態だ。
「はあ、あ! も、胸……気持ち、良すぎてぇ……だ、めェ……!」
完全に舌っ足らずになってしまったキラちゃんの言葉は無視して、
ボクは口の中の蕾を犬歯で挟み込むと、そのまま顎に力を入れた。
「――――ッ!!」
ひゅう、と息を漏らしたきりキラちゃんの嬌声が止まる。
突然のことに驚いたボクは思わず彼女の胸から顔を離した。
支える物を失ったキラちゃんの上体が仰向けにベッドに沈む。
「ご、ゴメン。痛かった?」
「……ううん……」
焦るボクとは逆に、何かが抜け出していってしまった様な、どこか虚ろな様子でキラちゃんが口を開く。
「なんだか……上手く言えないけど……スゴかった……」
「凄かったって、良かったってこと?」
ボクの問いかけに対してキラちゃんはかくんと頷いた。
「じゃあ、続けてもいいかな?」
再びかくんと頷くキラちゃん。
その動作はあまりにも機械的で、ちゃんとボクの言葉を理解できているのか怪しいところだ。
正直、躊躇いを感じなくもないけど――
でも苦痛だったり不快だったりすればそう言うだろうと思い、ボクはまたキラちゃんの胸に手を伸ばした。
「あ、あぁ……あ……はあ……」
先刻よりも喘ぐ声に勢いがない。
しかし、彼女の身体の反応は確実に大きくなっていた。
快感に熱る白皙の肌も。
悦楽に煌く清純な瞳も。
キラちゃんのあらゆる所が淫らに変貌してゆく。
そろそろ頃合いだろうと見たボクは、キラちゃんの胸から臍にかけて指を這わせ、そしてスカートの中へと差し入れた。
「あ……そこ、は! やああっ!」
444393:2005/05/27(金) 01:15:35 ID:Urp6pxYW
ボクの指が下着越しにキラちゃんの女の子の部分に触れた途端、
それまで抜けていたものが戻ってきたみたいにキラちゃんは素早く足を閉じた。
その結果、むしろ更に強くボクの手がその部分に押し付けられる。明らかに逆効果だ。
しかもそのお陰ではっきりと分かった事があった。
「キラちゃん……濡れてる」
そう。キラちゃんの秘所は下着越しでもはっきりと分かる程に濡れていたのだ。
「やあぁ……恥ずかしいよぉ……」
羞恥に顔を染めたキラちゃんが右腕で目を覆う。
彼女としては単純にボクの視線から逃れたいが為の仕草なのだろうけど、
はっきり言ってポーズ自体はかなり扇情的だ。
ボクは半ば無意識的な欲求に駆られてキラちゃんの秘所にあてがった指を動かした。
「ああっ! あ! ああああぁっ!」
キラちゃんの足から力が抜け、ぴくぴくと太腿が震える。
その隙にボクは下着を押し退けて彼女の割れ目に指を滑り込ませた。
「はっ、ああ!? ふああああぁんっ!」
そこに他人が侵入するのは初めての筈だけど、以外に抵抗無くボクの指を飲み込んでゆく。
指先に感じるキラちゃんの中はとても熱く、そして潤っていた。
「キラちゃん」
ボクはやんわりとキラちゃんの腕を退かし、涙の溢れる彼女の瞳を見据えた。
「大丈夫? もし嫌ならちゃんと言ってね」
「ん……ありがとう」
上気しきった顔でどこか気怠そうにキラちゃんが微笑む。
可愛い――と言いかけて慌てて言葉を咽喉の奥に仕舞いこんだ。
流石に相応しからぬシチュエーションだ。特にボクの方が。
だから何も言わずに笑い返すだけに留め、そしてゆっくりと優しく指を動かした。
「あっ、くぅ……ああっ! はあぁ! ああんっ!」
指先に感じる抵抗に沿って徐々に触れる位置を上げてゆくと、硬い突起に辿り着いた。
445393:2005/05/27(金) 01:16:38 ID:Urp6pxYW
ボクは殆ど何も考えずに突起を押し潰す。
「うあぁ!? ああああああぁぁ――ッ!!」
その瞬間、キラちゃんが一際甲高い声を上げた。
四肢を突っ張り、身体を弓なりに仰け反らせ、カチカチと歯が鳴るほど全身を痙攣させ――
「あ――はあッ! はあっ! はあ……は……」
ほんの一瞬だけぴたりと硬直した後、荒々しく息を吐き出した。
どうやら、達したらしい。
ボクは脱力しきったキラちゃんに軽く口づけし、彼女の中から指を引き抜いた。
「……凄いよ、ほら」
低く掲げたボクの右手はてらてらと輝き、指と指の間には透明な糸が架かっている。
「や……あぁ……」
もうキラちゃんには恥ずかしがる余裕もないのか、自分の痴態を明かされても喘ぐ様に呻くだけだ。
ボクも経験が無いから詳しくは分からないけど――
(これだけやれば十分、かな)
本なんかで知識はある。
多分、本番に移っても問題ない筈だと判断して、ボクはキラちゃんを見つめた。
「キラちゃん」
出来る限り穏やかな口調で呼びかける。
彼女を落ち着かせる為と言うより、さっきから破裂しそうなほど高鳴っているボク自身の鼓動を抑える為に。
「いいかな」
……もっと言い様はないのだろうか。
こんな時に至っても飾り気を出せない自分に軽い自己嫌悪を抱いてしまう。
ホント、ボクって男はプレイボーイの資質が無いらしい。
「……」
でも、キラちゃんはそんな事など気にしていないのか、にっこりと笑みを浮かべた。
「イイけど……でも、ダメだよ」
「……え?」
446393:2005/05/27(金) 01:19:52 ID:Urp6pxYW
今回はここまで
とりあえず死んでない事を示すためです
思った様に時間が取れなくて、遅々として進んでません。申し訳ない

オルタのSS読みたいなぁ・・・
447名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 20:36:04 ID:LSAKJUw5
GJ!次回いよいよ本番でつか?!

オルタのSSはアニメが完結するかゲームが発売されれば誰か書くのでは?
って言うか自分も読みたい&書きたいですね
448名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 14:18:59 ID:Xj71GYCa
続き期待age
449393:2005/06/01(水) 01:37:27 ID:X5m6EDvk
「最初は私じゃなくて、ユラちゃんにしてあげてほしいの」
キラちゃんはそう言って傍らの彼女と瓜二つの妹を見た。
「キスは私が最初だったから。だから今度はユラちゃんが最初」
「キラちゃん……」
彼女達は手を取り合い小さく頷いた。
またもや何か通じるものがあったのだろうか。
「キラちゃんもユラちゃんも、それでいいのかな」
野暮かと思いながらも一応訊いてみる。
キラちゃんは迷う様な素振りも無く、まっすぐに首肯した。
「うん。だって、貴方が言ってくれたから……」
「私達を、どっちもこれ以上はないほど愛してるって……」
キラちゃんの言葉を引き継いだユラちゃんも、姉と同じ笑みを浮かべる。
そして二人は口をそろえて言った。
「だから、最初の喜びも、二人で分かち合うの」
正直、ボクには分かるような分からないような理屈だ。
だけど彼女達が納得しているのなら、それでいい。
「分かった。じゃあユラちゃん、いい?」
一応、半ば儀礼的に確認する。
「うん……おねがい」
ユラちゃんが両手を胸の前で組んで瞳を閉じた。
ボクは彼女の唇を啄ばむ様に突っつき、その隙にパジャマのズボンに手をかけた。
「あ……」
ユラちゃんが僅かに息を呑むのが分かったが構わずに脱がしてしまう。
その下の白い下着となると、これに触れるのは男のボクでも少し躊躇いを感じた。
ならば女の子のユラちゃんであれば尚更、それこそ苦痛にも似た羞恥に苛まれるのではないだろうか――
ボクは無駄な逡巡はするまいと、さっさと下着も脱がすことにした。
今度は何の挙動も無い。
450393:2005/06/01(水) 01:38:06 ID:X5m6EDvk
「……」
ボクはユラちゃんを覆う物を全て取り除き、生まれたままの姿の彼女の身体に視線を滑らせた。
端的に表すなら『美しい』と言う以外に無い。
火照った白蝋の様な肌。黒い絹の様な髪。しっとりと塗れた長い睫毛。
瑞々しい口唇。細い喉。未成熟な故に形の整った乳房。すらりと伸びた四肢。
なだらかな臍周り。産毛しか生えていない下腹部。適度にふくよかな大腿部。
ボクは自分の性欲を超えたところで、彼女の純粋な魅力にくらくらした。
至高の芸術品を観る感覚に近いかもしれない。
この存在を穢す資格が自分ごときにあるのだろうか――そんな思いさえ抱いてしまう。
「へ、変……かな? 私の身体」
ボクの視線に耐えきれなくなったのか、ユラちゃんが不安そうに訊いてきた。
「いや、そんな事ないよ。凄く綺麗だ」
ボクは、ともすれば震えそうになる手を必死の思いで抑え、ユラちゃんの太腿に添えた。
ぴくりと彼女の足が揺れる。それ以上の抵抗は無い。
ボクは指先でユラちゃんの腿に軌跡を描きながら秘所に指を入れた。
ボクとキラちゃんが絡んでいたのを見ていたからか、そこは既にじっとりと湿り気を帯びていた。
それでも念の為と、指を動かす。
「ふあ……ああ! あ、うああぁっ!」
ユラちゃんは痛がる様子もなく、ボクの指の動きに合わせてあられもなく喘ぎだした。
その声に促される様に彼女の中を弄っていると、
他の所とは感触の違う、少しざらついた部分があるのに気づいた。
ふと興味がわいて、そこを指の腹で重点的に擦ってみる。
「ああっ! ソコ、何だかぁ……あ、はああぁんッ!」
ユラちゃんの身体が小刻みに跳ねる。予想以上の乱れ様。
嗜虐心をそそられたボクは、更に尖った陰核を捻ったり潰したりと容赦なく嬲った。
「ひあぁ! ああああああぁっ!!」
ユラちゃんは身体を硬直させ、喜悦に震えながら背筋を反らした。
451393:2005/06/01(水) 01:41:11 ID:X5m6EDvk
膣の中の指がきつく締め付けられる。
同時に彼女の奥から熱いものが溢れてくるのが分かった。
「はあっ! あ……はあ……は……」
何かが抜け落ちた様にくたりと脱力するユラちゃん。
そんな彼女に耳元にそっと口を寄せ、紅潮した耳朶を軽く噛む。
「ふふ。エッチさではユラちゃんの方が上かもね」
意地悪く囁いて、蕩ける様に快感の余韻に浸っているユラちゃんの秘所から指を抜いた。
さて……実を言えばこっちの方も余裕なんてない。
ボクはズボンのファスナーを下ろし、痛いくらいに張り詰めた一物を引っ張り出した。
出来ることなら今すぐにでも欲望をぶちまけたかった。
そんな獣じみた本性は隠してやおらに穏やかに、ユラちゃんの秘所に先端を当てる。
「入れるよ」
可能な限りの優しい声でボクは言った。
彼女を怖がらせないように。ボク自身にゆとりを持たせるように。
ユラちゃんは無言で頷いた。
ボクも軽く頷き返し、少しずつ少しずつ割れ目に陰茎を挿入してゆく。
「う、くぅ……ん……」
未知の異物が身体に入り込んできた苦しみからか、ユラちゃんの眉間に皺が寄る。
半分ほど彼女の中に進めた所で何かにぶつかる様な感触がった。
二度三度、突っつくようにして角度を調整すると、
やはり何かを退ける様な感覚がして、中が急に狭くなった気がした。
「つぅ……くっ……」
その瞬間、ユラちゃんの顔が一際大きく歪む。
「大丈夫? あんまり痛いようなら止めてもいいけど」
自分の欲望の為に無理強いする訳にもいかない。多少、残念ではあるけど。
心配するボクにユラちゃんは涙を溜めながらも笑みを作ってみせた。
「ちょっと痛いけど……でも、思ってたほどじゃなかった、かも……」
452393:2005/06/01(水) 01:42:02 ID:X5m6EDvk
「そう……」
「全部入ったの?」
「いや。だけどもうちょっとだよ。少し休もうか?」
ユラちゃんは何度か深呼吸を繰り返し、首を振った。
「そのまま、来て」
その態度は痩せ我慢かもしれない。
でもここから引き返すのはボクも辛いし、多分ユラちゃんも辛いだろう。
ボクは再びゆっくりと自身を彼女の中に押し進めた。
必死に唇を噛み締めているユラちゃんが痛々しくもいじらしい。
やがて、全てが彼女に包み込まれたところで、ボクは一つ大きく息をついた。
彼女の中はとても熱く、そしてとてもきつかった。
「全部入ったよ」
「ほんと?」
ユラちゃんが頭を上げ下腹部に目をやった。
不意に、その瞳から新しい雫が零れる。
「そ、そんなに痛い? やっぱり無理はしない方が――」
「ううん。違うの。うれ、しくて……貴方と一つになれたのが……それで、涙が出たの……」
ボクは何とも言えない愛おしさを覚え、ユラちゃんに唇を重ねた。
「……動くよ」
顔を離して言う。
ユラちゃんが頷くのを確認して、ボクは慎重に腰を動かした。
「うあっ……ああぁ……」
ボクの動きに合わせてユラちゃんが声を上げる。
さっきまでの嬌声とは違って、抑えに抑えた悲鳴の様な響き。
「はあ、あ……くぅん……っ」
ふと、所在無げにユラちゃんの手がシーツの上を動いているのが目に留まった。
一旦腰の動きを止めてボクはその手を取った。
453393:2005/06/01(水) 01:43:44 ID:X5m6EDvk
ユラちゃんはすがる様に握り返してくる。痛いくらいに強い力で。
ボクには、男には、分からない不安があるのだろうか。
ボクは手から伝わる圧迫感を胸に刻んで再び緩やかに動き始めた。
「あ……く……あ、はあっ……ああっ」
しばらく腰を揺すっていると、次第にユラちゃんの声に混じる苦痛の色が褪せてゆくのが分かった。
「まだ痛い?」
「わ、分かんない……でも、何だか、痺れるような……」
ボクは試しに少し勢いをつけて腰を打ち付けてみた。
「ふあああぁんっ!?」
「どう?」
「す、ごい……すごい、よぉ……なに、これェ……」
ユラちゃんが全身を震わせながら曖昧に言葉を紡ぐ。
ただ、苦しそうな様子も痛そうな様子もない。
ボクは今度は更に勢いをつけて腰を動かした。
「ひゃあぁん! ああんっ! ああ、あああっ!」
発せられる声は艶やかなソプラノ。
どうやらもう痛みはないらしい。
今までユラちゃんの方に気を遣っていたから自分の欲望はできる限り抑えていたが――
こうなれば余計な心配をする必要は無くなる。
「あんっ! あ! な……急に……はげ、し……ああんっ!」
そして一度抑制を排してしまえば、ボクも思春期の盛りのついた男だ。
下半身から伝わる快感に酔い痴れるまま、ボクは一心不乱になってユラちゃんの身体を貪った。
深く大きく。早く激しく。
結合部からぐちゅぐちゅと音が響き渡るほどユラちゃんの中を掻き乱す。
「ああ! はあっ! あん! あああぁ――ッ!」
そんなボクの動きに応えるかの様に、彼女の中も一突きの度に違った絡みつき方をしてきた。
まるでそこだけが別の生き物みたいに。
454393:2005/06/01(水) 01:50:32 ID:X5m6EDvk
もうちょっとで終わります
・・・前もこんなこと言ったけど。でも多分、今度はホントです

あと、俺がスレ止める存在になってたらゴメンナサイ
時間無いけど頑張って早く書き上げるんで勘弁してくらはい
455名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 20:06:00 ID:GgXJ/781
素晴らしい
こういう濃密でボリュームのあるエロスを書ける人って羨ますぃ

続き期待してまっせ〜
456名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 13:43:30 ID:MME3mYJM
>>454
保管庫でまとめて読めるので、それほど気にしなくてもいいのではないかと。
457名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 12:16:44 ID:MzKDEldR
age
458名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:43:21 ID:dYM+oxxi
保守
459名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 09:29:49 ID:Jzt1qOVL
良いSSが多いですね。
460名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 08:22:10 ID:be1HkRyx
同意。
461名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:38:06 ID:gywIW5cn
いまさっきギャルゲー板の双恋スレ見て気づいた
6月10日って一条姉妹の誕生日やん
今日もあと一時間半しかないよ。誕生日記念はお早ry
462名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 15:53:56 ID:Td+uGt7W
保守age
463名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 10:17:10 ID:FCxfk0kZ
保守
464393:2005/06/17(金) 04:54:08 ID:fEhoTHiR
実際、ユラちゃん自身はだらしなく涎を垂らし、汗と涙とで顔をくしゃくしゃにしていた。
普段の清楚な雰囲気など微塵もない。
ボクが秘所を穿つ度に嬌声をあげながら、
ただ悦楽の奔流に身を委ねるだけの乱れに乱れきった姿がそこにあった。
「ああぁ! へん、ヘンだよぉ! わたし……ふあああっ!」
ユラちゃんが迫り来る何かを拒むかの様に首を振った。
彼女の膣内が激しく蠢動する。
「く……っ」
不意打ちの刺激に一気にボクの限界が近づく。
衝動的に腰の動きが早まった。
「はっ、あ! あああああああぁぁ――――ッ!!」
ユラちゃんが絶叫にも似た嬌声を上げた。
その華奢な身体ががくがくと跳ねる。
ボクは一切の思考を放棄して、何かを搾り取ろうとするかの様に収縮するユラちゃんの中に精を放った。
「あ……は、あぁ……あ……」
「はあ、はあ、はあ……」
程無く、全てを出し切った。
射精の快感が波が引く様に何処かへと去ってゆく。
終わってみれば、存外に呆気なかったかもしれない。
身体はまだ熱いというのに、頭は急速に冷えて、そして醒めてゆく気がした。
(これで、こんなので、よかったのかな)
何を今更、と自分でも思う。
でも、振り返ってみれば半ば流されるような形でこういう事に及んでしまったわけで。
勿論、二人を愛していると言ったその言葉に偽りはないけど、もっと相応の過程があった筈ではないのだろうか。
(はあ……ボクがこんな風に思ってちゃ二人に失礼だよなぁ)
と、ユラちゃんに視線を落とす。
行為の余韻か、小刻みに震えている。
465393:2005/06/17(金) 04:54:32 ID:fEhoTHiR
ボクは彼女の中から自身を抜き、額に浮かんだ汗を拭った。
途端、ボクにも耐え難い脱力感がのしかかってきた。
ついユラちゃんに覆い被さる様に倒れかけて、慌てて腕を伸ばして上体を支える。
「あ……」
ユラちゃんがさっと目を伏せた。
どうしたのだろう?
ボクは訝しく思いながら、ふと自分とユラちゃんの位置関係を見てみた。
顔同士は鼻の頭がくっ付きそうなほどに近くて。
身体同士は火照ったまま殆ど密着していて。
(これじゃあ、まるで……)
まるで純愛映画の一コマみたいだ。
――愛し合った余韻に浸る二人は、初々しくはにかみながら、最後に軽く唇を重ね合わせる……
(なんてコトできないって! 恥ずかしすぎるよ!)
離れようとしたところで、思いがけずユラちゃんの眼を覗いてしまった。
恥ずかしげに伏せられていながら、それでいて熱っぽく潤んだ瞳。
…………
嗚呼。まったく。
小さな事でぐだぐだと思い悩むのはきっとボクの悪い癖だ。
ユラちゃんの表情を見ると、やはりそう思う。
「ユラちゃん」
ボクも二人も想いは同じなのだ。
過程はそれで十分であり、相対的に結果は気にする必要は無い。
「好きだよ」
ボクはユラちゃんにそっと口唇を重ねるだけのキスをした。
唇の温かさはボクのものだろうか。それとも、ユラちゃんのものだろうか。
どちらからともなく顔を離す。
「私も、大好きだよ」
466393:2005/06/17(金) 04:55:00 ID:fEhoTHiR
僅かに掠れた声で言うユラちゃん。
今までも何度か口にし合った台詞なのに、何故かとても新鮮な響きがあった。
初めて三人の想いを告白した夜の様に。
彼女の瞳にもその時の光景が視えているだろうか。
「……」
「……」
ボクとユラちゃんは視線を絡め合ったまま、くすくすと忍び笑いを漏らした。
多分。きっと。
いつの日かこの場面を思い出すと、幸せな気分になれるんだろうなあ……
そう、思えた。
と――
「あの〜っ」
和やかな空気を打ち破るかの様に傍らから不機嫌そうな声。
振り向いてみれば、キラちゃんが小さく頬を膨らませていた。
「私のコト、忘れてないよね」
「え、あ……も、もも、勿論!」
ついどもってしまう。
忘れていたわけではない。念の為。
頭の隅の隅の隅のそのまた片隅ぐらいに押しやられていただけで。
「ふぅん。じゃあ、そろそろ私の相手もしてくれるよね……?」
そう言ってキラちゃんが浮かべる微笑はまるで天使の様。
でも、どうして。どうして目が笑っていないのだろうか。
ボクは背中に流れるじっとりとした汗が顔にも出てこないように気をつけながら、ただ頷くしかなかった。
実際のところ、間を置かずに連戦はかなり辛いのだが。
ただ、今のキラちゃんには有無を言わせぬ雰囲気があるのだ。
(う、嬉しいけど、素直に喜べない……)
ボクは胸中で血涙を流し、しかし顔には少し引きつった笑みを貼り付けて、キラちゃんの頬に触れた。
その瞬間。
――コン、コン
部屋に扉を叩く音が響く。
ぴたり、とボク達は静止画さながらに固まった。それこそ呼吸すら一瞬止まったかもしれない。
467393:2005/06/17(金) 04:57:39 ID:fEhoTHiR
ごめんなさいごめんなさい
マジで暇がないんです。リアル世界でキリキリ舞ってるんです
こんなちんたら書いてるのに読んでくれてる方は本当にありがとう
468名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 18:22:16 ID:3PIEIlkx
>>467
舞って舞って舞いまくれ。
そして書いて書いて書きまくれ。
とりあえずGJ!
469名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 19:26:37 ID:sU6j0Ex6
携帯からだけど小説投稿してみていいですか?
470名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 19:33:16 ID:mIbhItyL
答えるまでも無くカモンカモンですよ
是非投下してくだされ
471名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 19:48:49 ID:sU6j0Ex6
 夏休みに入ってすぐ僕は二人の彼女を手に入れた。一条薫子と菫子だ。
 正直僕なんかでいいのかなって思うくらい二人はかわいい。熱烈なFCがあるくらいだからね。前に「僕が彼氏でもいいの?」って不躾な質問をしてしまったら『そんなこと言わないで。私達はダーリンといっしょにいたいの!』なんてとてもうれしいことを言ってくれた。
 そんな二人が彼女になって初めて過ごした夏休みは夢のように楽しかった。ただ夢のように楽しい時間は本当、夢のよう早くすぎてしまう。
 そう、もうすぐ夏休みが終わってしまうのだ。
472469:2005/06/18(土) 19:49:36 ID:sU6j0Ex6
「ねぇ、ダーリン」
「ん、なに?薫子ちゃん」
 僕は今デパートで二人の買い物に付き合っているとこだ。
「これどうかな?」
「かわいいと思うよ。この色がいいね」
 淡い黄色の薫子ちゃんらしいシンプルな服だ。
「じゃぁこれにしよっと。」
「ダーリン、ダーリン、私のはどうかな?」
「菫子ちゃんも似合ってるよ、このデザインがいいね」
 菫子ちゃんのは淡い青の服だ、男物っぽいけどそこが菫子ちゃんに似合ってる。
「えへへへ、じゃぁこれにしよ。」
 二人は次々に試着をしていっている。僕はそんな二人の荷物持ちだ。
 しかし女の子の買い物に付き合うのは聞いてた以上に大変だ。なかなか労力を使う。だけどそんなこと二人に悟られて気を使わせたらカッコ悪いからな。
 空元気を振り絞り双子のお姫様の後を追いかける。

473469:2005/06/18(土) 19:51:44 ID:sU6j0Ex6
『ダーリン!』
「えっ?どうしたの?」
「ダーリン、帽子どっちがいい?」
 と言われてさしだされたのは薫子ちゃんが赤い帽子で菫子ちゃんが青い帽子だ。
「やっぱり赤だよね。」
「え〜青だよー」
「ううん、レッド!」『ダーリンはどっちがいい?』
 そんなこと言われても…どっちかを選ぶってのは…
「う〜ん。両方買ってみようか?僕、帽子は持ってなかったし。」
 この状況でどちらかを選ぶのは結構気まずいからね。
「そう?」
「なら、はい。」
 …しまった。また荷物を増やしてしまった。これで荷物は結構な量に達したと思う。「ダーリン?」
「大丈夫?」
「ごめんね、こんなに荷物持たしちゃって。」
「私達ダーリンといっしょだからついはしゃいじゃって…」
「疲れたでしょ?少し休憩しよっか?」
 二人が申し訳なさそうに僕に聞いてきた。いつのまにか僕の顔に疲れがでてきてしまってたらしい。
「平気平気、僕だって二人といっしょにいられて嬉しいんだから。平気だよ」
『ダーリン…』
突然足がふらついて僕は少しよろけてしまう。
「あっ…あははは、やっぱりちょっと休憩しよっか。足がふらついちゃって」
「もー、せっかくいい事言ってたのに」
「うふふ、じゃぁそこのベンチで休もっか。」

474469:2005/06/18(土) 19:53:45 ID:sU6j0Ex6
ここまでです
携帯なんで誤字とうは勘弁してください
あとつまんなかったりしたらBADって言ってください。3個くらいたまったら投稿やめるんで
475469:2005/06/18(土) 22:50:50 ID:sU6j0Ex6
 僕の右に薫子ちゃんが、左に菫子ちゃんが座ることでベンチに腰をかけた。
「私飲み物買ってくるね。」
「あ、私も〜」
 二人には情けないところを見られてしまった…反省反省。

しばらくして二人が戻ってきた
「はい、ダーリン」
「お、ありがと」
菫子ちゃんから渡された青く透き通るようなスポーツ飲料に口をつける。甘味と酸味が喉を潤す。
「はぁー気持ちいい」
「ごめんね、今日は付き合ってもらっちゃって」
薫子ちゃんがまた申し訳なさそうに口をひらいた。
「いいよ、いいよ。僕だって残り少ない夏休みを二人といっしょに過ごしたいからね。ってちょっと臭かったかな。」
「ううん、そんなことないよ!」
「私達もいっしょにいたかっから誘ったんだよ!」
「うん…ありがとう」
476469:2005/06/18(土) 22:52:09 ID:sU6j0Ex6
 二人に面と向かって言った僕だけど面とむかって言われると恥ずかしいな。でも二人が僕と同じことを考えていたのは嬉しかった。
『えへへへ』
二人がなぜか少し恥ずかしそうにわらっていた。
「どうしたの?二人とも」
『だって…ねぇ?』
「ダーリンも同じこと考えていて」
「嬉しいんだもん。」
「あっ…僕も嬉しいよ…」
『えへへ』
 二人が左右から腕に抱き付いてきた。
「ちょ…ちょっと二人とも」
 あんまりくっつくと胸の膨らみが…
『うふふ』
 二人とも分かっててわざと押しつけてきてないか?…マシュマロのような感覚が思いっきり伝わってくるし…
「さ、さっ、二人ともそろそろ行こっか。僕はもう平気だから」
 ちょっと名残おしいけどやっぱりこう人がいっぱいいれところは恥ずかしいからね。二人も少し名残おしいそうに立ち上がって僕らはまた買い物を続けた。


「はぁ〜楽しかったね〜」
 菫子ちゃんが名残おしそうにデパートを見つめている。
 あのあと僕たちは二人の靴を買ったり僕の服も買ったりした。僕はもうヘロヘロになったのだがまだまだ二人は元気そうだ。こういうとこで女の子の体の神秘を感じたりする。
477469:2005/06/18(土) 22:53:23 ID:sU6j0Ex6
「はぁー明日で夏休みも終わりだね。ちょっとさみしいな」
「今年はあっという間だったからね」
『ダーリンが一緒だったからね!』
 とても嬉しいことを言ってくれた。僕も二人と一緒だったからとでも言おうと思ったけどやっぱり気恥ずかしいかな。
「あっ…ねぇダーリン…今日家にお泊まりしない?」
「そぅそぅ、今日家のパパとママいないんだ。明日で夏休み終わっちゃうし…ねっ?」
 突然の提案だったが僕も明日は用事はないし…。
「明後日の準備はできてるから別にいいけど…」
『やったぁ!じゃぁ早く帰ろう!』
 ふ…二人とも…喜んでくれるのはいいんだけど荷物持ちの僕のスピードには限界があるんだよ…

478469:2005/06/18(土) 22:54:25 ID:sU6j0Ex6
『とうちゃーく!』
 二人になんとかついていきながらやっと二人の家につくことができた。夏休みに何回か遊びにきたけど泊まりはこれが初めてだ。
「じゃぁただいまー、でお帰り、菫子ちゃん!」
「ただいま薫子ちゃん、でお帰りー」
 二人ともまだそれを続けてるんだ…じゃぁもしかして…
「やっぱり、僕も?」
「そうだよー」
「ほーら、ダーリン」
 二人が期待?に満ちた目で見てくる、そんな目で見られたら…、恥ずかしいけど…
「た、ただいま」
『おかえりなさーい』

この家のしきたり?を抜けやっと中に入ることができた。
 中に入って二人の部屋に案内される。何度もきたことあるんだけどやっぱり女の子の部屋って緊張する。

479469:2005/06/18(土) 22:55:43 ID:sU6j0Ex6
「ねぇダーリン今日疲れたでしょ。マッサージしてあげるね」
「お、いいねー薫子ちゃん、ダーリン私もマッサージしてあげるー」
 薫子ちゃんの提案に菫子ちゃんもノリノリだ。ここは二人の好意をうけるかな。
「じゃぁお願いしようかな。」
「じゃぁダーリンここに横になってー」
 ベットにうつぶせ状態になり二人が上に乗っかってきた。足を重点的に刺激される。
「ダーリンどぉ〜?」
「気持ちいぃ?」
「あ〜とっても気持ちいいよ」
確かにマッサージも気持ちいいのだけどそれよりも二人の感触がじかに伝わってそれがなんとも…
「わっ、足パンパンだね〜」
「こんなになるまで付き合ってくれて。ありがと、ダーリン」
「んーしょっ」
「えぃっ」

・・・・・・・・・・
「二人ともありがと〜、とっても気持ちよかったよ」
ほんと足の疲れがなくなった感じでとっても楽になれた。
「えへへへー」
「いえいえ、どういたしまして〜」

480469:2005/06/18(土) 22:56:45 ID:sU6j0Ex6
「いや〜二人ともマッサージうまクゥ〜〜〜」
あ…
『……………』
「あははは、お、お腹すいちゃって…」
「そ、それじゃぁ夜ご飯つくってくるね。」
「あ、あははは、期待しててね。ダーリン」
 そう言って二人は部屋からでていった。さすがにあの場面で腹がなるのは情けなかったな〜。

 しばらくすると二人がもどってきた。手にはお盆を持っていた。このお腹から手がでるような匂いは…!?
『特製チャーハンで〜す。』
 用意してあった机にお皿がならべられていく。
「いい匂いだね〜。おいしそう。」
「ダーリンのためにつくった特製チャーハンなんだから」
「い〜っぱい食べてね。」
『いただきます。』
 こ、これは…すごくうまい!そこらへんのレストランで食べるより普通にうまいぞ。
「これ、すごくおいしいよ!お米が一粒一粒パラッっとなってて。」
「やったね、薫子ちゃん!」
「作ったかいがあったね、菫子ちゃん!」


『ごちそうさま。』
 あのあと僕は2度もおかわりをしてしまった。仕方ないじゃないか。それだけおいしいんだから。
「じゃぁダーリン私達お皿洗ってくるね。」
481469:2005/06/18(土) 22:59:28 ID:sU6j0Ex6
「ダーリンその間お風呂はいっちゃいなよ!」
「あっ…うん。でも服がないし…」
「買ったばっかりのがあるじゃない。」
 そうだった。一応?寝間着も買ってあったんだっけ。
「じゃぁお風呂いただきます。」

 かけ湯をして湯船につかる。
「はふぅ…」
 いや実に気持ちいい。けどあんま長湯したゃダメかな。なんて考えながらそろそろ出ようと思ったら突然ドアが開いてバスタオルで身をくるんだ二人がはいってきた。
「ダーリン湯加減はどお?」
「熱すぎたりしない?」
「か、薫子ちゃん!?す、菫子ちゃん!?」
 頭の中が真っ白になる瞬間を覚えた。
「ど、どうしたの?二人とも!?」
「ダーリンといっしょに入りたいなぁって思ったの。」
「ダーリン背中流してあげる。」
「えっ、でも…だって」
 頭が真っ白なせいかろくに言葉がでない。そんな僕を二人は
「ダーリン早くこっちきて。」
「こないならこっちから!」
 両腕を掴まれ多少強引に湯船から引っ張り出され咄嗟にタオルをとって下を隠したものの僕は二人の前に背をむける形で座らされてしまった。
「じゃぁ洗うねー」
「んっしょ、よいしょ」
「どお?ダーリン?」
「あっ、うん…」
 どうと言われても緊張しっぱなしでとてもじゃないが考えられない。
482469:2005/06/18(土) 23:01:50 ID:sU6j0Ex6
「お湯かけるよー」
 お湯が背中を流れたおかげで多少考えることができるようになった。けど…
「じゃっいっしょにお風呂はいろっか!」
「えっ?そんな…三人じゃ無理だよ。ねぇ?薫子ちゃん」
「三人でつめて入れば大丈夫だよ!」
「えっ?え〜〜〜」
 多少戻った思考もすぐに真っ白になった。
483469:2005/06/18(土) 23:05:42 ID:sU6j0Ex6
 僕の右に薫子ちゃん、左には菫子ちゃんが、二人とも体育座りのような格好でならんで入っている。
 三人とも大事な場所はタオルで隠してあるけど、その、三人でつめながら入ってるって状況はつまり二人の感触が肌に直接伝わるわけで、それもつめながらだから二人の肌の感触がとても強く伝わってくる。
「あったかいねー」
「気持ちいいねー」
『ね?ダーリン?』
「ぼ、僕でます。」
 湯船から出ようと身を乗り出したんだけど…二人が僕の両腕をひっぱってまた湯船に逆戻りしてしまった。
「まだでちゃダーメ」
「100数えるまででちゃダメだよー」
「そ、そんな〜」

484469:2005/06/18(土) 23:06:39 ID:sU6j0Ex6
ここまでです
多分携帯からなんで順番とかめちゃめちゃかもしれません
すみません
485名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 11:36:40 ID:3DZ6pyIb
>>484
GJ GJ GJ GJ!!!!!!
486名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 20:22:34 ID:5NHEByOz
GJ
487名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 01:58:18 ID:A8BgtLF+
>>484
GJ

badなんて意地悪言う方は放置でがんばって下さい。
488名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 02:13:20 ID:IJGaldFV
GJです
なんならbadはNGワ(ry
489393:2005/06/20(月) 03:26:28 ID:xM/Gs5f5
「お嬢様方、そろそろお時間も遅くなってまいりましたが」
扉越しに低く力強く飛んできた声は剣持さんのものだった。
彼は(一応は)ボク達三人の仲を容認してくれている。
だが、まるでキラちゃんユラちゃんの父親の様に厳格なあの人の事だ。
今のこの状態を見られたらどうなってしまう事か。
『この刀は不埒者を始末するまで鞘に戻る事はございませぬ』
いつかの剣持さんの言葉が脳裏をよぎる。
(こ、こんなトコロを見られたら死ぬ! 確実に死ねる!)
冗談抜きで命が関わりかねない状況なだけに、完全にパニックに陥ってしまう。
「はい、分かりました。ありがとう、剣持さん」
そんなボクを他所に、キラちゃんが何事も無かったかの様な口調で返事をした。
こんな場面で機転が利くなんて、女の子という人種は凄い……と、つい感心してしまう。
「いえ。では、あまり遅くなりませぬよう……失礼致しました」
慇懃な声がして、足音が部屋の前から遠ざかってゆく。
ボクは大きく溜まっていた息を吐き出した。
助かった。本当に助かった。
ボクはお礼を言おうとキラちゃんを見て――
「……」
凍りついた。
「くすくす……」
物凄い笑顔だ。
そう、まるで青空を白く彩る大輪の様な笑顔だ。
その辺の男がこの笑顔を向けられたとして、きっと十人中十人が胸をときめかせるに違いない。
「くすくすくす……」
柔らかな木漏れ日に包まれてそよ風に揺れる一輪の花の様な笑顔だ。
心にどんな欝を抱えた人でも、きっと瞬く間に元気になれる事だろう。
「くすくすくすくす……」
490393:2005/06/20(月) 03:26:52 ID:xM/Gs5f5
嗚呼、でもどうして。どうしてやっぱり目が笑っていないのだろう。
それだけではない。
硬く握り締められた両方の拳が目に見えて震えている。
「き、キラ……ちゃん……?」
こんなキラちゃんを見るのはユラちゃんでさえ初めてなのだろう。
ボクの背中に隠れる様に小さくなって、恐々と双子の姉の様子を窺っている。
「え〜と、その、キラちゃん? 剣持さんの言うとおり、もう時間も遅いから……」
ちらりと時計を見やる。
短針は五時を少し過ぎた辺りを指し示していた。
流石にもう一戦交えるのは時間的に許されないだろう。
だから今日はこれまでにしよう――と、暗に言ってみた。
「ふ、ふふ……うふふ……そう、だね」
キラちゃんは薄ら笑いを浮かべながら、のろのろと立ち上がる。
彼女は妙に機械的な動作で下着や上着を回収し、身に着けていった。
……怖すぎる。
明らかに尋常ならざる空気を醸している。
やけに物静かなのが、より一層不気味さを上乗せしていた。
「き、キラちゃん……な、何だか様子がおかしいよ」
ユラちゃんが怯えきった調子でボクの耳元に囁く。
全くもって同意だ。
だがボクにどうしろと?
たとえ意気地なしと蔑まれようとも、たとえ鶏野郎と罵られようとも、
今のキラちゃんに声をかけるだけの勇気なんてボクには無い。
否。おそらく世界中を探してもそんな気概を持つ男なんている筈がない。
自分に向かって飛んでくると分かっている核ミサイルの発射ボタンを押せる人間など居る筈がないではないか。
ボクは為す術も無く、彫像の如く硬直してキラちゃんを目で追う事しかできない。
「……ねえ?」
491393:2005/06/20(月) 03:27:25 ID:xM/Gs5f5
ふと。
キラちゃんが、ギギギという擬音がつきそうな硬い動きで首だけを捻り、ボクの方を振り向いた。
「なな、何でしょう?」
思わず丁寧語が飛び出る。
核ミサイルの機嫌を気にかけるのは人として当然の事だ。
男が云々なんてどうだっていい。
体面より、矜持より、命の方が大事だ。
「今度は、きちんと私の相手をしてね……?」
「は、はい。是非とも……はい」
ボクは木偶の如くかくかくと頷いた。
多分、彼女に靴を舐めろと言われても同じ反応をしただろう。
兎に角、この場はひたすら卑屈になって、一秒でも早く逃れなければならない。
そう、ボクは心に決めるのだった。



長いような短いような一日が終わって、今日は二学期最初の授業の日。
昨日歩いたばかりの双愛中学校の通学路の途中、何度もボクは家に引き返しそうになった。
――何故かって?
それは……
「よぉ、一日振りだけど元気にしてた――って、どうした? なんでそんなに腰が曲がってるんだ?」
「お、大坂! いいところに来てくれた。肩。肩貸してくれないか」
地獄に仏とは正にこの事だろうか。
校門で大坂に声をかけられたボクは、肩を貸してもらってようやく身体を真っ直ぐに伸ばす事ができた。
今朝以来ずっと腰痛で前屈みの姿勢を余儀なくされていたのだ。
それもこれも、昨日のアレのためである。
あの時はキラちゃんユラちゃんの可愛さと初体験の快楽とで色々と感覚が麻痺していたみたいだが、
一日経ってみると普段は使用頻度の低い筋肉を酷使した報いがきっちりと返ってきていた。
つまり、筋肉痛というやつだ。
これがまたひどい事ひどい事。
492393:2005/06/20(月) 03:27:54 ID:xM/Gs5f5
ちょっとでも腰を伸ばそうものなら神経を針で刺される様な激痛が走り、
とてもではないがまともに立つことすらままならない。
もし昨日、剣持さんが来ずにあのままキラちゃんともシテいたら……
(うぅ、キラちゃんには悪いけど、あの時はあれで良かったのかも)
男として情けないとか、そんな風には思わない。
身体を壊してしまっては元も子もないのだから。
「おいおい、大丈夫か? いったいどうしたんだよ」
流石にボクの有様を不審に思ったのか、大坂が怪訝そうに訊いてくる。
「あ〜……い、いや。ほら、ボクさ、お寺に居候してるだろ?
昨日は草むしりの手伝いしてて、無闇に張り切っちゃったから、それで腰痛めたんだよ」
即興にしてはなかなかのでっち上げ、だと思う。
だけど大坂は何やら合点のいかない様子で「草むしりねぇ……」と呟いた。
まさかこのやり取り程度で本当の理由を悟られることは無いだろうけど、それでも心臓が跳ねてしまう。
「と、ところで大坂。お前、宿題どうしたんだ? 全然終わってなかったんだろ?」
とりあえずボクは話を逸らそうと試みた。
どこかで見た展開だ。
何と言うか――既視感?
「ああ、やってないけど」
「そうか……って、ちょっと待てい。
何でそんなにあっさりとカミングアウトしちゃってるんだよ」
「ふふん。俺は悟りの境地に至ったのさ」
大坂は鼻を鳴らして訳の分からない事を言った。
「俺は気づいた。山の様に溜まっている宿題をひいひい言いながらするよりも、
愛先生に優しく折檻される方が遥かに楽だってことにな」
「あ〜……そう」
嗚呼、無知とはある意味幸せだな。
ボクは密やかに大坂に手を合わせた。
――大坂、お前と言う無二の親友の事は、多分きっと三年ぐらいは忘れないと思うよ。
そんな馬鹿なやり取りを交わしながら、教室へと向かう。
そしてその扉の前で、昨日と同じ様に悩みに囚われてしまうのだった。
493393:2005/06/20(月) 03:28:26 ID:xM/Gs5f5
(どんな顔でキラちゃんとユラちゃんに接すればいいんだろう……)
身体を重ねるということは、やはり何かの一線を越えた間柄になるということを意味していると思う。
既に昨日とは違っているのだ。
ボク自身の位置。そしてキラちゃん、ユラちゃんの位置。
その関係にボクは戸惑わずにいられるだろうか。彼女達は戸惑わずにいられるだろうか。
「……」
否。今更どうこう考えるのも無意味だ。
そこは昨日と同じかもしれない。
成るように成る。それだけなのかもしれない。
無論、投げ槍という意味ではない。
それだけボクは彼女達を愛し信じているし、彼女達もボクを愛し信じてくれている筈だ。
……考えなしってコトではないと思う。きっと。
ボクは一つだけ小さく息を吐き出し、戸を開いた。
教室に二人の姿を探して、軽く手を上げて挨拶する。
「おはよう。キラちゃん、ユラちゃん」
「おはよう」
彼女達はにっこりと笑みを浮かべ、ちょっとおっとりした口調で答えてくれた。
いつもの二人だ。
今までと何ら変わりは無い。
ほっと肩の力を抜いた、その時だった。
「ねっ」
袖をちょんちょんと引っ張られる。
何事かと顔を上げると、すぐ目の前に瞳を閉じたユラちゃんの顔があって……
「え……?」
考える暇さえ、なかった。
唇に柔らかい感触。
鼻腔を抜ける甘い香り。
キスされたのだと分かるまでに、たっぷり数十秒は要した。
「ゆ、ゆゆ、ユラちゃん!?」
ようやく声が出たのは、ユラちゃんが真っ赤な顔を離してから更に数十秒の後。
494393:2005/06/20(月) 03:28:57 ID:xM/Gs5f5
ボクは半歩ほど後退って、思わず彼女をまじまじと見つめてしまった。
「えっと……“約束”のキス、だよ」
夕日みたいな顔を俯けて、ユラちゃん。
「や、約束、って……それは昨日……」
「“約束”では、『いつ』なんて言ってなかったでしょ」
「……あ」
――今度はユラちゃんがみんなの前で……――
それが“約束”だった。
「キラちゃんと一緒で――みんなの前で貴方にキスする。それが“約束”だから」
「で、でも! こんな場所、で……」
そろりと教室を見回す。
傍らの大坂は勿論、誰も彼もが顎を落としたままこちらを呆然と眺めている。
「うふふ。恥ずかしがらなくてもいいのに」
くすくすと笑いながらキラちゃんが言う。
その目に悪戯っぽい輝きが過ぎったように見えたのは――
「だって、ユラちゃんとあんなコトしちゃったんだから。もうキスなんて……ねえ?」
見間違いじゃなかった。
ご丁寧に『あんなコト』という部分に大袈裟なイントネーションをつけてくれたのだから。
「き、キラちゃん! こ、声が大きいって!」
慌ててキラちゃんを静止するが、時既に遅し。
口を出た言葉は止めようが無く、言葉が空気を震わすのも止めようが無い。
「おい……『あんなコト』って……どんなコトだ」
一瞬にして殺伐とした空気が漂いだした教室を代表するかの様に、大坂が暗い声を発する。
「お前、まさか……桜月さん達と――」「お、おい、マジかよ……」
「な!? ま、まさか二人と……」「きゃー、凄い凄い……」
「うっそ……彼って、絶倫ってやつ……」「て、敵だ……全人類の敵だ……」
それと共に堰を切った様にいたる所からヒソヒソと立ち上る囁き声の数々。
もう言い訳もクソもない。
男子の中には目を血走らせ、息を荒くしている者までいる。
キラちゃんとキスしてしまった時はボコボコに殴られただけで済んだが、今回は――
495393:2005/06/20(月) 03:29:45 ID:xM/Gs5f5
「赦すまじ……赦すまじいいぃ……」「そうだな……一月ぐらいは立てない様に……」
「いやいや、ここは磔にしてだな……」「いっそコンクリ詰めにして海に……」
洒落にならない。
昨日以上の危機だ。
「き、キラちゃん! ユラちゃん!」
「え……?」
「何? ……きゃっ」
ボクは二人の手を取って教室を飛び出した。
「あ、あいつ逃げるぞ!」
「追え、追えええぇい!」
「正義の制裁を! 鉄槌を下せええぇ!」
馬の大群が大地を踏み躙るかの様な轟音が背後から追いかけてくる。
「ああ、もう! これじゃ今日はもう学校に居られないよ!」
必至に走りながらボクはキラちゃんに向かって叫んだ。
なのに、彼女は緊張感の欠けた笑みを浮かべてみせる。
「じゃあ、お家に行きましょう」
「へ?」
「今日は剣持さんがお出かけしていて、夕方までお家には誰もいないの」
「そ、それって……」
「だ・か・らっ」
二人が口を揃える。
「今日はた〜っくさん、時間があるからね!」
もしかしてキラちゃんもユラちゃんもその積もりだったのだろうか。
……嵌められた?
(全く……仕方ないな)
こうなったらもうどうでもいい。
行けるところまで行けばいい。成るように成ってしまえばいい。
496393:2005/06/20(月) 03:30:04 ID:xM/Gs5f5
結局、ボク達はどんな道を辿ろうと最初の位置に戻ってくるのだから。
ボク達の最初の位置――あの鮮やかに栄える閃光が漆黒の空に栄えていた夜へと。
究極的には三人の想いがそこに在れば、それだけで何もかも良いのだ。
サボタージュごとき恐くも無い。
「よぉし! こうなったらとことんヤってやるさ!」
ボクは二人の手を握る力を強めた。
駆け抜ける身体は何処までも軽い。
ボク達は、きっとこれでいいのだ。
もう喧騒は聞こえなかった。
497393:2005/06/20(月) 03:42:10 ID:xM/Gs5f5
※良い子のみんなはマネをしないようにしましょう

これで終わりです。なんかもうお付き合いしてくれた人には頭が上がらない心地です
まあ、懲りずにまた来るコトがあるかもしれませんが、その時は一つよろしくお願いします
ではまた会う日までノシ
498名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 08:40:09 ID:MjLt82rR
ネ申!GJの大号令
499名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 15:43:46 ID:77CRKiGG
GJ
500393:2005/06/20(月) 19:44:27 ID:uCIfTkGt
ごめんなさいごめんry
>>496二行目
>あの鮮やかに栄える閃光が漆黒の空に栄えていた夜へと。
正解→あの鮮やかな閃光が漆黒の空に栄えていた夜へと。
吊ってくる・・・
501名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 19:58:20 ID:D08s8KjW
女って怖ひw GJ!
キラユラそれぞれがとてもイイ味出してて良かったです
特にキラの放ってた畏怖のオーラ等途中マジ怖くて良かったw
濡れ場の見事なエロさ!
そして最後で原作に忠実なドタバタ調〆も実に双恋らしくて良かった
連載完結お疲れ様でした 気が向いたらまた新作書いてくださいね
502名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:05:38 ID:D08s8KjW
…って言うかマジでゲーム双恋らしいイイ〆でした
頭の中にゲームの音楽が自然に流れた
久しぶりにゲームやりたくなった
503名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 09:42:23 ID:RpK0c14I
GJ
504名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 17:33:44 ID:KatAZynb
保守
505名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 04:19:37 ID:+GalY+Cq
保守
506名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 01:44:28 ID:1Ovxndlv
保守
507名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 01:27:49 ID:UEraLpzx
>>505
控え目すぎて気付かなかったw
508名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 02:10:37 ID:6TXxOdiM
オルタナティブついに終わったな…(´‐`)
509名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 05:08:55 ID:Hs/XpYNl
ゲームがあるジャマイカ
510名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:31:41 ID:ZgrPtK8U
オルタナティブのDVD出ないのだろうか。途中湿っぽすぎたがあのハチャメチャ感は好きだったのに。
511名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 09:23:43 ID:9Fcm47QA
深夜アニメはDVD販促のためにやってるようなもんです
512名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 23:42:53 ID:MJpUEde8
今月末に出るだろ スタチャのHP逝け
513名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 10:28:45 ID:KM+LZkzr
前スレの1さんの再降臨はないのかね?
オレあの人の好きなんだけど。
514名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 22:25:37 ID:D/WvgL9m
>>513
ヒント 過去ログ
515名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 05:26:28 ID:Rbaa7LPa
ほす
516名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 09:53:15 ID:kEYdFL7x
アニメ終わった・・・・・
517名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 02:27:50 ID:mPcfD2lx
新規職人の需要ない?
518名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 03:08:28 ID:nq6hajP9
>>517
ありまくり
519名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 19:42:15 ID:r3WLs5m5
需要過多でございます。
520名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 09:47:34 ID:5DzbgRaY
                               __ __ _
                         ,   ´      `   、
                       /'              `  、
                     , ', '                  ヾ,、
                        / /   /  /                  ,'、
                     / / ,'  /   ,イ /     i! :|   ',    i 、
                 r1    '! ;   !  !  :/ ! /: |   :i.! :l |   !    i ',
              ! !     i ! ! : ! :l :/ l/ !: l  .:l ! ;! l   l     i i
                  ! !    l  l :l !:.:|ヽ:{\{  !:l、 .:l l :ハ :! |    l l
             __,-一、 i  |l  :! :ヽ! ,.筏天ミト!ヽ: .:L|厶 ゝK jl:    | l
          /\ _、 ヽ!  l l  :ヽ::V 辷り ゙ ヾ、丶| !r癶ミド;!!:  :/  ! |
       ノ\  ヾ.、ー'j、  ト、N\:::゙,ヾ、         ! 必'ソ 〉' .:/::/::! i !
      〈   \  >Y´1 ヽ  ヽ: :::`ド、        '       /ァ1::/::/ ハ!
       | \  `ヽr1⌒廴ノ  jハ:::ヽ                 /,ノ´:;イ:// !
       ヽ 、_¨ー--トj   !       ヽ;ハ`i、   ^ ヽ      ノ´::::::/ |〃
        〉   ̄¨¨´1⌒ヽ        j:l \   _, ァ1:∧:::::/ j/
       j ヽ   イ!U  ',-、-‐一'"´り     ̄   |ノ j/ ヽ/
       /         lヽ ;:;:ノヽ\   : !__      | ̄`ヽ、
        /         | ヾ;′ヽヽ\   :l    ̄ ̄`ヽ y': : : : : ̄フ7ァ、


        保 守 ! っと。
521469:2005/07/12(火) 20:00:01 ID:Q5uz7YmE
いまごろ現れて恐縮ですが小説はどっち方面がいいですか?
一条姉妹は
@処女
A経験済み(もちろん初めては主人公)

どっち方面を書くかで迷いました。
ご意見お願いします。
522名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:22:44 ID:FJEYPo42
ココは経験済みでエロい一条姉妹をキボンヌしてみる
523名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 00:28:37 ID:gNE+nLho
>>521
書きやすいほうで、結構でス。
524名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 02:20:05 ID:ZN4LNJwK
>>521
勢いで突っ走る一回目、微妙に照れが出てしまってぎこちない二回目の二段階方式で。
525名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 16:31:43 ID:WWIRDXMJ
1の処女で!
主人公をダーリンと呼ぶくらいですから、この方がいい気がする。
526名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 10:32:35 ID:K9030LOs
('A`)人('A`)
527名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 23:44:32 ID:sDsIFc/t
『ダーリンっ!一緒に帰ろっ♪』
「薫子ちゃん、菫子ちゃん・・・・」


放課後。
僕−佐野太一−がHRを終えて教室の外に出ると、幼なじみの一条姉妹−しかも双子の美少女だ−がすぐに抱きついてくる。まだ中学生だと言うのに胸は割と大きく、スタイル的にも抜群だ。


しかも、ある事情・・・薫子ちゃん達が言うには恋敵が出来た、ということから、最近アタック(?)というか、誘惑がそれはもうスゴいことになっている。
528名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 23:45:20 ID:sDsIFc/t
あー・・下らないものでお目汚ししてすみません。
529名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 21:39:32 ID:bvUMsGa+
めがよごれた
530名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:30:05 ID:SzelxT09
お目がGJ
531名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 19:46:14 ID:1uFffZpQ
ΩGJ
532名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 02:04:37 ID:5JRP6d0V
続きは無いんか?
533名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 16:30:32 ID:FDJ7arCK
座して待つべし。
534名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 17:00:39 ID:asxumD8l
ゲームオルタの一条って巫女で幽霊妖怪退治みたいなのやってるんだよな

返り討ちにあって犯されるネタとか誰か書かんかねぇ
535名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 18:14:04 ID:ZiWrih6a
>>393
素ん晴らすぃー!

…でも数ヶ月したら無人島系のSSばかりが投下されそうな予感。
536名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 15:53:32 ID:49moFJEQ
無人島系といえば無人島物語
537469:2005/07/25(月) 23:42:42 ID:r6BIBrE9
「お風呂気持ちよかったね〜」
「そうだね。あれ?どうしたの?ダーリン、疲れた顔しちゃって?」
「…ちょっと緊張しただけだよ。平気平気」

 実際あの状態で100を数えたのは拷問に近かった。二人は元気みたいだけど僕は逆に疲れてしまった。

「ダーリンあれで緊張してちゃだめだよ〜」「これから三人でもっとあまぁい夜をすごすんだから!」

 そう、僕たちはもう何度か行為をしている。しかも二人はかなりエッチな性格みたい、いつも僕はおどろいてばかりだ。

「じゃぁダーリン!」
「ベットに行こうよ!」
「えっ!も、もう少し休憩してからで…」
「いいからいいから〜」
「こっちこっち〜」

 二人に手をひかれて二人の部屋につれてかれる。二人は入ってすぐベットに間をあけて座る。僕はその間に腰をおろした。
 左右には風呂上がり特有の上気した頬、しっとりとした髪、おそろいのパジャマをきてこっちを見つめる双子の女の子が二人。

「ねぇ、ダーリン?」
「えっ…な、なに?」
「今日これ使ってみない?」

 そう言って二人がとりだしたのはピンクの楕円状のものからコードがのびていてスイッチらしきものにつながっているものだった。
 …これローター?

「…これって…どうしたの?」
「買ったんだよ〜」
「今日使ってみようとおもってね。」
「えっ…どこで買ったの?」
『秘密〜』
「でも…えっと…」

 僕が戸惑っていると二人は僕の腕にだきついてきて…

『嫌?』
「いや別に嫌じゃないけど…」
『だったら…ねっ…だぁりん…えっち…しよ?』

 二人のこんなお願いを否定できるほど僕の理性は強くない。

538469:2005/07/25(月) 23:46:24 ID:r6BIBrE9
これだけです。
少しですみません。
エロシーンは難しすぎです。
できるだけはやく書きます。
お目汚しすみませんでした
539名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 16:17:02 ID:QxbXA9Bx
ωGJ
540名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 21:28:47 ID:ot3zShOo
超GJ
541393:2005/07/27(水) 00:57:21 ID:VyTBQkMX
投下のタイミングって図らずも割かし重なるもんですねw
雛菊姉妹もの落とします
542little fish are sweet:2005/07/27(水) 00:58:22 ID:VyTBQkMX
風邪を引いた。
よく「夏風邪を引くヤツは馬鹿だ」と言うけど、別にボクは勉強が出来ない訳ではない。
……まあ、確かに出来る方でもないけど。
それでも滅多な事では病気になんてかからないし、
身体が丈夫という点は数少ないボクの取り柄だ。
じゃあどうしてこんな季節に体調を崩してしまったのかと言うと――
「うぅ〜……ごめんね、おにいちゃん」
「病み上がりなのに、らら達が外に連れ出しちゃったから……」
「いや、二人は何も悪くないよ。そもそも花火を見ようって言い出したのはボクの方だしね」
頭の鈍痛を表情には出すまいと、ベッドの脇でちょこんと並んでいる二人の少女に笑顔を向ける。
彼女達の名前は雛菊るるとらら。
双子だけあって顔立ちを一見しただけでは区別が難しい。
簡単な外見的差異を挙げるなら、ツインテールにした髪の長い方が姉のららで、
それよりちょっと短い方が妹のるる。
二人ともボクを慕ってくれていて、本当に良くしてもらっているのだけど――
如何せんその心意気が空回り気味になってしまっている感は否めない。
実際、そうして大変な目にあった事もしばしば……
否。今となってはそれも笑える思い出だ。
兎に角、そんな訳で今もこうしてるるとららは甲斐甲斐しくボクの看病をしてくれている。
「でも……」
るるとららが顔を見合わせる。
彼女達にしてみれば、ボクがどう言おうと自責を感じてしまうのも無理はないかもしれない。
ボクがこうしているのも、
元はといえば二人の料理に当たって体力が落ちていたところで、
花火を見ようと外に出て夜風を浴びてしまったせいなのだ。
だが、さっき言った通り花火の件を切り出したのはボクだ。
ちょっとした失敗で落ち込んでいた二人を元気付けようと思っての事だったが、
ボクが勝手に自爆してしまった事に変わりは無い。
るるとららに落ち度は無いのだ。
「デモもストライキも無し。ボクが体調管理を誤っただけなんだから。ね?」
「おにいちゃん……」
「うん……ごめんね、おにいちゃん……」
「ん。分かればよろしい。
じゃあ、ボクはそろそろ寝るから、二人とも今日はもう休んでいいよ」
「あっ、待って!」
ベッドに横になりかけると、るるが制止の声を上げた。
ボクは中途半端に傾いた上体を片手で支えて首を傾げた。
「どうしたの?」
「おにいちゃん、晩御飯まだ食べてないでしょ」
「あ〜……そういえば、そうだったっけ」
今日は朝から物凄く気怠くて、遅めの朝食だけ取って後はずっと寝ていただけだった。
ボクとしてはまるで食欲がわかなかっただけに気にはならなかったのだが。
「まあ、別にいいよ。全然お腹も空いてないし」
「えーっ、ダメだよ!」
「そうだよ! ちゃんと食べないとダメだよ!」
「え? で、でも……」
「お薬だって飲まないといけないんだよ!」
「少しは食べないと栄養だって足りなくなっちゃうんだから!」
なかなか説得力のある言葉を二人して矢継ぎ早に飛ばしてくる。
まあ、薬とか栄養とか、その辺りは確かに彼女達の言う通りだ。
ここはるるとららに従ってもいいかもしれない。
二人なりに今度はちゃんと責任を取りたいという意思もあるのだろうし。
「分かった。それじゃあ何か簡単なものでも用意してくれるかな」
「うんっ、任せて!」
「すぐにらら達が作ってあげるからね!」
待っててね、と言い残してるるとららはぱたぱたと部屋を飛び出して行った。
その健気な後姿に自然と笑みが零れて――ふと、脳裏に蘇る。
つい先日、思わず悶絶してしまったばかりの彼女達の料理の味が。
「……」
さあっと音がしそうな勢いで顔から血の気が引いた。
543littlefisharesweet:2005/07/27(水) 00:59:10 ID:VyTBQkMX
もし今あの料理を口にしようものなら、
下手をしたら倒れるどころの騒ぎじゃ済まなくなってしまうのでは……
ヤバい。るるとららのあの張り切り様は何か嫌なニオイがする。
別に二人を信用していない訳ではないけど……
しかし、あの味は信用とか信頼とかそういうものとは別次元に置いて考えなければならないものだ。
言わば化学兵器の域にも達している。
水飴に蜂蜜を混ぜて作った様な甘煮や、完全お菓子細工の様なビーフストロガノフなんて、
どう考えたって人間の食べるべきものではないだろう。
事実、それらを平らげたボクは味覚を完膚なきまでに破壊された上、
数日も寝込んでしまう事態になったばかりだ。
「う〜ん……」
思わず唸り声が出てしまう。
いっその事、このまま横になって狸寝入りを決め込もうか。
うん。そうしよう。
ボクだって何度もあんな目には遭いたくないし。
それにまたボクの具合が悪くなったりでもしたら、あの二人は更に落ち込んでしまうだろう。
そうだ。このまま寝てしまった方がボクの為でもあり、るるとららの為でもあるんだ。
ボクは胸中で言い訳がしくそう思い、マットレスに身体を沈めた。
そうして逃げる様に目を閉じる。
が――
『ごめんね、おにいちゃん』
本当に申し訳なさそうに瞳を潤ませたららの顔が。
『うんっ、任せて!』
必死にボクの為になろうと真剣な表情をしたるるの顔が。
『おにいちゃんっ』
無邪気に笑いかけてくれる二人の顔が、瞼の裏に浮かんで……
ボクはすぐに起き上がった。
胸を抉られる様な後悔。そして凄まじい自己嫌悪。
最低だ。どうかしていた。
よりにもよって二人を盾にして言い逃れするだなんて。
彼女達がボクに寄せてくれている好意を無碍にしてしまう所業じゃないか。
「……ごめん……るる、らら……」
嘆息と共に呟く。
無論、返事は無い。だがそれでいい。
るるとららなら笑って済ませてくれるだろうけど、むしろ赦免など無い方がずっと楽だ。
そうして自分を責めながら待つこと十数分。
部屋を戻ってきたるるとららは小振りな土鍋と薬の入った袋を抱えていた。
「お待たせ、おにいちゃん」
「今回はちゃーんと出来たよ」
二人は得意げにそう言い、机の上に土鍋を置くとその中身を茶碗によそう。
「はい、どうぞ」
声を重ねたるるとららがプラスチックの蓮華と共に差し出してきたのは、
見た目も綺麗なお粥だった。
特になんの付け合せも無いのに、何故かその白さが異様に食欲をそそる。
ついさっきまでは何も食べる気なんてしなかったのに。
「美味しそうだね。ありがとう。るる、らら」
ボクは茶碗を受け取り、蓮華で軽く掬ったお粥に何度か息を吹きかけてから口に運んだ。
舌の上にほんのりと塩味が広がる。
薄味なのはきっとボクに気を遣っての事だろう。
病人には正しく最適な味付けだ。
はっきり言って、かなり美味い。
この間の激甘殺人料理は一体何だったんだと問い詰めたくなるほどだ。
「うん、美味しい。これならいくらでも食べれそうだよ」
ちらちらと控え目にこちらの様子を窺っている二人にボクは笑いかけた。
その瞬間、るるとららが視線を絡ませ合いながら顔を綻ばせた。
やはり多少は先日の件を引きずっていたらしい。
ボクの笑顔を見て、二人は肩を寄せ合いながら身を乗り出してくる。
「あのね、るぅがお粥にしようって言ったんだよ。
前にるぅ達が風邪を引いた時、お母さんが作ってくれたから」
「味付けはね、ららがしたんだよ。お塩は少な目にしたんだけど、良かったかな?」
544little fish are sweet:2005/07/27(水) 01:00:04 ID:VyTBQkMX
「うん。むしろこれぐらいの方が食べやすいよ。ありがとう」
短い時間でよく成長してくれたものだ。
ボクは感謝と感心と、そして謝罪の思いを込めてららの頭を撫でた。
最初は少し驚いた様に固まっていたけど、すぐに薄く頬を染めて嬉しそうに目を細める。
「あーん、ららちゃんばっかりずるーい! るぅの事も撫でてよー」
「はいはい。るるも、ありがとう」
不貞腐れた様に頬を膨らませていたるるも、
その小さな頭を撫でてあげると気持ち良さそうに表情を緩めた。
こうして見ると、やっぱり二人とも物凄く可愛い。
何年後かには母親似の美人になるだろう。
るるもららもボクの「お嫁さんになる」と宣言しているけど、
果たしていつまでその想いを持っていてくれる事やら。
所詮は子供の言う事――いま抱いている感情を大きくなっても抱いているとは限らない。
否、むしろ子供の頃の想いなど大多数の人がいずれは捨て去ってしまうものだ。
この二人とて、恐らくはその例外ではないだろう。
ちょっと虚しいけど、それが現実だ。
だからこそ――ボクは今、二人を大事にしてあげたいと思う。
いつかボクがるるとららの思い出の住人となった時、その中で暖かい存在で居たいから。
「……おにいちゃん?」
「……どうかしたの?」
「あ、え? な、何だって?」
「何だか急にぼーっとしちゃってたよ」
「ひょっとして、何処か痛いの?」
るるとららが心配そうに顔を覗き込んでくる。
ボクは彼女達の澄んだ瞳から逃れる様に手元の茶碗に視線を落とした。
「いや……ちょっと、考え事を、ね」
「考え事?」
「何を考えてたの?」
「全然大した事じゃないよ。明日はどんな天気かな、って思ってさ」
適当にはぐらかし、笑みを浮かべる。
いつかボクはるるとららの心の住人になるかもしれない。
じゃあ、二人がボクの心の住人となった時、ボクは二人にどんな存在であって欲しいのだろう。
可愛い妹の様な女の子? 遊び相手になってあげた女の子? 一生懸命世話を焼いてくれた女の子?
――ちくりと、何かが胸を刺す。
それでいいのだろうか。
いつかお互いが幻影の様な存在になってしまって、それでいいのだろうか。
「おにいちゃん。はい、お薬」
「ああ、ありがとう……」
ボクはるるから薬を受け取りながら、それでは治せない様な息苦しさを覚えていた。
545名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:02:39 ID:VyTBQkMX
543で題名がおかしくなってるorz
エロは次回。続きは島が出る頃までには
546名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 02:14:44 ID:tPTN2ka3
ΩGJ
ここで止めるとはまさに生殺(ry
547393:2005/07/27(水) 07:06:03 ID:JVsDNaB+
ごめんなさい。なんか凄い勢いで間違い見つけたんで訂正させてください
――――
>>542
10行目
>頭の鈍痛を表情には出すまいと、ベッドの脇でちょこんと並んでいる二人の少女に笑顔を向ける。
○頭の鈍痛を表情には出すまいと、ベッドの傍でちょこんと〜
22行目
>彼女達にしてみれば、ボクがどう言おうと自責を感じてしまうのも無理はないかもしれない。
○〜どう言おうと自責の念に駆られてしまうのは無理もないかもしれない。
26行目
>だが、さっき言った通り花火の件を切り出したのはボクだ。
○だけど、さっき言った通り花火の件を切り出したのは他でもないボク自身。
27行目〜29行目
>ちょっとした失敗で落ち込んでいた二人を元気付けようと思っての事だったが、
>ボクが勝手に自爆してしまった事に変わりは無い。
>るるとららに落ち度は無いのだ。
○ちょっとした失敗で落ち込んでいた二人を元気付けようと思っての事だったけど、
○そうして勝手に自爆してしまっただけだ。
○るるとららに落ち度は無い。
41行目
>今日は朝から物凄く気怠くて、遅めの朝食だけ取って後はずっと寝ていただけだった。
○〜遅めの朝食を取った後はずっと寝ていただけだった。
42行目
>ボクとしてはまるで食欲がわかなかっただけに気にはならなかったのだが。
○まるで食欲がわかなかっただけに、気にはならなかったけど。

>>543
7行目〜8行目
>水飴に蜂蜜を混ぜて作った様な甘煮や、完全お菓子細工の様なビーフストロガノフなんて、
>どう考えたって人間の食べるべきものではないだろう。
○水飴に蜂蜜を混ぜて作った様な甘煮や、お菓子細工の様なビーフストロガノフなんて、
○どう考えたって人間が通常食べるべきものではないだろう。
9行目〜10行目
>事実、それらを平らげたボクは味覚を完膚なきまでに破壊された上、
>数日も寝込んでしまう事態になったばかりだ。
○事実、それらを平らげてしまったボクは味覚を完膚なきまでに破壊された上、
○数日も寝込んでしまった訳で……
――――
次からは気をつけます。ほんとごめんなさい・・・
548名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 07:46:02 ID:2mSeogyZ
恐ろしい勢いで乙。
間違い程度誰にだってあるんやし、要はこれからそれを繰り返さんことやと思うんや。
頑張ったりや。
549名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 08:28:06 ID:fK9BBbS3
続きま〜だ〜?AA(ry
550名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:04:57 ID:0rg83U8E
続きはまだか〜?
AUSで期待してるぞ
551名無し:2005/07/31(日) 21:59:29 ID:MauFy9g8
まだ〜?
552469:2005/07/31(日) 23:42:15 ID:HipgASU2
393氏を期待しているところすみませんが少々投下

――――――――――――――――――――――――――――――
 言葉で返事をするより行動で!だ。
 薫子ちゃんと菫子ちゃんを抱きよせ薫子ちゃんを右の、菫子ちゃんを左の僕の膝の上に座らせる。
 そのまま薫子ちゃんの口内に舌を侵入させ薫子ちゃんを味わう。

「くちゅ…ちゅあ…ちゅぷ…」

 薫子ちゃんの舌が僕の舌に絡み合ってきてとても甘い。いつまでも吸い付いていたくなる。
 その間あいている左手で菫子ちゃんの胸を撫で回す。こっちもいつまでも揉んでいたくなるような感触だ。

「あっ…ぅぅん…」

 菫子ちゃんの胸はパジャマの上からなのにマシュマロみたいに柔らかい…上下左右思いどうり動かしてたら胸の頂が突起しはじめた。

「ふぅん…あっ…あぁそこぉっ!」

 そこを中心に撫で回すと突起はよりかたくなり菫子ちゃんはいろっぽい反応をするようになった。

553469:2005/07/31(日) 23:43:46 ID:HipgASU2
 薫子ちゃんの口内から口をはなし菫子ちゃんの口内に舌を侵入させる。

「くちゅ…むふぅぅ…ちゅぅぅ」

 さっきまで胸を撫でてたからか我慢できないのか菫子ちゃんはむさぼるように僕の舌に吸い付いてくる。
 薫子ちゃんはというとキスのおかげか胸の一点が菫子ちゃん同様かたくなっていた。

「んっ…うぅ…んんぁっ!」

 菫子ちゃんと同じようにそこを中心に刺激すると薫子ちゃんはいろっぽい声をあげる。

 そんな二人の声をもっと聞きたい…そう思った僕は二人のパジャマのボタンをはずし胸をあらわにさせる。
 ここでさっき渡されたローターを手にとり、まず最初は『弱』にして二人の胸へとあてる。
554469:2005/07/31(日) 23:44:44 ID:HipgASU2
「どう?気持ちいい?」
「あっ…ジンジンするけど…んっ」
「ふぁ…気持ちいいよ…くぅ」

 ならと思い薫子ちゃんの乳首を口にふくむ。

「ふぁ!?あぁぁぁっ!」

 なめて、すって、甘噛みして、僕のもてる限りの舌技で刺激する。そのたびに薫子ちゃんは違った反応をみせてくれる。

「んぁあああああっ!…も、もっと…あぁっ!」
「あっ…薫子ちゃんばっかり…あふぅ…ずるいよ…ダーリン私にも…」

 菫子ちゃんに急かされ薫子ちゃんの胸から菫子ちゃんの胸に標的を変える。
 菫子ちゃんの乳首も甘噛みしながら先のほうを舐めあげる。

「あっ…ひぃああああ!」

 二人の胸を交互に舐め続けながら僕は二人のズボンを徐々におろしていく。
 ここで僕はひらめいた。

「ねぇ二人とも」
「な…なに?ダーリン」
「ふぁ…どうしたの?」
「これを使って今からオナニーしてよ」
「えっ?…でも…」
「は、恥ずかしいよぉ…」

 ちょっと嫌がってるみたいだけど僕が「お願い!」と抱き締めると二人は諦めたのか…

「う、うん…いいよ」
「やってみるね」
555469:2005/07/31(日) 23:47:11 ID:HipgASU2
エロシーンは書いてて訳わからなくなってきました。
お目汚しすみません。
これ以上見たくないと思ったらBADで
556名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 00:45:55 ID:IwU2LRzV
ΩGJ
557名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 07:43:25 ID:Nn6LUW3K
おつかれ…
これからもガンガレ。

…漏れも書かなきゃな…
書くって宣言したやつ途中で中断させっぱなしだよ…。
558名無し:2005/08/01(月) 23:14:54 ID:ijhMIer2
よかったですよ。
559little fish are sweet:2005/08/02(火) 05:03:29 ID:MYw5IwXi
ふと、瞼が上がる。
まるで細い糸が切れる様に眠りから覚めたものだから、
一瞬、長い瞬きをしていたのだと錯覚してしまった。
実際、るるから手渡された薬を飲んだその後の事は何も思い出せなかった。
横になった記憶も無ければ、二人に挨拶をした記憶も無い。
ボクは体を起こして薄暗い室内を見回した。
既にるるとららの姿は無く、土鍋や薬の袋も無くなっていた。
一体どれくらい寝ていたのだろう。
傍らの目覚まし時計を見やると、文字盤の針は丁度12時を指し示していた。
やはりそれほど長い時間眠っていた訳ではなさそうだ。
だけど、妙に気分がいい。
がんがん殴られている様な頭痛も、世界が遠のいてゆくみたいな眩暈も消えている。
それに、意識もよく冴えていた。
昼間に寝ていたからだろうか。
そのせいかどうかは分からないけど、少しべた付く体が妙に気になってしまう。
(夏に一日中シャワーも浴びないのは流石に良くないか……)
一度気にしだすともう振り払う事はできなかった。
ボクはベッドを抜け出し、月明かりを頼りに部屋を出た。
もう眠っているであろうるるとららを起こさないように注意しながら一階に下りる。
そのまま浴室へ行き、湯船にぬるめのお湯を入れる。
……さて、しばらくの間は手持ち無沙汰になってしまった。
いっその事さっさと入ってしまおうかとも思ったけど、
ふと喉の渇きを覚えたので水でも飲みに行く事にした。
そうしてリビングのドアを開けたところで――思わず、固まってしまう。
もう深夜なのにも関わらず電気がついていたのだ。
それだけじゃない。
テーブルにはるるとららが仲良く並んで突っ伏しているではないか。
一体どうしたのかと近寄ってみる。
二人ともそれぞれ計量カップとボウルを手にしたまま器用に目を閉じていた。
どうやら、明日の朝食の支度でもしている間に眠ってしまったらしい。
この季節なら風邪を引く事もないだろうけど――
でも、こんな格好でいたら寝違えて何処か痛めてしまいそうだ。
「るる、らら。ほら起きて」
その前にちゃんとベッドで寝せようと、ボクは二人の肩を揺さぶった。
「そんな格好で眠ってちゃダメだよ。自分の部屋に行きなさい」
「むにゃ……ん〜……?」
「へあ……あ、あれ……?」
るるとららが閉じた瞼を擦りながら顔を上げる。
二人は何度か目を瞬いたした後、はっとした様に自分達が持っている物に目をやった。
「ああ〜! るぅ、明日のご飯の準備しようとしてたのに〜!」
「二人で起こし合おうって言ったのに……どっちも寝ちゃったみたい」
ららがしょんぼりと肩を落とす。
まあ、小学生が起きていられる時間でもないのだから仕方ない。
ボクは項垂れたららの頭をくしゃりと撫でた。
「ボクの為に色々してくれるのは嬉しいけど、無理はいけないよ。
二人の意思と行動で手が回る範囲で構わないんだから」
「うん……」
「さ、早く部屋に戻りな。片付けはボクがやっておくから」
「で、でもおにいちゃん、風邪引いて……」
「二人のお粥と薬のお陰でだいぶ具合はよくなったからね。この程度なら大丈夫だよ」
るる達が逡巡する様にお互いを見やる。
そして、渋々と言うか、申し訳さそうと言うか、不承不承と言うか……
いかにも重たそうに二人同時に頷いた。
彼女らにしてみればボクの役に立ちたい一心だった筈だ。
気分が沈むのも分からないでもない。
「るる、らら」
消沈したままリビングから出て行きかけた二人の背中を呼び止める。
一緒に振り向いた彼女達にボクは微笑みかけた。
「おやすみ」
出来得る限りに意識した優しい表情が功を奏したのか、るるとららが僅かに口元を綻ばせてくれた。
560little fish are sweet:2005/08/02(火) 05:04:32 ID:MYw5IwXi
「おやすみなさい、おにいちゃん」
曖昧な笑顔は何を孕んでいるのだろう。
ボクがそれを推し量る前に、二人は扉の向こうへ消えてしまった。
「……」
もう見れないものを考えていてもどうにもならない。
それに、別段気にかける様な事でもないだろう。
ボクは二人が出した道具を棚に戻し、コップに二杯の水を飲んだ。
まだ渇きの残滓はあったけど、
あまり一度に取りすぎると腹に溜まって気持ちが悪くなってしまうのでそれ以上は止めておいた。
それから浴室に戻ると、既に湯船は一杯になっていた。
お湯加減も丁度いいぬるさだ。
脱衣所でさっさと服を脱ぎ、湯気の昇らない浴槽に身を沈める。
「ふう……」
年寄り臭い、と思いつつも漏れてしまう溜息。
汗と熱がゆっくり身体から染み出してゆくのが分かる。
それと同時に、倦怠感と眠気がねっとりと纏わりついてきた。
まるで母親の胎内で羊水に包まれているみたいだ。
――勿論、その時の事なんか覚えちゃいないけど。
とりあえず、ボクは両手で湯を掬って何度か顔を洗った。
風呂で夢を見ながら溺死なんてオチは笑うに笑えない。
「やれやれ……」
ぽつりと呟き、浴槽の縁に肘をかける。
何が“やれやれ”なのだろう。
るるとららの事だろうか?
自分の事だろうか?
或いは別の何か? それとも路傍の塵の様に何の意味も無いのだろうか?
分からない。自分でも分からない。
否――やはり溜息と同じだ。何の意味も無い。
ボクはもう一度顔を洗った。
頭が変に冴えているせいで、普段なら気にもかけない事を意識してしまっている。
こういう時は脳内を空っぽにしてしまえばいい。
瞼を下ろして大きく息を吐く。
そうしていると、段々ともやもやと胸の内に渦巻いていた何かが消えてゆく気がした。
……どれだけそのままでいただろうか。
不意に、何か物音が聞こえた。
目を開けて浴室の中を見回す。磨りガラスの向こうの脱衣所に小さな人影が二つ在った。
考えられる人物は、決まっている。
「るる、それにららも。どうかしたの?」
呼びかけると、二人はぴたりと止まった。
しかしまたすぐに動き出す。どうやら服を脱いでいるらしい。
「ららもお風呂に入る〜」
「るぅもおにいちゃんと入るの〜」
「な……! ふ、二人とももう入ったんじゃなかったの?」
「その前に寝ちゃったもん」
と、るるの声。
「で、でも、今日はもう遅いよ。明日の朝にシャワーでも浴びればいいでしょ」
「ヤだ」
「どうして?」
「べたべたして気持ち悪いんだもん」
と、今度はららの声。
ボクも同じ理由でこんな時間に風呂を使っているだけに、止めろと言おうにも格好がつかない。
しかし――
「だからってボクが入ってる時に入らなくても……」
「ダメだよ! おにいちゃんと一緒じゃないと恐いもん!」
「ららも恐ーい」
そう言えば、るるもららもかなりの恐がりだ。
今時の女の子にしては珍しく、オバケに怯えて深夜は一人でトイレにもいけない程に。
いや、しかし、だからと言って……
などとボクがごにょごにょとしている間に、引き戸が無抵抗に開かれる。
「おっじゃまっしま〜す」
561little fish are sweet:2005/08/02(火) 05:05:41 ID:MYw5IwXi
まるで友達の家にでも上がるみたいに、二人とも無駄に元気良く浴室に入り込んでくる。
ボクはその彼女達の姿を見て、思わず目を剥いてしまった。
「る、るる! らら! 何で二人とも裸なんだよ!」
慌てて視線を逸らしつつ、浴槽の縁にかけておいたタオルを腰に巻きつける。
「お風呂に入るんだから裸になるのは当たり前だよ」
「あはは、ヘンなおにいちゃん」
「いや、ボクが言ってるのはそういう事じゃなくて……
女の子が簡単に男に裸を見せるもんじゃないって事を……いや、って言うか……何て言うか……」
もっともらしく口では言いながらも、ちらちら二人に目が行ってしまうのは男の悲しい性。
まだ歳が歳だけに女性としての魅力はほぼ皆無と言ってもいいるるとららだけど、
ボクだって思春期真っ盛りの男だ。
贔屓目を差し引いても十分に可愛い彼女達の裸に興味を持てない訳もない。
しかし、ここは年長者としての風格と言うか威厳と言うか倫理観と言うか、
そういうものを示さなければならないのであって――
「あ〜っ、分かった! おにいちゃん、らら達がセクシーだから照れちゃってるんでしょ」
「そっか。でも、おにいちゃん。るぅの事なら遠慮なく見てもいいよ。ほらほら」
などと言いながら、何処で覚えたのかグラビア誌のモデルみたいなポーズを取る二人。
相応しい人なら扇情的な雰囲気を醸し出せるのだろうけど、
男の子とあまり変わらない体型のるるとららではむしろ滑稽なだけだ。
特にるるの肩を寄せて前屈みになる格好は、俎板みたいなその胸ではギャグにしかなっていない。
「……まあ、とりあえずバカな事してないで、入るなら入りなよ」
そのお陰で幾分、ボクの方は落ち着く余裕が生まれた。
二人に溜息を送って、また目を閉じる。
「んもー。おにいちゃんノリが悪いよ」
「こういう時、男の人はオオカミになるものだよ。おにいちゃんのかいしょーなしー」
「はいはい、そうですね」
もうツッコミを入れるのも面倒だ。
ボクはるるとららの不満の声を適当にいなし、湯船から上がった。
「あ、おにいちゃん、まだ出ちゃダメ」
「分かってる。身体を洗うだけだよ」
るるの頭をぽんぽんと叩き、彼女らに背を向けて椅子に腰を下ろす。
全く――時々、二人のテンションについていけなくなってしまう。
いくらボクを信頼して好意を寄せてくれているとは言え、無防備過ぎるのではないだろうか。
まあ、それも子供だからなのだろうけど。
将来、嗜みのない女性になってしまうのではないかと少し心配だ。
そんな風にボクがお兄ちゃん的思考を巡らしていた、次の瞬間。
ふと、背中が柔らかなぬくもりに覆われた。
ボクの中で文字盤の針が止まる。
るるとららが抱きついてきたのだと分かるまでに、たっぷりと数十秒は要した。
そしてそうと分かった途端、俄かに心の奥底から抑え難い興奮が湧き上がってくる。
るるとららの体躯が貧弱とは言え、こうして直接的に干渉されてはそんなものは関係ない。
背中に当たる女の子特有の柔らかい身体と、その中に紛れる硬い感触。
二人の姿が見えない分、様々な妄想が脳裏に過ぎり、それがまた新たな興奮を誘う。
「るる、らら――」
「鈍チン」
――離れなさい。
片隅に追いやられつつある理性を引き戻してそう言おうとしたけど、
その前にぽそりと呟いたららにボクの言葉は遮られてしまった。
「おにいちゃんの鈍感。意気地無し。カマ野朗」
「いや、最後のはちょっと聞き捨てならないんだけど……」
「じゃあどうしてらら達によくじょーしないの?」
「よ、欲情って……何処でそんな言葉覚えてくるんだ……」
そもそも意味を理解して使っているのだろうか。
「こんなにアピールしてるんだよ? ららは、おにいちゃんならいつでもイイのに……」
「るるだって、おにいちゃんならイイんだよ……」
左右の耳に熱を帯びた息を吹きかけられる。
幼い声色に宿る確かな色情に、ボクの背筋はぞわぞわと震えた。
二人がどれだけ意識しているのかは分からない。
ただ、耳朶に当たる吐息の艶かしさはまるで経験を重ねた娼婦のそれだ。
562little fish are sweet:2005/08/02(火) 05:06:30 ID:MYw5IwXi
ボクは、今すぐにでも道徳やら倫理やらそんな奇麗事なんかかなぐり捨て、
るるとららに触れてしまいたい衝動に駆られた。
だが――
「……駄目、だ」
意思に反して動こうとしている右手を反対の手で爪を立てながら押さえつける。
「るる、らら……二人にはまだ早いんだ。二人ともまだ子供なんだから。
いつか……いつか、大人になって、本当に心から好きと想える人が出来た時にするべきなんだよ」
ボクは正しい事を言えた。決して間違ってはいない筈だ。
それなのに、どうして。
どうして――こんなにも、息苦しい程までに、胸が痛むのだろう……
「おにいちゃん。確かに、らら達は子供かもしれないけど――」
「子供だったら、おにいちゃんの事を好きになっちゃいけないの?」
「……」
「ららは今は子供だよ。でも大人になってもおにいちゃんが好き」
「るるも、今までも今もこれからも、ずっとおにいちゃんが好き」
ボクは間違ってはいない筈だ。
でも、ボク自身の気持ちとしてはどうなのだろう。
二人が子供である事を逃げ道にして、自分の想いから目を背けてはいなかったか。
「子供でも大人でも、ららの気持ちは変わらないよ」
「だからるぅは、るぅの全部をおにいちゃんにあげるって言ったんだよ」
……嗚呼、そうか。
子供と言うなら、きっとボクの方が子供だったのかもしれない。
その想いに身体の大きさなど関係ないのに。
二人はボクに全てを捧げるほどボクを慕ってくれている。
だからこそボクは弱腰になっていた。
るるとららの想いの強さを受け止める自信がなかったから。
でも、はっきりと言える。ボクの本心は唯一つだ。
「ボクも……好きだよ。るるの事も、ららの事も」
肩越しに後ろを振り向く。
るるもららも笑ってくれていた。
いつもより凄く可愛らしく。いつもよりちょっと大人っぽく。
ボクはるるとららを自分の前に来るように促して、二人をそっと抱きしめた。
一人一人は小さくても、二人になると両手に一杯だ。
その感触はとても暖かくて、とても心地良い。
「ねっ、おにいちゃん」
暫く三人で抱き合っていると、不意にるるが耳元で囁いてきた。
少し顔を離し、首を傾げて彼女を見やる。
「チュウ、して」
そう言って瞳を閉じるるる。
要望通り、ボクはその小さな唇に自分の唇を重ねた。
と――その瞬間、いきなりるるがボクの口の中に舌を差し入れてきた。
その思いもよらない行動につい目を見開いてしまう。
しかしそれ以上の事は知らないらしく、戸惑った様におずおずと動くだけだ。
やはりテレビか何かの見様見真似だろうか。
(無理はしなくてもいいって言ったのに。何処か背伸びしたがる嫌いがあるんだよなあ……)
ボクは胸の内で小さく苦笑した。
とりあえず、と言った感じでボクの歯を舐めているるるの舌に軽く触れる。
すると、彼女は身体ごとぴくりと震えて動きを止めた。
そのまま舌を押し込んで、今度は逆にボクがるるの口腔に入り込む。
「はあ……ん、ん……」
心なしざらざらした小さな舌を何度か擦り、或いはその輪郭をなぞるようにくすぐる。
その度にるるは頬を上気させ、喉の奥で喘いだ。
「ん……はん、ん……あ……」
一頻り舌を絡めあった後、ゆっくりと顔を離す。
一瞬だけ透明な橋が架かって、すぐに切れた。
「あ、はあ……はあ……」
るるが顔を真っ赤に染め、荒い呼吸を繰り返す。
もしかして息が出来ていなかったのだろうか。
ボクだってこんなに深いキスは初めてだったから、
彼女の負担になるような事をしてしまったのかもしれない。
563名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 05:07:56 ID:MYw5IwXi
まあ、キスだってエロですよ。エロなんですよ
次こそ本番。そして終幕。きっと
564名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 09:28:18 ID:bkeV4fCm
GJ
続きも期待してます♪(;´Д`)ハァハァ
565名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 16:18:40 ID:hTaK+geF
続き投下キテタ━━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━━!!!!!!!!!!
566名無し:2005/08/03(水) 22:37:42 ID:HHTuFxrM
まってました!
567名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 13:47:10 ID:aeHV9DLc
終幕編ま〜だ〜?AA(ry
568名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 14:36:12 ID:cog5BJDv
このスレは夏厨作家も来ないんだな
569名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:43:09 ID:pL5D4xrB
そのマターリ感が双恋クオリティ
570名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 11:51:22 ID:xmsG6kJJ
AGE
571名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:22:16 ID:H0pRQnP5
ま〜だ〜?AA(ry
572名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 15:29:57 ID:D/+S+5b3
アニメ版の双恋のエロ小説キボンヌ 
573little fish are sweet:2005/08/09(火) 02:02:35 ID:z8m2Mb6B
「ゴメン、苦しかった?」
るるの口元を伝う唾液を拭ってやりながら問いかける。
「ううん……」
彼女は小さく首を振り、
「何だか、気持ち良くて……ぞくぞくって身体が震えちゃった……」
そう言って、ほうっと艶っぽい吐息を漏らした。
何処と無く地に足が着いていないと言うか、熱病に浮かされているみたいな様子だ。
るるにとっては少し刺激が強すぎただろうか。
(まあ……何だかんだ言っても小学生だし……)
と、改めて思い至り、そして微妙な後ろめたさを覚える。
確かに年齢的にはボクと彼女達は四つしか違わない。
しかしやはり小学生とこういう行為に及ぶのは、
どこか倒錯的なものを感じずにはいられないのも否定は出来ない。
ただ、その暗い側面が興奮を後押ししている事に、ボク自身、薄々ながら感付いてはいた。
「……おにいちゃん」
くいっ、と腕を引っ張られる。
見れば、耳まですっかり紅潮したららが物欲しそうに瞳を滲ませていた。
「お願い……ららにも、して」
「ああ、勿論だよ」
控え目ながらも自ら唇を突き出したららにそっとキスをする。
舌を絡ませなくてもこの口唇の柔らかな感触をいつまでも味わっていたいと思わせてくれる。
本当に。本当に、女の子の身体は男にとって魅力的で誘惑的だ。
「んん……あ、ん……」
ボクが舌を出してららの唇を割ると、彼女は驚いた様に顔を引きかけた。
が、それもほんの瞬間的な事。
舌同士が触れ合う頃には、ららは切なげに眉根を崩し、
閉じた目の際からは一筋の雫を零していた。
「はぁ……ん……はあ……」
浴室に粘着質な音が響くほど濃厚に舌を絡ませ合う。
気付いた頃には、ららの方が積極的に動き回っていた。
自分でより快感を強く得られる場所を見つけたのか、単調に舌先をボクに擦り付けてくる。
どうやら、こういう時でもおませさんなのはららの方らしい。
――それなら、もう少しぐらい踏み込んでみようか。
「んんっ! あっ、ふああぁっ」
思うより先に手が動いていた。
ようやく膨らむ兆しが出始めた程度の、ららの限りなく平坦に近い胸に手を這わせる。
瑞々しい幼い肌は、その表面に浮かぶ汗と室内に満ちる湿気とで、まるで璧の様な感触だ。
「あ、あぁっ……ふぅ、ん……!」
小さいながらもしっかりと自己主張している頂を押し潰すと、
ららは仔犬が鳴くみたいな高い声を上げた。
更にもう片方の手で乳頭を挟み込む様にして擦る。
「あうぅ! お、おにいちゃ……そ、それ、だめッ、ダメぇ――んんっ!?」
抵抗の言葉は再び口ごと封じてしまう。
ボクはボクで殆ど自制心も無くなってきていた。
こちらの動作の一つ一つに敏感に反応してくれるららが、
自分より小さくずっとか弱い女の子であるという事さえ色欲の中に埋もれて薄れてゆく。
ただ自身の本能と劣情の赴くままに。
そのままに、ららに対する征服欲を振るう。
「ん、んんっ……ひああぁっ!」
ぷにぷにとした乳首を軽く指で掴んで捻ると、ららは全身を小刻みに震わせて膝を崩してしまった。
「あ、あぁ……は……ああ……」
両腕両膝を床に着いて頭を垂れ、
半開きの口からはだらしなく舌を出しまま、法悦の余韻を反芻するらら。
その姿はボクに淫靡さ以上に追い詰められた小動物の様な弱々しさを感じさせた。
(な、何してるんだ、ボクは……)
るるはキスだけで半ば気が抜けてしまったのに。
まだ幼いららにとって、先刻の行為は刺激が強すぎたであろう事は明白だった。
それをボクは、一時の情欲に囚われていたとは言え、何の考えも無しに……
「らら、大丈夫だった?」
まだ這い蹲って途切れ途切れの息をしているららの頬に触れる。
574little fish are sweet:2005/08/09(火) 02:03:30 ID:z8m2Mb6B
「ん……」
ららは心地良さそうにボクの手に頬擦りし、のろのろと顔を上げた。
「大丈夫だよ、おにいちゃん……
あんなの初めてだったから……ちょっと力が抜けちゃっただけ……」
ふう、と大きく息をついてららが上体を起こす。
「でも……凄く、気持ち良かったよ……」
そう言って、ららは何処か気怠げな笑みを浮かべた。
その声音も、その表情も、その色香も――まるで年格好に釣り合わないほど官能的だ。
数十秒前の後悔は何処へやら。
すぐにでもまたららを攻め立てたくなってしまう。
と――
「おにいちゃん、ららちゃんばっかり相手にしてないで、るぅにもしてよぉ」
今度はるるがボクの手を取った。そして、自身の発達前の胸へと導く。
「ここも――」
更に、まだ産毛さえ生えていない、つるつるの下腹部へと。
「ここも、触ってもいいからぁ……」
舌足らずな声で言うるるのそこは、既に熱を帯びていた。
身体はこんなにも小さいと言うのに、しっかりと女性としての部分は反応している。
その事実に、ボクは誘惑とも感激ともつかない感情で意識が遠退きそうになった。
「……いけない子だな、るるは」
そして、その事実がボクに決心させてくれた。
考える余裕を破棄してしまう事を。
「ここをこんなにいやらしくして」
「あっ、はぁあ……あんっ」
中指を折り曲げ、るるの秘所に突き入れる。
じっとりと濡れた彼女の内側は、予想通り物凄くきつい。
その力は、ボクの指を動かすまいと言う積もりなのか。或いは、離すまいと言う積もりなのか。
「う、んんっ……るぅ、いけない子だからぁ……もっとたくさん、掻き回してぇ……」
とろんとした目つきでるるが言う。
快感に浮かされながら、何処まで意識しての言動かは分からない。
ただ、その言葉を無碍にする積もりは、ボクには毛頭無かった。
「はうぅ、うああぁっ、ああっ!」
柔らかくも硬いるるの中を拡げる様に指を動かす。
その度に、くちゅくちゅと淫猥な音が響いた。
「お、おにいちゃん……凄い、よぉ……あ、あうぅっ」
いつしか、るるは両手でボクの腕にしがみついていた。
目に見えて痙攣している太腿にはもう力を入れる事さえ出来ないらしい。
お陰で少し手を動かし難い状態だけど、その程度で止めたりはしない。
親指で小さな突起を探り当て、それを爪先で弾いてみる。
「ひあぁっ!? そ、そこ――あああっ!」
瞬間、その身体が大きく跳ねた。
るるはまるで不可視の手で揺さぶられているみたいにがくがくと震えながらボクの腕に爪を立てる。
その痛みも今は興奮を助長してくれるだけだ。
「おにい、ちゃん……」
「るる……」
ふと、視線が絡む。
ボク達はどちらからともなく顔を近づけ、唇を重ねた。
「ふぁ、ん……ん……っ」
二度目だけあって、るるの方も積極的に動いてくる。
ららと同じ様に自分の好みの場所を見つけたのだろう。
舌の使い方は殆ど変わらないけど、それでもボクも十分に気持ちいい。
ボクは上の口はるるのしたいようにさせたまま、彼女の下の口に入れた指のペースを速めた。
「うんっ、んん、ん……っ」
段々とるるの呼吸の間隔が短くなってゆく。
最早、唾液を飲み下す事さえままならない様だ。
口の際から涎を垂らしながら、それでも一心不乱にボクの舌を吸っている。
そろそろ限界が近いだろうか。
確証は無い。でも、あまりにも乱暴になったキスが、るるの余裕の無さを物語っている様に思えた。
「ん、んっ……ふあ……ん……」
それまで転がす様に弄っていた陰核を押し潰してみる。
575little fish are sweet:2005/08/09(火) 02:05:24 ID:z8m2Mb6B
「ひゃあぁっ、ああああっ!」
るるが弾かれた様に顔を離した。
背筋を弓なりに仰け反らせ、一際高い嬌声を上げる。
「はあ、はあ、はあ……」
強張った全身の筋肉を弛緩させると、るるは糸が切れた人形の様に力なくへたり込んでしまった。
やはりその様には艶かしさなどよりも、
むしろ思わず優しくしてあげたくなる弱々しげな印象を受けた。
「るる」
そっと、労わる様に小さな頭を撫でてあげる。
「可愛かったよ」
普段なら面と向かって言うには恥ずかしい台詞だろうけど、今は微塵の躊躇いも感じない。
そして、ただ口唇を合わせるだけのキス。
「ん……」
顔が離れて目と目が合うと、るるは擽ったそうに笑んだ。
この笑顔も、唇も、そして身体も、全てがボクのものなのだ。
その全てが堪らなく愛おしい。
「ねえ、おにいちゃん」
つんつんとららがボクを突いてくる。
「何だい、らら」
「おにいちゃんも、ちゃ〜んと裸になって」
ららはボクの腰に巻きつけたタオルを指差して言った。
「らら達ばっかり裸にされて、その上、おにいちゃんに手込めにされちゃったんだよ?」
「いや、ボクが裸にした訳じゃないし。そもそも『手込め』なんて言葉、何処で覚えてきたの」
「それなのに、おにいちゃんばっかりタオル巻いてるなんて、不公平だよ。だから、ね?」
ボクの言葉は何事も無かったかの様に黙殺し、ららは笑顔でちょこんと顔を傾けた。
まあ、ららの言う事ももっともではあるけど……
576名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 02:07:53 ID:z8m2Mb6B
なんか、色々あって・・・
次こそ、次で終わりに・・・するよう、努力はします
近日中に貼れなきゃ続きは暫く後になりそうです
577名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 03:37:08 ID:InlpnNqK
GJ!!
578名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 12:46:55 ID:b6KEmWf+
待ちわびた続きキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
579名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 20:23:30 ID:qf8aXDPj
GJ
580名無し:2005/08/13(土) 00:31:08 ID:Ey8IlssQ
続きまだ〜?
581名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 21:54:54 ID:7a4hlnj3
続きま〜だ〜?
582名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 15:00:04 ID:FuntNZwk
超GJ!!、もっとがんばれ!、超がんばれ!
583little fish are sweet:2005/08/18(木) 18:18:17 ID:CunY6GWF
「う、うん……それは、そうなんだろうけど……」
やはりいざとなると恥ずかしいのが実情だ。
ボクが曖昧に語尾を濁すと、るるとららは申し合わせた様にお互いを見やった。
ニヤリと悪戯っぽくその口元が歪む。
『危ない』と感じた時には、もう遅かった。
「それっ!」
「う、うわ!?」
二人に抱きつかれる様な格好で押し倒されてしまった。
圧し掛かられ、殆ど身動きが取れなくなる。
「こ、こら! 二人とも離れなさい!」
「やーだよー」
振りほどこうと試みるも、女の子――ましてやるるとららが相手では無意識に力を加減してしまう。
そんなボクを見透かしているのか、るるは余裕の笑みを浮かべていた。
「ららちゃん、おにいちゃんの事、しっかり押さえててね」
「うん。任せて」
肩に乗っかっていたるるが離れ、入れ替わりにららがボクの胸に跨った。
ららの熱を帯びた下腹部の感触がはっきりと伝わってくる。否応無く動悸が速まった。
一方で、その興奮とは裏腹に言い様の無い嫌な予感もしていた。
「る、るる、何をする積もりなんだ?」
唯一自由が利く頭を持ち上げる。
るるがボクの体の傍で膝を着いているのが見えた。
「ふふふ。さっきのお返しだよ、おにいちゃん」
「お返しって……くあっ!?」
るるがボクの臍周りに指先で円を描いた。
不意打ちの刺激にぞくぞくと全身が反応してしまう。
情け無いと思いつつも、声が漏れ出すのを止められなかった。
この反応がるるを調子付かせてしまったらしい。
彼女は自分の責めが効果覿面と見るや、ボクの臍に舌を這わせてきた。
まるで身体の内側を擽られる様な快感が駆け巡る。
「う、くぁ……る、るる……そんな、所……汚い、から……」
「汚い? おにいちゃんの身体に汚い所なんて無いよ」
空中分解しそうになる言葉を必死に繋ぎ合わせるも、
嬉しい様な嬉しくない様な台詞であっさりと一蹴されてしまう。
その間もるるは情けも容赦も無く舌を動かし、ボクはひたすら声が漏れない様に堪えていた。
だから気付けなかった。
ボクを熱っぽく見下ろすららの瞳にも、不純な悪戯心が宿ってしまった事に。
「っ……うぁ……く……」
「あはっ、おにいちゃん可愛い」
「え……ら、らら?」
「ららも、おにいちゃんに仕返ししよ〜っと」
言うや否や、ららがボクの乳首に唇をつけた。
今度は『危ない』と感じる暇さえ無かった。
「ら、らら! 駄目だっ、今すぐ――くっ!?」
「ん……おにいちゃんの味だ……」
何処でそういう言い回しを覚えてくるんだ。
そうツッコミを入れたかったが、もう口を開けば喘ぎ声しか出そうになかったので止めた。
それほどまでにららの愛撫は堂に入ったと言えるものだったのだ。
吸ったかと思えばざらりと舌で舐め、前歯で甘噛みする。
優しくも絶妙な加減のその責めはボクの一物を滾らせるのに十分だった。
「おにいちゃん、るぅ達でイッパイ感じてるね。もう、変態さんなんだから」
「あはは、そうだね。そんな顔見せられたら、もっともっと苛めたくなっちゃうよ」
るるとららは天使の様に微笑みながら、悪魔の様な事を口にする。
ボクはと言えば、もう二人の言葉に反応も出来ずにいた。
張り詰めた下半身は痛いのを通り越して切なささえ感じるほどだ。
一向に出口を見つけられない悦楽が急かす様にそこに溜まっている。
「うわあ……ねえららちゃん、凄いよ」
「ホントだ……おにいちゃんのココ、凄く大きくなってるよ」
ボクからはららに遮られていて見えないが、自分でも何となく分かった。
普通に勃起するのとは明らかに感覚が違う。
女の子に触れた感動と興奮。
584little fish are sweet:2005/08/18(木) 18:19:32 ID:CunY6GWF
女に子に触れられた羞恥と喜悦。
それらが混沌として斑色の劣情を織り成し、激しく欲望を駆り立てていた。
「よぉし、ららちゃん。タオル取っちゃうよ」
「うん! やっちゃえやっちゃえ〜!」
その所為か、るるとららが(半ば面白半分にしても)
ボクの腰に巻かれたタオルを取り去ってしまうのを止める道理など無いように思えた。
るるの手が、迷う素振りさえなく腰に触れる。
タオルを外した瞬間、二人が僅かに息を呑むのが分かった。
何だかんだ言っても怒張しきった男の性器を見るのは、
るるとららにとって初めての経験である事は間違いない。
「……すごい……」
やや間の抜けた頃、二人がぽつりと呟いた。
心なし恐る恐ると言った感じで彼女達の手がボクのそこに重なる。
「とっても、熱くて、硬い」
興味深そうに一物を撫で回しながら、ららが言った。
「でも、るぅはコレ嫌いじゃない、かも」
と、やはりららと同じ様にしながら、るる。
二人はただ単に観察している様な感覚なのだろうけど、
四つの手が無造作に動く度にボクは驚くほどの快感を得られた。
下手をすればそれだけで射精してしまいそうだ。
「きゃっ」
思わずそこに力を込めると、るるとららは小さく悲鳴を上げて手を引いた。
「おにいちゃん?」
そろりとるるがボクの顔を窺う。
「るぅ達、ひょっとして痛くしちゃったかな?」
「いや……気持ち良かったんだ。それで、思わず……」
「ホントに? 気持ち良かったの?」
ボクが黙って頷くと、二人は安心した様に息をついた。
「そっかぁ、気持ち良かったんだぁ」
「ふふ、それってちょっと嬉しいな」
そう言ってららは微笑むと、陰茎に手を伸ばした。
「じゃあ、おにいちゃん。ららがもっとおにいちゃんの事、気持ち良くしてあげるね」
「るぅもるぅも〜」
再び二十の指がボクのそこに絡んだ。
暖かく柔らかいるるとららの手が、愛おしそうにゆっくりと動く。
二人ともその触り方から手そのものの感触も、似ているけど何処か微妙に違っていて、
それぞれがそれぞれの個性を表しているように思えた。
と――
不意に、るるが屹立する陰茎に顔を近づけた。
「ん……」
舌先で何かを確かめる様に、るるがそっと亀頭を舐めた。
今までとは比べものにならない程の快感が電流の様に背筋を走り抜ける。
「く……っ」
堪えきれずに声を漏らしてしまうと、るるが上目遣いにボクを見た。
「大丈夫、続けて」
るるが頷き、今度はそこを唇で挟み込んだ。
それを見たららが対抗する様に陰嚢を口に含み、睾丸を吸い込んでころころと舌で転がした。
同じ部位にもたらされる異なる快感に、急速に限界が迫り来る。
少しでも長くこの悦楽を感じる為に、少しでもその時を遅らせようと、
ボクは胸の上に載っているららの臀部に手を伸ばした。
「んあ……お、おにいちゃ――ああっ!」
ゆで卵の様な尻の感触を堪能して、濡れそぼった秘所に指を滑り込ませる。
ちょっと硬い膣壁を軽く引っ掻くと、ららは嬌声を上げて陰嚢から顔を離した。
「はあぁ、おにい、ちゃ……だ、だめぇ、そんなぁ……っ」
「ほら、らら。ボクを気持ち良くしてくれるんだろ? 続けなきゃダメじゃないか」
「あんっ……い、意地悪だよぉ……」
でもそんなおにいちゃんも――と呟いて、熱い息を漏らしながら、ららは再び顔を下ろした。
その時だった。ふと、物欲しげにひくひくと蠢く“そこ”が目に付いたのは。
“そこ”を情交の、言わば一種の『バリエーション』として使う事があるのを、
その手の本なんかを見てボクは知っていた。
585little fish are sweet:2005/08/18(木) 18:20:39 ID:CunY6GWF
「……」
実際にしてみたらどんな反応をするのだろうと言う好奇心と、
ららをもっとよがらせたいと言う嗜虐心とに唆され、その穴の入り口に指を当ててみた。
「ん!? んんっ!」
びくんと大きくららの身体が跳ねる。
苦痛の反応か、羞恥の反応か、快感の反応か。
それを判断する事はせずに、ボクは“そこ”に中指を進入させた。
「ん、は……あっ……うあ、あ――」
指を根元まで穴に捻じ込んでしまうと、ららは掠れた声を絞り出す様にして喘いだ。
ゆっくりと指を引く。
「ひあぁ、う、くあ……お、おに……いぃ……」
そして、再び突き入れる。
「かぁっ……あうぅ……」
ただそれだけで、ららは下半身を痙攣させて、今にも溶け出してしまいそうにぐったりと脱力した。
一見、悶える事すら出来ずに苦しんでいる様にも見える。
だが、すぐにそうではないと分かった。
力無く崩れているららの身体とは対照的に、
ボクの指を銜え込んでいる膣の力は恐ろしいほどに強まったのだから。
「お尻の穴でこんなに感じてるなんて、ららも変態さんだな」
「ひ……あ……あぁ……」
最早、まともな言葉を紡ぐ事すら叶わないらしい。
中指を出し入れし、膣内を掻き回す度に、ららは惰性的にびくびくと震えた。
殆ど青息吐息と言っても差し支えない様子だ。
すぐ傍でそんなららを見ていたからだろうか。
るるもまた、ボクの陰茎を口に含みながら、自分の股間に伸ばした手を忙しなく動かしていた。
――全く、狂いに狂いきった景観だ。
辛うじて頭の隅っこに生き残っていた冷静なボクが呆れた様に呟く。
でも、それでもいい。そうボクは思った。
――るるとららになら、その愛情の中で何処までも狂ったって、それでもいいさ。
完全に解き放たれた二人への想いを、今までの様に目を逸らす事をせず、
真正面からそれを認めて、ボクは激しい絶頂を迎えた。



「ねえ、おにいちゃん……」
ボクの右肩に頭をもたせかけたるるが、思い出した様に言った。
「このまま、しよ」
みんな一緒に絶頂に達した後、ボク達はシャワーを浴びて、三人並んで湯船に浸かっていた。
落ち着いて考えてみれば、実に激烈な行為だったと思う。
少なくとも小学生と中学生がやる様な事では無かったかもしれない、とも。
だからと言う訳ではないけど――
「いや……」
ボクは首を振った。
「やっぱり、それはまだ二人には早いよ。駄目だ」
「でも――」
るるとららが同時に抗議の声を上げる。
ボクはそれをもう一度首を振る事で遮った。
いくら二人が「したい」と言っても、流石に本番だけは抵抗があった。
まだるるもららも幼すぎる。
今の段階では無駄に彼女達の身体を傷つける事になってしまうとしか思えなかった。
「もう少し大きくなったら、また改めて三人で最後までしよう。だから――」
ボクは二つの小さな頭を撫でた。
「その時まで、ボクはずっとるるとららを好きでいるよ。
だから、るるとららもボクの事を好きでいて欲しい」
流石に恥ずかしい。
やや今更と言った感もあるけど、告白の積もりだった。
るるとららは一瞬、ぽかんと呆けた様に口を開けていた。
その表情がみるみる喜悦に染まってゆく。
「うんっ! おにいちゃんっ」
二人は大きく頷くと、左右からボクに抱きついてきた。
586little fish are sweet:2005/08/18(木) 18:21:19 ID:CunY6GWF
「ずっと、ずっと、ずぅ〜っと! 大好きでいるよ、おにいちゃん!」
――嗚呼、そうだ。
るるとららを抱き返しながら、ボクは確信した。
ボクは二人の心の住人になどなりたくはない。
二人にもボクを心の住人になどしてもらいたくはない。
いつも、いつまでも、遥かな永遠のその彼方の時までも。
二人の姿を瞳に映して、手で触れていたい。
ずっと、ずっと――



そんなロマンチックで、情熱的で、詩的な交わりの後で――
「おにいちゃん、これからは毎日ららにチュウしてね」
「あ〜、るぅにもするんだよ、おにいちゃん」
「ま、毎日? 毎日はしなくてもいいんじゃ――」
「え〜っ、ダメだよ!」
「そうだよ! 毎日してくれないと、るぅ、お母さんに今日のこと言いつけてやるんだからぁ!」
「わ、分かったよ……するよ……」
――なんてやり取りがあったとか無かったとか。
まあ、何にせよ、三人が幸せである事に間違いは無いのであった。
587名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 18:26:49 ID:CunY6GWF
とまあ、これで終わりです
今回と比べると、前作がどれだけ長かったかがよく分かりますねw
本番? いや、流石に小学生を書くのは抵抗が・・・これで勘弁してください

次はもう一度桜月か、或いは白鐘あたりを書いてみる事にします。ちゃんと本番いれて
588名無し:2005/08/18(木) 20:15:07 ID:evJQKpn7
GJ!
白鐘姉妹に期待!
589名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 20:48:02 ID:IFpcEkkU
白鐘を書いてください!


と促してみる
590名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 04:01:26 ID:bWNI0jaQ
        \                / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ      .../ てめーらオレがいないと思って
         \               i  /;;;;;;;;;;     リ}      ../調子ぶっこいてんじゃねーだろーな
           \.                |   〉;;;;;;;;-‐ノ  '''ー {! ∧__T _ ,,,r -r-T‐-、
            \            |   |;;;;;;; ‐ー  くー |"~。 r *o:*::f:::r:::..l. |
   ::::::::::::::       \    __,-,,-、  ___ヤヽリ;;;;;   ,r "_,,>、 ゚'}::::::::*o;;;ro ot _f_ヽ丿
   ::::::::┃二\     _\__/| | l |ヾ-"~  ヽ_」;;;;;  ト‐=‐ァ' !,,..-v--'''''''"V"~~ ┴
   :::::::┃. \\  l⌒l二|-l ..uUU""l----' ''ゝi、   ` `二´' 丿:::::::::::::::|
   :::::::┃-=-`9|、  "~ ...| ヽ  l ̄”/:::: __.、__|`'' ー--‐f '´:::::::::::::::::::|
  ::::::::::┃ヽ _ ヽ      |  |  / ..,-" //| ;;   ::::  ;; l l ` ;  ::::::::|
  :::::::::::┃i".ヾ, |      ..| /  |  / ;; | | l   ;;;;  _//  `;; 、::|
   ::::::::┃||" /l___     | /   | /  l; | |   "〜-""~ //     `,
   ::::_/|\:~/| |   . |/   |/-   /|.|       //  ;; ;;   `,
    |  |_  ,,,,|  |   ../   . |  \ | |____    _//  ;  l|    `,
    |  | ""    |   /   ;' .|  /"/o  "" " " o\  ";.|:::::::::  l_
    |   |      l ... /   ;; |;;;;;". l/::::::::::::::::::::::::::::::::::`l :::::: l::::: _ - ".l
    .|   |      |  |   .;; l  / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `l :::l/    ;;` ;
    |   |      | .`l    "_ノ"\ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| / `;;   ;;; l
      皇太子様が巡回に参られました
591名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 02:56:01 ID:5SiHFV0N
沙羅双樹をお願いする
592名無し:2005/08/22(月) 20:55:55 ID:ZwlT46i+
誰か白鐘姉妹を書いてくれ!
593名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 21:28:15 ID:wtCxQLW6
393氏GJっす!!
消防の雛菊でココまでエロく仕立て上げるとは脱帽です
本番突入せず押さえたのも良かった
次回作期待してます

ところでShimcsさんの千草が楽しみで
ずっと待ち続けてるのですが
594名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 23:19:30 ID:1MOaWuK+
今週、双恋島の発売だから活性化期待!
595名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 23:26:53 ID:Ly9KQVe4
イメージ的に閉鎖空間が舞台だとかなりシチュが限定されてしまいそうな悪寒
596名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:25:23 ID:OKZPPrRW
>>595
海で川で森で林で砂浜で洞窟でさらに獣姦等色々ネタはつきないジャマイカ
597名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 01:25:57 ID:OKZPPrRW
>>596
洞窟も追加
598名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 03:10:56 ID:VD0iYQ0c
双子島か・・・

双子の全員にM女用のきわどい衣装やらゴスロリ服あったら買うがな・・・。
599名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 04:50:13 ID:EpI+ZxRW
あったら神だなw
600名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 10:38:07 ID:uFNzUBfq
無人島でのトイレはどうしていたのか気になるなw
まさか皆野糞や野小便をしていたのか?
601名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 12:11:57 ID:DySpBj6B
>>600
そういうハァハァはいらんw。

ウサギや猫でも場所は決めるし、人間もそうだろう。

>>595
閉鎖空間でもネタは尽きないと思うよ。妄想ネタなら尚更。
602名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 13:37:51 ID:438K8yfa
>>595
だれもいない旧市街地で晒しHとか、灯台や絶壁でも高台Hとか
HするシチュエーションたくさんあるじゃんHするときも脱出や食料探しと称すればいいし
603名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 20:02:17 ID:hHEnvIyc
買ってみて自分の間違いに気付いた
こりゃ妄想し放題じゃないかw>島
604名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 11:47:48 ID:AtXVV+xC
>>603
なんか欲しくなってきた。

オルタナしか知らん俺でも楽しめるのかなぁ?
605名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 15:20:28 ID:YBX6UQXe
>600
大は勘弁だが小までなら見てみたい。
あと、色々ある島だからトイレぐらいはあるんじゃね?
606名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 18:38:39 ID:ORkD6WjX
オルタと双恋ってかなり別物だからなぁ
「双恋」が面白かった人ならほぼ間違いなく楽しめるはず
よって先ず「双恋」をプレイしてから島購入は検討してもらいたい

まぁココはエロパロ板な訳だから
プレイして膨らませた妄想をSSにして
ココに投下してくれるのが一番ベターだと思う
607名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 19:49:32 ID:8wPDyEcv
島は機械作業で面倒だが妄想はとてもふくらむな
608初めての×××:2005/08/28(日) 23:26:01 ID:L38Ivswo
「ありがとうございました〜。」
とある花屋で、店員の少年が客に挨拶をしていた…
「おにいさ〜ん。」
少年…尊が声のするほうを見ると見慣れた二人が歩いてきた。
「こんにちは、おにいさん…。」
「来てやったぞ…ありがたく思え。」
「それは、どうも。」
609初めての×××:2005/08/28(日) 23:27:33 ID:L38Ivswo
「悪いわねぇ…二人に手伝ってもらっちゃって…」
花屋の店長と思われる若い女性が申し訳なさそうに言った。
「いえ、そんなことは無いです。」
「はい、とっても面白かったです。」
沙羅と双樹が来たのは単に尊に会いに来たわけでなく、来る筈だった店員が急遽来れなくなり、その穴埋めとして手伝いに来たのだった。
「はいこれ、アルバイト代。」
「え…そんな悪いです…ね、沙羅ちゃん」
「うん…そんなにたいした事してないし…私達まだ中学生だし…。」
「何言ってるの、二人のおかけで普段の倍ぐらいの売上があったんだから。ほんの気持ちよ。」
二人のおかげでいつもより多くの男性客が来たのだった…。
「片付け済みました〜。」
そこに、担当の仕事を済ました尊が来た。
「あれ、アルバイト代…?そっか、二人とも頑張ってたからね。」
「そうかな…?」
「うふふ、お兄さんに誉められちゃった…」
双樹は嬉しそうに沙羅は照れくさそうに笑った。
「そうだ、ちょっとまっててね。」
店長は店の奥に入ると何かを探してすぐに出てきた。
「よかった、丁度三枚あったわ。」
そう言って差し出してきたのは…
「遊園地の無料チケット?」
「貴方たちにあげるわ…。」
「いいんですか…?」
「ええ。」
「ありがとうございます…沙羅ちゃん遊園地だって!」
「…遊園地か…たまには良いかもな…。」
610初めての×××:2005/08/28(日) 23:29:08 ID:L38Ivswo
「ゆうえんち〜!」
嬉しそうに言ったのは双樹
「…初めてだったんだ…」
「ああ…双樹、体弱いからあんまりこういうところは来た事無くて…」
「へぇ…双樹ちゃん、あんまりはしゃぎ過ぎると体に触るから気をつけてね?」
「大丈夫です…最近調子いいですから。」
尊はパンフを開いた
「二人とも何に乗りたい?」
「私はなんでも良いけど…双樹は…?」
「ええと…ジェットコースター…?」
「「ジェットコースター!?」」
その名前が双樹の口から出ると思ってなかった二人は揃って声をあげた。
「それよりも…もっと静かなやつが良いんじゃないのか?コーヒーカップとか」
「うん、それも乗ってみたいけど…前から乗ってみたかったの…ジェットコースター。」
双樹は顔を尊に向け…
「…ダメですか…おにいさん?」
「…まぁ、双樹ちゃんが乗りたいならいいけど…。」
「…でも、あんな激しいのに乗ったら…。」
と、沙羅が心配そうに言ったが…
「え〜…大丈夫だよ…。沙羅ちゃん…ジェットコースターは嫌い…?」
「…いや、そんな事は無いぞ!あんなの、怖くなんて無いからな…!」
沙羅は一生懸命に否定する必要の無いところまで否定した…。
「(沙羅ちゃん怖いんだな…)」

そして、ジェットコースター…
「きゃー!」(双樹)
「きゃあああああ!!」(沙羅)
「(分かりやすいな…)」
611初めての×××:2005/08/28(日) 23:30:26 ID:L38Ivswo
「双樹ちゃん大丈夫?」
「はい、私は…でも…」
「……もうやだ、二度と乗らない…」
沙羅は一人だけ疲れた顔をしていた。
「ごめんね…沙羅ちゃん…双樹がわがまま言ったせいで。」
「いや…いいんだ双樹…。」
「でも、いつもグルファクシとフリムファクシに乗ってるんだよね…?あれのほうが怖いと思うけど。」
尊は苦笑いをしながら言った。
「乗馬もスピード出ますけど…」
「…垂直落下なんてしない…。」
「それはそうだね…あと、逆さまにもならないし…。」
「でも、双樹は楽しかったです。最初の落ちるところはすごくドキドキしました…。」
胸の辺りに手を当てにこっと笑った。
「ジェットコースターはあそこが一番緊張するよね…。」
「…二人ともなんで平気なの…?」
沙羅がうらめしそうに二人を見た
「…辛そうだね…。」
「次は静かなものにしようね…沙羅ちゃん、何がいい?」
「その前に少し休ませて…。」
612初めての×××:2005/08/28(日) 23:32:30 ID:L38Ivswo
その後は、比較的静かな乗り物に乗り、池の魚を眺め、鳩に餌をやったりと穏やかな時間が流れた、そして
「見て、沙羅ちゃんどんどん上がってくよ。」
「ホントだ…家が小さくなってくる…。」
三人は締めで観覧車に乗っていた…夕焼けに照らされた街がとても綺麗だ。
「そっか…観覧車もはじめてだよね…。」
「はい、飛行機は何度も乗った事ありますけど…。」
「でも、こっちのほうが私は好きだ…。」
そう言う二人の顔は今日一番嬉しそうだ…。
「(店長に感謝だな…)」
三人の乗っているゴンドラは少しずつ上に昇っていき頂上が近づいてきた
「あの…おにいさん…?」
「なに…?」
「お願いしてもいいですか…?」
「良いけど、何を…?」
「鈍い奴だな…観覧車の頂上で…その…恋人…同士…なら…」
沙羅の顔が紅くなっている…
「ちょっと憧れてたんです…私も…沙羅ちゃんも…。」
「うん…。」
沙羅は珍しく素直に頷いた…。
「いいよ…。」
尊はふっと笑って二人を抱きしめ…

―好きだよ…沙羅、双樹―
613初めての×××:2005/08/28(日) 23:34:38 ID:L38Ivswo
「わーい、一番〜!」
「二番。」
「…また負けた…。」
夜、三人は尊の家でトランプをしていた
「何で私ばっかり負けるんだ…?」
「だって沙羅ちゃん…すぐ顔に出るんだもん…。」
「分かりやすいよね。」

観覧車の後、沙羅と双樹は自分の家に帰る予定だったが、
『おにいさんの家に…お泊りしちゃダメですか?』
と、突然双樹が言い出したのだった…沙羅は沙羅で
『ダメか…?』
と言い出したのだった。

「…もう一回だ…!」
「いいよ、負けないからね?」
沙羅も双樹もパジャマ(自分たちのパジャマを尊の家に置いてある)姿、完全に泊るつもりだ。
「(まぁ、いつもの事だけど…)」
「おにいさんの番ですよ?」
「ほら、早く引け…。」
そう言われて沙羅のトランプを一枚一枚指でなぞり顔の変化を見る
「(あ、これジョーカーだ)」
沙羅の顔が微妙に緩んだカードの隣のカードを引くと…
「…なんでこっちを引かないんだよ…」
ボソッと沙羅が呟いた…そんな平和な夜…だが…
614初めての×××:2005/08/28(日) 23:37:10 ID:L38Ivswo
「私は認めないぞ…!そんなのまだ早い…!」
「…でも、沙羅ちゃんも嫌じゃないでしょ…?」
「そんな問題じゃない…!お前もそう思うだろ…」
「…ノーコメントで、一応男だし…。」
「…おにいさん、双樹じゃ嫌ですか…?」
そう言うと双樹は尊の手を取り自分の胸のふくらみに当てた。
「双樹…!」
沙羅は驚いて口をパクパクさせていた
「…おにいさんに…して欲しいです…。」
それが真剣である事は間違いない…受け入れないほうがきっと傷つけてしまうだろう
「…わかった…」
そう言って、双樹をそして沙羅も抱きしめる…
「沙羅ちゃんは…いい?」
「でも今日は…安全日じゃ…」
「最後までしないから…。」
そう言われしばらく考え…
「…お前なら…。」
沙羅も身をゆだねた。
615初めての×××:2005/08/28(日) 23:38:44 ID:L38Ivswo
「んっ…なんで…私だけなんだ…」
「うふふ…沙羅ちゃん可愛い〜」
「ごめん、二人一度には無理だから…。」
「だからって…ああっ…。」
沙羅の細い体がひくんと動いた。下着姿の沙羅を同じく下着姿の双樹と一緒に苛めていた…。
「沙羅ちゃんのここ…もうこんなに濡れてるよ…?」
尊が指を巧みに使って沙羅の秘所を攻め
「沙羅ちゃん…気持ちいい?」
双樹が沙羅の胸を舌を使って攻めていた。
「ひぁっ…そんな、いっぺんに…ダメッ…。」
「沙羅ちゃん、興奮してるんだね…。息がこんなに熱いよ…?」
双樹が沙羅に顔を近づいて呟いた。その間も攻める手を休めない
「双樹…そんな事言わないで…ああっ…!」
ビクッと沙羅の体が痙攣する…口からは絶えず声が漏れている
「沙羅ちゃん、いつも双樹ちゃんとこんなことしてるの?」
「バカッ!…そんな…あっ…訳無い…だろ…っ!あああっ!」
「沙羅ちゃん…もう、イっちゃう?」
そういう双樹の顔が笑っている…
「…あっ…もう…ダメ……これ以上は」
「おにいさん、やめちゃダメですよ?」
「…了解。」
双樹に言われ最も敏感な部分をいじる
「っ!…バカ…!そこは…ああっ!」
「うふふ、沙羅ちゃん…イっちゃって!」
「うあっ…んんんんんんんんん!!」
堪えるような嬌声を上げビクンと跳ねるとくたりと力が抜けた。
「ん…ふぅ…」
「えへへ…おにいさん…次は双樹ですよ…?」
「わかってるよ…」
616初めての×××:2005/08/28(日) 23:40:01 ID:L38Ivswo
「ふぅ…あん…気持ち良いです…おにいさん…。」
双樹に覆い被さる形で、片手で胸、もう片方の手で秘所を攻める…
「さっきのでだいぶ濡れたんだ…エッチだね…。」
「…嫌いですか…?んっ…」
双樹の熱い吐息を感じながら耳元で呟く。
「いや…むしろ好きかも。」
「…よかった…あ、はぁん!」
二人でしていると、呼吸を整えた沙羅が二人の横に来た…
「さっきのお返しだ…。」
沙羅は双樹の下半身のほうへ移動すると…
「さ…沙羅ちゃん…それは…きゃぁん!!」
「ふふふ…気持ち良い?双樹…。」
双樹の秘所に舌を這わせ、突起をつんつんとつつく
「はあぁぁ…!ダメだよっ!汚いよぉ!!」
「いいの…それに、さっき双樹も止めてくれなかったでしょ?」
「お見事…」
尊も負けじと攻める…
「ああっ…!双樹…もう我慢できない…!おにいさん!」
双樹が求めるような目で見つめてきた
「おにいさんの欲しいよぉ…!」
尊はふふっと笑うとさっきと同じように耳元で…
「…だめ。」
「えっ…」
双樹は悲しそうに目を細めた…
「二人にはまだ処女でいて欲しいかな…俺のわがままだけど…。」
「そんな…私…ひゃぅ!!」
「ダメなものはダメ…。ね…沙羅ちゃん」
「そう…双樹はそっちのほうが…って何で私に振る!」
「あはは…だからこれで我慢して?」
そう言うと指を中に入れぐりぐりと動かす
「ああっ…!ううっ…」
617初めての×××:2005/08/28(日) 23:41:36 ID:L38Ivswo
「沙羅ちゃんも、双樹ちゃんと一緒にイこうか?」
「え…私は…きゃっ!」
言い切る前に二人並んで仰向けにされた
「沙羅ちゃん…一緒だよ…」
双樹は向きを変えると沙羅にキスをした…
「ん…んっ!」
その間も秘所は攻められている
「んんっ…んふっ!」
「んんん…!!あっ!」
苦しくなって沙羅は双樹から口を離した
「やぁっ…!あはぁ…!ダメェ…」
「くぅっ…ん・・・うううぅ…!」
はっきりと声に出して喘ぐ双樹…
堪えるように喘ぐ沙羅…
それは、どちらも心地よかった。
「そろそろ…二人ともイくんじゃない?」
さっき、二人は無理と言ったのはどこに飛んだのだろう、どちらも公平に攻めつづける
沙羅と双樹はお互いに強く抱き合っている
「…双樹…もう、イっちゃう…だめぇ…」
「…ううっ…あ…くっ…」
二人の体が同時に大きく跳ね…

「「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」」
618初めての×××:2005/08/28(日) 23:42:06 ID:L38Ivswo
「…おにいさん…」
「何…?」
横に寝ている双樹に呼ばれ答える
「気持ちよかったです…」
「…私も…嬉しかった…」
「そう…。なら良かった…」
二人はギュッと抱きついた…
「今度はちゃんと最後までしてくださいね…?」
「そ…双樹…!」
「考えとくね。」
尊はごまかすようにふふっと笑った
「「おにいさん…」」
「ん…?」

「「大好き」」
619名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 23:50:05 ID:L38Ivswo
久々の投下です…やべ、全然かけてない…。
リアル生活忙しくて全然かいてなかったら…(泣)

・みやび…途中放棄中
・千草…展開に詰まり放棄中…

…なんかダメダメ…。ガンガリます。
620名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 23:53:13 ID:/0lQjFxJ

                ∩
                ( ⌒)      ∩_ _超グッジョブ !!
               /,. ノ      i .,,E)
              ./ /"      / /"
   _n グッジョブ!!  ./ /_、_    / ノ'
  ( l    _、 _   / / ,_ノ` )/ /_、 _    久々にグッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(      /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//
621名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 02:01:10 ID:1LhvibtY
…多いのが気になった。
622名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 02:25:08 ID:ESQ7srSX
何この良スレ
623名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 04:04:03 ID:KIPesMId
GJ
千草щ(゚∀゚щ)カモーン
624名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 13:40:05 ID:Xd7W+XyC
(;´Д`) GJ ハァハァ
625名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:45:59 ID:R7j6tmEQ
        \                / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ      .../ てめーらオレがいないと思って
         \               i  /;;;;;;;;;;     リ}      ../調子ぶっこいてんじゃねーだろーな
           \.                |   〉;;;;;;;;-‐ノ  '''ー {! ∧__T _ ,,,r -r-T‐-、
            \            |   |;;;;;;; ‐ー  くー |"~。 r *o:*::f:::r:::..l. |
   ::::::::::::::       \    __,-,,-、  ___ヤヽリ;;;;;   ,r "_,,>、 ゚'}::::::::*o;;;ro ot _f_ヽ丿
   ::::::::┃二\     _\__/| | l |ヾ-"~  ヽ_」;;;;;  ト‐=‐ァ' !,,..-v--'''''''"V"~~ ┴
   :::::::┃. \\  l⌒l二|-l ..uUU""l----' ''ゝi、   ` `二´' 丿:::::::::::::::|
   :::::::┃-=-`9|、  "~ ...| ヽ  l ̄”/:::: __.、__|`'' ー--‐f '´:::::::::::::::::::|
  ::::::::::┃ヽ _ ヽ      |  |  / ..,-" //| ;;   ::::  ;; l l ` ;  ::::::::|
  :::::::::::┃i".ヾ, |      ..| /  |  / ;; | | l   ;;;;  _//  `;; 、::|
   ::::::::┃||" /l___     | /   | /  l; | |   "〜-""~ //     `,
   ::::_/|\:~/| |   . |/   |/-   /|.|       //  ;; ;;   `,
    |  |_  ,,,,|  |   ../   . |  \ | |____    _//  ;  l|    `,
    |  | ""    |   /   ;' .|  /"/o  "" " " o\  ";.|:::::::::  l_
    |   |      l ... /   ;; |;;;;;". l/::::::::::::::::::::::::::::::::::`l :::::: l::::: _ - ".l
    .|   |      |  |   .;; l  / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `l :::l/    ;;` ;
    |   |      | .`l    "_ノ"\ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| / `;;   ;;; l
     大石浩二様が巡回に参られました
626名無し:2005/08/31(水) 22:39:25 ID:U12ImBVd
GJ!!
627名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 18:28:38 ID:waveYtSR
千草(゚∀゚)ま〜だ〜??
628名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 19:11:07 ID:mhQqmNAJ
座して待ちます。
629名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 18:40:04 ID:hPYfJpda
脱いで待ちます。
630名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 20:54:49 ID:3L9UmaAh
千草…非エロでも良い?
631名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 21:11:24 ID:MuXQ3vS4
のーぷろぶれむっす!!!
投下して頂けるのなら大歓迎ですとも!!!
632名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 16:55:51 ID:RiF74rla
うp!うp!う(ry
633薄幸少女:2005/09/06(火) 19:34:45 ID:dlWVCEcm
「ああ!来たよ初ちゃん…!」
「本とね…30分前から待っていた甲斐があったね恋ちゃん…。」
私たちのいる並木道の反対側からあの人が歩いてきました…そして…
「行こう…初ちゃん・・・。」
「うん…」
私達はあの人のところへ…

「…大丈夫かなぁ…初ちゃん…?」
「大丈夫…だと思うこんなに離れてるから…。」
…あの人のところへ行って一緒に歩ければいいんだけど…現実は甘くないです…。
声をかける勇気がないから…こうやって後ろを歩くしか出来なくて…でも…。
「あ…今あくびしたよ…?」
「ホントだ…ふふ…可愛い…。」
充分幸せなんです…。そんなあの人を始めて見たのは…一月ぐらい前でしょうか…?
それは、公園で動物たちの散歩をしている時でした…。

「あれ…初ちゃん…あそこ…」
「人が…いるね…どうしたんだろ…?」
近寄ってみると、あの人がカバンを持って立っていてその視線の先に子猫がいたんです。
様子を見てみると、なんだか、彼に子猫がなついてついて来てるみたいでした…。
「ついてくるなよ…」
「にゃぁ」
「だから、付いて来るなって…」
「にゃぁ…」
「……」
「…」
暫くその場に立ち止まっていたあの人でしたが、諦めたように溜息をついて子猫に近づくとひょいと抱き上げ…
「分かった、何とかしてみるよ…。」
そう言って、ふふっと笑ったんです…。その顔がとっても素敵で…今でも忘れられません。
その後、声をかけてみようかと思ったけど…彼はすぐに居なくなっちゃって…。
でも、数週間後、あの人にまた会う事が出来たんです…!
634薄幸少女:2005/09/06(火) 19:36:06 ID:dlWVCEcm
「ああいうの、一目惚れって言うんだよね・・・。」
「うん…そうだね…。」
まだ一度も話した事は無いけれど…動物が好きな人に悪い人はいないって言うし…きっとすごく優しい人だよねって、いつも二人で話してます…。
そして、明日こそは話し掛けようね…って言ってるんですけど…なかなか出来なくて…私たちダメな子…。
その証拠に…今日も後を歩くだけ…ハァ…。
「こ…恋ちゃん!」
恋ちゃんに引っ張られ物陰に隠れると…あの人がこっちを振り向いたんです…。
「見つかるとこだったね…」
「うん…でも、見つかったほうがお話できるよね?」
「…あ、また歩き出したよ…!」
再び歩き出したあの人の後ろを歩いて、学校に着いたら私たちも学校へ…彼の学校が途中でよかった…。
そして、帰りもあの人が出てくるのを待って・・・そんな、毎日でした…でも…

「あ、出てきたよ…?」
それはいつものように、学校の帰り道…あの人の後を歩いている時でした…。
「あれ…あの人いないよ…?」
あの人が珍しく街の方へ歩いていったのですが…そこで見失ってしまったんです…。
「ど…どうしよう…?」
「え…えっと…」
「ねえ、お姉さんたち…誰か探してるの?」
…声を掛けられて…振り向くと…きゃー!あの人が後ろに…
「え…あの…」
「探して…と言うか…」
もう、どうしていいのか分かんなくて…あ、身長私たちより少し低い…でも素敵…。
「俺だよね…?」
え…なんで知ってるの?
「お姉さんたちさ〜なんかここの所ずっと俺の事つけてたよね〜?」
ええええ!?ばれちゃってる…!?
「なーんか、視線感じるな〜って思ってたら…。最初は気のせいかなって思ってたんだけど…なんで…?」
なんでって…言っちゃっていいのかな…
「ま、理由なんて知らないけどね。でもさ、お姉さんたちのやってる事って…」

「ストーカーなんじゃない?」
635薄幸少女:2005/09/06(火) 19:36:37 ID:dlWVCEcm
「す…ストーカーだなんて…!」
「違います…私たちは…」
「似たようなものでしょ…?お姉さんたち何年生?」
「高校…一年です…」
「じゃあ、俺より二つ上だね。その年齢でストーカーなんて…人生棒に振りたくないでしょ?」
私たち…なにか散々に言われてる…?
優しい人じゃなかったのかな…?
「ま、いいや次から止めたほうがいいよ。じゃ、そういうことで…」
「「まって下さい!!」」
あの人が、行ってしまいそうで…誤解されたまま行ってほしくなくて…思わず二人で…
「「私たち…貴方が好きなんです!!」」
思わず…告白しちゃいました…。

「で…話してくれる…?」
私たちは今、あの人と喫茶店にいます…なんだかややこしくなりそうだからって…あの人が…。
近くで見ると…少し荒っぽい言葉遣いとは違い…なんだか、女の子みたいな綺麗な顔…きっと女装させたら気付かないだろうな…。
「…聞いてる?人の話…」
「あ、ごめんなさい…!」
私と初ちゃんは二人であの公園での事を話しました…それ以後のこのとも…。
「ああ…あの時ね…。」
「あの猫は…?」
「どうしたんですか…?」
「保健所へ連れて行って処分してらった。」
「「えええええええええええええええええええええええええええええええ!?」」
私と恋ちゃんはここが店の中だと言う事も忘れて叫んでしまいました…。
「嘘。ちゃんと家にいるよ、てか、面白いねお姉さんたち。」
そう言って、あの人は少し笑顔を見せてくれました…。
「…それで…その…」
「私たちを…貴方の…」
「「彼女にしてくれませんか…?」」
そこが喫茶店だと言う事も忘れて…二人で言ってしまいました…。
「…ちょっと待って…二人とも?」
「はい…私たち二人一緒に貴方を…好きに…なったから…」
「二人一緒に…貴方の…彼女にして欲しいです…。」
「…と、言われても普通良いですよって答えないよ…?」
え…いま…私たち…振られちゃった…?
「それに…俺はお姉さんたちの事あんまり知らないんだよね…。あ、そうだ名前は?」
「千草…初です」
「恋です…」
「初さんに恋さんね。どうするかなー。」
ダメかな…って思ったんだけど…なんだか諦めたくなくて…二人でじっと見つめてたんです…。
「ま、いいか…いいよ、とりあえず友達からなら。お姉さんたち面白そうだし。」
「え…」
「いいんですか…?」
友達同士…少しランクダウンだけど…いいよね…?
「さてと…話も済んだし、俺帰るね。」
「「えっ…!?」」
「何?」
「あの…」
「なんでも…無いです…」
そうだよね…ただのお友達だもんね…
「いいたいことあるんならはっきり言えば…?」
「「……」」
「はぁ…。そうだ、千草さんたちの家どこにあるの?」
「…え?」
「とりあえず、案内してよ。」
「えっと…それは…。」
「ああ!もう!一緒に帰ってやるって言ってるの!」
あ…やっぱり優しい…。
636薄幸少女:2005/09/06(火) 19:37:53 ID:dlWVCEcm
次の朝…
「「お…おはようございます…」」
「…なんで居るの?」
「学校が違うから…こうしないと会えないなって思って…。」
「一緒に登校しようと…でも迷惑でしたか…。」
「迷惑って言うか、友達で普通そこまでする?」
そう言うと、あの人はさっさと歩いてしまって…置いていかれないように…ついていく事にしました…。
「千草さんたち…学校どこ?」
「あの…千星学園です…」
「ふ〜ん。道は同じなんだ。」
「その…迷惑ですか…?」
「別に、遅刻するわけじゃないし。」
「そ…それじゃぁ…」
そう言いながら…あの人の前に回ったのが間違いでした…だって…こっちを向いてなかったんだもの…
「「きゃぁ!!」」
急に空が正面になったと思ったら…そのまま後ろにこけてしまって…
「…イタタタ…」
「何してんの?前見て歩かないからだよ。」
「あう〜…」
「とりあえず…隠すもの隠せば?見えてる。」
「「え?」」
気付くと…スカートの中が…いやー!
「全く…ほら。」
そう言うとあの人は私たちに手を差し伸べて…でも、私たちはよく分からず…キョトンとしてると…
「さっさと手を取って立つ!通行の邪魔でしょ!」
「「は…はい!」」
彼の手を取ると…見た目とは違いやっぱり男の子なんだな…って思わせてくれる力強さで引っ張ってくれました…その後は…学校まで私たちの横を歩いてくれて…。
「ここまで良いんでしょ?じゃ、後は気をつけて。」
「あ…待って下さい…!」
「何?」
「あの…か、帰りも…ご一緒…しても…?」
「好きにすれば?俺は構わないから。」

そんな感じで…あの人とのお付き合いは始まりました…友達だけど…。
最初はいやいやなのかな…って思ってたけど…そうじゃないみたいで…少し安心しました…。
そう分かったのは…とある出来事がきっかけでした…。
637薄幸少女:2005/09/06(火) 19:38:45 ID:dlWVCEcm
「体育祭…ですか?」
「そう、体育祭。」
「練習とか…大変?」
「当たり前じゃん。何であんな事しなきゃいけないのかねぇ。どうせ、遊びなんだから適当にやればいいのに。」
「それ…いつあるんですか?」
「再来週の日曜。」
「…あの…見に行っても良いですか…?」
「別にいいけど…物好きだね?」
「それは…そのぉ…」
「…貴方の頑張る姿を見たい…から…」
そう言うと…暫く黙って…機嫌を損ねたかな…って思ったんだけど…。
「そういう事って、はっきり言うよね。」
「え…」
もしかして…
「「照れてる…?」」
「うるさい。来たければ来れば…。」
「じゃあ、行きますね…。」
「でも、体育祭までいろいろ遅くなるけど?」
「あ、それは大丈夫です…」
「ちゃんと待ってます…。」
「そういうことじゃなくて…いや、もういい。」

そして…当日…
<次の競技は借り物競争です…>
「なんで、俺がこれなんだよ…あーあほらし…。しかも…」

「あ、あの人こっち見たよ?」
「頑張って〜。」

「ホントに来てるし…。でも、ドンケツはやだよな。紙に書いてあるもの次第だけど。」
<それでは位置について…よーい…パーン!>
「どうにかなるか、運動そこそこ得意でよかった。え〜とお代は」

『双子』
638薄幸少女:2005/09/06(火) 19:39:41 ID:dlWVCEcm
「……何でこんなの入ってるんだよ…。」

「ねえ初ちゃん…なんだかこっちに走って来てるよ?」
「ほんとだ…どうしたんだろう…」
見る見るうちに彼がこっちに近づいてきて…
「…運動得意?」
「え…?」
「ま、いいや。とりあえず来て。あ、これ。」
「え…借り物競争の紙…?」
「双子…?」
「はい、よーいドン。」
「「ええ!?」」
それだけ言って…あの人は私たちの手を引いて走り出しました。
「私たち…借り物なんですか…!?」
「細かい事気にするな!」
「で…でも…」
いつのまにかゴール目前…でも…
「きゃっ!」
「こ…恋ちゃん…!」
「うわっ!!」
3人一緒にこけちゃいました…でも、ギリギリでゴールインしたみたい…。
「あつつ…。」
「ご…ごめんなさい…」
「私たちのせいで…」
あの人は立ち上がると、前のように私たちに手を貸してくれました…そして…
「ちょっとこっち来て。」
そのまま手を引いて、連れてこられたのは…
「そこに座ってて。」
救護所でした…。その時気付いたんだけど…二人とも足を擦りむいちゃってて…。
「ごめん、怪我させたね。」
そう言いながら、傷口を濡れたガーゼで拭いて…消毒してくれたんです…!
「なんか、お詫びしないとね。ドンケツにならずに済んだし。何がいい?」
何がいい…って何でもいいのかな…。
「それじゃぁ…」
「デートしてくれますか…?」
「いいよ、それくらいなら。」
「…ホントですか…?」
「本当。」
「嘘じゃないですよね…?」
「しつこい。」
「ご…ごめんなさい……。」
「あの…」
「何?」
「優しいん・・・」
「うるさい。」
「ごめんなさい……。」
「来週でいいね?」
「何が…ですか?」
「バカ?デート。」
「……はい!」
639薄幸少女:2005/09/06(火) 19:40:46 ID:dlWVCEcm
そういう訳で…念願の…初デート…遂にその日がやってきました…。
「こんにちわ〜。」
「来たよ…あの人。」
「うん…早くしなくちゃね…。」
あの人が迎えにきてくれたのは・・・
『なんか、遅刻しそうだからおれが迎えに行く。』
だ…そうです…はぁ…。信用されていないのかなぁ…。
「初ちゃん…早く…」
でもそんな時…。
「初、恋!急患だ…!」

「犬…?どうされたんですか?」
「ええ…急に苦しみだしちゃって…。」
「大変ですね…。って…あ。」
扉を開けるとあの人が外に立ってて、飼い主さんと話してました…。
「おお…!君丁度良かった!手伝ってくれないか!!」
「え…俺ですか?」
「そう、君だ!」
「あの…事情は後でお話します…。」
「とりあえず今は…。」
「はぁ…。」
その後は、あの人にも手伝ってもらって…
初デートが犬の手当てになっちゃった…でも、無事でよかった。

「ごめんなさい…今日は…」
「折角…その…」
「いいよ、別に。大丈夫で良かったね、犬。」
そう言ってくれて、何となく気持ちが軽くなりました…
「少年よ、もう少しゆっくりしていってはどうだ?」
「いえ、家の人が心配しますので、お気持ちだけで…。」
「でも、貴方に手伝ってもらってすごく助かったし…。」
「何かお礼でも…」
「いいって。動物の命がかかってたんだから。」
「本当に助かったよ、ありがとう、少年。」
「いえ、それでは俺はこれで…。」
「あの…」
正直に言うと…あの人とのデートがダメになってすごく残念だったから…
「…また、日を改めて…」
「いいよ、またその内。」
少し笑ってOKしてくれました…。
その時…本当に何となくですけど…あの人も少しは…楽しいのかな…って
そう思いました。

その時以来…デートはしてませんが…たまに…散歩を手伝ってくれたりして…いろいろ助けてもらいました…
その度に…“ドジ”とか言われたけど…くすん…。
だから、二人であの人の役に立ちたいな…ってずっと思ってたんです…。
そんなある日…
640薄幸少女:2005/09/06(火) 19:42:05 ID:dlWVCEcm
「ご…ごめんなさい…」
「ったく…黙って突っ立てるな!!」
「本当にごめんなさい…」
私たちが…あの人を待ってると…3年生の人がぶつかってきて…悪いのはその人なんだけど…機嫌が悪かったみたいで…絡んできたんです…。
「ちっ…目障りなんだよ…ブスが…」
そう言って…その人が行こうとしたとき…
「おい、あんたちゃんと謝っていきなよ。」
そこにあの人がきて…
「は?何で俺が…?」
「悪いのあんただろ?大体、人の事ブスって、自分の顔鏡で見たことある?なんなら鏡貸そうか?」
あれ…ちゃんと鏡持ってる…
「お…お前…!」
「あれ?殴るの?へぇ…そうだよね、拳でしか相手を負かせないそんなバカっぽい面してるもんね…。いいよ、殴って。立場悪くなるのあんただし。こんなに人多いし、丁度いいじゃない自分のバカさ加減を皆に見てもらえば?」
うわぁ…すっごい毒舌。
「くそ…覚えてろよ!」
「覚えてる訳無いじゃん。」
そう言って男の子は去っていきました。
「あの…」
「ありがとう。」
「…少しは言い返せば?」
「でも…あの人間違ってないし…」
「私たち…可愛くないし…。」
そう言うと…彼は溜息をついて。
「もうちょっと自信持てば?鏡貸そうか?」
え…励ましてくれてる?
「客観的に見ても、結構整った顔してると思うよ?まあ、眼鏡がそれを隠してるんだろうけど、そういうの好きな人も少なくないし。」
「…あ…その…」
「ま、いいけど。帰るんなら帰るよ。」
「は…はい。」
その時は、それで済んだけど…
641薄幸少女:2005/09/06(火) 19:43:05 ID:dlWVCEcm
「って!」
帰り道…あの人が突然誰かに突き飛ばされて…見ると…さっきの人が…。
「また、あんた…しつこいね?」
「さっきは、よくも恥じかかせてくれたな…。」
「うっわ、何逆恨み?つくづくバカだね。」
「うるせぇよ!」
そう叫ぶと…相手の人があの人の制服を掴んで……
「「ダメーーーーーーーーーーーー!!」」
あの人が怪我しちゃう…!そう思ったとたん、勝手に体が動いて…鞄で相手の人を…
「あべしっ!」
……殴っちゃいました…どうしよう…。
「………」
あの人も黙っちゃった…嫌われたかな…?
「あ…あの…」
「ち…違うんです…」
「ぷっ…あははははははは!」
わ…笑ってる…?
「千草さんたち強いねぇ〜。やれば出来るんじゃん、見直したよ!」
「えっと…その…」
「貴方に…怪我して欲しくないって思ったら…」
「でも、女の子が鞄で殴ったりしちゃいけないな〜?」
「そう…ですよね…」
「ま、でも結果的にたすかったし、ありがとね。何かまたお礼しなきゃね。」
「いえ…。お礼なんて…」
「でも…よろしければ…また一緒に…」
「「デート…したいです!」」
「オッケー。そのくらいなら。」
あの人の役に立てた上に…また…デートなんて…。
…もう…恋人同士でも良いよね…?
642薄幸少女:2005/09/06(火) 19:43:46 ID:dlWVCEcm
それから暫くして…
「お見合い…?」
「うん…」
「何でまた?」
「パパが一度してみろって…。」
それは、本当に突然の事でした…。それをあの人に話したのは…止めさせてくれるかな…って思ったのですが…
「ふうん、ま、良いんじゃない?」
「「え!?」」
あの人らしいと言えばあの人らしい答えでした…くすん・・・。
「別に、お見合いしたから結婚するって訳じゃないんでしょ?それに、君たちのお父さんが言う事なら何か考えがあるんじゃない?」
「考え…?」
「そう。例えば、人見知りを少しでも直す為とか。」
「あ…」
「そう言われてみれば…。」
あの人の言う事にも…一里ある気がしました…でも…。
「私たち…お見合いなんて…」
「あんまり…気が進まなくて…」
「なら、そうやって言えば?」
「そう言ったんだけど…」
「パパがどうしてもって…相手ももう乗る気らしいし…」
「じゃあ、しょうがないね…やってみれば?」
あの人があんまり淡白に言い切っちゃうから…何となくカチンと来て…
「…貴方は…良いんですか…?」
「…は?」
「貴方は、なんとも思わないんですか…?」
「何で俺が?君ら自身の問題でしょ?俺がとやかく言うことじゃないと思うし…それにさ…」

「別に恋人同士って訳じゃないし…。」

「…そうですね…ただの友達だもんね…」
「変な事言ってごめんなさい…それじゃ…」
なんだか悲しくて…思わずあの人を置いて走って帰っちゃった…
「おい!ちょっと待って……」
だんだんあの人の声が小さくなって気が付いたら家に着いてて…
「「うわああああああぁぁぁぁん…!」」
部屋で二人で…思いっきり泣いてしまいました…。
「そうだよね…私たち…ただのお友達で…。」
「あの人にとっては…どうでも良い事だったんだね…。」
3人で遊びに行ったり…時々…本当に時々だけど…私たちがお願いして…手を繋いでくれたり…
そんなのも…あの人にとっては…友達だったから…。
「本当に…そうだったのかな…?」
「え…?」
「だってあの人…私たちのほう…見て話して無かったよ…?」
「…そう言われてみれば…」
あの人…歯に衣着せぬ物言いをする人だけど…話すときは…まっすぐ見て話していました…でも…
「…嘘…なのかな…?」
「…分かんない…」
「…確かめて…みる…?」
「ど…どうやって…?それに、また同じ事言われるだけかもしれないよ…?」
「うん…そうだね…でも…。」
そうして…お見合いの前日あの人に会いに行ったのだけれど…
同じ事を言われてしまいました…やっぱり…。
643薄幸少女?:2005/09/06(火) 19:44:34 ID:dlWVCEcm
そして…お見合い当日…私たちは着物を着て…お相手の方…の前…に座ってました。
でも、何で相手も双子なんだろう…やっぱり、双子は双子同志じゃないとダメ…ってこと?
「そうだ、お前たち、折角だから四人でお話してくると良い。」
そう言われて、四人で庭園に出て…。
庭園は綺麗だったけど…お話はあんまり楽しくなくて…。
“ご趣味は?”“学校では何を?”とか色々質問されたけど…ちゃんと聞くことも出来なくて…
それに…話方はあの人より丁寧だったけど…それが、なんだか…ご機嫌を取ってるように感じて…
『ダメじゃんそれ…もうちょっとマシな事できないの?』
遠慮なく言うという事は…何も隠してない証拠…たとえ、それで人を傷付けることになっても・・・
『まったく…ほら貸してみて』
けれどあの人は…そうならないように…必ず助けてくれて…
『あとは、出来るでしょ…? ほら、やれば出来るじゃない。』
私たちに、自信を持たせてくれた…。
こんな私たちでも…大丈夫なんだって思わせてくれた…。
「うっ…ひくっ…」
「えぐっ…」
別に…この人達と結婚するわけじゃないって分かってても…なぜか涙が出てきて…。
相手の男の人達が“どうしたんですか…?”て心配したけど…私たちとうとう声を出し…

「何泣いてるの?泣き虫さん?」

…そうになったけど…その声で…止まっちゃった…。
顔を上げると…そこには…。
「ほら、行くよ?」
「え…」
「あの…」
「嫌だって言っても連れてくよ?」
そう言うとあの人は私たちの手を取って…
「ちょっと待った!」
「誰だ君は…」
何で、すんなり行かないのかしら…でも…
「うるさい、ニヤケ面。」
うわぁ…言っちゃった…
「ニ…ニヤケ面!?」
「し…失礼な!!」
「でも、間違ってないでしょ?何なら鏡貸そうか?」
あれ…また鏡を持ってる……
「てか、何かいかにも親の七光り受けてますって顔してるよね…イマイチぱっとしないし…そりゃお見合いでもしなきゃ結婚できないわけだ。」
「な…な…!」
「千草さん…!誰ですかこの人は!!」
誰ですかって…そんなの…決まってるじゃない…!
少し口が悪いけど…本当はとっても優しくて…とっても素敵な人…この人は…
「この人は…」
「私たちが…」
「「心に決めた大事な人なんです!!」
「そーゆーこと。行くよ、初さん、恋さん!」
「「はい!!」」
私たちは、あの人に手を引かれ…夢中で走りました…あの時みたいに…。
お見合い相手の人は…なんだか…ぽかーんとしてたけど…良いよね…。
私たちの手を引いて走るあの人の顔は…何かが吹っ切れたような表情をしてて…みてるこっちまで幸せになってしまいました…
「大丈夫?」
「はい…!」
「私たち…」
「「とっても…幸せです」」
644薄幸少女?:2005/09/06(火) 19:45:13 ID:dlWVCEcm
「ふぅ…ここで良いかな」
私たちが居たのは…始めてあの人を見た公園…
「あの…どうして…」
「とりあえず、着物直せば?向こう向いとくから。」
そう言われて、着物を確認すると…ずっと走ってたせいで襟がはだけて…胸元が…きゃあ〜!
は…恥ずかしい…。
急いで直すと…あの人が“良い?”と聞いてきたので…はい…と答えるとこっちを向いて…
「その…ごめん…。」
何時もみたいにハッキリした言い方ではなく…つまりながらポツポツと話始めました…
「あの時は…ああいったけど…その、よく考えれば…いや、考えたわけじゃなくて…なんて言うんだろ…聞いたときから…本とは嫌だったし…思わず…恋人同士じゃないなんていったけど…。」

「…良いよ恋人同士で。」

「…え…?」
「今…」
「だから、恋人同士って良いていったの。何度も言わせないでくれる…?」
「ホントに…?」
「いいんですか…?」
「だから、そう言ってるだろ!」
「…ひくっ…えぐっ…うわぁぁぁん…」
その言葉を聞いて…とっても嬉しくって…二人して泣いちゃいました…そして
「だあぁ!何故泣く!てか、外で抱きつくな!!」
思わず抱きついたみたいです…
「じゃあ…私たちのこと…」
「好きになってくれたんですか…」
「ん…まあ、好きだよ…。」
「…うえぇぇぇぇぇぇん!!」
「あー…もう…いいよ、好きなだけ泣け!抱きつくのも…特別に許可する…。」
「いえ…もう大丈夫です…。」
「あの…これからも…」

「「一緒に居てくださいね?」」

気が付くと、いつのまにか…あの人の目線は…いつのまにか私たちより少し高くなってました…。
645名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 19:47:34 ID:dlWVCEcm
あとがきと言う名の言い訳…

いや、もう何とでも言ってください…
結局全面的に書き直し…しかし…出来悪!
もう少しじっくり書けばよかったなと思います…。
お目汚しすみません…次回からはもっと頑張りますので…

そろそろ、双恋島かな…
…みやびさんも居たよ…。
646名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 03:05:54 ID:wE9kseIA
GJ!!二人がテラカワイス(*´Д`)
…そしてツンデレだな、彼w
647名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 20:04:49 ID:2OmkOq7V
千草視点一人称めっさ可愛くて萌えました
GJ! 気が向いたら是非続き書いておくんなせぇ
648名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 00:44:05 ID:L1cE9rc8
メガミマガジン読者アンケート人気ランキング

1.白河ことり「D.C.S.S〜ダ・カーポセカンドシーズン〜」927pt
2.朝倉音夢「D.C.S.S〜ダ・カーポセカンドシーズン〜」884pt
3.高町なのは「魔法少女リリカルなのはA’s」876pt
4.サクラ「ツバサ・クロニクル」705pt
5.木之本桜「カードキャプターさくら」635pt
6.ベルダンディー「ああっ女神さまっ」548pt
7.白鐘双樹「フタコイ・オルタナティブ」491pt
8.ミルフィーユ・桜葉「ギャラクシーエンジェル」477pt
9.藤枝保奈美「月は東に日は西に」459pt
10.ネリネ「SHUFFLE!!」403pt
11.神楽坂明日菜「魔法先生ネギま!」324pt
12.宮崎のどか「魔法先生ネギま!」311pt
13.神尾観鈴「AIR」273pt
14.近衛木乃香「魔法先生ネギま!」256pt
15.真宮寺さくら「サクラ大戦」230pt
16.松岡美羽「苺ましまろ」183pt
17.一橋ゆりえ「かみちゅ!」174pt
18.アイシア「D.C.S.S〜ダ・カーポセカンドシーズン〜」135pt
19.アナ・コッポラ「苺ましまろ」107pt
20.ラクス・クライン「機動戦士ガンダムSEEED」96pt


双樹が入ってるのに何故に沙羅はランク外???
仮に21位に入っていたとしても票差400になるぞ
649名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 02:28:22 ID:9hbM9eeZ
二人一緒にじゃないのか?
でもそれなら白鐘姉妹って書くか…
650名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 15:10:16 ID:lfShbaSa
D.Cスゴス
沙羅カワイソス
651名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:37:14 ID:qFKg3Znd
今魔法のレストランで双恋のBGMが
652名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 19:39:00 ID:qFKg3Znd
思いっきり使われてた
653645(Shimcs):2005/09/08(木) 20:07:07 ID:MG1z5npB
ハンドル書いとかなかったら作品別にされた…。
654名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 20:36:49 ID:BuTxPeYt
>>648
大半の2chねらーがブチキレそうなランキングですなw
655名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:42:57 ID:cjYAyLGb
所詮はランキング自分が好きなら外野なんて
656名無しさん@ピンキー:2005/09/10(土) 01:14:31 ID:TUEWUPTw
ちょwwwみやびさんの18禁エロパロマジで読みたい!
657名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 10:18:40 ID:xHrZJ5zb
>>656
( 'A`)人(゚∀゚ )
658名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 13:21:28 ID:/e6e6NKy
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )
659名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 14:40:34 ID:nKrAjKPv
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )
660名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 16:40:09 ID:DElQd4cl
みやびさんがるるららを造ったときの描写キボン
661名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 19:19:13 ID:xHfxdjCH
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )


ナカーマの輪は続くw
662名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 22:12:51 ID:H9OSPHWO
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )



>>657だけど気にしないw
663名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 17:29:53 ID:Bc4pQJN1
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )
664名無し:2005/09/14(水) 22:09:07 ID:/YinD6FV
誰か白鐘姉妹を書いてください!
665名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 23:50:48 ID:cOnyX2Td
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人( ゚∀゚)ノシ
666名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 09:57:13 ID:SS8YxJu0
オルタのノベライズ版て買いか?
667名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 14:07:27 ID:c227VnGZ
買うの止めとけと言ったら止めるのか?
668名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 22:16:37 ID:Z2hxryR+
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人( ゚∀゚)ノシ    ヽ('A` )ノ
669666:2005/09/16(金) 10:29:23 ID:cFXE5kSD
止めるかも

恋マシも買おうかな
670名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 20:16:50 ID:oOazlF64
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人( ゚∀゚)ノヽ('A` )人(゚∀゚ )人



ナカーマの輪は永遠にw
671名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21:21:11 ID:dpx83tB6
( 'A`)人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )ノヽ('A` )人(゚∀゚ )人(゚∀゚ )

これは俺たちの象徴だwww
672名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 22:21:34 ID:7aZ3/umI
;y=-( 'д`)人(゚д゚ )人(゚д゚ )人(゚д゚ )人(゚д゚ )人(゚д゚ )人(゚д゚ )人(゚д゚ )ノヽ('д` )人(゚д゚ )人(゚д゚ )・∵ターン
673淫乱玉手箱:2005/09/16(金) 23:53:19 ID:3wIEeMpC
「みやびさ〜ん…これここでいいですか?」
「うん、後これも運んじゃって。」
うわ…重そう…。
「お掃除、お掃除〜」
「違うよるるちゃん、整理だよ?」
「え〜同じだよー。」
「お〜い、二人ともちゃんとしろ〜。」
口は良いから手を動かしてくれ…てか、
「みやびさん、やけに重いんですけど…?何が入ってるんですか?」
「さあ…私にもよく分からないのよね。でも、むやみに開けちゃダメよ?るるとららみたいになっちゃうといけないから。」
「あれはあれで楽しかったよ?ね、ららちゃん。」
「うん、楽しかったよ。」
「それくらいで済めば良いけど…。それより、ここの蔵って何でこんなに色んなものがあるんですか?」
「蔵だから…?」
みやびさん、答えになってません。
「それは、そうなんですけど…」
朝早くから蔵の整理を始めているが…明らかにゴミとしか思えないようなものや、どっかの鑑定番組で見た事あるような高そうな焼き物や、不気味なオーラを放ってるもの…いろいろあり過ぎていつ終わるのやらだ。しかも…
「ねえ、これ何かな〜?」
「開けてみようか?」
るるとららが開けようとするものだから…ネコミミは可愛いけどもう勘弁。
「二人とも、煙が出てきて年取っても知らないぞ?」
「そしたら、お兄ちゃんと早く結婚できるも〜ん。」
「それなら良いけど、おばあさんになっちゃったらどうするの?」
「え〜それはやだ〜…。」
…何事も無く終わりますように…
674淫乱玉手箱:2005/09/16(金) 23:54:07 ID:3wIEeMpC
「これで最後ですか?」
「そう…みたいね。じゃあ、そっちを運んでくれる?」
…どう見ても俺のほうが重いですよね、みやびさん。
「男の子でしょ?」
今の世の中男女平等では…?
「あはは…!まてまて〜!」
るるとらら遊んでるし…!いいよもう…。
「よいせっと…これで良いですよね?」
見ると、外は日が沈みかけている…ずいぶんかかったものだ。
「ふふ、ごくろうさま。」
みやびさんがそう言いながらなにか箱を運んでいると…
「あ!るるちゃん危ない…!」
「え…きゃあ!」
「きゃっ!」
あ、みやびさんにぶつかった…。そして、手に持った箱が落ちた拍子に開いて…えええ!?
紫色の煙が!?
「ん…何これ…!?ケホッ…ケホッ…。」
「みやびさん!」
何かやばそうだと思い、思わずみやびさんの手掴んで引っ張った。えっと…るるは大丈夫だな。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。何も生えてないでしょ?」
「一応は。」
「ママ…!」
「猫になっちゃう!」
まあ、そのときはどうにかなるんじゃないかな。
「その時は、るるとららに世話をしてもらおうかしら。」
多分、俺が苦労する事になるのでマジで勘弁してください。
「でも、本当に何とも無いんですか?」
「ええ、大丈夫みたい。ごめんなさいね、余計な心配させちゃって。」
そう言って微笑んだみやびさんは…なんというか…惹かれるようなものを感じる。
「ママ!お兄ちゃんを誘惑しちゃダメー!!」
「お兄ちゃんは…ルゥノモノ…」
るる!?
「あらあら…貴方も大変ね。」
…誰のせいですか。
675淫乱玉手箱:2005/09/16(金) 23:55:02 ID:3wIEeMpC
「ごちそうさまでした。」
「「ごちそうさまでした〜。」」
「お粗末さまでした。」
食事が終わりふぅと一息つく…
「ねえお兄ちゃん、遊ぼ〜。」
「トランプしようよ。」
事はかなわなかった…。
「るる、らら少し休憩させてくれ…。」
せめて、茶の一杯位は飲ませて欲しい…。うわ…何古臭い事言ってるんだろう。
「そうよ、それに二人とも宿題はやってあるの?」
「大丈夫だよ、明日やるから。」
「だから、トランプしよ〜。」
「ダメよ、今日のうちに終わらせて…」
そう言いながらみやびさんが立とうとした時、ふっと力が抜けたようにテーブルに手をついた。
「みやびさん?」
「どうしたのママ?」
「調子悪いの?」
そう言われて気付いたが、なんだか顔が紅い。
「ちょっと熱っぽいみたいだけど…大丈夫よ。」
だが、少しフラフラしているように見える。
「今日は早めに休んだらどうですか?洗い物ならやっておきますから。」
「るぅも手伝う!」
「ららも!」
そうか、偉いぞ二人とも。
「花嫁修業だね。」
「夫婦で共同作業…」
五割ほど却下。
「そう…?それなら任せても良いかしら…?」
そう言ってみやびさんは部屋に戻った。
「よし、じゃあ片付けるか。その後、トランプしような?」
「うん!」
「その後は一緒にお風呂!」
「それはダメ。」
676淫乱玉手箱:2005/09/16(金) 23:56:02 ID:3wIEeMpC
その後は三人で食器洗って、トランプして…。
小学生相手にムキになって、その上負ける俺って何なんだろうな・・・。
そんな、自己嫌悪めいたことを考えながら今は風呂に入っている。当然るるとららはいない。
「どうしたのかなみやびさん…。」
今日の片づけで疲れたのかな…そんな事を考えてるとふと思い当たる事があった。
あの煙だ…。
「煙のせい?まさかな…でも…ありえなくも無いか。」
るるとららをネコミミ美少女になった事もあった。…美少女は元からだが。
それを考えれば、体調不良を起こさせることぐらい普通にありそうだ。
「でも、紫色ってのはなんか変だよな…。」
紫色…というのが何となく気になった。紫…クリムゾン…バイオレット。
本能のクリムゾン…セクシャルバイオレット…ちょっとまて、前者は良いとして何で後者が浮かんでくる?
おれは○女○女ナースなんてものは断じて知らない。俺はオタクじゃないぞ。
「でも、紫って言ったらそういうイメージだよな…。」
こんな事は考えてもしょうがない、俺はいい加減あがることにした。
「一応、様子見に言ったほうがいいのかな?」
何にしても、風邪か何かならそのままほったらかしておく訳にもいかない。
「…そうするか。」
髪を乾かして脱衣所を出てみやびさんの部屋の前まで行くと…
「あら…丁度良かったわ…。」
「起きてて大丈夫なんですか?」
何故かドアから顔をのぞかせていた…。
「お願いがあるの…ちょっと入って?」
「何ですか…?」
677Shimcs:2005/09/16(金) 23:57:23 ID:3wIEeMpC
いつもなら全部書いてからなんですが…
反応を見たいので…。
と言っても数時間後には最後まで載せると思いますが…。
678名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:18:28 ID:MfQUz4pz
>>677
ちょwwwwマジでガンガレ!
679名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:50:12 ID:D2Gr7hJH
>>677
ここで切るなんて酷い人
コレで続きがなかったら、私あなたを呪マースだってやさしくなんかないものー
680淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 01:57:11 ID:pwL1MUQn
「…はい?」
俺はみやびさんからのお願いを聞いて…面食らったいや、だって
「…私を慰めて欲しいの…意味…わかるわよね?」
みやびさんは潤んだ目でじっと見つめてくる…。
「からかってるんですか?てか…からかってるんですよね?」
そうとしか思えない、それかただ単に励ますだけなんだ。
「ひどいわぁ…私は本気なのに…。」
「いや、本気とかじゃなくてですね…。」
「それとも、おばさんは嫌?」
その理由はありえない。みやびさんは年(幾つか知らないけど)と不相応に若い、若すぎる。
会う度若返ってるんじゃないかってに若い。多分セーラー服着てたら誰も分からないだろう。
実際に今目の前にいるみやびさんは寝巻きを着てるせいかいつもより若く…いや、幼くみえる。
…この人本当に二児の母?いや…双子だから一児分か?
「何でいきなり…。」
「きっと、あの煙のせいね…あれから段々体が熱くなって…。」
あ、俺の当たらなくて良い勘が当たった…。
「どうしても…我慢できなくて…。今はあの人もいないし。」
「………。」
正直何とコメントしていいか分からない、てか、コメントの仕様がない。
「だから…お・ね・が・い。」
そう言って、みやびさんは俺の胸にしなだれかかってきた。
やばい、これはマジだ。
「まずいですって!」
「大丈夫よ、るるとららとする時の練習だと思えば良いわ。」
だんだん、みやびさんの顔が近づいてきた…。
「それに…これ以上我慢したら…みやび、どうにかなっちゃう…。」
ふっと熱い吐息を耳に掛けられた瞬間、頭の中でヒューズがとんだような音がして…
「知りませんよ?」
みやびさんを思いっきり抱きしめていた。
681淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 01:57:48 ID:pwL1MUQn
「ん…む…」
夢中でキスを交わす…るるとららにされたのとは違う…舌を絡めあう大人のキス…
「んふ…上手ね。」
そんな事は無い、ぶっちゃげこんなのは初めてなので舌の動きもみやびさんにリードされてる…。
しかし、その時の表情がなんとも素敵で、思わずキスをしてしまう…。
「キスばっかりじゃつまらないわよ…。」
みやびさんは俺の手を取ると自分の胸に当てた。
「ああっ…」
軽く揉むとふるふるっと体を震わせてうっとりとした表情を浮かべた。
その表情に駆り立てられ、両方の胸を強めに揉みしだく。
「んあっ…いいわぁ…ああん!」
ほんとにこの人何歳なんだろうって思うぐらい、張りがあって揉み心地がいい。
「ほんとに初めてかしら?なれた手つきじゃない…んっ!」
「初めてですって…。」
その感触をもっとじかに味わいたくなって、寝巻きのボタンを外す…その下からは黒の下着が姿を見せた。
「大人の下着ですか…よく似合ってます。」
「ありがとう。この年になって言われるとは思わなかったわ…。」
再びふにふにともみ始める。下着の上からでも勃っているのがよくわかる。
「そうよ…あんっ…。」
揉みながら乳首を布の上から擦るように刺激する。その度にみやびさんの口から短い嬌声が上がる。
「んっ…あっ…あはぁ…。」
みやびさんは手を背中に回すと自分からブラを取り去った。目の前に白い乳房がうつる…。
「うふふ、まだ若い子には負けないわよ…。」
「そうでしょうね…。」
相槌を打ちつつ乳房に手を伸ばす
「ふああっ…!」
触れるとさっきよりも強い反応を示した。どうやら、感度が上がってるようだ…。
「煙のせいかしらね…ひうっ…」
乳首を刺激するとビクッと反応しうっとりとした表情をする…
「みやびさんってスキモノですか?」
「悪いかしら?」
「さあ…」
ふっと笑って攻めつづける。手の感触と聞こえる声が心地よくていつまでもこうしていたいが…
「ねぇ…そこだけかしら?」
ほらきた…。
682淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 01:59:03 ID:pwL1MUQn
「もうグショグショですね…」
「さっきから焦らされてればそうなるわよ…。」
みやびさんの秘所は寝巻きの上からでも分かるぐらいに濡れていた。
「直接で良いわよ…。」
そう言われて、ショーツごと寝巻きを脱がす…ショーツの色は…やっぱり黒だ。
「触りますよ…。」
「ええ…あっ!」
触れた瞬間身体が大きく跳ねた。そのまま、休めることなく攻める
「んんっ…くっ…ああっ…!」
「気持ちいいですか?」
「良いわ…気持ち良い…ああん…!」
何度も言うがそのうっとりとした表情がまた艶かしくてたまらない。
「あっ…あっ…」
なけなしの知識をフルに活用させて指を動かす。確かこの辺りが…
そう思いながら、少し上のほうの突起物をいじる
「あああああああん!」
すると、ぐっと背中を反らし、秘所からは愛液が溢れた
「イっちゃいましたか?」
「ええ…すっごく良かったわ…。」
そう言いながら、みやびさんが擦り寄ってきて…
「今度は貴方を気持ちよくさせてあげる…」
俺の痛々しいぐらい猛っているモノに手を触れると、そのままズボンとトランクスをずり下げた。
「ちょ…みやびさん…!」
「ふふ…思ったより大きいのね…。るるとららは大丈夫かしら。」
「本当に…するんですか?」
「ええ…気持ちいいわよ…。」
手で撫でられただけで快感が体を通り抜ける。
「それじゃ…」
みやびさんは、俺のものを口に含み舐め始めた
683淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 01:59:41 ID:pwL1MUQn
「んちゅ…んむ…」
「うわ…」
なんとも形容しがたい快感が襲ってくる…。
まだ、舌で舐められているだけなのに、今まで味わった事の無い感じだ…。
「気持ちいいでしょ…?」
「はい…とても…」
やっぱり、旦那さんとする時もこういうことをしてたのだろうか、やけになれている感じだ。
何度もイきそうになるが、俺にもプライド(?)というものがあるので必死で耐えた
「んふふ…強いのね…でも。」
口に加えて手も使って擦り始める
「うわっ…うっ…。」
さっきとは比べ物にならない快感が来る
「みやびさん…出る。」
「んふふ…。」
ビクッとモノが痙攣すると、みやびさんの口内に白濁液が注がれた
「ん…苦ぁい…それに多い…。」
顔にも若干かかっておりそれを手を使って綺麗に舐めとっていた。
その顔は嬉しそうだった…。
「気持ちよすぎです…」
「だから言ったでしょ…?」
俺はもう一度みやびさんを抱きしめた。
684淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 02:00:26 ID:pwL1MUQn
「そろそろ…ここにちょうだい…」
みやびさんは四つん這いになって秘所を片手で押し広げる。
俺のモノもさっき出したばかりなのにすぐに猛り準備万端だ…。
「いきますよ…」
秘所にあてがい一気に挿入する。処女じゃないのでその辺の心配は要らない
「んんっ…若い子のは良いわぁ…。」
それは、誰と比較してるんですか…って聞くまでも無いかな。
「…う…動いてちょうだい…。」
「言われなくても…。」
ゆっくりじゃ満足してもらえなさそうなので始めから強く腰を打ち付ける。
「あうっ…これっ…この感じよ…ああっ!」
みやびさんのは、人妻のものとは思えないぐらい締め付けが強く、さっき出したばかりなのに気を抜くとすぐにイってしまいそうだった。
「あふっ…!あん…!はぁん…!」
パンパンという音とジュプジュプという二つの音が響く、本当にるるとららは起きないだろうな…?
「あひっ…ひっ…んんんっ!」
みやびさんの腰を掴んでた手を胸に回して再びもみ始める…
「良いっ…いいわっ…。」
みやびさんの口からは絶えず嬌声があがる…いくらなんでもるるとららが起きそうな気がしてきた
「大丈夫よ…防音はばっちりだから…あっ!」
それを聞いて、更に強く腰を打ち付ける、手もより激しく動かす。
「ダメッ!もう…イっちゃう…!」
「俺もです…」
「中に…中に出して頂戴…!」
「大丈夫なんですか?」
「大丈夫…るる達も…あっ…喜ぶは…。」
そうなのか…?
「ダメッ…イく…あはあああん!!」
みやびさんが達すると同時に俺も中にぶちまける。
「ふふ…温かぁい…。」
その時の笑顔を最後に、眠気により意識が途切れてしまった…。
685淫乱玉手箱:2005/09/17(土) 02:01:33 ID:pwL1MUQn
「ん…」
朝、目が覚めると、そこは自分の部屋で何事も無かったかのようにベッドの上だった。
「…あれ?」
確かみやびさんと…まさか夢?
「いや、流石にそれは無いか…でも…みやびさんとって普通ありえねぇだろ。」
その場で暫く考えるが正直考えたってしょうがない。
「とりあえず下に下りるか。」
そう思ってドアに向かうと。
「おにーちゃーん!朝だよ〜!!」
「おにー…あれ…もう起きてる。」
タイミングを見計らったかのようにるるとららが入ってきた
「残念だね…せっかく添い寝して優しく起こそうかと思ったのに…。」
「ねー…」
「なら、静かに入ってきたほうが良いんじゃないか?」
「「あ、そうか」」
二人に引っ張られながら下へ降りると、みやびさんが朝食の準備をしていた。
「おはよう、よく眠れたかしら?」
「はい。もう大丈夫なんですか?」
「ええ。心配掛けちゃってごめんなさいね。」
…普通だ…夢だったのかな。
「あら?るる、らら、リボン反対じゃない?」
「え…?」
「あ、ホントだ!」
二人は顔を見合わせるとバタバタと部屋に戻った…。
みやびさんと二人だよ…気まずいな…。
「あの…」
「ふふふ…昨日はありがとうね…。」
…ってことは…
「また、お願いしようかしら?」
そう言いながら、一目見れば誰も逆らわなくなるような笑顔を見せた。
686Shimcs:2005/09/17(土) 02:03:48 ID:pwL1MUQn
需要がやけに高まったので即興で書きました。まあ、言い出しっぺだし。
内容はあんまり深く考えてません…エロけりゃいいやと…(笑)
満足していただけたら幸いです。
誤字脱字はお見逃しを。
687名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 02:22:37 ID:MfQUz4pz
>>686
gj!!お疲れ様!
688名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 14:02:02 ID:NvT45OQP
GJ!

>「大丈夫…るる達も…あっ…喜ぶは…。」
このセリフ最高ハァハァ
689名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 18:03:03 ID:ay767J/G
頭痛、生理痛、情緒不安定、悲しくないのに涙が出ち(ry

〇| ̄|_
690名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 00:51:05 ID:D52+cebP
愛のリハビリで癒してやるよw

・・・お前が女ならな
691名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:26:06 ID:7ItV+ixP
男 orz
俺は男の大事な所に口付けをする趣味はないからなwww
692名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 11:22:11 ID:5BSzA6xa
ナカーマの輪をオルタのOP風にできないものか



バカなこといってすんませんぽ。
693名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 14:06:51 ID:Erf+56Zc
近日復活予定。
さて私は誰?
694名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 19:00:42 ID:7ItV+ixP
EGスレの人
695前スレの695:2005/09/18(日) 22:50:27 ID:tvoy704i
自分も久しぶりに何か書きたいけど…ネタが微妙に

一応「涙の色」のビフォアストーリーを某所で書いてたりします
696名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 13:38:17 ID:EDx3Ceax
>>693

知らん。
かまって欲しいなら、書いてから言ってくれ。
正直、キモい。
697名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:10:22 ID:CbTRoZP5
>>693
EGスレの三流プレジャー?
698名無し:2005/09/19(月) 22:46:12 ID:9zPmX0lQ
白鐘姉妹を書いてください!
699名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:16:40 ID:KOe2tDvW
>>686
おそばせながらGJ
700名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:15:22 ID:j9Z9Ama1
念願の700GET
701名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:26:46 ID:fhBPCpKg
「沙羅双樹」って単語、広辞苑にも載ってるんだな。
ぇ?なに?ガイシュツ?
702名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 06:35:59 ID:quEtuM8J
『平家物語』の出だしにもあるじゃん。
703名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 12:17:54 ID:Rp+2M5d2
>>701
はいはいわろすわろす
704703:2005/09/21(水) 12:18:56 ID:Rp+2M5d2
すみません、誤爆しました
705名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 12:27:28 ID:prSbQTlF
オチャメなやつめ

オラオラ(*´∀`)ρ)´д`)
706名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 16:34:23 ID:V1oSVLQ/
誤爆に見えねえww
707名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 07:58:53 ID:hmFMTGFb
>703
意図あっての誤爆
708名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 11:56:35 ID:+MYWlCZr
このスレが双恋、オルタナ、島を買うキッカケになるとはな
709名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 16:01:39 ID:gYMPXghW
>708
まとめとはスゲェw
710名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:09:22 ID:kTTYzv0d
気分的に保守
711名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 16:04:34 ID:0wszYDOG
浮上
712名無し:2005/09/27(火) 21:33:06 ID:qhcwmOlU0
誰かSS書いてください。お願いします!
713名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:47:47 ID:hz0zB76u0
気長に待つ
714名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:24:35 ID:I7w37wh5

↑少しはもちつけ

↓ネ申降臨期待age
715名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 00:29:20 ID:U1RfvfDa
↓ 〇| ̄|_
716名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 13:46:08 ID:9MggyAwy
↓ 〇| ̄|_ 〇| ̄|_
717名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 21:39:22 ID:6sFENs1k
│ 
└─────────────────┐
おらっしゃあぁぁ!!!   ∧_∧       |
 ∩∧ ∧          ( ・∀・)     ..|
 ヽ( ゚Д゚)        (( ( ヽ ノ )      .|
   \⊂\         ノ\(○     ゴッ |
    O-、 )〜         (_ノ(_\   ∧.|
      ∪           .= ()二) <  >─────────→アク禁
718名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 18:10:40 ID:C/usGUhE
THE END
719名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 20:56:29 ID:e7gvQ7v3
Round2
720名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 21:14:19 ID:owHQa0MO
カプは何でもイイから誰か燃料を…
721名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 08:43:43 ID:Ya3eZRa/
↓神降臨
722名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 19:39:13 ID:JlwQhhPn



└──────→>>718
723名無し:2005/10/03(月) 21:13:21 ID:D1jmx60z
誰かかいてくれ〜!
724名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:28:13 ID:FJszruXM
かい〜の
725名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 12:27:10 ID:AwRfuure
↓SS書け
726Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:17:45 ID:w/xgdYW/
日はとっくに昇りきっているというのに、部屋の中は仄かに薄暗い。
フローリングが少しジメジメした感もあるだろうか?
お世辞にも住み心地がいい場所とは云えないだろう。
でも決して厭な感じはしない。
この陳腐でみすぼらしくて、センスの欠片も感じさせない内装も
彼らにとっては、これからの思い出を飾る大切なオブジェだ。
ひとたび窓を開ければ、おだやかな風がふわっと流れ
新しい一日の始まりの新鮮な空気を運んでくれる。
いつもと変わらない、この部屋だけが吟味してくれる大好きな空気。
それは今日とて例外じゃない…………はずだった――。


「恋太郎、恋太郎ってば。」
さらりと伸びた銀髪ロングヘアの少女が、
ベッドに寝そべる若い男の肩を、忙しげにゆさゆさと揺らす。
「うーん…………ぐう……。」
なすがままに首をかくかく揺らされるが、一向に起きようとする気配が無い。
赤ん坊みたいに涎を垂らし
大きく開けた口が酷くマヌケだ。にやけてる様にも見える。
一体どんな夢を見ているのだろうか?
727Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:18:22 ID:w/xgdYW/
少女は、むぅーと膨れっ面を浮かべると、踵を返してきょろきょろと辺りを見回し――。
部屋の隅に、放置されていたミニディスクを発見。
「ふふん」と何か悪巧みを企む様な小悪魔的笑みを浮かべ、ディスクを手に取る。
そして何かのボタンやら、ダイヤルやらをいじって下準備した後
そーっと、男の両耳にヘッドホンを掛けた。
「恋太郎。」
再生ボタンを指で軽く押し構え、最後にもう一度男の名を呼ぶ。
「……。」
やっぱり起きませんか、そうですか。
ならば――。

ポチっ。

♪ぎゅわわわわォォーーーーーーン!!!
  チャラリラチャラリラギュリュオオーーン!!!!

「ウッギャアアアーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!」

突如、メタルギターの大轟音が狂喜乱舞の如く頭の中を駆け巡った。
断末魔のような叫び声と共に飛び起き、
ヘッドホンをぽーん!と叩き付ける様に投げ捨てる。

「起きたぁ?おはよ♪」
屈託の無い微笑みを見せ、少女が朝の挨拶をする。
だが向こうはそれどころじゃない。

「おはよ♪じゃねえぇぇーーーーっ!
 鼓膜が破れるかと思ったわぁッ!!
 もっとフツーーな起こし方はできんのか己は!!!」
激怒しながら抗議する反面、今にも泣きそうな顔だ。
「だって、フツーに起こそうとしても全然起きてくれないんだもん。」
「アホかっ!もう少しマシな起こし方ってーもんがあるだろっ!
 例えば優雅なクラシック曲を聞かせるとか。
 あーん、何だっけ?
 ペールギュント?あんな感じのとかさぁ…。
 全く、朝っぱらから脳味噌がシェイクされたぞ!くう〜、耳がキーンとする…。」
「恋太郎はそんな柄じゃないでしょ?
 それにしてもさ、昨日も一昨日も仕事が無かった癖に、よくそんなに爆睡できるよねー。」
「うっさい、ほっとけ。
 寝る子は育つって、学校の先生に教えて貰わなかったか?」
「大の大人がなーに言ってんだか。はい、コーヒー。」
半ば呆れ顔でホットコーヒーが注がれたカップを渡すと、隣にぽふっと腰掛けた。
「お、沙羅が淹れてくれたのか?サンキュ。」
ベッドの上で胡坐をかいて、コーヒーを一口啜り、一息をつく。
728Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:19:23 ID:w/xgdYW/
「ん?」
じーー。
隣で沙羅がコーヒーを飲む様子を凝視している。
「何だ?俺の顔に何かついてるッスか?」
彼女はふるふると首を横に振り
「ううん、そうじゃないよ。
 ねぇねぇ、コーヒーおいしい?
 うまくできてる?」
「んー、そうだな。程よくビターで、中々に濃厚な味わいだな。
 とってもおいしゅうございますよ。」
「やたっ♪へへーん、さすがは私だと思わない?」
「双樹はもっと旨味をグッと引き出せるけどなー。」
「うー、またそうやってすぐ双樹と比較するー!」
その言葉にちょっとムッと来て、恋太郎の頬をぎゅーっと抓る。
「いででででっ!ちょ、やめっ…俺が悪かったってば!

 そういえば双樹は?」
「とっくに買い物に行ったよ。
 時計見てみなよ。もうすぐお昼だよ?」
傍らに置いてあった目覚ましに視線を移す。
11時43分。コレが会社勤めなら大遅刻もいい所だ。

「呑気なモンね。」
「仕方ないだろ?
 クライアントが来なければ、こっちは商売上がったりだよ。はぁ…。
 お前こそ、双樹と一緒に行かなくて良かったのか?」
「あ、私なら部屋の掃除をしてたからさ♪」
そう言われてしげしげと部屋を見通すが、ゴミは平気で落ちてるし
散らかした書類やら道具やら雑誌やらも昨日の夜とまるで変わらない。
漠然とだが、殆ど見覚えのある配置だ。
「(…………。全然綺麗になってないような…。)」
カップを片手に、しかめっ面をする。
「何よ?」
「いや、何でもねぇッス。」
729Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:20:31 ID:w/xgdYW/
「……。」
「恋太郎、服にコーヒー垂れてるよ。」
「げ、やば。染み付いたら厄介だ。
 ティッシュティッシュ。ティッシュくれー!」
手探りで、二人一緒に目当てのティッシュケースを探す。
「あったあった。」

ぴと。
気がつけばティッシュ箱を掴んだはずの二人の手が、重なり合っていたり。

「あ…。」
「あ…。」


しばしの沈黙が訪れた――。
普通ならこの後、単に笑い合って会話が弾むだけのはずなのに。
ポーズが掛かったのかように硬直する二人。
ふと沙羅の方をちらっと一瞥すると、今度は彼女と視線が合ってしまった。
「な、なに…?」
「ん?別に…。」
「そう?早く拭きなよ。」
「お、おお…。」
慌てるように、ふいっとそっぽを向く沙羅。
さっきから髪を幾度となく梳いて、足をもじつかせている。
変に落ち着きが無い。
そう言えば、事務所に戻ってからここ数日、沙羅の様子がおかしい気がする。
昨日までは恋太郎に対しては、どこか敬遠がちな態度を見せていた。
3人でのいつもの他愛ない話も、上の空で聞いていた感じ。
今日になって、今度はどうしたというのだろう?
考えてみれば沙羅の方から、コーヒーを淹れてくれるなんて珍しいにも程がある。
どういう風の吹き回しだろうか。
訳がわからない。
730Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:21:31 ID:w/xgdYW/
そして次に話を切り出したのは、偶然にも2人同時にだった。

「あのさ。」
「あのさ。」

瞳をぱちくりと見開いて、お互いを見つめ合う二人。
「なに?恋太郎の方から言っていいよ。」
「いや、そっちからお先にどーぞ。
 レディファーストって奴だ。」
「…………。
 やっぱりいいや。私、ちょっと出かけてくるね?」
ベッドから立ち上がり、その場を去ろうとするが
即座に恋太郎の手が沙羅の腕を掴んだ。
「ちょっと何…?放してよ。」
「おい、待てよ。何で逃げるんだ?
 言いたいことがあるならハッキリ言えって。
 最近また変だぞお前。」
「別に逃げるわけじゃ…。何でもないわよ。」
「何でも無いって事はないだろう?何か言いたげだったじゃんか。
 このまま、また勝手にいなくなるとか…そんなの2度と御免だからな。絶対に。」
訝しげに沙羅を見る。
体を向き直し、彼女はどこか遠くを見るような瞳で見つめ返す。
「本当に……?本当にそう思ってる…?」
「何言ってるんだ…。当たり前だろ?
 ずっと3人でいるって、約束したろ?」
「うん…。」
「座れよ。悩み相談でも愚痴でも何でも聞くぞ。」
沙羅をベッドに座らせ、2人分のコーヒーを淹れ直すと
片方を沙羅に渡す。



「で、話は何だ?」

沙羅はまたしばらくダンマリとしていたが、
意を決したように顔を上げると、静かに言葉を発した。
「恋太郎。」
「ん。」
731Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:23:00 ID:w/xgdYW/
「……キスしようよ。」

思いがけない唐突な言葉に一瞬、コーヒーが気管支に詰まりそうになる。
「けほっ!…え……?な、何だよ突然。」
「イヤなの…?」
「イヤとかじゃなくて、何でまたそんな…。」

「結婚式で、私を助けに来てくれた時さ…。」
「うん。」
「双樹にキスしてたでしょ……?」

”うっ”とばかりに身じろいで、バツが悪そうに一筋の汗が流れた。
「何の事だか…。」
「嘘ついてもダメ。私、知ってるんだから。
 双樹を爆発から庇って、押し倒した時だよ。
 キスしてたでしょ。ほっぺたじゃなくて、唇同士のほう…。」

(マジかよ…?まさか見えてたのか!?いやそんなハズは…
 もしかして、あの口の減らねえイカ野郎が岡目八目で観察してて沙羅に密告したとか!?)
「……。」
気まずい。取り繕う為の言葉がまるで思い浮かばない。
「ずるいよ、双樹にだけなんて…。
 ずっと見てたけど、どうして私にはしてくれないの?
 やっぱり双樹の方が好き?」
「あーーーー!もうっ!」
自分のクシャっと髪を掴んで荒々しく掻く。
「メチャクチャ言い訳っぽいけど、それはシチュエーションの問題なんだよ。」
「え?」
「だからそれはアレだ。
 俺はお前ら2人は同じ程合で好きだし!
 何ていうのかな。
 したくてもできる機会を見出せないっつーか。
 その……中々沙羅と2人になれる機会がなかったから…。
 初めてというのはやっぱり、タイミングが一番重要だろ?」
「………。」
「双樹にはキスをしたよ。でもホントそれだけだ。
 そっから先は何もしていない。」
「……。」
732Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:24:03 ID:w/xgdYW/
「怒ってるのか…?」
「…ううん、私たちは3人で1つなんだもん。
 恋太郎が双樹とキスしたって、別に怒りはしないよ。
 でもさ、私だって欲しいよ。
 双樹が知らない、恋太郎との秘密の1つくらい…。」
「沙羅…。」
「今なら…2人っきりだよ?ダメ…?」
弱弱しい口調で言葉を紡ぎながら、沙羅は恋太郎の瞳を薄目で見つめる。
頬がほんのりと上気して、淡い桜色に染まっていた。
窓から差し込む日の光に反射して艶立つ唇が妙に色っぽい。
表情は幼さの余韻を若干醸し出してるが、雰囲気だけなら完全に大人の女だ。
それが恋太郎の心臓の鼓動を急激に高鳴らせた。
すうっと一呼吸すると、沙羅をゆっくりと自分の体に引き寄せ、抱きしめる。
「バカだな……。」
「えっ…。」
甘い芳香を漂わせる彼女の髪を撫でながら、耳元で呟く。
「こういうのは、自分からお願いするようなモンじゃないッスよ?」
彼女の頬を両手で触れ、そっと微笑みかける。
「れん…たろ……?」
「目、閉じて…。」
前髪を中指で優しく分け、恋太郎の唇がゆっくりと近づいてくる…。
接近に伴って、沙羅の瞳もゆっくり閉じていく。
触れ合う直前で一瞬だけ止め、スローダウンの後、二人の唇がふんわりと重なった。

「ん……。」
「んん…っ……。」

お互いの背中に腕を回し、体を密着させる。
このまま息が止まってしまうのではないか?と思わせるような長い長いキス。
所在なさ気に腕で背中を撫で回し…、胸同士を摺り寄せ合う。
とくんとくん、と胸の鼓動が自分の体にこだまするのを感じる。
唇を一旦離すと、沙羅は熱に浮いたような視線で恋太郎を見た。

「キスだけじゃ足りない……。
 ……もっと、したいよ恋太郎。
   ねぇ…二人でいっぱい熱くなろ……?」
「沙羅……。」

沙羅は今だけ恋太郎を独占したかった。
恋太郎に独占して欲しかった。
せめて双樹が帰ってくるまでの間だけ。
二人だけの世界が欲しい…。
今だけなら恋太郎に壊されたって構わない――。
733Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:25:02 ID:w/xgdYW/
恋太郎は沙羅の華奢な体をそっとベッドに押し倒し、上から覆い被さる。
「本当に、いいんだな…?」
こくりと小さく頷く。
再び重なり合う唇。
唇の角度を変え、今度は短いリズムで何度も何度もキスの雨を降らせる―。
そしてキスはいつしか濃厚なものに移行する。
「れんたろ………すき……好きだよ…ぅ……
 んんっ……ん、はあ…」
「沙羅……んんっ……。」
舌同士が絡み合い、、舌先と舌先を突き合い、幾度も幾度も唾液の糸を織り合う…。
掌で愛しい人の髪を慈しむように撫でた後、徐に胸元へ…。
彼女の程よく膨らんだ胸を優しく掴み、
恋太郎の大きな手が、円を描くようにゆったりとした動きで揉みしだく…。
「やん…あっ………。」
肩がぷるっと震え、沙羅の唇から、甘みの帯びた高らかな声と吐息が漏れる…。
舌を首筋に這わせ、唾液の轍を作っていく…。
沙羅はただただ迫りくる未知の感覚に耐え、恋太郎の背中にしがみにつくしかない。
舌の心地のよい感覚に溺れ、艶かしく顎で弧を描く。
制服を胸元までたくし上げ、ブラの上から双丘をまさぐる。
掌でそのやんわりとした感触を味わうと同時に、彼女の雪膚を舌で愛していく。
「沙羅、すごく綺麗だ……。」
「ん…ふあ……ぅ…恥ずかしい………。」
「これ以上はやめておくかい…?」
目を瞑って、ふるふると首を横に振る。
「恥ずかしいけど、大丈夫…。続けて…。
 恋太郎になら、見られたっていい……。」
いつもは快活で自信たっぷりな表情が眩しい沙羅だけど
時折見せる、このいたいけな表情も堪らなく愛おしい。
「乱暴にはしないからな…。」
静かに微笑むと髪を手櫛で梳き、もう1度軽く口付けする。
タイを外し、ブラウスとスカートをゆっくり着実に脱がしていく…。
734Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/05(水) 00:29:28 ID:w/xgdYW/
とりあえず今日はここまでです。
このスレ見て、オルタの方を書いてみたくなったので投下してみました。
SS初挑戦なので、ヘタレな部分も多いです。どうかご勘弁をorz
続きは明日か明後日以降に投稿させて頂きたく存じます。。。。それでは
735名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:31:39 ID:WeS8jDcD
GJ

>725
>726
この流れにワロスw
736名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 01:23:37 ID:IYfkme1t
GJ!!
続きに期待
737名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 01:43:19 ID:FBJ91B7H
ヤッテキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

実は双恋を知ったのがオルタのおかげだったりするのでかなりの愛着が。
738名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 15:32:02 ID:45Z39eFB
オルタのSSは初めてだったよね
禿しく期待してます
739名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 17:40:24 ID:tKjz/iQX
>>725って漏れじゃん orz

>>734
救世主キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
740名無し:2005/10/05(水) 21:37:15 ID:G1fUWDr9
GJ!!!!
続きに期待!
741名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:02:24 ID:CakCzhWj
とりあえず保守点検w
742名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:43:35 ID:ceGxsvs9
GJ!


所でオルタと双恋島ってどう?面白い?

最近SSのネタも無いのでどっちか買おうと思うんだが…、お薦めを教えて欲しいッス
743名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:56:29 ID:hVz1MDp3
おすすめ?そりゃ全b(ry
744名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:37:38 ID:6bVVmObq
オルタの方がオススメ
島は定価の半分以下の値段で、かつ寛大な心を持っているのなら手を出してもいい
まあ、真面目な購入相談ならギャルゲ板逝った方がいい意見もらえるかも
745Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:39:04 ID:ct3cHdqB
制服をベッドの脇へ除けると、彼女の体を起こしそっと抱き寄せた。
安堵感を与えるべく、体は抱きしめたまま背中の留め金に手を回す。
胸が肌蹴けて、ブラがはらりと二人の膝の上に落ちる。
さらに手はショーツへと移り、クロッチに指をあてがう。
「…っ……。」
沙羅の体が僅かに強張った。
彼女の中にまだ若干の戸惑いがあるようだ。
しかし恋太郎は促すように耳元で囁きかける。
「沙羅の全てが見たいんだ…。」
その言葉に沙羅は愁うような目で恋太郎を見る。
「大丈夫だからな。」
頭を撫で、彼女の不安感を揉み消すかのように、再び口付けを交わす。
キスに溺れながら、体を押し倒すとショーツをゆっくりと下ろしていった…。


身に付けてるものなど何一つなく、露わになった沙羅の生まれたままの姿。

「……。」

恋太郎は思わず生唾を飲み込んで、見入ってしまう。
沙羅とはお風呂だって一緒に入ったりするから、裸は見慣れてるはず…。
だが今、この瞬間だけは今までの我見を覆すような違和感を覚えていた。
寧ろ総てが新鮮で、沙羅の中にえも言われぬセックスアピールを感じた。
あどけなさが残る端正な顔立ち。
胸の大きさはまだまだ発展途上だ。
だがスレンダーな体つきが、逆に乳房に量感を湛えているようにも見える。
乳房の頂に聳える桜色の突起の大きさも、形のいい胸と程好く均衡が取れている。
決して背は高くないが、括れの位置が高めだ。
その為、両足がすらりスマートで非常に美しい。
そして……閉じた両足から見え隠れする逆三角形の暗部。
うっすらと茂った申し分程度の草原。

恋太郎の心の律動音が、急激に加速していく。

「そんなにじっと見ないで……よ…。」
「ごめん……。でも見違えるほど綺麗だよ。」
肩を抱き寄せ、頬を擦り寄せてみる。
心地のいい眩暈がする。
甘い香りとぬくもりが織り成すハーモニー。
傍にいるだけで、蕩けてしまいそうだ。
746Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:39:39 ID:ct3cHdqB
「あ、待って…。」
ふと恋太郎の動きを制止すべく、沙羅が手をきゅっと握り返してくる。
「何だい?」
「あの……さ。」
「?」
恥ずかしそうに視線を逸らしながら呟く。
「恋太郎のも……見せてよ…。」
「えっ…。」
「私だけ裸を見せるなんて……ずるいよ…。
 こういうのは、お互いの全てを余すことなく曝け出すものでしょ?
 だから……恋太郎のも全部私に見せて…。
 ね?」
微熱を帯びたような薄らいだ目つきで見据える沙羅。
だが瞳は凛としてまっすぐだ。
お互いの未知の部分や深みを追求したいのは、至極当然のこと。
恋人同士の理とも云えるだろう。
それにそんな表情をされたら、とてもじゃないけど「イヤ」だなんて言えない…。
はにかむように、かりかりと頬を指で掻き、恋太郎はぽつりと言葉を漏らす。
「やっぱり、そうなるよな…。」
「そうだよ?」
沙羅が微かに微笑む。
「わかった。」
男なので、シャツだけ脱げば、上半身はあっという間に裸だ。
ベッドから立ち上がると、手際よく脱いで、椅子に適当に放り投げる。

するとその様子を見てた沙羅が体を起こし、恋太郎のズボンのベルトに手を掛けてきた。
「こっちは私が脱がせてあげるね…?
 そのまま立ってて。」
「あ……あぁ…。」
カチャカチャとベルトを外し、留め金を外し、ジッパーを下げる。

するりとズボンが床に落ち、突如現れた目の前の光景に沙羅の手の動きが一瞬止まる。
自分に向かって、パンツ越しにこんもりとテント化している部分を見て。
「うわ…ぁ……。」
「えと、これはまぁ不可抗力ッス…。」
「もう」
沙羅は赤らめながら、続けてパンツを下まで降ろす。
刹那、解禁された分身が勢いよく跳ね上がった。
「んっ…。」
沙羅の鼻を掠れただろうか。
それほど恋太郎の分身は既に肥大化していて、
まるで天つ空を掴むかのごとく伸長していた。
耳まで紅潮させながらも、沙羅はその剛直ぶりをまじまじと睇視してしまう。
「どうかな。俺の…。」
「ば……ばか……。」
押し殺すように言葉を呟き、思わずふいっとそっぽ向く。
747Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:40:25 ID:ct3cHdqB
これでお互いに一糸纏わぬ姿になった。
手を握り合い、軽やかに口付けを交わす。
沙羅の体を花束を抱くように優しく包み込みながら、ゆっくりとシーツの海に沈んでいく――。


「ん……んんぁ…、はぁ…っん…。」
片手で乳房をまさぐり、―或いは指の腹で転がし―
唇でもう片方の乳首を摘む。
桜色の乳首が微熱の紅を纏って、ツンと屹立していく。
ちゅるると水音を立てながら乳首を吸い上げ、舌を突き出し直に味わう。
「ふあ……ああん…っあぅ…」
クンと顎を反り返し、熱息を小刻みに漏らして沙羅は悶える。
「ぴちゃ、…つつー…っ……」
舌を這わせながら、胸から臍を経てさらに下腹部へ
ゆっくり引きずるように水の尾を伸ばしていく。
「はぁ…っ…、あうぅ……ひぁっ…ん…」
程度よく弾力性に富む両股を開き、膝下に腕を沈める。
沙羅の秘所は既に充血が始まっていて、ぬめりを帯びていた。
蜜の芳醇な香りがする。
2つの指で少女の入り口を開き、襞にこびり付いた蜜を掬う。
「濡れてる。感じてくれてるんだな沙羅…。ほら。」
指に絡ませ、それを彼女の眼前に晒す。
「や、やだぁっ……そんなの見せないでよ……。」
咄嗟に両手で目を隠す。
自分の愛液なんて見慣れないものだったのだろうか。
748Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:41:07 ID:ct3cHdqB
花びらから毀れる柑橘系のシロップを塗す様に、陰唇全体に舌を執拗に躍らせる。
同時に沙羅の柔らかく、ぬくぬくとした太腿と臀部を掌で味わう。
「すごくいやらしいよ沙羅……ちゅっ…ちゅくぅっ……」
「やっ……ああっ、そんなトコ…ダメ……あふ…ぅん……」
頻りに首を横に振る沙羅。
ちょっとおいたが過ぎるだろうか?
だが嫌がるような仕草が、逆に何ともいえない嗜虐心をそそられてしまう。
「こっちはどうかな…。」
顔を放すと掌を折り返し、中指を秘所にツプリとあてがい、ゆっくりと侵入させる。
「ひゃう…っ!
 ……ちょっと、れんっ……んあっ…」
スローテンポな動きで指を出し入れする。
「沙羅の中、もうこんなに熱くなってる。」
調子に乗って、さらに人差し指を入れてみた。
「んく……、あぅ…あっ!」
沙羅の表情が俄かにくぐもり始める。
腰を捩って、初めて味わう苦痛から逃げ出そうとする。
しとどに濡れた襞が指に絡み、内奥がきゅむっと緊張していく。
「動かすぞ…?」
再び掌握した沙羅の膣内をゆっくり往復させる。
「はふ……っ、あんっ……くあっ…!」
深みを突くたびに、沙羅は体を弓反らせる。
無機質な空間に絶え間なくこだまする沙羅の嬌声と愛液で戦慄く水音。
それが恋太郎の指の動きに拍車を掛けた。
緩急を付け、膣全体を長い衝程で蹂躙していく。
熱が熱を呼び、愛液が更なる愛液を呼ぶ。

「あふ…あ…っ…あんっ……ダ…メっだよぉ……あっ、ああっ!」
恋太郎は悶える沙羅の顔を覗き込む。
羞恥心はそう簡単には消えないか…。
だが苦痛に歪んでいた表情がだんだんフェードアウトしていくのがわかる。
悦楽に満たされ始める頃の表情だ。
沙羅は確実に感じている。

沙羅の意識が、天井を淡白くフラッシュさせる。
途切れ途切れで繋ぐ言葉が、もう限界を示唆しているようだった。
「イってもいいよ沙羅。」

「れんたろ…ぉっ、私、私……んあっ、も、もう…!
 ふああああんっ!」
びくびくっとしなやかな肢体を痙攣させ、沙羅はエクスタシーを迎えた。
中で飽和していたラブジュースが幾つもの筋を作って零れ、白いシーツを更に白く染めていく――。
749Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:43:33 ID:ct3cHdqB
「はぁ……はぁ……。」
指を引き抜き、沙羅の呼吸が整うのを待つ。
「もぉ……ひどいよ恋太郎……。」
「ごめん。沙羅があんまり可愛いく悶えるから、つい……。」
決まりが悪そうに頭をしゃくしゃくと掻く。

「じゃあ次は……恋太郎がされちゃうばん!」
沙羅が口元に指を立ててウィンクする。
「へ?」
切り替えが早い現金な娘だ。
恋太郎の腕を取り、小首を傾げて見据えている。
「やられっぱなしは、私の性に合わないし……。
 だから、ね♪」
「そ、そういう問題なんスか?」
「ほら、早くしないと双樹が帰ってきちゃうよ……?」

沙羅は床に膝まづいて、ベッドに腰掛ける恋太郎の怒張を食入るように見つめていた。
改めてその雄大な姿を見て、息を呑み、胸の鼓動が高鳴っていく。
女としての本能だろうか、下腹部に微妙な火照りすら感じてしまう。
「大丈夫か…?できる……のか?」
「大好きな人のなら、頑張れる……から…。」
上気した表情で呟くと、おずおずと分身に手を伸ばし、
その細い指を折り曲げ、やんわりと包み込んでいく。
「沙羅…。」

健気なお前が愛しくてたまらない――。
「無理だけはするなよな…。」
手触りの良い沙羅の髪を何度も撫でてあげる。


「こんなに硬くなってるけど…、痛く……ないの…?」
「ん…。痛いどころか、むしろ気持ちいいかな。」
「そうなんだ…。じゃあ、大丈夫だよね……?」
にっこりと微笑みかける。

「じゃ、行くね…。」
ぎこちなさもあるが、沙羅なりに労わるように、前後にゆっくり竿を擦り始めた。
「ン…。」
僅かに顔を顰める。
腿に掌を滑らせながら、手の動きがだんだん機敏になっていく。
「気持ちいい……?」
とろんとした上目遣いで恋太郎を見る。
その表情と今為されてる行為に、恋太郎の心臓は高鳴るいっぽうだ。
「ああ…すごく、いいよ。」
沙羅はさらに顔を近寄らせ、徐に舌を伸ばして、鈴口を舐め上げる。
「…ぅあ…。」
「だいじょうぶ……ちゃんとできるもん……。」
「沙羅…。」
長い髪を掻き上げ、虚空にふわっとたなびかせる。
そして――。

「ん、、、はむ…ぅ……。」
うすらいだ瞳を閉じ、静かにゆっくりと恋太郎の砲身を口内に含んでいった…。
750Every lover sees a thousand graces in the beloved object:2005/10/08(土) 00:47:02 ID:ct3cHdqB
わわわ、暖かなご意見をありがとうございます;
だらだらとごめんなさい。たぶん次回で完結すると思いますorz
751名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:51:17 ID:kDP7hm6N
最後は双樹も混じって3Pか!?
ワクワクテカテカしながら待ってます。
752名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 10:10:32 ID:Io4yJhaf
神だな
753名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 16:15:33 ID:Lr4xIi7A
今更だが、原作の沙羅とオルタの沙羅は喋り方も性格も全然別人なんだな。
オルタは見たことなかったから、↑のSS読むまで知らなかった。
754名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 20:31:29 ID:mMRUED6B
千草姉妹も宜しくお願いします。
しかし,千草姉妹って不評なんですネ
755名無し:2005/10/08(土) 23:10:13 ID:+hBp7BPr
最高!
756名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:36:13 ID:V4Wp9Z49
>>753
そう、オルタの沙羅はツンデレではない。
そういえばオルタはDVDが出てるのでこれを機会に買ってみたらどうだ?
757名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:36:44 ID:V4Wp9Z49
sage忘れOTL
758名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 13:21:43 ID:yV2QWM3L
>>753
まったく違うものだからなオルタはうまく割り切れるかがポイント
759名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 15:23:03 ID:czyCcWWa
双樹は性格はあんま変わってないけど、病弱じゃなくなったんだよね。
健康美溢れる双樹たん(*´Д`)ハァハァ
760名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 17:55:11 ID:quzYdk4i
しかしツンデレ&病弱も捨てがたい
761名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:29:37 ID:/RlNPatb
>>760
超2大萌え要素かw
762名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 04:29:02 ID:ZV7vzE3B
オルタの小説版読んだけど、3P突入で終わってたな。
763名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 14:09:07 ID:wHDoOvOc
沙羅に投票すんべ
764名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:40:52 ID:qWbUAH2J
>>759
でも子悪魔設定のこってて良かったじゃまいか
765名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:30:58 ID:tyIyVA+u
双樹って子悪魔なのか...あんまり怒らせないようにしよう...
766名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:09:19 ID:ve0SqlKb
子悪魔》小悪魔
767名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 18:57:20 ID:q4CBJvNo
理解不能w
768名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:45:02 ID:ugoxqrhM
あげ
76923:2005/10/17(月) 19:43:33 ID:OdYKmk9N
早く続き読みたい…まだかな
77023:2005/10/17(月) 20:27:46 ID:OdYKmk9N
早く続き読みたい…
771名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 22:51:23 ID:xgDIWeqa
もちつけ
772名無し:2005/10/18(火) 23:27:23 ID:87Iu2GO5
続きまだ〜?
773名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:48:27 ID:fmaAzj4H
救援
774名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:46:00 ID:Hv1NETeB
千草姉妹に挟まれたい。
775名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:36:08 ID:V6BFTUIX
いややっぱ白鐘姉妹
776名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 05:16:12 ID:JH+4efsb
父の誕生日にネクタイをプレゼントしようと
100円玉を握り締め99に向かうが
104円と知りひざから崩れ落ちる幼い兄弟の物語。

病床に伏せる母の為にテレビを買おうと出掛けるが
貧しい家庭の小遣いでは足りわけもなく落胆に暮れ家路へと就く。
途中、九十九の看板を掲げる電気屋を見つけ駆け込む幼い姉妹。
しかし飛び込むのは見たことのない桁の数字・・・
涙ながらに店員に食い下がるが、返ってくるのは冷たい薄笑いばかり。
打ちのめされた姉妹は社会への復讐を誓う。
777名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 11:13:30 ID:W1/Bx/Qs
なにそれ
778名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 11:57:41 ID:DnbrEgnS
誤爆と信じたい。
77923:2005/10/22(土) 19:02:10 ID:Q4Xgnf6r
オルタナの白鐘姉妹早くみたいよぉ〜(Τ△Τ;)
780名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 19:57:48 ID:PslgniQ1
千草姉妹は風呂や泳ぐ時も眼鏡外さないの?
781名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 23:18:41 ID:DnbrEgnS
普通は無しかコンタクトだろ
782名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 01:59:06 ID:eI1VWqSG
念願のオルタナ小説FOW〜〜〜〜〜 
783名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 02:05:18 ID:1mnlzKzD
相当目が悪いとコンタクトでは視力が保てませ
784名無し:2005/10/25(火) 22:16:30 ID:AUMY4Czt
続きまだ〜?
785名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 22:37:22 ID:HqCnb8PR
待ってますよ〜。
786オルタSS書いてる人:2005/10/26(水) 10:07:25 ID:hMV3vT9u
わわわ、すみません。中々書く時間が無くて・・・
あと少しで完成しますので、もう少しだけお待ちくださいorz
787名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 20:28:10 ID:JPoWS7tX
マターリと待つ
788名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 03:19:01 ID:6oPzy+I1
あげながら待つ
789名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 13:16:46 ID:kB2nTi59
脱ぎながら待つ
790名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:07:38 ID:1nF8vnc3
シコリながら(ry
791名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:48:24 ID:0o4acqis
ふぃにしゅしたのでもういいです
792名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 18:27:05 ID:kB2nTi59
フィニッシュするのに40分もかかるのかw
793名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:31:39 ID:1nF8vnc3
おい待てwまだ漏れは逝ってないぞw
794名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 23:09:02 ID:0SXN2x9Y
後どれくらいで完成しますか〜
795名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:27:26 ID:zCIzDf4+
オマイらもちつけ。
小説ってのは詰まるとなかなか進まないんだ。
796名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 18:05:39 ID:h7qAfYzy
保守age
797名無し:2005/11/03(木) 01:33:04 ID:Dv/tdoRt

初SSを今日中にも投下したいと思っているんですけどいいですか?
あとほとんどエロくないです。
あまり期待しないでください。



















798名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 12:40:13 ID:TlWgcUmH
wkwkwktk
799名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 12:40:33 ID:TLnSo7KU
>>797
まずは今自分がやったことを振り返り反省してからまたいらっしゃい。
自分が反省すべきことはわかっているはずだ。21歳以上ならな。
800名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 15:39:44 ID:TlWgcUmH
800
801名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 22:16:22 ID:lgiHykQC
>>797
大丈夫、エロくなくても桶
802名無し:2005/11/03(木) 23:12:11 ID:ovjUuFjM
期待!
803名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 21:42:54 ID:4oockDCy
期待はずれ
80423:2005/11/06(日) 21:39:34 ID:psECm1kX
書くなら早く書いてくれぇ〜漏れ我慢できない
805名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 22:04:07 ID:Y0UF+2yP
もちつけ
806名無し:2005/11/07(月) 23:37:18 ID:1kt4jlET
俺は今二人の双子と付き合っている。
白鐘双樹と沙羅の二人。
双樹はかわいくて優しいけど沙羅はかわいいけど性格が…。
「そろそろ二人とも寝ようか?」
「え〜おにいさんもうですか?」
「ほら沙羅ちゃんソファでねっちゃてるし。」
「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・。」
沙羅ちゃんの寝顔かわいいなぁ〜。
「おにいさん顔がニヤけてます。」
と双樹が言ったが顔が笑っていたのでよけい怖かった。
「そ・・・そんな事ないよ・・・ハハハハハハうゆggygtf。」
(ヤバかった・・・次から気よつけよう)
「おにいさん沙羅ちゃん起こします?」
部屋には暖房がついてるしまあ・・・いいか。
「そのまま寝かしておこう。」
「分かりました。」
しばらくして俺達はリビングを出た。
そして廊下を歩いて双樹の部屋に来た。
「それじゃオヤスミ双樹ちゃん。」
「お・・・おにいさん・・・」
「なに?」
「双樹と一緒に寝てくれませんか?」
「え?」
一瞬双樹が何を言ったか分からなかったが俺の思考回路が冷静に状況を分析した。

初SSです。
誤字などがあるかもしれませんがゆるしてください。
明日で完結すると思いますがほとんどエロくならないと思います。(多分)
807名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 23:43:01 ID:nM0ps/G5
やった双恋のほうの白鐘だGJ
808かわいい彼女とピクニック:2005/11/10(木) 20:52:05 ID:/jNkW9H2
ジリリリリリリ………ドス!!………
「はぁ…朝かぁ?まだ眠いから寝よう…」
「は〜る〜君玄関でかわいい二人の彼女が待ってるわよ。」
「おはようございますみやびさん…今何時ですか…」
「もう10時よ!」
「…………10時!!!!」ヤバい!待ち合わせの時間じゃん!
俺は急いで着替えようとするが、
「みやびさん…俺着替えたいんですけど…」
「イイわよ。早く着替えて。」
「なので出ていってくれますか?」
「あらそう。ゴメンなさいね。」
みやびさんは諦めたのか、しぶしぶ部屋を出ていった。
「やっべ〜!マジでシャレにならん!!」俺は高速で着替え、支度をして家を出た。
「ゴメン!遅れた!」
「遅い!双樹を待たせるなよ!」
「沙羅ちゃん、イイよそんな怒んなくても。」
これが俺の彼女。さっきから怒っている方が白鐘 沙羅 シロガネ サラ。それをなだめてるのが白鐘 双樹 シロガネ ソウジュ。ちなみに俺は白郷 春 シロサト ハルだ。
今日は、みんなで近くの公園に行き、ピクニックをするという事だった。
「二人とも本当にゴメン。」
「もういいですよ。お兄さん。」
「双樹がそういうなら…許してやるよ。」
「じゃあ行きましょう。お兄さん!」といいながら、双樹は俺の手を握った。
「私も…握ってやるよ。」といい、沙羅は顔を真っ赤にしながら手を握ってきた。
「じゃあいこっか。」俺はそういい、二人の手をはなさないようギュッっと、強く握りかえしながら公園へ二人の彼女と歩いていった。
809名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 15:23:48 ID:KbkCNBOL
GJ
810名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 14:59:25 ID:Wy+QnVWC
君にはssを投下する義務がある。
811名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 22:11:37 ID:CI6RyORB
主人公の名前があるということは続編があるのかな?
ガンガレ
812名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 22:12:31 ID:Wy+QnVWC
>>811
ageたな。
813名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 15:30:40 ID:L+9src7Y
>>812
おまい凄杉
814名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 18:14:01 ID:p64Ad11Z
>>812
ニート?
815名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 02:01:16 ID:0sPTfNsE
(´・ω・`)投下しないの?
816名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 20:54:14 ID:y3vWloWJ
中途半端で終わってる小説多いな
817名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 13:43:15 ID:mPqYPYV7
そんなもんだ。
818名無し:2005/11/20(日) 22:11:27 ID:bXbakjGh
いそがしくて小説書けなかったけど806の続き書いてもいいですか?
819名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:03:50 ID:CpNiMRnC
お願い致します
820名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:07:29 ID:mPqYPYV7
wktk
821はじめてのキス?:2005/11/21(月) 23:12:10 ID:7vtttgaQ
806の続き
「僕といっしょに?」
「はい。」
「ダメですか・・・?」
〜僕の心の中〜
悪「大チャンスじゃないか!さっさとOKしろよ。」
天「ダメダメ。沙羅ちゃんに殺されるよ。」
悪「沙羅はベットに寝てるだろ。見つかるわけないだろ。」
天「見つかる!」
悪「まだキスもした事がないんだしこの際チャチャとしろよ!」
天「ダメ〜〜〜〜」
悪「やる気かこの野郎!」
ドカバキドゴガゴドンガンドシ・・・・・・・・・・・・。
悪「勝ったぜ〜〜〜〜!」
〜現実〜
「・・・分かったいいよ。」
「ほんとうですか?」
「うん」
「それじゃおにいさんどうぞ。」
「おじゃまします。」
こうして僕は嫌な予感がしながら双樹の部屋に入った。


822名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 23:36:51 ID:UNJ1SnAf
続きはまだか?
823名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 15:27:16 ID:+APNaC7g
保守age
824名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:11:38 ID:HLjOK3ZT
hosyu
825はじめてのキス?:2005/11/28(月) 22:01:48 ID:C2ru8X2S
すいません821の続きは来週には書きます。
まことにすいません。
826名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:14:31 ID:pUMGSEtH
待ってます
827名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 21:19:32 ID:EZw/QLON
保守age
828名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 01:55:09 ID:kT5Zz/dR
応援
829名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 23:04:19 ID:w1rP33Jb
保守
830名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 18:22:45 ID:R0kSvO6S
831名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:56:31 ID:VoJNsy+P
832名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 01:59:55 ID:2d57pzGw
833名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:24:14 ID:Gri9sZ1p
 2月‐一年を通じて最も寒さが厳しくなる月。
 そして女の子たちにとって最も華やぐ月でもあり、巷ではデパートやコンビにお菓子屋さんはバレンタイン一色に染まる。
 彼氏の居る娘は勿論、片思いの相手が居る娘、そうした相手がいない娘達ですら家族に上げるチョコや義理チョコなどこのイベントに参加しない娘は皆無だった。

 白鐘 沙羅と双樹の双子の姉妹もまたこの例には漏れていなかった。
「今年もそろそろチョコレートの材料を買いにでも行くか?」
 口を開いたのは淡い柔らかな髪を肩までストレートに伸ばした、キリッとした顔立ちの妹の沙羅。
「うん、あのね沙羅ちゃん。 今年はチョット奮発して豪勢なの作りたいなって思うの。」
 答えたのは姉の双樹。 沙羅同様淡い長い髪をしてるがコチラはリボンで二つに分け緩やかに結わえてる。 顔立ちは沙羅と違い優しく穏やかである。
「そうだな、たまには豪勢にいくのも悪くないな。 憂もきっと喜ぶよ。」

 早坂 憂は白鐘姉妹の所謂幼馴染の同い年の男の子である。 白鐘姉妹にとって身内を除けばほぼ唯一接点のある男性‐とは言え彼女達にとっては弟のようなものである。
 大人しく心が優しく、反面気が弱く幼い頃などよくイジめられてる所を沙羅に助けられたりしたぐらいだ。
 その一方でとても良く気がつき、沙羅が傘を忘れたり学校で消しゴムを無くしたり、そんな困った時必ず助けてくれたりもした。
 沙羅にとって憂は弟みたいなものであるが、ドラマ等で幼馴染から恋人同士になった話など見たりする度に
(私と憂もその内あんな風になったりするのかな…)
と、時折そんな事を考えさせる相手でもある。
 今でこそ別の学校に通ってるが小学校の頃は同じ学校で、家が近所である事もあって今でもよく逢ってる。
 当然毎年チョコレートを渡してる相手でもある。
834名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:25:36 ID:Gri9sZ1p
 だが双樹の返事は沙羅の予想したものとは違った。
「ううん、違うの。 あのね好きな人が出来たの。 あ、勿論憂ちゃんにも毎年どおり友達チョコ上げるよ。」
「す、好きなヤツが出来た?! 一体誰なんだソイツは?」
 予想外の答えに沙羅は面食らった。
「あのね、高村大介先輩って知ってる?」
 双樹は顔を赤らめながら答えた。
「確か3学期になって2年に転校してきて、早々にサッカー部のレギュラーになったとか…」
 沙羅が記憶をたどりながら答えると双樹は顔を綻ばせる。
「そう! その高村先輩なの!」
 確かに転校して入部早々にレギュラーに選ばれるほどの運動センスを持つだけでなく、2枚目で背が高くスタイルも良かった。
「確かにウチのクラスの女子達の間でも話題に上ってたな。」
 沙羅が呟くと双樹は更に嬉しそうに顔を輝かせる。
「でしょ!? 凄いなぁ、やっぱり沙羅ちゃんのクラスでも人気あるんだ。」
「う〜ん。でもなぁ…」
 怪訝そうな顔で沙羅は呟く。
「どうしたの沙羅ちゃん?」
「いや、実はソイツについては女癖が悪いだの女にだらしが無いだのといった、あまり良くない噂を聞くからさ…。」
 ためらいながら沙羅が口を開くと双樹は頬を膨らませる。
「噂でしょ?! あくまでも。 そんなの実際会って見なきゃ分からないじゃない。」
「でも、火の無い所に煙は立たぬとも言うし…。」
「沙羅ちゃん!!」
 言いかける沙羅の言葉を遮り双樹が睨みつける。
「わ、分かったよ。もう言わないよ。 その代わり…」
「その代わり…?」
 沙羅は躊躇いながら口を開く。
「私もそいつに一緒に会いに行く。」
「本当!? ありがとう実は私ね、沙羅ちゃんに一緒に来てって言おうと思ってたんだ。」
 双樹は嬉しそうに顔を綻ばせた。
「うん。 私が好きになったひとだもの。 沙羅ちゃんもきっと気に入るよ。」
 双樹はそう言うが沙羅は高村に関心が有る訳ではなかった。 ただ双樹と付き合うに足る男かどうか見極めるつもりであった。
 と言うか、もし噂通りの男なら絶対に付き合わせないつもりだった。 いっそ向こうから断わってくれればとも思ってる。 フラれると言うのはあまり良い形ではないがロクでもない男と付き合うよりはるかにマシだから。
835名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:28:53 ID:Gri9sZ1p
 ジリリリリリリ…!!!
 朝の静寂を打ち破りけたたましく鳴り響く目覚し時計に沙羅は手を伸ばしスイッチを切る。
「もう、朝か…。」
 そう言いながら時計の針を見て沙羅は目を疑った。
「5時ぃ!? 何だってこんな時間に…」
「ふわぁ…。 あ、沙羅ちゃんおはよー…。」
 後ろからまだ寝ぼけてるかのような双樹の声が聞こえてきた。
「うん。 予定通り無事起きれて良かったぁ。」
 そして沙羅の肩越しに目覚し時計を覗き込みながら言った。
「双樹がこんな時間にセットしたのか? 何だってこんな早く…。」
「サッカー部って毎日朝練があるんだって。 高村先輩って中々一人にならないらしいけど、朝練の前なら一人っきりの所を渡せるんじゃないかって思って。」
 そう言いながら双樹は着替え始める。
「だからって私たちまでこんな朝早く…」
 沙羅は不機嫌そうに言う。 本来ならばまだ夢見心地の時間なのだから当然か。
「ゴメンね沙羅ちゃん。 眠いなら私だけで行くからもう少し寝てても良いよ?」
「いや、私も行く。 一緒に行くって約束した以上はな。」
 そう言いながら沙羅は不機嫌そうな顔のまま着替えはじめた。
 朝早く起きる羽目になった不満も有るだろうが、そこまで双樹に思われてる事への嫉妬もあったのだろう。
836名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:12:39 ID:zA4MnKSl
キテタコレ!!
837名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 10:43:41 ID:WmKMWtCr
超期待GJ!
838名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 14:59:16 ID:2lye8QZo
キテタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!
839名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:10:02 ID:s74lc0OV
840名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 03:08:33 ID:1czZ1Pq9
841名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 14:45:44 ID:7KjsZuvh
842名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 01:07:44 ID:VeTWA7+i
843名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 00:39:31 ID:jgTZrWvU
844名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 21:13:18 ID:JwD1DKaW
845名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:48:02 ID:SGEW+KpM
846名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 23:16:36 ID:f5/OqLK4
※834と835の間に以下の文が入ります

 それから数日間、沙羅は高村を観察した。 確かに女の子達に人気がありよく色んな娘達と会ってた。
 特別不誠実な訳でも誠実な訳でもなく、告白を反対する要因になるような点は見つからなかった。 
 だがいつも誰か一緒で一人っきりになる時は殆ど無さそうだった。 双樹は一人っきりの時に渡したいって言ってたし、どうするつもりなのだろう。 沙羅の疑問はバレンタイン当日の朝知ることになる。
847835の続き:2005/12/19(月) 23:18:02 ID:f5/OqLK4
 そして学校の校門前、寒さに震えながら二人は高村が現れるのを待っていた。
 そうして待ってると時折早朝練習にきたと思しき生徒達が校門を通っていく。 何人かの生徒達が通り過ぎるのを見送っていると双樹が「あっ」と声を上げた。
 早朝練習にきた高村がら現れたのである。
「あ、あの! 高村先輩!」
 双樹達に気づかず通り過ぎようとしてた高村は其の呼び声に足を止め双樹の方を見た。そして次に其の手元を見、ああ成る程、と言う表情をした。
 そしてチョコレートの包みと告白を受け止めると双樹をじっと見つめる。
 沙羅は其の視線に言い知れぬ嫌悪感を覚えた。
「ほ、ほら双樹。渡すものも渡したんだしもう行こう。 先輩だってこれから練習があるんだし、邪魔しちゃ悪いだろ。」
 沙羅はそう言って双樹を促しその場を去った。
 沙羅が高村の視線に感じた嫌悪感、それはまるで其の視線が品定めをするような、値踏みをするかのような感じを受けた為。
 勿論双樹には言ってない。 言った所でそんなのは噂に振り回され色眼鏡で見てるからだと反論されるだけだから。

 その日一日は沙羅も双樹も今一つ勉強に身が入らなかった。 無論理由は高村の返事が気になってのことである。
 だがその理由は正反対であった。 双樹は勿論受け入れてもらえるだろうかと期待に胸躍らせ、だがそれとは対照的に沙羅は不安であった。 高村の視線に感じた嫌悪感、それこそが良くない噂の証明ではないのかと。 そんなやつに双樹を委ねていいのだろうかと。

 そして放課後沙羅と双樹の前に高村は現れた。 そして双樹に今朝の返事を告げる。OKだと。 
 勿論双樹は其の応えに飛び上がって喜んだ。だが、思わず沙羅は口を挟む。
「待て! そんな出会って間もないのに、お互いを知らないのに付き合うなんて…。」
「なに言ってるのよ沙羅ちゃん。 お互いを知らないからこそより良く知るために付き合うんじゃない。」
「そ、それはそうだけど…。」
 沙羅は不安でたまらなかった。 この男と双樹を二人っきりにする事が。 だから言った。
「解かった。 でも双樹とそいつを二人きりにする事なんて出来ない。 だから双樹がそいつと会うときは私も一緒だ。」
 其の言葉に双樹は顔を輝かせる。
「それって沙羅ちゃんも先輩と付き合ってくれるって言う事?!」
「違う!! 私は双樹とそいつが二人っきにになる事が不安なだけだ!!」
「んもう沙羅ちゃんったら照れ屋なんだから。 先輩もそれで良いですか?」
 双樹の問いに高村は一瞬考え込むように沙羅を見、そして直ぐOKの返事をした。
 そのときの高村の視線に沙羅はまた嫌悪感を感じる。 そして沙羅に其のつもりは無くとも結果的に付き合う形になったことに言い知れぬ後ろめたさも感じた。
848名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 01:39:32 ID:JVVoQL/S
うん、君が頑張ってるのはよく分かる。
じつにGJだ。

だが、これだけは言いたい。
老人の戯言だとでも思ってくれ。

双樹は「おにーさん(はぁと)」だろ!?
849名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 02:04:49 ID:JVVoQL/S
GJ
850849 :2005/12/20(火) 02:07:27 ID:JVVoQL/S
あれ?漏れと同じIDの香具師が…





奇跡キタ(゚∀゚)コレ!!
851名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 18:04:07 ID:xAgM1o79
・・・・・(´゜д゜`)
・・・どこか自演臭い
852名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 18:05:32 ID:JVVoQL/S
>>851
失礼な
853名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 20:40:03 ID:AZkUX+SQ
ワロスw
854Shimcs:2005/12/21(水) 23:21:07 ID:Gamz53Fs
自分に気合入れるために投下予告。

12月24、25日のどちらかでクリスマスネタの小説投下します。
聖夜なのでエロはなしで。

これで引き下がれないorz
855名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 10:58:42 ID:ws5q4FVX
よし、頑張れ。待っているよ。
856名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 01:57:27 ID:bwGg42W3
854の投稿時間枠

2005.12.24.00:00〜12.25.23:59

854に残された時間=約22〜42時間

854は無事、SSを投稿する事が出来るか!?
857名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 13:29:31 ID:FkrNxfhf
イブですよ
858名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 15:52:03 ID:YEpX3nHF
投下は夜かい?
859Shimcs:2005/12/24(土) 20:06:48 ID:FkrNxfhf
執筆中…。
25の早朝には投下できそう…。
860Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:21:05 ID:PYtYBppa
「もうすぐクリスマスだねぇ…。」
「街もイルミネーションで飾られて…。」
「ただ、その前にテストという現実。」
「「ダーリン、夢がな〜い!」」
よこの二人に突っ込みを食らうが、それすら幸せな12月。
もうすぐクリスマスなので、街はそれ一色だ。
赤い服来た人が店の前で客寄せしていたり、トナカイの着ぐるみが歩いていたり。
「いや、二人みたいに余裕ないし、テスト。」
「でも、成績上がってるんでしょ?」
それはそうだが、気を抜くと直に落ちてしまう。
「俺は、薫子ちゃんや菫子ちゃんみたいに優秀じゃないんで。」
「何だか嫌味な言い方〜…。」
「そんなに優秀でもないよぉ…?」
常に学年トップ20に入っている人の何処が優秀じゃないと?
「高校に入ってあんまり10位以内に入った事無いし…。」
「テニスも私達より上手な人居るし…。」
「まあ、高校にはいろんな人が居るからね…人数も多いし。それで、それだけの成績なら充分優秀だよ。」
俺も頑張らないといけないな…とため息をつく。
「ところでダーリン。」
「24日はどうするの?」
「ん〜…どうしようか?」
とりあえず、一緒に過ごすことは前提。
恋人同士だからというよりは、昔からそうだった気がする。
「だったらさ、中央広場に行かない?」
「中央広場って…ああ、あれか…。」
「そうそう、あれあれ!」
この街の真中に丸い大きな広場があって、クリスマス・イヴにはそこを中心とした商店街が賑わう。
今年は、クリスマスの為に中央に大きな木が植えられ、クリスマス・イヴに初めてライトアップされるというので話題になっている。
「それのせいか、周りの飾り付けも今年は凄いらしいよ?」
「すっごくキレイなんだろうね〜。」
「じゃあ、それで決まりかな?」
二人は嬉しそうに微笑み腕を絡める。
「その前に、二人ともテスト勉強手伝ってくれない?」
「いくらで?」
「…一生分の俺の愛で。」
「あはは、いいよ。私たちがみっちりしごいてあげるv」
あとは、プレゼントか…と二人を見た。
861Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:22:47 ID:PYtYBppa
「ん〜…菫子ちゃん、どれがいいかな?」
「これなんか良いんじゃない?」
「でも、派手じゃないかな?」
「ダーリンなら大丈夫じゃない?」
二人は洋服売り場でなにやら選んでいるようだ。
「本当なら、自分で編んでみたかったんだけどね…。」
「もうちょっと練習が必要だよね…。」
会話をしつつも、掛かっている服を手にとっては、う〜ん…と考えている。
「来年こそは…。」
「そうだね…来年こそは!」
二人は顔を見合わせてふふふと笑う。
二人で居るのは楽しい…二人で大好きな人のことを考えるのはもっと楽しい…。
これから先も…そうやって笑う事ができればどんなに幸せだろうか…。
「あ!ねぇねぇ、これは?」
「ん〜うん、良いと思うvっていうかこれっきゃない!」
それは、黒い太いラインが斜めに入ったセーターで、菫子は同じものを三着手にとるとレジへ向かった。
「あ、菫子ちゃん…もう…せっかちなんだから…。」
その時、薫子の目に一組のカップルの姿が目に入った。
先ほどから何組も居たのだが、菫子と話していたせいで特に意識はしなかった。
「普通は…ああなんだよね…。」
普通、カップルと言えば一対一…自分たちが変わっているのは分かっている。
大好きな人がいて…その横に自分がいて…でも、もう一人は居ない。
もしかしたら、居ないのは自分の方かもしれない…。
「そんなの…ちっとも楽しくないよね…。」
周りがどうであれ、自分たちは三人一緒がいい…。
「…薫子ちゃん?」
菫子に呼ばれはっとする。
「どうしたの?なんか考え込んでたみたいだったけど。」
「ううん、何でもないの。」
「そう?」
862Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:24:31 ID:PYtYBppa
二人はデパートを出て、中央広場にいた。真中には話題の木があった。
「菫子ちゃん…。」
「どうかしたの?」
「さっきね…ちょっと考えてたんだ…。」
「何を?」
「…ほら、私たち三人で付き合ってるじゃない?」
その言葉に菫子は黙って頷いた。
本当は、男と女一人ずつ…それが普通の形。
「それが、正しいのかどうか分からないけど…それ以外考えられないんだ…。」
「そうだよね…。」
何となく予想していたのか、少し笑いながら菫子は言葉を続けた…
「結婚とか…子供とか…どうなるか正直わかんないけど…三人が良いよね…。」
「私たちはそれがとっても幸せ…でも…ダーリンは?」
二人は暫く沈黙していたが…先に口を開いたのは菫子だった。
「なんだか…何にも考えてなさそうだよね…v」
「えっ…?」
「だってさ、『俺は考え込むのは苦手だ』とか言ってるし。」
「そういえば…そうだね。」
「だから、信じるしかないと思う…あの人が私たちのこと信じてるように…。」
こんな時、双子に生まれてよかったと思う…。
一人では超えられない壁も、二人なら簡単に超えてしまえるから…。
「菫子ちゃん、ありがとv」
「いえいえ、どういたしまして。」
二人は、再び顔を合わせて笑いあう。
「そうだ、家の飾り付けに使うお花でも買っていこうか?」
「そうだね、そこにお花屋さんあるし。」
二人はそこで花を買い帰路についた…。
863Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:25:39 ID:PYtYBppa
「ありがとうございました〜。」
尊は笑顔であいさつをし、花を買っていった双子の少女を見送った。
「流石に、人多いですね〜。」
「そうだねぇ…クリスマス前は毎年こんな感じなんだけど、今年は特にかしら…。」
「やっぱり、あの木…でしょうか…。いらっしゃいませ〜。」
尊は相手が注文してきた花を取り、包装する為に奥へ持っていく。
「いつもいつも悪いわね…。」
「気にしないで下さい、楽しんでやってますから。」
包装した花を客に渡し笑顔で挨拶をする。
「それに、あの二人と出会えたのもここのお陰ですし。」
そう言いながら、近くにあった白い花を手に取る。
「最近、あんまりあの子達見てないけど、どうかしたの?」
「いえ、学校帰りには会ったりしてますよ。ただ、する事があるみたいで、夕方は家にこもってるみたいです。っと…いらっしゃいませ〜。」
一息つく暇もなく接客に移る。店長も別のお客様の相手をする。
何時の間にか、花は殆ど売り切れていた。
「少し早いけど、閉店かしらね。あとは、私がやっておくから先にあがって良いわよ。」
「いえ、手伝います…。」
「何を言ってるの、貴方も色々と準備があるんでしょ?」
尊は、何処か見透かされているような気がして苦笑した。
「じゃあ…お先に失礼します。」
「あ、本当に24日は良いのかい?」
「はい、多分夕方からになると思うので…それでは…。」
尊は店を後にして歩き出す。空を見上げれば一面に星が広がっている
「もう、こんなに経つんだね…。」
あの時もこうやって空を見上げたような気がする…もっとも、その時とは色々と違っている。
「今ごろ何をしてるのかな…。」
864Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:26:35 ID:PYtYBppa
「あれ…?沙羅ちゃんそこ…ずれてない?」
「え、嘘…?ホントだ…またやり直しか…。」
沙羅は手に持っているものを少し解いて毛糸に戻す。
「こんなので間に合うのかな…さっきから失敗してばっかりだし…。」
「大丈夫だよ、沙羅ちゃん。頑張れば間に合うよ。」
双樹も同じように手を動かし、毛糸を形にしていく。
「でも、こんなに大変だなんて…。」
「それは、しょうがないよ…私たち初めてだし。」
二人で話しつつも手は休めない。ぎこちない手つきだが確実に完成に近づいていっていた。
「おにいさん、喜んでくれるかな…?」
「当たり前だ!双樹がこんなに頑張ってるんだ。喜ばない奴なんていないよ。」
「沙羅ちゃんも頑張ってるよね。」
双樹にそう言われ沙羅は顔を赤らめる。
誰かの為に…それも異性の為に、こうやっている自分がいると思うとなんだか恥ずかしい。
「私は…私は…その…。」
「私は…何?」
沙羅の声がボソボソと小さくなっていく、双樹はふふっと笑って作業に集中した。
沙羅は相変わらず何かボソボソと言っているが、その手は止まることなく動いている。
暫くそうしたあと、沙羅はふと双樹を見る。
「………」
真剣な双樹の表情を見ると、嬉しく思うと同時に寂しくもあった。
小さい頃から、双樹は自分が守るのだと…そう思って生きてきた。
けれど、尊と出会ってから双樹は変わっていった…少しずつ…少しずつ…。
そして…双樹だけでなく…。
「私も…だよな…。」
思わず口にしてしまい慌てて目線を下げるがどうやら双樹は気付いてなかったらしい。
なんとなくホッとして作業を進める…。
「あ…」
「どうしたの?」
「…また間違った…。」
865Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:28:41 ID:PYtYBppa
作業を終えて、二人は一緒にベッドに入っていた。
「沙羅ちゃん…。」
「どうした?眠れないのか…。」
「色々と考えちゃって…あんまり…。」
「…アイツのことか?」
「うん…。」
沙羅はため息をついた。
好きなのは良いがこういうのは少し困る。
「ちゃんと寝ないと、体調崩しちゃうよ…?」
「うん…分かってるんだけど…。」
双樹にはそういったものの自分も同じようなものだ。
「…今ごろ何してるのかな…。」
「何してるんだろうね…。」
「花に水やってるとか?」
「お花に『今日も元気だったか?』とか話し掛けてたりして…。」
「それは…さすがにないと思う。」
二人はクスクスと笑う。
「少しは双樹たちのこと…考えててくれてるかな…。」
「うん…そうだと良いな…。いや、きっとそうだ。」
「ふふふ…そうだよねv」
「あいつも『双樹ちゃん、ちゃんと寝てるかな…』とか思ってる。」
「え〜そうかな…?」
「うん、そうに違いない、だから…ね?」
「ふふ…沙羅ちゃん何だか嬉しそう…。」
「な…別に…そういうわけじゃ…。」
「ありがとう、沙羅ちゃん…おかげでぐっすり眠れそう…。」
「そ…そうか?なら良かった。おやすみ…双樹。」
「おやすみなさい、沙羅ちゃん…。」
―おやすみなさい…おにいさんv―
866Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:30:51 ID:PYtYBppa
とある場所で双子の少女が眠りについた頃…
「…どうしましょうかね…」
「何、また作る気?」
双子の少年が何か話している。
正確には一方が考え込みもう一方が覗き込んでいる。
「そんなに、手作りにこだわる必要もないと思うけどね。」
「でも、買えるものも面白くないでしょう…。」
机にはカラフルなビーズと銀線が置かれていた。
「蒼…お前本当に凝り性だよな…。」
「貴方も、あんまり人のこと言えないんじゃないですか…紅?」
「俺は、手作りにこだわったりしないけど?」
「プレゼント選びに2日かける人が何を言ってるんですか…。」
「それは、普通だ。」
蒼は力を抜いて背もたれに体重をかける…会話をしてないと不思議なくらい静かだ。
「静かですね…」
「静かだな…」
ここには、あと二人…同居人がいた。
しかし、高校に上がってから色々と状況が変わった為、再び離れる事になった。
「ま…それが普通なんですけどね。」
「遠距離って訳でもないし…。」
二人は写真立てに飾ってある写真を見る…。
自分たちのほかに二人、同居人だった少女たちが写っていた。
「楽しくやっているかな…。」
「いやいや、毎日学校で顔合わせてますよ…。」
「ん〜そうなんだけどさ…なんとなくね。」
「考えてるのか、考えていないのか…どちらでも構いませんけどね。」
二人は暫く黙る…考えているのは少女たちの事だ…。
「あ〜…年寄りくさいけど、茶でも飲むか…。」
「そうですね…」
と、その時…
プルルルルル…プルルルルル…
「電話?誰でしょうか…はい、片桐です…。」
867Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:32:18 ID:PYtYBppa
「あ…もしもし…えっと…蒼君?」
〈あれ…ユラさん?〉
「ごめんね…こんな時間に。」
〈いえ、構いませんけど。珍しいですね…君から電話だなんて〉
「ううん、何でもないんだけど…キラちゃんとお話してたら…声が…聞きたくなって…。」
〈それはそれは…。〉
「それに、24日のことも少し話しておきたかったし…。明日でも良かったんだけど、早い方がいいかなぁって…。」
「ユラちゃ〜ん…私にも喋らせてよぉ〜。」
「も、もう少しだけ…え?ううん、キラちゃんとちょっと。」
〈キラさんも横に?〉
「う、うん。ちょっと代わるね。はい、キラちゃん。」
「やったw もしもし、蒼君?」
〈こんばんは、キラさん。〉
「あのね、24日なんだけど、蒼君たちの家に行っちゃ駄目かな?」
〈どういうことですか?〉
「うん、蒼君たちの家に居たとき、自分たちでご飯作ってたでしょ?大変だったけど…とっても楽しかった…。だから、自分たちで色々と作ってパーティしたいな…って思って。だめかな?」
〈そういうことなら、全然構いませんよ。〉
「それと、中央広場の事は知ってる?」
〈一応、人並みほどには。一緒に見に行きませんか?〉
「え?あ、うん!私もそれが言いたくて…ありがとう。」
〈どういたしまして。〉
「ん〜と…紅君いるかな?」
〈はい、今横に…〉
〈もしも〜し、キラちゃんかな?〉
「うんvこんばんは、ごめんなさい、こんな時間に。ユラちゃんがどうしてもって言うから…。」
「ひど〜い!私のせいにするなんて…!」
〈大体の話は横で聞いてたよ。24日、楽しみにしてるよ。〉
「うん!私たちも楽しみv」
〈それとさ、いつでも良いからね?〉
「え?」
〈二人の部屋、そのままにしてあるし。いつでも歓迎するよ。〉
「うん…ありがとう…。」
〈もう遅いから、そろそろおやすみしない?〉
「そうだね…ユラちゃんも横であくびしてるしw」
〈ははは、それは大変だ。〉
「じゃあ…ほら、ユラちゃん。」
「ふぇ?あ…うん。」
「「おやすみなさい…」」
〈おやすみ〜〉
868Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:35:34 ID:PYtYBppa
「ふぅ…初めての電話…何だか緊張するね…?」
「うん…ふわぁ…」
「ふふふ…大きなあくび…。」
「え?んむっ…」
ユラは慌てて口を閉じ手で押さえた。
本当なら寝ている時間…電話中は緊張していたせいか急に眠気が襲ってきた。
「紅君がね…来たければいつでもどうぞ…だって。」
「…また…一緒に暮らしたいね…。」
一時期…大好きな人たちと一つ屋根の下で暮らした…。
黒い瞳の少年が…朝扉を開けて「おはようございます」と言ってくれた…。
気の良い少年が…夜扉を閉めながら「おやすみ」と言ってくれた…。
この家でも、そう言ってくれる人はいる…けれど…違う。
「ここ…私たちの家…なんだよね?」
「………」
ユラは黙って頷いた。
そう、ここは自分たちの家…一度は居られなくなったが、また戻ってくることが出来た…。
なのに…
「何だか、変だね…。」
「そうだね…。」
大好きな人と24時間一緒に居る生活…普通なら味わうことの出来ない幸せを二人は知ってしまった…。
それ故、普通の生活が…本来幸せであるはずの生活が物足りない…。
「なんで…かな…?」
「声…聞いたせいかな…?」
「そう…かもね。」
「会いたいね…。」
「そうだね…v」
キラはふふっと笑い、ユラもそれにつられて笑った。
この状態は少しだけ寂しい…けれどその分…会う事を考えると幸せになるのだ…。
「紅君と蒼君に、こんなに上手になったんだよっ!って見せてあげよう?」
「うん!二人とも驚くかな?」
紅と蒼の顔が目に浮かぶ…。
「「ふふふふw」」
869Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:36:56 ID:PYtYBppa
時の流れは止まることなく、夜の次は朝が来る。
そして、朝から災難にあっている少年がここに一人。
「「起きろ〜!」」
小柄な少女の体が宙を舞い、ベッドに落ちる。そこには、人が一人寝ていて…
「ぐふはぁ!」
二人分のボディーアタックをモロに食らってしまった。
「朝だよ〜!」
「遅刻しちゃうよ〜!!」
「………」
少年は答えない、二人分の攻撃を食らえば悶絶するのも仕方ない事だ。この少年、名前を翠河一馬という。
「るる…らら…頼むからボディーアタックは止めてくれ…○づきママじゃないんだから…。」
「うづきママ?」
「誰それ?ママの名前はみやびだよ?」
「…るる…せっかく伏せたのに…。はいはい、起きます…起きますから。」
ゆっくりと体を起こそうとするが起き上がれない…。
「るる…らら…起き上がれない。」
「「頑張れ〜!」」
「ど・い・て!」
るるとららは笑いながらベッドの上から飛び降りる。
こういったことがちょくちょくあるからたまらない…
「らら…今日何日?」
「え〜っと…23日…?」
23日と言えばお偉いさんの誕生日で…
「…なんだ…休みじゃないか…と言うより…今日から冬休みだった…。」
なら、もう少し寝ていてもいいかと再び横になったが…
「だめ〜!!」
「今日は私たちとお出かけするの〜!!」
「お出かけ〜?」
そう言えばみやびさんがそう言っていた…
「しょうがないな…」
諦めておきる事にしたようだ…朝日はいつもと代わらずまぶしい…。
870Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:38:08 ID:PYtYBppa
「あ〜これ美味しそうだよ!」
「ママ〜、これ食べたい!」
「はいはい。悪いわねぇ…付き合せちゃって。」
「いえ、お世話になっているお礼と言う事で。」
一馬は、るる、らら、それにみやびさんとデパートへ来ていて、今は食材購入中だ。
おそらく、るるとららへのプレゼントも買わないといけないのだろうが…
「でも、みやびさん…二人にばれないんですか?」
「だから、貴方に来てもらったの。少しでいいからるるとららの相手をしててくれないかしら?ほら…」
そう言って、指差したのはデパートの一階によくある食事コーナー。
そこで、二人の相手をしていろと言う事らしい。
「るる、らら、何か食べないか?」
「え?いいの!?」
「食べる、食べる〜。」
るるとららは一目散にダッシュ…そっちの方が都合はいいのだろうが…
「じゃあ、お願いね?」
「分かりました。 るる〜、らら〜走ると危ないぞ〜!」
見ると、二人はどれにしようか悩んでいる。
そこには、アイスやクレープ…ケーキなど女性好みの店から、うどんやラーメンといった普通の店も並んでいた。
食事コーナーとはこういうものだ。
「二人とも、何が良い?」
「ん〜何にしようか…?」
「…アイスクリームにしようか?」
アイス…今は冬…。デパート内は暖房が効いている、食べている客も居る、冬に食べても構わない…。
「クレープって食べた事ないね…。」
「じゃあ…クレープ?」
「…うん、決まり!」
そのコーナーに行くと、お姉さんが営業スマイルを向けていた…。
「おにいちゃん、いくつまで?」
「一つ。」
二つにしてあげてもいいが…少し多い気がする。
「「ひとつ…?」」
そうやって、二人でハモられても困る…悩んだ末…。
「分かった、二人でもう一つ、半分ずつな?」
871Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:43:35 ID:PYtYBppa
「あま〜いw」
「おいしいね、るるちゃん。」
二人は美味しそうに食べていく。
クレープなるものを始めて食べたが結構いける。
「おにいちゃん、口にチョコついてるよ?」
「本当だ、拭いてあげなきゃ。」
「いや…自分で…」
断る間もなく、るるとららが二人して紙ナプキンで一馬の口を拭く。
周りからクスクスと笑う声が聞こえる…orz
その場から立ち去りたくなるのを堪え、るるとららに話題を切り出す。
「るる、らら、サンタクロースに何頼んだんだ?」
さっきのみやびさんの様子からするとおそらく、この二人はサンタクロースを信じている。
いや、実在はする。ソリに乗ったりしないだけで。
「えへへ〜。」
「ひ・み・つw」
知られたくないものなのだろうか?
「だって、言っちゃったらサンタさん来ないんだよ?」
「プレゼント貰えないんだよ?」
サンタクロースってそんなのあっただろうか…。
一馬はるるとららの歳から既にサンタクロースと言うものを信じてなかったので、よく分からない。
「じゃあさ…俺が二人にプレゼントしてあげるって言ったら何が良い?」
「くれるの!?」
「いや、例えばの話な?」
参考にはさせて貰うつもりだ。
「そりゃあ…あれだよね…るるちゃん。」
「あれだよね…ららちゃん。」
「決まってるんだ?」
「「こんやくゆびわ!」」
「こ…婚約指輪は早いんじゃないかな…?」
まあ、二人らしいと言えば二人らしい…。
「それに、二人とも大きくなるから直にはまらなくなるぞ?」
「その時は、またプレゼントしてね?」
苦笑いする一馬とは対照的に、二人ともそんな期待をもった眼差しを向けた。
「ごめんなさい、少し手まどっちゃった。二人とも良い子にしてた?」
そこに、買い物を終えた雅さんが来た。プレゼントの入った袋は別の紙袋でカモフラージュされている。GJだ、みやびさん。
とりあえず、この場はどうにかなったが…何かプレゼントした方がいいかな…髪飾りなんかどうかな?
一馬は悩むのであった…。
872Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:44:41 ID:PYtYBppa
同アパート三階おもちゃ売り場では…
「…俺…なんでこんなところにいるんだろう…。」
少年…鈴宮橙花は自分の居る場所を見渡す…周りにはぬいぐるみがたくさん。
「なんでって…あの二人へのプレゼントなんだけどさ…。」
自分に言い聞かせるようにぶつぶつと呟く…
「そりゃ、アクセサリーとかも考えたよ?けど、なんかあの二人金属って感じしないんだよな〜…。どっちかと言えばこういうぬいぐるみとか…動物物系?なんか、抱いて寝てそうだし。」
ぬいぐるみを一つ手にとって見てみる。
「俺って今周りからどんな風に見えてんだろ…」
ため息をつきながらぬいぐるみを棚に戻す。
ぬいぐるみがいいと思いながらも、どうも、これだ!というものが見つからない。
「そもそも、何で俺はこんなに真剣に選んでるんだ?」
誰かの為にプレゼントを…自分がそんな事をしているとは…。
「…惚れた弱みって…やつ?って…何言ってるんだろう俺。」
ボソボソ呟いては頭を抱える…ぬいぐるみ売り場に居る事よりもそちらの方がおかしい。
「…そっか…あえてそっちの方をプレゼントするのもありかも…。」
何か思いついたのか、考え事をしながらぬいぐるみ売り場をあとにし、デパートも出る。
向かったのは近くにあるアクセサリーショップ。
「うん…ここなら何とか。」
ぬいぐるみの方があの二人には似合いそうだが、あえて冒険させてみるのも手かもしれない。
「う〜ん何がいいんだろ…。あんまりこういうの着けてるの見た事ないからなぁ…」
指輪、イヤリング、ブレスレット、ピアス…あらゆるアクセサリーが所狭しと並んでいる。
「ピアスは絶対無理だな。耳に穴あけるとか言ったらその場で卒倒しそうだし…。」
その姿を想像し、口に手を当てクククと笑う。その予想は当たらずとも遠からずだろう。
「指輪は…まだ早いかな。うん、まだ早い。あとは、ブレスレットか…ネックレスか…イヤリングか…。」
再びブツブツと言いながら考え込む。どうやら性格らしい。
「色は何色だろ…あの人たち全体的にオレンジ…赤系だからな…。」
「贈り物ですか?」
「…そうなると、青…いや、緑か…?」
「あの〜お客様?」
店員の声は耳に入っていない。因みにこの後一時間ほど悩む事になる。
873Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:46:12 ID:PYtYBppa
「いよいよ…明日だね…。」
「明日…だね…。」
何匹もの犬を散歩させているのは初と恋。
預かっている犬を散歩させるのは二人の日課だ。
「どんな服…着ていけば…良いのかな…?」
「う〜ん…あの人…どんな服が…好きなのかな…。」
「「…………」」
二人はしばし考えたが…
「なんだろうね…。」
答えは出なかったようだ。そもそも、服の好みがあるのかどうかすら怪しい。
「私たちが…一番…素敵だと思う…服で…いいの…かな?」
「私は…それで…いいと思う。」
だが、自分たちが一番素敵だと思っているのはどういう服装だろうか…。
二人はまたそこで詰まってしまった。
「…帰ってから…考えようか…?」
「うん…それが良いかもね…。」
とりあえず、二人は散歩に専念する事にした。
二人が散歩しているのは公園の中だが、よく見ると申し訳程度に飾り付けしてある。
「クリスマス…だもんね…。」
「うちも…何か…飾り付けした方がいいのかな…?」
「…あんまり…灯りとかつけると眠れない子とか…いるかも…。」
「じゃあ…少しだけなら…?」
「…少し…なら大丈夫かも…。」
「帰ったら…飾り付け…してみようか…?」
「うん…パパにも手伝ってもらわなきゃ…。」
そんな事を話しながら、歩いていると…
「ああ…!!」
「あ…あの人…」
二人の視界に、橙花が入った…
874Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:47:12 ID:PYtYBppa
「…もう少しボリューム下げたら…?俺が恥ずかしかったよ…。」
「ご…ごめんなさい…。」
「慌てちゃってて…。」
突然の事にパニックになった二人は、かなりの大声で呼んでしまった。
「なに?散歩中?」
「はい…」
「運動不足になると…いけない…ので…。」
幸か不幸か、せっかく会う事ができたので二人は思い切って聞いてみた
「あの…貴方は…その…」
「どんな…服装が…好み…なんでしょうか…?」
「服装…?」
「「はい…。」」
「…別に何でも、TPOにあってれば何でも良いんじゃない?なに?服選びで困ってるの?」
「…はい…どんな服を着れば…いいか…。」
誰の為に服を選ぶのかこの二人はしっかり頭に入れいるのだろうか…?
「別にいつものやつで良いんじゃない?」
「いつもの…ですか?」
「そう。無理しても、笑いの種になるのが関の山。」
「笑いの…種…。」
こういう人だとは分かっていたが、そう言われると流石にショックだ。
「ようは、元が良いんだから、あんまり飾る必要はないってこと。」
「…それは…」
「ま、馬子にも衣装って言うくらいだし、頑張ってみるのも良いんじゃないかな?」
「馬子にも…衣装…。」
「大丈夫、誉め言葉。じゃ、俺はこの辺で…また明日ね、千草さん。」
それだけ言うと、橙花はその場を立ち去った。
「また…あした〜…。」
「…初ちゃん…」
「なぁに?」
「誉め言葉…だったっけ…?」
「………微妙…だよね…。」
875Merry X'mas:2005/12/25(日) 01:51:14 ID:PYtYBppa
そして…ついに24日となった…
「ありがとうございました〜。」
中央広場の一角、尊は相変わらず花屋のバイトに勤しんでいた。
「いよいよ、今夜ですね…。この木がどれ位綺麗になるのか…。」
「そうねぇ…。それにしても、本当に良いの?」
本当なら、二人の恋人がいる尊はこんな事をしている場合ではないのだが…
「いえ、大丈夫です。夕方からって言ってきたの、沙羅ちゃんたちのほうですし。」
「そう?でも、夕方からは私一人でいいから…。」
「すみません…気を遣ってもらって…働かせてもらってる側なのに…。」
「いいのよ、気にしなくて。貴方のおかげで売上は絶好調なんだから。」
「そう言ってもらえると、働き甲斐があります。」
お客様に言われた花を花束にし渡す…その作業を繰り返すうち少しずつ日は傾いていった。
「さて…そろそろ上がっていいわよ…。あの娘たちも来たみたいだし。」
「あ…本当だ…。」
向こうから、沙羅と双樹が歩いてくる。
「おにーさーん!」
双樹が手を振ってきたので、自分も小さく手を振る…自然に笑みがこぼれてしまう。
「ほら、行ってきなさい。」
「すみません…。」
エプロンを外し、掛けてあったコートを着て二人のところへ向かう…
「お前も大変だな…こんな日もバイトだなんて…。」
「こんな日だからこそ、人手が要るんだよ…。」
「おにいさんから、お花の香りがしますv」
「…ホントに…?…臭い?」
「いや…どっちかと言えばいい香りだ…。」
「なら良かった…。」
ふと、尊は二人が手袋をつけていないのに気付いた。二人の手は少し赤くなっていた。
「二人とも、手袋つけてないの?」
「ああ、ちょっと急いでて…付け忘れたんだ…でも大丈夫。」
「貸そうか?」
「それだと、おにいさんが…。それに片方ずつになっちゃうし…。」
「それなら大丈夫。」
手袋を片一方ずつ預けると、それぞれの手を握り、自分のコートのポケットに突っ込んだ。
「お…オマエ…///」
「これなら、オッケーでしょ?」
「ふふふ…そうですね…。」
沙羅は照れくさそうに横を向き、双樹は嬉しそうに目を細めた。
「暗くならないと点灯されないし、それまで時間あるからあちこち回ろうか?」
「「さんせ〜いw」」
876Merry X'mas
その頃、住宅地にある民家では…
―ピンポ〜ン
「あ…誰か来た。」
「きっとダーリンだよw」
「「は〜い!」」
勢いよくドアが開く。中から、薫子と菫子が二人一緒にでてきた。
違う人だったらどうするつもりだったのだろうか。
「ごめん、少し遅れちゃったかな…?」
「ううん、全然そんな事ないよ。」
「私たちも、少し手まどっちゃったし。」
本当に手間取っていたのかどうかは分からないが、それほど待たせずに済んだようだ。
「私はこっちv」
「じゃあ、私はこっちv」
そう言いながら、左側に菫子、右側に薫子がきて腕を組みピタッとくっつく。
「あんまりそうやってもらっても…」
「照れない、照れないw」
「折角のクリスマス・イヴなんだからw」
時折擦違う人たちの(特に独り者)視線が痛い…。
「ま、いいか…。」
「どうしたの?」
「いや、こっちの話。」
「ふ〜ん…とりあえず、何か食べない?」
「そうしようか?お腹も空いてきちゃったし。」
こういうときに行く、しゃれた店はあまり詳しくないのでここは二人に任せた。
「そう言えば、新しい店が出来てたよね?」
「ええと…イタリア…というよりパスタ料理店?」
「そうそう、そこに行ってみない?」
「でも、新しく出来たのなら人多いかもよ?」
「そっか…と言ってファミレスじゃ味気ないよね…?」
「ん〜…ダーリンは?」
「とりあえず、そのパスタの店に行って、多かったらその後考えよう。」
「…ダーリンっていつも…」
「行き当たりばったりだよね?」
「…俺、考え込むの苦手だから。」