【インクレ】ディズニー作品のエロパロ【KH】

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1名無しさん@ピンキー
これまで著作権が厳しいディズニーでしたが
SSまではセーフである。
現に多くのサイトでSSにされています。
もう、恐れる事は何もない!
どんどん書いてください!

決まり事

・sage進行
・荒らし、煽り、叩きはスルーしましょう。
・801は801板で
・女体化、女性化もシチュエーションスレで

関連スレ
【ピクサー最新作】Mr.インクレディブル【その5】
http://tv6.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1105330396/501-600
§Disney‡SQUAREENIX§キングダムハーツ 73rd.key
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1106566628/401-500
2名無しさん@ピンキー:05/02/10 12:19:48 ID:R93sRkXy
>>2だったらネズミ帝国に通報。
>>3以下だったらこのスレは大繁盛。
3名無しさん@ピンキー:05/02/10 12:56:34 ID:YLfJ43Xm
> SSまではセーフである。
根拠はー
4名無しさん@ピンキー:05/02/10 15:51:17 ID:/6gU4EYp
ディズニーに連絡して聞いた
5名無しさん@ピンキー:05/02/10 17:49:11 ID:pBdgkNRb
マジで
6名無しさん@ピンキー:05/02/11 14:36:32 ID:0SKeGPG4
本当じゃないの?
小説も似顔絵とかの絵を載せない限りいいと思うけど
真相は>>1のみぞ知る、だな
7名無しさん@ピンキー:05/02/11 14:41:32 ID:ktvmlsQu
実際に聞いてみればいい。
このスレのURLを併記すれば説得力もあるだろう。
8名無しさん@ピンキー:05/02/11 14:43:45 ID:dm+oCOrw
じゃあ取りあえずミッキー×ミニーで誰かおながい
9名無しさん@ピンキー:05/02/13 05:23:16 ID:cTY6OMCv
期待あげ
10名無しさん@ピンキー:05/02/13 10:30:13 ID:hXTpynzu
デイジー×ドナルドは邪道ですか?
11名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:10:40 ID:qGl1I86b
ドナルドはもえる。尻ワシ掴みにしてぇ。
海外サイトでエロくはなかったがリク×ドナルドは見たことがある。
12名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:36:50 ID:d+ZS0DyB
恐い者知らず達のスレに記念パピ








せめて伏せ字にしたらどうだ・・・
13名無しさん@ピンキー:05/02/13 17:20:40 ID:WYrXPnTl
2ちゃん内にはこびるAAは何も言われてないのは何故だろう?
あと、遊園地板とか伏せ字もなにもあったもんじゃねーな。
14名無しさん@ピンキー:05/02/13 18:03:55 ID:LbvwpKrI
2ちゃんでディズニーで検索してみろ
びっくりするから
15名無しさん@ピンキー:05/02/13 18:47:07 ID:+k70deYh
うおおお、このスレが引っかかる
16名無しさん@ピンキー:05/02/14 18:43:37 ID:oDllLSe6
イラスティガール×インクレディブル
キボン
17名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:53:33 ID:xZEyX83o
ミラージュ×シンドローム
キボン
18名無しさん@ピンキー:05/02/15 08:53:30 ID:Lr6n7i0p
ミラージュが攻めなのかww
19名無しさん@ピンキー:05/02/16 01:54:34 ID:MjufPTW+
カイリ×ソラ
20名無しさん@ピンキー:05/02/16 07:36:36 ID:G+NkIHqD
ミッキー×ミニーで何回も抜いたことある
21名無しさん@ピンキー:05/02/16 16:26:15 ID:sHolh1tV
>>20 既に抜いたことあんのか!すげぇ!(゚Д゚;)!

長編アニメーションとかはだめでつか?インクレが既にそうだけど
22名無しさん@ピンキー:05/02/16 19:42:04 ID:RvhmV7sy
>>21
OKだろ。玩具物語とかもあるし。
23名無しさん@ピンキー:05/02/16 21:34:38 ID:PEVWN0IP
ピーターパンのティンカーベルで抜いたよ
24名無しさん@ピンキー:05/02/16 23:17:28 ID:m16duTj/
「リトルマーメイド」のアリエルとか
「アラジン」のジャスミンとかで抜いた人いんのかな?
25名無しさん@ピンキー:05/02/17 07:15:30 ID:DcnkgIWz
美女と野獣のベルは萌える
26名無しさん@ピンキー:05/02/17 09:15:11 ID:GHbX4OU7
>>21
スレタイ見ろ
27名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:27:00 ID:yloDE2X6
「きゃっ!いや〜んミッキーのエッチ!」
「ハハッ!ミニーは本当にココが好きだね。こんなことしちゃうぞおっ!えい!」
「ああんっ!んもうミッキーったら!」

↑みたいなのがいいんだろうか
28名無しさん@ピンキー:05/02/18 03:07:46 ID:DKtbdSx8
ミニーのあえぎ声とか萌えるなぁ…
29名無しさん@ピンキー:05/02/18 11:20:51 ID:5eMtbdno
幹×プル(女体化)で
調教物なんてどうだろう…
30名無しさん@ピンキー:05/02/18 12:49:52 ID:LEUzgdAD
↑女体化はだめだぞ
31名無しさん@ピンキー:05/02/18 14:04:36 ID:XN3qoLNq
悪夢の佐里ーにふとした瞬間萌えた漏れがいますた。
32名無しさん@ピンキー:05/02/19 00:25:14 ID:zQW8OnaK
差利ーは美脚
33DJMDR:05/02/19 01:06:08 ID:QURVkMVe
おっ、ついに立ちましたね!と言う訳で、一週間以上遅ればせながら、こっそり便乗。
ふつつかな者ですがどうかよろしくお願いします。
KH王道の空×海里で、純愛シリアスネタです。そしてまだエロじゃないので悪しからず・・・ちなみに文中、キャラ皆当て字にしました。
とりあえず、状況を見て、大丈夫そうだったら続き書きます。どうか問題起きませんように・・・ ↓より開始。
34DJMDR:05/02/19 01:07:16 ID:QURVkMVe
「―――……空」
そんな声が落とされて、石の地面の上に突っ伏した空は、ようやく薄っすらと眼を開いた。
僅かながらに、ずきずきと頭痛がする。どうやら、先ほどの攻撃をもろに受けたのは、結構痛手だったらしい。
こめかみを押さえながら何とか上体を起こすと、空はううんと呻いた。
今の状況を簡単に言うと……眼の前に憂鬱気な面持ちをした海里いて、その後ろ数十メートルの所に黒いコートの男が一人立っている。
場所は、どこかの城のようだ。太くて白い柱が、高い天井を支えていた。
「もう眼は覚めた?」
ぼんやりとする空の気を確かめるよう、海里が問いかける。
「あ……ああ、一応。まだ少し頭が痛いけど、大丈夫みたいだ」
「そう、良かった。少しやりすぎちゃったかな、って、心配してたんだけど……」
それを聞いて、そうだ、思い出した―――空はすぅっと城内の冷たい空気を吸い込んだ。
自分はココで、つい先ほど、妙な巡り合わせで出会った海里と対峙していたのだ。
理由は良く覚えていないが、ただ、向こうから仕掛けてきたのは確かだ。
それで、俺は怒って、その後……
空がそうこう考えている内に、海里は身を屈めると、その脇に落ちていた空愛用の白い鍵剣を拾い上げた。
これは、“約束のお守り”と呼ばれるタイプのモノだ。
キーホルダーに、以前海里から貰ったお守りをぶら下げている、空の宝物だった。
「……海里?何する気だよ?」
訝しげな顔をして、空は海里を見上げる。だが、海里はお構い無しだ。
「……けじめを付けるの」
「けじめ?一体何の目的で?」
「きっと、今に分かるよ」
白い鍵剣に大切に括り付けられていた星型のお守りが、海里の手によって取り外された。
すると途端に、鍵剣はその効力を失い、ただの薄汚い鉄棒へ舞い戻った。
「あっ」と小さな驚きの声を上げて、空はその始終に眼を見開く。
しかし、海里は見向きもせずに、キーホルダーを握り締めた手を頭上に掲げた。
それから、ほんの一瞬だけ躊躇して――― 一思いにその手を振り下ろした。
35DJMDR:05/02/19 01:08:40 ID:QURVkMVe
「こんな約束なんて、もうおしまい!」
「お、おいっ?!」
半ばやけになったような悲鳴の後、ガラスの割れるような音がし、地面に衝突したお守りは見る影も無く分解した。
嘘だ……情け無いと分かりつつも、空は請うような視線を変える事が出来なかった。
眼の前で無残に散って行く、自分の力の糧。
けれども海里は、肩で息をしながら、相変わらず非情な顔を浮かべるばかりだった。
「……海里、どうして?」
信じられない、いや、信じたくない。まさか海里が、こんな事をするなんて。
貝殻が割れるように、空の心もまた、音を立てて崩れ始める。
あの日の、あの洞窟の中での2人だけの想い出が、その瞬間、跡形も無く壊れてしまったのだ。
唖然とする空を端眼に、海里は俯いたまま、話し始めた。
36DJMDR:05/02/19 01:09:26 ID:QURVkMVe
「ごめんね、空……私、待ち切れなかったの。空は遅過ぎたの。空は間に合わなかったの。
だって、私がどんなに待っても、空は帰って来てくれなかったから」
「そ、それは、世界の平和が……」
「うん、もちろん分かってる!でも、人には限界があるの!もう……これ以上待てない……私、待てないよ……」
尤もな意見に反論も出来ず、空はただ、語る海里の顔を覗き込んでいた。
悲しみとも、苛立ちとも取れない複雑な表情が、そこにはあった。
そしてそれは、以前の彼女には決して見る事の無かったモノだった。
ココにいるのはもう、あの頃の少女ではないのだ。
「あの島で、毎日一人ぼっちで……辛くて、苦しくて、寂しくて、どうしようもなくて……だから、だから私―――!!」
「……海里」
その時、まるで水を刺すかのように、それまで黙っていた黒いコートの男が場を制した。
海里ははっと我に返ると、慌てて下唇を噛む。
発せられないまま押し戻る言葉が、その口の中でもごもごと動いていた。
「……ごめん、言いたかったのは、こんな事じゃないのに……」
切なく歪んだその顔を、空はいつか見たような気がした。
ああ、確かあの日だ。アンセムを倒して、世界が元通りになった日、世界の果てで見た彼女の、あの顔だ。
同時に錯覚が起こる。あの日のように、自分達が引き離されるような、そんな悪夢が。
違う―――夢何かじゃない。現実が。
ようやっと考えの整理が付いた所で、海里は顔を上げた。
それは、何かを割り切った後の人間がする小さな笑みだった。案の定、次の海里の一言は、正にそんな感じだった。
「ありがとう、空……そして、さよなら。私……もう決めたの。この人達と、共に戦う事を」
“この人達”とは、背後にいる黒いコートの男の事を指すのだろう。
それは明らかに別れの言葉だった。つまり、自分達はこのまま終わりと言う訳だ。
そして海里は、空が何か言い出す前に立ち去ろうと、足早に回れ右をした。
37DJMDR:05/02/19 01:10:11 ID:QURVkMVe
告げられた事実に、何も言い出せず、空はただ口を小さく開けて硬直していた。
―――これでいいのか?本当に、これで良かったのか?
頭の中で、もう1人の自分がそう問い掛けて来る。
このままでは、俺は恐らく一生海里と話す事が出来ない。
そんなの嫌だ。俺にはまだ……海里が必要なんだ。伝えたい事が、まだまだいっぱいあるんだ。
終わらせたくない。終わらせるわけには行かない。だから、引き止めるには今しか無い―――
決めて、空はそのままの衝動で前に乗り出すと、去り行く海里の背に向かって、力の限りに叫んだ。
「待ってくれ、海里!お願いだ!少しで良い、俺の話しを聞いてくれ!」
「……」
呼び掛けが通じたのか、海里が立ち止まり、振り返る。
それから彼女は、黙ったまま空の瞳の奥を見詰めた。どうやら、本気かどうかを見極めているらしい。
空は応えようと、怯む事無く睨み返した。
すると海里は、先ほどの立ち位置まで戻ると、不意に身を屈め、座り込む空の右肩に手を付いた。
それからぐいっと顔を寄せて……空の耳元のすぐ隣で囁く。
頬に触れる赤い髪先にくすぐったさを覚えつつも、空は聞き逃さないよう、真剣な顔をした。
掠れた海里の声は、微かに震えているような気がしたが、それでも、いつもの優しい響きだった。
38DJMDR:05/02/19 01:10:53 ID:QURVkMVe
「……海里」
黒いコートの男に再度急かされ、海里は屈めていた身体をゆっくりと戻す。
そして、楕円に歪んだ瞳で一瞬空を見下ろした後―――何か覚悟を決めたかのように、くるりと踵を返した。
戦士にしては脆過ぎる少女の後姿が、そのまま無情にも遠ざかって行く。
けれども、引き止めようと伸ばした空の手は、ただ虚しく宙を掻いただけだった。
「また会おう……鍵の勇者」
最後にぼそぼそと、低い声で黒いコートの男がそう呟いた。
刹那、空の視界は一気に暗転し、何もかもが見えなくなる。
まるで、雷雲の中にいるかのようだ。
獣の呻き声のような轟きだけが、地面に付いた指先に、僅かな振動を伝えてきた。
そうして、次にその黒い雲が強い風で吹き払われた時―――そこにはもう、誰もいなかった。
最初から全て夢でも見ていたような気分だ。
でも、現実は確かにそこに在る。
眼の前の約束が、いつまでも粉々に砕けたままであるように。

1人だけ取り残された空は、暫く呆然とその場に座り込んでいた。
その間中ずっと、海里のあの顔が頭から離れなかった。
どうして彼女は……いや、これは何かの間違いに違いない。少なくとも、あの眼は確かにそう訴えていた。
空は、先ほど海里の唇が触れていた方の耳元を、恐る恐る手の平の窪みで覆うと、静かに眼を閉じた。
押し込まれた空気の余韻が、あの彼女の声をもう一度だけ反響させる。

―――ねえ、空。もし今でも私の事が好きなら……
今夜、あの島のあの場所に、来て―――
39DJMDR:05/02/19 01:13:12 ID:QURVkMVe
続く・・・と言うわけで、とりあえずココまで。
板にSS載せるのは初なんで、これで良かったのかすごく疑問です。改行とか、あってるだろうか・・・
他の方のKHネタもぜひ見たいですv
40名無しさん@ピンキー:05/02/19 12:57:30 ID:Kg0LsskK
うおおおー神降臨か!!?
続きを激しくきぼんぬ!
41名無しさん@ピンキー:05/02/19 13:07:36 ID:AbYgRqPT
いよいよ次はエロに入りますかね!?
続き、楽しみにしています!

42名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:01:36 ID:lj+Oi7Dp
神キタ───!!!
43名無しさん@ピンキー:05/02/19 17:58:52 ID:Kg0LsskK
ナミネたんが激しくエロい目に遭うネタもヨロ
44名無しさん@ピンキー:05/02/19 18:52:25 ID:XfzCU1XA
ハートレスとか触手ネタに使えそうだな
45ヘルズ:05/02/19 20:31:08 ID:lR+1BG7/
オレも簡易な物ですが

「海里!オレのキーブレードで海里の鍵穴をこじ開けてやるよ!」
と、言うと海里のパンツを強引にずらし空のキーブレードと呼ばれる物を
ぶち込んだ!
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁあああ!!!!!!」
海里は凄まじい雄たけび上げた
「い、い、痛いーーーやめてーー空ーーー!!!」
「ハッハツ大丈夫さ海里俺がついてる」
そう言って更にキーブレードを海里の鍵穴に押し込んだすると…
ブチン、!!何かが破れた処女膜だった!
「ぎゃあああああああああ!!!!」
海里はついに泣き出した
「も、もう少しで、キーブレードから光が出るから!我慢してくれ、海里」
空は腰をものすごい速さで振った
「海里の鍵穴に…ひ、光がで、デルー!!」
「びゅぅぅぅっぅぅっぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
「よかったな海里!あれ海里は?」
見渡すと海里が居ないその代わり一匹のシャドウが居た
「あぁ〜心が壊れちゃったのね!まぁいいや別の娘捜そ」
空はそのハートレスを倒してその場を去った…
46DJMDR:05/02/19 21:11:29 ID:9LzgNydR
キーブレネタキタ―――!と言うか、空ムゴ―――!!(;´д`)ハァハァ
私も後30分位したら続き載せる予定でふ。
47DJMDR:05/02/19 21:51:32 ID:33wSxPrC
海里との一事の後、空は城の外に駐留してあったグミシップに乗り込んで、真っ直ぐディスティニーアイランドへと向かった。
ワープホールが近くに無い上、僻地の小さな星なので、出た時は陽が高かったのに、着いたのは細かな星が見え始めた頃だった。
空は浜辺でグミシップを停めると、操縦席の窓越しに、ひと先ず辺りを一望する。
懐かしい南国の島の風景は、相変わらず鮮やかな色合いで、あの夏の日のままだった。
―――ココに帰るのは、何年ぶりだっけ……
帰ろうと思えばいつでも来れたはずなのに。何度か、良い機会もあったのに。
心の奥底の妙なプライドがそれを“甘え”と変換するので、空は勇者の使命を背負った時から、自然とこの場所を避けていた。
それが、過酷な戦闘に立ち向かう己への試練だと、勝手に思い込んでいたのだ。
でもそのせいで……海里は知らず知らずの内に傷付いていた。
いつまでも戻らない空に不安を覚え、ずっとずっと苦しんでいた。
それも、たった一人で。
―――どうしてもっと、アイツの事を分かってやれなかったんだろう。
後悔し、空はきつく拳を握り締めた。しかしもう、どうにもならなかった。
海里は既に待つことを止め、代わりに、優しく慰めてくれる闇の黒い手を取ってしまったのである。

グミシップを降りてすぐ、空は喉が詰まるような感覚がし、夜空を仰いで深呼吸をした。
その時見上げた紺色のカーペットが指し示すのは、もうじき待ち合わせの時刻が近いという事だけだった。
もう行かないと……海の方から吹く潮風に後押しされ、空はゆっくりと島の奥へ向かい歩き始めた。
48DJMDR:05/02/19 21:52:13 ID:33wSxPrC
狭くて細長い通路を何とか潜り抜けると、ようやっと開けた場所に出た。
まばらな穴の開いた天井から差し込む星明かりが、その内部の茶色い岩肌をぼんやりと照らし出す。
秘密の洞穴―――昔から、空と陸と海里だけが共有していた、ちょっとした空間だ。
そして、その中央には今、赤い髪の少女が空の方を向いて立っていた。
「空、来てくれたんだ……」
そう言って薄く微笑むのは、正しく海里だ。だが、昼間空が見た彼女とはまるで別人だった。
突っ張った感じが消えた代わりに、いつもの海里らしい落ち着いた優しい雰囲気で満ちている。
恐らく、あの黒いコートの男がいるかいないかで、状況がかなり変わってくるのだろう。
「また、待たせちゃったみたいだな」
後頭部をカリカリと掻きながら、空は海里の眼の前まで歩み寄った。
すると海里は、「……ううん、私も今来た所だから」と、頷き掛けた。
2人はそれから、並んで地面に腰を降ろすと、岩の壁に背中を預けた。
49DJMDR:05/02/19 21:53:35 ID:33wSxPrC
以前には無かった、どことなくぎこちない空気。それが、2人の間で過ぎた時間の代償だった。
そしてこれは、この先永遠に埋まる事は無いだろう。……となれば、これが海里とゆっくり話せる、最後の機会だ。
これを棒に振るわけにはいかない―――空は何とか覚悟を決めると、海里の方へ身体を向けた。
そして、半ば土下座でもしそうな勢いで、どことなく脱力した感のある海里に詰め寄った。
「あ、あのさ、海里……その、ごめんな。俺さ」
「……空、その話しはもう止めよう」
しかし海里は、昼間同様全く取り合ってくれなかった。
代わりに、何かを訴えかけるような目付きで、に空の方をジッと見詰めた。
「今日、空をココに呼んだのは、そんな話しを聞くためじゃないのよ……」
海里の顔に浮かぶ双方のサファイアの輝きが、天井から差し込む細い星光に怪しく輝いている。
蛇に睨まれた蛙のように、その瞬間、空の身動きは封じられた。それは金縛りと言うに等しかった。
それから海里は、殆ど唇を動かさずに、こう呟いた。
「……しよう」
この場合、それが意味する事はただ一つだった。
普段の彼女からは考え難い突然の一言に、空はギョッと眼を丸くする。
冗談や、単なる挑発かと想ったのだが……こちらを見詰め続ける海里の眼差しは、決して揺らぐ事が無かった。
「しよう、空」念を押すように、海里はもう一度言う。
断る理由を見つけられなくて、空はただ、静かにコクリと頷いた。
50DJMDR:05/02/19 21:54:52 ID:33wSxPrC
空は海里の着ていたブラウスのボタンを外し、邪魔な下着を上に押し上げると、露わとなった白い胸元に顔を押し付けた。
発育途中の控えめな柔らかさが、直に漂う少女の良い匂いが、その瞬間、全神経を通して空に伝わって来る。
堪らず、空は海里の背に回した手に力を込めた。すると、よりいっそう瑞々しい白肌が頬に密着した。
「……空」
名前を呼ばれて見上げれば、海里が照れくさそうに微笑んでいる所だった。
海里は空の栗色の癖毛を撫でつけながら、両手で顔を包み込むと、軽いキスを落とす。
衝動に掻き立てられ、空は後を追うように海里の唇に噛り付いた。
そのまま地面に彼女の身体を押し倒すと、上に乗り上がり、少しだけ体重を掛けた。
「ん……ふっ、う」
舌を押さえつけて、唾液を流し込む。海里は眉を顰めて嫌そうな顔を一瞬作り掛けたが、すぐにごくりと呑み込んだ。
切れ切れの息と、絡み合う水の音が、洞穴の中で渦巻く。
空は両手のプロテクターを外し、脇へ捨てやると、海里が身につけている水色のチェックのスカートをそっと捲った。
肌蹴た真っ白な大腿は、星の明かりを浴びて、暗闇の中で彷彿と輝いていた。
51DJMDR:05/02/19 21:57:30 ID:33wSxPrC
空のジャケットの袖を握り締めながら、海里は身体を強張らせる。
けれども、噤んだ口から漏れる小さな声は、洞窟の反響性によって、嫌と言うほど響いていた。
「ん……んっ」
下着の中に手を入れて、まだ秘所を軽く撫でている程度なのに、海里の反応は異様に過剰だった。
恐らく、平生の彼女の良いコ気質から考えると、こう言った陰のある行為は自分でもした事が無かったのだろう。
下向き加減の海里の顔は、最早真っ赤に火照り、かなり緊張しているようだった。
「……大丈夫?」
「う、うん…………平気」
答えるまでの間合いが気になりつつも、空はまた少し核心に迫る。
広範囲に撫でていた手の動きを少しずつ緩め、それからそっと、湿り気を帯び始めた秘所に指先を掠めさせた。
「あっ!」
今までとは違う感覚に、海里は驚いた声を上げて肩を竦めた。反射的に閉じようとした脚が、空の腰を軽く挟む。
構わず、空は再び、今度は指の腹を直に柔らかい割れ目に沿って押し付けた。
瞬間、海里は怖くなったのか、一段と顔を紅潮させ、左右に首を振った。
「あ、あの……や、やっぱり止めよう!」
「どうして?」
「だ、だって……良くないよ、こんな事。私達は、恋人でも無いのに……」
確かに、それも一理合った。傍から見ればどうかは分からないが、厳密に言えば、空と海里は友達以上恋人未満だ。
けれども……こんな極上の果物を前に我慢できる男がいたら、それこそどこかおかしいに違いない。
空は海里の言葉を無視して指先の焦点を定めると、ゆっくりとその穴の中へ推し進めた。
52DJMDR:05/02/19 21:59:06 ID:33wSxPrC
「あ―――ぃっ!」
体内に侵入してくる異物感に、海里は小さな悲鳴を上げて青褪めた。
未開な上、緊張している海里の中は、指一本でもぎちぎちと音が上がりそうなくらい狭い。
少しでも動かすと、柔らかくざらついた内壁が指にきつく絡み付く。
「い、痛い……」
眼をぎゅっと瞑り、辛そうな声で海里は震えた。薄く開いた唇からは、具合の悪い人間が吐きだす熱い息が零れていた。
自分でも触れた事の無い身体の粘膜を弄られると言うのは、やはり、慣れないとあまり気持ちの良いものでは無いのだろう。
「今に良くなるよ。だから、力を抜いて……そうそう、そんな感じ」
「く……ぅ」
時たま倒れそうになる海里の背中を支えてやりながら、空はゆっくりとしたペースで指を抽入し始めた。
指の届く範囲まで奥に突き入れた後、再び第二関節辺りまで引き抜くと、海里の秘所からはぬるりとした液が滴ってくる。
それは潤滑油となり、数度繰り返した所で、段々と指の動きがスムーズになって来た。
「あ……あぅ、あ……あっ」
腰を持ち上げる感じで、腹側の内壁を丁寧に擦ってやると、海里は気持ち良さそうな声を上げた。
袖を掴んでいた手もいつの間にか空の首に巻かれ、指1本分の痛みはすっかり克服出来たようだ。
2本目も、入れる時はさすがに眉を顰めたが、海里はすぐにまた猫のように鳴き始めた。
その頃には大分海里の秘所も融け、良い具合に潤ってきていた。
53DJMDR:05/02/19 22:00:53 ID:33wSxPrC
「あ、んっ……空っ、そ、そこっ」
「ココ?」
意地の悪そうな笑みを浮かべ、空はわざとゆっくり海里の告げた奥の方の部分をなぞる。
じれったいその動きに、海里の中では、それまで感じた事の無いわだかまりが膨らみ始めた。
耐え切れず、空の身体にしがみ付いて乞う。
「ね、やだ、も、もっと!」
「……これくらい?」
けれども空は、まるで玩具でも弄ぶかのように、更にゆっくりと指を動かしただけだった。
どうにもならない不可抗力に、海里は息を荒げながらぽろぽろと涙を零す。
焦らされる度に、海里の中のわだかまりはどんどん大きくなって行った。
風船のように、今にも破裂しそうだ。そして空の顔も、それに連られてにやにやと歪んで行く。
「いや、ね、もっと……ちゃんと、触っ……て!」
はしたないとは分かっていた。それでも、限界まで膨らんだわだかまりが、そんな自制心をあっさりと削ぎ落とす。
空は海里に意味ありげな視線を送りつつ、ゆっくりと舌なめずりをした。それが、合図だった。
突如海里の腰は浮かされ―――入り口付近まで戻されていた空の指が、膣内の奥深くまで一気に突き入れられる。
「あ、ぅああっ―――!!」
その瞬間、海里は空の身体に強く抱き付くと、びくびくっと跳ね上がった。
どうやら、ようやく達せたらしい。痙攣は暫く続き、その間、海里の体内は収縮を繰り返して空の指を締め付けた。
溢れ返った蜜は、空の手の甲まで滴り、ぽたりと垂れて砂の地面に濃い染みを作った。
54DJMDR:05/02/19 22:04:29 ID:33wSxPrC
中途半端にこの辺まで。導入部分無駄に長くてごめんなさい。しかも手淫止まり・・・ぬるいエロですな。
次回本番です。相変わらずこのままだらだら展開ですorz
読んでくださっている方、ほんとにありがとうございます。喜んでいただけたようでほんとに嬉しいです(^^
鼠様の様子見と言うわけで、とりあえず和姦。空と海里も設定では16、7くらい。にしても、空のキャラがかなり変わってしまつた。

ナミネエロ良いですネ!でも思いつきそうで中々思いつかないのが難しい所。何か良いシュチュありましたら、具体的に教えてほしいでふ。
実際鬼畜の方が好きなんで、ハートレス触手とかも堪らんですなあ・・・と言う訳で一票。
55名無しさん@ピンキー:05/02/19 22:09:14 ID:4NWGV652
乙!
波音は記憶操作で空を性奴隷に…とか?
悲壮な表情で空を苛める波音(*゚∀゚)=3 ムッハー
56名無しさん@ピンキー:05/02/20 16:03:01 ID:fsEWN/0z
期待AGE
57名無しさん@ピンキー:05/02/20 16:27:33 ID:77cSOaeh
乙です!
攻められる海里も良かったです!
続き楽しみにしています!

俺も
ハートレス(触手)×ナミネ
に一票!
58DJMDR:05/02/20 23:57:59 ID:M9h0yDgZ
海里が荒い息を整えている間、空はズボンのベルトに手を掛けた。
すっかり興奮した自分自身は、服の下で痛いくらいに膨れ上がっている。
早々と取り出すと、先端から滴る透明な液で適当に扱き、表面を滑らかに整えた。
「……海里」
とろんとした眼が、名前を呼ぶ声に誘われてコチラを向く。
そして、その瞳の中心が空の性器を映すと、海里は恥ずかしそうにかぁっと頬を赤くさせた。
元々海里と言えば、女の子の鏡のようなコだ。
若い男女が良くやる陰入った冗談ですら、俯いて黙り込んでしまうほどだったのだから、今の彼女の心境など計り知れなかった。
なるべく恐怖心を煽らないよう、空はゆっくりと海里の身体を引き寄せる。
それから、熱く固くなった一物を手で立てると、濡れた海里の粘膜にそっと触れ合わせた。
59DJMDR:05/02/20 23:59:28 ID:M9h0yDgZ
言うまでも無いが、これまでの経過が示すように海里は処女だった。
その上、性器自体も小さかったので、挿入の際にはかなりの苦労を強いられた。
海里が我慢の利く大人びた性格でなければ、今頃噛み付かれていた事だろう。
空は海里の首筋にキスを繰り返しながら、ゆっくりと腰を沈めて行く。
「い、いっ、つぅ―――!」
『痛い』と海里は言おうとしているのだろうが、唇を噛み締めているため、それは単なる呻き声にしかならなかった。
空が少しずつ進む度に、彼女の呼吸は浅く早くなる。
そして一際狭まった所に空の先端が辿り着いた時、何かを察したのか、急に悲鳴を上げた。
「あ、うあ……そらぁ……あ、ぅああっ!!」
生物学的に言えば、性器は結構鈍感に作られているので、膜を破る瞬間の感覚など無いに等しいはずだった。
けれども、空はその時、ぷちぷちと肉を切り離すような小さな音が聞こえたような気がした。
同時に、差し込んだ己の性器の裏側に、生温かい液体が伝う。それが血だと理解するまでに、そう時間は掛からなかった。
つまりこの瞬間、海里はそれまでの無垢な少女を捨て、大人の女への階段を駆け上がったのである。
「い、痛い!痛いよぉ!」
「落ち着けよ、海里……大丈夫、大丈夫だから」
「いや、ぁあ!」指でも届かなかった奥の方を切り開かれて、海里の苦痛もいよいよ本番のようだった。
宥めようと頭を撫でてやっても、本能的な回避行動からか、手を突っ張って空の身体を撥ね退けようとする。
そのため、最後はほとんど無理やり押し込んだと言っても過言ではなかった。
60DJMDR:05/02/21 00:00:09 ID:M9h0yDgZ
「あ、やめて、いや、痛い!あ、くぅ!!」
全て埋まり切った時、海里の頬は涙でぐっしょり濡れていた。それでも空は、構わず出し入れを開始する。
潤度は十分だったので、海里の痛みはともかく、中で痞える事は無かった。
空は海里の腰を持ち、上から体重を掛けて深く挿し込んだ。
そうすると、奥の壁に先端が擦れて、酷く気持ち良かった。
「ひ、ひぅぅ!!あ、やめ、んんっ!」
言葉になってない喘ぎ声で、海里は体内の圧迫感が苦しいのか、上を向いた。
口から舌を少し出し、舐めるように空気を吸っている。薄く開いた紫色の眼が、色っぽい輝きを放っていた。
空は、腕を握り締める海里の手を取ると、両方いっぺんに纏め上げ地面に押さえつけた。
それから、開いた手で海里の腰の骨を押さえつけ、動き易いよう少し前に乗り出した。
「ペースを上げるぜ」
そう告げて、空は海里に強く性器を打ち付けた。
「うぁ、や、やだ、待って!あ、ああっ!!」
61DJMDR:05/02/21 00:01:17 ID:M9h0yDgZ
海里の反応に変化が見られたのは、それからすぐの事だった。
それまで泣き喚いているとしか見えなかった彼女の抵抗が、次第に弱くなってきたのだ。
代わりに、独特の身体の震えと共に、熱い吐息を吐き出すようになった。
「あ、あっ、う……ふぅっ」
声も丸みを帯びてきて、表情もどことなく虚ろだ。どちらにしろ、空の具合からしても、そろそろだった。
「海里……俺、もう……!」
空は結合部に手を添えると、すっかり充血して膨らんだ海里の蕾を親指で軽く撫で付けてやる。
「ぅあっ!」
素っ頓狂な声を上げて、海里はびくっと震えた。同時に中も締り、空にちょうど良い刺激を伝えた。
いよいよお互いの興奮も限界が近いらしい。
空は海里の蕾を弄ってやりつつ、更にペースを上げて、蜜壷の中を突き上げた。
「か、海里―――海里!」
汗ばむ額を合わせて、唇が触れ合いそうな距離で彼女がいる事を確認する。
夢中で、頭の中は真っ白だったが、その一点には確かに海里の色である赤があった。
「あ、ああっ!!ん、空、そらぁっ―――!」
名前を呼ぶ声と共に、海里の中はこれまでに無いくらいにきつく締まった。
その一番奥で、空はくっと呻くと、めいっぱいに熱い精を放った。
身体を焼き焦がされる感覚に、海里はぴくぴくっと震え上がった。
62DJMDR:05/02/21 00:01:58 ID:M9h0yDgZ
終わった後、海里は疲れて寝てしまったのか、それとも気絶したのか、すぐにぐったりと動かなくなった。
仕方ないなと苦笑しつつ、空はそんな彼女の身繕いを一通りこなしてやる。
それが済んでする事がなくなった後も、空はまだ寝付けず、暫くは起きていた。
何だか妙な気分だった。
海里と出来た事は嬉しかったし、それは今までに無いくらい心地良い幸せなモノだった。
でも同時に、虚しいような変な感覚だけが、しこりのように胸の奥に残った。
これでもう……こうして海里と会う事は、二度と無いに違いない。
海里はそのつもりで今日自分をココに呼び、そしてけじめを付けるためこんな事をしたのだ。
次に会う時には、嫌でも剣を向けなければならないのは明確だった。
もう海里は敵だ。憎むべき、敵だ。決して理解し合えない、敵だ。
―――……でも、好きだ。
空は海里をしっかりと抱き締めながら、眼を閉じた。
出来る事なら、想い出のこの場所で、このまま永遠に二人で寄り添っていたいと想った。
63DJMDR:05/02/21 00:03:19 ID:M9h0yDgZ
少し肌寒さを感じ、空がうんと呻きながら眼を覚ました時、隣にはもう誰もいなかった。
洞穴の天井に開いた隙間から、新鮮な白い朝陽が無節操にチラチラと降っている。
静かな朝だ。そして、平和な朝だ。まるで、何も無かったかのように。
―――もしや、あれは全部夢だったのか?
そう想った矢先……身体の上に広げられたジャケットが被せられている事に、空は気が付いた。
“誰が”とは、問うまでも無い。こんな風に気遣ってくれるのは、間違いなく海里だ。
恐らく、ココを出る前に一手間かけてくれたのだろう。相変わらず、優しくて気の利く少女だった。
―――これから俺も、しっかり頑張らないとな……
空はジャケットを羽織り直すと、すっくと立ち上がった。
その背後では、朝陽の斜光を受け、ちょうど岩肌に描かれた二人の似顔絵が照らし出された所だった。


END
64DJMDR:05/02/21 00:04:57 ID:hPmushtY
と言う訳で終了。感想ども!無駄に真面目に最後は普通でした。後半急ぎすぎた感大ありですが・・・
次はやっぱKHにちなんだ内容にしたいです、そして鬼畜で。
ナミネの記憶操作とか、堪らんですネ!ハートレスとかも、堪らんですネ!
65名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:18:51 ID:WN9h6lBZ
乙!途中ソラのキャラが違う気もしたが、(・∀・)良かった
66名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:35:26 ID:4PGDfmi3
乙です!
本当に良かったですよ!
ナミネのハートレス強姦ものもいいですね!
67名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:43:24 ID:2uC9EJVD
インクレディブル夫人の陵辱SSきぼんぬ
68名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:20:14 ID:qNK48nJX
やっぱりここはインクレとKHのみのスレにしたほうがよくないか?
インクレはともかくKHは>>20-28みたいな人たちとはファン層違う気がするし
69名無しさん@ピンキー:05/02/22 10:22:29 ID:Fna6rMK5
>>68
漏れは一通り対象にしてもいいと思うけど。
ファン層が違うからといって別にスレを立てるとでも?共倒れ必至。
70名無しさん@ピンキー:05/02/22 11:41:59 ID:lUhvc3fz
デゼニー作品なんだろ?
だったら見似ーとかもイイと思うんだが。
71名無しさん@ピンキー:05/02/22 13:07:39 ID:Iqc5jhr/
インクレディブル夫人は結構人気あるな
ヴァイオレット萌えな人結構いると思ったのに
でも

俺もインクレディブル夫人陸辱キボン
でも相手が思いつかないんだよな〜
シンドロームは子供だし、家族関係では純愛物になりそう
その辺の兵士だといいかもね
72名無しさん@ピンキー:05/02/22 17:09:34 ID:c6X8Kp/I
イラスティガールではなく、インクレディブル夫人ということ?
家族全員が拘束されてるときにシンドロームの命令で
インクレディブル夫人だけ家族の目の前でエロい目に遭うネタとかキボン
73DJMDR:05/02/22 20:39:07 ID:d2kd01eM
「ひっ……」
波音はスケッチブックを胸に抱えたまま、数歩後ずさりする。
その見開かれた眼には、通路のど真ん中に居座る一匹のハートレスが映りこんでいた。
ちょっとした好奇心から、忘却の城をうろついていた矢先の出来事である。

今波音の眼の前にいるのは、濃い紫色の、まるでナスのような体型のタイプのハートレスだった。
ラッパのような口が特徴のこいつは、確か『ラウドネス』とか言う名前だったような気がする。
ついこの間、新型だの何だので、ヴィクセンが得意気な顔で説明していたやつだ。
恐らく、この先の計画実行を踏まえ、試験的に城内に放たれているのだろう。
―――まずいな……
現在波音が持ち合わせている武器と言うと、平らな板と尖った鉛筆ぐらいだった。
さすがに、これだけで戦うのには少し無理がある。
それ以前に、こうしてハートレスと一対一で鉢合うのは初めてだ。
相手の弱点や攻撃法などの情報が無い上での体当たりは、危険極まりない。
しかしながら、唯一幸いな事に、波音がそうこう考えてる間、ラウドネスは出会った時と同じ間抜けな顔のまま、通路の真ん中でジッとしていた。
どうやら、今の所敵意は無い様である。ぼんやりと虚ろな黄色い眼には、波音は映っていなかった。
となれば……この場合の行動は一つだ。
―――よ、よし、逃げよう!
波音はきゅっと拳を握り締めると、1人何も無い空間に向かってコクリと頷き掛けた。
考えの上での大まかな流れとしては、こっそりとラウドネスの脇を擦り抜けて、この先の道を行く、と言うような感じである。
上手く向こう側に出られれば、後は突き当たりの扉まで一気に走れば良い。
あそこは一応作戦会議室でもあるので、誰かしら今回の計画のメンバーが待機している事だろう。
助けを求めるような真似はしなくとも、道に迷ったとでも言えば、無事元の場所まで送り届けてくれるはずだ。
74DJMDR:05/02/22 20:40:02 ID:d2kd01eM
名案に安堵の溜息を吐きつつ、早々作戦実行……と、波音は慎重に足を横に出した。
その動きにも、ラウドネスは相変わらずボーっとしているだけだ。危害さえ加えなければ、穏やかな性格のハートレスらしい。
それを良い事に、一歩、二歩、と少しずつ歩みを進めて行く。
そうして、右手の端に着いた所で、今度はその壁に背中を押し付けるように向きを変えた。
歩く時に生じる、白いワンピースの布擦れの音だけが、しゅっしゅと通路には木霊していた。
ラウドネスは気付いていないのか、それとも気付いてて無視しているのか、波音が真横を通過する時も微動だにしなかった。
これなら何事も無く行けそうだ。波音はふっと顔を緩める。

がしかし―――後もう一歩と言う所で安心したのが悪かったのか、不意に波音の手の平からぽろりと鉛筆が落ちた。
あ、いけない、と想った時にはもう既に遅し。カランカランと乾いた音が通路の端から端まで響き渡る。
それと同時に、突然の物音に驚いたラウドネスがぴょんっと飛び上がったのは、言うまでも無かった。
ラウドネスはすぐさま波音の方を振り返ると、弾力性のある腹をバネに、勢い良く突進してくる。
「きゃぁ!」
そのあまりに素早い動きに、波音は他に返す術も無く、ただ悲鳴を上げる事しか出来なかった。
しっかりと抱えていたスケッチブックが、その脇でばさばさと広がり落ちた。
75DJMDR:05/02/22 20:41:01 ID:d2kd01eM
どんどんっと、鈍い音が腰と頭に走った後、波音は壁に背を当てたままずるずると落ち、床の上に座り込んだ所で止まった。
ゴール目前でこんな仕打ちに遭うとは、全く不運である。しかしながら、それは随分とひ弱な一撃だった。
これなら、最初からスケッチブックで張り倒した方が早かったかもしれない。妙な脱力感に、波音はがっくりと肩を落とす。
と、その時、腹の上に乗るずっしりとした圧力を感じ、波音は嫌な予感と共にハッと眼を見開いた。
この感触は……恐る恐る見やれば、ラウドネスが膝の上に乗り上げていて、そのラッパ型の口がちょうど右の乳房に覆い被さっている。
「あ!ちょ、ちょっと!」
位置が位置だけに、恥じらいでカッと赤くなりながら、波音は慌てふためいた。
しかしながら、引き離そうとすると、黄色い吸盤のような口は余計に柔らかい肉に食い込む。
「あ、やだ、やめ……んっ!」
ちゅっちゅと、玩具のアヒルに良くあるような効果音が、幼い胸に吸い付く度に響いた。
どうやら、さっきの一撃は目眩ましだったらしい。
コイツの本来の能力は、こうやって相手に纏わり付いて体力を削り取る所にあったのだ。
「あ、あ……いやあ!」
少女の甲高い叫び声が、廊下にきんきんと響き渡る。が、誰かが来てくれる様な気配は無かった。
まだ発育途中の小さな胸元を、良い様にきつく吸い上げられながら、波音は恐怖にぎゅっと眼を閉じる。
そして同時に……今までに感じた事の無い、おかしな気分の中に彼女は突如投げ出された。
胸を吸われて「嫌だ」とは想うが、「痛い」と言う感覚は不思議と湧き上がらないのだ。
逆に、変にくすぐったくて、身体の芯がむずむずと疼いた。
「ん、やだ、放してよ!このっ、間抜けハートレス!」
言葉とは裏腹に、ラウドネスの頭を抱え込むような体勢になりながら、波音はぴくぴくっと小刻みに震えた。
76DJMDR:05/02/22 20:42:12 ID:d2kd01eM
服の上から間接的にだが、胸の頂点を転がされる。
ラッパ状の口の奥には、ミミズのような細長い舌があるらしかった。
それが、くるくると円を描くように巻き付き、吸い上げられて立ち上がった突起をぐにゃりと押し潰して波音を刺激した。
頭が痺れるような、甘い感覚である。いつの間にか、意識もしていないのに、波音の膝はもじもじと擦り合わされていた。
「ひ、ひぁあ……ん、んぅ……あ、やだ、も……」
ラウドネスの生温かい唾液が服に染み込んで、より密着性を上げる。
舌先の柔らかい感触が、薄い布越しにダイレクトに伝わって来た。
年齢からして、波音はまずこう言った経験には慣れていないような少女だ。
たったそれだけの事なのに、身体は嫌と言うほど反応を示している。
被害を受けていない左側の胸の先もすっかり立ち、ワンピースの布地をくっと持ち上げて自己主張をしていた。
「あ、あううぅ……」
段々と、意識に白い靄が掛かってくる。しかしながら、ラウドネスの吸い付きは休まる所を知らなかった。
追い詰められた儚い少女を更に掻き立てるが如く、ラウドネスはめいっぱいに口を窄ませる。
堪らず、波音は身体を猫のように丸めると、迫り来る感覚を受け止める姿勢に入った。
「あ、ダメ、あ、ああっ―――!」
77DJMDR:05/02/22 20:43:33 ID:d2kd01eM
―――と、今正に波音が達しようとしたその瞬間、眼の前で閃光がパチッと走った。
同時に、波音の懐にいたラウドネスが真っ二つに切り裂かれ、あっと言う間に闇の灰と化す。
何事かと想い見上げると……自慢の鎌を斜めに構えた、マールーシャだった。
どうやら、ようやっと異変に気付いて助けに来てくれたらしい。細い目つきで、やれやれと肩を落としている。
「波音、大丈夫か?」
彼のいつもと変わらない雰囲気からすれば、波音はただ単純にハートレスに襲われていたものだと想っているようだった。
まさか、その好都合な体裁を崩すわけにもいかず、波音は慌てて平静を取り繕うと、首を大きく縦に振る。
「……あ、ま、マールーシャ!はい、大丈夫です!」
「そうか?随分苦しそうだったが……怪我は?」
「い、いえ!へ、平気です!」
気遣うマールーシャを遮って、波音は愛想笑いを返した。
それは多少ぎこちなかったが、何かと他者に無関心なマールーシャは、特に気にして無いようだった。
「そうか。……なら、厄介が広がる前に、早く部屋に戻れ」
マールーシャは素っ気無く回れ右をすると、後ろ手に手招きをして、波音に付いて来る様指示した。
足元をふら付かせながら、壁伝いに何とか波音は立ち上がると、遅れを取らないようその後姿に続いた。

こうして、波音の奇異な一日は、終わりを告げる事になったのである。

部屋に戻るまで、マールーシャの後におずおずと付きながら、
何となく物足りない心境に、波音はふてくされたように下唇を突き出して暫く眉を顰めていたのだった。


おしまいー。
78DJMDR:05/02/22 20:44:25 ID:d2kd01eM
前回感想下さった方ども、あんなんで良ければこれからもちょこちょこ非力ながらに書かせていただきます〜
で、話題のハートレスネタ。盛り上がりも本番も無いまま淡々と終了ですた。
波音タソ中途半端でごめんネ。そして期待外れですみませぬ。。。
ハートレスはあまり毒々しいのがいないのでついメルヘンになりますな (゚ε゚ )
今度こそ鬼畜ネタにしたい所。
記憶操作とか、黒コート集団とか、とりあえず波音の人気があるようなんで、彼女絡みに出来るといいなあ・・・

と、行き成りインクレ話の腰を折ってしまってごめんなさい;;
私はインクレはDVD化まで気長に待つ感じでふ。でも予告画像でヴァイオレットは良いと想いましたv
黒髪長髪ハァハァです、そして細すぎる腰のクビレが・・・早く観たいぃ。
79名無しさん@ピンキー:05/02/22 20:47:39 ID:W+fr/QR/
>>72
>家族全員が拘束されてるときにシンドロームの命令で
>インクレディブル夫人だけ家族の目の前でエロい目に遭うネタとかキボン

それ、いいですね。
誰か書いてくれないかなあ。
映画本編でもシャッターに挟まれて身動き取れなくなるなど、
エロいピンチシーンが結構あったよね。
80名無しさん@ピンキー:05/02/23 11:06:14 ID:dBfjLRQN
>>78
乙です!
本当に・・・あなたは神ですか!!ww
>>79
シャッターのシーンはエロかったですね〜
俺はふくらはぎの所に萌えました<オイ
81名無しさん@ピンキー:05/02/23 17:25:01 ID:Kwdk8GEc
波音おつ〜


でもオイラはソラ総受け萌え(・∀・)
ラクシーヌとかエアリスとかユフィとか
82名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:12:41 ID:23oJHGQz
ラクシーヌはいいな
83名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:06:53 ID:xlgFIzmb
せめて名前伏せ字にしようぜ…
楽Cぬ…絵亜栗鼠…湯不ィとか。
楽Cぬに無理があるか。なんかいい伏字ヨロ。
84名無しさん@ピンキー:05/02/24 13:29:21 ID:aSTPkzxS
>>83
そんな事言ってたらKHの本スレはどうなるんだ?
85名無しさん@ピンキー:05/02/24 14:31:31 ID:xlgFIzmb
エロじゃないからOKだろう。
86名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:39:45 ID:23oJHGQz
楽シーヌはよくわからんが、エアリスやユフィはスクエア版権だから平気だよ
87DJMDR:05/02/24 19:15:15 ID:Sd7iZCrB
頭だけでも伏せれば、後はカタカナでも大丈夫な気がしまふね、楽シーヌとか。
にしても、魔ー瑠ー者が伏字難しぃ。。。丸者辺りですかな?誰か名案頼んます・・・

>81 >82
腹黒楽シーヌは機関の男どもを巻き上げて喰い尽くしてる感じですな。
空受けって、波空でもよし?波音のキャラがちょと違っても良いなら記憶操作ネタで一発書かせてもらいたいどす(´∀` )
88名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:18:59 ID:QJMpE3yA
波空も海空も大歓迎です
89名無しさん@ピンキー:05/02/25 22:40:22 ID:5wQS2LFG
ぐおおー萌えたぜ!!GJ!!>DJMDRタソ
ナミタンの清楚なイメージを守りつつ、エロ。いいね。

マールーシャの伏字は「マーノレーシャ」を推奨しまつ。同人サイトの
受け売りだけどね。ぶっといチムポをナミタンのピンクまんに以下略してほしい
90名無しさん@ピンキー:05/02/26 00:42:23 ID:aiGI8W1K
ちなみに言っておくが
ここはディズニースレだからな
でもナミネ萌えー
91名無しさん@ピンキー:05/02/26 01:15:24 ID:5LJqQxa9
KHキャラはディズニー版権だし問題ないが
いや問題はあるけどスレ違いではないだろ
92名無しさん@ピンキー:05/02/26 10:13:56 ID:MsRyCQXy
>>91
いや、俺が言ってるのは
KHも大歓迎だけど、ディズニーのキャラも忘れないでねって意味です
別にKHがいけないなんて思ってませんよ^^
93DJMDR:05/02/26 18:15:32 ID:uLbTkI/0
※マーノレーシャの計画が成功し、空が完全に波音の記憶操作で操られている事前提。本編から外れちゃってスマソ。


忘却の城12階・運命島―――その日、いつものように島の高台で陽除けをしていた波音は、胸に抱えたスケッチブックへと色鉛筆を走らせていた。
本日の題材は、眼下に広がる砂浜の風景だ。そこでは今、空と、空の記憶の中から生まれた友達数人が、ちゃんばらやらキャッチボールをして楽しそうに遊んでいる。
無論、その賑やかな輪から少し離れた所にいるからと言って、波音は仲間外れにされているわけではない。
ただ、元々華奢な故、運動が不得意な彼女は、こうして1人黙々と絵を描く事の方が好きなのだ。
飛び交う子供達の笑顔を嬉しそうに眺めながら、波音は隣に置いてあったペンケースから水色の鉛筆を取り出すと、背景の晴天を塗りに掛かった。
柔らかい芯を斜めに倒し、サラサラと紙上に流す慣れた手付きは、今となっては小さな画家そのものだった。
94DJMDR:05/02/26 18:16:48 ID:uLbTkI/0
忘却の城計画の成功に伴って、波音に新しく与えられた部屋……それがココ、運命島である。
正確に言えば、空が最上階に辿り着くまでに造った部屋ならどこを使っても良いとの事だったが、波音はとりわけこの場所を気に入ったのだ。
忘却の城内部の真っ白な殺風景と違い、南国の運命島は色鮮やかで、どこを向いても景色が良い。
その上、波音の好きなお絵描きに持って来いの材料が、数え切れないほどたくさんある。
計画の当初は、マーノレーシャに協力する事自体気に食わなかったが、こんな良い報酬が得られた今では、波音はほんの少しだけ彼に感謝していた。
そして何より、一番嬉しかったのは―――
「波音!」
聞き慣れた少年の声が、北西の方向からそそっかしく飛び込んできたと想えば、案の定、空だった。
どうやら、遊びも一段落着いて、砂浜の仲間達とも解散してきたらしい。
空は、運動後の火照った身体を手でパタパタと仰ぎながら、波音の眼の前で膝を付くと、ぬっとスケッチブックを覗き込んだ。
「わあ、すごい!さすがは波音だな……その絵、出来たら俺にくれよ!」
細部まで綿密に描かれた絵に、空は屈託の無い顔でニコッと微笑んだ。波音は、「うん」と頷いて、応じるように肩を竦める。
優しい空。波音の事を誰よりも大切に想ってくれるし、何でも言う事を聞いてくれる、言わば、理想のヒーロー ―――
―――そう、正にこの彼こそが、今の波音にとって一番の宝物なのである。
95DJMDR:05/02/26 18:17:52 ID:uLbTkI/0
あの計画の後、すぐにマーノレーシャに独占されるかと想われていた空だったが……暫くは上の動きを見計らうため、波音の元へ置き去りにされていた。
その間、脱走や裏切りを考えない限り、彼をどうするかと言う主導権は全て波音に任されている。
だから、端的に言ってしまえば、この幸せな生活は何時崩れるか分からない砂の城のようなものだった。
命令があれば、波音は嫌でも空を操って戦わせなければならないし、用が済めば、面倒が起きない内にさっさと始末だ。
それでも今は、波音は空が好きだし、空も波音が好きだった。
無論、全てマーノレーシャの企みが実行に移されるまでの合間だからこそ出来る、“記憶操作”の賜物と言ってしまえば、そこで終わりなのだが。
波音はパタンとスケッチブックを閉じると、その上にペンケースを乗せ、脇へと押しやった。
そうして、隣で同じ様に足を投げ出して座っている空の肩に、おもむろに頭を乗せる。
空も、その上に自分の頭を重ね、柔らかい波音の金髪の感触を楽しむよう、頬を擦り寄せた。
「あーあ、今日も陸に惨敗しちゃったよ……あいつ、ほんっとに抜け目無いよな、後少しだと想ったのに……」
「……でも、ちょっとずつだけど、空の動きは良くなってるよ。防御にもう少し、気を遣ってみたらどうかな?」
「なんだ、見られてたのか。ちぇっ、かっこ悪いなあ」
波音のアドバイスに、空は照れくさそうに鼻の頭を掻いた。そう言ったさり気ない空の仕草が、波音は好きだった。
「勝っても負けても、戦う空はかっこいいよ」
半ばフォロー気味に付け加えて、波音はふふっと微笑む。
それから、ちゃんと隣にいる事を確認するように空の手を取ると、自分の指と交互に絡ませて、ぎゅっと握り締めた。
「だから、私がピンチの時は、助けてね……」
すると空は、その波音の手を握り返し、決まっていつもこう言うのだ。
「ああ、分かってる。……どんな事があっても、俺は必ず波音を護るよ」
―――私が描いた、私の台本通りに。
96DJMDR:05/02/26 18:22:36 ID:uLbTkI/0
昔から同年代の子、特に男の子と仲良くなった事が殆ど無かった波音にとって、空は初めての友達であり、好きな人だった。
普通の女の子とは若干経緯が違うにしろ、彼にそう言った感情を抱いている事は確かだ。
でも、空はまだ子供である。だから、大人の欲望の世界なんかろくに知らない。
マーノレーシャ達による監禁生活が始まった頃から、彼らの性的玩具として虐げられて来た波音からすると、それは実に羨ましい事だった。
そして同時に、少し物足りないと感じる矛盾した想いも、その中には含まれていた。
―――空は、そう言う事を考えないのかな……
年齢的に言えば、空は第二次性徴期へ入った辺りである。この時期に差し掛かると、男子はそろそろそう言った方面に興味を持ち始めても良い頃だ。
けれども、こうして至近距離で寄り添っていても、空が動くような気配は微塵と無い。
「明日は波音も一緒に海で泳ごう。サラサ貝を集めるの、俺も手伝ってやるからさ」
相変わらず、まるで裏の無い顔で、空は他愛無い世間話をするばかりだった。
このままでは、2人はいつまでも平行線のままで終わってしまう。
マーノレーシャが今後どう言った判断を下すにしろ、空と波音がいずれ別れる事になるのは明白だった。
あの血が凍ったような男と、その取り巻きは、人の不幸と若い小娘が大好物なのだ。
今は機関乗っ取りの件で忙しいようだが、それも上手く成功すれば、また波音の首根っこを掴みに来るに違い無い。
そうなれば、波音はあの地獄のような忌々しい日々に逆戻りだった。
早くしないと……時間が……―――迫り来る恐怖に急かされる。
今の所、辺りを一通り見回した限りでは、特に人影は無かった。架空に過ぎない他の子供達も、島の裏側へと回りこんでいるようだ。
そう考えると、タイミングは悪くなかった。そうだ、今だ。
波音は決めて、いそいそと腰を上げると、向かい合わせになるように空の膝の上に座り込んだ。
突然の波音の不審な行動に、キョトンとした顔で、空はすぐさま首を傾けた。
97DJMDR:05/02/26 18:24:46 ID:uLbTkI/0
「何だよ?」
膝の上に女の子を座らせる何て滅多にしない事に、空は恥じらいから頬を赤くさせる。
構わず、波音は強張る彼の肩に手を付くと、それなりの意味を込めた手の平で、服の上から空の薄っぺらい胸板を撫でてやった。
けれども、全くそう言った事に無関心な空は、単にからかわれているだけだとでも想ったらしく、
「くすぐったいよ」と笑って、軽くその手をあしらった。
めげずに、波音は再び空の肩に手を付く。そして今度は、先ほどとは逆方向に指先を向かわせ、空の首筋で蠢く頚動脈をゆっくりとなぞり上げた。
耳の裏まで辿り着いた所で、輪郭沿いに顎下へと手を添える。
「波音……?」
小さく呟く声と共に、そこでようやく不穏な空気を感じ取ったのか、ごくっと空の喉が鳴った。
真正面から注がれる波音の青い視線には、普段には無い艶やかな輝きが灯されていて、それだけで背筋がぞくりと立つ。
波音は顎下に添えた指先を手繰るようにして、そんな空の唖然とした表情を引き寄せた。
それから少しだけ背を伸ばし、自らも顔を近づけると、僅かに2人の唇を触れ合わせた。
98DJMDR:05/02/26 18:25:42 ID:uLbTkI/0
相変わらず無駄に導入部分が長ひ。。。まだエロでない上まだ空があまり受けっぽくなくてすまそん。次回でダーっと終わらすぽ。
普段男受けは全く書かないので、色々新鮮ですな(・ω・ ) まあ、波音は以前から黒コートに虐待受けてた感じでお願いします。
前回のハートレス波ネタ想っていたよりも好評で良かったです、レスサンクスッ!

>89
マーノレーシャ早速使わせてもらいました(笑 今回の波音タソはちと清楚じゃないかもねーん。
波音タソの小さな身体はお兄さん達のぶっとい○○○を突っ込まれたら、内臓圧迫で苦しそうだな、とか云々(;´Д`)ハァハァ

鼠様はおもちゃ話以降あまり見てませぬが、お姫様シリース大゙好きです。
姉さん達に虐められる灰被りネタとか、どうだろう・・・王道ですが、私は激しく萌えますなあ〜v
99名無しさん@ピンキー:05/02/26 19:59:12 ID:56nW4YY/
キタキタキター!!これは萌えるシチュエーションだ…!楽しみに待ってますよ〜
100名無しさん@ピンキー:05/02/26 20:35:24 ID:LtFOWrD8
>DJMDRタソ
グッジョブ!! 第二次性徴!!!!
波音タン、黒いお兄さんたちに便所にされてきたのかーすげーハァハァ

おいらはエロパロ板新参者でよく分かってなくて申し訳ないが、
DJMDRタソは男なのか? 
101名無しさん@ピンキー:05/02/27 01:14:37 ID:pdeurIqa
GJ!!
毎回萌えさして頂いております
この調子でもっと神が来て欲しいものです
102名無しさん@ピンキー:05/02/27 02:15:14 ID:3/+wmAEK
乙〜
波音ハァハァだ(;´д`)正座してまってます
103DJMDR:05/02/27 21:12:25 ID:UQktJUXv
小鳥が啄ばむような音を立てて、波音は何度も空の唇に吸い付いた。
まだキスも夢見るお年頃だった彼にとって、それはあまりにも衝撃的な出来事だったのは言うまでも無い。
押し付けられる柔らかい少女の感触に、空は顔を真っ赤にして顔を後ろに引いた。
「んっ……行き成り何す……んだよ、波音っ!」
いい加減耐えかねて、空はぐいっと波音の肩を押し退ける。瞬間、バランスを崩した彼の上体は、がたんと木の床に倒れた。
仰向けに寝そべる体勢となった空の上に、波音は何も言わずに更に乗り上げる。
それから、彼の頭を両腕で抱え込むように押さえると、今度は先程よりも深く唇を重ね合わせた。
「んー、んんっ……ふぁ……ぅ」
重力にしたがって、空の喉を波音の滑らかな液体が流れて行く。
不思議と、それは気持ち悪くは無かった。強いて言えば、心地良いほどだ。
絡められる舌から伝わってくる少女の食感が、まだ目覚めていない空の中の欲望を掻き立てる。
そして、その本能のままに動く彼の手は、そっと波音の括れた腰に回された。
「……っ!」
しかしながらその刹那―――自分からそう来るように仕向けたにも関わらず、波音は反射的に顔を上げ、その空の手を振り払ってしまった。
引き離された2人の間で繋がった透明な糸は、中間でぷつりと切れ、あっと言う間に互いの口元へと戻って行った。
104DJMDR:05/02/27 21:13:19 ID:UQktJUXv
「な、波音……?」
「……」
怪訝そうな眼でコチラを見詰める空に、波音は戸惑ったように顔を伏せる事しか出来なかった。
空なら大丈夫だとは想っていたのだが……やはり、無理だったらしい。
率直に言えば、異性の相手から勝手に腰や肩に手を回されるのが、彼女は酷く怖いのである。
それが、マーノレーシャ達から受け続けた数々の虐待による、彼女の心の深い傷だった。
「あ、あのね……えっと……」
言い出せる言葉を見つけられず、波音は空の上に座り込んだまま、かじかむ指先を温めるよう胸の前で手を合わせる。
そこから伝わる微かな震えに、空は慌てて上体を起こした。
「大丈夫か、波音?……その、俺、何か嫌な事でもした?」
申し訳無さそうにしゅんとなる空に、波音はふるふると首を横に振る。
「ち、違うの、そうじゃないの……ごめんね、空……ごめんね」
平謝りのように何度も「ごめんね」と言いながら、波音は急に手の平で顔を覆うと、うっうと嗚咽し始めた。
泣いている少女を前に、空は一瞬抱き締めようと手を伸ばし掛けたが―――先ほどの事を思い出し、寸での所で留まる。彼女は自分に怯えているのだ。
代わりに空は、行き場を失った手を波音の頭の上に乗せ、汗ばむ頭皮のしっとりとした感触を掻き回し、慰めてやった。
それから、暫くした所で……波音はようやく腫れぼったい瞼を持ち上げると、上目遣いに空の方を見詰めた。
「あのね、空……一つお願いがあるんだけど、聞いてくれる?」
すると、ああ分かったとでも言わんばかりに、空は快く頷く。
「いいよ、波音の言う事なら何でも聞く。だって、それが俺の役目だから」
そしてまた、彼は屈託無く笑うのだった。
105DJMDR:05/02/27 21:14:49 ID:UQktJUXv
波音の頼みの承諾後、空は恍惚とした意識の中にいた。
それは今にも白い世界に吸い込まれそうな、そんなふわふわとした気分だ。
口からは、変に煮だった息しか出ない。そして、太腿の内側が、まるで吊った様に痺れている。
「あっ……あっ、波音……」
解放された空の脚の間に顔を埋めた波音は、上唇と舌を使って、丁寧に彼を愛撫していた。
まだ自慰すら慣れていない空からすれば、それはあまりにも刺激的な感触だった。
先ほどのキスの時もそう想ったが、波音の口腔内はまるで少女そのもので、生温かく柔らかいのだ。
「ん……ふっ……」
時たま発せられる波音の小さな声や、腹部に掛かる髪の毛の先ですら、空にとっては耐え難い要素だった。
出来れば、より強い刺激をねだろうと、波音の頭を押さえ込みたかったが……生憎、今の空に手の自由は無い。
勝手に波音の身体に触れないよう、腰に垂らしていた鎖で一つに縛られているのだ。
背中の下敷きになっているその手は、解放を求めてぎしぎしと軋んでいた。
「な……みね……」
だが空は、それでも嬉しそうだった。波音が上目遣いに見上げると、力なく微笑んでくれた。
そうなのだ。今の彼にとっては、波音の幸せこそが全てなのだ。だから、拘束されようが、首を絞められようが、波音さえ満足すればそれで良かった。
波音は空の先端を唇で包み込むと、舌を押し付けながら軽く吸い上げる。
「あ、うあ!」
誘われるような強い刺激に、空はびくっと身体を強張らせた。
けれども刹那―――きつく根元に絡み付いた波音の指により、その衝動は後少しの所で押し戻された。
「あ、なッ、波音!!」
名残惜しそうな声で、空は波音の方を見る。波音はニコッと笑顔を返すと、ワンピースの裾から手を入れ、そろそろと白い下着を下ろした。
それから、空のちょうど真上に、濡れ始めた彼女の腰を持って来る。
「……一緒に、でしょう、空?」
106DJMDR:05/02/27 21:17:56 ID:UQktJUXv
普段から陰湿な大人達による激しい行為に慣らされてきた波音にとって、発育段階にあるような少年の欲望を受け入れる事など最早苦ではなかった。
ゆっくりと腰を降ろし、全て埋まりきった所で、波音は空の胸に手を付きやや前屈となる。
そうすると、後ろの壁に空の先が当たり、ちょうど具合が良いのだ。
「あ、何か、俺、も……ッ!」
まだ始まったばかりだと言うのに、先ほど焦らされた空は、最早限界のようだった。けれども、それでは波音は面白くない。
波音は空の額に自分の額を合わせると、彼の青い眼をジッと直視した。恐る恐る、空もその瞳と焦点を合わせる。
次の瞬間、空の眼の前は突如パチンと白くなったかと想うと、湧き上がる欲望に歯止めが掛けられた。
これは、簡単な記憶操作術の一つだ。単発的な、いわゆる想い付きのような衝動を、その場で瞬間的に忘れさせるのである。
けれどもそれは、単に射精を促す信号を遮るだけにしか過ぎず、空の頭の中には依然として達せられない不満が残る事になった。
つまり今の空は、限界まで高められた興奮の中で、それを遂げるための管を塞き止められているのとほぼ同じ感覚なのだ。
「な、波音ッ!」
許しを乞うように、空は波音を見上げた。しかし波音は、華奢な肩を竦めただけだった。
やがて波音は、空を主軸に少しずつ前後に腰を揺らし始める。
身体に釣り合わない大人達のものと違い、空のソレは、波音の中にちょうど収まっていた。
「ん、んっ……空ぁ……」
「あ、やめ……てッ!くるしッ……!!」
しかしながら、波音の心地良さとは裏腹に、空は息も絶え絶えぎりっと奥歯を軋ませる。
限界が来る度に掛けられる彼女の魔術に、かなりの苦痛を味わっているのだ。
達するに達せられない状況に、空は欲求不満から今にも気絶しそうだった。
「波……ね!あ、ぅあああ!」
107DJMDR:05/02/27 21:21:01 ID:UQktJUXv
―――きっとアイツらも、悶える私を見てこんな気分を味わっていたんだろう。
波音は苦しむ空を見詰めながら、妙な嗜虐心にそそられていた。それは、ある意味悔しさとも取れるような感覚だった。
何も出来無い空の中に、あの男達に虐げられていた自分を重ね合わせ、波音は更に息を荒げる。
自分はこんなにも、惨めだったのか、と。
「い……やだ、早く……許してッ!!」
次第に早くなる性器間の摩擦に、空は背中で留められた手の金具をガタガタと鳴らした。
先ほどからずっと、彼は直前の状態で耐えている。これ以上焦らせば、発狂しかねない勢いだ。
波音はくすくすと笑いながら、その反応を楽しむように深く空を呑み込んだ。
「空、好き?……ねえ、私の事愛してる?」
限界状況の人間に問い掛ける。自分でも驚くほど、その時の波音の息は落ち着いていた。
マーノレーシャ達との過度の性交で、彼女が不感症になっていたのも、恐らくはその原因の一つだったのだろう。
それでも、波音の精神的な快感は、今この瞬間に満たされようとしていたのだ。
「うん、好き……だよッ!俺、波音……がッ!!」
殆ど意識が無い中、空は何度も大きく頷いた。
今この世界にいる限り、そして、波音の記憶操作が彼の真実である限り、その言葉は嘘じゃなかった。
波音は満足気に小さく微笑んだ。審判を下したのは、その直後だ。
「あ、あああッ―――!!」
空の叫び声と同時に、彼女の内部で熱い衝動が一気に弾けた。
勢いを持ったそれは、波音の小さな秘所から溢れ、彼女の柔らかな内腿をつぅっと濡らした。
そして、半ばショートしたように、空は数度大きく深呼吸した後、そのままふっと気を失ってしまった。
波音は眠る空を不敵な笑みで見詰めながら、秘所から溢れた白濁液の一筋を指先に絡めると、ゆっくりと口元まで運んだ。
それから、噛み付くように、その指を口に含む。瞬間、新鮮で苦い空の味が、彼女の口腔内いっぱいに広がった。
108DJMDR:05/02/27 21:22:13 ID:UQktJUXv
「波音……」
マーノレーシャがやって来たのは、それから何日か経った後の事だった。
彼はその日、いつも通り波音が一人で絵を描いていた所を見計らって、この平和な島に黒い陰を落としたのだ。
その影響かどうかは知らないが、島では久方ぶりに厚い雨雲が掛かり、湿った灰色の空気が辺りには漂っていた。
「調子はどうだ?見た所によると、それなりに楽しんでるようだが」
波音の眼の前で仁王立ちとなったマーノレーシャは、ほとんど唇を動かさずに首を傾げた。
対する波音は、スケッチブックから顔を上げると、身体の震えを必死に押さえ込みながらゆっくりと頷いた。
「……はい、ここはとても良い所です。大分疲れも取れました」
「そうか……気に入って何よりだ」
嬉しくも想って無いくせに、マーノレーシャは冷たい眼差しをすぅっと細めると、薄い笑顔で波音を見下ろした。
その鳥肌の立つような視線に、波音は背中を流れる冷たい汗を感じながら、再びスケッチブックへと顔を戻す。
絶対的な恐怖感―――最早、逃げ場など無い。
109DJMDR:05/02/27 21:25:15 ID:UQktJUXv
「計画は明後日にも決行だ。それまでに空の準備を頼む」
「……」
低く、平坦な男の声が、垂れた波音の頭の上に重く圧し掛かる。
いずれこうなるとは分かっていたとは言え、実際にその場に直面すると、波音は痛烈な無力感を感じた。
―――……空。
波音は少しだけ顔を上げて、マーノレーシャの黒い陰の向こう側を見やる。
何も知らない空は、相変わらず架空の島の子供達と共に砂浜を転げ回っていた。
出来れば……もう暫く一緒にいたい。
「あ、あの、マーノレー……―――」
「良いな、波音?」
けれども、反論を言い出そうとした波音の儚い声は、マーノレーシャの念押しにあっさりと切り落とされてしまう。
この男は、そう言う男だ。自分の利益しか考えない、冷酷な人間なのだ。今更どう足掻こうが、到底勝ち目など無いのだ。
波音はそんな権力を前にして……ただ何も抵抗できずにゆっくりと頷く事しか出来なかった。

その時、薄暗い空からスコールが降り始めた。
冷たい雨水に、スケッチブックの鮮やかな色彩は次々と融け、最後には混ざり合った黒となった。


END
110DJMDR:05/02/27 21:26:25 ID:UQktJUXv
波音タソが随分大人で知的なキャラになってしまつた。記憶操作が途中から意識操作に変化してるのはご愛嬌で頼みます(ノД`)
と言うか、無駄に重暗い話でテンション下げてしまってごめんこ。最初はうきうきだったのに、気が付けばどんどん波音タソが壊れてゆきましたorz
しかも本番は空君が若いので非常に早く終わっちゃったぬーん、そんなわけで前半にレス下さった方ありがとうございました。

>100
惜しい、女ですた(*´∀`)でも思考回路は男寸前ですからよろ。
ベンジョーだった波音タソは将来的に心に暗い影が付き纏う可哀想なコになると言うのが相場ですなv

次はとりあえず純愛っぽくしますわ。ところで今の主流は丸波?
111名無しさん@ピンキー:05/02/27 21:31:45 ID:3/+wmAEK
禿乙!!

純愛…丸波、空海、陸海…うーん…
112名無しさん@ピンキー:05/02/27 22:13:07 ID:MPPhWCqM
>DJタソ
力作おつ! 楽しませてもらったーよ。
今更ヤボだけど、テキストサイトとか作ってみたらどう?
webリングとかで男女カプもの探してもなかなか無いから嬉しい。

丸波はこのスレ限定で人気…なのか? 同人サイトでエロ絵あるけど、少ない。
113名無しさん@ピンキー:05/02/28 08:07:33 ID:VNrkXaac
GJ!!
されるがままにいじくられる空って可愛過ぎです!
114DJMDR:05/02/28 12:38:44 ID:IRvtfH6u
レスどうも!

>112
ギクゥッ!実は既にある系です、某赤髪ヒロイン萌えで。ココの作品は置いてないですが、文章見ればバレバレでつよ。
超隠居な上そろそろ休止予定ですが、見かけたらよろしく(;´▽`A``

丸波、他地域で結構見かけるような気がしてたんですが、そんなんでもない感じなんですな〜、むーん(゚ε゚ )
115名無しさん@ピンキー:05/03/01 16:30:29 ID:j4lpoDkj
ミキミニきぼん
116名無しさん@ピンキー:05/03/02 08:25:33 ID:tFGQMctB
キャッチャー
117名無しさん@ピンキー:05/03/02 13:43:14 ID:5uuASiI3
別にどういうところで接点があるとかそういうのはないのだが。

具ーふぃー×身にー
にちょっと萌えたことがある。
118名無しさん@ピンキー:05/03/02 17:05:46 ID:EQHT7MPC
味にーの声はエチしたらかなりエロそう
119名無しさん@ピンキー:05/03/02 19:23:15 ID:tFGQMctB
鼠にゃあ萌えらんねぇ…
120名無しさん@ピンキー:05/03/02 21:44:14 ID:dirMh9cS
ジャファー×マレフィセント希望
121名無しさん@ピンキー:05/03/03 00:32:23 ID:/rsZyWaR
微妙に板違いかもしれんがι

KHcomで、バレルスパイダーのカードを使うと、戦闘中ずっと効果は継続?
リロードがリク篇状態になるの?
122名無しさん@ピンキー:05/03/03 06:13:22 ID:oMOUgDV5
純ディズニー派とKH派とで分裂しそうだな
123名無しさん@ピンキー:05/03/03 13:51:41 ID:zCuNhJKs
>>122
漏れは別にどっちでもいけるけど…王国心・思い出の鎖はやってないから新キャラとかわからないでつ。
124名無しさん@ピンキー:05/03/03 15:44:48 ID:/rsZyWaR
じゃあカイリ×ソラだな、うん
125DJMDR:05/03/03 16:52:50 ID:XUMNqenE
「お絵描き……か」
机に気だるそうに肘を付いて、鉛筆の硬い末尾を軽く咥えながら、マーノレーシャは溜息と共に眼を細めた。
そして同時に、無い気を利かせた自分の同情心を、この上なく呪った。
久々に時間が空いた日の、午後の出来事である。

話は、可哀想な小娘をたまには構ってやろうと、マーノレーシャが波音の部屋を訪ねた所から始まった。
『今日はもう手が開いたから、お前に付き合ってやる』
素っ気無い口ぶりで、マーノレーシャが波音の部屋の戸をなんの断りも無しに開けたのは、つい先刻。
その突然の訪問に、何かと彼に懐いている波音が大喜びしたのは、言うまでも無い事だった。
波音は嬉しそうにマーノレーシャの手を引き、部屋の中央の2人掛けの円卓まで誘導すると、
『それじゃあ、お絵描きでもしませんか?』
そう言って、お気に入りのスケッチブックを開くや否や、白紙ページを一枚切り取り、尖った鉛筆と共にマーノレーシャへと押し付けたのである。
割りと大人しい波音に限って、まさか自分のような大の男にそんな事をさせるとは想ってなかったのだが、やはり彼女も、まだまだ子供と言う訳だ。
そして、満面の笑顔で無邪気に楽しむその波音の姿に、マーノレーシャはつい断るタイミングを逃してしまい……で、今に至る。
―――……この年になって、こんな女遊びにつき合わされるとは、全くだ……
プライドがちくちく突付かれる痛みを感じながら、マーノレーシャはぼんやりと眼の前の少女を眺めた。
波音はちらちらとコチラを見ては、ふふっと小さく微笑んで、スケッチブックに黒い線を走らせている。
そう言えば、似顔絵を描き合おうだの何だのと、つい今しがた言われたような気がした。無論、ぼんやりとしていたので、聞き流してしまったが。
マーノレーシャはそんな彼女の忙しない動きを見詰めて、もう一度小さな溜息を吐いた。
他に眼のやり場の無い、殺風景な城の内装が、その気の重たさを更に引き立たせた。
126DJMDR:05/03/03 16:54:27 ID:XUMNqenE
暫くして、波音はカランと鉛筆を投げ出すと、スケッチブックをマーノレーシャの方に向けて立てた。
どうやら、ようやっと鉛筆絵が完成したようである。
「ね、どうです、マーノレーシャ?」
「……あ、ああ」
歯切れ良い波音の呼びかけに生返事をして、マーノレーシャは彼女の短い指が示す紙の上に眼を向けた。
そこには、白黒の自分の胸像が描かれている。一目で見れば、ほんとに良く描けている様に見える像だ。ただ……それは何かが変だった。
その微妙な歪み具合に、思わず頬を引き攣らせると、マーノレーシャは絵と同じ顔になった。
つまり、確かに波音の絵は全体として見れば上手いが、それゆえに細かな部分の不自然さが嫌に目立つのだ。
たかが子供の遊びとは言え、これほどの技量となると、マーノレーシャの目付きも変わった。
「……後もう一歩、だな。……骨格が少しずれてる……頬が、特に」
「そ、そう……?」
褒められる事を期待していた矢先の素っ気無い返事に、波音は眉を潜め、しゅんっと顔を曇らせる。
その寂しげな様子に、何となく罪悪感を感じたマーノレーシャは、「でも悪くない」とさり気なく付け加えた。
すると波音は、落とし掛けた顔を持ち上げて、ニコッと笑った。もちろん、お世辞と分かりきった上での笑顔だったが。
「もっと練習しないとダメですね……」
波音はスケッチブックを自分の方に向け直すと、今一度実物と絵を見比べた。
そして、自分でもその2つの間に生じたひずみに気付いたのか、くすっと噴出していた。
「何、それくらいならすぐに良くなる。元はいいから、後は慣れだ」
「……本当?何だか、マーノレーシャにそう言われると、とても嬉しい……ありがとう」
礼の言葉に、満更でも無さそうにマーノレーシャはこほんと咳払いをした。
それから波音は、その彼の肘の下で未だ白紙のまま置かれている紙を一瞥した後……恨めしそうな目付きで、マーノレーシャを見上げた。
いかにも物言いたげな顔である。「何か?」と聞くと、波音はすぐさま唇を尖らせた。
「ところで……マーノレーシャは私の絵を描いてくれないんですか?」
痛い所を付かれた問い掛けに、マーノレーシャは咥えていた鉛筆にガリッと歯を立てた。口の中に、苦い木の味が広がった。
127DJMDR:05/03/03 16:57:52 ID:XUMNqenE
「絵、か……」
マーノレーシャは口の中でその語を反復させると、急に何か思い付いたかのように立ち上がった。
そして、おもむろに円テーブルの縁に沿って歩き、向かいに座っていた波音の方へと回る。
その足は、ちょうど波音の真後ろに辿り着いた所でぴたりと止まった。
「……人間は皮膚だけで成り立っているわけではない。……いや、人間に限らず、どんな物でも表面はただの一枚布だ」
椅子の背もたれに顎を乗せ、マーノレーシャはそんな事を囁くと、波音の顔を両手で包み込んだ。
柔らかい頬を撫でながら、波音の輪郭に垂れていた金色の髪の毛を指先で集めると、耳の裏に掛けてやる。
それから、頚動脈に沿ってその手を下ろすと、波音の華奢な肩の上にそっと乗せた。くすぐったいような感触に、波音はぞくっと鳥肌が立った。
「つまり、中身を知らない事には、その物の本質を捉えられない……絵を描く前にはまず、綿密な観察が必要だ」
「綿密な……観察?」
「そう……綿密な、観察」
怪訝そうな顔付きで見上げる波音に、マーノレーシャは意味深げな微笑を返す。
直後、彼は不意に波音の脇の下に手を入れて、その身体を椅子から軽々と持ち上げると―――彼女を机の上に座らせた。
ガタンと、視界が揺れる。あまりに突然の事に、驚きと緊張から、波音の心臓はドクドクと高鳴った。
「あ、あの……マーノレーシャ、一体何を……」
やや後退気味になりながら、波音は微かに首を傾げる。マーノレーシャは机に手を付くと、そんな波音にずいっと詰め寄った。
「私に、絵を描いて欲しいんだろう?」
波音の眼と鼻の先でそう言って、マーノレーシャはにやっと口角を上げた。波音は一瞬躊躇った後……恐る恐る頷く。

確認し、マーノレーシャはゆっくりとした動作で、彼女の身体を机の上へと押し倒した。
128DJMDR:05/03/03 16:59:11 ID:XUMNqenE
久々に失礼しますー。間を開けるのもあれなんで、とりあえずエロ無しの導入部分までをば。例の如く次回で終わらせますな。
結局何だかんだで丸波・・・でもマノレシャのキャラが違ってスマソ(つД`)

>>121
リロード3回まで、ってコムアルティマニアには載ってますね。
回復アイテム使った後のように、かしゃかしゃってカードを巻き直す時間が短縮されるだけで、リロードに必要なチャージ量は変わらないんじゃないかと。
より詳しい事は、携帯ゲー板のCoMスレの方に聞いてみて下され〜(・ω・ )

私も鼠様大歓迎ですよ。でもやっぱ、本家鼠となると、著作権絡みで人が集まらんのだろうか・・・うーん
129名無しさん@ピンキー:05/03/03 17:04:58 ID:/rsZyWaR
うほ乙
130名無しさん@ピンキー:05/03/03 19:35:21 ID:xmt+lre+
なっナミたん逃げてーーーー!!!!!!
131名無しさん@ピンキー:05/03/04 00:40:12 ID:ZzCr/pUO
えーと、KHな流れをぶった斬りますが、書きたくなったんで投下させてください。
132無題:05/03/04 00:41:49 ID:ZzCr/pUO
「あぁん、ダメよ、ダメだったら、あああぁ…」
甘く高い声を聞きながら、ベルは魔法で金縛りにされたように立ち尽くしていた。
雷鳴が遠く響く。
あの呪いが解けてから、初めての嵐の夜。
なんとなく心細くなって、食堂にでも行こうと部屋を出たら…とんでもないところを見てしまった。
カーテン越しにもはっきり分かるシルエット、絡み合う男女。バサリという音と共に、女の方のボディラインが浮かびあがる。
「ダメじゃないだろう?ホラ、こんなに…」
いつになくいやらしい声の主は、間違いなく伊達男リュミエールだ。色っぽいメイドのバベットとの仲は城の誰もが知っている。
(でもまさか、わたしの部屋のすぐ外でこんなことしてるなんて…困ったわ!どうしよう)
クチュクチュと水音がして、一際高い僑声があがる。
ロウソクの明かりの中、ベルはクネクネと動く影絵から目が離せなかった。豊かな乳房が揉みしだかれ、リュミエールのもう片方の手は、メイドの下半身に延びてピチャピチャ音を立てていた。
133無題:05/03/04 01:10:10 ID:ZzCr/pUO
二人の行為をカーテン越しに目にしながら、ベルもしだいに自分の躰が熱くなっていくことに気付いていた。
(いけないわ、こんなの見てちゃ…。でも、動いてリュミエールたちに気付かれてしまったら…ああ…)
「はあああぁん!」
バベットの声がさらに高くなり、影絵がリズミカルに揺れはじめた。腰が重なっているようだ。
「あっ、ああっ、はあっ!」
悩ましい声に、無意識にベルの手が自分のスカートへ行こうとしたそのとき。
ガサッ!
カーテンが動いて、合わせ目から女の手がのぞいた。突き上げられたバベットが、思わずカーテンを握ったのだ。
(いけない!)
はっとなり、慌ててベルは部屋の中に飛びこんだ。ちょうどタイミング良く雷が鳴り響き、その足音・ドアを閉める音も、メイドの絶頂の叫びも聞こえることはなかった。
134名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:16:57 ID:ZzCr/pUO
携帯からなんで、とりあえずここまでで。需要ありそうなら続き考えます。
問題は…野獣の名前が分からん…羽バタキのバベットはミュージカルから取ったけど。
135名無しさん@ピンキー:05/03/04 03:43:05 ID:0w3tcQAT
乙!だが、一応伏せ字にしたほうがいいと思う
136名無しさん@ピンキー:05/03/04 06:37:30 ID:ONqavcMF
野獣の名前検索結果↓
ttp://cgi.members.interq.or.jp/mars/yutao/disney/board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=146;id=BBS

必要なら、それらしい創作名でいいかと。
主人公たちを伏字にすると何になるんだろう?
ベル→○ルとかべ○? 個人的にはヴェルとかどうだろう?だめかな…
137名無しさん@ピンキー:05/03/04 07:36:30 ID:+/UoK0Ea
ベノレ
138名無しさん@ピンキー:05/03/04 11:41:41 ID:mjkrTWu3
ビーヌト?
139名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:41:31 ID:+Ck2Jt8Y
>>127の続き。
---------------------------------------------------------------


手袋を外した後のマーノレーシャの指先は、ひんやりと冷たかった。彼はその指で波音の顔を包むと、一つずつパーツを確かめて行った。
額に、瞼に、頬に、表情筋の流れを辿りながら、マーノレーシャは次々と波音に触れる。
その微妙ないやらしさの込められた手つきに、何となく不安を抱いた波音は、くっと眉を顰めた。
「あの、マーノレーシャ……私やっぱり―――」
「……」
が、完全に言い切らせる前に、親指をその薄い唇に押し付けて、マーノレーシャは波音の言葉を封じ込んだ。
それから、ぐっと彼女の顎を上に持ち上げると、まるで獣がそうするように、白い喉元に喰らい付く。
「あ、あぅぅ……」
首筋の血管に沿って、耳の裏まで何度もマーノレーシャの生温かい舌が往復されると、波音はぞくっと総毛立った。
気持ち悪いというよりも、寧ろくすぐったい。身体の奥で、じんわりと熱い感覚が広がって行く。
「いやぁ……」
覆い被さるマーノレーシャの身体を押し退けようとしながら、波音は華奢な肩を竦めた。
けれども、マーノレーシャがやめるわけも無く、彼は波音の腰を撫でていた手をするすると上まで持ってくると、なだらかな胸元をきゅっと掴んだ。
140名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:42:27 ID:+Ck2Jt8Y
少し膨らみ始めたとは言え、波音の胸は、まだ女物の下着を着けられないほど小振りだ。
マーノレーシャはワンピースの上からその頂点を摘むと、先端を人差し指の爪で引っ掻いた。
鋭い爪先の感触は、ワンピースの布地を通すと、適度な刺激へ変換される。
「……あ、ひ、ひゃんっ!」
思わず息を呑む声を上げ、波音はビクッと震えた。マーノレーシャは片方の口角を上げながら、立て続けに指を弾く。
「や、あっあ!ぃ……いやッ!」
頭を侵略されるような甘ったるい感覚に、波音はマーノレーシャの手を止めさせようと掴みかかった。
けれども、たかが少女の抵抗など、マーノレーシャにとっては痒いものだ。嫌がる波音を楽しむよう、摘む指に更に力を込める。
「……どうしたのだ、波音?」
「やめ、て、下さいッ!なん……っで、こん、な、あっ、ひゃぅ!」
軽く引っ掻いてやる度に、波音はびくびくっと身体を反らせた。そのあまりの反応の良さに、マーノレーシャはにやりと意地の悪い笑みを浮かべた。
―――これは……育てがいがあるな……
元々、計画後は自分の遊び道具にしようと想って引き連れてきた少女だ。遅かれ早かれ、いずれはこう言う事を教え込もうとは想っていた。
……なら別に、今ココでそれをした所で、構う事は無い。
「あ、いやあ!だめ、あっ、んッ!」
辛そうに上を向いた波音の顎に、マーノレーシャは軽く唇を寄せた。
「そう嫌がるな、波音。……お前が望んだ事だ……」
それから、彼女の大腿の上で波めく白いワンピースの裾に、そっと手を掛けた。
141名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:43:28 ID:+Ck2Jt8Y
ワンピースの裾を喉元まで捲し上げると、波音の白い肢体が机の上に浮かび上がった。
まだ腹の肉も削ぎ落ちていない幼い身体は、既に薄っすら赤みを帯びている。その淡い色の胸の頂点は立ち上がり、荒い呼吸で震えていた。
マーノレーシャは露となった双方の胸を一握した後、しなやかな少女のラインに沿って、波音の身体を撫でて行った。
「これは……見事だな……」
そう呟いて、眼を見張る。いつも手袋をはめて生活していたので気付かなかったが、波音の肌は柔らかく、滑らかな若い瑞々しさがあった。
色の白さも相まって、それはまるでシルクの布でも撫でているような感触だ。
「あ……ぅ」
至近距離で感じる視線に、波音は恥ずかしそうに眼を閉じた。瞼のきわに生え揃うまつ毛が、ふるふると揺れる。
マーノレーシャは、波音の身体を撫でる手が下腹部に到達した所で、彼女の白いショーツに手を掛けた。
「あの、そこは……」
さすがにその時は、波音の手が止めに入った。がしかし、マーノレーシャが「“綿密な観察”」と言い包めると、彼女はくっと唇を噛んで黙り込んだ。
どうやら、健気にも、先ほどの絵の一件を未だ期待しているらしい。
何となく後味の悪さを覚えながら、マーノレーシャは波音の白い下着を惜しみも無く脱がせると、ぱさりと床に落とした。
「ん……」
少しだけ腰を反らし、波音は顔を横に背ける。
マーノレーシャはそんな波音の小さな両膝に手を付くと、左右に割き、ぐっと机に押し付けた。
子供の関節の柔軟性から、波音は意図も簡単に足を開かされた状態となった。
「い、いやっ……!」
羞恥心から、波音は真っ赤に色付いた顔を手の平で顔を覆う。
けれども、完全に解放された下腹部には、嫌でもマーノレーシャの刺す様な視線を感じる事となった。
142名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:44:25 ID:+Ck2Jt8Y
波音の秘所は、まだ毛の一本すら生えてはいなかった。他に隠すものが無いソコは、見た所、少しだけ湿っている。
どうやら、先ほどの胸への愛撫で、波音は感じ始めているらしい。
左右のひだを傷つけないよう注意しながら、マーノレーシャはゆっくりとその小さな入り口に指をあてがうと、内部を剥き出すように押し開いた。
「あ……ぅ!やです……いやっ!」
広げられたソコから、身体の奥まで流れてくる冷たい外気に、波音は恥ずかしさと恐怖心から悲鳴を上げた。
途端に、マーノレーシャの鋭い眼は、そのひくひくと蠢く波音の内部に釘付けとなる。
柔らかく熟れた、澄んだ桃色の膣壁……まだ未発達の少女のソレは、他人は愚か、自分ですら触れた事は無いのだろう。
純粋さを示すその具合に、堪らず、マーノレーシャはぺろりと舌なめずりをした。
「いやぁ、いや……も、もう止めて下さい……絵は……絵はいりませんから!」
すると、その不穏な気配に勘付いたのか、波音は頭を手で抱え、怯えるように首を左右に振った。
しかしながら、マーノレーシャは気に留める事などせず、波音の足の間へと顔を降ろす。
「今更諦めるのか……波音?」
細めた眼で蔑んだように言いつけて、マーノレーシャは良く湿らせた舌を差し出すと、波音の潤んだ秘所へと這わせた。
濁りの無い、甘酸っぱい少女の味と薫りが、その口の中には広がった。
「ん、ふぁあ……あっ、あっああ!」
生まれて初めての、それも今までにない強い刺激に、すっかり高められていた波音は大きく仰け反った。
143名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:46:43 ID:+Ck2Jt8Y
抗体の無い少女の身体なんて、それなりに女性経験のあるマーノレーシャにしてみれば実に簡単なものだった。
舌先と唇を使い、入り口と、その上の蕾を軽く刺激してやるだけで、波音は咲きたての花が如く、すぐに甘い蜜を滴らせるのだ。
充血したひだを丁寧に舐めてやると、特に良いらしく、波音は腰を浮かせてびくびくっと痙攣した。
机に立てられた彼女の小さな指は、耐え難いその感覚に、カリカリと掻く音を上げていた。
「ん、ぁ、あぁっ、あ、あうう!」
何度目かの軽い絶頂。ぽたぽたと、机の上にぬめり気を帯びた水滴が垂れ落ちる。
その頃にはもう、溢れる甘い液とマーノレーシャの唾液とで、波音の秘所はすっかり溶けていた。
マーノレーシャの両頬に押し付けられる彼女の柔らかい太腿も、その皮膚の下で、辛そうに筋肉を蠢かせている。
そろそろ、準備は出来たはずだ―――手の甲でで口元を拭いながら、マーノレーシャはふっと顔を上げた。
机の上の波音は、恍惚とした表情で、甘い感覚に酔い痴れるよう、荒い息と共に身体を震わせている。
髪の毛を優しく撫でてやると、波音は心地良さそうに身を捩った。
「はぁ……んぅ」
仕上げに、マーノレーシャは2本の指を波音の中心に当て、ゆっくりと、半分目ほどまで中に押し入れた。
柔らかい肉を割いた後、彼女の体内で数度出し入れを繰り返し、摩擦がほとんどなくなるまで内壁を慣らす。
「あ、あぅ―――ああっ!!」
その間にも、また波音は軽く達したらしく、マーノレーシャの指をキュッと締め付けた。彼女は完全に、与えられる悦楽に翻弄されていた。
144名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:47:34 ID:+Ck2Jt8Y
一通り準備が整った所で、マーノレーシャは机に上体を倒すと、波音の上に覆い被さった。
興奮した息が、波音の口元に荒く吹きかかる。その直後、波音は下腹部に、熱い彼のモノを押し付けられた。
波音の顔は、一瞬だけ恐怖のようなモノに引き攣ったが、マーノレーシャに軽く口付けられると、すぐにまたとろんと歪んだ。
「……相手を知るのに、最も手っ取り早い方法がある―――それは……相手と一つになればいいのだ」
そんな戯言を言いながら、波音の入り口をなぞるよう、マーノレーシャは2人の粘膜を上下にこすり合わせる。
焦らされる感覚に、波音は鼻に掛かった溜息を吐くと、もどかしそうに腰を捩った。
「あ、あうぅ……ん、やぁ……あ!」
今や波音は、すっかり悦楽の虜になっているようだ。
紅潮した顔にはあどけなさが残ってはいるものの、最早溺れた女のする表情が浮かんでいた。
上手くいったな―――人知れず、マーノレーシャは心の中でくすりと嘲笑う。
それから、吐息が絡み合う距離の中、低く掠れた誘うような声で、彼はもう一度波音に問い掛けた。
「どうだ、波音……私に、絵を描いて欲しいか?」
すると波音は、マーノレーシャの首に手を回し、すぐさま答える。
「はい、お願いします……マーノレーシャ―――っ!」

瞬間、波音の腰はぐいっと浮かされた。同時に、彼女の内で何かが引き裂かれた。
145DJMDR:05/03/04 20:48:23 ID:+Ck2Jt8Y
↑名前入れ忘れたーです。でも分かりますよ・・・な。
今日で終わらせるつもりがここまでしか出来なかったヨ、すませぬ。波タソがこんなコじゃないのは百も承知ですorz
次で本番でようやっと終わるかと・・・

>>134
GJ!!!美女野は私も大好き、と言う訳で次回はベノレタソのをおねげーしまつ(*´д`*)需要大有りですっ
野獣の名前・・・そういや、召使衆も敬称呼びしてましたしね。当て字はともあれヴィーストで良いと想いますよ〜
146名無しさん@ピンキー:05/03/05 10:19:14 ID:Ib3ccvsz
ノーブラ パイパン

マーノレーシャめ…なんて羨ましい
147DJMDR:05/03/06 12:13:54 ID:X4CPtI28
「あ、やぁあっ!い、痛い、痛いぃっ!」
身体を貫かれる激痛に、波音は甲高い悲鳴を上げた。
元々体格差のかなりある2人だ。幾ら慣らしたとは言え、波音の小さな器が、大の大人のソレを受け止めきれるわけが無い。
最終的に、マーノレーシャが無理やり捻じ込んだと言ってしまえば、全くその通りだった。
波音はマーノレーシャの胸板に手を突っ張りながら、彼の体重が掛かる腰を引き離そうとする。
「ぁあっ、いや、痛い!やだやだぁ、マーノレーシャ、いやぁ!!」
やはりまだ、少し早すぎたか―――身体の下で泣き叫ぶ波音を見て、マーノレーシャはほんの僅かに後悔する。
本来は、性交に対する嫌悪心を抱かせないために、もっと波音が成熟してから、と想っていた事だ。
……けれども、こうなってしまった以上、最早後には引けない。
耳をつんざく様なけたたましさに耐えかねて、マーノレーシャはチッと舌打つと、波音の口元を手の平で押さえ込んだ。
「ん、んふっ!ん、んーっ!!」
仔犬のように泣き喚いていた声は、くぐもった呻き声へと変換される。
そしてその代わりに、声によって発散されない激しい苦痛が、一気に波音の中へと逆流する。
「ん、んん!!ん、んくっ、んくぅっ!」
じたばたともがき苦しみながら、波音は楕円に歪んだ眼をパチパチと瞬きさせた。
その度に、青い瞳から零れた透明な雫が、ぽろぽろと彼女の頬を濡らして行った。
張り詰めた背中は反り上がり、足先はがくがくと震えている。波音は今にも気を失いそうな勢いだった。
「ん、ん!ん!!んんっ……んっ……ん…………ん」
それでも、痛みに慣れたのか、或いは力尽きたのか、暫くすると波音は静かになった。
相変わらず下腹部は痙攣しており、息は荒いものの、どうにか痛みのピークは脱せたようである。
マーノレーシャはそんな波音の頭を撫でてやりながら、そっと腰を引いた。
それから、なるべく強く突き上げ過ぎないよう注意しながら、ゆっくりと彼女の中を探り始めた。
148DJMDR:05/03/06 12:15:07 ID:X4CPtI28
「ん……ふぇ、え、えっく……」
騒がなくなったようなので口元を解放してやると、それまで溜まっていた塩辛い唾液が、波音の唇からたらりと溢れた。
顎まで滴るそれを、マーノレーシャは丁寧に舌で拭い取ってやり、そして自らの舌と共に、波音の口内へと押し戻す。
「ん、んぅ、ん……ん」
先ほどには無かった濃厚な口付けに、波音は心地良さそうにうっとりと瞼を伏せた。
マーノレーシャは下腹部を弄るペースを少し上げて、落ち着き始めた波音の身体に振動を与える。
2人分の体重で、乗り上げた机はきしきしと軋んだ音を立てていた。
「ん……ん……ん……ん」
リズムに合わせて波音は呻くが、特別痛いとも感じていないみたいだった。
どうやら、挿入時の激痛で、彼女の中の感覚はほとんど麻痺しているらしい。
それでも、身体の奥に突き入れられる度に、波音はマーノレーシャの舌を軽く噛むので、体内で熱いモノが蠢いているのだけは何となく分かるようだ。
マーノレーシャは波音のそんな反応を楽しみながら、小さな乳房を片方掴むと、手の平で優しく押しつぶした。
「んううっ……」
すると、嫌だったのか、波音は顎を引いてマーノレーシャの舌を吐き出した。離れた2人の唇の間からは、つぅっと透明な一筋の液が流れ落ちて行く。
構わず、マーノレーシャは濡れた唇をぺろりと舐めて整えると、手の中のしこりを握ったり離したりした。
「あ、う……や、やぁ……」
性器内からの感覚はほぼ皆無にしろ、他の性感帯からの波音への刺激は、ちゃんと機能しているようだった。
それに伴い、連動する膣壁が収縮し、マーノレーシャを更に締め付ける。元から狭い波音の中は、よりきつくなると実に具合が良かった。
マーノレーシャは、波音の胸を先ほどと同じ要領でいたぶりながら、再びペースを上げる。
「あ、うぅ……ん、んっ、あっ!」
鈍い圧迫感と、身体の疼くくすぐったさが入り混じり、波音は辛そうに仰け反った。
149DJMDR:05/03/06 12:16:09 ID:X4CPtI28
2人の結合部で、破瓜の血で薄赤く染まった液体が跳ねている。
波音は相変わらず揺さぶられているだけだったが、マーノレーシャはその頃大分良くなってきていた。
絡みつく波音の皮肉に、興奮が高まっている。後、少し……―――
マーノレーシャはそこで不意に動きを止めると、冷えた波音の身体を包み込むよう彼女に圧し掛かった。
すると、黒いコート越しに伝わるその体温を求め、波音もそのしっかりとした背中にそろそろと手を回す。
それから彼女は、泣いて掠れた声で、ちょうど交差しているマーノレーシャの耳元に囁き掛けた。
「ん、ね……マーノレーシャ……も、絵、描け……そう?」
こんな状況でもまだ覚えていたのか―――荒い息と共にしがみ付く波音に、マーノレーシャは内心やれやれと肩を落とす。
「少しくらいなら……」
「少し……だけ?」
マーノレーシャの生返事に、不服そうな声で波音は聞き返した。
けれども、「ああ……少しだけ……」マーノレーシャは尚もそう答え、波音の丸い顔を手の平で包み込む。
「でも大丈夫だ―――また今度、じっくりと観察してやるから……」
くっくと、喉の奥で嘲笑いを堪えながら、マーノレーシャはニッと口角を持ち上げて微笑んだ。
虚ろな目付きの波音は、その意味も良く知らないまま、期待と好奇心を孕んだ顔でゆっくりと頷いた。
「う、ん……マーノレーシャ……」
見届けて、マーノレーシャは波音の腰の出っ張りに手を掛けると、ぐっと前に乗り出す。
そのまま、波音の中の行き止まりに先端を強くこすり付け、チッと舌を打った。
ざらついた皮肉からの刺激により達成された欲望が、彼女の奥深くで一気に弾ける。
「ん、ぁあっ―――!」
安心していた矢先の、子宮口を焦がされる激しい痛みに、波音は上を向いてびくびくっと身体を強張らせた。
そして彼女は、数度眼を白黒させた後、力なく顔を横に倒し、ふっと闇の中へと意識を落とした。
150DJMDR:05/03/06 12:17:41 ID:X4CPtI28
「うぅ……ん」
机に突っ伏していた身体を起こし、波音が眼を覚ますと、辺りは何事も無かったかのように整然としていた。
いつも通りの自分の部屋で、石造りの白い壁が冷たく取り囲んでいるだけだ。
仄かにマーノレーシャが身にまとう花の薫りがするものの、そこに肝心の彼の姿は無い。
先ほどの事は、全部夢だったんだろうか―――と、確かめようと立ち上がりかけた波音の下腹部に、鋭い痛みがズキンと走った。
「痛たた……」
顔を顰めて椅子に座り直すと、波音ははぁっと辛そうな溜息を吐く。やはり、あれは夢ではなかったらしい。
だとすれば、頼んでいた絵は……と、ふと視線を前に戻すと、先ほどマーノレーシャに渡した紙が、机の真ん中で置き去りにされていた。
波音は手を伸ばして、その紙をたぐり寄せる。一見すると、まだ白紙のようだ。
結局、全てはマーノレーシャの良く出来た口実だったのか。完全に騙された感に波音はむっと眉を顰める。
……がしかし、その紙をひっくり返した所で、波音のそんな不信感は一気に消え去り、彼女は同時に大きく眼を見開いた。
「あ!」
そこには、机に突っ伏して眠っている彼女自身の姿が写っていた。
平面上の鉛筆画ではあるものの、まるで本当に息をしているかのように、生き生きと描かれている。
それは、普段のマーノレーシャからは想像も出来ないような柔らかいタッチだった。
何でもこなせる器用な性格とは知っていたが、これほど上手かったとは予想外である。
―――綿密な、観察……
心の中で、始めに言われたあの言葉を思い出す。
波音は絵を胸に抱き締めて、満足気にふふっと微笑んだ。


END
151DJMDR:05/03/06 12:27:30 ID:+I7Mdag9
やっと終わりますた。純愛目指したんです、が・・・あらら・・・
波タソはパイパンかどうかは知りませんが、あの顔じゃまだ毛は生えてないでしょう。生えてたとしてもマノレシャなら剃るn(ry
空達の一個下で、彼女は13歳くらいとか密かに考えてるんですが、低すぎでつか。
って、気が付けば処女が痛い痛いって言うのばかりですな。そして波音タソだらけ・・・私海里の方が好きなんですけどね。楽シーヌとかも結構好きv
次は他の娘にしますわー
152名無しさん@ピンキー:05/03/06 12:30:55 ID:hF8PyBvP
禿乙!
153siginamaru:05/03/06 18:29:32 ID:6ReuGkoU
誰か保管庫作ってくれませんか?こんなすばらしい小説あるんだから
154siginamaru:05/03/06 18:30:22 ID:6ReuGkoU
iいいね
155名無しさん@ピンキー:05/03/06 19:53:52 ID:hdKDcRc4
初めてここに来ました
文章力あるなあ 
156DJMDR:05/03/07 21:34:32 ID:MkfQps33
レスさんくす!丸波の人気はあまり無いと聞いて不安でしたが、お褒めいただけて嬉しいです〜

>>153
むーん、今はまだ需要が薄いようなスレなんで、 もう少し他の職人さんが集まるのを待った方が良いかもん・・・
でも、元気付く一言ありがとうございまつv そう言われると激しく嬉しいですわぁ(ノ´∀`*)

次は他の娘にすると言ったは良いですが、どうしよっか迷い中。何か良いネタあったら教えてくらさい(・ε・)
KH界の男女シュチュは中々お眼にしないんで、どんなのが好まれるのか知りたい所。
157名無しさん@ピンキー:05/03/08 04:42:54 ID:uIz3sUt1
楽しーぬ×空
エアリス×空
ユフィ×空
セルフィ×陸
カイリ×空

……とか。いや、もーなんでも大歓迎(笑)
158名無しさん@ピンキー:05/03/08 11:52:00 ID:qptTAtrl
海里×ティー…いや、もう何も言うまい。

ごめんなさい、一番ラヴなカプは蛇ッ苦×佐里ーでつから…
ヴィーストとヴェルも大好物でつから…
159名無しさん@ピンキー:05/03/08 15:43:03 ID:0owGnVQX
ここは楽しーぬ×空をキボンヌすべきだな
キボンヌ!
160DJMDR:05/03/08 18:41:28 ID:gtEc46yS
何か男受け多いですね、やっぱKH界の主流はそっち系?微妙に801の香りが漂ってるぜぃ、皆ぁ(´Д`;)
腐女子では無いんで、男弄るのは果てしなく苦手なんだが、とりあえず流れには波乗り〜
楽シーヌと空ですか、あまり創造がつかない奇抜な組み合わせですな、提案ども!

クリスマス前悪夢も良いけど、リトル人魚も忘れないでねっ!1と2の間には必ず2人の愛の営みがありますから!
絵リック王子の夜のはっちゃけぷりとか、蟻エルの美声とか、考え出したら妄想が止まらないでつ・・・はぁはぁ。
161名無しさん@ピンキー:05/03/08 19:32:35 ID:hPP7kuBg
>>151たんGJ!丸波ウマー


悪セル×楽シーヌキボンヌといってみる。
162名無しさん@ピンキー:05/03/09 01:14:44 ID:SUTnZRFL
邪ック×差リー キボン!
163名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:27:02 ID:bdI2w4x/
荒人×蛇酢未んも・・・
164名無しさん@ピンキー:05/03/09 21:40:10 ID:hbD+8czO
チェ社猫×蟻巣とか言ってみるテスト
165DJMDR:05/03/12 00:52:11 ID:Ib4yX6G8
エロ無しの導入部です。ラクツーヌ空。
※当て字⇒ 阿比留(ドナ)、犬(グヒ)、ややこしくてスマソ・・・
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「アクセノレもマーノレーシャも波音もいないのか……っちぇ、つまんないの」
人気の薄い静かな部屋の中で、ラクツーヌはそんな溜息をふぅっと吐いた。忘却の城計画も、そろそろ後半戦に差し掛かったある日の事である。
順調に計画が進んでいる以上、特にする事も無いラクツーヌは、その日、俗に言う暇を持て余していた。
それで、普段なら誰かがいるはずのここ作戦会議室に来たのだが……あいにく、皆揃っての留守。
仲間外れを食らったような気分になりつつ、何か他に面白い事を無いか、と、ラクツーヌはとりあえず部屋の中央に設置された球状モニターを覗き込んだ。
このモニターは、計画の実質的な主軸である空に繋がっており、彼がこの城の中に入る限りはいつでもどこでも監視する事が出来るのだ。
現に今も、空を上から見下ろした映像が、歪んだ青白っぽい画面に映し込まれていた。
―――……にしても、良く頑張るわね、このコ……
モニターからの光を受け、人を蔑んだような陰影を顔に浮かべながら、ラクツーヌは感心気味にふーんと鼻を吹いた。
166DJMDR:05/03/12 00:52:58 ID:Ib4yX6G8
画面の中では、空は今9階にいる。ただ、どこかの世界に入っているかと言うと、そうでも無い。
空は思い出の扉へ続く階段の中ほどに腰を降ろし、特に当ても無くぼんやりと宙を見詰めていた。どうやら、少し休んでいるようだ。
さすがに、連れの阿比留と犬を抜いての戦闘には、かなり辛いものがあるのだろう。
『波音を助けたい』と言う正義感溢れる青い瞳はそのままにしろ、俯き加減の彼の表情は、最初と比べ大分暗くなっているような気がした。
―――こう言うの見ると、同情しちゃうかも。
柄にも無い思いを抱きながら、ラクツーヌはむっと口元を引き締めて、顎下に手を添えた。
どちらにしろ、空が上に昇って来ない事には、計画も何も始まらない。今日の自分の暇の原因も、まさにそれだ。
そろそろ波音の記憶操作も根付いてきた頃だと言うのに、こんな所でもたもた躊躇われたとなると、実にもどかしかった。
―――……ふむ。となれば、この奇麗なお姉さんが、ちょっくら元気付けでもしてあげようかしら……
と、ラクツーヌの思考は、不意にそこで留まる。今は遊び相手も無く、ちょうど自分も暇していた所だ。
なら……彼女はにやっと、意地の悪い含み笑みをした。それから、善は急げと言わんばかりに、モニターから一歩下がった。
手の伸ばせる広さを確保した所で、ラクツーヌは左足のつま先を主軸にくるりと一回転する。
すると、彼女の身体はあっと言う間に細い闇の筋となって、空気の中に溶け込んで行った。

こうして、空の不運な一日は、静かに幕を開けたのである―――
167DJMDR:05/03/12 00:54:04 ID:Ib4yX6G8
「はぁ……」
気の抜けた溜息を吐いて、空はだらりと頭を垂れる。少し休憩しようと想い付いてから、どれくらい経ったかは分からない。
その親指と人差し指の間には、白い縁取りのカードが2枚挟まれていた。
次の段階に進むには、この『ワールドカード』を全て使い切るのが条件だ。となれば、最低でも後2階は上がらないといけない。
波音のためにも、早く行かなければ……けれども、そんな意志とは裏腹に、空の身体は相変わらずだるいままだった。
場所は忘却の城9階の扉の前。それまで休む間も惜しんで進んできた空の疲労は、この時いよいよピークを迎え、彼の気力をすっかり蝕んでいたのだった。
―――……それにしても、この城は一体何階まであるんだ?
どうにかこうにか切り抜けて、とりあえずココまで上がってきたは良いものの、一向に頂上に辿り着きそうな気配は無い。
もしや、このままバベルの塔のように、果てしなく上へ上へと続いているのだろうか。だとすれば、うんざりするほど気が遠くなる。
それでも、波音を助けるまでは、空はどうしても帰るわけには行かなかった。
今頃彼女は、無事なんだろうか……あの黒いコートの集団から、酷い扱いを受けていないだろうか……
おまけに、急に豹変した陸の事も気になる……波音と会わせるわけにはいかない等と言って、彼は結局何を考えているのだろう……―――

そんなわけで、その時深い物思いに耽っていた空は、突如音も無く背後に現れた黒い人陰の存在に全く気付かなかった。
ココまで一人きりで戦ってきた空の、自己防衛に伴う臨戦態勢から言って、それは異例とも取れる展開だった。

現れた黒い人陰……ラクツーヌは、想っても見ない好都合に、しめたとばかりにニヤリとほくそ笑む。
彼女は喉の奥で笑い声を押し殺すと、そうっと空の背後に詰め寄った。
そして、ちょうど空の真後ろに立った所で、コートのポケットに手を突っ込む。そろりと取り出したのは、一枚のぎざぎざのカードだ。
それを右手の指の間に挟み、標準を眼の前の空に合わせて構えると、ラクツーヌは小さく息を吸い込む。
空はまだ気付いていない―――ラクツーヌはチャンスとばかりに、その無防備な少年の背中に嘲笑いを込めた声を掛けた。
「……何休んでんのよ、鍵の勇者。もしかして、もう根を上げたのかしら?」
168DJMDR:05/03/12 00:57:25 ID:Ib4yX6G8
「ッ!」
ぼんやりとしていたとは言え、水面下では緊張状態にあった空の反応は早かった。
背後から唐突に吹き込まれた一言は、彼の脳内で即座に人に変換される。
「この声は……ラクツーヌ!」
その名を上げて、空はぎょっと眼を見開いた。彼女とは最近知ったばかりだが、謎の集団の一員と言う事もあり、今一番の要注意人物だ。
何故ココに……と、慌てて振り返った空の額に、かつんっと硬い物がヒットする。
カードだ。この城内では、それは“攻撃”を意味する。
―――しまった……不意打ちだっ!
そう悟ったのと、空の身体が強い電流にばちんと弾かれたのは、ほぼ同時の出来事だった。
そのまま彼は、受身の態勢も取れないまま、後ろにつんのめって階段から落下する。
「あわわわわっ!」
情け無い悲鳴と共に後頭部を連打した後、空は一番下の床に倒れ込んだ。その右手には、瞬時に構えた鍵剣がカランと音を立てて放り出された。
予想以上のクリティカルな命中に、階段の上に立つラクツーヌはふんっと満足気に微笑む。
「この程度の奇襲も避けられないとは、あんたもまだまだ甘いわね……そんなんじゃ、いつまで経っても囚われのお姫様を助けられないわよ?」
「っつたたた……てんめぇ!」
がしかし、反撃をけしかけようとした空の身体は、地面に張り付いたように動かなかった。電撃系の魔法を受けた後に残る、麻痺症状だ。
それも、油断していた所にラクツーヌレベルの電流を一気に受けたので、かなり深部にまで浸透している。
手足先は意志通りに動かなかったが、空の身体は時折走る残電流にぴくぴくと痙攣した。
まるで実験体の蛙のようなその様子に、ラクツーヌはにやっと、面白おかしそうに口角を上げた。
「あは、どう、動けないでしょ?ライニングボルト、アタシの得意技よ」
「くっ……こんなの卑怯だ!」
「バーカ、いつまでものん気にしている勇者さんがとろかっただけじゃない」
ぺろりと舌を出して空を小バカにすると、ラクツーヌはブーツの靴底を蹴って階段を降り始めた。
カツカツと無機質な音が、真っ白な城の壁に響いていった。
169DJMDR:05/03/12 00:59:22 ID:Ib4yX6G8
寂しげな雰囲気なのでとりあえず投下。続きはまた今度。楽空って、こんな感じでよかったかぬーん??
恐らく、私の男受け作品はこれで最後になるかと・・・色々挑戦してみたが、やっぱ書くの難しいヨ orzガクッ
話し変わりますが、私も悪楽好きですー、普段は強気なじゃじゃ馬娘が屈服させられる瞬間とか激しく萌えー、ハァハァ*

ところで本家鼠ネタは擬人化OKなんでつか?知者猫と蟻酢とか、獣姦っぽくてイイネ(・∀・)
蟻酢はKHのお姫しゃんズの中では海里タソの次に好きですたっ、若いコ愛v
170名無しさん@ピンキー:05/03/12 02:56:52 ID:tiqcFPxf
ウホッ
171DJMDR:05/03/13 00:48:14 ID:uNqehq06
階段を降り切った後、ラクツーヌはまず、床に倒れ込んだ空の膝の上に跨った。
そうやって体重が掛けられると、柔らかい女性の太腿の感触が、ズボンの布地越しに空に押し付けられる。
きつい顔と性格の割りに、ラクツーヌは意外としなやかな身体つきをしているらしかった。
黒いコートの下に隠れる彼女のそんな滑らかな肌を想像し、空は思わず頬を赤く染めてしまった。
「何照れてんのよ」
年相応の反応に、くすくすと悪戯っぽく笑いながら、ラクツーヌは空の頬に手を添える。
すると、その手首に付けられた甘めの香水の香りが、空の鼻先のすぐ側で漂った。同年代の女子には無い色気に、空はまたもどきりとする。
ラクツーヌは手を上に移動させ、癖の強い空の栗毛を撫でると、呆れたような溜息を一つふぅっと吐いた。
「にしても、あんたもほんと鈍くさいわね……何時までもこんな所でいじいじしちゃってさ。波音はあんたが来るのをとっても楽しみにしてる、って言うのに……」
「!」
それまでどぎまぎとしていた空だったが、波音、と言う単語を耳にした瞬間、急に顔を強張らせた。
記憶操作を受けている今の彼にとって、波音は心の糧だ。その彼女の話題を出されて、落ち着いていられる方がおかしかった。
「……アイツは元気なのか?」
低い口調で、空は威嚇するようにラクツーヌを見据えた。対する彼女は、場を茶化すように様に幅の狭い肩を竦める。
「さぁ……今頃、あんまりよろしい趣味をお持ちで無いお兄さんにいたぶられてるかもねぇ……ま、知りたかったら、自分で確かめに来なさい―――」
意味深げにそう言った後、ラクツーヌは空の額を指先で弾いた。身体が麻痺しているので、空の視界は抵抗無くぐらりと揺れる。
ラクツーヌは空が完全に動けないのを確認した後、一旦身を引いて、黒い手袋を外しに掛かった。
そして、その2つの抜け殻を折りたたんで足元に置くと、おもむろに空の腰のベルトに手を伸ばした。
172DJMDR:05/03/13 00:49:11 ID:uNqehq06
カタカタと金属音を鳴らしながら、ベルトの留め具を外すと、続いてラクツーヌは赤いオーバーオールの繋ぎ目に指先を掛けた。
そのただならぬ気配に、空はぎろっと眼を尖らせて、鋭くラクツーヌを睨み付ける。
「……何する気だよ、ラクツーヌ!」
しかしながら、そんな声などお構い無しに、ラクツーヌは一思いにオーバーオールのファスナーを引き降ろした。
シャッと言う摩擦音と共に、服を肌蹴られた恥ずかしさから、空の顔はゆでられたように紅潮する。
けれども、唇にラクツーヌの人差し指がそっと添えられると、吐き出そうとした罵声は意図も簡単に差し止められた。
「何だか疲れてるみたいだから、景気付けに、優しいお姉さんが慰めてあげようかと想ってね……」
ラクツーヌは人差し指をつぅっと降ろすと、軽く空の首筋を掴んだ。喉を凍らせるその冷たい手の感触に、空はゾクッと鳥肌を立てる。
けれども、身体が麻痺している以上、その手を跳ね除ける事は出来ない。
「とりあえず……あんたには早く上に来てもらわないと困るのよ」
そう言葉を続けて、ラクツーヌは、空の喉元から薄っぺらい胸板までを、手の平を使ってゆっくりと撫で付けてやった。
普通に考えて、ラクツーヌは奇麗な女性だ。敵と言う間柄でなければ、間違いなく空の憧れの対象になっていた事だろう。
そんな彼女に優しく触れられて、空がイイ気にならないわけが無かった。
伏せられた長いまつ毛をジッと見詰めながら、空は直接神経に届きそうなラクツーヌの指先に眉を顰めた。
「ぅ……つっ」
ラクツーヌの手はするすると降り、やがて空の下半身へと向かう。
慣れた手付きで、彼女は硬く立ち上がった空のソレを持つと、手の平の柔らかい面でその先端を包み込んだ。
173DJMDR:05/03/13 00:50:31 ID:uNqehq06
普段ラクツーヌが媚びを売っている機関の男達と比べ、空は明らかに年代が低かったが、扱うに至って特別難しい事も無かった。
同じ男である以上、衝動に対する自制が利くか利かないかで、後はほとんど大差など無いのだ。
触れれば熱い溜息を吐くし、爪を立てれば苦しそうに眉を顰める。
そんな刺激を交互に繰り返しながら、ラクツーヌはじわりじわりと空の息を高めて行った。
「あ、くっ……はぁ、あ!」
身体の自由が利かないため、空は見っとも無く呻く事でしかやるせない感覚を発散する事が出来なかった。
ラクツーヌはケタケタと嘲笑いながら、そんな空の前髪を掴んでぐいっと上を向かせる。
「あは!いいわねその顔!可愛い可愛い」
髪の毛が抜ける痛みと、下半身から送られてくる心地良い疼きから、空は喉をくぐもらせて低く唸った。
「は……ぐっ!こんの……やろ……!!」
だが、そんな口先の抵抗も虚しく、空の身体は依然として動かない。
上方のすぐそこに鍵剣があると言うのに、痺れた手は指先が微かに振れるだけだ。
くそっ……―――空は悔しそうに顔を顰める。その滑稽な様に、ラクツーヌはまたもふふんと嘲笑った。
「そうぴりぴりしない事ね……あんま口煩いと、ナイフで男を削ぎ落としちゃうわよ?」
「―――ッ?!そ、削ぎッ?!」
聞き捨て難い単語に、空の顔からは一気に血の気が引いた。同時に、ラクツーヌの手の平にある彼の熱は、恐怖で少し小さくなったように想われた。
それでも、若いため、弄られている以上は萎縮する事はない。
「安心しなさい。よほどアタシを怒らせない限り、そんな残酷な事はしないから……」
ラクツーヌは不敵な笑みと共にそう付け加え、何か言おうとした空を遮るよう、きゅっと手の平を締めた。
虚を付かれた刺激に、出掛かった言葉を呑み込んで、空はうっと辛そうに呻いた。
174DJMDR:05/03/13 00:51:41 ID:uNqehq06
そんな愛撫が暫く続くと、空の意識は次第に白いもやが掛かり、ぼんやりと霞んできた。
ラクツーヌは、恍惚とした表情を浮かべる彼の頬を手の甲で撫でてやると、下を扱く速さを少し上げてやった。
すると、急にペースを変えられた事に対し、空はびくびくっと震え上がる。
「あ、っつ、くぅう!!」
未だ抜け切らない身体の麻痺のせいで、運動神経の動きが途絶えている以上、感覚面での信号が全てである今の空は、そんな些細な強弱にも過敏に反応した。
「……たまにはこう言うのも、悪く無いでしょ?」
ラクツーヌは左手で空の先端を揉みながら、空いた右手で性器全体を弄ってやる。多方向からの強い刺激に、空は半ば夢うつつの中に引き込まれた。
「あ、あぅ!くっあ!や、やめろッ!」
頭の中を、何か漠然とした大きなモノに侵略されて行く……絶頂が近いのか、ラクツーヌの手の平で、空のソレが少し膨らんだような気がした。
唇を震わせる呻き声にも、段々と必死さが滲み出てきている。こうなれば、後は早い。
「さぁて……そろそろ楽にしてあげようかしら?」
ラクツーヌはにやりと微笑んだ後、いきり立った熱を空の下腹部に押し付けると、裏の筋に沿って数度指を往復させた。
彼女の細い指先に促されるがままに、空は微かに腰を浮かせる。
「あッ!うあ、ああっ―――!!」
最後に先端を軽く引っかかれた瞬間、空の意識は真っ白になった。同時に放たれた精が、彼の下腹部に飛び散る。
空はそのまま、何度か痙攣して管に残った液を吐き出した後、ぐったりとうな垂れるように気絶した。
彼の下腹部に滴るその白い粘液を指先で掻き混ぜながら、ラクツーヌは満足気ににやりとほくそ笑んだ―――
175DJMDR:05/03/13 01:18:55 ID:uNqehq06



「……ただいまー、っと」
ようやっと野暮用を済ましたアクセノレが会議室に戻った時、ラクツーヌは妙に嬉しそうな雰囲気でモニターを眺めていた。
いつになく上機嫌なその様子に不審感を抱いたアクセノレは、部屋に入るや否や、怪訝な面持ちでいそいそと彼女の隣に並ぶ。
「……どうした、空に何か動きでも?」
「あらおかえり、アクセノレ。……別に何にもないけど?」
けれども、ラクツーヌは意味深な含み笑みを返しただけで、それ以上は何も言わなかった。
そして画面の中の空も、いつも通り、コチラの策略など微塵と気付かず、元気に城の探索をしている。
特に気にする事も無い、変わり無い日常。ただ、そうではあるのだが……今日のラクツーヌは、いやに興味深げに空を追っているような気がした。
「……ちぇっ、つまんねーな」
嫉妬のようなものを薄々感じながら、アクセノレは軽く舌を打つと、さり気なくラクツーヌの肩に手を回す。
そのいやらしい手つきに、モニターから視線を上げたラクツーヌの顔は急に険しく曇った。
「どう言うつもりかしら?」
「まあ、そう言うつもりだ」
きつい問い掛けに、アクセノレは横目でにやっと微笑むと、ラクツーヌの頬のすぐ側に顔を寄せた。
176DJMDR:05/03/13 01:19:53 ID:uNqehq06
「……どうせ暇だし、これから俺と楽しい事でもしないか、ラクツーヌ?」
がしかし、大して乗り気でも無いラクツーヌは、アクセノレの手をパシッと払い除け、ベーッと可愛げも無く舌を出す。
「誰があんたと……お断りよ」
何で?とばかりに首を傾げるアクセノレに、ラクツーヌはにやっと小さな笑みを浮かべた。
それは、彼女が人を挑発する時に良く使う、ずるい顔だった。
ラクツーヌは続けて、ピシッと言い決めるように、アクセノレの眉間に指先を向ける。
「アタシはね、気まぐれなの」


モニターの向こうでは、空がちょうど9階を突破しようとしている所だった。
軽くなった身体で振るわれる鍵剣は、行く手を阻む陰をあっと言う間に一掃し、道を切り開いた。
彼が順調に先へ進み、波音と再開するのは、このすぐ後の話である―――


END
177DJMDR:05/03/13 01:20:44 ID:uNqehq06
お眼汚し失礼致しました。やっとこさ終わり。最後は特にとりとめも無く悪楽萌えしてしまいますた。
公式画を見ていつも想うんだが、楽シーヌは色白杉ですよなあ(*´д`*)

そいでは〜
178名無しさん@ピンキー:05/03/13 01:33:50 ID:DDiu/idl
今日初めてこのスレ来たが希望の波音エロがあってハァハァハァハァハァハァハァ
同時にショタ好きでもあるんで楽空ハァハァハァハァハァハァハァGJ
179名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:59:16 ID:DI2gi84o
果たしてこのスレどこまで伸びるだろ…KH2まで持つかな?
出銭にもがんがって欲しいな。
180名無しさん@ピンキー:05/03/14 22:59:59 ID:2EAOuzDx
KH以外が読みたいよ
181DJMDR:05/03/17 20:35:57 ID:I5FFXxl7
KH独占状態も難だな、と思いまして、今回は悪夢ネタ。ちなみに擬人化になってしまったんで、邪ックとか普通に骸骨じゃないからよろ(;´Д`)
※本編は、映画悪夢終了後のハロウィソタウソから始まります。
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『ハッピー・ハロウィン!』―――意気揚々としてそう言った、白髭のおじいさんの計らいのために、今宵のハロウィソタウソは辺り一面白銀世界。
前代未聞の大雪に沸き立つ街の住民は、大人も子供も飲めや唄えやのどんちゃん騒ぎ。
とんがり帽子の町長も、悪ガキ仮面の三人組も、フィソケルスタイソ博士とその新たな助手も、果てまた噂好きの魔女達も。

褒めよ、称えよ、メリー・クリスマス!―――カボチャの大王・ヅャック最高! 


高台の上にある我が家から、ヅャックはそんな楽しげな街の光景を見下ろし、今年のハロウィン、もといクリスマスの成功を心から喜んでいた。
一時は失敗とも思われた今日この日の計画だったが……どうにか上手く行ったようで、本当に良かったものだ。
ありがとう、サリ一。それもこれも、全て君のおかげだよ!
雪に埋もれた真っ白な墓地から、家でくつろぐに至るこの瞬間まで、ヅャックはその想いを胸に、隣で寄り添う愛しい人の肩をしっかりと抱き締めていた。
天より降り注ぐ星の結晶と、雲の合間から覗く月が、その幸せそうな2つの影を色濃く映し出していた。
182DJMDR:05/03/17 20:39:51 ID:I5FFXxl7
街はあれだけ騒がしいのにもかかわらず、そのざわめきは深々と降り積もる雪の粉に吸い込まれ、ヅャックの家はひっそりと静まり返っていた。
そのため、隙間から流れ込む寒風が身に染みて感じられる。吐く息こそ白くないものの、足元はまるで氷水にでも浸けているかのようだ。
ハロウィソタウソには、冬と呼ばれるような季節が無い。それなりに寒い日はあったとしても、零度を下回るのは一年に二度か三度である。
そんなわけで、街の家々にはもちろん、ヅャックの家にもろくな暖房設備が無く、かろうじて、今2人が座っているベッドの脇に、灰の溜まった薄汚い暖炉があるだけだった。
「フィソケルスタイソ博士の家なら、もっと暖かかっただろうに……すまないね、サリ一」
長い腕を駆使し、ヅャックは暖炉の横に積んであった薪を2本取ると、穏やかな火の中にくべた。
パチパチと音を立てていた炎は、その瞬間赤く燃え盛り、今日の準備で散々に荒れた部屋の汚さを浮き上がらせた。
ヅャックの気遣いに、サリ一はとんでもないとばかりにふるふると首を振る。
「いいえ、ココの方がずっと良いわ。……あそこは、家自体は暖かくても、心は今にも凍り付いてしまいそうだったから……それに―――」
サリ一はそこまでぼやいた後、何か思い出したようにすっと背筋を伸ばし、曇った窓の向こう側を覗き込んだ。
そうして見えた広場では、諸手を振り上げて大喜びするフィソケルスタイソ博士と、彼の車椅子をゆっくりと押す女性の召使が、仲睦まじそうに歩いていた。
今日初めて眼にした2人組みだが……それが意味する事はただ一つである。
「……博士には、新しい助手が出来たみたいだしね。出来損ないの私は、もうあの家に帰る資格何て無いわ。とっくに用無しなんだから」
言いながら、サリ一は少しずつ顔を伏せて行った。こげ茶色の長く美しい髪がさらりと垂れ、その憂鬱気な表情を隠した。
183DJMDR:05/03/17 20:41:37 ID:I5FFXxl7
急に元気を失ったサリ一を心配し、ヅャックは励ましの意を込めて、ポンッと彼女の背中を叩く。
「そんな事は無いよ、サリ一。君は本当に素晴らしい女性さ!……サンタクロースも、そう言ってたじゃないか?」
けれども、サリ一は力なく微笑んだだけで、そこにはいつもの気丈な彼女らしさが伺えなかった。
「……優しい言葉をありがとう、ヅャック。でもね、私……博士の言う事を聞かなかったどころか、たくさん悪い事をしたの……だから、これは当然の結果なのよ」
溜息とともにそう呟いて、サリ一は下まぶたにまつ毛の黒い影を落とした。掛ける言葉も見つからず、ヅャックはああっと心の中で嘆くと、悔しそうに眉を顰めた。
「それで、君はこれからどうするつもりなんだい?」暫く間を置いた後、ヅャックは単刀直入に切り出す。
「どうするって……そうねぇ」
返答に困るように、サリ一は唇をもごもごと変形させた。けれども、どの形もそぐわなかったのか、やがてぴたりと動きを止めると、そのまま黙り込んでしまった。
その様子から察するに―――恐らく、彼女には行く当てなど無いのだろう。
ついこの間まで、フィソケルスタイソ博士の召使として研究所に閉じ込められていたような娘だ。
街の住民とはようやっと顔見知りになったくらいで、まだ友人と呼べるような相手はいないに違いない。
それなら―――
「サリ一……」
掠れた声で名前を呼び、ヅャックは今一度サリ一の肩に手を回すと、少ない熱を逃さぬようしっかりと抱き締めた。
暖炉の明かりの屈折のせいか、その時ヅャックの目には、普段は青白いはずのサリ一の横顔がほんのりと色付いて見えた。
「あの私……その……」
恥ずかしそうに俯いて、サリ一は膝の上の手をカタカタと揺らす。ヅャックはその手を優しく包み込むと、おもむろに首を横に倒した。
「いや、良いんだよ。……変な事を聞いてすまなかったね」
縮こまるサリ一を宥めるよう、ヅャックは数度、彼女の艶やかな髪の毛に頬をすり寄せる。
それから、その髪の合間から、真っ赤に色付いた耳の軟骨を見つけると、舌をしつらえて軽く口に含んだ。
湿っぽさとくすぐったさに、サリ一はあっと肩を竦める。ヅャックはそのままの体勢で、息を吐き出すのと同じくらい自然に言葉を紡いだ。
184DJMDR:05/03/17 20:43:02 ID:I5FFXxl7
「どうするも何も、君は僕の大切な人じゃないか……それなのに、僕ときたら、全くどうかしてた」
「ヅャック……」
「他に居場所が無ければの話しだけど……暫くココにいてくれないか?もちろん、暫くじゃなくても良い……君さえ良ければ、これからずっと一緒にいよう」
膝の上の手の平を返し、サリ一はヅャックの冷たい指先を握った。
その時まぶたの縁に寄せられた彼女の瞳は、不安と期待で大きく波めいていた。
「本当に良いの……?」
「もちろんさ。そう言う君は―――わっと!」
瞬間、素っ頓狂な悲鳴と共に、ヅャックの視界は大きく揺れ動く。と言うのも、サリ一が両手を掲げ、いきなりヅャックの胸元に飛びついてきたのだ。
つまり、そんな事は問い返すまでも無かったのである。
「ありがとう、ヅャック!私の愛しい人!」
倒れ込んだ先の、柔らかい布団の中に埋もれるヅャックに額を擦りつけながら、サリ一は歓喜に沸いた。
いつもの彼女らしからぬ、子供のようなはしゃぎっぷりに、蜘蛛の巣が張り巡らされた天上を見上げ、ヅャックは思わずくすっと噴出す。
その笑い声に、サリ一はハッと我を取り戻すと、慌てて身体を起こした。
「あら嫌だ、私なんて事を!……ごめんなさい、ヅャック―――」
おろおろと頬に手を添えて謝りながら、サリ一はふいと顔を背ける。そして、控えめな性格ゆえの恥じらいから、すぐさまヅャックの上から立ち退こうとした。
けれども、ヅャックはそんなサリ一の腰に自慢の長い腕を巻きつけると、もの欲しそうな顔で彼女を引き止める。
「サリ一……」
「あ……」
言葉を見失い、2人は暫しの間見詰め合った。それが、どれくらいの時間だったかは分からない。
ただその時、ヅャックの瞳の中にはサリ一が、サリ一の瞳の中にはヅャックだけが映っていた。

やがて2人は、どちらともなく顔を近づけると、墓地の丘でしたときと同じ様に、静かに唇を重ね合わせた。
暖炉では薪がパチッと弾け、細かな火花を上げた。
185DJMDR:05/03/17 20:44:48 ID:I5FFXxl7
スレの元気が無いようなんで、とりあえずエロ抜きの前半部だけ。一行長すぎで所々文崩れ起こしてますな、読みにくくてスマソorz
吹き替え版しか見てない状態からのスタートですから、色々不備があると思いまつが、連休中には後半アップしますわ。

このスレ、ほんとにどこまで伸びるんでしょうな。作品だけでなく、ネタ雑談とかもしたいなあ・・・
186名無しさん@ピンキー:05/03/17 23:21:50 ID:TlBHPxJ0
うほ〜〜GJ!!(*´Д`)
サリ一が可愛いのなんのって!
187名無しさん@ピンキー:05/03/18 13:17:04 ID:9L5cXNwO
ウホっ!良い悪夢。
とにかくGJ!(*´д`)
188名無しさん@ピンキー:05/03/18 16:53:41 ID:K6GJGwQP
純愛キターーー(´∀`*)
待ってますたこうゆうの。
萌えたというか正直ときめいたです。すごくイイ雰囲気。
ヅャックの紳士な気遣いがタマラン。
つづき楽しみにしてます。
189名無しさん@ピンキー:05/03/20 11:50:05 ID:qz0lEN3l
とりあえず最近思ったことは
羅魔になった王様は名前がなんとなくアレな気がする…
ク/ス/コって…
190DJMDR:05/03/20 23:18:01 ID:PBi1P7+Q
つぎはぎだらけの粗末な服を脱がせると、血色の悪いサリ一の肌が露となった。
元々人造物であるその彼女の身体には、手術後の生々しい縫い目が至る箇所に浮かんでいる。
腕や脚の関節は元より、それ以外にも、皮膚の細かな亀裂には針の通された後があった。
それを曝け出すのが嫌だったのか、サリ一はすぐに胸の前で両手を組むと、身を捩ってヅャックに背を向けた。
「あの、お願い……あまり見ないで、ヅャック。……私、あなたの望むような奇麗な女じゃないのよ」
そう言って、シーツの中に顔を押し付けると、サリ一は決まり悪そうに縮こまった。
気を落とす恋人を前に、ヅャックはとんでもない、とばかりに眉を顰める。
「気にする事は無いよ、サリ一……君は奇麗だ」
「本当?……本当に、そう思うの?」
「ああ、勿論―――君は美しい女性だ」
訝しげな問いにヅャックは即答すると、小刻みに肩を震わせるサリ一の上にそっと身体を落とした。
そうして、徐々に体重を掛け、彼女を綿布団の中へと沈めていく。
シャツのボタンを開け放ったヅャックの胸と、曲線を描くサリ一の背中は密着し、互いの低い体温を伝え合った。
「そうだよ、君は僕の愛しい人……愛しのサリ一……サリ一……」
うわ言のように囁きながら、ヅャックはサリ一の身体を強く抱き締める。比較的冷たい彼女の肌でさえ、今のヅャックにとっては温かく、そして恋しく感ぜられた。
それくらい、身体の芯は冷えていたのだろう。氷点下の冬空の中、赤いコート一枚で駆け回ったのはさすがに無謀だった。
ヅャックはそれから、サリ一の細い首元に顔を埋めると、立ち上る甘い薫りを嗅ぐように、深く息を吸い上げた。
優しく抱擁される心地良さに、サリ一は薄っすらと微笑んだ。
191DJMDR:05/03/20 23:19:10 ID:PBi1P7+Q
「ん……」
鼻に掛かる甘ったるい声。月の明かりに照らされる、青白い肌。サリ一の身体は、華奢で脆い。
まるで壊れ物に触るような心持ちで、ヅャックは傷をつけないようそうっと、サリ一の背筋に走る縫い目を舌でなぞっていった。
傷口のざらついた感触は、お世辞にも気持ち良いものではなかったが、それでも今のヅャックにとっては果てしなく愛しかった。
舌が括れた腰周りに達した所で、ヅャックはサリ一の身体をゆっくりと表に返す。
「ぁ……いや」
けれども、コチラを向いたサリ一は、依然として胸の前で手を組み合わせたままだった。
中々打ち解けようとしない彼女に、ヅャックはやれやれと軽く首を横に振る。
「恥ずかしがることは無いよ、サリ一。……言っただろう?君はもっと、自分に自信を持つべきだ」
「で、でも……」
いつになく穏やかな口調のヅャックに反し、サリ一はふいと顔を背けた。
構わず、ヅャックはその細い手首を掴むと、一思いに左右へ割り開いた。
192DJMDR:05/03/20 23:21:18 ID:PBi1P7+Q
「あっ……」
腕を押し退けられた途端、サリ一は小さな悲鳴を上げて、頬を赤くさせた。その胸元には、他とは違う一本の深い縫い目があった。
恐らく、心臓か何かを入れた際に付いた痕だろう。
ああ、それで……ヅャックはサリ一が恥ずかしがる理由をようやっと察すると、なだめるように小さく微笑みかけた。
「サリ一、何を恐れているんだい?この傷は……君が生きていると言う証拠じゃないか」
言って、ヅャックはそっとサリ一の胸元の傷に口付ける。少しだけ舌を差し出し舐めてやると、サリ一はくすぐったそうに震え、喉の奥で呻いた。
ヅャックは尚も続ける。
「この傷が無かったら、君はきっと……今でも人形のままだったはずさ。そんなの、不条理じゃないか。僕は君が……君と言う人が好きなんだよ」
「……ヅャック」
「だから、そんなに思い詰めないでくれ、サリ一。……君は奇麗だ。君が君である限り……」
言い終えて、ヅャックは肩を軽く上下させると、またもニコッと笑った。
その瞬間、優しい彼の前で心の漆喰がすとんと落ちる音が、サリ一にははっきりと聞こえたような気がした。
するとどうだろう。それまで塞き止められていた何かが、不安やら恐怖心やらが、一つの流れとなって目頭に込み上げて来たではないか。
「ああ、嫌だ……私ったら……」
堪えきれず、サリ一は両手で顔を覆うと、子供のようにしゃくり上げた。ひっくひっくと肩を竦め、手の平で何度も何度も頬を拭った。
どれくらいの時が、その間流れただろう。そう長くも無かったはずなのだが、サリ一はまるで、一生分の涙を流しているような気分だった。
そうして泣き止んだ後―――サリ一はすぐさま、黙って見守っていたヅャックの首元にきつく抱き付いた。
「ありがとう……本当にありがとう、ヅャック……」
ようやっとヅャックに届くだけの声で呟いて、サリ一は一度目を閉じると、何かを確認するかのようにコクリと頷いた。
そのまぶたの端からは、一筋の暖かい涙がぽたりと零れ落ち、白いシーツの中へと吸い込まれていった。
193DJMDR:05/03/20 23:23:22 ID:PBi1P7+Q
それは、熱情的と呼ぶには少し静か過ぎた。けれども、絡み合う吐息や指先は、それに勝るとも劣らないほどしっかりと二人を繋ぎ止めていた。
「ヅャック……あ、あ」
深く体内に入り組まれる感触に、サリ一は息を上げて喘ぐ。打ち付けられる腰は濡れた音を立て、激しく揺さぶられていた。
控えめではあったが、ヅャックの一つ一つの動きにサリ一は反応し、辛そうに眉を顰めた。
濡れたまつ毛に付いた水滴が、固く閉ざされたその目元できらきらと散りばめられた。
「痛くないかい、サリ一……?」
「あ、ん……ん、んん」
曖昧に呻いて、サリ一は首を縦に振り下ろす。
何もかもが初めてのサリ一に対し、ヅャックは妙に落ち着いていた。まるで、最初から全て知っていたかのようだ。
見下ろす艶やかな視線も、胸先や鎖骨に繰り返される接吻も、どれもこれも、サリ一の朦朧とする意識を駆り立てる。
心地良い感覚―――今にも、気が遠くなってしまいそうだ。
ヅャックはそんなサリ一の頬に両手を添えると、吐息が吹きかかるくらいにまで顔を近づけた。
「サリ一……―――」
呼びかけに応え、サリ一が濡れた目を薄っすらと開く。暗闇で爛々と輝くその光を、ヅャックはどこかで見たような気がした。
ああ、そうだ。これはまるで―――深い霧の中を照らしてくれた、ゼ口の赤い鼻のようだ。
その光に導かれるよう、ヅャックは今一度深くサリ一を引き寄せた。互いの限界値まで、身体が深く混ざり合う。
「ああっ!」
ヅャックの手の平の中で、サリ一はまぶたを閉じ直して仰け反った。
悩ましい顔が上を向き、括れた腰が浮き上がり、そうしてシーツを握り締める彼女の細い指先は白く色が飛んだ。
痙攣し、締め付ける彼女の柔らかい肉の感触に、ヅャックは熱い溜息を吐く。
「―――っ……」
刹那、ヅャックの眼の前に、先ほどの墓地の丘が広がった。
あの場所で降り注いでいた雪のように、彼の頭の中は真っ白になった。
194DJMDR:05/03/20 23:27:25 ID:PBi1P7+Q
外ではまだ雪が降っているのか、相変わらず部屋の中はしんと静まり返っていた。
暖炉の火は既に消え、辺りはぼんやりと薄暗かったが、こうして2人で寄り添っていると、不思議と寒くは無かった。
ヅャックはサリ一の頭を胸に抱き、彼女の腰に長い腕を巻きつけ、軽く目を閉じる。
「この天気は、明日まで続くかな……」
「さぁ……どうかしら」
疲れているのか、サリ一声色は暗く少なめだった。
ヅャックは手の平に押し当たる柔らかい髪の毛を撫ぜてやりながら、彼女の額に音を立ててキスをした。
「……どちらにしろ、町長さんはまた朝からうるさいぞ。今年はこれだけ大成功だったから、来年はどうしようか、って……」
拡声器を片手に、門の前で喚き立てるとんがり帽子を想像し、ヅャックはやれやれと肩を落とす。
すると、サリ一も同じ事を思ったのか、王様は大変ね、とでも言わんばかりにふふっと微笑んだ。
「それで……あなたはどうするつもりなの?」
ヅャックの胸元に頬を擦り寄せ、サリ一は続けてそう問い掛けた。それからとろんと眠たそうな瞳で、ヅャックの方を見上げた。
すぐさまヅャックは、そんな彼女に揃った歯列をむき出すと、悪戯っぽく微笑み掛ける。
「何、聞くまでも無いさ。……もちろん、君に任せるよ―――ハロウィンの女王・サリ一にね」
その一言に、それまでうつらとしていたサリ一が飛び起きたのは、また別の話である。


『ハッピー・ハロウィン!』―――意気揚々としてそう言った、白髭のおじいさんの計らいのために、今宵のハロウィソタウソは辺り一面白銀世界。
前代未聞の大雪に沸き立つ街の住民は、大人も子供も飲めや唄えやのどんちゃん騒ぎ。
とんがり帽子の町長も、悪ガキ仮面の三人組も、フィソケルスタイソ博士とその新たな助手も、果てまた噂好きの魔女達も。

褒めよ、称えよ、メリー・クリスマス!


END
195DJMDR:05/03/20 23:29:29 ID:PBi1P7+Q
遅くなりましたが、これにて終わり。擬人化したせいもあってか、かなりオリジナルっぽいですな。自己マンでスマソ(゚ε゚ )
本家鼠の雰囲気を意識して、なるべくエロは濃く書かなかったつもりでつ。
前半部感想ども!ゲーム系以外のSSはこれが初めてだったんで、ご好評頂いてほっと安心しますたー。
遅くなりましたが、前回の楽空の時の>>178もありがとうございますなv

>>189
ほ、ほんとだ・・・(´Д`;)
196名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 11:01:30 ID:xhHQePi+
いやっほーぃ!GJ!GJ!
女王陛下万歳!

違いますか。それは蟻巣でつか。そうでつか。
なんでーもない日、バンザーイ♪でつか。そうでつか。

佐里ーがあまりにセクツーでたまりませんでした。

>>189
鼠はク/ス/コはなんとも思っていないのか…
197名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 17:22:28 ID:Lrspd8uO
続きキターーーーーー
邪ック優しいよ〜ウワァァン
傷についてのやり取り、差リーの全部を愛してるって感じでイイ(⊃∀`)
あと見つめ直してから引き寄せてイクとこ萌えますた。
見たいもの以上のものを見せてもらったとです。
職人さんありがとう。
198名無しさん@ピンキー:2005/03/21(月) 22:16:51 ID:YJYydv37
GJ!サリ一可愛いよサリ一
199名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 13:55:59 ID:H/pZnot9
確か漏れのおぼろげな記憶によると、
蟻巣には食べると小さくなるキノコと大きくなるキノコが出てきたはず…

つまり。
チェ社猫に小さくなるキノコを食べさせられる
蟻巣小さくなる
猫に弄ばれる蟻巣
→ウマー(゚д゚)
というコンボが組めるのかとか考えてしまった漏れ…orz
200DJMDR:2005/03/23(水) 18:25:55 ID:Btk5yXL0
ナイス蟻巣三段コンボ萌え
雄猫の性器はトゲトゲの逆毛が生えてるそうですから、小さな蟻巣は擦られる度にきゃんきゃん啼くんでしょうな(*´д`*)
ってか、にゃんこはざらざらの舌って辺りでもう、色々・・・ハァハァ

>>196-198の方ありがとうございますv基本ゲーム系の人間ですが、たまには本家鼠ネタも考えてみますわ。
とりあえず、次はKHに戻ろうかな・・・それではまた〜
201名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 11:20:55 ID:tmQD9dOj
ここはいい王国心と鼠のスレでつね。
鼠が絡まってるのは想像するのはちょっと面白いけど、現実の鼠が絡まってるのは想像したくない。
202名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 20:15:14 ID:2/VmruGL
人いんのか? 挙手ノシ
203名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 21:52:45 ID:a8EKOGdZ
ノシ
204名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 23:51:00 ID:TFJddcnQ
ノシ
205名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 01:12:18 ID:anc49wKG
・ω・)ノ
206名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 13:54:45 ID:C8E79ptm
ノシ

猫×蟻巣に萌えはじめますた。
207名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 17:27:40 ID:djvqhFiR
ノシ
俺はインクレ夫人に萌え
208名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:08:48 ID:Lo+eiG5c
ノシ
そろそろ新作キボン
209名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 20:54:16 ID:r31YEfln
今日妹がディズニ一のジグソーのカタログを漏れに見せてくれたんだが、その中に
何枚か小さくだが愚一フィ一とクララベノレ・牛のカプ絵と思われるものがあった。
彼は子持ちなわけだが、いいのだろうか?
いや、バツイチもしくは妻に先立たれた男ってのはいいかも…と思った漏れは重症。
210名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 08:12:30 ID:yBjPTPhm
ノシ
211名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 12:15:50 ID:vzJ6r+vO
>>209
先立たれた妻を忘れられず、永遠に妻を愛する男…カコイイ!
愚ーフィ一と牛のカプなら…
牛→愚ーフィ一→亡き妻 
とか牛の一方通行だったらさらに萌える…(´д`*
何とかモノにしたいけど愚ーはまだ奥さんのことを心から愛してるから決して牛の愛に答えず…

妄想激しくスマソ(´д`;
212名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 14:14:38 ID:gs5OUs4p
クララベノレって愚ーフィーの恋人とか妻とかって言われてるみたいだが…
真相はいかに。
213名無しさん@ピンキー :2005/04/02(土) 20:31:01 ID:37U3Riu3
 具と区羅々ベ留って34でも普通にカプ成立ぽくなってたね。実際そういう
流れ、というか傾向で良いのだろうか…自分は具未似の方が萌えだが。

 まだ脳内ネタなんだけど当て字必須で幹未似投下したら需要はありますか?
聞いて見るだけだよ、一応…
214名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 21:31:33 ID:+iM3cTKS
前歯しかグヒに似てない点から考えて、マックヌは母さん似なのかも、何て・・・
グヒ未にですかあ、良いと想いまつ!未にさん世話好きっぽそうですし。
と言う訳で、幹未に楽しみにしてますねっ。スーパースターな彼を想う可愛い未にさんヨロv

ちなみに自分195ですが、KHはどうなんですかい?近頃流れが本家鼠よりなんで、様子を見てる感じ(・ω・
あ、もちろん本家鼠も好きですよ。プリティ姫2楽しみだな・・・微妙にスレ違いかもしれませぬが。
215名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 21:49:15 ID:yaoW7fwy
>>213
需要ならここにあります!幹見似
投下キボンヌ
216名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 07:38:32 ID:jPlyqK4+
私も幹未似キボンです!
217名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 15:01:32 ID:CCShfrSj
愚未にもイイ!え、でも親友の恋人を(ry スマソ

>>214
王国心も好きですけど…漏れは新キャラが分からないから敬遠してるかも…でつ(´∀`;
でも王国も愛してますYO!

今はとりあえず幹未にキボンヌ。
218名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 17:28:06 ID:T9+eV+QA
私も幹見似楽しみに待ってます ノシ

そのうち怒鳴×菊(要英語変換)を投下したい…
219213:2005/04/04(月) 00:38:51 ID:U+//oHsK
 需要あるんだね…トンクス。ではあの、近い内に投下させていただきます…
でも期待しないで、頼む。

 >>214
 書き手さんじゃないですか!
 >スーパースターな彼を想う可愛い未にさんヨロv
 先に謝っとく。ごめん…;今回の話無理かもしれない。。
 自分は氏の王国心好きっす。機関側(だよね?)書けるだけで神だとオモ。
王国心好きなんだけど本家がそれ以上でして…スマソ;

 >>218
 怒奈菊キボンヌ!!可愛い菊タソが見たいでつ。

220名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 01:21:56 ID:ZJL/8uEf
優しい人なのかもしれない。
舞踏会で踊り付かれたヴェルーは、やわらかなベッドに倒れこんだ。目を閉じて、一つ一つの場面を思い起こす。
溢れんばかりのシャンデリアの光の中で、銀食器の音までもが耳に心地よい音楽となっていた。
ぎこちない彼のステップ。少し照れた笑顔。滲み出る獣の匂いを消そうとしてか、いささか香水がきつかった。
あるいは、こういう日々が続いても、いいのかもしれない・・・・。
心にぬくもりを感じながら、ヴェルーの意識は穏やかな闇へと沈んでいった。
次に気がついたのは、生暖かい風を額に感じた時だった。
「ヴェルー・・・」
聞き覚えのある声が優しく鼓膜を震わせ、ヴェルーはゆっくり瞳をひらいた。
「あ・・・・」
闇の中、今の状況を認識すると、思わず目を見開き、体を起こそうとせずにはいられなかった。
10センチも離れていないところにバーストの顔があった。
大きなバーストの体が、ヴェルーには体重をかけないように、四つんばいで上に
のっている。
叫ぼうとして、途中で言葉が出なくなった。叫び、暴れるには、その時のバーストの目はあまりにも悲しすぎた。
「・・・もう、どうしたらいいか、わからないんだ。君に愛してほしい。」
バーストが、ヴェルーを抱きすくめる。
「・・・お願いだから」
221213:2005/04/05(火) 13:45:40 ID:dSjV6LWK
 幹実似投下させて頂きます…>>220の横槍になってしまうけど…スマソ;
本家故どこまでがいいのかわからなかったのでとりあえずエロなしです。
緩いです。誘い受駄目な方も注意。
 他にも色々初めてなので言い訳したいが、読んで頂ければ。何かあったら
お気軽に。
 
 >>220
 GJ!!続き禿キボン。
222幹未似。:2005/04/05(火) 13:48:39 ID:dSjV6LWK
 酔った彼女を見たのはいつぶりだろう。
 まぁ、久しぶりのデートだった所為もあるけれど…

 忙しくてなかなか会うことが出来なくて、それがお互いに気まずくなっていた。
電話をしてもどうしても喧嘩になってしまう。ようやく訪れた休日、ディナーに誘った。
「ごめんね、未似…その…」
 何だか妙に緊張してしまう。彼女の眼を見ることが出来ない。
「勿論、おごりよね?」
 そう言って注文したワインを飲んでいる。笑顔だが、眼は座っていて、それに
纏っている空気がピリピリしていて居心地が悪い。彼女が怒るのも無理はない…
会えなかったのは殆ど僕の都合だったから。だから、今日は全て言う事は聞くつもりだ。
「分かってるわ…」
 ずっと下を向いたままの僕を見て彼女は苦笑いを零した。
「貴方が忙しいのは当たり前だもの。。ただ…少し、寂しかっただけ」
 かけられた言葉にはっとして顔を上げると寂しそうに笑う彼女と目が合った。
その微笑みはさっきとは違う、いつもの彼女の顔。それをみてほっとしたのと、
やはり無理をさせていた事を感じてしまう。
「そんな顔しないの」
 未だ難しい顔をしていたらしい僕の頬を両手でそっと包むと、ワイングラスを
手に取り傾けた。
「お互い様よ…こうして誘ってくれただけで嬉しいんだから。ね?」
 気がつけば普段の優しい微笑みで言う未似につられて、気がつけば僕も少しだけ
微笑んで、グラスを彼女のそれに合わせた。
223幹未似。:2005/04/05(火) 13:50:55 ID:dSjV6LWK
「だから飲みすぎだよ、って言ったのに…」
 未似の家へ帰ってくると彼女をそっとベッドへ寝かせ、僕は台所へ向かった。
戸棚からコップを取り出すと、水を注ぎ、また寝室へ戻る。

 あの後、未似はいつもよりも多く、そしてハイペースでワインを飲み続けた。
「み、未似。。の、飲みすぎじゃ…」
「私が飲みたい気分なの。今日ぐらい…良いでしょう?」
 この言葉を止められなかった僕も僕だけど…
 気がつけば自分では立てない位ふらふらになっていて、結局部屋にも僕が抱きかかえて
運んできたのだった。

「水、飲めるかい?」
 上からそっと声をかけると、薄く目を開いて力なく首を振る。少しだけ考えて彼女の
上半身を少しだけ起こして水を口に含ませた。こくり、と水が通った音を確認して、
またその身体を床へ戻す。やっぱりまだ顔は赤くて顔色も良くない。このまま静かに
寝かせた方が良さそうだ。一人にするのは心配だったけれど、これだけ酔っていたら
自分で動く事は多分出来ないし、落ち着いて眠る事が出来るだろう。

「じゃあ僕は帰るから。何かあったら呼んで?…でも、呼ばない位に深く眠れるかな…」
少し苦笑いを混ぜてそう言いながら立ち上がった時だった。
「っ!?」
 突然右腕を後ろへ引かれた。力は大して強いものではない。けれど不意の事でバランスを
崩すには充分だった。後ろ向きのままベッドへ落ちそうになる。慌ててもう片方の手を突き、
なんとか体勢を直す。
224名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 13:53:15 ID:dSjV6LWK
未似っ!

 と言おうとして、振り返った直後、僕の唇にやわらかいものが触れる。
 一瞬目の前が真っ白になって、何時の間にか起き上がっていた彼女の顔を慌てて離した。
「…何するの、いきなりっ!」
「…ねぇ…幹………」
 そういって見つめられた彼女に僕の心臓は高鳴った。
 酒の所為でいつもの可愛さに、艶っぽさが見える。目も半分しか開いていない程度
だが、それが更に誘っているように見える。さっきまで彼女を落ち着かせる事に
必死だったから、全く意識していなかったけれど…
「いい?ちゃんと寝るんだよ…ぼ、僕は帰るんだから…」
「…分かってないのね」
「未似?」
「ねぇ…久しぶりに会ったんですもの…良いでしょ?」
「!!!?」
 急に色々な事があって慌てている僕とはうってかわって静かな口調で彼女は言う。
言う事も、それぞれの態度もまるで入れ替わってしまっている。とにかく彼女に迫られて
いる事、それが僕のパニックを更に大きなものにしていた。
 未似が僕に会うのが久しぶりだった様に、僕だって久しぶりだったのだ。

 でも、今日は流石にこの先なんて出来ない。この状況でここに居たら自分が
何をするか分からない。
225ごめん…ageた…orz:2005/04/05(火) 13:55:09 ID:dSjV6LWK
「…それは君が言う事じゃないよ」
「でも寂しいんだもの…ずっと、ずっと会えなくて久しぶりだったのに…」
 彼女の気持ちは凄い分かる。でも
「でもね…でも今日は駄目。…出来ないよ。こんな状態の君を抱くなんて。
分かって。僕は、君の事を誰よりも大切に思ってる。それは自信がある。だから
君が傷つくのをこれ以上見たくないんだ…今以上に、無理を、させたくない」
 普段だって、沢山沢山傷つけて、迷惑をかけて…繋がっている時、とても心地良いと
思うけれど、同時に罪悪感も感じている。

 だから、これ以上未似に罪悪感を重ねたくはない。

「だから今晩は…許して」
 そういうとそっと彼女の唇を塞いだ。
「ん…」
 やっぱりいつもよりも熱い。
角度を重ねて何回も口付ける。でも決して深くない、眠りに誘う程度の優しさで。
「っふ…ん。。幹…っ」
 舌を少しだけ絡めると、ぴちゃ、と水音が静かな部屋に響いた。
「…ねぇ、もっ…と…っ」
 やっぱり物足りないのか、潤んだ眼で見つめ返してくる。
 …これ以上は本当に自分の理性が保てなくなりそうで、ゆっくりと唇を離す。
惜しむように糸を引く彼女の唇をそっと拭った。

 相変わらず薄く眼を開けた彼女が少しだけ苦笑いして言った。
「やっぱり貴方は優しいのね…そういう所が、好きよ。」
真正面から言われると流石に照れる。な、何を…と視線をずらす僕に、またそっと
声がかけられた。
226幹未似。:2005/04/05(火) 13:56:12 ID:dSjV6LWK
「じゃあ、ほんの少しだけ我侭を聞いて…今夜は隣に居て?私を…離さないで」
「…だからこれ以上ここに居たら…」
 口ごもる僕に彼女は今度は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「それ位、我慢しなさい。さっき、自分で手は出さないって言ったでしょう?」
「…やっぱり君には勝てないよ…」
 今度は僕が苦笑いを零して、ベッドに腰を下ろしていた状態から、ゆっくりと
未似の隣へ横になった。そして彼女をぎゅっと抱きしめた。
「約束するよ。君が朝目を覚ましても、僕は隣に居るから」
そういうと、腕の中の彼女は安心したように瞳を閉じた。暫くしないうちに静かな
寝息が聞こえてくる。

 心の中で、隣に居て、と願ってくれた言葉に感謝していた。本当の気持ちには、嘘は、
つけない。また少しだけ腕に力が込もった。

 明日の素敵な笑顔を楽しみにしながら、気がつけば僕も瞳を閉じていた…
227名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 15:34:00 ID:k3Wllq7g
(・∀・)イイ!!
228名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 15:46:17 ID:H/ROfcPj
GJ!
幹優しいねーいいねいいね!萌えた(*´Д`)

220タソの続きも期待!
229名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 18:45:18 ID:OhnG0cF4
スーパー星じゃなくとも紳士な幹さんに萌えますたッ、213さんGJ!
お酒に酔って積極的な未にさん可愛いでつ、ベロチュウだけでもエロいと思ったーよ
次回こそは欲求不満な未にさんを満足させてやって下さいませw

>>220
良い雰囲気むんむんですな、続き楽しみにしてますね〜(´∀`*)
230名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 20:30:44 ID:UUQvSHyj
み、幹未似禿上がるほど萌えた…!!
いつもの強気な未似もいいけどこういうのも好きだ…!!
しかし理性が保たなかった幹ってのも見てみたいです…
231213:2005/04/06(水) 01:00:01 ID:sVvTen95
>>227->>230
トンクス。書いて良かった…大分偏り思考なので心配だったんだが。
また気力があったら(w投下してみます。他の人のもキボン…!
232名無しさん@ピンキー :2005/04/06(水) 01:01:33 ID:sVvTen95
2重スマソ;アンカー間違えた…_| ̄|○↑
>>227-230ね。
233220:2005/04/06(水) 02:21:14 ID:XQfed+qW
固い毛が、ヴェルーの絹の肌に刺さるように押しつけられた。
獣の匂い。もう香水で隠すことのできない、悲しい獣の匂いだった。
本気で抵抗しようとすれば、出来たと思う。
しなかったのか、出来なかったのかは、自分でも、わからない。

バーストの熱い舌が、ねっとりとヴェルーの首筋を舐める。
首から、細い顎へ。薔薇色の頬から、小さな耳へ。
「・・・あ・・・・・」
器用な舌が、丹念にやわらかな耳たぶを弄ぶ。蜜が溢れ出るように、唾液が銀色の糸をひく。

「薔薇みたいな匂いがするよ・・・」
もう一度、ちゅっと耳たぶを吸った後、バーストは耐えられない、というように、自身の舌をヴェルーの唇の間に滑り込ませた。
ぬらりとしたものが、雨の日の虫のように、ヴェルーの口の中でうごめく。
息苦しくなって、息つぎをしたつもりが、それが卑猥なため息と化した。
固まらせていた体が、いつのまにか、溶け出し、バーストの動きよいように、くねりだす。
唇から入り込んだ虫に支配され、自身も軟らかな動物になる。
そして、バーストの手の肉球のような部分が、布地の上からヴェルーの片胸のふくらみの先端をとらえた。とてもとても狭い範囲。しかし、それは、的確にさぐりあてられていた。
小さく円を描くような動きが、ヴェルーを微かに震わせる。ため息の濃度が増す。
足の付け根の内側に体内の全ての液体が集中するのを感じた。

234220:2005/04/06(水) 02:24:14 ID:XQfed+qW
ヴェルーが、閉ざしていた瞳を潤ませながら、ゆっくりとあける。
好き放題していた王子時代。アジアの商人が、極めて珍しいという神秘的な輝きを放つ黒曜石を城に持ってきた。銀河を閉じ込めた宇宙の欠片のような、あの石。
吐息で濡れたヴェルーの瞳は、まさにあの時の黒曜石と同じ色をしていた。

あの時、バーストは「こんな陰気な石、誰がいるか」と、汚いものを扱うように、商人を追い出したのだったが、今は、何に変えても、手に入れたいと思った。
これ程に美しいものは、もう他には、見つからない。
235220:2005/04/06(水) 02:25:24 ID:XQfed+qW
糸が、切れた。
地鳴りのようなバーストの吠え声が真っ暗な森中に、こだました。
恍惚とした表情を浮かべていたヴェルーの唇から、笑みが消え、恐怖の色が浮かび上がった。「いやぁっ!!!!」バーストの鋭い爪が、布を引き裂く音をたてる。

しかし、次に訪れたのは、長い静寂であった。
ヴェルーの額に、世にも冷たい雫が落ちた。
恐る恐る、バーストの姿を確認する。バーストは目蓋を閉じて、首を上に向けていた。
引き裂いたピローカバーを、その爪に力の限り握り締めたままで。
「・・・バースト・・・?」
毛むくじゃらの大きな体が震えていた。
「どうしたの・・・?」
ヴェルーは、ゆっくりと上半身を起こす。時計の針が悲痛な音で時間を刻む。
「君を抱くこともできない。・・・・こんな姿じゃ。」
236220:2005/04/06(水) 02:26:29 ID:XQfed+qW
上を向いたまま、バーストは重い声を出した。
「この爪でどうやって、君を優しく抱けばいい??こんな悪魔のような爪がついているのに!牙は?この固い毛は?野獣の匂いは?この異常な大きさの体は?!・・・・どうしたらいい?」
ヴェルーは少し戸惑った後、バーストの頬の毛にそっと手を当てた。
「こっちを見て」
「・・・でも」
「見て」
バーストがヴェルーの顔を見ようと下を向いた瞬間、溜めていた涙が溢れ出た。
バーストの頬に沿えたヴェルーの白い手に、透明の粒が光る。
「とっても綺麗な宝石よ」
ヴェルーが柔らかく笑いかける。
バーストは、眉を寄せ、とても苦しそうな表情を浮かべた。
そっと、爪で傷つけないように、ゆっくりとヴェルーを抱き寄せようと細い肩に手をかけようとした時だった。

237220:2005/04/06(水) 02:28:11 ID:XQfed+qW
「村中の人間が!!!武器を持って攻めてきています!!!」
「ダストソが率いる集団が!」
家来や召使い達の様々な叫び声が、ヴェルーの部屋の空気を引き裂いた。
「バースト!」
次の瞬間、バーストは、身を翻し、扉を開けていた。
「・・・心配ない。すぐ戻る」
振り返ったバーストは、優しい目をしていた。
次に響き渡った吠え声とは、同じ人物とは思えないほど。

(かなり変わっちゃってるけど、映画に続く。スマソ。)

238名無しさん@ピンキー :2005/04/06(水) 08:30:26 ID:UqtKrwdw
GJ!!!せ、切ない…でも優しいバースト萌え(*´Д`)
239名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 22:11:04 ID:87Qy4k/h
220さんGJ!黒曜石の話が個人的には素敵だと思いましたー!
野獣の身体に苦しむヴィーヌト切ないですが、それを慰めるヴェノレがまた素敵v
ごちになりますた(´∀`*)ありがとう
240名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 22:59:32 ID:+WqBpD/h
さっきアラヅソ観た。
茉莉花タンハァハァ
241名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 23:18:16 ID:hQeTkwf7
>>240
終盤、蛇ファーに迫るところはもうドキドキハァハァ(*´Д`)
242名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:18:54 ID:/XF7PPe6
>>240
彼女には何度もお世話になりました(;´Д`)ハァハァ
243名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 22:20:37 ID:UvCJB57a
244名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 18:31:02 ID:nf5nky+o
荒陣と邪素眠のカプきぼん
245名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 17:35:07 ID:0kh27Ds8
蛇巣民のペットの虎になりたいハァハァ(´д`*
246名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 22:17:36 ID:1beiA+mT
荒人もいいけど、そろそろ王国心とか
247名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 23:06:04 ID:NT4lEgtV
王国心キョウミナイ(・勍)
248名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 13:32:49 ID:tC2NZ2oo
>>247
そんなこと言ってやるなYO。
マターリ行こうぜ。萌えるときもあるんだからさ。
249名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 18:06:54 ID:XASSUmVk
ごめんね(´・ω・`)
250名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 20:56:50 ID:tC2NZ2oo
分かってくれたらば良いよ(´∀`*)
251名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 20:57:26 ID:tC2NZ2oo
たらばって何だよ。
蟹かよorz
252名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 16:56:43 ID:na1B+r2U
いよいよMr.インクレディブルのDVDの予約開始あげ
253名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 23:50:39 ID:uLBhsGdK
>>240-245 荒陣へのあてつけで蛇ファーが魔法でジャ酢未んに
イタズラするとかいうの想像したことある?
254名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 21:55:10 ID:pIWwDeKA
>>253
荒人がぶっ飛ばされてから戻ってくるまでの間、
何が起きていたとしても不思議ではないわな。

「あの若者は死刑にしてしまいました」とか話してるシーンが
全体的にえっちだと思う。
255名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 23:47:36 ID:HfQZ7Icc
理路&巣ティッ地はどうだろう。
宇宙人だし擬人化とか無理かな。
256名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 12:20:26 ID:scEbzF2m
手が増えるのも考えて巣ティっ地×理路か?
触手プレイに近いか?
257名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 22:37:53 ID:D+UGoqqR
「夢ーラン」だめかな
ムー主ー×夢ーランとか。擬人化してさー
(でも結婚するんだからキズモノにしちゃあだめだよなぁ…)
258名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 03:04:26 ID:2IxtVWUA
普通に社ン×夢ー欄じゃだめなのか?
259名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 11:51:10 ID:H/ZLXOdU
利取る間ー冥土は?
人間になってはじめてエチ(とその快感)を知る有得ルたん…(*´Д`)
260名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 06:11:57 ID:adV4+jp8
門スターズインクの佐リー×部ーとか…ロリ系になるだろうけど
261名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 23:52:20 ID:6W4kBlz/
有栖ネタで
帽子屋=近藤さん屋
三月兎=発情期
マッド茶会=クスリとか使いまくりの乱交パーティー
とか妄想すると、すごいことになるな。
あわれ有栖。
262名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 17:19:41 ID:/yhigP+T
ずいぶん帽子屋さんがいい人に見えてきますねw
263名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 20:21:38 ID:tYj/p++7
蟻巣には奇人変人がいっぱいだから、異常性愛とか多そうw

にしても書き手がいないな……
264名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 21:32:28 ID:rQ+QGq22
つーか
インクレティブル&インクレ夫人
の本名はなんだっけ?
265名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 21:56:21 ID:PochJ9nO
ボ/ブとへ/レ/ンだったかと
266名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 21:39:58 ID:Vlk4EBrk
ボプとヘレソでいい?
267名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 21:46:04 ID:HKfZ4c+l
イイと想うぽ。もしや書き手様様の出現か?
268名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 23:24:58 ID:Qu/GRkEU
期待あげ!!
269名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 17:24:32 ID:iTGBhB8B
おい藻前ら、あんまり期待かけても投下しにくいんじゃないか?
ここはひとつ円陣でも組んで待っとこうぜ。
270名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 09:10:47 ID:KOzv/DX3
ほしゅあげ
271名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 09:38:03 ID:uW1ttNRi
信じられない家族乱交ってのが読みたいんだが、海外物でもないみたいで見つからない。
てめえで書くしかないのか…
272名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 11:30:40 ID:BLCbvvkF
ほしゅあげ
273名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:30:07 ID:bSaM3ZQh
社ン×夢ー欄期待あげ
でも隊長へたれのボンボンだからな〜
もちこむまでが大変かも……
274名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 03:06:04 ID:BBw9WAlm
ほしゅあげ
275名無しさん@ピンキー:2005/05/16(月) 17:55:38 ID:VieSM3sS
書き手さんカムバック。いつでもお待ちしてます
276名無しさん@ピンキー:2005/05/17(火) 17:11:03 ID:ygd+DHpr
ちょっとお前等昨日ランドのポリ寺に行ってきたんですよ。

グリの最中に理路と素ティッ値がキスしてたよママン。
地ッ府と出ー流とも仲良さげで萌えますた。
誰か擬人化で書いてくれないものか。
277名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 17:52:47 ID:noK9zkOd
KH2発売あげ
278名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 14:06:43 ID:ICJUC/bz
別に無理して作品投下せんでも萌えを語り合うだけでも良いんでないかとか
言ってみるテスト
279名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 23:21:25 ID:5zd79OWi
>>278
禿同
280名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 09:48:27 ID:mRu8WDPP
よし、じゃあおまいら誰が好みよ?

俺はジャ巣民。
281名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 12:55:52 ID:LTalReIt
蟻エルかな。
282名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 18:55:00 ID:sUS4yv5i
むう乱〜
283名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 06:42:53 ID:KUBnrWWJ
名前を失念。どなる度の彼女?らしき女の子。個人的に色っぽく見える。
284名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 13:12:36 ID:D6drhY5j
見煮ーたんがイイ
285名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 13:37:06 ID:LGhcF37j
ディズニーの流れをぶった切って
KH投下していいですか?
286名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 16:50:33 ID:I6KwAwUr
許可なく投下OKage
287名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 17:36:33 ID:XI8aJKGK
>>285
ぜひぜひ!楽しみに待ってます〜
288名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 18:54:39 ID:CDR3xEkB
>>283
出井ジーでつね。
289名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 21:22:20 ID:LeTeNDiU
りくそらw
http://j.pic.to/12cli
290名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 11:02:25 ID:pxZsP5Aj
番美が好き
グッズ少なすぎて泣けるが…
291名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 13:19:33 ID:Gm9/d898
楽シーヌは声に萎えた・・・
波音の声優はまだ発表されてないの?
292名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 03:10:42 ID:vTWOgocy
マーノレーツァとラクツーヌってなんかありえそう。
二人とも共謀してたわけだし。職人さんいらっしゃったらお願いしたい…。
鼻血出るかも
293名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 16:34:38 ID:OuQI/jMY
さておまいら。
出井ジーと見似ーと蔵羅ベるの組み合わせで夏っぽいの(水着?)着てるのとか売ってるのを見かけたのだが。
漏れは誰に萌えるべきなのだ。
294名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:37:14 ID:p7OzMKHf
出井ジー萌え。
OVAを見ると彼女はクリスマスに怒鳴ルドの家に泊まっていることが多いようだ。
一体何をしてるんだろう。
295名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 07:47:04 ID:vFOm1Vaj
セクスに決まっている
296名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 17:10:51 ID:jT7q6xCR
>>290 婦亜理ーンにキスされたショックで空中を走りまわる番美は笑えた
297名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:25:32 ID:YLxmIXVC
>>293
蔵裸でしょう!
あんなにかわいかったっけ?ってぐらいドキドキした!
298名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:18:27 ID:43Vgn0Fn
今日、蛾素戸ンと取り巻き美女3人との日夜繰り広げられる
4Pを想像してぬきました
299名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 08:39:38 ID:wHpx9Q9h
>>298
詳しく
美女3人は無駄にエロカワイくて萌えるな
300名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:09:36 ID:AYsVR4Vg
えーろーいーぞ♪画巣豚♪
がんばれ♪画巣豚♪
301名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 22:51:58 ID:MDHXUvNW
インクレDVD発売直前、期待AGE
302名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 00:38:47 ID:FiMd7pcF
しょ
303名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 02:41:12 ID:1gZhsMvE
KH2にはティファやらもでるんだな…
304sage:2005/06/14(火) 11:08:56 ID:tSnK7E0I
>>303
でるのか?
どこかの船長が出るというのは知ってるが。
305名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 22:27:18 ID:kHuK1K1E
>>304
P・O・K!!
306名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 18:12:18 ID:UoiJDjjy
POKってなんでつか?
307名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 20:59:48 ID:NKLWrRJo
カリブ
308名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:02:16 ID:2lH5Bozv
オブ
309名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:02:26 ID:2lH5Bozv
パイレーツ
310名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:20:26 ID:4hCQtF8L
インクレのパロディはまだですか?
311AKAME:2005/06/25(土) 19:51:56 ID:nV7aMXRy
インクレ以外のならもっているのだがな...
312名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:49:40 ID:SBSqv/QY
セイウチに誘惑されるカキちゃん達
313名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 15:27:05 ID:wqJ5b/Kn
>>312
ドキッ
ヤバいそれすげえ萌える
314名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:12:19 ID:RQGYSoOf
カキちゃんハァハァ
315名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 16:49:03 ID:3XAbPlBQ
インクレもいいが虫生活のテントウムシに萌えて仕方ない。
男に見えません
316名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 01:28:51 ID:3TgKrMNp
ヴァイオレット萌
317名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:04:55 ID:yvY31kPg
イラスティガール・ヘレン萌え
318名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:10:03 ID:jE1TCaIk
ジェーソたんの鼓動を聞きたい(;´Д`)ハァハァ
319名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:44:14 ID:NS8QYMVc
某エro絵板にヴァイオレットたんのエロが発生。
有田様ー!!
320名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:12:50 ID:VQUPJ5dI
某エro絵板にヴァイオレットたんのエロが発生。
有田様ー!!
321名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 18:25:03 ID:ipf2HqBs
今更ながらDVD見て
イラスティガールに(;´Д`)ハァハァした!
322名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:27:09 ID:EY7TQH4c
もしヴィランズでエロやるならこんなか?

・蛇ファー×魔レフィセント
城の蛇ファーの部屋で。ただし嫌ーごが見て実況。
・亜ースラ×服船長
タコの足で船長を触手攻め。「タコは嫌いだー!スミー!」
・歯です×女王
鏡で間違えて歯ですを呼び出して、そこでセクース。
・巣かー×狂え羅
ダルメシアンよりライオンの方がいいと目覚める狂え羅。獣姦。

どうだろ?
323名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 22:20:16 ID:wFNh20D6
すげー!
特に3つ目がみたい・・
324名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 11:24:39 ID:cSIh3cEu
そういや、蛇ファー×魔レフィセントって公式なのか?
なんかあちこちでそれをプッシュする人がいるが
325名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 17:32:33 ID:10iomjL9
326名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 02:18:11 ID:PoifJdC4
ヴァイオレット萌えー
327名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 04:20:35 ID:di1nukUq
ジャッファーとマレヒ、ハデスとマレヒがハウスオブ鼠でくっついたんじゃなかったか。
いや、どっちだよって感じだが。今調べたら狂エラと獣のカップルも出来たらしい。
オールスターアニメだからこそか。
328名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 11:46:41 ID:MxfMR+no
個人的には派手スとマレヒを推したい…
ただ幹の格好した一生懸命な派手スが可愛いと一瞬でも思ってしまった漏れが許せないけど…(つД`)
329名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 01:01:18 ID:GmB/sw0i
漏れはインクレを待ち続ける。
330名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 02:38:49 ID:QrdC05+w
すりーぴんぐびゅーちーで王子が捕まった時に
マレヒ王子を考えたのは俺だけで良い。マレヒは格好良いよな。

>328神酒コスプレ葉です詳細希望。
331名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 11:30:18 ID:L3BvBwMn
>>330
ハウスオブ鼠で、派手巣がマレヒに一目ぼれ。マレヒに好かれたいと思う。
その様子を見ていた幹が、派手巣にアドバイス。女の人には優しくしたほうが良い云々。
そこで幹は派手巣に自分と同じ格好をさせたわけで。
その格好で派手巣がマレヒにやさしく言い寄るんだけど、そういう男は嫌いだって言われて幹に逆恨み
幹を頃そうと追い詰めたとき、マレヒが邪悪で良いね、みたいなことを言って派手巣の機嫌が良くなって…

みたいな?>328さんじゃないから確実ではないけど、そこのシーンだと思うんだけど…
文章分かりにくくてスマソ。
もしかしたら>330さんが求めていた答えとは違うかもしれないけど…(´・ω・)

でもあの派手巣は…意外性はあったかな。
332名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 00:40:38 ID:x++4OTrD
イラスティーガール陵辱まだですか?
333名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:15:08 ID:Rtrl0fRx
今日インクレ見た。
ヴァイオレットに萌えマスタ。
ぺったんこ(;´Д`)ハァハァ
334名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:55:26 ID:UkQIhQ6p
>>333
同志よ!!>>325へもどうぞ。

335名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 00:50:52 ID:FJMgy5ok
亜〜素裸タソ萌え(*´Д`)ハァハァ
むしろ森クミ萌え(;´Д`)ハァハァハァハァ
336名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:37:21 ID:+4ZHkYfT
なんだかヴィラソズの話題があって気になる。
個人的に、蛇ふぁ〜はエロオヤジだと思うんだが。
ヅャスミソとのやりとりが。この二人でなんか書きたい。
337名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:06:40 ID:p32LahkE
>>336
蛇ファーのアレは、
「今まで自分の上で偉そうにしてたお姫様が自分の支配下に入って楽しい」
というのが見えて、エロい。

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 書いて!書いて!
 ⊂彡
338名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 14:19:37 ID:F28XB1Ds
>>331
そんなシーンあったっけ?蛇ファーともくっついてるのなかったけど…
なんか黒くてでっかいやつが竜マレヒの肩に手を持ってってるのならあったけど…

ていうかマレヒいいな、モテモテで。
339名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 15:23:14 ID:IVkG7paB
蛇ファーがマレヒにモーションかけて黒焦げ(多分)にされたシーンがあったと思う。
黒くてでかいやつってそんな、え、ハァハァ。
ハウスオブ鼠で老若男女全作品入り乱れて乱交パーティーとか良いな。
340名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:45:22 ID:F28XB1Ds
それってワルい奴には負けないゾ!だよな?
黒くてでかいのはごめん。名前わかんなかった。チェノレナボーグ…だよね?
341名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 19:22:05 ID:P3kv4ZrT
age
342名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 19:17:16 ID:ij+FOgUa
「お前が魔人ヅーニーとなった蛇ふぁ〜か…ふふ。」
 灼熱の砂漠の真ん中に黒い女が立っていた。手には黒いランプ。
真っ黒なマントを纏い、とがった帽子を被っている。
整った顔立ちにはぞくぞくと来るような美しさがあった。
「魔レフィセント…ふん、貴様がわしの主人とは…」
「砂漠の方から何か邪悪な気を感じたんでね、掘り起こしたら…まさかお前のランプが出てくるとはアッハハ…」
 黒いランプと魔人の顔を交互に見て、笑いながら喋った。
魔女である女魔レフィセントが、魔人蛇ふぁ〜の主人となった。
魔人である蛇ふぁ〜はかつて王に使えていたが、黒い野望を持ち、欲に飲まれた為に
自由を失い、最強の魔力を持ちながらも狭いランプの住人となってしまった。
「で…私の願いを叶えてくれるのでしょうね?」
 ランプの魔人は、主人の願いを叶える義務がある。
「それよりも先にわしを亜愚ラバーに…」
「…私がその気になればランプごとお前を此の世から消す事も、出来るのだけどね…。」
「…人殺し、恋愛沙汰、死者蘇生以外で、3つまでな…くそ。」
 自分が自由になる為にも、主人の言う事を聞かなければならなかった。
人の姿になり、しぶしぶと、蛇ふぁ〜は新しい主人の願いを聞こうとした。
「そうだねぇ…なら…
  お前は、私の手下になるんだよ。豚やナメクジよりも、賢そうだしね。」
「!?だが手下になったら…」
「叶えておくれよ、ねぇ?」
 蛇ふぁ〜の顎に長い杖の先端を突きつけて脅した。
「今から私の城へ行こう。」
「…付いて行きましょう、マダム。」
 相手は悪の女王。最強の魔法使いになったとはいえ、逆らう事に後ろめたさを感じる。
変に怒らせるとたちが悪そうだ。
「…ああ、蛇ふぁ〜が魔女に連れ去られていく…。」
 遠くから見ていたオウムの嫌ーごは、ぽつりと呟いた。

まずはエロ無しで蛇ふぁ〜×魔レフィ。
所々おかしいかもしれないけど、続きはこれから書いていく予定です。
343名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 22:09:28 ID:WKt5ckrm
>>342
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ヴィラソズ好きなんで楽しみ。超楽しみ。
しかしむしろ魔レフィ×蛇ファに見えるんだがw
344342:2005/08/18(木) 23:25:04 ID:OAUAzJLN
 亜愚ラバーを離れ、禁断の山の魔レフィセントの城に来た。
「フン、悪趣味な城だな。」
「お前は気に入りそうだと思ったのだけどね…フフ。」
「城っていうのはな、もっと…」
「亜愚ラバーの事はいいんだよ。それより、お前には何が出来る?」
 その問いかけにうむ…と腕を組んで考えた。
自分は傭兵という柄でもないし、かと言ってオー□ラを探す事もできない。
魔術の実験台なんてもっての他だし、家事は苦手。
「そうだな…お前の傍で、この魔法で何か出来る事があればする。」
「そうかい。ならそうしようか。」
 実験室の扉を開いて、机の上の紙を手に取り、蛇ふぁ〜に渡した。
「じゃあ早速…森に行ってこれを取りに行っておくれ。」
「よろしい、では二つ目の願いは…」
「『命令』だよ。」


「くそっ絶対自由を願わせてやる!俺を使いっ走りにして…!」
 深い深あい森の中で、籠と図鑑を手に持ち、しゃがんで薬草をぶちぶちと抜いていた。
顔を赤黒く染め、眉間に皺を寄せ、不機嫌を露にしていた。
「ふん、森はジメジメしていて敵わん…。」
 文句を言いながら動物を捕まえていた。
「動物の心臓や子宮なんて…一体何に使うんだ。西洋魔術はよくわからん。」
345342:2005/08/18(木) 23:27:08 ID:OAUAzJLN
「蛇ふぁ〜が持って来てくれれば完成するね。フフ。」
 部屋に篭っている魔レフィセントは鴉と話していた。材料を刻んで、薬を作る準備をしている。
「でも無事帰ってきてくれるのか…心配だよ。」
 話しながら準備をしていたら、突然、部屋の扉が開き、長細い影と男が入ってきた。
「…持ってきたぞ、ほら…。」
 彼は死臭と草の臭いを漂わせながら、戻ってきた。
机の上に材料の入った籠を乱雑に置いた。
「マンドラゴラのメスなんて…あやうく死ぬところだった。わしが魔人だったから良かったが…」
「ウフフ。ご苦労さん。」
 ひょいと籠を手に取り、材料を鍋に放り込んで火を点けた。
「これを七日七晩煮込まなきゃならないから、交代で夜通し煮込むのを手伝うんだ。」
「…二つ目の…願いは…」
「…蛇男の頭上に大量のナメクジを…ってのはどうだい?」
「……先に寝る…夜はまかせろ…」
 疲れた顔をして、部屋の隅に座って、仮眠を取った。
魔レフィセントはくすくす笑いながら材料を掻き混ぜた。


 夜遅く、蛇ふぁ〜は椅子で眠る魔レフィセントを尻目に、薬を煮込んでいた。
「…いつか…ここを…絶対…!」
ぶつぶつと呪文のように文句を言いながら鍋の前に立っている。
「くぅ…ふぅ…」
 煮込んでいたら魔レフィセントの寝息が聞こえてきた。
「…ふん。魔女も寝ているときは大人しいものだな。」
ヅャスミソ同様、黙っていれば美しいというのに…。」
 椅子に近づいて顔を上に向け、まじまじと眺めた。
「…そうだな…自由なったら…お前を…」
 顔を近づけ唇を奪おうとした時…
「クァァクァァ…!」
「…!!!??」


「ふぅ…そろそろ交代…って…
  お前どうしたんだい?顔が傷だらけに…。」
「どうって…昨日からなかったか?」
 蛇ふぁ〜も鴉も知らん顔をしていた。
346342:2005/08/18(木) 23:29:58 ID:OAUAzJLN
二つ目。また今回もエロ無いけど…
この続きはちゃんとエロ書く予定。

去るたん王に内心嫌々使えていた頃の蛇ふぁ〜を表そうとしたけど…
まあ確かに魔×蛇に見えるかもなww
347名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:59:14 ID:TLJcbr0O
流れをぶったぎってインクレキボンヌ
348名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:14:19 ID:npt7LREZ
まあ…ガンガレ
349名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:49:24 ID:C+5qlNV+
イラスティーガール・ヘレン陵辱物きぼん
350名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 02:41:33 ID:1BHdO0gB
キムポッシブル
キム×ロンでキボン
351名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:34:38 ID:q5sWNtTl
マレヒ萌える!!!
がんがって下さい(´д`*)
352名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 19:11:40 ID:X1a26YLn
ディズニーサイトってときどき自作イラストみかけるけど小説書いてるとこってないね
イラストもなんかあんまり・・・・なかんじだし
需要ないのか?
353名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 12:04:41 ID:nxjIv9V5
需要はあるだろうが、作り手にはリスクの大きいジャンルだからなぁ
354名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 13:45:12 ID:RRtT/kAh
こっそりと「キムポッシブル」を頼んでみる・・・
355名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 01:43:00 ID:kiQOasQa
荒人の小説書いててイラストも無茶苦茶うまいサイトがあったんだがここ半年更新されてない・・・
356342:2005/08/26(金) 22:48:39 ID:DJOC+YK9
「お前が手伝ってくれたお陰で出来たよ。ありがとう。」
 七日目の夕方、この一言で目覚めた。
「ん…ぁ、そうか、出来たか…。」
 よろっと細い体を起こして、大きな鍋の中を覗き込んだ。
「やはり凄い色だな…わしが見たこともない薬だが…何なんだ?」
「それはいつか分かる筈だよ。フフ。」
 意味深に笑いを溢して、彼の傍に近づいた。
蛇ふぁ〜はその笑いに軽い恐怖を抱いたが、すぐに消し去ろうと気を紛らわせる為に話を反らした。
「それより…早く、願い事を決めてくれないか?俺は早く仕事を済ませたいのだが…。」
 魔レフィセントに詰め寄った。
「悪いけどそれはもっともっと先になりそうだ。我慢しておくれ?」
「さっさと願いを言え!俺様もいつまでもここでこんな事をしたくはないんだ!」
 杖を床に突き、顔を近付けて怒鳴った。
「…そう…しょうがないね…。」
「フッ、やっと望む気になったか。何だ?」
 彼女を主人と思わない様な口調で、願いを訊く体制に入った。
「…お前はとても使える部下だったのに。無くすのは惜しいし、
何より私はお前が気に入ったんで…自由にはしてあげれないよ。」
 魔レフィセントはおたまで煮えた薬を掬い、皿に盛った。
「…何?」
「お前も私に惚れるだろうし…ほら。」
 皿を口元に持って行き、口に薬を含んで、蛇ふぁ〜に近寄った。
彼の肩に手を回し、さっと唇を奪い、口移しで薬を飲ませてみせた。
「…!?」
 驚愕し、動けなくなった蛇ふぁ〜は熱い薬と舌を難なく迎え入れてしまった。
喉に熱い液体が通って、だんだん心拍数が上がってきた。
薬への恐怖も抱いていたが、頬や舌を舐められる感触に恍惚としていた。
「…ふ…」
 ゆっくりと唇が離れて、口から溜息が漏れた。
「…今なら聞いていいか…?一体何の薬を作ったんだ…?」
 顔を真っ赤にし、息遣いを荒くしながら問いかけた。
「…媚薬を作ったんだよ。フフ、お前のお口には合わないのかい?
飲むと精力が高くなる。即効性もあるんだ。」
 蛇ふぁ〜に近寄り、分厚い服の上から彼の起こり立った陰茎を撫でた。
「…ハァ…ハァ…魔レフィセント…」
「魔女はお前ら魔法使いの様に、人を惑わして操ることもあるんだよ。」
 そう言うと、羽織っていた黒いマントを一枚脱いだ。
それに反応して、獲物を襲う蛇の様に、魔レフィセントを押し倒した。
服を乱雑に脱がしていき、薄緑色の肌を露にさせた。
「フフ、魔人のお前にも効くなんて…さ、お前のやりたいようにしなさい。」
「…本当にいいのか?手加減はしないぞ?」
 蛇ふぁ〜は息を荒くし、邪悪に微笑みながら、服を脱いでいった。
蛇の様な舌を出して、魔レフィセントの内股、そして性器を舐めた。
「…ッ…ぁっ…」
 容赦なく先の分かれた細い舌でちろちろと舐めて、どんどん濡らしていった。
「…この俺がどんな蛇だか、解っただろう?フハハハ…」
「あぁ…ん…とても邪悪で良い、蛇だね…フフ。」
 完全に蕩けたそこに、不意に蛇ふぁ〜は自分の物を一気に入れた。
「!…くっ…ああ…!」
 破瓜の痛みに苦しそうに声を上げた。
「あぁ…ハァ……あああ!」
 容赦なく腰を動かす蛇ふぁ〜。淫猥な蛇の様に腕や足を絡ませている。
舌は今度は乳房の先端を舐めている。
「大丈夫か?まあ、いつか、快感で痛みも感じなくなるだろう…
こちらは手加減してやる事はできないんでな。許せ。」
 その言葉を聞いても、悪の女王は痛みと快感に震える事しかできなかった。
357342:2005/08/26(金) 22:49:45 ID:DJOC+YK9
「ぁ、あっ…ん…」
 慣れてきたのか、声にだんだん甘いものが混じってきた。
求めるかのように、足を蛇ふぁ〜の腰に絡ませていた。
「ハァ…もうわしは限界だ、強くするぞ…」
 歳が歳で、あまり長くは持ちそうになかったので、そろそろ終らせようと、速く、動かした。
「ひぃ、あっ、あぁっ!!」
「どうした?お前も限界なのか?…」
 再び唇を重ねた。
吐息を吸い込み、息苦しそうに、舌を交えた。
細い指で乳房をがっちりと掴んで揉みほぐしながら。
「あっ…蛇…ふぁ〜…!」
「くっ…うぅっ!」
 蛇ふぁ〜は大きく身体を震えさせ、あっけなく、吐き出した。

「…愛も親切も知らない魔女に、愛されるとはな…」
「それも、母親ですらも愛す事は難しい男がね…フッハハハ…」
 ぐったりと、机に寄りかかりながら服を着ていた。
薬がだんだん切れてきたのか、蛇ふぁ〜は落ち着きを取り戻した。
「カァーカァー…」
 蛇ふぁ〜に向かって鳴く鴉。今日の事をあまり良く思ってはいない様だ…。
「…鴉が妬いているみたいだが。」
「フフ、零番、せっかく見つけたんだから、殺したりしちゃいけないよ。
…それにしても、どうせなら、外に出して欲しかったよ。
男の精液は結構良い材料になるんだから…」
「………もう薬は出来たのだから、願いを言ってくれないか?
早く言わないとランプに吸い込まれるのだが…。」
 再び、詰め寄った。愛した女を残すのは惜しいが、早く、自由になりたいのだ。
「そうだね…じゃあ、決まったよ。
ずっと、ここに、居てくれないかい?」
 また、願いを拒否するかのように、蛇ふぁ〜は口を挟んだ。
「だ、だがな…そろそろわしは亜愚ラバーへ…」
「…いつか願う3つ目の願いで、自由にしてあげるから、ずっと、ここに住んでいて欲しい。」
「…それはいつ願うんだ。」
「いつか、だよ。ウフフ。」
 疲れた様な顔をした蛇ふぁ〜に抱きついて、笑ってみせた。
「…どんな魔法もどんな宝物も、悪の女王の命令には敵わないな…」

 しばらくは、亜愚ラバーも、平和な日が続いたらしい。
358342:2005/08/26(金) 23:08:19 ID:DJOC+YK9
ようやく終りました。蛇ふぁ〜×魔レフィセント。
エロ小説ってあまり書いた事ないんで目に余るかもしれないけど…。

母親にすら愛されない男と愛と親切を知らない女のカプって結構いいんじゃないかな。
それで二人ともバージン…とか。

途中の感想ありがとうございました。
359名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 02:14:22 ID:FJIUf3k9
乙!!!

同時にキムポキボンヌ
360名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 23:02:55 ID:XgIKWlDT
gj!
361名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 20:38:11 ID:s8jEDJOX
コールミーディープミー!
キボンヌ
362名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 23:58:27 ID:jk0V4pHY
誰かイネエカ・・・・
363名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 01:27:49 ID:zvNO6IBE
今更ながらマレヒとジッャファーGJ!!ヴィランズ大好きだモエス。
364名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 16:58:35 ID:svN7fSZd
ぐーひキボンヌ
365名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 22:49:36 ID:TG/eskED
age
366名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:49:38 ID:svN7fSZd
>>http://www.bosszall.com/upload/rock.cgi?mode=dl&file=66

こんな者を夜中にはってみるtest
367名無しさん@ピンキー:2005/09/04(日) 23:54:02 ID:svN7fSZd
すまん、はりまちがえた
http://www.bosszall.com/kid.html
これのキッズのうpんとこにはってある。
パスは王様の名前
368名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 11:44:54 ID:a/dmh0QM
グーの横顔がエロい
369342:2005/09/05(月) 12:37:44 ID:j0JszYTM
悪役ガイドブック読んで思ったんだけど
亜ースラは豊満だし女王は乳あるし狂えらと魔レフィはスレンダーだし
ヴィラソズの女達って結構エロい体型なんじゃないかと思うんだけどどうだろうか
370名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 15:03:07 ID:djKA3F+M
ヴィランはカッコエロカワイイよな。
つか女王とかのおぱい萌える。えろい。
371名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 23:38:18 ID:pfaDcUoT
グーヒ−物あげてもよろしいかな?
続きは明日帰ってから描きます
372言わない関係:2005/09/06(火) 00:34:14 ID:tg05g50D
賑やかなパーティーから抜け出て、僕はバルコニーに出た。
アルコールのせいで少し火照った頬に、穏やかな風が心地よく吹いた。
僕はバルコニーから遠い夜の海をボンヤリと眺めていた。
今日はミッキーの相棒、愛犬プルートの誕生日だ。
親しい仲間が夕方から集まり、華やかなパーティーを開いた。
皆ささやかなプレゼントをプルートに捧げていた。大半はリボンが巻かれた骨がプレゼント箱に入ったいた。
「ミニ−の焼いたパイ、美味しかったなあ・・・」そう呟いてバルコニーの手すりに背を向けて寄り掛かり、頭をヒョイと上げて空を見た。
沢山の星が降る様だった。
「・・あぁ、うわぁっ、アヒャ!」
バランスを崩して頭から階下に落ちそうになって、手をばたつかせた。
その場で僕はみっともなく尻餅を付いた。

「グーフィ、何をしているの?」と
フフフと笑いながら紫色のハイヒールを履いた女の子が近付いて来た。
「何だ、デイジか。アヒャ〜、さっきは落っこちちゃうかと思ったよ」
僕は照れくさくて頭をポリポリ掻いた。
「まあ、おっちょこちょいなんだから、グーフィったら」彼女はフフ、と艶笑いして
手に持っているグラスの中の金色のスパークリングワインをす、と飲んだ。
373言わない関係:2005/09/06(火) 00:36:26 ID:tg05g50D
心に欲望の焔が揺らめいた。
デイジの今日の衣装はとても官能的だと僕は思った。
スリットからのぞく艶かしくも柔らかそうな脚も、ぷっくりと豊満なお尻のラインも、際どい所ろまで開いている胸元、全て素敵で・・・今日は彼女の存在が僕を・・酔わせた。
僕の手の届く程近くにるデイジをエスコートして、さっきの僕と同じ様に2人で星空を見上げた。
「まあ、なんて素敵なんでしょう!」
彼女は感嘆し、手を会せて目を大きくして長い睫毛をしばたたせている。
銀色の月の光が真直ぐ僕達2人の顔を薄ぼんやり照らしている。
パーティー会場から漏れる光が僕達2人の足元を灯らせている。

そっと肩に手を置いてデイジの反応を見てみる。
彼女は星から視線を離し、僕の顔を見つめ、
「今日はとても素敵な夜ね」と言った。その顔はきっと僕と同じ、ほんのり優しい色をしていた。
彼女の果実の様な香りが風に乗って僕の鼻をくすぐった。
少しづつ、僕の欲望が疼いていく・・・。
374名無しさん@ピンキー:2005/09/06(火) 19:03:47 ID:mh24mWIz
グ×デジですか(´Д`*)
続きが気になる・・・
375言わない関係:2005/09/08(木) 03:46:36 ID:RJM6tBXL
僕は強引に彼女の手を取り、パーティー会場の窓の光が当たらない壁際に引き寄せ、クルリと彼女の背を壁に押さえ込んだ。
逃れられない様に僕は両手を彼女の柔らかい手と重ねた。
真っ直ぐに瞳を見つめた。
彼女は先程星を見ていた瞳とは同じ様で違う目をしていた。
長い睫毛はそのまま動かず、大きく開いた瞳は同じだけど迷いの光を秘めていた。
「グーフィ、何をするのっ?どうして・・・」
彼女は僕の視線をそらしてあちらこちらを泳いでいた。
僕が厚く握った手を振りほどこうとしたので、その片手を僕の顔まで挙げて左の手のひらにキスをした。
「僕を見て、デイジ。今だけ僕を」
「今日の貴方は少し変よ、一体どうしちゃっ・・」
言いかけて僕は彼女の首筋にキスをする。
片方の手を一度離して、僕の手のひらを彼女の拳に触れた。その手を掴んだまま、僕の意志で彼女の流れる髪に触れた。首筋を伝い大きくはだけた胸元まで移動させる。
僕は直接彼女の躯に触れず、彼女の手で焦らして愉しんだ。
376言わない関係:2005/09/08(木) 03:48:07 ID:RJM6tBXL
「嫌、やめて!」
目を瞑って、下を向きながら首を振るデイジ。顔を赤く染めて可愛らしかった。
「どうして、僕じゃ嫌?」
悪戯っぽく首を傾げて言う。
「そ、そうじゃないわ。でも私には・・・」
やっと目を開けてくれたけど、俯いているばかりで僕の目を見てくれない。
「ああ、僕はドナルドみたいにハンサムじゃないからね。だから嫌なの?」
もう片方の手のひらに僕はキスをする。彼女の瞳を見つめながら。
今にも彼女は泣き出しそうな表情をしていた。
「・・も、もうやめて、グーフィ。誰かに見られてしまうわ」
そう言うと目線を上げて少し離れた横の窓から漏れている暖色系の光を見ていた。
「お願いよ、グーフィ」
赤面で懇願したデイジは僕を真っ直ぐ見てくれた。
「デイジ?此処からは誰にも見られないよ。お日様はもうとっくに沈んでしまったからね。こんなに暗いから心配はいらないよ。でも・・・」
そう言って僕はデイジの瞳の中の輝きに気付いた。彼女は自発的に発した物では無い。
強く、しかし触れてしまえば消えてしまいそうな光が映っていた。
━━誰かにに見られている
えも知れない気配にゾクリとした。ふと後ろに視線を移すとそこには。
377言わない関係:2005/09/08(木) 03:55:16 ID:RJM6tBXL
月が。月が其処で見ている。銀の月は妖しく目を開けて見ていた。
僕達の秘密を。雲もない空で最初から、僕達を見ていたのだろう。
その月光の視線を淡く浴びながら僕はもう、欲望が暴れだそうとしていた。
「月だけが、僕達を覗いているよ」
「や、いやぁっ!冗談なら止めて!!」
彼女は手を降りほどいて、僕を退かそうと必死に手をバタバタしてグワーグワー!と奇声を出して抵抗した。
さすがにさっきまでのセクシーなデイジとは違い、家鴨の様な声で暴れる彼女に僕は少しびっくりしてアヒャと間抜けな声をもらした。
逃すまいと、暴れる彼女の両手を僕の大きな手で掴んで頭の上に挙げた。
彼女は両手の自由を奪われてもグワァーー!と声を出した。
「あぁ、デイジ。そんなに怖がらないで。そんなに暴れたら僕、優しくしないよ?」
力ではかなわないと思ったのか、うぅ、と唸って静かになった。
「僕は君に・・、君を・・・」
そう言い淀んでデイジの顏に近付いた。
口唇と口唇が重なるその距離でそっと、伝えた。
「奪いたい」
柔らかく触れた。口唇を離し、見つめた。2人の視線は1つになった。
再び今度は深く口付けて、僕はしっかりとデイジの事を見ていた。デイジの抵抗力は次第に弱くなっていく。
378言わない関係:2005/09/08(木) 03:57:06 ID:RJM6tBXL
僕から逃れようと力を込めていたデイジの拳が僕のシャツを軽く握っていた。
目を閉じていたデイジは涙をこぼして頬を伝って流れていった。名残り惜しげに僕は口付けを止めた。
「デイジ、泣かないで?可愛いデイジ」
親指で頬に落ちた涙を拭ってあげた。
「グーフィ・・・」
羽根を掴む様にふわり、とデイジを抱きしめる。
「今夜だけ・・僕だけを見て、・・・僕の・・デイジでいて・・・」
僕は上手く言え無いながらやっと、デイジに伝える事ができた。
真剣な顔で冗談を言っている訳じゃ無かった。真面目に懇願しているのは僕の方だった。
「・・・グーフィ、そんなに私の事を・・?」
迷いながらデイジの手がスルスルと、僕の腕を伝い、肩までしなやかニ伸ばして抱きついてきた。
ウットリと瞬きをしたデイジの表情は誘っている様に美しく、早く自分の物にしたいと思った。
デイジを抱いた片手を、すっ、とスリットから覗く太ももに手をかけていく。
その柔らかさを堪能しながら、デイジの一番奧を下着の上から指でなぞった。
「ぁん、・・・いやぁ・・」
直も拒絶する意思に僕は意地悪く呟いた。
「ここは嫌なの?デイジ。じゃあ、どこを触ってほしいんだい?」
デイジの躯に悪さをしながら僕はもう、止められないと心の片隅で考えていた。
379言わない関係:2005/09/08(木) 03:58:54 ID:RJM6tBXL
「駄目、グー・・フィ・・・あ、んっ・・」
女の一番感じる所を下着の上から横になぞり続けた。
薄い生地の下着だからなのか、デイジのクリトリスはもう、ぷっくりと膨らんでいるのが判った。
下の方に指を移動して、そこを弄ったみた。穴を探るように生地ごとゆっくり指を挿入してみた。
「やっ、あぁ・・・あ、あっ、そんな事・・し、しないで。恥ずか・・しいわ」
デイジは切な気に甘ったるい声をあげた。その声に僕自身、気が少し遠のいて往く。
「恥ずかしい?じゃあ、どこをどうして欲しいの、デイジ?」
僕はデイジの真っ赤に染まった顔を覗き込んで意地悪く聞いた。デイジは黙ったままだ。
「下着の上からじゃ、我慢出来ない?そうなんだね?」
デイジはハッと顔を上げて僕の手を止めようともがいたが、少し遅かった。
薄地の下着の横から指を侵入してデイジの一番恥ずかしい所に触れる。
「いやあぁ、グーフィ・・んん、駄目ぇ・・・」
「駄目なの?どうして」
くちゅくちゅ水のはねる音をさせて奧を弄った。ぬるりと指を引き抜き、下着から手を離した。
デイジの愛液でとろとろになった指先を見せた。
「濡れている、ほら、こんなに」
色っぽく悩まし気にそれを見ていやいやと、デイジは首を振った。
僕はデイジの目の前でイヤらしくそれを舐め取った。
380言わない関係:2005/09/08(木) 04:00:38 ID:RJM6tBXL
ふと一瞬まがあってデイジは突然僕に抱きついてきた。
アヒャフォ?とまた僕は気の抜けた声を出してしまったが、次の言葉でもっと気が動揺した。
「ねぇ、グーフィ?もう私・・・我慢出来ないの。場所を移して・・いいでしょう?」
上目遣いでデイジは背の高い僕にしがみついてじっと見つめる。
その仕種もう2度と帰さ無いと思わせてしまう。
「大胆なんだね、君は。僕を優しいと思い込んでいるみたいだけど、ベッドの中じゃ・・・優しくないよ」
デイジはフフと笑い、相手を虜にさせる様なウィンクをした。
「じゃあ、君の家に行ってもいいかな?僕の家には今、マックスがいるから」
「ええ、早く行きましょ」
と恥ずかしながら僕をせかした。デイジは先に歩を進めていた。
381言わない関係:2005/09/08(木) 04:02:10 ID:RJM6tBXL
生憎月は大きな目で僕達を見ていたらしい。その輝きを受けながらデイジの家に行こうとバルコニーを出ようとする。
光が漏れる窓に近付いた。相変わらず賑やかな声が伝わって来るように明るく華やかだった。
僕は先程までの行為と今の立場に違和感を感じ、でもなるべく自然に見えるよういつもの様に歩いた。

その一瞬窓から見なれた顔が見えた。

僕の親友だ
デイジの最愛の人

ドナノレド

時が止まった。瞬間なのにこの重く長い時。直ぐに動いた。視線が絡まった。
す、と視線は離れた。僕は顔をそらした。
目が合った気がした、合っていないのかもしれない。
否、彼の目を僕はもう見る事はできない。もう、できない。
もう、戻れない。僕達はもう・・・
恐ろしい気持ちが気持ちが次々に浮かんだが、前を歩く彼女を離したくはなかった。

僕達は言わない関係になるのだろう。
                                了
382372:2005/09/08(木) 04:10:26 ID:RJM6tBXL
間が空いてしまいましたがようやく描き終えました
こんな長文SS描くのは初めてなので何分誤字脱字設定等ご了承下され
383名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 11:24:20 ID:ERgPG0Jf
グ×デジ…
はじめて見て新鮮ですた!(`・ω・´)
384名無しさん@ピンキー:2005/09/08(木) 16:14:34 ID:SeMHnBGw
男っぽいグーフィにハァハァ(*´Д`)
ゴチでした。
385名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 21:21:36 ID:eAr6rn/y
……ディズニーでエロパロをやって、どうなるか知らんぞ?
SSはOKでも、年齢制限ネタは駄目だろ。
386名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 21:59:00 ID:KWh4WUDT
大きなワル狼×ミニィのSSって需要ありますか?近々投下してもいい?
387名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:31:14 ID:PFb6P3wi
ミニィがワル狼に喰われちゃう!
キボン(´・ω・`)ノシ >>386
388ロック!:2005/09/11(日) 08:28:35 ID:Bm2vjSoW
「いつまで寝てんだよ、起きな!」
町外れにある薄暗い倉庫にドスの効いた声が響く

…声の主はB.Bウルフ、この辺りでは札付きのワルで名の通った青年である。
ウルフの足元には、両手両足を縛られ自由を奪われた少女が横たわっていた
どうやら気絶しているらしく、目を閉じたままピクリとも動かない。
その少女の名はミニィといった
学年は違うがウルフとは同じハイスクールに通っている。

しかし同じ学生とはいえ2人の立場はまるで違うものだ。
ミニィは小柄で可憐な容姿とは裏腹に
チアリーダーとしても活躍するという活発な一面を持っていた
おまけに成績も優秀、明るい人柄で人望もあついときている
他人の憧れる全ての要素を兼ね備えた彼女は
いわば学校のちょっとしたアイドル的存在だった。

「クソッ……コイツ!」
気に入らない、とでも言うように
ウルフはブーツの先でミニィの身体を転がす
その衝撃をきっかけにミニィの意識がゆっくりと戻っていく。

「うぅ…ん 私…ここは…?」
頭の中に霞がかったようにぼんやりとした表情のミニィだったが
自分の身体の違和感に気が付くとそれは一変した
「…イヤァ!何よコレっ!?」
「やっとお目覚めかい?」
「……ウルフ、あなたなの?
こんな事して一体どういうつもりよ!?」
389ロック!:2005/09/11(日) 08:35:01 ID:Bm2vjSoW
床から何とか上半身を起こしたミニィは、そのままキッとウルフを睨み付けた。
「へへ、一度こうして話をしてみたくってね」
「冗談じゃないわ!私はあなたと話す事なんて何もないもの。
解ったら早くこのロープをほどいて!」
一番会いたくない相手と2人きり
そして身体の動きまでも封じられている…
そんな状況でも毅然とした態度を崩さないミニィに対して
気に入った、とばかりにウルフはニヤリと笑う。
「顔に似合わず気が強ェな
だが自分の立場ってモンが解ってねえ」
次の瞬間ミニィの身体が大きく揺れた。
ウルフに手首を捕まれ、万歳をするような態勢になっている
「ふざけないで!!」
拘束から逃れようと抵抗するミニィだったが
力ではとても彼にはかなわない
観念したようなミニィに、ウルフは満足気にこう言った
「俺を無視しようなんて気が2度と起こらねぇように
これからお前の躾をしてやろうと思ってんだ」
赤く長い舌でミニィの頬をゾロリと舐める。
「ヨロシクな…!」
390ロック!:2005/09/11(日) 08:44:42 ID:Bm2vjSoW
この町には“BIG-D's”という、ミニィとその仲間が溜り場にしている店がある。
以前この店にやってきた不良達を見て
「あの人達にはここに来て欲しくないわ、無視して!」
と彼女が言った事を、ウルフは忘れていなかったのだ…。

「あんとき俺はスッゲェ傷ついたんだぜ〜?」
ミニィの顔が曇る
何故そんな事を言ってしまったのかと後悔しても後の祭りだ。
「ごめんなさい…悪かったわ……」
「随分素直じゃねえか、こっちの方もその調子で頼むぜ…っと!」
そう言うやいなや、ウルフはミニィのブラウスに手をかけると
首元から一気に下まで引き裂いた。

衣を裂く音とミニィの悲鳴が同時に響き渡る
「イヤァァッ、どうして!?…やめてっっ!!」
「躾してやるっつったろ?
口では何とでも言えるからな、身体に覚えさせねぇと」
391386:2005/09/11(日) 08:56:05 ID:Bm2vjSoW
ワル狼×ミニィの冒頭部分を投下させて貰いました。
エロシーンは次回からいきます。
392名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 13:54:41 ID:oUSm7X5A
ハァハァハァハァ(´Д`;)
乙です…続き期待してます
393名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 21:14:26 ID:LjJNJOwY
ロックアラウンド〜でミニたんの「無視して!」は迷言だったなあ・・・

乙。赤頭巾チャソ、オオカミさんにタベラレチャウヨ〜
続きキボンヌ
394386:2005/09/12(月) 08:18:27 ID:Yk4PoVHT
>392ー393
ありがとうございます

では続き投下させて貰います。
ひどい話なので、ラブラブ&ほのぼのエチ好きの方は
スルーして頂ければ…orz
395ロック!:2005/09/12(月) 08:25:18 ID:Yk4PoVHT
あらわになった柔らかな膨らみの先端を指先で弄ぶ
小ぶりだが形の良い胸だ。
キツく捻ると、電流に打たれたようにミニィの身体が跳ねた。
「ははっ、面白れぇw」
悔しさと恥ずかしさでミニィの頬が赤く染まる
ウルフの手の動きから与えられる刺激は徐々にミニィの身体を変えていった。
「胸いじられんの好きなんだな、硬くなってるぜ」
「…違う…違うわ」
ウルフは悪戯するようにミニィの乳首を鼻先で突き回すと、おもむろに口に含んだ
コロコロと舌先で転がされ、ミニィはたまらずに声を上げてしまう
「あっ、やぁ…ああぁあ」
「やっぱ好きなんじゃねえかよw」
口に含んだまま喋られると舌や歯が敏感な部分に触れ、たまらなくなる
ムズ痒さにミニィはブルッと身を震わせた。
「…急に動くと噛み切っちまうかもしれねえぜ」
ゾロリと伸びた鋭利な牙を覗かせながら、ウルフは楽しそうに笑った。


「こっちの方はどうなってる?」
ウルフはもどかしげにスカートのホックを外し、強引に脱がせると
側にあった鉄パイプの両端にミニィの足首を固定し直す。
恥ずかしい程に足を広げられ、ミニィは思わず両手で顔を覆った。
…そこは下着の上からでもハッキリと判るほど濡れていたのだ。
「やぁ…見ないで…お願い」
「…スゲ」
ウルフは思わず生唾を飲み込んだ。
濡れた生地から透ける谷間を布越しに何度も指でなぞり
軽く中へ押し込んで染みを広げる
ウルフはそこに顔を近付けると大きく深呼吸した。
「ハァ…すっげぇエロい匂い…たまんねぇ」
次いで吐き出される息の熱さを間近で感じ、ミ二ィの秘部がヒクヒクと蠢く
その熱から逃れようとするも、腰をガッチリとウルフに
抱えられてしまい身動きが取れない。
396ロック!:2005/09/12(月) 08:42:01 ID:Yk4PoVHT
ビッ!と布の裂ける音と共に、ミニィの火照った部分に直接風が当たる
身体を覆う物はもう何も無い。

むしり取ったミニィの下着をウルフが無造作に放り投げると
“ベチャッ”
と、レースの細工が付いた可愛らしいソレには不似合いな
ぬかるんだ音を立て床に落ちた。
いやらしい程に愛液を含んだ部分を広げ、ミニィに見せつける
「股ンとこ吸い込みきれないくらい汁でグチャグチャんなってるの判るだろ?」
ウルフはその下着をねっとりと舐めあげ、搾りつくす様にしゃぶる。
「ん…ミニィのマ〇汁、うめぇ」
卑猥な言葉でミニィの羞恥心を煽る
「!?……お願い、やめて…そんな事しないで」
「やだねw」

面白くてたまらないといったように
ミニィの滑らかな肉の感触を直に楽しむウルフ。
チュクチュクとぬかるんだ水音をミ二ィに聞かせるように、奥まで入れた指をわざと大きく掻き回してやる
「あっ、ああ、あ!」
溺れるような快感にミニィは思わず身をよじる
嫌だと思っても身体が反応してしまう
「自分のマ〇汁の音で興奮してんじゃねえよ、スケベ」
「だってウルフが…はぁっ、あ」
「ここも勃起してるし」
ゼリービーンズのようにプリプリと膨らんだミニィの敏感な芽
ウルフはそこに粘り気のある愛液をたっぷり塗り付けると、ゆっくりと優しく揉みしだく
先程までの乱暴な愛撫から一転したソフトな動きにミニィは軽く昇りつめた
「ああっ、ん…くふう、ぅ」
ウルフの指の動きに答えるように硬さを増す肉の芽、ミニィは無意識に腰をくねらせてしまう。
指の腹でクルリと撫でられたかと思えば、突かれ
コリコリとつままれては伸ばされる…。
一点のみに集中して続く刺激にミニィはもう息も絶え絶えだった
「もう、ソコばっ…かり、だ…めぇ」
「あ?…解った、じゃあ止めっか」

あっさりとそこから手を放すウルフにミニィはいささか拍子抜けした。
直前まで弄ばれていた余韻が身体を疼かせる…
物欲しそうにモジモジしているミニィの太ももや首筋を撫でていくウルフ
だが一番感じやすいその部分には決して触れない、じっくりと焦らす。
「…いじわるしないでぇ」
「止めて欲しいんだろ?」
「やだ…違うの…私」
思わず“おねだり”をしていまいそうになった自分が信じられなかった。
これで終わりだと言わんばかりにゴロリと横になるウルフを
ミニィは泣きそうな顔で見つめる。
「…本当は俺にどうして欲しい?言えたらしてやるよ」
ウルフのその一言でミニィの理性が崩れ落ちた。
「止めないで、つづき…してぇ…して欲し…いっ!ひあぁあっ?!」
その言葉を言い終わらないうちに、ミニィの身体が大きく反り返った。
執拗に責められて敏感になったままの芽を
ウルフが指先でピシャッ!と弾いたのだ
そこを間髪入れずに親指と人差し指で挿み、思い切り激しくしごく
同時に一方の手は穴の浅い部分をクチャクチャと捏ね回している
「…両方いじられるの最高だろ?」
ウルフのハスキーな声が耳元で麻薬のように響く。
「あぁ好き、これっ‥いぃ! あっあ、ぁああああ…ッ!」
気がゆるんだ所に不意を突かれたミニィは、あっけなく果てた。

397名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 21:46:54 ID:k7WQ9bG2
禿しくGJ!
ミニタソ萌え(´Д`*)
398名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 22:29:13 ID:jXf/04EA
GJ!
乱暴なウルフたんもイイヨー
399386:2005/09/13(火) 11:38:46 ID:Ow8V0m7g
ありがとうございます、嬉しい。

では続きいかせて頂きます
多少えげつない描写があるので、苦手な方はスルーお願いします。
400ロック!:2005/09/13(火) 11:41:22 ID:Ow8V0m7g
ヒクヒクと痙攣を続けるミニィの秘部を熱っぽい視線で眺める
「ミニィのマ〇コ、トロトロんなってる…美味そ」
そう言うとウルフはミニィの濡れた谷間を
長く太い舌で隅々まで犯していく。
「そんなとこ…たべちゃ、だ…めェ!」

ヒクつく柔肉にウルフがキスをする度に、身体から力が抜けていくようだ…
反対に秘部だけが別の生き物の様に強欲に快感を貪る。
その感覚にミニィは戸惑いを隠せなかった。
「くふっ…何…またイッちゃ…ぁあ、あぁあー!」
いくら舐め取っても次々溢れる蜜は、ミニィの尻を伝わり
床に小さな染みをいくつも作った。

「と…そろそろこっちもヤベェな」
そうつぶやくとウルフはズボンのジッパーを下ろし
自身のいきり立ったモノを取り出した。
先端をミニィの唇に擦り付け、しゃぶるよう促す
「何ボーッとしてんだよ、ミキのと比べてんのか?w」
突然愛しい恋人の名前を聞いて
ミニィはハッと我に返った。

“そうだ、自分はこんな所で何をしているんだろう
大嫌いなウルフに乱暴されてるのに
…自分からそれをねだって
…ひどいイキ方して…何度も…いやらしい…”

ミキに対する罪悪感と、自分への嫌悪感で胸が押し潰されそうだ
ミニィはイヤイヤと頭を振り、ウルフを拒絶する。
「もう許して、これ以上は私…」
ミニィの目からポロポロと涙がこぼれた。
「…おかしくなりそうなの…」
伏せた長い睫毛が濡れて輝き、より艶っぽく見える。「助けて…ミキ…」
ミニィはうわ言の様に呟く。
ウルフは己の背にゾクリと甘い痺れが走るのを感じていた。

“もっと泣かせてやりたい…!”
401ロック!:2005/09/13(火) 11:46:21 ID:Ow8V0m7g
「仕方ねえな」
ウルフはタバコに火を付け言った
「言うこと聞けなきゃ“おしおき”だ」
からかう様に煙をミニィに向けて吐き出す
「ケホッ!ケホンッ…どういう事…?」
「本当は俺だって手荒な真似はしたくないんだぜ?」
いやらしい笑みを浮かべながら、ミニィの股間に手を差し伸べる
「やっ!またぁ」
ウルフは指先で肉の芽を捜し当てると、その包皮を丁寧に剥いていく。
ぷるんと露出した芽に、手にしたタバコの火がジワジワと
近づいていくのを視界にとらえて、ミニィは半狂乱になった
「え?…ああああ!!?」
信じられない、という表情でウルフの方を見る
「残念だがよ、もう優等生君にゃ
可愛がって貰えなくなるかもしれねぇなぁ〜」
「やめて、イヤッ!イヤなの…お願い!!」
身動きが取れないながら、ミニィは可能な限り必死で暴れた。
イラついたウルフはミニィの芽を思い切りの力を込めて捻り上げる
「きゃあああぁっ!」
痛みと恐怖で大粒の涙が流れ落ちる。
「おとなしくしろよ、他のトコまで火傷してえのか?」
剥き出しにされた無防備な芽は
真っ赤に腫れ上がりフルフルと震えている。
「…ごめんなさいウルフ、ごめんなさい!」
ミニィが懇願する声を無視して、火はどんどん距離を縮めていった
「熱っ?!」
ウルフが周囲の毛をタバコの火でチリチリと焼いてゆく
その音はミニィを絶望の底に叩き落とした。
「ほぅら、もうすぐ くっついちまうぜ」
「…やめて…やめてやめてやめてやめてやめてぇ…ッ!
いやあああぁあぁぁ〜〜!!」
泣き叫びながら腰を浮かせて逃げようとするミニィ
無駄とは解っていたがこうする以外、今の彼女には何もできない
「悪いな…ダメだ」
突き放すようなウルフの声。
タバコの火があと数ミリの所まで迫っているのが見えた。
芽を剥き出すウルフの指に、グッと力が込められる。
「…イクぜ?」
その一言で恐怖感がピークに達すると同時
足の間から“…ジュッ”という焼け付く音が聞こえた。
402ロック!:2005/09/13(火) 11:51:17 ID:Ow8V0m7g
「…ひっ、く…グス…ふぇえ、え」
ミニィが子供のように泣きじゃくっている。
彼女のお尻の下には大きな水溜まり
そして床には小さな焼け焦げがポツンと出来ていた。
つまりウルフはミニィの身体に火傷させるような事はせず
触れるギリギリの所でタバコを床に押しつけていたのだ。

「小便漏らす程恐かったのか?」
コクリと頷くミニィの頭をウルフはポンポンと撫でてやる。
“いいな、コイツ…可愛い。”
ウルフは満足そうに太い笑みを浮かべた。
真っ赤に泣き腫らした目に不安気な顔
心細そうに身体を縮こませているこの少女が
あの気の強いミニィなのかと思うと痛快だ。

「じゃ、今度はちゃんと出来るよなぁ…?」
彼女の頬を熱く脈打つソレでピタピタと打つ
ミニィは黙ったまま口の中にウルフを迎え入れた…。
みっともなく失禁する所まで見られてしまったのだ
ミニィの心は折れ、あらがう気力はもう残っていない。
それに、逆らえば次は…!という恐怖もある。

赤黒くゴツゴツと筋張ったウルフのモノは
見慣れたミキのそれとは全然別物の様だった。
男を感じさせる据えた匂いは彼女を麻痺させる。
頭に添えられたウルフの手が、ポニーテールの髪をサラサラと撫でると
いつもミキにそうされている言を思い出して、ミニィの心が疼く。
ミキの事を想うと辛くなる―――

やがてミニィは考える事“そのもの”を止めた。


…何も考えず、快楽に身を任せる事を自ら選択したミニィは
いつしかウルフの肉の味を愉しむようになっていた。
先端を唇で扱き、軽く吸い上げると
先走りがトロリと口の中に溢れ出る。
「ん…ぷ、んぅ…」
ミニィはそれを円を描くように舌全体で絡め取ると
丹念にカリ首へ塗り付けていく
「ぅう…」
ウルフが切なげにため息を漏らした。
「ウルフも…いっぱい濡れてる」
ミニィが囁く。
「ああ、お前と同じだよ…つか上手ぇな……ヤベ」
ミニィの唾液と自らの先走りを潤滑油にした
滑らかなストロークをしばらく楽しむと
ウルフは少し名残惜しそうにミニィの口内から肉棒を引き抜いた。
403386:2005/09/13(火) 12:00:58 ID:Ow8V0m7g
無駄にスレ消費してスマソ
思いの外、長くなってしまいました…。
あと1回の投下分で終了する予定なので、よろしくお願いします。
404名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 01:00:25 ID:BpAE50xj
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!
ロックが終わってからの投下で本当に良かった。
そうじゃないとロックもうまともな目で見れなかったよ。
続き楽しみにしてます。
405名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 12:30:10 ID:gxd6O6Ew
ディズニーのSSサイトってどういうキーワードで検索すればいいの?
ディズニーの同人サイトって全然ヒットしないから
406名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 13:24:22 ID:T1XQlxL+
知っててもここで教えられる訳ないじゃん
407ロック!:2005/09/15(木) 08:19:37 ID:j7aHuWdY
「んっ…ぅん〜〜」
ウルフの熱い塊がミニィに打ち込まれた
身体の中心がヒリヒリと痛む。
「…うぉッ…柔らけェ…」
感触を味わうように、ゆっくりとウルフが動きだす。
先端をミニィの深い場所まで埋めてゆくと、ミニィから苦しげな溜め息が漏れた。
「今、お前の一番奥まで届いてんの解るか?…ほらッ」
腰を振り、子宮の入り口をコツンとノックする
「はぁっ、あっ」
ミニィの身体に甘美な刺激が走る。
「イイみてぇだな…これからもっと良くしてやるからな」

そう言うとウルフは傍らにあった破れたブラウスで、ミニィの鼻と口を塞ぐ。
「んゥン?! ン゙〜ッ!!?」
突然の事に戸惑い、パニックになるミニィを余所に
ウルフはウキウキと皮ジャンのポケットから小さな瓶を取り出した。
「…と、そろそろいいか」
その小瓶をミニィの鼻先へ押し当てると、ウルフはバッ!とブラウスをを剥いだ。
息苦しさから解放されたミニィは大きく喘ぐ
その勢いで、瓶の中の白いパウダーを思い切り吸い込んでしまった。
「…やっ?!何…コレッ」「スケベなマ〇コになる薬」
ニヤリと笑いながらウルフが答える。
「ガンガン吸い込めよ、ほらッ、もっとだよ、もっともっと!」
ウルフに上から押さえ込まれたミニィは抵抗する事が出来ず
されるがまま、大量にそれを吸い込む。
「コレやった後でSEXするとスゲぇんだ…へへ、楽しみだろ?」
ミニィの身体が不安と…そして僅かな期待にブルッと震えた。

「粘膜から直にだと もっとキクぜ」
ウルフは束ねた2本の指全体にパウダーをまぶし、ミニィの中に埋めると
襞の奥やミゾの間、すみずみまでしっかりと擦り付けていく。
「そんな…あぁんッ、ダメェ…!」
「そのうち良くなってくるからよ、イイ子で待ってな」

408ロック!:2005/09/15(木) 08:26:26 ID:j7aHuWdY
その薬は強精剤と催淫剤を足して割ったようなものらしい
しばらくするとミニィの身体の奥で何かがザワザワと蠢き始めた。
身体が熱くなり、頭がボーっとなる
「効いてきただろ?どんどん息荒くなってる」
ウルフがミニィの乳房に軽く触れると
今までに感じた事のないような魅惑的な刺激がミニィの身体を貫いた。
「はッ!…ぁああァン」
「全身マ〇コになったみてぇに敏感になってる筈だぜ…そうだろ?」
「ね、これで…するの?」
頬を染め、泣きそうな顔でウルフに訴える。
「こんなの無理、私…本当に壊れちゃう」
「…ブッ壊してやるよ!」
ウルフはミニィの隙をついて秘裂に肉棒を勢い良くネジ込んだ。
「きゃっ、あっ?!んぁああああぁぁッ!!」
「…うわ、入れただけでイッちまったのか?……スゲぇなミニィw」
ガクガクと痙攣しながら達するミニィに追い打ちをかけるように
ウルフは彼女の敏感な肉の壁を、更に容赦なく責め立てる
「ふぁあっ、こすっちゃダメぇ!私もうイッてるの!今イッてるのぉッ!!」
ミニィは頭の中がグルグルと廻るような感覚に襲われていた
意識が白い光へと向かって拡散し、記憶が混乱する。
「あっ…あ、あ、ああっ、…ミキィッ!」
ミニィは知らずの内にウルフを抱き締めながらミキの名を叫んでいた
切なげにミキの名を繰り返すその口を、ウルフは唇で塞いだ。
「…ちょっと黙ってろ」
ウルフは彼女の身体を壊れる程強く抱き締め返すと、再び唇を重ねる
まるで恋人を相手にするかのように優しく、しかし激しいキスだった。
ウルフはミニィの果肉のような唇と唾液の甘さを心ゆくまで味わい尽くす。
お互いに舌を這わせ…トロトロと 絡み合い、もつれ合う。
唇と唇を繋ぐ蜜の糸がツゥ…ッと細く伸びて消えた時
ウルフは一瞬…ほんの一瞬だけ
心から愛しむような顔でミニィを見つめた。
しかし快感の波に溺れたミニィがそれに気付く事はなかった……。

ミニィの頬をそっと撫でながら唸るように囁く
「ミニィ、俺の事だけ―――」
そう言いかけてウルフは自嘲気味に小さく笑った。
言葉にする代わりにミニィに向かい激しく腰を打ち付ける。
「…ッう、はあぁ、あッ、ミニィ、ミニィッ…!」
……ウルフの精が勢い良く放たれ、ミニィの奥を打ち抜いた。
ドロドロと熱い物で身体が満たされていく悦びを感じながら
ミニィも再び絶頂を迎えるのだった。
409ロック!:2005/09/15(木) 08:47:24 ID:j7aHuWdY
“ 建物の中…ここに来た時は真っ暗だったのに、隙間から陽の光が射してる…。
外はいい天気みたい…
私はいつからここに…?
私…はいつまでこうしていればいいの??

…今日もデイジやマキシィ達はあの店に集まっている筈ね
私が居ない事、皆不思議に思っているかしら…?
心配かけたくない……早く皆の所へ帰らなきゃ…

ああ…ウルフがまた身体の中を掻き回してる…

もうやめて 

あなたが私の中に入ってくる度に
私にとって大切な物が…大切な想いが
1つ1つ溶けて消えていってしまうような気がするの…

……ううん大丈夫、きっと気のせいよ。
明日になれ…ば…元通り…皆と一緒に…私……


あぁ、ミキ…

ミキに会いたい

ミキ…

ミキ……

ミキ…………

ミ…キ…――?



これは――――誰の名前?”


410ロック!:2005/09/15(木) 08:53:53 ID:j7aHuWdY
薬の効果は時間を経て、今 最大限に発揮されようとしていた。

「ああぁっ…もっと…もっとぉ!」
2人の隙間から滲んだ、愛液と精液の交ざり合ったそれは
空気を含んでプチプチと泡立ち、白く濁る。
ウルフが抜き差しを激しくすると、奥から溢れた新しい蜜が
雫となってミニィの腿を滑らかに伝い、床に落ちた。
ポタッ…パタタ
「何だ?…また漏らすなよ?w」
言葉とは裏腹にウルフの動きが大きくなっていく。
四つんばいにされ後ろから思うまま突かれる…まるで獣の交わりの様だ。
「ふっ、ううぅン、好きぃ」
「チン〇好きか?」
「うん…ウルフの、おっきぃ…」
「ミキのチン〇とどっちがいい?どっちが奥まで届く?」
「ゔ、ウルフ…ぅ」

肉が激しくぶつかり、ぬかるみで擦れ合う音を聞きながら
ミニィは沸き上がる快感にうっとりと目を閉じる。
「あっ、や…はンッ、あああ!ウルフ好きぃッ、ウルフの…大好きぃぃ…!」
奥の奥までコツコツと突いた後、壁を引っ掻くように一気に引き抜く!
さらに先端をユルく抜き差しして柔らかい肉をめくりあげてやると、ミニィは涙を流して喜んだ。
トドメとばかりにウルフは硬く尖った肉の芽を指の腹で押し潰し、グチグチと捏ねる。
「あはぁぁっ それッ、やめないでぇ…ッ」
ツボを心得たウルフの卑猥な動きに、ミニィはもう正気を失っていた。
「うる、ふ…わたし、う…きもちぃ…きもちいぃ…ぃ」
2人の繋ぎ目はすでにドロドロに溶け合っている。
「ミニィ…すげ、可愛い…」
ミニィを背後からキツく抱きすくめ、ウルフが今日何度目かの絶頂を迎える。
「スゴい…またイクの?いっぱい‥でるぅ??」
「何度でも出してやる…
お前が俺から離れられなくなるまで……何度でも」
ウルフの身体が大きく震えた、息遣いが徐々に荒くなり
乱れたリーゼントはハラハラとミニィの肩口をくすぐる。
「…お前は俺のモンだ、ミニィ…!」
吐き出すように呟いた後、子宮に自分の味を覚え込ませるかの如く
ウルフはミニィの一番深い所で射精した。


411ロック!:2005/09/15(木) 08:59:56 ID:j7aHuWdY
気が付くとミニィは倉庫に1人取り残されていた。
ロープの跡こそ残っているが、手足はもう自由だ。
ウルフの着ていたTシャツと黒い皮ジャンが、ミニィの身体の上にそっと かけられていたのは
破れたブラウスの代わりなのだろうか。
彼なりの心遣いは、逆にミニィを複雑な気分にさせる。

薬がまだ効いているのかもしれない、起き上がると少し頭がクラクラした。
ミニィは今すぐ誰かに謝らなくてはいけない気がしたけれど
今は、それが誰なのか思い出す事が出来ないでいた。

“目が覚めたら全てが元通りになっていればいい”

…そんな事を考えながらミニィは疲れた身体を横たえ再び眠りについた。


泣きたいと思ったが、涙は出なかった。


(おしまい)
412386:2005/09/15(木) 09:27:30 ID:j7aHuWdY
以上です。
スレ住民の皆さん、長々とお付き合いありがとうございました。

>>404
そう言って頂けて光栄です。
最後まで楽しんで貰えると良いのですが…
413名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 00:47:45 ID:g8oTWuW6
うわぁああああ・・・
切なげなウルフとか、ミニィの壊れ具合とか
私の理想でした。すごいです。
読み終わっちゃってさみしい気もします。
おつかれさまでした!もし他にも作品ありましたら
(どのキャラのでも)ぜひ読んでみたいです。
414名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:19:22 ID:993KA64O
このジャンルでSSとかって
想像できなくて、どんなになるんだろうって思ってたけど
すっごいおもしろかった。
>>386は神!
415名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 15:54:50 ID:rpAQYtJQ
>386
乙!

そして更なる神の登場に期待
416名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:10:03 ID:XP3Y2MDo
>>386 GJ!
でもハロウィンでエロパロは考えにくそうだな・・・
417名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 10:58:00 ID:/fTVqNJq
外国のサイトにKPのエロ絵がやたらとある件について
418名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 13:29:20 ID:c2PVJLKp
魔法大臣のドナルドが指をパチンと鳴らすと、ディズィのドレスが消し飛んだ。
「きゃあッ?!」
「お菓子とイタズラ、どっちがいーい?」
「バカね!冗談はやめて」

こんな感じ?>416
419名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 14:13:23 ID:v69R3YMX
お菓子→「じゃぁ甘〜い君をいただこうか」
イタズラ→「気持ちいい悪戯しちゃおうかな?」

というわけで、どっちに転んでもエロ展開だね!
420グー×クララ:2005/09/19(月) 22:36:15 ID:GMYOkbMF
ある秋の日の夜の事。
ありふれた田舎町に住む、J・グーフは退屈していた。

妻に愛想を尽かされ、離婚届けに渋々サインをしたあの日から
一体どれだけの月日が経った事だろう。
彼女の残した一粒種のマキシィと父子2人での暮らしが続いていたが
気が付けば幼かったマキシィも今年とうとう大学生。
「俺はもう子供じゃないんだ、父さん」
とか何とか、聞いたふうな台詞を言い残し、可愛い息子は家を出ていってしまった。
…こうして取り残されたグーフは今、正真正銘の独り者という訳なのである。

リビングのソファにゴロリと横になり、グーフは大きく欠伸をする。
手元の雑誌は何回も読み込んでしまったし、TVも特に面白くない。
友人に電話をしようにも、肝心の電話機は つい先程起こした“不慮の事故”で使用不可能だ。
やる事もなく、無限にも思える時間を潰す事にグーフは心底うんざりしていた。

ソファでウトウトと船を漕ぎ始めた時、ピンポーンと軽やかに玄関のチャイムが鳴った。
「こんばんはグーフ、いるー?」
クララ・B・カウの伸びやかな声を聞いて、グーフの心はパアッと明るく晴れ渡る。
クララはグーフより一回り以上も歳下だったが、付き合いの長い気心の知れた友人で
住む所も割と近いという事もあって、よくお互いの家を行き来していた。
グーフは軽快に玄関へ向かうと、どうぞどうぞと彼女をリビングへと招き入れる
これでしばらくは退屈せずに済みそうだ。

「遅くにごめんなさい
家を出る前に電話したんだけど、ずっと話し中……相変わらずねぇグーフ」
金魚鉢の中にドップリと浸かった電話機が目に止まり、クララは頭を抱えた。
「コードに足を引っ掛けた拍子に落っこちちゃったんだ
でも金魚も気に入ってるみたいだし、そのままでもいいかと思って」
真面目に取り合うとバカを見る。

「今日は借りてた工具を返しに来たのよ
壊れたキッチンの棚の修理ね、あれ自分で何とかなったわ どうもありがと」
「そんなのいつだってよかったのに」
「…あなたには何より必要な物だと思うけど?w」
呆れたように笑うクララを見てグーフはニコリと微笑んだ。
「折角だし、お茶でも飲んで のんびりしていってよ」
キッチンに消えていくグーフの姿にクララは一抹の不安を覚えたが
とりあえずそれは考えない事にした。

数分後、美味しそうなアイスティーをトレイに乗せて踊るような足取りで戻ってきたグーフは
事もあろうに何もない所でつまづき、そのグラスを宙に飛ばした。
「グーフ!!どうしてあなたは いっつもそうなの!?」
そこには頭からアイスティーを滴らせて激怒するクララの姿があった。

彼女の不安は的中した。
421グー×クララ:2005/09/19(月) 22:44:11 ID:GMYOkbMF
「ごめんねクララ、それじゃあ ごゆっくり」
「言われなくてもそうさせて貰いますからッ」
クララは脱衣所の扉をバン!と勢い良く閉めると
手早く濡れた服を脱ぎ、洗濯機の中に放り込んでいく。
勝手知ったる他人の家とは正にこの事だろう。

バスルームの中は心地よく温かな湯気で満たされていた
まずは普段よりも少し熱めのシャワーで冷えた体を温める。
湯を張ったバスタブに身体を浸すと、クララは大きくため息をついた。
「あーあ、どうしてあんな口のきき方しちゃうのかしら…私」

グーフの事が友達以上の存在として気になり始めたのがいつだったのか、今となっては思い出せない。
会えばこうして軽口を叩くような仲なのが逆に足かせとなって
クララはグーフに自分の気持ちを伝える事が出来ないでいた。
告白してダメになるよりは、友達として今の関係を続けていく方がいい。
しかもグーフは別れた奥さんに今だ未練タラタラなのも知っている。
…これは何とも不毛な片思いである。

クララは暗い気分でバスタブからあがった。
ポンプからボディソープを多めに押し出し、手でしっかりと泡立てていく。
真っ白いクリームのような泡から よく知った香りが立ち昇り、クララは思わずポッとなった。
「わ…グーフの匂いがする」
ある意味当然なのだが、そんなささやかな事でもクララにとっては何より嬉しい。

全身を包むその香りを、うっとりと楽しみながら身体に指を滑らせていくうち
身体を洗う為だった筈の手の動きが、徐々に別の目的に変わり始めた。
その豊満な胸にたっぷりと泡を塗り広げると、クララの鼓動が早くなっていく
「…はぁ」
グーフの事を想いながら下の茂みへと手を伸ばし、くすぐるように指先を這わせる
「あっ…グーフ…」
クララの唇から思わず甘い声が漏れてしまう。
「…グーフぅ」
もう一度名前を呼ぶ。
「はぁい」
今度は返事があった。

…………?

「いやぁああああ〜〜?!」
一瞬の間をおいて、曇りガラスのドアの向こうにグーフのシルエットを確認したクララは
ありったけの声で絶叫した。
「大変だっ、どうしたのクララ?大丈夫?!」
それを聞き仰天したグーフが脱衣所からバスルームに飛び込んできた。

「いやぁあああああ〜〜!!」

“ 最  悪 ”
…この状況をこう呼ばずして何と呼ぼうか。
クララはそのままバスルームの隅にヘナヘナとへたりこんだ。
422グー×クララ:2005/09/19(月) 22:51:18 ID:GMYOkbMF
「もーやだぁ、グーフのバカー!バカー!バカぁー!」
取り乱したクララはシャワーをグーフに向け、勢い良く冷水を浴びせ掛ける
「わっ、ぷ!…ごごご、ごめんね!!」
ずぶ濡れになったグーフはたまらず脱衣所に逃げ込んだ
あわててバスルームのドアを閉め、ガラス越しにクララへ言い訳を始める。
「…シャンプーが切れてたの思い出して持ってきたんだ
ここに置いておくから、って声をかけようとしたら君に名前を呼ばれて」
自らの間抜けな行為を恥じて、クララの顔が真っ赤に染まっていく。
「そしたら急に大声がしただろう?だからビックリして、つい…」
「解ったわ、いいのよグーフ気にしないでね、さっきは何でもなかったの!独り言なの!」
間違った事は言ってない。
「本当に?」
「本当に! だから何でもなかったんだってばぁ!!」
クララは泣き顔とも笑い顔ともつかない表情でグーフを否定した。
「それでね…あのぅ…悪気は無かったんだけど、君の身体を…そのぅ」
「大丈夫よ怒ってないわ、仕方なかったもの」
グーフは心から申し訳なさそうにシオシオとうなだれている。
「それより私も謝らなきゃ…冷たかったでしょう?」
「そんな事な…――ックション!!」
嘘をつくのが下手なグーフをクララは少し愛しく思った
彼のこういう所もたまらなく好きなのだ。

「じゃあボク向こうに行ってるから」
鼻をすすりながらリビングに戻ろうとするグーフを、クララは思わず呼び止めていた
バスルームの扉が少しだけ開いて、そこからクララの顔が覗く。
「待ってグーフ…そのままにしてたら風邪ひいちゃう」
「へ〜〜ックション!平気だよ?」
全く説得力が無い。

クララは手を伸ばし、グーフの着ていたTシャツの裾を きゅっ、と掴むと
精一杯の勇気を振り絞ってこう言った
「一緒に…入らない……?」
先に裸を見られてしまった事で何かフッ切れたのかもしれない
彼女は今までの人生の中で、今一番大胆になっていた。
423386:2005/09/19(月) 23:01:06 ID:GMYOkbMF
ロックSSから連投スマソ。

とりあえず冒頭だけですが、グーヒィー×クララべノレ投下させて貰いました。
424名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 23:07:06 ID:aZjmQ5tl
乙です!
グーのキャラが良く掴めててイイ(・∀・)!!
続き待ってます
425名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 01:54:14 ID:rvQ6sHze
連投大歓迎!!!

クリャリャが年下設定なのがなんかイイ!
426名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 00:50:57 ID:OPoEfQev
ジョージなのも良い!
というか>>386神はかなりくわしいお方ですね。
427グー×クララ:2005/09/22(木) 19:51:13 ID:mNH18tw8
「ど、どうしたの?変だよ急に??君らしくないよ」

服のままバスルームに引きずり込まれたグーフは、茫然と立ち尽くしていた。
…泡のみを その身にまとったクララはたまらなくセクシーで
そんな彼女が今、自分をしっかりと抱き締めている事実に、正直戸惑いを隠せないでいる。
クララの姿を見ないようにすればする程、ますます意識してしまう。

「私らしくない…ううん、これも私なのよ?グーフ」
長身でスタイルの良いクララの身体がグッと押し付けられると
どうしても柔らかくボリュームのある胸の感触を薄い布越しに感じてしまい、ドッと汗が出る。
グーフは思わず生唾を飲み込んでいた。

「んっ…」
クララは恥ずかしげに顔を寄せると
その艶やかな唇を、グーフの同じ部分にそっと触れさせた。
「こんな事して、ビックリするわよね?」
目にうっすらと涙を溜めながら、クララは思い詰めた瞳で真っすぐグーフを見つめている。
「でもずっとグーフとこうしたかった…ずっと好きだったの……」
今まで見た事のない、真剣なクララの顔がそこにあった。
428グー×クララ:2005/09/22(木) 19:55:14 ID:mNH18tw8
「ありがとうクララ…!」
グーフは彼女に太陽の様な笑顔を向けた。
何の含みもない、素直な笑顔だ。
彼は元より、あまり他人から好意を寄せられるようなタイプではない
ドジだバカだと蔑まれる自分を好きだと言ってくれる相手がいるというのは
何より嬉しい事だった。

しかし手放しでそれを喜ぶ訳にもいかない
別れた妻の顔がグーフの脳裏に浮かんでは消える。
ここでクララを抱き締めてしまう事は簡単だったが、グーフはそれをしなかった。
…まだ妻への想いがその胸に燻っていたからだ。

別れたとはいえ、彼女とは完全に関係が切れた訳ではない。
身体を合わせる様な事はさすがにもう無いが
彼女がマキシィに会うという目的で、3人で食事を取る事などはたまにある。
むしろ妻とは別れてからの方がいい関係になったような気さえするのだ
離婚という名のリセットをかけた事で、全ての煩わしさから解放された所為だろう。

そして妻同様、クララはグーフにとってとても大切な存在だった
それこそ今こんな事になるまでは、自分を慕ってくれる可愛い妹の様に思っていた程だ。
…そんなクララの気持ちを弄ぶような事だけは絶対に出来ないし、したくなかった。


グーフの手が包み込むようにゆっくりとクララの頭を撫でる。
どうしていいのか解らない彼の気持ちを代弁するかの様に
その動きには迷いが感じられた。
徐々に暗く沈んでいくグーフの顔を見るのが、クララにはたまらなく辛かった。
429グー×クララ:2005/09/22(木) 20:03:13 ID:mNH18tw8
「…ボクがクララに好きって言って貰えるだなんて、夢にも思わなかった
クララの気持ち、本当に嬉しいよ…けど…でも…」
「あ…待って、言わないでお願い」
クララは慌ててグーフの言葉を遮った
本人の口から拒絶の言葉を聞ける程、今のクララは大人ではない。
「奥さんが忘れられない事くらい知ってるわよ
でも…でも…それでも好きなんだから仕方ないじゃない」
堪えきれなくなったのか、クララの目から大粒の涙がボロボロとこぼれた。

「わあっ!?泣かないで ごめんね、ごめんね…ボクがいけないんだ」
「いやぁ…どうしてグーフが謝るの?」
半ば勢いとはいえ、自分の気持ちを素直に伝えられた安堵感
…そしてそれが受け入れて貰えない事への悲しみ。
突然の告白にグーフを悩ませ、困らせているという罪悪感も入り交じって
クララの頭の中は今、混沌を極めていた。
「グーフ…私の事イヤ?でもホントに嫌いにならないで…もう困らせる様な事言わないから…
だって…好きなの、私…わた、し…傍にいたいだけ……わぁああん!」
普段はどちらかと言えば落ち着いた彼女が、取り乱し感情にまかせ言葉を吐き出す
自分の中にこんな嵐があった事に、彼女自身驚いていた。
涙で顔はぐしゃぐしゃになっているだろう
恥ずかしいと思っても、もうクララは自分の意志でそれを止める事は出来なかった。

「グーフッ…ごめ…ごめんなさい、お願いだからもうこの事は忘れて…ッ」
グーフの胸に顔を埋めて泣きじゃくるクララの頭上に、突然温かな雨が降り注いだ。
「身体、冷たくなっちゃったね」
グーフがシャワーのコックを開き、細かな湯の粒をお互いの身体に浴びせていく。
シャワーの熱とグーフの体温がじんわりと心地よくクララを癒す
それはクララの心までも ほぐしていく様だった。
「……忘れられる訳ないよ」
そう言うグーフの指が目蓋に触れ、クララの涙を優しく洗い流した。
しかしグーフが何度拭っても、その雫はクララの頬を伝ってこぼれ落ちていった。

430グー×クララ:2005/09/22(木) 20:27:07 ID:mNH18tw8
シャワーヘッドを手にしたまま、グーフは ありったけの力を込めてクララを抱き締めた。

「やっ?!…どうしてグーフ? 同情とか…そういう事?」
“優しくされる方が辛い”
そう思ってもクララはグーフの手を振り払う事が出来なかった。
「よくわかんない…でもボクもクララの事大好きだから…もう君の泣いてる顔見るのイヤだったんだ
…そう思ったら、勝手に身体が動いてた」
クララを抱き締めるグーフの腕に力が込められる。


それが正しい事なのか、グーフには解らない。
しかし誰かを愛するという気持ちはクララも自分と変わり無い事を知っている
…そして相手に拒絶される事の淋しさも。

後で無責任な奴だと罵られるかもしれない。
自分の所為でクララをもっと傷つける事になるかもしれない。

――でも、今だけは。
せめて今だけは彼女の想いに精一杯答えたいと思った。
それがグーフの正直な気持ちだった。


「いつも…そうやって優しいのよね…グーフは」
「優しくなんかないよ、だってこのままだと…
…ここで君の事、押し倒しちゃうかもしれない……ボクも男だから…」
シャワーの湯がタイルの床を叩き、跳ね返るその音に掻き消されてしまいそうな声だったが
それは確かにクララの耳にしっかりと届いた。
ハッとしてグーフを見ると、彼の顔つきは もういつものソレではない
クララが初めて見る表情…切なげに歪み、感極まって今にも泣きだしそうなグーフの顔。
「大切にしたいと思ってるのに、君の気持ちにつけこむ様な事しそうになって…
…ボクはバカだし、本当に自分勝手で…イヤなやつなんだ」
クララはグーフの身体を抱き込む様に手を伸ばすと、震えるその背中をポンポンと優しく叩いた。

「…ありがとうグーフ
グーフさえよければ私…ううん…私がして欲しいの」
一拍の間を置いて、覚悟を決めた様にクララは言葉を続けた
「私、このままで終わりたくない…」
431386:2005/09/22(木) 20:36:30 ID:mNH18tw8
展開遅くてスマソ…orz
432名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 20:42:39 ID:LLISdpRr
>>431
GJ!! 今リアルタイムで読ませてもらいました。
グーが優しくてもうドキドキです!

433名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:17:22 ID:5QuQF+vv
>>331
乙ですー
グーがまだ別れた妻の事を想ってる所とかが切なかったです(つД`)
もっとゆっくりでも全然大丈夫ですよw
434名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 01:39:22 ID:TAEd2+cC
>>386
話がしっかりしてて良いです。
長くてもゆっくりでも、楽しみに待っていますよ〜。
435386:2005/09/23(金) 20:58:21 ID:uzaj0zV1
これまでレス下さった方ありがとう、励みになります。

そしてスレ私物化状態で大変申し訳orz
他の職人様方、いらっしゃったら気にせず作品投下して下さい…スマソゴメソ

では今日の分いかせて頂きます。
436グー×クララ:2005/09/23(金) 21:01:38 ID:uzaj0zV1
グーフがふいにシャワーを止めた。
シャワーヘッドが床に落ちて転がる硬質な音がバスルームに響く。

「グーフに…抱いて欲…」
グーフに身体をすり寄せて、そう小さく呟くクララの口元にグーフはそっと指を当て、制した。
「君にそんな事まで言わせちゃった…ごめん」
先程とは打って変わり、シンと静まり返ったバスルームに2人の呼吸だけが聞こえている。
お互いの息遣いが早くなっているのが解る。
グーフは押し当てた指先で、そのままクララの唇の形をなぞった。
「…少しだけ目をつぶっててくれる?」
「…うん」
クララは素直に頷くとグーフに身体を預け、静かに目を閉じた。
グーフの手がしっかりと彼女の肩を抱き寄せる。
「やっぱり、なんか照れちゃうな」
目蓋の裏の闇の中でグーフの声がする、少しはにかんだような――クララの好きな声。
そしてクララの頬に優しい温もりの何かが触れた。
…それはグーフの大きくて太い唇だった。

チュッと小さなキスを何度も繰り返し、少しづつクララの唇までの距離を縮めていく。
唇が触れ合う直前、ふとグーフはクララに向かって囁きかけた。
「ボクで本当にいいんだね?後悔しないね?」
「…まるでグーフの方が迷ってるみたい」

その言葉を聞いて、グーフは改めてもう1度クララにキスをした
…今度はしっかりと唇を重ね合わせる。
ポッテリと肉厚なクララの唇の感触に、頭の後ろがジンと痺れた。
グーフが舌でクララの唇をくすぐると、それを合図にするかの様にお互いの舌が絡み合う。
歯のエナメルの感触を舌先で楽しみ、甘くとろけそううな唾液の味をじっくり堪能する
「は…ン……グーフぅ」
甘い吐息に興奮が高まり、グーフは息の続く限界までクララの唇を求めた。
舌先を唇でキツく吸われると、クララはそれだけで達してしまいそうだった。
濡れた唇から伸びる透明に光る粘液は、もうどちらの物なのか解らない程に溶けて交ざり合っている。
口腔を犯すような激しいキス
…それはさっきまでとは比べ物にならない、大人のキスだった。
437グー×クララ:2005/09/23(金) 21:11:52 ID:uzaj0zV1
名残惜しそうにお互いの唇が離れる。

グーフは濡れて水の滴ったTシャツを脱ぎ捨てると
クララの手を取り、自分の左胸にそっとあてがった。
「ドキドキしてるの解る?…ボクも、君とおんなじなんだ」
そう言って微笑むグーフを見て、クララの心に愛しさが込み上げる。
“この優しい人を好きになって良かった”
本気でそう思った。

グーフはお互いの鼓動を確認するかの様に
形の良い果実を思わせるクララの乳房に触れる
「はぁっ…あぁ」
それは滑らかに吸い付き、グーフの手の中で自在に形を変えた。
「大きいなぁ…柔らかくて気持ちいい…」
グーフが思わず感嘆の声を漏らすと、刷毛で掃いた様にサァッとクララの頬が赤くなる。
「やぁ…そんな事…ッあはぁあ」
硬さを増していく先端を手の平で転がす度に、クララが甘い声で喘いだ。
もっとその声が聞きたいと、グーフは乳房を揉みしだきながらピンと立った先端を口に含む
「んあぁっ、あ、ああッ!」
クララの声が一段と大きくなった。
グーフの舌が薄桃色のそれを絡め取り、コロコロと撫でる
唇で吸い上げられて赤ん坊の様に無邪気に責められると、身体の奥からとろけてしまう。
クララはたまらずにグーフの側頭部を両手で掻きむしるように押さえ込んだ。
「あぁぁ、ダメぇ…ふぁ、あ」
甘えた様な鼻にかかった声を出してしまうのが恥ずかしかったが
どうしてもグーフの動きに反応してしまう。
チュポッ、と わざとらしい程大きな音を立てて唇が離れた時、クララは軽く昇りつめていた。
438グー×クララ:2005/09/23(金) 21:18:34 ID:uzaj0zV1
立ったまま責められて体力を奪われたクララは、力なく壁にもたれた。
バスルームのひんやりと冷たいタイルが火照った肌に心地いい。

グーフはクララの顔の真横に片手をつき、押さえ込む様に身を寄せた
「痛かったり嫌だと思ったら、ちゃんと教えてね?」
この場に不似合いな子供を諭すようなグーフの口振りが何だか可笑しくて
クララはクスクスと笑ってしまう。
「グーフ、何だかお父さんみたいな言い方……あァっ」
グーフの指が滑るようにクララの脚の付け根に下りていき、熱く潤むその中を泳ぎ始める。
クララの中心は既にたっぷりと蜜を湛えていた。
クチャリ…と卑猥な水の音が聞こえると、恥ずかしさの余り
クララはグーフから顔を背けてしまう
「どうして?クララの顔、とっても可愛いのに」
「はぁ、あッ…言わないで」
言葉とは裏腹に、彼女の身体の奥からは粘り気のある蜜が次々に湧き出していた。
「ここも…可愛い… もっとよく見てもいいかな?」
グーフは腰を下ろしてクララの秘部に顔を近付けると、指で軽く押し拡げてみる。
途端、プチュッと泡の弾けるような音がして、蜜がいやらしく糸を引いて垂れた。
「やぁあ…恥ずかし…い」
グーフはたまらずに舌を伸ばし、夢中でそれを舐めしゃぶる
久しぶりの甘酸っぱい味に身体の芯が熱くなるのを感じる。
舌を尖らせ入り口に当てがうと、穴がヒクリと蠢き
招かれる様に そのままスルスルと飲み込まれてしまった。
「んはぁっ、あぁ、あぁああああッ」
グーフの長く太い舌が隅々まで自分の中を味わっているのが解って
クララは思いきり身をよじった。
グーフは舌を引き抜くと、代わりに指をゆっくりと沈めてゆく
柔らかくゆるんだ肉ビラにキスの雨を降らせ続けながら
指を曲げて穴の奥をコリコリと優しく引っ掻いてやると
クララの悩ましい声と共に、たちまち新しい蜜が溢れ出てくる。
いくら舐め取ってもこれではキリがない程だ。
「あっ…アはぁっ、待ってグーフ…ぁああぁンッ」
クララはもう腰が抜けそうになっている
足が震えてバスタブの淵にヨロヨロと座り込んでしまっても
グーフの唇はそこに吸い付いたままで、決して離れる事はない。
「気持ちいい?」
「今までで一番いい…… 〜〜〜〜ッッ!」
グーフが蜜に浸かる程濡れた肉の蕾を唇でついばみ、その大きな歯で包皮ごと甘噛みすると
クララは大きく腰をくねらせ、声にならない叫びを上げながら絶頂を迎えた。
439名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:48:06 ID:7li5nFqO
うわぁぁぁぁぁ〜
グーフテクニシャン!もうドキドキです。
ここんとこ毎日楽しみにパソたちあげる自分がいます。
440名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 12:40:25 ID:mOOtp1LM
よくここまで上手く書けるものだなぁ・・・・・・グーフえろ杉w
ところでKP知っているヤツってどの位いる?挙手please
441名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 16:00:23 ID:XZMoIZfI
>>440
KPって何の略だか今までわからなかったんだけど
もしかして悪と戦うスーパー女子高生ですか?
442グー×クララ:2005/09/24(土) 22:00:03 ID:rxqIr87n
「グーフ…私にもさせて」
クララの手がグーフの身体に伸びる。
首筋から胸板をなぞり、乳首に小さく爪を立てるとグーフは身体を仰け反らせて反応した。
「おッ…はぁぁ…」
喉仏を震わせて息を乱すグーフ、切なげに喘ぐ低い声がバスルームに響く。
…普段の彼からは想像出来ない程、男の色気を感じさせるその姿にクララは痺れた。

「もっとしてもいい?」
彼の長い耳に、しなやかな指を絡ませ愛撫しながらクララはそっと囁いた。
「うぅッ……うん」
言われるままにコクンと頷くグーフの鼻先に軽くキスをする。
「…今度は私が気持ち良くしてあげる番……ね?」
クララがグーフの股間の膨らみに優しく触れた。

グーフは もどかしげに履いていたジーンズを下ろすと、トランクス1枚だけの姿になった。
先程のシャワーと自らの先走りで濡れそぼった生地は、透けてグーフ自身に張り付き
起立したその形をいやらしい程クッキリと浮き上がらせている。
クララはトランクスの淵に指をかけ、焦らすようにじっくり時間をかけて脱がしていった。

「クララ…早く」
耐えきれなくなったグーフは、身悶えながら刺激をねだる。
「あ…これがグーフの……」
パンパンに硬く張り詰めたペニスが息苦しそうにトランクスから顔を出すと
クララは自分も我慢できないといった様子で、それを舌先で誘う様にねっとりと口の中に迎えた。
程よく使い込まれたグーフの赤黒いペニスは筋張って逞しく
フニャフニャとして掴み所のない本人とは全く別物の様だ。
クララはグーフ自身の味と匂いを心ゆくまで愉しんだ。

グーフ自身にしゃぶりついたまま、クララは彼の背後に手を廻すと
丸く突き出た愛敬のあるそのお尻をソロリと撫で上げる。
くすぐったいと言う代わりにグーフの身体が小さく跳ねた。
その仕草が何とも可愛らしくて、クララは何度も悪戯をしてしまう。
まるで乳房を愛撫する様に鷲掴みにして揉みしだき、両手でタプタプと捏ねる。
悪戯ついでに、奥に息づいた すぼまった穴にまで指先を這わせ、軽く押し込むと
グーフは声を上げながら大きく身体を反らせた。
「グーフも…凄く可愛い」
「あ…ぅ …ありがと」
快感に酔ってぼやけた頭の所為で
グーフは訳の解らぬままに、ついお礼を言ってしまうのだった。
443グー×クララ:2005/09/24(土) 22:06:56 ID:rxqIr87n
「くゥ、ン…ァあ…気持ちぃ…ッ」
自分で慰めるのとは比べ物にならない程の快感…!
忘れかけていた感触にグーフはもう溶けてしまいそうだ。
グーフは白いタイルの壁に寄り掛かりながら、クララの奉仕にうっとりと身を委ねる。

「私の事…軽蔑しないでね…」
「し、ない…よ?」
次の瞬間、クララのたっぷりと量感ある乳房でグーフのペニスが挟み込まれた。
人並みよりもだいぶ大きな胸は、子供の頃からクララのコンプレックスだった。
これはそんなクララにとって死ぬ程恥ずかしい行為だったが
今はグーフを悦ばせたいという気持ちの方が勝っていた。
「あゥう!…凄…ッ」
乳房で愛し気に…そして淫らに扱かれると自然にグーフの腰がうねる。
「こ…んな…どこで覚えたの…?」
「もう…そんな事聞くもんじゃないわ」
グーフを集中させる様に、クララは手の動きを早めた。
「んン……う…あぁ」
知らず知らずの内にグーフの声がうわずる。
しっとりと柔らかな肉に埋もれ、こすり上げられる感触がたまらなかった。
胸からはみ出た亀頭を舌でチロチロとくすぐられると、それだけで爆発しそうになってしまう。

「ちょっ…ああっどうしよう、も…出る……ッ!」
限界を迎えたグーフは身体を震わせ、白濁した濃厚な精液を
ビュルビュルと噴水の様に勢い良く吹き上げた。
大量に飛び散ったそれは、バスルームの床のみならずクララの顔や胸までも汚していく。
…それでもクララの動きは止まらない。
精液をローション代わりにして、達したばかりの真っ赤に腫れあがった敏感なペニスを
手の平でヌチャヌチャと擦り、弄び続ける。
「おわぁッ?! フッぅ…ンゥん゙ッ ヴぅッゔぅぅぅゥ〜〜〜ッッ!!」
痛みにも似た強烈な快感に襲われて、一瞬グーフの意識が飛びかけた。
眉間に皺を寄せ、何かに耐えるように搾り出す低い唸り声は、正に犬の様だ。
涙目になりながらペニスをビクビクと痙攣させて悦び、悶える。
グーフはクララの責めに全身で応えた。

444グー×クララ:2005/09/24(土) 22:12:34 ID:rxqIr87n
「…私、上手に出来た?」
「ハァ……ァ……うん…凄く良かった…」
ぐったりしたグーフの手がクララの頭をユルユルと撫でる。
「あの…汚しちゃってごめんね」
乱れすぎた事を恥じ入るように俯くグーフに、クララは微笑みを返す。
「平気よ、感じてくれた証拠だから…嬉しいの」

そしてクララは管に残った精液を丁寧に吸い出すと
自分の顔を汚したそれまでも指で拭い、綺麗に舐め取っていく。

グーフの全てを飲み下し、彼女は瞳を潤ませながら満足そうに目蓋を閉じた。
445386:2005/09/24(土) 22:20:28 ID:rxqIr87n
クララが痴女の様になってしまいました。
…コンナハズジャナカッタノニ(´Д`;)


>440
はーい ノシ
446名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 01:18:56 ID:/Npt4lui
クララが胸をコンプレックスにしてたこととか・・・
なんでこんなにうまく設定を作れるんですか〜。

>>445それはKP期待しても良いってことですよね!?
ああ・・・でもグー×クララ終わっちゃうのはちょっとさみしいなぁ。
447名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 19:15:30 ID:bugF7iIw
>>446
いや、>>445>>440の「KP知ってる奴いる?」って質問に
答えてるだけで別にKP物書くとは言ってないと思うんだが
変に期待されたら>>445も困るでしょ
448グー×クララ:2005/09/27(火) 12:34:06 ID:ijpPmbFq
2人は温かなシャワーで汗とお互いの体液を洗い流した。

胸元を擦った時のヌルリとした感触で
クララは思わずグーフとの行為を脳内で反芻してしまう。
グーフに悟られない様に、そっと自らの秘部へと指を潜らせると
そこはまだグーフの手によってもたらされた熱で、恥ずかしい程に潤っていた。

…彼を想いながら、これまで何度自慰に耽った事だろう
それを思うと、今のこの状況はクララ自身にも容易に信じがたい物があった。

「……ララ…クララ、どうしたの?ボーっとして」
「あ、ううん、何でもない!」
その声で我に返ったクララに、先に脱衣所へと上がったグーフが
ポンと大ぶりのバスタオルを手渡す。
棚から卸した洗いたての手触りの良いタオルは、ほっこりと太陽の香りで満たされ
それで全身を拭き清めるだけでクララは幸せな気分になれた。

タオルで身体を包み込み、クララがバスルームから脱衣所の方へと一歩足を踏み出したその瞬間
…ふわりと身体が宙に浮いた。

グーフが、いわゆる“お姫様抱っこ”でクララを抱きかかえたのだ。
突然の事に足をバタつかせ驚くクララに、グーフはいつもの笑顔を浮かべて言った
「よぉーしクララ、準備はいいかい?それじゃあ行こうか」
お互いバスタオル1枚きりの、あられもない格好なのだが
まるでこれから散歩にでも行くような口ぶりである。
「?! 行くって何処へ?」
状況が掴めず、クララはきょとんとしたままだ。

「……ベッドの上だよ」
グーフの死ぬ程甘い低音の声が、クララの耳元で響いた。
からかう様にそう囁かれて、クララの顔にボッと火が点く。
何だかんだと言っても、やはりグーフは歳上の男性なのだと実感する。

「えっ?!…ああ!はい、あの…お願いします」
取り乱して敬語になるクララを、可愛いくてたまらないという表情で見つめ
グーフは彼女の顔にそっと頬ずりをした。

「…落とさないでね?」
クララを抱いたままトコトコと2階の寝室へ向かうグーフ。
彼の首にしっかりと手を廻しながら、少々不安気にクララが言う
「大丈夫だよ!」
明るく返事をした直後にグーフは階段で大きくバランスを崩した。

「…転ばないでね?」
「大丈夫だよ?」

2人は見つめ合い、クスクスと笑った。
寝室までは、あともう少しだ。
449386:2005/09/27(火) 12:46:00 ID:ijpPmbFq
繋ぎの部分で短いですが、今回これだけ投下させてもらいました。
もうボチボチ終わります。

>447
フォローどもでした!



自分が書けるのはBIG系のキャラ物だけなので、他の作品は別な職人様におまかせしたいかと…スマソ
450名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 19:52:33 ID:NksPSPra
空×海里キボンヌ。
読んで見たいw
451名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:23:55 ID:jMlbQeZn0
452名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 00:59:33 ID:+gata6Hn
>>448
「・・・ベッドの上だよ」

ここ読んだ瞬間、萌え過ぎて画面見てられなくて後ろに仰け反って
壁に思いっきり体当たりしました。

>>449
自分BIG系好きなので、これからも大期待です。
453名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 23:52:06 ID:Yrf3U0GL
まぁ、キムよりもロンに萌える訳だが
454名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 20:00:10 ID:RXWSQh+C
人魚×夢みる王子キボン
455名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 00:43:08 ID:GzXyOblX
ヴィランズでどなたか・・・!
456グー×クララ:2005/09/30(金) 01:12:01 ID:t/vkC5oC
途中危なげな所もあったが、2人は無事にグーフの寝室へと辿り着いた。
両手の塞がったグーフの代わりに、クララがノブを回してドアを開ける。

グーフはクララをそっとベッドの上に横たえらせると、自分もその隣に腰掛けた。
暗く静まり返った部屋は、湯上がりしたばかりの身体には少々肌寒く
クララはブルリとその身を震わせる。
直前までグーフと肌を触れ合わせていた部分だけがほんのりと暖かかった。

「わぁ…来ちゃった…」
身を起こし、改めて部屋の中を見回しながらクララが独り言の様に呟く。
グーフの家にはよく遊びに来ていたものの、クララがこの部屋に入るのは
実はこれが初めてなのである。

もっとガチャガチャとした部屋を想像していたが、意外と小綺麗にしているようだ。
シンプルなデザインのサイドボードの上に…たぶんマキシィが子供の頃に可愛がっていた物なのだろう
古びた小さなテディ・ベアが飾られている。
そしてその横には、家族3人で写った写真の入ったフォトフレーム。
…クララの胸に ほんの少しだけ痛みが走る。
だがそれ以上に、家族思いなグーフの優しい一面を垣間見れた事が嬉しかった。

「クララ」
急に名前を呼ばれてクララはドキッとした。
振り返るとすぐ間近にグーフの顔があった。
両の手首を捕まれ、そのままゆっくりと押し倒されると
ベッドのスプリングが小さく音を立てて揺れた。

「……あ」
クララの身体が小刻みに震えている、これは寒さばかりの所為ではない。
「やっぱり…イヤ?」
グーフが心配そうな顔で問うと、クララはかぶりを振った。
「ううん、イヤじゃないわ…でも…少し恐いかも」
初めてでもないくせに、何を言ってるんだと自分でも思う。
しかし、想いこがれた相手に、これから自分の心と身体の全てを開く事になるのだ
それがきちんと受け入れて貰えるのだろうかと思うと…やはり不安になる。

すると突然グーフがクララの頬にキスをした。
頬だけではない、クララの額、耳、目蓋、そして首筋や鎖骨と
ありとあらゆる場所へ、チュッ、チュッ、とわざと音を立てながらキスマークを付けていく。

唇が移動する度に、垂れ下がったグーフの耳が撫でる様に彼女の身体をくすぐり
そのこそばゆさにクララは思わず声を出して笑ってしまう。
「あはっ…やっ、ちょっ!やめっ、やめてグーフ、くすぐったい…あははは」

「これでもう恐くない?」
グーフはニッコリと笑ってクララの顔を覗き込んだ。
「……うん、大丈夫…ありがとう」
目に滲んだ涙を指先で拭いながらクララも笑みを返す。
…確かにさっきまでの心細さや不安は消えていた。
457グー×クララ:2005/09/30(金) 01:15:10 ID:t/vkC5oC
「でもほんと言うとね、ボクもちょっとだけ恐い…
…これでもう後戻り出来なくなっちゃうから」
クララを組み敷いたまま、グーフはポツリと呟いた。

「グーフごめんね、私の所為で…」
「ううん違うんだ、ボク…ほら、あのぅ……奥さんがいたでしょう?」
「うん…」
グーフはクララの大きな瞳をじっと見つめながら話を続けた。

「それでね、今…君とこうしてると、ボク完全に彼女の事忘れちゃってるんだ…」
…部屋を満たす空気が静かに変わっていくのが解る。
返事をする事もはばかられる様な気がして、クララは黙ってグーフの話を聞いた。

「賭け事が大好きで、ちょっと乱暴なとこもあったけど…ボクには大事な奥さんで
……ほんとに愛してた
でも、もう今は…クララの事だけしか頭になくなってて…」
「……うん」
「ああっ、それがイヤだとか悪いとかじゃないんだよ?!…ええと、何だろう上手く言えない」

クララは何も言わず、グーフの手に自分の手を重ね、優しく握り締めた。
「…だから、その…自分の気持ちがこんな風に変わっていっちゃう事が
…ちょっと恐かったんだ」

「……グーフ」
重ねた手に力がこもる。

「ボクが奥さんの事忘れちゃったら…初めて会った日の事とか…一緒に暮らしてた時の事とか…
その…いろんな事が全部夢みたいに無くなっちゃう様な気がして仕方ないんだよ」

いきなり何かが弾けた様に、ドッ! とグーフの身体がクララに覆い被さった。
…折れて壊れてしまいそうな程に、強い、強い、グーフの抱擁。

「でも気が付いたらボクは1人で…傍に誰も居なくなってて…
こんなに淋しいのに…! それなのに他の誰かの事好きになるのが不安なんだ……クララ!」



クララの胸元に、小さな温もりを持った雫がパタパタと落ちて跳ねた。

――彼女の胸の中、グーフは泣いていた。
458グー×クララ:2005/09/30(金) 01:19:15 ID:t/vkC5oC
「…大丈夫よグーフ、泣かないで」
クララがグーフの頬にそっと触れながら語り掛ける。
…その声はとても穏やかだ。

「言ったでしょう?…グーフが奥さんの事好きでも、私はグーフが好きだって」
クララがチラリと写真の方を見る。
――写真の中のグーフは幸せそうに笑っていた。

「変わる事が恐いなら無理しないで…? 大切な物なら忘れなくたっていいのよ…
私、そういうグーフの優しい気持ちも、想いも、全部ひっくるめて好きになったんだから」

「あぁ……ありがとうクララ…ッ」
クララを抱き締めたまま、涙声でグーフが答えた。

「それに私の事ならほら、今は一時的に情に流されてるだけかもしれないし、ね?」
クララは身も蓋も無い事をサラリと言ってのける。
自分の事で頭がいっぱいになったという、グーフのその言葉だけで報われた気がしたのだ。
それ以上の事を望むのは、今はあまりに贅沢な様に思えた。

そして先程のクララの言葉を否定する様に、グーフが懸命に首を振る。
…彼女はそれで充分満足だった。

側にあったティッシュで、クララはまるで母親の様に
涙と鼻水でグダグダになったグーフの顔を拭ってやった。
グーフは無言でビイィィ、と鼻をかむと、再びクララを抱き寄せた。
これ以上ない程に、しっかりと…。


――部屋に静寂が訪れる。
クララは ただただ自分を抱き締めるグーフに何も言わず
また、何も聞かなかった。





「…好きだよ」



音の無い部屋に、突然ポツンとグーフの声だけが浮かび上がる。

「好きだよ…クララ」

…止まった時間が動き始めた。
2度目のその声が聞こえた時、クララはグーフに思いきりしがみ付いていた。

「……私も! 私も好き…好き、グーフが好き、グーフが好きなの……大好き…ッ…!」
クララは溢れる涙もそのままに必死で答え続ける
…グーフの言葉が嘘になって消えてしまわないように。

「これで…ほんとにちゃんと君の事抱ける気がする」

お互いの涙を唇で拭い合い、どちらからともなくそのまま口づけを交わした。
重ねた唇は少し塩辛かったが…2人にはそれが嬉しかった。
459名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 01:28:12 ID:WwZmyCKX
グー…俺もお前好きだよグー…(涙
割り込んでたらスマソ
460名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 17:50:41 ID:Ms5Ctmva
またも長期放置の予感
461名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 18:23:13 ID:t/vkC5oC
誤爆?
462名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 18:41:05 ID:Ms5Ctmva
>>461
焦らされるは嫌いなんだよ
463名無しさん@ピンキー :2005/09/30(金) 23:03:17 ID:p0FKMvYD
いい子で待ってます。正座して待ってます。
464名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 23:13:54 ID:cG+y6N/2
チッブ・デイル・倉リス・ガヅェットの4Pキボンヌ
465名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 23:29:08 ID:dSrhrGdD
長期だとお好みで無い組みがダレル。
466グー×クララ:2005/10/02(日) 00:31:07 ID:ultCTy7C
一度気持ちを確認してしまえば、後は驚く程簡単だった。

グーフがクララの中にそっと指を差し入れ、その潤みを確認する。
「んっ…ッ…はァ…」
クララの身体はグーフを待ちきれないようだ。
「大丈夫みたいだね…じゃあ、いくよ?」
クララを組み敷いたグーフは、彼女のヒザに手をかけ、ゆっくりと左右に押し広げていった。

クララの閉ざされていた部分に、ひんやりとした空気が当たる。
グーフ自身の先端がグッとあてがわれると、その熱さに驚いた様に
入り口がヒクリと蠢いた。

グーフはクララの頬を、片方の手の平で優しく撫で上げながら
今、この瞬間をしっかりと胸に刻み込むように
静かに…そして力強く、クララの中にその身を沈めていく。

嬉しい。
悲しい。
愛しい。
苦しい。
…クララとグーフは様々な感情が交差する瞬間を感じていた。

「う、ぁ……」「〜〜ッアぁぁあッ」
限界まで押し進めると、2人の口から同時に切なげな声が漏れる。
ペニスの先端がコツンと壁に当たる感触
今、クララは身体の一番奥深くまでグーフで満たされている。
“グーフの身も心も自分の中にある”
クララはもうそれだけで達してしまいそうだった。
そしてグーフも同様、一つ身体を動かせば あっという間に消し飛んでしまう様に思える
この繊細でじんわりと心地よい感覚に酔いしれていた。

たっぷりと潤み、火照ったクララの柔肉がグーフのペニスをトロリと包み込む。
お互いの熱が馴染んだ頃、グーフがゆっくりと動きだした。
「あ、あぁッ…グーフ…グーフぅ…」
甘く艶のあるクララの声が呼び水となって、その動きは徐々に速度を増していく。

「あッ…ん、アはぁあ…ッ」
浅い部分がユルユルと掻き回されたかと思えば、深く突き立てられる。
グーフの腰が動く度、クララの頭の中は ぼんやりと霞がかっていった。
467グー×クララ:2005/10/02(日) 00:33:33 ID:ultCTy7C
2人の喘ぎ声と荒い息遣い、そしてグチャグチャとぬかるんだ淫媚な水の音。
これが今、この部屋にある全てだった。

「クララ…ご、めん…ね」
動きを止めぬまま、クララの耳元でグーフが囁いた。
グーフに溺れ、話す事すらままならない虚ろなクララにかまわず言葉を続ける。
「…優しくしてあげたかったけど…もう、無理みたい…ッ」

「?…… ッあはァ!? ンあぁぁあああッ!!」
大きな快感の波の訪れに、クララは思わず絶叫していた。
スローペースに耐えきれなくなったグーフが、ペニスを思い切り激しく打ち付けてきたのだ。

ドロドロになったクララの中を捏ね回し、その中身を掻き出す様に擦り付ける。
「クララの中…気持ちよすぎて…ッ ウぅッ…我慢できないんだ…」
独り言の様に呟きながら、グーフはクララを壊してしまいそうな程の勢いで自身の先端を叩きつけていく。
「ひッ…あぁあ、グ…グーフ…凄、それ…だ…めェ…ッ」
首を振り、涙目で狂おしく悶えるクララの姿は余計グーフをそそり立たせた。

ゾクゾクと震えがくるような快感に押し流されるまま、グーフはクララの身体を全力で愛す。
もう自分でも押さえがきかないのは解っている。
巧みに角度を変え、きつく腰をうねらせ、蜜壺にねじり込むとクララは甘い声で鳴いた。
クララの反応をもっと愉しみたいグーフは、容赦なくそこを責めたてていくのだった。

「〜あぁあッ、あっ、あフッ、あぁッああァ」
熱を持ってとろけきったクララの肉ビラが、グーフのペニスで突き回されると
バチュッ!バチュッ!という卑猥な打撃音と共に、その繋ぎ目からとめどなく愛液が吹きこぼれていく。
「…クララ…クララ、可愛い…」
乱れたベッドのシーツ、そこに出来た恥ずかしい程の大きな染みをグーフはうっとりと眺めた。

「はぁ、あ…グーフ…いぃ…気持ちいいの…もっと…して…」
グーフの責めによって身も心もゆるくほどけたクララが更に刺激を求める。

「もっと?…ボクにもっと何して欲しいの?」
グーフはクララの羞恥心を煽る様に少し意地悪く聞き返した。
頬を染めて身をよじるクララだったが
返事を促すかの如くグーフがピタリと動くのを止めると、切なげにこう答えた。

「もっと…もっと奥まで欲しい…一番深い所で…グーフと繋がりたい…」
468386:2005/10/02(日) 00:38:26 ID:ultCTy7C
早く終われ的な空気になってる中、ダラダラ続けてしまってすいませんorz
一応明日の投下で最後になります。
469名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 00:47:16 ID:KbdWEOib
>>468
GJです!
次で終わりなんて何だか寂しいですね(´・ω・`)
「早く終われ」な雰囲気になんてなって無いですよ
「投下まだかなぁワクテカ(・∀・O)」な雰囲気だと思いますよw
あと1回ガンがって下さい
470名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 02:04:10 ID:QodxEDmY
>>468 禿同!
自分はグーもクララも別に好きじゃないんだけど
>>386さんのSSは、設定も文章もうまいから楽しんで読んでるよ。
あと一回、楽しみに待ってます。
471386:2005/10/02(日) 21:08:21 ID:ultCTy7C
ちょっと長いですが、これで最後なので一気に投下させて貰いますね。
またしばらく名無しに戻ります、長々とスレ汚してスマソ
そしてこれまでレスくれた方々本当に感謝です。
ありがとうございました。
472グー×クララ:2005/10/02(日) 21:12:31 ID:ultCTy7C
おもむろにグーフはクララの足首を掴んで高く持ち上げた。
更にそのまま、爪先をクララの頭の方へ付けるようにして身体を折り曲げる。
丁度“V”の字に足を開かされた状態になり
クララは思わず、現わになった柔肉の谷間を手で覆い隠そうと もがいた。

「隠しちゃダメだよ、これからクララのお願い通りにしてあげるから…よく見てて?」
そう言うとグーフは指先でクララの肉ビラを押し広げ、全開にする。
プルリと露出した肉の蕾を指の腹でそっと押しつぶすと
まるで呼吸でもするかのように、パクパクと開閉を繰り返す 淫らに潤んだ穴…
クララに見せ付けながら、グーフはその中へ硬く脈打つペニスをゆっくりと抜き差しした。

「あぁ…いやぁ、グーフ…恥ずかしい…こんなの…」
自分の股間が顔の正面にある為、クララはその一部始終を視界に捉えざるをえなかった。
ゴツゴツとして筋張ったペニスにヒダが食い付き、めくれあがる。
深く差し込まれれば、それを容易に飲み込んでいく自分自身の姿…
クララはギュッと目をつぶる、恥ずかしさと興奮で頭の中はもう真っ白になっていた。

「クララ見て、今一番深い所まで届いた…ほら、ね?」
体勢の所為だろうか? 先程までとは比べるまでもない程に、深い。
何の障害もなく穴の奥の奥までミッチリと埋め込まれたのが解った。

グーフの先端がコツコツと優しく子宮の入り口を叩くと、その心地よい衝撃にクララは身を震わせる。
うっすらと目を開ければ、ヨダレの様にタラタラと愛液を垂れ流しながら
グーフのペニスを根元までくわえ込み、頬張っている様子が見えた。

グーフが腰を小刻みに動かし、カリ首で奥の窪みを撫で擦る度
クララはキュンと切なくなる
グーフにもっと可愛がって欲しいとねだる様に、自然とお尻がくねり始めていた。
473グー×クララ:2005/10/02(日) 21:16:39 ID:ultCTy7C
グーフがふいに肉の蕾を手で探り、指先でプルンと弾く様に撫で上げると
クララの中が大きく波を打つ。
「クララ…ここ、好きなの?」
「やァ…あぁ、ダメぇ…だメぇぇ…ッ!」
勃起して過敏になった蕾と穴の奥底を同時に責められ、クララの身体が弾けた。
めくるめく快感が身体中を駆け巡り、クララを蹂躙する。

グーフは愛液をまぶした指で、ツルツルと蕾を撫で、つまみ、伸ばしながら
時間をかけてたっぷりと揉みこんでいった。
指の動きとシンクロする様に、キュウゥ…とクララの中が蠢く。
その絶妙な締まり具合によって もたらされる快感にグーフは夢中になった。

「……ほんとは好きなんでしょう…?」
クララの耳たぶを甘噛みしながら小さく囁くグーフの声が、麻薬の様に彼女の心に波紋を落とす。
「ふぁッ、ア… うん、本当は好き…そこ悪戯されるの大好きなの…」
うっすらと笑顔さえ浮かべながら答えるクララ。
ならば と、グーフは彼女の蕾を指先で挟み込むと、少しキツ目にねじり上げていく。

「気持ちいい?」
「凄く…きもち…いぃッ…ああ、ンッ」
まるで熟したように真っ赤に腫れた蕾をビクビクと痙攣させながら
クララはグーフから与えられる甘美な刺激を愉しんでいた。

息も絶え絶えに喘ぐクララの声にたまらなくなったグーフは
クララに覆いかぶさる様にのしかかり、激しく彼女の唇を求めた。
ベチャベチャと音を立てながら舌を絡ませ、お互いの唾液を飲み下す。

「んンッ…あ、フッ…ふぁァ、グーフ…私、もうダメ…イッちゃ…あぁあァッ」
その言葉を受けて、グーフの動きがこれ以上ない程勢いを増した。
先端を残してズルリと引き抜き、そのまま一気に叩きつける!
絶頂に向かって思うまま、クララの中を泡立たせる程に激しく掻き混ぜ、捏ね回していった。
474グー×クララ:2005/10/02(日) 21:28:05 ID:ultCTy7C
「あぁあっ、イヤッ! イキたくない…終わっちゃうのイヤぁ…あっ…
私、もっとグーフとこうしていたいの…」

グーフの低い声と切なげな息遣い
ビロードの様に滑らかな手触りの黒い肌
うっとりと芳しい汗の香り
ドクドクと激しく脈打つ鼓動
触れ合えば包み込まれる様に優しい体温の温もり
…そして身体の中心に打ち込まれた熱い塊
愛するグーフの全てを、クララはその身に永遠に感じていたかった。

「ウぁッ、クララ…クララ…クララ…ッ!!」
グーフの背中に必死に爪を立て悶えるクララ、その痛みさえ今のグーフには心地よかった。
“このまま時が止まってしまえば、どんなにいいだろう”
グーフは心の底からそう思っていた。

クララの身体から溢れ、流れだした大量の愛液は股間のみならず
お互いの太ももや下腹部までもヌラヌラと汚している。
限界までもうあと僅かなのは明らかだった。

「あぁッあぁぁ、グーフッ…好き…好きよ……愛してる」
「ボ、クも…あぁクララ…一緒にッ……くゥッ」
「グーフ…グーフぅ……ンあぁッ、あぁあああッ 〜〜〜〜ッ!」
グーフがクララの手を取り、指を絡ませ、きつく握り合う。
全身を わななかせながら、グーフはありったけの想いをクララの中に吐き出した。
クララは愛しげにそれを受けとめると、静かにグーフを抱き締める…。

繋がった部分から溶け合って、2人はそのまま1つになった―――
475グー×クララ:2005/10/02(日) 21:35:11 ID:ultCTy7C
2人はまるで覚えたての年頃のように、飽きる事なくその行為に没頭し
体力の続く限りお互いの身体を求め合った。



…そして夜が明ける。

先に目覚めたクララは、窓を開け外の空気を入れようと
ベッドからのろのろ身体を起こした
部屋中に籠もった2人の汗と体液の匂いが、何だか気恥ずかしかったからだ。

裸のままで寝てしまった所為か、身体が冷えて少し頭がボーッとする。
「えっと…今、何時なのかしら?」
時計の針は午前6時を少々回った所であるが
クララはこの部屋だけまだ夜が続いている様な錯覚をおぼえた。

カーテンを少しだけ開けてみたものの、光は入らない
…外ではいつの間にか雨が降り始めていたらしい。

小糠雨の陰欝な雨音と薄暗いままの部屋。
クララは今だに夢の中にいる気分になる …そう、昨日は正に夢の様な一夜だった。

――しかし、夢ではない。

バスルームでの告白も。
夜通し求めあったベッドの上での行為も。
…そして隣で爆撃機の様な寝息を立てているグーフの存在も、全て!



「…ああぁ〜もう、うるさいっ! こんなんじゃおちおち寝てられやしないわ」
我慢の限界と、クララはグーフの口と鼻をしっかりと両手で塞いだ。

「んガァ〜ゴゴゴゴ、フガあぁァ〜〜ゴゴッ…ゴッ…………………………………………ッ?!? 
ふわぁ…おはようクララ」
「おはようグーフ」

クララは何事も無かったかの様に、とびきり爽やかな笑顔をグーフに向けるのだった。
476グー×クララ:2005/10/02(日) 21:39:51 ID:ultCTy7C
「今ね、海で溺れた夢見ちゃった! 夢なのにほんとに苦しかったんだよ?不思議だねぇ」
「…良かったわ死ななくて」

普段と何ら変わらぬ会話が交わせる事にクララは心底ホッとした。
身体を重ねても今まで通りの2人でいられる…こんなに嬉しい事はなかった。

「ん……随分早起きなんだね、まだ7時前だよ? もう少し寝ようよ」
眠い目を擦りながら、あくび混じりにグーフが言う。
「そうね、でも本当は泊まるつもり無かったから…今日はなるべく早く帰るわ」
大きく伸びをするクララの横で、グーフがきょとんとした顔をして聞いた。
「…何を着て?」
「何をって………あ!!」

アイスティーをかぶって濡れた服を、洗濯機の中に放り込んだままだったのを
クララはすっかり忘れていたようだ。

「今から洗濯するとして…ええと…確か乾燥機があったわよね?」
「壊れちゃった」
「壊しちゃったの間違いじゃないの?」
グーフとの間抜けなやり取りの後、クララは自分に呆れてガックリと肩を落とす。
いくらグーフの事が好きでも、彼のドジまで真似る事はないのだ。

「クララの洗濯物が乾くまで…もうちょとだけ、一緒にいようよ」
グーフはベッドから腕を伸ばし、そっとクララの手を握る。
「今日はなかなか乾かないと思うわよ…?」
「……うん、その方が嬉しいな」
そう言ってクララを見つめ照れ臭そうに笑うグーフに、彼女は黙って微笑みを返す。
クララは再びベッドに潜り込むと、グーフの唇に優しくキスをした。

心地よい温もりの中で抱き合いながら静かに目蓋を閉じると、2人は不思議な安心感に包まれた。
…これからはもう、1人ではないのだ。


ありふれた田舎町に住む、J・グーフ
――彼が退屈を感じる事は、もう当分ないだろう。




(おしまい)
477名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 22:35:41 ID:QfADbbri




【香港】幻滅!?「夢の国」香港ディズニー 立ち小便、座席争い殴り合い…マナー悪く
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1128259163/


香港ディズニー 悩みは文化の違い
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1128248811/


 
478名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 02:04:59 ID:WOllID4v
>>386
GJ!!!
終わっちゃうなんてさみしいけど本当におもしろかったです。
名無しに戻られるそうですが
いつまでも作品待ってますね〜。
479名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 19:26:57 ID:UQRSoVfl
ポテトヘッド×ミセスポテトヘッド
…なんてな
480名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 18:36:34 ID:bNekDI5w
>>476
GJ!
エロシーンがちゃんとエロくて良かった(*´Д`)

…それにしても一気に過疎ったな
他に誰かいたら挙手!ノシ
481名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 21:08:51 ID:GNQk+rEM
乙です
>>480 ノシ
ギャグエロならできてる作品があるが
職人さんたちのクオリティタカスで尻込み中・・
482名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:05:55 ID:bNekDI5w
>481
それは勿体ない、是非投下キボン!
483名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 18:31:11 ID:9VrjkKFY
>>481
是非とも見たいですねえ
題材は何とですか?
484名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 19:29:51 ID:sArpvx04
big5物です
あまりに破たんした物語なので投下するのならキチンとした物を
載せますので。
なので神降臨希望age
485名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 22:19:01 ID:LUJQLK/Z
投下楽しみに待ってます!
486名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 00:20:32 ID:97Jd7Ngn
誰かー
487名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 02:28:49 ID:F9fHwZgY
保守age
獅子王シソバ×メラきぼんぬ
488名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 18:56:36 ID:A1Fl3XNi
純愛空×海里キボンヌ
489名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 22:59:49 ID:EzbT4+vR
エロ以外が長いけど荒人×ジャ州明でもいいでつか?
490名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:44:35 ID:gT6IdECc
荒人×ジャス眠キタ―――!
是非投下してクレ!君を待っていた!!
491名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:12:23 ID:5dJjkl4l
ワクテカ
492名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:14:12 ID:x+s4g58n
では次の神が来るまでのツナギでアラジソ×ジャスミソいきます
エロまでが長いので暇つぶしに見てください
493名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:15:15 ID:x+s4g58n
砂漠を荒らしまわっていた盗賊団がアグラ場ーの宮殿にまで触手を伸ばしてきたのは月が空の真ん中に座っている夜半のことだった。
厳重な警備を信じて疑わなかった宮殿内の者たちは突然の奇襲に巣を荒らされた蟻の群れとなって慌てふためいた。
しかしそれも最初のうちだけで、まもなくこの宮殿に住み着いている青い魔人と空飛ぶ絨毯、姫君の愛玩肉食動物、そして姫の婚約者が気転を効かせて動き始めると野蛮な無法者たちは瞬く間に撃退され、あるいは捕らえられていった。
 彼にとっての『本当の事件』は盗賊団を捕らえたあとに起こった。
一人だけ逃げおおせた盗賊団のリーダーを追って宮殿の屋根をつたっていたアラジソは器用に夜闇の中を駆け回って行く。
月明かりと卓越した運動神経、そして天性の勘で相手に追いつき、確実に追いつめていく。
比較的安全な足場にさしかかったときアラジソは盗賊団長に体当たりして剣を払った。
力でもみあい、なんとか盗賊を中庭へ蹴り落とした彼はそのままドーム状になっている屋根に着地する予定だった。
それが予定通りにいかなかったのは突然の突風を予期できなかったからである。
不安定な状態で予想だにしなかった風に嬲られたアラジソはドームの屋根を転がり落ちていく。
とっさの判断力を発揮した彼はどうにか屋根の縁(へり)に掴まった。
ところがここでも予想外のことが起こる。掴まった縁が崩れてしまったのだ。
彼の体は空圧に揉まれながら落下していく。先ほどのものより小さなドーム屋根の小さな穴に落ちていったのは彼の悪運だろう。
そして落ちた場所に薄くではあるが水が張ってあったのも彼の強運の一つだったに違いない。
494名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:16:12 ID:x+s4g58n
熱さと痛みがごちゃまぜになってアラジソの背中に貼りついている。
しばらくのあいだその熱さ以外の感覚は壊れてしまっているのか何も感じなかった。
だんだんと空気の熱さが感じられるようになって目を開けるとムワッとする蒸気が視界を埋めていた。
息を吸いこむと蒸気が咽に入ってきて口内が湿気に満たされていく。
なんだかそう遠くない場所から誰かのわめき声が聞こえる。
煙みたいな蒸気のせいで誰なのかわからないが女性の声だろう。高くて今の自分にはキンキンと耳障りだ。
数瞬するとその声はもっとはっきり正確に聞こえるようになった。ちゃんと聞くと耳障りな声ではない。
むしろ綺麗で、美しくて、心地良い声…
 「ジャスミソ?」
 薄っすらと目を開いてアラジソはこの世で最も愛しい人の名前を呼んだ。
 「アノレ?」
蒸気の薄雲の向こうに人影が見える。その影の輪郭のなだらかな曲線は間違いなく彼女のものだ。
だんだんと自分が生きているのかアラジソは心配になった。雲の中で大好きなジャスミソが自分を呼んでいるなんてまるで夢か極楽みたいじゃないか。
 「アラジソ?あなたなの?」
 彼女と思しき気配はどんどん近づいてきて、雲と影の薄い境界線はみるみるうちに濃くなっていく。
彼女が近づいてくるたび響いている水の音と頭に残る鈍痛が現実の訪れを彼に告げていた。
 「ああ、ジャスミソ・・」
495名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:16:49 ID:x+s4g58n
 彼女が居ると思うだけで先ほどまでの緊張感や痛みが一気に薄らいだ。
ようやく彼の目の前まで来たジャスミソがその美しい顔を蒸気の中から見せると彼は安心感と嬉しい気持ちでいっぱいになった。
 「ひどいめにあったよ」
 気だるい仕草で頭を押さえるアラジソを見たジャスミソは不安に駆られて手を伸ばした。
彼の濡れた頬を撫でる。
 「大丈夫?アラジソ」
 愛する青年の顔をもっとよく見ようと彼女が身を乗り出してきたときようやくアラジソはその姿に気がついた。
とたんに足を滑らせてアラジソは湯船の中に沈んでいった。
 「アノレ!」
 悲鳴のように彼の名を叫ぶとジャスミソは湯船に溺れるアラジソの腕を捕まえて引っ張った。
彼女の手で救出されたアラジソは激しく咳き込んだ。
彼が驚いた顔で自分を見つめ、そして後ずさることをジャスミソは不審に思った。
 「どうしたのアノレ?」
 「じゃっジャスミソ!きっ君・・あ・・」
 無意識のうちにアラジソは鼻の辺りを押さえた。目の前で一糸纏わぬ姿を晒すジャスミソに彼の目は釘付けになってしまった。
彼女は蒸気のヴェールにほんの少しぼやけてはいるが彼の位置からはっきりと見える裸身でそこに立っていた。
自分が落ちたのは王族が使う風呂であったことにこのときになってアラジソは気づいた。
496名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:17:31 ID:x+s4g58n
ジャスミソとはずっと前から婚約しているが彼女の裸を見たことはアラジソにはなかった。
女の裸そのものだってまともに見たことはない。そこへもってきて心の底から愛している女性の裸身を目にしたのだからアラジソの精神はたちまち恐慌状態に陥ってしまった。
ジャスミソの艶かしい鎖骨の下にまろやかな胸が二つ実っていて、蒸気に隠された陰部の具合が彼の目に飛び込んでくる。
アラジソは口元を押さえながら思わず彼女から後ずさってしまった。
 「アノレ?どうしたの?どこか悪いの?」
 自分の裸を見られているというのにジャスミソときたら少しも問題ないという風情で彼に近づいてくる。
そのたびにアラジソは一歩後退した。頭で整理できない光景の迫力に気圧されてしまうのだ。
そんな彼の状態をまったく理解していないのかジャスミソは彼のおかしな様子を不思議に思って一気に彼に近づいてきた。
彼と数センチしか離れていないジャスミソの裸にアラジソはついに耐えきれなくなり鼻を押さえていた指の間から血を滴らせるに任せた。
 「キャー!アノレ!?どうしたの!?」
 やっぱりこれは夢か一瞬だけ垣間見えた極楽だったんじゃないだろうか?
起きたときアラジソはそんなことを思った。
497名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:19:09 ID:x+s4g58n
 「まーーったくドジな奴だぜ。裸見たくらいで鼻血噴いて倒れるなんてよ!」
 イアーグォの耳障りなダミ声がベッドに横たわるアラジソの耳に響いた。
 気がついたとき彼は宮殿の自分にあてがわれた部屋で寝ていた。
風呂で倒れたというアラジソを心配してアヴー、絨毯、ジー似―が彼を囲んで様子を伺っている。
ジー似―など『キャー!アノレ!早くアタシの血を輸血しなくちゃー!』と看護婦の格好になって青い血を注ぐフリを無駄にパフォーマンスしている。
大袈裟なジー似―のエンターテイメントにアラジソは適当な笑いで返していた。
本当は恥ずかしいから一人にして欲しいのだが好意を跳ね返せない性格なのだ。
イアーグォの言葉はまさしく核心だ。確かに情けない。
でも彼女の裸を前にしてこうなるな、と言われても自分には無理だ。
むしろよくもったほうだと思う。あそこで倒れなければもうちょっと彼女の肌を見ていられたのかと思うと少し残念な気もしたが今の自分はこれくらいがせいぜいだろう。
 「アノレ!」
 部屋には行ってくるジャスミソの声を聞いてアラジソはベッドの上で跳ねあがった。
いつもの水色の衣装を着たジャスミソは動揺してあたふたとしているアラジソに駆け寄った。
 「大丈夫?倒れたからびっくりしたわ」
 「ジャッジャスミソ・・あ・・うん・・だっ大丈夫だよ」
 体はともかく心のほうは少しも大丈夫じゃない。
 「きっと盗賊団を捕まえて疲れてたのね。ゆっくり休んでアラジソ」
 「あ・・ああ・・うん。そうするよ」
 そんなこともあったっけか、つい数分前の出来事だがすっかり忘れていた。
こうしてジャスミソを見ているとさっき見た夢みたいな光景が思い出されてアラジソは混乱した。
顔が真っ赤になっているアラジソにイアーグォは嫌気が差したような視線を向けている。
498名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:19:41 ID:x+s4g58n
ベッドの傍らに座って彼の手を握るジャスミソに彼はおずおずと言葉を零した。
 「ジャスミソ・・ごめん、その・・きみの入浴中に・・」
 「いいのよアノレ。仕方のないことだわ」
 近くにあるジャスミソの輝く瞳が今のアラジソには眩しすぎる。
どことなく彼女と視線を合わせることができずにアラジソは俯いた。
 「でも・・君の・・その・・なんていうか…あっあられもない姿を・・」
 彼の言葉を遮るようにジャスミソは彼の唇を指先で撫でた。
 「それも仕方のないことよアノレ」
 ジャスミソは頬を薄紅色に染めた。
 「それに貴方はわたしの夫になる人だもの。見られても困らないわ」
 彼女の言葉にアラジソはますます赤くなった。
そんなことを言われてもこっちはなんというか・・困ってしまう。
どうしてジャスミソはこんなに何事もなかったように平気なのだろう?
彼女はある意味アラジソより冷静だ。
状況を見て最も優先させるべき事柄のために他のことはどんなに驚くべきことでも些細なものに見えてしまうのだ。
状況のためにあの蛇ファーにキスまでしたことのあるジャスミソだ。裸を見られることも彼女にとっては大したことではないのかもしれない。
複雑な気分をアラジソは持て余した。
もし入浴中にアグラ場―がとつぜん戦争にでもなったら彼女は裸のまま歩き回るのではないか?
それを思うと頭が痛くなってきた。
そういうところはこれから治してもらおう。
本当にそんなことになったら自分の身が持たないし、他の人に彼女の裸身を見られるのもなんだか悔しい。
 「案外ジャスミソの裸が見たくてわざと風呂に落っこちたんじゃないのか?覗いてたんだろアノレ」
 あんまりな嫌疑に腹を立てたアラジソだが怒鳴る気力はないので代わりに近くにあった水差しを投げて見事イアーグォに命中させた。
今度はアンパイアの格好になって『ストラーイク!バッターアウト!アラジソ投手見事に勝利投手を獲得しました!』と懲りずに騒ぎ立てるジー似―をよそにジャスミソは細い体をアラジソの胸の中に摺り寄せた。
 アラジソの鼓動が途端に早くなる。
 「貴方が無事で良かったわアノレ」
 「ジャスミソ・・」
 彼の心は甘い気持ちでいっぱいになった。ふとさっき見たジャスミソの美しい肌が思い出されてアラジソはまた顔を赤くした。
499名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 04:26:28 ID:x+s4g58n
とりあえずここまでです
500名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 06:39:59 ID:gCINPepx
面白いな。ある意味ヘタレなアラジソに期待。
501名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 17:35:07 ID:9mFN/o67
GJ!!
アラジソが純で新鮮。そんな二人がこれからどう展開していくか・・・
続きも待ってますよぉ(´∀`)
502489:2005/10/13(木) 18:06:12 ID:x+s4g58n
>>500-501 え(゚Д゚;)?これから痛い展開にしよと思ってたのですがこのノリでいったほうがいいですかね?
503名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 18:31:54 ID:5dJjkl4l
>502
自分の書きたいようにやればいいと思いますよ
504名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:23:43 ID:reVapOcK
イイヨーイイヨー
505501:2005/10/13(木) 21:49:43 ID:9mFN/o67
書きやすい様に書いてくれてイイョー
個人的にはラブ度高めのスキーですけど所詮自分SS書けないので。
アラジソ×ジャスミソ読めるだけで満足☆
続きうpがんがって
506名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 19:04:33 ID:xJrPP/pH
これだけでもじゅうぶんおもしろい。鼻血で倒れるアラジソがイイ!(゜∀゜)ジー荷ーもワロス。続きガンガレー!
507名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 19:33:42 ID:me/7tu+u
あげ
508名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:14:47 ID:3sQ5XiOL
 サルタソは椅子の下に隠してあったお菓子をテーブルの上に嬉しそうに並べたので今日も『隠れた晩餐会』になるのだろうと思いアラジソは気を緩めていた。
だから次の瞬間サルタソが言った言葉に彼はよけいに動揺した。
 「ジャスミソの裸を見て鼻血を噴いたそうじゃな?」
 さきほどサルタソからもらったお茶を見事に吹き出しながらアラジソは陶器のお菓子箱を落としてしまった。けたたましい音が広い部屋に響き渡る。
 「あーコレコレ音をたててはいかん。誰かに気付かれてしまうじゃろ」
 何度か咳を繰り返してアラジソはサルタソを見つめた。平然としている姿がどことなくこのあいだのジャスミソを思わせる。
 「あっあの!どっどうしてそれを・・」
 皆は盗賊との闘いで負傷したと思っている。この情けない事実を知っているのはジー煮―たちくらいだ。ジャスミソでさえ自分が原因だとは思ってないようである。
サルタソは両手を腰に当てて「エヘン」と少し威張る仕草をした。
 「わしは国王じゃぞ。なんでも知っておるわい」
 アラジソの前で小さな仁王立ちをしたサルタソは二人しかいないにもかかわらず小声でこっそりと続けた。
 「実のところはジー煮―から聞いたんじゃ」
 サルタソが引き止めなかったらアラジソは急いで青膨れ魔人を探しだしたことだろう。
彼のことだからこの件を面白おかしく皆に言いふらしているかもしれない。さっさと口止めしておけばよかった、と彼は深く後悔した。
509名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:17:04 ID:3sQ5XiOL
すいません。なかなか思うように書けないのでまだこれだけです。次はもっと書き溜めてから投下します
ところで「アラジソ完結編 盗賊王の伝説」を見たんですが最後のアラジソはやけに攻めに見えますた(−ω−)
510名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:19:34 ID:3sQ5XiOL
すっすいません!>>508 の前に↓の文を入れ忘れました!正しくは>>510の次に>>508です。失礼しました。


アラジソがこの国の王たるサルタソに呼ばれたのはそれから三日ほど経った昼下がりだった。
サルタソはアラジソにとってもうすぐ義理の父となる人だったし、そうでなくとも国王なので本来ならあまり打ち解けられない相手である。
だがサルタソは驚くほど気さくで、ジャスミソを抜きにして一緒に遊んだりと妙に気のおけない人だ。
その日も気軽に「あとでわしの部屋に来るんじゃ」と言われたのでアラジソは特に不審に思わずこの国で最も豪奢な部屋に足を運んだ。
彼の寝室に呼ばれるときはたいてい隠しておいたお菓子を一緒に食べるためである。
王曰く「わし一人で食べるといかんが、そなたが一緒に食べたならジャスミソも怒らんじゃろう」ということらしい。
この優しくて気取らない国王様がアラジソは大好きだった。
 「ところでアラジソ。このあいだは・・」
511名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:07:32 ID:W0LWTyml
誰もいない隙に続きです
512名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:08:52 ID:W0LWTyml
 「あの…すみませんでした」
 真っ赤になった顔を押さえてアラジソは項垂れた。サルタソはそのことを叱りにきたんだろう。なにせ花嫁の父親である。
ところが当のサルタソは全く怒った様子はなくむしろ笑ってアラジソの謝罪を制した。
 「いやいや、そう謝るものでもないじゃろう。そなたにはちときつかったじゃろうからの」
 何がどうキツイんだろう?そう思ったがとりあえず口には出さずアラジソは笑ってみた。
 「実はそのことでな、前からそなたに聞いてみたいことがあったんじゃ」
 アラジソが落としたお菓子を拾って食べながらサルタソはまた何気なく言った。
 「そなた清童なんじゃろう?」
 落とした菓子を拾い集めていたアラジソはキョトンとしてサルタソを見返した。彼の様子にサルタソはすぐに合点がいった。
 「ああ、この言い方はそなたには古かったかの?つまりな・・なんというべきかの・・あまりはっきり言ってもあれじゃろうし・・つまり・・そなたは童貞じゃな?」
 せっかく拾った菓子を再びアラジソは落としてしまった。落ちたお菓子が床に散らばる。
息を呑んでアラジソは緊張したがその様子を見てどういうわけかサルタソは飛びあがって喜んだ。
 「やっぱりな!わしが考えたとうりじゃ!そなた今まで一度もおなごとの経験がないじゃろう?わしゃ知っとったぞ!いや〜わしの推理もたいしたもんじゃ!」
 一瞬その場に凍り付いていたアラジソはサルタソのはしゃぎように唖然としていた。いったい何に喜んでいるのかわからない。
単純に自分の推理があたったことにはしゃいでいるようだが果たして喜ぶような内容だったか?呆けたままアラジソは何か言おうとした。
 「あっあの・・」
 言いたいことがあるわけじゃない。ただ何か言わないと立つ瀬がない気がしたのだがサルタソに軽く詰め寄られてしまう。
 「なんじゃ?違ったのか?まさかおなごとの経験があったのか?」
 サルタソは怒った様子は無かった。しかしアラジソは猛然と彼の言葉に反論した。
 「そっそんなわけないじゃないですか!ぼくにはジャスミンという婚約者が居て、だから…・・その…・」
 だんだんとアラジソは言葉を萎ませていった。『決まった女性がいるのに他の女性との経験があるわけがない』というのをどう表現したらいいのかわからないのだ。みるみるうちに顔を真っ赤に染めていく若者にサルタソは好意的な視線を向けた。
 「わかっておる。じゃからそのことで心配しておったんじゃ」
 アラジソは小さな国王を見つめた。
 「心配?」
513名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:10:05 ID:W0LWTyml
 サルタソはいつものどこかひょうきんな黒い瞳でアラジソを見つめた。
 「まぁ座りなさい。ホラお菓子も残したらもったいないじゃろ」
 無意識のうちに立ちあがっていたことにアラジソは初めて気づいた。いったいサルタソは何が言いたいのだろう?何を心配しているのだろう?
これから何か責められるのじゃないだろうか?良くない予感がアラジソの頭を駆け巡った。サルタソが勧めるのでお菓子を口に放りこんだが味なんか少しもわからない。
 「そなたが清童ということはわかったんじゃが、やり方は知っておるのか?」
 アラジソはまたお菓子を吹き出した。
 「なんじゃ?この菓子はまずかったのか?」
 「いっいえ、そういうわけじゃないんですけど…なっ何を言いたいんですか?」
 アラジソはついに観念してしまった。婚約者の父親に「童貞かどうか」や「行為の仕方を知っているかどうか」などを聞かれたのである。居心地の悪さと恥ずかしさの渦にアラジソは耐えられなくなってしまった。
 「実はな、そなたに受けてもらいたい訓練があるのじゃ」
 「訓練?」
 聞き返すとサルタソは初めて少し間の悪そうな顔をした。少しのあいだ彼は視線を泳がせ、ゆっくりと話し始めた。
 「そなたがどれくらいのことを知っているかはわからんのじゃが、経験がないのでは知らないのと同じ事じゃ。ジャスミンとの婚儀を控えていることじゃし、
このさい婿殿には知識としてでなく実際の体験として事の仔細を覚えてもらいたいのじゃ」
 「どういうことです?」
 サルタソは順を追って説明しているらしいがそれがかえって回りくどくアラジソには感じられた。怪訝な表情を国王に向ける。サルタソは青年を正面から見た。どことなく瞳に翳りがあった。
 「明日から三日間ジャスミンは婚儀前の禊の儀式に入る。そのあいだそなたはこちらが用意した女性(にょしょう)に性の技についての教えを受けるのじゃ」
514名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:10:45 ID:W0LWTyml
 しばらくのあいだ部屋には空気が凝り固まったかのような沈黙が流れた。風に煽られる薄いカーテンだけがゆっくりと時を刻んでいた。
 「いま…なんて?」
 やっとの思いで言葉を搾り出す。アラジソはただただサルタソを見つめた。部屋の静けさが不安を皮膚から煽りたてる。
いつもは陽気な国王は少しバツが悪いという様子で言葉を並べた。
 「アラジソ・・今のそなたにはわからんかもしれないが契りというものは実際に行ってみなければわからぬことの多くを抱えておるのじゃ。
じゃから・・そなたにも実際に学んでもらわなければならないんじゃ」
 「待ってください」
 アラジソは視線を様々な場所に泳がせた。呼吸困難でもないのに息がせわしなく口から出ていく。
彼はサルタソが言わんとしていることがわからないような洞察力の低いタイプではない。心に沈んでいく錘が彼の胃を圧迫した。
 「じゃあ・・あなたは・・ぼくに・・ジャスミン以外の人と…」
 「交わるんじゃ」
 一瞬にして体内の空気が抜けていき、代わって正体不明の煙が体を満たすという錯覚がアラジソを呑みこんだ。
515名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:12:25 ID:W0LWTyml
心を止めてしまった彼にサルタソは言い聞かせた。
 「アラジソ忘れたか?そなたはジャスミソと確実に交わらねばならぬ」
 サルタソが言っているのはジャスミソと婚約した時に重鎮たちに突き付けられた条文のことである。蛇ファーの悪行からアグラ場―を救ったとはいえアラジソの出自はとても王女との結婚を許せるものではなかった。
サルタソと王女の必死の説得でどうにかアラジソを婿にする事を臣下の者たちに納得させることはできたが、その代わりアラジソが女婿になることに対して彼らはいくつかの条件を出してきた。
それは「王女の夫になること、ならびにサルタソの位の継承権は認めるが王族としては扱わず大公の位を贈与する」とか「彼らの子供は男児であれば他国の王女と、女児であれば他国の王子と必ず婚姻させる」とか
「王位継承順位の高い男子が成人を迎えたさいにはアラジソは速やかにサルタソ位を譲渡すべし」など
アラジソに対する非行為的な態度が明らかな条件の群れであった。
そしてその中に「ジャスミソと必ず子を為すべし」という条件が入っているのである。
ジャスミソはこの高圧的な条件に反対だったがアラジソは仕方のないことだと思っていたし、『ドブネズミ』の自分がそれでジャスミソと結婚できるならそんなことはかまわない。
事実いままですっかりその条文を忘れていたくらいだ。そしてその忘れていた条文の中にこの『学習』も組みこまれていたのだ。
 「ジャスミソと交わるための技を学ぶのじゃ。これは重鎮たちも承知しておる。わしはこの学習をそなたより若い頃に同じようにして学んだのじゃ。
王族はみなそうしてきたのじゃがそなたは例外じゃったからの。今からそれを学んでもらわねばならん」
516名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:13:32 ID:W0LWTyml
 アラジソの視線は目の前のサルタソを突き抜けて遠くへ延びていく。視界が壁すら通りぬけて、今は別の部屋にいるジャスミソを彼は見ていた。
心の中で彼女の姿を再生する。絹の滝のような長い黒髪、輝く瞳、花のように麗しいジャスミソ……
 「ジャスミンは……知ってるんですか?」
 ぼんやりとどこかを見ているアラジソの瞳がサルタソには迷子のそれに見えた。
 「いいや。あの子は知らん」
 苦痛が腹の底からこみ上げてくる。何も知らないジャスミソ。あんなに美しい彼女をさしおいて自分はこれから得体の知れない女性をこの腕に抱かなければならないのだろうか?
 「そなたがこの学習を拒否すればジャスミソとの結婚を重鎮たちは認めてくれんじゃろう。この『儀式』を終えることもそなたがジャスミソと結婚するための条件の内なのじゃ」
 サルタソの言葉はどこか遠くで響いていた。
 「これはあの子のためでもあるのじゃ」
 アラジソはようやく心を遠くの彼女ではなく目の前のサルタソに戻した。サルタソは少し悲しそうに言う。こんな言い方はアラジソは初めて聞いたような気がした。
 「生半可な知識で事に及べば謝ったやり方でジャスミソに苦しみを与えてしまうかもしれないんじゃ。わしはあの子にそんな思いをしてもらいたくない。アラジソそなたもそう思うじゃろ?」
 「そりゃあぼくだってジャスミソを苦しめたくなんかっ!」
 反射的にアラジソは訴えた。彼女に苦しい思いなどさせたくない。アラジソは性の技をまったく知らないわけではないが詳しくも知らない。
サルタソが何をもってしてそんなことを言うのかよく解らなかったが自分がジャスミソを苦しめるなんて想像もつかないことだ。
 椅子から降りてサルタソはアラジソに歩み寄った。彼の腕に小さな手を置く。たくましい彼の腕から力は抜け落ちていた。
「そなたにはツライことかもしれんがジャスミソのためだと思って学んでくれ」
ジャスミソのため?本当に?
アラジソは視線を落とした。冷めきったお茶にジャスミソの姿が映っているような気がして彼はそれから目を背けた。
517名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:20:09 ID:W0LWTyml
今回はここまでです。暗い展開にしてしまってすいません。他の神様方はどんどん割りこんで投下してきてください
518名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 15:40:21 ID:k5M31J2P
乙です!(´∀`)
今後の展開に期待してます。
519名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:08:32 ID:yCFOEupA
 翌日ジャスミソは宮殿の離れにある祈祷所で結婚前の禊を始めた。沐浴をして身を清めるのである。彼女を送り出したアラジソはぼんやりと蓮の咲く池を眺めていた。
フラミンゴの群れが水に戯れるのをただただ見つめ、気が付くと空が金色になり、藍色のヴェールが降りてきていた。
 いつのまにか丸一日そこで過ごしているアラジソを使いの者が迎えに来た。サルタソの召抱えである男にアラジソは黙ってついていく。行き先はわかっていた。
 ハレムとして使われていた部屋にアラジソは通された。現サルタソはハレムを持っておらず、アラジソも持つことは許されていないので現在は空き部屋である。
部屋の前に来ると召使は黙って去っていった。アラジソは改めてドアを見つめる。
『ジャスミソのためだと思って学んでくれ』
本当に彼女のためになるのだろうか?本当に?自分を納得させられないままアラジソはドアを開けた。
部屋に入ると咽かえるような麝香(じゃこう)の匂いがアラジソの全身を包んだ。部屋の中央に天蓋付きの寝台が鎮座している。
薄布のカーテンが寝台を隠しているが、灯りがともされているので中に居る人影が見えた。
アラジソは寝台に近づいた。一歩一歩踏み出すごとに体が重くなっていく。ジャスミソの美しい瞳が目にちらついた。
思いきってカーテンをあけるとほとんど裸に近い薄布の衣装を纏った女が彼を待っていた。アラジソより10から20ほど年上だろう。彼女はアラジソを見るとゆっくりとお辞儀をする。
その女の体とつい先日思いがけず見ることのできたジャスミソの体を無意識のうちにアラジソは重ね合わせた。
ジャスミソには湯を弾くような瑞々しい新鮮さがある。目の前の誰だか知らない女はその肉から旨みをたっぷり含んだ汁が滴り落ちてくる淫靡なイメージがあった。
強烈に雌の匂いを振りまく女の熟れた迫力にアラジソは気圧された。女はアラジソの手を取り蠱惑の微笑を浮かべて誘う。
頭の中で蝿がせわしなく飛び交う緊張感を抱えてアラジソはカーテンの中に入っていった。
520名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:09:44 ID:yCFOEupA
四日目の朝、まだ鳥も起きてないような時間にアラジソは浴場に行って体を湯船に放りこんだ。目を閉じると全身に詰まった膿が蒸気に抜き取られていく。目を落として水面に揺れる自分の体を見つめた。
三日は怒涛となって過ぎ去った。
彼は三日三晩をあの部屋で女と過ごした。女はその肉でアラジソを絡め取り、吸盤のように貼りついて彼を呑みこんでいった。
そうしてアラジソは女の肉と汗を知り、男女の体のなんたるかを本能のうちに覚えた。
アラジソは湯船を殴った。裂かれた水面が飛沫を撒きちらして絶叫する。
彼は女を知った。情交を重ねるうちに『アラジソ』としての意識が薄れ、自分の物とは思えない肉と別の肉が勝手に癒着を始めていた。
アラジソは女を覚えたことについて後悔はしていない。ただこの三日間が彼の人生の中で絶対に消えない黒点であるようにアラジソには思えていた。
 知らぬうちに何時間も湯船で過ごしたアラジソは船の形に変身して呼びに来たジー煮―に促されて浴場を後にした。
『朝からお肌のお手入れしてジャスミソに会おうっての?アノレったら隅に置けないわね!いよ!水も滴るイイオトコ!』などとはしゃいでいる青い魔人にアラジソは苦笑した。
今はジー煮―のハチャメチャな明るさが彼の心をいくらか救っていた。
521名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:10:26 ID:yCFOEupA
 「アラジソ!」
 しかし三日ぶりにジャスミソの姿を見たアラジソの心はたちまち凍りついた。三日間の禊を終えて輝かんばかりに美しいジャスミソの姿がアラジソの胸を突き刺した。
 「逢いたかったわアノレ!三日も逢えなかったのよ。寂しかったわ」
 ほとんど毎日を一緒に過ごしているジャスミソにとってアラジソのいない三日は実際以上に長く感じられた。彼の姿を見て彼女の心は踊った。
しかしジャスミソは洞察力に優れた女性だった。だから彼女を見た途端にアラジソが一瞬だが目を逸らしたことに気づいてしまった。
本当は駆け寄って抱きつくつもりだったのをやめてジャスミソはゆっくり近づいた。彼に目を逸らされるなんて初めてだ。いつもなら心の底から嬉しそうな顔をして迎えてくれるのに。
 「アラジソ?どうかしたの?」
 彼女が明敏なことはアラジソも承知している。彼は全身の筋肉を緊張させてどうにか微笑んだ。
 「三日も逢ってなかったから少し緊張しちゃったんだ。会いたかったよジャスミソ」
 そう言ってからアラジソは本当に彼女に会いたがっていた自分に気が付いた。この三日間、心を彼女のもとに残したまま乖離した肉体で女と交わった。
今ようやく心と体が一致した。アラジソは彼女に近寄ってその細い体を抱き寄せた。
 「ジャスミソ。会いたかった」
 アラジソの体温を感じてジャスミソは怪訝な表情を溶かした。腕を彼の首に絡ませ、アラジソの目を見つめた。
 「私も会いたかったわアノレ」
 彼の頬を両手で包み、ジャスミソはその唇を彼の唇に優しく押しつけた。アラジソは目の奥を突き抜ける痛みを感じた。涙腺が刺激されて今しも泣きそうな思いが彼の心に沸きあがる。アラジソは心の中で何度もジャスミソに詫びた。
 ごめん。ごめん。君を裏切ってしまった。
 「王子である」と偽っていたときやイアーゴのことを黙っていたとき以上の罪悪感がアラジソの心を占領した。
522名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:11:24 ID:yCFOEupA
とりあえずここまでです
523名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 02:06:55 ID:OGrhwTSU
描写上手いなー
キャライメージもまんまで今後も期待。
524名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 17:33:24 ID:c18dTgIp
期待age

そして今度は眠れる森の美女もキターイ
525名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:54:29 ID:yCFOEupA
 『ハーイ!王室記者のジー2―です!今アグラ場―宮殿ではジャスミソ王女とアラジソの結婚式の準備が着々と進んでおります!念願のアラジソとの結婚にジャスミソ姫は胸を躍らせている模様です。
それにひきかえ我らがミスター・ダイヤモンドハート・アラーーージソ!のご機嫌は曇りのち雨のブルー!あらやだアタシの肌みたい!
これが噂のマリッジブルーというやつでしょうか?以上宮殿からジー2―がお送りしました!』
 一人実況中継をしながら飛びまわるジー2―を少し見ただけでアラジソは再び視線を落とした。数日前からすっかり笑顔を見せなくなってしまった青年の頭をジー2―は軽くたたた。
 「Heyアノレ?自分の結婚式が近いってこと忘れてない?念願のジャスミソとの結婚式でしょ!?もっと明るくならなきゃ!」
 「ジー2−…・」
 「何か困ってるならなんでも言って。なんでも聞くよ?」
 アラジソが言葉に窮しているとジー2−は異教徒の司祭の格好になって『迷える子羊よ。悩みをなんでも告白しなサーイ』と十字架を握り締めて唱えはじめた。
これにはアラジソも吹き出してしまった。彼は青い友人を見上げた。
 「ジー2−、聞きたいことがあるんだ」
 「ハーイ!お待ちしておりました!あなたの町のお悩み相談室のお時間です!今日の相談者は心優しいヒーローアラジソさんです!」
 今度はラジオ局を魔法で演出しはじめたジー2−を落ちつかせながらアラジソは笑いをこらえた。そうしているうちにここ数日間で凝り固まった筋肉が少し弛緩した。
 「ジー2−。ぼくが君のご主人様だった頃を覚えてる?」
 「アノレ、今だって君は最高のご主人様さ」
 「そうじゃないよ。ぼくは君の友達さ。ぼくが命令しても君は断ることができるんだから。でもそうじゃなくてぼくがまだ本当に君のご主人様で、ランプを見つけたばかりの頃だよ」
 「もちろん!覚えてるよマスター!」
 アラジソは自分の部屋のバルコニーに肘を突いた。ジー2−は隣りに浮かんでアラジソの黒い瞳を見下ろした。
 「あの頃、ぼくは君との約束を破ってしまった。あのとき君はどう思ったの?」
526名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:55:50 ID:yCFOEupA
 二人が出会った頃。まだアラジソがただの『ドブネズミ』で、ジー2−は久しぶりに外の世界へ解放されたばかりの頃。アラジソは彼に約束した。
 『三番目の願いで君を自由にする』と。しかしジャスミソの恋を得てサルタソの位を約束されると急に現実が怖くなり、彼を自由にする約束を反古にしてしまった。
あれからこのことが話題に上ることはなかった。なぜ今その話を持ち出したのかジー2−にはわからなかったが、他でもないアラジソの悩みに関わることなら真剣に答えたい。
浮遊していた彼は降りてきてアラジソと同じ位の目線になった。いつもみたいな陽気な声でなく落ちついた様子で答える。
 「正直、裏切られたと思ったよ」
 ジー2−は寂しそうではあるがアラジソを気遣って微笑んでいる。予想していた答えだったがそれでもアラジソの中に哀しい痛みが走っていった。
 「アノレ、きみは今までのご主人様のなかで初めて話しかけてくれたマスターだったんだ。それまでのご主人様はさっさと願いを叶えるだけでこっちの話は聞いてくれなかったし、
このランプみたいに願いを叶えていればいいだけの物だと思ってたんだよ。蛇ファーなんかスレーヴ(奴隷)と呼んでいたしね」
 大きな手でジー2−はアラジソの両肩を握った。
 「きみはぼくに話しかけてくれたし話を聞いてくれた。願いの質問や命令だけじゃなくて困ったときは相談してくれた。
きみが最初から心を開いてくれたからこっちも心を開いたんだよ。ご主人様だけど友達みたいに思ってた。
だから約束を破られたときはがっかりしたけど、他のご主人様だったら少しもショックじゃなかっただろうね。友達じゃないんだから」
 青い魔人は優しく微笑んでいた。アラジソは良心が締めつけられるのを感じた。
あの頃の自分は臆病だった。その『臆病』で自分を欺き、自分を慕ってくれたジー2−を傷つけてしまったのだ。アヴーも、絨毯も、そしてジャスミソも。
腕をいっぱいに広げてアラジソはジー2−の大きな胸に抱きついた。
 「ああ、ジー2−…ごめん…・」
 小さな友人の頭をジー2−は撫でてあげた。
 「いいんだよアノレ。きみはあとでちゃんと約束を守ってくれたじゃないか。自分の幸せを投げ打って約束を守るなんてなかなかできることじゃないよ。
それを君はやったんだ。君こそ本当の王子様だよ」
527名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:56:30 ID:yCFOEupA
 しばらく友達と抱擁を交したあとアラジソは顔をあげた。久方ぶりの晴れやかな表情がその面に浮かんでいた。
 「ありがとうジー2−。ちょっとジャスミソに会ってくるよ」
 アラジソの表情が和らいだことに感激したジー2−は魔法でカボチャの馬車を出して自らは騎手の姿に変身した。
 「お姫様のところに行くんでしたらどうぞこれをお使い下さい!」
 アラジソは笑って首を横に振った。
 「ありがとう。でも二人きりで話がしたいんだ。自分で行くよ」
 「あらやだお呼びでなーい?それじゃあ行ってらっしゃいませ!」
 ジー2−は騎手の格好のまま敬礼した。彼に見送られながらアラジソは宮殿の中を歩き始めた。
 ジャスミソに話そう。
 心の迷宮に囚われていたアラジソはやっと行くべき方向を定めた。それが正しいか誤っているかはわからない。
おそらくこのことを知ったらシャスミソは傷つくだろう。でも黙っていれば彼女を二重に裏切ることになる。
それだけは嫌だ。もう彼女には嘘をつきたくない。言えば彼女は傷つくだろうし自分も責められるに違いないが嘘を抱えたまま二人で生きていくことはきっとできない。
決意を抱えてアラジソは婚約者の姿を探した。部屋にはいないようである。広い宮殿を当てもなく探していると別の方角からサルタソの声が彼を呼んだ。
 「調子はどうじゃアラジソ」
528489:2005/10/20(木) 22:59:55 ID:yCFOEupA
>>523 ありがとうございます。もったいないお言葉です。
この話、誰も期待してない展開になってる気がするんですがすっ飛ばしてエロシーン始めたほうが良いのでしょうか・・
529名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 23:05:38 ID:/QGkYC+9
乙!
489タンの作品世界が好きなんで個人的にはこのまま読み進めたい感じ。

てかキャラ(特にジー2ー)描写ウマー!(゚□゚)アラジソ世界好きなんで有難いでつ。
続き期待して待ってますよ〜♪
530名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:54:28 ID:WrB1iFId
ここに大喜びしてるアラジソヲタがおりますよ〜ノシ
キャラ描写が本当にお上手で(*´Д`)ハァハァ
是非ともこのままのペースで進めて頂きたい。
531489:2005/10/23(日) 02:56:56 ID:vqEeaGVO
>>529-530 ありがとうございます。無駄に要領を食ってしまって申し訳ないのですがせめてあなたがたのためだけでも書きましょう。
532アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 02:59:23 ID:vqEeaGVO
 立ち止まってアラジソは小さな国王を見つめた。どんな顔をしたら良いのか解らない。彼はこの国王様が好きだ。でも今回の話を持ち出したのはこの人だ。
なぜサルタソがアラジソに『学習』をさせたのか彼は解っている。アラジソが王女と結婚することに表立ってはともかく心では納得していない連中に催促されたのだろう。
王女の愛を得たこと以外には何の資格もないと見なされている彼である。せめて繁殖力があることを証明しなければ承服してくれないに違いない。
サルタソが反対派の矢面に立たされていることをアラジソは承知していた。高圧的に命令することもできたのにあくまで優しく諭してくれたサルタソにアラジソは感謝している。
彼を恨む気持ちは少しもない。でも今回の事情を知っているだけにジャスミソに対するのとは違う種類の気まずさが拭えなかった。
 何を言ったらいいかわからず立ち往生していると彼の様子を察したサルタソは近寄ってアラジソの手を握った。
 「よく試練に耐えてくれたの。感謝しとるぞアラジソ」
 サルタソはこれから彼の姑になるがまるで実の息子に接するように労わりの表情を見せていた。その表情にアラジソの気まずさは溶かされていく。
 「いいえ。王様こそ気遣ってくれてありがとうございます」
 王の手をアラジソは握り返した。親和の視線を二人は交し合った。
 「ところでジャスミソを見ませんでした?」
 「ジャスミソならさっき噴水の所であったがの。なにかあるのか?」
 再びアラジソの心に迷いがたゆたう。彼女に打ち明けることをこの人はどう思うのだろうか?サルタソがこの決断を是とするが非とするかがわからない。
アラジソは逡巡したが今回の件に関わっているサルタソには話しておいたほうが良いだろう。深呼吸をしてからサルタソを見つめ、彼は決心した。
 「ジャスミソに…………話そうと思います」
533アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:00:35 ID:vqEeaGVO
 サルタソの後ろで風に撫でられたカーテンが宙を泳いだ。布の端が花瓶に引っかかるのをアラジソは別の世界の風景のように見ていた。
「アラジソ・・・・」
 サルタソの顔に衝撃が広がるのを見てアラジソは僅かな後悔を感じた。サルタソは呆然としていた。アラジソは押しきるように続けざまにしゃべった。
「このまま隠しておくわけにはいきません。責められるとしても彼女には言っておかないと」
「待つんじゃアラジソ」
 サルタソは両手でアラジソの手を挟んだ。語気は強くないし表情も険しくない。だが若者を押し留めようとする老人の硬くなさがこの人にしては珍しく垣間見えた。
「ジャスミソは今そなたとの結婚を心の底から喜んでおる。せめて結婚してからあの子に言うことはできんのか?」
ゆっくりとサルタソは諭したがアラジソは首を縦には振らず横に振った。
「それじゃいけません。結婚する前に言わないと。後で言ったんじゃジャスミソは余計に苦しむことになります」
「しかしそなたが他のおなごと交わったなどとジャスミソが知ったらあの子はどーなる?とてもあの子には耐えられまい」
 サルタソのすがる瞳がアラジソには苦しかった。たった一人の娘がいま真実によってその幸福と心を壊されようとしている。その想像にサルタソは耐えられないのだ。
しかし耐えられないのはアラジソも同じだ。できることなら無かったことにしてしまいたい。彼女を傷つけるくらいなら!
でも自分の身に起こったことは事実だ。その事実は生きている以上アラジソとジャスミソの間に永遠に横たわるのだ。それを欺きとおすのは無理に違いない。
ジャスミソは聡明で鋭い。アラジソの嘘などいつかは見破ってしまうだろう。事実『アリ王子』の正体など半日で見破った彼女だ。
アラジソのほうにも隠しとおす自信はない。そしてそれ以前に既に二度も彼女に嘘をついて二度とも後悔しているアラジソはもういかなる嘘も彼女につくつもりはなかった。
 アラジソはその思いを正直に打ち明けた。
「それでもいま言わなくちゃ・・・・望んでいなかったとしてもぼくが他の女性と交わったことは事実です。それをジャスミソに隠したまま結婚はできません。隠しごとを抱えたまま結婚するなんてそんなのは不誠実です。ぼくはもうジャスミソに隠しごとはしたくないんです」
 彼が言い終わる時にけたたましい音が宙を裂いた。サルタソの後ろにあった花瓶が割れたようだ。きっとさきほどのカーテンが風に煽られて花瓶を倒してしまったのだろう。
そう思って破片が飛び散った位置を見やったアラジソは全身を走る冷たい衝撃に思いきり殴られた。
 「ジャスミソ……・・」
 彼の声は掠れていた。
534アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:01:37 ID:vqEeaGVO
 午前中の衣装の採寸が終わったジャスミソは噴水で一休みしてから宮殿内に戻った。戻ったところで廊下で話しこんでいる父と婚約者を見かけて彼女は声をかけようとした。しかし遠目には解らなかったが近づいてみると二人の様子はなにやらいつもと違っている。
二人ともいつにない険しい表情を浮かべていた。いつもは自分から見ても不思議なくらいこの二人は仲が良いはずなのに。ジャスミソはこっそり二人に近づいてカーテンの陰に隠れた。
最初はよく聞こえなくて、「このまま隠しておくわけにはいきません」というアラジソの声と「せめて結婚してからあの子に言うことはできんのか」というサルタソの声がどうにか聞き取れた。
自分の事を言っているように思えてジャスミソはもっとはっきり聞こうと位置をギリギリまで二人に近づけた。その拍子にカーテンが舞いあがって彼女は焦ったが幸い二人は気づかなかった。そして声がはっきり聞こえるようになる。
『しかしそなたが他のおなごと交わったなどとジャスミソが知ったらあの子はどーなる?とてもあの子には耐えられまい』
『それでもいま言わなくちゃ・・・・望んでいなかったとしてもぼくが他の女性と交わったことは事実です。それをジャスミソに隠したまま結婚はできません。隠しごとを抱えたまま結婚するなんてそんなのは不誠実です。ぼくはもうジャスミソに隠しごとはしたくないんです』



 「ジャスミソ…・」

 ジャスミソはカーテンを握り締めた。そうやって震える全身を支え、ぐらつく視界から身を守っていた。
「なんの……話を・・していたの?」
 彼女の声は今まで聞いたこともないほど掠れてか細かった。彼女が全てを知ってしまったことをアラジソもサルタソも悟らざるをえなかった。
535アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:02:28 ID:vqEeaGVO
 小動物のようにジャスミソは小刻みに震えていた。顔は痛々しいほど蒼白で、視線は宙をさ迷いながらもどうにかアラジソに視点を定めている。彼女はアラジソに呆然とした顔を向けた。
「アラジソ、あなた・・・・あなたいま何て・・・・なんて言ったの?」
 ゆらゆらと覚束ない足取りでジャスミソは近づいてくる。彼女が歩くのを駆け寄って助けてあげたい。そう思っているのにアラジソの足は床に吸いついて少しも動かなかった。体も心も凍結してしまっている。
彼に代わってサルタソが精神異常者のようにふらついて近づくジャスミソを制止した。
「ジャスミソ落ち着いて聞くんじゃ。アラジソは・・・・」
 するとジャスミソは父王に非難を滲ませた視線を投げた。アラジソに向かうべき激情が制止した父に逸れて弾ける。
「お父様、お父様アノレと何を話していたの?何のお話!?」
「落ち着くんじゃジャスミソ!」
「イヤ・・・・」
両手で口元を押さえてジャスミソは再びアラジソを見た。彼女の美しい顔に涙の露が零れているのを見てアラジソの心は暗転した。
「嫌よ・・・・」
 小さく被りを振りながらジャスミソは涙を流した。口を押さえていた手をアラジソに伸ばす。アラジソは一瞬彼女の手から逃げたいと思った。
しかし彼女の手の感触が頬に当たると逆に逃げられなくなる。このまま涙となって彼女と一緒に溶けてしまえたらこんな事実から逃げられる。無理な想像でアラジソは自分を守ろうとした。
 「嘘だわ・・・・嘘よアルそうなんでしょ!?」
 ジャスミソは今や全身全霊でアラジソにすがりついていた。彼女の瞳の中で自分への信頼が根底からぐらついているのをアラジソは見てしまった。
これ以上傷ついた彼女を見ていられない。そしてなにより自分を信じられない彼女を見ていたくない。
アラジソは目をそらしてしまった。そして全てを肯定した。
自分から目を背けたアラジソにジャスミソは愕然した。その瞬間に彼女の信じていた世界が壊れてしまった。
「ひどい・・・・」
536アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:03:13 ID:vqEeaGVO
 震えながらジャスミソは駆け出した。全身が痺れていてうまく走れない。頬から離れた彼女の手の感触を追ってアラジソは後姿に手を伸ばした。
「ジャスミソ!」
 すぐに彼女に追いつくと手を取り、もがいて離れようとする両手首を捕らえた。アラジソは夢中になって弁解しようとした。何も考えられなかったが今言わなければ永遠に機会は訪れないと解っている。
なのにまともな説明は口から出てこない。ただ彼女への思いだけが言い訳のように口から飛び出した。
「ジャスミソ待ってくれ!ぼくは君しか好きじゃないんだ!本当に君が好きなんだ!」
しかしジャスミソは心に壊滅的な被害を受けてとても話を聞ける状態ではなかった。
「いやっ!いやっ!」
彼の話を聞かず逃れようとただただもがく。ジャスミソの魂は引き裂かれて悲鳴をあげていた。彼女の中で『アラジソが別の女と情交した』という事実だけが嵐となって駆け巡る。
このとき最も建設的な発言をできたのはサルタソだった。彼は激昂する娘をなだめられるように事実だけを訴えた。
「アラジソは仕方なかったんじゃ!おまえと結婚する前におなごの抱き方を覚えんことには結婚できない約束だったんじゃ!お前たちが婚約したときに重鎮たちに決められたことだったんじゃ!」
サルタソの声は悲鳴に近かった。そしてそれまでもがいていたジャスミソは動きを止めて床に崩れ落ちた。慌ててアラジソは彼女を支えようとする。サルタソは無念そうに続けた。
「じゃからアラジソは重鎮たちに従って用意したおなごに事の為し方を教わったんじゃ。そなたとの結婚を上手くいかせるためにの。わかっておくれジャスミン」
 呆然とへたりこむジャスミソにアラジソはすがるように視線を注いだ。返事をしてくれ。『わかってくれお願いだ』と彼は言いたかったが結局何も言うことはできなかった。
「イヤ・・・・」
 ジャスミソの顔が哀しみに歪んでいくのをアラジソは絶望して見守った。
「嫌よ・・・・ひどいわ・・・・ひどいわ!」
 立ちあがった勢いでジャスミソはそのまま駆け出した。アラジソに背を向けて走り去る。
「ジャスミソ!」
 彼女の小さな背中に向かってアラジソは叫んだが追いかけなかった。追いかけて何になるだろう?彼女はいまこれ以上ないくらい傷ついているのだ。
言えばどうにかなる。アラジソはそう思っていた。時間はかかってもいつかは彼女は許してくれる。彼はそう信じていた。
本当にそうだろうか?今の彼女を見てもそんなことを信じていられるか?
自分は彼女の心を傷つけ、幸福を台無しにした。それでも自分と彼女の関係は普遍的で磐石なものであると彼は思っていた。
その磐石であるはずのものまで自分は失ってしまうのではないか?その想像のあまりの恐ろしさにアラジソは一人絶望した。
537アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:04:01 ID:vqEeaGVO
それから一周間経ったがジャスミソは誰とも会おうとしなかった。部屋に篭ってアラジソはもちろんサルタソにさえ会おうとしない。あれほど嫌っていた『籠の中の鳥』という状態に自らを追い込んで外界との接触を頑なに拒んでいる。
裸ジャーだけが彼女の傍で呼吸することを許されていた。サルタソは「このままジャスミソが儚くなってしまうことはないか」と悲嘆に暮れていたがアラジソはそんなことは心配していない。むしろ信じていない。
ジャスミソは強い女の子だ。かなりショックを受けてはいるがこのまま憔悴死したり自害するだなんてことはあるはずがない。裸ジャーは四六時中ジャスミソの部屋の前で項垂れているアラジソにときおり顔を見せた。
心配そうにアラジソを見上げる裸ジャーの頭を彼は撫でてやる。裸ジャーが騒ぎ立てでもしないかぎりジャスミソに悪い変化はないだろう。それでアラジソは僅かな安堵を手にしていた。
しかし彼女が二日ほど食事に手をつけなくなると無け無しの安堵は瞬く間に消滅した。サルタソも居ても立ってもいられなくなりアラジソと一緒に彼女の部屋の前で右往左往する。
アラジソは彼女の部屋のドアを力の限り叩いた。
 「ジャスミソ!ぼくを殴っても蹴ってもいいから何か食べてくれ!お願いだ!」
 腹の底から彼は叫んだ。このさい許してくれなくてもいい。とにかく無事であってほしい。
アラジソは激しい焦燥に焼かれた。苦悶する彼の一部始終を見てきたジー2−たちはこの状況についに耐えきれなくなり騒ぎ立てる。
 「こゆときアタシどーしたらいいの?あたしジ・エンドものは苦手なの!ハッピーエンドがいいわあ!アタシどーしたらいいの〜!?」
 どっかのおばさんの格好になって目にハンカチをあててジー2−は泣き出した。つられてアブ−も限界だったのか泣き出してしまう。二人のどちらをなだめたらいいか解らず絨毯は二人のあいだで困惑していた。
アラジソは溜息をついた。本当は自分だって泣きたい。でも泣いたってどうにもならないのも解っている。誰より泣く権利のあるジャスミソを差し置いて弱音を吐くことはできない。
凄まじい厚化粧で泣き喚くおばさんを演出していたジー2−はふと欠けているものを感じた。いつもは彼の変身に文句をつける奴がいない。
 「あのオウムちゃんどこいっちゃったのかしら?」
538アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:05:00 ID:vqEeaGVO
 「あんたも強情だよなーったく!誰にも会わないでウジウジウジウジやってらんねーってんだよ」
 大きな寝台に体を放り出していたジャスミソは頭上から響いてくる耳障りな声に目を開けた。どこから入ってきたのか極彩色の羽をせわしなく動かせてオウムが部屋の中を泳ぐように飛んでいる。このダミ声の持ち主にジャスミソは剣呑な視線を注いだ。
 「なによイアーグォ。なにしにきたの?」
「ヘッ!けっこうなご挨拶だなーお姫さんよお!せっかく心配してわざわざ来てやったってーのにその言い方はないんじゃねーの!」
 喚きたてながらイアーグォは寝台の飾りにとまった。主人に悪さをしないかと裸ジャーがオウムを注視する。ジャスミソは生気のない声で素っ気なく答えた。
 「あなたになんて心配してもらわなくてもけっこうよ」
 食事を取っていないので力が出ないのか、いつものような溌剌とした喋り方も王女らしい気品に満ちた語気も見当たらない。しかし気力のない彼女に構わずイアーグォは耳障りな声でまくしたてた。
「そうは言ってもよお、みんなどいつもこいつもあんたの心配しててもうこっちはやってらんねーっての!どうすんだよ!?このまま飲まず食わずってわけにはいかねーだろ?さっさとどーにか決めてくれよ!」
 「うるさいわね!放っておいて!!」
 機嫌も気分も悪い時にやかましい声で喚かれてジャスミソは激怒した。枕を鳥に投げつけて反対側を向いて寝転がる。枕の砲弾をかわしたイアーグォは再び飾りに着地するといつになく真面目な声で呟いた。
 「アラジソと別れんのかよ?」
 ジャスミソは目を見開いた。心が震撼している。体を起こしてイアーグォのほうを向く。鮮やかな羽を持ったオウムは最初から装飾の一部であったかのように済ましてそこに止まっていた。
 「なにを言っているの?」
 震える声音をジャスミソは他人の声のように感じた。自分が違う次元に来てしまったかのような違和感が彼女の体を包んでいる。イアーグォは再びまくしたてた。
 「つまるところはそーゆーことになんだろ!?あんたがアノレを許せないんだったら別れる!それが嫌ならあんたが折れるしかないんだぜ!?アノレはあのとーりあんたしか見えちゃいねーけどよ!」
539アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:05:47 ID:vqEeaGVO
 体温が引き潮となって奪われていく。血の気が引いたジャスミソの顔は真っ青になっていた。アラジソと別れる!彼女は恐慌した。
考えたこともなかったのだ。それまで「アラジンが他の女と情交した」という事実だけがぐるぐる回って彼女を心の闇に突き落としていた。それだけで頭がいっぱいでその先にそんな選択肢があるなど思いもしなかったのだ。
それをイアーグォに突きつけられて初めてジャスミソは自分と彼の関係がそこまでの危機に遭遇していると気づいたのだ。
イアーグォは『それみたことか』と言わんばかりに冷静にこちらを見つめている。ジャスミソは呆然した。
 アラジソと別れるなんて考えられない。
 彼女はなんの疑いもなくその結論を出していたが気持ちはその答えについてこれない。再びアラジソが他の女としたことを思い出して彼女は自失のうちに呟いた。
 「でも嫌よ…・他の女の人と一緒に過ごしただなんて…」
 これはイアーグォに向けたのでなく彼女の独り言に近かった。さらに腹を立てたらしいイアーグォは今まで以上にやかましく喚いた。
「だーから仕方がなかったっつってんだろーがっ!あーもう!あんた今までアノレの話聞いてたのかよ?!アノレは一度ほかの女と寝なきゃあんたと結婚できないんだぜ?好きも嫌いもイヤよもあるかよ」
 ジャスミソの頬に涙が滑った。それを見た裸ジャ―はイアーグォに唸り声をあげる。
 「でもそんな・・嫌だわ…」
 震える涙声でジャスミソはなおも拒んだ。頭で整理できても心が「嫌だ!」と叫んでいる。なかなか承知しない彼女にイアーグォは痺れを切らして怒鳴りつけた。
 「アノレだって嫌だったんだよ!好きでやったと思うか!?」
 「でも私に黙ってそんなこと…!!」
 「じゃあ言って欲しかったのかよ!?『これから他の女とイイコトするぜ。おまえのためだから黙って見てな』って言って欲しかったか!?」
 「アノレはそんな言い方しないわっ!」
 「どー言ったって一緒だろ!あんたホントに言ってほしかったのかよ!?アラジソに!」
 哀しい事実にジャスミソは慄然した。アラジソはどうしようもないときしか嘘をつかない。王子にならなければ結婚できないと思って嘘をつき、そして本当のことを言えなくなった。
従わなければ結婚させないと言われ、自分の為すことをジャスミソに言えなかった。彼がなぜ黙っていたのか彼女にはよくわかる。
もし事前に言われたなら自分は泣き喚いて反対したに違いない。すがりついて「お願いだからやめて!」と懇願するに決まっている。そうして彼女と重鎮たちの板ばさみにアラジソとサルタソを追いこんだに違いない。絶対にそうした。わかっていたなら!
アラジソは言わなかった。だから目を逸らしたのだ。なぜ気づかなかったのだろう?あのとき既に彼は苦しんでいたのに!
 「ったぁく!アラジソもバカな奴だぜ。上手いこと黙ってりゃいーのによお!そしたら今ごろ人生バラ色の絶好調だぜ?バカ正直すぎて泣けてくるぜ」
 イアーグォの言葉はジャスミソを考えの淵から呼び覚ました。
 「アノレは私を騙すようなひどい人じゃないわ」
 自分が彼を拒んでいる立場なので少し控えめに言った。しかしイアーグォを怒らせるには充分な言葉だった。
「なんだよ!あんたアノレのこと責めてんのか誉めたいのかはっきりしろよ!付き合いきれねーぜったく!」
 イアーグォの神経を逆なでする声と彼女にしてみれば汚い言葉使いがジャスミソを再び憤慨させた。ワガママな子供のような言い草でジャスミソは言った。
 「あなたになんか私の気持ちがわかるもんですか!」
「ああ!わたりたかないね女のヒステリーなんざ冗談じゃないぜ!でもあんたにどーにかしてもらわないとどいつもこいつも辛気臭くていけねーんだよ。あのジー2−まで葬式みたいな顔してやがんだぜ!?居心地が悪いったらないぜ」
 「だったら出ていけばいいじゃない!放っておいて!」
「ああ!そうさせてもらうぜ!お姫様のご機嫌取りなんざやりたかないね!アラジソじゃあるまいし!」
 主人を怒らせたイアーグォに裸ジャーは噛みつこうとした。オウムは器用にそれをかわして飛び立つとジャスミソの頭上を旋回する。
 「だけどこれだけは言っとくけどよ!アラジソはいつだってあんたのことを思ってて、あんたのためを思ってんだよ!それだけはわかっとけよ!」
 ジャスミソを黙らせるに充分な捨て台詞を吐いてイアーグォは部屋から飛び去っていった。「まぁ〜ったく冗談じゃねーぜ。なーんでオレがこんなおせっかいしなきゃなんねーんだよ柄じゃないぜ」という文句が遠くで聞こえ、やがて小さくなり消えていった。
540アラジソ×ジャスミソ:2005/10/23(日) 03:06:38 ID:vqEeaGVO
 ジャスミソは寝台に突っ伏した。イアーグォの無礼な言葉の数々が頭の中で鳴り響く。
生まれてからずっとジャスミソはこう言われてきた。「伴侶となる方がどんな方であれ、夫のすることには不平を言わず従わなければならない」と。彼女にとっては性交もそのうちの一つに過ぎなかった。
どんなに嫌いな相手だとしても、あるいは生理的に受けつけられないような相手だとしてもいつかは結婚しなければならないジャスミソは、深く傷つかずに済むように「従え」とだけ教えられた。
詳しくは語られず彼女は王族としての一つの義務として性交を受けとめていた。
アラジソと婚約してからその教育方針は一変する。それは愛の行為であると彼女は改めて教えられた。好き合った相手と結婚することが決まったので教育の仕方もそれに合わせて変化したのだ。
このあいだまで「義務」として教えられたものが「無上の愛の行為」として語られることにジャスミソは驚いた。しかし全く理解できないわけではない。
アラジソと一緒に過ごすということは単に同じ空間にいるということではない。見つめ、触れ合い、口付けを交すことである。
肌に触れ合い、唇を重ね、髪を撫でて抱きしめ互いの熱を分かち合う。そんな恋人同志の触れ合いをしていくうちに「この先に何か行為がある」とジャスミソは悟った。
それが「愛の行為」と同一であると彼女は知識ではなく感覚で知っていた。彼女の中で「義務」であったものは「愛の行為」として新しい指標を打ちたてた。
その「愛の行為」をアラジソは別の女としたという。
ジャスミソは混乱の嵐に放りこまれた。どういうことかわからない。「愛の行為」ではなかったのか?やはりただの「義務」なのか?
わけがわからなくなり「アラジソが別の女と行為に及んだ」という事実ばかりが浮き掘りになって彼女の中に刻まれた。
ジャスミソの性の観念はぐちゃぐちゃになってしまった。
もうなにがなにやらわからない。彼が知らない女と情交したことだけが彼女にわかっていることだった。
アラジソのあの腕が他の女を抱き、あの肌が他の女に触れ、あの瞳が他の女を見つめる。それを考えるとジャスミソは哀しくて悔しくて心を引き裂かれた。
なんと言われようとどんな理由があろうとこの苦しみは苦しみだ。苦しいものは苦しい。
『アラジソはいつだってあんたのことを思ってて、あんたのためを思ってんだよ!』
 知っているわ。そんなこと。
 イアーグォの言葉が心を打った。ジャスミソは涙をシーツに擦りつける。アラジソは自分を愛している。いつでも自分を思っている。
そんなことは知っている。でも思っているのは彼だけじゃない。自分だって彼を愛している。だから許せない。どうしても許せない。
 「ひどいわアノレ…・・ひどいわ……・」
 嫉妬という懊悩からジャスミソは逃れられなかった。いつまでも嗚咽を続ける主人に裸ジャーは項垂れて低く鳴いた。
541名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 03:08:23 ID:vqEeaGVO
今回はここまでです。長くて本当にすいません。
542名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 06:19:13 ID:8QSZt3lM
長文乙!
543名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 14:27:45 ID:a71zEaee
乙!
困惑ジャスミソかわいい・・・。
544名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:03:33 ID:piFyfGmv
心理描写すごいな・・・・キャラの口調とかまんまだし
イアー5まであってるよ すげーなGJ
なんでみんな反応薄いんだ?本格的なものはだめなのか、それともスレ住人が少ないのか?
とにかく作者さんがんばれ
545名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 23:34:08 ID:IEfwdjC8
乙でしたー
キャラの性格が凄く上手く掴めてますね!
546名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:04:44 ID:8QSZt3lM
547名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 01:13:12 ID:qwem4aXJ
イヤーゴカッコヨス
ジャスミソがピュアなだけにエロがどうなるか期待。
548アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:13:42 ID:u5gw5Cnr
 『エーー、こちらアグラ場―県警の広報担当ジー2−です。現在のところ現場はご覧の通りのお葬式状態となっております。朝から晩までお墓の静けさ。ここでは誰もが陰気な墓守の気分を満喫できます。
結婚式前にこの雰囲気はおかしーよねー!早く戻ってきて青い小鳥ちゃん!うわはーーーん!!』
 ポリスの変身を解いてジー2−は泣き出した。あれから一日経ったがジャスミソの様子に変化はない。アラジソはますます気落ちしてしまい、アヴーも絨毯も項垂れている。
 そんな彼らの葬式空気を換気したのはサルタソが持ってきた一つの文献だった。
 「これは蛇ファーの研究室に残っていたもんなんじゃがおもしろいことが書いてあるんじゃ」
 巻物を開いてサルタソは皆に文献を広げて見せた。この宮殿から蛇ファーがいなくなったあとイアーグォの証言で彼の隠し部屋が発見された。そこには彼が集めていた魔術の妖しい器具や貴重な文献の数々が残されていた。
それらの資料の研究が現在行われているのだがその一部を持ってきたらしい。皆は輪になって集まった。アラジソはまだ完全には字が読めないのでサルタソが音読する。
 『西の砂漠で最も日の沈む場所に近いオアシスに泉あり。日が沈む時かの泉にて禊を行い、忘れんと欲するところを唱える。即ち願い叶う也』
 アラジソたちはポカンとして黙りこんだ。古い言いまわしなので意味がわからない。したり顔でサルタソは言った。
 「わかりやすく言うとな、西の砂漠にある日の入りに近いオアシスじゃから一番西のオアシスじゃな。そこに泉があって、そこで日没とともに禊をしてから
自分が忘れたいと望んでいることを唱えると願いが叶って忘れることができるのじゃそうな」
 全員が互いの顔を見まわすのをサルタソは見守った。ジー2−は体の一部をマイクにしておずおずと喋りだした。
 「あーテステス、ただいまマイクの調整中。ウオッホン!つまりあれですか?覚えているいやーーなこと全部頭の中から消えちゃうってことですか?」
「そうじゃ」
「そりゃ魔法の絨毯も魔法の洞窟も魔法のラーンプ!もあったわけですから魔法の泉くらいあってもおかしくないっすけど…・どう思うアノレ?」
 サルタソの手前、大袈裟に否定する者はいないがみんな胡散臭いと思っている。ジー2―がやんわりと疑いを口にしているあいだアラジソは考えた。そして一つの答えに遭遇してサルタソを凝視した。
 「王さま・・まさかジャスミソに使うつもりなんじゃあ?」
 一同は粛然としてアラジソとサルタソの双方を見守った。サルタソは黙って見つめ返したのでアラジソは困惑する。
 「そんな…ジャスミソにそんなことをして何かあったら…」
 「ジャスミソがそこへ行く必要はない。そなたが行けばいいんじゃ」
 「え?でも肝心なのはジャスミソが覚えていることであってぼくのほうじゃ・・」
 「この文献にはまだ色々と書いてあるんじゃ。全部読んでもそなたたちを混乱させるだけじゃろうからわしが要約するとだな…」
 皆の前に広げていた巻物を自分のほうにたぐりよせてサルタソは読み始めた。皆が固唾を飲んでサルタソの一挙手一投足を見守る。
 「この文献によると、その泉で忘却せしめる記憶は本人のみではなく、その記憶に関わった人々全ての記憶を消すものである…・ということじゃ。
たとえばわしが『つまみ食いをしたことを忘れたい』と願えば、わし自身がそのことを忘れるだけでなく『つまみ食い』を見ていた全員がその事実を忘れると、こういう具合になっておるんじゃ」
 しばらくみんな口をつぐんだまま黙りこんでいた。皆を見まわしてからジー2−は質問する。
 「つまり、アノレが今回「他の女とピーー!をピーー!してピーーー!!までした(放送禁止用語につき効果音を入れさせていただきました)ことを忘れたい!」って願ったら、アノレもジャスミソもぼくらもみーんなそれを忘れちゃうってこと?」
 「ピーーー!までしてないよ!」
 「うむ、そういうことになるかの」
 ジー2−は巨大化して騒ぎ出した。後ろで絨毯も拍手している。
 「やったー!ナイスアイテム!ベリーマッチ!!これでジャスミソもみんな丸く収まるよ!さあアノレ!早いとこ行って嫌な事は全部忘れちゃおう!」
549アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:15:47 ID:u5gw5Cnr
 アヴーがアラジソの肩で催促するように騒ぎ立てた。しかしアラジソはまだ考え込んでいるのか懐疑的な表情を拭えない。
 「でも…・・そんなことして本当に大丈夫かな・・」
 「大丈夫だって!忘れたほうがいいことだってあるでしょ!?」
 「そうかもしれないけど…・」
 怪訝な様子のアラジソにサルタソはゆっくりと諭した。
 「そもそも本当に叶うかどうかはわからんのじゃ。行くだけ行ってみるのもいーじゃろう?気晴らしじゃと思って」
 「そうだアノレ!気晴らしにオアシスくんだりしようぜ!」
 ジー2−のはしゃぎようを見て確かに気晴らしが必要だとアラジソは思った。自分というよりみんなに。ずっと自分たちの問題のために暗い思いをさせてしまっているのだから少しくらいみんなに気分転換してもらいたい。
しかし部屋に篭ったままのジャスミソが心配で今は宮殿を離れたくないのも事実だ。それにそもそも「記憶を消す泉」だなんてものが本当にあったとしてもそれで全てが解決するとはアラジソには思えなかった。
忘れることができたら数日前のように温かい日常が戻ってくるに違いない。でも忘れただけならまた同じことを繰り返すかもしれない。気の進まないアラジソを納得させたのはサルタソの言葉だった。
 「アラジソそなたの気持ちもわかるがとにかく行って来てくれ。一刻も早くジャスミソになにか食べさせたいんじゃ。うまく記憶がなくなればジャスミソもきっと食事してくれるじゃろう。そうならなければそれまでじゃ」
 いざとなったら無理矢理ドアをこじあけて強引に食べさせようと思っていたアラジソはこの言葉に突き動かされた。結局ジー2−、アヴー、イアーグォを連れて砂漠に出かけることにした。
 出かける直前、アラジソはジャスミソの部屋のバルコニーに絨毯に乗って降り立った。バルコニーのドアもしっかり閉めてカーテンがかかっていたが声は聞こえるようになっている。中にいるだろうジャスミソに向かってアラジソは言った。
 「ジャスミソ、ちょっと出かけてくるよ」
 少し物音がしたがいつまでたっても返事はない。アラジソは溜息をついた。
 「ジャスミソごめん。酷いことしたのはわかってるけど……・いつかは帰ってきてくれるって信じてるよ」
 今度は物音さえなかった。アラジソはさらに心にオモリが沈んでいくのを感じながらバルコニーを後にしようとした。するとカーテンから裸ジャーが顔を出してきた。アラジソは裸ジャーの頭を撫でながら囁いた。
 「ジャスミソを頼む。絨毯を残していくから何かあったら彼をぼくたちのところによこすんだ。いいね?」
 裸ジャーはジャスミソを任されたことが嬉しいのか誇らしげに頷いた。
550アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:18:04 ID:u5gw5Cnr
 飛行機に変身したジー2−に乗りながら一行は西の砂漠を飛んでいく。そこでもアラジソはまだ懸念を抱えていたがふとイアーグォに目が止まった。そういえばしばらく彼のダミ声を聞いていない。顔もいつもに比べると神妙だ。
 「どうしたイアーグォ?珍しく無口じゃないか」
 少し皮肉っぽく言ったのは彼が嫌でも文句を言いたくなるようにするためだがイアーグォは表情を変えなかった。黙ってアラジソの肩に止まると真面目な声で言った。
 「蛇ファーが持ってた文献なら内容は確かだぜ?お前本当に今回の件忘れちまうよ」
 イアーグォが元を正せば蛇ファーの相棒であったことをアラジソはしばらくぶりに思い出した。いつもはやかましい鸚鵡がやたらと静かだったのはこのせいだったのだろう。あの文献は彼にしてみれば「蛇ファーの遺品」のようなものだ。
 「そうかイアーグォ…蛇ファーはどれくらい本物を持ってたのかな?」
「あのランプを探したやつだぜ?あいつの持ってる資料とかはだいたい当たってるやつばかりだよ。オレが気になってるのは蛇ファーがそんな泉を知っててなんで使わなかったのかってことさ。
それを使えばサルタソの存在の記憶を消してうまく立ちまわれば自分がサルタソになれたかもしれないんだぜ?」
 それを聞いて今度はアラジソが神妙な顔つきになった。確かにそれを知っていてあの頭の良い蛇ファーが使わないのは妙だ。なにかあるのだろうか?それに泉を使ったら本当に忘れてしまうかもしれない。
それがいいかどうか彼にはいまだに判断できないのだ。

 砂漠に点在するオアシスを三つほど通過し、そのつぎに見えた小さなオアシスでアラジソたちは降下した。砂嵐が地図を変えていなければこれが最西端のオアシスである。泉はすぐに見つかった。ヤシの木に囲まれたかなり広い湖があって、その中心に一つだけ突き出た岩がある。
直径2メートルくらいの円柱型の岩で、その中に明らかに人口に切り抜かれた穴がある。そこにも水が沸いていて岩風呂のようになっていた。
円柱といっても高さはあまりないのだが、側面にどこの言葉だかわからない象形文字がびっしり刻まれている。この岩風呂のような泉がそれに違いない。
 「たしか禊をしてから入るって言ってたよな?」
 「前から思ってたんだけどさあ・・ミソギってなに?」
 メガネをかけて聞くジー2−にアラジソはベストを脱ぎながら答えた。
 「体をキレイに洗って身を清めることだよ」
「じゃあこれからバスタイムってこと?えーアラジソのおヌードを拝みたい方はこちらにお並びください。一人1000ディナールです。お安くしときますよ」
 「だーれが喜ぶってんだよ男の裸なんかでさ!メスのオウムならわかるけどよ!」
 いったいどこでジー2−はそんな妙な商売を覚えてきたのか不審に思いながらアラジソは服を脱いで岩風呂ではなくその回りの湖で体を洗った。洗いながら考える。本当に忘れることが特効薬になるだろうか?
今までで忘れたいことがあるかどうかアラジソはゆっくり記憶を辿った。家族のいる子供を羨ましく思っていた小さかったときのこと?それとも貧しくて生きるのに大変だったこと?しかしそれを言ったら人生のほとんどを忘れることになる。
一つだけ本気で忘れたいことがあるとしたらジャスミソがあの蛇ファーにキスしたことだ。あれは忘れたい。本当に。
 「日没までまだ間があるな〜暇でしょーがないぜ」
 そう言うイアーグォをアヴーは水の中に引きずり込んだ。いつのまにかみんなで水のかけっこになっている。はしゃぐことでアラジソはここしばらくの緊張の堆積を溶かしていった。
551アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:19:36 ID:u5gw5Cnr
 『ありがとう探してくれて。どこにいたんだ探しててんだぞ?そう、悲しいことにぼくの妹なんだけどちょっと変わってて、この猿を王様だと思ってるんだ。
悲しいでしょう?でもまぁ商品は返しておきますよ。さあ行こう妹よ。お医者様が待ってるよ。おいおいそれはお医者様じゃないだろう?行くよ王様』
 一瞬振り向いた顔が整っていることに驚いた。
 『そりゃあ酷いね。アヴーもひどいって言ってるよ。あと何か力になれたらいいな、だってさ』
 身なりはよくない。肌も慢性的に汚れている感じがしたが顔はとても整っている。汚いところに無造作に置かれた磨かれる前の宝石。そんなイメージの彼だった。優しい眼差しと爽やかな動作が印象的な人。
 【彼の刑はもう執行してしまいました。死刑です。首をはねました】
 あの暖かい笑顔を見せてくれた首をはねただなんて。なんと恐ろしい男だろう。
 『ぼくはアリ・ア馬ブワ王子です!』
 会いたくないわ出ていって。傲慢な王子なんてうんざりだわ。
 『みんなが君を賞品みたいに扱ってる。君が決めることなのにね』
 とつぜん何を言い出すのだろう?自分の根底にある義憤を言い当てたことに驚かずにいられない。
 『世界を見せてあげるよ。君が知らなかった新しい世界』


 目を開けると暗くなった部屋が彼女の視界を埋めた。気だるい体をひきずってジャスミソは起きあがると部屋の灯りをつけた。そしてまた寝台に戻ると体をそこに沈ませる。
どれぐらいぶりだろうか?アラジソの夢を見るのは。彼が死んだと思っていたときは寝ればすぐに彼の夢を見た。ここ数日ずっと寝台に体を預けているのに一度も彼の夢は見ない。いま彼と出会った頃の夢を見てジャスミソは再び物思いに耽った。
「愛のない結婚なんてイヤ」とは言っても愛というものをジャスミソはわかっていなかった。それを理解したのはアラジソに会ってからで、それ以来彼しか相手に考えられなくなっている。二人は互いに引力を持って惹かれあった。
イアーグォの言葉がガンガンと鳴り響く。アラジソと別れたくはない。でも今のまま彼に会うこともできない。でも彼を失いたくない。ジャスミソは心の迷路をさ迷っていた。
 彼女が心の路地を行ったり来たりしているとドアを叩く音が聞こえた。外からサルタソの声が響いてくる。また黙ってやり過ごそうと思ったがそれまでと様子の違うサルタソの逼迫した声が彼女を扉へと走らせた。
 「開けるんじゃジャスミソ!大変じゃ!このままではアラジソが!」
 彼の名前を聞いてジャスミソは大きな扉を思いきり開けた。久方ぶりに娘の姿を見たサルタソは安堵の溜息を漏らした。
 「おお!ジャスミソ!来てくれたか!」
 「お父様、アノレがどうしたの?」
552アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:21:07 ID:u5gw5Cnr
 サルタソはその場でアラジソが泉へ行ったことの詳細をジャスミソに話した。絨毯と裸ジャーがそばに寄って一緒に聞く。
 「ところが後で解読された部分でわかったんじゃが、その泉で記憶を消す願いを叶えると、記憶一つぶんにつきなんと十年も寿命を奪われてしまうというのじゃ!」
 ジャスミソと絨毯は慄然とした。しばらくは状況が飲みこめず目を見開いて立ち尽くした。しかし彼女は賢いのですぐに我を取り戻し為すべきことを判断した。
 「アノレに知らせなくちゃ。すぐに!」
 ジャスミソが言う前に絨毯は発進できるように低く浮かんだ。ジャスミソはそれに飛び乗った。
彼女を乗せた絨毯はすぐに急上昇し西へ向けて猛然と飛んでいく。行く手にもうじき地平線と接吻する夕日が見えた。早くしないとアラジソが願いを叶えてしまう。
アラジソの暖かい笑顔と夢の中の蛇ファーが言った「死にました」という言葉、そしてサルタソの言った寿命が奪われるという言葉が交互に浮かんできてジャスミソの頭の中でもみあった。
 「イヤ!絶対イヤ!」
 一人叫ぶジャスミソを乗せて絨毯は茜色に染まった空を切っていった。


 「そろそろ日没だな?準備はいーい?アノレ?」
 ジー2−に言われてアラジソは西の彼方に下りていく黄金色の夕日を見た。もう一度顔を洗ってからアラジソは例の岩に近づいていく。側面に描かれた象形文字が不気味に見えた。本当に忘れるかどうかはわからないからたいしたことにはならないだろう。
そう言い聞かせて岩を登り、岩風呂の淵に立つ。そして改めて自分が今から忘れようとしている事柄を思い起こした。女との情交の三日間とそれにまつわる全て。アラジソは今も自分の肌にあの密会の部屋に蔓延していた麝香の匂いが染みついているような気がした。
ジャスミソの悲痛な表情を思い出す。ヒビ一つ入らないだろうと信じていた自分と彼女の絆がいま揺らいでいる。それが忘れることで安定を取り戻せるなら忘れるべきだ。なにか失うとしてもジャスミソとの絆ほどに重要なものではあるまい。
覚悟を決めてアラジソは泉へ一歩踏み出そうとした。そんな彼を呼ぶ声が遠くから響いてきた。幻聴かと彼は思った。今こんなところで彼女の声を聞くとは思いもよらないからだ。しかしその声の主は幻ではなく現実として突然アラジソの前に舞い降りた。
 「アノレだめよ!」
 「ジャスミソ!?」
 彼女がいきなり泉の上に舞い降りてきて驚愕したアラジソは踏み出しかけた足を思わず引っ込めた。久しぶりに見たジャスミソは少し痩せていたがその美しさは少しも損なわれていない。
 「よく聞いてアノレ。この泉は願いをかければ記憶を消してくれるけれど、その代わり願い一つにつき十年も寿命を奪われてしまう恐怖の泉なのよ」
 アラジソはその場に凍りついた。ジー2−たちも血の気を失っている。蛇ファーがこの泉を使わなかった理由はこれなのだ。アラジソは悟った。自分の寿命とひきかえに邪魔な記憶を消すのである。
年齢的に十年も死期を早められたら野心どころではない蛇ファーが使えるはずがない。
凝固してしまったアラジソをジャスミソは固唾を呑んで見守った。早くその岩から降りて欲しい。ジー2−は焦りながら降りるように促した。
 「アノレ、早く帰ろう。ここに来るのは間違いだったよ」
 しばらく視線をさまよわせていたアラジソは何かを憂慮した瞳でジャスミソを見つめた。
 「ジャスミソ。きみは僕のことを許してくれたの?」
 彼女は答えられなかった。そのことについては彼女自身が決着をつけないまま飛んできてしまったし、今それを聞かれるとは思っていなかったのだ。ジャスミソの逡巡をアラジソは拒絶ととった。眉根を寄せてアラジソは溜息をついた。
 「そこをどいてくれジャスミソ。僕はこの泉を使う」
553アラジソ×ジャスミソ:2005/10/25(火) 04:21:46 ID:u5gw5Cnr
 夕日は地平線に着水していた。瞬く間に沈んでいく。全員を驚愕させたアラジソは決意を篭めた瞳でジャスミソを見つめた。その場の静謐をジー2−が破る。
 「何を言ってるんだアノレ!そんなことしたら君の寿命が縮んでしまうんだよ!そんなことになったら大変だ!早く帰ろう!こんなところにもう用はないよ!」
 「そうだぜ!そんなことしたって何の得にもならねーよ!」
 ジー2−の肩でアブ−はけたたましく鳴いた。ジャスミソを乗せたままの絨毯も不安げに状況を見守っている。ジャスミソは震えながらアラジソを凝視した。彼の哀しい瞳が不安を掻き立てる。
 「そうよアノレ。どうして?」
 掠れた声を出すジャスミソにアラジソは淀みなく答えた。
 「このことを忘れなきゃ僕たちは一生ギクシャクして生きていかなきゃならないんだ。それだったら少しくらい死ぬのが早くなったって君と信頼しながら心の底から愛し合っていきたいんだ」
 アラジソだとて早死はイヤだ。ただ彼には事実を知ったときのジャスミソの哀しみようが忘れられないのだ。あんな思いを抱えたままではいつか破綻がくるように思えるのである。
それに彼は蛇ファーと違って若いぶん寿命というあの世とのボーダーラインをとても遠い岸辺のように感じていた。だからこんな無謀な決断を下してしまったのだ。
 「イヤよそんなの…やめて」
 視界がぐらつく中でジャスミソはなんとか意識を保っていた。アラジソが突きつけた決断はとても彼女が耐えられるものではなかった。彼が他の女と情を通じたこと以上にジャスミソを苦しめた。ジャスミソは彼をうまく説得する方法を必死に探しながら言葉を紡ぐ。
 「アノレ、こんなことは考えたくないけれどあなたの寿命がもし三十年だったとして、十年も奪われたらあなたはあと2年で死んでしまうことになるのよ!?」
 「六十年も生きれるかもしれないじゃないか。早く死ぬとは限らないよ」
 「それでも私は十年もあなたに取り残されて生きるのよ?そんなのはイヤ!」
 アラジソは目の前で必死に見つめてくるジャスミソを見た。この子を十年も置き去りにするのはかわいそうだ。そう思ってもアラジソの決意は変わらなかった。彼女と磐石の愛を取り戻すために。
 「それでもやるよ。君がまえみたいに心の底からぼくを愛してくれるように」
 アラジソの足が泉へ伸びるのを見てジャスミソの精神はついに限界に達した。
 「あなたを愛してるのは変わらないの!そんなに忘れたほうがいいなら私がやるわ!それならあなたの寿命は減らないでしょ!」
 半狂乱になってジャスミソは絨毯から飛び降りた。彼女の体が泉へ落ちるのを見てアラジソは考える間もなく飛び出した。
 「よせ!」
 渾身の跳躍でジャスミソを空中で抱きとめるとそのままアラジソは泉を超えて反対側の湖に落ちていった。咄嗟に絨毯が二人の下敷きになったが勢いのついたふたりの体重を支えきれずに一緒に湖に落ちてしまう。
アラジソはジャスミソをかばいながら深さ1メートルほどの湖底に落ちた。落ちたところが水で絨毯が下敷きになってくれたので大事にはいたらなかった。
 「ジャスミソ!ジャスミソ!」
 彼女の体を抱えてアラジソは叫んだ。ジャスミソに呼吸をさせる。怪我をした様子はないが激しく咳き込んでいるジャスミソの頬をアラジソは両手で包んだ。
 「ジャスミソ・・」
 彼はたったいま死ぬような思いをした。この世で最も大事な人がそれこそ死を顧みない無謀なことをしたのだ。自分がしようとしたことをすっかり忘れてアラジソはジャスミソを抱きしめた。彼女の細い体をしがみつくように抱きしめた。
 「ジャスミソ…ああ・・なんてことを・・ジャスミソ!」
 彼の首に腕を絡めてジャスミソは抱き返した。彼を失わずに済んだことを心の底から神に感謝する。
 「アラジソあなたを愛しているわ」
 ジャスミソは彼の大きな手を握った。愛しそうにアラジソの手にキスする。
 「いつまでもそばにいて」
 彼女の震える声を聞いてアラジソは涙を零した。和解が成立したことを二人ともわかっていた。二人は半分水に浸かって泣きながら抱き合う。金色の夕日が最後の光線を放って地平線に溶けていった。
554名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 04:25:55 ID:u5gw5Cnr
今日はここまでです。KH派の方、長らくスレを占領しっぱなしですいません。投下物をお持ちの方はどうぞ分断して投下してください。
555名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 08:03:44 ID:CpJEMK72
ヤバイくらいに面白い。続きを楽しみにしてる。
556名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 16:01:17 ID:+AvwwVyR
このストーリーアラジソのオリジナルビデ男で欲しい…一応期待age
557名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 08:35:44 ID:SsMdG0PS
>>554
GJ!
ちょっと泣きそうにナタヨ…(つд`)
続き楽しみにしてる。頑張れー
558名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 00:24:25 ID:ElInXU7r
GJ!GJ!GJ!
家族が勝手にモデム替えててしかも設定仕方がわからないとかで四苦八苦してるうちに遅レスになってしまったスマソ!
繋げない間ずっと楽しみにしてた甲斐あった!!!つд<。メチャ良い話だよ!マジ神!!
とりあえず乙!
続き超楽しみにしてるから!
559名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 11:35:05 ID:O15SRp0Y
>>558 乙華麗― 神様も乙華麗でつ
560アラジソ×ジャスミソ:2005/10/29(土) 20:50:19 ID:Z0/0AI7u
それから2週間ほどジャスミソは寝こんでいた。体力が落ちていたうえに水に長時間浸かったり激しいアクションを取ったりしたので体調を崩してしまったのだ。アラジソは彼女をつきっきりで看病した。寝食も同じ部屋で行い一時も彼女のそばを離れなかった。
彼が看病している時間は今回の件で衰弱した二人の関係を治癒する良い機会となった。二人は寝ても覚めても側にいて、互いを労わるように見つめあう。互いの存在が何をもってしても代え難いものであることを二人は痛感していた。
この貴重な時間に二人はいくつかの約束をした。「浮気をしてはいけない」「どんなに辛くても嘘はつかない」などこれから歩む同じ道について二人は話し合った。
そうしているうちに二人の関係はすっかり修復され、今では以前よりもさらに強固な信愛が心を繋いでいる。
 「あなたの夢を見たの。出会った頃の夢。あのときのあなたはステキだったわアノレ。まるで宝石みたいに」
 二人は互いに粗末な格好をして出会った市場の様子を思い起こした。アラジソは驚いて笑う。
 「ぼくが?ぼくには君が宝石に見えたよ」
 「たしかに姿はみすぼらしかったけど宝石みたいに光っているように見えたわ。いまもそうよ」
 当時の思いがアラジソの心に去来する。あの頃はいろんな人にもっとよく自分を見てほしいと思っていた。たしかにやってることはこそ泥だけど心まで淀んではいない。それを誰かに認めてもらいたかった。
ジャスミソはそんな彼の心に宿る輝きを見つけてくれた。アラジソが王女でもなんでもない彼女の魅力を見つけたように。照れ臭そうに首の後ろを撫でながらアラジソは彼女を見つめて言った。
 「あのとき僕はきみを助けたけど、そのときにはもう君のことが好きだったんだ。本当だよ」
 心の中に喜びの花が咲いたのをジャスミソは感じた。彼女は頬を染めて恥じらいながらアラジソを見つめる。それを見ると嬉しさと恥ずかしさが同時に咲き乱れてアラジソも頬を紅潮させた。
二人は嵐を乗り越えた。出会った頃の純粋な恋心と試練を乗りきった強い絆が二人の心を満たしている。結婚を迎えるのに最もふさわしい気持ちで二人は式までの時間を刻んでいった。
561アラジソ×ジャスミソ:2005/10/29(土) 20:51:21 ID:Z0/0AI7u
結婚式の1週間前から王女の結婚を祝う国民のお祭りでアグラ場ーは賑わっていた。アグラ場―の人々にとってはジャスミソが生まれて以来の吉事である。
式の前日アラジソはこのあいだ宮殿を襲った盗賊団が溜めこんでいた財宝の一部を絨毯に乗ってアグラ場―の上空からばらまいた。自分たちの結婚を祝ってくれる人々への彼なりのお礼である。こういったことをするのでアラジソは特に貧民層に人気が高かった。
 結婚を迎えるにあたって最良の精神状態を保っていたアラジソとジャスミソだが残念なことに結婚式は二度も台無しになってしまった。実は生きていたというアラジソの父が巻き起こした騒動で延期されてしまったのだ。
 父のことで苦悶するアラジソをジャスミソは優しく支えた。二人はまだ正式には結婚していなかったが近い将来に顕現するであろう夫婦の形がこのときに垣間見えた。アラジソが父と和解し、騒動が終息する頃には二人はまたさらに強い絆で結ばれていた。
二度の騒動を通過したことでアラジソが姦通した件が過去のものになってしまうとそのことは二人にとって少しも問題とならなくなってきていた。謀らずもこの騒動がその前の騒動の印象を薄めてくれたのである。
こうして様々な問題を乗り越えてアラジソとジャスミソは結婚した。サルタソもジー2−も感極まって泣いている。三度目の正直で今回ばかりは邪魔は入らなかった。
宮殿でも町でも今日は朝から晩まで宴会である。旨い料理に旨い酒、祝いの曲に祝いのダンスが披露され、宮殿は絢爛な祝宴に沸いた。
しかし式の当日の新郎新婦ほどまともに食事ができない役割はない。アラジソとジャスミソは宴会場ではほとんど食事を取らなかった。アラジソはたくさんの人々に祝い酒を勧められたが彼が飲む前にサルタソが代わりに断ってあげていた。
彼にとってはこれからのほうが本番の結婚式になる。酔ってなどいられない。
アラジソとジャスミソは少しのあいだ宴会場から下がって別室で鳩料理を食べた。こうして共食することで観念的に一つになったことになるのだそうだ。
 「疲れたかいジャスミソ?」
 給仕をする召使以外は誰も居ない。祝宴の喧騒を遠くに聞きながら二人はやっと静かな時間を手に入れた。前日からずっと緊張が皮膚を固めていたのだ。ジャスミソは夫となったばかりの青年に微笑みかけた。
 「いいえ。少しも疲れてないわ。あなたと結婚できたんですものアラジソ。疲れなんか感じないの」
 出会った頃から美しかったが今日のジャスミソは今まで見てきた中でも格別に綺麗だ。彼女の微笑みに見とれながらアラジソは彼女の頭にかかっているヴェールをつまんだ。さっきは一度これで顔の半分以上を覆っていた。
それを外すのも儀式のうちらしくアラジソは彼女を隠していたヴェールを食事の前に外した。出会ったときに彼女が被っていたみすぼらしいフードを思い出しながらアラジソはヴェールを引っ張って給仕たちに隠れながらジャスミソにキスした。
二人は微笑み合って、何かおかしいわけではないのだが笑った。彼女の細い腰に手を回してアラジソは抱き寄せる。ジャスミソの質感が感じられる。この質感が今夜は自分と一つになるのだと思うと今までとは違う緊張がアラジソの体に走った。
そのあとこっそり宮殿を抜け出してアラジソとジャスミソは密かに息子の結婚式を見ていた父親がアグラ場―を出立するのを見送った。父は新たな門出を迎えた若い夫婦に手を振った。
砂漠に消えていく父の背中にアラジソも手を振った。父はこれからも冒険やスリルを求めて生きていくだろう。自分は大切な人のために生きる。愛と誠実をもってして。
アラジソは傍らに居るジャスミソを少し荒っぽく抱き寄せた。驚く彼女に口付ける。
 (そうだ。ぼくは君のために生きるんだ)
 いつもより強引な彼をたしなめるようにジャスミソは見つめてきた。彼女の色っぽい仕草が嬉しくてアラジソは抱きしめる。ジャスミソの質量を感じながらアラジソはこれから迎える『二人の結婚式』へ向けて新たに心を固めていった。
562名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 20:57:25 ID:Z0/0AI7u
今回はこれだけです。毎度場所をとってしまってすいません。ちょっと行き詰まってしまってますのでもう少しお待ち下さい。次こそはエロが始まってるはず!
>>555-559 暖かいご感想どうもありがとうございます。励みになります(つд`)
563名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 22:33:20 ID:lvGyS1MO
仲直り アラジソ&ジャスミソ やたーーー!!
神様乙ですー(`∀´)ノ
564名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:03:40 ID:+H/8Ko1C
乙です!
「少し荒っぽく抱き寄せ」らへん、ホントエンディングのアラジソがそのまま浮かんできたよー素敵!
そしてそこにアラジソの心境を重ね合わせるとムフフですなwいつもより強引な所が納得でつね♪
GJ!(>∀<)ノ続きがんがって下さいね!
565アラジソ×ジャスミソ:2005/10/30(日) 16:16:13 ID:Qsiz4svP
 『こちらは夜のアグラ場―宮殿です。ただいまこちらでは本日正式にジャスミソ王女とご結婚されたアラジソさんがいよいよ寝室へ向かおうとしております。
果たしてこれからめくるめく薔薇色の時間をすごすことになるのでしょうか?ちょっとご本人に聞いてみましょう。アラジソさん準備のほうはよろしいですか?』
 「いい加減にしろジー2−!」
 『以上アラジソさんのコメントでした。自信たっぷり!意気込みバッチリ!余裕の表情であります!』
 「余裕なんかないよ!もうよせったら!」
 太陽と入れ替わった月が空に鎮座する頃になっても宴会は続いていた。今夜はアグラ場―中が夜を徹しての祝宴で盛り上がることだろう。
宴会を辞したアラジソとジャスミソはそれから別行動になった。ジャスミソは王家の浴場で長い入浴をし、アラジソはいつも使用している来客用の浴場で体を洗った。
ジャスミソの仕度は時間がかかるので彼は少し暇なのだがそこにジー2−がリポーターの格好で現れた。一人でジャスミソを待っていると気が気でないのでジー2−やアヴー、絨毯が来てくれるのは嬉しいのだが青い魔人のからかいようはアラジソの緊張を掻き乱すばかりだった。
 「そうからかってはいかんぞ。アラジソはこれからが本番なんじゃ」
 宴会場にいると思っていたサルタソまでやってきた。ジー2−を止めてくれたのはありがたいが、これから彼の娘とすることを思うとアラジソは居たたまれない気持ちでいっぱいになる。
 「アラジソそなたを息子にできたことをとても嬉しく思うぞ。これからが正念場じゃがそなたはもう為し方を習得しておるはずじゃから大丈夫じゃ。気負わずことを為すがよいぞ」
花嫁の父にこんなことを言われてアラジソは気が遠くなった。
しばらくそこで気の置けない連中と話していると三人の侍女が来てアラジソを呼んだ。アラジソは咳払いをして侍女に続いた。
「がんばってアノレ!」「がんばるんじゃぞ!力を出しきるんじゃ!」「キキ−!キー!キャッキャッ!」「フレー!フレー!ア・ラ・ジ・ソ!!がんばれがんばれア・ラ・ジ・ソ!!」などの声援を受けながらアラジソは最高に恥ずかしい気分で彼らに手を振っていった。
 7人のチアガールになって応援していたジー2−はアラジソの姿が見えなくなると今度はおばさんの姿になって「ウチの子、ちゃんとできるかしら?心配だわ!」と言ってまた泣き出す。すかさず絨毯がハンカチを出してあげた。
566アラジソ×ジャスミソ:2005/10/30(日) 16:17:18 ID:Qsiz4svP
侍女についていったアラジソは大きな寝室に通された。中央に天蓋付きのベッドがある。一瞬、見知らぬ女と交わった部屋が視界にダブったがあれよりもベッドも部屋も大きいし細部に渡るまでシンプルで豪華だ。
カーテンが薄い膜のように寝台を覆っているので中が見えない。あそこにジャスミソがいるのかと思ったが「ここでお待ち下さい。姫君はまもなく参られます」と侍女が言ったのでまだここには居ないようである。
壁際にあるカウチに座らされたアラジソを残して侍女たちは一礼すると部屋を出ていった。アラジソは部屋を見まわした。円形の広い部屋で高い天井はドーム型だ。天上から吊るされたランプが部屋を照らしている。
他にもたくさんのランプがあちこちにあって部屋を明るくしていた。だいたい部屋の内部を見てしまうとアラジソはまた暇になって俯く。大きな溜息を吐いてアラジソは手を合わせた。
 ジャスミソと結ばれる。
 心の水面に細波がたつ。それはたちまち大きなざわめきとなってアラジソの中で渦を巻いた。彼女を愛している。心の底から。だからこの状態は自分が考え得る中で最も喜ばしいものだ。しかし本心を言えばアラジソは怖い。
果たしてうまくいくだろうか?ジャスミソを傷つけはしないか?酷い結果になりはしないか?
様々な想像が駆け巡る。嬉しいには違いない。でも今は畏れや緊張のほうが彼の中で主導権を握っていた。背もたれに体を預けてアラジソは天井を仰いだ。また溜息をつき、今度は姿勢を正す。
落ちつかない。アラジソは自分の手で自分を叩いた。こんなんじゃいけない。もうここまで来たのだ。ジャスミソは結婚してくれた。ドブネズミだった自分と。ここで自分がしっかりしなければ彼女を傷つけるかもしれない。
そもそも彼女をあんなに傷つけてまで手に入れた技量なのだから使わなければ割に合わない。技量といってもまだまだ初心者だがアラジソは自分が知っていることはすべて彼女に注ぎ込みたかった。彼女をなるべく優しく愛してあげたい。
彼はこれからジャスミソにすることを思い描いた。彼なりにスケジュールは決まっている。うまくいくかはわからないがその予定表をアラジソはおさらいした。
ふと思ったのは彼女がどんな姿で現れるかということだ。いつもみたいな服だろうか、それとも豪奢なドレスだろうか?まさか最初から裸なんてことは……
アラジソは赤面した。先に女と交わっておいたおかげで女体にある程度の免疫はできたがジャスミソとなれば話は別である。想像しただけでおかしくなりそうなのに本当にこれから彼女の肌を目の当たりにして自分が冷静でいられるかどうかアラジソには少しも自信がない。
せめて鼻血を出して倒れるなんて事態にならなければいいが…………
567アラジソ×ジャスミソ:2005/10/30(日) 16:18:06 ID:Qsiz4svP
アラジソがあれこれ考えて頭がパンクしそうになったころ複数の足音が聞こえてきた。彼の心臓は飛びあがった。たくさんの侍女たちがヴェールを垂らして反対側のドアから寝台まで道を作る。
そのヴェールの道を複数の女性が歩いてきた。両脇にヴェールが垂れているのでアラジソからは誰が歩いているのか見えない。ランプの光に映し出された人影だけが見える。その影の群れの中にジャスミソを見つけた。
影とはいえ自分が彼女を見違えるはずがないとアラジソは信じている。ジャスミソの影はゆっくりと寝台に近づいていった。影から察するとあまり大袈裟な装身具は付けていないようだ。アラジソは息を詰めてジャスミソの影を追った。
彼女の影が寝台に着くと数人の女性が彼女を取り囲んだ。ジャスミソは両手を水平に上げる。侍女たちはそこで彼女に服を着せ始めた。
アラジソの心臓は自己主張するように大きく脈動した。目の前でジャスミソが服を着ている。どんな服を着せられているのかまではわからないがその様子が影となってアラジソの前で展開された。
あそこにジャスミソが居て、あそこで着替えている。アラジソの咽は一気に渇きを覚えて何度も唾を呑みこんだ。近い将来自分の胃袋に納まるであろうご馳走の調理段階を見せつけられる。まさにそんな気分だ。
彼はいつのまにか食いいるようにジャスミソの影を見つめていた。あそこにこれから自分に嬲られようとしている肉体がある。この世で最も美しい(と彼は信じている)愛しい女性が自分を待っている。
侍女たちはゆっくりともったいぶるようにジャスミソにヴェールを着せていく。その動きがアラジソにはやたらと緩慢に見えた。目の前の光景に焦らされたアラジソは激しい焦燥感で体を焼いていた。
568名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:20:24 ID:Qsiz4svP
短いですがこれだけでも投下しときます。次からは始まっているはず・・・
>>563ありがとうございます!>>564浮かびましたか!嬉しいです。あそこのアラジソは異様にやる気満々ですよね。ありがとうございます。
569名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 20:19:22 ID:wYsY60G0
>>568
乙です!
王族だけに初夜も物々しく一筋縄じゃ行けないのですね〜厳かな感じが伝わってきましたよ(´∀`)
キャラだけじゃなく情景描写もお上手でビクーリです。
楽しみにしてますのでがんがって〜!
570名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 17:47:51 ID:vKO/6u5C
ジー2ーにからかわれるアラジソが原作ソクーリ!!自分もアラジソと同様ジャスミソの着替えをじれったく思っております!!
571名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 09:14:04 ID:ldDmeqRm
>>568
乙です!
続き楽しみにしてます


572名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 11:17:36 ID:oGyLYenc
アメリカでディズニーキャラのエロ絵が放置されているサイトがいろいろあるので、
ここも妙な当て字はいらんと思うのだが…
573名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 12:21:27 ID:IvjYoI48
>>11がありならリク×ピノキオのほのぼのキボン
574名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 17:38:50 ID:iaRFEmLa
>>573
801板へドゾー
575名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 19:38:33 ID:JPeGjLM+
age
576名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:16:52 ID:z0e6c0Ni
>>572
よろしければ詳細キボンヌ
577名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 00:04:07 ID:nf8qL5bN
実際見たのではムーランが裸でアソコにムーシューを突っ込んでる絵(かなりアニメ絵に近い)
あと隊長やシャンユーにはめられてた。

検索は「Mulan naked」とかだったかな…
あと聞きづてにはターザンジェーンのエロ画もあるって(アンチディズニーの人が描いてるらしい)
…幹とプー以外はかなりイイ加減なのかもしれん。
578名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 09:58:36 ID:UEKTcFS9
「Dis/ney porno」とかで検索すると、かなりの数のサイトが出るよ。
ここの住人はもうみんな知ってるのかと思ってた。
自分は、プリン/スとプリ/ンセスの絡みが見たいわけで、
姫のほうにはチカラ入れてるけど、王子のほうは…なところが多くて、ショックだった。

ところで、王子のほうって需要ないのかね?
自分はプリンセ/スのグッズがあるのなら、
プ/リンスのほうも商品展開をキボンヌしたいところなんだけど…って、スレ違いか。スマソ。
579名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 13:02:22 ID:+fslEyM9
>>578 プリン巣だったら似たようなキャラ多くね?まぁ俺はフィリップが好きだがな
580名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 19:29:33 ID:X9C/styh
581名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 08:32:27 ID:S/0ypKqm
画像検索で見つけた蛇ファー×ジャスミソなんか悪っぽかった
582名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 09:34:15 ID:PyREvqjR
age
583名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 22:12:32 ID:xN7o0TjB
>>577-578
サンクス!これからぐぐってみまつ(・ω・)ノ
姫グッズって基本的に女児向けじゃん、日本は王国、海の客層見てもやっぱ女性が多いっしょ。
本国の王国行ったら結構王子(とかターザソ、ピーターパソ)グッズあったよ。
再びスレ違いスマソでした。
584名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 21:26:44 ID:6SdZ0itX
age
585名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 21:42:08 ID:oAEQSCt0
age
586名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 07:56:32 ID:00B9ndY0
>>580
他にありませんか??
なんか見れない(´・ω・`)
587名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 07:57:52 ID:00B9ndY0
間違えてアゲてすまった…
ゴメンナサイ
588鬼畜シャン×ムーラン:2005/11/07(月) 23:51:19 ID:SrA/alQy
フン族の群勢をその小さな身一つで壊滅させた男装の少女…しかし、ついにその秘密がバレてしまった。
隊長リー・シャンはピン…男として信頼の置ける少年と信じていた…の体を見て、愕然とした。
(女…)
「これには訳が!!」少女…ムーランは悲壮な叫びを上げた。
「どんな訳があろうと…」
シャンはムーランの髪紐と胸を締め付けていたサラシを引きちぎった。
そこにあるのは紛れもない女の体。
「…お前が俺を欺いていたことには変わり無い」
乱れた姿で、ムーランは青ざめていた。
「…私を殺すの?」
589名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 00:30:06 ID:nC/iRKIv
「…シャン」
「…命ごいか」
「…抱いて、欲しい…」
シャンは激高した。「恥知らずが!」
「命ごいじゃない、あなたでなくては…」
涙がムーランの目からこぼれ落ちる。
「心が凍えたまま死ぬのは嫌…」

シャンはムーランの体を見た。いかにもまだ異性をしらなそうな生娘の体だ。
ふつふつと男の欲がもたげる。
そうだ、こいつは滑らかな肌をしていた。男とは思えぬ肌に、どきりとしたものだ。
ムーランの細い肩を抱く。やはり陶器のよ
590名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 01:07:34 ID:nC/iRKIv
下も脱がされ、ムーランは腹に包帯を巻くだけになった。
シャンはマントで彼女の体をくるみ、甘くつぶやいた。「少しは暖かいだろう」
シャンの中心も熱を帯びてきた。
ムーランは頬を染める。本当にこんな男の反応を見るのが初めてなのだろう…
「注文はあるか」「名前を呼んで…ムーランと」
木蘭…美しい名だ。シャンはそう思った。
彼女の肌を愛撫する。なんだかぎこちないが、それなりに感じているようだ。「や…そんなとこ、ダメ」
「ここ…弱いだろ」「やだ…」べろり「ひゃん!」

ひとしきり前技を終え…
591名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 01:41:37 ID:nC/iRKIv
シャンは自らの欲望のたけをムーランの秘部に突き立てた。
「あっ…!!」
シャンは容赦無く攻め立てた。一気に処女膜を突き、破る。
「痛ぁい…!」ムーランの目からボロボロ涙がこぼれる。

「血が…」
「ムーラン、動くぞ」
シャンが腰を揺するたび、結合部から随分血が出ている。私の体、もうどうにかなってしまったのかもしれない。
ムーランはそんなことを考えた。もういっそ壊れてしまえばいい。
そうしたらシャンは泣いてくれるかしら?

ムーランの意識はだんだんと遠のいていった…
592名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 01:58:06 ID:nC/iRKIv
翌日、シャンが見たのは、冷たくなったムーランの体だった。
シャンは狂ったように叫び、吠え、泣いた。
シャンユーに受けた傷が開き、ムーランの腹は血塗れだった。
医師いわく、もとから助からんだろうと彼女に伝えていたという。
それでもシャンは思った。
自分が彼女を殺したのだ…と。

(終)
593名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:36:28 ID:x7xptHM9
お疲れ〜シャン×ムーラン好きだから嬉しいよ。でも痛てぇ・・・・とにかくご苦労さんm(_ _)m
594名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 14:53:54 ID:hdmJmXjC
死にオチはモニョる。
595名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:25:47 ID:Yacg6bD6
自分もシャソ×ムーラソ好きだから読めて良かったんだけど、
死にネタはタイトルに死にネタって入れてくれると嬉スィな。
とりあえず乙でした。
596アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:27:43 ID:XruTc0YT
全ての動きがスローモーションに見えていたアラジソにはその時間は実際以上に長く感じられた。その長い時間をかけてジャスミソへの着付けを終わらせた侍女たちは一人ずつヴェールの道を帰っていく。
おぼろげな影が一つ一つ寝台から離れ、音もなく遠ざかる。二人の女性が寝台のカーテンを開け、ジャスミソを中に誘うのが見えた。王女の影が寝台の中に入るとカーテンは自然とおろされる。ジャスミソが寝台の位置に座ったのを見たアラジソは覚悟を迫られた。
彼女がベッドにいる。逸る気持ちをどうにか皮膚の下に押しこんで侍女たちが一人ずつ去っていくのをアラジソは見守った。
着付けをしていた侍女の影が消えていく。今度は寝台の側でヴェールを持っていた侍女が去っていき、順番に数が減っていく。アラジンの呼吸の間隔は狭くなっていた。彼女たちがどんどんいなくなっていくとヴェールの道も消えていく。
最後に二人の侍女が残り、一礼して扉を閉めながら退出した。閉じた扉のゴトン、という呻きがアラジソの心の中まで響き渡った。
アラジソは寝台を見つめた。室内を埋める静謐が彼の心臓を急き立てる。ランプの灯りに浮き掘りにされたジャスミソの影がこちらを向いている。黒い影から彼女の輪郭を想像しながらアラジソは彼女を呼んだ。
「ジャスミソ?」
カーテンの中からいつもの柔かな声が返ってくる。
 「アラジソ」
 彼は少しホッとした。ずっと影ばかり見ていたので本当に彼女がそこにいるのかわからなくなりそうだったのだ。彼女のほうもどこか安心したような声に聞こえる。
彼女の存在を確かめたアラジソは溜息をついた。ついで生唾を呑みこみ、頬を叩き、こぶしを握る。最後に大きな深呼吸をして寝台に向かってゆっくりと歩き出した。自分の呼吸がなぜか耳元で聞こえる。
ランプの火の加減でジャスミソの影が揺れている。夢を見ているような気がする。ジャスミソの影に歩いても歩いても近づけない夢。地震でもないのに足元がぐらつく。
なんとかアラジソは寝台にたどり着いた。カーテンに伸ばした手を彼はいったん戻してしまった。深呼吸をして無理矢理自分を奮い立たせるとアラジソはゆっくりカーテンを開いていった。
597アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:29:08 ID:XruTc0YT
 カーテンの中で彼を待っていたのは髪を結い上げた美しい娘だった。目を閉じて両手を胸の前で祈るように握り、まるでハスの花から生まれたような麗しい風情で彼の前に座っている。
緊張が足下から脳天まで一気に駆け上ってきた。アラジソはまた大きな生唾を飲み込み、しばらく立ち尽くしたあと震える手でカーテンを押し広げ、中に入っていった。こうして二人は天蓋から垂らされたカーテンの中に閉じ込められた。
寝台は思ったほど広くない。アラジソが入ってしまうと自然と二人は近い距離で差し向かいに座ることになる。ジャスミソのあまりに美しい姿をアラジソは思わず凝視してしまった。
どんなに素晴らしい細密画の女性像にもこれほど美しい人はいない。どんなに優れた想像上の天女にもいないだろう。目がくらむばかりのジャスミソの美しさにアラジソはただただ見とれていた。そんな彼の視線を感じてジャスミソは恥らうように目を閉じつづける。
その仕草とランプの灯りが創り出す肌色の空間がアラジソの心を追いたてた。
本当にこんなに綺麗な女の子が自分の花嫁になってくれたんだろうか?美しいジャスミソの端から端までをアラジソは見つめた。
気になっていた彼女の格好は服を着ているというよりヴェールを何枚も体に巻きつけているといった具合だ。それで胸と臀部を巻いているが腹は隠れていない。薄いヴェールを何枚も重ねてそれを首輪に留めているらしい。
腕や腹はいつも見ているのでむしろ足にアラジソの目は止まった。よく美しい女性の足を鹿に例えるが、そんな表現ではおいつかないくらいジャスミソの足は細くて綺麗だ。ずっと一緒にいても彼女の足は見たことがない。
アラジソは舞いあがった。すぐさま手を伸ばして可憐に折りたたまれた足を撫でたい衝動が沸きあがったがアラジソはどうにかそれを押さえこんだ。
ジャスミソはじっと目を閉じている。目を閉じてアラジソの動きを待っている。いつもは気が強くて大胆な彼女だがさすがに今はとても緊張しているようだ。それを悟ってアラジソは舞いあがった自分を抑えた。いまは自分がしっかりと彼女に接してあげないといけない。
 もともと少ししか開いていない彼女との距離をアラジソは縮めた。ゆっくりとにじり寄る。彼が近づいたのを感じてジャスミソの手が震えた。胸のところで握られた彼女の手をアラジソは両手で包んだ。
彼の手の感触にジャスミソは目を開いた。そしてアラジソを見上げる。カーテンの巣に入ってから二人は初めて目を合わせた。それから長い時間を二人は互いを見つめあうことに費やした。
アラジソがカーテンの中に入ってきてから二人の間に緊張と期待とそして怯えが立ちこめている。それがいま最高潮に満ちて二人の心を駆りたてていた。見つめあい、何度か視線を外して俯いたりしてしばらく二人は無言だった。
何度も決起と臆病を繰り返していたアラジソは一度深く息を吸いこみ、ジャスミソの手を強く握って彼女を呼んだ。
 「ジャスミソ」
598アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:30:18 ID:XruTc0YT
 握られた手に力を篭めてジャスミソは彼を見つめた。瞳が怯えている。アラジソは自分の心をなるべく正確にうちあけようとしてゆっくりと言葉を紡いだ。  
 「ぼくは…ぼくはずっと、君とこうなれる日を望んで・・待ってたけど、ジャスミソ君は怖い?」
 ジャスミソは目を見開いた。彼が自分を待ち望んでいたなんて初めて聞いた。自分を愛してくれているのは知っていたがこういったことをずっと望んでいたことなどアラジソは一度も口にしていない。そんな態度もなかった。
ジャスミソは心の奥底にある喜びが刺激されたのを感じた。彼女の緊張は吸い取られていき、代わりにアラジソへの愛しさが込み上がってきた。
 「いいえ怖くないわ」
 まだ緊張しているものの彼女が微笑んだのを見てアラジソも微笑した。彼女への優しい愛情としだいに強くなっていく能動性が彼を包んだ。アラジソは顔を近づけて彼女の額と自分の額を接吻させた。
 「怖がってもいいんだよ」
 あと少しで唇が触れる。二人は互いの息と視線を絡ませた。優しさと野生の同居した瞳でアラジソは見つめてくる。出会ったときから自分を魅了して止まない彼の瞳にジャスミソは陶酔した。
 「怖くなんかないわアラジソ。本当よ」
 嬉しさと照れ臭さでアラジソは何度か視線を逸らして溜息をついた。いつのまにか二人の頬は薄紅に染まっている。これから起こる事への期待といま目の前にいる互いへの愛しさで頬と心が紅潮していた。ジャスミソの美しい顔を見つめてアラジソは言葉を零した。
 「君と初めてキスしたとき、人生で初めて報われたと思ったんだ」
 「よく覚えてるわ。あなたはびっくりして、それからうっとりしながら目を閉じたのよ」
 アラジソは鼻を彼女のものと擦り合わせた。互いの息が聞こえる。
 「あれから君と過ごすようになってこんなに幸せだったことはないって思ってた。今が一番幸せだっていつも思ってたんだ」
 アラジソの指の甲がジャスミソの頬を撫でる。指の動きに合わせてジャスミソは瞳を閉じたり開いたりした。
 「でも今日は今まで以上に幸せだよ。これ以上の幸せなんて考えられないんだ。天国だってきっとこんなにいいところじゃないよ。ジャスミソ君がいないから」
 両手で優しくジャスミソの頬を包む。ジャスミソは彼の手に触れられた部分から緊張が吸い取られていくのを感じた。お互いの体温が伝わる。アラジソは彼女の額に口付けながら囁いた。
 「君がいないともう生きていけないよ。このあいだのことでよく解ったんだ。ジャスミソ君がいないともう僕は幸せになれないんだ」
 「ああ、アラジソ」
 アラジソの熱い瞳と言葉の愛撫にジャスミソはすっかり緊張を溶かした。彼に寄り添いアラジソがそうしているように彼の頬を優しく包む。
「私もあなたがいないとダメよアノレ」
 「ジャスミソ」
 アラジソは彼女の瞳を見つめた。さっきまでそこにあった怯えは消えていて、自分への愛が代わりに光っている。
「アラジソあなたと出会ってから世界が変わったわ。全てが輝いて見えるようになったの。わたしは幸せよアノレ。あなたと出会えてとても幸せだわ」
 「ジャスミソ」
 とうとう耐えきれなくなり二人は磁石のように惹き合う互いの唇を塞ぎあった。
599アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:31:46 ID:XruTc0YT
 接着した場所から焼けていく。ジリジリと温度を上げていった二人の心は一気に沸騰した。軽く触れるキスを繰り返しながらアラジソは彼女の頬を撫で、頭を撫で、髪飾りを触る。手探りでそれの形を推察し頭全体をマッサージするようにして器用に外していく。
 撫でるようなアラジソの口付けがしだいに深くなり押し包むようになるとジャスミソは心の芯から熱くなっていった。頬を包んでいた手で彼の顔を摩る。
カシャン、と音がした。外した髪飾りをベッドに落としたようだがアラジソがそんなことをしていることにジャスミソは気づかなかった。熱いキスに心が乗っ取られている。ほどかれた彼女の繊細な髪をアラジソの手がほぐした。
彼女の上唇を優しく咥えながら今度は耳飾りをアラジソは外した。もう一方の耳飾を外しながら今度は下唇を軽く咥える。甘い息を零してジャスミソは唇を彼に差し出した。
耳飾を外したアラジソの手は王女の滑らかな首に降りていき、鎖骨、肩、腕と順番に撫でまわす。ジャスミソは無意識のうちに体を反らせて顎を突き出した。突き出された彼女の唇をアラジソは舐める。
小さな上唇を舌でなぞりながら腕全体を撫でさすり、手首に巻きつく腕輪を外す。手首から離れた腕輪が落とされ、落ちていた耳飾と髪飾りにぶつかって悲鳴をあげた。その音を聞いてジャスミソは自分の装身具が次々に外されていくことに潜在的な怯えを思い出した。
少し体を引きたい気がしたが彼の舌が下唇を撫で、手首や掌を揉まれるとそのタイミングがとれない。そしてアラジソの熱い舌が口の中に差しこまれてくるともうジャスミソは逃げられなくなった。
舌を入れるとジャスミソが震える。それを受けてアラジソはあまり激しくならないように慎重に口の中へ入場した。ジャスミソが怯えないようにゆっくりと舌を動かし、掌や指の間を優しく指圧する。
ジャスミソは口を大きく開きアラジソの唇とのあいだに隙間を作ってそこから溜息を逃がした。
 「ん…ふぅ…」
 彼女の吐息を聞いてアラジソも熱い息を漏らす。指の付け根から先までを愛撫し、また頬を包んで撫でながらアラジソは彼女の唇を押し包んだ。しっとりと彼女の唇を塞ぐ。ジャスミソの怯えはまたとろけていき、彼の首や頭を撫でまわしながら唇を受けとめた。
頬を撫でていたアラジソの手は再び首に降りていく。いくらか迷いながらもアラジソはジャスミソの首輪を撫でた。形状を探りながら全体を触り、首の裏に留め金を発見する。彼の手が首の後ろで首輪をまさぐるとジャスミソは大きく震えた。
彼がこれを外したがっているのが解る。さきほどよりも大きな怖さがジャスミソの琴線を揺るがせた。これを外されたらヴェールが脱がされてしまう。
 「ん……アラジソ…」
 声に恐れが滲んでいる。
 「ジャスミソ」
 落ちつかせるように優しく名を呼ぶとアラジソは触れるだけのキスを繰り返した。しかし実際落ちついていないのは彼のほうで首輪を外す手が震えている。留め金が外れるカチャリ、という音が二人に合図した。
役目を終えた首輪が取り外されると一番上についていたヴェールが後を追うようにジャスミソの体から離れていく。
 「アラジソッ」
600アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:32:33 ID:XruTc0YT
 まだ1枚のヴェールが取れただけでその下に何枚ものヴェールが彼女の体を覆っている。それでもジャスミソの怯えを刺激したらしく彼女はアラジソから口を離して顔をそむけてしまった。首輪を落としたアラジソは彼女の唇を追って頬にキスした。
 「ジャスミソ」
 子供にするように頭を優しく撫でて頬に接吻する。そして打ち震えるジャスミソの肩を抱き唇の端にキスした。足の先から頭のてっぺんまでアラジソは熱くなっていた。ジャスミソの怯える姿が可愛い。今度は唇の半分を自分のもので覆いキスの続きを迫った。
彼の唇がだんだんと自分のものに近づくとジャスミソは自分から顔を近づけた。怖いから逃げたい。でも追われると捕まってしまいたい。
再び彼の唇を受け入れるとジャスミソの体はどんどん脈動を早めていった。アラジソの舌が時間をかけて口蓋を舐めてくる。ジャスミソは目を瞑った。
 「ンン…んぅ〜…」
 ジャスミソのくぐもった声がアラジソを焦らせる。なんとか自分を保ちながら彼は2枚目のヴェールを外しにかかった。そっと掴んで離していくと膜のようにそれは彼の手についていく。今度は逃げなかったがジャスミソは体を硬くした。
彼女がこれ以上怯えないようにアラジソは必死にジャスミソの舌を優しく舐めた。奥に縮こまっているジャスミソの舌を突付く。舌先をアラジソにめくられてジャスミソはさらに息と肩を震わせる。落ちつくどころか二人とも鼓動が早まるばかりだ。
 「んっ…んぅ・・アラジソ・・」
 「はぁ…ジャスミソ」
 「んん・・」
 3枚目のヴェールが宙を舞いながら離れていくとジャスミソはさらに硬化した。彼女の舌の輪郭をなぞる。ジャスミソをリラックスさせてあげたいがアラジソのほうも急かされていき余裕が吸い取られていく。そのまま4枚目、5枚目と彼女を覆う繭をアラジソは剥がしていった。
舌先を撫でてくるアラジソを愛しいと思いながらも体を走る不安にジャスミソは固まっていった。アラジソのほうは何枚も出てくるヴェールに焦れている。いったい何枚着こんでいるのだろう?永遠にこのままではないだろうかとアラジソは一瞬本気で疑った。
辛抱強く彼女に巻きつく膜を剥がしながら舌でジャスミソの口の中をなぞっていく。いつまでも彼女にこびりついているヴェールがあと2枚にまで減ったときアラジソはキスを続けながら目を開けた。
薄い膜2枚を頼りなく巻きつけただけのジャスミソの肢体がランプの灯りに晒されている。ヴェールにぼかされているが彼女の体のラインや丸み、太ももの狭山のあいだに広がる影がアラジソの視覚に強烈に訴えてきた。
下腹に重みを覚えてアラジソは溜息をジャスミソの口の中に注いだ。彼女が身じろぐとヴェールが動く。そのときそれまでヴェールの皺になって隠されていたジャスミソの胸の頂点が濃くなっているのにアラジソは気づいた。
その濃い頂点を見て彼はたちまち急き立てられた。もう少し待つつもりだったがいつのまにか手が伸びていて、ヴェール越しにアラジソはジャスミソの両胸を触った。
ジャスミソは大きく震えた。ほんの少しさすっただけだが触ったほうも触られたほうも
初めての決定的な感触に衝撃を受ける。抗えない静電気がアラジソとジャスミソを襲った。
 「あっアラジソッ!」
 悲鳴に近いジャスミソの声が合図となった。アラジソはジャスミソの口にしゃぶりついた。驚いて目を開けるジャスミソの口にアラジソは続けて吸い付いてくる。胸をさすった手を背中と腰に回してアラジソは重心を傾けていった。
ついに二人はベッドに倒れこんだ。シーツと背中を接吻させられたジャスミソは致命的な体勢に慄く。
 「待っ…て・・アラジソっ・・ぁ・・」
601アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:34:03 ID:XruTc0YT
 のしかかってくるアラジソの体重が彼女を怯えさせる。ジャスミソの咥内に舌を這わせながらアラジソは来ていたベストを脱ぎ捨てた。彼女から剥ぎ取ったヴェールの上に捨てられたベストが舞い落ちる。
アラジソは若い欲求が加速していくのを止められなかった。ジャスミソの熱い咥内で舌を泳がせながら彼女の背中をまさぐる。
ジャスミソはくぐもった声を零しながら彼を押し留めるように肩に手を置いた。唾液が口の端から零れていく。とつぜん荒っぽくなったアラジソへの怯えと、無意識のうちに感じる期待がジャスミソの中で渦を巻いた。
背中を撫でまわしていた手で今度はジャスミソの滑らかな首を撫でる。肩や腕、手の先まで痛くないようにマッサージするとジャスミソの怖れは少しずつ解きほぐされていった。アラジソの掌の温度が硬くなった体と緊張を解体していく。
 掘り起こした彼女の舌をしゃぶって吸うとジャスミソは深い溜息を吐いた。
 「んぅ〜」
 それに誘われるようにアラジソの手は鎖骨から下へ向かって撫でていく。そうして再び辿りついた二つの砂丘をアラジソはその手で包んだ。
 「ンンッ!」
 震えながらジャスミソは小さな悲鳴をあげたがアラジソの口に塞がれて曇った音を発するだけだった。彼女の口を塞ぎ舌を啜りながらアラジソは続けて胸をさすった。ジャスミソの体に胸があることを彼は改めて実感した。
アラジソはあんまりにもジャスミソが好きなので下手をすると彼女が想像上の女性のように偶像になってしまうことがあった。こうして彼女の体が自分の体の下で震え、二つの球状のものを彼の掌に任せている。
彼女が生の実体を持っていることが如実に知覚されてアラジソは感激に震えた。
 「ああ・・ジャスミソ・・」
 「んっ・・アノレっ」
 震える手でジャスミソはシーツを掴んだ。胸を触られるなんて生まれて初めてのことだ。未知の接触にジャスミソは困惑する。アラジソの掌の熱さがジャスミソの羞恥を掻き乱した。
アラジソは彼女の丸い輪郭を確かめるように軽く握り、それからヴェールを1枚剥がす。ジャスミソの体を守っているのは頼りない薄布たった1枚になった。
視界を少しぼかす程度でもはや体を隠す機能は失われている。沸き立つ熱さを抑えながらアラジソはジャスミソの胸をヴェール越しに触った。円を描くように撫でまわす。恥らうようにジャスミソは細い肢体をくねらせた。
 「んんぅ・・」
 ザラついたヴェールを掌で優しく擦りつけられる。体の奥から熱くなっていきジャスミソは戸惑った。怖くなって口の奥まで舌を引っ込めるとそれを追ってアラジソの舌が咥内に飛びこんでくる。
彼女の舌を捕らえて自らのものと絡ませながらアラジソは掌全体で胸の表面という表面を全てさすった。彼女の胸の形をそれで探ると満を持して優しく握る。
 「あ・・」
602アラジソ×ジャスミソ:2005/11/08(火) 22:35:06 ID:XruTc0YT
ジャスミソは足をシーツの上で滑らせた。足首についている装身具が鈴のような音を立てる。ヴェール越しに胸の感触を得ると体の奥から熱風が這いあがってくる。アラジソは握ったまま親指だけ動かして胸の表面を滑らせた。
胸の中心の固形を親指でさすってみる。ジャスミソの体が大きく震えて口の端から声が零れた。
 「んふぅっ・・あ・・」
 そのまま親指の爪でヴェールに包まれた丸みの頂点をアラジソは優しくくすぐった。触れるように引っ掻かれるとジャスミソは体の芯でくすぐったさともどかしさが一緒になって弾けるのを感じた。思わず体をくねって声をあげる。
 「あ・・はぁ・・アラジソッ・・あぁ・・」
 可愛い声の中に含まれる悩ましげな旋律がアラジソを掻き立てた。頭の中で吹き荒れる熱砂に急かされてアラジソはジャスミソの体に最後まで巻きついていたヴェールを荒々しく引き剥がした。
 「あっ!いやっ!」
 アグラ場―の王女は身に付けていたものを全て剥がされ生まれたままの姿に剥かれてしまった。煌煌と光るランプの灯りが王女ジャスミソの裸身を照らしている。アラジソは息を呑んだ。このあいだ風呂場で見たときよりもさらにはっきりとその姿が見える。
木目の細かい滑らかな肌、細い肢体、そして鞠のような二つの胸はまろやかな輪郭と瑞々しい色を湛えていた。その胸を強調するように引き締まった腰と、そこから壷のようなラインを辿る臀部、そして細い二本の足とその付け根に見える三角州。
熱望の日照りを受けてアラジソの咽は一気に渇いた。ジャスミソの体がここにある。夢にまで見たジャスミソの裸がいま無防備に無造作に自分の前にある。アラジソはしばらく呆然として彼女の全裸を熱視した。
訓練のために三日だけ交わった女は旨みをたっぷりと含んだ豊満な体だった。その体を覚えていたはずなのに今はそれを思い出せない。ジャスミソの男の垢がついていない新鮮な裸身の前に、あの女の生々しい陰影はすっかり放逐されてしまっていた。
603名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 22:39:19 ID:XruTc0YT
お待たせしたのにこれだけしか進まなくてすいません。とりあえずここまでです。当て字はとりあえずこのまま使いましたが当て字でなくてもいいのでしょうか?
>>598さんご苦労様です。私もシャン×ムーラン好きです。
>>569-571 あり難いお言葉の数々ありがとうございます。なんとか書きおわるようにがんばります
604名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 07:20:59 ID:4Iu4+x2X
キタコレ!!
ちょ、続きを早く!二人ともじれったくてハァハァ
605名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 16:59:15 ID:KeR77fiH
ィィなぁ…割りと純愛セックル
606名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 19:55:15 ID:g+lYcFJQ
待ってました!
ジャスミソかわいい(´∀`)
当て字はもうここまで来れば個人的には気にならないのでつが他の方はどうでしょう?
とにかく乙です、続き待ってます!
607アラジソ×ジャスミソ:2005/11/14(月) 01:48:42 ID:qbOufADL
 「いや……・」
 消えてしまいそうなか細い声を聞いてアラジソは彼女を見つめた。少女の瑞々しい裸体に目が釘付けになっていた彼はジャスミソがその美しい面を両手で覆ってしまっていることにいま初めて気が付いた。
アラジソの熱視線を全身で浴びることにジャスミソは耐えられなかった。風呂で見られたときは平気だったし怖くはないと思っていたのにこういった形で一糸纏わぬ姿を彼に見つめられるとなんだかとてつもなく恥ずかしくなってしまう。
慌ててアラジソは彼女の手首を掴んだ。初めて彼女を絨毯に乗せたときのように優しく顔から引き離す。
 「ジャスミソ、あ・・大丈夫?」
 「アラジソ・・」
 手に覆われていた彼女の瞳が滲んでいる。ゆっくりやっていたつもりだったがそれでも彼女を怖がらせてしまったようだ。風呂で見たときは隠しもせずに平然としていたのにやはり本番だと緊張してしまうのだろうか。
アラジソは頭を撫でたり手を揉んだりしてあげながら必死に彼女をなだめようとした。 「ごめんジャスミソ。ああ・・大丈夫だよ。ごめん」
 なだめようとしているのになんだか支離滅裂な言葉が出てきてアラジソはますます焦った。彼女の額や瞼にキスを繰り返す。彼の優しいキスと熱っぽい黒い瞳を見ているうちにジャスミソはやっと落ちついてきた。
 「ごめんなさいアラジソ。もう大丈夫よ」
 「ジャスミソ…」
 彼女がとてつもなく可愛らしく思えてアラジソはたまらずキスした。強く彼女を抱きしめる。
 「大丈夫だよジャスミソ。ぼくを信じて」
 「アラジソ…」
 再び彼女の咥内に舌を忍ばせてアラジソは深く口付けた。抱きしめると裸の上半身がくっつく。肌と肌が擦れ合う。一方の体温がもう一方の体に流れ込み、二人はうねりあう蛇のように体を重ねた。
 ジャスミソの舌を優しくねぶりながらアラジソは彼女の上半身をくまなくまさぐる。鎖骨のあたりを擦ってついに彼女の胸を触った。何の遮蔽も受けずに彼女の柔らかい小山ふたつをその手で塞ぐ。
 「あ・・ん・・ふぅっ・・」
 震えたジャスミソは顔を少し離したがそれを追ってアラジソはキスを続けた。彼は感激のあまりそのまましばらく手を動かさなかった。ジャスミソの胸を触っている。そう思うだけで心がどこまでも舞いあがっていく。
ジャスミソの肌はアラジソの掌にピッタリと吸い付いた。掌全体に広がる胸の感触がアラジソを感動させる。彼はしばらくその感触を脳に覚えさせた。感動の波が収まると彼は思いきって指を折り曲げジャスミソの胸をやさしく握った。
 「んんっ」
 身じろぎするジャスミソの舌を彼は吸った。さらに大きな感激に襲われる。ジャスミソの胸の質感がはっきりと伝わった。握った状態のまま手を止めてアラジソはその感触をじっくりと噛み締めた。
 彼の手に胸を覆われただけでジャスミソは激しい羞恥に焼かれていた。そのまま握られて彼女はさらに抗えない恥ずかしさに苛まれる。
服の気付けや体を洗うときに侍女に触られても何も感じたことはない。それなのにアラジソの手に触れられるとそれだけで体がせつなくなる。アラジソの手が胸を揉んでくるとジャスミソは恥ずかしさともどかしさに体を震わせた。
608アラジソ×ジャスミソ:2005/11/14(月) 01:49:56 ID:qbOufADL
 少しずつ手を動かして彼女の胸を揺する。手に伝わる肉感がアラジソの忍耐力を擦り減らした。彼は手の動きをしだいに大きくしていき掴むように揉みあげる。ジャスミソは顔を真っ赤にして打ち震えた。
彼女の咥内を愛撫しながらアラジソはいろんな角度から胸を揉み、彼女の丸い胸の形を様々に変えていく。ジャスミソの胸は彼の手に少し余るくらいの大きさだ。この細い体から考えると大きいほうだと思う。
それにしてもなんて柔らかいんだろう?恍惚を溶かした溜息がアラジソの口から流れ出る。ジャスミソの胸はなんて柔らかくて、そしてなんて暖かいのだろう。この世にこんなにも心地の良い感触があるだろうか?アラジソは彼女の唇を離した。
ジャスミソの熱に潤んだ目を見つめ、今度は頬にキスしながら乳房を根元から掬い上げるように押し上げた。彼女の口から熱い吐息が流れる。柔らかいジャスミソの胸に病み付きになってしまったアラジソは何度も何度も揉んでパン生地のように捏ねていった。
体の核の部分から発熱してくるのをジャスミソは震えながら感じていた。アラジソに胸を絞られると体の奥で熱の対流が起きる。正体不明の熱がどんどんと体内で領土を広げていきジャスミソは小刻みに震えるしか術がなかった。
アラジソの口が耳たぶを咥えてくるとそれはさらに強まって彼女を苛んだ。舌で耳朶や耳の裏を舐められ両胸を強く揉まれてしまう。
 「あぁ…・」
 「ジャスミソ・・」
 彼女の溜息がせつない響きを含んでいる。それにつられてアラジソは彼女の胸の中心のあたりを握った。今まで感じたことのない疼きが走ってきてジャスミソは眉根を寄せた。
 「あっ…」
 彼女の明かな反応を見てアラジソは胸の紅い山頂を親指で擦った。ジャスミソは堪えるように目を瞑って息を零す。
 「んっ…んんっ…」
 何度も親指で擦り五本の指で胸の頂きを軽く引っ掻いた。ジャスミソの溜息が多くなる。眉を寄せ硬く目を瞑り顔を動かしている。彼女の反応がもっと見たくてアラジソは指で胸の頂上に撫でたり擦ったり掻いたりを繰り返した。
体の中でもどかしさがどんどん蓄積されていきジャスミソはどうしたらいいかわからなかった。体を動かして発散しようとするが溜まるいっぽうだ。
 「はぁ…・・んん・・」
もっともっと彼女に反応を見せて欲しいと願ったアラジソは彼女の乳首を指で摘んだ。疼きが体の奥まで直接響いてきてジャスミソは思わず声をだした。
「あんっ」
初めて聞くジャスミソの甘い声にアラジソも抗えない疼きを覚えた。彼はそのまま指で彼女の紅い突起を摘む。2、3秒強く挟んで離す。それを何度も繰り返していくうちにジャスミソの体に熱が篭っていく。
「あ・・あぁ…・・はぁ…・んっ」
彼女の含羞の顔がアラジソを発情させた。胸の紅い実を人差し指と中指に挟んだままアラジソは手全体で揉んだ。揉まれるたび挟まれる突起と押し潰される胸肉がジャスミソを痺れさせる。
「ん…んぅ…アラ…ジソ・・」
彼女の胸の柔らかさを感じながらアラジソは彼女の首筋を舐めまわした。ジャスミソはさらに震えて身を捩る。彼女の首や耳を舐めながら胸を揉みまわすと体が燃えるように熱くなる。アラジソは何度も彼女の柔らかい胸肉を捏ねた。
そうされるたび挟まれる胸の突起が疼いてジャスミソは体をくねらせた。体が芯から熱を持つ。熱い呼吸を繰り返しながらアラジソは紅く染まった胸の実を今度は指でグリグリっと捻りあげた。甘い痺れがジャスミソを襲う。
「ああっんっ・・だめぇっ」
彼女の声がまたアラジソを駆りたてた。彼は何度も紅い実を捻り指で押し潰した。全身がかあっと熱くなりジャスミソはやるせない場所へ体が押し上げられていくのを感じた。せつない対流が体の芯へ溜まっていく。
「ん・・や・・あぁ・・だめ・・アラジソ・・ああん・・」
609名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:52:01 ID:qbOufADL
短いですがここまでです >>604-606ありがとうございます。とりあえず当て字はそのまま使ってみますね
610名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 01:53:54 ID:bsWi3znx
反応がありませんが何か間違った投下の仕方をしてしまったでしょうか?それとも字が表示されないとか(((゚Д゚;)))?
611名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 10:31:23 ID:cQdRcpoG
いやいやいや興奮、GJです!!
続き早く読みたい!
612名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 12:48:40 ID:/kZln0Qx
感想催促みたいな書き方はやめましょうよ…
そういうつもりじゃないんでしょうけど。
せっかく素晴らしい作品なのにもったいないです。
楽しみにロムってる人はたくさんいると思いますよ。
613名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 14:02:58 ID:fCGjCwZP
>612
ハゲドウ

614名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 16:11:46 ID:bsWi3znx
漏れも基本的に同意なんだけど金もらってやってるわけでもないのに感想もくれないんじゃ書き手として辛いのもわかる。ロムさんもGJの一言でいいから書いてみませんか?
あと前のシャン×ムーランがけっこう切れてるみたいだからマジでそれを心配したんだと思うけどちゃんと見えてるよ。伏字ももうそれでいいと思う
615名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 16:58:54 ID:fCGjCwZP
>>610=614
あーあ・・・正直萎えた
616489:2005/11/15(火) 17:20:13 ID:bsWi3znx
610は私ですが614は違うのですが・・・うちは同じところで七台使っているので別の人ではないかと・・
いずれにせよ軽はずみな言動で不愉快な思いをさせて申しわけありませんでした
617名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 17:28:43 ID:vCIP6MRt
アリエルとエリック キボン
618名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 02:56:50 ID:xiuv2hIE
>616
まああんまり気にしないで。
感想はもらえて当然ではなくもらえれば嬉しい程度に思ってればいいかと。
特に細切れ投下の場合はちくいち何回も感想を書くのは正直しんどいし
619名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 12:16:43 ID:hnWQxOOq
>614
レス付かないのを読み手ばかりの所為にするのはイクナイ。
素晴らしいSSならば、それこそ脊髄反射で「GJ!」と即レスしたくなるものだよ。
620名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 20:31:14 ID:4DSb85+U
アリエル「エリックのからだ、どうしてこんなヒレでもないものがついているの?」
エリック「い、痛い、アリエル引っ張らないで!」
621名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 02:25:53 ID:LNQKSYiE
エリッワ頑張れw

ショーだけど、納得落下で背広が来た後、家鴨らの邪魔が入らずパーティーまでの間に…
な幹三二とか読みたい。あそこだけ妙に大人なムードでハラハラするw
622名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 10:08:04 ID:B6kq7Qv8
Uでは子供いるからなんとかがんばったのだろう、エリック。

Uで子供いる伽羅って、アリエル&エリック、シンバ&ナラ、
ウエンディ(どっかの男と)、エスメラルダ&フィーバスだっけか。
623名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 13:48:46 ID:+1y6HIlc
>>610さん続きキボンだよう…
624名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 23:23:35 ID:YvME1qA+
時に一番セックスしたいタイプのヒロインってだれ?
自分はムーランかな…
625名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 03:04:32 ID:5Ib8oTbZ
エスメラルダと情熱的な夜を…ハァハァ
Big系ならデイジーがいい
626名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 20:07:39 ID:qchJMKh1
デイジー好きだ!正直ドナには勿体無いw
プリンセスならジャスミンかな。

誰かシンバ×ナラで擬人化でも何でもいいから書いてくれないかなあ。

>>610
続き待ってまつよ
627名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 21:12:03 ID:TeCTwX/I
ヘラクレ酢に教えるメグタン(´Д`)ハァハァ
漫喫投下の人待ってるよ
628名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 21:21:05 ID:BecffQSz
age
629名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:18:48 ID:E5Iaj5Q6
ムーランは伝説では12年間女とばれなかったそうだが、
その間女としての血はうずかなかったのだろうか…?
ディズニーではシャンの体を見たときに惚れてしまったとスペシャルエディションで暴露されたムーランw
女の性的欲求は強いタイプか?
630名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 01:03:58 ID:/ubeXy+W
>>621氏のネタで短いの書いてみた。横入りで投下スマソ




ドアをノックする音に、私の名前を呼ぶ愛しい声。
「あぁ…会いたかったわミキ!」
玄関のドアを開けるが早いか、私は恋人の胸に飛び込んでいた。
突然の事にミキは鳩が豆鉄砲でもくらったような顔で目を白黒させていたが
かまわずに私は彼の背中に手を回し、その存在を確かめるようにしっかりと抱き締める。


「一体どうしたのミニィ、何かあったの?」
「夢を…見たの」
ミキが少し心配そうに顔を覗き込んでくる
今、2人で身を寄せ合いながら座っているリビングのソファ、ついさっきまで私はここでうたた寝をしていた。

『どこへ行くのミキ?…ミキィッ!?』
絶叫する声も虚しく、濃い霧の向こうにミキの姿が消えていく…
ミキと離れ離れになるなんて、私にとっては例え夢でもありえない事だった
彼に対して不満や不安を感じた事は一度もないのに、一体何故自分はこんな夢を…?
それともこれは何かの予兆――2人の未来を暗示する予知夢のような物なのだろうか。

「そう思ったら、何だか急に恐くなって…」
言葉を続けようとした私の唇を、ふいにミキの指先が塞いだ。
「それは夢だよ、ミニィ」
「…でも」
「だって、ほら」
ミキの手が優しく私の頬を包み込む
「僕はここにいるよ」
今度は指先とは違った、温かくて柔らかな感触が唇に伝わる。
…そっと触れるだけの軽いキスだったけれど、私の心細さを吹き飛ばすには充分だった。
「大丈夫、ずっとミニィの側にいるから」
そう言って私の体を抱き寄せてくれるミキ
彼の温もりが、凍えた心と体をほぐしてくれるようで心地よかった。
631名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 01:28:47 ID:/ubeXy+W
「信じてもいいの…?」
私の問い掛けにミキは静かに…けれど力強くうなずく。
「僕が今まで君に嘘ついた事あった?」
「それは…無いって言いたい所だけど、どうだったかしらね?ウフフ」
あれ、そうだっけ?と照れ臭そうに笑うミキに、今度は私から唇を重ねた。

そうだ――今ここにいる彼は、幻ではない。

「ねえミキ、じゃあまずは今夜…ずっと一緒にいてくれる?」
「喜んで」
耳元でそう囁かれて、私の胸の鼓動が高鳴る
同時にミキの掌がスカートから伸びた私の尻尾に絡み、スッ…と扱いていった。
「んっ…」
弱い部分を責められて思わず声が漏れた
蝋燭に灯ったオレンジ色の炎は、赤く染まった私の頬を誤魔化してくれるだろうか?
「…続きはパーティーが終わった後で、ゆっくりね」
私の変化に気付いているのか、そう言って悪戯っぽく微笑んだミキの顔は普段より随分と大人びて見えた。
それはきっと、今着ている見慣れぬスーツ姿の所為だけではないだろう。
「そろそろ準備を始めよう、もうじき皆やってくる」
パーティーの準備の為に別の部屋へと消えていったミキの背中を見送りながら、私は小さく囁いた。
「大好きよ、ミキ…」

窓の外を見やると、いつの間にか雪が降り始めている
このまま降り積もれば何もかもが清らかな白で覆われ、洗い流されてしまうだろう
この胸に生まれた小さな不安も…そう、きっと全てが。


(終)
632621:2005/11/21(月) 02:17:27 ID:llJ7321E
(*´Д`)・∵.ブハッ
書いてみるもんだ!神様ありがとうございます!
三二一かわいいよ三二一 あの長い尻尾が弱点て…エロス。
「僕が嘘ついたこと〜」も小技が効いててイイ。説得力なさすぎw
細やかな描写に潜むエロスがツボでした。GJ!!
633名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 07:18:57 ID:BVtNFTV4
GJ乙!!
テラアマスな幹三二ハァハァ
634名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 18:56:27 ID:/Lrbqtyk
超GJ!!
幹三二萌えだからすごくハァハァしますた
635名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 20:31:45 ID:lWfrMt4E
をいをいwちょ、これww
マジ萌えちゃったよ。GJ!
636名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 18:00:54 ID:8KWE71/x
ドナの一人称って何だっけ?
637名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 18:02:32 ID:anQ1Xh/x
638名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 18:06:31 ID:8KWE71/x
即レスthxw
結構意外な感じがするね
639名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 20:51:51 ID:PdHYVV3n
>>631
久しぶりに見たら幹実似がー!超GJ
実似様可愛いし幹超男前だよ幹。
モエモエさせて頂きました。
640名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 01:37:39 ID:YKGykZJL
>631
GJです
もしかしてグー×クララの職人さんですか?違ってたらすいません
641名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 20:20:08 ID:D2oaOYuJ
>>640
匿名掲示板だし、あんまりそういう詮索はしない方が良いんじゃない?
642名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 21:34:23 ID:GdoQWHna
カプ燃えなら
ディビッド×ナニ姉さんがいい
643t:2005/11/24(木) 18:02:43 ID:w8k3ai8L
すみません。突然ですが此処でフウの小説を書いてもよろしいでしょうか?
突然投下したら悪いと思いましたので・・・・・。
644名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 18:33:52 ID:Atfy1ybe
フウって?
…サムライチャンプルー??
645t:2005/11/24(木) 19:12:37 ID:w8k3ai8L
646t:2005/11/24(木) 19:16:19 ID:w8k3ai8L
>>644 わかりにくくてスマソです。
FF8で出て来たキャラですよ。
647名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 19:28:13 ID:LCcbmhz6
ああ、風.神か。
元ネタより外見年齢下がってるし個人的にはいいと思う。
648名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 23:52:48 ID:dTd2MSg4
>>643
カップリングが気になる。

649t:2005/11/25(金) 16:13:40 ID:gEFuhbkn
>>648 カップリング無しのレイープ物ですが。
此処って必ずキャラ同士のカップリングでなきゃいけませんか?
つーかFF8の方の彼女を全然知らないから、口調とか全くワカラソごめん皆orz
650名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 17:26:17 ID:Ld6IH+Fr
ここよりFF総合スレに投下した方が需要あるんジャマイカ?>フウレイープ
651t:2005/11/25(金) 18:32:03 ID:gEFuhbkn
>>650 いや、KH2にも出てくるキャラです。
低年齢化してまつが
652名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 18:57:39 ID:gH31C8Jp
FF8(といっても漏れもやったことないが)の風神は「漢字だけで喋る」キャラだったような。
重要なシーン以外平仮名を一切使わないんでパロにしにくそうだw
どうせなら発売後に投下したほうがいいんじゃないかな。
653t:2005/11/25(金) 21:06:52 ID:gEFuhbkn
>>652 そうでつか。
発売後に書いた方が良さそうですね。
漢字ばかりとは・・・・・・・挫折するところでした。
それでは保留という事で、それでは。
654名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 02:16:37 ID:9APeZqPe
発売前で元作品も知らなくて何で書こうと思うんだ…。既に漢字トークの写真も出てるし。

KH2での幹三二再会が楽しみです
655名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 10:47:55 ID:2oWZ+gjE
ビビも出るなんて…
ビビ可愛いよビビ。
656名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:24:08 ID:0YMRpxaS
でも野村服キモイよ?
657名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:25:59 ID:x0EyccYG
自分も野村服の所為でいまいち萌えない…>キンハ
658名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:29:15 ID:1HXfuLGy
マレヒが出るそうだから買ってしまいそうな自分がいるw
KHもヴィランズ連中に惹かれて買ったからなぁ。
659名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:59:24 ID:wuZAzaM3
ディズニー映画には意外とエロいシーンが多い
服ビリビリにされたシンデレラや
人間になり下半身マッパなアリエル
エスメラルダの乳や
男と水浴びしたり、サラシ姿で引きずり回されるムーラン…
660名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 02:10:27 ID:qeLP9QDS
胸に耳あてられて感じるジェーソたんも忘れるな!
…デズニ映画を家族と見てて気恥ずかしくなるとは思わなかった。
661名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:37:33 ID:EJDkJWBo
>>660
禿同!!!
ジェーソのあの表情マジ萌え・・・ハァハァ
662名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 06:41:03 ID:Xt5kLL8P
手袋取るだけでエロかったなぁ…
663名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 17:10:33 ID:VHOFluec
アラジソSSの続きまだかな…
664名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 23:31:20 ID:XrTU8EhN
アラジソの書き手さんいぢめられたと思って
もうこないんじゃ…来てほしいけど
665名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 10:00:08 ID:QTH9sze/
アラジン書きさん、お忙しいだけだと
いいんですが…そんなにひどいことも
言われてないと思うし。
お待ちしてまーす
666名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 16:38:04 ID:ozI5LSCN
久々来たけどアラジソの書き手さん…来て欲しいですよ― あとオーロラとフィリップキボンヌ
667名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 15:06:26 ID:kA/TQ0zu
アラジソの作者さんもだけど、他の職人さん達は何処に行っちゃったのかな…
668名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 12:19:52 ID:xeKm1pzb
age
669名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 18:11:14 ID:36QK0jKO
ソラカイリをだれか・・・
670名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 11:57:36 ID:2uZu/VnL
>>667
なにせディズニーのやることですからw

http://admission.soka.ac.jp/Support/Syusyoku/senkusya2.html
ディズニージャパン社長のありがたい発言が書いてあるから
一度読んでおいたほうがいいぞ
671名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 16:25:00 ID:jsQW9W2c
ラクシーヌでだりか・・
672名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 17:16:37 ID:3ZeJ5OxA
キンハが出たらここも活性化するかな。
673名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 21:51:44 ID:u+XDpeia
キンハ2で動くムーラン見れるな
ついでに隊長も…彼はディズニーでも指折りのむっつりスケベでないかと思う
674名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:39:50 ID:K1DMy9wl
あげ
675名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 16:26:55 ID:pNntUaCU
グ×ミニキボン
676名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 03:30:53 ID:Mv+ru5L0
ところでここのSSどこかに保管とかしないのかな?出銭のエロパロなんて貴重だからどこかに保存しておけないだろうか。個人的に幹×実二と悪夢と荒陣は保存しているが
677名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 03:43:05 ID:l5buE/1W
保管庫イラネ、後々もめ事になりそうだし。
678名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 14:53:44 ID:Qzi7OQCG
あげ
679名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 15:13:14 ID:2uTvTnHm
ダルメシアン2で裸ーズ×狂エラとか良さそうじゃね?
狂エラの白い肌に黒い絵の具で斑のボディペイントしたり。
680名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 21:12:51 ID:Lfwqi9kB
とりあえずDJMDRさんが
KH2をクリアしたら再びKHのSSが読めると信じてあげ
681名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 21:34:00 ID:FXhv/Us3
同じくKH2で活性化を願いつつ怒鳴出井でプチ投下?
元ネタは『幹の.ク.リ.ス.マ.ス.の.贈.り.も.の』

クリスマスの夜のお話です。
「ヒュ一イとデュ一イとル一イへ。クリスマスで大事なのは…」
三人の甥っ子がドナノレドの書いたクリスマスカードを読み上げますが、彼にはもうどうでもいいことでした。
一年に一日しかないクリスマスが、三人のせいで台無しになったのですから。
朝早く起きて彼が作ったパンケーキや、デイヅーが腕によりをかけたクリスマスディナーは、
悪戯でおじゃんになってしまいました。
食べ物だけではありません。
この日を祝いに家に来てくれたおじさんとおばさんにも、失礼な態度をとり二人を悲しませてしまいました。
我慢できなくなったドナノレドは大暴れ。ピアノは壊れ部屋は真っ暗になりました。
散らかったリビングにただ一つ元のままにあると思われたツリーにも悪戯が仕込んであって、
ドナノレドはツリーの下敷きに。
ドナノレドは怒りを通り越して悲しさと情けなさでいっぱいです。
「ドナノレド、大丈夫…?」
そして、デイヅーを辛い目に遭わせてしまったのが一番辛いのです。
すっかり反省した面もちの3人が、階段を上り自分たちの部屋に入っていきました。
デイヅーが手を差し伸べ、ドナノレドはよろよろと立ち上がりました。
振り向いてみると、やっぱり部屋はひどい有様で、ため息しか出てきません。
ドナノレドはお客さんに帰ってもらうことにしました。
残念そうにおじさんとおばさんが家をでていきます。
「デイ…ん?」
さっきまで隣にいたデイヅーがいないのです。
辺りをきょろきょろと見渡してみると、リビングで彼女はうずくまっているようでした。
「デイヅー?どうしたの!?」
ドナノレドはびっくりして彼女のもとに駆け寄りました。
「なんで…こんなことに…なっちゃったのかしらね」
デイヅーは泣いていたのです。
勝ち気な彼女ですから、滅多なことでは涙は見せません。
だからこそ、ドナノレドはそれはそれは焦りました。
「ご、ごめん、あ、あいつらもそりゃ悪かったかもしれないけど、部屋を、滅茶苦茶にしたのは
僕だし、だから、その★※○■▽」
いつものひどい訛りで捲し立てるものですから、デイヅーには何を言っているのか伝わりません。
クリスマスを心待ちにしていた彼女の失望が伝わってくるようで胸が痛んで、そんな彼女に
気の利いた慰めの言葉をかけてやれない自分がもどかしくて。
頭の中が滅茶苦茶になりながらも、ドナノレドはこの状況をなんとかしようと一生懸命考えました。
「う〜ん、う〜ん…そうだ!」
閃いた途端、彼はまだ俯いていたデイヅーをひょいっと抱き上げました。
「きゃっ、何するのよ!」
彼女が驚くのも無理はありません、泣き顔を見られたくなくて彼女は手で顔を覆います。
ドナノレドはそのまま階段を上り自分の寝室の前に立ち、言いました。
「デイヅー、今日は散々だったから、夜の間ぐらいは一緒にいよう?」
言葉では伝えられないのなら、態度で示そうと彼は思ったのです。
デイヅーは手を離して、暗い中彼の顔をのぞき込みました。
いつも喜怒哀楽はっきりしているのに、なんともいえない表情をしています。
きっと照れ臭いんだわ、と彼女には微笑ましい光景に見えました。
「バカね、本当はしたいだけなんでしょ」
「!」
泣くのを止めていつものつれない態度をとるデイヅーにドナノレドは嬉しいやら腹立たしいやら。
むうっとしてドアノブに手を掛けると、再びデイヅーの小さな声が聞こえてきました。
「ドナノレド、ありがとう…」
その一言で胸がドキドキして、有頂天になりそうなのを悟られないようにドナノレドは静かに
ドアを開き、恋人達は寝室に入っていきました。
クリスマスカードにドナノレドとデイヅーが書いた、クリスマスで大事なもの。
「キャンディでもヒイラギでもイルミネーションでもない、家族や友達を思いやる優しい心なんだよ」
682名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 04:16:51 ID:+2C+Agt9
乙です!
このカプ大好きだから読めて嬉しいです(´Д`*)
683名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 18:34:44 ID:p3ZBPps2
>>681
 や ら な い か ?


・・・ハッ!違う、何でも無い、乙です
684名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 21:34:25 ID:dluhdUAX
age
685名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 19:26:55 ID:ox90rED2
ぶっちゃけKHは海里&波音&楽シーヌくらいしか萌えない
686huhuma:2005/12/28(水) 22:09:47 ID:LLTdItOo
楽シーヌがいいなぁ&age
687名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 01:47:02 ID:t1HWfgPK
一発で正体を見破った(見破られた)ムー蘭と愚ーフィーに萌えたよ。
688名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 02:02:40 ID:5m7pTgwP
波音とユフぃと海里が萌えるよ(*´д`)期待あげ
689名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 19:04:52 ID:75b3VBA3
>>687
俺も漏れも
690名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 21:13:23 ID:ChELhtJz
才レットもお忘れなく
691名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 15:36:43 ID:aU1Q3Sw+
俺っ人もえ
692名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 15:39:40 ID:rx4TDUfp
トワイライトの方は出番少なくて残念だったなぁー


あと波音もっと出してほしかった(´・_・`)
693名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 16:35:57 ID:eDI+xC9u

「あぁ〜、やっぱ茉莉ちゃんとアナちゃんが最高〜♪」
スリスリと、いつものように二人に頬を摺り寄せる信恵。
それに不満を覚える美羽。またいつもの日常が始まっていた。
「ねぇ、お姉ちゃん!いっちばん愛してるのは、わたしだよね〜?」
「いいえ、わたしですわね、お姉さま!」
「えっと・・・お姉ちゃん、前に、愛してるって・・・言ってくれたよね・・・?」
ぎゃあぎゃあと三人が信恵に返答を求める。
軽くため息をつきながら、信恵は答えた。
「はーいはい、愛してるよ、お前ら三人共・・・な?」
また、千佳は背中で聞いていた。
あの時よりも、ほんの少しだけ、嬉しそうに。
694名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 16:38:31 ID:eDI+xC9u
間違えました・・・すいません
695名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 19:38:38 ID:smccVp+s
苺ましまろかw
696名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 22:57:11 ID:jgg7a+2R
カイリ×ハートレスでカイリがレイプされるやつきぼんぬ
697名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 01:54:59 ID:rlLb0QXU
社ン×夢ー欄でだれかお願いします
698名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:50:34 ID:akr8eGVu
アンセム姿のリク×カイリキボンヌ
699名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 10:26:13 ID:dFb3leQ2
空海の純愛物を・・・・
700名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 15:46:22 ID:Uf2AY+fi
やっぱカイリでしょ
701名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 21:06:01 ID:VEHaDYSk
坊がスレを占拠する時期に入ったらとたんにクレクレが増殖したな
702名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 03:24:54 ID:DsYTgqkD
ロクサス×カイリが1番いい感じだな

カイリはソラのことが好きな設定でさ
703名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 15:03:54 ID:2v2fAPlJ
ディズ二ー×KH
のネタでなにか・・・・
704名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 18:47:29 ID:PlUG0Iw2
ネ申の登場をひたすら待つか……
705名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 00:09:30 ID:LFqqbeBk
キングダムハーツのエロ小説あるサイトってある?
706名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 09:31:35 ID:q78nR330
KHといえばドナ←タークが好き。
恋人の心配をするドナ萌え
707名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 11:33:01 ID:oz1XkSJ/
「バカ野郎!!…お前今までどこほっつき歩いてたんだ!!ずっと…ずっと探してたんだぞ…?」
「ピ、ピート?お、お前そんなに私の事を……」
「何も言うな…また……ホントにまた会えてよかった…」
「フンッ!お前は本当に愚か者だね…この私がこんなに愛おしい手下を見捨ててどこかへ行くわけがないだろうに……」
「マレフィセント…愛してる」
「…私はそんな恥ずかしいセリフ死んでも言わないからね、覚えておきな」


小説を書くってホントに楽しいですね^^
708名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 17:59:47 ID:/+HYfkS2
>>707
誰だよそいつらwwwwww


ソラxカイリ
ロクサスxナミネ
ハイネorピンツxオレット

リク....(´・ω・`)
709名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 09:38:23 ID:z/6+Xj1i
リク×カイリ
リク×ソラ
リク×未っ木〜
マレフィセント×リク

あなたはどれがお好み?
710名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 16:45:56 ID:lW9yekDF
ナミソラ(*´Д`)
711名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 17:58:00 ID:uk3z5845
空海
712名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 00:11:22 ID:rILgx5A5
KH2ネタでユリパ×空
713名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 01:09:56 ID:wC5Qgw6N
>>707
ワルにモテモテマレフィ様はいいけど、公式でハデスお気に召しちゃったからなぁ…
714名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 06:48:38 ID:1Z7FlDxZ
マレフィと言うのは最高に悪い奴が大好きなお方なので
ハデス以上の悪になれば向こうからいらしてくれますよ。レイヴンには勝てないだろうが。
ビジュアル的には骨男だからちんこないがホーンドキング(こるどろん)と一番御似合いっぽく見えるな。
715名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 20:20:08 ID:n8umKD5j
でもマレフィセントはどんな相手だろうと受け側にはなってほしくないな
どんな相手にもタチで
716名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 21:26:32 ID:zck4nHFE
マレフィの相手はやっぱジャファーがいいなぁ…
手にキスしちゃったしカップルって幹に言われてたし。
年齢的に危ういかもしれないけどちんこついてるだろうし。
717名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 22:11:13 ID:OocHgJtd
マレは孤高の人っつーか悪の女王でいてほしい願望。
というかヴィランズの男に格好いいのが少な(ry
718名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 22:32:44 ID:8ZBVodaQ
>>716
ちょ、詳細キボン
719名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 22:44:38 ID:0KKPSDJs
age
720名無しさん@ピンキー :2006/01/06(金) 00:23:23 ID:JIYQFzLq
キンハ2やってるんだが
あやつられた獣が正気にもどったあと
鈴に酷い事したんじゃあるまいか、実は口でいえないようなことを・・とか
悩み始めるのを見て
妄想が止まりません
721716:2006/01/06(金) 09:24:16 ID:cCIG4+Os
女王も剥いちまえばただの女…ってのもいいけど、
SMで相手を痛めつけるマレフィもいいなぁ…と思う漏れ。

>>718
手にキスしたのはフィールだかなんだか、昔のショーで、
カップルと言われたのは、ハウスオブ鼠。
そなたはダイヤの原石…と褒めちぎって結果的には燃やされてました。>ジャファ
722名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 14:34:38 ID:NxKqXNxR
原石とか言っちゃ燃やされるだろうなw
SMだったらフィリップ王子監禁記きぼんヽ(゚∀゚)ノ
723名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 14:47:20 ID:uftkYJN9
>>122の言ってる事が現実になりそうだ
マレフィ萌えな奴らは純ディズニー派で
KH派は海里や波音、オレットだろう
もしスレの空気が悪くなるようなら、早めにスレ分裂した方がいいか?
724名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 16:39:53 ID:NxKqXNxR
今のとこ平気だと思うよ。これまでの流れも純鼠行ったりキンハ行ったりだし。
あと分裂したら共倒れ過疎になりそうじゃない?
725名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 17:19:38 ID:FYTC8zwq
自分は分裂賛成派
数字板の方は純ディズニスレとキンハスレ両方あって住み分けできてるよ。
726名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 17:29:09 ID:D39jlG9b
数字板は雑談中心、こっちの主役はSS(雑談ばかりするとクレ厨だとうざがられる場合あり)だからなあ。
雑談ならどちらもレスが伸びるだろうけどSS投下を待つとなると過疎が悪化するのでは?
自分はKH未プレイだけど別に分けようとは思わない。
727名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 17:35:33 ID:SH8mCI0x
自分もそのままでいいと思う
マレフィセントのやつ冗談で書いたの自分だけど、あのKHネタはKH未プレイの人にも一応は通じてたみたいだし
728名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:46:56 ID:vm6/8NRn
コルドロンを見たんだけど
ターランはエロウィーのこと略して呼ぶとき
「エロ」って呼ぶのなw
729名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:55:52 ID:8YabYO2t
KH2の海里は化けたな
あんなに可愛くなるとは思わなかった
730名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 14:04:21 ID:kLg9B9Ou
最近マールーシャ×ナミネが萌える。
マールーシャは絶対お城の中でナミネ食いまくりでした。
731名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 07:48:34 ID:GIUSrnqh
誰か努鳴菊を……
732名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 12:31:48 ID:YZB6N1DN
イアーゴ×サンドラ(大冒険に出てきたイアーゴの恋人)が好きだけど…
鳥同士のセクースってどうやって書けばいいんだか。
総排泄腔を擦り合わせる…とかもよくわからんし。
擬人化しかないのか…?
733名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 17:03:42 ID:qZlqGj4O
>>732
ちょwwwおまwwwwマイナーすぎwwwwwwww
734名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 17:39:03 ID:GIUSrnqh
三ドラの話でイアー後に惚れた自分もマイナー?
735名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 21:33:18 ID:5AC6R5hT
ロクナミ需要ないかな?
736名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 22:06:29 ID:Ji5IlOij
>>735
ここにおおありですぞ!
737名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 23:19:06 ID:pr6WOWk5
ちょっと鳥同士のssに期待する俺がいるw
KH2組みもマジ期待。早く自分もKH2やる時間欲しいお。
738名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 01:20:49 ID:CaoH6SWQ
ジャス民とイアー後が気になる自分もマイナー?
プラトニックで十分だがw
739名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:43:10 ID:O9SRGZSv
すごい猛者ばっかりだなこのスレwジャス民の胸を冗談で突付くイアー後とそれを見てハァハァな荒陣?
740名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:45:30 ID:m/fXojoI
>>735
自分も見てみたいお
つかかなり見たい
741名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 17:42:45 ID:BQKiqBkN
>>735
自分も見たいお。需要ありありでつ。
ロクナミハァハァ(´Д`*)
742名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 02:13:00 ID:Gau9Hdww
「君は本当は存在してはいけないの」で言葉攻め
743名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 11:06:50 ID:mT+vN4jE
結局伏字って使ったほうがいいのかな?
744名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 11:16:49 ID:MEyZUgfO
>>743
このスレ読み返してみると、SSは伏字だが、普通の雑談は結構そのまんまだよな。
でも、一応気休め的に使っておいた方がいい・・・と俺は思う。読み辛いのは否めんが。
745名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 14:04:31 ID:5lPUsBsS
>>735
空と乖離がやってるのを見て欲情した六刺すと並ねもやり出す・・・みたいなネタでキボン
746名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 17:47:46 ID:WpCkTPV5
>>745
その設定(・∀・)イイ!!
これは自分のワガママだけど、伏せ字にするなら海里とか分かりやすいのにしてホスィ
747名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:09:50 ID:smfBB5X9
「波音…。」
「ちょっとまだ動かないで、変になっちゃうよ…!」
「アァ…ダメだ、もう我慢できないっ」
「六サスっ!」





「六サスまだ動かないでって言ったじゃない」
「無理があるよ。肩つりそう。首も痛いし。
なにも俺が絵のモデルじゃなくてもいいだろう?」
「だって六サスしかいないから……私には」
「波音…?」
「何でもないよ。ほらもう少しで完成だから頑張って!」
「はいはい。」

できあがった六サスの肖像画はお世辞にも似ている
とは言えない出来だった。
「あんなに時間かけたのにこれ?!」
「え…?そんな言い方…」
潤んだ瞳で六サスを見つめる。
「うーん。じゃあ交代。今度は俺が波音を描くよ。」
748キンハ2ネタ:2006/01/10(火) 19:38:57 ID:uiP+2UTe
ムーラン「皇帝陛下、シャン隊長に休暇をいただけないでしょうか…二、三日足腰立たなくしてあげたいもので…」
皇帝「…やはりこの娘は、この国一番の(名器の)娘じゃな…」
749名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:52:54 ID:smfBB5X9
波音は椅子に座り、林檎を両手の平に乗せ持っている。
美しい金色の髪は夕日に当たり煌めいている。

「綺麗な髪だな」
真剣な眼差しで波音を見つめ、淡々と描いていく。
「林檎ちょっと重たくなってきたよ。」
「もうちょっと頑張ってよ」
波音の目を描き始める。
「綺麗な瞳だな」

青く透き通った瞳。一面、白い壁の室内には
鉛筆をスケッチにこする音がするだけ―――

ゴトンッ!!
林檎を床に落とした音が静かな部屋に響きわたる。
「ごめん。手痛くなっちゃった。」
鉛筆を置き、ため息まじりに波音に近づく。
波音の手を取り優しく撫でる。「ごめんな」
波音は少し顔を赤らめながら
「…大丈夫だよ。六サスだって…」
「!?」
六サスは波音の体を強く抱きしめた。
「ちょっと!?ロクサ…」
直ぐさま波音の口を六サスの唇が塞ぐ。
六サスの舌が絡み付いてくる。
「んっ…六サスやめて…!!」
やっとの事で強引に手を押しのける。
「波音…ごめん」
「…。」
「良いよ。びっくりしただけ…。」
今度は波音から再び唇を重ねてきた。深く…深く…。
750名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 20:33:19 ID:neTKmgGs
神キタ──────(゜∀゜)────────!!!
GJです!
751名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 20:43:17 ID:smfBB5X9
ピチャピチャといやらしい音が鳴り響く。

「ハァハァ…波音…どうして…?」
「私六サスとこうする事ができて…嬉しい。」
「…俺だって。」

スーっと波音の白いワンピースのファスナーを下ろすと
ほんのりが膨らんだ胸が現になる。
白くて透き通るような細い体。「綺麗な体だ」
波音を床に押し倒し、唇、首、胸へと舌を這わす。
ピンク色の乳首に吸い付くとすぐにピンと勃った。
「ぁっ…六サス…だめっ…」
聞く耳持たずにむしゃぶりつく。
波音は顔を真っ赤にして吐息をもらしている。
「ハァ…波音」
純白のパンツに手を伸ばすと、もうそこは
ビショビショに濡れていた。

「あ…恥ずかしいよ…」
とろっとした透明な愛液を舌ですくいとる。
「ひゃあっ…」

全身に電気が走る。
六サスは波音のソコをピチャピチャと音をたてて愛撫している。
752名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:35:00 ID:KI8ab33E
GJ!
ナミたんはマルの肉便器だったんだよ!
満足させるのは大変そうだ>ロク
753名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:56:20 ID:smfBB5X9
「波音、可愛いよ。」
そう言って細くて綺麗な髪をくしゃくしゃっと
撫でると波音は照れくさそうにそっぽを向く。
六サスのモノは物凄い興奮で通常の何倍にも膨れ上がり
お腹に張り付いていた。初めて波音は男のモノを見た。
そしておもむろに触ってみる。
「すごいおっきい。カチカチだよ。」「舐めてみて?」
「えっ?……うん、わかった。」
亀頭の先を舐める。何ともいえない味が口の中に
広がる。口に含んでみた。
「うっ…アァ…ハァハァ」
六サスが感じて波音の頭を押さえ付けている。
波音は必死に大きなモノをくわえ、舐め続けた。
「波音っ」

六サスが覆いかぶさってくる。

「六サス待って!」
「ハァハァ……どうしたの波音?」
「私…初めてなの。優しくして、ね?」

大きく六サスが頷く。

濡れた波音のソコに指を出し入れする。
波音の中はとても熱く吸い付いてくる。
慣れてきたところで六サスのモノをあてがう。
「いくよ」
「…うん。」
六サスはゆっくりと波音を貫いた。
「あっ痛…アンっ」
「ハァハァハァハァ…!ァア…」
パンパンパンパン!
肌と肌がぶつかる。深いキスをしながら
波音をガンガン付きまくる。
「ンッ!アン…六サスゥ…」
「波音っ」
754名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 22:26:32 ID:smfBB5X9
二人の頭の中は真っ白になっていた。
「ハァ…ハァ…イキそうっ」
「六サスっ…ハァ」
六サスの腰の動きはますます早くなっていく。
「ハァ!ハァ!波音…イクよっ!!」
「アンッンッ…」

六サスは白く濁った液体を波音にぶちまけた。
白くドロドロとした液体が波音の顔、髪、胸元に
へばり付いた。

「六サス…ハァハァ…。ありがとう。」
「ううん…ありがとう。」
波音に優しくキスをする。



そして
スケッチブックには色白で綺麗な金髪に白いワンピースの
映える真っ赤な林檎を手に持った美しい少女が描かれていた。
―――――end







続き遅くてスマセンorz
文才もなくて…
最後とかごちゃごちゃだ〜許して下さーm(_ _)mい
755名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 13:28:45 ID:qr86Sg3L
超ネ申作!!ってわけじゃないけど普通にGJ
これを機に沢山の神が投下してくれるとなお良し
756名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 17:59:20 ID:SqcBjXCl
>超ネ申作!!ってわけじゃないけど
ってのは余計ジャマイカと思うけど
とにかくGJ!
757754:2006/01/11(水) 18:37:19 ID:kLjmwOhm
>>755>>756
どもです。ハッキリ言って下さっておkですよんノシ
自分こういうの書くの初めてなんで。


自分も読みたいな
誰か書いてくれる香具師来ないですかねー
758名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 19:10:09 ID:OZO2uuhJ
六波ハァ──────´Д`*────────ン!!!
>>754
GJ!六サスと波音タソにハァハァさせていただきました(´∀`*)
759名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:57:57 ID:XOaANGt+
だがデズニーキャラのSSを投下してくださる神はおらんのか…
あ、空×ムーランとかでもヨロシ
760名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:31:59 ID:i/EIMURS
って書くと「空達もデズニキャラだ」とか突っ込まれるでよ。

城で事件一段落した後散々待たされて欲求不満なデジに強引に迫られるドナきぼん
ところで六サスの伏せ字は口クサスじゃダメなの?w
761名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 04:35:11 ID:QaeWVIhJ
その設定のデジドナ見てみたいなぁ
でもそれならドナも かなり欲求不満だったりして…?
762名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 06:28:54 ID:Ed2GdrUz
それよりも前にでてた
空海→六波
みたいなかんじのやつ投下してくれた人はネ申認定
763名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 14:58:34 ID:4Eg6Gi/Z
>>760
そんなエサに釣られるか〜(AA略)

六サス

口クサス

口臭ス

( ゚Д゚)ウマー
764名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 02:04:30 ID:yoaOPXvL
「……な、何かすごい事やってるな、二人……」
「……ア、アハハ、そそそうだね………」
二人が見つめる先には…
「ゴゴゴゴメン!!!海里!俺、は初めてだから…気持ちよすぎてすぐ出ちゃ…」
「ハァハァ…いいよ…わ、私も気持ちいいから…このまま続けよ?」


「…やっぱ空と海里には俺らの事見えてないみたいだな」
「…そうだね」
「…何かすごいな」
「…六サスさっきからそればっかだね?」
「えっ?!そそそそうか!!??」
「そうだよ」
「……………」
「……………」
「……ねぇさ、男の子ってみんなああいう事してみたくなるの?六サスもやってみたい?」
「えっ?!ちょ!?……そりゃ俺だって男だし……やってみたいよ?………ナ…ナ…ネと」
「えっ?」
「やっぱ今の無し!!!ナシナシナシ!!!!」
「……私ならいいよ」
「えっ?」


長々と書いたけどこういう感じのが見たい!!
こんな駄文を恥ずかしがらず投下した俺を見習って誰でもいいからエロ書けるやつ投下してくれよ〜orz
765名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 09:33:37 ID:fjiCwLYc
>764ちょ……アナタ書けるんじゃない?普通に職人さんかと思って読んでしまった
766名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 10:57:44 ID:fjiCwLYc
あ…アンカーミスってるし
逝ってくる…
767名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 23:17:30 ID:yoaOPXvL
>>765
セリフだけならポンポン浮かぶけど間の描写とかが上手く書けないんだよなぁ…
やっぱ職人は凄いよ、感心する
768名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 01:58:28 ID:e2EmKh15
俺もエロ書けないなー…
そこだけ職人に任せられるなら書いてみたいが、職人不足だからこんな状況になってるんだよな…
769名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 12:29:38 ID:d+v8Zxzt
六海っていうのもある
770名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 14:24:25 ID:qWoUdihp
金・ポッシブノレの詩ーゴーとドラッ件でエロいのが見たい
771名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 17:28:19 ID:xAtBv9IM
45とドラッ件、自分も見たい!45受けが良いけど、45強すぎてドラッ件の未遂に終わりそう…
772名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 20:42:36 ID:Hw5BFEGg
KH2のサイファーを見たいです。誰かお恵み下さい…
773名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:26:24 ID:FrfClESC
今月号のガンガンでラク波に萌えた
774名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 21:31:28 ID:qWoUdihp
>771
同志よ!自分も詩ーゴーは受けがいい。
未遂でも充分萌えるけど、ヤるなら薬を嗅がせて…とかかな。
775名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 22:36:37 ID:xAtBv9IM
>>744
やべぇ…薬で45受けハァハァ
誰か書いてぇ!
イラ描いて待ってまつ
776名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 10:14:16 ID:JjoDkqSM
777名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 17:38:09 ID:4cFg/vtg
「約束だよ」
そう海里が何回いったか空は忘れていたそんなことをどうしてきにするのかは
海里がつい最近
「あの約束忘れてないよね」
といったからだ
空は考える陸と海里3人で島に帰ることができた
その前になにかあったかと空は考えていた
778名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 18:11:00 ID:wqqd9s5H
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!?

波タン出てくるカナ( ゚∀゚)ワクワク
779名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 21:33:21 ID:rjHJGBqI
六波を猛烈にキボン
780名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 23:24:47 ID:pyTJDK9C
空楽ギボン
781名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:10:59 ID:rCK9Suro
海外じゃデズニのエロSS割と簡単に拝められるよね。
自動翻訳だけじゃ話の内容は完璧にはわかんなかったけど、ムー蘭好きには(;´Д`)ハァハァなSSがたくさんあったよ。
782名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:33:31 ID:yFUjefSR
>>781
アリエルあった?
783名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 00:01:21 ID:GIf9kbCp
>>781
ヒントきぼんぬ
784名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 02:45:37 ID:OrESn6i2
F********n.**tてとこだったと思う(伏せ字スマソ…ヒントになってないYO…)。色んな人が投稿できる大きいサイトでした。

行水中とか馬小屋とかでエチする社ン×ムー蘭とか、知・フーに犯されるムー蘭とかが萌えました(;´Д`)荒陣やデズニ総合スレはあったけど有り得るは見てない…スマソ
あとスレ違いかもだけど社ン総受け801サイトなんてのもあってかなり萌えました。
785名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 05:41:17 ID:4qqeODbp
六サスと波音で、空と海里が見てる前でさっさと
先におっ始めるのとか見たいな。

それか陸に犯される海里とか
786名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 15:43:23 ID:2fUpCRAL
やっぱ放尿はみんなひくかなぁ?
SM的に男の顔に引っ掛けてる描写とか好きだけど
787名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 15:54:52 ID:PNL75hOd
788名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 16:02:48 ID:logX4wyK
>786
失禁とか放尿プレイ好きだよ。自分は読みたいけど他の人はどうかな…
789名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 16:17:55 ID:MQJXDdbW
>786
事前に言っとけば問題ないと思う。
790名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 19:41:43 ID:/Tw6TRXQ
>>786
出すんだったらソフトなのにしとけよ。故意に出したんじゃなくて思わず出ちゃったとか。
個人的な意見だがう●ことかのは絶対見ない
791名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:20:37 ID:Dd3nBVdN
>>764タン、今更だがあんたの雄姿に感動したよ!非力だけど手伝わせてくれ。つっても、ほとんど空海ですが…
------------------------------

「で、でも、やっぱり……ま、まだ、止めとく!」
いいよ、と返された事に、確かに胸が弾むものを覚えた口クサスではあったが……やがて力無く首を横に振ると、ふいとそっぽを向いてしまった。
波音とは、出会った時から相思相愛だったとは言え、実質的に一緒になれてから、まだ1週間も経っていないのが現状だ。
どこか生真面目な部分がある口クサスにとって、こんな浅はかな衝動で情事に及ぶのは、どうしても受け入れ難かった。
「そ、そう……」
曲がりなりにも誘う形となっていた波音は、断られた事に少しだけ不服そうに眉を顰めた。
しかしながら……今の自分の言動の突飛さを改めて考え直してみると、それも無理は無い様な気がしてきた。
まさか、変なコだと思われてないだろうか?嫌な不安に駆られ、波音はちらりと口クサスの方を見やる。
「……」
「……」
互いの視線が交わった直後に訪れる、気まずい沈黙。
波音は膝の上に乗せていた手をきゅっと握り締めると、やり場の困った眼を再びベッドの上へと向けた。
そこでは、招かれざる客が2人いるとも知らず、相変わらず空と海里が仲睦まじそうにじゃれ合っていた。
792名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:21:33 ID:Dd3nBVdN
「……ん、ぁ……あ、ん」
海里は空の両肩に手を乗せ、汗ばむ額をその胸板に擦り付けながら、小さく震えていた。
淡い色をした唇は薄く開かれ、そこから鼻に掛かる甘ったるい溜息が漏れていた。
空の手は、そんな海里の脚の間に伸ばされており、先ほどからもぞもぞと小刻みに蠢いていた。

やがて、その細々とした作業にじれったくなったのか、空は海里の片足を膝で固定すると、もう一方の太腿を手で押さえ込んで左右に開脚させた。
そうすると、海里のまだ未成熟な性器が、惜しみも無く露となる。
誰も覗き見していない事前提の行為とは言え、そのあまりの大胆さに、波音と口クサスは同時に唾を飲み込んだ。
「あ、やだ、恥ずかしいよ……」
「何だよ……今更だろ?」
そう言って、隠そうとする海里の手を軽く捻り上げると、空は再び海里の脚の間に指先を辿らせた。
既に溢れていた蜜を絡め、露出させた性器の縁をなぞっては、その溝に軽く指を押し込む。
空の丁寧な愛撫に、波音は背筋にぞくりとするような感覚を覚え、自分の肩をむしる様に抱き寄せた。
見ているだけでこれ程なのだから、実際にされている方がどれだけ感じているのかは、とても想像が付かない。
いても立ってもいられず、波音はもじもじともどかしそうに足を擦り合わせる。
頭の痺れるようなその刺激に、何時しか海里もすっかり夢中になってしまったらしく、空の手に自らの手を重ねると、充血して膨らんだ芯を弄るよう誘導させた。
「あ、ぅ……い、よ空……そこ……すご、気持ち、い……」
うわ言のようにそう囁きながら、海里は汗の伝う空の顎をぺろりと舐め上げる。
その刹那―――空の襟足を握り締める海里の手に、爪が白くなるほどの力がぎゅっと込められた。
今までとは違う小刻みな痙攣と、悩ましく寄せられた眉、そして猫の悲鳴のような声。
海里は空の身体にしがみ付くと、長い長い溜息をふぅっと吐き出した。
793名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:22:36 ID:Dd3nBVdN
「な、なあ、海里……そろそろ……」
海里の息が整って間もなく、空は海里の脚の間に宛がっていた手をゆっくりと引き上げた。
その指先には、透明な液体がたっぷりと滴っており、海里の顔の前に差し出された所で、ぽたりと零れ落ちた。
これが全部、自分の身体の奥深くから溢れ出したものだと思うと、海里は恥ずかしさから顔を真っ赤にして黙り込む。
しかしながら、「海里……」もう一度じれったそうに呼び掛けられると、堪忍したのか、海里は空の腰のベルトに手を回し、カタカタと外し始めた。

あの真面目な海里が、まさかそんな事をするとは、口クサスも波音も到底思ってもみなかったが……どうやら彼女も、親と恋人の前では云々らしい。
海里は空のズボンを下着ごと膝まで引き降ろすと、現われた空のモノを、手の平の柔らかい部分でで優しく包み込んだ。
既にいきり立っているソレは、先端から透明な液を溢れさせており、海里の指先が絡められる度にぴくんと反応した。
「あ、あんまり触んなよ……そ、そんな事したら……入れる前に出ちゃうって!」
今にも破裂しそうな体内の欲望に耐え切れず、空は海里の手を振り払うと、後方へとんっと押し倒した。
そして、その上に自分も覆い被さると、柔らかい布団の中に海里の身体を深く沈める。
そうなると、口クサスと波音はベッドの下からその様子を見上げていたので、ここから見えるのは空の背中だけとなった。
何だか良い所で上手い具合に隠されてしまった事に、2人はやきもきとしたが、立ち上がって覗き込む勇気も、双方共に持ち合わせていなかった。
そんな事など露知らず、空は海里の一方の足を肩に乗せると、入り口に合わせる様に腰を浮かせる。
「い、行くよ、海里……!」
「うん……」
不安に揺れた海里の声が聞こえた直後、ギシッとベッドが軋む音が部屋の中に響いた。
中が狭くて痞えるのか、空は途中何度も海里の身体を押さえ込んで、力任せに自身を押し進んだ。
ぐいっ、ぐいっと、空の腰が入れ込まれる度に、肩の上でぴんと伸ばされた海里の細い脚が、しなやかに振れる。
「やっ……!い、いっ……つ!あ、あぁ!」
「あ、うぁ……お、俺、もう出ちゃうよっ!海里の中、あ、あ、あったかくて……あ、くぅ……」
情け無い声を上げて、空は下に組み敷いた海里の胸元に顔を埋めた。
それから、なるべく海里に負荷を掛けない様に気遣いながら、ゆっくりと腰を動かし始める。
海里の腕は上方に高く伸びた後、そんな空の首にくるりと巻き付けられた。
「あ、い……空の、い……んあ、ぁ……あ―――!」
794名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:23:31 ID:Dd3nBVdN
交じり合う2人の姿を前にして、波音の身体の奥では既に熱い炎が燃え盛っていた。
太腿の内側には、最早ぬるりとした液体が伝わり始めており、何もしていないのにも関わらず、心拍数が激しく高まっている。
もう、我慢できない……波音は救いを求めるような恨めしい眼つきで、口クサスの方を振り返った。
「ね、ねえ、口クサス、私……!」
がしかし、そんな悲痛な波音の声にも、口クサスは無表情なままで、何ら反応しなかった。
代わりに彼は、喉でも渇いているのか、湿らせた舌で何度も上唇を舐めていた。
その青い眼は皿のように丸まり、食い入るように揺れる空の背中を見詰めている。
そして、その手は―――
「ろ、口クサスッ?!」
波音が素っ頓狂な悲鳴を上げた所で、口クサスはようやっと我に返ったらしく、ん?と首を斜めにもたげた。
そして、今の自分の状況を確認するや否や……ビクッと肩を竦めて、勢い良く飛び上がった。
あろう事か、ズボンの中に手を突っ込んで、固く立ち上がった自身を、しっかりと握り締めているではないか。
「え、わ、うわッ!い、いや、俺、こ、こんな、つもりはッ……!」
縺れた舌でそう言い訳する口とは裏腹に、慌てて取り出された口クサスの手の平は、濡れててらてらと光っていた。
不可抗力とは言え、女のコの、それも波音のようなコの前で悠々と自慰に耽るとは、幾ら無頓着でも程がある。
今のは絶対に嫌われた―――口クサスは確信し、込み上げる恥ずかしさから、くっと顔を伏せた。
「ご、ごめん、波音……こ、これは、あの……その……」
がしかし、対する波音は、そんな口クサスの手を何の気なしに取ると、ふふっと小さく微笑んだ。
「ううん……良いのよ。だってこれって、普通なんでしょ?……男の子なら……」
そう言って、口クサスの手の平に塗り込められた透明な液体に、波音は小さく舌を這わせる。
「な、波音……!」
くすぐったく誘われるようなその感触に、それまで必死に理性を保っていた口クサスの瞳はふらりと揺らいだ。
そしてその次の瞬間、口クサスは波音の小さな身体を強く抱き寄せると、本能が命ずるままに、その柔らかい唇に噛り付いたのだった―――


------------------------------
中途半端だが、後は任せたぜ>>764タン。
個人的には特殊プレイ好きですから、失禁もありだと思いますよ〜
795名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:57:52 ID:cGUuSVp7
>>794
ちょっ!!!!!!待ってぇ!!!!

とても文才がある。というか…本当イイ!!神だよアンタ…!
波音好きの俺にはもうたまらないですです。
ありがとう。


そして…


俺をこのまま置いていく気か…(;つд`)ww
796名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:24:56 ID:J3azsSNH
。:*.゚☆(*>ω<*)☆゚.*:。
ワクテカ
797名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 00:18:51 ID:VFp6Mug+
正直空海だけで十分満足したってのは俺だけ?
798名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 06:17:19 ID:OhbkWWHN
>>794
待ち望んだ俺らのネ申ついにキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!!

俺の書いたのをネタにエロ書いてくれるなんて感動だ…
話しの展開も自分の大好物だし
ここまで起きてた甲斐があったよ…

>>794よ、自分はこのままの流れでいったら何発でも抜けるから>>794の好きなようにやっちゃってくれ
799名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 04:13:34 ID:eqm0KfPb
口ク波の続きをこころ待ちにしております(´ー`*)
800名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 15:53:27 ID:NMcvLNYz
いつになるのやら・・・(´ー` )
801名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 14:45:37 ID:AiKohj7e
陸×海里とか書いてみたい。
心をなくした海里を、記憶に残らないだろうと襲っちゃうとか。

海里の紹介文が「空と陸の大切な人」ってあったから
陸も海里が好きだったとしてもいいかなと。
802名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 17:24:49 ID:cMTpAVrS
>>784
見つけたお!どうもありがとう。
ただあまりに数が多すぎてエロが見つからないので現在捜索中。
803名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 17:57:21 ID:2lNi1wa4
>>781
分からんもうちょっとヒント下さい。
804名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:31:17 ID:hAsZJfIr
あたしの趣味でもいいですか?

もう限界だ・・・と総羅が呟いたとき「お前の中に海がいる」陸が言う。
「俺の中に海がいる?」空は一瞬、我を失う。そこを陸の剣が突いた、空の目に陸が映る。
「陸・・・」陸は眉根を寄せて空を睨んだ「海はお前の中だった。俺は・・・」腕の力は弱まっていく。
「俺は、二人とも大事だった」空は応えるようにかすかに微笑んだ。その表情は空のものではない。
剣を握る陸の片手が離れ、ごく自然な動作で空を支えるようにその背後に回る。空は陸の腕をそっとつかんだ。
「陸のことも大事だった」空の握る手は強くなる。が、以前の空ならこんな目をしないはずだ、陸は動揺した。なんだ、この目は。まるで・・
「海、なのか?空、か?どっちだ」こんなはずはない、海の感情が表に出るなど。
「陸、変わったね」空の口が動く。唇も、声も確かに空のものだがこれは明らかに違った。声の表情とでも言うのか。
「海?」
かすかにうなづく空いや海というべきか。「そうだよ、陸。空をいじめるなんてひどいな」そういって笑う。
陸はのどを鳴らしながらやっとの思いで声を出す。「海・・・空は」「空は気を失ってるよ」
うつむいた海を前に陸は戸惑っていた。姿は空。中身は海。それが微笑んで俺を見ている。これは、俺の求めたものが具象化したものか。


このままエロってアリ???
805名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:49:06 ID:RQ6gENli
なんでこのスレは腐女子だらけなんだ…
806名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 01:56:14 ID:UFOA0FHa
海って海里か…?



それよりも六波まだぁ━━━━━━━(´゚听`)?かなぁ……
807名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 02:45:28 ID:sYAep8JH
>>804やおいかぁ……o(>Δ<)o
808名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 02:57:35 ID:cxpph7Kj
>>804趣味は駄目だね、創作意欲っていうかなんかしっくりこない
809名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 08:46:17 ID:UzSMkLVT
>>804
801板に逝け、きっとここより需要あるから。
810名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 20:50:46 ID:oFbHGwVy
キムとロンのエロいのマダー?
811名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 21:12:40 ID:sYAep8JH
シー五ー受け期待w
812名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 21:47:57 ID:gTDlwJwU
813名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 23:01:28 ID:sYAep8JH
>>812こういうの真に受けちゃう人って居るんだ…
と釣られてみる
814名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:30:25 ID:4J2UAkH6
>>812 つか来年かよ…┐(´▽`)┌
815名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 01:09:30 ID:K5Cu8c0/
「ドナルドのそっくりさん」でデジが「愛のトンネル」の中でニセドナに犯される話キボン
816名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 04:13:28 ID:J4GP+7tS
キンハ組は今後こっちでどうぞ♪
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1136897916/l50
817名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 09:39:07 ID:SqOUYjmY
そこの住人、ここのスレもろくに読んでない厨ばかりだな
818名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:50:13 ID:YEztXWHH
>>801はレス番もやおい
819名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:09:33 ID:G9S/vJ4x
>>372様のデジ姉萌えな話、また読みたいなぁ
ネ申を待つ。。。
820名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 19:15:59 ID:GVpGqjyq
>>815
そのスレたてたの俺だ…
821名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 14:40:20 ID:caaj+pdg
age
822名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 22:48:11 ID:Fgw3g11b
揚げ
823名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:06:34 ID:W3AHKQ8B
悪役で執筆中。
悪役らしく書くのむずい…
824名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 02:12:29 ID:mWxZ/Iut
あっちのスレ移転したのか
825名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 03:54:12 ID:bIruwF0i
おかずまだー?
826名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 10:22:55 ID:/UbrYtNo
既に出てるけど、マレジャファ投下してよいでしょうか?
827名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 16:57:21 ID:bIruwF0i
早くー!マレジャファー!
て事で桶
828名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 17:32:53 ID:oRbYZUAW
ワクテカで待ってます
829名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:04:38 ID:/UbrYtNo
「素晴らしい!そなたは磨けば光る、ダイヤの原石…」
チューン…ゴッッ…
『…たっく、口説き上手の王子様だよ!」

「…なぁ?イアーグォ、幹は本当に、わしらを見て、カップルだとおもったのだろうか?」
幹の経営するジャズクラブハウスオブ鼠。
ここにはヒーローでもヴィラソズでもマイナーな脇役でも、とても多くの仲間が来る。
それを売りにしている事もあり、普段はとても会えないような人間(?)にも会える。
そこで蛇ファーは、美しくも邪悪な魔女魔レフィセント人目見ただけで気に入ってしまい、
声をかけて、同じ席のテーブルについたのだ。
『ん〜…見た目ではなかなかお似合いだぞ?いや、顔以外のな。』
真っ黒になった体の煤を払いながら言ったのはイアーグォ。
「魔レフィセントも世界最強にして全知全能な悪の魔法使いを気に入ると思ったのだがな…。」
『でもあいつは悪の女王なんだろ?あんたは荒人達を何度も苦しめた悪役だ。
お前を気に入らないわけ無いよ。満更でもない様な顔してたしな。
何度か話すうちに気に入られるよ。会うたびに話かけたらどうだ?』
イアーグォはいつも、主人が何かに躓いたときに、いつもその口で案を出していた。
オウムだというのにそれはかなりの名案で、蛇ファーはそれを度々、参考にして行動していた。
「…それだ。何か気の聞いた世間話でもしよう。反感を買わない程度にな。」
『頑張れ!お前ならできる!』
830名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:05:15 ID:/UbrYtNo
数日後
「…奴め!絶対殺してやる!」
蛇ファーの怒鳴り声が、実験室の部屋に響いた。
『どうしたんだよ…もしかして、魔レフィセントにふ…』
蛇ファーの怒り狂った醜い表情を見て、思わず止めてしまった。
「くそ…!良い所まで言っていたのに、あいつが持っていってしまった…。
おいしいところを持っていくなんて…大した悪党でもないくせに。」
『だっ…誰なんだよそいつぁ…。』
びくびくしながら、尋ねるイアーグォ。首を絞めたりなど、いつ自分に八つ当たりするかわからない。
「その名は…ハデスだ!しかも、魔レフィセントに気に入られたらしい…!
…だが奴は顔も良くないし、大した悪党でもない。すぐにどうにかできる!」
((…顔は人のコト言えないくせに…))
イアーグォはしばらくは、悪巧みに精を出し始める蛇ファーを眺めることしかできなかった。

「ん…そうだ。人間に戻す薬を作って、ハウスオブ鼠で奴の飲み物に混ぜる。
そうすると、人間になり、奴自身の炎に耐えられなくなり、焼死!
フハハハハハハハハハ!!! …だめだ、店が営業停止になる。」
((…ほんとに…心の底から悪人なんだな…なんで、魔レフィセント気に入らなかったんだろ。))
不安そうに眺めるイアーグォ。ぶつぶつと喋りながら考える蛇ファー。
…すると、イアーグォは、突然ひらめいたように、いつもの明るい声を出した。
『いい考えがあるぞ、蛇ファー!ハデスを殺せないなら、こっちも、奪い返せばいいんだ!』
「何だぁ?」
『いいかい?魔レフィセントをとっ捕まえるか、紳士的に招くかして、この部屋に連れて来るんだ。
俺はこっそりと、魔レフィセントの杖を盗むよ、何の邪魔も攻撃もないしな。
そこで俺のものになれ!とでも言うんだよ。そこで、相手が嫌がったら………』
「そ、それで魔レフィセントをそのまま…悪くはない話だ。」
悪巧みは天下一品の二人。よからぬ思いはどんどん膨らんでゆく…。
「考えるだけでも…興奮してしまうな。わしは悪人なのだ。悪い事をしてもよかろう…。」
『ああそうだ!明日の夜にでも実行しろ!悪は急げだ!!』
831名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:06:24 ID:/UbrYtNo
次の日の夜も、ハウスオブ鼠は多くの人で賑わっていた。
奥のほうを見ると、独りでぽつんと座っている魔レフィセントがいた。
「…ハデスはいないようだ…。いつものように、声をかけるか。」

「隣、良いだろうか?」
「おや…また来たのかい?まあ、良いよ。座りな。」
相変わらず彼女は淡白な態度で応対した。
蛇ファーは礼を言い、席に着くと、彼女に近づいた。
((おお、一気に近づいたぞ! おかしいな、なんでハデスいないんだろ?))
「…今日は、独りなのだろうか?」
「フン。」
余計なお世話だ。と言うかのように、顔をそっぽ向けた。
いや、それよりも、その事には触れて欲しくはないかのようだった。
「こんばんわ、お二人さん。アッヒョ!仲良くしなくちゃ!ほら、近づいて!
アツいお二人さんのために、アツいホットワインサービスしちゃうよ!」
アツい?この二人が?魔レフィセントの冷たい雰囲気で、温かいワインも一瞬で凍てついてしまいそう。
だけど、グーフにはそれがわからなかった。
そして、グーフは蛇ファーに近寄りぼそぼそと喋った。
「…なかなか、連れないみたいだね。でも大丈夫だよ。いつか、君の愛の鎖で、雁字搦めになっちゃうよ!」
いつものようにアヒャッ!と笑い、グーフは立ち去った。
シナモンや蜂蜜のの熱いワインを飲んでいるうちに、蛇ファーの体も暖まっていった。
いまなら、このワインのように、魔レフィセントを熱くできるかもしれない。
ガスdのようなハンサムな顔も逞しさもない、男の魅力が感じられないが、
自分には、この悪どさがある。
絶対に、気に入られる筈だ、と思い込み、沈黙を破った。
「…なあ、魔レフィセントよ?」
「アニメーションが終ってからにして。」
((…だめじゃねえか…;;;))
「…今すぐでは、だめなのか?」
「…五月蝿いね。何なんだ、手短に願うよ。」
『え…。』
あまり考え込んで待たせてはいけないし、長々と喋るのも顰蹙を買う。
いらついているので、さっさと言ったほうが良いだろうか。
「今夜…わしの部屋へ来い!」
「は!?」
…やはり、そんな事を言っては怒るだろうか…イアーグォも溜息をつく。
「いや…な、ここは騒がしいから、二人きりになれるところの方がと…」
「…お前はなかなか、面白いことを言うね。ハデスも、そんなに強くは言わなかったよ。
…まあ、いいさ。お前となら、楽しめそうだしね。連れて行っておくれ。」
((うそっ!?))
蛇ファーは嬉しそうに、手を差し出して魔レフィセントを立たせた。
向こうではグーフが頑張ってね、と手を振っている。

店を出た悪人二人は、鳥を連れて夜の闇へと溶けていった…。
832名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:07:50 ID:/UbrYtNo
まずは、最初の部分だけですが…
続きは後日〜。

あと、『』の台詞はイアーグォだとでも思ってください。
833名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:51:29 ID:bIruwF0i
最高!ハウスかなり詳しい人ですね
続き期待!前菜ごちそうさま!
834名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 06:46:00 ID:G1+X/Q+s
>>816
このスレの移転先が全くわからない(´・ω・`)
835名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 20:34:50 ID:3K/nfV+R
KHのスレ自分も気になってた。
どっちのスレも好きだから見れないのはツライ…
836名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:00:39 ID:19Ad5wY8
アニメ見てるマレヒ萌えわろすwグヒも好きだw
キンハスレにくちゃんねるで捜索完了したお。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/sakura03tr/1136897916/
837  :2006/01/30(月) 20:22:23 ID:FCnil+tF
楽し犬・・・
838名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 12:56:02 ID:aHTfjtAc
839名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 13:49:51 ID:sGp6zhWr
駄目犬
840829:2006/01/31(火) 19:01:11 ID:IrqFBazU
灼熱の砂漠も、夜になると熱い太陽は消え、黒く、そして寒くなっていた。
美しい胡坐バー宮殿も深い闇に溶け込んでいた。
だが、それよりもさらに暗い、宮殿のはずれに高い塔が建っていた。
蛇ファーはその塔に住んでいた。冷たい石の壁と、大量の実験用具が印象的だった。
宮殿に比べれば質素だが、中はなかなか広く、蛇ファーもそこが気に入っていた。
「…なかなか、素敵だね…ひんやりと暗くて…ちょっと湿気が足らないけど。」
陰気な彼女はこの場所が気に入ったようだ。石畳をその手で触れ、冷たさを味わっている。
「良い場所であろう。ここなら、誰にも見つからない事だしな。」
「静かそうだからね…。」
二人が喋っている間に、イアーグォはこっそり彼女に近づいて、杖を奪った。
((いっひっひ…これで蛇ファーも俺を…っかーそんなに褒めるなって!蛇ファー大好き!))
高鳴る胸を抑えて(顔に出てるけど)部屋の隅へ飛んでいった。
もうこれで、魔レフィセントに反撃はできない。  …筈だ。
「…お気に召されたようだな…なら、ここに住んだらどうだ?
そして…将来わしの、后となるのだ。」
「…どういう事だい?」
彼はフフ、と笑って。
「その言葉の通りだ。…わしの、妻となるのだ。美しく、強力な悪の女王は、
わしのような最強の男と一緒になるのが一番なのだ…。」
「…馬鹿馬鹿しい。」
妙な憎しみを込めて、魔レフィセントは言い放った。
「何だと?」
「悪の女王であるこの私が何故、お前のような男のものにならなければならないのだ。
最強の魔人?それでもお前は人間にしかすぎない。神でもないのだ。
…下等なお前の女になんかなるものか。」
その言葉が蛇ファーの怒りに触れた。
彼は人一倍強い征服欲と所有欲を持っている。自分が一番の力を持ち、常にトップに立つことを求めている男だ。
手にしようとしているものに拒絶され、怒りに震えている。
「…ふざけるな。」
「ふざけているのはお前の方だ。私を物のように扱って。
この、身の程知らずの馬鹿が!」
「黙れ!」
841829:2006/01/31(火) 19:02:57 ID:IrqFBazU
激怒した蛇ファーは魔レフィセントを力強く殴ってしまった。
彼女はよろっと倒れて、石の床に尻餅をついた。すると、蛇ファーは肩を掴んで、押し倒した。
「痛ぅ…何をする貴様!」
「…この俺様を侮辱するとは許さん…俺様はどの生物よりも強い、最強の男だ!」
恐ろしい顔で叫び、魔レフィセントに跨った。痩せているとは言え、体の大きな男。その体は、ずっしりと重かった。
力も強く、払いのける事ができない。 自由を奪われた。
「うぅぅ…」苦しそうな声を絞り出す。杖も無いので、魔法も使えない。
「フン、じっとして喋っていなければ、かわいいものなのに。
だがそれだけではつまらないな。もっと刺激が無ければ…。」
それを言い終わらないうちに、魔レフィセントの服の真ん中のあたりを掴んで、
すさまじい音をたてて、引き裂いた。
「ッ!?」
服の避けた部分から垣間見れる魔レフィセントの肌。
余った布も脱がして、肌は露になった。
痩せている為、あまり大きくはなかった。蛇ファーの大きな手と長い指に、
すっぽりと収まってしまう。だが、それでも揉んでやると十分柔らかかった。
「触れるな…どかせ…!」
やめるどころか、どんどん強くなってゆく。終いには、顔を近づけてぺろぺろと舐めだした。
「は…なれろ…。」声が震えてきた。
「ほぅら、どうした魔レフィセント、しっかりせんか、アッハッハッハッハッハ!
まだまだ序の口だ!もっといいことをしてやるとするか!」
すると、今度はスカート捲った。
「!駄目だ!そっちは…」
奥のほうから伸びている細長い足。露出度の低さから、普段は拝む事のできないもの。それが蛇ファーをさらに興奮させた。
もっとスカートを捲り上げたら、太ももや足の付け根の辺りが見えて、そして……
「もうやめろ!ただではすまさぬぞ!」
聞く耳も持たず、下着の上から太ももの間にあるものを指で押した。
ふにふにとしてて柔らかく、押すたびにくすぐったそうに彼女が動く。
「これでお前はわしのものだ!アッハッハッハッハ!ハーッハッハッハハハ!」
下着を掴んで、下ろそうとすると……彼女は突然叫びだした。
「ディ…ディアブ口!ディアブ口ォっ!」
842829:2006/01/31(火) 19:04:42 ID:IrqFBazU
「ガァッ!ガァッ!」
『うっぎゃあ!?』
魔レフィセントの一声で、カラスのディアブ口はイアーグォから杖を奪った!
それを主人の手に渡して、彼女は魔法で蛇ファーの動きを止めた。
「…!!?」
そのまま蛇ファーの体を宙に浮かせ、仰向けにして床に寝かせた。
「…この淫猥な蛇め…この私を犯そうなんて、百年早い!
私が味わった以上の…屈辱を受けるがいい!」
「ぇ…何!?」
((ごめん…蛇ファー!…いてて…))
今度は自分が自由を奪われて、混乱しだす蛇ファー。
魔レフィセントはすかさず彼の顔を近づけて、ターバンを脱がせた。
「な…にをするのだ?」
ターバンひとつ脱がしただけでも、雰囲気が変わった。
それの大きさの成果、頭は小さく見えるし、髪もほとんど無かった。
「部分的に取っても面白くはないな。…全てを取ったらどんな姿なのだろうね。」
「へ…」
「大人しく、しておいてちょうだい。じっとね。」
喋りながらどんどん顔を近づけていき、終には、唇に覆い被さってしまった。
唐突に感じた柔らかい感触に驚いたが、すぐにうっとりと気が抜けてしまい、深く瞼を閉じた。
だが、魔レフィセントは途中で目を開けて、彼の服を脱がし始めた。
途中で気付かれないように、できるだけ飽きさせないようにと、唇を擦り合わせたり、
舌で細かく舐めたり、時間をかけて愛撫した。
蛇ファーもキスが気に入ったのか、夢中になって、唇に全身系を集中させていた。
一通り済んだところで、唇をゆっくりと離した。
「ぅ…ん…なかなか…」
恍惚に満ちた表情で瞼を開いたら、普段見えないはずの自分の肌が見えていた。
キスの虜となっているうちに、ほとんど脱がされてしまったのだ。残っているのは、ズボンだけ。
広い肩に薄い胸板。腕は風ですぐ折れてしまう枝のように細く、腹にも脂肪というものが殆ど無かった。
普段多くの服に包まれている体は、病的で情けない、痩せ細った体だった。
「なかなか惨めな姿だね。素敵だよ。ぴったりさ。」
杖をもう一度振ると、何処からとも無く多量の鎖が出てきた。
それが蛇ファーの細腕にきつく巻きついて、首には首輪が締められていた。
「痛ぅ…ぐぁぁっ…!」
「ハハッ!痛みにゆがむお前は素晴らしい。下手すると壊れてしまいそう…
…ハデスは逞しいし喜んでいたからね…いまいちだったよ。」
「え…何!?」
843829:2006/01/31(火) 19:06:19 ID:IrqFBazU
今日、ハデスがいなかった理由がやっとわかった。
きっと、昨晩今と同じ事がハデスにも行われたのだろう。だが、そちらの方は気に入られなかったらしく、
こっ酷く振られて、傷心してしまったのかもしれない………
「だけど、お前は…私も夢中になってしまいそうだよ。
…次へ進もう。」
今度は何を…渋い顔をしながら様子を伺っていた。
すると、今度は彼のズボンに手をかけて、躊躇い無く一気に脱がした。
「っや…やめんか!あぁ、わ、わしを見るなぁっ!」
服を着ていない、何の細工の無い姿。
本当に、丸裸になってしまった蛇ファー。
足は大きく開かれたまま魔法と鎖で固定されており、そこにあるものは…まあ、手足のように細くはないものがあった。
「お前も誰かを犯そうとしても、犯されるのは嫌みたいだね。
私だってディアブ口のような男でも現れない限り、やられる身なんてごめんさ。
…そんな顔をするものではない。今のお前はとても素敵だ。」
「ぅ…ん…」
恥ずかしそうにする蛇ファー。顔をそっぽ向けたいが、首が動かない。
この悪趣味な魔女の言う「素敵」なんてとんでもないものだろう。次は何が来るのか、疑問と恐怖でいっぱいだった。
「あまり痛い事ばかりではお前も嫌だろう。恥ずかしいかもしれないけど、お前にも楽しませてあげるよ。」
さあやるぞ、といった感じに手を伸ばして、下半身にあるものを包み込むように掴んだ。
「っちょっ…待…」
指を絡めつける。先端のあたりが擦れるたびに痺れる様な快感が走る。
「ッ…ハァ…」
色々な所を触られたりしているうちに、どんどん興奮してきた。息も荒くなってくる。
彼の股にあるものも、細い体とは不釣合いに太くなってきた。
誰かにこんな事をされた事があっただろうか。慣れない感触に襲われてばかりだった。
844829:2006/01/31(火) 19:08:43 ID:IrqFBazU
今回も、短いですがここまでです…
感想くだった皆様、ありがとうございました。
845名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 20:36:14 ID:welvKGqq
そうきたか!!!w
続き待ってます。
846名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 05:54:51 ID:DIgQCDRK
カラスタソ>>ジャッファ>ハデスワロスwwwマレフィひでえw
847名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 07:48:50 ID:Um9cRbM6
シンデレラとか白雪姫とかオーロラとかキボン
848名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 14:47:38 ID:DIgQCDRK
オーロラ大好きだ。でもちょっとキャラ薄いのが残念。
849名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:39:14 ID:dO9QLOHR
     ハデス     
      ↓ 
チェル →マレフィ← ディアブ口
      ↑ 
      ジャファ

まあこんなもんだw
850名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 23:06:18 ID:6g3utYKR
オーロラ、16歳とは思えない色気があるよ。
ママンも美人だよね。
851名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 23:49:33 ID:ChcoYZTi
オーロラ美人で色気あるけど残念だがキャラが薄いのも確かだな。フィリップのほうが立ってるけどあれだと間抜けな初夜になりそうだ。それも萌えるけど
852名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 01:00:36 ID:Bw6lzA3H
オーロラは正典見ると色々とトンデモな事になってるけどね。
853名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 03:35:28 ID:8niEAx9Z
ロジャーラビット×ジェシカ見たい
854名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 22:51:16 ID:eextL9/N

やっと見つけた
鯖移転したら携帯じゃ検索機能ないわスレ大量に見失うわで最悪だよorz
さてKHスレもさがしてくるか…疲れる
855名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 09:32:29 ID:lgH83Y1P
PCからでも見つからないんだが・・・
836から飛んだんだけど、KHスレまた移転した?
26日でレスとまってるし書き込めないんだが
856名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 19:56:57 ID:fJaFI2U6
妃が白雪姫から王子を奪うとか。

857名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 22:32:11 ID:kKWbwMw8
お前らはジャファーで抜けるのか?
半端ない妄想力の持ち主なのか?
858名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:00:59 ID:sWLsDyJm
漏れは抜ける…
859名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:24:51 ID:Bh8dHRb3
>>857
こんなのあった

94 :名無シネマさん :2005/12/28(水) 19:53:57 ID:6pfOuWWi
ジャファーに犯されたいジャファーを犯したい
ジャファー好きだよジャファー。


95 :名無シネマさん :2005/12/29(木) 17:35:43 ID:jeMqSyts
>>94はイアーゴ。



96 :名無シネマさん :2005/12/29(木) 19:13:30 ID:jrHiIS3Q
ジャファー×イアーゴ  嫌なカップルだな
860名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:17:09 ID:WYPjII7S
それ以前に男で抜くのか…!相手役なら構わんがw
バッドボーイだろフロローとか好きだ。悪すぎ。
861名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 10:16:32 ID:nLgUb6jA
あれマジで>>836から行けないじゃん
KHものできちゃったんだけどここに投下していい?
862名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 11:28:56 ID:zjmslEny
良いよー(゚∀゚*)
863名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 14:28:37 ID:4EYzBDbs
フロローいいよね。
あれこそワルという感じ。蛇ファーも歌って踊れて悪賢しくて萌える
864名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 19:44:25 ID:xNYu5mv3
いやまて移転しただけだろ?スレあるんならそっち投下しろよ
まあここでも構わんが

とか思いつつさがしに行ったがみつけられんかった
移転時に落ちたのか
865名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 19:56:40 ID:/ihkfqTy
「ごみ箱」に移転してあるから書き込めないんだろ
866名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 22:16:47 ID:8MJXM3wB
フロロー×エスメとか萌えるよなぁ。
867名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 20:49:42 ID:oPqSeS1C
とりあえず落ちてるならいいんじゃない?
他に投稿ものもないなら、折角なら読みたい
868名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 08:30:32 ID:71C/qVrS
ディ ズニーチャンネルのアニメのエロが読みたいなぁ。
キムとかフィルモアとかデイブとかブランディとかマギーとか
869名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 12:17:28 ID:Kf3H+Mwd
そこでロボ猿の黄色に萌えた私が来ましたよ。
870名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:07:40 ID:+R5zIHz/
マイク×セリアといってみる
871名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:29:40 ID:SRxX0E5a
>>868
自分も希望。イングリット禿萌えなので
872名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 21:48:24 ID:VuX0h5q+
BIG系が読みたいage
873名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:38:41 ID:SZtvOvDC
>>872
美煮「あぁん・・・、愚フィーのって、とってもBIGね」
愚フィー「えっへん!」

こんな感じ?
874名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:48:08 ID:L1lUm1fz
>>873
ミニよりもグの「えっへん」に萌えますたw
875名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 03:45:00 ID:1Mle1q+l
>>874
ナカーマ(*・∀・)人(´・ω・`)
876あー論 ◆X.fgqGUxTg :2006/02/17(金) 15:10:52 ID:+feCmO+h
>>874-875今ダ!ニゲロ( `Д')つ)・∀T)ヒドイヨー  (´・ω・`;)・・・
877名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 19:53:19 ID:bNWIDAty
ジェ円好きだなあ
あと45×キム。

WITCHってみんな知ってる?アニメは・・・だが小説の挿絵はかなり萌える。
878名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 01:22:03 ID:YvUE12Jh
小説もデズニなの?
879名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 12:32:40 ID:ep4Yt8mc
ジャスミソが嫌いでしょうがないので、
誰かこいつの陵辱書いてくれ。
880名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 22:23:45 ID:3AZo6tma
好きならともかく嫌いだから陵辱ってのはなんか怖いつーか
キンモー
881名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 00:22:17 ID:LOxkmlar
ここは出銭キャラが好きな人たちが住人の大半だろうからそういったのはちょっと・・・スレ違いじゃないか?好きで書いてほしいならともかく
「ツンデレキャラを陵辱」とかそういったスレに行ってはどうだろうか?
882名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 05:09:02 ID:17m4Okcg
アラジソssの職人さんは元気でやってるのだろうか・・・
続き読みたかったけど、さすがにもう戻ってこないよねorz
883名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 17:41:05 ID:F5fIWibE
流れを読まずキングダムハーツ2のSSを実験投下。
かなりの駄作なので、需要があれば続きを書こうと思います。
884名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 17:42:52 ID:F5fIWibE
「またアイツの夢・・・。何なんだよ、いったい!」

物音一つしない暗い部屋の中、ロクサスは体を起こす。
ここ最近自分を悩ます原因の一つとなっている見知らぬ少年の夢。普通の夢とは違い、その夢は起きた後も彼の頭の中に鮮明に残っている。
今の自分を取り巻く不思議な出来事。思い出ドロボウ、鍵型の剣、黒いコートの男、見知らぬ場所、そしてナミネと名乗る少女。
全てはこの夢を見るようになってからだ。

「あれ?変な時間に目が覚めちゃったな・・・」

いつもこの夢から覚めた時は窓から夕日の光が射し込んでいるのだが、今射し込んでいるのは月の光だった。
窓から見える見慣れたはずの町は、月の光に照らされて何か不思議な雰囲気を漂わしていた。

「う〜ん、起きちゃったんだし散歩でもしてみようかな。夜の町って歩いたことないし」

ロクサスはベッドから出て普段着に着替える。
手ぶらで家を出ようと思ったが、こんな平和な町でも夜は何が起こるかわからない。
護身用としてストラグル用の剣を手に取る。端から見ればただのオモチャに見えるかもしれないが、今の自分にはコレが一番馴染む。


「よし、準備完了」

ドアを開けて夜の町へと踏み出す。
夜の町は想像以上に静まり返っていた。
物音もロクサス自身の足音しか聞こえないくらいだ。

「何も起こらないってのも逆に不安だな」

こんな夜更けに1人で歩いていれば、あの不思議な敵も出てくるかと思っていたが、そんな事はなかった。
あの不思議な敵も真夜中は眠っているのだろうか。そういう所は自分達人間と同じなのだろうか。
そんなくだらない事を考えて、ロクサスは一人微笑んだ。

しばらく歩いていると、町のシンボルでもある駅の時計塔が見えてきた。

(塔の上から町を見てみようかな)

いつもは仲間達と夕日を浴びながら見下ろしているが、一人で月光を浴びながら見下ろすのもいいかもしれない。

「よし、行ってみよう!」

目的地を時計塔へと決めて、ロクサスは走り出した。
885名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 17:44:11 ID:F5fIWibE
駆け足で塔の頂上まで到達する。そしていつも自分が腰掛けている縁の上に立ち、眼前に広がる町を見渡した。

「すげぇ・・・」

月の光に照らされて音一つさせずに佇む町並みを、ロクサスは「すげぇ」としか言い表せなかった。

(今、俺の周りで起こってる事がウソみたいだ)

こんな美しい静かな町で、自分は今、あんな目まぐるしい事態に巻き込まれているなんて考えられなかった。
静かな上に人も来るはずがないと思ったので、ロクサスは改めて今の自分に起こっている事を考え直そうとした。
その時・・・

「ロクサス?」

背中から声がかけられる。
最近の出来事に加え、考え事に更けていたロクサスは突然の出来事に驚いて振り返り、その人物にストラグル用の剣を突きつける。

「だ、誰だ!!」
「キャッ!!」
「え?オレット?」

ロクサスの向ける剣の先に立っていたのは、彼の仲間の1人であるオレットだった。

「ご、ごめん!まさかオレットとは思わなくて、その・・・」
「ううん、いいよ。急に声をかけた私がいけなかったの」

そう言いながら彼女は立っているロクサスの横に腰を下ろした。
口ではこう言うが、実際の所は全然大丈夫じゃない。
特にここ数日の間は変な事が起きすぎて、心身共にかなりつらい。
今も笑顔で答えているつもりだが、普段の笑顔を作れている自信はなかった。

「・・・」
「本当に大丈夫だって!だからオレットは心配しなくて―――」

急にロクサスの視界が閉ざされた。
ロクサスは何が起こったかわからず、慌てふためく。
そこにオレットの声が、なぜか頭上から響く。

「ウソつかないで」
「・・・え?」
「そんなに無理したロクサスは見たくないよ。お願い、1人で悩まないで」

その言葉を聞いて、ロクサスは心の中の何か張り詰めていたものが切れた気がした。
そして同時に今自分は彼女に頭を抱きかかえられているという事も理解した。
886名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 17:45:47 ID:F5fIWibE
まだまだ小さいが、それでも確かにあるオレットの柔らかい胸が自分の顔に当たっている。そこから彼女の胸の鼓動を感じる。
そして頭には彼女のしなやかな腕がまわされている。彼女はノースリーブのシャツを着ているので、彼女の肌のぬくもりを直に感じる。

「オレット・・・」
「私を心配してくれてたんでしょ?確かにその気持ちは嬉しいけど、私は本当の事が知りたい。私はロクサスの事が知りたい。だから、無理しないで」

その言葉からしばらくロクサスはオレットに抱きかかえられたまま、無言だった。
オレットもそれ以上は何も言おうとしなかった。
先に沈黙を破ったのはロクサスだった。

「怖いんだ」
「うん」
「自分が何なのかよくわからなくなってきて・・・」
「うん」
「みんなに見えないモノが見えたり、知らない内に気を失って変な夢をみたり」
「・・・」
ロクサスの頭をオレットが優しく撫でる。
「いつか自分が自分でなくなる気がして・・・。そう思うと怖くて仕方なくて・・・」

そう言うとロクサスはまた黙った。
しばらくしてオレットは自分の胸に何か冷たい物に濡れていることに気づいた。ロクサスを胸から解放して彼の顔を見ると、彼の目からは涙が流れていた。
ロクサスは涙目でじっとオレットを見つめている。
オレットが口を開く。

「大丈夫、ロクサスがロクサスでなくなるなんてことは絶対にないよ」
「・・・本当に?」
「うん、本当に。だってもしロクサスがおかしくなって自分を無くしたとしても」
「!!」

「自分を無くす」と言う言葉にロクサスが震える。

「それでも私がロクサスの事を忘れない。そして必ず私が思い出させてあげるから」
「・・・ありがとう」

2人は三度黙って向かい合う。そして・・・

「オレット・・・」
「ロクサス・・・」

二人の唇が重なる。
そしてそのまま二人はゆっくりと倒れ込む。
2人を月明かりが照らしている・・・。
887名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 17:52:06 ID:F5fIWibE
>>885の「〜腰を下ろした」と「口ではそう言うが〜」の間に入るはずの以下の文章が抜けてました。

「オレットはどうしてここに?」
「私はね、考え事とかあるとよくここに来るんだ」
「こんな時間に?」
「うん、結構来るよ。夜の方が静かで落ち着くしね」
「確かに静かだよな。オレも考え事にはピッタリだと思う」
「ロクサスも考え事があるとここに来るの?」
「ううん、オレは今日が初めて。夜中に目が覚めちゃってさ。散歩してたらここに来たくなった」
「へぇ・・・。怖い夢でも見たの?」

オレットは笑いながらロクサスに問う。
彼女の髪が夏の夜風に揺れている。

「夢は見たけど、怖い夢じゃないよ」
「じゃあどんな夢?」
「わかんない。何か不思議な夢。妙に頭に残るんだ。ここ最近は毎日見てる」
「毎日?ロクサス、大丈夫?最近様子がおかしいとは思ってたけど・・・」

先程まで笑っていたオレットの翡翠の瞳が心配そうにロクサスを見つめる。
ロクサスはそんな彼女に少しドキドキしながらも、彼女に心配かけまいとわざと明るく笑顔で答えようとする。

「だ、大丈夫だよ。別にその夢にうなされてるワケでもないしさ」
「本当に?」
「ああ、本当さ」


見づらくしてしまい申し訳ありません。
888名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 22:52:34 ID:FopzLaKH
>>883
需要ならここにありますよノシ
才レットかわいい・・・続き楽しみに待ってます。
889名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 02:51:22 ID:ybs0lTXS
一つ言わせてもらえれば、トワイライトタウンには「夜」が無いような気が。
あそこは常に夕方なんじゃないだろうか。

腐すような事言ってスマン。でも続き楽しみにしているよ ノシ
890名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 10:04:44 ID:LrrHjkgH
>>883
投下してくれるなら楽しみにしてるけど 
「反応見て続き投下するか決めます」っていうような 
誘い受けな態度は正直どうかと思う…。 

891名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 12:21:35 ID:at0qm4BD
タダで良いもの拝ませてもらえるんだからあんまり厳しいこと言うなや。職人一人もいなくなるぞ
892名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 14:04:17 ID:HvX50qxY
>>890
失礼しました。
携帯からなので書くのに限界があるのでエロシーンはまだ書けてないんです。
お気を悪くしてしまったなら申し訳ありませんでした。

続きですが、今も書きましたがエロはまだです。
それでよければ見てください。
893>>884の続き:2006/02/27(月) 14:05:20 ID:HvX50qxY
「・・・キャッ」
「え、何?あ、もしかして痛かった?ご、ごめん。オレ、あの、その・・・」

今はロクサスがオレットを見下ろす形になっている。
唇を重ねて2人で倒れ込んだはいいが、固いコンクリートの上で向かい合って横になるのは少々キツかった。そこでロクサスが機転を利かせて自分が四つん這いになり、オレットを上向きにさせたのだ。

「ううん、大丈夫。ただ床が思ったより冷たくてびっくりしちゃっただけ」
「そ、そう。ならよかった。・・・ってよかったワケでもないよな」
「フフッ。落ち着いてよ、ロクサス。何をそんなに焦ってるの?・・・エッチだね」
「ち、違うよ!そんな変な事なんか―――」
「考えてないの?」

オレットが口元に笑みを含みながら翡翠の瞳でロクサスを見つめる。
ロクサスは心が落ち着いていくのを感じた。

「・・・考えてます」
「そんな真剣な顔して言わないでよ」
「変?」
「変!」

2人はしばらくそのまま笑っていた。
笑い終わった後は、黙ってお互いを見つめていた。

「好きだよ、ロクサス」
「へ?」
「愛しています、ロクサス」

オレットが沈黙を破った。
ロクサスは少し驚いた顔を見せたが、すぐに顔を真っ赤にして俯いてしまった。
オレットの方は顔は真っ赤だが、真っ直ぐにロクサスを見据えている。

「オレも・・・」
「・・・」
「オレットが好きだ、愛してる」
「・・・」
「・・・」

ロクサスとしてはかなりの勇気を振り絞って発したセリフだったのだが、オレットは反応を返してくれない。
894>>884の続き:2006/02/27(月) 14:06:47 ID:HvX50qxY
だんだん不安になってきたロクサスは改めてオレットを見る。

「オ、オレット!?」

オレットは目に涙を浮かべていた。
ついさっき落ち着いたばかりのロクサスの心が再び乱れる。

「オ、オレット、どうしたんだ?やっぱり迷惑だったか?だったらごめん!冗談・・・にはしたくないけど、それでもやっぱりオレットが悲しむんだったら―――」
「違うよ」
「違うのか?うん、よかった。でもオレットが・・・あれ?」
「嬉しいの。あんまりに嬉しすぎて涙が出てきたの」
「嬉しい?」
「うん。私、ずっとロクサスの事見てた。いつの頃からかは忘れちゃったけど、気づいたらロクサスが好きになってた」
「オ、オレもそうかな」
「フフッ。それでね、この夏休みにロクサスに告白するつもりだったの」
「・・・」
「でもなんだか怖くて、今日まで結局出来なくてね。それで本当に夏休みの内に出来るのか不安になって、今日ここに来たの。そしたらロクサスがここにいて。いろいろあったけど、ロクサスも私のこと好きって言ってくれて。そうしたらもう嬉しくて・・・んむぅ!?」

オレットの言葉はそれ以上続かなかった。
895>>884の続き:2006/02/27(月) 14:10:19 ID:HvX50qxY
ロクサスが彼女の口を塞いだのだ。

「むぅ…ロクサスぅ…」
「・・・」
「んむ!?…くちゅ、ちゅう…ぅあ…」

ロクサスは黙ったままオレットの口内に舌を滑り込ませている。
あまりの出来事に戸惑い逃げ腰のオレットの舌をロクサスの舌は逃がさない。

「はぁ…ちゅ、ちゅる、くちゃ…うむぅ」

ロクサスはオレットの頭を両手で掴んで離さない。
だんだんとオレットの瞳から困惑の色が消えて、恍惚の表情が見え始める。
それを確認したのかロクサスは唇を離す。

「ん…ぷはぁ。はぁはぁ…、ロク…サスぅ…」
「ごめん」

黙っていたロクサスが口を開く。
オレットは上気した顔で黙って彼を見る。翡翠の瞳がトロンとしている。

「どうして…はぁ…謝るの?」
「苦しかったかなって思って…。でも話してるオレットがすごく可愛かったから、我慢出来なくて…」
「確かに苦しかったかな…」
「ごめん…」
「でも…気持ちよかった。舌でロクサスを感じられて、とても気持ちよかった」

照れているのか伏し目がちにオレットは言う。

「だからね、ロクサス」
「うん、何?」
「今から変なお願いするけど私を嫌わないで?どんなお願いでもさっき言ったみたいに愛してくれる?」
「当たり前だよ。オレはオレットを愛してる。それは変わらない」
「ありがとう。じゃあね、ロクサス―――」

月明かりの中、彼女は言う。

「私を・・・抱いてください」

そう言ってオレットはロクサスの手を取り、自分の胸へと導いた。

その瞬間、ロクサスの視覚からほとんどの物が消えた。見えるのは月に照らされた美しい彼女の姿だけ。
ロクサスの聴覚からほとんどの音が消えた。聞こえるのは甘い彼女の言葉と淫らな息づかいだけ。
ロクサスの嗅覚からほとんどの匂いが消えた。感じるのは彼女から発せられる女の匂いだけ。
ロクサスの触覚からほとんどの感覚が消えた。感じるのは柔らかい彼女の肌だけ。
そして、ロクサスの頭からほとんどの思考と理性が消えた。残っているのは「オレットを愛している」という思いだけだった。
ロクサスはゆっくりとオレットのシャツに手をかけた…。
896名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 12:21:43 ID:ZzHAQH4g
マキツー×ロキツー読みたいノシ
897名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 15:49:06 ID:cDH6HcTE
>>884
ハァハァ(´Д`*)GJ

黒コート集団×ナミネが見たいなぁ 
DJMDRたんの考えてたナミネは黒コート達の性的玩具っていう設定で
898名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 16:42:51 ID:WmCyPGqs
>>896
その呼び方オートマみたい
899名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:43:47 ID:TJKgW7Kl
職人様がいないとこのスレ成立しないもんなぁ。
900名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 02:39:46 ID:qXCRvo5S
>>884
GGGJJJ!!
ロクオレスキーなのでもう萌死にそうです
901名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:42:35 ID:XQmqJoJa
>>884
GJ!!
は、早く続き読みたい・・・!
902名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 21:24:22 ID:0N4p6DsV
age
903名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 21:34:03 ID:hQINvPzR
昔、胡坐バーの王様が遠征にいくことになった。
ところが、留守の間、ジャスミソのことが心配でならない。
ジャスミソはどっても男好きなのだ。侍従の兵士に手を出すに決まっている。
そこで一計を案じて、特製の貞操帯を作った。
王様はその貞操帯をジャスミソに装着し、鍵を掛けた。
だが、万が一、自分が戦死した場合のことを考え、
40年来の腹心である蛇ファーにその鍵を託した。
王様は、安心して戦場へ向かうべく、港の軍艦に乗り込んだ。
軍艦が出航すると、丘の向こうから、蛇ファーが大急ぎで
馬を駆け、何かを叫びながら向かってきた。

「王様ぁぁぁ!!!!鍵が間違っておりまするぅぅぅ!!!!」


出来心でやった。今は反省している。
904名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:33:02 ID:aQacpDdf
乙カレー・・・小説って難しいな・・・
905名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 19:36:40 ID:ukoyKtmf
貞操帯ワラタw
先日ピ一トってああ見えて美人な嫁さん(ペ.グ)がいることを知った。
実に羨ましい。
906名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 01:33:50 ID:z5xXm8FL
グーフィー×シルビアのマイナーカプss
女性上位の攻めで、ゆるめの羞恥プレイ有りなんですが投下してもOK?
907名無しさん@ピンキー :2006/03/08(水) 02:03:02 ID:G4sK1dPQ
まままま待ってますハァハァ(´Д`*)
908名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:38:53 ID:+LPtPwCC
>>905
そりゃお前、ピ一トのはデカイからな。
だから惚れたんだよ、きっと。
909名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 19:14:45 ID:Xozrs5tl
トコロデ皆様方、>>895は一体どうなったのでしょうか・・・?
910名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:38:10 ID:ULp0OZiW
>>908
ピート股下短いからそんなはでかくなさそう。
911名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:01:14 ID:lmXbBuJi
でも太そうだよな。
912名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 11:02:37 ID:mbcCY4tR
>>909
>需要があれば続きを書こうと思います
って言ってるから、まだ完成してないんでしょ?
職人さんを急かすのは良くないよ、のんびり待とう。
913名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:53:14 ID:MH8RNgW0
wktkしつつ待ってます
914名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 01:21:19 ID:rITtAO/J
>895も>906も待ってますよー
915名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 02:17:21 ID:1fBMojcd
どこ探してもKHのエロがみつからなかった…最後にたどり着いたのがここさ…神よ!俺を見捨てないでくれ!!
916名無し:2006/03/12(日) 21:12:30 ID:LIE8GSuS
>>915
神ならここにいるじゃないか?
スレッドよく読み返せばここら辺は神だらけだぞ。
917名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 07:44:19 ID:jE5OYwQK
KHはまだ恵まれてる方だと思
バーバリアンに比べたら……
918名無しさん@ピンキー :2006/03/13(月) 22:06:56 ID:5mfbCHst
>>906
マダー?
919906:2006/03/14(火) 06:07:01 ID:yIqzjshz
真夜中の書斎。
グーフィーは机の上に所狭しと教材を広げて、黙々と勉強に打ち込んでいた
シン…と静まりかえった中で鉛筆を走らせる音だけが不定期に響いている。
彼はラフなスウェットに身を包み、首にはタオルを巻いて
まるでこれからランニングにでも出掛けるような風貌だ
この部屋にはいささか不釣合いだが…自分なりに気合いを入れた結果なのだろう。

そしてそんな彼の姿を傍らで見守る1人の女性の姿があった。
―――彼女の名はシルビア・マーポル
本業は図書館の司書だが、ここ半月程はグーフィーの自宅に通って
家庭教師の真似事なぞをしている。

参考書と首っ引きになりながら、やっとの事で難解な証明問題を解き終え
全ての気力を使い果たしたグーフィーは ヘロヘロとノートをシルビアに手渡す。
知的な雰囲気を身にまとった彼女は、ペン片手にグーフィーの解答へ
手早くチェックを加えていった。
しばらくの間の後、神妙な面持ちで返事を待つグーフィーのその肩を
白く華奢な手がポンと叩き、採点が終わった事を告げる。
「完璧じゃない! 今日はよく頑張ったわね、お疲れ様」
手元からその先へ顔を向けると、グーフィーの視界にホッとするような笑顔が飛び込んできた。 
「この歳になって勉強で苦労する事になるだなんて、夢にも思わなかった」
グーフィーは大きく伸びをして凝り固まった身体をほぐしながら シルビアに向かってぼやく
長時間 机の前に拘束される生活が続くストレスに、中年の体は悲鳴を上げていた。

…そこまでしてグーフィーが勉学に勤しまねばならない理由とは何か?

それは現在彼が“大学生”だからである
それもかなり出来の悪い部類の。
突拍子のない話だが事実なので仕方がない。
920906:2006/03/14(火) 06:08:27 ID:yIqzjshz
事の始まりはこうだ―――。

ある日、グーフィーは仕事中“ついうっかり”ドジを踏んだ
いつもの事だし悪気は無かったのだが、結果的に勤務先の工場は爆破炎上する事となり
彼は言い訳をする間も無いまま、即その場でクビを宣告されたのだった。
そんな要領の悪い人間に、すぐ新しい仕事が見つかる程 世の中は甘くない
グーフィーは藁にもすがる思いで 町外れにある うらぶれた職業斡旋所のドアを叩いた。
しかしそこでのアドバイスはかなり意外な…そして身も蓋もない物だった
「あなたに足りない物は学歴です」
キッパリそう言われたのだ。
取り柄の無い奴は履歴書にハクを付けろ、話はそれからだ
とどのつまりはそういう事なのだろう。

何かを始めるのに遅いという事はない
一念発起したグーフィーは大学に入学することを選択したのだった。
 
新しい環境はグーフィーに様々な刺激を与えた…シルビアとの出会いもその1つだ。
彼がシルビアと初めて言葉を交わしたのは、大学構内にある大きな図書館だった
彼女は貸し出しカウンターで黙々と業務をこなしていた。
艶やかなブルネットの髪を品良く揃えたボブカットと、凛々しいフォックスシェイプの眼鏡が
シルビアの端正な顔立ちを より一層際立たせ、美しく魅せた。
放課後の図書館というロケーションと相まって
どことなく倒錯的な色香を醸し出すその姿に、しばらく見とれてしまった事を
グーフィーは今でも覚えている。

そして何気ない会話の中で共通の趣味がある事を知り、意気投合した2人は
大学の内外を問わず、常に行動を共にするようになった。
お互いが“大人”であったが故に、学生と司書から 男と女の関係に変わるまで
それ程時間は必要としなかったのである。

グーフィーは遅れてやってきた青春を謳歌した
…そう、当初の目的を忘れてしまう程に。
再就職する為には、当たり前だが大学をきちんと卒業せねばならない
しかしそれは今、非常に困難であると彼の成績表は雄弁に語っていた。
921906:2006/03/14(火) 06:10:56 ID:yIqzjshz
「あちち…はい、お待たせ」
熱いコーヒーがなみなみと注がれた大ぶりのマグカップを2つ手に持ち
シルビアがキッチンから書斎へと戻ってきた。
礼を言い、グーフィーは椅子に座ったままそれを受け取ると
火傷をしないように ふうふうと冷ましてから一口すする。
ミルクと砂糖が多めに入った彼好みの味は、疲労した身体の隅々に染み渡るようで
素晴らしく美味しく感じられた。

「ふぅ…」
グーフィーの口から思わずため息が漏れる
気付けば時計の針は午前3時を回ろうとしていた。
卒業の懸かった試験は目前、更に明日は休日で夜更かしがきくという所もあって
少々 根を詰めすぎたかもしれない、とグーフィーは思った。
「こんな時間まで付き合わせちゃってごめんよ」
申し訳なさそうな顔をして、壁に身をもたれてコーヒーを嗜むシルビアの方を見る。
そんな彼に、彼女はニコリと笑ってこう言った
「私で良ければいくらでも協力するって、最初にそう言ったでしょう?」
シルビアはグーフィーの傍へ歩み寄り そのまま床に腰を下ろすと
躊躇する事なく目の前にある彼の膝の上へ コロンと顔を乗せた。
「うわぉッ!?」
「頑張ったご褒美だってあげる約束じゃない」
超至近距離、それも上目づかいで覗き込まれて動揺を隠せない
「うん……あ、いや…そのぅ…ええと」
さらに“ご褒美”という言葉に反応してグーフィーは俯き、もごもごと口籠もった。

“目的を持って何かを成し遂げる”
…それを指導する際には、飴と鞭を使い分ける事が重要だ
努力した分に見合うだけの物を与えれば それだけ成果は上がる。
シルビアがグーフィーに与えるのは、肉体的な奉仕とその快楽―――。
やもめ暮らしが長かったグーフィーにとって
彼女の“ご褒美”は正に効果覿面であった。

922906:2006/03/14(火) 06:12:28 ID:yIqzjshz
「今日はイヤ…?」
そんな訳があるまい、グーフィーは懸命に首を振る。
「ふふっ」
すっかり空になったマグカップをいつまでも握り締めている彼の手から
優しくそれを取り上げると、シルビアは黙って机の上に置いた
まるでこれから始まる行為の邪魔にならぬようにと言わんばかりだ。
それを感じ取り、グーフィーはひどく興奮した
ついさっきコーヒーを飲み干したばかりとは思えない程、喉が乾いて仕方なかった。
「シルビア…あの…」
グーフィーが何を望むのか、上擦った声音と膨張を始めたその部分を見れば
もう明らかだったが シルビアはあえて気づかないフリをする。
「なぁに?」
「嫌…じゃない…嫌じゃないよ、だから……早く」
「だったら、もっとちゃんとおねだりしてみて」
あぅ…と困り顔になる恋人の様子がたまらなく愛しかった
あまりに純朴すぎて からかうのが止められない
大きな身体をしているくせに、まるで子犬の様ではないかとシルビアは思った。
「出来るでしょう?」
恥ずかしさから顔を背けようとするグーフィーの頬を両手でクイ、と押さえ
視線を合わせる事を強要する。
「…………………………………………ぅうッ」
駄目だ、耐えられない
グーフィーはギュッと目をつぶると観念した様に言葉を搾り出した。

「ご、ご、ご…ご褒美、ちょうだい…」

「う〜ん、どうしようかしら」
「?!〜〜〜あぁもうッ ねぇシルビア頼むからこれ以上焦らさないで」
拗ねたような口調で本音が漏れる。
「欲しい…?」
その甘い囁きにグーフィーは 夢中で頷いていた。
目の前で完全に勃ち上がり、窮屈そうに脈打つ股間の膨らみに
シルビアはわざと熱い吐息を吹き掛けながら答える。
「………朝までたっぷり可愛がってあげる」

一瞬の間を置いて、彼女の頭上でゴクリと生唾を飲み込む音が聞こえた。
923906:2006/03/14(火) 06:23:25 ID:yIqzjshz
書き溜めてたデータが消失した為、投下予告から間があいてスマソ
続きはまた近々…。
924名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 06:35:46 ID:Yo3+d5Qu
>>923
うぉー!GJ!
グ─フィ羨ましい……
続き楽しみにしてます!
925名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 19:31:41 ID:RzXHO32A
>>906
待っててよかった!GJ!
シルビアっていい女だよね・・・
926名無しさん@ピンキー :2006/03/14(火) 22:14:36 ID:gKjDg0gJ
>>906
キター!GJ!
927名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 16:58:03 ID:Z8zy2OmA
腐女子キメェwwwwwwwwww
928名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 17:43:47 ID:yCn8klGX
ロクサス×オレットマダー?
929名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 18:25:47 ID:RGW287yH
おれもロク×オレまってま〜す(ノ><)ノ
930名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 20:00:53 ID:HEMDtFtB
>923
乙!続きガンガレ
931名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 22:23:11 ID:hS0cHQN2
ロクオレ便乗(*´Д`)wktk
932名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 13:47:13 ID:twOqW93C
ここでロクナミまだぁ〜?と言ってみるですぅ!><
933名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 14:20:10 ID:lIaez/cw
波タンラブだよ。1番すき
934名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 16:14:02 ID:I+6ss+Hb
人妻だらけのサイトみっけ!不倫にはここしかない
http://sfcd2160.web.fc2.com/

935名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 17:07:50 ID:5a1E3uA+
空海で、海里が処女じゃなかったらのSSもキボン
936名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 21:00:05 ID:E7Ndn4cX
処女じゃなかったらぶん殴る
937名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 21:58:31 ID:2+k7zxAg
age
938名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:04:11 ID:5fxT0w55
空海書いてくれたら1分で10発抜きますぜ(*´Д`)
939名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 01:36:22 ID:KLVAd5lH
>>923 いつまでも待ってるから
940名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:41:49 ID:3xw2jawJ
この感じだと次スレが必要だね。
個人的に次からは【インクレ】は外していいような気がする…
ぴ草ー系作品の投下は1本も無かったし。
941名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 00:58:26 ID:QZgHtdAX
禿同!!!!空海と六波でお腹いっぱいなれるネ
942名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 02:54:12 ID:hV01sCrd
今旬のディズニだと南極物語か。ナルニアは個別スレ立ちそうだし。
943名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 12:11:14 ID:P6hJH3Sm

 そろそろ次スレ立てないか?
944名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 12:45:19 ID:QZgHtdAX
じゃ945さん新スレ立てヨロシク
オレできないんで(´∀`)
945名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 13:04:39 ID:0nw24T+W
じゃあ今から立てます
946名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 13:09:58 ID:0nw24T+W
ゴメ立てられんorz
947名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 13:12:44 ID:QZgHtdAX
じゃかわりに空海SS貼って(´Д`)
948名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 13:28:49 ID:KwGhOXxj
次のスレタイはシンプルに
ディズニー作品のエロパロ、がいい。
949名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 16:37:40 ID:pXc5+5YP
保管庫もほしかったが・・・
950名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 18:02:52 ID:klofzTYL
検索されて困るならエロもはずしてハァハァにしとけ。
グーグルでディズ+エロで一ページ目ヤッホウ
951名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 18:12:17 ID:sOzo+kZP
もう次スレからkhは投下なし?
952名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 18:41:58 ID:klofzTYL
KH独立スレ今のとこ無いけどどうしようか。
流れ遅いから一緒でもいいと思うけど立てるならお早めに。
953名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 21:44:32 ID:TMgE2aVc
age
954名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 23:00:45 ID:tgmeLYx/
KH一回立てたけど削除されちゃったからなあ
955名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 02:42:28 ID:IkP+R1jg
KH独立でも漏れが1日100回ageるから大丈夫だ(´Д`)
956名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 02:58:52 ID:9x7B370J
じゃぁ分裂して立てることにしようか。関連スレとして繋がって 問題あれば合流して。
957名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 07:44:44 ID:wx1LdDDR
分裂賛成ーノシ
デズニーオンリーになったらなんか投下するお
958名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 09:09:01 ID:JIQyV7zN
新スレタイ案
ディズニーでハァハァ・2作品目

なんてどうだろう?
959名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 10:16:45 ID:wx1LdDDR
ディズニーでハァハァ ミ2ーマウス
ちょっと無理あるかな
960名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 00:34:20 ID:G1DQ0Hyg
やっぱ検索されるのはまずいよな。
このスレは「闇の中の光」なんだから。

KHだけだと激しくあぼーんのヨカーンがするのは俺だけ?
961名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 00:45:07 ID:6T6O/m5+
自分立てられなかったから誰かキンハスレよろです…
962名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 00:52:12 ID:ahRxIdAj
前にKH単独スレが立った時は、鯖移転時にあぼーんだったけど
それはここのスレタイに【KH】って入ってるから、重複扱いにされたって事だよね?
次スレ立てる時にちゃんと分断すれば大丈夫なんじゃないの?
963名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 02:32:00 ID:y6JJTcF/
じゃあageとくね(・∀・)
964名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:05:59 ID:sFV8VJ2a
誰かKHで建てて…
お願いします…
965名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:15:58 ID:y6JJTcF/
うん
じゃあageとくね(・∀・)
966名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 14:41:20 ID:P76OyaaV
age
967名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 09:18:46 ID:nDHfM+n/
このタイミングでKHCOM買ったんで空波キボン
968名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 10:47:34 ID:uo6AN2+q
>>47->>63の小説ウマ!
空海小説キボン
969名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 10:50:48 ID:uo6AN2+q
970名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 10:54:16 ID:uo6AN2+q
971名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 11:22:47 ID:Gvj8JLse
KH2クリアしたので六波キボン
972名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 12:12:21 ID:r1L/a51Z
キングダムハーツでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142953251/

ついに建ったよ
973誰か次スレたのむw:2006/03/23(木) 12:20:32 ID:r1L/a51Z
これまで著作権が厳しいディズニーだったが
SSまではセーフである。
現に多くのサイトでSSにされている。
もう、恐れる事は何もない!
どんどん書いてください!

★決まり事

・sage進行
・荒らし、煽り、叩きはスルーしましょう。
・801は801板で。
・女体化、女性化もシチュエーションスレで。
・KHは専スレで。

★前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108004698/

★KHスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142953251/
974名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 14:40:39 ID:10HsFVkb
誘導

キングダムハーツでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142953251/
975名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 16:16:30 ID:nDHfM+n/
KH( ・∀・)人(・ω・ )Dis'
naka-ma
976名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 20:30:16 ID:H5CpcQfO
977名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 21:47:49 ID:Cf4ozVp8
キンハ厨うぜえ
まとめて読みたきゃ保管庫でも作れっての
978名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 11:07:31 ID:x+S2kcIc
>>977 まあまあそう言わずに
あんまりクレクレ言うのは確かにいただけないけどさ 気楽にいこうよ

ところで誰かディズニースレのほう立てていただけませんか?クッキー設定が悪いのか何度立てようとしても駄目なんです
そろそろ残りも少なくて移行しないと危ないですし
979名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 13:17:41 ID:CG1tHSmu
次スレ立てたお
反対意見もなかったようなので、>958のスレタイ案と>973のテンプレを採用しました。


http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1143259993/l50


980名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 22:45:43 ID:jYaaFh4z
>979
ヘイ!ユー!!ナイス!!乙乙乙Z!!ありがとう!!神様!!!
981名無しさん@ピンキー
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