ガンダムSEEDエロ総合スレ Part14

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

過去スレは>>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:05/02/10 10:54:50 ID:QJqu5rJF
前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106119158/
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ガンダムSEEDエロ総合スレ Part12
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102761177/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391662/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1104137732/
3名無しさん@ピンキー:05/02/10 11:03:32 ID:7pEbo1sT
3だったら凸はルナとやる
4名無しさん@ピンキー:05/02/10 11:07:15 ID:PgZfYrwP
4だったらミーアは輪姦される。
5名無しさん@ピンキー:05/02/10 11:27:37 ID:01+57WR8
>>1
素早い仕事、乙です。
6名無しさん@ピンキー:05/02/10 12:08:53 ID:TGS9FGxc
今日が11日だったら、ラクス輪姦。
7ブラウニー投下開始:05/02/10 12:36:24 ID:GnFZjjFo
ユニウス7。
風邪ひいて代休とってるのに、何故かここにいる自分。

新スレ支援でバレンタインネタ投下します。
カプは久々のオルフレ地球編で。
生きてたらこういうのもありかも…ということで本編を忘れていただけると
ありがたいです。

>>1
乙カレーです。
8ブラウニー1/14:05/02/10 12:38:16 ID:GnFZjjFo
【Another Valentain Day】

 「バレンタイン・デイって、何だ?」
 そう言われるのは解っていた。最早説明する気にもなれない。
 だいたい、女の子の口から言えるわけないじゃないか。「女の子が好きな男の子に
チョコレートをあげる日」だなんて。
 「とにかく、デートしてくれればいいのよ。今日は一日、付き合ってもらうからね!」
 フレイはそう言って、オルガの手を引っ張った。

 どういうデートコースなのかよく解らないが、フレイはオルガを最初にニューヨーク
市立図書館に引きずっていった。
 最近改装されたばかりだという市立図書館は、どこもかしこもピカピカしていた。
古き良き時代の建物の雰囲気をそのまま生かしながら、内部には最新の設備が導入されて
いる。膨大な蔵書の中から目指す本を探し当てる検索システム。希少価値の高い本は、
完全自動化を実現した閉架書棚に収められている。広い閲覧コーナーに並べられた机と
椅子は、温もりの伝わる木製だ。中庭に面した壁は高い天井付近までガラス張りで、
常緑樹の深い緑と夕暮れのオレンジの光が、水彩画のように絶妙なコントラストを
見せている。
 ここだけ時が止まっているような―――いや、逆だ。悠久の時が流れている。人類の
歴史が静かに降り積もる、限られた空間。
 オルガは、深く息を吸い込んだ。古い本の匂いが、肺の中に沁みてくる。それから、
彼はゆっくりと手近な書棚に歩み寄り、並んでいる本のタイトルを眺めた。
 読みたくて、ずっと探していた本がある。これはもう絶版になっているヤツだ。
シリーズ物なのに途中が抜けていて消化不良だったものも、ここには全て揃っている。
 夢中になって背表紙を追いかけているオルガに、フレイは得意げに言った。
「一度に借りられるのは10冊までだって。どれにする?」
 声をかけられて、オルガは戸惑ったようにフレイを見た。
9ブラウニー2/14:05/02/10 12:39:20 ID:GnFZjjFo
 フレイの気持ちは有り難い。だが―――借りることはおそらく、できないだろう。
 こういうところで貸し出しカードを作るには、身分証明書が必要だ。オルガには、
それがない。強化人間になる前からそうだった。
 図書館で本を借りることもできず、本屋で好きなだけ買う程の金もなかった彼が最初に
万引きしたのも確か、本だった。もうタイトルも覚えていない。あの本は、どうして
しまったんだっけ?
 ああ、それより、今はフレイに答えないと。自分のカードは作れないけど、フレイの
カードを作って代わりに借りてもらえばいいか。
 どう切り出すべきか悩んでいる様子のオルガに、フレイはカードを差し出した。
 オルガは驚いてそのカードを引ったくった。
 オルガ・サブナック。カードの名前欄には、彼の名前が印刷されている。顔写真は
軍本部に登録されているものと同じだ。
 オルガはフレイの顔をじっと見つめた。あまりに凝視されたのでフレイはちょっと
恥ずかしそうに俯き、ぼそぼそと言った。
「ここの館長さん、パパの古いお友達なの。事情を話したら、今回は特別だって・・・!」
 フレイは最後まで言えなかった。オルガの腕が伸びてきて、場所も弁えず彼女の体を
強く抱き締めたから。
 周囲の注目を浴びていることに気づいて、フレイは真っ赤になった。
「ちょ、ちょっと・・・こんなところで、やめてよっ・・・それより、本は?」
「・・・決められるかよ、バーカ。」
 オルガは他人の視線など一向に気にならないらしく、離れようとするフレイの頭を
自分の胸に埋めさせた。彼の腕の中で、フレイはじたばたと最後の抵抗をした。
「きっ、決められないって、あたしのカードも使えば20冊借りられるじゃない。
いくら何でもそれだけあればっ・・・」
「今度来るときまでに、ゆっくり考えるさ。・・・ありがとう。」
 初めてお礼を言われて、フレイはさらに赤くなった。
 抱き締められていて、良かったかもしれない。こんな顔を誰にも見られたくない。
オルガにさえも。
10ブラウニー3/14:05/02/10 12:40:29 ID:GnFZjjFo
 次にフレイがオルガを連れていったのは、とある有名ブランドのブティックだった。
 着ていた黒革のライダース・ジャケットと下品なメッセージプリントのTシャツ、
穴の開いたジーンズと汚れたスニーカーは脱がされ、店員がてきぱきと店の袋に収めて
しまった。代わりに与えられた仕立てのいいスーツを着せられる。試着室から出る度に
フレイはオルガの姿を念入りに吟味し、シャツの色が違うのネクタイを変えろだの、
仕立てがイマイチで皺が寄っているなどと細かく注文をつけてくる。なかなかフレイが
満足する仕上がりにならなくて、オルガはすっかり着せ替え人形にされていた。
 いい加減彼がうんざりし始めた頃、フレイはクスクスと笑いだした。
「ふふっ、こういうの、普通は逆なのよ。着せ替え人形になるのは、女の子の方なの。」
「・・・悪かったな。」
 オルガだって、『マイ・フェア・レディ』くらい知っている。映画や舞台は見たことが
なかったが、本で読んだ。しかし、こんな高級な店でフレイを着せ替え人形にするほどの
甲斐性は、自分にはない。フレイなら、どんなドレスだって似合うだろうに。
「・・・違うわよ。」
 ちょっと拗ねたような表情を見せたオルガに、フレイは言った。
「着せ替えさせる方が、本当は楽しいんだって、わかっちゃったの。ごめんね、つきあわ
せて。・・・うん、これが一番いいみたい。これにしよっと。」
 チャコールグレイで無地の、少々地味だが一番シルエットが綺麗なスーツを、フレイは
選んだ。店員にキャッシュ・カードを渡している。
「いったい何で、スーツなんか着なくちゃいけねーんだよ。」
 窮屈そうにネクタイを緩めようとするオルガの手を押さえて、フレイはネクタイを
きちんと締め直した。
「だって、こういう服装じゃないと入れない店、予約しちゃったんだもん。今日はあたしに
つきあってよ。ね?」
 上目遣いでおねだりするように微笑まれて、オルガは降参した。そんな顔を見せられては
逆らえる筈もない。
 どういう由来かは知らないが、バレンタイン・デイというのは男が女の言うことに従う日に
違いない、とオルガは思った。
11ブラウニー4/14:05/02/10 12:41:14 ID:GnFZjjFo
 予想はついていたが、次にフレイがオルガを伴って訪れたのは、高級レストランだった。
確かにこの店では、穴の開いたジーパンなど入り口で止められてしまう。自分の服が詰め
込まれた大きな紙袋を、オルガはレストランのクロークに預けた。
 連れてきてはみたものの、フレイはちょっと不安だった。この店で個室を予約するほどの
お金は、さすがにフレイにも使えない。父親が生きていた頃ならともかく、今のフレイは
親の残した財産で生活する孤児なのだ。景色の良い窓際の席を予約していたが、他の客と
同じフロアで食事をするのは、オルガには気詰まりなのではないだろうか。
 料理が美味しいという評判を聞いてこの店を選んだけれど、もっとくつろげるところの
方が良かっただろうか・・・。
 今になって悩んでいるフレイの後ろに、オルガが素早く近づいた。店員より早く、
フレイの着ている白いミンクのコートに手をかけて脱がせる。彼はコートを軽くまとめると、
慣れた手つきで店員に渡した。
 驚いて眼を丸くしているフレイに、オルガは左腕を差し出した。その意味に気づいた
フレイが彼の腕を取ると、そのまま予約席に向かってゆっくりと歩き出す。
 テーブルの脇につくとオルガは椅子を引いて、フレイを座らせた。全ての動作に澱みが
ない。
 自分の正面の席に座るオルガの身のこなしを、フレイは呆然と見つめていた。ウェイターが
近づいて来て、オルガに食前酒のメニューを渡す。メニューにざっと目を走らせたオルガは、
ちらりとフレイを見やった。
 その視線は、選ぶのに困って助けを求めているものではなかった。余裕たっぷりに、好みは
あるかと聞いている。フレイは慌てて言った。
「あっ・・・お任せ・・・します。」
 ついつい敬語になってしまった。どういうことだろう。これでは自分の方が、こういう
場所に慣れていない人間に見えてしまうだろうと思い、フレイは恥ずかしくて少し俯いた。
 その間にオルガは食前酒の注文を終えてしまっていた。
12ブラウニー5/14:05/02/10 12:42:17 ID:GnFZjjFo
 運ばれて来たのは、シャンパンだった。薄く琥珀色を帯びた透明な輝き。グラスの底から
真っ直ぐ立ち登る細かい泡は、上質のものであることを示している。
「じゃ、乾杯。」
 オルガの方からグラスを寄せて来て、フレイのグラスに軽く合わせる。
 グラスに口をつけて、フレイは驚いた。
 美味しい。微かに、桃の香りがする。
 雰囲気に酔っているせいではない。本当に美味しかった。
 自分を見ているフレイの目に、疑いの色が浮かんでいるのに気づいて、オルガは少し眉を
顰めて言った。
「何だよ。・・・そんなに高いのは選んでねぇぞ。これは、値段の割にうまいんだ。」
「・・・そんなこと言ってないわよ。」
 フレイはちょっとむくれながら呟いて、もう一口、シャンパンを飲んだ。今日は自分が
主導権を握る筈だったのに、どうしてだろう。立場が逆転してしまっている。
 フレイは、シャンパンを一気に飲み干した。
 グラスの向こうで、オルガが驚いてこっちを見ている。
13ブラウニー6/14:05/02/10 12:43:00 ID:GnFZjjFo
 結局料理の注文も、オルガに任せてしまった。運ばれて来る料理に外れはない。どれも
美味しく、フレイの好みのど真ん中を絶妙に突いていて、それがまたフレイには悔しかった。
 近くの席に座っている女性客達が、こっちをちらちら見ている。オルガを見ているのだ。
 上品なスーツに身を包み、堂に入った態度で食事を続けるオルガは、確かにいつもより
2割り増し、男前に見えた。ときどき発する乱暴な言葉遣いも、ここではアンバランスな
魅力に感じてしまう。
 注目を浴びるのはいい気分だったが、それも短い間だった。他の女が彼を見ているのが
だんだん腹立たしくなってくる。正直―――おもしろくない。
「・・・心配して、損した。」
 オルガが選んだワインを飲みながら、フレイは小さく不満を漏らした。優雅な手つきで
ナイフとフォークを操っていたオルガは、呆れたようにフレイを見た。こいつ、ちょっと
酔っぱらってきてるな。ワインはここらで終わりにしよう。
「随分、慣れてるみたいじゃない。こういう店。」
 どうやらフレイは絡み酒のようだ。オルガは自分のグラスのワインを飲み干し、ボトルに
残っていた分を全部、自分のグラスに注ぎながら言った。
「別に、慣れてねぇよ。ただ・・・この店は初めてじゃない、ってだけで。」
「ええ?」
 今度こそ心底驚いて、フレイはグラスを置いた。酔いも一瞬、どこかへ行ってしまった
らしい。
 オルガには申し訳なかったが、それは余りにも意外な言葉だった。フレイ自身、この店は
初めてなのに。同じくらいの格の店には、父親同伴のとき以外、行ったことはなかったのに。
 ・・・いったい、誰とこの店に来たの?
 フレイの胸に、小さな嫉妬の炎が灯った。
14ブラウニー7/14:05/02/10 12:44:14 ID:GnFZjjFo
 オルガはオルガで、フレイのことを見ていなかった。機械的に料理を口に運びながら、
彼は思い出していた。
 この店に彼を連れてきた女のことを。
 かなり年上の女だった。若い頃はさぞ美人だったのだろうと思われる容貌をしていたが、
年をとって太ってしまった指に、それに負けないほどの大きな宝石を埋め込んだ指輪を
いくつもつけているような、そんな女だった。隣を歩いている人間に刺さるくらいに毛足の
長い毛皮を身に纏い、何人もの若い男を連れて歩く。濃い化粧の匂いと、さらに強い香水の
香りを常に漂わせていて、彼女の家に行くとあらゆる場所に残り香があった。その匂いが
オルガは大嫌いだった。
 一時期、そういう女に飼われていた。そうしなければ、生きていけなかったから。
 エスコートのしかたも、テーブルマナーも、高級車の運転のしかたも、すべてその女に
教えられた。上流社会で流行っている遊びや、嘘寒い台詞で女から金を引き出す方法までも。
 そして、最後は、別れた―――。
 思い出は、いつも血の匂いがする。
 オレは、あの女に、何をしたんだろうか?
15ブラウニー8/14:05/02/10 12:45:07 ID:GnFZjjFo
 「・・・オルガ?」
 フレイに呼びかけられて、オルガは我に返った。いったいどれくらい、追憶に浸っていた
んだろう。最後の皿が下げられて、コーヒーが運ばれて来たことにも気づいていなかった。
「あ・・・」
 何だか頼りない声を出したオルガは、とりあえずフレイに笑ってみせた。その笑顔さえ
哀しく見えて、フレイはさっき感じた嫉妬も忘れてしまった。
 何か辛いことを、思い出してしまったのだろうか。

 最後の場所であるホテルの部屋で、フレイはそわそわしながら、ベッドに体を投げ出して
いるオルガを見下ろしていた。
 フレイの計画では、ここでチョコレートを渡すはずだった。それがバレンタイン・デイ
本来のイベントであることなど、オルガは気づいていないだろうが。
 しかし、何だかそんな雰囲気ではない。
 このままでは日付が変わってしまう。もう11時を回っている。今日中に食べてもらう
ことができなくなってしまうじゃないか。
 意を決して何か言おうとしたフレイの機先を制するように、オルガは勢い良く身を
起こした。
 手早く荷物をまとめ、驚いてこっちを見ているフレイの腕を乱暴に掴んで、部屋の外へ
引っ張り出す。
 5分後には、2人はホテルの外にいた。
16ブラウニー9/14:05/02/10 12:46:05 ID:GnFZjjFo
 ほんの20分ほど歩いただけなのに、街の様子は一変していた。
 ゴミの散らばる通り。路肩には、壊れかけた車が半分歩道に乗り上げるようにして
停まっている。目的もなくブラブラしている若者たちの集団。ときどき遠くで何かが
弾けるような音がするのは爆竹だろうか。それとも―――銃声だろうか。
 映画に出てくるような、典型的なダウンタウン。
 この街で、白い毛皮のコートを羽織ったフレイとブランドスーツを着たオルガは、
異常なほどに目立っていた。お金を持っています、襲ってください、と言わんばかりだ。
 しかし、不思議と絡まれることはなかった。
 それどころか、すれ違った素行の良くなさそうな若者の何人かは、オルガの顔を見て
明らかに道を空けたような気がする。
 この街も、彼は初めてではないのだろうか・・・?
 疑問に思っても、フレイは聞くことができなかった。オルガも何も言わず、彼は
フレイを、さっきまでいたホテルとは比べ物にならないほど寂れた安宿に連れ込んだ。
17ブラウニー10/14:05/02/10 12:47:09 ID:GnFZjjFo
 そんな宿でも一応看板には「ホテル」と掲げている。ロゴの一部が剥がれ、落書きで
塗りつぶされた箇所もあるため正確な名前は読みとれなかったが、とにかく最後は
「ホテル」になっていた。壊れた照明が不規則な点滅を繰り返して、看板を照らしている。
 薄汚れたカウンターの向こうに、でっぷりした男が1人座っていて、突然入って来た
2人を訝しげに睨んだ。彼はオルガの顔を見ると、すぐに何かに気づいたようで、
ニヤニヤと笑った。
「・・・部屋、空いてんだろ?」
 カウンターに歩み寄ったオルガは、不作法に尋ねた。男はニヤニヤしたまま答えた。
「そりゃ、空いてるが、ねぇ・・・」
 男はいったん言葉を切って、オルガの服装を上から下まで眺め回した。
「随分と珍しいカッコ、してんだな。・・・引っかけたのか?」
 オルガの後ろに立っているフレイを、男は珍しそうに見た。オルガはちっ、と舌打ちした。
「そっちこそ、珍しいじゃねぇか。詮索はしない主義じゃなかったのかよ。」
「そうだよ。面倒は嫌いなんでね。・・・前払いだ。」
 言われてオルガは、スーツのポケットを探った。くしゃくしゃに丸めた何枚かの札を、
そのままカウンターの上にぽい、と放り出す。
 ホテルの男は文句を言うでもなく、札を広げ始めた。20アースドル札が2枚、
10アースドル札が1枚。後は1ドル札が何枚か。
「・・・で、何泊するんだ?」
 男の言葉に、オルガは呆れて答えた。
「1泊に決まってるだろうが。こんなところに何日もいられるかよ。」
「それじゃあ、これは多過ぎるだろう。」
「その分、サービスしろよ。」
「ふむ。じゃあ、朝食付き、ってのは?」
「OK。それで。」
 ホテルの男が差し出した鍵を受け取り、オルガはやっとフレイの方を振り向いた。
 訳が分からずきょときょとしているフレイの腕を再び掴んだオルガは、説明無しでまた
彼女を引っ張り、慣れた足どりでホテルの奧に進んだ。
18ブラウニー11/14:05/02/10 12:48:05 ID:GnFZjjFo
 「あ、ああっ・・・や・・・っ!」
 思わずあげた自分の声の大きさに驚いて、フレイは唇を噛んだ。
 部屋に着くなりベッドに押し倒されて、あっという間に裸にされた。両足はオルガの
肩に抱えあげられ、その中央に彼は顔を埋めている。両手首はオルガにしっかりと掴まれ、
抵抗することもできない。
 オルガの舌が、まだ乾いている肉ひだを1枚1枚丹念に舐め回して、花弁に変えていく。
 苦しくて身を捩ると、背中の下で古いベッドのスプリングがギシリ、と嫌な音をたてた。
 さっきまでいたホテルとはあまりに違い過ぎる。ベッドのマットレスは固くて不快だし、
部屋の照明は明るくて、何だか安っぽい。防音も最悪だ。近くにあるらしいジャズ・バー
から音楽が聴こえてくるのはまだいいが、隣の部屋から聞こえてくる声は、別の女の喘ぎ
声だ。
 自分の声も向こうに聞こえてしまっているに違いない。これでは夢中になんかなれない、
と思っていたのに、躰は正直に、与えられる愛撫に反応する。
「・・・っ、あぁあっ・・・」
 フレイの入り口がゆるりと開いて、熱いものが中からこぼれた。続けて加えられる愛撫に、
背中から腰まで鋭い快感が駆け抜けて、上半身がガクガクと震える。
「そんなに感じると、腰、痛めるぞ。」
 オルガがからかうように声をかけてくる。そんなことを言われても、もうどうにもでき
ない。
 充分に濡れたことを確認して、オルガは自分の欲望の塊をゆっくりと挿入した。
 最後まで飲み込んで、固い先端がフレイの最奥をつん、とつつく。その感覚にひくっと
震えた瞬間に、耳の付け根に口づけされた。
「あぁん・・・イヤ・・・」
 自由になった両手でオルガの躰を押しのけ、抵抗しようとすると、腰の辺りをしっかりと
捕まえられた。空いている方の手で乳房を掴まれたときには、フレイの方から求めるように、
両腕をオルガの背中に回してしまう。
19ブラウニー12/14:05/02/10 12:49:00 ID:GnFZjjFo
 オルガの舌が、耳介の縁に沿って這っていく。指の腹が、乳房を押し潰すように揉み
しだいてくる。それに応えるようにフレイの内壁は震え、反応をオルガ自身に返していく。
飲み込んだものが大きさと熱を増していく。
「ああぁっ・・・ああっ!んっ・・・んぁ・・・うぅン・・・っ!」
 オルガが腰を動かし始めたときには、フレイはもう、何もかも忘れて声をあげていた。
 躰の下で、またベッドがギシッと軋む。嫌な音だ。そう思うのに、自分が感じるリズムに
従って聞こえるその音が、快感を増幅させているような気がする。認めたくなくて、
フレイは切なく眉をしかめた。
「・・・ここで抱かれるのは、イヤか・・・?」
 フレイの表情を誤解したのか、オルガが質問してくる。
「だけど・・・ここがオレのテリトリーなんだぜ?」
 答える代わりに、フレイは首を横に振った。何か言いたい。でも感じすぎて、何も
言えない。反り返る背中が辛い。またベッドが軋んでいる。ギシッ、ギシッと繰り返す
その間隔が、次第に短くなる。
 ギッ、ギッ、ギッ・・・
 ベッドが悲鳴をあげている―――自分と、同じように。
「んぁああっ・・・あっ・・・っあっ!ぁあああ、あんっ!!」
 隣の部屋どころか安普請のホテルのフロア中に―――窓の外の通りにまでも聞こえて
しまいそうな声を出していることを恥ずかしがる余裕は、フレイには残っていなかった。
20ブラウニー13/14:05/02/10 12:50:13 ID:GnFZjjFo
 ドアをノックする音がして、フレイは目を覚ました。
 ベッドの上で起きあがると、先に起きていたオルガがドアの側で何か受け取っている。
 戻って来たオルガは、ハンバーガーとポテトとドリンクのセットを乗せたトレイを
持っていた。
「・・・朝食って、これ?」
 半ば呆れて、フレイは聞いた。どう見ても近くの店から買ってきただけだ。
 オルガは何も言わず、テーブルにトレイを置いた。床に転がっている椅子を起こして
座った彼は、Tシャツにジーパンの姿に戻っている。新品のスーツが、昨日の夜脱ぎ
散らかしたそのままに床に落ちているのを、フレイは溜息をつきながら見つめた。
 ここで文句を言ってもしょうがない。フレイはベッドから降りて軽く身支度を整えると、
オルガの隣にもう1つの椅子を引き寄せて座った。オルガは既にハンバーガーにかぶり
ついている。フレイはとりあえず、コーヒーのカップを手にとった。
 味や香りはともかく、熱々なのは気に入った。コーヒーを一口啜ったフレイは、不意に
大事なことを思い出して、席を立った。
 小さなバッグの中から取り出した包みを、フレイは少し自棄になってオルガの目の前に
差し出した。食べかけのハンバーガーをトレイの上に戻して、オルガはそれを受け取った。
「・・・一日遅れだけど、バレンタインのチョコレート。」
 あまり理解していない様子のオルガに、フレイは言葉少なに説明した。不機嫌そうに
座り直して、コーヒーを飲む。こんな風に渡すはずじゃなかったのに、最後に来て計画が
台無しだ。初めてのバレンタインなのに・・・オルガのバカ!
21ブラウニー14/14:05/02/10 12:51:09 ID:GnFZjjFo
 フレイの気持ちを知ってか知らずか、オルガはリボンを解いて包み紙を丁寧に剥がした。
箱の蓋を開けると、ココアパウダーをまぶした丸いチョコレートが12個、きっちりと
並べられている。
 オルガはその内の1つを摘んで、無造作に口の中に放り込んだ。フレイはそれを、
横目でこっそりと伺った。
 もぐもぐと口を動かし、ごくんと飲み込んでも、オルガは何も言わない。ココアパウダーの
ついた指を舐め、彼は2つめを摘みあげた。
「・・・おいしい?」
 我慢できなくて、フレイは尋ねた。2つめを頬張りながら、オルガはあぁ?と言うように
フレイを見た。
「手作りなんだから、それくらい、聞かせてよ!」
 フレイに言われて、オルガは漸く納得したような顔を見せた。よく見れば、包み紙には
店の名前を示すものが何もない。チョコレートの形も不規則で、微妙に大きさが違う。
 オルガがなかなか答えないので、フレイは彼の顔を覗き込んだ。1週間前から料理長の
指導を受け、何度も失敗を繰り返して完成させた自信作なのだ。見た目はともかく、
不味いはずがない。おいしくないなんて言ったら許さないんだから!!
 2つめのチョコレートを飲み込んだ後、オルガはフレイの顔を見て―――ニヤリと笑った。
「・・・おまえも、味見してみれば?」
 言うが早いか、オルガはフレイの顎に手をかけ、朝からするには濃厚すぎるキスを浴びせた。
 オルガの唇や舌に残ったチョコレートの味が、フレイの口の中に広がる。
 ・・・悪くない味だ。
 勝ち誇った気分になって、フレイはチョコレートより甘いキスの口どけに、身を任せた。

おしまい
22ブラウニー投下終了:05/02/10 12:53:39 ID:GnFZjjFo
風邪のときに「看病ネタもいいな」などと考えている自分。
病気だな…あらゆる意味で…orz

来月はフレイ様の誕生日。それもホワイト・デイの1日前。
…なら、書くしかないじゃないか!
全てのカプに幸あれ。
23名無しさん@ピンキー:05/02/10 12:55:04 ID:is7NFlcl
リアルタイムで読ませていただきました!
ブラウニーさんGJです!
これからも頑張って下さいね!
24ブラウニー:05/02/10 13:24:49 ID:jMiIZyCx
すいません、フレイ様の誕生日は「1日後」だった。
熱か?熱のせいなのか?
25名無しさん@ピンキー:05/02/10 17:59:38 ID:wu8ELW82
もうオルフレがデフォカプなんじゃないかと思えてきたよ
しかもオルガが主人公って感じ

もうホントGJ
26名無しさん@ピンキー:05/02/10 21:21:16 ID:SmR1vQ+7
前スレ499KBになってたのでこちらに。
埋めSS面白かった。デュランダル最高。

新スレ立て乙です。
&ブラウニー様バレンタインデーネタ読めて幸せです。

最近、種をレンタルして見返してみた。
種運命でいつまでもアスランとの一線を越えられないカガリに、
ラクスがお風呂で迫ってきた
…な百合妄想が湧いた。
「仲良くなろうと手を差し出したのに、その人は私を拒んだのです」
とか昔話してて、それから…

自分に百合SSは無理でした…orz
27名無しさん@ピンキー:05/02/10 22:37:45 ID:ieFINjZM
ラクカガ!ラクカガ!
28612:05/02/10 22:44:52 ID:6r0DE3e2
1さんモツカレー&ブラウニー氏激しくGJでした!
風邪ではないのですが背中のかゆみにのたうちわまってる最中です
そして前スレの684さんも蟻10でした

さ…っ寒くて手が動かないよパトラッシュ!
29名無しさん@ピンキー:05/02/11 00:51:28 ID:EZQPYQtI
1さん乙です。最近神が多くて嬉しい。
30名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:04:05 ID:k2WOnID9
エロに行き着くことが出来なかった半端ものですが
保守のため投下させていただきます。
31名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:05:55 ID:k2WOnID9
大西洋の海底深く、一つの丘陵のような地形がある。
なだらかな海底の中にポツンと浮かぶその小山は実に違和感がある。
よく見ると「それ」は山ではない、船だ。
アークエンジェル級一番艦アークエンジェル
その独特な形状はザフトから「足つき」などと呼ばれたこともある。
前大戦から2年身を潜めていたアークエンジェルはやはりひっそりと身を潜めていた。
現在世界を二分してる二つの国家から睨まれてる以上それはある意味当然なのかもしれない。
マリュー・ラミアスが艦長を務め「砂漠の虎」アンドリュー・バルトフェルドが副長を務め
最強のパイロット、キラ・ヤマトが最強のモビルスーツ「フリーダム」を駆ろうと
どれほど彼らが気高い理想を抱いていても
今の彼らは犯罪者を乗せた脱走艦以外何者でもなかった。
だから今の彼らは身を潜めチャンスを待つ以外出来ることはなかった。
32名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:08:24 ID:k2WOnID9

「ふう、もう2週間か?」
アークエンジェルの食堂でため息と愚痴をこぼしてるのはオーブ国家元首、カガリだ。
正確にはもう「前」が頭につく。
誘拐されたとは言え、国家元首の席を空けておくわけには行かず宰相ウナトが臨時国家元首についた。
肩書きの上にのっかかった二文字が消えるのも時間の問題だ。
先ほどまでシミュレーションを行っていて今は休憩中だ。
彼女の機体、ストライクルージェはストライカーパックと言われる専用のバックパックを交換することで
高い汎用性を示す。
もともと彼女は軍事方面の才能はかなりあり基本的な物はほぼ完璧に使いこなせるようになってる。
が、IWSPと言われる複雑なストライカーパックを使いこなすには進歩は見られるものの
まだまだ時間がかかりそうだ。
33名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:09:47 ID:k2WOnID9
「そうだね、あと二日で2週間だ。」
その前に座ってお茶を飲んでるのはキラだ。
ほとんど唯一名前が知られていない「ヤキン・ドゥーエの生き残り」である。
彼がフリーダムのパイロットだったと知ってるものは世界中でもほんの一握りの人間だけで
さらに彼が「最強と謳われたストライク」に乗っていたことを知ってるものはさらに限られる。
「待ってるだけっていうのもつらいな・・・」
待ってるものが動くべき時なのか、今プラントにいるはずのアスランなのかキラにはわからなかった。
「まあ、それだけ特訓する時間があるってことだよ。」
下手にアスランのことで刺激しないようにキラは気を使った。
彼を置いてきた原因は半ば自分にあるのだから・・・
34名無しさん@ピンキー:05/02/11 02:10:58 ID:k2WOnID9
その夜、カガリは物音で目を覚ました。
同室のラクスが起きて外に出て行った音だ。
何をしに行くのか、そんなこと考えるまでも無い。
隣のキラの部屋に行き、そして、・・・
(・・・うらやましいな。)
今の自分には温めてくれる人間がいない。
(早く帰って来い。『君は俺が守る』んだろ?)
(謝りたいんだ、お前との約束破ったこと)
(だから、・・・帰ってきてくれ)
真空の海の彼方にいるはずの男にカガリは思いをはせ、再び眠りについた。
35612:05/02/11 02:12:44 ID:4EyG18x9
ミネルバに乗艦して早数日。危ぶまれていた大気圏突入も済み、穏やかな海路を進む。
そんな中、アスランは久々に感じるザフトの雰囲気に、オーブにいる時よりリラックスしているら

しい。
そりゃあんな気のつまる場所にいれば、伸ばせる羽も伸ばせないだろう。
年下のザフトレッドたちとも早々に打ち解けたらしく、気がつけば自分の傍でなくシンたちの傍に

いることのほうが多い。
それに加えてルナマリアという少女にも懐かれているらしい。
それだけはどうしても厭な気分になってしまうが、オーブに着くまでの期間だからとムリヤリ自分

の気持ちに蓋をしていた。
けれどセンチメンタルな気持ちというのはとにかく欝度を急速にあげていくもの。それがティーン

の少女、しかも恋人が原因となれば、そう長く持つわけもなく…。
食事すら一緒にとらなくなったころ、カガリは昼も部屋に閉じこもり、枕を濡らすことが多くなっ

た。
何日経ったのか、窓のない部屋では知ることは出来ない。
辛うじて時計で時間を知ることは出来るが、味気ないデジタル表示を見ても面白くない。
よし、地球に降りたことだし、外に出てみよう。
思い立ったが吉日とばかりにカガリは皺よけに脱いでいた服を着込み、意気揚々と廊下へ出た。
食堂の前を通り、任務中なのか休憩中なのか人気のない廊下を突き進む。
きっと先日行ったところでまた銃器訓練があるかもしれないから反対側を目指す。
36612:05/02/11 02:13:31 ID:4EyG18x9
すいません割り込みました…
後で改めて投下します
37名無しさん@ピンキー:05/02/11 08:32:18 ID:F5G7tLh3
待ってますよん
38黄昏の…:05/02/11 11:25:28 ID:W1w4PQmQ
新スレ乙。
シンルナ考えてたらアスミアとかも
浮かんできてこんがらがってまつ。
旧種の時にイザフレとアスカガ書いてたのが懐かしい。
あの頃はハイペースだったのに今じゃすっかりローペース。
あれが若さか…。
39名無しさん@ピンキー:05/02/11 11:47:35 ID:dWnbVg5l
一足遅れましたが、ブラウニー氏お疲れ様でした!
前々スレから氏のオルフレに心底骨抜きにされてたので…
久し振りに読めて幸せでした…ナムナム
フレイ様のハピバ&ホワイト・デイ小説もお待ちしてます!

カンビョウネタイイヨ…フタリデアセカイテナオシテ…ハアハア
40名無しさん@ピンキー:05/02/11 15:58:33 ID:JWbb2Aaz
シンカガがきそうな予感"8(^∇^8)(8^∇^)8"
41名無しさん@ピンキー:05/02/11 16:19:11 ID:Qu/SEg0b
そろそろ百合もまてーるよ。
ラクカガ、ルナメイ、何でもござれ!
42612:05/02/11 16:30:10 ID:4EyG18x9
シンカガ投下します
時間は大気圏突入後、海を進んでいる辺りです
続き物…です……
43612:05/02/11 16:39:09 ID:4EyG18x9
ミネルバに乗艦して早数日。危ぶまれていた大気圏突入も済み、穏やかな海路を進む。
そんな中、アスランは久々に感じるザフトの雰囲気に、オーブにいる時よりリラックスしているらしい。
そりゃあんな気のつまる場所にいれば、伸ばせる羽も伸ばせないだろう。
年下のザフトレッドたちとも早々に打ち解けたらしく、気がつけば自分の傍でなくシンたちの傍にいることのほうが多い。
それに加えてルナマリアという少女にも懐かれているらしい。
それだけはどうしても厭な気分になってしまうが、オーブに着くまでの期間だからとムリヤリ自分の気持ちに蓋をしていた。
けれどセンチメンタルな気持ちというのはとにかく欝度を急速にあげていくもの。それがティーンの少女、しかも恋人が原因となれば、そう長く持つわけもなく…。
食事すら一緒にとらなくなったころ、カガリは昼も部屋に閉じこもり、枕を濡らすことが多くなった。
何日経ったのか、窓のない部屋では知ることは出来ない。
辛うじて時計で時間を知ることは出来るが、味気ないデジタル表示を見ても面白くない。
よし、地球に降りたことだし、外に出てみよう。
思い立ったが吉日とばかりにカガリは皺よけに脱いでいた服を着込み、意気揚々と廊下へ出た。
食堂の前を通り、任務中なのか休憩中なのか人気のない廊下を突き進む。
きっと先日行ったところでまた銃器訓練があるかもしれないから反対側を目指す。
44612:05/02/11 16:40:08 ID:4EyG18x9
そういえばキラとまともに話したのも甲板だった気がする。
砂漠の虎との戦いに傷つき、ひとり泣いていたキラ。
思わず抱きしめて慰めたのは自分でも驚いたけれど、不思議とこっちも安心出来る暖かさだったのを覚えている。思えばあの感触が双子のきょうだいの空気温度だったのかもしれない。
可愛い弟はいま恋人と母親とその他沢山の人たちに囲まれて暮らしている。
その国を、弟たちコーディネイターが安心して暮らせる国を護るのがカガリの役目だ。
出口が近づくにつれ潮の匂いが鼻につく。そう、この感じが海だ。
風の所為で重たい扉を開き、漸く開いた隙間に身を滑らせて外に出る。
瞬間、ふわっと髪が浮き、一瞬送れて音がやってくる。慌しい波の音が風の唸り声に混じっている。
地球が生きている証拠だ。
どんよりと暗い雲も、そこにわずかに差し込んで帯になる光も、何もかもが愛しい。
帰ってきたのだと感じる。
きょろきょろと見回し、丁度窓の下に座ると、波の音を聞きながらカガリは目を瞑った。
泣き通しで疲れていた。

 * * * * *

最近、恋人のルナマリアがアスラン・ザラとかいう元ザフトのエースパイロットに懐いている。
アスハに尻尾振っている男のどこが良いんだろう。
シンは甲板に出る道を歩きながらむしゃくしゃする思考を持て余していた。
アカデミー時代から付き合っている彼女を取られたという思いと、突然目の前に現れた家族の仇にシンはまさにハツカネズミになっていた。
45612:05/02/11 16:41:14 ID:4EyG18x9
グ、と力を入れて扉を開く。ゴウゴウと吹き付ける風に汗を冷やされながら、少々伸びた前髪が目に入らないよう抑える。
オーブにいるとき、シンは海が好きだった。
何もかも包み込んでくれるような広さと、時には叱り付ける父のような風と。
いつか、マユと喧嘩して家を飛び出したときも、足は自然に海に向かっていて。
波の音を聞くと心まで洗われるようで、とても気持ちの良い時間を過ごすことが出来た。
ふと、視界に不自然な光が入った。
何かに反射しているのか、それはキラキラと黄金色を映し出してくる。
なんだろうと巡らせて見れば、それは光ではなく、少女の毛髪であるのに気づいた。
臙脂の長い上着に同色のズボン。肩まで伸びた髪は無造作に跳ね、今では風の洗礼を受けている。
カガリ・ユラ・アスハ。
今最も会いたくない人だった。
チっと舌打ちをし、甲板から出ようと踵を返す。
ドアノブに手が触れたところで、彼の感度の良い耳は小さな音を拾った。
「………ぃ、」
「え?」
音の発信源は言わずもがなカガリだろう。自分を呼んだのかと思い顔を伺おうと覗き込んだら、ニュっと伸びてきた腕に首を絡め取られてしまった。
「うわわ!?」
「ぁさぎ…ジュリ…マユラぁ、」
「?」
肩口に顔を埋められているので表情は伺えないが、舌っ足らずな発音と呼吸のリズムに眠っているのだろうと理解する。
「おい、あんた……ッ!」
起こそうと彼女の肩を掴み、少し離したところで顔が見れた。
頬を伝う幾筋もの涙。赤く腫れた目じりで泣いているのが今に始まったのではないと解る。
46612:05/02/11 16:43:12 ID:4EyG18x9
驚いたのはそれだけではない。掴んだ肩は折れるかと思うくらい細く、なんと頼りないことか。
おずおずと腰に手を回してみる。ギュっと抱きしめてみれば、ルナマリアの一回りは細いのではないか?
なんとも失礼なことを考えているラッキースケベ君は、ふと自分の胸に当たる柔らかい感触に気がついた。見なくても解る。カガリのそれだ。
(えええええええええええ!?こいつこんなに胸でかいのか!?ルナより細くてルナより胸でかいってそれって……!!)
女性として完璧なプロポーションであるということ。
カァア!と頬が熱くなる。手を解くことも忘れ、しばし心地よいその感触に酔いしれていた。
「んぅ……?」
潮風が遮られたことと不自然な体勢で、ようやくカガリの意識も浮上する。
目の前に広がる深紅に、寝ぼけているカガリは2年前の恋人を思い出させた。
「アス、ラン……?」
しかし見えたのは宵闇の髪でも翡翠の瞳でもなく、漆黒と柘榴石のそれ。
今まで会った人たちの中でそんなカラーリングはただひとり。
「シン!?なん…っ!?」
慌てて体を退けようとしてもビクともしない。あんなに嫌っていたはずなのに、どうして彼は傍にいるのだろう。
「おい…、」
「そんなにあの人が大事かよ。」
地を這うような声が、少女の思考回路を一瞬凍らせる。
カガリの寝言はシンは忘れていたくらい気持ちを一気に吹き返させたのだ。
「な、に…?」
「大事だったら、ちゃんと繋いでおけよな!!」
47612:05/02/11 16:45:11 ID:4EyG18x9
「ぐっ!!」
力任せに突き飛ばし、倒れたときに聞こえた鈍い音にも気づかないふりをして、シンはむりやりカガリの服を肌蹴させた。白いトップスのチャックを下ろし、現れた桃色のブラをずらす。
外気に反応した肌は粟立っており、それは乳頭も例外ではなかった。コリコリと回してみると、くぐもった声が聞こえてくる。
抵抗しないのかと疑問に思ったが、それはさっきから鼻につく鉄錆に良く似た、独特のにおいのモノの所為だろう。
――…アンタがアノ人を留メテオカナイカラ。
ルナマリアの、あの嬉しそうな笑顔を思い出す。ずっしりと重い不快感が胸中に沈むようだ。
何もかもが神経を逆撫で、でも憧れていたあの人だけは嫌いたくない。
なら、この怒りの矛先はこの女に。
ズボンも脱がし、ブラとセットになっている下着も剥ぐ。
まったく、アンタはお洒落なんかしないで国のためにその脳を費やせよ。量はなくとも思考回路はあるんだろう?
フンと鼻で笑い彼女の体を完全に仰向かせると、やはり細い足を自分の肩に担いで潤いの欠片も見せない蕾に自分の猛りを宛がう。
反射なのかビクンと跳ねるのに合わせて豊満な胸も揺れ動く。まるで誰かの手があるかのような軌跡に目が行くが、今はそれも抑え腰を掴むと、一気に楔を突く。
「!!!!!いぁあああああああああああああっ!!」
キツい摩擦によって襞が内部に入り込み、引きちぎれそうな鋭い痛みが襲う。それだけではない。全く慣らされていない口は裂け、まるで愛液かのように血液が流れ出す。
暴れだした彼女の本気さにチっと舌打ちすると、シンは一度抜いてからコロンと反転させた。
腰を高く持ち、再びペニスを突き刺した。
もう既にそれは凶器だと言って良い。子宮を取り出すかのように荒々しい動きが悲鳴を生む。
あれほど煩かった波音は、二人には聞こえていない。
カガリが頭を動かすたびに血が飛び散り、時にはシンの頬も汚す。それを拭うことなく、少年と言う名の悪魔は行為を続けた。
48612:05/02/11 16:47:30 ID:4EyG18x9
おおきなカガリの胸が無機質な床によって形を歪ませ、呼吸を苦しくさせる。
琥珀の焦点は合わず、ただただ痛みに泣き叫んだ。
「クゥっ、この締め付け、サイコーっ!」
ぶるりと肩を震わせて精を放たれて、カガリの悲鳴は絶頂を極めた。
それを聞きつけたアスランが駆けつけるまで、シンはカガリを抱くことをやめなかった。











続きます…
生ぬるくてすいません…
最後は和姦にさせます…
49名無しさん@ピンキー:05/02/11 16:54:34 ID:JWbb2Aaz
ひぃぃΣ(゚Д゚; かがりたんがΣ(゚Д゚;
 さすが、612氏GJ(゚◇゚)ノです。
前半のほのぼのムードから、後半への鬼畜ムードへの流れにどきどきしました。
50名無しさん@ピンキー:05/02/11 17:17:45 ID:YBzTJ/YO
亀レスだけどブラウニー氏のオルフレGJですた!!すっかりオルフレのファンですよ!
シンカガGJ…なんかハマりそうだ。
51名無しさん@ピンキー:05/02/11 18:15:11 ID:A0cbgCv+
シンカガGJです!
コーディのルナよりもナイスバディなカガリに萌えました・・・
続きも楽しみにしております
和姦になる前にシンがアスランに殺されるんじゃないかと心配ですがw
52名無しさん@ピンキー:05/02/11 18:29:31 ID:kaDGB4BH
>>612
シンカガGJ!
甲板でヤルのは青姦にならないのかなw

私も和姦になる前にアスランがシンを殺しかねないような・・・
とにかく続きを期待してますねっ♪
53名無しさん@ピンキー:05/02/11 19:24:15 ID:mS+kWJKa
シンカガ続きが気になりすぎる!

新スレに移ってもたくさん投下があって嬉しいなぁと思いつつも
昔からいる職人さん達の新作も期待してたりします
54黒蝶:05/02/11 22:53:43 ID:OABkSSrT
>>1
スレ立て乙です
前スレの598です。
アスカガ投下しようと思いましたが、タイミング的にみんながうんざりしそうなのでラクカガのなんちゃって百合投下します。
ヌルさはご愛嬌、って事で勘弁してください。
55ラクカガいち:05/02/11 22:55:29 ID:OABkSSrT
「ねえ、カガリさん」
部屋に入ったカガリを追う様にラクスが部屋に入ってきた。
「あの…ユウナさんとは…」
「!! 違う!ユウナとは…あいつとの結婚は…」
あんな事があって、ここに居る。
みんなにも、ユウナにも、…そして彼、アスランにも後ろめたい…
「カガリさんは、アスランの事がまだ好きなんでしょう?」
戻ってきた指輪をはめている左手を、顔を真っ赤にしながら右手で庇う様に重ねた。
「アスラン…あいつは……そういえばあいつはこの事…!?」
「…もしかしたら…」
56ラクカガに:05/02/11 22:57:39 ID:OABkSSrT
俯き加減に下唇をかみ締めて今にも泣き出しそうな表情をするカガリ。
あいつに───会わせる顔が無い。
アスラン、私は…

「大丈夫ですわ」
えっ?と顔を上げて反射的にラクスを見る。
「あの方なら、大丈夫です。今もカガリさんに対する想いは変わりませんわ、きっと。」
「だからその指輪をカガリさんに差し上げてプラントへ出たのでしょう、あのアスランにとってそれはそれは大変な決意ですのよ」

よかった、遠い国の向こうアスランが何を想って居るかは実際わからないが、ラクスの言葉のおかげで肩が軽くなる気がした。
アスラン…

少女の表情で左手薬指に付けられた指輪を愛しそうになぞるカガリを見て
「それと、わたくしには確かめたい事があるのです」とラクスは言う。
57ラクカガ惨:05/02/11 22:59:34 ID:OABkSSrT
な、なんだ…?
そういえばラクスはアスランの元婚約者だ、アスランが居るのにユウナと結婚をしようとした私、それでも彼の事が好きな私、彼を忘れられない私…ラクスは何を考えているのだ?

そんな思考がぐるぐるして、頭の中が真っ白になった。
「カガリさん…」
どんどん近付いてきてる
「ぅ…わっ」
あまりにも近付いてくるのでおののいて後ろに後退りしてしまう。
「大丈夫ですのよ…確かめたいだけ…」
唇と唇が軽く触れる。
カガリは慌てて彼女を引き離す。
「ななななな、何を!?」
ラクスの予想外な行動に余計に目が回る。
クスッと悪戯っ子な顔で笑うとカガリの後ろに回った。
「あまり抵抗しないでくださいね」
耳元で静かに囁かれた。
ラクスの手が下へ下へと伸びる。
58ラクカガ4様乱入?:05/02/11 23:01:44 ID:OABkSSrT
えっ、と思った時には既にカガリの下着の中へラクスの手が入って居た。
みるみる顔が赤くなるカガリ。
「カガリさんのここへ、アスランが入っていくのですね」
「!!」
ラクスの、女性特有のしなやかな指がカガリの中へ入ってきた。
「ら…ラクス何を!?」
「わたくしなら、安心なさってください。アスランとは、体を交えた事がありませんの。」
指が更に奥へと入ってくる。
こんな事をしてくるラクスは女であって、カガリも女だ。
互いが女なら、体の構造も良く知っている筈。
「…は…‥」
思わず声が出そうになって、その声を出すまいと必死になるカガリ。
「もっと力を抜いて」「…あ…」
耳元で囁かれる声が最も愛しい人と重なって感度が増す。
指が中指と人差し指の2本が入り、何かを確かめるような動きをしてその指を優しく抜いた。
59ラクカガかんけっつ:05/02/11 23:04:18 ID:OABkSSrT
カガリは足からガクンと力が抜けてその場に座り込んでしまった。
ラクスはカガリの体液が大量に付いた指を満足そうに見つめた。
ヌメヌメと光っている。
「よかった」
と呟くラクス。
「ラクス…一体なに…が…目的だ…」
顔を赤らめラクスに犯された部分を手で押さえながら問う。
「ユウナさんと交えてしまったのかと思って」
にっこり微笑まれてしまった。この笑顔には悪気も何も隠されてない。
きょとん、としてしまう。
一体何を言われてるのか理解出来ない。
「カガリさんの体はアスランだけの物ですのね、わたくし安心しましたわ」
「…え?」
「カガリさんとアスランが、無事に再会出来る事を祈ってます、では──」
そう言い残すとラクスは部屋を出ていってしまい、一人残されたカガリ。
女に犯された。しかも相手はラクス…

“カガリさんの体はアスランだけの物──”

この体はアスランだけのもの…
そう思うと彼が側に居る様な気がして、不思議と寂しさが薄れる。

その日の夜は彼の夢を見た。
また、その彼もその日彼女の夢を見ていた。
60名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:15:30 ID:XmEAt2rj
黒蝶様、乙!
天然ラスクの義姉妹の貞操チェック萌えました!
61名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:15:56 ID:K6Ezvt1q
ラクカガ萌ゆる
62名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:23:19 ID:DzfSHLU9
うむ、まさに天然。
だがしかし、このラクスはキラに相当仕込まれてるなきっとw
63名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:24:39 ID:DzfSHLU9
>>60
>天然ラスク
美味そうだなおい、と愛のないツッコミw
64名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:30:22 ID:XmEAt2rj
>このラクスはキラに相当仕込まれてるな
そうだね。田舎で隠遁生活だし、昼間は子供の世話してるけど子供が寝たら
夜は他にすることないし、やることは一つ!なんだろうな。
何だかんだいって前作流される男だったキラは女経験(てゆうか、喰われただけか)
フレイ以外も実はけっこうありそうだしな。少なくともアスランよりかは。
65名無しさん@ピンキー:05/02/11 23:53:47 ID:eGEctpTg
やっぱアスランは童貞はじめてってイメージが・・・
66名無しさん@ピンキー:05/02/12 00:48:54 ID:iocCMXq5
ラクカガありがとう〜〜〜〜(感涙)

以下はキララク妄想。

キラは一人部屋だね。
子供寝かし付けてキラの元を訪れるラクス。
「起きてらっしゃいます?キラ」
「zzzzzzzzzz」
「寝た振りしてもダメですわ」
股間はしっかり起きていた。

AAでも一人部屋なキラ。
「キラ、発進どうぞ」
夜も訓練に余念がないラクス。
もちろんキラの部屋で毎晩。

すいません、ネタばかりでSS書いてないです…
67名無しさん@ピンキー:05/02/12 00:57:45 ID:aR9Sbe77
宇宙で最も恐るべき敵‥‥うちの母ちゃんだ
68名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:17:35 ID:q9txYj5D
ラクカガ、GJです! ほのぼのしました。
カガリのガビーンって感じがなんかかわいいなあ。
続けて、>>66氏の狸寝入りキラに、激しくワロタ
69名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:37:24 ID:UHoAyRE3
217氏、028氏、◆T/HLq95UzM氏、いもげん氏、269氏のSS読みたい
70名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:43:22 ID:GNFE9VL3
>69
>217氏、028氏、◆T/HLq95UzM氏、いもげん氏、
また、懐かしい名前だ…
しかしハゲドウ
269氏は結構最近までいてくれたし
今の職人さんの作品も好きだが過去の職人さんの作品も好きだ
71612:05/02/12 01:46:50 ID:dbSwWmXG
シンカガ続編投下良いですか?
今回はアスカガになってますが
そしてまた続いてますが…orz
72名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:48:19 ID:B3WgKbhi
612さん待ってましたー!
ドンドン投下して下さいw

寝るつもりだったけどリアルで見ようかなぁ♪
73名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:48:32 ID:WyYHSuAW
└(゚∀゚└)カモーン
74612:05/02/12 01:51:31 ID:dbSwWmXG
最初に発見したとき、彼女は頭から血を流し、うつ伏せに犯されながら気を失っていた。
先日負った傷が開いたのもあり、その出血量の割には傷は大したことはないという。それでも縫合
を要する深手であったのは間違いない。
戦闘艦内なので詳しい検査が出来ないため、脳に影響を与えているか、それはカガリが目覚めなけ
れば知ることは出来なかった。
真っ白い布団に包まれて眠る少女を見、アスランは後悔と怒りを強く感じていた。
「怪我のほかに栄養状態も悪いようです。持病がおありかどうかは知りませんが、もしかしたら食
事をなさっていなかったかもしれません。」
胃の中に何も無かったようだと医師は淡々とそう告げ、タリア艦長へ報告しに艦橋にあがった。
自分ひとり残され、まるで罪を見せられているかのよう。
純白の中で眠るカガリは天使で、自分はいくつもの罪を持つひと。
信仰する神を持たないアスランのために遣わされた、じぶんをゆるしてくれる存在。
あぁ、なんて君が遠いのだろう。
神は本来身近に感じられるものなのに。

 * * * * * 

「シン、暫く独房に入ってなさい。」
事件が発覚して最初に言われたのがその言葉だった。
ルナマリアとすれ違うとき、彼女はただ自分を見ていた。何も言うことなく、訊ねられることもな
く、艦の一等端にある独房に入れられる。
75612:05/02/12 01:52:50 ID:dbSwWmXG
「ちょっと厳しいけどね、君の場合は複雑だから、処罰は軽減されるかもしれない。」
「副艦長…、」
フクザツって何ですか。
そう訊ねそうになったのを堪え、辛そうな表情をしてシンは頷いた。
自分の家族がオーブ解放運動時に戦闘に巻き込まれて亡くなったことは、ミネルバに乗る者なら皆
知っている。そして現オーブ代表首長に嫌悪感を現しているのも。
牢をロックされ、最後に牢部屋の重々しい扉が閉められると、シンは本当に一人きりになった。
堅いベッドに寝転がり、場違いなほど明るい蛍光灯を睨む。
さっきまで抱いていた感触はまだ残っている。
サラサラに乾いていた彼女の秘所に、反り返るほど屹立した自分の男根をむりやり挿入した。
すぐに彼女の皮膚が裂け、真っ赤な血がふたりの結合部分に溢れ、床に落ちて水溜りを作る。
彼女の悲鳴は耳障りではなく、むしろ心地の良い音楽だった。ラクス・クラインにも歌えない、極
上の歌。
振り乱してバサバサになった髪にキスを落とし、自分の出した先走りと彼女の血の助けを借り、浅
く引いては深く挿しこむ。もごもごと動く胎内はとても気持ちよく、その上処女みたく強く締め付
ける。
それが彼女の抵抗だと知ってはいたが、どうしても止まらなくて彼女の中に出した。
いや、たすけてと泣き叫ぶ彼女の思考はきっと自分で飽和しているのだろうな。
そう思うと、ルナマリアを抱いているとき以上の快楽が襲ってきた。
アスランには殴られた。
けれど彼女の傍にいたいと、すぐに医務室に行って。
目が覚めたとか、そういう情報は入らない。
けれどあの傷ではきっと縫合くらいしてるんだろうなぁとか、どうでも良いことを予想して。
波風をこれ以上立てるわけにいかないので、黙って従ってきた。
本当は心配なんだ。
そう、心配なんだ。
76612:05/02/12 01:53:48 ID:dbSwWmXG
 * * * * * 

事件から二日後、明日にはオーブに着くという日にカガリは目を覚ました。
良く寝たとばかりにすっきりした目覚めは、二日間一睡もせずに見守っていたアスランの緊張の糸
を気持ちよく切った。
「お早う、カガリ。」
「お早!アスラン、」
久しぶりに大好きな彼の笑顔を見て、カガリもまた元気良く返事を返した。実際は喉がカラカラで
喘息患者のような呼吸音しかしなかったのだが。
スポーツドリンクを貰って喉を潤し、寝すぎで凝った腰を捻って慣らす。
クスクスと笑うアスランに、カガリは頬を染めて「何だよ!」と返す。
幸せを切り取ったシーンだと思った。
「そういや、シンは?」
笑っていたアスランの顔が凍りついた。まるでデジャ・ヴを見ているようで、思わず身構えてしま
った。
「独房だよ。今艦長が国防委員長と相談して処罰を決めている。オーブに行ったあとカーペンタリ
ア基地に行って、そこで罰するらしい。」
「罰するって…、」
「恐らく銃殺刑だろうな。ザフトでは暴行だけで厳しい処罰を受けるのに、君はただでさえ一国家
元首なんだ、軽く済むわけがない。」
言いながらアスランはカガリの首筋を優しく撫でた。ビクっと怯えるのに苦笑し、そのままゆっく
り抱きしめる。
「ずっと食事してなかったって聞いたよ。ごめん、もっと俺が気をつけていれば…、」
もっと気をつけていればカガリを一人にすることもなく、こんな目にも遭わせなかったのに。
「私も、ごめん。」
「カガリが謝ることじゃないよ。」
77612:05/02/12 01:56:28 ID:dbSwWmXG
「でもお前、辛そうだから、」
ぎゅ、と力強く抱きしめる。息を飲むのが解ったが、アスランには力を緩めることは出来なかった。
「消毒、して良いかな。」
「え?」
見上げた瞬間アスランの唇がカガリに重なった。すぐに舌が入り、あっという間にカガリの息を上
がらせる。
キスに弱いのはこれまでの経験で知っている。淋しいとき、不安なとき、カガリはキスをよく求め
ていた。触れるだけで安心する恋人に、愛しさが募っていく。
負担にさせないように押し倒し、キスを続けながら覆いかぶさる。
「ぃゃ、だ…!」
「大丈夫、俺を信じて?」
笑顔で、頬を撫でながら言うと、僅かながら力を抜くのが解る。
恐らくシンによる強姦で行為自体に怯えているのだろう。けれどシンが触れたままにさせるのはど
うしても厭だった。
治療着を肌蹴させ、自分が実らせた大きな胸を下から掬うように揉む。
「はぅ…、」
溜息のように吐く息は熱く、アスランの熱を昂ぶらせていく。
「好きだよカガリ、……愛してる。」
「アスラ、ン…?」
しっとりと掌に吸い付く肌を楽しみながら、アスランは下腹部にその手を滑らせた。
「っ!!」
「大丈夫、優しくするから…、」
手を退けようともがくのを宥めようとする。押さえつければシンと何も変わらないから。
カガリから、シンを消したい。
だから泣かれようとも行為をやめる気はなかった。
78612:05/02/12 01:57:44 ID:dbSwWmXG
「ぁ…っ、」
胸の頂を食むと、微かに甘い声が上がる。この隙にと下着を脱がせ、自分も上半身裸になると、カ
ガリの足をそっと開かせて割れ目をなぞった。
「アス…、」
目にいっぱいの涙を溜めて向けるのは、期待と怯えと、本当にアスランかどうか確かめる視線。
にこっと微笑み、おもむろに割れ目を舐めた。
「ひあぁ!」
ぎゅっと割れ目が閉じられ、その衝撃でそこの傷が開く。カガリは痛みに顔を歪めた。
少々強引に舌を進めて広げるように動く。
「ぁあ、あああっ、」
肉芽を指でこね回し、舌の代わりに指を入れて肉壁をぐいぐいと押し広げながら進ませる。
絡み付いてくる熱にカガリもまんざらではないと知る。
「怖い?カガリ、」
ふるふると否定を表すと、アスランは安堵の笑みを零した。拒否されても自分の熱を抑えられそう
にないからだ。
指を抜いて視線をカガリにあわせると、案の定首に手を回されキスをねだられる。
普段ない積極的な行動に、それほどまで追い詰められているのかと改めて思う。しかし辛い表情を
すればカガリが心配するのは目に見えているので、敢えて目元にキスをした。
「ゆっくり息吐いて…、大丈夫。」
こくんと僅かに頷くのが可愛くて、アスランは深く口付けをした。
そのままゆっくりとペニスを入れていく。その類稀な大きさと質量に傷ついたカガリの内部は悲鳴
をあげるが、グっと力を入れて推し進める。
「痛い?」
「ちょ、と…っ、」
カタカタと震える肩に華を咲かせて彼女が慣れるまで待つ。外に押し出そうとする襞の動きに理性
を何とか保ちながら、アスランは何度も耳を食み、乳首を摘み、キスをした。
79612:05/02/12 01:59:15 ID:dbSwWmXG
「アスラン、…もう、平気だから……、」
「ん。気持ちよくさせてあげるからな、」
「……ぁあああ!!」
始めは浅く抜き差ししていたのを、段々深くしながら大きく内壁を穿つ。
じゅぷっと音があがるたびに頬を染めていくのが面白くて、何度も何度もわざを音を立てて腰を合
わせる。
「良いっ、気持ち、良いよぉ!!」
「カガリっ!」
子宮口を擦り、締め付けてくる肉襞をペニスで広げ、左右に揺らして嬌声を楽しむ。
やがて自分の内部でアスラン自身が脈打つのを感じてカガリは戦慄いた。
意識は無かったものの、感じた熱さでシンが何度も射精をしたのは覚えている。
これは本当にアスラン?
「アス…!」
宵闇色の癖っ毛を梳き、熱に潤む翡翠を見つめ、彼であるのだと安心する。
「も、イ…っ、ダメぇ!」
「良いよイっても。俺も、もう…ッ、」
「っゃあああああ!!」
パァンと音を立てて最奥までねじこんで亀頭で子宮口のその奥まで抉れば、あられもない声ととも
にカガリは絶頂を極めた。
「く…っ、カガリ!」
「やっ、ああ!あああぁ!!」
強烈な収縮を耐えて何度か動かすと、敏感になっているカガリは小さな絶頂をそのたびに味わい、
アスランのペニスをこれでもかと絞り上げる。
カガリの意識の限界が近いころにようやくアスランが射精し、その熱さにビクンっと震えて、カガ
リは最後の絶頂を迎えた。
絶え絶えになった呼吸を整える間もなく、カガリは意識を暗転させた。
心地よい恋人の胸に抱かれながら。
80612:05/02/12 02:01:18 ID:dbSwWmXG
次で最後になると思います…
和姦にするか3Pにするか迷っています
明日から暫くネ落ちするので気長に待っていてください…
81名無しさん@ピンキー:05/02/12 02:07:40 ID:WyYHSuAW
乙です!
リアルタイムで読むなんて初めてで嬉しかった。
82名無しさん@ピンキー:05/02/12 02:10:13 ID:B3WgKbhi
乙です!
寝るつもりだったのに612さんの読んだらハァハァしちゃって寝れませんよ(笑

ちなみに私はシンカガで和姦キボンw
3Pもイイんですが敢えて和姦で。
83黄昏の…:05/02/12 02:14:12 ID:yji4cLHE
うほっ、みんな乙。
何か凄まじいペースで投下してるなぁ…やっぱ書くスピードの問題か?
こんな深夜にアレでつが、シンルナの完結編おいときまつね。


「おばけなんてないさ おばけなんてうそさ ねぼけたひとが みまちがえたのさ♪」
「……」
「だけどちょっと だけどちょっと ぼくだってこわいな♪」
「…おい」
「おばけなんてないさ おばけなんてうそさ♪」
「もしもーし」
 結局、ルナマリアに言われるがまま夜間外泊をする羽目になってしまった。
後でタリア艦長に怒られやしないだろうか…そう思うと、おばけどころの騒ぎじゃない。
「なぁ…」
「何、どーしたの?」
「いや、何でさっきからそんなにテンション高いのかなぁ、って」
「そりゃあこれから一戦交えるんだもん。こう、自然と気分も高揚する…みたいな?」
「…後で虫刺されとかで泣かないでくれよ」
 そう言えばルナの血液型はAのはず。A型の人間は蚊に刺されやすいと言うが…。
て言うか、ルナの格好を見る限りでは刺してくださいと言わんばかりの露出度だ。
 上半身のキャミは肩と腹が剥き出し、下半身もいつもの如くミニスカ…
いくらオーブが南国と言ってもこれはないだろう。どうもホーク姉妹にはファッションセンスを求めてはいけないらしい。
「その格好、腹壊さないか?」
「やあねぇ、私が食中毒に当たるとでも?」
「や、そういう意味じゃなくて…」
 あぁ、そう言えば夕食、ガツガツ食ってたっけ…。
幸い、夜間でも気候のせいか全く寒くはない。むしろ暑いくらい。
 オーブ育ちのシンとしては2年ぶりの帰省となったが、思えばルナは地球に来るのは初めてだったはず。
「(ま…確かに、はしゃぐのも無理ないか)」
 それに眼の保養にもなる。普段着姿のルナなど、滅多に見れるものではなかったし。
「ん〜? 何処見てるのかなぁ、このラッキースケベはぁ?」
84黄昏の…:05/02/12 02:15:13 ID:yji4cLHE
「ぜ、全然見てませんが何か?」
「嘘ばっか…私の胸、じーっと見てたでしょ」
 それとなく視線を泳がせていたはずなのに、しっかりばれていた。
とりあえず否定をしておきたいシンを追い詰める様に、ルナのアホ毛がピコピコと揺れる。
「…やりたくなった?」
「えっ」
「ここら辺なら誰も来そうにないし…シンがやりたいなら、ここでいいよ」
 昼間の浜辺からちょっと離れた雑木林。確かにここなら誰も来そうにない(おばけは出そうだが)。
空には満点の星、聞こえるのは打ち寄せる波とドキドキと高鳴る心音…ヤバイ、緊張してきた。
「正直に言えば、お姉さん怒らないから…ほら、言ってみ?」
「うぅ〜、その…ル、ルナの普段着とか滅多に見れないから…じっくり見ておこうと…」
「はい、正直で結構です」
 チュッと頬っぺたに柔らかい感触。これで許してもらえたのか? そうでないと後々怖い…。
「じゃ、質問その2。シン君は、ここでお姉さんとやりたいですか?」
「…えーと」
「聖母の顔も三度までだからね」
「げっ(それ言うなら仏だろ…)」
 ライトを消してしまったので、星明りだけが彼女の顔を伺い知る唯一の手段。
そうして見る限り、ルナは怒っているような、ちょっと照れているような、複雑なご様子。
「シンってば、やっぱまだ坊やよねぇ…女の口から、こーいうこと言わすなってぇの」
「…わーったよ」
「えっ…きゃっ!?」
 ふーやれやれ、と余裕をかましてしまったせいか、
シンの不意打ちに全く対応できなかったルナ。話ながら敷いておいたシートに押し倒されたのが、唯一の救いか。
「俺はだって、いつまでもルナが言ってる“坊や”じゃないんだからな…!」
「っ…どうかなぁ。口だけなら、何とでも言えるでしょ…?」
「証明してやるさ」
「ふぅん…じゃあ、久々に見せてもらおうかな…シン君の実力ってヤツ」
 ルナの視界に見えるモノ…木々、星々、そして愛しい年下の少年。
85黄昏の…:05/02/12 02:16:36 ID:yji4cLHE
「っは…んぅ…やぁ…!」
「久しぶりだからって…ルナの声、エロすぎ」
「だって、シンが…あぅ…っ」
 静かなキスは、あっと言う間に激しいものへと変貌した。
絡み合う舌先から垂れる唾液が時たま、星明りに反射して否応無しに雰囲気を盛り立てる。
 お互いに野外であることを意識しているためか、
艦内で行為に及ぶ時の押し殺したような息使いなど全くせず、思うがままに声を発しているように見えた。
「俺が何?」
「シンが…シンに…こうしてもうらうの…ぁ…ホント、久し…っ、ぶり…だから…」
「まぁ、ここんとこ忙しかったからなぁ」
 スパイに新型Gを3機も奪われたり、ユニウスセブンが地球に降下したりなど
確かにここ数日の間にシン達の周りで起きたことは慌しかった。おかげでオーブに戻ってきてしまうし。
「つまり、ルナは寂しかったってことか」
「ちがっ…そんなんじゃ…!」
「ルナ、嘘つきは泥棒のはじまり」
 口ではそんなことを言っているけれど、ルナの身体は正直だった。
あっと言う間に捲られてしまったキャミの下から除く白い胸…その先端は十分過ぎる程に硬く、
ミニスカートの奥からはねっとりとした液体が、これでもかと溢れている…これは言い訳するだけ無駄だろう。
「ほら、こんなにいっぱい出てるし…」
「もっ…バカぁ…! そんなの…ゃ…見せ、ないでよぅ…」
「(ありゃ、イジメすぎたか?)」
 いつものルナならば、ここで「んなモン見せんなーッ!」と鉄拳制裁が飛んでくるはず。
だが今夜はそれどころか、とてもしおらしくて、本当に可愛らしい。これも野外の影響か?
「でもさ、ルナって胸大きいよな。最近また大きくなったんじゃないの?」
「えっ…そう、かな…ぁ…はっ…?」
「うん。いつも触ってる俺が言うから間違いない」
「はっ…ぁ、ぁ…シ、シン、痛いよ…」
「あ、悪い」
 これはちょっと反省。あまりにルナの胸が柔らかかったので、ちょっと力の加減を忘れてしまったらしい。
86黄昏の…:05/02/12 02:17:36 ID:yji4cLHE
「そろそろ…かな」
 存分にルナの胸を堪能したシンが、これから起こることを予兆させるように呟く。
すでにルナの胸にはシンが刻んだ痕跡やら唾液やらが散乱し、しばらくはメイリンと一緒に
シャワーを浴びることもままならない…そんな惨状を生み出していた。
 シンの方も初めての野外プレイというのと、オーブに帰省したことで歯止めが利かなくなって
いるのか…いつも以上にハイな気分だった。この猛りは、まだまだ治まりそうもない…。
「ルナ…いいか?」
「…うん。だいぶ、落ち着いたから…来て、いいよ…」
「そっか」
 何とかルナも理性を振り絞り、いつものように振舞おうとする。
でも内心、この状況にどこまでも浸っていたい自分がいることにはまだ気づいていない。
 それに引き換え、シンは行為に及ぶ前とは違い、なかなかに冷静である。
まぁ、元々やれば出来る子なのだが、こういう時に冷静なのもちょっと問題ありはしないだろうか。
「(ホント…憎たらしいくらい…可愛いんだから…)」
 ルナがシンと身体を重ねたのは一度や二度じゃない。もう赤服に選ばれる前からの付き合いだ。
でも、今日ほど心をかき乱すような夜は、数えるほどあったかどうか…まるで自分が自分でないみたい。
「(ヤダなぁ…私、こんな子だったかなぁ…?)」
 性への興味はそれなりにあったし、たまたまその対象が年下のシンだったのかもしれない。
今でも相思相愛というよりはお姉ちゃんと弟…みたいな関係が続いているけれど、果たして
本当にこのままで良いと言えるのだろうか? 口には出さないけれど、それがすごく不安で…怖い。
「じゃあ…」
「あっ…! んっ…うぅ…イタ…ぁ…!」
 通常の3倍、とまではいかないまでも今日のシンはかなり猛っていた。
挿れられたルナはもうたまったものではない…普段なら、もっと余裕でいられるはずなのに。
「うわ、何か今日のルナの中…ヤバイくらいに熱い…」
「シンのも…スゴ…いよ…もう、痛いのか…気持ちいいのか…解らんないくらい…!」
 打ち付けられる振動も、締め付けられる膣内も、今のルナには形容しがたい快感。
確かにこれではもう、シンを坊やとは呼べない…頭の中が真っ白になって、何も考えられない。
「シン…何かね、ぁっ…私…変…! どうにか…ふぁ…なっちゃいそう…!」
87黄昏の…:05/02/12 02:18:37 ID:yji4cLHE
 これまでのパターンならば、どちらかと言うとルナがシンを攻めることが殆どだった。
最初はそうやって初心なシンをからっかって楽しんで、年上のお姉さんであることをアピール
していたはずなのに…ここ2年の間に、彼の背中は随分と大きくなった気がする。
「シンの背中…おっきいね…」
「ん、大きいことはいいことだ、って言うし」
「あは…美味しい事もいいことだ…ってか」
「ルナも美味しいじゃん」
 仕返しとばかりにルナの如く意地悪い笑みを浮かべたシンが
わざとらしく音を立てながら少女の胸を唇で蹂躙してゆく。もういくつキスマークを刻んだことか。
「こ、こらぁ…そういうところが…やぁっ…坊やなんだってばぁ…」
 そして2人のじゃれ合いもそろそろ限界。繋がった部分の音も、激しさをましてゆく一方。
シンの溜まりに溜まった欲望も、そろそろ限界点に達しようとしていた。でもそれはルナも同じこと。
「ルナ…まだ、イケそう…?」
「えっへ…へへ、まだ終わらんよ…ってね」
 涙目になりながらも必死で笑顔を作るルナが、こんなに可愛らしいとは。
ちょっとイジメすぎただけに、シンも今日ばかりは存分に優しくしてやろうと決意を新たにする。
 とは言え、自分の気持ちとは裏腹にシン自身の屹立の凶暴さはただごとではない。
やはり初めての野外での行為が、普段とは違ったシチュを生み出したがための結果か?
「(ここまで来たら…あとはもう…考えたって、しょうがないしな…!)」
 ルナの背中に触れようとすると、緊張していたのか一瞬だけビクッと震えた。
でもすぐにルナの方から抱き返してきてくれる…言葉を介さずとも、繋がっていると思うとやはり嬉しい。
「中…出すけど…」
「うん…今日は…いっぱい欲しい…シンの全部、欲しい…!」
 ここまで懇願してくるルナは初めて。
これまでだったら中で出すのは最小限に留め、口や胸に出させていたのに。
 久々にルナの中に出せるにならば、最後まで優しくしてやりたい…何だか、そう思わずにはいられない。
「やだ…シン…何か、すごくゾクゾクする…! 私が私で…なくなっちゃうみたい…っ!」
「俺も…もう…ルナの中…気持ち良すぎて…っ!」
 夥しい熱が一点に集中するのが解る。両者共に、悔いなどない…これで、やっと終わる。
88黄昏の…:05/02/12 02:19:48 ID:yji4cLHE
「シンの…全部…っ!」
「っ…ぁ…ああぁぁぁぁ…あああああッ!!!」
 雑木林に木霊するシンの獣じみた咆哮。
それに同調するかのように、凄まじい勢いでルナの胎内へと注がれてゆく欲望、また欲望。
 ここ最近やっていなかったことと、野外…というシチュのせいか、これまでにない程に
大量の精液が解き放たれている…シン自身も、こんなことは初めてだった。
「(くぁ…まだ止まらねぇ…のか…?)」
「(スゴイ…何で…? 何で…こんなにいっぱい…? 今日のシン、スゴ…すぎぃ…!)」
 出した方も出された方も、もう何が何やら。
妊娠の心配などさておき、結局1分以上も繋がったまま放心。
 だがやっと猛りが治まったのか…射精感が終わりを告げたらしく、シンの高鳴りも徐々に落ち着いてきた。
「…っはぁ。や、やっと止まった…みたい」
「うぅ…もう、お腹パンパン…」
 しばらく繋がって余韻を楽しみたいところだが、そうもいかない。
汗やら唾液やら精液やらで汚れてしまったルナの身体を拭こうと、
彼女の中から自身を引き抜こうとシンが身体を後退させながら引っ張ってみると…。
 ずりゅっ。
「げ」
「うわぁ…こ、こんなに出てたんだ…?」
 ルナの胎内に収まりきれなかったシンの精液が、自身と共に
一斉に敷いてあったシートにパタパタとこぼれ落ちてくる…それも半端な量じゃない。
「あ、あはは…シンってば絶倫よねぇ」
「…俺、将来ハゲるかも」
 いや、まぁ、確かにタンパク質が不足すると(ユウナの親父みたいに)そうなるかもしれないが…。
「は、ははは…はぁ。何か、すごい気持ちよかったけど…何かすごい疲れちゃった…」 
「ん、精魂尽き果てた、って感じだな」
 2人でシートに寝転がり夜空を見上げると、澄み切った夜空を彩る星々。
「私達、宇宙(そら)から降りて来たんだよね…今思うと、かなりすごいかも」
「ユニバース、ってか?」
89黄昏の…:05/02/12 02:20:55 ID:yji4cLHE
「シンは地球育ち、私は宇宙育ち…でも、地球もそんなに悪くないかもね」
「…本当は早いとこ、オーブから出て行きたいけどな」
 シンにとって、もうオーブは思い出にすらしたくない場所。
自分が独りきりになってしまった、因縁の場所。二度と戻るまいと思っていた。なのに…。
「(俺はまた、戻ってきちまった)」
 これが因果か…神様はよほど自分を苦しめたいらしい。
「こら、また暗い顔してるぞ」
「…悪い」
 ルナとの行為が終わった後なのに、今日は何だか色々と考えてしまう。
普段ならそのまま部屋に戻るか、明け方までルナと一緒に寝ているだけに、こういう余韻も悪くないかもしれない。
「あ、そーだ」
「?」
「今度、私の実家に遊びに来ない?」
「ルナの実家…あぁ、そう言えばルナとメイリンってプラントに帰ればお嬢だったけか」
「ふふ、そーよ。何たって私、惑星ナ○ーの女王なんだから」
「や、中の人が同じだからってそりゃないだろ」
 そういえば夏に完結編が公開予定だったような…。
「とにかくだ、そのためにもこれから先、絶対に生き残ること! いい?」
「死んでたまるかよ。もし死んだら毎晩、化けて出てやるからな…覚悟しとけ」
「あはは。冷蔵庫に入れて、カチカチにしてあげる♪」

 次の日。
『今回、ユニウスセブンの落下が引き起こした甚大なる災害に対し、我々プラントも最大限の―――――』
「レイ、何見てるんだ? お、デュランダル議長が演説やってんのか?」
「……」
『えー、では次にプラント最高議会副議長のお話を…』
 画面が切り替わり、デュランダル議長から副議長へと変わるカメラアングル。が…。
「ええい、副議長はいい! ギルを映せ! ギルの最高議長ぶりを!」
「レイ…お前…日焼けのし過ぎで酸素欠乏症にでもかかったのか…?」
 数時間後、レイは酸素欠乏症ではなく熱中症によって倒れたとか倒れなかったとか。
90黄昏の…:05/02/12 02:26:01 ID:yji4cLHE
ウェーイ。やっとシンルナオワタ。
初代以外にも色んなネタを詰め込んでしまってスマソ。
ルナが歌ってる歌、知ってる人がいると信じたい。
ジャジャマル・ピッコロ・ポロリの世代やからねぇ…。
最後のは軽い冗談なんで…はは、レイが倒れるわけないや。
アムロの親父じゃあるまいし……次はアスミアを控えておりますですよ。
今日の放送次第でどうなるか解らないけれど…。おやすみなさいませ。
91612:05/02/12 02:34:29 ID:dbSwWmXG
黒蝶様、>>66氏、黄昏氏
とってもGJでした

ちなみにおばけの歌は今でも歌われていますよ
92名無しさん@ピンキー:05/02/12 02:42:14 ID:fn+fDfxl
>>89
GJ!
はじめてリアルタイムで読めて感激でした。
シンもルナもやり取りが可愛くてたまりません。

>>80
役に立たないボディガードのアスランにはいっそ
切腹でもして頂きたかったのですが、やっぱり
憎めないなと思いましたw
ラストはシンカガ和姦が見てみたいかも・・・
93名無しさん@ピンキー:05/02/12 02:50:07 ID:to9NyC8K
>612氏
GJ!!続き激しく楽しみにしておりますノシ
自分は3Pキボンでつ
94名無しさん@ピンキー:05/02/12 03:02:31 ID:MIlv3miv
いっそあわせて和姦3Pで。
95名無しさん@ピンキー:05/02/12 03:50:05 ID:JBWQMJ5g
612氏 GJ!!
シンカガ萌えますた(*´д`)
9695:05/02/12 03:53:44 ID:JBWQMJ5g
ぐわ! アゲちまった…すいません
97黒蝶:05/02/12 03:58:43 ID:MQqjfPOu
ラクカガのぬる百合読んでくださったみなさんありがとうございます。
>>60さんの何気ない天然ラスクに大爆笑しましたwウマソー
(゚ρ゚)

612氏のシンカガにもアスカガにも萌えました。
よし、いける!!(何処へ)

黄昏氏、確かにこにこp(yですよね?GJ!

深夜までみなさんお疲れ様でした。
今日中、タイミングを見てアスカガのお風呂中継投下します。では。
98名無しさん@ピンキー:05/02/12 04:28:38 ID:MEEUUreL
17話が始まらないうちに妄想した小ネタを投下。しかもこんな時間に(汗)
ラクス視点で純愛モノ…だと思いまつ。
9998.1:05/02/12 04:29:38 ID:MEEUUreL
アスランがカガリさんに送ったリング。ユウナ・ロマ・セイランさんとの結婚式が急に
執り行われることになり、アスランへの想いを振り切ろうとして、捨ててくれとキラに渡した
大切なリング。…再びそれを手にしたとたん、今まで張りつめていたものがぷつんと切れて
しまったのでしょう、カガリさんは泣き崩れてしまいました。キラはそんなカガリさんを
あやすように、しゃがみこんで彼女を抱きしめて、その髪を優しくなでてあげています。

…これは普段のわたくしでしたら間違いなく感動でうるうるするはずの場面なのです。
それなのに、今わたくしは何だか嫌な気分になっているのです。

お二人は兄妹(姉弟かもしれません)で、カガリさんは今とても傷ついていて、だから
キラがカガリさんの心がこれ以上ボロボロになってしまわないように支えている…。
それは当然のことで、もしもキラがこうしていなければ、わたくしはキラのことを
少しだけひどい方だと思ったでしょう。…キラはこの状況下で最も適切な行動をとっている
のです。なのにこんな風に苦しくなってしまうのはなぜなのでしょうか…。
100名無しさん@ピンキー:05/02/12 04:30:24 ID:RS7Vk+pZ
612氏GJです
続き楽しみにしています。

他の皆様の作品も(*´д`)とってもよかったです。
10198.2:05/02/12 04:31:55 ID:MEEUUreL
「ラクス、カガリを彼女の部屋まで送ってくれるかい?」
キラに声をかけられて、わたくしは我に返りました。いつの間にかカガリさんは大分落ち着いて
きていて、涙の痕をぬぐって立ち上がり、平静を取り戻そうと努力しているようでした。
「その必要はないよ、キラ。…もう大丈夫だ。それに今から、この先どうするか皆で
話し合うのだろう? 私も参加させてもら…」
「だめだよカガリ」
気丈に振舞うカガリさんのを、キラが優しく制しました。
「いろいろあって疲れてるんだから、一度ちゃんと休まなきゃ。無理して全部自分で背負い込もうと
しないで、そんなに僕たちは頼り甲斐がないかい?」
カガリさんはそう言って微笑むキラを見て、それからマリューさんやアンディさん、アーノルド
さん、ダリダさん…と見回して、また泣き出しそうになりながら、皆さんに向かって
「…ありがとう。ありがとう、みんな…」
と言いました。キラはカガリさんの肩を抱くようにしながらもう一度わたくしを見て
「それじゃラクス、頼まれてくれるかい?」
と、笑って聞きました。そのとたん、なぜか眼の奥がかぁっと熱くなったのです。

…気がついたときには、わたくしはブリッジを飛び出して、今までこんなに俊敏に動けた
ことはないのではないかと自分でも思うくらい素早く艦の中を移動して、わたくしのために
マリューさんが用意してくださった個室に滑り込み、ベッドの上に突っ伏していました。涙が
後から後から溢れてきて、止まってくれそうにありません。
10298.3:05/02/12 04:33:13 ID:MEEUUreL
いきなり飛び出したりして皆さんを驚かせてしまいました。(しかも泣きだしたところを
見られてしまった気がしますわ…)オーブでザフトに狙われているとわかり、特に何の役に
立てるでもないのにこうしてアークエンジェルに乗せていただいたわたくしは、ただでさえお荷物で
足手まといですのに、こんなことをしては皆さんに嫌われてしまいますわ…!はやく戻って
皆さんに謝らないと…。ああっ、だめです、焦ってしまって余計涙が止まりませんっ…

《コンコン》

ノックの音が…! そういえばドアをロックしていませんでしたわ。今誰かに入って来られたら
泣き顔を見られてしまいます、はやくロックを…
「ラクス、ここにいる? どうしたんだい、急に出て行っちゃって」
ああぁ、しかもキラですわ。彼はまだ本調子かどうか怪しいですからぜったいに心配をかけては
いけませんのに…!
「だっ…だめですキラっ、今は入らないで…!」

《プシュー・・》

ベッドから転がり出て、やっとの思いでそれだけ言いながら部屋の入り口に駆け寄ったわたくしが
ロックに手をかけるより早く、何だか気の抜ける音をたててドアがスライドし、その結果、
わたくしは勢い余ってキラの胸に飛び込む格好になってしまいました。
10398.4:05/02/12 04:34:37 ID:MEEUUreL
「わっ、ラクス!?」
「キ…キラ!」
キラの顔を見たとたん、必死に抑えようとしていた涙が(もちろん抑えきれていませんが)また
勢いよく流れ出してきて、わたくしは体勢を立て直し何とか自分の足で立ちながら、キラの前で声を
あげて泣き出してしまいました。
「これ以上、皆さんに…迷惑をおかけしてはいけませんのに、…キラにだって…。
なのにどうしても…止まりませんの。…キラがカガリさんと仲良くしてるのを見たら…
何だか急に、悲しくなって…、キラが遠くに行ってしまうみたいで…!」
途切れ途切れにそこまで言ったとき、わたくしはいきなりコケました…と思いましたが、転びは
しませんでした。キラの胸に、またぶつかってしまったのです。キラに抱き寄せられたのだと
わたくしが理解する前に、今度はキスをされました…唇に。…最初は唇が触れ合う程度、
だんだん深く、キラの舌に歯列をなぞられ、ほとんど無抵抗にそれを受け入れてしまうと、不思議
なことに、悲しいのが、寂しいのがすぅっと消えていきます。この深い方のキスは苦手なのです。
これをされると頭がぼうっとしてしまって何も考えられなくなりますから…。キラはそれを
知っていてこのキスをしたのでしょうけれど。
10498.5:05/02/12 04:36:04 ID:MEEUUreL
キラはわたくしを抱きかかえるようにして部屋の中に入り、後ろ手でドアを閉め、そのままきちんと
電子ロックをかけて、さっきよりも強く、息苦しいくらいにわたくしを抱きしめました。
「ごめんねラクス。大丈夫、僕はここにいるよ。」
安心したのと、やっぱり泣き顔を見られてしまった恥ずかしさで、わたくしはへなへなっと
崩れ落ちそうになりましたが、キラはそれを許さず、わたくしをひょいっと抱き上げ、とさりと
ベッドの上に乗せると、そのままあの深い方のキスの続きをはじめてしまいました。

わたくしがキラの名前を何度も呼んで、キラがわたくしの名を耳元で囁いて、何度も愛してると
言ってくれて…。体が内側から溶けそうに熱くなって、嬉しさでまた泣きそうになりながら、
それをも忘れさせるほどの気持ちよさでふっとんでいく意識の片隅で、
(明日ちゃんと皆さんに謝らなきゃ…カガリさんにも。そうですわ、ここはわたくしらしく
新曲を披露させていただくのもいいかもしれませんわね…)
なんてことを一瞬考えたのか考えなかったのか、それとも夢の中で考えたのか、とにかく
朝までキラの腕のなかでぐっすり眠ったのでした。  <完>
10598:05/02/12 04:38:09 ID:MEEUUreL
投下終了。…ってうわあぁ、しまったエロがない!!
…こんなかったるいのNGです、すみませんいつか出直してきます(泣)
106名無しさん@ピンキー:05/02/12 07:56:19 ID:iocCMXq5
シチュで萌えた!
98様、GJ!
種本編では受動的だった彼が
能動的に行動してるのがいいなと思った。
107名無しさん@ピンキー:05/02/12 09:01:25 ID:wv9zOa1v
>>90
シンルナ萌えー(*´Д`*) '`ァ,、ァ
お化けなんてないさ♪懐かしいです
今って歌われてないんですか?その方がビックリしました・・・(´д`)
ニコニコぷん、リアルタイムで見てましたよw
次のアスミアにも(;´Д`)ハァハァして待ってますハァハァ・・・
108名無しさん@ピンキー:05/02/12 10:43:35 ID:P3qQbc8U
>>69
思う所があって、静観してる職人さんもいるよ、多分。
新しい住人は書き手&読み手さん共、是非過去ログ読んで欲しい。
保管庫云々…聞かなくても、傑作が読めるんだし、スレでのルールもわかるんじゃないかな。
書き手さんは、ここ以外のガイド系のスレにも一通り目を通す事をお勧めします。
109名無しさん@ピンキー:05/02/12 12:28:08 ID:Fe2HCKQG
シャア専のシンルナエロスレてどこいった?
だれか知らない?
110名無しさん@ピンキー:05/02/12 12:48:29 ID:wv9zOa1v
ゴミ箱へ行ってしまわれました
111名無しさん@ピンキー:05/02/12 13:01:45 ID:m1IrFmg9
エロSSは板違いだから削除人が
…ってどこかで見たな、カプスレだっけか。
112名無しさん@ピンキー:05/02/12 13:48:40 ID:eDS1zx7M
・他板のネタや呼称は、自粛の方向でおながいします。
但し、こちらのネタも他板には一切持ち込まない事。住み分けが肝心です。
113名無しさん@ピンキー:05/02/12 20:18:27 ID:pqD5oFrd
ホーク姉妹ハアハア
114名無しさん@ピンキー:05/02/12 21:33:34 ID:ZTSE/QBr
アスルナハアハアアスルナハアハア
115名無しさん@ピンキー:05/02/12 22:48:07 ID:pTP7gnpq
ホーク姉妹の今後が禿しく気になるな。
ルナはアスランとラクスが(元)婚約者だってコト気にしてるっぽいし
116名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:04:29 ID:S/bFUsHR
ゴミ箱って何?
117名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:16:03 ID:to9NyC8K
あっちの某スレから流れ込み過ぎ。
ちっとは匂い隠せよ。腐女子共
晒したやつ誰だよ…最近雰囲気違い過ぎなんだよ
118名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:23:48 ID:BW15Bzy1
黄昏氏
にこにこぷんキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

氏の書くルナシンをもう少し読んでみたいです
119名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:44:58 ID:MNhjl9IF
某スレ以外からもいっぱい来てるだろ
スレの空気変わってツライのもわかるが、あそこだけにこだわるのも粘着に見える
120名無しさん@ピンキー:05/02/12 23:50:54 ID:+bK9NiQf
何スレよ
そのプンプンなやつらは
121791 ◆9Xmq102tL2 :05/02/12 23:56:19 ID:N9skKVDy
前スレでレス下さった方、ありがとうございました。
ユウカガの続き投下します。
122 ◆9Xmq102tL2 :05/02/12 23:57:42 ID:N9skKVDy
少し経つとカガリのか細い肩が上下に震え出し、どうやら泣いているようだった。
「カガリ…?」
アスラン以外の男に身体を許し、あまつさえその愛撫に感じて達してしまった…。
今迄はまだ無理やり抱かれている、という事が免罪符になっているような気がしていた。
(これでもう本当に裏切ってしまった……心も身体も)
ガガリが本気で泣き出したようだったので、漸くユウナは目隠しを取った。
「どうしたの?恥ずかしがってるの?あぁ…泣かないでおくれ、僕の可愛いカガリ…」
しかし小さく声を震わせて泣き続けるだけで、何も答えない。
ユウナは始めは優しく宥めようとしていたが、泣き止まない様に段々と苛立ち、
まだ着たままだった衣服を全て剥ぎ取った。
自分も一切の物を脱ぎ捨てる。
「いい加減にしろよ」
急に低くなった声にびくっとして、泣き声が一瞬止まる。
「そう。それでいい」
そういいながら覆いかぶさると、自身をカガリの秘所に当てがい、少しづつ埋め込んでいった。
「…ッ…ひぁ…っ…いた…あぁッ…」
蜜のお陰で挿入はスムーズにいったものの、まだ経験の浅いカガリには矢張り辛い。
きつく締め付ける内側をそのまま強引に押し進め奥まで到達させ、激しく抜き刺しを開始する。
ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響く。
123 ◆9Xmq102tL2 :05/02/12 23:58:40 ID:N9skKVDy
「やっ…ゃあっ…痛い…いたい…」
「僕の背中に手を回してごらん。少しは楽になるから」
だが髪を振り乱して痛がっているのに、その手は回ってこない。
そんなささやかな抵抗に腹立ち、乱暴に突き上げる。
強引に内側を大きく掻き回す。
「……ああ…ッ!あぁ…いやぁっ…ひぁぁ…っ」
白い手はシーツを握り締め、涙を浮かべた目はギュッと瞑られ、必死に痛みに耐えている。
あの男の為に抵抗しているのか…そう思うと憎らしくてより一層乱暴に扱う。
泣きじゃくっている幼さの残る顔は、それすらも自身の嗜虐心を煽り立てるものでしかない。
胸を押し潰すように片足を曲げ、もう片方の足は肩に担ぎ、より一層深くえぐる。
角度を変えて横からも。深く。深く。
ガクガクと彼女の身体を揺さぶり、激しく打ち付ける。
「あぁ…!カガリ…ッ…もう…ッ」
欲望がカガリの中へと吐き出された。ずるっと雄が半分だけ抜かれる。
124 ◆9Xmq102tL2 :05/02/13 00:00:18 ID:LgxXlA9c
(これで開放される…?)
痛みで混濁した意識の中でカガリがそんな事を願っていると、
ふと左手を取られた?と思ったら、何かを嵌められた感触がした。
ユウナがその手を目の前まで持ち上げ、口付けしながら言う。
「思った通り、君によく似合う」
(指輪…!)
慌てて外そうとしたカガリに、ユウナはギュッと自分の指を絡ませる。
そのまま秘所から半分だけ抜かれたままの状態だった昂ぶりが押し込まれ、攻めが再開された。
振り解けない絡められたユウナの手…。ダイヤの指輪…。
何と違うのだろう…あの時と。
初めての痛みを少しでも和らげようと、気遣って絡められたアスランの指。
今触れているのは、ただ自分を束縛するだけのもの。
まるで指輪が外せない枷のよう。
(アスラン……)
知らず知らずの内に涙の奥にその顔を思い浮かべていた。
125 ◆9Xmq102tL2 :05/02/13 00:01:15 ID:N9skKVDy
ユウナは3度達した後、ベッドから下りた。
クローゼットから自分用のナイトガウンを取り出し、羽織る。
自室程ではないが好みの酒を置いてあるので、グラスと氷を取り出し飲み始める。
じっと放心状態で動かないカガリを見つめていたが、ふと何かを思い付いたように、
「そういえば、まだお仕置きが済んでなかったねぇ」
そう言いながら立ち上がり、グラスを持ったまま歩いて来た。
何を言われたかよく解らないまま、身体を動かすのが辛くてそのままでいると、ユウナが覆い被さって来る。
「火照りを冷ましてあげようね…」
「?…」
「ーーひッ!!ーーーーーーーーッ!いやぁーーーーーーッ!」
秘所に突如冷たい物が押し込まれた。
「ひぃあーッーーーー!いやぁ…!あっぁ…!!」
逃れるように爪先が必死にシーツを蹴っている。
「カガリ…あんまり暴れると、氷の角で中が傷つくよ?」
「いやっ…!……ッ…取って…取ってぇ…」
「駄目だよ。これは押し置きだからね。時機溶けるから」
ユウナの指で更にぐいぐいと押し込まれる。
「ひっ…」
再び溢れ出した涙をユウナが舌先で舐め取る。
「ふふ…可愛いね。僕のカガリは」
(僕のカガリ…これは…罰…?裏切った…罰?…ア……す…らん…)
空を切ったダイヤの光る手は力なく落ちた。
126 ◆9Xmq102tL2 :05/02/13 00:02:43 ID:LgxXlA9c
「おはよう」
「………!」
びっくりして、思わず飛び起きそうになったが、途端に下半身に鈍い痛みが走った。全身もかなりだるい。
昨夜はあの後もずっとユウナはカガリを離さず、やっと開放されたのは明け方近かった。
「今朝は少しゆっくり出来るんだよ。あぁ…嬉しいね」
ユウナはそう言いながら、カガリを抱きしめる。
抗おうとするが、しっかりと捕まえて離さない。
そのまま組み伏せ、強引に口付ける
カガリが目を閉じずに、自分を睨みつけているのでユウナは苦笑しながら唇を離す。
「全くきみは…どうしてこうなんだか。少しはしおらしくしてて欲しいね」
そう言いながら、片手は秘所をひと撫でする。
「やっ…!」
「そう…その声だ。僕に抱かれている時だけって言うのも、悪くないがね」
指が茂みを掻き分け、秘所に挿し入る。
「やめ…ッ…もういいだろ…。夕べあんなに…!」
両手で圧し掛かる胸を押しのけようとするが、
「まだ足りない。もっと…もっとだよ…カガリ」
琥珀色の瞳が驚愕で大きく見開かれる。
声にならない悲鳴を、ユウナは己の唇で塞いだ。
127 ◆9Xmq102tL2 :05/02/13 00:04:46 ID:LgxXlA9c
少し遅めに行政府に着いたユウナは、ウナトの所へ書類を届けに赴いた。
「ユウナ、お前最近楽しそうだな」
「そうですか?」
「それは勿論、宰相。ユウナ・ロマ様はご結婚を控えていらっしゃるのですから。
しかもあんなに若くてお美しい」
「(美しい…?まぁ黙っていればそうかもしれんな)
 …気を引き締めておきなさい。連合との同盟も控えているのだからな」
「無論ですよ、父上。では私はこれで」
宰相室を退出し、秘書と廊下を歩いていると、
「しかし…どういったご気分でしょうか?国家元首を妻にする…というのは?
私などには想像もつきませんが…」
「無粋な事を聞くものではないよ」
「はっ!申し訳ありません」
(お前達下賎の者には一生かかっても分かるまい。
カガリを抱く事はこの国そのものを抱いていると言う事だ)
カガリは手に入った。あとは…そう、アスハの名だ。もう少しだ。
もう少しで全てがこの手に入る。
128 ◆9Xmq102tL2 :05/02/13 00:09:44 ID:LgxXlA9c
終わりが見えて来ました。あと1.2回で終わると思います。
後日談やらもありますが、投下するかどうかは本編次第かと…。
129名無しさん@ピンキー:05/02/13 00:14:59 ID:x+nYrbz9
791氏乙です!ユウカガイイ!!
鬼畜全開なユウナがたまらんですな
130黄昏の…:05/02/13 00:36:31 ID:sHloonzi
おつー。
ユウカガはホント鬼畜系がピッタシですな。
ユウナが余裕あってイイ!


しかし昨日の放送はサービス満点でしたな。
某スレの住人の中には近日発売予定の
ヒロインズやらの宣伝…と見ている者までいるし(まあ偶然だろうけれど)。
とりあえずメイリンのウエストがここ最近増えたことは分かりますた。

>>118
そのうち南極に容量の都合でカットした
セリフとかシーンを追加したディレクターズカット版を送る予定。
他の書き手さんも貯めた作品を送ってみてはどうかな?
131名無しさん@ピンキー:05/02/13 00:59:04 ID:va9UmP8J
その辺は各職人に考えるところあるだろうし
南極に送るもサイト作るも職人の意向のままに
132名無しさん@ピンキー:05/02/13 01:25:46 ID:E3O5DGpS
>109
メル欄

さて、今日(昨日)の話で
議長をタヌキ呼ばわりした艦長に萌えました。
この分じゃ、あの5話(だっけ?)でのシーンの直前でも
「で、なぜこの艦に乗ったのかしら?ギル」
「タリアといたかったから、とは思ってくれないのか」
「思わせてほしいものだわ」
「…ふっ」
な妙にドライな会話だったんじゃないかなーと。
でもヤルことはヤッテル二人。
133アスカガ:05/02/13 02:22:18 ID:NvSBGO+z
「カガリ…」
扉が開き、優しげなアスランの声が伝わってくる
ここは、ザフト最新鋭艦「ミネルバ」内、アスハ代表に与えられた客室(臨時)
先程、休憩室で繰り広げられたシン・アスカとのやり取り
自室でそのシンの言葉を思い返し、カガリはショックで塞ぎ込んでいた
「考えてもしかたない、カガリ。わかっていたことだろう?ああいう人もいるはずだ、って…」
アスランが慰めてくれる。確かにそれはわかっていたことだ。
「でも……お父様のこと…あんな風に…」
初めて目の当たりにする『犠牲者』。正しいと思っていた父の決断まで否定され、カガリは大きく動揺していた
「…今の彼にはわからない…きっと、自分の気持ちでいっぱいで」
アスランはカガリを優しく抱きしめる
暖かい彼の胸に包まれ、カガリは押し殺していた感情を抑えられなくなっていた
「君にはわかっているだろう…?カガリ…」
アスランは抱きしめていた腕を外し、顔を覗き込みながら諭すようにカガリを見つめた
その瞬間、カガリの瞳から、抑えていたものが溢れ出し、止まらなくなる
カガリからも手をのばして、アスランに抱きついて、声を上げて泣いた
アスランは静かにカガリの髪を撫で、優しく受け止めたのだった
しばらくその姿勢のまま、カガリはアスランに甘えるように泣き続けていた
「ねぇ…カガリ…」
不意に、カガリの耳元でアスランが囁く
「…こんな時に申し訳ないんだけど…その…ホントゴメン…」
アスランがモゾモゾと足を動かす。抱きついているカガリのフトモモに硬いものが当たった
「ふぇぇっ!」
驚いたカガリが思わず顔を上げる アスランと目が合った
(あっ…可愛い…)
アスランの頬が赤くなる。
涙でグジャグジャになったカガリの顔は、普段が気丈なだけに余計に可愛く見えた。
普段はどちらかというと、怒ってることの方が多いから…
アスランは堪らなくなって、カガリのフトモモに自らの股間を押し付けていく
「バッ…バカ…何もこんな時に…」
134アスカガ:05/02/13 02:23:12 ID:NvSBGO+z
カガリは困惑の表情をアスランに向けた
まだ涙が滲んで潤んだ瞳は、余計に意地らしく写った
「カガリがいけないんだよ…こんなに可愛いから…」
アスランはそう言いながら、掌をカガリの胸元に寄せ、大きさを確かめる様に円を描いて撫で回した
「ダ…ダメだってば…こんな非常時に…」
しかし、言葉とは裏腹に、身体が動かない。
無意識のうちに、カガリ自身もアスランに慰めて欲しい気持ちがあったのか
「だったら…カガリが鎮めてくれよ…」
そう言って、アスランはカガリの胸を触っている手とは別の手で、カガリの尻を探ってくる
そして、だんだんと後ろから股間の方に指が伸びてきた
「ダ…ダメだっ…」
カガリは腰を浮かせて抵抗する
物理的に届かなくなり、アスランの指がカガリの秘部から後退していった
「ダメなのかい?…」
アスランが、カガリの目の前で残念そうに表情を曇らせる
その表情が、なんだかカガリをやるせない気持ちにさせた
「い…いや…その…この服は借り物だから…汚すのはまずいだろう…」
言い訳のようにも聞こえるが、実はカガリはもう行為自体を拒んではいなかった
ただ、このまま借り物の服を、自分の恥ずかしい液で汚してしまうのは申し訳ない
これは本心だった
「そ…そうだ!口で…その方が早く済むだろうし…」
汚さなければ良いとはいえ、全部脱いでいたのでは、誰か来た時に困る
なにぶん、非常事態なのだ。いつ脱出の指示が来るかわからない
もっとも、そんな時にシようというのがマズいのかもしれないが
「そうだね…それじゃぁ…お願いするよ」
アスランが身体を起こし、ベッドに腰掛ける
カガリがその前にしゃがんでアスランの股間に手を伸ばす
(あれ?…あたしが泣いてたんじゃなかったっけ?…)
ふとした疑問がカガリの頭をよぎる
いつの間にか、慰められる側が逆転しているような気がした
(でも…可愛いって言ってくれた…)
カガリにはそれが嬉しかった。
135アスカガ:05/02/13 02:23:54 ID:NvSBGO+z
アスランと接することでカガリは充分に癒されているのだった。
いそいそとアスランの股間のファスナーを下ろし、中から陰茎を取り出す。
(うわ…もう大きくなってる…)
ズボンから飛び出したアスランのペニスは既に上を向いていた。
太く、硬くそそり立つその肉棒を目の前にして、カガリは思わず息を飲んだ。
「どうしたの?…」
戸惑うカガリの髪を、アスランが優しく撫でる。
いつもと違う、弱々しいカガリ。
女の子らしい部分を見つけて、アスランはいけないと思いながらも、いつも以上に昂っていた。
(ちょっとサディスティックなのかな…俺も…)
そういった自虐の念を抱きながらも、どうにも昂りを抑える事はできなかった。
「いや…何でもない…」
カガリはアスランのペニスの竿に柔らかく手を添え、先端に優しく舌を這わせた。
「くっ…」
カガリの舌がペニスに触れた瞬間、アスランの身体全体に電流が走る。
そういえば、最近は忙しくてコミュニケーション不足だった。
カガリにこうしてもらうのも、随分と久しぶりな気がする。
だから、余計に感じるのか。
いや、今日のカガリはいつもより優しい気がする。
だから、余計に感じるのか。
「んっ…」
カガリはアスランのペニスのカリの辺りを、歯を立てないように気をつけながら、上下の唇で挟み込むように咥えた。
アスランの亀頭のみが、温かい口内に包まれた。
そして、そのまま口の中で舌をチロチロと動かし、亀頭の様々な部分を舌で突付いていく。
カガリは、その姿勢のまま、アスランの反応を確かめる様に、彼を見上げた。
(うっ…か…可愛い…)
アスランから見ると、カガリが上目遣いになって見える。
その様子を見た瞬間、カガリの口の中で、アスランのペニスがもう一段階太くなる。
普段が気が強いだけに、こうして尽してくれると、またサディスティックな気分が首を擡げて来る。
なんだか、このまま髪を撫でる手に力を入れて、ペニスを喉の奥まで突っ込んでやりたい衝動に駆られた。
136アスカガ:05/02/13 02:25:53 ID:NvSBGO+z
(いけない、いけない…そんなのはおかしい…)
アスランはなんとか理性でその衝動を抑えた。
どうしてか、今日のカガリは可愛い、やたらと女の子っぽく見える。
いや、間違いなく初めから女の子なのだが、とにかくこの娘は女の子らしい格好をしてくれない。
先のデュランダル議長との謁見の際にも、ホントはドレスとか女らしい姿で臨んで欲しかったが、あっさり却下された。
そんな彼女だからこそ、今のこの姿は貴重であるし、自分にしか見せてくれないのだ。
そう考えれば考えるほど、アスランのペニスはやたらと敏感になっていった。
カガリの唇の上で、ビクッとペニスが動いたかと思うと、
先端を舐めるカガリの舌の上に、ヌルッとした苦い感触が触れた。
それはアスランのカウパー氏腺液、いわゆるガマン汁であった。
それを感じたカガリは、慌てて口を放す。
「…どうした?…もう出そうなのか…」
そして、竿をゆっくりと撫でながらまたアスランを見上げる。
(だから、そういう目で見ちゃダメだって…)
見上げる瞳がなんともいじらしい。
アスランのペニスがまたビクッと反応したが、アスランは敢えて平気な顔をしていた。
このまま終わってしまうのはもったいない、もう少し我慢していよう。
その様子を見たカガリは、クスッと笑って、再びアスランの股間に顔を埋めていった。
「出したくなったら、言ってくれよ。服に掛からないようにしないと…」
アスランに注意を促しながら、カガリはペニスを指で摘んで持ち上げた。
そして、その裏スジをゆっくりと舌でなぞっていく。
「ふっ…くっ…」
カガリの舌が通るたびに、浮き上がった裏スジがビクビクと震えた。
ピチャピチャと淫猥な音が静かな部屋に響き渡る。
さらに、カガリは空いた手でアスランの陰嚢に触れ、優しく撫で回した。
「ふぁぁ…」
アスランは、自分でも恥ずかしいほどに情けない声を上げた。
舌と手の両方で、陰茎と陰嚢の両方を一度に責められ、アスランのペニスは限界まで張り詰めていった。
「カガリ…もっと…」
自然と口をついて言葉が出てくる。もっとカガリに責めて欲しかった。
137アスカガ:05/02/13 02:26:39 ID:NvSBGO+z
カガリはアスランの竿全体を慈しむように舐めまわした後、口を目一杯大きく開け、舌を前に出した。
そして、出した舌の上にペニスをペタンと置くと、そのままスルスルッと口内に飲み込んでいった。
「くぅ…」
ペニスを柔らかく暖かい口で覆われたアスランは、あまりの快感に眉をひそめた。
裏スジにカガリの舌がネットリと絡み付いてくる。
口内のゆったりとしたスペースに亀頭が留まり、中で唾液が滴ってきて表面をくすぐった。
「っ…いいよ…カガリ…もっと吸って…」
カガリはアスランの望むとおりに、頬を窄める様にしてペニスに吸い付きながら、顔を前後に動かした。
唾液を含ませた口内に、アスランのペニスが出たり入ったりを繰り返す。
ジュポッジュポッと卑猥な音を響かせながら、カガリの小さな口の中をアスランの逞しいペニスが滑っていった。
髪を乱しながらアスランのペニスを刺激し続けるカガリ
彼女はアスランが感じる場所を知っていた。
口内で舌を動かし、彼の好きな場所に絡ませる。
そして、限界まで膨らんだペニスをカガリの唇と頬肉が扱き上げていく。
アスランは内部から段々と込み上げてくるものを感じていた。
カガリの口の中で、アスランのペニスが射精に向かって突き進んでいく。
そんな中、アスランは考えていた。
(服に掛からないようにって…どうするんだろ…ひょっとして口の中に出して良いのかな…)
それを想像すると、なんだかとても気持ちが良いことのように思えた。
(…もしかして…飲んでくれるのかな…)
服に零さないようにするには、そうするしかないように、アスランには思えた。
勝手に期待が膨らんでいく。
カガリの口の中で、アスランのペニスの先がピクピクと痙攣した。
限界が近い。
138アスカガ:05/02/13 02:27:24 ID:NvSBGO+z
しかし、そんなアスランの目にある光景が飛び込んできた。
カガリは左手でアスランのペニスを支えて顔を動かしている。
そして、空いた右手の方は、何かを探り寄せていた。
それは、ベッドの傍らに置いてあったティッシュケースだった。
(なるほど…つまり…)
口の中に射精されるのは良いとして、口の中に溜まった精液を、後でティッシュの中に吐き出すというわけか。
こういうときは女の方が冷静だというが、アスランは正しくそれを目の当たりにした。
と同時に、アスランの中に何だか良くない感情が湧き上がってくる。
それはさっきも感じたものだった。
「くっ…」
アスランはいけないと思いつつも、体が勝手に動いて、カガリが手繰り寄せているティッシュケースを払い除けた。
不意のことに驚き、カガリの眼が見開かれる。
「…いいじゃないか…たまには…」
アスランはちょっと歯止めが利かなくなっていた。カガリの姿にいつも以上に興奮した反動だった。
そして、カガリの頭を掴んで、ゆっくりとペニスを奥まで押し込んでいった。
カガリの喉にアスランの硬い亀頭が当たる。
ちょっと苦しくて、カガリの瞳に再び涙が滲んだ。
(はっ…しまった!やりすぎた…)
その様子を見たアスランを後悔の念が激しく襲う。
(どうしていつもこうなんだ…やりすぎてから気付くなんて…カガリを慰めるんじゃなかったのか)
激しく自虐の念に駆られた。
だが、そんなアスランをカガリは優しく包みこむ。
「えっ…カガリ…そんな…」
優しくアスランの腰に手を回したカガリは、ペニスを深く飲み込んだ口を柔らかく収縮させた。
亀頭が喉に当たった時、最初は苦しかったが、段々と落ち着いてきたらどうということはなかった。
喉をキュッキュッと絞ってやると、そこで締め付けられた亀頭がピクッピクッと如実に反応する。
ちょっと驚いたけど、アスランが自分で気持ち良くなってくれていることがカガリには嬉しかった。
「くぅ…」
アスランが呻き声を上げた。
元より限界ギリギリだったアスランのペニスは、カガリの喉でさらに刺激されて引っ切り無しに震えていた。
いつ爆発してもおかしくない状態。
139アスカガ:05/02/13 02:28:06 ID:NvSBGO+z
(アスラン…射精するのか…でもどうする?やっぱり飲むしかないのか…)
口内のペニスの様子から、アスランの限界がカガリにはよくわかった。
ただ、このまま口内射精されるのは少し怖かった。
ティッシュが手元に無く、吐き出す場所が無い。
それに、このまま喉に出されたら、強制的に飲まされる。
精液を飲んだ経験の無いカガリは、とにかく今の状態が怖かった。
(そうだ…別にティッシュじゃなくても、その辺に吐き出せばいいじゃないか)
そうして、後で掃除すれば良い。それはアスランにやらせよう。
「うぅ…ゴメン…カガリ…もう出る…我慢できない…」
アスランの手に力が入る。
アレコレ考えている内に、口の中のアスランの亀頭の先が膨らんできていた。
カガリは慌ててアスランの腰から手を放し、亀頭を喉から引き抜いた。
「うぁぁ…くっ!!」
次の瞬間、アスランが大きく呻いたかと思うと、急激に口の中が熱くなった。
アスランの腰がブルブルと震える。
今、大量の精液が、カガリの口内に一気に注ぎ込まれていた。
「んん…」
口の中いっぱいに苦い精液が広がっていく。カガリは思わず顔を歪めた。
いくら好きな人でも、苦いものは苦い。おいしいなんていうのは、ビデオ屋の創造物だ。
(うわ…なんだこの量…)
興奮したアスランはいつも以上にタップリと精を吐き出し続ける。
カガリの小さな口内はすぐに一杯になってしまった。
このままでは溢れる。
(うぅ…やっぱり飲むしかないじゃないか…)
服を汚さないためにはそれしかなかった。
カガリは覚悟を決めて、喉を動かした。
濃い精液が口内に絡まる。喉を動かしてもなかなか飲み込めない。
「んん…んふぅ…」
それでも、ゆっくりと鼻腔で息をつきながら少しずつ懸命に飲み込んでいった。
140アスカガ:05/02/13 02:28:53 ID:NvSBGO+z
「ぅぅう…カガリ…カガリィッ!!」
そんなカガリの様子にまた興奮したのか、激しく射精を続けるアスラン。
ニュルニュルと熱いモノが次々と亀頭の先から飛び出しては、カガリの舌に絡まってきた。
(まだ終わらないのか…なんだかおかしくなる…)
初めて喉を通るアスランの精液。その熱が喉を過ぎて腹に入っていく度に、段々と頭がぼぅっとしてくる。
その熱さに、体が火照ってくる。
カガリは自分の下腹部も熱くなってきているのを感じていた。
「はぁ…はぁ…くぅっ…」
そんな頃、ようやくアスランの射精の勢いも弱まってきた。
カガリの口の中で、アスランのペニスが段々、フニャリと柔らかくなっていく。
そのまま抜け落ちてしまいそうになるペニスをカガリは唇を締めて押さえた。
射精が終わらぬうちに外に出ると、汚されてしまうからだ。
「…お…終わったよ…カガリ…いいかい?」
アスランは、カガリに確認した。カガリはコクンと頷く。
そして、ゆっくりとペニスを抜き出していった。
アスランもカガリの服を汚さないように注意し、抜き出した自分のペニスはすぐさま手で拾い上げた。
「うわ…真っ白!」
ペニスが抜き出された後のカガリの口内は、飲み切れなかったアスランの精液が溜まり込んで真っ白だった。
カガリは零さないように、すぐさま口を閉じ、口元を手で押さえた。
そして、なにやら横の方をしきりに指差している。
「えっ?なに?」
どうやら、アスランになにか促しているようだった。
そのことを察したアスランが、カガリの指の先を見る。
そこには、さっき自分が払い除けたティッシュケースがあった。
「あぁ、そうか…ゴメンゴメン」
アスランは、慌ててケースを拾い上げると、何枚かティッシュを無造作に抜き出し、カガリの口に当てた。
カガリはすぐさま、ティッシュの中に、口内に残った精液を吐き出した。
「はぁー…はぁー…はぁぁ〜…」
ようやく息をついたカガリ。その口内には、まだ何本もの糸がネバついていた。
141アスカガ:05/02/13 02:29:36 ID:NvSBGO+z
「バ…バカ…もう少し…遠慮しろ…」
「ゴ…ゴメン…」
殴られる。
そう思ったアスランは覚悟して目を閉じた。
しかし、いつまでたってもカガリの手は飛んでこなかった。
アスランが恐る恐る目を開けてみると、カガリは前屈みになってなんだかモジモジしている。
「どうしたんだい…?」
カガリの様子がおかしい。アスランは自分がやりすぎたこともあって、心配になってきた。
そんな中、前屈みになっていたカガリが、不意に立ち上がる。
「あ…あんまり見るなよ…」
そう言ったカガリは、突然ズボンを脱ぎ始めた。
どうやら下着も一緒に下ろしているらしい、カガリの可憐な股間が露わになる。
「うわ…やっぱり濡れてる…」
カガリは股間を手で押さえた。押さえた掌がジットリと湿る。
「だ、だから見るなってば…」
そう言う声もなんだか弱々しい。いつもなら怒鳴るのと一緒に拳が飛んでくるのだが。
そもそも、いきなり脱ぎ始めたのはカガリの方だ。
それだけ余裕が無かったのか。カガリは借り物を汚すまいと必死だった。
それはそうだ。返したときに、股間に変なシミが出来ていては、変な噂になりかねない。
国家元首としては、そういったスキャンダルは許されなかった。
「あぁ…ダメだ…押さえ切れない…どうしたら…」
カガリの秘部から溢れ出るサラサラの液体が手元から溢れそうだった。
そのまま垂らしてしまっては、膝に引っ掛かったままになっているズボンを結局汚してしまうことになる。
カガリは再びティッシュに手を伸ばした。
そんな時
「ひゃうっ!」
不意に、カガリの秘部にグニャリとした何かが触れた。
「カガリ…今度は俺の番だ…」
それはアスランの舌だった。
いつの間にか背後に回りこんだアスランが、身を屈めてカガリの性器に舌を這わせている。
カガリが押さえている手の内側に舌を滑り込ませて、ワレメをなぞって行く。
そうやって、溢れ出る愛液を残さず舐め取っていった。
142アスカガ:05/02/13 02:30:20 ID:NvSBGO+z
「バ…バカ…そんなことしたら…余計に…ん…」
アスランがいくら舐めとっても、愛液は内側から更に溢れてきた。
むしろ、舌で愛撫されるからこそ、余計に溢れてくる。
アスランの舌が通るたびに、カガリの性器はヒクヒクと痙攣し、膣口が自然と開かれていった。
「何でそんなこと…ダメだって…」
しかし、カガリは膝に引っ掛かったズボンで動きを制限され、抵抗できない。
ベッドに両手をついたまま、尻が大きく突き出された体勢で、
それだけ見るとただ欲しがっているように見えた。
「…収まらないね…カガリ…これで塞ごうか…」
秘部を押さえるカガリの指の先に、硬いモノがコツンと当たった。
「そんな…また大きく…」
指先に当たるのが何なのか、カガリにはすぐにわかった。
さっきまで自分の口の中に入っていたもの。
収まったと思ったのに、また膨張している。
「カガリがいけないんだよ…そんな大胆だから…」
カガリ自身は別に誘ったつもりではない。
ただ、二人とも、自分の熱い身体を抑えることが出来なくなっていた。
「バカ…」
その『バカ』は、アスランにはとても艶っぽく聞こえた。
(続く)
143名無しさん@ピンキー:05/02/13 02:31:03 ID:NvSBGO+z
今更5話のネタですみません。

疲れて眠るカガリがエロかったので。
144名無しさん@ピンキー:05/02/13 03:34:26 ID:Hh1B0fvO
エロくてハァハァしますた
続きが楽しみです
145名無しさん@ピンキー:05/02/13 05:54:38 ID:Mbc1/nt/
GGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!
5話カガリたんは確かにえろかった。
朝からいいもの見さしていただきました(*´Д`)ハァハァ
146名無しさん@ピンキー:05/02/13 10:49:48 ID:vh1g9qh5
良い仕事!
147名無しさん@ピンキー:05/02/13 11:21:00 ID:lRbVvVuw
シンルナ誰か書いて!
148名無しさん@ピンキー:05/02/13 12:11:01 ID:sDe3iYZQ
>>128
乙です! 待ってました! ユウナの性欲コーディ並ですねw ちらほらと入る、アスカガ初の描写にも
萌えております。
149名無しさん@ピンキー:05/02/13 12:48:43 ID:yRnnTjfB
>>147
モチツケ。
シンルナなら前スレからこのスレに至るまで、
いろんなシチュがあるじゃないか。
150名無しさん@ピンキー:05/02/13 13:09:22 ID:6ra1+stg
>>133
グジョーブ!!
かなりハァハァさせてもらた。
続き待ってます
151ブラウニー投下開始:05/02/13 14:59:55 ID:GAeiPIDm
キラ「今は動けない」…それが運命だけど〜♪

遅レスですが黒蝶氏、98氏のラクス萌え。GJです!
791氏のユウナ、いい仕事してますね。マイナーカプ好きです。続き待ってます。

ではスティング×ステラ投下します。16話のその後、って感じですか。
あいかわらず長いけど、最後まで行くぞ〜。
152ブラウニー1/19:05/02/13 15:02:02 ID:GAeiPIDm
【蜂蜜色のクリュティエ】

 自分は、どうして人とうまくやれないんだろう。自分のどこが、人と違うんだろう。
 ステラはいつも考えている。考えてはいるが、答えは出ない。
 女の子たちは、ステラを変な目で見るの。そして、怖がるの。
 どうして?ステラはただ、海を見ているのが好きで、キレイなものが好きで、好きな
ものを見ているのが好きなだけなのに。
 軍人だから、戦うことが仕事だから戦ってるだけなのに。
 ・・・あの子たちの言うことは、ステラにはわからない。・・・うまくやれない。
 男の人たちは、最初は優しいの。近づいてくるの。でも・・・やっぱりすぐにステラを
怖がって、逃げ出すの。
 どうして?ステラ、何もしてないのに。・・・何かしようとしたのは、そっちなのに。
 自分から近づいて来たのに、何故怖がるの?
 しかたないかもしれない。だってあの人たち・・・弱いんだもの。
 ファントム・ペインの人たちは、違うもの。
 ネオはとっても優しい。いつだってかばってくれる。軍隊に入って、最初に優しくして
くれた人だ。大好き。ネオのためだったら、ステラは何だってできる。ネオを守るために
戦うのなら、どんな敵だって怖くない。
 アウルはきらい。イジワルだから。ときどきステラをいじめる。でも強いから、ステラ
から逃げたりはしない。それに、他の人がステラをいじめようとすると、ジャマしにくる。
・・・なぜ?
 スティングは、いい人。ネオが言ってた。「俺がいないときは、スティングの言うことを
聞くんだぞ」って。スティングはネオに信用されてる。だから、きっといい人。
 スティングの言うことを聞いてがんばっていれば、ネオはほめてくれる。ずっとここに
いたい。だからアウルとだって、うまくやらなくちゃ。アウルもスティングの言うことは
聞くみたいだから、だいじょうぶ。
 だいじょうぶ。うまくやれる。ここでなら、うまくやっていけると思う。
153ブラウニー2/19:05/02/13 15:03:14 ID:GAeiPIDm
 インド洋沖の戦闘を終えて母艦に帰ったスティングは、苛ついていた。
 ロッカールームでヘルメットを乱暴に、壁に叩きつける。
 その様子をネオは顔色一つ変えずに眺めていた。口元にはうっすらと笑みさえ浮かんでいる。
 部屋にいるのはスティングとネオの2人だけだ。アウルとステラは既に自室に引き上げている。
彼らの前では冷静さを保っていたスティングが、2人だけになった途端に感情を露にする
様は、ネオにとっては興味深いらしい。
「畜生!あいつ・・・あの、赤いヒコーキ野郎め!」
 今日の戦闘で初めて遭遇した、戦闘機形態への変形機能を有するザフトの新型MS。あれを
墜とせなかったことが、スティングは相当悔しいらしい。特に終盤は、ネオのウィンダムと
連携して2対1になったにも関わらず、機体を損傷させることすらできなかった。
 ―――当たらなかった。1発も。
「まぁ、いいんじゃないか?カオスも被弾してないわけだし、な。」
「当たり前だ。そういつもいつもやられるか!」
 ネオの言葉が慰めではなく、寧ろ自分をからかっているのだとスティングは知っている。
ユニウス7の戦闘ではカオスの機体をかなり損傷してしまった。特に武装についてはひどい
有り様だった。有線式ガンバレルを破壊され、盾を切られてライフルは失う。命があった
だけでも運が良かったと言わなければならない。
 後になってネオに指摘されたのだ。「コクピットを狙われなくて良かったな」と。
 常にアウルやステラを気遣い、彼らを庇うような戦い方をしてしまうスティングが、機体を
損ねてしまいがちなのはネオも知っていた。だが、スティングは3人のリーダーだ。当然
ネオの要求水準も他の2人より高くなる。3人を公平に扱えなどとは、スティングも思わない。
リーダーとして頼りにされることは嬉しいことでもあった。
 その一方で、仲間を気にすることなく思いきり戦ってみたいと思うこともある。インド洋
での戦闘は、そのチャンスだった。アウルは水中、ステラは基地の守りで、スティングの
指揮下にはない。ウィンダム部隊への指示はネオが受け持っているし、スティングにとっては
誰に遠慮することもなく自らの力を示せる数少ない機会だったのだ。
154ブラウニー3/19:05/02/13 15:04:27 ID:GAeiPIDm
 その戦闘で思うような結果を出せなかったのだから、スティングが苛立つのも無理はない。
基地の守備にあたったステラはともかく、アウルは敵のグーン3機と潜水母艦1隻を落として
いるのだ。
 赤い新型MSはもちろん、何度か刃を交えた合体野郎も墜とせなかった。ヒコーキ野郎の
パイロットが前大戦の英雄で、ユニウス7では華麗な連携プレーでカオスの機体を損傷させた
ザクにも搭乗していたことを、スティングは知らない。
 怒りに燃えるスティングに、ネオは平然と声をかけた。
「まぁ、そう荒れるなよ。手柄を立てる機会は、これからいくらでもあるさ。」
「いくらでもあるって、あんな―――!!」
 言いかけて、スティングは言葉を途中で切った。両手を強く握りしめ、やり場のない怒りを
懸命に抑え込む。
 あんなチャンスは、おいそれとはない。アウルやステラの存在を気にせず戦えるようなことは。
 そう言いたかったが、それを言ってはいけないこともスティングは知っている。
 自分はリーダーなのだ。自分の都合だけを口にするわけにはいかない。
 スティングの内心の思いに気づいているのか、ネオはスティングに近づき、彼の肩を軽く叩いた。
「おまえの気持ちも解らないじゃないが、な。・・・おまえが動揺すると、他の2人にも伝染
するだろ?」
「・・・解ってるよ。」
 スティングの目はまだ少し不満そうだったが、言葉は穏やかな調子に戻っていた。
「あいつらのことは、これからもちゃんと抑えるさ。そういうのは得意だからな。」
「おまえが得意なのは、あいつらを抑えることじゃないだろ?・・・自分を抑えること、さ。」
 ネオの言葉に、スティングは怒りを忘れて目を見開いた。決して表情を読みとることのできない
上官の顔を、仮面の下まで見通すような強い視線で見つめる。
「必要以上に自分を抑えることはないんだぞ。戦闘以外では、な。」
「・・・ネオには、言われたくねぇよ。」
 スティングはそれだけ言うとネオに背を向け、パイロットスーツのファスナーを下げて着替えを
始めた。
 背後で自動ドアが開く音がして、ネオが出て行ったことをスティングに知らせた。
155ブラウニー4/19:05/02/13 15:05:34 ID:GAeiPIDm
 ネオが何のことを言っていたのか、スティングには解っている。
 ネオは、気づいている―――ステラに対しての、自分の気持ちに。
 そうさ。放っとけないんだ、ステラのことが。戦闘中以外も。仲間としてではなく。
 ・・・1人の・・・女の子として。
 だからってどうしろって言うんだ。ステラが好きなのはネオなのに。ネオだってそのことは
よく知っている筈だ。
 俺に譲ってくれるとでも言うのか。
 冗談じゃない。そんな同情はいらない。
 そりゃ、俺はネオには適わないかもしれない。ネオは大人で、上官で、いろいろなことを
知っている。ステラに対しての気遣いだって、ネオには適わない。見てないようで、俺達
3人のことを実によく見てるんだ、あいつは。
 スティングは、ガンダム強奪計画を最初に言い渡されたときのことを思い出していた。
 あれはまだ、月基地にいた頃だったろうか。ネオの部屋で、愛機の盗撮映像を初めて見せられた
のは。

 3人のパイロットがどの機体を担当するかは、少々揉めた。空間認知能力の適性が認められた
スティングがカオスを担当することは、特に議論の余地もなく、すんなり決まった。問題は、
アウルとステラが共に、アビスを希望したことにあった。
 3人の中でも特に攻撃面の能力に秀でているアウルが、火力の強いアビスを欲しがるのは、
彼の性格から言っても納得のいくことだったが―――。
 ステラの理由は、スティングやアウルはもちろん、ネオまでもが呆気にとられるものだった。
「ステラ・・・海が好きだから。」
「・・・はあぁ〜〜〜?」
 最初に言葉を発したのはアウルだった。ステラの突拍子もない発言に一同が呆然としたあと、
真っ先に我に返るのはいつもアウルだ。ステラなんか嫌いだ、苛めてやると言わんばかりの
態度をとりながら、彼女の不思議ちゃんぶりに一番耐性があるのはアウルだったのかもしれない。
「海が好きだからアビスがいいってぇ?おまえ、バカ?バカだよねぇ?」
「おい、よせよ、アウル。」
156ブラウニー5/19:05/02/13 15:06:38 ID:GAeiPIDm
 アウルの罵声を聞いたスティングが漸く冷静さを取り戻して止めに入るのも、ネオが最初の
うちは3人に好きなように言わせておくのもいつものことだった。
「だってバカじゃん?適性、ってものを考えたらアビスはとーぜん、僕でしょ?ステラは機動性
重視のガイアだって。これで決まり。議論の余地なし!」
「・・・ステラ、アビスがいい。」
 まだ言い募るステラに何か言おうと、アウルが身を乗り出すのをスティングが止める。
スティングに肩を掴まれ、アウルはムッとしたが、口の中で何かブツブツ言うだけに留めた。
「俺もアウルの言うとおりだと思うぞ、ステラ。」
 スティングの仲裁にも、ステラは首を横に振る。スティングは溜息をついて、今度はアウルに
言った。
「おまえ、譲ってやれよ。」
「やなこった!」
 アウルはそれだけ言って、そっぽを向いた。スティングはやれやれと言うように肩を竦め、
ずっと黙っているネオに視線を向けた。
「ネオは、どう思う?」
「俺が決めていいのか?」
 何を今更、とスティングは思う。どちらかと言えば、パイロットに決めさせる方がおかしい。
希望くらいは言う権利があるかもしれないが、決断は上官であり、パイロットの先輩でもある
ネオが下すべきだ。―――何だか試されているような気がする。
 本当に試されているのなら、ネオに助けを求めた時点で失格だ。そんなことを思いながら
スティングは言った。
「このままじゃどうしようもないだろ。・・・アドバイスをくれよ。」
「まぁ、パイロットと機体の相性は命に関わるからな。それを無視して決めることはできない
だろうねぇ。」
157ブラウニー6/19:05/02/13 15:07:50 ID:GAeiPIDm
 ネオの言葉に、ステラはしょんぼりと俯いた。その眩しいくらいのハニー・ブロンドの髪を、
ネオが撫でる。仮面の男はステラの前にしゃがんで、下から彼女の顔を覗いた。
「ステラが一番、ガイアをうまく使えると俺は思うよ。おまえ達の命を粗末に扱いたくはない
からな・・・聞き分けてくれないか、ステラ?」
 ネオに優しく諭されて、ステラは頷いた。
「ステラ、ガイアに、乗る・・・」
「いい子だ。」
 ネオはもう一度ステラの頭を撫でた。漸くステラは微笑んだ。
 いくらネオに対抗したくても、こんな方法はネオにしか使えない。
「ステラは、宇宙に来てから元気がないな。」
 立ち上がったネオがそう言うと、ステラはネオの顔を目で追いかけながら答えた。
「ここには、海がないから・・・つまらない・・・」
「うん?海なら、あるぞ。」
 ネオはそう言うと、いきなり歌いだした。
「宇宙のうーみーはー、おーれーのうーみ〜♪」
 そんな歌、スティングもアウルも、ステラも知らない。
 スティングとアウルは顔を見合わせ、げんなりと溜息をついた。何というか・・・振り
回されている。遊ばれている。からかわれている。悪い意味ではないが、この仮面の男に
いいように操られている。何故それを不快に思わないのかが謎なんだが。
 一瞬ぽかんとしていたステラが、歌い続けるネオを見上げておかしそうにクスクス笑い出す
のを、スティングは横目で眺めていた。
158ブラウニー7/19:05/02/13 15:08:59 ID:GAeiPIDm
 2人きりになってから、スティングはネオに聞いた。
「どうしてステラにアビスを与えなかったんだ?」
「うん?あのとき言ったとおりだが?・・・おまえだって理由は解ってるだろう。」
「理屈は解るけどね・・・ネオは、ステラには甘いからさ。」
 ネオは口元を変な形に歪めて肩を竦めたが、微かに笑いながらスティングに言った。
「ステラは海が好きなんだろう?それなら、アビスはまずい。」
「何で?」
「好きな場所で戦わせて、わざわざ嫌な思い出を作ることもないじゃないか。」
 ネオの声は平静で、どうということもない世間話をしているかのようだったが、その裏の
意味に気づいてスティングは言葉を失った。
 強奪作戦はファントム・ペインにとっての初陣だ。その後は、いつ終わるともしれない
戦いの日々が続く。
 軍人は、命のやりとりをしに行くのだ。自分の命一つを盾にして、敵の命を的にして。
それが仕事だ。
 海が好きだと言うステラが、その好きな場所で敵を屠り、美しい海を血に染める。それを
忍びないと思うネオの気持ちに今になって気づいた自分自身を、スティングは情けなく思った。
大好きな海でなら死んでも構わない・・・ステラにそんな風に思われるのも困る。
 強化人間になる道を選んだ自分に、綺麗な思い出は、そう多くない。ステラもきっと同じ
だろう。だからせめて、これ以上嫌な思い出を増やしてステラの中の『綺麗なもの』を
壊したくはない―――ネオの言うとおりだ。
 適わない。やっぱり、ネオには。
 どうして気づくことができないんだろう。ネオ以上にステラを思いやることができない
んだろう。自分に足りないのは、何なんだ?
 それが解らないから、スティングはステラに積極的になることができないのだ。
159ブラウニー8/19:05/02/13 15:10:16 ID:GAeiPIDm
 1人、自室で悶々としていたスティングは、呼び出し音が鳴っていることに気づいて
目を開けた。過去に浸っているうちに、いつの間にか眠りかけていたらしい。
 少尉待遇であるパイロットには、個室を与えるのが連合軍のルールだ。スティング達
強化人間も、ファントム・ペインではその例に漏れない。それが実は破格の扱いである
ことを、スティング達は知らなかった。
 狭い部屋でも、こんなときは1人になれるだけで有り難かったのだが・・・訪問者か。
 眠気を覚まそうと俯せに姿勢を変え、頭を軽く振ると、スティングはドアの外に向かって
ぶっきらぼうに言った。
「開いてるよ。入れ。」
 どうせアウルが、また暇つぶしに遊びに来たのに違いない。そう思っていたスティングは、
開いたドアからひよこのような頭が覗いたので仰天して飛び起きた。
 ステラが部屋に入ってきて、ドアが閉まる。
「ス、ステラ・・・何・・・」
 動揺しながらベッドから降りようとしたスティングに近づいたステラは、無言のまま
ベッドに腰かけた。成り行き上、スティングもその隣に座る。
「どうした・・・?」
 何も言わないステラに、スティングは優しく声をかけた。ステラがぽやっとした表情の
まま、自分の顔を見上げてくる。スティングの心臓がドキリと鳴った。
 自分の顔が赤くなっていないだろうかと心配になったスティングは、手で顔の下半分を
隠すようにしながら、更に言った。
「どうか、したのか?・・・今日のことで、アウルに何か、言われたか。」
 ステラは首を横に振る。
「スティングのようすが・・・変だから・・・」
 漸く話し出したステラの言葉に、スティングが僅かな喜びを感じたのも束の間。
 ステラは信じられないことを言い出した。
「見に行ってこいって、ネオが。・・・なぐさめてやれ、って。」
 言うなり、ステラはスティングの躰をベッドに押し倒した。
160ブラウニー9/19:05/02/13 15:11:35 ID:GAeiPIDm
 「ステラ・・・!や、やめ・・・んっ」
 制止の言葉も、ステラの小さな唇に遮られる。スティングは思わず目を閉じた。
 柔らかな感触が、自分の唇の上を這っている。閉じられたものをこじ開けようと動いて
いる。
 その動きに応えたいという本能を必死で抑えて、スティングはステラの肩に両手をかけて
もぎ離した。
「やめろって!ネオは、こんなことをしろとは言わなかっただろ!」
 スティングの言葉にステラはこっくりと頷いた。しかし、その後に首を傾げてこう言った。
「ネオは、言わない。・・・でも、なぐさめろって言われたから。なぐさめるって、こういう
ことじゃ、ないの・・・?」
 スティングは、心の中でネオを呪った。
 ネオは確かに、自分達のことをよく見ている。大人の気遣いで、スティングが適わないと
思ってしまうような対応も見せる。
 だが、あの仮面の男は、男と女のことについては全く洞察力がないらしい。自分達を
まだまだ子供だと思っているせいか、ステラがネオに向ける視線が『女』のものであるとは
気づいていないのだ。兄か父親か、保護者の延長線上にあるものを慕う気持ち。そんな風に
しか理解していない。
 スティングがステラを憎からず思っていることには気づいていても、そのスティングが
自分を恋のライバルとして意識し、嫉妬しているなどとは夢にも思っていないのだ。だから
こんな、スティングにとっては残酷な提案をしてステラを寄越す。
 それをステラがどう受け止め、どういう行動に出るか、ネオは知らないのだ。仲良くお話
でもして、スティングの機嫌が直ればいいと思っているに違いない。
 俺達は、そんなに子供じゃないんだぞ。いい加減気づけよ。
 スティングがそんなことを考えているうちに、ステラはスティングのアンダーシャツに
手をかけ、胸の上まで捲り上げた。
「お、おい・・・」
161ブラウニー10/19:05/02/13 15:12:42 ID:GAeiPIDm
 シャツを元に戻そうと、ステラの肩を抑えていたスティングの両手が離れる。その隙を
逃さず、ステラはもう一度スティングに深く口づけた。
「ぅ・・・」
 スティングは小さく呻いた。ステラの躰を再び引き離そうと彼女の肩を掴んだスティングの
両手は―――。
 意に反して、ステラの背中に回された。2度めの快楽を、スティングは拒むことができな
かった。細い肩を覆うように抱き締め、躰を入れ換えて、今度はスティングが上になる。
ステラの舌が唇を割って入り込んでくると、スティングは自分の舌を伸ばしてそれを受け
止めた。2人の唇の間で、2人の舌が重なり合い、もつれ合って、お互いを求める。
 キスの味を充分に堪能して、スティングは唇を離した。真下にあるステラの顔を見つめ、
急に恥ずかしくなって、赤くなる。
 何をしてるんだ、俺は・・・ステラが好きなのは俺じゃないと、解っているのに。
 ネオに言われなければステラがこの部屋に来ることさえないっていうのに。そうだ・・・
ステラはネオに言われてここにいる。彼女に触れる権利は、俺にはない。
 身を起こそうとしたスティングの軍服を、ステラが掴んで引き止めた。もう一方の手を
中途半端に捲られたシャツの下に差し込んで、スティングの胸に這わせる。
 ステラの指が乳首に触れた瞬間、スティングの躰が僅かに震えた。それを見て取って、
ステラの細く幼い指先が、感じやすい突起をいじり始める。
 スティングは切なく顔をしかめた。拒絶しなければと思いながら、手放したくない。
終わらせたくない。この、2人だけの時間を。でも―――。
 迷い続けるスティングの心の内などまったく知らないステラは、愛撫を続ける。両手を
シャツの下に入れて2つの突起に指をあて、弾くようにして刺激を加える。徐々に勃ち
上がってきたそれを摘んで、軽く潰しながら揉んでみる。
162ブラウニー11/19:05/02/13 15:13:56 ID:GAeiPIDm
「く・・・っ」
 スティングは思わず目を閉じた。顎がひくりと跳ねる。ステラの片手がスティングの
両足の間に伸びて、服の上から中央のものに触れる。
「あ・・・ああっ・・・」
「もう、かたくなってるよ、スティング・・・」
 自分の上で呻いている男を、ステラは無邪気に見上げた。
「服、ぬがなくちゃ、ね?」
 ステラが服を脱がせようとしている。スティングはもう、抵抗できなかった。ステラの
声に呪文をかけられたように、彼女の手の動きに従ってしまう。
「ステラのも・・・ぬがせて。」
 まるで魔法だ。俺は何故、ステラの服を脱がせているんだろう。自分のものではないと、
知っているのに。
 裸にはなったものの、スティングはそこから先に動けなかった。ベッドの上に横たわる
ステラの滑らかな肌を見つめる。繊細な作りの人形のようだ。抱いたりしたら、壊れて
しまう・・・。
 スティングの躊躇いにじれたのか、ステラは再び体を入れ換え、スティングの上に
馬乗りになった。スティングのよく鍛えられた肩や腹に手を這わせ、胸板を唇で撫でて
いく。胸筋の間の溝や鎖骨の窪みを舌で舐め、首筋をきつく吸い上げる。
「う・・・ス、ステラ・・・ッ」
 スティングは目を閉じてステラのされるがままになり、与えられる刺激に酔っていた。
頬に柔らかいものが触れる感触にうっすらと目を開けると、ステラの乳房が目の前に
迫っている。白く輝く2つの膨らみが、水風船のようにたぷたぷと揺れながら、
スティングの頬や顎を誘うようになぶる。
163ブラウニー12/19:05/02/13 15:15:18 ID:GAeiPIDm
 スティングは思わずその乳房に舌を伸ばした。ステラの肌を味わいながら、丸みに
沿って優しく舐める。その中央にある桃色の円が近づいてきた瞬間を逃さず、唇で
捕らえた。
「あ・・・んっ・・・」
 今度はステラが声を漏らした。感じやすい頂点を捕まえられて離れようとした躰が、
刺激を求めて降りてくる。顔に押しつけられる乳房の感触にうっとりしながら、
スティングは口の中で堅さを増していく突起を唇で強く摘み、先端を舌先でつついた。
「あんっ・・・スティング・・・」
 ステラの両手がスティングの頭にしがみついてくる。スティングはステラの躰を
抱き締め、また体を入れ換えて上になり、今度は両手をも使ってステラの乳房全体を
揉んだ。
「んっ・・・あ、ああ・・・スティングぅ・・・もっとぉ・・・」
 ステラが感じ始めている。スティングは夢中になってステラの胸に顔を埋めた。
「ぅあ・・・っ」
 突然新たな刺激を与えられて、スティングは声をあげた。力が抜けた瞬間、また躰を
下にされて、ステラが上にのしかかってくるのが解る。
 ステラはスティングの両足の間で勃ち上がりかけていたものを、手で直接、強く掴んだ。
「くぅっ・・・ス、ステラ・・・やめ・・・っ、ああっ・・・」
 制止の言葉を吐こうとしたスティングの顎が、快感で大きく仰け反る。ステラは両手で
スティングの欲望の塊を掴み、上下にしごくようにして愛撫した。その先端に悪戯な舌が
伸びて、ここはどう?と尋ねるようにそっと舐める。
「うあ・・・!あ、あああっ・・・」
 ステラの手の中で、スティングの分身が大きく脈動する。全身から汗が吹き出すような
快感の波に、スティングは喘いだ。
164ブラウニー13/19:05/02/13 15:16:21 ID:GAeiPIDm
 ステラの唇が、先端を包み込んでくる。舌が激しく動いて舐め回している。どんどん
奧まで飲み込まれていく・・・口の中が、暖かい・・・。
「あっ・・・ステラ・・・俺、もう・・・ダメだっ・・・」
「まだよ、スティング。」
 ステラの吐息がかかる。上下にしごいていた指が、今度は握ったり緩めたりを繰り返す。
舌が、裏側の筋を舐め上げていく。
「んんっ・・・ぁあ・・・ダメだってっ・・・そこは・・・くぁ、あっ!」
「今、中に、入れる。」
 短くそれだけ言って、ステラは自らの腰をスティングの分身の上に沈めた。
 湿った茂みを抜けて、熱い液体が高ぶったそれに降り注いでくる。
「ぅああっ・・・ああっ、ステラ・・・ステラッ・・・!」
 熱く柔らかい肉の壁に包まれて、スティングは躰を大きく左右に捩った。ステラの内壁が
ひくひくと動き、欲望ではちきれそうな肉棒に絡みついてくる。血管を浮き上がらせて脈打つ
己の分身が、もっと感じたいとステラの中で暴れている。
「ああっ・・・イイ・・・スティング、イイの・・・あぁん・・・」
 ステラが嬌声をあげる。腰を動かし、刺激を強くし、敏感になった感覚をさらに高めようと
する。
「もっと―――もっときもちよくなるから・・・待ってて・・・」
「は・・・っ、ステラ・・・もう、もういい・・・」
「もう少しよ・・・んんっ・・・あん・・・スティング・・・あぁ・・・ん」
「も・・・やめ・・・ろぉっ・・・!」
165ブラウニー14/19:05/02/13 15:17:29 ID:GAeiPIDm
 快感に耐えきれず、スティングは力ずくで起きあがり、座位になってステラの躰を抱き
しめた。そのまま縦に腰を動かし、ステラを内側から破壊しかねないほど強く責める。
「あああっ!スティング・・・!ああぁんっ・・・あぁあ、っん!」
「ステラ・・・!あっ・・・はぁ・・・っ!」
 主導権を巧みに交換しながら互いを愛撫し合っていた2人は、終わりの時が近づいている
ことをことを感じていた。スティングは縦に、ステラは回転するように腰を動かしながら、
大きくなるばかりの感覚に身を委ね、解放の瞬間に近づいていく。
 どうして。
 何も考えられなくなってしまえば、いっそ楽なのに、スティングは考えてしまう。
 俺じゃないのに。ステラを抱いていいのは・・・俺じゃないのに。
 どうして、こうなるんだ―――!
「あっ・・・!あっ・・・!スティング・・・ああ・・・っ!!」
 ステラの声がする。飲み込まれたものが熱い。頭の中が痺れるようだ。―――胸が痛い。
苦しい・・・!!
 抱いているこの躰は、自分のものではないと知っているのに。
 手放せなくなる。
166ブラウニー15/19:05/02/13 15:18:43 ID:GAeiPIDm
 隣に寄り添っているステラの蜂蜜色の髪を、スティングは指に絡めて弄んでいた。
「どうだった、スティング?ステラのからだ・・・よかった?」
 何を考えているやら、ステラはいつものようにぼんやりした口調で尋ねてくる。
「ああ。」
 スティングは素気なく答えた。本当はめちゃくちゃ感じてしまって、もう少しで気を失う
ところだったなんて、絶対に言ってやるものか。男の方が気絶するなんて、有り得ねぇ。
「うまくやっていけるかなぁ・・・ここで。」
 ステラが呟く。スティングはふと疑問に思って聞いた。
「何が?」
「だいじょうぶよね・・・ステラ、ここにいても、いいよね・・・?」
「・・・ああ。」
「ネオが言ってたもん。スティングの言うこと聞いてれば、だいじょうぶだって。・・・
ステラ、まちがって、ないよね?まだ、失敗してないよね・・・?」
 ステラはふいに顔をあげて、スティングの目を真っ直ぐ見つめた。その瞳に写る不安の
影を読みとって、スティングは微笑みながら言った。
「ああ。大丈夫だよ。ステラは、うまくやってるさ。」
「・・・よかったぁ。」
 ステラはそう言うと、いつもはネオにしか向けない可愛らしい笑顔を顔いっぱいに
浮かべた。スティングは愛しさと切なさに締めつけられる胸の痛みを隠すように、ステラの
頭を抱き寄せた。
 ひまわりみたいな色だ。
 太陽の動く方向に合わせて花の向きを変えるひまわりのように、ステラはネオの姿を
追っている。ネオのことばかり考えている。ここに居たいと思うのも、ネオがいるからだ。
 いつかは気づいてくれるだろうか。日陰の側から見つめている自分の存在に。
167ブラウニー16/19:05/02/13 15:19:51 ID:GAeiPIDm
 ブリーフィングだとネオに言われて、スティング・アウル・ステラの3人はブリー
フィングルームに向かっていた。
 3人共、軍に支給された軍服を着ている。その着こなしは、到底誉められたものでは
なかったが。
 スティングはまだまともな方で、前を開け放しているだけだ。アウルは袖を捲り上げ、
中には既成のアンダーシャツではなく胸の大きく開いた私服を着ていて、ズボンの裾が
鬱陶しい、と短く詰めてある。ステラに至っては肩がむき出しになるノースリーブに
ミニスカートと、改造の限りを尽くしている。彼女はヒラヒラしたお姫様のような服が
好きなのだ。軍服も精一杯、それに近づけようとしたらしい。
 ブリーフィングルームに向かう途中の廊下で、誰かが立ち話をしているのに気づいて、
3人は立ち止まった。見ない顔だ。この空母の乗務員ではない。襟章が少佐であること
からして、おそらく補給物資の運搬船に随行した士官だろう。彼らはスティング達3人の
姿に気づくと、聞こえよがしに話し始めた。
「何だよ、あの服装は。ここは軍隊だぞ。」
「しょうがないだろ、相手はファントム・ペインだ。隊長からして・・・ああだからな。」
 士官の1人が頭を指差してクスクス笑い出すと、相手も「違いない」という顔で笑い返す。
「上官が上官なら、部下も部下だな。」
「だからよせって。聞こえちゃうだろ、あのチンピラどもにさ・・・」
 アウルとステラの顔に怒りの表情が浮かぶ。思わず何か言い返そうとしたアウルの肩を、
スティングが掴んで止めた。
「何で止めるんだよっ。」
 アウルは不満そうにスティングに言った。
「他の部隊の奴と揉め事を起こすなよ。ネオに迷惑がかかるぞ。」
 スティングに窘められてアウルは小さく舌打ちし、とりあえず黙った。いつの間にか
3人のリーダー格になったスティングに最初の頃こそ不満たらたらだったが、最近では
彼の言葉に耳を貸すようになってきている。
168ブラウニー17/19:05/02/13 15:21:01 ID:GAeiPIDm
 だからと言って悪口を言われたままにしておくのは、やはり我慢がならないようだ。
アウルは今にも相手を殺しそうな目で立ち話をしている2人の士官を睨んだ。ステラの
顔もアウルに負けないくらいに険悪になっている。少年2人よりもネオにご執心の
ステラは、自分達のことならともかく、大好きな隊長のことをあれこれ言われるのが
嫌いだ。そして、暴れ出すと一番手がつけられなくなるのも、彼女だった。
「おいおい、俺達、睨まれちゃってるぜ。」
「あいつらは少尉だろ?敬礼も満足にできないのかねぇ。」
 よせばいいのに、相手はからかうのをやめない。
 こいつら最後まで我慢できるかな、と仲間2人の様子を伺っていたスティングの
耳に―――。
 軍靴で壁を蹴りつける大きな音が聞こえた。
 スティングが廊下の先に視線を戻すと、ネオがその長い足を高く上げて、見慣れぬ
士官2人が立っているすぐそばの壁に片足で寄り掛かっていた。さっきの音はネオが
壁を思いきり蹴飛ばした音だったらしい。
「俺の部下に、何か用かな?―――それとも、俺に用があるのかなァ?」
 いつもの陽気な言葉の中に、底知れぬ凄みを潜ませて、ネオのよく通る声が廊下に響く。
 噂話で仕事を怠けていた士官達は、敬礼するのもそこそこに、慌ててその場を去った。
 その後ろ姿を見送りながら足を降ろしたネオは、スティング達3人の方に近づいて来た。
「いつまで待っても来ないから、迎えに来てやったぞ。どうしたんだ?」
 何事もなかったかのように言う仮面の男を見上げた後、3人は顔を見合わせた。
「・・・すまないな、おまえ達。」
 謝ったのは、ネオの方だった。3人は驚いて、ネオに視線を戻す。
「俺みたいな上官の下にいちゃ、いろいろ言われるのはもうしょうがないんで、な。
―――ま、他の部隊に移れば、あんなことも言われずに済むんだが。」
 そう言って、ネオは自分の仮面を人差し指でコン、と叩いた。
169ブラウニー18/19:05/02/13 15:22:07 ID:GAeiPIDm
 スティングとアウルはネオの言葉に驚いて息を呑んだ。自分達を他の部隊に移すつもり
なのか?!
 2人は何を言えばいいのか解らず言葉を詰まらせ、ステラはネオの腕にしがみついた。
「ネオ・・・!いや!ステラ、ここにいたい!!」
 必死で訴えるステラを少し驚いたように見下ろしたネオは、口元に軽い笑みを浮かべて
ステラの髪を撫でた。
「大丈夫だよ、ステラ。・・・すまん、言い方が悪かったな。」
 ネオは3人の顔を見回しながら、安心させるように言った。
「おまえ達を手放すつもりはないさ。俺みたいな上官につき合えるのはおまえ達くらいな
もんだし―――俺だって、おまえ達が必要なんだから。居なくなられちゃ、困っちまうよ。」
 漸くほっとした顔を見せたパイロット達を、ネオは面白そうに眺めた。
「陰口や噂の類は、諦めてもらうぞ。さぁ、ブリーフィングの時間はとっくに過ぎてる。
行こうか。」
 向きを変えて廊下の先へと歩き始めるネオの隣に、ステラが寄り添った。その小さな肩に
ネオの長い腕が回される。肩を抱かれて、ステラは幸せそうに笑った。
 少し遅れて2人の後に続いたスティングに、アウルは囁いた。
「僕さ・・・少し服装、直そうかな。」
「・・・よせよ。」
 珍しく殊勝な気持ちになってせっかく態度を改めようと思ったのに、スティングは意外な
答えを返してくる。アウルは不満と疑問が混じった声を出した。
「何でだよ。もうちょっと僕達がきちんとしてれば、ネオだってあんなこと、いちいち
言われずに済むんだろ?」
「おまえが服装を直したりしたら、ネオは仮面を取らなきゃいけなくなるぞ。―――できると
思うか?」
 スティングの言葉にアウルははっとした。前を進む仮面の男の広い背中を、ちらりと見やる。
 仮面を取るなんて、できるわけがない。それができるくらいなら、最初から被ってはいない
だろう。あんなものは。
170ブラウニー19/19:05/02/13 15:23:07 ID:GAeiPIDm
 何故仮面をつけているのかは、スティングもアウルも知らない。ファントム・ペインでは、
前の大戦で大怪我を負い、最新の医療技術でも消せない醜い傷痕が残ってしまっているから、
というのが定説になっていたが、ネオ本人から聞いた理由ではない。ネオ自身は決して語ろう
とはせず、仮面の下にあるというその傷痕を見た者は、誰もいないのだ。全ては憶測に過ぎない。
「おまえはいつもどおりにしてろよ。・・・そうだな、寧ろ服装は、もっと乱したらどうだ?
穴でも開けるか?」
「・・・スティングの言うことは極端なんだよ。」
 アウルはそれだけ言って口を噤んだ。スティングの言うとおりだ。陰口を叩かれるのは
自分達の素行が悪いせいだ、ということにしておいた方がいい。下手に優等生になって
口実をなくしてしまうのは、この場合、あまり利口じゃない。
 アウルの目に、「スティングには適わないよな」という羨望と嫉妬の入り交じった色が
僅かに浮かんだのにスティングは気づいたが、彼は何も言わなかった。
 本当に適わないのは、自分の方だ。あの仮面の男に。―――3人のリーダーは、自分なのに。
 今に見ていろ。
 いつか必ず、あんたより上に立ってみせるからな。軍人としても―――男としても。
 スティングは決意も新たに、自分の先を行く男の背中を追った。

おしまい
171ブラウニー投下終了:05/02/13 15:24:21 ID:GAeiPIDm
書いた奴自ら雰囲気をぶち壊すおまけ。

【議長におまかせ!】

 それから数日後、匿名でファントム・ペイン宛に豪奢な刺繍を施した改造制服が届いたとか、
届かなかったとか・・・。
ネオ   「こりゃいったい、何なんだ?」
アウル  「スティングの背中、ケッサク!須手羅命 by オクレ兄、だってさ!!」
スティング「おまえは何だよ!●女子御用達ニダー、って・・・どういう意味だ?」
ステラ  「ステラの・・・変・・・」
アウル  「薔薇だ。薔薇の花園だ。天使が飛んでる。超キモい。」
スティング「キモいって言うな!(これはこれでカワイイかも)」
アウル  「まぁキモいって言ったら、ネオのが一番だけどね。軍服じゃなくて浴衣じゃん!
      何この波飛沫!マグロ跳ねてるし!新曲『俺の海』!巨乳大好き!ウケる!!」
ネオ   「ウケるって言うな!(何でばれたんだろう・・・それに、演歌歌手か俺は)」
ステラ  「ネオ、きょにゅうが好きなの?・・・ステラの、小さい・・・?」
男3人  「えーっと・・・こんなもん着れるかぁ!さぁ、仕事仕事!!」

 もちろん、送り主の正体はギルバート・デュランダルに決まっている。
ギルバート「全て私に任せてくれればいいのだよ。世界のこともね・・・」
ミーア  「議長、仕事してください。」

本編でピンクザクなら、二次創作ではこれくらい…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
172名無しさん@ピンキー:05/02/13 15:30:10 ID:evUlJLWh
スティング男前だな〜

ブラウニー氏グッジョブ!!
173名無しさん@ピンキー:05/02/13 16:00:43 ID:E3O5DGpS
イイもの読ませてもらいました。
おまけにも爆笑させていただきました。
GJ>ブラウニー様。
174名無しさん@ピンキー:05/02/13 21:09:20 ID:yZ/5zXDD
うあ〜GJ!

仮面と3色トリオスキだなあ
175名無しさん@ピンキー:05/02/13 21:09:43 ID:bMXlemZ0
GJ!!
相変わらずいい仕事してます。
>アウルはきらい。
>だから、きっといい人。
ワロタw
176名無しさん@ピンキー:05/02/13 22:00:28 ID:m1XTGdXV
GJ〜!ステラたんかわいすぎ!!

…ん?ID変わっちゃったかな?まあいいや、98です。
亀ですが106さん,ブラウニーさんアリガトウ(゚∀゚)ゴザイマス
えー、しばらく修行の旅にでまつ。
このスレが消費されるまでに帰ってこれるだろーか
177名無しさん@ピンキー:05/02/13 22:11:06 ID:hGDCj1+D
ステラよりオクレに萌えてしまった・・・
178名無しさん@ピンキー:05/02/13 22:29:12 ID:hGDCj1+D
文章が綺麗すぎて興奮するより感動しちゃうぜ・・・
179u:05/02/13 22:48:47 ID:5yQP+zAf
今更ながら8話ネタのアスカガ出来たので投下させて下さい
…と言っても結構ダークネタ
180darkness:05/02/13 22:51:43 ID:5yQP+zAf
「俺はプラントへ行こうと思う」

アスランがそう言った時ずっと不安だった事が現実になった、と思った。
プラントからミネルバに乗っている間
アスランはザフトの制服を着たクルー達をずっと懐かしそうに見ていた
ミネルバの射撃訓練場で指導していた時のアスランはとても…嬉しそうだった
私以外にあんな風に寛いだ笑顔を向けるアスランを見るのはいつ以来だろう?


胸の中にどす黒い感情が湧き上がる。
オーブでいつも、アスランが辛そうな顔をしているのを知っている
昨日だって私に力が足りないばっかりにユウナのせいでアスランに悲しい顔をさせてしまった

このままアスランをプラントへ行かせたら、もう二度と私の元へは帰ってこない気がする


行かせたくない…


胸に渦巻く苦い思いを抱えながらダイニングルームに控えるメイド達を下がらせた
アスランに背を向けたままティーポットに何かを入れるとカガリは笑顔で振り返りながら
「そうか…頑張ってこいよ」
と言いながらアスランのティーカップにお茶を注いだ



181darkness:05/02/13 22:52:52 ID:5yQP+zAf

アスランが目を覚ますと見覚えのある天井が目に入ってきた
あれは…カガリのベッドの天蓋?
驚いて身を起こそうとして体の自由が効かない事に気付く
両手が縛られている?
それに…アスランは何一つ身に着けていなかった


「目が覚めたか?」
聞き覚えのある低いトーンの声に目を向ければそこにはカガリがいた
「カ…カガリ。これは一体どういう事だ?」
驚きと羞恥を込めて彼女に問いただす
カガリはアスランの様子を楽しそうに見つめると
「お前、朝食の席で突然倒れたんだ。だから私の部屋で休ませる事にしたんだ」
そう言うとベッドに腰掛けると心配そうにアスランの額に手を触れる
だがその瞳に浮かぶ妖しい光をアスランは見て取っていた


「俺はもう大丈夫だから、だから…これを解いてくれないか」
努めて平静を装ってカガリに話し掛ける
だがカガリはまるでそんな言葉など耳に入らないかのようにアスランの額に自分の額をくっつけてきた
「お前…熱があるんじゃないか?」
それは本当に心配そうに話し掛けてくる
アスランは鳩尾の辺りからぞわり…としたものがこみ上げてくるのを感じた


これは…本当にカガリなのか?

182darkness:05/02/13 22:57:56 ID:5yQP+zAf
確かに目の前にいるのはいつもの見慣れた彼女
だが、この、人の話がまるで耳に入っていない様子は一体何だ?
大体…自分は今朝まで確かに体調はどこも悪くなかった
それに朝食の席で倒れたといってもまるで記憶が無い
そして裸で拘束されているこの状況…


考えたくは無い。だが、それらはひとつの結論に向かって行く


「カ…カガリ…」
押さえようとしても声の端が震える
それに気付いたカガリは嬉しそうに
「ほら、やっぱり熱があるんだお前。震えてるじゃないか」
そう言いながらアスランに覆い被さるようにして口付けてきた


驚くアスランの口内にカガリの舌が割り入れられる。
それ自体が意思を持った生き物のようにぬめぬめとアスランの舌を絡め取った
いつもとは違う口付けに呆然としているとカガリの唾液が流れ込んできた
危うく気管に入りそうなそれにアスランはむせてカガリから顔を逸らした


自分の下で咳き込むアスランを見つめながらカガリは
「アスラン…やっぱり熱がある。口の中、凄く熱いじゃないか」
とうっとりしたように言った。


ようやく止んだ咳で、涙の浮かんだ瞳でアスランはカガリを見上げた
カガリ、君は…

183darkness:05/02/13 22:59:30 ID:5yQP+zAf
だがそんなアスランの瞳はカガリには熱に潤んだ瞳にしか見えなかった
「熱がある時は体を暖めないといけないんだよな…」
そう言いながら首長服を脱いで行く
いつもなら、薄闇の中で恥じらいながらアスランに脱がされて行く服を、
まるでそこにアスランが居ないかのように平然と脱ぎ捨てていった


カガリは全てを脱ぎ捨てるとアスランの腹の上に跨るようにして座り込んだ
柔らかな尻の感触が下腹を刺激する

「カガリ…待っ…!」
その姿に思わず目を奪われていたアスランがカガリを止めようと口を開くより早くカガリがその唇を塞いだ
噛み付くように唇を重ね、侵入した舌は頬の内側を舐り、アスランの舌に絡みついてきた
「んっ…んんっ…」
どちらからともなくくぐもった声を上げる
アスランが息苦しさに顔を背けるとカガリは目の前に現れたアスランのうなじに舌を這わせた
ぺろり、と耳の下を舐め上げる。そのまま耳たぶに唇を這わせると柔らかなそこを軽くカリッ…と噛んだ
アスランがぴくっと反応を見せる。
それが嬉しくなってカガリは童女のように笑うと唇をアスランの首筋へと這わせた
普段自分がそうされているようにキツク吸い上げてみる
最初は上手く出来なくて跡が残らない事に焦れたように繰り返すと
漸く彼女の望む跡がついた
―これで、アスランは私のもの―


普段、いくら言っても跡を残す事を止めてくれないアスランの気持ちが少し解った
それと同時に哀しげに微笑むアスランの瞳が頭の中を過ぎる
「−…へ行こうと思う…」
なに?この声は。
アスランはここにいるじゃないか。何処へもいかない。行かせない…

184darkness:05/02/13 23:00:56 ID:5yQP+zAf
そのままアスランの胸板を撫でると片方の乳首を口に含んでみた
軽く吸い上げるようにすると頭の上からひゅっ、と息を呑む様子が伝わってくる
目だけを向けるとアスランが白い頬を赤くしていた

男の人もここ、弱いのかな?

もう片方の胸に手を這わせるとさわさわと触れながら指先で乳首を挟んでみる
口に含んだ乳首をぺろっと舐め上げると、あ…と吐息と共にはきだされるような声がした


そのまま手を下に這わせて体を少しずらすと
「カ、カガリ…!!」
焦ったようなアスランの声がした

カガリが体をずらした事によって勃ちあがりかけていたアスランの雄をカガリの尻で挟みこむように刺激していた
カガリは後ろを振り返ってその状態を確認すると再びアスランの方を向き直り
ふわり、と微笑むと上体を倒してアスランの上に重なった
豊満な胸がむにゅり、と押し付けられる
唇をアスランの耳元に近付けると耳たぶを掠めるように
「アスラン…気持ちイイ…?」と訊ねた

185darkness:05/02/13 23:01:48 ID:5yQP+zAf

耳もとの掠れた声、それと共に吹きかけられる熱い吐息、胸板に押し付けられる柔らかな乳房の感触
そして柔らかなカガリの尻に刺激される雄
両手が自由にならないのがもどかしい

―カガリを抱き締めたい―


何が君をここまで追い詰めたのか、知りたい。
そして…守りたいんだ


「カガリ…この腕、解いてくれないか」
自分の首筋に顔を埋めるカガリの耳元で優しく囁いてみた。
だからアスランにはカガリの表情は見えなかった
アスランの言葉に、悲しみと怒りを含んだ表情に曇ったカガリの顔が




やっぱりアスランは戻りたいんだ。プラントへ
そしてもう二度とここへは、私の元へは帰ってきてくれない…


深い暗い絶望感がカガリを蝕んでいった
イヤ。絶対に。
プラントへは帰さない。どんな事をしても…


186darkness:05/02/13 23:04:46 ID:5yQP+zAf
カガリはゆっくりと体を起こすとアスランの深い緑色の瞳をじっと見つめた
懇願するような色にアスランは戸惑いながらも見つめ返す
「カガリ…?」
問うように呼びかければカガリは泣きそうな顔でアスランの両頬を優しく挟みこんだ
そのまま顔を近づけると唇を重ねるだけの口付けをする
アスランが目を開けた時にはカガリの顔は遠く離れたところに、自分の下腹の辺りにあった
自分の雄に吹きかけられる熱い吐息―

まさか。
そう思う間もなくカガリはアスランの雄を舐め上げていた
半ば以上勃ちあがっていたそれの根元に手を添え、先端から舌を這わせる
先走りを舐めたカガリが不味そうに顔を顰めた

その表情を見てアスランが慌てたように声を上げる
「カ、カガリ!無理しなくていいから…」

その言葉にカガリはむっとする
無理なんかじゃない。アスランが居てくれるなら、私は。

そうしてカガリは悪戯を思いついた子供のように笑うと上目遣いにアスランを見つめた
心配げな表情のアスランと目が合う


アスランが何も考えられない位にしてやればイイ。
そうすればプラントへ行くなんて言わなくなる

187darkness:05/02/13 23:05:55 ID:5yQP+zAf
カガリはさっきまで舐めていたアスランの雄の先端に指を掛けると新たに出てきていた先走りを指の腹に押し付けた
うあ…というアスランの声を聞きながら更に指を押し付ける
溢れる先走り液を指の腹で掬うようにするとアスランの雄に満遍なく塗り付けはじめた

「カ!カガリ!!」
焦ったようなアスランの声がする
ちらりと見遣ればアスランは頬を紅潮させていた

うん、これでいい

もう片方の手で根元を握るようにして擦りながらカガリはアスランの精液を塗りたくった雄を扱き始めた
指で、掌で、血管を浮かび上がらせてどくどくと脈打つ雄を感じる
カガリの体の奥からも、つ、と伝わる感覚がある
無意識に太腿を擦り合わせた
でも―まだ、ダメ。


カガリの掌の中でアスランの雄はどんどん硬度を高めていった
「カ…カガリ…」
熱に浮かされたような声でアスランが呼ぶ
嬉しくなってカガリは微笑みながら
「何…?」
と聞いていた


「この腕…解いてくれ」
―カガリに触りたいんだ―
そう、伝えるつもりだった

188darkness:05/02/13 23:06:41 ID:5yQP+zAf
だが、解いてくれ、という言葉を聞いた瞬間カガリは目を背けると
掌の中の雄を一際強く握り締める
うっというアスランの艶を帯びた声と共に上半身がびくり、と仰け反った
縛られた両腕がぎり、と食い込む


アスラン、感じてくれてるんだ
胸の奥から嬉しさがこみ上げてくる
それと同時に体の奥からとろり、と溢れてくる蜜を感じる
アスランが、欲しい、よ
思うと同時にそこがひくり、と戦慄いた


カガリは尚も攻め立てるようにアスランの雄に舌を這わせ始めた
先端から根元まで丁寧にたっぷりと舐め上げる
愛おしそうにアスランの分身を舐めるカガリの表情は淫蕩で、アスランはくらくらしてくる
そうしている内にカガリの口がかぷ、と雄を咥えた
まるでキャンディーを頬張るようにして先端から丁寧に舐め取ってくれる
カガリの口内の暖かさ、唾液の絡まる感触がカガリの中、を彷彿とさせる
違うのは、咥えきれず苦しそうに洩れる吐息、
零れそうな唾液を飲み込もうとして、同時に熱く、強く雄を刺激すること
アスランはおもわずぐい、と腰を突き出していた

189darkness:05/02/13 23:07:35 ID:5yQP+zAf
突然のアスランの腰の動きにカガリは驚いて目を見開いた
アスランを見上げれば欲の浮かんだ表情でカガリを見つめている
これは、カガリの上で喘ぐ時のアスランの表情―


アスランの分身から口を離すと掠れた声でカガリが囁いた

もう、いい、かな?

そう言って膝立ちで跨ったまま進んでくるとアスランの腰の上で止まった
さっきまで口に含んでいたそれに手を添えるとゆっくりと
腰を落としていく
カガリの中、は彼を迎えるために、もうたっぷりと潤っていた


ぐにゅ、と言う感覚と共に先端がカガリの中に沈み込んで行くのが見える
自分が見上げる形で、しかもされるがままだなんて
男の沽券に関わるじゃないか
アスランは悔しい気持ちを胸に抱きながらカガリが腰を沈めるのを待ち続ける
ずぶずぶと音を立てて、溢れ出すカガリの蜜に包み込まれながらアスランの雄は全てカガリの中に納まった


カガリはアスランを全て咥えこむと喉を仰け反らせるようにして
はぁ、と息をついた
金の髪が揺れて、白い喉元が反り返る
こうしていれば、アスランは何処へも行けない
何処へも、行かせない―

自分の中のアスランを味わうように、離さないように、
カガリの中はひくりひくりとアスランを締め付けていた

190darkness:05/02/13 23:08:43 ID:5yQP+zAf
アスランはこの時を待っていた
カガリのされるがままだった自分が唯一反撃出来る時、それは―



突然アスランがぐっ、とカガリを突き上げた
アスランに跨ったままうっとりと堪能していたカガリは衝撃に悲鳴をあげそうになる
自由の効かない体で、何も出来ないと思っていたアスランが、激しく突き上げてくる
ぐちゅっ、ぐちゅっという湿った音がカガリの部屋に充満する
自分の体重でアスランをより深く咥えこんでいるカガリには衝撃は2倍にも3倍にも感じられた

「アッ…スラ…あっあっ」
カガリの襞がいち早く反応してアスランをざわざわと締め付ける
アスランは暖かく包み込んでくれるカガリの中、に応えるように突き上げた
「カガリ…は、これが欲しかったんだろ…?」
アスランは腰を動かしながらカガリに問いかける
カガリは金色の髪を振り乱して涙目になりながらアスランを軽く睨みつけた
 わたし、が欲しいのは…これ、だけじゃない
声にする間も無いくらいアスランに与えられる激しい衝動がカガリを翻弄する
新たに溢れ出る蜜がアスランの雄を伝い滴り落ちて袋を湿らせシーツへと零れ落ちていった

191darkness:05/02/13 23:09:35 ID:5yQP+zAf
「んぁっ…やぁんっ…もっとゆっくり…」
カガリが甘く強請るような声をあげる
いつもより、もっと深く奥に、届いてる
子宮に当たるコツコツ、と言う感触を先端で感じながらアスランは突き続けた
「やぁぁっ…だめぇ…そんなにしたら…」
アスランの下腹に手を付いて上半身を仰け反らせながら耐えるカガリの乳房が
アスランの腰の動きと共に大きく揺れる

あぁ、この手が自由なら
カガリの腰を掴んで体を支えてやるのに
そう思いながらも適わないアスランはひたすらにカガリを突き上げ続ける


「あっあっあっ」
カガリの声が切羽詰ったものになると同時にアスランを受け入れてるそこが
ぎゅぅっ…と一際強くアスランを締め付ける
もっていかれそうな感覚に耐えながらアスランはぐるりと腰をまわした
「あぁ〜っっっ…!!!」
カガリが耐えかねたかのような悲鳴を上げるとアスランをきつく締め付け、
その後ゆっくりと倒れてきた


どさり、とカガリの上半身が倒れアスランの硬い胸板にカガリの乳房が押しつぶされる
半分意識を飛ばしたカガリは粗い息のままアスランの上に倒れこんでいた

その間もカガリの中はひくひくと戦慄き続け、中にいるアスランは硬度を保ったままだった
192darkness:05/02/13 23:12:28 ID:5yQP+zAf
手が自由にならないんだから、これしか方法がないよな

勝手にそう理屈づけるとアスランは未だ目を開けないカガリの中にいる自分を動かしカガリを突き上げた


「んんんっ…」
飛びかけていた意識を半ば無理やり戻されたカガリは鼻から抜ける甘い吐息でアスランに覚醒を伝えた
うっすらと目を開けると目の前には汗ばんだ逞しい胸板
アスランがそこに居る事が嬉しくて、甘えるように頬ずりをした



金色の髪が胸の上で揺れる
猫がゴロゴロと喉を鳴らすかのようにうっとりとした様子でカガリが甘えてくる
そこにいるのはいとおしい彼女


「…カガリ」
優しく呼びかければ見上げてくる褐色の瞳と目が合う
嬉しそうに微笑む姿に痛む胸を抱えながらアスランはもう一度言ってみた
「腕を、解いてくれないか」



途端に曇る表情。絶望に歪むカガリの瞳にアスランははっきりと感じた
―カガリは、何を怖がってる?
縋るように、何かを振り払うように体を重ねる彼女を
どうすれば、暗闇から救える?
193darkness:05/02/13 23:13:17 ID:5yQP+zAf
カガリは自分の中で硬く脈打つアスランを感じながら必死に頭を巡らせる
どう、すれば
アスランはここに、いてくれる?
これだけじゃ、まだ。足りないんだ、きっと。


ゆっくりと体を起こすと体の中心を貫くアスランの鼓動を感じた
そのまま見下ろすと穏やかな碧の瞳、紅潮した頬、男にしてはきめこまかい上気した肌が目に入る
アスランの下腹についた手を伸ばして乳首を指で挟みこむ
指先に力を込めるとアスランが
うっ…とうめきながら顔を背けた
そのままカガリが腰を前後に動かすと、ぬちゅぬちゅとした水音と共に
アスランの堪えたような吐息が広がった


アスラン…気持ちイイんだ
カガリはそう悟るとアスランの乳首をまさぐり続ける
快感に息を呑んだようなアスランの声を聞くと嬉しくなってくる
アスランを咥えこんだそこはひくひくと蠢き続け強く、弱く締め付け続けていた

194darkness:05/02/13 23:14:10 ID:5yQP+zAf
アスランは懸命に自分を歓ばせようとするカガリに戒めを解かせる事を諦めた
カガリが欲しがっているのが俺なら、全部、あげるよ
胸に触れるカガリの指に、分身を包み込むカガリの中に
翻弄されそうになりながらも手首に食い込む痛みに意識を保つ


「…カガリ」
甘く、優しい声で呼びかければカガリが顔を向けてくる
安心させるように微笑むとアスランは
「カガリの望むもの、全部、あげるよ」
と言うとカガリを緩く突いた


195darkness:05/02/13 23:14:56 ID:5yQP+zAf
今の言葉は、ほんと?
そう聞き返す前にアスランに与えられる衝動に何も考えられなくなる
「んぁっ」
甘い声と同時に反射的に締め付けると下からアスランのぅ、とうめく声が聞こえた
「…アスラン…」
快感と、胸に立ち上る暖かさに涙目になりながらカガリはアスランを見つめた

アスランは欲の浮かんだ瞳でカガリを見つめ返しながら
「俺、はカガリのもの、だよ」
そう言うと一際強く突き上げた
「あぁぁぁっっっ!?」
突然与えられる刺激に耐えられずアスランの上で
金髪を翻して仰け反りながらカガリが悲鳴をあげた



待って。まって。
今、アスランは何て言った?

腰から突き抜ける快感に頭の中まで掻き回されそうになりがならも
アスランの言葉を反芻させる

196darkness:05/02/13 23:16:12 ID:5yQP+zAf
 俺は、カガリのもの、だよ
優しい声が、瞳が、そう、言ってくれた



ゆっくりと昏い、海の底から浮上してくるように
突然、霞掛かった意識が戻ってきたような気がした



目に入ってきたのは自分の部屋のベッド
両手を戒められ裸で横たわるアスランの姿
手首はこすれて赤く滲んでいる
そしてその上に馬乗りになっている裸の自分の姿…


私、わたしは、何て事を…

197darkness:05/02/13 23:16:54 ID:5yQP+zAf

―俺は、プラントへ行こうと思う―
頭の中に、朝の、アスランの言葉が蘇る


…アスランは真剣に考えた末に言ったのに。
私は、わたしは…


褐色の瞳から、知らず、涙が溢れ出た
後から後から零れ落ちる涙はカガリの頬を伝い、
ひとつふたつとアスランの肌に落ちてゆく
涙で滲む視界に、アスランの、自由を奪われた腕が痛々しく映る


「…」
カガリの唇が小さく動くとゆっくりと腕を伸ばした
アスランの腕を自由にしようとして、届かない事に気付くと体を浮かす
ずるり、とした感触と共にアスランを受け入れていたそこから
滴る蜜と先走りが交じり合ってカガリの内腿を濡らしていった


198darkness:05/02/13 23:17:44 ID:5yQP+zAf
突然自分を包み込む暖かい感触が無くなった事に寂しさを感じながら
アスランはカガリを見上げた
カガリは上体を伸ばすようにして必死にアスランの手首の戒めを解こうとしていた
小さな呟きが耳の奥に反芻する
 
…ごめん…

泣きながら自分の戒めを解こうとするカガリの豊かな乳房が目の前で揺れる
アスランは本能の侭に乳房を口に含んだ


「…!」
涙で霞んでよく見えないアスランの戒めを解こうとしていたカガリは
突然の刺激に驚いて手が止まってしまった
その間にもアスランは口の中の乳房を吸い
舌の上で立ちあがった乳首を転がすように舐め上げた
「んんっ…」
心地よい感覚に流されそうになってカガリが甘い吐息を上げる
力が抜けて崩れ落ちそうになってアスランに乳房を押し付けるようになってしまった
息苦しさにアスランが口を離すとカガリは自分の体勢を思い出す
伸ばしていた腕でアスランの頭を抱えるようにして蒼い髪を指で梳くと目を閉じて口づけた
頬に涙が零れ落ちる

再び目を開くと腕を伸ばして今度こそアスランの戒めを解いた

199名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:18:43 ID:5yQP+zAf
アスランは自由になった両腕の手首をさする様にするとすぐ傍のカガリの体を押し倒して反転させた
先程とは逆にアスランがカガリを見下ろす
カガリはアスランから顔を背けていた。金の髪が顔に掛かり表情が見えない。
その影で唇をかみ締めて嗚咽が漏れないように堪えていた

「…カガリ」
優しい声でアスランがゆっくりとした仕草でカガリの髪を払う
優しく頬に触れると揺るぎ無い視線でカガリを見つめていた


カガリがおずおずと目を向けるとそこには慈しむような微笑のアスラン
―あんな酷い事をしたのにどうして?―
知らず、瞳で問いかける答えのように、アスランの唇がゆっくりと動く


 俺は、カガリのものだから


…だから、許すのか?
あんな、自由を奪うような真似をした、お前の意思を無視したような、私、を?
じわり、と涙が浮かぶ瞳で見つめ返せば再び
アスランの唇が動いた

  不安にさせて、ごめん…


その瞬間、堪えていた涙がカガリの頬に溢れた

200名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:19:35 ID:5yQP+zAf
ずっと、怖かった。
ミネルバに乗りこんでからずっと。
ううん、違う、プラントに、アーモリーワンに行ってから
アスランは懐かしそうに見つめていた
プラントの街並みを。ザフトの制服を着て行き交う人達を。モビルスーツ工廠の人々を。

デュランダル議長にアスラン、と本名を呼ばれてから、
ユニウスセブンを撃破しに、私に黙ってモビルスーツに乗って行ってしまったあの時から
アスランはいつかプラントへ、同胞であるコーディネーターの中へ
戻りたいと言うのでは無いかと。行ってしまうのでは無いかと
ずっとずっと怖かったんだ…


涙声で途切れがちに、掠れる声で呟くカガリの言葉をアスランは全部聞いていた
そしてゆっくりとひとつ息を吐くと
「…俺の帰るところはカガリ、だよ」
と囁いた


いつからかずっと、カガリが安らぎだった
ヤキンで死のうとしていた自分を引き戻してくれたあの時、いや、もしかしたら
初めて出会った無人島の時からかもしれない。
傍に居るとほっとして寛げて安心する
母を亡くして以来失っていた家に帰ってきたような
安心して自分をさらけ出す事が出来る心の拠り所。
それは、君の傍

「帰ってくるのはカガリの所だけ、だから…」
そうしたら君には おかえり、って迎えて欲しいんだ
いつも。いつも

201名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:20:54 ID:5yQP+zAf
カガリは涙を浮かべてひとつひとつ、アスランの言葉をかみしめるように頷いた
アスランの手を取ると血の滲む手首に唇を寄せる
 酷い事して、ごめん
想いを込めて傷に触れる。唇でひとつずつ
アスランはカガリのその姿を黙って見詰めて…
カガリの顔を上向かせると顔を近づける。カガリが瞳を閉じるのと同時に口づけた


両頬を優しく挟んで、涙の跡を指先で辿る
濡れた頬に貼りつく金髪をはらってやるとカガリが擽ったそうに目を開けた
アスランがそっと唇を離すと優しい瞳と目が合う
小さく微笑み合うと再び深く口付けた


カガリの両腕がアスランの首に廻される。細い指先がサラサラと蒼い髪を梳いた
唾液を絡ませ合うように互いの舌を吸い合って、零れる唾液を飲み込む
甘い、甘いカガリの唾液をもっとせがむようにアスランの舌はカガリの口内を貪って行く
その合間にアスランの掌はカガリの豊満な乳房を揉み始めていた
長い指先でつんと尖った乳首を挟みこむ
もう片方の掌からは開いた指の間から零れそうな乳房がむにむにと形を変えていた
掌に感じる小さな硬い感触を軽く押しつぶすとカガリが息を呑むのが伝わってくる
指先で挟んだ乳首を摘み上げると
「んっ…!」
とくぐもった声が漏れる
息苦しくなったらしいカガリが顔をずらすとアスランの耳元に唇をよせて
少し苦しそうな吐息と共に熱っぽくアスラン…と囁いた

202名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:21:57 ID:5yQP+zAf
首に、頭に絡みつくカガリの腕に、指先に
耳元で囁く甘い声に

堪らない気持ちになる

思わず目の前の白いうなじに吸いついた
耳元でカガリの甘い吐息がはぁっ…と掛かり蒼い髪を揺らす
その熱が、耳から首筋から背中を伝わって下半身に伝わる。熱く


乳房を弄っていた手を下腹へ、そして蜜の滴る場所へと動かすと
さっきまでアスランを受け入れていたそこはたっぷりと潤っていた
アスランは長い指を2本、一気に中程まで押し入れると動かし始めた
「あぁぁっん」
カガリがびくりとして声をあげると体を仰け反らせる
その動きは上に覆い被さっているアスランに裸の胸を押し付け、指を受け入れている場所を締め付ける

203darkness:05/02/13 23:23:29 ID:5yQP+zAf
もっともっとカガリを感じさせたいのに、もっと声を聞きたいのに

もう、だめ、だ
アスランはそう思うと同時に指をずるりと引き抜く
カガリが鼻に掛かった声で ん、と声をあげた
その声にすら、我慢が出来ない
蜜に濡れた指を舐めとりながら欲の浮かんだ瞳でカガリを見下ろした
カガリは頬を紅潮させて、どこかうっとりとした表情でアスランを見上げてくる
その表情に ぞくり、とする

こんな艶を放つカガリを、放っておく男が居るわけが無い

ちらりと紫の髪をしたいけ好かないヤツが頭を過ぎる
  絶対に、渡さない。 彼女は俺のものだ


204darkness:05/02/13 23:24:19 ID:5yQP+zAf
細い足を抱え上げると蜜を滴らせるカガリの女、へ雄を押し当てる
ぐっと腰を推し進めると先端から熱い襞に包み込まれる感触と共に
カガリの中から蜜が押し出されて溢れ出てきた
そのまま一気に推し進め根元まで埋め込む
ぴったりと雄に纏わりつくカガリの中の熱い感触に
アスランは はぁ、とひとつ息をつくと激しく腰を動かし始めた


「あっんっんっ」
カガリが揺さぶられるままに上げる声が、アスランを益々追い立てる
追い立てられるままに突き上げればカガリのゆたかな乳房がゆれて白いシーツに金の髪が散って行く
縋るように伸ばしてくる腕に応える様に上体を倒した
そのまま更に突き上げ続けるとカガリの堪えきれない
「あっあっあっ」
という声と捏ねられる蜜のグシュグシュという音を感じる
声と呼応するように熱くキツク締め付けられるとアスランも段々限界が近付いてきた

205名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:45:35 ID:6ra1+stg
GJGJGJ!
文章ウマー(゚д゚)!エロ切なくて悶えますた!
続きハァハァしながら期待!
206名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:50:39 ID:zYkqgKAL
>>180
展開萌え。
文章ウマー(゚д゚)ウマーでゴチになりました。
207darkness:05/02/13 23:51:01 ID:nN20oqYf
「カガリ…」
耳元で低く掠れた声で囁きカリッと耳たぶを軽く噛む
「あっやんっ」
突然の刺激にカガリの甘い声が上がると受け入れているアスランをきゅん、と締め付けた
その可愛い声と熱い女の反応にアスランの体の奥から湧き上がる熱が後から後から溢れ出る
その熱に押し流されるようにカガリを突き上げる
カガリの中はアスランを深く咥えこみ
快感に蠢く子宮がアスランの雄の先端を押し潰すかのように収縮した
「アスラッ…あぁんっ…アスラン…!」
カガリの上り詰めて行く声を聞きながらアスランは
「カガリッ…!カガリ…!!」
と声を上げながら彼女の中に熱を放った

どくどくと注ぎこむ熱を出し尽くすように腰を動かす
目を閉じて んっ…と悶えるように声をあげるカガリにアスランは囁きかけた


  君は俺のものだ…


アスランの囁きを聞きながらカガリは幸せそうに頷くと意識を手放していった


208名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:51:52 ID:8xovXeGY
神!!GJGJGJGJGJ!!!!
かなりの長文のおかげで「まだある!まだある!!」と、喜びながら読みました
二人の心理描写もエロ描写もすごい萌える(そして途中涙腺にきた…)
攻めるカガリにハァハァしてて、逆転してもハァハァしてw
続き楽しみにしてます
209u:05/02/13 23:56:31 ID:nN20oqYf
ヲハリ
途中sage入れ忘れるはPCフリーズしてカキコ出来なくなるわでどうしようかと思いますた
書き始めたのは結構前だったんだが遅筆&忙しくて放置していたら本編が進んで行くからどうしようかと

この後目覚めたアスランが指輪渡す本編に繋がっていくと補完想像してもらえたら嬉すぃ

久々にエロ書いて疲れたけど満足です
暖かい声ありがとうでした
210名無しさん@ピンキー:05/02/13 23:57:01 ID:bMXlemZ0
GJ!
攻めるカガリも美味しいね。
211名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:11:21 ID:DxftmIUG
ウマー!
で幸せっす!カガリ、イイ!!
212名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:28:59 ID:ssZe4E+o
凄いネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
エロもウマーな上に、心理描写も見事で感動したよ。
特に>>200あたりとか胸にググッときた。
次の作品にも期待してます!
213名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:47:53 ID:gBRv6kZx
>>209
GJ!GJ!!です!!
読み応えたっぷりでした。
前半のカガアスですっかり満足満腹気分でしたが、
更に続くアスカガにまた萌え〜、で2度おいしい。
エロもウマーですがふたりの心情描写がまた抜群でした。
214142の続き アスカガ:05/02/14 01:09:16 ID:zI6AKaPd
ピクンピクンと跳ねるペニスの先が指に当たる。
アスランの硬い先端が、カガリの柔らかい入り口にキスをしている。
「いくよ…カガリ…いいかい?」
アスランがカガリの腰に添えている手に力を入れながら言う。
「ちょっ…ちょっと待ってくれ…」
しかし、カガリは入って来ようとするアスランの亀頭を、股間から回した手で掴んで制していた。
自らの愛液でグッチョリと濡れた細い指がアスランのペニスに絡まってくる。
「あぅ…」
アスランは勃起して敏感になっているペニスを掴まれて、また感じてしまった。
しかし、カガリの方はそんなことお構いなしで、顔をキョロキョロさせている。何かを探しているようだ。
「あれ…あれ…?」
「んー…どうしたんだい?」
たまりかねたアスランが覗き込む。
「いや…あたしのバッグは何処に置いた?」
カガリは何か落ち着かない様子だ。バッグに何か大切なものが入っていたのか。
しかし、今要るものなのだろうか。
「バッグなんて…アーモリーワンから脱出するときのドサクサでどこかへいってしまったよ…」
「えっ!?そうなのか?…」
アスランの答えにやたらと驚くカガリ。
「何?何入ってたの?」
「いや…その…ゴムが…」
「ゴム?…ゴムって…コンドームのこと?」
「そ、そんな具体的に言うなぁ!」
カガリは顔を真っ赤にして下を向いてしまった。
「なーんだ…カガリだってその気があったんだ…」
「ち…ちがう…バカ…待てって…」
アスランがカガリの手に握られたペニスを強引に進めてくる。
愛液で濡れた手では滑って充分に押さえられないようだ。
「俺…もう止まらないよ…カガリの気持ちがわかったから…」
アスランの荒い息遣いがカガリの耳元で聞こえる。
彼はいつの間にかカガリの体に後ろから覆い被さるような体勢になって、彼女の肩を掴んでいた。
215アスカガ:05/02/14 01:10:16 ID:zI6AKaPd
「や…バカ…ちがうって…別にそういうことをしたいってわけじゃ…」
「したくないの?…じゃぁやめるかい?」
「…え…いや…その…」
アスランは下腹部に力を込めて、カガリの手の中の自分のペニスをビクビクと跳ねさせた。
「カガリは…したくないのかい?」
「いや…でも…ゴムが…」
それはある意味カガリの言い訳だった。
少なくともアスランにはそう聞こえたし、カガリ本人もそれが通じるとは思えなくなっていた。
「ゴムなんて無くたって大丈夫だよ…それよりも、カガリがしたいのかしたくないのかが問題さ」
カガリの手の中で、熱い肉棒が震えている。
早くカガリの中に入りたくてウズウズしている。アスランがアピールしている。
「………したい…です…」
カガリがポツリと呟いた。
いつも不必要なほど大きな声でしゃべる彼女だが、その声はうまく聞き取れないほど小さいものだった。
しかし、アスランは聞き逃さない。
「よし!じゃぁ良いね、いくよ!」
そう言って、意気揚々と、カガリの上着を腰から上にグイッと捲り上げた。
カガリの白い肌が、一気に胸の下辺りまで露わになる。
「な…なんでこんなことするんだ!?」
カガリは当惑しながらアスランに問う。
「えっ?だって服汚したらまずいんでしょ。こうやってれば大丈夫かなと…」
しかし、胸から上と、膝から下にだけ衣服を身に着けて、それ以外は露出している。
腰周りというか、恥ずかしい部分だけがやたらと強調された姿になっている。
あまつさえ、カガリは股間から下に手を回し、男の肉棒を掴んでいる状態。
この状況だけ見れば、ただの淫乱バカだ。
カガリにはそう思えてきた。
「あぁ…綺麗だよ…カガリ…お尻も可愛いね」
アスランが、剥き出しになったカガリの尻を撫で回してくる。
手で触れられると、カガリの柔らかな尻肉はフルフルと揺れた。
さらに、アスランが時々尻肉を掴んで左右に開くような動きもするので、そのことがやたらとカガリの羞恥心を掻き立てた。
216アスカガ:05/02/14 01:10:58 ID:zI6AKaPd
「や…やめろよ…もぅ…」
「え…?やめた方がいいのかい…?」
また誘導尋問に嵌ったカガリ。
「いや…その…やめろってのはそういうのじゃなくて…」
「もぉ…はっきりしろよ…」
またアスランのペニスが手の中で動いた。
「…い…挿れるなら…早くしろ…」
このまま、尻肉を嬲られ、尻の穴までジッと観察されるのは、カガリには耐えられそうに無かった。
「えっ…だって…カガリの手が邪魔で動けないよ…」
「うっ…それは…」
確かに、何故かずっとペニスを握りっ放しだったカガリ。
「早くしないと、下に漏れちゃうよ、カガリのも、俺のも…」
その下には、借り物の服が、カガリの膝に引っ掛かったままになっていた。
「わかった…」
カガリはペニスを握り込んだ手を弛める。
「あっ!待って…放さなくていいよ…」
「えっ…?」
「…このまま…カガリが自分で挿れて…」
今日のアスランはちょっとおかしい。
何だかいつもより要求が多いし、何だかサディスティックだ。
「そんな…」
困った要求に、カガリはうつむいてしまう。
実は、そういった恥ずかしがる女の子っぽい仕草が、アスランを余計に興奮させているのだが。
「ほら…カガリのお尻、可愛いよ…」
今日のアスランは随分と調子に乗っている。何がそんなに嬉しいんだか…
「わ…わかったよ…わかったから…動くなよ…」
相変わらずアスランは尻を撫で回している。
可愛いと言ってくれるのは嬉しかったが、ちょっと変態染みた行動に、カガリは違和感を感じていた。
しかし、それでも身体の火照りが収まらないのはどうしようもないので、
カガリは素直にアスランの要求を受け入れる。
腹筋に力を入れて、前屈み姿勢のまま留まり、片手でペニスを掴み、もう片方の手で自分のラビアを指で開いて、
段々とその二つを近付けていった。
217アスカガ:05/02/14 01:11:41 ID:zI6AKaPd
「んっ…」
カガリの入り口に、アスランの亀頭の先が当たる。硬い。
「んっ…ふぅっ…はっ…」
カガリは、亀頭の先を膣口のに当てたまま、腰を左右に振った。
そうすることで、アスランの硬い先端によって、カガリの膣口が押し広げられる。
膣口にペニスをグリグリと押し当て、半ば無理矢理に開く形で、中に押し込んでいく。
境目でプチュッと透明な液体が弾けたかと思うと、遂に、先端がカガリの内部に入り込んでいった。
アスランの目の前で、カガリの尻穴がキュゥーッと収縮していく。
「ふぅ…ん…」
カガリはそのまま腰を上下に動かして、ゆっくりと亀頭部分を中に収めていく。
しかし、カリ首まで入り込んだところで動きが止まった。
「ダ…ダメだ…これ以上は…」
体勢的に無理がある。
それに、やたらと太くなったアスランのペニスを体内に収めるには、自分の力だけでは難しいいと思った。
何故なら、挿入されるだけで感じてしまうから、うまく力が入らなくなる。
「アスラン…」
カガリは自分で腰を動かしてアスランを欲した。
その腰がガクガクと震える。
見えないのでよくわからないが、実際は下の服にもう何滴か落ちてしまっているのではないだろうか。
しかし、カガリにとって、借り物の服の存在は、どこか端の方へ追いやられ始めていた。
それよりも、アスランのペニスが膣の奥深くまで侵入しようとしていることのほうが重要だった。
「いくよ…カガリ…力抜いて…」
アスランの手に力が込められる。アスランの腰が、カガリに向かってゆっくりと進んでくる。
膣口の周りの大陰唇の形が大きく歪む。カガリの女性器が、卑猥な形に皺を寄せ、ペニスの侵入を受け入れていった。
狭い膣壁を掻き分けるように、押し広げながら、硬い肉棒が膣奥に挿入される。
膣内は充分に濡れ、ペニス全体を愛液がジットリと包み込む。
愛液に覆われたペニスが、膣壁を滑りながら、奥へ奥へと進んでいった。
218アスカガ:05/02/14 01:13:00 ID:zI6AKaPd
「ふぅん…はぁぁぅ…ア…アスラァン…」
「くぅっ…カガリ…」
二人とも呻き声を上げていた。
カガリは異物が挿入されてくる感触に悶えていた。
アスランは、後背位での挿入だと、膣内でペニスが勃起する方向とは逆の角度に折れ曲がるため、
その抵抗感が大きな刺激となり、悶えていた。
反りあがる角度とは逆に押さえ付けられながらも、男の力で強引にペニスをねじ込んでいく。
「は…はいったぁぁぅ…」
カガリが一段階高い声を響かせる。
ようやく、根本まで収まったアスランのペニス。
その先端は軽くカガリの子宮口にまで達していた。
「ダ…ダメだ…やっぱり漏れるぅ…」
膣の一番奥を突付かれたことで、更なる快感の波がカガリを襲う。
膣壁の粘膜から、後から後から愛液が分泌され、溢れ出す。
収まりきらないラブジュースが結合部から滲み出て、今にも滴り落ちそうに感じた。
「いいよ…カガリ…ちょっと待って…」
アスランはそう言うと、カガリの両足の膝の間に、自分の足を差し入れた。
せっかく奥まで挿入したペニスだが、少し抜き出される。
アスランはそのまま自分の足を下ろし、
膝に引っ掛かったままになっていた白いズボンを、カガリの足首のところまで下ろした。
「ほら…いいよ…片足抜いて…」
カガリは言われたとおりに、ゆっくりと左足を上げて、足首をズボンから抜き出した。
「…それで…もっと足開いて…」
「えぇっ…」
足を開くのは、女の子なら多少なりとも抵抗がある。
「いいから、そうしたら、ズボンを外に避けられるだろ」
カガリはアスランの言うとおりにした。
カガリが足を開いたところで、アスランは器用に自分の足を使い、カガリの足首に掛かっているズボンを180度回転させ、
ズボン自体を、カガリの股間の真下から避けてやった。
「はっ…あぁっ…」
カガリの声がまた響く。
作業を終えたアスランが、改めて膣奥までペニスを挿入してきたのだ。
219アスカガ:05/02/14 01:13:53 ID:zI6AKaPd
カガリの足元に、遠慮無く恥ずかしい液体が滴り落ち、床に点々と光を反射していた。
「くぅっ…アスラン…何だか前よりも…大きい…」
太くて硬い。カガリの体内はアスランの肉棒でいっぱいに埋め尽くされた。
「カ…カガリが可愛いからいけないんだよ…」
まだ言っている。そんなにいつもと違うのだろうか。アスランはこういうのがいいのだろうか。
体内を動き回られる苦しみの中、カガリはぼぅっとそんなことを考えていた。
アスランのペニスだけが膣内でビクビクと震えている。
余程興奮しているらしい。
まだお互いに腰を動かしていないのに、この微弱な振動だけで感じてしまう。
「ダメだ…アスラン…なんだか、もちそうにない…」
「うん…俺も…カガリ…動くよ…いいかい…?」
「そんな…いちいちあたしに確認するなぁ…」
逐一報告されるのが、カガリには恥ずかしかった。
「うん…わかった…じゃぁ勝手にさせてもらうよ…」
「あぁっ…中には…中には絶対出すんじゃないぞ…」
「うん…わかってる…」
「出したくなったら…その時だけはあたしに確認しろ…」
「うん…わかった…」
アスランがゆっくりと動き始めた。
ペニスを大きく抜き出すのではなく、膣奥で小さな間隔の往復を繰り返す。
グッグッと子宮を押し上げるように、硬いペニスで突き上げてくる。
「あっ…はぁぁ…ん…」
カガリの口から、思わず声が漏れる。
アスランのグラインドの間隔は、段々大きくなっていき、子宮を突く勢いも強くなっていく。
「はっ…はっ…あぁぁ…ん…」
カガリの息遣いも段々荒くなっていく。
(どうしよう…すごいきもちいい…すごいきもちいい…なんか…助けて…)
興奮していたのは、アスランばかりでなかった。
カガリも何だかいつも以上に感じてしまっている。
普段は鈍感なはずの膣が、今日に限ってビンビンと響いてくる。
カガリは堪らなくなって、手を突いたところのシーツをキュッと握り締めた。
220アスカガ:05/02/14 01:14:43 ID:zI6AKaPd
「カガリ…カガリ…カガリ…」
突き上げる度に、アスランが一々カガリの名を呼ぶ。
そして、何故か自分の名を呼ばれる度に、カガリの膣が反応して、キュッ!キュッ!と一々締まった。
(何だ…今日のカガリはやたらと…反応が大きいな…)
自分の動きにこんなに逐一反応してくれるカガリは初めてだった。
膣襞がペニス全体に絡まってくすぐってくる。
尚且つ、膣全体がうねるように動いて、ペニスを奥へ奥へと誘う様に収縮する。
膣口は、さっきからずっとヒクヒクと震えっぱなしだ。
「どうしたの?カガリ?…気持ち良いのかい?」
しかし、カガリは、アスランの問いに対して、無言でフルフルと首を横に振った。
唇を噛み締めながら、変なところで意地を張っている。
その性器の動きから、カガリが感じていることは最早隠しようが無かったのだが。
「そう…じゃぁ、もっと激しく動いて良い?」
「ふぇ…」
その言葉に、カガリの腰がビクッと反応した。
「あ…ゴメン…君に確認しなくても良かったんだったね…」
そう言った直後、アスランはいままでのゆったりとした動きをガラッと変え、
勢いよく、素早く腰を動かし始めた。
「あっ…ま…待て…うぁぁぁぁああ…」
カガリの抵抗も虚しく、その膣内には、硬いペニスが激しく出入りしていた。
さっきまでの小刻みな動きとは違い、先端ギリギリまで抜き出しては、一気に根本まで差し込んでくる。
グラインドの大きい動きを、リズミカルに繰り返した。
パチュンパチュンと、アスランの腰と、カガリの尻がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
愛液で満たされたカガリの膣内はとても滑りが良い。
激しい動きも続けることが出来た。
「いはっ…うあぁ…待て…待てって…」
カガリの膣奥に、立て続けに波が襲ってくる。
「いやだ…俺…待ってなんかいられないよ…」
アスランは腰を横に動かし、また、時には円を描くように動かす。
一本調子に突き上げるだけでなく、色々と動きに変化をつけていく。
膣内の隅々まで、あらゆる場所を、アスランのペニスが行き交い、カガリを攻め立てる。
カガリはいつもとは違う、違和感を感じ始めていた。
221アスカガ:05/02/14 01:15:26 ID:zI6AKaPd
(腰の辺りから…何か…何か駆け上ってくる…何だこれ…)
そしてまた、カガリの膣がキュゥッと収縮していった。
「ダメだよカガリ…そんなに締めたら…もたない…」
「そ…そんなこと言ったって…勝手に…んん…」
勝手に身体が反応してしまう。
「ああっ!!またキュッてなった…ダメだよ…もう…」
あれだけ激しかったアスランの動きが急に止まった。
そして、何をするかと思えば、ズルズルとペニスを抜き出し始めていた。
「えぇっ…なんで…」
遂には、全て抜き出されてしまう。
感じている途中で放り出されたカガリは、どうにも仕様が無く、ただ腰を震わせていた。
激しい動きでポッカリと開いた膣口が、物欲しげにヒクヒクと収縮している。
「そんな…こんな途中で…」
「違うよ…止めたりしないって…ほら、こっち向いて…」
アスランは、カガリの腰を持つ手に力を入れて、カガリの身体を反転させた。
「ほら、ベッドに寝転んで…大丈夫、服は汚さないようにするから…」
身体を反転させた勢いで、カガリの足首からズボンが抜け落ちた。
完全に下半身裸になったカガリ。このまま、上着を捲り上げていれば、汚れることも無い。
「何も…泣くこと無いじゃないか…」
途中で放り出されたと思ったカガリの目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
「だって…なんでこんなこと…」
「だって…カガリの顔が見たかったんだ…」
アスランは平気な顔して恥ずかしいことを言う。
その瞳は、真っ直ぐにカガリを見つめていた。
カガリは、赤くなった顔を思わず逸らせてしまった。
「は…早くしろ…」
カガリの口調は相変わらずだった。
「…中には出すなよ…お前らコーディネーターと違って…繊細なんだから…」
しかし、アスランにとっては、その方がむしろ可愛く感じてしまう。
222アスカガ:05/02/14 01:16:21 ID:zI6AKaPd
アスランは、カガリに覆い被さるように前屈みになり、カガリの顔のすぐ前に自分の顔を持っていった。
そして、そのまま唇と唇と重ねる。
すると、カガリの方が堪らなくなって、自分から舌を入れてきた。
互いの唾液を交換する二人。
お互いを確かめ合うように、熱いキスを交わした。
アスランは、その最中で、今度は自分で自分のペニスを掴んで、ヒクヒクと震え続けているカガリの膣口に当てがった。
「…いくよ…」
そして、一息にペニスを挿入した。
カガリのグショグショの膣内に、アスランのペニスが抵抗無くスルスルと吸い込まれていく。
正常位になったので、ペニスの角度も抵抗無く、ゆったりとカガリの膣に包まれる。
「あぁぁ…」
アスランの目の前で、カガリの目が閉じられていく。
口が自然と開いていき、甘い吐息が漏れ、アスランの顔に掛かった。
再び膣奥にペニスが達したところで、また急激に膣が収縮する。
膣壁が迫ってきて、アスランのペニス全体を締め上げた。
「は…早く…もうダメ…」
カガリから余裕が消える。いまにもおかしくなりそうだ。
アスランも堪えきれなくなり、挿入してすぐに、また激しく腰を前後させ始めた。
「はぁっ…はぁっ…くぅっ…」
カガリは、朦朧とする意識の中で、二人の結合部を見つめた。
太くて長くて、逞しい、アスランのペニスが、自分の中に何度も何度も出たり入ったりしている。
泡だった愛液が、二人が繋がっているところで、飛沫となって飛び散っていた。
見上げると、段々と、アスランの表情が、苦しそうに歪んできていた
突然、アスランの腰がガクッと落ちた。
また不意に、激しかった動きも止まる。
ペニスをカガリの一番深いところに留めたまま、腰をブルブルと震わせている。
「あぁ…もう我慢できない…出そう…」
カガリの膣内で、アスランのペニスがピーンと限界まで伸び上がっている。
そして、先端は、子宮口に引っ掛かったまま、プルプルと震えていた。
223アスカガ:05/02/14 01:17:04 ID:zI6AKaPd
(えっ…出そう…出そう…なのか…なにが…はっ!!)
アスランの言葉に、カガリの朦朧としていた意識が段々とはっきりしてきた。
「ダッ…ダメだっ!中はダメ…」
このまま中出しされるのが良くないことだけは、はっきりと思い出した。
「じゃ…じゃぁ…どうするのさ…」
アスランは苦しそうだ。カガリの膣内では今にもはちきれそうなほどにペニスが膨れ上がっていた。
「えぇ?…どうするって…えぇ?…」
「だって…抜いて外に出したら…服に掛かっちゃうかも…」
しまった。と、カガリは思った。
ただ、中出しはいけない、ということばかりが先走って、じゃぁどこに出させるのか、ということを考えていなかった。
というか、そんなに深く考えている余裕が無かった。
「そ…そうだ!…く…口に…もう一回…」
さっき経験したので、口ならなんとかなにそうだ。苦肉の策。
「あぁ…そんなの間に合わないよ…あぁぁああぁぁあ…出る…」
アスランの腰がガクガクと震える。
カガリの体内で、脈打つようにペニスが拡がったり縮まったりしている。
ちょっと動く余裕すらなさそうだった。
「あぁ…待て!待てって…そうだ!ティッシュ!」
味気ない気もしたが、ティッシュで押さえるしかない。
カガリは手をバタバタと動かして、さっきのティッシュケースを探した。
しかし、見つからない。激しく動いたお陰で、ベッドの下に落ちてしまっていた。
その前に、アスランに圧し掛かられた状態では満足に動くことができなかった。
「あぁあああぁああ…もう…もう…」
アスランの顔に脂汗が浮かんでいる。
「ダ…ダメ…ダメだって…中は…中は…」
しかし、万策尽きたカガリにはどうすることもできず、手はバタバタと宙を彷徨った。
「あっ!そうだ!ハンカチ!!」
寸でのところで良いことを思いついた。
しかし、その望みもすぐに潰える。
カガリは、女の子のくせに、常にハンカチを持ち合わせているような癖が無かった。
224アスカガ:05/02/14 01:17:50 ID:zI6AKaPd
今度こそ万策尽きた。
服のことなど気にせずに、逃げ出せば良いのだが、
迫ってくるペニスの勢いに押されて、カガリは頭の中は真っ白になり、そういった判断は出来なかった。
「あぁああぁあぁ…」
「ダ…ダメ…うぁぁあああ…」
二人とも腰を震わせるのみ。
そして、遂にフッとアスランの緊張の糸が切れた。
「あっ!」
「あぁっ!」
二人はほぼ同時にか細い声を上げた。
次の瞬間、カガリの膣内に熱い感触が迸る。
「あぁああぁああぁ…うぁ〜…ゴメン…ゴメン…カガリィ…」
「あっ…あつぅ……出てる…中で出してるだろ…バカァ…」
アスランの目の前で、カガリの眉間に段々と皺が寄っていく。
口が「あ」の字のまま、開きっぱなしになる。
精液の熱さに必死で耐えているようだった。
「ゴメン…止まらない…止まらないよ…カガリィッ!!」
「…ダ…ダメ…妊娠する…あぁぁ…そんな…」
それだけ言うのがやっとだった。
狭い膣内でアスランのペニスが脈打って暴れている。
堰を切ったように、先端から吐き出され続ける熱い精液。
段々と、その熱が腹に溜まっていく。
一方的に注入され続ける精液が、子宮口を押し広げて、無遠慮にカガリの体内に吹き溜まりを作っていた。
その溜まった熱で、子宮が溶かされてしまいそうに感じた。
(な…なんだ…また…腰の辺りから何か駆け上ってくる…いや…足の方にも…全身に広がって…ああ…)
中出しされて、頭は朦朧としているのに、性器のの周りと膣内だけはやたらと敏感に感じる。
カガリか内側から込み上げてくる感覚に支配される。
「くぅっ!!」
アスランの目の前で、突然カガリの頭が仰け反った。
225アスカガ:05/02/14 01:18:54 ID:zI6AKaPd
いや、頭だけではない。
全身の筋肉がピンと張り詰めていく。抱きしめているアスランの肌に、その感触が如実に伝わってきた。
「あぁっ!!ああぁああああああああぁぁああぁあ!!」
カガリが悲鳴のような、泣き声のような、甲高い声を上げた。
そして、同時に膣内が急激に締まっていく。
「うわ!カガリ!どうしたの…そんな…あああっ!!」
カガリの膣が唸りを上げて捻れる。
彼女は今、初めての絶頂に達していた。
膣襞が激しく蠕動して、射精中のアスランのペニスに絡み付いてくる。
膣全体が、精液を奥へ運ぶために蠢いている。
膣口までが、ペニスにピッタリと貼り付いて、ウニウニと動き続けていた。
「ああっ!!すごい!すごいよ…カガリ…カガリィッ!!」
アスランは何度もカガリの名を呼び続けた。
射精中のペニスを締め上げられて、アスランは全てを搾り取られるような思いだった。
こんなのは初めてだった。
「ダメだって…赤ちゃんが…子供が…うぅ…」
カガリは、ずっとそのことを気にしていた。
ナチュラルである彼女の中では、膣内射精と妊娠は密接に繋がっていた。
しかし、ポツリポツリと何かを呟きながらも、やがて目に涙を滲ませたまま眠ってしまった。
初めての絶頂で、彼女は尽き果ててしまったようだった。
「大丈夫だよ…カガリ…俺はちゃんと責任とるから…カガリを守って見せるから…」
落ちていく意識の中で、アスランのそんな言葉が聞こえた気がした。
226アスカガ:05/02/14 01:19:38 ID:zI6AKaPd
アスランの射精もようやく終わりを告げた。
彼女の中で柔らかくなったペニスを抜かずに、しばらく余韻に浸る。
しかし、無抵抗になったカガリの前では、なんだか無理矢理犯している気分になってきたので、
ゆっくりとペニスを抜き出していった。
「うわっ…」
抜き出されたペニスは泡立った白濁液で覆われていた。
自分の精液と、カガリの愛液の混ざったもの。
アスランはティッシュを拾い上げ、周りを汚さないように慎重に拭った。
続いて、カガリの方も拭いてあげようとおもい、覗き込む。
「うわ…」
ポッカリと開いたままになっている膣口の中に、自分の精液が白く溜まっているのが見えた。
ゼリーのように、半液状のそれは、カガリのピンク色の膣襞に絡まりながら、フルフルと揺れていた。
アスランは、扱い方がよくわからず、指で膣口を閉じさせ、その周りを無造作に拭き取った。
そのままほっとくわけにいかないので、パンティとズボンを拾い上げて、カガリに穿かせる。
カガリはずっと眠ったままだった。
アスランはそんな彼女の髪を撫でて、整えてやると。
静かに立ち上がって部屋を後にした。
227アスカガ:05/02/14 01:20:22 ID:zI6AKaPd




カガリは目を覚ました。
一体どれくらい眠っていたのか、見当もつかない…
「アスラン…」
周りを見回すが、彼の姿は見当たらない。
自分を置いて何処に行ってしまったのか…
カガリは不安に駆られて、アスランを探そうと身体を起こした。
その瞬間
「うっ…」
突然、カガリの股間から、ドロリとした粘液が流れ出た。
恐る恐る、ズボンを下げて中を確かめるカガリ。
「あぁ…あのバカ…」
タップリと中出しされた精液がカガリの中から溢れ出て、パンティからズボンまでネバネバと汚していた。
「あぁ〜…借り物が…」
結局、さっきまでのカガリの努力は水泡に帰した。
「と…とにかく…アイツ探さないと…」
カガリは、その借り物の服を諦め、元のブラウンの私服に着替え直した。
そして、そのままブリッジに向かう。
パンティの替えは無かったので穿いていない。
下半身がスースーして気持ち悪かった。
中出ししたこと。
借り物の服を汚してくれたこと。
何より、自分を置いてどこかへ行ってしまったこと。
とにかくアスランを見つけないと。
カガリはブリッジへの道を急いだ。
(完)
228アスカガ:05/02/14 01:22:52 ID:zI6AKaPd
以上で終了です。

いや、カガリは、5話でエロい眠りについた時には、白い服を着ていたのに
6話で起きてきた時には、元の茶色っぽい服を着ていたので、何でだろう、とは思っていたんですよ。


あと、ついでに質問。
ここに投下するときは題名つけた方がいいの?
あと、コテハンというか、名前つけた方がいいの?

最近来たので、ルールとかよくわからず、すいません。
229名無しさん@ピンキー:05/02/14 01:38:21 ID:Ulq9CVhg
グッジョブ!
230名無しさん@ピンキー:05/02/14 01:47:37 ID:ZlBe1HmZ
>>228
乙乙!続き待ってました!エロすぎ(*´д`*)ハァハァ 
元から、茶色っぽい上着の下に、白いの着てましたですよ〜。
ブリッジ行ったときは、脱いでた上着を羽織って行ったんだとオモ。
231名無しさん@ピンキー:05/02/14 01:56:44 ID:IIcQpYDY
>>209
萌えました・・最高!カガアスにアスカガ・・あんた神だわ・・。
GJ!
  
232名無しさん@ピンキー:05/02/14 04:24:06 ID:iUx8DAH0
>>228さん
文章上手で、とても萌えました。

題名やコテハンを付けるか付かないかは投稿される方々の自由で良いのではないかな?と思います。
ですが。読み手の意見としては有ったほうが、膨大なスレの中から話しの続きを探し出しやすい等の利点はあります。
 
233名無しさん@ピンキー:05/02/14 05:36:39 ID:DWDBe/iI
ステラいいよステラ
234名無しさん@ピンキー:05/02/14 07:21:45 ID:bywCaxvR
>>209
神!!めちゃくちゃ萌えました
エロもいいし話も展開もいいし…最高です!

>>228
続き待ってました!GJ!
ただ、投下するときはもうちょっと前の職人さんとの時間をあけてからの方がいい気がします
今回の場合は同カプなんで特に…
新作、期待してます!
235名無しさん@ピンキー:05/02/14 19:31:57 ID:iUx8DAH0

一日 ずれているわけだが・・・ 
236名無しさん@ピンキー:05/02/14 20:13:23 ID:nmmanrOb
たまりませんなあ
GJっ!!
237名無しさん@ピンキー:05/02/14 21:55:49 ID:hDcZoL6B
>>235
ずれているって何が?
238名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:01:54 ID:iUx8DAH0
>>237

>>234 の前の職人さんとの時間をあけてからの方がいい気がします
へのレスだ
239名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:10:15 ID:hDcZoL6B
>>238
日付変わってると言っても一時間半も経ってないわけだが…
俺も234が言ってることには同意なんだが、おまいが言いたいのは日付さえ変わればいいってこと?
240名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:33:10 ID:35TMJG2D
腐女子がスレから出て行く呪文とかありますか
241228:05/02/14 22:44:36 ID:zI6AKaPd
>>228です

>>234さんへ
後に続いた感想レスの傾向を見ると、私へのレスと、
>>209さんへのレスが混ざっているので、確かに早かったのだと思います。
反省して、以後気をつけます。
ありがとうございました。
>>209さん申し訳有りませんでした。

あと、>>235さんには申し訳ないのですが、
あまりこういった話題でスレが消費されるのも、もったいないし、申し訳ないので
これで終了にしていただきたいです。

以後、まったりといきましょう。

失礼しました。
242名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:44:40 ID:gBRv6kZx
読ませてもらっているだけの人があれこれ言うのはどうかと思う
誰がいつ何を投下しようと職人さんの自由だと思う
それより職人さんが変な気を使って作品が投下されない方が困る
243名無しさん@ピンキー:05/02/14 23:54:35 ID:0ynCbfNM
>>243
寧ろ逆だと思う
1人の職人さんの行動で他の職人さんが投下しづらくなることもあると思う
>>108氏が既に書いていらっしゃるが、こういう話題でスレを消費しないため
にも、新職人さんはガイド系のスレにも目を通して欲しい
ガイド系、でわからない人は「Q&A」で検索してみてください

書き手の1人だけど、敢えて名無しで言ってみました
職人だからって何をしてもいいわけではないし、読み手は黙ってろというのも
おかしな話だよ
244名無しさん@ピンキー:05/02/14 23:59:40 ID:iHXAg8m0
まぁ、その辺にして、まったりいこー
245名無しさん@ピンキー:05/02/15 00:00:53 ID:9jN7XBVC
レス番間違えた…スマソ
246黄昏の…:05/02/15 04:01:45 ID:u2e0c92V
誰も…いませんね?
ふふ、こんな夜中ですからね。
ここでコッソリとルナメイのホーク姉妹モノを投下しておきまつよ。


「昔々、16人の木こりが山小屋で一夜を過ごしていたの。
 一番若い木こりは何だか寝付けなくって、1人だけ起きてたんだけど…」

 照明の消された部屋を照らすのは、小さな懐中電灯の明かりのみ。
一室に集められたのは、シン・レイ・ルナマリア・メイリン・ヴィーノ・ヨウランのいつもの6人。
 ここのところ暇なので皆で集まって怖い話をしよう、ということになったのだが…。

「気がつくとね、小屋の中に髪の長い女がいつの間にか居たのよ。
 それも寝ている15人の木こりの仲間に次々とキスしちゃってさぁ」
「なんだそりゃ、痴女かよ」
「寝込みを襲うのは感心せんな」
「レイ、そういう問題じゃねーだろ」
「あーもう、うっさいわね。黙ってお聞き!」

 茶々を入れられて少しキレ気味のルナを抑えつつ、再び話しに聞き入るシン達。

「コホン。でね、よーく見ると女の口がクチャクチャ動いてるの。しかも血まみれ。
 そこで若い木こりは気づいたのよ…女はキスしてるんじゃない…仲間の舌を噛みちぎって喰ってるんだって!」
「げ、マジで?」
「あ、あわわわわ…」
「メイ、大丈夫か?」
「う、うううん。ぜ、ぜぜぜ全然、ヘヘヘヘ、ヘーキ!」
「(…ビビリまくりなんですけど…)」
247黄昏の…:05/02/15 04:03:10 ID:u2e0c92V
 部屋が暗いのと姉のルナの語り方が意外にも上手いためか、
メイリンは歯をカチカチ鳴らしながら必死でシンの腕にしがみついている。
 軟らかな膨らみが当たって実に心地よ…いや、いかんいかん。こんなんだからラッキースケベ呼ばわりされるのだ。

「13人、14人、15人…とうとう、残るはその若い木こり1人だけ。
 ついに恐怖が臨界点を突破しちゃった若い木こりは布団から飛び起きて、
 置いてあった斧を女の頭目掛けてグサッ! 女のこの世のものとは思えない叫びが辺りに木霊する!」
「おー、やるじゃん」
「腐っても木こりか。だが斧も当たらなければどうということはないな」
「レイ、ビーチバレーの時もソレ言ってなかったか…?」
「お、お姉ちゃぁん…も、もう止めてよぅ…!」
「何言ってるのよ…ここからがいいところなんだからぁ…フフフ♪」

 もうガクブル状態のメイリン。
その震えはシンにも伝わってくるが、何て声をかけてやればいいのか全然解らない。
 この程度の怪談でここまで怖がる子も、今時珍しいのではないだろうか。

「(はは、何だかマユみたいだな)」

 いや、そうじゃないだろうよ。

「でね、それから何十年か経って、その若い木こりもいい歳になるの。
 子供も結婚して、人生まだまだこれから…って時にね…思い出しちゃったのよ、あの夜のコトを。
 で、ちょうど家に木こりと、木こりの息子の嫁しかいない日があってね…」

 一瞬のためを置き、懐中電灯を手繰りよせてルナがニタァッと笑う。

248黄昏の…:05/02/15 04:04:36 ID:u2e0c92V
「ついに木こりはあの夜のコトを話しちゃうの。
 『俺が若い頃、山小屋で舌を喰う恐ろしい女に会ってなぁ…』って。
 そうしたら息子の嫁はどうしたと思う? 
 頭に巻いていた手ぬぐいをはずして、頭に出来た大きな切り傷を見せてこう言うの…
 『私がその女だ――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!!!!!!!』」

「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!」

 ついにメイリンも我慢の臨界点を突破してしまった。
耳を劈く絶叫に、その場にいた全員が耳を塞がねばならない程の事態が発生してしまう。
 しかも運の悪いことにシンは腕にしがみ付かれたままだったので、
理性を無くしたメイリンの凄まじい力によってグイグイと締め付けられ、今にも折れそうな勢いである。

「メイ、ギブギブ! 痛いってマジで!!!」
「あはは、シンが痛がってるわよ〜?」
「ぐすっ、ぐすっ、だっ、だって…お姉ちゃん、止めてって言っても…止めてくれないんだもん…!」
「ま、オチは予想ついてたしな」
「だね〜」
「ああ、見えていたさ。俺にもオチが見える」

 ともかくこれ以上は埒が明かないので照明をつけて怪談はお開き。
そのまま談笑モードに突入することで、何とかメイリンを泣き止ませることには成功した。

「でさ、俺が思うにやっぱ土曜の夜と言えば
 『ガンガルNEET』と『CCチェリー』なんだけどさ、お前らはどー思う?」
「はぁっ? 何言ってんのよ、ヨウラン。土曜の夜と言えば
 『プラント昔話』、『クイズバービー』、『ガトーちゃんゲインちゃんごきげんテレビ』の3コンボに決まりでしょーが!」
249黄昏の…:05/02/15 04:06:04 ID:u2e0c92V
「今時の奴はそんなの知らねーって…」
「ルナってばマニアック〜」
「なっ、失礼ね! みんな見てたでしょ〜!? シン、見てたわよねっ!?」
「いや、俺は地球にいたから昔のプラントのテレビ番組とか知らないし」
「あ、そっか」

 そう言えばそうですた。

「はぁ。ま、いいわ。ほんじゃ、今日はこの辺で解散〜」
「うっしゃ、んじゃまた明日な」
「おやすみ〜」
「シン、戻るぞ」
「ん」
「……」
  
 取り合えず暇を潰せたので満足げに自室へと戻ってゆく男衆。
が、先程のルナの話が耳にこびりついて離れないメイリンは気が気ではないようで…。

「ホラ、私達も戻ろ? 
 早くしないとシャワー浴びれなくなちゃうよ?」
「だ、だってぇ…」
「だってもへってもない! ホラ、立った立った」
「あ、あわわ…」
 
 自室に着替えを取りに戻り、そのまま消灯時間も少ないのでシャワールームへと向かうホーク姉妹。 
もうさすがにこんな時間帯までシャワーを浴びに来る女性クルーは自分達くらいだろう。
 さっさと浴びて、あったかいベッドで眠りたいものである。
250黄昏の…:05/02/15 04:07:54 ID:u2e0c92V
「いいな いいな 人間っていいな ♪
 みんなで なかよく ポチャポチャおふろ ♪
 あったかい ふとんで ねむるんだろな ♪」
「……」
「ぼくもかえろ おうちへかえろ ♪
 でんでん でんぐりがえって  バイ バイ バイ ♪」
「お姉ちゃん…」

 鼻歌混じりにシャワーを浴びるルナマリアはご機嫌そのものだが、妹のメイリンの心は晴れない。
姉よりもウエストが太いからではない…さっき聞いた怪談が気になって、シャワーどころじゃないのだ。

「ん、どしたぁ?
 早く浴びちゃいなさいよ」
「う、うん、浴びたい…んだけど、ね」
「?」

 シャワーを浴びる、ということは必然的に眼にお湯が入らないように眼を瞑る必要がある。
でももし、眼を開けた瞬間、自分の目の前に恐ろしい化け物がいたらと思うと…シャワーどころじゃない。

「や、や、や、やっぱり私、いいよ…!」
「何言ってんのよ、お風呂入っとかないと後で困るでしょ?」
「お、お風呂場には妖怪あかなめが出るって、『のんのんぱあとオレ』で言ってたもん!」
「古ッ! いつのドラマよ…アンタも相当マニアックねぇ」

 そう言えばメイリンは怖いテレビ番組を見る時、いつも自分の横で震えてたっけ。
姉のルナがお化けやらが大好きなのに対し、妹のメイリンはその手の話は全く駄目。
 姉妹でこうも違うものなのか…と昔から感じてはいたのだが。
251黄昏の…:05/02/15 04:09:34 ID:u2e0c92V
「もう、世話の焼ける子なんだから」
「えっ、お、お姉ちゃん…っ?」

 シャワーを浴びていたルナはそう呟くと、徐に指でこいこいと合図を送る。

「久しぶりに、お姉ちゃんとシャワー浴びよっか」
「えっ…でも…」
「姉妹じゃない、な〜にを恥ずかしがってんだか。
 子供の頃はよく一緒にお風呂、入ったでしょ?」
「う、うん…」

 子供の頃はそんなに気にしてはいなかった。が、ここ最近、顕著に感じることがある。 
姉のルナマリアが発育良好なのに対して、妹の自分は全然良好でないことが足枷となっているのだ。
 いわばコンプレックス。姉妹という枠を超え、女ならではの越えられない壁にメイリンはブチ当たっている…。

「で、でも…お姉ちゃん、胸おっきいし、腰細いし、脚もすらっとしてるし…」
「はぁ? 何じゃそりゃ」
「う〜、わ、解るでしょ〜!? 私、お姉ちゃんみたいにスタイル良くないの!」
「…あ〜、そういうことっすか」

 まぁでも、そのうちアンタも…と言ってやるのが姉の優しさだろうか。

「とにかく、変なこと気にしてないで脱いだ脱いだ!
 久々にシャンプーハット無しで、お姉ちゃん直々に髪洗ってあげるから♪」
「わ、私、もうシャンプーハットなんてしないよぅ!」
「んじゃ入っておいで。髪洗わないと、ベタつきとパサつきが怖いわよ〜?」
「う〜、お姉ちゃんの意地悪…」
「にゃはは」

 とうとう観念したのか、ようやくメイリンもシャワーを浴びることとなったワケで。
252黄昏の…:05/02/15 04:11:26 ID:u2e0c92V
古いネタ満載で自分でももう何が何やら…。
取り合えず、前半はここまででつよ。
でもホーク姉妹の百合ってあまり見ないねぇ。
253名無しさん@ピンキー:05/02/15 06:53:17 ID:htJaIukm
GJ!
黄昏氏の描かれるルナはいつも漢前で惚れます…
レイが付き合いいい上に悲鳴上げてるんかと笑っちゃいました。
後編も楽しみにしてます〜。
254名無しさん@ピンキー:05/02/15 11:58:38 ID:pz9wsw2i
>>252
メイリン可愛すぎです、萌えた。
日本昔話のED歌うマニアックな姉もかわええ
GJでした!
255名無しさん@ピンキー:05/02/15 15:38:03 ID:5eClRFCR
ルナマリアの話って「十六人谷」ですよね。
オチが違ったような気がしますが。
256名無しさん@ピンキー:05/02/15 19:42:50 ID:ybWQxL+e
ここでシンをいれて
3Pにするべきですな
257名無しさん@ピンキー:05/02/15 20:37:55 ID:yUDPTfar
黄昏氏はいつもながら、テンポの良さが絶妙〜。
後編楽しみにしていまつ。
258名無しさん@ピンキー:05/02/15 21:56:15 ID:MCQLJkVp
可愛いな
259名無しさん@ピンキー:05/02/15 23:02:31 ID:7FPIAl/L
  ア゙ラア゙ラ オャオャ ゾリカラドンドコドーン !!
   人    人     人    人    
  (0w0)  (0w0)  (0w0)  (0w0)  
  ヽ|〃   ヽ|〃   ヽ|〃   ヽ|〃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
260名無しさん@ピンキー:05/02/16 00:03:36 ID:VScnl7Oe
>>252
GJ!怪談話してる輪の中に、レイがいるのを想像すると何か面白い。
261新参者:05/02/16 01:29:17 ID:nMAKjMdK
こんばんわ、新参者です。

稚拙ながら、投下させていただきます。

ちなみに、今から投下するのは、以前、別のスレで投下したものに加筆したものです。
仕事が忙しくなったり、スレが削除されたりと、いろいろあって、途中でした。

まぁ、そのスレ自体が板違いでお叱りをうけたのですが…
とにかく、反省して、改めて、完成させたいと思ったので、投下していきます。
よろしくおねがいします。
262ミーアの夜:05/02/16 01:30:05 ID:nMAKjMdK
アスランは迷っていた。
デュランダル議長に見せられた「セイバー」
あれを駆ったとして、今の自分に何ができるのか。
そして、自分は何をすべきなのか。

今、アスランが居るのは議長に与えられたホテルの一室。
目の前には、正に絵に描いたような美しい料理。見るからに高級そうなワインの数々。
そして、向かいには可愛らしい少女が腰掛けている。
(この娘も一体何なのか…)
ミーア・キャンベル。
ラクスと同じ顔を持つ、ラクスでない存在。
彼女の存在意義とは?議長は何をしようとしている?
次々と疑問が沸いてくる。
アスランは目の前の事象を処理しきれず、ひたすら迷っていた。
「どうしました?アスラン?お料理、とてもおいしいですよ?」
ミーアがあどけない表情で話しかけてくる。
(多分…この娘は何も知らないんだろうな…)
おそらく、彼女は与えられた役割を忠実にこなしているだけ。
そんな彼女に愚痴をこぼしたところで詮無いことはアスランにもわかっていた。
「…あぁ…せっかくだから、いただくよ…」
しかし、それでも表情は沈みがちになってしまうのだった。
「…アスラン…元気ありませんね…」
「…別に…君が気にすることじゃないよ…」
憮然とした態度のアスラン。
ミーアは、そんな彼に向けて、ボトルの口を差し出した。
「パーーッとお酒でも飲みません?あたし、結構いける口ですよ」
「……」
しばし呆然とボトルの口を眺めるアスラン。
「…酒か…」
考えたところで、今日の今日にどうにかできるものではない。
今日のところは、酒でも飲んで、グッスリ寝てしまうのがいいかも知れない。
アスランはそう思い始めていた。
263ミーアの夜:05/02/16 01:30:59 ID:nMAKjMdK
「…それじゃぁ…もらうよ…」
グラスを前に出す。ミーアが、ボトルを傾けて、グラスに波々とワインを注いでいった。
グラス一杯のワインを一息に飲み干すアスラン。
「わーーっ!すごいですぅ」
ミーアが歓声を上げる。
そして、アスランはまたグラスを差し出し、ワインを要求してきた。
体が内側からカッカッと熱くなる。とても気分が良い。
2杯目も一気に飲み干すと、今度はミーアからボトルを受け取って、彼女のグラスに注ぐ。
彼女もまた一息に飲み干した。
こうして、互いに注し合いつつ、料理そっちのけで何本ものボトルを空けていく。
アスランの意識が段々朦朧としてくる。
遂には、テーブルに突っ伏したまま、寝息を立て始めた。

「………アスラン…ねぇ…アスラン…」

自分の名を呼ばれて、目をゆっくりと開けるアスラン。
そこには、にこやかに微笑みながら彼を見つめるミーアの顔があった。
「あぁ…すっかり、寝てしまった…」
まだ、頭がぼぅっとする。
頭の下にとてもやわらかくてスベスベしたものが当たる。
アスランは、それが人肌、ミーアの肌であり、今自分がベッドの上で、ミーアに膝枕されている状況を段々と理解していった。
「あぁ〜気持ち良い〜」
いつもの彼であったなら、すぐさま飛び起きそうな状況であったが、
今だ夢心地のアスランは、むしろその状況を楽しんでいた。
女性に膝枕されて嫌な気のする男子はいない。
しかも、それがミーアのような美少女であるなら尚更だ。
自然と手が伸び、ミーアのフトモモをさする。
「やだ…アスランってば…」
『やだ』とは本当に『嫌だ』というわけではない。
酒の力もあるが、段々と大胆になっていくアスランが、ミーアにとっては面白かった。
264ミーアの夜:05/02/16 01:31:52 ID:nMAKjMdK
アスランはミーアの腹に顔を付け、腕を背中に回して抱きついてきた。
「良い匂い…」
ミーアの身体から溢れ出る女性の香り。
それを吸い込むと、アスランの頭はさらに熱く、ぼぅっと夢に誘われるのだった。
「…ねぇ…アスラン…エッチ…したいですか…?」
アスランが自分の身体を求めている。
彼の様子からそう判断したミーアは単刀直入に訊いた。
「…うん…したい…」
そう答えるアスランの目は半開きで、深く深く酔っているようだった。
そんなになるまで、何が彼を追い詰めているのか。
「いいですよ。今夜は、ミーアがアスランのこと、いっぱいいっぱい癒してあげます」
アスランは堪らずミーアの両フトモモの間に顔を埋め、彼女の股間を凝視する
ミーアが身に付けているのは白いレオタードのみ
下着は一切付けていないようであった
今、アスランの目の前の白い薄布一枚の向こうにはミーアの女性器が有り、
その秘部の縦スジの形をはっきりと見て取ることができた
指で触れてみると、柔らかく、且つ弾力があり、プニプニと指を押し返してくる
少し湿り気を帯びているのが手触りでわかった
アスランは更に顔を近付け、鼻と口をミーアの股間に押し付ける
レオタードに包まれ蒸れた股間からは、ムワッと雌の匂いが襲ってきた
アスランは無意識の内に舌を尖らせ、布越しにミーアの女性器にしゃぶりついていた
「あん…アスランったら…落ち着いて…」
ミーアの声を無視して、無我夢中で貪るアスラン
「やん…激しぃ…ミーアのアソコがキュッてなっちゃう」
アスランが顔を上げると、ミーアの股間は既にビショビショになっていた
アスランの唾液と、ミーア自身の愛液で濡れてしまったレオタードは
ミーアの女性器にピッタリと貼りついており
そのワレメの形から、大陰唇の形までくっきりと視認できた
また、薄い生地であるため、うっすらとピンク色が透けて見えて、
その様子は、裸であるよりもむしろいやらしく見えた
もはや制御の効かなくなったアスランはそのレオタードの端を掴むと、
無理に上に引っ張った
265ミーアの夜:05/02/16 01:32:42 ID:nMAKjMdK
「あぁん…ダメですぅ…喰い込んじゃう…」
アスランは引っ張り上げたミーアのレオタードを更に手の中で絞る
すると、ミーアの股間を覆っていたレオタードは1本の紐状になり、
ミーアの湿り気を帯びた大陰唇が露わになってしまった
ミーアの女性器は、全くの無毛状態で、その柔らかな恥肉を隠すものは何も無く、
ただ、ピンク色の卑猥な姿をさらすのみであった
その見かけにそそられるものがあったのか、
アスランは紐状になったレオタードを更に激しく絞り上げる
「ああぁっ!ダメですぅ…そんなにしたら…あぁ…ふぅんん…」
ミーアが声を上げる、段々と声が上ずってきているようだ
「やん…あんまり擦ると…オシッコが…あぁっ!」
不意に、ミーアの陰唇の間から液体が噴き出した
アスランは突然のことに驚き、思わずレオタードを離す
アスランの手を離れたレオタードは、元の形に戻り、再びミーアの女性器に貼りついたが、
そのレオタードの隙間から、ミーア自身のフトモモの内側に向けて、
暖かな液体が流れ出し続けていた
「ご…ごめんなさい…ミーアは、感じるとオシッコしてしまうんです…」
赤面した顔を両手で覆うミーア
しかし、そう言っている間にも、尿は立て続けに流し出されていた
ミーアの女性器には濡れたレオタードがピッタリと貼りついている
そのレオタードの股間部分の真ん中辺りだけがプックリと膨らみ、
そこから尿が噴出していることがよくわかった
「はぁぁ…やっと止まってくれた…」
自分では止められず、ミーアは放尿し尽くした
異性に放尿する場面を見られて、恥ずかしいと思う反面
ミーアは興奮もしていた
放尿後に訪れる身震いもアスランに見られ、
ミーアは、その後も興奮で小さく震え続けていた
股間に貼りついたレオタードでは、ミーアの女性器が興奮で収縮する様子を隠すこともできず
アスランはその一部始終をはっきりと視認できた
最早、そのレオタードは着ている意味もほとんど無いように思われた
266ミーアの夜:05/02/16 01:33:40 ID:nMAKjMdK
「女の子が…オシッコするところなんて、初めて見た…」
アスランがポツリと呟いた
ミーアの股間からフトモモにかけてが尿でビショ濡れになり、テラテラと光っている
「あら?カガリさんは見せてくれませんでしたの?」
ミーアが体を起こしながらアスランに尋ねる
「うん…カガリとは…まだ3回しかしたことないし…その…決まって部屋を暗くするんだ」
アスランは顔を伏せながらポツリポツリと告白する
すると、体を起こしたミーアがアスランに顔を近づけてくる
「でも、アスランはそれで物足りないんでしょ?」
ミーアはアスランを抱き寄せながら続ける
「でなければ…私にそんなこと言うはずありませんわ…」
ミーアはアスランの首筋に下を這わせる
「おい…やめろよ…ミーア…俺にはカガリが…ん…」
アスランはミーアが下で愛撫してくる感覚に悶えながらも、
何とか自我を取り戻そうとする
「何を言うんですか?ココまでしておいて…」
ミーアはアスランの手を取ると、ビショ濡れになっている自らの股間に触れさせた
指先がミーアの液で濡れていく感覚に、アスランは何もかも忘れてしまいそうになる
「うふふ…ミーアのこと…アスランの好きにしていいんですよ…」
アスランの股間を探りながら、ミーアは甘い言葉を掛ける
アスランのその部分はどうしようもなく張り詰めていた
また、『好きにしていい』という言葉は、アスランを震わせていた
今まで、自分自身で戒め、抑圧されて生きてきたアスランにとって
その言葉はとても甘美なものに聞こえた
気が付くと、アスランはミーアの唇に、自分の唇を重ねていた
ミーアが無遠慮に舌を侵入させてくる
アスランも吹っ切るように積極的に舌を絡めていった
舌を絡めながらも、ミーアはアスランの股間を探り続け、
ジッパーを探り当てると、ゆっくりとそれを降ろしていった
267ミーアの夜:05/02/16 01:34:29 ID:nMAKjMdK
そして、アスランの口から離れる 二人の口の間には糸が引かれた
ミーアはそのまましゃがみこむと、
先程降ろした、アスランのズボンのジッパーの中に手を入れ、アスランのペニスを取り出した
一瞬顔を赤らめるアスラン
一方でミーアは迷わずアスランのペニスを口に含んだ
「うあぁ…」
思わず声を漏らすアスラン
ミーアの口腔はアスランのペニスを温かく包み込み、
また、舌が優しくペニスに絡み付いてきた
ミーアは、更にペニスに吸い付きながら顔を前後に動かし、アスランを刺激する
前後運動を繰り返した後、今度は一度ペニスを吐き出し
アスランの亀頭に舌先をチロチロと這わせる
そして、竿をつまんで上に上げると、顔を股下にもぐりこませるような体勢で、
ペニスの裏スジを舌で舐め上げる
更に、陰嚢にはチュパチュパと吸い付いては離し、
また、裏スジを舐め上げて亀頭に達し、再びペニスを口に含んだ
自分のペニスを満遍なく刺激されるのは、アスランにとって初めての感覚だった
アスランのペニスは、ミーアの口の中で、経験したことが無いほどに太く、硬くなっていった
「…アスラン…」
また、ペニスを吐き出したミーアが話しかけてくる。
「…な…なに…?」
アスランは興奮で息が荒くなっていた。
「出したくなったら、言って下さいね…」
「う…うん…」
「アスランは、お口の中で射精するのがいいですか?それとも、お顔にかけますか?」
「え…そんなの…よくわからないよ…」
「うーん…そうですか…じゃぁ、お口でいいですか?そっちの方が好きって方が多いですし…」
そう言って、ミーアは再び口腔にペニスを飲み込んでいった。
ミーアもまた、自分の口の中でみるみる膨張していくアスランのペニスに興奮を覚えていた
そして、ペニスが膨張していく様子から、アスランの絶頂が近いことを悟ったミーアは、
一気にペニスの根元までを口の中に侵入させた
268ミーアの夜:05/02/16 01:35:11 ID:nMAKjMdK
ミーアのディープスロートでペニス全体を包み込まれ、アスランかつて無いほど高ぶった
ミーアの喉に亀頭が引っ掛かり、喉の締まりがペニスに絶妙な刺激を与える
ペニスの裏スジ全体に舌が絡み付き、少し動くだけでも電流が走るようだった
しばらく、その体勢でじっとしていると、
ミーアの口の中で、アスランのペニスがピクピクと小さく震え始め、
さらにもう一段階膨らんだ
(あ…アスラン…もう出そうなのね…)
アスランはもう限界だった
口内のペニスの動きからそれを悟ったミーアは、ディープスロートからアスランを開放し
半分ほど抜き出すことで、アスランのペニスを楽な位置に持っていった
その上で、手を使ってアスランの陰嚢をマッサージし、とどめの刺激を与える
アスランがその快感に背筋を反らせ、たまらず、ミーアの頭を両手で掴んだ
「あ!あぁっ!いいよ…で、出るゥっ!!」
アスランは声を上げると、絶頂に達し、ペニスの先から一気に精液を開放した
ミーアの口の中で射精を始めるアスランのペニス
ミーアの口内に暖かい感覚が広がっていった
抑圧から解放された精液は、勢い良く噴き出し、
ミーアは喉に叩きつけられるように感じた
また、長い間溜まっていたためか、量も多い
しかし、ミーアはアスランの下半身にしがみつき、漏らさず受け止めようと努める
口内に収まりきらない精液は、そのまま喉を鳴らしながら飲み込んでいった
「はぁ…はぁ…はぁぁっ…」
ミーアの口に包まれて、今までに無い開放感を味わうアスラン
「ん…んン…んぐぅ…」
アスランの精液を残さず受け止めるため、ミーアも必死にペニスに吸い付いていた
やがて、ミーアの口内のペニスは段々と小さくなっていき、射精も弱まっていった
そしてミーアは、射精が終了したことを充分に確認すると、口からペニスを抜き出した
口の端から、ツーッと白濁液が漏れ出す
ミーアは慌てて口元を手で抑えると、
口をモゴモゴさせながら、口内に残った精液を飲み込んでいった、そして、
「エヘヘ…全部飲んじゃいました、あーーーん」
そう言って、口を大きく開けてアスランに見せた
269ミーアの夜:05/02/16 01:36:03 ID:nMAKjMdK
アスランが見ると、ミーアの口の中には、白い糸が何本か引かれていたが、
確かに精液は残っていなかった
しかし、その口を見つめて、アスランは思うのだった
歌姫の口を犯してしまった。
アスランが良心の呵責に苛まれていることも知らずに
ミーアは無邪気な笑顔でアスランに語りかけてくる
「それにしても驚きました、アスランの精液って噛めそうなほど濃いんですもの」
いや、正確にはミーアは歌姫ではない
本物の歌姫ラクスに似せて動くよう教育された少女だ
ひょっとすると、先程の口技も、その教育の一環として仕込まれたものなのだろうか
「…飲み込むのも苦労しましたわ」
そんな感想を述べられても、アスランにとっては今更どうしようもないことだ
ただ、そこまで遠慮無しにミーアの口を犯してしまったことを、
アスランは恥ずかしく思うのだった
「…これで、やめにしよう…」
これ以上ミーアを汚すことはできない
また、カガリをこれ以上裏切ることもできない
もう遅いことなのかも知れないが
「あら…何をおっしゃいますの?ちゃんと最後までして下さい」
そう言いながら、ミーアはレオタードの脇の部分を掴むと
そのまま引き降ろしていった
ミーアの大きな乳房が開放され、露わになる
アスランはその姿に、息を飲んだ
ミーアが両腕を大きく広げて近づいてくる 二つの乳房が揺れながら近づいてくる
そして、アスランが動けないうちに、近づいてきたミーアはアスランに密着し、
彼の胸板に自分の胸を押し付けてきた
アスランの胸板の上で、ミーアの乳房が押しつぶされ、その圧力がアスランに伝わってくる
とても柔らかい、しかし、張りが無いわけではない
指で触れると、その指は即座に肉の中に埋もれていくが、指を離すとすぐに元の形に戻る
アスランは、その感触の心地よさに理性を保てなくなり
ミーアと共にベッドに倒れこんでいった
270ミーアの夜:05/02/16 01:36:57 ID:nMAKjMdK
両手で挟み込むように乳房を掴みながら、そのピンクの乳首を口に含む
アスランは、ミーアの乳首を舌の上で転がし、また、指を使って、つまんで引っ張った
「あん…もぉ…アスランったら…」
アスランはどんどん積極的になっていった
音を立てて乳房に吸い付き、乳首を優しく噛んだりもした
正直、アスランには女性の乳房の扱い方などわからない
ただ、本能の赴くままにしゃぶりつくのみであった
やがて、ミーアの乳首は上を向き、硬くなっていった
「…んん…待ってください…アスラン…私にもさせてください」
ミーアはアスランの頭を掴むと、自分の胸から引き剥がした
「私ばかり気持ちよくてはダメ…アスランも気持ち良くなってください」
ミーアはそう言いながら起き上がり、アスランと体を入れ替える
そして、ミーアは一息にアスランの顔の上に跨った
既にビショ濡れになっている股間が、アスランの目の前に来る
ミーアはそのまま体を屈めると、二つの乳房を持って、その間にアスランのペニスを挟み込んだ
ミーアの肢体で視界を遮られ、アスランからその様子は見えなかった
「うぁ…こ、これは…すごい…」
不意に自らのペニスを襲った柔らかい快感に、アスランは思わず声を上げた
ミーアはペニスを挟み込んだまま、二つの乳房を入れ違いに動かし、ペニスを乳房でマッサージする
また、舌先を尖らせ、チロチロと亀頭を舐めまわした
そのダブルの刺激に、アスランのペニスは再び硬く反り上がっていった
「ほら…アスランも…ミーアを気持ち良くして下さい…」
ミーアは腰を落として股間をアスランの顔に押し付ける
アスランの鼻腔を再び雌の匂いがくすぐる
その匂いに酔ってしまったアスランは、ミーアのレオタードの股間部分を強引にずらし、
ミーアの女性器を露出させた
愛液と尿がまとわり付き、光を反射するミーアの無毛の女性器は
上気したためか、ピンク色からほんのりと赤色に姿を変えていた
アスランは両手の親指でミーアの大陰唇を広げると、その奥にある膣口を舐め上げる
271ミーアの夜:05/02/16 01:37:40 ID:nMAKjMdK
「んふ…そう…もっとして…アスラン…」
女性の大事な部分を、舌のグニグニとした感触が襲い、身悶えするミーア
しかし、乳房と舌を使ってのアスランのペニスへの奉仕は休まず続けられた
ミーアの硬く尖らせた舌先が、アスランの亀頭の先端、割れた部分を這い回る
それは耐え難い刺激であったが、アスランも負けじと舌を尖らせて、ミーアの膣口に挿入していった
「あん…アスランっ…いいっ…あぁん!」
アスランが舌を挿入した膣口のわずか上の小さな穴から、突如として飛沫が噴き出す
「す…すみません…また…感じてしまって」
どうやら、また尿のようだった しかし、先程たっぷりと放尿したため、すぐに止まる
「うん…オシッコ、少し飲んじゃったけど…大丈夫だよ」
アスランは、迷わずにミーアの女性器全体を舐めまわす
少々しょっぱい感じもしたが、むしろ、その匂いと味に興奮を覚えた
そして、今度は指を使ってミーアの膣口を弄る
内も外もしっかりと濡れているミーアの膣には、アスランの2本の指が速やかに埋まっていった
アスランは、ミーアの膣に入れ込んだ2本の指を曲げて膣内の肉壁を引っ掻く
「あん…そこ…」
ミーアの膣は敏感に反応し、中から新たな愛液が溢れてきた
さらに、指の間を広げ、ミーアの膣口を広げる
先程溢れてきた愛液が、糸を引きながら、アスランの口の中に滴っていった
「いやん…ダメです…あんまりすると指だけでイッてしまいます…」
ミーアは、アスランのペニスを甘噛みし、アスランを感じさせることで主導権を取り戻す
「…はふ…ん…大きぃ…そろそろいいですか?」
ミーアは手で擦ってアスランのペニスの硬度を確認し、
また、自分の膣口もアスランにほぐされ、準備できていることも感じ取っていた
ミーアは一旦アスランから離れ、立ち上がると、
向き直ってアスランの腰の上に跨った
そして、充分に勃起し、そそり立ったアスランのペニスをつまむと、自分の膣口に亀頭をあてがう
「うふ…いよいよですわ…」
アスランは最早ミーアにされるがままで、
ミーアに触られているペニスの感覚のみがやたらと敏感になっていた
272ミーアの夜:05/02/16 01:38:24 ID:nMAKjMdK
そして、ミーアが腰を降ろし始める
アスランのペニスの先端がミーアの膣口の中へと埋まっていった
奥の方まで濡れ濡れになっているミーアの膣内はとても滑りが良く、スルスルと吸い込まれていきそうだった
ミーアの体内から漏れ出す愛液が、アスランのペニスの竿を伝って滴り落ちていく
しかし、亀頭部分が埋まり、カリ首が隠れるところまでいくと、ミーアは不意に動きを止めた
そして、再びペニスを抜き出し始める
先端スレスレのところまでペニスが抜き出されると、
また、ミーアは腰を降ろし始め、ペニスを体内に埋めていく
しかし、またもカリ首のところで止まると、腰を上げ、抜き出し始めた
そうしてミーアはアスランを焦らしているようだった
「何故…もっと奥まで挿れてくれ!」
焦らされ、ストレスが溜まっていくばかりのアスランは懇願するように尋ねた
「ダメです ミーアがするのではなく、アスランがするのです」
ミーアは笑みを浮かべながら答える
しかし、その笑みは先程までの無邪気な笑みとは少し違い、何だか妖艶に思えた
そして、相変わらず亀頭だけの出し入れを続ける
「深く挿れたければ…ご自分でどうぞ」
ミーアはさらに、カリ首のところで挿入を止めながら、腰を左右に振ってアスランを挑発する
耐え切れなくなったアスランは、跳ね上がるように上半身を起こすと
ミーアの尻を両手で掴み、荒々しく腰を降ろさせる
アスランのペニスが、深々とミーアの膣内に突き刺さっていった
「くはぁあぁ…なかに…入ってくるぅ…」
体内の肉が無理矢理押し広げられる感覚に悶え、体を小刻みに震わせるミーア
アスランのペニスは、根元まで全てミーアの内部に埋まって見えなくなった
そして、アスラン自らが動いたことで
アスランはもはや言い訳もできないほどに、後戻りができなくなっていた
(続く)
273新参者:05/02/16 01:39:41 ID:nMAKjMdK
すいません、途中です。
でも、最後まで考えはありますので、必ず完成させたいと思います。

では、またお願いします。
274名無しさん@ピンキー:05/02/16 03:12:45 ID:n+kV2L5o
三点リーダースレ神再降臨キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

激しくGJですハァハァ!!!!!!
275名無しさん@ピンキー:05/02/16 07:40:41 ID:JN0j6sWx
gj!
276名無しさん@ピンキー:05/02/16 09:17:35 ID:LHD6XObn
GJ!!!!!アスミア今、一番すきかも。
277名無しさん@ピンキー:05/02/16 09:43:01 ID:xdtUzNqP
これは…エロいな…ふいんきが特に。
アスランのストレスの溜り具合が偲ばれる描写も素敵です。
278名無しさん@ピンキー:05/02/16 20:39:16 ID:K0xKsrpv
ミーアえろすぎ
279アスラン極秘メモより:05/02/16 23:05:24 ID:oTBjLH3s
・ラクス フェラチオ拒否される 
 性行為:コンドーム着用(義務)

・カガリ フェラチオOK ただし歯を立てる・ザーメン飲むのを拒否 
 性行為:ナマOKだが、外出し(義務)

・ミーア フェラチオOK 濃厚(相当な達人)ザーメン飲みOK
 性行為:ナマ・中出しOK(ピル使用)
280名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:45:53 ID:YOGUJLJ6
アスランとラクスは何もやってなさそう・・・
カガリはグレーゾーンだけどたぶんまだ・・・
281名無しさん@ピンキー:05/02/17 00:55:46 ID:sog69zGS
現実にはアスランはまだ童貞の可能性が一番高い。
282名無しさん@ピンキー:05/02/17 01:15:05 ID:W9bOgkqN
女に手を出す度胸はないと思われる。
ヘ タ レ だ か ら
しかし、それでは創作はできないんだよな。
テクニシャンなアスラン大歓迎!
283投下予告:05/02/17 01:21:53 ID:xImod6A+
初投下を試みようかと思っています
ギル/ミーを考えているのですが、需要どうかと思いまして。
若干、鬼畜寄りなのでスレ違いとか不安なので。
ご意見お願いします
284新参者:05/02/17 01:23:03 ID:Y51lwCXP
>>272の続きいきます。

よろしくお願いします。
285ミーアの夜:05/02/17 01:25:25 ID:Y51lwCXP
アスランのペニスがミーアの膣の奥深くまで侵入していく。
狭い膣壁をペニスが押し広げ、ミーアの膣の形が、アスランのペニスの形になっていく。
「な…なんだこれ…中が…なんだかウニウニする…」
ミーアの膣襞が、アスランのペニス全体に絡まりながら蠢いている。
アスランもミーアも腰を動かしてはいない。
しかし、ミーアの膣襞は常に動いているようで、入れているだけで、じっとしていても勝手に射精感が促される。
膣内は愛液が充満してグッショリと濡れそぼっており、膣壁の全てがペニスに吸い付いてくる。
その上でヒクヒクと蠕動するので、アスランのペニスは下から上へと、常に擦り上げられるような感触だった。
「アハ!気持ち良いですか?議長も、ミーアのココは他よりも良いって言ってくれたんですよ」
ミーアが嬉しそうにアスランの顔を見つめる。
アスランは、心の中で、ミーアの言った『議長』という言葉に反応していた。
(議長…やはりこの娘を仕込んだのはデュランダル議長か…一体なんのために…)
ミーアが、アスランの臍の辺りからシャツの内部に手を侵入させてきた。
そのまま、アスランの乳首を指で弄ぶ。
男の乳首も性感帯の一つである。
ペニスを暖かい膣で包まれ、指で乳首を弄ばれて、
アスランはかつて無いほどに高揚し、議長に関して深く考えることができなくなる。
「ごめんなさい…ミーアのオシッコで、シャツを汚してしまいましたね…」
気分が昂って、中途半端に着衣のまま繋がってしまった二人。
アスランのシャツの上には、そこかしこにミーアの尿が飛び散っており、
また、ズボンもパンツも、今挿入している膣内から漏れ出す愛液が、段々と染みを作っていた。
「…いいよ…替えなんていくらでも用意できる…それよりも、もうこの服は邪魔だな…」
アスランは自らシャツを捲り上げ、脱ぎ始めた。
「そうですね…ミーアも脱いじゃいます…」
そう言って、ミーアは、アスランの腰の上に座ったまま、腹の辺りに引っ掛けていたレオタードに手を掛け、下ろしていく。
「あ…」
しかし、挿入しながらでは、物理的に脱げないことに途中で気付いた。
「えへへ…ちょっとだけ抜きますね…」
そう言いながら、腰を上げていく。
「あくぅ…」
アスランの口から声が漏れる。
286ミーアの夜:05/02/17 01:26:18 ID:Y51lwCXP
ズルルッとペニスが抜き出される。膣襞が絡みつきながら抜かれるので、それだけで大きな刺激となった。
抜き身となったアスランのペニスはミーアの愛液で覆われて、部屋の光を乱反射していた。
そして、ミーアの膣内の余韻が残り、ヒクヒクと跳ねた。
ミーアは片足を上げて、自分のレオタードを抜き取り、全裸となった。
そして、アスランのズボンに手を掛け、ズボンとパンツを一緒に脱がせて、ベッドの脇へと放る。
そして、改めてアスランこ腰を足で跨ぐ。
寝転んでいるアスランからは、部屋の灯りが目に入って眩しい。
その逆行の中に、艶かしいミーアの肢体が浮かび上がる。
そのシルエットは、ただそれだけで男を興奮させる形をしていた。
また、あの身体の中に入ることができる。
それを想像しただけで、またアスランのペニスはピクピクと反応してしまうのだった。
「ほら…アスラン…見て下さい…」
ミーアが、自らのラビアを両手の指で摘んで、左右に開いて見せた。
淫猥な形の膣口が開かれ、ピンクの内臓までが見えそうだ。アスランはその光景に息を飲む。
「…アスラン…オチンチンを持っててもらって良いですか?」
自らの性器をいっぱいに拡げたまま、ミーアがゆっくりと腰を下ろしてくる。
ミーアの要望を理解したアスランは、自分のペニスを握って、下りてくるミーアの秘部に向かってペニスを立てる。
やがて、お互いの性器が触れ合う。
「…ん…き…きた…」
アスランのペニスの表面をミーアの愛液が伝っていく。
再び訪れる挿入感。
「あぁん…アスランのオチンチン…さっきよりも太いですぅ…」
続け様に、2回も挿入感を味わうことができて、アスランのペニスはより硬く太く膨張していた。
「ア…アスラン…この中に…タップリと出して下さいね…んん…」
ミーアが腰を動かし始める。ゆっくりと、腰を前後させる。
ミーアの膣内で、アスランのペニスが、あちらへこちらへと折れ曲がり、上にも下にも、ミーアの膣襞が擦り付けられる。
「くぅ…いい…いいよ…ミーア…」
アスランはミーアの膣内の感触に悶えながら、一つのことが気に掛かっていた。
「ミーア…さっき君は『中に』って言ったけど…」
「言いましたけど?」
ミーアはキョトンとした顔をする。
287ミーアの夜:05/02/17 01:27:04 ID:Y51lwCXP
「中に出して良いのか?…でもそれはマズいんじゃぁ…うぅっ…」
ミーアの膣が、中で2重3重に締まってくる。
「あぁ…すごい…こんあのは初めてだ…」
アスランはあまりの快感に言葉が続かなくなった。
段々と射精感が促されてくる。このような名器の中では、アスランはそんなにもちそうに無かった。
「ええ…中ですよ…それが普通じゃないですか?…あ!ごめんなさい…どこかに掛けるのがお好きですか?」
「違う…そういうことじゃない…ああっ…そんなに締め付けちゃ…くぅっ…」
ミーアの膣口が、ヒクヒクと動いて、ペニスの根本を飲み込もうと動く。
膣の奥深くからも愛液が溢れ続けて、亀頭をくすぐる。
「あん…オチンチンが…ミーアの中で動いてますわ…あっ…また大きく…」
ミーアは上体を前屈みにし、アスランの胸板に豊満な乳房を押し付ける。
そして、アスランの目を真っ直ぐに見つめながら、腰を上下に動かし始めた。
「あぁっ…くぅ…」
ペニスが、ミーアの膣内に出たり入ったりを繰り返す。
ペニス全体に膣襞が絡みつきながらも、愛液で滑って動くことが出来る。
ミーアの膣が、アスランのペニスを扱き上げていった。
「はぁ…はぁ…はぁぁ…」
アスランの上で、ミーアの身体が跳ね回る。
腰が上下するのに合わせて、ミーアのたわわな乳房がブルンブルンと大きく揺れる。
アスランはその乳房に手を伸ばし、下から持ち上げるように、手の平で撫で回した。
(なんだこれは…これが…人の胸なのか…)
こんなに大きな乳房があるとは信じられなかった。
しかし、今手の中に在るのは紛れも無く現実の感触。
少し指に力を入れるだけで、ズブブと指が沈んでいく。とても柔らかい。
ミーアの乳房は、アスランの手の平に、ズシリとした重量感を与えながら、零れ落ちそうなほどに揺れていた。
手の上で揺れる乳房の感触が、頭の中にまで響いてくる。
「…アスラン…出したくなったら…いつでもどうぞ…」
ミーアは、アスランの顔の表情の変化を見つめて、彼の反応を確かめていた。
彼の表情には最早余裕が無いように見えた。
288ミーアの夜:05/02/17 01:27:49 ID:Y51lwCXP
「…本当に良いのか?…その…中でなんて…」
アスランが確認してくる。
ミーアはそんなアスランに微笑を返した。
「あら?ひょっとして初めてですか?」
確かに、アスランは膣内射精などしたことがなかった。
彼の想い人、カガリはナチュラルである。
彼女と行為に及ぶときは、妊娠の危険性が常につきまとっていた。
「いや〜ん…アスランの初めての中出し…いただいちゃいます…」
ミーアは嬉しそうに、腰の動きを速めていった。
愛液で包まれたアスランのペニスが高速で見え隠れし、激しい動きで、白濁した愛液が二人の間に飛び散る。
そして、ミーアの膣口の周りには、気泡となった白濁液が付着していた。
さらに、単調に腰を上下させるだけでなく。
時には腰を左右にスライドさせ、また、腰を8の字に回したりと、飽きさせないよう動きに変化をつけていく。
「あぁ…ダメだよ…そんな…激しい…うっ!!あぁ!!」
アスランの腰がビクッと跳ねた。
乳房を掴んでいた手を放し、その手でミーアの尻を掴んで腰の動きを抑えた。
「やぁん…ミーアのお尻が開いてしまいますぅ…ん…」
ミーアがふざけて腰を振る。
アスランが力一杯に尻肉を掴んだため、引っ張られて、ミーアの尻の溝が左右に開いた。
「そんなこと言ったって…アァッ!!今動いたらダメだ!本当に…出ちゃう…くっ…」
ミーアの尻にアスランの指が喰い込む。
アスランは渾身の力でミーアを抑え、射精しそうになるのを堪えていた。
「もぉ…出して良いっていってるのにぃ…」
ミーアは強引に腰を振ってみせる。
「ちょっ…ちょっと待ってくれ…心の準備が…あぅ…」
アスランは不安だった。
女性の膣内で射精する。何事も初めてのことには勇気が要る。
今まで、ある意味抑圧された人生を送ってきたアスランは、自分を解放することに、臆病になりがちだった。
アスランが迷っている中、ミーアの顔が近づいてくる。
「アスラン…良いんですよ…今日は安全日ですから…安心して…」
そうして、アスランに軽く口付けをする。
アスランの中で、耐えていた波がぶり返してきた。
289ミーアの夜:05/02/17 01:28:34 ID:Y51lwCXP
「くぅっ!!ダメだ!!もう出る…もう出すよ…ホントに中に出すよ…くぅっ!!」
ミーアの膣内でペニスが震え始める。
アスランは射精が近いことをミーアに伝えた。
「あぁ…動いてる…アスラン…アスランは、中出しされてるミーアのアソコを見たいですか?それとも、中出しされてるミーアの顔が見たいですか?」
ミーアが妙なことを尋ねてくる。
彼女はこうしていつも相手の嗜好にあわせているのだろうか。
「…見せてくれ…ミーアのアソコを…いっぱいに見せてくれ…」
アスランの尻の動きが切迫したものになった。アスランはペニスが一段と硬くなるのを感じ、
射精の予感が腰の奥からこみあげてくるのを感じた。
ミーアが目一杯足を開く。
股間が剥き出しになる。そこには、大きく形を歪めた大陰唇と、そこに深々と突き刺さるペニスの根本が見えた。
アスランはミーアの尻を掴む手に更に力を込め、彼女の中で射精が始まるのを伝えた。
ミーアの膣奥で、アスランのペニスがムクリと膨らむ。
「あぁ…くる…下さい…あたしの中に…熱いのをいっぱい…あぁ…」
ミーアが段々と背中を反らしていく。
腰の角度が変わって、その内部に入り込んだペニスも強制的に折れ曲がる。
勃起する角度に逆らってペニスが折り曲げられる。
その抵抗感がトドメの刺激となった。
「くっ!!」
込み上げてきたモノを、彼は押さえることはしなかった。
お構い無しに、ペニスをミーアの膣の奥深くに収めたまま、発射する。
「くぁっ!!」
「あぁっ!!」
二人同時に声を上げた。
ミーアの膣内で、アスランのペニスがドクンドクンと脈動し、大量の精液をミーアの体内に送り込む。
ミーアの柔らかい尻を押さえつけ、性器どうしを完全密着させた状態での膣内射精。
「あぁ…あぁぁぁ…出てる…いっぱい出てますわ…」
ミーアが、グンッ!と背筋を反らす。
突き出された乳房が、頂点でフルフルと揺れていた。
「あっ…あっ…あつぅ…熱いのが…ぅぅうん…」
下腹部に広がる温かい感覚。
一気に大量の精液が注ぎ込まれ、ミーアの膣内が男の臭いで充満していく。
290ミーアの夜:05/02/17 01:29:41 ID:Y51lwCXP
熱い精液がミーアの子宮に入り込んでくる。
アスランのペニスも、自らの精液で包まれて熱くなる。
ビュッ!ビュッ!ビュルッ!と息をするように、断続的に射精が続く。
ペニスの内部を通って、ビュルッ!と精液が開放されると、ビクッとミーアの腰が跳ねる。
精液が飛び出す感覚に合わせて、ミーアの腰がビクッ!ビクッ!と震える。
その光景がアスランを更に興奮させる。
自分が、目の前の女性の体内に精液を送り込んでいる様子がよくわかる。
「あ…まだ出てる…すごい…ホントにタップリぃ…」
キュッ!キュッ!と肉襞がペニスを締め上げ、ほっといても射精を促してくれる。
絞り上げられるような感覚に、アスランはいつもより長く、そして大量の精液を吐き出していく。
膣内に収まりきらない精液が、二人の結合部からジワジワと滲み出てきた。
「はぁ…はぁ…はぁ…これが…これがぁ…」
これが膣内射精。
こんなに気持ちのいい射精は初めてだった。
女の膣内に射精するのがこんなに気持ちがいいなんて知らなかった。
「あ…あぁ…くぅぅん…」
ミーアの身体が精液の熱で上気して、ほんのり桜色になっていく。
永遠に続くかと思った射精も、段々と力を失っていく。
最後のピュッピュッという小さな射精の後、トロトロと流れ出るような感じが続き鈍い快感が続いた。
「…ふふふ…アスラン…終わりましたか?」
ミーアが反らせた背を元に戻し、再びアスランの顔を見つめる。
「あぁ…すごい…気持ち良かった…こんなのは初めてだ…」
ミーアの性器は、今だヒクヒクと動き続けている。
アスランはその動きをペニスに響かせて、余韻に浸っていた。
「うふふ…でも、アスランのオチンチン…まだ硬いですよ…」
大量に射精したにも関わらず、アスランのペニスはまだ芯を残して半勃ちになっていた。
「いや…その…最近忙しかったから…溜まってて…」
アスランは恥ずかしさでミーアから目線を逸らす。
「ふふ…いいんですよ…好きなだけ、出して下さいね…」
そう言って、ミーアは腰を捻り始めた。
アスランのペニスを、また新たな刺激が襲う。
291ミーアの夜:05/02/17 01:31:12 ID:Y51lwCXP
「えぇっ…そんな…続けてなんて…」
「あぁん…遠慮しなくていいんですよ…」
ミーアが腰を擦り付けて来る。精液で充満した膣内が、クチュクチュと卑猥な音を立てた。
腰を振りながら、ミーアがアスランの目を見つめる。
「ねぇ…アスランは、ミーアのお尻が好きですか?」
「えっ…?」
「だって…アスランったら…ずっとあたしのお尻触ってる…」
指摘されてアスランは慌てて手を放した。
先程の膣内射精の際に握り込んだままずっと手を置いていた。
いや、本当は離す事が出来なかっただけかもしれない。スベスベで、丸くて大きくて柔らかいミーアの尻は極上の触り心地だった。
「いいですよ…ちょっと待って下さいね…んっ…んんっ…」
ミーアは、アスランのペニスを軸として、身体を回転させ始めた。
「くぁぁ…捻れる…」
身体の回転に合わせて、ミーアの膣内でアスランのペニスがよじれる。
アスランのペニスがムクリと一段階膨らんだ。
「…んはぁ…く……」
ミーアの身体の向きが180度変わった。
彼女の背中が、アスランの方に向けられる。
膣内でも、ペニスが当たる位置が反対となり、アスランに新鮮な刺激を加えた。
「はい…どうぞ…」
ミーアは、また上体を屈めた。
アスランから見ると、自分の腰の上に、ミーアの尻がチョコンと座っているように見える。ミーアが前屈みになったことで尻のみが強調されて見える。
丸くて柔らかそうな尻、程好く括れた腰。これらが全て自分のものとなる。
アスランの頭が、また興奮でぼぅっとしてくる。
アスランはミーアの尻肉に手を伸ばし、尻の溝を指でなぞる。ミーアの背スジに鳥肌が立ち、ビクッと震える。
アスランは、両手を使って、尻肉を開き、ミーアの肛門を目の前に露出させた。
皺を集めながら、キュッと締まる尻穴。
その尻穴い優しく指触れる。指で触れると、反応してキュゥキュゥと皺を寄せる。
今まで、こんな明るい場所でこんな恥ずかしいところを見せられたことなどなかった。
「ふぁぁ…すごい!アスランのオチンチンが…あたしの中でどんどん大きくなってる…」
アスランは、また更に昂っていった。
(続く)
292新参者:05/02/17 01:32:19 ID:Y51lwCXP
すいません 結構長くなりそうです。

気が向いたら付き合ってやって下さい。

ではまた
293名無しさん@ピンキー:05/02/17 01:36:52 ID:xImod6A+
>新参
超GJ
294名無しさん@ピンキー:05/02/17 01:43:45 ID:UvGXPI1b
>>新参者さま
ミーアエロくていいです

>>283
需要ありますよ
期待してまっております
295名無しさん@ピンキー:05/02/17 01:44:14 ID:ned14jpp
>>283
ギルミアは一押しカプだから嬉しい。需要ありますよ!
是非投下よろしくお願いします。

>>292
GJ。ミーアエロイよミーア。
続き楽しみに待ってます。
296283:05/02/17 03:23:45 ID:xImod6A+
「君はラクス・クラインになりたくはないかね?」
ギルバート・デュランダルが、ミーア・キャンベルに対して初めて言った言葉である。
当時のデュランダルは、自らの計略に備えプラントの人心を一つにまとめる方法を模索していた。
もちろん、すぐに彼女のことは思いついた。しかし、彼女<本物の>ラクス・クラインでは都合が悪かった。
再戦の火種を撒くのは他ならぬデュランダル本人であるし、そんな人物の計略に気付かぬラクスではないからだ。
ラクス本人ではダメだとすれば、ならばどうするか。
第二のラクス?・・・アレほどのカリスマ性を、歌唱力、
加えて美貌、いくらコーディネイターでも、そうそう居るものではない。
だから、このミーアという少女と出会った時、デュランダルは天佑を感じた。
『第二の、ではなく本人と見わけつかぬ別人なら。』

297283:05/02/17 03:25:10 ID:xImod6A+
一方のミーアは、当然のことながら事態が飲み込めずにいた。
所属プロダクションの社長に連れられて来てみれば、なんとプラント最高評議会の議長がいる。
しかも、私に「ラクス・クラインになれ」とはどういうことだろうか。
もちろんラクス・クラインのことは知っている。
自分が歌手という道を志したのは、他ならぬラクスに対する憧れからだ。
しかし『ラクスの様になりたい』と『ラクスになる』のはあまりにも違う。

「・・・え、、、、それは、どういう意味ですか?」

言ってからミーアは後悔した。評議会議長、いわばプラントの最高権力者に向かって「どういう意味か?」とは無礼ではなかったか。
しかしその不安は、議長の優しい微笑みによって杞憂と化した。
「ああ。突然こんなことを言っても理解できるわけがないな。
つまり、ラクス・クラインの身代わりになる気はないかと、きいているのだよ。」
微笑んだまま議長は話しを続ける。

「もちろん、身代わりと言っても影武者とか物騒なことではないがね。
君も知っての通り、現在ラクス・クラインはその行方をくらましている。
しかし彼女は先の戦いにおける最大の功労者であるし、私たちにとって彼女と彼女の歌は特別な意味を持っている。
彼女は我らに必要な存在なのだ。
そこで、本物の彼女に対する呼びかけの意味も込めて、当面の間ラクス・クラインとなってくれる人間を捜しているということなのだよ。」
298283:05/02/17 03:26:54 ID:xImod6A+
有能な政治家は演説が上手い。
自然と、ミーアはデュランダルの言うことを信じていた。

「もちろん、お礼は十分にするつもりだ。
もしラクス・クライン本人が現れても、その後の活動のバックアップも行う用意がある。」

十分な礼、活動のバックアップ、
しかも替え玉とはいえプラント中の人々に自分の歌を聞いてもらえるかもしれないという誘いに、ミーアの心は完全に動いていた。

「わかりました。それで、私はこれから何をすれば良いのですか?」

ミーアの問いに対してデュランダルはまるで子供を褒める時のような笑顔を見せた。

「後日、極秘にオーディションが行われる。君にはそれに参加してもらいたい。」

オーディション・・・その言葉をきいてミーアの胸には大きな不安がよぎった。
ミーアはこれまでに幾度と無くオーディションの類には参加してきた。
大手のプロダクションに歌唱コンテスト、しかしそのことごとくで辛酸をなめさせられた。
やっと拾ってもらった現在のプロダクションもいわいる弱小プロのため、歌手以外の仕事をしながら日々暮らしているのが現状だ。
そんな自分が、国家の極秘プロジェクトに関わって本当に大丈夫なのだろうか。
叶わぬ夢を見せられて終わるだけなのではないだろうか。
しかし、そんなミーアの不安を打ち消すかの様にデュランダルは顔を近づけ、言った。
「オーディションと言っても、いわば形式的なものだ。心配しなくて良い。君なら、きっと大丈夫だ。」
なにげない言葉ではあるが、口調と、表情と、なによりデュランダルがかもし出す雰囲気によってミーアの不安は霧散した。
「必ず来てくれたまえ。待っているからね。」
そう言うとデュランダルは返事も待たずに部屋から出て行った。多忙な身なのだろう。しかしそんな多忙な日々の中で自分を見つけてくれたこと、励ましてくれたことが、ミーアに強い決意をさせたのであった。

299283:05/02/17 03:29:20 ID:xImod6A+
オーディション当日
ミーアは社長と共に会場へと向かっていた。
路地裏にある小さなビルで、なにやら人を寄せ付けない雰囲気がある。
裏口から入り、待合室へ案内されるとそこには既に数人の女性が待機していた。
・・・自分に似ている・・・
ミーアは女性たちを見てそう思った。
そして恐らく、女性たちもまた自分を見てそう思っただろう。
一瞬戸惑ったものの、ミーアは「ラクス・クラインの替え玉を作る」という議長の言葉を思い出した。
ならば彼女に似た女性を集めるのが道理とだと理解した。
ミーア自身、「ラクスに似ている」といわれた経験は一度や二度ではない。
しかし、外見にそう差異がなければ一体何をもって決め手とするのか。議長は「大丈夫」と言っていたが、ミーアの胸に再び不安がよぎる。同時に、絶対に負けたくないという気持ちも生まれていた。
そうこうするうちにオーディションは開始された。
まず大きな部屋へ移らされた。
見ると審査員席の中心にデュランダルがいる。
しかし、他の審査員となにやら話しをしており、ミーアには気付かなかった。
容姿、歌、表情、等の一通りの審査が行われた。
参加者の中にはミーアの同業者もいたし、全くの素人もいた。
重要なのは上手さや個性ではなく、いかにラクス・クラインを演じられるかである。
ミーアは全身全霊を込めて、ラクスを演じた。
議長と会った日から今日まで、ラクスの映像を何度も何度も観て研究しつくした。
彼女の発声、声色、歌うときの仕草や表情、全てものにしたはずの自分が負けるわけはない。
ミーアはオーディション中、ずっと考えていた。
・・・・絶対に合格して、あの人の役に立ちたい・・・・

300283:05/02/17 03:32:50 ID:xImod6A+
数日後、ミーアは同じ場所に呼び出された。
「オーディションの結果を伝えるため」と召喚状に書かれていたが、落選を伝えるだけなら書面でも良いだろう。
呼び出されるということは、つまり・・・・・・
ミーアの予想通り、待っていたデュランダルは合格を伝えてくれた。
「期待に答えてくれて、私も嬉しいよ。」
初めて会った時の笑顔でデュランダルは言った。
ミーアはその笑顔に、自分の胸が熱くなるのを感じた。
・・・これから、この人のために働けるんだ・・・・
そして、以後のスケジュールを説明し、最後にこう言った。
「では、今から君の最初の仕事をしてもう。」
先ほどとは違う、ゾっとするような冷たい微笑だった。
言うが早いかデュランダルはミーアの腕を掴み、抱き寄せ、そして、唇を奪った。
「んっ!?んんっ!!・・・・」
抵抗する間も無く唇を重ねられた。
一瞬なにが起こったのか把握できなかった。
しかし、舌と唾液が侵入してきた時、ようやく自分を取り戻し、唇を離した。
「っぷはぁっっ!!・・ぎ・・議長?いったいなにを・・・」
顔を離したのもつかの間、抗議には答えずデュランダルはミーアの服を引きちぎった。
「きゃぁぁっっ!!」
上衣は破かれ、下着が露わになる。
豊かな乳房が見えると、デュランダルは力任せにそれを握りつぶした。
「痛いっっっ!!やめっ・・・っくはぁっ!!」
攻めは乳房だけでなく頂にも及んだ。
濃い桃色の乳頭が指と歯によって形を変えられる。
痛みとともに羞恥、なによりも屈辱がミーアの精神を苛んだ。
「やめてくださっ・・・あぁぁっ!なんでこん・・な・・っっ!!」
無言のまま、デュランダルは執拗に攻めを繰り返す。
乳房の下をさすりながら、舌と歯で乳頭を弄ぶ。
初めは力任せだったが、段々と緩急を使いだし、ミーアはジンワリと胸に何かが生まれるのを感じていた。
301283:05/02/17 03:33:43 ID:xImod6A+
「大きい割に、敏感なんだな・・・・」
ミーアの乳頭は痛いくらいに硬直していた。
デュランダルは乳房への攻めを続けながら、下半身へと手を伸ばした。
下着への侵入者にミーアは激しく抵抗する。
「やっ!!ダメです!!そこは・・はぅっっ!!」
しかし抵抗むなしく侵入を許してしまう。
クリトリスに包皮ごと強烈な刺激をくわえられ、ミーアはのけぞった。
「っっっ!!は・・・く・・あぁぁぁっっ!!!」
その間に下着は下げられ、残っていた衣服も全て剥ぎ取られる。いつの間にか床に寝かされていたが、恐怖、痛み、そして淡い想いを踏みにじられた絶望、ミーアは抵抗する気力を失いかけていた。
「も・・・もう・・やめ・・・ぎtyっっつあぁぁぁぁっっ!!」
秘穴に指が侵入した。女性の体は性的な身の危険を感じると、器官が傷つかないように潤滑油を分泌する。それが災いした。
「ひゃっっっつ!!くぅぅああぁぁぁっっ!!!」
間髪をいれず、侵入者は動きだした。
入り口の辺りを円を描くような動きでゆっくりと刺激する。
そうかと思えば根元まで侵入し、膣壁を奥のほうからなぞりあげる。
ジュプジュプという音ともに新たな潤滑が分泌されはじめた。
「頃合か・・・・」
低く言うとデュランダルは空いた片手で器用にズボンを脱ぎ捨てた。ミーアの意識は既に混濁し始めていたが、秘所に熱いものが触れる刺激で、再び我にかえった。
302283:05/02/17 03:34:37 ID:xImod6A+
「はぁ・・・はっ!?ダメですっっ!!それだけは、許して下さい!!」
頬には既に大粒の涙が通った跡がある。
ミーアは懇願するが、デュランダルは一向に無視し、自身と秘穴をこすり合わせて潤滑をまぶしている。
「お願い・・やめて・・・・私・・・初め・・ひっ!!!」
やがて亀頭が侵入してきた。ズズズ・・・と音をたてるような緩慢さだが確実にその姿を埋めていく。
「あああぁぁぁぁ・・やめてやめてやめてやめてやめてやめぇぇぇぇっっ!!」
半狂乱になって手足をばたつかせるが、男の力には適わない。やがて屹立の先端が膣内の抵抗にぶつかった。デュランダルは、一呼吸置いてからその抵抗を一息に突き通した。
「ぎっっ・・・きゃぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
体の中心を真っ二つにされるような激痛がミーアを襲う。ブチブチブチッという音と共に、その長大な屹立はミーアの体内へ、全身を埋没させた。入り口から途中の器官全域への痛み、内臓への圧迫感がミーアを支配していた。
303283:05/02/17 03:35:26 ID:xImod6A+
「ひくっ・・・痛い・・もう・・・お願ぃ・・・」
泣きじゃくりながら許しを請うミーア。
しかしデュランダルは無言のまま、抽送を開始した。
「いぎぁぁっ!!は・・くはぁっ!!や・・め・・」
「動・・かさない・・・ぐぅぅぅあぁぁぁぁぁっっっつ!!」
床には転々と赤い雫が垂れている。デュランダルはそれを観ながら、満足そうな笑みを浮かべて抽送を速める。
「もう・・もう・・おねが・・・い・・・やめ・・・・」
懇願する顔が、妖艶にも似た美しさを浮かべる。デュランダルは込上げてくるものを感じた。腰の動が激しさを増す。ミーアの耳元で小さく終末を宣言し、大きなストロークで奥まで抉り込む。
「ひぐぅっっ!!くは・・・・」
その刺激でミーアの体が一瞬硬直し、途端に秘穴の圧迫間が増す。もう一度大きく突きこむと、デュランダルはミーアの最も深いところで、吐き出した。
「あ・・あ・・・あ・・あ・あぁぁぁぁ・・・・」
体の中心が焼かれるような熱さ。断続的なその刺激に合わせ、ミーアの体は小さな痙攣を繰り返した。やがてデュランダルが全てを吐き出す頃には、ミーアの意識は潰えていた。

304283:05/02/17 03:37:49 ID:xImod6A+
どうも
やっぱ、難しいですね
すいません
ミーアが最近好きなので、ちょっと酷いことをしてしまいましたが
あんまりエロくないし
すいません
305名無しさん@ピンキー:05/02/17 08:36:44 ID:6wtAJ0Fi
>283
投下乙。
>あんまりエロくないし
ということはないと思う。でも
自分で書いてみて難しいなと感じたら
納得イク(敢えてカタカナ)まで推敲を。
本編でも怪しい二人なので注目してます。
ごちそうさまでした。
306名無しさん@ピンキー:05/02/17 09:43:02 ID:KeCyVV+B
>>292
なんなんだこのエロさ…まさか議長はミーアでアスランを篭絡しようと…
並じゃない恐ろしいまでのエロ描写に脱帽。。。

>>283
…議長はやはり変態だったんだ…w
307名無しさん@ピンキー:05/02/17 11:32:24 ID:ChsAh+OT
>>283
ゴチでした。
ギルミア、いろいろと新鮮でおいしかったですw
308名無し@ピンキー:05/02/17 21:56:15 ID:xFJWKnFB
6 1 2 は 氏 に ま し た
309名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:22:13 ID:1LFqCgta
(・ω・)?
310名無しさん@ピンキー:05/02/17 23:49:37 ID:7PyDDII2
アク禁?
311名無し@ピンキー:05/02/18 00:28:50 ID:rxdmJRDQ
612氏のサイトの日記で永遠凍結チクな発言がみなされました
もうネ界に帰ってくることはないでしょう
312名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:14:57 ID:PZ/0BgAo
612氏のサイトってどこ?
313名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:25:57 ID:gmMFzi6d
612氏に何かあったの?
314名無し@ピンキー:05/02/18 01:27:36 ID:rxdmJRDQ
腐女子サイトを回っていたらあるサイトに行き着いたんだよ
そしたら裏があるっていうから探したんだよ
出てきたのはオリジナルのホモの他にSEEDってあってさ、そしたらこうかいてあるんだよ


種デス前、ミゲルがアスランの位置です。
某所へ投下したものを手直ししているだけですので、パクリじゃねーかという苦情は受け付けません。
本人ですから。
それでも良いという方のみどうぞ。


あー612氏のサイトかって見ていたら日記で死にたいとか色々書いてあって、そしたら今日の日記で

2005/2/18(金)

すいません、ちょっと世界から逃げますね

No.193


だったんだよ
もう帰ってこねーな
315名無し@ピンキー:05/02/18 01:32:03 ID:rxdmJRDQ
ちなみにその直前の日記
「 2005/2/11(金)
暗いので苦手な人はスルーしてください
あ、あの、死んでますこんにちわ頭良です。
毎日毎日PCに向かって進まない手を呪いつつ、明日からネ落ちの日々です。
なんていうか最近書く気力どころか生きる気力すらないです。
早く楽になりたいです。
お迎え…来てくれないかな……orz

別に暗い話を書いているわけじゃないです。
ハピエンドでもなかったりするんですが、そういうのも好きなので良いんです。
にしても今見てるアニメの登場人物のナマイキさ!
ああ当たりたい!くのっくのっ!!

ああもう本当名に書いて良いのかわかんないです。
眠ったらもう二度と目覚めなければ良いのに。

No.192


316名無し@ピンキー:05/02/18 01:36:14 ID:rxdmJRDQ
頭良=612氏のペンネーム
317名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:38:17 ID:kSa/Z4i1
何かもう、ボロボロだな。
精神科にでも行く事を勧めたい。
俺も学生の頃はお世話になったもんだ。
318名無し@ピンキー:05/02/18 01:42:22 ID:rxdmJRDQ
氏は以前から日記で家にいるのが苦痛とか言っていたんだ
ネ落ちというのが13日の盛岡コミケに出るための遠征らしかったんだけど、帰ってからもこの有様らしい
サイトは
ttp://www.h6.dion.ne.jp/~kogiku/index.html
荒らさないでやってくれ…
319名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:51:17 ID:jQco99sA
>ID:rxdmJRDQ
つーか、荒らさないでくれといいながらURLを貼り、
こことは無縁の個人サイトの裏まで書き込むおまいさんに悪意がないとは思えん。
612氏の個人サイト行ってきたんだけど、もうここに来ないみたいだよだけで十分だろうがっ!
320名無し@ピンキー:05/02/18 01:58:26 ID:rxdmJRDQ
いや発見当時俺もかなりテンパってたからあんまり考えてなかった
今では反省している、マジに
にしてもあのアスシンカガの続編はないというのが残念だ
321新参者:05/02/18 02:01:23 ID:YmMzYIb2
何か変な雰囲気ですが…

強引に>>291の続きを投下させてもらいます。

せっかく書いたので、投下してから寝たいです。
よろしくお願いします。
322名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:01:42 ID:PF6I9OGc
なんだよこの成り行き…ID:rxdmJRDQがやってるのはただの晒しだ
本当に反省しているのかどうか
323ミーアの夜:05/02/18 02:02:05 ID:YmMzYIb2
ミーアの肛門を撫でているだけで凄く興奮する。
可憐な尻穴に寄った皺が自分の指の上で動き回る。
女性の肛門に触れるという行為が稀有なために興奮するのか。
それとも、不潔とされ、触れてはならないとされている部分に触れるという背徳感がそうさせるのか。
複雑な感情が腹の奥から込み上げてきて、ペニスを昂らせた。
「……指…挿れても良いですよ…」
「えっ!…」
ミーアの呟きに、アスランはドキッとした。
心を見透かされた気がした。アスランの心臓の鼓動が速くなっていく。
「…さっき、念入りに洗浄しておきましたから…その……浣腸で…」
最後のほうは消え入りそうな声だった。さすがに恥ずかしいのか。
自分の寝ている間にそんなことが行われていたとは。アスランはその仕込みに驚いた。
いや、ということは、ミーアは最初からそのつもりだったのか。
初めから、セックスするつもりで自分に近づいたのか。
しかし、今のアスランにとっては、その疑問よりも、未知の世界への好奇心が優先された。
ミーアの肛門の皺の中心に中指の爪の先を引っ掛ける。
アスランはその体勢のまま息を飲んだ。心臓の鼓動が速さを増す。
「…指…挿れるよ…」
アスランは宣言した。多少声が上ずっていたかもしれない。
「待って…できれば、唾液をつけてもらえませんか…」
「え?なんでだい?」
「そっちの穴は…前の穴と違って…お湿りが無いので…すみません…手前勝手で…」
「いいよ…わかった…」
アスランは中指を口に咥えて、タップリと唾液で覆った。
そして、再び指を肛門に引っ掛ける。
「…最初は…1本だけにしてくださいね…いきなりはキツイですから…あんん…」
アスランの指先がミーアの肛門に埋まっていく。
肛門の周りの柔肉が、アスランの指の挿入に伴って奥に沈んでいく。
「……あったかい…」
アスランの指が温かい空気で包まれる。一息に中指の全てを押し込んだ。
内部はゆったりと拡がっており、ただ肛門の括約筋だけが指の付け根辺りをきつく締め付けている。
人の体温を計る際に直腸を用いることがあるが、確かにそこは人の体温が如実に伝わってくる空間だった。
324ミーアの夜:05/02/18 02:02:47 ID:YmMzYIb2
「くぅん…アスラン…どうですか?ミーアのお尻…ぅんん…」
ミーアの背筋がプルッと震えた。
肛門から侵入してきた異物感に悶え、尻もプルプルと揺れる。
「…いいよ…なんだかよく分からないけど…こうしてると…とても…興奮するんだ」
アスランが指を抜き始める。抜き出される指に肛門の括約筋が引っ掛かり、内側から引っ張られるように盛り上がった。
「はぁぁぁぁ〜…」
同時に、ミーアの口から甘い息が漏れ出す。
そして、肛門から指が抜き出されていくのに合わせて、膣がキュゥーッと収縮していき、アスランのペニスをきつく締め付けた。
「くふぅぅ〜…」
アスランがまた指を尻穴に挿入していく。
ミーアの膣口がヒクヒクと痙攣し、再び侵入してくる異物に対して、ミーアの身体全体が抵抗しているようだった。
また、指をゆっくりと引き抜いていく。
「はぁ〜…アスラぁン…き、気持ちいいですぅ…もっと…もっとしてください…んぁっ…」
アスランは、指を出し入れする動きを段々と速めていった。
先程指に含ませた唾液で滑りながら、中指が何度も何度もミーアの肛門に出入りを繰り返す。
クチュクチュと卑猥な音がその場所から響いていた。
「あぁっ!…くぅん!…はぁぅ〜…」
指を抜き差しするたびに、ミーアが喘ぎ声を上げる。
さっきまでとは違う声、泣き声の混じったような声を上げていた。
ひょっとしたら、彼女は尻の穴のほうが感じているのではないだろうか。
「ああっ!…いいです!…気持ちいいですぅ〜…」
肛門内部での指の動きに合わせる様に、ミーアの膣壁がキュッキュッとリズミカルにアスランのペニスに迫ってくる。
腰を上下にピストンしなくても、その膣の収縮だけで充分な刺激となる。
アスランのペニスは、ミーアの膣内でみるみる膨張していき、張り詰めていった。
「くぅっ…すごい…こんなやりかたがあるなんて…」
アスランは初めて知った快感に震えていた。
「……アスラン…ねぇ…」
しばらく尻穴を弄られるがままだったミーアが不意に身を捩らせてアスランの方を見る。
「…ミーアのお尻でシテみます?」
その問い掛けに、アスランの心臓が大きく高鳴った。連られて指の動きが止まってしまう。
325ミーアの夜:05/02/18 02:03:29 ID:YmMzYIb2
「…シテみる…って…まさか…」
ミーアの肛門に自分のペニスを挿入するということか。
アスランはにわかには信じられなかった。
「…そんなこと…できるわけないじゃないか…」
「あら?できますよぉ〜…あたし得意なんですよぉ」
「…しかし…そんな…まるで変態じゃないか…」
「でも、アスランったら、あたしのお尻弄ってばかり…とても楽しそうでしたよ」
「…そんなことは…」
ないとは否定し切れなかった。確かにミーアの尻穴に触れているだけで、ひどく興奮する。
自分にそんな性癖があるとは、気付きもしなかった。
「やってみましょうよ…」
そう言って、ミーアはゆっくりと腰を浮かせていった。
ミーアの肛門から、アスランの指が抜け出る。
そして、ミーアの膣口から、白い精液を粘らせながら、アスランのペニスが徐々に姿を現していった。
「…んんんっ…」
ミーアは前屈みのまま、自分の前に両手を着き、這うようにして前に進んでいく。
段々と抜け出してくるアスランのペニスには膣襞が絡み付き、ミーアはヴァギナが内側から捲れ上がるように感じた。
やがて、ずっと勃起角度に逆らったままミーアの膣内に入り込んでいたペニスがズルリと膣口から抜け出し、
弾かれるように正常な角度に戻される。
二人のペニスとヴァギナの間には、太い精液の糸が生成された。
「はぁ…はぁ…はい!どうぞぉ…」
ミーアは、アスランの足元で四つん這いになり、尻を大きく突き出した。
肛門が剥き出しになり、その直下では、ペニスを抜き出されたばかりの膣口が、ヒクヒクと余韻を響かせている。
とても淫猥な眺め。
「…でも…そんなことが…」
その光景を前にしても、アスランはまだ躊躇していた。
抜き出されて改めて見た自分のペニスの太さと、ミーアの肛門の小ささを見比べると、とても挿入できるとは思えない。
「何言ってるんですか…アスランのオチンチン…ミーアのお尻に入りたくてウズウズしてますよ」
ミーアが身を捩ってアスランのペニスを観察している。
確かにアスランのペニスは、目の前の淫猥な光景に誘われるように、ピクンピクンと勝手に伸び上がっている。
326ミーアの夜:05/02/18 02:04:12 ID:YmMzYIb2
「ほらぁ…好きにしていいんですよぉ…気持ちいいんだから…」
そう言いながら、ミーアは片手の人差し指と中指を使って、自らの肛門付近を大きく拡げてみせる。
ヒクつく肛門が強調される。
「ほらぁ…はやくぅ…」
さらに、自分で尻穴を窄めたり拡げたりする。
とても挑発的な光景。
ミーアの肉体は、そこに存在するだけで、男を誘うのに充分な形をしていた。
「…バカにするな…」
アスランはもう堪らなくなり、ミーアの剥き出しの肛門に顔を近づけ、しゃぶりついた。
「いゃん!アスランったら…とっても大胆…」
アスランも、自分の行動が変態染みていることは承知していた。
しかし、どうしても欲情に抗うことが出来ない。
(俺は…弱い人間だ…)
アスランは自虐的になりながらも、本能に逆らうことはできず、貪るようにミーアの肛門を舐めまわした。
「あん…素敵…アスランのオチンチンは太いですから、ミーアのお尻の穴もよぉくほぐして下さいね」
アスランはミーアの肛門の皺の1本1本をなぞるようにじっくりと舐め上げる。
ピチャピチャと唾液が弾ける音が、自分でも恥ずかしいほどに、部屋に響いていた。
「…アスラぁン…もっとぉ…んん…」
ミーアは息を止め、踏ん張る要領で腹に力を入れた。
すると、肛門の括約筋がポッカリと開く。
アスランはミーアの肛門の周りに唇を密着させて、迷わずその穴の中に舌を挿入していった。
「あっ!くぅ…」
別の意思を持った柔らかくて温かい舌が、ミーアの尻の中にグニャリと侵入してくる。
尻の中を別の生物が這い回る感覚に、ミーアは思わず腹の力を緩めてしまう。
急激に肛門が閉じていき、アスランの舌を締め付けながら、外に押し出した。
「あぁん…ごめんなさい…もう一度…んっ!」
また、ミーアの肛門が開く。
しかし、アスランがその中に舌を挿入すると、やはりすぐに押し出されてしまうのだった。
327名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:04:49 ID:StL+lTSr
かくして物書きさんが一人いなくなられる、と。

エロシーンが下手なのだが俺も書いていいかな?
328ミーアの夜:05/02/18 02:04:58 ID:YmMzYIb2
「…ごめんなさい…ごめんなさい…ミーア…お尻は弱くて…あっ!あぁんっ!!」
ミーアが不意にブルブルッと2、3度身震いした。
密着しているアスランにもそれが響いてくる。
「あ…ダメ…気持ちよくって…漏れちゃ…うぅん…」
ミーアの女性器から青臭い臭いが漂ってくる。
アスランの下で、ミーアの膣口がパックリと開いていく。
その中で膣壁がムクリと盛り上がり、中から一塊の精液が吐き出された。
白い塊が太い糸を引きながら、シーツの上へ、ドロリと滴り落ちていく。
「…すみません…せっかく中に出していただいたのに…漏らしてしまいました…」
ミーアは本当に申し訳なさそうに言う。
「いいよ…そんなのは…」
アスランはミーアの肛門への舌の挿入を再開する。
今度は、アスラン自ら強引に尖らせた舌を押し込み、短いストロークで肛門の浅い位置を何度も往復する。
「あっ…あふぅ…ありがとう…ございます…」
ミーアの尻の中に、立て続けに挿入感が襲ってくる。
彼女の尻穴は、ゆっくりとほぐれていった。
「あぁ…アスラン…すごい…気持ちいいです…もっと…もっとシテください…」
ミーアの肛門を舐めながら、アスランも高揚していく。
アスランのペニスは、何も触れなくても、ビクンビクンと動き続けていた。
段々ほぐれてくる肛門に、アスランの舌も深く侵入できるようになっていく。
アスランは思い切って舌を目一杯挿入すると、内部を舐め回すように舌を暴れさせた。
「あっ…動いてる…ダメです…また漏れちゃう…ぅん…」
しかし、アスランは舌を動かし続ける。
ミーアのフトモモがガクガクと震える。
ミーアの膣が自然と収縮し、膣口から白濁した液がジワリと滲み出てきた。
「ア…アスラン…ミーア、もう我慢できません…もうオチンチンを下さい…」
アスランはミーアの肛門から舌を抜き取る。
「もう…いいのかい?これで入るのかい?」
アスランはまだ不安だった。
329ミーアの夜:05/02/18 02:05:40 ID:YmMzYIb2
「もう一度、指を挿れてみて下さい…今度は2本で…」
ミーアはハァハァと息を荒くしていた。
アスランは、言われた通りに、人差し指と中指を揃えて、ゆっくりとミーアの肛門に挿入していった。
「あふぅ…」
ミーアの口から、吐息が漏れる。随分と艶やかな声になっていた。
アスランの2本の指は、簡単に入り込んでいった。
奥まで入れ込んだところで、2本の指の間を開くことが出来るほどに、ミーアの肛門はほぐれていた。
「…充分ですわ…アスランのオチンチンをいただくことが出来ると思います…」
アスランはゴクリと唾を飲み込んだ。緊張で喉が渇いていく。
アスランは自分のペニスを握り締め、ミーアの肛門にあてがった。
「…い…いくよ…」
心臓が最高潮に高鳴る。
「はいっ…どうぞ…」
ミーアはまたさっきのように腹に力を入れた。
ミーアの肛門が、アスランの唾液で糸を引きながらパクッと口を開ける。
アスランは、硬いペニスの先端をその穴に突っ込んだ。
「くぅっ…まだ狭いよ…」
肛門の力が、アスランのペニスを撥ね返してくる。
人間の本能として、異物の逆流を拒んでいた。
「いいんです!アスランのオチンチン、充分に硬いですから、強引に押し込んで!」
ミーアは肛門を開き続けている。段々苦しくなってきた。
「お願いします…はやく…お尻に、空気が入っちゃうゥ…」
パックリと口を開けたまま、ミーアの尻が痙攣している。
アスランは片手でペニスを握り、片手でミーアの腰を掴んで、ペニスをミーアの肛門に無理矢理押し込んだ。
「く…くぅっ!」
力を入れ続けるアスラン。やがて、ブリュッと亀頭が内部に吸い込まれた。
「はっ…はいったぁぁぅ…」
ミーアが呻く。ようやくペニスの先端が肛門に挿入された。
「くっ…これは…すごい…」
さっき指を挿入したときにも感じたが、尻の内部は案外広い。
しかし、肛門の締め付けはこの上ないものだった。
入っているのが先端だけでも、充分に快感が得られる。
330ミーアの夜:05/02/18 02:06:23 ID:YmMzYIb2
ミーアの肛門が、アスランのペニスのカリ首をきつくきつく締め付ける。
アスランの一番敏感なところばかりが集中して刺激される。
「ダメだ…これは気持ちよすぎる…」
アスランは堪らなくなって、ミーアの肛門にカリ首を擦りつけた。
そして、集中して一点を扱き続ける。
ミーアの肛門の締め付けは、自分の手で締め付けるよりも激しいように思えた。
それでいて自分の意思ではない動きをするので、余計に煽られる。
「やぁん…アスランったら、入り口ばっかりぃ…」
確かに、ミーアから見れば尻の入り口ばかりを責められていた。
アスランは気持ち良さのあまり、そこから動けないでいた。
「…すごい…すごい…こんなのは初めてだ…」
浅い位置を短いストロークで突き続ける。
肛門の内側にペニスの傘が引っ掛かって、尻の内部からムクリと浮き上がって見えた。
「もぉ…しょうがないですねぇ…」
ミーアはアスランの動きに合わせてキュッ!キュッ!と肛門を締め付ける。
膣内よりも、筋肉が発達している分、肛門のほうが自由に動くみたいだった。
「…すごい…すごい…ンンッ!!あ、ああっ!!」
ミーアが締め付けると、アスランの中から物凄い勢いで射精感が込み上げてきた。
そして、ペニスがドクンと大きく脈打つ。
「あっ…あつぅぅ…」
アスランが堪える間もなく、一瞬で射精まで持っていかれてしまう。
「あっ、あっ!出てしまった…あぅぅ…」
亀頭のみを肛内に収めて、竿は剥き出しのまま、異様な形で始まってしまう射精。
「くっ…抜けない…」
ペニスの傘が肛門の内側に引っ掛かって抜けない。
いや、ミーアが締め付けて抜けないようにしている。
「いいんです!いいんですよ…このまま…全部中に下さい…ふぅぅ…」
尻の中に熱い精液を流し込まれて、ミーアの尻がプルプルと震える。
背筋も痙攣するように震えていた。
腰までの長いピンクの髪が、背中の上で乱れている。
331ミーアの夜:05/02/18 02:07:06 ID:YmMzYIb2
「はぁっ…はぁっ…止まらない…うぅっ…」
極上の締め付けの快感の中、続く射精。
ミーアの肛門に先端を支えられながら、竿が跳ね回る。
ペニスを握った手の平を、竿が脈動する響きが伝ってくる。
その光景は、中出しというよりも、注入しているといった方が相応しいかもしれない。
「ア…アスラ…ン…3回目なのに、すごい量…」
まだ、トロトロと精液が流れ出ている。
「だって…すごく気持ちいいんだ…はぁ…はぁ…」
アスランは息も絶え絶えになっていた。
ようやく、射精が収まった。
しかし、ペニスが抜けない。ミーアが締め付け続けている。
「んふ…あんなに出したのに…まだ硬いですよ…」
ミーアは肛門をキュッと締め付けて、アスランのペニスの硬度を確認する。
「よっぽど溜まってらしたのね…まだいけますか?」
「う…うん…すごい…自分でもこんなに続けられるのは初めてだ…」
「アスランに熱いのをたくさんいただいて、あたしも我慢できなくなりました」
ミーアはシーツに前のめりになり、空いた両手で自らの尻肉を掴んで、左右に開いた。
「どうか…もっと奥まで挿れてください…抜かずに…そのまま…」
あまりの昂りに、頭に血が昇って意識が朦朧とする。
アスランは、また本能の赴くままに、半勃ちのペニスを根本まで、ミーアの尻の中に押し込んでいった。
(続く)
332新参者:05/02/18 02:08:50 ID:YmMzYIb2
あと2回くらいで終わりそうです。

もっと時間があればなぁ…

また、よろしくお願いします。
333名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:09:51 ID:GPVR1GBi
>>332
乙でした
334名無しさん@ピンキー:05/02/18 02:24:57 ID:P/S74JEe
「か、返せっ・・・!」
ユウナはカガリたんの指から指輪を奪い取ると、熱くたぎった己のちんすこうに装着した。
335名無しさん@ピンキー:05/02/18 03:14:44 ID:+7J4NWO8
ミーアの夜エロすぎw
GJ〜〜
336名無しさん@ピンキー:05/02/18 09:54:11 ID:rxdmJRDQ
>>334
ユウナ細すぎ
337名無しさん@ピンキー:05/02/18 10:31:57 ID:p15qXQNN
ミーアの夜って微妙にスレ違いだか板違いじゃないかなあ。お尻系キモ
338名無しさん@ピンキー:05/02/18 10:51:25 ID:FIGxiTaG
>>337
まぁ、自分も後ろはやや苦手だが、許容範囲じゃないかな…


ミーアの夜…夜はまだ終わらないというのか… エロさ爆裂。いい仕事しますねw
339名無しさん@ピンキー:05/02/18 13:47:18 ID:dMBvHMMM
職人さん乙!
340名無しさん@ピンキー:05/02/18 14:21:03 ID:Exv2AHAS
>>337
苦手なんで、そっち方面になっててビビったw
一言欲しかったかも
341名無しさん@ピンキー:05/02/18 16:00:54 ID:V2YtlIhA
>>337
俺は尻も好きだよ

この展開はドキドキする
342ブラウニー投下開始:05/02/18 18:11:25 ID:zHkgMq3K
2月17日はミリアリアの誕生日でしたね。
1日遅れですが、ディアミリ投下します。
大変ありがちなネタですが、種46話・食堂シーンの後、です。

では最後まで一気に、どぞ。
343ブラウニー1/16:05/02/18 18:12:45 ID:zHkgMq3K
【Signal Green】

 アークエンジェル全体に悲しみの陰りが落ち、一時の静けさも心を安まらせてはくれない、
そんな夜だった。
 誰も居ない食堂で一人たたずむディアッカを、ミリアリアは入り口から見つめていた。
 戦闘は止み、第一戦闘態勢も解かれて、パイロット達には自室で休むようにと指示が
出ていた。それなのに部屋にも戻らずただじっと座っている。通信が届かないコロニーの
裏側で何があったのか。
 ミリアリアは意を決して、食堂に入っていった。
「―――何、してるの?」
 声をかけると、ディアッカの肩がびくん、と震えたのでミリアリアの方が驚いた。
ミリアリアを見たディアッカは、いつもの皮肉っぽい笑顔を見せたが、無理をして
いることは明らかだった。すぐに顔を逸らし、もとの体勢に戻ってしまった彼の隣に、
ミリアリアは座った。
「まだ寝ないの?」
「・・・ああ。おっさんも怪我してるし、キラも倒れたらしいし、すぐ出られるように
しとかないと何かあったときやばいだろ」
「でも、あんただって少しは休まないと」
「しょーがねぇよ。パイロットが足りないんだから」
「食事は?」
「ああ―――さっき食べた」
「・・・うそつき」
 ディアッカは何も言わずミリアリアを見たが、またすぐ目を逸らした。
「食事もしないで睡眠もとらないんじゃ、保たないわよ。あんたの言うとおり、パイロットが
足りないんだから、なおさら」
「うるせぇんだよ!放っといてくれ!」
 いきなり怒鳴られて、ミリアリアは首を竦めた。
344ブラウニー2/16:05/02/18 18:13:52 ID:zHkgMq3K
 ディアッカはすぐ我に返り、ミリアリアを見た。今度はミリアリアの方が目を逸らす。
「放っとくわよ・・・!あんたなんか・・・っ」
 言ってはみたが、声は涙で詰まった。立ち上がることもできない。ミリアリアは唇を
噛んで、涙がこぼれるのを抑えた。
「・・・ごめん」
 ディアッカの声に、ミリアリアははっとして彼を見た。ディアッカの声も、こみ上げる
ものを必死で堪えているように感じたからだった。
 机の上に置かれたディアッカの両手は握りしめられていた。あまりに強く握りしめている
ので拳がわなわなと震えている。ミリアリアは反射的に手を伸ばし、ディアッカの拳に掌を
重ねた。
 ディアッカの拳から力が抜けた。緩められた掌にミリアリアの指がすべりこみ、ぎゅっと
握られた。
「コロニーの裏側で、何があったの?」
「・・・」
「ザフトが・・・居たんでしょう?艦長が、クルーゼ隊だって、言ってた」
「―――っ」
 ミリアリアの手を、ディアッカが強く握り返してきた。そのあまりの力に、ミリアリアは
思わず悲鳴をあげた。
「・・・っ、痛っ・・・」
 ディアッカはすぐに手を離した。
「ごめん・・・っ」
345ブラウニー3/16:05/02/18 18:14:55 ID:zHkgMq3K
 ミリアリアがディアッカの顔を見ると、彼の方が痛い目にあったような顔をしている。
聞かれたくないことだったのかもしれない、と思い、彼女は後悔した。
「こっちこそ。ごめん」
「え・・・っ」
「あたし、出しゃばりだったのかもしれない。・・・1人になりたいんだったら」
 立ち上がりかけたミリアリアの腕を、ディアッカが掴んだ。
 驚いてディアッカを見ると、さっきのことを気にしているのか、掴んでいる力がすぐに
緩められた。それでも離そうとせず、遠慮がちにミリアリアを捕まえている。
 ミリアリアは、もう一度ディアッカの隣に腰を下ろした。
「・・・友達に会ったんだ」
「え?」
 ディアッカが口を開いたのは、しばらく沈黙があった後だった。
「友達、って言うのかな。よくわかんねぇや。士官学校で同期で、成績争ってて・・・
お互い10位以内で卒業して、ザフトに入って赤服もらった。1位はアスランだったけど。
配属も同じクルーゼ隊でさ―――アスランと、イザークと、俺と―――ニコルの4人。
親もみんな議員で知り合いだし、何だかんだ言ってつきあい長かったな。友達じゃなく
ライバルって言うのかもしれねーな。あんま意識したことなかったけど・・・まぁあいつの
ライバルはアスランだったっぽいけど。いつも突っかかってたし」
 ディアッカの話は取り留めなかったが、ミリアリアは敢えて口を挟まずに聞いていた。
「アスランはニコルと仲良くて・・・だから何となく俺はイザークとつるんでたかも
しれない。でもニコルが死んで―――俺は捕虜になって、アスランもザフトを抜けて―――
イザークの奴、最後の1人になっちまったんだな。クルーゼ隊長と2人で、コロニーに
侵入してたよ。隊長はおっさんと戦いだして・・・それで俺は・・・イザークと・・・」
346ブラウニー4/16:05/02/18 18:15:53 ID:zHkgMq3K
 ディアッカはそこで黙り込んだ。堪らずミリアリアは聞いた。
「撃ったの?」
「・・・いや。撃てなかった。あいつは、最初俺だって気づかなくて撃ってきたけど。
名乗ったら撃つのやめたよ。軍人失格だな、こーいうの」
「そんなこといいから―――それで?」
「話し合ったさ。あいつは俺に銃、向けてたけどな。俺はあいつの敵なんだと」
「・・・」
「やっぱ、敵なのかな・・・?」
「それは―――」
「敵だとしたら、次に会ったときは、撃たなきゃならない―――?それとも、あいつが
俺を撃つのかな」
「やめてよ」
 ディアッカはミリアリアを見た。俯いている彼女の両肩は、震えていた。
「友達同士でそんなの・・・それじゃキラと、あのアスランって人と同じじゃない。
そんなの、もう・・・たくさんよ」
「・・・キラにも言われたよ」
「え?」
「僕とアスランのようにはならないでください、だってさ」
「キラが・・・?」
「ならないでくださいったってさぁ・・・どーすりゃいいのかねぇ」
 ディアッカは少しいつもの彼らしさを取り戻して、苦笑しながら言った。堂々巡りに
思われた考えも、人に聞いてもらうと少し楽になるようだった。
347ブラウニー5/16:05/02/18 18:16:48 ID:zHkgMq3K
「話してもダメだったの?」
「こっちの状況や、俺の考えてることは言ったつもりだけど・・・そう簡単じゃないだろ。
俺の方が騙されてるんだ、って言われたよ。まぁ、そうかもな」
「ちょっと・・・!騙すって!」
「いや、そういう意味じゃなくてさ。あいつは見てないから。おまえらのこと。見てない
人間にはそう聞こえるんじゃないの、ってことだよ。俺だって、一応見てきたつもりだ
けど・・・何が正しいのかなんて、よくわかってねぇんだし。ただ―――」
「ただ?」
「アスランとキラが殺し合ったり・・・アスランがキラの友達を殺したり、キラがニコルを
殺したりしなきゃならないのは・・・やっぱり間違ってる気がするから。だから俺と
イザークが戦うのも、間違ってる気がするんだ。同じことは、繰り返しちゃダメ、だろ?」
「・・・うん」
「でも戦場で会っちまったら、どうなるかわかんねぇもんなぁ」
「・・・」
「あいつが撃ってきたら、俺、どうすりゃいいんだろ」
「あたしだってわかんないわよ。・・・でも、一つだけ約束して欲しい」
「何?」
「通信の届かないところには、できるだけ行かないで」
「えっ?」
「不安になるのよ」
 そこまで言って、ミリアリアは立ち上がって食堂を出た。
348ブラウニー6/16:05/02/18 18:17:57 ID:zHkgMq3K
 「おい、待てよ!」
 廊下を進んでいくミリアリアのすぐ後を、ディアッカは追いかけていた。追いかけて、
とは言っても殆ど追いついていて、手を伸ばせば捕まえられる距離だ。単にディアッカが
勇気がなくてミリアリアに触れられないだけだった。いつから自分はこんなに腰抜けに
なってしまったんだろう。ディアッカは心の中で舌打ちした。
 ミリアリアに話したことで、ディアッカの重く沈んだ気持ちはもち直し始めていた。
自分が楽になった分、彼女が重荷を背負ってしまったのかもしれない。急に席を外した
ミリアリアの態度に、ディアッカは話したことを後悔しつつあった。
 そうこうしているうちにミリアリアの部屋の前まで来てしまう。振り向きもせず、無言の
まま部屋の中へ入っていく彼女に取り残されないよう、ディアッカは自動ドアが閉まる
すれすれのところで、体を部屋の中にすべりこませた。
 無断で部屋に入って怒るかと思いきや、ミリアリアは何も言わなかった。ただディアッカに
背を向けて、自分の腕を自分で掴み、立ちつくしている。ここまでついてきておきながら
声をかけることすらできなくて、ディアッカはただおろおろするばかりだった。
「・・・あの、さ・・・俺・・・」
「・・・トールが・・・死んだとき」
 何か話しかけようとしたディアッカだったが、ミリアリアの震える声を聞いて、再び
押し黙った。
349ブラウニー7/16:05/02/18 18:19:01 ID:zHkgMq3K
「あたし、CIC担当してて・・・画面に出たの。『SIGNAL LOST』って。トールと
―――キラのと、2人分、いっぺんに。最初、意味わかんなかった。一瞬故障かと思った
くらい。でも・・・すぐ違うってわかった」
「・・・」
「あんな辛いことないって思った。MS管制官なんかやるんじゃなかったって。出ていく
時の最後の顔見て、帰って来ないってことも、最初にわかっちゃうんだもの」
「・・・ああ」
「でも・・・もっと辛いことがあるって、今日、わかったの」
「え?」
「一番辛いのは、何にもわからないことよ。呼んでも呼んでも返事がなくて・・・生きてる
のか、そうでないのかわからない。怪我してるのか、助けに行くべきなのかも。何にも
わからないから、何もできないんだもの!一番辛いのは、何が起こってても知らずにいるって
ことなんだわ・・・だから―――」
 やにわに、ミリアリアは振り向いた。そのまま、ディアッカの胸に飛び込んでくる。ふいを
突かれて、ディアッカはそのまま、ミリアリアごと壁際まで体を運ばれた。
「お、おい・・・!」
「もう、あたしの声の届かないところに行かないで・・・っ」
 ようやく聞き取れるくらいの小さな声で、ミリアリアは言った。言葉の最後は、堪えきれず
漏れた嗚咽にかき消される。声をあげずに肩を震わせて、ミリアリアは泣いていた。
350ブラウニー8/16:05/02/18 18:20:05 ID:zHkgMq3K
 優しく肩を抱くこともできず、ディアッカはただ戸惑うばかりだった。
「あたし・・・ひどい人間なの・・・」
「・・・えっ?」
 しゃくりあげながら、ミリアリアは言葉を継いだ。
「あんたがさっき言ってたこと・・・頭ではわかる。友達を撃ちたい人なんていない・・・
だけど・・・」
「・・・」
「本当は帰って来て欲しい。誰を殺しても・・・っ。トールにだって、帰って来て欲し
かった・・・」
「・・・っ」
「もう、これ以上誰も失いたくないの・・・っ。どんな手を使ってでも、誰かを悲しませても」
「おい、もう、よせよ」
「あたしは、傲慢で、自分のことしか考えてない、ひどい人間なのよ!」
「やめろって、わかったから!」
 ディアッカは、ミリアリアの肩を掴んで体を起こさせると、強引に唇を奪った。そのまま、
放心状態になっているミリアリアを抱きしめる。抵抗されるかと思ったが、ミリアリアは
成すがままになっていた。
「あんただって、知ってるでしょう?あたしは、あんたを殺そうとした―――自分の悲しみを
晴らすことしか、考えられなくて―――確かめもせずに、ザフトだから、って殺そうとした
・・・あたしは・・・」
「もう、やめろってば!忘れろよ、あのときのことは!」
351ブラウニー9/16:05/02/18 18:21:05 ID:zHkgMq3K
 ディアッカはミリアリアの体を離し、涙で濡れた彼女の顔を両手で包み込んだ。言い聞かせる
ように、顔を近づけて囁く。
「おまえは、どうかしてたんだ。・・・戦争が悪いんだよ」
「違う・・・あたしが・・・あれは、あたしが・・・」
「忘れろってば。」
「もしも・・・あんたが死んだら・・・あたしは、誰を殺せばいいの・・・?」
「やめろ・・・っ」
「何に気持ちを・・・ぶつければいいの・・・?」
「俺は死なねぇよ!」
 ディアッカはもう一度、ミリアリアを抱きしめた。
「俺は、こうして生きてる。だからもういいんだ。忘れてもいいんだよ」
「忘れられないの・・・怖いの・・・怖いのよ!」
 今度は、ミリアリアの方からもディアッカに抱きついてきた。
「・・・怖くて、たまらないの。お願い・・・忘れさせて・・・っ」
「・・・」
「今だけで・・・いいから・・・」
 2人の体は、そのままベッドの上に投げ出された。
352ブラウニー10/16:05/02/18 18:22:07 ID:zHkgMq3K
 自分の下にあるミリアリアの白い肢体を、ディアッカはとまどいながら見つめていた。
 すでに2人とも一糸纏わぬ姿になっていたが、事ここに及んで、触れても良いものか
どうか迷ってしまう。今の彼女は普通の状態ではない。そこに付け込んでいるようで、
何だか気がひけた。おずおずと頬に触れると、ミリアリアが柔らかく微笑んだ。それに
勇気をもらって口づけると、ミリアリアも応えてくる。唇を優しく愛撫したあと、舌を
そっと差し入れてきれいな歯列をたどると、ふっ、と吐息が漏れた。その隙を逃さず、
さらに舌を奥に延ばしていく。ミリアリアの舌が、震えながら受け止めた。
 最初からあまり激しくしてはいけないという思いと、ミリアリアの全てを知りたいと
思う気持ちがぶつかりあって、ディアッカはどうしたらいいかわからなかった。しかし
やがて躊躇いは欲望の力で脇に押しのけられてしまう。さっきまで臆していたのが嘘の
ように、彼の掌はミリアリアの胸の二つの膨らみに伸びていた。
「・・・あっ」
 キスの合間に、ミリアリアの唇から小さな声が漏れる。二つの丘の間を撫で、片方の
膨らみに手を伸ばすと、頂点の部分がすぐ指に触れた。まだ勃ち上がってはいなかったが、
指先で軽く刺激すると、一番感じる部分はここだと言うようにすぐに丸みを帯びてきた。
「んっ・・・ぁんん・・・っ」
 甘えるような、声を聞かれるのが恥ずかしいと言うような抑えた声がする。もっと声を
あげさせたくて、片手で乳房をつかみ、もう片方の乳房を舌で舐め上げる。同時に膝で
両足を割って、内股の柔らかい部分を撫ぜると、複数の箇所に同時に加えられた感覚に、
ミリアリアの全身が震えるのがわかった。
「ああ・・・っ、いや・・・っ」
353ブラウニー11/16:05/02/18 18:23:11 ID:zHkgMq3K
 死んだという恋人は、彼女のどこまでを知っていたのだろうか。そんな意地悪なことを
考えながら、ディアッカはさらに愛撫を進めた。片方の乳首を指で摘んで擦りながら、
もう片方を舌で転がす。内股を撫でていた手を一番敏感なところに移動させると、入り口は
まだ固く閉ざされていた。少しずつ開かせるように指先をあてがって前後に刺激を与えると、
また躰が震えて反応した。
「あぁん・・・あん・・・ん、ふぅ・・・っ」
 初めての感覚に慣れないのか、ミリアリアは切なげに身を捩った。両手で枕をしっかり掴み、
快楽に流されまいとする。
 下半身の入り口がなかなか開かないので、ディアッカは今度は秘所に顔を埋めた。舌で
舐め上げ、まだ乾いているそこを濡らし、溶き解していく。片手は乳房を掴んだまま、胸への
愛撫も止めることはない。
「あっ・・・そんな、イヤ・・・あぁあん、あぁんっ・・・あぁ・・・!」
 恥ずかしいところを舐められているという状況がより感じさせるのか、ミリアリアの声が
だんだん大きくなってきた。それと同時にディアッカの舌の動きも激しくなる。入り口を
舐めるだけでなく、舌先を尖らせて秘突をくりくりと刺激すると、スイッチを入れたような
反応が返ってきた。
「あぁ・・・っ、もう、やめ・・・っ、ああああ・・・っ」
 ようやくミリアリアの入り口が少し開いた。開くと同時に、中に溜まっていた雫がとぷん、
と溢れる。その雫が入り口全体を濡らすように舌で広げてやると、入り口はどんどん開き、
熱い雫もぽたり、ぽたりとシーツにこぼれ落ちた。
「んあぁ・・・いや、そんなとこ、いやぁ・・・あぁん・・・っ」
 泣いているのか感じているのかわからない声をミリアリアはあげ始めた。ディアッカの
方は半ば夢中になっている。腰を捻って逃げようとするのを両手でしっかりと捕まえ、
ようやく開いた入り口から舌を差し入れて、内部をいじり回した。
「ああ・・・っ!あっ、あっ、あ・・・っ!やだぁ・・・っ、ああぁっ・・・!」
354ブラウニー12/16:05/02/18 18:24:13 ID:zHkgMq3K
 ミリアリアは顔を大きく左右に降った。突然強くなった快感に、もう自分を抑えることが
できない。髪を振り乱し、口角から涎を滴らせて、彼女は躰の芯から沸き上がってくる悦びに
喘いだ。
「ああ・・・!ああ・・・!ああぁあ・・・っ!もう・・・あ・・・ひっ!」
 新しい刺激に躰が硬直する。ディアッカの唇が離れたと思ったとたん、今度は指が奥まで
差し込まれた。舌よりももっと内側まで、もっと強い刺激を与える器用な指先に翻弄されて、
何もかもが狂わされて行く・・・。
「んあああっ、あああっ、あぅ・・・く、うっ・・・!」
 気持ちよさと、辛さと、切なさと、愛しさが次々と訪れては離れていく。岸に打ち上げ
られた魚のように躰がのたうつのを止められない。
 ディアッカの指が漸く抜かれ、ミリアリアは解放されて息を継いだ。激しく酸素を取り入れ
ながらも、彼女は解放されたのにちっとも楽にならないことに気づいていた。躰の内側から、
何かが急きたてる。はやく、はやくして、このままでは、もう、我慢できない。自分は何を
求めているのか・・・。
 その答えは、すぐに出た。
 ディアッカはミリアリアの膝の裏に手を入れて持ち上げ、膝を立たせると、左右に大きく
開かせた。ミリアリアが自分の格好に恥ずかしさを感じる間もなく、充分に濡れて開いた
秘部に熱いものが押し当てられる。
「あぁうっ!」
 ミリアリアの喉が大きく反り返った。充分濡れていたとはいえ、求めていたものは、痛みと
ともに彼女を襲った。
「痛・・・あぁっ、い・・・た・・・、痛い・・・っ、ああああっ・・・」
 痛みを訴えられても、ディアッカの方も止めたり、躊躇したりする余裕はもうなかった。
彼はミリアリアの反応を見ながら、ゆっくりではあるが、確実に自らを彼女の躰の中に押し
進めていった。狭い内側が、熱で徐々に開かれていく。こぼれ落ちた透明な熱い液体に、
深紅の一滴が混じる。
355ブラウニー13/16:05/02/18 18:25:15 ID:zHkgMq3K
「ミリアリア・・・力、抜いて・・・っ」
「あう・・・っ、無理・・・で、きな・・・あぁ!い、痛い、いた・・・い・・・」
「すぐ・・・気持ちよくなる、から」
 ようやく根元までディアッカのものを飲み込んで、ミリアリアは涙をぽろぽろとこぼした。
ディアッカの唇が降りてきて、痛みを和らげようとするかのように優しく口づける。
ミリアリアは無意識のうちに、枕を掴んでいた手を放して、ディアッカの背に腕を回した。
「しっかり掴まってろよ」
 言うなり、ディアッカは腰を動かし始めた。
「ああッ!やぁ・・・く、んんっ・・・あぅ・・・ああぁうッ!」
 また痛みが襲ってくる、と思ったが、予想に反して痛みは収まる方向にあった。そして
また、別の感覚が訪れる。自分の内壁がディアッカのものにまとわりつき、さらなる刺激を
求めようとしているのを感じ、ミリアリアはとまどった。そしてディアッカの方はもちろん、
彼女が求め、欲しがり出していることを感じて、さらに腰の動きに激しさを増していく。
「あっ、は・・・はぅ・・・っ、あああん・・・はぅ」
「気持ちよくなって・・・きた?」
「あっあっ・・・もう、わかんな・・・んんっ、はぁぅ・・・」
 何も考えられない。恥ずかしさももうない。感じるのは、絶え間なく続けられる愛撫、
2人の荒い息使い、混じり合う汗の匂いと、必死でしがみついている鍛えられた背中の筋肉。
あとは自分でもどこからこんな声が出るのかわからない、濡れそぼった嬌声。
 ディアッカがうなじに口づけてくる。下半身に加えられる激しい愛撫とは異なり、優し
すぎる首筋の感覚に、ミリアリアは翻弄されて悶えた。どちらに反応しているのかもわから
ないまま、躰はびくびくと痙攣し、声は漏れ続け、男の背中に爪を立てる。
「ああぁん、あァン・・・アア・・・あ・・ぁ・・あぅ・・んんッ、あん・・・っ」
 ミリアリアの声の調子が変わったのを受けて、ディアッカは最後の動きに入っていた。
2人の快楽をより高みに持って行こうとするかのように、強く、激しく、突き上げる。
356ブラウニー14/16:05/02/18 18:26:20 ID:zHkgMq3K
「ああああッ!ああッ!んゥ・・・あ、あ、あああぁあぁぁ・・・ん・・・ッ!」
「・・・んっ、クッ・・・」
 掠れたような長い声を上げて、ミリアリアの内側が弾けた。間髪入れずにディアッカも
自分自身を引き抜き、ミリアリアの下腹部に白く熱い迸りを滴らせる。
 頂点を迎えた瞬間、ディアッカの背中をかきむしったミリアリアの両腕が、力無くシーツの
上に落ちた。躰が小刻みにぴくぴくと痙攣し、悦楽の大きさを物語る。
 ディアッカが深く息をつき、ミリアリアの顔を覗き込むと、彼女の目は焦点を失っていた。
「おい・・・ミリアリア!」
 名前を呼んで肩を揺さぶると、すぐに目の焦点は合った。
「あ・・・あたし・・・?」
 譫言のようにミリアリアは呟いた。まだ熱に浮かされているが、意識はあるらしい。
ディアッカはほっと息をついて、びしょぬれになったミリアリアの躰をタオルで丹念に
拭いた。シーツを汚した幾筋もの血の色に気づいて、罪悪感で胸が疼く。イザークと
向かい合ったときとはまた違う痛み―――。
「あぁん・・・や・・・あ、ぁんっ・・・」
 それすらもまだ刺激になってしまうらしい。身を縮めて堪えるミリアリアの躰を清めると、
ディアッカは躰を並べて横たえ、彼女の首の下に腕を差し込んだ。ミリアリアは逞しい
二の腕から胸板のあたりに従順に躰を預けてくる。ディアッカはミリアリアの細い、まだ
火照りの残る躰をそっと抱き寄せた。
「ごめん・・・痛かった・・・?」
「ん・・・大丈夫」
「おまえ・・・初めてだったの?」
「・・・ん」
「そっか・・・ちょっと乱暴だったかな、ごめん」
「・・・平気」
357ブラウニー15/16:05/02/18 18:27:14 ID:zHkgMq3K
 初めてと聞いて嬉しい反面、前の恋人にはさぞ大事にされていたのだろうと思って、
ディアッカの胸はちくりと痛んだ。
「痛いのより・・・恥ずかしくて―――あたし・・・」
「恥ずかしいって、何が・・・」
「だって・・・あ、あんなとこ、舐めたり、とか・・・」
「恥ずかしくないよ、別に」
「すごい、声、出ちゃったし・・・」
「そうでもないさ、あれくらい」
 あれくらい普通、と言いかけてさすがにディアッカは口を噤んだ。誰と比べて普通
なのかと突っ込まれても野暮だ。しかし、まだうっとりと夢見心地のミリアリアは、
そんなことを追求してはこなかった。躰を包み込むように抱き寄せているのに、もっと
近くに寄りたいとばかりにすり寄ってくるのがかわいくて、ディアッカはミリアリアの
髪を優しくなでた。
「・・・帰って、来てね・・・」
「・・・ん?」
「帰って来てくれないと・・・あたし、また、おかしくなっちゃうんだから・・・」
「・・・あ、ああ・・・」
「もう、ひとりぼっちは、いや。同じことは・・・繰り返しちゃダメなんだから・・・」
 ミリアリアの声は、最後は寝息に変わっていた。
358ブラウニー16/16:05/02/18 18:28:15 ID:zHkgMq3K
 ディアッカは軽く身を起こし、眠ってしまったミリアリアの顔を覗き込んだ。睫毛が
涙で濡れている。自分はすっかり夢中になって、情事の前の会話のことなど忘れていた
のに、ミリアリアの方はそう単純ではなかったようだ。
 ディアッカは小さく溜息をついた。彼自身、戦場でのイザークとの再会を恐れていた
ことを思い出したのだ。
 イザークは全力でぶつかってくるだろうか。戦局によっては、それを迎え撃たなければ
ならない。もしもイザークがアークエンジェルを墜とそうとするなら、そのときは、戦いも
避けようがない。
 ミリアリアの頬をそっと撫でながら、ディアッカはもう迷うまいと決めた。
 みんな守りたいものは一緒のはずだ。
 自分がイザークと戦いたくないと思うように、イザークも進んで戦いたいとは思わない
だろう。コロニーでも結局は撃って来なかった。殺そうと思えばいつでも殺せた。力ずくで
ザフトに連れ戻そうとすれば、それも可能だった。
 しかしイザークはそれをしなかった。
 後は好敵手でもあり、学友でも戦友でもある彼を信じるしかない。
 自分はもう守るべきものを決めてしまったのだから。
「・・・おまえ残して、死ねるかよ」
 ディアッカは、ミリアリアの震える瞼に、そっと口づけた。せめて夢の中だけでも、
辛い現実を忘れられるようにと。

おしまい
359名無しさん@ピンキー:05/02/18 18:29:45 ID:FIGxiTaG
…ミリィ…いいなぁ…心のどこかが疼くこの感じ、GJっす
360名無しさん@ピンキー:05/02/18 18:31:02 ID:krTG/ncA
これだけの長さのものにたいしてレスが早すぎなような…
361ブラウニー投下終了:05/02/18 18:31:13 ID:zHkgMq3K
デス種が始まる前はディアミリとフラマリュばっかり書いてました。
投下する勇気がなくてHDDを暖めるばかりでしたが…今回投下したのも
その中の1つに手を加えたものです。

お目汚しすみません。未熟な部分は笑って流してください…。
362ブラウニー:05/02/18 18:34:05 ID:zHkgMq3K
ホントにレス早いですね。
感想レスつけてくださる方、いつもありがとうございます。
キャラを誉められると何だかほっとします。
原作にないエピソードてんこもりなので、イメージ壊れてないかと
いつもヒヤヒヤなのです。
363黄昏の…:05/02/18 18:45:27 ID:3aEP93jT
>>362
大作GJ。
デス種本編には_ってまだチラッとしか
出てきてないんだよな…旧キャラでも一番扱いがヒドイ。

>原作にないエピソードてんこもりなので
俺なんかもう3年くらい前からずっとその路線…。
364名無しさん@ピンキー:05/02/18 20:54:14 ID:4ncHCUJt
無印の初期のカガリに萌え
今は乙女化が激しくて…
初期の少し男っぽいカガリに激しくハァハァ
365名無しさん@ピンキー:05/02/18 22:02:45 ID:fT7XW/GK
ミリアリア大好きなんでとても嬉しいSSでした!
アニメもこんな風にならないかな。
366名無しさん@ピンキー:05/02/18 22:32:47 ID:vYJ7WMQQ
>ブラウニー氏
氏の作品に描かれていることの多い切なさが、とても好きです。
今回のディアミリも。
正直、種には嵌まれないでいる人間なのに、オルフレシリーズは
思わず保存してしまいました。エロはもちろん、心理描写が
素晴らしかった。
これからも、投下を楽しみにしています。
無理のない範囲で頑張ってください。
367名無しさん@ピンキー:05/02/18 23:06:35 ID:lzvMqG3k
>出てきてないんだよな…旧キャラでも一番扱いがヒドイ。
サイの事、時々でいいから思い出してください


…生きてたっけ?サイって。
368名無しさん@ピンキー:05/02/18 23:12:08 ID:hFZcK+rs
>>367
総集編のナレーションはサイの中の人だったけど、特にサイが語ってる風でもなかったな。

生きてます…
369名無しさん@ピンキー:05/02/18 23:16:33 ID:3bbizdAd
>>ブラウニー氏
(~д~)b <GJ!!

……しかし何だ?
この胸に残る『ときめき』は…
370名無しさん@ピンキー:05/02/19 01:58:46 ID:JZCTteIj
>新参様!
エロエロなミーア乙ッス!続き期待してまつ。
前作の種ではフレイがエロキャラと思ってましたが、
今回はミーアが大本命のエロエロっぷりですね!

>ブラウニー様
いつもながら人物描写とエロ描写双方で魅せてくれますね!
読み応えありますのでまた期待してます!
371新参者:05/02/19 02:43:21 ID:GIDNo2+d
>>331の続きいきます

すみません、ご指摘が有りましたが、とりあえずこの話だけは書ききってみます。

ちなみに、今回は全編尻です。

苦手な人はスルーしてください。
もちろん、平気だと言う人は、読んでいただければ嬉しいのですが。
372ミーアの夜:05/02/19 02:44:04 ID:GIDNo2+d
「あ…くぅ…」
異物に尻の奥深くを犯されて、ミーアが喘ぐ。
アスランのペニスはヌルリと一息に全体が入り込んだ。
尻の中は熱い。先程注入したアスラン自身の精液が充満している。
一息にペニスが根本まで入ってしまったのは、その精液で中の滑りが良くなっていたためだ。
「…これは…なんだ?…これが…お尻の中の感触…」
ミーアの尻の中で、肉壁がゆったりとアスランのペニスを包み込む。
ペニスの全体に、肉壁がネットリと吸い付いてくる。
膣内とは全く違う挿入感。
膣内では、膣襞が絡みついてきて締め付けられる感触なのに対して、
尻の中では、肉壁全体が吸盤のように吸い付いてくる。
しかし、肛門ばかりは膣よりもむしろきつく締め付けてくる。
しかも肛門の締まり具合というのは、1点に集中している。
奥まで挿入し切ると、ちょうどペニスの根本が肛門に辺り、舌から絞り上げるように射精感を促してくれていた。
「あぁぁ…アスラン…はやくぅ…動いて下さい…我慢できません…」
ミーアがおねだりするように腰を振ってくる。
尻の奥までペニスを突っ込まれて、歯止めが利かなくなっているようだった。
『お尻が弱い』というのもどうやら本当のことのようだ。
自らの尻肉を掴んでいた両手を放し、その両手を顔の前に持っていき、シーツを掴む。
激しいピストンに備えて構えているようだった。
「…わ、わかった…動くよ…」
アスランは、ゆっくりとペニスを抜き出し始める。
ペニスが肛門を通るたびに、きつい締め付けが各部位を襲う。
正しく、ミーアの肛門を使ってペニスを扱くような感覚だった。
「はぁ…はぁ…」
アスランの緊張がまた高まっていく。
ミーアの肛門の締め付けは、下手をすると病み付きになりそうな魅力を持っていた。
このまま快感に絡め取られてしまいそうで怖い。
「あん…ミーアのお尻が……」
アスランのペニスに引っ張られて、括約筋が内側から盛り上がる。
ペニスの皮に引っ掛かって、肛門が内側から捲れ上がってきた。
373ミーアの夜:05/02/19 02:44:48 ID:GIDNo2+d
やがて、亀頭の傘が肛門の裏側に引っ掛かる。
そこまで抜き出すと、また奥へと挿入していく。
アスランはゆっくりとその往復を繰り返した。
「アスラン…もっと激しくしてもいいんですよ…」
ミーアは物足りないようだ。
挑発的に尻を左右に振る。
尻の中で、アスランのペニスが右へ左へ折れ曲がり、きつい刺激が加えられた。
「くぅっ…待ってくれ…もう少し…」
アスランの中でまた射精感が込み上げてくる。
やはり、この肛門の締め付けには耐えられそうも無い。
アスランのペニスは、グングンと膨張していった。
「あぅん…オチンチンがまた…大きく…ミーアのお尻の穴…拡がっちゃいますぅ…」
ペニスが太くなればなるほど、肛門の抵抗感が強くなっていく。
勃起すればするほど、射精に向かって突き進んでいく。
アスランは徐々に腰のピストンを速めていった。
「あっ!そうです…良いですぅ…もっと…もっと下を擦って下さい…」
ミーアが腰を浮かせて、アスランにもっと下の方、身体の表側の肉壁を擦るように要求してくる。
「こ…ここかい…」
硬くなったペニスを、腹側の肉壁に押し付ける。
「そう…そこ…そこが、ミーアの子宮の…う…ら…」
ミーアの身体がビクンと跳ねた。
肉壁越しに子宮口を擦られ、ミーアが悶える。
アスランからしても、子宮の裏は何か引っ掛かるような感触がして、そこに擦り付けていると気持ち良かった。
「ここかい?…ここが…いいんだね…俺も…気持ち良い…よ…」
ペニスを抜き差しするスピードが更に早くなる。
中出しした精液をローション代わりにして滑りながら、何度も何度も尻の中へペニスが侵入してくる。
激しくペニスを出し入れされ、ミーアの肛門の形も段々変わってきた。
綺麗な皺の集合体であったものは崩れて、内側から捲れ上がったように、爛れた形になる。
しかし、締め付けが損なわれることは無く、むしろ、形が崩れたことで、
ペニスの竿に尚更絡まっていき、キュウキュウと吸い付くようになっていた。
374ミーアの夜:05/02/19 02:45:46 ID:GIDNo2+d
パチュンパチュンと、腰と尻ががぶつかり合う音が静かな部屋にこだまする。
「いっ…いはぁぁぁあん…すごい…はげし…んん…」
アスランの腰がぶつかるたびに、ミーアの柔らかい尻肉がプルンプルンと揺れる。
敏感なところばかりを集中して突き上げられて、ミーアも高揚していく。
「あぐぅん…」
不意にミーアがブルブルッと身震いした。
フトモモもブルブルと震えている。
「どうした?…だ、大丈夫かい?…くっ…」
アスランが腰を止めて、心配そうに尋ねる。
異様なほどにミーアが震えている。
「お…オシッコ…オシッコォ…」
ミーアが震える口で、呻くように言った。
「え?また出るのかい…その…さっきしたじゃないか…」
「…ご、ごめんなさい…もう出ないと…思うんですけど…」
しかし、また身震いする。
それは確かに放尿の前後に訪れるものに似ていた。
「んぁ…なんだか…オシッコが…でそうな感じだけが続くんです…うぅん…あっ!!」
アスランが腰のピストンを再開した。
ミーアを尿意が襲い、彼女の女性器が振るえて、自然と開いていく。
「あぁっ…出ちゃいますよぉ…」
「いいよ…好きなだけ出して…」
「あ…そんな…あぁぁぁ…」
やがて、ミーアの尿道口から、チロチロと透明の液体が滴り始めた。
「あぁ…また…漏れてる…き、気持ちいい〜…」
さらに、尿道口の下の膣口からは、白濁した精液がトロトロと垂れてきていた。
アスランが裏から突き上げることによって、子宮から滲み出て、逆流してきた精液が、
性器が開いたことで、一緒に流れ出てきてしまっていた。
チロチロと少量の放尿が続く。
アスランが硬いペニスで子宮の裏を擦り上げると、同時にミーアの膀胱も圧迫される。
それがミーアの尿意の正体だった。
375ミーアの夜:05/02/19 02:46:31 ID:GIDNo2+d
「あ…アスラン…気持ち良いです…もっと…もっと…ああぁっ!!」
ミーアの背中が弾かれたように跳ねる。
背筋だけでなく、身体の筋肉全部が段々と強張っていく。
ミーアのシーツを握る手に込められる力が強くなっていく。
「あっ!きっ…きました…いっ…イキそう…ぅんっ!」
ミーアがまたビクッと跳ねた。
身体の奥から駆け上ってくる感覚に大きく悶える。
「…お…俺も…イキそうだ…どうすればいい?…」
アスランはずっと耐えていた。
しかし、ミーアがあまりにも動くから、もう限界だった。
「もっと…もっと突き切ってください!…それで…イキます…」
「クッ!!」
アスランは力を振り絞って、出来得る最高の速さで腰を動かした。
突き刺すように子宮の裏側を攻撃する。
「あっ!あっ!アアッ!!」
激しい動きに、ミーアの腰が浮き上がる。
突き詰められて、ミーアの肛門が拡がったり窄まったりと、激しく形を変えた。
「あぐぅ…い、イキますぅ…イッっちゃう…アスランも一緒に…あぁぁああああぅ!!」
ミーアが先に絶頂を迎える。今夜初めての絶頂。
ミーアの背スジが反りあがっていく。
尻の内部の肉壁が唸るように収縮する。
「あああああぁ!し、締まるぅぅ…くぅっ!!」
ミーアの締め付けに搾り取られるように、アスランが絶頂を迎える。
我慢に我慢を重ねた上での射精。
「あぅぅぅぅ…でてるぅ…あつぃ…ぅぅ…」
熱い精液が、今までにない勢いでミーアの直腸を直撃する。
吹き付けられる熱で、粘膜が溶けてしまいそうだった。
「くぅん…くはぁっぁあぁぁ…」
泣くような声を上げながら、ミーアのオーガズムが続く。
肉壁が強烈にペニス全体に吸い付いてきて、アスランはペニスを引っ張られるように感じた。
「あぅ…くぉぉ…なんでこんなに…」
締め付けられながらの射精は苦しかった。しかし止まらない。全部出し切るまで、止めることが出来なかった。
376ミーアの夜:05/02/19 02:47:33 ID:GIDNo2+d
「はぁ〜…はぁ〜…はぁぁー…」
アスランの射精がようやく終わった。
しかし、ミーアの肛門は、相変わらずきつく締め付けてくる。
(冗談じゃない…なんだこの穴は…こんなんじゃ、どれだけやっても終わらないじゃないか…)
4度の射精でさすがに柔らかくなったアスランのペニス。
しかし、ミーアの肉壁は容赦なく吸い付いてくる。
アスランのペニスを誘うように中に引っ張ってくる。
また、アスランのペニスに芯が蘇ってくる。
(ダメだ!抜かないと…これでは頭がおかしくなってしまう…)
永久に精液を絞りとろうとするかのように、ミーアの肛門が収縮を続ける。
アスランは、何だか恐ろしくなってきて、速やかに腰を引いた。
「あっ!!まっ、待って下さい!!」
アスランがペニスを抜き取ろうとしたとき、突如ミーアが肛門を締め付けてアスランの脱出を阻む。
「うぁ…何故…」
「だ…ダメなんです…アスランの…量が多くて…」
肛門の裏に、アスランのカリ首を引っ掛けたまま、ミーアの尻が震えている。
「いま…抜かれたら…出ちゃいそう…なんです…ん…」
(ダメだ…何があろうと…これ以上挿れていたら本当におかしくなる…)
アスランは指でミーアの肛門周りの筋肉を拡げると、強引にペニスを引き抜いた。
「ああっ!そんなぁ…」
ペニスを抜き出すと、ミーアの肛門はポッカリと開いたままになる。
激しいペニスの出し入れで、赤く腫れたようになった穴は、充分に閉じきることができないでいた。
「あぁ…ダメですぅ…出ちゃう…出ちゃうぅ…」
ミーアの肛門が、まるで生き物の口が息をするようにヒクヒクと拡縮を繰り返す。
中から空気が漏れ出し、精液が気泡となって肛門からはみ出て爆ぜていた。
ミーアは苦しそうに腹を押さえている。
見かねたアスランは、両手の親指をミーアの肛門に掛けると、目一杯に開いた。
「あっ!…な、何をするんです?…」
「ほら…手伝ってやるから…出しちゃいな…」
そして、指を動かしてミーアの尻をマッサージしてやる。
「ぅあっ…そんな…そんなこと…できませんよぉ…」
377ミーアの夜:05/02/19 02:48:17 ID:GIDNo2+d
「…苦しいんだろ…元々俺が出したものだし、ほら構わないで出しちゃえよ…」
「そんなぁ…申し訳ないですよぉ…」
しかし、腹が苦しいのは事実であり、言葉を交わしている間にも、尻穴で精液の気泡が続け様に発生していた。
「あっ…あっ…出ます…ホントに出ちゃいますよぅ…」
「我慢しなくていいよ…ほら…」
ミーアは躊躇していたが、やがて小さな声で答えた。
「…お願いします…でも、気をつけて下さいね…うくっ…」
腹の苦しさがぶり返してきた。腹がピクピクと痙攣する。
「どうすればいい?」
アスランが心配そうに尋ねる。
「…すみません…その…指を挿れてくれませんか…」
アスランは、迷わず指を挿入した。
中指が付け根まですんなりと埋まる。
「こうかい?」
「はい…そうです…それで…中で折り曲げて下さい…それだけで…」
アスランが、言われたとおりに尻の中で指の関節を折り曲げた。
次の瞬間、アスランの指に、生暖かいものが当たる。
「あぁっ!き、きました…抜いてくださぁ…んくっ!!」
アスランが指を引き抜くのと同時に、ミーアの肛門から、ピュピュッと噴水のように勢いよく白濁液が噴出した。
ピュゥッ!ピュゥッ!と、さらに2度精液を噴いたあとは、トロトロと流れるように精液が溢れ出て、
シーツの上へと、糸を引きながら点々と落ちていった。
「…ご…ごめんなさい…お見苦しいところを見せてしまって…」
「いいよ…楽になったかい…」
「は、はい…ありがとうございました…あっ!すみません」
ミーアが何か思い立ったように、身体を反転させる。
しかし、途中でガクッと崩れ落ちる。
どうやら腰が抜けているようだった。
「ご…ごめんなさい…今、きれいにしますから…」
そう言って、這うようにして、アスランのところへ進んできた。
そして、アスランの股間に顔を埋め、ペニスにしゃぶりつく。
ミーアは、アスランのペニスにこびり付いた精液を、きれいになるまで舐め取っていった。
378ミーアの夜:05/02/19 02:49:00 ID:GIDNo2+d
ここまで尽くそうとするのは、ある意味以上だった。
なにが彼女をそうさせるのか。
必死に男に奉仕するミーアの姿が、段々痛々しく感じられてきた。
アスランは、自分のペニスを咥え続けるミーアの肩を掴むと、強引に股間から引き剥がした。
そして、そのままの勢いでミーアを押し倒す。
「あっ…なにをするんです?…今度は正常位ですか?」
アスランは逞しい腕で、ミーアを優しく抱きしめた。
「何故こんなにするんだ…」
「アスラン…ダメですよぉ…そんなに抱きしめてたら、挿入できませんよぉ…」
「ちがう、そうじゃないんだ…」
「ダメですよぉ…もっと…もとシテくださいよぉ…」
アスランに抱きしめられながら…何故かミーアの瞳は潤んできていた。
「あっ、アスランったら、今度は中出しされてるミーアの顔が見たい…んんっ…」
アスランはしゃべり続けるミーアの口を、自らの唇で塞いだ。
(続く)
379新参者:05/02/19 02:51:08 ID:GIDNo2+d
あと1回で終われそうです。

すみません、自分の趣味で書いちゃってます。
でも、一応ストーリーも考えていて、尻にこだわった理由もあるにはあります。

といっても、所詮素人考えですけどね。

また、お願いします。
380名無しさん@ピンキー:05/02/19 09:49:43 ID:OQ5L0FW/
イイヨイイヨー
もうどしどし来てください
381名無しさん@ピンキー:05/02/19 11:01:45 ID:dAJrB+fB
あまりのエロさに(;´Д`)ハァハァ
次回をお待ちしております。
382名無しさん@ピンキー:05/02/19 19:09:56 ID:IxX/pSXL
今日出てたガキとシンの話読たいなあ・・・
383名無しさん@ピンキー:05/02/19 20:36:00 ID:mLLuVecG
最近はクレクレ厨が増えたなぁ
384名無しさん@ピンキー:05/02/19 20:45:42 ID:ePzSUaR/
某所ではスレ保守のためにきぼんぬリクを書くなんて意見があったが、現在このスレは保守が要らない状態だしね
385名無しさん@ピンキー:05/02/19 20:57:24 ID:Ioz5IGAn
イイョ━━━━━━(=゚ω゚=)━━━━━━!!
386名無しさん@ピンキー:05/02/19 22:16:32 ID:gjxs+oHX
>382
…………あ、コニールか。 一瞬、寒いプラモCMの
サルガキかと。
「どういう性癖だコイツ」とか思っちまったよ。
387名無しさん@ピンキー:05/02/19 22:48:58 ID:aEJ7XGeg
>382
作戦成功後、ミス・コニールがシンに礼を言いに来る。
シン、威張る。「作戦前はあんなに馬鹿にしてんだ。口だけじゃなく誠意を見せろよ。」と調子に乗る。
コニール、「差し出せるものは体しか・・・・・」
みたいな?
388名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:42:06 ID:ilS5wDBY
1週おくれだがなんともないぜ…
389名無しさん@ピンキー:05/02/19 23:56:10 ID:xxnEkqD+
>388
ちょっとは気にしろ?
1週遅れなら検査できるぞ
…て話でないなら
誤爆ですかー?
390名無しさん@ピンキー:05/02/20 00:16:18 ID:ohcLkX1x
>387
何か面白そうだな。
391名無しさん@ピンキー:05/02/20 00:23:00 ID:vP8ZWu2f
保管庫無いの?
392新参者:05/02/20 02:26:46 ID:ZpVlk38M
>>378の続き、投下させてもらいます。

今回は普通です。

今回でおしまいです。
393ミーアの夜:05/02/20 02:27:29 ID:ZpVlk38M
アスランに口を塞がれてもなお、ミーアは何かをしゃべろうとしていた。
しかし、そんなミーアをアスランは強く強く抱きしめた。
段々とミーアの力も失われていく。
ミーアの腕がぐったりと下ろされたところで、アスランは唇を離した。
「ぷはっ!…なんで…なんでこんなことするんですかぁ?…」
ミーアの声は完全に泣き声だった。
実際にその瞳からは幾筋もの涙が零れ落ちていた。
アスランは何が何だかわからなかった。
「君こそ…なんでここまでするんだ…もう充分だろう?」
「いやぁ…もっと、もっとシテくださいよぉ…」
ミーアは二人の身体の間に腕を滑り込ませて、アスランのペニスを握った。
そして、指先で亀頭の先を弄る。
「…あと1回…もう1回だけでも…おねがいですよぉ…」
泣きじゃくりながら懇願するミーア。
アスランは聞かずとも、何となく理解した。
これは彼女の意思ではない。ということは、誰かの命令なのか。
「ほら…ほらぁ…アスランのオチンチン…こんなにも大きいですよ…」
涙を浮かべながら、必死で笑顔を作るミーア。
しかし実際には、4回も射精したアスランのペニスはそれ程の力は持っていなかった。
ただ、『大きい』と男を褒めるように仕込まれているのか。
アスランは、何だかミーアのことが段々哀れに思えてきた。
「わかったよ…もう1回してやる…」
アスランの言葉にミーアの顔がパッと輝く。
「ありがとうございます…ありがとうございますぅ…」
そうして、喜んで足を開いてみせる。
アスランはもうあまり硬くはならないペニスをミーアの膣口にむりやり押し込む。
そして、挿入した後、すぐにまたミーアを抱きしめた。
「だからぁ…ダメですよ、アスラン…これではミーアが動けません…」
「いいんだ…君は動かなくて良い…俺がシテやるから…」
「えっ…そんなのダメです…ダメです…んんっ!」
アスランは、再びミーアの口を唇で塞いだ。
そして、ミーアの口内に自分の舌を侵入させ、ミーアの舌を絡め取る。
394ミーアの夜:05/02/20 02:28:24 ID:ZpVlk38M
ミーアと激しいキスを交わしながら、腰を激しく動かす。
ミーアの膣壁に包まれながら、アスランのペニスはみるみる回復していった。
やはり、ミーアの身体はいくらでも男を奮い立たせる力を持っている。
ミーアの瞳から、また一筋の涙が零れた。
それを見たアスランは、ミーアから唇を離す。
ミーアは潤んだ瞳でアスランを真っ直ぐに見つめた。
「なんでこんなことするんですか?…こんなことされたら…あたし…その気になってしまいます…」
アスランもまた、ミーアの瞳を真っ直ぐに見つめる。
「いいんだ…今夜だけは、俺も君のことだけを考えるから…」
「…そんな…あたしなんて…」
「……君の感じるところを教えてくれ…俺が君を気持ちよくしてやる…」
そして、アスランはミーアの膣内を探るようにペニスで膣内のそこかしこを突き回る。
「そんな…あん…申し訳ないですよぉ…ん…」
「はやく…教えてくれ…そんなにもたない…」
アスランは懸命に突き続けた。しかし、ミーアの表情は一向に変わらない。
しかし、やがてミーアがポツリと漏らした。
「……奥です…奥が…一番感じるの…」
それを確認したアスランは、ミーアから身体を離すと、彼女の片足を持ち上げ、自分の足と交差させる。
そのまま交差位で、自分のペニスをかつてないほど奥まで挿入していった。
「あぁっ…すごい…届いてる…なんでこんなの知ってるの?…」
「わからない…ただこうすれば…奥まで入ると思ったんだ…」
アスランは少々無理な体勢ながらも、必死でミーアの奥を突き続けた。
亀頭の先に何かが当たる。それはミーアの子宮口だった。
アスランはミーアの子宮口にペニスの先を貼り付けたまま、ゴリゴリと擦りつけるように、腰を揺らした。
「あぁんっ!…いい…それすごくいい…うぅんん…」
ミーアの口調からは敬語が消えていた。
演技ではなく、ただ一人の女の子として感じている。
「あっ…あっ…うぅっ…くっ…」
ミーアの腰が震える。
膣襞の絡み付きが段々強くなってくる。
目の前のシーツを手繰り寄せ、襲ってくる快感に打ち震える。
395ミーアの夜:05/02/20 02:30:24 ID:ZpVlk38M
ミーアの表情が変わる。目は閉じられ、眉間に皺が寄っていく。
頬は高潮し、口は開きっぱなしで、ハァハァと甘い吐息が漏れ続けていた。
「はぁ…はっ…ヤダ…アソコがいっぱい濡れてきちゃったっ…」
二人の結合部から、ジワジワと愛液が滲み出てくる。
その量は最初に挿入したときよりも多いように思えた。アスランのペニスに、子宮からの分泌液も降り注いでくる。
「あっ…変なの…何か…あん…アスラン…んっ…」
「どうすればいい?…好きなように言ってくれ…」
「あぁっ…奥に…奥に熱いの頂戴…それで…多分、イケるからぁ…」
上ずったミーアの声が響く。
ずっと、子宮を擦り上げて、先端ばかりを集中して刺激されていたアスランも、限界だった。
「うぅっ…出そうだ…中でいいかい?…」
「頂戴っ!はやくぅ…子宮に…子宮に直接…んぁあっ…」
「くぅっ!!」
アスランは、ミーアの子宮にペニスの先端を貼り付けたまま、絞り出すように射精を開始した。
熱い精液が、ミーアの子宮口を割って、子宮内部に直接注ぎ込まれる。
「ああっ…熱いのが…うぁぁ…イクゥ…中出しされながらイッちゃうぅ…んんっ!!」
396ミーアの夜:05/02/20 02:32:00 ID:ZpVlk38M
ミーアの手の中でシーツがキュッと絞られる。
背中の筋肉が徐々に強張っていく。
体中の筋肉が張り詰め、アスランの胸の中でも、ミーアの片足がピンと伸び、爪先が伸びきっていった。
「あぐぁっ…オマンコが…いい…うぁぁああぁ!…」
ミーアが激しく絶頂を迎える。
身体中が痺れる。
ミーアの膣襞が、意思とは無関係に、急速に収縮する。
「くぅっ…あぁあああ!…ミーア!ミーアァ!!」
アスランは射精しながら、絡み付くミーアの膣襞に引っ張られ、全てを搾り取られる思いだった。
膣口もペニスの根本に噛み付くように咥え込んでおり、まったく動くことが出来ない。
しかし、射精自体は長く続かず、ただトロトロと本当に絞られるように流れていた。
絶頂に達しながら、ミーアはかつてないほど幸せそうな顔をしている。
それを見たアスランは、安心したように後ろへ崩れ、倒れていった。
そして、精も根も尽き果て、深い眠りへと落ちていく。
ミーアも身体が痺れて動くことが出来ない。
腰がビクビクと痙攣し続けている。
やがて、膣壁がムクリと盛り上がり、膣口から、力を失ったアスランのペニスを自動的に吐き出していた。
ミーアもまた、眠りへと落ちていった。

397ミーアの夜:05/02/20 02:32:46 ID:ZpVlk38M



暗闇の中ミーアが起き上がる。
まだ頭がぼぅっとしている。
しかし、ミーアにはまだ行かなければならない場所があった。
慌てて時間を確認する。
午前2時。
寝ていたのは30分ほど。まだ夜明けまでは充分な時間がある。
ミーアの足には今だ、アスランの足が絡まったままだった。
彼女は、アスランを起こさないように注意しながら、ゆっくりと自分の足を抜いていく。
そして、立ち上がると、ベッドの脇に投げ捨てられた自分のレオタードを拾い上げる。
そのレオタードは、愛液、精液、尿、そして汗といった様々な体液にまみれ、グショグショになっていた。
鼻を近づけると、きつく臭う。
しかし、ミーアはそんなレオタードを、躊躇無くまた身に纏った。
そして、眠り続けるアスランの元へと歩いていく。
「アスラン…ありがとうございました…とても気持ちよかったです…」
眠ったままのアスランはもちろん答えない。
ミーアはアスランの身体に、そっと毛布を掛けた。
「…ごめんなさい…最後のも、半分は演技なんです…」
そして、眠っているアスランの額にそっとキスをする。
「イッたのは…本当ですけどね…」
そう言って、コートを羽織ると、静かにアスランの部屋を後にした。
398ミーアの夜:05/02/20 02:34:08 ID:ZpVlk38M
同じホテルの別の階の別の部屋。
ミーアが、コンコンと部屋のドアをノックする。
「ミーアです…ただいま戻りました…」
「入りたまえ…」
部屋の中から男の声がする。ドアの鍵が、リモコン操作でガチャリと開いた。
「失礼します…」
ミーアが部屋に入ると、真ん中のソファに一人の男性が腰掛けていた。
長い黒髪の男。優雅にワイングラスを傾けている。
「終わったかね…かまわん、もっと側に来たまえ」
「はい…議長…」
ミーアは議長と呼ばれた男の元へ歩いていく。
議長は、ビショ濡れのレオタードに一瞥をくれた。
「フン…随分と臭うな…どうやら、事前に言ったとおり、シャワーは浴びていないようだな」
「はい…仰せのままに」
「トイレにも行っていないな」
「はい…しかし、放尿はしてしまいました…」
「そのことはいい…とにかく、今この中には、アスランの精液がタップリと詰まっているのだな…」
そう言いながら、レオタードの上からミーアの下腹部を撫でる。
そして、レオタードと肌の境界線を指でなぞっていく。
股間に指が達したところで、クイッと指を折り曲げ、レオタードの内部に侵入させた。
そうして、議長はミーアの性器を弄くる。
しかしその間、ミーアは一切表情を動かさなかった。
やがて、差し入れられた指先には精液が付着し、指を抜き取ると、粘り気を帯びた糸を引いた。
「はは…随分と量が多いな…もう漏れ出してきているではないか…」
「はい…あの方は、あたしをいっぱい愛して下さいました…」
「自惚れるなよ…彼が愛したのは君の身体だけだ」
「はい…それはわかっています…」
それは、いつものことだった。しかし、ミーアの顔は、一瞬寂しそうに曇るのだった。
「よし、いいだろう。そこの鍵を持って、次の客のところへ行ってくれ」
「はい…わかりました」
ミーアは、テーブルの脇にあった鍵を拾い上げる。
キーホルダーには、また別の部屋番が掘ってあった。
399ミーアの夜:05/02/20 02:35:05 ID:ZpVlk38M
「あの…議長…一つお尋ねしても良いですか?」
「なんだね…」
「あの…何故彼を…アスランを…あたしに…」
議長はフゥーと一つ溜息をついた。
「いつもと同じだ、大切なお客様には、最高のおもてなしをする…」
「そうですか…」
「それに…彼には私の仕事をそれとなく見ておいて欲しかったからね…」
ミーアには、議長の意図はいまいち理解できなかった。
「君が気にすることではない。それに、今夜の客の仕込みに、別の男が必要だったのもあってね」
「仕込み…ですか…」
「次の客のことだよ。彼の嗜好を尋ねたら、別の男の臭いが充分に染み付いた女が好みだそうだ」
議長が口元に笑みを浮かべる。それは明らかに嘲りの笑みだった。
「前でも後ろでも、別の男の精液を自分のペニスで掻き出すのが快感らしい…私には到底理解できないがね」
「そうですか…」
それを聞いて、ミーアの背スジに悪寒が走った。
しかし、ミーアはどんな要求であろうと、断る権利はなかった。
今までも、どんな体位でも、どんな性癖でもすべて受け入れてきた。
要人の身体を満足させるのが、彼女の夜の役割だった。
「はやく行きたまえ、今夜は、あと一人だけだ。終わったら休みなさい」
「はい…行ってきます…」
ミーアはクルリと回って、議長に背中を向けた。
「そうそう…明日の13時からは『ラクス』だぞ、遅れるなよ」
「はい…心得ております…」
昼間は、ザフトの歌姫ラクスとしてステージ上で歌い踊る。
夜になると、そのラクスにそっくりな娘、ミーアとして様々な要人に身体を開く。
ラクスの昼。ミーアの夜。
朝に僅かな睡眠時間をとる以外は、その若い身体はフル稼働していた。
彼女に安息の時が訪れるのはいつの日か…
今夜も、ミーアは見知らぬ男のベッドへと潜り込んでいく。
「ミーアです…いっぱい可愛がって下さいね…」

(完)
400新参者:05/02/20 02:36:11 ID:ZpVlk38M
これでおしまいです。

見苦しいところも多々ありましたが、ご容赦ください。

また思い付いたら書きますので、そのときもまたよろしくお願いします。

ありがとうございました。
401名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:43:35 ID:Ud/UFNlr
(・∀・)イイヨ〜!
リアルで読ませてもらいました。
402名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:44:17 ID:8gK1qo+E
エロエログッジョブ
マジグッジョブ…!
403名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:52:04 ID:yNEoJg3S
新参者氏、グッジョブ!エロすぎる…GJ!
ミーア…なんだかかわいそうな奴だな、本編じゃ幸せになってもらいたい。
404名無しさん@ピンキー:05/02/20 02:53:13 ID:GyRi70ai
乙でした。激しく堪能させて頂きました
ラクスの昼、ミーアの夜…そうゆうことだったのですね(゚д゚)ウマー
405名無しさん@ピンキー:05/02/20 03:12:57 ID:fCun7BUH
>>400
大作GJでした!
エロも凄くてハァハァでしたが、終わり方が切ないのもハァハァです。
406名無しさん@ピンキー:05/02/20 03:47:33 ID:EbuWsH4J
GJ!GJ!エロいけど切ない…
407名無しさん@ピンキー:05/02/20 13:08:30 ID:XKPM+iy8
エロ切ない・・・
GJ!
408名無しさん@ピンキー:05/02/20 13:21:48 ID:b562//GP
オモロイ!
切ないのがまたいい
409umizzz:05/02/20 14:34:51 ID:MuEVV/iV
遅くなりましたが>210−213の方
>231さん
>234さん

暖かい言葉ありがとうでした。

darkness
のタイトル通り(カガリが)暗くダークな話だから受け入れられるか心配だったけど
皆さんの声に励まされました

アスカガスキーな為アスカガしか書けないのですが、
またいつかお目に掛かれたらと思います
その時はどうぞ宜しく
410名無しさん@ピンキー:05/02/20 15:39:33 ID:5y0k+HPy
>>409
自分もdarkness読んでumizzzさんのファンになりました
次回作も期待して待ってます
411名無しさん@ピンキー:05/02/20 17:21:45 ID:XmRCsyW5
待ってるぜよ!ハァハァ
412名無しさん@ピンキー:05/02/20 20:17:27 ID:4wjzK5co
期待してます!
楽しみだ!!
413黒蝶:05/02/20 20:47:35 ID:6s4iJNpi
アスカガと、シャワー繋がりでおまけ投下します。
エロのヌルさはご愛嬌って事で。
414アスカガ:05/02/20 20:48:24 ID:6s4iJNpi
「全く、汚れてしまったじゃないか!」
カガリがおかんむりだ。
おニューの服ごと砂塗れになってしまったのだから仕方が無い。
「…脱いだら?」
「バカッ!みんなが居る前で裸になれるか!!」
それもそうだ。カガリの裸体が皆の視線に犯されてしまう。
「熱い…熱いと汗が出てくる。」
ぴったりくっついたシャツから…突起物が浮かんで見えた。
そういや…初めて会った時もノーブラだった気が…
一体いつになったら身嗜みが女の子らしくなるのだろう。
「風呂だ風呂!気持ち悪い!」
415アスカガ2:05/02/20 20:52:04 ID:6s4iJNpi
「あぁ〜気持ちいい〜」
扉の前に立っているアスランは気が気でない。
後ろにはカガリが熱を帯びた裸で立っている。
理性と欲望が葛藤する。
シャワーの音がしない。頭の中で妄想が広がる。

「キャアァァァア!!」
「カガリ!?」
ドアがガッ!と開くとカガリの肢体が飛び出した。
「きゅ、急にシャッ、シャワーの、水っ、冷たい水がで、出て…」
急にシャワーから冷たい水が出て驚いた、と言いたいのだろう。
裸に泡…慌てて飛び出してきたカガリに押し倒されるようにされ、胸板にカガリのたわわな胸がくっついて暖かい。
耳まで赤くなっていくのがわかる。
俺はよからぬ事は考えて無い…たぶん。
そんな思想を見透かされたのか、
「バッ…」
彼女の口から罵る言葉が出る前に唇を塞いだ。
「俺まで泡まみれだよ…この際洗いっこしようか」
微かにカガリが頷いた。

先にカガリの頭を洗ってやる。
「うわぁっ、泡だらけのカガリ」
「アスラン、(口の周りに泡を付けて)ヒゲが生えたぞーっ、アハハ」

和気藹々と体を洗ってやる時、腕がカガリの胸の先をかすめた
「んっ…」
ピクンっと体を反応させると、顔がほんのり赤くなってしまった。
416アスカガ3:05/02/20 20:56:00 ID:6s4iJNpi
「どうした?顔が赤いぞ?」
「じょっ、蒸気のせいだ!!」
本当は感じてしまったのにそれをごまかす仕草が、カガリらしくて可愛かった。
「そうか…」
「!!」
アスランの細くしなやかな指がカガリの中へと侵入した。
「!ッ…ンッ」
「ほらほら…どうした?」
「アァ…ッ…何を…する…」
カガリの胸の先が次第に尖って、指の先が潤ってきている事がわかる。
少しだけ指を上下に動かす度に、カガリの押し殺した喘ぎ声が欲しくて堪らない。
「…アッ…ァゥッ!!」
指を抜くと、下を押さえてカガリは力無くその場にぺたりと座り込んでしまった。
「…洗いっこじゃ…なかったのかよ」
「十分洗ったよ、カガリの事」
417アスカガよん:05/02/20 21:01:33 ID:6s4iJNpi
カガリの目の前にはアスラン自身があった。

ちゅっ…

「カッ…カガリ!?」
「洗いっこなんだろ?これでおあいこ」
カガリが分身に濃厚なキスをした。
カガリが自分を舌で可愛いがる度、ぞくぞくする。
蒸気した顔。
時々上目づかいでこちらを見ると、愛しくて堪らなくて気がおかしくなる。
「あぁっ…はっ……」
呼吸が乱れて鼓動が早くなる。

ちゅっ…ぴちゃ…くちゃ…

音を聞くだけで狂いそうなのに。

カガリが動きを止めた。
挑発するように開いた口からは透明の液体が上下に吸い付いている。
「カガリ…」
二人で入るには狭いシャワー室、カガリを立たせて後ろを向かせた。
418アスカガ5:05/02/20 21:03:51 ID:6s4iJNpi
自身の先でカガリを確かめる。
迎え入れる態勢は十分なようだ。
「ハァ……ンッッ」
カガリの両手は壁に付き顔は下を向いている。
腰を突き出すような姿勢。
すんなり奥へ入っていく。
「アスラン…入っちゃったね…」
腰を付きだしぐぐっと深く入れてやる。
「ア…ア…‥!!」

後ろから見ていると、腰を打ち付ける度胸が揺れていて、余計興奮してしまった。
数回ゆっくり自身を彼女の中で慣らし、動きを早めていく。
「あっ…あっっ…アッ、アンッ、アアァァァ!!」
動きが早くなる度に
腰を打ち付けた時の音が大きく自分の耳に聞こえてくる。
「んっ…カガリ…ィ…ッ」

速度が上がって体温も上がる。
激しさのあまり、壁につけたカガリの手が何度もすべり落ちそうになった。
419アスカガ完結:05/02/20 21:12:30 ID:6s4iJNpi
「あぁぁぁあん!!あぁぁぁん!!」
カガリの喘ぎ声が悲鳴の様に絶え間なく続く。

…ハァハァ…ハァ…ハ…
「ん゛っっ!!」
カガリの中でアスランがピクリと大きく揺れたあと、暖かいもので満たされた。
その振動が伝わり
「──ァッ………ハァー…」
アスランはカガリの腰を掴んだまま、そのせいでカガリもろとも床になだれ込んでしまった。



静かな時間、ぐったりとしたカガリを後ろからギュッと抱きしめて
幸せをかみしめた。
カガリは、この腕の中に、間違いなく居る。

もっと触れて居たい。
もっと側に居たい。
もっと…もっと…
「あ」
「ど、どうした!?」
驚いてカガリが見てる場所に目を向けると、
カガリの中からドロリと白い液体が溢れだしていた。
「洗い直しだな…
──罰として隅々まで洗う事!いいな!?」
「わかってるよ」

自分の愛しい人が、自分で満たされていると思うと
アスランにとってそれはとても至上の幸福だった。
420おまけ。:05/02/20 21:14:20 ID:6s4iJNpi
シャワー繋がりでルナメイです。ギャグです。
キャラがおかしくても許してください。(出張土下座)

「ザラ隊長ってかっこいいよね〜」
「メイ、もしかしてザラ隊長に惚れてるの?」(ニヤニヤ)
シャワー室では女の子特有の恋バナが展開されていた。
「かっこいいって言っただけじゃない、お姉ちゃんだってザラ隊長にちょっかいだして〜!」
「ちょっかいじゃないもん、ザラ隊長は〜、仕事仲間なの、話す機会が多いだけよ〜。メイったら焼きもちだ〜vv」
「じゃぁ、おねぇちゃんとあたしどっちがザラ隊長にふさわしい体か勝負しようよ!」

…恋する乙女は恐ろしい。
421ラウンド1、ファイッ!!:05/02/20 21:15:44 ID:6s4iJNpi
「ふふん、メイ、羨しいでしょ♪」
手の上に乗っかる程大きい(かどうかは個人のキャパシティ)バストを見せつける、ルナマリアさん。
それに比べ、メイリンは…
「…。
男の人は手に納まるぐらいのサイズが丁度いいの!!」
「ザラ隊長の手ならあたしのおっぱい納められるかもね〜」
押されつつも、メイリンちゃんは負けません。
「でもおねぇちゃん大きさだけじゃない!!形が大事なの!」
「なんですって!!」

『………………!!!!!!』
両者、一歩も譲らない為引き分け。
422ラウンドトゥー、ファイッ!!:05/02/20 21:17:28 ID:6s4iJNpi
「そういえばメイ、あたしのスカート履こうとしてなかった?」
「…し、してないよっ」
バレていました。
「ふう〜ん…‥まさか履けなかったとか?」
「!!」
「でもあたし最近太っちゃったんだよね〜、ザクに乗ってても体を動かすわけじゃないし」
「うっ…(嫌みね?)
女の子は多少ふっくらした方が可愛いもんね、こう、隊長が抱きしめてくれた時にゴリゴリ骨が当たるよりは。」
抱きしめるジェスチャー。二人の頭の中にはもちろん噂の隊長。
「ムッ…でも女の子は見た目よりもここの相性が大事なのよ、
…おねぇちゃんが教えてあげる」
423ラウンドトゥリー?ファイッ!!:05/02/20 21:19:10 ID:6s4iJNpi
「ちょっ…おねぇちゃん!?」
「ふふっ…メイにはまだ早いかしら」
するするとルナマリアの手がメイリンの下へ伸びる。
「ここはね…好きな人とひとつになる時一番重要な部分なの。」
「あ……あ……」
「これ何かわかる?」
ルナマリアは少し微笑んで、メイリンが今まで大事に守ってきた花の蕾をそっと摘んだ。
「ゃ…あっ!!」
(何この感じ。頭がモヤモヤしてきた)
優しく指を滑らすので、いつの間にか太股に透明な液が伝っている。
ルナマリアはそれを見つけると、中指をメイリンの扉の部分に押し当て、
ついに指が入ってしまった。
「ンッ…!!」
胸がキュンとする。
「気持ちいいでしょ…ここ」
指を動かされる度胸がしめつけられるようにキュンとなる。
ルナマリアが更に指を奥深くへと滑らすと…
「ャ…アァッ!!」
メイリンが小さく叫んだ。
びっくりして慌てて指を抜くと
微量の血が太股をツーっと伝わり始めた。
424よん様まいっちんぐ:05/02/20 21:20:50 ID:6s4iJNpi
「メイ…ごめんねっ、痛かった!?」
「ううん、大丈夫だから……続けて」
ルナマリアは動揺して最後の言葉がよく聞き取れなかったが、
蒸気したメイリンの顔を見て行為を続ける事にした。
メイリンのささやかにある胸の先にある、可愛らしい突起を指で弄ぶ。
ハァ…と大きく息を吸い込むと腰が動いた。
(本能なのかな…?)
そろそろメイを快楽に達してあげよう。
今度はゆっくり…反応を見ながら指を入れてゆく。親指は蕾に当てて。
「メイ…これ絶対気持ちいいから…」

中に入れた指を上下に動かし、親指は丸を描くように蕾に密着して動かす。
入れた指から液が親指に伝わるので、
女の性感帯の中でも一番気持ちいいと感じる部分を、一番気持ちのいい状態で蕾を撫で回す。

(あっ…気持ちいい…Hってこんな気分なの?ザラ隊長としたら、こんな気持ちいいの…?)
一瞬、憧れの人に犯されている影像が頭に浮かんで快感が増した。
「あっ…あっ…ハァ…あんっ、んん……」
メイリンはルナマリアの手を掴むと、腰を動かし始めた。気持ちいいと感じる部分を、それをルナマリアが攻められるように。
425ラウンド終了:05/02/20 21:22:11 ID:6s4iJNpi
ハァ…ハァ…
息が荒くなって頭がボーっとしてきて、何も考えられなくなった。「気持ち…イイッ…!あっ…」
指が抜かれると頭が真っ白になって足から崩れた。
体がビクビク…痙攣してる…。
「気持ちいいでしょ?この勝負はあたしの勝ちね♪」
ルナマリアは勝ち誇った顔をして足早にシャワー室を出ていってしまった。
勝負の事はすっかり忘れてしまっていたメイリン。
初めての相手は姉だったのにも関わらず、頭の中ではアスランと行為を成し遂げたと、余韻に浸っていた。


「あたしも早く部屋でザラ隊長の写真見ながらし〜よおっと」


−完−
426名無しさん@ピンキー:05/02/20 21:59:09 ID:EeRao95R
ほとんど台詞に頼ってて背景描写がお粗末過ぎるな
21歳以上とは思えない文章力www
427名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:13:00 ID:uU8SG5ky
そうか?漏れは楽しめたぞ!!!
背景描写が複雑じゃないから、サラっと読めて楽しいじゃないか。
428名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:15:54 ID:yiqFNE0T
まあネットじゃ顔も歳も解らんからなぁ
絶対ここ見てるのが21歳以上の大人とは言い切れんし
春夏冬には厨が沸くのもいつものことだしさ
429名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:15:58 ID:6s4iJNpi
お粗末君なんで…
本当お目汚しして仕舞い申し訳ないです。
職人と呼ばれるに程遠い、己の文章力及び精神低年齢の低さを改めて痛感しましたので是にて
以降投下を自粛します。
内容がアレなのにも関わらず読んで頂いてありがとうございました。
他の職人の方々、頑張ってください〜
430名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:31:02 ID:CjM/vFCI
むしろ>>426が21歳以上に見えな(ry
431名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:48:23 ID:X7aJtE3T
結局、コニールって1発キャラ?
あのままシンと喧嘩しながら乗りつづけたら面白そうだったのに。
前作のカガリとかぶるが…
432名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:02:47 ID:kgjlksEm
433名無しさん@ピンキー:05/02/21 00:22:46 ID:nqeAEkHJ
漏れは6s4iJNpiさんの文章好きだぞ!!!
これからも頑張ってくれ!!!
434名無しさん@ピンキー:05/02/21 01:06:36 ID:GSlOFbYD
皆、最初から神職人じゃなかった、と思う。
今後に期待sage
435名無しさん@ピンキー:05/02/21 01:08:16 ID:Z/Ld7iNS
擁護したい気持ちはわかるが
神は神だよ。
神まで貶めてどうするの。
436名無しさん@ピンキー:05/02/21 01:12:48 ID:814spJdN
執筆センスとか感受性とかも
創作活動ってのは関わってくるからな。
インスピレーションなんて、突然浮かび上がってくるものだろうし。
まさに神がかり。残念ながら俺にはそういう才能がなかったけど。
437名無しさん@ピンキー:05/02/21 01:12:52 ID:PICqBNkr
書いてくれれば嬉しいが、無理してまで書いて欲しいわけではない
来る者拒まず、去る者追わず
強制じゃないんだから書き手の好きにすればいい
438名無しさん@ピンキー:05/02/21 03:56:42 ID:FLmk42Ft
>>429
GJ!
ルナメイツボでした。ジャレあいじみててカワエエ!
439名無しさん@ピンキー:05/02/21 10:36:55 ID:Rj468JTY
誰もつっこんでないのだが>>389はSEEDの放送が1週遅れる地域の存在を知らないのだろうか?
440名無しさん@ピンキー:05/02/21 13:06:39 ID:b0sXVyJ5
>>388が本当は気にしているのに、>>389空気読んでないしな…
441名無しさん@ピンキー:05/02/21 16:13:04 ID:G6t5qdA5
こんにちは、初めて書きました
コニールが何もせずに消えたので書いてしまいました

荒ばっかりなので突っ込みまくって、貶しまくってくださってかまいません
442シンコニ:05/02/21 16:14:33 ID:G6t5qdA5
ローエングリンゲート破壊、及びガルナハン突入を果たしたミネルバ。
今作戦で重要な作戦を担ったシンは、シャワーを浴び終え自室に戻ろうとしていた。
「お、おい」
部屋の前に着いた時、誰かに呼び止められた。
シンが後を振り向く。
そこにいたのはコニールだった。
「お前か…何だよ?」
シンはコニールをうざったそうに見つめる。
「マジ助かったよ。それだけ…」
礼かどうか微妙な言葉だけを残してコニールはその場を離れようとする。
しかし、シンはコニールの腕を掴んで引き止めた。
コニールはさっきの言葉で礼は済んだと思っていた。
所詮、レジスタンス、言葉遣いなど注意されたことはない。
「何だよ、それで礼のつもりかよ。あんだけ人に言っといて」
自分の言葉遣いは棚に上げ、シンはコニールの言葉が気に入らなかった。
「れ、礼って…金とか持ってないし」
コニールは自分の言葉が足りなかったものだとは、気付いていない。
「何で金の話になるんだよ。言葉が…」
シンは突然黙り込む。
「言葉がなんだよ?」
コニールの言葉もシンは無視する。
シンはコニールの体を上から下へ眺め、唇を歪ませた。
−まだまだ何も成長してなさそうだな。こういうのも面白いな。処女かもしんねぇし。
「金が無いなら、体で払ってもらおうか」
そう言った瞬間、素早くドアを開きコニールを胸元に寄せ部屋へ入る。
そのまま、ベッドに押し倒した。
「またか?」
先に戻っていたレイが呆れたようにシンに聞いた。
「あぁ。レイも混ざる?」
シンは笑顔でレイに返した。
443シンコニ:05/02/21 16:15:26 ID:G6t5qdA5
「いや、俺はいい」
そう言い残すと、レイは部屋から出た。
「楽しいのに…。レイも分かんないなぁ」
レイの背中を見送って、シンは1人呟いた。
「おい、おい!聞いてるのか!?」
コニールの叫びにシンは耳を傾ける。
本当はベッドに押し倒した時から叫んでいるのを気付いていたが無視していた。
「何だよ?まぁ、何が言いたいかは分かるけどな」
シンはコニールを上から抑圧するような目で見下ろす。
「じゃ、じゃあ、何でこ…うぅぅ」
うるさいコニールの口をシンは自分の唇で塞ぐ。
そのまま、舌を挿入し舌を絡め取り、コニールの口内を掻き乱していく。
コニールは瞳を閉じてはいるが、全くの拒絶を見せない。
これは受け入れているのではなく、単にどうすればいいか分からないだけである。
−こいつ、初めてだな。こりゃホントに処女確定だな。
唾液とコニールの息継ぎの音だけが静まり返った部屋に響き渡る。
−な、何だよ、こいつ!いきなりこんなことしてきて、マジおかしいんじゃないのか…
コニールにとってはこれが初めてのキスであり、こんな形で唇を奪われるとは思っても見なかった。
しかし、シンの舌の動きでコニールの感覚は麻痺していく。
−マジやばい、なんかポワポワしてくる。
ようやくシンが唇を離した。
「な、何すんだよ!?」
ぎりぎり残っている理性をかき集めて、シンに怒りをぶつける。
シンは、溜め息をついて呆れたような目をしている。
「体で払ってもらうって言っただろ。ヤル時、キスくらい普通するんだよ」
いつの間に体で支払うことが決定したのか。
コニールのあの言葉は『体を重ねる』という意味ではなく、『労働力』という意味であった。
だが、もうシンは止まらない。
シンの手がコニールの胸に重なる。
−…やっぱ、ないか。メイリンよりねぇじゃん。
そこは気休め程度にしか膨らんでおらず、揉んだりすることはできない。
444名無しさん@ピンキー:05/02/21 16:17:06 ID:G6t5qdA5
「ど、どこ触ってんだよ!?…こ、こんなんならヘソクリから金出すよ!」
いいかげん耐えられなくなったコニールは、この状況を脱するために金を出すことを決めた。
−本当は、老後の為に貯めておこうと思ってたのに…
コニール苦肉の提案だったが、シンがこんな面白いターゲットを逃すわけがない。
「金で払うっていうなら、それでもいいけど。俺らザフトの給料は高いからなぁ。
 しかも、赤服で新型機のパイロットだし。ちょっとやそっとじゃ了承しないぜ」
意地悪に笑みを作って、コニールを見る。
「…わ、分かったよ。好きなだけやれよ」
赤い顔を背けて、シンに『体を重ねる』ことを許可した。
「それじゃ遠慮なく頂きます」
慣れた手つきでコニールの服を脱がせる。
やはり恥ずかしいのか、コニールは手で服を押さえる。
「何だよ、今からもっと恥ずかしいことすんだからさ」
−こういう反応が処女は面白いよなぁ。
ルナマリアとメイリンの処女もシンが頂いた。
2人とも最近は自分から求めてくるようになった。
だからこそ、恥ずかしがっている女とヤルのは、面白い。
シンはコニールの手を払いのけると、素早く脱がせて下着だけにした。
と、思ったのだが…
「ブラぐらい着けたらどうだよ」
服を脱がし終えるとブラジャーが出てきたのではなく、そのまま乳房が出てきた。
「着けれるサイズが無いんだよ!」
−言ってて虚しくならないのかよ
口には出さず愛撫を始める事にした。
揉むことなどできないので、すぐに乳首を攻める。
軽く摘んでみただけで、コニールは体を捩じらせる。
「お前、感じやすいな」
シンの一言にコニールは、逃げ出そうとする。
しかし、シンがそんな行動を許すわけがなく、両手首を掴まえるとベルトを外して縛った。
445シンコニ:05/02/21 16:19:30 ID:G6t5qdA5
「もっと気持ちよくさせてやるから、逃げんなよ」
シンの冷酷な瞳がコニールの動きを止める。
炎のように赤いのに、氷のような冷たさが伝わってくる。
シンは乳首を口に含んだ。
「や、やめ…ろ…あん」
コニールの言葉を遮る為に、乳首を甘噛みする。
その後は、じっくりと舌で嬲るように攻める。
空いている手でもう一方の乳首を責めることも忘れてはいない。
「ひゃぁぁぁ…い、いやぁ」」
コニールの喘ぎ声を聞きながら、シンはほくそ笑んだ。
手をそっと下半身へ伸ばし、ショーツの上から軽く撫でてやる。
「う…ぁ…」
現実から逃げる為か、自分の声が恥ずかしくなったのか、コニールは声を上げるのを我慢し始めた。
シンには、そういう反応も面白いと感じられる。
−我慢するなら我慢できないほど感じさせればいい。
ショーツの上から撫でている指の力を強める。
「ふぁぅぅ…」
コニールは未だに声を上げてない。
それは、シンを熱くさせる。
−頑張るじゃん、そろそろ本気でいくかな。
ショーツの中へ手を差し込み、割れ目を確認してみる。
「お、それなりに濡れてんじゃん」
コニールの羞恥心を煽るためにわざと声を出すと、真っ赤だった顔がさらに赤くなる。
そのまま、指を中へ沈めていく。
中は驚くほどに狭く、指1本だけでギュウギュウである。
指を抜くと、ショーツを脱がしにかかる。
コニールは体を動かして脱がせまいとしたが、シンはうまく動きを止め、ショーツを脱がせた。
逆三角形に整った恥毛、スッと1本に伸びた割れ目。
−ルナのともメイリンのとも違う。どっちかと言うとマユのと似てるな。
446名無しさん@ピンキー:05/02/21 16:21:38 ID:G6t5qdA5
すみません、用事ができたのでまた…
もうヤメロと思われたらどうぞ書き込んでください
447名無しさん@ピンキー:05/02/21 17:15:16 ID:BqM32gbN
GJ!!
鬼畜ギリギリなとこがいいです。

>>どっちかと言うとマユのと似てるな
見たのか……
448名無しさん@ピンキー:05/02/21 17:52:40 ID:athznmv3
>439,440
389も一週遅れ地域に住んでいる。
空気読んでなくてゴメン>388
上のSSは放映後に読ませていただきます>441

↓気にせずどうぞ↓
449名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:08:24 ID:T3o58S0Q
見たのか、ワロタw
450名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:14:23 ID:f00HOeee
シンコニGJ!! 鬼畜シン系の話、好きです。
451名無しさん@ピンキー:05/02/21 23:17:42 ID:veMm2+Yr
シンコニGJ!
続き待ってます

>>450
IDすごいな…
452名無しさん@ピンキー:05/02/22 00:09:19 ID:WzjwBent
フォオホエエエ
453名無しさん@ピンキー:05/02/22 01:02:13 ID:XNkB7cit
過去ログスレって落ちてる?
454シンルナ:05/02/22 16:56:56 ID:bWA2Vf4O
適度に
455ブラウニー投下開始:05/02/22 23:46:17 ID:yOOms4/e
ここ最近になく誰もいない予感。
やはり平日は狙い目でしょうか。

新作でヨウラン×ルナマリアを投下します。
アカデミー時代の話で、ちと学園物テイストです。
本編でルナが「アカデミーからずっと一緒」と言っていたので、
安心して投下できますよ…。

今日は前編のみでエロなしです。エロは後編で。
(最近決まり文句だなコレw)
456ブラウニー1/13:05/02/22 23:47:38 ID:yOOms4/e
【花霞 前編】

 赤は特別な色だ。
 ザフトにとってと言うだけでなく、自分にとっても何かと因縁のある、わけもなく
惹かれる色。
 紅の瞳の親友。あの赤は憎悪の色だろうか。闇色の髪の向こうで燃え続ける炎は、
気を許したときだけ、地平線に触れそうな夕陽のトマトに変わる。
 同じ頃に出会った苺色の髪の少女。明るくて強気で男勝りで、ただでさえ目立つ
彼女をさらに輝かせる紫がかった赤が、風に跳ねる。
 神様がつけた赤い丸のようだ。その印に、ヨウランはいつも引きつけられてしまう。
 目が離せない。

 パイロット養成コース(通称航空科)のルナマリア・ホークと技術士官養成コース
(通称技術科)のヨウラン・ケントには、士官学校の同期とは言え、殆ど接点はない。
女だてらに総合成績の上位に食い込むルナマリアは、彼女の性格もあって有名人だったが、
ヨウランにはさほどの知名度はなかった。
 そんなヨウランがルナマリアと親しくなったのは、先に友人になったシン・アスカの
存在があったからに他ならなかった。
 ヨウランとシンが知り合ったのは、夜のMS格納庫だった。ヨウランは授業中の居眠りの
罰に、居残りで訓練用のプロトザクの清掃を言い渡されていたのだったが―――。
 そこにシンがやってきた。
「・・・それ、俺の機体なんだけど。」
 シンにそう言われて、ヨウランは自分が磨いていたザクとシンを見比べた。
「俺の担当の機体でもあるぜ。」
 シンにそう答えながら、ヨウランはシンをじろじろと眺め回した。
457ブラウニー2/13:05/02/22 23:48:40 ID:yOOms4/e
 シン・アスカはルナマリアとはまた別の意味で名の知られた存在だった。オーブから
亡命してきた難民の孤児で、奨学生。上位の成績をキープしなければ奨学金が貰えない
ため、誰よりも真剣に訓練に取り組んでいると有名だ。学科はやや苦手でサボったり
することもあるらしく、そういうときのシンは寧ろ気さくで付き合い易そうな奴なのだが、
実技になると人が変わったように敵を倒す。シミュレーター相手のときはその戦いぶりが
皆の羨望の的だったが、生徒同士の模擬戦では、誰もシンと組みたがらない。教官の制止も
聞こえないほど夢中になり、徹底的に相手を叩きのめしてしまうから―――そういう噂
だった。
 シンの相手は同期で首席のレイが務めることが多く、またレイ以外では互角に渡り合う
ことはできなかった。自然と2人は普段からつるむようになり、クールで無口なレイは
シンとはまた別の意味で近寄り難い雰囲気を醸し出しているということもあって、シンと
レイの組み合わせは他の生徒からは一目置かれると共にどこか敬遠される存在でもあった。
 その金髪と眼の色で、レイは「アカデミーのヒアシンス」と称される。
 赤と青の瞳。紅玉と花紺青。対照的な外見の2人は性格も真逆だったが、妙にウマが
合うらしい。
 噂に耳聡いタイプであるヨウランもその話は聞いていて、シンの顔は知っていた。だが
自分が担当している機体とシンの機体が同じものだということは気づいていなかった。
台帳を見ればそんなことは簡単に解る筈だったが、パイロットがルナマリアでないと知った
時点で、後は誰だろうとヨウランにとっては関心のないことだったのだ。
「正課以外の時間に清掃なんて、熱心なんだな。」
 シンに言われて、ヨウランはちょっと動揺した。熱心なんじゃなくて、罰当番なんだけど。
まぁ正直に言うこともないか。
「パイロットの使い方が荒いんでね。正課だけじゃ追いつかないんだよ。」
 つい皮肉を言ってしまう。気性が荒いという噂のシンに喧嘩を売られるだろうかとちょっと
心配になったが、シンは意外な反応を返してきた。
「技術科のヨウラン・ケントだろ?いつも丁寧に整備してくれるから、助かってるよ。俺、
結構乱暴に扱っちゃってるからな。」
458ブラウニー3/13:05/02/22 23:49:46 ID:yOOms4/e
 そう言って苦笑するシンは、訓練の範囲を超えて激しい戦い方をするという噂とは結び
つかないほど、普通に見えた。
「俺も、自分の整備した機体が模擬戦で優秀な成績なのは嬉しいよ。やりがいがあるからな。」
 ヨウランは心にもないことを言った。本当は機体の損傷や部品の磨耗が激しく、メンテ
ナンスに他人の2倍かかってしまうことにウンザリしていた。誰がこんな無茶な使い方を
してるんだろうと思ってはいたが、パイロットを特定するとそいつを呪ってしまいそうだった
ので、敢えてずっと知らないままにしておいたのだ。そのパイロットがシンというのは、
予想通りと言うか案の定と言うか・・・意外性はない。
 まぁ、下手っぴぃが無駄に壊しているんじゃないだけマシか、とヨウランは思った。
 シンはザクを見上げたあと、ヨウランに視線を戻して言った。
「清掃、まだ終わらないの?」
「ああ、もうちょっと。そっちは、何?」
「OSの設定に気になるところがあって・・・明日、デブリ戦の訓練なんだ。」
「そっちこそ正課外だろ。熱心なんだな。」
「人よりやらないと、追いつかないだけだよ。『赤服』の位置にいないとまずいんでね。」
 赤服―――ザフト・レッドに選ばれるだけの成績を残さないと、奨学金が打ち切られて
しまうことはヨウランも知っていた。
「俺、実戦はまぁまぁだけど、学科が苦手だからさ。いくら調整し直しても、しっくりいかない
んだよな。」
「・・・気になるところって、どこ?」
 少し興味を惹かれてヨウランが尋ねると、シンは手に持っていた書類を差し出した。
 ヨウランは書類を受け取って内容に目を走らせた。自分で思う程バカではない彼は、シンが
気になると言った部分がどこなのかすぐに理解した。
「うん、運動野パラメータの設定がイマイチ、バランス悪いな。あんたなら、もうちょっと
反応速い方がいいだろ。デブリ戦だったら接地圧に自由度を持たせた方が・・・ちょっと
待てよ。」
459ブラウニー4/13:05/02/22 23:50:54 ID:yOOms4/e
 ヨウランは側に置いてあった整備士用のパソコンを取り出し、電源を入れて訓練用プロト
ザクのデータを呼び出した。修正値を次々入力していく。
「よし、これでどうだ?」
 画面をシンの方に向けると、シンも興味津々に覗き込んでくる。
「ああ、なるほど。ここの数字をいじるのか。」
「んじゃ、この設定でやってみる?」
 つい夢中になって、ヨウランはザクの前に置いてあるリフトに飛び乗った。が、シンが
続いて乗って来ないので、ヨウランは疑問に思って振り向いた。
「どうしたんだよ。これじゃダメなのか?」
「いや・・・授業もそれくらい、熱心にやればいいのに。」
「え?」
「航空科の教官が言ってたよ。俺の機体を整備してる奴は機械オタクで、技術科の期待の
星なのに本腰入れてくれないって。正規の課程をこなすよりも自分の考えた新技試した
がってるってさ。・・・何で士官学校なんか来たの?民間の企業の方が、自分の好きなもの、
作れるだろ?」
 言いながらシンはリフトに飛び乗り、呆然としているヨウランを後目にスイッチを入れた。
リフトがゆっくりと上昇し、2人をザクのコクピットに運んでいく。
 有名人のシンが、それほど優秀でもない自分のことをそこまで知っているとは思わなかった。
予想外の事態にヨウランの頭はやや混乱気味だった。技術科の期待の星って、誰のことだ?
俺はただの改造マニアだぞ。士官学校に入ったのだって、実戦仕様の兵器を好きなように
いじってみたかっただけだ。軍には最新鋭の技術が集まるものだし、絶対に手に入らない
最高の玩具に触ってみたかっただけなのに。
460ブラウニー5/13:05/02/22 23:51:58 ID:yOOms4/e
 シンの覚悟に比べたら他愛もない理由だ。さすがにありのままにシンに言う気にはなれない。
「MSが恋人なんだよ、俺は。新しいテクニックは、すぐ試したいだろ?」
 ヨウランは適当なことを言った。シンがぷっと吹き出す。バカなことを言った、とヨウランが
内心後悔していると、シンは笑いながら言った。
「何言ってんだよ。機体は普通、パイロットの恋人だろ?」
 思ったより人なつこい赤い眼に惹きつけられながら、ヨウランは言い返した。
「そんなわけあるか。機体は整備士の恋人だっつーの。俺がいつも大事にナデナデしてやって
んだぞ。」
「でもそれを好きなように操ってるのは俺だぜ?」
「機体のことを一番よく知ってるのは整備士なの!どこをどうすればザクちゃんが気持ちイイ
のか、おまえ知ってんのかよ。」
「実際に言うこと聞かせてんのはパイロットだろーが。俺の指先一つでこいつがどんな反応
返してくるか、おまえこそ知らないんじゃん。」
「俺はザクの頭のてっぺんから爪先まで知り尽くしてるんだぞ。全身かわいがってやってんだ。
パイロットなんてコクピットくらいしか知らないくせに。」
「でもそこに全てが集まってるんだから、一番感じるところにいつも座ってんのは俺なわけで。」
 2人の会話は微妙に猥談くさくなっていた。話しているのはMSのことなのだが、端で聞いて
いれば1人の女を取り合っているようにも思える。ヨウランとシンは、顔を見合わせてどちらから
ともなく大声で笑い出した。
 この日を境にヨウランとシンは、航空科と技術科という垣根を越えて友人同士になるのだが―――。
 ヨウランにとってそれは、ルナマリアとお近づきになる第一歩でもあったのだ。
461ブラウニー6/13:05/02/22 23:53:07 ID:yOOms4/e
 「あんた、余計なことをしてくれたわね。」
 いきなりルナマリアにそう言われて、ヨウランはぽかんとした。
 食堂でヴィーノ・デュプレと昼食をとっているところにシンとレイが来て、たまたま席が
空いていたこともあって4人は一緒のテーブルについていた。昨日のOS調整がうまくはまった
らしく、デブリ戦でレイと同率1位が取れた、とシンが報告しているところに、突然ルナマリアが
やってきて、そう言ったのだった。
「シンのデブリ戦の成績、あたしと同じくらいだったのよ。それがあんたにOS調整してもらった
とたんにレイと同率だなんて、冗談じゃないわよ。これでまた引き離されちゃったじゃない。」
 文句を言いながらも、ルナマリアの口調はどこか明るく、口元はニヤニヤしている。本気で腹を
立てているわけではなく、何か企みがあるらしい。その企みが何なのか解らなくて、ヨウランは
無難なことを言った。
「別に俺は何も・・・シンの実力だろ。」
「い・い・え。違うわね。急に変わり過ぎだもん。ゼッタイ、おかしい。」
 男達4人は顔を見合わせた。ルナマリアは女子の中では成績も良く、顔もかわいい。おまけに
制服を改造したミニスカートを履いている。今ではそれがすっかりトレードマークだ。あらゆる
意味で目立っている彼女がいつまでもそこに立っていることで、何となく周囲の注目が集まり
出していた。
 ルナマリアと知り合うチャンスは欲しかったが、悪目立ちするのは困る。ヨウランはシンと
レイに目線を送って助けを求めた。
「遠回しに言うのをやめて、率直に言ったらどうだ?」
 レイが口を挟むと、ルナマリアはニヤニヤ笑いを引っ込めた。どうやらレイが少し苦手らしい。
 ルナマリアはヨウランの正面に座っているヴィーノの方を見た。
「あたしの機体の整備って、あなたが担当だったわよね?」
「えっ、ああ、うん。」
 矛先を向けられて、ヴィーノは不安そうに眼をきょろきょろさせながら答えた。ヨウランに
比べて整備の仕方が悪いとでも言われるのだろうか・・・。
「今度、1回ヨウランと変わってよ。」
「「あァっ?!」」
462ブラウニー7/13:05/02/22 23:54:20 ID:yOOms4/e
 ルナマリアの言葉に、裏返った声を出したのはヴィーノではなく、ヨウランとシンだった。
「あたしの機体もヨウランに見てもらいたいわ。それでもシンの方が上だったら、今日の結果は
シンの実力、ってことにしてあげる。」
「してあげる、って・・・別にしてもらわなくたってどーだっていいって言うか」
「わかった。その勝負、受けて立つ。」
 曖昧に言葉を濁そうとしたヨウランの後を追うように、シンはルナマリアにきっぱりと言った。
ヨウランは、今度はシンの顔を見て情けない声を出した。
「ええええ〜〜〜?カンベンしてくれよぉ・・・」
 それじゃあまた正課外に作業をすることになるじゃないか。だいたい、面倒なことは嫌い
なんだよ。
 そんなヨウランの様子に構わず、シンとルナマリアは勝手に勝負の段取りをつけていた。
「デブリ戦だと、俺はもうヨウランにベストな設定してもらってるから勝負にならないって
言うんだろ?だったら水中戦はどうだ?明日、模擬戦の予定あったよな?」
「いいわよぉ。水中戦はあんたの方が、ちょ〜〜〜っとだけ成績良かったわよね?ヨウランに
OS調整してもらってあたしの方が上になったら、今日のデブリ戦もあんたの実力じゃなく、
ヨウランのおかげ、ってことでいい?」
「ああ、それでいいさ。勝負だ!」
「望むところよ!じゃ、ヨウラン、今日の授業が終わったら倉庫で待ってる。ちゃんと来てよね。
すっぽかしたら一生後悔するような目に遭わせるわよ!」
 ルナマリアは威勢良くシンに宣戦布告し、ヨウランに一方的な約束を取りつけると、食事を
するために別のテーブルに行ってしまった。
463ブラウニー8/13:05/02/22 23:55:35 ID:yOOms4/e
 ヨウランは恨めしそうにシンを睨んだ。
「俺、おまえたちの争いに巻き込まれたくないんだけどぉ?」
「しょうがないだろ。売られた喧嘩だ。買うしかない」
「相手は女じゃんか・・・あーあ、俺、ルナマリアけっこう好みだったのに・・・」
「・・・え?」
 ルナマリアとの勝負にやる気満々だったシンは、呟くようなヨウランの言葉に表情を変えた。
ヨウランは溜息をついた。
「おまえに悪気はないって解ってるけどさ・・・こんな風に知り合いたくはなかったよなぁ」
「ご、ごめん・・・」
 シンはしょんぼりして謝った。それを見てヴィーノが慌てて助け船を出す。
「でも、シンが断ってもルナマリアが納得しないだろ?俺は助かるよ。適当に整備しとけば、
後でヨウランがやってくれるんだよね?」
「・・・おまえはもう少しプライドを持て」
 ヨウランはヴィーノにそう言うと、どうしたものか、と頭をガシガシと掻いた。
「少し前向きに考えてみたらどうだ?」
 ずっと黙っていたレイが口を開いたので、3人はレイに注目した。言葉の意味が解らず、
ヴィーノが代表して質問する。
「前向きって?」
「ルナマリアと親しくなりたいんだろ?・・・誰も居ない格納庫に2人きり、なんだぞ」
 レイの答えは、凡そ彼のキャラクターに似つかわしくないものだった。そのことに驚いた後、
ヨウランは言われたことをよくよく考えてみた。
 確かにレイの言うとおりだ。ルナマリアと2人きり。それもおそらく、ザクのコクピットに。
 設定に時間がかかるとでも言えば、いくらでも引き止めることは可能だ。
 ある意味これは、神様がくれたチャンスなのだろうか。それとも悪魔が仕掛けた罠なの
だろうか。
464ブラウニー9/13:05/02/22 23:56:54 ID:yOOms4/e
 授業が終わって夕食をとり、自由時間になると、ヨウランは整備用のパソコンを抱えて
格納庫に急いだ。精一杯素早く行動したつもりだったが、格納庫には既にルナマリアが
来ていた。
「おっそーい!」
「・・・ごめん」
 謝った後で、何だか納得できない気持ちになる。無理矢理ひきずりこまれただけなのに、
そもそも協力する義理なんかないのに、何で俺が謝らなければならないんだ。
「で?どうなの?水中戦ではどういう調整すればいい?」
 パソコンを立ちあげていると、ルナマリアが顔を寄せてくる。お互いの髪が触れるほど
近づかれて、ヨウランは不満を忘れた。
「急に言われたって、今まであんたの担当してなかったんだから、よくわかんねーよ」
「はぁ?何それ?今更できないとか、そういうこと言うわけ?」
「そうじゃないけどさ・・・」
 一応、それまでルナマリア機の担当だったヴィーノに彼女の成績等の情報はもらっていた。
そのデータを呼び出し、内容を検討する。
「ふーん・・・あんた、よく被弾してるなぁ」
 表示されたデータにヨウランは呆れた。女だてらに勇敢に突っ込んでいって敵機を撃墜
しているのはいいが、相手の弾もやたらと喰らって機体を大きく損傷している。プラスも
多いがマイナスも多い、いわゆる『整備士泣かせ』のパイロットということだな。これでは
今まで、ヴィーノも大変だっただろう。使い方が荒くて細かい傷をたくさんつけるシンとは、
また違ったタイプだ。・・・レイの担当の奴はいいよな。いつだって一番に整備が終わってる。
465ブラウニー10/13:05/02/22 23:58:04 ID:yOOms4/e
 黙ってしまったヨウランに、ルナマリアが少しイライラして言った。
「だからそれを何とかして欲しいのよ!」
「OSでカバーできる範囲を超えてると思うけど」
「そんなこと言うためにノコノコここに来たの?!」
「耳元で怒鳴るな!ちょっと待ってろ!」
 ヨウランが大声を出すと、さすがのルナマリアも大人しくなった。全くこの女は・・・
そんな近くで話したら、耳に息がかかるじゃないか・・・。
 画面に向き直って対策を練り始めたヨウランは、ルナマリアの存在を忘れたかのように、
すぐに作業に没頭してしまった。何だかんだと文句を言いながらも、難しい条件をクリア
するためにあれこれ工夫するのは嫌いではない。口の中で何かブツブツ言いながら、彼は
キーボードを叩いた。
「だから水圧がこれくらいだからミサイルのスピードはこうだろ・・・で、ザクのスペック
から言って回避行動と速度の関係が・・・でもこれじゃイマイチなんだよな・・・プログラム
組んじゃう?組んじゃおうか・・・」
 ルナマリアはヨウランの真剣な横顔をしげしげと見つめた。食堂で話したときも軽そう
だったし、他の生徒の話でもいい加減な奴っぽかったのに、こんな顔もできるんだ。
 ヨウランの意外な一面を見たルナマリアは、彼の作業が終わるのを静かに待った。
466ブラウニー11/13:05/02/22 23:59:20 ID:yOOms4/e
 結局ザクのOS調整には、かなりの時間を要した。
 場所をコクピットに移し、ヨウランはひたすらキーボードを叩いていた。手出しを禁じられた
ルナマリアはただそれをそばで見ている。就寝時間間際になって、ヨウランはようやく手を止めた。
「ようっし、完了!終わった!これでダメなら、俺はもう知らん!!」
 やり遂げた嬉しさに勢いよく言った彼は、すっかり凝ってしまった肩をぐるぐると回し、
手で揉み解しながらコクピットから出てきた。
「良かった。徹夜になるかと思っちゃった」
 ルナマリアも安堵の吐息を漏らし、その後でヨウランににっこり笑いかけた。
「これだけ頑張ってもらったんだから、何かお礼しなくちゃね?」
「えっ?」
 お礼って、何?―――ヨウランがそう聞き返す前に。
 ルナマリアはヨウランの頬にちゅっ、とキスをした。
 少し間があって、ヨウランは顔を赤くした。ルナマリアの唇の感触が頬に残る。
「今日の所は前払い、ってことで。シンより成績良かったら、もうちょっとちゃんとしたお礼、
してもいいわよ」
「―――はぁっ?」
 思いがけないルナマリアの笑顔と提案に、ヨウランの胸はドキリと高鳴った。
「成績良かったら、よ。まぁ、考えといて」
 ルナマリアが無邪気に言う。
 こういうときの女からのお礼って言ったら・・・決まってるよなぁ。
 ヨウランがけしからぬことを考えているなどとは、ルナマリアが気づく筈もなかった。
467ブラウニー12/13:05/02/23 00:00:54 ID:t+f0zeDE
 次の日の水中戦の訓練結果を、ヨウランはそわそわしながら待っていた。技術科の授業にも
身が入らず、また罰を喰らって資料整理を手伝わされたが、それもちっとも苦にならなかった。
 ルナマリアたち航空科の面々は、水中戦の訓練設備のある基地で校外授業を行っており、
夕飯の時間になっても戻って来ていなかった。寮で食事をとり、自室に引っ込んでもヨウランは
落ち着かず、航空科の帰宅を今か今かと待っていた。
 士官学校の寮が急に騒々しくなり、航空科の連中が戻って来たことを告げる。ヨウランは
読んでいた雑誌を放り出して玄関に走った。
 長い訓練でくたびれきった航空科の面々の中に、シンの姿が見える。シンはヨウランに
気づくと、深紅の瞳を輝かせてVサインを出して見せた。
 それはいったいどういう意味だ?勝ったのはシンか?ルナマリアか?
 駆け寄ったヨウランに、シンは勝ち誇ったような笑顔を浮かべて言った。
「やったぜ。俺、今日の水中戦、2位!ま、1位はいつもどおりレイだけど」
 シンは隣にいるレイを見た。レイは黙ったまま頷いて、シンの言葉を肯定した。
 それではルナマリアとの勝負は、シンの勝利に終わったのか。
 ということはデブリ戦での勝利もシンの実力ということになり、もうルナマリアに絡まれる
こともなくなる。同時にルナマリアの『お礼』とやらもなくなったわけだ。
「あ、そう、か・・・ふーん・・・」
 喜べばいいのかがっかりすればいいのか解らなくて、ヨウランは曖昧な返事をした。それを
見てシンとレイは顔を見合わせた。
468ブラウニー13/13:05/02/23 00:02:03 ID:t+f0zeDE
 突然シンがヨウランの肩を叩いた。ヨウランがシンの顔を見ると、彼は今度は悪戯っぽい
笑顔を浮かべて言った。
「ルナマリアは3位だったぜ」
「へぇー・・・」
 そんなことはもうどうでもいい。ヨウランはどっと疲れが湧いてくるのを感じた。
 シンはニヤニヤしながら、言葉を続ける。
「ルナから伝言。いつも10位前後をうろうろしてる自分が3位になれたのは、ヨウランの
おかげだってさ。大したことじゃなくてもいいなら、お礼はするって」
「へっ?」
 シンの言うことが信じられなくて、ヨウランは間抜けな返事をした。
「俺には勝てなかったんだから、何でもいいわけじゃないらしいぜ。『ちょっとくらいなら、
感謝してやってもいいわよ』だってさ。可愛くないな、アイツ」
 そう言われても、ヨウランはまだきょとんとしていた。
 じゃあ、結局お礼はしてもらえるのか。でも『ちょっとくらい』のお礼なんだな。
 ・・・それって、どこまで許されるんだ?
 ヨウランはまたけしからぬことを考え始めていた。

つづく
469ブラウニー投下終了:05/02/23 00:05:17 ID:t+f0zeDE
やっぱりヴィーノも書いたからヨウランも書かないとね。

種のスーツCDは未聴なので、アカデミーの設定がおかしかったら
すみません。
470名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:08:45 ID:XdQy7Hxn
ブラウニー氏GJでした!!
ヨウ×ルナ、すげー新鮮だ。後半も楽しみに待ってます!
471名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:12:58 ID:HAB1Lvad
前半だけでも面白かった!!
後半の投下までヨウランのように
ケシカラン妄想してます。
GJ!>ブラウニー様
472名無しさん@ピンキー:05/02/23 00:26:51 ID:A4RAmqIn
エロなくても楽しめた!
GJ!!
473名無しさん@ピンキー:05/02/23 09:21:46 ID:O2yilqFP
おぉ〜〜、ヨウランかっこえ〜な。
これくらい描写あれば、マードックにも劣らぬ存在感示せるんだろうな…
474名無しさん@ピンキー:05/02/23 10:00:40 ID:XHqOf0Kw
ブラウニー氏乙です!
ヨウランかっこいいな…!!
475シン×ステ:05/02/23 14:48:22 ID:ZCWRSIEI
始めまして。今シン×ステを執筆中です。
初めて書いているので、文章の構成や表現力がものすごく乏しいです(涙
寛大な心で見てやって下さい。お願いしまつ。
それとまだ当分エロは出てきません・・・・。
エロくなるようがんばります!
今夜中には少し投下できると思いマス。
476名無しさん@ピンキー:05/02/23 15:12:00 ID:o0MbCf95
>>475
お待ちしてます
477名無しさん@ピンキー:05/02/23 17:48:31 ID:rmumm3Bw
じっくり書いてくださいませ
待ってますぜ
478名無しさん@ピンキー:05/02/23 21:40:10 ID:FayB91N+
>>475
楽しみにしています
479名無しさん@ピンキー:05/02/23 22:26:03 ID:PLzzUGAh
>>475
こういう書き込みは投下する時にしてね。
予約されたみたいで、他の職人さんが投下しづらくなるから。
480黄昏の…:05/02/23 22:31:02 ID:Twsev/6b
こんばんウェイ。
流れをブッタ斬るようでスマソですが、
シンステ祭が始まる前に前夜祭として>>251のルナメイ後編を…。
お口にあえばよいのだけれど…。


「お、お姉ちゃん…あんまり見ないでよぅ」
「姉妹同士で恥ずかしがってどーすんのよ」

 まだ先程の怪談を引きずっているのか、
シャワーを浴び始めてもメイリンの心中は穏やかではなかった。
 少しでも眼を閉じたら…それだけでも震えてくるくらいに。

「はい、んじゃ髪洗ってあげるから眼、瞑ってね」
「え〜!?」
「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない」

 眼を瞑りたくない時に限って、姉がこんなことを言う。
妹の心姉知らず、というのはこういうことを指すのかもしれない。
 とは言え、髪を洗っておかないとさっきルナが言ったようにベタつきとパサつきが…。

「観念しなさいな!」
「ふぎゃっ!?」

 先手必勝とばかりにシャンプーを手に擦りつけ、
通常の3倍くらいの速さでメイリンの頭をシェイクするルナマリア。
 普段はツインテールのメイだが、髪を下ろすと癖毛が結構目立つ。
ここは少し強めに洗ってやった方が後々、整髪する時に苦労しないはず…許せ、妹よ。
481黄昏の…:05/02/23 22:32:10 ID:Twsev/6b
「痛かったら言ってね〜♪」
「お、お姉ちゃ〜ん!」

 メイリンからすれば迷惑この上ないがルナマリアは心なしか楽しそう。
そう言えばメイリンと一緒に風呂(シャワーだが)に入るなど何年ぶりだろうか。
 
「怖い怖いって考えるから怖いのよ。
 お化けが来ても、お姉ちゃんがブッ飛ばしてあげるから」
「う、うん…」

 打ち付けるシャワーも暖かいが、時折触れるルナの身体も温かい。
いつもは破天荒な性格の姉だけれど、ちゃんと自分の前では優しく強い姉のまま。
 どうして姉妹で、こうも違うのだろう?

「ね、お姉ちゃん」
「ん〜?」
「…お化けって、本当にいるのかな?」
「さぁ、どーでしょうね。
 世の中には科学じゃ解明できないことが山ほどあるんだし…」
「くじら石とか?」
「や、もうエヴィデンス01とか誰も覚えてないでしょ。前作の話だし」

 しかしまぁ、お化けがいたらいたで困る。
ルナはそれほどではないが、シンなどもうかなりの数の連合軍MSを撃墜しているのだから。
 それはもう、呪われてもおかしくないほどの数…。

「はぁ…悲しいけど、これってば戦争なのよねぇ」
「?」
482黄昏の…:05/02/23 22:33:09 ID:Twsev/6b
 今度は姉の心、妹知らず…とか何とか言っているうちに洗髪終了。
シャンプーが頭皮に残るとふけやかゆみの原因となるので、念入りに落としてあげないといけない。
 この辺の気遣いは、付き合いの長い姉妹ならではだろうか。

「ほら、終わったわよ」
「あ、ありがと、お姉ちゃん…」
「ん、じゃ次は身体ね。こっち向いて」
「ええ〜っ!?」

 また姉がこんなことを言う。
さっきも言ったことだが、メイリンは姉のルナ程のプロポーションを
維持できてはいない。自慢じゃないが、ウエストは姉よりふ(ry

「お姉ちゃんの言うことが聞けないのかしら〜?」
「そ、そういうのじゃないけど…」
「じゃあ何が『ええ〜っ!?』なワケよ」
「そ、それは、そのぅ…」

 ルナと真正面に向かい合い、思わず顔を赤く染めるメイ。
別にシャワーのお湯が熱いワケではない。ただ眼の前の…そのぅ、姉の胸が…。

「お、お姉ちゃん、私より胸おっきいんだもん…」
「はぁ? …ん〜、まぁ、大丈夫だって。
 私もアンタも、お母さんの娘なんだし…そのうちおっきくなるって、うんうん」
「そーかなぁ」
 
 もしかして姉だけ胸が大きくなるように遺伝子をいじられたのではないか?
ここまで圧倒的な差を見せ付けられると、最早MSの性能が戦力の決定的差…などと言っている場合ではない。
483黄昏の…:05/02/23 22:33:51 ID:Twsev/6b
「そうそう。それにほら、よく言うじゃない?
 『胸なんて飾りです。エロい人にはそれが分からんのです』って」
「飾り…」
「メイは十分可愛いんだからさ、胸の大きさなんて気にしなくてもいいの」
「う、うん…」

 そう言いながら、ルナはボディソープを掬いとってメイの身体に擦りつけ始める。
何だかんだ言いながら、メイリンもなかなかのスタイルだと思うのは姉バカだろうか?
 日頃から訓練やらMS戦やらで少し筋肉質になってしまった
自分と比べると、ブリッジの管制官たる妹の身体はとても軟らかく、張りがあると思う。

「あはっ、メイってば身体軟らかいね〜」
「お、お、お、お姉ちゃんっ!?」

 嬉しそうな声をあげ、胸を密着させながらルナが笑う。
最初は腰周りをぷにぷにと抓ってみては感触を楽しみ、次は胸を鷲掴み。
 自分と比較するとやや小ぶりだけれど、小さいワケではないし弾力もある。
それにこの軟らかさ…掌サイズならではの楽しみ方、とでも言えばいいのか?

「お〜可愛い声出しちゃって」
「おね、ちゃ…っ…」
「あは、硬くなってきた…もしかして、私のせい?」

 メイリンは忘れていた。
姉は強く、そして優しい。だが、時に意地悪であるということを。

「メイってば可愛いのに、まだ彼氏いないもんねぇ…やっぱり寂しい?」
「そんなコト…ない、もん…」
484黄昏の…:05/02/23 22:34:35 ID:Twsev/6b
「またまた強がっちゃって〜」
「や…っ…ぁ…!」

 きゅっと胸の突起を抓まれ、思わず喘いでしまう。
別にメイにそっちの気があるワケではないのだが、久しぶりにルナと
シャワーを浴びる…というシチュと合わさってか、異様に気分が高揚していたのだ。

「何か私もノってきちゃったなぁ♪」
「ふはっ…お姉ちゃん…恥ずかしいから止めてよぅ…」
「だ〜め。お姉ちゃんの言うこと聞かない悪い妹は修正しちゃうんだから」

 徐々に胸から下腹部へと移動してゆくルナの指先。
弄ばれていた胸の片方が自由になったかと思うと、今度はメイの一番敏感な部分へと辿り着く。
 言葉攻めやら何やらのおかげか、すでに指にねっとりとした感触も確認できる。

「んふふ、お姉ちゃんがイカせてあげよっか?」
「えっ…あっ…!?」
 
 指を前後に出し入れしてみると、生暖かい感じがした。
シャワーの音が無ければ、きっと違う水音も聞こえてきたかもしれない。
 メイは多分、独りでしたことはあまりなさそうだし、姉としては飽くまで優しく。

「メイ、嫌?」
「え…っ?」
「嫌ならそう言いなさい。
 嫌じゃなきゃ、お姉ちゃん…このまま続けちゃうわよ」
「うっ…」
485黄昏の…:05/02/23 22:35:16 ID:Twsev/6b
 ルナマリアとて1人の姉である。
妹が嫌がることを強制し、辱めるような真似をするようなタイプではない。
 けれどそれが合意の上であったなら? それはそれで興味深いし…。

「嫌じゃ…ない、けど…」
「んふふ、だったらメイは私のモノね」
「んっ…んんっ!?」

 顔を動かされ、唇と唇が触れ合う。
別に姉妹なのだし、家族同士でも挨拶代わりにキスくらいはどこの家庭でもしている。
 でも今の姉とのキスは、これまでとのキスとは比べ物にならないくらいに淫靡な感じがした。

「ふふ、我が妹ながら可愛いやつぅ〜」
「はっ…ぁ…」

 唇が離れたかと思うと、下腹部の指の動きが再開される。
出し入れを繰り返し、指先から床へポタポタと零れ落ちるメイの愛液。
 時折、指先を見つめてはルナは満足そうに微笑むのだった。

「ん、ちょっとしょっぱいかなぁ」
「お姉ちゃ…そんな、こと…言わないで…」
「あはは、ごめんごめん」

 そしてまた挿れられる指。
何度も何度も繰り返され、もうメイリン的には限界。
 姉のルナにこんなことをされているという羞恥心も影響してか、そろそろ…。

「やぁ…おね…ちゃ…もう、立って…られな…」
「あ、イキそう? いいわよ、支えててあげるから」
「あっ…はっ…んぅ…!」
486黄昏の…:05/02/23 22:35:57 ID:Twsev/6b
 倒れそうなメイリンを抱え込みつつ、一気に指の動きを加速させるルナ。
それに比例して、メイの喘ぎは切なく、そして大きなものへとなってゆく。
 この時間帯に誰もシャワーを浴びに来ないのが幸いしたようで、これで心おきなくイカせられる。

「お姉ちゃんの指、そんなに気持ちいい?」
「ぁ、っ、あぁ…気持ち…いい…!」
「うむ。素直な子はお姉ちゃん、好きだなぁ」

 耳元で甘い声で囁いてやると、ますますメイが硬直してゆくのが分かる。
自分が姉バカなだけかもしれないが、メイは嫁にはやりたくない気分だった。
 だって、こんなに可愛いのだから。

「ダメ…おかしく…なっちゃうよぉ…」
「大丈夫、お姉ちゃんが一緒だから」
「あっ…あっあっ、ぁ…ぁ!!!!」

 指先がきつく締まり、痙攣にも似た振動が伝わってくる。
次の瞬間、指を引き抜いてみればトロトロと止め処なく流れてくる熱い液体が…。
 どうやら無事に妹はイクことができたらしい。

「よしよし、よく頑張ったわねぇ。偉いぞ〜」
「はっ…んぅ…お姉ちゃ…」
「おっとっと、大丈夫? もうあがる?」
「うん…」

 長くシャワーを浴びすぎたせいか、それとも?
ちょっと悪戯が過ぎたかもしれないと、少しだけ反省モードのルナ。
 ともかく、後は寝るだけである。
487黄昏の…:05/02/23 22:36:56 ID:Twsev/6b
「…お姉ちゃん、起きてる?」
「ん、まだアンタ寝てなかったの?」
「あの、そのぅ…だって、さっきのお化けの話…」

 寝床に転がってもう1時間近く経った頃、不意にメイリンが話しかけてきた。
この子は昔から臆病で、怖い話やテレビを聞いたり見たりした日は明かりをつけて寝るくらい。
 もう成人だというのに、その辺はまだまだ子供か。

「困った妹だわね…しょうがない、おいで」
「…うん!」

 枕を持って喜び勇んで姉のベッドに転がり込むメイ。
1人で寝れない時は昔から、ルナと一緒に寝てもらっていたのだが、まだその甘えぶりは健在。
 
「お姉ちゃん…軟らかくて、あったかい」
「そう?」
「何か、お母さんみたい」
「ヲイヲイ、私ゃまだ17だっての」

 お母さん…そう言えば、実家の両親は元気だろうか?

「そう言えばお母さん、昔から心配性だったもんねぇ。
 オレオレ詐欺とかに引っかかってなきゃいいんだけど」
「あはは。ホーク家には私とお姉ちゃんしか子供、いないじゃない」
「分からないわよ〜、私かメイ、どっちかに成りすましてさぁ…」

 て言うか、コズミックイラの宇宙世紀でもオレオレ詐欺なる風習が残ってたんかい。
488黄昏の…:05/02/23 22:38:07 ID:Twsev/6b
「例えばこんなの?
『お母さん、私よ私! ルナマリア!
 実はまた戦闘中にザクウォーリア壊しちゃってさぁ。
 もう修理とかパーツ改修とかで、ザフトからのお給料もスッカラカンになっちゃったの!
 今から言う私専用の口座に、ちょっとお金振り込んでくれない?』
 …とか」
「アンタ、遠まわしにお姉ちゃんをバカにしてない…?」
「し、してない、してない」

 まぁ、メイリンが言ったことも間違ってはいないのだが。
確かに自分はよくザクを壊しているし、その度にメカニック担当のクルー達が
泣く泣く修理している…改めて、自分の責任は重大なのだと思い知らされてしまう。

「あーぁ、もっと強くなりたいなぁ」
「例えば誰みたいに?」
「赤い彗星みたいに」
「…誰ソレ」

 そんなこんなで同じベッドにじゃれあいながら、2人はゆっくりと眠りに落ちて言った…。

 で、後日。
 
「お姉ちゃん、お菓子食べよ!」
「おやおや〜? 確かメイリンちゃんは、ダイエット中ではありませんでしたかにゃ〜?」
「ちょ、ちょっとくらいなら大丈夫だよっ!」
「にゃはは、冗談だってば。付き合うわよ、お姉ちゃんも」

 クッキーと紅茶でブレイクタイム。こうしてまた穏やかな時間が過ぎてゆく。
たまには息抜きしたってバチは当たらないでしょ。何と言っても私達、女の子ですから。
489黄昏の…:05/02/23 22:40:23 ID:Twsev/6b
最後はほのぼの…って解釈でいいのかな…?
これでルナメイ、オワタよー。
以前から予告していたアスミアに没頭させていただきまつ。
ですがそのためにはまず、ヒロインズ4のミーアで買って
イメージでも膨らまさないといけませんな…でも何処にも売ってないディス…。
以上で前夜祭終了。おやすみないませ。
490名無しさん@ピンキー:05/02/24 00:10:08 ID:biUN0YZx
感動した!ありがとう!
あんたのルナメイはマジ萌えじゃあー!
491名無しさん@ピンキー:05/02/24 00:27:45 ID:n+28dzmr
ルナメイ萌えました!
小ネタも入ってて楽しめますた
クジラ石へのルナの返しで吹きました
492名無しさん@ピンキー:05/02/24 00:36:28 ID:8ubRkD3X
乙です
相変わらず黄昏の…氏のSSはエロとギャグのバランスが良くて…ハァハァ
493シン×ステ:05/02/24 00:36:55 ID:undXFBED
>479
すみません!以後気をつけますね。
ご忠告ありがとうございマス。

>黄昏のさん
とても良かったです!!ルナメイもいいですね〜。
なんか心が暖まりました〜。
これからも頑張ってください!アスミアも楽しみに待ってます。

えっと、予告していたシン×ステです。
今回は短いです。改めて自分の文才のなさを思いしりました;
二人の人格が違いますがご了承ください〜。

494シン×ステ@:05/02/24 00:38:10 ID:undXFBED

恋愛なんてモノから程遠い・・・
そう私は戦争するためだけに造り上げられた戦闘人形―――。


地球連合軍特殊部隊ファントムぺイン所属
  ガイアガンダムパイロット
  『ステラ・ルーシェ』

まさか・・!と思った。あの子が軍人でしかも、敵軍のMSパイロットだなんて・・。
初めて街角で会った時、ぶつかってしまい事故とはいえ胸を触って、ヨウランから
ラッキースケベなんてふざけたあだ名で呼ばれたけど、その時は別に気にも止めなかった。
とてもかわいい子だな・・と思った。けど、その時の事は記憶の片隅にひっそりと留めただけで。

次に再会したのは海辺だったけ。ミネルバから降りて海岸を散歩していたら、あの子が溺れかけているの
を発見した。俺は気が付いたら無我夢中で助けるために泳いでいた。なんとか二人共岸辺に無事辿り着いて・・。
495シン×ステA:05/02/24 00:39:21 ID:undXFBED
「プハッ!ハァ・・きみ大丈夫!?」
「う・・ん。だいじょうぶ・・アリガト・・。」
「あれ・・?君どっかで・・。」
「え・・?」
「えっと確かにどこかで・・ああ!あの時の!!」
「私を知って・・るの?」
「覚えてないかな?街の角でぶつかって・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
かなり長い間沈黙していたがやっと思い付いたらしく、
「ぁ・・私の胸・・触った人?」
「えっと///ご・・ごめん。あれはわざとじゃなくて・・その・・。」
「あの変態さん・・?」
「へ・・!?変態って・・。」
「あの事ならもう気にしてない・・。・・手、離して?」
「あ・・!ご、ごめん。」いつのまにか彼女の腰に回していた手をほどいた。
そして二人ともびしょ濡れだという事に気が付いた俺は、近くの街で彼女と俺の服を購入するため、
洋服店に入った。
「いらっしゃいませ〜。」
「あの、服を買いたいんですけど・・。この子に似合う服お願いします。それと靴も!
できれば髪とかも濡れちゃってるので乾かしてもらってもいいですか?」
「かしこまりました。どうぞ。」
彼女はこの成り行きにただ驚いている様だった。急に気付いたみたいに、
「あ・・助けてくれた上に、こんな・・悪い・・。」
「いいんだって!この前のおわびって事にしておいて!」
「ぇ・・でも・・。」
「大丈夫だよ。お金の事はきにしなくても。店員さんが待ってるから。さぁ。」
(ステラ・・別に平気なんだけどな・・・。)
「うん。」そう呟いて彼女は店の奥へ消えた。
496シン×ステB:05/02/24 00:40:25 ID:undXFBED
暫らく経ったが、まだ着替えが終わってないのか彼女と店員は出てこない。
自分はとっくに着替えを済ませていた。あとは彼女が着替え終わるのを待つだけ。
(そういえばまだ、あの子の名前聞いてなかったな・・。)
(この辺に住んでるのかな?てゆうかなんで溺れてたんだろう?)
(あの子・・・コーディネーターかナチュラルかどっちだろ・・?)
そう考え始めた時、奥から彼女が着替えが完了したらしく出てきた。

・・・―――――――!
一瞬の沈黙。
淡いピンク色のドレスを着た彼女。
「・・あの?」
「すごく・・かわいい!」
「ほんと・・?」
「あんまりこういう服着ないから・・変じゃ・ない・・?」
「そんな事ないって!!すっごく似合ってる!」
「・・嬉しい・・。」
彼女はほのかに頬を赤らめていた。つられて自分の頬も赤なるのを感じた。
・・やっぱりかわいい。
心臓が音をたてて鳴っている。
なんか気恥ずかしくなって早めに会計をすませてから店を出た。
なんとなくまだ離れたくなくて、必死に話題を作ろうと考えていたら、彼女の方から話し掛けてきた。
「あなたの・・名前なぁに?」
「えっと俺はシンっていうんだ!君は?」
「ステラ・・。」「ステラ?」「うん。」
「ステラか・・。とても素敵な名前だね。」
彼女がかすかに微笑んだ。儚くてどこか寂しげで・・
ただ名前を明かしあっただけだけど、ステラの名前を知って一歩近づくことができた気がした。
497シン×ステ:05/02/24 00:44:43 ID:undXFBED
すみません!今回はここまでです。
まだこの二人のイメージえお掴みきっていません・・。
まだまだ続きます〜。ちょっと長くなりそうです。
その分エロも先になりそうです・・。
それでは。
498名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:05:55 ID:zXglcACn
黄昏氏、姉妹えっちいいですね。

>>497
乙。視点がころころ変わっていて読みにくいです。
釣りでないなら申し訳ないが、エロの部分だけ抜粋して投下してくれ。
台本形式の序文だらだら書かれてもあまり内容がないので、いらん。
499名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:59:09 ID:NxED036+
>>498はプロ市民
500名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:15:02 ID:HaO4QhEe
まだエロパロにおいて書き手>>>>>>(越えられない壁)>>>読み手
というのを理解してない香具師がいるのか・・
501名無しさん@ピンキー:05/02/24 02:48:09 ID:g+vSYLSo
アドバイスならともかく、「〜してくれ」はないだろ
502名無しさん@ピンキー:05/02/24 03:07:48 ID:LA6jzmB0
シン×ステ氏、落ち込まなくていいよ。
執筆頑張ってくれ。
503名無しさん@ピンキー:05/02/24 03:20:07 ID:jPKmpAYk
そりゃエロパロ板かもしれんが
脈絡も無く本番行かれてもなあ

折れも続き期待してるから
504名無しさん@ピンキー:05/02/24 04:09:17 ID:n4dr0B3X
>>498
そこに行き着くまでのプロセスや心理描写は本番を盛り上げるために重要だろ
まして「してくれ」とか「いらん」とか、気に入らないならスルーしろテンプレぐらい読めよ
スレ自体の空気も悪くなって他の職人さんにまで迷惑だろ

>>シン×ステ氏
自分も続き期待して待っております
自分のペースで頑張ってください
505名無しさん@ピンキー:05/02/24 04:32:42 ID:5C8awN9x
>シン×ステ氏
初投下乙。シンとステラのやりとりがかわいい。
マジレスすると、
・丸数字はマカーには文字化けして見えるので(1)などを使うのが良いかと。
・初めてで文章や構成に自信がないときは、最後まで書いてから推敲すると
 何かが見えてくることもある。謙遜し過ぎは「誘い受け」とウザがられる
 場合もあるので気をつけて。

個人的にはネタバレをSSに盛り込まれるのはちょっと、と思った。
本編を見てからの方が効果的にリンクできるように思うので、もったいない
気がする。これは本当に個人的意見なので書き手さん次第だけどね。
続きを楽しみにしてます。
506名無しさん@ピンキー:05/02/24 07:37:02 ID:zXglcACn
言葉がすぎて悪かった。

>えっと///ご・・ごめん。
     ↑なんですかこれ
507名無しさん@ピンキー:05/02/24 08:16:30 ID:6fj1N5/O
いわゆる照れて赤面している事を表している。
最近は多いな。そういうのが。

書き手さんは、初めてのようなので大変だとは思いますが、
出来ればそういう所もきちんと文章にしてお書きになったらいいかと思います。

何はともあれ、頑張ってくださいね。

508名無しさん@ピンキー:05/02/24 09:01:34 ID:YJmw9d2p
「〜///」この手の表現を使うと書き手さんが幼い?(中高生?)と印象を持ってしまうし
文章も稚拙に見えてくるなと自分は思ってしまう。
文章は書けば書く程、巧くなると思うので頑張って下さい。
偉そうな事を言って申し訳ないです。
自分はシン×ステは好きなので続きを待ってます。
509名無しさん@ピンキー:05/02/24 09:40:15 ID:YPlIzuj1
これもゆとり教育の弊害かねー。
英語を学ばせる前に、きっちりと日本語をやるべきだ
510名無しさん@ピンキー:05/02/24 10:12:59 ID:A+Ujox0n
ゆとり教育世代ってもう21歳越えてるの?
511名無しさん@ピンキー:05/02/24 10:30:01 ID:6a2gqwhc
自分は今年23になるが、自分の1コ下から生活科がはじまった。
ゆとりの授業が始まったのは確か、小学3年くらいだったかな?

…名ばかりの「ゆとり教育」(ゆとり教育・其の1)が始まった世代だね。
(実際はそれ以前より内容も主要教科の時間数も増えた時期)

今の指導要領(内容が3割削減とか騒いだやつ。ゆとり教育・其の3)が施行されたのは3年前。
今の高校2年生までは、義務教育は、以前(ゆとり教育・其の2)の指導要領です。

…とかマジレスしてみる。
512名無しさん@ピンキー:05/02/24 10:57:07 ID:uJlm2LMP
「///」や「vvv」を使うのは、別にゆとり教育のせいでもないような。
友達へメールする時に顔文字を使いまくってる人が
その延長線上で文章書くからこうなるんじゃないかと。
513名無しさん@ピンキー:05/02/24 11:03:43 ID:wArxjk8Z
一瞬、ゆとり教育を語るスレに迷いこんだかと思った
何なんだこの流れは・・・

↓以下、何事もなかったように職人様は投下ドゾー
514名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:14:42 ID:o5vbYb+k
人それぞれなのかもしらんが、小説形式のものに「///」「vvv」を使われると、
業務で用いる文面に「(^-^)」のような顔文字を使われた気分になるなあ。
515名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:18:02 ID:3+lCQImQ
同感。
会話の延長であるメールなら顔文字なんかも許されるが、
文章では使って欲しくないな、俺は。
商業はもちろん、同人小説でもほとんどみかけないだろ?
516名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:20:49 ID:A+Ujox0n
まあ嫌ならスルーすればいいだけの話だな。
517名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:30:23 ID:3+lCQImQ
それも考え方だが、一言告げておくことも大事と思うので俺は書く。
イチャモンではなく意見・批判として。
518名無しさん@ピンキー:05/02/24 12:43:30 ID:o5vbYb+k
>>516
悪貨は良貨をなんとやらという諺もあるのでね。この程度でいいんだと思ったら
文章を練るのも校正に腐心するのも馬鹿らしくなる。実際のところ。
519名無しさん@ピンキー:05/02/24 13:53:58 ID:2abGJjWL
ネタバレ見てあまりの酷さにすっかり絶望していたが、ここは本当に癒される
シンもルナもメイリンもみんな輝いてるな
ここの職人さんたちには慎んでGJ!と言わせていただく
520名無しさん@ピンキー:05/02/24 14:55:10 ID:hexua+cw
そんなに酷いのか・・・
ネタばれ言うな、言うんじゃねぇぞ!
521名無しさん@ピンキー:05/02/24 15:56:03 ID:Qy/ey7/t
俺女?
リアルで男?
所詮は匿名のくせに何を偉そうに…
522名無しさん@ピンキー:05/02/24 16:24:44 ID:A+Ujox0n
>>518
自分にレスついてんの気付かんかった。

文章を練って自己満足することやめるのもおまいの自由じゃないの?
自分が良貨だと思ってるならこんな匿名掲示板で吠えてないで文学賞にでも応募しとけ。
他人の文章を悪化呼ばわりで掃き捨てることしかできない人間が良貨とも思えんが。
523名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:28:09 ID:6ZYYBLsM
なんでこんなことに・・・・・・
524名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:34:11 ID:pd1/gG7Z
職人さ〜ん
アスルナキボーン
525名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:34:16 ID:pOTeeN+u
また論争がしたいのか、アンタ達は!
526名無しさん@ピンキー:05/02/24 17:44:14 ID:zXN8sk3Q
どんな文章を書くのも書き手の自由、
文章をどれだけ練りこむか、校正推敲するかも書き手の自由。
その人のその時の力にあったよう納得いくようやればいいじゃないか。
このスレはマターリ萌えていこうや。

で、特に>>518、書き手的な愚痴は控え室でやろう。な!
527名無しさん@ピンキー:05/02/24 19:03:25 ID:biUN0YZx
顔文字使っても
「ナイスなネタ、GJ!」

「こいつ厨房か?」
となるかは、やっぱり使いどころの妙だと思う
使う人はうまい使い方の試行錯誤をよろしく
528ブラウニー投下開始:05/02/24 19:04:41 ID:Q+DcSNQh
何やら熱い議論の真っ最中ですね。いろいろ考えさせられます。
と言いつつヨウルナ後編の投下行きますよ〜。

前編の感想くださった皆さん、ありがとうございました。
ヨウランかっこいい、は意外でした。ちょっとエロい普通の
高校生だった筈なのに…どこがかっこいいのか書き手がわからん
っていいのか…それで…。まぁ誉められてるんだからいいや。
529ブラウニー1/13:05/02/24 19:06:31 ID:Q+DcSNQh
【花霞 後編】

 土曜日は士官学校の授業も午前中で終わる。生徒の多くは外出届を出して買い物に出かけ
たり、実家が近い者は日曜まで泊まりがけで親元に帰ったりしていた。寮に残っている者は
半数くらいで、いつも騒がしいその場所にもゆったりした時間が訪れる。
 人目につかないようわざと時間をずらして、ヨウランとルナマリアは学校の裏門前で待ち
合わせをしていた。男子寮と女子寮のちょうど中間に士官学校の校舎があるのだ。
 裏門での待ち合わせは、士官学校生同士のカップルの特権だ。恋人同士以外は近寄らない
伝統、というか暗黙の了解がある。「一度やってみたかったのよね。ステイタスって奴?」
と言って、この場所を指定したのはルナマリアの方だった。その言い方から想像するに、
ルナマリアにはまだ決まった相手はいないらしい。
 私服でやってきたルナマリアの姿を見て、ヨウランは自分の顔がにやけて緩むのを抑える
のに苦労した。普段からミニスカートで決めているルナマリアだったが、見慣れた制服でなく
私服のミニスカから伸びた素足は肌の露出も多く、健康的なお色気を振りまいていた。
「で?どうする?行きたいところは?」
 会うなり、ルナマリアはヨウランに尋ねてきた。
「えっと・・・お礼って、デートするってこと?」
 ヨウランがルナマリアに質問返しをすると、ルナマリアはちょっとむくれて言った。
「そうよ。不満なの?そんなんじゃ、ダメ?」
「ダメってことはないけど・・・俺には選択権はないのかなぁ、っと」
 そう言われてルナマリアは不満そうな顔をしたが、少し考えた後、言った。
「わかった。あんたのおかげだもんね。いいわよ。何がいいの?」
「あー・・・キスさせろよ」
「それなら昨日、したじゃない」
「あんなんじゃなくってさ。そのー・・・ねぇ」
 ヨウランは説明に困って、黙ってルナマリアの唇を指差した。
530ブラウニー2/13:05/02/24 19:07:52 ID:Q+DcSNQh
 ルナマリアはその指先をぽかんと眺めていたが、突然顔を真っ赤にした。髪の色と相まって、
首から上が一粒の大きな苺になったように見える。
 ルナマリアのその反応に、ヨウランは彼女がどうやらこの方面にかなり疎いことを悟った。
いつも強気で、男にも斟酌なく接する彼女のイメージとは違っていて、ヨウランは驚いた。
同時に自分の提案が受け入れられそうにもないと感じ、彼はまた頭を掻いた。
「・・・いいわよ」
 言った早々諦めの境地に達していたヨウランは、ルナマリアの返事にまた、驚いた。
 ルナマリアは唇を引き結び、挑むような眼でヨウランを見た。どうやら彼に弱味を見せたく
なくて、強がっているらしい。それはヨウランにもすぐに理解でき、彼は迷った。
 強がりには気づかない振りをしてこのチャンスをものにした方がいいか、それともここは
退いて、確実に次の機会を狙った方がいいか―――。
 本当は後者を選んだ方がいいとヨウランにも解っていた。しかし大きな眼でじっと自分を
凝視しているルナマリアの顔を間近で見て、考えが変わった。
 可愛すぎる。こんな眼で見つめられて、紳士でなんかいられるか。
 ヨウランは左手をルナマリアの肩に乗せ、右手を顎にあてて上を向かせた。ルナマリアの
躰がぴくんと震え、一瞬逃げ出しそうに腰を退く。しかし彼女のプライドが、怖がっている
ことを彼に知られまいと邪魔をした。ルナマリアは一度退きかけた躰を心持ち乗り出すように
して、眼を閉じた。
 ヨウランはルナマリアに近づき、小さな桜色の唇に自分の唇を重ね―――。
 緊張して固く閉じられているその唇を、舌で強引に押し開いた。
531ブラウニー3/13:05/02/24 19:09:00 ID:Q+DcSNQh
 「んぅ・・・っ!」
 思ってもみない侵入者に、ルナマリアは思わず眼を見開いた。紫紺の瞳が動揺し、目の前に
迫る男の顔を見据える。自分の舌を絡みとられる感覚にルナマリアは恐怖を感じ―――潤んだ眼を、
ぎゅっと閉じた。
 ヨウランの舌が口の中で蠢き、奧まで入り込んでくる。舌の裏側を責め、歯列をなぞり、隅々
まで舐め尽くそうとする。開かれた唇は彼の唇で覆われ、漏れる吐息までも全て吸い上げられる
ようだった。
 長い大人のキスが終わるまで、ルナマリアはずっときつく眼を閉じていた。
 ヨウランの唇が漸く離れ、ルナマリアはほぅっと息をつき、眼を開けた。
 目の前に、男の顔がある。
 ルナマリアはぽろぽろと大粒の涙をこぼした。
「えっ・・・あの・・・!」
 今度はヨウランが動揺する番だった。ルナマリアは眼を大きく開けたまま、流れ落ちる涙を
拭おうともせず、彼の顔を見つめたまま黙って泣いている。
「・・・もしかして、初めてだったの?」
 恐る恐る聞いてみると、こっくりと頷いた。
 ヨウランはあちゃー、という顔をして、ルナマリアから目を逸らした。ファースト・キスで
舌なんか入れられちゃ、泣き出すのも無理はない。普段のルナマリアのお姉さんっぽい言動から、
いくら何でもキスくらいは経験済みだろう、だったら他の男よりも激しくして忘れられなくして
やる・・・なんて思ったのが間違いだったようだ。
532ブラウニー4/13:05/02/24 19:10:06 ID:Q+DcSNQh
 どうしようもなくて、ヨウランはルナマリアをそっと抱き寄せた。背中に手を回し、もう一方の
手で宥めるように髪を撫でても、ルナマリアは何も言わない。ただヨウランのなすがままになって
いた。
「ごめん。知らなかったから・・・」
 謝罪の言葉にもルナマリアは答えない。止まらない涙がヨウランのシャツを濡らしている。
 しばらく経ったあと、ルナマリアは口を開いた。
「・・・ヨウランは、初めてじゃないよね・・・?」
「うぇっ?」
 驚きのあまり、ヨウランは変な声を出した。ルナマリアはそれには構わず言葉を続けた。
「だって・・・慣れてる。あんなキス・・・」
 ヨウランは参った、というように呻いた。確かにあんなキスをしておいて、経験はさほど
ありません、などと言っても説得力はない。
 それほどもてるわけではないが要領の良いヨウランは、士官学校に入る前に付き合った
女の子が2人いた。どちらも1年に満たない短い付き合いだったが、キスくらいはその子達を
相手に何度もしている。またそれとは別に、年上のお姉さん相手に童貞すらも喪失済みだった。
 自分と同じくらいの年頃なら、それくらいの経験はみんなしているだろう。何でも自分を
基準にして考えてしまいがちな彼は、ルナマリアが自分に比べてかなり『遅れている』ことが
判明した今の状況に対処する方法が解らず、困り果てていた。
 本当はキスよりもうちょっと先まで進みたいと思っていた。最後までとは言わないが、胸に
触るぐらいは。しかしそれはどうやら無理のようだ・・・とヨウランが諦めかけたとき。
「ヨウランは・・・あたしと、その・・・最後まで、する気だった?」
 ルナマリアがいきなり核心をついてきた。
533ブラウニー5/13:05/02/24 19:11:13 ID:Q+DcSNQh
「ええっ?いやっ・・・最後までなんて、そんな」
 邪な心を見抜かれた気がして、ヨウランは慌てた。ルナマリアは顔を上げ、ヨウランの眼を
真っ直ぐ見つめた。見透かされそうだ。ヨウランは顔を背けて、ルナマリアの視線から逃げた。
「する気だったんじゃないの?」
「・・・最後までじゃないよ」
 ルナマリアに追求されて、ヨウランは白状した。
「じゃあ、途中まで?途中って、どこまで?」
 ルナマリアの追求は続く。ヨウランはますます返事に困り、ルナマリアの躰を離して彼女に
背を向けた。また頭をガリガリと掻きむしる。
「・・・最後までするって・・・どんな感じ?」
 ヨウランは、ルナマリアの最後の質問に少し驚いて振り向いた。
 彼を見つめるルナマリアの眼は涙に濡れていたが、もう泣いてはいなかった。自分の知らない
世界を知っている男を不思議そうに眺めている。さっきまで怖がっていたように見えたが、今は
違っている。未知の世界に対する興味が、恐怖を凌駕したのかどうか。
「・・・知りたい?」
 ヨウランはルナマリアの眼をじっと見て言った。
「最後までするってどういうことか、知りたい・・・?」
 ヨウランの言葉に、ルナマリアは迷うように俯いて暫く考えていたが―――。
 やがて顔を上げて、小さく頷いた。
534ブラウニー6/13:05/02/24 19:12:24 ID:Q+DcSNQh
 プライドの高いルナマリアが、自分の知らないことを知っている男との距離を詰めようと、
好奇心だけで同意したことはヨウランにも解っていた。
 ヨウランはそれでも構わなかった。この千載一遇の機会を見送るなんてことができるものか。
二度とOKしてくれないかもしれないのに。
 2人は校舎の中に忍び込んでいた。
 鍵が壊れて閉まらない窓がある、とヨウランが言うので、ルナマリアは彼の後について行った。
ヨウランの言葉どおり裏庭に面した廊下の、端から2番目の窓がするりと開く。忍び込んでも
警報も鳴らない。
「・・・何で警報、鳴らないの?」
「そりゃ技術科の先輩方が処置済みだから。・・・航空科は知らないのか、これ」
「知らないわよ、こんなの・・・」
「便利なんだぜ。忘れ物取りに戻ったり、肝試しとかもできるしな。」
 技術科では新入生の度胸試しに、夜の学校に忍び込んで学長の部屋で悪戯、などという悪習も
あるのだが、ヨウランは今、それをルナマリアに説明することはしなかった。足音をたてない
ように靴を脱いだあと、ヨウランが先に立って廊下を静かに進み、2人は誰に見られることも
なく医務室にたどり着いた。
 当然、医務室のドアには鍵がかかっている。ヨウランはズボンのポケットから携帯用の小さな
工具セットを取り出すと、共通部品である持ち手の部分に細いドライバーの先をくるくる回し
ながらセットした。ルナマリアはその様子をただ眺めている。
「そんなもの、いつも持ち歩いてるの?」
「技術科の悲しい性、って奴でね」
 ヨウランは電子ロックの外装カバーを固定しているネジを外し、蓋をカパッと開けた。中に
指を突っ込んで配線をいじる。
「ちょいちょいちょい、っとね。これで感じてくれよ、そら」
 パチッと電気が弾ける小さな音がし、ドアが開いた。ルナマリアはそれを見て口をぽかんと
大きく開けた。
「・・・あっきれたぁ。技術科って、ドロボーの集団?」
「人聞きの悪いこと言うなよ。入るなと言われりゃ、入りたくなるのが人間ってもんさ」
 ヨウランは手早くカバーを元通りにはめ直し、ルナマリアを部屋の中に誘った。中に入ると
今度は普通に電子ロックを操作し、内側から鍵をかける。
535ブラウニー7/13:05/02/24 19:13:26 ID:Q+DcSNQh
 医務室は、窓から差し込む太陽の光で充分明るかった。初めて入るわけでもないのにきょろ
きょろしているルナマリアの腕を掴んだヨウランは、そのままベッドの側に引っ張って行く。
 ルナマリアは抵抗するでもなく、大人しくベッドに腰かけた。ヨウランは彼女の躰をそっと
ベッドに横たえたが、いったん離れて、ベッドの周りのカーテンを全部閉めてしまった。
「ロックしたから、誰も来ないでしょ?」
「そーだけど、この方が雰囲気、出るだろ?」
 ヨウランの言葉にルナマリアは納得した。昼間の医務室は少し明る過ぎたが、カーテンを
閉めることで光量が調節されて、ちょうどいい日陰を作る。暗くはないが、お互いの表情に
微妙な影が射して、古いモノクロ映画のようだ。布を1枚引いただけなのに空間までが密閉
されたような錯覚がある。薄暗い狭い場所に男と2人きり。―――ルナマリアは心臓が早鐘の
ように打っていることに気づき、急に・・・怖くなった。
「教官が・・・戻って来たりしないかな」
 自分の服に手をかけて脱がし始めているヨウランに、ルナマリアは小さな声で言った。
「今日は全体会議の日だろ。教官達は大会議室に夜までお篭り。誰も来ないよ」
 ヨウランの声は平静だ。そして彼の言うとおりだった。大会議室は医務室とは別の棟の
3階にある。彼らのいる棟に、他に人の気配はなく、校舎は静まり返っていた。
「な、何かいつもの校舎じゃないみたいね。こういうことしてると・・・」
 いつまでも話すのをやめないルナマリアの声が震えていることに、ヨウランはやっと気づいた。
半分解かれた衣服の向こうで、躰が緊張に固まっている。ヨウランは手を止め、ルナマリアに
もう一度深く口づけた。
 2度めの大人のキスにルナマリアは少し驚いたようだったが、今度は応えようとする素振りを
見せた。小さな舌がおずおずと動いて、ヨウランの舌の動きに合わせようとする。ルナマリアの
両手が遠慮がちに背中に回ってしがみついてくるのを感じて、ヨウランは興奮しさらに激しく
ルナマリアの口腔を貪った。
536ブラウニー8/13:05/02/24 19:14:42 ID:Q+DcSNQh
 長いキスのあと唇を解放すると、ルナマリアの両手がシーツの上にぱたりと落ちた。半分
開いた眼はとろんとして、口づけの余韻に酔っている。その隙にヨウランはルナマリアの服を
手早く脱がせ、ベッドの下に1枚ずつ落としていった。
 ブラジャーのホックを外して脱がせたところで、ルナマリアは我に返った。空気に晒された
小さな胸を、恥ずかしそうに両腕で隠す。
(ちぇっ、後は靴下と・・・パンティだけだってのに)
 ヨウランは心の中で舌打ちし、ルナマリアの両腕を解こうと手をかけた。しかしルナマリアは
腕に力を入れて、頑なに抵抗する。
「どうしたんだよ。今更、嫌だとか言うつもり?」
「そ、そうじゃないけど、恥ずかしいんだもん」
「そんなことないって。可愛いよ、ルナマリア」
 ヨウランの言葉は甚だ紋切り型だったが、それでもルナマリアは頬を染めた。
「あ、あたし・・・胸、あまり大きくないし」
「知ってるよ、そんなこと」
 思わず調子に乗ったヨウランの頬に、ルナマリアの張り手が飛んだ。大して痛くはなかったが、
静かな部屋に音だけがやけに響いた。
 それがヨウランの心に、やや暴力的な火を点けた。
 ヨウランはふいに真剣な顔になると、まだ下着をつけたままのルナマリアの下腹部に、薄い
布の上から指で触れた。
「あ・・・!」
 誰にも触られたことのない恥ずかしい部分に、下着の上からとはいえいきなり指を宛われて、
ルナマリアは胸を隠したまま声をあげた。ヨウランの指がぐいぐいと強く押しつけられ、大事な
場所を探り当てて前後に擦りあげていく。
「やだっ、そんなとこ・・・んっ・・・触らないで・・・っ、あんっ・・・」
 拒絶の言葉を発しながらも、ルナマリアの躰は初めての感覚に小さく震えた。とても恥ずかしい。
でも恥ずかしいだけではない。その中に僅かに混じる「気持ちいい」という思いが、言葉の合間に
変な声を挟み込ませる。
537ブラウニー9/13:05/02/24 19:15:57 ID:Q+DcSNQh
 ヨウランの方はルナマリアよりもっとはっきりと、彼女が感じ始めていることに気づいていた。
股間に忍び込ませた指の動きを速くすると、薄い布が徐々にじんわりと湿ってくる。汗だけでは
ない、別の液体がルナマリアから滲み出していた。
 ヨウランはルナマリアのパンティに両手をかけ、わざとゆっくりと下に降ろし始めた。
「やっ・・・やめて・・・!」
 ルナマリアは言ったが、パンティは少しずつ、だが確実に降ろされていく。離れた布と躰の間に、
汗よりもねっとりとした透明な液体が、幾筋かの糸を引いた。
「やだっ・・・」
 ルナマリアは胸を隠していた両手で、咄嗟にパンティを掴んだ。その瞬間を逃さず、ヨウランは
ルナマリアの胸の2つの膨らみの間に顔を埋める。
「ああっ・・・!」
 胸の谷間に口づけされて、ルナマリアは喉を反らして喘いだ。パンティを抑えていた手からも
力が抜ける。ヨウランは今度は一気にパンティを引きずり降ろし、ルナマリアの足を片方ずつ
曲げさせて、靴下もろともパンティを脱がして床に放り出した。遮るもののなくなった秘部に
直接指を触れると、クチュリ、という淫らな音が微かに聞こえた。
 ルナマリアにもその音は聞こえたらしい。自分自身が濡れていることを知って、耳まで赤くなる。
しかしいつまでも恥ずかしがっていることはできなかった。
「んっ!ぁんんっ・・・は・・・ぁ」
 ヨウランの指先が、濡れている入り口を刺激しながら少しずつ、中に入り込もうとしていた。
それを拒もうと足を閉じると、空いている方の手で乳房を掴み、ぐいぐいと揉んでくる。もう
一方の乳房の頂点にあるピンク色の突起を唇で摘まれた途端、ルナマリアの躰は大きく跳ね上がり、
閉じていた太股が反動で解けた。
 ヨウランの指が、更に深く、中に入ってくる。
「あぁん・・・やぁっ・・・そこぉっ・・・」
 喘ぎながら、ルナマリアは医務室のドアを開けたときにヨウランが言った言葉を思い出していた。
 ―――入るなと言われりゃ、入りたくなるのが人間ってもんさ。
 閉じられていたルナマリアの入り口の鍵はヨウランの指先一つで開けられ、今や男の侵入を
許してしまっている。彼の動きを感じ、反応を返し、全てを晒け出そうとしている。
538ブラウニー10/13:05/02/24 19:20:49 ID:Q+DcSNQh
 抵抗することもできず、両手でベッドの端を掴んだまま、ルナマリアはされるがままになって
いた。怖くて、眼を開けることもできない。でも、このまま眼を閉じたままでいるのも、それは
それで何だか怖い・・・。
 恐る恐る眼を開けたルナマリアは、ヨウランがまだ服を着ていることに気づいてまた恥ずかしく
なった。
「いやぁっ・・・あんっ、服・・・脱いでよぉっ・・・あぁっ・・・」
 喘ぎながら、ルナマリアはヨウランに抗議した。自分だけ裸にして、こんなの、ずるい。
 ヨウランは一瞬不満そうな顔を見せたが、愛撫の手を休めて、上半身だけ裸になった。下着の
中で大きくなったものが、ズボンも脱げと騒いでいたが、それはぐっと我慢する。下まで脱いで
しまうと欲望を抑えきれなくなる。それはルナマリアにはまだ早過ぎる。もう少し時間をかけて
感じさせて、貞操観念とか羞恥心とか、そういうものを忘れさせてやらないと・・・。
 自分のシャツをベッドの下に落としたヨウランは、ルナマリアの片腕を自分の背中に回させ、
もう一方の掌に自分の手を滑り込ませた。指を絡ませて軽く握ると、ルナマリアも握り返してくる。
少し安心したように息を吐いた彼女の胸の頂を舌先でつつき、愛撫を再開する。
「んんっ・・・あぅ・・・!」
 初めて触れるルナマリアの躰の、感じる部分を全て知りたくて、ヨウランは彼女の躰を丹念に
探った。舌で舐めあげ、指先で優しく撫でさすって、大きな反応を返した部分を唇で強く吸い
上げる。白い肌に刻まれた緋色の点が、ヨウランの欲望を高めていく。―――赤は、特別な色だ。
 他の男はまだ、ルナマリアの躰にこんな色を付けたことはない。自分が初めてなのだ。彼女に
こんなことをするのは。
 ヨウランの下半身で何かが興奮し、まだかまだかとせっついてくる。
 自分の躰の感じる部分に次々と印をつけられて、ルナマリアの嬌声は次第に大きく、絶え間
ないものになっていった。
「ああぁっ、ヨウラン・・・!んっ、くぅ・・・や、だぁ、そこはっ・・・ぁあんっ」
539ブラウニー11/13:05/02/24 19:23:00 ID:Q+DcSNQh
 名前を呼ばれることで返ってヨウランが欲望を刺激され、責める手を早くすることにルナマリアは
気づいていない。拒む言葉さえ逆効果であることも、彼女は知らなかった。自分の中から熱い液体が
次々と流れ出し、びっしょりと濡れてしまっていることに驚き、ただ恥ずかしくて、一刻も早く
逃げ出してしまいたいと、本能のままに声をあげる。
「やぁっ、もう・・・っ!ああぁあん、ヨウランッ・・・はあぁん・・・」
 ヨウランはルナマリアのその声を、躰も心も準備が整った証だと受け取った。
 まだ身につけていたズボンと下着を急いで脱ぎ捨て、ようやく解放されて勃ち上がった分身を、
ルナマリアの蜜の泉に沈めていく。
「んふっ・・・くっ!・・・ふぁああっ!ああああっ!!」
 ルナマリアの声は、途中から悲鳴に変わった。
「い、痛い・・・っ、ヨウラン、痛い・・・あああ・・・っ!」
 入り口こそ十分に濡れて開いていたが、ルナマリアの中はやはり狭い。我慢に我慢を重ねて
はちきれんばかりになっているヨウラン自身を受け入れるには、そこはまだ幼過ぎた。
 ルナマリアの苦痛に構わず一気に貫いてしまいたいという欲望を必死に押さえて、ヨウランは
自らの腰の動きを調節した。少し進んでルナマリアの中を広げては動きを止め、内壁の反応を
見ながらゆっくり、ゆっくり、奧へ進んでいく。
「ルナマリア・・・躰の力、抜けよ」
「いやぁ・・・でき・・・ないよぉっ・・・ああっ、痛いィ・・・」
「緊張してると、よけい痛いから。大丈夫。優しく、するから」
「ああん、ヨウラン・・・んぁっ・・・ぁあ・・・」
「少しは治まってきた?ちょっとだけ、動くよ・・・いい?」
「あっ・・・あっ・・・やあぁん・・・あぁん・・・」
 か弱い声をあげながら、ルナマリアは啜り泣き始めた。閉じた瞼から涙がこぼれ落ちる。
握っていた手を解いて両手でしっかりと抱き締めると、ルナマリアも両腕をヨウランの背中に
回して、しがみついてきた。
 ヨウランの腰が動き、肉の塊を抜き差しし始める。注挿を繰り返しながら深く入り込み、
ひくひくと震え始めた内側の壁に張りついて、熱く強く、繋がろうとする。
「はぁああん!あっああぁん・・・!んんぁっ、ああっ、ああぁん・・・っ!!」
540ブラウニー12/13:05/02/24 19:25:14 ID:Q+DcSNQh
 ルナマリアは自分ではない何か、だが確実に自分の中にある何かに突き動かされて大きく喉を
反らし、頭を激しく左右に振って、声をあげた。
 想像もつかない。ほかのどんな感覚とも似ていない。こんな声がどこから出るのか知らない。
 それなのに、自分の何もかもを奪っていく。他の感覚を全て押し流して、それだけに、なる。
 自由がきかない。躰の一部だけが敏感で、全てがそこに集中していく。
「ぅああぁ・・・んっ・・・ヨウラン・・・ッ!」
 新しい世界を自分に教えてくれた男の名を最後に呼んで、ルナマリアの視界は真っ白になった。

 ザフト・レッドの象徴である赤い制服に身を包んだルナマリアの姿を、ヨウランは惚れ惚れと
眺めていた。
 あれから時は経ち、今日は士官学校の卒業式だ。優秀な成績を収めたルナマリアも、シンも
レイも、彼らの望みどおりのものを手に入れていた。卒業後は揃って新造艦への着任が決まって
おり、その船に配備されるMSのテストパイロットとしての仕事が、彼らの初任務になる予定
だった。
 そしてヨウランの初めての任務も、その新型MSの見習い整備士だった。自分の成績で彼らと
同じ部隊に所属できるかどうかは疑わしかったが、ダメで元々、と希望を出したところ、それは
あっさりと通った。
「おまえがザフトに志願するとは思わなかったよ。散々玩具で遊んで、卒業後はさっさと民間
企業にでも行くかと思ってたがな」
 技術科の教官が半ば呆れてそう言うのを、ヨウランはまた頭を掻きながら聞いていた。
「もうちょっと早くやる気になって欲しかったが、その気持ちに免じて推薦したんだぞ。頑張って
くれよな」
 教官の言葉も最もだった。ヨウラン自身、士官学校に入った当時は、戦いに命をかけるなんて
真っ平御免、と思っていたのだから。
 この鮮やかな赤い色に、魅せられるまでは。
「それにしても、まさか赤服まで改造するとは思わなかったよな」
 ルナマリアのミニスカートを見て、ヴィーノが呆れて呟く。
「いいじゃない、別に。もう慣れちゃったんだもん。これじゃないと落ち着かなくって」
541ブラウニー13/13:05/02/24 19:27:03 ID:Q+DcSNQh
 ルナマリアは腰に手をあてて得意気にポーズを取った。ヨウランがその姿をすかさず、写真に
収める。卒業記念に写真を撮ろうと、ヨウラン、ヴィーノ、ルナマリア、シン、レイの5人は
校門付近に集まっていた。偶然にも卒業後の進路が同じになった仲間同士、というわけだ。
 桜の花びらが風に舞い散る。より一層赤服の色を際だたせるように、薄いピンクの花吹雪が
祝福している。
「赤いの、好きなのよねぇ。ザクのパーソナルカラー、絶対赤にしてやるんだから!」
「おまえ、目指すところが違ってるんじゃないの?普通は白を狙うだろ。隊長機の色、だぜ」
 シンがルナマリアの気合いに茶々を入れる。ルナマリアは別段怒りもせず答えた。
「白なんてあたしはイヤよ。隊長機の白は、レイのが似合うわ。最後まで成績抜けなくて悔しかった
けど、レイと同じ部隊ならあたしが白に乗ることはないだろうし、結果オーライ、って感じ?」
「あっそ。どこまでも前向きで、結構なことだね」
「あんたこそ、どうなのよ。レイと張り合って白、目指すつもりぃ?万年2位くんが、首席卒業の
総代に勝てるわけないんじゃないかなぁ?」
「俺は色に拘るとか、そういう子供っぽいことはどうでもいいの!」
「ああ〜ら、じゃあいったい何に拘ってるって言うのかしら?」
 シンとルナマリアのこの口喧嘩も、もう恒例になっている。他の3人は口を挟むでもなく、
やれやれという顔をして放置した。好きなだけやってくれ、まったく。
542ブラウニー14/13:05/02/24 19:27:59 ID:Q+DcSNQh
 ルナマリアの髪の間に、桜の花びらがいくつか忍び込んでいる。相変わらずの綺麗な赤だ。
 しかしその色は、快活な少女らしい明るさから、少し大人の憂いを帯びた色に変わっている
ように、ヨウランには思えた。
 ヨウランとルナマリアの関係は、あのとき一度きりだった。その後は普通の友人で、2人の
間に起こったことはここにいる仲間達ですら知らない。
 あの日、ヨウランの腕の中でルナマリアは、苺から薔薇の蕾に変化した。蕾はいつか開き、
大輪の花を咲かせるだろう。薔薇の花弁に触れるのは誰なのか、今はまだ解らない。
 それが自分でなかったとしても、あの日ルナマリアの躰から流れ落ち、シーツに刷毛で梳いた
ような赤褐色の筋を残したものの熱さを、ヨウランが忘れることはない。あれを目にしたのは、
彼とルナマリア本人だけだ。
 自分を魅了してやまない赤が、色鮮やかに変化していくその様子を近くで見ていたい。今は
それだけでいいや、今はね。―――ヨウランはそう思い、自分の目の前に落ちて来た桜の花びらを、
掌でそっと受け止めた。

おしまい
543ブラウニー投下終了:05/02/24 19:31:18 ID:Q+DcSNQh
レス数、数え間違ってたーよ…12が2つあったーよ…orz

気を取り直して、もうすぐ卒業シーズンですね!
本編が「あの日に帰りたいEND」にならないことを祈ってます!

次の土曜日は燃料補給できそうです。
処女喪失ものが続いたので、次は別パターンの予定。
544名無しさん@ピンキー:05/02/24 19:37:25 ID:SGV6fahD
ネ申GJ!!!
545名無しさん@ピンキー:05/02/24 20:47:01 ID:pUS9JD6m
GJ!!
ヨウランがすげー恰好良い!
546名無しさん@ピンキー:05/02/24 21:57:25 ID:Fm8moC0U
すばらしい話をありがとう!!
思い出しながら眠りにつきます…
GJ!!
547名無しさん@ピンキー:05/02/24 22:24:55 ID:zXglcACn
ブラウニー氏、ぽっきりエチー公は友達関係なんかいいですね
いつもいいもの読ませていただいてます。

シン×ステ氏、一つ一つのセリフはかわいい。
エロ無しを否定はしておらん。
エロ無しでも、作品独特の雰囲気に引き込まれる團鬼八氏、
ID:QWNAwp88氏、作品の出来に斑はあってもギャグ書かせたら
抜群のポチ氏のなど、いい作品はたくさんあった。
エロ部は文体なんでもいいから大歓迎なんで、書き上げたら投下きぼん。
548名無しさん@ピンキー:05/02/25 00:30:35 ID:L20VUGT5
ブラウニー氏グジョブでした!
ヨウラン…いい奴だなぁ。無理しない程度に執筆頑張ってください!
549名無しさん@ピンキー:05/02/25 01:37:24 ID:/rfti1cS
ブラウニー氏最高です!
色んなカップリングを書かれてるのに、どれもキャラが生き生きしていてすごいです…尊敬。

そんなネ申の後で気が引けまくるんですが、自分も挑戦してみたので投下させて貰います。
ちょっと長くなりそうだったので、先にエロ無しですが前半部分を。
あ、ちなみに痔ミリです。
550549:05/02/25 01:45:47 ID:/rfti1cS
…と思ったら改行が多すぎて規制に引っかかりましたorz
手直ししてからやりなおしますので、もし投下される方がいらっしゃったら先に投下してください!
すいませんorz
551名無しさん@ピンキー:05/02/25 02:01:45 ID:kAGOp1yD
レイメイ キボンヌ
552549:05/02/25 02:07:29 ID:/rfti1cS
549です。
あらためて投下させて頂きます。
553549:05/02/25 02:09:47 ID:/rfti1cS
 静まり返ったドッグに佇む鉛色の相棒を、ディアッカはただ見上げていた。
 見慣れた筈の愛機には頭部もなく、大破したあちこちの部分からはむき出しの配線が覗いている。
 「…痛かったよな?」
 そう声をかけたところで、生き物ではない相棒からは返事がかえってくる訳ではないが、思わず声がこぼれた。
 「こんなボロボロにしちまってごめんな」
 所詮MSなど大量殺戮の兵器にすぎない。なにもかもを壊し、奪い、塵へとかえす。
 命、すら。
 こんなものがなければ、失わずにすんだものがきっと数え切れないほどにあるだろうに。
 それでも。

 「おまえがいたから、俺は守れた」

 この艦を。
 守りたいと願った、あいつを。
 「サンキューな、バスター」
 万感の想いを込め、ディアッカは呟いた。

554549:05/02/25 02:12:04 ID:/rfti1cS
 どれほどそうしていただろうか。ふいに、誰もいないはずの空間に人の気配を感じて、ディアッカは振り返る。
 「あ」
視界に写ったのは、見慣れたピンクの軍服だった。
 「ミリアリア」
 声をかけると、居心地悪そうな素振りをみせつつゆっくりと歩み寄ってくる。
 「何してるの?」
 「んー、何っつうか…」
 隣りに立った彼女を横目で見ながら、ディアッカは笑った。
 「相棒にお別れの挨拶をってとこかな」
ミリアリアは瞼を何度かしばたかせた後、静かに口を開いた。
 「明日、だったわよね」
 「ああ、明日」
 もう、それきりここに来ることはないのだろうから。


 停戦後、アークエンジェルはオーブへと帰還した。
 プラントへ戻れと何度も言うイザークに曖昧な笑みを浮かべたまま言葉を濁し、ディアッカはオーブへと降りた。
 プラントを捨てたとか、仲間を見捨てたという訳ではない。
 側に居たいと思った。
 ただ、それだけ。
それは笑えるほどに陳腐な理由で、簡単に諦められないほどに大切な理由だった。

555549:05/02/25 02:13:45 ID:/rfti1cS
 しかし、それは所詮子供のワガママにも似た自己中心的理由に過ぎなかったのだ。
 ニュースで流れる戦後のプラントの情勢は、たった17才の人間がすべてを捨てるにはあまりに重すぎた。
 いずれ裁かれるであろう評議員の父親や、プラントを立て直すべく奔走する仲間の事を思うと、心のどこかで(これでいいのか!)と叫ぶ声がする。
 責任も何もかもを投げて、のうのうと一人逃げ続けていいのか、と。

 『俺は、何をするべきなんだろう』
 数日前、迷うディアッカが食堂でふとこぼした言葉に、ミリアリアは少し考えるような仕草を見せ、言った。
 『あたしたちは今出来ることを、しなきゃならないんだと思うわ』
 いつだったか、キラの同じような言葉を聞いたことをディアッカは思い出す。
 ミリアリアが、でもわたしはなにも出来ないんだけれど、と悲しそうに笑った。

 (あたしも戦うわ)
 (だって、オーブはあたしの国なんだもの)

 オーブで釈放されたあの時も、ディアッカに道を示してくれたのはミリアリアの言葉。
 もう、迷うことはなかった。

556549:05/02/25 02:15:43 ID:/rfti1cS


 「ねえ、あんたはプラントに戻ったらどうするの?」
 「わかんねーけど、とりあえずは軍に出頭することになるんじゃない?」
 「出頭…」
 「脱走犯みたいなもんだしなあ」
 さらりとまるで大したことではないように言ってのけるディアッカに、ミリアリアはなにを思っているのか、うつむいたままだった。
 「ま、なるようになるって」
 そう笑って、ミリアリアの頭をぽんぽんと撫でると、驚いたように顔をはね上げる。
柔らかく跳ねた明るい茶色の髪も、青と緑を混ぜたガラス玉のような大きな目も、なにもかも明日で見納めだと思うと、ディアッカの胸はちり、と疼いた。
 失った恋人を想って一人泣いている姿を何度見ただろう。
 その度に言いようのない気持ちに駆られるのは、一体誰に対してなのか。
 恋人を奪った自分達への後ろめたさか。
 二度と彼女に触れることが出来なくて尚、ミリアリアを泣かせる男への嫉妬か。
 会うことのない人間を想い涙する彼女への苛立ちか。
 (情けないよなぁ、やつあたりみたいでさ)
 ミリアリアの為に軍に反旗を翻してからも、彼女は頑なに帰らぬ恋人を想い続けている。
557549:05/02/25 02:17:15 ID:/rfti1cS
 いつかは振り向いて、自分に笑いかけてくれる日が来ればいいと願っていた。
 でも、時間はそれすら待ってはくれない。
 ディアッカは、宇宙へ。
 ミリアリアは、この地上で。
 次に会える保証すらないこの世界。
 それは、あまりに遠く思えた。

 せめていつか、あの涙を止めてやれる奴が出来たらいい。
 (それが俺じゃないのは、残念だけどな)


 「さぁて、もう夜も遅いし、部屋に戻るとしますか」
 黙り込んでしまったミリアリアの行動を促すべく、ディアッカは努めて明るく声を上げる。
 「ほら、おまえも戻れよ。せっかくゆっくり休めるようになったんだからさ」
 ミリアリアはゆるゆると顔をあげ、小さく一度頷くと、先ほどまでのディアッカのようにバスターを見上て一つ息を吸い込み、声をかけた。
558549:05/02/25 02:19:04 ID:/rfti1cS
 「守ってくれて、ありがとう」
 そのままディアッカに視線を向ける。
 「あんたにも…ありがとう、ね」
 微かに、微笑んだ。


 無意識に、ディアッカの腕が動く。
 我に返ったときには、ミリアリアの華奢な体は腕の中だった。
 (なんで)
 自分に笑いかけたミリアリアの笑顔が脳裏に焼き付けたように離れない。
 (なんでだよ)
 今まで通り、距離をおいたままでいてくれれば。
 突然の出来事に固まっていたミリアリアが、身じろぎする。
 「ち、ちょっと…っ」
 「どうしてだよ…」
 喉の奥から絞り出したようなディアッカの声色に、ミリアリアの抵抗はいともたやすくやんでしまう。
 「どうして、最後にそんな顔すんの」
 最後までせめて突き放したままでいてくれたら、こんなことにはならなかったのに。
 「ずるいんだよ、おまえ…!」
 離れることがわかっていて、それでいておまえは。
559549:05/02/25 02:20:40 ID:/rfti1cS
 「俺のものにはなってくれないくせに、そうやって」
 綺麗な思い出みたいに終わらせようとする。
 みっともないくらい声が震えたのが自分でも分かる。
 でも、そんなことはもう、どうだって良かった。
 「ディア…ッ」
 「ほんと、酷いやつだよ」
 小さな体を抱きしめる腕に力がこもる。
 ミリアリアは体をこわばらせたまま、じっとディアッカの言葉に耳を傾けている。
 「…なにもかも、おまえのせいにしようとしてる俺が、何より酷いやつだ」

 苦しかった。
 やり場のない気持ちに押しつぶされそうだった。

 「ごめんな」
腕の力をゆるめてミリアリアを解放してやると、ミリアリアが2歩、3歩と後ずさる。
 怖がらせたのかもしれない。
 それでよかった。
 ディアッカは、口元を歪めて笑う。
 未練を残して、かなわぬ期待を残して別れるよりは、きっと、何十倍もいい。
 会える約束もないのなら、いっそ嫌われてしまうほうがいい。
 そうすれば、もう思い残すことなく宇宙に行ける。
 「ごめん」
 伸ばした腕が、再びミリアリアの体を掴む。
 もう、後には戻れなかった。


‐‐‐‐‐‐‐
560549:05/02/25 02:22:57 ID:/rfti1cS
とりあえず、ここまでです。
続きは早めに投下できるように努力します。
561名無しさん@ピンキー:05/02/25 03:12:53 ID:L20VUGT5
549氏GJでした!
痔_…甘切ないなぁ。後半も楽しみに待ってます。
562名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:22:19 ID:MMy/B6OY
>>522
これだけレス付いてて何故オノレが文句言われるのか判ってない辺りが厨
563名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:33:24 ID:ygbPwCZP
雰囲気=ふんいき
564コピペ:05/02/25 12:35:11 ID:MMy/B6OY
705 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:05/02/24 17:35:07 ID:o5vbYb+k
>>704
>>700 既存の方法ではなく、新たなる表現を見つける事は、大事だ。


(大汗)(滝汗)(泣)(照)(////_////)v これらは

大汗をかいた
滝のような汗をかいた
涙を流した
照れたような表情をした
恥じらい顔を赤らめた

こういった諸々の表現を記号に押し付けているだけだ。新たなる表現とは退化を意味するのか。


っていうかそれ以前に馬鹿っぽくて嫌だ萎える。
565名無しさん@ピンキー:05/02/25 12:57:47 ID:Obhk+rdI
>>562
無印種の時このスレ叩き蔓延で死にかけた記憶があるんだけど
喉元過ぎて熱さを忘れたのか住人が入れ替わってんのか。

面白いかどうかは、キモイかキモくないかは抜きにして
他の書き手が逃げたくなるようなこと書くくらいなら他の
レベルの高いと思われなスレ探した方がいいよ。
566名無しさん@ピンキー:05/02/25 13:35:00 ID:Z1g+gB7Z
そもそも記号だ顔文字だは文字数制限が厳しいメールやレスなどにおいて字数節約のため自然発生的に生まれたものだ。
いわば「会話」の延長線上にある。
だがSSは違うだろ。読ませることが目的の「文章」においてこれらは逆に流れを強制的にぶったぎる役割を果たしてしまう。
確固たる目的意識があって用いるのでなければ是が非でも避けるべき手法と考えるべきだ。
567名無しさん@ピンキー:05/02/25 13:44:07 ID:0BbPF+XR
次回から気をつけてもらえばいいんじゃないか?要するに。
568名無しさん@ピンキー:05/02/25 13:45:49 ID:Obhk+rdI
そろそろ>>1嫁終了でいい気がして来た。
569名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:05:03 ID:Z1g+gB7Z
>>567
突き詰めればそういうことなんだが、顔文字や記号をむしろ奨励するような書き方をした香具師が沸いてしまったのでな。
それが容認されるような雰囲気にはしたくなかったからきっぱり否定した。それだけだ。
俺もこれで鉾を収めるとしよう。
570名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:07:59 ID:MMy/B6OY
要するに>565はこの程度のレスすら読めないでFAだな
571名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:08:38 ID:TqN1NR7G
>>569
なんでそんな偉そうなんですか?
自分の意見に絶対の自信があるならコテ晒して意見したらどうですか?
572名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:24:20 ID:Cv/tVraF
>>569の言ってることは分かるが、偉そうな態度が実に頂けない。
荒らすつもりでないならそういう口調は改めるべきです。
573名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:24:50 ID:ZMYSwqOF
>>569
ここまで読んで、推奨してる人はいないように見えますが。
いやならスルーしましょうって言ってる人はたくさんいるけど
好意的に見てる人はいないでしょ?
ちょっと落ち着きましょう。
この雰囲気じゃSS投下しようと思う職人さんがいてもできないよ。
574名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:46:52 ID:9NeqxC6H
ほんわか萌えムードで職人様方の投下を待とうぜ
つべこべいわず、いっしょにな
575シンコニ:05/02/25 14:48:21 ID:mUrOTT/G
激しい議論の最中、空気読まずに
誰もが待っていなかった!シンコニ
の続きをビクビクしながら投下します
576名無しさん@ピンキー:05/02/25 14:48:48 ID:wMmim3Ie
>>573
ID:MMy/B6OYやID:Z1g+gB7ZがそのSS投下してちやほやされたい職人さんとやらなんだと思われ。
新人が手放しで絶賛されるのはお捻り的な意味合いも含まれるのにそれすら気に入らないんでしょう。
新人潰しても自分へのレスが増えるわけじゃないのに。
577シンコニ:05/02/25 14:49:43 ID:mUrOTT/G
軽く指で触れてみたが、ボーと眺めている時間が長かったのか
ある程度湿っていたそこ渇いてしまっていた。
「お、おい!そんなとこ見て触って、何が面白いんだよ!?」
−は!?こいつ…まさか…
「お前、自分でヤッたことないのかよ」
シンが何を言いたいのか分からないコニールは、目を細める。
「何を?…あぅ!」
唇に笑みを映して、指をコニールの中に侵入させた。
−こいつ、ホントに何も知らないのかよ。
シンの高揚感は増していくばかり。
こんなに汚れていない女はマユ以来。
「こうやること」
侵入させた指をゆっくりと動かす。
しかし、コニールはほとんど動じていない。
全く開発されていないのだ。
処女であろうし、自分で自分を慰めたこともない。
シンは、なかなか潤滑油が分泌されないことに気付いた。
−やっぱ、めんどいかも…
本当は、無理矢理で自分で貫いてしまうこともできるのではあるが
さすがにそれは気が引けた。
相手も気持ちよくさせてこそセックスは、面白い。
それが、シンのセックスに対する考え。
空いていた手で、今指が入っている場所の僅かに上の突起に触れる。
578シンコニ:05/02/25 14:50:45 ID:mUrOTT/G
その包皮を捲り、グリグリと弄くる。
ほぼ無反応だったコニールの声が漏れ始めた。
感じやすい体質なのか、愛液の分泌されるペースが早い。
やがて、膣内も充分に湿り、シンは指を動かすスピードを上げた。
「い、やっ…あ」
ようやくコニールの声は喘ぎと形容してもいいような響きになった。
−なんだよ、これ、マジやばいって…
初めての感覚にコニールは戸惑うが
シンの指の動きはその戸惑いを吹き飛ばすほどの快楽を与えていく。
「ほら、気持ちよくなてきたろ?」
シンは快楽を与えてくれる天使か人の体を弄ぶ悪魔。
そんな風に感じる不気味な笑みを浮かべていた。
「あぁ…はぁぁ…ぁぁぁぁ、や、やめ…あぁぁ」
どこかに吹っ飛んでしまう感覚が自分を押し潰してしまう気がする。
その様子を見たシンは笑みを深め、コニールを快楽の頂点に押し上げる為
指の動きの激しさを最高点にまで上げた。
シンの指で愛液が掻き回されたグチュグチュという音が
コニールの喘ぎ声と共鳴するように部屋に響き渡る。
「イケよ、イッちまえ!」
コニールにはシンの言葉の意味が理解できない。
しかし、このまま飛んでしまうことがシンが自分に強要していることではないかと感じた。
最高点まで達したい、でもどうなってしまうかという恐怖もあったが
そんなコニールに構わずシンの指は止まることはなかった。
「あ、あぁ、やぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」
579シンコニ:05/02/25 14:51:36 ID:mUrOTT/G
快楽が限界まで達し、目の前が白くなり何も考えることができなくなった。
ただ、荒い息継ぎをしながら体を小刻みに震わせるコニールとねっとりとした愛液が
絡みついた指を交互に見て、シンはニヤリと笑った。
「おい、おい」
シンに呼ばれ、白くぼやけていた視界がクリアーになっていく。
−なんだったんだよ、さっきのは…
頂点まで昇天してしまったことに、戸惑いを隠せない。
「初っ端からイケるなんて、運いいなお前。さっき吹っ飛んだのが
イクってことだからな。今度、イク時はしっかり『イク』って言えよ」
さっきからシンが何を言っていたのかやっと理解できた。
「んじゃ」と言って、シンはズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
驚くほどに張り詰めたそれは、今にも臍に届きそうなほど天を衝いている。
コニールは目を見開いて、顔を真っ赤に染めた。
性についての知識がほとんどないコニールでもそれが
子供を作る為に必要な(聞こえは悪いが)道具であると知っていた。
ただ、快楽を伴うものとは知らなかったが…
シンがさきほどまで、弄くっていた自分の股間にそれを当てがうのが見え
コニールの顔は一瞬で青ざめた。
−あ、あんなの無理だって…入るわけない、マジやばいって!
「や、やめろ!」
コニールは体を動かして逃げようとするが、手を縛られた状態ではもちろん不可能であり
シンによってすぐに押さえ込まれ、再び当てがわれてしまう。
シンは自分の先端をコニールの中にめり込ませた。
「そんなビビるなって。すぐ気持ちよくな・る・か・ら!!!」
580シンコニ:05/02/25 14:52:38 ID:mUrOTT/G
言ったと同時に奥まで沈めた。
途中、何かを破った感覚をシンは感じた。
それが、処女であること、否、ほんの数秒前まで処女だった証だということは
初めから分かっている。
−やっぱ狭いな…
冷静にコニールを感じ取るシンとは正反対にコニールは
激痛に顔を歪め、目に涙を溜め、叫んだ。
「うわぁぁぁぁ、イ、イタイ…やめ、抜いて…うぅぅ」
耳にきんきん響くコニールの叫びを消し去るために唇を押し付けた。
その間、両手が乳首を刺激する。
どのくらいそうしていたのか…
コニールの叫びが収まってきたのでシンは唇を開放した。
実際、コニールも痛みは薄れてきていた。
「動くからな」
シンは律動を開始する。
−ホントに狭いな、これ、たまんね。
誰にも触れられたことのなかった壁がシンに絡み
別の生き物のように蠢いて刺激してくる。
しかし、コニールはシンが動きだしたことにより痛みが蘇ってきた。
「やめろぉ、あぁぁぁぁ」
再び、コニールの目に涙が溜まりだす。
動きをやめて、涙を拭ってやるようなことをシンはしない。
「そのうちさっきみたいになれるからよ」
コニールに腰を打ち続ける。
首筋に口付け、軽く吸い離すと、赤い刻印が刻まれた。
581シンコニ:05/02/25 14:53:24 ID:mUrOTT/G
本来、シンはこの行為が、キスマークというものが気に入らない。
印をつけられたようで…
ルナマリアにもメイリンにもやらないし、やらせない。
しかし、何に動かされたのかは分からないが
コニールの首筋に赤い印を残した。
「うぅぅ…やぁ、あぁぁぁ…」
痛みに叫んでいたコニールは痛みが少しずつ和らいでいくのを感じた。
シンはその僅かな変化を敏感に察知した。
「ほら、よくなってきたろ」
意地悪な笑みを浮かべ、コニールに囁く。
−やっばいな、処女の締りがこんなに良かったなんて忘れてた
「ひゃぁぁぁ、な、なんか…あぁぁぁ」
コニールは痛みという感覚が無くなったことを感じた。
だが、本当は無くなったのではなく、快楽が圧倒的質量で苦痛を抑えているのだ。
−俺がイク前にイカせないとな
シンはさらにペースを上げていく。
コニールの膣がキュッと締まるのが分かった。
「あぁぁぁ、ぃやぁぁぁ…」
快楽がコニールの体で爆発的に増加していく。
体が自分のものではないような気分に、浮かんでいる気分になる。
「イキそうか!?イクか!?『イク』って言えよな!」
ラストスパートとばかりに、コニールの体が壊れそうなほど激しく打ちつける。
「はぁぁぁぁ、イ、あぁぁ、イ…ぁっぁぁぁクぅぅぅ、あぁぁぁぁぁ!!!」
582シンコニ:05/02/25 14:54:17 ID:mUrOTT/G
声にならない叫びが響き、コニールの腰が一度浮いたと思ったら
ガクッと力なく沈んだ。
「…くっ!」
それと同時に全てをコニールの中に流し込んだ。
強く脈を打ちながら注ぎ込んでいく。
「はぁはぁ…な…んか、入って…」
シンから注がれる熱の熱さをコニールは、膣で直に感じた。
「気持ち…良かったろ?」
コニールの目の前にシンの顔が現れる。
汗でびっしょりな笑顔はさっきまで自分を壊しかけていた男とは違い
単なる自分よりちょっと年上の男の子だった。
だから、正直に言ってみる。
「マジ…良かった…」
「だろ?」
ゆっくりと入っていたもの抜くと、コニールの体が少しだけピクッと動いた。
流れ出したものを拭いて、手を縛っていたベルトを外してやる。
解放されたコニールだったが、体に力が入らず、動けなかった。
「動けないのか?」
コニールは頷いた。
シンはコニールを持ち上げた、所謂お姫様抱っこで。
「シャワー、シャワー」
コニールは体を動かすが、シンはがっちりと抱いている。
「シャワー浴び終わったら、もう1回だからな」
583シンコニ:05/02/25 14:55:06 ID:mUrOTT/G
「はぁ!?」
「次は舐めさせるからな」
そのまま、シャワーで体を流したあと、逃げようとしたコニールを
捕まえて、ヤッた。
舐めさせたし、舐めてやった。
色々、教え込んだ。

「じゃぁな」
これだけ言ってコニールは部屋を出た。
「あぁ」
とだけ、シンは呟き、そのまま寝息を立て始めた。


恐らくもう2人は会うこともないだろう。
もうシンの道とコニールの道は交わることない。
584シンコニ:05/02/25 14:56:43 ID:mUrOTT/G
熱い議論を濁してしまいすいません

それでは何事もなかったように
議論の続きドゾー
↓        ↓
585名無しさん@ピンキー:05/02/25 16:37:12 ID:sXbEkVxh
>シンコニの人
いやもう議論はいいよ…それよりGJ!コニールタンイイ!
586名無しさん@ピンキー:05/02/25 17:39:10 ID:MGEa4XLe
>>584
GJ!!シンコニ(・∀・)イイ!!
クレクレになっちまうが、この話と同じ世界観のシンルナやシンメイ、
またはシンマユを希望してみる。
587名無しさん@ピンキー:05/02/25 18:32:49 ID:qoImN0d7
シンコニGJ!! イイヨイイヨ!!



>>576
ま、そういう決めつけもよくないよ。
>>571>>572の意見には激しく同意するけどね。
偉そうな口調なんてどこでも荒れる元だからさ。
588名無しさん@ピンキー:05/02/25 19:45:28 ID:B3cBax3M
ハアハアグッジョブ!!
ちょっと特殊なカプってすげーすき!
589549:05/02/25 20:03:17 ID:/rfti1cS
>>584
シンコニ、コニールたんがかわいいです!
鬼畜シンもいいなあ…!

>>549の後半を投下させて頂きます。
間を置いたら怖じ気づいてしまいそうなので…
思ったより長くなった上に、純愛ブームもまっ青な青くさいものになってしまいました。
痔ミリでラブはNGな方は、どうかスルーしてください。
590549:05/02/25 20:05:10 ID:/rfti1cS


 どこをどう通って部屋にたどり着いたのかなどさっぱり覚えてない。
 おびえたような目をしたミリアリアの細い腕を掴み、有無を言わせず担ぎ上げる。
 暴れる体を難なく腕で押さえ込み、アークエンジェル内で与えられていた自室に連れ込んだ。
 ベッドの上に乱暴に降ろし、のしかかるように組み敷くと、明らかに怒りの感情の宿った瞳と視線がぶつかる。
 唇が細かく震えているのは、怒りのせいか、それとも恐怖のせいか。
 「俺が怖い?」
 いつだったか同じ言葉を口にしたっけ、と頭の奥底の冷えた部分で思う。
 「……わ」
 「なに?」
 僅かにこぼれた声に耳をすます。
 「あんたなんか、怖くなんて、ないわ」
 この状況に陥って尚、強がるというのか。
 ディアッカは薄く笑った。
 この後に及んで何をためらうことがある。どうしようもないやつだと嫌われて、顔も見たくないと忘れられてしまえばいい。
 「へぇ、じゃあどこまで耐えられんのかね」
 ピンク色の軍服の襟元に手を掛ける。
 「や、やだ…!」
流石に自分の置かれた状況を理解したのか、腕をつっぱねて抵抗してくる。
 もう遅い。
 「遅いんだよ、何もかも」
591549:05/02/25 20:07:05 ID:/rfti1cS
 必死に抵抗する腕を押さえつけ、口付ける。
唇を舌でなぞりながら角度を変えて、何度も、何度も。
 酸素を求めて開かれた隙間から中へ滑り込ませると、ざらりとしたミリアリアの舌を捕まえた。
 そのまま逃げようとする舌を絡め、さらに深く口付けた。
 「ん…う……っ、ふ…」
 時折漏れるくぐもった声に、熱でうかされたような錯覚さえ覚えた。
 ミリアリアの意識がすっかりキスに奪われた隙に、ディアッカは一気に軍服をくつろげ、薄いインナーをたくしあげる。
 「っあ!」
 水色の下着が露わになり、白い肌が外気に晒される。
 ディアッカは口付けたまま胸に触れると、ミリアリアの体がびくりと跳ねた。
 唇を離し、そのままブラジャーをまくりあげ、まだ膨らみきらない胸の頂きを口に含む。
 「ひゃ…ぁ!」
 甲高い声を上げ、体を捩って逃げようとするミリアリアだが、堅く起ち上がった胸の突起を舌で刺激され、思うように力は入らない。
 「やぁ…!」
 抵抗らしい抵抗すら出来ず、ただ乱れる呼吸の中酸素を求めて喘ぐ。
 そんな様子を伺いつつ、ディアッカは手をスカートの中へと移動させる。
 柔らかな内腿を撫でると、それだけでミリアリアは体をふるわせた。
592549:05/02/25 20:08:27 ID:/rfti1cS
 下着の上から指で撫でると、じとりとした感触が分かる。
 「何だ、やだとか言ってたくせに感じてんじゃん」
 耳元で囁いてやると、ミリアリアの顔が赤く染まるのが分かる。
 「そん、な……あぁっ!」
 下着の横から指を滑り込ませると、ぬるりとした液体が絡みつく。
 そのまま指先で芽を捜し当てると、ぬめる指で撫で上げた。
 「ああ!…はぁ……っ、ん、やぁ…っ」
 まるで小さな子供がするように、いやいやと首を振って逃げようとするミリアリアの足を開かせ、ディアッカは顔をその中心に埋める。
 透明な液で熱く潤む秘所に舌を這わせると、ミリアリアがまた高く声を上げた。
 敏感な芽を舌先でなぶり、溢れる液を掬い取る。
 「はぁっ、ディア…ッカ、いや…、んぁ」
 抵抗ともとれないような弱々しい動きで、ミリアリアの細い指がディアッカの金の髪を掴んだ。

 ──それだけなのに、どうしてこんなに胸が苦しくなるんだろう。
 叫びだしたいほどの衝動に、ディアッカはひたすら耐えた。
593549:05/02/25 20:09:31 ID:/rfti1cS


 指で入り口を撫でると、さらにぬめる液体が溢れてくる。
 それを十分に指に絡め、指を奥へと挿入させた。
 「…っあ!」
 ミリアリアの体が強ばり、それだけで指を締め付ける壁を感じられた。
 舌での愛撫は続けたまま、指をゆっくりと出し入れさせると、泣き声にも似た喘ぎがミリアリアの口から漏れてくる。
 「あぁん…っふぁ、あ…!」
 敏感な2カ所を同時に愛撫し続けると、ぐちゅ、と湿った音が室内に淫猥に響く。
 その度にミリアリアの中が指を締め付け、確実に感じているということをディアッカに伝えた。
 そのまま指の刺激を早めていくと、ミリアリアの体がびくびくと跳ねる。
 「やぁ…っ…あん、…ぅあ…はっ、あああー!」
 一段と高い声を上げ、そのまま足から力がくたりと抜けた。
 「どう、気持ち良かっただろ?」
 ようやく手を止め、ミリアリアの顔を覗き込んだ途端、ディアッカはそのまま動けなくなってしまった。
 ミリアリアは頬を紅潮させ、荒い呼吸のまま、再びディアッカの目をひたと見上げている。


 彼女は泣いていた。
594549:05/02/25 20:10:34 ID:/rfti1cS
 酷いことをするのだと分かって行為に及んだくせに、涙ひとつでその決心すら揺らいでしまう。
 先ほどまでの茹だった様な興奮は一気に冷め、かわりにせり上がってくるものは、後悔、それだけだった。
 声もなくほろほろと涙をこぼす姿に、ディアッカはうろたえた。
 「ミ、ミリアリア」
 おそるおそる、腕を背中に回して抱きしめる。
 今度は、壊れ物を扱うようにそっと抱きしめた。
「ミリアリア、ごめん、ごめんな」
震える声を絞り出す。
自分の気持ちだけで、自分の満足の為だけに、泣かせた。
誰よりも泣かせたくなんてなかったはずなのに。
ディアッカは唇を噛んだ。
(どうしようもないやつじゃんか、俺)
「こんな事しといて許して欲しいなんて言わないからさ」
何も言わないミリアリアの体を離すと、ディアッカは立ち上がり、背を向けた。
「暫く外に出てるから、その間に部屋、戻って」
それだけをひび割れた声でどうにか告げると、足を踏み出した。
部屋に戻った時にはもうミリアリアはいないだろう。
そして、明日になって、それきりもう会うことはないだろう。
595549:05/02/25 20:12:01 ID:/rfti1cS
 (これで十分望んだ通りになったじゃん)
 自嘲気味に笑って、ディアッカは扉の前で立ち止まる。

 「…って」

 部屋を出ようとロックに手を掛けた時、小さな声が部屋に響いた。
 「…え?」
 聞き間違いかと思いつつもおそるおそる振り返ると、ミリアリアが静かにディアッカを見つめている。
 「待って」
 今度は確かな声で、そう聞こえた。
 「あんたにあたしの気持ちの何が分かるって言うのよ」
 小さいけれど、しっかりとした声でミリアリアは口を開く。
 「…ごめん」
 「あたし、あんたの事、嫌いだったわ」
 「うん」
 「会ったばかりの頃のあんたは嫌な奴で、最初は本当に怖かった」
 「うん」
 「でも、あんたは変わった」
 「…それは、」
ディアッカの言葉を遮るように、ミリアリアはさらに言葉を続ける。
 「この艦の為に……ずっと戦って、くれたの、感謝してるの」
時折声を詰まらせながらも、目だけは逸らさずに。
 「だからね、今のあんたは、嫌いじゃないの」
 「ミリアリア」
 「嫌いじゃ、ないのよ…」
 そこまで言って、ミリアリアの目からはまた大粒の涙が溢れ出す。 
596549:05/02/25 20:13:10 ID:/rfti1cS
 「なのに、あんたはどうして何も聞いてくれないの」
 どうして一人で結論を出そうとするの。
 消え入りそうな声で離しつつ、ポロポロと涙はこぼれ続ける。
 「トールの事は今でも大好きよ。ずっと、ずっと、大好き。でも……だから、どうしたらいいか分からない」
 「…」
 「あたしのワガママだけど……時間が、欲しかった」

 途切れ途切れでも、それでもミリアリアは口を開く。
 「なのにあんたが居なくなるのが寂しいって思うなんて」

 「あたしが一番、卑怯なのよ」
 

 次の瞬間、ディアッカは再びミリアリアを腕に抱きすくめていた。
 「…ごめん」
 「何よ、あんたが謝ることじゃないじゃない…!」
 腕の中の小さなナチュラルの存在を、本当に愛しいと思う。
 離したくないと、心からそう思う。
 ディアッカは泣き続けるミリアリアに顔を寄せると、ミリアリアが逃げることはなく、目を伏せる。
 自暴自棄でも何でもなく、今度こそ、偽りのない気持ちでもう一度、静かに口付けた。
597549:05/02/25 20:14:08 ID:/rfti1cS


 「なぁ、本ッ当ーに後悔しない?」
 「な…っ!こんな状況でそれ言うの!?」
 ミリアリアは真っ赤な顔で、手元にあった枕を力いっぱい投げつけた。
 「ぶ!ちょっと投げるなって!ただ確認しただけだろ」
 近距離で顔面に直撃した枕を掴んで鼻をさすりつつ、ディアッカは反論する。
 「だってさぁ、やっぱ嫌な思いとか、させたくねーし…」
 「呆れた!今更そんなセリフ言ったって説得力のかけらもないわよ!」
 確かにミリアリアの言うことは尤もで、散々あんなことをしでかしておいては今更だ。
 「…明日はもう、いないもんな」
 「……」
 独り言のようなディアッカの呟きに、ミリアリアはそれ以上何も言わなかった。


 「ふ……っあ、…はぁ」
 貧るようなキスで、情事は再開された。
 まるで頭の中が熱でおかしくなるみたいだ、とディアッカは思う。
 さっきまでの一方的な行為ではなく、今度は2人で望んだもの。
 それだけでもう、何も考えられなくなるほどだった。
 手を下腹部に伸ばし、先程まで弄んでいた場所に触れると、そこはまだ乾くことなく潤んでいる。
598549:05/02/25 20:15:10 ID:/rfti1cS
 ゆっくりと指で撫であげると、ミリアリアが小さく声を上げる。
 「ディ、ディアッカ…」
 「…うん、ちょっと俺も、限界」
 散々弄んでいた間に熱を持った部分が解放を求めて訴える。
 「ミリアリア、もう平気?」
 「き…聞かないでよバカ…っあ!」
 耳まで真っ赤に染め、ミリアリアは視線を逸らした。
 そんな様子に苦笑いをこぼしつつ、ミリアリアの膝を割って開かせる。
 ズボンのジッパーをおろして前をくつろげると、張り詰めた自身をミリアリアの潤んだ秘所に当てがった。
 ミリアリアは息をつめて、瞬間を待つ。
 ぬるりとした液を擦り付け、入り口付近をやわやわと刺激する。
 「…う、っあん」
 それだけでミリアリアには十分な刺激として伝わっていた。
 ぬぷり、と音がしても不思議ではないほどに潤った秘所は、みるみるうちにディアッカを飲み込んでゆく。
 「あぅ…、っう、っあ…っ」
 「く…っ」
 ミリアリアの強い締め付けに、ディアッカは小さく呻いた。
 進入を果たしたそこは狭く熱く、我を忘れそうなほどの快感を起こす。
 根本まで埋めて、ディアッカはひとつ息をはいた。
599549:05/02/25 20:15:59 ID:/rfti1cS
 (ヤバい、マジで気持ちいいんだけど)
 ゆっくりと腰を引き抜くと、ミリアリアの唇が切なげな声を漏らす。
 「ひゃ……っあん、は、ぅ……あ!」
 自身を入り口ギリギリまで引き抜いて一気に奥まで挿入すると、繋がった部分からはぐぷりとミリアリアの中から熱いぬるみが溢れて音をたてた。
 その後はもう、お互いに何も考えられない。

 「ああん、っあ、や…っ、あん!」
 緩急や角度を変えて何度も突き上げると、 ミリアリアはその度に嬌声を上げる。
 シーツを握りしめていたミリアリアの手が無意識の内に背中に回され、ディアッカは目を細めた。
 「あん、ふぁ……っ、あぁっ、ん」
 腰の律動を早めると、ミリアリアの中が収縮し、さらに熱を煽っていく。
 「ふぁ、あ、…ディア、ディアッカ…ぁ…!」
 潤んだ瞳で名前を呼ばれ、激しく腰を突き上げていけば、それに合わせて
 「ひ…っ、い、やぁ…っあぅ、っああ!」
 もう泣き声なのか嬌声なのか分からないようなミリアリアの極まった声が部屋に響いた。
 繋がった場所から背筋をせりあがる感覚に、体が震える。
 気持ちいい、もうそれしか考えられない。
600549:05/02/25 20:16:50 ID:/rfti1cS
 無意識のうちにディアッカを離すまいと締め付ける場所も、もうなにもかもが快感に押し流されそうだった。
 「…ミリアリア」
 ディアッカの乱れた呼吸の合間に自分の名前を聞いて、ミリアリアは涙で霞む目でその姿を探す。
 「ミリアリア、好きだ」
 絶え間無く与えられる波に揺さぶられ、遠くなる意識をつなぎ止めながらミリアリアは賢明に口を開いた。
 「あ、たし…っ」
 掠れた声は、ちゃんと言葉になっただろうか。
 涙でぼやけたディアッカが、笑ったような気がした。

ミリアリアの意識は、そこでぷつりと途切れた。


601549:05/02/25 20:18:04 ID:/rfti1cS
 明朝、カーペンタリアから数人のザフト軍人がオーブに降り立った。
 僅かながらの見送りではあるが、アークエンジェルのクルーと言葉を交わし、ディアッカは最後にミリアリアの前に立つ。
 「何か、変な感じ」
 ミリアリアは苦笑う。
 今までの見慣れた朱色のジャケットではない、迎えの人が持ってきたという赤い軍服を着た姿がそこにある。
 「変?」
 「変っていうか見慣れないから」
 「こっちが本家本元なんだけど」
 久々の軍服のかっちりとした首もとが苦しいのか、襟をさわりながらディアッカがぼやく。
 「一応コレ、選ばれた奴しか着れないんだぜ?」
 「…信じらんない」
 「まぁ、次に会うときまで軍人でいられたら、そん時はこの色じゃないかもなー」
 ああいうやつかも、と小声で、少し離れた場所で待つ緑色の軍服を着た軍人を見て、ばつがわるそうに笑った。
 「元気でな」
 「…うん、あんたもね」
 茶色の髪を一房弄びながら、ディアッカは目を伏せる。
 オーブの海岸から吹く塩の香りを含んだ海風が、軍服の裾をはたはたとはためかせた。
 作りものではない本物の自然の風。
 母なる大地と言われ、自分達コーディネイターが飛び立った青い星。
 瞼を開くと、変わらず澄んだ青緑の目が揺れていた。
 「またな」
 ミリアリアは一つ瞬きをして、そして、確かに頷いた。
602549:05/02/25 20:19:02 ID:/rfti1cS
 輸送機に乗り込む直前、エンジン音と風に煽られながら、ディアッカが振り返る。
 「ミリアリア!」
 喉が痛む程に大声を張り上げても、その声はかき消されてしまう。
 「えー?!」
 「次にまた会えたらさぁ!」
 「なに、良く聞こえないんだけど…っ」
 「今度こそちゃんと答え、聞かせろよな!」
 「なによー!?聞こえないってばー!」
 最後まで相変わらずの怒鳴り声を響かせる姿に笑って、ディアッカはオーブを後にした。

 機体の窓からどんどんと見えなくなる国をしっかりと目に焼き付ける。
 眼下に広がる海の色は、まるであいつの瞳のような色だ、とディアッカはふと思って口元を緩ませた。
 ナチュラルだから、コーディネイターだからという差別が無い世界で、ずっと側で見ていられたら。そんな未来が訪れるだろうか。
 いつの日かまた会えることを信じて、それまできっと忘れない。

 『あたしも、好きよ』

 あの言葉が真実だと、もう一度笑って答えてほしい。


終。
603549:05/02/25 20:22:28 ID:/rfti1cS
以上です。
いろいろとありえない感じ捏造申し訳ないです。
長々と消費してしまってすみませんでした。
604名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:23:08 ID:HZeY6Gbd
うぉぉぉーーー神きたぁーーーー
GJ。
痔_大好物です。
リアルで読めるとは幸せだ。
605名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:26:52 ID:8gIHXz3P
GJ
ミリアリアの声が豊口さんの声で読めるくらい
上手いSSだと思いました。本当にGJ!!
606名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:28:35 ID:53rUV7uV
>>549
イイ!ですね。ディアミリ純愛でいいですよ、すごく。

>>571
以前からの住人なら>>569 ID:Z1g+gB7Zは、文章のくせetcから
原作知らん他スレ住人からも萌え賞賛された神職人と気付くはず。

どうやらここは未成年のたまるスレになったようですね。
607名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:30:06 ID:sC1cG1zo
>606さん、イタいです…
608名無しさん@ピンキー:05/02/25 20:40:48 ID:BecGd1qn
>>607
ちょっと萌えた
609名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:10:57 ID:B3cBax3M
さあどんどん職人様よおいでませ!
610名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:16:30 ID:Cv/tVraF
職人御一行さま〜大歓迎〜!
611名無しさん@ピンキー:05/02/25 21:31:27 ID:EedxD2FH
実はユウカガを待って枡
612名無しさん@ピンキー:05/02/25 22:50:01 ID:giirY1d2
1スレ目からいるのにわかんないや
613名無しさん@ピンキー:05/02/25 22:57:12 ID:tF43BQEV
>>606
おれも以前からの住人だがさすがにあの態度はダメだろ
前からの住人ならちょうど1年前の今頃もこんな感じで荒れだしたのを覚えているはずだ
そしてポチ氏をはじめ一気に職人さんが減った(ポチ氏自身は荒れたから出て行くわけじゃないとは言ってたが)
その後は完全にさびれてしまって269氏や覇道氏なんかがガンガッテくれててデス種開始までつないでくれた
そのおかげで今はこうしてまたいろんな職人さんが来てくれているんじゃないか

614名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:33:31 ID:53rUV7uV
初代スレ〜はスカトロ3Pに萌えたな
趣向の違いはあれ、少し傾向がなんといいますかライトになってきたと感じる
615名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:45:51 ID:Rz0RUptM
す、スカトロ…ヘビーですね
616黄昏の…:05/02/25 23:51:47 ID:IulQYJOB
何でこんなに荒れてるんですか…。
明日はザクやらピンクザクやらで大変そうですな。
617黄昏の…:05/02/25 23:53:18 ID:IulQYJOB
…グフですた。申し訳ない。
618名無しさん@ピンキー:05/02/26 00:32:57 ID:EAU0LgDP
グフ乗りのハイネが
例のあのセリフを言うのか言わないかについて
619名無しさん@ピンキー:05/02/26 01:31:15 ID:OK4CdIcK
ザクとは違うのだよ、ザクとは とかキザったらしく言われたくねーなー。
620名無しさん@ピンキー:05/02/26 10:52:59 ID:5yQd1jkU
軽ーい性格みたいね>ハイネ
ルナかメイリンあたりとカプらせてエロかいてみよーかな
621名無しさん@ピンキー:05/02/26 11:22:53 ID:W2Iq1WEJ
>>618
ラルファンには叩かれるだろうけど言うならばあまり気取らずにあっさりと言って欲しい
622名無しさん@ピンキー:05/02/26 11:31:50 ID:RMIQj6dg
軽ーい感じで「ザクと一緒にすんなよ」とか「ザクとの違い、見せてやろーか」とかだったらまぁいいかな
スレ違いスマソ。

ところで。
虎魔乳とかはここの住人的にはアリ?それともやっぱ魔乳は兄貴のもの?
623名無しさん@ピンキー:05/02/26 11:37:34 ID:KXM6+nbi
なんでも来い!
いや来てください。お願いします。
624名無しさん@ピンキー:05/02/26 13:14:16 ID:XkYEx/nR
自分からもお願いします
カモンカモン!!
625名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:01:15 ID:vZyQGDb0
  /∧⌒∧、
  N ヽ ∨/K
 { 〉<..7|<.7〈
  )ん、∀ ノζ <ウヒョー!!巨乳は皆のもの、魔乳なら尚更だ
626名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:22:02 ID:8lnDdVH7
>>622

めちゃ読みたいです。
627名無しさん@ピンキー:05/02/26 14:40:10 ID:4SQibQQI
>>625
兄貴も応援しております。
628622:05/02/26 16:29:30 ID:RMIQj6dg
ふむ。需要はあるのですね

てか自分、虎魔乳の資料になりそうな回(8?)見てねぇじゃねーかよorz
種死は途中から見始めたんだった
いつの間にか潜水艦になってたAAと、その中の魔乳と虎のやり取りに大人なものを感じて萌えただけなんだorz

出直します…ハヂカチイ
629名無しさん@ピンキー:05/02/26 17:07:04 ID:sAWsb9my
そろそろ次スレの季節でつね。
630名無しさん@ピンキー:05/02/26 17:15:30 ID:sAWsb9my
テンプレに追加希望。

他板のネタや呼称は、自粛の方向でお願いします。
こちらのネタも他板には一切持ち込まない事。住み分けが肝心です。
631名無しさん@ピンキー:05/02/26 17:44:41 ID:dXnaLZCo
…え?呼称って
虎や魔乳も禁止なの??
632名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:08:26 ID:k9C+zyTz
凸とかオクレとかニダとか痔とか遺作とか
633名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:25:55 ID:FKDKrg6C
今日はツッコみどころか満載でしたね
嫉妬ルナが可愛かったけどサ
634名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:45:31 ID:0PnSxtaZ
虎は可にしてほしい
アンディでもバルトフェルドでも長いし、一番しっくりくる希ガス
635名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:46:42 ID:sAWsb9my
>>631>>632
801板から持ってきたのを少し手直ししただけなんで…。
キャラを貶めるような呼称でなければ、一般化してるものはいいんじゃないでしょうか?
636名無しさん@ピンキー:05/02/26 18:52:41 ID:Cr+5dSf9
「砂漠の虎」だから問題ないと思います。
637名無しさん@ピンキー:05/02/26 22:44:24 ID:EspFu+LN
さり気にメイの腰に手を回していた(ように見えたんだが)アス…。
ルナも可愛かった!!!


一気にアスメイ・アスルナの妄想が……
638黄昏の…:05/02/27 00:20:29 ID:DJFDrYOv
>>637
俺は後半のアスミアで妄想が加速…。

アスミア投下したいんだけど、長くなりそうだから
次スレが立ったらいずれコソーリと置いておくつもりです。
おやすみなさいませ。
639名無しさん@ピンキー:05/02/27 01:11:02 ID:W/4BpS3R
アスルナ(;´Д`)ハァハァ
640名無しさん@ピンキー:05/02/27 01:19:13 ID:qIf+5cYM
>>630
なのたまいそ。
641名無しさん@ピンキー:05/02/27 01:24:39 ID:P6Zra7r+
なぜ630に尊敬語なんだw
ふつうにそんなこと言うなっていえよw
642名無しさん@ピンキー:05/02/27 01:30:18 ID:EAr5H+TN
アスカガキボン
643名無しさん@ピンキー:05/02/27 02:10:18 ID:lBvMHsr5
test
644名無しさん@ピンキー:05/02/27 02:23:00 ID:K6a1IzRo
645名無しさん@ピンキー:05/02/27 11:29:50 ID:JqeG0YWa
>>640
雅な遊び心を持つおまいさんが好きだw
646名無しさん@ピンキー:05/02/27 11:47:20 ID:8rOm89Cz
ここは古典なインターネットですね
647名無しさん@ピンキー:05/02/27 14:17:01 ID:jTR73o62
>>640からの流れワロスwww
648名無しさん@ピンキー:05/02/27 17:14:48 ID:jl0Lt4Lx
         i゙^^```''ヽ
         lミl`''''´lミl
         (´∀` b/
         /   /⌒ヽ
      _/⌒/⌒/ / |__
     / (つ /_/ /\ |  /\
   /  (_____/  ヽ/   \
  /| ̄ ̄         ̄ ̄|\   /
/  |   出番ください  .|  \/
    |            .|/
649新参者:05/02/27 19:27:48 ID:v5XUVu7E
なんか、思いついたので書いてみました。

ヒマだったので。
ホントただの思いつきなので、最後までまだ決まってません。

とりあえず、投下させていただきます。
650姉と弟と…:05/02/27 19:28:38 ID:v5XUVu7E

「はぁっ…はぁっ…くぅっ…ん…ア…スラン…ん…」

深海に潜むアークエンジェルのブリッジ。
そこに、今、一人の少女の喘ぐ声が響き渡る。
肩まで伸びたブロンドの髪。キリリと整った眉。
彼女の名は、カガリ・ユラ・アスハ
白い軍服に身を包み、格好だけは男勝りに見せているが、
露出した下半身から覗くその括れた腰は、正しく女のそれであった。
「はぅ…ん…アスラン…」
彼女は一心不乱に自分の性器を指で弄り、慰めていた。
その手に握られるのは、一人の男性の写真。
赤い軍服に身を包み、規則正しく切り揃えられた蒼い髪は、整った顔立ちをより際立たせていた。
しかし、写真の中のその姿は、強く握り込まれた少女の手によって、形を歪めていた。
「ん…ん…んぅっ…」
カガリの肩がビウビクと震える。
深夜のブリッジには誰も居ない。皆が寝入っているはずだ。
元々深海にただ潜んでいるだけの今の状況では、オートコントロールなども必要なく。
ただ、コンピューター達が、艦内の気圧・酸素・温度といったものを一定に維持し続けるのみであった。
「はぁ…ん…アスラン…今…何処…」
誰も居ないのをいいことに、彼女はますます激しく指を動かす。
こんなことをするつもりで、深夜のブリッジに来たわけではなかった。
ただ、彼の写真をブリッジに置いて来てしまったから…
それを取りに来ただけのつもりが、誰も居なかったことも相まって、
写真を見付けた瞬間に、彼女の感情は爆発してしまった。
「んん…アスラン…アスラぁン…ん…」
カガリの身体が、またビクッと痙攣する。
その股間からは、透明な恥液続け様に滴り落ち、足元に点々と跡を残していた。
彼女の手付きは、随分と手馴れていた。
その手の写真も随分と使い込まれて、良く見ると皺が寄っている。
ただ、普段は写真立てに覆われて、目立たないようになってはいるが…
651姉と弟と…:05/02/27 19:29:44 ID:v5XUVu7E

ガタッ!

不意に響き渡る物音。
カガリの背中が跳ねた。
背筋に悪寒が走る。カガリは恐る恐る、ゆっくりと後ろを振り返る。

「カ…カガリ…」
物音を立てた人物が声を漏らす。振り向いたカガリとその人物の目が合う
栗色の短髪。自分と良く似た顔立ちの少年。
姉弟の片割れ。
「…キラ……」
二人は目を合わせたまま、動けなくなる。お互いがお互いにひどく驚いた様子で、大きく目を見開いている。
キラと呼ばれた少年の視線が、段々と下に降りていく。
そこに写るのは、姉の乱れた下半身。
カガリの股間で、カガリの内部から滴り落ちる体液が、カガリ自身の指をジットリと濡らしていた。
もう片方の手に握られた、男性の写真にも一瞥をくれた後、カガリの目の前で、キラの瞳が、段々と冷たいものに変化していく。
「ふーん…」
キラは、ただそれだけで、スッと踵を返し、カガリに背を向けた。
そして、今入ってきたばかりの出入り口に向かっていく。
「まっ…待て!」
カガリはすぐさま立ち上がってキラを追おうとした。
が、
「…あっ!!」
一歩も歩けだせないうちにすぐにその場に倒れ込んでしまう。
膝に引っ掛けたままの自分の下着に、足が縺れて転んでしまった。
最悪だ。
何とも情けない姿。
もはや唯一となってしまった肉親に、最も見られたくない姿を晒してしまった。
キラはもう行ってしまった。『何してるの』とも、『ごめん』とも言ってくれない。
ただ侮蔑するような眼差しを残して、行ってしまった。
カガリの目からは、知らずの内に涙が溢れてきていた。
652姉と弟と…:05/02/27 19:30:27 ID:v5XUVu7E

翌朝。
朝食の席で、二人は顔を合わせた。
艦内という限られたスペース。そう多くは無いクルー。
自然と食事には全員が揃うようになっていた。
キラの隣にはラクス。その向かいにカガリが座る。
いつも通りの席に座るカガリとキラ。
二人の間には、何となく気まずい空気が流れていた。
何はともあれ、朝食を口に運ぶカガリ。
しかし、昨日のこと、キラのことが気になって、まったく味がしない。
「なに…?さっきから…」
そんな中、キラがカガリに声を掛ける。
いつもとは違う、ちょっと憮然とした声。
カガリは知らずの内に、キラをチラチラと様子を伺うようにして見続けていた。
それが、キラの知るところとなったのだ。
「いや…その…」
カガリは答えることが出来ない。
いつもハキハキとしているカガリらしくない、その態度に、隣のラクスまでが訝しげな視線を送ってくる。
「ふーん…まぁいいや、ちょっとそこのソース取ってよ」
カガリの思いをよそに、キラはいつも通りの口調で声を掛けてきた。
カガリの胸に、一瞬だけ、安堵の光が灯る。
「あ…あぁ…ほら…」
カガリもいつも通りにしようと努めることにした。
今、自分が使っていたソースのボトルをキラの方へ差し出す。
キラが、そのボトルに手を掛けたとき、二人の指先が僅かに触れ合った。
「あっ…」
その瞬間、弾かれたようにキラが手を引く。
まるで汚いものに触れるかのようなその仕草。
二人の間で、宙に浮いたボトルは行き場を失い、テーブルに落下した。
「あぁ〜…大丈夫ですか?」
テーブルに落ちたボトルは、その口を傾け、テーブルの上にその内容物を零す。
ラクスが慌てて布巾を取り出し、零れたソースを拭き取り始めた。
653姉と弟と…:05/02/27 19:31:15 ID:v5XUVu7E
「ラクス…僕も手伝うよ」
キラも自分の傍らにあった布巾で、ラクスを手伝う。
ただ、カガリだけが、指を宙に浮かせたまま、そこに佇んでいた。
「すまない…」
居た堪れなくなったカガリは、ただそれだけ言い残して、朝食の席を後にした。
カガリに与えられた皿には、まだほとんどの食事が残されていた。




朝食の後、カガリは1時間ほどを部屋に篭って過ごした。
何をするわけでもない。
ただボーッと時間を浪費していた。
(このままでは…いけない…ちゃんと話しないと…)
カガリとキラは姉弟だ。複雑な経緯ではあるが。
とにかくも、これからも一生顔を合わす仲なのだ。
このままでいいはずが無い。
そもそも、カガリは悩むのが苦手であった。
カガリはベッドに伏していた身を起こし、キラを探して歩き始めた。


15分ほどでキラを発見できた。
彼は休憩室で、ソファに寝そべるようにして、雑誌を読んでいた。
周りには誰も居ない。
いつもラクスが傍らに居るはずなのに、こういった状況は珍しかった。
しかし、カガリにとっては好機であった。
わざわざ人払いする必要も無くなる。
「キ…キラ…」
カガリから声を掛ける。その声はまだ震えていた。
「なに?…」
キラが読んでいた雑誌を僅かに横にずらして、カガリを見る。
654姉と弟と…:05/02/27 19:32:03 ID:v5XUVu7E
カガリは一呼吸置いて、話を続けた。
「その…夕べはすまなかった…あんなところ見せられて…お前も…その、不愉快だったろ?」
キラと視線を合わせることが出来ない。
カガリは横目でチラチラ伺いながら、キラの答えを待っていた。
しかし、反応が無い。
無視された。
こういった事態はカガリも予想していなかった。
「いや…その…キラ、ちゃんと話をしよう…」
めげずにしゃべり続けるカガリ。
今更、後には引けない。
そんなカガリの前で、キラはゆっくりと身を起こし、持っていた雑誌を裏返してカガリに見せた。
「うっ…」
カガリは思わず後退りした。
キラが見せてきた雑誌。その中では、男女が淫らに重なり合い、お互いの性器を舐めあっている。
キラがページを捲ると、今度はその男女が結合しており、しかもその結合部は無修正で丸見えになっていた。
「やっ…」
カガリは慌てて顔を手で覆った。
次の瞬間「ハハハ…」というキラの笑い声が、カガリの耳に入ってくる。
「ハハッ!…なにそれ、思ったとおりの反応…ハハハハハ」
カガリが恐る恐る指の間から覗き見ると、キラが腹を抱えて笑っていた。
明らかにカガリを馬鹿にした態度。
カガリの頭にカ――ッと血が昇っていった。
「な…なんだそれは!!お前!!何だってそんなもの持ってんだ!!」
カガリは真っ赤な顔で怒鳴り散らした。
「な…なにって…ハハハ…これくらい皆持ってるよ…」
「えっ?…」
確かに、さっきまでのキラはその雑誌を当然のように眺めていた。
しかし、キラがそんなものを見ているとは知らなかった。
キラがカガリの方に身を乗り出してくる。
「カガリ…ホントは、シタことないんだろ?」
思いも寄らなかった言葉がカガリに掛けられる。
カガリも知らなかったキラが今そこに居た。
655姉と弟と…:05/02/27 19:32:46 ID:v5XUVu7E
「な…そんなこと…」
実は図星だった。
図星だからこそ、カガリはキラの質問に答えることができない。
「やっぱりね…無いんだ。僕らの中で、アスランだけはこういうの持ってなかったもんね」
「そ…そうなのか?」
その事象には、何故だかカガリは納得してしまった。彼、アスランの性格を良く知るが故である。
「アスランって、なんだかんだ言って、度胸が無いんだ。僕は良く知ってる」
いや、アスランに度胸が無いのは、カガリも良く知っている。
現に今までも一度も襲ってこなかった。
カガリの方は、いつでもその覚悟はあったのに、彼が彼女の身体を求めることは無かった。
良く言えば真面目となるのだが、悪く言えばただの朴念仁だ。
そんな彼を恋人にしているからこそ、カガリは一人自分を慰める術だけを覚えていった。
「な…なんでそんなこと言うんだ…」
それにしても、キラとはもう2年も顔を会わせていなかった。なのに何故そんなことがわかるのか。
カガリは何だか心の置くまで見透かされたような、いやな気分だった。
「なんとなくね…夕べのカガリを見て、ピンと来たんだ」
夕べのことを持ち出され、またカガリの顔に血が昇る。
「それに、こないだアスランにあったけど、その時は何も言ってなかったし…」
アスランに会った?
いや、それ自体はよくある事だ。
それよりも、『その時は何も』って…
アスランは、自分の知らないところで、自分たちのことをキラに話しているのか。
「な…そういうお前はどうなんだ?!」
頭の中が真っ白になって、カガリはもう自分が何を言っているのかも良くわからなかった。
ただ、いつもの意地っ張りなプライドだけが先行している。
「僕?何言ってんのさ。僕のことは、カガリも良く知ってるだろ?」
キラはそう言うが、カガリには何のことかわからなかった。
何時?何処で?相手はやはりラクスなのか?
「ほら、砂漠で会ったとき、僕とフレイのことは見てただろ?」
思い出した、『夕べはキラの部屋に居た』とか何とか言っていた。
「あのころには、もう僕はヤリこんでたさ。カガリとは違ってね」
656姉と弟と…:05/02/27 19:33:29 ID:v5XUVu7E
悔しい。
カガリは顔を真っ赤にして、悔しい気持ちでいっぱいだった。
何故、自分がこんなバカにされなければならないのか。
いや、自分だけなら良い。
今は、アスランのこともバカにされている気がした。
しかし、ある意味弱みを握られている今は言い返すことも出来ない。
カガリはキラの前で押し黙って拳を握り込むのみであった。

「キラ〜……何処に居るんですか〜…」
そんな中、間の抜けた声が響いてくる。
ラクスだ。
「あぁ、ラクス…ここだよ」
キラは棒立ちのカガリを放ったまま、立ち上がった。
そして、声のした方へ歩き始める。
しかし、カガリは動けないままだった。
そんななか、キラが不意に立ち止まってカガリの方を向く。
「カガリ…ちゃんと話がしたかったら、今夜9時に僕の部屋へ来てよ」
キラはそれだけ言い残して、カガリの元を立ち去った。

657姉と弟と…:05/02/27 19:34:19 ID:v5XUVu7E

午後9時ちょうど。
カガリは、キラに言われた通りに、キラの部屋の前に居た。
カガリが息を飲む。
一呼吸置いてから、ドアをノックした。
「いいよ〜…鍵開いてるから…」
中からキラの声がする。
カガリはボタンを押して、部屋のドアを開けた。
ウィーンと小さな機械音を上げてドアが開いていく。
「入るぞ…」
カガリは戸惑いながらも、部屋に足を踏み入れた。
これから、どういう話をしなければならないのか。
残念ながら、カガリには見当もつかず、ただ不安だけが心にあった。
「うっ…」
部屋に入った瞬間、カガリは手で口元を覆った。
部屋に充満する匂い。それは、カガリの良く知らない匂いだった。
(なんだこれは…青臭い…というのか…)
そんななか、キラを探す。
いた!ベッドの上。
「あっ…」
ウィーンというドアが閉まる音を背後で感じながら、カガリは驚きの声を上げていた。
「な…なにしてるんだ!!お前ら!!」
カガリは思わず叫んだ。
ベッドの上に居るのはキラ。そして、その更に上に、良く知った人物が重なっていた。
長いピンクの髪。それを頭の後ろでポニーテールに纏めている。
「ラクス…お前…」
キラの腰の上に、ラクスが腰掛けている。キラに背中を向けた状態で、キラの上で腰を振っている。
二人は裸だった。
「うふふ…どうしたんですか?そんなに見つめて…」
ラクスがカガリに笑いかける。
いつもの微笑とは違う。妖艶な笑み。
頬は紅潮し、何とも淫猥だった。
658姉と弟と…:05/02/27 19:35:17 ID:v5XUVu7E
「んっ…いいよ…ラクス…」
カガリのことなど構わないように、二人は行為を続ける。
「あら…キラが呼んだんですか?」
ラクスはそう言いながら、腰を上下に動かした。
カガリの目の前で、キラとラクスの結合部が見え隠れする。
パチュンパチュンと二人の腰がぶつかり合う音が部屋に響いていた。
「あぁ…僕のお姉ちゃんは、18にもなるのに経験が無いって言うからさ…んっ…見せてあげよう…って」
キラの言う『お姉ちゃん』とはカガリを指していた。
しかし、『お姉ちゃん』という言い方は、またバカにしているようにしか思えなかった。
それでも、今のカガリは言い返すことが出来ない。
ただただ、目の前の状況に心を奪われ、呆然と立ち尽くしていた。
「ほら…ラクス…イクよ…カガリに見せてやって…」
「は…はい…」
ラクスが、カガリに見えるように足を開いてきた。卑猥な結合部が剥き出しになる。
そこでは、ラクスの陰唇がいやらしく形を歪め、その内部にキラのいきり立った男性器を飲み込んでいた。
「うぁぁ…」
しかし、カガリは目を逸らすことが出来ない。目の前の状況に見入らされていた。
そんな中…
「うっ…」
「あぁっ…」
キラとラクスが同時に声を上げた。
そして、プルプルと二人の身体が震え始める。
「はぁぁぁぁ〜…」
ビクビクと震えながら、ラクスの口から甘い吐息が漏れ出す。
「お…おい…お前ら…まさか…」
やがて、カガリの見つめる中、キラとラクスの結合部から白い粘液が滲み出始める。
「うぁぁ…そんな…中で…」
カガリもそれくらいの知識は持っていた。
しかし、実際に見るとなると、話は別。
カガリは、今、眼前で繰り広げられる光景に大きな衝撃を受けていた。
同時に、自分の下腹部が熱くなってくるのをカガリは感じていた。
(続く)
659新参者:05/02/27 19:36:36 ID:v5XUVu7E
しまったかも… ホント妄想ですよ。
キラブラックで。

まぁ、書き込んだからには、時間かけてでも完成させるので
できたら長い目で見てやって下さい。

またよろしくお願いします。
660名無しさん@ピンキー:05/02/27 20:31:49 ID:OI5SgEbN
>>659
GJ!
黒キラいいですね。
最後まで頑張って下さい。
661名無しさん@ピンキー:05/02/27 20:50:33 ID:3K32R+qr
>>659
GJ、イイヨイイヨー
662名無しさん@ピンキー:05/02/27 20:52:25 ID:caxahyQV
GJ!黒キラ最高!
663名無しさん@ピンキー:05/02/27 20:57:48 ID:EAr5H+TN
>>659
グジョーブ!
黒キラ恐くてイイ!カガリたん…
664名無しさん@ピンキー:05/02/27 21:23:33 ID:OKqtCJeo
たまらんぜハアハア
665名無しさん@ピンキー:05/02/27 22:30:51 ID:rC0wjMoR
GJ!!黒キラエロい(*´Д`)
666名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:07:01 ID:RUiEO8Kj
つ づ き !    つ づ き!!
667名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:21:25 ID:lUGV9CH7
この勢いならあと2〜3日くらいで次スレか?
668名無しさん@ピンキー:05/02/28 01:11:44 ID:dPd3fZ2w
>>659
(・∀・)イイ!
669名無しさん@ピンキー:05/02/28 01:39:16 ID:bRWlxlsa
>576
腐女子のガイドラインスレの典型例がてんこもり。
新人という事がスレを荒らす免罪符になると本気で思ってそうなヤシだな

他スレでも口出しし放題だが、自分は読み専。
670名無しさん@ピンキー:05/02/28 02:05:48 ID:MM46aYnT
>>659
キラカガー!! しかもブラック!!
アスラン寝取られな匂いがプンプンしてGJ!!
671名無しさん@ピンキー:05/02/28 04:29:29 ID:FCYx1Fyv
>>659 GJです(*´д`)
 続きも楽しみに待っております。
 
672名無しさん@ピンキー:05/02/28 10:41:34 ID:VePPeLpp
やはりキラはこうでなきゃだめだ!
673黄昏の…:05/02/28 12:48:33 ID:EX6zWpP1
黒キラ、イイ! この後3Pに突入、終了後に某キラの如く
「くっくっく。計画通り!」とか言うのでしょうか?…なワケないか。
俺もアスミア書いたんだけどかなり長い。前半は全くエロなしでつよ。


「…ううん。今だけじゃないですよね。
 ラクスさんはいつだって必要なんです、みんなに」

 ガラス越しに広がる摩天楼を見下ろしながら、彼女が自嘲気味に笑う。
何処となく嬉しそうなのに、それでいて憂いを帯びたその紫色の瞳。
 よく知っていたはずなのに、全く知らない光彩を放つそれにアスランの視線が自然と固まる。

「強くて、綺麗で、優しくて…ミーアは別に誰にも必要じゃないけど」

 よく知っている声で、よく知っている顔で、そんなことを言う。
まぁ、本当は腹黒いとか電波だとか陰で言われたりしているが、今のミーアにそれを言うのは酷だ。

「…だから、今だけでもいいんです! 
 あたしは…今いらっしゃらないラクスさんの代わりに
 議長やみんなのためのお手伝いができたら、それだけで嬉しい。
 アスランに会えて、本当に嬉しい!」

 あまりにも無垢で無邪気過ぎる、その笑顔。
彼女はラクスの仕草を一生懸命練習したと言うが、本物以上に本物過ぎる。
 あの電波ジャックの演説で見せた凛々しさ、そして眼前で見せる無邪気さ。
くるくると目まぐるしく変わるその表情は、どこか達観とした顔を見せるラクス本人とは
また違った魅力に溢れているのもまた事実…っと、何を言っているんだか。

「(お前にはカガリがいるだろ…アスラン)」
674黄昏の…:05/02/28 12:49:27 ID:EX6zWpP1
 一時の感情に流されないよう、気をしっかりと持たねば。
議長から託された新たな剣、セイバーを駆ることとなった手前、気の緩みは厳禁である。
 イージス、ジャスティスに次ぐ3番目の愛機となるであろうMS。
ユニウスセブン落下によってナチュラルとコーディネーターの争いが再燃した今、
やはり自分も再び戦場へと戻る運命にあるらしい…皮肉な話だが、こうして元婚約者の偽者とも会えたし…。

「ねぇ、アスランは…」
「ん、あぁ」

 それにしてもよく喋る。
どちらかと言うとラクスが物静かなのに対し、このミーアと言う娘は天真爛漫。
 と言うよりも好奇心旺盛なのだろう。
眼を輝かせ、擦り寄る子猫のように次から次へと質問を浴びせてくる。

「ふぅん、アスランはお魚が嫌いだったのね?」
「まぁ…青魚に限ってだけど。アレルギーが出るんだ、昔から」
「そうなの…ふふ、また一つ覚えちゃいました♪」

 先刻からこんなことばかり…彼女が問いかけ、自分がそれに応じる。
それはアスラン個人のことだったり、ラクスのことだったりと多種多様だった。
 まあしかし、ここ最近こうも自分と親しげに話をしてくれる人間はいなかったし
嬉しくないと言えば嘘になる。こんなに自分(とラクス)に興味を持ってくれる子なのだし。

「じゃあ…」
「あ、ちょっといいかな?」
「?」
「さっきから君ばかりが質問しているみたいなんだが…」
675黄昏の…:05/02/28 12:50:30 ID:EX6zWpP1
 そろそろ応答にも限界が来た。というよりネタ切れだ。
ラクスの好きな食べ物や色とかはまだ分かるが、それ以上のこととなると答えるのは難しい。

「(婚約者って言ったって親同士が勝手に決めたことだし、
 俺だってラクスの全てを知ってるワケじゃない…他人を100%理解するなんて…不可能だ)」

 胸中にこんな思いが渦巻きながらも、声に出すのをグッと堪えるアスラン。
ミーアは彼女の中で自分とラクスをかなり神格化しているようなので、
ここは彼女の夢を壊さないためにソフトに応対するのがいいだろう。
 異性との付き合いなど皆無の自分にどこまで出来るかは疑問だが。

「あ、いや、俺も君に質問したいことがあって」
「あは、どうぞどうぞ! ミーアが答えられることなら何でも答えちゃいますよ〜!」

 自分は何とか声を絞り出したと言うのにミーアは実に嬉しそう。
正直、その声とその顔で嬉しがられると本物とのギャップと重なって、すごい複雑なのだが。

「え、と…そうだな。ラクスの歌以外に…君が得意な歌とかはあるのかな?」
「はい、勿論いっぱいあります!
 えっとですね、『怪獣のバラード』とか『グリーングリーン』とかは昔から得意です!」
「怪獣の…あぁ、そう言えば俺も月の幼年学校に居た頃、音楽集会でよく歌ってたなぁ」

 一応は同年代なのだし、異性と言ってもある程度は話が通じるはず。
その後も子供の頃に見ていたテレビや遊び、当時流行していたことなどでそれなりに話は盛り上がった。
 軍人やら歌姫(代理)と言う立場を除けば2人とも同じコーディネーターの少年少女なのだから。
676黄昏の…:05/02/28 12:51:43 ID:EX6zWpP1
「アスランはお茶目なのね」
「お、お茶目…そうかな」
「はい。それにとってもユーモアがあって、お話上手で…想像以上でした!」
「(ほ、本気で言ってるのか…?)」

 不器用過ぎる自分が、ユーモアがあって話上手…イザークあたりなら爆笑ものだ。
不自然に口元が歪み、自分で自分を思わず笑ってしまうのも、彼女の影響だろうか?

「? あたし、アスランの気に触ることでも…?」
「そうワケじゃないんだが…はは。君と話してると、何だか自分が分からなくなってきてね…」
「まぁ、お酒に酔われました?」
「いや。俺は自分で思っている程、不器用な男じゃないって…そう思えてきただけさ」

 ミーアは不思議そうな顔をしていたが、すぐに彼が何を言わんと
していたのか察したらしく、すぐに元のにこにこと穏やかな表情に戻った。
 議長が見込んだだけがあり、思考の切り替えも早いようだ。

「(へぇ)」

 意外にも聡明な子であると思う。
自らプラント議会の傀儡となり、ラクスの影武者を演じることによって
コーディネーターのナチュラルへの憎悪を少しでも緩和しようと頑張っているではないか。
 例えそれが、自分を偽る行為であったと知っていても。

『名はその存在を示すものだ。
 ならばもし、それが偽りだとしたら…それが偽りだとしたら、
 それはその存在そのものも偽り…と言うことになるのかな。
 アレックス…いや、アスラン・ザラ君…?』
677黄昏の…:05/02/28 12:52:46 ID:EX6zWpP1
 確かにあの時、ボギーワンを撃たんと進撃する
ミネルバの艦橋でデュランダル議長は自分にそう言ってきた。
 しかしながら議長自身がラクスを名乗る影武者の少女を用意し、
ラクスの名によって民衆を欺き、しかも自分と引き合わせるとは…これも何かの皮肉なのか?

「ミーア、君は…」
「はい?」
「君は…本当にこのままでいいのか…?」

 言った後、我ながら馬鹿なことを聞いてしまったとすぐに後悔した。
彼女はすでに覚悟を決め、ラクスとしてプラントの支持を集めてしまっている。
 いくら声が似ていたとは言え、この日が来るまでにどれほど
ラクスを演じるための練習を続けてきたか…想像もつかない。

「ラクスとして…これからも、生きていけるのか…?」
「…ミーアは、お人形さんですから」
「お人形、さん?」

 どういうことだ…プラント議会の傀儡、ということを意味しているのか。

「アスランは“アイドル”の意味を知ってますか」
「えっ?」
「あっ、“I,doll(アイ・ドール=私は人形)”みたいな冗談ではないですよ?」
「あ、あぁ」

 冗談なのか真面目な話なのか…。
678黄昏の…:05/02/28 12:53:45 ID:EX6zWpP1
「アイドルの意味は“偶像”、だろ?」
「はい。だからミーアは…みんなのお人形じゃないといけないんです」
 
 偶像とは信仰、崇拝の対象である。
ミーアは自らその役を演じ、本来あるべき自分を偽ってまでその任を果たそうとしている。
 進んで傀儡、人形と化してまで彼女がプラントのために尽くそうとする、その訳は?

「別に君じゃなくても…!
 そんなことをするために…ラクスになるために…その…」
「…アスランが仰りたいことは判ってます」

 あまり考えたくはないが、ミーアがラクスに似ているのは整形だろう。
世の中には3人は似た人間がいると言われているが、出生率が年々下がってきている
コーディネーターの場合、親戚同士でもない限りはそっくりな顔で生まれてくることは有り得ない。

「自分を偽ってでも
 プラントを守りたいと思う君の気持ちは尊敬に値すると思う。
 だが、何が君をそうまでさせるんだ…?」
「…知りたい?」
「あ、いや、言いたくなければ…」
「ふふ、アスランだから特別に教えちゃいます」

 そう言いながらナイフとフォークを丁寧に皿の上に置き、ミーアは席を立つ。
大きなスカートを翻さないようにゆっくりと歩み寄ってアスランの後ろに回り、耳元でこう囁くのだ。

「貴方のためだから」
679黄昏の…:05/02/28 12:55:26 ID:EX6zWpP1
「お、俺の!? で、でもどうして…?」
「議長からアスランのことはよく聞かされていました。
 血のバレンタインのユニウスセブン核攻撃の時、アスランはお母様を亡くした…と」
「それは…」
「以来、プラントがアスランにとって大事なお家だと言うことも。
 だったら、もしアスランが帰ってきた時にお家がなくなっていたら嫌でしょう?」

 確かにあの事件以来、プラントがアスランにとっての故郷だった。
それが今では故郷を捨て、地球…オーブに亡命しての隠遁生活。それも素性を偽っての。

「だから私、アスランが2年間も行方不明になっていた時は悲しかったわ」
「あ…」
「でもラクスさんのファンの1人に過ぎなかった私が
 こうしてラクスさんとして振舞うことが出来て、アスランとも会えて…だから、後悔なんてしていません」
「…」
 
 彼女は彼女なりに信念を持ち、プラントを守ろうとしている。
それに引き換え自分は未だ、答えを見出せないでいる…新たな剣、セイバーも託されたと言うのに。

「…俺は君を誤解していたのかもしれない。
 君は強い女性だったんだな…少なくとも、今の俺よりずっと強い」
「あたし、強いですか?」
「ああ…強いよ」

 カガリやラクスとはまた違った強さを彼女は持っている。
例え道化を演じることになってでも、みなの役に立ちたいと…。
 彼女は自ずからこうなる運命を受け入れたのだ。その大任の重圧に耐えながら。
680黄昏の…:05/02/28 12:56:46 ID:EX6zWpP1
「アスランが来てくださるを待っていたのも本当よ。
 議長が仰っていたもの…必ずアスランはプラントに戻ってきてくれる、って」
「…結果的には、ね」

 デュランダル議長はこうなることを予見していたのか。
だから自分に新型のセイバーを預ける、などと言ったのだろうか?
 何だか、全てが順調過ぎて怖いくらいだった。

「ねぇ、初めてお会いした時のこと、覚えてます?」
「先日じゃないか」

 そう、何故かあの場にラクスが居た。
しかも見たことのない派手な衣装を纏、階段から駆け下りて飛びついてくるなんて。
 我ながら思わずドキッとしてしまったのを覚えている。

「あの時のアスラン、とっても可笑しな顔してたわ」
「いいっ!?」
「ふふ、何だか懐かしそうな…寂しそうな…嬉しそうな…。
 色んな感情が一気に吹き出たみたいでした。そんなに驚かせちゃいましたか?」
「いや、あの場にラクスが居たから…」
「…今でも、ラクスさんが好き?」

 耳元で囁かれていたはずが、
いつの間にかミーアに椅子ごと後ろから抱きすくめられていた。
 ラクス同様に長い桃色の髪がしな垂れ落ち、良い匂いが鼻腔を擽るのが分かる。

「まぁ、好きと言えば好きだったかもしれないけど…見事にフラれたよ」
「えっ」
「元々親同士が決めた結婚だったし、俺なんかとじゃ不釣合いだったってコトさ」
「…ラクスさんって、非道い人」
681黄昏の…:05/02/28 12:58:53 ID:EX6zWpP1
平日の昼間からスマソ。
久々に真面目っぽい話を書いた希ガス。
取りあえずは中の人の声で読んでもらえたら嬉しいディス。
後半は次スレかしら…。では。
682名無しさん@ピンキー:05/02/28 14:35:02 ID:I6+3VOk4
黄昏の…氏、グッジョブでした!!
けなげなミーアに激萌えですよ!

…今さらですが過去ログの黄昏氏の作品もヨカター!
(とくにイザフレ惚れた…不霊お亡くなりで見れないのが残念だorz)執筆,無理しないで頑張って下さい!!
683名無しさん@ピンキー:05/02/28 15:26:54 ID:gNu612+v
グッゾブだよ黄昏の…さん!
684名無しさん@ピンキー:05/02/28 18:45:00 ID:L1mpWheV
読みやすいので自然と中の人の声で脳内再生されてますよ
乙です!
685名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:15:14 ID:eQpMw7wt
最近ミーアが好きになってきたのでSS嬉しいです。
続き楽しみにしています。
686名無しさん@ピンキー:05/02/28 22:44:06 ID:A7Du2Epz
ミーア可愛い!!!!GJ!!!
これからも頑張ってください
687名無しさん@ピンキー:05/02/28 23:37:49 ID:uJENn9B7
フラれたって言っても、もとからアスランもラクスのこと好きじゃなかったじゃん・・・
688名無しさん@ピンキー:05/02/28 23:44:16 ID:MM46aYnT
それは君の認識不足。
689名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:07:36 ID:E0Y9zb3n
まぁ国民的アイドルが許婚…ってもの重責だったんじゃなかろうか?
ドラマCDとか聴くと、それなりに2人ともお互いを意識してたっぽいが
結果的にラクスはキラに惹かれたんで、アスランはフラれた(婚約解消)ってことじゃ?
2年経ったデス種じゃ、まだ2人は婚約してるって思われてみたいだけど
しかしアスラン、ミーアに想われてますな〜 
690名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:10:42 ID:oHNKreRg
でも結果的にアスランもカガリに惹かれた訳だしな。
どっちもどっちだからフラれたって表現はちょと違和感あるかも試練
691名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:14:44 ID:oHNKreRg
>>688
>>687は公式解釈だぞー
692名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:37:35 ID:Vm3ITrh9
二人とも許婚者に好意を持ってたけど
恋愛にまで至らなかった。
その原因をアスランは自分にあると思ってたので
(なぜ戦うのか、の問答のあたり)
「ふられた」と表現してる、と解釈。

破談になった時は男性側が「振られた」ことにしとくからなぁ
見合いなどではそうだったよ。
(あ、過去の古傷が…)
693名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:39:05 ID:c4xHF0x+
アス→ラク議論はともかく黄昏氏GJ
氏の書く今回のアスミアやシンルナ、また結構前のスレのだがシンメイに激しく萌え
694名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:49:51 ID:aBsSfjVq
個人的に黄昏氏のシンステにも期待してます
その前にミーア(;´Д`)ハァハァ
695名無しさん@ピンキー:05/03/01 00:57:43 ID:DWDfdq2l
種の描写じゃ、どういう風にでもとれるからなぁ・・・
俺だって種の40話あたり?で
ウズミが皆に問う、みたいなシーンありましたよね?
その時、キラカガが目があって、キラがカガリに微笑みかけたんですよ
そうしたらカガリが頬染めて・・・
更に双子発覚した時もカガリは、
「お前とキョウダイだなんて・・・ 私は、私はっ」
とカガリ→キラともとれるシチュを連発。

なのにラクスとキラがいちゃついてるのを目撃した時には
アスランを気遣うカガリ、という風に、ある意味無茶苦茶な演出ですから(苦笑

だから、人の取り方次第、という事でどうでしょうか?
(といいつつ、私もアス→ラクスは無かったと思ってる1人だが・・・)
696名無しさん@ピンキー:05/03/01 02:09:52 ID:aD1r+HYw
アス→ラクだろうがカガ→キラだろうが萌えればそれで良し。俺もその一人。
萌えた者勝ちって事で。
697名無しさん@ピンキー:05/03/01 02:32:57 ID:cQBuZvZ/
アス→ラクが有かどうかについての議論はよく起こるが、
ラク→アスについてはほとんど議論が起こらないんだよな。
誰もがラク→アスは無いと認識してるという事か?
アス→ラクが無しだと仮定しても、何か微妙にアスランが哀れだ。
698名無しさん@ピンキー:05/03/01 05:59:14 ID:Mntgj8ip
アス→ラクはたしかに公式では無しだが、これはパロなんだから
そういう細かいことに突っかかるのは止めよう
699名無しさん@ピンキー:05/03/01 08:27:52 ID:1PUWgT1l
>>697
公式では、アスラン→ラクスもラクス→アスランも、どっちも否定されてる。
あくまで、お互い決して悪い印象を抱いていなかったという程度。
最近出た小説でも、ラクスがアスランにミーアみたいに接することは一度もなかったとのことらしい。
700名無しさん@ピンキー:05/03/01 08:48:44 ID:u7eQkRiy
>>697
ラクスの場合、アスランと婚約者だった頃を含めても、キラとアスランに対する接し方の違いが、
あまりに明らかだからでないの?
(それ言っちゃあ、アスランの方もそうなんだけど・・・)
701名無しさん@ピンキー:05/03/01 09:44:10 ID:nzUxx6KL
>>695
でもキラカガもキラ→カガもカガ→キラもなかったようだけどね。
キラの女癖の悪さから、カガリにとってキラは恋愛対象外だったみたいだし。
頬染めたのは皆に注目されたからみたいだし。

しかしそうなると、カガリが現状のアスラン見たら怒って指輪捨てる可能性もありか?
702名無しさん@ピンキー:05/03/01 11:56:54 ID:gVbdplSp
ラクスの場合、キララブラブラブ〜>>>>>>>>>>>>その他のみなさん。だからな。
703名無しさん@ピンキー:05/03/01 12:06:53 ID:1PUWgT1l
>>701
一度はカガリもユウナとの結婚を選ぼうとした以上、あまり強くは出れないんじゃないか?
704名無しさん@ピンキー:05/03/01 13:15:31 ID:oHNKreRg
>>701
アスランはキラとは違って3人のことを受け入れてないし、
別に何とも思わないんじゃないか?
705名無しさん@ピンキー:05/03/01 13:41:34 ID:2rFSr6UP
二次創作にはなんの障害でもないぜ
706名無しさん@ピンキー :05/03/01 13:43:03 ID:0KMKtwVu
誰かアスラン、ルナマリア、メイリン、ミーアの4pを(ムリ?
707黄昏の…:05/03/01 13:44:01 ID:Rx88hv2C
うほっ、盛り上がってますな。
応援してくれた人達、アリガトウ。
個人的には>>698さんの解釈で頼みたいところ。
パロだし。何でもありってことで。
今回のお話のアスはミーアに会ったことで
自分でも気づかないうちにラクスへの未練が再燃したっぽい感じに
仕上げたつもりんなんだけど…その辺は俺の描写不足ね。スマソ。
それじゃ、次スレで。
708名無しさん@ピンキー:05/03/01 14:37:55 ID:NBkNbMzj
次スレまだなの?
おれは立てられない…('A`)
709名無しさん@ピンキー:05/03/01 22:09:56 ID:v7PHLmGD
もうか?早くないか?
710名無しさん@ピンキー:05/03/01 22:12:43 ID:Y7dqcDgI
現在482KB

あと18KB…長編じゃなければなんとかなるか?
711名無しさん@ピンキー:05/03/01 22:13:05 ID:u7eQkRiy
>>689
いや、ドラマCDもアスラクフィルター除いたら、全然恋愛には見えないらしいが・・・?
712名無しさん@ピンキー:05/03/01 22:18:35 ID:EAzgOLDg
本編のアスラク議論はどうでもいい
ハァハァできるだけの説得力があればカプは何でもいい
713名無しさん@ピンキー:05/03/02 01:55:22 ID:TlIiJcxC
アっスルナきぼん!アっスルナきぼん!!
714名無しさん@ピンキー:05/03/02 09:17:53 ID:JkA8JtWX
何かアスランもてもてだな。

レイルナきぼん!!
715名無しさん@ピンキー:05/03/02 09:32:26 ID:ArjNYQFD
意表をついて議長×カガリとか艦長×アスとか
716名無しさん@ピンキー:05/03/02 10:42:30 ID:LmuwYtK6
レイメイきぼーん
717名無しさん@ピンキー:05/03/02 11:12:49 ID:8tbOIvnL
議長×カガリ いいな。 「姫」とか呼ばれて。
718名無しさん@ピンキー:05/03/02 11:16:12 ID:7Gs4vx2K
>>715
カガリの事を相談していくうちに、タリア艦長に慰められていくアスラン。
んで、そこにアーサーが入ってきたりとかw
719名無しさん@ピンキー:05/03/02 11:51:55 ID:JkA8JtWX
確かに議長カガリいいなw
和姦とか…
720名無しさん@ピンキー:05/03/02 12:07:26 ID:SMBJ3ssA
大人の男から開発されていくカガリ
しかも紳士的に。
721名無しさん@ピンキー:05/03/02 17:04:10 ID:XJJLe6Dc
そろそろ南極に転載依頼しよーかと思うんだけど
やめてーって作者さんいます?
いるならそこは無しでお願いしますから。
722名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:56:13 ID:wG95Xqo7
>>718
イイねぇイイねぇ〜。艦長ヤリ手だろうな。
723名無しさん@ピンキー:05/03/02 23:42:52 ID:S4G2iz64
>>721
前スレ含め612氏は自サイトあるからって拒否ってたぞ
724名無しさん@ピンキー:05/03/03 03:18:51 ID:OqCkGv3b
>>719
議長×カガリ イイ
漏れ的には、シン×カガリ もかなりイイ
725名無しさん@ピンキー:05/03/03 05:15:06 ID:aMgJb7uC
シン×カガリなら多少乱暴によろ
726名無しさん@ピンキー:05/03/03 08:33:13 ID:TuifdcXU
寧ろカガリ×シンなんてどうかね
想像できないが
727名無しさん@ピンキー:05/03/03 11:15:00 ID:ZuB7PZ/x
内心アスハの綺麗事を信じていたかったシンに
空気を嫁ない逆キレカガリが襲いかかるとか
728名無しさん@ピンキー:05/03/03 11:32:44 ID:0lgJCkh5
もうすぐフレイ様の誕生日みたいだし

フレイ×○来ないかなぁ…
729名無しさん@ピンキー:05/03/03 12:49:59 ID:JOWXDHWH
>>728はフレイ様攻めがお望みですか?
730721:05/03/03 16:24:36 ID:TlLqq12B
612氏以外はいいのかな。
それじゃしちゃうぞー。
731名無しさん@ピンキー:05/03/03 16:43:31 ID:TuifdcXU
カガリのシンへの逆レイプってのはどんなもんなんだ・・・。
激しく見てみたい
732名無しさん@ピンキー:05/03/03 16:57:15 ID:Mr6KD5Kz
>>729
返事遅れましたがどっちでもおk
733名無しさん@ピンキー:05/03/03 18:53:02 ID:GXNlezr5
議長×カガリにしろシン×カガリにしろユウナ×カガリにしろ
望まぬ相手に無理やり犯され思いっきり嫌がり背徳感に襲われながらも
最後には感じてアンアン言ってしまうカガリが好み
734名無しさん@ピンキー:05/03/03 19:49:21 ID:gD71XiZy
空気を読まずにシンステ投下します。
ルナマリアマンセーでステラを出さん本編が憎い。


735海のうたごえ:05/03/03 19:50:49 ID:gD71XiZy
視界が黄金色に染まって眩いばかりに輝いていた。
足もとに波が押し寄せ、濡れた砂地についた足跡を攫っていく。
シンは目の前に雄大に広がる海を見やった。
美しい――のかもしれない。金に染まる水面はどこまでも照り映え、海鳥が淋しげな鳴き声を上げる。
だが、シンは海が嫌いだった。
彼の生まれた場所も海の近くだった。ずっと海の傍で育った。
そして――…妹が、両親が死んだ場所からも、輝く青い海が見えた。
妹の千切れた腕から飛び散った血の匂いと焦げた死体の匂いが、潮の生臭い香りと混じって鼻をついた。
忘れもしないあの匂い。それを嗅いだときのあの吐き気。
海から立ち上るその匂いが、自分の肺を満たして少しずつ腐らせていくように感じた。
(散歩するはずが…かえって気分悪くなったな…)
シンはあたりを見回した。もう暗くなりかけている。これ以上暗くなったら艦への帰り道がわからなくなる。
と…視界に黒い影が入った。人影のようだ。遠いせいでよく見えないが人が居ること自体が明らかにおかしい。
ここはいつ戦地となってもおかしくない状態で、近くの住民だとしてもこの辺りに町や村があっただろうか?
訝しんで近づいてみた。そしてその姿を確かめて驚いた。
(…女の子?)
自分とほとんど歳も変わらないような女の子が、浜辺に座ってじっと海を見つめていたのだ。
(…どうして…こんな前線に…)

『ねえシン!やめなよこんな時に散歩なんて!』
『うるさいな―…いつまでもこんなぴりぴりした空気の中でじっとしてられるかよ』
『レイも何とか言ってやって』
『いいんじゃないか?何を言っても聞かないだろ』
『軍服着てるわけでもないし外出は許可されてるだろ?』
『もー…明日は軍会議だからすぐ戻ってきなよ?』

736名無しさん@ピンキー:05/03/03 19:56:45 ID:gD71XiZy

明日は軍会議…なら数日中には戦闘があるはずだ。なのになぜ…。
「ねえ」
女の子に向かって声をかけた。女の子は振り返った。
「なにしてるの?こんなところで…」
こちらを見つめる瞳は虚ろだった。金の髪が潮風に揺られてふわふわと舞った。
服から覗く肌は残された光の中で白く輝いた。
原住民ではない。
ふいにうっすらと桃色に色付く唇が開いた。
「…うみ…」
「え?」
「うみ…みてるの…夕日がしずむところはきれいだって教えてもらったから…」
「夕日って…」
もう日は沈んでしまっただろうし、第一ここは東側だ。夕日なんて見えるはずが無い。
「ここじゃ見えないよ」
「…え…そうなの?」
どうやら天然らしい。本気で知らなかったのか。
「うん…朝日なら見えるけど」
「そっか…ざんねん…たのしみにしてたのに…」
美しい金糸を纏った頭が垂れた。本当に楽しみにしていたのだろう。
夕日ぐらいで…とは思ったが、なぜか落ち込むのが自分のことのように辛かった。
「…夕日は見えないけど朝日もきれいだよ…海は…」
「ほんと?」
少女の顔がぱあっと輝いた。
「う…うん…」
シンは頬が熱くなるのを感じた。彼女が自分に向けた笑顔があまりにも可愛かったから。
(…ど…どうしちゃったんだろ俺…)
鼓動が高鳴る。初めての感覚に、戸惑った。
737海のうたごえ:05/03/03 19:57:18 ID:gD71XiZy
「明日また見に来なよ。もう夜になるから」
「………わたし…かえれない」
「え?」
彼女ががまたうつむいた。
「今日は…だまって来たの…だからきっとかえったらもう外出させてもらえない…」
少女は淋しそうに海を見た。それでも、こんな状態の場所で、女の子1人で野宿なんて危険すぎる。
そう言って説得すると、彼女の虚の瞳にじんわりと涙が浮かんだ。
「うみ…見たいのに…」
泣いた女の子なんて周りがああだから全く免疫が無い。こういうときにアスランなら…と思ったがやめた。
とりあえず、彼女に泣いていて欲しくは無いのだ。どうしたものか。
(………しょうがない…)
「…じゃあ、俺も付き合うよ。だから…泣かないで…」
「ほんと…?」
ぱちくりと開いた目が、シンを見つめた。顔が近くて、顔がまた赤くなる。
「うん…朝までついてるから…朝日見れるように」
「ありがと!」
彼女が笑った。子どものように無邪気で、可愛かった。
「俺はシン。君…名前は?」
「ステラ…ステラ・ルーシェ」


738名無しさん@ピンキー:05/03/03 20:01:06 ID:gD71XiZy
ageてしまった…
逝って来ます



得ろに到達するのはいつの日か
739名無しさん@ピンキー:05/03/03 20:06:42 ID:pnjCdvoZ
>738
GJ!エロも楽しみにしてる。
740名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:18:54 ID:imunXGY6
エロじゃなくてもいい続きを…続きを
741名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:47:19 ID:uZflAPrV
>>733
なんつーか分かる気がする。
そういうのに向いたキャラだ
742名無しさん@ピンキー:05/03/03 21:58:34 ID:IkFZ+ds9
>>738
文章はきれいだが、エロなしは他でやってくれ
スニーカーとかジュニア文庫なんとかスレにでも投下すればいいんじゃないか
743名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:03:59 ID:E9Q1YGFY
ユウナ×カガリの続きを読みたいです〜とここでコールを贈ってみる。
744名無しさん@ピンキー :05/03/03 22:26:45 ID:nPUAQmko
>734イイヨ、イイヨ―――(゚∀゚)―――― !!
>得ろに到達するのはいつの日か
じれったくてもいいんで、続きお待ちしてます。
全てのせりふをひらがなで発していそうなステラたん。(*´Д`)ハァハァ
745791 ◆9Xmq102tL2 :05/03/03 22:45:10 ID:XH2gR5y9
>>721
書き直したい所があるので、今回は遠慮させて下さい。
次スレで一応終わらせて(予定)、別のカップリングも書きたいので、先になるかもしれませんが…。
746名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:57:47 ID:OqCkGv3b
>>719
イザカガってのも漏れてきに燃えるんですが・・・・・同士はいないかな?
747名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:38:47 ID:LQmsr9fY
>>745
自分も続き待っております。
投下楽しみにしてます!
748名無しさん@ピンキー:05/03/03 23:42:48 ID:i4WgYiJ2
>>746
本編でカガリがイザークの名前を出したのには驚いた。
イザカガ、いいねぇ。
749黄昏の…:05/03/04 00:56:45 ID:v/OPJTX8
>>721
自力でDC版を送るので遠慮…って解釈で。

>>748
何話?
750名無しさん@ピンキー:05/03/04 01:05:09 ID:CAbDl1fz
>>749
ユニウス7落下後にミネルバでのアスランとの会話であったと思いますよ
751黄昏の…:05/03/04 01:17:33 ID:v/OPJTX8
>>750
そうだったのですか。
また1話から見直してみようかしら…。
752黄昏の…:05/03/04 02:24:10 ID:v/OPJTX8
連続でスマソ。
公式ガイド見たら、ミーアの身長170でラクスと10cmも違うことに驚きますた。
でもテレビじゃ結構アスランと身長差があるような…(アスランは174)。
これもいつかネタで書きたいディス。
753名無しさん@ピンキー:05/03/04 03:00:19 ID:vGjJi/2T
>>745
ユウカガ激しく楽しみにしております!

>>746
同士です。
接点と言えるほどの接点の無い二人ですが、
取り合えず何でもかんでもアスランにライバル心
むき出なイザークだけに、アスランがベタ惚れして
いる女の子。というのだけでイザカガ要素充分。


そういえば次スレってもう立ったのでしょうか?
754名無しさん@ピンキー:05/03/04 12:35:53 ID:JS6T1F/M
ミーアでかっ
俺より身長ある…
755名無しさん@ピンキー:05/03/04 13:04:28 ID:JIXYLR38
>>752
それ誤植らしいです。
本当は160だそうな
756名無しさん@ピンキー:05/03/04 13:05:31 ID:Y+r8oNwe
自分の身長がラクスより10cmも大きいことを気にするミーア。
それを慰めるアスラン。抱きつくミーア。アスランの腕の中で密かに(σ・∀・)σゲッツするミーア。

それを電柱の影からビデオに撮りながらにやける議長&副長。
ため息を吐く艦長。



そんな光景が浮かんだ。
757名無しさん@ピンキー:05/03/04 18:24:27 ID:rhXyFN5t
顔なら整形で何とかなっても身長はどうにもならないよな・・・。
やっぱり全くの赤の他人じゃなくてクローンだったりするのか?>ミーア
758名無しさん@ピンキー:05/03/04 18:36:34 ID:Q1BlQCSX
次スレ 立 て な い か ?
何なら立てるよ
759名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:15:06 ID:3d8kF9Dy
お願いします
760名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:27:25 ID:1L+EyZE3
>>721

私の記憶が確かならば(鉄人風)
このスレの書き手は黄昏氏や612氏のように
諸々の事情があるのを前提としてこのスレに投下しているので
自分で転載依頼を出すのが慣例となっていたはず

やめてーって言う意見を募るのではなく
転載してくれーっという希望を募ったほうが
後々のトラブルが無いのではありますまいか
折角の721氏の申し出を挫くようで申し訳ないが
狼狽心ながら一言

>>758
お願いします
761ブラウニー:05/03/04 19:56:04 ID:h6F12vNN
おう、スレが終わろうとしている。次スレは>>758氏にお任せして良いですか?
くだらんネタで良ければ支援SS投下しようかな…。

南極への転載の件ですが、読み手の皆さんは転載して欲しいものなのでしょうか。
あまり深く考えていなかったです。
自分は諸々の事情はないのですが、投下数が多いので転載するなら自分でやる
べきかなと思っております。つってもいったいどれを…。
762名無しさん@ピンキー:05/03/04 19:58:35 ID:zhj/n5AP
>>761
保存する分には転載していただいた方がありがたくあります。
763名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:36:12 ID:3VH1A59x
まとめて見れるのがいいんだな〜
764名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:40:42 ID:Q1BlQCSX
758です
クッキー登録云々出てるんですがもうちょっと頑張ります
765名無しさん@ピンキー:05/03/04 20:43:04 ID:Q1BlQCSX
758です


弾かれました…
766ブラウニー:05/03/04 20:54:35 ID:KQmmmqEG
夕飯食べてきた。
ほぞん……ほぞん……まとめて見る………………
な、何というか、長編は転載するつもりなかったんですが、それじゃ意味ない
って感じですかね。やばい。認識不足だ。考え直しますスイマセン。
いったん落ちます。
ジサイトモテトイワレソウナンダガナ・・・
767名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:34:49 ID:nfZNB7PL
次スレ立ってないんだね。
じゃあ、行ってくる。
768名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:36:34 ID:nfZNB7PL
次スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109943322/
769名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:43:18 ID:hgGRGDnV
乙!
770名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:58:49 ID:90YGnCjO
スレ立て乙!
771ブラウニー:05/03/04 23:18:38 ID:3H2UIz3/
スレ立て乙です。
772名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:36:48 ID:WFXSvdFu
乙埋め
773名無しさん@ピンキー:05/03/05 00:43:53 ID:WNt3kFQa
(`・ω・´) 埋め立て
774名無しさん@ピンキー:05/03/05 12:17:04 ID:Et9Hzh+9
ミーアたんの産みたて卵

みなさん産卵プレイはお好き?
775名無しさん@ピンキー:05/03/05 12:47:49 ID:saVBbcR2
どないやそれ埋め
776名無しさん@ピンキー:05/03/05 12:56:10 ID:SKGM3m13
ウズラの卵?
ニワトリの卵?
まさかダチョウの卵?

埋め
777名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:02:08 ID:Et9Hzh+9
そりゃニワトリの卵でしょ
ツルッとした剥きゆで卵がミーアたんの中からムリッと出てくるんだよ
愛液に包まれてな
2個くらい
778名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:07:47 ID:Et9Hzh+9
そうそう、出かかった卵が膣口に引っ掛かってフルフルと震えてる様子が良いな
779名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:08:04 ID:VcKAGq1N
ゆで卵か
個人的には半熟が好みだな埋め
780名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:21:02 ID:J0ztroy2
落ち行くスレにこっそりノイナタあたりでもとか考えてたけど
もうすぐ埋まりそうだね。
次スレの終わり頃にまた考えてみよう。
781名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:33:05 ID:2hwadB0Q
>780
そんなこといわずに
ノイナタお願いしやす!!
782名無しさん@ピンキー:05/03/05 13:35:52 ID:J0ztroy2
>>781
ナタル絡みが読みたいって考えただけでネタまだ練ってないです。スマソ。
なにか即興で書いてみますか。好みのシチュとかありましたら参考までにお聞かせ下さい。
783名無しさん@ピンキー:05/03/05 14:24:35 ID:dLC24IHP
虎とアイシャがガゴリを女にする、とか
784名無しさん@ピンキー:05/03/05 15:27:27 ID:J0ztroy2
>>783
スマソ。前提はナタル絡みのつもりでした。


即興投下します。非エロの上に尻切れトンボです。
785ノイナタ 1/3
 黙っていても朝が来れば日は昇り、いつもと変わらぬ日常が約束でもし
たようにやって来るものだと漠然と思っていた。だが今日は違う。そして
明日も明後日も、これからはずっと。少なくとも自分にとっては堪え難い
朝を迎えることになることだろう。頼みもしないのに突然やって来る。出
合いと別れは得てしてそんなものだ、と、目の前を歩く意地っ張りな背中
の主を見やりながら操舵士はぼんやり考えた。

「本当に行かれるんですね」
「当たり前だ。辞令だからな」
「まあそうですね」

 言葉が続かない。残された時間はわずかだと言うのに。引き止めるすべ
など無いことは疑いようも無い。いや、果たして本当にそうだろうか。歯
がゆい思いが同じところを行ったり来たり、自問自答を繰り返してもつい
に答えが見つからぬまま。

「どこまでついて来る気だ?」

 少し呆れたような声にハッとする。気付くと二人、彼女の部屋の前に立
ち尽くしていた。

「失礼しました」

 開く扉に彼女の影が吸い込まれようとしていた。ほんの一瞬交わる視
線。言い様のない焦燥感が沸き上がる。突き動かされるように、閉じかけ
た隙間から腕を差し伸べる。