エロ拷問専用スレってないなあと思ったので立てる。
2get
3 :
誘導:05/01/23 23:46:22 ID:Exd8te6j
5 :
名無しさん@ピンキー:05/01/24 02:02:22 ID:GJi+MH52
1が欲しているのは『エロ拷問』という言葉から
かなりのソフト路線なのではないかと想像してみる
7 :
名無しさん@ピンキー:05/01/24 23:36:01 ID:P7Qcyqhn
捕らわれて、快楽に慣らされて行く……みたいな感じなのだったらかなり好み。
そういう快楽調教メインみたいなのは?
>>7 言い出しっぺの責任で書いて下さい!
とりあえず、くすぐりメインでひとつお願い
そうそう、出血とかあまり凄惨なのは嫌なんだよね。
ソフトなのがいいよ。
同士の予感。
とりあえずスレ即死防止にはどのくらい必要なんだ?
12 :
名無しさん@ピンキー:05/01/25 22:14:46 ID:sNS0MhgE
わからんが、地道にレスを増やそう。
流血無しのエロ拷問好きはきっといる。
苦痛よりも屈辱を!
恐怖よりも羞恥を!
それこそがエロ拷問の醍醐味!
俺は死なない程度の流血が結構好き。
15 :
名無しさん@ピンキー:05/01/26 18:08:42 ID:Y4KxbDKx
違う違う
地下牢って部分は別にいらないけど
拘束具+エロ拷問ってのは必要
24時間耐久バイブとか1週間寝ずに犯すとか
純愛系でもいける路線だね。
些細なことでお気に入りの女子をエロ拷問するご主人様とか好きなんだが。
純愛SMってネット上小説では結構あるんだよね
SM板だと「ヌルい」ってことになりそうだけどエロパロだと結構良いんじゃないだろうか。
ソフトSMネタ。流血なし。微妙に純愛。即死回避でヌルめの即興いかせて頂きます
恋人の豹変という話は、少し探せばどこにでも転がっているようなごく一般的な事だった。
あまりに一般的過ぎて、なぜかそれが自分の身に降りかかるという現実味がわいて来ない。
過去の恋人は今の友人で、現在の恋の相談相手になったりするのが理想形だと、自分はその
理想形の中にいるのだと、多くの恋人達は根拠も無くそう思い込んでいた。
こちらからみれば豹変だった。だが相手にとっては、少しずつ進行してきた事なのだろう。
捨てた下僕は、狂おしい程の嫉妬を胸に秘めたまま、笑顔で彼女に接しつづけた。
一本ずつ、ゆっくりと確実に糸を絡め、逃げられない程にがんじがらめにした頃に、君はも
う逃げられないと笑顔を向ける。
綿密に練られた計画は狡猾で、捕らえられた事に気づいた時はもう、逃げられない。
青年の手でナイフがひらひらと舞っていた。
売っている場所さえ知っていれば、あっけないほど簡単に手に入るジャックナイフ。細く、
短く、包丁よりも遥かに殺傷能力は低い。
女王様の服を来た少女を革張りの椅子に手錠で繋ぎ、青年は人のいい笑顔のまま部屋の中を
歩き回っていた。
「訴えてやるわ」
怒りに震えた声に反応して、パチン、とジャックナイフを折りたたむ。
「出来るの?」
「出来るわよ!」
「ふーん……そう」
笑う。
楽しくてたまらないという表情を浮かべてジャックナイフをポケットに押し込むと、青年は
テーブル一杯に並べられた道具の一つを手に取った。
「これでよく、お仕置きしてもらったよね。俺もりっちゃんもあんまり激しいの好きじゃなか
ったから軽く叩く程度だけど。っていうか、実をいうと痛いのが好きって言うか、りっちゃん
が楽しそうにしてるのが気持ちよかっただけなんだ」
皮製のバラ鞭を弄びながら、青年は少女の名を親しげに呼んで微笑んだ。
「あ、今は梨沙様って呼んだ方がいいかな?」
とぼけたように言いながら歩みより、鞭を梨沙の頬に押し付けて顔を寄せる。その瞬間に青
年の顔に唾が飛んで、おまけとばかりに梨沙の足が彼の膝を蹴り飛ばした。
「へらへらした顔近づけてんじゃないわよ変態! ちょっと顔がいいからって可愛がってあ
げてたらつけあがって! 何? これで私を脅してるつもり? 笑わせんじゃないわよ!」
怯んで後退した男が顔を上げて、唾の飛んだ頬に指をやる。
甲高い声で怒鳴り散らした梨沙を潤んだ瞳で見つめると、男は頬についた唾を指で拭って味わ
うように舐め上げた。
「そうやって叱ってもらうの、好きだったなぁ」
明らかに昂揚した表情を浮かべてあらぬ方向を見つめ、男は全身を震わせると鞭のグリップ
を握り直してもう一度梨沙に歩み寄った。
「ねぇりっちゃん。ずっと気になってたんだけど、どうして俺を捨てたの?」
「飽きたからよ……奴隷を捨てる理由なんてそれで十分でしょ?」
吐き捨てた梨沙の視界を何かが一瞬横切って、直後に焼けるような激痛を感じて梨沙は悲鳴
を上げてのけぞった。腿が熱い。鞭で打たれたのだと気付くまで、若干の間があった。
「りっちゃん。嘘はやめようよ。俺知ってるよ、りっちゃんがこっそり産婦人科いってたの。
ねぇ、俺がりっちゃんを妊娠させたから? だから捨てたの? ただ飽きただけじゃないよ
ね?」
「飽きただけだっていってんでしょ!! 痛いじゃない変態! 産婦人科に行ったのは新し
い奴隷見つける前に性病の検査に行っただけよ!!」
腿に残った赤い痕に釘付けだった視線を目の前の敵に向けて、梨沙は悲鳴に近い怒声を上げ
て手を拘束する鎖を引っ張った。
「ねぇ、俺の子供、下ろしたの?」
「妊娠なんかしてないって言ってるでしょ!? あんたってどこまでバカなのよ!」
「ふーん……強情。さすが俺のりっちゃんだ」
鞭が振り上げられて、梨沙は焼けるような痛みに怯えて全身を硬直させた。
皮が空気を裂く音がして……それだけで痛みは襲っては来なかった。くすくすと、男の笑う
声がする。
「この……!!」
からかわれたのだと気が付いて、梨沙は激怒に顔を染めて言葉紡げないほどに息を詰めた。
「大丈夫、りっちゃんが痛がるのを見るのは俺も好きじゃないから、もう鞭で打ったりしない
よ。ただもしもちょっと雰囲気に流されてみただけだから」
青年は鞭を放り出すとジャックナイフをベルトにさして、梨沙の足元に跪いた。暴れる足を
捕まえて、ヒールの高いブーツの紐を丁寧に解いていく。
「離しなさいよ! 離して!! 痛いわよバカ力!!」
「可愛い足」
ちゅく、と水音を立てて、青年は梨沙のつま先を口に含んで舐め上げた。
ぞくりと背筋に悪寒とは違う感覚が走る。
「き……気持ち悪い……!」
「嘘つき」
「んぁ……!」
足首をさする指と、指を甘噛みする鋭い歯と、爪の中まで擽る熱い舌がたまらない。
声を上げる屈辱には耐え切れないというように、梨沙は激しく頭を左右に降った。
「ほら、こうやってご奉仕するとすぐに気持ちよさそうな顔する。俺はその顔が見たくて一生
懸命だったんだ。いつもあんなに気持ちよさそうにしてたのにいきなり捨てるなんて……俺、
傷ついたんだよ?」
「ど……奴隷のあんたがどう傷つこうがあたしには関係ないじゃない! もう十分でし
ょ!? こんなに人のプライド傷つけて!」
梨沙の絶叫など心地良い音楽でしかないというような面持ちで、再び足に舌を這わせ始めた
青年に、梨沙は今度こそ激昂した。
言いなりになど、なってたまるか。
しかし悲しいかな力の差は歴然としていた。懇親の力をこめて青年の顔面を狙った足は、や
すやすと青年に捕まえられ、梨沙は驚愕と激怒にもはや言葉も出なかった。
そんな梨沙を暫く見つめ、すぐに靴の上から梨沙の足にキスを落とす。
「こっちも舐めろって? じゃあ命令してくれれば良かったのに」
「ちが……! 違う! 違うわよ!!」
「ちゃんとご奉仕できたら、ご褒美くれるよね?」
「あんたなんかにくれてやる褒美なんか……!」
片手で器用に靴紐を解きながら、片手で短すぎるスカートの中の太腿をさする。足全体にキ
スを落としながら黒いブーツを引き抜いて、青年は足の指の間まで丁寧に舌を這いまわらせた。
「や……だ……!」
青年が呼吸するたびに熱い吐息が官能をくすぐって、滑る舌が体の奥を湿らせる。足の小指
を口に含んで強く吸い上げると全身が軽く跳ねるのを感じ、青年はやっと梨沙の足から口を離
した。
見上げれば、必死に泣くのを堪えた梨沙が力ない瞳でこちらを睨んでいる。
「上手にできたでしょ?」
「……死ね」
「言葉遊び? うん、りっちゃんはそうやって嬲るのも上手だったもんね」
もう、嫌だ。
何を言っても取り合ってもらえない悔しさに加え、堪えていた涙が結局零れてしまった不甲
斐なさ。梨沙は奥歯をかみ締めると、今度は必死になって慟哭を飲み込んだ。
「さて……」
梨沙の涙など目に入っていないように、青年は立ち上がるとおぞましい道具の並んだテーブ
ルに歩み寄った。
鞭を戻して、今度はもう少し大人しい印象を受ける物を選び出す。鮮やかなピンク色をした
それは、もはや定番といってもいいだろう。
「ピンクローター。新品だから綺麗だよ。これでちょっと遊ぼうか」
もう何も見るものか。何も聞くものか。言うものか。
頑なに床を睨みつづけていた梨沙の瞳が、結局上がって青年の手にある物を見た。
「そんなの使わないでよ……! あたしそういうのは苦手だって言ったじゃない!」
「気持ちいいのに勿体無いよ。使った事ないんでしょ?」
「やだやだやだやだ!! こっち来ないで! 来ないでよ!!」
椅子に縛られたまま必死に逃げようとする梨沙の背後に回りこみ、細いコードの先にあるコ
ントローラーのスイッチをオンにする。低く部屋に響き始めたモーター音に絶叫し、梨沙は有
らん限りの罵声を背後の青年に浴びせ掛けた。
「や……ぁああぁ……ッ!」
ローターが首筋をなぞるように皮膚をなで、服の上から硬くなった乳首を何度も掠めてし激
する。
「ほら、気持ちよくなってきた……ね? 全然嫌じゃないでしょ?」
体をよじって機械的な快楽から逃れようとする梨沙の様子を楽しむようにそれを何度も繰
り返し、青年はとうとう梨沙の前空けの服のファスナーをゆっくりと下ろし始めた。
「や……何、何すんのよ! 冗談じゃ無いわ!」
「直に触ったほうが気持ちいいから」
「やだ……や……ひぁあぁああ!」
外気にさらされて寒さを感じる暇もなく、充血してじんじんと痺れるそこにローターを押し
当てられ、梨沙は悲鳴に近い嬌声を上げて仰け反った。
「やあぁ! だ、だめ……だめ……ぇ」
「そんなに気持ちいい? 嬉しいな、やっぱりりっちゃんの奴隷は、俺が一番適任だ」
「やめ、やめて……ねが……!」
「大丈夫、焦らなくてもちゃんと分かってるから」
何がわかっているのか知らないが、勝手にろくでもない事をわかっているのは間違いないよ
うだった。
青年は最早泣きじゃくっている梨沙の首筋に丁寧に唇を落とすと、ローターのスイッチをオ
フにした。これを中に入れる気は無いようだ。
「こんどは下のほう、馴らさないといけないんだよね……それでりっちゃんがいいよっていっ
たら、やっと挿れさせてもらえる」
がんばるから、と笑顔を見せられても、梨沙には既にそれは恐怖でしかなかった。
これ以上嬲られたら、本当に狂ってしまう。
「待って……待っ……千尋……も、やめて……!」
テーブルに視線を落として道具を選んでいた青年は、自分の名を呼ばれて少しだけ驚いたよ
うに振り返った。
呼吸が乱れて言葉が上手くて出こない。なんどか咳き込んで唇を震わせながら、梨沙はやっ
との事で吐き出すように喋り出した。
「飽きたんじゃない……! 好きになりそうだったから捨てたのよ……!」
乱れた呼吸と慟哭のせいで、千尋に言葉が正確に伝わったかどうかは分からないが、彼は明
らかに驚いた表情を見せて梨沙の元へ駆け寄った。
嘘をついているわけではない。自分を女王という立場に置く者は、捨てられる事を怖がる傾
向が強かった。
梨沙も例外ではなく、奴隷に僅かでも愛着が湧いてくると、捨てられる前に容赦なく切り捨
てた。こうすれば決して捨てられる心配は無くなるからだ。
「りっちゃん、それ本当? じゃあ俺の事、愛してる?」
命乞いをする心境で、梨沙何度も深く頷いた。千尋の表情が無邪気さを帯びて華やいで、甘
えるように膝に頬を摺り寄せてくる。
――あぁ、いつもの千尋だ
恐怖心が安堵に摩り替わって、梨沙は全身を縛っていた緊張を解いて深くため息を吐いた。
「千尋、いい子だからこの手錠はずしてよ。さっきから擦れて痛いの」
「それはだめ」
いったんは解いた緊張が、再び梨沙の体を縛り上げた。代わりに、腰を椅子に縛り付けて
いた縄がナイフで切られて床に落ちる。両腕だけが椅子に繋がれている状態にされて、梨沙は
ぞっとした。
「りっちゃんは頭がいいから、嘘言って逃げようとしてるかも知れないだろう? だから確証
を掴むまで解放はできないよ。ごめんね」
「嘘……待って、待ってこの体制はいや! お願いだから手錠外してよ!」
叫ぶ梨沙を無視して短すぎるタイトスカートをたくし上げ、千尋は溢れて椅子に垂れた愛液
を見止めて嬉しそうに微笑んだ。
「おいしそう」
「や、だめ、だめぇ……!」
わざとらしく大げさな水音を立てて、千尋が椅子の上の愛液に舌を這わせ、続いてスカート
の奥で物欲しげに蠢く媚肉に舌を差し入れた。
奥から溢れてくる液体を掻き出すように器用に舌を使い、喉を鳴らしてそれを飲む。いつも
奴隷にやらせている事のはずなのに、考えられないような快楽に襲われて、梨沙は甲高い声を
上げつつも足を閉じようと力をこめた。それはやはり、無意味でしかなかったが……
「すごい……こんなに感じてるりっちゃん始めてだ」
とめどなく溢れる愛液を堪能して満足し、口元を拭いながら梨沙の表情を見て腰を上げる。
「もしかして本当に、苛められて感じたりするの?」
「ち……違うわよ……!」
上から顔を覗き込まれて、梨沙は怒鳴ったきり押し黙った。
「そうだよね、りっちゃんは女王様だもの。ねぇ、命令して? りっちゃんがご褒美くれるっ
て言ってくれないと……」
ご主人様を縛っておきながら、従順な奴隷の声を出して甘える千尋に、梨沙は一瞬視線をや
ってまたすぐに床にそらした。
「……好きにして……いいわよ」
この一言を言うのにやけに気力が必要だった。だが、ここでもし意地を張って何も言わなか
ったら、千尋はまた恐ろしい狂気の片鱗を見せて抵抗できないご主人様を従順な不利をして嬲
るのだろう。
餌を許しを得た犬のように、千尋はスラックスを下ろすと不安定な体制の梨沙の腰を両手で
支えて一気に奥まで貫いた。
「んぁああぁ! は、ひぁ……あぁ!」
「りっちゃん、すごい……こんな、きつく……」
愛液が溢れ、空気を含み淫猥な音を響かせる。千尋が抉るように腰を動かすたびに、椅子か
ら浮いた梨沙の体が激しく跳ねて、それが更に千尋の熱を煽っていた。
「ふ、あ……ぁあぁ! ひ、んぁあ! そ、そこ……ぁ、あぁ……!」
弱い所を擦られて、快楽に逃げようとする腰を引く寄せられて更に深く抉られる。
手錠の鎖がやかましく響いて、椅子がガタガタと揺れるほど激しく突かれ、梨沙は声になら
ない悲鳴を上げて全身を痙攣させた。一歩遅れて、中で解けるような熱が爆ぜる。
暫くお互い乱れた呼吸を整えながら、千尋は梨沙の体を解放して静かに椅子に座らせた。
千尋もその場に座り込み、梨沙の膝に頭を乗せて安堵を求めるように鼻先を擦り付ける。
「りっちゃん、俺、ずっとりっちゃんの奴隷でいたいな……」
こんな事をしておいて、何をふざけた事を……とは、最早梨沙は思わなかった。
ただこれほどまでに求められているのだと、不思議な満足感がある。
「……せいぜい頑張るのね」
呼吸を整えながら女王様らしく吐き捨てて、梨沙は千尋の事を軽く足で小突いた。
「手錠外して、お風呂の準備よ。いつまでこのままにしとくつもり?」
命令されて、千尋は嬉しそうに笑うと慌てて手錠の鍵を取り出した。
この奴隷ならばきっと、好きになっても、大丈夫なのだろう。
風呂に入って紅茶でも飲んで、目の前のバカ男を2,3回軽く鞭で打ったらへとへとの体をベ
ッドで休めようと思いながら、梨沙はやっと自由になった両手でとりあえず千尋の頬をひっぱ
たき、彼の唇を引き寄せた。
即死回避30でしたっけ……?
た……足りてねぇ! すいませんごめんなさい。数字稼ぎにしかなりませんでした。
28 :
名無しさん@ピンキー:05/01/27 00:22:12 ID:zJP/oJYJ
>>18 多謝。
エロ拷問て、ある種の純愛だと思うのは俺だけじゃなかったんだな。
gj
>18-27
いいと思います!GJ!
また何かできたら、ぜひに読ませてください。
たのしみです。
エロ拷問フーンって思ってたけど読んで良いと思った。
歪んだ愛情っていうのも見方によれば面白いもんだな…。
両想いと気付かず、届かぬ片思いと思い余って監禁レイプみたいなのキボン
他の男の元に行けぬ様に犯し抜き、排尿など恥ずかしい姿を写真に収めていく、みたいな。
「好き」と伝えたいのに言葉はギャグボールに遮られ、
想いを込めて縋り付きたいその腕は手錠に阻まれ、
みたいな女性視点も。
33 :
名無しさん@ピンキー:05/01/27 03:39:52 ID:zJP/oJYJ
口を封じた時点で拷問じゃないと思うが。
34 :
名無しさん@ピンキー:05/01/27 08:45:25 ID:oGF39fvh
好みど真ん中。やばい。
>>32>>33 まあ、何かを白状させるのが拷問の目的だからなあ。口をふさいだらそれはただの陵辱だと言うのは同感。
逆を言うと、あらゆる自由を奪われてるけど、自白の自由だけは与えられてて、それを余計なプライドとか意地とか羞恥心が邪魔をして口に出せない。
そこを責めたてて、相手が最後に耐え切れなくなってすべてを白状する、その過程が萌え所のようにも思ったり。
個人的には、いじめられて泣くのよりも、白状したほうが楽になるとわかってるのに、つまんない意地にこだわって耐える姿に萌えるし。
でも、
>>32の
>両想いと気付かず、届かぬ片思いと思い余って監禁レイプみたいなの
これは激しく萌え。ただ自分的には、そこから妙に反発して意地を張り合うけど、最後に女の子の方が屈服してしまって・・・で、そこから純愛系ハッピーエンドってのが理想かな。
その場合だと、気の強い子が意地を張るのも、気弱な子が気丈に耐えるのも、どっちも良さはあるな。
で、遅ればせながら
>>18氏GJ。
とりあえず
>>32>>35で少しづつ書いてみる。日曜日くらいまでには完成すればいいかな・・・
流血無し、純愛、ハッピーエンドのエロ拷問か。
SM板でもフェチ板でもないから、なるべくソフトに優しく、アブノーマルでも愛をもたせて。
>>36 お待ちしています!
>>35 >その場合だと、気の強い子が意地を張るのも、気弱な子が気丈に耐えるのも、どっちも良さはあるな。
勝ち気系幼馴染みを推奨するぞ
>何かを白状させるのが拷問の目的
相手を屈服させる為ってのも大事な目的だと思うので、口をふさぐのも有りだと思う。
>>37 執筆中。・・・だけど本当に日曜日までに上がるのか?
現在の設定は↓。変更した方がいい場所があれば随時変更する。
・二人は同い年の従兄妹。年齢は中学生。
・優等生の男の子とスポーツ万能の女の子。
・男の子は両親がいなくて、女の子の家に寄宿中。
・女の子の両親が数日間の外出。その時に些細な口喧嘩から出て行けという話になって・・・
・お互いが気付いていない両思い。女の子は意地っ張り、男の子は超気弱・・・だった。
・地下室で宙吊り。
・性知識はどっちもあんまりない。
・・・こんなところ。ロリ風味が嫌いなら年齢あげてもっと精神年齢高めてもいい。
なぜに一般家庭に「地下室」があるのか。
ってあたりのフォローだけは忘れないでください。
それ以外は全然無問題。れっつごー。
>>39 ああ、地下室といってもコンクリ張りの地下倉庫みたいなものね。天井に鉄骨があるから、そこに鎖繋いでる。
実家にはあったなぁ地下室
野菜置いてたw
親がワインマニアで、専用のセラーを作ったとか。
後ろの口から飲ませてやって、崩壊する姿を写真撮影とか (←急性アルコール中毒の危険性
44 :
38:05/01/30 18:01:12 ID:BpbrLtyD
ごめん。もうちょっと時間かかる。
・・・喧嘩して、食事に睡眠薬入れて、寝込みを襲って宙吊りにして、剥いて、写真撮るまでは進んだけど、そもそも拷問の目的が決まらねえorz
言葉攻めから自然と問い詰めるようにしていくべきなのかなあ・・・
>>43 さすがに中学生に下の口からワイン飲ませるのはまずいかとw
>>44 拷問っていうか尋問に拘らなくてもいいんじゃないかな。
女>男だった力関係を逆転させる為、支配する為の責めとか。
46 :
名無しさん@ピンキー:05/02/01 00:46:59 ID:VwNBBBm1
age
地下室監禁マダー?
保つ。
48 :
名無しさん@ピンキー:05/02/05 02:33:55 ID:v3pWuO/+
まだかな
ちょっと待って。
っていっても投下は月曜早朝になりそうだ。
が、ウソはつかん。
全裸で正座して待ってるぜ
風邪をひくぞ
ローソク置いとくから暖をとれ50
52 :
38:05/02/06 18:08:50 ID:p6bfLYtd
ごめん。こっちはマジで遅れる。
言い訳すると・・・先週からリアルでの仕事とリアル妹の病気が重なって、ぶっちゃけ忙しくて時間がとれない。
つーか、言い訳の書き込みが今頃になったぐらいヤバい。
>>49 ごめん、頼む。
気の強い娘がしおらしくなる瞬間に…ってスレで書いていた796ってモンですが。
悪の組織に捕まった正義のヒロインで純愛なし、ちょっと痛い系、ヒロインは結局堕ちずに最後に大逆転する。
って言う感じになると思いますが。(って言うか、ぶっちゃけそんなものしか書けません)
ただ、自分かなりいそがしいので出来るのに超時間がかかると思いますが…。
後ヘタレな出来になるのはご容赦下さい、それでもよろしければ書いてみたいと思います。
55 :
嘘つき:05/02/08 07:44:34 ID:LoV99dtN
「地下室のジュピター」
登場人物 セーラージュピター:その名のとおり。
キモオタ君:キモ野郎。
セーラージュピターを色責めにしてみる。
できれば、のんきに三回ぐらいで、終わらせたい。
ひたすらダークな感じで。
********************************
某日、放課後の帰り道。
家路に急ぐセーラージュピターこと木野まことの背後から、突然声がかかった。
「まこちゃん、ボクと結婚してください!!」
「エッ!?」
突然の求婚発言に、ジュピターはあわてて後ろを振り向いた。
振り返りみた先にいたのは、年齢不詳の小太り男。
キモオタ君(仮名・31歳・無職・童貞)であった。
ジュピターは、キモオタ君を一目みるなり、言いようもない不快感を覚えた。
どことなく周囲から浮いた服装。
暑苦しい小太り体型。
一方的で、しかも無遠慮きわまりない話し方。
苦労しらずの童顔に浮かんだ利己的な笑顔。
見た限り、全てがキモク、うっとうしい。
56 :
嘘つき:05/02/08 07:45:18 ID:LoV99dtN
むろん繊細で傷つきやすいジュピターである。
自身も、その外見から誤解されることが多かった。
だから、人を外見で判断することの愚を、知っている。
だがキモオタ君の、キモ童貞独特の不気味な雰囲気は、あまりに強烈だった。
さすがのジュピターにしても、心の底からわきあがる不快感を抑えきれない。
だいたい、初対面で求婚というのも、ひどく無礼な話である。
正直言って、近寄るのもイヤ。
声をかけるのも、できれば避けたいトコロ。
それでも、どこかお人好しのジュピターだ。
完全にシカトするのも、気が引けてしまう。
「悪いけれど、そう言われても…」
と、言いかけたトコロで、ジュピターは、あるコトに気がついた。
キモオタ君のズボンの前が、妙に膨れ上がっているのである。
(あれ、なんだかズボンがヘン…?)
いぶかしげに首を傾げるジュピターに、キモオタ君はニッコリ笑いかけた。
と、同時にズボンのチャックを下ろし、勃起したイチモツを差し出した。
「ハイ、これプレゼント。
まこちゃんのいちばん好きモノだよ♪」
57 :
嘘つき:05/02/08 07:46:08 ID:LoV99dtN
覗き込んだジュピターの目に飛び込んできたのは、キモオタ君のイチモツ。
みるからに粗末なイチモツではあった。
が、免疫のないジュピターを驚愕させるには、これで十分。
セーラー戦士最強の戦闘力を誇るセーラー・ジュピター。
いっけん男の子のようでいて、じつは誰よりも女の子らしいピュアな内面をもっている。
「白馬の王子サマ」を夢見る年頃で、男性経験は皆無。
性的にはひどくウブで潔癖だから、タイヘンだ。
たちまち、ジュピターのカン高い悲鳴が、あたり一面に響き渡った。
「いやぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!!!!」
ジュピターは、顔を真っ赤にしながら、逃げるようにして、その場を走り去った。
けれどもキモオタ君は動じない。
さすがは、キモ人生30年。
打たれ強いコトこの上なしなのだ。
「あれえ…まこちゃんったら、照れちゃったのかな?
でも、まこちゃんのそういうトコロ、大好きだよ。
やっぱり女の子は身持ちが堅くなきゃね。
ボクは、今時のヤリマン・コギャルみたいなのはキライだからね。
けど、まこちゃんには、もっと自分の気持ちに正直であって欲しいな。
ボクへの想いを、もっと素直に表して欲しいよ。
やっぱり、結婚前に花嫁修業が必要かな?
もっともっと、ボクのお嫁さんに相応しい女の子になって欲しいしね。」
話し方も一方的だが、考え方も一方的なキモオタ君。
全てを自分のいいように、解釈してしまうのだから、じつにシアワセな人格といえよう。
しかも、独語とはいえ、思ったことをすぐ口に出せるのだ。
これはなんとも、うらやましい。
58 :
嘘つき:05/02/08 07:48:45 ID:LoV99dtN
服装も含めて、きっと、他人からどう思われようと、まるで気にならないのだろう。
ある意味、思い切りのよい生き方である。
ともあれ、長々とした独白を終えたキモオタ君。
一人勝手に納得すると、さっそく行動にとりかかった。
******************************************
あの思いもかけない「求婚」から一週間後。
ジュピターは、キモオタ君の手中におちいっていた。
それにしても、いったい、どんな計略が用いられたのか?
なんといっても、あの最強セーラー戦士を捕縛したのだ。
それ相応の奸計があったに、相違ない。
が、そんな瑣末なコトは、本稿の関心外。
サッサと話を進めることにしよう。
さてさて、激闘空しく、つかまったジュピター。
お約束として、抵抗の気概は大いに残っていた。
けれどもジュピターの身体は、狂人用拘束具によって拘束されているのだ。
全くもって、身体が動かない。
どんなに暴れても、拘束具の金具がカチャカチャ音とたてるだけ。
抵抗の言葉を吐き出そうにも、口はゴムの枷で封じられていた。
こうなれば、どんなに負けん気の強いジュピターでも、お手上げ状態だ。
キモオタ君のなすがまま。
ジュピターは、なす術もなく「お持ち帰り」されていった。
59 :
嘘つき:05/02/08 07:52:09 ID:LoV99dtN
ともあれ、この地下室。
キモオタ君のダークファンタジーを体現したような部屋だった。
「グフフフ…まこちゃん、どうかな〜、キミはここで花嫁修業をするんだよ〜」
そこで、ジュピターが目の当たりにしたのは、キモオタ君の歪んだ願望そのもの。
床一面に散乱しているのは、一目で成人用と分かる書物やDVD。
棚に整然と並べられているのは、みるからに、いかがわしいオトナのオモチャの数々。
医療用とおぼしきチューブやプラスティック容器の用途など、考えたくもない。
いったいどこをどうすれば、この不気味な地下室が、麗しい「花嫁修業」の場になるのか。
おぞましさのあまり、ジュピターは背筋が凍る思いだった。
が、そんなジュピターの感情とは裏腹に、キモオタ君はハイテンション。
まぁ、誰でも生まれて初めて自室に好きな女の子を入れるのは、胸ときめくもの。
30過ぎても童貞で、女性と付き合ったことのないキモオタ君だ。
きっと天にも昇るココチだったのだろう。
さっそく、準備しておいたおぞましいグッズの淫具の数々を、紹介しはじめた。
「どうかなぁ〜、ボクのコレクションなんだけど。
これぜーんぶ、まこちゃんの為に、そろえたんだよ〜」
そこで、自慢げにキモオタ君がスイッチをいれたのは、特殊回転バイブ。
通販で買った「スーパー・インディアンヘッド」7430円である。
目の前でうねり始める亀頭部分の淫猥な動きに、ジュピターは、小さな悲鳴をあげた。
60 :
嘘つき:05/02/08 07:53:01 ID:LoV99dtN
仕事にいかにゃいかんので、続く。
自縛して待ってます
62 :
海馬SETO:05/02/08 14:52:47 ID:hDz3HjqL
立花レイに特殊拘束具をつけ三角木馬の刑や股裂きの刑をするSS希望
63 :
少尉:05/02/08 23:25:59 ID:kgSx7BgR
>それ相応の奸計があったに、相違ない。
>が、そんな瑣末なコトは、本稿の関心外。
小心者の俺にはこんな事書けない。スゲー
64 :
名無しさん@ピンキー:05/02/11 13:07:17 ID:PJkGKlxO
保守
65 :
名無しさん@ピンキー:05/02/13 21:49:06 ID:yc4XDF5n
寂れてるな。
もし、時代ものとかファンタジーものでもいいなら書けるんだが…
66 :
名無しさん@ピンキー:05/02/14 01:47:00 ID:2YGuhGfV
良い!
67 :
65:05/02/15 21:33:01 ID:yMtTmOSw
即興で一本書いてみる。
貿易商ライアン氏は、近隣に知らぬものもいないほどの大富豪である。大帆船を何艘も持ち、世界各地の珍妙な品を扱って巨万の富を蓄えていた。
そんなライアン氏の広大な屋敷の地下には、ちょっとした私刑用の牢獄があった。
富豪であるだけに、とかく盗賊に狙われやすい屋敷であるが、それだけなら憲兵に引き渡せば済む話である。
だがわざわざ私刑用の牢を用意するというのは、相応の後ろめたい理由があるからでもあった。
禁輸品や、人の道に外れるようなもの・・・つまりは、麻薬や奴隷なども秘密裏に扱っていたため、下手に憲兵に引き渡しては自らの傷となる可能性があったためでもある。
そんなライアン氏の屋敷の地下牢には、いま一人の少女が監禁されていた。
少女が監禁されて、もう三日目になる。
壁から伸びた4本の鎖で四肢を拘束されたまま三日目を迎え、すでに両手の感覚は失われていた。
衣服も最初の日にすべて剥ぎ取られ、今は身を隠すものは何一つない。
ひんやりとした牢屋の空気のせいか、それとも恐怖のせいか、華奢な裸身が少し震えている。
少女は窃盗団の一人だった。
三日前、少女は十数人の盗賊団に連れられてライアン氏の屋敷に侵入したが、厳重な警護にはばまれて何一つ盗めぬまま逃亡を余儀なくされた。その逃亡の途中、一人だけ庭の罠に捕まって囚われたのである。
そしてそれから三日間、少女は昼夜を問わぬ拷問にさらされていたのである。
「・・・んんっ・・・」
力なくうなだれる少女の口から、何かを耐えるような、押し殺した息が漏れる。
よく見ると、小柄で華奢な裸身には不似合いな乳房には汗がにじみ、その先端の乳首はつんと立っている。
乳房だけではなく、全身がうっすらと桃色に火照り、ひんやりした牢獄では不自然なだけの汗をかいている。
拘束された両手が、時折動こうとするが、鎖のせいでどうすることもできない。
動けない少女は、切なげに牢獄の扉を見つめるが、そこにはまだ誰もいない。
機能までは、この部屋に拷問官の少年がずっといたのに。
最初の二日間は、徹底した色責めが行われた。
鎖につながれ、衣服を剥ぎ取られると、そのまま二人の拷問官によって少女は裸身を徹底的に嬲られた。
少女の所属する盗賊団がどこに拠点を置き、首領が誰か、規模は何人か、そんなことを徹底的に問い詰められた。
とはいえ、答えられるわけがなかった。そもそも拠点などといってもすぐに移動するし、それ以前に首領など顔も見たことがなかった。
規模といっても、複数のグループが同時に活動するため、これも知るはずもなかった。
答えられるはずもないことを問われ、そして答えられないからといって嬲り続けた。
指と舌が、少女の性感帯をひとつづつ目覚めさせていった。
左右の乳房や陰部、尻はもとより、脇腹、へそ、太股、うなじ、そして唇。
幾度となく絶頂を迎えさせられ、その余韻に浸るまもなく次の刺激を与えられ続けた。
そして、三日目・・・
三日目、拷問官は来なかった。
いや、正確には朝と昼、食事を与えにはやってきたが、それだけで後は何もせずに去っていった。
朝から、少女は拘束されたままずっと放置されている。
だが、それこそが最大の責め苦だった。
この三日間、与えられた食事にも水にも、ライアン氏が密輸している媚薬が相当量含まれていた。
二日間かけて全身の性感帯を目覚めさせられた上に、限界量の数倍の媚薬を与えられた少女の裸体は、昼を過ぎたころから耐え難い性の疼きに襲われていた。
全身が火照り、肌を刺激するかすかな風や、自らの頭髪が肩を撫でるだけでもぴくんと反応するほど敏感になっている。
今、昨日までのような愛撫を与えられれば、すぐにでも絶頂を迎えてしまうだろう。
だが、それは望まぬ願いだった。
もう何時間かもわからぬほどの時間、少女は疼きに苦しめられ、どうすることもできないとわかりながらも身悶え、扉を見つめ、そしてまた苦悶の吐息を漏らす時間を送っていた。
何度目かもわからない。あきらめつつも少女が扉を見ていたときだった。
ようやく、重々しい扉が開いた。そしてその向こうから、拷問官の少年が姿を現した。
「・・・あ・・・」
弱弱しい声が漏れる。その声を聞いて、少年はくすりと笑った。
「ふふ・・・ずいぶんと苦しかったみたいだな」
「・・・お願い・・・です・・・お願い・・・もう・・・許してください・・・」
昨日まで、この少年ともう一人の拷問官に嬲り者にされていたときには、嫌悪しか抱かなかった。だが今は、何よりもこの少年の指と舌が恋しかった。
「話す気になった? その答え次第では、楽にしてあげないこともないよ」
少年は、微笑を浮かべたまま残酷に突き放す。
「・・・知らない・・・知らないんですっ・・・本当に・・・」
「ふーん」
それだけ言って、そのまま何もせずに少女を見つめる少年。そんな少年に、少女は哀願するように言葉を並べた。
「お願いですっ・・・信じてください・・・私なんか一番下だから・・・何もわかんないんですっ・・・」
「・・・・・・」
「これだって・・・命令されてついて来ただけで・・・何をどうするかなんて全然・・・本当なんです・・・」
両目に涙があふれている。その涙が、少女を今なお苦しめる疼きの激しさを物語っていた。
しばらくその目を見つめていた少年が、ひょいと少女のあごを持ち上げた。
「仕方ないな」
「・・・えっ・・・」
「ま、相棒ならこういうとき、君が壊れるまでほっとけと言うんだが・・・あいつ今日は休みだからな」
そういうと、軽く指で少女の涙をぬぐった。そしてそのまま、唇を重ね、舌を絡ませた。
舌が絡まるのにあわせて、少年の右手が少女の脇腹に触れた。
薬のせいで敏感になった裸身が、ぴくんと一度、大きく跳ねる。
左手はそのままゆっくりと下から上へと脇腹を愛撫しながら動く。そして、それが左の乳房に触れた。
そしてそのまま柔らかく揉みしだき、下から持ち上げるようにこね回し、そして指で乳首を転がす。
硬くなった乳首を、指で転がし、指の腹で愛撫し、そして再び、絞り上げるように強く揉む。
もう何時間も待ち望んでいた快楽に、少女は我も忘れ、唯一自由になる口で、少年の舌に舌を絡みつかせ、強く吸い、さらなる刺激を求める。
それに答えるように、今度は少年の左手が下腹部に伸び、陰毛を掻き分けて恥部に潜り込む。
たった一分足らずの愛撫だけで、そこはもうすっかり濡れきっていた。やすやすと割れ目の中に指を潜り込ませると、中をこね回すように指を暴れさせた。
「ひあっ・・・・」
言葉にならない、悲鳴のような嬌声を上げて、少女がようやく唇を離した。
少年は、ようやく唇を離した少女の表情を見る。それは、昨日までとは一変していた。
昨日までは、望まぬ快楽に屈服した、屈辱と悔しさと、強制的に与えられた快楽の入り混じった、ある意味征服欲を書き立てる表情だった。
今は、悔しさや屈辱感はその表情に微塵も見えない。ただ与えられる快楽に身をゆだね、恍惚の目で快楽をむさぼっている。
(・・・落ちた、かな)
はじめに見たとき、盗賊団の少女にしては清楚に感じた。
盗賊団なんかにいる以上、性さえも相手を落とす武器に使う、良くも悪くも現実的な女性が大半だった中では、奇跡にも近い存在だった。
それの理由は初日に、二人がかりで弄んでいたとき、驚愕とともに知ることになった。
少女は、それまで処女だったのだ。
少女の容姿の魅力を考えると、あまりに不自然としかいいようがなかった。考えられる理由としては、盗賊団のかなり上層部の人間の血縁者ということくらいだった。
それは、少女の身に着けていたペンダントや指輪が、下っ端にしてはずいぶん高級なものであることの理由でもあった。
そうならば、必ず奪回にくるはずだった。そしてその時はは、一網打尽にできる絶好の機会のはずでもあった。
「あっ・・・あ・・・ひああ・・んっ・・・」
少女は、媚薬で与えられた快楽の渦の中で言葉らしい言葉を発することさえできなくなっている。
少年の右手が乳房を揉み、左手が恥部をまさぐるたびに大きく裸体を跳ね、悶え、鎖で自由を奪われた両腕を暴れさせる。
身悶える少女の、残った右の乳房を、少年は口に含み、強く吸った。
「ひゃうっ!」
驚いたような、悲鳴のような声。そしてまた暴れるが、鎖につながれた裸体はどうすることもできない。
舌が螺旋を描くように乳房の先端を舐めあげ、そしてゆっくりと口を離すと、舌先だけで少女の小さな桃色の乳輪をなぞるように舐める。
舐めあげる舌は、つんと立った乳首に否応なく触れる。触れるたび、ぴくんぴくんと体が跳ねる。
舌で右の乳輪を舐めるのに合わせ、右手が少女の左の乳首をつつくように刺激を与える。その間も、左手は絶え間なく動いている。
あとほんの少し刺激を与えれば、少女は快楽の渦の中で絶頂を迎えるというその瞬間、しかし少年はそれらの愛撫を一斉に止めた。
「・・・え・・・・・・」
突然快楽を止められた少女が、きょとんとした目で少年を見つめる。
「どうして・・・?」
快楽に思考が麻痺していたのか、まるで寝起きのような表情で少年を見つめる。
「ここから先は、全部白状してから」
少年は、少しいたずらっぽい微笑を浮かべると、そういって少女の鼻の先をつんとつついた。
「え・・・だって、知らないって・・・」
「そんなので通じると思ってるの?」
その言葉に、少女は恐怖したような目で少年を見る。
「だ、だって・・・」
「だって、じゃない」
「いいかい、君はこの屋敷の囚人なんだよ。そして僕は君の担当の・・ま、拷問官ってやつ。それで、何の見返りもなくただ君を気持ちよくさせて、それで終わりと思った?」
「そんな・・・」
再び、少女の目に涙が浮かぶ。中途半端に快楽を与えられたせいで、体のうずきはさっきまでの数倍にも膨れ上がっている。
「ふふっ・・・今なら、さっきよりは正直になるんじゃないかな。さっきまでよりも、もっと体がうずくだろ?」
そういって、右手の人差し指で軽く乳首をはじく。悲鳴を上げて、少女が大きくのけぞった。
「さて、素直に吐けばよし、吐かなければ・・・次はどこがいい?」
「・・・・・・・・・」
少女の返事はなかった。代わりに、嗚咽が漏れた。
「・・・ひどい・・・」
「ひどいことをするのが仕事だからね」
「知らないって・・・言ってるのに・・・」
「でも知らないはずはないだろ?」
「知らない・・・・ほんとに・・・」
「・・・ふう。強情というかなんというか」
少年は肩をすくめると、再び少女のあごを持ち上げ、その目を覗き込んでいった。
「どうしても白状しないっていうなら、もっとひどい目にあわせるだけだよ」
「・・・・・・」
その言葉に、少女の涙を浮かべた目が、それでも気丈に睨み返す。
「・・・ま、ひどいことといっても、別に鞭打ったり体に傷つけるようなことはしないけど、そうだな・・・」
あごを持ち上げられている少女は、少年の顔以外見ることができない。そのため、視界外の左手が再び恥部に潜り込むのを、その瞬間まで知ることはできなかった。
「んっ!」
突然の快楽に、声が漏れそうになるのを必死でこらえる。涙の浮かんだ目で、さらに少年をにらむ。その目を見つめながら、少年は対照的な微笑を浮かべて言った。
「ま、とりあえずは限界まで耐えてもらうかな」
(続く)
74 :
796:05/02/15 23:31:47 ID:qmuWq1mW
乙です。
続き楽しみにしております。
神が舞い降りた!
好みのシチュに、まさにど真ん中
続きを期待期待
面白いです。楽しみにまってます。少年×少女ってのがイイ!
GJ!続き待ってます。
少女の恥部をまさぐる少年の指は、まるで囚われの少女をからかうかのように、わざと敏感な部分を避けて愛撫し続けた。
媚薬とさっきまでの愛撫で、少女の裸体は火照り、恥部からはすでにとろりとしたものが流れ出している。
恥部への刺激が、火照った体にさらに刺激を与え続けるが、しかしそれでも、あえて最も敏感な部分を避けるような愛撫のせいで、絶頂を迎えることができない。
少女の瞳は、涙を浮かべながらも少年を睨みつけているが、時折ふっと弱弱しくなり、懇願するような目の色を見せる。
そんな少女の表情の変化を楽しむような微笑を浮かべて、少年は愛撫を続ける。
「・・・んっ・・・」
下腹部の疼きに、少女は思わず目を閉じて耐える。少女のせめてもの意地なのか、哀願の言葉だけはかたくなに吐こうとはしない。
恥部をまさぐるのとは別の手が、少女の顎をもち上げているため、高まる快楽と、絶頂を迎えられない絶望と、どうすることもできない悔しさの入り混じった表情を隠すこともできない。
目を閉じるのは、そんな自分の表情を見られることへのかすかな抵抗もあるのかもしれない。
少年は、そんな症状の表情の変化を微笑みの中でも観察していた。
そして少女が、疼きに耐え切れず目を閉じた瞬間、するりと指を恥部の奥に潜り込ませた。
「ぃやっ!」
予想外の侵入に、閉じていた目を大きく開き、悲鳴にも似た拒絶の声を上げる。
絶頂を迎えられないという絶望は、同時に少女の心を挿入に対して全くの無防備にしていた。
少女の心の準備が整わないうちに、少年の指は肉の芽を見つけ出すと、そのまま二本の指でこするように、叩くように、摘むように責め立てた。
「いやっ! やめ、やめてっ・・・いやあぁっ・・・」
少女が悲鳴を上げる。
ついさっきまで、敏感な箇所の愛撫を求めていたはずの心。
だがそれは、少年の指の予想外の侵入で混乱し、すっかり恐怖に変わっていた。。
鎖につながれた手足が暴れるが、壁から伸びる4本の鎖がその動きを易々と封じる。
なすすべもなく、悲鳴のような声を上げて身悶える少女。少年は、今度は途中で止めるつもりはなかった。
「いやぁ・・・っ・・・ひあぁ・・・んくっ・・・」
少女の口から漏れる声が、次第に意味を成さなくなり、声も徐々に弱弱しくなってゆく。
少年の指の動きが、それにあわせて激しさを増す。少女の目はすでに焦点を失い、表情も力のないとろんとしたものになっている。
指の前後運動が小刻みで早くなり、そして指先も開閉と振動を複雑にする。
「あっ・・・!」
やがて少女が、こらえ切れないように声を上げる。
それと同時に、びくんと大きく体をのけぞらせ、そして絶頂を迎えた。
「・・・・・・・・」
少女は、力なく鎖に身を預けてうなだれている。
全身の力が抜けたようになり、ぐったりとしている。
そんな少女の頤に、少年が指をかけてくいと持ち上げる。
少女の顔は表情を失い、目も焦点が合っていない。
「気分はどう?」
少年は顔を近づけ、そう語りかける。
「・・・・・・」
返事はない。
少女はただ、感情のない目で少年をみつめている。
「返事くらいしてよ」
そう言って、もう一方の手で少女の頬をそっと撫でる。
「・・・・・・悪魔・・・・・」
少女の口から、一言だけ言葉が漏れ、そして、その瞳から涙がこぼれた。
「悪魔・・・か。ひどいな」
そう言って、少年は少女の涙をぬぐう。
「ひどいのはどっちよ・・・」
その言葉に、少年は肩をすくめる。
「はは・・・それを言われると困るな」
そういいながら、少年は微苦笑を浮かべる。
「・・・わたしが・・・何もできないとおもって・・・」
言いながら、少女の目からは涙が溢れ、とめどなく流れる。
「・・・知らないのに・・・本当に・・・何も知らないって言ってるのに・・・」
少女は、それだけ言うと、あとは泣きじゃくって言葉にならなかった。
──まいったな。
子供のように泣きじゃくる少女を見ながら、少年は小さくため息をついた。
三日間拷問を続けたが、少女は本当にすぐに泣いた。まるで、小さな子供のようだった。
──いくらなんでも、これじゃ盗賊なんて勤まらないだろうに。
少年は、自分の記憶をたどりながら思った。
かつて少年が浮浪児だった頃、小さな窃盗団にいたことがある。そのころの記憶では、多少気が強いくらいでないと、そもそも盗賊の中では生きていけなかった。
ましてや女性ならなおさらのことだった。
──それが、これだもんな・・・
目の前の少女は、何もかもが自分の知る女盗賊とはかけ離れていた。
泣き虫で、華奢なうえに、つい三日前まで処女だった。身につける装飾品は豪華で、盗賊というよりはどこかのお嬢様のような雰囲気だった。
──やっぱり、この子は・・・
古い記憶をたどりながら、少年は考える。
盗賊というものは常に処刑台と隣り合わせの生を送っている。
まして頭領や幹部クラスになると、捕まったが最後、一族郎党は確実に皆殺しにされる。少年がかつていた盗賊団の頭領も、捕まったときには一族30人あまりが全員処刑された。
だから、盗賊の中には自分の子供などのうち、後継者以外はあえて血縁を知らせずに育てることがある。そうすることで、連座で殺されることを防ぐのである。
少年がそうであったように、盗賊団が一網打尽にされ、幹部とその一族が皆殺しにされても、地位が低い小物なら、軽微な罰だけで解き放たれることはある。
──この子が、幹部クラスの盗賊の娘だったら・・・
およそ盗賊とは思えない振る舞いも、装飾品の立派さも、説明はつく。周囲からは幹部の娘として不自由なく育てられたのだろう。
指を見るとわかる。厳しい盗賊の訓練を受けたわけでも、かといって炊事洗濯をしたわけでもないような華奢な指だった。
何も知らないというのも、きっと本当なのだろう。そもそも、機密第一の盗賊が、何不自由なく育った世間知らずの子に機密を話すわけがない。
そもそも、こんな子が本当に何か秘密を知っていたら、最初の日に洗いざらい白状しているだろう。
──とはいえ、まいったな・・・
この少女が何も知らないとなると、拷問に意味はない。
しかし仕事は仕事・・・なのだが、仮にも女の子を、何も知らないと承知で拷問にかけるというのはどうにも良心が痛む。
散々嬲りものにしておいて、いまさら良心の呵責も何もないといえばそれまでだが、それでも多少は胸が痛む。
まだ泣きじゃくっている少女を見ながら少年が悩んでいると、後ろの扉が開いた。
「ちょっといいか」
扉の向こうで、相棒の少年が呼んでいた。
「何?」
少年は、相棒に呼ばれて牢の外に出る。
「あの子のことだがな」
「交代する?」
「いや、そうじゃない。・・・ライアンさんの指示だ」
「旦那様から? ・・・何だろ」
「ライアンさんの見る限り、あの子、たぶん何も知らないだろうってさ」
「・・・だろうね。で、どうしようって?」
「とりあえず、ライアンさんからの指示としては、あの子の心を虜にしろ、だってさ。手段は選ばなくていいから、とにかくあの子をお前の虜にしろってよ」
「・・・なに、それ?」
怪訝な表情の少年に、相棒が説明した。
ライアン氏の読みは、少年の読みとほぼ同じだった。その上で、少女が囚われていると知ると、まず確実に奪い返しにくるだろうと考えていた。
来るとわかっていれば、周到な罠を張り、一網打尽にすることは決して不可能ではない。
その上で、この少女をこちらの虜にしておけば、条件次第で捕らえた盗賊団を丸ごと自身の私兵に抱え込むことも可能・・・と、そういう計算だった。
「・・・そういうことだ」
「・・・それは・・・つまり、薬漬けにしろってこと?」
「いや、それじゃ反感を招くだけだろう。ぶっちゃけて言えば、相手を惚れさせろということだ」
「・・・今から!?」
たった今、少女に悪魔とまで言われた関係だ。惚れさせるなんて不可能に近い。
「・・・むしろ君が行って、正義の味方になればいいと思うけど」
「俺は別の仕事がある」
「・・・・・・」
「じゃあな、任せたぞ」
無茶としか思えない指示に、少年は相棒の立ち去る後姿を呆然と見つめていた。
扉を開けて、牢の中に戻ると、少女はようやく泣き止んでいた。
感情のない目で、少年を見つめている。罵倒する言葉もなければ、哀願の言葉もない。
「・・・・・・・・・」
自分の立場に絶望し、すべての感情を失ったかのようだった。
──さて・・・どうしたものか・・・
少年は、脳裏でさっきの無茶な指示を思い出しながら、少女の瞳を見つめつつ口を開いた。
「本当に、何も知らないの?」
「・・・・・・・・・」
返事はない。どうせ、言っても信じてくれないだろうという絶望のせいかと思った。
「知らない、って言ってたよね」
「・・・・・・・・・」
「・・・まいったな」
口をきいてくれないでは、惚れさせる以前の問題だった。そして何より、最悪の事態も考えられた。
──万一にも壊れてたりしたら、そもそも感情を取り戻させるところからはじめなきゃならないぞ・・・
それは自業自得かもしれない。しかし、予定していた最悪よりさらに下の段階からのスタートになりそうだった。
(続く)
・・・ごめんなさい。設定書き込んでたら終わって・・・今回思いっきりエロなしですorz
とりあえず、次まで待ってください。次で調教系の拷問に移行して、それでしばらく続けます。一応、純愛系ハッピーエンド狙いの方向で。
いちおう、女の子が本当に壊れたか、壊れかけてるけどまだ感情が残ってるかは決めかねてるんで、どんな感じになるかは自分にもまだ未定です。
今回、エロ期待してた人はマジでごめんなさい。
GJ!!!待ってた甲斐あったっす。次回も期待して待ってます。
凄く好みの設定&お話です。頑張ってください。
これはかなり期待ですよ・・・・・・、ここから純愛ハッピーを目指そうと言うその気概や良しw
感動ものです。
がんがってください!
純愛ハッピー大歓迎!
そういうの好き!
感情が残っていて最悪に嫌われているのと、そもそも感情がまったく残っていないのと、どちらがマシかというと、まだ嫌われているほうがマシな気がする。
すくなくとも感情があれば、少しづつでもその感情を改善させていくことは無理ではない。
だが、この少女の場合、いまでも何らかの感情があるのかどうかはわからなかった。
確かめる方法が、何かあるか・・・少年には少し考えた。
考えた末に、軽くキスをしてみた。
もしも、少女にわずかでも感情が残っているならば、ほんの少しでも嫌悪の色が見えるはずだと思った。
はじめに軽く唇を合わせ、そして少しだけ舌を少女の口にもぐりこませる。
少女に、反応はない。その目も、何の表情もない。
舌を、少女の舌に絡ませ、すこし強く吸った。
少女の舌が、少しだけ反応したようだったが、それだけだった。
唇を離す。離すときも、少女に変化はなかった。
──本当に壊れてるのか? キスだけじゃ、まだよくわかんないな・・・
殴ったりぶったりすれば、もっと何かわかるのかも知れないが、そんなことはしたくなかった。
少年は、さっきまでとは違う、少し戸惑ったようなぎこちない動きで、その手を少女の胸に這わせる。
少女のやわらかな乳房を、できるだけ優しく愛撫する。
「ん・・・」
かすかに、少女の口から声が漏れる。
それを見て、少年は愛撫を少しだけ大きくする。
優しい愛撫から、少し力を加えて、きゅっと揉む。左右から、二つの胸のふくらみを持ち上げ、そしてわしづかみにするようにつかむ。
少し力を加え、そして緩める。そうしながら、ゆっくりと顔を近づけ、片方の乳首に舌を這わせた。
「あ・・・」
また、少女の口からかすかな声が漏れた。
さっきまでのような、拷問が目的の責めとは違う。少年は相手が痛がらないように舌と指での愛撫を続ける。
感情が残っていれば、きっと嫌がる。もし壊れていれば、きっとそれ以外の反応をするはず。そう思いながら愛撫した。
少女の、桃色の小さな乳首を舌で転がすたびに、少女の口からはかすかな声が漏れる。
「あ・・・んっ・・・ひゃはっ・・・きゃ・・・」
その声には、嫌悪の響きはない。くすぐったげな快楽の響きだけがあるように聞こえる。
少年は、その声を聞きながら、こんどは乳首に唇を合わせ、軽く吸った。
「きゃ・・・」
少女の漏らす声は小さい。が、その声には確かに快感の響きが混じっている。
乳首を軽く吸いながら、その先端を舌でつつく。その間も、両手での愛撫は続く。
乳房を下から抱えるようにつかんだ左右の掌は、時に持ち上げるように力を加え、そしてすっと力を緩め、上下に動かしながらやわらかく揉む。
その指は、揉みながらも同時に、円を描くような動きで愛撫している。
「あん・・・あ・・・ひゃあぁ・・・」
少女の口からは、絶えず喘ぎ声が漏れるようになっている。
少年は、そこで一度愛撫をやめ、唇を離した。そして、立ち上がると少女の顔を見た。
少女の顔は、とろんとした快楽の表情を浮かべていた。そして少年の顔を見ると、少し歯を見せてにこりと笑った。
無垢で可愛い笑顔だった。この三日間、一度も見せたことのない笑顔だったが、それはかえって、少年にとってはつらいものだった。
──本当に・・・壊しちゃったのか・・・
泣きたい気分だった。が、泣ける状態じゃなかった。あくまでも、命令は命令だった。
「気持ち・・・いい?」
戸惑ったような表情で、少年は少女に聞く。
少女は、こくんとうなずいた。そしてまた、無垢な笑顔を見せた。
「そう・・・その・・・もっと・・・」
その笑顔を見るたびに、心が痛む。目を少しそらすようにして、途切れ途切れに少年は言った。
「もっと・・・気持ちよくしても・・・いい?」
少女は、またこくんとうなづいた。
「・・・そう・・・うん、じゃあ・・・」
少年は、少し悲しげな声でそういうと、その場に腰を落とした。その顔の前には、少女の恥部がある。
さっきの拷問で、一度は絶頂を迎えたそこは、まだ少し濡れていた。
「・・・・・・・・」
無言で、そこに舌を這わせる。まだ成熟していない恥部の、かすかな陰毛の奥からは、決して濃密とはいえないが、それでも性の芳香がする。
「ひゃんっ・・・」
少女が、ぴくんと体を震わせた。
少年は、舌を恥部の奥までもぐりこませながら、今度は両腕で少女の尻を左右から抱え、そして柔らかな少女の尻を撫でた。
左右の掌で、やはり円を書くような愛撫をしつつ、ときおり五本の指で軽くつかむ。そして、すこし強く揉む。
そのたびに、少し体がゆれ、快楽の声が漏れる。
そして、それとリズムを合わせるように、恥部をまさぐる舌を動かし、ときおり熱い息をふきかけたり、つよく吸ったりする。
愛液が、そのたびに溢れる。
──なにをしてるんだろう、僕は・・・
舌を愛液で濡らしながら、少年はふと、そんなことを思った。
何をしているのか。いや、何のためにしているのか。
少年にはわからなかった。ただ、ひとつだけわかること。
少年が愛撫すれば、少女は今、確かに快楽の声を上げ、そして時折にこりと微笑んでくれる。
少なくとも、泣いたり悲しんだりしない。
もしかすると、そのためなのかもしれない。思えば少年は、ただ相手のためだけに尽くしたことはなかった気がする。
少し前、ここで住み込みの奉公をすることになった時、少年は、徹底的に性の技を叩き込まれた。
どうすれば相手が歓ぶか、どうすれば落ちるか・・・そんなことだけは、おかげでいやというほど身についた。
そう、いやというほどに。
少女の反応が、すこしづつ大きくなってくる。
最初はかすかだった嬌声が、少しだけ大きくなる。
震えるような動きだった裸体が、ぴくんぴくんと大きく動く。
そして、愛液はとめどなく溢れ出す。
やがて、少女が今日二度目の絶頂を迎えた。
「・・・ふう」
近くの樽の水で、ばしゃばしゃと顔を洗い、顔についた潮を洗い流すと、少女の元に再び少年は近づいた。
少女の目は、すこし潤んでいる。だがそれは、どうやらさっきまでのような、悲しさのせいではないらしい。
その証拠に、その顔には悦びの浮かんだ柔らかな笑顔があり、少年を見る表情もも、まるで恋人を見るようなかすかな熱っぽさがある。
──惚れさせる、か・・・
少年は、さっきの言葉をまた思い出した。
それだけなら、これでいいのだろう。だけど、本当にこれでいいとはどうしても思えなかった。
──こんなの・・・何か違う。
自分が壊してしまった相手が、壊れてしまった結果、快楽だけを受け入れ、そして少年に熱っぽい目を向ける。
その無垢で、熱っぽい笑顔が、ほんの少し前の泣きじゃくる表情とかぶる。
──こんなの、駄目だ・・・こんなの・・・
なによりも、自分が納得できない。
──でも・・・どうすれば・・・
悩みが、ふと顔に出たのかもしれない。少女の顔に、かすかな心配の色が浮かんだ。
「あ・・・」
その表情に、少年は少し驚く。そんな少年に、少女が口を開いた。
「・・・どう・・・したの・・・・?」
小さな声。途切れ途切れだが、確かにその声はそういった。
「え・・・?」
「・・・ど・う・し・た・の・・・?」
こんどは、少ししっかりとした声でそう言った。
「あ・・・」
驚いた表情が、少し嬉しいような照れたような表情に変わる。
「その・・・なんていうか・・・あの・・・」
少し顔が赤くなっているかもしれない。少年は、上ずった声で聞いた。
「もしかして・・・その・・・心配、してくれた・・・?」
少女は、こくりとうなづく。
「あ、その・・・大丈夫、その・・・ぜんぜん心配ないから」
そういって、笑顔を見せる。それをみて、少女もまたにこりと笑った。
──可愛い・・・な。
壊れたとか、納得いかないとか言うのとは別に、それだけは素直な感情だった。
もっと、この顔を見たい。それは確かに、少年の素直な気持ちだった。
(続く)
・・・調教系に移行するって話はどうなったんだよ自分orz
エロ書いたつもりだけど、そもそもこれって拷問じゃねえし・・・
一応、まだ女の子は全裸で手かせ足かせつけてます。鎖の描写ないですけど。
即興で書いてるとこれだから駄目っすね俺・・・orz
どっかで、また「嫌がる女の子を無理やりイかせる」展開にしなきゃ駄目なんですけど・・・つうかいつか絶対に戻す。
いつかきっと、元の感情取り戻して嫌がる女の子と、なんとか落とそうとする少年の展開に戻して、その上で純愛ハッピーにする。
そうでなきゃトゥルールートにならない(いや、それは違うけど)。
まあとりあえず・・・今回もごめんなさい。拷問期待してたら二回連発でコレで。
いつかきっと・・・だから見捨てないでくださいorz
>>93 GJ!
十分(´Д`*)ハァハァしてますんでがんがってください。
文才のある人がマジうらやましいな。漏れじゃこうは書けないから。
スンゲーいいッすよ。ガンガッテー。どうなるかまぢ楽しみなり。
すげー。ほろりと来てしまった。
93さん最高
>>93 GJっす。
でもなんか、
>>93氏のSS読んでると、自分の書きかけてるエロまみれ汁まみれな拷問SSがすげえ品のないものに見えてきて激しく鬱・・・orz
エロまみれ汁まみれな拷問SS読みてー(゚∀゚)=3
>>92の続きですが。今日は時間的に無理なんでプロットだけ。
とりあえず、今のところぼんやりと浮かんでるプロットとしては、少し幸せな雰囲気になってきた頃に、女の子が病気になって(まあ、全裸で三日間寒い地下牢にいるし・・・)、一時的に治療のために牢から出されるって部分から。
1.少女を牢から出す代償に、少年はライアン氏の愛人から奉仕を強要される。
↓
逆レイプ的に少年が年上の妖艶な婦人からいわれなき性拷問を受ける。少年は少女のためにひたすら耐える。
2.牢から出されるけど、二人まとめて屋敷の別の部屋(風通しはいいけど鉄格子つき)に監禁される。
↓
ひどい熱を出すが、数日して意識が回復する。だけどそのとき、少女は壊れる前の記憶を取り戻していた。
徹底的に嫌われる少年と、病気のせいで動けなくて、拒絶したいのにできない少女の微妙な関係の物語。
そんな日々の中で、思わず我を失って、病身の少女に襲い掛かるようにして愛情を求めてしまう少年。
今のところは、この二択で考えてます。
1だと、少しだけ早く拷問エロを出せるけど・・・逆レイプって拒否感強いシチュかもしんない。でも、年上女性と少年の、少し視点の違うエロが出せるのは魅力かも。
問題は・・・少女が記憶取り戻す展開が難しいのと・・・なにより俺の文章力で妖艶な貴婦人とのエロが書けるのかどうかorz
2だと、スレタイ通りの拷問エロはさらにその先になっちゃうけど、とりあえず拷問に近いシチュだけは出せる。そしてそこから拷問につなぐのはちょっとだけ容易かもしんない。
こっちの問題点は・・・襲い掛かってそのまま拷問エロだと、そこから純愛ハッピーに舵を切るのが激しく困難になりそうなこと。
今のところ、ちょっとだけ1の方がまだマシかなとか思ってるけど・・・まだ悶々と悩んでますです。
>>97 頑張ってください。つーか是非。自分も読みたいです。
>>99 2をキボン
あくまで少年と少女の関係で書いて欲しいな
私も2きぼん。
もはや93氏のは拷問でなくてイイ気がする(・∀・)
漏れも2をキボーヌ。
オニャノコもだけど、少年がどう変わっていくのかみたい。
103 :
99:05/02/21 23:56:55 ID:GGnLKICp
わかりました。んじゃ2の展開で書いていきます。
・・・でも実際に書くのは明後日くらいになるかも・・・orz
104 :
名無しさん@ピンキー:05/02/22 07:35:17 ID:TZgH3Nk7
ガンガレ
少女の異変は、夜食を運んできたときに見つかった。
「くしゅんっ」
ちいさな咳と、そしてかすかに震える姿。
──まさか?
額に手を当てる。熱かった。
──風邪? しまった・・・
考えてみれば、当然ありえる事態だった。一糸まとわぬ姿で、この薄ら寒い地下牢に三日も監禁しているのだ。
体が火照っているのも、単に性行為のせいではなく、風邪のせいだったとしても何の不思議もない。
──このままじゃ・・・
どうすればいいか、焦燥しながら考える。
とりあえず、鍵を掴むと手枷と足枷をはずした。支えがなくなった少女の裸身が、ぐったりと少年に倒れこんでくる。
──こんなになるまで・・・何をしていたんだ僕はっ!
自責の念が流れ込んでくる。が、後悔するのは後回しだった。
牢獄にはベッドがないため、とりあえず代用として拷問台に寝かせる。隣の仮眠室から毛布を掴んでくると、それを少女にかけた。
水で塗らしたタオルを額に乗せる。
少女は、じっと少年を見ていた。潤んだ目は、やはり苦しそうに見える。が、時折微笑みを見せる。
──僕のせいだ・・・だったら、僕が治してあげなきゃ・・・
一日が過ぎた。
少女の病状は一向によくならなかった。それどころか、少年までなにやら気分が悪くなってきた。
──こんな所じゃ、治るものも治らない・・・
一応は掃除もしているため、むちゃくちゃに不潔というわけでもないが、空気が悪いうえにじめっとしていることは間違いない。
少年は、とりあえず相棒の、少し年上の少年に訴えた。
「あの子が病気になったんだ。あそこじゃ治るものも治らない。病気が治るまでの間だけでも外に出したいんだ」
必死に言った。少なくとも彼の方が、その辺の権限を持つ人への顔はあった。
「・・・一応、言ってみる。うまくすれば・・・あの部屋があるから何とかなるかもしれないけど」
「あの部屋?」
「まあ、決まったら言うよ」
さらに一日が過ぎた。
──駄目だったのかな・・・
苦しそうな少女を看病しながら、少年がそんなことを思っていると、彼は来た。
「大丈夫だ。部屋は空いてる。が・・・」
「が?」
「その、なんだ・・・逃亡の恐れがあるから、ひとつだけ条件がある」
「何?」
「・・・そう、鸚鵡返しに聞くなよ。焦ってるのはわかるが」
「……ごめん」
「まあ、こういうことだ……」
相棒の彼……ジョセフが言うには、その部屋は屋敷の三階にある。日本風に言うと座敷牢というもので、窓には鉄格子が嵌められており、扉には鍵が外からかかるようになっている。
地下牢に押し込めてはあとあと問題となりそうな、そんな程度の地位を持つ人を軟禁するために使っていたというが、ここ数年来使われたことはない。
この部屋には、この地下牢のような拘束具がないため、常に脱獄の危険がある。
そのため、この部屋に少女を入れる以上、扉は施錠して開けるわけには行かない。つまり、少年が少女を看病するためには、少女と一緒にその部屋に閉じ込められるしかないということなのだ。
「かまわない。そんなこと問題じゃない」
少年は即答した。
「……まあ、そう言うとは思ってた。じゃあ、今から連れてくぞ」
ジョセフの後ろをついてゆく少年。最初は少女を背負ったが、背負うと胸が圧迫されて苦しそうだったので、抱きかかえるように少女を持つ。
少女の服は全部切り裂いてしまったので、今は少年の寝巻きを着せている。ぶかぶか……かとおもったが、どうやらそれほどでもない。
もっとも、この年頃では少年と少女の体格にそれほどの体格差はない。
その部屋は、ずいぶんと快適だった。少なくとも、地下室とはぜんぜん違う。
なによりも、降り注ぐ陽光が快適だった。窓を開けると、鉄格子こそあるものの、心地良い風が流れてくる。
少女をベッドに……少年も寝たことがないようなふわふわとしたベッドに……横にすると、ジョセフが言った。
「じゃあ、扉を閉めるぞ。食事とかはその下の小窓から入れる。薬とかも、あんまりたいした物はないが、一応、召使用の常備薬くらいは準備できるから入れておく」
「わかった……ありがとう」
「じゃあな」
そして数日が過ぎた。
少女は、快適な部屋に移って少しづつ病状が回復していった。それに合わせて、笑顔が見えたりすることも増えた。
少年も、それに合わせて元気になっていった。
壊れたままの少女は、あまり話はできない。それでも、話しかけるとにこっと笑ったりしてくれる。
その笑顔を見たいがために、少年は看病を続け、そして話しかけていた。
そんな時・・・突然、病状が悪化した。
高熱を発し、苦しむ少女を少年は必死になって看病した。それでも病状はなかなか治まらず、高熱は三日間も続いた。
そして、ようやく熱が収まった三日後・・・
いつものように看病しようとした少年に、少女の口から浴びせられた言葉は……
「来ないで」
その言葉だった。
「え?」
驚く少年に、少女は厳しい言葉を投げつける。
「どうしてあなたがこんなこと……今更なによ!」
──まさか……
「何したかわかってるの……!? 私がどんな気持ちで……」
「……記憶が……」
「ええ……あなたに何されたかも全部……」
「……よかった……」
つい、言葉が漏れた。その言葉に、少女は強い言葉で罵る。
「何がよかったよ! 心にもないこといわないで!」
「……」
「……ううん、よかったわよね確かに……これでまた、心置きなく拷問できるんだから……」
病気のせいで、それほど大きな声は出せない。しかしその声には、はっきりとした憎悪と拒絶の意思があった。
──仕方ない……僕がやったことなんだから。
少年は、黙ってその罵倒に耐えた。
少女は、記憶こそ戻ったものの、病気のせいで動けない。だから、相変わらず少女には食事から排泄まで少年の世話が必要だった。
少年は、何も言わずそれらをこなす。少女は拒もうとするが、体が満足に動かないため、どうすることもできない。
泣きながら罵る少女と、それに耐えながら看病する少年の関係が続いた。
さらに数日が過ぎた。少女の嫌悪は相変わらずだった。
──当然、だよな……自分がやったことなんだし……
切ない気持ちになるたび、少年はそう自分に言い聞かせていた。だが、その日に限り、奇妙な声が聞こえてきた。
──このままでいいのか?
「……このまま……?」
──このままじゃ何も変わらないぞ。動けよ……
(動く……?)
──体に教え込んでやれよ……力づくで従順にしてやれよ……
(そんな……それじゃまた……)
──また? あの子の気持ちは前と同じだぜ? 今更何をしようと、今より悪くはならねえよ。
(だからって……)
──ほんの何日か前、お前は幸せだったろう? あの時に戻りたくないのか?
(……戻りたいよ……でも……)
自問自答が続く。思い余って、少年は立ち上がり、ふらふらと少女のベッドに向かう。
少女は、ぼんやりと天井を見ている。その目が、少年を捉えた。
「消えてよ……あなたなんか、見たくもない!」
(……!)
その言葉で、頭が真っ白になった。
「な……なんて……」
言葉が出なかった。その代わりに、体が動いていた。
少女の体を覆うシーツと毛布を掴みとって放り投げる。その下にある、ローブに包まれた華奢な体。
それを認めると、ものも言わずローブの襟を思いっきり左右に押し広げた。形のいい乳房が露になる。
「な……なにするのよ……」
驚きの声。しかし少年の耳には届いていなかった。
左手がローブの帯を解く。それを待たず、少年は少女の乳房を口に含んでいた。
「や……いやっ……やめてよ……!」
まだ病み上がりの、少女の拒絶の声は弱弱しい。病気で弱った体には、少年をはねのける力もない。
少年は乳房から口を離すと、荒々しくローブを剥ぎ取る。白い裸体が、窓の外からの月光に照らされる。
そのままうつ伏せにすると、無理やり左右の手を後ろに回し、帯で縛る。抵抗する力もない少女は、ただなされるがままになっていた。
縛り終わると、また仰向けにする。獣欲に支配された少年は、抗えない少女を荒々しく嬲る。
地下室の拷問のような、相手の弱点を責め立てるものではなかった。ただ己の獣欲の衝動に任せた行為。
乳房をわしづかみにつかみ、舌を這わせながら強く吸う。背骨が折れるんじゃないかというほどに抱きしめ、唇を奪う。
「いやっ! や……やめてッ……んあっ……うくっ……」
少女の声も、途切れ途切れになり、かすれがちになる。
少年は、少女の恥部を舌で責め立てる。少年を頑なに拒絶していた体は、少しづつ濡れてきていた。
無言のまま、少年は舌を離す。そして、今度は己の獣欲の任せるままに、硬くそそり立つ男根を挿し込んだ……
少女にとっては、突然のことだった。まったく予期していないことに、混乱しているまま裸にされ、縛られた。
そして、何がなんだかわからないままに襲われた。
──いやっ! 怖い!
混乱した頭は、すっかり恐怖に支配されていた。 恐怖が、さらに少女の抵抗力を奪っていた。
──どうして……どうして?
わからなかった。わからないまま、荒々しく弄ばれた。
かろうじて拒絶の声をあげるが、聞こえてないかのようだった。
──助けて……だれか助けて!
心の中で、必死に助けを求めるが、応えるものはない。
──! いやっ! そんな……!
荒々しく嬲られるうち、体の中から甘い感覚が沸いて出る。
──違う! こんなの、違う!
必死にその感情をしずめようとするが、そんな意思に反して、それはあとからあとからとめどなく溢れでる。
──ちがう……こんなの……
なにやら、頭の中がぼうっとしてくる。朦朧とした頭で、なんとかその感覚を否定しようとする。
──あっ……
そんな時、体の下から何か、硬いものが体の中に入ってくるのがわかった。そしてそれが、少女の必死に抗う心をあざ笑うかのように容赦なく甘美な刺激を流し込んでくる。
──あ……
やがて、少女の意識はその甘美な刺激に押し流されるようにして消えた。
しばらくして、少女の意識が戻った。
──私……また……
哀しい気持ちで、ゆっくりと目を開ける。その目が、少年の目と合った。
睨み付けようとして、少年の表情に気づいた。
まるで、今にも泣き出しそうな哀しそうな表情。いや、もしかするともう泣いているのかも。目のふちに、なにか光るものがあった。
──どうして……あなたが泣くのよ……泣きたいのは私なのに……
地下牢でうけた辱めが脳裏をよぎる。
手足を鎖に繋がれて、抵抗できないのをいいことにさんざん嬲られた。泣いても喚いても哀願しても許されなかった。
何度も気を失うほど責められ、気を失っても水をかけられて起こされ、また責められた。
そのときの冷酷な、意地悪そうな表情。
──なのに何よ……
目の前の少年の顔には、その面影は微塵もない。今にも泣き出しそうな顔。何かを求めるような、そんな表情。
──なによ……そんな顔したって……
自分にしたことを思い出す。あの地下室での凌辱の日々。そして……
──なに……これ……
つらい記憶のあとに続く、まったく異なる少年の姿。
心配げに覗き込む表情。哀しげな心配げな表情。頬をわずかに赤らめて、喜びを隠そうともしない笑顔。
必死になって駆け回る姿。一生懸命、看病する姿。哀しげな顔で、じっと耐える姿。
──これって……
いまの、少年の姿とかぶる。
──違う! こんなの、思い出したくない! こいつは…・・・悪魔……意地悪で、残酷で、そんな奴なの……
必死に、その記憶を消そうとする。だが、そんな記憶ばかりが次から次へとあふれ出し、逆に過去のつらい記憶をぼんやりとかすませてゆく。。
──ちがう……なんで……
わからなかった。わからないまま、少年のそんな表情ばかりが脳裏に浮かんでは消えた。
少女の頬に、冷たいものが落ちた。
涙、だった。
──泣いてる……どうして?
わからなかった。そんな少女に、少年の声がかすかに聞こえた。
「どうして……」
──何? 何なの?
言葉は、それで途切れた。かわりに、少年はまるで抱くというより、すがりつくように少女にかぶさった。
そして、嗚咽を漏らしながら少女の胸に顔をうずめた。
──泣いてる……まるで子供みたいに……
地下牢の少年と、今、泣きじゃくる少年の姿が、どうしても重ならない。
──どっちが……本当の姿?
そんなことを考えると、また少年の姿が脳裏をよぎる。地下牢での残酷な表情ではなく、時に優しい笑顔が、時に哀しげな表情が。
──これが……本当の彼……子供みたいに泣いたり……笑ったり……これが……
月明かりが、少年を照らす。嗚咽しながら少女を抱きしめる少年の姿は、まるで、母親にしがみつく子供のように見えた。
これが本当の姿だと思った。
悪魔のようだって思ってたけど、それは仮面だと思った。
目が違う。地下室での、いつも自分以外の何かを見ているような目。そして、それとは対照的な、この部屋での感情を隠しもしない無垢な瞳。
なのに自分は、嫌悪をむき出しに罵り、拒絶した。傷つけたと思った。
──仕方……ないよね。ひどいこと、したんだから……
涙が、つうとこぼれた。拭こうと思ったが、縛られた腕はうごかなかった。
──いいか……このまま……気が済むまで一緒にいよう……
少女は、ふと窓の外の月に目をやると、そう思った。
陽が昇り、少年は目を覚ました。
そして、我に返った。その目に、自分がしたことが移っている。
──そんな……ぼくは、なんてこと……
記憶が蘇る。感情に任せ、何をしたか。
あわてて少女の腕を縛る帯を解き、ローブを掴む。それを着せようとすると、少女が目を開け、そして少年を見た。
「……その……」
謝る言葉さえ出てこなかった。自分が行ったことの罪に、唇がわななくだけだった。
そんな少年に、少女が言う。
「……気にしないで」
そういって、微笑んだように見えたが、その目は哀しそうだった。
──おびえてるんだ……あんなことしたから……
自分の暴行を怖れ、そういって従順にしているんだと思った。
哀しげな笑顔が、ぐさりと胸に突き刺さる。
「……そんな……」
「……そんな顔、しないで。本当に……大丈夫だから」
そう言って、ローブを着る。何もなかったかのように振舞う姿が、かえって気丈に耐えているように見えた。
──あんなことしたせいで……
少年は自分のせいだと責めるが、どうすることもできない。
せめて、看病だけはちゃんとしようと思った。今更、振り向いてもらおうとか、笑ってもらおうとは思わなかった。
でも、せめて元気になってもらって、誰かと幸せになってもらいたかった。
さらに数日が過ぎた。
少年は、少女に尽くし続けた。食事も着替えも掃除も排泄も、すべて彼女の世話を行った。
時折、少女は微笑を見せる。だがその目は、あの頃の無垢な瞳ではない。
哀しげな瞳の微笑は、少年の心を深く抉るだけだった。
そんなある日。
ローブを着替えさせてるときに、ふと少女が言った。
「まるで……お人形さんみたい」
──お人形さん……
自分がしていることが、はっと思い出された。自分のしていることは、ただの身勝手なのじゃないかと思った。
自分の意思を捨て、ただ少年のなすがままにしている少女。
「このまま……お人形さんでもいいな。このまま……優しくしてくれるなら……」
その言葉。自分の思いと重なった。
暴力を振るわれたくないから、自分の意思を捨て、人形のようにしているということ。
──僕は……なんてバカだっ……
気づかなかった自分が腹立たしかった。その思いが涙になって溢れ、とめどなくこぼれる。
「えっ?」
少女が驚く。
「どうしたの? どうして泣くの……?」
「ごめん……僕は……」
自責の念が、渦のようになって頭の中を駆け抜ける。
「……どうして謝るの? ねえ……」
問いながら、少女は気づいた。少年が、自分のしたことに悩み、苦しんでいると。そしてその念が、自分で制御できないほど大きくなっているのだと。
──だって……彼だって、まだ子供だから……
少女は、そっと少年の頭を抱いた。
(続く)
スレ違いな展開だけに、すれ違いな感情で…
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいorz
いや、もう言い訳できないですよね…ほんと、泥沼のように続くスレ違い。もう土下座通り越して切腹ものなんじゃないかと。
とりあえず、2の展開で、レイプ要素盛り込んだけど……はい、わかってます。拷問じゃないです。
しかも書きながら、次こそ拷問入れるぞと思ってたらなにやら物語が明後日の方向に……どうすんだよこれorz
次回で終わらせる予定ですが・・・もう、先に謝っときます。
次回も拷問ないかもしれません。ごめんなさい。
せめて回想シーンとかつかえないかな……とか思ってはいますが。
もう、スレタイとおりのSSはちゃんとした職人にお任せして、これはこのまま暴走させてもいいかな……とか悪魔の声が聞こえたり聞こえなかったり。
つーか。
大体SS初挑戦(←おい)で拷問SSに挑んだのが間違いだったのか自分?
>>115 ID シーマタン(CMaだからw)
そんなことないぞー?私はこの展開好きだー。
なんてーか、心理描写が繊細で(・∀・)イイ!
でろでろなのが好きな人もいるだろうけど、これはこれでGJだよー。
だから元気だせー。ガンガッテラストまで見せてなぁ?
……しかし……初SSでこんだけ書けるとは……恐るべし……。
続きまってるよー。
感動したよマジで(゚∀゚)
すごい良いね。
二人に幸せになってほしい。
>>115 確かにスレタイとは違った趣向になってるかもしれないけどさ
なんつーかさ、スゲーGJじゃん。
ラストまで続けない方が迷惑ってもんよ
これだけ良い話なら誰も文句言わないって、頑張って。
そっと少年を抱きしめると、かすかなふるえが手に伝わってきた。
少女が自分から少年を抱いたのは初めてだった。おもったより、ずっと小さく、華奢な存在にみえた。
「大丈夫……もう、大丈夫だからね」
そう、少年の耳元に口を寄せて少女は言う。
「いつまででも、こうしててあげる……だから、好きなだけ泣いていいよ。もう、苦しまなくていいから」
抱かれた腕の中で嗚咽する少年。何かを言おうとしたようだが、涙でうまく言葉が出ない。
「うん……もういいんだよ。気が済むまで泣いて……そしてね、泣きやんだら……仲直りしよう」
「……なか……なおり……?」
少年が、少女の胸に顔をうずめたまま、涙のまじった声でそれだけを言った。
「うん。もう、これからはお互いに仲良くしよ。ふたりで……二人で、幸せになろ」
「……でも……ぼくは……」
何か言おうとした少年の言葉をさえぎる様に、少女は少年をきゅっと抱いた。そして、やさしく耳元で言った。
「それ以上、自分を責めちゃ……だめ」
「……」
「あなたが自分を責めると、私まで悲しくなる。あなたが泣いたら、私も泣きたくなる。あなたは……」
「……ぼくは……」
「あなたは、私の大切な人」
少年の耳に聞こえてきた言葉。それは、少年にはとっさにわからなかった。
「たいせつな……ひと……」
うつろな声で、その言葉を口にする。
「うん。あなたは、私の大事な、大切な人。ずっと、そばにいてほしい人」
「……でも……」
自分のしたことが、どうしても記憶から去らない。目を閉じるたびに、自分が少女に行った蛮行が脳裏をよぎる。
少年は顔を上げると、少女に訴えるように叫んだ。
「僕は、君にあんなことをしたのに!」
自分のしたことが、とても許されることじゃないとわかっていた。なのに優しくされることは、かえって少年の罪の意識を強くしていた。
顔を上げた少年と、少女の目が合う。涙を両目にあふれさせた少年と、それを優しく見つめる少女。
そっと、少女は少年に唇を合わせ、そして離した。
「だから、何?」
「……だから……って……」
「あんなの、あなたじゃないもん。だから、あんなの知らない」
「……」
「あなたは、あなただけ。ここにいる、あなただけ」
「……でも……」
何かを言おうとするが、言葉が出ない。
「あなたは、ずっと私を……ささえてくれた。どんなに私がわがまま言っても、ずっと」
「でも、それは……」
「だから、私もあなたをささえたい。あなたの力になりたい」
「でもっ……僕は、ここで……」
「いいの。だって……」
「……」
「わたし、あなたが好きだから」
──え?
少年は、一瞬頭の中が真っ白になった。そのなかを少女の言葉だけが駆け回る。
──好き……僕のことを……好き……
なんだか、目の前で聞こえた言葉が現実のことのように思えなかった。
しばらく、呆然としていたのかもしれない。抱きしめられた感触で、少年はようやく我に返った。
「なんだか……よくわかんないんだけど、好きになっちゃった」
「……」
「あなたは……どう?」
「……」
「私……あなたに、好きになってほしい」
「ぼくは……」
──言っていいのか? 僕なんかが、その言葉を……
頭の中をよぎるいくつもの記憶。
動けない少女を責め嬲る記憶。自分の感情に任せて少女を押し倒し、弄んだ記憶。
──僕は……こんな奴なのに。
少女が微笑んでくれた記憶。熱が引き、少しづつ元気になる姿を見て喜んだ記憶。
(……でも……好きだよ)
記憶が戻り、嫌悪の情を隠さずののしる少女。優しく抱きしめ、好きだといってくれる少女。
──ぼくは……
「すき……だ」
聞こえるか聞こえないかわからないような小さな声が、少年の口から漏れた。
「よかった……」
小さな声だが、少女には届いていた。少女が、そう言って笑顔を見せる。
少年は、少女が記憶を取り戻してから、はじめて笑顔を見たような気がした。
その笑顔を見て、ようやく少年もうれしそうな笑顔を見せた。その笑顔に、少女が頬を染める。
「私たち……似てるよね」
「似てる?」
ローブを着なおした少女と、やっと泣き止んだ少年はベッドのふちに並んで腰掛けている。
「うん。だって……泣き虫だし、強がりだし、そのくせ弱虫だし」
「……ひどいな」
「でも、そうじゃない?」
「……そうかも」
「ね。それに……」
「それに?」
問い返す少年に、少女がまたキスをする。
「それに、おたがい、相手のことが大好き」
「……うん」
「ね、似てるでしょ」
「……そうだね」
「ねっ」
そんな時、ジョセフがやってきた。
「お取り込み中で悪いが」
「……本当に悪い」
「だから悪いと言ってる。が、もっと悪い知らせだ」
「……悪い知らせ……」
ジョセフが言うには、かつて少女のいた盗賊団が、何者かの密告でアジトに憲兵の襲撃を受け、一網打尽にされたという。
「……て、ことは……」
「ああ、その子のことだ。すでにライアンさんには何の価値もないと言っていい。それで……」
「それで、何だよ!」
「……奴隷として売ることになりそうだ」
「何だって!」
考えられることだった。あの地下牢もこの座敷牢も長期監禁の例はない。そして、無駄な食費を使うくらいなら売り飛ばして何の不思議もない。
「冗談じゃないぞ! そんなこと……」
「……」
少女は、言葉を失っている。
胸倉をつかみあげられたジョセフが、その手を持って言った。
「落ち着け。ここからが本題だ」
「本題……?」
「ああ。奴隷はあくまで商品だ。だから、値段さえつければ誰が買ってもいい」
「つまり……」
「ああ。お前が金を出せばあの子は晴れて自由の身になる」
「……そうか。いくらだ」
「ライアンさんが言うには、相場としては……この子の場合、顔も性格もいいし……性奴隷としてなら、お前の給料の五年分位の値はつく」
「……五年……か。それでいいんだな。五年間働けば」
「だから待てって。五年間飯抜きのつもりか?」
「……」
「じゃあ……その間、私が働けば……」
少女の提案に、ジョセフはかぶりを振る。
「ところが、それはできない。この場合、対価分の労働が終わるまでの五年間は君を外に出すことはできないんだ。逃げられても困るから」
「……」
少女が黙り込む。
「……どうすればいいんだ。そのことを教えにきたんだろう?」
少年の声に、焦燥が混じる。
「……海の向こうに行ってもらう」
「海の向こう?」
「そこに、ライアンさんの経営する大きなケシ農場がある。そこで、彼女と一緒に生活し、働いてもらうことになる」
「……それは、旦那様の意見なんだな」
「ああ。……こういっちゃ何だが、あの農場はお前みたいに、いろんな理由ででかい借金でただ働きする奴らばかりが集まってる」
「……」
「力仕事なんで厳しいが、しかしライアンさんはその手の約束は守らなかった試しがない」
「いいさ。そこで五年働けば彼女が自由になるなら」
「待って。……私だけじゃなくて、彼も自由になれるんでしょ?」
「ああ」
「だったら……何の問題もない」
「わかった。ならライアンさんに伝えてくる」
そして、少年と少女の新たな生活が海の向こうで始まることになる。
農場の暮らしは農奴同然の厳しいものだったが、その中で少年と少女はたくましく生き抜き、成長してゆくことになる。
そして、五年後・・・
大人の男となった少年と、美しく優しい娘に成長した少女は晴れて自由の身となった。
自由になった二人が、農場から出てきたところを待っていたのは、ライアン商会の人間だった。
聞くと、自由の身になった農奴に仕事を斡旋しているという。
そもそも、この農場ではただ働きだったため、自由になってもたちまち明日の糧に困る。どうしても働かなくてはならなかった。
そして、それを見越して彼らがいるという。
そもそも芥子栽培は違法である。違法農園の存在を広められては困るというのも理由だった。
晴れて自由の身になったはずの二人には、選択肢はないも同然だった。
ライアン氏の下から離れた数時間後には、またライアン商会で働くことになっていた。
もっとも、こんどは給料はきちんと出るし、身分も保証されている。なにより、あの厳しい農場を生きぬいたというのは、それだけで立派な男の証とされた。
少年……だった青年は、ここからは船乗りとして美しい妻とともに新たな人生を刻んでゆくことになる。
船乗りとして幾多の武勇伝や逸話を重ね、やがてはライアン商会にその人ありといわれることになるが、それは完全な後日談となる。
(完)
……長らく読んでいただいてありがとうございました。
まあ、実際前回の話まででこの二人の物語は終わってまして、あとはエピローグを書くだけだったので、拷問どころかエロさえありませんが、ご容赦ください。
前回まで、レスをつけていただいた皆様のおかげで、初めてのSSなのにここまで続けられました。本当にありがとうございます。
打ち切りじゃないのかと心配してくれた皆様には、ご心配をおかけしたようですが、もともとあの二人がお互いの気持ちを確認する時点で終わる予定だったんで、打ち切りじゃないことをお伝えしておきます。
・・・さて、これからはまたしばらく文章とプロットの勉強をして、またどこかで書ければいいなと思ってます。
もしかすると、ここでまた書くかも知れません。そのときはちゃんとした拷問ものにします。
それでは、かえすがえすもありがとうございました。またどこかでお会いできればと思います。
良かったよ!
感動したよ!
エエもん、読ませてもらったよ。
う〜む。大作になったなあw
乙華麗、GJ
130 :
796:05/02/26 23:02:28 ID:eDdR4y94
おつかれさまでした。
131 :
名無しさん@ピンキー:05/02/27 12:28:12 ID:u20slm22
さて、では一度ageて次なる職人の降臨でも待ちますか。
超良スレ
133 :
名無しさん@ピンキー:05/02/28 19:50:40 ID:oQa0BG8G
134 :
796:05/02/28 21:47:06 ID:JTgf1T8i
>>133 あわわ、すいません。
>>53は華麗にスルーされていたので、お呼びじゃないのかなぁと思って全然書いてないんです。
ただ、構想は固まっているのでこれから書いていきます。
少し時間はかかると思いますがよろしくお願いいたします。
135 :
796:05/03/01 01:35:07 ID:+KvSHDtm
すいません、とりあえず即興で書いた導入部のみ晒します。
例によって長いです。
ハァッ…、ハァッ…。
夜の大都市を駆け抜ける一人の女性。
いかな大都市と言えど、1歩外れればそこは光の届かぬ世界。
闇に包まれた通路を女性は必死に駆け抜けていた。
後ろから黒いスーツ姿の数人の男達が追いかけてくる。
彼女は男達から逃れようと駆けていたのだ、しかし―。
136 :
796:05/03/01 01:36:00 ID:+KvSHDtm
「おらっ、捕まえたぞ!」
「…!?きゃあっ!」
遂に彼女は男の一人に髪を乱暴に掴まれてしまった、そのまま男の胸元に引き寄せられる。
「イヤッ!放して!」
「ダメだな、我らを裏切ったからにはそれなりの罰を与えねばならん。来いっ!」
(イヤッ…、イヤッ!誰か…、誰か助けて…!)
必死であがくも所詮は女性、大勢の男の力には抗えずそのまま連れ去られようとしていた…。
137 :
796:05/03/01 01:37:25 ID:+KvSHDtm
ゴッ
鈍い音がしたかと思うと、男の一人がゆっくりと崩れ落ちて行った。
「やれやれ、女性一人を抑えるのに大の男が数人がかりかい?あまり感心しないね」
通路の奥に一人の女性がいた。
大型バイクに跨ったその女性は年齢20歳前後に見える、ベリーショートの髪型に凛とした表情は人によっては男と間違うかもしれない。
しかし、彼女の着ているボディラインをはっきり浮かび上がらせている特殊スーツは間違いなく彼女が女性であることを示していた。
彼女こそ私的に犯罪者を捜査、摘発する権限をもった私設捜査官、久瑠須麻 奈美(くるすま なみ)であった。
138 :
796:05/03/01 01:38:29 ID:+KvSHDtm
「たっ、助けて!助けてください!」
男達に捕えられた女性が必死に声を上げる。
彼女に向けて一瞬優しい顔を向け、奈美はゆっくりと男達に近づいていく。
「その人を離しな、次はタンコブ程度じゃすまないよ」
しかし、男たちは奈美の警告に返答することなく無言で彼女に襲い掛かっていった。
139 :
796:05/03/01 01:39:39 ID:+KvSHDtm
ヒュンヒュン
空気を切り裂く音がしたかと思うと、二人の男が地面に倒れた。
「なっ!」
驚愕する男達の前で、奈美の両の掌に鉄球が納まる。
鉄球には一周する深いくぼみがあり、そこに糸が巻き付いている。
いわゆるヨーヨーであり、先程の男もこれで気を失ったのであった。
「その鉄球…。そうか、貴様「鉄槌の奈美」だな?」
「へえ?あんた達あたしの事を知っているんだ。…とすると裏の世界の方々って事か、どうやらもう一仕事出来たみたいだね、覚悟しな!」
「ちっ!」
男達は捕まえていた女性を放すと、退却しつつ奈美に向かって発砲した。
(くそっ、追うか?いや、今は彼女の安全を確保する方が先か…)
奈美は男達を追うのを諦め、その場にへたり込んでいる女性を保護する事にした。
140 :
796:05/03/01 01:41:20 ID:+KvSHDtm
「大丈夫かい?」
座り込んだ女性に、奈美は手を差し伸べる。
「あっ…、はい。おかげさまで助かりました」
「あなたも何か訳ありみたいだね、ここにずっといるのもなんだからあたしの家にくるかい?」
「あっ…、でもあまりご迷惑をおかけするわけには…」
ためらう女性に奈美は優しく微笑む、それは先程の獣のような表情からは想像も出来ない笑顔だった。
「いいって、気にしなさんな。それにあたしもあなたの事をもっと知りたいしね」
「…はい、ありがとうございます」
「そうと決まれば善は急げ、だ。さ、乗った乗った。振り落とされないようにしっかり掴まっていなよ」
そして、程なく二人を乗せたバイクは奈美の家へ向かって走り去っていたのであった。
141 :
796:05/03/01 01:43:06 ID:+KvSHDtm
その頃。
「くそっ、まさかあんなところで奈美が出てくるとは」
「私設捜査官に情報が漏れるとなると厄介だぞ」
「なんとか手を打たなくては」
先程の男達であった。
「まあ落ち着け、奴の居場所は特定出来る」
蟷螂を連想させる顔の男が一人落ち着いた声で言った。
「何っ?」
「先程、万一の事を考えて奴の服に探知機を忍び込ませたのだ。奴が気づかない限り、我々からは逃れられはしない」
142 :
796:05/03/01 01:49:20 ID:+KvSHDtm
「しかし、奈美がいるぞ」
「何、奴の話を聞けば奈美は必ず動き出す。その時我々は奴を捕えるのだ」
「奈美の方はどうする?奴を捕えても奈美に現場を押さえられたらお終いだぞ、我々の中であいつに勝てるものはいないんだ」
「大丈夫だ、ああ見えてもあの女は情に厚い。奴を人質にすれば奈美も手向かいは出来まい。あの女には今まで煮え湯を飲まされ続けてきたからな、捕える事が出来ればボスもお喜びになる」
「そうか、ならばさっそく行動に移ろう」
「スピードが勝負だからな、役割は今のうちに決めておこう。…、ククク、これは思わぬ収穫にありつけそうだな。久瑠須麻 奈美、お前もこれで終わりだ!」
薄闇の中、男達の笑い声がいつまでも響いていた。
スイマセン、だらだらしている上にまだ導入部がつづきます。
次は奈美が敵に捕えられるまでの予定です。
前フリが長い分、地下牢での拷問シーンも長めにやる予定なので気長に待って下さればうれしいです。
がんばりますので動かよろしくお願いいたします。
796氏深夜に乙。
待ってますよぉ。
144 :
796:05/03/03 01:52:36 ID:j8PVGd36
とりあえず導入部を書き終わったので晒します。
っつーか長すぎ…。
大都市のはずれ、建物もまばらな場所にある小さなガレージ。
このガレージこそが奈美の住居である。
「さ、これを飲みな。少しは心が落ち着くよ」
奈美が保護した女性にホットミルクの入ったカップを差し出す。
「あ、ありがとうございます…」
椅子に腰掛けながら、ホットミルクを飲む女性を優しく見つめる奈美。
やがて落ち着いたのだろう、女性はぽつぽつと話を始めた。
145 :
796:05/03/03 01:53:27 ID:j8PVGd36
女性は如月 洋子(きさらぎ ようこ)と名乗った。
そして、洋子を追いかけていた男達は犯罪組織「王狼」のメンバーだと言う。
「王狼?」
その言葉に奈美は聞き覚えがあった。
かつて、自分が壊滅させた組織の中にその名前があった。違法取引の現場を押さえ、たった一人で組織のボスを含む多数の組員を捕獲、そのまま組織は壊滅したはずだった。
それが何故―。ひょっとしたら名前だけが同じなのかもしれないな―。
「ちょっと待って、『王狼』は確か数年前に壊滅したはずだよ。ボスは無期懲役で今でも刑務所にいるはずだけど…」
「いえ、そこにいるのは本当のボスではありません」
「えっ!?それはどういうことだい!?」
洋子の意外な言葉に奈美は思わず腰を浮かせて聞き返していた。
146 :
796:05/03/03 01:54:19 ID:j8PVGd36
「奈美さん…、私はあなたのお名前はよく知っています。『王狼』はかつてあなたが壊滅させたはずの組織です、名前が同じ別の組織ではありません」
奈美の心を見透かしたように洋子が言う。
「奈美さん、『王狼』のボス、綺羅 義将(きら よしまさ)が公判中に病気になり一時病院にいた事を覚えていますか?」
「うっ、うん。確かにそんなことがあったね」
洋子の言葉にうなずく奈美。
「その時、綺羅の中身が入れ替わったのです。今、刑務所にいるのは綺羅の影武者です」
「な…、そんなバカな…」
「自由になった綺羅はひそかに組織の建て直しを行いました。組織は完全には無くなっていなかったのです。残党をあつめ、今では以前にも増して強大な組織になっています」
「そんなこと…、あたしは今まで聞いたこともないよ…」
「ええ、王狼の名前が表に出ないようにしていますから。『黄龍』や『黒鋼』と言った組織の名前は聞いたことがありませんか?」
「あ、うん。それは聞いたことがあるよ」
「それらは王狼のダミー組織です。それらの組織を統括、支配しているのが王狼なのです」
147 :
796:05/03/03 01:55:15 ID:j8PVGd36
次々と洋子の口から出てくる驚愕の内容。しかし、奈美には他にも知りたい事があった。
「それで…、何故あなたはあいつらに追われてたんだい?いや、答えたくなければ別にかまわないよ」
奈美の気遣いに、洋子は嬉しそうに微笑みながら答えた。
「はい…、私は元々、王狼の研究開発者でした」
「研究開発?」
「ええ。奈美さん、いま『クロス・マインド』という麻薬が広まっている事はご存知ですよね?」
「うん」
「クロス・マインド、あれの正体は強力な媚薬です。あれを服用すると、性欲が通常の数十倍にも高まります」
「ふんふん」
「だが、その性欲の高ぶり故に、一度使用すると二度とあれから離れる事は出来なくなるんです。人は強力な性欲に抗う事は難しいですから」
「…」
「私は、クロス・マインドをより強力にするための研究をさせられていました。そして、研究には被験者。すなわち実験台になる人間が必要だったんです」
148 :
796:05/03/03 01:56:25 ID:j8PVGd36
「そんな…、クロス・マインドと言えば廃人が続出している危険な薬だ。そんな薬の効果を試す為に、人間をモルモット代わりにしたと言うのかいっ!?」
あまりの非人道的な話に奈美の語気が荒くなる。
その勢いに洋子は脅える様に身をすくめた。
「あ…。ごめんよ、怖がらせてしまったね。あなたに怒っている訳じゃないから、そんなに脅えないで…」
奈美の優しい言葉に洋子は再び落ち着きを取り戻したようだ。
「いえ、いいんです。悪いと分かっていながら今まで何もしなかった私が悪いんですから」
「…。でも、なんで今になって組織から抜け出そうとしたんだい?」
「はい。被験者は下部組織が騙してつれてくるか、誘拐するかして連れて来ます。そして、先日、連れて来られた被験者の中に私の昔の友人がいたんです」
149 :
796:05/03/03 01:57:20 ID:j8PVGd36
「その時、私は自分が今まで何をしてきたかをはっきりと悟ったんです。私は彼女を助けようとしました、しかし、それはすぐに組織に露見してしまったのです」
「…」
「今、私が捕まれば彼女や捕えられた人達を助ける事は永久に出来なくなります。だから、必死の思いで組織から逃げ出したのです」
「そこであたしと会ったって訳か…」
「はい…」
「で、警察には知らせたのかい?」
「警察は駄目です、警察の上層部には王狼に篭絡された人達が大勢います。決定的な証拠が無ければ相手にすらしてもらえません。奈美さんが今まで王狼の事を知らなかったのも、彼らが王狼に関する事柄を握り潰していたからだと思います」
「何てことだ…」
「でも、もう時間がありません。下部組織から王狼に被験者が移されるのが明日なんです。たとえ無駄に終わっても、私は警察に行って助けを求めます。可能性はゼロではありませんから…。助けていただき、どうもありがとうございます。ミルク、おいしかったです」
そう言って、洋子はゆっくりと席を立った。
150 :
796:05/03/03 01:58:15 ID:j8PVGd36
「ちょっと待って」
席を立った洋子に奈美が声をかけた。
「…はい?」
「その、被験者が移される場所ってのはどこだい?」
「奈美さん…?」
「王狼をのさばらせているのは、奴らを潰せなかったあたしの責任だしね。自分の不始末は自分で始末するよ」
「でも、奴らは危険です。それにその日はクロス・マインドの受け渡しもある大掛かりな取引です。綺羅自ら出向くと言います。一人では無理です」
「大丈夫。あたしは一人でその綺羅と一味を一網打尽にした事があるんだよ。それにそんな状況じゃ警察の人達にも大きな被害が出るかもしれないしね」
「奈美さん…」
「それがあたしたち私設捜査官の存在意義なのさ。警察だけでは対処出来ない事件を解決するためにあたし達がいるんだ。大丈夫、あなたのお友達も必ず助けて見せるよ」
「奈美さん…、本当に、本当にすいません」
洋子は奈美にふかぶかと頭を下げる。
「気にする事はないさ、それであたしたちは食っているんだからね。そんじゃ、明日の仕事の準備をしますか。洋子さんにも手伝ってもらうよ、色々教えてもらう事があるしね」
立ち上がりながら不敵な顔で言う奈美であった。
151 :
796:05/03/03 01:59:29 ID:j8PVGd36
翌日。
日が沈みかけた時刻にガレージの扉が開いた。
「じゃ、行って来るよ」
バイクを外に出しながら奈美が言う。
「お気をつけて…」
心配そうな顔で見つめる洋子。
奈美は前日と同じ、体のボディラインがはっきり見える特殊スーツに身を包んでいた。
「じゃあ、悪いけど留守番は頼んだよ。仕事が終わったらすぐ帰るからさ」
バイクに跨った奈美は安心させるように洋子にウィンクをする。
そして、奈美は後ろを振り返ることなくバイクを走らせたのだった。
「よし、奈美が出たぞ」
奈美のガレージから幾分離れた場所で、双眼鏡を除いていた男が言った。
「洋子め、やはりガレージからは出ないつもりだな」
「何、あのシャッターを開けさえすれば問題は無い」
カマキリ顔の男が言う。
「いいな、お前は奈美に対する訪問者として扉を開けさせる。お前達は脇にいてシャッターが開いた瞬間に洋子の身柄を確保しろ」
「解った」
男の言葉に全員がうなずく。
「では行こうか。抜かるなよ」
カマキリ顔の男が笑みを浮かべながら言った。
そして、男達は動き出した。裏切り者を捕えるために…。
152 :
796:05/03/03 02:00:15 ID:j8PVGd36
夜―。
小高い丘の上に奈美はいた。前方はちょっとした崖になっており、その下には廃工場がポツンと建っている。
「人が多いな…。あたしが来る事は予想済みって事か…」
双眼鏡で下の様子を除いていた奈美が呟く。
しかし、次の瞬間、その口元がフッと緩む。
「でもねぇ、隙が多すぎだよ」
そのまま軽やかに下まで降りる。そして、そのまま闇に紛れた奈美は難なく建物の中に侵入するのだった。
153 :
796:05/03/03 02:01:17 ID:j8PVGd36
「ったく、埃っぽいな」
工場の天井に潜り込んだ奈美が愚痴をこぼす。
そのまま視線を下へ向ける。
「…!ビンゴだっ!」
工場の中心部とおぼしき大きな部屋、並の体育館より大きいその場所に、複数の人間がたむろしていた。
(綺羅…!)
複数の側近に囲まれている男は、間違いなく以前捕えた筈の男だった。
側には下部組織の者とおぼしき男達の集団がいる。部屋のあちこちには警備兵なのだろう、武装した男達が立っていた。
(…!あの子達は!?)
下部組織の男達の側に数人の若者達がいた、半分は女性だ。彼らこそが洋子のいう「実験体」なのだろう、皆一様に脅えた表情をしている。
(あの野郎!ふざけた事を!)
すぐにでも飛び出して彼らを救いたい所だが、まずはこの状況を記録する必要があった。彼らを法で裁くには決定的な証拠が必要だからだ。
(ごめんよ、皆。すぐ助けるからな。もう少しの辛抱だ)
心の中で詫びつつ、奈美は小型録画装置を動かした。
これは見かけはただのボールペンだが、その実は超高感度カメラである。画像だけでなく音声も収録できるこの装置は、奈美の仕事には必須のアイテムであった。
装置は余すことなく映像と音によって男達の犯罪行為を記録して行く。
その間にも奈美は突入後に取るべき行動を考えていた。
(着地地点はあそこ、あの子達はあそこの物陰に避難させて、まずあいつらを拳銃で黙らせてから…)
そうこうしている内に男達の取引は一通り終わった様だ。
(よしっ、これで奴らの尻尾は掴んだ!)
もう遠慮する事はない。奈美はさび付いた天井床を思いっきり蹴破った。
154 :
796:05/03/03 02:02:58 ID:j8PVGd36
「な、なんだ?」
天井からいきなり飛び込んで来た奈美に、その場にいた全員があっけに取られる。
「動くな!私設捜査官だ!」
拳銃を構えながら奈美が怒鳴る。
「奈美…」
唇の端を歪めながら綺羅が呟く。
部屋の端の方にいた男が銃を奈美に向けようとした瞬間、奈美の拳銃が火を噴いた。
「ぐっ…」
男は一声呻き、力なく床に横たわった。
「動くな!武器を捨てて投降しろ、抵抗する者は撃つ!」
奈美の言葉に男達の動きが一瞬止まる。
その時、綺羅の声が部屋いっぱいに響き渡った。
「ふっ、相も変わらぬスタンガンか。皆、気にする事はない!この女に人は殺せん!」
ちっ、と奈美は綺羅の言葉に舌打ちをする。確かに、奈美は人を殺した事はない。今の弾も特殊スタンガンで、撃たれた男は気絶しているだけである。
綺羅の言葉に再び男達が武器を構える。
(ちっ、しょうがないな!)
奈美は素早く部屋の奥にいた三人の男達を打ち抜いた。
「君達、ここにいては危険だからね、あそこの陰に隠れていな」
男達を撃ち倒しつつ、怖がらせないように優しい口調で後ろにいる人質達に指示を出す。
人質達は奈美の言う事に従い、機材が山積みされている部屋の端に避難した。
「さあて…、と。今度こそ逃がしはしないよ、綺羅のお・じ・さ・ま」
人質の安全を確保した奈美が不敵な笑みを浮かべながら銃を構えなおした。
155 :
796:05/03/03 02:04:12 ID:j8PVGd36
「お前達!何をしているの!綺羅様をお守りするのよ!」
綺羅の傍にいる側近とおぼしき大柄な男が部下に指示を出す。
言われるまでもなく男達は奈美に向かって次々と発砲していた。
「はっ!眠くてあくびが出ちまうよ!」
余裕の笑みを浮かべて自分から遠くにいる男達を次々とスタンガンで失神させていく。
数分と経たないうちに綺羅の周りにいるもの以外は全て戦闘不能になった。
「そんじゃ、今度はこっちから行かせてもらうかね!」
素早い踏み込みであっという間に奈美は男達の眼前に来る。
ヒュン
風を切る音と共に、男達が次々と倒れていく。
奈美の「鉄槌」が男達をなぎ倒しているのだ。
それは、まるで彼女の回りで荒れ狂う嵐そのものであった。
鉄球の嵐に呑まれて男達がなすすべもなく打ち倒されていく。
そして、一陣の嵐が収まった後に立っていたのは綺羅と側近の大男だけであった。
「さ、残りはあんた達だけって訳だ。痛い目に会いたくなかったら大人しくするんだね」
鉄球を収め、再び銃を突きつけた奈美は勝利を確信していた。もうこっちのものだ、後はこいつらを捕らえて一件落着―、となるはずだった。しかし―。
「大人しくするのはお前の方だ、久瑠須麻 奈美」
不意に中二階から数人の人影が現れる。
「!洋子さん?!」
奈美が驚愕の声を上げる。そこには銃を突きつけられ、後ろ手に縛られた上に猿ぐつわまでかませられた洋子の姿があった。
156 :
796:05/03/03 02:05:26 ID:j8PVGd36
「遅かったじゃない、ホント、もう駄目かと思ったわ」
綺羅の側近が洋子の傍にいるカマキリ顔の男に話しかける。
「すまなかったな、兄貴。なんとか間に合ったよ」
男が答える。
「洋子さん!お前達、何故洋子さんを…」
「それはなぁ、コイツにこういう物を仕込んでいたからだよ!」
カマキリ顔は洋子の後ろポケットからごく小さいチップ様の物を取り出した。
「これはな、小型の電波発信機なんだよ。コイツはこれを仕込まれている事も知らずにお前の所にいたって訳さ」
男の言葉に洋子が声にならないうめき声を上げる。
「貴様ら、洋子さんをどうする気だ!」
「それはお前さん次第だ」
「なんだと…!」
「お前が武器を捨てて投降するならコイツの命は助けてやる。だが、断ればコイツの頭はボーンッ!だ」
「く…、くそう」
「早く決めな。でないと本当にこの女を殺すぞ」
銃がより一層強く洋子に突きつけられる。
157 :
796:05/03/03 02:06:48 ID:j8PVGd36
「ンッ、ムムー!」
洋子が呻く。
―私にかまわないで、皆を助けてあげて!!―
奈美には洋子の気持ちが痛いほど分かっていた。しかし、奈美に人を見捨てる事は出来なかった。
「…、分かった。あたしはお前達に投降する」
「ほう―」
「だが、条件が一つある。洋子さんやこの子達には手を出すな!薬の実験台にするのはあたしだけにしろ!」
「ふんっ…。ボス、どうしますか」
カマキリ顔は綺羅に問う。
「くくく、本人が望んでいるのだからそうしてあげるのが筋だろうよ。なあ奈美」
綺羅が勝ち誇った顔で奈美を見る。
「だが、ただで済むとは思うなよ。貴様には一生返せない程の借りがあるからな。死ぬほどの苦しみを味わわせてから、廃人になるまで薬漬けにしてやる。それでもいいのだな?」
「ああ、覚悟は出来ているさ」
凛とした表情で言う奈美。
その顔には最後まで負けないと言う強い意志が宿っていた。
158 :
796:05/03/03 02:08:02 ID:j8PVGd36
「その前に、私の部下を可愛がってくれた礼をせねばならぬな」
ガシッ
奈美の両脇を二人の男が押さえる。
「くっ…!」
洋子の命を握られている今、奈美に抵抗する余地は残されていない。
ドボォ!
がら空きになった奈美の腹に強烈な一撃が加えられる。
「ぐあっ!」
たまらず前のめりに倒れる奈美に、男達は次々と暴行を加えていった。
バキッ!ドガッ!ガシッ!
「ぎゃっ!ぐわっ!がぁあ!」
うつ伏せに倒れた奈美には、身を庇う事すら許されなかった。
ただ、ひたすらこのリンチに耐える事しか彼女に出来る事はない。
「うう…」
弱々しく呻く奈美、もはや彼女に立ち上がる力は残ってはいなかった。
159 :
796:05/03/03 02:16:13 ID:j8PVGd36
「ふんっ、『鉄槌の奈美』もこうなっては無様なものだな」
綺羅がゆっくりと近づいてくる。
ドガァ!
綺羅が靴の先で奈美の腹を思いっきり蹴飛ばした。
「ぐぁあ!!」
奈美の体がくの字に折れ曲がる、綺羅は更に彼女の頭に足を乗せ、グリグリと踏みにじる。
「ははははは!これは最高だ!あの奈美が私の足元にひれ伏しているぞ!」
「ぐっ…、ちく…しょう」
「ほう、まだそんな口が聞けるか。おいっ、コイツを押さえろ」
男達に両腕を取られ、奈美は膝立ちにされる。
「やれやれ、哀れなものだ。まるで壊れかけの操り人形ではないか」
綺羅の言葉に男達が大笑する。
だが、そんな中でも、奈美は強い意志を込めた瞳で綺羅を見据えていた。
「ふんっ…合いも変わらず生意気な女だ。まあいい、そろそろお休みの時間だ」
男達が奈美の首に細長い布を巻きつける。
「お前にはこれで十分だ」
男達が布で身動きできない奈美の首を締め付ける。
「ま…、負ける…もの…か…」
洋子の悲痛なうめき声を耳に、奈美の意識は闇の中へと消えていくのであった…。
えーと…。
本当にスイマセン!×100
たかが前フリでこんなに長くなってしまいました。
エロにストーリーは無用と分かっていても、ついついキャラを深く掘り下げたいと思ってこんな風になってしまうんです。
しかも、ストーリーも急ごしらえだから変な設定が多いし…。
ようやく地下牢、拘束、拷問編を始める事が出来ます。
時間がかかるかと思いますが、こんなヘタレが書くものでよろしければどうか気長にお待ち下さい。
本当にすいませんでした。
GJ!
拷問とか、いきなり強引に始めるよりも前フリがあった方が俺は好きだな
続き期待してるYO
161 :
65:05/03/03 23:35:43 ID:i3+RH/Rk
796氏GJです。
>たかが前フリでこんなに長くなってしまいました。
>エロにストーリーは無用と分かっていても、ついついキャラを深く掘り下げたいと思ってこんな風になってしまうんです。
いえ、それは全然大丈夫だと思いますよ。
自分なんて、いきなり拷問から始まったはいいけど、そこからどんどんあさっての方向に突っ走って・・・
気がつきゃ地下牢も拘束具もエロ拷問も 雲 の か な た に す っ 飛 ん だ とんでもないSS書いちまったし・・・w
自分のなんて、完結してみたら拷問が前フリみたいになってましたからね・・・orz
今後とも期待してますんでがんばってください。
162 :
796:05/03/04 01:19:48 ID:kp9dSSEJ
>>160 >>161 ありがとうございます。
そう言っていただけると嬉しいです。
今、少しずつ書いているのでもうしばらくお待ち下さい。
後、最初の拷問はちょっと痛い系にしようと思っています。
電気ショックや逆さ吊り、三角木馬等を考えていますが。
ここ的に鞭打ちってOKでしょうか。
血がドバドバ出るのは個人的にも嫌いなので書くつもりはありませんが。
スーツが裂けて、ミミズ腫れやうっすらと血が出る程度なら大丈夫でしょうか?
そもそも上記の拷問がエロ拷問に核等するかと言う疑問もあります。
個人的には戦う女性が上記の拷問に耐える姿にハァハァするタチですが。
皆さんはどうでしょうか?
特に問題がないというのならこのまま書こうと思いますが、何かご意見がおありでしたら教えてください。
まだまだへたれですが、これからもよろしくお願いいたします。
163 :
名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:52:50 ID:x34WMCLi
殺しさえしなかったら何でもいいです
鞭打ち程度なら全然オケ
切断だの性器にタバコ突っ込んで火傷負わすだの殺しだのに走らないなら(・∀・)イイ
俺もグロいのはイヤだな
想像すると吐きそうになるし
796さん続き楽しみにしてます!
166 :
796:05/03/05 23:11:40 ID:1Zauq89/
>>163〜
>>165 ご意見、ありがとうございます。
とりあえず切断や殺しといった猟奇系は出しませんのでご安心下さい(自分も猟奇系は嫌いですし)。
ただ、性器に電気ショックを与えるバイブを突っ込む…なんてのは考えていたのですが。
これは
>>164さんの
>>性器にタバコ突っ込んで火傷負わすだの
に被ってしまいますか?
まあこれは今書いているのより少し後に書こうと思っていますが、問題があるのなら今のうちに言って下さい(ストーリーはけっこう長くなりそうです)。
質問ばかりですみません、少しずつ書いているのでもう少しお待ち下さい。
>>166 電気ショックか…自分としてはちょっと微妙だけど、まあ許容範囲とは思うよ。火傷したりしなければ。
ムチとかも大丈夫…かと。
とりあえずお待ちしてます。
168 :
796:05/03/06 14:44:03 ID:ufR9sa4L
おまたせしました。
本当なら
>>162で書いている拷問シーンを全部書いてから載せたかったのですが、
思いの他長くなりそうなので、とりあえず電気ショックのシーンまでを先に晒しておきます。
ピチャン…ピチャン…
水滴が床を打つ音が木霊する。
窓一つない薄暗い部屋。
壁はおろか、床や天井までもが灰色のコンクリートで覆われている。
相当年月が経っているのか、コンクリートはあちこちにヒビが入り、薄汚れていた。
やや広い部屋の端には様々な道具が置かれている。
天井には裸電球が二つついており、部屋全体を薄暗く照らしだしていた。
錆びた鉄の扉が外界への唯一の通路である。
そして、この部屋の中央に奈美は捕らえられていた。
彼女は両手、両足を金属の枷で拘束されていた。
枷は鎖と繋がっており、両手の枷に繋がっている鎖は天井に、両足のそれは床に、それぞれ繋がっていた。
奈美は、鎖によってX状に拘束されている。鎖はそれぞれピンと張っており、身動きする事は出来ない。
未だ気を失っている奈美は力なく頭をうなだれさせている。その口から吐き出される息は弱々しく、生気が感じられない。
その姿は、敗北者としての哀れな現実に他ならなかった…。
169 :
796:05/03/06 14:45:21 ID:ufR9sa4L
「うっ…」
弱々しい声と共に奈美の意識が覚醒した。けだるそうにのろのろと頭を上げる。
「はっ!こ、ここは…」
眼前に広がる無機質な光景。錆びた鉄の扉、薄汚れたコンクリートの壁。そして…。
「くっ…、こ、これは…」
己が鉄の鎖でX状に拘束されている事を知り、奈美は自分がどういう状況に置かれているかを全て理解した。
(そうだ、あたしはあの時首を絞められて…)
気を失い、ここに連れて来られたのだ。
(ここはどこだ…?)
ゆっくりと当たりを見回す。天井から滴り落ちる水滴、薄ら寒く湿った空気、どうやらここはどこかの地下室らしい。
(洋子さんは?あの子達は!?)
彼女達も共に捕らわれているはずだ。皆どうしているのだろう、どんなに怖い思いをしているのだろう―。
そう思うと居ても経ってもいられなかった、彼女達の事が心配で心配でたまらない。
(みんな、ごめんよ…。あたしのせいで怖い思いをさせてしまって…)
自分の不甲斐なさを悔いる。なんとかあの子達だけは助けなければ―、そう思うがこの状況では文字通り手も足も出ない。ただ、悔しがるだけしか出来なかった。
コツ、コツ
(…ハッ!誰か来る!)
扉の向こう側で人の気配を感じた奈美はハッと顔を上げ、扉を見据える。
ギィイー…
そして、奈美の見ている前で地獄の入り口が開いたかの様に鉄の扉がゆっくりと開かれた。
170 :
796:05/03/06 14:46:36 ID:ufR9sa4L
扉から入ってきたのは数人の男達であった。
「綺羅…」
奈美が敵意を込めた声で呟く。
先頭に立っていた男は紛れもなく『王狼』のボス、綺羅 義将であった。
「おはよう、よく眠れたかな?」
小ばかにした口調で綺羅が言う。
「レディに対する礼儀がなってないね。エスコートはもっと優しくやりな」
ニヤリと笑いながら奈美が言い返す。
カツ、カツ
靴音を響かせながら綺羅が奈美に近づく。
「全く、口の減らない小娘だ」
「悪いね、あんたの間抜け面を見てるとつい口が動いちまうんだよ」
ペッ
綺羅が奈美の顔に唾を吐きかける。縛められている身ではかわしようもなく、奈美の顔に唾がはりついた。
「くっ…」
奈美の顔が屈辱で赤くなる。本当ならやり返したい所だが、これ以上の挑発は洋子ら人質に危害が及ぶ危険性がある。
悔しくとも、今は耐えるしかなかった。
171 :
796:05/03/06 14:47:33 ID:ufR9sa4L
「反撃はせんか…。フンッ、自分の立場はわきまえている様だな」
「洋子さんはっ!?あの子達はどこにいるんだ!」
我を忘れ奈美は叫ぶ。今の彼女にとっては、自分の事より彼女達の安否の方が大切であった。
「うるさい女だ。奴らなら今は別室に放り込んでおるわ」
「あの子達に危害は加えていないだろうな?」
「今はな、奴らが無事にいられるかはお前次第だ」
綺羅の言いたいことは奈美には分かっていた。自分が抵抗すれば彼女らの命はない、人質を守るためには唯、耐えるしかないのだ。
「…、分かっているさ。でもね、どのような責め苦を受けようとあたしはお前達には絶対に屈しない」
奈美の言葉に男達が大笑する。
「ははははは!そんな格好で拘束されて何をかっこつけているんだ?ここまでくるともはや笑いしかでんぞ。哀れすぎて何も言えぬわ!」
「…。笑うがいいさ、自分の醜さに気づかないあんた達の方があたしから見れば哀れに見えるけどね」
「くくく…。まあいい、おしゃべりはこれまでだ。これからたっぷりお前を可愛がってやる。せいぜい良い声で鳴いてくれよ」
綺羅がパチンと指を鳴らす、それに応じて後ろにいた男達が奈美に近づいて来た。
172 :
796:05/03/06 14:48:39 ID:ufR9sa4L
「あ〜ら、奈美ちゃん。こんにちわぁ」
奈美の前に取引現場にいた綺羅の側近がやって来た。
「紹介しよう、こいつは谷岡 正樹(たにおか まさき)。私の側近でお前の拷問を担当する」
綺羅の言葉に谷岡は身をくねらせる。本人は色気のつもりだろうが、傍から見ると醜悪な事この上ない。
「あたしの事はマッキーと呼んでねっ。奈美ちゃん、これからよろしくねぇ」
「残念だけど、あたしはオカマには興味ないね」
奈美の素っ気無い言葉にかまわず、谷岡は奈美の身体を撫で回す。
「なっ、ちょっと、止めろ!何をしているんだ!」
あまりのおぞましさに思わず身をくねらせる奈美。だが、拘束されている身では谷岡の手から逃れる事は出来ない。
「う〜ん、奈美ちゃんって胸とお尻がおっきくてエッチなお身体ね。このボディに密着したスーツもとってもエッチだわぁ」
「そりゃどうも、あんたに褒められてもあまり嬉しくないけどね」
奈美の皮肉に答えることなく、谷岡は奈美の手足や乳房、首筋やわき腹に股間と言った部分にコードの付いた吸盤のようなものを貼り付ける。
「それじゃ、これから電気ショックの拷問を始めまーす。奈美ちゃん、許しを請うなら今のうちよン」
「誰がお前達なんかに許しを請うもんか、やりたければさっさとやりな!」
ビリビリビリッ!
その言葉が終わらないうちに、奈美の体に高圧電流が流れ込む。
「ウッ!ウオァアアアーーーー!!!」
切り裂くような悲鳴が奈美の口からあふれ出す。
X状に拘束された奈美の身体が衝撃で反り返った。
173 :
796:05/03/06 14:50:12 ID:ufR9sa4L
カチッ。
谷岡が手にしたスイッチ押すと同時に奈美の身体に流れていた電流が止まる。
ハアッ…、ハアッ…。
奈美の身体ががっくりとうなだれる。時間にして30秒程であったが、身体に受けたダメージは大きかった。
「おほほ、苦しい?でもねぇ、これでもまだ半分の威力なのよ」
「な…、なんだと…」
「さて、これで分かったと思うけど、奈美ちゃんが受ける責め苦はアナタが思う以上に厳しいモノなのよぉ。でも、その地獄から抜け出せる方法があるの」
「…?どう言う事だ?」
「どうのこうもないわ。ただ、アナタがお許し下さい、もう勘弁してくださいと言うだけでいいの」
「言ったらどうするんだ?あたしを処刑するとでも言うのか?」
「ちょっと違うわねぇ。アナタの代わりに洋子ちゃんや実験体の子達が代わりに拷問を受けるの」
谷岡の悪魔の言葉は、奈美の怒りを爆発させるのに十分だった。
「ふざけるな!あたしはあの子達を売り渡したりはしない!お前達の思い通りにさせてたまるものか、命に代えてもあたしはお前達からあの子達を守り抜いてやる!」
奈美の怒りに谷岡は嘲りの言葉で返す。
「やっぱりそう言うと思ったわぁ。そうでないと偽善者…、じゃなかった、正義のヒロインはつとまらないものねぇ。それじゃ、電力を上げちゃうわよ〜。えいっ」
バババババッ!
「クァアアア!!!」
先程より更に強力な電流が奈美の身体を焼き尽くす。
174 :
796:05/03/06 14:51:36 ID:ufR9sa4L
「おほほほほ!いいザマね!ビクビク跳ねてまるでエビみたい!」
電気ショックで体がガクガク揺れる奈美を谷岡は嘲笑う。
「グッ…。こ…こんな…、物で……。アガガガガ!!」
歯を食いしばり必死で堪えようとするが、電撃の衝撃になすすべも無く苦しみの悲鳴が漏れる。
(く…苦しい…。脳が焼け切れそうだ…)
気を失いそうになりながらも必死で意識を保とうとする奈美。
衝撃で身体が跳ね上がりビクビクと痙攣する中、奈美は苦痛に負けまいと口の端から涎を流しながらもより強く歯を食いしばる。
そんな彼女の抵抗を男達は楽しそうに見ていた。
「オーホホホ!何やってるの!綺羅様が見ていらっしゃるのよ!もっと無様に身体を仰け反らしなさい!」
カチッ
バリバリバリッ!!
最高威力の電流が奈美の身体に流れ込む。
「…ッ!!ゴァアアアアアーーーーー!!!!!」
この世のものと思えない絶叫が地下牢に響き渡る。拘束された奈美の身体がその身も裂けよと言わんばかりに大きく仰け反る。
「アアッ!ガァアアアーー!!」
仰け反った奈美の顔は天井を仰ぎ見ている。目は大きく見開き、口は新鮮な酸素を求めるかのように大きく開いていた。
「ウワァアアーーーーー!!!」
ガクリッ
奈美の身体に流れていた電流が止まる。自重を支える力の無くなった彼女の身体は、糸の切れた操り人形の様に力なく垂れ下がるのであった…。
175 :
796:05/03/06 15:05:05 ID:ufR9sa4L
とりあえず、今回はここまでです。
ワードで書いているときは長いと思っていましたが、こうしてみると自分が思っていたほど長くはないですね。
他の拷問は次回以降ということでお願いします。
>>167さん
大体こんな感じですがいかがでしょう?個人的にはそんなにハードな描写はしないように心がけているつもりです。
また、媚薬によるエロ拷問も書く予定です。何かご意見、ご感想、ご不満等がおありでしたら書き込んでください。
あと、このお話。すごく長くなりそうです。じわじわといたぶられる奈美が必死に耐える姿をじっくりと書くつもりです。
これに関しても「短くしろ」「早く終わらせろ」等のご意見があれば書き込んでください。
そんな訳ですので、このスレにSSを投下したい神の方は私の駄作に遠慮することなく投下してください。
自分も他の方の作品を見てみたので。
それでは失礼します。
>>175 >796氏
乙です。自分的にはこれなら許容範囲です。
まあ、死んだり廃人になるのは嫌なので、そうならない程度には手加減してください。
まあ、確かに早くエロも見たいですけど、じらされるのもまたいいものでw
とりあえず、一つだけ気になったのは。
語尾を長く伸ばすとは、「ーーー」よりは「───」みたいにつなげた方が見やすいかなあ、とは思いました。
ではまた、続きをお待ちしています。
─ってどうやって出すんだろうと思った
それより、すごいイイ!エロイの期待してます
エロく長く、犯って下さいw
>>177 「よこ」とか「だっしゅ」で変換できます
第一話 ドクターNO
くの一として某組織に侵入するも捕縛されてしまう舞。
雇い主の名を白状するよう強要するもこれを拒否する彼女に
ドクターNOは自白剤を注入する。
幻覚に悩まされながらも口を割らない舞。
狂気の宴の幕が上がった。
第二話 不知火舞/危機一発
偽装された処刑台に登らされる舞。
死への恐怖に晒されながらも
雇い主を自白することは彼女のプライドが許さなかった。
弾の入ってない銃を向けられ引き金を引いた瞬間に舞が上げた
小さな悲鳴はこれから始まる生き地獄への始まりの鐘の音のようだった。
第三話 ゴールドフィンガー
四肢を拘束された舞の前に一人の男が現れた。
「ゴールドフィンガー」――伝説のくすぐり職人である。
声が枯れるまで笑い悶え、呼吸困難でなんども気を失いながら
必死で許しを請う舞に彼はにこりともせず無表情で首を振る。
「ひぃいっははっはあっ、きゃぁぁっははっぁっーっ!!ゆっ許しっひぃっひっははぁーっ!!」
第四話 サンダーボール作戦
肉体が悲鳴を上げる。目の前に火花が飛び散る。
ベルトに固定された体を激しく震わせながら失神する舞。
ぐったりしている彼女に冷水が浴びせられ、気がついた彼女に
再びそれは近づいていく。
人体に電流を流し込む、「サンダーボール」が…
第五話 不知火舞は2度死ぬ
苦痛のあまりに舞は独房の一室で自殺を図った。
幸い…というべきかどうか、発見、手当てが早く彼女は息を吹き返した。
組織にとって舞は大切な情報源である。
その日から舞は就寝食事時も含めて体を拘束され
舌を噛み切らぬようゴムの歯型をかまされたまま過ごすことになった。
第六話 女王陛下の不知火舞
虚空を切り裂き舞の華奢な体に振り下ろされる鞭。
唸りを上げて美しい肉体に食い込んでいく。
その日、鞭が放つ鋭い音と舞の苦痛の声とが止むことはなかった。
女王は気品のある優雅な微笑を浮かべながら激痛にうめく舞に向けて問う。
「舞さんは、鞭はお嫌いかしら? ろうそくのほうがお好み?」
第七話 ダイヤモンドは永遠に
美しい黒髪を振り乱しながら不自由な体を必死でのたうたせるも
それから逃れることは出来ない。
甲高い悲鳴を上げながら
舞は赤く腫れ上がった体を激しく揺する。
頭上から降り注ぐ熱湯からわずかでも逃れるために…。
第八話 死ぬのは奴らだ
年に一度の祭典、地下バトル・ショー。
近年の激しい客離れ対策として一つの妙案が持ち上がった。
全裸で出場し10人勝ち抜けば解放する、という申し出に舞は否も応もなく承諾した。
羞恥心と闘いながら屈強の10人を倒し歓喜の声をあげる舞。
組織が舞との約束を守らなかったのは言うまでもない。
第九話 黄金銃を持つ男
媚薬を飲まされながらも四肢を固定されているため欲求不満を募らせる舞。
そんな舞の前に英国紳士を思わせるシックな中年男性が現れた。
名器「黄金銃」で突き上げながらも絶頂には導かず焦らされ続ける舞。
欲求不満が募りに募って愛欲の虜となった舞が愛液を振り乱しながら
腰を振って黄金銃を求める姿を背に男は颯爽と去っていった…。
第十話 私を愛した看守
監獄に赴任してきた新人看守が舞の姿に義憤を起こしともに脱走を企てる。
その脱獄劇はあっさりと失敗し看守は処刑され、
その死体は舞の監獄へと投げ込まれた。
この日から舞の朝は鼻が痛くなるほどの腐敗臭で始まり
死体に群がる不気味な虫たちとともに夜が更けていく。
第十一話 ムーンレイカー
顎のところまで水の張った水牢に入れられてどれくらい経たろうか。
襲い掛かる睡魔を首を振ることで押しのけようとする舞。
眠ろうとガクンとくれば即座に顔が水に突っ込んでしまう。
頭上の空気孔からは月が怪しい光で舞を照らしている。
うと…はっ…うと…うとうと……がくっ ごぼっ…ごぼぼっ…げほぉっ…げほっごほっ…うと…、
第十二話 ユア・アイズ・オンリー
肉汁の染み出る脂の乗ったステーキ、胡椒が香ばしいスープ、
マーガリンのひかれたパンに、オリーブの光る鮭の刺身、
ガーリックたっぷりのパスタに、こんがりと焼かれたチキン。
3日も食事を与えられていない舞は唾液を垂れ流しながら必死でのどを鳴らす。
もしも彼女に手錠がかかっていなかったら目の前のそれらにむしゃぶりついていったところだろう。
第十三話 オクトパシー
蛸の突然変異である謎の巨大生命体「オクトパシー」
それが住む実験室へと投げ込まれた舞。
両手両足と首を足で押さえ込まれ身動きが出来ない舞に
残りの3つの足で攻撃がかけられる!
体に侵入してくるそれらから逃れる手段は舞にはなかった。
第十四話 美しき獲物
ついに果てしない拷問に膝を屈した舞。雇い主のことを全て白状してしまった。
満足に治療すらしてもらえず裏口からたたき出される舞。
そんな傷だらけの舞を拉致することなど彼らにとって造作もないことだった。
今の彼らにとって舞は同業者、ではない。忍びの掟を破った反逆者、である。
反逆者に課される罰は、死。もちろん…安楽なそれではない。
第十五話 リビング・デイライツ
焼けた鉄板の上に手足を縛られ放り出された。
全身の力を使って必死で跳ね回る舞。
その憐れな姿ははこれから始まる死への舞踏である、と言える。
泣き喚きながら力を振り絞って息を切らしながら跳ね回っている。
少しづつ……舞の声が小さくなり、跳ねる速度が落ちてきた…。
第十六話 消されたライセンス
酸鼻極める拷問を受ける舞についに救いの手が差し伸べられる。
不知火流忍術後継者の資格を持って恩赦が下り、
復讐、すなわち組織のボス・幹部たちへの暗殺を成し遂げたならば
剥奪された忍びの刺客を今一度あたえ名誉を回復させようとするものである。
舞に選択の余地はなく傷ついた体を引きずって再び組織へと潜入する。
第十七話 ゴールデンアイ
傷つき疲れ果てた舞がやすやすと暗殺を成し遂げられるようなやわな組織ではない。
あっさりと捕縛された舞は再び拷問をかけられる。
誰かに雇われたわけではないことを涙を流して説明するも無論信じては貰えず
適当な名前を挙げてもすぐに裏を取られウソが見抜かれる。
絶望…恐怖…絶叫…哀願…悶絶…失禁…気絶…
第十八話 トゥモローネバーダイ
無数のマジックハンドが生えるその部屋は地獄のくすぐり室と呼ばれ
常人なら数時間で口を割るほどの威力を持っていた。
その部屋の異様な外観を見てすっかり怯えきってしまう舞。
泣きながら髪を振り乱して助けを求める彼女に男は言い放った。
「Tomorrow Never Dies…」(1日でも、もてばいいほうだな!)
第十九話 ワールド イズ ノット イナフ
1年間に渡るくすぐり地獄にも口を割れない…いや割らない舞。
今や誰が組織の中で舞に口を割らせることが出来るか、それが焦点となっている。
組織の男たち全員が世界中の拷問の歴史を紐解き新たな発見をしては彼女に試す。
「The World Is Not Enough?」(舞の口を割らせるだけの拷問は見つかったかい?)
これはこの組織ではいわば、冗談を含んだあいさつ代わりになっている。
第二十話 ダイ・アナザー・デイ
精神も肉体も極限状態に押し込まれる舞。
ついに彼女は自らを殺してくれるように頼む。
涙ながらに哀願する舞。
新たな拷問器具を手にしながら男は冷たく言い放つ。
「Die Another Day」(そうたやすく死ねるとでも?)
、、、,. ,._ 文才ある人…!
ィ`'′ ヽ
〃/ノノ八レレ、. |
ル三''′`三ヽ. |
[ ≧|ニ|≦_]~|^)ト、 虫のいい話なんだが……
. | ,-L__」 -、u |ト:| |''‐- ...__
_.. -┬|l王l王l王l`/ .| | |
. ∧ |├‐┬─‐''′/ || あとよろしく…!
/ l |.l-―|、___/-―┤
| ̄ ̄|.| | | ヽ. / | |
/.| | l. | | Y。 | |
\/~三三..l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/、 丁` /ヽ「| /.| |
. / へ、./ | l. / |_ |
/ |/ | |. └‐::┐r‐┘ .|
. ! / |_|. └' |==
`ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ワロスwwww
186 :
796:05/03/09 00:53:04 ID:77VmA52G
>>179〜
>>183 イイ!
個人的にこういうシチュは大好きです。
グッドエンド好きですが、このSSはぜひ見てみたいです。タイトルも最高!
あ、あと「2chエロパロ板SS保管庫」という所のお絵かき掲示板で奈美のイメージイラストを置いて見ました。
暇な方は見てってください(モノクロですけど)。
SSの方はもう少しお待ち下さい、ちょっと長くなりそうです。
黄金銃ワラタw
よくこれだけ思いついたものだw>007ネタ
GJというには、ちょっと残虐なのとかもあって、精神年齢がお子ちゃまな俺には引くものもあるが。
「ゴールドフィンガー」 J難接着剤 著
P166
―「あひひひひぃふへっへへあハッハッハッハハァハハっ
許しっ ひぃひっひっひアハハっハハハっひーーー!!」
必死で許しを求めながら笑い声をあげつづける舞。
ナイスバディの美女が悶え狂う。
それも赤い忍び装束、肌の露出の極端に多いものを
身に着けて。
あまりにも扇情的なその光景にも「ゴールドフィンガー」は
眉一つ動かすことはなくたんたんと「作業」を進めている。
両手両足の手首はおろか太もも、腰、二の腕、
首にいたるまでベルトで固定されていて身動きどころか―
「死ぬのはやつらだ」 同著
P19
―人いきれ、喚声、雄たけび、そしてハイテンションで
早口にまくし立てるマイクパフォーマンス。
英語は相当練達している舞だが、かなりの強い訛りと
多彩なスラングでそれがなにを言っているのか
ほとんど理解できなかった。いや、今や彼女はそれどころではないのだ。
ぺたり、ぺたり…素足で彼女がリングにいたる道に現れたとき
会場のボルテージは最高潮に達し、喚声は天を突くばかりに巻き起こる。
唇を噛み締めたまま、右手で胸を、左手で股間を隠しながら
若干前かがみぎみにゆっくりとリングへ向かう。
彼女の華奢な腕ではその豊かな胸のふくらみは隠しきれず、また彼女の後姿は―
「ユア・アイズ・オンリー」 同著
P66
―目の前に香辛料の香り豊かな肉がある。
舞は小刻みに体を震わせながら口を開ける。
呼吸は荒く唇が青ざめていて、瞳はその肉片だけを見つめていて
どこか虚ろである。
フォークに突き刺されたその肉片は舞の前から旋回し、フォークを持つ
男の口へと入る。
「ああ、旨いっ……」男はにやにやと舞を見つめながら、肉を旨そうにほおばった。
「くっ…ください…食べ物…ください…」哀れみを請うようにか細い声で呟く舞。
男は声もなく笑い、舞を無視して暖かい湯気を立てるスープに手を伸ばした。
うまそうに男がスープをすすった瞬間、舞の中の何かが壊れた。のどの奥からすさまじい絶叫―
「ダイ・アナザーデイ」 同著
あとがき
―そういうわけで、まぁ僕としてもあまり、グロかったり
血が出たりするのは好きじゃなかったんだ。
だからね、手痛い拷問はあっても、
それを残虐に書くことはまぁ、僕の良心というか(笑い)
作家としての誇りが許さないというか。
それにほら、ああいうこと(編集部注6)も、実際あったわけだし…。
とにかく自分のなかで、ライン、ここまではエロと苦痛、
ココから上は残虐、残酷、そういうラインがあって、
それは踏み越えないように、ああ、そういうことは
20話を通して、常に念頭に置いていた、ことなんだ。あ、それから次回ね―
192 :
796:05/03/11 01:15:23 ID:pVnfwqEo
拷問シーンの続きを投下いたします。
語尾を延ばす「ーーー」は
>>176さんのアドバイスに従って、「―――」にしました。
>>176さん、ありがとうございます。
「あらあら。奈美ちゃん、おねんねはまだ早いわよぉ」
谷岡が奈美の髪を掴み、乱暴に顔を上げさせる。
「うっ…」
「おほほ、つらいのね奈美ちゃん。つらかったら遠慮なく『お許し下さい』って言っていいのよ」
「だ…、誰が…」
ガシャン!
奈美の両腕を吊っていた鎖が天井の留め金から外された。
「うあっ!」
鎖に自重を預けきっていた奈美の身体が前のめりに倒れる。
「ううっ…」
うつ伏せになり、苦しげにうめく奈美。
「悔しい?さぞやアタシ達をぶん殴りたいとか思っているんでしょうね〜」
「あ…、当たり前だ…」
「でも、実行するのはよくないわよぉ。このスイッチ、何のスイッチか分かるかしらぁ」
「し…、知るか…」
「これはねぇ、人質達のお部屋に毒ガスを充満させるスイッチなのよぉ」
「…!!」
「で、ここにいる全員がこのスイッチを持っているって訳。だから、今みたいに身体が自由になっても綺羅様を人質に…、なんて思わないほうがいいわよ。アナタが綺羅様を捕らえる前に誰かが確実にこのスイッチを押していますからね」
「お前達は…、どこまで汚いんだ…」
「オーホホホ!それ、最高のほめ言葉だわ!忠昭(ただあき)!鎖をあそこの装置へ繋ぎ直して頂戴!」
谷岡は、以前洋子を捕えていた弟であるカマキリ顔の男に指示を出す。
忠昭と数人の黒服が、奈美を拘束していた鎖を部屋の左右にある装置から伸びている鎖と繋ぎ合わせる。
「兄貴、繋ぎ終わったよ」
「ご苦労様。さ〜て奈美ちゃん、これから新しい拷問が始まるわよぉ〜」
奈美を見下ろし、冷たい笑みを浮かべながら地獄の続きを宣告する谷岡であった。
193 :
796:05/03/11 01:17:58 ID:pVnfwqEo
ガシャッ、キリキリキリ…
左右の装置にゆっくりと鎖が巻き込まれていく。
「うわっ!?」
鎖が巻き込まれるにつれて奈美の四肢がゆっくりと左右に広がる。抵抗しようにも機械の力に抗う術は無かった。
「あ、ああ!」
鎖の動きが止った時、奈美の身体は空中でエの字に固定されていた。
「くぅ…」
奈美がうめき声を上げる。
厳しい訓練を行ってきた奈美に180度開脚をする事は造作もない事である。しかし、空中で両手両足を広げさせられている状態では四肢や股間に多大な負荷がかかる。
奈美は身体を突っ張って耐えようとするが、弱りきった身ではそれも叶わない。
「お〜ほほほ!良い格好ね!奈美ちゃん、古代に行われた股裂き刑って刑罰、知ってる?両足を牛さんに引っ張ってもらって真っ二つにしちゃうの。これからアナタにもその苦しみを味わってもらいますからね」
ガシャン
谷岡の合図を受け、忠昭が機械のスイッチを押す。
「うわぁ――――っ!!」
ミシッ、ミシッ
身体を引き裂かれる激痛。
左右の装置が鎖を引っ張る事により、奈美の身体を引き裂こうとしているのだ。
「どうかしら?現代の股裂き刑は?そんな破廉恥なポーズで悲鳴を上げるなんて、奈美ちゃんとっても無様で惨めだわぁ〜。ホーホホホ!」
「く…、そぅ…。うっ!うあぁああ―――――!!!」
谷岡の嘲笑に言い返す余裕などあるわけが無く。奈美に出来る事は、身体を引き裂かれる激痛に悲鳴を上げながら耐える事だけであった…。
194 :
796:05/03/11 01:20:27 ID:pVnfwqEo
「止め」
谷岡の一言で機械の動きが止る。
ピンと張った鎖がほんの少しだけ緩み、奈美は一時の安息を得た。
「どう?この機械の力は?まかり違って出力を最大にしたら、奈美ちゃん一瞬で真っ二つになっちゃうのよ。怖いでしょ〜、さあ、言いたい事があったら言って良いわよ」
「…、地獄へ落ちな…」
谷岡の脅迫にも屈せず、奈美は気丈に言い放つ。
「まあ!なんて口の悪い子なんでしょう!もっと痛い目に遭わなければ分からないようね!おやり!」
ガシャン
「わぁあ――――っ!!」
再び奈美の身体が左右に引き裂かれる。
ミシッ…、ミシミシッ
あまりの力に奈美の身体が悲鳴を上げる。
(ああっ…。身体が…、身体が裂けちまうよ…。でもっ…!)
―絶対に許しは請わない―苦しみの中、奈美は強く誓う。しかし、心とは裏腹に身体の方は限界に達していた。
「うわ―――――っ!!!」
ガクッ
遂に奈美は力尽きた。頭がうなだれ、全身から力が抜ける。
「もういいわ、止めて頂戴」
機械が再び止められる。顔を上げる力も残っていない奈美はエの字型にされたまま、弱々しく息をついている。
「思ったとおり奈美ちゃんってすごいのねぇ、普通の人なら確実に全身脱臼しているわよぉ。電気ショックにしても最大電力なら普通死んでいるのに生きているし。ま、多分大丈夫だと思ってやったんだけど、
もし死んじゃったら綺羅様になんて言い訳しようか考えていたのよ〜、死ななくてよかったわぁ」
「身体が丈夫な事だけが取り柄なんでね…」
朦朧とした意識の中、なお軽口を叩く奈美。それは自分自身の叱咤激励に他ならなかった。
「ふうん、そうなの。それならもっと責めても大丈夫そうね〜。綺羅様もその方がお喜びになられるわぁ」
死なない程度にやれよ、と言う綺羅の言葉を受け、谷岡は黒服に新たな指示を出す。
黒服達は奈美の四肢を拘束していた鎖を取り外し、乱暴に奈美を地面に放り出す。
「うくっ…」
再びうつ伏せになる奈美を見下ろしながら荒縄を持った谷岡が言う。
「それじゃあ奈美ちゃん、この紐でアナタを縛るので立ち上がって両手を後ろに回して頂戴ね」
195 :
796:05/03/11 01:21:27 ID:pVnfwqEo
「何しているの!さっさと立ち上がりなさい!」
(くっ、くそっ。身体に力が…、入らない…)
言われるまでも無く立ち上がろうとするのだが、四肢に加えて股関節までダメージを負った奈美は、ただ手足をのそのそと動かすだけである。その姿は地面を這うナマケモノに似ていた。
「チッ!とろい子ね!もういいわ、洋子ちゃんか被験体の子に代わりに受けてもらう事にするから!」
イラついた谷岡の言葉に、奈美の身体がピクリと反応した。
必死に四肢に力を込める。
「…、や…、止めろ…。あたしは、立てる…」
谷岡のズボンに手を掛け、奈美は必死に立ち上がろうとする。
「キャッ!何するの!放しなさい!お放し!」
慌てて奈美を突き放す谷岡。
しかし、奈美は突き飛ばされてもなおも必死で立ち上がろうとする。
「あたしは…、負けない…。うくっ…!もうこれ以上…あの子達を…悲しい目に…合わせはしない…」
自分に言い聞かせるように呟きながら、奈美は執念で立ち上がる。
よろめきながらも必死で体勢を整え、自ら両手を後ろに回す。
「さあ、これでいいんだろ。縛るならさっさとやりな」
谷岡から荒縄を受け取った黒服達が奈美を後ろ手に縛り上げる。
縛り上げられながらも、奈美は谷岡とその後ろにいる綺羅をキッと睨みつけていた。
「用意は出来たわね。じゃ、次はあれに跨って頂戴」
谷岡が指差したものは逆三角形をした台であった、三角木馬である。男達が運んできたそれは先端が鋭く尖っており、最早凶器と呼ぶにふさわしい代物だった。
だが、奈美はフンと鼻を鳴らし、自ら木馬に向かって歩いていく。
「跨ればいいんだろ?こんなもの、あたしが怖がるとでも思っていたのかい?笑わせるね」
(洋子さん、皆、君達を助けるまであたしは負けない。だから、少しでいい、あたしに力を貸してくれ…)
口で言った事とは裏腹に、悲壮な覚悟を胸にして奈美は自らの意思で魔の三角木馬に跨るのであった。
196 :
796:05/03/11 01:22:13 ID:pVnfwqEo
三角木馬の前に立つ奈美。
(これに跨るのか…)
剣先のごとき木馬の先端を見て、さすがの奈美も震えが走った。
(でも、あの子達だってもっと怖い思いをしているんだ。こんなもの!)
男達の見ている前で、奈美は木馬に跨る。
「あうぅ――――っ!!」
股間が裂けそうな衝撃。
「オーホホホ!この子、本当に自分から跨ったわ!とんだマゾ娘ね!」
谷岡の言葉も、激痛の中にある奈美の耳には入っていない。
あまりの苦痛に身じろぎをする奈美、そのまま木馬からずり落ちそうになる。
「おっと、楽にはさせないわよン」
奈美の背後の男達が素早く回りこみ、天上の滑車に取り付けられたロープを、奈美を拘束している荒縄に縛り付ける。
これで、いかに暴れようとも奈美が木馬から落ちる事は出来なくなった。
「うあぁ…、くぅ――っ!」
「苦しいのね?奈美ちゃん。じゃあもっと苦しめてあげるっ」
男達が三角木馬を激しく揺らし始めた。
「うぁあっ!ひぐぅ――――――――っ!!!!」
股間からの激痛が奈美の脳を貫く。
必死に頭を振って痛みから逃れようとする奈美を、綺羅は満足そうに見つめるのであった。
197 :
796:05/03/11 01:23:14 ID:pVnfwqEo
(いっ…痛い…。股間が裂けそうだ…)
股裂きに続いての三角木馬に、奈美の股間は限界に近づいていた。
キリリ
滑車についたロープが引き上げられ、奈美の股間は木馬から少しだけ浮く。
「くぅ…」
「奈美ちゃん、残念だけどこれで終わりじゃないのよ〜。今度はアナタの足にコレを取り付けてあげますからね」
谷岡の用意したものは一対の重りだった。10キロはあるそれを奈美の両足に取り付ける。
「うぐっ!」
両足が抜けそうな重さ、このまま木馬に跨らされればどうなるか…、さすがの奈美も身体の震えをとめる事が出来なかった。
ズンッ
ロープが緩められ、奈美は再び木馬に跨らされる。
「…!うぁあ―――――っ!!」
再び奈美の苦しげな悲鳴が牢獄に木霊する。
「痛いの?ねえ、痛い?ほらほら言いたい事があるんでしょ?遠慮なく言いなさい、悪いようにはしないから」
「ぐぐっ…、こんなの…痛くもなんともないね…。こんなんじゃ…、あたしはおとせないよ…」
奈美の減らず口に男達は奈美の身体を激しく揺らす事で答える。
「っ…!うわぁ――――――――っ!!!!!!」
更なる苦痛に耐えようと、必死にもがく奈美。
男達はそんな奈美を嘲笑うかのように更に身体を木馬に押し付ける。
「ああっ!ひぐぅっ!うぁあ…」
奈美の悲鳴がだんだん小さくなり、もがく仕草も力無い。既に暴れるだけの力は奈美には無いのだ。
「お前たち、止めなさい」
谷岡の言葉で、ようやく奈美は木馬から解放された。後ろ手に縛られたまま、奈美は地面に放り出される。
地面に横たわるその姿に、もはやかつての力強さは無かった。
198 :
796:05/03/11 01:24:06 ID:pVnfwqEo
「ううっ…」
後ろ手に縛られたまま無様に横たわる奈美。しかし、眼光は未だ鋭く、彼女の意思はまだ微塵も砕けていない事を示していた。
「あらら、まだそんな目をしているのね、まるでゴキブリ並みのしぶとさだわ〜。ここまで受けて泣き言を言わなかったのは奈美ちゃんが始めてよ」
谷岡の言葉に奈美はハッと顔を上げる。
「お前達は…、こんなひどい事をほかの人にやっていたと言うのか…!」
「そうよ〜。アナタみたいな捜査官やぁ、バウンティーハンターのネズミ達や組織の裏切り者とかぁ、いっぱいお仕置きしちゃったわぁ」
「貴様…」
「でも、みんな根性無しなの。ちょっと痛い目にあわせたら皆ひぃひぃ泣き喚くし〜。最後はみんな泣きながら許しを請うたわ〜」
「なんてひどい事を…」
「で、用済みになった連中だけどぉ。生かしてもしょうがない男達はそっこー殺しちゃってぇ、女達は性奴隷として働いてもらっているわ〜」
「ひどすぎる…。あたしはお前達を絶対に許さない…!」
奈美の義憤を男達は鼻で笑い飛ばす。
「おほほ!いくらいきがっても奈美ちゃんもいずれアタシ達に許しを請うことになるのよ!」
「無駄だ、いくら責め苦を与えようがあたしはお前達には屈しない!」
「そんなに元気ならまだ大丈夫ね。お前達、次にいくわよ」
男達は天井の滑車に繋がったロープを奈美の両足に巻きつける。
キリキリ…
滑車が回るにつれ、奈美の身体が足の方から持ち上がる。そして、程なく奈美は宙吊りにされてしまった。
「ああっ…」
後ろ手に縛られ、両足をひとまとめにくくりつけられた奈美の姿はサンドバッグのようだ。
「どう?頭に血が上って大変でしょう?これから奈美ちゃんをこれでお仕置きしてあげますからね」
そう言う谷岡の手には皮製の鞭が握られていた…。
199 :
796:05/03/11 01:34:59 ID:pVnfwqEo
「お〜ほほほ!せいぜいいい声で鳴いて頂戴ね!」
バシィ!
谷岡の鞭が奈美の胸を打つ。
「あぅっ!」
奈美の身体が弓なりに反る。
ビシィ!
後ろから弟の忠昭が奈美の背中を打ち付ける。
「ああっ!」
焼け付くような激痛が奈美を襲う。
バシィ!バシィ!ビシィ!バシィー!
「がっ!ぐぅっ!ぐあっ!あぐぅ―――っ!!」
胸に、腹に、太ももに、谷岡の鞭が奈美の身体を傷つける。
ビシィ!バシィ!バシィ!ビシィー!
「うあっ!ひぐっ!あがっ!あう―――っ!!」
背に、尻に、腕に、忠昭の容赦ない打ち込みが襲う。
特殊スーツに守られているおかげで出血は押さえられているとは言え、奈美の身体に与えるダメージは殆ど軽減されていない。
逆さ吊りにされる苦痛と鞭による激痛が襲う、それでも奈美は決して哀れみを請おうとはしなかった。
「さあ、これでトドメよ!」
バシィイイ!!
一際強力な一撃が奈美の両乳首に打ち付けられる。
「うあ――――――――っ!!!」
一際大きい悲鳴を上げ、奈美はがっくりと頭を下げる。
「ふ…ん。どうやらここまでのようね」
ドサッ
逆さ吊りにされていた奈美の身体が地面に投げ出される。
ハアッ…、ハアッ…
後ろ手に縛られ、両足首も縛められた奈美。
拷問による苦痛で身体が震える。
弱々しく息をしながら犯罪者達の前で敗北者として身を横たえる奈美。
他者を思いやる心が強すぎたが故の皮肉な結果であった…。
200 :
796:05/03/11 01:36:15 ID:pVnfwqEo
今回は一応ここまです。
文が長くなってちょっと読みにくくなってしまいました。
行の区切りなどはもっと勉強しなくてはいけませんね、すいませんでした。
次は奈美が綺羅に○○されるお話です、3〜4レスで終わると思うので次は比較的早く投下出来そうです。
後、奈美が股裂き拷問を受けるシーンが想像出来にくいと言う方は、
「キン肉マン」のモンゴルマンがヘル・ミッショネルズ(ネプチューンマンとビッグ・ザ・武道のコンビ)に受けた股裂きシーンを連想していただければ結構です。
昔、自分はあのシーンでモンゴルマンを女性キャラに変換して、ハァハァしてました。
それでは、今回はこれで失礼します。
>796氏
GJ……と書こうと思ってた。実際、中身だけならGJなのに。
モンゴルマンの股裂きとか、たとえ思っても書かないで……そそり立っていたナニが一瞬でしなだれちゃったよorz
202 :
796:05/03/11 23:52:54 ID:8rPZnAbw
>>201 すいません。
自分の不注意でした、以後気をつけます(´・ω・`)
汚名を晴らすべくがんばるので、
これからもどうかよろしくお願いします(`・ω・´)
>>202 まあ、確かにモンゴルマンはアレだけどw
でもGJです。次回も楽しみにしています。
204 :
796:05/03/12 22:52:25 ID:MxGZrwHP
お待たせしました。
お詫びも込めてちょっと早めの投下です。
綺羅は満足していた。
かつて闇の帝王として君臨し、恐れるものは何も無かった自分。
だが、一人の女がその栄光ある人生を汚した。
たった一人で組織をほぼ全滅に追い込み、帝王である自分も捕らえられた。
そして味わう拘留の屈辱。
なんとか脱出し、かつての地位を取り戻したが、あの時受けた屈辱は忘れる事は出来ない。
久瑠須麻 奈美、その名前は一日たりとも頭から離れた事は無かった。
自身に一生消える事のない屈辱を植えつけた女。憎しみのあまり夢にまで出て来たこの女に復讐することこそ、全てを手に入れた綺羅の最大の願いであった。
そして今、憎むべき宿敵は自分の足元に横たわっている。
手足を拘束され、苦痛に身体を震わせている宿敵―久瑠須麻 奈美―、どちらが真の勝者かは誰が見ても明らかだろう。
だが、綺羅にはもう一つやるべき事があった。
このいけ好かない小娘にどちらが真の勝者か、その身に刻まねばならない。
「正樹、この女を地面に張り付けろ」
「へ…?は、はい。少しお待ちを」
綺羅の命を受けた谷岡が黒服達と共に、奈美を新たに鎖で拘束する。
程なく、今度は地面に奈美はX状に拘束された。
「綺羅さま、これでよろしいでしょうか?」
「うむ、お前達はさがっておれ」
そう言うと、綺羅はゆっくりと奈美に向かって歩を進める。そして、奈美の足元で立ち止まった綺羅は、冷たく奈美を見下ろすのであった。
205 :
796:05/03/12 22:53:18 ID:MxGZrwHP
ふんっ、いいザマだな、奈美」
「綺…羅…」
宿敵を前に、生気を失っていた奈美の眼光に光が宿る。
「どうだ、今の気持ちは?お前には散々苦汁を飲まされてきたが、最終的な勝者は私のようだな」
「そんなこと…、まだ分かるもんか!」
「分からん?敗北者として無様な姿を晒しているのにまだ分からんか。人質を取られただけで何も出来ぬ分際で私に戦いを挑む事自体が無謀だったのだ」
「だまれ…!」
「これが現実なのだよ。以前、たまたま私を捕えることが出来た程度で私より強い存在であると勘違いした貴様が愚かだったのだ」
綺羅の演説が続く。
「だが、これで貴様も理解しただろう。私の力は貴様には決して届く事のないはるか高みにあるのだよ」
「…、ふっ」
綺羅の演説を奈美は鼻で笑う。
「何が可笑しい!」
「いや、あんたの心の小ささに思わず…ね」
「何!?」
「結局、あんたは唯あたしに捕まった事が悔しいからこんな事をしている訳だ。
あんたのちんけな自尊心の為にこんな事を必死にやっているのかと思うと可笑しくって笑いが止らないよ」
「貴様ぁ、まだそんな減らず口を!」
奈美の言葉に激高しかける綺羅。だが、どうしたのかすぐに冷静になった。
「ふんっ、まあよい。愚かな貴様にも分かるように現実を教えてやろう、その身に刻み込む事でな!」
206 :
796:05/03/12 22:54:29 ID:MxGZrwHP
そう言うと、綺羅は奈美の股間に顔を近づける。
「…!!何をするんだ!」
「決まっている。勝者の私が敗者である貴様を犯してやるのだ」
「!!!」
綺羅の意図を悟った奈美は必死に暴れる。
そんな奈美に構わず、綺羅は懐からナイフを取り出す。そして、特殊スーツの股間部分を摘み上げる。
そのまま、ナイフをスーツに押し当てた。
「無駄だ!あたしのスーツはナイフの刃を通さない!」
強気に言い放つ奈美。しかし、ナイフはスーツを紙のように切り裂いた。
「な…、何故…!?」
「残念だったな。このナイフは高周波ナイフだ、こんな薄っぺらいスーツなど簡単に切り裂けるわ」
振動する事により切れ味を大幅に増した高周波ナイフの前には、奈美のスーツも無力だった。そのまま、股間部分が切り裂かれる。
「さて、ご開帳だ」
遂に奈美の性器が綺羅の眼前に晒された。
「くそぉ…!見るな。見るなぁ!」
奈美の抗議を無視して、綺羅は奈美の性器をゆっくりと開く。
「くく…、これは綺麗なマ○コだ。どうやら貴様は処女のようだな」
「うるさい!黙れ!」
綺羅の言葉に奈美は顔を赤くする。
「なるほど、そういうことか。光栄に思うがいい!私が直々に貴様を女にしてやろう!」
そう言うや、綺羅はズボンからペニスを取り出した。
「はははっ!貴様など前戯をする必要もないわ!このまま刺しこんでやる!」
「ふざけるなっ!止めろっ、止めろぉお!!」
ズンッ!
奈美の声も虚しく、綺羅の猛り狂ったペニスが奈美の性器に挿入されるのであった…。
207 :
796:05/03/12 22:56:27 ID:MxGZrwHP
「うああ―――っ!」
奈美を襲う破瓜の激痛。
「いい締まりだ!さすが処女は違うな!」
力強く腰を動かす綺羅。
「ちく…しょう…!こんな、事で…!」
パンッ、パンッ!
綺羅の巨大なペニスが奈美の膣を容赦なく蹂躙していく。
「くっ…、くぅ…!」
奈美が感じているのは単なる苦痛である。愛情など微塵も無い綺羅の行為で、快楽を感じろと言うのは無理な注文であった。
「悔しいか?久瑠須麻 奈美。くくく、しかしお前もバカな女だ」
「な…、なんだと…。くっ!くああっ!」
「洋子や被験体の事など放っておけばこんなザマにはならなかったものを。お前の甘さがこういう結果を呼び込んだのだ」
「あたしは…、お前に辱められた事を後悔してはいない」
膣内の痛みに耐えながら奈美は言う。
「…なんだと?」
「いずれこうなる事は、この仕事に就いたときから覚悟はしていた…。うくっ!あたしがどうなろうと、それは自分の責任…、でも…っ!」
綺羅の激しい腰使いに、奈美の呼吸が一瞬乱れる。
「あの子達を怖い目に合わせているのは、あたしの力が及ばなかったせい…。あの子達を守るのはあたしの使命だ。
だから、あたしは最後まで戦う。皆を助けるまで、お前なんかに負けてたまるか!」
綺羅に犯されながらも、奈美は毅然と言い放つ。その目はまっすぐ綺羅を見つめ、強い意志はいささかも衰えていない事を示していた。
「小娘が…!まだ己の立場をわきまえていないようだな!ならばこれでどうだ!」
怒れる闇の帝王は、腰を動かしたまま両の手で奈美の首を絞め上げる。
これが、奈美の決意に対する綺羅の返答であった。
208 :
796:05/03/12 22:57:20 ID:MxGZrwHP
「うぐぅ―――――っ!!」
首を絞められ、苦悶のうめき声を漏らす奈美。
X状に拘束されている身では抵抗のしようが無い。
「うはは!締まる!締まるぞ!お前のマ○コは最高だ!おおっ!おお!!」
奈美の首を絞め、腰を激しく動かしながら感極まった声で綺羅は喚く。
「おぐぅ!がはっ!あぐ―――――っ!!」
首を絞め上げられている奈美はそれどころではない。奈美にとって、これは単なる拷問の続きであった。
「ぐふぅ!出る!出るぞぉお!!貴様に我が烙印を押してくれるわぁあ!!」
「ぐああ――――っ!」
ドプッ!ドププッ!
綺羅のイチモツが一際膨張したかと思うと、大量の精子が奈美の膣内にあふれ出す。
ヌルッ
奈美の膣から、綺羅のペニスがゆっくりと引き抜かれる。
「くくく、どうだ?女になれた感想は」
荒い息をする奈美に答える力は無いはずであった、しかし。
「…最悪…だね。でかけりゃいいってもんじゃ…、ないよ」
息も絶え絶えになりながら、なお反抗の意思を見せる。
「フンッ、そうでなくてはなっ!それでこそ壊し甲斐があるというものだ」
綺羅の指図で、奈美は最初に意識が戻った時のように両手両足を鎖でX様に拘束される。
「まだまだお前には返さねばならん借りがたくさんあるのでな。まあ、たっぷりと受け取ってくれたまえ」
「勝手に…、しな…」
「いつまで持つか、楽しみだな。くはは…、はぁ――――はっははは!!」
呵呵大笑しながら綺羅は男達を引き連れて地下牢を出て行く。
ガシャアンッ!
鉄の扉が閉まり、牢獄に静寂が訪れる。
(洋子さん…、皆…)
人質の身を案じつつ、奈美の意識は闇の中へと落ちていくのであった…。
209 :
796:05/03/12 23:06:22 ID:MxGZrwHP
今回はここまでです。
3〜4レスと言っておきながら、結局5レスになってしまいました。
次回は、いよいよ媚薬を使った拷問が始まります(予定)。
肉体的な拷問にくわえて、媚薬による精神的な拷問でますます窮地に追い込まれる奈美。
果たして奈美は耐える事が出来るのか。
と言う感じにするつもりです。
奈美の過去の紹介や新キャラの登場などで、お話はますます泥沼化しそうデス…。
こんな話でよければこれからもよろしくお願いいたします。
それでは失礼します。
210 :
名無しさん@ピンキー:05/03/13 22:29:34 ID:PnC5w5w5
796さん。今初めて読みました。
責めもさることながら、必死に立ち上がって自分から木馬にのる自己犠牲の態度が一番ツボでした。
がんばってください
211 :
796:05/03/18 22:51:25 ID:KzVcCjif
お待たせしました、続きを投下いたします。
町はずれにある大きなスーパー。
普段は多くの買い物客でにぎわうこの店は、かつて無い緊張に包まれていた。
テロリストの集団がスーパーを占拠、買い物客と店員を人質に刑務所にいる仲間の解放を突きつけてきたのだ。
スーパーを取り囲む警官と機動隊、説得を続ける彼らに対し銃弾で返答するテロリスト。
何も進展しないまま、時間だけが刻々と過ぎていった。
そして―
突如、爆発するスーパー。
建物が一瞬にして紅蓮の業火に包み込まれた。
「姉貴――っ!おやじ――っ!おふくろ―――っ!!」
炎に飲み込まれるスーパーに、一人の少女の悲痛な叫びが木霊した―。
「はっ…、くそっ、またあの夢か…」
牢獄の中で、奈美が意識を取り戻す。
それは、過去の惨劇。
いつまでも続くはずだった平凡だが平和で幸せな生活。
それらが一瞬で崩れ去った忌むべき日の思い出であった。
212 :
796:05/03/18 22:52:25 ID:KzVcCjif
「もう、あの日の事は吹っ切ったと思っていたんだがな…」
そう呟き、自嘲の笑みを浮かべる奈美。
奈美は、ごく普通の家庭に生まれ育った。
男勝りながらも誰にでも優しく接する奈美は男女問わず(むしろ女性に)人気があった。
女でありながら喧嘩では無類の強さをほこっていたが、本質的に暴力を嫌っていた彼女は自分のために喧嘩をした事は無い。
他人の為にやむなく戦うときも出来るだけ相手を傷つけないように、且つ相手に花を持たせる形で遺恨を残さないようにしてきた。
このように一見がさつなように見えて細かい気配りが出来る奈美は、教師など目上の存在には礼をもって接するなど、礼儀作法もしっかりしていた。
それでも基本的に自由奔放な性格の奈美は、バイクでの遠乗りが一番の趣味であった。
家族は、両親の他に姉が一人いた。
男勝りな奈美と違っておしとやかで大人しい性格であり、奈美の自慢の姉であった。
どちらかと言えば厳格な家庭であったが、両親や姉は奈美が本当は優しい性格をしている事を知っていたので奈美の奔放な行為をとがめだてする事は無かった。
要するに幸せな家庭であった。
そして、運命の日。
食材を買おうとスーパーにいく事が決まったが、奈美はバイクでドライブをするため3人で行く事になった。
奈美は、買い物に出かける準備をしていた家族に声をかけて一足先に家を出る。
これが、奈美と家族の今生の別れであった。
213 :
796:05/03/18 22:53:19 ID:KzVcCjif
(そうだ…、洋子さんは姉貴に少し似ているんだ…)
昔を思い出しながら、優しかった姉の事を想う。
いつも自分を優しく見守ってくれた姉、何かあっても、姉は常に自分の味方であった。
そのかけがえの無い姉が、大切な両親と共にテロリストに殺された。
あの事件の後、テロリストの数人は逮捕されたが、主犯格を含む数人はまんまと逃げおおせていた。
その時の奈美にあったのは深い悲しみであった。
あの日以来、奈美は泣き続けた、しばらくは呆然として何も出来なかった。
だが、数日後、奈美はある決心をする。
わき目も振り返らずひたすら自分を鍛え、勉強した。そして、2年後には私設捜査官の役職を手に入れる。
そして、自分の家を売却し、今すんでいるガレージに移り住んだのである。
家財は必要最低限のものだけ、ガレージを改造し格闘や射撃の訓練を行える場所も作った。
それもこれも全ては家族を奪った者達に復讐するためであった…。
(いけないな…、昔の事ばかり振り返っちゃ…)
昔を思い出していた奈美が、ふと我に帰る。
今は、洋子達を救出する事が一番大切な事である。
(とにかく耐えてチャンスを待つしかないな…)
限りなく勝ち目は薄いのは分かっている、だが、諦める訳にはいかない。
(もう、悲しい思いをするのはあたしだけでたくさんだ)
それが、奈美の戦う理由。他人の為に命を投げ打つ理由は、それだけで十分であった。
カツ、カツッ…
(来たな…)
扉の外に人の気配がする。
そして、地獄の扉が再び開いた。
214 :
796:05/03/18 22:54:18 ID:KzVcCjif
「こんにちは〜、奈美ちゃあん。元気してたぁ?」
複数の男を引き連れた谷岡がニヤニヤしながら入ってくる。
「…おかげさまでよく眠れたよ…」
余裕の笑みを浮かべて奈美は答える。
しかし、実際は余裕などなかった。長時間X状に拘束されている奈美は既に手足の感覚が無い、もはや気力だけで持っているようなものだ。
だが、弱みを見せることはすなわち敗北である、どうしても虚勢を張り続けなければならないのだ。
「それは良かったわぁ〜。奈美ちゃん、これなんだか知ってるぅ?」
そう言って、谷岡は赤い液体の入ったビンを奈美の目の前でぶらぶらさせる。
「クロス・マインド…」
奈美がうめくように言う。
その効き目の強さゆえに廃人が続出している禁断の媚薬、この世から消え去るべき悪魔の薬である。
「正解よぉ〜、さすが私設捜査官様ねぇ〜。ねえ奈美ちゃん、以前アナタが言った言葉覚えてるかしらぁ?」
「…、ああ、覚えてるよ。『薬の実験台にするのはあたしだけにしろ』だろ?」
奈美には、男達が自分に何をしたいのか既に分かっていた。覚悟の笑みを浮かべ、男達を見据える。
「ええ、そうよぉ。これからアナタをお薬漬けにしてあげる担当の人を紹介するわね」
「担当だと…っ?」
どうやらクロス・マインドの人体実験を担当する人間が他にいるようだ。谷岡の合図で扉から人影が現れる…。
「へぇ、この人が今回の被験者なんだね」
「…っ!?き、君は…?」
牢獄に入ってきた人間を見て、奈美は素っ頓狂な声を上げる。
奈美を見上げるようにして立っていたのは年端もいかぬ少年だったのだ。
215 :
796:05/03/18 22:55:14 ID:KzVcCjif
「紹介するわ、この子が組織の薬物実験を担当する安東 正治(あんどう せいじ)クンよ」
谷岡が少年の紹介をする。
「こんにちは、お姉さんが奈美さんだね?」
相変わらず奈美を見上げながら正治少年が無邪気に言う。
「…、こ、この子があのクロス・マインドの実験担当だって…?」
奈美の頭は混乱していた。
どう見ても10歳から12歳くらいしかない少年があんな恐ろしい薬の、それも非人道的な実験の担当者など言われても信じられなかった。
「そうだよ、あのお薬を使うとみんな気持ちよくなれるんだ。お姉ちゃんも僕と一緒に遊ぼうよ」
「正治君…、君はあんな恐ろしい薬をほかの人に使っていたというのかい?その人達がいやだなっ…て考えていたとは思わなかったの?」
あえて人体実験や薬物投与等の言葉を使わないで穏やかにたずねる奈美。
「でも、みんな最初は嫌がっても最後はうれしそうにあのお薬を使っていたよ?欲しがっているのにお薬あげちゃいけないの?」
あくまで無邪気な正治を見て、奈美は背筋が凍りつく思いだった。
(この子は…、自分が何をしているのかを理解していないんだ…)
無邪気ゆえの残酷さ、何も知らないが故に非人道的な行為も呵責もなくこなせるのだ。
「さ、おしゃべりはここまで。正治クン、奈美ちゃんを気持ちよくしてあげなさい」
谷岡の言葉に、正治は一本のビンを出す。
「ほら、これがクロス・マインドの原液だよ。でも、これじゃ効き目が強すぎるからこれを8倍に薄めて使うんだ」
そう言って正治は一本の注射器を取り出した。
「この中に8倍に薄めたお薬が入っているんだ。これをお姉ちゃんに注射してあげるね」
「正治君…、こんなことは止めるんだ」
奈美の言葉を無視して、正治は注射器を傍らの男に渡す。
プスッ
奈美の首筋に注射針が突き刺さり、薬は奈美の体内へと注入される。
「…ッ!ウッ!」
直後、奈美の身体がビクリと跳ねる。
(こ…、これは…っ!)
体内に湧き上がる得体の知れない感覚。その身に湧き上がる激烈な官能の炎を、奈美はなすすべもなく感じていた。
216 :
796:05/03/18 22:56:09 ID:KzVcCjif
「くぅっ…、はぁあ…っ」
我知らず甘い声をだす奈美。
「効いてきたみたいだね。どお?気持ちいいでしょ?」
ニコニコしながら正治が言う。
「そ…、そんな…。あたしは…気持ちよくなんて…無い…よ…」
拘束されている身体をくねらせながら奈美は必死に快楽に抵抗する。
「嘘はいけないよ」
そう言って、正治は奈美の膣に手を伸ばす。
「あっ!正治君、だめだよ!あっ!はぅうっ!」
ニチャアッ
正治が膣をまさぐる度に出る卑猥な音。ようやく膣から手を離した正治は、愛液で濡れた手を奈美の前に突きつける。
「ほら、こんなに濡れているよ。本当は気持ちいいはずなのに、お姉ちゃんは嘘つきなんだね」
正治の言葉に奈美はカァッと顔を赤らめる。
「お〜ほほほ!嘘つきにはお仕置きが必要ね!正治ちゃん、やっちゃいなさい」
クチュ、クチュ…
谷岡の言葉を受けた正治は更に奈美の膣を攻め続ける。
「ヒッ!キヒィ!正治君…、お願いだ…もうやめてく…キヒィ―――――ッ!」
何とか責めから逃れようと無茶苦茶に暴れる奈美。
「クスクス、お姉ちゃんお汁がいっぱい出ているよ。おっぱいもピンと張り詰めているね」
「そ…、そんな事は…ヒィイ――――――ッ!」
いくら奈美が否定しようと、身体にフィットしたスーツ越しに奈美の乳首がプクリと膨れているのは紛れもない事実であった。
ピンッ
正治は奈美の膨れ上がった乳首を軽く弾く。
「…ッ!アォオオオオ―――――――――ッ!!」
身体を仰け反らせ、奈美は快楽の咆哮を上げる。
「いいよ、お姉ちゃん。これからもっと気持ちよくしてあげるね」
天使の笑みを浮かべながら、正治は奈美に悪魔の宣告をした。
217 :
796:05/03/18 22:57:02 ID:KzVcCjif
(だ…、だめだ…。このままじゃ…正治君にイカされちまう…)
なんとか絶頂に達しまいと抵抗する奈美であったが、正治の責めに陥落寸前であった。
正治の責めが特別うまい訳ではない。薬の効き目があまりにも強すぎるのだ。
「ヒィイイイイ!!ウァアアアア!」
頭を振りたくりながら必死で暴れる奈美、今の彼女は身体のあらゆる部分が性感帯であった。
「うふぅうう――っ!!そんな…、こんな事って、ほォオ――!!」
身体にピッタリとフィットしたスーツが、彼女を快楽の高みに突き上げる。
クリクリッ
「すごいや!お姉ちゃんのお股からこんなにお汁が出ているよ!」
奈美のクリトリスをいじりながら正治が感嘆の声を上げる。
「ヒァアアア!正治君っ!そこはダメェエエエエ!!」
激しく頭を振るたびに、口から漏れた唾液が飛ぶ。
(ああっ…、もう…もうダメ…だ…)
奈美の頭の中で、快楽が理性を吹き飛ばす。
「さあ、お姉ちゃん。これでお仕舞いだよっ!」
ズプッ!
正治が奈美の膣に、ひときわ深く人差し指を押し込んだ。
「ヒッ!いやぁあアアア――――!!いくっ!イっちまう…っ!!ああっ…い、いやだ…、ヒッ!イッ、イクッ!!イクゥウウ――――――ッ!!!」
身体を仰け反らせ、ひときわ大量に愛液を噴き出す奈美。
絶頂に達した彼女の意識は、そのまま白き世界に包まれていくのであった…。
218 :
796:05/03/18 23:01:35 ID:KzVcCjif
今回はここまでです。
いろいろと都合がありますので、更新がどんどん遅くなると思いますがどうかご容赦ください。
ご意見、ご感想などを下さると嬉しいです。
それでは失礼します。
>>218 乙です。
まあそんなに急がなくても大丈夫なんで、ゆっくり頑張ってください。
……もしかしたら、自分も保守がてらに何か書くかもしれませんし。
続きが気になりますよーまったりでいいのでお願いします!
そして219さんもがんばって!!
221 :
796:2005/03/23(水) 23:14:23 ID:vwLJfn+I
>>219さん
>>220さん
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。
少しずつ書いてはいるのでもうしばらくお待ち下さい。
>>219さんもSSをお書きになるのでしたらどうか自分にかまわず書いてください。
お気を使っていただいてどうもありがとうございました。
何度も何度もイカされる
イキたいのにイク寸前で止められる
というのはエロ拷問なんだろうか
>>222 うむッ、立派なエロ拷問ではないかと思うッ
……で、そういうのの投下を期待してよろしいんだろうか。
224 :
名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 14:22:04 ID:t8gnioMM
225 :
796:2005/03/26(土) 22:08:44 ID:xjU0LywM
お待たせしました、続きを投下させていただきます。
「あ、あああ…」
呆けた様な顔で奈美が呻く。
意識は朦朧としていた。今、奈美の頭の中はもっと快楽を貪りたい、何もかも忘れてこのまま薬でイキつづけたいという想いが渦巻いている。
早くも堕ちかけた理性。だが、その快楽の闇の中で、頭の片隅にはまだ光が残されていた。
「ねっ、奈美ちゃん、と〜っても気持ち良かったでしょう?」
谷岡が奈美の顔を覗き込みながら言う。
「うあっ…、あうぅ…」
「良かったようね。お薬もっと欲しいんでしょ?アナタがお願いすればいくらでもあげちゃうわよぉ」
「あ…、く、薬…。く…くだ…、くださ…」
「うんうん、さすがの奈美ちゃんもこのお薬には適わなかったようね。いい子にすればいくらでもあげちゃうわよン」
「…い…。とでも言うと思ったのかい、バーカ」
濁っていた奈美の瞳に理性が宿る。快楽に脳が支配されそうになる中、懸命に理性を保っていたのだ。
「…ッ!キ、キィ――ッ!どこまで生意気なのこの子は!」
上機嫌だった谷岡の顔が怒りで歪む。一方、正治は驚いたような顔をしていた。
「お姉ちゃん、ほんとにお薬欲しくないの?今までの人は皆これでお薬を欲しがるようになったのに」
「ふふっ、正治君、世の中いつでも例外って言うのはあるんだよ…」
汗をかきながらも懸命に笑顔を作って答える奈美。
自分がこのまま薬に負ければ、この無垢な少年はまた組織の中で薬の実験を行い続けるだろう。
最後まで耐え、この子を組織から出す、そして社会的常識を教える。そうしなければこの子が不幸になるのは火を見るよりも明らかだ。
(この子は…、あたしが救うんだ…)
固く心に誓う奈美。
薬に耐えた唯一の人間になれたのはひとえに他人を守ると言う強い想いがあればこそ、その心が奈美の強さの秘密であった。
226 :
796:2005/03/26(土) 22:09:37 ID:xjU0LywM
「正治ちゃん!さっさと次に行くわよ!お前たち、何しているの!早く開脚椅子をお出し!」
怒りの表情で谷岡が男達に指示を出す。
牢獄の中央に出された椅子は少し奇妙な代物だった。
人が座る部分の両脇に板がある、その板に足を掛け、付属しているベルトで足を板に張り付ける事でM字開脚を強いる仕組みなのだ。
「早く奈美ちゃんを座らせるのよ!それから正治ちゃん、お薬は4倍に薄めたヤツを使って頂戴」
(…4倍だと…!)
先ほど使われたのが8倍に薄めた物なのであるから、単純に濃度が2倍の薬を使われる事になる。
「はうっ!」
X状態から開放される奈美はそのまま地面に投げ出される、しかし地面に倒れるその衝撃すらも今の奈美にとっては快楽であった。
(はぅう…、こ、こんな馬鹿な…)
身体が全く動かない。快楽に全神経が支配されている為、力を込めることが出来ないのだ。
そのまま奈美は男達に両脇を抱えられる、そして操り人形のように男達の手により開脚椅子に拘束されてしまった。
「く…ぅっ…」
奈美は両腕を頭の後ろに回すような形で拘束され、両足はM字開脚の形で固定されるという屈辱的な格好を取らされていた。
(ちく…しょう…っ!負ける…もんか…っ!)
屈辱と快楽に顔を赤らめながら必死に耐える。
「さて、お次はアナタのおっぱいを見せて頂戴ね」
そういうや谷岡は高周波ナイフを奈美の胸に押し当てる。
「や…止めろ…」
ビィイイイ――――ッ!
奈美の抗議を無視して、谷岡はボディースーツの胸を覆っている部分を切り裂く。
「ああ…」
「おほほ、きれいなおっぱいね。あらあら、乳首がこんなに立っているわぁ」
そう言うや谷岡は露わになった奈美の乳首を軽くつまむ。
「ヒッ!ヒィイ―――ッ!」
体中に電流がほとばしったかのような衝撃に奈美は派手に悲鳴を上げ、ガクンと顎をのけぞらせる。
「ホホホホホ!いくら強がっても身体は正直ね!次はさっきまでとは比べ物にならない位の地獄を見せてあげる!どこまで正気が保てるか楽しみだわぁ。オーホホホッ!」
暗い牢獄に谷岡の狂気の笑い声が響きわたった。
227 :
796:2005/03/26(土) 22:10:49 ID:xjU0LywM
「じゃあお姉ちゃん、お薬を注射するね」
プスッ
無邪気な笑みを浮かべて正治は奈美の首筋に再び注射を打つ。
「あぁ…、アァア――――ッ!」
奈美の身体が跳ね上がる。先ほどよりも更に強烈な快楽に、がむしゃらに暴れる。
「ふふふ、気持ちいいんだねお姉ちゃん」
ピンッ
正治が奈美のクリトリスを軽くはじく。
「ヒッ!ヒァアアアアアア!!」
たまらず奈美は嬌声を上げてしまう。
「くすくす、準備はいいみたいだね。じゃあ今度はこれをお姉ちゃんの中に入れてあげるね」
そう言って正治が取り出したのは人口ペニスであった、20センチを超える凶器にさすがの奈美も戦慄を覚える。
(今、あんなものを入れられたら本当に狂っちまう…)
「じゃあ、いくよ」
「ま、待って。正治く…」
ズボッ
正治は躊躇なく人口ペニスを奈美の膣内に挿入する。
「アヒィイイ―――――ッ!!」
奈美が絶叫を上げる、膣内を上下する人口ペニスになすすべも無かった。
「ひぃっ!イクッ!もうダメェ―――ッ!」
薬の力であっという間に絶頂に達してしまいそうになる奈美、ところが。
ズルッ
「あ…っ、えっ…?」
絶頂に達しようとするまさにその直前、人口ペニスは奈美の膣から抜き取られる。
「な…なぜ…?」
絶頂にイケなかった不満から、我知らず奈美は不満の声を上げる。
「おーっほっほっほ!残念だったわね奈美ちゃん!アナタのような悪い子はイカせてあげない!このままイクにイケない苦しみをたっぷり味わうがいいわ!」
そう言いながら大笑する谷岡。
「く…くそぅ…そう言う…事か…」
「アナタにはもうアタシ達に許しを請うしか道は無いの、『お願いします、イカせてください』ってねぇ。ほ――っほっほっほ!」
「ふざけるな…、誰がそんな事を…言う…もんか…」
苦しげな声で抵抗の意思を示す奈美、それが哀れな虜囚に出来る精一杯の抵抗であった…。
228 :
796:2005/03/26(土) 22:11:46 ID:xjU0LywM
「うふふ、お姉ちゃんのおっぱいはどんな味がするのかなぁ」
「ダメだ…、正治君…」
ペロッ
正治が奈美の右乳首を軽くなめる。
「アッ!ギィイ!」
「クスクス、お姉ちゃんのおっぱい、とてもおいしいよ」
そう言うと奈美の乳房をペロペロと舐め回す。
「あっ!アフゥッ!ヒァアアッ!や…やめて…イヒィイイ―――ッ!!」
頭を振って暴れる奈美。わずかに残る理性も正治の愛撫で簡単に砕けてしまう。
クリッ
正治の左手が奈美のクリトリスを軽く摘む。
「アッ!ファアアア―――――ッ!」
嬌声を上げる奈美。その姿を嬉しそうに見ながら正治は口を手を使って奈美を絶頂え追い詰める。
「ヒッ!イクッ!もうダメ―――…」
奈美がイこうとした正にその瞬間、正治は無情にも愛撫を止める。
「あ、あぁあ…」
奈美の身体が切なげに揺れる。
少しでも快楽を得ようと、無意識のうちに拘束された身体をくねらせる。
「うふふ、お姉ちゃんイキたいんでしょ?遠慮せずに『イキたい』って言えばいいんだよ?我慢しないで気持ちよくなろうよ」
正治には悪意は無い、この少年はひたすら無邪気に人を地獄の底に突き落とすのだ。
「ア…アフッ…。そ…そう言う…訳には…いかないんだ…よ…フゥウウ…ッ!」
混濁とした意識の中、奈美は必死で話す。だが、奈美の想いが正治に届くはずは無かった。
229 :
796:2005/03/26(土) 22:15:50 ID:xjU0LywM
「お姉ちゃんは意地っ張りなんだね。でも、僕だって負けないよ」
あくまで無邪気な笑顔で正治が言う、彼にとってはこの犯罪行為も遊びの一種なのかもしれない。
「ウアッ…、アアゥ…」
身体が疼く。全身が性感帯となった奈美は何もしてなくても性的快楽を感受し続け、股間からは愛液がとめどなく流れている。
そんな奈美に、正治は再び責めを開始した。
クリッ、ペロペロッ…
「アハッ!アヒィイイ―――――――ッッ!!!!!」
奈美の絶叫。
乳房とクリトリスを同時に責められてはひとたまりも無い。
ただひたすらに快楽を貪ろうと浅ましく腰を振る事しか出来なかった。
「うふふ、そんなに腰を振って、とっても気持ちいいんでしょお姉ちゃん」
「…そんな事…ない…」
「お姉ちゃんの嘘つき」
カリッ
正治が奈美の乳首を甘噛みした。
「アッ!アオォオオ―――――――ッッッ!!!!!」
乳首から発せられた快楽の電流に、奈美は身体を思いっきりのけぞらせる。
「ほら、ホントはとっても気持ちいいくせにお姉ちゃんは嘘つきだ。嘘をつくのは悪い人がすることなんだよ!」
正治は更に愛撫の手を強める。
「アハッ!ヒィッ!正治君っ!お願いだっ!も…、もう……、ヒッ!キッヒィイイイ――――ッ!!!」
再び絶頂へ導かれる奈美。
「ヒッ!ヒィイッ!イクッ、イクゥウウ―――…」
絶頂に達する寸前で、またしても愛撫は止められた。
「ああっ…、ま…また…」
「ダメッ、お姉ちゃんは嘘つきだからイカせてあげない!」
正治が怒ったように宣言する。
「正治君…あたしの話を聞いてくれ…」
「いやだ、お姉ちゃんは悪人だもの。悪い人の言うことなんか聞かないよ」
「そ…、そんな…」
正治の言葉に奈美は絶句した。
「まだまだ終わらないよ。お姉ちゃんが素直ないい子になるまで僕は諦めないからね」
そう言って再び奈美の身体をいじり始める、小悪魔の責めはまだ始まったばかりであった…。
230 :
796:2005/03/26(土) 22:22:32 ID:xjU0LywM
今回はここまでです。
奇しくも
>>222さんの書いていたシチュエーションでの拷問シーンになりました。
いや、これ書いている途中で
>>222さんの書き込みを見てすげー奇遇だなあとか思ったりしてたんですが、どんなもんでしょうか?
まあ、この話が「耐える女」をテーマにしている以上、「イキたいのにイク寸前で止められる 」拷問は書こうと最初から決めていました。
ちょっとパンチが弱いとか、何かご意見を下されば幸いです。
それでは、今回はこれで失礼します。
ショタに責められるってだけで最高!
GJ!!
222は、そういうのが読みたいという要望だったんで
血が出る描写とかは苦手なもので
拷問といえばそういうのがいいなと
233 :
796:2005/04/02(土) 18:44:07 ID:uMpWmmff
続きです。
今回はエロなしです、すいません。
あれからどの位の時が経ったのだろう。
絶頂に達する寸前に責めを止めると言う性拷問は軽く10回を超えていた。
「…お姉ちゃんはしぶといんだね。まだ自分から気持ちよくなろうとは思わないの?」
正治が心底不思議そうな顔で奈美を見つめる。
「そ…うだね、あたしは…まだ快楽に惚ける訳には…いかないんだよ…」
今にも快楽に押しつぶされそうになりながらも懸命に話す奈美。
その目からは今だ理性の輝きは失われていない。
「ほほほ、さすがは奈美ちゃんね。4倍のお薬でも正気を保てるなんてまるでバケモノだわぁ」
谷岡が奈美の目を覗き込みながら何故か楽しそうに言う。
「あんたに…、バケモノとは言われたくないね…」
「クスクス、相変わらず生意気な子ね。アナタなら原液を使っても耐えられるかもねぇ」
「げ…原液…」
「そう、あれはねぇ、効き目が強すぎるのよぉ。使った瞬間に快楽を感じる間もなく廃人になっちゃうの」
「なんだと…」
「でも、それでも運のいい方なの。廃人どころか、ショックで死んじゃう人もいっぱいいるのよねぇ」
「それを…あたしに使おうと言うのか…」
「そうよぉ。ま、イヤならイヤって言って良いのよ。実験体の子は他にもいっぱいいるし」
「…ふざけるな。あたしがあんな薬に負ける訳が無い…!」
覚悟を決めた奈美の言葉。
「やっぱりそう言うと思ったわぁ。じゃ、正治ちゃん。アレやりましょうか」
谷岡の言葉に正治がうなづく。
谷岡の指示で男達が奈美の拘束を外していく。
縛めが解かれた奈美は崩れるように地面に倒れ付した。
「じゃあお姉ちゃん、これからお姉ちゃんを縛るから手を後ろに回してね」
荒縄を手にした正治がニコニコしながら言う。
(正治君…)
悲しい思いを胸に、うつぶせのまま言われる通りに腕を後ろに回した。
正治は奈美の背に跨ると、慣れた手つきで奈美を小手高手に縛り上げる。
再び拘束された奈美、更なる責め苦が始まろうとしていた。
234 :
796:2005/04/02(土) 18:45:16 ID:uMpWmmff
「さ〜て、奈美ちゃん。お注射の時間よ〜」
プスリ
谷岡がクロス・マインドの原液が入った注射器を奈美の首筋に打ち込んだ。
次の瞬間―
「あ…、ガッ!ガァアアア!!!!!」
獣の咆哮を上げる奈美。
「始まったわねぇ〜、奈美ちゃん大丈夫かしらぁ?」
谷岡の声など奈美の耳には届いていない。
(な…っ!なんだこれはっ!意識が…、意識が消えちまう…!)
もはや快楽を感じるどころでは無かった、このままでは自我を保つことすら出来なくなる。
「アギギィッ!!!!アガァアアアア!!!!!」
無意識の内に股間に手を伸ばして快楽を得ようとする奈美。
しかし、縛られた身では何をどうすることも出来ない。
(このあたしがこんなクスリなんかに負けちまうのかっ!畜生!ちくしょうチクショウチクショオ!!)
最早、まともな思考すらも出来なくなっていた。
「アゴォオオ!!!イガァアアア!!!!!」
今の奈美には、ただ狂人のようにもがき暴れる事しか出来ない。
(アタマガッ!アタマガシロクナルッ!アタシガコワレテシマウ!!)
真っ白な視界の中、殺人的な快楽に奈美の意識は崩壊しかける。事実、咆哮を上げ、横たわったまま暴れ狂うその姿はもはやケダモノにも劣る下劣な姿であった。
235 :
796:2005/04/02(土) 18:46:09 ID:uMpWmmff
(モウッ…、モウ、ダメダ…)
薬の圧倒的な力の前に、奈美の自我が完全に消え去ろうとしていた。
だが、奈美の意識が完全に消え去る直前、真っ白い意識の中でぼんやりと浮かび上がる人影があった。
(ア…、アレハ…ダレダ…)
どこか懐かしい感じの人影。そして真っ白い意識の中、それははっきりとした姿で現れる。
(アレハ…、あレは………、アネキ…姉貴だ!)
それは、いつも自分を見守ってくれた優しい姉の姿であった。姉の姿をしたソレは奈美に微笑みながら優しく手を差し伸べて来た。
(姉貴…、あたしを助けてくれるのか…?)
奈美の思いに答えるように、ソレはゆっくりうなずく。
そして、意識の中にいる奈美の手を取るとそのまま奈美を導き始めた。
236 :
796:2005/04/02(土) 18:46:51 ID:uMpWmmff
(そうだ、姉貴はいつもあたしを守ってくれていたんだ…)
いつもは大人しかった姉は、奈美の事になると自分の事を犠牲にしてでも必ず助けてくれた。
奈美の自己犠牲の精神は、姉に教えてもらったものと言えるのかもしれない。
姉の姿のソレは奈美に一方を指差す。その先には白い世界の中でもなぜかはっきりと分かる光の穴があった。
(あそこに行けって言うのかい?)
ソレを見つめながら奈美は心の中で問う。
ソレは奈美の顔を見つめながらうなずいた、そして何かを言うように口を動かす。
何かをはっきりと言った訳ではない、しかし、奈美にはソレの言葉が確かに聞こえた。
―行きなさい、奈美。あなたの大切なものを守るために―と。
(姉貴―)
嬉しかった、泣きそうになった。いつでも自分には姉がついているのだ!奈美にはもうそれだけで十分であった。
(ありがとう姉貴。もう、あたしは絶対に負けないよ)
迷いなき気持ちで話しかける奈美に、姉は嬉しそうに微笑んだ。
(じゃあ、行くね、姉貴…。あなたに会えて本当に嬉しかった)
姉の手を離し、光の穴に向かう奈美。
穴に入る直前、一瞬だけ後ろを振り向く奈美。そこには静かに妹を見守る姉の姿があった。
237 :
796:2005/04/02(土) 18:47:49 ID:uMpWmmff
「あ〜あ、お姉ちゃん壊れちゃったみたいだよ」
白目を剥き、泡を吹きながらピクピクと痙攣する奈美を見ながら正治が言う。
「ああああ、どうしましょう。この子なら大丈夫と思ったのにぃ。このままじゃアタシ綺羅様に殺されちゃうわぁ」
心底おびえた声で谷岡が言う。奈美は綺羅の大切な玩具だ、それを勝手に壊したとなれば谷岡と言えどただで済むはずはない。
「せっかく次の遊びの準備を済ませたのに…、つまんないよ」
正治にとって見れば奈美の容体や谷岡の都合などどうでもいいらしい。ただ、自分がつまらない事だけが不満なのだ。
「まあ原液に耐えられる人なんている訳が無いんだけど、死ななかっただけお姉ちゃんはマシ…、えっ?」
奈美を見ていた正治が驚きの声を上げる。
白目を剥いていた奈美の瞳に瞳孔が現れていた。
それだけではない、奈美は歯を食いしばると、立ち上がろうと身体を動かし始めたのだ。
「お、お姉ちゃん。大丈夫なの」
さすがの正治も信じられないものを見たというような表情を浮かべながら奈美に問いかける。
「ふふふ、君に嘘つきと思われたまま壊れる訳にはいかないよ…」
立ち上がろうと全身に力を込めたまま、優しい顔で正治を見ながら奈美が言う。
その顔こそ、奈美が完全に正気を取り戻した証であった。
「ど…、どうして正気を取り戻せたの…?」
さすがに気後れしたような顔で谷岡が言う。
「いくら口で言おうとあんたには分からないさ…、人を想う気持ちがあればあんな薬なんかには負けないんだよ」
ともすれば快楽に全身の力が抜けそうになるのを懸命にこらえながら奈美は毅然と言い放つ。
その言葉を受けて、谷岡の顔に元のふてぶてしさが戻ってきた。
「あ、そう。まあいいわ、こちらとしてもそのまま壊れちゃったら困るところだったしぃ。せいぜいアタシ達を楽しませて頂戴な」
谷岡の言葉を不敵な笑みで受ける奈美。
もう自分は一人ではない。姉が、最愛の人が守ってくれているのだ。
新たなる戦いが始まろうとしていた。
238 :
796:2005/04/02(土) 18:50:58 ID:uMpWmmff
今回のお話は次のエロ拷問までのつなぎみたいな感じになってしまいました。
次はちゃんとしたエロ拷問シーンがありますのでご勘弁下さい。
それでは失礼します。
796さんいつも楽しみに待っております。
これからの展開が楽しみです。
自分のペースでがんばってください!!
240 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 19:09:45 ID:Z41t9m4E
絶対堕ちないでほしい。それで「殺してェ〜」とか言ってほしい。
エロ拷問ならアナルも責めてほしい。
バッドエンディングよりグッドエンディングのほうが読みたい
と言ってみるてすと
工工エエエ(´д`)エエエ工工?
すまん、正直に言うと両方読みたい
244 :
796:2005/04/10(日) 00:39:44 ID:Qo9auQsI
>>240さん
>>241さん
結末は
>>53に書いてあるようにする予定です。
あとアナル責めですが…、正直自分的にはお尻を云々するのは好きではないのですが…、
皆さんはここらへんはどのように考えていらっしゃるのでしょうか?
今のところ書く予定はないのですが、どうしても…と言う意見が多ければ考えてみたいと思います。
なにかご意見を下されば幸いです。
個人的には有った方が良いな
あくまでも個人的にだが
246 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 12:52:33 ID:XWCJutMt
そろそろくるかな、と思い楽しみにしていましたが・・・
私もあったほうがいいですね。どちらにしろがんばって下さい。
247 :
796:2005/04/10(日) 23:56:29 ID:Qo9auQsI
大変お待たせしました、続きを投下いたします。
「じゃあ次の遊びを始めるよ」
そう言って正治が部屋の中央を指差す。
「…あれは…?」
部屋の両端にある支柱から、部屋を横断するような格好でロープが張られていた。
「あれが新しい遊び道具だよ」
「あのロープで…、何をするんだい…?」
ロープの高さは奈美の股間よりほんのわずかに高い位置にあった。
長さにして15m以上あるロープには所々に結び目があり、それが小さい「玉」になっていた。
「じゃあルールを説明するね。お姉ちゃんはあのロープに跨って端から端へと移動すればいいだけだよ、簡単でしょ?」
正治の説明は簡潔だったが、何をしたいのかは言われるまでもなく分かっていた。
(大丈夫だ…!いくら薬が強力でも、あの程度なら簡単に出来るさ…!)
湧き上がる快楽に抗しつつ、奈美は懸命に平静をよそおって言った。
「分かったよ。あそこで跨ればいいんだね」
ロープを張っている支柱の一角にゆっくりとむかう奈美。
今の奈美には歩く行為も立派な性行為と言えた、体中に脂汗を流し、内股になりながら体勢を崩さないように慎重に歩を進める。
「奈美ちゃ〜ん、大丈夫ぅ?無理しなくてもいいのよぉ〜」
馬鹿にするように谷岡が言う。
「…」
谷岡を完全に無視して、奈美は支柱のそばまでたどり着いた。後はロープに跨るだけである。
その時になって、谷岡は恐ろしいことを言うのであった。
「あ、そうそう。もし奈美ちゃんが20分以内に端までたどり着けなかったり、途中でロープから転げ落ちたりしたら被験者の子に代わってもらいますからね」
「な…っ!?なんだと!」
思わず谷岡を睨み付ける奈美、しかし、谷岡はそれを涼しい顔で受け流す。
「そんな目で見ないでよぉ〜。要はアナタが時間内に最後までたどり着けたら良いだけの話でしょお?ま、市販薬のヤツでもこのロープを半分も渡った子はいないからさすがのアナタでも無理かもね」
冷ややかな顔で谷岡は言う。
「…分かったよ、お望みどおりあたしは時間内に最後まで渡りきってやる。何もかもお前達の思い通りになると思うな!」
気丈に言い放ち、ゆっくりとロープに跨る奈美。悪夢のゲームが始まった。
248 :
796:2005/04/10(日) 23:59:26 ID:Qo9auQsI
むき出しの股間がロープに触れる。
その瞬間。
「ふぁあっ!」
奈美の股間から電流がほとばしる。
(な…なんだこれは…!)
ただロープに跨っただけなのに、それだけで絶頂に達してしまいそうになる。
「ひっ!ひぎぃいい!!!」
たまらず身をのけぞらせてしまう。
(ま、まずいっ!)
バランスが崩れ、転げ落ちそうになるのを、必死の思いで体勢を立て直す。
(あ…危なかった…)
危うく一歩も歩かない内に転げ落ちる所だった、内心で息をつく。だが、当然ながらこれで快楽が止まったわけではない。
「あ、はぅう…っ!」
股間からは愛液がたらたらと流れている。正直、内股になって転げ落ちないようにするのが精一杯である。
「ど〜したの奈美ちゃん、そのまま突っ立っていても意味ないわよぉ。ほら、もう一分たっちゃったわぁ〜」
谷岡の言葉に、奈美はハッと我に返る
(そうだ、進まなきゃいけないんだ…。あたしは…、止まるわけにはいかないんだ…!)
―どんな屈辱を受けようと、洋子さんを、皆を守り抜くまで立ち止まるわけにはいかない―
自らを叱咤激励し、ゆっくりと歩を進める。が―
「ヒギィッ!!」
少し足を前に進めるだけで猛烈な快楽が奈美を襲う。
「ま…、負け…。ハグァアア!!」
倒れまいと太ももをロープに押し付けるが、それが新たな快楽を生んでしまう。
「イギィアアアア!!!」
プシュウッ!
股間から湧き出た愛液がロープを濡らす。それでも奈美は歩みを止めることはなかった。
(あぐぅう…、だ、大丈夫だ…。このまま…行ける…)
朦朧とした意識の中、驚異的なバランス感覚で倒れることなく進む奈美。やがて、数メートル進んだ奈美は最初の結び目の前まで進んできた。
「頑張るわねぇ奈美ちゃん。でも、これからが本番よぉ、どこまで進めるか見ものだわぁ」
薄ら笑いを浮かべる谷岡。
そして、歩みを進める奈美の股間と結び目が、今まさに接触しようとしていた―
249 :
796:2005/04/11(月) 00:01:29 ID:Qo9auQsI
クリッ
奈美の股間に結び目が軽く触れる。
その瞬間。
「―――ッ!イヒィイイ―――――ッ!!!!」
奈美の身体がのけぞった。
結び目が陰唇をこじ開ける感触がしたかと思うと、奈美の身体に快楽の奔流が走る。
「くぅうっ!」
一瞬、身体の力が抜ける。
(畜生!だめだ!倒れるなあたし!)
必死に前かがみになり、何とか四肢に力を込め体勢を整える。
「あら、残念。しぶといわねぇ、奈美ちゃん」
谷岡が感心したように言う。
「うっ、うう…」
ゆっくりと奈美は歩を進める。
「アウッ…、クフゥウ…!」
結び目が奈美の股間をゆっくりとなぞりながら通り過ぎていく。
奈美は気が狂いそうになるのを懸命にこらえながら、早く結び目から離れようとよがり声を上げながらひたすらに歩いた。
「ひぁあっ!」
結び目が股間から離れる瞬間、最後の愉悦が奈美を襲った。
(やっと、一つ目…)
しかし、奈美には安堵する暇は無かった。
「お姉ちゃん、もう五分過ぎちゃったよ。早くしないと間に合わないよ」
正治が楽しそうに言う。
(行かなきゃ…、早く…行かなきゃ…)
心の中で呪文のように呟きながら亀のごとき速度で歩む奈美。
(くっ…また…)
彼女の目の前に二つ目の結び目が現れた。
(あたしは…、進むしかないんだ…!)
奈美は覚悟を決めて前に進む、次の瞬間、奈美の視界は再び真っ白になるのであった…。
250 :
796:2005/04/11(月) 00:02:17 ID:Qo9auQsI
(あと…、あと一つ…)
あれからはもう無我夢中だった。何度も何度も絶頂に行こうとしたのを懸命に押さえ込み、ここまでようやくたどり着いたのである。
残る結び目はあと一つ、それされ越えられればゴールの支柱は目の前だ。
(これさえ越えればあたしの勝ちだ…。ここは慎重に…)
最後の難関を越える前に一息つけようとした奈美の耳に正治の声が届く。
「お姉ちゃん。あと一分切っちゃったよ!早く行かないと時間切れになっちゃうよ!」
(な…何だと!)
これでも奈美は精一杯の早さで歩いたつもりだった。時間的に余裕を持たせたつもりだったが、実際はそれでいっぱいいっぱいだったのだ。
(もう、立ち止まっている余裕は無い…!)
歯をくいしばり、奈美は結び目まで一気に移動した。
クリッ!
結び目と陰唇が勢い良くぶつかった、その瞬間―
「イッギィイイイイイ!!!!」
奈美が絶叫を上げる。
とっさに内股にしていた太ももを更に強く合わせるが、それは更なる快楽を呼び起こしただけであった。
「アハァアアッ!!」
股間からまたしても愛液が噴射し、ロープと地面を濡らす。
(だめだっ!もう押さえきれないっ!!)
最早選択の余地は無かった。奈美は力いっぱい地面を蹴り上げ、支柱まで一気に移動する。
飛び掛るように支柱にたどり着いた瞬間、奈美は絶頂に達した。
「イクッ、イクイクイクゥウウ――――ッ!!!」
ブシャアッ!
これまでにない勢いで愛液が噴出し、奈美の下半身を濡らす。
(やっ、やった…。あたしの…、勝ちだ…)
転げ落ちることなくゴールまで奈美はたどり着いた、そして倒れまいとそのまま力なく支柱に寄りかかるのであった…。
251 :
796:2005/04/11(月) 00:09:01 ID:Qo9auQsI
「お姉ちゃんすごーい!最後まで行けた人なんて僕、始めて見たよ!」
目を丸くしながら興奮した様子で正治が言う。
「正治君…。人と言うものはね、強い気持ちさえあればなんでも出来てしまうものなんだよ…」
苦しい息の中、懸命に笑顔を作って奈美は言った。
「これで…あたしの勝ち…、でいいんだよな?」
谷岡の方を振り向き、政治の時とは一転して鋭い目で睨み付ける。
「あら怖い、そんな目で見なくてもアナタの勝ちよン。お疲れ様」
ドサッ
谷岡の言葉を聞いた奈美はそのまま崩れ落ちるようにして地面に倒れ付す、この責め苦で精も根も尽き果てていたのだ。
無理に無理を重ねた奈美の身体は最早動くことすらままならない。ただ、荒い呼吸を繰り返すだけである。
「ふ…ん、どうやらもう限界のようねぇ。まあいいわ、今回はここまでにしてあげる。このまま続けたら本当に死んじゃいそうだしぃ」
奈美は朦朧とした意識の中、谷岡の言葉を聞いていた。
(やっと…、終わった…)
安堵の息をつく奈美。
「それじゃ、お前たち。奈美ちゃんを縛り上げるのよ」
谷岡の言葉に側にいた男達が奈美の身体に手をかける。
うつぶせになった奈美の足首をひとまとめに縛り上げ、そのまま足首を持ち上げ後ろ手に縛った縄とひとくくりにする。
そのまま奈美は海老ぞり状に拘束されてしまった。
252 :
796:2005/04/11(月) 00:09:48 ID:xfrXigoT
「うぐぅ…っ」
苦しげなうめき声を上げる奈美の前に谷岡が立ちふさがる。
「じゃ、頑張った奈美ちゃんにご褒美を上げましょうね」
そう言って谷岡は4個のロールパンを無造作に投げ捨てる。
「じゃ、アタシ達は帰るけど。お仕置きはまだまだ続きますからね、それを食べて精を付けて頂戴」
そう言って男達は牢獄から出て行こうとする。
「じゃあねお姉ちゃん。また僕と遊ぼうね!」
あくまで無邪気に言って正治は外に出て行った。
(正治君…あたしが君を必ず助けて見せるからね…)
正治の背を見て、改めて奈美は誓う。
「奈美ちゃんのやせ我慢もいつまでつづくかしら〜。アタシ達に無様に許しを請う日が楽しみだわ〜」
「…!だまれ!あたしは絶対許しなんて請わない!お前達を法の裁きにかけるまで負けてたまるか!」
奈美の怒声を嘲笑で返しながら牢獄から出て行く男達。
ガチャンッ
冷たい音と共に扉の鍵が閉められる。そして、再び薄暗い牢獄に静寂が訪れるのであった。
253 :
796:2005/04/11(月) 00:10:41 ID:xfrXigoT
ピチャピチャ…
豪華な椅子に座っている男の股間に3人の若い女性が顔をうずめている。
男のズボンからは既に怒張したペニスが出てきており、そのペニスを四つんばいになった女性達が舐めているのである。
男は綺羅だった。
綺羅のペニスをしゃぶっている女性達は、元は奈美と同じように綺羅を捕らえにきた捜査官やバウンティーハンターである。
正義感の強い彼女達は、危険を承知で綺羅の組織の乗り込んできたのだ。
だが、逆に捕らえられ、組織の厳しい拷問に屈した彼女達は綺羅の性奴隷として残りの人生を生きていくことを余儀なくされていた。
彼女達は全裸にされ、両手両足にそれぞれ鎖でつながった枷をはめられている。更に首に犬の首輪を付けられていた、そして輪から伸びた綱は綺羅の手に握られている。
「何をしている!もっと丁寧に舐めろ」
不機嫌そうに言い、綺羅が手綱の一つを乱暴に引っ張る。
「あぐぅ!」
女性の一人が苦しげにうめき、首輪に手をかける。
「ちっ!役立たずが、殺されたくなければ心を込めて奉仕しろ!」
綺羅の言葉に、女性はあきらめたように再び綺羅のペニスを舐めるのであった。
254 :
796:2005/04/11(月) 00:11:46 ID:xfrXigoT
綺羅の目の前で、谷岡が先ほどの拷問に対する報告を行っていた。
「谷岡」
報告が一通り終わってから綺羅は不機嫌そうに言う。
「は、はい」
「お前、原液をつかったそうだが、もし奈美が壊れてしまったらどうするつもりだったんだ?」
「あ…、あの…、それは…」
綺羅の言葉にうろたえる谷岡。
「まあいい、とにかく奈美は今だ正気で、我々に屈する気配は無いと言うのだな?」
谷岡は必死に頭を上下に振る。
性奴隷の女性達の方は綺羅の言葉に何も反応せずに、ひたすら主人のペニスを舐めていた。
「良かったな、谷岡。もし、奈美が壊れていたらお前の命は無かった所だぞ?」
薄ら笑いを浮かべながら言う綺羅に、谷岡はただ震えながら立ちつくすだけであった。
「くく…耐えたか…。やはり、そうでなくてはな…」
心底うれしそうに言う綺羅。
彼の怒張がよりいっそう猛りだす。それは、女性達の奉仕のせいだけではなかった。
「あの女は時間をかけてじっくりと地獄を見せてやらねばならん。何年も何年も、な」
奈美があの牢獄でもがき苦しむ姿を想像するだけで綺羅の獣欲はいっそう高ぶる。
「そうだ、もっともっと苦しめてやるぞ、久瑠須麻 奈美。時間はたっぷりある、じわじわと苦しめてからゆっくりとなぶり殺しにしてやる」
綺羅の目に狂気が宿る。
「まだまだこんなものではすまさん、せいぜい無様にもがき苦しめ、奈美。ははっ、ハ―――ッハッハッハ!!」
ドピュッ!
先日の拷問での奈美の姿を思い出しながら、綺羅は射精した。奈美が苦しむ姿こそが、今やこの男の最大の快楽になっていたのである。
「苦しむがいい、久瑠須麻 奈美。私はお前が苦しむ様を楽しく見学してやる、この世に生まれたことを後悔しながらもがき死ね!」
綺羅の狂気の笑い声がいつまでも部屋に響いていた。
255 :
796:2005/04/11(月) 00:12:38 ID:xfrXigoT
その頃―
牢獄の中で、奈美はパンを食べていた。
海老ぞりに縛られ、意識も体力も限界に達していた奈美。だが、彼女は力を振り絞って懸命に食べていた。
手が使えない奈美は犬食いの要領で地面に落ちていたパンをゆっくりと噛んで、口に入る分を噛み切る。
そして、ゆっくりと咀嚼し、喉に押し込んでいった。
無様な食事だった。パンを食べる際には地面についていた埃や土も口の中に入ってしまう。だが、奈美はそれにかまわず食事を続けた。
そこまでしてパンを食べる理由はただ一つ。
―生きる―
ただ、それだけであった。
(生きて、洋子さんや皆を元の世界へ返すんだ!あたしがあの子達を守るんだ!あたしは死なない、皆を助けるまで死ぬ訳にはいかないんだ!)
反撃のチャンスは必ず来る―
そう信じて、奈美は必死にもがく。たとえどんなに無様であっても、どんなに苦しくても、大切なものがあるから最後まで戦う。
それが、久瑠須麻 奈美の全てであった。
256 :
796:2005/04/11(月) 00:23:35 ID:xfrXigoT
>>246さん
すいません、まさかこんなSSを待っている方がいらっしゃるとは思わなかったもので…。
とりあえず半ばからは急いで書いたのだ変な部分が多々あると思いますがご容赦下さい。
アナル責めが好きな方って結構いらっしゃるんですね(´・ω・`)
ご意見をいただいて本当に申し訳ないんですが書くのは難しいかもしれません。
本当にすいません。
見てる方の意見も取り入れられないなんて少し自分が情けないです。
自分の場合、アナルって言うより二穴責めに萌えるんよ
>796マジGJ
258 :
246:2005/04/11(月) 22:30:50 ID:vqayO5T6
精神力や自己犠牲に重きをおいている所が最高です。
想像を絶するような責め苦に悶える奈美ちゃんが読みたいです。
次回も楽しみにしています。
259 :
796:2005/04/18(月) 21:50:07 ID:xTUGEgfs
続きを投下します。今回は拷問なしです、すいません。
「奈美さん…」
簡素な椅子に座って呟く一人の女性。
彼女はとある一室に監禁されていた。
奈美のいる牢獄に似た雰囲気の部屋だが、面積はここのほうがはるかに狭い。
真っ白に塗られた窓のない壁、外界への通路は鉄の扉一つだけである。
ただ、部屋の明かりはかなり明るく、粗末ながら椅子や机、ベッドや洗面台はおろかテレビまであり生活するのに問題はない。
部屋にいる女性は洋子であった。
組織に捕らわれてから、他の人質とは別に彼女だけこの部屋に閉じ込められた。
食事はきちんと与えられ、彼女自身は特に暴力は受けていない。
しかし、ここに閉じ込められてから彼女は泣いてばかりいた。
「奈美さん…ごめんなさい…」
奈美が組織からひどい拷問を受けていることは食事を運んでくる男から聞いていて知っていた。
そして、あの心優しい女性が自分達を守るために必死に拷問に耐えているということも…。
「私の為に…私のせいで…奈美さん…っ!うう…」
テレビなど付ける気にもならなかった。
あの人は今どうされているんだろう…、どんなひどい目に遭わされているんだろう…。
それもこれも全ては自分の責任なのだ。
「奈美さん…、奈美さん…っ!うっ、ううう…」
涙が止まらない。自分はひどい目にも遭わず、こうしてのうのうと生きているのに彼女は自分の身代わりになって地獄の責め苦を耐え続けているのだ。
(奈美さん…。会いたい…、奈美さんに会いたい…!)
会ってどうするかなど考えてはいない。洋子の心の中はただ、あの人の側にいたい、あの人の苦しみを少しでも減らしたいと言う想いしかなかったのである。
260 :
796:2005/04/18(月) 21:51:09 ID:xTUGEgfs
コツ、コツ
部屋の外で足音がした。
(…誰?食事の時間にはまだ早いはず…)
しかも、足音から察すると外には大勢の人がいるようである。
ギィイ…
そして、ノックもされずに扉が開く。
「やあ、洋子。ご機嫌はいかがかな?」
扉に立っている男を見て洋子は息を呑む。
男は綺羅であった。
背後に、谷岡をはじめとした男達を付き従えて来た闇の暴君は冷たい目で洋子を見下ろしていた。
(怖い…、奈美さん…!)
震えが止まらない、今の洋子は正に蛇に睨まれた蛙であった。
パンッ
部屋に入ってきた綺羅はいきなり洋子の頬を力任せに張った。
「あ…」
とっさにぶたれた頬を押さえ、おびえた目で綺羅を見る。
「蛆虫の分際で私に返事をしないとはいい度胸だな。貴様はいつからそんなに偉くなったのだ?」
「す…、すいません…」
おびえながら謝る洋子。
「くくく…、どうやらずっと泣いているようだな?そんなに気分が悪いのか?」
小馬鹿にした様に言う綺羅に、洋子はついに感情を抑えきれずに言った。
「…。気分なんて…、いいわけがないじゃないですか!」
勇気を振り絞って答える洋子。今まで抑圧されてきただけの彼女が、初めて綺羅に反抗した瞬間であった。
261 :
796:2005/04/18(月) 21:51:57 ID:xTUGEgfs
「奈美さんがあんなひどい目に遭っているのに、私を庇って苦しんでいるのに…!私は…、私は奈美さんに何もしてあげれない…!」
ついに堪え切れずわっと泣き出す洋子。
「会いたい…、奈美さんに会いたい…!お願いです、奈美さんに会わせてください!お願い…!」
机に突っ伏したまま嗚咽する洋子。
「くくく…、そんなにあの小娘に会いたいか?」
「はい…。奈美さんに会えるのなら何でもします…。だから、お願い…、奈美さん…うっううう…」
泣き伏す洋子に綺羅は意外な言葉をかける。
「くく…、いいだろう。特別にお前の願いをかなえてやる」
綺羅の言葉に洋子はハッと顔を上げる。
「…!本当ですか?本当に、奈美さんに会わせてくれるのですか?」
「嘘は言わん、これから奈美に会わせてやろう」
綺羅の言葉に、洋子は思わず喜びの表情を出した。
「あ、ありがとうございます…!」
「くく…。ただ、さっきお前の言った言葉は忘れるなよ?」
奈美に会えるという喜びから、洋子は綺羅の言葉に一も二も無く頷いてしまう。
男達に両手をロープで前方に括り付けられる洋子。だが、洋子はまったく気にしていないようだ。
(奈美さんにもうすぐ会える!早く、早く会いたい!)
既に、洋子の心は奈美に会える事でいっぱいであった。
262 :
796:2005/04/18(月) 21:53:21 ID:xTUGEgfs
「ううう…っ」
薄暗い地下牢に奈美のうめき声が木霊する。
海老ぞりに縛られた奈美は一晩中この姿勢を強いられていたのだ。
無理な体勢に体中の関節が悲鳴を上げる、しかし奈美はこの鈍痛に耐えながらある確信を得ていた。
(薬が…だいぶ抜けたな…。これなら、新たに薬を注入されてもまだ大丈夫だ…)
身体に痛みが走るのは「クロス・マインド」が身体から抜けた証であった。
(まだ…、抵抗する余地はある。何とか皆と会える事が出来れば…)
そんな事を考えている内に、扉の外から人の気配を感じた。
(おでましか…)
扉が開き、綺羅を先頭に男達がずかずかと入ってくる。
「綺羅…っ!」
疲労を感じさせない眼光で、奈美は宿敵を睨みつける。
「…、相変わらず可愛げの無い女だ」
その様子をさも楽しそうに綺羅は眺めた。
「綺羅、お前には絶対に負けない。あたしに何をしようと無駄だ!」
「くくく…っ、そう力むな。最初からそれでは体力が持たんぞ」
「余計なお世話だね」
吉良の言葉に奈美は鼻を鳴らして答える。
「やれやれ、せっかくお前に会いたがっている者を連れて来たと言うのに。そんな態度を取られるとは心外だな」
肩をすくめて綺羅が言う。
「あたしに会いたい人だって!?」
奈美がいぶかしげに言う。
どうせ新たな拷問係だろう、ろくでもない奴に決まっていると思いながら扉の外から入ってくる人影を見る奈美。
だが、中に入ってきた人物を見て奈美は驚愕の表情を浮かべた。
「よ…、洋子さんっ!?」
扉の外から入ってきた人物は、紛れも無い如月 洋子その人であったのだ。
263 :
796:2005/04/18(月) 21:54:52 ID:xTUGEgfs
「奈美さん…、会いたかった…!」
両手を前方に縛られている状態ながら必死に奈美の元へ駆け寄る洋子。
「洋子さん…、なぜここに…?」
奈美が目を丸くしながら尋ねる。
「私、ここで監禁されていた時からずっと奈美さんに会いたいと思っていたんです。だって、奈美さんは私の為に苦しみに耐えてくれているのに私は奈美さんに何もすることが出来ない…」
「洋子さん…」
「だから、せめて奈美さんの側にいたい、奈美さんと苦しみを分かち合いたいと思ってここに連れて来てもらったんです。もう、奈美さんだけを苦しい目に合わせるのはイヤ…!」
(洋子さん…!)
奈美は胸が痛くなった。今まで、自分さえ苦しみに耐えればそれでいいと思っていた。
だが、それはこの純粋な心を持つ女性を苦しめていたのだ。
(あたしのせいであなたはそんなに苦しんでいたんだね…。洋子さん、ごめんよ)
でも、と奈美は思う。
(あなたをあたしと同じ苦しみを味わわせる訳にはいかないよ…)
この人では、あたしが受けた拷問は耐えられない…。
奈美は顔を上げ、洋子に優しく語り掛ける。
「ありがとう、洋子さん、あたしの事を心配してくれて…。正直、とても嬉しいよ」
「奈美さん…」
「でもね、洋子さんをあたしと同じ目に合わせる訳には行かないよ」
「奈美さん?なぜ?」
「だって、あなたがあたしを苦しい目に合わせるのが嫌なのと同じように、あたしもあなたが苦しむ姿を見るのは嫌だからね」
そういって奈美は洋子に微笑む、それは、真実の想いがこもった微笑みであった。
264 :
796:2005/04/18(月) 21:57:17 ID:xTUGEgfs
「あたしはあんな奴らには絶対に屈服しない。あなたがあたしの事を想ってくれている限り、あたしは幾らでも耐えられる。だから…、洋子さん、あたしを信じてくれ」
奈美の言葉に洋子は胸が熱くなった。
(この人は…、本当に私達の事を想ってくれているんだ…!)
そうだ、私は何を甘えていたんだろう。奈美さんと苦しみを共有しても、そんな物はただの自己満足だ。
(そんな事より…、奈美さんを信じる事の方がずっと大切な事だったんだ…)
「奈美さん…、ごめんなさい。もう、私は共に苦しむなんて言いません…。奈美さん、私は貴女を信じます」
小さい声で、しかし、強い意志を感じさせる口調で洋子は宣言した。
「洋子さん…」
奈美は心底嬉しそうに洋子の名前を言う。
そのまま二人は見つめ合う。言葉はもういらなかった、会ってから数日しか経っていないが、二人の絆は最早確固たる物になっていたのだ。
「はいはい、感動の再会シーンはここまでにしましょうね」
突然、谷岡が洋子の髪をつかみ、乱暴に引き寄せる。
「きゃあ!」
「洋子さん!」
谷岡は自分の顔を洋子の顔に近づける。
「洋子ちゃ〜ん、あんまり調子に乗っちゃダメよ〜ん。奈美ちゃんは綺羅様のオモチャなんだから勝手に話しかけちゃダ・メ!」
そう言って、フッと息を吹きかける。
「ヒッ!」
「止めろ!汚い手で洋子さんに触るな!」
必死に奈美が叫ぶ。自分が苦しむのは構わない、しかし、他の人が理不尽な暴力に晒されるのは我慢できなかった。
「止めろ!お前たちの目的はあたしだろう!手を出すならあたしに出せ!」
狂ったように拘束された身体をもがかせる奈美、今ほど自分の無力さを痛感した事は無かった。
「ほほほ、言われなくても分かっているわよン。洋子ちゃんの目の前でたっぷり可愛がってあげるわぁ〜、オーホホホホホホッ!!」
綺羅の元へ連れて行かれる洋子を悔しげに見つめる奈美。そんな彼女に、男達が迫ってきた、新たな拷問を始めるために…。
265 :
796:2005/04/18(月) 22:00:23 ID:xTUGEgfs
今回はここまでです。
次からの拷問は電気ショック系の「痛い」拷問にする予定です。
仕事も本格的に忙しくなったので更新が遅れるかもしれませんが、書くことを止める、と言うことは無いです。
これからもよろしくお願いいたします。
266 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/19(火) 00:33:35 ID:gtyKfsrq
神スレあげ(*´д`*)
267 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/21(木) 22:28:17 ID:cAYyz76x
age
796氏
とりあえず、エンディングはとってつけたような勧善懲悪は勘弁して
耐えに耐えたけどやっぱり堕ちちゃうとか
なんとか抜け出してみるものの既に破滅とか
なんらかのBADENDを希望
スレなりのオチがいいなぁ
269 :
名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 22:41:55 ID:TTt4voN0
堕ちたらつまらん
作者に任せろよ
いいかげんオチ希望するのやめようぜ
272 :
796:2005/04/26(火) 22:24:15 ID:ttYhiFWG
>>268さん
エンディングですが。
上のほうに絶対に堕ちないで欲しいと言う書き込みをされている方がいらっしゃるように
全員の方の要望に答えることは残念ですが無理です。
どちらかの方の要望に答える形になってしまうと、もう片方の方に失礼をしてしまう事になってしまいますので
オチの部分は自分に一任させていただきたいと思います。
本当にすいません。
796さんの話イマイチ興奮しないんだがな・・。
まあそれは好き好きとして他の人が投下できない雰囲気を作るのだけはやめて頂きたい。
携帯からなんで改行が微妙になって
読みづらいと思うんだけど投下しても大丈夫?
275 :
796:2005/04/27(水) 23:36:01 ID:2ht8Y20+
>>274さん
ぜひお願いします。
自分も他の方の作品を読みたいです。
>>273さん
>>他の人が投下できない雰囲気を作るのだけはやめて頂きたい。
自分としてはそのようにしたいとは思っていないのですが。
どの部分でそういう雰囲気を作ってしまっていたのか、よろしければ教えてもらえませんか?
上にも書いているように、自分も他の方の作品を読ませていただきたいと思っていますので。
作品を投下したいと思っている方は遠慮なく投下して下さい。
私としても自分で書くより他の方の作品を見ているほうが楽しいですし。
長文すいませんでした。
空気を作るのは我々名無しであって作家さんに責任はないと思うぞ
278 :
796:2005/05/01(日) 21:45:39 ID:32FkgJ+0
続きを投下します。
「お前達、奈美ちゃんをその椅子に座らせるのよ」
谷岡の指示で、男達が奈美を椅子に座らせる。
ただの椅子ではない。肘掛の部分にはベルトがあり、椅子に座った人の腕を縛りつけるようになっていた。
また、足の部分にもベルトがあり、同じく足首を縛り付けるようになっている。
奈美は男達に椅子に座らせられ、手足をベルトで拘束された。
「どう?洋子ちゃん。奈美ちゃんの無様な姿は」
谷岡が楽しそうに洋子に語りかける。
「奈美…さん…」
「うふふ、まるで死刑を受ける囚人みたいな姿でしょ〜」
その言葉に洋子はハッと谷岡を振り返る。
「それは…まさか…」
「おほほ。そう、これは電気椅子なのよぉ。哀れな奈美ちゃんはこれから処刑される囚人の気分を味わってもらうのよぉ〜」
「そんな…!」
洋子が絶句する。奈美さんがそんなひどい目に遭わなければならないなんて…、心が揺れる、しかし。
「大丈夫だ、洋子さん!あたしを信じろ!」
奈美の一声で正気に返る。そうだ、私は奈美さんを信じるって決めたんだ―
「奈美さん、すいません…。もう、私は大丈夫です!」
はっきりと言う洋子に奈美は笑みを返す、奈美にはその言葉だけで十分だった。
「で、洋子ちゃん。これが電気椅子を操作するコンパネよぉ、よく見てねぇ」
谷岡が洋子をコンパネの前に連れて行ってあれこれと装置の説明を始めた。
「…、で、これが電気ショックを与えるボタン。このレバーで電圧を上げ下げするのよン…」
そんな説明など聞きたくなかった。このボタンで奈美は地獄の苦しみを味わわなければならないのだ。だが、耳を塞ぎたくなる気持ちを洋子は懸命に抑えた。
(負けられない。奈美さんだって一生懸命耐えているのに、私がこんなことで挫ける訳にはいかない!)
必死に自分に言い聞かせ、懸命に谷岡の説明を聞く。
「…っと、まあ装置の説明はこんなところね。洋子ちゃん、理解できたぁ?」
「…はい」
小さく、しかしはっきりした声で答える洋子。
私だって頑張れる―、洋子は思った。だが、続く谷岡の言葉に洋子の心臓は凍りつく。
「そう、良かったわぁ。じゃ、洋子ちゃん、その装置を使って奈美ちゃんを可愛がって頂戴ね。まずはそのボタンを押してビリビリさせちゃって頂戴」
279 :
796:2005/05/01(日) 21:46:44 ID:32FkgJ+0
「えっ?!」
慌ててふりむいた洋子が谷岡を見る。
「えっ?!じゃないわよぉ。これから洋子ちゃんは死刑執行人になって奈美ちゃんを電気ショックにかけるのよ〜」
「そ、そんな…。そんな事…、出来ません…」
弱々しくかぶりを振りながら洋子が言う。
そんな洋子に綺羅が冷たい言葉を投げかけた。
「ほう、お前はさっき『奈美に会えるのなら何でもする』と言ったではないか。約束通り奈美に会わせてやったのだ、今度はお前が約束を守ってもらうぞ」
「あ、ああ…」
言葉にならないうめきを上げる洋子。
「他の事なら何でもします…。だから、それだけは許してください」
洋子の言葉を綺羅は鼻で笑い飛ばす。
「ほう?ならお前は『奈美の息の根を止めろ』と言ったらそうするのか?」
「え…、そ、それは…」
絶句する洋子。
「所詮、お前は口だけだ。何の役にも立たない蛆虫が、せめて少しは使える所を見せてみろ」
ここに来て、洋子はうかつな約束をした自分を呪った。だが、どうすることも出来ない。ただ、身体を震わせながら俯くだけである。
(くそぅ…、洋子さんをここに連れてきたのはそう言う事か)
心の中で奈美は歯軋りをする。
洋子をここに連れてきたのは親切でも何でも無かった。ただ、二人の優しい心を利用して肉体的に、そして精神的に苦痛を与えるために連れて来たに過ぎなかったのだ。
すなわち、奈美に洋子の苦悩する姿を見させて精神的に苦しめ、奈美の苦しむ姿を見させて洋子の心を傷つける。
更に、洋子自ら奈美を責めさせる事で奈美に肉体的苦痛を、洋子には更なる精神的苦痛を与えるのだ。
(洋子さん…!)
悲しい思いで洋子を見つめる、彼女の苦悩する姿を見るのは今まで受けたどの拷問よりも耐えられない事であった。
「さあどうした、早くやれ。この嘘つきが、口だけの蛆虫が!奈美と苦しみを分かち合いたいだと?屑が、何も出来ないくせに偉そうな事を言うな!」
綺羅の罵声を何も出来ずにただ聞き入るだけの洋子。
彼女の心は、崩壊寸前だった…。
280 :
796:2005/05/01(日) 21:47:29 ID:32FkgJ+0
「…洋子さん、やるんだ」
不意に、牢獄の中に奈美の静かな声ガ響いた。
「な、奈美さん?」
洋子があわてて振り返る。
「洋子さん、さっきあたしが言ったよね。あなたがあたしの事を想ってくれている限り、あたしは幾らでも耐えられる、って」
「…はい」
「あたしのせいで洋子さんが傷つくのは本当にすまないと思っている。でも、あなたがそのボタンを押してくれればあたしが救われるんだ」
「…えっ?どうして…?」
思いもよらぬ奈美の言葉に、洋子は驚いたような声を上げた。
「あたしは…、自分が苦しむのは幾らでも耐えられる。でも、あなたが苦しむ姿を見るのは耐えられないんだ」
「奈美さん…」
「あたしのことを思ってくれるのならば。洋子さん、そのボタンを押して欲しい。そして、あたしの心の苦しみを取り除いて欲しいんだ」
「でも…」
奈美の気持ちは痛いほど分かる。しかし、洋子はまだ逡巡していた、奈美を傷つけることが怖かったのだ。
そんな洋子に奈美は心の叫びをぶつけた。
「お願いだ洋子さん、そのボタンを押してくれ!あたしの為に、押してくれ!!!」
「あぁあああ!奈美さぁああん!!」
奈美の言葉に、遂に決心した洋子は電気ショックのボタンを叩き付けるように押したのだった。
281 :
796:2005/05/01(日) 21:48:15 ID:32FkgJ+0
「くぁあああああっ!」
電撃が奈美の体内を駆け巡る。
以前にも受けた拷問であるが、この苦痛は慣れることが出来ない。
「うぐぐぐっ!」
身体を仰け反らし、声に成らない悲鳴を上げる。
(ああ、奈美さん…)
洋子が苦痛に満ちた表情で奈美を見る。
「おほほ、さすがマゾっ子奈美ちゃんね〜。もうこの程度では普通に耐えられるみたい」
苦悶の声を上げながらなお反抗的な目で自分を睨む奈美に、谷岡は薄ら笑いで返しながら呟いた。
「奈美さん、奈美さん…!」
洋子は奈美の名を必死で呼ぶ。
「ぐぐぐぐっ…!よ、洋子さん…、あ、あたしは大丈夫だ…。あががっ!!」
洋子の不安を和らげようと、奈美は必死に答えた。
「…だって。じゃ、洋子ちゃん電圧アップよ。そのレバーを上に押し上げて頂戴ね」
谷岡の言葉に洋子はレバーに手をかける。
だが、それまでだった。そのまま洋子の手は固まったように動きを止めてしまったのだ。
(だめ…、やっぱり私には奈美さんを傷つける事なんて出来ない…)
洋子の逡巡をよそに、痺れを切らした谷岡がレバーにかけた洋子の手の上に自分の手を乱暴に置いた。
「もう、洋子ちゃんの意気地なし。じゃ、アタシが手伝ってあげる。よいしょっと!」
ガコンッ!
レバーを掴んだ洋子の手が、谷岡に手によってレバーを一番上まで押し上げた。
「がっ!?グガァアアアア!!!!」
次の瞬間、奈美の絶叫が牢獄の中で断末魔さながらに響き渡った。
282 :
796:2005/05/01(日) 21:48:55 ID:32FkgJ+0
「オーホホホ!見て、洋子ちゃん!奈美ちゃん口から泡吹いているわよ!」
谷岡が奈美の方を指差しながら洋子に語りかける。
「グゥオゴゴゴゴッ!!」
奈美の口から悲鳴にならない悲鳴が上がる。
天を仰いだ奈美は、目を見開き、全身を痙攣させながら地獄の時を耐えていた。
「ああ…、いやっ、いやっ、奈美さん…!」
洋子がかぶりを振りながら消え入りそうな声で言う。
(よ…、洋子…さん…)
何とか洋子を安心させようと思っても、声を出すことも出来なければ笑顔を作ることも出来ない。
常人なら死んでいてもおかしくない電流を受けながら洋子の声を聞くことが出来た集中力は目を見張るものがあるが、それが限界であった。
「オホホホホ!奈美ちゃんゴリラの絶叫みたいな声を出して、馬鹿みたーい。ほら、洋子ちゃんも笑いなさい!」
奈美を指差しながら大声で笑う谷岡。無論、洋子に笑う気持ちなど沸いてくるはずが無い。
「イギガガガガガ!!」
絶叫する奈美の身体から、遂に煙が立ち込めてきた。
「ッ!奈美さん!止めて!止めて下さい!このままじゃ奈美さんが死んでしまう!」
半狂乱になって谷岡に哀願する洋子に、谷岡はポリポリと顔を掻きながら面倒くさそうに答える。
「あ〜、もう限界?しょうがないわねぇ、じゃ、そのスイッチを押して頂戴。それで電気止まるから」
その言葉を聞くや否や無我夢中で洋子はスイッチを押す。
ガクリッ!
身体中のそこかしこから煙を上げながら奈美は力無く崩れ落ちる。首はうなだれ、拘束された身体は弛緩しきっていた。
283 :
796:2005/05/01(日) 21:49:38 ID:32FkgJ+0
「ああ!奈美さんっ!」
取り乱しながら、洋子は奈美の下に駆け寄る。
「うっ、うう…。よ、洋子さん…?」
力なく顔を上げながら、弱々しく奈美が言う。
「ああっ、ごめんなさい、ごめんなさい奈美さん。私の…、私のせいで…。う、うう…」
泣きながらひたすらに誤る洋子。
「…、泣かないで、洋子さん…。あたしはね、今、嬉しいんだよ…」
「奈美…、さん…?」
涙を止め、不思議そうに洋子が尋ねる。
「…、だって、あたしが傷つくことで…、皆を守ることが出来たのだから…。だから、もう泣いてはだめだ」
弱々しくも穏やかな声で奈美が言う。
「奈美さん…」
「うっ…。それでね…、洋子さんに一つ言いたいことがあるんだ…」
「…何ですか?奈美さん」
洋子に優しく微笑みながら、心からの声で奈美が言った。
「洋子さん…、ありがとう…。本当に…ありがとう」
それだけ言って、今度こそ力尽きた奈美は再び頭をガクリと下げて気を失った。
「…!奈美さん!奈美さ―――ん!!」
気を失った奈美に必死に取りすがる洋子。
それを見ながら、男達は嘲りの笑いを牢獄中にいつまでも響かせるのであった…。
284 :
796:2005/05/01(日) 21:55:27 ID:32FkgJ+0
今回はここまでです。
電気ショックネタは、以前にもやっていたのにまたやってしまいました。
応用が結構利くのでついつい何度も書いてしまいます。
申し訳ありません。
ただ、次回からは新しい拷問が始まりますので、以降はマンネリにはならないと思います。
それでは失礼します。
電気ショックネタを書くのなら、実際の電気椅子の処刑風景は調べておいた方が
文章の深みが増しますぞ。
例えば受刑者が焦げ焦げにならないよう、適度に電圧を上げ下げしてることとか
(そのせいで処刑には数分程度かかる=地獄の苦しみ)、
血の混じった紫色の泡を口から吐くとか、
処刑中は手足の拘束ベルトが信じられないほどピーンと伸びる(通常の人間の力では考えられない)とか。
叫び声も叫び声にならないそうな。
796、つまらないとは言わないが長すぎるよ。
個人スレにするくらいならHP作ったほうが・・・。
まぁまぁ、もっと長い連載してる人がいるスレもある事だしいいじゃないか。
ただ796氏は、「途中経過報告」や「投下でもないのに全レス」や「意見や感想を求めすぎ」
という三大NGパターンにまるまる収まってしまってるため、一部の住人にうざかられている節があるようです。
いちど読み手スレなどを覗いてみてはいかがでしょうか?
他に投下する人がいるわけでもないからいいんじゃまいか?
更新されていたらただ読む。それが読み手クオリティ
「エロ拷問のSS」スレなのに苦痛だけの拷問はちょっと・・・
そういうの好きならSM板に行くよ。
290 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:33:51 ID:1QUZgBFo
>>289 はぁ?お前みたいなネット上でしか物を言えないような奴が何ぬかしてんの?
言いたいことあんなら部室来て言えよ。
まぁ、お前みたいな奴はおれらみたいに毎日何時間も野次や怒号を飛ばされるのに耐えられないだろうから、部室来てもすぐに論破されるだろうがな。
理想社会を持ってないお前なんかおれらが負けるわけないし。
快楽責めキボン
290は何のコピペ?
誤爆じゃないのか?
294 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 20:11:24 ID:9Y5+/vL/
冷たいコンクリートの床に転がされたまま美夏は目を覚ました。
何が起こったのか分からないまま、とりあえず上半身を起こそうとして体の異常に気づいた。
手と足が赤い革製の枷で拘束されている。
(一体誰がこんな事…)
思い立ってすぐに自分の服を確かめる。半袖のセーラー服。いつも通りの制服だ。
着衣の乱れもなく、強姦されたような形跡は無い。
部屋は見渡してみると、五畳くらいの広さがあるようだ。
天井からは裸電球がぶら下がり、正方形の部屋の側面には錆びかけた鉄扉が一つだけ付いている。
「ギッ…」
その扉が突然開き、メイド服姿の少女が二人入ってきた。多分、二人とも美夏と同じ歳くらいだろう。
「あ、あの…!」
美夏が話しかけようとすると、メイド達は黙って美夏の足枷を外し、脇を抱えて立たせようとする。
両脇をメイドに挟まれて美夏は仕方なく立ち上がって歩き始めた。
部屋を出ると外は廊下幅が二メートルほどの廊下になっており、両側に自分がいた部屋と同じような
鉄製の扉が等間隔で付いている。廊下の端まで連れて行かれると、今までの部屋より一回り大きい扉があった。
一人のメイドが美夏を押さえ、その間にもう一人が扉を開けた。
「失礼します」
そう言いながら美香を抑えていたメイドが美香を連れて部屋に入る。後からもう一人のメイドも入室し、美香を脇から押さえる。
「いらっしゃい」
奥から出てきたのは、ニーソックスのような長さのハイヒールのロングブーツ、ショートパンツ、
胸の周囲を覆うだけのブラジャーのような上衣、それも全て赤いエナメルで統一した毒々しい服を着込んだポニーテールの少女だった。
たちの悪い冗談のような光景に美夏はどうしていいか分からなかった。
296 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/06(金) 22:04:24 ID:jo74pRSL
「はじめまして。美夏さん」
そう言って少女はにっこり微笑んだ。その仕草が美夏には、自分より年下にも、同じ歳にも、年上にも見えた。
「茜、葵。美夏さんの手枷を外してあげてね。」
二人のメイドは茜と葵というらしい。二人は美夏の手枷を外すと肩をつかんでしっかりと押さえた。
「さて、どうしてここに美夏さんがいるかというと、私が誘拐したからです。」
わけのわからない話だ。
「美香さんにはつらいことだと思うけど、私は今からあなたを拷問します。」
…
「一回しか言いませんからよく聞いて下さいね。私の名前は香織といいます。
私はかわいい女の子を痛めつけるのが大好きなです。それで、それを仕事にしています。
今日から美夏さんはこの地下室に監禁されて、毎日私に虐待されます。
私は美夏さんに一日に何回か『答え』を尋ねます。美夏さんはその時に何か一つだけ『答え』を言いいます。
『答え』は一般名詞です。この『答え』に何回目の質問で何と言うか、を賭けの対象にしてる人たちがいるからです。
『答え』は賭けに参加した人の数だけあるので、その一つを言えればいいわけです。わかりましたね。」
わかるわけない。
気が付いたら地下牢に入れられてて、目の前に出てきた女の子には監禁だの虐待だの拷問だのと言われて…
基地外沙汰としか思えない話を聞かされて理解が追いつかないが、一つ分かるのはこれがドッキリでもない限りはこの場から逃げなければならないということだ。
拷問…
「い…嫌っ!!は、離してよぉっ!!」
身体を押さえる二人のメイドをふりほどこうとして美夏はもがいた。だが茜と葵の力は予想外に強く、床に膝をついた姿勢のまま固定されてしまった。
「やだぁっ!!離して!離せ!やめてぇぇ!!」
涙を流して狂ったように抵抗する美夏に、縄の束をいくつも持った香織が近づく。
「最初はとても嫌だと思うけど、慣れればそれほど悪くないと思うよ」
茜と葵は膝立ちの美夏を床に押さえつけ、手を背中で組ませる。
香織が美夏の手首に縄を巻きつけていく。
「やだぁぁぁ!嫌ぁっあぁぁ」
今逃げなければ、縛り上げられてしまってからでは絶対に逃げられない。死に物狂いでもがく美夏の、今度は二の腕の上から縄が巻きつけられる。
「暴れると縄が擦れて怪我をしますよ」
優しく話しかけながら香織はぎちぎちときつく縄掛けをしていく。
胸の下にも縄を巻かれ、美夏の胸が上下を縄に挟まれて絞り出される。
ひとまずの拘束を終えると、香織は白い布を取り出した。
「舌を噛んでしまうと大変ですし」
香織は一枚目の布を丸めて美夏の口に無理やり詰め込み、二枚目を口に噛ませた。
さらに三枚目をその上から被せて首の後ろで縛った。
「むぐぅぅ!んんぅ…」
美夏は苦しそうに言葉にならない声を出した。
その姿を見て香織はうっとりした笑みを浮かべた。
「あぁ…やっぱり猿轡された女の子はいいよねぇ…あとで鼻の上からも被せて苦しませてあげる。呼吸がしにくいっていうのも、いいんだよ」
さっきまでの敬語と打って変わって、香織は妙に馴れ馴れしい口調で嗜虐的な言葉を投げかけた。
「『答え』を言うときにはちゃんと外してあげるからね。」
香織は梱包物のように美夏の体に縄を掛けていく。単純な拘束目的には必要の無い縛り方が美香の体の各所を締め上げて飾り立てる。
股間にまで縄が通され、性器に当たる部分の縄には結び目が付けられ、下着の上からとはいえ容赦なく食い込む。
「さ、これを付けようね…」
香織は赤いリードの付いた赤い首輪を美夏の首に付けた。床に押さえ付けられて全身を縛り上げられた美夏には抵抗することもできず、
家畜のようにおとなしく首輪を嵌められるしかなかった。
「ほら、こっちに来て」
香織は美夏の首輪を持って立たせ、リードを引っ張って誘導した。
部屋の側面に付いたさっきの入り口と同様の扉の中へ引き入れられ、10メートルほどの廊下を歩かされた。
口には猿轡を噛まされて喋ることもできず、背中に回されて縄できつく縛り上げられた手も使えず、首輪を付けてただ歩かされている自分は
服こそ着てはいるが、何か下等な役畜のようなものに思えた。一歩一歩歩くごとに股縄に振動が響いて性器に食い込む。
廊下の端にはもう一つ扉があり、香織は鍵をあけると美香をその中へ引き入れた。
中は二十畳ほどの広さのコンクリート張りの部屋で、壁には鎖で繋がった枷や様々な鞭、その他何に使うのか分からない道具がぶら下がっている。
時代劇で見た三角木馬や抱き石が部屋の隅にある。
「もっとこっちへ来て」
リードを引っ張って香織が美夏を部屋に引き入れる。
「んぐぅ、むぅぅ!!」
言葉にならない声でひたすら「嫌」と叫んでみるが、何の抵抗にもならない。
香織はそのまま拷問部屋のドアを閉めた。絶望が美夏の心に広がっていく。
「ほら、ここに鏡があるでしょ?美夏さんの今の姿、とっても綺麗だと思わない?」
香織は美夏を後ろから抱きかかえ、頭や肩、二の腕、制服に包まれた胸、腹、太ももを順に撫でていく。
「ココも、縄で縛られてるね」
性器に食い込んだ縄を指で押したり、周囲の肉をつまんだりして香織は美夏をいたぶる。
指が動くたびに「むごっ、むぐぅぅ」と苦しそうな声を上げながら美夏は上半身を揺さぶる。
「縄が身体中にに食い込んで、綺麗だと思わない?」
あ、あれ?ここまで?
続きプリーズ
奈美、美夏、どっちもいいから、続きはマダー?
301 :
1:2005/05/14(土) 20:48:49 ID:cU3iZA5m
このスレを立ててからずっと放置していた
>>1が来ましたよ。
まあ、本物かどうかは想像に任せるがな。
で?
>>301 >本物かどうかは想像に任せるがな
>本物かどうかは想像に任せるがな
>本物かどうかは想像に任せるがな
(´,_ゝ`)プッ
304 :
796:2005/05/16(月) 23:25:30 ID:zyDpvCbt
「おほほほほ!奈美ちゃん、まだまだ先は長いんですからね!お寝んねはまだ早いわよ!」
男達は、満身創痍の奈美に更なる責め苦を与えようとしていた。
失神している奈美を拘束椅子から引き剥がし、そのまま柱に縛り付ける。
両手を柱の後ろに回された状態で手首を拘束される。
更に両足をそろえた状態で、足首を荒縄で柱に縛りつけた。
「さ、奈美ちゃあん。お寝むの時間はおしまいよン」
パンッ
谷岡が乱暴に奈美の頬を張る。
「…うっ…」
うなだれていた奈美が、弱々しく目を開ける。
「うふふ、可哀想ねぇ奈美ちゃん。洋子ちゃんったらあんなひどいことをしちゃってぇ、奈美ちゃんの気の毒ね」
「…ふざけるな、お前たちが洋子さんに無理やりさせたんじゃないか…!洋子さんは何も悪くない…!」
谷岡の言葉に奈美の怒りが爆発する。しかし、谷岡は薄ら笑いを浮かべるだけである。
「はいはい、じゃあ奈美ちゃん。次はこれつけてね〜」
「何を…、ンムゥ!」
奈美の顔に、無理矢理酸素マスクが付けられる。
病院などで見られる口と鼻を覆うマスクの先にはホースが付いており、ホースの先でいくつかのボンベと繋がっていた。
「洋子ちゃん、こっちに来て頂戴。今度はこの装置を使って奈美ちゃんをいじめてあげるのよ」
薄笑いを浮かべながら、谷岡が言った。
305 :
796:2005/05/16(月) 23:26:12 ID:zyDpvCbt
「ほら、洋子ちゃん。ここにいろんなボタンがあるでしょう?今回はアタシの言った通りにボタンを押せばいいの。簡単でしょ?」
例によって、谷岡は装置を指差しながらあれこれ説明する。
「…あの、このボタンを押すと奈美さんはどうなるんですか…?」
おずおずと洋子は尋ねる。
「それはねぇ、ボタンを押すとそれに対応したガスが奈美ちゃんのお鼻とお口に入るって仕掛けなのよぉ。あ、ガスで死ぬ心配だけはないから安心してね」
「本当に死ぬことはないんですね?」
「疑り深いわねぇ〜。ここで奈美ちゃんが死んじゃったら綺羅様のお楽しみが無くなっちゃうじゃないの」
綺羅達が奈美を殺す気が無い事は事実のようだ、しかし、だからと言っておいそれとボタンを押す気には成れなかった。
不安な表情を浮かべて奈美を見る。
「ンッ…、ンンムフ…」
くぐもった声を上げ、洋子を見つめながら奈美がうなずく。
マスクのせいで明瞭な言葉は出ない。だが、洋子は奈美が言いたいことは理解できていた。
「分かりました。奈美さん…、私は…やります…!」
決意した顔で洋子が言った。
「それじゃ、まずはこのボタンね〜」
谷岡が一つのボタンを指し示す。その指示に従い、洋子はボタンを押した―。
306 :
796:2005/05/16(月) 23:27:16 ID:zyDpvCbt
シュウウウウ…
ホースを通して奈美の鼻と口にガスが送り込まれる。
「ンッ!?ンムフゥウウ!!」
次の瞬間、奈美が苦悶のうめき声を漏らした。
(なっ?なんだこれは…!?)
鼻が捻じ曲がりそうな悪臭が奈美を襲う。
奈美にかけられたガスは悪臭ガスであった、あまりの悪臭に一瞬、奈美の意識が遠のいた。
「フムッ!フゴォオオオ!!」
身体をくねらせ、悪臭に耐える奈美。
臭いから逃れようとしても鼻と口が塞がれている為にそれも出来ず、息を止めても次々と送り込まれていくガスが強引に奈美の体内に入ってしまう。
「アフゥッ!ウフゥオオウッ!!」
あまりの刺激の強さに、奈美は涙を流しながら懸命に身悶える。
(ああ、奈美さん…)
奈美の悶える姿を悲しい気持ちで見つめる洋子。
(でも―奈美さん綺麗…)
身悶える姿があまりにも艶めかしく、洋子にはその姿がとても美しいものに見えた。
一瞬、我を忘れて奈美を見つめる洋子。
「フオッ、フムホォオオ!!」
奈美のうめき声で我に返る。
そんな洋子に新たな命令が下された。
「洋子ちゃ〜ん。そろそろ奈美ちゃんに新しい香料を嗅がせて上げなきゃね〜。次はこのボタン押して頂戴」
307 :
796:2005/05/16(月) 23:28:00 ID:zyDpvCbt
「…はい…」
言われるままに洋子はボタンを押す。
カチリ
「フグッ!?ホゴォオオ!!」
新たな悪臭ガスが奈美を襲う。
(う、うううっ…。き、気持ち悪い…!)
吐き気を催す強烈な刺激。
鼻が、口が、毒ガスに汚染されていく。
歯が、舌が腐っていくような感覚に、奈美は自分が溶けてしまうという錯覚に陥った。
「グゲッ!ゲボォ!」
苦しげに呻く奈美。先ほど以上に涙を流し、身をくねらせ懸命に拷問に耐える。
「奈美さん…、負けないで…、下さい…!」
(ううっ…、洋子さん…!)
祈るような洋子の声に、奈美は新たな闘志を湧き立たせる。
だが、心は大丈夫でも肉体は限界だった。あまりの刺激に身体がガスの進入を拒もうとしていたのだ。
「ウゲゥッ!ゴゴガォオウッ!!」
嘔吐感に耐え切れず。奈美は遂にえずいてしまう。
「ウゲッ、ゲボォオオ!」
しかし、空っぽの胃袋から何かが出てくるわけが無く。マスクの中で空えずきを繰り返す。
(ああ、奈美さんあんなに苦しんで…)
洋子は、少し前に一瞬でも奈美の苦しむ姿を綺麗だと思った自分を恥じた。
彼女は今、死よりもつらい責め苦を受けているのだ。
自責の念と相まって、洋子はただ泣くことしか出来なかった。
「ブゲッ…フゴォオオ!」
強烈な悪臭に苦しみながら、奈美もまた悲しい気持ちでいっぱいだった。
(ああ、洋子さんが泣いている…。あたしのせいで、あたしのせいで…!)
だが、そんな思考も次の瞬間には吹き飛んでいた。
シュウウウ!
一際強力な勢いでガスが奈美の体内に侵入する。
「ヒゴッ!フギホォオオオ!!!」
ひときわ大きい声を上げ、力を失った奈美はガクリと首をうなだれさせるのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・もうエロ拷問ですらない
何に萌えるかは個人の自由だが、スレ違いっつか板違いじゃね?
スレ違い確定。
悪臭?ガス責め?
なんか違うと思う…
313 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/28(土) 13:36:47 ID:4ArNDRuc
あげ
1週間遅い感想。……なんで媚薬ガスじゃないんだーっ
315 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 19:21:07 ID:gsAO7XpH
あるカップルがいて、彼女の気持ちが彼氏から離れていって
彼氏が彼女を深く愛しすぎているせいで、彼女の気持ちを戻そうと彼氏が彼女を地下牢に閉じ込めて彼氏なしじゃ生きていけない体にしてしまうってのはどうでしょ?
長文ごめんなさい。
どなたか生存者は居られませんかー?
かろうじて生存
救出(神)待ち
318 :
796:2005/06/09(木) 23:44:53 ID:FcUiMTBP
とりあえず、毎日チェックはしてます。
もうなんでもいいから書いてくんしゃい。
こんな素晴らしいスレタイが過疎ってるなんていけませんッ!!
俺は読む専門。ってか最近試しに初エロSS書いたらあまりのショボさに愕然…
ってわけでどんな作品でも俺は文句言いませんよぉー。
>796へ。
最後の方なんかスパンキング(叩かれまくり)だったが俺は全体的に良かったと思う。
つーかもしかして他スレでアレかいてんのかもしれんがもし何ならまたここで何か書いてくれまいか。
ただ個人的には強いおねえさんイジメより、若かったりいやむしろ少し幼い入ってた方が萌え…
はッ!俺は何も言ってない!!イッてないぞーー!!!
>>320 ふ、なぜ隠そうとするのだ?はっきりというべきではないか?
「幼女萌え〜〜!!」と!!
……あ、私は
>>320の代弁をしただけで、私自身の趣味嗜好と上の叫びは無関係だからね、うん。
>>315 好きな設定だ。是非とも書いてうpしてちょ
「はい、風邪引いたみたいで……ええ、今日は休みということに、すみません」
妹の担当教師にそう連絡を入れた。もちろん、あいつが風邪なんか引いてるわけもない。
今日、あいつが学校に行かない理由付けのようなもの。もしかすると、明日も明後日も同じような電話をするかもしれない。
電話を置くと、地下室に向かう。昨日から丸一日吊るしておいた。少しは大人しくなっているだろう。
地下の、昔は倉庫になっていた部屋。親父が海外に赴任したせいで、この家に住むのが俺たち二人だけになってからというもの、すっかりがらんとしている。
その真ん中に、あいつは宙吊りになっている。
白い下着姿で両腕を縛られ、天井からロープで吊るされている。
生意気な奴だが、さすがに暴れる気力もなくなったのか、今はぐったりとうなだれている。
……もっとも、昨日たっぷりと可愛がってやったというのもあるのだろうが。
「よく眠れたか?」
そう声をかけると、睨むような目でこっちを見る。
「いちおう、学校には連絡しといたからな。今日は休みだって」
「……」
返事はない。無言でこっちを睨んでいる。気の強いところが、生意気であり可愛くもあり。
「返事は?」
そういいながら、顎に指をかけて持ち上げる。
「……変態」
「それが返事か? 血はつながってなくても、一応兄貴だぞ」
そう。俺とこいつは血がつながっていない。
俺のお袋が死んだあと、親父が再婚した継母の連れ子として家にきたのがこいつ。10年ほど前のことだ。
まあ、この10年は悲惨なものだった。虐待ってものがどういうものか身をもって体験したし、よく生きていられたものだと今でも思う。
こいつにも、ずいぶんな目に合わされてきた。
そんな継母が死んだのが半年前。交通事故だった。アレでようやく、俺は地獄から解放されたようなものだ。
そして、親父も海外へ。
やっと、この家で俺とこいつの立場が逆転した。
十年近くも苦しめられてきたんだ。そりゃあ、何をやってもいいだろう?
>>320>>322 ……こんな感じのでよければ書いてもいいか?
一応最終的には純愛に持ってくつもりだが。
GO!やれ!やっちまえ!
>一応最終的には純愛に持ってくつもりだが。
俺的には全然OKだ。その調子でGO!
全然OK
内容は、少女を老婆が一人前の性メイドになるために調教するというものです
住み込みのアルバイトと聞いて私は応募した。仕事の内容は家政婦、メイドさんだ。
時給がかなり良く、しかも住み込みというのが気に入った。私は今、数十万程度ではあるが
借金を抱えているので、お金は出来るだけケチりたい。借金をするはめになったのは、
カッコいい彼氏に貢いだからというつまらないものだ。まぁ、その彼には他に女がいたようだが。
午前十時に待ち合わせ場所の駅にいると、人事担当者である老婆が車の中で待っていた。
目が細く、ちょっとやつれ気味のお婆さんだ。挨拶をすると、老婆は私の全身を一瞥し、
私の身体的特徴を声に出し確認した。21歳。少しパーマがかった薄い茶髪。鼻と口は少し小さめ。
眼鏡。少しそばかす有。中肉中背。胸・ヒップ共にまぁ普通の大きさ。老婆は、顔も身体も
十人並みだけど健康的でいいわ、と言った。
そして今、私は山奥にある古ぼけた建物にいる。老婆にここで働くのかと尋ねたら、ここは
研修施設です、と言った。少しの間研修を受け、きちんと仕事を覚えてから御主人様に
お仕えになるらしい。研修の前に身を清めていらっしゃいと言われ、私は今、お風呂で
シャワーを浴びている。ごくごく一般的な家庭の風呂場ではなく、三個の蛇口とシャワー、
大きな浴槽のある大浴場だった。何に使用するのかは分からないが、三個の蛇口の前にそれぞれ、
漢字の大の字型の台があった。大の字の先端には、全てに手錠がついていた。
328 :
その2:2005/06/25(土) 12:27:16 ID:ReQqRth/
私は髪を洗いながら、駅で老婆が私の身体の特徴を確認していたのを思い出した。また、このバイトの面接時に面接官が、
性交の経験はあるか、オルガズムに達した事があるかなど、セクハラとしか思えない質問をした事も思い出した。さらに
女性面接官が、あなたのメイド服を作るから寸法を測らせてと言い、個室で私を素っ裸にした事を。
私はそれらの事項を頭の中で組み合わせて、ある結論に達した。この仕事には単に家事をするというだけでなく、
雇い主の性の相手も務めるというもの含まれるのだろう。私は雇い主の顔を知らないが、勝手に不細工な中年男性の顔を
頭に思い浮かべた。私は毎晩、雇い主の上にまたがり腰を振るのだ。
そこまで想像したが、私の心は平静だった。私は高校2年生の時から援助交際をちょくちょくしているから、小汚い
おっさんとHするのも慣れっこだし、その個人的な小遣い稼ぎよりも、この仕事は見入りが良さそうだった。
その時だ。入口のガラス戸がガララと開き、老婆が入ってきた。右手にバケツとタオルとボディシャンプー、左手に
30cm程度のプラスチック棒にタオルを巻きつけたものを持っている。私はビックリして、咄嗟に両手を胸に置き、
しゃがみこんでアソコを隠した。「な、なんですか?」と私は聞いた。驚いていたので声が少し震えた。老婆は答えた。
「あなたは御主人様の屋敷に使えるのですからね。これからは毎朝毎夕、私があなたの身体を隅々まで洗います」
老婆は私のほうに近付いてきた。
続きは後日。遅筆なので勘弁してください
329 :
327:2005/06/25(土) 12:33:27 ID:ReQqRth/
あぁ、そうだ。このスレで合ってますよね?
お風呂の後は地下に移動する予定だし、エロ拷問だし
(拘束具はちょっと出せるかどうかわからないですけど)
330 :
323の続き:2005/06/26(日) 02:47:37 ID:e1Mlpo83
「さて、時間はたっぷりあるからな」
そういいながら、ぐるりとあいつの周りを一周して、宙吊りにされた肢体を観賞する。
ほどよく成長しているがまだ熟れきっていない、年相応の色気が体全体から漂ってくる。
仮にも妹のことでこういう言い方をするのもなんだが、いい女だと思う。
あいつは、恐怖と軽蔑の混じった目つきで俺を見ている。
お世辞にも好意的とはいえない目つきだが、その目つきがまた可愛い。
過去の恨みつらみとかはとりあえずおいといて、思いっきり蹂躙して、自分のものにしたいとおもわせる目だ。
両手であいつの顔を押さえつけるようにして、くいと持ち上げる。
「…………」
無言で睨みつけてくる。
俺は何も言わず、その唇を奪った。
「! んっ、ん〜っ!」
突然のことに驚いたのか、宙吊りにされた肢体をばたばたと暴れさせて逃れようとする。
が、それだけのことだ。
俺はあいつの顔を両手で固定したまま、やわらかい唇の感触を楽しみ、舌を絡ませ続けた。
「んっ……んんっっ……」
暴れても悶えても、どうすることもできないと悟ったのか、少しづつ動きが小さくなり、反応も弱くなる。
舌を絡ませても、唇を吸っても、されるがままに任せて抗おうともしない。
まあ、それはそれで存分に楽しめるのだが、やはり抵抗がないというのも味気がない。
しばらく楽しんでから、俺は唇を離した。
「……はぁ……はぁ……」
荒い息をしている。こっちをにらみつける目は相変わらずだが、その目のふちに少し涙が浮かんでいる。
「お前、あらためてみると可愛い顔だな」
「……」
返事はない。
「返事くらいしろよ」
そう言って、また腕を伸ばす。
腕を縛られて宙吊りにされてるあいつの脇の下に手を伸ばし、軽くくすぐる。
「ひゃんっ!」
大きく体を跳ねさせる。
「どうした? 気持ちいいのか?」
わざとそう言いながら、あいつをくすぐり続ける。
「やっ……ひゃはっ……やだ……きゃはっ……」
嫌がりながら、しかしくすぐったさに耐え切れずに声を上げて笑う。
無防備な脇の下をくすぐられるたびに、あいつは目に涙を浮かべたまま、少し苦しげな嬌声をあげる。
笑った顔などめったに見たこともないが、こんな顔もなかなかいい。
色白の肌が桃色に火照り、全身にうっすらと汗がにじんでいる。
柔らかな肌に指を這わせるたびに、あいつがぴくんぴくんと身悶える。
その悶える姿がまた、なんとも言えず色っぽい。
ふと、悪戯心が沸いた。
片方の手で脇腹をくすぐりながら、もう一方の手でそれ以外の場所を責め立てる。
胸のふくらみを隠す、小さな白い下着のラインに沿って指を這わせたり、へその周りをくすぐったり。
背骨をなぞるように愛撫すると、あいつは震えるようにがくがくと身を揺らして悶える。
それを見て、今度は前と後ろから責め立ててみる。
あいつの横に立ち、左手でへその周りをくすぐり、右手で背骨をなぞって、やわらかい尻を愛撫する。
「い……いやぁ……やだ……」
恥ずかしげな声をあげて身悶える。しかしそれ以上は抵抗できない。
俺は前から後ろから、動けないあいつの柔らかな肌を愛撫し続けた。
「いや……いやぁっ……」
力のない抗議の声が漏れる。それがますます、俺の嗜虐心に火をつけた。
気がつけばもう、一時間近くもあいつを弄んでいた。
「……」
あいつは、半失神状態でうなだれている。
まあ、生意気言っててもまだ中学生だし、こういう目にあうのもたぶん初めてだろうから仕方がない。
……とはいえ、俺もこのくらいで許すつもりもないが。
「おい、起きろよ」
そう言って、顎に指をかけてくいと持ち上げる。
「…………」
目に光がない。さっきまでのにらみつけるような目と違って、空ろな目でこっちを見ている。
「まだ終わってないぞ」
そう言って、もう一度唇を奪う。
「……」
無言で、されるがままになっている。抵抗する気力も残ってないのかもしれない。
少し堪能してから唇を離すと、俺はポケットからナイフを取り出した。
そして、あいつの後ろに回る。
「動くなよ。怪我するからな」
わざと脅すように、そう言う。
それから、あいつの胸を隠す白い下着の紐を切った。
「……やっ……」
下着が床に落ち、小ぶりな乳がむき出しになる。
さすがに、少し羞恥の色を浮かべて悶える。
「ほら、気持ちよくしてやるよ」
そう言って、俺は両手であいつの乳を揉んだ。
「いやあっ!」
さすがに、声を上げてばたばたと抵抗する。宙吊りにされた体を大きく揺らせて、何とか俺から逃れようと暴れる。
少々てこずらせてくれるが、まあ、そのほうが俺も楽しみがいがある。
無理やり押さえつけるようにして、あいつの小さな胸を揉みしだく。
「やだっ、やめ、だめえっ!」
涙を流しながら必死に抵抗する。それを力づくでおさえつけて、さらに強く揉む。
「嫌がってる割には、乳首が硬くなってるぞ?」
耳元で、わざとそう言う。
「そ、そんな、違うっ……」
その言葉に、頬を染めて必死に否定する。
「違うっていってもなぁ」
そう言って、左右の乳首をこりこりと揉み、転がす。
「んっ! んくっ、んっ、あぁっ……」
しばらくは歯を食いしばって耐えていたが、やがて耐え切れないように悩ましげな声を漏らす。
「どうした、ずいぶん感じてるんじゃないのか?」
「……ち……ちがう……」
苦しげだが、ずいぶんと艶のある否定の声。
「違うって……ずいぶんと嘘つきなんだな、明美は」
「……うそじゃない……感じてなんか……ないもん……」
弱々しい否定の声。
「へぇ。その強がりが、どこまで持つかな?」
からかうようにそう言いながら、また乳首を責める。
「んっ、ん、やぁんッ……」
甘い声を上げて身悶える。
「素直に言ったほうが楽になれるぞ」
「嘘じゃない……感じてなんか……あんっ……」
「感じてなんか?」
「感じてなんか……ない……んっ、んんっ……」
「その割にはずいぶんと声が色っぽいな」
「……ち、ちが……あっ……」
涙を浮かべた目。必死に耐えようとして、それでも耐え切れずに声を漏らす可愛らしい唇。
桃色に染まった肌。羞恥と困惑の入り混じった表情。
まだ、本当に大事な部分には指も触れていないのに、もうこんな色っぽい表情をしている。
「おいおい、まだ本番前だぞ」
「……っ……」
その言葉の意味に気づいたのか、あいつは一瞬だけ恐怖の色を浮かべた。
「胸だけでそんなに感じてるんじゃ、下も責められたらどうなるんだろうな」
そう言いながら、俺はまたナイフを取り出して、残された唯一の下着も剥ぎ取った。
「……み、見ないでぇ……」
恥じらいのこもった哀願の声。
宙吊りのまま一糸まとわぬ姿にされたあいつには、もう朝の強気な様子はかけらも残っていなかった。
小さいが形のいい二つのふくらみ。
くびれた腰と、その中心にある縦長のへそ。
色白の肌と、少し薄い三角形の茂み。
どれひとつ隠すことさえできずに、俺の前に大切な部分をすべてさらけ出している。
続きはまた次回?
楽しみにしてるよー。
>>323 キター!楽しみにまってゅ。これからどうなるかメラ楽しみw
>>327 少女が老婆を性メイドに…までよんだ
嘘wwwこちらも☆⌒ 凵\(0゚・∀・).+全裸でまってます。
hosyu
337 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 18:11:35 ID:tqPTMcQc
不定期あげ
338 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 12:19:38 ID:9bWINXap
保守
339 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 13:17:42 ID:X8oPi5jE
あろはあげ
SSマダー
341 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:10:17 ID:R/XtIF+A
期待…サルベ―ジ…
342 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 17:39:59 ID:LBGTGadQ
うわああんダレカ〜返事をしてくれ〜〜!
343 :
796:2005/07/30(土) 22:16:14 ID:7DsR7WA5
んなら何か書いてみろやーっ!
345 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:04:31 ID:GjYLJhCz
文才があればとっくに書いとるわッ!!
346 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 03:36:33 ID:LE+OYP8w
過疎スレ再開発あげ
>>796 今一気に読みました。GJです。続きが気になります。
エロいかどうかは置いといて、純粋に物語として楽しんでます。完結するまで見に来ますね
348 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 04:33:05 ID:LE+OYP8w
アンタどんだけの未来をみとるんだ…
エスパーさんが未来のスレからSS持ってくればよいのでは?
351 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 22:18:17 ID:I/aHG846
このスレに未来はない
あはは、嘘嘘。
だったらいいね
352 :
796:2005/08/04(木) 23:14:18 ID:pkwd51Uh
>>347さんの言っている
>>796は私ですよね?
スレを全部お読みならお分かりになると思いますが、私が書くと悪い意味で盛り上がってしまうので今は書き込みを自粛しています。
自分が悪いのは分かっているつもりですし、あまりこのスレを荒らしたくないので今の所続きを書き込む予定はありません。
申し訳ないです。
でも、
>>347さんの書き込みは正直嬉しかったです。
ありがとうございます。
353 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 00:04:57 ID:+N8MNX5r
エロ拷問ってさ、椅子かなんかに縄で括り付けられて
電マや媚薬で無理矢理イカされて
気を失うまでひたすら無理矢理イカされ続けるとかそんなんじゃないの?
「ぐガあ゙あ゙あ゙ア゙ッッッ!!!!」
秘所に打ちこまれた杭がゆっくりミシミシと回り、女の口から苦痛の叫びが漏れた。
膣を埋めて突き刺さる杭の側面にはいくつもの突起が突き出し、回転とともに
めり込んだ膣壁を容赦なく引っ掻いていく。
内臓を押し上げるように突き刺さった先端はドリルを模した形状になっていて、
嵌った先の子宮口をこれもまた回転ととともに、グリグリとねじ込むように広げていった。
「かッ・・・がッ、あガぁ、がハァ・・・ッッ!!」
逃げようにも女の脚は杭に跨る形で固定され、上半身も縛られた状態で動かしようがなかった。
身動きの取れないまま杭の回る速度は次第に増していく。
「お゙、お゙ぉあ゙あ゙あ゙━━━ッッッ!!!ら゙め゙へえ゙え゙え゙え゙━━━ッッ!!!
あ゙あ゙、あ゙ぞごごわ゙れ゙る゙ゥヴヴヴ━━━ッッッ!!!!」
女は髪を振り乱し、半狂乱となって叫びを上げるが応じる存在はいない。
苦痛に身をよじらせる身体に縄が食い込み、素肌に戒めの跡を刻みつける。
縄に締め付けられた全身は紅潮を帯び、玉の汗が全裸の体からとめどなく流れ落ちた。
「あ゙ゔゔゔゔ━━━ッッッ!!!、ぐゔゔゔゔ━━━ッッッ!!!グハァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙━━━ッッ!!!!!!」
苦痛ととともに女の絶叫も勢いを増す。だがこの女に課せられた処刑はまだ始まったばかりなのだ。
796さんて本当に素晴らしいな・・・
おれもこういう文章かけるようになりたい
あ〜続きが楽しみ〜〜〜
357 :
796:2005/08/05(金) 15:50:19 ID:rBKWkZRu
それほどでもねぇですよw
358 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 20:26:28 ID:rBKWkZRu
〉355
続きはないのかね
361 :
796:2005/08/06(土) 00:01:08 ID:VrCD8mwG
えーと…。
>>357の人は私ではないですよ。
ついでに
>>355も私では無いです。
かなりツボですけど…。
…ってあの話の続きって書いていいのかな?
あまりあの話が好きじゃない人もいるようですし…。
悪臭ガスネタは些かマニアック過ぎたね
ガスのアレは愛だろう。
むしろ処女膜強靱症のネタを引っ張りすぎたのがイタいかと。
364 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 02:07:01 ID:DhNjFarG
スレ活性の起爆剤となることを期待して投下キボン
でもどうせならエロ―いのをば…
>>362 黙れ!
おれはとにかく続き読みたいんだ!
>>361 漏れは続き読みたいです
ようこさんも萌えますが、
ショッタっ子+媚薬責め が一番エロエロで萌えました (*´∀`*)
367 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 14:17:32 ID:DhNjFarG
おれはようこさんの続きがよみたいでし
368 :
796:2005/08/06(土) 22:31:03 ID:VrCD8mwG
皆さん,ありがとうございます。
とりあえず今まで書いていた部分だけを載せときますね。
「あ、あうう…」
首をうなだれさせ、弱々しく呻く奈美。
「う、うう…。奈美さん…、ごめんなさい…。うううっ…」
顔を両手に埋めながら、とめどなく涙を流す洋子。
牢獄内には、敗者である二人の女性の声だけが響いていた。
「さ〜て、奈美ちゃあん。何か言いたい事があるかしらぁ?」
谷岡がわざとらしく奈美の顔に耳を近づけながら聞いてくる。
「…てくれ…」
弱々しい奈美の声が谷岡の耳にかすかに届く。
「は?何?はっきり言わないと聞こえないわよ!」
「も…、もう、止めてくれ…」
奈美の口から意外な言葉が漏れる。
「まあ!綺羅様!とうとうこの子、許しを請いましたわよ!」
369 :
796:2005/08/06(土) 22:31:58 ID:VrCD8mwG
谷岡が鬼の首を取ったように報告をする、しかし。
「ち…、違う…」
奈美はさらに言葉を紡いだ。
「はぁ?何が違うのよ!言いたいことははっきりおっしゃい!」
谷岡の怒りの言葉に、奈美はゆっくりと返事をする。
「お…、お願いだ。も、もう洋子さんにひどいことをさせないでくれ…」
奈美の口から漏れたのは洋子に対する哀願だった。
「あ、あたしの事は好きにしてかまわない…。お前達に何をされようと甘んじて受け入れる…。だから…、お願いだ。洋子さんは…、洋子さんだけは見逃してくれ…」
必死に訴える奈美。
そんな奈美を残忍な目で見つめながら綺羅が彼女の側までやって来た。
「くくく、憎いはずの私達に哀願か、お前も堕ちたものだなぁ、奈美」
奈美のあごを掴み上げながら綺羅が言う。
「何とでも…、言え…」
奈美の言葉に綺羅は肩をすくめた。
「ふんっ、それが人に物を頼む態度か?野蛮な小娘が、礼儀というものがなってないようだな」
鼻で笑う綺羅に、奈美はすがるように聞いた。
「そ、それではどうすればいい?どうすれば洋子さんをひどい目に合わせなくしてくれるんだ?」
その問いに、薄ら笑いを浮かべながら綺羅は答えた。
「口の利き方がなってないと言っているんだ、ついでに身の程もわきまえていないらしいな。これから貴様に自分の立場に見合った物の頼み方と言うものを教えてやる、せいぜい己がいかに惨めな存在であるかを思い知れ」
370 :
796:2005/08/06(土) 22:32:46 ID:VrCD8mwG
「さあ奈美ちゃん。アタシの言うとおりに綺羅様にお願いするのよぉ」
谷岡が奈美の耳元で囁く。
瞬間、奈美の顔が屈辱で赤くなる。
「何しているの!口に出して言いなさい!」
谷岡の叱責で、奈美は搾り出すように声を出した。
「し…、親愛なる綺羅様に…」
そこで言葉が止まる。
「あら?その先は言いたくないのかしらぁ?それでも良いけど、じゃ、次も洋子ちゃんにお願いしちゃうわね」
その言葉に、奈美は観念したように言葉を続けた。
「…、こ、この哀れでマゾなメス豚奈美めを可愛がっていただきとうございます…」
屈辱に身体を震わせながら、搾り出すように声を出す。
そんな奈美に、谷岡が冷たい声で言った。
「あらあら、ダメじゃない奈美ちゃん。アタシの言った事をただなぞっても誠意なんて感じられないわねぇ」
谷岡の言葉に、男達がニヤつきながら頷く。
「今の言葉を元に、綺羅様にお願いする言葉を考えなさい。ちゃんと自分が哀れなメス豚であることを自覚して言うのよ!」
(ち…、ちくしょお!)
内心で歯軋りする奈美。
(でも、これで洋子さんにひどいことをさせないように出来るのなら…)
自分はどう堕ちようと構わない。
奈美は決心した。ゆっくりと顔を上げ、綺羅に哀訴の言葉を発する。
371 :
796:2005/08/06(土) 22:33:57 ID:VrCD8mwG
「わ…わたくしは、淫乱でマゾなメス豚です…。こ、このいやらしいわたくしを救う事が出来るのはあなた様だけでございます。お、お願いです、偉大なる綺羅様…。どうか…、どうか、この哀れなメス豚めに哀れみを下さいませ…っ!」
奈美の言葉に綺羅はいやらしく尋ねる。
「ほお?貴様は以前、この私を捕らえ、刑務所に送り込んだではないか?そんな貴様がどの面を下げてその様な事を言えるのだ?んん?」
その言葉に奈美は一瞬ためらう様にしながらも、すぐに淡々と言葉を発した。
「は、はい…、あれは全てわたくしが間違っておりました…。偉大なる綺羅様にあのようなご無礼を働いたことを今はただ悔いるだけでございます…」
満面の笑みを浮かべながら、綺羅は奈美に言う。
「そうか、私は寛大だ。己の過ちを悔いているのならば、あの時の事は許してやろう。さあ、お前の望みを言うが良い。皆に聞こえるように、はっきりとな!」
あざ笑いながら言う綺羅に、奈美は吐き出すように叫んだ。
「皆様!どうかこの淫乱を皆様のたくましいペニスで思いっきり可愛がってください!マゾな私を思いっきり苛めて下さい!奈美は変態で哀れなメス豚です!どうか皆様のお力でこの哀れなメス豚めをお救いくださいませぇええ!!」
次の瞬間、牢内で男達の笑い声が響いた。
(く…、くそぉおお!殺せっ、いっそ殺せぇっ!)
あまりの屈辱に、奈美の両眼からは涙がとめどなく流れる。
その先には、同じく顔を覆いながら泣きじゃくっている洋子の姿があった。
その哀れな様を見ながら男達は嘲りの嘲笑を浴びせる。
やがて、谷岡が奈美の前にやってきた。
「ホホホホホ!素直でいい子ねぇ奈美ちゃん。ご褒美にアナタをもっと可愛がってあげるわよン。お望みどおりに、ねぇ。ホォーッホッホッホッ!!」
谷岡の目が、残忍に光った。
372 :
796:2005/08/06(土) 22:43:25 ID:VrCD8mwG
とりあえず、以前に書いていた部分(って言うか書き溜めしていた部分)はここまでです。
この先の奈美が色々されるシーンを合わせて一区切りにする予定でしたが、その部分を書く前に止めていたので、今の所お話はココで止まっています。
よろしければ、時間はかかると思いますが少しずつ書いていこうと思っています。
ウホッいい展開
よ―こさんのもまた宜しくお願い致しやす。
まあ、住人の好みからずれたら、注文をつけて修正していこうか。
程度にもよるけどね。
うは抜いた・・・
今日、学友達との悪戯が教育係のあやめさんにばれた。
私の家は、かなりの資産家であやめさんは家に相応しい
令嬢であるようにと、私に指導してくれてる方だけど
美人でスタイルも良いのだけど、厳しい先生で緊張してしまう…
そのあやめさんに説教されてたんだけど、つい欠伸が出て
「どうやら、言っただけではご理解頂けないようですね。」って
屋敷の地下に連れてこられて…初めて下りてきた地下に
最初はおっかなびっくりだったけど、父様や母様も来ている
と聞いて黙って案内されるまま、最奥の部屋に入った…
「お嬢様、こちらの椅子にお座り下さい…」冷たい声で指示される
見たことのない、でも普通じゃない椅子に躊躇ってると
「もう中学に入られてるので、私の言っている事は理解できますね?」
うなだれ「はい。」と短く返事をして、その椅子に座った
「お仕置きです、よろしいですね?」そう言いながら
両手両足が椅子に括り付けられ…また、説教が始まると思った
「そうそう、お仕置きですので服は必要ありませんね。」
あやめさんのその言葉に、ショックで気を失いそうになった…
≫376
凄いの待ってるぜ
今気付いたんだが終わり方からして376は読み切りのつもりだったのカ?
もしそうならリレー宜しく暇人のワイが続き引き受けりっ☆
376の続き勝手に書くよー?
まだエロは皆無だが。
何一つ身を隠すもののない状態で椅子に拘束されて、私はすっかり萎縮してしまった。
この状態なら、誰だってそうなる。
「お嬢様、もう一度確認申し上げます。お嬢様は、ここ数週間の間、幾度にも渡ってご学友と共に、同級の石倉智樹という男子学生に対し、暴行及び性的屈辱を与えた。そうですね?」
確かに、間違いじゃない。智樹が体はゴツいくせに余りにも気弱で無抵抗だから、つい調子に乗って箒の柄で股間を叩いたり、校舎裏でパンツを脱がせて目の前でオナニーさせたりまでした。
「何にせよ、あなたは罰を受けなければなりません。ただし、今日お嬢様を躾けるのは私ではなく、この方です。」
あやめさんがそう言うと、地下室の扉が開き、思わぬ人物が姿を見せた。
あやめさんがいい
「と、智樹!?」
そこにいたのは、紛れもなく今話題に上った智樹本人だ。
…でも、いつもと何か違う。普段の気弱な感じはなくて、やけに堂々としている。
それによく見ると、後ろに何人も危なそうな人達がついている。
私の前で立ち止まった智樹は、黙って私を見下ろしている。妙な迫力だ。
「な、何よ智樹…何であんたがここに…っひゃっ!?」
突然乳首をつねり上げられた。いつの間にか後ろにあやめさんが回り込んでいた。
「失礼よ。智樹様と呼びなさい」
あやめさんの初めての命令口調にも驚いたけど、それよりも何故智樹に「様」なのか。
私の疑問に、智樹は口の端に笑みを浮かべて言った。
「簡単な事だ、今、お前は俺の奴隷だからさ」
「?……奴隷!?」
話についていけず、馴染みのない言葉を繰り返す。
「な…何ワケの分かんない事…!私は資産家の娘よ、何であんたなんかの奴隷?とかにならなきゃ…」
でも、私の言葉はまたも遮られた。
衝撃の告知で。
「あなたはもう、資産家の娘ではないわ」
やっぱりあやめさんの言葉に、もう敬語はない。
私は当然その言葉の真意を尋ね、そして後悔した。最悪の事実を知ったから。
「その様子じゃ知らないんだろうから教えてやるよ。お前の親父は、ここんとこ立て続けに事業に失敗して多額の借金を抱えた。よくある話だ。俺の親父ん所もだいぶ貸しててな。
とりあえず家は差し押さえ、で普通ならお前はブロ―カ―に引き渡すトコだが、まぁ俺達の仲だ、特別に奴隷として飼ってやる。」
「あんた、ヤクザの息子だったの…?」
「ヤクザじゃねぇが、闇企業だ。学校じゃそんなフリ見せねぇから驚いたか?」
状況を受け入れるのはまだ無理でも、どうしても気がかりな事が一つ。
「父様は?母様はどこ!ここに居るんじゃないの?」
すると、智樹は携帯を取り出し、ある画像を見せた。
そこには、父様と母様が映っていた。二人共後ろ手に縛られて正座し、日本刀や灯油のタンクを持った男達に囲まれている。
「どういう状況かは分かるだろ?抵抗はすんなよ」
涙がこぼれた。昨日まで想像もしなかったことが起こっている。
でも、これからの日々が私に泣くことすら許さないものだなんて、この時の私には知る由もなかった。
とりあえずエロ無しはここまで。
ここから俺の好きな陵辱系になる予定…
続きを書くならだけれども。
385 :
347:2005/08/09(火) 21:02:16 ID:cwHI1Iq0
>>796 そう、あなたへのレスですよ。
誰も気づかなかったら未来へあてたレスってことにしたんですがね。
続き投下GJです。これからもよろしくお願いします。
386 :
796:2005/08/14(日) 22:15:57 ID:sQhfwnqe
谷岡の指示で、男達は奈美と柱をつなぐ縄を解く。
支えを失った奈美は、そのまま力なく地面にうつぶせに倒れた。
そんな奈美を男達はよってたかって押さえつけ、またも奈美を後ろ手に縛り上げる。
そして、奈美の足首を縛り上げ、無理やり背中側に反らす。
「ぐっ…」
弱々しく呻く奈美を無視して、男達は縛り上げた奈美の両手首と両足首を背中でひとまとめに括り付ける。
いわゆる逆エビ状態であり、以前、牢に放置された際にも強いられた体勢である。
だが、今回は更にひとまとめにされた部分に天井から吊り下げられた縄が結び付けられた。
そのまま縄はゆっくりと天井に引き上げられ、そのまま奈美は吊り下げられる格好になった。
「う…、ぐぅ…」
苦痛に呻く奈美に、谷岡が楽しそうに説明をした。
「どお?奈美ちゃん。これはねぇ、駿河問いという拷問なの、背中がとっても痛いでしょ?嫌になったらいつでも言ってちょうだいね」
「ふ…、こんな程度じゃ…、満足出来ないね…!」
苦痛に汗を浮かべながら、挑発の笑みを浮かべて奈美が言い返す。
「あらあら、すごいわねぇ奈美ちゃん。さすが自分でマゾなメス豚と言うだけあるわぁ」
「…くっ…、黙れ…」
「じゃあ、お望み通り奈美ちゃんにはもっとキツイ責めをしてあげる。お前達、おやり!」
谷岡の指令を受け、男達は重しを持ってくる。おそらく20キロはあろうかと言う代物を誇示しながら、谷岡は奈美に言った。
「これを奈美ちゃんの背中に乗っけてあげるわ。ああ怖い怖い、こんなのが背中に乗ったら奈美ちゃん死んじゃうかもねぇ」
谷岡の言葉を奈美は鼻で笑い飛ばす。
「好きに…、しな…。そんなんで、あたしはくたばりはしないさ…!」
「アナタってほんと、変態マゾな子ねぇ…。じゃ、お前達、遠慮なくやっちゃって頂戴!」
そして、男達の手により重しが奈美の背中に乗せられる―。
387 :
796:2005/08/14(日) 22:16:52 ID:sQhfwnqe
ズンッ!
「ウッ…!グァアア…!」
たまらず、奈美は呻き声を上げる。
ギシッ…ギシッ…!
奈美の背中が悲鳴を上げる。
「クッ…、クァア…ッ!」
(く…、苦しい…!背骨が折れるっ…!腕が抜けちまう…!)
全ての負荷が両腕と両足にかけられ、奈美の腕の関節に激痛が走る。
「ホーホホホ!痛い?ねえ、痛いの奈美ちゃん。ホラホラなんか言いなさい!」
「…ふん、眠くてあくびが出そうだよ」
苦しげな笑みを浮かべ、谷岡の言葉を挑発で返す奈美。
「あら、それはごめんなさいねぇ。じゃ、マゾっ子奈美ちゃんも満足できるようにしてあげる。えいっ!」
谷岡は奈美の身体に手をかけ、くるくると回転させる。天井につながっている縄がギリギリと捩れた。
「じゃ、ゆっくり楽しみなさい奈美ちゃん」
言うや谷岡は手を離す。
次の瞬間、捩れた縄が元に戻る反動で、奈美の身体が勢い良く回転した。
「!!ウワァ――――――ッ!!」
奈美の口から絶叫が漏れる。
「オホホホホ!どう?身体が吹き飛びそうな感じでしょ!?もっともっといい声で鳴いて頂戴!」
「ヒッ!クァアッ!グァアアア――――――ッ!!!」
右に左に、奈美は縄の捩れのままに勢い良く回り続ける。
身体が回転するたびに、身体からは汗が飛び散る。
「オァアアッ!ウッ!ウワァアア―――――ッ!!」
今にも口や鼻から血が飛び出そうな感覚、腕が今にも抜けてしまいそうだ。だが、悲鳴を上げながらも、奈美は最後までこの責め苦に屈することは無かった。
「アッ…グッ…、ウッ…ウゥ…」
ようやく地獄の回転が止まる。もはや奈美には顔を上げる体力も無く、ただ弱々しげにうめき声を出しながら背骨と腕の激痛に耐えるだけであった。
「ウフフ、痛いのはこれくらいでいいでしょう。お前達、この重しを取って上げなさい」
男達に奈美の苦痛を和らげるよう命ずる谷岡。しかし、その目はいまだ残忍な輝きを失ってはいなかったのである…。
388 :
796:2005/08/14(日) 22:17:38 ID:sQhfwnqe
「ぐっ…、くぅ…」
重しをはずされたとは言え、無理な体勢を強いられている身体から苦痛が消えることは無い。
「はっ…!」
男達は天井の縄を調整し、奈美の身体を下ろし始める。そして、奈美の身体は男達の腰の部分まで下げられてしまった。
「さ、綺羅様。どうぞ」
谷岡の言葉に鷹揚にうなずいた綺羅は、そのまま奈美の眼前にまでやってきた。
「くくく…、何度見てもお前の無様な姿は見飽きぬな。なあ、メス豚奈美」
「くっ…!」
屈辱に顔を赤らめながらもキッと宿敵を睨みつける奈美。
「くくく、まあいい。光栄に思え、また私自らがお前を可愛がってやる」
そう言って、綺羅は奈美の後ろに回る。
「ふんっ、それはどうも。ありがたくて涙が出ちまいそうだ」
減らず口を叩きながら、奈美は男の肉棒で自らの肉体が汚される瞬間を待った。
しかし―
「くくく、挿入する前にお前のココがどうなっているか見てやろう」
言うや、綺羅は奈美の股間に顔を近づけていった。
「―!!」
「はっ!臭いな、何と言う臭さだ!さすがに下品なお前らしいな、本物のメス豚の方がまだましだぞ!」
「う…、うるさい!」
綺羅の言葉に、顔を真っ赤にしながら反論する奈美。
(しょうがないじゃないか、身体を洗うことが出来ないんだから…!)
水を浴びることすら出来ず、大量の汗と愛液と媚薬、それに以前綺羅に受けた陵辱の際の精子や恥垢などが混ざり合っているのだから強烈な臭いが出るのは当たり前であった。
しかし、それは男達を更に欲情させる魔性の臭いでもあった。
「くく…、それではメス豚のアソコはどんな味がするか確かめてみるとしようか」
言うや、綺羅は奈美の膣に舌を這わせ始めた。
389 :
796:2005/08/14(日) 22:18:24 ID:sQhfwnqe
「――っ!!止めろ!何をするんだ!」
綺羅の行為に、慌てて奈美が身体を揺らして抵抗する。
しかし綺羅は意にも介さず、奈美の身体を両手で押さえつけながら奈美の膣を嘗め回した。
クチュ…、ピチャピチャ…
「ほお、中の方は思ったより綺麗ではないか?アソコの味も非常に良いぞ」
淫靡な音を立てながら感想を述べる綺羅。
「うああ…、や、止めろ…、そんな所を舐めるなぁ…!」
痛いのにも構わず、身体をくねらせて抵抗をする奈美。しかし、それはより男の被虐感を高めるだけであった。
クパァッ
ようやく舐めるのを止めたと思ったら、今度は両手で奈美の膣をパックリと開く。
「ほほぅ、臭いからどんなものかと思っていたが…、これはまた綺麗なピンク色ではないか?お前のようなメス豚でもマ○コは綺麗なものなのだな、ワハハ!」
つい先日まで処女だった奈美の膣は確かにそこから放つ臭いとは逆に、穢れのほとんど無い色をしていた。
「な…っ!見るな、見るなぁ!」
奈美にしてみれば褒められてうれしいどころではない、あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら何とか綺羅の目から秘所を隠そうともがいた。
だが、そんな抵抗をあざ笑うかのように、再び綺羅はクンニを開始する。
ピチャピチャ、チュクチュク…
「ふぁあっ…、や、止めろ!その顔を離せ!あたしから離れな!」
ジュルジュル
奈美の抗議の声をあざ笑うかのように、綺羅は奈美の膣から湧いた愛液をすすり始める。
「くくく…、うまいぞ!薄汚いメス豚の分際でお前の愛液は最高だぞ!」
「…っ!い、言うな!さっさとあたしの膣を舐めるのを止めな!くっ…、や、止めろぉ!」
奈美の声を無視して綺羅は愛液をすすっていたが、やがて膣から顔を離しゆっくりと立ち上がった。
そして、おもむろにズボンから大きくそそり立ったペニスを取り出す。
「くくく、前戯はここまでにしようか。さて、それではお前のマ○コを再びいただくとしよう」
「…フンッ、覚悟は出来ているさ。お前の好きにするがいい」
ズンッ!
奈美の膣に、再び宿敵のペニスが挿入される。地獄の陵辱劇の始まりであった…。
390 :
796:2005/08/14(日) 22:19:15 ID:sQhfwnqe
ズンッ!ズプッ!
宙吊りにされた奈美の膣に、容赦なく綺羅のイチモツが挿入される。
「くっ…、ああ!」
綺羅のクンニで既に奈美の膣は濡れそぼっていた。その為、綺羅の巨大なイチモツはスムースに奈美の膣を蹂躙する。
ギシッ、ギシッ…
挿入の衝撃で、天井につながった縄が音を立てる。
「うっ…、くぅう…っ」
身体から沸き起こる快楽、奈美はそれを綺羅に悟られまいと必死に声を押し殺し耐えていた。
「ククク、どうだ?気持ちいいか?ん?素直に気持ちいいと言ってみろ」
腰を動かしながら綺羅があざ笑う。
「な…、何が気持ちいいものか…。この…サド野郎…!」
ともすれば快楽に押し流されそうになりながらも、必死に奈美は反論する。
「やれやれ、素直でない女だな。ホレ、洋子も見ているのだ、アイツの前で嘘をついていいのか?んん?」
391 :
796:2005/08/14(日) 22:19:58 ID:sQhfwnqe
綺羅の言葉に、奈美はハッと顔を上げる。
奈美の目線の先には洋子がいた。男達に囲まれ、震えながらもじっと奈美を見つめていた。
カ――――ッ!
奈美の顔が羞恥で真っ赤になる。下衆な男どもに何を見られようとかまわないが、あの優しく純真な洋子に下劣な男に辱められている自分を見られるのは耐えられなかった。
「!!だ、だめだ、洋子さん!こんなあたしを見ちゃだめだ!お願いだ!あたしを…、あたしを見ないでくれ!」
顔を振りたくりながら必死に哀願する奈美。しかし、そんな彼女を綺羅はまたもあざ笑う。
「いいではないか、どうせお前は皆の前で哀れなメス豚と自ら告白したのだ。今更恥ずかしがる必要はあるまい?」
「だ、だまれ…!洋子さんはお前達とは違うんだ…!」
ズンズンッ!
奈美の言葉に、綺羅は腰を更に激しく動かすことで答えた。
「う…、あぁあ…!」
「どうだ?感じるだろう?ほれほれ、お前の膣が汁をもらしているぞ。無理やり犯されて感じるとは…、この淫乱が!」
「ち…、違う…!これは…、汗だ!」
「ははは!まだそんな嘘をつくのか。ならば、これでどうだ!」
ズンッ!ズプププ!
綺羅は更に深く、激しく奈美の膣を抉り出す。
「ヒッ――!!アッハァ―――ッ!!」
大きな声で奈美が鳴く。
(な…、何故だ!?背中が痛いはずなのに、苦しい筈なのに――っ!くそぅ、やはりあの薬がまだ―!)
洋子に恥ずかしい姿を見せまいと懸命に耐えようとするが、溢れる嬌声はどうしても抑えられなかった。
「ははははは!そろそろ出すぞ!イケ!洋子の目の前でメス豚の様にイクがいい!」
「な…!?や、やめろぉ―――――!!!!!!」
ドピュ!ドピュピュ!
「!!ウァアアア―――――ッ!!!!!」
綺羅の射精と同時に上がる奈美の絶叫。海老ぞりにされた身体を更に反らしながら、奈美は屈辱の絶頂に追い込まれる。
(ああ、洋子さん…。許してくれ、こんな無力で無様なあたしを許してくれ…)
大切な人に恥辱のシーンを見られてしまった奈美の心は、深い哀しみと絶望に覆われて行くのであった…。
392 :
796:2005/08/14(日) 22:20:54 ID:sQhfwnqe
「ククク、相変わらずお前のマ○コは最高だな。奈美よ」
「…う、うるさい…」
屈辱の言葉に、奈美の顔が羞恥で赤くなる。
「せっかく褒めてやっているのにそう嫌がるな。そうだな、今度はお前の口で奉仕してもらおうか」
「―!なっ!」
綺羅の言葉に奈美の顔が凍りつく。
(あんな汚らわしいものを咥えなければならないのか―!)
だが、今の自分には綺羅の命令に逆らうことなど出来はしない事は十分理解していた。
(しっかりするんだ、奈美!皆を助けるまでお前は負けるわけにはいかないんだ!)
眼前に差し出された綺羅のペニスを見やりながら、奈美は必死に自らを奮い立たせていた。
「おお、そうだ。谷岡、お前への褒美だ。お前のイチモツで奈美のマ○コを存分に貫いてやるが良い」
「オホホホホ。綺羅様、光栄でございますわ。では遠慮なく…」
そう言うや谷岡は奈美のバックに回る。
「くっ―」
二人の悪魔に挟まれる奈美。
「ふんっ、あんたが女を欲しがるなんて知らなかったよ」
奈美が背後の谷岡に皮肉を言う。
「あーら、何言っての奈美ちゃん。アタシはね、男女隔てなく愛する男なの。だから、奈美ちゃんも分け隔てなく愛してあげるワ」
「…そうやって男女の区別無く罪も無い人達を苦しめて来た訳か。この、下衆が…!」
怒りを込めて奈美が言う。
「ははは、そう犯られる前から気張っていては身体がもたんぞ」
綺羅が奈美の義憤をあざ笑う。
「…大きな…、お世話だ!」
「素直でない女だ。ほれ、おねだりの言葉はどうした?ちゃんと洋子にも聞こえるように言うんだぞ」
綺羅の言葉に一瞬、言葉が詰まる。だが、既に覚悟は決まっている。
(皆を守るためならいくらだって堕ちてやるさ!だが、心までは決して屈しはしない!)
心に誓い、言葉を紡ぐ。
「し、親愛なる綺羅様に谷岡様。どうか、この淫乱で哀れなメス豚めにお慈悲を下さい。奈美の身体を貴方様方の逞しいモノで貫いてくださいませ!」
奈美の言葉に二人の悪党は満足げな笑みを浮かべた。
「おほほほほ!いいわよ、奈美ちゃん。アナタのお望み通りタップリと可愛がってあげる!」
「この虫ケラ以下のクズ女が!そこまで言うならくれてやろうではないか!存分に味わうがいい!」
あざ笑いながら、二人の男は奈美の口と膣にペニスをあてがう。
「…」
覚悟を決め、屈辱の時を奈美は待つ。
ズンッ!
そして、悪意こもったイチモツが奈美の口と膣を同時に貫くのであった…。
393 :
796:2005/08/14(日) 22:22:17 ID:sQhfwnqe
「ンブゥウウ!!」
綺羅の巨大なペニスが奈美の口内を蹂躙する。
「おほほほほ!すごくいいわよ奈美ちゃん!」
「ンッ!フブゥウウ!!」
ジュプッ、ジュプ!
同時に、谷岡のペニスが奈美の背後を攻め上げる。
ギシッ、ギシッ!
前後から同時に責められ、奈美の背骨が軋む。
「ンッ…、ンンンッ!」
(く、苦しい…!呼吸が…、出来ない…!)
口を塞がれ、背骨が圧迫を受けている状態で奈美は呼吸困難に陥っていた。
ともすれば気を失いそうになるのを、執念だけで持たせている状態であった。
「どうだ、メス豚!いいか?気持ちいいか?んん?」
「ブッ、ンブゥウウ…!!」
口を塞がれて反論できない事をいい事に、男達は好き勝手な言葉を奈美に浴びせる。
「私には分かるぞ。いつもは正義感ぶっているが、お前の本性は男を求める淫乱な女なのだ」
「ンブッ…!ンブゥ――――ッ!!」
「おほほ!綺羅様。この子、自分でその通りだと言っていますわよ!」
「フブゥッ!ンン――――ッ!!」
(ち、違う!勝手な事を言うな!)
心の中で反論するが無論、それは男達には聞こえない。
「おっ?おお!いいぞ、また出そうだ!」
「綺羅様、アタシも出ますわ!もう出ますぅ!」
「そうか!ならば一緒に出すぞ!」
「ンッ!ンム――――――!!」
ドピュッ!!
奈美の身体がへし折らんばかりに押し付けられた次の瞬間、男達は同時に射精していた。
「ンンブッ!ンブゥウウ――――――!!!!!」
(ああ…、入ってくる…。あたしの口に、あたしの膣に、あいつらの汚らわしい物が…)
あまりにも残酷な現実に、目の前が暗くなる。
「ホラ、どうした。私の貴重な精液だ、こぼすんじゃないぞ!一滴残らず飲み干せ、メス豚!」
奈美の頭を抑えて綺羅が怒鳴る。
ンッ…、コクッ…コクッ
屈辱の思いを胸に、奈美は綺羅の精液を飲み干す。
それに満足した綺羅はようやく奈美の口から己のペニスを抜いた。
「ガハッ…!ハアッ…ハアッ…」
ようやくまともな呼吸が出来るようになった奈美は、苦しげに息をする。
「くくく…、これだけの上玉を私達だけが独占するのは良くないな…。よし、お前達、特別報酬をくれてやる、今からこの女を存分に犯してやるがよい」
更なる屈辱を与えるべく、綺羅は部下達に命ずるのであった…。
394 :
796:2005/08/14(日) 22:25:13 ID:sQhfwnqe
今回はここまでです。
少し長くなってしまいました、2回に分けてやった方が良かったかもしれませんね。
次は今回よりは短くなる予定です。
頑張って下さいね。
ここまで拷問に耐えられると
脱出できました的なグッドエンドよりも
無様に堕ちた時のカタルシスの方が大きそうだな。
近い近い
400 :
796:2005/08/28(日) 22:04:14 ID:dWlsxyxL
「へへへ、そういうことだ。楽しもうぜ、奈美ちゃんよぉ」
綺羅の配下である黒服の男達が奈美の身体に群がる。
「くっ…、は、離せ!汚らわしい!」
奈美が身体を揺らして男達の手から逃れようとする。
「そう嫌な顔をするなよ、まったく俺達も嫌われたものだぜ」
「ばーか、嫌がる相手を無茶苦茶にするのが楽しいんじゃねーか。こんなあばずれ女は特によ!」
「ちげえねぇ!ひゃはははは!!」
好き勝手な事をいいながら、男達はズボンから既に怒張した赤黒いイチモツを取り出す。
「じゃ、俺からいくぜ」
奈美の背後に回った男が、前戯もなしにいきなり男のモノを差し込んだ。
「ウッ!ウァア―――っ!」
ズンッ!
情け容赦のない挿入、思わず奈美の口から悲鳴が出る。
「おほっ!こいつはいいぜ!たまんねぇ!」
「おいっ!ほんとか?早く代われ!」
「慌てんなよ、すぐ終わるからよ」
男達のほめ言葉も、奈美にすれば屈辱でしかない。
「いいぜ!おい!メス豚!お前もいいだろ!俺もチ○ポ最高だろ!」
「ふ…ふざけるな、この短小野郎!包茎手術でもして出直してきな!」
奈美の減らず口に、男が激怒する。
「うるせえ!オイッ!だれかソイツの口を塞いでやりな!」
「おおよ、じゃ、俺が…」
言うや、男の一人が奈美の口に怒張を突っ込む。
「ンッ!ンム―――ッ!」
「歯ぁ立てるんじゃねえぞ!」
再び奈美はサンドイッチ状態にされてしまう。
「ンブッ…、ンブフ…、ンンン――――ッ!」
男達にいいように弄ばれる奈美、そして―。
「よしっ!顔射だ!食らえメス豚!」
「ようし!俺もきたねえケツにぶっ掛けてやる!」
「なっ!お、お前達、止めろ!」
ドピュッ!ドピュルルル!
男達の精子が奈美の尻の部分のボディスーツに、そして奈美の顔にこびりつく。
「ひゃひゃひゃ!いいザマだぜ。このクソ女が!」
「よし!どうだ?次はこのメス豚のオマ〇コに2本刺しってのは」
「いいねぇ。じゃ、さっそくやろうか」
「お、お前達。あたしに何をするつもりなんだ…!」
男達の会話に不吉な予感を感じ取る奈美。
「何をするつもりだ、じゃねえ。これからお前のマ○コに2本のチ○ポを入れてやるって言ってんだよ。おめえの股ぐらを引き裂いてやるぜ!」
401 :
796:2005/08/28(日) 22:05:13 ID:dWlsxyxL
「な…、何だと…!お前達、正気なのか!」
必死に背後を振り返りながら奈美が怒鳴る。
「当たり前だろうが、馬鹿が。ま、心配すんな、いてえのは最初だけだからよ!」
ニヤニヤ笑いながら二人の男が奈美の膣に己の分身を押し付ける。
「止めろ、止めるんだ!馬鹿な真似はよせ!…、あ、がぁああ…!!」
ミチッ…、ミチミチ…!
奈美の膣に二つの巨根が強引に挿入される。
「アアッ!ウガァアア…!」
股が裂けそうな激痛に、奈美が苦しみの声を上げる。
「うひゃひゃ!ちゃんと入ったじゃねえか!」
「淫乱だけあってアソコの穴もガバガバってか?ぎゃはは!」
男達が更に深くペニスを差し込む。
「ぐぐっ…、あたしは…淫乱じゃ…ない…。あがぁ!」
「おいおい、さっき自分から淫乱だとか言ってたじゃねえか。ったく、しょうがねえメス豚だな」
奈美の反論に苦痛を与える事で答える男達。
「あぐっ…、うぐぅう…、こ、この程度で…。ううう―――!!」
激痛に、脂汗をかいて耐える奈美。そんな彼女にお構いなく、男達は絶頂に達しようとしていた。
「よっしゃ!ここで一発出すぞ!」
「おうよ!ダブル中出しと行こうぜ!」
ドピュ!ピュルルルル!
「グッ!アグァアアアア!!!!!!!!!」
男達の怒張が、一瞬大きく膨れ上がり、奈美の膣内を大量の精子で埋め尽くした。
「あ…、あぅう…」
この拷問に精も根も果てた奈美は、ただ、弱々しくうめくだけである。
だが、そんな彼女に男達は容赦しなかった。
「おいおい、後がつかえているんだ。こんな所でバテてんじゃねえ。おら!顔上げな!」
「ぐっ…」
「けっ、ざまぁねえな!オラ!てめえのきたねえマ○コに入れてやるぜ!」
「ちく…、しょう…。うっ…、うああ――!!」
「ホレ、口も空いてるぞ。さっさと御奉仕しな!」
「グッ…!グブゥウウ!!」
こうして、哀れにも奈美は男達に延々と犯され続けるのであった…。
402 :
796:2005/08/28(日) 22:06:26 ID:dWlsxyxL
「ほほほ、お前達、奈美ちゃんのお味はどう?」
力尽き、ぐったりしている奈美を無視して谷岡が男達に言う。全員1回は奈美を犯していた。
「最高ですよ」
「クソ生意気な癖に、アソコは最上ですね」
次々にありがたくない賛辞が飛ぶ。
「そう、じゃあ今度は皆で奈美ちゃんを喜ばせて上げなさい。お前達、まだオチ○チンは使えるわね?」
谷岡の言葉に全員がうなずく。
「そう、じゃあ今度は皆でオナニーしなさい。奈美ちゃんにお前達のイカ臭い汁をたっぷりかけてやるのよ!」
谷岡の言葉に、奈美が顔を上げる。
「ふざけるな…。そんな事をして…何が楽しいんだ…!」
「まあ!奈美ちゃん、遠慮する事は無いのよ。アナタも本当は嬉しいんでしょ」
「…お前は…、狂っている…!」
奈美の言葉を谷岡は笑いながら受け流す。
「はいはい、おしゃべりはココまで。それじゃお前達、始めなさい。皆で奈美ちゃんをゆっくり回してあげるのよ。誰が奈美ちゃんのお顔にぶっかける幸運にめぐり合えるか楽しみね」
403 :
796:2005/08/28(日) 22:09:50 ID:dWlsxyxL
俺だ、いや俺だの声と共に男達がゆっくりと奈美を回し始める。
(くっ…!触るな!下衆どもが…)
思わず身体を硬くする奈美。
シュシュシュ…
片手でペニスをしごきながらもう片方の手で奈美を回す男達。ゆっくりと回し、縄が適度にねじれたら、今度は反対方向に回す。
(くそぉ…、こんな汚らしいモノばかり見せるな…!)
ゆっくり回される奈美の視界には、常に赤黒く怒張したペニスが入ってくる。
(こんなもの…!どうって事は無い!)
強い意志を込めた瞳で男達のモノを睨みつける奈美。だが、そんな彼女にふと視線に入ったものがあった。
(―!洋子さん―!)
それは、谷岡に肩を掴まれている洋子の姿だった。
彼女は奈美を見つめていた。心の底から信じている目で、そして、それゆえに深い悲しみに満ちた目で―。
(洋子さん―!ごめんよ…、あなたの苦しみを取り除くことが出来なくて、あなたの悲しみを深めてしまって…。本当に…、ごめんよ…)
心の中で泣きそうになりながら、奈美は懸命に謝っていた。
そんな彼女の心中などお構いなしに、男達の方は一斉に絶頂に達しようとしていた。
「おし!出るぞ!思いっきりぶっかけてやる!」
「よっしゃ!顔面は俺だ!」
「なら俺はケツの部分にぶっかけてやる!」
ドピュッ!ドピュピュ!
「やっ…、止めろぉ――――!!!!」
奈美の絶叫も空しく、彼女に向かって男達の白液が一斉に降り注がれる。
顔に、胸に、尻に、そして足に。白銀のボディスーツに包まれた奈美の身体は、男達のザーメンによってくまなく汚されてしまった。
「ハ――――ッハッハッハ!」
男達の嘲笑が容赦なく奈美に向かって降り注がれた。
「う…、うぇえ…」
全身を白液まみれにされた奈美はもはや顔を上げる気力も無く、顔から精子を滴らせながら力無くうなだれるだけであった…。
404 :
796:2005/08/28(日) 22:15:43 ID:dWlsxyxL
今回はここまでです。
あまり急いで書く必要もなさそうなので、次回からはマターリ書き込んで行こうと思います。
796さんあんた小説家になれるぜ
いやマジで
奈美と洋子を連結して奈美が耐え切らなければ洋子にとばっちりがかかるようにした方が、
二人だした設定がいかせると思いますがどうでしょう?
本物の少女と、ティーンエイジャーに間違われる女と、どっちが好きか聞いてみる。
>>407 子供具合による。
十にも満たないおこちゃまだったら、童顔女のほうが俺は好き
保守
ちょっと思い付きで…さんの続きが読みたい
412 :
続き書いた奴:2005/09/23(金) 22:27:09 ID:6sAyndVf
>>411 なにその嫌味〜〜なんちて
ま、やっちゃった感はありやしたぜ。
>>406 同意。
洋子には例の電気椅子に座らせて、
拷問中の奈美が声をだすたびに電流がながれる、とかなw
一応カキのようなヤリトリをいれてw
「私が耐えてる間は洋子さんたちには手を出さない約束だぞ」
「もちろんそうよ、だからあなたが声をださずに頑張ればいいのよ」
「私は奈美さんを信じてます」といって自らイスに向かっていく洋子。
しかし......
415 :
796:2005/09/29(木) 23:05:56 ID:FJATycuU
>>406,
>>413,
>>414 正直、そういうシーンってツボです。
この先は、拷問で奈美気絶→奈美の回想シーン(エロなし)→エロ拷問(正治加わる)→最後のエロ拷問→エピローグ、って言う流れを考えてるんですが。
上記の奈美と洋子が絡むシーンは、「エロ拷問(正治加わる)」所で書いて見たいと思うのですがどうでしょう?
ただ、本当に申し訳ないのですが。私、少し前からHPなるものを作りまして、しばらくはそちらに集中してしまうと思います(イラストを描いてるんですが、フォトショップやらマーカーやら初めて使うものばかりなのでなれるのに時間がかかりそうです…)。
なので、ここに書き込む速度がまた下がってしまいそうです、ごめんなさい。
ただ、この話はどんな形にせよ最後まで書き上げる予定です。
ホント、自分勝手でスマンです…。
電気椅子よりバイブ椅子の方がいいなー
418 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 19:19:36 ID:HBORKt69
419 :
796:2005/10/05(水) 22:51:38 ID:RUza50wt
ここで唐突に続きを投下
「ハァッ…、ハァッ…、う、ううっ…」
駿河問いから解放された奈美。今、彼女は無残にも地面に横たわっている。
両足は自由になったが相変わらず両手を後ろ手に縛られた奈美は、全身に精子をかぶりながら力なく横倒しになっている。
身体は極度の疲労で小刻みに震えており、弱々しくも荒い呼吸で懸命に酸素をむさぼっていた。
「おほほほ、つらいのね奈美ちゃん」
そう言って谷岡が奈美の髪を掴み、彼女の顔を自分の方へ向けさせる。
「くっ…、ううう…」
「ごめんなさいねぇ、ホントにごめんなさぁい奈美ちゃん、おほほほほ。でもね、次で今回は終わりにしてあげますからねぇ、嬉しいでしょ〜奈美ちゃぁあん」
そう言って、谷岡は精子まみれの奈美の顔をベロベロと舐めまくる。
「うぐぐっ…や、止めろ…」
奈美の意思は、今になってもいささかも衰えていない。しかし、今の彼女には弱々しく抗議する事が精一杯の抵抗であった。
「うふふ、そんな事言わないの。じゃ、次行っていいかしらン?」
「好きに…、しな…。お前達には…、負けない…!」
奈美の言葉を聞いた谷岡は、男達に新たな指示を出す。
奈美の両足首に鉄枷がはめられる。枷の鎖は、以前奈美を四肢裂きの拷問にかけた装置につながっていた。
そのまま装置のスイッチが押される。
「あうう…」
後ろ手に縛られた奈美の両足が、再び左右に開かれる。それに伴って、奈美の身体が逆さまに吊られて行った。
「うぐっ…」
やがて装置が止められた時、逆さまにされた奈美の身体は丁度Tの字に吊るされる格好になった。
「おほほほほ、いい格好ね奈美ちゃん。足をこんなに広げちゃって、ピンクなオマ〇コが丸見えよ!恥ずかしいったらありゃしないわ!」
「黙れ…!そんな言葉であたしが屈するとでも思っているのか」
「当然思っちゃいないわよ〜。今度はこれでアナタを可愛がってあげましょうね」
そう言って谷岡が取り出したのは、特大のバイブであった…。
420 :
796:2005/10/05(水) 22:52:45 ID:RUza50wt
「なんだ、何をするかと思えば大した事無いね。まあ、あんたらの粗チンよりはきつそうだけどさ」
余裕すら感じられる笑みを浮かべながら奈美は谷岡を挑発する。
しかし、谷岡もまた薄ら笑いを浮かべながら奈美に言う。
「口の減らないコねぇ。これを見てもまだそんな事言えるかしらぁ?」
バチィ!
突然、弾ける様な音と共にバイブに電流が走る。
「何っ!」
「おほほほほ!これは電流を流し込む事も出来るバイブなの。言ってみればスタンガンとバイブレーションが一つになったものね」
谷岡が嬉々として説明を続ける。
「これをオマ○コに入れてグチョグチョにかき回した後にキツーイ電撃を与えるの。考えただけでワクワクするでしょお?体内からくらう上に、グショグショに濡れた状態でやるから効果は抜群よぉ」
「くっ…、そう言う事だったのか…」
あまりに残酷な内容に、奈美は絶句する。
「おほほ!さあ、これが最後のチャンスよ!アタシ達に許しを請いなさい!」
「…寝言は寝てからいいな!」
無様に吊るされながらも、奈美は降伏勧告を毅然と拒否する。
「いいわ、じゃ、タップリ可愛がってア・ゲ・ル!えいっ!」
ズポッ!
奈美の膣に特大のバイブが挿入される。
「オホホホホ!さあゲームの始まりよ!天国と地獄を同時に見せてあげるわ。覚悟しなさい、奈美ちゃん!」
ヴヴヴヴヴ…
バイブが音を立てて奈美の膣をえぐり始めた。
「うぁっ…、くぅ…」
バイブの振動に思わず甘い声を出してしまう。
「おほほほほ!こんなでかいバイブを突っ込まれているのによがり声を出しちゃうなんて、ホント奈美ちゃんは淫乱なコね!」
「ち、違う…。あたしは、感じてなどいない。こんな…もので感じてたまるか…」
精一杯の強がりを見せる奈美。
「あらあら。じゃあ、ココからあふれ出しているお汁はいったいなんなのかしらぁ。さすがメス豚ね、恥ずかしいったらありゃしない!」
奈美の後ろに回りながら谷岡があざ笑う。
「恥ずかしい?ふんっ、あんた達に見られても恥ずかしくもなんともないね」
「ふ〜ん。アナタ、洋子ちゃんに見られているのによくそんな事が言えるわねぇ。ホラ、あの子アナタの痴態を見て今にも泣きそうよぉ」
ハッ、と奈美が逆さまの視界で正面を見つめる。視線の先に―洋子がいた。
カァ―――!
奈美の顔が再び羞恥で赤くなる。奈美の身体のみならず心まで傷つける残酷な責め苦はまだ続くのであった…。
421 :
796:2005/10/05(水) 22:53:43 ID:RUza50wt
グチュ…グチュグチュ…
卑猥な音を立てながら、バイブが奈美の膣を出入りする。
「あはっ…、う、ああ…」
堪えられない甘い声が奈美の口から漏れる。
「うふっ…、あふぅ、ふぁああ…」
「あららら、かわいい声だしちゃってぇ、奈美ちゃんずいぶん気持ちいいようねぇ」
「うふぅ…、そ、そんなこと無い…。ふぁあっ!あぅあー!」
反論する余裕など、今の奈美には無い。不自然な体勢ながら、彼女に苦痛の感覚は無い。ただ、快楽のみが彼女を支配していた。
クチュ…ピチャピチャ…
膣から愛液がどんどん溢れてくる。それに伴い、奈美の顔も次第に惚けたような感じになる。
「あ…、ああん…、こんな…、こんな事って…」
(ああ、だめだ。洋子さんが見てるのに、戦わなきゃいけないのに…。あたし…溶けちまいそうだ…)
バイブに仕込まれていた「クロス・マインド」が奈美の精神を蝕んでいく。
クチュクチュ、クチュチュ…
「うふっ…、ふぁあ…。ひっ!ひぁあああ―――ん!!」
「おほほ、奈美ちゃんかわいいわぁ。まるで天国に行きそうな表情ね」
(お、おかしい…。いくらなんでもこの感じ方は異常だ…。ま、まさか…)
ようやく、奈美は自分を夢見心地になっている訳を悟った。
「う…、ふぅう…。クロス…、マインド…か…。ああっ!アッヒィイ―――ッ!!」
「あら、バレちゃった?まあいいわ、どうせそれが分かった所でどうにかなるわけでもないしねぇ」
「うっ…、く、くそぉ…。あひっ!ひぁあ!うはぁああ――――!!」
怒りによって理性を取り戻したのもつかの間、再び奈美は桃色の白昼夢に捕らわれる。
ジュプジュプ…
「うはぁん…、ふぅううん…、ああっ!んあぁあ――――っ!!」
バイブの微妙な動きが、奈美の理性を削り取っていく…。
(ああ…、気持ちいい…。このままイッてしまいそうだ…)
心の奥まで快楽に支配され、絶頂の予感を感じながら夢見心地でそんなことを考えていた矢先―
バチィッ!!
彼女の膣の中で火花が散った。
422 :
796:2005/10/05(水) 22:54:52 ID:RUza50wt
「ッ!!!グァア――――!!!」
体内を駆け巡る衝撃に、奈美の身体が弓なりに反る。
「オ―――ッホホホホホ!!言ったでしょ、天国と地獄を同時に見せてあげるって!」
そう言いながら、谷岡はバイブのスイッチを押す。
ビビビビビッ!!
「グッ!ゴガァアア!!」
目を見開き絶叫する奈美。
「オホホホホ!よく電気が通るでしょ!ほら、もっと鳴きなさい!」
「ヒギィ!オオグッ!アガァアア――――!!」
電気が流れる度に、奈美の身体がビクビクと跳ね上がる。
ビリビリビリ!
「ウガガガッ!ギッ!ギャアアア―――!!」
目を見開き、苦しみの声を出す奈美。泣き言を言わないのが彼女のせめてもの抵抗だった。
ハアッ…、ハアッ…
力なく垂れ下がる奈美。目を閉じながら苦しげに呼吸をする彼女に、これ以上の電撃に耐えることは出来そうも無い。
谷岡は奈美に、恒例の最後通告をする。
「奈美ちゃんもそろそろ限界のようね〜、次は特大の電撃でフィニッシュしてあげる。さっ、何か言いたいことはあるかしら?」
「…必ず…お前達を法の裁きにかけてやる…、この、屑野郎…!」
谷岡を睨みつけた奈美は、最後の力を振り絞って言葉を発する。
バババババババ!!!!!
「グッ!グァアアア―――――――――――――――――ッ!!!!!!!!!!」
身体が黒こげになるような衝撃を受ける奈美。薄れゆく意識の中、彼女が最後に聞いたのは必死に自分を呼ぶ洋子の声であった…。
唐突にGJ
俺の朝勃ちを返せ
おっ久しぶりに見たら最新刊が出てるな。
講義の最中におっきおっきしちまった
この不埒者がw
ほ
427 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:28:18 ID:tbdT0xVv
抜きすぎて体力がもたんort
428 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 00:29:10 ID:tbdT0xVv
抜きすぎて体力がもたんOTL
このスレ的には桃山ジロウってどうなの?
俺的にはアレが理想なんだけど
出展何?
796さんのSS凄くツボだ。
最近更新速度が遅いけど次回投下はいつ頃だろうか。
hosyu
434 :
796:2005/11/09(水) 23:46:31 ID:/KMytaMQ
久しぶりの投下です。
長い上に今回はエロなしです。
すいません。
―何も見えない、何も感じない、真っ暗闇の世界。ここは何処?なぜあたしはここにいる?
周りを見渡そうとして、自分の「身体」が無いことにはじめて気がつく。―そうか、ここは虚無の世界、何も無い世界なんだ…。
存在が無いあたし、なぜこんなことになったのだろう。いや、そもそもあたしは何者なのだろう?
身体がないのに、なぜかとても疲れた感じがする。なぜだろう、何もかも投げ出したくなってくる。何もしたくない、何もされたくない。もう、あたしは楽になりたい、この何も無い世界で安らかに永遠の時を過ごしたい―。
その時、何かがかすかに聞こえてくる。それは一人の女性が泣いている声、まるで少女のように弱々しく物悲しい声が虚無の中を木霊する。
―泣かないで、あたしはここにいるから、あたしがついているから。あなたは一人ぽっちじゃない、だからあたしと一緒に行こう―
そう思いながら無いはずの手を差し出そうとしたその時―虚無の世界に一つの手が出現した。
―あなたと共に語りたい。あなたと一緒に歩きたい。あなたの喜びを、苦しみを、そして全てを分かち合いたい。だから、もう一人で泣くのは止めて―
そう思うたびに自分の顔が、足が、そして身体が虚無の中から現れる。
全身が出揃ったとき、彼女は自分が何者なのかを思い出す。
―そうだ、あたしはこんな所で立ち止まるわけは行かないんだ。行かなきゃ、行って皆を守らなきゃ。それが、あたしがあたしである証なのだから―
そして、彼女の身体は白い光に包まれる。次の瞬間、彼女―久瑠須麻 奈美―の意識は現実の世界に舞い戻ったのであった。
435 :
796:2005/11/09(水) 23:47:16 ID:/KMytaMQ
「ん…、んんんっ……。はっ!」
気を失っていた奈美がパッチリと目を開ける。
「…洋子さん…」
覚醒した彼女の目に入ったのは洋子の顔だった。
「よかった…。意識が戻ったんですね」
優しい微笑みを見せながら洋子が言う。
(なんだろう…、とても温かい…)
そう思い、初めて奈美は洋子に膝枕をしてもらっていることに気づいた。
後ろ手に縛られた奈美は、頭を洋子の膝に預けている。両手を前方に手錠で繋がれている洋子は、奈美の頭をそっと撫でながら今まで見守っていたのだ。
「…ありがとう、洋子さん。もう大丈夫だよ」
洋子の心遣いを嬉しく思いながら立ち上がろうとする奈美、だが―
「くっ…!」
身体に激痛が走り、体制が崩れる奈美。そのまま地面に頭を打ちつける所を、洋子が奈美の頭部を受け止めて防いだ。
「はは…、かっこ悪い所を見せちゃったね」
苦笑いを浮かべながら奈美が言う。
「奈美さん…、あまり無理をしないで下さい」
心底心配そうな面持ちで洋子が言った。
「ありがとう。そうだね、皆を助けるまでは無理せず体力を温存しないと」
洋子の言葉にうなずく奈美。
確かに連日の拷問で彼女の体力は確実に減りつつあった。このままでは、皆を守る力も無くなってしまう。
(もう、あまり余裕は無い…か)
日増しに減るチャンス、何とかこの状況を打破しないことには皆を連れての脱出など及びもつかない。
「奈美さん…。また、私達の事を考えてくれているのですか?」
不意に、奈美の心を見透かしたように洋子が言った。
「洋子さん…」
「奈美さんは優しいですね…。いつも皆のことを考えている、なぜそこまで人を慈しむ心を持てるのですか?」
洋子の疑問に、奈美は静かに言った。
「そうでもないさ。あたしだって昔は人を憎んでいた事があったよ、それこそ殺してやりたい位にね…。いや、本当に殺そうとしたんだ」
奈美の意外な言葉に、洋子は驚きの声を上げた。
「ええっ!?奈美さんが人を殺そうとしたことがあった?そんな、それは本当なんですか?」
この優しい女性が人を憎んで殺そうとしていたなんて!しかし、奈美は淡々と洋子の疑問に答える。
「…本当さ、あたしは確かに人を殺そうとしていた。…そうだね、洋子さんには話してもいいかな、あの時の事を…ね」
洋子が真剣な眼差しで自分を見つめていることを確認して、奈美は話し始めた。
436 :
796:2005/11/09(水) 23:47:50 ID:/KMytaMQ
両親と姉を失ったあの惨劇の日を境に、奈美は変わった。
笑顔を見せず、他人と喋ることはおろか他人と会うことすら殆どしなくなった。
人間らしい感情を捨てた彼女は、ただひたすら己を鍛え上げた。そして、驚異的な速さで私設捜査官の役職を手に入れたのである。
そして長年住んでいた家を引き払い、ガレージに移り住んだ彼女はあらゆる手段を用いて姉と両親を殺した連中の所在を探し始めた。
それこそ合法、非合法問わずに調べ上げ、仕事で得た金の殆どを仇の所在を探るために注ぎ込む。そして、その間にも更に己の身体を鍛え上げ、仇に突き立てる牙を研ぎ澄ましていたのだ。
その姿に、もはや以前の心優しい少女の面影は無い。それは、まさしく狂気に取り付かれた醜い化け物そのものであった。
その狂気とも呼べる執念がついに実る日が来た。
あのテロリストどもが再びこの国でテロを起こすべく、密かに舞い戻って来たのだ。
今、テロリスト達は秘密のアジトで新たなテロを起こすべく準備を整えているという。
奈美は、慎重にその情報の裏を取った。そして、その情報が真実であることを知る。
迷いは無かった、奈美はそのアジトに強襲をかけるべくすばやく準備を整えていった。そして、すぐさまアジトに向かって出発する。
応援を呼ぶつもりは無かった。危険なのは分かっていたが、今の彼女にはそんなことは大した問題ではなかった。
既に彼女は一人でも武装した一団を壊滅できるだけの実力を備えていたし、そして何よりも大切なことがあった。
そう、―他人がいると合法的に奴らを殺せない―。
437 :
796:2005/11/09(水) 23:48:31 ID:/KMytaMQ
「その時のあたしはなんにも見えちゃいなかった、自分が何をしているのかさえ分かっちゃいなかったんだ」
そういって自嘲気味に奈美は洋子に笑いかける。
―準備を整えた奈美はすぐさま目的地のアジトにたどり着いた。
そこは人里離れた廃工場だった、奈美は近くの茂みに陣取って、辛抱強く人の出入りを見張った。
情報に偽りは無かった。本来人のいるはずの無い廃工場に出入りしている男達の一部は顔をマスクで覆っていたが、その中で見間違えるはずも無いテロリストのリーダーとその側近達の顔もあった。
リーダーと側近が工場に入った事を確認した奈美は素早く行動に移った。テロリスト達に見つからないよう工場内に侵入し、天井裏に潜ってテロリスト達がいる部屋を探し始める。
しばらくして会議室とおぼしき部屋に大勢の男達が集まっているのを見つけた、リーダーを含む大勢のテロリスト達が出揃っているのが天井裏からでも確認出来る。
大声で話している為、天井裏からでも男達の会話は筒抜けだった。どうやら次のテロの計画を練っているらしい、リーダーが両手を振り上げながら大声で部下達に説明していた。
(ケッ、基地外どもが…)
吐き捨てる様に心の中で奈美はつぶやく。どうやらテロリスト達は全員ここに集結しているらしい、部屋の外に2人ほど見張りがいるらしいがそれ以外は皆ここでボスの演説を聞いているのだ。
(警戒心の無いやつらだ。馬鹿どもが、待ってろ、すぐ皆殺しにしてやるからな…!)
素早く奈美は武器の確認をする。―そして次の瞬間―彼女は天井をぶち破って会議室のど真ん中になだれ込んだのであった。
438 :
796:2005/11/09(水) 23:49:03 ID:/KMytaMQ
「!!」
不意に天井から飛び込んできた奈美を驚いた顔で見る男達。
すばやく両手に拳銃を構えた奈美は、混乱している男達に向かって容赦なく発砲した。
「「ギャッ!」」
両肩を撃たれた数人の男が悲鳴を上げる、その声でテロリスト達はようやく我に返った。
(へっ、遅いってんだよ!)
男達に反撃の隙を与えずに、奈美は確実に敵を倒していった。
「…!なんだ!どうしたんだ!」
扉の外を見張っていた男達があわてて部屋に入る。
―次の瞬間
「グェッ!」
見張りの男達は武器を構える暇も無く奈美に打ち倒される。
(ちっ!弾が切れたか…!)
見張りを打ち倒した時点で拳銃の弾が切れてしまった。しかし、奈美は少しもあせりはしない。それどころか内心で舌なめずりすらしていたのだ。
(さーて、本番はこれからだな)
そう言って腰の特殊ケースから新たな武器を取り出す、それは男達に耐えがたき苦痛を与える恐るべき「鉄槌」であった…。
439 :
796:2005/11/09(水) 23:49:37 ID:/KMytaMQ
「や、野郎!相手は1人だ!撃ち殺せ!」
ボスがサブマシンガンを構えながら怒鳴りちらす。
だが、サブマシンガンの引き金に手をかけた瞬間―
「ゴベェ!!」
飛んできた鉄球に、ボスの顔が無残に打ち砕かれる。
「アババ…」
頬骨と顎を粉々に砕かれたボスが力なく倒れていく。もはや、彼がまともに物を噛むことは出来ないであろう。
ボスの顔を砕いた鉄球は、既に奈美の手のひらに戻っていた。
「生きてる価値もねえ屑野郎どもが、無様に踊りな!」
そう言うや、部屋の真ん中にいる奈美は周りの男達に鉄球を打ち当てていった。
鉄球が振り回される度に、男達の顔が、肩が、胸が、腹が、そして手足が無残に打ち砕かれていく。
その暴威に男達は反撃も許されずただ崩れ落ちるだけであった。
正に抗いがたき裁きの鉄槌、鬼神の表情で奈美は男達を確実に壊していった。
いや、その表情にはかすかな薄ら笑いが浮かんでいた。そこに打ち倒される男達への憐れみは無い。
あるのは、思う存分蛆虫どもをいたぶっていると言うドス黒い快楽だけであった…。
440 :
796:2005/11/09(水) 23:50:11 ID:/KMytaMQ
数分後、暴虐の嵐はようやく止んだ。
全身を砕かれた男達が上げる呻き声が会議室に弱々しく響く。
そして、部屋の中央には薄ら笑いを浮かべながら仁王立ちしている奈美の姿があった。
男達の呻き声が心地よい。この乱戦の中、彼女は全ての男達に致命傷を与えることなく瀕死の状態で生かしておいた。
だが、それは情けではない。これから時間をかけて男達を嬲り殺しにするために生かしておいたのだ。
奈美は全身を砕かれ、壊れた人形のように倒れているボスの下にゆっくりと近づいた。
そのままボスの顔前で屈みこみ、恐怖に怯えた顔を冷たく見下ろす。
「へっ、ざまぁねぁな。さっきまでの威勢のいい啖呵は何処にいっちまったんだよ」
「ヒッ…」
奈美はボスの髪を乱暴につかみ上げ、恐怖と苦痛で震えている顔を自分の目線まで持ち上げた。
「いてぇか?だがな、こんなもんじゃすまさねえぞ。これからテメエにタップリと地獄の苦しみを与えてやる。まずは、その目ン玉をくり抜いてやるよ。じっくりとなぁ」
「や…、止めでぐで…」
ドガッ!
奈美はボスの腹に強烈な膝蹴りを喰らわせた、たまらず男が嘔吐する。
「何寝言いってんだ?ああ?テメエがそんなことを言えた口か?テメエは今まで手にかけた人達の事を少しでも考えたことがあったのか?さんざんテメエのオナニーの為に人を殺しておきながら今更テメエは助かりたいだぁ?虫のいいことを言ってんじゃねえ!」
ドカッ!
そのまま乱暴にボスの顔を床に叩きつける。
その時、視界の隅に必死に床を這って逃げ出そうとする男の姿が入ってきた。
441 :
796:2005/11/09(水) 23:50:44 ID:/KMytaMQ
「…どこへ行くつもりだい?」
男の前に回りこんで奈美がいやらしく尋ねる。
「ヒッ、ヒィイ!」
行く手を塞がれた男が腰砕けになった状態で悲鳴を上げた。そのまま奈美から離れようと懸命に後ずさりをするが、奈美は薄ら笑いを浮かべながら男と同じ速度で歩いてくる。
「おやおや、もう行き止まりだよ?で、次はどこに行くつもりだい?」
遂に男を壁際に追い詰めた奈美が嘲りながら言う。
男の顔は真っ黒な覆面に覆われていて、その表情はうかがい知ることは出来ない。しかし、覆面から確認できる男の瞳は、明らかに怯えていた。
「ふん…、お前、足が砕かれただけか…。あたしもまだまだ甘いな…」
男を見下ろしながら奈美が1人呟く。
「た…、助けて、助けて…」
情けない声を上げながら男が嘆願する、その声に奇妙な違和感を覚えながらも奈美は嘆願に蹴りで答えた。
ボカッ!
「グェッ!」
「ああん?なんか言ったか?散々人を殺しておいて今更助けてもねぇだろうが、このクズが…!」
ドガッ!
今度は男の横っ面をボールのように蹴り飛ばす。
「ひぎぃ!」
「テメェらは今まで何人の罪の無い人達を殺してきた!?多くの人達の…あたしの家族の命を…未来を奪いやがって。ああっ!?皆がテメエらに何をしたって言うんだよ!ふざけんじゃねえぞ!」
「ご、ごめんなさい。ごめんなさい…!」
「詫びてすむことか、このクズ野郎!悪いと思ってんなら死んで侘びをいれろや!」
そう言って、奈美は男の股間を軽く蹴り上げた。
「!!!!!!ギガガガガ……!!!!」
急所を蹴られて男が悶絶する。
「けっ、ちいせえタマだな。そんなんじゃあっても何の役にも立たねえだろ、包茎クン?ひとおもいに潰してやるよ、その豆キン」
奈美は男の股間に足を乗せると、グリグリと踏みにじる。
「〜〜〜〜!!!!!!!」
声にならぬ悲鳴を上げる男。それを見ながら、奈美は家族の復讐を遂げていると言う事に暗い満足感を覚えていたのであった。
442 :
796:2005/11/09(水) 23:51:19 ID:/KMytaMQ
「アギガガガ……」
失神寸前になって、ようやく奈美は足を離す。
気絶などさせたら苦痛を与えることが出来なくなる。どこまでも残忍な意思で、奈美は男を弄んだ。
「簡単にくたばんなよ。お楽しみはこれからなんだからな」
「も…、もう、許して…、許してください…。お、お願い…」
無論、奈美に男を許すつもりは無い。
「おいおい、まだ寝言いってんのか?お前はもうすぐ死ぬんだから許すも何もねえだろう」
「そ…、そんな…」
「テメエらがやって来た事を考えれば当然だわな。お、そうだ。どうせなら死ぬ前にその間抜けヅラでも見てやるよ」
言うや奈美は乱暴に男の覆面に手をかける。
「ヒッ!な、何を…」
バキィ!
抗議の声を出そうとした男の顔に容赦なく鉄拳を喰らわす。
「暴れんじゃねえよ、このクズが!覆面とる前にその顔を潰れたトマトみたいにしてやろうか!?あ?」
奈美の恫喝に男はすぐ大人しくなる。
「そら、ご開帳だ。その醜い面をさっさと見せな!」
覆面を外し、男の髪を掴みながら強引に顔を自分の方に向けさせる奈美。
その目が驚愕に見開かれる。
「お前…、い、いや、君は…?」
思わず尋ねる奈美。無理も無かった、男はまだ年端も行かぬ少年だったのだ。
若い、まだ19の彼女より更に年下なのは明らかだった。まだ15歳前後だろう、あどけなさの残る顔が怯えた目で奈美を見つめていた。
「あ、あの…あの…」
少年が口をパクパクさせて何かを言おうとしているが、恐怖でうまく声が出ないらしい。
(あたしは、何をしているんだ…?)
自分を怯えた目で見つめる少年。
(なんて怯えた目をしているんだろう、これもあたしのせいなのか…)
傷つけ、恐怖で相手を支配させる。それが今、自分がやっている事…。
(何てことだ…。これじゃ、あたしのやっていることはテロリストどもと全く同じじゃないか…)
復讐にたぎる自分の心がスーッと冷めていくのを感じる。
彼女は、ようやく自分の愚かさを理解したのであった。
443 :
796:2005/11/09(水) 23:53:20 ID:/KMytaMQ
「そこでようやくあたしは復讐の虚しさに気がついたのさ。本当にギリギリだった、あと少しで人としてやってはいけない事に手を出す所だったんだからね」
そう言いながら洋子を見る奈美の目はどこか寂しげだった。
―正気に戻った奈美は、少年の事について色々と尋ねた。最初は怯えていた少年も、打って変わって優しい態度で話しかける奈美にぽつぽつと自分の事を語り始める。
少年は極貧の家庭に生まれ育った。毎日が生きるための戦いで、義務教育も満足に受けられない状態だったと言う。
そんなある日、少年のいるスラム街に男達の一団がやって来た。男達はここに倒れているテロリスト達であった、人員補充の為、この貧民街にやって来たのだ。
そして、少年は男達に売り飛ばされた。少年にとっても、家族にとっても、それが生きる唯一の手段だったのだ。そして、少年はテロリストとして男達と共にたくさんの命を殺めて来た。
本心は嫌だと思っていても人を殺しつづけた、そうしなければ今度は自分が男達に理不尽な暴力を受けることになるからだった。
そして、今日まで少年は男達と行動を共にしていたのであった。
「…、そうだったのか。でも、ここで君だけを見逃すわけにはいかない。生きる為とは言え、君も罪のない人達を手にかけたのだから…。分かるね?」
苦汁の表情で奈美が言う。何とかこの少年は助けたいと思う、しかし、殺された人達や遺族の事を考えれば見逃す事など出来るわけも無かった。
「本当は嫌だけど…、あたしは君を法の裁きにかけさせなくてはいけない。おそらく、君が死刑になることは無いと思う」
「…」
「でも…、無期懲役は多分避けられない…。つらいと思うけど、これが君の殺めた人達に出来る唯一の償いだから…。いいね?」
奈美の言葉に少年は静かに頷く。
「君…!」
奈美は少年をそっと抱きしめる、それが、人の温もりを知らずに育った少年へのせめてもの手向けであった。しばらくそうした後、奈美は立ち上がりボスの所に再び歩み寄る。
「…!ヒィ…」
少年の時とは打って変わって奈美はボスを冷たく見下ろす。
「…喜べ、お前達の命だけは助けてやる。ここでお前達を殺しても、誰も浮かばれやしない…。お前達が犯してきた罪…、苦しみながら、生きて償え」
そう言って奈美はボスに背を向ける。
(これで良かったんだよな…。おやじ、おふくろ、…姉貴…!)
今は無き家族への想いを必死に堪え、奈美は無線で警察に連絡を入れる。
かくして、数年にわたる奈美の復讐劇は終わりを迎えたのであった。
444 :
796:2005/11/09(水) 23:54:14 ID:/KMytaMQ
「それで…、その子はどうなったんですか?」
洋子が尋ねる。
「あの子は…、結局無期懲役の判決を受けたよ。まだ子供だった事と、積極的に活動してなかったから死刑にはならずにすんだんだ」
どこか遠い目で奈美が答える。
「実はね、今でも時々その子に会っているんだ。数ヶ月に一回…ね。今は色々と手に職を付けていてとても充実しているそうだよ。とてもいい子にしているみたいだからひょっとしたらいつか出られるかもしれない、…何十年先かもしれないけどね…」
そう言いながらうつむく奈美。
「そ、それで、テロリストの人達はどうなったんですか?」
奈美の様子を見て洋子が慌てて話題を変える。
「あいつらは…、本来なら死刑は免れないはずだったんだけどね…」
「…?どうなったんですか?」
「壊れちまったのさ、身体も心も。もう肉体的にまともな社会生活を送れなくなった上に、恐怖と苦痛で精神的におかしくなってしまったんだ。今でも病院の一室で芋虫のように生きているよ。多分、これからもずっとね…」
「…」
「今、こうしてあたしが責め苦を受けているのも仕方の無いことなのかもしれない。怒りに駆られて必要以上に傷つけ、苦しめてしまった罰なのかもしれないね…」
「そんな事…」
「いいんだよ、いつも人を傷つけて自分だけ痛い目に遭わないなんて不公平だからね。いずれは罰を受けなくちゃいけないんだ、でも、あなた達は…」
「違います!」
激高して洋子が叫ぶ。
「よ、洋子…さん?」
今まで見たことの無い剣幕に奈美はうろたえる。
「奈美さんは悪くありません!だって、奈美さんが戦っていなければ今度は罪も無い人達が傷つくじゃありませんか!」
「洋子さん…」
「そのお話だって、もし奈美さんが何もしなければまた多くの人達の命が失われていたんですよ?奈美さんのおかげで多くの人が悲しい思いをしなくてすんだんです!…だから、もう、自分を責めるのは止めてください…、お願いです…」
最後は涙声になっていた。ここまで自分を励ましてくれる洋子に、奈美は不覚にも胸が熱くなる。
「…、ごめんね洋子さん。もう、あたしは自分を責めたりしないよ。自分が望んで進んだ道だからね…、もう迷ったりしない」
そう言って奈美は力強くうなずく。その瞳に、再び力強い光が宿っていた。
445 :
796:2005/11/09(水) 23:57:32 ID:/KMytaMQ
「洋子さん」
改めて奈美が言う。
「こうして一緒になれた以上、洋子さんを助け出すのは簡単なんだ。身体にダメージはあるけど、あいつら程度なら今の体調でもどうとでもできる…。でも…」
「他の子達がいる…、ですね」
洋子の言葉に奈美はうなずく。
「そう、あいつらはあの子達がいる部屋に毒ガスを送るスイッチを持っている。このまま洋子さんだけを助けようとしたら、まず間違いなくあの子達は殺されてしまう」
「…」
「あたしは…、皆を助けたい。それには何とかしてあの子達をこの部屋に連れてくる必要があるんだ」
「…はい」
「正直、勝機は少ない。このままだとあたしの体力も遠からず尽きてしまうだろうしね…。でも、ここであきらめるわけにはいかないんだ。洋子さん、つらいとは思うけど分かってほしい。あたしは最後まで戦う、だから…」
奈美の必死の嘆願に、洋子は笑顔で答える。
「分かっています、奈美さん。あの子達をこんな目に合わせた責任は私にもあります。私が我慢するのは当然です」
「洋子さん…」
「それに…、私は最後まで奈美さんを信じていますから…!」
洋子は強く言い切った。
「…ありがとう、洋子さん」
奈美の胸が、暖かい気持ちで満たされていく。信じてくれる人がいる限り、奈美の闘志は決して尽きることは無い。
「悪いけど、少し休んでいいかな。明日もあいつらの責め苦に耐えなければならないからね、休めるだけ休んで少しでも体力を回復しなきゃ」
そう言って、奈美は壁によりかかる。
「洋子さん、あたしは絶対負けない…から…ね…」
そう言って、奈美は深い眠りに落ちた。
「…おやすみなさい、奈美さん」
洋子もまた、壁に寄りかかりながら眠りに落ちる。
二人の長い1日が終わろうとしていた。
今回はここまでです。
次はちゃんとエロも拷問も書くのでよろしくお願いします。
446 :
波風:2005/11/10(木) 00:10:38 ID:KsjLG4UX
待ってました!次回作も期待してます!
久々の新作
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
正座してまっておきます
448 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 21:25:34 ID:12ypTAFV
誰もいない・・・
長すぎやしないかね
エロ無しの部分も重要なのは解るけどさ
>>448 人ならいるよ
ワクテカしながら続きを待ってるだけさ
長さ、俺は気にならなかったけどなァ
きたきたきたーーーー!!いや楽しみだね
C
453 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 00:23:54 ID:WNf2Sixa
早く続きキボンヌ
454 :
796:2005/12/05(月) 22:58:34 ID:WLCuDwAk
>>415 すいません、最近仕事(と言っても派遣ですが…)がアレなんでなかなか続きを書く暇が無いんです。
HPの方も滞ってるし…。
時間があれば少しずつ書いて行くのでもうしばらく待ってください。
ホント、スマンです…。
ってか、疲れが取れない…。
エロ拷問て、いまいちツボが分からないな
>13に書かれているのががキモということでいいのか
流血を伴わず、苦痛はあっても高度の治療を必要としない程度まで
被拷問者はしばしば快感を覚える
という定義でおk?
極度の快感責めの方が
拷問と調教の違いは、
調教が自分の意のままにすること、言わば広義の洗脳に属するのに対し、
拷問は字面の通り、何らかの情報を引き出すためのもの。
勘違いしてる香具師が多いが、情報を引き出さない「拷問」は、その実ただのエロ責めでしかない。
もうこれ以上はゆるしてぇ〜→じゃあしゃべってもらおうか
ってのと
いやぁ〜もうじらさないでぇ〜→じゃあしゃべってもらおうか
のどっちが好き?
緊縛して蝋燭ぽたぽた垂らして局部責めする
ってのと
手首を縛って吊して失禁するまで鞭打ちする
のどっちが好き?
うっ…これは難しい質問を…
(悩んだ結果)前者…かな
>>461 前者は傷は残らないけど、後者は血まみれになるからね。
地下室・拷問のイメージは「血まみれ」なんだけど、
エロがつくと傷が残るようなことはできないな。
突き詰めると…猟奇スレ行きかw
水を飲ませまくって大勢の観衆の前で失禁させるのは
許されるのかな…
>>462 腹ボテという、軽いグロ要素が入るから微妙。
利尿剤飲ませれば済む話だからねぇ。
だが、腹ボテな姿を人前に晒させる羞恥責めの要素もあるから一概に言えない。
ハァハァ入試勉強しながら続き待ち
465 :
796:2005/12/18(日) 11:39:13 ID:0Nu28Fhe
お待たせしました、続きを投下いたします。
時間を見つけては急いで書いたものなので、文章が多少おかしくなっているかもしれませんがご了承ください。
「う…、ん…」
薄暗い牢獄の中で、ゆっくりと奈美の意識が覚醒する。
どれくらい休めたのかは分からないが、身体の疲れは幾分取れていた。
縛られた腕には鈍痛が走っているが、耐えられないほどではない。
(よし、まだ大丈夫だ。まだ、あたしは戦える…)
軽く身体をほぐしながら戦意を高める。
「ん、んん…」
「洋子さん?」
隣に目をやる奈美、洋子も夢から覚めたようだ。
「おはよう、洋子さん…。って今が朝かも分からないけどね」
ウィンクをしながら努めて明るく奈美は言う。
「はい、おはようございます、奈美さん」
洋子も軽く微笑みながら言う。
自然に二人は笑みを漏らす、何者にも邪魔されない安らぎのひと時。しかし、幸せの時間はすぐに終わる事になる。
コツ、コツッ…。
牢屋の外から複数の人の足音がする。
(おいでなすったか…、今回は数が多いな…)
怯える洋子を安心させるかのようにそっと寄り添う奈美、既にその鋭い眼光は牢獄の扉に向けられている。
そして、地獄の時を告げるかのように、きしんだ音を立てながら扉がゆっくりと開かれた。
466 :
796:2005/12/18(日) 11:40:07 ID:0Nu28Fhe
「グッモ――――――ニン!奈美ちゃあん、ご機嫌はいかがかしらぁ?」
谷岡が例によって嫌らしい笑みを浮かべながら入ってきた。その後には綺羅やその取り巻き、そして正治がいる。
「おほほほほ!洋子ちゃんも良く眠れたようねぇ!」
ビクリと身をすくめる洋子。彼女を庇うように、奈美は洋子を自分の後ろに隠す。
「いちいちうるさいオジサンだな。で、今日のメニューはなんだい?」
挑発的な笑みを浮かべ、奈美が言う。
「今日は、奈美ちゃんを苦痛と快楽の両方から攻める事にしたわぁ。実はね、どっちで堕ちるか皆で賭けをしているの。奈美ちゃんはどっちで堕ちると思う?」
「…下らない質問だね、どっちでも堕ちる訳ないだろう。相変わらず最低な奴らだ…!」
吐き捨てるように言う。
「ま、ほざいてなさいな。それじゃ、まずは苦痛から行きましょうか。お前達、お入り!」
谷岡の言葉を合図に、扉の影から男達が現れる。
(こいつらは…!?)
ブリーフ一丁の大柄な男が二人。
二人ともすさまじいまでの肥満体であった。それも相撲取りのような筋肉が詰まっている感じではなく、脂ぎったその身体は正に贅肉の塊としか表現のしようが無いものであった。
そして、濁った目で奈美を見つめるその顔もまた、醜悪極まりなかった。半開きにした口から涎を流し、喉をゲフゲフと鳴らしながら気味の悪い笑みを浮かべていた。
「ほう、この女性が今回の獲物のようだねぇ、緑川君。フヒヒ、気が強そうで楽しめそうじゃあないか」
「そうでふねぇ、ボクも今から楽しみでふよ〜、赤坂クン。こんなレディを好きなように出来るなんて最高でふねぇ、ブヒヒヒ」
そう言いながら、二人の巨漢が奈美に向かってゆっくりと近づいてくる。
(何をされようとも負けるものか!来い!)
新たな敵を前にしても、奈美はいささかも闘志を衰えさせることは無かった。覚悟を決め男達を睨みつける奈美、試練の時が再び始まろうとしていた。
467 :
796:2005/12/18(日) 11:40:58 ID:0Nu28Fhe
「奈美ちゃん、責め苦を受けるのがイヤになったらいつでも言っていいのよ〜。でも、代わりに洋子ちゃんをイジメることになるけどねぇ。オホホホホ!」
谷岡の言葉に洋子がビクリと身をすくめる。
「大丈夫だ、洋子さん。あたしが必ず守って見せるから…!」
奈美が洋子を励ます。
「じゃ、洋子ちゃん、こっちにいらっしゃい。そこにいると奈美ちゃんいじめられないしぃ」
谷岡が手招きをする。無論、本当の目的は洋子を側に置くことで人質とする事である。
(下らない…、そんなことをしなくても他の子がいる限り手が出せないのに…。そんなにあたしが怖いのか?)
未だに自分に対する警戒心が強いことを知って奈美は内心で舌打ちする。
だが、洋子は怯えて動かない。そうこうするうちに緑川と呼ばれた男が洋子の髪を乱暴につかみ上げた。
「…!きゃあ!」
「ブフフ、だめでふよぉ洋子タン。さあこっちに来るでふ」
そう言って洋子の顔を自分の顔に近づける。
「ブフフ、綺麗でふね〜。じつはボク、以前から洋子タンをおさわりしたいと思っていたんでふよ〜」
そう言って息を洋子に吹きかける。
「ヒィ!」
「何をする!止めろ!」
奈美の制止を無視して緑川は洋子をもてあそび始める、どうやら以前からの願いがかなったので我を忘れているようだ。
「ブヒヒヒ、奈美タンも良いでふけど、やっぱり洋子タンは最高でふね〜。実はボク、洋子タンをイジめるシーンを想像して毎日ヌいてたんでふよ〜。もお我慢出来ないでふ!」
そう言うや、緑川は洋子の胸を強く握り締めた。
「…!!キャア!い、痛いぃい!!」
「グヒヒヒヒ!いいでふ!いい声でふ!ボク、もうイってしまいそうでふよ!」
「…やれやれ、緑川君の悪い癖が出てしまったようだねぇ…。少しは落ち着きたまえよ」
相方の赤坂が呆れたように呟く。
「ブヒャヒャヒャヒャ!最高でふ!イクでふ!もうイきそうでふ――!!」
「イヤァアア!死んじゃうぅ!止めてぇ―――!!」
「洋子さん!やめろぉお!!!」
絶叫しながら奈美の身体が宙に舞う。
ドガァッ!!
次の瞬間、緑川の顔が醜く歪む。奈美が後ろ手に縛られたまま緑川の顔に蹴りを叩き込んだのだ。
「ブヒィイイ――――!!!!!」
緑川の巨体が、どうと地面に崩れ落ちる。全ては一瞬の出来事であった。
468 :
796:2005/12/18(日) 11:41:49 ID:0Nu28Fhe
(しまった!)
緑川を蹴り倒し、我に返った奈美は己の軽率さを悔いた。
人質を連れてここから脱出するのには、まず敵を油断させることが必要である。綺羅達の油断を誘う為に、体力を削りながらあらゆる拷問を甘んじて受けて来たのだ。
しかし、弱りきった身で、しかも後ろ手に縛られたまま巨漢を一撃で倒したこの光景を見て、悪党どもは再び奈美を警戒するだろう。
果たして、一瞬あっけに取られていた谷岡が薄ら笑いを浮かべて奈美に言った。
「あら〜、すごいわねぇ奈美ちゃん。あの緑川ちゃんを一撃でKOしちゃうなんてぇ。でもぉ、まさかコレを忘れたわけじゃないわよねぇ〜」
そう言って、例のリモコンを見せびらかす。人質のいる部屋を一瞬にして毒ガスで満たす悪魔のスイッチだ。
「く…」
「ま、今回は緑川ちゃんが悪いからイエローカードで許してあげる。でも、次は無いわよ〜。今度アタシ達に手を出したらこのスイッチ本当に押しちゃうんだから」
「…分かったよ、あたしはもう抵抗しない…。だから、お前達も約束しろ!あたしが屈服しない限り洋子さんに手を出さないことを!」
奈美の言葉に谷岡は鷹揚に頷く。
「はいはい、分かっているわよ。あくまで奈美ちゃんが耐えられたら…ね。さ、洋子ちゃん、こっちにいらっしゃい」
しり込みする洋子を奈美は優しく促して、谷岡達の側にいかせる。とりあえず谷岡達の側にいればあのサディストの餌食になることは無いだろう。後は、自分がどれだけ耐えられるか、である。
「ほら、緑川君。しっかりしたまえよ」
赤坂が相棒を助け起こす。
「ブフフ〜、すまないでふね赤坂クン。かっこ悪い所を見せてしまいまふた」
そう言って、緑川は憎悪に満ちた目で奈美を睨みつける。
「オホホホホ!災難だったわね緑川ちゃぁん。アナタ、ちょっと調子に乗りすぎたのよ。でも、もう大丈夫よぉ。もう、奈美ちゃんは一切反撃出来ないんですからね。好きにするといいわよぉ」
谷岡の言葉に緑川は俄然元気づく。そして、奈美の前まで来たかと思うと乱暴に奈美の頭を鷲掴みにした。
「ウッ!」
「さっきはよくもやってくれたでふね!お仕置きでふ!」
ドボォ!
無防備な奈美の腹に思いっきりパンチが打ち込まれた。
「ガハァ!」
たまらず地面に突っ伏す奈美。そんな彼女の前に、怒りの形相の緑川が鉄の棒を持って仁王立ちするのであった。
469 :
796:2005/12/18(日) 11:42:50 ID:0Nu28Fhe
「まだこんなものではすまないでふ、制裁でふよ!」
そう言って、緑川は倒れ付した奈美を滅多打ちにする。
バキィ!ドゴォ!ドガァ!
「あぐっ!ぐあっ!あぐぁああっ!!」
後ろ手に縛られた手に、頭に、臀部に、足に、あらゆる部位に打撃が加えられる。
「よ、洋子さん…、皆…」
(耐えろ…、耐えるんだ、奈美…。皆を…助けるまで耐え抜くんだ…!)
打撃をかわそうともせず、奈美はただ耐える。苦悶の声は上げるが、許しは請わない。そんな奈美の態度に、緑川はますます怒りを湧き上がらせる。
「ブスの癖に生意気でふ!早くピーピー泣き声を上げるでふよ!このドブス女め!これでもか!これでもか!」
「がぁっ!ごぁあ!うあぁああ!!」
半狂乱になって打撃を加える緑川。その一撃が決まる度に奈美の身体が海老のように反り返る。
ガシッ
不意に鉄の棒を持つ緑川の手が何者かに押さえられた。
「!!だれでふか!邪魔するなでふ!」
「そこまでにしたまえよ、さすがに大人げないと思うがねぇ」
抑えたのは赤坂であった、彼は更に言葉を続ける。
「落ち着いて後ろを見たまえよ。それ以上やったら君の身の安全は保障出来ないんじゃないかねぇ」
その言葉に緑川は、ギョッと後ろを振り向く。
そこには鬼の形相をした綺羅がいた、側には谷岡が意地悪い笑みを浮かべている。
「ブヒッ、き、綺羅様…」
「貴様…、その女は私の大切な玩具だぞ。それを勝手に壊そうとするか、薄汚い豚の分際で…!」
「ヒッ…、め、滅相もないでふ…」
「運が良かったな。もし赤坂が止めずに奈美を死なせたなら、お前は細切れにされて魚の餌にされていたところだ」
「ヒィイ…!も、申し訳ないでふ。もうしないでふからお許し下さいでふ」
さっきまでの威勢はかけらも無かった、今の緑川はただ恐怖に震える哀れな男にすぎない。
綺羅はフンと鼻を鳴らし、二人の拷問官に命ずる。
「まあ今回は許そう、それより早く拷問に取り掛かれ。奈美が無様に許しを請う姿を早く私に拝ませろ」
綺羅の言葉に会釈で答える赤坂と緑川。
「それでは始めるかねぇ。まずは乳房を責めてみようか、正治君、アレを出してくれたまえ」
正治が手にしていた道具を赤坂に手渡す。
「さあ、楽しい拷問を始めようか。奈美君はどこまで耐えられるかねぇ、せいぜい楽しませてくれたまえよ」
そう言って、拷問官はニヤリと笑った。
470 :
796:2005/12/18(日) 11:44:47 ID:0Nu28Fhe
赤坂の持っている道具は、一種の圧搾機である。2本の棒によって並行にされている2つの板が、レバーを回転させることによって狭まっていくという万力のような仕組みの装置だ。
「そこへ直るでふ!」
「ウッ!」
緑川は奈美の頭を乱暴に掴み、彼女を膝立ちの体勢にさせる。
そして、下側の板を同じく奈美の乳房の下側に押し付けた。
「それでは緑川君、始めようじゃないか。君が回してくれたまえ」
その言葉に、緑川が喜々としてレバーを回転させる。
キリキリ…
レバーが回転されるにつれ、上側の板が段々と下がってくる。
そして、遂には奈美の乳房の上側に触れる。
「グフフ、これからでふよ〜。その小汚いオッパイをつぶしてやるでふ」
ギリ…
板が奈美の乳房を締め付ける。
「ウッ…、グッ…!」
鈍痛が奈美を襲う。
「フヒヒ、どうだい、乳房を締め付けられる気分は?乳房責めと言うのも意外に効くものなのだよ、奈美君はどこまで耐えられるかねぇ」
「くぅ…、こんなもの。何とも…ない!」
赤坂の言葉に奈美は気丈に言い返す。だが、その言葉はサディステックな拷問官を喜ばせるだけであった。
「フヒッ!言うねぇ。じゃ、緑川君、もっと締め付けてあげたまえよ」
圧搾機が、更に奈美の乳房を締め付ける!
ギリギリギリ…!
「アグッ…!グアァア…!」
脂汗を流しながら必死に耐える、健康的で張りの良い奈美の乳房が押しつぶされていく。
「ブヒヒヒヒ、汚いオッパイが更に醜く崩れてしまったでふね!ほら!さっさと泣いて許しを請うでふよ!」
「だ…、誰が許しなど…。ガッ…!アグァアア…!」
緑川への拒否の言葉が、途中で苦しみの声に変わる。
(ううっ…!き、きつい…!たかが乳房を締め付けられる事がこんなに苦しいなんて…!)
身体が引き裂かれるような感触。膝立ちの奈美は瞳を閉じながら痛みを振り払おうと言わんばかりに弱々しく首を振る、その様はあまりにも惨めで、かつ哀れであった。
レバーに更なる力が加えられ、奈美の乳房が更につぶれされる。
「ああ…。こ、こんな…事で…。ま、負ける…、もの…か…。グッ…!アウググッ…!グゥウウ―――!」
首をのけぞらせ奈美は苦しみの声を上げる、その姿を見ながら悪党どもは嬉しそうに下劣な笑みを浮かべるのであった…。
471 :
796:2005/12/18(日) 11:46:20 ID:0Nu28Fhe
「ウウッ…、アグゥ…。あたしは…、お前達には…絶対に屈しない…!アアグゥッ!」
「やれやれ、話には聞いていたがかなり強情だねぇ。まあこちらとしてはその方が楽しめるからいいんだけどねぇ」
奈美の態度に、呆れと驚きの感情を込めて赤坂が言う。
「ブヒヒッ!このくらいは頑張ってくれないとこちらも張り合いが無いでふよ」
そう言いながら、緑川は奈美の右乳首を咥える。
「…!何を…、するんだ…!」
「ブヒヒヒ、奈美タンの乳首はとても美味しそうでふねぇ。少し齧らせてもらうでふ!」
ガリッ!
緑川は奈美の乳首に歯を突き立てた。
「…!!!グァア――ッ!!」
あまりの激痛に、奈美が絶叫する。
「フヒヒ、さすがにコレはきつそうだねぇ。緑川君、もう少し強く噛んであげたまえよ」
「了解でふ」
緑川は、更に噛む力を強くする。
「イッ!イギィイ―――――!!!」
更に奈美は悲鳴を上げる。激痛に口から涎が流れてきている。
「ブヒャヒャヒャ!いい声で鳴くでふねぇ!次はコレを突き立ててやるでふ!」
そう言って緑川が取り出したのは細長い針であった。先端が鋭く尖っており、途中には小さい刺が無数に突き出ている。
「今からコレを奈美タンの汚い乳首に突き刺してやるでふ。グヒヒ、オッパイの代わりに血が出ることになるでふよ〜。楽しみでふね〜」
「…やるがいいさ。だけど、血は流れてもあたしの決意までは流せない!」
「ああ、そうでふか。じゃ、遠慮なくやらせてもらうでふ」
奈美の言葉を鼻で笑い、緑川は針を乳首に突き刺した。
「ガッ…!ガァアアア!!」
「ブッヒヒヒ、痛いでふか〜。でも、コレはただ突き刺すだけではないんでふよ〜」
「ウググ…!な、何だと…!」
「コレをグリッと捻れば刺が肉を切り裂くので痛さ倍増という事でふよ〜。ま、論より証拠でふ、フヒッ」
グリッ
緑川は針を乱暴に捻る。
「イッ…!イギァアアアアアアアア!!!!」
乳首から血が流れ出る。身体を引き裂かれる激痛に、奈美はひときわ高い悲鳴を上げた。
「ホレホレ、コレがいいんでふか?もっと捻るでふよ。泣きつくなら今のうちでふ!」
「…誰が泣きつくものか…。こんな事で…、あたしの決意は砕けない…!」
その言葉に、緑川はさらに針を捻る事で答えた。
「アッ!アガァアアアア―――――!!」
ガクリッ!
遂に力尽きた奈美は首をうなだらせる。だが、これで終わりでは無い、奈美に対する裁きはまだ始まったばかりなのだ…。
もっとエロきぼん
473 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 13:54:31 ID:Jk2819QJ
スレ立てしただけですっかり放置してた
>>1がきましたよ。
474 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 01:41:12 ID:5nIE0pWN
7965さん続きが早く読みたい
475 :
796:2005/12/31(土) 23:17:56 ID:90TPuLD0
今年最後の投下です、急ごしらえですがなんとか間に合った。
ハアッ…、ハアッ…。
膝立ちのまま頭をうなだれさせて、奈美は弱々しく息をつく。
そんな彼女を2人の拷問官が取り囲んでいた。
「ブフフフフ。どうだね、緑川君。君の方はそろそろ良い頃合いなんじゃないかねぇ?」
「フヒッ、だいぶ良くなってきたでふが、もう一押し必要でふねぇ」
(こいつら…、一体何を言っているんだ…?)
そう思いながら、奈美はのろのろと顔を上げる。
(―――っ!!こ、これは…!?)
奈美の目の前にある二人の肥満体の下半身、ブリーフをはいているだけの股間部が先ほどとは大きく違っていた、ブリーフの中が大きく膨らんでいるのだ。
明らかに彼らは勃起していた。しかも、膨らみを見るに、彼らのモノは相当に大きいものと見受けられた。
「ふぅむ、僕の方もまだ半分位しか膨れていないしねぇ。じゃ、もう少し痛めつけようかねぇ」
顎に手をやりながら赤坂が答える。
(何だって…!これで半分なのか…!)
目の前の膨らみを目にしていた奈美が驚愕する。一体、彼らのペニスはどれ程のものなのだろうか。そして遠からずして、それらが凶器となって自分を襲うのだろう。
だが、その前に、奈美には耐えねばならぬ試練が待ち受けていた。
「今度はこの蝋燭で奈美タンをおしおきするでふ。特注の高温で溶ける蝋を使っているでふからね、すぐに奈美タンをヒイヒイ言わせてやるでふよぉ。グヒヒヒヒ」
476 :
796:2005/12/31(土) 23:19:17 ID:90TPuLD0
ドンッ
緑川は奈美の頭を掴み、乱暴に突き飛ばす。
「ウグッ」
奈美は無様に仰向けに倒れた。
「さて、始めようか。では僕から行かせてもらおうかねぇ」
そう言うや、赤坂は手に持った蝋燭を奈美のむき出しになった乳房に近づける。
ポタリ
溶けた蝋が奈美の乳房にかかった。
「ウヮア――――!!」
たまらず奈美は絶叫を上げてしまう。
「ウヒヒヒ。いい声で鳴くじゃあないか、ほら、遠慮せずにもっといい声で鳴きたまえよ」
更に赤坂は、乳房と露になった胸に蝋を垂らしていく。
「…!ツゥッ…!アアグゥウ――――ッ!!」
苦悶の声を上げ、頭を左右に振りながら苦痛に耐える奈美。
「グヒャヒャヒャヒャ!いいザマでふね、このブス女が!じゃあボクはこちらを責めるとするでふ!」
今度は緑川が奈美のむき出しになった股間部に蝋をたらし始めた。
「ァアッ!アグァア――――!!」
股間部に焼け付くような痛みが走る。
ポタッ…、ポタッ…。
二人の変態拷問官が、苦痛に耐えようと身をよじる奈美の身体に蝋をたらしていく。その度に奈美の身体は跳ね上がり、苦しみの声を上げるのだ。
「イグゥ!ウグァアア…!ア、アゥウウウ…!グッ!グガァアア――――!!!」
身もだえし、無様に悲鳴を上げる奈美を嘲笑いながら彼女の身体を蝋まみれにする2人の悪魔。しかし、彼らはある部分にのみ蝋をたらしていない。むろん、それは邪悪な意図があっての事であった。
477 :
796:2005/12/31(土) 23:24:26 ID:90TPuLD0
「ブフフフ〜、そろそろフィニッシュといくでふかねぇ、赤坂クン」
巨体を揺すりながら緑川が言う。
「そうだねぇ、じゃあやってしまおうか」
そう言って赤坂は蝋を奈美にたらす。
ポタリ
「イッ!ギァアアアア――――ッ!!!」
先ほどとは比べ物にならない衝撃が奈美を襲う。
「フヒッ!やはりここは効くみたいだねぇ」
薄ら笑いを浮かべながら赤坂が言う。
彼は、奈美の乳首に蝋をたらしたのだ。ただでさえ敏感な所に、先ほどの拷問で傷口が開いている箇所への責め苦は奈美に想像を絶する苦痛を与えた。
ポタリ
続いて反対側の乳首にも蝋がたらされた。
「ギッ!グァアアア――――ッ!!」
ブンブンと身体を振りながら奈美は絶叫する。だが、彼女には抵抗をする事は許されていない。皆の命を守るために、ただ、耐えるしかない…。
「ブヒヒ!じゃあ、次は奈美タンのオ○ンコに垂らしてやるでふ!」
「…覚悟は出来ているさ。でも、あたしは負けない。人を苦しめることしか楽しみが無い君達の為にも…ね」
次の瞬間には地獄の苦しみを味わう事になるのは分かっていながら、何故か彼女の心は清水のように静かだった。それは、2人の男達に対する哀れみのせいであったからかもしれない。
「ブヒッ!何言っているのか訳分からないでふよ、このブス女!これでも喰らうがいいでふ!」
ポタリッ
遂に、奈美の膣に高温の蝋が降りかけられた。
「ウグァアア――――!!!」
急所に降り注ぐ高熱の蝋に、奈美の意識が一瞬遠くなる。だが、彼女は済んでの所で踏みとどまる。簡単に気を失うわけにはいかない、それはこの2人に誤った快楽を与える事になるのだから…。
だが、彼女の踏ん張りもここまでだった。止めを刺すべく緑川は奈美のクリトリスに蝋を垂らしたのだ。
「これで終わりでふ!さっさとくたばるがいいでふよ!このブスタンクが!」
ポタリ
最後の一撃が奈美を襲った。
「アッ!アガァアア―――――!!!」
焼け付くような感触が股間から身体全体に広がっていく、そして、彼女の意識はゆっくりと落ちて行くのであった…。
478 :
796:2005/12/31(土) 23:25:51 ID:90TPuLD0
今回はここまでです。
次もちょっと短めになると思います。
それでは良いお年を〜。
毎度乙。今年もよろしくです。
次回も楽しみにしてます。
展開的に次回あたり凄く期待できそう・・・願わくば少し早めの投下を・・・
今年もよろしくっす〜
はぁはぁしながらも中々レスつけないですみませんねえ。
頑張って下さい〜〜〜
この熱さはたまりませんな
あけおめ!久しぶりに新刊発行ですね。気長に待ちますわ
hosyu
484 :
796:2006/01/14(土) 23:50:04 ID:L/AW/vHm
お待たせしました、今年初めての投下です。
本当は年初めの週に投下したかったんですが、急に仕事が出来てしまい遅れてしまいました。
申し訳ありませんでした。
「クヒヒヒヒ、コイツ、気絶したでふよ」
「まあ、薬の影響で感度が強くなっているみたいだからねぇ」
気を失った奈美を見下ろしながら二人の肥満体がしゃべる。
「そんなことより緑川君、具合はどうだね?僕の方は準備完了なんだがねぇ」
「ブヒヒ、心配後無用でふ。ボクの方もOKでふよ〜」
ニヤリと笑いながら緑川が答える。
「じゃあそろそろ始めようかねぇ」
そう言うや、赤坂は奈美の頭を軽く蹴飛ばす。
「ほら、何をしているのかね?早く起きたまえよ」
「うっ…」
軽いうめき声を上げて奈美の意識が覚醒する。
「これから奈美タンを最強の凶器でいたぶってやるでふ!」
緑川の言葉に思わず振り向く奈美。次の瞬間、奈美の目が驚愕に見開かれた。
「なっ!そ、そんな事が…!」
奈美の目は、緑川の股間に釘付けとなっていた。
拷問官はブリーフを脱ぎ捨てていた。そして、そこから恐るべき凶器が露になっていたのだ。
大きいというレベルではない、そのイチモツはまさしく子供の腕ほどもあった。膨れ上がった亀頭などは大きさだけなら子供の握り拳と変わりが無い。
慌てて赤坂の方へと振り向く奈美、そこには同じく素っ裸になった赤坂がいた。股間には、やはり緑川と同じ大きさのペニスが隆々とそそり立っている。
「こ、こんな…こんな事って」
そのあまりの大きさに奈美は絶句するしかなかった。
「そう、これが僕達の最大の拷問道具なのだよ。綺羅様に歯向かった女捜査官や女スパイ達は1人残さずこれの前に屈服してしまってねぇ」
「ブヒヒヒヒ!最初は『私は絶対に貴方達に屈しない!』とかカッコつけてたくせに、コレを入れると言うと皆泣きながら『それだけは許して』とか言うんでふよ〜。いや、あれはいつ聞いても笑えたでふね〜」
「…!それを、あたしに入れようと言うのか…!?」
「そうでふ、いままであらゆる拷問に耐えてきた女達も最後にはこれで屈服したでふ。奈美タンもこれでお終いでふよ!」
「馬鹿なことを言うな!あたしはそんなものでは屈しない、辱めるのならさっさとやりな!」
奈美の言葉に男達は嘲笑で答える。
「奈美君はせっかちだねぇ、せっかくだからゆっくり楽しもうじゃないか。ま、君も最後は皆と同じく『もう許して下さい』と言う事になるんだけどねぇ。じゃ、お望みどおり始めようか」
そう言うや、二人は奈美をうつぶせにする。狂気の宴が始まろうとしていた。
485 :
796:2006/01/14(土) 23:51:03 ID:L/AW/vHm
「それではどちらから奈美君のマ○コに入れようかねぇ」
赤坂が言う。
「ブフフ〜、赤坂クンが先でいいでふよ。どうせ処女は綺羅様が奪っているからボクは構わないでふ」
「そうかね。じゃ、お言葉に甘えさせてもらおうかねぇ」
そう言って赤坂は奈美の腰を持ち上げる。そのまま、奈美は尻を突き上げる格好にさせられた。
「くっ…」
屈辱の格好に思わず顔が赤くなる。思わず後ろを振り向く奈美の目に、今まさに自分の膣に侵入しようとしている赤坂の超巨大なペニスが映った。
(む、無理だ…!こんなもの入りっこない!)
恐怖に思わず身がすくんでしまう。
「それじゃ、入れるとするかねぇ。めんどくさいから前戯は無しでいかせてもらうよ」
「や、止めろ!そんなもの入る訳無い!あたしから離れろ!い、入れるなぁ!」
未知の恐怖に負け、奈美は思わず叫んでしまった。
その言葉に、二人は意地悪い笑みを浮かべる。
「おやおや、あの奈美タンが入れる前から降服でふかぁ?全然大した事無かったでふねぇ」
「まぁ、僕達は別に構わないんだけどねぇ。じゃあ、代わりに洋子君にでも入れるとしようか」
その言葉に、洋子がビクリと身をすくめる。その姿に、奈美はハッと我に返った。
(そうだった…、これはあたしだけの問題じゃないんだ。どのような目に遭おうとも、あたしは耐えなきゃいけないんだ。皆を守れるのはあたしだけなんだから…!)
―洋子さん、大丈夫だよ。もう、決してあなたをつらい目にあわせはしないから―心の中で洋子に告げ、後ろの赤坂に向かって言う。
「悪かったね、ガラにもなく取り乱しちまったよ。さ、こっちも準備はいいよ、いつでも来な」
そう言って、挑発するように自ら尻をより高く突き上げる。だが、身体がかすかに震えるのを止めることは出来なかった。
「フヒッ、強がっている割には震えているみたいだけどねぇ。ま、それほどまでに言うのならご期待に答えてあげないとねぇ」
そう言って、赤坂は腰を僅かに下げる。そして、一気にそのイチモツを奈美の膣に押し込んだ。
ズンッ!
「ア――――――――!!!!」
身体が引き裂かれる衝撃に奈美は声にならない声を上げる、赤坂に串刺しにされた奈美の下半身がボコリと膨れ上がる。
「フヒヒヒヒ!僕の息子のお味はいかがかねぇ。ほら、何か言いたまえよ!」
そう言って腰を動かし、より深くペニスを奈美に突き刺す。
メリッ、メリッ!
「ウワ――――――――!!!!」
残忍な串刺し刑に奈美は苦しみの絶叫を上げる、だが、刑はまだ序の口に過ぎない。地獄はここから始まるのであった。
486 :
796:2006/01/14(土) 23:54:46 ID:L/AW/vHm
「フヒヒ!これ位で泣き喚いてもらってはこまるねぇ。まだ、僕の息子は半分も入っていないのだよ」
そう言って、赤坂は更にペニスを突き立てる。
ズンズン!
「ウアア――――!!」
身体を海老ぞりにのけぞらせ、奈美は苦悶の叫びを上げる。
奈美の下腹部はまるで妊婦の様に膨れ上がっていた。そして、そこから生まれるのは身体の中から引き裂かれそうな苦しみであった。
「アグ、アァ…。く、苦しい…。そんな…乱暴にしないでくれ…。も、もう身体が裂けてしまう…。ウゥウ―――!!」
「フヒッ!それなら僕達に許しを乞うんだねぇ。『私だけは助けてください』と言えばすぐにでも止めてあげるんだがねぇ」
「…い、嫌だ…、それだけは駄目だ…!皆を犠牲にしてあたしだけが助かるなんて、ぜ…、絶対に嫌だ…!イギッ!アッ!アォオ――――!!」
降服勧告を拒否した奈美を、赤坂は更に深く突き刺すことで答えた。
「ふむ、奈美君は我慢強いんだねぇ。それでは、僕の息子も根元まで入れさせてもらうおうか。覚悟したまえよ」
ズンッ――!!
「ウワァ―――――!!!」
ボコリッ!
奈美の腹がひときわ大きく膨らむ。赤坂の子供の腕ほどもあるイチモツが、奈美の膣内に根元まで突き刺さったのだ。
「アゥアアア――――――――――――!!!!!!」
顔を目いっぱいのけぞらせ、奈美は断末魔の絶叫を牢獄に響き渡らせた。地獄の苦しみから生まれたその叫びは、しかし悪党達にとっては至高のメロディーに他ならない。
「わはははは!あの奈美が無様に泣き喚いておるわ!心地よい、実に心地よいぞ!」
綺羅が上機嫌に叫ぶ。
「ふむ、赤坂クンの責めに綺羅様は喜んでいるようでふね。ならば、そろそろボクも始めるとするでふか」
そう一人ごちた緑川が奈美の前で膝立ちになる。そして、奈美の髪を掴み、彼女の顔を自分の股間の前まで持ち上げた。
「上のお口がお留守でふよ、奈美タン!今度はそのお口でボクのチン○ンを咥えてもらうでふ!ちゃんと根元まで飲み込むんでふよ!グヒヒヒヒ」
自分のペニスを奈美の顔にこすりつけながら、悪鬼は下卑た笑い声を上げるのであった。
487 :
796:2006/01/14(土) 23:56:06 ID:L/AW/vHm
(こ、こんなものを…。無理だ、顎が外れちまう…!)
いくらペニスが骨の入っていない海綿体で出来ているとはいえ、子供の腕をそのまま呑み込めと言っているに等しい要求に奈美は一瞬たじろぐ。
だが―
「分かっているさ、ちゃんと咥えるよ。君って結構せっかちなんだね」
股間からの激痛に、冷や汗をかきながら勤めて冷静に奈美は答えていた。
(どうせあたしには選択肢は無い、あたしの顎が外れる位で洋子さんや皆を守れるのなら安いものさ…!)
それに、と付け加える。
(彼らの為にも、あたしは負けるわけには行かないんだ…!)
もし、このまま奈美が男達の暴力に屈すれば、彼らはますます拷問と言う暗い快楽に溺れてしまうだろう。
それは、彼らにとってまたとない不幸ではないか?愛も慈しみの心も分からぬまま暗い世界で一生を終える、それは彼らの為にはならない、と奈美は思っていた。
奈美は正治と同じく彼らをも救おうとしているのだ。どこまでも甘い女、だが、それこそが彼女の強靭な意志の原動力でもあるのだ。
「グヒヒヒヒ、それでは入れるでふよ〜。さ、お口をあーんするでふ!」
奈美の心など露知らず、緑川は奈美に命令する。何も言わずに奈美はゆっくりと口を開けた。
「それでは行くでふ!歯を立てたら承知しないでふよ!」
そう言うや、子供の握りこぶしほどもある亀頭を奈美の口にねじ込んだ。
「ウッ!グブォオオオ…!」
奈美の口が極限まで開かれる。―口が裂ける!―奈美が思った次の瞬間、緑川の亀頭は奈美の口を強引にねじ開けて奈美の口内に入って行ったのであった。
488 :
796:2006/01/14(土) 23:56:59 ID:L/AW/vHm
「グヒヒヒヒ!お楽しみはこれからでふよ、奈美タン!」
そう言って、緑川は自分のペニスを奈美の口内奥まで強引に突き刺した。
「アグッ…!ウブォオオオ…!」
(く、苦しい!い、息が出来ない…!)
巨大な亀頭で喉が完全に塞がれてしまったのだ。ペニスのあまりの太さに、奈美の首が不自然に膨れ上がっている。これではまともな呼吸は出来まい。
ズチュ、ズチュ…!
「オグゥ!ウグェ…!エグォオオオオオオ!」
緑川が腰を動かす度に、奈美は苦しげな声を上げる。しかし、そんな中で彼女は抵抗を止めたわけではなかった。
緑川のペニスが引いた時に気道が開くその瞬間、奈美は空気のやり取りをしていたのだ。気道が開くその一瞬に呼吸を行うと言う離れ業をこなしながら奈美は必死に戦っていた。
「フヒヒ、僕の事も忘れてもらっては困るねぇ。そら、これでも喰らいたまえよ!」
奈美を背後から犯していた赤坂が、更に強く奈美の子宮を突き上げる。
「ウブゥ!オゴォオオオオ!!!!」
声にならぬ声を上げる奈美に、緑川が意地悪く話しかける。
「どうでふか、奈美タン?もう限界ではないのでふか〜?止めてあげてもいいんでふよぉ〜。どうでふか〜、止めて欲しいでふかぁ奈美タン」
「ンッ!ンブォオオオオ!」
緑川の問いに、奈美は必死に首を横に振る。―たとえこの命が尽きようともこのような暴力には決して屈しない―両の瞳はそう語っていた。
奈美の答えに、二人の男は更にペニスを突き立てる。
ズブゥッ!!
「フゴッ!フオォオオオオ!!」
ギシ、ギシ!
前後からの重圧に、奈美の身体が軋む。
「ブブッ…!アボォオオオ!!」
だが、悲鳴は上げれど許しは請わず、奈美はこの苦しみから逃げることはしなかった。
「フギッ、いかんなぁ。奈美君を屈服させるまえに僕の方が先に出てしまいそうだねぇ」
「ブヒヒッ、ボクもでふ。もう辛抱たまらんでふ!」
フィニッシュに向けて、男達がラストスパートをかける。
「オブッ!ハブォオオオ!」
男達の動きが激しくなるのに比例して、奈美に与えられる苦痛はより激しくなっていく。
「出る!出てしまうねぇ!僕もモノが奈美君のオ○ンコに出てしまうよぉ!」
「ボクもでふ!奈美タンの臭いお口に出すでふ!」
ドプッ!ドピュルルルル!!
「フゴッ!ンブォオオオオ―――――!!!」
男達のペニスが一瞬膨張したかと思った次の瞬間、大量の白濁液をぶちまけていた。
「ンブッ!フブォオオオオ!!」
圧倒的な量の精液が、奈美の膣に、喉奥に注ぎ込まれる。
ズルリッ
欲望を吐き出していささか小さくなった男達のペニスが、奈美の身体から引き抜かれる。
ドピュッ!
「ウエッ…!ゲホ、ゲホッ…!」
奈美の膣から赤坂の精液が噴水のように噴出した。同時に、奈美の口から飲み込みきれなかった精液があふれ出る。たちまちのうちに、奈美の回りは白い水溜りが出来ていった。
ドサリ
精液の池に、奈美は力なく崩れ落ちる。だが、その顔は満足げであった。
(洋子さん、あたしは負けなかったよ。最後まで、耐え切ったよ…)
自分の身体が汚されたことなど彼女には些細なことである。皆を守ることが出来た、奈美にはそれだけで十分であったのだ。
489 :
796:2006/01/14(土) 23:59:04 ID:L/AW/vHm
今回はここまでです。
巨根攻めはもう少しだけ続ける予定です。
今年もよろしくお願いいたします。
GJですね、ただ奈美が健気すぎるだけに
「洋子オメ―ビビッてばっかじゃなくいっぺんぐらい代わったれよゴルァ」みたいな気も。
492 :
796:2006/01/15(日) 23:10:43 ID:enqey6Dz
>>490 まあ、洋子はあくまで非戦闘員ですから(^^;)。
有事の際に戦闘員が非戦闘員を守るようなものだと思って下さい。
>>491 元ネタと言うのは特に無いです(少なくともキャラクターやストーリーには)。
自分好みのキャラを作って自分好みのシチュエーションでアレアレしていると言うだけですね。
要は欲望に忠実に書いているだけです。
触手使用のエロい拷問って需要あります?
自分痛いのは読むのは良くても書くのは駄目なので
ひたすら快楽攻めで鞭等軽いSM程度の拷問すらないですが。
あと快楽による発狂や触手でよく見る妊娠とかも。
ここの住人には生ぬるいですかね?
自分は鬼畜、グロが苦手なんで
多少ぬるいの目当てで来てたりする
俺も俺も。
精神的な攻めが好きでここに。いじめとかも好き。
>>65氏とかどこ行ったのかなぁ……ああいうのも好きなんだけど……
まだこのスレ見てるんだろうか……
……ていうか
>>1はこのスレを見てるのかどうか、それが問題だw
ほ
わは〜
501 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 13:44:21 ID:5GkdMa89
ほ
し
ゅ
大学受かった〜
うん、死んだらいいよ。
保守
奈美の続きはまだですか?
なんだか書き手さんの体が心配になってくるぜ・・・
508 :
796:2006/02/20(月) 21:55:31 ID:MS8G5yKL
>>507 すいません、今色々忙しくて続きを書けない状態です。
派遣の仕事をしながら正社員になるために就職活動をしているので時間が取れないんです。
去年開いたHPもろくに更新出来ない有様です。
実は身体もあまり良くないのですが、仕事を1日休めば1万以上が飛ぶので休むに休めない状態です。
先週も朝から激しい下痢に見舞われたのですがそれでも出勤…orz
奈美の話はもうラストまで考えているので後は書くだけなんですが…。
必ず続きは書きますのでもう少しお待ち下さい。
申し訳ありません。
頑張れ、頑張るんだお!
ほ
そ
512 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 12:10:06 ID:cFiOnW3u
き
よ
514 :
796:2006/03/02(木) 23:35:51 ID:+KQbFBBm
>>509 ありがとう、頑張ったお!(`・ω・´)b
…と言う訳で続きです。
「ハァッ…、ハァッ…、ウ、ウウ…」
うつ伏せに倒れ付しながら奈美は弱々しく呻く。
精液の不快な匂いが奈美の鼻をつく、さながら白いクリームに覆われているケーキの様に奈美の身体は精液にまみれていた。
「おやおや、何をしているでふか奈美タン!へたばるのはまだ早いでふよ!」
突如、緑川の罵声が放心している奈美に飛んできた。その言葉に、奈美はのろのろと頭を上げる。
「早く床に散らばった精液を飲み干すでふ!せっかくボク達がその身を削って奈美タンの為に出して上げたんでふからね!その舌でペロペロするでんでふ!」
「…!これを、全部飲み干せと言うのか…!」
「当たり前でふ!奈美タンの為に出してあげたんでふからね、奈美タンが全部飲み干すのは当然でふよ。別に嫌ならいいんでふよ〜、奈美タンの代わりに洋子タンに飲んでもらうだけでふから、グヒヒヒヒ」
その言葉に奈美は観念したようにうつむいた。
「…分かったよ。あたしが全部飲み干すから洋子さんには手を出さないでくれ、お願いだ…」
「グヒヒ〜、最初から素直にそう言えばいいんでふ。じゃ、その汚い舌で舐めとってもらうでふ。心を込めてペロペロするんでふよ!」
緑川の言葉にコクンと頷き、奈美は精液溜りに顔を近づける。
ペロ…ペロ…
舌を出しながら、奈美はゆっくりと精液を飲み干していく。犬や猫がするように、舌に精液を絡めとって、口の中に入れていく。
「ブヒャヒャヒャヒャ!本当に舌で精液を飲んでいるでふよ!全く奈美タンは畜生以下のゴミクズ女でふね!」
緑川が奈美を思いっきり嘲る。
ペロ…ペロ…、ピチュ…ピチャ…
それでも奈美は無言で精液を舐め続けている。
(ああ、なんて屈辱なんだ…。でも…、我慢するんだ、奈美。怒りに我を忘れてはいけない…。耐えろ、耐えるんだ。何があってもお前は負ける訳にはいかないんだ…!)
自分を叱咤激励しながら奈美は舐める。普通ならとても飲み干せそうに無い量だが、奈美は吐き気を堪えながら懸命に精液を咽喉の奥に流し込んだ。
その様子を見ながら、緑川は自分の股間に何か取り付けている。
「おや?今度はそれを使うのかね、緑川君?そう言えばそれを本番の拷問で使うのは初めてじゃなかったかねぇ」
「グヒヒ。そう言えばそうでふたね〜。奈美タンがこれにどこまで耐えられるか見ものでふよ〜」
そう言って、巨漢の拷問官は腹を揺すって笑った。
515 :
796:2006/03/02(木) 23:36:38 ID:+KQbFBBm
「ブヒヒヒ!奈美タン!こっちを見るでふ!」
床に倒れこんでいた奈美は、ゆっくりと緑川を見上げる。
「―!?な、なんだそれは…!?」
驚愕の表情で奈美が尋ねる。
緑川のペニスは再び勃起していた。子供の拳ほどもある亀頭に、同じく子供の腕ほどもある竿部分。その、竿の所に奇妙なものが巻きつけられていた。
それは、極薄のマットか何かに見えた。それが竿をぐるりと囲んでいる、どうやらテープでマットの両端をくっつけているようだ。
睾丸部分の先に細いチューブがあり、その先にリモコンらしきものがくっついていた。マットの内側は薄いプラスチックの管になっており、本来2つに分割できるそれをくっつけてペニスの竿に取り付けたものらしい。
薄いとはいえ、この装置のおかげで亀頭と竿の部分の太さは殆ど変わらなくなっていた。
「グヒヒヒ〜、これが奈美タンをいじめる拷問器具でふよ〜。これからボクの息子をこの機械共々奈美タンの汚いマ○コにぶちこんでやるでふ!」
そう言って、奈美の背後に回る緑川。そのまま奈美の尻を持ち上げて、亀頭を奈美の股間にあてがう。
「…、あたしは負けない…。君がどんな機械を使おうが、あたしは絶対に許しを請うたりはしないよ…!」
奈美の言葉にフンッと鼻で笑い返す緑川。そのまま規格外のペニスを奈美の体内に押し込んだ。
ミシッ!ミシッ!
「かっ…………はっ…………!!」
あまりの激痛に息が詰まる。だが、そんな奈美の苦しみなどお構いなく、緑川は容赦なく奈美の膣にペニスを機械共々押し込んでいく。
「あっ、おぉおおおおお……………!!」
目を見開き、口をパクパクさせながら奈美は声にならない声を上げる。そして、緑川のペニスはとうとう奈美の膣に根元まで入り込んでしまった。
「ブヒャヒャヒャヒャ!気分はどうでふか、奈美タン!これからクズでゴキブリ以下の奈美タンをこの機械でお仕置きするでふ!楽しみにするでふよ!」
手に持ったリモコンをもてあそびながら、緑川はニヤリと不気味な笑みを浮かべるのであった。
516 :
796:2006/03/02(木) 23:37:27 ID:+KQbFBBm
「それではいくでふ、奈美タンに妊娠の苦しみを教えてあげるでふよ!」
そう言って、緑川はリモコンのスイッチを押した。
ブブブブブッ…!
「な…っ!あ、あが…ぁ…あ…!」
ボコンッ!
突如、奈美の下腹部が膨れ上がる。
「あ…、あぐぁ…。こ、これは…、まさか、あの装置が…!?おぐぁああ…!」
苦しみに汗を流しながら、奈美は必死に尋ねる。
「グヒヒヒヒ、その通りでふ。空気を入れる事でマットを膨らますんでふよ〜、血圧測定器のアレをヒントに作ったんでふ。内側のプラスチック管のおかげでボクの息子はバッチリガードでふ」
そう言って更にスイッチを押す。
「あぐっ…!あがぁあああ………!!!」
(く、苦しい…!)
腹が裂けそうな激痛に、奈美は苦悶の声を上げる。
「グヒヒ、ボクと奈美タンの赤ちゃんはスクスクと育っていまふね〜、順調に育ているでふ!」
「あぐぉおおお…!い、いない、赤ちゃんなんていないぃい!あ!あぉおおおおお…!!」
奈美の反論は途中で苦痛の声に変わる。
緑川が更に装置を膨らませたのだ。
「グヒヒ〜。そんな事言ってると赤ちゃんが可哀想でふよ〜、悪いお母さんでふね〜。奈美タン、悪いお母さんに赤ちゃんがお仕置きしたいそうでふよ」
そう言って、更に緑川はスイッチを押した。
ボコリッ!
「あ!あぅあ―――――!!あ、あたしには赤ちゃんなんて…、い、いない…。あぐっ!あぉあああああああ!!!!!!」
苦痛にもがき苦しみながらも尚、奈美は緑川の言葉を否定した。
「ぐふふ〜。まだそんな事を言うんでふねぇ〜。でも、まだこちらも終わりではないでふよ〜。奈美タンにはもっと苦しんでもらうでふ」
(まだ…、何かあるのか…!)
内心で驚愕しながらも、あくまで奈美の決意は変わらない。
「あ…、あたしは…。必ず皆を助けて見せる…!あ…あぉお!い…、いくらあたしの肉体を弄ぼうとも…、こ、心までは決して支配されはしない…!がっ!がはぁああ!!」
悲壮な決意の元、奈美は更なる苦痛を受けようとしていた。
517 :
796:2006/03/02(木) 23:38:17 ID:+KQbFBBm
カチリッ
「…!おごぉおおおお!!!」
緑川がスイッチを押した瞬間、奈美の膣内に入っていた異物が激しく振動を始めた。
「ぶひゃひゃひゃひゃ!どうでふか奈美タン。おなかの赤ちゃんが元気良く暴れているでふよ!」
「あ…、あぐぅ…!ば、バイブレーションか…。がはっ!おごぉおお!!」
激痛に身を捩じらせながら、奈美は必死に問うた。
「ブヒヒ!その通りでふ、おなかをパンパンに膨らませてから振動を与えるんでふよ〜。ボクの自慢の拷問器具でふ!」
「くっ…。君は…なんでこんな酷い機械を考案出来るんだ…。ぐっ!うぐぅうう!!
「…ま、もっともこれはボクが気持ち良くなるためでもあるんでふがねぇ。さすがに入れたままじっとしていても気持ちよくもなんともないでふから。相手に苦痛を与えてボクは気持ち良くなる、正に一石二鳥の拷問器具でふ!ボクってやっぱ天才でふね〜」
恍惚の表情を浮かべながら、緑川は更にスイッチを強く押した。
ブブブブブ!
機械の振動が更に強くなる。
「がっ!あがぁああ!い、痛い!裂ける…!腹が裂けちまう!あぐっ!あぐぉおおおお――――!!」
あまりの苦しみに、奈美は絶叫を上げる。
赤坂はそんな彼女の顎に手をかけて、自分に向かい合うように顔を上げさせた。
「ぐふふふ、だいぶ応えているようだねぇ。どうだい?もう楽になった方がいいとおもうんだがねぇ。ほら、あの方に一言声をかければ全てが終わるのだよ。早く許しの言葉をかけたまえよ」
そう言って、赤坂は自分の背後を指差す。のろのろと赤坂の指差した方向を見つめる奈美。
そこには、邪悪な笑みを浮かべた綺羅がいた。その側には谷岡と、彼に背後から肩を掴まれている洋子の姿もあった。
(綺羅…!)
奈美の心に再び闘志が湧き起こる。赤坂の行為は、かえって奈美の決意を強める結果になってしまった。
「ふっ…、冗談じゃないね。誰があんな外道に許しなんて乞うものか、唾をひっかけるってんなら喜んでするけどね」
苦痛の中、ニヤリと笑って赤坂に答える。そんな彼女に、赤坂はわざとらしくため息をついて見せた。
「やれやれ、本当に君は強情なんだねぇ。そんなこと言っても君には何の得にもならないってのにまだ気づかないのかね?しょうがない。緑川君、もっと責めてあげたまえよ。まだ奈美君にはおしおきが足りないみたいだからねぇ」
518 :
796:2006/03/02(木) 23:39:03 ID:+KQbFBBm
「グヒヒヒヒ、言われるまでも無いでふ」
そう言って、緑川は、腰を強く突き出す。
「あぐっ!あっがぁあああ!!」
奈美が堪らず悲鳴を上げる。
「グヒヒヒ、この装置が邪魔で思うようにチ○ポが動かせないでふね〜。まぁいいでふ、バイブレーションを強くしてイクとするでふか」
カチッ!
バイブの最大振動のスイッチが押された。
ブブブブブブブブブ!!!!
「ぐあっ!おぐあぁああああああああああ!!!!!」
「グヒャハハハ!いいでふ!最高でふ!最高に気持ちいいでふ!ブフゥ、ブフゥ!いいでふ!出そうでふよ!ミルク出るでふ!ボクと奈美タンの赤ちゃんを作るでふ!」
悲鳴と嬌声が同時に木霊する。
「い、いらない!あたしに赤ちゃんなんていらないぃい!うぐぅうううう!!!」
「遠慮することないでふ!奈美タンのようなブス馬鹿女でもボクは愛してあげるでふからね!ボクの精液をタップリ中に出してあげるでふ!感謝して受け取るでふよ!」
緑川の言葉に、思わず奈美は後ろを向いて彼の顔を睨みつける。
「なっ…!ふっ、ふざけるな!外に…、外に出せ!中に出すなぁ!」
奈美の言葉を緑川はせせら笑って拒絶する。
「いやでーふ。ポッコリ膨れ上がった奈美タンの汚いマ○コにボクのミルクをタップリ出すでふよ!ブフゥ、ブフゥ。もう我慢出来ないでふ。出すでふ!中に出すでふよ!グッ、グヒッヒィイイイイ!!!」
「ああ!や、止めろぉおおおお!!ぐっ!ぐぁあああああ!!」
ドピュ!ドピュドピュ!
奈美の願いも虚しく、彼女の膣は再び拷問官の精液で満たされてしまうのであった。
519 :
796:2006/03/02(木) 23:43:56 ID:+KQbFBBm
今回はここまでです。
最近は色々あって、ないだ買ったエキプロのエディットも満足に出来ない有様…。
続きはぼちぼち続けていくので長い目で見てやってください。
…って、書き始めて1年たつのか。早いなぁ…。
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 01:34:03 ID:luCJ+LlX
GJ!
無理のない程度で描き続けてくださいな。
あと、サイトって何処でしょうか?
誰か教えてくれますか?
ファンタジー系はOKなのだろうかとドキドキ
>>521 むしろ希望
他スレで連載してるオリジナルの、パラレルとか投下していいのかな。
523 :
三月娘:2006/03/03(金) 03:20:21 ID:q78thY+Z
とりあえず投下。激しく途中なのは許してくれ。
気付けば仰向けになっていた。腕は軽くバンザイの格好でベルトで縛られ、足もM字開脚で固定されている。服も無い。
「ああ。起きたか」
声と共にカバンを持った男が現れ、彼女の横に立つ。やや痩せ気味で中背。
短い髪は白ではあるが歳を取ってるわけではなさそうだ。声は青年のように思える。
「離しなさい! 今すぐ! 私がシスターと知っての狼藉ですか?!」
「・・・態度でかいなぁ。まあ、シスターなのは服で分かったが、なぜ、そのシスターが俺ん家に無断侵入なぞ?」
「決まっています! ここが悪魔の家だからです! 悪魔は滅ぼされるべきなのです!」
きっぱりと言い切る。
「・・・あ〜〜、あれだ、うん。お前さん、カトスタンだな。はぁ・・・ここも住み難くなったなぁ」
感慨深げにため息をつく。その態度はなんとなく、馬鹿にされてる気がした。
「あ、あなたは誰なんですか?! それにこの格好は・・・?!」
「オレは、そうだな。君が悪魔と思っているここの住人だ。そして、それは拷問器具」
「ご、拷問・・・・!」
その単語に冷や汗を垂らす。鞭やナイフなどが、男の持つカバンの中にあるのだろうか。しかし、それにしては、小さい気がする。
「じ、じゃぁ、全裸なのに靴下だけ残しているのは・・・・」
男が不敵な笑みを浮かべる。やはり、なにか意味があるのか。
「決まってるだろ。俺の趣味だ!」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・ご理解」「出来ません!!」
思わず声を荒げた。
524 :
三月娘:2006/03/03(金) 03:34:38 ID:q78thY+Z
「まあ、考えてみれば、拷問かける相手に了承得る必要はないわけで」
ごそごそとカバンの中をあさる。その行動に息を飲んだ。
どんな道具を使うのか。いざとなると体が強張る。
「ちなみに、聞きたいのは本拠地と依頼主なんだけど、言う気ある?」
「誰が言うものですか」
悪魔祓いを依頼したのは、もっとも敬愛するアルス神父だ。口が裂けても言えない。
「あそ。ま、そっちの方が、楽しみは増える訳だし。あった、これだこれだ」
男が取り出したのは、細長くて丸い物体。大きさは子供の拳ぐらい。いろはピンク。見たことの無いツルツルした材質で出来ている。
「や〜、作るのには苦労したぜ。2、3回見ただけだしな。それに色も。やっぱこの色じゃないと」
訳の分からないことを喋りながら、縛り付けられた足の方へ移動する。
「くっ・・・・」
M字で固定された下半身は、女性器だけではなく排泄口まで丸見え。
足を閉じようと試みるが、ぎしぎしと音が鳴るだけで何も変わらない。
「うあっ!!」
膣に挿入するだろうと思われたそれは、もっと上の部分、クリトリスにあてがわれた。そのまま粘着性の布で固定される。
「あ・・・や・・・・」
「なんか、予想以上に反応してるな。まだ置いただけなんだが。訓練受けてないとか?」
「う、受けてるに決まってます」
実は受けていない。と、言うよりも、悪魔祓いに関しては、彼女は先日まで素人だった。
しかし、敬愛するアルス神父が『君には素質がある』といい、この場所といくつかの道具を持たされた。
そう、自分は素質がある。悪魔が完全に人の姿をとれると知っていれば・・・。
「まあ、いいや」
会話をしながらも作業を止めない。天井から釣り下がった紐に液体の入った袋を吊り下げ、位置を調整する。そして、彼女の頭の方にまわり布で目隠しをした。
ガコン、と音がして体が起き上がる。もちろん縛られたままなので台座ごと動いているのだろう。やや斜めに傾いた状態で止まる。
「これで終りと」
「?」
終りと言われても、自分は何もされてない。確かに全裸(靴下は履いてるが)で性器や排泄口を曝け出し、得体の知れないものをクリトリスに固定されてるが、それだけだ。
「さっきも言ったように、知りたいのは本拠地と依頼主だ。止めて欲しかったら喋ること」
そういって、キュリ、と何かをひねる音がした。
ぬるり
「きゃっ!!」
いきなりの感触に悲鳴を上げる。粘性を持った液体がヘソの下辺りに落ちてきたのだ。
絶え間なく落ちるそれはトロリと身体を伝う。クリトリスと謎の物体の間にも入り込み、膣の入り口を伝って排泄口まで走る。
尾てい骨の手前辺りで床に落ちるようだ。
「ん。こんなもんだ。で、こっからが本番」
かち ヴヴヴヴヴヴ・・・・・
「や、やああぁぁああん!」
信じられないことに、あの物体が小刻みに震えだしたのだ。
「あっ・・・ふぁ・・・ひゃあ・・・!!」
震える物体の下は敏感な肉芽。しかも間に入り込んだ液体のおかげでほとんど痛覚がない。
「やめ、やめてぇ・・・・」
「なら、吐く?」
「だ、だれが・・・あぁ!!」
単調な刺激は確実に快感を与えてくる。
逃れようと力を入れても身体に固定されてるので意味はなく、逆にぬちゃりと膣が動く隠微な音が響く。
「ひぃあ・・・あ・・あ、あ、あっ!」
つま先から何かが登ってくる。ゆっくりと。いや、急速に。
「や、だめ、イク、イっちゃう・・・あ、あぁあああっ!!!」
痙攣と共に絶頂を迎えた。
525 :
三月娘:2006/03/03(金) 03:39:56 ID:q78thY+Z
ちなみに、
>>521です。
1レスでも許可があれば良いかと投稿。
でも、ぜんぜんファンタジーっぽくないのは、本人の力不足です。
>>525 続きカモンヌ(・∀・)b
俺の好きなシチュですハァハァ
527 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:26:47 ID:LvPhdYdN
>>526の要望に答えて
>>524の続きです。
一人でも要望がある限り、オレは書き続ける!!
嘘です。本人の欲望です。
528 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:27:59 ID:LvPhdYdN
「は・・・うぁ!!・・・やめ・・・・・・あっ・・・!」
「言う気になった?」
「だ、だれが・・・ひゅあ!」
彼女の絶頂などかまいもせず、ピンクのそれは震え続ける。イったばかりの敏感な身体は、絶えずビクビクとどこかが反応している。
「まだか。じゃ、グレードをあげよう」
そういうと、いきなり乳頭に冷たいものをつけられる。感触から言って、あのピンクのやつ。それも両方。
「い、いや、これは・・・・」
これ以上刺激を増やされたら・・・・
「じゃ、しゃべる?」
「・・・・・・・」
「沈黙は否定とみなします」
ヴヴヴヴヴヴ・・・・
「ああああああっ!!」
同時に震え始めたそれは、容赦なく両方の乳首を刺激する。痛いほどの刺激に頭を左右に激しく振った。
「だ、だめ! イク、イったばかりなのにっ、またイク!」
二度目の絶頂は早かった。それでも動きは止まらない。
「もう、やだっ! ひぁっ あ お願い、止めてっ!!」
「本拠地は?」
「西の・・・教会・・っあ!・・・・地下、止めて、早く!あ、ああああ!」
三度目の絶頂と共に、意識を失った。
529 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:28:57 ID:LvPhdYdN
「で、依頼者は?」
「・・・・・・・・・」
それだけは言えない。
本拠地を言ってしまってから3日。拘束は解かれ、食事も与えられた。
熱いシャワーもふかふかのベッドも用意されており、はっきり言って彼女の住む寮より快適に過ごせた。
だからと言って、簡単に話す訳にはいかない。自分の帰りが遅い仲間たちは、既に本拠地を離れているだろう。
「じゃあ、再び拷問タイムといきますか」
と、いうか、最初っからする気満々だったと思う。
既に拘束され、クリトリスと両乳首に例の物体が装着されている。
「まあ、今回はちょいと趣向を変えまして・・・・」
ヴヴヴヴヴヴ
「はあああん・・・・って、前回と全く同じじゃないですか?!」
覚悟していただけに、落胆(?)は激しい。
「物足りない?」
「そんなことな・・・・あっ・・・・」
同じと言えども刺激は刺激。体に快楽が昇り始めた。
「あっ、やぁ・・・あ、あ、あ、あ?」
ぴたり、と動きが止んだ。三つとも同時に。全く動かない。
「な、何?」
壊れたのか、と思うが目隠しされてるので何も見えない。
と、いきなり前触れもなく動き出した。
「うあああ!」
構えてなかったので、一気に昇っていく。が、また、すぐに止まった。
「なんなの!? 一体」
動いては止まり、また動く。時々、胸の二つは動きっぱなしの時もあるが、それでも動いたり止まったり。
「ちょっと細工してな。お前がイきそうになったら止まる。で、しばらくすると動きだす。
や〜、このプログラム作るのに、3日間徹夜しちまったぜ」
はっはっはという高笑いが響くが、それどころじゃない。
「そ、そんなひど・・・ああああ!!」
再び動き出したアレに、快楽の悲鳴をあげる。
容赦なく潰される三つの性感帯にイきそうになるが、何を目印にしているのか、直前にぴたりと止まる。
「さて。俺は徹夜あけなので一眠りするよ。まあ、2時間後には戻るから。そん時には依頼主が誰か教えてくれ」
「に、2時間・・・・」
2時間もこの地獄に耐えろというのか。
「じゃ、今喋る?」
「・・・・・・・」
「沈黙は否定とみなします。じゃ、おやすみ」
「え、や、ちょ・・・あっ!」
陵辱は続く。
530 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:29:29 ID:LvPhdYdN
「で、依頼者は?」
「・・・・・・・・・」
それだけは言えない。
本拠地を言ってしまってから3日。拘束は解かれ、食事も与えられた。
熱いシャワーもふかふかのベッドも用意されており、はっきり言って彼女の住む寮より快適に過ごせた。
だからと言って、簡単に話す訳にはいかない。自分の帰りが遅い仲間たちは、既に本拠地を離れているだろう。
「じゃあ、再び拷問タイムといきますか」
と、いうか、最初っからする気満々だったと思う。
既に拘束され、クリトリスと両乳首に例の物体が装着されている。
「まあ、今回はちょいと趣向を変えまして・・・・」
ヴヴヴヴヴヴ
「はあああん・・・・って、前回と全く同じじゃないですか?!」
覚悟していただけに、落胆(?)は激しい。
「物足りない?」
「そんなことな・・・・あっ・・・・」
同じと言えども刺激は刺激。体に快楽が昇り始めた。
「あっ、やぁ・・・あ、あ、あ、あ?」
ぴたり、と動きが止んだ。三つとも同時に。全く動かない。
「な、何?」
壊れたのか、と思うが目隠しされてるので何も見えない。
と、いきなり前触れもなく動き出した。
「うあああ!」
構えてなかったので、一気に昇っていく。が、また、すぐに止まった。
「なんなの!? 一体」
動いては止まり、また動く。時々、胸の二つは動きっぱなしの時もあるが、それでも動いたり止まったり。
「ちょっと細工してな。お前がイきそうになったら止まる。で、しばらくすると動きだす。
や〜、このプログラム作るのに、3日間徹夜しちまったぜ」
はっはっはという高笑いが響くが、それどころじゃない。
「そ、そんなひど・・・ああああ!!」
再び動き出したアレに、快楽の悲鳴をあげる。
容赦なく潰される三つの性感帯にイきそうになるが、何を目印にしているのか、直前にぴたりと止まる。
「さて。俺は徹夜あけなので一眠りするよ。まあ、2時間後には戻るから。そん時には依頼主が誰か教えてくれ」
「に、2時間・・・・」
2時間もこの地獄に耐えろというのか。
「じゃ、今喋る?」
「・・・・・・・」
「沈黙は否定とみなします。じゃ、おやすみ」
「え、や、ちょ・・・あっ!」
陵辱は続く。
531 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:31:00 ID:LvPhdYdN
ぎゃあ! 連投してしまった!!
すいません。吊る前にとりあえず続き貼ります。
532 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:32:45 ID:LvPhdYdN
「お、お願い。あっ!・・・・もう・・・だめ・・い、イかせて・・・」
時間的には一時間半だろうか。心を挫くには充分だったようだ。
「止めないで。ああ、もっと、お願い・・・」
「依頼主は?」
「あ、アルス、アルス神父です・・・・」
理性はない。頭の中はイクことしか考えられない。
「言ったから・・・お願いします・・・・イかせて」
「只今から確認作業に入ります。しばらくお待ちください。・・・そうだな、三時間くらい」
「え・・・・・?」
その言葉に愕然とした。三時間もこのまま待てというのか。イケないまま。
「や、やだ・・・いやよ! お願いイかせてぇぇ!!」
彼女の絶叫を尻目に男はさっさと外に出て行った。
・
・
・
「もしもし? アルスか。送ってもらってなんだが、もっと訓練した奴いないのか?
簡単に白状して実験台にならないんだが。あ? 人手不足? だからって、役立たずを押し付けるよ。『才能ある』とか騙して。
まあいいや。あいつ売り飛ばした金は7:3な。少ない言うならもっとマシなの連れてこい・・・・・」
男の横にあるマジックミラーの窓からは、『イかせてぇ!!』と叫びながら狂ったように頭を振り回す女性の姿があった。
終
533 :
三月娘:2006/03/06(月) 03:35:28 ID:LvPhdYdN
正直に告白すると、ローターじゃなくて触手だったんだけど、それじゃスレ違いだろ
と今になりました。考えるとファンタジーじゃなくてもよかったんじゃ・・・
そして連投・・・ごめんなさい。吊ってきます。
保守
>>533GJ!
ローターが本当は触手だったのはバラさないでくれた方が良かったです。
頭の中に描いてた世界観が全否定されたような気が…。
ほしゅ
hosyu
保守
ほしゅ
あの強気なニーナが、レスリングコスで試合の名目でレイプされ、破れたカクテルドレスでブライスアダムスと兵士達複数に犯されまくる様や、破れたバトルスーツで凄惨なエロ拷問を受ける様を想像してオナニーしています。そんなSSないかな?
542 :
796:2006/04/10(月) 22:45:06 ID:TW9vDpFK
>>541 デス・バイ・ディグリースですか。
どんな感じの想像なのかむしろこちらが書いて欲しい位です。(^^;)
よろしければはしりでいいから書いてくれませんか?
あのゲームは自分も好みだったので。
ちなみに自分はただいま修羅場真っ最中。続きは5月にならないと書けそうもないです。
って言うかマジで過労死しそう…。
hosyu
ほしゅ
ひたすら待つ
sage
保守
待つ
保守
奈美の続きはまだですか?
音沙汰ないけど体大丈夫?
550 :
796:2006/05/15(月) 00:00:19 ID:0cxWoGdy
>>549 何とか生きてます。ッて言うか、派遣の仕事が終わって次の準備であれやこれややっている状態です。
年齢的に就職出来る(正社員になれる)ぎりぎりの所で思うように結果が出ず、軽い欝状態になってます。
続きは必ず書きますのでもう少し待って下さい。
まってます
552 :
796:2006/05/24(水) 00:03:04 ID:uD9ZmVFQ
長らくお待たせして本当に申し訳ありません、続きを投下いたします。
それからしばらくの時が経った。
「ぐふぅ〜、しぶとい女でふね〜。もうお汁が出ないでふよ〜」
「僕の方も打ち止めの様だねぇ。まったく、ここまで耐え切るとは思わなかったよ」
緑川の言葉に呆れたように赤坂が答える。
二人の眼前には、後ろ手に縛られたままうつ伏せに倒れ付している奈美の姿があった。
見るも無残な姿だった、全身は精液まみれで、特に顔と股間の辺りは精液溜りが出来あがっていた。奈美ももはや身体を動かす体力が残っていないのか、精液を体中に付けたまま、ピクリとも動かず、弱々しい息をするのみである。
「どうするでふか、赤坂クン。もうボク達の息子で奈美タンをいじめる事は出来ないでふよ」
緑川の言葉に、奈美は弱々しくも彼等の方を振り返る。
「フフッ、もうギブアップかい?あたしは全然まいっちゃいないよ?」
力は無くともはっきりとした口調で奈美は言う。その言葉通り、彼女の心は少しも折れてはいない。その精神力の強さはまさに脅威としか言いようが無かった。
「ぶふぅ〜っ!言ったでふねぇ!このザーメンまみれのブタ女の分際で!」
いきり立つ緑川を赤坂は冷静にたしなめる。
「まあ、落ち着きたまえよ緑川君。彼女はまだ僕達にいじめられたいんじゃないかねぇ。じゃあ、最後にとっておきの奴をやってあげようじゃないか」
そういうと緑川に何やら耳打ちをする。
「……ぶふふ〜、そいつはいいでふねぇ。このまま終わらせるのも腹が立つでふし、さっそく始めるでふ」
二人の会話に怪訝な顔をする奈美。そんな彼女に赤坂は言う。
「じゃあ、次の責めを始めるとするかねぇ。まさか、これで僕達の責めが終わりだなんて思ってはいなかったよねぇ?ククク、この責めを受けて君がどれだけ泣き叫ぶか楽しみであるよ。せいぜい楽しませてくれたまえよ」
奈美はキッと赤坂を睨みつける。
「君達がどんなにあたしの身体を苦しめようが、あたしは絶対に屈したりはしないよ!あたしを…、人の心を甘く見るな!」
悲壮な決意を胸に奈美は叫ぶ、二人の拷問官との決着を付けるべく、奈美は更なる戦いに身を委ねるのであった。
553 :
796:2006/05/24(水) 00:03:54 ID:uD9ZmVFQ
「じゃあ僕は準備を始めるとするかねぇ。緑川君は仕込みをやってくれたまえよ」
「了解でふ」
赤坂の指示を受けた緑川は、乱暴に奈美の髪を掴む。
「ぶひっ!さっさと起きるでふよ!このメス豚!」
「ああ…」
強引に身体を引き起こされる奈美。弱りきった身体で、それでも必死に立とうとよろめきながらも体勢を整える。
「グヒヒ、そんなによろめいて大丈夫でふかぁ?これからもっと痛い目に遭うって言うのにそんな体たらくではこの先不安でふねぇ」
「…ふっ、悪いね、ちょっとめまいがしちまったもんでね。で、次は何をしてくれるんだい?」
「まあ、そう急ぐ事はないでふよ〜。まずはあれにでも跨ってもらうでふ」
そう言って緑川が指差したのは、以前にも跨った事のある三角木馬だった。あの時の苦しみを思い出し、一瞬ためらいを見せる奈美。
しかし、すぐに気を取り直し、覚悟を決めて自ら木馬の方に向かう。
「おや?ずいぶん素直でふねぇ、何か言わないんでふかぁ?」
「何を言ってもどうせ許してはくれないんだろ?それに一度は受けた責め苦だ、残念だけど君達の望む結果にはならないよ」
優しい笑みを見せながら奈美は答える。彼女の中に怒りや恐怖はもう無い、清い泉のようにその心は落ち着いていた。
木馬の前まで来た奈美は黒服達に太ももを掴まれ、身体を持ち上げられる。そして、乱暴に木馬に跨らせられた。
「…あ!ああぐっ!」
股間を襲う激痛に身体をねじらせる奈美、そんな奈美を見やりながら緑川は天井のロープを後ろ手に縛られた奈美の腕に絡み付ける。
「ぐひひ、この程度で音を上げてもらっては困るでふ。これはただの仕込なんでふからねぇ。お楽しみはまだ始まってもいないんでふよぉ、グヒャヒャヒャヒャ!」
牢獄に拷問官の笑い声が響き渡った。
554 :
796:2006/05/24(水) 00:04:40 ID:uD9ZmVFQ
「し、仕込だって…!?ぐぐっ…!そ、それはどういう事…だ…。あ!うぐぅう!」
激痛に耐えながら必死に尋ねる奈美。その問いに対して緑川は奈美の足に重しを付けることで答えた。
「ああっ!あおぉおお!!」
「グヒャヒャ、そう急かさなくてもすぐに分かるでふよ。その前に奈美タンには木馬で苦しんでもらうでふ!」
そう言うと、緑川は奈美の股間を木馬に強く押し付け、彼女の身体を乱暴に揺する。
「イギッ!アゴォオオオオ!!」
絶叫を上げる奈美。
「痛いでふか?いい気味でふね!ホレ、もっとわめくでふ!」
更に乱暴に奈美の身体を揺する。
「ガガッ!ギャアアアア!!くっ…、苦しい…。身体が…、身体が裂け…ちまう…。アグァアアア!!!」
「裂ける?これは奈美タンの身体を裂くのが目的なんでふから当たり前でふ!」
何かに憑かれたかのように、奈美の身体を乱暴に揺すりながら緑川が答える。
「ググゥ…!あ、あたしの身体を裂く事が目的だって…?そ、それは一体どういう意味…。アアグゥウウウ!!」
奈美の質問は股間の激痛で遮られる。
「そんな事どうでもいいでふよ!馬鹿女の癖にいちいちうるさいでふ!」
ガクガク!
乱暴に身体を揺すられ、奈美の股間に木馬の切っ先が食い込む。
「アグッ!グギィ!アアァアア!…グッ、グァアアア!!」
木馬責めに苦しむ奈美。許しの言葉こそ出なかったが、あふれる悲鳴は止めることは出来なかった。
ブチッ!
奈美の股間で何かが切れた。
「―――――ッ!ア―――――――ッ!!」
ツーッ
断末魔の悲鳴を上げる奈美。そして、奈美の股間から赤い液体が一筋流れ落ちた。
「ブヒャヒャ!ついに切れたでふね!奈美タンの股間が切れたでふ!」
そう言うや、緑川は奈美の足から重しをはずした。次いで天井のロープも解いて、奈美を乱暴に地面に放り投げる。
どさっ!
「うっ!」
叩きつけられた衝撃で一瞬、呼吸が止る。股間の激痛が止らない、木馬責めで股間の皮膚が裂けたのだ。
「ブヒヒ〜、こちらの準備は出来たでふよ。さあ、早くメインデッシュを始めるでふ!」
緑川が赤坂に呼びかける、その言葉を奈美は苦痛に耐えながら聞くことしか出来なかった…。
555 :
796:2006/05/24(水) 00:05:45 ID:uD9ZmVFQ
「おやおや、緑川君は仕事が早いねぇ。こちらも準備は整ったよ」
そう言いながら赤坂が向かってくる。その手にはバイブレーションと何かが入ったバケツが握られていた。
「待たせたねぇ、奈美君。これからこのバイブを君のオ○ンコに入れるのだよ。なかなか立派な物だろう?」
そう言って、バイブをぶらぶらと振りながら奈美に見せ付ける。
「フンッ、少し大きいけどそれだけじゃないか。まあ、また何か変な仕掛けがあるんだろうけどね」
臆することなく奈美は答える。
「さすがに判るようだねぇ。その通りだよ、これからバイブにこれを塗りたくるんだがねぇ」
そう言ってバケツの中身を奈美に見せる。
「…これは…?唐辛子の汁に…、塩が入っている?」
バケツの中には赤い液体が入っていた。そして、ところどころに小さい粒のようなものが見える。奈美は、匂いなどから直感的に中身の詳細を知り当てた。
「ご名答。これは唐辛子汁に荒塩を混ぜたものなのだよ。ククク、知っているかねぇ奈美君、傷口に塩や唐辛子を塗りたくられると想像を絶する痛みを感じるのだよ」
「…」
「で、それらを膣内に入れたらどうなるか…。後は言わなくても理解出来るよねぇ」
言われるまでも無かった。その様なものを膣内に入れられたら、気が狂う程の激痛に見舞われる事になるだろう。そして―
「…あたしの、股を傷つけたのもより苦痛を与えるため…か」
「そういう事だねぇ、奈美君は我慢強いから少しでも苦痛を与えられるようにしたのだよ。こちらとしても綺羅様の拷問官としての意地があるからねぇ」
そう言いながら赤坂はバイブに唐辛子と荒塩の混合液をバイブに塗る。
(綺羅の拷問官としての意地…か。悪いけど、君達にも意地があるようにあたしにも私設捜査官としての意地があるんだ。負ける訳にはいかないよ…!)
覚悟を決める奈美。自ら股を開き、覚悟の意思を見せた。
「おや、自分から股を開くとはいい心がけだねぇ。じゃ、遠慮なく入れさせてもらうよ。じっくり楽しんでくれたまえよ」
ズンッ!
バイブが乱暴に奈美の股間に挿入された。次の瞬間―
「ウァアァアア―――――――――ッ!!!!」
奈美の身体に激痛が走る。それは、今まで受けた事の無い程の激痛であった。
556 :
796:2006/05/24(水) 00:06:30 ID:uD9ZmVFQ
「アアグッ!アヒィイイ―――――ッ!!!!!」
牢獄に奈美の絶叫が響き渡る。
「フヒヒヒ!さすがの奈美君もこれは堪えるようだねぇ。じっくり味わいたまえよ」
そう言うや、バイブを乱暴に上下に動かす。
「ギヒッ!ヒィイイイ――――――ッ!!」
バイブが動かされる度に、奈美の口から悲鳴が漏れる。バイブが動いても奈美の身体には快楽など訪れはしない、彼女に与えられるのはただ気が狂わんばかりの激痛だけであった。
ズンズン!
赤坂はバイブを動かしながら奈美に話しかける。
「どうだね?このバイブの味は。このバイブは特別製でねぇ、まるでスポンジのように唐辛子汁を十分に吸い込んでいるのだよ。そして、荒塩もたくさんくっついているしねぇ」
「オゴォオッ!ウゴァアア――――ッ!」
赤坂の言葉など、奈美の耳には入っていない。ただ、悲鳴で応えるだけであった。
「まあ、十分すぎる程吸い込んでいるからねぇ。どうしても液が膣内に収まりきれないのだよ…。ほら、奈美君のマ○コから唐辛子汁が漏れてきたよ」
ジュプッ
奈美の股間から赤い汁が漏れ出してくる。そして、液が傷ついた奈美の股間に触れる―
「ガァッ!アギォオオオオ―――――ッ!!!!」
更なる激痛が奈美を襲う。反射的に身体が跳ね上がり、ガクガクと揺れる。
「おやぁ、これはきっついだろうねぇ。さてと、僕の言葉が聞こえているか解らないけど念の為聞いてみるかねぇ。どうだい?奈美君。そろそろ綺羅様に許しの言葉を言う気になったかねぇ?」
赤坂の言葉に、奈美は一瞬正気を取り戻す。そして、激痛を懸命に堪え、振り絞る様に返事を返した。
「…こと…わる…!あた…しは…、アッ!グゥウ!綺羅…なんか…には…絶対…に…、グヒィ!!屈しは…しな…い…!ヒッ!ヒグゥウウ―――――ッ!!」
奈美の言葉に、赤坂はわざとらしくため息を付いた。
「やれやれ、本当にしょうがない人だねぇ奈美君は。じゃあ、せいぜい頑張りたまえよ」
そう言うやバイブを一際深く差し込んだ。
「イギッヒィ―――――――ッ!!!」
その意思の強さ故に、地獄の責め苦はまだ続く。狂気の世界で、奈美の戦いは続くのであった。
557 :
796:2006/05/24(水) 00:07:16 ID:uD9ZmVFQ
「オゴオッ!アァガアッ!!」
牢獄に響き渡る奈美の悲鳴。
「いい加減しつこいんじゃないのかねぇ。いつまで空意地を張るつもりかね?いい加減降参したまえよ」
「アッ…、ゴガァア…!あ、あたしの命に代えても…。ウグゴォ…!降参なん…て…、しない…!グヒィイイッ…!」
必死に抵抗の意思を示す奈美。しかし、その口から漏れ出す悲鳴は段々と小さくなっていく。体力が限界に近づいているのだ。
「ええい!いちいち腹が立つメス豚でふ!どくでふよ、赤坂クン!」
遂に業を煮やした緑川が強引に赤坂を脇へ押しやる。その弾みでバイブが奈美の膣から外れた。
「もう面倒でふ!これを奈美タンのオ○ンコにぶち込んでやる出でふ!唐辛子汁で敏感になったアソコでどこまで耐えられるか楽しみでふね!」
バチィ!
緑川の手にはスタンスティックが握られていた。スティックの先端から、電流が音を立てて流れ出た。
「さあ、ぶち込むでふ!覚悟するでふよ!」
電極が奈美の股間に近づいてくる。
「…あたしを屈服させられるのは正しい心を持った人だけだ…、怒りや憎しみの心であたしを支配することなど出来はしないさ!あたしの覚悟は暴力などでは決して変わらないよ!」
バチィ!
スティックが奈美の股間に挿入された。
「ウヮアアア――――――――ッ!!!!!」
電流が身体を駆け巡る。あまりの衝撃に、奈美の意識が急激に薄れていく。
(くっ…、悔しいけど…、あたしの力では…これが限界…か…。でも…、あたしは…負けなかった…よ…、洋子…さ…ん…)
遂に力尽きてしまった奈美。しかし、彼女はこの地獄の責めに屈する事なく、最後まで戦い抜いたのであった。
558 :
796:2006/05/24(水) 00:10:42 ID:cu6H8dvJ
今回はここまでです。
拷問官の2人組みによる責めは一応これで終わりです。
次からは新たな責めが始まる予定です。
次も時間がかかるかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。
559 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 20:14:49 ID:z12ZwBHx
796氏の今一気に読んだが、最高でした。
とりあえず3回抜いといたんでよろしく
560 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:25:30 ID:9GWgzmRa
ひっさしぶり
561 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:26:30 ID:9GWgzmRa
あー
久しぶり
564 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 20:00:14 ID:w2pwHtq4
保守
565 :
796:2006/06/19(月) 21:52:47 ID:KkHPRH0Z
お待たせしました。
続きを投下いたします。
「…ちゃん、お姉ちゃん…」
どこからか自分を呼ぶ声が聞こえる。
「お姉ちゃん、起きてよお姉ちゃん」
―ああ、そういえばあたしは拷問に耐え切れなくて気を失っていたんだっけ…―
そう思った瞬間、奈美は現実の世界に引き起こされた。
「よかったぁ、やっと目を覚ましたね」
「正治…君…?」
奈美の目の前に、彼女を覗き込んでいる正治の顔が映った。
一瞬、彼が自分の心配をしてくれているのかとも思ったが、この少年の顔には奈美の身体を思いやるような表情はかけらも無かった。あくまで、彼にとって奈美は楽しい玩具にすぎないのだ。
(この子を…正しい道に戻さなくては…)
そうは思っても、今の奈美にはどうすることも出来ない。だが、その想いは彼女の気力を呼び覚ます。
(あたしは、負けない―)
新たに誓う奈美、そんな彼女の気持ちなで露知らずに、正治は楽しそうに話しかける。
「お姉ちゃんってやっぱりすごいんだね!あのお兄ちゃん達のお仕置きに耐えたのはお姉ちゃんが初めてだよ!」
ふと目をやると、部屋の端に赤坂と緑川がいた。二人は相変わらずパンツ一枚であるが、何をするでなく、どことなくつまらなそうな顔で立っていた。
どうやら、彼等の仕事は本当にここで終わりのようだ。だが、その後には正治と言う難敵が控えていたのだ。
「じゃあお姉ちゃん、お注射をしようね」
プスリ
正治は奈美の首筋に注射を打つ。その次の瞬間―
「あっ、あふぅうう…!」
奈美の口から甘い声が出る。
(ああ、クロス・マインドが…)
悪魔の薬が奈美を蝕む。
「はっ、ふぅううう…!」
身体の奥から沸き起こる快楽の波に、捕らわれの捜査官は懸命に抵抗する。
「うふふ、さすがお姉ちゃんだね。でも、本番はこれから。これからお姉ちゃんを可愛がってくれる人達を紹介するね」
「しょ、紹介…?」
正治以外にまだ自分を責める人がいるのか―。いぶかしむ奈美を他所に、正治は扉にいる男達に声をかける。
「!!」
奈美の目が驚愕に開かれる。扉から入ってきたのは、全裸の上に黒服達に首を鎖でつながれ、四つんばいにされた3人の女性だったのだ。
566 :
796:2006/06/19(月) 21:54:25 ID:KkHPRH0Z
(こ、この人達は一体…)
奈美の前で四つんばいになっている3人の裸の美女、3人ともどこか惚けた目で奈美を見つめてくる。
一人は奈美と同い年位だろうか?身長も奈美と同じ位で、ショートヘアーでボーイッシュな顔つきは奈美に少し雰囲気が似ていた。
もう一人は26〜27歳位で、身長も175cm程ある。やはり髪は短く、惚けた感じさえなければ、その鋭い目つきはクールで知的な印象を与える。
最後の一人はまだ少女と言ってもいい年齢に見える。まだ20歳にはなっていまい。どことなく元気な男の子を思わせる顔つきは、本来、彼女がとても活発な性格をしている事を物語っている。
そして、3人に共通している特徴は女性としては理想的なプロポーションの持ち主だという事であった。程よく大きな胸にムッチリとした太もも、それでいて無駄な贅肉が一切無いその身体はまさに女豹と呼ぶにふさわしい身体付きであった。
(…?なんだろう、この人達、どこかで…)
奈美は3人を見て不可思議な思いに捕らわれる。
もちろん、3人と会うのは初めてだ。だが、何かで3人の顔を見た事があるような気がしてならなかったのだ。その何かは思い出せなった、だが、これだけは確信出来た。
(この人達は、あたしと同じ―。綺羅を捕らえようとして…)
逆に捕まってしまったのだ。
思いを巡らせる奈美の前に谷岡が現れる。そして、このオカマ男は奈美に女性達の紹介を始めるのであった。
567 :
796:2006/06/19(月) 21:55:25 ID:KkHPRH0Z
「おほほほほ!奈美ちゃん。今度は快楽責めのお時間よぉ!じゃ、これからアナタを可愛がってくれる女の子達を紹介してあげましょうね」
そう言って女性達を指差しながら解説を始める。
「まず、このアナタみたいに生意気そうなメス豚は渚(なぎさ)ちゃん。このクール面した年増女はラルヴェナちゃん。そして、このガキ臭い子はキャロンちゃんよ」
「…」
「で、この子達だけどぉ。元はアナタと同じ正義感ぶった偽善者だったのよぉ。もちろんアタシ達の敵ではなかったんだけどぉ、綺羅様が気に入っちゃってぇ、今は綺羅様の性処理玩具なのよぉ。ねぇ、アナタ達、そうよねぇ」
谷岡の言葉に3人の女性が頷く。
「それで、今回は特別に綺羅様専用の玩具をアナタの為に使わせてあげようって訳。光栄でしょお?ちゃんと綺羅様に感謝しなさいね」
谷岡の言葉に、奈美は怒りを覚えた。
「玩具だと?ふざけるな!この人達は綺羅の玩具なんかじゃない!この人達は、ちゃんと自分の意思を持つ人間だ!」
奈美の言葉に、谷岡は嘲笑いながら答える。
「あ、そう。じゃ、本人達に聞いて見ましょうかぁ。アナタ達!アナタ達は綺羅様の玩具なのよねぇ」
谷岡の問いに、3人が答える。
「はい、私達は綺羅様の性処理玩具です」
と渚。
「私達の意思は綺羅様のもの…、自分の意思はすなわち綺羅様の意思…、それ以外の何者でもないわ…」
とラルヴェナ。
「ボク達は身も心も綺羅様の物、綺羅様の玩具になる事がボク達の幸せです」
最後にキャロンが答えた。
「そ、そんな…」
女性達の言葉に絶句する奈美。
(駄目だ、この人達は完全に綺羅に調教されている…)
元は正義感にあふれた人達だったのだろうが、今や完全に綺羅の操り人形になってしまっている。そう思い、奈美は目の前が真っ暗になった。
「おほほほほ!さあアナタ達、思う存分に奈美ちゃんを可愛がっておあげ!奈美ちゃんをアナタ達と同じ綺羅様の玩具にしてあげるのよ!」
谷岡の言葉を受け、3人の女性がゆっくりと奈美ににじり寄って来た。そして、奈美はなすすべも無く、彼女達に取り押さえられてしまうのであった。
568 :
796:2006/06/19(月) 21:56:24 ID:KkHPRH0Z
「くっ!お願いだ、皆正気に戻って…!あたしは貴女達を助けに来たんだ!」
女達の手から逃れようともがく奈美。しかし、振り払うどころかその身体はピクリとも動かせなった。
(な…、なんで…!か、身体が動かない…!)
後ろ手に縛られ、拷問で体力がなくなっているとは言え、まるでベルトに固定されたかのごとく身じろぎすら出来ないのだ。しかも、女達は特に力を込めているわけでもなく、軽く抑えているだけなのにどうにも力が入らない。まるで彼女達の手から力が吸い取られていくようだ。
「動けないでしょ?奈美さん。残念だけど、貴女の力で私達を払いのける事は不可能よ」
右足を押さえている渚が奈美に囁く。
「無駄な力が多すぎるようね…、それでは私達の手から逃れる事は出来ないわ」
両肩を押さえているラルヴェナが冷静な声で言った。
「ふふっ、どう?奈美さん。力が入らないでしょ?ボク達だって厳しい訓練を受けてきたんですよ。奈美さんにだって簡単には負けませんからね」
左足を押さえているキャロンも奈美に言った。
(くっ…、すごい。この人達…あたしなんかよりずっと実力が上だ…!)
力を殆ど使わずに、ここまでプロである奈美の動きを封じるなど並の人間では不可能だ。
以前何をしていたかは分からないが、彼女達は間違いなく奈美より更に高度な訓練を受けていたプロフェッショナルだ。
(なぜ、こんなすごい人達が綺羅なんかに屈しているんだ…!)
自由にならない身体をもがかせながら、奈美は焦りの表情を浮かべる。
まさか綺羅の元にこんな実力者がいたとは思ってもいなかった。一人一人でさえ奈美よりも実力が上なのに、そんな相手が三人もいては万に一つの勝ち目もあるまい。
このままでは人質を連れての脱出など到底不可能だ。―何とかしなければ―必死に考えを巡らせる奈美に、いつの間にやら奈美の眼前に迫っていた渚が声をかけた。
「じゃあ、奈美さん。いくよ」
ムニュ
渚の左手が奈美の乳房を鷲掴みにした。
「ッ!!!アヒィイイ――――ッ!!!」
奈美があられもない声を張り上げる。クロス・マインドにより全身が性感帯になっている今の奈美には、乳房を掴まれるだけでも軽く絶頂に達してしまう刺激なのだ。
「うふふ、そんな声を出しちゃって、奈美さんとっても気持ちがいいんですね。じゃあ、次はボクがこっちの胸を揉んであげますね」
モニュッ
今度はキャロンがもう片方の胸を掴み上げた。
「そ、そんな…、あたしは気持ちよくなんか…。ファッ!アォオオオ――――――ッ!!!」
否定の言葉はあっけなく消し飛んでしまう。両胸を揉まれる、ただそれだけの事で奈美の股間から汁がトロトロと流れてくる。既に、彼女の身体は快楽に支配されていたのだ。
「ふふっ、どうやら感じているようね、奈美さん。貴女はもうこの快楽からは逃げられない…。渚、キャロン、奈美さんを快楽の海に落とすのよ」
奈美の顔を覗き込んでいるラルヴェナが二人に指令を下す。そして、更なる色責めが捕らわれの捜査官に加えられようとしていた。
569 :
796:2006/06/19(月) 21:59:47 ID:KkHPRH0Z
少し短いですが、今回はここまでです。
本当はもう少し書いてから投下しようと思っていたんですが、あんまり長いのを一度に投下しても読む方も疲れると思いここで区切らせてもらいました。
それでは、失礼します。
GJ!
快楽責め大好きです。
イカせまくって欲しい。忙しいようですが、続きはいつ頃になりそうでしょうか?
571 :
796:2006/06/19(月) 22:40:04 ID:KkHPRH0Z
>>570 >>569にも書いてある通り、本当はもう少し長めの話を区切って投下したものなので、ある程度の続きは既に出来ています。
次は少し早めに出せるとは思いますが、確証は出来ません。
なるべく早く出したいとは思っているので今しばらくお待ち下さい。
796さん、超絶GJGJ!
gj!
575 :
796:2006/06/28(水) 23:05:44 ID:pyfIRw/f
続きを投下いたします。
「くっ…、お願いだ、その手を離してくれ…!」
必死の女達に懇願する奈美。しかし、女達は奈美への責めを緩める事はなかった。
「奈美さんの乳首、こんなに立っているね。もっと気持ちよくして上げるよ」
クリッ
渚が奈美の乳首を軽く摘む。
「――――ッ!ハォオオオ――――ッ!!」
奈美が快楽の叫びを上げる。乳首を摘まれただけなのに、頭が真っ白になってしまう。
「うふふ、イッちゃったんですね。じゃあ、次はボクがこっちの乳首を摘みますから」
キャロンがもう片方の乳首に手を伸ばす。
「うあ?や、止めてくれ…、あたしはイキたくなんか無いんだ。み、皆目を覚ましてくれ、お願いだ…」
クリッ!
奈美の哀願を無視して、キャロンは奈美の左乳首を摘み上げた。
「オホォオオオ――――ッ!!」
またしても絶頂に達してしまった奈美。あまりの衝撃に身体が跳ね上がるが、女達は苦も無く暴れる奈美を取り押さえた。
「うふふっ、駄目じゃないキャロン、乳首ばかりでは奈美さんが可哀想だよ。ココも慰めて上げなきゃね」
そう言って、渚は奈美の股間に手を伸ばす。
「や…、止めろ…!もうあたしの身体をいじるな…。は、離せぇ!……!!ヒッ!ヒィイ―――ッ!!」
女達の拘束から逃れようとあがいた奈美だが、キャロンに乳首を摘まれるとあっけなくイッてしまう。
クチュ…
渚の指が既に濡れそぼっていた奈美の膣に挿入される。その瞬間―
「!!イッヒィイイ――――ッ!!」
奈美の脳内に火花が散る、何度されてもクロス・マインドによる絶頂は強烈であった。あまりの刺激の強さに、奈美の身体は小刻みに痙攣してしまっている。
「くす、可愛いよ奈美さん。遠慮しないで、もっともっとイかせて上げるから、ほら」
そう言って、渚は奈美の膣に入れた指を小刻みに動かした。
「オホッ!オオウゥウ―――ッ!や、止めろぉ。指を…、指を抜くんだ…。アッ!アォオオオ―――ッ!!」
抗議を使用とする意思も、快楽の嵐の前にかき消されてしまう。渚が指を動かす度に、奈美の身体は絶頂を迎えてしまうのであった。
「アッ!ウァアアア―――ッ!!な…、何故だ…!何故、貴女達程の人が綺羅なんかの配下になってしまったんだ!!……ンッ!ンムグゥウッ…!!」
奈美の口が温かいもので閉じられる。ラルヴェナが奈美に口付けをしたのだ。あくまで優しく奈美の口を閉じるラルヴェナ。反撃の意思が失われていくのを感じながら、奈美はラルヴェナの口付けに酔いしれるのであった……。
576 :
796:2006/06/28(水) 23:08:36 ID:pyfIRw/f
「フムッ…、ンフゥ…フゥウウン――」
(ああ、温かい。心がとろけてしまいそうだ―――)
ラルヴェナの舌が奈美の口内に侵入し、奈美の舌と絡み合う。
「ンムウッ、アム、ンムゥッ…」
ラルヴェナの唾液が奈美の口に流れ込む。奈美にとってそれは不快なものではなく、甘露な物として口内に満ちる事がむしろ心地よくさえあった。
「ムッ…、ンムフゥンン…ッ」
コクッ、コクッ…
ラルヴェナの唾液を飲み干す奈美。だが、そこに不快な感じは無い、あるのはおいしいジュースを飲み干したと言う恍惚感だけであった。
「ンッ…、プハァ」
濃厚なディープキスの後、ようやくラルヴェナの口付けが終わった。惚けた奈美の顔を見つめるラルヴェナは、二人の少女に次なる指示を出す。
「渚、次は奈美さんの秘部を舐めて上げなさい。キャロン、貴女は奈美さんの胸をお願い。奈美さんは今までの拷問で傷ついているのだから、優しくするのよ」
ラルヴェナの言葉にうなずく二人。そして、渚は奈美の股間に、キャロンは胸に、それぞれ顔を埋めるのであった。
577 :
796:2006/06/28(水) 23:09:56 ID:pyfIRw/f
ペロッ
「イッヒィイイイ―――――――ッ!!!」
渚の舌が奈美の膣を優しく舐めたその瞬間、奈美は再び快楽の渦に巻き込まれる。
「ふふふ、奈美さんのお汁ってとってもおいしい。私、もっと貴女を味わいたいな。さあ、一緒に気持ちよくなりましょ」
クチュ、クチュ…
そう言って、渚は更に音を立てて奈美の股間を舐める。
「アヒッ!クヒィイイ!!だ、駄目だ…!そんな所…、き、汚いよ…。だから、止めて…。ヒッ!クヒィッ!ファア―――――ッ!!」
「ふふっ、奈美さん、貴女のココは汚くなんかないよ。さっき、奈美さんが気絶している間に身体や股間は私達が綺麗に洗ったんだけど、まだ異物があるかもしれないから私が取って上げるね」
今更ながら、奈美は自分の身体が綺麗になっている事に気が付いた。そして、刺激物を入れられていたはずの膣も特に痛覚や不快感は無い。
(この人達があたしの身体を洗ってくれたんだ―)
よほど丁寧にやってくれたのだろう、気絶から覚めた時、先程までの拷問で受けた不快な感じは全く残っていなかった。
だが、感謝の気持ちが沸き起こってきた瞬間、またしても渚の舌が奈美の膣を襲った。
「アファア――――ッ!!」
ペチャ、ペチャ…
音を立てて渚に膣を舐められる奈美。彼女達に対する感謝の念も、自分の膣が舐められていると言う屈辱感も、沸き起こる快楽の前に全てかき消されてしまう。
「アフゥッ!ンァアアアッ!や、止めろぉ…!もう、舐めるなぁ!ファッ!アヒィッ!ンァアアアア―――ッ!!」
渚の股間責めに幾度と無く絶頂に達する奈美、だが、奈美の身体を責める者は一人ではなかったのだ。
「んふふ、奈美さんとっても気持ち良さそう。じゃあ、ボクも奈美さんの身体を綺麗にしてあげますからね」
そう言って、キャロンは奈美の乳首を優しく舐める。
「ンッヒィイイイ―――――ッ!!」
奈美の嬌声が牢獄に響き渡る。絶え間なき絶頂の連続に、奈美の頭は真っ白になっていくのであった…。
578 :
796:2006/06/28(水) 23:10:44 ID:pyfIRw/f
ピチャッ、クチュクチュ
「ヒキィッ!アハァアア――――ッ!!」
胸が、膣が、優しく舐められる度に奈美は卑猥な声を上げる。
もう何回絶頂に達した事だろう。絶え間無き愛撫は、奈美の頭から思考する力を確実に奪っていった。
「ふふっ、そろそろ頃合いのようね。奈美さん、貴女はこのまま私達と共に快楽の僕となる気はないかしら?」
ラルヴェナが奈美に優しく尋ねる。
「…」
「貴女はもう十分に頑張ったわ…。このまま綺羅様の下に屈した所で誰も貴女を責める権利などはない、貴女は皆の為にここまで耐えてきたのだから。だから…、ここで終わりにしましょう。もう貴女が傷つく必要は無いのよ」
惚けた顔でラルヴェナを見つめる奈美。だが、彼女は小さいが、はっきりした声で答えを返した。
「違う…」
「…何が違うの」
「あたしが今まで頑張った事など何の意味も無い…、洋子さんや捕らわれの子達を助けなければ今まで耐えてきた事が全て無意味になるんだ」
「そうね、でも貴女は彼女達を助ける事が出来ると本気で思っているのかしら?今の貴女では誰一人助ける事など出来はしない、それが現実よ」
「そうかもしれない…、でもあたしは諦めるわけにはいかないんだ。あの子達の不幸はあたしが招いたもの…、責任は取らなきゃいけないんだ」
必死で訴える奈美を見つめるラルヴェナは渚とキャロンに更なる指示を下した。
「まだ責めが足りないようね。渚、キャロン、続けなさい。貴女達の手で、奈美さんを苦しみから解放してあげるのよ」
ラルヴェナの指令で、二人は奈美への色責めを再開する。
「ああっ!もう止めてくれ!頼む、これ以上あたしの身体を弄ばないでくれ!お願いだ…。ヒィッ!アヒァアア―――――ッ!!」
奈美の願いも虚しく、麗しの性奴隷達は更なる色責めを奈美の身体に加えるのであった。
579 :
796:2006/06/28(水) 23:12:20 ID:pyfIRw/f
今回はここまでです。
次回は、投下するのにまた時間がかかるかもしれません。
申し訳ないのですが、どうかよろしくお願いいたします。
超GJ!
続き待ってます。じっくり書いてください。
きたきkたきたkちかいたたい!!!!!!!!!
582 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 04:08:47 ID:cTFeY2PX
神スレあげ
583 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 20:24:01 ID:n+/OVILw
↑グロ画像(死体)注意。
585 :
796:2006/07/17(月) 22:20:11 ID:VlHyBakn
続きを投下いたします。
「うふふ、それじゃあ奈美さん、ボクと一緒に気持ちよくなりましょう」
そう言って、キャロンが奈美の上にのしかかって来る。
「ああ…、た、頼む、正気に返ってくれ。皆で一緒にここから出るんだ」
男達に聞こえないように小さな声で言う奈美。しかし、キャロンはそんな彼女の努力を打ち破るかのように、男達にも聞こえる程の声で答える。
「駄目ですよ奈美さん、いくら足掻いたって貴女の力では何をどうすることも出来ないんですから。もう諦めてボク達と一緒に楽しみましょう」
「い、いやだ、あたしは絶対に諦めない…。皆を…、貴女達を助けるまでは…!」
奈美の言葉にキャロンはクスリと笑った。
「じゃあ、助けてみて下さい。口では何を言おうとただそれだけ、貴女にはそんな力も技量も無いんです。違いますか?」
「くっ…」
事実を言われ、答えに窮する奈美。そんな奈美を優しく見つめながら、キャロンは奈美の眼前にせまる。
586 :
796:2006/07/17(月) 22:20:56 ID:VlHyBakn
「可愛いです、奈美さん。じゃあ、ボクも一緒に気持ちよくなります。だから…、気を楽にしてください」
一瞬、眼を伏せてキャロンが言う。そして、小ぶりの胸を両手で挟みこむようにして持ち、そのまま奈美の胸に近づける。
ツンッ
キャロンの乳首と奈美の乳首が互いに触れ合った。
「アハァアア―――――ッ!!」
奈美の身体にまたしても快楽の電流が流れていく。その衝撃に、奈美の身体がビクンと跳ね上がった。
「嬉しい、奈美さんがボクのオッパイで感じてくれている。もっとボクの胸で感じて下さい」
そう言って、キャロンは再び自分の乳首で奈美の乳首をつつき始めた。
ツン、ツン、ピンッ…
「ヒイッ!ハアゥッ!!も、もう乳首を弄らないでくれ…。アッ!ヒィイ―――ッ!!」
時に優しく撫でる様に、かと思ったら軽くはじく様に、様々な力加減でキャロンは巧みに奈美の乳首を己の乳首で責めたてる。
「ハアッ、ハアッ…。どうです?奈美さん、気持ちいいですか?」
「アッ…、フゥウ…ッ。そ、そんな…気持ち良い事なんて…、無いよ…。ヒィッ!」
奈美の反論を、軽く乳首を合わせることでキャロンが止めた。
「遠慮しないで下さい。ボクも奈美さんと触れてとっても気持ちいいんですよ。だから…、全てを忘れて気持ち良くなって下さい」
そう言って、少し強く奈美の乳首を弾いた。
「そ、そんな事…。ヒッ!ヒギィイイ――――ッ!!」
再びキャロンの乳首責めが始まった。
587 :
796:2006/07/17(月) 22:21:44 ID:VlHyBakn
「アヒッ!アハゥウウウッ…!気が、気が狂っちまう…。オッ、オホォオオオオ――――ッ!!」
牢獄に奈美の淫らな声が響き渡る。
巧みなテクニックで乳首を責められ、奈美はもう陥落寸前であった。
そして。
「ああ、奈美さんの快楽がボクにも伝わってくる!ボクも乳首でイっちゃいます!だから奈美さん、ボクと一緒にイきましょう!」
そう言って、キャロンは一際強く自分の乳首で奈美の乳首を弾いた。
ピ――ンッ…
「アッヒィイイイイ――――――!!!」
一際強烈な刺激に、奈美はあっけなく絶頂に達した。
と、同時に。
「ボクも…ボクもイきます――!アハッ、ファアアア――――ッ!!」
キャロンもまた、身体を仰け反らせながら極みに達していた。
ハアッ…、ハアッ…
絶頂に達し、力尽きた二人。キャロンは奈美に覆いかぶさるように倒れこんでいる。だが、今の奈美にはキャロンを押しのける力も気力も残ってはいなかった。
「うふふ、とっても良かったです奈美さん、ボクもとっても気持ち良かったですよ。貴女の温かい心がオッパイ越しに伝わってきて、ボクの心を満たしてくれました…。奈美さん、大好きです」
そう言って、キャロンは軽く奈美にキスをする。今の奈美に、それを押しのける力はもう残っていなかった。
588 :
796:2006/07/17(月) 22:22:55 ID:VlHyBakn
「ふふっ、イッたようね、奈美さん。キャロン、ご苦労様、次は私がやるわ」
ラルヴェナが頭越しに奈美を見つめる。
「分かったかしら?今の貴女は自分一人すら救えない無力な存在。奈美さん、これが逃れられない現実よ」
「違う、諦めなければいつか道は開けるんだ…!」
快楽に顔を惚けさせながらも、いまだその言葉には信念が満ち溢れていた。
「…そう、ならば今一度思い知らせてあげるわ。貴女の無力さを」
そう言って、ラルヴェナは奈美の顔の両脇に膝を進めた。そのまま、奈美の顔を跨ぐような格好になる。
(これが…、ラルヴェナさんの…)
奈美の眼前にラルヴェナの性器が大写しになる。綺羅の性奴隷となっている割に性器は綺麗に整っていた、鍛えられた肉体にふさわしく膣も引き締まっていて瑞々しささえ感じるくらいだ。
性奴隷となっても肉体の鍛錬は欠かしていなかったのだろうか?ラルヴェナ達の体つきを見て改めてそう思う奈美であった。
物思いにふける奈美。そんな彼女に、ラルヴェナの冷徹な声が掛かる。
「舐めなさい、奈美さん。貴女の舌で私のココを清めてもらうわ」
「…なっ!」
あまりにも屈辱的な要求に思わず声を上げる奈美。しかし、ラルヴェナはかまわずに続きを話す。
「聞こえなかったのかしら、貴女の舌で私の膣を舐めるのよ。言っておくけれど、これはお願いではないわ、命令よ」
ラルヴェナの冷たい声が牢獄に響く。捕らわれの捜査官は、今まさに屈辱の奉仕を迫られようとしていた。
589 :
796:2006/07/17(月) 22:25:18 ID:VlHyBakn
今回はここまでです。
今までのようにまとめて投下しようとすると時間がかかりすぎるので、小刻みに投下することにしました。
どうかよろしくお願いします。
>>589 3ヶ月おきくらいに見に来てますよ。GJです。
やっと続きが読めたぁー!!
>>589乙&GJです!!
どこまで拷問が続くのかとても楽しみです!
うわぁあぁぁぁあぁあぁあああああああ
続き楽しみぃぃぃいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいぃぃ
593 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 07:31:33 ID:AIXYHnC+
美坂栞、川名みさき、月島瑠璃子が見たいんだが・・・・
保守
保守
596 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/27(木) 21:43:30 ID:C22Ev3vd
水夏の白河さやかが見たい。心理描写が詳しい奴
雪降る町での出来事…
あの日から、私はおかしくなったのかもしれない…
私の名前は美坂栞。
家族といえる家族は、姉の香里ぐらいしかいない。
両親は、家出、交通事故。
私と姉は見捨てられたようなものなのだ。
だから、姉妹で家計をやりくりしなければならない、
私は妹として、姉に迷惑をかけまいと日頃より努力していたのだ。
数日前、道を歩いていて滑ってしまったところ、怪我をしてしまった。
そんなところを祐一さんに見られていて、祐一さんは私にこう言ったのだ。
「怪我してるから、家までつれていく」と。
早速祐一さんの家へ行き、祐一さんに私の怪我を見てもらった。
「大丈夫そうだ。絆創膏でもはっておくよ」
やさしい人だと思った。
いや、思っていた。
わざわざ何故私にここまで面倒を、とさえ思った。
でも、そんなことも、そこまでだった。
そろそろ帰ろうとした私。
「祐一さん、ありがとうございました。」
「では、また学校で…」
「待て。てめぇそのままで本当に帰っていいと思ってんのか?」
「えっ…」
私は後ろを振り向くと、そこにはものすごく怖い顔をした、
さきほどのやさしさはどこへ?と思うほど変わった祐一さんがいた。
「てめぇが今度は俺に恩返しするんだよ、わかるかぁ?」
「や、やめてください…!」
何かの冗談だ。夢だ。これは現実世界ではないのだ。起こりえない事。
とにかく考えても、それは目の前で起きてるのだと思えない。
「こっちにこいよ、オラァ」
「ひ、ひぃっ、やめて、ください。」
「わざわざうるせー女だな。殺すぞてめぇ。」
「うっ…ひどい、ひどすぎる、祐一さんはそんな人じゃ…!」
そして私は、地下室へと連れて行かれました。
そこは薄暗く、一般家庭のお風呂場ぐらいの広さで拘束されてしまいました。
祐一さんは、何かわからない布きれみたいなので、私の足を縛り、次に手首を縛り、
次に目隠しを。最後に私の秘部に太い物を入れられました。
私は声も出ません。何が起きるかわからない。どうすればいいか、何をしても無意味。
絶望の境地でした。
「さて、お前から聞きたい話があって、俺はここに連れてきたんだよ」
「な、なんのつもりですか…」
思うように声が出ず、多分聞こえてないであろう。
「今から質問することに正直に答えな。じゃないと…」
「っ!?」
突然秘部に入ってる物が振動し始めた。
「うそをつけば強くなる、正直に答えれば、弱くしてやる。」
「っ、ひどいっ、ですよ、祐一、さん…」
ここから魔の拷問生活が始まった…
とぅ びぃ こんてぃにゅー?
600 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 13:20:56 ID:0RlVnOLy
そろそろ浣腸拷問があってもいいんじゃないかなぁ?
601 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 15:32:49 ID:w1nFDruw
淫乱白河さやかが不良どもとやりまくってる方が好きなので、それが見たい。
積極的でも、仕方なくやってる場合でもいいが
保守妄想
金髪ポニーテールのお嬢様。賭けに負けて、気になる相手の性奴隷に。
相手はお嬢様に首輪をつけて、自分の腕に腕輪を巻いてそれを鎖で繋ぐ。
犬のように這い蹲らされて、ビニールプールで体を髪の毛から指の隙間まで満遍なく洗われる。
下手に粗相をすればお尻ペンペンで、良い子にしてれば頭なでなで。
首輪には、金属製のタグがついており、お嬢様のひらがな名と気になる相手の名前、
さらには手を出すなと言う事まで書いてある。
寝るときは腕と足をしっかり結びつかせて、お嬢様を抱き枕代わりにして寝る。
でも二人とも相手の吐息が気になって寝れない。駄目じゃん。
604 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/08(火) 01:04:51 ID:CTUj6XTV
だから、浣腸ものプリーズ
だから、レイプ&拷問ものプリーズ
奈美の続きマダー?
607 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 01:24:47 ID:5smremNy
なんか、賞取った小説で高校のときに学校で借りた本なんだが
主人公の初恋のお姉さん(赤い女)が特高に捕まり拷問を受けるシーンがあるんだが
ものすんごい興奮した記憶がある
たしか、梁から垂らした縄で両足を縛り逆さづりにして開脚させて、マ○コのところにお灸をセットして火をつける
熱いので女はもがくが、足が固定されているので上半身しか動かない
これを特高の刑事は「スルメ踊り」と呼んでいたような気がする
女はこれに堪えかね刑事が目を離した隙に飛び降り自殺をして死ぬ
608 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 13:32:21 ID:vU0OlBRo
それが戦時下クォリティ
>>607物凄く凹むなそれ…今の時代に感謝しなければな…。
どっかのスレで敵国のスパイくのいちを正座でバイブ責めでしてくれ的なレスがあったな。
正座で膝に重い石置いたまま中でバイブ動いてて責められてるイマジで脳内補完してるが。
脳に直接刺激を送る機械で発狂するまで絶頂とかおkなん? たまに心停止で殺しちゃったり。
611 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 01:07:45 ID:kRsIR6P2
>603
抜いてしまった…
SSキボ
今日突然、「強制アナリスクでキタコレ!!な状態にさせられる女の子」
という妄想が浮かび上がってきたんだが、どうだろうか?
「え、ちょっ、変な物入れな・・・キタコレ!」
614 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 14:42:33 ID:2H/PdUgG
アナリスクってなんですか
ヒント:アナル+フリスク
616 :
796:2006/08/21(月) 22:39:02 ID:/wC8HfZw
ここで流れをぶった切って続きを投下いたします。
「さあ、早くしなさい奈美さん、今度は貴女が私達に奉仕する番よ」
ラルヴェナが更に腰を下ろす。もはや彼女の膣と奈美の顔は目と鼻の先にあった。
「…!断る!あたしは貴女の部下じゃないんだ!」
必死に拒否の言葉を発する奈美。だが、ラルヴェナは相も変わらぬ冷たい声で奈美に話しかける。
「言ったでしょう、これは命令よ。もしどうしても嫌だと言うのなら…、もう貴女には分かるはず、代わりに洋子さんにやってもらうだけよ」
「くっ…」
人質の名前を出され、奈美は言葉に詰まる。
「今の貴女は絶対的な弱者。貴女に許されているのは唯一つ、私達に、綺羅様に絶対の服従を誓う事だけ。さあ、舐めなさい。これ以上拒むようなら洋子さんに私達の相手をしてもらう事になるわ」
その一言で奈美は観念した。
ペロリ
舌を出し、ラルヴェナの膣を軽く舐める。
「ハンンッ…!」
ラルヴェナが甘い声を出す。軽く膣を舐めただけで、彼女は感じているのだ。
「ンンッ、いいわ奈美さん。そのまま続けなさい」
奈美の顔に股間を押し付けてラルヴェナは更なる奉仕を要求する。
「ンンッ!ムグゥッ…!ンフッ、クチュッ…、クチュッ…、ピチュッ…」
言われるままにラルヴェナの膣を舐める奈美。すると、間もなくラルヴェナの膣から汁がトロトロと流れてきた。
「アフッ…、上手ね、奈美さん。…ンフゥッ…、奈美さん…、次は私のお汁を飲みなさい…。ハァンッ…!」
快楽に甘い声を出しながら、奈美に指示を出すラルヴェナ。言われるままに、奈美はラルヴェナの愛液を飲み始める。
「ンッ…、ンムゥウッ…。コクッ、コクッ…」
舌をラルヴェナの膣に絡ませながら、愛液を飲む奈美。
なぜか嫌悪感は湧かなかった。それどころか、先程ラルヴェナの唾液を飲み干した時のような陶酔感が自分を包んでいくのを奈美は感じていた。
(ああ、なんて温かいんだ。なぜ、あたしはこの人にこうされると気持ちよくなるんだろう…)
それはラルヴェナが持つある種の威圧感、綺羅の性奴隷に堕ちてもなお失われていない威厳がなせる業であった。
知らず知らずの内に、奈美はラルヴェナに支配される快楽に目覚めていたのであった。
奈美は完全に呑まれていた。今や、彼女の意思は完全にラルヴェナの掌に握られてしまっていたのである。
617 :
796:2006/08/21(月) 22:39:48 ID:/wC8HfZw
「フッ、ンフゥウ…。ピチュッ、ピチュッ…。ン、ンムフゥウン…」
甘い声を出しながらラルヴェナの膣を舐める奈美。
「ンンッ…、どう?奈美さん。貴女も私の膣を舐めて感じているでしょう?…隠さなくてもいいわ、貴女の膣から汁が出ているのが何よりの証拠なのだから」
「ンッ!ンンムゥ―――ッ!」
恥ずかしい事実を指摘され、思わず赤面する奈美であった。
「フフフッ、本当に可愛いわ、奈美さん。貴女の気持ちは良く分かるわ、なぜなら、私達も薬で快楽を目覚めさせているのだから」
「…!!」
ラルヴェナの告白に、思わず膣を舐める舌を止める奈美。しかし、そんな彼女にラルヴェナは容赦なく膣を奈美の口に押し付ける。
「ンムグゥウ…ッ!!」
「誰が止めて良いと言ったの?続けなさい」
「ンッ…、ムグッ…。ピチャッ…、クチュッ…、ンッ、ンムフゥウ…ッ」
その言葉に、奈美は再びラルヴェナの膣を舐める。
「ハァンッ…。いいわ、奈美さん…。ンッ…、話の続きを聞きたいようね。いいわ、教えてあげましょう」
己の膣を舐める奈美を見やりながら。ラルヴェナは話し始める。
「貴女も知っているように、私達は本来この組織を壊滅させるために乗り込んだのだけれど、作戦は失敗し私達は捕らわれの身となってしまった」
「フムッ…、チュクッ、チュクッ…」
「そして、私達は貴女と同じく拷問を受ける事になった。私達はひたすら耐えたわ、でも…、それには限界があった。そして、最後には責め苦に耐えられず、組織に屈してしまった…」
「ムフゥウウッ。ピチュッ、クチュッ…」
「本来なら、その時点で処刑されてもおかしくはなかった。でも、綺羅様は私達を殺しはしなかったわ。私達は性奴隷として生かされる事を許されたの」
奈美の愛撫に歓喜の汁を流しながら、ラルヴェナは話し続ける。
「私達は綺羅様の性奴隷となるためにあらゆる調教を施されたわ。そして、いつしか私達は組織の作る媚薬を与えられるようになった…。完全な性奴隷になる為に…」
618 :
796:2006/08/21(月) 22:40:40 ID:/wC8HfZw
「っ!!まさか、貴女達も無理やり媚薬を投与されたと言うのかっ!?」
ラルヴェナの言葉に思わず膣から口を離し、奈美が声を上げる。だが。
「フムグゥッ!!」
またしてもラルヴェナに膣を口に押し付けられ、声を封じられてしまった。
「残念だけどそうじゃないわ。私達は自らの意思で媚薬を得る事を望んだ…。全ては私達の意志、綺羅様はその願いを叶えてくださっただけよ…。そうですよね?谷岡様」
ラルヴェナが谷岡に問いかける。
「オーッホッホッホッ!残念だけどラルヴェナちゃんの言うとおりよぉ、奈美ちゃん。この子達ったらホントにがめついんだからぁ、新しいお薬が出来る度に自分達にクレクレってうるさいのよぉ」
(な、なんだと…!)
「開発中のお薬だからどんな副作用があるか分からない、まずは人体実験が必要だって言っても聞かないのよぉ。だったら自分達が実験体になるとか言って。ホント救いようの無い淫乱よねぇ。ま、こちらは貴重なデータを得られたから別にかまわないんだけどぉ」
(そ…そんな…)
どんな副作用があるか分からない媚薬の危険性などプロである彼女達には百も承知のはずである、それでもなお媚薬を欲しがるとは、もはや後戻りの出来ない程快楽に溺れてしまったと言う事に他ならない。
(そこまで、調教されてしまったと言うのか…!)
歯噛みをする思いでラルヴェナの膣に奉仕を続ける奈美、だが、彼女にはどうする事も出来ない。
「ふふっ、分かったかしら?私達は自らの意思で綺羅様の性の僕となる事を選んだ。そして、それを私達は誇りに思っているわ。私達はここで、真実の幸せを見つける事が出来たのよ」
そう言って、ラルヴェナは前かがみになって奈美の膣に自分の顔を近づける。
「貴女にも教えてあげましょう、性の僕となる事がいかに寒露である事かを。そして、綺羅様の奴隷となる事への喜びも貴女は知る事になるわ」
「ンッ、ムフゥッ…。クチュ、ピチュ…」
奉仕を続ける奈美にラルヴェナが宣告する。そして、ラルヴェナは奈美の膣に軽く舌を這わせるのであった…。
619 :
796:2006/08/21(月) 22:41:34 ID:/wC8HfZw
「フムッ!?ンフゥウウッ!」
ラルヴェナの膣を舐めていた奈美がくぐもった声を上げる。
ピチャッ…、クチュクチュッ…。
ラルヴェナが前かがみになって、奈美の膣を舐めていく。
「ンフッ…、フムゥウウ…」
快楽が体中を駆け巡る。流されそうになりながらも、奈美は本能的にラルヴェナへの奉仕を続けていた。
「アフッ…、いいわ奈美さん。フフッ、こんなにお汁を出して奈美さんも気持ちいいのね…、アハァッ!!」
「フムッ、ち、違う…。ピチャッ、ピチャッ…。あたしは、感じてなど…。ハォオウッ!!」
膣を舐めながら必死で反論しようとするが、快楽の渦に呑まれ、あっけなく抗議の声は歓声に変わる。
「ウフフ、誤魔化さなくてもいいわ。ピチュッ、クチュッ…。貴女の気持ちは私達が一番良く知っているのだから…。ハァンッ!!」
奈美の膣から出る愛液を舐めながらラルヴェナが答える。彼女の膣もまた大量の愛液が流れていた。
「私達もここに来る前に、大量の媚薬を摂取していたのよ…、フゥンッ。何故キャロンが乳首をあわせた程度で、しかも、クロス・マインドを投与された貴女と同時に絶頂に達したのか、不思議には思わなかったのかしら?」
「ンッ…、フゥウッ…」
「奈美さんに投与されたクロス・マインド程ではないけれど、私達も貴女と同じ媚薬漬けにされた身。今の貴女がどう思っているかは全てお見通しなのよ」
そう言って、ラルヴェナは奈美のクリトリスを甘く噛む。
「ンムッ!オモホォオオオ―――――ッ!!!」
股間から大量の愛液を出して奈美は歓喜の声を上げる。ラルヴェナの膣で口を塞がれている為、くぐもった声ではあるが。
そして、そのくぐもり声を出した反動で、ラルヴェナの膣に微妙な刺激が与えられた。
「ンフゥウウッ!!」
ラルヴェナの歓喜の声と共に、彼女の膣から愛液が溢れ出る。
「オボォッ!ンンムグッ…!コクッ…、コクッ…」
ラルヴェナの愛液を必死で飲み干す奈美。そんな彼女に、ラルヴェナは更に膣を押し付けてきた。
「フフフ、準備は整ったようね。さあ、連れて行ってあげるわ、奈美さん。二度と戻る事ができない歓喜の世界へ、ね」
ラルヴェナの言葉を、奈美は絶望の思いで聞く。今の奈美には、唯それだけしか出来なかった。
620 :
796:2006/08/21(月) 22:42:30 ID:/wC8HfZw
「ピチャッ…、クチュッ…。ンッ!ンムフゥウッ…!」
「ハァアッ…、いいわ奈美さん…。ンッ!ピチュックチュクチュッ…」
互いの膣を舐めあいながら、喚声を上げる奈美とラルヴェナ。膣から沸き起こる快楽に押されるように、ひたすら互いの膣を舐め、愛液をすする。
(ああ、なんて気持ちいいんだ…。辛い事も、苦しい事も、何もかも忘れちまいそうだ…)
惚けた頭で思う。まるで雛が餌をねだるように、奈美はラルヴェナの膣を舐める。
奉仕の見返りは、膣からの快楽。
「クスッ、すっかり貴女も快楽の虜になったようね。そうよ、私に奉仕する事で貴女は快楽を得る事が出来る。そして、二人で共に上り詰めるのよ、至福の世界へ、苦しみも悲しみも無い世界へと、ね」
(ああ…、そうか、これを続ければあたしは苦しみから解放されるんだ…)
「ン…、ムフゥッ…。クチュッ、ペチャッ…。ンッ!ンフムゥウッ!」
快楽を得たい、その一心で奈美は奉仕を続ける。他の事はもう何も考えられなかった。
「フフフ、いい感じになってきたわ。さあ、綺羅様に、そして、洋子さんに見てもらいなさい。快楽に溺れた貴女の姿を」
―洋子さん―
ラルヴェナの言葉の中に、守るべき人の名前が出る。その名を聞いた瞬間、奈美の頭に理性が蘇った。
(そうだ、この身はもう自分だけの物じゃなかったんだ。洋子さんを、皆を救うまで、あたしは快楽なんかに負ける訳にはいかないんだ!)
「ンッ!フムゥウウウッ!ピチュッ、クチュッ…!」
ラルヴェナの膣に奉仕を続ける奈美。しかし、最早それは快楽を得たいが為ではなく、あくまで皆を、洋子を助ける為に屈辱の思いを堪え、奉仕を続けているのだ。
「…どうやら夢の世界から覚めてしまったようね。でも、もう手遅れよ。貴女はこのまま私と共に果てるしかないわ。運命は変えることは出来ないのよ」
奈美の心境の変化を瞬時に察するラルヴェナ。顔を直に見ている訳でもないのに奈美の心を読み取るこの洞察力は尋常ではない。
(やはり…、この人は凄過ぎる。あたしなんかじゃとても敵う相手じゃない…。でもっ!)
ラルヴェナの圧倒的な能力を改めて知る奈美、それでも、彼女は抗う事をやめはしない。
(あたしは最後まで戦う。たとえ、万に一つの勝ち目がなくても)
だが、そんな奈美の決意を嘲笑うかのように、ラルヴェナが奈美の膣の奥に舌を挿し入れる。
「アッヒィイイ――――ッ!!!!」
「無駄よ、いくら貴女が抗おうと決意しても貴女の身体がそれを許さないわ。さあ、おいきなさい。二度と戻る事の無い、白い快楽の世界へ」
奈美の思いなど、ラルヴェナにはお見通しだった。快楽の園へ引きずり込むために、ラルヴェナは更なる責めを開始するのであった。
621 :
796:2006/08/21(月) 22:43:35 ID:/wC8HfZw
「ンブゥ!オフォオオッ!」
くぐもった声で奈美が呻く。
「ンフッ…、ペチャッ…、ペチャッ…」
ラルヴェナが奈美の膣を執拗に舐め上げる。ビクビクと身体を痙攣させる奈美は、ラルヴェナの愛撫に懸命に身体をくねらせて耐えようとしている。
だが、それは所詮儚い抵抗であった。
(ああ、ダメだ。何とかしなくちゃ…、もう耐えられない…)
快楽に侵されているのを誤魔化すかのように、奈美はラルヴェナの膣を舐め返す。
「ハァンッ!いいわ奈美さん、その調子よ…。フゥンッ!」
ラルヴェナも奈美の愛撫に甘い声を上げる。
(よし、このまま続ければあたしがイク前にラルヴェナさんをイカせられるかもしれない)
ラルヴェナの反応にいちるの望みを見出した奈美は、懸命に舌を動かす。
だが。
「ウフフ、頑張っているわね奈美さん。でも、残念だけど私が貴女より先にイク事はありえないわ」
「!!」
「貴女の考えなどとうにお見通しよ。でも、貴女の努力は無駄な足掻き。私がイクのは貴女と同時なのだから。もう、これは貴女にはどうする事も出来ない事なの」
そう言って、ラルヴェナは舌で奈美の膣を一際深くえぐった。
「アッヒィイイイ―――――――ッ!!!」
たまらず奈美は喚声を上げてしまう。
「そうよ、奈美さん!貴女は私の手で無様にイクの!守るべき洋子さんの目の前で私と共に絶頂の痴態を晒すのよ!」
そう言って、更に奈美の顔に自分の膣を押し付ける。
「ンムゥ!グブブブ――――ッ!!」
奈美の必死な叫びも、もはや無駄な足掻きに過ぎない。
「ああっ!イクわ!奈美さんと一緒にイク!アアッ!!ファアアア――――ッ!!」
絶頂の瞬間、ラルヴェナは奈美のクリトリスを歯で軽く弾いた。
「ンッ!ングゥウウウウ――――ッ!!」
その瞬間、奈美も遂に絶頂に達してしまった。
ドプッ、ドププッ…
二人の膣からは絶頂に達した証である愛液がとめどなく流れていく。
(ああ、あたし、またイカされてしまった。洋子さんの前で、イカされちまった…)
霞がかった状態の頭で屈辱の思いをかみ締める。
奈美は敗れたのだ。必死の足掻きも、結局はラルヴェナの掌の上で踊らされていたに過ぎなかった。
拭い切れない実力の差、残酷な事実が奈美の心を暗い闇に突き落とすのであった。
622 :
796:2006/08/21(月) 22:49:37 ID:/wC8HfZw
今回はここまでです。
しかし、我ながらだらだらと続いてますね。
とうの前からラストまでストーリーは考えてあるんですが、なかなかそこまでたどり着けないですね。
もちろん、最後まで書くつもりですが。女スパイ物も書きたくなってきたりしてます。
って、ストーリーの流れは奈美と殆ど同じなんですが…。
雑文すいません。それでは失礼します。
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふあ!
待ってましたああ!!GJGJGJGGJGJGJGJGJ・・・
625 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 00:50:15 ID:q7sz6vJo
>>796 くだらないもの投下して荒らさないでください、お願いします。
>>625 下らないレスして荒らさないで下さい。お願いします。
保守
女郎蜘蛛の北畠蝶子で誰か書いてくれ
796氏のまとめサイトが必要になりそうですね
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 00:44:11 ID:beBJY0W2
ひとまず書いてみた。山無し意味無しオチなし注意。
俺の名前は黒金 刃(くろかね やいば)。親の金とバイト代をひっくるめて勉強中の大学生。
親父が巨大ホームセンターの社長をやっており、そのつてを使ってバイトをやっている。
かなりきつい仕事だが、金はかなり入ってるし、使い道は結構ある。
家がバイト先の近くにあるので、緊急の時手伝わされたりするが、その分給料は良い。
その日は家に帰るとドアの前に一人、誰かが立っていた。
「おい、リリィ」
俺はそう声をかけて、その女性の前に立つ。リリィ=E=スターブレイカー。
スターブレイカー財閥の娘で、かなりの強気女性。金髪をポニーテールに纏め上げ少し吊り目気味の瞳が生意気そうにこちらを見ながら、
白いTシャツと赤いスカートが雨に濡れて体のラインをかもし出している。
ちなみによく、俺の家に来る。理由は大体わかってるが………。
「遅かったじゃない」
冷たい声でそう返されて、俺は頭を抱える。
「一体何しに来たんだよ。」
「家出してきた、しばらく同棲させて」
「………は?」
まるで怒ったかのようにそう言うと、俺の胸ポケットから電話兼家の電子キーを引っこ抜くとそのまま俺の家のドアを空ける。
有無を言わさない行動に呆れながらも、仕方なく家の中に入いった。
知らない仲でもないし、どうやら理由があるらしいからな。
「なんでまた家出なんかしたんだ?」
「家に帰ってもつまらないし。どーせ、私がいなくたって警備システムは全自動だし」
こいつの家はかなりの資産家で、家の警備を完全自動化しており、家にずっと篭ってても生活できるはずだ。
「はあ、で、俺の家に泊まりたいってわけか?」
「まあそう言う事ね。こんな美人と一緒の家に住めるんだからありがたいと思いなさい」
そう、得意げそうに言う。確かにこいつは美人だ。だが、はっきり言って俺はとても幸せとは思えない。
「美人と一緒に住めたら幸せ?馬鹿馬鹿しいな」
「なんですって!」
「お前は美人だけどよ、宝物が目の前にあって全然取れないなんて不幸にもほどがある。
俺って変人だからさ。美人を雌奴隷にして、好きなだけ弄りたいんだ」
そう言ってへらへらと笑う。おーおー、顔を真っ赤にしてやがる。まあ、俺のひそかな趣味だからな。
「なっ!あっあんたって人は!!」
俺はケラケラと笑いながらその様子を面白おかしく見る。
「襲われても良いのか?お前の体を縛り上げて、髪の毛から足の指先まで俺の好みに仕上げられて、
食卓でおいしく頂かれるフルコース味あわせたって良いんだぜ」
「ふっふざけないでよ!私そんなの興味まったく無いんだから!大体そんなの誰がするって言うのよ!」
首をぷいって横に振り向いて、顔を背ける。ふふふ良いことを思いついた。
「お前にして欲しいんだけどな」
「んなっ!絶対しないわよ!私そんなの大嫌いだから!」
「だったらさあ、こうしないか?なんか勝負してお前が勝ったらお前はこの家で普通に暮らす。俺は手出さない
だけど、俺が勝ったら、お前は1ヶ月間俺の雌奴隷。それで良いだろ?」
「何よその賭け。あんたふざけてるの?」
俺はスパゲティを食べながら「本気だよ」と答える。
「それが嫌なら自分の家に帰った方が良いぜ。お前だって目が覚めたら雌奴隷になっていたなんて嫌だろ?」
ここまで言えば流石に帰るだろう。
「良いわよ、勝負しようじゃない」
「ぶっ!」
「どうせ家に帰ったって何かすることあるわけじゃないし。それに私があんたに負けるわけないじゃない」
「むーむー」
暗い地下室の奥、彼女のむせび泣く声が響く。勝敗は結果が全てだ。敗者は勝者の糧となる。
達成感と充実感に身を潜めながら棒状の口枷を噛まされ、エナメルの皮服を着せられた彼女が美しかった。
口からの涎が皮服を濡らし、その様子が俺を更に興奮させる。
汗もダラダラと流れ出て、顔は真っ赤に染まり、彼女の瞳から涙が流れ出る。
「しょっぱい」
そう言って、俺は彼女の目の辺りを舐める。
そのまま、お尻を突き上げるように地面に這わせて俺の膝に腹を乗せる。
「やっぱりお前美人だよ、このお尻とか背中のラインとか。」
ぐりぐりとお尻を触りながら俺は彼女の様子を見る。
はあはあと息も絶え絶えになっている。
「お風呂、入る?」
どろどろの欲望を抑えて、口枷を外し手から質問する。
「入れてよぉ」
その言葉にちょっと軽くお尻を叩く。
「ひゃっ」
「『私をお風呂に入れてください、ご主人様』だろ?」
にやけた顔つきでそう言って腕を振り上げる。
「何でそんなこと……」
小気味よい音を立てて俺の手が彼女のお尻に落とされた。
「んっ!」
「駄目だよ、雌奴隷がごしゅじんさまに逆らったら」
「…はい……『私を……お風呂に入れてください……ごしゅじんさま』」
最後が気に入らなかったがまあ良い。これからゆっくり教えてやる。
「だっ駄目っひょこはだめぇ!」
彼女の叫びが風呂場に響く。
「おいおい、いつご主人様に逆らって良いと言ったんだ?」
彼女の体はもう泡だらけ。当然俺が洗ったからだ。
髪の毛の先から足の裏まで全身を洗われて彼女も感じてるのだろう。
「どうやら、しつけの悪い雌奴隷には罰を与えないといけないな」
そう言って俺は彼女を仰向けにすると、シャワーを全開にして泡を落とし始める。
「じゃあ、このもじゃもじゃを罰として無くしちゃおうか」
股間に生えている金色の茂みを掴みながら、俺は髭剃りを取り出した。
たった一晩で色々されたリリィは、疲れきった表情で歩いている。
「寝るぞ。お前は俺の抱き枕になれ」
そう言って、俺は彼女の両手両足を縛り付けると、そのままベッドに放り込む。
もはや文句を言う体力も無くなっている彼女に俺は抱きつくと、そのまま明日の事を考えながら、
漆黒のまどろみに落ちてい………けなかった。
彼女の温もりが、匂いが俺の体をくすぐり、吐息と寝顔が俺の心を縛り上げる。
だっ駄目だ。眠れそうに無い………。
そんな馬鹿な少年のお話。
〜完〜
エッセンスはぎゅっと濃縮されてるのに短いのが残念。
でもGJ!
ほしゅ
637 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:03:38 ID:Pwon054u
保守
638 :
796:2006/09/19(火) 22:50:58 ID:9Bt2i+iq
続きを投下いたします。
「どう?奈美さん、まだ私達と共に快楽の僕となる気は無いかしら?」
後ろ手に縛られ、仰向けに倒されている奈美に向かってラルヴェナが問いかける。
「ううっ…、貴女は分かっているはずだよ。この程度であたしが屈する訳が無いって事を…」
ラルヴェナの顔を見据えながら答える奈美。その瞳は、いまだ輝きを失ってはいない。
奈美の瞳を見据え、ラルヴェナはフッと笑う。
「さすがね、貴女の強さは私達が思っていた以上だわ…。でも、まだ終わりではないのよ。……渚!次は貴女の番よ」
ラルヴェナの言葉に、後ろにいた渚がゆっくりと奈美に近づいてくる。
そのまま、ラルヴェナと入れ替わるように奈美の眼前に迫ってきた。
「うふふ、ようやく奈美さんと一緒になれるね。今度は私が奈美さんを気持ちよくしてあげるからね」
どことなく優しい笑みを浮かべながら渚が言う。
「渚さん…。貴女達は、もう元に戻る事は出来ないのかい?」
一縷の望みを託しながら奈美が問う。
「えっ?戻る…?…ああ、そう言う事ね…」
一瞬、ひとりごちてから渚は奈美に答える。
「悪いけど、もう私達は戻る事は出来ないの。いや、戻る気も無いわ。私達は、綺羅様から快楽を享受するすばらしさを教えていただいた。もう、私達は快楽なしには生きられないのよ」
「そんな…事無い」
「貴女にも分かっているはずよ、快楽を与えられる事がいかに寒露ですばらしい事か。私達がそれを享受する事を拒む権利は誰にもないわ」
「お願いだ、正気に戻ってくれ」
奈美の願いも渚には届かない。
「大丈夫、奈美さんもすぐに分かってくれるわ。心配しないで、すぐに私が奈美さんの苦しみを取り除いてあげるからね」
そう言うや、渚は半身を起こして奈美に跨る格好になる。
新たな責めが始まろうとしていた。
639 :
796:2006/09/19(火) 22:51:56 ID:9Bt2i+iq
「うふふ、ようやく奈美さんと一つになれるね」
奈美を見下ろしながら渚が言う。
「うう…」
なんとか渚を振り払おうと奈美は緩慢に身体をもがかせるが、その程度でどうにかなる相手ではない。
「じゃあ奈美さん、始めるね。女の子同士でしか味わえない快楽を教えてあげる」
そう言って、渚は少し身体を後ろにずらす。
そして、渚は自分の股間を奈美の股間の上に合わせた。
「ああ…」
「いくよ、奈美さん」
グニュ。
奈美の膣と渚の膣が擦り合わされる。
「ウァアア――――――ッ!!」
敏感になっている部分を刺激され、たまらず奈美は悲鳴を上げる。
「どう、奈美さん?膣同士を擦り合わせるのも気持ちいいでしょ?これはね、『貝合わせ』って言うの。女の子同士の陰唇を擦り合わせてお互いに気持ちよくなる素晴しい『技』なのよ」
自分も感じているのだろう、呼吸を荒くして渚が解説する。
チュッ、チュクッ
陰部が擦りあわされる度に二人の膣から愛液が漏れ出し、淫靡な音を響かせる。
「ハオォッ!いいよ奈美さん!奈美さんのオ○ンコとっても気持ちいい!オホォオオ!」
「ハァウッ!や、止めて…。渚さん、もう止めるんだ…!ヒッ!アッヒィイイイ――!!」
奈美の訴えを妖艶な笑みで返す渚。そして。
トンッ!
渚は自分のクリトリスを奈美のクリトリスに擦り付ける。
「なっ!ヒッ!イッギィイイイ――――ッ!!」
「いい!奈美さんすごくいいよ!ハウッ!フホォオオオオ――――ッ!」
強烈なオルガスムスが二人を襲う。二人の意思は一つとなり、共に絶頂へと果てたのであった。
640 :
796:2006/09/19(火) 22:52:50 ID:9Bt2i+iq
「うふふ、奈美さん。お楽しみはこれからよ」
太ももを交差させ、濡れそぼった自分の膣を奈美の膣に押し付けながら渚が言う。
「くぅっ…。あたしは、何も楽しくなんか無い…!」
淫気を抑えながら懸命に奈美が反論する。
「嘘。だって奈美さんの顔、ほんのり赤くなっているもの。ふふ、本当に奈美さんは強情なんだね」
自身も顔を赤らめながら渚が言う。言うまでもなく、その赤さは快楽によってもたらされたものだ。
「違う…、あたしは本当に感じてなんかいないんだ…」
誰が見てもつい先程絶頂に達していたのに、奈美はまだ虚勢を張り続ける。
「ふぅん、あれで奈美さんは何も感じていなかったんだ…。じゃあ、もっと気持ちよくしてあげないとね」
奈美の虚勢は渚の攻撃欲を刺激しただけであった。渚は自らのクリトリスを再び奈美のクリトリスとつつき合わせる。
トトトンッ!
「ハォオォオオオ―――――ッ!!!」
奈美の口からまたしても嬌声が漏れる。
「どう?奈美さん。これでもまだ感じていないって言えるの!?」
腰を振り、奈美のクリトリスを刺激しながら渚が問う。
「ヒッ!ヒィ!あ、あたしは感じてなんかいない…!ヒャオウッ!気持ちよくなんかないんだ…っ!グッ!ヒィイイイ―――――ッ!!!!!」
トトトトトッ!!
奈美の返事に渚は更にクリトリスを突き、再び奈美は膣から愛液を出しながら絶頂に達する。
「ああ、可愛いよ奈美さん!必死に抵抗しながらイッちゃうなんて、可愛すぎて私もう我慢できない!」
そう言うや渚は奈美の腰から離れ、自分の顔を奈美の膣に近づける。そして―
カリッ!
渚が奈美のクリトリスを甘く噛んだ。
「イッギィイイ―――ッ!!!イク―――ッ!イクイクイクゥウウ―――――ッ!!!」
すさまじいまでのオルガスムスに、捕らわれの捜査官の意識は白濁の中へと落ちていったのであった…。
641 :
796:2006/09/19(火) 22:56:42 ID:9Bt2i+iq
今回はここまでです。
ってか、たったこれだけ書くのにどの位時間かけてるんだ俺…orz
それでは、失礼します。
キテタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!
クリ責め最高うぃぃぃ!
翡翠を守るために拷問される琥珀が見たい
645 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 08:45:49 ID:lbTxgG2u
「ムグッ!フムゥ…んっ!ムゥゥゥゥゥ!!!」
「どうかしら新作の出来は?」
「いい具合に出来上がってます。これなら今度のプレゼンにも間に合いますね!主任!」
「そうね。」
ある実験室での二人の会話
一人は幼さ残るショートヘアーの女の子、もう一人、主任と呼ばれた美しいブロンドヘアーの女性がいる。
実験とは女を性の虜にするための道具の開発。それの実験である。
多分いつも通りの会話なのだろう。二人は目の前の異様な光景には目もくれず坦々と打ち合わせをしている。
「ムゥッ!ンッ!んっ――――――」
ガラス越しにいる女性は手足を十字に張付けにされ口にはギャグボールを加えさせられ乳首とクリトリスに電極プラグのようなものがついて苦しそうに悶えている。
「ほらあと少しでイキそうですよ!あっもうイク!ほらイッたー♪」
「全く貴方はいつも楽しそうね。」
「エヘヘ!だってあんなかわいい子がヨダレ垂らしてよがりまくってるんですよ!楽しくないわけないじゃないですか!」
「全く困った性癖ね。ま、いいわ。じゃあとのことはよろしくね。私は今から会議に行かなくちゃならないから。」
「ハーイ!分かりましたー!
あっ!そういえば実験が終わったこの子もう要らないですよね?私がプライベート実験してもいいですか?」
「好きになさい。でも殺しちゃだめよ。死体集棺所ももういっぱいいっぱいなんだから。」
「わかってますよぅ!私だって人並みの良識はあるんですからっ!」
「人並みね…まっいいわ。じゃ私は行くから。」
「行ってらっしゃいませ〜」
ピッ
プルルルルル!
「はい、死体集棺所ですが。」
「あっ、私だけど…悪いんだけど人一人分のスペースを開けといてくれるかしら?」
「またですか?もういい加減にしてくださいよ。」
「ごめんね。貴方のこと今度関主任にいいように言っとくからさ。
うん…それじゃ頼んだわよ。」
ピッ
「はぁ〜これで十七人目ね。全くあの子は開発するのは天才的なのに、自分のことになるとすぐに歯止めが聞かなくなっちゃうんだから…
まぁこれも宿命と思って諦めるか…」
646 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 09:31:32 ID:lbTxgG2u
「さぁて主任のことだからもう手回ししてくれてる筈だし思う存分やっちゃお♪」
そういうと実験場のある階段を降りて行く。
「んっ、ふぅ、んんっ」
「ふふっ、随分と苦しそうねー♪今これ取ってあげるから!」
そういうと女からギャグボールを取りあげると同時に大量の唾液が滴り落ちる。
「あはっ!かわいいー!すごく息苦しかったんじゃない?でももう大丈夫だよ。私はギャグボールなんて使わないから!」
そういうと女に付いていた電極プラグを取り外した。
「あっ!実験が終わったわけじゃないよ。今からまた違う実験をするんだから!私の個人的な趣味だけどね!」すると持ってたカバンからなにか異様な道具を様々取り出した。
「お、お願い助けて…」
「ダーメ! これから私が楽しむ時間なんだから!いつも私が勧めるものは会議に通らなくてイライラしてるんだから。あなたで思う存分実験していっぱいデータ取らしてもらうからね!」
そういうと道具の中から一つ手にとり女のアナルにねじ込んでいく。
「いやぁ!アッ!はんっ………くぅ…」
女は動けないながらも手足をばたつかせ抵抗していく。
「ふふふっ!このアナルバールはねいろんな機能が付いてるんだよ!例えば…」
手元にあるスイッチを入れると手に持ってるアナルバールが激しく振動しだした。
ヴィィィィィィィィィィン!!!
「あぁぁぁぁぁっっ!!!あんっ!いやぁ!やめてっ!」
「ふふっ。まだ弱だよこれくらいで根を上げてどうすんの?」
手元にあるスイッチを動かし震動を強くしていく
「あはっ!!!!!やっ!はんッ…くぅぅ」「んふふ。いい感じですね。」
そういうとアナルバールを固定してつぎの道具を出し始めた。
「次はそのタワワなおっぱいをいじめてあげる♪」
「やっ!それよりもはやくとめてぇぇぇぇ!!!」
「あららもういっちゃったの?しょうがないなぁ…」
しぶしぶアナルバールのスイッチを切る。
「あっ!はぁ…はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
「ほらほら休んでないで次いくよ!」
647 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 10:24:38 ID:lbTxgG2u
「ふふふ!それにしてもキレイなおっぱいね…ちょっと味見しちゃお!」
女の胸をゆっくり揉み出し舌を使って愛撫しだした。
クチュ。ジュルジュル。チュ。
「んっ!」
ビクビク
「感じてるね…かわい!」
クチュ!レロレロレロ!
今度は激しく愛撫する。
「はぁん!!!やぁ ぁ…」
「そろそろかな…」
すると道具の中から一本の注射器を取り出した。
「これはね、母乳の出る薬と私特製の超劇薬の媚薬が混ざってる薬なの。これを打てば母乳がでるたび気が狂いそうなほどの快楽が押し寄せてくるのよ。」
一通り説明するとさっきの愛撫でビンビンに立ってる乳首に注射し始めた。
「ああんっ!ダメッ!やめて!」
有無をいわさず反対側にも注射する。
「はぁっ!!!」
「ふふっ!気分はどう?」
後ろに周り両胸を鷲頭かみにして揉みしだいてゆく。はち切れんばかりのタワワな胸はその小さな手から肉をはみ出し元の形を変えられ円を描くように弄ばれる。
ドヒュ!
「あぁん!」
「出た出た!それ!もっと出して!」
そういい今まで以上に強引に胸を揉みしだいてゆく。
ドピュ!
ドピュ!
母乳がでるたび女には常識を遥かに超えた快楽が襲って来る。
一回搾りだすことに初めて潮を噴いた時を思い出すくらいの快楽だ。
「こ、こんなの耐えられないよ………はぁん!」
何回か搾り出した所て手を休めた。
「はぁ…はぁ…」
「次はこれで搾り出すから。今まで以上にいっきに止めどなくでてくるよ。」
手に持ってるのは瓶状の形をした大がかりな搾乳機である。
「まさかこれで…」
「そうだよ!しかもこれは私が開発した特別版だから普通とは馬力がちがうからね!
さらに一番の特徴は中から外に出っ張ってる細長い針!これを乳首に差し込んで乳道を広げて快楽度アップ!」
こんなもので吸い取られたら自分はイキ狂ってしまうと思い自然と身体が震え出した。
「それじゃ準備するね!」
合図と同時に女の乳首に針が差し込んまれ、機械をそうちゃくされる。
「ひぎぃ!んくっ…ゃ、はぁ…」
かなりの激痛が走ったがそれ以上に快楽が襲ってくる。
「じゃあスイッチ入れるねー多分貴方死んじゃうから最後に言いたいことあったら聞いとくよ。」
「あっ…っ…ッ」
「あーあ最後がそれかぁ…じゃあね。バイバーイ!」
ガチャ
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
いま写生しました。
これからも200回くらいヌきます。
ありがとうございました。
すばらしい
続きはありませんか?
650 :
hiro:2006/10/08(日) 21:39:11 ID:Hc2XD96j
尻タブのでるような超短いホットパンツに
膝小僧までのハイソックスを履いたまま
革の拘束台に仰向けにされ、革ベルトと鎖で
拘束されてしまう。ホットパンツの前は
鋏で切り裂かれ、大きく硬くなったペニスを
引き出されてしまう。ペニスの根元を内鋲のついた
革ベルトで締め付けられ、鎖で天井の滑車に
引っ張られる。逃げられないようにと鋭いアイスピックの
ようなもので、ハイソックスの上から膝の腱をグサッと
突き刺され、動かない体をそらして悶える。
さらに、その傷口や太腿に蝋をたっぷり
垂らされ、ハイソックスの上から突き刺さったアイスピック
の金属の部分にはだかの電線をまき付けられる。
ペニスの先端、尿道にもコードつきの
金属棒を無理やり押し込まれ、膝とペニスに
電流が断続的に流される。
悶えながら、大量のねっとりした白濁液を
放出してしまう。
こんな拷問を受けてみたい。
気長に待ちマス保守。
652 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 12:28:55 ID:oNpppET7
保守
653 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:36:01 ID:s2XSQyE0
つーか796さんの作品はいつ終わるの?
もうとっくに飽きてるんだけど
同意
自分でサイト作ってそこでオナ作品公開しとけよ
653 :名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 03:36:01 ID:s2XSQyE0
つーか796さんの作品はいつ終わるの?
もうとっくに飽きてるんだけど
654 :名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 10:55:54 ID:pBhDh+ri
同意
自分でサイト作ってそこでオナ作品公開しとけよ
人の作品には文句つけるくせに自分では何もしないエロパロ板名物のクズが
このスレにも…w
「じゃあ自分で書け」と突っ込まれるとダンマリ決め込むしかできないカスっぷりw
さらに叩かれると「作者乙」だの「釣れた」だの言い出すワンパタースぶりは哀れみすら
誘うwwww
自分では「スレ活性化のために自分が悪役になってる」とか脳内保管しているから
非常に粘着質で醜いのも特徴的wwwwwww
(・ω・ )
。・・゚・。。・゚・・゚・。=――q~)、 / .i ) ̄ヽ
。・゚・・゚・;・゚・・゚・。 \ ` |_/ /|.除|
。・゚・・゚・゚・。・゚・・゚.・。 `ー_( __ノ |草|
。・゚・・゚・。゚・゚・・゚・。 ( `( 、ノ剤|
"..;.;"..;.;". ;.;"..;wwwwwwwwwwww_ノ`i__ノ  ̄
658 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 20:24:04 ID:Rd8isOx2
>>657 反応したら荒らしと同レベルだっての…
大人しく投下待ちするかネタでもふろうぜ
くだらん煽りにw振り撒いて粘着に噛みついてる
>>655が一番見苦しい
なんでそんなに必死なんだか
662 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:01:33 ID:PWzEonlQ
反応した方が悪いだの、粘着質だの言い出す奴は
だいたい叩かれてる奴の自演だってばっちゃが言ってた。
663 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 15:56:37 ID:zHskEYT+
>>660 コピペに粘着マジレスしているお前も十分見苦しい
ここは自演がバレバレのインターネッツですね
796さんマダー?
665 :名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 23:57:58 ID:WRkVUosZ
>>662-663 いちばん見苦しいのは上げて駄レスつけてるお前等
見苦しい上に粘着質できもい駄レスのお手本だな
668 :
796:2006/11/09(木) 23:20:15 ID:MftkCjFt
何か変な流れになっているけどかまわず投下。
今回は少し長いです。
あれからどの位の時間が経ったのだろう?
渚の責めで気絶した奈美を3人の性奴隷達は容赦なく責め立てた。
何度も何度も絶頂に上り詰められる奈美。常人ならとうに発狂するような快楽責めを、奈美は必死に耐えていた。
そして、今の3人の手によって奈美は快楽の渦に飲み込まれようとしていた。
「ふうっ…、ふぅうっ…。もう、もう止めてくれ…」
奈美の哀訴が牢獄に弱々しく響き渡る。
「ならば誓いなさい、『私は偉大なる綺羅様のメス奴隷です』と。誓うならばこの責めを止めてあげるわ」
ラルヴェナの言葉に奈美は頭を弱々しく振る。
「い…、嫌だ…。あたしは、綺羅なんかには屈しない…。アギッ!ヒィイイ――――ッ!!」
返答の終わりで、奈美は嬌声を上げる、キャロンが奈美のクリトリスを摘んだのだ。
「駄目ですよ、奈美さん。もう、やせ我慢は終わりにしましょう。ボク達もこれ以上奈美さんが苦しむ姿は見たくないんです」
一瞬、本当に哀しそうな表情を浮かべてキャロンが言った。
「だ、駄目だよ…、キャロンさん…。いくら苦しくてもあたしはここで負けるわけにはいかないんだよ…。ホオッ!フホォオオ――――ッ!!」
今度は渚が奈美の乳首を摘む。
「何故?何故なの奈美さん。素直に綺羅様に許しを請えば、楽になるんだよ。貴女も、もう嫌な思いをしなくてもすむんだよ?」
「渚さん…、それは違うよ…。あたしが本当に嫌な事は、皆が辛い思いをする事なんだ。クロス・マインドも罪の無い人達を無理やり誘拐する事も、許してはいけないんだ」
「…」
「あたしは、皆の苦しむ姿を見たくは無いだけ…。あたしが抗っているのもあたしの為だ、嫌な思いをしたくないから耐えているんだよ。だから…あたしの為にもここで終わる事は出来ないんだ…!」
奈美の言葉に、3人は一斉に性器を責め立てる事で答えた。
キャロンはクリトリスを、渚は両乳首を、そしてラルヴェナは奈美に甘い口付けをする。
「フグッ!ンムフゥウウウ――――ッ!!」
封じられた口から甘い声を出す奈美。身体中に抗いきれない快楽の電流が駆け巡る。
「さあ、奈美さん、これが最後よ。私達に屈服し、綺羅様に忠誠を誓うのよ…!」
口を離したラルヴェナが強い口調で告げる。それに対する奈美の返事は明瞭だった。
「…断る!」
クリッ!
キャロンと渚が同時に奈美の急所を摘み上げる。
「イギッヒィイイイ――――――ッ!!!!」
股間から大量の潮を噴出し。奈美はまたしても快楽の白い渦に飲み込まれるのであった。
669 :
796:2006/11/09(木) 23:21:00 ID:MftkCjFt
ハァッ、ハァッ…
絶頂に達した奈美が荒い息をつく。
奈美の身体をラルヴェナ達が弄ぶ。
そして、奈美に愛撫を繰り返しながらも、3人の性奴隷は奈美の顔を隠すように彼女の顔をじっと見つめていた。
「ああ…」
3人の愛撫に弱々しい声を上げる奈美は、焦点の定まらない目で3人を見つめる。おそらくはっきりと物は見えてはいまい。
しかし、その瞳の奥の輝きだけは未だ死んではいない。
その輝きはいくら快楽の波に飲まれようとも失われることは無い。
それは、奈美が未だ心では屈していないことを示していた。
「…」
やがて、やおらにラルヴェナが奈美の耳元で囁く。
「奈美さん」
その一言で奈美はハッと我に帰る。
それは明らかに今までとは口調が違っていたのだ。
快楽に溺れたメス奴隷ではなく、凛とした強い意志を秘めた声。
「えっ?」
思わず声を上げた奈美に、ラルヴェナは静かに、と小さな、だがはっきりとした声で言った。
思わずラルヴェナの顔を見やる奈美。
そこには、己の意思を持った戦士の顔があった。
奈美は顔を巡らせ、残りの二人の顔を見る。
やはり、そこには同じく強い意志が秘められていた顔があった。
「奈美さん、今までのことは申し訳なく思っているわ。でも、お願い、少しでいいから私達の話を聞いて欲しいの」
ラルヴェナが囁く。もはや、奈美の意識ははっきりと覚醒していた。3人は気休め程度に奈美の身体をいじくっているが、それが今までと違い本気でない事ははっきりと感じ取れた。
―何か訳があるんだ―
そう感じた奈美は、ゆっくりと頷く。
それに対し、ラルヴェナ達もゆっくりと頷きを返すのであった。
670 :
796:2006/11/09(木) 23:21:54 ID:MftkCjFt
ピチャッ、ピチャッ…
ハァッ…、ハァッ…
傍から見れば、3人の裸の美女が後ろ手に縛られた捜査官を辱めているようにしか見えないだろう。
しかし、そうした中で、顔を近づけあった4人は周りにいる男達に聞こえない様に小声で会話を交わしていたのであった。
「奈美さん、私達は貴女と同じ綺羅を捕え、組織を壊滅させる為にここに乗り込んだの」
ラルヴェナの言葉に奈美が頷く。
「本来ならこの程度の組織を壊滅させる事など、私達3人には造作も無い事だった…。人質さえいなければ…」
そう言って、ラルヴェナは奈美の乳首を軽く摘む。
「ヒャンッ!」
思わず甘い声を上げる奈美。しかし、それが悪意から行っているのではない事は理解しているので、特に抗議をする事も無く黙って話を聞き続けた。
「『上』からの情報によれば、その時には被験体の人達はいないはずだった…。でも、彼らの手には数人の被験体の子達がいたの…。まるで私達が来る事が分かっていたかのように」
ラルヴェナの言葉に奈美は絶句する。
「それは…、まさか…」
「そう、私達はハメられたのよ。味方であるはずの組織の誰かに、ね」
ラルヴェナの代わりに渚が答えた。
チュパッ!
渚が奈美の乳首を軽く吸う。
「ヒッ!」
快楽に奈美の身体がピクリと跳ねる。
奈美の乳首から口を離して渚が続けた。
「私達の活躍を嫉んだ人達の仕業よ…、誰なのかは大体想像がつくけど」
一瞬、顔をうつむかせて渚は話を続ける。
「人質の命を無視する事は出来なかったの。決して何者も殺めず、いかなる命も見捨てない、それが私達の信念だったから」
―だから、そこを内通者に利用されちゃったんだけどね―と悔しそうに続ける。
「そして、私達は後ろ手に縛められ、捕らわれの身となった。そこで待っていたものは―。そう、奈美さんと同じね。私達は組織の手による拷問を受けることとなったわ、一人一人別々の牢獄に入れられてね」
671 :
796:2006/11/09(木) 23:22:39 ID:MftkCjFt
「そして、私達は貴方と同じく、あらゆる拷問にかけられたわ。それでも、なんとか隙を見つけようとした。でも…、それは叶わなかった。そう、人質のいる部屋は男達の手にあるスイッチでいつでも毒ガスを流せるようになっていたのよ」
ラルヴェナの言葉に奈美はうなずく。自分の時と全く同じだ、これが組織のやり方なのだろう。
(どこまでも、汚い奴らだ…!)
奈美の心が怒りに燃える。
「落ち着いて、奈美さん」
奈美の心を目ざとく読んだラルヴェナが、奈美の耳たぶを軽く噛む。
「ハゥンッ!」
甘い声を出しながら、奈美は冷静さを取り戻す。
「命尽きるまで責め苦に耐える事も出来た。でも、このままでは人質を助けるまでに私達の体力は持たない、そう判断した私は彼らに屈服する道を選んだわ。私達はいかなる屈辱を受けようとかまわない、でも、罪の無い人質の子達だけはなんとしても助けたかったから…」
奈美の首筋を舐めながらラルヴェナが言う。
「でも、そう思ってもすぐに屈したのでは彼らに怪しまれるかもしれない。そこで彼らに屈するタイミングをうかがっていたの。その時、媚薬を使った責めが始まったのよ」
「…正治君だね…」
奈美の言葉にラルヴェナが頷く。
「そう、正治君の責めが始まった時、これはチャンスと思ったわ。苦痛には耐え切れても快楽には耐え切れるものではないから。これなら怪しまれる事なく屈服したふりが出来ると感じたのよ」
そう言って、ラルヴェナは奈美に軽く口付けをした。
「ンムッ…、フムゥンン…」
甘い声を出しながら、互いの口内をむさぼる奈美とラルヴェナ。少しして口を離したラルヴェナは話を続ける。
「そして、私は組織に屈したわ…。でも、渚とキャロンはまだ責め苦に耐えていた。体力温存の為に一時敵に屈する必要があることを、私は二人に伝える必要があったの」
奈美の頬を舐めてから話しを続ける。
「快楽に屈した事になっている私は組織に提案したわ、私が二人を快楽責めで堕としてみせると。そして、組織は私の話に乗った。私が本当に堕落したか確かめたかったのでしょうね。とにかく、私達は虜囚として、暗い牢獄の一室で久しぶりに会うことが出来たの」
―そう、私の大切な部下を屈辱にまみれさせる為に―苦しそうな顔でラルヴェナは言葉を続けたのであった。
672 :
796:2006/11/09(木) 23:23:23 ID:MftkCjFt
クチュッ、チュパッ…。
奈美の右乳首を舐めながらラルヴェナが続ける。
「全裸にされた私は、四つん這いの姿勢で二人と会わされたわ。そして、私は後ろ手に拘束された二人の前で立ち上がった。そして…、まずは渚を押し倒して、彼女に愛撫を始めたの」
クチュ、クチュッ…。
奈美の膣を舐めながらキャロンが続ける。
「あの時は本当に驚きました、ボク達の隊長がまさかあんな事をするなんて…。信じられないものを見ちゃって、しばらくは状況が理解出来ませんでした」
隊長とはラルヴェナの事を指しているのであろう。そうやら、彼女達は奈美のようなフリーの存在ではなく、なんらかの組織に属しているようだ。
チュッ、チュッ…。
奈美の左乳首を吸いながら、渚が続ける。
「私も驚いたわ、隊長があんな事をするなんて考えられなかったもの。情けないけど、あの時『隊長!何をするんですか!?止めてください!』って思わず叫んじゃった」
カリッ
渚が奈美の乳首を甘噛みする。
「ヒァアッ!」
思わず声を出す奈美。
「でも、後ろ手に拘束された私達は、隊長に抵抗する術は無かったわ。でも、しばらくして、隊長が耳元で真意を話してくれたの」
その言葉にキャロンが頷く。
「そして、私達は綺羅の性奴隷となったわ。でも、組織はなかなか隙を見せてはくれなかった。人質は、被験体の子達だけではなかったの、私達と同じ、捜査官やハンターの女性達もまた、捕らわれていたのよ」
ラルヴェナの言葉に奈美は頷く。確か、谷岡が捕らえた捜査官やバウンティーハンターの男は殺し、女は性奴隷にしたとか言っていた。
「彼女達もまた、牢獄に捕らわれ、組織の男達の慰みものになっていたわ。私達はなんとか彼女達と力を合わせようとしたけど、それは敵わなかった。綺羅は私達を彼女達と合わせようとしなかったの」
ラルヴェナが続ける。
「そして、私達に出来る事は、身を挺して人質の子や女性達の安全を守る事だけだった…」
「それって…?」
ラルヴェナに代わり、奈美の問いに渚が答える。
「そう、私達は自ら進んで組織の作った媚薬の実験体となったわ。淫乱のフリをして…ね」
673 :
796:2006/11/09(木) 23:24:18 ID:MftkCjFt
「仕方がなかったんです。皆を媚薬から守るには、ボク達が身代わりになるしかなかった…」
キャロンが苦しげに言う。
「私達が媚薬の試験体になる事によって皆の安全は保たれたわ。でも、私達にはそれ以上の事が出来なかったの。少しでも反抗すれば、人質の皆は毒ガスで処分されちゃうから…」
奈美の乳房を揉みながら渚が続けた。
「私達は焦っていた。このままでは人質達の精神が持たない、早く何とかしなきゃってね…。そんな時、貴女が組織に捕らえられたと言う話を聞いたのよ」
ムニュ!
一際強く揉んだことにより、奈美の乳房が大きく歪む。
「ンファッ!」
思わず甘い声を出す奈美。
「最初は、どうすれば貴女への責め苦を止めさせる事が出来るか考えていたわ。でも、綺羅が貴女への仕打ちを楽しそうに話すのを聞いているうちに、貴女なら皆を、私達を助けてくれるかも知れない、そう思うようになったの」
奈美の顔を舐めながら渚が言う。
「ンプッ!ど、どうしてそんな事を思うようになったんだい…?」
奈美が尋ねる。
「それは、貴女はいかなる目にあっても決して挫けなかったから。私達は安易に敵に屈したせいで、皆を助けるどころかますます救出は遠のいてしまった」
渚の続きをキャロンが言う。
「でも、貴女は違った。どの様な責め苦を、屈辱を受けようとも、貴女は決して彼らに膝を折らなかった。ボク達の様に軽率な事をせず、貴女は誇りを失わなかった」
ラルヴェナが更に続ける。
「最後まで闘う貴女に私達は賭けようと思った。そして、色責めを行うからと言う事で貴女と会う機会が与えられたわ。そして、悪いとは思ったけれど貴女が本当に強い人なのか確かめさせてもらった、と言う訳なの」
「…」
「そして、今確信したわ。貴女こそ皆をこの地獄から救う事が出来る人だと。お願い、私達に力を貸して。もう、皆を救えるのは貴女しかいないのよ」
ラルヴェナが真剣な表情で奈美の顔を覗き込む。その瞳には、奈美と同様に強い意志を感じさせる光が宿っていたのであった。
674 :
796:2006/11/09(木) 23:25:03 ID:MftkCjFt
(そう言う事だったのか…、この人達も闘っていたんだ…)
でも―と奈美はふと思った。
(この人達の言っている事は真実なのだろうか?―)
今までの話が真実だと言う証拠が何も無いのだ。今の話も、奈美を油断させ、彼女の考えを巧みに聞き出す芝居だと言う可能性も捨てきれない。
人質を連れてくる手段はある、しかし、それにはラルヴェナ達の協力が欠かせないのも事実だ。
だが、もし彼女達が綺羅に通じていて奈美の考えを密告されたのなら―
(もう、ここから出られる可能性は無くなる―)
失敗は許されないのだ。いちるの望みを見ず知らずの、しかも今まで自分を責め苛んできた人達にベラベラと喋っていいのだろうか?奈美の心は逡巡していた。
そんな彼女の考えを読んだのか、ラルヴェナが続けた。
「私達の事が信用出来ないのね。無理も無いわ、今まで奈美さんには散々ひどい事をしてきたのだから。でもお願い、少しでいいから私達の事を信頼して。今までの償いは必ずするわ、死ねと言われれば死んでもかまわない、だから…!」
必死で言葉を続けるラルヴェナを他所に、奈美は結論を出していた。
(そうか―。もうあたしには選択肢なんてないんだよな…)
悔しいが、自分一人の力ではもうどうにもならない事は明白であった。人質達を連れてここから脱出するには、どうしてもラルヴェナ達の力が必要なのだ。
でも、もし彼女達が綺羅に通じていたなら―?
(その時はその時さ、最後まで闘うだけだ)
限りなく可能性がゼロに近くとも、この命ある限り最後まで抗うだけ―。奈美は覚悟を決めた。どの道、彼女に選択肢など無いのだ。
「…わかったよ。あたしは貴女達を信用する」
その一言に三人の顔に喜色の色が浮かんだ。
「嬉しい…!ありがとう、奈美さん。本当に…、本当にありがとう」
渚が三人を代表して謝辞を述べた。
「人質を呼び出す手段は、ある。でも、それには貴女達の力が必要なんだ。あたしの言うとおりにすれば…、綺羅は間違いなく人質の子達をここに連れてくる―!」
三人を見つめながら、奈美が言う。奈美は危険な賭けに出たのであった。
675 :
796:2006/11/09(木) 23:25:48 ID:MftkCjFt
「ちょっと!何しているのアナタ達!手が止っているじゃないの!早く奈美ちゃんを肉奴隷に仕立て上げなさい!」
谷岡の怒号が牢獄に響き渡る。その声に3人の性奴隷は淫らな顔つきで谷岡の方に顔を向けた。
「ああ、申し訳ありません谷岡様。渚、キャロン、続けるわよ」
ラルヴェナの指示に二人が頷く。
「奈美さん…」
キャロンが奈美の左太ももをもみしだく。
「ッ!ヒッ!」
こねくり回される感覚すら、今の奈美には快楽である。早くも奈美の股間は濡れ始めていた。
「ふふっ、クロス・マインドのおかげでこんなに感じちゃうんだね。じゃあ、私はこちらを揉ませてもらうよ」
そう言って、渚が右太ももを揉みしだいた。
「クヒィッ!!」
奈美の身体が跳ね上がる。
「奈美さん、これはどうかしら?今の貴女ならこれも快楽に変換されるはずよ」
そう言って、ラルヴェナが奈美の肩をもみしだく。
「フクゥウウウッ!」
本来なら気持ちいいはずの行為が、今の奈美には淫らな快楽に変換されてしまうのだ。
「ふふっ…いい子ね、奈美さん。そうよ、このまま私達に身を委ねなさい。貴女にとって、それが一番の幸せなのよ」
ラルヴェナが妖艶に微笑みながら、奈美の耳元に顔を近づける。
「…奈美さん、貴女の言っていた人質をここへ連れてくる方法だけど、私達は何をしたらいいの?」
ラルヴェナの言葉に正気を取り戻した奈美は、あえぎ声を出しながらも小声で答える。
「…今の綺羅は、あたしに苦痛と屈辱を与える事しか考えていない…クフゥ!奴はあたしが屈辱にまみれる姿を見て歪んだ快楽を得ているんだ」
「…」
「奴は、ンンッ!あたしの屈辱にまみれた姿を自分達が見るよりも、守るべき人達に見せる方があたしの精神的ダメージが大きい事を知っている…ハゥウ!洋子さんがここにいるのもそのためだ」
「それって、つまり…」
渚が小声で問う。
「そう。あたしを餌にすれば、人質の子達を必ずここに連れてくる。奴はあたしへの復讐心で完全に盲目になっているんだ。そこを付けば、奴は必ずどんな話でも乗ってくる。その為の一押しを貴女達に頼みたいんだ…!」
快楽に惚けた奈美の目が、強い光を帯びる。自らの屈辱を餌に人質を連れてくる、それが奈美の作戦であった。
676 :
796:2006/11/09(木) 23:26:44 ID:MftkCjFt
「分かったわ。つまり、私達に口ぞえを頼みたいと言う事だね」
渚の言葉に奈美は頷く。
「ああ、こればっかりは自分から言う訳にはいかないからね」
奈美の言葉に三人が頷いた。
「分かったわ、後は私達に任せて」
ラルヴェナが言う。
「じゃあ、奈美さん、続けます。大丈夫、私達に身を委ねてください」
キャロンの言葉に、三人は再び責めを始める。
モニュッ、モニュッ
キャロンが奈美のふくらはぎを揉み始める。
「フッ、クゥッ…」
「どうですか?奈美さん、全身性感帯の身体ではこんな事でも感じてしまうんですよね?ほら、股間からエッチなお汁が出てますよ?」
そう言いながら、キャロンは太ももに腕を這わせる。
ひとしきり悶える奈美を見たキャロンは遂に、濡れそぼっている奈美の股間にその細い指をつっこんだ。
「キャヒィッ!」
今ので軽く絶頂に達してしまった奈美は、思わず声を出してしまう。
「クスッ、奈美さん可愛い。今度は上の口からのお汁を頂戴ね」
そう言って渚が奈美に口付けをする。
「ンッ…、フムゥッ…。ンンムグ!」
渚と奈美の舌が絡み合う。渚の唾液を口に移された奈美は、コクッ、コクッと音を立てながら渚の唾液を飲み干す。
「プッ…ハァ…」
ようやく口付けから解放された奈美の身体をラルヴェナがまさぐり始める。
腕に、肩に、腹に、腰に、ラルヴェナの手が絶妙な力加減で奈美を刺激する。
(なんだ…?身体が火照って来て…。マズイ!感覚が鋭くなってきている!)
ラルヴェナのマッサージで、感度が上昇しているのが自分でも分かる。このまま刺激を加えられれば、確実に失神するほどの絶頂に達してしまうだろう。
「フフッ、もう分かっていると思うけど。今、私達が貴女に刺激を加えれば、貴女は確実に失神するほどの快楽を味わう事になるわ。さあ、答えなさい。全てを捨てて、綺羅様にお仕えするか否かを」
ラルヴェナの問いに、奈美は綺羅達に聞こえるように大声で答えた。
「断る!誰が、あんな外道なんかに使えるものか!」
カリッ!
奈美が返答した次の瞬間。三人はそれぞれ奈美の乳首とクリトリスを軽く噛み締めた。
「ウッギィイイイイイ―――――――ッ!!!!」
プシャァア!!
かつて無い快楽に強制的にイかされた奈美は、股間から派手に潮を吹く。
「おやすみなさい、奈美さん」
誰が言ったのか、最早奈美には分からない。そのまま奈美の意識は深い闇の中へと沈んでいく。
奈美の、人質達の運命は、今や三人の性奴隷に握られている。この先、奈美を待っているのは希望の光か、それとも永劫の闇か。今の彼女にそれを知る術は無かった…。
677 :
796:2006/11/09(木) 23:32:55 ID:MftkCjFt
今回はここまでです。
終わりの方は少し急ぎ気味に書いたので多少変なところはあるかもしれませんがご容赦下さい。
それでは失礼します。
>677
GJ!
エロも良いけど、それだけじゃなく今後の展開も楽しみです。
ガンガレ奈美!
月並みですが、ワクテカしながら続きをお待ちしています。
このスレは実質796で持ってるようなもんだが
逆にいえば過疎ってるのは一重に796の長駄文にいい加減みんな飽きてるからだよな。
そんな貧相な餌では誰も釣れませんよ。
飽きてるだのは個人の主観だからどうでもいいが
なんでそんなに無駄に話を引っ張るのかとは思う
というか悲鳴がキモすぎる
いゃ〜ん。あふぅ〜ン。
684 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 17:42:48 ID:GY3psya1
保守
例によって続きが待ちきれません。投下お願いします
ようやく話が進展したか!!続きをひたすら待つ
687 :
796:2006/12/12(火) 23:56:38 ID:tkjRiujb
続きの投下をいたします。
「んっ…」
軽いうめき声を出して、奈美は目を覚ました。
「…洋子さん」
傍らには、心配そうに奈美を見やる洋子がいた。
「奈美さん…」
洋子が安堵の笑みを浮かべる。
汗に愛液、それと精液にまみれていた奈美の身体は綺麗に拭われていた。
洋子の傍らには汚れた布切れがあった、それを見て奈美は誰が自分の身体を綺麗にしてくれたかを理解する。
「…ありがとう、洋子さん」
微笑みながら奈美は洋子に頷きかける。―この優しい女性を命に代えても助け出すんだ―洋子の優しさが奈美の決意をより強くしていくのだ。
「奈美さん、お身体の方は大丈夫ですか?」
洋子が心配そうに尋ねた。
奈美は相変わらず後ろ手に縛られていた、更には乳房を挟み込むようにして荒縄が奈美の二の腕ごと胴体を締め付けるように食い込んでいる。
「あ…、う、うん。大丈夫だよ、あまり身体も痛くないしね」
そう言ってから、奈美は身体の調子がいつもと違う事を感じていた。
身体が軽い。今までは拘束による鈍痛が絶えず奈美を苦しめていたのが、今では完全に無くなったとは言えないまでもかなり軽減されていた。疲れも、かなり癒されていた。
(身体の調子がいい…、ハッ!まさか、あの時の…!)
ラルヴェナ達が最後に奈美を弄んだ際、彼女達は奈美の身体のあちこちを揉みしだいていた。
傍目では全身性感帯になった奈美を弄んでいるように見えていたが、その実、彼女達は奈美の苦痛と疲れを取り除く為にマッサージを施していたのだ。
(信じて…、いいんだよな…)
もしかしたら、これは奈美を油断させる為の罠かもしれない。しかし、奈美はあくまで彼女達が見せた瞳の輝きを信じようとしていた。
(洋子さん、皆…。もう少しの辛抱だよ)
必ずラルヴェナ達と力を合わせ、皆と共に、ここから脱出する。そう奈美が誓ったその時、牢獄の鍵が開けられる音がした。
(来い…、お前達が何をしようとも、最後に勝つのはあたし達だ!)
脅える洋子にそっと寄り添いながら、奈美は開きつつある扉を睨みつける。奈美達の命運を賭けた闘いが今、始まろうとしていた。
688 :
796:2006/12/12(火) 23:57:37 ID:tkjRiujb
「オーホホホホ!今日もいっぱい楽しみましょうね、奈美ちゃ〜ん」
牢獄に入ってきた男達の先頭に立っていた谷岡が嫌らしい笑みを浮かべながら嫌らしく告げる。
「楽しんでいるのはあんた達だけだろ?勝手に一人で浮かれてな」
奈美が嘲笑の笑みを浮かべながら返した。
「アラつれないわねぇ奈美ちゃん。せっかく今日はスペシャルギャラリーを連れてきたんだからアナタも喜びなさいな」
谷岡の言葉に、奈美はピクリと反応する。
今、奈美と洋子以外に牢獄にいるのは、綺羅と谷岡、赤坂と緑川と正治の拷問官、そして、綺羅の配下の黒服の男達だけである。
奈美は開かれた牢獄の扉に目をやった。
(!!)
奈美の目に入ったのは、今まさに黒服の男達に囲まれながら人質の子達が牢獄に入ってこようとしている所であった。
(皆…!無事だったんだね…!)
疲れきってはいるようだが、特に暴行を受けたふうでもなく、とりあえず彼らの安全は守られていたようだ。
(…?あの子達は?)
人質の中に、見覚えの無い子達がいるのに奈美は気づく。
(そうか、あの子達がラルヴェナさん達の人質なんだ)
先日のラルヴェナの言葉を思い出す、綺羅は罪の無い子達を人質に自分達より遥かに実力のある奈美やラルヴェナ達を捕らえたのだ。
(そんな事の為にあの子達に…、綺羅、お前の行いをあたしは絶対に許さない)
本当なら今すぐにでも人質達を助けたかった。しかし、後ろ手に縛られている上に、人質達の間には巧妙に男達が配置されている。今暴れても、男達に再び人質を取られて終わりだろう。それでも、奈美は希望を捨てはしなかった。
(ラルヴェナさん達が作ってくれたこのチャンス、絶対に逃しはしない…!)
奈美が強い決意を固めた時、谷岡の甲高い声が再び牢に響く。
「ホホホ、嬉しいでしょ〜、奈美ちゃぁん。これからアナタはこの子達の前で恥ずかしい姿を晒すのよぉ。じゃあ、今日もこの子達に可愛がってもらいましょうね」
そう言って、谷岡は牢の扉に手をかざす。そして、男達の手によって首輪に繋がれたラルヴェナ達が、先日と同じく四つん這いで牢獄に連れてこられたのであった。
689 :
796:2006/12/12(火) 23:58:38 ID:tkjRiujb
牢獄に入ってきたラルヴェナ達。しかし、彼女達のいでたちは先日とは異なっていた。
彼女達は身体にフィットしたスーツを着ていた。肩と膝にプロテクターがあり、どうやら彼女達の戦闘スーツのようであった。
ラルヴェナは青と黒、渚は赤、そしてキャロンは黄色を基調とした戦闘スーツを見た奈美は何か違和感を感じる。
理由はすぐに分かった、良く見ればそれらのスーツは安物の素材で出来た偽者だったのだ。似ているのは外見だけで、本物の戦闘スーツにある耐久性や身体強化機能などはもちろん無い。
おそらく、彼女達が組織に潜入する際に来ていたスーツを、組織がまねて作らせたのだろう。そんな事をした理由も、奈美にはすぐに察しがついた。
一つは、綺羅達が性奴隷としてではなくエージェントとしての彼女達を支配していると言う歪んだ満足感を得る為。
そして、もう一つは人質達に更なる絶望を与える為。
自分達を救う筈の戦士達が、犬のような扱いを受けて淫らな行為を行うのを見れば誰でも失望と絶望を覚えざるを得ないだろう。現に、ラルヴェナ達の人質となった子達の顔には、失望の色がありありと浮かんでいた。
(下衆野郎が…!どこまで人の心を弄べば気が済むんだ!)
綺羅達の邪悪な意図に、奈美は心底吐き気を覚える。だが、そんな奈美の気持ちなどどこ吹く風で谷岡がラルヴェナ達に告げる。
「オーッホッホッホ!さあ、可愛いメス奴隷ちゃん達!奈美ちゃんと一緒にアナタ達の淫らな姿をこの子達の目の前で見せてあげるのよ!」
「はい、かしこまりました谷岡様。どうぞ私達にお任せ下さい」
ラルヴェナが四つん這いのままで、うやうやしく答える。そして、3人の性奴隷達は奈美に向かってにじり寄ってきた。
「奈美さん…」
洋子が奈美の肩にすがりながら心配そうな顔で言う。
「大丈夫だよ、洋子さん。巻き添えになったらいけないから、あたしから離れて」
洋子に優しく声を掛けながら、奈美は3人の性奴隷を見る。
(ラルヴェナさん、渚さん、キャロンさん…。あたしは、貴女達を信じているよ…!)
自分達の運命を握っている性奴隷達に心の中で訴える奈美。
そして、新たなる陵辱劇が始まるのであった。
690 :
796:2006/12/12(火) 23:59:43 ID:tkjRiujb
「うふふ、さぁ奈美さん、今日もたっぷりと可愛がってあげるね」
渚が含み笑いをしながら奈美に言う。
上体を起こした奈美の左右に渚とキャロンが陣取り、ラルヴェナは奈美の後ろで膝立ちになって奈美を覗き込むような格好になっている。
「な…、渚さん…。あたしに何をするつもりだい…?」
敵か味方か判らない相手に不安そうに尋ねる奈美。
「当然、皆に奈美さんの恥ずかしい姿をタップリと見せてあげるのよ…。いくよ、キャロン!」
そう言って、渚とキャロンは奈美の足に手を伸ばし、無理やり股を開かせる。
「ッ!!!や、止めろーッ!!」
屈辱の格好に、思わず奈美が叫ぶ。
奈美の股は二人の性奴隷に広げられ、そのままM字開脚の形で固定されてしまった。切り裂かれたスーツの股間部分からは、奈美のヴァギナがはっきりと見えている。
「は、離せ!離せぇ!」
必死にもがくが、開かれた足はピクリともしない。力の差は歴然だった。
「ふふふ、そんなに喚かないで奈美さん。ほら、皆が貴女の事を見ているよ」
カァーッ!
渚の指摘に奈美の顔が赤くなる。身動きを封じられた上、自分の恥ずかしい姿を守るべき人々に晒されていると言う現実は奈美にとってとても受け入れられるものではなかった。
(み…、皆、お願いだ、あたしのこんな格好を見ないでくれ!)
心ではそう思っていても、人質達は男達によって無理やりこの痴態を見せられている以上、声に出す事は出来なかった。
今の奈美に出来る事は、自分が耐えて、人質に加えられる危害を少しでも減らすことだけなのだ。
「あら、皆に見られて奈美さんはとっても人気者なのね。じゃあ、皆に奈美さんのここをもっと良く見てもらいましょうか」
そういいながら後ろにいたラルヴェナが、奈美の股間に手を伸ばす。
「な…、ま、まさか」
奈美の言葉にラルヴェナが薄く笑みを浮かべながら答えた。
「ええ、奈美さんの穢れたオ○ンコを皆に見てもらうのよ」
「…っ!なっ!誰がそんな馬鹿なことを!やっ止めろ!止めろォオオオオッ!!」
奈美の声を無視して、ことさらゆっくりとラルヴェナは奈美の膣を両手で広げる。
「さあ、見てもらいなさい。貴女の汚らわしいこの穴を」
カパァッ
遂に奈美の膣が大きく左右に開かれた。
「止めろぉ――――――っ!!!!!」
あまりの屈辱に耐え切れず、奈美は絶叫を上げる。目を硬く閉じ、頭を激しく振る事が、奈美に許された唯一つの虚しい抵抗であった…。
691 :
796:2006/12/13(水) 00:00:24 ID:tkjRiujb
「おやおや、この程度で泣き喚くかね。奈美君は意外と線が細いんだねぇ」
奈美の痴態をニヤニヤしながら眺めていた赤坂が言う。
「じゃあ、次はこれを奈美君に加えてもらおうかねぇ。ラルヴェナ君、受け取りたまえよ」
そう言って、奈美達の前までやってきた赤坂は、ラルヴェナにある物を手渡す。
「ふふふ、奈美さん。貴女にはこれを咥えてもらうわ」
そう言ってラルヴェナがその「物」を奈美の前に突き出す。
「ッ!!!何だそれは!!」
突き出されたものを見て、奈美は怒号を上げていた。
それは、赤ん坊が咥えるおしゃぶりであった。左右に細い紐があり、紐を頭の後ろで縛る事により一度口に入れたら外せない様になっていた。
「何って、見れば分かるでしょう?貴女はこれからこれを咥えた姿を皆に見てもらうのよ」
「嫌だ!誰がそんな事をするもんか…!ンッ!フグゥッ!」
声を出す為に大きく口を開ける奈美。その隙を逃さずラルヴェナは奈美の口におしゃぶりをねじ込む。間髪入れずに紐を奈美の後頭部で結びつけ、おしゃぶりが外せない様にしてしまった。
「甘いわね奈美さん。いかなる状況においても不注意に大声を出すのは禁物、それが私達プロフェッショナルの鉄則だったはずよ。それとも、もう奈美さんは性奴隷だからプロの鉄則なんて必要ないのかしら?」
「ンム――――ッ!!」
ラルヴェナの言葉に怒りの声を上げる奈美。そんな彼女の様子を、谷岡が楽しそうに茶化す。
「オホホホホ!M字開脚してオ○ンコ丸見えの上におしゃぶりなんて、ホントおっきい赤ちゃんねぇ奈美ちゃん!」
「ンムフゥウッ!」
「まあ!なんて目つきの悪い赤ん坊なのかしら!それに声も憎々しげで可愛くないわね!…、そうだわ、アナタ赤ちゃんなんだから赤ちゃんらしくバブウって泣きなさい!皆の前で大きい声で泣くのよ!」
692 :
796:2006/12/13(水) 00:01:02 ID:tkjRiujb
「…!!ンーッ!ンフフーッ!!」
谷岡のあまりにも屈辱的な命令に、怒りの形相で奈美は首を激しく横に振って拒否の意思を表す。
そんな奈美に谷岡は薄ら笑いを浮かべながら話しかけた。
「あらあら、嫌なんだぁ。ふ〜ん、そう。じゃ、この子達がここにいる必要もないし、誰か殺しちゃおうかしらねぇ」
「!!」
谷岡の言葉に、人質達がヒッと声を上げて立ちすくむ。谷岡は奈美に見せ付けるように脅える人質の一人の頭を掴む。
「ヒィッ!」
頭を掴まれた子は短く悲鳴を上げる。恐怖に引きつった顔が蒼白になっていった。
(止めろ!その子達に手を出すな!)
今にも掴みかからんばかりに身を乗り出す奈美。しかし、その身体はラルヴェナ達に押さえ込まれ、立ち上がることすら出来ない。
「ホホホ、おしゃぶりを咥えたままでなんて顔をしているのかしらぁ。すごく馬鹿に見えるわよぉ奈美ちゃぁん。じゃ、ちゃんと皆の前で赤ちゃんらしくバブゥって言えるわよねぇ」
屈辱に顔を赤らめながら、谷岡の言葉にゆっくりと奈美は頷いた。
(畜生、ちくしょお―――ッ!!)
M字開脚させられた上におしゃぶりを咥えさせられた格好で、守るべき人達の前で赤ん坊の泣き声を出すと言うあまりにも屈辱的な行為。しかし、己が使命を全うする為に、奈美には最早選択の余地は無い。
皆の顔を見る気力はもう無かった。うつむいた奈美は、目を閉じながら振り絞るように屈辱の声を出す。
「…バ、バブ…。バブゥ、バブウ」
「オ―――――ッホッホッホッ!!皆聞いたぁ!奈美ちゃんたらあんな格好してバブゥですってぇ!!いい年して馬鹿丸出しねぇ奈美ちゃん!生きてて恥ずかしくないのかしらぁ!!ホ―――ッホホホホホ!!!ほら、皆も笑いなさい!」
どっと沸きあがる男達の笑い声。あまりの屈辱に耐え切れず、奈美の頬に一筋の涙が流れ落ちる。
人質の子達の笑い声が無い事が唯一つの救いだった。それでも、いくら気丈な奈美とは言えこの屈辱には涙を流さずにはいられない。その涙はまた、人質達に対する謝罪の涙でもあった。
(ああ、ごめんよ。あたしが不甲斐ないばっかりに、君達を辛い目に合わせてしまって。本当に…、ごめんよ)
ツーッ
屈辱と悲しみに、再び奈美の頬に涙が光る。そんな彼女の顔を、三人の性奴隷たちは感情の無い目でただ眺めるだけであった。
693 :
796:2006/12/13(水) 00:01:46 ID:tkjRiujb
「クスクス、お姉ちゃん、何で泣いているの?」
いつの間にやってきたのか、正治が悲しみに暮れる奈美の顔を覗き込んでいた。
(正治…君)
「泣かないで、お姉ちゃん。今度は僕がお姉ちゃんを気持ちよくしてあげるからね。ラルヴェナお姉ちゃん、このおしゃぶりを取ってあげて」
正治の言葉に従いラルヴェナがおしゃぶりを外す。屈辱の猿ぐつわを解かれた奈美は正治の顔をじっと見つめた。
「正治君…」
「これからお姉ちゃんのお股にこのお薬を塗ってあげるからね。渚お姉ちゃん、キャロンお姉ちゃん。奈美お姉ちゃんのお股にタップリ塗ってあげてね」
「まさか、それは…」
「そ、クロス・マインドだよ。少し薄めてあるけど、とってもいい気持ちになれるからね。じゃ、お姉ちゃん達、始めて」
正治の指示に従って、渚とキャロンはビンに入っていた液体を奈美の股間に塗り始める。
「…!!キヒィッ!!」
効果はすぐに現れた、二人の性奴隷が奈美の膣をまさぐる度に奈美の膣からは愛液がトロトロとこぼれる。
「ふふっ、感じているんですね奈美さん」
キャロンが片手で奈美の膣をまさぐりながら呟く。
「ちっ…違う…。あたしは感じてなんかいない…。ハヒィッ!」
奈美の声は渚の手の動きですぐにかき消されてしまう。
「嘘つかないで、奈美さん。こんなに濡れているのに感じていない訳がないよ」
「違う、濡れてなんかいない…。渚さんが勘違いしているだけだ…」
人質の子達の前でこれ以上痴態を見せたくない一心で、奈美はすぐにばれる嘘をつき続ける。
「ふふ、必死だね。でも、そんな事を言っても無駄だと思うよ。だって、奈美さんのアソコが濡れているの皆に丸見えだもの」
カーッ!
渚の言葉に奈美の顔が赤くなる。いくら口で嘘を突き通しても股間を見れば一目瞭然、奈美が感じている事は既に皆分かっていた事なのだ。
「奈美お姉ちゃんは本当に嘘つきなんだね。じゃあ、あそこのお兄ちゃんやお姉ちゃん達にもはっきり分かるようにしてあげなくちゃね」
正治が奈美に言う。
(ああ、正治君…)
絶望の面持ちで、奈美は正治の言葉を聞く。
「渚お姉ちゃん!キャロンお姉ちゃん!奈美お姉ちゃんをイカせてあげて!『潮吹き』をさせる位にお姉ちゃんを気持ちよくさせてあげるんだ」
正治の言葉に、二人の性奴隷は静かに頷く。そして、奈美の股間に更なる責めを始めるのであった。
694 :
796:2006/12/13(水) 00:02:32 ID:tkjRiujb
「ハッ…、ファア…ッ、クッ、クゥンッ…」
渚達の性器責めに奈美は甘い声を止める事が出来ないでいた。
(ああ…、だめだ。また、このままイカされちまう…)
心ではなんとか抗おうと思うのだが身体の方が言う事を聞いてくれない、人質の子達の視線があるにも関わらず、奈美は甘い声を抑えることは出来なかった。
「うふふ、とってもいい気持ちみたいですね。これなら『潮吹き』も出来るかな?」
キャロンの言葉にピクリと奈美は反応する。正治も言っていた『潮吹き』と言う言葉が気にかかるのだ。
「し、潮吹き…?」
「あら、奈美さんって潮吹きも知らないんだ。潮吹きって言うのはね、奈美さんのお股から出る愛液が、鯨の潮吹きみたいにビューって勢い良く出る事なんだよ」
渚の言葉に、奈美は絶句する。
「な、そ、そんな事したら皆に…」
「そうだよ、皆にお姉ちゃんのいやらしい姿が見られるって言う事だね」
こともなげに正治が答える。
「そ、そんな…。い、嫌だ、そんな事は…」
「だーめ。お姉ちゃんのような嘘つきには、一度お仕置きが必要なんだ。素直にならないお姉ちゃんが悪いんだよ。じゃあ、渚お姉ちゃんにキャロンお姉ちゃん、やっちゃって!」
正治の言葉に、渚達は更なる性器責めを始める。
クチュ、クチュ!
「ああ、嘘だ、こんな事で感じてしまうなんて嘘だ…!」
「嘘じゃないですよ、これが奈美さんの本当の姿なんです。ここが気持ちいいんでしょう?さあ、もっと感じてください」
ジュプッ!
キャロンの責めに、奈美の膣から大量の愛液がこぼれ落ちる。
「ヒィイッ!違う!あたしはこんな事で感じたりなんかしない!ッ!ヒッ!ヒィイ!」
必死で否定しようにも、身体の方は完全に快楽に支配されていた。必死に身体と顔を振りたくりながらあられもない声を出す奈美。そんな彼女に、渚達はいよいよトドメを刺そうとしていた。
「じゃあ、トドメにこのクリトリスを捻ってあげるよ。皆に見えるように派手に潮を吹いてね、奈美さん!」
「ッ!!!止めろ―――ッ!止めてくれ―――――ッ!!」
クリッ!
奈美の声を無視して、渚が奈美のクリトリスを強く捻る。
「うわぁああああ―――――っ!!」
プシャァアアアアッ!!!
絶頂と共に、奈美の股間から愛液が噴水の如き勢いで噴出されていく。
「み、見るなぁ――っ!お願いだ、皆見ないでくれぇ――っ!!うぁあああ―――っ!!」
「あはははは!お姉ちゃんすごーい!まるでイルカさんの潮吹きみたいだね!皆もちゃんと見ているよ!きゃはははは!」
正治の笑い声に続いて組織の男達の笑い声がどっと響く。
人としての尊厳を根こそぎ奪われた奈美。その屈辱に、奈美は唯耐える事しか出来なかった…。
695 :
796:2006/12/13(水) 00:04:20 ID:tkjRiujb
今回はここまでです。
最近はなかなか書く暇が無いのですが、時間を見つけては少しずつ書いていくつもりです。
それでは、失礼します。
ちょwwww
人いなさすぎwwwww
>>796氏
サイレントマジョリティを行使してGJと言わせていただきます
まだ続くのかよww
↓のような作品をキボン。
ttp://www.pandora.nu/summer/i/kuroiyakata/kuroiyakata37.htm お館様は、裸の香子さんに胡坐を組むように座らせて、足首を平行にして縄で縛りました。手も背中の後ろで縛りました。
首にかけた縄を足首につないで、そのまま前方に倒せば、膝頭と頭のみで体重を支える座禅転がしと言う体型になりました。
昔、日本の官憲は独立運動や革命運動にかかわった、朝鮮や中国の女工や女学生を拷問にかけた後、こういう風に縛ってから犯しました。
それは、身体全体を三角形にして縛られている香子さんの姿を見れば、判りました。
香子さんは、ベッドの上でしたが、額と膝をコンクリートに付けていれば、さらに苦しいはずです。
独立運動に身をささげた女工は、すでに抵抗を諦めていました。
動くことさえできず、本来がもっとも憎むべき相手に、陵辱されるのを待っていなければなりませんでした。
官憲は女を拷問にかけても、苦しみ涙を流す姿から、醸し出されるような女体の艶めかしさで、性欲を昂じさせられるばかりでした。
竹刀でひと打ちするごとに発せられる、苦悶するうめき声に、思わず乳房に頬ずりをして、女工や女学生の身体中を舐めまわしていたのでは、拷問になりません。
乳首に歯を当て咬んでみても、下半身は疼くばかりでした。
そこで官憲の出した結論は、「心を乱される原因は拷問を受ける女の身体の悩ましさにあり、その膣によって罪を償わせなければならない」でした。
早い話が、「一発、やる」でした。
おいしそうな獲物を前に、これ以上のお預けをくらうのは堪まりませんでした。
一方、女工にも官憲に辱めを受けなければ、その屈辱的な姿勢から開放されないことが分かっていました。
それくらいのことは、百戦錬磨の女工でなくても、活動経験の浅い女学生にさえわかっていました。
問題は、拷問を受ける自分たちの身体が、いったい、何人の官憲を性的に興奮させたかでした。
それによって、自分たちのレイプにどれだけの時間がかかるのか、推し量ろうとしました。
官憲は煙草をくゆらせながら、ゆっくりと正確にむき出しの下半身を女学生の膣に沈めていきました。
万が一、火の点いた煙草の葉が、女学生の背中に落ちたとしても、大声で悲鳴をあげ、縄を打たれて本来は動けないはずの身体を揺らせ、もがいたとしても、つかんだ腰を放さないことが肝要でした。
女学生の苦しみを顧みるよりより、自分の快感を求めることのほうが大切だと思いました。
いまさら、女学生の背中に水ぶくれが一つ増えたからといって、憐れみをかけていたのでは拷問自体が成り立ちませんでした。
背中に残る無数の傷跡を見ました。
泣いて許しを請う女学生に自らが竹刀で打ち据えた傷でした。
官憲は大きく溜め息をついて、女学生の肉体がもたらしてくれる快感に酔いました。
そして思いました。
もうひと責めすればこの身体では耐えられないだろう。
でも、仲間の名前を吐かせるのは、拷問に携わった一通りの者が犯し終えてからでいい、
そして、願うことなら仲間も女であって欲しい、
その仲間を捕まえるまで、一週間は、留置しておかなければならない、と思いました。
もちろん、それは、もはや取り調べ対象としてではなく、官憲の性欲を満たしてくれる女が必要だったからでした。
官憲が、かってに他民族の女を自由に拷問にかけたり犯したりできるのは、支配民族の特権だとしたのは、考え方としては誤りでしたが、現実には、必ずしも誤りと言えないものがありました。