ガンダムSEEDエロ総合スレ Part13

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

過去スレは>>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:05/01/19 16:22:47 ID:3uM0uGjr
前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part12
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102761177/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391662/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1104137732/
3名無しさん@ピンキー:05/01/19 16:26:09 ID:3uM0uGjr
>>1 は↓です。すんません。インパルスに踏みつぶされてきます。

ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

過去スレは>>2-5あたり
4名無しさん@ピンキー:05/01/19 17:56:41 ID:+2E+Br3W
>>1
乙。
まあ気にするな。良くあることだ。
5612:05/01/19 18:10:56 ID:GnsAzRVb
お疲れ様です
インパルスはむしろ誰かを踏み潰すより先に出番なさすぎで忘れられるにイピョーゥ
6名無しさん@ピンキー:05/01/19 20:44:15 ID:fLlgdiFB
otu
7名無しさん@ピンキー:05/01/19 20:59:49 ID:G5L8cucP
乙!!
8名無しさん@ピンキー:05/01/19 21:57:09 ID:ycdWPUCS
乙です。
9名無しさん@ピンキー:05/01/19 23:00:42 ID:GeruqSG7
乙です!
10名無しさん@ピンキー:05/01/19 23:37:50 ID:4rTS9mTU
欝です
11名無しさん@ピンキー:05/01/19 23:47:29 ID:zx+/eRfj
正確な数字はわからないが
スレ立って1日以内に30レスくらい?つかないと即死するぞ?
12名無しさん@ピンキー:05/01/20 00:06:01 ID:PmUuUYZS
>>1さん
乙です!!
13名無しさん@ピンキー:05/01/20 00:30:59 ID:id63DdRD
乙!
ネ申様方降臨キボン
14名無しさん@ピンキー:05/01/20 00:49:22 ID:uceZkC52
>>1乙です。

そして前スレ687、遅まきながらありがd。
めっちゃ萌えた。
15名無しさん@ピンキー:05/01/20 00:53:00 ID:+x05EyZT
>>1
16名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:27:08 ID:+x05EyZT
一応30まで保守しますね
17名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:28:00 ID:+x05EyZT
保守
18名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:30:39 ID:+x05EyZT
保守
19名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:30:50 ID:ECi11d0F
同じく保守
20名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:33:12 ID:+x05EyZT
そういえばアスカガセックルしたか検証スレでエロコラが貼られてて萌えました(;´Д`)ハァハァ
21名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:35:41 ID:+x05EyZT
保守
22名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:36:53 ID:+x05EyZT
保守
23名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:38:50 ID:+x05EyZT
保守
24名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:40:39 ID:+x05EyZT
どうもうざくてすみません。
この前俺がこの板に立てたシリーズ物の新スレが1日で落ちたんでここだけはと(;´д⊂)
25名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:41:51 ID:MH8UYWSQ
お手伝い保守
26名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:42:06 ID:+x05EyZT
保守
27612:05/01/20 01:42:24 ID:hIyUZKEI
協力(・∀・)
28名無しさん@ピンキー:05/01/20 01:43:46 ID:+x05EyZT
保守
29612:05/01/20 01:44:29 ID:hIyUZKEI
ところで今度はラブラブアスカガを書こうと思っています
新婚さんいらっさーい´∀`
アスカガ派でなかったクセに最近アスカガ好きになりました
本編のアスランは寧ろ受けキャラとしてしか見られません
あっ、そうか!
カ ガ ア ス にチャレンジすれば良いのか!(笑
30612:05/01/20 01:47:27 ID:hIyUZKEI
主導権を握るカガリ
アスランは寝台に括り付けられ足くらいしか動かせない
それに騎乗位しちゃうカガリん

「ふふふっ、アスランのこれ、私の中ですっごく気持ち良さそうにしてる♪」
「ぅくう…っ、カガリの中に、食われる!」
「飲んであげる、アスラン。ほら、全部出して?」
「出すっ、イくううう!カガリの中に、全部出すよぉお!!」
「あぁっw アスラぁン!w」







orz
31612:05/01/20 01:49:07 ID:hIyUZKEI
30ゲトしたのでもう大丈夫ですか?
保守されていた皆さんお疲れ様です
32ブラウニー投下開始:05/01/20 08:00:15 ID:gVhgilZd
新スレ移行おめでとうございます。
アスカガで盛り上がってるところ、新OPでネオマリュ確定と
いうことでフラマリュ投下します。
支援投下に間に合わず、申し訳ない・・・。
だいぶ前に書いたものなので、おかしいところがあるかも。

長いので3回に分けます。本日は前編のみで13レスいただき
ます。
33ブラウニー1/13:05/01/20 08:02:39 ID:gVhgilZd
【戦場のVACATION 前編】

 交代の時間を大幅に過ぎている。密かに苛立ちながら、マリュー・ラミアスは
整備室に急いでいた。
 アークエンジェルの艦長になってから、時間どおりに交代できたことなど数える
ほどしかないし、仕事が終わっていることなどもっと稀だ。やるべきことはいつも
山積みで、ナタルがいなくなった後はよりいっそう自分に降りかかってくる。すぐ
にも眠りたいほど疲れてはいたが、休むより、会いたい人がいる。
 人気のない整備室、ストライクの開け放したコクピッドの中にその人はいるはず
だった。

 ストライクに騎乗するようになってから、ムウ・ラ・フラガは時間を見つけては
コクピッドの中にこもるようになっていた。
 エンデミュオンの鷹と呼ばれた彼もまだMSには慣れていない。オーブの3人娘に
まで劣るとは思っていないが、キラ・ヤマトが騎乗していた頃と同じだけの性能を
ストライクから引き出しているかと言えば、それは否だった。まず自分に合うように
パラメーターを調整し直さなければならないのだが、これがまた、キラのようには
いかない。戦闘中にパラメーター変更するなんて、いくらコーディネイターとは言え
アイツはバケモノか、とぶつぶつ言いながら、ようやくこれと決めた値を打ち込んだ
のに・・・。
 何だこの真っ赤なエラーメッセージは!
「ああ、くそっ!」
 どーせキラに合わせた設定のままでは、俺は乗りこなせませんよー。
 ちくしょー、こんなことならMA乗りのままでいりゃーよかった。
 年齢にしてはちょっと子どもっぽい拗ね拗ねモードに入りながら、もう一度
パラメーターを入力し直そうと・・・。
「ムウ!!」
「うわっ!」
34ブラウニー2/13:05/01/20 08:04:24 ID:gVhgilZd
 突然呼ばれて驚いたはずみに、押してはいけないキーを押してしまったようだった。
 ALL CLEAR。
 画面に表示された絶望的なメッセージを食い入るように見つめたあと、怒りに
震えながら顔を上げると・・・。
 もっと怒り心頭のマリューがそこに立っていた。
(・・・俺、また何かやっちまったか・・・?)
 フラガの焦りも苛立ちも、一瞬で消えていく。
「整備室にいるって、言ったじゃない!どうしてこんなところにいるのよ・・・っ!」
「しょうがないでしょぉ。ヤマト少尉に模擬戦でしごかれたあと、そのまま置きっぱなし
だったんだからさぁ。」
 オーブのMSトレーニングルームに一体だけ置きっぱなしにされたストライクの
コクピッドで、二人は向き合っていた。と言ってもコクピッドは狭いので、マリューは
昇降ラダーで上がってきたあと、縁にこしかけているような状態だ。キラにパラメーター
調整のアドバイスを受けたあと、昇降ラダーで下ろして・・・ああそのあと、ラダー
引っ込めてなかったんだ、と、フラガは己の間抜けさを恨んだ。
「あなたがいい加減だから、わたしはあの広いオーブの整備室を探し回って、あなたの
部屋や食堂や、まさかと思ったけど医務室も見て回って、もしかしてすれ違ったのかと
思って艦橋に戻ってみたり、あちこち探し回ったあげくにようやくここにたどり着いた
んですからねっ!」
「・・・整備室行ったんなら、マードック軍曹に聞けばよかったのに。」
「聞けるわけないじゃない!」
「はぁ?何で・・・って、おい、まさか」
 お母さんに叱られている子どものように情けない顔をしていたフラガの顔が、突然、
戦闘中のように引き締まる。
35ブラウニー3/13:05/01/20 08:06:25 ID:gVhgilZd
「何か、あったのか?ほかの人間に隠さなきゃならないような・・・地球軍本部に
知られたのか?!」
「違うわよ!」
 怒られるようなことは言っていないつもりなのに、マリューがさらに怒っているよう
なのが解って、フラガは一瞬ぽかんとした。
「じゃーなんなんだよ!何で俺をそんな、探し回ったりしてるわけ?!」
「私が・・・っ!」
 怒りにまかせて叫びかけたマリューが、ふいに口をつぐみ、眼を逸らした。
 充分すぎる沈黙のあと、彼女は少し頬を赤らめ、悔しそうに言った。
「私が少佐に早く会いたくて、あなたを探し回っていた、とは、思わないんですね。」
「えっ・・・」
 あまりに大きく息を飲みこんだので、呼吸が止まったような気がした。
 マリューの言葉を理解するには、何度か反芻してみる必要があった。フラガは黙った
まま、頭の中で彼女の言葉をリピートした。
 沈黙の長さに呆れたように、マリューは再びラダーを手に取る。
「もう、いいですっ。」
「・・・待って。」
 一度理解してしまえば、フラガの反応は早かった。戦場で鍛え抜かれた反射神経には
無駄がない。左手でマリューの腕をつかみ、自分の方へ引き寄せると同時に、右手は
狙ったスイッチを押していた。
「あ・・・っ。」
 マリューの体が、フラガの膝の上にすっぽりと収まると同時に、ストライクのコクピットが
音を立てて閉まった。
36ブラウニー4/13:05/01/20 08:08:17 ID:gVhgilZd
「や・・・っ、離して!」
 狭いコクピットの中だというのに、怒りの収まらないマリューはフラガの胸を押し返して
立ち上がろうとする。このままだと頭をぶつける・・・!
 無駄のない反射神経を誇る彼は、自分の右手をマリューの頭の上に差し出した。マリューの
頭と天井にはさまれて、ゴキッという音がする。
「痛ぇっ!」
「あっ。」
 あ、じゃねぇよ、とちょっと不満げな顔になりながらも、フラガはやれやれという気持ちで、
マリューの躰を自分の方へ抱き寄せた。
 マリューはちょっと抗いたいような素振りを見せたが、狭いコクピットの中でそれ以上
暴れようとはしなかった。半身になり、大人しくフラガの膝の上に抱きかかえられている。
 俺って鈍感なんだなと軽い自己嫌悪に陥りながらも、マリューの体から立ち昇るいい匂いに
気づいて、フラガはすぐ幸せな気持ちになった。
「そんなに俺に会いたかった・・・?」
「・・・わたしと少佐の非番の時間が重なるなんて、滅多にないことなんですよ。」
 マリューの言葉の調子は、まだ少し不満があるようだった。
「うん・・・ごめん。」
「少佐の方からわたしに会いになんか、来てくれないし・・・」
「・・・何でムウ、って呼ばないの、マリュー。」
「・・・今はそんな話をしてるんじゃありません!」
「・・・ごめん。」
「あなたは、わたしよりストライクと一緒にいたいんでしょ。」
「おいおい、MSにヤキモチ妬くなんて不毛なことは」
「だからそんな話じゃないんです!」
「自分から言っといてそれはないんじゃ・・・はいはい、俺が悪かった。ごめん。」
37ブラウニー5/13:05/01/20 08:10:01 ID:gVhgilZd
「あなたは・・・あなたはわたしのことなんて、これっぽっちも・・・」
「ごめん。」
「二人だけになれる時間なんて、ほんの少ししかないのに」
「ごめん。」
「ごめんごめんって、そんな返事で納得できると・・・んっ」
 マリューの言葉はフラガの唇で遮られ、最後まで言うことはできなかった。
 息が止まるほど深く、少し乱暴に押しつけられた唇は、久しぶりの感触に興奮を抑え
られないと言うように、マリューの唇をくわえこんでくる。フラガの舌が、マリューの
唇の間から素早く入り込み、歯列をなぞったかと思うと、吐息をもらした隙に奥まで
入り込んで、マリューの舌を乱暴に捕まえた。
「んぅ・・・っ、は・・・っ」
 微かな喘ぎ声を含んだ吐息が、マリューの喉から漏れた。それを同意の返事と受け
取ったのか、フラガはさらに激しく舌を絡め、上顎を刺激し、口中を舐め回した。
 マリューの口角から唾液が一筋こぼれ、彼女の形のいい顎を流れ落ちる。
 その感触に恥ずかしさを覚え、マリューは唇をもぎはなした。ふと下を見ると、
すでにフラガはマリューの制服の前を開きかけていた。
「ム、ムウ・・・ッ、こんなところで・・・!」
「時間がないんでしょ。」
 マリューが制服の前を閉じるより早く、フラガの左手がアンダーシャツの内側に
入り込んだ。ブラジャーの上から乳房をつかまれて、マリューは思わずのけぞった。
その隙を逃さず、フラガは制服のファスナーを開け、アンダーシャツをすばやく
捲りあげた。
38ブラウニー6/13:05/01/20 08:11:36 ID:gVhgilZd
「・・・ぁっ、ダメ・・・」
 小さく喘いだマリューは、それでもフラガの左腕を押しのけようとした。いったん
手を放したフラガは、すばやい動きでマリューの上着を腕の途中まで引き下げてしまう。
腕の動きが取れなくなって、マリューが身じろぎしようとするのを引き寄せ、胸の
谷間に顔を埋める。フラガの唇の感触に、マリューはまた躰をビクン、と大きく反応
させた。
 感じている間は抵抗できないことをフラガはよく知っている。そのまま胸の谷間に
口づけて、マリューの性感をコントロールしながら、フラガはブラジャーのホックも
外してしまった。これでマリューの豊かな胸を、直接愛撫することができる。フラガの
大きな手でも全てを包み込むことはできないほどの乳房を、彼は両手で捕まえた。
「あ・・・んっ」
 敏感な場所を刺激されて力が抜けたように、マリューは少し体を沈めた。乳房に
触れたままの両手で彼女の上半身が倒れ込んでくるのを支える。胸の位置が下がって
しまったので、もう谷間に顔を埋めることはできなかった。フラガの手と自分の躰の
重みにサンドイッチされて、マリューの乳房は柔らかく形を変えた。乳首を探り当てて
揉んでみると、マリューの喉が大きくのけぞった。
「あ、ああっ・・・」
 そのチャンスを逃さず、フラガはマリューの顎の先端、喉、うなじ、肩から鎖骨へと、
何度も往復しながらキスの雨を降らせた。優しく唇を押しつけ、ついばむようにしながら、
ときどき強く吸い上げてみる。
 マリューは顎から乳房の上までの範囲にキスされるのが好きなのだ。もっと敏感な
場所では、刺激が強すぎるため逃れようとするくせに、この部分だと反応しながら
求めてくる。ほら、今日も俺の頭を両手で抱きかかえて、逃がすまいとしているじゃ
ないか・・・。それにこの部分なら、性感帯に関係なくどこにキスしても同じように
感じるみたい・・・。
「ん・・・んっ、ぁ、ん、くぅ・・・ん・・・あぁっ」
39ブラウニー7/13:05/01/20 08:13:00 ID:gVhgilZd
 キスの刺激では、マリューは甘えたような小さな声をあげるだけだ。しかしフラガは
マリューの乳房にも愛撫を加えるのを忘れてはいない。乳房はマリューにとっては感じ
すぎる場所らしく、いじられると少し大きな声があがる。特に乳首を強くこすると、
切なそうな高い声が抑えきれないというように絞り出されて、フラガを興奮させた。
それをよく知るフラガは、今日もその声を求めて乳首を続けて愛撫した。
「あァ・・・ッ!ぁん・・・んっ、んんっ・・・ぁう」
 最初の声はフラガの求めたものだった。しかしその後は、また抑えた声に戻ってしまう。
刺激が足りないか、とさらに強く揉みしだいても同じだった。躰はビクビクと震えていつも
どおりの激しい快感を感じているのがわかるのに、今日はやけに我慢している。気がつけば
フラガの頭を抱えていたマリューの両手も、さらにその後ろの座席をつかんで、全身で声を
出すのを堪えているようだ。
「どうしちゃったの・・・そんなに我慢して。声、聞かせてよ。」
「い・・・や・・・っ」
 今日はやけに強情だな、と思いつつ、フラガは向かって左の乳房を無理矢理上に持ち上げ、
乳首を口に含んだ。
「あぁぁ・・・っ!」
 そうそうこの声、と思いながら、フラガはさらに唇と舌の両方を使ってマリューの乳首を
弄んだ。指での刺激ですでに充分勃ち上がっているので、唇で摘みあげ、舌先で先端を
なぶるのも容易い。空いた左手でマリューの背中をしっかりと支えながら、右手と口で
両の乳首を責め続ける。いつものマリューなら、これで前後不覚に陥るほどにも悶え
乱れるはずなのに、今日はまた声を抑え始めているようだった。
「んんっ・・・んっ・・・んんんっ・・・!」
40ブラウニー8/13:05/01/20 08:14:17 ID:gVhgilZd
 唇を痛いほどに噛みしめてまで声を出さないよう堪えるマリューを見て、さすがに
フラガも心配になってきた。声を抑えるほど体の快感は増すようで、いつもより激しく
体を震わせ、感じているようなのに、何故つらい思いをしてまで我慢しているのだろう。
「声、聞かせてってば・・・」
「や・・・いや・・・っ、あぁんっ・・・くぅ・・・」
 逆らう言葉を発したはずみに漏れてしまった嬌声を、マリューはまた噛み殺した。
「何で今日はそんなに強情なんだよ。」
「ぁ・・・だ、って、こんなところじゃ・・・っ・・・んんっ」
「場所なんか関係ないだろ。」
「そ、とに・・・聞こえ・・・はっ・・・ぁん」
「大丈夫、聞こえないよ。完全に閉めちゃってるんだし。」
「誰・・・か、来る・・・っ、か、も・・・ぁぁっ」
 半分乳首をくわえたままでフラガが話しかけてくるので、マリューはいつもとはまた
違う快感を得ているようだった。切なくて堪らない、というようにカクカクと痙攣する。
 こんなになっても優等生の自分を捨てられず、来るか来ないかもわからない他人に声を
聞かれることを恐れて耐え続けるマリューの姿は、別な意味でそそるものがあった。
 フラガは唐突に乳首への責めを解いた。支えを失ってマリューの躰がフラガの方に倒れ
込んでくる。フラガの肩に顔を埋めたマリューは、今まで耐えたもどかしさを吐き出す
ように、激しく息をついた。
「ハァッ、ハァッ、ハッ・・・」
41ブラウニー9/13:05/01/20 08:15:44 ID:gVhgilZd
 マリューにしばしの休息を与えながらも、フラガは次のステージに以降していた。
 まずスカートを腰まで捲りあげる。タイツに手を伸ばすと、今日のは太股までしかない
タイプだった。これはいいや、とパンツだけを下に引き下げ、左足から抜いてしまう。
右足首にパンツを引っかけ、お尻を剥き出しにされたマリューの体を抱え直し、両足を
開いて自分に跨がるようにさせる。マリューの秘部はすでに愛液で濡れそぼっており、
フラガのズボンにも滴り落ちていた。クチュ・・・という小さな音がして、恥ずかしく
なったのか、マリューはフラガの肩にきゅっとしがみついた。
(かわいいんだよなぁ・・・こういうとこが。)
「今度は、声、出してよ。外には聞こえないからさ。」
 マリューの返事はない。そんなこと言ったって、とかなんとか考えているに違いない。
「まぁ、我慢できないと思うけどね・・・」
 言うが早いか、フラガは右手を、大きく開いたマリューの股間に差し入れた。
「・・・ああぁっ!」
 再開された愛撫の刺激の大きさに、さすがのマリューも自制しきれず、声をあげた。
 フラガは親指で秘突をぐりぐりと回し、中指と薬指を入り口から中に滑り込ませた
のだった。残る人差し指と小指は花びらに押しつけ、5本の指を全て使って、一番感じ
やすい場所を思いきりいたぶった。
「あぁ!・・・あ!・・・ぁ・・・っ、あぁああっ・・・あぁ・・・あ・・・っ!」
42ブラウニー10/13:05/01/20 08:17:19 ID:gVhgilZd
 さっきまで必死で声を抑えたことが裏目に出たのか、いつもより大きい嬌声を
マリューはあげ続けた。おそらく声を出さなかったことで、体の快感はかえって高まり、
非常に感じやすい状態になっていたのだろう。あまりにも反応が大きすぎて、フラガは
左手でマリューの体をきつく抱きしめなければならなかった。狭いコクピッドであまり
乱れると、怪我をしかねない。
「あああっ、あぁ・・・っ!んあぅ・・・っ!ぁああ・・・ぁあ、ああああっ!」
 確かにこんな声を誰かに聞かれたら大変だ、とフラガでさえ思った。
 こんなに悶えるマリューは初めてだった。さすがに感じすぎるか、と刺激を弱めると、
予想に反してマリューは首を激しく横に振り、いやいやをした。
「いや・・・やめない・・・あぁっ!ムウ・・・ムウ・・・ッ!ああぁア、ンッ!」
 絶頂が近くなると、マリューの声は裏返り始める。やめないでって、こんなになっ
ちゃって本当に大丈夫なのかよ、と頭の隅で思いながらも、フラガは左手で急いで
ズボンのファスナーを下げ、自分の固くなっているものを開放した。さっきから痛い
ほどに張りつめきっていたのだ。マリューの喘ぎ声はいよいよ高まっている。
 急がなければ間に合わない。
「はぁう・・・ッ!はぅ・・・あっ!あっ!あぁっ!あああぁあ・・・っ!!」
 泉のように暖かい液を湛えたそこに、フラガは飲み込まれていった。
43ブラウニー11/13:05/01/20 08:18:46 ID:gVhgilZd
 後始末は、少し大変だった。思ったとおり放心状態になってしまったマリューは、
自分の身支度を整えられないほど脱力しきっていたし、かといってフラガの手が少し
でも敏感なところに触れると、ピクン、と反応してしまうのだ。思いどおりにならない
躰の中で、性感だけが必要以上に敏感になってしまっている。
 マリューは恥ずかしさのあまり大きな瞳を涙でいっぱいにし、唇を震わせた。
 それでもフラガの逞しい腕に支えられていなければ、座ってもいられないほどに
彼女は全ての力を使い果たしてしまっていた。
 艦長としての激務に追われ、睡眠不足で、疲れがたまっていたことも原因だったかも
しれない。訓練で鍛え抜かれた軍人の体と言っても、フラガのように前線で戦う逞しい
男から見れば、後方部隊に所属することの多かったマリューの体は頼りないほどか細く、
女らしかった。
 マリューには少し気の毒だったが、フラガは自分の手でマリューの身支度を整えて
やることにした。ほんの少し素肌に触れただけでも、躰が反応し、火照り、唇から
切なそうな吐息が漏れる。マリューとフラガ、2人の体から迸った精が水たまりの
ように床を濡らしていたが、それもタオルでなんとか拭き取った。
 最初にマリューが現れたときと同じ状態に戻したあと、フラガはマリューの躰を
そっと抱き寄せた。そのまま、マリューの躰が静まるまで、なるべく刺激を与えない
ように支えてやる。マリューの柔らかいくせのある髪が、フラガの指にからみつくのを
除いては。
44ブラウニー12/13:05/01/20 08:20:15 ID:gVhgilZd
 やがて、マリューはゆっくりとフラガにもたせかけていた上半身を起こした。
「マリュー・・・?」
「・・・もう、大丈夫。」
 自分を見つめるマリューの潤んだ瞳を見る限りでは、とても大丈夫とは思えなかった
が、フラガはマリューの唇にそっと口づけた。やはり、まだ震えている。体は辛いはず
なのに、それでもマリューはおずおずと口づけに応えようと、小さく口を開いた。
 さすがに今日は無理をさせる気にはならない。フラガはもう一度、自らの唇を
マリューの唇に軽く押しつけると、すぐにキスをやめた。
「我慢しすぎたんじゃないのか?」
「・・・うん。」
「外には聞こえないって、あんなに言ったのに。そんなに俺って、信じられない?」
「そういうわけじゃないのよ・・・」
「じゃあなんだって・・・あ。」
 ふと何かに思い当たって、フラガは言葉を飲み込んだ。
「何・・・?」
 マリューが不思議そうにフラガの顔を見た。言っていいのかな、と思いながらも、
本来のいじめっこ体質が災いして、フラガは余計な事を口にした。いつもより弱っている
マリューを労りながらも、ほんの少しからかってみたかったのかもしれない。
45ブラウニー13/13:05/01/20 08:21:46 ID:gVhgilZd
「もしかして、コクピットでするの、初めてじゃないんじゃない?」
「!」
「MA乗りは嫌いだ、って言ってたの、そういうこと?」
「ムウ、あなた、な、何を・・・」
「大丈夫、俺は気にしないよ、そういうの。お互い大人なんだしね。ただ、お堅い艦長
さんにもそういうことあったんだな、って、親近感持ったりし」
 ピシャン!
 いきなり平手打ちを喰らわされて、軽いのが自慢のフラガの口もさすがに固く閉じた。
 今のマリューに殴られても大して痛くはない。力が入らない状態なのだから。痛みと
いうより状況が把握できなくて、フラガは硬直した。
「開けなさい。」
「・・・」
「開けなさい!ムウ・ラ・フラガ!!」
「・・・あっ、ああ。」
 フラガがスイッチを押すと、コクピットの蓋が勢い良く開いた。マリューはもう
フラガには一瞥もくれず、よろよろと立ち上がるとラダーにしがみつくようにして、
下に降りていった。
 最後まで彼女の唇が震えていたのは、快感の名残か、それとも怒りだったのか。
 1人コクピットに取り残された大馬鹿者のフラガには、判断はできなかった。

つづく
46ブラウニー投下終了:05/01/20 08:24:10 ID:gVhgilZd
本日はここまでです。
本編でのフラマリュ総集編はあるのでしょうか。
新規のお客さんには必要だと思うのですが。

♪あんなに一緒だったのに〜
47ブラウニー:05/01/20 08:50:04 ID:J9jk/tQE
ああっ、やっぱり間違いが・・・orz
エンデミュオンの鷹 → エンデュミオンの鷹
言い訳すると、DESTINY公式ガイドブックに誤植があったのさ・・・
吊ってきます。
48名無しさん@ピンキー:05/01/20 11:41:28 ID:vIWA7hak
ブラウニー氏、GJ支援!
前スレでオルフレ書いた人ですよね?
めちゃ泣けました。ムウマリュも頑張てください。
スレ違いなんで逝ってきますスマセン。
49754:05/01/20 11:58:09 ID:KRrUiJZ6
ブラウニー氏あんた何でもこなすな!!
GJ。
オルフレなんて頭に無かった自分がすんなり楽しめたのは
ブラウニー氏の文章だからだよ。
どのカプーでもいいので、これからも降臨お待ちしてまつ。
50名無しさん@ピンキー:05/01/20 21:13:23 ID:6Uffdonz
ぶ、ブラウニー神様とコクピット被りしてもうた。
へたれがばれて辛いですが、オフィシャルファイルを持ち出した自分的超大作w
なのでえいやっと。
お仲間への貢物、アスカガ投下行きます。
5150@修行中:05/01/20 21:15:08 ID:6Uffdonz
『微熱』


「―――ラン……アスランッ!」
至近距離から呼ばれて、叩いていたキーボードからアスランは顔を上げた。
開け放たれたままのハッチから、見慣れた白い軍服姿のカガリが覗き込んでいる。
「いつまでやってるんだ?もう随分遅い時間だぞ?」
戦闘から帰艦してしばらく休んで、整備士のほとんどが引けてから作業に取り掛かったために、
結果一人だけ最後まで取り残されることになったらしい。
言われて周囲を伺えば、セイバーの周囲以外はライトも落とされて物音もしなかった。
「―――もしかして、眠れないのか?」
自分の表情を覗き込んだカガリの腕を、衝動に駆られるままアスランは引いた。伸ばした腕に
ぶつかったキーボードが横にずれる。
「えっ?」
無重力なのでふわりとカガリはアスランの腕に飛び込んでくる。
冷えた躯―――そうではない。自分が熱を持っていることにアスランは気がついた。
戦場での高揚のままに、噛み付く勢いで口付ける。
腕の中で暴れる身体を、許さずにサイドモニターに押さえつけて。
「昂ぶって眠れない―――醒まさせて?」
「え、って……?」
5250@修行中:05/01/20 21:17:06 ID:6Uffdonz
「あ……はぁっ……」
どちらのものか分からない唾液が顎を伝って、それすらを舐め取るように舌が這い回る。
軍服の上から胸元を探られて、やっとカガリはアスランの意図を理解した。
「アスランっ―――待って……」
―――こんなところで?
身体を重ねることには随分慣れた。
再会をしてから、離れていた時間を埋めるように何度も身体を重ねた、けれど。
「待って……待って―――」
「だめ―――待てない」
コクピットの中の、色とりどりの微かな灯りにアスランの瞳が冷たく光を放つ。
「だって、こんなところで……」
言いながら逃げようとする身体を後ろから抱きしめたアスランが、胸元の釦に手をかける。
「あ、アスランっ」
暴れたカガリの腕がどこかのスイッチに触れて、ピ、と電子音と共に足元に赤いランプが灯った。


「ダメじゃないか、暴れちゃ―――さっきした設定が無駄になる」
責めるように言えばカガリの抵抗が弱くなって、アスランは背後から抱いたままシートに掛けた。
自分の足を跨がせるように、カガリの膝を開いて座らせる。
左腕で腰を抱いたまま、引き抜いたインナーの裾から右腕を差し込んでブラの上から丸いふくらみを撫でる。
やわやわと、豊かな胸を確かめるように動かした指先を、ブラの下から潜り込ませるとカガリの息が上がった。
見つけ出したその先端を指先で捏ねる。
5350@修行中:05/01/20 21:18:04 ID:6Uffdonz
「あ、んっ」
動きに合わせ甘いて声が上がり、その声に煽られるようについ弄る指が執拗になる。
「―――や、あ、ああっ」
カガリの表情が悦楽に溶けるのを確かめて、アスランはカガリの両膝を持ち上げて足先を計器パネルの上に乗せた。
「あ、アスらんっ」
狭いコクピットのおかげで膝が高い位置に来て、うろたえたのだろうカガリの高い声があがる。
そのまま下着の中に指を潜り込ませると、しっとりと濡れた感触があった。
「カガリ、濡れてる」
言いながら薄い茂みを掻き分けて割れ目に指を添わせる。
「ばか……や……言うなって」
数回その場所を確かめるように動かして、二本の指を滑り込ませる。探り当てた花芯を爪先で引っ掛けるようにすると、
カガリの身体が大きく跳ねて甘い嬌声が零れた。
荒くなるカガリの息遣いの合間に、ぴちゃりと微かな音が耳に届く。
「見て……?」
潤った場所から引き抜いた指先を、カガリの目の前で開くと透明な糸を引いた。
「ああああアスランっ」
耳まで赤くなったカガリのこめかみから耳元まで口付けて、左腕で抱いたままの身体を少し浮かせる。
「入れるよ?」
5450@修行中:05/01/20 21:19:15 ID:6Uffdonz
制服の下肢だけ寛げて、勃ち上がった己の上にその身体をそっと降ろす。
「ん、―――あああっ」
自重でゆっくりと、カガリの身体にそれは呑み込まれる。
最初は拒むようだった膣内が、ゆっくりと馴染むのが分かった。

軍服の背中を引き、片腕だけ引き抜く。インナーをたくし上げれば、半分だけ背中が現れた。
肩甲骨に添って歯を立てれば、声が一際高く上がる。
「んん……あ、ああっ」
上がる声と同じように、カガリの体内が柔らかく収縮してアスランを締め付ける。
円を描くように軽く腰を動かせば、それに合わせてまた声が零れ、下から小さく突き上げれば、
首を横に振るようにして快楽に耐えている。
半裸にしたままの鎖骨から胸元に指を這わせれば、ぎゅと閉じられた瞼が微かに震えるのが分かった。
しばらくその感覚を楽しんでから、カガリの腰を強く引き寄せる。
「あああああぁ」
びくりと跳ね上がる身体が、反射的に逃げをうつ。
その拍子にパネルに乗せていた足が滑り落ちて、前傾したカガリの身体を追うようにアスランは半ば立ち上がった。
カガリの両脇に手をついて突き上げる。
逃げ場のなくなったカガリを後ろから責め立てれば、零れ落ちる涙がパネルの上を伝って、
上半身を捻るようにしてアスランはその跡に舌を這わせた。
5550@修行中:05/01/20 21:21:04 ID:6Uffdonz
「あ、待って待って……」
パネルに両手をついたカガリが涙声で訴える。
「ごめん、無理っ」
ぐ、と腰を突き入れるとびくりと身体が反応した。
「あ、やあああああっ―――っ」
白濁する意識の中で、同じところまであがった体温を愛しいと思う。
アスランが精射するのに合わせて、カガリの声が一際高く上がった。

まだ荒く息を吐きながら、くたりと弛緩したカガリの身体を膝の上に抱き上げる。
熱を吐き出してしまえば少しだけ平静に戻って、平静に戻ればとんでもないことをしてしまったと、
後悔と満足が平等に訪れた。
「―――ちょっと、お前無茶…・・・」
まだ涙の残る瞳で睨むように訴えられて、アスランはとりあえず口を開いた。
「すまない、つい」
聞いたカガリが呆れるように瞳を閉じる。
しばらく黙って、それから諦めたように瞼を上げた。
「―――部屋まで連れていけよ?」
「分かってる」
「―――今日はこれきりだからな?」
念を押すように言われて、視線が泳ぐ。
「―――保障はできない」
「この、馬鹿っ」
まだ力のないカガリの怒鳴り声に、アスランは柔らかく笑った。




―――翌日全ての設定をやり直すアスランの姿があったとかなかったとか。


  終
56名無しさん@ピンキー:05/01/20 21:43:46 ID:AQZX3/9E
>>50
も、萌える(*´Д`)ハァハァ
そしてたぶん>>50氏とはお仲間なヨカーソw
57名無しさん@ピンキー:05/01/20 22:03:24 ID:ZsGPGfIi
コクピットセックルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
丁寧な描写で萌える
あっちでは話題に出せないのでこっちでお礼を
妄想叶えてくれてありがとうございます
58名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:18:22 ID:5iTtkwDa
>>50
乙。
最高に萌えました。
59612:05/01/20 23:31:40 ID:hIyUZKEI
ブラウニー氏&50氏乙萌えハァハァ(*´Д`)
ムゥマリュも好物なのですごく嬉しいです
子どもにはない大人のセクースに萌
アスカガも萌(・∀・)
60名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:35:17 ID:YrgEnAXZ
>>50 GJ!!
禿しく萌えた(*´Д`)
次回も楽しみにしてます。
61791:05/01/20 23:37:45 ID:CLlcJmIU
前スレでレス下さった方々、ありがとうございました。
続きです。
幸せ祭りの中、ひたすら暗いのがアレですが…
62791-C:05/01/20 23:41:14 ID:CLlcJmIU
頬を上気させ、目を瞑り唇を噛み締めているカガリを見ながら、
始めは、よがっていやいやを言ってるのかと悦に入っていたユウナだが、
「?」
カガリの様子に疑問を頂き、ズボンのホックを外し、一気に白いショーツごと引き下す。
「やっ!」
思わず足を閉じようと抵抗するカガリだが、間に合わずユウナの手が茂みの奥へと伸びる。
「これだけしても感じていないのか!」
一向に濡れていないカガリの秘所に激昂する。
怒りのあまりユウナが指を3本一気に突き立てた。
「ひっあぁぃああああーーーーーー!!」

ユウナの指が容赦なく乱暴にカガリの中を掻き回す。更に2本増やし5本の指が蠢く。
カガリの為の愛撫ではなく、ただ怒りに任せただけの行為。
「やっ…やっ…やめて…やめて…!あぁッ……!」
カガリが涙を浮かべ、頭を振りながら懇願するも、ユウナは聞き入れない。
そして、自分のズボンのベルトに手をかける。
痛みと恐怖の中で聞こえたそのカチャリという音に
咄嗟に何が起こるか解ったカガリは、力の抜けた腰を必死に動かして逃げようとするが、
股の間にユウナが素早く身体を入れ、それ以上動けなくなってしまった。
そのままユウナが一気に、カガリの中心へと昂ぶりを突き立てる。
63791-D:05/01/20 23:41:55 ID:CLlcJmIU
「いっ…嫌ぁーーーー!!いやぁーーーーーー!!」
少しも潤ってはいない秘所に突き立て、激しく動くそれはカガリに激痛をもたらした。
「やっ…やっ…痛い…痛い……!!」
琥珀色の瞳から大粒の涙が零れる。それすらも更にユウナの嗜虐心を煽る結果となり、
ユウナはカガリの中に自分の欲望を吐き出した。
カガリの身体がびくりと跳ね上がる。
「まだだよ。君は僕のものなんだからね」
ユウナは自身を半分ほど引き戻すと、更に奥へと勢いをつけて貫いた。
「ーーーーーーーーーーーッ!!」
カガリは声にならない悲鳴を上げる。
「僕の…!僕のものだ!!カガリ…!!」

(僕のカガリ…)
違う!違う!!私は…私は…アスランのものなのに!
乱暴に揺さぶれ、突き上げられ、痛みすら薄れていく頭の奥でぼんやりとアスランの顔が浮かぶ。
(アスラン…アスラン…)
二人とも初めての経験だったし、ぎこちなく肌を重ねた。
痛がるカガリを心配しながら、不器用な彼が一生懸命に気づかってくれるのが愛おしくて。
この時だけはお互いの立場など関係ない、唯一人アスランのものだけになった自分だったのに。
64791-E:05/01/20 23:43:32 ID:CLlcJmIU
いつの間にか意識を失っていたらしい。身体中があちこち悲鳴を上げて、動く事が出来ない。
「起きたの?」
空ろな目でゆっくりとそちらを見遣ると、ユウナは椅子に座って酒を飲んでいた。
いつの間にかナイトガウンに着替えている。
「今日から、君の家はここだからね。アスハ邸にはもう帰らなくていい」
「な…!」
「当然だろう?僕達は結婚するんだから。これで終わりだと思うなよ」
ユウナはグラスを置くと、立ち上がりベッドへ近づいてきた。
歩きながら羽織っていた物を脱ぎてると、下は裸だった。そのままカガリに覆い被さる。
「やめ…!あっ…あっ!嫌ぁ…お願い…」
ろくな愛撫も無しに、いきなり突き立てられる。
豊かな胸を擦りつけるように、ユウナが背中に手を回し身体を密着させ、円を描く様にぐりぐりと動かす。
突き上げる衝撃で上下にも擦られる。
秘所だけでなく、胸もしたたか嬲られ、痛くて堪らない。
先ほどはユウナは服を着ていた。本来はその方が屈辱な筈なのに、
互いの肌が直に触れ合うのがおぞましくて又涙が零れる。
65791-F:05/01/20 23:44:41 ID:CLlcJmIU
シャワーの音で目が覚めた。もう首を動かす事すら出来ない。
外が明るいので朝だろう。
そのまま突っ伏していると、ユウナが着替えて出て来たようだった。
「僕は色々と準備があるから行くけど、君は今日から休みだからね。
 着替えを用意するから、その前にシャワーを浴びておくと良い」
ユウナはカガリの髪にそっと口付けると、新品のバスローブを置いて出て行った。
暫くして、何とか力を振り絞ってよろよろとベットから抜け出ると、散らばった衣服を拾い集めた。
メイドが着替えを持って来た時に、こんな醜態を晒すわけにはいかない。
そして何より、上着のポケットに手を入れると、そこにあった物…。
ユウナに会いに来る前に、自ら指から抜き取った物…。
小さな赤い石の付いたそれを、ぎゅっと握り締めた。
66名無しさん@ピンキー:05/01/20 23:47:45 ID:D/6jFNN8
67名無しさん@ピンキー:05/01/21 00:42:31 ID:ozaz37is
791氏乙です!
色々と切なくなった。カガリ頑張れ
でも本編を知っているだけにユウナを憎めないw

あと前スレ>>847
これはキラは恥ずかしいw
アスランとカガリはよく腕相撲してそうだ
68名無しさん@ピンキー:05/01/21 01:00:39 ID:r/yQYa5T
791氏乙です〜!待ってました!
 ユウカガは色々と切ないっす。ユウナはユウナなりにカガリのこと愛してるんだろうけどなあ・・・
カガリがんがれ!
69名無しさん@ピンキー:05/01/21 17:18:38 ID:2gOBhMMX
高慢ながら俺も書いてみよっかなと思うようになるな
職人様でにぎわってきたら

スキルがあればなー
70名無しさん@ピンキー:05/01/21 20:41:02 ID:2hmMQZs/
791氏。お疲れ様です。 ユウカガ好きなんで嬉しいです


ユウナはおそらく好きなように育てられてしまって、
愛され方は知っているけど愛し方を知らないんだろうなと思う。
本編があんなんだったけど、要所要所でカガリのこと本当は好きなんだろうと
思わせる描写が幾つもある。
71名無しさん@ピンキー:05/01/21 21:07:16 ID:1LPeEeL3
>>791乙。

>70氏の意見にも酸性。
ユウナは結局あの狸親爺のいい操り人形っぽい感じもするからね…実の父親だけどさ。
そんな今の状況から努力して脱却すれば只のイヤなヤツキャラからふた回りは大きくなれると思う…




恐らく、カガリが初恋だったんじゃないかなぁ

72ブラウニー投下開始:05/01/21 21:19:48 ID:6q/8svH6
コクピットセックルはパイロットの嗜みですよね…。>50氏

前スレのオルフレはハァハァしないで涙した方が多かったようで、
大変光栄です。しかし…いいのかそれで。…ス、スレチガイ?
気を取り直してフラマリュ中編を投下します。

最近、作家さんが増えているようで、良い刺激を受けています。
いろいろなカプや作風があって楽しいです。
73ブラウニー1/13:05/01/21 21:21:15 ID:6q/8svH6
【戦場のVACATION 中編】

 上半身に制服の上着をひっかけただらしない格好で、フラガはアークエンジェルの
廊下を医務室に向かって移動していた。
 今はこれくらいは許して欲しい。フラガの腹部にも上腕にも、白い包帯が巻かれて
いるのだから。
 あの忌々しいクルーゼにつけられた傷が、治りかけの今もフラガの心に闇を落として
いた。軍人にしては破格に明るい性格の彼にしても、クルーゼのもたらした傷、それ
以上に彼との関わりを示す真実は、受け入れがたくものしかかる重荷になっていた。
 もっとも、今の自分が耐え難いと思っていることはそれだけではないことも、彼は
よく知っていた。優秀な軍人である彼は、もともと鋭い判断力の持ち主でもある。戦場で
あれば判断に基づいた冷静な対処をするだけのことだが、戦って倒す以外の選択肢では、
自分が精神的にもかなり弱っちろい、何もできないヘタレ野郎だと認めないわけには
いかなかった。アークエンジェルから降りることになったとき、マリューやナタルは
将校に相応しい毅然とした態度だったのに、自分だけぐちぐちと躊躇ってしまったでは
ないか。
 彼が打ちのめされていたのは、そのマリュー・ラミアス艦長と、未だに関係がぎくしゃく
している件だった。
 仕事の上では何ら問題はない。寧ろ信頼関係は増し、今まで以上にうまくいっていると
感じるくらいだ。二人だけになるとちょっと気まずかったりもしたが、彼が傷を負って
からは、マリューは前と同じように優しく接してくれていた。
 結局フラガがぎくしゃくしていると感じるのも性関係に限定してのことで、それ自体
ここ最近の緊迫した情勢、加えて彼の怪我という要因があって見れば、艦内と前線の
指揮官でもあるマリューとフラガがそうそう愛し合っている暇などあるはずもない。
マリューが自分を避けているなど、考え過ぎなのかもしれないが・・・。
 なまじ優秀なフラガの判断力が、それは違うと彼自身に告げていた。
74ブラウニー2/13:05/01/21 21:22:59 ID:6q/8svH6
 ストライクのコクピッドで抱いて以来、マリューは自分に抱かれることを避けている。
 その原因は、自分の軽率な発言のせい。
 ああ、くそっ!オーブで抱いたっきりじゃないか。もうここは宇宙なのに、まだ許して
もらえてない。傷の痛みは嫌でもクルーゼを思い出させやがるし、いつまでこの状態が
続くんだっ!
 眉根に深い皺を刻んだ不機嫌極まりない顔で、彼は医務室のドアを開けた。

 背後でドアが開いたことに気づき、振り返ったマリューは、フラガが立っているのに
かなり驚いていた。彼もまさかここで会うとは思っていなかったらしく、自分と同じ
ようにぽかんとしている。
 フラガの眼が素早く左右に動いて、ほかに誰も部屋にいないことを確認していた。
この場合、誰かいてくれた方が乗り切りやすかったと思うが、いないものはしょうがない。
 フラガは意を決して医務室の中に入った。後ろで自動ドアが閉まる。
「あー・・・ラミアス艦長・・・何してんの?」
 気まずくなって以来、2人きりのときにマリュー、とは呼べなくなっていた。みんなの
前では呼べるのに、ここでも艦長などと言ってしまう。かといって完全に他人行儀にも
なれなくて、呼び方以外はくだけてしまうフラガの言葉は、間抜けにならざるを得なかった。
「医療品の在庫を調べてるの。最近怪我人も多いし・・・考えたくないけれど、これから
ますます激戦になると思うし。」
 マリューの口調は以前と変わらない。こんなところでも、彼女の方が俺より強いんだな。
「あなたは医務室に何の用?痛み止め?」
「あ、いや・・・包帯替えようと思って。」
「そう。ここにあるわ。1人でできるかしら?」
 マリューはフラガに、包帯をぽん、と差し出した。とりあえず受け取ったものの、
フラガは会話をどう繋げようか考えるのに精一杯で、包帯とマリューを交互に見比べて
ばかりいた。
75ブラウニー3/13:05/01/21 21:24:36 ID:6q/8svH6
「じゃあ、ね。」
 フラガの脇をすり抜けて、医務室を出ていこうとするマリューに、フラガは声をかけた。
「待って!」
 いつもの彼なら腕をつかんで引き止めるところだろうに、今日は切羽詰まった声を出して
マリューを引き止めるしか方法がなかった。不用意に触れて、これ以上彼女に嫌われたくは
ない。
「何?」
 マリューは平然とフラガを見つめる。いっそ怒ってくれた方が謝りやすいのに、普通に
されると何て言っていいのかわからなくなる。それでもフラガは、何とか口実を見つける
ことに成功した。
「包帯・・・巻いてくれないか。できれば・・・艦長の部屋で。」
 無謀な提案が受け入れられるとは正直思っていなかったが、マリューの返事は
意外にも「いいわよ。」だった。
 「包帯ぐらい自分で巻けるでしょ」とか、「今は手が放せないから他の人にやって
もらって」とか、いくらでも交わす方法はあったのに。だからと言って彼女が許して
くれた、と思えないところも、フラガの悲しい性ではあったのだが。
「はい、おしまい。」
 この後の展開をフラガが思いつくより早く、マリューは新しい包帯を巻き終えて
しまった。古い方をくるくるとまとめ、部屋のすみのゴミ箱に捨てている。その間、
フラガは椅子に座ったままだった。
「・・・何してるの?」
「えっ・・・あ。」
 フラガは反射的に立ち上がった。慌てて傍らにあった上着を取り、自分の肩にかける。
まずお礼を言わなければと思いながらも、マリューを直視できないフラガの視線は
部屋の中を泳いでいた。その深い青い眼が、机の上に置いてあるものを捕まえた。
76ブラウニー4/13:05/01/21 21:26:05 ID:6q/8svH6
 マリューがいつも首から下げている、薔薇の模様のロケット。
 正確には、いつも首から下げていた、と過去形になるかもしれない。以前はいつも
つけていた気がするが、フラガと「こうなって」からは、敢えて外しているときもある
ようだった。特に性行為に及ぶときには、彼の目に触れないよう身につけていない気が
する。オーブで抱いたときも、つけていなかった。
 そこまで気を遣うからには、ほかの男からの贈り物なのだろうということは、決して
鈍くないフラガには察しがついた。お守りのようなデザイン、フラガを想う今も手放せない
ことから、おそらく送り主がもうこの世にいないことも。そして以前MAのコクピッドで
マリューを抱いたMA乗りというのが、その男なのだろうということまでも、フラガには
一連のこととして確信できていた。
 だからこそ、ストライクのコクピッドでマリューを抱いたとき、彼は馬鹿な発言を
せずにはいられなかったのだ。
 その男は、今でもマリューの中から消えてはいない。ロケットを身につけることくらい
なら、どうということはなかった。その中に男の写真が入っていても、見せろとか捨てろ
とか、野暮なことは言いっこなしだ。危険な戦場で働くマリューを少しでも助け、守って
くれるのならそれでいい。自分はいつも傍らに寄り添うわけにはいかないのだから。
 だが、自分に抱かれている最中にその男のことを思い出すのは、受け入れられなかった。
男に抱かれたMAでは声が漏れたから、自分の愛撫にマリューがあれほど耐えて、その結果
見たこともないほどあられもない姿態をさらけ出したのだとしたら・・・いったいあのとき
マリューを抱いていたのは誰なんだろう。彼女をあそこまで感じさせ、乱れさせ、悶え
させたのは・・・今そばにいる自分なのか。それとも過去の思い出がそうさせたのか。
 思いきり馬鹿なことを言って冗談にしてしまわなければ、自分を見失ってしまいそう
だった。嫉妬に狂って、マリューに何をしてしまうかわからない。女に対しても決して
精神力は強くないフラガは、ジェラシーを制御できない自分自身を恐れていたのだった。
77ブラウニー5/13:05/01/21 21:27:31 ID:6q/8svH6
 「・・・ムウ。ムウってば!」
 立ち上がったまま動かなくなってしまったフラガに、マリューは声を大きくして呼びかけた。
 フラガはようやく我に返り、その逞しい体をビクッと震わせて、マリューを見た。
 この人は何にそんなに怯えてるんだろう。わたしなんか簡単に服従させられるくせに・・・
マリューは溜息をついた。
「任務に戻られないのですか?」
「あっ・・・あ、すみません。艦長。ありがとうございました。」
 敬礼をするフラガを、マリューは切なそうに見上げた。艦長、艦長って・・・いつまで
そんな呼び方してるつもりなの。この人は怪我をしているんだから、クルーゼのことで
いろいろあったばかりなんだから、優しくしてあげなくちゃと思っていたのに・・・もう
・・・我慢できない。
 マリューの両目から、大粒の涙が溢れて、宙に舞った。
「えっ・・・ラミアス・・・艦長?」
「・・・そんなふうに、呼ばないで!」
 マリューの眼から、さらに涙が溢れた。それでも彼女は拭おうとも、顔を背けようとも
せず、フラガを真っ正面から見据えて、気持ちのすべてを言葉にしてぶつけてきた。
「艦長なんて、呼ばないで!どうしてマリューって呼んでくれないの!・・・あなただけ
なのに・・・わたしをそんな風に呼ぶのは、もうあなただけなのに・・・」
 マリューはようやく両手で顔を覆い、そのまま上体を倒して髪の毛をかきむしった。
彼女が倒れてしまうのではないかと思ったフラガは、反射的に彼女の肩を抱いて支えようと
した。しかしフラガに両肩をつかまれたマリューは、自ら上体を起こし、彼をにらみつけると
固く握りしめた両手で、彼の胸をどんっ、と叩いてきた。
「つッ。」
78ブラウニー6/13:05/01/21 21:28:43 ID:6q/8svH6
 続けざまにどんっ、どんっ、と叩かれて、フラガの体は壁際まで運ばれた。そのまま
壁に彼を押しつけるように、マリューは拳を叩きつけてくる。どんっ、どんっ、どんっ・・・
「わたしは・・・っ、艦長失格なのに・・・!どうして、あなたまで、艦長なんて呼ぶのっ
・・・みんなの前では呼ばないくせに・・・二人だけのときに・・・どうして・・・っ!」
「・・・マリュー。君は、艦長失格なんかじゃない。立派に務めを果たしてるじゃないか。」
 マリューに叩かれるままになりながら、フラガは何とか落ちつかせようと言葉をかけた。
しかしマリューは頭を振り、彼の言葉を否定して、彼の胸を叩き続けた。
「務めなんか果たしていないっ・・・わたしには、何もできない!みんなを守ることなんて
できない・・・本当はついてきて欲しくなんてなかった・・・わたしじゃみんなを守れない
のに・・・っ!」
「そんなことないだろ。君はいつだって、誰よりも立派に・・・」
「ジョシュアであなたが戻って来てくれなかったら、わたしはみんなを、死なせてたわ!」
 一際大きくなる声と、叩きつける力。フラガにも二の句は継げなかった。
「あなたと・・・キラくんが戻って来てくれなかったら・・・アークエンジェルはとっくに
全滅してる・・・キラくんだって、わたしがもっとしっかりしていたら、MSに乗ることも
なかった・・・あの子たち、みんなわたしが巻き込んで・・・っ、友達と戦わせて、友達を
死なせて・・・っ」
「それは君のせいじゃない!」
 フラガはようやく、力が抜け始めたマリューの両手を掴んで、叩くのを止めさせた。
「今は戦争してるんだ!巻き込まれたくないのに巻き込まれた奴なんていくらでもいる!
あのままヘリオポリスに残っていたって、死んでたかもしれないんだぞ!」
「それは結果論よ!」
 怒りのなせるわざか、マリューはフラガの手をふりほどいた。
79ブラウニー7/13:05/01/21 21:29:45 ID:6q/8svH6
「わたしはあの子たちを助けようとしてアークエンジェルに乗せたわけじゃないわ!軍の
機密を守るため!ストライクのパイロットとしてキラくんに協力してもらうため!軍人と
してしかたないと言いながら、ただ民間人を危険な目に遭わせただけよ!」
「それでも君が艦長でなければ、アークエンジェルはここまで生き残れなかったと、俺は
思ってんだけど?!・・・不沈鑑なんて呼ばれるようになったのは、君が鑑全体を守って
きたからじゃないのか?」
「本当に守っていたのは、あなたや、キラくんや、最前線に出て戦った人たちよ!アーク
エンジェルを守って散っていった人たちだわ!」
 マリューは再び、フラガの胸を叩き始めた。
「わたしにできることなんて、ただ後ろで待っているだけ・・・一番危険な場所に出ていく
人たちが、無事に戻って来てくれるように祈るだけ・・・アークエンジェルの采配なんて、
できてやしないわよ!いつだって最前線のことが心配で・・・気が気じゃなくて・・・っ、
だって、あなたがそこに・・・いるんだもの!」
 今度こそ、フラガは絶句した。
 マリューが自分の胸を叩く音が、部屋中にこだましているような錯覚。
 どんっ、どんっ、どんっ・・・
80ブラウニー8/13:05/01/21 21:31:03 ID:6q/8svH6
「わたしはっ、後方援護をしなきゃいけないのに!アークエンジェルのクルーを守ら
なければいけないのに!どうしてあなたのことばかり・・・考えてっ・・・あなたが戻ら
ないんじゃないかって、わたしの知らないところで・・・何か起こってるんじゃないかって
・・・でもわたしは・・・艦長として・・・あなたのことばかり考えていてはいけない
・・・行かないでなんて言えない・・・。それどころか・・・一番危険なところに、
あなたを送り込んでいるのはわたしなのよ!誰よりも先にあなたに、敵の前に出て行って、
戦えと命令しているのはわたしなのよ!!・・・MA乗りなんて大嫌い。わたしの知らない
ところで勝手に出ていって、勝手に死んで・・・今度はわたしの命令で戦うなんて。その上、
MSに乗り換えるなんて言ってる。今までよりもっと、危険なところで戦うつもりなの?」
「・・・っ、マリュー・・・」
「MA乗りなんて大嫌い!MS乗りはもっと嫌い!・・・誰よりも、ムウ・ラ・フラガ、
あなたが嫌いよ!!どうしてストライクに乗るなんて簡単に言うのよ!それでわたしが、
どんなに、あなたが・・・心配で・・・何も考えられなくなるか知らないくせに・・・
わたしは艦長失格よ!責任と私情のけじめもつけられない・・・このままじゃいつか
クルーを死なせるかもしれないのに・・・それでも・・・あなたに行って欲しくないと
・・・わたしは・・・」
 フラガの顔が苦痛にゆがむ。胸が痛い。
 叩き続けられる痛みなのか、マリューの苦悩に気づかなかった自責の痛みなのかは
わからない。とにかく胸が苦しくて、締め付けられるようだった。
 フラガを叩き続けていたマリューの手が止まる。
 今度こそ、泣き崩れてしまいそうな彼女の体を、フラガはすばやく抱きしめた。
81ブラウニー9/13:05/01/21 21:32:00 ID:6q/8svH6
 最近マリューのことばかり考えていて、忘れてたけど、俺達一応脱走兵なんだよなぁ。
 ぼんやりとフラガはそんなことを考えていた。
 地球には親戚や友達もいるけれど、地球軍を離脱した自分たちに、戻る場所はあるの
だろうか。戦争が終わればあるいはとも思うが、正規の軍人で将校であり、鑑全体の
指導者という立場にある自分やマリューは、下士官や民間からの志願兵と同じ扱いに
なるはずもなかった。戦争の結果によっては軍法会議にかけられて、戦犯にされても
おかしくはない。
 フラガには親や兄弟はいなかったが、マリューにはいるのだろう。そういえばそんな
話さえもちゃんとしてはいなかった。
 本当にいろいろなものを捨ててここにいるのだ。戻ったところで家族に迷惑をかける
だけかもしれない、ということを思えば、「自分をマリューと呼ぶ人は、もうほかに誰も
いない」と彼女が嘆くのも無理はない。
 そのマリューは、何一つ衣服を纏わぬ姿で、フラガの下に横たわっていた。
 覆い被さるようにして、彼女のなめらかな肌、豊かな胸、形の良い腰のくびれを見つめ
ながら、こんなにきれいだったっけ・・・と今更のように思う。何だか触れるのが勿体
なくて、髪の毛を梳いた。
 その行為にかえってじれたのか、フラガを見つめ返していたマリューが目を閉じた。
長い睫毛が細かく震えている。マリューの腰が、わずかだがモジモジと動くのを、
目敏いフラガは見逃さなかった。
「俺、まだ何もしてないんだけど?」
「・・・だって・・・」
 目で犯されているような気がする、とは、さすがにマリューは言えなかった。恥じらいで
赤く染まる彼女の頬を、フラガは指先でそっと撫でた。
82ブラウニー10/13:05/01/21 21:33:27 ID:6q/8svH6
 そのまま、なるべく体のほかの部分に触れないように気をつけながら、フラガはマリューに
口づけた。
 やめてというと余計なところまで触ってきて、哀願するまでやめないくせに、触って欲しい
ときには何故なかなか来てくれないのだろう・・・マリューはそんなことを考えていた。
やっとしてくれたキスさえも、まだ全然足りていないのにもう離れようとする。マリューは
下からフラガの唇に吸い付いた。もっと近くに来て欲しいと、求めるように、マリューは
手を伸ばした。今度はフラガも受け入れて、ようやく体を落とし、マリューの体に密着させて
抱きしめる。
 ただ肌と肌とが触れ合っただけでまだ愛撫されてはいないのに、マリューは快感がにじみ
出してくるのを感じていた。激しくはないが、躰の内側からねっとりと湧き出してくる。
汗が噴き出すように、全身を覆い尽くしていく。マリューが足をからめてきたので、彼女の
全身が既に足の爪先までわななき始めていることに、フラガも気がついた。
 フラガの両手が、マリューの背中をまさぐる。脇腹を撫で上げ、太股の外側を揉まれる。
決して敏感な部分ではないのに、体が跳ね上がる。触れられる場所全てが感じてしまう
ようだ。こんなことで、この後感じやすい部分に触れられたらどうなってしまうのか・・・
マリュー自身にもわからず戸惑いはあったが、怖くはなかった。
「・・・今こんなことしてて、いいんだっけ・・・。」
 フラガが今更なことを言い始める。
「艦長さんには任務が・・・」
83ブラウニー11/13:05/01/21 21:34:28 ID:6q/8svH6
 さすがにちょっとムカついて、マリューはフラガの金髪を引っ張った。艦長としての責任と、
フラガへの愛慕の間で2つに引き裂かれそうな自分の苦しみを、さっきあんなに激しく
吐露したばかりなのに、もう冗談にしてしまおうとするのか、この男は。
「痛ててっ、ちょっと言ってみただけなんだけどなぁ。」
「・・・だからMA乗りは嫌いなのよ。」
 ん、それは俺のことですか?それとも昔の男のこと?そいつは俺に似てたんですかねぇ。
 思ってはみたものの、フラガがそれを口に出すことはない。本当は、たまには欲望を我慢
するべきかなと思っていたのだが、昔の男のことを思い出して、嫉妬がフラガに火をつけた。
やっぱり抱くことにする。だからと言って、自分が昔の恋人の存在に勘づいていることは、
今は言うつもりはない。そんな男の存在は、さっさと消してしまおう。マリューの知らない
ところで戦って、勝手に死んだ男のことなんか。自分は違う。マリューの命令で、マリューの
目の前で戦う。そして必ず戻ってくる。マリューのところに。
 知らないところで勝手に死なれるより、目の前で死なれる方が数倍辛い気もするが、今は
そのことは考えないようにしよう。
「・・・要するに、死ななきゃいいんで、しょ。」
「そうよ。必ず戻ってきてくれれば・・・それでいいの。」
 恋人達は、お互いに微笑みあった。
84ブラウニー12/13:05/01/21 21:35:28 ID:6q/8svH6
 「ああぁ・・・っ!」
 まだ挿入されてもいないのに、マリューは最初の絶頂を迎えた。ベッドの上に座り込み、
両足はM字開脚の形に広げられ、あられもなく愛液を吹き出す秘所を、隠しようもなく
さらされている。
 背後をフラガに取られ、後ろからいいように責められた彼女は、しがみつく恋人の背中
さえ与えられてはいなかった。今日も自分の切なさを受け止めるのはシーツの感触だけ
・・・弄ばれ続けた乳首は膨らみ、勃ち上がって、じんじんと痛いくらいの疼きがまだ
続いている。同じく苛まれ続けた秘所は、すでに愛撫が止まっているにも関わらず、愛液を
次々噴出させていた。
 自分の愛液に濡れそぼったフラガの指を口に差し込まれると、拒むこともなく舐め回して
しまう。いつからこんな淫らな行為を受け入れるようになったのか、みんなフラガのせいだ、
と恨めしく思いながらも、躰は思いとは裏腹に、求められるままに何でも受け入れる状態に
なっていた。
「ん・・・ん・・・あぅ」
 すでに躰を支える力はなく、上体はフラガの逞しい胸にもたせかけていた。その躰を
後ろから押されると、呆れるほど従順に、フラガの求める姿勢をとってしまう。俯せに
ベッドに横たわり、M字開脚の名残か、膝だけは深く曲げられて、その分腰を高く突き出す
格好になる。フラガの眼前に熟れた入り口を突き出していることにも、もう恥ずかしさを
感じなかった。自分の中からこぼれ出すとろりとした液体が、太股を流れ落ちる感触さえ、
遠く感じる。自分はどうして欲しいのか。やめて欲しいのか。もっと感じさせて欲しいのか。
それすらもわからなかった。口ではやめてと言いながらも、下半身はもっと、もっとと
疼いている。上半身と下半身が別の人間になったようだ。霞む頭で、マリューはそんなことを
考えていた。
85ブラウニー13/13:05/01/21 21:36:45 ID:6q/8svH6
 それも僅かな時間だった。フラガの逞しい腕が、自分の腰を鷲掴みにする。動かない
ように固定するのだ。やっぱり来るんだ・・・激しい衝撃を待ち侘びているのか、怯えて
いるのか、とにかくマリューは身構えた。
 秘所に加えられた刺激は、予想に反するものだった。
「あ、あぁん・・・っ!あン、あン、あン、あああぁ、んっ・・・!」
 自分でも聞いたことのない、甘えるような喘ぎ声が、マリューの口から間断なく漏れて
いた。
 すでに先端から液をこぼれさせているフラガのそれが、自分を深く挿し貫くのを待って
いた。それなのに、フラガは先端だけを浅く挿し込み、抜いては挿し込む動作を繰り返して、
ちっとも中まで入ってきてくれない。入り口までビショビショになったマリューの秘所が、
ツプ、ツプ、と音をたてるのも、よけいに彼女をじれさせた。まるで処女にするような、
優しく丹念な挿入に、すでに欲しくて堪らなくなっている体が惑わされ、狂わされていく。
「あ、あン・・・ぁあん・・・ムウ・・・もぉ・・・入れて、あ、あぁ、ンッ」
 こんなに早く言葉で求めたことはないのに、フラガの答えは想像どおりだった。
「ダメだって。今日は、俺の好きにさせてもらうから。何言っても聞いてあげないよ。」
「ぁ、ぁあ・・・そ、んな・・・あァッ・・・あぁぁ・・・ん」
 浅い注挿は繰り返される。脳幹までとろけてしまったように、もう何も考えられない。
それどころか気も遠くなってしまいそうだった。目は開かれているのに焦点が合わず、
何も見えていないのと変わらない。音さえもどこか遠くに去ってしまって、ただ固い先端で
秘所の入り口が刺激される恍惚感と、自分の喘ぎ声だけが世界を埋め尽くしてゆく・・・。
 突然背中をトントン、とつつかれて、マリューは我に返った。
「・・・?」
 苦しい体制からフラガの方に顔を向けると、フラガが顎で入り口を促す。
 ロックされた自動ドアの向こうから、トノムラの声が聞こえてきた。
「ラミアス艦長、いらっしゃいますか?トノムラです。ブリッジの明日のローテーションに
ついてお伺いしたいのですが。」

つづく
86ブラウニー投下終了:05/01/21 21:38:55 ID:6q/8svH6
言われる前に言ってしまおう…トノムラ空気嫁。
大人組はエロエロしいなぁ。

次回は後編です。
87612:05/01/21 23:06:47 ID:QBh8FZCY
フラマリュ(・∀・)キター!!!
話全体がきれいにまとまっているので羨ましいです
自分のはただヤるだけみたいな話になってきているので…orz
後編激しく期待してまつ
88名無しさん@ピンキー:05/01/22 02:52:19 ID:AvzusjXK
ttp://namihei.zone.ne.jp/upup/up/31722.jpg

キララク相思相愛確定!!!
89sage:05/01/22 04:11:15 ID:0+UKATjj
日経が12000円にV字回復したら、とか言ってたカガリ受の
職人さんはもう来ないのかなー。自分かなり好きだったんだが。
90名無しさん@ピンキー:05/01/22 13:32:27 ID:fDSSMM/V
復活して欲しい職人さんは、たくさんいるな。
今も新職人さんが増えてきたけど、あの頃の職人さん達のデス種作品も見てみたい。
91名無しさん@ピンキー:05/01/22 20:48:01 ID:kPdO8EhS
>>89
「日経が12000円にV字回復したら」

ああ、そんな書き込み見ましたねえ。あれから日本の経済はどう推移したんだろう。(経済疎い
92名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:30:34 ID:LfdGqE8A
オクステ レイメイ キボンヌ
93名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:33:31 ID:b6ZcZ9lv
ユウカガ萌
94黄昏の…:05/01/22 23:34:54 ID:KtToZhl+
うほっ、しばらく見てないうちに新スレが…。
なんかカキコするのすごい久しぶりな気がする。

で、今日の放送でアスルナ展開になると勘違い
したのは俺だけでしょうか? 
95名無しさん@ピンキー:05/01/23 00:08:15 ID:Z8uqrbjf
>>94
むしろアスルナはギャグ路線でアスランはカガリ一筋だと確信しました
96名無しさん@ピンキー :05/01/23 00:19:40 ID:3MIZXQPI
これからメイリン、ミーアも来る時点でギャグを確信。
カガリに泣かれるとね・・・・・。
97名無しさん@ピンキー:05/01/23 00:21:41 ID:n4wJ+/fq
メイリンも怪しい
98名無しさん@ピンキー:05/01/23 00:25:49 ID:LrsVVCRh
でもメイリンはトップエリートだからアスランに迫るような・・・
姉妹で争い、プラスミーアか・・・
あれ、みんなピンク系の髪だ
99791:05/01/23 00:26:18 ID:yBbvYRpE
ブラウニー氏のマリューは可愛くて萌えます。
続きを楽しみにしてます。

>>67>>68>>70>>71>>93 レスありがとうございます。
今回2レスのみですが続きです。エロ無くてすみません。
そして微妙に続きます…
100791-8:05/01/23 00:28:07 ID:yBbvYRpE
カガリは何とかバスルームまで辿りついた。
備え付けの鏡をふと見ると、映った自分の顔は酷い有様だった。
眼は泣き過ぎて赤く腫れ上がっているし、頬には涙の跡が幾筋も残っている。
本当はお湯に浸かりたかったが、湯を溜める気力も出ず、立ったままシャワーを浴びる力もないので、
下にぺたんと座ったまま、シャワーの栓を捻った。
顔にザッと湯を浴び、ヘッドを下の方へ向けると、乱暴に捻じ込まれた為に割けた秘所がヒリヒリした。
太腿にユウナの吐き出した残滓と自分の流した血がこびり付いている。
スポンジを取り、ボディーソープで泡立てると、身体中をごしごし擦り出す。
皮膚が擦り切れる位に、何度も…何度も…
ぽろぽろと涙が零れても、自分では気付かぬ程に。

やっとバスルームから出て、バーカウンターの冷蔵庫から氷を見つけるとタオルで包み眼に当てた。
そのまま上を向き、ソファにだらんと寝転んだ。
101791-9:05/01/23 00:28:53 ID:yBbvYRpE
ユウナは、カガリの着替えをメイドに用意する様に命じようとしたが思い直し、
婚礼準備と共にカガリの為に支度している部屋に入り、クローゼットを開けた。
数あるドレスを物色していると、慌てた様子のウナトが入って来た。
「姫が夕べ遅くにお前を訪ねて来て、そのまま泊まっているそうではないか!」
「ええ」
「お前…!無茶はしなかっただろうな」
「大丈夫ですよ。カガリは納得していますから」
「…それにしても、早急すぎやしないか。何とか言い含めて、検査してからの方が…。
 産まれた子供の髪が藍色だったりしたらぞっとしないぞ。まぁ…万一そんな事があっても、産ませはしないがな」

メイドを呼び、選んだドレスと朝食を運ぶ様に指示する。
「ご心配には及びませんよ、父上」
あの出血は破瓜ではないだろうが、夕べのカガリの様子からしてそう経験があるとは思えない。
せいぜいが1、2度。コーディネーター相手では、妊娠している可能性はまずないだろう。
(感謝するよ、馬鹿なアレックス。僕の色に染める楽しみを残しておいてくれて)
夕べはつい怒りに任せて乱暴に扱ってしまったが、次からは優しくしてやろう。
102名無しさん@ピンキー:05/01/23 00:58:10 ID:fSqgM/KX
ユウナが黒い!でも萌える…
続きすごく楽しみにしてます
103黄昏の…:05/01/23 01:24:55 ID:FzJs47kT
「あ、シン。ちょうど良かった。晩御飯、一緒に食べに行かない?」
「…行かない。ルナだけで行けよ」
「あらま、ご機嫌斜め? どしたぁ?」
「別に何でも…」
「はっは〜ん。さては私とアスラン・ザラが話してるの見てて、妬いてたんでしょ〜?」
「ちっ、ちげーよ!」
「あは、ムキになるところが怪しいわねぇ。気になるならなるって、そう言えばいいじゃん」
「ち・が・う! 俺は別に全然、気にしてなんかないんだからな!」
「もぅ、そういうところがまだ“坊や”なのよねぇ、シンは…これが若さかぁ」
「うるさいなぁ、もういいよ…ルナの馬鹿! アホ毛!」
「ちょっ、誰がアホ毛だコラ!?」



…という妄想を、本編終了後にしてみた。
でも実際、もうシンルナ展開なんて夢のまた夢なんでしょうね、アハハ…。  
104名無しさん@ピンキー :05/01/23 01:47:55 ID:yZFxC+ti
>>103
諦めないでください。
最後までわからないですよ
シン関係は。
105名無しさん@ピンキー:05/01/23 09:57:37 ID:isHoA73g
さぁ続きを書いてください
いやまじで
106某169:05/01/23 20:33:03 ID:BG9DiTDS
アスカガ投下させて頂きます
文才無い&初めて&最新話見てない&なんちゃって種ファン
なので読むに耐えないものかも知れませんが

あとまとめるの下手糞なので長めです
107某169:05/01/23 20:34:21 ID:BG9DiTDS
俺は怖い。
カガリの視線が痛くて、怖い。
はじめて結婚の事を聞いた時、俺は一瞬頭の中が真っ白になった。
例えそれが未遂に終わったものだったとしても…俺にとっては感じたことの無い胸の苦しみを与えるものだった。

カガリとの再会。
少し前まではずっと一緒だった2人。カガリは世界の為に奔走して、そして俺がそれを補佐して。守って。
カガリから悩みを打ち明けられた事もあった。しがない話で笑い合うこともあった。
抱き合って…キスしたこともあった。自分は彼女の恋人…そう自覚していた。
だけど。だけど今は。
手を伸ばせば触れれる距離に居るのに、…彼女の目を見ることさえ俺には出来そうに無い。
カガリも俺を見ているだけでそこからなにも進展しない。
あの頃の俺達はどこにいってしまったんだ。
あの時、カガリにあげた指輪も彼女の指には見当たらない。
そりゃあそうだ。結婚するのに別の男の指輪なんてしていいはずが無い。
取り上げられたか…?それとも…自分で捨てたのか。
息苦しくなった。胸の奥からなにか絶望的な炎が燃えるのを感じて、俺はそこから逃げ出した。
***
108某169:05/01/23 20:35:38 ID:BG9DiTDS
私は、何をしているんだろう。
会いたくて、声が聞きたいあいつがそこに居るのに、ただ視線を送るだけ。
…やはり怒っているのだろうか?
私は、あいつの、アスランの想いを裏切ったんだ。当然のことだろう。
「好きでもない相手との結婚だった。国に関わる大事な事だった。本当はお前が好きだ。」
…言い訳なんてしていいはずがないよな。そんな立場じゃない。
そんなんで………許して欲しいと思っている自分に腹が立つ。
…せっかく指輪をくれたのに。それを外して、キラに…今は返してもらって自分が持ってるけど。
私にこの指輪を再びつける資格はあるのか。アスランは許してくれるだろうか。
話してみようか。思いきって。
でも、拒絶されたら、絶望されたらどうしよう。もう二度とあいつは私を見てくれなくなる。
いや…でも、今がそうじゃないか。見てくれてない。最低の状態。
なら話して…何を話せばいいのか解らないけど、もしかしたら戻れるかもしれない。2人に。
意を決し、彼の名を呼ぼうとした時だった。
彼はこのフロアから黙って出て行った。私の決意を否定するように見えた。
***
109某169:05/01/23 20:36:46 ID:BG9DiTDS
苦い。コーヒーってこんなに苦かったか…?
誰の気配も無いミネルバ艦内の休憩室でソファに座りこみ、うつむく。
何を思ったか、飲んだことも無いような熱いブラックコーヒーを両手で持つ。
これを飲めば大人になれるとでも思ったか。冷静になれるとでも思ったのか。
馬鹿かよ。いくら戦いで一人前の活躍をしても、普段は冷静を保っていても…
まだまだガキだ。自分で痛いほど解る。
だいたいそんなガキが一国の姫を守るなんて、想い合うなんて、いつの時代のフィクションドラマだよ。
……悔しい。俺は自分に今までにない憤りを感じた。
社会的に成人しても、中身はガキ。戦いで武功を得ても…戦いが上手いだけのガキ。
ボディガードとか言っても「守る」といっても…実際本当に守れたのかよ。
俺は偽者の大人。カガリが結婚しようとしてたユウナは政治家で、年齢的にも…本物の大人だ。
偽者アレックス…。そうだ、大人としても偽者。カガリの恋人としても偽者。……何考えてるんだ俺は。
自嘲しても何も生まれやしない。ホント、馬鹿だ…。
「アスラン。」
その時だった。もう何年も聞いてないような感じがする声を俺は聞いた。
目の前に、目が醒めるような金髪の女性が立っている。
「……カガリ」
俺は息が詰まりそうなのどで言った。
***
110某169:05/01/23 20:37:58 ID:BG9DiTDS
やっと見つけた。こんなところに居た。
艦内を探しまわって、やっと見つけた。
ここには私達2人以外誰も居ない。良かった。言い出せる。
「アスラン!その…指輪…」
…何を言えばいいんだ?ゴメン?許してくれ?悪かった?…なんなんだよ、その安い言葉は。
私はアスランに何を求めている?和解?…戦争してたわけじゃない。
そうだ、指輪。それをもう1度つけて良いか。それだ。
「あの…これ、お前から貰った指輪だけど…。その、結婚の所為で外して…それで…良かったら」
良かったらってなんだよ。そんな軽いもんじゃないだろ。そんなどうでもいいようなものじゃない。
「も、もう1度つけて良いか?じゃなくて…もう1度つけなおして欲しいんだ」
言えた。意味、通じてるよな?気持ち、解ってくれるよな?つけて、くれるかな?
…反応が無い。拒否…じゃないよな。ああ、そうだ。突然過ぎたんだ。
いきなりずっと顔をちゃんと見合わせても無いのに、いきなりだもんな。当たり前だ。
少しの空白の時間。でも、私にとっては何日も何日も待たされる―永遠に待たされるようだった。
少し焦りすぎた…かな。二人に戻りたくて。もう少し良いタイミングがあったのかな…。
***
111某169:05/01/23 20:39:24 ID:BG9DiTDS
指輪という単語を聞いた時、正直ゾッとした。
お前に返すよ。もう捨ててしまったんだ。ごめん…。
それに続く嫌な言葉が頭を駆け巡った。そこから続く台詞を聞きたくなかった。
「もう1度付けなおして欲しいんだ」
どういう意味だ?付けなおして欲しい?ああ、そうだ。良かった、捨てたりなくしたりしてなかったんだ。
付けなおす?自分でつけられないのか?…真性のバカか俺は。そんなわけない。
俺の手で、あの指輪を、もう1度、カガリの指に。
意味がわからない。いや、なんかわかるけど、具合的に説明できない。
目の前でカガリが不安そうな顔している。待っている。早くしてやらないと。
ずっと声をだしてなかったから変にかすれた情けない返事をして慌てて指輪を受け取る。
しなやかな指先。もう、二度と触れられないとも思ってしまっていた。
そっと手を添えてあの時と同じように薬指に指輪をはめてやる。
「アスラン…」
今にも泣きそう、そんな声でカガリは俺の名を呼んだ。
だけど、顔は安堵に満ちた顔をしている。
…抱きしめたい。抱きしめていいのだろうか。
いいんだよな。指輪をもう1度つけたってことは…恋人なんだよな。そうなんだよな。
***
112某169:05/01/23 20:40:26 ID:BG9DiTDS
暖かい。ここ最近ずっと寒かった。凍えそうなくらい。
でも今は暖かい。アスランが抱きしめてくれている。
アスランの温もり、アスランの匂い、アスランの息…。
ひどく懐かしい気がした。もう遠い過去に忘れ去っていたような感じだ。
どうしたんだろう。今日は時間が変だ。さっきの空白の時間もだが今も時の流れが変だ。
長い。永遠ってこういうのをいうのだろうか。幸せだ。あの空白の時間とは違う。幸せな永遠。
…もっと、強く抱いて欲しい。もっと強く愛して欲しい。私が罪を忘れ去ってしまうくらい。

もっと、強く抱きたい。もっと強く愛したい。俺からくだらない不安や絶望を消し去ってしまうくらい。
なんどもキスをして、互いの熱を感じたい。
なんども、なんども、恋人らしいことならなんでもしたい。カガリを確認できることならなんでも。
…肌を合わせる。そういえば、した事が無かった。そういう雰囲気にはなったことがあったし、
そういうチャンスは幾らでもあったけど。やるべきことが邪魔をしてた。立場が邪魔をしてた。

アスランも同じこと考えてるのだろうか。視線を合わせたまま2人とも動かない。
肌を合わせるなんて、裸で抱き合うなんて今までしたこと無かった。一緒の空間に居て、
なのに2人とも他に一生懸命で…。
でも今は、2人とも互いのことに一生懸命なんだ。きっと。他事なんて気にすることは無い。
だから…。
***
113某169:05/01/23 20:41:36 ID:BG9DiTDS
はじめて見るカガリ。男では俺がはじめて…なんだろうな。多分。
ユウナは…してない、よな。カガリだもんな。殴ってでも抵抗しそうだよな。絶対。

はじめて見るアスラン。女では私がはじめて…なんだろうな。きっと。
ラクスは…してない、よな。アスランだもんな。私が…初めてだ。絶対。

2人ともはじめて見る互いの姿に少し見惚れ、そして胸の内ではちょっとした不安がよぎった。
だがそのくだらない不安をかき消すように同じタイミングで互いの身体に手を伸ばし、熱く抱擁しあった。
身には何もつけていない。空調が効いている部屋とはいえ、裸体なら多少肌寒いだろう。
しかしそれは1人ならばだ。抱き合い、互いの熱を感じ合う2人にとっては気にもなら無い。
「キス…しようか。」
アスランが言い出す。カガリは何も言わずすぐにアスランの唇に自分の唇を触れさせようとした。
「あ…ちょっと待って。…大人の、キス。しよう」
アスランが少し照れながらいう
「大人の…?」
「そう。カガリが欲しいんだ」
そういうとアスランは唇で噛みつくようにカガリに深い、深いキスをする。
カガリは一瞬驚いたがああ、そういうキスかとすぐ理解して唇で噛みつき返す。
自分の唾液を相手に注ぎ、相手の唾液を啜る。舌を絡め、相手の構造を調べるように口内をなぞる。
丁寧なキスなどではない。相手の全てを奪って自分の全てを奪われるようなキス。
それは2人の体と欲望を沸騰させるようなキスだった。
114某169:05/01/23 20:42:35 ID:BG9DiTDS
そうしている―カガリの唇を貪ってるうちにアスランは分身が彼女を激しく求め出していることに気づく。
カガリもアスランの変化に気づいた。キスを一瞬といて目で意思を伝える。
そうしてキス再開し抱きあった状態のまま少しかためのベッドに倒れこむ。
「…どうする?」
キスをとき、仰向けになったカガリが覆い被さるようにしているアスランを見上げていう。
「…どうしようかな。…参ったな」
心を読まれたか、とアスランは少し苦笑した。だいたい初めてだし、何をどうすれば良いのかなんて
解らない。いきなり彼女の中に挿れればいいのだろうか。いや、それじゃあ味気が無い気がする。
子どもを作るという目的じゃない。愛し合いたいんだ―アスランは必死に思考する。
「アスラン、逆になろう?」
突然ぐい、とアスランはカガリにひっくり返されてアスランとカガリの位置関係が反対になった。
今度はアスランが逆にカガリの顔を見上げる。口元に自分のか、カガリのか解らないが
唾液のあとが妖しく光っている。そしてそれ以上に妖美で艶やかな女性の顔をしているカガリに
アスランは息を呑んだ。
「やっぱり年上の私が上じゃないとな。私がアスランを愛してやるぞ」
そういってカガリはアスランの首もとにキスをし、そのまま舌で首筋をなぞり始める。
115某169:05/01/23 20:43:35 ID:BG9DiTDS
「ん…あ…」
アスランが思わず声を上げる。
「首筋とかにキスすると大抵は感じるんだってさ」
カガリはキスを続けながら言った。
「は…カガリ…よくそんなこと知ってるな」
「あの…三人に教えられたんだ。あいつらに…」
「アストレイの…あの娘達か?」
「…全く。今になってやっと役に立つなんてな…」
カガリの声が震える。彼女達はもうとうの昔に居なくなってしまった。その哀しさはアスランにもわかっている。居なくなった戦友のことは…痛いほど、良くわかる。
「あいつら…向こうから今の私達見てるかもな。…笑われてるかな」
「…もうやめよう。こんな時にする話じゃない。」
アスランはそういうとカガリがさっきしたようにカガリを仰向けにし、再び自分が上になった。
「わ!いきなりなにするんだよ」
「カガリだっていきなりだったろ?お返しだよ」
そういって首筋にキスをする。
「お、お前、いかなりマネかよ」
少し荒い声でカガリが言う。
「マネじゃあないさ」
すぐにそう返す。カガリの場合は首筋だけだったが、アスランがした場合徐々に唇が首筋の下、
胸のほうに向かっていた。
「あ、おいアスラン!」
「はじめにこうしとくべきだったな。こんなに綺麗なのに思いつかなかったなんてな」
116某169:05/01/23 20:44:37 ID:BG9DiTDS
アスランはカガリの乳房にキスをし始める。舌で突起物を舐めそれが徐々に固くなって行くのを舌で感じた。
「固くなってる」
カガリにそう報告して再び舐め始める。
そうアスランがするのを見てカガリは少し、アスランがきがつかないようにふっっと笑った。
少しくすぐったいのもあったがどこか必死に自分の乳房を舐める彼を見て母性に近い感情か、
アスランを可愛いと思い笑ってしまった。
「アスラン。」
「ん?」一瞬舌を止めてカガリをみる。「どうした?」
「なんか可愛いよ。お前」
微笑みながらそう言われアスランはきょとん、とした。
「可愛いってどうゆ」
と説明を要求しようとしたがカガリの唇が自分の口を封じたので半ばしか言えなかった。
再び唾液が絡み合うようなキスをし始める。胸にあたるカガリの突起物がさらにアスランにカガリを求めさせた。
「はあ…もう挿れるか…?」
狂ったような激しいキスに興奮しながらアスランは問いかけた。
「ん…でも、まだ…下…の方…愛してない」
カガリもまた興奮気味に答える。
「下ぁ…どうしようか…」 アスランがまた問う。
「2人とも逆になって口とか手で…」 カガリは答える。
再び戦友たちに教えてもらった情報を元に2人は動く。
***
117某169:05/01/23 20:46:16 ID:BG9DiTDS
アスランの…これが…。
はっきりいってはじめて見るものだ。生物や遺伝子などの学習で形などを本で見たことはあったが…。
アスラン。変な形をしているアスラン。まじまじと見てしまう。思ったより大きい。
これが私の膣【なか】にはいるのか…。興奮と不安が沸騰する胸の中で走りまわる。
キス…してみようか。というか口か手でなにかする以外ないんだけど。

カガリの初めて見る部分。
ディアッカがそういう本を広げててちらっとみたことがあるけど…カガリのは、当たり前だけど初めてだ。
指を…入れるのかな。それともキスか?どうすればカガリが一番悦ぶのか。
それにしても…綺麗だ。キラキラしている。ここに俺があれを挿れるのか…そう思うとどこか申し訳無い気分になる。
そっと指先で触れてみる。柔らかい。すこし突っ込めばするすると全て入って行きそうだ。
「あ…」
下半身のほうでカガリの艶やかな声がした。感じてる…のか?
よおし、じゃあもっと…と思った瞬間、俺も声を出してしまった。

不覚だ。少し触られただけで声が出るなんて。
アスランの息がかかってるのはなんとか我慢できたけど…生々しい感触がした瞬間、頭の中に、胸の奥に
火が付いたようになった。
せっかくアスランよりも知識とかで優位な立場で事を進められると思ったのに。
ちょっと悔しい。こっちもなにかしてやれ。…どうしようか。キス…いやこっちも指で触ってやろう。
亀の頭のようになってる部分の先っちょを指でなでて見る。
「うあ」
下半身のほうでうわずった声が上がった。…よっし。正直、感じなかったらどうしようかと思った。
もっと声を上げさせてやる。今度は舌で舐めてみよう。
118某169:05/01/23 20:47:30 ID:BG9DiTDS
カガリが積極的に触ってきた。舌の感触がする。はっきりいって、これはまずい。
このままされつづけたら冗談抜きで手も足もでないまま、いや手も舌もでないまま、か。果ててしまいそうだ。
何もしないまま、やられ放題なんてダメだ。こっちも応戦しなければ。
思いきって口をつけて見る。そしてそのまま舌で突ついて見る。
カガリの行為が止まった。足指がが引きつってる。いいぞ…感じてる。このまま主導権は握らせてもらうぞ。
ひたすら舌でカガリの秘所を舐め、いじる。しかし相当感じてるはずなのにカガリは声を出さない。
でも足を見れば、俺の下半身に当たる荒い息から感じてないはずは無い。…なるほど。我慢してるのか。
その我慢、いつまで続くかな。絶対喘がさせてやる。
ふと、秘所の上部、金の茂みの下に目をやる。…なんだ?この出てるのは。
舌を秘所の中心から離し、もちろん反撃のスキを与えないようすぐにその突起を舐めて見る。
「んはっあ…はああ」
今までで最も大きい声で喘ぐ声が聞こえた。見つけたぞ。弱点。弱点は徹底的に攻撃する。戦いの基本だ。
しかし本体にも攻撃することを忘れちゃならない。秘所には人差し指を入れて、2段に攻撃をする。
上部の出っ張ったところを舌先でなで、人差し指で秘所に進入する。
入り口の方はザラザラ感があり、少し進むと柔らかい壁になっている。
…そういえば舌では深く秘所に進入する事はできなかった。どういう風になっているんだろう…。
と、考えた瞬間苦笑してしまった。さっきまで申し訳無い気分とか思っていたのに。
下半身の方ではカガリの荒い息が聞こえている。大人気なかった、かな…この辺で責めるの少し抑えようか。
あんまり調子出しすぎると終わった後に何を言われるかわかったもんじゃないしな。
119某169:05/01/23 20:48:28 ID:BG9DiTDS
アスランの責めが穏やかになった。さっきまで私がまともに息できないほど舐めてたのに。
…飽きたのか?いや、今でもしっかりと攻撃している。じゃあ…どうして。
その時アスランの突起物がピクッと動く。…ようやく解った。私を兆発してる。
自分ばっかり相手を責めているから情けをかけたのか。…おもしろい。
私に情けをかけてしかも兆発したってことを後悔させてやるぞ、アスラン・ザラ。
すぐに目の前にある剛直を手でつかむ。口へ持って行き、そして先の方を口に含んだ。
そして舌で口の中で転がすようになぞる。すぐにアスランの絶叫にも似た喘ぎが聞こえた。
ざまあみろ。だけどこの位じゃ私はやめない。わざと唾液を出してそれでその剛直を満遍なく包む。
アスランの腹筋がぴくぴく動く。相当効いているな。よし…。
「か、カガリぃ、だ、ごめ、もう、出る」
え?何?と思った矢先、口の中に含んだことの無いような味の液が放出された。
口の中でアスランが暴れる。ああ、ダメだ。もう流石にくわえていられない。
***
120某169:05/01/23 20:49:39 ID:BG9DiTDS
「けほ!けほ!…けほ!」
「か、カガリ、大丈夫か…?」
口元を押さえてうつむくカガリの両肩にアスランは両手を添える。
「けほ!…出すなら出すって…けほ!言ってくれ…」
口元をヨーグルトソースで白く汚したような顔でカガリはアスランに言った。
白濁液は髪の方にも多少ついており、何かの事故でヨーグルトソースをかぶったようになっていた。
「その…一応言ったんだが…」
「出す直前じゃ意味ないだろ」
「いや…それは…あの・・・ごめん」
そう所在なさげにうつむいて謝るアスランを見て、カガリはプッっと吹き出した。
(さっきまで私の優位に立っていたと思ってたクセに)
「…全く…口も髪もアスランのでベタベタだ。…この部屋、シャワー室あるだろ?
 自分が出したんだからちゃんと後始末…洗ってもらうからな」
カガリはそう微笑んで言った。しかしああ、と返事をしたが一向にこっちの顔を見ようとしないアスランに疑問を持つ。
「…アスラン?どうかしたのか?」
とその顔を覗きこむ。
「いや…その…カガリ。ひ、ヒゲみたいになってるぞ…」
あきらかに笑いこらえている声でアスランは言った。
「アスラン!!」
耳を真っ赤にし怒鳴り口調で怒るカガリ。
「怒るなよ。さ、早く洗いに行こうか。取れなくなったりしたら嫌だろ?ヒゲ。」
アスランはなだめるようにそう言って膨れっ面のカガリを抱え上げシャワー室へと向かって行った。
***
121某169:05/01/23 20:52:48 ID:BG9DiTDS
「なかなかとれないな…」
アスランはカガリの髪に少量だがついた自分の精液を洗い流しながらつぶやいた。
「あんなにいっぱい出るなんて思わなかった」
カガリはカガリで口の中をもごもごさせながら言う。
『…』
沈黙。何故か2人とも黙ってしまった。アスランは無言でカガリの髪を、そして身体を洗っている。
カガリはそれに身を任せている。
さっきまでじゃれ合いをしたり、ちょっとした口喧嘩―といってもカガリがプンプン怒っていただけだが―をしたりしたのに。
「アスラン」
カガリが口を開いた。
「ん?」
アスランが洗いながらややぶっきらぼうに返事をする。
「その…まだ謝ってなかったんだけど…すまない」
「…結婚…のことか?」
「謝って何もかも許して貰おうなんて思っちゃいないけど…その」
「きにするな。お前はオーブの代表なんだ。謝る事なんて何も無い」
「だけど…」
「俺は今お前と一緒にいられて本当に、…幸せだよ。お前に言いたい事はそれだけだ」
シャワシャワとカガリの髪を洗いながらアスランは言った。
「それに…謝るのは俺のほうだ。無視まがいのことをして・・・お前のコト、気づいてたのに」
「…怖かった。…カガリにもしかしたら拒絶されるんじゃないかって。そうしたらどんどん嫌なことが浮かんできて…」
「アスラン…」
「…よし!綺麗さっぱりだな。口の方はどうだ?」
アスランが髪をなでながら言う。
「あ…うん。なんともない」
「そうか。…じゃ、部屋にもどろうか。 …まだ、最後まで愛し合ってない、しな」
***
122某169:05/01/23 20:56:10 ID:BG9DiTDS
「アスラン…ん…は…ん…」
身体を拭き部屋に戻った2人は少し冷めてしまった興奮を再沸騰させるように再び「大人のキス」で互いを求め合った。
カガリにアスランが覆い被さるようにして互いの荒荒しい息が部屋に響いていた。
カガリの口の中は少し、先ほどした時より味が変わっていたようにアスランは感じた。
今日した3回の中で最も激しく、最も乱暴に相手の唇を、舌を、唾液を奪い合った。
ただしアスランはキスをしている最中にもカガリの秘所に右手の指を当て刺激する。
すぐにでもアスランを受け入れる事が出きるほどにカガリの秘所は見る見るうちに濡れていった。
「もう…は、いいかな」
「まだ…もっとキスしてぇ…触っ、て、んは、あ…」
アスランの右手は触っていた指だけではなく掌全体がカガリが分泌した愛液でまみれていた。
「か、カガリ…いっぱいでてる…」
「お、おあいこだろ…でも、もっと、もっと続けてぇ…」
2人はもう何分間もキスを続け、愛撫している。2人の秘所はもうとっくに相手の秘所を欲しがっていた。
「ア、スラン…もう…そろそろ、いいよ…挿れて…欲しい」
「…解った…ここ、に挿れるよ…」
そういってアスランは自分の剛直を持ち、十二分に濡れたカガリの秘書を探り、挿入した。
「んああ・・いぃ…」
カガリの顔が苦痛で歪む。幾ら十二分に濡れているといっても初めて異物が本格的に入ってきたのだ。
「カガリ…?大丈夫、か・・?」
荒い息の中でアスランはカガリを案ずる。
「大丈夫…だ、もっと、深く、挿れて…」
自分の欲求、カガリの想い、それと自分のカガリを案ずる気持ちがアスランの頭で絡み合う。
123某169:05/01/23 20:57:24 ID:BG9DiTDS
「クソ!カガリ…!」
「だ…大丈夫、だって。動いて…い、い…動いて…お願い」
痛みや苦しみよりもアスランと身も心も完全に一体化したいという欲をカガリは優先する。
ゆっくりとアスランは腰を動かす。肉と肉がすれ、肉と液がすれる音が二人の耳に届き始める。
結合部分から赤い液がアスランからもカガリからも垣間見ることが出きる。
「カガリ…ホントに、大丈夫なのか…」
「大丈夫、だよ…だいぶ、慣れてきた…だから、もっと、強く、あ、愛して…アスラン」
「カガリ…カガリ…カガリ…!」
互いに名を呼び合い、唇を合わせて離してとついばむようにし、アスランは全身全霊をこめ突き、
カガリはそれを必死に受けとめていた。
「アスラン、好き、す、好き…」
「カ、ガリ…もう…俺…は」
「膣【なか】に…出し、て…アスラ、ン…欲しい…アス、ランっ…」
「カガリ・・・く!うああああああああっ」
124某169:05/01/23 20:58:17 ID:BG9DiTDS
どくどくとカガリはアスランが自分の中に放たれて行くのを感じた。
どさりとアスランが覆い被さってくる。それでもまだアスランが放出されるのは終わらない。
「アスラン…」
「…すまない…もう少し、優しくしようと思ってたのに・・・な」
「…有難う」
アスランの頭を優しくなでながらカガリは自分の目から涙が出てることに気がついた。
アスランもその感触から気づく。
「カガリ…?」
「有難う。アスラン…」
***
行為の後始末も終わり、アスランとカガリはちゃんとしたシーツに2人ではいって放心気味に天井を見上げていた。
静かな夜。だれも2人が2人でいることを邪魔するなんてことはできない、そんな静かさの中で
カガリはアスランの腕を枕にしある事を考えていた。
―このままずっと2人で居られたら…今からどこか遠い、オーブとかプラントとか戦いとか
 全てが無くてこの夜見たいに静かなところ…私達の事なんか誰も知らないところに2人で逃げ出せたら―
―そこで2人同じ家に、部屋に住んで、散歩したり、買い物に行ったり、子ども作って、育てて―
だがそれは全て絶対、出来はしない話だ。そうしたいと思っていても、私には出来ない。
父上の志や戦っている、苦しんでいる多くの人達。死んで行った仲間達。…忘れてのうのうと生きていられるわけが無い。
だから、逃げださない。絶対に。
でも…だけど…
125某169:05/01/23 21:04:06 ID:BG9DiTDS
「アスラン」
静寂を破るようにカガリは彼を呼んだ。
「あのさ…えっと…」
「カガリ?」
どうかしたのかとアスランは顔を覗きこむ。とっさにカガリは真剣な目をする。
「あ、アスランの為に生きて、いいか?」
突然の言葉にアスランはきょとんとする。
「アスランの為に、その戦っていいか?…アスランの為に…静かな世界が欲しいんだ」
アスランはカガリを見つめた。そして少し微笑みカガリの額に唇を触れさせた。
「カガリ。一国家の代表が今や敵国の男のためにそんなこといっちゃ駄目だ」
アスランはカガリの髪をなでながら続ける。
「俺がカガリの為に戦って、生きる。だからカガリはオーブのカガリで居てくれ。
 それで…いつか世界が本当に静かになったら、その時に俺のカガリになってくれるか?」
「アスラン…」
2人はその夜の静かさにとけこむように優しくそっと唇を触れ合わせた。
***
「アスラン・ザラ!セイバー,出るッ!!」
カガリはそこに居る。ずっとそこに居る。
だから守る。
カガリはそこで待ってる。ずっとそこで待ってる。
だから生きる。
カガリは願ってる。ずっと静かな世界を。
だから…こんな…こんな理不尽な憎しみは全て終わらせてやる。
約束した、誓った想いを果たす為―


終わった何もかも
126某169:05/01/23 21:06:20 ID:BG9DiTDS
スレ余語氏スマソ
誤字、文法、キャラ設定等の指摘は勘弁してくださいorz

あと某スレに上がっていたネタを拝借しました。
スペシャルサンクスです。
127名無しさん@ピンキー:05/01/23 21:38:36 ID:qZj5TnkX
>>某169氏

待ってましたー!
ちょうどいいタイミングで読みました。
GJ!
128名無しさん@ピンキー:05/01/23 21:45:20 ID:fSqgM/KX
長文乙です!
二人の心情がわかりやすくて、しかもたどたどしい感じに萌えたw
是非これからも書いて欲しい
129名無しさん@ピンキー:05/01/23 22:10:16 ID:rO+W/OuL
某169氏、ごちそうさまでした。
たいへんおいしくいただきました。
130黄昏の…:05/01/23 22:19:47 ID:8rYvewXo
うほっ、いいアスカガ。
俺も旧種放送時はアスカガとイザフレ
ばかり書いてたから、何だか感慨深い。乙ですた。

でもデス種内でのシンの影の薄さには…不憫すぎる。
もっと出番が増えないと妄想できませんよ、サンライズさん。


「アスラン・ザラ…あいつがミネルバに来たせいで、ますます俺の出番が減っちまう!」
「て言うか、シンが活躍したのってオーブ領海戦くらいのもんだしねぇ」
「宇宙でも殆ど目立ってなかったしな」
「そ、そういうルナとレイだって、全然活躍してねえじゃんかよ!」
「少なくともシンよりは人気あるからいいですよーだ」
「まぁ、誰も根暗なシスコンを好まないということだな」
「シ、シスコン…!?」
「やっぱさぁ、新作の主役が妹の形見の携帯見ながらニヤニヤしてる根暗…ってのは、ねえ」
「んだよ! ルナだっておっぱいばっかデカくて、年中太もも見せびらかしてるだけじゃんか!
 敵MSだってたいして撃墜してないし、肝心な時にはいつも戦線離脱するし(第2話とか)!」
「なっ、言ったなこのぉ!?」
「ああ言ったさ!」
「やれやれ、夫婦喧嘩は他所でやってくれないか」
「「誰が夫婦だ、誰が!?」」
「おや、違ったのか?」


ザフト3人組好きなんだけどなぁ。会話シーン少な杉だよ、本編…。
131ブラウニー投下開始:05/01/23 23:24:34 ID:tmy5OgWP
本編は恋愛フラグ立ちまくりでしたね。
おお、黄昏師匠が降臨なさっている。
自分は新連合待ちです。早くネオと会話してくれ…。
強化人間がご飯食べるのかも教えて欲しい。(前作から食事シーンがない!)

ではフラマリュ後編、投下します。
132ブラウニー1/8:05/01/23 23:26:03 ID:tmy5OgWP
【戦場のVACATION 後編】

 医務室でフラガに会ってから、もう何時間経ったのだろう。本当はすぐに艦橋に戻る
はずだった。いつまで経っても戻ってこない艦長を探して、トノムラはアークエンジェル
中を探し回ったのだろうか。余程のことがなければ、艦長の私室には近寄らない彼なのに。
 答えなければ、と躰を起こそうとするが、既に力は入らない。収まるはずのない快感に
翻弄されて、全身に震えが走るだけ。とりあえずフラガは愛撫をやめてくれているが、
それ以上の協力を彼に求めても無駄なことをマリューは知っていた。第一こんな時間に、
フラガが艦長室にいて、入り口をロックしていることの方が問題である。
 しかたなく、ベッドの上から音声ボードまで届くように、声を張ってみる。
「ごめんなさい、わたし、ちょっと・・・具合が悪くて。」
 どうやら声は届いたらしい。トノムラの返事が返ってきた。
「あ、艦長、いらっしゃいましたか。お姿が見えませんでしたので、私室まで失礼させて
いただきました。お加減の方は、大丈夫ですか。医師に見に来させましょうか?」
「いいえ、ちょっと熱があるだけだから・・・大丈夫よ。ただ、今夜は、ちょっと休ませて
もらえるかしら・・・?」
「了解しました。二、三、ご指示いただきたいことがあるのですが、五分ほどよろしい
ですか?指示していただければ、あとは私の方で伝達をいたしますが。」
「あっ・・・待って。今は、ちょっと、部屋に入れるわけにいかないの。ドア越しでも
良ければ・・・」
 我ながら苦しい言い訳だ、とマリューは思ったが、トノムラはさほど不思議にも思わ
なかったようだった。いつもピシリと軍服を着こなしているマリューのことだ。熱が
あって寝ていたのであればガウン姿かもしれないし、そんな格好を部下に見せたがる
彼女でもないだろう。そんな風にでも理解したのか、どうなのか・・・。
「それではこの場にて失礼させていただきます。まずエターナルより通信が入っており
ますので内容をご報告いたします。」
133ブラウニー2/8:05/01/23 23:27:03 ID:tmy5OgWP
 大して長くはない連絡なのだろう。トノムラがきびきびと読み上げる。それを聞きながら
少し冷静さを取り戻してきたマリューだったが、突然、背後から信じられない刺激が加え
られた。
 フラガがさっきまでの浅い注挿を再開したのだ。
(あぁんっ・・・ムウ・・・なんてことを・・・っ!あぁぅ・・・っ)
 さすがに声をあげるわけにはいかない。口をぱくぱくさせ、息を漏らすしかないマリューを
面白がるように、ムウは先端を回し始めた。刺激がよりいっそう濃密になり、耐えるのが
どんどん苦痛になっていく。
(あぁ・・・っ、はやく、終わらせないと・・・っ)
「・・・通信は以上です。こちらからの返答はいかがなさいますか。」
「・・・っ、すべてバルトフェルド艦長の指示に従います、と・・・」
 毅然として答えなければいけないのに、最後まで言うことすらできない。
 何も気づいていないトノムラが、次の報告を始める。
「了解しました。次に、各艦の修理の進捗状況についてなのですが・・・」
 先の戦闘での艦の被害状況とその修理の進捗、対応しきれない破損への対応について
まとめたリストをトノムラが読み上げる。それにいちいち答えている間にも、フラガは注挿を
続けていた。先端を回して刺激を強めるだけでなく、今度は少しずつではあるが、深く挿し込む
ようになっていた。さっきより、深く・・・抜いて、またさっきより深く・・・抜いて・・・。
(あぁあっ、さっきまでは・・・求めても、来てくれなかったの、にっ・・・)
「修理作業については以上です。次に、アークエンジェルへの水の補給についてですが。」
(んあぁ・・・っ、あ、ぁっ、もうダメ・・・)
「それについてはっ・・・明日にさせて、ちょう、だい・・・」
「は、了解、しました・・・あの、艦長。」
 明らかに変わったマリューの声音に、トノムラも訝しいものを感じたようだった。
134ブラウニー3/8:05/01/23 23:28:11 ID:tmy5OgWP
「もしかして相当お加減が悪いのではないですか?あの・・・本当に大丈夫ですか?」
「わたしは・・・大丈夫よ・・・本当に、大したことはない、からっ・・・」
(あぁ・・・は、やく・・・はやくぅ・・・もう・・・っ)
「ですが、何と言いますか、お声がだんだん弱々しくなっているように思えるのですが。」
「ああ・・・熱が上がってきたのかも・・・でも、明日には治る・・・から」
(もうやめてぇ・・・あぅ・・・我慢・・・で・・・きな・・・っ、あぁっ)
 フラガとトノムラのどちらにやめてと懇願しているのかも、マリューはわからなくなって
きた。
「わかりました。それでは艦長、お大事になさってください。」
「ありがとう。よろしく、頼むわね・・・」
(あぁ・・・っ、あぁ・・・っ、あぁぁ・・・あぁっ・・・)
 律儀にドアの外で敬礼する音がして、音声ボードのスイッチが切られる。
 トノムラも充分遠ざかったと思われる頃、注挿をしつこいほど繰り返していたフラガ
自身が、ようやく根元までマリューの中におさまった。
 その瞬間、マリューの内側がはじけ、フラガを深く喰わえ込んだまま、熱すぎる液体が
外に放出された。
「ああああ・・・ッ!ああァッ!!あはぁあァァァ・・・ッッ!!!」
「くぅ・・・ッ!」
 抑えていた分を一気に吐き出すように、マリューは激しく声を高ぶらせた。その瞬間、
きつく内壁に締め上げられ、フラガも思わず吐息をもらす。
「あ、あ、あぁ・・・ん。・・・あぁあ・・・ん」
135ブラウニー4/8:05/01/23 23:29:54 ID:tmy5OgWP
 何て長い5分間だったのだろう。永遠に続くかと思われた。
 マリューの腰は、執拗な愛撫を繰り返された反動でガクガクと激しく痙攣した。フラガの
両手が支えていなければ、ベッドの上に崩れ落ちていたことだろう。そのフラガも、下腹部を
マリューの熱い液体で汚され、腰の痙攣が直接自身に響いてくるのを感じて、かなり快感を
高めつつあった。
 瞼を閉じることもできず、潤んだ目を半開きにさせながら、マリューは激しく息をついて
いた。半ば放心状態の彼女は、自分の中にフラガのものがおさまったことにも気づいている
のかいないのか、失神と正気の狭間で揺れ動いていた。
 挿し込まれたそれが抜かれる感覚に、マリューは我にかえった。あんな思いをしてやっと
入れてもらったのに、もう抜かれてしまうのか・・・切なくなって彼女は涙をぽろぽろと
こぼした。しかもゆっくりと抜かれる感覚は、入れられるときとはまた違う甘い疼きを彼女に
あたえて、また声が漏れてしまう。
「は・・・っ、あ、あぁ・・・はぅ」
 抜かれたと思えば、今度はフラガの舌が秘所に挿し込まれる。もう充分に熱くたぎっている
というのに、これ以上何の刺激を加える必要があるのか。それでもフラガは、彼女の秘所を
内側まで舐め取り、愛液を飲み込んで濡れ過ぎたマリューの中心を清めていく。
 濡れ過ぎではなく、適度に濡れたと思われるところで、フラガは舐めるのをやめ、もう一度
自身を挿入した。今度はゆっくりでもなく、乱暴でもなく、マリューが一番気持ちいい速度で。
 何の抵抗もなく、それは再び喰わえこまれ、受け入れられていく。
「あぁ・・ん、イイ・・・」
 今日初めて、マリューの口から幸せそうな喘ぎが漏れた。膝を伸ばされ、完全に俯せに
寝そべったマリューの上に、フラガが覆い被さってくる。耳元に、彼の熱い吐息を感じた。
136ブラウニー5/8:05/01/23 23:30:53 ID:tmy5OgWP
「マリューは、真面目過ぎるんじゃないの?こんな時までお仕事ですか?」
 フラガのからかうような口調に、言葉攻めが始まった、とマリューは思った。特にひどい
ことを言われなくても、耳の近くで吐息をかけられ、フラガの低い色っぽい声で囁かれる
だけで、マリューは充分感じてしまう。
「俺なんかさ、今日は傷の調子が悪いとか言って、非番もらっちゃってるんだよね。そういう
要領の良さもないと、何かと辛いよ?」
「あなたは・・・何を言って・・・ッ、あぁ・・・っ」
 話しながらフラガが腰を動かし始めたので、マリューはまた、声を漏らした。必死で手を
伸ばしても、空を掻くだけで、何も掴まるものはない。宙を掴もうとするマリューの両手を、
フラガが引き寄せ、掌に掌を重ねてきた。おねだりするように指を絡ませると、そのまま
握り返して来てくれた。それだけでマリューは幸せな気持ちになる。
「まぁ、仮病を覚えただけでも進歩したのかな。これで明日の朝まで自由時間ができたん
だし、ねぇ。」
「そ・・・んな・・・ッ!朝まで・・・抱くつもり・・・ん、んんっ」
「ああ、あながち仮病でもないのかな。熱っぽくて、起きあがれなくて、声は弱々しいけど、
明日には大丈夫、って嘘はついてない、か。」
 握っていたマリューの手を自分の口元まで引き寄せて、フラガは指の間の付け根の部分を
舌で舐めあげた。こんなところまで感じてしまって、マリューの肉壁が切なく疼く。
 挿し込まれたフラガのものは、内側でまた大きさを増し、内部を拡げられる快楽に
マリューの秘所は蠢いて、逆にフラガ自身に絡みつき、押し返そうとする。二人の躰は、
マリューの内側でよりねっとりと密着してきていた。
137ブラウニー6/8:05/01/23 23:32:06 ID:tmy5OgWP
 マリューの吐き出した熱い液を薄い膜代わりにしただけで、ぴったりと吸い付いている
ものを、フラガは強引に引き剥がし、律動を開始した。それによって更なる一体感を求める
ように。
「あ!ああ!あああ!あぁ・・・ぁ・・・あぁ・・・っ!ああぁあっ!」
 突然の激しい快感に、マリューはよがり声をあげた。もう何の力も残っていないと思って
いたのに、喉は反り返り、首は激しく振られ、髪の毛が乱れる。足の爪先まで快感が駈け周り、
折り曲げられた指先が、もうどうしようもなくてシーツに擦りつけられる。フラガの腰が
お尻に打ちつけられる音と、蜜がぬめる音、自分のよがる声しか聞こえない。
「・・・マリュー・・・好きだ・・・」
 嬌声の隙間にかすかに聞こえた声に、マリューは目を見開いた。
「ずっと好きだった・・・愛してる・・・君だけを、俺は・・・」
 ひどいことをされていると思うのに、こんな言葉だけで泣いてしまうほど幸福になれる。
 喜びの涙を流しながら、マリューは今までにないほど幸せな快感を貪り、高みへと昇って
いった。昇る・・・昇る・・・そして・・・落ちて・・・い・・・く・・・
「んぁあああぁっ、はぅあ・・・っ、あああっ、ん!あああァ・・・ァ、ァンッ!」
 とろけていく意識の隅で、マリューはもう一度、あの幸せな言葉を聞いていた。
「愛してる・・・」
138ブラウニー7/8:05/01/23 23:33:19 ID:tmy5OgWP
 「あぁっ・・・もぅ、お・・・っ、いいかげん、に・・・んんっ、んっ、くぅ」
 いったい何度イかされたのだろう。背後攻めが好きなフラガに後ろから貫かれたあと、
体位を変えて正面から、次はマリューが上になって、嫌というほど味あわされたばかり
だった。今度は二人とも仰向けになって、マリューが上のまま後ろから貫かれている。
こんなの、最初のを裏返しただけなのに、何が違うっていうのかしら・・・だがマリューの
躰は、確実に前とは違う快感が全身を駈け巡り、性懲りもなくまだ達することができると
証明してみせていた。
「しょうがないでしょ。俺がまだヤりたいんだから。」
「いったい何回すればいいの・・・っ」
「誰のせいでこんなに溜まっちゃったと思ってるんだよ。それとも俺が、他で処理
しちゃってもいいの?」
「・・・バカッ」
 冗談と受け流しても、そんなのは本当は嫌だ。他の女にはこんなこと、しないで
欲しい・・・。どんなひどいことでも、わたしだけに・・・。
「ふ・・・っ、ああ・・・っ、イヤ・・・」
 刺激が嫌なのか浮気が嫌なのか、フラガは正確に理解して囁いた。
「大丈夫だよ。俺をこんなに感じさせるのは、あなただけだから。」
「う・・・あぁん、ムウ・・・あぁあん・・・あん・・・」
 後ろから秘部を貫かれながら、前から秘突を刺激される。最初の体位と違う感覚は
こういうことか。さっきまでも、開放された豊かな乳房をフラガに思う存分弄ばれて
いたのだった。
「こうされると感じるでしょ・・・かわいいな、マリュー」
「あぁ・・・ぁ・・・やぁあ・・・っ!あんっ!」
139ブラウニー8/8:05/01/23 23:34:36 ID:tmy5OgWP
 もっと名前を呼んで欲しい。はっきり言ったわけでもないのに、今度もフラガは
マリューの意図を正確に理解した。
「マリュー・・・マリュー・・・マリュー・・・」
「ふぅぅ・・・っ、あ、はぁ、んっ・・・っ・・・っ!ああぁァ・・・ァ・・ァン」
 こんなにされては、明日も大丈夫なんかじゃない。どうなるかはもうわかってる。
内壁がひりひりと痛み、腰に力が入らず、真っ直ぐ歩けない。全身にキスマークを刻まれ、
顎の線のすぐ下、軍服の高い襟でも隠せない首筋の一番上にまで、切なく痛む赤い印が、
「ムウのもの」であるというように残っていた。こんな体で任務が果たせるわけがない
・・・そんなときではないのに・・・。
 今度は、フラガはマリューの気持ちを理解せず、彼女により強い刺激を加え始めた。
一番の高みへ昇るために必要な律動が、また、繰り返される。
「あああぁ・・・っ!お願い、ムウ、愛してるから・・・っ、もぅ・・・ああぁ!!
ゆ、許し・・・あァん、そん、な・・・ああああァッ・・・ッッ!!」

 明朝。
 マリュー・ラミアス艦長は、風邪悪化のため本日もお休みとなった。
 原因は風邪ではないが、熱が上がって起きあがれないことは確かだ。
 艦橋では、ムウ・ラ・フラガ少佐が艦長に代わって指揮を取っている。
 マリューは自分に完璧を求めすぎる。たまには重責の艦長職を休んだ方がいい。
 理由は自分のせいにして。
 愛する人の休息のために、せっせと代行任務を果たすフラガだった。

おしまい
140ブラウニー投下終了:05/01/23 23:40:43 ID:tmy5OgWP
しかし今日は寒かった・・・。

>>612
いつも本編にタイムリーなSS、楽しませていただいています。
じ、自分も今回、限りなくヤってるだけっぽいですが。
つかエロいよ、兄貴。

>>791
その可愛いマリューさんに兄貴ったら何ということを・・・。
そんな2人が好きなのですが。
ユウカガ続くんですね。カガリに対するユウナの愛情が見えて来た
ところなのに、この後は・・・期待しています。
141612:05/01/24 00:34:48 ID:YZUamaci
ブラウニー氏GJでした!
そして某169氏もアスカガスレから出張乙です
どちらも良い感じでたまりません(*´Д`)ハァハァ


ただいま学校の課題のため創作できていないんですがもう少ししたら投下します
2月になるかもしれないので気長に待っていてください
142黄昏の…:05/01/24 01:30:58 ID:ES5rmDWA
うほっ、みなさん乙。
中華、新しい人一杯増えましたな。
デス種の放送が始まった頃は誰も投下してなかったんで
ちょっと心配してたけど杞憂だったみたい。

俺もここしばらくは書いてなかった(と言うよりは途中放棄)
けど、2月あたりにまた何か書きたいとは思ってまつよ。
途中放棄したのはそのうち南極にディレクターズカット版として
お送りしまつ。また管理人さんにはご迷惑をかけてしまいますな。申し訳ない。
今度はルナシンではなくシンルナなんだけど…本編での会話が少ないので妄想し難い…。
143名無しさん@ピンキー:05/01/24 01:40:02 ID:1E9UPQ4X
>>142
黄昏氏待ってますよ!氏の戦闘シーンとハードボイルドでと盛り上がった
ところでほろりと泣かせるエロをまた読みたい。

新しい職人さん、増えてなによりです。
ところで某169氏は某269氏ではないですよね。
ネットリじっとり読ませる文章ではありませんから。がんばってください。
144612:05/01/24 01:48:52 ID:YZUamaci
寝る前に2ちゃんねるを一周してきたらアスカガスレでこの名で書き込みされていました
結構なダメージをおぼえつつ今日は5時起きです


>>143
Part12からROMしていたので完全に新人です
これからもがんばります
145612:05/01/24 01:50:10 ID:YZUamaci
>>144
169を完全に読み違えていました
吊ってきます
146名無しさん@ピンキー:05/01/24 01:55:37 ID:TWnhWowY
あちらにいたのは自作自演の荒らし(というか愚痴っぽかったけど)か
147名無しさん@ピンキー:05/01/24 02:22:22 ID:Bj6s2l6R
>>142
少ないだけであるんだからいいじゃん。
シンステ派の俺なんて燃料といえばOPくらいしかなくて妄想のしようもないw
148名無しさん@ピンキー:05/01/24 08:46:56 ID:qAdwn6QF
肩の開いたドレスでフリーダムに掴まれて高速移動したせいで
カガリはすっかり冷えきっていた。
オーブの包囲網突破後、コクピットの中で
カガリ暖めてるキラ。

AA艦橋の場面では既に着替えてたカガリ。
ウエディングドレスの時は下着もそれ用になってるし。
上から下まで着替えがあったんですね、AAの中に。
キラが用意したんだろうか。
それで着替えるの手伝ったりしたんだろうか。

単なる妄想ですいません。
149名無しさん@ピンキー:05/01/24 08:50:25 ID:qAdwn6QF
>147
新シャア板の某スレのように
シンが神出鬼没能力を得ていたらいいのにね…
未来予知能力にも長けたシンが
ステラに猛攻かけています。
150名無しさん@ピンキー:05/01/24 11:14:54 ID:whliH4D2
>>148
>上から下まで着替えがあったんですね、AAの中に。


マーナさんにお願いして予め取り寄せておいたと脳内保管しておこう……
151名無しさん@ピンキー:05/01/24 13:27:56 ID:9RVuupAp
ウェディングドレスは一人で着るのも脱ぐのもできない代物だから
キラはともかくラクスやマリューに脱ぐのを手伝ってもらったんではないかと。
これで百合想像を・・・無理か
152名無しさん@ピンキー:05/01/24 18:28:37 ID:qAdwn6QF
そもそもウエディングドレスって
着てて飛んだり跳ねたりできる
デザインじゃないんだから
コックピットの中では着崩れして
エライ事になってたんじゃないかと
気が気じゃなかったのは
バイト先の店長にはナイショだ。
153名無しさん@ピンキー:05/01/24 20:36:16 ID:FigkZSjT
154名無しさん@ピンキー:05/01/24 20:47:54 ID:MZKXAd4O
>>153
う〜ん


てか気になったのはあんなヒラヒラヴェールがよく引っかからなかったなってこと
コックピットに入るときガってひっかっかってたらあれだな
155名無しさん@ピンキー:05/01/24 21:16:25 ID:Wp3S1ie+
そりゃあ最高のコーディネイターの能力をもってすれば
ヴェールの1枚や2枚や3枚くらいどってことない

ついでに>>153のカガリがどう見てもノーブラだったってどってことない
156名無しさん@ピンキー:05/01/24 21:30:56 ID:+xfgf1vL
こういうドレスには縫込みでパットが入ってる筈
157名無しさん@ピンキー:05/01/24 21:43:38 ID:whliH4D2
>>154
>コックピットに入るときガってひっかっかってたらあれだな

引っかかって上空でひらひらと舞いそのまま海へと消えていったら画的に萌えだったのだがw
158612:05/01/24 22:13:01 ID:YZUamaci
自分的にはトリィが凄く気になる
キラの服に忍び込んでいたのか?
コクピットあけて一緒に入ったのか?
それともワープしてきたのか??
さすが宇宙空間も飛行可能なトリィ、GJ過ぎて笑った…
159名無しさん@ピンキー:05/01/24 22:18:15 ID:RW0aIjdz
そうか! キラがMSを動かせるのはトリィのお陰ダッタンダ!
160名無しさん@ピンキー:05/01/24 23:00:41 ID:hqP5y51r
ハロハロ!テャンデェ
161791:05/01/25 00:00:59 ID:V8hn70de
ユウカガの続きです。
今回は予定外に増えた1話です。
式までの間しか絡ませられないですからね…
162791-10:05/01/25 00:02:18 ID:V8hn70de
「こちらがカガリ様のお部屋になります。
 まだ必要な物が全部は揃っておりませんので、ご不自由があればおっしゃって下さいな。
 午後からはウェディングドレスの仮縫いもございますから、それまでおくつろぎなさいませ」
セイラン夫人に案内されて、カガリはユウナの寝室から女性向に施されたある豪華な一室にいた。
「あぁ…ありがとう」
随分と手回しの良い事だ。自分に話をする前から準備はしていたって事か。
何も知らずに、アスランとの未来を夢見てたのが何と滑稽だったんだろう。
いや、国の事ばかりが頭にあって、二人の未来の事…ユウナとの事を後回しにして来た結果がこれなのか。
アスランは自分が考えていた以上にユウナの存在に苦しみ、そしてあの指輪をくれたというのに…。

「相変わらずカガリ様はスタイルがおよろしい。でも少しお痩せになりましたね。
 いつもより少しウエストを絞っておかなくてはなりません」
アスハ家出入りのデザイナーがやって来て、仮縫いを始めた。
「本当はもっと時間をかけて、完全オートクチュールにしたかったのですが、何分急でございますので…」
「やぁ〜綺麗だね」
「これは、ユウナ・ロマ様」
「カガリのドレス姿が見たくてね。ちょっと早く帰って来たよ」
「仲睦まじくて羨ましい限りですわ」
アシスタントの女性が言ったお世辞に、ユウナが満足そうに鼻を鳴らす。
「………」
カガリは黙ったまま、唇を固く結んでいた。
163791-11:05/01/25 00:04:05 ID:O2hiW/iR
「駄目じゃないかぁ〜。朝も昼も殆ど食事に手を付けなかったんだって?
 又痩せたら、ドレスのサイズが合わなくなるだろう?」
「………」
「夕食は一緒に取ろう。父上はまだ行政府だから、母上と三人で。ね?」
「欲しくない…」
「カガリ!僕の言った事を聞いてなかったのかい!?許さないよ!」
こんな事で言い合いをするのもバカバカしいので、カガリは渋々とテーブルに着いた。
次々と運ばれてくる豪華な料理。セイラン夫人が一人であれこれとしゃべっている。
ブーケはどんな花が良いか、アクセサリーはどうするか。
ナイフとフォークを手に取って、口に運ぼうとするがどうしても入っていかない。
ユウナがじっとこちらを見ているのが分かったので、無理やり口の中に押し込んだ。
咀嚼して嚥下するのもかったるい。
しかしそうして飲み込んだ途端、急に吐き気をもよおし、席を立つ。
「カガリ!」
洗面所で吐いているカガリを見つけ、ユウナは静かに言い放った。
「まさかとは思うけど…妊娠なんかしてないよねぇ?誰の子か分からない赤ん坊はゴメンだよ」
カガリがカッとなって振り上げた拳を掴む。
「おっと。全く君は乱暴だねぇ。もっととおしとやかになって貰わないとね。
 はは、言ってみただけだよ。ありえないよねぇ、昨夜の君の様子では」
「!」
ユウナの手を振り解くと、カガリは与えられた部屋へと向かって行った。
164791-12:05/01/25 00:05:10 ID:O2hiW/iR
(ふ…私も大分参っているのかな…。ユウナ如きを殴れないなんてな…)
取り合えず、ゆっくり風呂にでも浸かろう。少しは気分転換になるかもしれない。
カガリに与えられた部屋のバスルームはかなり広くて豪華だった。
始めから浴槽にも湯が張ってある。
目を閉じて、ジャグジーに浸かる。泡が心地良い。
この家に来て一日が過ぎようとしているが、今が一番ほっとする。
人の気配を感じて目を開けると、裸のユウナが立っていた。
「ユウナ!」
何て事だ…。水音と疲れのせいで、こんな側に近づくまで気が付かなかったなんて!
あぁ…それより、何故鍵を掛けておかなかったのか。
「出て行け!」
「つれない事を言うなよ。夫婦で一緒の風呂に入ること位当然だろう?」
「まだ…、夫婦じゃない!」
「同じ事だよ」
ユウナが浴槽に入って来たので、カガリはザッと勢いよく出て行こうとしたが、腕をつかまれ、引き戻された。
「離せ!」
「君の美しい身体を見ていたいけど、逃げられても困るしね」
ユウナはそう言いながら、専用ソープをジャグジーの中に入れた。
みるみる内に大量の泡が立ち、湯が白濁する。
バシャバシャと暴れるが不安定な湯の中、更に泡立った石鹸で滑って思うように動けず、
後ろから抱き竦められ、身体を拘束されてしまった。
そのまま首筋に舌が這って来る。
165791-13:05/01/25 00:06:07 ID:O2hiW/iR
「…あっ…」
そのまま、耳朶を舐められる。
「やめ…っ」
「ふう〜ん。ここが感じるの?」
そのまま、ねっとりと耳の中にも舌が進入し、耳全体を舐め上げる。
ジャグジーの噴出し口に、秘所が当たるようにカガリの身体を移動させる。
ぶくぶくと噴出す泡はカカガリを刺激し、経験した事のない何とも言えないむず痒さに、
顔を赤くし、目をギュッと瞑り、口元を引き結び耐えている。
カガリの初めて感じている様を見たので、ユウナは嬉しくなり両の乳首をコリコリと捏ね出した。
「や…めろ…」
「聞き分けのない子にはお仕置きだよ」
「…!やっ…!」
ユウナは両手でカガリの腰を掴むと、いきなり自分の上に落とした。
「やぁーーーーーーー!!」
石鹸の泡と湯のお陰で、昨日より随分とすんなり入った。
ユウナがカガリの腰を上下に揺さぶり、自身も下から激しく突き上げる。
「やっ…やっ…ひあああぁぁーーー」
自分の身体の重みと、ユウナの突き上げで脳の芯まで痛みが走る。
「やだ、やだ…痛い…ひやぁ…いやぁ…」
「あぁっ!カガリ…!!可愛い…可愛い…僕の…、僕のカガリ…!!」
ユウナはあっという間に達し、カガリの中へと欲望を吐き出した。
そのまま抜かすに、カガリの身体を自分の方へと向かせ、上から圧し掛かり、湯の中に落とす様な体勢を取る。
166791-14:05/01/25 00:06:57 ID:O2hiW/iR
「!!」
石鹸で泡立った湯の中に落とされ、ぶくぶくと沈みかけて苦しくて顔を出そうとするも、ユウナに頭から押し込まれる。
一旦両手を掴んで引き上げられ、ゴホゴホと咽る。
「ほら、ちゃんとしがみつかないと、又溺れるよ?」
再び湯の中に落とされ、そのまま突き上げられる。
苦しい…苦しい…。屈服なんかするものか…!
だが、ユウナが縦の動きだけでなく、円を描くように最奥を突き上げる。
目も開けていられない…息が出来ない…繋がったままのそこの痛み…
ゴボゴボ…と泡立つ湯の中で、今にも溺れそうに苦しくて意識が遠のく。
本能的にだっただろうか、カガリの両手が力なくユウナの背中へと回ったのは…。
ユウナは満足そうに、カガリの顔が辛うじて湯から出る位に身体を起こし、自分の手をカガリの背中に回す。
だっこの様にぶら下がった形で重みがかかるが、浮力で大した事ではない。
不安定な体勢での湯の中、又突き上げを開始すると
「ひぁ…ひゃぁ…っあぁ…ッ」
バシャバシャと上がる湯の音と共にカガリの泣き声が上がる。
そのまま、激しく打ちつけているとユウナは再び放出した。
167791-15:05/01/25 00:07:43 ID:O2hiW/iR
流石に段々と体勢が苦しくなって来たので、一旦カガリを開放すると、
カガリは浴槽の淵に息も絶え絶え…といった感じでうつ伏せにもたれ掛かった。
「まだだよ」
背後から圧し掛かられると、浴槽とユウナに挟まれて、力尽きたカガリにはどうする事も出来ない。
腰をつかんで固定されると、バックの体勢で再びユウナが入って来た。
「ーーーーーっ!あぁ…っ!あっ…あっ…」
「ふふ…もっと啼いてごらん。ほら、ここだとよく響くだろう?君の声」
「ーーーー!!」
カガリは声を抑えようと必死に耐えているが、ユウナは益々強く攻め立てる。
淵に?まって、崩れそうな身体を必死に支える。
快感など少しもない。ただ苦痛を伴うだけの行為。声を抑えている事で一層苦しさが募る。
だが、もう限界だった。
「ひあぁッ…もう…許して…」
それだけ言うと、気が遠くなった…。
ぼんやりと…バスタオルで包まれ、キスの後優しく抱き上げられたのは気のせい?
柔らかな場所に下ろされ、そっと抱きしめられて眠りについたのは夢?
朝、目が覚めた時には一人ベッドの中だった。
168791:05/01/25 00:09:53 ID:O2hiW/iR
sage忘れスマソ…orz
今回はここ迄。長さやエロにムラがあってスマンです。
169612:05/01/25 00:12:09 ID:ExIStRpu
GJ!です
リアルで見られて嬉しいです
ユウカガの最後が気になります
是非ユウナには悪役街道走って欲しいものですが…モニョモニョ


ただいま種デスで執筆中です
170名無しさん@ピンキー:05/01/25 00:27:59 ID:dg4FH6Aw
くだらない小ネタ

シン×メイリン

メイリンに己を打ち続け、限界を感じたシン。
「メイリン、俺…もう」
自分の喘ぎ声と体が擦れ合う音の中で微かに聞こえた声にメイリンは
「はぁぁ、シン…。せ、精子、どうぞ!」
突破したシン…。
「うっ。シン・アスカ。精子、いきます!」

…ホント、くだらん。orz
171名無しさん@ピンキー:05/01/25 01:17:54 ID:h9srYxB/
791氏乙です
ユウカガ待ってました〜。 ユウナさんもっと前戯しましょうw 
とりあえず入れたいという男子高校生のようなユウナさま・・・
最後切ないですな
続き楽しみに待ってます。
172名無しさん@ピンキー:05/01/25 12:54:33 ID:FXHzS3e2
>>158
>自分的にはトリィが凄く気になる
>キラの服に忍び込んでいたのか?

ナ○シカの胸に隠れるテトを思い出したw
173名無しさん@ピンキー:05/01/25 17:28:42 ID:sNTU2I8G
>>168
GJ!
続き待ってるYO
174名無しさん@ピンキー:05/01/25 18:14:16 ID:VpwoKDQ3
791さん GJ(゚◇゚)ノ
 イイ萌をいただきました
175名無しさん@ピンキー:05/01/25 21:22:41 ID:ZqhmzOSO
791氏SMいいですね、ハァハァ

>>89
確か同人で続き書いてた、コピー用紙刷りで
176sage:05/01/25 22:07:00 ID:vR3Lu1hq
ユウナいいな。新キャラのなかで一番キャラ立ちしてるな

>175
まじで?同人とかあんま知らねえけどあの続きは読みたい。
どうしたら手に入る?
177名無しさん@ピンキー:05/01/25 22:08:22 ID:vR3Lu1hq
sage忘れすまん。
178名無しさん@ピンキー:05/01/25 22:23:37 ID:sNTU2I8G
>>175
詳細きぼん
179黄昏の…:05/01/25 23:31:50 ID:YrOsDc06
うほっ。ユウナはこういうの似合い杉。
あの気障な感じのヘアスタイルが嫌味なお坊ちゃんを
連想させますな。グッジョブですた。
俺も久々にシンルナ書いてますた。コソーリと投下しときまつね。


「ねえ、シン・アスカ君」
「あ、何?」
「さっきから何をしてるのかしら」
「マンガ読んでるだけだけど?」
 オーブ領海から脱出成功したものの、ミネルバは寄港先でそのまま待機とのお達し。
また航海ともなればしばらくは寄港できないし、何より生きて帰ってこれる保障もない。
 皆が今のうちに食料や生活必需品などの買い物に勤しむ中、暇な人が約2名。
「つうか、何で私の部屋で読むかなぁ」
「ルナとメイリンの部屋だろ」
「や、そういうことじゃなくて」
 膨れっ面のルナの顔を見ようともせず、
シンはベッドに寝転びながらマンガに熱中している。
 当然、ベッドの半分以上を占領されたルナマリアは面白くないワケで。
「だってミネルバでこのシリーズ集めてるの、ルナしかいないし」
「アンタねぇ…ウェブでいくらでもダウンロードできるでしょーが」
「面倒だからヤダ」
「面倒の一言で人の部屋あがりこんで、ベッド占領するのかアンタは…」
 確かにルナの言う通り、ウェブで閲覧した方が早い。
だがシンからして見れば、ごろ寝しながら読めるハンディサイズ…活版技術万歳、ということらしい。
 ルナもそれには同意だが、だからと言ってあまりに横柄な態度過ぎないか?
「大体インパルスの整備は? 
 あれだけ大暴れして…ちゃんとメンテしないと、そのうちガタが来るわよ」
「もう終わらせた。細かいメンテ作業はヴィーノとかに任せてあるし」
「…可愛くないわねぇ」
「そりゃどうも」
180黄昏の…:05/01/25 23:33:34 ID:YrOsDc06
 どことなくシンの態度には余裕すら感じられる。
あれだけの活躍をした後だというのに、あまり気疲れなどは見受けられない。
 それとも、ああいうのが火事場の馬鹿力…というやつなのだろうか?
「…シンってさ、何か変わったよね」
「ん、そっかな?」
「何かカッコよくなった」
「オイ、それまではカッコよくなかったのかよ」
 互いにすれ違いな会話が多かった中、
ここでやっと本来の夫婦漫才(レイ曰く)が復活。両者共に自然と苦笑いが浮かぶ。
「最初ザフトに入ってきたシンを見た時さ、
『ホントにこんな子がMSのパイロットなんかできるのかな?』って思ってたし」
「あー、確かに最初はワケ判んないこと多かったけどな」
「それでいてこの前の戦いでしょ?
 良くぞ2年足らずでまぁ、ここまで成長したと言うか…うんうん」
「いや、1人で感心されても」
 だがルナの言っていることは事実だ。
自分でもあまり実感はないのだが、今思うとあの時の自分は…まるで自分じゃないみたいだった気がする。
「あの情けない坊やが、今じゃ赤服だもんねぇ。お姉ちゃんびっくりだわよ」
「こーいう時だけ年上面するの好きだよな、ルナは…」 
 しかも世が世ならお嬢だ。
まぁ、どちらかというと元気なお姉ちゃんというイメージが強いが、
セレブなルナも悪くないかもしれない。いや、寧ろドレス姿やメイド服なんかも良いのでは?
「…ヲイ、何を妄想しとるかラッキースケベ!」
「な、何のことかな」
「今、私をオカズにしてヤラしいこと考えてたでしょ」
「し、してませんけど何か?」
 あと、何故かルナマリアは勘が鋭い。
別にシンがニヤけていたワケではないのだが、ルナは微妙な空気の変化を感じとっているとか何とか…。
181黄昏の…:05/01/25 23:35:16 ID:YrOsDc06
「若さ故の過ちを咎めるつもりはないけど…嘘はよくないわねぇ、シン・アスカ君」
「ホ、ホントに何も考えてないってば!」
「いーや、考えてたわね。このザラついた感じ…間違いないわ!」
「ニュータ○プかよ!」
 某赤い彗星を連想させる口ぶりからも判るが、どうもルナの機嫌を少々損ねてしまったらしい。
ずっとベッドを占領して彼女の言葉を無視し続けていたシンにも責任があるのだが、
今回はそれよりもふと妄想してしまったドレスやらメイドやらが命取りだったようで…。
「それにヨウランから聞いてるわよ。
 アンタ…アーモリーワンで外出した時に見ず知らずの女の子の胸を鷲掴みにしたんですって?」
「そりゃエゴだよ! …じゃない、そりゃ誤解だよ!
 街中でくるくる回ってて面白いな子だなって思って見てたら、その子がこけそうになって、つい…」
「つい胸を鷲掴みにした、と?」
「いや、鷲掴みって言うか、手で受け止めたって言うか…」
「どっちみち胸を触ったんじゃない!」
 憤怒の入り混じった微妙な笑顔を浮かべ、ジリジリと迫ってくるルナ。
シンはしどろもどろになりながらゆっくりとベッドを後退するしかない。
 壁までもう少し…まずい、後が無くなった。
「このスケベ小僧は…ど〜してくれようかしら?」
「ど、どうするも何も、俺は悪いことなんかしてないだろ!」
「あぁん? 人命救助に託けて、痴漢行為を働いた罪悪人が何を言うか!」
「…何かもう無茶苦茶だな、オイ」
 あの女の子の身体、というか胸を触ってしまったのは確かに自分だ。
でもそれは彼女が倒れそうになったから支えてあげようとしたワケで、決して疚しい気持ちがあったワケではない。
 …多分。
「あーぁ。私がっかりだなぁ〜。
 シンがそんな見境なしに女の子の胸を触る変態だったなんて」
「だから違うって…」
182黄昏の…:05/01/25 23:36:57 ID:YrOsDc06
 て言うか、何でここまで自分が追い詰められなければならない?
よくよく考えてみれば理不尽な話だ。ルナにあのことをチクったヨウランにも後で
オトシマエをつけてやりたいところだが、今はこの苦難を乗り越えるのが先決…先決なんだけど。
「…あのさぁ」
「何よ」
「何でそんなつっかかって来るの?
 俺が見ず知らずの女の子の胸触ったのが、そんな気になる?」
 ここまで来たら言い訳しても通じないだろう。
もともとルナは頑固なところがあるし、こういう場合はいっそのこと開き直った方いい。
 そう思ってカマをかけてみたのだが…。
「はっ、はぁっ? な、何よソレ。
 私はね、同僚としてまだまだ若さ故の衝動を抑えられないシンが心配で…」
「(あれ、何か予想と違うナ)」
 もっと突っかかってくるかと思いきや、
意外にもルナの反応はしおらしかった。いや、寧ろ何か照れてはいないか? 
「つ、つまり、シンがこれ以上の性的犯罪を犯さないように
 私がその捻じ曲がった根性を叩き直してやろうと…って聞いてるの、シン!?」
「(うは、明らかに動揺しまくりなんですけど)」
 言動と行動は、必ずしも一致するものではないとシンは知る。
目の前のルナの態度は先程とは打って変わり、何やら焦りまくっているようであった。
 これはひょっとしてアレか? いや、万一と言う可能性に今は賭けてみるしかない。
「あー、そう言えばあの子の胸、結構大きくて軟らかかったよなぁ」
「なっ…」
「ルナにこんなに怒られるって判ってたなら、もっと触って味わっときゃよかった」
「なっ、なっ…」
「(なーんてね)」
 白々しいまでの感じで言ってのける嘘。
まあ確かに大きくて軟らかかったし、100%が嘘というワケでもないのだが。
183黄昏の…:05/01/25 23:38:12 ID:YrOsDc06
「ちゅうかさ、女の子ってのはやっぱ清楚かつ可憐なのが1番っていうか?
 ああいう子をまさに“女性らしい女性”って言うんだろうな〜。あ〜、もう1回触りてぇ〜」
「…」
「俺だって健全な男子なワケだし?
 事故にしてもあんなおいしい場面、滅多にあるもんじゃないしさ」
「…シンの」
「ん、何だよ」
 一気にまくし立てることで攻勢に転じようと試みるシン。
よくよく考えればルナとてお年頃だし、その手の話には敏感なはず…と思ったのだが。
「シンの…シンの大馬鹿者―――――――――――ッ!!!」
「うわっ、何だよ、逆ギレかっ!?」
 これもコーディネーター流のゆとり教育が齎した弊害か、
などと考える暇もなく、ルナマリアの怒声が耳を劈いた。それはもう、右の耳から左の耳へと。
「黙って聞いてりゃあ…さっきからおっぱいおっぱい煩いわねぇ、ホント!」
「お、おい、誰もそんなコト言ってないだろ!」
「言ってたじゃない、( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい! って!」
 そんなに大きくて軟らかいおっぱいが好きなのか、アンタはぁ〜!?」
 ルナももう辛抱堪らなくなったらしく、思いのたけを一気に垂れ流し始めた。
傍から聞いていればいつもの夫婦漫才なのだが、どうも今回は様子が違う。2人もマジ気味なのだ。
「え、どーなのよ!?」
「…あぁ、好きだよ! すげー好きだよ! それが何だよ、文句あるのか!?」
「あるわよ!」
「男はなぁ、皆おっぱいが好きなんだよ!」
「好きだったらどうするのよ!? 揉むの!? 掴むの!? 吸うの!? 挟むの!?」
「全部まとめてやってやるよッ!」
「言ったわね!?」
「あー言ったさ!」
 …何なんだ、この2人。
184黄昏の…:05/01/25 23:41:30 ID:YrOsDc06
いやね、夫婦漫才風にしてみたかったの。
本編がシンステに移行するなら、せめてこういう
のがあってもいいんじゃないかって解釈してみたんだけれど…。
とりあえず前半終わりますた。おやすみなさいませ。
185名無しさん@ピンキー:05/01/26 00:09:35 ID:ttDqVvL0
メイリンは大迷惑だな……
186名無しさん@ピンキー:05/01/26 14:57:28 ID:mgz+nNQI
>「…あぁ、好きだよ! すげー好きだよ! それが何だよ、文句あるのか!?」
>「あるわよ!」
>「男はなぁ、皆おっぱいが好きなんだよ!」
>「好きだったらどうするのよ!? 揉むの!? 掴むの!? 吸うの!? 挟むの!?」
>「全部まとめてやってやるよッ!」
ステラとくっついたら本気でこんなこと言い出しそう&やってそうだな、シンw
187名無しさん@ピンキー:05/01/26 17:57:16 ID:mkfWPbzJ
本編では暗い奴だけど
こーゆーちょっとエロい高校生っぽくてもよかったな

まあ過去の設定がアレになるんだけど
188612:05/01/26 20:57:46 ID:vBDdsaaN
憧れの黄昏サマの小説バンザーイ!!(^^)!
ノリの良いカップルで素敵でした
見習わなきゃ…
189名無しさん@ピンキー:05/01/26 21:55:12 ID:rnyX1laY
シンルナ素敵すぎです(;´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ  \ア ノ   \アノ    \ア
なんかもう萌えすぎて何がなにやら(;´Д`)ハァハァ
190名無しさん@ピンキー:05/01/26 23:00:03 ID:oZIOMTym
グゥレイトォ!!
191名無しさん@ピンキー:05/01/27 00:25:28 ID:SLUUBsJ3
ブラウニー氏の小説がすごく好きだ。これからもワクワクして期待。
192791:05/01/27 01:22:45 ID:fbY+hdez
憧れの職人さんからレス頂けて、嬉しいです。
会話のテンポがよくて、すらすら読めました。いいな、こういう二人。
ユウカガは書くのに結構時間掛かるので、筆休めに書いたノイマリュ投下しまつ。
193791 :05/01/27 01:24:33 ID:fbY+hdez
「艦長、お休みの所申し訳ありませんが、ちょっと宜しいでしょうか?」
「いいわよ。どうぞ」
ノイマンがマリューの部屋に入ると、丁度彼女はシャワーを浴びた所らしく、
Tシャツに短パン姿で、頭をタオルで拭いていた。
「す…すみません。すぐ帰りますので…!」
顔を赤くしながら慌てて言うノイマンに、マリューはクスリと笑いながら、
「丁度コーヒーを淹れる所なの。よかったら飲んでいって」
「はっ…!し、しかし…」
「かしこまるのもナシ。まだ癖が抜けない?今の私達は”同士”でしょう?」
「そ…そうでしたね。ではいただきます」
ザフトと連合側に急な動きがあった事と、簡単な連絡事項を伝えている間に、
コーヒーメーカーにセットしたコーヒーは出来上がった。
194名無しさん@ピンキー:05/01/27 01:26:01 ID:fbY+hdez
「どうぞ」
「いただきます」
椅子に向かい合わせに座りながら、話し出す。
「今回も貴方達を巻き込んでしまって、正直申し訳ないとは思っているのよ」
「そんな…!」
「でも情けない事に、私達にはどうしても貴方の力が必要だった」
「とんでもないです!自分たちは己の意思でここにいるのですから!今も、二年前も!!」
「二年…もうそんなに経つのね…」
「艦長…」
「不思議ね。あの時はもう二度と立ち直れないかと思った。
 でも、私はこうして生きて、今またどこかへ行こうとしてるのね」
ノイマンの脳裏にムウ・ラ・フラガの顔が浮かぶ。男としても軍人としても尊敬していた。
先の戦争で、愛する人と愛する艦を護る為にその身を犠牲にした彼。
あの時のマリューの絶叫は、今も耳に焼き付いて離れない。
195名無しさん@ピンキー:05/01/27 01:26:52 ID:fbY+hdez
「…一度聞いて見たかったの。貴方、ナタルのこと、好きだったでしょう?」
「か、艦長!!何をいきなり…!!」
思わずコーヒーを噴出しそうになったノイマンにマリューは優しく微笑む。
「ナタルのことも…忘れられないわ…。あの時の真実は今もわからないままだけど…。
 信じたいの…。ムウを撃ったのは彼女の意思じゃないって」
「自分もです。バジルール中尉は本当は心の優しい方でした。ただちょっと不器用なだけだったんです」
「ええ…わかっているわ」
不器用なのは私も同じだけどね…と小さく呟いてマリューは笑う。
コーディーネーターではない自分達は、カガリの結婚やオーブの情勢、ラクス達の窮状に
素知らぬ顔をしてあのままオーブで暮す事も出来た。
でも、愛する人達が命を賭けて繋いだ未来はこんなものじゃなかったはず。
「皆、不器用なんですよ。自分達は。だからこうして仲間が大勢いる」
「そうね…」
「我々の艦長は貴方です。いえ、貴方だけなんです。どこまでもお供致します」
「ありがとう」
196名無しさん@ピンキー:05/01/27 01:27:41 ID:fbY+hdez
又マリューが柔らかく笑う。
この人がこんな風に笑えるようになるまで、一体どの位枕を濡らしたのだろうか。
綺麗な笑顔だ…そんな事を思ってノイマンがマリューを見つめていると、マリューの視線とぶつかった。
そのまま、どちらからともなく、そっとキスを交わす…。
始めは触れるだけのようなものが、段々とついばむようなものに変わり…いつの間にか貪る様な激しいキスに変わった。
お互いの舌が絡み合い、糸を引き…そのままベッドに倒れこんだ。
「あッ…ああん…」
シャワーを浴びたばかりのマリューは、Tシャツの下には何も着けていなかった。
布越しにノイマンの手は、豊かな胸を揉みしだく。それだけでも、十分感じているようだった。
裾をたくし上げ、直に触れると、堪らない…!と言ったように、喘ぎ声が上がる。
これだけ大きいと胸も感じやすいんだな…そんな事を考えながら、
ノイマンは夢中で胸への愛撫を続ける。そう言えば…
「フラガ少佐もこの部屋で貴方をを抱いたんですか…?」
思わず口に出してしまったノイマンに
「今は言わないで…」とマリューはその口を己の唇で塞いだ。
激しく求め合った二人は、そのまま高みへと昇っていった。
197名無しさん@ピンキー:05/01/27 01:28:44 ID:fbY+hdez
「あ、あの…艦長…。自分は、決していい加減な気持ちではなく…!」
行為が済んで制服を着終えたノイマンが言いかけた言葉を、マリューは人指し指でそっと遮る。
「私達は大人よ。この事はお互いの胸の内にしまっておきましょう…。
 明日からは、ただの同士に戻れるわ。ね?」
ノイマンは少し悲しげな顔をしたが、そのまま頭を下げて部屋を出て行った。
そう…これでいい。今はお互いに人のぬくもりが恋しくなっただけ…
交代時間になってブリッジに行くとバルトフェルドが「よくお休みになれましたか?」と声を掛けてきた。
ノイマンはいない。休憩に入ったのだろう。
「ええ。ありがとう」
そう答えながら、艦長席に着く。
自分に好意を持ってくれているであろうバルトフェルドに多少の後ろめたさを感じながら。
まだ本気の恋は怖い…そう…今はこれでいい…。

おわり
198791 :05/01/27 01:37:42 ID:fbY+hdez
途中からHN入れ忘れ…
自分数字弱いもので…。未だにこの番号すら覚えてなかったり…
199名無しさん@ピンキー:05/01/27 03:38:41 ID:eUYmj0a7
ノイマン…ノイマン!
ほんのりノイナタ入れてくれたあたりに感謝!
200名無しさん@ピンキー:05/01/27 05:19:13 ID:Ppnrn2BF
ノイマリュ乙です。

遅レスですが、
ブラウニー氏のフラマリュよかったです!
201名無しさん@ピンキー:05/01/27 16:24:38 ID:DuF2n3vN
漏れも便乗して…ブラウニー氏のフラマリュ最高でした(´∀`)グッジョブ
202朝河:05/01/27 23:57:41 ID:HbvWSz8S
すいません、シンルナというのは需要ありますか?
最も寒気がするほど文章が下手なものですが…(特に濡れ場が)
その上遅筆なんですが……需要ありますか?
203名無しさん@ピンキー:05/01/28 00:15:55 ID:ftezT06s
>>202
需要もなにも大歓迎のカプだ思う。
本編での扱いがアレな分なおさらなorz
期待してまつ。
204朝河:05/01/28 00:38:11 ID:a9Ewy5bh
>>203
わかりました。おそらく明日の夜ぐらいには投下できると思いますので。
205ブラウニー投下開始:05/01/28 02:20:15 ID:PeydMrVH
黄昏師匠のルナマリアに萌え。流れるような会話にさらに萌え。
シンルナもアスルナもレイルナも良いですね〜。

レスくださった皆様、ありがとうございます。
コメントはいついただいてもありがたいです。

新キャラで盛り上がってるところ、今回は地味に人気の?
ディアミリです。再会ネタなので、これ以上本編が進むと
マズー…
今回は前編のみ、行きます。
206ブラウニー1/10:05/01/28 02:22:13 ID:PeydMrVH
【怒ってばかりの女神様・前編】

 オーブ軍事施設の倉庫の隅に停めてあるオープンタイプのジープの中で、ディアッカは
雑誌をめくりながらヘッドホンで音楽を聴いていた。
 成りゆきで急に降下することになったから、暇つぶしになるようなものも持ってきて
いない。ヘッドホンも雑誌もオーブ軍の者からの借り物だった。用意された部屋も何となく
居心地が悪くて寝付けない。同室のイザークがやけにピリピリしているせいもあるが−−−
隊長になってからの奴はどうも余裕がない。短気なのは前からだが。まぁそれも無理は
なかった。前の戦争で立場を悪くした母を気遣い、失地回復に余念がないのだから。
 それを言ったらディアッカ自身も同じようなものなのだ。今は赤服でもなく、一般兵と
同じ緑の隊服だ。やはり軍規を犯すことなく最後までザフトであり続けたイザークと、
敵方に投降して捕虜になり、成りゆきとは言え一時はその敵方に手を貸していたディアッカ
とでは、戦後の立場は微妙に異なっていた。
 まぁそれをあまり苦にしていないところがディアッカのディアッカたる所以なのだが。
 突然読んでいた雑誌を取り上げられて、ディアッカは跳ね起き、ヘッドホンを外した。
 目の前にミリアリアが立っている。
 ディアッカが読んでいたページをまじまじと見た彼女は、軽蔑した目でディアッカを
見下ろした。
「こんなときに、エロ本?」
 久しぶりの再会なのに、第一声がこれだ。ディアッカは抗議した。
「・・・エロ本じゃねーよ。ただの水着グラビアじゃねぇか。」
「あっそ。」
 ミリアリアは雑誌をディアッカの胸の辺りに放り投げて返すと、2、3歩離れて倉庫の
中を見回した。
207ブラウニー2/10:05/01/28 02:23:29 ID:PeydMrVH
 倉庫の中には新型のザクウォーリアが数台並んでいる。ディアッカ達が降下する際に
乗っていた機体だ。
「これがザフトの新型なのね・・・」
 ミリアリアがカメラを構えたので、ディアッカは慌ててジープから飛び降りた。カメラを
持つミリアリアの手を掴んで、引き寄せる。
「おい、よせよ。やばいって。」
「・・・冗談よ。」
 ミリアリアはカメラケースを床に降ろし、その中にカメラをしまって立ち上がった。
「これでいいでしょ。」
 ディアッカは肩をすくめた。
「いいかどうかは知らねぇけど・・・おまえ、こんなとこで何やってんの。」
「潜入取材よ。−−−ザフトの人たちが施設内に入ったって聞いたから。」
「ああ、フォトジャーナリストになったんだっけ。」
「あんたは軍人に戻ったのね。」
「ああ、まぁ・・・他にすることもなくてね。」
「することもなくて、また戦争するの。」
 ディアッカは言葉に詰まった。相変わらず、大人しそうに見えて言うことは言うんだな、
と思いながら、彼はまた肩をすくめた。
「開戦すれば、そうなるかな。」
「戦争・・・始まりそうなの?」
「さぁね・・・それって、取材?久しぶりに会ったってーのに、そんな話か。」
「じゃあどんな話すればいいのよ。」
「ええと・・・あー、元気だった?」
「見ればわかるでしょ。」
「ああ、元気そう、だ、よね・・・」
208ブラウニー3/10:05/01/28 02:24:39 ID:PeydMrVH
 ディアッカは黙り込んだ。会話が続かなくて、気まずい沈黙が流れる。話すことは
いろいろとありそうなのに、言葉が出てこない。ミリアリアが怒っているときは大抵
そうだ。彼女は何も言わなくなるし、ディアッカは何を言えばいいかわからなくなる。
そして大抵の場合、沈黙に耐えられなくて言ってはいけないことを言ってしまう。
 今もそうだった。
「・・・彼氏はできたのか?」
「・・・はぁ?!」
 ミリアリアの声音で、彼女をさらに怒らせたことにディアッカは気づいた。
「怒るなよ。もう2年も経ってんだし、そろそろかなぁ、と思って、さ。」
「そろそろって、何がそろそろなのよ!」
「別に・・・そろそろいいんじゃねぇのかって話だよ。」
 ミリアリアの右手がディアッカの顔面に振り下ろされた。当たる直前に、ディアッカは
ミリアリアの手首を掴んで受け止めた。代わりに罵声が飛んでくる。
「バカッ!!」
「だから怒るなってば。ちょっと心配だったから聞いてみただけだろ。」
「何が心配なのよ!あんたに心配される筋合いなんかないわよ!」
「戦場カメラマンみたいな真似してりゃ心配になるだろーが。」
「軍人やってる人に言われたくありません!」
 ミリアリアは掴まれていた腕をふりほどき、ディアッカに背を向けた。
「何だよ・・・俺が軍人やってんのがそんなに不満?」
「不満よ!」
 振り向きもしないで、ミリアリアは言った。
209ブラウニー4/10:05/01/28 02:26:07 ID:PeydMrVH
「前の戦争で、懲りてるかと思った。あんただって、いろいろ思うところあったんで
しょう?なのに何で・・・」
「思うところはあったさ。だから軍人やってる。」
 ミリアリアはきっとして振り向いた。その目に涙がいっぱい溜まっているのを見て、
ディアッカは怯んだ。
「おまえ、何泣いて・・・」
「どうしてそうなるのよ!」
 ミリアリアが両手でディアッカの胸ぐらを掴んできた。この2年でさらに身長が伸びた
ディアッカの胸ぐらを掴み上げる格好にはならず、彼の胸にしがみつくようにして、
ミリアリアはディアッカを見上げた。
「何で軍人なんかになるの。また戦争するつもりなの。人を殺すための引き金を引くの?
あんたが?!」
「落ちつけって。」
 ミリアリアの目から涙がこぼれた。ディアッカの胸ぐらを掴んだまま、自らの拳の上に
顔を伏せる。その震える両肩を、ディアッカは軽く抱いた。
「泣くなってば。まだ戦争が始まったわけでもないんだから。」
「・・・軍人なんて、戦争するのが仕事じゃない。」
「そうとも限んねーよ。」
 ミリアリアは顔を上げた。見下ろすディアッカの顔は、優しく微笑んでいた。
「・・・久しぶりに会ったんだから、そんな顔すんなって。」
 ミリアリアはディアッカの胸を掴んでいた手を離し、横を向いて涙を拭った。ディアッカも
肩を抱いていた手を降ろす。
210ブラウニー5/10:05/01/28 02:27:13 ID:PeydMrVH
 横を向いたままのミリアリアに、ディアッカは言った。
「俺なりに考えてるんだぜ、これでも。」
「・・・何をどう考えて軍人に戻ったのよ。」
 ミリアリアの怒りは治まる方向にあるようだったが、言葉にはまだ若干棘がある。
ディアッカは慎重に言葉を選んだ。
「戦争を止めるには、軍の中にもそう思う奴が必要だろ?おまえの言うとおり、軍人は
戦争するのが仕事なんだからさ。」
 ミリアリアはもう一度ディアッカの方に向き直った。彼の目を真っ直ぐ見つめる。
「これでも停戦後に、アスランとイザークと・・・キラとかともさ、話したんだぜ。今後
どうするかとか、俺達にできることはなんなのか、とかさ。アスランはオーブに行くって
言うから、俺とイザークはプラントに戻ることにしたんだ。ザフトだって中から変えて
いかなくちゃダメだし・・・。俺は俺のできることをしようと思ったんだって。それだけ。
まぁ今は力が足りなくて、戦争、始まっちゃいそうだけどね。」
「・・・本当?」
「本当。」
 ディアッカの言うことが嘘ではないとわかって、ミリアリアはちょっと複雑そうな顔に
なった。俯いて、何か考え込んでいる。
 ディアッカは、ミリアリアの頬に軽く触れ、上を向かせた。ミリアリアは少し驚いた
ようだった。その後、頬を微かに赤く染めて、目を逸らした。
「・・・戦争が始まっても、おまえはもう戦うなよ。」
 ディアッカの言葉に、はっとしてミリアリアはもう一度彼の目を見た。
211ブラウニー6/10:05/01/28 02:28:25 ID:PeydMrVH
「もう軍人になんかなるな。戦場カメラマンはやるな。写真に撮るならもっと別のものが
あるだろ。危ないことはもうすんな。・・・知らない奴が死ぬより、知ってる奴が死ぬ方が
辛いだろ。戦ってる奴にこれ以上近づくなよ。・・・まぁ、オーブを巻き込まないように、
俺もがんばってみるけどな。」
 ディアッカは、ミリアリアの頬に触れていた手を名残惜しそうに引っ込めた。何だか
ミリアリアの顔を見ているのが辛くなって、今度は彼の方が目を逸らした。
「軍事施設に忍び込むなんて真似も、もう止めた方がいいぜ。オーブは平和だって言っても
見つかったら」
 ディアッカの言葉は途中で止まった。
 ミリアリアが彼の胸に飛び込んで来たから。
「おい・・・」
「何で?何でそんなこと言うの?」
「何でって・・・」
「あたしが軍に入らなければ、戦争を目の当たりにしなければ、それで幸せでいられるって
言うの?オーブは戦争してないから、平和に暮らせって・・・?」
「いいじゃねぇか、それで。」
「死ぬのはあたしの知らない奴なんだから、気にしないでいろって言うの?そんなこと、
できると思ってんの?」
「できるだろ、普通に。」
「あんたが戦場にいるのに?!」
 今度はディアッカが絶句する番だった。
212ブラウニー7/10:05/01/28 02:29:30 ID:PeydMrVH
「あたしは・・・あたしは、マリューさんみたいに強くない・・・!2度もなんて、
耐えられない・・・耐えられるわけないのに−−−っ」
「おまえ・・・何言って・・・っ」
 今度も、ディアッカは最後まで言えなかった。
 ミリアリアの両手が伸びてきて、長身の彼の首の後ろに回され、そのまま顔を引き寄せ
られた。ミリアリアの唇がディアッカの唇に重なる。
 驚きのあまり、ディアッカは目を閉じることもできなかった。ミリアリアの震えが唇を
通じて伝わってくる。
 ディアッカが硬直しているうちに、ミリアリアは唇を離し、彼の胸に顔を埋めた。
「あんたなんてっ・・・黙ってプラント戻っちゃうしっ・・・電話もろくにしてこないしっ
・・・知らないうちに軍人に戻ってるしっ・・・いきなり降下してきて、オーブに入った
のに連絡一つ寄こさないしっ・・・会いに来てみれば、自分が戦うからおまえは知らない
ところで平和にやってろとか言うしっ・・・勝手過ぎるっ。」
「・・・」
「あたしが・・・あたしがどんな思いで・・・カメラマンになったのか、知らないくせ
に・・・っ」
「・・・おまえ・・・!」
「もう嫌・・・っ。あんな思いをするのはもう・・・二度と・・・嫌・・・!」
 戦場に散った、青と白の戦闘機の幻影が、ミリアリアの脳裏をよぎる。
「心配し過ぎだ、って・・・あのときも言われた。でも・・・でも帰って来なかった
じゃない・・・今度だって・・・」
 ミリアリアの細い肩を掴んで、ディアッカは彼女の体を起こした。ミリアリアの頬は
幾筋もの涙の痕で濡れていた。それを指先でそっとぬぐってやる。
 今度は彼の方から口づけた。さっきよりも長いキス。お互いの存在を、生きていると
いう事を確かめるように。
213ブラウニー8/10:05/01/28 02:30:58 ID:PeydMrVH
 キスのあと、ディアッカはミリアリアをしっかりと抱きしめた。
「おまえって、ホント、バカだな。」
「何よっ・・・」
「俺がそう簡単に死ぬかよ。前の戦争じゃ、敵に投降してまで生き延びて、あのヤキン・
ドゥーエ攻防でも墜ちなかった英雄だぜ。ザフトとして戦ってたら勲章もんだったのによ。
勿体ねーことしたなぁ、って。」
「・・・バカ。」
「おまえだって俺のこと、殺し損ねてるじゃん?運いいんだよ、多分。」
「バカッ。」
「信じろよ。・・・いーから信じて待ってろよ。」
「・・・待ってたって連絡くれないじゃない。」
「ああ?」
 ディアッカが手を緩めると、ミリアリアは顔を上げた。涙はもう止まっていたが、不満
そうにちょっと膨れている。
「何だよ・・・今回のオーブ入りのこと、まだ怒ってんのかぁ?」
「怒ってるわよ。」
「しょーがねーだろ。今回は不可抗力っつーか、全く予定外の降下だったんだからぁ。」
「そういう問題じゃないっ。あたしが会いに来なかったら、次はまたいつ会えるかわかんな
かったじゃない。」
「それはまぁ、そーだけど・・・」
「だいたいあんたは・・・」
 言いかけてミリアリアは口をつぐんだ。
214ブラウニー9/10:05/01/28 02:32:16 ID:PeydMrVH
「何だよ?」
「・・・何でもない。」
「気になるだろ。言えよ。」
「・・・あたしは、あんたの、何なの?」
「はぁ?」
「彼氏はできたかとか、知らない奴が死ぬんならとか、戦ってる奴に近づくなとか・・・
それって・・・」
「ん?・・・ああ。」
 ディアッカは頭をかいた。彼の方から安全な距離を置こうとしていたのは明白だった。
そう簡単に死なない、信じろと言いながら、軍人のその約束がどこまで守られるかは
疑わしいものだと、ディアッカにもよく解っていたからだ。恋人を亡くしたミリアリアが
どうなるかよく知っているだけに、踏み込むのが怖かったのかもしれない。
 ディアッカが黙っているので、ミリアリアは言葉を続けた。
「いつまでもおまえおまえって、そんな風にしか呼ばないし・・・」
「んなこと言ったって・・・俺が人の名前呼ばねーのは別におまえだけじゃ」
「ほら。」
「−−−おまえ、人のこと言えないんじゃねーの?」
「え?」
「だって今日会ってから一回も呼んでねーと思う・・・」
「・・・ああ。」
 ミリアリアの顔が赤くなった。それを見てディアッカの顔も赤くなる。ミリアリアは俯き、
ディアッカは目を逸らした。
215ブラウニー10/10:05/01/28 02:33:20 ID:PeydMrVH
 しばらくの沈黙のあと、口を開いたのは珍しくディアッカの方だった。
「・・・ミリアリア。」
 ミリアリアは顔を上げた。
「会いたかった。」
「・・・」
「・・・何だよ、おまえの番だろ。」
「・・・ディアッカ。」
「ん?」
「・・・好きよ。」
「えっ。」
「え、じゃないでしょ。バカ。」
「あー・・・俺も。」
「・・・またすぐ、プラントに戻るの?」
「ああ、そうなるかな。今度のは予定外だし。」
「また離れちゃうんだね・・・。」
 ミリアリアはまた俯いてしまった。ディアッカの鼓動が高く、早くなる。やばい。
今日は抑えられないかもしれない・・・。
 ディアッカの指先がミリアリアの顎に触れ、彼女の顔を上に向けさせた。今日3回目の
キスは、それだけでは終わらなかった。ディアッカの唇はそのままミリアリアのうなじに
移動し、シャツのボタンを外しにかかる。
 上衣のボタンをすべて外し、ブラジャーが露になったところで、ディアッカは手を止めた。
「・・・いい?」
「・・・今更何言ってんのよ、バカ。」
 これって今日何回目のバカだっけ、と思いながら、ディアッカはミリアリアの背中に手を
回し、ブラジャーのホックを外した。

つづく
216ブラウニー投下終了:05/01/28 02:39:33 ID:PeydMrVH
自分の書くディアミリとフラマリュは似ている。
同じカプの青春時代と大人時代を見ているようだ。
ディアッカとムウって、本編でも結構共通点あるからかな…。
・空気読めない発言
・人の名前をちゃんと呼ばない
・戦場でエロ本
・女のために宗旨替え
・死んだ方がマシ、ではない
・彼女の前の恋人が亡くなっている
・何となく尻に敷かれている
217名無しさん@ピンキー:05/01/28 07:11:48 ID:ahxRjICN
朝からいいもの読めました。
GJ
218名無しさん@ピンキー:05/01/28 07:31:04 ID:Vb1jV7En
グゥレイト!
219名無しさん@ピンキー:05/01/28 08:19:39 ID:CQSCFlS+
>216
そういえば境遇似てる!
後半も楽しみにドキドキしながらバイトしてきます。
220名無しさん@ピンキー:05/01/28 08:25:25 ID:MOZvH1OI
うわぁ!!ブラウニー氏あんたやっぱりネ申だよ!
ディアミリ書いてくれるなんて。・゚・(ノ∀`)・゚・。
GJ
221名無しさん@ピンキー:05/01/28 15:29:50 ID:ZMhl0uH1
グゥレイトォオオオオ!痔_&フラマリュっていいよな・・
ブラウニー氏はmy最萌投下神だ
222名無しさん@ピンキー:05/01/28 17:11:18 ID:nIL3m+1m
グゥレイトォォイ!
理想のディアミリだ…ブラウニー氏はマジで神ですね。
オルフレ読んだ時から思ってましたけども
223名無しさん@ピンキー:05/01/28 17:39:02 ID:C1OlZqUs
痔ミリ萌え(*´Д`*) '`ァ,、ァ

>>202
マジで楽しみです(;´Д`)ハァハァ
224名無しさん@ピンキー:05/01/28 18:17:25 ID:bea3Czkt
GJ!!!!!

>>202様もがんばって!楽しみにしてます
225名無しさん@ピンキー:05/01/28 18:26:47 ID:phRKux+b
         /巛 》ヽ,  
         ヾノ"~^ヽ,^  
          (´∀`*リ  
        (⊂、   ⊃゙
         ((⊂,,,_,, ) 
             (_/, 
226朝河:05/01/29 02:08:10 ID:5C0mlZKm
神職人でもあるブラウニー氏の後に投下すると思うと気が引けます…
余計自分の作品がゴミに感じてしまう……
というわけでシンルナ投下します。
227愛してる、と言って…:05/01/29 02:10:24 ID:5C0mlZKm
戦艦ミネルヴァのある一室で、シン=アスカはベッドの上に腰を下ろしていた。
手の中にある携帯電話を弄びながら。
(マユ……)
(あの日戦争に巻き込まれなければお前はどんな生活を送っていただろうか。
普通の生活だろうか。学校に通い、友達と話をして勉学に頭を捻らせて。
そういえば昔分からない問題を教えてくれ、と泣きついてきたことがあったな。
あの時はからかい半分でうその答えを言って
「学校で恥をかいた」
と頬を膨らまして言っていた。その後機嫌を直すために色々と付き合わされたり奢らされたりしたっけか)
ふとシンの頬が緩み笑みが形作られる
(そんなありふれたものなのに…俺には、もう……)
あの日、一生忘れられないであろう、あの日。
炎が広がり全てを焼き尽くし、なぎ払った。父を、母を、そして妹さえも。俺から全てを奪った、あの日。
「ちくしょう!!」
握り締めた拳を壁に叩きつける。
「何で、マユは死ななきゃならなかったんだ…なんで…なんで……」
叩きつけた拳にさらに力が入る。八つ当たりというのは自覚していた。
しかし頭で分かってはいても体はそれを許さなかった。
228愛してる、と言って…:05/01/29 02:11:31 ID:5C0mlZKm
「シン、ちょっといい?入るよ」
突如ドアが開いた。シンはゆっくりと顔を動かしその声の主を確認する。
赤毛の少女、ルナマリアだった。
「て、どしたの?泣いたりなんかして」
指摘され始めて気づいた。自分の顔に何かが伝っていることを。
自分の視界が涙で歪んでいることを。
「べ、別に何でもねぇよ」
顔を背けながらシンは涙を拭っていく。
「妹さんのこと?」
それはシンの腕を止めるのに十分な一言であった。
「やっぱりね」
納得した顔で頷くルナマリア。
一方のシンは答えを返すこともせずただ俯いていた。
「ルナ…お前なら答えられるのか?」
ゆっくりとシンは問いかけた。
いくら悩んでも、いくら考えても答えが出なかったこの問いを。
「どうして……どうしてマユは死ななきゃならなかったんだ?」
質問には答えずただシンの隣に座るルナマリア。それに気付いたのか、気付かなかったのか、シンは続けた。
「マユは…マユは誰かを傷つけるような悪いやつじゃなかった!
いいやつなんだよ…いいやつだったんだよ…なのに…なのになんで…」
ルナマリアは何も言わなかった。再び涙を流し始めたシンをそっと抱きしめた。
229愛してる、と言って…:05/01/29 02:12:57 ID:5C0mlZKm
「シン、私にはその答えは分からないよ。ううん、たぶん誰にも分からない」
シンの表情が曇る。
「私から言えるのは一つだけ。私はシンのそんな顔を見ていたくないよ」
微かだが、自分を抱くルナマリアの腕に力が入ったのをシンは気づいた。
「たぶん一生忘れられない傷だろうけど…今だけは私が忘れさせてあげる」
どうやって、と言おうとしたシンの唇が何かによって塞がれた。
それがルナマリアの唇であることに気付くのに一瞬の時を有した。
やがて離れた時シンの表情は驚愕に染まっていた。
「な…!?ル、ルナ…?」
「シン…」
再び口付けを交わす先ほどとは違い長く、そして深いキス。
「う…うく…はふ……」
ルナマリアの舌が口内で暴れる。
出し入れを繰り返し、歯茎を舐め上げ、シンの舌に絡みつく。二人が離れた後を唾液が糸を引く。
230愛してる、と言って…:05/01/29 02:13:57 ID:5C0mlZKm
「シンのここ…硬くなってる…」
直立し始めたシンの物へ衣服越しに手を添える。
「な…ち、ちょっと、ルナマリア!?」
狼狽が入り混じったシンの抗議の声を聞き流し、そのままこすり上げるルナマリア。
「!……っ!」
喰いしばった歯の間から僅かに漏れる嘆息。そんなシンの反応を見て彼女は満足そうに笑った。
「ふふ、シン、かーわいい」
「お、お前が変なことするからだろ!?」
照れ隠しだからだろうか、シンの声色が幾分か増している。
「舐めてあげよっか?」
「な!?」
シンの肯定の言葉を待たずにズボンのチャックを下ろしの中の物を取り出す。
「わ……!」
巨大化した一物。他に類を見ないその奇形さに思わず声を上げる。
「これが、シンの…」
じっと、シンのものを凝視する。さすがに羞恥の感情が沸いたのか、
シンの抗議の声が飛ぶ。
231愛してる、と言って…:05/01/29 02:14:49 ID:5C0mlZKm
「お、おい。ルナ、もうやめろよ。これ以上は俺」
その瞬間だった。何の予告も無くルナマリアの舌がシンの先端を舐め上げたのは
「ぁく……」
今度こそ、シンは耐え切れず声を上げた
「ん…んく……ちゅ、ぷは…はぅ…」
優しく、緩やかに先端から周辺部を舐めていく。
「はむ…うん、ん、んく……」
片手でこすり上げながらゆっくりとシン自身を口に含み、上下にしごき上げる。
「くぁ…」
未知の快感、自慰などとはかけ離れた快楽にシンは再び声を上げてしまった。
「はふ……くん、んっ…んん……はん…」
彼女の口が、彼女の息が、彼女の舌が絶え間なくシンに快楽を与え続ける。
232愛してる、と言って…:05/01/29 02:16:10 ID:5C0mlZKm
「ルナ、離せ…俺、もう…」
シンの手がルナマリアの顔を引き剥がそうとするも、口を窄め抵抗する。
これが彼の射精を早める結果を招いた。
「く……ル、ナ……」
ドクドクと放出される白濁色の液体が口内に広がっていく。
「!…んん……んぐ……」
眉をしかめながらも彼の液体を飲みきれずに口端から零れた精液がシーツに染みとなって残る。
「ぷは…ご、ごめん。シーツ汚しちゃって…」
「あ、謝るのは俺のほうだろ。こんなもん出しちまって、お前を汚して……」
そう言いながら口の端に付着した液体をティッシュでふき取り続ける。
「シン…もっと、してあげる」
「な、お、おい。ちょっと待て!」
233愛してる、と言って…:05/01/29 02:17:05 ID:5C0mlZKm
三度シンの言葉を無視して彼をベッドに仰向けに押し倒す。
「シンは、何もしなくていいよ。私が、上で…動くから」
ほんのりと顔を桜色に染めながら自分の下着を下ろしていく。
そこは既に十分な湿り気を帯びていた。下着と割れ目を繋ぐ数本の糸が何よりの証拠といえるだろう。
「シン……行くよ」
少々硬さを失いかけたものの、未だ巨大と呼ぶに相応しいものを手に取り、自らの秘裂に導く。
「っ!」
先端を挿入した地点でルナマリアの動きが止まった。
それが痛みから来るものだということはシンにも分かった。
シンのものに沿って落ちていく血液がそれを物語っている。
234愛してる、と言って…:05/01/29 02:17:58 ID:5C0mlZKm
「ルナ、もうやめろよ!早く、早くどけよ!ルナ!!」
見るに見兼ねたのか、シンの叱責にも似た声が放たれた。口調も普段と違い荒々しい。
「シン…好、き……」
「!?」
消え入りそうな声での告白を聞きシンの叱咤が止んだ。
その刹那、ルナマリアは一気に腰を下ろして彼のものを根元まで飲み込んだ。
「くぅぅぅぅぅ!!」
瞳に涙を貯めながらルナマリアは漏れ出る悲鳴を堪えていた。
今、彼女の心中には男と共になれた喜びはあっても快楽は無かった。ただ苦痛のみが蔓延していた。
「くぅぅ……あぐ、うぅ……」
荒く肩で息をする彼女の声の中に、涙声が微かに混じっているのがシンの耳に届いた。
「ルナ…」
かける言葉が分からず、どうすればいいのか分からず、シンは彼女の名を呆然と呟いた。
「ごめんね、シン…待たして……今、動くから…」
シンの声を催促の声として解釈したのか、ゆっくりと上体を動かし始める。
「っく…はぅ……」
悦楽の声では無い。善がりの声でも無い。苦衷の声だった。
235愛してる、と言って…:05/01/29 02:18:58 ID:5C0mlZKm
「痛い、のか?」
「へいき、だよ……」
笑みと共に答えたがそれが嘘であることは明白だった。ものの先端を窮屈とさえ言える程の締め付け。
シンでさえ軽い痛みを感じているのにルナマリアがそれを感じていないはずは無い。
「ルナ、もう、辞めよう。いや、辞めてくれ。俺はもう満足だよ。充分過ぎるほどな。だから…もうやめようぜ?」
苦痛に歪んだルナマリアの表情を見るのに耐えられなくなったのか、
腰を浮かしてものを抜き取ろうとするがルナマリアは首を振った。
「やだ……どかない……」
引き抜かせまい、とベッドのシーツを掴み抵抗する。
236愛してる、と言って…:05/01/29 02:19:54 ID:5C0mlZKm
「ルナ!」
「シンが…イクまで…どかない……」
不満足な表情を浮かべるシンだが、それは一瞬で消え
「じゃあ、一気にいくぞ」
「え、あぁぁぁっ!」
抜きかけたモノが再び膣に収める。
「ふぁ!っあ、はふぅ!シ、シン、激し……過ぎ、はぁっ!」
一突き一突きが傷口を抉るような痛みを伴っている。
つい先程、女となったばかりのルナマリアには絶え間ない突きはあまりにも厳しいものだった。
「んあっ!ああん、はぐぅ!ふぁぁぁ!」
零れ落ちる涙が、愛液が、シンの服に落ちては跡を残す。何滴も、何滴も。
「ルナ……行くぞ」
「来て…はぅ、あひ…全部…中に……」
一層激しさを増した抽送が淫猥な音色を奏でていく。
それらはシンの聴覚を通して彼の官能を刺激し絶頂へと誘っていく。
「くっ!」
「くぁう、あ、熱、あふ、あふぅぅぅ……」
勢いをつけて射出される精子がルナマリアの中で注がれていく。
シンの中にあった悩みも、辛さも、苦しさも何もかもを出すように。彼は全てをルナマリアの中に注いだ。
そしてその全てを受け止めたルナマリアはシンの胸の上に崩れ落ちた。四肢を軽く痙攣させながら。
237愛してる、と言って…:05/01/29 02:21:01 ID:5C0mlZKm
「ねぇ、シン」
一体どれほどの時が経過しただろうか、シンの上に覆いかぶさったままルナマリアは口を開いた。
「どうして……あんなに激しくしたの?」
問われたシンは何処か照れたようにあらぬ方向を見つめながら
「俺だって…ルナの痛がっている顔なんて見たくないから…だから、早めに終わらせようと……」
「でも私、痛かったよ」
ルナの一言がシンの口を止めた。数瞬の沈黙の後に
「……痛かった、のか?やっぱり」
「うん、とっても、凄く。多分一生の内で一番」
矢継ぎ早に述べられるルナマリアの言葉にシンはだんだんと表情を暗くしていく。
238愛してる、と言って…:05/01/29 02:21:50 ID:5C0mlZKm
「ごめん、ルナ…俺、お前の辛さも知らないで一人でイっちまって…」
そんなシンを見てか、薄く笑いながら
「じゃあ、もう一回しよ?」
「え?」
「で、そん時はちゃんと『愛してる』といって抱いてくれる?」
唖然となっているシンを残しルナマリアは続ける。
「だって私はちゃんと言ったのにシンだけ言ってないなんてずるいよ。
だからちゃんと私にも言ってよ、『愛してる』って。そしたらさっきの痛みも無しにしてあげる」
半ば言葉を失っていたシンだが、やがてその顔に笑みが宿った。苦笑に近いものが
(かなわないな、ルナには)
「ああ、もちろんそうさせてくれ。けど……」
「けど……何よ?」
疑問の表情を浮かべているルナの目を真正面に捉えながら
「できることなら…次だけじゃなくて、これからもそう言って抱かせてくれないか?」
「……このバカシン、恥ずかしいこと言わないでよ…」
思いがけ無い告白を受け、ほんのりと頬を蒸気させながらシンを小突くルナマリア。
「駄目か?」
「駄目なわけ無いでしょ…その代わり、嘘つかないでよ。ちゃんとそう言って私を抱いてね……」
ああ、と短く肯定し、彼は続けた。約束した告白の言葉を、続けた。
「愛してるよ、ルナ」
「私もだよ、シン」
そうして彼らは唇を重ね、再び愛し合った。


その行為の最中を偶然やってきたレイに見られたのはまた別の話。
239朝河:05/01/29 02:25:53 ID:5C0mlZKm
投下、完了しました。しかし改めて自分の文章力の無さに涙が出てきます…
他の職人さんから才能を分けてもらいたいです。
しかも内容も前々スレのシンルナの劣化コピーみたいな内容……
すいません、死んできます……
240名無しさん@ピンキー:05/01/29 02:27:51 ID:ICUYemkU
GJ!!
これからもSS投稿よろしくw
241ブラウニー投下開始:05/01/29 05:04:29 ID:6ny5MD6T
どうしてこんな時間に目が覚めるんだぁーっ!!
…ディアミリ後編投下したら、二度寝します。

>朝河氏
かっこいいシンくん、いただきました。GJです。
自分も前スレデビューの新参者なので…まだまだ修行中です。
242ブラウニー1/13:05/01/29 05:06:26 ID:6ny5MD6T
【怒ってばかりの女神様・後編】

 上衣を二の腕まで降ろされて、ミリアリアの両腕は自由が利かなくなっていた。背中は
倉庫の壁に押し当てられている。両方の乳房にディアッカが刺激を与えるたび、体は反応
して背中が擦れる。全身が熱いのは摩擦のせいではなかった。
「あ・・・あン」
 激しくなる吐息の合間に、声が漏れる。汗が滲み始めていた。
「・・・おまえ、何かいい匂いするな。」
「うそっ・・・そんなことな・・・あぁっ・・・」
 こんなに汗をかいていて、いい匂いなんかする筈がない。コロンだってもう落ちて
しまっているのに。
「おまえの匂い、好き。」
 囁きながら、ディアッカの唇が耳たぶを甘噛みする。耳元で声をきくと、背中にぞくり、と
快感が走った。
「あぁ・・・やぁ、そこは・・・っ」
「何、耳、気持ちいいの?」
「耳もだけど・・・声が・・・ああ・・・っ」
「俺の声、好き?」
「あぁんっ・・・好き・・・だけど・・・イヤ・・・」
「なんだそれ・・・答えになってねぇよ・・・」
「あっ・・・ああっ、んんっ」
 耳への刺激と同時に、両方の乳首を強く捻り上げられた。何かに掴まりたいのに、腕は
自由が利かない。自分で袖を引っ張り、服を振りほどこうとする。
 その動きを見てとったのか、ディアッカがミリアリアのズボンのボタンを外してファスナーを
下げた。そのまま下着の中に手を入れ、直接指先が肌に触れる。
「ああぁん・・・っ」
243ブラウニー2/13:05/01/29 05:07:33 ID:6ny5MD6T
 ミリアリアがもう濡れ始めていることがわかって、ディアッカは密かな満足と、また興奮が
高まるのを感じた。下着ごとズボンを足首のあたりまで引き下げ、指を秘所の奥までずぶり、と
差し込む。上衣を脱ごうとしていたミリアリアの手が止まった。
「あああ・・・っ!」
 強い刺激に喉をのけぞらせ、全身が硬直する。息をつこうと力を緩めたところを狙って、
指先を軽く動かして内壁を刺激すると、面白いように反応が返ってきた。
「あ、ああ・・・っ、ん・・・っ、あぁ・・・ふ・・・っ」
 ミリアリアの体が、自分では支えきれなくなって下に落ちそうになる。ディアッカは
空いている方の手でミリアリアの体を抱え寄せ、手首にひっかかっている服を外してやった。
自由になった両手が彼の背中に回され、必死でしがみついてくる。秘所に差し込む指の数を
増やしてやると、しがみついている指先に力がこもった。
「ああっ!いや・・・もうっ・・・あぁんん・・・」
 ミリアリアの内股を暖かい液がつたって流れ落ちる。膝はかくかくと震え、一人では
立っていられないくらいだ。それなのにディアッカは、ミリアリアの体をもう一度倉庫の
壁に寄り掛からせ、自らの体を沈めた。
「ああぁんっ!」
 新しい刺激にミリアリアは一際高い嬌声を上げた。秘所に指を入れたまま、ディアッカの舌が、
その前にある蕾を捉えたのだ。すでにピンク色に勃ち上がったそれは刺激を待っていたように
反応し、最も感じやすいところからの快感が全身を這い昇ってくる感覚に、ミリアリアの上半身は
大きく揺れ動いた。前に倒れないように、必死でディアッカの肩に両腕を突っ張る。切なくて
片手で彼の髪をまさぐると、それはまるで求めているかのような仕草になった。
「ああっ・・・ディアッ・・・カ・・・もう・・・あああ・・・っ!」
 ミリアリアの中心から、一際熱い愛液が放出される。すでにびしょびしょに濡れそぼっている
そこを、ディアッカは丹念に舐め上げた。それがまた刺激になって、ミリアリアは身を捩らせた。
「あぁん・・・あん・・・んっ・・・あぁ・・・」
244ブラウニー3/13:05/01/29 05:08:52 ID:6ny5MD6T
 もう、何をされているかもよくわからない。与えられる刺激そのままに震え、声を上げる
だけのミリアリアの唇に、ディアッカの唇が重ねられた。貪るように激しく口唇を犯してくる
彼の舌と唇を、寧ろ求めるようにミリアリアもそれに応じた。もっと深く繋がりたいと、欲望が
体中を溶かし、頭の中までもとろけさせて、支配する。
「もう、イッちゃったか・・・早すぎない?」
「やっ・・・だって・・・」
「しょうがないか。久しぶりだもんな。ミリアリアが浮気してないってわかって、俺はいいけど。」
「バカ・・・ッ。あ・・・っ」
 膝の裏に手を入れられて、ミリアリアは喘いだ。足首に引っかかっていたズボンと下着を
外され、自由になった片足をディアッカの腰の辺りまで持ち上げられると、自分から彼の腰に
絡めてしまう。熱く火照った秘所に冷たい空気が触れたが、それも長いことではなかった。
 いつの間にかズボンの前を緩めていたディアッカの体の中心にある、熱く猛ったモノが、
すぐに押し込まれてくる。
「ああ、んっ!・・・くっ・・・ああああっ!」
 強すぎる刺激に、ミリアリアは大きな声を上げた。ディアッカは一気に根元まで貫いて
きたのだ。痛みと快感を両方感じて、ミリアリアの体はびくびくと跳ね上がる。ディアッカに
しがみつこうと両手を伸ばしたが、空いている方の手で肩をつかまれ、倉庫の壁に押し当て
られた。
「ダメだって・・・それじゃ顔、見れないだろ。」
 声にも感じると知ったからか、ディアッカはわざと耳元で囁いてくる。背筋にまたぞくりと
快感が走った。
245ブラウニー4/13:05/01/29 05:10:11 ID:6ny5MD6T
「くぅ・・・っ・・・イヤ・・・見ない・・・あァ・・・ッ」
「久しぶりなんだからさ・・・感じてるとこ、見せて・・・」
「やっ・・・あっ、あっ・・・ああっ・・・」
「ちょっと動くぜ。いいか?」
「やだぁ・・・やぁ・・・っ、ああんっ!あ、あ、ああァンッ!」
 ディアッカが腰を動かし始めた。徐々に速く、強く、大きくなる律動。しだいに快感が
痛みを凌駕し始める。
「あ・・・っ、あ、あ・・・!そ、んな・・・され、たら・・・もぅお・・・っ」
「もう、何?」
「ああっ・・・イッ・・・ちゃう・・・あっ!あっ!」
「さっきイッたばっかじゃん・・・」
「だってッ・・・我慢・・・できな、い・・・ああぁんっ!」
「もうちょっと・・・我慢してろよ。一緒に・・・」
「あああぁ・・・あァ・・・はやくぅ・・・ああ・・・んっ」
 自分の中で、ディアッカが大きくなって来るのがわかる。熟れた内壁を強く擦り上げられ、
早く解放されたいと、それしか考えられない。体の内側で今にも弾けそうになっているものが、
早く溢れ出したいとせがんでせがんで、堪らない。
「あ!あぁ!あんっ・・・あぁんっ、ディアッカ、もう・・・」
「ミリアリア・・・俺も、もう・・・はっ」
「あぁっ、ああ・・・ぁ・・・ああああっ!!ああ・・・あ・・・っ!!」
 溜まりに溜まったものが限界を超えて溢れ出したその瞬間。
 薄れていく意識の中で、ミリアリアは自分の中に深く挿し込まれていたディアッカ自身が
すばやく引き抜かれるのを感じた。少し遅れて、下半身に熱いシャワーが浴びせられる。
 最後に何か言われたような気がするが、それはもう聞き取れなかった。
246ブラウニー5/13:05/01/29 05:11:33 ID:6ny5MD6T
 ミリアリアがうっすらと目を開けると、倉庫の中はもう少し明るかった。あのまま寝て
しまったのか、と身を起こそうとして、自分の頭にディアッカの頭がもたれていることに
気づいた。ディアッカの肩に自分の頭をもたせかけ、その上に彼の頭が寄り掛かるような
体勢で寝ていたのだ。
 気がつけばすっかり服を着せられ、ミリアリアだけに毛布がかけられている。こんな
ときだけマメで優しいんだから・・・悪態を吐きながらも、ミリアリアは何となく、幸せを
感じていた。
 突然、ディアッカが身を起こしたので、ミリアリアも驚いて、彼の頭にもたせかけていた
頭を起こした。
「やっべ・・・俺まで寝ちまった・・・」
「・・・おはよう。」
「ああ、起きてたのか。おはよ。」
 さして驚いた様子もなく、ディアッカはまだ寝ぼけ眼のままで言った。そのまま大欠伸を
して伸びをしたかと思うと、彼はくしゃみをした。
「やだ、風邪ひいたんじゃないの?」
「ん?いや・・・大丈夫だろ。倉庫の中って案外冷えるな。」
247ブラウニー6/13:05/01/29 05:12:36 ID:6ny5MD6T
 ディアッカが立ち上がったので、ミリアリアも立ち上がった。足下の毛布を拾い上げると、
ディアッカがそれをすぐ取って自ら畳み始める。本当に変なところでマメで優しいんだから。
「もう、バカ。」
「バカバカって、昨日から何回目・・・へっくしょん!」
「ほら、やっぱり風邪じゃないの?熱は?」
 長身のディアッカの額に手を伸ばして、ミリアリアは熱がないか確かめた。ディアッカは
驚いて素っ頓狂な顔をしたが、すぐにこれ以上ない、というほど極上の微笑みを浮かべて、
愛おしそうにミリアリアを見た。ミリアリアが赤くなると、それを狙っていたように
すばやく頬にキスをする。ミリアリアはますます真っ赤になった。
「熱あんのはおまえの方なんじゃねーの?」
「もうっ・・・あんた、ホントにバカ!」
「だから何回目だっつーの。」
「・・・あたしにだけ毛布かけたりするから・・・」
「ああ、だって俺、起きてるつもりだったもん。誰か来たらやばいし。・・・寝顔も
見たかったし?」
「見てたの?!」
「じっくり堪能させていただきました、ってか。」
 ディアッカはジープの中に毛布を投げ入れた。ミリアリアの方に向き直ると、もう
そこに彼女はいなかった。慌てて辺りを見直すと、倉庫の真ん中辺りに放置してあった
カメラケースと鞄を抱えている。
「おい、帰るのかよ?」
「見つかる前に帰らないとまずいでしょ!じゃあね!」
 すたすたと倉庫の出口に歩いていくミリアリアの腕を、ディアッカが掴んだ。
248ブラウニー7/13:05/01/29 05:13:59 ID:6ny5MD6T
「何よ!」
 怒って振り向いたミリアリアの顔を、ディアッカは困ったように覗き込んだ。
「いや・・・そんな顔で帰るなよ。」
「そんな顔で悪かったわね!」
「そーじゃなくてさ・・・最後に見たのが怒った顔とかって、ちょっと」
「最後って何?!」
 やべぇ、また怒らせた、と思い、ディアッカはミリアリアの腕を離した。怒った顔を
見ていられなくて、目を逸らす。恐る恐る視線を戻すと、ミリアリアの顔はもう怒って
いなかった。その代わり、一番見るのが辛い悲しそうな顔になっている。ディアッカは
自分の胸が痛むのを感じた。
「いや、その・・・最後って言うのは」
「プラントに戻る前に、連絡、くれるでしょ?」
 自ら悲しみを振り払うように、ミリアリアは強い口調で言った。ちょっと驚きながらも、
ディアッカは微笑んでミリアリアを見つめた。こういうところが好きなんだよな。精一杯
虚勢張ったりしてるとこが・・・健気で。
「れーんーらーく!してくれるでしょ?」
「あ、ああ。わかった。する。するって。します。」
「・・・面会に来るから。」
 それだけ言うと、ミリアリアはもう後ろを振り返ることもせず、倉庫を出て行った。
ディアッカは溜息をつき、ジープの中にある荷物を纏め始めた。そろそろ部屋に戻らないと。
点呼の時間が近づいていた。
249ブラウニー8/13:05/01/29 05:15:12 ID:6ny5MD6T
 「ディアッカの事情もわかって欲しい。」
 面会場所のロビーのソファーに座って、ミリアリアはディアッカが来るのを待っていた。
さっき、ザフトの白い隊長服を着た青年が自分に近づいて来て、そう言った。その顔は
見覚えがあった。停戦後に何度か見かけた、ディアッカの友人のイザークという人。先の
戦争ではデュエルのパイロットだった、とディアッカから聞いている。
 そのイザークが、ミリアリアのところに来て言ったのだ。
「あんたのことは、ディアッカから聞いている。その・・・俺が言うのも何だが。あいつが
言わないことを他人が言うべきじゃないんだが。」
 何だかぶっきらぼうで、とても言いにくそうにしているが、イザークがディアッカのことを
いろいろと考えているらしいことは、ミリアリアにもわかった。
「あいつの父親は、プラント最高評議会の元議員だ。今は戦争責任を問われて、失脚の危機に
ある。俺の母親も同じ立場だからわかるが・・・あいつがザフトに戻ったのは、家族のため
でもあるってことだ。」
「・・・ええ。」
「あいつは、自分が連合側に投降して捕虜になり、そのあと保釈の機会があったにも関わらず
ザフトに戻らず、ラクス・クラインらと共にプラントに現れたことが、父親の立場を余計に
まずくしたのではないかと、責任を感じている。」
 イザークは、ミリアリアに気を遣って、彼にしては非常に言葉を選んで言った。
「ええ・・・わかります。」
「それに・・・あんたはナチュラルだ。」
「・・・はい。」
 顔を見ては言いにくいのか、イザークは視線を斜め下に落として続けた。
250ブラウニー9/13:05/01/29 05:16:26 ID:6ny5MD6T
「オーブはナチュラルとコーディネイターが共存できる偏見のない国だとは聞いているが
・・・残念ながら、そういう考え方ができる人間は、まだ少ないんだ。・・・戦争で大勢の
仲間を失って、時間が足りないのかもしれない。ナチュラルの恋人ができました、とは、
今はまだ・・・それに・・・」
「わかってます。」
 ミリアリアのしっかりした声音に、イザークは思わず視線を元に戻した。
「プラントでは、まだ戦争の火種がくすぶっているんでしょう?だから彼は私をプラント
には連れていけない。ご家族のことがあるから、自分がオーブに来ることもできない。今は
距離を置いた方がいい。そういうことですよね。」
「・・・俺達は、二度と戦争を起こさないために、できることをしようと誓った。それが
戦争の悲惨さを知る者の務めだと思うから・・・それぞれの場所で、自分のできることを
しようと。例え離れていても、一緒にはいられなくても、思いは一つだと。・・・あんたにも、
今はそう考えてもらいたい。」
「はい。」
「いろいろ言ってすまなかった。悪く思わないでくれ。」
「いいえ・・・あの。」
「何だ?」
「ディアッカのこと、よろしくお願いします。あいつ・・・バカだから。」
「・・・よく知ってるよ。」
 最後に笑って、イザークはロビーを出ていった。ちょうどそこにディアッカがやってきて、
彼らは互いの顔を見て驚いた。
 ディアッカはイザークとミリアリアの顔を交互に見て、イザークに言った。
「おまえ、何・・・」
「先に行ってるぞ。」
 イザークの声には明らかに焦っている感じがした。ディアッカはええ?という顔になったが、
イザークは軍人らしい身のこなしでさっさと行ってしまった。
251ブラウニー10/13:05/01/29 05:17:42 ID:6ny5MD6T
 「何ぼーっとしてんだよ。」
 ディアッカの声にはっとして、ミリアリアは顔を上げた。目の前には、両手に飲み物の
入った紙コップを持ったディアッカがいる。彼はミリアリアの隣に腰を下ろし、紙コップの
一つを差し出した。
「ありがとう。」
 受け取ったものの、ミリアリアは飲もうとはしない。再び考えに沈んでしまいそうな彼女を、
ディアッカは心配そうに見つめた。
「・・・イザークに何か言われたのか?」
「えっ?・・・ううん。何も。」
「こーゆーとき『何も』ってのは、『何か言われました』って言ってんのと同じだぜ。」
「考え過ぎよ。−−−あの人、いい人ね。」
「ほらやっぱり。何か言われてる。」
「言われてないってば。」
「言われてねーのに何でいい人になるってんだよ。」
 ディアッカは拗ねて背もたれに乱暴にもたれながら、飲み物を一気に飲み干した。つられて
ミリアリアも一気に飲み干す。こういうときの粗野な仕草は、やっぱり軍人、というべきか。
 トールとは全然違うタイプなのよね、何で好きになっちゃったんだろう。
 ミリアリアは取りとめもないことを考えていた。
 空になった紙コップをずっと見つめていると、ディアッカがそれを取り上げた。無言のまま
立ち上がり、ごみ箱に捨てに行く。その後ろ姿を、今度は少しうっとりしながらミリアリアは
見つめた。
252ブラウニー11/13:05/01/29 05:18:55 ID:6ny5MD6T
 あれから2年。ディアッカは19歳になる。もともと背は高い方だったが、さらに伸びて、
肩幅も広くなったようだ。2年前はまだ少年っぽさが残っていたが、今はすっかり大人の男と
いう感じだ。青年将校らしい赤服よりも、一般兵の緑の隊服の方が今のディアッカには
似合っているように思える。この間だって、背中に回した手が妙に遠かった・・・ミリアリアは
変なことを思い出して少し赤くなった。
 野生の獣を思わせる、しなやかな鍛えられた体。こんなところもトールとは全然違う。
 だいたいトールと一緒にいるときは、自分はもっと笑顔でいられた。ディアッカといると、
何だか怒ってばかりだ。不機嫌そうな顔ばかり見せてしまう・・・。
 終わりのない思いに踏ん切りをつけるように、ミリアリアも立ち上がった。ロビーのガラス
窓に近寄り、外を眺める。少し離れた場所に、ディアッカ達の緑のザクが並べられているのが
見えた。
 ディアッカが自分の隣に来るのを待って、ミリアリアは言った。
「出発は、明日・・・?」
「ああ、早朝。夕方にはカーペンタリア入りで、明後日には、また宇宙だな。」
「何か、近いんだか遠いんだかわかんないね。」
「近いさ・・・平和なら、いつだって行き来できる。」
 ディアッカが体の向きを変えて、ガラスに寄り掛かった。ミリアリアは窓の外から目を
逸らして、彼を見つめた。何となく、ディアッカは心細そうに見えた。
「あんた、大丈夫?」
「何が。」
「えっと・・・風邪。」
「ひいてねーっつったろ。」
「だって、何だか元気ないじゃない。」
「そりゃ、おまえとの別れが辛いからだろ?」
「また冗談言って・・・」
 ミリアリアの言葉は、途中で止まった。
253ブラウニー12/13:05/01/29 05:20:21 ID:6ny5MD6T
 ディアッカが、手を伸ばしてミリアリアの手を掴んだ。その手が微かに震えているのが
わかった。
「・・・!」
 ミリアリアは何か言いかけたが、それも声にはならなかった。ディアッカが手を離すや
否や両手で彼女を抱き寄せたからだった。そのまま彼女の肩に顔を埋めてくる。子どもが
母親に甘えているかのように。
 何も言えなくて、ミリアリアはディアッカの背中に両手を回した。ぎゅっと抱きしめると、
もっと強くとせがむようにさらに強く抱きしめられた。息が止まりそうな目眩の中で、
ミリアリアも精一杯の強さで、逞しい体を抱きしめた。
 ようやく体を離されて、ミリアリアがディアッカの顔を覗き込むと、彼は見られたく
ないというように顔を背けた。頬に手をあててこちらを向けさせると、見ている方の
胸が苦しくなるような切ない顔をしている。
「・・・女って、強いよな。」
「え?」
「会えば別れるとき辛くなるのに、それでも会いに来ちゃうんだから。会わずに行っちまおう
なんて考えるのは、男の方が弱虫なのかな・・・」
「・・・だから連絡くれなかったの?」
 そのままディアッカが顔を寄せて来たので、ミリアリアは目を閉じた。
 恐る恐る触れるような、柔らかいキス。軽く口づけてはすぐ離れ、また優しく触れてくる。
ついこの間深く愛し合った仲にしては、じれったくなるようなキスだった。
 唇がようやく離れて、ミリアリアが目を開けると、ディアッカはもう笑顔に戻っていた。
さっきの切ない表情は何だったのか、それともこの笑顔が演技なのか・・・今度はミリアリアの
額に切ない影が落ちた。
254ブラウニー13/13:05/01/29 05:21:43 ID:6ny5MD6T
「・・・だからンな顔すんなって。」
 いつもどおりの軽い調子でディアッカが言った。
「だってあんたが先にっ・・・」
「見送りのときくらい笑顔になれよ。だいたいおまえ、CIC担当のときから愛想が
ねーんだよ。」
「あんなときにニコニコしてらんないわよ。」
「怒るなってば。おまえの怒った顔しか思い出せなくなっちゃうじゃねーか。」
 ミリアリアはまだ憤懣やるかたない様子だったが、溜息をついて、ちょっと顔を横に
向けた。深呼吸し、気持ちを落ちつけると、ディアッカの方を向いて、精一杯の笑顔を
返した。それを見て、ディアッカもようやく心からのものと思われる満足げな笑みを
浮かべた。
「良かった。これでもう思い残すことはないな。」
「思い残すって、何?!」
「だーかーらー、怒るなって。もう笑顔打ち止め?早すぎるって。」
「・・・生きてればまた見れるわよ。」
「・・・ああ。」
「何時だって、何度だって、見せてあげるから・・・こんなんで良ければ。」
「うん・・・ミリアリア、最高。」
「バカ。」
 2人は額をくっつけて、くすくすと笑い合った。次はいつ会えるともわからず、
平和はいつまで続くかも知れないのに。
 結局のところ、いつまでも悲しみに浸り、絶望に身を落とすには2人はまだ若過ぎる
のかもしれなかった。激しい戦闘に身を委ね、多くの命があっけなく散っていくのを
目にしても、なお。

おしまい
255ブラウニー投下終了:05/01/29 05:24:56 ID:6ny5MD6T
思ったよりディアミリの需要があってほっと一息。
脇役好きの自分にはありがたいことで。

もう1月も終わりですね。
バレンタインネタ執筆中…タイムリーに投下できると良いが…
256名無しさん@ピンキー:05/01/29 09:27:57 ID:eP5kbHyF
シンルナさん、ブラウニ―さんGJ
257名無しさん@ピンキー:05/01/29 12:03:27 ID:6nQ4japs
ディアミリーーー!!
ブラウニー氏は投下早いから読み手としては嬉しいよ。
GJ
258sage:05/01/29 15:46:49 ID:PoGpt0mU
シンルナさん、ブラウニーさんgj!!
これからもハァハァ(*´Д`*)しつつ投下待ちしております
259朝河:05/01/29 16:57:09 ID:5C0mlZKm
皆様どうも感想をありがとうございます。あまりのうれしさに部屋で悶絶してました。
SS書いててよかった……唯一の心残りはレイの登場を書けなかったことです。
次回こそは……
>240
次回作は一応考えてあります。また……シンルナですが。
>ブラウニー氏
お褒めに預かり光栄です。ディアミリ、良かったです。イザークがかっこいい……。
>256、258
喜んでいただけましたか、ありがとうございます。

皆様また投下したときには……どうかよろしくお願いします。
260名無しさん@ピンキー:05/01/29 18:34:46 ID:HiKwzGBk
朝河さん、ブラウニーさんGJ!!
激しく萌えますた(*´Д`*) '`ァ,、ァ
261名無しさん@ピンキー:05/01/29 21:34:22 ID:7spMyv72
他力本願で本当に申し訳ないのですがどなたか最近怪しくなってきたアスルナで書いていただけないでしょうか。
本来なら自分で書いて投下すべきなのでしょうが何分文才がないものでそれが出来ません。
どなたか時間が余っていらしたらどうか創作の程よろしくお願いしますm(_ _)m
262名無しさん@ピンキー:05/01/29 21:37:44 ID:oCvee3Sg
欲しいものは自分で書け

っつーか21歳未満は新シャアに帰れ
263269:05/01/29 22:49:12 ID:ft0XPIhq
みなさん、こんばんは。

自分のメイリン、黒くて申し訳ありませんが
投下します。
264269:05/01/29 22:50:34 ID:ft0XPIhq
来月にはザフト軍の威信をかけて建造されたミネルバの進水式がある。
ここ、アーモリーワンには続々と選び抜かれた精鋭乗務員たちが集合しだしており
シンをはじめとする赤のトップメンバーはもちろん、整備班から作業員まで
皆この艦のクルーとなった事が誇らしくどの顔も誇りと希望に満ち溢れていた。
そんな中でただ一人、メイリン・ホークはつまらなそうな顔をして忙しく働く人々を眺めている。
何故なら今回の乗務員名簿には彼女の名前は無く、いまこうしてアーモリーワンにいられるのも
ただ「ルナマリア・ホークの妹」だから特別に進水式前に艦内を見学する事を許可してもらえただけに過ぎないからだ。
「いいなぁ、お姉ちゃん。」
別にメイリンは愛国心やプラントへの忠誠心に燃えてミネルバ乗員を希望しているわけではない。
ただ単純にザフトの花形艦に乗務できれば友達に大威張りできるし
何よりもザフトアカデミーの女生徒に絶大なる人気を誇る赤服エリートのレイ・ザ・バレルと四六時中一緒にいられるのだ。
メイリンはよく姉のルナマリアをだしにしてレイに近づこうとしていたが
肝心のレイはメイリンの事をいつまで経っても「ルナマリアの妹」としてそこそこ可愛がってはくれるが
その実、全く恋愛対象としては見てくれないことにかなり不服でつい何の罪もないアーサーに八つ当たりしたりしていた。
アーサーはメイリンのアカデミー時代の教官で新人育成のトレーナーを経た後
その正確な射撃と論理的なセンスを買われ、今はミネルバの副艦長のポストに内定している。
もともと可愛らしく甘え上手なメイリンはアカデミー時代からアーサーに目をかけられており
メイリンが卒業すると同時に教師と生徒以上恋人未満、といったぬるい付き合いが続いていたのだが
ルナマリアに言わせるとメイリンは妹属性小悪魔の権化なのだそうだ。
265269:05/01/29 22:51:20 ID:ft0XPIhq
「あーあ、アーサーさん、遅いなぁ。今日は内緒で格納庫のモビルスーツ乗せてくれるって言ったのにぃ」
相手を待たせる事はあっても自分が待つのは我慢できないメイリンは
きょろきょろと周りを見回すと人の通りが途切れたのをいいことに勝手にレイのファントムに乗り込み
勝手にあちこち触ってみたりする。
「こらっ、勝手に触ったら危ないだろ。なーんてね」
いきなり声を掛けられてメイリンは慌てて計器類から手を離す。
「・・・なぁんだ、もう、びっくりしたぁー」
声の主がアーサーと知ると、メイリンは幾分拗ねたような声で大げさにため息をつく。
「だあってぇアーサーさん、遅いんだもの。一人で待っててもつまらないし、
作業の人にじろじろ見られるのが嫌だったからここに隠れていようかなって・・・ごめんなさい、怒ってる?」
小首を傾げながら上目遣いでメイリンに謝られてはアーサーはもう何も言う事はできない。
ルナマリアにはいつも「前時代の遺物のような猫の被り方」だ、と評されるこの態度は
もちろんこの宇宙世紀でもことアーサーのような人間には絶大なる威力を発揮する。
実は今日のメイリンにはとある重大な作戦があった。
その作戦を実行するにはごく自然に密室でアーサーと二人きりになる必要があったので
今のこの状況は願ってもいない状況だった。
266269:05/01/29 22:52:04 ID:ft0XPIhq
「お、怒ってなんかいないさ。ただこれはレイの機体だから勝手に触ると後でうるさいから・・」
「いやん、わたしこっちのレバー引いちゃったかもしれない・・」
「えええっ?レバーってまさか操縦桿じゃないよね?それってまずい・・うわっ!!?」
アーサーがコクピット内に身を乗り出しメイリンの手元を覗き込んだ瞬間
いきなりハッチが閉まり、二人は狭いコクピット内に重なるように倒れ込む。
もちろんこれもメイリンの計算のうちで、ぴったりとアーサーの体にしがみ付き
ハッチのロックを閉める事も忘れてはいなかった。
「いたたたた、大丈夫・・?」
何も知らないアーサーは突然の事にメイリンを抱きかかえたまま脚をばたばたさせ
なんとか起き上がろうとするが、メイリンの巧みなブロックでなかなか起き上がれない。
「ね・・・アーサーさん、こんな時にううん、こんな時だからこそ・・
わたし、前から言おうと思っていたのだけれど・・」
メイリンの髪がアーサーの顔に垂れ下がり大きな瞳に影ができ憂いの色を帯びて見える。
いよいよこれから一世一代の芝居を打つのだ。
「わたしもミネルバに乗りたい・・あなたと・・離れたくないの・・・」
「ええーっっ!!?」
「ね・・・?お願い。だって・・・だって・・ミネルバは進水式の後は月基地軌道の配備になるんでしょ?
そうしたらもうこんな風に会ったり出来ないし・・」
メイリンは上目遣いにアーサーを見つめながらゆっくりと下着を脚から抜き取り
アーサーの太股の上に跨った。
ズボンの布越しにねっとりと下半身を擦りつけ挑発する仕草で腰を揺らし始める。
「わたしと気持ち良い事したくない?もし一緒にミネルバに乗れれば
いつでもこんな風に出来るんだけどなぁ。」
「・・・いや・・・その・・・でも・・」
「ああん、もう感じてきちゃった・・アーサーさんも大きくなってるぅ・・・」
267269:05/01/29 22:52:48 ID:ft0XPIhq
メイリンの手がさわさわとアーサーの股間を撫で回す。
既にそこは硬く盛り上がっておりアーサーは慌てて腰を引きメイリンから逃れようとするが
もちろんそんな事はメイリンも計算済みでもう一押しとばかり強引に迫る。
「女の子が恥ずかしいのにこれだけ大胆になれるのは、好きな人にだけなの。
いつも一緒にいたいから・・・あなたの為なら何でも出来ます。」
「ちょっと・・・・メイリンちゃん!!」
慌てるアーサーにお構いなくメイリンは素早くアーサーのズボンのチャックを下ろし
勃起した男根を口に含むと優しく舌を使いその先端を愛撫し始めた。
尖らせた舌の先で亀頭の先端の溝をくすぐるように行き来してから表面の皮膚にたっぷり唾液を塗りたくる。
それから少し下がって括れの部分を歯を立てぬように唇全体で包み軽く左右に動かしてから
一気に根元まで咥え込む。
唾液に濡れたアーサーのモノは一段と硬さと太さを増し、反り返るほど猛々しい姿になってもなお
メイリンの唇に飲み込まれていく。
いつも年齢よりも幼く見られがちなメイリンだがそれは彼女のほんの表面的なものに過ぎず、
常に姉と比較され子ども扱いされる反動の裏返しとして
実はとっくに初体験も済ませているし親子ほど年の離れたアカデミーの教官とも関係を持っていた事もあった。
姉妹でありながら恋愛に関してはかなり奥手(というか鈍感)で貞操観念の強いルナマリアとはまったく正反対のメイリンは
女としての武器は余すところ無く活用し今までそれに失敗した事は無かった。
アーサーのモノを舐めながらメイリン自身も少し驚いていた。
・・・この人、もしかして・・童貞?少し刺激が強すぎたかしら・・・?
268269:05/01/29 22:53:32 ID:ft0XPIhq
「うひやぁっっ!」
あまりの快感にアーサーは悲鳴のような声をあげ思わずメイリンの頭をきつく押さえつける。
それと同時にメイリンの口の中のモノが激しく膨張し、メイリンが吐き出す間もなく
溜まっていた精液が一気にメイリンの口の中で放出される。
突然喉の奥に流し込まれた精液にメイリンは激しく咳き込み涙目になってアーサーを見つめた。
「ごっ・・ごめん!そんなつもりでは・・・!!」
顔面蒼白になって謝るアーサーの言葉を遮り、メイリンはけなげに微笑み口元の白濁をそっとぬぐった。
「ううん・・・私のほうこそ・・ごめんなさい・・全部飲めなくて・・・。」
「男の人ってこうして・・せ・・・精液を出すのはすごく気持ちが良かった、って言うことなんでしょ?
わたし、もっとあなたを気持ちよくしてあげたいの。次は、どうしたら良いか・・・教えてください。」
相手の保護欲と征服欲を微妙に刺激するメイリンのこの台詞で今まで落ちなかった男はいない。
もちろん、女性に免疫のないアーサーを陥落するなど赤子の手を捻るよりも簡単な事だ。
「・・・こんなこと・・今まで恥ずかしくて言えなかったけど・・もうすぐ離れ離れになってしまうから・・
本当は一緒にいたいの。我侭だけどずっとずっと・・・・会えなくなったら寂しくて・・死んじゃう・・」
メイリンの頬をつつ、と一筋涙が零れる。
ちょっとやりすぎたかしらと思うものの、ここで止める訳にもいかず熱くアーサーを見つめ続ける。
「そ・・・そういえば、まだミネルバの乗員枠、まだ若干だけど空きがあるってタリア艦長が言っていたかも・・・?
一応ぼくだって副官なんだから多少の無理は通るはずだ。君さえよければブリッジで・・」
「本当!?嬉しい!」
アーサーにメイリンが抱きつきそのまま二人とももつれる様に床に倒れこむ。
アーサーの気が変わらないうちに一気に骨抜きにしておこう。
269269:05/01/29 22:54:16 ID:ft0XPIhq
上に圧し掛かったままメイリンは乱暴に唇を重ねあわせ、すぐさま舌を滑り込ませる。
「・・・んっ・・」
蠢く舌が歯茎の裏をなぞり口腔を彷徨いながら相手の舌を絡めとる。
息遣いが荒くなり嫌がおうにも興奮が高まっていく。
いつの間にかアーサーの両手がメイリンの剥き出しの尻を鷲掴みして撫で回していた。
外気の冷たさが直接肌に当たりそれがメイリンの敏感な箇所にも鋭く忍び込んでくる。
「はぁん・・・あ・・いい・・」
ただメイリンがパンティを身に着けていないだけで二人ともまだ衣服は乱れておらず
それだけに余計、股間の心許ない冷たさがメイリンの興奮を湧き上がらせていた。
「・・ひ・・人が来たら・・・・お尻・・・見られちゃう・・ん・・お尻だけじゃなくて・・・・恥ずかしいところ・・も・・んっっ」
「あ・・今日は・・・ここの鍵はぼくしか持ってないし・・・」
「・・・本当?だったら・・・このまま・・しちゃおうかな・・ねぇ、お尻だけじゃなくて・・もっと・・」
アーサーが手を動かしやすいように体をずらし大きく脚を開くと太股の間に挟みこむ。
「こんなに濡れてるの・・ね?これって、あなたのことが好きだからなの・・」
恐る恐るアーサーが指先をメイリンの秘所に差し込むと
ぬるりとした蜜が絡まり待ち焦がれた侵入者を体全体で歓迎する。
「うわあ・・」
アーサーが思わず手を引こうとするのを押しとどめ、すかさず甘い声で誘惑する。
「女の子の体って不思議でしょ?このまま続けてください・・お願い・・。」
潤んだ瞳で見つめられてアーサーの喉がごくりと鳴る。
270269:05/01/29 22:55:00 ID:ft0XPIhq
こんなに可愛い娘とできるなんてそれこそ奇跡のような話ではないか。
据え膳食わねば男にあらず、と昔の人も言っていたし・・・
そういえばイザと言う時の為に財布に入れておいた避妊具はいつ装着しようか
などと何度も一人でシュミレーションしていた事が頭の中を駆け巡り、焦れたメイリンがきゅっと指を締め付けるまで
アーサーの視線が中を浮いていたのは無理もないことだった。
潤った秘所は微熱を放ち幾重もの花弁で包まれている。
アーサーの指はそれらを掻き分けてさらに深い場所へと進んでいく。
指に伝わる圧迫感を心地よく感じるうちに次第にアーサーのモノも再び頭をもたげはじめていた。
ぬちゅと水音がする度にメイリンの呼吸は速くなり切なげな吐息がアーサーの耳にかかる。
「あのさ・・」
躊躇いがちにアーサーが声をかけた。
すっかり無防備になったメイリンは体を起こしアーサーの首に腕を絡ませる。
「・・何・・?」
「き・・キスしても良いかな?」
今更そんな事を聞かなくたって、と思いつつメイリンはくすりと笑って目を閉じ首を傾けた。
「どうぞ、優しくね。」
しかしいくら待ってもアーサーの唇は重ならず・・代わりに何か柔らかいものが
今まで弄られていた敏感な場所に押し当てられる。
「ひゃっ・・!?ああん・・っ」
ちゅっちゅっと啄ばむ様にクリトリスを刺激され思わず声が出る。
271269:05/01/29 22:55:44 ID:ft0XPIhq
膝の裏を支えられて大きく両足を開きその中心部に躊躇い無くキスをされメイリンはあまりの快感に身悶えした。
ほとんど毛の生えていない下腹部に濃いピンクの八重桜を思わせる女性器の取り合わせは絵画のように美しく
アーサーはすっかり夢中になって余すところ無くキスの雨を降らせていく。
花の先からは幾筋もの露が溢れ出てすぐさまそれは淵を潤し
ひくひくと息づく岸辺はピンク色に充血して確実にメイリンが悦んでいる事を証明していた。
「んん・・すごく・・気持ちいいの・・もう少しで・・体が・・溶けそう・・」
メイリンの限界もすぐそこまで来ていた。
暫くそうしてアーサーは懸命に口での愛撫を続けていたが
丹念に舌を這わせても奥深くは届かない、と判断すると再び指を使ってメイリンの中を犯し始める。
メイリンは一瞬不満そうに眉を顰めたが、深く突き入れられた中指に
俗にGスポットと呼ばれる場所をぐりぐりと刺激され、メイリンは嬌声をあげて体を震わせる。
「・・・ああっ!?だめェッ!そこは・・・イっちゃう・・・ああんっ!」
もはや演技する余裕もなくメイリンは本気でアーサーの指で悶え、激しく首を振り続ける。
「イっていいよ・・・メイリンちゃん、可愛いよ!」
「ああっっ!死んじゃうぅ・・っ!」
叫ぶのと同時にメイリンの秘所が今までにない程きつく締まり、アーサーの中指を千切らんばかりに咥え込む。
メイリンはそのままバネが弾けたように勢いよく腰を突き上げ潮を噴きながら絶頂に達した。
「だ・・・大丈夫かい?」
「・・・うん・・」
心ここに在らず、といったメイリンの様子に幾分遠慮がちだがそれでもしっかりと
メイリンの腰を掴んだアーサーはそのまま後背位でメイリンの中に押し入ろうとする。
272269:05/01/29 22:56:28 ID:ft0XPIhq
「・・え・・・やだ・・いまイッたばかりなのに・・」
「でも、あんなにすごい所見せられたらぼくだって我慢できないよ。」
「それじゃ、また口でしてあげるから・・・せめてもう少し待って・・ひゃっ!?」
抵抗しようにも手足にほとんど力が入らない今の状態ではメイリンはどうする事も出来ず、
溢れ出た愛液でべたべたに濡れている内股と秘所はまったく抵抗無くアーサーの性器を受け入れてしまい、
メイリンが思っても見ない恥ずかしい格好で性交をする事になってしまった。
「いやっ・・・こんなの・・犬みた・・い・・」
「でも感じているんだろ?」
ゆっさゆっさと体を揺すられメイリンはあられもない声をあげてしまい、慌てて口を閉じる。
がつがつと後ろから突き入れられ、今まで感じた事のなかったところを刺激され
いつしかメイリンも自ら高く腰を掲げねだるように尻を振る。
「やあっ・ん・・っ・すごいっ・・・・奥のほうに当たってる・・おなかの中全部・・・
掻き混ぜられているみたい・・こんなに太くて・・・硬いの初めて・・・・・ああっ・・
すてき・・・・もっともっと・・・!ああんっ・・・!」
「メイリンちゃんのなか、すごく良いよ・・ぎゅっと締まっていて・・・熱くって・・
このまま出しちゃっても・・いいかな・・って・・もう・・ぼく・・」
「いいよ・・出してっ・・いっぱい・・気持ちよくしてぇ・・・!」
ラストスパートで激しく叩きつけるアーサーと嬌声をあげて腰を動かすメイリン。
二人の関係は数日後の緊急出航を機に新たな局面を迎えるのだった。

・・・続く・・・
273269:05/01/29 22:59:42 ID:ft0XPIhq
今日はここまで。続きはまた・・・なんですが、やっと自サイト持ったのでこのスレには暫く投下できないと思います。
今までどうもありがとうございました。エロパロスレに栄光あれ。
274名無しさん@ピンキー:05/01/30 00:00:23 ID:eDTLuEsB
269氏キター!
メイリン黒くて(*´д`*)ハァハァ 
サイト開設オメ!
275名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:01:55 ID:XTVOBU+t
神光臨ーーー!
メイリン萌えーー、せ、せめて続きを…!(*´Д`*)ハァハァ
276名無しさん@ピンキー:05/01/30 02:07:01 ID:eHEhHakD
スバラスィ
277名無しさん@ピンキー:05/01/30 02:34:00 ID:0vv50mpC
アーサーよかったな
278名無しさん@ピンキー:05/01/30 07:00:43 ID:b8DT79FL
アーサー、脱童貞(?)オメデトウ!
279黄昏の…:05/01/30 08:44:32 ID:WCUai7hA
うほっ、みんな投下乙。
最初はスローな感じだったがここ最近投下多いなぁ。
特に今週は恒例の総集編だっただけに何とも(ry
朝だし、誰もいないっぽいんでシンルナの続き置いときますね。


「そもそも俺がこうなったのも、全部ルナが原因だろ」
「ちょ、ちょい待ち。…何で私が原因なワケ?」
 ベッドの上で火花を散らしながら睨み合う2人。
互いに妙なところでプライドが高いため、一歩も譲ることはない…て言うか、譲ってやるもんか。
「年中ミニスカ履いて太もも見せびらかすし、挙句の果てにそのでっかい胸!
 無視しろって言う方が無理なんだよ! 考えるより前に感じるだろ!」
「なっ、いいでしょ別に!
 私のファッションセンスとスタイルに文句つける気!?」
「ルナが年中俺の目の前でそんな格好してなきゃ、絶対俺はもっと清純な大人になってた!」
 あまりに自己中すぎるシンの言い訳。
コーディネーターは15歳で成人し、大人の仲間入りをする。
 つまり民法上、シンもルナも大人だ。が…大人であると主張する本人の言い訳が大人気ないのはどうしたものか。
「あー、そうですか、そうですか。
 つまりシン・アスカ君は日頃からお姉さんを、そーいう目で見ていたと…」
「わ、悪いのかよ」
「…悪いわよ、馬鹿」
「えっ…ル、ルナ?」
 ルナの性格上、これまでそんな好奇の視線で見られていた…と知ったら、ブン殴っていただろう。 
シンもそれなりの覚悟はしていたので、いつでもゲンコツをガードする準備はできていたのだが…。
「全部ひっくるめると、だ。
 シンがラッキースケベになっちゃったのは、私にも責任がある…って解釈でいいのかしら?」
「まぁ、その、多分…」
 しょーがないわねぇ、と言わんばかりに首をフルフル振っておどけるルナ。
逆にシンはこういう場合、どう対処していいのか解らない。これはある意味、戦場よりも過酷な状況かも…。
280黄昏の…:05/01/30 08:46:22 ID:WCUai7hA
「おいで」
「は?」
「いいから、こっちおいで」
「ぐえっ!?」
 逃げる間もなく、赤服の襟首を掴まれてルナに引き寄せられてしまうシン。
何だかんだ言ってルナも女性でありながらコーディネーター、しかも軍人である。
 実は腕相撲だってシンに負けるとも劣らない。まぁ、その分、射撃の腕はイマイチだが。
「ったく…どーして男ってのはコレが好きなのかなぁ。
 こんなの重いだけし、肩こるし…ただの脂肪の塊よ?」
「…えーと」
 もう口論する気力も沸かない。
引き寄せられた瞬間、シンを待っていたのは軟らかな抱擁。
 暖かくてふかふかした感触が、ルナの赤服越しにシンの頬にも伝わってくる。
「どう? シンの大好きなおっぱいの感想は」
「いや、感想って言われても…」
 すごい軟らかいのは確かだが。それに何かいい匂いもする…。
「い、言っとくけど…私、誰にでもこんなコトしてるワケじゃないからね!」
「じゃ、俺専用?」
「〜〜〜っ!」
 自分からこういう行為をシンに強要した割に、
意外にもルナの反応は初々しかった。普段お姉ぶっている反面、こういう方面には疎いタイプなのだろうか。
「やっぱ直に触ってみないとイマイチ感覚が…」
「あっ…こ、こら」
 空いている右手で左胸に触れてみる。
シンの手が小さいというワケではないが、それでもルナの胸は掌では覆いきれない程に大きい。
 犬や猫の腹を触ってみる感覚で、力を抜いて五指でぷにぷにと揉んでみると…。
「ちょっ…手つきが、ヤラし…いわよぉ…」
「(うわ、エロカワイイんですけど)」 
 だそうだ。
281黄昏の…:05/01/30 08:48:34 ID:WCUai7hA
「ちょっ…タッチ禁止…!」
「だって俺、さっき言ったろ? 全部まとめてやってやる、って」
「ぜん…ぶ…って、じゃ、じゃあ…?」
「えーと、後は掴んで、吸って、挟む」
「ヤ、ヤダ! そんな恥ずかしいこと、私、絶対やらないから!」
 もう本番も同然ではないか。
ルナからして見ればシンはまだ“坊や”だし、胸を押し付けるくらいなら
やってあげてもいーかなー、くらいの心構えであった。
 が、シンは違う。ルナに今まで散々子供扱いされた仕返しもしたいし、
何よりここで何も行動を起こさなかったら、後々ヨウランやヴィーノに腰抜け呼ばわりされかねない。
「ここまで来たら俺、もう止まんないんだけど」
「そっ、そんなコト言われたって…」
「ルナはこれ以上、俺が性的犯罪を犯さないようにしたいんだろ?」
「げっ」
 しまった、今思うとアレはアレで逆効果だったのかも…。
「どーよ?」
「はぁ…参った。降〜参。私の負け」
 シンの情熱に根負けし、ついに陥落してしまうルナマリア。
て言うか、戦闘中もそれくらいの気迫があれば「シリーズ史上、最も影の薄い主人公」なんて言われないのに…。
「は、恥ずかしいなぁ、もう…」
「人生何事も経験だろ」

 ぽふっ

 うまく枕にルナの頭を乗せ、無理のない体勢で押し倒すシン。
普段ルナが使っているベッドのためか、先程はまるで意識していなかったのに
今は彼女の匂いが鼻腔を擽るようだった。思えば女の子の部屋でこういうことするの初めてだろ、自分。
282黄昏の…:05/01/30 08:49:40 ID:WCUai7hA
「服、俺が脱がしたいんだけど」
「…自分で脱いじゃダメなの?」
「いや、なんちゅうか…こだわりってヤツ?
 ほら、エロゲーとかでもこういうシチュってよくあるじゃん」
「私、エロゲーとかしたことない」
「……とにかく俺が脱がす」
 コズミックイラの宇宙世紀にもエロゲーがあるかどうかはともかく、
シンとしては断固、自らの手でルナの服を脱がしたい気分だった。
「普段着てる服だし…目ェ瞑ってでも脱がせられるけど、んな勿体無いことできないよな」
「…やっぱシンってヤラしい」
 軽く押し倒されていたルナだが、赤服を脱がされるために起き上がることに。
後ろから抱きすくめられているのでシンの表情は伺えないが、明らかに嬉しそうだった。
「なんか嬉しそうねぇ」
「いっぺん、こういうのやってみたかったんだよなぁ」
「はぁ…はいはい」
 やっぱ、坊やだわ。呆れてものが言えない。
しかしその手つきは見事なもので、ものの数秒で胸の前を肌蹴させられてしまうルナ。
 先程は服越しでしか味わえなかった彼女の胸の感触を楽しもうと、有無を言わさずシンの魔手が伸びる。
「あは、やっぱ服越しとは全然感触が違うな」
「ちょっ…ダメッ、ブラの中…進入、禁止…だってば!」
 簡単にホックを外され、いよいよルナは無防備状態。これを見逃すシンではない。
「ルナ、今サイズいくつくらい? 両手でも掴みきれないんだけど」
「知ら、ない…っ。もぅ…触り方が…いちいち、エロいんだか…らぁ…!」
 シンの方向からはルナの顔は見えないが、きっと真っ赤なのだろう。
いつもの勝気な彼女は何処へやら、今では可愛らしい声で自分のために鳴いてくれている。
「ん、掴みはこれくらいでいっか。じゃ、次は吸うから」
「吸うって…」
283黄昏の…:05/01/30 08:50:35 ID:WCUai7hA
「文字通りの意味」
「メイリンにバレたら、困るよぉ…」
「? 何でメイリンにバレるんだよ」
 上半身に何も着ていないルナを押し倒し、今にも胸に齧り付こうとしていたシンの動きが止まる。
彼がやっていることは変態そのものだが、その表情はあどけない少年そのもの。
このギャップが小憎らしいし、何よりちょっとドキッとした自分がすごい間抜けに思えたルナであった。
「あの子、たまに一緒にシャワー浴びようって言ってくるから…その…」
「痕が残るとマズイんだ?」
「う、うん」
 一応はルナにも姉としての面子がある。
メイリンはルナ以上に性関連には疎そうだし(一部では黒い噂も聞くが…)、言い訳するのも面倒そうだ。
「でも俺は吸いたい」
「ちょっ…ダメだって…言って、るのに…ぃ…!」 
 既にこれまでの愛撫でルナの胸の突起は硬くなっていた。
先端を散々舌で弄くられた後、軽く口に含まれて音を立てて吸われる…まさか、これ程までに恥ずかしいとは。
「もうっ…!」
 しかも解せないことに、どんどん興奮を覚える自分がいる。
まあ確かに最初、シンを誘ったのは自分だ。でも飽くまで、ちょっとだけ…のつもりだったのに。
「(何か…っ…私、変…。
 これじゃ、ぅ…ぁ…私が、シンのこと…好きみたい…じゃない…!)」
 そう言えばまだ、お互いに本心を知らなかった。
あれだけ口論してこんな行為に走ってしまったのだから、当然お互いに思惑あってのことと思うが…。
「シ、シン…お願い、ちょっと…止めて…っ」
「んぅ…何、どしたの?」
「シンって、私のこと…好き、なの? だから、こんなことするの…?」
 て言うか、何で私がこんな弱弱しい声を出さなくちゃいけないのか。絶対キャラじゃない。
「…嫌いだったらこんなことしないだろ、フツー」
284黄昏の…:05/01/30 08:51:48 ID:WCUai7hA
「ま、最初の頃はそうでもなかったんだけどさ」
 不意にシンはルナの胸から唇を離し、じっと彼女の目を見た。
いつものルナマリアからは想像もできない程の可愛らしさ…まるで子猫のよう。
「好きな子には意地悪してみたい、って言うし」
「おいおい」
 これにはルナもちょっと拍子抜け。アンタは小学生ですか…。
「だ、だってルナがミニスカで太ももで巨乳なのが…」
「あー、判った。判ったから、もうそれ以上言うの禁止…こっちが恥ずかしいわよ」
 聞いていたらますます恥ずかしくなった。散々ヒトを嬲っておいて、何だかなぁ。
「シンって、本当に坊やだったんだ…」
 あまりに稚拙な犯行理由だが、何かもうどうでもよくなってきた。
この年頃なら仕方のないことかもしれないけれど、やはりこれが若さ故の…。
「過ちってヤツですか、このこの〜」
「な、何だよ…」
 何故だか急に形勢逆転っぽくなった。
今までしたいがままにしていたシンより、されるがままのルナマリアの方が優勢なのだ。
「あはは、何だぁ…シンってばマジで私のコト、好きだったんだ?」
「…」
「まったく、だったら最初からそう言えばいいじゃない。
 女の子を裸に引ん剥いてからそういうコト言うの…ズルイよ」
 少し拗ねてしまったシンの頬に顔を近づけて、軽くキス。
そのまま驚く間も与えずにその矛先を唇に移し変えてやると…これが驚く程に反応が初々しい。
「ル、ルナ?」
「私がお嫁に行けなくなったら、シンのせいだからね」
「な、何での俺のせ…」
「いいから…んっ…」
 あれだけ嫌がっていたルナも開き直ったのか、今度はシンにキスの嵐。
シンとしてはありがたい状況なのだが、攻めから受けに転じてしまった自分は男としてどうなんだろうか…。
285黄昏の…:05/01/30 08:54:40 ID:WCUai7hA
シンルナがルナシンに変わってしまった気もするが
気にしてはいけませんよ。シンはやっぱ受け体質っぽいな…。
こんな日曜の朝早くから連続投下スマソ。何せ響k(ry
286名無しさん@ピンキー:05/01/30 09:42:53 ID:aR4dS4x8
神キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
超GJ

朝からイイもの見させていただきますた
287名無しさん@ピンキー:05/01/30 10:18:03 ID:mHe55qUC
シンルナキタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
GJです!!
萌えー(;´Д`)ハァハァ
288名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:47:06 ID:xAmwnNZO
ここのSSをあつめてる所はありませんか?
289名無しさん@ピンキー:05/01/30 12:48:06 ID:xAmwnNZO
ageちゃってゴメンナサイorz
290名無しさん@ピンキー:05/01/30 13:20:24 ID:qYs4qjBB
続きどうぞールナシン
291名無しさん@ピンキー:05/01/30 14:47:24 ID:R62o6PZ+
これは素晴らしいルナシン!

そう、これこそ俺が望んだルナのはずだった……
しかし現実は単なるアスランハーレムのひとり………_| ̄|○
292名無しさん@ピンキー:05/01/30 18:18:20 ID:mP6o0Ksu
ルナドライな感じで好きなのに凸ハーレム一員はないよなあ…
凸もカガリ一筋にしてやれよ…って感じ

それはそうとGJ!!
もう続きがんがん投下してください
293ブラウニー:05/01/30 20:32:56 ID:9sZ8dXKs
神の作品が続々と・・・。真打ちは遅れて登場する、とはこのことか。
269師匠、サイト開設おめでとうございます。
黄昏師匠のルナマリアあいかわらず萌え〜。
自分がSS書き始めたのはお二人のおかげ…。

アスルナのリクエストあったみたいなので、小ネタ置いときますね。
前にレイルナで他の方が書いたものの真似ですが。

アスラン 「座ってみたいか?…俺の上に」
ルナマリア「…イイんですか?…あぁん、やっぱり××とは全然違ぁう…」
アスラン 「ああっ…でも、動かすなよ、腰を…クッ」

すみません、消えます…。

294名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:40:15 ID:9sjxjEH+
さすがに総集編だとネタなんもないね。
295名無しさん@ピンキー:05/01/31 02:01:25 ID:1fy2kaAV
アスカガ投下させて下さい。
この先二人が、どこかのレジスタンス基地で再会したら
という設定です。
296名無しさん@ピンキー:05/01/31 02:07:05 ID:uDfILDMf
>>295
大歓迎です。
本編のアスカガがあの状態なので期待してまっています。
297名無しさん@ピンキー:05/01/31 02:07:51 ID:uDfILDMf
sage忘れスマソ
298295:05/01/31 02:13:48 ID:1fy2kaAV
敵の敵は味方となりうるか。
地球連合軍への反抗組織へ支援のためアスランに
レジスタンスの指導者との接見の任務が与えられた。
その中で、アスランはカガリと再会した。

レジスタンスとの話し合いらしい話し合いを終えて、
アスランは「飲まないと凍え死ねる」とカガリに脅され
強い酒を飲まされたのだが、一杯でひっくり返ってしまった。
「しまったなぁ、帰さないだけのつもりだったのに…」
そんな彼女の呟きもロクに聞きとれなかったのが、
どうやって歩いたのか、気付いたらどこかのソファに寝かされていた。
「ここ…は?」
「あ、おはよう、アスラン。よく眠れたか」
カガリの声に跳ね起きる。
彼が寝かされていたのは彼女が寝泊まりに使っていた部屋だった。
「もう朝なのか!?」
「冗談だ、日付けは変ったが」
カガリはモニターで何かを確認しながら、
通信機で地球連合の無線の傍受を試みていた。
片手に金属のカップを持っている。それをアスランに差し出した。
「寒いだろ、もう一杯飲んどくか?」
「…ああ」
受け取って匂いを嗅ぐと、あの酒だった。
「一気呑みすると危険だからな」
「先刻のでよく判ったよ」
頭からヘッドホンを外してカガリは椅子から立ち上がり、
ソファのアスランの横に座った。
299295:05/01/31 02:14:50 ID:1fy2kaAV
「マズイ事になってなきゃいいんだが」
「大丈夫だ。何かを企むような男には、お前は全然見えなかった」
それは酒一杯で昏倒してしまったせいだろうか。
今度は注意深く少量口に含むと、強い芳香が口腔と鼻腔を刺激した。
「あの」「それで」
二人同時に口を開いて言葉が重なった。
そして、何を言いたかったのか忘れてしまったかのように、
言葉が出なくなる。
離れている時には、あんなに会いたい気持ちが募っていたのに。
アスランは深呼吸した。
「…後悔した、その、カガリが結婚した、て聞いて…」
「…ゴメン」
「謝るってことは、もう、手後れなのか?その、アイツと…?」
「馬鹿ッ、そうじゃない。ユウナとは何もない!
なかった…信じられないかもしれないけど」
じゃあ信じさせろ、とは言葉に出さず、
アスランはカガリの口を親指で塞ぐ。
もう、言葉だけでは気持ちを伝えられないと思った。
指でそのまま彼女の唇をなぞり、両手で頬を挟んだ。
「アスラン…」
カガリの頬が紅い。彼女は目をわずかに伏せ、うなずいたように見えた。
300295:05/01/31 02:19:12 ID:1fy2kaAV
床に白い軍服が落とされた。その上に赤い軍服とアンダーウエアが脱ぎ落とされる。
全部脱がせてしまっては寒いだろうと、カガリのTシャツは着せたままで、
その裾をたくし上げてふくよかで敏感な部分にアスランは舌で触れた。
カガリの呼気が白く夜気に浮かび上がるのを目の端で追いながら、
彼女の腰の下に廻した手で残った衣服を器用に下着ごと脱がせる。
唇に速くなった彼女の鼓動が伝わってくる。
頂点の淡い色を柔らかく噛んでから離し、肩に脚を掛けさせると、
太ももの付け根に口付けた。飴を転がすように舌を使って中心に触れ
その僅かに濡れた場所を唾液で更に湿らせる。その時。
『... spent...time with the....in the base of resistance...
The ....one is SASUGA an OIEGEI of Asuha...』
電源を入れっぱなしの通信機が何かの音声を拾い、
ソファの傍らに置かれたままのヘッドホンから微かに流れ聞こえてきた。
それに伸ばされるカガリの白い腕が、繊細そうなアスランの指に掴まれ止められた。
「あ…」
外そうともがくカガリの白い指が、引きつったように止まる。
腕を掴んでいるアスランの指に力が込められ、
ソファに押し付けられ固定された。そして肢を割ってのしかかる。
既に全裸になっていたその影が、カガリの体に落ちて小刻みに揺れている。
初めての行為への不安に彼女が緊張して震えていたのだ。
ソファのカバーを握りしめるカガリの指が更に白くなる。
301295:05/01/31 02:22:28 ID:1fy2kaAV
アスランはカガリの肩もソファに押しつけ、彼女を完全に押さえ付けた。
下半身で先刻から張り詰めていたモノを彼女に押し当て、一気に貫こうとする。
が、入り口付近から先に進まない。といって、止めることもできなかった。
「…あ…あぁぁッ……く…っ」
激痛にカガリは顔を歪め歯を食いしばっていた…が、かなり無理して、全身の力を抜いた。
「…アスラ…ン、構わないから…」
彼を迎え入れるために。
「きて…」
「…カガリ」
掠れた声がアスランの口から吐息と共に吐き出され、再び突き立てられた。
「…はぁ…あぁ…ふ…あ…」
徐々に入っていく。カガリの肩を押さえる手に更に力が込められる。
かなりの時間を要して、完全にカガリの中に入ると同時に、アスランの精が放たれた。

短い放心状態の後に、カガリの頬の涙が伝った跡にアスランは気付いた。
「ご、ゴメン!俺、加減できなくて、つい…」
その慌てっぷりが可笑しくてカガリは笑った。
「うれし涙だ、これは…ずっとこうしたかったんだから、な」
カガリはアスランの背中に腕をまわして軽く抱き締めると、ソファの下に腕を伸ばして、
落ちていた服を掴み、彼の背に羽織らせた。
「全部脱ぐなんて、風邪ひいたらシャレにならん。
ここにはコーディネーターを診れる医者はいないんだ」

しかし、翌日風邪を引いたのはカガリだった。
再び謝りまくるアスランは、しかし心の中では、次は着衣のままでしようと決心していたのだった。
302295:05/01/31 02:27:24 ID:1fy2kaAV
以上です。
作中の英文は新シャア板住人故のお遊び。
お目汚しでした。
これにて名無しに戻ります。
303名無しさん@ピンキー:05/01/31 03:57:08 ID:ojNZqtff
>>295氏乙です
某スレにあった表現からひとり勝手に妄想してましたが、
まさか本当にSSで見れるとは

入ると同時に出してしまうアスランにワロタ
304名無しさん@ピンキー:05/01/31 07:37:35 ID:WDAu6Ybs
新シャア板のアスカガ厨来るなよ
そっちでSS投下するなり、したらばにでも隔離スレ立てろよ
ここの職人さんはカップル被らないように等、気を使って書いてくれてるんだ
おまえら思慮が浅すぎ、SSつまんね
305名無しさん@ピンキー :05/01/31 08:40:20 ID:AuziLqpU
>>304
だったらお前が書け。
どのカプであろうと、
書き手>>>>>超えられない壁>>>>>読み手なんだ。
気に入らなきゃスルーしろ。
306名無しさん@ピンキー:05/01/31 08:57:14 ID:ybqagsJB
とりあえず1を千回読んでこいと。

295氏、萌えながらも英文に爆笑しました。
また機会があったら投下よろ。
307名無しさん@ピンキー :05/01/31 09:19:10 ID:DUNUd5Zm
>>304

もう一度、きちんと言葉を理解しようね。
たまに出てくるんだよ、お前みたいなヤツ。
308名無しさん@ピンキー:05/01/31 09:33:15 ID:9sjxjEH+
でもまあ、いちいちここで某スレうんぬんと明かさずに普通に投下すりゃいいことだな。
そこらへんは空気嫁ってこった。
309名無しさん@ピンキー:05/01/31 12:44:20 ID:JklohRiE
つかカプなんて昔から被りまくってたが。
>>1を読めない>>304がまず消えろ
アスカガでもなんでも、801と女体化以外なら
職人が職人の趣味で好きなようにかけばいい、ここはそういうところだ。

ついでに新シャアから来た人ももう少し空気読んでほしい。
向こうとこちらは違うところだから切り替えてくれ。
310名無しさん@ピンキー:05/01/31 14:42:41 ID:BF9Xg1BY
801板のスレでは

・他板のネタや呼称は、自粛の方向でおながいします。
但し、こちらのネタも他板には一切持ち込まない事。住み分けが肝心です。

と1に書いてあるんですよね。この点は見習った方が良いかも知れません。
311名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:16:58 ID:yUiyjCwX
分を弁えずまたアスカガで初心者で申し訳ないが、投下させていただきます。

   激戦の中、キラや、アークエンジェルとはぐれ、連合のモビルスーツにカガリは撃ち落とされようとしていた。
   もう、ろくに機体が動かない。
    どんどん高度が下がっていく。
    恐怖と絶望に、すう、と琥珀の色が薄くなる。
   (くそ。こんなところで死んでたまるか。)
    瞳の色が意志に呼応するかのように、濃くなる。
    操縦桿を握る手に力をこめた途端、機体の右に衝撃を感じた。

312名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:23:49 ID:yUiyjCwX
   「あれは、ストライク・ルージュ?」
   薄紅の機体が失速し、地上に落ちていく。
   機体の頭は真昼の花火のような戦火をにらみ、失われた右腕のつけねは空に差し伸べられていた。
   地形の偵察に来たアスランは戦闘を回避した際、墜ちていくガンダムに遭遇した。
   「カガリ!」
   思わず口走って、その可能性に思い当たる。
   追撃するモビルスーツに、反応できないルージュに、パイロットの安否が気遣われた。
   赤い戦闘機は加速し、周囲の景色を消す。それでも、心の方が光速を超えるように、目標物に向かう。セイバーを変形させ、薄紅の機体のコックピットを避けてつかみかかった。   
  そのまま地上にたたきつけるかのように、ラリアットをする。
   空いた腕で、追ってきたモビルスーツの手足を撃ち抜き、さらに、加速、まるで彼女を抱くように、機体を保護し、地上に着地した。
   「何だ?この赤いのは。」
   カガリはいきなり現れた赤いモビルスーツに驚愕していたが、機体は思うように動かずなすすべもない。着地の衝撃は思ったより赤い機体が吸収してくれたようだった。それでも体が痺れているようだったが。
   「とりあえず、生きている・・よな。」
   赤いのとコンタクトを取ろうにも、通信機器まで壊れている。
   「一難去ってまた一難だな。」
   映らない画面をにらんで、息を整えた。
   座席の下の拳銃を確認し、腰に吊る。
   コックピットを開き両手をあげて、セイバーをにらむ。赤い機体の頭が自分を見つめているようだった。
   降りてきたセイバーのパイロットは、紫のパイロットスーツを着ていた。
   (この奇怪な色彩感覚はザフトだな。)
   自国の服装センスは棚にあげ、カガリは内心つぶやいた。
  右手が銃をさぐる。
   しかし、うかつに銃を向けて刺激したくない。
   「助けてくれて感謝する。」
   カガリは声を張り上げた。
   相手を灼き通す視線のまま礼を言った。
   (私の礼は、いつも礼らしくないな。)
   ミネルバをちらり、と思い出す。
   パイロットは銃も向けず、ヘルメットを取った。
313名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:26:47 ID:yUiyjCwX
   地球のような瞳に意識が集中する。
  「アスラン?!」
   少しやせたようだが、まぎれもなく目の前にいるのは、最愛の人だった。
   夢か、これは。
   天国か、ここは。
  「なんで、お前が。」
   つい、常の口調で言ってしまい、夢ではない、と確信する。
   夢なら、もう少しうまく言えるんだ。
   ヘルメットから、金髪がこぼれ落ちた。
   アスランの顔がほんの一瞬だけ、泣きそうに、ゆがむ。
   その後の顔が見えなかったのは、引き寄せられたからだ。
   痛いくらい、強い腕に緊張とかおさえていた感情といったものが溶け出す。
  「無事でよかった。」
  「会いたかった。」
   どちらがどちらの言葉かわからない。
   本当に声に出たのかも。互いの名をこの上なく美しい言葉のように呼ぶ。
314名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:28:52 ID:yUiyjCwX
  再び、視線を合わせたとき、カガリは己の左手の薬指が疼くような気がした。
  かつてオーブで指輪を外した時以来、あの指輪を指にはめていない。
  常にお守りのように、身につけてはいるけど、はめることはできなかった。
  たとえ、国のためとはいえ、一度カガリはアスランを切り捨てた。離れる道を選んでしまった。心は一度も離れていないけれど。
  とりあえず、もう一度再会できるまでは、指輪をつける資格はないと思っていた。
  実際再会して、ますますわからなくなった。
  こうやって、彼の名を呼ぶ資格はあるのか。
  私は指輪を持っていてもいいのか。
潤んだ月のような瞳を優しく明るい夜空のような瞳が見つめ返す。
 カガリはうつむき、もぞもぞと離れた。
315名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:30:57 ID:yUiyjCwX
  照れているわけでもないような、彼女の様子にアスランはいぶかしげな表情をして、手の力をゆるめる。
  カガリは、その隙に一歩飛び退いた。
  「ごめん!」
  つい、思っていることを口に出してしまった。
  「ああ、いや、ありがとう、助けてくれて。その、あ。」
  わけのわからない態度に少し眉をひそめてアスランはカガリの名を呼んだ。
  合わせる顔がない。何をどういえばいいのか、また言いたいのか、わからないまま自分の思いばかりが口に出る、いつも。
  「ごめん、私はお前を裏切ったんだ。」
316名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:33:06 ID:yUiyjCwX
  オブラートも前置きもなしに出るカガリの言葉にアスランは、結婚のことを聞いた衝撃を思い出した。
  思わず、そのときの一瞬の昏い感情が蘇り、カガリの腕をぎゅっと掴む。
  カガリは眉をしかめたが、力を緩めてやれない。
 「国のため、そう思って私は。でも、お前がいるのに、私は、あいつと、結婚しようとしたんだ。」
  カガリの瞳が痛々しいのは、罪悪感か。
  距離を縮めるアスランにおびえたように、体を離そうとするカガリ。
  大きな瞳が潤み、揺れる。その表情にあおられ、アスランはつかんだ腕をひきよせた。
  逃げようともがく彼女に、心の底にあった暗い感情がゆっくりと浮かんでくる。
  カガリの細い首に冷たく長い指をかけ、耳元でささやいた。
 「許さない。」
317名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:35:22 ID:yUiyjCwX
  低い声にカガリが身を震わす。
  本当はわかっている。仕方がないってずっと。婚約を知った時から自分に言い聞かせてきた。
 (わかっているんだ。でも。)
  それでも、消えない。低温の炎のような感情に支配される。彼女が謝るから。自分から逃げようとするから。
  捕食して自分の血と肉にするように、彼女をすべて自分のものにしたい。
  傷つけたくない裏側で滅茶苦茶にしたい衝動がわきおこる。
  突き放せないながらも、何とか逃れようとするカガリを抱きしめた。
  乱暴に奪うように、口づけをする。
  「やめ・・。ちょ・・。」
  微かにもれる声にアスランはさらに深く口づけた。
  二人の間に横たわる邪魔な感情、罪悪感も嫉妬も全て入り込む隙がないように
318名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:36:46 ID:yUiyjCwX
   かつて交わしたのと全然違う激しい口づけにカガリは魂をかきまわされる気がした。
   理性も罪悪感も沸き起こった恐怖も奪われていく。
   頭をふって外そうとするたび、首にかけられた手に力が入る。
   その指がパイロットスーツの襟首にかかったところで、カガリは涙のにじんだ眼を開けた。
   細められた瞳は潤むような熱さを秘めていたが、それは馴染みのない表情で
   アスランを遠く感じた。
   眼が合ったところでアスランは手を弛め、顔を離した。
   そのままカガリは足の力が抜け座り込みそうになる。
   その細い腰を引き寄せアスランはもう一度抱き直した。
319名無しさん@ピンキー:05/01/31 15:37:57 ID:yUiyjCwX
  カガリはアスランの胸の前に手を置き空間を確保しようとする。
  いつもの癖だ。
  自分から抱きつくのは平気なのに、アスランから触れると密着しすぎないように、無意識のうちに体を離す。
  いつもの抱きつきはきっと恋人のそれとは意味合いが違うからだろう。
  恋人の男慣れしない反応にアスランは微かに安堵した。
  でも、今日は手加減できない。
  もう一度唇を重ねて辺りを見回した。
  行為の続行に環境が適していない。
  抱え直した腰骨に指が触れると、カガリの背筋が緊張し、震えるように、息を吐く。
  その反応に煽られながら、指を這わせつつ、適した状況を創り出す方法を考えた。
320名無しさん@ピンキー:05/01/31 16:18:04 ID:TeDwcZSm
まったく関係ない話なのだが
このスレってふたなりはOKですか?
321名無しさん@ピンキー:05/01/31 17:04:22 ID:mbb6/DQM
>>320
ふたなりと801とスカトロはダメ。要はノーマル
322名無しさん@ピンキー:05/01/31 18:18:16 ID:Su9J0yQ0
>>311

でも次からは投下するときsageてくれ
323名無しさん@ピンキー:05/01/31 18:42:48 ID:W83w5RV6
漏れ的にはふたなりOKだなぁ。
女体化と801は勘弁して欲しいけど。
324名無しさん@ピンキー:05/01/31 18:56:20 ID:o7o95ECH
>>311
GJ!文章ウマー(゚Д゚)
アスカガ萌えたよ!
続きが出来たら是非投下よろ。
その際はメール欄に半角でsageと入れてな。
楽しみにしてます!
325612:05/01/31 18:59:22 ID:Fyo0cPSl
ぬおぁ久々に来たら沢山ハァハァSSがあるではないか
今日中に仕事終わらせるんでそれから投下などします
というか時間ねーよ…(小説も読む時間ないです


今度はアスカガ以外も書いてみるよ
326名無しさん@ピンキー:05/01/31 19:05:01 ID:yUiyjCwX
sage了解です。ありがとうございました。続き頑張ってみます。
327名無しさん@ピンキー:05/01/31 20:24:38 ID:GD3LsjvQ
>>326
乙です
引き込まれる文章で続きが楽しみです
328名無しさん@ピンキー:05/01/31 20:41:36 ID:uGIoiMsn
なんてグゥレイトォなんだ!!!
自信なくなってきたよ・・・orz




気を取り直してアスルナ書いてくる・・・
期待せずにマターリと待っててくれ・・・
329黄昏の…:05/01/31 20:47:55 ID:f7GYYt2a
ルナとメイリンで百合を思いついたけど怖くて書けない…。
330名無しさん@ピンキー:05/01/31 21:13:14 ID:mbb6/DQM
何を怖がる?ホモはダメだけど百合はいいんじゃない
331名無しさん@ピンキー:05/01/31 21:39:40 ID:gI3OD3N5
ルール内ならなんでもどしどし落してください
332328:05/01/31 21:43:30 ID:OuuFDqWA
書けたんで投下
ルナマリアの恋

「ねぇメイリン。」
「何?」
ここはオーブのショッピングセンター
今、一組の姉妹が買い物をしている
「化粧品買いすぎだと思うんだけど・・・」
確かにかなり多い気がする。
「そんなことないわよ。いつどんなことがあるかわからないでしょ?」
「軍にいて、戦闘以外に何があるって言うのよ?」
「何って・・・恋とか・・・」
ルナマリアは少しイライラしていた。
それというのも最近メイリンが見始めたラブロマンス小説に影響され
恋がどーたらこーたらと五月蠅いからだ。
今日もまたメイリンのそれが始まった。
「大体お姉ちゃんて今まで恋したことなんかないんでしょう?」
「そ、そんなことないわよ。」
図星だった。たしかにルナは生まれてこのかた「恋」などに
興味はなくしたことなど全くなかった。
333328:05/01/31 21:45:00 ID:OuuFDqWA
「じゃあ誰に恋したの?シン?それともレイ?
意外にこの前来てたアスランってヒトだったりして・・・」
「どうでもいいじゃない!それよりそろそろ艦に戻らないと艦長に怒られるわよ。」
ルナは話をそらし、そそくさと艦に戻ってしまった。
「あ、お姉ちゃん待ってよ〜。」
メイリンもルナの後を追って艦に戻った。
「メイリンが来ないうちに部屋に戻ろう・・・」
ルナは自室独りで考え事にふけっていた。
「(アスランさんか・・・今思うと結構かっこよかったかも・・・)」
数日後、ミネルバはザフト軍・カーペンタリア基地に来ていた。
「またあんたそんな大量に買って・・・
オーブであれだけ買ったのにまだ買い足りないの?」
「いつどんなことが(ry」
「また始まった・・・ハァ」
ルナが小さくため息をついていると
「お姉ちゃん!あれ!」
「今度は何?」
「モビルスーツがミネルバの中に入っていったよ。」
「ホントだ。行ってみよう!」
334328:05/01/31 21:46:02 ID:OuuFDqWA
ィーン
モビルスーツの中から一人のパイロットが降りてきた。
「あ、アスランさん!」
「やぁ。」
「あ、そのバッチ!フェイスの・・・?」
「ん?あぁ、これか。ザフトの戻った、ということになるかな。」
それを聞き、乗組員一同が敬礼する。
アスランも敬礼を返す。
「どうして戻ったんですか?」
シンが聞く。
アスランはフッと笑いかけた。
すると、ルナが
「私たちより階級上なんだから敬礼ぐらいしなさいよ!」
と、小声で言った。
シンは軍服をキチッと直し、敬礼した。
「艦長はどこに?」
「あ、私がご案内します。」
ルナがすぐさま言った。
「あぁ、ありがとう。」
「(アスランさんてやっぱカッコイイかも。)」
335328:05/01/31 21:48:13 ID:OuuFDqWA
アスランとルナはエレベーターに乗った。
「ルナマリアクン・・・だったかな?」
「(名前覚えててくれたんだ。)はい、そうです。」
「いやぁ、オーブにミネルバがいないことを
知ったときにはかなりビックリしたよ。」
「え!?オーブへ行かれたんですか?
あそこは今大西洋連邦と同盟を結んでますからおもいっきりザフトの敵ですよ。
それに、政略結婚でカガリさんとユウナ様は夫婦になっちゃったし・・・」
「何!?それは本当(マジ)か?」
アスランの顔色が変わった。
「そうですけど・・・」
「(カガリ・・・なんであんな奴と・・・)」
「(うわっスゴイ落ち込みようだな。
よっぽどカガリさんにあこがれてたんだな・・・
そういえば、前にメイリンがこういうときは
女の子が男の子を慰めて上げるって言ってたっけ?
たまにはあの子の言葉も役に立つな・・・)」
336328:05/01/31 21:50:14 ID:OuuFDqWA
「アスランさん、そんなに落ち込まないで下さい。
私、アスランさんのそんな顔見たくないです。」
「(これはもしや・・・告白?)」
「(いきなりかよ!かなり早いな・・・でも、カガリはもう結婚しちゃったし
この場合は素直に受けるのが礼儀かな・・・
それにこの娘かなり可愛いし。)」
「そう言ってもらえるとうれしいよ、ルナマリア。」
「(やった!好印象。)」
「ルナでイイですよ。アスランさん。」
「とってもうれしいよルナ・・・」
そう言うと、アスランはルナにキスをした。
「(えっ?アス・・・ラン・・さん?)
ただふれあうだけではない、大人のキスだ。
ルナが驚いたように眼を開いた。
僅か1分程度のその時間がルナにはとても長く感じられた。
337328:05/01/31 21:52:31 ID:OuuFDqWA
やっとキスが終わると
「ビックリしちゃったかな?」
「え?アスランさん今のって・・・」
「気持ち悪かった?俺のキス。」
「いえ、全然。とても・・・その、良かったです。」
「良かった。そうだ夕食、一緒にどう?」
「・・・」
「ルナ?」
「あっ!はい喜んで!」
「じゃあ、7時に君の部屋に行くから。」
「わかりました。アスランさん。」
「じゃ、また。それと、アスランでいいよ。」
「はい。」
それからルナは、自室に戻り暫くボーッとしていた。
「(アスランさんにキスされた・・・これって私のことが・・・)」
ルナの顔がカーッと紅くなった。
「(しまった!化粧品なんて一つも持ってないよ・・・服も可愛いのなんてないし
どうしよう・・・そうだ、メイリンに借りよう。)」

ルナの唇にはまだキスの感触が残っていた。
338328:05/01/31 21:53:51 ID:OuuFDqWA
スレ汚しスマソ。
まだ続きますので期待せずに(ry
339名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:27:43 ID:ujFBFH0t
>>328
GJ!
実は初のアスルナじゃないのか!?
続き楽しみに待ってます!!
340名無しさん@ピンキー:05/01/31 22:51:14 ID:SWDolU0B
うはwww書き手の控え室スレからwww探してヲチってみたらwww色wんwなw意w味wでwスゲェwwwっうぇw
後の事?wwwシラネwwwっうぇうぇwww
341名無しさん@ピンキー:05/01/31 23:46:38 ID:Su9J0yQ0
あのスレ見ると色々と萎える
342名無しさん@ピンキー :05/02/01 00:07:54 ID:Z/qq4Ab3
>>329
大歓迎です。
ルナメイは百合が公式p
343名無しさん@ピンキー:05/02/01 00:11:54 ID:LSKdsyyp
>>311
アスカガ萌えますた…
ウマーなもの見せてもらいました。これからも投下ヨロ
344名無しさん@ピンキー:05/02/01 00:44:43 ID:L/6Zhc7n
>>311
乙です。文章上手くて(*´д`*)ハァハァ 
キャラが壊れてなくて良いです。続き楽しみに待っております!
345612:05/02/01 00:50:29 ID:nj6J7QVH
すいません、シンルナ書きましたがエロなしでも良いですか?
シチュ的にはまだ宇宙にいる頃です
346名無しさん@ピンキー:05/02/01 01:10:09 ID:cFHjFUCK
>>345
お待ちしております。612氏の文章好きだー
347名無しさん@ピンキー:05/02/01 01:13:27 ID:AsVwYrgV
>>311
文章ウマーですね!萌えました。続きまってます!
348612@:05/02/01 01:35:57 ID:nj6J7QVH
「やぁ…!こんな、ところでぇ…、」
「しっかり感じてるクセに…、カガリは、悪い子だね、」
ギシギシと寝台の軋む音に立ち止まると、そこはアスハ代表とその追従だかという男の部屋。
漏れ聞こえる声が情事のものであると理解するころには、二人は絶頂を迎えていた。
急に恥ずかしくなってダっと部屋まで走る。
深夜で他に目撃者がいなかったのが幸いだ。シンの股間は思春期の少年よろしくしっかり反応してしまっ

ていたのだ。
艶やかな喘ぎ声は、本当にあの女なのかと疑ってしまう。
やっとの思いで部屋に入ると、同室のレイは夜番のため姿はない。それにホっと溜息をつくと、シンはそ

のままシャワールームへと入っていった。
少し温い湯が降り注ぐ。火照ったからだは段々と冷静さを取り戻しているものの、目を瞑ればまたあの声

がよみがえる。
初めて聞くナマの喘ぎ声の誘惑に、シンは勝つことは出来なかった。
ゆるゆると勃ちあがったペニスに指を絡ませ、少し動かすだけで背筋を這うような快感が走る。
「ぅあ…!」
何度しても強烈だ。くびれを強く押しながら擦り、茎部を左手で握ったり擦ったりをくりかえす。割れ目

から涙が毀れ始めると絶頂まではあと少しだ。
荒い息がシャワーのしたたる音に混ざり、不思議に熱い空間が生まれる。
しかしそれは突如破られてしまった。
349612A:05/02/01 01:36:41 ID:nj6J7QVH
「ちょっとシン!さっきから呼んでるんだけど!」
ガチャっと勢い良くシャワールームの扉を開けたのは同僚のルナマリアだ。
パチクリと目を瞬かせた後、しっかりと下半身を見てから照れ笑いを浮かべて「ごっめーん、お取り込み

中だったね、」と後ずさりした。
しかしシンは咄嗟にその手を掴み引き入れると、そのまま扉を閉めてルナマリアを抱きしめた。
「ちょっと何のつもり!?」
押し返そうとシンの胸を叩くルナマリアに、シンはその耳元でそっと呟いた。
「目撃者は消すって、基本だろう?」
「な!」
殺される!?と身構えるが、実際襲ってきたのはシンの唇だった。
「んんぅ…!」
喋りかけていたところへのキス。半開きの唇から熱い舌が差し込まれ、性急に動き回る。
初めてのキスはマユに触れるだけのものだった。勿論女を抱いたこともない彼は、初めて女性の唇を味わ

うのだ。
どうすれば良いのか、そんなことすら思いつかず、ただ本能だけで服を脱がせる。
身の危機を察したルナマリアの抵抗も封じ込め、あっというまに軍服とスカートを脱がされてしまった。
そしてようやく唇を開放した途端、ルナマリアはへなへなとその場に座り込んでシンをにらみつけた。
「何するのよバカ!」
はぁはぁと息を整え、グイっとアンダーで唇を拭う。
シャワーが二人に降り注いでいたため、彼女も既にぐっしょりと濡れていた。いつもは元気なアホ毛もペ

タンと萎れてしまっている。それが、彼女の精神を表しているかのように。
「何って、キス?」
皮肉るように告げるのは普段のシンではなかった。
瞳はやけに威圧感を持ち、雰囲気もいつもよりピリピリと神経を逆撫でるような鋭さで。
ゾクっと背筋を這う感覚に、思わずルナマリアは生唾を飲んだ。好敵手を目前にした時に似ている。
アンダーを脱がし下着も取り払うと、シンは持ってきていたタオルを敷いてその上にルナマリアを寝かせ

た。
350612B:05/02/01 01:37:26 ID:nj6J7QVH
刺激しないように様子を見ていたルナマリアは、その行為で彼の中に少し理性が残っているのを感じた。

でなければこの魅力的なカラダを目の前にしてがっつかない男はいない。
「ねぇシン…、私とヤりたいの?」
わざと足をくねらせ突起を隠すように胸を手で隠す。見上げる瞳は挑戦的だ。
シンは無言でその手をどかすと、白いうなじに舌を這わせた。ねっとりと舐め上げ、ジュっと音を立てて

吸う。所有の証というよりは寧ろ、ただの行為の付属であるような乱暴さだ。
思わず眉をひそめたルナマリアは思いっきりシンの髪の毛を引っ張った。
「ちょっと聞きなさいよね!良い?あんたにとってはなんでもないことでも、あたしにとっては一大事な

の、わ!か!る!?」
防音壁に跳ね返る声は何度もシンの鼓膜に入り、意味を咀嚼させていく。
そのうちにようやく理性を取り戻したシンは、改めて自分のしていたことに愕然とした。
欲望に駆られて同僚に無理強いをした……
未遂に終わったが、シンにはとてつもない大事に思えた。
「ご、ごめん!俺、えーと、」
しどろもどろになるシンに、ルナマリアはくすっと笑うと、そっとその頭を撫でてやった。きょとんと見

返してくるクリムゾンの瞳は、さっきまでの凶暴な光はない。
「ね、あんた好きでもない女抱ける?」
「え、」
マユに初めて唇を重ねたとき、シンは確かにきょうだいの枠を超えた愛を抱いていた。
そしていまルナマリアの唇を堪能したときも、体とは別の、胸のあたりが温まる感じがしたのを覚えてい

る。そう、安心という心地。
「好き?あたしのこと。」
「多分、好き。」
「多分じゃなくって!」
ハァ、と溜息をついたルナマリアは、今までにないほどの微笑みを浮かべ、そっとシンの頬に触れた。
「あたしはシンが好き。ずっと好きだったの。だから本当はキスだって嬉しかったのよ。」
「ルナマリア…、」
351612C:05/02/01 01:38:57 ID:nj6J7QVH
二人の視線が交差する。顔がゆっくり近づき、ごく自然に唇は重なった。
角度を変えながらチュ、チュと啄ばむ。さっきはわからなかったが、ルナマリアの唇はふっくらとして弾

力が強い。マユのときは余裕がなかったから気がつかなかったが…
ふとそこまで考えて、シンは強い視線が射抜いてくるのに気づいた。キスをやめて至近距離で睨まれる。
「誰のこと考えてたの?」
「別に誰ってほどじゃ、」
まさか妹のこと考えていましたなどと言えるわけが無い。誤魔化せば誤魔化すほど深みにはまっていくと

いうことを、少年は知らなかった。
「じゃぁあたしでいっぱいにしてあげる!」
「んえ!?」
突然ギュっと男根を握られ、なんともまぬけな声をあげてしまった。ルナマリアの細い指が包み込み、や

わやわと動いていく。
心なしかその手は冷たい。緊張しているのだろうか。
「じゃ、俺もこっちを…、」
そう言うとルナマリアの背を撫でながらそっと割れ目に手を這わせた。途端、ビクっとルナマリアが反応

し、強く握られる。それが強烈な快感となり、シンは我慢できずに一度目の精を少女の顔にぶちまけた。
「きゃ!」
「…ぅッ、くぅぁ…、」
熱いねっとりとした白濁液が頬を流れ、豊満な乳房に伝っていく。
その様子がひどく幻想的で、これは夢ではないかと思えてきた。
いつもレイと一緒にいるルナマリア。
アカデミーでは珍しい女性の紅で、いつも周りから羨望と憧れの瞳を向けられていた。
彼女自身それに応えようと、厳しい訓練に涙を流すことはなかった。
その彼女を抱く、いまだ暗い過去に囚われた自分………。
釣り合うはずないと解っている。それに彼女はレイと色めいた噂がある。
自分を構ってくれないひと。
「……ルナ、好きだよ。」
「シン?」
352612:05/02/01 01:40:00 ID:nj6J7QVH
>>346
ありがとうございます。
そう言って戴けて本当に嬉しいです!



結局エロになりました
353黄昏の…:05/02/01 03:44:15 ID:6GQB03d/
深夜に失礼しまつよ…と。
ルナ人気やねぇ…職人様方、乙ですた。
人によって色んなキャラ描写が楽しめるのがよいね。
俺もなるべく可愛く書こうとしてるんだけど、本編での出番が少なくて(ry
>>284の続きをコソーリと投下しておきまつ。


「ベルト外して」
「な、何で?」
「まだ最後のヤツ…残ってるじゃない」
 唇や頬、首筋にこれでもかと言わんばかりのキスの洗礼を受けたシン。
一方のルナは吹っ切れたのか、その表情はどことなく余裕にすら満ちている。
 まごつくシンに代わり、ゆっくりとベルトを外していき…。
「挟みたいんでしょ?」
「え…マ、マジでいいの?」
「しょーがないでしょ。
 こーなったら、坊やのシンの変態趣味に…とことん付き合ってあげる」
 確かにルナの胸ならば挟むことは十分可能。
よくエロゲとかでもこういうシチュは結構あるが、まさか本当に体感できるとは。
「あは、何だ…シンってばもう準備万全じゃない」
「ルナがエロいからだろ…」
 散々ルナの身体を楽しんでいたので、シンの方はいつでもOK。
ルナはルナで初めて間近で垣間見る男性器をまじまじと見つめて、ちょっと困惑気味。
「うへ〜、オトコのコのって…こんなになっちゃうのねぇ」
「…」
「拗ねないの。  これって、私で感じちゃったからこうなったんでしょ?」
「いや、まぁ…」
「えっへっへ。  シン君ってばお姉さんの身体に欲情しちゃったのかぁ〜、若いねぇ」
 なまじ本当のことだけに反論できない。
て言うか、さっきまでとは完全にペースが逆になっている。いつの間に俺が受けに…?
354黄昏の…:05/02/01 03:45:40 ID:6GQB03d/
「それじゃ…っと」
 ルナは手を伸ばし、シンの男性器を掴んで上下に動かし始める。
怒張はしていたがまだまだ大きくなるはず…この際だからカウパーが出るまで
我慢させてみるのも面白いかもしれない。シンの慌てぶりは見ものだから。
「お、おい、ルナ!」
「滑りをよくしないと挟めないでしょ?
 ギリギリまで大きくなったら挟んであげる」
 小悪魔のような笑みを浮かべ、ルナのシゴきは続く。
筋やらを刺激するように微妙な力加減や指の動かし方…初めてにしてはかなり上手いのでは?
「ル、ルナ? 初めてにしちゃ…う、上手くないか…?」
「ん、そう? 年中ザクの操縦桿握ってると、何か慣れちゃうのよねぇ」
「いや、そういう…問題、じゃ…っ」
 いけない、このままじゃ挟む前にイカされてしまう。
ここは何としても耐えねば。あぁ、そう言えば難しいことを考えればイキにくい、とか聞いたことあるなぁ…。
「(えーと、あーでもない、こーでもない…駄目だ、思い浮かばねぇ!)」
 まぁ、この状態じゃ理性が効かないのも無理はないだろうけれど。
「マ、マジで…っ、ヤバイって…ルナ…!」
「あは、カウパー出てきた。イキそう?
 それにさっきよりもおっきくなってきたし…そろそろ、やってみる?」
 ベッドの下方に移動し、ルナの豊満な胸がいよいよシンを包む。
すでにカウパーで濡れていたために思いの他に滑りはよく、ちょうど先端の位置もジャストであった。
「(うわ…すげー軟らかい…)」
 手で揉むのとはまた違った感触に、今にも全部出してしまいそうになる…のをグッと我慢。
例えルナの舌が先端を舐め始めてもグッと我慢、誘うような目つきで見られてもグッと我慢…。
「シンってば必死で我慢しちゃって…可愛い♪」
「俺にも…ぅ…男の意地が…ぁ…るんだよ…っ!」
 とは言え、この射精感はどうしたものか。このままルナに向かって全部出したい。
達成感とか征服欲みたいなものがやっぱり自分にもあったのか、と実感せざるを得ない瞬間である。
355黄昏の…:05/02/01 03:47:15 ID:6GQB03d/
「お姉さんが許すから…全部出しちゃえ」
 相変わらずルナは余裕だった。
先程までシンに胸を掴まれて恥ずかしそうに喘いでいた少女とは思えない。
 さすがザフトの赤い彗…じゃない、流星。土壇場の切り替えも見事である。
「くっ…ぁ…っ!」
「気持ちよくなりたいんでしょ?」
「でも…ルナに…かかる、だろ…?」
「ふふ、お姉さんのコト…心配してくれてるんだ?」
 口ではそんなことを言っておきながら、ますますルナの胸の動きは激しくなってゆく。
それに伴って男性器をねっとりと舐め回すルナの舌の動作の厭らしいこと。
 先端から滲み出る液体の味が明らかにカウパーとは違うものに変わった瞬間、
ルナは艶かしい表情を浮かべ、シンに限界が近いことを確信する…これは女の勘だ。
「シンは優しいんだ…でも、我慢は身体に毒でしょ?」
「あっ…くぁ…ぁ…!」
「全部出していいから…ね?」
「っ…うぁ…ルナ…ゴメ…ッ…!!!」
 どくん。
とうとうシンにも我慢の限界が来た。我ながらよく我慢した思う。
自分で自分を褒めてやりたい…が、それは後回し。もう何も考えられない。
 びゅるびゅると先端から飛び足す白く濁った液体がルナの顔や髪、胸を汚していくのを
呆然と見つめるしかなかったから。自分の恋焦がれるものを汚す、というのはある意味で罪だと思わざるを得ない。
「ぁ…っ…はっ…はぁ…っ!」
「すご…何、この量…? それにすごい匂い…」
 射精後、息を切らして咽るシンに対し、ルナの表情は困惑しつつも比較的穏やかだった。
シンが吐き出した欲望の形跡を指でなぞり、試しに舌で舐め取って口に含んでみる…。
「うげ…好きなコの出したのって美味しいって言うけど…やっぱ嘘よねぇ、アレ」
 お世辞にも美味しいとは言えない精液の味。
それでもシンの出したものだし、我慢して全部舐めてあげることにする…味については言及無用。
356黄昏の…:05/02/01 03:48:59 ID:6GQB03d/
「いっぱい出たね…ね、いつもこんなにいっぱい出すの?」
「…出ない。俺も、初めてこんなに出した」
「へぇ〜…シン君は誰をオカズにいつも出してるのかしらね〜?」
「いや、それは…」
 意地悪な質問だ。答えはとうに出ているであろうに。
「そ、それよりもさ、髪にもついてるぞ。拭かないと、髪痛んじまう」
「ん、ティッシュとって」
 髪についた精液を拭きとってやり、顔や胸も同様に拭いてやる。
が、いくら拭き取っても精液の匂いだけは消せない…どうしたものか。
「俺が言えた義理じゃないけど…シャワー浴びたほうがいいと思うぞ…」
「そうねぇ、あと服もクリーニングに出したほうがいいかなぁ。
 誰かさんのでベトベト…服に限らずスカートもね」
「ちょっ、俺はスカートにはかけてない!」
「…お馬鹿。そうじゃないわよ」
 もじもじと恥ずかしげにルナマリアが下半身を動かす。
見れば彼女が腰を下ろしていたベッドの辺りのシーツは湿り気を帯びて、ねっとりと濡れていた…。
 まぁ、あれだけのプレイをすればルナだってかなり興奮したはず。それはこの濡れ方を見れば瞭然。
「…シーツもクリーニングに出したほうがいいんじゃないか?」
「…あはは」


 で、その数日後。
「まっさか、あのアスラン・ザラがザフトに復帰…しかもフェイズとして戻ってくるなんてねぇ」
「ヤキンドゥーエの英雄だか何だか知らないけど、たいしたことねーよ、あんなヤツ」
「おやおや、嫉妬ですかにゃ〜?」
「そっ、そんなんじゃねーって!」
 略奪を免れた最後の新型、セイバーを伴ってミネルバに着艦したアスラン。
いまや艦内はその噂で持ちきり…シンとしても(主人公として)、あまり歓迎できない事態だった。
357黄昏の…:05/02/01 03:49:57 ID:6GQB03d/
「シ〜ン、男の嫉妬は見苦しいわよ?」
「だからそんなんじゃねーよ! 俺はただ…!」
「ただ、何?」
「いや、あの…」
 あれからまた何度か互いに求め合い、この前はルナがついに処女喪失した。
あまり両者の態度に変化は見られないけれど、確実に二人の関係は進展している。
 滅多に好き、などという言葉を口にしない両者だが、その反面、互いを想い合う気持ちは強かった。
「あのデコっぱちが…その、ルナに手ェ出さないか、心配で…ちゅうか、なんちゅうか…」
「アスラン・ザラが私に? っ、あはは、何だ…シンってばそんなコト心配してたの?」
「いや、アイツは何となく女にだらしない感じがする!」
「何を根拠に…まさか、お主もニュータ○プ?」
 何か微妙に論点がずれてきたが、取り合えず、
この年下の彼氏が自分を心配してくれているのは判った。彼なりに身を案じてくれているのだろう。
「だ〜いじょうぶだって。
 私、だ〜れかさんのおかげで、お嫁に行けなくなっちゃったし」
「…俺じゃん」
 廊下の真ん中で立ち止まり、笑顔と共にくるくると回ってみせるルナ。
シンからしてみれば死刑宣告…よくて終身刑みたいなものだが。
「あ〜ぁ。これが私の運命だったのかもね。
 まぁでも、こーなったら、とことんシンに付き合ってあげるわよ…何処まで一緒に居られるか判んないけどさ」
「そりゃどうも」
 互いにMSのパイロットをしている以上、常に死を背負って生きることとなる。
少なくとも、この戦争が終わるまで自分達に安住の地は無い…それだけは、彼女を抱いた時から覚悟していた。
「けどさ」
「ん」
「やっぱ俺、ルナのコトすげー好きで…大事にしたい、って思ってるからさ」
「…そっか」
 相変わらず彼は無愛想で、不器用だった。でも、そんな彼が堪らなく愛しいと、最近になって気づいた。
「私もね、シンのコト…すっごい好きだから。だから、何も心配しなくていいんだよ?」
 いつか、二人で穏やかに過ごせる日々がきっと来る。儚い夢でも、願わないよりはマシだから…。
358黄昏の…:05/02/01 03:54:50 ID:6GQB03d/
俺の書くルナってお姉さんぽいって言うか
姉御肌っていうか…シンが弟みたいになっちゃって…。
今回は割と早めにシンルナ(ルナシンか?)オワタよ〜。
いずれ、南極に時間の都合とか容量の都合でカットした
部分を注ぎ足したディレクターズカット版を投稿するつもりでつ。
深夜に連続投稿スマソ。
359名無しさん@ピンキー:05/02/01 05:52:25 ID:XpYNTO7L
黄昏神GJ!
まさか夜中に更新されてるとは。
その後のベッドの中では甘甘なシンルナも読んでみたいもんです。
このスレは神々のスクツですな。
360名無しさん@ピンキー:05/02/01 07:53:26 ID:UdeedqEn
>>311
GJ!!(*´Д`)続き楽しみにしてます。
361名無しさん@ピンキー:05/02/01 08:07:44 ID:S4bc9ROa
黄昏サイコー
ほんといいssかきますね!!(*´Д`)
これからもシンルナ書いてくださいね 
362名無しさん@ピンキー:05/02/01 10:06:41 ID:/7qhW5Ky
>>311
乙。
書きなれてるように見えた。
続き楽しみっす。
363名無しさん@ピンキー:05/02/01 11:04:32 ID:4pFvMVP1
黄昏氏GJ!ルナマリア好きな俺は(*´д`)ハァハァ
オナ禁がんがってるからヌけねぇけどな!orz
364名無しさん@ピンキー:05/02/01 12:12:15 ID:5ntnj78c
カガリなら、ジーンズのファスナーを開いて立小便やりそうだね
365名無しさん@ピンキー:05/02/01 12:13:30 ID:5ntnj78c
というわけで、こちらのスレもよろしく

【おしっこ】放尿・潮吹きエロパロスレ【羞恥】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085127440/l50
366名無しさん@ピンキー:05/02/01 12:31:22 ID:LRlX97Zg
ラクスのがやりそうだけどね
367名無しさん@ピンキー:05/02/01 12:43:14 ID:5ntnj78c
ラクスが、何をやるのだ?
368612:05/02/01 18:42:20 ID:nj6J7QVH
黄昏神の光臨で自分のが本編のシンよろしくなっているのですが
流れを読めない自分は続きを投下しちゃったりします…





好きだ。
そう、好きだ。だから欲しい、全部。
体も声も心も闇も。
「ごめん、続けるよ、」
再びルナマリアを横たえらせると、白い肌に唇を寄せて強く吸い上げた。時には耳を嬲り、首筋を噛み、胸の飾りをひっかいては捏ねる。
「あ、ぁあ…っ、」
面白いほどあがる声は、さっき聞いたカガリの声より甘く感じた。
次第に下半身に熱がたぎるのを感じながら、少女の太ももを高くあげ、晒された秘所にフっと息をふきかけた。
「っひゃあん!」
「気持良い?ルナのここ、もうグショグショだよ。」
「誰の、所為で…あはぁっ、」
熱い舌が襞をくすぐる。芳香をくゆらせるそこは、ますますシンを夢心地にさせていった。
脈拍にあわせて震える入り口に、優しく、怖がらせないように指を突き入れる。
強張る躰にキスを落としながら胸を愛撫すると、再び艶やかな声が上がりだした。
前にヨウランたちから借りた雑誌の内容を思い出しながら動かしていくと、一点でルナマリアは高く啼いた。
「そこ、ダメぇ…!」
「感じるんだろ?」
「感じ、すぎちゃうぅ、」
ホロホロと涙を零しながらルナマリアは必死に快感を鎮めようとする。しかしシンはそれを許さず、指を増やしてグチャグチャと音を立てながらかき回した。
369612:05/02/01 18:44:37 ID:nj6J7QVH
「すっげー、ルナ。これってどのくらい出るの?」
これ、が指すのは勿論ルナマリアの愛液だ。指を出すたびに熱い塊のように溢れてくる。女性が感じている証拠だと雑誌にはあったが、こんなに溢れるなど書いては無かった。
面白くてどんどんかき回していると、次第にルナマリアの声が細くなっていくのに気づく。
「イきそう?ルナ、」
グリグリと付け根まで入れて広げると、彼女は一際高く啼いた。
「イ…っあああああああっ!!」
瞬間、搾り取られるように締め付けられる。ドクンドクンと小刻みに収縮する内部に逆らうように指を引き抜いた。
ルナマリアもこれから何をされるか察したらしい。大人しく両足を広げると、少し腰を浮かした。
「痛かったらごめん、」
「気にしないで、シンの思うようにして良いのよ?」
そっと亀頭が割れ目に宛がわれる。息を深く吐いて、ルナマリアは体の強張りを解いた。
「一気に行くよ……!!」
「!!あぐぅ…っ、」
予告どおりシンは一気に灼熱の楔を打ち穿った。
身を裂くような痛みが駆け抜け、体内でブツンっと鈍い感触。それは処女膜を破った証拠だ。
驚いたのはシンだった。だって彼女はレイと付き合っていると…
「ルナ、レイとしたことなかったの?」
「え?レィ…?」
シンの説明に、痛みで肩で呼吸をしながらルナマリアは答える。
「レイとは、幼馴染なだけで、特別、やましいことなんか、」
「そうなの?じゃ、ルナマリアの処女はいただきだね、」
「ちょ、何言っ……ああ!まだ動かないで!」
370612:05/02/01 18:52:08 ID:nj6J7QVH
嬉しさのあまり、シンは彼女を労わることを忘れ急激に動き始めた。痛みにのたうつ細腰を押さえ、上がる悲鳴をキスで飲み込む。
いやいやと頭を振られ、漸く開放した時には既に互いに絶頂に近かった。
彷徨うルナマリアの手はいつの間にかシンの背に回され、爪を立てている。
「ああ!…良いよぉ、シン!!」
「俺も、もうっ…!」
鼓動が耳元で鳴り響く。二人は初めての感覚に、自分を止められなかった。
「ぁあああ!!イくぅ、イっちゃ……ッ、んあああああああっ!!」
「くっ、ルナぁ!」
ズチュ!と奥までねじ込むと、ルナマリアの膣がきつく締め上げ、シンは促されるかのように射精した。
過敏になった膣に熱湯のような精子が注ぎ込まれ、ルナマリアの意識は暗転した。
最後の一滴までそそぎこんだシンは、これ以上ないくらいの満足感を覚え、そっと自身を引き抜いた。
その刺激にも反応する彼女を可愛く思う。
そっと頬にキスを落とすと、シャワーで軽くゆすぎバスローブを着せ、そっと寝台に運んだ。
もう少しでレイが帰ってくる。
きっと呆れた顔をするんだろうな、と思いながら、シンもまた夢の世界に旅立った。
371612:05/02/01 18:54:01 ID:nj6J7QVH
駄文すみません…
出直してきます

流れ
>>348-351>>368-370
372名無しさん@ピンキー:05/02/01 19:51:02 ID:RQ+WV/ze
612様
夕方に覗いてみたら作品が!
食後なのに鼓動が激しくなって
どうしよう、な状態です。
GJ
373名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:00:05 ID:cFHjFUCK
>>612
深夜投下キボンしたものですがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ルナは可愛いし、勢いのあまり攻めまくるシンも良いです。初体験故の初々しさ
というか。GJ!
374名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:05:06 ID:/UYOMY52
てゆうかルナとレイは幼馴染設定なのか?
375612:05/02/01 21:11:25 ID:nj6J7QVH
レスありがとうございます
訳注いれるの忘れていましたがレイルナ幼馴染設定でお願いします
いやもう理由後付な感じで本当すみません…
376名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:59:40 ID:XpYNTO7L
6・1・2!6・1・2! キタ-----!
377名無しさん@ピンキー:05/02/02 17:17:09 ID:6lcglg5R
アスルナ和姦もの書きました。
稚拙な文章なんですが投下させていただきたいと思います。
378アス×ルナ@:05/02/02 17:17:48 ID:6lcglg5R
ズガァーン
ガイアの放ったビームがルナマリアのザクの足を掠める
「くっ、このままじゃ・・・」

ミネルバはカーペンタリア基地を発った後アーモリーワンでガイア、アビス、カオスの三機を奪った部隊からの襲撃を受けていた。
アスラン、シン、レイらのモビルスーツとはやや離れたところで赤いザクウォーリアーのパイロット、ルナマリア・ホークは宇宙でも2,3度対峙したガイアと再び戦っていた。
地球の重力下での戦闘に慣れていないルナマリアは陸戦に特化したガイアにやや押され気味だった。
「このぉ、ちょこまかとぉ!!」
ガナーザクウォーリアーの武装の一つ、砲弾仕様の「M1500オルトロス」がガイアに向かって放たれるが機動力に優れるガイアには当たらず、ルナマリアのザクはその反動で一瞬隙を作った。
「いい加減沈みなさいよ!赤いの!」
その隙を逃さずに、MA形態に変形したガイアが背中にあるビームカッターを展開させザクに切りかかる。
「(やられる!!)」
バシュゥゥゥゥゥ
ルナマリアが身構えたその瞬間ザクとガイアの間に赤い機体が割り込んできた。
「アスランさん!!」
割り込んできたのはセイバーだった。ガイアのビームカッターはセイバーの腹部に食い込み火花を散らせていたが、ガイアの頭部にも同じくセイバーのビームサーベルが突き刺さっていた。
「アスランさぁぁぁぁぁん!!」

379アス×ルナA:05/02/02 17:20:02 ID:6lcglg5R
ガイアの機体損傷を受け、ボギー・ワンの部隊は撤退していった。
セイバーのパイロット――アスラン・ザラは機体に損傷を受けたもののコクピットへの被害は軽く軽症で済んだのだが大事をとって自室で安静にしているようにと艦長から言い付かった。
アスランは自室のベッドの上で天井を見上げながらぼんやりとしていた。
アスランの自室は特務隊フェイス所属ということもあり艦長、副長以外のミネルバクルーとは異なり個室で、最近艦にやってきて馴染めない自分には息のつける空間でもあった。
と、そこへ
『アスランさん、いらっしゃいますか?』
アスランの部屋のインターホンから聞きなれた女の子の声が聞こえた。ルナマリアである。
ルナマリアを自室に入れ閑散とした部屋の中にある備え付けの椅子に座らせてコーヒーを差し出した。
彼女ははじめ部屋に入ってきたとき今にも泣き出しそうな表情をしていたが温かいものを飲んで少し気分が落ち着いたようだ。
「本当にごめんなさい、私が周りの状況を見ないで艦から離れすぎたばっかりにアスランさんが危険な目に・・・・」
ルナマリアはようやく口を開いてアスランに先刻のことを詫びた。
「いや、俺はたいした事なかったんだし気にすることはないさ。君も降りてきたばっかりなんだから仕方のないことだったんだよ。」
「でもっ!!・・・」
ルナマリアがアスランの言葉にかぶせてやや声を大きくして言った
「私、アスランさんがやられたと思って・・・死んじゃったと思って・・・そう思ったら・・・どうしようもなく悲しくなって・・・」
再びルナマリアの目に涙が浮かぶ
「私・・・アスランさんが好きです・・・やっとわかったんです、私・・・アスランさんが・・・・」
380アス×ルナB:05/02/02 17:21:16 ID:6lcglg5R
17歳の少女が想いを打ち明けて感情が高ぶったのか泣き出してしまう。
それを見ていたアスランはこの自分へ思いを寄せてくれる少女がものすごく可愛らしく思えてきた。もちろんそれまで彼女のことを顔立ちの良いほうだとは思っていた。しかしそれだけで恋愛感情云々はまったく感じていなかった。そう、彼にはカガリという女性がいたから・・・
しかしこの時もはやアスランにはカガリの顔は浮かんでいなかった。
自分を一途に想ってくれるこの少女・・・ルナマリア・ホークを愛しいと感じていた
「ルナマリア・・・」
泣きじゃくっているルナマリアの顔を下から覗き込み、優しく呟く
「うれしいよ・・・君の気持ち・・・」
そう言うとルナマリアの腰に手を回し顔を近づけそっとキスをする。
突然の出来事にルナマリアは驚きを隠せなかったがしばらくすると目を瞑ってアスランのキスを受け入れた。
唇を離しお互いを見つめ合う。
「アスラン・・・さん・・・」
少女の見つめる目は先ほどまでの涙目ではなかった。頬を紅潮させ、やや俯きつつそれまで唇を重ねていた人を見つめる
「ルナマリア・・・」
再び唇を重ねる。今度は先ほどより深く、長いキス。
アスランの舌がルナマリアの舌に激しく絡みつく。ルナマリアは体験したことのない刺激に躊躇しつつもアスランの舌に自分の舌も絡ませていく。
「ん・・・ふぅ・・・んっ・・・」
口づけをしながらルナマリアをベッドに優しく押し倒す。
ルナマリアの軍服のベルトをはずし、続いて上着のボタンを外し、上着を剥ぎ取る。
水色のアンダーシャツ越しにルナマリアの胸を優しく撫でる。
「んふぅ・・・あっ・・」
381アス×ルナC:05/02/02 17:22:45 ID:6lcglg5R
胸を触られたことで更に興奮したのか、ルナマリアの息が荒くなりアスランに口を塞がれつつも隙間から甘い声を上げる。
それを受けてアスランはルナマリアの口を開放してやる。
アンダーシャツを剥ぎ取り下着に包まれた形の良い乳房があらわになる。
「やだ・・・恥ずかしい・・・」
それまで以上に顔を赤らめ、ルナマリアは顔を反らす
「そんなことない、綺麗だよ・・・」
そう言うとアスランはルナマリアの乳房を優しく撫で始め、下着を外し直に愛撫する。
突起物を中心に円を描くように撫でまわし、時折その中心にある突起に触れ、捻らせたりつまんだりした。その度にルナマリアは可愛らしい声で喘ぎ身を捩らせた。
その声に気を良くしたのか、アスランは続いて次第に硬くなり始めたルナマリアの片方の乳首を口に含み舌で転がした
「あふ・・・あぁ・・・そこ・・・は・・・はぁんっ・・・」
ルナマリアがいっそう声を高める。
口と片手で胸への愛撫を続けつつ余った片手でルナマリアの体のいたるところを撫で回す。
項、脇の下、太もも・・・そしてその手はついにスカートを潜りルナマリアの秘所を包む下着の上に至った。
アスランの指が下着の上からルナマリアの秘部をなぞる様にすると、下着が徐々に湿り気を帯びてくるのが分かった。
「だめ・・・アスラン・・さん・・・そこっ・・・あぁん!・・んっ」
胸と秘所の両方を攻められ今まで味わったことのない快感にルナマリアは自我が保てなくなりそうだった。
しばらく下着越しに秘所をなぞった後、スカートと一緒に最後の砦である下着を剥ぎ取った。これによってルナマリアはニーソックスを残して何も身につけない状態になる。
自分の全裸を男性に見られることに異常な羞恥心を感じるルナマリアであったがその思惑に反してアスランはルナマリアの股を広げさせ乳首から口を離し頭をルナマリアの秘所の奥に沈めていった。
382アス×ルナD:05/02/02 17:24:37 ID:6lcglg5R
「やっ・・・そんなとこっ・・見ないで・・ください・・・恥ずかしい・・・」
息を荒げながらもか細い声で訴えるルナマリアであったがその声は理性の箍が外れたアスランにはもはや聞こえず、
アスランはルナマリアの膣口を両手の人差し指を使って広げる。
「あっ・・・、はん・・・はぁん!!」
綺麗なピンク色がアスランの目の前に広がり、膣内からはアスランの愛撫によって分泌された愛液が少し溢れ出ていた。
しかし自らを受け入れるにはまだ潤滑液が足りないと感じたアスランは舌を尖らせ膣口周辺をなぞり、そして膣内を這わせた。
「あっ、あっ・・・だめ・・おかしく・・なっちゃう・・!!」
かつてないほどの快感がルナマリアを襲い、いやらしい喘ぎ声を上げさせる。
ぴちゃぴちゃと秘所を舐める音が部屋に鳴り響き、アスランは舌を這わせ続ける。
「あっ、いやっ・・・はんっ・・もう・・ダメッ・・・あっ・・ああああああぁぁぁ!!」
アスラン攻め立てる舌に耐え切れず、ルナマリアは大きな声を上げて頂点に達してしまう。それと同時にルナマリアの秘所からは大量の愛液が吹き出る。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
頂点に達したルナマリアは全身で息をするが体に力が入らない。
「そろそろいくよ、ルナマリア」
アスランが優しくルナマリアに語りかける。
ルナマリアはかすむ意識の中でかろうじてその言葉を認識し、軽くうなずく。
ルナマリアの脚を広げさせ自らの大きく、硬くなった陰茎を先ほどの昇天でまだ少し痙攣を起こしているルナマリアの秘所に当てがい、愛液を亀頭の先端に塗りつけてから少し腰に力を入れる。
先ほどまでの愛撫にもかかわらずルナマリアの膣口はきつく、アスランの常人よりはやや大きいそれの進入を難しくしていた。
「あぁ・・・んんっ・・・ふぁっ!・・・」
「くそっ・・・なかなかきついな」
愛液を十分に陰茎全体に塗りつけ、やや無理やりではあったがルナマリアの中にねじ込んだ。
383アス×ルナE:05/02/02 17:26:22 ID:6lcglg5R
「んんっ!!・・・はっ・・痛っ!!・・・」
異物の侵入の後ルナマリアが苦痛に顔を歪める。
アスランがそれを不可解に思い自身と少女との結合部を見てみると秘部から赤い鮮血が滴り落ちているのが確認できた。
「初めて・・・だったのか?」
驚いたような目でルナマリアを見つめ、尋ねる。ルナマリアは明らかにつらそうだが笑顔を作り小さく頷き、答える。
「はい・・・アスランさんが、最初の人です・・・だから・・・優しくしてくださいね・・・」
痛みに耐えつつも相手のことを考えるこの少女を更に愛しく、そして可愛いと感じた。初めての相手として大切に抱いてやらねばならないと思った。
相手が処女・・・アスランはすでに経験があった。そう、カガリの時である。あの時は彼女をとても痛がらせてしまった。何しろ自分も初めてであったからだ。
だが今は違う。相手はカガリだけだが多少場数は踏んでいるのだ。今経験の多い自分がこの娘をリードしてやらねばならない・・・
「もう・・・動いても大丈夫ですよ・・・」
アスランが妙な意気込みを感じている間にルナマリアから声がかけられた。
「わかった、その代わりゆっくりだからな・・・」
そう言うとアスランはルナマリアの膣内の半分程度で納まっていた自身を膣口あたりまでゆっくり引きぬき、そして今度はゆっくりと膣の奥のほうまで身を沈めていった。
「んぅ・・・あぁぁっ・・・」
破瓜からまだ幾分も経っていないので痛みがまったくないはずもなく、アスランの優しい律動にも関わらずルナマリアは痛みに耐えていた。しかし段々、徐々にではあるが痛覚とは別の感覚がルナマリアを占めていった。
「あんっ・・あっ・・はぁっ・・んっ・・あっ、あっ・・・!!」
始めはゆっくり優しく律動するつもりであったアスランであったがルナマリアの引き締まった腰と処女であるがゆえに締りの良い膣内がアスランの剣に絡みつき、アスランを快感が襲い律動を早くさせる。理性が自身を抑えられなくなるのを感じつつも腰の動きはいっそう速くなる。
384アス×ルナF:05/02/02 17:28:09 ID:6lcglg5R
パンッ、パンッ、パンッ
相当な速度になった律動はルナマリアの肌とアスランの肌が激しくぶつかり合う音を起こし、ぐちゅぐちゅと交接の生々しい音とともに結合部からは愛液が溢れ出ていた。
「あっ、あっ、あっ!!・・・アスラン・・・さんッ!!」
「ルナマリア・・・ルナマリアッ!!」
「いいっ・・・です・・・すごく・・・気持ちいいっ!!・・あぁっ!!」
アスランはすでに達してしまいそうになっていたが彼女を満足させるという信念が我慢を持続させていた。
アスランは自身の剣で激しく、そして強くルナマリアを突き上げ、膣内の奥に何度も先端を打ちつけた。
「あぁっ!!はっ・・はっ・・いいっ・・あぁぁん!!あっ、あっ、あっ!!」
続けて深い突き上げに加えて膣内を掻き回すように腰を回し、ルナマリアの中の至る所を突付き上げた。
「アスラン・・・はぁっ!!・・・さん・・・んぅっ!!・・・あっ、あっ、あっ!・・・もうっ・・・わたしっ・・・わたしっ!!」
背筋を通って頭からつま先まで快感を感じもう何がなんだか分からなくなってしまったルナマリアはついにその時を迎える。
「ぁあああああ!!アスランさん!!あっ、あっ、あっ!!あああああああああああああぁぁぁ!!」
アスランの舌でイかされたときに続いて2度目のオーガズム。ルナマリアは背を反らし、膣を締め付ける。
「ルナマリア!!あぁっ!!・・・」
ルナマリアの強烈な締め付けについにアスランも耐え切れなくなり自信を膣の一番奥に突き上げ、射精に至る。
ドクン、ドクン
385アス×ルナG(ラスト):05/02/02 17:28:57 ID:6lcglg5R
大量の熱い精液がルナマリアの膣内に放たれ、それを放つアスランの陰茎は脈を打ち続ける。
「はぁ・・・はぁ・・・アスランさんのが・・・私の中に・・・」
自身の中にアスランの精液が放たれたことを感じたルナマリアは達した快感とともに想い人と結ばれたことの感動に満ちていた。


事が終わり、同じベッドで裸のまま寄り添う二人。
アスランがルナマリアの頭を愛しそうに撫でる。
「私としちゃって・・・後悔してません?」
ルナマリアは幸福を感じていながらも気になっていたことを率直に尋ねる
「後悔なんてしないさ、俺は君を愛しているんだから・・・」
そう言うとアスランはルナマリアに口づけをする
それを受け入れるルナマリア。が、ふと自分に押し当てられたものの変化を感じる
「ちょっ、ちょっとアスランさん!?さっきしたばっかりなのにっ!」
「あははは、しょうがないだろ、君が魅力的過ぎるんだよ・・・」
ガバッ
そう言うとアスランはルナマリアの上に覆いかぶさった
「ちょっと、アスランさんってば・・・あんっ・・・ダメ・・・あふんっ・・・」

こうしてミネルバの夜は更けて行き、再び戦闘に明け暮れる毎日が始まる。
(完)
386投下完了:05/02/02 17:31:09 ID:6lcglg5R
投下させていただきました。
理数系ゆえ目も当てられない文章や幼い表現もありますでしょうがどうかお目こぼしを。
もしこのSSが好評ならば以降思いつき次第投下していこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします

スレ汚しスマソ
387名無しさん@ピンキー:05/02/02 18:25:43 ID:4KDz3D+V
晩ご飯前に投下が!!
今から食べるのにドキドキするじゃないですか!
GJ。

ただ、お願いが。
当方のようにiMacで閲覧している者には
話数が(月)(火)(水)、と文字化けしてしまうのです。
(1)(2)(3)等と表記していただけると嬉しいです。

自分も理系ですが、たまにSS書きますよ。
生物系だったのでシードの遺伝子の話を考えたいのに
本編でちっとも遺伝子に触れてくれない…orz
388名無しさん@ピンキー:05/02/02 20:12:16 ID:f9dJMWT6
アスルナキタ━━━(゚∀゚)━━━!!

グッジョブ!!
グ━━━(゚∀゚)━━━ッジョブ!!
389名無しさん@ピンキー:05/02/02 21:03:40 ID:Wtq1yy9x
アスカガも好きだがアスルナもいいね(;´Д`) 
GJ!!!
390カガリ×アスラン・1:05/02/02 21:44:27 ID:pitFntVc
カガリとアスランは、二人で行動していた。
カガリは、急に激しい尿意を催した。
「あっ、ちょっとオシッコしたくなってきたぞ。」
彼女は、その場で立ったまま軍服のズボンのファスナーを開いた。
さらに、パンツの股の部分を手でずらしてワレメだけを曝け出した。
そして、両手でズボンのチャックとパンツの股の部分を押さえた。
彼女は、手を使わずに股に力を入れて思いっきり大きくワレメを開いた。
彼女の陰毛も、やっぱり髪と同じ黄色だった。
アスランは、驚いてカガリに尋ねた。
「カガリ、まさか立小便するのか?」
カガリは、当然の如く言い放った。
「当ったり前だろっ!」
このとき、カガリはアスランを圧倒する雰囲気を醸し出した。
391カガリ×アスラン・2:05/02/02 21:46:29 ID:pitFntVc
彼女は、括約筋の力を抜き少しでも勢いよくしようと下腹部に力を入れた。
ピューーーーと、彼女のワレメから水鉄砲のように勢いよくオシッコが弧を描き噴出してきた。
オシッコは、かなり遠くまで飛んで川の水面が泡立っていた。
なんと、カガリのワレメと陰毛には一滴のオシッコもかかっていなかった。
「カガリ、オシッコが終わったら犯していいか?」
アスランは、カガリに聞いた。
「ああ、いいよ。」
カガリは、二つ返事で快諾した。
「じゃあ、犯していいときになったら合図してくれないか?」
アスランは、カガリに相談した。
「そうだな、私がワレメを閉じたら犯していいよ。」
カガリは、自分の意志をアスランに伝えた。
「わかった。」
アスランは、カガリの意見を尊重することにした。
392名無しさん@ピンキー:05/02/03 08:35:46 ID:wpX4GQDS
えーと、エロのない話ですが
アスカガ投下します。
(他のカップル話も書けるようになりたいなぁ)
393392:05/02/03 08:36:34 ID:wpX4GQDS
久しぶりの休暇にカガリはアスランを伴ってキラに会いに行った。
キラは行政府から離れた所に住んでおり、長くはいられなかったが
子供達と遊んでやったり、キラの母の手料理に会話を弾ませたり
それなりに楽しく過ごせた一日ではあった。カガリの疲れを癒す事
ができてよかった、と思うアスランだったが、それでも二人だけで
どこかで過ごしたかった、とも思う。
先の大戦で、アスランはカガリへ好意を持った。同じ道を歩んで、
同じ未来を見つめたいと、それができると思っていた。
しかし、カガリの方はどうなのか。父を失ったり思わぬきょうだい
ができたりで、悲しんだり戸惑ったりの不安定な時期に、強引な自
分に引っ張られていただけなのでは、と不安になる。
394392:05/02/03 08:37:48 ID:wpX4GQDS
帰る途中。
「夕日がきれいだな、ちょっと車止めて見て行こう」
休憩を言い出したのはカガリだった。
二人はガードレールに腰掛け、夕日をぼんやりと眺めてた。
「カガリは意外と子守りも似合うんだな」
「意外、かぁ?心外だぞ、それは」
「そんなカガリを見るのも楽しかったよ」
「次の休みがいつになるか判らないけど…今度は二人でどこか行こう」
そうカガリが言ったので、二人でいたかったとの言外の意味を汲み
取ったのかと思い、つい
「期待していいか?」
とアスランは言ってしまった。だがカガリはきょとんとした顔でア
スランを見返している。
「(しまった、ストレート過ぎた)何でもない、そろそろ戻ろうか」
胸のポケットから取り出したサングラスをかけ、立ち上がると車に
戻った。うやむやにするつもりだったのに、そうさせなかったのは
カガリ。アスランの腕を取って引き止めるとサングラスを取り上げ
た。彼女の頬が夕日に染まったように赤くなって、金色の睫毛が僅
かに震えている。そして唇に触れるだけのキスをしてきた。
久しぶりの、そして初めてカガリの方からのキス。唇を離したカガ
リはまだ赤い顔をしていて、照れ隠しなのかちょっと怒ったような
表情をしていた。
「もっと二人でいたいんだ…私も…今でも」
395392:05/02/03 08:38:29 ID:wpX4GQDS
 今でも。
「いいのか?そんなこと言って」
嬉しくて微笑んだつもりだったが、意地の悪い言い方になる。
「アスラン…」
カガリを抱き締めて、そのうなじに顔を埋め、アスランは動かない。
触れるだけのキスの余韻に浸り、鼓動が速まるのを感じていた。

どのくらいそうしていただろうか、やがて名残惜しく腕を解く。
帰らねばならない時間が迫っていた。

元オーブの技術者がプラントの軍需施設で働いている、という情報
が入ったのは、その休暇が終わってしばらくしてからだった。
カガリの次の休暇は、プラント来訪に費やされることになる。
396392:05/02/03 08:44:53 ID:wpX4GQDS
投下は以上です。
ガンダムモノのSS書き出したのは
シードデスティニーが始ってからです。
カガリがアスランに好意を持ったのはいつからなんだろう、
などと前作は録画見ています。
勘違いな表現あるかもしれませんが
笑ってスルーしてくださいませ。

お目汚しでございました。
397黄昏の…:05/02/03 12:55:05 ID:PNxvbfux
連日の投下モツカレー。
さすがに昼間なら誰もいないっしょ…。
ここでコソーリとオーブのバカンス編投下しときまつね。


 ユニウスセブン地球降下後、ミネルバはカガリの送迎も兼ねてオーブへ着艦。
だが南国のオーブに来た以上、艦の中でじっとしているなんて勿体無い。
世間はユニウスセブン事件で騒がしいのは兎も角として、今は遊ばにゃ損。
それでなくともミネルバには遊びたい盛りの10代のクルーも多い…青春は一度きりなのだから。

「さ〜て、見せてもらいましょうか…オーブ育ちのシン君の実力とやらを!」
「くそっ、やっぱルナだ…只モンじゃない…。
 ヴィーノ、ヨウラン! ジェットストリームアタックをかけるぞ!」
「りょ〜かい!」
「応よ!」
 で、部屋の中に引き篭もっていたシンも無理矢理参加させられたのがこのビーチバレー。
ちょうど先週給料が振り込まれたばかりなので水着やら何やら一式を買い込み、
ユニウスセブンの落下を免れたビーチを貸しきっての海水浴となったワケなのだが…やっているのはお約束のビーチバレー。
「(ったく、何で俺まで…オーブに居たって嫌なコトしか思い出さねぇってのに…!)」
 元はと言えばルナのせいだ。
本当はミネルバから一歩も出ずに、携帯のマユの声でも聞きながらマッタリと過ごそうとしていたのに。
「レシーブ!」
「ト〜ス!」
「っしゃ、アタ―――――――――――――――ック!!!」
 ザフトの黒い三連せ…もとい、ザフトの三馬鹿の名は伊達じゃない。
ルナチーム(ルナマリア・メイリン・レイ)からの攻撃を受け流し、見事なコンビネーションで反撃!
 いつもは部屋に引き篭もっている分、シンの体力は有り余っているらしく、申し分ない威力だった。
「レイ、行ったわよ!」
「…」
398黄昏の…:05/02/03 12:56:05 ID:PNxvbfux
 ポスッ!!!

「おっしゃ!」
「勝った〜!」
「昼飯いただき〜」
 手を取りあって喜び合う3人に対し、ルナチームは呆然。て言うか今のが決勝点。
確かに3人のコンビネーションは素晴らしく、シンのアタックも見事であった。
 だがレイなら何とか防げたはず…なのにレイは直立不動のまま動かず、
ボールが砂に打ち付けられるのをただ見ていただけ…これはどういうことなのか。
「ちょっと、レイ! アンタがボーッとしてたから負けちゃったじゃない!」
「悪いか?」
「悪いに決まってるでしょ! 何でボール弾かなかったのよ!?」
「当たらなければどうということはない」
「お馬鹿! バレーなんだから当たってでも取りに行かなきゃ駄目に決まってるでしょーが!」
「フッ、認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを…」
「誤魔化しつつ人のセリフとるな〜!!!」
「お、お姉ちゃん、抑えて〜!」
 まぁ、どっちも某赤い彗星…って言うかデュランダル議長の受け売りなのだが。
ともかく、これでルナチームは昼御飯を三馬鹿におごる羽目になってしまいました…。

「ルナは泳がないのか?」
「シンだって泳いでないじゃない」
「子供の頃から泳いでるしなぁ」
「ふ〜ん」
 昼食後、再び浜辺へ。
ヴィーノ達が水辺で泳ぎながらはしゃいでいる中、ビーチパラソルの下で涼んでいるのはシンとルナ。
「ちゅうかさ、その水着…」
「ん?」
「…水着まで赤じゃなくてもよかったんじゃ?」
399黄昏の…:05/02/03 12:57:19 ID:PNxvbfux
 ルナの水着は彼女のパーソナルカラーである赤。ザクとお揃いである。
ナイスバディな彼女の胸を強調するかの如く、かなり露出の多い赤ビキニ。
「情熱の赤、ってね」
 それにすらりと伸びた脚線美に嫌でも目が行く。ニーソックスが無いとすごい新鮮。
「んふふ、“ナマ足魅惑のマーメイド”って感じ?」
「古ッ!」
 普段ミニスカで見慣れたルナの脚も、水着になったらなったで別格。
これはこれで魅惑的であり、そそられるものがある。海水に濡れた髪や身体もグッドだ。
「…そんなに穴が開くほど見なくてもいいんじゃない?」
「み、見てない、絶対見てない」
「またまた照れちゃって…可愛い奴よのぅ」
 意地悪そうに笑うルナ。だがシンはそっぽを向いてこっちを見ようとはしない。
こういうところはまだまだ子供ねぇ、と思いながらも彼の態度は何となく可愛らしい。
「まぁ、楽しも? せっかくのお休みなんだしさ」
「…」
「…後でシンの家族のお墓にも、ご挨拶したいし」
「墓なんか、無ぇよ」
 プラントにはあれだけ戦死した人間の墓があるのに、
オーブには個人の墓などというものは存在せず、慰霊碑が1つあるのみである。
 あれだけの死者を出していながら、あの態度…だからアスハは信用できないのだ。
「こらこら、暗い顔すんな。こっちまで暗くなっちゃうでしょ〜?」
「お、おい」
「いっつもお姉さんを心配させて、しょうのない子だねぇ」
「…ルナと俺って、1つしか変わんないんだけど」
「にゃはは。私ってば昔から弟が欲しかったのよねぇ…ま、いいじゃん」
 よくねえ、と言いたいところだが彼女には逆らいがたい魅力がある。
控えめな妹に対し、どうしてこの姉はこうも大らかなのだろうか? 実家ではかなりのお嬢と聞くが。
「(お嬢なルナ…想像できん…)」
 まぁ、日頃が日頃なので…。
400名無しさん@ピンキー:05/02/03 13:00:08 ID:DHzdrWyc
>>396
投下乙! アスカガ初々しくていいね!
ここはエロパロなんで、投下するならエロいれてほすぃ〜 
 アスカガオンリーでエロなしなら、それ専用のとこがあるからそこに投下するほうがいいと思う。
401黄昏の…:05/02/03 13:04:32 ID:PNxvbfux
この真冬に海水浴の話…ブルブル。
時間がないんで短めの投下ですた。
ガンダムXは海編があったから水着OKだったけどデス種は…。
402名無しさん@ピンキー:05/02/03 13:56:55 ID:IdQMSRQp
黄昏の…氏、GJです!
シンとルナのさわやかコンビがめちゃイイッ
続き、待ってます〜
403名無しさん@ピンキー:05/02/03 16:15:23 ID:KafCJpKH
種死エピソード0

場末の酒場で安っすい歌姫として働くミーア・キャンベル
両親の借金のカタにフーゾクに売り飛ばされるところを、
「大好きな歌を唄わせて欲しい」というミーアのたっての願いでこちらに廻されて来た。
だが実際はソープで泡姫になるのと、さして変わらぬ生活を送っている。
表向きは酒場に来た客にピアノの演奏に合わせて歌を披露する仕事だが、
客が追加のチップを払えば店の2階に上がっていきミーア自身が相手をしなければならない。
ラクス・クラインとそっくりな顔立ちにいやらしい表情を浮かべ、
ラクス・クラインと聞きまごう程の同じ声で喘ぎ、
そして何よりも、ラクスより遥かに発育した抱き心地の良い身体を
客は好きなだけ貪る事ができるのだ。
一人の客が果てると入れ替わり立ち替わり客が押し寄せ、
次々とミーアの中に己の性欲の証たる精液を吐き出していく。
ミーアを待つ男達の行列は部屋の外から階下まで続き、
歌姫とは名ばかりで本業の歌を唄えない日がざらであった。
コーディネイターの下層階級に属するむくつけき醜悪な男たちが、
今日もミーアを買いに店にやって来る。
この生活はデュランダルが偶然にミーアを拾うまで続く・・・

一応プロットのみなんですがここにいる神様でもし興が乗りましたら、
エロ小説なりエロ同人なりにして下さい。
404名無しさん@ピンキー:05/02/03 16:41:07 ID:loruKIZk
たしか、ファーストのララァとかVのマリアなんかそういう境遇から這い上がってきた人なんだよね。
405名無しさん@ピンキー:05/02/03 18:15:23 ID:/Y5TvOoy
>>404
マリアはしらんかった
ミーアは顔は整形っぽい
406名無しさん@ピンキー:05/02/03 18:25:14 ID:mvlolbnl
皆様グッジョブ〜
407名無しさん@ピンキー :05/02/03 18:37:06 ID:6RN5VH/q
ミーアたんはピンクザクでネタキャラ確定だ・・・・・
(´・ω・`)ショボーン
408名無しさん@ピンキー:05/02/03 18:47:49 ID:DWhvz5ju
>>403
つーかそれなら自分で書いてくださいよ。「ああエロパロのあのレスをパクったんだな」と
この世の中の誰かに思われるのは辛すぎる。
409名無しさん@ピンキー:05/02/03 19:10:40 ID:Z4c2tStt
>>黄昏氏
ちりばめられたネタがいつもいいタイミングで使われてるところがグッジョブだといつも思いますw
410名無しさん@ピンキー:05/02/03 19:20:54 ID:sSStcBnH
>>404
それ発想の元ネタです。
ララァって確か娼館でシャアに拾われたんだったよなぁ、と
>>408
スマン、俺に人を(;´Д`)ハァハァ させられるだけの文章力があったら
自分で膨らませて書き上げたかったのだが、
ここに投下されてる神や職人衆の文章見ると自分がまだまだであると思いプロットだけ置いてしまいました。
いつの日かのために精進しておきます。
411名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:13:06 ID:dW1Xsyrv
いつか
シンカガSSこないかなぁ ワクワク"8(^∇^8)(8^∇^)8"ワクワク
412名無しさん@ピンキー:05/02/03 20:28:47 ID:wpX4GQDS
>黄昏の…様
過ぎ去った青春時代を思い出しました。
冬だけどOK!ハートは常夏ですから♪

>403様
よいプロットだと思います。
アスランに会えた時のミーアのあの笑顔の裏には
こんな悲しい体験が…(涙

400様
レスありがとうございます。
時間が迫ってたけど、二人はあのまま帰宅なんかしてません、実は。
エロ妄想能力を上げてエロ場面執筆に挑戦します!
413名無しさん@ピンキー:05/02/03 21:07:36 ID:2rDJ7LoH
>>390-391は無視か?
414名無しさん@ピンキー:05/02/03 21:38:26 ID:EITNNeZ1
コピペだし
415名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:42:06 ID:u1++Bk8m
>>146

無邪気なステラと困惑しているオクレに萌え(*´Д`)ハァハァ
416名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:43:28 ID:u1++Bk8m
誤爆スマソ、すれ違いどころか板違いだ
417ブラウニー投下開始:05/02/04 01:16:38 ID:KowA2/bi
ピンクザクはミーアのコンサートグッズだと信じていたい今日この頃、
スレではプチアスラン祭りですね。
便乗して自分もアスルナ投下します。

カプ被りは嫌な方もいらっしゃると思いますが、ハイネがミネルバに
着任すると投下の機会を失いそうなので、見逃してくださいませ。
418ブラウニー1/13:05/02/04 01:18:36 ID:KowA2/bi
【戦士の溜息 前編】

 ミネルバに着任してから、アスランは溜息をつくことが多くなっていた。
 デュランダル議長に突然フェイスに任命され、前触れもなくここに来た自分に、周囲の
目は冷たい。・・・正確には、冷たいと言うより、どう接していいか解らないようだ。
ザフトのトップエリートであり、指揮権をも持つ彼を、他の乗務員は遠巻きに見ている。
 もともとアスラン自身も、それほど親しみの持てる性格ではない。融通の利かない自分の
性格がこんなときは恨めしく思える。既にできあがっているミネルバの人の和の中に、
自分から入っていかなければと解ってはいるのだが、それはアスランの得意分野とは
言えなかった。
 ―――同じくフェイスに任命された艦長はともかくとして、副長とアスランはどっちが
    上官になるんだ?
 ―――チーフパイロットは今までどおり、レイなの?それとも・・・やっぱり、フェイスの
    あいつ?
 他の乗務員が、そんな風に自分を噂しているのは知っている。みんな戸惑っているのだ。
これではチームワークにも乱れが出て当然だ。ましてや、アスランの方が心を開ける相手など、
ここにはいない。
 アスランは、ふとクルーゼ隊の頃が懐かしくなった。
 自分をライバル視していたイザーク。放っておいても、向こうから突っかかって来た。
どうしてそんなに負けず嫌いなんだと思いながらも、競う相手としての彼がいたからこそ、
孤独を感じなかった。
 ディアッカには自分の真面目さをよくからかわれたが、それで場の空気が和むことも
多かったように思う。こちらも気を遣う必要のない気楽な関係と言えたかもしれない。
 年下のニコルは面倒を見てあげなければならない・・・と最初は思っていた。しかし気が
つけば、アスランが悩んでいるときに然り気なくサポートしてくれるのは、ニコルだった。
 後輩思いのミゲルや、ムードメーカーのラスティ。アカデミーでの成績はアスランがトップ
だったとは言え、実力は伯仲していた。自分だけが浮いているなどどは思わずに済んでいた
あの頃。
 比べても仕方がないとは解っていたが、急に年をとってしまったかのように、昔が懐かしい。
419ブラウニー2/13:05/02/04 01:20:03 ID:KowA2/bi
 今は、あの頃とは違う。
 仕事以外のことで自分に話しかけてくるような相手はいない。
 最も打ち解けなければならないシンとは微妙な空気が流れているし、レイは無口過ぎて
―――自分も決して饒舌な方ではないが、レイはそれ以上だ―――何を考えているかよく
解らない。任務に忠実でザフトへの忠誠心も厚い彼は、アスランに対して不満があったと
しても、立場を弁えて本心を表しそうにもなかった。
 ・・・いや、1人だけ、いたか。自分に話しかけてくる奴が。
 ルナマリア・ホーク。赤ザクの女性パイロット。

 ルナマリアは好奇心が旺盛なタイプだ。新し物好きで、知識欲もある。最新鋭の機体である
セイバーに興味津々で、アスランが整備のために格納庫を訪れると、いつの間にか後ろを
ついて来ている。
 ザクのパーソナルカラーを赤にするくらいだ。赤いガンダムに乗ってみたいのかもしれない。
 それは今日も同じだった。
 アスランが格納庫に入っていくと、彼が気づくより先にルナマリアの方が気づいて、声を
かけてきた。
「ああ、アスランさん!遅いですよ、何やってたんですか?」
「いや・・・まぁ、いろいろと、ね。」
 格納庫に来る前に、アスランにはいろいろと目を通しておくべきものがあった。フェイスで
ある自分が、いつまでも世界情勢について曖昧な知識でいるわけにはいかない。各地の状勢、
基地の保有する戦力、紛争地域の把握にニュースのチェック、本部から次々に届く報告書の
確認―――やるべきことはいろいろある。早く追いつきたいという焦りもあって、真面目な
アスランは昨日もあまり、寝ていなかった。
420ブラウニー3/13:05/02/04 01:21:15 ID:KowA2/bi
 アスランがセイバーの方に歩いていくと、案の定、ルナマリアが後からついてくる。
「・・・君は、ザクの整備は終わったのか?」
 アスランは歩きながら、ルナマリアの方を振り返って尋ねた。ルナマリアはいつものように
明るく答えた。
「そんなのとっくに終わらせましたよ。」
「じゃあ次の仕事があるだろ?何で俺の後をついてくる?」
「後学のため、ですよ。見学させてください。」
「いつもと同じ事をしてるだけだよ。もう何度も見ただろ?」
「いいじゃないですかぁ。後輩を指導するのもフェイスの仕事のうち、じゃないんですか?」
 アスランは諦めたように溜息をついた。セイバーの前にあるリフトに乗ると、ルナマリアも
遅れずに乗ってきた。
 上昇するリフトの上で、アスランはルナマリアの服装をチラリと見やった。
「君は・・・その制服、何とかならないのか?」
「ええ?ダメですか?かわいいと思うんだけど・・・」
「そういうことじゃなくて。軍人として、そのぅ・・・スカートが短すぎるんじゃないかと
思うんだが。」
 アスランの声が聞こえたのか、セイバーのコクピットでデータを取っていたヨウランは、
彼の方を睨んだ。
(あの野郎、余計なこと言うんじゃねぇよ!!)
 折角のルナマリアの太股が見られなくなったらどうするんだ、と、ミネルバの全男性
乗務員の気持ちを代弁するかのように、ヨウランはアスランに念を送った。もちろん
アスランは気づかない。
421ブラウニー4/13:05/02/04 01:22:38 ID:KowA2/bi
 ルナマリアは一瞬、はぁ?という顔をしたが、すぐ笑い出した。
「大丈夫ですよ。ちゃんとアンダースコート履いてますから。ほら。」
 この無頓着な赤い髪の女性パイロットは、そう言うとスカートをめくって中をチラリと
見せた。白いレースがアスランの目の中に飛び込んでくる。
 アスランは真っ赤になり、思わず大声を出した。
「バッ、バカ!そんなものを見せる奴があるかっ!」
「そんなものぉ?そんなものって、何なんですかぁ?!」
 ルナマリアがアスランに怒鳴り返した瞬間、リフトが止まり―――。
 ヨウランの笑い声があたりに響いた。
 アスランとルナマリアが驚いてセイバーのコクピットを覗くと、ヨウランは目尻に涙が
滲むほど大笑いしている。ひとしきり笑ったあと、彼はアスランに言った。
「み、見直しましたよ、アスランさん。結構、いい仕事しますね。」
「な、何が?」
 ヨウランの言う意味が解らなくて、アスランは動揺した。ヨウランは笑いすぎて苦しそうに
言った。
「あんた、ムッツリスケベって奴?それとも、天然っすか、今の?」
「き、君は何を言ってるんだ?」
 アスランはまた、赤くなりながら言った。自分は、ルナマリアを誘導してスカートを
捲らせたわけじゃないぞ!
「とにかく、いいもの見せてもらったってことで・・・ご馳走様でした。」
 ヨウランはそれだけ言うと、コクピットから出てきた。アスランは溜息をついて、彼と
入れ替わりにコクピットの中に入る。
 格納庫に来てからまだ10分と経っていないのに、もう2回目の溜息だ。ミネルバを
降りるまでに、後いったい何回溜息をつくことになるのだろう。
422ブラウニー5/13:05/02/04 01:23:49 ID:KowA2/bi
 セイバーの整備を終えたアスランは、射撃場に向かった。フェイスといえども訓練規定は
ある。どこまでも真面目なアスランは、「誰も注意する者などいないのだから、サボって
睡眠時間を確保した方がいい」という考えが思いつかない。
「・・・君は、どこまでついてくるつもりだ?」
 アスランはもう振り返るのも面倒臭い、と言うように、前を向いたまま言った。
「あたしだって訓練規定あるんですよ。一緒にやりましょう?」
 ルナマリアの声が後ろから追いかけてくる。
「前のときはちゃんと教えてもらえなかったし。あたしの変な癖、直してもらえませんか?」
「練習しろよ。」
「してますよ。でも、直らないんだもん。あんなに下手じゃ、命に関わるかもしれませんよ
ねぇ?いいのかなぁ?」
 アスランは3度目の溜息をついた。どうあってもルナマリアを言葉でやりこめるのは無理な
ようだ。
 常識と非常識が喧嘩をすれば、非常識が勝つに決まっている。
 射撃場にはレイとシンがいた。
 シンは、アスランとルナマリアが入って来たのに気づくと、銃とスコープを置いて出て
いこうとした。その様子を見て、レイも後に続く。
「あれ?2人はもう、おしまい?」
 ルナマリアが声をかけても、シンは答えない。横目でジロリとアスランを睨み、そのまま
行ってしまう。
 もともとシンより無口なレイは、アスランに敬礼をして、やはり無言のまま出ていった。
 アスランは、4度めの溜息をついた。
423ブラウニー6/13:05/02/04 01:24:58 ID:KowA2/bi
 ルナマリアと並んで、アスランは射撃訓練を開始した。
 成績はいつもどおりだが、やはり寝不足が響くのか、目が疲れやすい。常に体調万全の
状態で戦えるわけではないのだから、疲れていてもそれなりの成績を出せるように訓練
しなければならないのだが。
 いったんスコープを外し、眉間を軽くマッサージしながら、アスランは隣のスペースに
入っているルナマリアを見た。相変わらず、手首を捻る悪い癖が直っていない。
「・・・本当に直す気があるのか?」
「ありますよ!意欲はあるけど、腕がついてこないだけです。」
 ルナマリアは手を休め、アスランの方を向いて不平を言った。
「そんなこと言うくらいなら、ちゃんとアドバイスしてくださいよ。どうすればいいん
ですか?」
「手首を捻らないように、ちゃんと固定しろよ。構え方を変えた方がいいんじゃないか?」
「構え方って・・・」
「例えば、こうとか。」
 アスランはルナマリアの斜め後ろに立って、構えの見本を見せた。
「両手で銃を持つんじゃなく、左手で右手首を固定して、動かないように。・・・やって
みろ。」
「こう、ですか?」
「もう少し足を開いて、的に対して真っ直ぐ立って。腕が下がってるぞ。」
「そんな、いっぺんに言われても・・・」
「だから、こうだよ。」
 アスランは銃を置き、ルナマリアの背後に回ると、肩越しに腕を伸ばしてルナマリアの
手を掴んだ。
 ルナマリアよりアスランの方がリーチが長い。一回り体格が上の男に、ルナマリアの体は
すっぽり包まれた。思ったより広いアスランの胸が背中にあたって、ルナマリアの心臓が
ドクンと高鳴る。
424ブラウニー7/13:05/02/04 01:25:56 ID:KowA2/bi
 スコープの中でルナマリアの顔が赤くなったが、教え始めると熱心になってしまう
アスランは、それには気づかない。
「ちゃんと的を見て、しっかり構えろ。ちょっとこのまま撃ってみて。」
「ええ?!」
「この構えなら当たる筈だ。いいから撃ってみろよ。」
 高鳴る鼓動を抑えながら、ルナマリアは的を見据えた。意識を集中し、引き金を引く。
 弾は、見事に的の中心を撃ち抜いた。
「ほら、当たっただろ。この構えをしっかり頭に叩き込んで・・・」
 言いかけて、アスランはルナマリアの耳が真っ赤になっているのに気づいた。
 自分たちがどんな体勢になっているのか漸く気づいたアスランは、慌ててルナマリアから
離れた。少し間を置いて、彼の顔も赤くなる。
 ルナマリアは銃を的に向けたまま、何も言わない。いつもならルナマリアのおしゃべりに
悩まされているアスランだが、今は沈黙の方が耐えられなかった。
「・・・忘れないうちに、続けて撃ってみろよ。」
「・・・ハイ。」
 アスランの言葉に、ルナマリアは珍しくしおらしい返事を返した。
 5度目の溜息をついたアスランは、自分のスペースに戻ってスコープをつけ、気まずさを
振り払うように訓練を再開した。
425ブラウニー8/13:05/02/04 01:27:01 ID:KowA2/bi
 ミネルバの食堂で、アスランは遅めの昼食をとっていた。
 今日も彼の周りには誰も座っていない。1人で食事をすることなど何とも思っては
いなかったが、周りのテーブルが皆、複数の人間で埋まっているのに自分のテーブルには
誰もいない、というのは、少々堪える。今日は時間帯がずれているためか、食堂にいる
人影もまばらで、アスランにはかえって気楽だった。
 突然、自分の目の前の席に誰かが座ったので、アスランは驚いて相手を見据えた。
 ヨウランがニヤニヤしながらこっちを見ている。ウェイターが注文を取りに来たのを、
彼は「いや、俺はいいよ」と言って追い返した。どうやら食事をしに来たわけではない
らしい。
 それではいったい何の用だろう。予想がつかなくて、アスランはヨウランの顔をぼーっと
眺めた。
「・・・あんたでも、そんな間抜け面するんですね。」
 ずけずけと言われてアスランはさらにぽかんとした。何なんだ、いったい。昨日までと
随分違うじゃないか。・・・何があった?原因は何だ?
 アスランの戸惑いに構わず、ヨウランはポケットから何かを取り出し、テーブルの上に
置いた。
「お近づきの印です。どうぞ。」
 アスランはテーブルの上に置かれたものを訝しげに見た。どうやら写真らしい。表側が
下になるように、伏せてある。
 また1つ溜息をついたアスランは、コーヒーを飲みながらその写真をひっくり返した。
426ブラウニー9/13:05/02/04 01:28:44 ID:KowA2/bi
 写っているものを見た瞬間、アスランは凄い勢いでコーヒーを吹いた。
 それは、見間違いようのないルナマリアのパンチラ写真だった。―――正確に言えば、
写っているのはアンダースコートだが。
 ゲホンゲホンと噎せているアスランを、ヨウランは面白そうに眺めた。
「あんたのおかげで撮れたんだから、もらう権利、あるでしょ?」
 それじゃ、あのときに撮影していたのか?
「・・・カメラは・・・どこに・・・」
 まだ治まらない咳と戦いながら、アスランは聞いた。
「整備士の使うパソコンにはカメラくらいついてますよ。俺だって一応、コーディネイター
なんですよ?あんなシャッターチャンス、無駄にできますかって。」
 ヨウランはそう言うと、アスランに向かってウィンクした。
 コーディネイターの能力は、そんなことに使うためにあるんじゃない、と言いたかったが、
咳がひどくてそんなに長い台詞は言えなかった。
 アスランが絶句しているうちに、ヨウランは席を立った。
「じゃ、これからも協力お願いしますよ、アスランさん。」
 食堂を出ていくヨウランの背中を、アスランは恨めしそうに見送った。
 確かに、他の乗務員と打ち解けたいと思っていた。特に整備士とパイロットは密接な
関係がある。ヨウランと親しく口をきけるのは、歓迎すべき展開だ。
 だが、俺はこんな話題で『お近づき』になりたかったわけじゃないぞ。きっかけとしては、
最悪だ。
 だいたい、どうするんだ、この写真。
 既にヨウランの姿はそこにはなかったが、アスランは食堂の入り口を凝視したままだった。
7度目の溜息をつく。
427ブラウニー10/13:05/02/04 01:29:47 ID:KowA2/bi
 そこに不意に、ルナマリアが入って来たので、アスランの息が止まった。考えるより早く、
彼はテーブルの上に出しっぱなしになっているルナマリアのパンチラ写真をポケットに
しまった。
「・・・今の、何ですか?」
 動態視力の良さなのか、はたまた女の勘なのか。
 ルナマリアがアスランに詰め寄る。
「・・・ヨウランの忘れ物だよ。」
 嘘ではない。アスランはもらった覚えがないのだから。
 しかしその答えはやぶ蛇だったようだ。
「ヨウラン〜〜〜?あいつ、また隠し撮りしたなぁ?見せてください!」
 ルナマリアがアスランのポケットから写真を取り出そうと、襲ってくる。
「バカ、よせって・・・やめないか、ルナマリア!」
「見せてくださいってば!あいつ、今度は何したんですか?写ってるのは、誰?!」
 言えるわけがない。
「それは君には関係な・・・う、わぁっ!!」
 ルナマリアの執拗な攻撃に、アスランは―――。
 椅子ごとひっくり返って、後頭部を床にぶつけた。
「きゃっ!・・・ア、アスランさん?!」
 寝不足の続いていたアスランは、割と簡単に、気を失った。
428ブラウニー11/13:05/02/04 01:31:02 ID:KowA2/bi
 「・・・こりゃ、しばらく目、覚まさないんじゃないの?」
「ええ?!」
 ミネルバの軍医に言われて、ルナマリアは思わず大声をあげた。医師にシーッと合図
されて、慌てて口を噤む。
 傍らのベッドには、アスランが寝かされていた。
「そんなに酷い怪我なんですか?」
「いや、大したことはないよ。まぁこぶは出来てると思うけど。」
 ルナマリアの質問に、医師は事も無げに答える。
「え、でもしばらく目が覚めないって・・・」
「睡眠不足だよ。何日か寝てないんじゃないの、彼?」
 そういうことか、と納得して、ルナマリアはアスランの顔を覗き込んだ。じゃあこれは
気絶してるんじゃなくて、寝てるんだ。
「じゃ、起こさない方がいいですね。よろしくお願いします。」
 医師に一礼して、ルナマリアは医務室を出た。
429ブラウニー12/13:05/02/04 01:32:21 ID:KowA2/bi
 医務室の外に出たルナマリアは、そこに揃っている面々の顔を見て驚いた。
 廊下には原因を作ったと思われるヨウラン―――はともかく、シンやレイまでが雁首
揃えていたからだ。
「あいつは?!」
 ルナマリアが何か言うより早く、シンが突っかかるように質問してくる。
「・・・寝てるわよ。」
「はぁ?!寝てるぅ?!」
「睡眠不足だって。怪我は大したことないってさ。」
 その言葉を聞いてシンはあからさまにほっとした顔になった。その顔をルナマリアや
ヨウランに覗き込まれて、慌てて平静を装い、その後「おまえのせいだ」と言わんばかりに
ヨウランを睨む。ヨウランは「俺のせいじゃないよ」と言い返す代わりに、ただ肩を竦めて
見せた。
「あんたたち、心配で待ってたの?」
 ルナマリアの質問に、男共は顔を見合わせた。シンとヨウランは明後日の方を向いてしまう。
ルナマリアは、レイの顔を見た。
「・・・一応な。」
 言葉少なにレイが答える。
「へええ〜〜〜?あの人のこと、嫌いなんじゃなかったのぉ?」
 ルナマリアが悪戯っぽい笑みを浮かべてシンに顔を近づけると、彼は赤くなってルナマリアの
肩を押しのけた。
「別に嫌ってなんかねぇよ!ただ・・・その・・・」
「ただ?」
「―――どうしていいか解んないだろ!急に来るから、さ・・・」
 それだけ言って、シンはまたそっぽを向いた。
430ブラウニー13/13:05/02/04 01:33:25 ID:KowA2/bi
「ま、いきなりザフトのトップエリート、それも元最高評議会議長の息子が来ちゃあな。」
 ヨウランがシンに助け船を出す。
「雲の上のお人との付き合い方なんて、解んなくて当たり前だろ。・・・案外普通の人だった
みたいだけど。」
 そこまで言って思い出し笑いをし始めたヨウランは、ルナマリアがこっちを睨んでいるのに
気づいて顔を引き締めた。
「レイは?」
 ルナマリアに水を向けられて、レイは微かに眉を動かした。それはクールな彼が見せる
「驚いた」という僅かな合図だ。
「俺は、いつもと同じにしているだけだが。」
 レイの言葉に、他の3人は溜息をついた。そうだ。レイは元々こういう奴だった。自分
だってレイに会ったばかりの頃は、嫌われてるとか避けられてるとかうるさがられてるとか、
よく誤解していたじゃないか。おそらく今は、アスランが同じ事を思っているに違いない。
 ―――いや、アスランがそう思っているのは、レイに対してだけ、だろうか。
 自分たち全員に嫌われてるとか避けられてるとか、思っているのではないだろうか。
 4人は、何となく顔を見合わせ、それから一斉に医務室のドアを見た。

つづく
431ブラウニー投下終了:05/02/04 01:36:56 ID:KowA2/bi
投下前におことわりするのを忘れていましたが、エロは後編まで
待ってください…すみません。次回は後編です。

次の土曜にはようやく新連合とネオの会話が…会話が…
このままだと懐古厨になってしまいそうです…頼むよ本編。
432名無しさん@ピンキー:05/02/04 01:58:13 ID:7x81ksK8
ブラウニー氏キター!! 
うおぉ続き楽しみにしてます。 エロじゃないのに、射撃場のシーンめちゃ興奮(*´д`*)ハァハァ 
433名無しさん@ピンキー:05/02/04 08:16:27 ID:8LGfOM2Y
コーディネイターの能力をあんなコトに使ったヨウランに拍手!
コーヒー吹きました。
GJ!
434名無しさん@ピンキー:05/02/04 08:42:38 ID:GPqC696T
gj!
アスルナ楽しみにしてます!
435612:05/02/04 19:18:10 ID:XtIv4xPz
いろんなGJが飛び交って良いですね!
そんな中に小生の駄文を入れてしまうことをお許し下さい…
マイナー中のマイナーですが広い心で読み飛ばしてください
きっとミゲカガなんて書いているのは日本全国探しても我らしかいまい…orz


というわけでミゲル×カガリ〜ファースト・コンタクト〜を投下します
436612:05/02/04 19:19:02 ID:XtIv4xPz
ふと目を開けると、そこは真っ白な天井と、風に揺られるカーテンがあった。
窓からはさわやかな風が吹き、そっとミゲルの髪を撫でていく。
初夏のそれは新緑のにおいを運んでくる。
(ここはどこだ?プラント…じゃない、よな。)
人工の風しか吹かぬあそこでは、こんなに柔らかい風などない。
そう考えれば地球というのが自然だろう。
(チクショウ…よりにもよって地球かよ。)
自分は確かヘリオポリスでの作戦に参加していた。そして後輩の支援をして、ジンで出撃して…
ああそうだ、新型のMSに斬られたのだ。
それからの記憶がない。恐らく救助されたのだろうか。
いま自分がいる場所がザフトの勢力下かどうかも解らない。
痛む首を叱咤しながら辺りを見回す。電子カレンダーは作戦実行日から一週間も過ぎた日をあらわしてい
る。
(ウッソだろー…?仮にもコーディネイターなのに一週間も寝過ごしたってのかよ。)
チっと舌打ちをすると、不意に頭上から声をかけられた。
「起きたのか?」
(!?)
人の気配は無かった。いや、気づかなかっただけなのか?
ドアの開く音もしなかったので、ずっとその人物はいたことになる。
「おい、大丈夫か?」
瞬間、視界いっぱいに広がる金色のひかり。
きれいな金髪が蛍光灯の光を透き通らせている。顔は逆光で見えないが、声からして少年なのだろう。
「お……ぁ……、」
喉がカラカラでうまく言葉を発せられない。
どうしようかと思っていると、ふと唇が潤う感触がした。彼がしてくれたのだ。
それを舌で舐め取ると、また同じことを繰り返される。
そうしてどうにか喉を湿らせると、ミゲルはようやく言葉を発することが出来た。
437612:05/02/04 19:20:08 ID:XtIv4xPz
「お前は?ここはどこだ?」
「ここはオーブ。私はお前を助けたうちの一人だ。」
「オーブ……。」
「仲間はみな逃げた。ヘリオポリスにいたのはお前だけ。にしてもよく生きてたなぁ、」
けらけらと笑いながら言われ、ミゲル自身そう思った。悪運が強いとはこういうことか。
「とにかくさ、もうほとんど怪我も治ってるし、あとはリハビリだけだって、」
「……帰る。」
「それは出来ない。終戦まではここにいてもらう。一応ザフト兵でも国外に出すことは出来ないんだ。」
納得出来ない。しかし理解する頭脳はあるので、仕方ないかと溜息をついた。
それにしても、今後どうしようか。
コクピットを斬られて負った傷はかなりのものだろうが、それも数週間で治るだろうとは医師の判断。
「とりあえず、自然を堪能しても良いよな。」
翌日、動けるようになったミゲルは点滴をガラゴロと移動させながら庭に向かった。
総合病院なので沢山のひとがいる。
パジャマ姿の子どもたちは、どこが悪いのかと思うほど元気に遊び、老人はベンチに座りながらそれを微
笑みながら見ている。
プラントでは老人と言われるほど加齢したひとも少なければ、ティーンにもならない子どもも珍しい。
今まで身をおいていた無機質な艦内とは打って変わった風景に、ミゲルは心が和んでいくような気がした

「あ、いたいた。」
突然声をかけられ、肩をポンと叩かれる。振向いた先にいたのは、金髪の少年だった。
声で、昨日いた人物だと悟る。気づけば姿を消していた彼は、にっこりと笑って小さな花束を渡した。
少女趣味でもなく、元気が出るような色合いのそれは、ミゲルの趣味に合ったものだった。
「もう動けるのか?」
「あぁ、なんとか。ちょっと辛いけど。」
「だろうなぁ。でも良かったよ、元気になって。」
そして彼はまた微笑む。それがあまりにも綺麗で、ミゲルは思わず赤面してしまった。
しかし少年は気づかず、むしろ日光負けしたのかと訊いてくる。
「ちょっと紫外線強いし、お前慣れてないだろ?こういうの。あんまり日に当たると体に良くないよ。」
「そうなのか?じゃもう戻ろうかな。」
438612:05/02/04 19:21:44 ID:XtIv4xPz
実際地面に反射する光の強さに目がチカチカしていたので、大人しく病室に戻る。
窓を開ければ子どもたちの歓声が風に乗ってやってくる。
良い時間だと思う。
忘れていたやすらかさを思い出す。
「そういえばお前、名前は?」
まだ少年の名前を知らないことに気づいたミゲルは、なんとなく訊ねた。すると彼もなんとなくの口調で
大変なことを返した。
「カガリ。カガリ・ユラ・アスハだ。」
「……………カガリ・ユラ・アスハ!?」
オーブ首長連合国代表主張の一人娘で、次期代表と謳われている少女。蜜色の髪、琥珀の瞳、そして活発
な性格とプラントではラクス・クライン並にアイドル視されている。
それが目の前にいて、しかも少年だと思っていて……。
「まさか、私のこと男だなんて思っていたわけじゃないよな?」
「ままままままさか!」
図星を突かれて慌てて否定するも、声は裏返ってしまい、逆効果になってしまった。
しかしカガリはフゥと溜息をついただけで、それ以上言ってはこなかった。
「それにしても、一国の次期代表が何でこんなところにいるんだ?」
「その次期代表っていうの、やめてくれ。私はただの『カガリ』だ。」
ウンザリした表情の中の、哀しそうな顔にミゲルは気づく。立場がある者ゆえの表情だ。
「じゃ、カガリ。呼び捨てにしても?」
「え…、うん。」
さっと頬に走った朱が彼女をより女性らしくする。
あぁ、なぜ自分は彼女を少年だと思ったのだろう。こんなにも少女らしいのに。
腰つきも肩の細さも大きな琥珀も、桜色のくちびるも。
ふとミゲルは、自分の頭の中が真っ白になるのを感じた。
寝台の隅に座っていたカガリを抱き寄せ、何か言う前に自分の唇で彼女のそれを塞ぐ。
「んぐ…っ、むぅう!」
439612:05/02/04 19:22:34 ID:XtIv4xPz
ぐいぐいと胸を押し返そうとしてくるが、怪我人ということで手加減でもしているのだろうか。生憎胴体
はパイロットスーツと防護板で守られていたのでかすり傷くらいしかないというのに。
ドサっと少々手荒に押し倒し、その反動で開いた唇に侵入する。途端にびくんと反応する彼女。
唇を合わせたまま服を脱がしていく。いやいやと暴れる四肢を押さえつけ、流れる涙を舐めとる。
「なん、で……、」
「君が可愛いからだよ。」
そう、可愛すぎる。まるで太陽のように笑う君が、とても魅力的なんだ。
露になった首筋に唇を押し付け、痛いほど吸い上げる。くっきりとついた紅色の華は次々と踊りだす。
抵抗がないのを良いことに、ミゲルはあっという間に彼女を生まれたままの姿にしてしまった。
よく引き締まった肉体に思わず喉が鳴る。穢れを知らないというのはこのことだろうか。
そっと未成熟な乳房を揉み上げる。
「ヒ…!」
強張る体にキスを降らせながら乳首を舐め上げると、信じられないほど甘い声が漏れた。
「気持ち良いんだ?」
「そんな、こと…!」
しかし唇を噛み締める様は快感に耐えていることを証明している。
次にミゲルは手をカガリの割れ目に伸ばした。まだ潤いがないそこはキツく閉じられている。
「い、やだ!!」
「大丈夫、痛くしないからさ、」
ひょいと足を高く持ち上げ、眼前にきたそれに舌を這わせる。
「ひゃぁ!ヤメ…!」
覆われたままの肉芽を転がし、襞をかき分けて舌を差し込む。感じている声が可愛くて、もっと奥までね
じ込む。
「あぁあ、っんん…、」
おそらく初めてだろう快楽に戸惑っているカガリを見て、ミゲルはさっきまでとは違う愛らしさを感じて
いた。心の底から愛しいと思う。
そういえば、抱き合ってしまえば互いがどうしようもなく大事に思うようになると聞いた。今まで抱いて
きた通りすがりの女性たちにはそんなことはなかったのに。
それほどまでにカガリが魅力的なのだろうか。
440612:05/02/04 19:23:14 ID:XtIv4xPz
ミゲルは思考をそこまでにし、ほぐれてきたそこに指を優しく挿入した。
「痛っ、な、何!?」
「指だよ。よく広げておかないと痛いのは君だからな、」
「…イヤ!」
何がいやなのか、もうカガリにも解らなくなっていた。
話し始めて一日しか経たない男に清純を奪われることが、それともたんに好きでもない男に抱かれるのが

しかしすぐに迫ってきた痛みと快楽に、思考は途切れてしまった。
今はただ、それに耐えるしかない。
往生際の良さが大切だと父が言っていたのを思い出す。
「はぁ、はぁ…、ンっ、あ…、」
呼吸に合わせて出入りする指が増やされる。圧迫感に息苦しさを感じるも、もうどうしようもないほどカ
ガリの体は火照っていた。
いつの間にかあふれ出した蜜をミゲルが舐め取る。その刺激すら大きな波のようで、戦慄く四肢を制御す
ることも忘れてしまった。
「あぁッ、…私、へん…っ!」
「変?…イきたいの?」
「わかんな……、アッ、ぁああああぁあ!!!」
カガリが一際高い声で啼き、ドクンっと熱い愛液が吐き出される。指が強烈に締め付けられるのをどこか
惜しく感じながら、ミゲルは耳元で「イっちゃったんだな。気持ちよかった?」と訊く。
答えようにも荒くなった息を整えるだけで精一杯の少女は、涙目で睨み返した。琥珀の中に強い光が射す


ゾクっと心地よい悪寒が走る。
指を抜き、わざと見せ付けるように舐めると、ズボンの中で張り詰めていたペニスを取り出す。
使い慣らされたそれはグロテスクで、カガリはウっと視線を反らした。
それに苦笑したミゲルは、カガリの足を大きく広げると、潤い解れたそこに自身を当てると、逃げだす間
もなく一気に貫いた。
441612:05/02/04 19:24:23 ID:XtIv4xPz
悲鳴をあげる唇を自分ので塞ぎ、ギチギチと締め付ける秘所を擦り上げる。シーツを硬く握る手に自分の
手を重ね、激しく強く突きあげる。
「ふうううぅ、んんん!!」
涙がとめどなく流れ、彼女の髪を湿らせる。
やがて締め付けがゆるくなり、内部の熱さが感じられるようになればこちらのもの。
唇を離し、耳をねっとりと嬲る。
「ぃやあ…っ、」
「ここはそうでもないぜ?」
グチュっとかき回すように動かせば、どんな音楽にも勝る声が聞こえる。
「あっ、あぁあっ、ぁああ!」
「カガリ、カガリ……っ、」
寝台が悲鳴をあげるのにもかまわず、彼女がイイと感じる場所を突いていく。
限界が近い。
カガリの膣口を何度も突き、絶頂を促すと、やがて強い圧迫感を感じ――…
彼女がイったと同時に、ミゲルもまた熱い飛沫を弾けさせた。






ミゲル・アイマン、婦女暴行の罪で逮捕。
なんてことを考えていたが、カガリがそれをやめさせたようだ。
その代わり自分の傍でボディーガードをすることが条件。
どのみちザフトへの復帰を諦めていたし、カガリにどうしようもないほど惹かれていたので、飛びつくよ
うにそれを承諾した。
キサカという男性がむつくれた表情で持ってきた服に着替え、一応と渡されたサングラスをかける。黄昏
の魔弾と称され、そこそこ顔も知れているからだ。
白の軍服に着替えたカガリを視界に入れながら、ミゲルの新しい生活が始まる。
442612:05/02/04 19:26:19 ID:XtIv4xPz
終了です
ミゲカガ?ありえねーという方はすみませんでした

ちなみに脳内設定ではアレックス=ミゲルです
どこまでもありえない設定ですみませんでした…
443名無しさん@ピンキー:05/02/04 19:34:05 ID:8LGfOM2Y
すごいです!
ありえないなんてありえない!!
(他の作品の言葉ですが敢えて使います)
どんどん引き込まれましたよ!!!
GJ!
444名無しさん@ピンキー:05/02/04 21:03:16 ID:JFlRw2rX
>>442
グジョーブ
続き楽しみにしてますな
445名無しさん@ピンキー:05/02/04 21:08:48 ID:Ybqg04+u
>612氏
うぉぉミゲカガ、新世界開けました。GJ!!
446名無しさん@ピンキー:05/02/04 21:21:03 ID:qziwkL9a
この後砂漠に渡ってキラと共闘したり、島でアスランと戦ったりするんだろうか。
楽しみだなぁミゲカガw
447名無しさん@ピンキー:05/02/04 21:39:00 ID:yYeF9fZ7
ありえないのに萌えてしまいますた
448名無しさん@ピンキー:05/02/04 22:34:51 ID:FLgu8Xsg
奇抜(?)なカプもスゲ―良いなあ
GJ!
449RX-93:05/02/05 00:50:22 ID:h+XzgXZi
日頃、沢山の職人さんに楽しませてもらっているので私も一発投下しようかと。
初めて、書くのでつたない文章ですが…。
ちなみに、カプはシン×メイリンで。(なかなか無いので)
450RX-93:05/02/05 01:30:50 ID:h+XzgXZi
 <星が流れる夜に>
「お兄ちゃん、こっちだよ〜早く早く!」
「こら〜待てって、マユ〜」
夕暮れの中、砂浜で戯れる二人。それを見守る両親…。
それは、シンにとってとても幸せな時間であった。が、急に周りの風景が一変する…
 バキュー、ドッガーン、バラバラ・・・・。
何時の間にか、あの忌まわしきオーブからの脱出にかわる・・・・。
目の前で、肉親が木っ端微塵にされ、血の海が広がる。
「お兄ちゃん、助けてよ、マユ苦しいよぉ〜」
そんな声が、何処からともなく聞こえる…。
「どうしてマユがっ。どうして・・・」
はっ、として目を覚ます。すでに、着ていたシャツはぐっしょりと濡れ、顔は脂汗で滲んでいた。
「はぁはぁ、くそっ。また同じ夢か…」
ベッド脇にある時計を見る。今日は、夜勤の日である。交代までは、ゆうに二時間近くあるが、もう仮眠を取れるような気分では無い。
重い体をベッドから降ろし、汗だらけの体を気にしながらシャワー室に向かう。
シャワーを浴びながら、ふと今日はアスランさんと一緒だったなとぼんやりと思い出す。
そして、シャワー室から出て、いつもの赤の軍服を着て身なりを整える。
「たまには、襟元をきちんと閉めないとな・・」
部屋を後にし、食堂に向かう。夜勤の前に何か食べておきたかったからというのもあるが、今のこの気分を紛らわせたいと感じたからだ。
451RX-93:05/02/05 02:15:04 ID:h+XzgXZi
シンが、時間的なものもあってか食堂に入るとまったくと言っていいほど人が居なかった。
しかし、奥の席で談笑する三人が見えた。ルナマリア、レイ、そしてアスランである。
カウンターでメニューを注文し三人の席に向かう。
「それで、シンがね〜・・・・。」
ルナマリアがシンに気づく。それに、続いてアスラン、レイもシンの方を見る。三人とも少し驚いているようだ。
「シン、まだかなり早いのでは?」と、レイが聞く。
「仮眠を取ったんだけど、お腹が減っちゃってさ〜」と答えるが無論嘘である。さっきの夢を悟られたくなかった。
「顔色が悪いけど大丈夫?」ルナマリアが聞く。
「あ、きっと気のせいだって。それよりアスランさんも早いですね?」
「まあね。艦長と今後の作戦について話し合ってて、一段落ついたから、ここにいるのさ」とアスランが言う。
「いいんですか?仮眠を取らなくても。しんどくなりますよ?」
「もう、慣れてしまったよ。逆に仮眠を取ると疲れるみたいだしな」
シンは、ここのあたりもベテランパイロットは違うなと感じる。
そうした話をしているうちに、食事のトレーがきた。シンが食べ始めるのと同じくして、他の三人が食べ終わる。
「じゃあ、夜勤頑張ってね」とルナマリアとレイが席を立つ。
「先に、ブリーフィングルームに行っているから」とアスランも席を立って行ってしまった。
だだ広いだけの食堂は、とうとうシンだけになった。
「まあ、静かなことに越したことは無いよな…」
そのとき、カウンターで聞きなれた声がした。メイリンである。
「コーヒーください!う〜と濃いやつね」いつも通り元気だなと、シンはおもった。
メイリンは、シンを見るとそのまま、シンの席の前に座った。
「おはよ、シン。あっ、どっちかって言うとこんばんはだね♪」
「ああ…。メイリンは今日、夜勤だったけ?」
「副長と交代したんだ〜なんか、体調悪いんですって」
「情けないなぁ〜まったく」
メイリンの頼んだコーヒーがテーブルに置かれ、そのあと二人は他愛も無い世間話で時間を潰した。
しかし、コーヒーも残りすくないなった時メイリンが唐突に切り出したのである。
‘私のこと、シンはどう思ってるの?’
452RX-93:05/02/05 02:18:43 ID:h+XzgXZi
というわけで、次回に続きます…。
つたない文章ですんません。もしよかったら期待してください m(_ _)m
453名無しさん@ピンキー:05/02/05 03:26:13 ID:dYBDjoPC
起きててよかったー♪
もちろん期待してますよ。
454ブラウニー投下開始:05/02/05 07:21:50 ID:ka+WcGdC
放送日期待投下。アスルナ後編投下します。
他の職人さんのすぐ後でゴメンナサイ。
最近盛況なので、タイミングが難しいっす。

レスくださった方、ありがとうございます。燃料注入させていただいてます。
455ブラウニー1/16:05/02/05 07:23:17 ID:ka+WcGdC
【戦士の溜息 後編】

 ルナマリア達4人がそんな会話をしているとは露知らず、アスランは眠り続けて
いたが―――。
 真夜中になって、漸く目を覚ました。
 一瞬自分が何処にいるのか解らなかったが、周囲に目を走らせ、すぐに医務室だと
気づいた。同時に食堂でひっくり返ったことを思い出す。それではあのまま運ばれて
・・・眠ってしまったのか、俺は。
 午後の仕事がまるまる残っていることに気づいて、アスランは8度目の―――いや、
もう日付は変わっている。今日1度目の溜息をつきながらベッドの上で身を起こした
彼は、足下の辺りで誰かが蹲っているのに気づいて、ぎょっとした。
 ベッドにもたれかかるようにして、ルナマリアがそこで寝ていた。
 アスランは2度目の溜息をついた。気持ちは有り難いが、あれでは疲れがとれない
だろう。彼女だって明日も仕事があると言うのに。しかも今は戦時下だ。
 ベッドをそっと降りたアスランは、サイドテーブルに乗せてあった自分の制服を
手早く身につけた。足音を立てないように気をつけて、ルナマリアに近寄る。さて、
どうするべきかな。起こして部屋に戻すのがいいか、それともここのベッドに寝かせて
やった方がいいか・・・?
 アスランが考えているうちに、ルナマリアは肩をぶるっと震わせ―――寝ぼけ眼を
擦りながらゆっくりと起きあがった。
「さっむ〜・・・い・・・。あれ、アスランさん、起きてたんですか?」
「・・・君は、ここで何をやってるんだ?」
 アスランは呆れて聞いた。
456ブラウニー2/16:05/02/05 07:24:14 ID:ka+WcGdC
「きちんと睡眠をとるのも軍人の務めだと思うが?」
「寝不足で倒れた人に言われたくないんですけど?」
 ルナマリアに言い返されて、アスランは3度目の溜息をついた。どうやったらこの
生意気な後輩を素直にさせることができるんだろう。
「また溜息ついてるぅ。よくありませんよ、そういうの。幸せが逃げちゃう、って言う
でしょ?」
 ルナマリアは立ち上がると、アスランの眉間に寄せられている皺を指でぐりぐりと
押した。アスランは驚いて身を引いた。その頬が少し赤くなったのに気づいて、
ルナマリアはクスクスと笑った。
「案外純情なんですねぇ。」
「―――いいから、部屋に戻って寝ろよ。俺ももう戻るから。」
「そんなこと言って、部屋でまた、仕事するつもりでしょ?寝なくちゃダメですよ。」
 図星をつかれてアスランは一瞬黙り、また溜息をついた。
「あ〜、ほらまた溜息ついてる。」
「・・・部屋に戻れよ。」
「・・・戻りたくないんですよ。いや、戻れないっていうか・・・」
 急にルナマリアの言葉が曖昧になったので、アスランは彼女の顔を見た。
 ルナマリアは少しの間、暗い顔をしていたが、アスランがこっちを見ているのに
気づいて、困ったように笑った。
457ブラウニー3/16:05/02/05 07:25:20 ID:ka+WcGdC
 本当はだいぶ前に部屋にはいったん戻ったのだ。ルナマリアにも、明日に備えて睡眠を
しっかりとらなければならないことは解っている。アスランの怪我は大したことはないし、
寝る前にちょっと医務室を覗きに来ただけで、徹夜で看病しようと思っていたわけではない。
 しかし部屋に戻ってみると、そこには既に、彼女が部屋に入れないような雰囲気が
できあがってしまっていた。同室のメイリンが誰かを連れ込んでいることが、すぐに
解ったのだ。
 自動ドアの間に、ミネルバ備え付けのガウンの裾が挟まっている。そのために出来た
隙間から中の光が漏れ、メイリンと男の声が聞こえてくる。
「・・・いやぁ、そんなとこ、くすぐったい・・・」
「いいだろ。もう、じらすなよ。」
「やだ、ドアに挟まってる。それに―――電気、消して?」
 妹の甘えたような声のあと、中から漏れていた光が消え、ガウンの裾が引っぱり込まれた。
ドアがぴたりと閉まり、中からロックされた音がする。
 その後は何も見えず―――何も聞こえなかった。
 行き場を失ったルナマリアは、何となく医務室に戻って来てしまったのだった。

 俯いて黙り込んでしまったルナマリアを、アスランは心配そうに見つめた。事情は解らない
が、聞いて欲しくもなさそうだ。
「・・・じゃあ、君はここで寝たら?俺は部屋に戻るから。」
 顔を上げたルナマリアは、いつもの調子に戻っていた。
「ええ〜?ここでぇ〜〜〜?医務室のベッドってスプリング固いでしょ?眠れるかなぁ・・・」
 贅沢を言うルナマリアに、アスランはまた溜息をついた。
「解ったよ。・・・ついて来い。」
458ブラウニー4/16:05/02/05 07:26:27 ID:ka+WcGdC
 初めて入るアスランの部屋を、ルナマリアは興味津々に眺め回した。
 フェイスであり、後からミネルバに着任したアスランには個室が与えられていた。彼の
性格を反映してか、仕事に関係ないものは殆ど見当たらない。服やタオルが散らかっている
こともなく、雑誌など暇つぶしに使うようなものも見える範囲には一つもなかった。息が
詰まらないのかしら、と思いながら、ルナマリアはアスランの机の上に目を走らせた。
 きちんと片づけられたその部屋の中で、机の上だけは唯一、散らかっていた。書類や本が
乱雑に積み上げられ、いかにも「仕事が終わっていない」という雰囲気だ。
 一方、アスランは自分のベッドを整えていた。普段から清潔にするよう心がけているつもり
だが、シーツや枕カバーは交換した方がいいだろうか。一昨日の朝に交換したばかりで、
まだ一晩しか使っていないが、女性を寝かせるからには・・・。
 ルナマリアに聞いた方が早いか、と振り返ったアスランは、彼女が自分の机の上の書類を
手に持っているのに気づいて、慌ててそれを取り上げた。
「何してるんだ、君は!人の机の上のものを・・・勝手に!」
「ええ?見られちゃ困るものを出しっぱなしにしないでくださいよ。」
 また反論されて、アスランは言葉を詰まらせた。
 ―――自分の部屋を訪ねて来る者はいない。だから大丈夫だと思ったんだ。
 そんなことは、言えるわけがない。
「・・・例えそうでも、見るべきじゃないことは、解る筈だぞ。」
 辛うじて、アスランはそう言った。フェイスである彼の元には、一般兵が見ることの
できない情報も寄せられている。ルナマリアが見ていたものが大した書類ではないことを
確認して、彼はまた溜息をついた。
 急いで机の上のものをまとめながら、アスランはルナマリアに言った。
「シーツは、交換した方がいいのか?」
「・・・えっ?」
 ルナマリアの頭の中に彼女自身の心音が響いた。忽ち顔が赤く染まる。
459ブラウニー5/16:05/02/05 07:27:38 ID:ka+WcGdC
 背を向けているアスランは、それには気づかず、言葉を続けた。
「俺が使ったベッドじゃ、気持ち悪いと言うなら交換するが?まぁ遠慮なく使えよ。俺は
医務室で寝るから。」
 そう言いながらも、アスランは医務室で処理できる仕事の分別に余念がない。昨日の
うちにやっておかなければならなかったものを選んで、書類をまとめる。
「ここのベッドなら、君の部屋のものと同じだろ?医務室のベッドよりはましだと・・・」
 急に背中に柔らかいものが押しつけられて、アスランは言葉を途切れさせた。それが
ルナマリアの胸だと解り、彼の手から書類がバサリと落ちる。
 ルナマリアは、背後からアスランに抱きついていた。

 アスランが冷静さを取り戻すのに、少々時間がかかった。彼は溜息をつきながら、前を
向いたままルナマリアに言った。
「これは、何の冗談だ?」
 背中で、ルナマリアがぴくり、と動く。
「また俺をからかってるのか?いい加減にしろよ。」
 アスランは自分の胸に回されているルナマリアの腕を掴んで引き降ろすと、振り向いて
ルナマリアの顔を見た―――そして、驚いて黙り込んだ。
 いつも明るい勝ち気な女性パイロットは、眼にいっぱい涙をためて、アスランを恨めし
そうに見上げていた。
「・・・あなた、純情なんじゃなくて、鈍感だったんですね。それに、案外デリカシーが
ない。知らずに人を傷つけるタイプでしょう?だからみんなと仲良くなれないのよ。」
 ルナマリアの言葉に、アスランは少なからず傷ついた。結構図星だ。特に、最後の言葉は。
460ブラウニー6/16:05/02/05 07:29:14 ID:ka+WcGdC
「こ、こんな時間に男の人の部屋で、からかうために抱きついたりなんて・・・あたし、
そんな女じゃありません!」
「・・・悪かった。」
 言い返す言葉もなくて、アスランはとりあえず謝ったが、ルナマリアの怒りはそんなこと
では治まらない。
「どうせあたしは、女としての魅力はありませんよ。男になんか負けないって、いつも
張り合って来たから、向こうも女扱いしなかったし?あたしだってそんな扱いごめんだし?
女として見られない方が変な手加減されないんだったら、その方が良かったし?男に媚び
売って、ちやほやされて得意になるような女になんかなりたくなかったし?・・・でも、
だからって・・・」
 ルナマリアの言葉は、次第にアスランには意味不明なものになっていた。彼女の脳裏に
自分とは全く考え方の違う妹の姿が浮かんでいることなど、アスランには知る由もない。
「からかってるなんて思われるくらいなら、好みじゃないって言われた方がマシです!
自分がかわいくないことなんて、重々承知してますから!そう言えばいいじゃないですか?
そしたらもう、近づきませんよ、あなたには!」
 それだけ怒鳴って、ルナマリアは部屋を出て行こうとした。ここを出て行っても自室には
戻れないことなど、もう頭にはなかった。
 アスランは、そのルナマリアの腕を咄嗟に掴んだ。
 何故引き止めたのか、理由はすぐには思い浮かばない。考えるより先に体が動いて、
アスランはルナマリアを抱き締めた。
461ブラウニー7/16:05/02/05 07:30:38 ID:ka+WcGdC
 もう近づかない、とルナマリアは言った。
 ルナマリアが近づいて来なかったら?
 自分はこの艦で、完全に孤立してしまう。
 嫌だ。―――1人は、嫌だ。
 ・・・カガリは、キラと一緒だろうか。アークエンジェルに浚われたのなら、ラクスや
ラミアス艦長、バルトフェルド隊長とも一緒に?
 何故、自分はそこにいないのだろう。
 何故、自分だけがここに、1人で―――?

 アスランは、すぐに自分を取り戻した。慌てて手を緩め、ルナマリアの体を解放する。
 ルナマリアはひどく驚いた顔をしていた。その顔が、心配そうな表情に変わる。
 彼女の表情の変化で、アスランは自分がどんな顔をしているか悟った。
 きっと迷子の子供のような顔をしている。自分の知っている人に2度と会えないのでは
ないか。誰も迎えに来てくれないのではないか。そんなことを考えているときの顔だ。
 それとも、風邪をひいて1人、部屋で寝かされているとき?忙しい両親は側についている
ことができなくて、子供の頃から物わかりの良かったアスランは、いつも「1人で大丈夫」
と強がってしまっていた。使用人が目を離した隙に熱が上がっても、誰も呼ぶことが出来ず、
このまま死んでしまうんじゃないか、なんて考えていた、子供の頃の自分―――。
 ルナマリアの顔が近づいてくる。唇に、彼女の柔らかさを感じる。
 「いい子にして待っていてね、アスラン。すぐに帰ってくるから」―――母はいつもそう
言って、額にキスしてくれた。
 その母も、もういない。どこにも、いない・・・。
462ブラウニー8/16:05/02/05 07:31:55 ID:ka+WcGdC
 服を着たままベッドの上に横たわって、ルナマリアは自分の上にあるアスランの顔を
見上げた。
 キスの後、アスランの方からベッドに押し倒してきた。しかし、彼は何もしない。
心細そうな顔をしたまま、ルナマリアをただ、見つめている。
 今のアスランがちょっと、どうかしていることはルナマリアにも解った。いつもの
アスランではない―――いつもの彼なら、決してしないだろう。自分とこんなことは。
 それでもいい、とルナマリアは思った。自分を見失うほど、疲れていて寂しかったの
なら、私が慰めてあげる。その相手に自分を選んでくれただけでいいと思う。
 ルナマリアはアスランの頬に、指先でそっと触れた。どちらからともなく顔を近づけて、
もう一度キスをする。
 思いがけずアスランから情熱的な大人のキスをされて、ルナマリアの躰が僅かに震えた。
アスランの舌が閉じた唇をなぞると、吐息が漏れてすぐに隙間が空いた。それを逃さず舌が
奧まで差し込まれて、歯の裏側に触れてくる。
(やっ・・・そんなとこ・・・誰も触ったことないのにっ・・・)
 逃げたい、と頭の隅で思った。思いとは裏腹に、手はしがみつくように、アスランの
肩のあたりを掴む。
「・・・んっ」
 ルナマリアは思わず声を漏らした。アスランの唇が離れた瞬間、開いた口からどちらの
ものとも解らない唾液が一筋、流れ落ちた。
 その雫をアスランの指で拭われて、ルナマリアは赤くなった。アスランの顔を見られなくて、
顔を横に向ける。その間にもアスランの手は素早く動いて、ルナマリアの軍服の前を解き、
アンダーシャツの裾をスカートから引き抜いていく。
「あっ・・・」
 シャツの下から滑り込んだ掌に、ブラジャーの上から胸を掴まれて、ルナマリアは小さく
喘いだ。
 ルナマリアがつけているブラジャーは1/2カップだ。乳房の上半分は直接、アスランの
指に触れられている。その指先の熱さに、ルナマリアの心臓は跳ね上がった。
463ブラウニー9/16:05/02/05 07:33:13 ID:ka+WcGdC
 鼓動の速さが伝わったのか、アスランが微笑んだ。そのまま、ブラジャーの上から
ゆっくりと、乳房全体を包むように揉んでくる。
「んん・・・っ」
 弱い刺激がもどかしくて、ルナマリアは身を捩った。もっと強い刺激が欲しいと思って
しまっている自分が、何だか恥ずかしかった。何を考えているかなんて、アスランには
解らない筈なのに―――。
 ルナマリアのそんな考えを否定するように、アスランは言った。
「こんなんじゃ・・・物足りない?」
 ルナマリアの顔が忽ち紅潮した。
「ど、どうして解ったんですか?」
 正直に口にしてしまって、さらに赤くなる。ルナマリアは自分の性格を呪った。アスランは
クスクス笑い出している。
 ルナマリアの問いに答える代わりに、アスランはブラジャーの上から指を差し入れて、
ルナマリアの乳首に直接触れた。
「あ、ああっ・・・」
 ブラジャーの中で、小さな突起が膨らみ始めていた。見えなくても、その場所は簡単に
見つけだされてしまう。人差し指と中指で挟まれて擦られると、頂点が高く勃ち上がり、
敏感になっていく。
「んっ・・・く・・・っ」
 たまらなくなって、ルナマリアは自ら軍服の上着を脱ぎ捨てた。アンダーシャツを乱暴に
かなぐり捨て、ブラジャーのホックを外す。アスランはいったん愛撫の手を止め、ルナマリアが
上半身を晒すのを見守っていた。
 ルナマリアの手が伸びてきて、アスランの軍服の襟を緩める。今度は彼の服を脱がせる
つもりのようだ。
 アスランは自分の服をルナマリアに任せ、彼女のスカートのファスナーに手をかけた。
スカートを脱がせ、膝の裏に手を入れて足を曲げさせると、タイツをはぎ取る。
 どちらが早く脱がせられるかを競うように、2人は相手の服を次々に床に投げ捨てた。
464ブラウニー10/16:05/02/05 07:34:28 ID:ka+WcGdC
 お互いに裸になると、アスランはもう一度ルナマリアの唇に口づけた。次に顎の先端に
軽くキスをし、首筋に舌を這わせ、徐々に下に降りていく。ルナマリアのうなじに手を回すと、
短く揃えられた後ろ髪の先が心地よい。
「ふ・・・っ、あん・・・」
 もう一方の手で、さっきとは違う方の乳房に触れる。ルナマリアの乳房はアスランの手に
丁度良く馴染むくらいで、大きすぎることも小さすぎることもない。掌の中央に固くなりつつ
ある乳首の感触を感じながら、指全体で押し潰すようにすると、弾力のある肌がぶるっと震えた。
「や、優しくしてください・・・!」
 鎖骨の辺りに口づけていたアスランは、ルナマリアの言葉に少し驚いて顔を上げた。
「何・・・そんなに強くはしてないつもりだけど。」
「そうじゃなくて・・・あたし・・・」
「・・・もしかして、初めて?」
「違います!・・・一応、経験はあるけど・・・でも、そんなにはないって言うか・・・」
 しどろもどろに言い訳するルナマリアを、アスランは微笑んでじっと見つめた。姉御肌で、
普段は強気にしているが、どうやらこちらの経験は心細いらしい。アスランとは初めてな
訳だし、何をされるか不安になったのかもしれない。まさかこんなことになるとは思って
いなかっただろうし・・・それはこっちも同じだが。
「―――純情なのは、どっちだよ・・・」
 呟きながら、アスランは片足をルナマリアの両足の間に差し込んで、固く閉じられていた
膝を割った。
「あ・・・!」
 ルナマリアは反射的に足を閉じようとしたが、すでにアスランの逞しい太股が割り込んで
いて、それはできない。アスランの手がすぐ伸びてきてルナマリアの内股を掴み、外側に
広げさせる。抵抗しようと力を入れても、内股に触れた手が柔らかい肉をさわさわと
撫でてきて、ルナマリアはかくりと全身の力が抜けていくのを感じた。
465ブラウニー11/16:05/02/05 07:35:40 ID:ka+WcGdC
 アスランの指が、両足の中央に入ってくる。乾いた溝に、そっと触れてくる。
「んっ、やぁっ・・・そこは・・・!」
 恥ずかしさにルナマリアは身を竦めた。開いていない秘裂を溶き解すように、アスランの
指は徐々に力を増しながら、前後に動いている。やがて入り口が僅かに開き、指を受け入れる
くらいの隙間ができると、すぐさまそれは中に入ってきた。
「ぁああっ・・・あ、んっ・・・」
 ルナマリアの背中が、バネのように弾んだ。竦めていた躰を、今度は逆に精一杯伸ばす
ようにして喉を反らす。アスランの指が動くのに従って、秘裂がどんどん開き、蜜が滲み
出し、体温が上がっていくのが解る。
 差し込まれている指の数が増えたのを感じて、ルナマリアは思わず息を詰めた。アスランの
器用な指が彼女の中をくるくると探り、一番感じる場所に、遂にたどり着いた。
「んああっ、イヤッ・・・あぁあん、や、あぁ・・・っ!」
 今まで味わったことのない感覚にルナマリアは大きな嬌声をあげた。自分がこんな声を
出していることが信じられない。アスランの指先がリズミカルに折れ曲がる度に、嫌らしい
音が聞こえる。それくらい、濡れてしまっていた。
「・・・っぁああっ・・・んっ・・・あああぁ・・・ん・・・」
 少し長めの声を上げた後、ルナマリアは自分の中から熱い液体が溢れたのを感じた。それを
合図にアスランの指が抜かれ、もっと固くて大きなものが侵入してくる。ルナマリアは弛緩
していた躰を硬直させた。奧まで貫こうと進んで来ていたものが、途中で止まる。
「ルナマリア・・・力、抜いて・・・」
 耳元で囁かれても、ルナマリアは答えない。聞こえているのかいないのか、激しく息を
つきながら言葉にならない声を漏らすだけだ。
「あっ・・・あぁ・・・はっ・・・」
「力を抜くんだ。聞こえてるのか?」
「やっ・・・無理・・・」
「しょうがないな・・・」
 アスランは、腰を引いて入りかけたものを少し抜いた。安心したのか油断したのか、
ルナマリアの躰からふっ、と力が抜けた。
466ブラウニー12/16:05/02/05 07:36:47 ID:ka+WcGdC
 その隙を逃さず、アスランは自身を根元まで、一気にルナマリアの中に押し進めた。
「あああっ!やっ・・・ぁあん!」
 ルナマリアは一際大きな声を上げ、アスランの両肩に手を突っ張って抵抗する素振りを
見せたが―――。
 すぐに両手両足をアスランの躰に絡みつかせ、全身でしがみついて来た。
「ルナマリア・・・!」
「あっ、ああんっ・・・は・・・っ!・・・んんんっ!」
 ルナマリアは、無我夢中でアスランの背中を両手でまさぐった。自分の内壁がひくひくと
蠢いて、何かを求めているのが解る。愛液が次々に溢れ出してくる。狭い場所いっぱいに
アスラン自身が広がっているため行き場を失ったものが、隙間を探して躰の外に溢れ、
シーツを濡らしていく。
「や、優しくするって言ったのに・・・うそつきぃ・・・ああっ・・・」
 快感が大きすぎてしゃべるのは辛かったが、ルナマリアは何とかそれだけ、言った。
「そんな約束はしていないぞ。」
 アスランの返事が聞こえ、その言葉どおり、相手は腰を大きく動かし始めた。
「・・・ぁあ、っあっ・・・!くはっ・・・あああ、あ、あぁん・・・っ!」
 強い刺激に、優しくするつもりはないと解ったが、何故か怖くはなかった。それどころか、
思いきり抱いて欲しいとまで思ってしまう。何をされてもいい。この人になら・・・。
 ルナマリアは女の悦びを感じ、その渦の中に思いきり飛び込んだ。
467ブラウニー13/16:05/02/05 07:37:53 ID:ka+WcGdC
 アスランの腕を枕にしながら、ルナマリアはぼんやりしていた。
 大人しくなってしまったルナマリアを、アスランはちょっと心配そうに見つめた。目は
閉じられていないので眠ってはいないようだが、心ここにあらず、という風情で身動き
一つしない。傷つけてしまっただろうか。
 そっと髪を撫でると、ルナマリアが不意に顔を上げて真っ直ぐ視線をぶつけてきた。
「どうした?」
 精一杯優しく聞いてみる。ルナマリアは何か言いかけたが、思い直したように口を閉じた。
「何だよ・・・?」
 もう一度問いかけると、ルナマリアはにこっと微笑んだ。
「何でもありません。ただ、こういうの『春の夜の夢』って言うのかなぁ、って・・・」
「春の夜の・・・夢?」
「すぐに覚める、儚いものの例えだって・・・昔、何かで読んだんです。古い・・・
日本の歌、だったかな・・・?」
 小さな声で呟きながらルナマリアは俯き、アスランの胸に頭を摺り寄せて来た。腕枕に
している方の手でルナマリアの頭を、もう一方の手で肩を抱き寄せながら、アスランは
その赤い髪にそっと口づけた。
 春の夜の夢。すぐに覚めてしまう、儚い夢。それは移ろいやすい男心も意味した歌だった。
 アスランの心が自分にはないことを知っている。優しくされても、それは今だけのことだ。
 それでもいい、とルナマリアは思った。辛いときに自分を必要としてくれるなら。この
部屋を出て行こうとしたときに自分の腕を掴んだ、あのときのアスランの強い力は、本物
だったと信じられるから。
 近づかないと言った自分を引き止めたのは、彼の方だ。
(こんな風に求められるなら、女扱いも悪くないかな・・・?)
 何だかとても、アスランに甘えたい。どうやって甘えたらいいのかよく解らないが、
それはおいおい考えよう。
 初めて心から甘えたい相手、甘えることを許してくれそうな相手を見つけてルナマリアは
満足げに微笑み、静かに目を閉じた。
 一晩部屋に帰らなかった自分がどこにいたのか、次の日にはミネルバ中で噂になって
しまうことを、まだルナマリアは知らない。
468ブラウニー14/16:05/02/05 07:39:09 ID:ka+WcGdC
 格納庫で、いきなりシンから売店のビニール袋を押しつけられて、アスランは目を丸く
した。中を覗き込むと、ジュース、パン、菓子類といった普通の『差し入れ』っぽいものに
混じって、ビタミン剤やら滋養強壮剤やら睡眠改善薬やらまでが紛れ込んでいる。
「・・・これ、俺に?」
 当たり前の質問をするアスランに、シンは呆れて言った。
「俺がフェイスのあんたに、これを誰かに届けてくれ、なんてお使い頼むと思ってるん
ですか?他に言うことがあるでしょう、こういうときは。」
「あ、ああ・・・すまない・・・」
「・・・そんな返事じゃ0点ですよ。」
「え?」
 聞き返しても、シンはもう答えない。不満そうな顔をしたまま行ってしまう。
 入れ替わりにヨウランがやってきた。
 そういえばルナマリアのパンチラ写真を返していなかった、と制服のポケットをごそごそ
探っているアスランに、ヨウランは真面目な顔で言った。
「セイバーの整備用チェックリストのことなんですけど。」
 仕事の話を切り出されて、アスランは写真を探すのをやめた。
「ああ、武装や変形機構は独自のものを作る必要があったな。今日の午後にはリストを
提出するから・・・」
「昨日とったセイバーのデータを元に、俺の方で作り直してみたんですけど、見てもらえ
ますか?」
 アスランに最後まで言わせないで、ヨウランはプリントアウトしたリストを差し出した。
アスランは驚きを隠せない顔で、ヨウランから書類を受け取った。
「あ、ああ・・・じゃあ、今日の整備でこれを使ってみて―――」
「機体との付け合わせは俺の方でしておきました。一応、整備主任のエイブスさんにも
内容は見てもらっています。修正が必要なら俺に言ってください。再整備もやっときます
んで。」
 それだけ言うと、ヨウランは敬礼してまわれ右をした。
「あ、写真は・・・」
 言いかけたアスランは、今度はレイが自分の方に近づいて来るのに気づいて、口を噤んだ。
469ブラウニー15/16:05/02/05 07:40:44 ID:ka+WcGdC
「すみません。パイロットの模擬戦の訓練内容とスケジュールの割り振りの件でご相談
したいのですが、お時間はよろしいでしょうか?」
 レイの隙のない口振りに、アスランは答えに詰まった。それも、素案を昨日中に自分が
作る筈だったのに、手をつけていない。パイロットとして新しくアスランが加わったために、
既存のものを修正する必要があったのだ。
「その件なんだが、実はまだ・・・」
「僭越とは思いましたが、私の方で仮日程を組んで過去の訓練内容に当てはめてみました。
セイバーについては解る範囲で、ですが。」
 ヨウランと同じく、レイまでがアスランに最後まで言わせず、書類を差し出してくる。気の
せいか、ヨウランより遮るのが早い。アスランは書類を受け取って、ざっと内容に目を走らせた。
「問題があるようでしたら、見直して再提出します。」
「・・・その必要はなさそう、だな。完璧だよ。」
「恐れ入ります。」
「・・・今日は、いったい何なんだ?」
 アスランはつい、レイに疑問をぶつけた。無口なレイに聞くのは人選ミスかもしれないが、
他の人間のように、話の途中で行ってしまったりはしないだろう。
「何のことでしょうか?」
 案の定、立ち去りはしないが短くて冷静な答えが返ってくる。
「みんな、昨日までと明らかに態度が違ってるだろう、俺に対して。シンは差し入れを
持ってくるし、君とヨウランは俺の仕事を先回りして片づけている。どういうことなんだ?」
「上官の体調が悪いときには、それくらいの気遣いは皆、するのが普通だと思いますが。」
 レイの答えは淡々としていたが、その内容にアスランは驚いた。みんなが自分に、気を
遣っている?
 アスランは、急に自分が情けなくなった。着任早々、追いつこうとして焦ったあげく、
迷惑をかけてしまったということか。
「そうか・・・うん。すまなかった。」
「失礼ですが、その答えは適切ではないと思います。」
 思いがけないことを言われて、アスランはレイの顔をじっと見つめながら言った。
470ブラウニー16/16:05/02/05 07:42:09 ID:ka+WcGdC
「シンにもそう言われたよ。俺、何か間違ってるか?」
「・・・本当に解らないんですか?」
 アスランは、少し考えた。今まで自分の上官だった人達は、こういうとき、どう答えて
いただろう。自分が部下の立場だったときは、何と言われるのが一番嬉しかった?
「・・・ありがとう。」
 若干の不安を感じながら、アスランがレイにそう言うと、レイは滅多に見せない笑顔を
浮かべた。目を見開いて驚いているアスランに敬礼してまわれ右をすると、レイはさっさと
仕事に戻って行ってしまった。
 レイの後ろ姿を見送りながら、アスランは自分の考え方を少し改めた方がいいな、と
思った。部下と言うのは、面倒を見なければならない相手、というわけではないらしい。
自分を補佐し、助けてくれる存在でもある。何でも自分で背負おうとするのは、彼らに
対して失礼なことなのかもしれない。
 そんなことにも気づいていなかったのか、と苦笑しながら、アスランは溜息をついた。
「・・・また溜息ついてる。」
 背後から聞き慣れた声がして、アスランは振り向いた。
 ルナマリアはいつもどおりにアスランをからかおうとして近づいてきたが、おや、と
いう顔をした。
「何だか、今日はいつもと違いますね。」
「・・・どこが?」
「溜息ついてるのに、嬉しそう。」
 ルナマリアに指摘されてアスランは、一瞬「そうかな?」という顔をしたが、すぐ微笑んで
見せた。その暖かな表情に、ルナマリアの胸はキュンと高鳴り、何だか幸せな気持ちになった。
 ミネルバに来てから、アスランがこんな打ち解けた表情を見せたのは初めてのような気がする。
 それを見たのが自分であることが、ルナマリアは何だかとても、嬉しかった。

おしまい
471ブラウニー投下終了:05/02/05 07:44:08 ID:ka+WcGdC
メイリンのお相手は誰だったのでしょう。
続くなこれは…メイリン編に…これがホントの姉妹作?
472名無しさん@ピンキー:05/02/05 08:20:40 ID:dYBDjoPC
夜更かしの眠気も吹き飛ぶ熱さと
彼等の優しさにじーんと…
GJ!
473名無しさん@ピンキー:05/02/05 09:43:29 ID:lQ/wkH8P
ルナが可愛くてさっぱりしてていいですね。
さりげない他クルーもいい感じ。
メイリン編期待しています。
474名無しさん@ピンキー:05/02/05 11:09:54 ID:pXmTSx3L
にぎわって良いなあ
職人さま方グッゾブ!
475黄昏の…:05/02/05 18:25:49 ID:q1TbGhZB
二度もぶった!
親父にもぶたれたことないのに!
476黄昏の…:05/02/05 18:26:47 ID:q1TbGhZB
ごめん、誤爆。
477名無しさん@ピンキー:05/02/05 20:33:01 ID:lbGpB1B1
オクステ キボンヌ
478名無しさん@ピンキー:05/02/05 20:49:01 ID:gi3jK8ka
虎マリュだれか書いてくれないかなあ。
479名無しさん@ピンキー:05/02/05 20:52:12 ID:xvfknhwA
キラステとか
480名無しさん@ピンキー:05/02/05 20:58:18 ID:/tD8EFgp
何となくキラステも見たいが、せめてステラくらい主役?に譲ってやれ。


つまり、アスステ(ry
481名無しさん@ピンキー:05/02/05 21:04:04 ID:r+eHvuLd
今日のステラを見てると相手が誰でも犯罪のような気がしてきた。
子供すぎるだろ、あれは。
482名無しさん@ピンキー:05/02/05 21:09:50 ID:jQQRPzSR
新シャアで密かに盛り上がっている
ステスティ希望
483ルナシン:05/02/05 21:47:49 ID:X+LyL+g7
もしもシンが童貞だったら
〜シンの筆下ろし篇〜


「シン…いないのー?シン…」
プルルルルル……
ルナマリアは部屋のベルを鳴らしてみるが、一向に返事は無い
「……いないか…」
せっかくオーブへの上陸許可が下りたというのに、シンは何処へ行ってしまったのか
ルナマリアは部屋を離れ、トボトボと歩き始める
シンを探そうと思うが、特に宛ては無かった
(…どーしよっかな…)
メイリン達は既に出掛けてしまった
シンを誘えないとなると、せっかくの計画が…準備もしてきたのに
せっかくの自由時間がもったいない
などと考えながら、ルナマリアはただ真っ直ぐ通路を進んでいると、向こうから足音が聞こえる
「…シン…」
やってきたのはシンであった
思わぬところで探し人に出会い、ルナマリアは笑顔混じりで話しかける
「もう、何処行ってたのよ…あのね、上陸許可が…」
「知ってるよ…」
シンは素っ気無い態度ですれ違うと、そのまま独りで歩いていってしまう
「ちょ…ちょっとぉ無視しないでよぉ…」
ルナマリアは慌ててシンを追いかけた
シンは自分の部屋(レイの部屋でもあるが)に向かって歩いていく
ルナマリアはタタッと小走りで追いつくと、シンの斜め後方をついて行った
「…ねぇ…元気ないね…」
「……」
オーブに着いてからというもの、ずっと不機嫌なシン
ルナマリアが話しかけても、無視して歩いていく
部屋にはすぐに着いた シンが扉を開ける
484ルナシン:05/02/05 21:48:59 ID:X+LyL+g7
「…何か用?…」
シンに次いでルナマリアも部屋に入ってきたので、シンは憮然とした態度で振り返った
「いや…シン、何か最近変じゃない?だから、お姉さんが癒してあげようかなーって…」
「何だよソレ…」
シンはまたソッポを向いてしまった
「俺のことはほっといてよ それに、ルナは確かに年上だけど、お姉さんぶられるのは変だ」
そして、シンはルナマリアの存在を無視して上着を脱ぎ始める
「これからシャワー浴びるんだから、出てってよね」
あくまで素っ気無い態度を取るシン
しかし、ルナマリアはその程度ではまったくへこたれない
「まぁまぁ…そんなつれないこと言わないで、これでも飲んで元気出してよ」
ルナマリアはそう言って、ポケットからドリンク剤を取り出すと、
シンの手に無理矢理握らせた
「さぁ、それ飲んでココに座りなさい!さぁ!」
勝手にシンのベッドに座り、傍らをポンポンと叩く
「さぁさぁ!」
「あーーーもう!」
ルナマリアがどーにも諦めそうに無かったので、シンは憮然としながらも横に座った
「さぁ!グイッとやっちゃって!」
しつこく詰め寄るルナマリア
「わかったよ!飲んでやるから、満足したら帰ってね」
シンは仕方なく瓶の口を自分の口に当てて、瓶を傾けていく
「ささ…一気に…えいっ!!」
ルナマリアは瓶の底を持つと、一息に傾けて、強引に飲ませた
「ウワッ!!ゲホッ!なにこれ、苦っ!」
かなり壮絶な味と、無理矢理流し込まれたことで噎せ返るシン
「まぁまぁ…苦い薬ほど良く効くのよ」
ルナマリアは一向に構わない様子で、シンの背中をさすっていた
「で?どう…効いてる?元気出てきた?」
「どうって…べつに…」

485ルナシン:05/02/05 21:49:40 ID:X+LyL+g7
「おかしいなぁ…即効性って書いてあったのに…」
「即効性?」
「いいいえぇえ…何でもないの…ハハハ…」
どうにもルナマリアの態度がおかしい
一方で、シンの様子も段々おかしくなってきた
(あれ?…なんだこれ…)
シンは自分の体内に違和感を感じていた
体が熱い カッカする それになんだかむず痒い
背中に触れるルナマリアの手をいつも以上に敏感に感じる
いや、ルナマリア自身を変に意識してしまう
「どうしたの?」
シンは横に座るルナマリアを見る
その座っている太股に、チラチラと目が行ってしまう
「……ルナ…何だか…好い匂い…」
体がムラムラするシン、自分が思わず口走った言葉もよくわかっていない
ルナマリアを見ているだけで、下腹部が熱くなってくる
「えっ?どうしたの?ねぇ?ちょっと、痛い」
ルナマリアの声にハッと我に返るシン
知らぬ間に、ルナマリアの両肩を掴んで、押し倒さんばかりに力を入れていた
「うわぁっ!!ゴ、ゴメン!お、俺、シャワー浴びてくるよ!じゃぁね!」
シンは慌てて立ち上がり、バスルームへと走って行った
一方で、残されたルナマリアは妖艶な笑みを浮かべている
「ふふふ…効果てきめん…」
486ルナシン:05/02/05 21:50:23 ID:X+LyL+g7

バスルームに駆け込んだシンは心底焦っていた
裸になってみて、自分の体に驚いてしまう
「うわぁぁ…なんでだ…」
ムスコがギンギンに勃ち上がっている
収まる気配もない
(は…はやく鎮めないと…)
ルナが部屋に来ているというのに、なんということだ
いや、恐らくそのルナマリアが用意したあのドリンクのせいなのだが
そんなこと考えている余裕が無かった
シンはシャワーの音で誤魔化しながら、自分のイチモツを扱き始める
「はぁ…はぁ…」
しかし、焦るほどうまくいかない
(はやく…はやく…)
シンが勤しんでいる中、不意に後ろの扉が開いて、誰かが入ってきた
「ねぇ!シン、背中流してあげる」
背中でルナマリアの声が上がる
「え…ちょっと、やめてよ…」
ヒタヒタと足音が近づいてくる
シンは最早ペニスを擦ることも出来ず、驚きで体が硬直して動けなかった
「あーー!何してんのよ!」
ルナマリアがシンの両肩に手を置いてきた
本当はわかっているくせに、わざとらしくおどけながら覗き込んでくる
「や…来るなよ!出てってよぉ!」
必死で前屈みになりモノを隠すシン
ルナマリアはさらに追い込みを掛けるように、シンの背中に圧し掛かってきた
シンの背中に柔らかいものが二つ押し付けられる
「うわぁっ!ルナ…まさか…」
ビクッとシンの身体が跳ね、ルナマリアから背中を離す
恐る恐る顔をルナマリアの方に振り向かせるシン
怖れていた通り、そこには一糸纏わぬ姿のルナマリアの身体があった
487ルナシン:05/02/05 21:51:46 ID:X+LyL+g7
「えーい!逃がさないんだから!」
ルナマリアはシンの両肩に置いていた手を滑らせて彼の腋の下に持っていき、くすぐってみせた
「あぁ…やめて…やめてよルナぁ…」
シンの手は自らの股間を硬く覆っていたが、くすぐったさに、思わず手が緩む
その隙に、ルナマリアが手を滑り込ませて、シンのペニスを握り込んだ
「やだぁ…こんなに硬くして…いけない子ねぇ…」
いつもと違う、わざとらしい口調で話しかけてくるルナマリア
一方でシンは弱点を握り込まれて、抗う力も無くし、ただ身体を震わせていた
シンの初々しい反応にルナマリアの表情が綻ぶ
「あれ?ひょっとして初めて?」
シンの肩に顔を置いて、ルナマリアが話しかけてくる
シンは無言でウンウンと頷いた
「は…離して…」
恥ずかしい、異性に見られることすら初めてなのに
しかし、ルナマリアは恥ずかしがるシンの様子を楽しむかのように、ペニスを握り込んだ手を上下に動かし

始める
「どうせ、独りでしてたんでしょ?」
ルナマリアの細い指がペニスに絡まってくる
余り気味の皮で包まれたままのカリ首が上下に擦り上げられる
シンのペニスの皮が、ルナマリアの手の動きにあわせてグニグニと形を変えた
「ほら…お姉さんがしてあげるから、出しちゃいなさい…」
段々と動きが速くなってくる
背中に押し付けられる乳房の柔肉が気持ち良い
ルナマリアが手に力を入れるたびに、シンの背中の上で彼女の乳房がプルプルと揺れた
「そんなこと言われても…ああっ!うぅっく…」
ルナマリアがさらにもう片方の手でシンの陰嚢を撫で始めた
シンは段々と内側からこみ上げてくる感覚に、必死で耐えていた
「ほぉら…シンってば、我慢は良くないわよ…」
ルナマリアはさらにペニスを擦り上げる
「さぁ!早く出しなさい!」
488ルナシン:05/02/05 21:53:18 ID:X+LyL+g7
握る力を強め、シンのペニスを扱き上げる
ルナマリアの手の中でシンのペニスはさらに膨れ上がり、はちきれんばかりに張り詰めて行く
もうシンは限界だった
「うぅっ…」
そして、シンが呻き声を一つあげたあと、先端から白い液体が勢いよく飛び出す
ルナマリアの手の平に、シンのペニスが脈打つ響きが伝わってきた
亀頭の先からビュルビュルと続け様に噴出する精液が、バスルームの床に白い吹き溜まりを作って行った
「うぅっ!くっ!あぁっ!」
激しく精を吐き続けるシン
ルナマリアはシンが射精する間もペニスを優しく擦って、彼の射精を促してやった
「はぁ…はぁ…」
ようやく射精を終えたシンは、屈んだまま体を震わせていた
「あーあ…汚れちゃった…綺麗にしなきゃ…ね…」
ルナマリアはそう言って立ち上がった
バスルームのことを言っているのだろうか
初めて異性の前で射精を披露したシンは、恥ずかしさの余り、ルナマリアをまともに見ることが出来なかった
立ち上がったルナマリアの体が自分の横を通り過ぎ、シンの前に回りこむ
その足元には、今吐き出した精液が散乱していた
その白濁液を流してくれるのだろうか
「うわあっ!!」
予想外の刺激にシンは思わず声を上げる
ルナマリアがシンのペニスの亀頭に舌を這わせていた
「じっとしてて…シンのココ…綺麗にしなきゃ…」
シンのペニスの先端の裂け目をルナマリアの舌が穿るように動いていく
そこに溜まっていた精液がルナマリアに舐め取られて、彼女の口の中に消えていく
しかし、精液を舐め取られることよりも、男性器を女性の舌が這い回ること自体が、シンを堪らなく興奮させた
「あれぇ…何でまた大きくなってるのかなー…」
ルナマリアが相変わらずわざとらしく指摘する
舌で刺激されて、シンのペニスは再び勃起していた
「あぁぁ…」
ルナマリアに恥ずかしい姿を全て見られて、シンは顔を覆いたくなった
489ルナシン:05/02/05 21:54:45 ID:X+LyL+g7
「ふふふ…シンったら…まだ剥けてないのね…」
ルナマリアはシンのカリ首に被っている余り気味の皮を指で弄んだ
「剥いてあげる…えいっ!!」
そして、手に力を入れると、一気に皮を下げ降ろし、ピンクの亀頭全体を露出させた
「うあぁ…い、痛い!痛いよ、ルナぁ…」
普段守られている部分を剥き出しにされて、激痛に顔が歪む
しかし、何故かシンはルナマリアを力で跳ね除けることは出来ないのだった
「あぁー…ごめんなさいね…」
ルナマリアはそう言って、剥き出しになったシンのカリ首優しく舐める
こびり付いた恥垢がザラザラとした舌触りを与えた
「ちょっとぉ…シンってば、ちゃんと中まで洗ってる?ちょっと臭うわよ…」
そう言いながらも、しっかりと隅々まで舐め続けるルナマリア
その言葉は、シンを余計やるせない気持ちにさせただけだった
シンのペニスがまたピクリと反応する
「あらあら…もう、しょうがないわねぇ…もう一回ヌいて欲しいの?」
そして、ルナマリアはシンの答えを待たずに、シンのペニスを指で持ち上げると
その裏スジに舌を這わせて行った
「うあぁ…ゾクゾクするぅ…」
裏側を攻められ、シンの背筋に悪寒が走る
ルナマリアが裏スジを舌で往復するたびに、シンの体がピクッピクッと小刻みに震えた
時折、ルナマリアの赤い髪がシンの太股の内側に触れ、くすぐったかった
ピチャピチャと敢えて唾液を含ませた口で音を立てながら舐めていく
さらに、ルナマリアは、シンのペニスの付け根と陰嚢の境目を舌で穿り、集中して同じ場所を責めていった
「うあぁ…」
もはや呻くことしか出来ないシン そのペニスがまた硬度を増していった
「ふぅ…」
ルナマリアは一息ついて、顔を上げる
再び硬くなったシンのペニスは、指で支えなくても充分なほど反りあがっていた
そして、ルナマリアはそのそそり立つ肉棒にに顔を近づけると、口を開け、舌を出した
そのまま指でペニスを摘むと、舌の上に乗せ、スルスルと包み込むように、口の中に滑り込ませてく
「ああっ!そんな…ルナ…口の中なんて…ん…あったかい…」
490ルナシン:05/02/05 21:55:55 ID:X+LyL+g7
初めて入り込む女性の口内
そこは想像以上に暖かく、ペニスに降り注ぐ唾液がなんともむず痒かった
シンのペニスの根本まで口に含んだルナマリアの顔が動き始める
唾液をタップリ含ませた口は、ジュポジュポと淫猥な音を立てながら、ペニスにしゃぶりついてくる
ルナマリアはシンのペニスに吸い付き、その狭まった頬がシンの竿をくすぐった
「あくぅぁ…」
先端を吸い上げられ、亀頭に舌が貼り付いてくる
シンは悶え、行き場のない両手が宙をさまよった
ルナマリアは口の中にシンノペニスを出し入れしながら
空いた手でシンの陰嚢を掴み優しくマッサージする
シンのペニスが、ルナマリアの口内でまたムクムクと膨れ上がり、射精感を促されていった
(うーん…まだ出ないかな…)
しかし、シンはどこか理性を保って、なかなか出そうとしない
段々焦れてきたルナマリアは一旦動くのを止め
その代わりに、ゆっくりとペニスを根本まで深く飲み込んでいく
キュッと絞った唇がシンの陰毛に触れるほど顔が近づいてくる
ルナマリアの口の奥の奥まで入り込んだシンのペニスの先端に、彼女の喉が喰らいついた
「うぐっ…」
また一つシンが呻き声をあげる
ルナマリアが息をするように、キュッキュッと喉を締め付けるたびに、シンの先端も締め上げられ
特に敏感な部分を刺激されたシンは、また段々と内側から込み上げてきていた
ルナマリアの口内で、シンのペニスがプルプルと震え始める
「ダ…ダメだよ…ルナ…なんか出そうだ…は、離れて…」
口内で響く感覚で、ルナマリアにもシンの射精が近いことはわかっていた
しかし、ルナマリアはシンの腰の後ろに手を回し、むしろきつく抱きついていく
「あぁっ!!そんな…出ちゃうよ!ルナ!口の中にでちゃうって!…ん…」
同僚の口の中に射精する
それはさすがに越えてはならない一線のような気がした
しかし、ルナマリアの方はむしろそれを望んでおり
トドメとばかりに、片方の手を股間から滑り込ませて、シンの肛門に触れた
「うあぅ!ダ…ダメだってば…そんなとこ…」
ルナマリアは焦るシンを見ながら、内心笑っていた
491ルナシン:05/02/05 21:56:39 ID:X+LyL+g7
そのシンの表情が可愛くてしかたがなかった
そして、シンの肛門に差し掛かった中指を中に差し込む
「うああっ!!くぁあっ!!」
それが合図であったかのようにシンが叫び声を上げた
次の瞬間、ルナマリアの喉に熱い塊が噴き付けられる
立て続けに飛び出す熱い感触がジワジワと口の中を侵食していった
そのまま喉元で射精させるのはさすがに苦しいので、ルナマリアはペニスを3分の1ほど抜き出し
口内の広い部分でゆったりと射精させてやる
そして、根本を指で軽く擦ってシンの射精を助力してやった
「くぁっ!ゴメン…ゴメンよルナぁ…」
シンは罪の意識を感じながらも、快感に縛られて、全てを搾り出されるような感覚だった
ルナマリアの唇辺りでシンのペニスの根本が脈打ち
口内では竿と先端が跳ね回りながら精液を吐き出し続けている
ルナマリアの口内はすぐに熱い精液でいっぱいになてしまったため
ルナマリアは零さないように、舌と喉を動かして精を飲み込んでいった
「あぁ…そんな…飲んで…」
ルナマリアの喉の動きと音でそれを理解したシンは尚更罪の意識に襲われるのだった
しかし、当のルナマリアは口内射精など気にも留めていない
むしろ、自分の刺激でシンが感じてくれたことの方が嬉しかった
タップリと吐き出される精液は、その感じてくれたことの証だった
一滴も零すことは出来ない
ルナマリアは、シンの肛門に差し込んだ指をグリグリと動かしてさらにシンを刺激していった
前立腺を弄られてたシンのペニスが快感に震え、最後の咆哮をあげる
一際大きな塊を、ルナマリアの喉に突き立てるように勢いよく吐き出した後
シンの射精は段々と勢いを失っていった
492ルナシン:05/02/05 21:57:21 ID:X+LyL+g7
口の中で舌を動かし、シンのペニスの先端を探るルナマリア
舌先に当たる感触で射精が終わったことを確認すると、ゆっくりとペニスを抜き出していく
唇を締め付けて、竿に付着した精液をこそぎ落とす事も忘れない
ルナマリアの口から少しずつ姿を現すシンのペニスはまだ硬さを保っていた
計2回射精したにもかかわらず、まだ足りないというのか
ルナマリアはペニスを全て抜き出すと、すぐさま口を閉じた
そのまま顔を起こして、上目遣いでシンを見つめる
二人は瞳と瞳で見つめ合った
そして、シンの見つめる中、ルナマリアがその口を大きく開けてみせる
ルナマリアの口の中には、シンの精液が真っ白に溜まっており、歯と歯の間に何本もの糸を引いていた
その光景を目の当たりにしたシンは思わず目を背ける
ルナマリアはそんなシンの様子に目を細めながら、口を閉じ
モゴモゴと舌と口を動かしながら、唾液と精液を混ぜて、全て飲み込んでいった
「ふぅー…いっぱい出したね…気持ち良かった?」
全てを飲み干したルナマリアは一息つくと、シンの肩をポンポンと叩く
「……」
シンは目を背けたまま、答えることが出来ない
「もぅ…いい加減観念しなさいよ…」
ルナマリアはまたシンの陰茎を掴む
「ほら…まだ硬いじゃない…シンのココ…したいならしたいって言えばいいのに…」
ルナマリアは、わざとシンの耳元に顔を近づけ、甘い声で囁いた
「うん…したい…ゴメン…」
シンはルナマリアの顔を真っ直ぐに見つめ、その背中に腕を回していった
「ふふ…謝らなくていいのよ…男の子はそれが普通なんだから…」
ルナマリアは徐に立ち上がり、シンの手をとって彼も立たせた
「さぁ、今日はルナお姉さんが最後までつきあったげる」
そういって、シンの手を引っ張って、バスルームの外へと向かっていく
目の前で揺れるルナマリアの白いお尻が、シンにはまぶしかった
(続く)
493ルナシン:05/02/05 21:58:04 ID:X+LyL+g7
続きは明日書きます
494名無しさん@ピンキー:05/02/05 22:08:16 ID:2nUo/hM4
神ニダ━━━<ヽ`∀´>━━━ !!!!!
あーはっは!ごめんねぇイっちゃってさぁ!




興奮しますた
495名無しさん@ピンキー:05/02/05 22:27:58 ID:t0d3a8CS
>>483-492
GJ!!乙です。漏れも興奮しちゃった(*´Д`)
496黄昏の…:05/02/06 01:11:48 ID:bh8wDr0u
うほっ、ルナが滅茶エロイ。これは萌える。
ルナは所謂、お姉さん属性というやつだろうか…。
だが昨日も本編で戦闘中にヘマを(ry
497名無しさん@ピンキー:05/02/06 01:13:19 ID:hZg/unYL
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア 
498名無しさん@ピンキー:05/02/06 03:40:43 ID:JyZCm3YK
>>478
虎マリュかい?
今、導入部で悩んでる最中だよ

ところでマリューさんが結婚歴あるって聞いたんだが本当?
499名無しさん@ピンキー:05/02/06 04:04:54 ID:cFS4JYJ+
>>498
ペンダントの彼のことか?それで未亡人ってウワサはあったけど違うだろ。
500名無しさん@ピンキー:05/02/06 07:52:02 ID:am/VxUlz
タイピングゲームには夫を亡くしたと書いてあるらしいよ
501名無しさん@ピンキー:05/02/06 11:55:26 ID:4mofl+BK
コーヒー入れる時(ペーパーフィルターでドリップ)
湯を注ぐと粉が盛り上がってて膨らむんだが
その膨らみを壊さないように注ぎ続けなきゃいかん。
それだけでエロい気分になってしまう自分が…
502791 :05/02/06 13:03:13 ID:+ptoynjt
前回レスして下さった方々、ありがとうございました。
人気のない昼間を狙ってこっそり 167 の続き投下します。
503791:05/02/06 13:05:43 ID:+ptoynjt
シャワーを浴びて、カガリが髪を乾かしていると、メイドが朝食を運んで来た。
果物とヨーグルトにポタージュ。
英国式に朝はしっかり取るセイラン家のいつもの朝食とは随分違う。
カガリもこの家には何度か泊まった事があるので、不思議に思っていると
「ユウナ様のお言い付けです。カガリ様は食欲が無いようなので、食べやすい物を…と」
「ユウナが…?」
食堂ではなく、部屋に運んできたのもユウナの指示なのだろうか…。
確かにこのまま食べずにいたのでは、身体がもたないだろうし、
これ位なら何とか…そう思ってスプーンを取った。
食事を終えて紅茶を飲んでいると、セイラン夫人がやって来て、
今日から行儀作法のおさらいを始めると告げられた。
「アスハに連絡を取りたいのだが…」
「何かご不自由でも?こちらで全て取り揃えますが」
「いや…留守が心配だし…使い慣れた物でないと嫌な物もあるからな。
 誰か寄こして貰いたいんだ」
「…仕方ありませんね」
504791:05/02/06 13:06:49 ID:+ptoynjt
「姫さま!!」
「マーナ…!」
「あぁ〜ようございました。お帰りにならないのでご心配申し上げておりましたら、
 急にセイラン家からの一方的な連絡のみで…!」
「すまない…心配かけたな」
「しかも、いくら姫さまをお出ししてくれとお願いしても、
 その必要はない、全てこちらで、そればかりで…!」
「そうか…」
「姫さま…本当に宜しいんですか?…私めが申し上げる事ではございませんが…」
「…マーナ…もう…決めたんだ…」
マーナが見ると、カガリの左手の薬指にはもう指輪がない。
カガリならもっと高価な物もたくさん持っていたが、若い彼には精一杯の贈り物だった。
それをつけて嬉しそうに微笑んでいたのはつい最近の事だったのに。
「マーナ…頼みがある。これをキラに届けてくれないか?」
そう言って、カガリは一通の手紙を差し出した。
「キラさまに…?」
「あぁ…何も言わずにいるのは嫌だしな…。セイランには頼めないし…」
「姫さま…かしこまりました、必ずお届け致します」
505791:05/02/06 13:07:58 ID:+ptoynjt
堅苦しい事が大嫌いなカガリにとって、礼儀作法の時間は苦痛だった。
まぁ、この家にいても楽しいことなど何一つありはしないが…。
息抜きにマーナが持って来てくれたアルバムを開く。
今はもう亡き父母と幼い頃の自分。母と一緒にこの家に遊びに来た時のものもあった。
ユウナも写っている。
(この頃はこんな事になるなんて思ってもみなかったな…。
 お父様がご存命だったら、それでもユウナとの結婚を勧めたのだろうか…)
父母も政略結婚だったと聞く。幼い頃に母は亡くなったが、父母の仲は睦まじかったと思う。
「おや、懐かしい」
「ユウナ!」
いきなり覗きこんだユウナにびっくりして声を上げる。
「そんな大声を出さないでくれよ。この頃の君は可愛いらしかったねぇ。
 長い金髪に赤い大きなリボン。この頃から君と僕の結婚は決まっていた。そうだろう?」
「…………」
カガリが唇を引き結び俯いていると、
「君にふさわしいのは僕しかいない。僕にふさわしいのも君だけだ。分かり切った事じゃないか」
そう言いながら、ユウナは小箱を取り出した。
506791:05/02/06 13:09:12 ID:+ptoynjt
「ほら、ごらん。素晴らしいだろう?」
カガリは目の前に出されたそれを興味無さ気に見遣ったが…
「これは…!」
「最高級のダイヤだよ。前々から用意してあったんだが、最終的な仕上げが遅れていてね。
 やっと今日出来上がったんだ」
カガリの手を取ってユウナが指輪を嵌めようとしたが、思わず手を引いてしまった。
「カガリ!!」
ユウナが怒って無理やり左手を引っ張って嵌めようとしていると、夕食だと知らせがやって来た。
仕方なく諦めたようだが、そのまま食堂まで引っ張られるように歩いて行く。
食事の間中ユウナはずっと不機嫌で、セイラン夫人は理由が分からずオロオロしていた。
カガリは居心地が悪かったが、ひとまず指輪を嵌めずに済んだのでホッとしていた。
適当な理由を付けて早めに退席し、部屋へ戻ると寝室の鍵を掛けベッドに寝転んだ。そっと左手を見る。
(自分で決めたこと…でも…でも…)
涙が溢れそうになるのをぐっと堪える。
その時…ドアのノブがガチャリと音を立てた。
ビクッとして身を起こす。鍵が掛かっているので、当然開かない。
2.3回ガチャガチャと回す音がしたが、諦めたのかそれっきり音はしなくなった。
ほっとして、ベッド脇にある冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しグラスに注ぐ。
少しして、又ドアノブがガチャガチャと音を立てた。
507791:05/02/06 13:10:06 ID:+ptoynjt
思わずグラスを落としそうになる。
(大丈夫だ…鍵は掛かってるんだから…)
だが、予想に反してユウナはドアを開けて寝室に入って来た。
「ユウナ…」
「本当にお馬鹿さんだねぇ君は。ここは僕の家なんだよ」
「…………」
「何て聞き分けのない悪い子なんだ…。いい加減にしないと僕も怒るよ?」
そう言いながら後ろ手に鍵を掛け、ゆっくりと近づいて来る。
慌ててドアに向かって逃げ出そうとするが、鍵が掛かっているのですぐには開かない。
モタモタしている内に、後ろから引き戻された。
「離せ!」
必死にもがくが、体格差もあり背後から拘束されたのでは分が悪い。
そのままうつ伏せに床に押し倒され、ユウナが圧し掛かって来る。
カガリは手足をジタバタさせるが、両膝の裏側をユウナの膝で押さえつけられてしまう。
ユウナはカガリの上衣のウエスト部分についていたリボンを抜き取ると、カガリの頭に回した。
何をされるのか咄嗟に判断し、「よせ!止めろ!」
何とか抵抗しようとするが、とうとう目隠しをされてしまった。
508791:05/02/06 13:11:06 ID:+ptoynjt
視界が利かなくなった不安で、カガリが一瞬大人しくなった隙をユウナは見逃さず、
抱き上げると乱暴にベッドに投げ出した。
カガリの身体が恐怖で小刻みに震えている。
リボンの抜かれた上衣が肌蹴け、白いスリップがのぞいている。
「全く…折角今日は優しくしようと思っていたのに…」
スリップを捲くり上げ、ブラジャーのホックを外す。
ユウナの手が柔らかな膨らみに触れると、カガリはビクリと反応する。
昨日までの荒々しい手付きとは違いゆっくりと嬲る。
そうこうしている内に頂きに突如湿った物が触れた。
「………!!」
それがユウナの舌だと解り、カガリはぞわりとした感触に襲われる。
周囲をなぞり、時には甘噛みし、口に含み、舌で転がし、吸い上げる。
段々と何とも言えないむず痒さを感じる。
「ふふ…感じてきたようだね。ほら、段々固くなってきたよ君のここ」
ユウナはそう言いながら、歯を立てる。
「ーーーーーッ!」
カガリは声を出さないように必死に耐えているが、
目隠しをされたこの状態では感覚が砥ぎ澄まされ、辛さは募るばかり。
509791:05/02/06 13:11:54 ID:+ptoynjt
「…やっ…ぁっ…ッ」
「そう…我慢しないで。声を出してごらん」
「−−−!……!!」
カガリはいやいやをする様に頭を振る。
(やだ…やだ…私がこんな……)
殆ど犯されている様な状況の中で、段々とユウナの愛撫に感じ始めている自分…。
頭では屈服するものか…!と思いながら、どうにもならない身体の感覚に戸惑いを隠せない。
「あぁ…残念だね。僕の印を一杯付けてあげたいけど、
 ウェディングドレスが着られなくなっては困るからね」
(やめて…やめて)
心は拒否しているのに、口から出るのは喘ぎ声ばかり。
舌は胸への愛撫を続けながら、ユウナの手はスカートの裾へと伸びた。
片手でスカートを捲くりながら、もう片方の手はそろそろと太腿の内側を撫で上げる。
「あっ…あぁ…やぁ…」
清楚な白い薄布とお揃いのガーターベルトに絹の靴下。
用意された着替えの中では比較的おとなしめなものではあったが、全てユウナが見立てて用意させたものだ。
満足しながら、布越に割れ目をつ…と指でなぞる。
510791:05/02/06 13:13:32 ID:+ptoynjt
「!…やッ…」
「まだそう濡れていないようだねぇ。これでは又痛い思いをするよ?」
ユウナはそう言いながら、薄布だけを引き下ろす。
スカートが捲られ、ガーターベルトを着けたままの金色の茂み。
その煽情的な光景をじっと見つめていると、
カガリは目隠しをされてはいても視線を感じたのか足をもじもじさせる。
「みっ…見るな…」
しかし愛撫が効いているのか、目隠しのせいなのか、いつもよりも抵抗が弱弱しい。
ユウナは薄くと笑うと、いきなりカガリの両足を大きく開げた。
「いやっ!」
慌てて閉じようとするが、足首をガッシリと掴まれた上、
ユウナが身体を下にずらして、足の間に入れてしまったので叶わない。
羞恥に震えながら耐えていると、
「綺麗だね、きみの髪と同じ色だ…」
ユウナのうっとりとした声が下の方から聞こえた…?と思った瞬間、
いきなり秘所に触れた湿った感触に身体がビクリと跳ねる。
「やっ…な、何…?!………あ、あぁッ…!!」
指で割れ目を広げながら、沿うように舌がなぞる。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てながら、ユウナの舌は薄襞に入り込む。
511791:05/02/06 13:14:56 ID:+ptoynjt
「やっ…やっ……やめ…やめて…あぁっ…」
カガリはユウナの頭を押して、秘所から離そうとするが力が入らない。
初めて経験する感覚に戸惑いを隠せず、身体の奥に点いた火種は段々と大きくなって来る。
「あっ…あっ…」
嬌声に混じって、蜜が溢れ出して来る。
ぷっくりした丘を撫でたり、茂みに指を絡ませていた指が襞に入って来る。
「はっ…あッ…あぁん…」
快楽を耐えようと、シーツを掴んだカガリの指先は色を失っている。いつの間にか涙が零れる。
「大分濡れてきたよ。ほら、聞こえるだろ?音」
舌が蠢き掻き回す。ちゅぷちゅぷと抜き差しされる指。
視界が効かないせいで、与えられる刺激と卑猥な音がより一層カガリを煽り立て、蜜は止めどなく溢れ出した。
「あぁ…凄いね。おいしいよ、きみのここ」
ユウナがそう言いながらわざとズズッ…と蜜を吸い取る大きな音を立てる。
「やぁっ…!もう…もう…やめて」
カガリが泣きながら懇願すると、
「やめていいの?本当に?」
ユウナは意地悪く言った後、指で花芯を引っ掻いた。
「ーーーーーーーーッ!」
カガリは高い声を上げて背中を大きく反らすと、そのまま力なくベッドに沈み込んだ。
512791:05/02/06 13:18:00 ID:+ptoynjt
今回はここまでです。続きは今度は早めに投下出来ると思います。
3月辺りにユウナが再登場するといいな…と淡い期待を抱きつつ…
513名無しさん@ピンキー:05/02/06 13:33:53 ID:5nWjDama
GJ!
ズタズタなエロもいいなあ
514名無しさん@ピンキー:05/02/06 13:44:28 ID:7sQUfcDF
>>512
待ってたよ(*´Д`) ハァハァ

野島と進藤の対談があるらしい
意外に出張るか?
515名無しさん@ピンキー:05/02/06 17:36:15 ID:C7Db/yZu
>>512
GJ!!
ユウナとカガリの関係が微妙に変化してくのがなんとも…ハァハァ
本編とのリンクがさらにドキドキ感を煽られるなぁ
516492の続き ルナシン:05/02/06 18:03:51 ID:lp3ytIj/
二人は裸のまま元の部屋に戻ってきた
ルナマリアはベッドの上に脱ぎ散らかされたシンの上着を傍らへ避けて
崩れたシーツを直し始める
すると突然後ろからシンが抱き付いてきた
「うぅ…ルナ…ルナぁ…」
硬いペニスをルナマリアの柔らかい尻にグイグイと押し付けてくる
「もう…シンったら、慌てないの…」
ルナマリアはシンの方に向き直り、抱きついてくるシンを手で制した
しかし、明るい場所でルナマリアの裸体を見てさらに興奮してしまったシンは尚もすがり付いてくる
「ねぇ…俺にもルナを見せてよ…俺ばっかり見られて、ずるいよ…」
もう歯止めの利かなくなったシンはルナマリアの胸に顔を埋めながら呟いた
「わかったわよ…わかったから、ちょっと離れて」
ルナマリアは腕に力を入れてシンを引き剥がすと、ベッドの上に座った
「ほら、こうすればよく見えるでしょ」
そう言って、ルナマリアは足を開いて自分の秘所を曝け出した
「うわぁ…」
初めて見るルナマリアの性器
シンは感嘆の声を漏らして、その場所に顔を近づけていった
ずっと前に妹マユの性器を見たことはあるが
ルナマリアのものは同性でも、かなり形が違っていた
マユのように縦スジ一本というわけではなく、ずっと複雑な形をしており
言うなれば貝の中身のような形をしていた
ピンク色の中身が見え隠れしている
「ほら…触ってみて…」
呆けたように性器に見入っているシンの手を取って、自分の秘所を触らせるルナマリア
シンが初めて触れたそこは、微かに湿っていた
「うわ…ルナ…濡れてるの…」
話には聞いていたが、これが女性が『濡れる』ということなのだろうか
「そうよ…女の子が気持ち良くなるとこうなるの…これが男の子を気持ち良くするのよ…」
ルナマリアはさらに自分の指で大陰唇を開いて見せた
ピンクの小陰唇と可憐な膣口が露わになる
「ここよ…これが…男の子を気持ち良くする穴よ…」
517ルナシン:05/02/06 18:04:44 ID:lp3ytIj/
「うわ…これが…」
シンは震える手でルナマリアの膣口に触れた
ルナマリアの身体がピクッと反応する
湿った膣口がシンの指に吸い付き、シンは中まで吸い込まれような気分だった
シンは勢いに任せて指を膣の中に挿入していく
「うぅん…」
ルナマリアの口から泣くような声が漏れる
異物が挿入される感覚に悶えていた
「うわぁ…うわぁ…」
膣内で襞が指に絡みついてくる
膣壁が蠕動して指を刺激する
シンは感動すら覚え、何度も指を出し入れした
「ちょ…シン…もう少しゆっくり…」
段々指の動きが速くなってくる
「あぁあ…ルナぁ…」
指で満足できなくなったシンは、指を引き抜いて代わりに尖らせた舌を挿入し、ルナマリアの性器にしゃぶりついていった
「やだ…そんなこと何処で覚えてくるのよ…んん…」
シンの舌がグニグニと膣内に侵入してくる
荒々しく吐き出される鼻息がルナマリアの恥丘を掠めていく
シンは貪るようにルナマリアを求めた
「ぷはぁ…おいしいよ…ルナのココ…どんどん溢れてくる」
ルナマリアの膣口から溢れる愛液を、シンは残さず舐め取っていた
膣口をシンの舌が何度も往復し、中からは次々にいやらしい液が溢れてくる
(うわ…私ったら…けっこう感じちゃってるかも…)
正直なところ、初心者のシンの単調な舌使いには期待していなかった
しかし、先程タップリと精液を飲まされたためか、ルナマリア自身驚くほど身体が熱くなってきていた
「ん…シン…いいよ…」
膣口を穿るように舌を入れ込んでくるシン
このままでは、ルナマリアがおかしくなりそうだった
「ちょっと待って…待ってってば!!」
518ルナシン:05/02/06 18:05:51 ID:lp3ytIj/
ルナマリアはシンの頭を掴んで押しのけようとしたが、シンは動かない
太股をガッシリと力強く掴んで動かなかった
膣内に侵入したシンの舌が中で蠢いている
別の生き物が体内に入り込んでくるような感覚にルナマリアは悶えた
また、激しく動き回るとシンの唇が軽くルナマリアの陰核に触れ、それがまたルナマリアの身体をピクピクと反応させるのだった
「ふぁぁ…くぅ…」
段々とルナマリアの腰が浮き上がっていく
だが、シンは不意に自分から顔を上げる
「はぁ…ルナ…俺、ルナに入れたい」
荒い息遣いのままルナマリアを見上げる
その手に握り込んだペニスはまたギンギンに硬くなっていた
シンは徐に立ち上がると、ルナマリアの身体の上に覆いかぶさってきた
「うわ!ちょっと待って!落ち着きなさい!」
ルナマリアの制止も聞かず、膣口にペニスを押し付けてくる
「あれ…入んない…あれ?!あれ!?」
しかし、そこは童貞の悲しさ 入れ方がわからないようだ
シンの硬い亀頭が、ルナマリアの膣口の上を滑って何度も往復する
「くぅ…くっ…おかしいな…」
尚もすがるようにペニスを擦りつけてくる
しかし、虚しく空を切るだけであった
段々とルナマリアの方が落ち着きを取り戻してくる
「あせらないの…ね…」
ルナマリアは必死なシンの頭を撫でて、優しく制した
「うぅ…」
シンは何とか静止したが、まだペニスを握り込んだ手をブルブルと震わせている
こちらはそう簡単に落ち着きそうも無い
「シン…どうしても入れたい?」
ルナマリアの問いに、ブンブンと何度も頷くシン
「そう…でもね、今日私は危険日なの…」
「危険日?…」
「そう、危険日…今日エッチしちゃうと、妊娠しちゃうかもしれないの…」
それを聞いたシンの顔があからさまに曇った
519ルナシン:05/02/06 18:06:58 ID:lp3ytIj/
本当のところ、コーディネーターであるルナマリアは例え危険日であっても妊娠する可能性は低いのだが
シンの様子が面白いので敢えて言わないでおく
「そうか…ダメだね…それじゃぁ…」
「何言ってるの!中で出さなきゃいいのよ…」
シンの顔がパッと明るくなった
わかり易い性格だ
「ほら…私がしてあげるから…寝転んで…」
ルナマリアが軽く肩を押してやる
その勢いで、シンは反対側に自ら倒れていった
シンの逞しい肉棒が上を向いてそそり立つ
その上に、ルナマリアが後ろ向きに跨ってきた
シンが見上げると、先程と同じ丸くて白い尻がまぶしい
ルナマリアが足を開いて上体を屈めると、シンの位置からはルナマリアの尻穴が丸見えになった
その尻がシンのペニスに向かって、段々と下りてくる
「さぁ…ここからが…女の中よ…」
クチュッとペニスの先端が膣口に触れた
ルナマリアの中から溢れる愛液によって、ペニスがヴァギナにピッタリと貼り付く
「んんん…くぅ…」
ルナマリアは片手でシンのペニスを支え、もう片方の手で自分の膣口を開きながら腰を沈めてくる
シンの硬いペニスがゆっくりとルナマリアの膣内に挿入されていった
雄雄しくそそり立った肉棒がルナマリアの膣壁を押し広げながら中に侵入していく
「はぁぁ…す…すごい…」
初めて入る女性の膣内は、シンにとって楽園のような世界だった
溢れ出る愛液が竿に滴って皮膚をくすぐる
内部はグッショリと濡れそぼっており、膣壁を押し開くたびに、ネットリと絡み付いてくる
ペニス全体に絡みついた膣襞が微細に蠕動し、膣の奥へ奥へと誘ってくれる
シンはその挿入する感覚だけで絶頂に達してしまいそうだった
「はぅぅ…ダ…ダメよ…シン…中で出したら…絶対にダメなんだから…」
ルナマリア声で我に返る
しかし、根本まで膣内に埋まり、全体を暖かく包まれた今、我慢しろというのは酷な話だった
520ルナシン:05/02/06 18:08:01 ID:lp3ytIj/
(うわ…けっこう太い…)
何とか膣内に収めたものの、シンのペニスは思ったよりも膨れ上がっており
ルナマリアの膣内は彼の肉棒でいっぱいになってしまtった
騎乗位のため、自らの体重で深く入り込み、子宮口にまで達している
シンのペニスは中でビクビクと震えて今にも破裂しそうだった
「動くわよ…だ…出したくなったら言ってね…」
ルナマリアがまた腰を上げていく
キュゥとしまった膣口がシンのペニスを擦り上げていく
段々と姿を現すシンのペニスは、愛液に包まれて部屋の光を乱反射していた
その愛液がヌルヌルと滑り、シンのペニスに絶妙な刺激を加える
またルナマリアの腰が沈んでくる
膣全体がうねりながらシンのペニス全体を扱き上げる
「ル…ルナ…すごい…いいよ…」
シンは眉間に皺を寄せながら必死に耐えた
イッてしまったら終わってしまう
少しでも長くこの感触の中に居たかった
顔を上げると、ルナマリアの尻が自分の腰の上で跳ねている
シンはルナマリアの尻に手を伸ばし、やんわりと撫で回した
そして、手でゆっくりと左右の尻肉を開いていく
「やだもう…シンの変態…んぅ…」
しかし、ルナマリアは抵抗しない むしろ腰を動かす速度を速めていく
上下するたびに、肛門の皺が寄ったり拡がったりして、視覚的にもシンを興奮させた
(なんで後ろ向きでするんだろう…)
シンは疑問に思ったが、その疑問はすぐに解決された
前屈みでピストンしながら、ルナマリアは手を伸ばして結合部付近を撫で回し
その後、さらに下にあるシンの陰嚢のマッサージを始めた
「うぁぁ…よすぎるよ…それ…」
男の全てをルナマリアに包まれ、シンは至福の気分だった
陰嚢をマッサージされることでさらに射精感が促され、シンの中でまた込み上げてきていた
「ル…ルナ…もう出そう…」
521ルナシン:05/02/06 18:08:52 ID:lp3ytIj/
シンの呟きに、ルナマリアの動きがピタッと止まった
「え?もう出そうなの?…まだ始めたばかりじゃない…」
「そ、そんなこと言ったって…」
「ダーメッ!こんな程度じゃお姉さん許さないんだから」
そう言って、ルナマリアは足を動かし、シンのペニスを軸に身体を回転させる
シンの身体の上を足が通り、段々ルナマリアの身体がシンの顔の方を向いてくる
「んん…」
膣を締め上げて抜けないように気をつけながら、腰を浮かせて身体を反転させる
一方で、膣内ではシンのペニスが捻り上げられ、折れるほどにグニャグニャと絞られていた
「はぁぁっ!!ダメだよ!!ルナ…出ちゃう!!出ちゃうって!!くぅぅ…」
シンは額に脂汗を流しながら必死で耐えた
中で出してしまったらルナを妊娠させてしまう
あまりの痛烈な刺激に我を忘れてしまいそうになるシンは、妊娠の恐怖によってギリギリの理性を保っていた
「はぁはぁ…」
ルナマリアが完全に前を向く頃には、シンは息も絶え絶えであった
「は…はやくどいて…もう我慢できない…」
前向きの騎乗位になった二人
今度はルナマリアの顔がよく見える
膣内ではさっきとは逆の角度で締め上げられ、また新たな刺激が加わっていた
「もう…情けないわねぇ…」
ルナマリアの腰が上がって、シンのペニスが抜き出されていく
ペニスに空気が当たる感触に、シンは安堵した
しかし、ルナマリアの感触がまた戻ってくる
「うぁ…なんで…」
「いい?中出しなんかしたら、もうさせてあげないんだから…」
ルナマリアはまた腰のピストンを始めていた
ヌメヌメとした暖かい膣襞が、線状生物のようにペニスに絡まってくる
シンの硬いペニスが入り込む度に、ルナマリアの柔らかい大陰唇が卑猥に形を歪めた
シンのペニスは限界を越えて張り詰めていく
「ほら…胸さわってもいいから…」
ルナマリアがシンの手を取って、自らの胸を触らせる
シンは震える手を動かして、下から持ち上げるようにルナマリアの両乳房を撫で回した
522ルナシン:05/02/06 18:09:49 ID:lp3ytIj/
「うぁぁ…やわらかい…スベスベだぁ…」
ちょうど手に収まる程の大きさの乳房はとても柔らかく、触れただけで指が沈んだ
ルナマリアは本当のところ、もっと乳首など敏感なところを愛撫して欲しかったのだが
もうシンはいっぱいいっぱいで撫で回すのが限界だった
その乳房の柔肉が、余計にシンを昂らせ、余計に彼を苦しめていく
「も…ダメ…ダメだって…」
シンの腰がガクガクと震えている
膣内のペニスも、子宮口に貼り付いたままプルプルと痙攣していた
本当に限界のようだった
「もぉ…仕方ないわねぇ…ほら、起きて…」
ルナマリアは自分の乳房に置かれているシンの手を取ると、引っ張ってシンの上体を起こした
そうして座位の形に持っていく
目の前に現れたシンの顔は歪み、必死で射精を耐えている様子が伺えた
そして、ルナマリアは自分の上体を後ろに倒していく
こうして、正常位の形が出来上がった
「ほら…これならシンが自分で動けるでしょ」
ルナマリアは再び、シンの手を自分の乳房の上に置いた
「もう少し頑張ってみて、それでも我慢できなくなったら自分で抜いてね」
シンはコクコクと無言で頷き、腰を動かし始めた
彼の腰の動きは、はっきり言って単調で稚拙だった
初めてなのだから仕方がない
ルナマリアは、自身で腰を捻ってやることでシンをサポートしてやった
しかし、すぐに動きが止まる
「うぐぁ…」
一言唸った後、ルナマリアの乳房を強く握り込んだまま動かなくなる
シンの身体全体が小刻みに揺れていた
「やっぱり…もう無理だよぉ…」
シンは腰を引き始めた 今にも爆発しそうだ
だが、シンの動きが突如押さえられる
ルナマリアが、シンの腰の後ろに足を絡めて、動きを封じていたのだ
「ええぇっ!な…なんで…出ちゃうよぉ…」
523ルナシン:05/02/06 18:10:39 ID:lp3ytIj/
シンは必死でもがいた
しかし、うまく力が入らない
「あーら、中に出しちゃったら、赤ちゃんできちゃうわうよぉ」
ルナマリアの顔が笑っている
シンが慌てる様子を見て、心底楽しんでいるようだった
「そんな…ルナ、言ってる事とやってる事が違うよぉ…うぅ…」
シンは手に力を込めて逃れようとした
乳房に跡がつくほどに握り込まれ、シンの指と指の間から、柔肉がはみ出していた
「ふーん…責任とってくれるんだぁ…」
ルナマリアはニヤニヤしながら、シンの腰に絡めた足を前後に動かす
そうして無理矢理シンのペニスを動かしてやった
「そ…そんな…やめて…離してよぉ…」
シンは汗をダラダラと流し、腰はガクガクと震えている
もう意識が飛ぶ寸前だった
(うーん…そろそろ許してやるか…)
シンの顔が蒼ざめてきている さすがにヤバそうだった
ルナマリアはゆっくりと足を解き、手を突いて腰を引いていく
が、次の瞬間
ドクン
シンのペニスが膣内で大きく脈打つ
「えっ!」
そして、続け様に大量の熱い感触が膣内を侵食していく
「ウソ!!中で出してる!」
我慢の限界を超えて、シンの理性が飛んでしまっていた
「うぁぁ…やだ…シンのバカ…入ってきてるよぉ…ん…」
ペニスがドクドクと脈打つ感覚が膣内に響いてくる
ニュルッとした粘液の感触が膣襞に絡みついてくる
次々と流し込まれる精液は、ルナマリアの膣口を押し広げて、子宮内にどんどん溜まっていった
「はぁ…くぅっ!…はぁ…はぁ…」
荒く息をつきながら力一杯射精を続けるシン
彼のペニスはルナマリアの狭い膣内で暴れ周り、膣壁のあらゆる場所に当たっては膣全体を揺らした
524ルナシン:05/02/06 18:11:33 ID:lp3ytIj/
膣内でムクッと膨らんでは熱い塊を吐き出してまた元の大きさに戻る
小刻みに拡縮を繰り返し、跳ねながら精液をルナマリアの体内に注ぎ込んでいった
(くぅ…ちょっと…なんなの…すごい量…)
先に2回ヌいたはずなのに、シンのペニスは大量の精液を吐き出し続けている
ドクッドクッと脈打つその一回一回の塊が大きく、ルナマリアはその精液の熱さで溶けてしまいそうだった
さらに、シンはルナマリアの身体を求めて、腰を進めてくる
「ちょっと…シン…いいの?…ちょっと待ってよ…」
シンはまだ射精が終わらないうちにガンガン腰を動かしてくる
シンのペニスが精液を吐きながらルナマリアの膣内で蠢いた
「いいよ…もう…ここまで出しちゃったら一緒だよ…もう全部出すからね…」
二人の腰がぶつかり合う音がパチュンパチュンと室内に響く
いまやルナマリアの方がシンに犯されていた
「え?…全部って…ウソ…まだ大きくなるの…」
シンのペニスがルナマリアの膣内で激しく動き回りながらまたムクムクと膨らんでいく
硬度を増した肉棒が、今膣内に溜め込んだ自らの精液を攪拌するように何度も何度も差し込まれる
ペニスがルナマリアの体内に出し入れされる度に
精液と愛液の混ざった泡立った白濁液が飛沫となって二人の結合部から飛び散っていった
「うぁ…ちょっと待…はげし…あぅっ!」
ルナマリアの意向を無視して激しく動き続けるシン
「はぁはぁ…もっと…もっと奥まで…」
女の身体を求め続けるシンは、ルナマリアの片足を強引に持ち上げて交差位に持っていく
高く上げられたルナマリアの片足
その足と足の間にシンの腰が入り込み、かつてないほど奥までペニスが侵入してくる
「うぐぅぅ…ふ…深い…」
子宮の中にまで入り込んでしまったかと思われるほど、深い位置で硬い亀頭が揺れている
そして
「くぅっ!!」
シンの呻きと共に、深い位置に差し込まれたまま射精が始まる
「ウソ…もう出たの…」
2回目の膣内射精はすぐにやってきた
525ルナシン:05/02/06 18:12:56 ID:lp3ytIj/
計4回目の射精
もはやシンは我慢するつもりもなく、ただ欲望に任せて精液を吐き続けた
「かはぁっ!!くっ!!うぅぅ!」
シンは唸りながら膣内で精を吐き続ける
(これ以上中に出されたら本当に妊娠するかも…)
先程ルナマリアが『危険日』と言ったのは冗談のようで冗談ではない
コーディネーターである彼女は元々妊娠率が低い体で、日数計算に疎くなっていた
生理の日から考えて、大体の日数は数えているが
面倒なので、正確には計算していないのだ
だから、今日は本当に『危険日』であるかもしれないし、そうでないかもしれない
ただ、膣内の深い位置で相変わらず大量の精液を注入してくるシンのペニスに、段々恐れの感情がわきあがってきていた
(ちょっと…4回目なのに何でこんなに出るのよ…)
ふとルナマリアの脳裏にさっきシンに飲ませたドリンク剤が思い浮かんだ
興奮剤のつもりで飲ませたさっきの薬
バレないようにラベルを事前に剥がしておいたが、その剥がしたラベルに『精力増強』と書いてあった気がする
『精力増強』とは、本来精力が減退したお年寄りのための効力だ
それを元々精力盛んな若者が飲んだらどうなるのか
(しまった!そういうこと…)
ルナマリアは後悔した
しかし時既に遅く、止まらなくなったシンは2回目の射精を終えた後もペニスを抜かずにまた腰を動かしている
また膨らんできたシンのペニスがグリグリと膣壁を擦る
そして、シンは腰を動かしながら、ルナマリアの腰を掴んで体を無理矢理反転させ、後背位に持っていった
「ちょ…なんでこんなの知ってるのよぉ…」
もはやシンは本能で動いていた
後背位でルナマリアに圧し掛かりながら獣のように犯し続ける
体内で精液と愛液が掻き混ぜられ、膣全体に絡み付き、子宮も蹂躙していった
膣内に収まりきらずに溢れた精液が結合部から滲み出て、糸を引きながらベッドの上に落ちていった
(あ…あれ?…なにこれ…)
不意に、ルナマリアの身体に異変が生じる
背筋が強張り、体中の筋肉が勝手に震える
そして内側から何か込み上げてくる感覚
526ルナシン:05/02/06 18:14:25 ID:lp3ytIj/
(ウソ…イキそう…)
腰がガクガクと震える
ルナマリアは前屈みになったままフルフルと震えて固まっていた
激しく突かれ続けたのと、子宮に充満する熱い精液のおかげで、絶頂に達してしまいそうだった
「うぁぁ…シン…ちょっと止まっ…あぁぁ…」
身体が自然とビクビクと小刻みに動いてしまう
キュッキュッと2回ほど、ルナマリアの膣が収縮した
「はぁぁ…なに?ルナ…気持ち良いの…」
シンはわけもわからず後ろから手を伸ばし、結合部を弄る
「あぁっ!!ダメっ!いまさわっちゃぁ…あぅっ!くっ!!」
ルナマリアの背筋がビクッと跳ね、段々と反り上がっていく
足の爪の先までがピンと張り詰め、手はシーツを握り締め、ビクビクと左右に振るっていた
ルナマリアは絶頂を迎えた
(くぅ…そんな…シンにイカされるなんて…)
下腹部が熱い 膣が勝手に収縮していく
「ふぅぁあ!なに?ルナ…そんなに締めちゃ!あぁっ!!」
キュゥーーッと急激に締め付けられるルナマリアの膣内
シンは絞り取られるように3回目の膣内射精を開始した
「す…すげっ…全部出る…全部出るよ…あぁぁああ」
ルナマリアの膣襞が唸りを上げて絡みついてくる
膣壁が捻れ、中に入っているシンのペニスを絞り上げる
そして、子宮付近も収縮し、注ぎ込まれる精液を奥へ奥へと運んでいった
527ルナシン:05/02/06 18:15:08 ID:lp3ytIj/
「くぅっ!…うぅあぁ…ダメぇ…もう入らないよぉ…」
ペニスを抜かずに、ずっと挿入されたまま、立て続けに中出しされた
ルナマリアは精液を外に排出することも許されず、ただ一方的に子宮内に溜まっていく
体内に溜まった精液が揺れているのさえ感じられた
「もう…許して…もういっぱいなの…シン…ってばぁ」
しかし、シンはまだ収まらない様子だ
「ダメだよルナ…まだ止まんないよぉ…」
『精力増強』のこうかはばつぐんだったようだ
ブチュブチュと卑猥な音を立てながら、シンのペニスがまた膣内に迫ってくる
「あぁっ…そんな…いじわるぅ…」
ルナマリアは心底後悔していた
最初は童貞のシンをからかってやるつもりだったのに
調子に乗りすぎた
やりすぎてから気付くのが、いつものルナマリアの悪い癖だった
「誰かたすけてぇ…」
「はぁはぁ…いいよ…気持ち良いよルナ…ハァハァ…」
心無しか、シンの目の色が変化してきているように見えた

(おしまい)
528ルナシン:05/02/06 18:16:02 ID:lp3ytIj/
以上で終了です

調子に乗ってバカを見るルナが書きたかったのです

また思い付いたら書きます

失礼しました
529名無しさん@ピンキー:05/02/06 19:15:09 ID:7uHI7XF1
激しく乙!
激しくハァハアしました
530名無しさん@ピンキー:05/02/06 19:25:35 ID:Qom9Tjyl
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \アノ  \ア ノ   \アノ    \ア
途中でシンルナエロスレ2スレ目のスレタイの台詞が入ってましたが
もしかして以前そこにいらっしゃった神様ですか?
531かっか:05/02/06 20:48:01 ID:nNQChGLZ
キラ大和、イきます!
532名無しさん@ピンキー:05/02/06 21:55:13 ID:kEKK+6FY
誰か〜スティステを〜〜
533黒腹:05/02/06 21:59:32 ID:ns8WqL5u
恐縮ながら投下します。
下手ッぴドゥな文ですが、読んで頂ければ幸いです。
先に謝っておきますが、アスランがカガリに指輪を渡す回を見逃している為
 ほ ぼ 妄 想 ですが…
どうぞ。
534アスカガ壱:05/02/06 22:02:02 ID:ns8WqL5u
あんな…あんな奴には…

「痛いっ!放せ…アスラン!!」
自分でもどうしたらいいのかわからなかった。
カガリが他の男に抱きつかれるのを見てから、名前すらわからない感情が浮上する。
呼吸の仕方を忘れてしまったぐらい、息が荒くなる。
気がついた時には、カガリの腕を掴んで
近くの、人の気配の無い通路へ連れ出していた。
「放せってば!!」
アスランが掴んでいた腕を、振りほどいた。「一体どうしたんだよ…怖い顔をして」
「…わからない」
アスランが一瞬顔を逸らして、自分を見た時には別人の様な顔になっていた。
「こうしたい」
535アスカガ弐:05/02/06 22:04:51 ID:ns8WqL5u
「!!」
激しいキスをしてきた。

…いつものアスランじゃない

そう判断して体を引き離そうとしたのに、両手を掴まれて動けそうもない。
「ア…スラ…ァンッ…何を」
首に吸い付く音が聞こえてきて、そんな状況じゃないのに下半身が抱いて欲しいと思ってしまう自分が恥ずかしい。
「カガリ…誰にも渡さない…渡すものか」
再び口を塞がれた時、アスランの手は下の方へと伸びていた。
「うゎっ!」
カガリが穿いていたパンツを下着ごと膝まで下ろすと、カガリの上半身を壁に預けるようにしてアスランは太股からスネにかけて持ち上げた。
536アスカガ参:05/02/06 22:08:47 ID:ns8WqL5u
「カガリ…」
ここまでくれば、もう言葉は要らない程わかりきった行為。
初体験のカガリでさえ、何をされるかは想像がついていた。
「アスラン…なぜ…急にこんな事を」
ムードが無いじゃないかと一発ブン殴ってやりたい気分だが、今はそれどころじゃない。
「すまないカガリ…」
「でもこうでもしなきゃ、俺の気持ちは晴れないんだッ!!」

一瞬足が閉じかかった。
私は拒もうとしたのか?愛する彼が中迄入ってきてるのに。
「ああ゛ぁぁぁアァァ!!!」

悦よりも痛みの方が強い。
でも奥まで、もっと奥迄来て。

女としての私が、そう言って居る。

「あぁぁ、アスランッ!!」
「カガリ…ッ!ウッ…!!」

───体が熱い。
アスランの息も、熱い。

彼が私に腰を打ち付けてくる度頭が朦朧とする。
「は…‥カ…ガリ…‥!!」
愛する彼が、自分の中へドロリと流れ込んで来るのがわかった。

いつかはこうして“ひとつ”に成りたかった。
でも─────
537アスカガ4様:05/02/06 22:13:17 ID:ns8WqL5u
自分の物にしたい。
誰にも渡したくない。
あんな場面を見てから、名前の付けようがない感情が自分を支配している。

カガリ、好きだよ。愛してる。

言葉で伝えられたら、この感情は何て言えばいい?

次第に息が熱くなって、そんな思いをカガリの中へ吐き出した。


「こんな…のっ…違うっ…」

カガリの一言でアスランはハッと我にかえった。
目の前には乱れたカガリが、涙を浮かべて自分を見ている。
床には二人が混ざりあって落ちていた。

「カガリ…ごめん!」
アスラン自身を抜くとすぐにカガリを優しく抱き締めた。

“別にアスランは悪くない!!”

そう言えばいいのに、涙が邪魔して喋れない。

“これじゃ、俺がカガリを強姦したみたいだ。”

泣きじゃくるカガリを部屋まで送り、
何でそんな事をしたのかわからなくなった。
そのせいでしばらく答えが出なかった。
538アスカガ完結:05/02/06 22:18:35 ID:ns8WqL5u
翌日、カガリがカフェに行くとアスランが居た。
「これから忙しくなるから、アスランの相手は出来ない。
べっ、別に昨日の事が原因じゃないからな!」
耳まで真っ赤なカガリに対し、アスランはプラント行きを告げた。
このままカガリが側に居たら、愛しすぎて壊してしまいそうだ。

「俺以外の男と仲良くしちゃ厭だぞ…」
そう言い照れながら差し出した指輪。
嫉妬はプロポーズという人聞きの善い行動となって表れた。

昨日の事は、嫉妬に支配されてした行動だとカガリは納得をしていた。
突然のプロポーズだけれど、恥じらいつつもそれを受け止めた。

離れ離れになっても、心はひとつだよ。

左手の薬指に付けられたリングに再会を願いながら、
そんな想いでプラントへ旅立つ彼を見送った。
539名無しさん@ピンキー:05/02/06 23:53:09 ID:1L/SRb7C
アスカガオツ!
指輪裏話な感じですね。
何気ない4様に笑いましたぞw
540名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:04:47 ID:j080nKSn
>>530
神様というわけではありませんが
以前あのスレに居たかといえば、そうです
向こうは追い出されました

今では反省している
541名無しさん@ピンキー:05/02/07 00:18:06 ID:iRkjKF6P
>離れ離れになっても、心はひとつだよ。
ステキです!
嫉妬に狂う黒アスラン最高!
542RX-93:05/02/07 00:31:00 ID:jFnwm9x3
>451の続きです。 
遅くなりましたが投下・・・・・。
543RX-93:05/02/07 00:42:46 ID:jFnwm9x3
メイリンは、顔を赤らめ、モジモジしながら聞く。
「私のことどう思うの?」
しかし、きょとんとしたした目でシンがメイリンを見る。

---------それは、一昨日のことである。
「はぁ〜」とため息をブリッジの自席でつく。
この頃、何をしていてもシンが気になる…。シンのことは、訓練生の時からよく知っていたし、仲もよかった。
なによりも、メイリンにとってよき理解者であった。どんなに愚痴をこぼしても不満一つもらさず聞いてくれるシン。
そして、なによりもインパルスのパイロットとして、ミネルバに一緒に配属になって内心嬉しく思っていた。
最初は、いい友達だと思って、何も意識はしていなかったのに、この頃どうしてか気になる…。
戦いを重ねるごとに成長していくシン・・・・。
メイリンはオペレーターという仕事柄、シンの戦士としての肌で成長を感じているのであるからだろう。
顔も雰囲気も凛々しくなっていくシン。いつの間にかシンのことが好きでたまらなくなってしまったのだ。
おまけに、最近姉のルナマリアの本棚においてあったパイロットとのラブロマンスの映画を見てからと言うもの、頭のなかでぐるぐるとありもしないようなことを想像してしまうのだ。
544RX-93:05/02/07 00:49:38 ID:jFnwm9x3
(シンだったら私を優しく抱いてくれるかなぁ……)
「メイリン、メイリン……ちょっとメイリン!!」
艦長の声で現実に引き戻される…。また、空想に走ってしまったと後悔する。
「レーザー通信の調子はどう?」
「えっ。は、はい異常は有りません」
「そうじゃなくてジブラルタルとつなげるかって聞いてるの!」
「あ、すいません。今やります」あわてて、メイリンはキーボードを叩く。
「まだ、電波障害激しく無理です」
「そう。分かったわ。今日の所もういいわ。あがりなさい。アーサーに交代しなさい。あと、後で艦長室に来なさい。いいわね?」
「分かりました」と敬礼をし、ブリッジを後にする…
(あ〜またやっちゃった…艦長に怒られるのかなぁ…)と思いつつとぼとぼと、自室に戻るメイリン…。
自室のドアを開ける。まだ、姉のルナマリアは帰ってきて無かった。
(こんな時は、あの映画でも見て元気になろうかな・・・。)
545RX-93:05/02/07 01:06:56 ID:jFnwm9x3
棚の奥に置いてあるある例のラブロマンスの映画のディスクを探す。
しかし、いくら探しても見つからない・・・・。
(まさか、お姉ちゃん…)
ずぼらな姉の性格を考えると、ディスクを噛ませっぱなしにしていると思うメイリン。
予想通り、ディスクを噛ませっぱなしにしてある・・・。
リモコンのスイッチを入れると一時停止のままディスクが止まっている。
再生のボタンを押すメイリン。しかし、始まったシーンが悪かった。
ちょうど濃厚なラブシーンだったのだ。
あわてて目をそむけるが、気になって仕方ない。
ちょっと罪悪感を姉に感じたが、結局ラブシーンが終わり、映画のエンディングまで見てしまった。
(お姉ちゃんが帰ってくる時間だ・・・・!)
自己嫌悪を覚えながらもシーンを分からないように戻す。
戻し終わったちょうどそのとき、姉のルナマリアが勤務を終えて帰ってきた。
「あ〜疲れた…」ぐったりした様子でルナマリアが入ってくる。
「あ、お帰りお姉ちゃん」とメイリンがバツの悪そうに答える。
しかし、わざわざラブシーンで一時停止をする姉に対する非難の眼差しを向ける。
「なにか文句あんの?私に…」「別に…」
「まあ、いいわ。それより、帰りに艦長とすれ違ったわよ。メイリンを艦長室に行くようにって。もしかして、あんたまた何かやらかしたのねぇ〜?」
「別に何にも悪いことしてないもん」と言いつつも慌ててメイリンは部屋を後にする。
(何も悪い事してないなら艦長も呼ばないと思うんだけど・・・・)
多分、それを言うと喧嘩になると分かっているのであえてルナマリアは、口にしないのであった。
「私も早くシャワー浴びて映画の続きでも♪」


546RX-93:05/02/07 01:22:56 ID:jFnwm9x3
艦長室まで走るメイリン。
コンコン…。息を整えながら、艦長室のドアをノックする。
「どうぞ」中から声がする。
「失礼します」
「ああ、メイリンね。遅かったわね。まあ、いいわ。そこのソファーに腰掛けて待っていて。お茶でも入れるわ」
メイリンは、ソファーにゆっくりと腰掛ける。
艦長室は基本的に入れる所ではないので、周りにあるモノに目を奪われる。
艦長の性格だろうか、何から何まできれいに整頓してある。おまけに花まで飾ってあるのだ。
そうしているうちにお茶を持ってタリアがソファーに近づく。
「はい…紅茶だけど。どうかしら?」
「ありがとうございます。いただきます」
ややあって、タリアがメイリンの前に向かい合うように座る。
早速、タリアが話し出す。
「最近、あなたらしくないわよ。どうしたの?いつも上の空みたいだわ」
「いえ、何でもないんです。ただ疲れてるだけですから」とメイリンがスルーしようとする。
「嘘おっしゃい!単刀直入にいうわ。あなた、恋で悩んでるんじゃなくって?違うかしら」
ずばり、胸のうちを見透かされ顔を赤らめるメイリン。
タリアに返す言葉が出てこないのである。しばらく間があくが、沈黙を破ったのはタリアだった。
「その様子じゃ図星ね…」勝ち誇ったように言うタリア。
「艦長どうしてそれを…」
「そうねぇ、あなたの最近の様子はまるっきり恋する乙女だわ。私が思うにあなたシンの事が・・」
何処までも鋭いタリアが恨めしいメイリン・・・。
「わたしも女ですもの。あなたのシンに対する接し方みればわかるわ。それより、あなた軍規の三十二項を覚えてるかしら?」
547RX-93:05/02/07 01:34:16 ID:jFnwm9x3
「三十二項、艦内での恋愛、または恋愛行為に準じることは禁止する。です」
メイリンが答える。
「よく覚えてるわね。まあ、そういうこと。と、言いたいんだけど私だってそんなに理解のない艦長じゃないわ。私もあなたぐらいの時は、たくさん恋したものよ。だいたい、軍規なんてナンセンスなものだわ。恋することをとがめる気はないわ」
「ホントですか!?よかったぁ〜」メイリンがほっと胸を撫でおろす。
しかし、続けざまにタリアが言った。
「ただ、あなたがいけないのはそのことばかり考えて仕事をおろそかにしていること。分かる?」
「はい…」さすがにこれには、メイリンも認ねばならなかった。
「私は、老婆心からそう言うことを言っているのではなくってよ。ただ、あなたはオペレーターなの」
「それはそうです…」
「あなたがそんな気持ちで仕事をしたらパイロットたちが死んでしまうわ。あなただって、レイやルナマリアを殺したくないでしょ?ましてや、シンは特に」
「・・・・・・・・」タリアの言っていることは、十中八九間違いなく正しい。
しかし、頭では分かっているが感情では理解できるものではないのが今のメイリンである。
いい加減、タリアも痺れを切らす。
「この際だわ!スッキリ、はっきりさせなさい!シンがあなたのことどう思ってるか聞きなさい!いいわね?」
「でも、艦長…」さすがにメイリンも抗議の声をあげる。
「お黙りなさい!あなたがしっかり仕事をしないからよ!いい、艦長命令よ!期限は四日後の昼までに口頭で報告。いいわね?それとも、私が直接シンに聞いた方がいいかしら?」
メイリンは、タリアの雰囲気に蹴落とされたのである。
しかし、出来なかったら本当にシンに直接聞きかねない・・・。
メイリンは仕方なく「分かりました。自分で何とかします」と敬礼をし、部屋から出ていく…
そんなメイリンを見ながらタリアは、意地悪し過ぎた、っと大人げない自分を反省をする。
でもこれはこれはこれで大事なことだと自分に言い聞かすタリアであった・・・。


548RX-93:05/02/07 01:50:19 ID:jFnwm9x3
しかしなんかすると言ったものの、結局言い出せないまま三日経ってしまった。
見かねたタリアは、気を利かせてあえてメイリンを夜勤に変えてシンと話す機会を取り繕ってくれたのだった…。

------そして、照明が少し落ちた、ふたりきりの食堂-------
シンは、正直メイリンの話より今日の夜勤をどうやって過ごすかに興味があった。
今日の夜勤は、機体のチェックが終われば、スクランブルがかかるまでブリーフィングルームで待機するだけだった。
おまけに、夜は滅多にスクランブルかかることはないので、非常に退屈なのである。
(コンピューターで音楽でも聴くかな…)と、シンは考えていた。
「ねぇ、シン聞いてるの?」メイリンが言う。
「ああ、もちろん。」
しかし、話を聞き流して、反応するだけのシンにはいまいち質問の意図が全くというほど分からないのである。
メイリンの気持ちを酌量できるはずも無い。
ひとまず、答えないと気マズイので
「そ〜だなぁ…いいオペレーターだよ。指示には、きちんと答えてくれるしね。あと、声もはっきりしてていいな」と答えるシン。
「・・・・。それだけ?」メイリンは、期待を膨らませる・・。
しかし、答えは期待していた答えとはまるで違う。
「えっ。他に何かある?」
「・・・・・・・・・・・。えっ?」
なんと、ここまで雰囲気を読めない奴が居ることにメイリンは呆た。
返す言葉が見つからない・・・。と、同時に頭にカチンとくる。
(も〜う。シンのバカバカ!期待させておいて、なんでそう言うことしかいえないのよ!)

549RX-93:05/02/07 01:59:31 ID:jFnwm9x3
(人が恥ずかしいのを我慢して聞いたのに…なんで・・・・?もう、嫌い、大嫌い!)
・・・・・ガタン!!急にメイリンが席を立つ。
怪訝そうに見るシン。
「どうしたんだよ急に?」そのシン顔を見るが罪悪感のかけらすらない。
「……。なんでもない!バカ…シンのバカ…」といいながら、食堂から走って出ていく。
泣きたいのを我慢するのが精一杯なメイリン・・・。
「なんで…俺がバカ??」全く訳が分からない…と言わんばかりのシンである。
しかし、メイリンをあのままにしておくわけにはいかないと思うシン。
一口残したコーヒーおいたまま、メイリンを必死に探し始める。
残念ながら、広いミネルバを探すのも容易ではない。
結局、あちこち走り回る羽目になった…
(全く、どこいったんだメイリン…)
走っているうちに部屋に戻ろうとするルナマリアとすれ違う。
「メイリンがどこ行ったか知らない?」
「メイリン?ああ、甲板出入口の方に行くの見たわよ。なんか、顔真っ赤にしてたけど。どうかしたのかしらあの子?」
「サンキュー、ルナ!」また、シンが走り出す…。
「あっ、シン!」ルナマリアが声を張り上げる・・。
(また、あの二人痴話喧嘩したのかしら…まあ、喧嘩するほど仲いいって言うし。まあ、いいか♪)


550RX-93:05/02/07 02:16:55 ID:jFnwm9x3
姉のルナマリアが言った通り、メイリンは甲板の柵にもたれて一人泣いていた…
(なんで、なんでシンは分かってくれないの…わたし、こんなにもシンのこと好きなのに…)
ぐすん、ぐすんと涙が出る。
ややあって、甲板出入口が開く。「やっぱり、ルナが言った通りだな…」「シン…」
シンの前には目を真っ赤にして泣きじゃくるメイリンがいた。
「どうしたんだよ?まったくだめじゃないか。こんな所来るなんて…風邪ひいちゃうぞ?」
自分が未だに何をやらかしたか気付かない鈍感なシン…。
いい加減メイリンもこの鈍感なシンに、愛想が尽いてくる。
「誰のせいでこんな所で泣いてるとおもってるのよ!全部シンが悪いんだから!」
「俺が何言ったんだよ!」
「さっきの質問にちゃんと答えてくれなかったじゃない!」
メイリンが声を張り上げる。
「ちゃんと答えただろ!いいオペレータだって」まけじと大声で答えるシン。
「私は、私はシンにとってオペレーターだけと言う存在なの?私にとってシンはパイロット以上の存在なのに!どうしてわかってくれないのよ!」
精一杯言ってしまったとメイリンが思う。が、しかし・・・。
「・・・・・。パイロット以上ってどういうこと?」シンが言った。
「何処まで、鈍感なのよ!このバカっ!」メイリンは怒り出す・・・。
シンは、自分なりに答えを出すのに必死になる。
ややあって、やっとメイリンの言っていたことの意味がわかる。
「え、どうなのよこのバカシン!」
ここまで来るといくらなんでもシンもメイリンが何を言ってほしいか分かる…
「ごめん、メイリン…」と言って、近づいてハンカチで涙でベトベトのメイリンの顔を拭いてやるシン。
やっと、傷つけてしまったと後悔を始めるシン。
「ごめんな、メイリンの気持ちに気付いてやれなくて…」シンが優しくメイリンに言う・・。

551RX-93:05/02/07 02:29:30 ID:jFnwm9x3
「何処まで、鈍感なのよ・・・」
とメイリンが言い切らないうちにシンがメイリンを抱き寄せる…
メイリンは、シンの厚くたくましくなった体にしがみつく。シンはメイリンのさらさらとした髪を撫でてやる。
それは、メイリンにとって夢のような時間である…。
(ずっと、こうして欲しかった・・・)メイリンはふと思う。
しばらくして熱い抱擁を解き、お互いに見つめ合う。
でも、やっぱり照れ臭いもので二人ともおもわず、笑ってしまうのだ…。
「私のことどう思うの?」メイリン改めてが聞く。答えは分かりきっているはずなのにとシンは思った。
「・・・・好きだ」と顔を赤らめ言うシン。
「ホントに?世界でだれよりも?」メイリンは意地悪そうに聞く。
「ああ、世界で誰よりもだ」顔を真っ赤にしてシンは言った。
「嬉しい♪私もシンのこと好き、大好きなんだから!」
メイリンが甘えるようにまたシンに抱きつく・・・。
552RX-93:05/02/07 02:43:34 ID:jFnwm9x3
しかし、今日は言わせるだけでは終わらせないメイリン。
(私に散々、恥をかかせたんだから!今日は、シンをいじめちゃおっと♪)
「じゃあ、好きだっていう証拠みせてよ♪」メイリンは、いたずらっぽく言う。
「例えば?」シンは、きょとんとしている。
「んじゃあ、ここ♪」メイリンは、人差し指で唇を指す。
「えっ?本気かよ?」と、シンが慌てる。
「何してるの?早く!じゃないと、私を好きだって認めてあげないんだから!」
メイリンは目を閉じてキスを待つ…。
シンは、少し迷ったが覚悟を決めた。
ゆっくりとメイリンの唇の上に自分の唇を重ねる…
チュッ…。その瞬間、周りの時間が止まった気がした。二人の心が通い合った時でもあったのだ。
そして、長い長いキスから唇をお互いに離す。
「これでいいかい?メイリン?」「ありがと、シン♪」
メイリンが嬉しそうに答えて、安心するシン。
「さっ、中にもどろう」「うん♪」メイリンがシンの左腕にしがみつく。
そうして、甲板を後にする二人・・・・。

553RX-93:05/02/07 02:49:10 ID:jFnwm9x3
というわけで、中篇はここまでです。
読んでる皆様は、いつになったらHシーンがッと、お思いでしょうが、後編では必ず出します。
ホントに、ホントに出しますからどうかご容赦を。
つたない文章ですが、どうか後編にご期待くださいm(_ _)m
554名無しさん@ピンキー:05/02/07 02:53:28 ID:aE/Nnfhh
深夜にGJ
だけどメモ帳に予め書いて保存して投稿した方が効率がいいよ。
他の作家様がたも多分、そうしてるだろうし。
555名無しさん@ピンキー:05/02/07 07:38:52 ID:U1/7BTxx
ユウナ×カガリを読んだ後に、サハクの姐さん×ユウナを読んでみたいと思った漏れは・・・・・orz
556311-10:05/02/07 12:55:46 ID:FmUSETHd
遅いけど、311の続きです。
カガリは暖かいものに包まれているのを感じ、目を覚ました。
 意識を何時の間に失ったのだろう。
 ほおをやさしく撫でられていた気がする。しかし、顔に触れているのは、胸板だけ。
(胸?)
 見上げると前方を見つめるアスランの顔があった。
 抱かれる形でコックピットに二人乗りするのは、初めてではない。
 プラントでずっと守ってくれたときも。
 身じろぎした彼女に気付き、アスランが視線を送る。
 しかし、あの時のように優しい視線ではない。
 彼女の不安を反映してそう映っているのかもしれないが。
「これは。」
あの赤い機体の中だろう。
 戦闘機型で停止しているらしく、外に広がる景色は低い。
557311-11:05/02/07 12:56:43 ID:FmUSETHd
 遠くの空は静かで、一応戦闘は終結したようだった。
「どういうことだ、と聞きたいのはお互い様だろう。」
 結婚。失踪。再会したときは、戦闘中。
(生きていてくれただけで良かった。)
そう思うけれど。
(わかっているけど。でも癪にさわるから。)
 いつのまにか、カガリの手袋が外されており、アスランの視線は左手に移る。
口を開こうとした途端、髪に指を差し込まれた。眼の位置は同じなのに、視線が合わない。
 彼はこんな眼をしていただろうか。
 映っているのは、自分の姿ではなく、何か底知れぬアスラン自身の想い。
 それでも、その手を振り払うことができないのは、負い目とそれ以上に、凍結させていた愛しさだ。
558311-12:05/02/07 12:57:37 ID:FmUSETHd
ふ、とカガリが眼を伏せた瞬間柔らかな髪が触れ、唇が合わせられた。
 冷め切っていない体が再び熱くなる。
 気を失っていたのは、ほんの短い時間だったようだ。
 胸が苦しくて逃れようとしたが、頭が固定されていて動かない。
 背後から搦められた腕と足にもがく事しかできない。
 搦められた舌のように。
 暴れるカガリに苛立ったかのように、唇が軽く噛まれた。
 びく、と頭をふると手が外れ頭部は自由になった。
 しかし、そのまましなやかな指が首を這う。
 先ほどの冷えた声を思い出し、カガリの眼に涙が滲んだ。
 指はそのままパイロットスーツのファスナーに触れ背中を開放する。
 指の跡を追うように唇がきつくゆるく首筋を移動する。
 そのぞくぞくとする感覚に耐えきれずカガリの眉が寄せられ吐息がもれる。
559311-13:05/02/07 12:58:26 ID:FmUSETHd
軽く頸椎を噛むと背筋が反り
「・・・っ。」
声にならない声がもれはじめた。
 アスランが締め付ける腕に力を込める。
 愛おしくてたまらぬように、そっとほおをうなじにすりつける。
 そのまま背中から胸元へ手を差し込んだ。
Tシャツの上から暖かいふくらみに触れたとき、カガリが自由にならない身体で再び抵抗しようと、もがき始めた。
素肌に侵入した手のひらが蠢き、指先にくすぐられるような外乳が尾てい骨の辺りまで戦慄を産む。
 耐えきれず普段存在していることを忘れている粒が堅くなりころころと動く。
 それを柔らかく摘まれる。
560311-14:05/02/07 12:59:16 ID:FmUSETHd
「やめろ・・。こんなのはっ。・・・たの・・む。・・・っいや。」
最後の方は悲鳴のようだった。
いつもより高くせっぱつまった声は。熱く震える吐息は逆の効果しか生まない。
アスランも息を乱し、ぴたりと押しつけた身体を揺らした。
艶のある声を吐く口に自由な方の指を入れる。
掻き回すと震える舌が無意識の内にまとわりつき時折耐えきれぬように甘く噛む。
(まずい。)
アスランは一瞬腰を引いた。
つい激情にかられて欲望に負けてしまったが、こんなところで最後までするつもりはなかった。
 今まで耐えた分、もっと環境の整ったところで、微笑んでくれるカガリと、がいい。
 実際緊張して微笑んでくれないにしても、気持ちの通じ合った状態でしたい。
 そう思っていたのに。
561311-15:05/02/07 13:00:12 ID:FmUSETHd
「ごめん。」
 我慢がききそうにない。
 熱く硬くなったものがもがく柔らかい臀部に触れる。
 官能にアスラン自身も震え熱く息を吐いた。

振動に眼の前を見ると、フリーダムが降り立ったのが見えた。
側にあるストライクルージュが見つかるのは、時間の問題である。
「キラ・・。」
562311-16:05/02/07 13:01:18 ID:FmUSETHd
ほっとしたようにつぶやく彼女の腰を再び引き寄せ、腰骨まで開けたファスナーから手を前にこじ入れる。
「嘘・・。やめろ。アスランー。」
信じられない、と見開く琥珀の瞳が彼女の中心に触れた指にぎゅっと眼を閉じる。不自由にしか動けない指がそれでも執拗に探ってくる。それまでの個々の快楽が収束するかのような感覚に、内ももが震える。
 アスランの温かい舌が耳を這う。
  「やだっ。おい、やめ・・。」
 フリーダムの身体がこちらを向いた。
 羞恥にカガリの眼の前が真っ白になる。
 触れられた部分より、もっと身体の奥、身体の内側が弾ける感覚がした。
 跳ねるように痙攣した瞬間強く抱きしめられた。
一瞬息を詰め、深く吐きだす。
彼女のほおを伝う涙を舌で舐め取り唇を重ねた。今度は閉じたままで深く。
手を引き抜いてチャックを上げてやる。
 嫌がっていたくせに呆然と見返す彼女を支え膝から下ろす。
563311-17:05/02/07 13:02:21 ID:FmUSETHd
ようやく地についた足が震えて立てないようなので支えてやる。
「行くんだろ。」
 穏やかな声がうながした。
「アスラン。私は。」
「わかってるから。」
先刻までの熱の余韻は互いの瞳の中でけぶる。
「謝らないから。だから、お前も謝らなくていい。」
不意にカガリの腕が巻き付き、初めて彼女から唇を重ねてきた。
 満たされなかった欲望以上に何かが満たされる。
フリーダムが近づいてきた。
「離れないと離せなくなるぞ。」
するり、と首から腕が離れる。現金なものだ。
「今度は手加減しないから。」
「あれで手加減してたのかよ!」
顔を赤らめる彼女にふれ、コックピットを開けた。
「お前はお前の信じる道を行け。オレもオレの道を往く。」
今は一緒にいられなくても。
道はいつか一つになる。
564名無しさん@ピンキー:05/02/07 13:04:34 ID:FmUSETHd
読んで下さった方ありがとうございました。途中でへたれてすみません。行為の内容が濃いのが読みたいなあ、とは思うのですが。職人さんいつもGJです。
565名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:22:43 ID:u9kAfvu4
GJ!!
続きを期待して待つ!!
566名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:41:12 ID:r21cWCgE
>>564
乙です。
待ってました!
567名無しさん@ピンキー:05/02/07 16:22:53 ID:ku/G6XJv
>>564
乙!描写が一つ一つウマーでGJですた。
またの投下待ってますノシ
568名無しさん@ピンキー:05/02/07 17:45:36 ID:V/OwXzTp
パイロットスーツで、のが読めて
こんなに幸せなことはない…
>564 、GJ
569名無しさん@ピンキー:05/02/07 18:54:18 ID:QlzODSD6
おお、1日でこんなにも…
職人さま方乙です!
570377:05/02/07 22:27:29 ID:z4kzyCET
>>377でアスルナを書いた者です。
またまたアスルナを書いてみたので投下させていただきたいと思います。

前回の続きっぽいのですが16話を踏まえてみました。
今回もまた流れが変ですがご容赦くださいw
571アス×ルナ(1):05/02/07 22:29:07 ID:z4kzyCET
「戦争はヒーローごっこじゃないっ!」
そう言ってアスランは目の前にいる少年、シン・アスカに先ほどに続いて二回目の平手打ちをした。
幾ら叩かれようと相手が自分よりどんなに立場が上だろうと少年の赤い瞳はアスランを睨みつける。
「シン、いい加減にしろ」
しばらく静観していたレイがシンを制する。そしてアスランに向かって軽く敬礼をするとシンを引っ張って格納庫から出て行く。
周りに集まっていた整備員たちも持ち場に戻っていく。
アスランに寄ってくる者は誰もいない。
これでますますこの艦に居づらくなってしまった。

今ロッカールームに行けばまたシンと鉢合わせてしまいもっとややこしい事態になるだろうと思いセイバーの簡単なシステムチェックをして少し時間をつぶし、それからロッカールームに向かった。
時間つぶしが功を奏して、アスランがロッカールームに入ったときにはシンもレイもいなかった。
パイロットスーツを脱ぎ軍服に着替える間一人でいるときが一番落ち着けると感じてしまっていた。
昔――前の戦争が始まる前に夏休み一人部屋にこもってハッキングに勤しんでいたキラを外に連れ出したことを思い出した。
『外になんて出たくないよ!人とうわべだけの付き合いをしなきゃいけないのなんて面倒くさいだけだよ!』
キラの言った言葉が今理解できることが皮肉に思えてならなかった。
着替えを済ませ、ロッカールームを出る。
自室に戻ってデスクワークをこなすことで嫌なことを忘れてしまおうと思った。
部屋のドアを開ける。



「……!?」

自分の部屋に戻った筈だった。
デスクワークをするつもりだった。

だが…
アスランは目の前の光景に絶句するしかなかった。
目の前には少女が一人…下着姿で驚いた顔をしてこちらを見ている。
572アス×ルナ(2):05/02/07 22:30:58 ID:z4kzyCET
突然の出来事にルナマリアは一瞬思考がストップしたが自分が下着姿であることに気づき、手で体を隠すようにして、そして屈んでから叫び声をあげた
「キャーーーーーー!!!な、な、な、何してるんですか!!?ここは女性用ロッカールームですよっ!!」
あまりの突然の出来事にこちらも思考を停止させていたアスランであったが、ルナマリアの叫び声で我に返り、今自分が引き起こしてしまったとんでもない事態を認識した。
「そんなベタな事があるかっ!!」
思わず叫んでしまった
「何言ってるんですか!!早く出てってくださいよ!!」
「す、すまない…俺は、その…俺の部屋に帰るつもりで…そしたらルナマリアが下着姿で…その、決して手鏡とか小型カメラをブーツに仕込んだりなんて…あれ、俺何言ってるんだ??」
「もうっ、いいから出てってぇ!!」
ルナマリアの声に押されるようにして慌てて部屋を出ようとする。
――が、そこでアスランの足は突然止まった。
そして振り返り着替えを再開させていたルナマリアに後ろから抱きついた。
「え!?な、ちょっ…アスランさん!?」
てっきり部屋を出て行ったと思っていた男が今度は自分に抱きついてきた。もちろん驚きを感じずに入られなかった。
がしかしその次の瞬間、ルナマリアに与えられた感覚がその驚きを消し去ってしまう。
「あんっ・・・」
後ろからルナマリアを抱えていた両手が下着をずらして、ルナマリアの左右の胸に直に滑り込み愛撫を始めた。
「やっ・・・はんっ・・・こんなところで・・・」
休むことの無い胸への愛撫に耐え切れず立ったままではあるが身をくねらせる。
「ルナマリア…!」
そう言ってアスランはルナマリアに呼びかけ顔を近づける。それに応えてルナマリアは顔を背側に向ける。
「ん・・・ふぅ・・・んんぅ・・」
互いの舌を絡め合い、熱く濃い口づけをする。
573アス×ルナ(3):05/02/07 22:31:59 ID:z4kzyCET
その間にルナマリアの胸を撫で回していた片手を下の方へ滑らせ、もう一つの下着の中にも手を入れてルナマリアの秘所を弄る。
そこは既に相当な量の愛液で満ちていた。
「嫌だという割には感じているじゃないか…」
小さな声で、少し悪戯っぽく呟く。
「ん・・・もぉっ・・・あんっ・・・」
アスランの意地悪な態度に抗議しようとしたが敏感な部分を絶え間なく刺激され続け、快楽がそれを凌駕した。
「いやッ・・あんっ・・ああん・・・んぅ・・ふぁっ・・・」
必要以上に秘所をムラ無く満遍なく攻め続ける手。
そしてその指は陰核に触れ、今度はそこを刺激し続ける。
「いやっ・・・ダメ、そ・・・こは・・・あああんッ・・あんっ・・ああああん!!!」
蕾に繰り出される刺激、それによって秘部から出る愛液はルナマリアの美しい脚をつたってロッカールームの床に小さな泉を作り始めていた。
「はぁああっ・・・うんぅ・・ひんっ!・・・あああぁぁ・・・」
与え続けられた快感によってルナマリアの理性は薄れ、アスランの方に尻を突き出すような格好になっていた。
アスランは胸と秘部への愛撫をやめ、下着を剥ぎ取ると突き出されたルナマリアの腰に手を当て、自身の硬くそそり立った陰茎をルナマリアの膣口に当てがう。
この体制はアスランも初めてではあったが愛液を湧き出し、熱く自分を求めるルナマリアの秘部はどの位置にあるのかすぐに分かった。
「えぇ!ちょっ・・・こんな格好で・・・!?やだっ・・・恥ずかしい・・・」
今からされようとしていることがどんな事であるのかを把握し、
理性が少し戻ったことでルナマリアは激しい羞恥心を感じたがアスランは気にせずに自身をルナマリアの中に押し進めていった。
574アス×ルナ(4):05/02/07 22:33:37 ID:z4kzyCET
「あぁあああ!!・・・すごいっ・・・ああんっ!!やっ・・入って・・・くるっ・・・!!」
ロッカーに両手をつき、尻を突き出し、顔は地面を向いていたがアスランの挿入の刺激の強さに思わず顔を上げ、背を反らすと共に頭を後ろに擡げてしまう。
正常位の時とは別の次元からくる膣内の締め付けにアスランは激しくルナマリアを突き上げてより快感を得ようとする。
「ル・・・ルナマリアっ・・・ルナ・・・マリアっ・・・」
「やぁぁ・・・あんっ!!・・・あっ!あん・・ぅっ・・・はんっ!!・・・はげっ・・・し・・・」
尚も一層突き上げの激しさは増していく。腰に添えていた手はルナマリアの胸を強く掴み、そしてこねくり回す。
「んっ!!はっ!!ああっ!!もう・・・ダメッ!!あっ、あっ、あっ・・ああああぁぁぁ!!」
「ルナマリア!!お・・・俺もっ!!ううっ・・!!!」
ルナマリアが絶頂を迎えると同時にアスランも射精感を抑えきれずになり亀頭の先端を膣内の奥に突き上げたままルナマリアの膣内に熱い精液をぶちまける。
ゴポッ・・・ゴプッ・・・
大量に放出された精液は膣内に収まりきらずに結合部からあふれ出し、愛液と精液の交じり合ったものが泡を作っている。
「はぁっ、はぁっ・・ルナマリア・・・」
「アスラン・・・さん・・・もう・・・いきなり・・・なんだから・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
575アス×ルナ(5)(ラスト):05/02/07 22:34:32 ID:z4kzyCET
射精を終えて縮んだ陰茎をルナマリアから引き抜き、ルナマリアの秘書の後処理をしてやる。
「やだっ・・・自分でしますよぉ・・・いいですってば!」
ルナマリアは顔を真っ赤にして恥ずかしがり、嫌がったがアスランは淡々とティッシュで液体をふき取っていく。
もう体を重ねて恥ずかしいことも無いだろう、とアスランは思っていたがルナマリアはロッカールームの照明が明るい状況でアスランに自分の秘部を見られていることがこの上なく恥ずかしかった。
「まだ取れないのがあるからシャワーを浴びてくるといい」
そう言うとアスランはルナマリアをシャワーに入れて、自分は服を着て誰かに見つからないようにロッカールームを出ようとした。
――が、ふとシャワールームの方に目をやったとき、磨りガラス越しに見えるルナマリアの裸体を見たとき、下半身に熱いものがこみ上げてきた。
そして着直していた服を再び脱ぎ捨て、シャワー室の方へ歩を進めていった。
(つづく?)
576名無しさん@ピンキー:05/02/07 22:36:01 ID:eAMMpnP9
GJ!
是非続きを!
577377@投下完了:05/02/07 22:37:19 ID:z4kzyCET
投下させていただきました。

やっぱりアスルナが一番書きやすいです、好きなカプなんで…
あと、なんつーかどうしても導入の部分にネタを入れたくなってしまうのでそこで台無しにしてしまっているかもしれません。
で、本番の表現とかは稚拙だと自覚してましてなんだか申し訳ないです。

今後の参考までに改善した方がいいところとかあったらご指摘願います。
578名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:08:49 ID:7XsDcqo2
GJ!!!GJ!!!続きも頑張ってください!!!
579名無しさん@ピンキー:05/02/07 23:11:55 ID:iBbsrf7q
ミーア×ラクスキボン
580黄昏の…:05/02/07 23:15:16 ID:C/7SIlde
みんなGJなので俺も自然とハイペース。
>>399の続きなんだけど、でも今回も短いの…。


「そ〜だ!」
「?」
 急に何かを思いついたらしく、寝転がって涼んでいたルナがパチンと掌を叩く。
どうせまたロクなことじゃない…そう思ってそうっと席を外そうとするシンだが、ルナが一瞬早かった。
「ちょっと、何処行こうってぇの?」
「いや、その…お、俺も泳ぎに行こうかなぁとか思って」
「私を置いて?」
「そ、そういう解釈で頼む」
「…逃がさないわよ」
 ヤヴァイ。明らかに何かを企んでいる目つきだ。
もうかれこれ2年も一緒に居るのだ、ルナのことくらい眼を見れば解る。
 そのシンの勘が全力で告げていた―――――――――ニゲロ、と。
「も、もし逃げたらどうなるってのさ?」
「そうねぇ…訴えるわ。そして勝つわよ」
「オイ、いくらオーブが南国だからってパ○ワはマズイって…」
「は?」
 シンとしては気を利かせたつもりだったらしいが、
ルナとしては意味不明だったらしい。と言うよりはルナには彼が言い逃れをしている様にしか見えない。
「だ、第一、俺は別に訴えられる様なことなんて…」
「いーっぱいしてる…わよねぇ?」
 ふふん、とルナが意地悪く嘲笑う。
581黄昏の…:05/02/07 23:16:24 ID:C/7SIlde
「お姉さんの口が堅いのをいいことに、若いシン君はこれまでに数々の犯罪を…」
「お、俺は犯罪なんて!」
「あ、トボける気? いーのかなぁ、そんな態度で?」
「ぐっ」
 …確かに、言われてみればルナに対しては結構な犯罪、それも性的なコトをしてしまった…かも。
「で、でもアレはみんな合意の上だろ!? 和姦だ、和姦!」
「嫌がるお姉さんを無理矢理ベッドに押し倒したのも?」
「いや、アレはルナの方から俺を押し倒したんだろ…」
「膣内(なか)は駄目…ってあれ程お願いしたのに結局全部、膣内で出しちゃったのは?」
「俺が抜こうとしたら、ルナが『お願いだから抜かないで…!』って泣きながら頼んだんじゃないか…」
「インパルスのコクピットの中なら外に声が漏れないから、って散々人を嬲った件は?」
「俺の記憶が確かなら…OSの調整してたら、そっちが勝手に入り込んできて『ね、ココでヤろ…?』って…」
「記憶にございませ〜ん」
 何だか互いの主張が食い違っている様だが、どちらかと言うとシンの言っていることが正しいらしい。
つまりは話を聞く限りでは、本来罪深いのは原告のルナ…ということになる。
「ぜ、全部ルナの方から俺を誘った結果だろ!」
「うぐ、あー言えばこー言う子ねぇ」
 とは言え、シンの言っていることは正しい。
長らく関係を続けているとは言え、まだまだ彼よりも優位に立つのは難しいのかもしれない。
 だが、こんなことでへこ垂れるルナマリア様ではない。
「…シンの鈍感」
「は?」
「乙女心の解らんヤツよのぅ、お主は…」
「解るも何も、まだ何の説明も受けてないんだけど」
 ニブチン。疎すぎ。空気嫁。
「…でしたい」
「な、何?」
「だから、外でシンとエッチしたい…って言ったの」
582黄昏の…:05/02/07 23:18:02 ID:C/7SIlde
「そ、外って…それって…ま、まさか…?」
「野外プレイ。って言うか青姦?」
「…じょ、冗談だろ?」
「んふふ、素敵に本気」
 顔は笑っているけれど、眼は笑っていない。彼女はマジだ。
「だってよく考えたら、私達まだ外でヤったのって1回もないし」
「別に外じゃなくても…ちゅうか、外でやる必要性なんてないじゃんか!」
「外だから意味があるの! 屋内とは違った興奮や快感が得られるかもしれないでしょ〜?」
「(…ハメられた)」
 つまりは、だ。
浜辺でのビーチバレーは前哨戦…と言うよりは口実。
 彼女が自分をミネルバから連れ出したのは、青姦をやってみたい…という好奇心からだったのか。
「ね、いいでしょ?」
「ヤダ」
「何でよ〜!」
「誰かに見られたらどーすんだよ…」
「みんな避難しちゃってるから大丈夫だって」
「……」
 いや、そういう問題じゃ…。
「…シンはしたくないの?」
「いや、興味はあるっちゅうか、ないっちゅうか…」
「じゃあ、昼間が駄目なら夜でもいいよ。あ、その方がロマンチックかも?」
「…マジかよ」
 ルナは言い出したら聞かない。かと言って機嫌を損ねるのも得策ではない。
どうしたものか…いや、最初から答えは出ている。ここは素直に言うことを聞いた方が…。
「じゃあ夜に作戦実行〜! あ、ライト忘れないでね。あと虫除けスプレーとか敷物とか…」
「(…普通に艦内とかホテルでヤった方が早くないか、ソレ? て言うか準備するの俺?)」
 何か、彼氏というよりは玩具? いや、この場合は使いっぱしりという気もしなくない。
583黄昏の…:05/02/07 23:22:13 ID:C/7SIlde
シンは尻に敷かれるタイプだと
解釈しているせいか、いつもルナが先導してまつねぇ。
やはり年上属性には逆らえないのか…。いや、シンは妹(ry
584名無しさん@ピンキー:05/02/08 00:20:54 ID:Px67af80
続きが気になる
なら(;´Д`)ハァハァして待つしかないじゃないか
585名無しさん@ピンキー:05/02/08 00:24:56 ID:/73CIy20
青姦楽しみ(*´д`)ハァハァ
586RX-93:05/02/08 01:47:52 ID:sO6FrqeC
素晴らしい職人のみなさまご苦労様です。
昨日の続きの後編が出来たので投下します m(_ _)m
587RX-93:05/02/08 01:49:26 ID:sO6FrqeC
メイリンとシンはお互いに寄り添いながら、通路を歩く。まるで、ひと時のデートを楽しむ恋人のように。
「シン、交代までどのくらいあるの?」
「あと、一時間弱って所だな・・・」ポケットに入っている時計を見ながら言う。
「あと、一時間どうしようか♪」メイリンが楽しそうに聞く。
「そうだね・・・・・」少し考えはじめるシン。
しかし、そのときシンは体が浮いたような感じを得る。
急に、ミネルバの船体が揺れる・・・・。少し後に、ドーンという衝撃音が聞こえる。
「なっ・・・・・」シンが呻く。 「きゃっ・・」メイリンが悲鳴をあげる。
二人は、くっついたまま壁の方に投げ出される。しかし、運が悪くどこかの部屋のドアにぶつかる。
ドアにに当たったとなとシンは思ったが、そのドアはロックされていないようで、二人はその部屋に放りこまれる・・・。
「痛ったい〜何なの?」「痛・・・。まさか攻撃!?」シンが慌てる・・・。
すぐにタリアからの艦内放送がかかる。
「先の船体への衝撃は、攻撃ではなく、船体の一部が何かに接触した模様。心配はない、繰り返す・・・」
「何だ・・・よかったぁ〜」二人は、ホッとする。
「しかし何だこの部屋・・・。ロックすらかかってないなんて・・無用心にも程があるな」シンは思わず口にする。
メイリンは、放り込まれた部屋を見渡す。
非常灯と常備灯しかついてなく、よく見えないがしかし小綺麗でエレガントな造りな部屋・・。
まるで、戦闘艦にふさわしくない部屋。「まさか・・・」とシンは思う。
部屋についているパネルディスプレイの電源を入れる・・・
(やっぱり・・・。ここはVIPルームだ・・)
その、シンの焦りをよそにメイリンは、部屋の美しい造りを見て回る。
そして、普段は触れないようなフカフカのベッドを見つけると、それに腰かけて、その感触を楽しむ。
588RX-93:05/02/08 01:51:19 ID:sO6FrqeC
「すっご〜い。こんなベッド初めて♪」しかし、シンが青い顔をして近づく。
「どうしたのシン・・・?」怪訝そうにみるメイリン。
「メイリン、ここはVIPルームだ・・・。まずいよこんなところに居たら、艦長に殺されてしまうよ・・・」
「えっ・・」驚いた様にメイリンガ答える。
「さ、見つからないうちに出・・」と、言いきらないうちにベッドに近づくシンがそばの段差につまずく・・。
「うわっ・・」 「きゃっ・・」 シンは、そのままベッドとメイリンにダイブしてしまう。ちょうど、メイリンをベッドに押し倒したように・・。
「ごめん、メイリン・・。大丈夫?」とシンが言うが、メイリンの上に覆い被さっている自分に気づく・・。
メイリンにとっては、嬉しいアクシデントである。 (よぉ〜し♪これはチャンス!この際だから・・・)
慌てて、体を離そうとするシンの首にメイリンが腕を絡める・・・。
「・・・・。メイリン?ど、どうしたの?」 「ねぇ、シン私のこと好き?」
「好きだけど・・。ちょっとメイリン?」 「じゃあ、しよ♪ね、シン」
「な、何言ってるんだよ・・」シンが顔を真っ赤にして慌て始める。
「あら、私は本気よ♪」メイリンが笑って答える。
「やっぱりやめようよ、ね、メイリン・・」顔をそむけて言うシン。
(せっかく、人が頑張って誘っているのに・・・)少し、腹が立つメイリン・・。
「シンの意気地なし・・・。じゃあ、言っていいのかなシンのひ・み・つ♪」
「別に、秘密なんてないけど・・・」バツが悪そうに答えるシン。
「あら、そう?シンのベッドの下に、裸の女の人がいっぱい載った絵本が沢山あったんだけどな・・・?」
「・・・・・・・・!!」シンが絶句する。確かに、シンのベッドの下にはヨウランから借りた大量のエロ本が隠してある。
「あら、言っていいのかな〜お姉ちゃんや艦長に♪言ったら、どうなるかわかるでしょ?」
「何で知ってるんだよ?」とかなりビックリする・・・。
「それは、ひみつ♪」悪戯っぽく答える。
「わ、分かったよ、メイリンを抱けばいいんだろ?」シンは、ついに観念した。
「そんなふうに言われるなんて心外だわ・・・。好きだから抱いてくれるんでしょ?」
「それは・・・・」完全に主導権を握られたと思う、シン。
589RX-93:05/02/08 01:54:53 ID:sO6FrqeC
キスをせがむようにシンを見るメイリン。
シンは、それに答えるようにキスをする。そのうちにメイリンが舌を絡める。
「・・・・!!」シンは驚くが、メイリンが完全に陶酔したような目で見ている。シンは、激しいディープキスを始める・・・。
クチュ、クチュと二人が重ねた唇から音が漏れる・・。
そして、長い長いキスを終えると、「はぁ、はぁ」と二人とも息が少し上がる・・・・
「・・・・・・・・・・。初めてなの・・・」メイリンがつぶやくように言う。「えっ・・・」驚くようにシンはメイリンを見る。
しかし、反応が無いシンに少し、怒ったようにメイリンが言う。
「だから、初めてなの!優しくしてって言ってるの、わかる?」
シンは、少し驚いたが、自分はこのベッドに横たわるメイリンを大事にしなければならないと感じる。
「・・・・。分かった。優しくするよ」と耳でささやくように言う。
メイリンは、安心したような様子を見せる。
しかし、シンにとってもこういう経験は、初めてなのである。頭のなかに、かつて読んだ本の内容を必死に思い出す。
(確か、服をガツガツ脱がすと女の子が冷めるって書いてあったな・・・)
そう思いながら、キスをしながらメイリンの制服を脱がしにかかる。ボタンをゆっくりはずし、スカートのファスナーを下げる。
上着のボタンを全てはずし、脱がせ、スカートを取り去る。黒いアンダーTシャツとショーツ1枚の姿になる。
シンは、自分の頭にある全ての知識を総動員して愛撫を始める。
シャツの上からやわらかい胸を揉む。そして、耳に息を吹きかける。メイリンがビクッと体を震わせる。
(もしやメイリン・・・・耳が弱いんじゃないか・・・。)
そう思ったシンは、耳に舌を這わせる。
「シン〜くすぐったいよぉ・・・」メイリンが恥ずかしそうに言う。
590RX-93:05/02/08 01:55:59 ID:sO6FrqeC
「そのぐらいがちょうどいいんだよ」シンは、メイリンの弱いところを見つけたのだ。
ある程度愛撫を終えると、シンはTシャツの下のブラジャーの中に手を入れる。
もう既に乳首はこりこりしている。シンはその乳首を苛めるように触る・・・。
よほど、胸がイイのか、身をよじるメイリン。
「どう、メイリン?」 「あぁん、そんなこと聞かないでよ・・ばかぁ・・」
「ちゃんといわないと続けないぞ・・・?」シンがわざとメイリンに聞く。
「・・・・・・・・・・」メイリンは恥ずかしくて言葉が出ない。
「じゃあ、やめちゃおうかな?」シンが悪戯っぽくいって、胸への愛撫を止める。
「・・・・・・。言うからやめないでよぉ。いい、です。気持ちいいよぉ〜」メイリンがついに降参する。
やっと攻守が変わる。これをいいことにシンは、メイリンのTシャツとブラジャーを取ってショーツ一枚の格好にする。
メイリンの乳首に吸い付いて、レロレロするとメイリンが声をあげて、反応する。 「あぁん、いいのぉ〜」
シンは、頃合かなと思い、もう一つのメイリンの口に愛撫を始める。
「や、やだ、そこはぁ・・・」メイリンが抗議の声を上げるがシンは、あえて無視をする。
シンが触るとそこは、もうグショグショに濡れていた。
「こんなに、濡らしてメイリンは淫乱だね?」あくまでも意地が悪いシン。
「メイリン、そんなに淫乱じゃないもん・・・」はぶてるメイリン・・・。
「そうかな?じゃあ、こういう事しても平気でいられるの?」
シンは早速、メイリンの中に指を入れて、動かす・・・。
「ふあぁん・・・」メイリンが喘ぎ声を上げ始める。
既に濡れたメイリンのそこは、いとも簡単にシンの指を受け入れる。
「あぁ、意地悪ぅ・・・」
声では、反抗するものの完全に体は陥落してしまっている。
591RX-93:05/02/08 01:57:01 ID:sO6FrqeC
それをいいことにシンは、激しく責め始める。親指でクリトリスを、中指で膣内を責める。
そのシンの激しい愛撫を受けてメイリンの理性のたがが外れる・・・・
「いいの、メイリンいいのぉ、飛んじゃう、飛んじゃうのぉ・・・」
絶頂が近いのか呂律が回らないメイリン。シンも、もう腕が限界である。早くいかせようとより激しく手を動かす・・。
「あ、あ、イク、イクいっちゃうのぉ〜メイリンいくのぉ、あ、あ・・・・・」
プッチュと水音がした後、メイリンがベッドに沈み込む・・・。
「はぁ、はぁ・・・」さすがにシンも疲れて、ベッドに座り込む・・。
メイリンは、絶頂を迎えたようで、肩を震わせて息をしている・・・。
ちょっとやりすぎたかなと反省するシン。
「大丈夫?メイリン?」優しく聞く。「はぁ、はぁ・・・シン凄いよぉ・・・」メイリンが息絶え絶えに答える。
(本に書いてあったそのままのことをしただけなのに・・・潮まで吹いちゃうなんて・・)と思うシン。
「メイリンって、敏感だね〜」と言いつつ、シンは、おもむろに服を脱ぎ始める。もう、理性の我慢の限界である。
メイリンの足を割って入るシン。
「優しくねぇ・・・」メイリンは懇願するような目でシンを見る。
「分かってるよ」シンは、既に大きくなった欲望の塊をメイリンのまだ余韻の残り場所にあてがう・・・
ゆっくりと腰を進めるシン。(うっ、キツイ・・・)
メイリンの顔を見るとその痛みに耐えるように涙を滲ませている。
「痛いのならやめようか?」 「だ、大丈夫だからシン。そのまま、入れて・・」
そんな健気なメイリンを見てシンは、ちょっと申し訳ない気持ちになる。
そしてなんとか,半分までは入ったものの、それ以降はどうもいかない。
(確か、緊張をしているからなかなか入らないんじゃ・・・)
そう思った、シンはメイリンの緊張をほぐそうとキスをする。優しく、ときに大胆に・・
少しして、先が緩んだように思える。(今しかない・・・・)
そう思ったシンは、根元まで一気に腰を進める。
「ううう・・ん」痛みに必死に耐えようとするメイリン。
そして、すっぽりとメイリンの中に入るシンの欲望の塊。
592RX-93:05/02/08 01:58:18 ID:sO6FrqeC
「全部入ったよ、メイリン・・・大丈夫?」 「ちょっと痛いけど平気。でも、シンのってとっても暖かいね」
メイリンは、やっと一つになれた事を喜ぶ。
シンもそれは嬉しいが、初めての感覚に戸惑う。このまま、動いたらすぐイキそうなのだ。
結局、感覚が慣れるまで愛撫を続けることにしたシン。二人にとって長い時間が流れる。
だいぶ、二人とも感覚に慣れてきたところで「少し、動いていい?」シンが聞く。
「うんいいよ。あんまり痛まなくなったから・・」
最初は、ぎこちなく腰をゆっくりと動かし始めたシンだがセンスのよさだろうか、徐々にうまくなる。
それに答えるように、メイリンが喘ぎ声を口から漏らす。そして、お互いよほどいいのか徐々に激しさを増す・・・。
シンの腰のスピードが早くなりだす。どうやら限界が近づいてるようだ。
「ごめん、メイリン限界がっ」 「あぁ、シン、シン」メイリンがシンのからだにしがみつく。メイリンもかなりきているようだ。
その間にも、グチュグチュと漏れる音とお互いの体が当たっている音が奏でられる。
「あ、出る、出る・・」 「はぁん、私も、もう限界っ・・・」
シンがメイリンの中にありったけの欲望をぶちまける。「シンのが熱いよ・・」とメイリンが言う。
シンは、自分のまだ熱を帯びている欲望の塊をメイリンの中から抜き、疲れきったメイリンの傍にドッテ・・と横になる。
メイリンは、シンがよっぽどよかったのだろうか、視点が定まらない様子で息を切らせていた。
それから、シンはメイリンが息が落ち着かせるとせがまれて、腕枕をしてやる。
それは、あのラブロマンスの映画で一番印象に残ったことだったからだろう。そして、ベッドの中で二人じゃれあう・
593RX-93:05/02/08 02:01:07 ID:sO6FrqeC
メイリンがシャワーを浴びたら、と言い出したのでレディーファーストと思い、先にシャワー室にメイリンを行かせる。
一人、ベッドで横たわり、天上を見上げるシン
(マユ、俺を導いてくれ・・・)とふと、思う。そうする内にメイリンがバスローブに身を包んで出てくる。
「出たわよ〜シン」 「あ、サンキュー」 慌てて、ベッドから立ち上がるシン。
一通り、体を流しシャワー室から出てくるとそこには、既に制服を着て待っているメイリン。
「遅いよぉ〜」頬を膨らましてメイリンが言うので、シンは急いでトップガンの象徴である赤い制服に袖を通す。
「どうやら、部屋の片付けは夜勤が終わってからだな・・」 「そうね・・・・」
二人は、改めてVIPルームを好き勝手に使ったことへの恐ろしさがこみ上げてくる。
「行こう、メイリン。夜勤の時間に遅刻だ」とドアに向かって歩き出そうとするシンにメイリンが後ろから抱きつく。
「メイリン・・・」「もう少しこうさせて、シン・・」続けざまにメイリンがいう。
「約束して欲しいことがあるの」 「・・・。何?」
「あのね、死なないで。絶対死なないで。お願い」とメイリンが泣きそうな声で言う。
「俺が死ぬわけ無いだろ?大丈夫だよ。俺は、いつでもメイリンの傍にいるから」とシンが振り返ってメイリンの方を見る。
「だって、この前のオーブの領海近く戦闘の時、ホントに死んじゃうと思ったんだから・・・」
「あれはっ・・・」 「だからお願い。約束して。私を悲しませないで。シンが死んだら私も一緒に死んじゃうんだから」
「・・・・。分かったよ。約束するから。な、メイリン」とシンは涙で溢れたメイリンの目を捉えて言う。
594RX-93:05/02/08 02:02:29 ID:sO6FrqeC
「ホントにホント?」メイリンが念を押すように聞く。 「ああ、ホントにホントだ」
「じゃあ、私のお守りあげるね」とメイリンはポケットから何か出して、シンの首に何かつける。「これは・・・・!!」
「あのね、この前オーブを出るときに買ったの。シンだったら知ってるでしょ?」
そう、これはハウメアの守り石なのだ。当然シンも知っている。
「私がいつも傍にいると思って、シン」 「・・・・・・。ありがとうな、メイリン」
「じゃあ、行こうか」 「ウン♪」と入り口に向かって歩き出す二人。が、しかし・・・。
「あ〜忘れてたぁ」とメイリンが思い出すように言う。「何かある?」シンが聞く。
「こ・れっ♪」 「これって?」シンはちっとも分からない。
「分からないの?出勤前の・キ・ス・♪」メイリンが嬉しそうに言う。シンは呆れたが、唇を重ねる・・・。
「いってらっしゃい!シン!」「ああ、行ってくるよ」と慌ててブリーフィングルームの方に駆け出すシンを見送りながらメイリンは思う。
(大好きだから、絶対私を悲しませないでね・・・。シン・・・・)
595RX-93:05/02/08 02:08:18 ID:sO6FrqeC
という、わけでなんとか最後まで書き上げることができました。
アップが遅れてしまい、アッチこっちに文章が飛んでしまったことは、本当に申し訳ありません。
また、書く気分になったら投下します。
つたない文章を読んでくださったスレの皆様の寛大さに感謝でつ。m(_ _)m
596名無しさん@ピンキー:05/02/08 02:14:17 ID:Ca6taKND
職人乙!萌えたぜ。
シン以外と絡むステラを希望しておく
597名無しさん@ピンキー:05/02/08 03:00:07 ID:exMY2vSq
オクレ、ニダと3P?
598534:05/02/08 03:49:47 ID:Luo6zm8k
>>539
>>541
ありがとうございます。
今更補足ですが、二人は服を着たまま(カガリは下着ごとズボンを足首あたりまで下ろされ、アスランはチャック下ろしただけ)で事に至ってます。
裏話嫉妬アスランを自己満足で書き上げてしまったので…。
今度から行為の描写を生々しくしてみたいと思います。
近々投下、次回「お風呂遊び」←ウソ予告

564>>乙です。待ってました!ハァハァ
599名無しさん@ピンキー:05/02/08 08:45:17 ID:gvADG+z+
597>>
いいな、それ。

と言いつつオクステを密かに希望。
600名無しさん@ピンキー:05/02/08 08:52:01 ID:Ca6taKND
俺はステスティの方が
今あっちでちょっと盛り上がってるし
601名無しさん@ピンキー:05/02/08 17:17:04 ID:/73CIy20
オクステきぼん(*´д`)ハァハァ
602名無しさん@ピンキー:05/02/08 17:48:03 ID:aGrWjmFz
じゃあ俺はキラステキボン
603名無しさん@ピンキー:05/02/08 18:40:30 ID:5pF0Psxn
>>598
GJ!次の投下首長くして待ってます。攻めアスランハァハァ
他カプも萌えるが、自分はアスカガ好き。
604612:05/02/08 20:40:13 ID:9UocomB+
ご無沙汰してます612です
ネ申がたくさん降臨していてとっても眩しいですね!
ただいまミゲカガヴァレンタインデーモノ書いています
今日中に投下できたら良いなぁアハハ…遅くってごめんねぇ!(誰も待っていない
カガリ萌えな日々、今週が待ち遠しいですが今週は田舎に帰省するのでリアルタイムで見られない率高いー
やばい、早く仕上げないと帰省に間に合わない…
バレンタインは一人身というかおばーちゃん孝行してきまつ
605ブラウニー投下開始:05/02/08 22:37:38 ID:uqWJADtP
誰もクレクレしてないカプを投下するのがブラウニーでございます…。
ヴィーノ×メイリン編投下します。
やや長めですが、最後まで一気に行きます。
606ブラウニー1/19:05/02/08 22:39:13 ID:uqWJADtP
【整備士の憂鬱】

 「―――物足りないのよ!」
 いつもどおりに抱いていた筈なのに、突然そう怒鳴られて―――。
 メイリンにベッドの下に突き落とされた。
「痛てぇっ!!」
 思わず声をあげたが、労りの言葉一つなく自分の服を押しつけられ、ぐいぐいとドアの
外に引っ張り出される。
「出てって!!」
「・・・ええ?」
 自動ドアが無情に閉じる。半裸のまま廊下に1人取り残されたヴィーノは、ただ呆然と
していた。

 最初はどうということはなかった。シャワーを浴びたばかりのメイリンのガウンを脱がせ、
ベッドに押し倒す。解かれたツインテールは滑らかなうねりとなって、枕を覆い隠すように
広がった。
 メイリンの髪の感触をこよなく愛するヴィーノは、一束とってそれに口づける。それから
額にキスし、鼻筋をなぞって唇にたどり着く。ここまでは、すでにお約束のコース。合図の
ようなものだ。
 成長途中の両方の乳房を持ち上げるように下から手を這わせ、徐々に強く刺激していく。
「あン・・・やっ、そこ・・・気持ちいい・・・」
 メイリンが甘えた声で求めてくる。よしよし順調、とばかりに濃いピンクの突起を摘み、
くりくりと揉みしだく。脇腹を撫で回し、へその周りを舌先でちょろちょろとつつきながら
下腹部に顔を埋めようとすると・・・。
 ―――濡れてない?
 敏感なメイリンは、いつもならこのくらいの愛撫で花弁に露を滲ませている筈だった。
そう言えば躰があまり熱くなっていないし、汗もかいていない。
 不安になったヴィーノが顔を上げ、メイリンと目が合った瞬間。
 彼女は冒頭の言葉を発して、彼を拒絶したのだった。
607ブラウニー2/19:05/02/08 22:40:28 ID:uqWJADtP
 同室のヨウランが寝ていてくれればいい、と願いながら、ヴィーノは自室に戻った。
ルナマリアがいないから、とメイリンの方から誘って来たのに、どうしてこんなことになるん
だろう。
 ルームメイトのヨウランは、こちらに背を向ける体勢で寝ている。ヴィーノはヨウランの
顔をそっと覗き込んだ。熟睡してるな。これなら大丈夫・・・と背を向けた、その時。
「・・・随分と早いお帰りだな。」
 後ろから声をかけられて、ヴィーノは飛び上がった。
「ひゃあっ!・・・脅かすなよ、ヨウラン!」
「どうしたんだ?ルナマリアが戻って来ちまったのか?」
 ヨウランは上半身を起こし、ベッドの上に座りながら言った。
「そうじゃないよ・・・。何だか機嫌悪くて、さ。」
「おあずけくらったのか。」
 ヨウランの遠慮のない言葉に、ヴィーノはしょんぼりと頷いた。
「何が悪かったのかなぁ。特に何もしてないつもりなんだけど・・・」
「それが良くなかったんじゃないのか?マンネリってやつだよ。」
「マンネリになるほど、付き合い長くないよ。」
 ヴィーノは自分の言葉に少なからず傷ついて、ますますしょんぼりし、ベッドに仰向けに
倒れ込んだ。
「あーあ、もう、女って難しいなぁ!」
「・・・ホーク姉妹は特別、な。」
 慰めるようなヨウランの言葉に、ヴィーノはルームメイトの方を見た。ヨウランは
ルナマリア狙いだ。最近そのルナマリアが、アスランの後ばかり追いかけ回していることに、
ヨウランも少し落ち込んでいる。飄々とした性格の彼は、あまりそれを表に出さなかったが。
―――まぁアスランの方があまり相手にしていない現状では、周りがあまり意識して騒ぎ
立てるのは逆効果、ということもあるのだろう。
 いや、今は他人のことを心配している余裕はない。
 マンネリか。
 メイリンも「物足りない」って言ってたし、彼女のことを大事にし過ぎていたのかもしれない。
 今度はもっと思い切って責めてみよう、と思い直し、ヴィーノは寝ることにした。
608ブラウニー3/19:05/02/08 22:41:41 ID:uqWJADtP
 メイリンは不機嫌だった。
 ヴィーノを感情のままに追い返し、1人になった部屋で朝を迎えた彼女は、そこに姉の
姿がないことに驚き、嫌な予感がし―――とてもムカついていた。
 いつもなら、部屋に1人残されて朝を迎えるのはルナマリアの方だった。メイリンには
共に夜を過ごす相手がいるが、ルナマリアにはいない。他の場所でたっぷりイイコトをし、
ルナマリアが起きる前に部屋に戻ると、姉はいつも自分のベッドに寝ている。そのことに
密かに優越感を感じていたのに。
 今日はルナマリアがそこにいなく、自分が1人、取り残されている。しかも姉は起床時間に
なっても戻って来ない。いったいどこにいるんだろう。誰かと・・・一緒なのだろうか。
 そんなことを考えながら、メイリンは軍服を身につけた。机の上に置いてある大きめの鏡に
自分の姿を写し、細部を確認する。よし、完璧。
 朝食を食べに食堂へ行こうと部屋の外に出たメイリンは、丁度戻ってきたルナマリアに
ぶつかりそうになった。
「キャッ!」
「うわぁ、びっくりした。・・・おはよう。」
 こんなときにもかわいらしい悲鳴を出すのを忘れないメイリンとは正反対に、ルナマリアは
色気のない声をあげ、寝癖のついた頭をかきながら部屋に入って行く。その後を追って、
メイリンももう一度部屋に戻った。
「お姉ちゃん、昨日の夜、どこに行ってたの?」
「はぁ?どこだっていいでしょ。」
 ルナマリアは欠伸をしながら、面倒臭そうに答えた。
「良くないわよ。心配したんだから。」
609ブラウニー4/19:05/02/08 22:43:03 ID:uqWJADtP
 ルナマリアは疑いの目を自分の妹に向けた。心配?誰が?あんただってしょっちゅう
いなくなってるじゃない。気づいてないとでも思ってるの?
「・・・部屋に入ろうとしたら、誰かさんが内側からロックしてたんじゃない。締め出し
くらったのは、こっちよ。」
 姉の言葉に、メイリンは怒りで頬を紅潮させた。
「ロックって・・・ほんのちょっとの間よ。一晩中じゃないわ!」
 それは本当だった。ヴィーノを叩き出した後は、ロックはしないで眠りについた。
ルナマリアはいつでも戻って来られた筈だ。
 でも、姉は戻って来ていなかった。
「あっそ。こっちはそんなこと知らなかったから、鍵かけて寝ちゃったんだと思って起こさ
なかったのよ。おかげで寝不足。」
「・・・どこで寝てたのよ。」
「ザクのコクピットよ。パイロットの定番の場所でしょ?ああ、肩、凝った・・・」
 ルナマリアは言いながら、顔を洗いにシャワールームに入って行く。
 嘘だ、とメイリンは思った。
 姉よりもずっと『女』であるメイリンは、今朝のルナマリアがいつもと違うことに気づいて
いた。
 姉は昨夜、男に抱かれたのだ。間違いなく。
610ブラウニー5/19:05/02/08 22:44:36 ID:uqWJADtP
 ヴィーノのことが嫌いなわけではない。彼は悪いヤツではない。それは解っている。
 自分のことを大切にしてくれていることも、解っている。
 ただ、物足りないのだ。セックスのことではない。ヴィーノの職業や家柄や、ザフトの
中での地位などが、メイリンを満足させるものではないのだ。
 艦橋でタリアやアーサーと軽い打ち合わせをしているアスランの姿を、メイリンは
こっそり盗み見た。
 議長直属の特務隊フェイスのメンバーで、父親は元最高評議会議長。プラントでも名門の
ザラ家の嫡男。父親は亡くなっていなければ戦争犯罪者になっていたかもしれなかったが、
アスラン自身は前大戦の英雄だ。トップエリート―――いい響きだ。それこそ、自分の
求めていたものだ。
 最初からそこまでの血統書付きを求めていたわけではない。どちらかと言えば、複数の
男達にちやほやされる方が気分がいいと思っていた。パイロット達の、あの会話を聞く
までは。
 ―――雑魚なんか、何機墜としたって自慢にならねぇよ。
 それはもちろん戦闘での話だった。男女関係のことを言っていたわけではない。
 だが、メイリンは自分のことにも当てはまる、と思った。声をかければすぐに言いなりに
なる男なんて、何人周りに侍らせても同じことだ。いずれ結婚ともなれば1人を選ぶしか
ないんだし、頭数だけ揃えて満足しているなんて、所詮子供の考えだ。
 たった1人としか付き合えないなら、最高の男がいい。
 世界中の男を自分のものにするよりも、世界中の女が羨ましがるような男1人を捕まえる
方が、ずっと現実的だ。
 今までは、そういう男が周りにいなかった。強いて言うならザフト・レッドのシンや
レイだが、それだけではまだ足りない。ただ赤服と言うだけでは―――姉と同じではないか。
 その男と付き合っているというだけで、明らかに姉のルナマリアより自分の方が女として
格上だと証明できるような男がいい。メイリンはそう思っていた。
 今は、その男がこんなにも身近にいる。
611ブラウニー6/19:05/02/08 22:45:44 ID:uqWJADtP
 こっそりと調べたアスランの経歴は、メイリンから見ても申し分のないものだった。
アカデミーを首席で卒業。しかもアスランの年代は優秀な人材が多い。上位に議員の息子
など名門の出身者が並ぶその中でのトップだ。学科も実技もおしなべて成績が良く、およそ
苦手なものが見つからない。卒業後の軍功も著しく、いったん軍を離れながらも復帰後すぐに
フェイスに選ばれているあたり、現議長の覚えもめでたいに違いない。―――おまけにあの
容姿だ。
 ラクス・クラインと婚約していた頃のアスランはまさしくプラントの王子様、ザフトの
貴公子と言ってよく、みんなの憧れの的だった。同じようにプラントのお姫様として絶大なる
支持を集めていたラクス相手に張り合う女はいなかっただろうが、今は状況が違う。ここに
ラクスはいないし、婚約は解消したという噂もある。オーブの代表ともちょっと怪しい雰囲気
だったが、彼女も今はいない。
 チャンスはある。遠くにいる婚約者なんて、何もできない。自分がアスランを誘惑しようと
したところでそれを知る術はないし、邪魔することはもっとできない。そうよ。離れている
今が、絶好のチャンスなんじゃない?
 メイリンは決心した。アスランがミネルバにいる間に、彼を自分のものにしようと。

 それにはまず既成事実を作ることだ。
 しかしアスランはなかなか隙を見せない。彼の部屋は個室だ。とりあえず近づくことに
成功すれば、押し倒す場所に困ることはない。どうにかして親しくなって、部屋に入れて
もらえば。それには、どうしたら―――。
「メーイリン!」
「キャア!」
 突然後ろから両肩を掴まれて、メイリンは作り声でなく本当に驚いて悲鳴をあげた。
612ブラウニー7/19:05/02/08 22:47:02 ID:uqWJADtP
 ムッとして肩に置かれた手を振り払いながら後ろを向くと、ヴィーノがぽかんとした顔で
立っている。
「何、驚いてるんだよ。」
「い、いきなり後ろから触らないでよ!びっくりするじゃない!」
 メイリンの抗議にも、ヴィーノは納得できなかった。これくらい、いつもやってること
じゃないか。休憩室の前を通りかかったら、珍しく1人でぼーっとしてるから、声をかけた
のに。
 メイリンには自分以外にも何人か取り巻きがいるということを、ヴィーノは知っている。
彼女が誰も側に置かず、1人で居るのは結構珍しいことだった。
 酷い寂しがりで、1人になりたいなんて決して言わないメイリンなのに。
「誰かと待ち合わせ?」
 一緒に居る筈の誰かが来ていないだけなのかな、と思って、ヴィーノは聞いてみた。
「別に。待ち合わせなんかしてないわよ。」
「え、じゃあ本当に1人で居たの?珍しいぃ〜。」
 ヴィーノの言葉にメイリンは不機嫌そうにそっぽを向いた。
「で、何か用?!」
「いや・・・別に用じゃないけどさ。用がないと話しかけちゃダメ、ってことはないよね?」
 いつもよりやけに刺々しい声のメイリンを宥めるつもりで、ヴィーノはそう言ったのだった
が・・・。
 思いがけない答えが返ってきた。
「・・・今度から、そうしてくれる?」
「・・・え?」
 メイリンの言葉の意味が解らない。何だろう・・・何だか頭と心が、解りたくないと言って
いる気がする。
「これからは用がないなら話しかけないで、って言ってるの!」
 メイリンはそれだけ言うと、ヴィーノの脇をすり抜けて休憩室を出て行った。
 ヴィーノは、メイリンの腕を掴んで引き止めることもできず、ただその場に立ちつくしていた。
613ブラウニー8/19:05/02/08 22:48:03 ID:uqWJADtP
 ヨウランとシンが、気の毒そうに自分を見つめている。
 その目を敢えて無視するように、ヴィーノは仕事に没頭していた。
 3人は、インパルスの機体の清掃中だった。手の止まっているヨウランとシンを後目に、
ヴィーノは黙々とクリーニングスプレーを吹きかけ、専用モップを動かす。
「今晩、やる?・・・失恋パーティ。」
 失礼極まりないことを言い出すヨウランをシンが肘でつつくのが解ったが、ヴィーノは
敢えて無視した。振られてなんかいない。まだ、そう決めつけるのは早い。
 メイリンが他にターゲットを見つけたことに、ヴィーノは気づいていた。そして、メイリンの
企みがまだ成功していないことも。
「・・・俺は、まだ諦めないからなっ。」
「・・・相手が悪いんじゃないか?」
 せっかく決意も新たに呟いたのに、ヨウランがへこませるようなことを言う。
 おまえだって似たような立場じゃないか、と言い返そうと振り向いたヴィーノは、格納庫の
入り口から入って来た人影に気づき、それが誰か解って、ぎょっとした。
 アスランが格納庫に入ってくる。その後ろからひょこひょことついてくるのは、今日は
ルナマリアではない。
 清掃中の3人の姿に気づいたアスランは、セイバーの担当であるヨウランに声をかけた。
「ああ、丁度良かった。すまないが、メイリンがセイバーのコクピットを見学したいそうだ。
簡単に説明してやってくれないか?」
「えっ・・・あ、ハイ・・・」
 アスランの後ろから顔を覗かせているメイリンを見たヨウランは、彼らしくなく歯切れの
悪い返事をした。さすがに今のヴィーノの前で、アスランに向かって「姉妹丼か」などと
軽口はきけない。
614ブラウニー9/19:05/02/08 22:49:09 ID:uqWJADtP
 ヨウランにメイリンを預けて格納庫を出て行こうとするアスランの腕を、メイリンが
狙ったように掴んだ。
「アスランさんが説明してくれるんじゃないんですか?」
「ええっ?いや、俺より彼の方がセイバーのことは・・・」
 本当は艦長室に呼ばれているのだ。相変わらず忙しいアスランに、予定外の仕事を引き
受ける時間の余裕はない。
「姉には直接説明してくれたんでしょう?MS管制官とパイロットにも、チームワークは
必要です。」
 言っていることは真面目でも、メイリンの口調はどこか、甘えた響きを含んでいる。子供の
ような甘え方ではない。唇が濡れたような、女の甘えだ。
 甘えることが苦手で、甘え方すら知らない姉とは、このあたりが決定的に違っている。
 メイリンと肉体関係のあるヴィーノは、すぐ声の響きの変化に気づいたが、朴念仁の
アスランには伝わらない。自分がパイロットと管制官を差別していると思われたのではないか
―――そんなことしか思い浮かばない。
「解ったよ。あまり、時間は取れないぞ。」
「ありがとうございます!」
 諦めたように言ったアスランにぺこりと頭を下げたメイリンは、掴んでいた彼の腕に自分の
腕を絡ませ、必要以上に引き寄せた。胸の膨らみをわざとぶつけると、アスランの目が微かに
泳いだ。そのまま、セイバーの前に置いてあるリフトのところに引っ張って行く。
「・・・穏やかじゃねぇなぁ、アレ。」
 ヨウランは呟き、ぼけっとしているシンとヴィーノの顔を見た。
「ホーク姉妹のどっちが先にモノにするか、賭けねぇ?」
615ブラウニー10/19:05/02/08 22:50:27 ID:uqWJADtP
 自虐的な遊びを持ちかけるヨウランに、シンが呆れて言った。
「よせよ。どっちみち、賭けにはならないだろ。」
「何でだよ?」
「どっちも、失敗するからさ。」
「そうとは限んねーだろ。ルナマリアはあれで結構一途だし、メイリンは何たって・・・」
 そう言って、ヨウランはニヤニヤしながらヴィーノを見た。ヴィーノの顔が怒りで歪む。
「だったら、俺はカガリ・ユラ・アスハに賭ける。」
 整備士2人の間に不穏な空気が漂っていることに気づいて、シンはやや声を大きくして
言った。機先を削がれて、ヨウランは間抜けな声を出した。
「はぁ?何だよ、それぇ。」
「俺は、ギャンブルは堅い勝負しかしないんだよ。負けるのは嫌だろ?」
 シンはヨウランの胸を、拳で軽く叩いた。
「おまえが『一途なルナマリア』を好きなことはよく解ったからさ。―――心にもない
ことを言う癖は直せよ。」
 最近少し大人びてきた紅の瞳のパイロットは、それだけ言うとコアスプレンダーの
コクピットに上がり、ハッチのガラスを磨き始めた。
「・・・確かに賭けにはなんないかもなぁ。」
 ヨウランが呟いたので、ヴィーノは彼の方を見た。ヨウランはヴィーノに軽く手を
あげて言った。
「悪い。ちょっと・・・八つ当たりだった。ごめん。」
「・・・何かあったの?」
 思いがけず素直に謝った友人に、ヴィーノは尋ねた。
「メイリンが言ってたんだよ。この間・・・ルナマリアが一晩中戻って来なかったって。」
「―――ええっ?!」
「あいつと居たって、証拠はないけどな・・・」
 ヨウランは小さな声で言い、何かを吹っ切ろうとするように頭を掻いて、少し哀しそうに
笑った。
616ブラウニー11/19:05/02/08 22:51:51 ID:uqWJADtP
 いつも口うるさい姉に、ちょっと仕返しするつもりだった。本当に、それだけのつもり
だった。
 姉が部屋を一晩空けたという噂を流したのは。
 まさかその相手に、『アスラン』の名があがるとは思ってはいなかった。
 みんな、単純に考え過ぎだ、とメイリンは思っていた。―――最初は。
 ルナマリアがアスランの後をついて回っていることは周知の事実だ。そしてそれが最近、
少し治まっている―――前ほどしつこくはなくなっていることも。
(どっちだと思う?興味をなくしたのか、つけ回す必要のない関係になったのか・・・)
(そんなもん、ルナマリアを見てれば解るだろ?全く正直なんだから・・・)
 誰かがそう噂しているのを聞いても、そんな筈はない、と思っていた。
 メイリンから見て、ルナマリアは女としての魅力に欠けている。さばさばした性格は友人と
してなら男性とも親しく付き合えるが、色気のある領域には踏み込めない。ミニスカートを
履いたりしてかわいいところも見せているつもりだろうが、やっていることが子供っぽいのだ。
明からさま過ぎて健康的にしか見えず、駆け引きになっていない。
 負けず嫌いで男と張り合ってばかりいるルナマリアは恋愛を重視してはいなかったし、常に
男性の目を意識しているメイリンのことを内心バカにしていることもよく知っている。本当は
恋愛に臆病なだけのくせに。子供だ。子供過ぎる。
 そんなルナマリアにアスランが興味を持つ筈がない。以前はラクス・クライン、少し前
まではカガリ・ユラ・アスハと、ロイヤルな家柄の女性とばかり接していた彼なのだ。
メイリン自身だって、ちょっと高望み、慎重にかからなければと思っている相手なのに、
こんな短時間で、まさか姉が、そんな。
 そのまさかが、あったのだ。
617ブラウニー12/19:05/02/08 22:53:12 ID:uqWJADtP
 ブリーフィングルームのドアの外で、メイリンは中に入れずにいた。
 部屋の中にはアスランとルナマリアがいる。
 通常の勤務時間は過ぎている。仕事を終え、アスランの居場所を探して、ブリーフィング
ルームにいるという情報を漸く掴んで来てみれば―――よりにもよって彼は、ルナマリアと
一緒にいた。
 何だか親しげに会話している2人に、話しかけることができない。
 会話の内容は大したことではない。色気も何もない、ただの世間話だ。ときどき今後の
戦局とか、連合軍側の戦術がどうとか、真面目な話になっている。男と2人きりのときに
そんな話をするなんて、メイリンには理解できない。いい雰囲気になっても白けてしまう
じゃないか、そんな話をしたら。
 だが、部屋の中の2人はメイリンが思っているのとはちょっと違う。何だかいい雰囲気
なのだ。任務がどうとか、議長の政策がどうとか、ルナマリアの訓練成績が悪いとか、
そんな話をしているだけなのに、間に漂う空気は甘く、他人を寄せつけない何かがある。
 メイリンはその空気を知っている。2人だけの秘密を共有している者同士の間に流れる、
独特のものだ。
 難しい話をして眉間に皺を寄せているアスランにルナマリアが何か言って、その皺を指で
伸ばそうとしている。「やめろよ」と言いながらルナマリアの手をアスランが掴む。
 2人が見つめ合い、沈黙が流れる。メイリンに背を向けているルナマリアのうなじが、
ほのかに朱に染まった。
 それを見て、メイリンは下唇を噛み、その場を離れた。
 姉は女になっている。あの男の前で。

 先を越された―――。女としては、自分より格下だと思っていた姉に。
 それしか姉に勝てるものはなかったのに。
 神様は意地悪だ。
 それより、自分の両親は何故、姉妹の間にこれ程の格差をつけたのだろう。
 どうして自分を、姉よりも優秀なコーディネイターにしてくれなかったのだろう・・・。
 そんなことを考えながら部屋に戻ろうとしていたメイリンは、廊下の曲がり角で、待ち伏せ
していた誰かに腕を掴まれた。
618ブラウニー13/19:05/02/08 22:54:22 ID:uqWJADtP
 力ずくでメイリンを自室に連れ込み、初めて彼女の顔を見て、ヴィーノははっとした。
 メイリンの大きな目に、涙がいっぱい溜まっている。溢れ出す寸前で透明な雫が揺れている。
 メイリンの顔は屈辱で歪み、鼻の頭が赤くなっていた。しっかりと引き結ばれた唇が、
隠しきれずわなわなと震えている。
 これからメイリンに何をしようとしていたのかすっかり忘れて、ヴィーノは心配そうに
彼女の顔を覗き込んだ。
「ど、どうしたの?―――何か、あったの?」
 メイリンは答えない。顔を見るな、というように、横を向いてしまう。
「・・・ルナマリアと、喧嘩したの・・・?」
「・・・ヨウランは?」
 メイリンはヴィーノの質問には答えず、自分の聞きたいことを尋ねた。
「今日は夜勤だけど・・・」
 だからこそメイリンを強引に部屋に引っぱり込んだのだ。ヨウランには、今夜一晩部屋には
戻って来ないでくれと頼んである。ヴィーノは今夜、キメるつもりだった。いつもより男らしく、
メイリンを満足させ、今度こそ自分の『彼女』にしてみせると。
 他の取り巻きなんか全部別れさせてやる。アスランなんかに渡すもんか。自分の方がずっと
メイリンのことが好きなんだ。ずっと前から。
 ヨウランには悪いが、アスランの当面の相手がルナマリアなのは、ヴィーノにとっては
都合がいい。今の内に―――メイリンの企みが成功する前に、しっかり自分の側に引き寄せて、
離さないようにしてしまえば。
 そういう計画だったのに。
 メイリンにこんな顔をされては、とても強引に押し倒すなんてできない。それどころか、
めちゃくちゃ優しく甘やかしてやりたくなって、ヴィーノは困った。それじゃいつもの自分と
大して変わらない・・・。
 彼が迷っている内に、顔をヴィーノの方に向けたメイリンは。
 自ら口づけてきた。
619ブラウニー14/19:05/02/08 22:55:42 ID:uqWJADtP
 「うっ・・・」
 自身の中央で、欲望を湛えて反り返ったものをメイリンの口腔に飲み込まれ、ヴィーノは
微かに呻いた。
 メイリンの小さくあどけない唇が、今は淫らに開いて彼の全てを捕らえている。小さな舌が
激しく動いて、間断なくいやらしい音をたてる。
 最初に関係を持ったときから、メイリンは男を興奮させる方法をよく知っていた。いったい
どこで覚えて来たのか、その舌技でヴィーノを翻弄する。時間がないときは効率的に欲望を
吐き出させ、そうでないときは焦らしたり責めたりを繰り返して操り、一番辛いところで
寸止めを喰らわせる。
 先端を舌と唇で刺激し、露がこぼれ始めたら徐々に深く喰わえていく。熱くたぎる塊が喉の
奧に届くほど入って来ても、不思議に苦しそうな素振りはない。不規則なリズムで唇を動かし、
舌全体を摺りつけるようにして刺激を加えてくる。飲み込めない根元の部分はメイリンの
柔らかな掌に握り込まれ、唇のリズムとはわざとずらしてさすり、撫で、擦りあげてくる。
 自身からじわじわと滲み出るものと、メイリンの涎で濡れそぼったそれは、本体である
ヴィーノに向かってどうにかしろと傲慢に命令してくる。
 もう、限界だ。
 ヴィーノの肉棒がびくりと震え、全てを吐き出そうとしたその時。
 メイリンの指がその根元を強く押さえ込んで、精の開放を遮った。
「あっ!・・・メイリン、もう・・・っ」
 最高の快感の手前で制止を喰らって、ヴィーノは思わず声を漏らした。どうやらメイリンは、
今日は焦らす方を選んだらしい。手の力を緩めず、ヴィーノの欲望をしっかりと握ったまま
征服して、彼女は聞いた。
「もう、何?・・・どうして欲しい?」
 メイリンが声を出す度に、そそり立つものに吐息がかかって、ヴィーノは全身を細かく
震わせた。
620ブラウニー15/19:05/02/08 22:56:49 ID:uqWJADtP
「く・・・俺、もう・・・無理・・・」
「ダメよ。1人で気持ち良くなったりしちゃ。」
「あぅ・・・だ、だったら、入れさせてくれよ・・・」
「どこに?」
「メイリンの中に・・・い、入れさせて、くれっ・・・早く・・・!」
「―――いいわよ。」
 メイリンはヴィーノの欲望の根っこを掴んだまま、その先端にゆっくりと腰を沈めた。
「あ・・・っ」
 声をあげたのはメイリンの方だった。彼女の中がもう濡れていることに気づいて、ヴィーノは
少し驚いた。裸になるや否やメイリンに主導権を握られた彼は、まだまともにメイリンを愛撫
してはいなかったのだ。
 メイリンの中に徐々に進んで行くにつれ、そんなことも考えていられなくなる。ヴィーノの
思考力は、ねっとりと絡みつくメイリンの柔らかすぎる肉壁に、あっさりと奪われた。もう十分に
大きくなったと思っていたそれが、さらに大きさを増し、高みを求めて蠢き始める。
「んっ・・・ああっ、ヴィーノ・・・!」
 根元まで飲み込んで指を離した途端、ヴィーノが躰を入れ換えて組み敷いて来たので、
メイリンは驚きに目を見開いた。あんなに張りつめきって、手を離したらすぐに達してしまう
かと思っていたのに。
 最後の最後で自分の計画を思い出したヴィーノは、弾けたくて溜まらなくなっている分身を
懸命に抑え、両手でメイリンの小さな乳房を掴んだ。円を描くように白く滑らかな半球を揉み
ながら、腰は縦の細かい動きで、なみなみと愛液を湛えるメイリンの泉を侵略する。ヴィーノの
ものが疼いて大きさを僅かに変える度に、ぴたぴたと張りついてくる肉の感触が気持ち良い。
「くぅ・・・はっ、ああっ、あああぁん・・・っ!」
 自分の中で、もっと密着したいと暴れているヴィーノの分身を、メイリンは初めて受け入れる
もののように感じていた。いつもと違う。でも、いつもより感じる。どうして・・・?
621ブラウニー16/19:05/02/08 22:58:09 ID:uqWJADtP
 心の中では、常に自分が上に立っていると感じていた。男を悦ばせるために好きなように
責めさせたとしても、操り人形の糸を持っているのは自分の方だった。本当に望まないこと
ならすぐにやめさせられる。メイリンを自分のものに出来た、という錯覚を相手に与えながら、
本当にものにしているのは、いつだって自分だった。
 それなのに、今日は、違う。
「あっ・・・もぅ・・・イくぅ・・・っ」
 今度はメイリンが達しようとする寸前で、ヴィーノが動きを止めた。
「うぅ・・な、んでぇ・・・」
 咎めるように潤んだ瞳を向けても、ヴィーノは答えない。ゆるゆると腰を動かし、中途半端な
刺激を与えてくる。
「も・・・イかせてっ・・・ああっ、はやく・・・」
 さっきヴィーノが口にしたのと同じことを言っているという意識も、もうメイリンには
なかった。ヴィーノはメイリンと違い、言葉で焦らしたりはしなかった。腰の動きが再開
される。さっきよりももっと大きさと速さを増して、メイリンを追い詰めていく。
「ぁあっ・・・!イ・・・ちゃう・・・もう、イくぅ・・・ああァンッ、あああっんっ!!」
 達する瞬間に、ヴィーノは自分の名前を呼ばれるのが好きだった。だからいつもは必ず
呼んであげる。彼が悦ぶように。
 だが今日のメイリンには、その余裕はなかった。
622ブラウニー17/19:05/02/08 22:59:23 ID:uqWJADtP
 自分の方から「イかせて」と頼んだのは久しぶりだった。ヴィーノに対しては、初めて
だったかもしれない。
 ヴィーノに与えられた悦楽に躰はすっかり満足して、心地よい疲れに浸っている。このまま
眠りにつきたいと、そう言っている。
 それでも、メイリンは躰を起こした。
「えっ・・・メイリン・・・?」
 今夜はてっきり朝まで一緒に居てくれると思っていたヴィーノは、ベッドを降りて身支度を
始めたメイリンの背中に、慌てて声をかけた。
「行っちゃうの?」
「・・・お姉ちゃんに気づかれると、まずいもの。」
 メイリンは今更な言い訳をした。どうしたんだろう、と自分でも思う。いつもなら、男を
欺きながらも相手を適当に満足させるような睦言を言って、キスでもしてあげれば済むこと
なのに。
 今日は言わなくてもいい本音を口にしてしまう。
「これっきりにしてね・・・こういうことは。」
 メイリンのその言葉に、ヴィーノは裸のままベッドを降りた。既に服を着てしまった
メイリンの腕を掴む。服を着た女と素っ裸の男という間抜けな構図も、ちっとも気にならな
かった。
「何で?!俺・・・ダメだった?」
「・・・ダメよ。」
「あんなに・・・!その・・・感じてたじゃないか。」
 初めてメイリンの方から求めて来たのに、どうしてそんなことを言うんだ―――?!
「ダメなのよ。・・・躰の問題じゃ、ないの。」
 メイリンはヴィーノの顔を見ないように、視線を床に落として言った。
「あたしが満足するだけのものを、ヴィーノは持ってない!躰だけじゃないの!あたしは
・・・あたしは、全てを持ってる男が欲しいのよ!!」
623ブラウニー18/19:05/02/08 23:00:33 ID:uqWJADtP
 メイリンの口から吐き出される彼女の本当の欲望を、ヴィーノはただ、聞いているしか
なかった。おそらくメイリンが、男に向かって本音を言うのは初めてだったに違いない。
そんなことを言ってしまっては、大勢の男を周りに置きたいという彼女の願いは、さすがに
叶えられなかっただろうから。
 男の支配欲や自尊心を適当に満足させ、媚びながら実は操り、メイリンは男達を虜に
してきた筈だった。その舞台裏を男が知ることはない。そうでなければならなかった。
 今ヴィーノが見ているメイリンこそが、本当のメイリン。男達が知ることのない本当の姿。
 頭より心でそのことを理解しながらも、ヴィーノは言葉を失っていた。全てを持っている
男でなければ、メイリンが満足出来ないと言うなら、確かに自分ではダメなのだろう。
―――でも。
「・・・違うよ。」
 説明できない思いに突き動かされるように、ヴィーノは口を開いた。
「メイリンの言うことは、何か・・・違うよ。違う・・・」
「何が違うのよ!」
 メイリンは、今度はヴィーノの顔を見て、彼の心を切り裂くように言葉を浴びせた。
「あたしのこと、何も知らないくせに・・・っ!解ったようなこと、言わないで!!」
 それだけ言って、メイリンは部屋を飛び出した。何度も躰を重ねた相手に、何も解って
いないと一番痛烈な事実を告げられたヴィーノは、へたへたと床に座り込んだ。
624ブラウニー19/19:05/02/08 23:01:53 ID:uqWJADtP
 全てを持っている男なんていない。
 男から、全てをもらうことはできない。
 どうしてメイリンは、『してもらう』ことしか考えないんだろう。自分が『してあげる』
ことは考えないんだろう。
 無意識のうちに、『してあげてる』のに。
 男を思いどおりにするために、代償として躰を与える。適当に優しくしていい気分にさせる。
その代わりに欲しいものを買ってもらい、食事を奢ってもらい、そばに居て欲しいときは
呼びつけて、我侭を聞いてもらう。必要なことなら『してあげてる』じゃないか。メイリンは
そう言うだろう。
 違うんだ。そうじゃないんだ。
 何気なく向けられる眼差しや、自分の腕の中で眠っているときの寝顔。名前を呼ぶ声。
髪に触れても嫌がらないで、「やめてよ」と困ったように笑う。
 それがどれだけヴィーノを喜ばせ、力づけているか、メイリンは知らない。
 男達が、自分のどこに愛しさを感じているのか、本当はわかっていない。
 だからこそ自分は、いつまでも満足できないのだと、気づかない―――。
 メイリンが好きで好きでたまらないヴィーノは、そのことに薄々感づいている。だが、
彼自身もまた、メイリンの影の部分に向き合いながら愛の真実を語るには、幼すぎた。
 メイリンに本当の気持ちを伝える言葉を、ヴィーノはまだ持たなかった。

おしまい
625ブラウニー投下終了:05/02/08 23:06:15 ID:uqWJADtP
こちらではオクステ…というかステスティが人気ですね。
次の出番はいつだろう。自分も強化人間スキーなので、
本編楽しみです。
ネオマリュも待ってるぜ!(まぁ2クール終盤までないの
でしょうが…)
626612:05/02/08 23:16:03 ID:9UocomB+
グジョーブでした!
ステラはほんわか受けキボン(AA略
3Pはイザアスカガをやりた… ま た カ ガ リ だ



姉は誕生日のケーキをひとりで先に切ったに関わらず
「誕生日の歌歌ってないじゃん!」とか機嫌悪くしていました
その姉の横でERO書いているので更に不機嫌してます…
え…どうすりゃ良いんだよ…
627名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:31:07 ID:NU71a82L
>>625
ブラウニー氏投下乙でした!
エロ部分も(*´д`*)ハァハァ ながら、キャラの心情描写がかなりウマー。
氏の文章好きです。ミネルバ恋愛曼荼羅シリーズとして続いていってほすぃ
628612:05/02/09 00:00:15 ID:9UocomB+
♪ 明日は特別 Special Day
  リボンをかけてあげる
  Oh Darling I love you ♪


血のバレンタインがあり、世界中で2月14日は愛を語らうことはなくなった

かと思いきや、ここに愛の言葉を求める男が一人…


「カーガーリー!ホントに今日何の日か解ってるのか?」
臙脂色の首長服を颯爽と翻し、今日も会議に政務と負われている年若き代表
の後ろを、親鳥についていくひよこよろしくくっついて歩く、金髪の青年。
新緑のトップスに黒の上着。薄いカラーリングの伊達眼鏡をかけたその容貌
は整い、彼がコーディネイターであるのを教えている。
「うるさいぞミゲル!今日は2月14日だ!大体秘書も兼ねてるんだから日付
くらい確認しろよな!」
カガリ専用の政務室に入り、ようやくカガリは後ろを振向く。
新米のこのボディーガードは何かと話しかけてくる。上手く行かない政務に
ささくれだった気分を宥めてくれるのは良いが、こうもしつこすぎるといい
加減うんざりする。
しかしミゲルはカガリの返答に不満なようだ。
629612:05/02/09 00:02:03 ID:9UocomB+
「2月14日って言ったらバレンタインデーだろう?オーブでは女性が恋人にチョコ贈る日だってきいたけど?」
「誰にだよ…。」
大方の想像はつくが、今はそれどころではないのがカガリの実況だ。
昔はマーナと一緒にいろんなチョコを作って最愛の父といつも自分を警護してくれているキサカたちに配っていたものだ。
今でこそ男勝りなカガリだが、幼いころはそれなりに少女趣味はあった。
「大体お前たちにとってバレンタインデーはあんまり良い日じゃないんだろう?」
「そうだけど、でも哀しいだけじゃ前に進めないだろ?」
換気のために開けた窓から、肌を刺すような風が吹く。
ツンとした匂いは雪の前兆。
「…チョコなんか用意してない、」
「そう?でも俺は用意しているよ。」
そう言ってミゲルはサイドボードに隠していた小さい花束を差し出した。いつか入院見舞いで貰ったものに似た、優しい色合いの可愛らしいもの。大きな葉ぶりのミントがアクセントになって、清々しい印象を与える。
「プラントでは男から女性に花束あげるんだ。チョコと違って本命だけ。」
ウィンクしながら茶目っ気たっぷりに言うが、訳すると「君だけだよ。」というのと同じで…。
受け取りながら、香りを楽しむ振りをして赤くなった顔を隠す。
ふわり、と甘い香りの中に爽やかなミント。
そう思ったと同時に花束は勢い良く取り上げられた。抗議しようと顔をあげると、すぐにミゲルの顔が近づいた。
キスされてる、と解ったのは、たっぷり堪能されつくした後だった。膝がかくかく笑っている。悔しいがミゲルに抱きつかないと体を支えられない。
630612:05/02/09 00:03:14 ID:lkXqqFB4
「今日は会議もないし、少しだけ…良いだろ?」
ひょいと持ち上げられたかと思うとデスクの上に座らせられた。視線がミゲルと同じ高さであることに、妙な気恥ずかしさが生まれる。
しかしそんなことを考える間もなく、再びミゲルの唇がカガリのそれを塞いだ。
熱い舌が滑り込み、歯列をなぞってはカガリの舌に絡ませる。
「ぁふ…っ、ミぃ…、」
「ん?」
きっと顔がにやけているんだろうなぁとか思いながらミゲルは答える。手は休まずに上着を脱がさせ、ブラのフロントホックを外す。たわわな乳房がぷるんと揺れ、みずみずしさを思わせる。
ごくり、と喉を鳴らす。それが聞こえたのか、カガリの琥珀がキっと睨んでくる。
「カガリのおっぱい柔らかいね。」
包もうとしても掌からこぼれる。重力に逆らって上向く頂点は石榴の果汁より透き通り、熱が集まっているのを知らせる。
「カガリはここいじられるの好きなんだよね?」
先端の窪みを爪で掘る。
「っひあああぁ!!」
ビリビリと電流に似た刺激が背を伝って下半身に集まる。きっと愛液でいっぱいになっているのだろうと思うと顔から火が出るようだ。
それを知ってか知らずか、ミゲルは優しく割れ目に指を差し込んだ。
内壁を傷つけないように気をつけながら、柔らかいそこを堪能する。
「あ…っ、…あぁ、…ぅんんっ、」
始めは苦痛に歪んでいた顔も次第に甘くなっていく。彼女の感じているものに比例して蜜もあふれてくる。
「気持ち良い?カガリ。」
「………!!」
耳元で溜息のように言えば、途端に彼女の内部が反応を示してくる。締め上げてくる感覚に満足すると、ミゲルはポケットから小さい包みを出して彼女の口に入れた。
「甘…。」
「チョコレートw」
溶けきらないうちにキスをされる。生暖かく溶けたそれが唾液に混じってカガリの頬を伝っていく。
「バレンタインデーだしね、」
「意味解んな…あっぁあああ!!」
631612:05/02/09 00:03:59 ID:lkXqqFB4
言い終わらないうちにミゲルのペニスが入ってきた。何度しても圧迫感のきえないこの瞬間が、カガリは一番嫌いだった。
キスやこの後にくる快楽の波は狂ってしまうほど気持ちいいのに、これだけは息がつまってしまう。
しかしそんなことは知らないミゲルは一気に突きあげた。
「っぅううぁ!」
「く…っ、カガリ!」
「あっ、まだぁ!…っ激し!いやぁ!!」
蜜を泡立てるかと思う勢いで動かれ、ほんの少し残っていたカガリの思考は瞬く間に沸騰してしまった。
チョコ味の甘い吐息が気分を高揚させる。
「ははっ、…これもコスプレ、かな?」
「あはぁっ、ゃああん!!」
ふるふると頭を振るのは否定しているからなのか。
ミゲルのペニスはやがて彼女の膣口を刺激する。
それに合わせえて背が撓るのが面白くて、何度も何度もそこを擦っては突く。
「イ…、いっちゃぅ、ダメぇえ!!」
「イって?カガリ!」
ふくよかな臀部を鷲掴み、更に動きをヒートアップさせていく。
乳首を唇で挟み、舌で堅く尖ったそれを転がす。
それが最後の刺激に、カガリの膣が大きくうごめき、ギュっとペニスを絞り上げた。
「ぁあああああああ!!!」
ガクガクと白い喉が震え、合わせて乳房が揺れ動く。その軌道を目で追いながら、ミゲルもまたその刺激で達し、カガリの膣深くに射精した。
「あっ、熱ぅい…、あああっ!」
いつもとは違う場所に興奮しているのか、それだけの刺激で再び達するカガリ。
「凄い、全部飲みこむんだね、カガリ…!」
「ああっ、全部入ってるぅ…!気持ち良いよぉお!!」
普段なら言わない言葉も、絶頂の余韻に浸っている今の状況ではなんでも口から出てしまう。
それを狙ってミゲルは再び腰を動かし始めた。
632612:05/02/09 00:07:25 ID:lkXqqFB4
絶頂で熱く敏感になっている膣の、一際感度の良い場所を的確に突き、弱い首筋を舐めあげ、服で見えないところにキスマークをつける。
「ひゃああああ!ミゲル、ミゲルぅうう!!」
「カガリ、カガリ!」
既に互いの名しか知らないとばかりに求め合う二人は、そしてまた快楽の頂点を味わった。






「あーぁ…制服汚れたな。」
「誰の所為だ!!コートがなかったら危なかったんだぞ!?」
「良いじゃん良いじゃん、結果オーライだって。」
閉門時間ギリギリの夜更け、二人は情事を終えた後軽く仕事をこなしてからまったりと時間をやり過ごしていた。
着衣のままセックスしたためカガリの制服は勿論、ミゲルの服まで汚れてしまい、人目に晒されることを恐れたからだ。
たっぷり時間があるからと次ラウンドに入り、そのまま数えるのも莫迦らしいくらい抱き合った。
完全防音効果のある部屋で良かった、と今更ながら安堵する。
0時になる直前に帰宅し、リビングのソファにどっかり倒れこむカガリを見てミゲルはくすくす笑う。
そして突然思い出したようにズボンのポケットからチョコを出すと、今度は自分の口に含み、溶けきったころにカガリとキスをした。
広がる甘い味に目を細めながらミゲルの琥珀を見ると、そっと耳元で「バレンタインデー・キッス☆」と、これまた甘い声で囁かれるのだった。
633612:05/02/09 00:09:52 ID:lkXqqFB4
終了
再びミゲカガですいません…
しかもバレンタインデー・キッスですみません…
自分的に国生さゆりよりも跡部景吾の方が印象強い歌です
最近では忍足侑士が出ましたね(「あんた、スレ違いもいい加減にしろよ!」)

セカンドミッションはまた後日…
待ってる人いないって解っていても書きたくなるカプリングEROにバンザーイ
634名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:18:23 ID:9MyUUN4J
すげーミゲカガなんて超マイナーカプ始めて見た。
635名無しさん@ピンキー:05/02/09 00:36:41 ID:yYpKIcSW
職人さんGJ!自分もミゲカガ初めて見たよ
636名無しさん@ピンキー:05/02/09 01:04:18 ID:0V8QpDuF
ミゲカガ乙! 待っておりましたよw
まだまだ楽しみにしておりますのでじゃんじゃん書いてくださいませ。

忍足はオリコン11位でしたね…
637612:05/02/09 01:34:10 ID:lkXqqFB4
うわわ皆さんレス有難うございます!
はっきり言って本当受けないと思ったので心底感動しています
楽しみにしてるを仰ってくださった方にカガリからチッスをフォーユー
, "⌒` 、
ルハノルノノ〉  
ルレ!*゚ 3゚ リ ≡☆

ちなみに男性から女性に花束プレゼンツはアメリカの風習だそうです
本命一筋で、義理は本当にお付き合い上仕方ない人にしかあげない模様
638名無しさん@ピンキー:05/02/09 02:34:58 ID:aS9RHoM5
612さん、オツです。
…ごめん、忍足キモイ。木内さんが気の毒だ。
最近行ったスーパーで、跡部版のバレキスが流れていて笑ってしまった。

昔、西川さんもなんかの番組でバレキス口ずさんでた。
ラジオだったかな…うろおぼえスマン。
639名無しさん@ピンキー:05/02/09 08:12:19 ID:ce6WPBg0
お初です。
職人さん方のGJな作品の中恐縮ですがアスカガ投下いきます。
5話の慰めシーンより。
640アスカガ1:05/02/09 08:13:39 ID:ce6WPBg0
「君にはわかってるだろう、カガリ」
アスランの優しい穏やかな声でそう諭され、カガリは大粒の涙を零した。
こらえきれずアスランの首に抱きつき、子供のように声をあげて泣いた。
そんなカガリの背中に戸惑いがちにアスランの手が回され、宥めるように
優しく撫でる。
しばらくそうしてアスランの腕の中で泣いていたカガリだったが、やがて
落ち着きを取り戻し大人しくなった。
彼女の涙が止まるまで、その背を上下に撫でさすっていたアスランだが、
彼女が泣きやんだのを見計らい、おずおずとカガリに切り出す。
「あのさ…落ち着いたらそろそろ…離れないか」
「…え?」
ずずっと鼻をすすってカガリが聞きかえした。
議長の計らいで用意されたミネルバ内のこの部屋には、アスランとカガリの
二人きりだ。
「その…こんな風にくっつかれてると、さすがに理性に自信が…」
淡白に思われがちな彼も一応健全な男で、まして好きな女性がこんなに
無防備に抱きついてきたら――――
入るときに電気を点ければよかった、とアスランは思った。
室内の薄暗さがさらにあらぬ妄想をかきたてる。
こんなときに不健全だとは思いながらも、この状況でドキドキするなと言うほうが
無理だ。
641アスカガ2:05/02/09 08:14:32 ID:ce6WPBg0
だがカガリはなかなか離れようとしない。
そっと首に絡みついた腕をはずそうとすると、しっかり力をこめて抱きついてくる。
「こら、かーがーり」
軽く叱りながらもアスランは弱ってしまった。
本当にこいつはわかっていない。
もしここで自分が獣になったら、きっとまた泣くに決まっているのに。
そう思ったとき、カガリが小さく呟いた。
「…いい…」
「え?」
今彼女はなんて言った?アスランの目が大きく見開かれた。
再び彼女は抱きつく腕に力をこめた。
「だから…離れないでくれ」

彼女は今、弱っている。
ただ不安で、だから人の体温が欲しくて。
その弱みにつけこむのはいいことなのだろうか。
そう思いながらも、彼の熱が一箇所に集中するのがわかった。
今彼女を引き剥がさなければ、この欲望を彼女に突き立ててしまう。
アスランが迷っていると、カガリはそっとかじりついていたアスランの首から
体を放し、息が触れるほど近く、アスランの顔に自分の顔を寄せた。
そうして額と額をぶつけて、そっと目を閉じる。
おそらく無意識でやっているであろう、その誘うような仕草に、アスランの理性が
崩れていった。
642アスカガ3:05/02/09 08:16:00 ID:ce6WPBg0
アスランは自分にあてがわれたベッドにカガリを横たえると、いとおしげにその
金色の前髪を梳いた。
困ったように寄せられた眉に、額に、軽くキスを落とす。
そして眦や頬に残る涙をその唇で拭う。
それだけでみるみるカガリの目元が赤く色づくのがわかる。
物慣れないカガリの態度に煽られて、アスランは行為の手を進める。
シャツの裾から手を差し入れ、二つの膨らみの片側に触れると、カガリが小さく
戦慄いた。
膨らみをゆるゆると揉みしだき、突起をつまんだり軽く引っかくと、そのたびに
カガリが喉を喘がせた。
こんな顔もするのか…アスランは目を閉じて快感に震えるカガリの表情に
思わず見入り、また自分の愛撫に感じてくれている喜びに、胸に暖かいものが
こみ上げるのを感じた。
目を潤ませて荒い息を吐き始めた彼女に口付けながら、手を腰から下へ伸ばす。
パンツを下着ごと脱がせると、カガリが恥ずかしそうに身を捩った。
「なんか…私ばっかり…ずるい」
「…俺も脱ぐよ、すぐに」
そう囁いて宥めると、その姿を想像したのか途端に耳まで真っ赤になった。
自分でずるいと言ったくせに。
呆れるくらい初心な反応にアスランは苦笑した。
643アスカガ4:05/02/09 08:17:31 ID:ce6WPBg0
アスランとて初めての経験で慣れてもいないし余裕もない。
だが、彼女の見せる反応がその先を教えてくれているような気がした。
割れ目を指でなぞってやると、カガリの躰が跳ねる。
秘所からはすでに愛液が溢れてきていて、そこを弄るとくちゅくちゅと水音を
たてていた。
濡れた指をまだ誰も触れたことのない場所へ差し入れる。
一本、二本は楽に入ったが、指を増やしていくとカガリがつらそうに眉をしかめる。
指よりもっと大きなものをこれから入れようとしているが、進めても大丈夫だろうか。
アスランは躊躇った。
自分の分身は既に熱を持ってはちきれんばかりで、途中でやめるにはつらい。
彼女をこのまま自分のものにしてしまいたい、しかし傷つけたくはない。
そんな風に思いを巡らせていると、カガリがアスランの方へ手を伸ばした。
そしてアスランの首にその腕を絡めると、耳元で途切れ途切れに何かを囁く。
アスランは大きく目を見開き、そして切なげに眉を寄せた。
もう限界だった。
644アスカガ5:05/02/09 08:19:51 ID:ce6WPBg0
「ごめん、なるべく…傷つけないようにするけど…」
彼は自分のベルトに手をかけ昂ぶる熱を取り出すと、それを秘所にあてがった。
ゆるゆると慎重に挿入していくが、指とは比べ物にならない圧迫感にカガリは
苦悶の表情を浮かべた。
だが彼女は「痛い」とも「やめろ」とも言わない。
ただ愛しい恋人をその身の内に受け入れる痛みに必死で耐えている。
長い時間をかけてゆっくりとすべてを収めると、アスランはカガリの躰をぎゅっと
抱きしめた。
「全部…入った」
「うん…」
彼女の中は熱くて狭い。
牡の本能で動き出しそうになるのを堪え、カガリが落ち着くのを待ってやる。
「大丈夫か?痛くないか?」
気遣うように訊ねると、カガリは無言で頷いた。
ゆっくりと腰を動かすと、やはり痛いのか小さく呻いたが、アスランが動きを止めると、
「大丈夫だから…」
と怖気づきそうな彼を促した。

誰も入ったことのない場所に初めて迎え入れるのだから激しい痛みを伴う。
だがそれはただ痛いだけではない。
痛みとともに得た大きな喜び。
好きな人に愛されている、好きな人がこの身で感じてくれている幸せ。
男のアスランはそんな女の悦びを知る由もないのだろう。
彼が抜き差しをするたびに傷ついた入口が痛んでも、そんなことはもうどうでもよかった。
カガリはアスランの首にしがみつき、蒼い髪を掻き抱き、その動きに必死についていく。
初めはカガリの身を気遣っていたアスランも、既に我を失いその快感に溺れていた。
やがて押し寄せた快感の波は弾け、彼は低い呻きとともにカガリの中にその欲望を
吐き出すと、カガリの上に倒れこんだ。
645アスカガ6:05/02/09 08:21:52 ID:ce6WPBg0
荒い呼吸が落ち着きアスランが躰を起こすと、カガリはぐったりとしていて、
呼びかけても返事がない。
大丈夫なのかと慌てふためきカガリの様子を調べるが、それがただ眠っているだけと
わかると、ほっと胸をなでおろした。
彼女には無理をさせてしまったが、申し訳ないと思いながらも胸に湧き上がる
喜びは隠せない。
出会ってから2年間、ずっと想っていた彼女をこの手に抱くことができたのだから。
せめてもの罪滅ぼしに後始末はアスランがすべて請け負った。
二人の体液で汚れたカガリの躰を拭いて、服を着せてやり、しばらく彼女の髪を
撫でてやる。
行為の最中にも涙を流したカガリの目元はすっかり赤くなっていたが、小さな寝息を
たてるその寝顔は穏やかだった。

だがそれもつかの間の休息。
ユニウスセブンが地球に落ちたなら、カガリはまた悲しみ、傷つくのだ。
そんな顔を見たくはない。
少しでも自分にできることを。
それは地球にいる人たちのためは勿論だが、何よりも彼女の笑顔を守るため。
自分は彼女を守ると誓ったのだから。
アスランは名残惜しげに彼女の髪から手を離し、立ち上がった。
646名無しさん@ピンキー:05/02/09 08:24:17 ID:ce6WPBg0
以上です。
ぬるくてすいません。
逝ってきます。
647名無しさん@ピンキー:05/02/09 11:57:59 ID:94jjNV/h
>>646
乙でした!!
弱弱しいカガリがかわえかったです
648名無しさん@ピンキー:05/02/09 12:40:34 ID:e9U4bsOX
乙 乙!!
5話の寝覚めカガリの顔思い浮かべて(*´Д`)ハァハァしたよ
649名無しさん@ピンキー:05/02/09 14:58:43 ID:CPa+dbPL
>>646 GJ!!(*´Д`)b
5話のエロかわいいカガリはこういうことだったんだなwアスランGJ。
650名無しさん@ピンキー:05/02/09 15:37:22 ID:pxWiKFaX
グッジョブ!
アスランもカガリたんも(゚∀゚)ラヴィ!!
651名無しさん@ピンキー:05/02/09 16:18:45 ID:Hk3zX3cR
>>626
(*´д`) その3p 是非読みたいです。 
 もし 嫌でなかったら 612さんのシンカガ小説も読んでみたいです。
652名無しさん@ピンキー:05/02/09 17:31:20 ID:6YQ++ZMY
>>646
激しく乙! もう5話はこうだったとしか思えない。
653名無しさん@ピンキー:05/02/09 18:29:43 ID:VmjOi/hn
ブラウニー氏、612氏、>>646
ハイパーGJ!!!素晴らしい職人さんばっかりで毎日(*´Д`)ハァハァしっぱなしです
654612:05/02/09 19:34:33 ID:lkXqqFB4
キタ−!!
めっちゃ可愛いカガリたん萌(;´Д`)'`ァ'`ァ
過呼吸で死にそうです


>>651
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
_,._
(;゚ Д゚)ホォォーー…?!
そ…そんなこと言ってくれちゃうと本当に書いてしまうぞーシンカガ
レツ強姦!(で良いですか?
655名無しさん@ピンキー:05/02/09 21:22:17 ID:mYnveIMI
>>639
GJ!!激しく萌えました!
カガリエロ可愛い!
甲斐甲斐しく後処理してあげるアスランの世話焼きっぷりもイイ!!
656名無しさん@ピンキー:05/02/09 21:37:23 ID:lTIY8ujA
>>654
私もシンカガ強姦キボンw
612さんのカガリ最高です♪
657612:05/02/09 21:57:23 ID:lkXqqFB4
>>656
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ


(; д ) ゚ ゚

た…只今マッハで執筆中です!
有難うございます有難うございますありがごふっjplカガrgqb
658639-646:05/02/09 21:59:47 ID:ce6WPBg0
レスくだすった皆様ありがとう(つд`)
さらにエロいカガリたんを目指して修行にはげみつつ、
職人さんの作品楽しみに待ってまつ。
659名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:17:31 ID:DdNxOmLg
イイヨイイヨー
ガンガンお願いしますね職人様達
660名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:26:52 ID:38C60XwQ
612氏に萌えた
661612:05/02/09 22:44:22 ID:lkXqqFB4
そそそそそんなこと言ってもエロいカガリたんと凶暴なシンしか出てきませんよ!
そういうのは新シャアにいるキラキラたんに言ってあげてください
662612:05/02/09 22:46:21 ID:lkXqqFB4
, "⌒` 、
ルハノルノノ〉   デモアリガト!
ルレ!*゚ 3゚ リ ≡☆
663名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:51:45 ID:38C60XwQ
612氏かわいいよ612氏(´д`;)
664612:05/02/09 22:56:11 ID:lkXqqFB4
可愛いのはカガリたんの方ですヨ!
665名無しさん@ピンキー:05/02/10 02:11:42 ID:qBXhKRnD
メイルナ百合エロ読みたい
666名無しさん@ピンキー:05/02/10 04:37:35 ID:wFIPkRSz
セクース上級者のキラとメイリンの絡みが読みたい(;´Д`)
ミネルバがオーブの停泊して休暇が出てる時若しくは
AAとミネルバが合流するとき。
667名無しさん@ピンキー:05/02/10 07:40:41 ID:QVGu33f/
612はそろそろ空気読めや。
668名無しさん@ピンキー:05/02/10 09:18:04 ID:HbhXaIID
ここってどこかにまとめてSS置いたりしてないんですか
669名無しさん@ピンキー:05/02/10 10:49:56 ID:QJqu5rJF
さて、容量ヤバイんで新スレ立ててきますよ
670名無しさん@ピンキー:05/02/10 10:56:22 ID:QJqu5rJF
671ブラウニー1/1:05/02/10 13:43:43 ID:9iQk8zX0
メイリン編のおまけ。埋め埋め…

【世界は議長の股の下】

 「ふむ。メイリンは全てを持っている男が欲しいのか・・・」
 ギルバート・デュランダルは、久しぶりに届いた『新作』を堪能していた。
 ミネルバ艦内のありとあらゆるところにしかけた盗聴器によって、プラントにいながらに
して全乗組員の動向が解る。彼にその音声を届けるスパイが誰なのかは、この際問題ではない。
 デュランダルは、机の上のチェス盤の駒を動かした。端から見れば普通のチェス盤だが、
駒の1つ1つは彼の中で、現実の人間に置き換えられている。
 キングのアスランはビショップのルナマリアとカップリングか。クイーンのタリアとナイトの
レイには、今のところ虫はついていないな、よしよし・・・。しかし女性のナイトである
メイリンがまさかポーンの整備士とカプるとは思わなかった。ルークのシンは何をしているんだ。
・・・いや、彼の『対の遺伝子』はまだ敵側にいるんだったな。
 連合側の女性のナイトであるステラ・ルーシェ。あの太股はいいな。早くこちら側に来ない
かな。急がないと、敵のキングである仮面男に触られてしまうかもしれん。まったくあいつは、
クイーンの巨乳だけで我慢できんのか!
 こうしていると、全ては私の掌の上という感じだ。・・・しかし、何か物足りないな。
チェス盤は大きすぎて、実際には掌の上には乗らないからな。
 急に思い立って、デュランダルはチェス盤を床に置いた。その上を大股に跨いだ姿勢で、
止まってみる。うん。この方がいい。世界を支配している気になれるじゃないか。
 全てを持っている男なら、ここにいるぞメイリン!カモォオ---ン!!щ(゚Д゚щ)
 腰に手を当てて満足げに微笑むデュランダルは、ドアの外でミーアが覗いていることに
気づいていなかった。
 この人に従っていて、本当に大丈夫かしら。今度レイに相談してみよう―――ミーアは
そう思った。

おしまい
672ブラウニー:05/02/10 13:45:18 ID:9iQk8zX0
埋め足りない…
エロじゃなくてごめん。
673ブラウニー1/7:05/02/10 13:51:40 ID:gXL1BAn0
これで埋まるかな。ネオステの習作です。

【Shift Position】

 「・・・あんっ・・・」
 唇にキスされながら、服の上から胸に触れられて、ステラは顎をぴくりと痙攣させて
喘いだ。そのはずみで離れた唇を、眼を閉じたまま探るようにしてもう一度口づけ、
甘い感触を手繰り寄せる。
 ネオの部屋で抱かれるようになって、もう何度目になるだろう。
 求めたのはステラの方だった。父のようにも兄のようにも慕うこの男に、そうではなく、
一人の女として扱って欲しいと思うようになるのに、そう時間はかからなかった。
ステラにとっては家族のような結びつきより、体を通しての関係の方がわかりやすい。
彼女にはそれしかなかったのだから。
 仮面をつけたままの頭の後ろに手を回し、ほかに導くように抱き寄せると、大きく
開いた襟元から覗く首すじに口づけられる。弱すぎるその感覚にステラはじれたように
体を震わせた。
「うんっ・・・もっと・・・」
 求めても、仮面の男はなかなかそうはしてくれない。花びらで触れるような微かな
刺激で弄んでいる。体の距離をなかなか詰められなくて、ステラは自ら服を脱ぎはじめた。
 露になった成長途中の胸に、自分で男の掌を押しあてる。大きな手の中にすっぽり
収まったそれは、彼の指の動きに合わせて柔らかく形を変えた。
「あっ・・・ネオ・・・」
 ステラの求める感覚に、次第に体が近づいていく。頬が上気し、鼓動が高まり、息が
甘く吐き出される。胸が締めつけられるように苦しい。男の服を手早く脱がせながらも、
より強い刺激を求めて、ネオの足の上に座っている細い腰がもじもじと動いた。
 ステラの焦りとは裏腹に、ネオはなかなか先に進んでくれない。もっとネオ自身を
燃え上がらせなければ。
674ブラウニー2/7:05/02/10 13:53:26 ID:gXL1BAn0
 彼の股間に伸ばしたステラの手を、ネオは手首を掴んで拘束した。そのままステラの
背中側に彼女の手を回し、近くにあった軍服のベルトで無言のまま縛り上げる。
「あっ、イヤ・・・何で・・・はんっ」
 ステラの抗議も、乳首にあてられた人差し指からの刺激にかき消される。太い指先が
小さな突起を弄ぶようにくりくりと回した。
「ああ・・・やっ・・・もっと・・・強く、して・・・」
 ネオは今度はステラの求めに応じた。親指と人差し指で先端を摘み、左右から揉み解す
ようにしながら残りの指で乳房を包み込む。二つの小さな膨らみの間に口づけて、跡が
残るくらいに強く吸い上げた。
「ああっ・・・あっ・・・んんんっ」
 ステラは喉を仰け反らせて喘いだ。明るい金髪がふわりと揺らぐ。
 ネオの愛撫は胸の辺りに集中している。二つの丘の間を舌で舐めあげられ、汗で濡れ
始めている肌をもっと湿らせていく。体が匂いたちはじめている。ステラの体からたち
のぼる女の香り。
 ステラの下半身は、触れられてもいないのにもう熱い雫を一筋、たらりとこぼした。
触れて欲しくて身を捩っても、男はそれに答えてくれない。自分で触れようにも手は
戒められている。
「ネオっ・・・もう・・・来てっ・・・」
 唯一自由になる言葉で哀願したのに、男は答えてくれない。片方の乳首を唇で喰わえ
られ、舌で先端を刺激しながら、軽く吸われた。それだけで体が反応して跳ね上がる。
「ああ、そこばかり・・・責められるとっ・・・」
 ステラは快感にぶるっと身を震わせた。もっと大きくしてやると言わんばかりに掌で
乳房を強く揉まれ、2つの先端を舌が交互に捉えて刺激を加えてくる。もう意味のある
言葉も出て来ない。
675ブラウニー3/7:05/02/10 13:54:19 ID:gXL1BAn0
「ふぅっ・・・あ、ああ・・・くぅ・・・あっ、んっ、あああっ」
 また熱い雫がこぼれる。一筋、また一筋と内股をつたい、男の太股にまで垂れて
濡らしていく。
 ようやくネオの指先が濡れた入り口に触れてきた。その感触にステラは一際大きく体を
痙攣させた。軽く入り口を撫でたその指は、手始めだと言うように第一関節までを浅く
挿しこんでくる。
「あっ、ああっ、やぁ・・・もっとっ・・・もっとぉっ・・・」
 もっと奥まで入れて欲しい、と言いたいのに最後まで言えない。浅い抽送でも快感は
十分だ。指先を回転させて入り口を広げるように刺激が与えられていく。それに従って
入り口が徐々に開きはじめ、溢れる蜜もその量と熱を増していく。
「あぅんっ・・・ああ、あ・・・んあ・・・あああ・・・」
 両手は縛られて、シーツや枕を掴むことも、男の背中に回すこともできない。いつも
ならそうすることで粘りつくような感覚を少しでも外に散らすことができるのに、今日は
それが禁じられている。体の感覚が全て内側に向かって突き進み、中心から溶け崩して
いくようだ。逃げられないのなら、いっそ早く高い場所に連れて行って欲しいのに、
それもしてくれない。じりじりと奥へ入って行く指の刺激をもっと強くするように、
ステラは腰を動かしはじめた。
「ああっ、ネオ、お願い・・・何か・・・言って・・・」
 必死で言葉を絞り出す。ネオはさっきから無言でステラを愛撫している。仮面を
被っている彼の感情は、表情ではわからない。何か言って欲しい。
 ネオは何も言わなかった。その代わり、挿し込まれていた指が抜かれ、もっと太く、
固く、熱い塊がそこに押しつけられた。
「ああ・・・!」
676ブラウニー4/7:05/02/10 13:55:15 ID:gXL1BAn0
 ステラは大きな声をあげた。まだ成長途中の彼女の細い腰は、ネオの大きなものを
受け止めるには些か足りない。ぐいぐいと内壁を押し広げてくるその強い刺激は、
痛みをともにそれを凌駕する激しい快感でもってステラの理性を押し流した。
「あう・・あああっ、あ!・・・んはっ・・・あ、あ、あああぅ!!」
 根元まで飲み込んで、息をつくのも束の間、逞しい腰が強く突き上げてくる。
さっきまでのじれったい程の弱い愛撫は何だったのかと思うほど、ネオは急速に
スピードを上げて、ステラを彼女の望む場所へ連れて行こうとしていた。
「あっ、ネオ・・・!あたし、いいっ・・・あああっ!」
 頭を左右に激しく振り、髪を振り乱しながらステラは叫ぶような嬌声をあげた。
「んんん・・・あっ・・・ネオは、感じて、るっ・・・?」
 ステラは必死で訊ねた。声が聞きたい。どうしても。お願い、答えて・・・。
「・・・ああ。」
 ステラの必死さに根負けしたように、ネオは漸く答えた。その声はひどくそっけない
ものだったが、ステラは嬉しくて震えた。
「あたしの中・・・気持ちいい・・・?あんっ、あたしを・・・あっ、感じてる・・・?」
「ああ。いいよ、ステラ・・・」
 嬌声の合間に投げつけられるステラの質問に答えるネオの声は、本当に感じている
のかと疑いたくなるほど冷静だ。耳元でその囁き声を聞いているステラの方は、ますます
快感が高められているというのに。
「あん・・・ネオの声、好き・・・も、もっとっ・・・聞かせ、てぇっ、あぁんっ・・・」
「ステラ・・・」
「あああっ、いいっ、そこ、いいィ・・・もっと、呼んで・・・あんっ、やめないで・・・」
「ステラ・・・ステラ・・・ステラ・・・!」
「ああっ、おかしく、なるぅ・・・ああぁんっ!ネオっ、もぅお・・・っ、あっ、
いいっ、気持ち、い・・・、ああっ!あああ・・・っ!」
677ブラウニー5/7:05/02/10 13:56:15 ID:gXL1BAn0
 ステラの顎が大きく反り返ったあと、その頭ががくん、とネオの肩に落ちてくる。
 ゆっくり腰を引き剥がそうとする彼の肩の上で、彼女は弱く首を横に振った。
「あっ・・・ダメ・・・まだ・・・」
「ステラ・・・?」
「まだ・・・ネオが・・・くっ、ネオも・・・イって・・・」
 確かにステラの体の中のネオは、まだ大きさも熱も失っていない。彼女の中で
どくどくと脈打って、そこに欲望が猛っていることを教えている。
「だが・・・これ以上は、おまえが」
「イヤ・・・もう一度・・・お願い・・・やめちゃヤダぁ・・・」
 ステラはすすり泣き始めた。後ろに戒めた手をほどいてやると、必死に抱きついて
くる。
「あんっ・・・」
 ネオが再び腰を動かし始めると、ステラは閉じた眼から涙を流しながら反応した。
すでに内壁はヒリヒリと痛み始めているが、抱かれている悦びを失いたくない。
離れまいとするように、さらに男の逞しい首にすがりつく。
「あああっ・・・ネオっ・・・いいっ、そこぉ・・・もっとぉ・・・ああんっ!」
 ネオに感じて欲しいのか、自分が感じたいのかもわからない。しっかりと抱き締め
られても躰はびくびくと反応するたびに離れ、またくっついて、ひとつになろうとして
中から暴れ出す。
 躰の中で暴れるこの獣を、早く解放してやらなければ、壊れてしまいそうだ。
「やあああっ・・・あんっ!あああ、ん!くうううぅん!んっ、んんっ、あああ!
ああ、あ・・・あ・・・」
 ネオが最後まで感じたかどうか確かめる前に、ステラは意識を手放した。
678ブラウニー6/7:05/02/10 13:57:15 ID:gXL1BAn0
 「女って、ずるいよ、まったく。」
 いつもの不満を繰り返すアウルを、スティングは薄く笑いながら見た。
「じゃあおまえも抱かれてくれば、ネオにさ。」
 からかうスティングを、バカなことを言うな、というようにアウルは見返した。
スティングはアウルを相手にせず、読んでいた雑誌に視線を戻す。
「・・・ネオは何、考えてるんだろ。ステラなんか相手にすると思ってなかったな。」
「なんか、ってことはないだろ。可愛いさ、それなりに。」
「僕の趣味じゃない。」
「俺だってそうさ。迫られてるのは俺達じゃない。」
「ネオだってステラなんか好みじゃないと思うけど?それなのになんだって・・・」
「そうしなきゃステラが壊れちゃうからだろ?・・・おまえ、しつこいな。」
 スティングは雑誌から顔を上げてアウルを見た。ベッドに腰かけたアウルはイライラと
足をぶらつかせている。
「何がそんなに不満なんだよ。女に生まれて来たかったのか?ん?」
「だからそういうんじゃないよ。」
 自分の気持ちをうまく説明できなくて、アウルはそっぽを向いた。
 結局アウルもネオの気を引きたいことに違いはないのだ。性的な意味ではないが、
あの仮面の男は、自分たちの一番近くにいる大人なのだ。子供が兄弟より親の関心を
引きたがるように、アウルはネオに自分を見て欲しがっている。おまえが一番だと
言わせたがっている。誰かに大事に思ってもらいたい。そして今はその誰かがネオだと
いうだけの話だ。
679ブラウニー7/7:05/02/10 13:58:18 ID:gXL1BAn0
 その気持ちはスティングには良くわかる。彼自身もアウルと同じことを思っていない
こともないのだ。しかし3人のリーダー格であるスティングは、アウルより少しだけ
大人だ。
 男だらけの軍隊の中で、女というポジションは特別だ。それはシフトキーを押した
ようなもので、男と同じことをステラがしても、周りの反応は違っている。ネオも
そこまで自分たち2人とステラを同列には扱えていないことをスティングは知って
いるし、彼は半ば諦めていた。嫌だと言ってもキーボードにシフトキーはあるし、
使いようによっては便利にもなる。軍隊の中にも『女』が必要なのだ。
 スティングは立ち上がり、アウルのそばに歩み寄ると、その頭を撫でた。アウルが
不思議そうに見上げてくる。
「俺じゃ代わりにはならないだろうけど、な。」
「・・・子供扱いすんなよ!」
 アウルは赤くなりながらスティングの手を払いのけ、またそっぽを向いた。
 スティングは溜息をついた。何だかネオの気持ちが、少し解ったような気がした。

おしまい
680ブラウニーはおバカさん:05/02/10 14:00:20 ID:gXL1BAn0
ムキになってしまった…
ネオ仮面、体に傷があるかどうか早く教えてね。
描写できないのよ。
681名無しさん@ピンキー:05/02/10 14:13:42 ID:RZUxcYTe
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ブラウニー氏こんな時間に超GJ!!

682名無しさん@ピンキー:05/02/10 14:47:34 ID:nqbeSW4t
キタ――――(゚∀゚)――――!!!!キタ――――(゚∀゚)――――!!!!キタ――――(゚∀゚)――――!!!!
ブラウニー氏乙!!
超GJ!!相変わらず良い仕事してますなぁ…(*´д`)ハァハァ

メイリン編おまけの議長にワロタw
683名無しさん@ピンキー:05/02/10 19:10:25 ID:Gl9sbnxP
ブラウニーさん、お疲れ様です。
いやぁ…すごいです!アニメ本編より、ずっと面白い!!(笑)
H部分もさることながら、普通の所の描写も、プロみたいで…!
議長、サイコー!
アウルとスティングのリアクションも微笑ましくて萌えました。
684名無しさん@ピンキー:05/02/10 21:58:00 ID:tclI9qwR
>>667
喪前が空気嫁ですよ!!

ブラウニーさんGJです。 ステラかわええ。
612さんの次回作も(*´д`)ハアハアしながら待ち焦がれています。
685名無しさん@ピンキー:05/02/10 22:03:23 ID:tclI9qwR
>>668
 漏れがしっているところだと 南京条約  くらいだが・・・
 ぐぐれば 多分一発で出てきますよ。
ちなみに、このスレの小説に限らなければ、他にも SEED関係の色々なまとめサイトがありますよ。
 
686612:05/02/10 22:46:45 ID:6r0DE3e2
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687名無しさん@ピンキー
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埋め立て完了ですわ、おばかさん。