3 :
535:04/11/06 20:13:52 ID:K1vyAjGe
とりあえず…立てられて一安心です。
9スレ目もよろしくお願いいたします。
>1
おつかれー
作品期待してます〜
スレ立て乙
乙
7 :
535:04/11/06 20:48:05 ID:K1vyAjGe
えと、投下予定は22時までには…ごめんなさいっ!
即死回避の足しにはならないかもしれませんがお待ちください。
8 :
名無しさん@ピンキー:04/11/06 21:37:58 ID:QSN8qT10
どうぁ
乙!
投下に期待を!
10 :
535:04/11/06 22:40:21 ID:K1vyAjGe
というわけで12コマいきます〜。
11 :
535:04/11/06 22:40:47 ID:K1vyAjGe
第二話
薄壁一枚隔てた向こうで男女の重なり合う音、甘い声、水音。そんな物を一晩中聞かされた経験はあるだ
ろうか?実際に体験し知識とはなったが、拷問だなあれは。出来れば二度とは体験したくは無い。
「………睡眠の深さが、足りないな」
私は眠い目を擦り、夜明けと共に身を起こした。昨日の出来事を思い出す、数百年ぶりの来客は澱み、
凍結しかけた私の心をいとも簡単に掻き乱し灯火をつけた。
「それでも日は昇る、惰眠を貪るわけにもいかん」
そのままシーツを剥ぎ取る、朝の冷気と部屋に差し込む日の暖かさが同時に何も纏わぬ肌に刺激を与える。
折り畳んだ二対の黒き翼を背伸びと同時に自分の限界まで開ききる、そして閉じる。そのままローブを
纏い部屋を見渡す、先ほどまで私が横たわっていたシーツには染みが出来ていた。体は正直…か。
「さて、とりあえず朝食の支度をせねば」
垂らした髪を手早くポニーテールにまとめ、私は自室の書斎の部屋を閉じキッチンへ向かった、フライパン
をかまどにかけ厩舎に届くゲートへ腕を伸ばし、卵を探り寄せたところで気がついた。今日は…三個必要
だったな、妙に嬉しい…緩慢とも言える日常がたったこれだけのことで笑みが零れてしまう。
12 :
535:04/11/06 22:41:14 ID:K1vyAjGe
テーブルに三人分の食器を並べパンの焼き上がりを待ったが、そこで妙な悪戯心が湧き上がった。火を確認
し問題ないことを確かめた上で二人が眠る部屋に足を忍ばせてドアノブに手をかけた。
「ユート、シュレ。幸せに浸るのもいいが朝食だ………おきろっ!」
「ひゃぁ!ね、ねーさんっ?!」
「うあぁぁっ!」
抱き合いながら眠りに浸っていたベッドのシーツを剥ぎ取り仁王立ちで二人を見下ろす、案の定二人とも
驚きと羞恥で真っ赤にしながら抱き合っていた、いい気味だ。少しは昨夜の鬱憤も晴れた。
「ふふ、仲が良いことは結構だが、一度火をかけた朝食は待ってくれん、二人とも着替えてくるんだ、ああ
シュレ、お前はそこのタンスを使うがいい。本当の姿を選んだのだろう?まぁ、サイズは合わんかもな?」
「あ、はいっ!わかりましたっ!…ってシュレ、なにしてるの、手と足が逆だよっ!」
「ティーねーさんひどいよぉ!んぅ…?なんかおかしーかな…うぁ、わぁぁぁっ!ひゃっ、ちょっユート
見ちゃダメー!」
突き飛ばされたのかユートが転がりながら部屋を飛び出してくる、結構な慣性が着いていたはずだが直に
立ち上がり私の方を向いて笑ってくれた。
「いたた…あ、おはようございますっ!ティーさん、昨日は……あ、ぅ…ううぅ…」
気にすることは無いよ、ユート。その笑みだけで十分に嬉しい…しかし、存外にキミは丈夫だな…。
13 :
535:04/11/06 22:41:36 ID:K1vyAjGe
「ティーねーさん、パンおかわりーっ!」
「そう焦るなシュレ。しかし…肉食かと思っていたのだが随分違うようだな。ユート、君はどうする?」
「そうですね…僕はおなか一杯です、お茶のお手伝いをしますよ」
私は立ち上がるユートを手で制しながら、甘く焦げるパンをかまどから出した。しかし…シュレ、キミの
所為で食料計画を見直さないといけなくなったな。
「いや…ユート、私にやらせてくれ。今はとても楽しいからな、私の料理をあそこまで美味しそうに食べて
くれるのは嬉しい。ユートはどうだった、気に入ってくれたか?」
「はい、とても美味しかったです…お母さんの味っていうのかな…そんなほっとする味でした」
「有難う、ただ私は君の母ではない、恋人と嫁候補なのだぞ?その辺は自覚して欲しいものだ」
「ティーねーさーんっ!おーかーわーりーっ!」
「ほら、シュレがお待ちかねだ、手伝いはいいからもって行ってくれ」
「ふぇ……そんな、はぅ…あ、はいっ…!」
本当に、嬉しい。何も変わらなかった日常が少年と少女二人がいてくれるだけでここまで心が躍るとは思い
もしなかった、だからこそ……ああ、そうか。そういう事なのか…。一つ決めた心を胸に予想されるシュレ
のおかわりを作ることにした。
14 :
535:04/11/06 22:42:00 ID:K1vyAjGe
「さて、これからのことを話そうか、なにぶん昨夜は例外がありすぎた、思いもしない弟子入りや蕩ける
ような甘い愛の物語とな」
「「はぅう…」」
ふたりそろって肩をすくめ、昨夜のことを思い出しているな?まったくうらやましい連中だ…。
「元々は弟子入りの話、そこでだ……テストを行う、ユートとシュレのそれぞれの適正をな」
「判りました!」
「えーーーっ?!なんでボクもなのっ?!」
「シュレ…お前はここで寝て食べて自堕落に過ごすつもりか?私は許さん、ユートに見合うような女になる
べきだ、だから私が教育する、反論は許さんぞ?」
ユートは良い子だ…真面目で嬉しい。シュレ…覚悟するんだな。二人の前に紙束を置き私なりに微笑んだ。
「二時間後、見に来る…カンニングは…そうだな、許可する」
そういって私は部屋を出た、この言葉で二人がどう反応するか楽しみだ。…訂正する、予想通りだった。
「ユート!おしえてぇぇぇっ!ココ、ここがわかんないのー!」
「駄目っ!、ティーさんが言ったでしょ!シュレもここで勉強するんだよ、そんなのにずるしちゃ駄目!」
カンニングを許可したのは二人の適正を見るためだったが…結果で驚いた。華奢に見えたユートが剣士の
適正を示し、シュレは精霊や元素を扱うのに長けていた。
なぜならユートはシュレのカンニングを防ごうとしてシュレの視線を防ぎ、用紙を守り通した。逆にシュレ
はその環境で文脈や状況だけを読み取り直感で正しい答えを導き出していたからだ。
15 :
535:04/11/06 22:42:52 ID:K1vyAjGe
日が落ちた、本来ならば夕時の食事の時間だがもう一つだけ話をしなければならなかった。
「さて…教育の方針も目処がついた。…ところでシュレ、私のことは嫌いか?」
「ふぇ?ティーねーさんってば何変なこと言ってるの、ボクはねーさんのこと大好きだよ?」
「そうか、それならば話が早い。私も好きだ、ユートと同じように一人の女としてな。詰りはこういう
ことだ…んっ…ふぅ……理解できたか?」
目を白黒させているシュレに向かいそのまま唇を重ねた、返す刀でユートへも。
「ユートは不服か?こんな気立ての良い女二人に想われる事はなかなかいないぞ?」
む、突然だったらしく二人とも白黒から白一色になっているな、まあいい後は行動あるのみだ。
私が心に決めた事とはユートとシュレを共に愛することだった。ユートの優しさに心引かれ、シュレの純真
さに憧れを抱いた。人の常識は関係ない…私の心に灯った思いと欲望を素直に開放することにした。
「見てくれ、二人とも……これが私だよ」
「わっ……ええっ?!ティー…さん、これ…」
一つ深呼吸を行い身にまとっていたローブを床に落し肢体を晒す、黒き羽を舞い散らせながら両腕を広げる
時々少し邪魔と思う胸が揺れ、少なからず自分でも感じる恥ずかしさで先端が薄く色づいていた。
そしてもう一つ…堕天使の証でもある……その、なんだ。
「にゅえー!?ティーねーさんってばおかまさんっ?!胸も…その、どっちもおっきぃ!って、ふひぃ?
ふみゅぇ〜ふぃーふぇーひゃんゆるひふぇ〜〜っ!…じょうらんだからぁ、はひゅ〜っ!」
「両性具有というんだ、バカモノっ!思ったことをそのまま口にするのはキミの悪い癖だぞ!」
シュレの頬を摘みながら説教した、まったく…私もそれなりの緊張と覚悟と恥じらいをもってだな…。
「結論から言おう、私はユートの妻になりたいと思っている、同時にシュレの夫になりたい、いやか?」
ただこの一言だけは口にするのも怖かった…きっと酷い顔をしているのだろうな…体が…震える。二人の
顔をまともに見ることが出来ない…うつむいてしまう…。
16 :
535:04/11/06 22:44:32 ID:K1vyAjGe
ちゅっ♪
私の両頬に柔らかくて暖かい感触があった、見上げてみれば…ユートとシュレが微笑んでいた。
「えへへ〜っ、実はね…ユートには最初からどっちかじゃなくて…どっちも選んで欲しいってね、でもボク
もだなんて三人皆でそーしそーあいってやつだね」
「はい、こんな選択…思いもつかなかったけど、シュレが教えてくれたんです。その方がきっと幸せになれ
るって…だから…僕は二人の立派なお婿さんになります」
ああ…この子達は…、涙が溢れた。涙で曇る目の前は兎も角として…心は晴れ渡った。
「有難う…とても嬉しい…。ふふふっ…っく、…んっ、ああ…もう、これ以上涙を流す必要は無いというの
に…困った…っ」
「もー、ねーさんってば。結構涙もろいんだねぇ…えへっ…んちゅっ…れるっ…んくっ」
「僕は、喜びの涙なら何度見せてもいいと思います…ティーさん、んっ」
二人は私の頬に伝う涙を何度もキスで拭ってくれた、そんなことをされては…止められないぞ…。
「二人とも…本当に…。うむ!もう泣くのは止めにする、今夜は腕によりをかけよう、ユートは楽しみに
してくれ」
「あ!あ!ティーねーさんっ。ボクね、牛の香草焼きがいいなぁ…」
私は、だらしなく指をしゃぶるシュレの首根っこを掴む。
「何を言っている、シュレ。キミもユートの妻になるのだ、料理の一つも出来んでどうする、教育してやる
覚悟するんだな」
「ふぇ?あ、ちょっ…ボク、料理なんてしたこと無いよ、わーんっ!ユートも手を振って見送るなー!」
………出来上がった料理は概ねマシだといえよう、シュレは左手が包帯だらけになったがね。腹も満たされ
床につく時間となったが私は二人に湯浴みの前に一言囁いた、二人とも意味に気がついたらしく真っ赤にな
ってそれぞれ湯に入っていった。
17 :
535:04/11/06 22:45:42 ID:K1vyAjGe
「待っていたぞ、さぁ…来てくれ。私の羽で包んでやろう」
「はい…」「うん…」
お互い纏わぬ姿となり、私は一足先に羽を広げ未だ恥ずかしそうにしているユートとシュレに手招きした。
「凄い…ティーさんの羽、柔らかくって…すべすべしてる」
「うん…そだね、ボクこれからねーさんの羽でねむっちゃおーかなぁ…んー、いいかんじぃ」
二人は不安な表情のまま私の翼に体を横たえ私の肩にしがみ付いてきた。それも次第に表情も和らぎ体を
預けてくれるようになった。
「それとな…夜の時は、ティー姉様と呼べ。その方が…背徳感があって実にいいからな…ふふっ」
「やっぱりぃ…んと、ねーさま…って」
「うん、エッチだね…あ、はい…ティー姉様…」
本人を前にしていい度胸だな、いいだろう…期待に答えてやることにしようか。私はそのまま完全に羽で
包んでやり、微笑んでやった…多分、淫蕩な笑みだったのだろうな、羽の中で顔だけ出した二人が一瞬震え
ていたから。私は羽の一枚一枚を揺らめかせた、ユートには擽る程度…、シュレには…。
「先ずは、二人とも体を温めてもらおうか…そうだな、ユートにはシュレのはしたない姿を見てもらおうか
シュレ…私にも、キミの魅力を教えてくれ…」
「ふぁ…ティー姉様…くすぐっ…たい、です…ん、くぅ…」
「はは、ユート…顔を向ける相手が違うぞ…直ぐ其処、シュレの顔だ…」
私は、シュレに容赦なく快楽の波を与えてやった。昨夜漏れ聞いた声で判った弱点の一つのクリトリスの
皮に羽を潜りこませ剥かせ戻してやった。他にも乳首の先を常に擦り続け、ほか様々、今も探している。
「ひっ…っ………はくっ…、かひゅっ……く、はひぃいいぃっ!姉様、ねぇ…さまぁ!ひゃ、めへぇぇっ!
こんな、のぉ、ふ、きゅん、きゅふぅうっ…っ!んぅ…んぅ…ユー、ト…」
「シュ…レ…?駄目ですっ、こん…な…くぅ…ぁ、うぁ…おちんちん…くう、ひ、はぷ…ふぁ」
ユートにも、同じように…。シュレも本能で目の前にあるユートの唇に貪りついていた………私も、自分が
抑え切れなくなったな…。それと…シュレは体の各所にある鱗の下の粘膜が弱いらしいな…勉強になった。
18 :
535:04/11/06 22:46:22 ID:K1vyAjGe
「ふぁ…ねぇさまの…ばかぁ…。こ、んなのぉ…あ、まだ体中ぅ…ひ、きもちぃよぅ…あぅ…またユート
にえっちなとこ…ひぅ…」
「ティー姉様…僕も…疼いちゃって…辛い、です…はぁ…、でも…シュレの顔も…えっちだよ…」
二人は羽から解放され虚ろな瞳のままベッドにうつ伏せになり余韻に浸っていた、時折腰が跳ねるように
痙攣している…自分でも…欲望が暴走しているのが判る、もっと二人を…鳴かせて、蕩かせてみたい。
「幾らでも見せれば良い、今夜は私が見ているが…キミ達も私の体を自由にしていいし私の口から淫らな
言葉を紡がせるのもキミ達の体なのだからな…ただ、今は私の番だ…」
私は用意してあった甘く漂う香油の瓶を取り二人の腰に垂らしてやった。薄く色づいた油が熱を持った桃
ような谷間を滑り落ち、蝋燭の灯火の光をを受けて輝いた。
「冷たっ…は、これ…姉様…?なに…する…ん、ですか?」
「きゅう…ん、ふぁ…あ、あは…これ、もぉ…きもち…」
右手でシュレ、左手でユートへ香油を尻肉を揉み込み、小さな窄まりも押し込んで塗りこめながら囁いた。
「決まっているさ、キミ達の処女を貰うよ。後ろのね…」
自分で言いながら、その言葉に背筋が震えた…それに、それを行うための肉も一度跳ねた。そのまま二人同
時に塗りこむ動きをやめ、硬く閉じた入り口を抉じ開けるように指を押し付け指先で引っかいてやった。
「え…っ!そんなの、無理…っ……?くふうぅ!?」
「…ひんっ…あぁ、あ…くぅ…えぅ、ねーさま、そこちがぁ…ひゃ…ぁ!」
二人の反応の違いに愉しみながら、ゆっくりと抉じ開けた。一瞬、目を見開く表情で私はさらにたまらなく
愛しくなり…、肉を支配することに嬉しくなった。
19 :
535:04/11/06 22:47:04 ID:K1vyAjGe
「ゆっくり…時間をかけて解してやるからな。その間お尻に集中しているんだ…きっと悦びが見つかるぞ
それと力は抜け…ゆっくりと呼吸するんだ、違和感が無くなって来る」
自分でもわかるほど恍惚とした笑みを投げかけながら、指が届くところまで貫いてやった…とても…熱い
この感触だけでも気をやってしまいそうになるほど心地良かった。
「く…あ、くぅ…はぅ…あ…はー…姉様…へん…ですぅ、ふぅふぅ…ん、くっ…は…んぅ…」
「ふぇ…んーっ…!や、やぁ…なのぉ…はー…ボクのおしりぃ…はぁ…きゃひぃん!…はふぅ…んー…」
いい表情だ…顔を弛緩させて違和感の中にある快楽を見つけ出しては一瞬瞳を閉じる。それに私自身は…
二人の穴の感触に心奪われた、ユートは熱く自分から飲み込むようにうねりながら締め付けてくるのに比べ
シュレの腸内は少し冷たく、驚いたのはその肉が引き抜くときに吸い付いて離そうとしない、指先からでも
張り付いていた粘膜が音を立てて弾けながら離れる感触が伝わる…どちらも名器には違いなかった。
思わず腰が跳ねた…こんな肉を味わってしまったら…はしたなく乱れてしまうかもしれない…、いやそれで
も良いか…そして中指も添えるように滑り込ませた、そして肉の感触でなんとなく理解したそれぞれの高ぶ
り方が。
「判ってきたぞ、ユートは奥を押さえつけられると弱い。シュレは一気に突き刺して子宮を揺らせた後ゆっ
くりと引き抜かれるのがいいらしいな…慣れてきたか?……広げるぞ」
「くふ…ひっ…ん、く…あ…あ、ひん…っこれ、おちんちん…の…奥、重く…な、なりますぅ…ううっ!」
「ねーさまぁ、やだぁ…ひゅぐっ…!くあぁぁ…ひぁ…はふ、いっちゃ…ひゃめへぇぇっ!」
20 :
535:04/11/06 22:48:48 ID:K1vyAjGe
穴が広がり十分に解れ、何度も香油を塗りこめられ柔軟になり指の抜き差しが当然ともいえる頃になった時
にはユートもシュレも指で操られる度に鳴き声を漏らすようになっていた。私ももう…我慢の限界だ…指
だけでも快楽が伝わる穴を堪能してしまってはもう収まりがつかない。壁に体を預け…二人から指を引き
抜いた…指が…疼いた。そのままユートを後ろから抱きかかえる。
「シュレ…、ユートを…な?もう…私も我慢が出来ない…。勿論シュレにもだ…頼む」
「ぁ……あ、ぅんっ!ティー…姉様…、やっぱり…怖い…です」
ユートはお尻に当たる塊に触れ腰を浮かせた。其処を押さえつけるようにシュレは身を起こしてニコリと
微笑んだ。
「く…んひゃ…は…ぁ…はぁ…ふぅうぅうっ…んんっ!駄目だよ…ユートぉ…ねぇーさまだって…我慢でき
ないよ…、ボクも…さっきの…はやくしたいもん…」
シュレも快楽に正直なことが判った、少し嬉しい。そのままシュレに微笑みかけて、ユートに囁く。
「ユート、キミの処女を貰うよ…いいな?」
「はぅ…っ、………はい、僕の…しょ、処女を…姉様に…捧げます…っ…!ん、くふぅーーーっ!姉様で
…でぇ…きもちよくなっちゃ…あ、くぅうぅんっ!んっ、あく、きちゃうよぉおぉっ!」
その言葉を聴き終えた時、貫いてしまった…。はしたない言い方だが想いを伝えてくれた相手にその場で
射精してしまった…とても心地よく嬉しい絶頂だった。もっと嬉しかったのはユートも同じだったこと。
「ユート…ぉ…お…っ!私…は、あぅ…ふはぁぁっ!ユートに、ユートにぃ!昇るぅ…、ユートにっ…!
射精してしまうぅ…!うふ、はぁぁ!は、あひぁぁぉぁああぁぁっ!」
「きゅんっ…うぁ…ユートぉ…あぅ…しろくってあつくって…とろとろだよぉ、ボクこんなのおなかにぃ
ユートも…ボクみたいにぃ…だされちゃって…」
経験こそあれ、シュレも見て、浴びせられたのは初めてだった様だ、ただ理解は出来たらしくユートから
放たれ全身に浴びてしまった体を撫で回して口に運んでいた。
21 :
535:04/11/06 22:49:45 ID:K1vyAjGe
「ん…くあぁぁっ…は…っ!…抜けちゃうと…逆に変な感じです…まだ…姉様がいるみたい…です」
「ふー……んっ、嬉しいよ…そう言って貰えて…この体に生まれてよかった。だが、今度は…シュレだよ」
シュレは潤んだ瞳で私のことを見つめてくれた、ユートとの痴態を目にして私とユートに言ってくれた。
「は、ぅ…ねぇ…ボクもぉ…ねぇさまに…おしり……おしり、されたいよぅ…ねーさまとユートに……っ
おなか…つついてぇ…あついの…ほしいよぅ!」
私とユートは…ん、と微笑みあい、頷いた。だから何も言わず…私は後ろに、ユートは前に。手を放した、
そのままシュレを二人で抱きしめあう…嬉しい…。
「はぅ、ん!く…あひゅぅ…ひゃ…んやぁぁっ!あ…あぅ…こん…らめ…ボク戻れないぃ…ねえさまと…
ユートじゃなきゃ…は…ぅあ…またきちゃうよぉ、ボクぅ!ひにゃぁぁっ!」
「残念だったな…私もユートも…っ、は…相当は持つと思う、私にも堪能させてくれシュレの腸内をな…」
「ふぁ…シュレぇ…昨日とぜんぜん違うよぉ、凄い…んく、柔らかくってぇ…、僕が溶かされちゃうぅ!」
私とユートはシュレの肉越しに擦れ合う感触をシュレの唇で閉じ込め、幾度と無く精をシュレに注ぎこみ
またシュレもその度に甲高い声を放ち私達に答えてくれた。
22 :
535:04/11/06 22:50:21 ID:K1vyAjGe
……悪いが後は想像に任せる、私が淫らな言葉を上げて何度も絶頂に達する様も、ユートが射精を封じられ
何度も懇願を乞う様も、シュレが…いや、これだけはいえない……。済まないがこの話では語れない。
「んふーふー…ユートにねぇーさまぁ…よっくも…あんなことやこんなこと、ボクのおもらしするとこまで
みてくれたなぁぁぁ?」
「いやちょっとまて…っ!顔が怖い、落ち着くんだ三人とも望んだことだろう!」
「シュレ……ちょっ…それだけは…ね…まって…ほしいかな…っ!やめてよぉ〜〜っ!」
「……………だぁめ、今度はボクの番だよ…、ふふっ」
第二話おしまい
23 :
第二話おまけ:04/11/06 22:53:54 ID:K1vyAjGe
えと…こんばんは。ユートです。
こんな幸せって…無いけれど…。夜の度にうぅ…ごめんなさい、いえないです。
次回は僕がお話いたします、はぅ…シュレも暴走気味だし…ティーさん…あぅ、ティー姉様も…。
どうなるんだろう…僕。
即死回避のためのレスつぶしということで。
幾つかユート達の暮らす世界観についてです。
世界
うぁ、書き込み消そうとして書き込みました…まとめなおします。
世界
神も悪魔も人間もエルフもオーガーもヘルハウンドも、キリは無いですがそういったファンタジーの世界に
出てくる存在はこの世界にとって一般的なものであり種族が多いがゆえに種族差別もなく、お互いに交流と
というか区別自体がありません。
モンスター
この話ではおそらくスパイス程度の存在でしかありませんが…世界に暮らす者達の敵です。
姿形は気の合う隣人でありながら危害を及ぼし破滅をもたらす者、中には街に住むモンスターもいるかも
知れません。
彼らには自分以外の存在の破滅と破壊しか目的にありません。一言で言えば悪役です。
というわけで即死回避のお役に立てれば幸いです。
他に何かあれば脊髄反射でお答えしますので…3人相思相愛のカップルを見守ってくださいませ。
>>◆MABOUp7up.さん
つぶやきさんと呼んで申し訳ありませんでした…そのままコピペを…orz。
あと、運転中はあぶないです〜!何時もながら母娘みたいな二人が微笑ましいです、応援しております。
ふたなりキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
待ってました。ほのぼのして素敵にエロいギャップが堪らんです。
いやむしろエロエロでエロ度では何にも負けていないぐらいなのに雰囲気はほのぼのというか
そういう話は僕は大好きです。いや、好きなのはエロいからじゃないです。何となくいいからです。
すいません。何言ってるか自分でも分かりません。もういいです。
続きキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
素晴らしいです!
ほのぼのとエロが共存するとても好みの作品です。
どんどん、新しい話が出来たら投下してください
期待して待っています
…そのためにも、即死回避っ!
30 :
535:04/11/06 23:47:07 ID:K1vyAjGe
早速のお返事有難う御座います。
即死回避のため睡眠前に…もう一レスを。
やっと物語として始まりかもしれません、お互いに愛し合う種族も違う3人の森中の物語。
純真だけどどんどん染められてるユート
好奇心旺盛でえっちなシュレ
裏表も隠さない自分に忠実なティエルを見守ってくださいませ。
おやすみなさい…。
>>30 その流れで行くとユート総受けが確…あわぉkjかえlし@、dふじこ
「ね〜、あのコロコロしてるの、なあに〜?」
助手席のアヤメが、牧場の真ん中にある、ロールケーキのようなものを指差して尋ねてくる。
「ああ、あれは牧草ロール、だね」
「ぼくそおろおる?」
「えっとね。牛たち用の冬の保存食、と言えば分かりやすい、かな?」
アヤメは小首を傾げて、目を丸くさせながら、僕の言葉を反芻させる。
「保存食? あれが?」
「そう。冬になると、草が全部枯れちゃうからね。ああして、牧草をまとめているんだよ」
再び牧草ロールに目を移すアヤメに、僕は簡単に説明をした。
「へ〜おもしろ〜い。ねえねえ、あれってどうやって作るの? どうやったらあんなコロコロになるの?」
「ううん……あ、あそこで丁度作っているみたいだね」
好奇心旺盛なアヤメは、ひとつの疑問が解消されると、すぐに次の疑問を口にする。
返答に窮していると、行く手に丁度、牧草ロールを作成しようとしている人たちが見えてきた。
トラクターの後ろに牽引されている機械が、刈り取られた牧草を集めていく。
と、その機械の後ろ半分がぱかんと開き、そこから牧草ロールが弾むように飛び出した。
出来立てほやほやの牧草ロールは、何回かバウンドしながら転がり、やがて止まった。
「うわ〜、ホントだ〜。おもしろい、おもしろ〜い」
その光景を目の当たりにして、アヤメは目を輝かせながら、無邪気にはしゃぎ声をあげる。
……ううん、アヤメと一緒に、北海道の大平原をドライブ……これで……。
「ぎゃはははは、奥さんったら〜!」
「それでね、3丁目の高橋さんはね、………」
……これで、後部座席のおばはんたちが、いなかったらねえ……。
実は母親が、町内会のおばはんたちと一緒に、花の観賞だかの同好会を作っているんだけど、
その何人かで、夏の北海道を訪れよう、ということになったらしい。
で、僕は旅費がタダという甘い言葉に釣られて、運転手兼カメラマンとして同行することになったわけ。
だから、あまり文句を言える立場では無いんだけど……。
……大体が、この季節に二人で北海道に旅行とか言ったら、いったい幾ら掛かると思うのさ?
安月給の僕に、そんな旅費を捻出出来るはず、ないでしょう?
「ちょっとサトちゃん、あとどれくらいで到着するのさ?」
「えっと……この調子でいけば、あと10分くらいかな……」
カーテンがさっと開き、母親が首を伸ばして問いかけてきた。
ナビを見て、目的地と現在地を確認して、大体の時間を予測して答える。
……しかし、それにしても、いつまで息子をサトちゃん呼ばわりする気だ。……多分死ぬまで、だな。
「ふうん、分かった。疲れてきたから、出来るだけ早く到着させなさいね」
そう言い残し、再びカーテンを閉める母親。
……いくら、周りが何も無い、だだっぴろい平原だと言っても、交通違反を促すんじゃない。
「でさでさ、奥さん、あの時はさ〜!」
カーテン越しに聞こえ続ける、おばはんたちの喧騒。
ふと首から抱えていた、アヤメが我が家で暮らす原因になったであろう、デジカメに視線を落とす。
……あんな不思議な力を、本当に持っているのなら、あのおばはんたちの元気も、吸い取って欲しい。
いや、いっそのこと、おばはんごと吸い取って欲しい。本気でそう思います。
あ、そうそう。アヤメってもともとは、とある沼地に生えていた、高山植物に宿っていた精霊なんだけど、
このデジカメで撮影したときに、何故かついてきてしまったんだ。
で、一度は沼に帰りかけたんだけど、どういう心境の変化か、我が家に住み着くようになったわけ。
もっとも、そのときに沼地から、宿っていた植物を持ち出していたと知って、さすがに驚いたけど。
まあ、もっと驚いたのは僕の両親の、アヤメに対する接し方なんだけど。
何せまったく違和感なく、家族の一員として、受け入れているんだもの。
確かあれは、アヤメとひと晩を共にした、次の日の出来事だったよな―――
「ただいまアヤメ、おとなしくしていた?」
「あ、お帰りなさい。……何だか、お腹が空いてきました」
帰宅して部屋に戻ると、アヤメがぱっと顔を輝かせて、僕に飛びつきながら、恥ずかしそうにつぶやく。
……そっか。今日一日、ずっと部屋にこもっていたんだろうから、ね。
でも、これからどうすればいいかな? まさかずっと、この部屋に閉じ込めておくわけにいかないし、
とりあえず、休みになったら近所にアパートでも借りて……。
「ちょっとサトちゃん。帰ってきたのなら、挨拶くらい…………サトちゃん?」
そのとき、階段を上りながら母親が、僕に声を掛けてきた。……こ、この状況って……。
「サ、サトちゃん……あんた、まさか………。せ、誠ちゃん! サトちゃんが…サトちゃんが……!」
「ア、アヤメ、ちょっとここで待ってて! ……ちょ、ちょっと待てよ、母さん!」
声を震わせ、階段を駆け降りながら、階下の父親に向かって叫ぶ母親を見て、
僕は反射的にアヤメから離れ、母親を追いかけるように、階段を駆け降りていた。
「何だ、どうしたんだ? 玲ちゃん?」
「せ、誠ちゃん……サトちゃんが、サトちゃんが2階で女性と抱き合って………」
「何!? サトちゃんが………。そうか、サトちゃんもついに……」
1階の居間にて、父親の首筋にしがみつき、声を震わせる母親と、
ぽんぽんと母親の背を叩きながら、その言葉にしみじみと頷く父親。……ちょ、ちょっと待てって!
「だ、だから違うんだって!」
「あらサトちゃん、悪かったわね、二人の邪魔をしちゃって。
まさか、あんたが女性を連れ込むなんて、夢にも思っていなかったし」
父親にしがみついたまま、首だけをこちらに向け、しみじみとつぶやく母親。
……確かに仰るとおりかもしれませんので、それに関しては返す言葉はございません。
「………ところでサトちゃん」
「な、何さ?」
不意に僕の肩に手を置き、真面目な表情で話しかける父親。
……こんな真面目な父親の表情、初めて見たのだが。
「ちゃんと避妊はしているんだろうな?」
「だ〜!」
父親のひとことに、思わず叫んでしまう。
……大学時代、家庭教師のバイトをしていて、生徒である○学生に手を出した挙句、
僕を製造してしまった、あんたには言われたくないわい。
「いやいや、避妊は大事だぞ? 使わないほうが、気分的に一体感は高まるだろうし、
若いのだから、欲望の赴くままに突っ走ること自体は、責めはしない。
だが、その後に圧し掛かる責任の重大さを考えれば、な?」
「だから、違うって言ってるでしょうが!」
僕の肩を掴んだまま、ゆっくりと首を振る父親。
……思わず叫んでしまったが、昨日アヤメとコトに及んでいたことを思い出し、
父親の言葉が当たらずとも遠からず、だと言うことに気がついた。やっぱ親子なのかね、僕ら……。
まあ、精霊と人間の間に子供が出来るのか、という別の問題があるわけだけど。
「あ、あのう……」
「げっ、ア、アヤメ……」
不意に背後から、おずおずとした声が聞こえる。
ふと見ると、扉から顔を半分だけだしたアヤメが、こちらの様子を恐る恐る伺っていた。
「まあまあ、お見苦しいところをお見せしちゃって。……初めまして、サトちゃんの母の玲子です」
「は、初めまして。アヤメと申します」
父親からぱっと離れ、にっこり微笑む母親。と、アヤメは母親に向かって、ペコリとお辞儀をしてきた。
「ふうん、アヤメちゃんって言うのかい、初めまして。
僕はサトちゃんの父で誠司、気軽に誠ちゃんと呼んでくれたまえ」
「あ、はい。誠ちゃんさん、ですね?」
まるで、どこぞの胡散臭い貴族のような怪しいポーズで、アヤメに向かって礼をする父親。
アヤメは父親の、初対面の相手なら、ほとんどが引いてしまう仕草にも、
まるで意に介することもなく、再びペコリとお辞儀をした。
「はっはっは、サトちゃんよ。なかなか楽しみな、お嬢さんではないか。
さて、玲ちゃん。今日はサトちゃんのために、赤飯といこうではないか!」
「はい、わっかりました、誠ちゃん!」
僕の肩を再びポンと叩き、上機嫌でにこやかに微笑みながら、
母親の方を仰ぎ見て、パチンと指を鳴らす父親と、ビシッと敬礼をする母親。
……今に始まったことじゃないけれど、どうにかならないでしょうか、この二人のノリ。
「それにしてもサトちゃん。こんな綺麗なお嬢さんがいるのなら、何で紹介のひとつもしなかったのさ?」
食事中、母親が僕に詰め寄る。
……紹介も何も、僕もおととい出会ったばかりです、はい。
それにもし、昔から付き合っていたとしても、おいそれとあなた方に、合わせる気にはなれませんです。
「まあいいや。アヤメちゃん、………いや、アヤちゃんと呼ばせてもらおう。
アヤちゃん、サトちゃんとはどこで知り合ったんだい?」
「はい、おと……」
父親が、にこやかな顔でアヤメに問いかけてきた。
……ちょ、ちょっと待てえ!
「うわ〜っ!!」
「何だ? どうした、サトちゃん?」
突然、大声をあげた僕を見て、怪訝そうに、顔をしかめる父親。
……さすがに、本当のことを言うわけにはいかないだろ! えっと、おと…おと……おと……そうだ!
「い、いや。実はアヤメの弟が、僕の知り合いで……」
「ふうん、そうなんだ。で、アヤちゃん、家はここから近いの?」
「えっと……家というか……」
今度は母親がアヤメに別の質問をして、アヤメは天井を指差しながら答えようとする。
……多分、僕の部屋を指しているんだろうけど、それはいろいろな意味でマズイ。
「あのね! いろいろ事情があって、こっちに住むことになったの! で、今は住む場所を探してるとこ!」
「あらあら。だったら、うちに住めばいいじゃないの。澄ちゃんはいなくなって、部屋は空いているんだし」
「は?」
「そうだね、それがいい。下手に家を借りるとなれば、敷金や家賃が大変だろうからね。うんうん」
僕のでまかせの言葉に、あっさりと答える母親と、うんうんと頷く父親。
……どうでもいいことですが、澄ちゃんこと澄香とは、嫁いでった僕の妹です。
また、もっとどうでもいいことですが、妹は出来ちゃった結婚では無かったです、念のため―――
そんなことがあって、一年が経過した今でも、アヤメは我が家で暮らしてたりするわけで。
時々、滅茶苦茶なことを口走ったりするけれど、両親はアヤメのことを、
『どっかの世間ズレしたお嬢さん』と認識したようで、まるで意に介してはいなかった。
また、『悪魔のお料理教室』とかいう、何が悪魔なのかよく分からない、
胡散臭い料理教室に入ってからは、料理が大好きになったらしい。
……時々、怪しい料理を作られるのには、ちょっと困るところがあるけれど。
それにしても、両親に説得や説明の必要がほとんど要らなかったのは、楽だったし助かったけど、
息子が連れてきた女性とはいえ、普通は初対面の相手なら、少しは疑うだろ。
まあ、あの両親に”普通”を望むことが間違いなのは、何となく分かっているけれど。
いつだったか、ちらりとそんなことを話したら、
『サトちゃんが、彼女を連れてくるなんてこと、一生に一度、あるかどうかの出来事なんだから、
この機会を逃すわけにはいかないでしょ』
という、非常に心温まる、お言葉を賜ったわけで。
……事実を的確に示しているだけに、反論できなかったのが少し寂しい、昭嶋聡史19歳でした。
「うっわ〜、すっご〜い!」
アヤメの驚きの声を聞いて、現実に戻ってきた。ふと見ると、斜面一面がラベンダー色に染まっている。
……さて、いよいよ目的地が見えてきましたか。
「サトちゃん、まずは一枚!」
「へいへい、分かりましたよ。そんじゃまあ、もう少し寄ってくださいな」
ラベンダー畑は、僕たちを含む観光客でごったがえしている。
と、母親が僕に声を掛けてきた。僕はおばはんたちに、ファインダーに納まるように指示を出す。
「はいよ〜、それでは、いちたすいちは〜?」
「「「に!」」」
お約束の掛け声とともに、シャッターボタンを押す。
……と、うん、ちゃんと写っている。けど、おばはんの元気は、やはり吸い取れてない、か。
アレは偶然だったのか、はたまたこちらの”力”が、おばはんパワーに負けてしまったのか……。
「あら? アヤメちゃんは?」
「ん? さあ?」
しばらくして、適当に花の写真を撮っている僕に、母親が声を掛けてくる。
……そういえば、どこ行ったんだろ?
いつもなら、『あれなあに? あれなあに?』とかって、声を掛けてくるはずなのに……。
「うっわ〜、きれ〜い! すっご〜い!」
「ありゃりゃ、あんなところに……………」
などと思っていると、不意に花畑のど真ん中から、アヤメのはしゃぎ声が聞こえてきた。
声を掛けようとしたが、まるで優雅な舞のように軽やかに跳ね回る、アヤメの姿を目にしたとき、
僕は声を掛けることも、写真を撮ることも忘れ、しばしの間、アヤメの舞に見とれていた――
「さて、到着ですね」
その後、近くにあるドラマのロケをしたとか言う場所を見たりして、
再び車で大移動したのち、今日の宿泊場所に無事到着した。
……ああ、これでやっと、おばはんたちから解放される……。
「あらま! 聡史くんとアヤメちゃんが、一緒の部屋なのかい!?
過ちが起こらないように、おばさんも一緒に泊まりましょうか?」
「何ですって? じゃ、私も一緒に!」
「じゃあ、私も!」
チェックインして、アヤメと一緒に部屋に入ろうとした途端、
おばはんグループの一人が声をあげたかと思ったら、おばはんたちが我も我もと声をあげる。
……正直、勘弁してくれ。というか、ホテルの廊下で騒ぐんじゃない。
「ふえ〜」
「それにしても、賑やかな人たちですねえ」
おばはんたちを振り切り、部屋に入った途端、荷物を放り投げて畳の上に寝っ転がり、ため息をつく。
アヤメは大して気にした風でもなく、僕に話しかけてきた。
……アレはどう考えても、賑やかを通り越してるわい。
「あ〜……とりあえず、夕食まで時間があるみたいだから、ひとっ風呂浴びてくるわ」
「じゃ、私も一緒に行く〜!」
フラフラと立ち上がった僕に腕を絡ませ、元気に声をあげるアヤメ。
……二の腕に当たる、豊かな胸の感触が実に心地よいです。
「えっと、それじゃ……30分後に、ここで待ち合わせね」
「あ、はい、分かりました。それじゃ……」
大浴場の入り口で、アヤメと時間の待ち合わせをして別れる。
……ちょっと短いかもしれないけれど、夕食前だからこんなもん、かな?
「ふ〜、気持ちいい〜」
脱衣所で服を脱いで、軽く体を洗ってから、露天風呂に浸かってひとこと。
一応、普通の風呂もあったのだが、せっかく露天風呂があるのなら、こっちに入らなければ損、だしね。
……あのおばはんたちには悩まされたけど、タダでこんな旅行が出来るなら、悪くはないかな?
などと考えていると――
「うわ〜、ひろ〜い! 眺めもきれ〜い!」
……こ、この声は、もしかして……?
「ア、アヤメ!?」
「あら、聡史さん? どうですか〜、湯加減は?」
呆然とする僕に構うことなく、にこやかに微笑みかけるアヤメ。いや、さすがに湯浴み着は着てるけど。
……けどなんで、なんでこっちに入ってきてるんだ?
「?? どうしたんですか、聡史さん? 黙り込んじゃったりして? ……うん、いい湯加減です」
アヤメは黙り込む僕を見て、さすがに怪訝そうな顔でこちらを見つめてくる。
「えっと……な、なんで、アヤメがこっちに入っている?」
「なんでもなにも、ここ、露天風呂は混浴、って書いてあったけど?」
…………………はい? い、今なんとおっしゃいました?
「あれ〜? そっちには書いてなかったの? 女湯は露天風呂の入り口に、そう書いてあったよ?」
「そ、そなの……?」
……入り口、よく見ていなかった気がする。どうだったっけか?
「もしかして聡史さん、私と一緒にお風呂入るの……迷惑かな〜?」
「いや、そんなことはないさ! むしろ、いつも一緒に入りたい、うん」
「そう…ですか。聡史さん…………」
僕の妙に力のこもった返事に、アヤメは黙って目を閉じて、軽く顔をあげた。
……こ、これはまさか、キスをねだる仕草!? ここは……据え膳食わぬは何とか、だ。
アヤメの肩に手を回し、そっと抱き寄せて、そのままくちびるを重ねようとして……。
「いや〜、高い場所にある露天風呂だから、眺めがいいわ〜」
「ホント見事ですね〜」
その途端、賑やかな声が響き渡り、湯気の向こうに人影がちらほら。
……ちくしょう、いいところで……ん? ま、待てよ? ……こ、この声は。
「さあ、ゆっくり温まりましょうか……あら、先客がいたみたいで」
……ま、まさかとは思うが…いや、よく考えりゃ、一緒に旅をしているんだ。こ、これは……。
「あら、皆さんもお風呂ですか〜?」
「まっ、アヤメちゃんじゃないの!? じゃ、隣の男の子は……」
非常に嫌な予感がした僕が顔を背ける中、アヤメは人影に向かって、無邪気に声を掛けた。
……この場にいて、アヤメを知っている人たちって、”連中”しかいないよなあ……。
「あらら、やっぱり聡史くんだ。それにしても、二人で一緒にお風呂なんて、なかなかやるわねえ」
「何で向こうを向くのかな? せっかくのお風呂なんだから、おばさんたちと裸の付き合いをしましょうよ」
バシャバシャと音を立てて、おばはん軍団がこちらににじり寄ってくる。
……ええい! あんたら、湯浴み着くらい着ろ!
「どれどれサトちゃん、おちんちんがどれだけ大きくなったか、お母さんが確かめてあげる」
などと言いながら、僕の股間に手を伸ばそうとする母親。
……何を考えてるんだ、この母親は!
「どうしたの、サトちゃん? 子供のころは毎日のように、一緒にお風呂に入っていたのに」
身をよじらす僕を見て、寂しそうな声を漏らす母親。
……今は子供じゃないだろっ!
「まあ、毎日?」
「そういえば奥さん、お宅のお子さんは、幾つまで一緒にお風呂に入ってました?」
「うちの子は、小学3年くらいまで、かしらねえ」
「あら、そんなに早く? うちの子は中学にあがっても一緒でしたよ?」
「まあそうなの? 宅の子は娘なのに、小学校の高学年には、別々に入ってましたわ」
「でも、同性の子のほうが、お風呂が別々になるのは、早いらしいですわよ?」
急に、『わが子は幾つまで一緒に風呂に入ったか』論議をかます、おばはんたち。
……しめた、この隙にこの場から離脱を……。
「で、昭嶋さん、聡史くんはいつまで一緒に入ってました?」
「そう、ですね。19まで、ですかね?」
「ええっ、19!?」
「それ、親離れ出来てないんじゃあ、ないですか?」
「それならいいけど、別の理由だと問題かもしれませんよ、奥さん」
母親の言葉に、一斉にざわめくおばはんたち。
……というか、そりゃあ、たった今の出来事だろうがっ!
「あ、あら、サトちゃん、ちゃんと温まらないと、カゼをひきますよ?」
露天風呂から抜け出した僕の背中に、母親が心温まるひとこと。
……風呂は露天風呂だけじゃないわい。まったく……。
「ふげ〜……」
「だ、大丈夫ですか? 何だか、さっきよりも、疲れているみたいですが?」
風呂からあがって、夕食を食べてから部屋に戻ってきて、再び畳の上に寝っ転がるなり、ため息をつく。
そんな僕を見て、心配そうにアヤメが声を掛けてくる。
……はい、思い切り疲れました。まるで、疲れるために風呂に入ったみたいです。
風呂自体は立派だったから、夜中にでも、もう一度入りに行くことにしよっと。
とりあえず、フロントでモデム借りてきたし、ネットでも見るとするかな?
寝っ転がったまま、荷物からノートパソコンを取り出して、ケーブルを接続して立ち上げて……っと。
「ね、疲れちゃったんなら、お布団敷いちゃうけど?」
「あ、ああ悪いね、よろしく頼むわ」
アヤメの問いかけに、パソコンの方を向いたまま返事をする。
……ネットをしようか、それとも眠くなってきたから、やっぱりこのまま眠ってしまおうか?
などと考え始めたそのとき、
「きゃあっ!」
「な、何だ!? ……う、うわあっ!?」
突然、アヤメの悲鳴が聞こえ、反射的に寝返りをうった。
すると、目の前にアヤメの驚いた顔が見えて……。
ドサンッ
次の瞬間、僕の身体の上に、アヤメがのしかかっていた。
「えっと……」
「あ、ゴ、ゴメンなさい! た、畳の縁でつまづいちゃって……」
状況が飲み込めず、きょとんとしている僕に、慌てて弁解してくるアヤメ。
……ううん、やっぱり胸が大きい。それに、お風呂上りのいい香り………もう、我慢できないかも。
「す、すぐどき……さ、聡史さん? ……………」
詫びの言葉を述べながら、身体を起こそうとするアヤメを、しっかりと抱きしめた。
アヤメは目を白黒させて、僕を見つめ返していたが、すぐに僕に身体を預けてきた。
……よ、よし! 今度こそ!
僕はそのまま、アヤメのくちびるを奪おうとして………
ガチャ
「サトちゃ〜ん、今日撮影した………あ、あらあっ!?」
おもむろに扉が開き、軽快な声とともに、颯爽と母親が現れ……現れ、軽く驚きの声をあげる。
……露天風呂の時といい、何てタイミングで割り込んでくるんだ、あんた。
「あ、玲ちゃんさん」
ケロリとした顔で、母親を仰ぎ見るアヤメ。
……ところでアヤメはアヤメで、いつまで両親のことを、『〜ちゃんさん』呼ばわりするのだろうか?
「……ん? 今日撮影したが、何だって?」
思い切り不機嫌そうに母親に声を掛けた。
……というか実際、思い切り不機嫌ではあるのだが。
「………あ、そうだ。今日撮影した写真あるでしょ? あれ、今から見れるかな、と思って。
ま、今すぐでなくてもいいよ、多分みんな、夜遅くまで起きてるだろうから」
しばしの沈黙ののち、気を取り直したように母親は、僕に語りかけてきた。
……さすがに、あの母親とはいえ、少しは動揺しているのか。
「ああ、今パソコンに取り込むから、パソコンごと持ってけ」
「え? い、今すぐでなくても、いいのに……」
アヤメからそっと離れ、パソコンとデジカメに手を伸ばす。
機嫌の悪そうな僕を目にした母親は、慌てて『今すぐでなくても』を強調し続ける。
……だったら何で、今というタイミングで部屋に入ってきたのだ。
「ほれよ」
「あ、ありがとサトちゃん」
データを写し終えたパソコンを、母親に手渡す。
母親は、少しだけ気まずそうな顔をして、パソコンを手にして去っていった。
……もういいや、寝よ…………ちょ、ちょっと待てよ。あのパソコンを立ち上げたときって確か……。
「わ〜! 待て〜、母さ〜ん!!」
自分のアカウントで、ログインしていたことを思い出した僕は、
次の瞬間、大慌てで部屋を飛び出していた――
……連続投稿規制を待ってたら、睡魔ちゃんが遊びに来てしまったいorz
睡魔ちゃんは、頭に羊の角を生やしていて、何故かいつも水着姿で、泳ぎが大得意だったりします。
それはさておき、>32-46で続きます、はい。
今の季節は何だと思ってるんだゴルァ第3弾になりまして、
SS保管庫のこちら↓のお話の続編でもあったりします。
http://www.xxx-www.com/~sslibrary/sslibrary/o/original15.html しかし、すでにご当地では雪も降っているだろうに、いったい何を考えているのでしょうか自分。
ちなみに、>32で出ていた牧草ロールの正式名称は、「ロールベールサイレージ」というらしいです。
ところで、今後の拙作の展開を構想していたのですが、人外♂×人外♀という話が
頻発しそうな悪寒がするのですが、このスレに投下していって、果たして問題は無いでしょうか?
自分としては、同じ世界観上でのことなので、このスレで投下していきたいのですが。
>27の515氏
スレ立て乙でございました。
ま、自分がコテ名で思い切り”つぶやき”と名乗っているのですから、気にせんでください。
それにしても、ほんわかエロエロの素晴らしいお話ですね。
これからの展開も、目が離すことが出来ませんです。
無問題……多分
49 :
535:04/11/07 21:39:55 ID:aVNxxjVY
第三話もまとめてから張付けようと思いましたが、何故かプロローグ的なものが
出来上がりましたので先に張付けようと思います。三コマいきます。
第三話プロローグ
チチチ…ュッ…、チッッチチッ…
「…ん、ふぁ……」
森に暮らす鳥たちが朝を告げる鳴き声で僕はゆっくりと目を覚ましました。目の前には…ティーさんの…、
その、おっきな胸が。胸の向こうにいるシュレも涎をたらしてくぅくぅと寝息を立ててまだ夢の中にいる
みたいです。
「ひゃ…っ」
あの後、僕たちは眠る時の決まり事で常に三人一緒で抱き合って眠ること、下着は穿いてはいけないこと
とか…ちょっと恥ずかしい決まり事です。その所為で…朝の冷気で背筋に震えがきました、ティーさんが
寒かったら羽で包んでやろうって言ってくれたけど…開放されてます…。はくしゅっ…っ!
「っくすっ……んっ、はぁ…」
僕は、くしゃみが出そうになったけどシュレもティーさんもまだ寝ているので我慢したら変な空気が漏れて
しまいました。一人だけ先に起きるってことも考えたんだけど、シュレとはティーさんの胸の上で僕の手を
握っているし、ティーさんも僕を抱えて体を密着させてるから逃げられません。
「……ト、ユート…おはよっ」
さっきのくしゃみを我慢した時に手に力を入れたのかシュレが目を覚ましました、囁き声で笑いかけてくれ
たから僕もおはようって笑顔を返しました。
「………ね、ね」
「…うん?………っ!」
シュレが楽しげな笑みから悪戯を考えた時の様な笑いに変わって、シュレが指で示す方向に視線を向けた時
吃驚しました。…その、ティーさんの……おちんちん、が…おっきくなってて…。あんなのが…僕のお尻に
……処女を捧げた時の感覚を思い出して、寒い事とは違う震えが走りました。シュレはその笑顔のまま僕と
握り合った手をその上に…置いちゃいました。
「…あ、ぅ…熱い…」
「ね、ユート…、このままねーさんに悪戯しちゃおっ」
「だめだよっ…!そんなこと…折角寝てるのに…」
「ふふっ…いいから…それっ…!」
そのままシュレってば僕と手を組んだままティーさんに被せてしまいました、その瞬間ティーさんの口から
くふ…っと吐息が漏れるのが聞こえて、僕たちの手の中にあるおちんちんがびくんって跳ねました。
「こうやってぇ…ボクとユートで起こしてあげよ…あはっ、ねーさんのカチカチだぁ…」
もうシュレの目は元気な目からえっちな目に変わっていました。僕もいつの間にか掌に伝わる熱さに捕まっ
て、綺麗な…女の人についてるおちんちんを包み込んでシュレと一緒に擦り続けました。
「…っ、ふうぅ…ひ…はひぃっ!くふぁぁ…ぁ…はぉ…ぉぅうっ…!」
ティーさんはまだ目を覚まさないけど、気持ちよくなっている時の声を上げていました。
「あはっ…ねーさんきもちよさそー…。ユートもこんな感じなの?」
「えっ…、う…うん…凄くって…動けなくなるくらい…」
「いーなぁ…ボクもおちんちん欲しいかも…むぅ…、あ、ねーさんきもちいー時に出てくるお汁だ、ふふ」
時々腰を浮かせたりして女の人の方からもとくとくと透明な粘液が溢れて来て僕たちはそれも手に絡めて
ティーさんを擦り上げました。あと、シュレまでおちんちんがついたらとんでもないことになりそうだと
思いました。
「うあ…手がぬるぬるしちゃってる…ボク、この感触だけでおかしくなりそ…」
「うん…音が凄い響いてる、こんなの聞いてるだけで頭の中がぼーってしてくるよ…」
もう、ティーさんのおまたのところはにちゃにちゃちゅぶちゅぶ、聞いてるだけでぞくぞくする音が流れて
いました。ティーさんも切なそうに腰を沈めていました。それに…どんな夢を見ているのか…。
「きひぃっ…!……ュレも、やめ……ああううっ!ユート…それ以上っ…んあぁ…」
僕とシュレの名前を呼びながら沈めた腰をティーさんから擦り付けるように突き上げてまた沈めました。
「あ…!シュレ…、ティーさんもう…そろそろかも、根元の方がびくびくしてる…」
「ほんと?そっか…ねーさんもユートもそうなんだね…いーこときいちゃったぁ…」
余計な事を教えちゃったかもしれません、シュレは僕の手を強く握り締めて早く動かし始めました、えっち
な音が一杯響いて…。
「っくぅうんんっ!くはぁぁっ!な、何をしているキミ達はっ、あひぃ♪朝から不謹慎だ…ぞ、ぉおぁ!」
「おはよっ、ねーさん。でも今の顔だとせっとくりょくがないなぁ。今はね…きもちよくなっちゃえ!」
「あの…シュレが……、いえ…ごめんなさい…僕も、ティーさんの今の顔が見たくて…」
僕たちはティーさんの泣き出しそうで何かを堪えるような瞳を見つめたまま最後に強く擦り上げました。
「は、わぁっ…!はひっ…っ、っいひぃいぃ…っ?!そんなぁ…私っ…噴出すぅ!くはっ、出すのぉぉっ
シュレぇ…ユートに、かひゅっ、くうぅん!絞られ、えへぇぇっ!はひぃいぃいいぃあぁぁぅぅっ!」
そのまま僕とシュレに白い…ぷるぷるしたせーえきっていうのが飛び出しました。僕たちはそれを口に運ん
で交換しあったりティーさんの体を舐め盗るようにしました。
それと…今日から眠る時の決まり事が一つ増えました…、目が覚めるのが最後の人は先の二人にえっちな
事をされる事…。
そして…僕と、未来のお嫁さん達の三人の朝が始まります。
第三話へ続く
というわけで、本編はまた日が開いてからになると思います。
でも…当初の計画にあったホビット娘はどこに…設定所もあるのですが…ふひ。
>>◆MABOUp7up.さん
母さん、いい味ですね…馴れ初めが気になります。
アヤメさんにも期待大です〜。
>>◆MABOUp7up.さん
同一世界のお話ならこのスレの方が宜しいかと。
他のスレに投下しても、背景世界の繋がりが分かって貰えないと面白さも半減しますし。
55 :
猫書いてる人:04/11/08 20:25:58 ID:z4SdsXIz
ごめんなさいごめんなさい、待たせてしまってごめんなさい
やっとこさ書き上げたので、一気に最後まで投稿いたしまっす
……あんましエロくないですよ
56 :
猫の話2:04/11/08 20:26:31 ID:z4SdsXIz
「今、気持ちよくして差し上げます」
鈴音さんは僕のペニスを、転がすように玩びながら、
僕のパジャマを優しく脱がしてしまう。
ブルリッとそそり立つ僕の肉棒。
正直、もういつイッてもおかしくないんだけど、
鈴音さんは絶妙の呼吸で僕を休ませてくれてるから、何とかもっている。
「ふぅ……」
トロンとした、獲物を前にした猫の目で、僕のペニスを見つめる鈴音さん。
僕の先端は先走りでもうヌルヌルで、それが零れて竿の部分を濡らしてしまう。
「あん……」
もったいないとばかりに、鈴音さんの指が拭い取り、美味しそうに指を舐めた。
もっととおねだりするように、僕のペニスに唇を寄せて
「うあぁっ!」
ペロリと、鈴音さんのちょっとざらついた熱い舌が、ペニスの先端を舐めとる。
「ん……ちゅ……はむ……」
鈴音さんはペロペロと舐めまわし、それから亀頭を口に含むと軽く吸いはじめる。
「うぅ、はぅっ」
鈴音さんの軽い刺激にも僕の身体は敏感に反応してしまう。
「すずね、さん……」
……ぼく……もう、限界……
「陽一さま……こんなに……すごい……」
鈴音さんが口を離した。
「でも……もうちょっとだけ我慢してくださいね」
そして、再び、僕の下腹部に跨る。
ちょっと腰を浮かすと、着物の裾をそっと開いた。
「……」
月明かりだけだから、鈴音さんのアソコはよく見えなかったけど、
でも、裾から覗く真っ白な太ももは、目に焼きついた。
僕のペニスを、鈴音さんが包むように優しく手に取る。
鈴音さんの手に触れられてるだけで、ピクピクと僕のペニスは暴れてしまう。
57 :
猫の話2:04/11/08 20:27:11 ID:z4SdsXIz
「ん……大人しくしてくださいませ……」
クチュリ、と湿った音を立てて、僕の先端が、鈴音さんの秘部に触れる。
そして……
「いきます、ね……」
鈴音さんがゆっくりと腰を沈める。
「は、あぁ……」
そして、何の抵抗もなく僕のペニスは鈴音さんの膣内の奥まで挿入った。
「う、ぁ……す、すずね、さん……」
ジュブジュブ、と僕のペニスを鈴音さんのが包み込む。
すごく温かくて、ヌルヌルで、柔らかくて、それでいて絡みつくように締め付けてくる。
「陽一さま……」
月明かりだけの部屋の中で……鈴音さんの瞳が妖しく光る。
「気持ち、良いですか?」
コクコクと頷くしかできなかった。
それほど、どうかなってしまいそうなほど気持ち良い。
鈴音さんがゆっくりと腰を動かし始めた。
「ん……ふふ……」
「あ……はあ……」
グチュ、グチュ、と鈴音さんの動きに合わせるように、湿った、淫靡な音が響く。
上下に動くだけじゃなくて、腰をぐいぐいと押し付けてきたり、扇情的に腰をくねらせたり、
「鈴音さん……ぼ、ぼく、もう……」
限界だった。
鈴音さんの柔らかく締め付けてくる膣の感触と巧みな動きに、僕の下半身はもう蕩けそうだった
「良いですよ……遠慮なさらずに……」
と同時に、鈴音さんのが強く締め付けてくる。
ジュプジュプと絡みつき擦り上げて、
「あ、あうぅっ、鈴音さん、鈴音さんっ!」
「あ……んぅ、陽一さま……よういちさま」
鈴音さんが身体を前に倒す。
全身を押し付けるように僕を抱きしめて、そして、激しく口付けを交わす。
「ん……は、ん……ちゅ……」
58 :
猫の話2:04/11/08 20:28:05 ID:z4SdsXIz
「ん……んぅ……」
鈴音さんと僕の舌が絡み合う。
鈴音さんの柔らかな良い匂いに包まれた瞬間、僕の頭は真っ白になって、そしてイッテしまった。
「ん……んんっ!!」
「ぁ……んっ!!」
ビク、ビク、ビュクンッ、ビュクンッッ
今まで感じたことのない快感に全身が震えてしまう。
そして、僕の精が、鈴音さんの膣内を満たしていく。
「はあぁ……陽一さま……いっぱい……」
鈴音さんが恍惚とした表情で、僕の唇を舐めまわしている。
月に照らされたその顔は、何だか精気が満ち溢れて艶めいて見えた。
「ん……」
鈴音さんは、僕に優しくキスをすると、ゆっくりと身体を離した。
腰を浮かすと、思う存分射精したペニスが抜け落ちてしまう。
「あ……」
もう少し、その……鈴音さんと繋がっていたかったかな……
「陽一さま」
鈴音さんが微笑んでいる。
鈴音さんを見てると、僕の考えてることなんか簡単に見透かされてる気がする……。
鈴音さんはゆっくりと、僕の下半身に移動した。
「いま、綺麗にしますね……」
ペニスを包むように手に取ると、再び舌を這わし始めた。
「は、あぁ……」
ゾクゾクとした快感が伝わってくる。
鈴音さんは先端を口に含み、残った精液を吸い取っていく。
それからカリや竿を咥えたり舐めまわしたり、袋を優しく揉んでくれたり、
二人の体液で汚れたペニスを、鈴音さんは丁寧に舐めてくれている。
59 :
猫の話2:04/11/08 20:28:35 ID:z4SdsXIz
「すずねさん……」
さっきイッたばかりなのに、あっという間に硬くなっていた。
「……ふふ」
鈴音さんが、その大きなおっぱいを見せつけるように寄せる。
そして、
「こういうのは、いかがですか……?」
その、二つの膨らみの間に、ペニスを挟みこんできた。
……ぱ……パイズリってやつ……?
「う、あぁ……」
「ん……ん……」
鈴音さんのたわわな柔肉に挟みこまれ、埋没するペニス。
柔らかく温かな乳房に優しくこねる様に包まれ、擦られて……
「……ん……ちゅ……」
胸の谷間から覗く亀頭に、唇を這わせ、舌を絡めて……
「ん、くぅっ……鈴音さん……すずね、さん……」
顔を向けると、鈴音さんが上目遣いに僕を優しく見つめている。
「ん、ん、ちゅ……んぅ……」
ピチャピチャ、と唾液混じりに舐めまわされて、
ニチャニチャ、と濡れたおっぱいに捏ね回されて、
「あ、あぁっ!!」
「ん、ん……」
ビク、ビクッ、ビュクンッ!!
二度目の絶頂。
鈴音さんの顔に、胸に、大量にかけてしまう。
「あ、ん……」
鈴音さんは、まだびくびく震えているペニスを口に含むと、
ペロペロと残ったものすべて吸い取ってくれる。
「ん……ふふ……いっぱいです」
顔や胸にかかった精液も、指で拭い舐めてしまう。
それはひどく、淫靡な光景だった。
60 :
猫の話2:04/11/08 20:29:26 ID:z4SdsXIz
「す、鈴音さん……」
「あ……?」
二度もイかされて全身がだるいのに、僕は身体を起こすと、鈴音さんを組み伏せるように押し倒していた。
目の前に鈴音さんの綺麗な顔。
でも位置はさっきと逆。僕が上で鈴音さんが下。
今度は僕が鈴音さんを気持ち良くしてあげないと……。
「陽一さま……」
ぎゅうっと鈴音さんが嬉しそうに僕の背中に手を回してくる。
「鈴音さん……」
あうぅ……気ばかり焦ってしまって、何をどうすれば良いのか……
思うように動かない自分がどんどん情けなく思えてくる。
「ここですよ、陽一さま」
鈴音さんが身体をちょっと動かし、ちょうど良い位置にあてがってくれた。
「……」
ううぅ……自分が情けない……
「いいのですよ、陽一さま。今夜は……私がいたします」
「んぅっ!?」
鈴音さんから再びの口づけ。
唇を割って、舌と舌を絡めてくる。
同時に、そのむっちりとした太ももを腰に巻きつけてきて……
結局、この夜、鈴音さんにいいように弄ばれ続けました……
61 :
猫の話2:04/11/08 20:30:16 ID:z4SdsXIz
………………………………
「あ、うぅ……」
朝日が昇っている。
どれくらい鈴音さんとシテたんだろう?
夕飯食べて、お風呂入って……それから後はずっと、だよね……
ひたすら、貪るようにシチャったなぁ……
太陽が黄色く見えるって、本当だったんだなぁ……あはははは……
「……あれ?」
鈴音さんがいない。
たしかあのまま抱き合って、疲れ果ててそのまま……
でも、鈴音さんはどこにもいなかった。
ベッドもきちんとしている。
「……」
嫌な予感がした。
これは全部夢か幻で、鈴音さんていう女性はどこにもいないなんて……
「鈴音さんっ」
かすれた声で精一杯呼んだ。
「鈴音さんっ」
返事がない。人の気配がしない。
飛び起きようとして力が入らず、転げ落ちてしまう。
全身から力が抜けてて立ち上がれない。
そのまま這いずって、行くんだけど……
「鈴音さん」
虚しく響いた。
「……」
……なんだ……なんだよ……一夜限りの夢だったのかよ……
そう、だよね……こんなの夢かお伽噺でしかあり得ないよね……
目の前が真っ暗になるって、本当なんだな……
仰向けになって天井を見つめる。
と、ドアが開いた。
62 :
猫の話2:04/11/08 20:30:43 ID:z4SdsXIz
「……」
鈴音さんだった。
「……」
「あら、お目覚めですか、陽一さま」
「……えっと」
昨日の、普段着の和服姿で微笑んでいる。
「鈴音さん?」
「はい、おはようございます、陽一さま」
「……どこに……いってたの?」
「朝のゴミ出しに、です」
全身の力が抜けました。
「あ、あはは、あははははは……」
もう、笑うしかない。
変なことを考えた自分が恥ずかしいやら情けないやら……
「陽一さま……?」
鈴音さんが僕の傍らにちょこんと正座する。
「鈴音さん」
鈴音さんの手を取って頬に当てる。
柔らかくて、ちょっとひんやりした、鈴音さんの手。
ああ、ちゃんといる、鈴音さんはちゃんとここにいるんだ……。
「……陽一さま」
「うん」
「私は、陽一さまに生涯お使えいたします、必ずです……」
「うん……ごめんね」
疑ったりしてごめんなさい、
そんな声にならない声が聞こえたのか、鈴音さんは優しく微笑んでくれた。
63 :
猫の話2:04/11/08 20:31:58 ID:z4SdsXIz
鈴音さんお手製の朝食を頬張っている。
ちなみに、どこに出しても恥ずかしくない、完璧なまでの日本の食卓。
昨夜の今日で、すごくお腹空いてるものだから、かなりのペースで食べていく。
そんな僕を鈴音さんは嬉しそうに見つめている。
「……そうだ」
忘れないうちに。
「鈴音さん」
「はい?」
カバンからある物を取り出した。
「これは……?」
「うん、通帳」
当面の生活費とか全部がこの中に入っている。
「これは鈴音さんに預けます」
「……え?」
「鈴音さん、これから買い物をするときは必ずここから使ってね」
「……でも、私は」
「だめだよ」
きっぱりと言った。
64 :
猫の話2:04/11/08 20:32:14 ID:z4SdsXIz
「鈴音さんのお金は鈴音さんの物。
だから、僕のは必ずここから出して」
「……」
まあ、昨日出会ったばかりの人にお金を預けるなんて、普通に考えれば正気の沙汰じゃないんだけど……。
その……僕なりの信頼の証とでも言うか……
今日以後、絶対に鈴音さんを信じる、という誓いというか……
こんな素敵な女性に会わせてくれたネコに対する誓いでもある。
「……分かりました。
大事に、大事に使わせていただきます」
ぎゅっと、抱きしめるように、鈴音さんは受け取ってくれた。
「鈴音さん」
「はい」
「えっと……改めて、これからお願いいたします」
「はい、よろしくお願いいたします」
こうして、僕と鈴音さんの生活が始まったのでした。
65 :
書いた人:04/11/08 20:33:57 ID:z4SdsXIz
これにて第二話終了
今回は陽一くんは総受けだったので、次回は攻めていこうかな……
なんて思っとります
激乙カレー
漏れ個人としては受け身の方がイイな
乙カレー
鈴音さんいいですよ(´∀`)
この後も楽しみにしてます
鈴音さんの意思が見えないな。爺さんの意見は絶対っていうのはわかるけど
仕えろって言われたらすんなり納得するかな?
俺なら人様(猫だけど)の人生縛ってるような罪悪感がわくんだけど、
そこら辺はあかされるんですか?
69 :
書いた人:04/11/08 22:51:41 ID:z4SdsXIz
ええ、書くつもりっす
というか、中盤以降はそれがテーマのちょっと重めな話にになるかも
と思っております
でも、それまでは軽いイチャラブバカップルな話を書かせてくださいまし
ひでぼん初期並みのうp速度で書かない限り、そういう予告は無意味だ。
何か随分と飽食さんな読み手がいるな…
猫の人>
乙です。
元々ストーリー展開を重視している感じですし、これからも読ませてくれる作風で続きを期待してます。
…もうちょいエロも頑張って欲しいかも(ボソッ
ネコの人が
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
キ(´Д`)タ(´∀`)━(・∀・)━(´ゝ`)━(゚∀゚)━(^д^)━(-∠-)━('∀')!
キタ━━⊂⌒~⊃。Д。)⊃━⊂⌒O。Д。)⊃━O(。Д。)O━⊂(。Д。O⌒⊃━⊂(。Д。⊂~⌒⊃━━!!!
お疲れです。待ってました続き期待してます。
気長に待ちますので頑張ってください
73 :
535:04/11/09 22:20:37 ID:VM/VwTBa
夜分遅くに申し訳ありません、10〜14レス前後張付けます。
74 :
第三話:04/11/09 22:22:33 ID:VM/VwTBa
>>50-52の続きとしてお読みください。
「全く…朝から酷いことをしてくれる、収まりがつかなくなってしまったぞ…だが、今日の予定もあるから
な…耐えるとしよう」
むすっとした顔でティーさんは素肌にそのままシルクのローブを身に纏います。その…ローブ越しに浮き出
て…でもティーさんはお構いなしで背伸びをして羽を伸ばしました。僕はローブの下からどうしてって首を
かしげたけど背中に切れ込みを入れてあるそうです。
「もう、隠す必要も無いからな」
気分よく羽を広げ僕たちに笑いかけてくれました。僕は持ってきた着替えを、シュレはそもそも服を着るっ
って概念が無かったけどティーさんにお小言をされてティーさんの服を着ています、でも時折だぶだぶな胸
の部分を摘んで不満そうにしています。
「ああ、それとシュレ…朝食はキミが作るんだ、いいな?」
「だ、だからねーさぁん…ボク…料理なんてぇ…」
シュレは焦った顔で首をふるふると横に振りました。ティーさんの瞳が光りました。
「ほぉ…シュレ、キミは知りたくないのか、自らの手料理を食べてくれて美味しいと笑みを向けてくれる喜
びを。私は知っているぞ?シュレがおかわりと強請る様も嬉しいし、勿論ユートもだ…。そうかそうか……
ではこの喜びは私の独り占めにさせて貰おうかな?そうすればこの喜びは私だけの物だ、ああ…残念だ。
夜の悦びにも勝るというのに…」
早口気味に一息で言い切りました。聞いていた俯きながらシュレは鱗を青くさせて、最後に真っ赤にさせて
言いました。
「それはヤダっ!ユート、ねーさんっ!ボクだってやってみせるよっ!」
シュレは腰に手を当てて、僕たちに指を突きつけながら宣言しました。
「ぜーったい、ぎゃふんって言わせてやるんだからっ!」
それを見送るティーさんはとっても優しい顔でした。僕も笑って見送ったけど…………。
75 :
第三話:04/11/09 22:23:09 ID:VM/VwTBa
「「「………………ぎゃふん」」」
仲良く皆でぎゃふんって言いました。出てきたのはまっくろくろのなにかばっかりでした。特に凄かったの
が蜜蝋で出来たお皿が溶けて酷いことになった高級な冷菜用のお皿の残骸です。
「ひっ…うぇ…ぇぇぇんっ!こんなんじゃボク、ボク…ひっく…きらわれちゃうよ…そん、っそんなの……
ふぇぇぇええんっ!」
「ねえ、シュレ…泣く事なんて無いよ、僕もね…初めてお手伝いがしたくって…シュレみたいな事になった
けど…皆優しくしてくれたよ。そんなことは当然だって、必要なことは手伝いたいって想いだって」
僕は、昔の思い出を思い出しながらシュレにハンカチを手渡して、あの時僕に笑ってくれた大人の人のよう
に笑いました。
「そうだな、シュレの言う通り…意思があれば想いは通じるよ。私たちの様にな…予定は変更だ、今日は料
理講義といこうか」
「はいっ!」
「うん…ありがと…っく、ねーさん…んく…んぃ゛〜〜〜っ!よっし、がんばるぞーっ!」
シュレはぐじぐじと涙をこすって、最後に鼻をかむと何時もの顔に戻って元気よく拳を突き上げました。
目の周りは真っ赤だったけど、とても嬉しそうでした。
76 :
第三話:04/11/09 22:24:14 ID:VM/VwTBa
ざ……く…ざく……ずどんっ!ざ、く……ざ……どんっ!
聞いてるだけで顔をしかめたくなる音です、普通ニンジンを切るときにこんな音がするはずがありません。
「ん…きき…んぅっ…ふぁぁっ!あ…あぶなっ…鱗が…」
僕とティーさんはシュレが腕を振り下ろすたび目を閉じたり顔を背けたりします。何時押さえている指を傷
つけてしまうか判らなかったからです、ティーさんは常に救急箱を片手に治療魔法を手の先に展開していま
す。
「ね…ねぇ…シュレ…?包丁って…押すんじゃなくて引くって聞いたことがあるよ?」
「はあ…はあ…そうだ、ユートの言うとおり…だ、う、危なくて集中が途切れる…」
「引いてるてばぁっ…でも…切りにくい…っのー!」
すぞんっ!と真下に包丁を押し下げています。でも…僕は気になりましたここまでたどり着くまでにシュレ
は僕の身を鋭い爪で守ってくれました、分厚いトレントの体だって切り裂く爪は本当のシュレの姿でも同じ
です。僕はティーさんに耳打ちしました。
「…あ、ティーさん……で…これ…そう…」
「っ!それだユート!キミは機転が利くな、判断力や観察眼に優れている…面白い」
何時もの目と違う感じで僕のことを見てくれました。そしてそのままティーさんはシュレの手をとって観察
するように眺めました。
「シュレ、包丁を置くんだ。キミの爪を使う、そもそも物を切るだけならそれで十分なはずだ、いいか…」
ティーさんは後ろからシュレを抱きかかえて野菜と爪、そして添え当ての左手を囁きながら教えていました
その姿は仲の良い姉妹みたいで僕は見とれてしまいました。
77 :
第三話:04/11/09 22:25:03 ID:VM/VwTBa
トトトトトトトッ、ストトトトトトトッ、シュルルルッ、シュピッ、シュルルッ!
それだけでシュレは包丁捌き…じゃない爪捌きの達人になっていました。野菜、肉、お魚どんなものだって
簡単に裁いて、しかもティーさんだって驚くほどの速さでした。
「生きた心地がしなかったが…教える方向が間違っていたのだな。既に私以上だ」
「はい…でも、これ…僕たちじゃ…食べられませんよ?」
目の前には皮が剥かれ様々な形に切られた野菜や部位ごとに分けられた肉や魚の山でした。
「あはははっ、たっのしーーっ!あは、ユートとねーさんとボクの顔できあがりぃっ!」
「止めないんですか…?」
「私も捌かれるのはご免被るぞ…」
仕方ないのでティーさんは僕に保存食の作り方を教えてくれました。お肉の燻製一つでも料理としての燻製
と旅に持って出かけるものではぜんぜん違うことがわかりました。
「あっ、ユートぉ。お肉の仕込み終わったんだ、次はー…えへへ、でもユートと一緒にお料理してると新婚
さんみたい………んふふふ…きゃはーっ♪って、あいたっ…!う…ね、ねーさん…目が…こわひ…」
「まったく、やっと落ち着いたか…まだ、物を捌く事を覚えただけだぞ、実際の味付けや火加減も料理の内
だ、新婚気分はまだ遠いぞ……ふ、ふふ…くくく…っ」
ティーさんはシュレが時々する独り言に没頭する所を見計らって後ろ頭に手刀を叩き込みました。シュレも
目が覚めたのかくるっと振り向いてティーさんと目が合ったみたいです、そのまま固まりました。
「私の花嫁修業は厳しいぞ…教育してやるっ!」
「あきゃーーーーーっ!」
シュレってば…何を見たんだろう?こっちを振り向いたティーさんは何時もの優しい顔でした。
78 :
第三話:04/11/09 22:25:35 ID:VM/VwTBa
「どう…かな…?匂いも焦げてないし、味見もしたけど…ダメ、かな…?」
結局、半日シュレの叫び声が響きながらティーさんの指導が続きました。その成果が今テーブルに並んでい
ます。ジャガイモのスープに僕が燻製にした川魚の切り身をあぶった物、最後にシュレが大好物の牛の香草
焼きです。
「…………ふむ」
ティーさんは並んだ料理とシュレに視線を向けて無言で料理を口にしました、僕もそれに習ってシュレの手
料理を口に運びます、よく噛んで味わって飲み込みます。自然に口から言葉が出ました。
「シュレ!おいしいよっ!」
「ああ、おいしい」
僕たちはにこにこしながらシュレが頑張って作ってくれた料理を口にしました、でもシュレは自分で口にし
ようとしません、おかしいなって思ってシュレの顔を見たら涙をポロポロ零して泣いてました。
「…がと……ありがと、ボク嬉しいよぉ…。えへ、ねーさんの言った意味わかったよーなきがする…んくっ
ボクがんばるっ!もっと練習して笑ってもらえるよーなお料理作るからっ!」
シュレも何時もみたいに笑いながら頷きました、でも涙が残っていたから僕たちの決まりごとの嬉し涙はキ
スで拭うようにしました。
ちゅっ♪
79 :
第三話:04/11/09 22:26:41 ID:VM/VwTBa
「はー、おいしかったぁ…おかわりしたいぐらい…」
「そうだな…あの香草が肉を引き立てて…何枚でもと…、ユートには良いかもしれんが…むぅ」
ティーさんは自分のお腹を見て顔を顰めました。どうしてだろう?
「ふふー…っ、そんなねーさんに追い討ちだよぉ、デザートもあるんだ。ユートも楽しみにしててね…あっ
ねーさんはお腹が気になるならぁ…にひ」
「ええぃ!私だって食べたい!持ってくるんだ!」
「あはははっ、いってきまーすっ!」
シュレは怖がった振りをしながら台所に駆けていきました。
「でも…本当に、美味しかったです…朝はあんなだったのに…ぜんぜん違います。ティーさんの教え方が酷
い…けふっ、上手だったんですね」
「こら、ユート…聞こえたぞ?でもな…それは違うぞ、料理などレシピさえあれば誰でも出来る。ただその
レシピ通りに作るのは難しい。それを克服するのが相手に喜んで欲しい思い…”どんがらがっしゃーーん”
なの…だっ?!」
「シュレ?!」
シュレが向かった方向、厨房から大きな音が響きました。僕とティーさんは頷きあって厨房へ駆け出しまし
た。
80 :
第三話:04/11/09 22:27:30 ID:VM/VwTBa
「ふえぇぇんっ、ユートぉ…ティーねぇ…あぅ…」
慌てて駆けつけてみるとシュレは白いのと黄色い透明なのでどろどろになっていました。側にヨーグルトと
蜂蜜の瓶が転がっていました、多分作ろうとして落しちゃったみたいです。
「うわ…シュレ、大丈夫?怪我とかしてないよね…?」
「ユートぉ…たんこぶできちゃったかも…、ローブが張り付いて変な感じぃ…ボクお風呂いってく…?!」
よく見たらシュレはお下がりのローブに蜂蜜が染みて張り付いていました。シュレの体が黒いシルエット越
しに浮き出ていました。僕は恥ずかしくなって見ないようにしようと思ったら…。
「確かに素敵なデザートだな…、戴くとしようか」
「ふやぁ?!ね、ねーさ…ん、ちょ…ふぁぁ…や、め…くふ…ふっ…あ、ねーさまぁ…」
僕を抱きこみながらシュレのことを押し倒して…首筋についた蜂蜜を吸い取るようにキスを繰り返していま
した。僕は…シュレの胸元に押し付けられて目の前に…ローブの下からでもわかる尖った胸の先が目に入り
ました。
「あ…これ…シュレの…透けてるよぅ…あ、僕……っ」
それを目にしたとたんおちんちんがひくんって…。僕は…きっとえっちな人になったみたいです、それを見
たとたん口に咥えたくなって…そのまま…。
「ちぅ…んふ…甘ぃ…シュレのおっぱい甘いよぅ…んく…ん、ふあ…はぷ…ちゅく…んふ…」
「ああ…甘い、食物を無駄にするわけにも行かない…だからしっかりと…ちゅ…ん、はぁ…ぅ…ふふ」
僕たちはそのまま蜂蜜が染みたローブ越しにシュレのおっぱいに吸い付きました。そうするとシュレが体を
震わせて僕の口の中で膨らんで…だから僕たちはもっと吸い出したくて…。
「ふぅ…!っくうぅんっ…きゃふっ!胸だめぇ…吸っちゃだめだよぉっ、かひゅ…っ!はひぃいぃっ!」
81 :
第三話:04/11/09 22:28:03 ID:VM/VwTBa
「も、も、ひくっ…おっぱいぴりぴりぃ…はくぅっ!しびれちゃうっ、胸ぇ……うきゅう!」
僕たちはシュレの胸の先端ををずっと吸い続けました、そうするとシュレもきもちいい声を出して…いつの
まにか僕たちはシュレに覆いかぶさって…ママにミルクをおねだりするみたいにしていました。
「はぁ…ふ、でも…まだ残っている…ぞ、シュレの顔に…素敵なデザートがな…ん、ふぅ…んぐっ…は、う
くちゅ…」
ティーさん…ううん、ティー姉様はシュレの唇ごとキスをして…舌だけを咥えたままゆっくりと顔を離しま
した…、シュレの長い舌だけティー姉様に吸われていました。
「んふ…は、シュレの…んくぅ、逃げるな…吸い甲斐が、んちゅ…るるるっ…あるな…、美味しいぞ…虜に
なりそうだ…」
「あぅ…はく…ふえぇぇっ!ええぅ!ひゃ…えへぇっ!ふゆぅうっ!、ふうーーっ!っあ、くひゅ…ひ、は
ん、はあっ!え、えぁぁっ!」
ティー姉様は…シュレの舌だけ口に咥えていて、辛そうに逃げる舌を何度も吸い取っていました。その度に
シュレは舌を食べられそうになる度に一番きもちいい時の顔を見せかけました。もしかしたらずっときもち
いいままのかもしれません。僕は…おっぱいを吸っていたときに上から蜂蜜が垂れて来たのが判りました、
「あ…シュレの耳…まだついてるよ…綺麗にしてあげるね…?はぷ…」
僕はティー姉様が舌だけしゃぶっている景色を見ながら蜂蜜のこびりついた耳を優しく舐め上げました。
「っ…ぐ、は、はやぁぁっ!ひゅれぇ…やめ、み、みひっ…みみらへぇ…え、はああぁぁっ!」
「ん、ふぁあぁぅ!ふうっ…くう、シュレの舌…堪能させてもらった…、っく…ぞ…ああ、耳も残っている
ユートの相伴に預かろうか…」
そのまま…僕と姉様はシュレのヒレのついた耳に舌を差し込んで蜜を丹念に舐めとりました。
「や、やめ…くひいぃんっ!ぐちゅぐちゅぅ…ちゅぶちゅぶぅ…はぅ、はぅ…んひぁぁぁっ!止め、てえぇ
ぇぇっ!えっちな音…させ…あぅううう!きちゃうっ…耳でえっちなのがきちゃ…っ!は、くひゃぁぁーー
ーーーっ!」
82 :
第三話:04/11/09 22:29:18 ID:VM/VwTBa
シュレは…何度も気持ちよくなって、食器が閉まっている棚へ寄りかかってはふはふと何度も深呼吸をして
いました。姉様は僕を抱き寄せて囁きました。
「ふぇ…ね、姉様…?」
「ユート…来るんだ、きっとシュレも判っている…ふふっ、驚くぞ…シュレの口は、キスだけでは判らない
と思う…」
そういうと…姉様は僕と…姉様のおちんちんに残っていた蜜を垂らしました…一瞬冷たくて…後に残る感触
がぞくぞくしました。
「さぁ…シュレ…キミのデザートだよ…?味わってくれるかい…、ユートと私の精を…」
そういうと姉様は僕たちをシュレの前に突き出させました。シュレは…ぼんやりとした顔で見つめて、一瞬
気持ちよくなるみたいに体を震わせて…。
「は、ぁ…おいしそ…ユートとねぇさまのぉ…は、ぁ…は…ん、ぐぅ…ちゅるっ…んはっ、おいし…甘いよ
ぉ!甘くって…あぅ、口のなか…熱いよぉっ!」
シュレは熱に浮かされたみたいに僕たちのおちんちんに絡んでる蜜を舐めて、その度に体を震わせました。
「ぅあ、シュレぇ…っ!また、僕も…ぉ、ぉっ!出ちゃうよぉっ、気持ちいいのでちゃうぅうぅうんっ!」
「ふ、くぅ…うはぁっ!、私も、私もぉ!シュレの…舌で…っ!射精…っ!精液をっ、は、くはぁぁ!」
「くに、にゃ…ひゃぁぁっ、熱いのぉっ、ねぇさまとユートの…あぅ…ボク、これきもちいいっ!きもちい
いいのぉっ!!、あはぁぁ!」
シュレは僕と姉様のせーえきを体中に…一番気持ちよくなるときみたいにお漏らししながら体を震わせなが
ら…ずっと体中を震わせていました。
83 :
第三話:04/11/09 22:30:20 ID:VM/VwTBa
あとは…何時もみたいに…えと。シュレに溶かされながら、姉様にお尻を…。でも、これが終わりじゃあり
ません…だって…。
「ねーさんっ!今日もボクっ!ボクするのぉっ!」
「ええいっ!私だってキミやユートが喜ぶ顔が見たいのだ!、いい加減譲るんだ!」
この調子です…。厨房に繋がるドアをお互いに押しのけあっています。二人とも朝食当番を争っています。
「ダメっ!ねーさんは昨日トランプで賭けたでしょっ!忘れたとはいわせないよっ!」
「ぐっ…、むぅ………だが、ここ最近…いや譲れん!私に作らせろ!」
「やーだよっ!あ、ユートが向こうでえっちなことしてる」
「なにっ?!」
「嘘だよーっ、にゃははっ!」
ガチャ!シュレが厨房の鍵を閉めました。
「うぬ!シュレ!キミは卑怯だぞーーーーーーーーーー!」
お腹…空いたなぁ……はぅ。
第三話おしまい。
84 :
第三話おまけ:04/11/09 22:31:24 ID:VM/VwTBa
やっほー、シュレちゃんでーすっ!
うるさい?気にしない気にしない。
今度はねぇ、皆で街に買出しに行くことになったんだ。
で、ね…ボクの服も買ってくれるって!
でね…どんな服がいいかなぁって、普段着と…その…えっちな時の両方、どんなのが似合うかな?
ボクって服を着ることが当たり前じゃなかったからねぇ…おねがいっ!教えて?
というわけで、シュレの服募集中です。
そそるものがあれば反映させたいと思います、ご要望があれば日常や夜問わずに…。
>>◆MABOUp7up.さん
ここで見る事を楽しみにしております。
誰と誰なんだろう…、期待しております。
それに…シュレとティエルのみのシーンはかけないって事に…恐ろしい。
>>猫の話さん
実は参加前から楽しみにしておりました、今後の展開が楽しみです。
頑張ってくださいませ。
いつになったらティエルの処女をいただくんですか?
そのときが楽しみでたのしみでw
>85
イイです…イイですよ……。
シュレの服……普段服を着ないのなら、羞恥心を煽る意味で、
ロングスカートなんだけど、お尻の部分にぽっかり穴が開いてたり、
胸の部分が無かったりするような、メイド服とかどうでしょ?
それかいっそのこと、買い物の途中で露sy(略
88 :
535:04/11/11 21:43:30 ID:k5epd82K
短いですが、第四話前編。3コマお邪魔します。
89 :
第四話前編:04/11/11 21:43:54 ID:k5epd82K
第四話
「んしょっと、ねーさん野菜切っといたから盛り付けおねがーいっ」
「わかった、キミはパンの焼き上がりを見ていてくれ。もう直ぐのはずだ」
ボク達は今朝食作りの真っ最中、ちょっと前までねーさんとお料理当番争ってたけどユートが二人でやった
方が楽しいんじゃないって、それで解決。
それにねーさんと一緒のお料理も…えへ、新婚生活ぅ…。
「おっけー、でも今日は黒パンじゃないんだねぇ…ちょっと残念」
「仕方ないさ、三人の家族になったからな。む……火の着きが悪いな、精霊回路が乱れたか…?」
あれれ、かまどの調子が悪いみたい。ねーさんはお尻を突き出しながら腰を屈めてかまどの火口を覗き込ん
でる。
おっきなお尻がふりふりして…黒いローブの上のエプロンがひらひらって…むぅ。
「ねーさん、襲っていーい?」
「ああ…って、バカモノ!いつもは兎も角…火を扱っている最中だぞ。時と場所を考えるんだ」
怒られちゃった。アレ?でも…いつもはって…。
「んじゃ…さっきまではおっけーってこと?」
「うむ、愛する妻に求められ断る者がいるか…、それに着衣のままもそそられるな…む、着いた」
ごめん、ねーさん、ボクの負けです。ねーさんってば頬を押さえて恥らってるよぅ…。
でも…そっかぁ、服もそう考えるとほしーかな、ユートと旅してた時見た女の子の服きれーだったしなぁ。
「さ、此方も出来上がったぞ。早く朝食にしよう、ユートの喜ぶ顔も見たいしな」
「…あ、りょーかいっ。今のうちにおかわり用のパン焼いとこっ♪」
90 :
第四話前編:04/11/11 21:45:01 ID:k5epd82K
今日のメニューはトーストと野菜サラダに目玉焼きっ、ボクだけ生肉があるけどね。太る?ふっふっふー…
ボクは食べても太らない種族だもんねーっ。でも…胸はもーちょっとほしーかなぁ…。
「ねえ…僕も手伝わなくていいの?何時もシュレとティーさんばっかりにお願いしてばかりです…」
「ふっふー、判ってないなぁ…ボク達はねユートが美味しいって言ってくれる一言が聞きたいだけだよ?」
「そうだな、私としてもシュレと同意見だ。何より…シュレと一緒というのもな」
もー…ねーさんったら…ユートが嫉妬しちゃうぞー。
でもね、これはほんと。ユートが待っててくれると思うとボクもねーさんも喜んで欲しくってね。
「ユートも私達の為に風呂を沸かしてくれたり、支えてくれるだろう。それと同じだよ」
「そ、ねーさんが教えてくれた…喜んでくれる顔を見る喜び?そーゆーやつなのっ」
「うん……ありがと…、じゃあ…おかわりおねがいします!」
ユートはパンと目玉焼きのお皿を僕たちに出してくれた、にっこり笑って…その顔が見たいんだよユート。
「ねーさんっ♪」
「ああ…嬉しいな…」
ボクたちはユートに微笑み返して台所におかわりを作りにいったんだ。
91 :
第四話前編:04/11/11 21:46:52 ID:k5epd82K
その後はユートが入れてくれたお茶を愉しみながらねーさんの昔の話とかお話してたんだ、けど…。
「ふぅ…ユートは茶を入れるのが上手いな……食後にぴったりだ…。所で、食料が尽きた」
所って…そんなお気楽な話じゃないよっ、ねーさん!
「えぇぇぇぇっ!ねーさんっ、明日からどうするの?!」
「そうです、もしかして…僕たちが着たから…」
「違う違う、慌てるな。パンが切れただけだよ、だからな…この際家族も増えたし皆で買出しに…とな?」
あー…びっくりしたー…時々ねーさんってばとんでもないこと言うから…。
「その際に…ユートの教材やシュレの服も買っておこうと思ってな。勉強の機会でもある、ここはひとつ
シェンクに足を運ぼうと思う」
「「ええーっ?!」」
シェンクって言えば隣の国の大都市、ボクたちの足じゃ半年もかかるような所。ボクとユートはびっくりし
て椅子から立ち上がったの。
「キミ達…一応私も魔道の使い手と言うことを忘れてくれるな…。ゲートを使う」
あ…そーだった。ねーさんってば魔法使いだもんねぇ…、離れたところにひとっ飛び、そんな魔法もある。
「だから、今から一時間後に市場が開く。先ずはそこで食材を買出しだ。その後は…三人でデートと行こう
か…あの街は娯楽も多い、皆で愉しもう」
それからボクたちは大慌てで服を着替えたり髪型を調えたりして…皆で手を握ってねーさんの作った輝くゲ
ートに飛び込んだの。
というわけで、三人のデートのお話です。
後半も間が空くかと思いますので途切れ途切れで申し訳ありません。
>>86氏
残念ながら、ティエルは非処女です…。
いろいろ理由はありますが後日になると思います。
>>87氏
羞恥戴きますっ!
衣装に関してはまだ未定ですが。
>535さん(数字コテで良いのかな?)
短い間隔での投稿、お疲れさまです。
甘々な3人の関係、良いですね。
これからも頑張って下さい。
>>92 毎度毎度、お疲れ〜
しかしどうしても、皆で愉しむというティーの言葉に、
意味深なものを感じてしまうな
ところで、◆I3tGz4xJ9Eさんが、新スレでは現れないわけだが、
俺としては駄目人間と天使の続きが見てみたいわけで
押し掛け天使と、付け狙う悪魔と、天使の弟の堕天使の登場ときたら、
今度は悪魔の上官の出番ですかね?
というわけで、見た目がゴスロリでつるぺたにして、態度は極大という、
オリビアの上官が登場する日を願ってみるとするか
95 :
535:04/11/14 20:37:55 ID:56/26k8U
今夜も12レスいただきます。第三話中篇と後編5-1、失礼します。
96 :
第四話中篇:04/11/14 20:39:09 ID:56/26k8U
ゲートの感覚はほんの一瞬、青く光る壁に一歩踏み出せば別世界。
とってもおっきー街道に沢山の人たちががやがやしながら歩いてる。石造りの建物もはじめて見ちゃった。
「ふえー…ここがシェンクなんだ。…わっ!見て見て人形が踊ってる!」
「うんっ、凄いね…あそこは光る看板だよ。シュレも初めて?」
ボクたちはすっかりおのぼりさん。はじめて見るおっきな街の景色に目を奪われて…。
「ねーさんっ、シェンクって凄い所なんだ……ねへぇー?!」
「全部が初めての所ばかりです…ティーさん…わぁっ?!」
えっとこの人だれ?ボクが手をつないでた人はねーさんなんだけど…。
「すまない、一応この街でも知り合いがいるかもしれんしな、私だけという事になるが…ゆるせ」
あ、声はねーさんだ。んーっと…ゲートの時はいつもの黒ローブだったのに…、よく見たら顔もねーさん。
「なんでねーさんだけおめかししてんのぉ?!」
「ティー…さん…」
うわっ!ユート照れてる!…ごめん、ボクもねーさんにどっきどき。
こぅ…ね、長い髪を頭に丸めて白いブラウスにきつめの真っ黒い皮のタイトスカート、ついでに眼鏡まで。
かっこいい…んじゃなくて。す・て・き♪あ、よだれ垂れちゃった。
「昔の話だが…この国で少し仕事をな、ここにいる間は先生と呼んでくれ。そういう仕事だった」
ねーさん…じゃない、せんせーは昔ここで物事を教える人だったみたい。
せんせーってばどんだけ過去があるんだろぉ…流石すいてーねんれー数百歳…って、あいたっ!
「キミの悪い癖だ、思ったことを口にするな…ふふっ。シュレも秘密のある女になるんだな」
97 :
第四話中篇:04/11/14 20:39:44 ID:56/26k8U
と、ゆーことで、今からボクたちはせんせーの私塾の生徒さんってことにになったの。
ボクたちはそろって市場でせんせーの後ろで見学ちゅー、買い物のお勉強…ごめん、さっぱしわかんない。
「そうだな、パンを買い付けるよりも小麦を買おうか…値段も安くなる。主人、この座標に七百だ」
「ぐむぅ…先生、どーにかなりませんかね?出来れば八百は戴きたいんですが…」
ボクとユートはせんせーの交渉を見てるけど…。えーもう、さーっぱりわかりません。
「頼む…私も生徒を抱え心苦しいのだ……ご主人…出来れば…七百と五十で…お願いいたします…」
ねっねねねね、ねーさん…んや、せんせー…。めんどいからもうこっちはねーさんでいいや。
ただでさえおっきな胸を持ち上げるように腕を組んでお願いポーズ、ホビットのおじさん…落ちた。
「えへ…うへぇっ?!も、問題ないですわ、ようがす!七百で送っときますわ!」
「ありがとうございます…これでこの子達も救われます…本当に…」
ねーさんとおじさんが紙をかきかき…、その後ねーさんはこっちに振り向いてにっこり笑ったの。
「と…これが視覚と感情におけるによる偽装、及び交渉術だ。勉強になったか?」
ぜーんぜん、わかりません。
「簡単に言えば…シュレ。キミの場合は相手に不憫さを伝える事と色仕掛けそれだけだよ」
「はーいっ、わっかりました」
「ユートの場合は…熱心さで感情を訴えた方が効果的だ。ただ女性相手なら色目も構わんがそれは困る」
「此方の想定金額よりも低く伝えて、それから相手と折衷するようにですね、え…困る…?」
まずは相場より低く。その後はおねだり…なるほどねー。でも、困るって何だろ?
「…キミが色目を使う相手は出来れば…シュレと私だけにして…ほしい、ぞ?」
あ…そーゆーことかぁ…。うん…ユートになら…なんでもおっけー。だけどボクたち以外は…やだなぁ。
98 :
第四話中篇:04/11/14 20:40:19 ID:56/26k8U
その後はユートの体にあった模造刀や盾なんかの練習用具、あとボク達用の家具なんかを買ったんだ。
「二人とも来るんだ、どうだこの大きさなら三人でも十分な大きさだと思うが…」
「ふぁ…これなら皆一緒でも大丈夫ですね…。でも、凄く高そうですよ?」
家具店のお話だけどね、ねーさんがボクたちに見せてくれたのが…そりゃーもーおっきなベッド。
「そーだよ、ただでさえせんせー任せなんだもん、めーわくかけらんないよ」
ボクたち所かトロールさんの夫婦でも十分すぎる大きさ。たぶん値段もおっきー。
「ふふっ、たしかに今まで使っているベッドも抱きあって眠れば問題ないが…」
「そうです、僕も今のままがいいと思います」
「うんうん、こんな高いの…ねぇ…」
ねーさんとユートで抱き合えば今まで使ってるベッドでじゅーぶんなのに…どーしてだろ?
「だが、抱き合う以上の事をするには少し狭いからな。それに金はこういう所に掛けるものだ…」
「…ふぇ」
「はぅぅ…」
う゛、ねーさんが意味ありげに…違うえっちな目で…見つめてきた。メガネの向こうで目が光ったよぅ。
でも………確かににあれだけおっきかったらあんなことや…こんなことぉ…………うひひっ。
「ほら、シュレもああ言っているだろう?ユートも少し想像したか…ふふっ」
「ち、違いますっ!そんなこと有りません…でも少し…はぅ、ごめんなさい」
あっ!また顔と口に出してた…しかもユートまでっ。でもでもユートもちょっと位強引さがほしーかな?
「ま、金は気にするな。ここは先生に任せるんだ、早くしないとデートの時間がなくなるぞ」
後はねーさんのペースに引きずられっぱなし、ボクたちが聞いたこともないお金が右から左へ。
だんだんねーさんが何者なのかわかんなくなってきたよぅ、堕天使で魔法使いで教師で…まだあるかも…。
99 :
第四話中篇:04/11/14 20:40:50 ID:56/26k8U
「ね…せんせにユート、手…繋いでいいかな…?」
やっと買い物が終わってデートの時間。実はずーっと憧れてた好きな人と手を繋いで街を歩きたいって夢。
「うんっ」
「勿論だよ、シュレ」
やっと叶った。二人とも自然に手を握ってくれたの…うれしくって思わず手をにぎにぎしてみる。
優しく包んでくれるねーさんの手、ボクが握ってるユートのちっちゃな手…二人とも首をかしげたけど…。
「んーんっ、なんでもないよっ。うれしーだけっ!」
うん…ほんとにうれし……二人ともボクと一緒にいてくれる、それだけで…ね。
「ほら、それよりもっ!見てっあそこでピエロさんが踊ってる!」
手が使えないから首で広場を指し示して、人間の人が大道芸をしてたの。ボクたちは手を繋ぎながら笑いあ
って、声を上げて、…すっごく嬉しい、けど。
「…どうした、苦虫を噛み潰したように。体調でも悪いか?」
「うん、急に立ち止まったりして、シュレ大丈夫?」
「むー…、ユートぉ…せんせぇ…」
その幸せももーひとつの幸せの邪魔になったの。その答えは目の前のケバブの屋台、大好物のお肉の焦げる
香りが…ボクの鼻をくすぐって…でも、手を離したくないしー!涎も止まんないしー!
「手を離したくないしー!涎も止まんないしー!ボクどーしたらいーのぉっ?!ケバブの串焼きぃ!」
やっぱり口にでちゃった。
「シュレってば食いしん坊だねっ、あははっ」
「なに、手を繋いでいれば構わんのだろう?いい手がある」
ユートってば一言余計、むぅ…でもねーさんがとってもいい案を出してくれたの…それはね?
100 :
第四話中篇:04/11/14 20:41:18 ID:56/26k8U
「ほら、シュレあーんしろ?ふふっ、ほらほら…」
ねーさんってば面白そうにボクの前で串焼きをちらつかせて来る。
そ、ユートとねーさんがボクに食べさせてくれるって感じ、これなら手が繋がったまま串焼きもっ。
「ねーさんありがとぅ!あー…んっ、カチッ…&&%%%&!?」
いったーーーいっ!ねーさんってば直前でひっこめたぁ…。うー、歯がびりびりするよぅ…。
「先生っ!シュレがかわいそうですよっ!」
「はははっ、これも可愛い悪戯と思ってくれ、シュレの様々な顔が見たくてな」
「もう…ほら、シュレ。僕のをあげるよ口あけて?」
やっぱりユートはやさしーなぁ、ちゃんと優しく口の中に運んでくれた。こんどボクもそーしてあげるね?
ねーさんにはふくしゅーだぁ…。
でもって、その後お茶をねーさんから口移しされちゃったり。洋服やさんでボクとねーさんの服選びを暇そ
うに見てたユートを引っ張り込んで女装させちゃったり。とっても楽しい一日になったの。
いっぱいお洋服かってもらったし…でも、ユートの女装…そこいらの女の子より可愛かった…あ、涎。
101 :
第四話中篇:04/11/14 20:42:02 ID:56/26k8U
「どうだった、街は楽しめたか?」
ボクたちはたっぷりシェンクを見て、遊んで、学んでねーさんのお家に戻ってきたんだ。
ボクたちが遊んでる間におっきな買い物はもうお家の中みたい、やっぱり魔法って便利だねぇ。
「はいっ!とっても楽しかったです。また…いってみたいです」
「そーだねっ、たのしーこともいっぱいだったし、見るもの全部初めて!」
「なに、またすぐにでも行けるさ。所で…なにか一言忘れていないか?」
ユートを顔を見合わせて…言わなくても分かった。ユートと一緒に…。
「「ただいまっ!」」
「おかえりなさい…ここはキミ達の家なのだからな」
ちょっとだけ覚えてる…おかーさんみたいなやさしー顔でボクたちのことを抱きしめて迎えてくれた。
うん、ここは…ねーさんとユートと……ボクのお家。
お家に帰った後はボクとユートはとりあえず分かれてそれぞれのお部屋のもよーなおしってことで…。
「なにこれーっ!?」
ねーさんってばどんだけ買ったのぉ…?洋服棚にカーテン、他にもたっくさん…。
「こんなの一人じゃむりだよぉぉうっ!」
遠くからねーさんの声が。あとで手伝ってくれるっていっても…ふぇぇんっ。しぶしぶ並べなおしてるけど
ねーさん遅いなぁ…、ユートのお手伝いかな?って思ってたらやっと来てくれた。
「なんだ…まだそれだけしか終わっていないのか…もう少し時間を掛ければよかった…か?」
「ねーさーんっ、もうだめぇ…ってなんか言った?」
「いや、なんでもない、それよりも早く終わらせてしまおうか」
そういったとたんねーさんってば…念動やら固着の呪文であっというま…って!
「どーして初めっからそーしてくんないのっ?!」
「魔法ばかり頼っていては自堕落になってしまうからな?ふふっ」
あっさりかわされちゃった…むぅ。
その後は寝室に移動して…うわっ…やっぱりベッドおっきー…。
「あれ?ユートはどーしたの?」
「待たせてある、女性の着替えの最中を見学させるわけにはいかんだろう?」
んーボクとしては見てくれてもぜーんぜんおっけーだけどね。
とりあえずボクとねーさんで沢山買い込んで来た衣装合わせの真っ最中。部屋のすみにたっくさんの箱…あ
れみーんな服だけど…。
「ふにぃいっ!ねーさん、くすぐったいよぉおっ!ふきゅ、ふえぇぇっ!くるしーっ!」
「ええいっ!おとなしくしないか、コルセットが閉められんぞ!」
こーんなかんじ…どうも堅っ苦しいのはだめみたい。自分でもいい感じだと思うけど…うにぃ。
「大体だな…これを嫌がるようならばウェディングドレスも着れんぞ、それでも良いのかキミは?」
「ううぅっ…でもぉ…くるしーのはくるしーよぅ…っ!にーーーっ!閉めるのだめーっ!」
結局…ボクの普段着はふわっとした赤色のシャツに黒いスパッツ。うん、動きやすいのが一番だよっ。
「落ち着く所に落ち着いたというか…他にもまだあるというのに」
「だってぇ…でもこれでも立派な服でしょ?」
ねーさんってば残念そーに箱を開けて服を漁ってる。むぅ、ボクは着せ替え人形じゃないぞぅ?
「確かにそうだが…女らしくユートの前に立ってみろ…それだけで随分変わるぞ」
「ううっ!痛いところを…たしかにしてみたいけどさぁ…」
「ま…早いだけで、いつかはそれが似合う女になる筈だよ、そう考えると良い」
そ…だね、ボクだってねーさんみたいな女になってみせるよ。
「そうだ…一つ着てくれないか?訓練用にと…シュレの為に誂たんだが、調整が必要かもしれんしな」
手渡してくれたのが真っ白な水着みたいなの。んぅ、スベスベしてるし…どんなに伸ばしてもちゃん
と元通りに縮む。ボクの爪でも破けないし…じょーぶだねぇ。うん、体にもちゃんとあってくれる。
「うんっ!これなら動きやすいし…いーかんじっ!…っん!きゃんっ!」
ふ、ふぇ?いきなり…お昼に買ったベッドに倒れこんじゃった…。じゃない、ねーさんに…押し倒された。
「ふふっ、それは結構…実はな…もう一つ用途がある、夜伽のな…」
え…この服って、ううん…そうなんだ。ねーさんの目で分かった、えっちなことするための服…。
でも…どきどきする…一度そう思ったら…凄い、胸も浮いてるし…体中優しく締められてるし、きゅうって食い込ん
でる…。
…あ、ボクも来ちゃったかも…姉様の手よく分かっちゃう……。
「ふあ…こんな、のぉいつ買った…のっ、やぁ…いつもとなんか、ちがうよぉ…っ」
「ちなみにキミがユートの女装に夢中になっていた時だよ、さあ今日はじっくり愛してやる」
そのまま姉様がボクのことくるんってひっくり返して逆さまに抱きかかえられちゃった…やだっ!これ、姉
様にえっちなとこ全部見られちゃってるよぉ…!
「ね、ねーさまぁ!そん、な顔よせちゃだめ…っ?!ふう…息も…は、ひんっ…はずかしーよぅ!」
「今日も、こっちでシュレの事を蕩かしてやろう…念入りにな」
「ひゃん!ま、またねーさまぁ…お尻ぃ…また気持ちよくされちゃうぅ…」
姉様がお尻に触れたとたん、ボクの体から力が抜けてくの…もう、ボクのお尻はきもちよくなるためにある
って覚えこまされちゃったの、だから入り口がゆるんじゃって…でも、それ全部見られてるよぅ…。
「まずは準備といいたいが…布の上からではそうもいかんからな……っ」
「ねえ…さま?何…するの…ひゃっ、これっ…動いて…っえはぁぁっ!せにゃか…ぁ!のぼってく、のぉっ
あは、ひくぅううっ!やぁ、お尻集まって…ぇ!は、かひゅ!流れてくるよぉっ!」
いつもお尻をしてくれるときに使うぬるぬるしたのが姉様の手から勝手に動いて、ボクの背中からずるずる
ってボクのお尻目掛けて全部お尻の中に…それも見られちゃった…。
「っ…っ!くん、はふ、お尻ぃ…こん、っく!ひぅ…はーっ…」
ダメ…今のでもう動けなくなっちゃった…、あれ…?ボクの透けちゃって、見えてる…?
「シュレ、実はな水分に触れると透けるのだ。だからここだけで全て透けさせてやる。ほらっ」
え…じゃあ…気持ちよくなったら…ボクので透けちゃう?!
って思ったときにはもう気持ちよくされちゃった。毎日ユートや姉様に愛してもらってボクのお尻は…。
「ひ…あ、くひぁあぁぁっ!!や、やらぁ…やめ…きもちいーのダメぇ!見ちゃやらぁっ…はんっ!」
「指二本をいきなり刺された気分はどうだ?しかし…布越しでも絡み付いてくるな…欲張りだぞ?」
そう、さっきのぬるぬるでほぐれちゃって…姉様の指全部おしこまれちゃった…。
これ以上きもちよくなったら見えちゃうのに…ボクの体が勝手にきゅって力いれちゃって…。
「そんなぁ…きゃふ!おなかぁ、ゆすっちゃ…は、は、らへぇ…あふれちゃうよぉ…」
姉様がお尻からおなかをつつく度にとくんって…そのままボクのを透けさせちゃって姉様に見られちゃう。
「そろそろ白から桃色が見え始めてきた…白地のままでも十分に淫らだと言うのに、だがまだだ」
「う、うあ…あうっ。んふうぅうぅうっーーっ!」
やだぁ…こんなの見られるの…、姉様の言ってる意味わかった…。こんなの裸より恥ずかしいよぉ!
「ん…シュレの味…んぷ…美味しい…な、それよりも時期に判る、もう一つの意味をな」
「くぅ…くふ、なめちゃ…ふうぅん!…ん…やだ…また透けてくるよぉ…。え…?は、あぅうっ?!」
指で潜り込んだ布地が…元に戻ろうとお尻から逃げ出そうって、でも、やぁっ!ボクのお尻っ…ぃ!
「やあぁっ!ひ、や…くひゃぁっ!ふひぃいんっ!これ、めくれちゃ、めくれちゃぅ!はやぁぁっ!ボクの
お尻めくれちゃうよぉおっ!はきゅうぅうぅううんっ!」
そう…水着が戻ろうってしながらボクのお尻ずるずるって…、こんなの耐えらんないよ…。気がつかな
いうちにおもらししてた…気持ちよすぎて透けちゃうのも考えなかった。
「もう、今ので胸まで透けさせて…可愛かったぞ、最後の顔は。…ユートにも見てもらうか…?」
「ふあ…ん、うん…、っ!すごいよぉ…。っ!ユートっ…!あ、くふぅ…でもユートにも見てほしぃ…」
「初めからそのつもりだよ。何の為に部屋の整理を命じたと思う…くすっ。さ、ユートも入ってくるんだ」
こんなはずかしーとこ見てもらいたいなんて…ボク、えっちな子になっちゃった…。でも、ねーさまやユー
トにならいいや…見てほしい…。
「ね…ユート…。見て…?ボクね…ねーさまにえっちなことされちゃったよぅ……ふぇっ?」
見てほしいって考えるボク自身も驚いたけど…ユートをみてもっと驚いちゃった。
第四話後編-1おまけ
「ねーさんってば…ぼーそーしすぎ!後任せた!」
「むぅ…シュレも悦んでいただろう?ここは素直にだな…」
「せめて喜ぶってしてほしーなぁ…とりあえずバトンは渡したからねっ」
「まったく…この続きは私が語らせてもらう、愉しみにしてくれ」
「だからその字もだめっ!突っ込まれたのわすれたのっ?ああ…ユートも毒牙に…ねーさん暴走しすぎ!」
「むぅ…私はいつもの日常を果しているだけだが…っ!こらっ!シュレ口をはなさんか…むぐぐっ!」
第三話後編5-2へ続く。
というわけで…あとがきです。
とりあえず第四話です…、三話ではありません。
ちょっとだけティエルが暴走しているのは気のせいです、ええ。
>>93氏
見てくださってありがとうございます。
でもいまさらながら甘々だけじゃ詰まらないと考えて初めてます。
>>94氏
おまけに使わせてもらいました。
確かにティエルは意図してます…そんな感じです。
気のせいだろうが、さぼりの時に浴びる日光というのは普段よりも暖かく感じる。
蛍光灯のように光る左腕を隠すために黒い布を巻き光が洩れないようにした上、更にそれを隠す為に包帯を巻き怪我という事にし誤魔化しているオレは、
どうせ見学しか出来ない上、男女分かれベアトリスの監視の目の離れる体育の時間に久しぶりのさぼりを屋上で満喫していた。
「良い天気だ」
心地よいけだるさの中、オレは背伸びと一緒に欠伸をしながら呟く。
と
「全くだな」
全く気配も無かった横から、予想だにしない同意の言葉が返ってくる。
その言葉に驚き、振り向きたオレの目に、
日の光に重なり良く見えないが、黒いレースのフリルでふんだんに飾り付けられた、真っ黒なドレスに身を包んだ日の光に透け紫に見える奇妙な黒髪の少女が飛び込んできた。
「…ベリ……」
反射的にオレの口から言葉が出る。
名前だ…この少女の名前を言おうとしたのだとは何故か判る。
しかし、続けるべき言葉が思い出せない。
そんな混乱する様子のオレを彼女は見下ろしながら、
くすくすと笑い。
「久しぶりだな」
と、当然のように続ける。
久しぶり……と言う言葉、そもそも髪の色が変な時点で確定だ。
つまり、また例のあれだ……
「また天国だか、地獄だかの関係者?」
服の色がすでにどっちの側だか明らかに物語っているが、人は見かけで判断しちゃあいけない。
「当たりだ。
余は悪魔の中でも、七つの大罪の一つ怠惰を司る魔王を勤めておる」
それは少女の姿からは想像もつかない、
…いや、角度を少しずらして日の光を避けて改めて見れば、その顔、というか表情は少女らしからぬ硬質な冷たさを持ってることが解る。
「ものおじしないな」
少女は意外と言うより、予想通りの事を確認すると言う感じでオレに言う。
「今更、魔王だからって驚いたり脅えたりてのもなぁ……」
「天に居た時から変わらぬな」
少女はオレの横に座りながらに、懐かしい物を見るように遠くを見つめながら呟く。
「天に居た頃のオレと知り合い?」
先ほど、オレの口から出かかったこの少女の名前、
それに久しぶりという言葉、
となれば、どういう知り合いなのか気になる。
「気にするな、ただのさぼり仲間だ」
……ああ、オレって昔っからそういう奴なのね……
「なにしろ、天界で余と渡り合える程の怠け者であったのは貴公だけだったからな」
「さいですか」
「そこで本題だが、
余の代わりに七大魔王の椅子に座らんか?」
それは…つまり、
怠惰の魔王ってことは……
まったりとだらけし放題?
……凄くそそられるじゃないですか……
「後から恨まれても、人間じゃなくなったお前にはかなわないから言っておくが激務だぞ」
一瞬、引き受けちゃっても良いかな?
とも考えたが、速攻で結論が出る。
「やめときます」
「だろうな…
だが、天に戻っても仕事漬けには変わらんぞ」
「……意地でも死ねないじゃないか」
少女は、オレのふてくされた言葉に軽く笑うと、
突然、立ち上がりオレの髪を掴み髪を引っ張りオレの顔を自分に向けると、
そのままオレの唇を奪う。
……柔らかい……
じゃなくてっ!!
オレは彼女の肩を掴み、髪が引っ張られ数本抜けるのも構わずに引き離し、
「いきなり、何しやあすっ!?」
叫ぶが、言葉に詰まる。
少女のその赤い瞳には、今にも涙でも浮かびそうな暗い色が浮かんでいた……
なんだか被害者のオレの方が悪い気がしてしまう。
しかし、少女はオレの言葉が止まるとまるで何事もなかったかのように、元の表情に戻ると
「覚えておけ…私は貴公を気に入っている。
今日のところは話はそれだけだ……」
と言い捨てると身を翻し、そのまま屋上から飛び降り消えて行った。
その日の放課後、
保健医が帰り無人となった保健室でオリビアは、
「くっ…はぁ」
ベッドに倒れ込み胸を押さえ、苦痛が過ぎるのを待っていた。
彼の光により焼かれた彼女は、その痛みを日毎に増し彼女を蝕み続け、
ここ数日は一日が終わり、彼とあの天使が視界から居なくなると張っていた気の緩みから今まで耐えていた苦痛が一挙に押し寄せ、帰宅する事でさえ困難なほどとなっていた。
「苦しそうだな」
不意に苦痛に喘ぐ、彼女に後ろから声がかけられる。
先ほど屋上で成と会っていた少女だ。
その前に立つ者の違い故か、その表情の冷たさは更に増し幼い風貌に反し威厳さえも纏っている。
その声に振り向き、その姿を認めたオリビアはベッドから降りると、膝を折り床に片手とともにつけ、残った片手で胸を押さえたまま、
「…このような…姿で失礼を…」
頭を下げようとしたが、
少女の小さな手に顎を優しく掴まれ止められ、
「無理をする必要などない、よく彼をこの世に引き留めてくれた」
そのまま、少女は軽くオリビアを引き寄せ彼女の胸もとに手をかけるとブラウスのボタンを外しはじめた。
オリビアはようやく、その段になりようやく事態を理解したかのように、少女の小さな手を押しとどめ、
「…お止め下さい」
苦しげな小さな声を絞り出し拒絶するが、
少女はその力無い手を無視し、滑らかな手つきでオリビアのブラウスを脱がせると、
そのまま彼女の身体を強引に冷たい保健室の床に横たえ、
「その苦痛…、余の力を分ければ補い癒しも出来よう」
少女はそう言うとオリビア手を軽く払い退け、そのままその手で彼女の大きめの胸を覆う紫のレースで編まれたブラに手を掛ける。
が、
「……しかし、それには…」
オリビアは尚も拒絶の意を崩さない。
「吾奴以外とは交わりたくないとでも言うのだろう?」
「な……」
あっさりと、自らの悪魔らしからぬ意を見透かされされたオリビアは思わず驚きの声を上げる。
少女は、その様子に軽くその冷たい美貌故に嘲笑にも見える微笑みを洩らし、
「安心しろ、そうだと思って余も完全な女の躯で肉を得てきた」
と言う、と同時に横たえたオリビアを片手で押さえながら、
残った手を黒いフリルに飾られた独特の光沢のあるスカートの中に入れ、衣服の黒と対象的に真っ白なショーツを自ら下ろし、
その手でスカートをまくり上げ、少女はショーツの白とまた違った透き通るような白の肌を持つ足と、
その付け根にまるで、その白に融けこんでそこにある事を見逃してしまいそうな位、慎ましやかな産毛すら生えていない秘裂をオリビアに見せる。
そして、
「もっとも、深くは繋がれぬ故に一時凌ぎ程度にしかお前を癒せぬが構わぬな?」
と最後に言葉で付け加えた。
そこまで言うと、もう少女はオリビアの言葉は待たなかった。
片腕でオリビアを押さえたままで、
オリビアのブラジャーを多少、強引に引きはがすとブラジャーという支えの無くなったオリビアの胸が仰向けになっている為に重力に引かれ形を変える。
「っ!」
反射的に胸を隠そうと動こうとしたオリビアの腕を少女は、そのか細い腕に似つかわしくない力をもって強く押さえた為、
痛みに対する反射としてオリビアは歯を食いしばり、その隙間から息が吐き出される。
少女は、そんなオリビアの反応に気づかないように、その手を彼女の足に這わせ、
オリビアのタイトなスカートに手を差し入れショーツをパンストと共に下ろし、
「……美しいな…死に関わる者だったとは思えぬ程に」
少女はオリビアの足の間に自らの足を絡ませ、露になったオリビアの秘裂に自らのそこを合わせると、
「くぅ…」
「あっ…ぅん」
まだ、二人とも濡れてはいないが、それでも小さいながら充分な硬さになった突起が当り合い、二人の口から甘い声を引き出す。
そして、少女はそのまま足をオリビアの足に擦りつけ、足と足の肌で愛撫しながら、腰をより深くお互を食い込ませながら、
自らの上着の装飾の施された銀色のボタンを外し、中のブラウスを引きちぎるように前を肌ける、
真っ白い透けるような肌と、まだ膨らまず輪郭さえもはっきりとしないながら、しっかりとその存在をアピールする桃色の小さな頂点を持った胸を、オリビアを抱き締めるようにオリビアの胸と合わせ、
「あぅん」
「……ぅん」
互いの快楽を引き出す為に、合わせた部位を擦り合っていく。
オリビアの上で少女の体が蠢く度に、
少女の固く尖った胸の先端が鋭く、オリビアの柔らかい胸を、
オリビアの柔らかい胸が包み込むように、少女の未だ固くつぼみの胸を刺激しあい、
二人の白い体は紅潮し、互いの秘裂と合わさったその部分がしっとりと濡れ、全身に熱を送りはじめる。
「…うっん……濡れて…んっきたな」
少女はオリビアを組み敷いたまま、自らの動きが彼女の体にもたらした変化を満足気に熱い息とともに声に出す。
「そ……そんな…言わないで…くだ…あん…さい」
もっとも、少女の方も同じように濡れて来ている。
「……あっ…うん…」
「くっ…ふぅん……」
その証拠に、すでに断続的に聞こえる甘い喘ぎ声はどちらのものともつかず、混ざり合い、
人の居なくなった学校の片隅で響きあい、
粘性の液体の音が序々に大きくなってきている。
そして、その内に強く結び付いた二人の体は、少女から人の肉眼でも見えるほどの、黒い黒い闇がゆっくりと染みだし、
それがオリビアの体を包み込んでいく。
「……くっ…余が…もう…っ」
そして、彼女たちはその闇が二人を完全に包み込むと、
「はっ…い……私も…っ」
今まで耐えていた物が堰を切ったように彼女たち二人は登りつめ、
「「あっあああぁぁっ」」
二人は同時に達すると、闇はオリビアの体に染み込むように消えていく、彼女たちが一呼吸ごとに余韻を冷ます度に序々に消えていった。
ー・ー・ー・エピローグ・ー・ー・ー・
数時間後、金刀宅
オレは台所で料理をしているベアトリスに今日、学校で会った悪魔の少女の事を話すべきか悩んでいた。
「……話すべきなんだろうけど」
オリビアの時、隠し事されて怒った手前…言うべきだよなぁ…
しかし、そうすると……
「体育さぼった事も言わねばならん」
小学生の時分には、自力でフーリエ関数まで導き出していたオレの頭脳が初めて経験する袋小路……
「困ったモンです…」
銀次に勉強を教える以上の難問に思わず言葉が洩れる……
「よっし」
が、悩んでいても仕方ない。
当たって砕けろ、
いつ会ったか言わなきゃ良いと決心し、オレがリビングのソファーから立ち上がった。
その時、
ぴんぽーん♪
ぴんぽーん♪
ぴぽ、ぴぽ、ぴぽ、ぴぽーん♪
と最初の二回は普通に、その後、どうやら連打してるらしき呼び鈴の音か鳴った。
「……せっかく」
人が決心固めたのに……
オレは、仕方なく足の向きをかえ玄関に向かい扉を開ける。
と、
「暫く隣でオリビアと暮らす、これは引っ越し蕎麦だ」
そこには今日、学校の屋上で会った少女がどんぶりを抱えて差し出していた。
が、……頭痛の種の増加に胃が痛くなってきたオレは蕎麦どころじゃなかった……
済みません、一応は駄目人間と天使なんですが、主役の二人は今回、ほとんど出番無しです。
正直、言うと冒頭とエピローグもいらない気もする程、用無しです、いっそオリビア主役の別タイトルでも良かった……
>94さん
キャラを決めかねてたので、アイディア頂いちゃいました。
有り難う御座います。
表現力不足であまり
高慢に出来なかったけど……
>108さん
お疲れ様です。
羞恥は良いですね。
ティエルねーさんのシュレへの教育は順調そうでなによりです。
立て続けに二本も来てタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
各作家さん、お疲れ様ですGJ!!
>>108 気のせいどころか、もっとティー姉さんを暴走させてください。
ええ、そりゃもう、こちらが萌え死ぬくらいに。
>>117 いやいや、用無しなんてとんでもない。
これからの伏線として、大いに期待できます。
保守
と言う事で6コマ失礼します。
第四話後編-2
話は少し遡る。
私とユートは家財道具の整理と言う名目でユートの部屋に入った。
「わ…ティーさん、これ買いすぎじゃないですか…?」
「そうとも限らないさ…部屋の大きさもそこそこだ、あるに超した事はない」
ま、内心買いすぎた…とは思うがシュレやユートの事を考えてしまったらつい…な。
「でも、こんな大きな鏡僕には必要ないと思うんですが。ティーさんやシュレが使うような…わぁっ!」
おっと…手に持っているのがそのままだったな。
「な、な…んですか、その服…っ!もしかしてシェンクの…!」
昼間の女装騒ぎを思い出したらしく一瞬で顔を真っ赤に染めるユート。むう…実に、そそられる。
ともあれ、私は努めて穏やかな笑みでユートへ足を一歩踏み出す。…ユートに一歩下がられた、何故だ?
「如何した、何故逃げる?私の事が嫌いになってしまったのか…それは悲しいぞ…」
私は瞳を潤ませ可能な限り悲痛の表情を顔に浮かべもう一歩…。また一歩下がられた、むむぅ…。
「ティーさんのことは大好きです…っ!でも…顔が絶対変なことするって顔ですっ!」
おかしい、そんな表情は決して無い筈だが…。大鏡に視線を移すと妖しく瞳を潤ませ同じ様に自らの唇を
舌で湿らせ微笑んでいる者が居た。………私か。まあこの話はここまでにしておこう。
「シュレの癖がうつったか?まあ…ユート、その…なんだ。別に捕って食いやしない。覚悟するんだっ!」
「うわぁっ!やっぱり変なことっ、あのカッコは恥ずかしいから嫌って言ったじゃ…っ!」
「こら、逃げるな!この服も結構した、無駄にするのは良くないぞっ!っ……つ・か・ま・え・た♪」
「ティーさんやシュレが着ればいいじゃないですかっ!僕になんか似合いませーーんっ!」
そんなに嫌だったか?私とシュレも実に似合っていたと思ったんだが…ま、先ずは着せてみる事にしよう。
「ふうっ…ふむ。そもそもだ、この服はキミ用に仕立てた。私もシュレも着れないさ…諦めろ、ふふっ」
パンパンッ
一仕事片付けた私は手を打ち鳴らし、目の前の…メイド服のユートに目を下ろした。
「どうだ、良く似合っているじゃないか。ウィッグも化粧も施して…。どこから如何見ても…」
「そういう問題じゃありませんっ!ううっ…髪が変な感じです…」
カチューシャにコルセット、紺色のロングスカートが良く似合っていた。着慣れない感覚とシルクの手袋の
感触にも戸惑っているようだった。
可憐とはこの事だと思った、髪の色に合わせポニーにまとめた姿は…。
「実に可愛いメイドさんだぞ?それも飛び切り上等の美少女のな」
「似合ってるって言われても…僕の原形がどこにもないような気がしますってば…」
大鏡の前でフリルやカチューシャを摘み居心地悪そうにしていたが本人も満更ではなさそうだな…よし。
「じゃあ、決まりだ。この服で居る時のキミは私とシュレに仕える我が家のメイドだ、可愛いぞ」
「ううー、しかもティーさん…女の子ってその後に付けるんですよね…」
本人はジト目で睨んでいるつもりなのだろうが…、私の目には儚げに願いを乞う乙女にしか見えなかった。
むぅ…。シュレも待たせているのだが収まりがつかない。抑えるつもりも無いからな…シュレ、許せ。
「まあ…細かい事だよ…。それよりも今はその姿のキミを愛でたくなった…んっ…く…」
「うう、ティーさん一度言い出したら聞きませんし…諦めま…ふぅっ?!んひゅっ…くは…んくっ」
私やシュレの様に自分から求めることが少ないユートも…今では直ぐに応じてくれるようになった。
何度かユートの上顎を舌で突付いてやると瞳が揺れ始め、私の体に腕を回し体を預けてきた。そしてお礼の
様に私の口内にも絡めてくれ何度も唾液を啜り合う。出来れば一日中…とも思えたが…。
「は…ああっ、はあっ…くぅ…。また、姉様はイキナリ…です…くふ…」
「く、ふーっ…ん、悪いな、我慢はしない方でな、それと今のキミはメイドだろう…姉様では無く…」
「あっ……ご、主人様…僕が…御奉仕致します…んく…」
くぅ…ユート、そんな事を自分から言い出すなんて…。
今の一言で血が巡り…胎の底から雫があふれ出した、私も何時の間にかユートに魅了されてしまった様だ。
「じゃあ、頼むよ…ユート…」
私は未だにへたり込むユートの頬へ、スカートから浮かび上がるシルエットをそのまま押し付けた。
「あ…は、御主人様の…熱いです…皮越しにも、感じます…ん…ふぅ、失礼いたします…はんっ!」
そのままユートは躊躇わず私に頬擦りをして熱さを一度確かめ、私のスカートを捲りあげた。
窮屈なスカートに押し込められていた所為か、ユートの頬を弾いてしまった。それでもユートはお構い無し
に唇でショーツをずらし、先端に口付けをしてくれた。
「ひぅ…く、ユートも…上手くなったな…このまま任せて良いか?」
「はい…ちゅ、御主人様のために…僕、たくさん…んっ、んっ!んぅーーっ、ちゅぱ…っ!はぅ…」
ユートは健気に幹を擦り上げながら先端に何度も口付けを重ね吸い出そうとしてくれる、ただ私もこれだけ
で気をやる訳にはいかない…勿論此れだけでも身を任せたくなる程心地よいのだが、ユートの奉仕はもっと
有るのだから。
「あは…御主人様の…ん、ココも…指、失礼しますね…っ!あは…御主人様ぁ…暴れないで…」
私が教えた指使いそのままに女すら共に責めてくる、私の肉を指先で全て味わいながらゆっくりと奥に。そ
の度に私はユートの口内で暴れてしまいより快楽を身に受けてしまう。
「ひぃ…う、やめ…そんな…深くっ!ユートっ…おぉおっ!ひゃっ…ひゃめ……えへぇぇっ!」
強すぎる快楽で膝が笑ってくる…立って居られない…。
ユート自身気がついていないだろうが、ユートは私達に快楽を与えることを好むようだ、そしてそれを自ら
の快楽として受け取っている…だから、く…、手加減が無い…。
「あ…指が…きゅうきゅうって…、姉様…じゃない御主人様…もう…ですか?沢山…お願いしますっ」
力が…入らない、ユートもそれが判って肉裏から精を扱き出すように指を押さえ引き抜いてくる。
駄目だ、もう…立てない…。その時にユートの柔らかい唇に撫でられて…私はそれだけで精を漏らす。
「そんなっ…ユートっ…キミはっ!…くあぁぁっ!噴くっ!ユートにっ…ひぃ、はひんっ!ひいぃ…っ、ん
ひぃいぃあぁぁぁ!」
「ふうぅん…っ!あっ、御主人様のっ…僕…はあっ…嬉しいですっ…んふっ、んっ…」
ユートはそれが当然であるかの如く、私から噴出した飛沫を心地よく身に浴びて体を振るわせ続けていた。
「えへ…御主人様、たくさん…、僕…とろとろになっちゃいました…」
「は…ああっ、怖い…な。ユートの体に捕われてしまっては、もう…逃げ出せない…」
私はユートの前にへたり込み余韻に浸っていた。肉奥を突かれながら迎える噴出は抗うことの出来ない快楽
だった。
「僕も…です、御主人様が望むなら、はふ…いつでも…御奉仕…します…んくっ」
「あ…ユート…。キミも…辛いのか…?凄く膨らんでいる…」
私を見上げてくれる視線を下に移すと紺色のスカートが一部膨れ上がっていた。その上更に色を深めるよう
に滲みすら出来ていた。ユートも…口で快楽を得ていたのか…。
「な…ユート、もう一つの望みだ。次は…ここに、注いでくれ…」
そのまま震える膝を持ち上げユートの前で女を開く、ユートに雫が垂れ落ちる。それすら自分から口に含ん
でくれた。
「あ、はい…僕も御主人様にたくさん…注ぎたい、です…」
ユートも自分からスカートを捲くってくれる、その下から現れる肉に素直に腰を下ろした。
目の前が何度も白くなる。肉の襞一枚を超えられる度に背筋に言いようの無い快楽が迫る。
「くっ…うあ、あ、ん!ぅああっ!…くぅ…ご、しゅじ…さまぁ…今ので…もぅ…ぅん!」
「ふはぁぁ…ああ、もう…ユートは…構わないぞ…す、好きなだけ…な?」
そのまま抱きしめながらお互いを味わう…胎を通じて音が伝わってくる。ユートを食らう様な…私を割り裂
く様な粘着音が耳に響く。
「ひぅ…っぅん!御主人…さ、まぁっ!中、あついぃ…ですぅっ。凄く…すごぉっ!」
「さ…何度でも構わな、いから……違う、く…お、犯してくれ…私の事をユートに…染めてほしいっ!」
私も余裕が無かった、何度か顔を見つめ合いながらの交わりで理性が直ぐに無くなってしまった。
私はユートと繋がりながら後ろに倒れこむ。床に翼を打ちつける痛みよりも…子を宿す為にある子宮を突か
れた快楽で支配されてしまった。
「くぁぁっ!は、くふふうっ!んっ、またっ!またぁっ!ユートに…いひぃいんっ!」
「は…きゅっ、んっ!あ、御主人…さまぁ、締めちゃダメ…っ!えううぅうっ!」
熱いっ…ユートの精液が胎の奥を撃ち付ける、心地よい…。また…ユートに精を…塗ってしまった…。
ああ…翼が蠢いた…そう…だな…。シュレの為にももう少し気を張るとしよう。
「ん、んふっ…はんっ…あ…まだ…注がれている…」
「は…い、あ…腰、動いちゃって…ご主人様に…はぅ…きもちいいです…ぅん…」
私はユートの髪を撫で、ユートは私の胸に甘える様に吸い付いている。まったく…敏感な体に何をするか。
尖った先から全身に快楽が回ってしまう、それを押さえつけるように…翼を広げる事にした。
「ただ…な、この先シュレも、は…っ、待っている…もっと繋がりあいたいが…ユートにも仕掛けをな?」
ユートの体に震えが走る、私の言う意味が理解できたようだ。私はユートの反論を待たずに羽でユートを
包み込む。
「や…うわぁっ!姉様…っ!これっ?!ティーさんこれやめてくださいっ!おかしくなっちゃう!」
「ふふっ、御主人様はどこに行ったのかな?それを含めての仕置きとしようか」
そのまま翼をユートの後ろへ潜り込ませる、そして一番の弱点で留まり絡み合う。また…ユートの根元にも
射精を抑えるように羽が絡みつき締め上げさせる。
「あ、うく、くんっ!お尻だめ…ぇ…えあぁぁっ!は、はぅうっ!はぅ…やだ…解いてくださいっ!!」
「シュレにもして見たいからな…其れまではそのままで居てもらうよ…ユート…」
羽を引き抜く…勿論ユートには留まったまま…。射精を促されながら留めさせられるのは…切ないと思うが
悶えるユートを見ると如何してもそのまま鑑賞したい気分にも捕われる。
「さて…呼ぶまでここに居るんだぞ?そのまま…シュレの嬌声を楽しみにしているんだ」
「や…だぁっ!ね…さまっ…解いて…ぇ!は、はくうっ!お尻ぃ…羽がっ、僕お尻こわれちゃ…ぅ!」
懇願するユートへ唇を重ねる、とはいっても本当に軽く。今のユートはそれだけでも達しかねない。
「ん、くちゅっ、我慢するんだ…シュレの為にも確りと我慢をしているんだ…」
さて…シュレにも随分待たせてしまったな。私は軽く身支度を整えシュレの部屋へ足を運んだ。
第四話後編-2おまけ
「姉様…酷いです…」
「む、そんな目で見つめてくれるな…また襲いたくなってしまうぞ?」
「そうじゃなくっても…僕…普通って日常がわからなくなってきました」
「なに、此れを日常と思えばまったく問題ないぞ?これからも私がだな…」
「あっ!姉様!」
「む?何だ?後ろを指差して………っ!…むぅ…………(ばたーんっ)」
「ユートにへんなこと教えちゃダメっ!!」
「シュレが金槌をもって後ろに…って遅かったです…シュレ良くないよ、そういう事」
「だってぇ……そのー…ねぇ?」
「と言うわけで…最後は僕の口から語らせてもらいます、よろしくお願いいたします」
「そーゆーこと教えるのはボクがぁ…にひひっ」
「えっ?!」
第四話後編-3へ続く
ややこしくなるとは思いますが時系列は2→1→3になります。
メイド服はユートに着せてみました。この後は皆で…となります。
しかし…いろんな属性詰め過ぎのような気がしないでも。
私信
ナインボール=セラフが倒せません。
>>◆I3tGz4xJ9E氏
益々賑やかな環境でこれからが楽しみです。
でも、ロリで高慢なキャラを捕られてしまった…。いえ、なんでもないです。
>>118氏
暴走しているようです。
もう、個人的にはスレ違いと言われそうにまで…。
暴走が暴走を重ねそうです。
128 :
森精:04/11/19 13:43:27 ID:X2xFa87w
「この森は森精の領域だ、人間の領域ではない、立ち去れ」
「あいにくと俺は『獣人』なんだよ」
「? 普通の人間にしか見えないが」
奥深い森が少しだけ開けた場所、すなわち泉のそばでこのやり取りは行われた。
質問者は無表情な女。水を汲みに来たのだろう。皮製の水筒を胸元に抱え、奇妙な回答にその長い耳をひねった。
回答者は無感情な男。釣りをしているのだろう。木枝の釣竿を空ろに見据え、投げやりな口調で耳長女に答えた。
しばしの静寂、よじれていく耳。
「おまえには耳も尾も毛皮もない、獣の気配もない。それなのに『獣人』なのか?」
「俺には耳も尾も毛皮もないし、満月の夜に変身もしない。それでも『獣人』なんだよ」
またしばしの静寂、無表情と無感情、巻貝のようになる耳。
「おまえの名前が『獣人』なのか?違うとしたら頭の病気なのか?」
「俺の名前は『獣人』ではないし、いたって正気だ」
刹那の沈黙、無表情と無感情、ピンと上を向く耳。
「何を言っているのかさっぱり分からん! 説明を要求する! 」
「住んでいた村を追い出された『おまえのような危険で卑しいやつは獣同然だ、二度と俺たちの前に姿を見せるな』だそうだ」
「つまり『獣人』とは追放者(アウト・ロー)のことか」
耳は正常に戻った。
129 :
森精:04/11/19 13:44:34 ID:X2xFa87w
「なるほど、要するにおまえは村長の息子と幼馴染の少女を取り合って権力の差を見せ付けられ、袋叩きにあって村からたたき出されたというわけだな。合点がいった・・・何を寝そべっている? 」
「いや、ちょっと、心が痛くて」
「極めて客観的かつ明瞭に事実を述べたまでだが?こんどは何を痙攣している?」
「いら、ちょっと、腹が減って」
森精は「なんだ、そんなことか」という顔をして一言。
「光合成すればよかろう」
「で・き・る・かー!」絶叫
一秒で反論された。
「む、そういえばおまえの髪は緑ではないな、許せ」
そう言い残すと無表情な深い翡翠色の髪の森精は森の奥に姿を消し、しばらくして帰ってきた。
「非常用の干し肉だ。食べるが良い」
「いいのか? 非常用なんだろ?」
「弓はHighlanderのたしなみ、情はDryadのたしなみだ。遠慮はいらぬ」
「いただきます」その声にさっきのような抑揚はなかった。
130 :
森精:04/11/19 13:49:33 ID:X2xFa87w
男はそれこそ飢えた獣のように肉をむさぼった。まるでこの世の中には、他に気になるものなど無いかの様に。その横で森精は説明をはじめた。
曰く、森精とは森の中でひとりでに産まれる生き物であり(もぐもぐ)動物と植物の中間の生き物である(もぐもぐ)
動物のように動き回り獲物を獲って食べる事も出来(もぐもぐ)
植物のように光合成を行う事もで出来る、ある意味完成された種族である(もぐもぐ)
また『森精』とはこの種の幼生の名前であり(もぎゅもぎゅ)(ひく)
成熟して動物であるエルフ ――優れた運動性を得、光合成の能力を失い、山地で村を作り狩猟と牧畜で生きていくHighlander―― になるか(がつがつ)(ぴくぴく)
植物である樹精 ――昼間は木、満月の夜は人の形を取り、動物と心を通わせることができるdryad―― へと生まれ変わる(ん!んぐっ)(ぴくぴくぴく)
森精はいわばそのための準備期間であり、どちらになるかは本人の意思に委ねられている(ごきゅごきゅごきゅ)(ぴくっ、ぴくぴく)
種族の習慣として、その決定に干渉しないために森精は孤独のままに成長することになっており(っぷはーっ・・・ふう)(ぴくぴくぴく!)
その為に森精の前には姿を見せることが無いようにしながら、エルフは物資面、樹精は生活面の安全を影から支える事が掟となっている・・・(げっぷ)
そして今、森精はガマンの限界を超えた。
ぷ・ち・ん
「ヒトの話を聞けーっ! 黙々と食ってるんじゃなぁーいっ! 」
「うを!」さすがに感情が動きました。
無表情のまま怒声を上げる森精、だが、平時は地面と平行な耳がまっすぐ上を向いているあたり相当怒っているらしい。
・・・顔輪筋に変化がないまま息が荒くなる様は、はっきり言って怖い。
131 :
森精:04/11/19 13:50:40 ID:X2xFa87w
「で、おまえは何になるんだ」
なだめる様に男は問う。
「・・・まだ決めてない」
無視されていなかったと分かり、気分を直したらしい。森精の耳が元に戻った。
「そっか、それよりもメシ、アリガトな」
そういって男は微笑んだ。
「何度も言うが弓はHighlanderのたしなみ、情はDryadのたしなみだ。気に病む必要はない」
森精はクールに答えてふいっとそっぽを向いた。だがその耳はぴくぴくしていた。
「そういう事情なら考慮しないでもない、ただし、面倒事を起こすんじゃないぞ、わたしは面倒事が嫌いなんだ」
「ああ、わかった」
男はまた無感情に戻った。「さっきまでのほうが気に入っていたのに」そう思いつつ、森精は泉から去った。
132 :
森精:04/11/19 13:52:00 ID:X2xFa87w
いかにも面倒くさげな最後のセリフとはうらはらに、森精は毎日泉を訪れた。エルフに保護され、樹精に見守られているとはいえ、いままでずっと一人ぼっちだった身、自分以外の「ヒト」が刺激的だったらしい。
男が目覚めると、森精は傍らにいた。
初日は十歩の距離、次は七歩の距離、五歩、三歩・・・
すぐ隣に腰を下ろすのに、そう時間は必要なかった。
男は追放者だった。生まれ育った村から見捨てられたショック、恋に破れた悲しみが男を無口にしていた。だが、いつしか傍らの存在に心を開いていった。
森精が近づくと、男は話しかけていた。
初日は一言、次は二言、三言、四言・・・
楽しげに語り合うのに、そう時間は必要なかった。
日々は過ぎる。
133 :
森精:04/11/19 13:54:33 ID:X2xFa87w
「今日は森でうさぎ狩りだっ」
「Dryadは動物の友じゃないんかい?」
「highlanderは優れたハンターだ」
「・・・そら俺の1.3倍足速くてトーゼンだなあ・・・うを! 」
「当然だ、わたしは人間のようにブザマにコケたりはしないのだ。あ痛ッ」
「耳長いと大変だねえ」
「〜〜〜っ」
「あー、熊、熊、この対立は当方も大変遺憾に思っており・・・」
「どーしたDryad(仮)」
「たしかにここはその方の縄張りでこの蜂の巣はそなたがまさに取ろうとしていたのは事実だ、しかし・・・そんなに唸らなくても」
「ダッシュでツッこんできていきなりふんずけられれば熊だって『俺を踏み台にしたなっ』ぐらい思うぞ」
「あやまる、あやまるけど、これを三時のおやつにしたいのは私たちもおまえと同じなのだ、だからその・・・」
「(無言で靴紐を結びなおす)」
「走るぞ人間!」
がお〜
「チクショウ、また今日もボウズだなこれは」
「気にするな、太陽と水があれば私は生きられる」
「俺が死ぬの」
「まあ、がんばるが良い、わたしはのんびり光合成する、おやすみ」
「・・・暇つぶしにおまえの耳いじってやる、ほれほれ」
「あっ、や、こらやめッ、あぁッ」
「みみ、あかくなってふるふるしてる」
「〜〜ッ」
「ますますあかくなった。って、あ・・・」
「魚が逃げたな、今晩はすきっ腹を抱えて眠るがいい」
「ごはんわけてください森精様」
感情を持つ生き物である以上、日々を共に過ごし、互いの距離が縮み、相手を好ましく思うようになるにつれて、どうしても気になってしまうことがある。ある日の夕暮れ時、とうとう、森精は男に尋ねた。
何気ない風を装って、ただほんの思い付きだという風に、耳を強張らせながら問う。
「おまえの幼馴染って、どんな娘だったの?」
134 :
森精:04/11/19 13:56:25 ID:X2xFa87w
真っ暗な夜の森、森精はひとり、森を歩く。
エルフの原型としての目は闇を見通し、樹精の雛形としての感覚は森の生命の位置をとらえていた。
故にその歩みに遅滞はなかった。
真っ暗な夜の森、森精はひとり、森を歩く。
まっすぐな性格は思考の停滞を許さず、若々しい情緒は想い人の言葉を仔細漏らさず反芻していた。
故にその回想に遅滞はなかった。
――おまえの方が美人だよ
夕日に照らされ、茜色に染まった景色の中、オレンジ色をした男は照れくさそうにそう言った。
――あいつはおまえみたくスラッと背が高くはなくてぽっちゃりしたちびっ娘だったし、髪もそんなきれいな緑のストレートじゃなくてふわっとカールした赤毛だった。
おまえの三分の一も凛としたところなんてなくっていつも俺の後ろ付いて回ってて、でも家では何くれとなく世話焼いててくれて、そんなところはしっかりしてて、料理もうまくって、そういうところ褒めると可愛く照れて、
で、そのままコケて「てへへ」とかごまかしたりして、そんなドジっ娘な毎日の中でも時々すごく女らしい仕草見せたりして
・・・私のほうが美人、といった割には形容句はその娘のほうが多いのね、あと鼻の下伸びてる
耳が上を向いた
――俺はそんなあいつが好きで、ずっと傍に居たい、というか居るのがアタリマエだと思ってて、あいつの病気の親父さんも認めてくれてて、俺の親は二人とも死んじゃってたからあとはもう何の障害もなく告白、後、婚約、というところまで行ったんだけど
・・・どこまでイッたんですかこのオトコは
胸の中のモヤモヤしたものに突き動かされ、耳は真上を向いた
――でも・・・
男の声のトーンが落ちる。意思表示に忙しかった耳は本来の役目に集中した。
135 :
森精:04/11/19 13:57:09 ID:X2xFa87w
――あいつの病気の親父さんを、あいつは見捨てられなかった。俺は貧乏だったし、あいつに言い寄ったのは俺だけじゃなかったんだ。
それが・・・
――そう、村長の息子。いつも取り巻き連れててさ、俺のことを「貧乏人め」って見下してた。正直気に食わなかったけど、野郎の言った『愛だけで暮らしていけるか』の言葉がすごく耳に痛かった。その言葉は正しいと思っちゃったんだよ。
おまえ・・・
――ただ認めたくなかった。頭の中ワケわかんなくなって、気付いたら野郎を殴り倒してた。で、そのまま追放されちまったわけ。
・・・
――ただまあ『こんなことしかできないおまえでは彼女を幸せにできん』とか俺に言ってたって事は、まあ野郎があいつを幸せにしてくれてるんだろうね。
そう言って、オレンジの逆光を浴びた男はさびしそうに笑った。
そのとき、私は理解した。私はこの男を愛している。男も私を好いている。しかし、男が愛しているのはここにいない「そいつ」なのだということを。
茜色の時間の中、いっそ憎たらしいほど素直に受け入れていた。
136 :
森精:04/11/19 13:57:56 ID:X2xFa87w
だから。
夜の森を歩きつつ決めた。
その娘に会ってみよう。
会って話をしてみよう。
何を話したら言いか良く分からないし、もしかしたら大喧嘩するかもしれない。娘を焚きつけるかもしれないし、反対に嘲るかもしれない。
なにをしたら良いか全く決まってないけれど、何かせずにはいられない。だから今、ここにいる。
そうこうする内に、男から聞いた娘の家――森を背負って建つ村のはずれの一軒家――のそばまで来た。
・・・人間という、まだ良く知らない種族の知らない個人(しかも恋敵!)にいきなり話しかける度胸はない。
森の木の上から、森精の視力で覗くことにした。
家の中では男の言ったような赤毛の小柄な娘が…
男の男根を咥えていた。
137 :
森精:04/11/19 14:00:08 ID:X2xFa87w
小柄な赤毛の娘である。髪はゆるくカールしたショートで、背は森精より一回り低く、胸はふた回り大きい。ぱっちりとした大きな目は、綺麗と言うよりはかわいらしい。
咥えている男根は太さは成人男性の指約三本分、長さは不明だが娘の咽が不自然に膨れている以上、おそらくかなりのものだろう。男の腰は小刻みに前後し、娘の咽を犯していた。
――口に男根を咥えるフェラチオと違い、咽の奥まで突き通すイラマチオでは「突き刺しっぱなし」は危険な行為である。
食道に入れるのが普通だが、咽喉内の異物は気管をも間接的に圧迫し、呼吸困難、窒息死を引き起こす。
小刻みに動かすことで快感を呼び起こすだけでなく、呼吸を確保しているのである。閑話休題
森精の目が点になった。そんなことはお構いなしにベッドに腰掛けた男は足元に跪いた娘の髪に指を絡ませ、前後運動を続けている。どうやら何かしゃべっているようだ。森精は耳をすました。
「よ、っと。うまくなってきたな」「ふぅぅぅっ、ふむぅぅぅぅぅっ」
「はじめは俺のチ○コを見ることも出来なかったってのに、ニンゲン変われば変わるもんだ」「むぅっ、むぅぅぅぅッ」
「うほっ、ノドもうまく使えるようになったもんだ、出すぞッと」「うぐぅーっ、んっ、んっ、んっ」
「ふぅ、・・・言わなくても分かってるようだな、フェラいっとけ。裏んトコもっと丁寧に、そう、そうだ」
138 :
森精:04/11/19 14:00:47 ID:X2xFa87w
・・・傍目には男が無理矢理咥えさせているように見える。しかし、「そう見えるだけ」なのかもしれない。
跪く女、跪かせる男。
自分と「彼」に置き換えてみる。
・・・在り得る。いつもいつもそれでは夢もロマンもヘッタクレもないが、たまに、そうたまに、まあ・・・三回に一回ぐらいなら、そういうのも良いかもしれない。
少し濡れた。
だがやはり、森精はあまりに若く、無知だった。二人の姿に目と思考を奪われていたと言う事は、すなわち、それ以外を見ていなかったということに他ならない。
「おまえも楽しめよ」
家の中の男は、部屋の暗がりに向けてそう言い放った。
139 :
森精:04/11/19 14:01:23 ID:X2xFa87w
「相変わらず見せ付けてくれますね、新婚さん」
どことなく嫌味ったらしい口調で、二人目の男は言った。
さっきから見ていたのだ。結婚一週間目の妻に男根を咥えさせた夫と、
四つんばいで男根を咥えた新妻の秘所と菊座を、
真後ろから、委細漏らすことなく。
「犬のようにはいつくばって」「ふぅん!」「おら、まだ掃除の途中だろうが」
そしてゆっくりと歩み寄り、
「はしたなく腰を振る様を」「むふぅぅっ、んむ、んむう」「全く学習しないオンナだなオマエわ」
その臀部に顔を寄せ、
「他の男に見られて」「んんんん!んんーっ」「こんなんいつものことじゃねーか」
鼻を鳴らして匂いを嗅ぎ、
「そしてこんなにも此処を溢れさせている。まったく」「んっ、んんんんんっ」「ってこのセリフも飽きるほど繰り返したっけなあ」
太腿から尻を撫で上げ
「悪いおんな、ですねぇっ!」
パシン!「んんんんんんーっ!」「歯、立てんじゃないぞ」
音高く、女の尻を平手で叩いた。
そのまま男はまるで憑かれたかのように叫び、そして打った。
「ああ、全くアナタは変わっていない!」ぱしん!ぱしん!「んーっ!んーっ!」
「いかにも苦し気に見せかけながらも!」ぱしん!ぱしん!「んんーっ!んーっ!」
「叩かれるたびに内股を濡らし!」ばしん!「ん!んんーっ!」「真っ赤に腫れた尻を小刻みに震わせるのです」
男はそっと、真っ赤に張り詰め、その体積を増した女の尻を撫で、耳元でささやいた。
「ここに男が欲しい・・・とねえッ!」
じゅぷり。
「んんんんんぅぅ〜〜ッ」
たっぷりと濡れた音を立てて、男の隆起が女の秘唇に突き刺さり、女は大きく呻いた。
明らかに快楽に染まった声で。
「本当に、半年前となんら変わらない」
140 :
森精:04/11/19 14:02:30 ID:X2xFa87w
女の腰を両手で鷲掴みにし、男は大きく腰を動かし始めた。自らの欲望そのままに、深く、強く腰を叩きつける。
クチュクチュという結合部の水音、ぱんぱんと鳴る腰と尻、獣のような男の息遣いと、いまだ夫の逸物を離さない女の呻き声。
ある意味、単調とも取れるリズム。
その単調な動きが、一分、二分と続くうちに、変化をきたした。
水音はずちゅずちゅと粘り気を増し、腰と尻は線から円へと動きを変え、
汗に塗れた女の裸は上気して桜色に染まり、地に引かれてその量を増した胸は快感からその先端を尖らせ、女の腕は力を失い、今は肘で身体を支えていた。
上の口はいまだに夫のモノを咥えていたが、それは当初の「やめろと言われなかったから」という理由ではなく、「はしたない喘ぎがもれないように」という、女の理性の最後の防波堤へと存在を変えていたのだった。
だが、その防波堤は決壊しようとしていた。
「口も飽きたし、後ろ貸してくれよ」
怒張と唇の間に、銀色の橋がかかっていた。
141 :
森精:04/11/19 14:04:37 ID:X2xFa87w
男は半ば脱力した女の身体をくるりとひっくり返し、ぐったりとなった身体を自分にもたせ掛け、ふとももを抱えて立ち上がった。
まだ少女といってもいい小柄な身体は、陵辱者にとってはなんら負担にならないらしい。
その背後に、彼女の夫が迫る。小さく窄まった後ろの穴に、いきり立った先端が触れる。
「やめ、やめてください・・・後ろは・・・おしりはきついんです・・・」
赤い髪と桜色に染まった身体をちいさく震わせ、少女ははかなく抵抗した。無論聞き入れられるはずはない。
「きつい?嘘言うな『バックから尻』何回繰り返したと思ってる」
「でも、でもぉ、つらいんです・・・うぅっ!」
「腸液溢れさせといて言うセリフじゃない、なっと!」
「うはあぁぁぁぁッ」
前と後ろを両方貫かれて女はよがる。軽く気をやり、一瞬虚脱する。
すると力の抜けた身体は奥の奥まで男たちのモノを迎え入れることとなり、苦しみと合い混じった快感を全力で脳へと送り込むこととなった。
その刺激から逃れ、腕を目の前の男の首に回して身体を揺すり上げれば張り切った胸――特に乳首――を男の胸板と擦り合わせることとなり、
さりとて腰へと回した足で身体を支えようとすれば、連動した括約筋が前後の男へと鮮烈な快感を供給し、その見返りを嫌というほど受け取ることとなる
・・・足の指が握り拳を作るほど踏ん張った為か、一瞬意識が白くなったほどだった。
142 :
森精:04/11/19 14:05:12 ID:X2xFa87w
「ついでに、一週間前渡した浣腸、ちゃんと使って準備してたみたいだな、アタんないぜ」
「い、いわないで、くだっ、さぁぁぁッ」
そうしないとはしたない事になるから、掃除するのも自分だから。
だから決して、こんなことを望んだわけじゃ、ない。
ずっ ずずっ ずっ ずずっ
「はああ あああっああああっああっ」
にちゃ にちゃ ぬちゅ ぬちゅ
前後のリズムの微妙なズレが、女に休息を許さなかった。だがそのリズムも次第に収束し、ある一点へと導かれていく。女の背が次第に反り返っていく。
「いや、イヤ嫌、いく、イッちゃいますぅッ、もうダメェェェェェッ」
「1、2、3でいきましょうか」
「O.K。いち、にィのォ、さンッ!」
「はっ、はッ、はぁァァァァァンッ」
どぷっ ドクッ ドクン
高みへと押し上げられた意識の中で、女は自分の中ではじけた二つの迸りを感じていた。
熱く、激しく、忌まわしくも、心地良い
女は朦朧としたままずるずると男の身体を伝い落ち、ひんやりとした床に身を預けた。
吐息に合わせ大きく弾む胸と、いまだ閉じきらず白濁の溜まりを作る前後の穴。
その朦朧とした時間の中で、女はドアの開く音を聞いた。
「お、来た来た。遅いよオマエら」
「それじゃあ、『森の村青年団有志による会合:第137回目を始めますか」
欲望に目をギラつかせ、怒張が天を突く四人の遅刻者たち。
夜はまだ、始まったばかりだった。
143 :
森精:04/11/19 14:05:59 ID:X2xFa87w
「というわけでさ、この前しとめた熊のデカイの何の、さすが俺!って感じ?」
「むっ、ちゅっ、はむ、ちゅぷ」
側位の次期村長の妻の足を大きく割り開き、肉棒を突き込みつつ男は自慢した。
次期村長の妻は、目の前に投げ出された男の野太い足を胸の谷間に抱え込み、その足指に舌を這わせている。
『会合』開始から二時間。
万事この調子だった。
男たちは日常の1コマ々々を、まるで道端でする世間話のように語り合い、
そのついでに、女を犯した。
町で見た大道芸、しとめた獲物、新たな産業の模索、賭けポーカーの勝敗。
口で、胸で、秘所で、ベッドでうつ伏せになり、膝を立てて大きく掲げられ、女自らの手で割り開かれた菊座で。
白濁を吐き出し、女の髪でソレをぬぐった。
まるで人形のように従順な女は、ガラスのような目で諾々と従った。
頑健な若者六人の精力には、まるで果てというものが無かった。
一体なんでこんなことになったんだろう。
人形になりつつ、次期村長の妻―少女―は空ろな問いを繰り返していた。
病気の父を見捨てられなかったから?
幼馴染―お兄ちゃん―が貧しかったから?
恒久的に薬を買えるだけのお金を、あの男―夫―が持っていたから?
一体いつまでこんなことが続くんだろう?
関係を持ってから半年して、父は死んでしまった。
その時はもう、式は済んでいた。
義父は穏やかなだけの人で、息子の乱行に気付いていない。
お兄ちゃんも、もう、いない――
144 :
森精:04/11/19 14:26:41 ID:X2xFa87w
「ところでアイツ、覚えてる?」
胸と口で夫に奉仕しつつ、後ろから男根を受け入れたときに意識が戻ったのは(新たな産業:特殊サービス業による男性観光客の誘致、筆頭、村長の妻>それサイコーにすら無反応だったというのに!)、その話題の人物のことを考えていたからだろう。
いつも、ずっと、一時も忘れることなく。
「あー、俺のドレイ横取りしようとしたビンボー人だろ?」「妻じゃないのかよ」
笑声
「あンの身の程知らずならとっくにくたばってんだろ?森でバケモノにでも食われてさ」
後ろから貫かれる。
「荷物取る暇も与えずに村から追い出しゃ死ぬっての」
サイボドードの酒を煽る。
「あの時のリーダーのセリフ、かっこよかったっすねー『こんなことしかできないおまえでは彼女を幸せにできん』ってやつ」
順番待ち
「まーな、俺ってほら、ナイスガイだし」
律動加速
「幸せにしてるのかなあ、これで」
菊門に指、ぬめりをかき出す
「女の幸せ、目一杯」
白濁、放出
ギャハハハハハ
その嘲り笑いに隠れて少女の小さな呟きは誰の耳にも聞こえなかった。
「嫌、嫌」という呟き。
それは肉欲に煽られた感極まるものとは違う、真っ黒な絶望に満ちたものだった。
何も知らないお兄ちゃん。「好きだ」って言ってくれたのは三ヶ月前。
もう三ヶ月遅かったね。
その時にはもう、知られちゃいけない秘密抱えてた。
今はもう、生きているのか分からない。
第一もう、会わせる顔無いよ
こんなにいやらしいこと、いっぱいされて
もうすっかりなれちゃって・・・悦んでる
カラダとか、ココロのどこかとか
もう、もどれない
145 :
森精:04/11/19 14:27:23 ID:X2xFa87w
空っぽになっていく心に反比例して、その空ろを別なものが埋めていく。
肉の昂ぶり
それに身を任せてしまえば、もう悩む必要は無くなるから。
どうせもう幸せになれないのなら、せめて不幸にはなりたくない。
その思いが、少女の体を支配した。
「そろそろ終わりにしねえ?」
「んじゃいつもので締めようか」
などという言葉を聞きながら、
少女はベッドに仰向けになり、右の手で自らの胸を揉みしだき、左の手で秘裂と肉真珠を擦り上げ、膝を立てた両足を男たちに見せ付けるようにゆっくりと開きながら、口を開いて言葉を紡ぐ。
「わたしは・・・次期村長の妻であり・・・皆様の奴隷です・・・
口でも、顔でも、胸でもおなかでも、手でも足でもココでもおしりでも
皆様の精を受け止めます。
だからお願いです
いつものように、私の身体で精いっぱい気持ちよくなってください・・・」
その目は空井戸のように空ろだったが、口元は淫蕩に歪んでいた。
146 :
森精:04/11/19 14:28:06 ID:X2xFa87w
まず一人がベッドに横になり、自らのペニスをそそり立たせる。
その上に少女が自ら腰掛け、菊座で肉棒を受け止めてゆく。
そのまま男の上に寝そべり、全身を大きく開く。
一人が腹の上に座り、己の肉棒を少女の胸で挟み込む。
枕元から一人、のけぞる少女の口に自分の分身を突き入れる。
その日もっとも有益な話題を提供したと判断されたものは、蜜を垂らしてヒクつく秘裂に己を収めた。
ジャンケンに負けた二人は両手。
肉欲と体液に塗れた、いつものフィナーレだった。
ずっ、ずちゅ、ぬちゅ、ぷちゅっ
男たちは各々手前勝手なリズムで快感を汲み出して行く。
下から怒張を突き上げ
興奮した心臓のリズムに合わせてひくひくと痙攣するペニスを少女の膣内で暴れさせる。
上を向いても型崩れしない豊胸を粘土のようにこね回し、その谷間を擦る。
赤黒い男根に繊手を絡みつかせ、その上から自らの手を重ねて扱き上げる。
浅く、深く口腔を犯してゆく
それらの雄の高ぶりに、少女はいつに無く積極的に答えていた。
「おしり、もっと締めますね、ん、んんっ」と自らの尻穴に力を入れ。
「そこ、そのザラザラしたところ、もっと強く」と腰を擦り付け、足で抱きこむ。
「おっぱい、もっとぐにゅぐにゅしてぇ」と背筋を伸ばして胸を突き出し。
「あは、一滴残さずしぼって見せます」と親指でカリを擦りつつ、鈴口にひとさし指を突き立てる。そして、
「ん、んぐっ、んむぅ」口いっぱいに頬張った男根を、喉輪を使って締め付けていた。
汗と、雄液と、雌汁。
複男一女がドロドロになりつつ絡み合うさまは、まるでひとつの生き物のようだった。
雌を火種に燃える雄
雄を餌にみだれる雌
いまはもう、どちらがどちらをむさぼっているのか分からなかった。
147 :
森精:04/11/19 14:29:06 ID:X2xFa87w
「うしろ、おしり、おひりィッ、あうっ、いいで・・・ふぅ、いいですぅ
まぁえぇ、はあッ、もっと深くぅ、もっともっとキツく、きゃうっ、子ィ、子宮まで犯してェ・・・ッ」
露にされた雌性の涎とともに吐き出される嬌声と、
「ああッ、胸、きゃふっ、おっぱいイイッッ、ん、乳首、ちくび擦り合わせてェ、きゃん!
おててもそう、さきっぽとか、竿だけじゃなくって、ふッ、袋にも御奉仕させっ・・・てェッ!
喉の奥まで、んちゅ、めいっぱいつっこんでキモチ良くしてくださ、ひぃぃぃぃ」
滴る淫液をバックに紡がれる肉欲に、雄群はただただ行為の激しさで答えた。
強く、弱く、押し付け、捻り、震わせ、昂ぶらせる。
終わりはもう、すぐそこだった。
「きッ、きもちいい、いいですぅ、ん、もっと、もっと、ああッ、イクッ、やっ、やだ、とまんない、イクのとまんないよぉ」
女は小さな決壊を迎え、
「とめッ、止めてぇ、もう動くの止めてぇ、壊れちゃう、おかしくなっちゃうぅぅぅ、ひいっ」
それでもなお高みに押し上げられ、
「ひいっ、ひいィ、イイ、おち○ぽイイ、いいですッ、もっと、もっと、おち○ぽ、いっぱいおち○ぽぉぉ」
やがて混濁した意識のまま、
「おち○ぽ、出して、精液、せーえき、塗りたくってッ、ナカも、外も、お口もおっぱいもおなかも前も後ろもぜんぶからだ中ドロドロにしてぇぇぇッ」
全身を大きく痙攣させて、
「い、いっクぅぅぅぅぅぅうぅぅぅうっっッ!!」
その心と身体を真っ白に染めていった・・・。
148 :
森精:04/11/19 14:29:42 ID:X2xFa87w
「あー、すっきりした」
「いつもより激しかったんじゃね?」
「奴隷の自覚が出てきたんだろ」
「だから妻じゃねえのかよ?」
放出を終えた男たちは、そんなことをいいながら女の身体をベッドの脇に押しやった。
虚脱した女はそのままベッドを滑り落ち、足を広げたまま床にずり落ちていった。
空ろな目とだらしなく半開きになった口、ぐったりと投げ出されるままの肢体。揺れる乳房。
そのすべてが、自分たちの白に塗れている。
雄の征服欲を最大限に満たしきる淫猥さに、男たちの怒張が再び天を突いた。
「・・・せっかくだ、最後に口に出してやる・・・・・・そお、らッ」
どくっ、ぶびゅ、ぶびゅるるる
六条の白濁が女の顔の下半分を白く染め、口の中に白い水溜りを作った。
放心した表情を変えないまま女の喉が動き、ソレを嚥下していった。
・・・・・・・・・
一人きりの家、冷えていくからだ、粘りつく体液。
それらの中で、少女はただ、静かに涙を流している。
身体を覆う白が、まだらに溶けていった。
森精はとぼとぼと森を歩いていた。
結局目的は果たせなかった。見たもの、聞いたものの衝撃はあまりに大きかった。
頭ががんがんし、胸がどきどきし、腰がじんじんする。
「彼」をめぐる境遇、人間たちの残酷さ、・・・そしてさらけ出された性。
それは年若い森精の脳の許容範囲を軽く上回っていた。
私はどうしたらいい?
その問いが彼女の頭の中でぐるぐる回る。回り続ける。
彼はこのことを知らない。では、知ったとしたら。
怒るかもしれない、悲しむかもしれない。いずれにせよ大きなショックを受けるに違いない。
感情表現は下手だが心優しい彼はこの事実に耐え切れるのだろうか。
そして何より、彼とあの娘の時間は決して巻き戻りはしない・・・。
足を止める。
心も決まった。
私は――
1.彼を傷つけたくない
2.彼にうそはつけない
150 :
なかがき:04/11/19 14:34:21 ID:X2xFa87w
長ェ・・・OTZ
エロまでいけたので、とりあえずここまでUP。
森精が(まだ)脱いでないけどご容赦下さい
続きは週明けっぽいですTT
保守代わりに読んでくれれば幸いかと。
>>128-150、GJ!!
森精と彼が幸せなれるような展開を期待しています
頑張ってください
もののけ姫のリアルいたくぁさん怖いよ
ガクブル
誰かケツ犯されてたっけ?
>150
乙です〜。
こういう話だと、主人公たちが『幸せになれる展開』にも期待してますが、
それ以上に、村長息子と取り巻きが『不幸のどん底に真っ逆さま』に落ちる展開も激しく期待しております。
155 :
森精の人:04/11/20 01:23:44 ID:c1DwZ2eE
>151
>154
レス感謝です。これを励みに頑張って書くぞ〜
(村長息子加筆開始〜)
P.S なおEDは分岐しまする。幸せって何でしょうね
>>155 激しくGJです。
>>154の「村長息子と取り巻きが『不幸のどん底に真っ逆さま』に落ちる展開」
もそうですが、何より少女にも幸せになってもらいたい。
・・・できれば、「彼女にとって、この状況が実は幸せだった」というのは無しの方向でお願いしたいでつ。
「新條、ちょっといい?」
「ん? どした?」
昼休み、アイリスの手作り弁当を食べ終え、弁当箱を洗っている僕に、同僚が話しかけてきた。
「いや、実はさ……突然だけど、今週の結婚式で、ちょっと困ったことがあってさ」
「困ったこと? みなみちゃんが、『やっぱり結婚するの止める』とか言ってんの?」
僕は弁当箱を洗い続けながら、顔をあげて茶々を入れる。
「ち、違うよ……実は、神父さんから電話が来て、当日に神父さんの傍らに立つはずのシスターが、
急病で入院しちゃったらしいんだよ。なにぶん、小さな教会だから、シスターが一人しかいなくて、
別の教会に問い合わせても、都合が空いている人が、誰もいなかったらしいんだ」
僕の茶々入れに、肩をすくめながら答える同僚。
まあ、それはそうだ。僕自身、本気でそう思っているはずがない。
「ふうん、そりゃ大変だな。で?」
「それでさ……アイリスさんに、シスターの代わりになってくれないかな? というお願いが……」
「ああ? アイリスがシスター?」
だが、続く同僚の言葉に、僕は水を切ろうと洗い終えた、弁当箱を振りかざした姿勢のまま、固まった。
……ううむ、シスター姿のアイリス……。見てみたい、かも。いやいや、問題はそこでなくて。
仮にも悪魔のはずのアイリスが、シスターの格好ってのは、どうなんだろ?
「うん、その話を聞いたとき、アイリスさんの顔が、真っ先に思い浮かんじゃって」
「……って、他にアテはないのかよ?」
そんな僕の心を読んでいるはずもなく、同僚は言葉を続ける。
我に返った僕は、とりあえず同僚に質問した。
「友達に頼むって手もあるんだろうけど、その友達ってのが、ほとんど式に出席しちゃってるんだよ。
それにどういうわけか、アイリスさんって僕の頭の中では、聖職者のイメージが強かったりするし」
「何じゃそりゃ。というか、アイリスも出席しているだろ」
質問の答えに対し、思わず口を突いて出てしまう。……アイリスが聖職者、ねえ。
………それどころか、実際は悪魔なんだけど。
「た、確かにそれは、そうなんだけどさ……な、なあ頼むよ。何か、別の形で礼はするからさ」
「う〜ん。そりゃあ、アイリスに聞いてみなきゃ分からないよ。返事は明日でもいい?」
「あ、ああ! いい返事を期待しているよ」
拝み込んでくる同僚に対し、そう答えた。結局、僕がどうこうよりも、アイリス次第だからねえ。
同僚は、僕の肩をぽんぽんと叩きながら、戻っていった。
「ふう……。結婚、か………」
弁当箱をナプキンに包みながら、思わず漏れる独り言。
あの時、僕はアイリスに『結婚して欲しい』と言ったけれど……。
「あん? お前も結婚すんの?」
「……出来れば…いいんだけどね……」
僕の独り言を耳にしたのか、隣の自販機でタバコを買っている、さっきとは別の同僚が声を掛けてきた。
ため息とともに、遠い目で答える僕。
……そもそも、アイリスは僕が召喚した悪魔なのだから、戸籍なんて持っているわけがない。
だから、結婚なんてしたくても、出来るはずがなかったのだった。
「おいおい、何だか随分、意味深な言葉だな。早くも倦怠期かあ? 夜の生活は大丈夫か?」
僕のため息に、どういう勘違いをしたのか、ニヤニヤと笑みを浮かべる同僚
「夜の生活? 毎日続いてるよ」
「はあ? 毎日!? ……よく体力が持つもんだ」
吐き捨てるように、返事をしてから気づいた。……別に、それを言うことも無かったじゃないか。
同僚は、口をぽかんと開け、大げさに肩をすくめる。
「ああ、まあ――」
――半分は、お前のせいだけどな。と、続く言葉を、咽喉元で辛うじて止めた。
「しかしよ、数はともかくとして、あまりに同じコトの繰り返しで、心の中では愛想を尽かしてるのかもな。
たまには、違った刺激を味わったりしたほうが、いいかもしんないぜ?」
「あ、あのね……」
別に倦怠期とか、愛想を尽かされたとか、そういう問題じゃないんだけど……。
と、答えようとしたが、脳裏に別の考えが浮かび上がる。
……確かにアイリスとは、ほぼ毎晩のように、夜のお勤めを果たしてはいる。
そして、『あの事件』で契約が切れて以来、時々は僕に身を任せることが、あることはあるけれど、
まだまだ『僕がアイリスに抱かれている』パターンが、非常に多かったりする。
これはやはり、『僕主導のエッチでは満足できない』という、アイリスの意思表示ではなかろうか?
「お〜い、どうした? 別の世界にイッてしまったかあ?」
不意に声がして、はっと我に返る。目の前には、僕に向かって両手を振る、同僚の姿があった。
「ええ? あ、ああ…な、なんでもない……というか、違った刺激ってなんだよ?
まさか、佳乃さんと幸乃ちゃんを置いといて、未だに風俗とかに通ってるの?」
「んなわけねーだろ。……違った刺激ってのはな……例えば、後ろの穴で相手したりとかだな……」
僕の質問に即答する同僚。というか、それって意外だな。しょっちゅう、そういうトコに通っていたのに。
まあ、結婚したんだから、普通は落ち着くものか。………って、ちょっと待てよ?
「……う、後ろって……お、お尻の、穴?」
「ああ」
けろりとした顔で頷く同僚。……そ、それって……普通にスルことなの?
……い、いやでも、よく考えたらアイリスは、尻尾で僕を貫くことがあるし、でもそれって、
僕に女性の部分がついてないからで、それに貫くのはモノではなくて、
それよりは細い尻尾だから、あの刺激にも耐えられるわけだし、
でも僕自身、背徳的な快感を味わっているのは、事実なわけで……って、何を考えてるんだ、僕は?
「し、シタことあるの? よ、佳乃さんと?」
「ああ。佳乃って、少し前までコレだったろ? それでも、最初の頃は前でヤッてたんだけど、
そのうちに、佳乃がお腹の幸乃を気づかいだしてな。じゃあ後ろでしようか、ってことになって」
混乱を振り払うように、頭をブンブン振りながら、同僚に質問をしてみた。
自分のお腹のあたりを手でさすりながら、同僚は説明をする。
……というか、妊娠している相手とエッチするってのは、どうなんだよ? 頭痛くなってきた。
どうやら、お尻でエッチするってのは、こういう変わった性癖を持ったヤツがスルことで、
普通の人は考えないみたいだな。ちょっと安心したかも。いやでも、じゃあアイリスは………?
「……ううん。マ、マジかよ。でも、前と後ろでそんなに違うのかな?」
混乱が、新たな混乱を呼びながら、思わず訳の分からない質問をしてしまう僕。……聞いてどうする。
「結構、な。やっぱり、機能の違いのせいか、前と違って締め付けが全然違う。
でも、慣れれば病みつきになるかもしれないぜ。特にお前の場合は、のめり込む性質だからな」
「そ、それって、佳乃さんはどうだったの、かな?」
「ん。最初の頃は、さすがに抵抗があったみたいだし、かなり痛がっていたけど、すぐに慣れさせたよ。
おかげで、今では幸乃が産まれたってのに、前よりも後ろをねだる方が、多いくらいだぜ?
で、それを顔を真っ赤にさせた、佳乃の口から言わせるのがまた……けけけ」
夜の出来事を思い出したのか、不気味な笑い声をあげる同僚。
……佳乃さん、何を間違えて、こんなのを結婚相手に選んじゃったんだろうか?
「ただいま〜。………あれ?」
仕事を終えて自宅に帰ると、いつものようにアイリスが、玄関まで出迎え……には、来なかった。
「あ、お帰りなさ〜い」
料理で、手が離せないのかな? などと思いながら部屋に入ると、床に座り込んだアイリスが、
こちらを振り向きながら、手と尻尾を振って出迎えてくれた。
………? 別に、料理で手が離せないわけでもないようだ。
いつもなら、玄関まで駆け寄ってくるはずなのに、今日はどうしたんだろう?
「た、ただいまアイリス。……ねえ、アイリス……」
「?? なあに? 御主人サマ?」
どことなく違和感を覚えながらも、僕はアイリスに声を掛けた。
アイリスは怪訝そうな顔で、僕をじっと見返してくる。……うう、ちょっと言いづらい、かも。
「いや、今週末って、片山の結婚式だろ?」
「うん、どしたの? まさか相手の人が、『やっぱり結婚するの止める』とか言ってるの?」
「……いや、そうじゃなくてさ、アイリスにシスターの役をやってくれないか、って頼まれたんだよ」
僕の問いかけに、アイリスはコクリと頷きながら答える。
昼間、僕が同じようなことを、同僚に言ったのを思い出し、苦笑いしながら言葉を続けた。
「は? 私に?」
「まあ、進行に関しては、神父さんがするんだろうから、シスターは傍らで立ってるだけで、
いいと思うんだけど……あ、無理なら無理でいいよ、別に引き受けたわけじゃな……」
きょとんとした顔で、自分の顔を指差すアイリスに、僕は答えかけ
「へ〜、面白そうじゃない。いいよ、引き受けるよ」
「ホ、ホントにいいの?」
たが、あっさりと返事をするアイリス。あまりにあっさりとしている為、思わず聞き返してしまう。
……宗教とか、関係ないのかしら。
「もっちろん、御主人サマのお友達、でしょ?」
「あ、ありがと、アイリス……ん…んんっ……」
けろりとした顔で答えるアイリスに、礼を言うが、突然アイリスは僕に抱きつき、くちびるを奪ってきた。
「………ご、ごめんね、アイリス……」
「そんな、ゴメンだなんて、私がやってみたいだけ、なんだってばっ」
くちびるを離して、思わず漏れるひとこと。アイリスは、首にしがみついたまま、にこやかに微笑む。
「いや………そこじゃなくて、『結婚しよう』なんて言っておいて、何ひとつしてあげなくて……」
「何言ってるのさ、ちゃんとこれ、買ってくれたじゃないの」
歯切れ悪く答える僕に、アイリスは小首を傾げながら左手をかざす。
そこには、僕が贈った指輪が光っていた。だが、しかし……。
「ん……そ、その……戸籍とかがあるわけじゃないから、法律的に夫婦ってわけじゃないし、
式を挙げてもいないわけだし、さ……」
それに、ずっと一緒に暮らしていたのだから、プロポーズする前と後で、状況は変わっていなかったのだ。
……まあ、強いて今までと違うことを挙げれば、浮気したらアイリスに怒られる、ってことだろうけど。
身も心もアイリスに溺れている今は、浮気をしようという気にもならなかった。…と、のろけてみる。
「そんなこと、気にしていたの? 大丈夫だよ、私は御主人サマと、一緒に暮らしていられるのが、
何よりも嬉しいし、幸せなんだから。無理に法律がどうのって、従う理由は無いんだし。それに……」
「そ、それに……?」
僕の言葉に、アイリスは小首を傾げながら答える。……それに、何があるのだろう?
「それに……毎晩こうして、お勤めを果たしてくれるんだもの…………んっ……」
「………ちょ、ちょっとアイリス、まだこんなカッコで……く、あ、ああっ……」
にっこりと微笑みを浮かべたアイリスは、僕の股間をズボンの上から優しく撫で上げてきたかと思うと、
残った右手で、僕のYシャツのボタンを外しながら、そっとくちづけをしてきた。
「……っ。こんなカッコ、がどうしたのかな? 小さい御主人サマは、もう準備万端みたい、だよ?」
「ア、アイリス……う、ううっ……」
ベルトとチャックを外し、トランクスの上からモノをさすりながら、アイリスは嬉しそうに微笑む。
アイリスの言葉どおり、僕のモノは既に完全に膨れ上がっていた。
「んふ……ん…んっ……んんっ…………ホント、御主人サマのって、立派だね」
「うあ……アイリス…………」
ゆっくりと、ズボンとトランクスを脱がしたアイリスは、おもむろに僕のモノを咥え込み、
何回か顔を上下に動かしたかと思うと、ぱっと口を離して僕を見つめながら、モノをしごきあげる。
僕はただひたすらに、アイリスがもたらす刺激に身を委ねていた。
……ああ、本当に…最高………。
「うん? ア、アイリス……?」
不意にモノから及ぼさせる刺激が中断され、思わず声を漏らす。
顔をあげると、嬉しそうに舌なめずりをしたアイリスが、立ち膝の姿勢でこちらを見つめている。
「ん・ふ・ふ。ご・しゅ・じ・ん・サ・マ♪」
「あ……あ、アイリス………」
僕がお預けを食らった犬のように、だらしなく口を開けていると、アイリスは妖しい笑みを浮かべたまま、
焦らすようにゆっくりと、スカートをめくりあげた。その下はすでに何も着けていない。
そんなアイリスの妖しい姿を目にして、まるで本当に犬になったかのように、舌を出して息を荒くさせる。
……ああ…も、もう、我慢できない……。
「んふふっ………御主人サマ……いくよ?」
立ち膝で、僕の下腹部へとにじり寄りながら、とろんとした目でささやいてきた。
アイリスの下腹部がモノと擦れ合い、微妙な刺激を生み出す。
「…あ、ああっ……う……うん…うああっ!」
その刺激に耐え切れず、返事とともに思わず吐息が漏れ出してしまう。
と、僕の返事を待つか待たないかのうちに、アイリスは腰を落としていた。
同時に、全身を駆け巡るような快感とともに、悲鳴がこぼれる。
「んっ……あっ…イイ…イイよ……ご、御主人サマ……」
「ああ、アイリス………アイリス……」
アイリスは、腰を上下に動かしながら嬌声をあげだす。
僕もまた、アイリスの胸に手を伸ばしながら、モノから伝わる快感に打ち震えていた。
「あはあんっ! 御主人サマ…御主人サマあっ………はあっ、ああっ…イイ…イイ……」
「うああっ……アイリス…僕も…僕も、イイ。……イイよ……」
服の上からでも分かる、その豊かな胸を揉み続けていると、
アイリスは、僕の手を優しく握り締めながら、腰の動きを激しくしはじめる。
僕はと言えば、意識が飛びそうな快感に、舌をもつれさせながらも、歓喜の声を漏らし続けていた。
「んふふっ……あはあっ…騎乗位って好っきい……ね、御主人サマ……気持ちイイ……?」
「あ、ああ…アイリス……す、すごい、すごい気持ちイイよ……」
アイリスが、まるでキスをするくらいに顔を近づけながら、僕に問いかけてくる。
僕はただ、虚ろな声で反射的に返事をするしかなかった。
「そう……実はね、御主人サマが帰ってくる時間を見計らって、さっきまで一人でシテいたんだ……」
「え、ええ? な、なんで? ……あうっ………」
と、アイリスが僕をしっかりと抱きしめながら、耳元でささやく。
その言葉に、わずかだけ理性が戻ってきた僕は、反射的に返事をしていた。
「……だって、あ、あんっ……す、少しでも早く……ん、んんっ……。
ご、御主人サマと、い、一緒にイキたかったんだもん……あ、ああっ」
照れ隠しなのか、僕の耳たぶに舌を這わせながら、喘ぎ声交じりに、ぽそぽそとつぶやくアイリス。
もちろん、その状態でもアイリスの腰の動きは止まることが無く、快感が次々とあふれ出している。
「アイリス……むぐ…っ、むふっ……ん…んんふっ……」
「ご、御主人サマ……あ、あんっ、あっ、あっ、ああっ、あああんっ!」
僕もまた、アイリスをしっかりと抱きしめながら、半ば無意識のうちに、アイリスの耳に歯を立てていた。
歯を立てた途端、僕の耳から口を離し、堰を切ったように大声で喘ぎ続けるアイリス。
「うっ……くうっ…ア、アイリス……ぼ、僕もう…」
同時に、モノの締めつけが力を増し、さらなる快感がこみあげてきた。
「ああっ! ああんっ! 御主人サマ? イッちゃう? イッちゃうの? わ、私も、私も、あ、ああんっ、
御主人サマ! 御主人サマあっ! あ、ああっ!!」
僕の悲鳴のような、喘ぎ声を耳にしたアイリスは、甲高い声で叫びながら、腰の動きを早める。
も、もう……げ、限界だよ!
「ああっ、アイリスっ! イク! イッちゃうっ!」
「はあっ! あっ! ああああっ!!」
やがて、ひと際大きな叫び声とともに、僕たちは揃って絶頂に達していた――
「はあ…はあ……はあ…ご、御主人サマ………」
「……あ、ああ…アイリス……」
「御主人サマ……大好き……んっ……んんっ……」
絶頂に達し、ぐったりとしている僕に身体を預けながら、アイリスが甘えた声をあげる。
そんなアイリスの仕草が、たまらなくいとおしくて、そっと頭を撫で上げた。
アイリスは、満足そうに笑みを浮かべ、僕にくちびるを重ねてくる。
「………っ。ね、ねえアイリス……」
「なあに? 御主人サマ?」
くちびるを離した僕は、昼間の同僚との会話を思い出し、思い切ってアイリスに話しかけてみた。
無邪気な眼差しで、僕をじっと見つめるアイリス。
……正直言って、こんなときにそんな目をされると、少し言いづらいんですが。
「あ、あのさ…い、嫌だったら、嫌でいいんだけど……その、えっと……」
「? どうしたの?」
しどろもどろになっている僕を見て、さすがに怪訝そうな顔をするアイリス。
ええい! 一度言い出したんだ! ここで取り消してどうする!
「そのお……ア、アイリスの……後ろで、スルってのは………ダメかな?」
「………え?」
僕の言葉を耳にして、しばしの沈黙があったかと思うと、目を真ん丸に見開いてポツリとひとこと。
う……や、やっぱり変なコト、言い出しちゃったかな……?
「い、いや、その、さっき会社で同僚と、そんな馬鹿な話をしてたから、つい何となく、
気持ち……イイのかなって、ちらりと思ったのを口走っただけだから、あの、その、えっと……」
「いいよ」
「………え?」
必死に誤魔化すようにまくし立てる僕を見て、アイリスがぽつりとひとこと。
「だって…御主人サマが、シテみたいんでしょ?」
「アイリス……ほ、本当にいいの?」
小首を傾げながら、アイリスが言葉を続ける。僕は思わず、アイリスに問い返してしまった。
「そこで私に、何度も同じことを言わせようとするかな? んふふっ、イヤらしい御主人サマ」
「あ、いや、その……」
くちびるを尖らせながら、僕の胸の頂をつんつんと突っつくアイリス。
その言葉に、顔がかあっと熱くなっているのを感じる。
「でも……」
「で、でも!?」
「……やさしく、してね…あ、ああんっ………」
アイリスの言葉と視線に、胸を射抜かれたような、ズキンとした衝撃を覚える。
その衝撃がたまらなくなった僕は、そっとアイリスを抱きしめながら、くちびるを奪っていた――
「い……いく、よ?」
「は…はい……」
僕は、四つんばいになったアイリスのすぼまりに、モノをあてがいながら、声を掛けた。
アイリスは、顔だけをこちらに向けながら、両手で自らの真っ白いお尻を押し広げ、コクリと頷く。
その声と姿に誘われるかのように、僕はアイリスのすぼまりに、モノを潜り込ませた。
「……あ、あんっ」
「う……くっ………」
モノの先端が潜り込んだだけで、アイリスは上半身を震わせて、軽く悲鳴をあげる。
僕もまた、モノの先端に、締め上げるような刺激を覚え、思わず声が漏れ出す。
この刺激を、モノ全体で味わおうと、さらに腰をアイリスへ押しつけ………。
「……っ、ん……っ………」
「あ……だ、大丈夫?」
くぐもった悲鳴を耳にして、思わず腰の動きが止まり、ふたたびアイリスに声を掛ける。
その目には、ひと筋の涙が光っていた。
「ん……うん…私は、平気、だよ………」
「ほ、本当に大丈夫、なの? アイリス……」
もう一度、同じ質問をしてみる。アイリスの返事が、あまりにも苦しそうな声だったからだ。
「………す、少し、だけ、い、痛い、です……で、でも平気……だって、私………」
「私? アイリスが、どうしたの?」
「……だって、私がいつも、御主人サマに、していることだか……ら…………ご、御主人サマ?」
「そ、そんなことで………」
アイリスの言葉に、僕はモノを引き抜こうとした。途端に、驚きの声をあげるアイリス。
「あ…ま、待って……」
「………?」
だがアイリスは、手をうしろに回して、僕の腰を押さえつけてきた。
アイリスの意外な行動に、僕は声を出すのも忘れ、アイリスをじっと見つめるしかなかった。
「そ…そうじゃなくて、その……ご、御主人サマ、お、お尻に私が入っているとき、
すっごい、いい顔してるから、わ、私もそういう顔、御主人サマに、見せれるかな、と思って、その……」
「………ア、アイリス………」
アイリスに、後ろを貫かれているときに、あられもなく喘ぎ声を漏らしている、
自分の姿を思い出し、顔どころか、全身がかあっと熱くなるのを感じる。
「だから、えっと………御主人サマが、あんなに気持ちよさそうに、するのなら、
私も、同じように気持ちよくなりたいなって………。ご、御主人サマは気持ちイイ? 私のお尻……」
「えっと……何だか、キュッって締めつけてきて……その…気持ち…イイかも……」
しどろもどろな声で、問いかけてくるアイリスに、僕は感じたままの返事をした。
確かに、いつも繋がっている場所と違って、柔らかく包み込んでくれるような、安心感は無かった。
だが、感じる熱さと、モノへの締めつけの具合は、こちらのほうが遥かに強かった。
……こ、これって…本当に、癖になっちゃうかも……。
『慣れれば病みつきになるかもしれないぜ。特にお前の場合は、のめり込む性質だからな』
不意に頭の中に、昼間の同僚の言葉が蘇る。……そ、そうかもしれない……。
「そう……じゃあ、お願い……。もっと、もっと奥まで…入ってきて……御主人サマ………」
「う、うん……く…っ………」
僕の答えに満足そうに頷いたアイリスは、優しく微笑む。
まるで、その笑みに憑かれたように、僕は腰の動きを再開させた。
「あ、あ……っ……あっ………」
「……ア、アイリス………もう、もう根元まで、入っちゃったよ………」
「う、うん………御主人サマの…熱い………」
やがて、僕のモノが根元まで、アイリスの中に潜り込んだ。
アイリスは、幾筋の涙をこぼしながらも、嬉しそうに微笑みを返す。
「う、動かす、よ?」
「はい……。ん…っ……んんっ………」
「……く…ア、アイリス………」
アイリスの返事とともに、腰をゆっくりと動かし始める。
同時に、モノから全身にかけて、痺れるような快感が突き抜け、思わず悲鳴が漏れ出す。
「ああっ!? ……あっ! ああっ! ああんっ!!」
さらに僕は、アイリスの割れ目の中に、右手の指を潜り込ませてみる。
途端に、アイリスの口から、嬌声が響き渡ったかと思うと、モノへの締めつけが増した。
「……う、うあっ!? ア、アイリス……き、気持ち、イイ?」
「う…うん、ご、御主人サマ、すごく…すごく、気持ちイイよ……あっ、ああっ、あっ、ああっ!」
アイリスの返事に気をよくした僕は、指の動きを激しくさせてみると、
ぐちゃぐちゃと淫猥な音を立てながら、割れ目からアイリス自身の蜜と、
先ほど僕が、アイリスの中へ放ったばかりの精が混じった、白濁した液体がどろりとあふれ出し、
床へ向かって、一本の白い線となって、したたり落ち始めた。
「ああ……アイリス…ぼ、僕も…僕も気持ちイイ……気持ちイイよ………」
指でアイリスの中をかき回すたびに、モノへの締めつけが、強くなったり弱くなったりを繰り返す。
僕はいつしか、アイリスの身体を気づかうことも忘れ、さらなる快感を貪らんがために、
むしろ、いつもよりも激しいくらいに、腰を動かし始めていた。
「あっ! あはあっ! あっ! ご、御主人サマ! 御主人サマっ!」
「……アイリス……かわいい…かわいいよ、アイリス………」
腰をよじらせながら、涙を流すアイリスの耳元で、そうささやきながら、頬にそっとくちづけをする。
「御主人サマ……御主人サマあ……うああっ!?」
涙声で、こちらを振り返るアイリスだが、僕が尻尾を掴みあげた途端、ビクンと全身を仰け反らせた。
「アイリス……尻尾、感じてる?」
「う、うん! すっごい、すごい気持ちイイ! 気持ちイイのっ!!」
僕の質問に、ガクガクと首を上下に動かしながら、アイリスは叫ぶような返事をする。
「そう……じゃあ、こうすると、どう?」
「! ああっ! か…あ……ああっ!」
言いながら、僕はおもむろにアイリスの尻尾を、割れ目の中へと潜り込ませた。
その途端、アイリスは目をカッと見開き、口を金魚のようにパクパクさせる。
一方の僕はといえば、皮一枚を隔ててうごめく尻尾の感触と、すぼまりからの締めつけが、
モノに一斉に伝わってきて、今まで味わったことが無い快感が、押し寄せてきた。
「ご…御主人サマ! も、私…私、イッちゃうっ! 私イッちゃううっ!!」
「ああっ……アイリス…ぼ、僕も……僕も、イッちゃう……」
「キテ! 御主人サマ! わ、私と一緒に、キテえっ! あっ! ああっ! ああーーーーっ!!」
アイリスの叫び声とともに、僕はアイリスの後ろの穴の中へと、精を放っていた――
「ねえ、アイリス……」
「なあに? 御主人サマ……」
一回目が終わったときと同じように、僕に身体を預けているアイリスに、声を掛けた。
顔をあげ、僕をじっと見つめながら、返事をするアイリス。……ああ、本当にかわいい……。
「あのさ……アイリスも、お尻は初めて、だったのかな?」
「…………うふふっ。御主人サマが、同じコトをしたのと同じ回数、だよ?」
僕の質問に、アイリスは曖昧な笑みを浮かべながら、曖昧に答えた。
アイリスの返事が、照れだと感じた僕は、素直に、アイリスも初めてだったんだと納得した。
「そ、そうか……。ぼ、僕が、アイリスの初めてを、奪っちゃっ………ん…っ……」
感激にも似たような、不思議な感覚を覚えながら、つぶやく僕のくちびるを、アイリスがふさいだ。
多分、これも照れ隠しなんだろう。そう思った僕は、アイリスをしっかりと抱きしめ返した。
「ねえ……御主人サマ………」
「なに? アイリス」
長いくちづけが終わり、今度はアイリスが、僕に語りかけてきた。
「その……後ろと前と、どっちが気持ちよかったかな………?」
「え? そ、それは………その、どっちも気持ちよかったよ、アイリス………」
アイリスの質問に、僕はどぎまぎしながら答えた。……本当に、どっちも気持ちよかったし。
「そうっか………。じゃあ、夜のお勤めは、今日から1日2回、だねっ♪」
「えっ? ちょ、ア、アイリス……ん…んんっ………」
と、アイリスはぱっと笑みを浮かべながら、Vサインを僕に見せる。……というか、”今日から”って何?
口ごもる僕を見て、アイリスはふたたび僕のくちびるを奪ってきた。
まるで、反論は許さない、という意思を込めているかのように。
「……っ。ね、御主人サマ。……今日はお風呂にする? お夕食にする? それとも…ワ・タ・シ?」
「え? あ……お、お風呂、で……」
くちびるを離したアイリスは、にっこりと微笑みながら、僕が帰宅したときと同じ言葉を口にした。
蛇に睨まれた蛙のように、かすれた声で答えながら僕は思った。
――ああ、あの同僚の言葉に従うと、こんな目に遭っちゃうのね……と。
「ふう……やっぱり、覚えていなかった、か」
風呂から先に上がったアイリスは、夕食の支度をしながら、寂しそうに独り言を漏らす。
実は、後ろの穴に突き立てられたのは、これが初めてではなかった。
かつて御主人サマが、カゼを引いてしまい、『カゼ薬』と称して、ある『薬』を飲ませた結果、
人が変わったように、荒々しく自分を抱いてきた。そのとき御主人サマに、後ろの処女を奪われたのだ。
しかし、御主人サマはそのことを、まったく覚えてはいない。
だから、後ろで交わった回数を聞かれたとき、曖昧に答えたのだ。嘘ではない、のだから。
「でも………うふふっ。あのときと、同じ抱き方をするんだから、ね」
尻尾を機嫌よさそうに、ピコピコとうごかしながら、アイリスの独り言は続く。
そう、あのときもまた、自らは後ろを貫きながら、尻尾を割れ目に潜り込ませていたのだ。
「進歩が無い御主人サマ……。でも、そんな御主人サマが――」
ガチャ
「ん? 僕がどうしたって?」
「……え? い、いや何でもないよ。さ、夕食出来たから、座って座って」
続きの言葉を言おうとした途端、風呂からあがった御主人サマが、部屋に戻ってきた。
アイリスは、満面の笑みを浮かべながら、料理を盛りつけた皿を、食卓に運んだ――
>157-174で、続きますです。
>174で、アイリスがつぶやいている出来事は、↓こちらをご参照くださいませ。
http://sslibrary.arings2.com/sslibrary/o/original14-2.html 私信:毎度、ご利用させていただきまして、ありがとうございます。SS保管人氏。
で、>47にレスを頂いた方、ありがとうございました。
おかげさまで踏ん切りが付きましたので、そんな話を時々落としていきますです。
>127氏
相変わらず甘々ラブラブな、イイ関係が続いているようで。
ところで、>126の「最後」という言葉に、反応してしまったりしてるのですが……。
まだまだ続きますよね? 続きますよね? 続きま(略
>155氏
少女が不幸な境遇が、胸に突き刺さると同時に、村長息子どもに殺意が沸いてきました。
個人的には>154氏のように、村長息子どもがもう、これでもか、これでもか、これでも(略
……てなくらいに、悲惨な目に遭わせてあげてください。
というか、続きがもの凄く気になってますので、悶々と週末を過ごさせていただきます。
>>155 漏れもマボさんに同意です。
…死んでも死にきれない様な地獄を奴らに味あわせてくださいな…アヒャヒャヒャ…
(マボさん:とっさに考えたアイリスシリーズとその他の作者さん◆MABOUp7up. 氏の愛称)
それこそ○○を○○○するとか○○○○にしてやるとか(過激なので検閲削除済み
177 :
猫の話3:04/11/21 12:16:12 ID:hWQGC8kH
全然書く暇がねっす
とりあえず前フリの部分だけ投稿
鬱な話の後なので凄くお馬鹿に仕上げてます
別名、陽一君壊れる、なお話
短いですがどうぞ
178 :
猫の話3:04/11/21 12:17:28 ID:hWQGC8kH
鈴音さんとくらし始めて、今日で三週間になろうとしている。
あれから毎日毎晩鈴音さんと爛れた夜の性活を……
「……」
なんてことにはなってなかったりする。
……………………………………………
ホントですよ。
鈴音さんは優しい人だけど、甘い人ではないです。
「す、鈴音さんっ」
って、我慢できずに抱きしめたりすると
「陽一さま、そのようなはしたない振舞いをなさってはいけませんよ」
なんて優しく言われて、「めっ」てやられちゃいます。
この間なんて、我慢の限界でついつい押し倒しちゃったんだけど……
「……陽一さま」
鈴音さんの瞳が妖しく光って……
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
危うく「めっ」じゃなくて「滅っ」ってされるんじゃないかと思いましたですよ。
「……」
……でもね、スル時は本当にスゴイんだよ、鈴音さん。
もうね、しゃぶり尽くされちゃうんじゃないかってくらい……
……うえっへへへへぇ〜
………………………………
……なんか僕、たった三週間しか経ってないのに……
……完全に尻に敷かれているというか何というか……
こういうの何ていうのかな? 籠絡? ダメ人間?
「陽一さま?」
「はえ?」
ぼんやりしている僕を、鈴音さんが心配そうに見つめている。
「どこか具合でも……?」
「う、ううんっ! ちょっと考え事してただけだからっ」
「そうですか」
179 :
猫の話3:04/11/21 12:17:57 ID:hWQGC8kH
鈴音さんが微笑む。
「……」
はあぁ……本当、綺麗だよなぁ……
「陽一さま」
朝ご飯を食べ終えて、さて大学にという時、鈴音さんが話しかけてきた。
「なぁに? 鈴音さん」
「今日は……何時ごろお帰りですか?」
鈴音さんがちょっと俯き気味に訊いてくる。
「えっと、今日は午後までびっしりだから……夕飯時になっちゃうと思うけど……」
「そうですか……」
鈴音さんのこの様子……ひょっとして……
そう言えば前回の行為から日も経ってるし……
「あ、あの、鈴音さん……その、ひょっとして……」
「……お待ち、してますので」
小さな呟くような鈴音さんの声。
「はいっ!! 今日はまっすぐ帰りますっ!! すぐ帰りますっ!! 全速力で帰りますっ!!」
危うく、
「今日はサボりまああああああああああああああああああああすっっっ!!」
何て叫びながら鈴音さんを押し倒したくなっちゃったけど。
そんなことしたら鈴音さんの「めー」が待ってますので。
その上、今日はしませんっ、何てことにもなりかねませんので。
ああ、身悶えそうなほど切ない。
「じゃあ、行ってきまーーーす」
「はい、行ってらっしゃいませ」
笑顔の鈴音さんに見送られて、普段の五割増の元気で大学に行くのであった。
180 :
書いた人:04/11/21 12:20:33 ID:hWQGC8kH
とりあえずここまで
今回はストーリーもへったくれもない、お馬鹿エロなお話にするつもりです
……ところで、鈴音さんに「めっ」てされてみたいですか?
されたい
されたい!
続きも早く!
というか その「めっ」で落ちます。
鈴音さんだったらたとえ滅されても本望です
むしろ「してください」と頭を下げる勢いで
妹モノ(題名未決)
俺には妹がいる。今年で16になる妹だ。
笑うと三日月型になる大きな瞳と、丸みをおびた細面、肌なんか雪のように白くって、
身内の欲目を差っ引いたとしても可愛いと言える、そんな娘だ。長く伸ばされた色素の薄い
黒髪も、希少価値が高くてイケてるんじゃないかと思う。
名前は春日向日葵。夏に生まれたから向日葵。なんとも安直なものである。
しかしこればかりは俺の両親―――すでに死んでいるが―――に文句を言うわけにはいかない。
なぜなら向日葵は義理の妹、他所からもらわれてきた娘だからである。
「ごめんね・・・徹さん」
だからだろうか。
引き取られてかれこれ8年、俺と二人っきりになってからは三年もたつというのに、向日葵は俺を
兄と呼んでくれない。
「気にするなよ・・・その、急に冷え込んだんだから」
兄妹なんだから、という言葉はなんとなく切り出せなかった。
向日葵は昔から体が弱い。今だって布団を鼻まで被って、俺のほうを上目遣いに眺めている。
丈夫で元気な娘に育って欲しいとの願いから向日葵と名づけたんだろうが、これじゃ皮肉としか言い様がない。
「なにか欲しいものはないか?」
「ううん、いいの・・・もうだいぶ良くなってきたし」
嘘だ。
頬は依然として紅いままだし、息も荒い。
無理して強がっているのだ。本当なら、仕事を休んででも一日中看病をしていたい。
「・・・そうか」
だけど、それはダメだ。
俺に迷惑をかけることを極端に嫌がる向日葵は、それこそ無理をしてでも元気なふりをするだろう。
それで病状が悪化したら・・・体の弱い向日葵のことだ、ただではすまない。
「じゃあ、俺はもう仕事に行くから・・・おかゆ、冷めないうちに食えよ」
「うん」
後ろ髪を引かれる思いだった。真っ白なシーツからはみ出た黒髪が所在投げに揺れていたのが、何故か印象に残っている。
そうして俺は背を向けて、大事な妹のそばから目を離した。
今思えば、これがいけなかったのだ。
無理矢理にでも一日中そばにいて、きちんと見てやっていたならあんなことにはならなかったはずなのだ。
そもそも病気でぶっ倒れている状態で、夜遅くまで帰らない兄貴を待っている状況が、寂しくないはずがない。それなのに
そんなことにも思い当たらないで、さっさと家を出てしまった俺はクソ野郎だ。
だからこれから起きる出来事は、きっと俺の責任に決まってるのだ。
後悔しても遅い。
あの出来の悪い冗談のようで、かと言って説得力がないのかと言うとそんなはずもなく、悪夢そのものだったとしか
言いようがない数日間。日常からかけ離れた、しかし俺達兄妹に対して容赦なく牙を剥き、そして変容させた数日間
だったのだ。
妹は、吸血鬼になってしまったのだから。
=======================================================
皆さん、はじめまして・・・ぐぁ、エロに掠りもしねぇ。
まだまだ未熟者ですが、なんとかして精一杯がんばっていきたいと思います。
えちシーンは、なるべく抜けるようなものを・・・。
・・・えちシーンはまだ出てないけど、こんなもんでかまいませんか?
>>187 ダークで結構好みかも。頑張って欲しい。
>187
頑張って下さいね、
そういえば、吸血鬼って有りそうで無かったですね。
期待に震えて待ちます。
やはり彼を傷つけたくない。その気持ちが勝った。
怒るにせよ泣くにせよ、ショックを受けるのは確実だ。
また、事と次第によると、彼女の元へと行ってしまうかもしれない。
復讐にせよ、慰撫にせよ、私の元から去っていくことになるだろう。
胸がズキリと痛んだ。
森精は再び歩き出した。行かせたくない。ずっと私のところにいて欲しい。
だが、たとえ今黙っていても、いずれ何かの拍子でこのことを知ってしまうかもしれない。
どうすればいいだろう。
天啓
彼をここに引き止めるものが必要だ。それは――
心は決まった。足を早める。私のすべてであの人をつなぎ止めよう。
外の事など、気にする隙などないほどに。
私のことだけを考えてくれるように。
その準備のため、足を寝ぐらへと向けた。
夜空を覆う雲が、少しづつ薄れていった。
・・・呼ぶ声がする。落ち葉の寝床の中で俺はそれを聞いた。
たかが葉っぱと馬鹿にしてはいけない。軽くて、暖かく、簡単にいくらでも手に入る。
リーズナブルでベストチョイスなワンダフル大自然の恵みバンザーイ。
とか何とかアホな事を考えている間にも、呼び声は続いている。
静かに鈴を振るような、耳に心地よい声だった。
目を開ける。
・・・何も見えない、真っ暗な夜だった。
「起きてください、起きてください。お願いです、目を覚ましてください・・・」
なんかこう、妙な違和感があった。魚が平然と二本足で歩いているのを見たら感じるような、
「当たり前のものが当たり前でない」印象を受ける。
「・・・誰?」
真っ暗で見えないが、声は左手―泉の方―から聞こえているようだ。
その時、雲が切れた。
満月の光の下、まるで月光が溜まっているかのような泉を背にして、
森精がいた。
だが、それは果たして彼女なのだろうか。
いつも愛用しているロングブーツは編み上げのサンダルだし、
ジャケットにホットパンツは影も形もなく膝まである若草色のワンピースだし、
動きやすいように三つ編みにしている長髪は解かれ風の形にそよいでいる。
ついでに弓掛を兼ねた長手袋も無く、彼女本来の白い素肌の腕が丸見えだった。
なにより、
頬を紅潮させて俯く様は、二足歩行魚よりも信じられないものだった。
・・・信じられないほど、愛らしかった。
「聞いてもらいたい、お話があるんです」
加えてこの丁寧語、何か悪いものでも食べたのだろうか?
心の中で必死に茶化す。そうしないと、自分がどうにかなってしまいそうだった。
「話・・・って何?」
森精の緊張が移ったように、心臓がドクドク言う、口の中がヒリつく。
たった一言、搾り出すのが精いっぱいだった。
ただ、その一言は目の前の彼女に勇気を与えたらしい。
俯いていた顔が、まっすぐこちらを向いた。
「私は、あなたが好きです」
サアァァァ・・・
二人の間を、一陣の風が吹き抜けた。
「私は人間ではありません」
そう言って、森精は一歩男に踏み出してた。あと十歩。
「厳密には、動物ですらありません」
つぶやくように、もう一歩。あと九歩。
「親も無く生まれ、光と水を糧に育ち、孤独のうちに自らを知る」
目線はただ、男の目だけに向けて。あと八歩。
「そんな、貴方とは違った生き物です」
ゆっくりと、歩みとともに自分の心を確かめるように。あと七歩。
「でも、私だっておんなのこです」
ぎゅっと手を握り締めながら。あと六歩。
「夕方、楽しそうに他の女の子の話をする貴方を見ていて辛かった。」
耐え難い何かに必死に耐えて。あと五歩。
「わがままだって、わかっています、でも!」
必死にすべてをさらけ出して。あと四歩。
「私だけを、見て下さい」
不器用に、一言一言考えながら。あと三歩。
「ずっとずっと、傍にいてください」
迷うことなく。あと二歩。
「お願いです」
目の前まで来て。あと一歩。
「私の気持ちを、受け入れてください」
ぴたり。
森精はそこに留まり、男の返事を待った。
これは本当にアイツなのだろうか。
「私の気持ちを、受け入れてください」
懇願調の命令形。
この言葉を聞いた時、そう思った。
出会ってから一週間、気の置けない友人だった森精なら、こう言っただろう。
「私はおまえが好きだ。おまえは私をどう思っている?」
高圧調の疑問形。
すぐ隣で腰を下ろしつつも、決してそちらから触れてこようとしなかった彼女なら、きっとそう言ったはずだ。
コレハホントウニアイツナノダロウカ?
俺の心に得体の知れない恐怖が満ちてゆく。
その恐怖は、赤い髪の少女と、それを羽交い絞めにする様にして抱く男の形をしていた。
たとえば俺と引き換えにこの世を去った母、村と引き換えにこの世を去った父、そして『彼女』。
ああ、そうか。
唐突に理解した。愛することはすばらしい。しかし、失うことはなお辛い。
その二つをはかりに掛け、重い方に流される。死人は忘却を、別離には無感情を。
それが俺だ。俺という人間だ。
そう思うと、迷いが晴れた。
断ろう、そしてここから出て行こう。なぜなら俺には受け入れるだけの余裕が無いから。
コイツはコイツ、俺ハ俺。出会いモ有れば、別レモアルサ。
スッキリシタカオデ、森精ニヨクニタオンナノホウヲミタ。
そこで動きが止まった。
長くとがった耳が見えた。
森精の耳。それは犬の尻尾に似ていた。
表情というものを変えない彼女。その代わり、耳は良く動いた。
楽しいときはふるふる震え、あせったときはぴくぴく動き、怒ったときには天を突く。
耳は彼女の『顔』だった。耳を見れば、彼女が分かったのだ。
さらに思い出す。初日より二日目、二日目よりも三日目・・・彼女の耳は動きを増していた。
問い:その変化の原因は何か
答え:俺
俺が彼女を変えていたんだ。俺の影響でコイツはこんなにも、『耳』を動かしている。
期待に小刻みに震え、怯えに地を指差して。
なんだ、やっぱりアイツじゃないかこの娘は。ちょっと目に涙をためて、唇を引き結んでるぐらいで、どうして別人なんて思ったんだろう?
それは俺がよわっちいプライドを必死にかばっていたからだ。
アイツを失うのが怖い、アイツを失うことを恐れて逃げようとする自分に気付きたくない。だからこの娘はアイツじゃない。
・・・最悪だな俺。
問い:なぜ、今になって俺はこんなにも自分のことが良くわかるのだろう
答え:彼女を見たから
こころを育ててこなかった彼女、こころから目をそらしてきた俺
よく分からないものを見たから詳しく知ろうとし、よく考えてこなかったから必死に見つめなおした。
まるで合わせ鏡だ。
コイツはコイツ、俺は俺。
その前提が崩れてゆく。
彼女と俺。
うん、これならしっくりする。
さあ、いつまでもこの娘をほっとくわけには行かないな。
だって今にも涙が零れそうなんだもの。
長い長い若者の沈黙。それに森精は、ずっとずっと耐えていた。
――それはいきなりこんなこと言われたら驚くだろうし、でもいくらなんでもこれはちょっと沈黙長すぎじゃない?
でもでも文字通り一生の問題なわけだし、黙って信じて待つのが筋ってものだと思う・・・もしかして断りの言葉を考えてるのかも・・・そんなのイヤ!
よし、ここは思い切って――
森精は緊張に強張る唇を必死になってこじ開け・・・ようとしたその時
ふわり
日向と、土と、汗のにおい
麻布と、毛皮と、人の肌のぬくもり
出会ってから一週間。十歩の距離の最後の一歩を詰めたのは――
男のほうだった。
「一緒に、泉に来て欲しい」
ようやく不安定なゆれから脱した森精の耳に、男はそっとささやいた。
森精の耳がうなずくように大きく上下に動き、涙がほろりと頬を伝った。
「泉へ行こう」
これはこの地方に古くから伝わる契約の動作であり、『鏡』というものがまだ無かった昔の風習である。
『二者間で大切な約束を交わすとき、自分と相手、そして水に映った互いの影を証人に立てる』というこの儀式は、
その者の水影が契約の監視をし、約を違えた者を自らの影の手で縊る様に呪いを掛けあう、という呪術に端を発する。といわれている。
最も現在ではそのような呪的効果は確認されず、「互いが死ぬまま守ると誓った約束」―たとえば婚姻契約など―の儀式としてあつかわれている。
故に一般的に、年若い男女が「泉へ行こう」といえば、告白の代名詞として扱われる。
某エルフ著 「森精に教える一般常識」第45版より抜粋
二人は泉に着いた。きょときょとと落ち着かなく辺りを見回し、真っ赤になっては俯いてを繰り返す森精と、ただそっと彼女の手を握り、黙々と水辺を目指す男。
告白のときと正反対なのがどこか可笑しい。水辺に着いて男は口を開いた。
「勢いで――「ふぇっ!?」どうした「な、なんでもない!」――あー、勢いで『泉に来てくれ』って言ったけど、意味、分かってる、よ・・・な?」
「う、うん、一生ものの大事な約束をする儀式・・・だよね?その・・・コクハク・・・とか」
「一人ぼっちだったのに、よく知ってるもんだ」
「エルフの人が、そういうこと書いた本も持ってきてくれた、から」
「字、よく読めたな」
「樹精が、教えてくれたから、その・・・眠ってるときに」
「へ?」
「夢に、緑髪のおねえさんが、白衣着て、ぐるぐるめがねかけて、マスクして、メガホンもって出てきて教えてくれたの
・・・質問は一切無し、会話はしませんって言って・・・スパルタだったよ・・・」
ぷっ
ふふっ
どちらからとも無く、笑いあった。緊張はいらない。いつものような、二人の時間。
――これからも、ずっとずうっと続いて行くもの
「それじゃあ、はじめるよ。水面は・・・よし静か。ばっちり俺たちが映ってる。」
「な、なんかスカートっては、恥ずかしい、ね(耳が下を向いた)」
「気にするな、よく似合ってる(耳が元気よく立ち上がった)」
「それじゃあ、左手出して、俺の右手とぴったり合わせて・・・OK 」
「わたし、何すればいいのかな(耳はぱたぱたと揺れた)」
「俺が誓い終わったら、思ったように言えばいいさ、いくぞ」
ごくり、唾を飲み込む森精。男が静かに口を開き、
「我は、この女性(ひと)と、永遠を供にせん」
と告げ、右手に力を入れた。
大きな手が、美しい手を包み込む。すると、
「わたくしは、この男性(ひと)と、永遠を供にします」
と、小さな手が、力強い手に優しく絡んでいった。
静かな水面に逆さに映る影が、そっと寄り添っていく。
その唇が重なるのを、満月だけが、じっと見ていた。
唇に甘い感触が当たっている。
味覚としての甘さではなく、触覚としての甘さ。そして心で感じる甘さだった。
俺の右手と彼女の左手はずっと組み合わされたままで、それぞれの空いた手は、互いの背中へと回されていった。
とくとくと感じる心臓の音と、
ドクドクと高鳴る心臓の音。
・・・せめて毛皮の上着ぐらい、脱いでおけば良かったと後悔する。彼女の身体が、もどかしいほど遠い。
もしもこの邪魔な布切れが無かったとしたら?
ドクンドクンと高鳴る音と
トクントクンと聞こえる音。
どうやら同じようなことを考えているようだ。
お互いに荒くなった鼻息をくすぐったく感じてきたあたりで、
唇を離した。上気した顔を見て思う。これは俺が切り出すべき仕事だ、と。
「儀式は終わったけど、さ」そのまま続ける。
「欲し「成りたいものがあるんです」」
途惑いがちに言った俺と、一息に言い切った彼女。・・・ここは譲るとしよう。
「成りたいもの?」
「はい。覚えていますか?初めて会った時の事を。あなたは私に尋ねました。『おまえは何になるんだ』と」
覚えている。忘れるはずなんて無い。
「そっか、エルフと樹精、どっちになるんだ?なんか儀式とかいるの?俺に手伝えることは?」
俺がそう言うと彼女は一瞬目を丸くし(肩をすくめるように耳が持ち上がり)、
まるで何も分かっていない子供に言い聞かせるようにこう言った。
「わたしは、あなたのものになりたい。今すぐここで、私を受け取ってください」
・・・俺はその場で彼女を押し倒した。
某エルフ著 「森精に教える一般常識」第45版 項目「泉へ行こう」追記
『なお、水辺で事に及ぶことは、終了時に身づくろいをするのにも都合がよく、大変便利である。
・・・ってかここが勝負どころだ!行け!先んじて勝負をかけろ!諸君の健闘を祈る』
・・・俺はこの文章の存在を知らなかった事を明記しておく。
気がつくと、互いの衣服は一枚だけだった。下腹を覆う、小さな布きれ。
彼女のそれは、サイドをリボンで結ぶ下向き三角形をしていた。
今は見えないが、その下には・・・
想像力が掻き立てられる。もぞり、とより激しくいきり立つものがあった。
「・・・おおきいん、ですね」
俺が熱い視線を注いでいる間、彼女も負けず劣らず熱く見つめていたらしい。
そのまま視線を自分の胸へとずらし、
「ちいさくて、ごめんなさい」
悲しそうにそう告げた(耳はぺったりと伏せられていた)。
彼女のそこはある種感動的ともいえた。「慎ましやか」とすら言えないぐらい「まったいら」なのだから。
興奮してか立ち上がっているピンクの乳首だけが唯一の隆起である、といっていい。
「その胸の良さは、見ただけじゃあ分かり辛いみたいだから」
あやすように告げ、脱いだ衣服が背になるように、
「ゆっくり触ってたしかめることにする」
彼女の上にのしかかった。
指先が触れる。ふに、とほんのわずかだけ指が沈んだ。びくり、と彼女の身体が震える。
やらわかく、あたたかく、小刻みに震え続ける、ぬくもり。
森精は目をぎゅっと閉じ、右の親指のつめを噛みながら震えている。
身を捧げる発言をしたとしても、やっぱり恥ずかしくて緊張しているんだな。
そう思うと、微笑ましくもいとおしい。
やさしくしたい。手の中のぬくもりに対して自然とそう思えた。
「きみはあたたかくて、いい匂いがする」
黙っているのはまずいと思い、そういいながらゆっくりと胸を触る。
揉むというより撫でるというようがしっくりする指使いで、ゆっくりと、軽く軽く手を這わす。
指が森精の乳首の傍に触れるたびに、ああ、ああと声が漏れ、ひくひくと華奢な身体が痙攣した。
もう一押し、かな。
右手はそのまま胸に、左手は彼女の頬に、そっとあてがい、ゆっくりと撫で回す。
すると彼女の右手が左手に重ねられ、うっとりするような顔を見せてくれた。
手を止める。そのままただ、彼女のぬくもりを感じ続ける。
・・・しばらくして、彼女の震えは納まった。
「あなたの手もあたたかく、そして、とてもやさしい」
ようやく目を開けてくれた彼女は、そういって花のように笑った。
だから俺は、そのまま唇を重ねた。
一緒に気持ちよくなりたい。その為にはあせらないことと、おどろかせないことが大切だと思う。
女性が不安に怯える様を、思うが侭に蹂躙するのはマトモな男のする事じゃない。
快楽を求めて動き出すのは、お互いのぬくもりが安心感を呼び起こしてからでいい。
『あったかいから、だいじょうぶ』
森精はどうやらその段階に達したらしい。だから、
きもちよくなり始めるとしよう。
頬に添えた左の手のひらをそのまま後頭部にまわし、頭のてっぺんから後ろへと撫で下ろす。
サラサラの緑髪が指の間をすり抜けるさまが心地よい。
ぺったりと胸の上に置いた手でそのまま円を描く。ただし今度はやや強く手のひらを押し付ける。
滑らかな肌とかすかな弾力、そして敏感な場所を触れる際には、重ねた唇からかすかに喘ぎが伝わってきた。
そのままじっくりと撫でさする。
いつしかサラサラとした彼女の肌触りは、かすかに浮いてきた汗による、しっとりとしたものへと変化していた。
そのままじっくりと撫でさする。
喘ぎが大きくなり、唇がわずかに開く。その隙間に、舌を差し入れた。
一瞬硬直する森精。だけど、手も舌も止めてあげない。
小さな舌と、形よくそろった歯と、ぬめるような口腔を味わいつくす。彼女の唾液は不思議と甘かった。
やがて・・・おずおずと彼女の舌が動き出した。
はじめは恐々と、好奇心に突き動かされてしだいに激しく、しまいには俺に対抗するように大胆に。
やさしく、強く嘗め回された。
そのころには森精の目は熱っぽく潤み、ぬめる胸は激しく上下し、鳩のような喘ぎと頬を伝い地に溢れる唾液の筋が感じられた。
もういいだろう。
身を起こし、唇を離すと、二人の間に銀の橋がかかり、そして切れた。
男が森精の上に乗ってから30分後、ようやく男は彼女から離れた。
森精はしどけなく手足を投げ出し、無い胸をあえがせ、熱っぽく男を見ている。
与えられた快楽を受け入れ、次に来る未知なる歓びに心をとろかせている、といった風情だ。
男はそんな森精のある一点を見据え、そこに手を伸ばした。
それすなわち下帯、その両サイドのリボン。
森精が「あっ」と声を漏らし、羞恥から足をぴったりと閉じ、両手で股間の布地を押さえたときには、下着はすでに砂時計形の布切れになっていた。
そのとき布越しに手のひらに感じた、じゅくり、とした重い水気。
その音と手触りは森精の羞恥をさらに強く煽り、彼女ははずかしさのあまり己の耳で両目を覆ってしまった。
そんな森精をみて、男は楽しげに苦笑を浮かべて説得を試みる。
「ほら、手をどけないと脱がせられないよ」
「やっ」
目を覆ったまま森精はいやいやと首を振る。男は仕方が無いな、という風に首を振り、なにやらごそごそと始めたが、硬く目をつぶっている森精にはよく分からなかった。やがて
「目を開けてごらん」
という男の声に、ほんの少しだけ耳をずらして薄目を開けると、
全裸の男とその股間のいきり立つ肉棒が目に飛び込んできた。
森精の足元で胡坐をかいて座る男の肉棒は、先ほどまでのやり取りで隆々とそそり立っていた。
先走りに濡れ光ながら、ひくひくと脈打ち、血管を浮かび上がらせていきり立つ。
その偽らざる男の中の雄性の顕現に、森精は瞬きも忘れて見入っていた。
「君を見ていたら、こうなった」
明け透けな男の言葉。森精の下腹が、じくり、と熱くなる。
「これが今から、君の中に入る」
今度は、膣内がきゅっと収縮した。
「だから、その手をどけて欲しい」
そこで完全に火が付いた。少女の羞恥を女の感性がじわじわと駆逐してゆく。その内心の変化そのままに、脚が小刻みに震えながらもゆっくりと開いていき、
股間を布ごと押さえていた手が脇へとずれていく様は、清楚であるが故にはてしなく淫靡だった。
文字通り一糸纏わぬ森精の裸が、男の前にあらわれた。清らかな少女のそこは、髪と同色の、いまはぺったりと濡れて皮膚に張り付いている薄い翳りに覆われ、
羞恥と期待にひくひくと蠢動しつつ、内部からの蜜を吐き出していた。
握っていた布を脇にどけた森精が、しっかりと男の目を見据えて告げる。
「私も、あなたを迎えたいです、だから・・・手を握っていてくれませんか」
自らの蜜にしっとりと濡れた手に、思い人の手のぬくもりを感じつつ、今まさに自らのうちへと押し入ろうとする隆起を、森精はじっと見守った。
男の先走りの雫が、露に濡れた女の茂みに触れ・・・
肉棒は入り口に弾かれ、滑らかな皮膚を勢い良く擦った。
ぬるん
「うっ」
「はうっっ」
男は先端、カリ首、その下の茎を勢い良く少女の下腹に擦った快感に、危うく放出しそうになった。
森精は包皮越しとはいえ、生まれて初めて敏感な肉芽を強く擦られた快感に、一瞬視界が真っ白になった。
「はやくっ、はやくうぅ・・・」
うわごとの様な森精のおねだりに男はあせり、二度、三度と遮二無二己を突き入れようとするが、上へ、或いは下へと滑ってしまい。
愛する少女と己自身を延々とじらし続けてしまうはめになった。
森精に片手を離してもらい、空いた左手で肉棒を支える事を思いついたときには、それは少女の蜜でベタベタになっており、森精はぐったりと脱力し切っていた。
・・・痛みを和らげる、という観点からすると、かえって良かったのかもしれない。
己が左手で根元をしっかりと支え、先端が森精の秘唇を割り開く感触を確かめ、あとは腰を突き入れるだけと確信したところで、男は「いくよ」と告げる。
森精は無言でこくりとうなづき、ただじっと「その時」を待った。
男の腰が沈む。ゆっくりと、ゆっくりと・・・
ずっ、ずずっ、ずずずっ
・・・みち・・・みちちっ・・・みぢっ
猛り立つ剛直の硬度に、少女の肉は割り広げられていく。その進行に連れて、森精の口は「あ」の形となりやがて「い」の形となったが、男に心配をかけないためか、その音を発することは無かった。
そんな森精の気遣いを視界に納めつつ、男は慎重に腰を進めていく。少女の内部から押し出された蜜は下腹と下草を濡らし、同じく内部から押し出された涙はほろほろと頬を滑ってゆく。
ひどく濃密な時間の後、男の先端が行く手を阻まれた。
少女の少女たる、純潔の証。
「もらうよ」
「は・・・い・・・うけとって、ください・・・わたしを、あなたのものに・・・して・・・っ!」
突。
「あぁぁあぁぁぁああっ!」
ズンッと少女の胎に付き込まれる衝撃。
この時、森精は女になった。
胸を喘がせて、息を整える森精。結合部からあふれ出す、蜜に薄められた血。ぎゅっと握り締められた手と手。
ただ静かに、とめどなく流れ続ける涙は、歓喜と疼痛果たしてどちらによるものか。
わからないから、ただ黙って白磁の頬に唇を寄せた。
静かで深い達成感があった。
ぴったりとあわせられた裸の胸を通して、互いの鼓動が染み入っていく。
そのままじっと、ぬくもりを分け合っていた。
どれぐらいの時間が過ぎたのだろう。ふふ、という森精の笑いがきこえた。
「?」
「女として生まれて来てよかった、そう思っていたところです。だってほら」
そう言うと彼女は開いた右手を身体の隙間から下腹へ差し入れ、
「中にも外にも、あなたを感じられる」
そういって円を描くように、自らの腹部を撫でまわした。
その微笑みはまるで俺を丸ごと包み込むような、慈しみに溢れた、きれいな笑みだった。
その瞬間、俺の中の静かな達成感は、その形を変えていった。
もっと動的なもの、激しいもの。
俺を包み込むこの女性のすべてを「俺」で一杯に成るまで埋め尽くしたい。
そんな欲求だった。
暖かく、柔らかく、隙間無くぴったりと濡れそぼった、そんな安らぎの中で、ぎりぎりと鋭く立ち上がっていくもの。
その感触を感じたであろう彼女は、その笑みを深くしてこう言った。
「動いてください。もっとあなたを感じさせて」
俺を包むぬくもりが、きゅっ、きゅっ、と断続的に締め付けてきた。
ずるずると腰を引き抜く。茎を離すまいとするかのように絡みつく媚肉を掻き分けて肉棒を引き抜く。
張り出した雁首が柔肉を抉るように押し広げる。
はぁぁあぁぁぁっ」
先端を残して引き抜いた肉棒には、破瓜の赤い血が絡みついていた。その色に一瞬躊躇が生まれるが、
さっきの「動いてください。もっとあなたを感じさせて」という言葉がそれを打ち消した。
なにより、俺自身我慢の限界だし。
だから、引き抜いた速度に倍する勢いで再び中へと突き込んだ。
「ああうぅぅ ううっ」
森精の声には未だ苦痛の色が濃い。それも仕方ないだろう。先ほど奥まで割り広げたとはいえ、処女を散らしてすぐなのだから。
ただ、その声には明らかに快感も含まれていた。
ならば快感で苦痛を覆い尽くせばいい。内なる雄性がそう告げる。もっと速く、もっと強く、もっと深く!
じゅっ、じゅぷっ、ずずっ、じゅぷっ
「はっ、はあっ、はげし、すぎですッ、お、ねが・・・い、もっと、ゆッくりイィぃッ!」
森精の膣内は汁気を増し、その狭さにもかかわらずスムーズに肉棒を受け入れ、心地よい締め付けを与えてくれる。
その快楽が、俺の腰を加速させる。
一方、森精の声と腰は俺の勢いと未だ残る痛みに慄き、尻を揺すり上げるようにしてじりじりといざり、逃げようとする。
その怯えもまた、腰を加速させた。
・・・この上から下へ突き下ろす動きでは、勢いが足りない。
俺は膝立ちになり、彼女の手を振り解いて、その細腰を両手でがっしりとつかんだ。
森精の腰を挿入れやすい高さに持ち上げ、力いっぱい突きこむ。
ぷちゅりと、蜜が跳ね飛んだ。
「ふあぁぁぁあっ、やっ、なに?こ、怖い、こわいぃぃ」
彼女はいわゆる「下付き」だった。体位の変化と、それにより深くなる結合、増していく勢いと、離された手。
そして自分の中で天井知らずに高まっていく快感におびえを隠せないようだ。
・・・好きな娘を不安にさせるのは良くないね。だから、
もっとたくさんの快楽をあげられる様、胸の突起に口付けた。
胸。そのまったいらな胸部は森精のコンプレックスであり、身体の中でもっとも「意識して」いる場所である。
その場所を、男に舐められている。
羞恥が瞬時に沸騰し、おびえが一気に揮発した。
「はひゃあぁぁッ、そ、そんなとこなめちゃ、やだぁぁぁあッ」
「なら、吸う」
「ふわぁぁぁあん、そういう意味じゃ、あっ、ないぃぃイイッ」
森精は激しく頭を左右に振った。長い髪が打ち振られ、ちゅっ、ちゅっ、と音を立てて乳首に吸い付く男の頬を打つ。
何の痛痒も感じず、男はより一層音高く胸に吸い付いた。
(ちょっと、かわいいかも・・・ってそんなこと考えてる場合じゃ、はぁぁぁあん)
怯えの消えた後に、湧き上がる思考。それはすぐに打ち消された、が、
その精神の空隙に、圧倒的なまでの快楽が押し寄せてくる。
気がつくと森精は両の手で男の頭を抱え、足で男の腰を抱えていた。
怯えも苦痛も、もうここには無い。
あとは二人で上り詰めるだけだった。
唾液の軌跡を描きつつ、男の舌は森精の肌を這い登り、可憐な唇へと進入を果たす。
「うむっ、むうぅぅぅ、はむ、ぴちゅ」
すぐに激しく絡まりあう舌。吐息と唾液が卑猥なリズムを刻む。女の手はいまだ男の後頭部にあり、より深く、より強く男を味わおうと
己のほうへと抱き寄せている。
その間も男の腰は力強く突きこまれ続けており、大きく開かれた女の腰は、くねるようにしてそれを迎え入れる。
じゅっ、じゅぷん、ぬぷ、ぬぷ、にゅぷ
「ふっ、ふむっ、ん!、ん、んんっ、んむぅっ」
実際には腰同士がぶつかるぱんぱんという音も聞こえるはずなのだが、たっぷりと濡れた粘膜と、唇を塞がれてもなお漏れ聞こえる吐息が、その音を掻き消していた。
やがて互いの動きに変化が生じる。
ただ勢いに任せて律動を繰り返していた男の腰は、女の快楽をより強く引き出すポイントを求めて探るように胎内で円と螺旋を描き、
ただ男の勢いを受け止めてくねるだけだった女の腰は、自らより深い結合を求めて前後の揺れを開始していた。
「ふむぅぅぅぅうう、うんン!、ん!、んん!、ひはあぁぁあああ!ダメッ、だめ、ソコダメぇぇぇぇ!」
亀頭が胎奥の壁を押し付ける深度、括約筋に力を入れて擦り上げる上壁
男の肉棒がそこを突いたとき、森精は目の前が真っ白になった。
最大級の快楽に、一気に絶頂間近へと押し上げられる。男と唇を話し、激しく頭を打ち振る森精。
その様を見て、男は「そこ」を小刻みに突き上げた。
「あっ、あっ、あっ、いくっ、いっちゃうっ・・・やだっ、いやっ、いやぁぁあッ」
脱衣のときのように、いやいやと頭を振る森精。
だがそれを行わせている感情は、先ほどのような『羞恥』ではなかった。
「やあっっっ、やああッ。ひとりでなんてイキたくないのぉッ。いっしょ、一緒、いっしょがいいの・・・ッつ」
それは享受している快感を少しでも引き伸ばす為と、
おんなのこの感性ゆえの、かわいらしい『慕情』故の動作だった。
その恋人のかわいいおねだりが、男への最後の一押しになった。
「くっ、ダメ、だ、もう、射精るッ」
「はあっ、はあぁぁん。っだ、射精して、射精してぇ、はや・・・くうッ、なっ、なか、膣内に射精してぇぇぇえ!」
ドクン!
「ああああああああああああああああああああああああああああーっ」
最後に一度、肉棒を奥壁に力いっぱい押し付けたところで、男は放出した。同時に、森精の膣壁が力強く収縮する。
「くっ、ううっ、うっ」
どくっ、どく、ドクン!
「あっ、膣内にきてる・・・いっぱい、いっぱい射精てるぅ・・・」
睦みあいを始めてからはや一時間。乏しい知識をかき集めて、森精と「一緒に」気持ちよくなろうとしていた男の射精は、長かった。
その律動と放出を、女の膣内はひくひくとやさしく受け止め、受け入れ、己が内部をいっぱいに満たしていった。
どくん、どくん、どくん
きゅっ、きゅっ、きゅうぅっ
「やだ、あふれ、ちゃいま・・すぅ・・・」
こぽり
森精の内腿を白く汚すころになって、男の射精は終わった。男の全身から力が抜け、愛する森精の上にぐったりとのしかかる。
その身体を、森精はゆったりと抱きしめた。
「たくさん、でましたね・・・」
耳元でささやかれたその言葉と、肉棒に感じるゆるい締め付け、それに搾り出された尿道内の最後の精液の放出。
それを心地よく感じながら、男は目を閉じた。
身体の下に感じる。人肌のぬくもり。頬に感じる、力強い胸板と鼓動。髪を撫でてくれる、優しい手。
まだ胎内(なか)にある、少し小さくなったあの人。
それらにうっとりと身を任せつつ、わたしは耳をぱたぱたさせます。
この人はすぐに目を覚まし、「重いから悪い」といってすぐにどこうとしました。
それを腰に足を巻きつけて引き止めたのは私の方です。
「まだでていっちゃ、やです」
・・・はしたなくてもいいんです。だってこんなに気持ちがいいのですから。
折衷案として、つながったままごろりと横に転がりました。
わたしが上、この人が下。
気だるくも心地よい時間が過ぎています。少しうとうとし始めたころ、彼が口を開きました。
「今夜起こされたとき・・・」
「?」耳をそばだてます。
「誰だかわからなかった」
「・・・」あうー
「あんなに丁寧におこされたこと、なかったから」
・・・そんなに乱暴だったでしょうか?
「『おきろー』と同時に、蹴りとか木の実とか顔面の上に鱒とか」
・・・ら、乱暴だったかもしれません
「でもそんなのが、すごく、楽しかったよ」
くつくつ、というからかうような笑い声。わたしは赤くなって言います。
「いいんです、イメチェンです!おんなのこは恋をすると乙女にかわるんです!・・・すぐ女になっちゃいましたけど(ぽそ)」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・し、しばらく、赤い顔をして見詰め合いました・・・
少しだけ不安になって、上目遣いにききました。
「似合いませんか?」
「・・・・・・かわいいよ」
今度はからかいの無い微笑とともに、そっと額にキスしてくれました。
穏やかで、幸せな時間。
ドグン!
「!」
激痛。
それは私の身体に起きた異変によって破られました。
212 :
なかがき2:04/11/22 09:29:51 ID:+ST+ZDPE
・・・遅筆って罪・・・
樹精ルートおわんないですTT
えーと、次で樹精エピローグ(木曜前後予定)、ラストの至高人ルートはいります(来週?)。
きな〜がにまっててくださいね・・・
描写削ろうかと何度か悩みましたが、「うっ」>ぴゅっ>「ああーん」だけじゃあ詰まらないので前後長めに。
一般に言われる処女であることのポイント(痛がる、怖がる、征服感がある+血が出る)に、「互いに快感を感じるようにする」
という縛りを加えたらこのザマ・・・
素直にヤクでもつかえばいかったかナ?<鬼
>レスくれた皆さんへ
OK,「あなた」の言いたいことはよ〜〜くわかってマス。
でも、「そのこと」に対する言及は、至高人ルート終了、『ながいあとがき』の次まで
まってくだされ。その際、なかがき1前後のレスからこの話のテーマとか考えて展開予測すれば、
少しは暇がつぶせたりしたりしないでもないかもしれません(汗)
だからおこっちゃやーです。
>>212 乙。細かい描写がとても良いと思う。
というか前回の投下から今まででこれだけ書けるなら十分筆速いような。
遅レスだけど、佳乃タンの夜の生活が心配だ。
というか、正直信幸がうらやますい。
>212
お疲れ様。楽しみに見ています。
丁寧でとても読みやすくかつ萌えます。マーヴェラス
216 :
んぼァ:04/11/22 23:29:16 ID:5Qz1hNUG
>>188-190 遅ればせながら、感想ありがとうございます。
そういった応援の言葉を頂けると、書き続ける上での励みになります。
==========================================
妹モノ(仮)第一話
「5時か・・・」
職場の壁に掛けられていた時計を見た俺は、そう一人ごちた。
ここは商店街のやや奥まった場所にひっそりと佇んでいる喫茶店、『ローマの休日』である。
ひっそりと佇んでいると言っても別に不景気ということはなく、むしろ客の入りは良いほうだろう。
それもこれも店長の煎れるコーヒーと、特製小料理が美味いことの賜物である。
ローマの休日店長兼料理長、山田大五郎。
彼の見た目を一言で表すなら、悪人面の人面岩だ。こけた頬とがっちりしながらも高い背丈、目つきだって随分と悪い。
身に付けている花柄のエプロンも大胸筋を際立たせるだけで似合っていなければ、観葉植物など置かれたりして明るい雰囲気の店内からだって
浮きまくっている。黒の背広などを着せて、廃工場に立たせてみれば―――もちろん二丁拳銃だ―――そっちのほうが
よほど違和感がないことだろう。しつこいようだが悪人面である。
というわけで…中途半端ですが、後編の前半貼り付けさせてもらいます。
第四話後編-3
あれから僕はシュレの部屋の前でずっと耐えていました。部屋の中から姉様の囁き声とシュレの甘くて切な
そうな声がずっと響いていました。
「はぁ…ぁ、ぅんっ…ああっあっ…は、また、お尻動いてる…よぉ…」
姉様に入れられた羽は僕の中で動いています。
姉様の羽は翼から離れても姉様の一部です…、だから僕のおちんちんに巻きついているのもお尻の中も、僕
はまだ姉様に全部操られています。
「は、や…ね…さま…も、とめ…て…声漏れちゃいま…はくふっ…?!」
ずっとこのままです。お尻を気持ちよくされて大声を出しそうになるとお尻も一つの所をつついて、おちん
ちんもぎゅっと羽が縮まります…。
「う…くっ、んっ…きもち…い、ひっ…いいよぅ…お腹がきもちいい…」
その度に羽が集まって…せーえきが出るより気持ち良い事をお腹からされてしまいます、声が出なくなるほ
ど気持ちいいですが…とても切ないです。
「はぅ…出てよぅ…僕出したいよぅ…。姉様これ…とめてぇ…お尻だけ…や、だよぉ…は、はぅうん!」
僕は止められてるのを出したくって、両手でスカートの上からひっしになっておちんちんを擦ります。でも
ずっとずっと気持ちいいのが競り上がってくるだけで出ちゃう事はありません。
「姉様ぁ…おねが…ぃ、です…、も…こんなの耐えられないです…っ!…助けて…っ!」
目を閉じて…気持ちよくなる事だけずっと思っておちんちんを擦りました…僕の感じる事はお尻とおちんち
んとシュレのえっちな声だけでした。
「……………もりだよ。何の為に部屋の整理を命じたと思う…くすっ。さ、ユートも入ってくるんだ」
でも突然…姉様が僕を呼びながらシュレの部屋のドアが開いたみたいです。
「は…はっ、シュレぇ…姉様ぁ…!僕も気持ちよくなりたいよぉ…辛いよぉ…!」
「ね…ユート…。見て…?ボクね…ねーさまにえっちなことされちゃったよぅ……ふぇっ?」
耳に届いていた扉越しのシュレの声が急にそのままの声で響きました。目を開いてみればシュレと姉様がび
っくりして…うっとりとして僕の恥ずかしい姿を見つめていました。
「は…あは、ユートもねーさまに…ふぅ、されちゃったんだ…」
シュレも僕みたいに姉様にされていたみたいです。本当は真っ白な水着だったのにシュレのお汁で全部見え
ちゃってます。
「どうかな?シュレもこの様に仕上がったよ。ユートも早く出したいだろう…さ、おいで…」
微笑みながら姉様がシュレの水着越しにえっちな所を指で開きました。シュレはそれだけでも気持ちよさそ
うな顔をして薄布のしたからお汁を膨らませてまた生地に滲ませていました。
「ふうっ!、やだ…ひらいちゃだめだよぅ…ボクの零れちゃうぅ、でも…ユートぉユートにもボクの見てほ
しーよっ!ねーさまにはずかしーことされちゃったとこ…あぅ…またへんになるぅ…」
僕もそれに取り付かれちゃったみたいで…よたよたとベッドに歩き出しました。でも足を動かす度にお尻も
うねって、おちんちんもスカートが擦れて気持ちよすぎて苦しかったです。
「あ…シュレの凄い…張り付いてて…、ひくひくしてるの全部わかるよ…?ん…ちゅっ…」
「うん…ねーさまにね…お尻されちゃって…や、はずかし…こんな…?ひああ?!や、ひんっダメッ!吸っ
ちゃやだよぅ!もっとでちゃうよぉっ…!」
思わずシュレに吸い付いちゃいました…、生地に吸われたのも今シュレがどんどん出して来るのも沢山…で
もシュレは凄く嫌がっているみたいなのに僕の舌を一度咥えちゃうと離してくれなくて…。
「美味し、そう…だな。私にも分けてくれるか…?ん、くふっ…んちぅ…れるるっ…は、はぁあっ」
姉様が僕をシュレ越しに抱きしめながら助けてくれました。目の前の姉様は切なそうで真っ赤でした。
「あ、やだっ!ボクのそんなのしちゃだめ…。やめてよっ…はずかし…いっ!」
「はい…シュレのです…んっ…はぷ、吸いすぎ…ふぅうんっ!あぐ、はぁ…きゅふっ」
僕と姉様はシュレの前で唇と僕の口にあるのを何度も交換しました、それを見ていたシュレは身をよじって
…また…お汁を滲ませていました。
「も…っ、ユートのバカぁ…。お返しっ……あれ…?これねーさまの羽?」
僕のスカートを捲ったシュレは姉様に縛られたおちんちんをそっと撫でてきました。僕の体じゃないみたい
に敏感になった所を触られて、僕はシュレの足にしがみつきました。
そのまま僕に頬擦りしてきて、シュレの顔だけで全身に震えが来ました…。
「んくっ…うん、姉様とシュレがしてる間、んっ、ずっとぉ…お尻もく、きゅうっ!顔寄せちゃだめだよっ」
「凄く熱くてっ、びくびくしてるよ…?ユートつらそう…今…楽にしてあげるね。っ、よいしょっと!」
「仕方ないだろう?三人でするまでは…む、シュレ…何を…、うはっ…!くふっ!?」
シュレは僕を優しく押し出すと、そのまま姉様の体を足で挟み込んで器用に姉様を押し倒しながら起き上が
りました。シュレってば身軽です…。
「ふっふー…ねーさまぁ?きもちいーことしてくれるのは嬉しいけど…、ユートをいじめちゃ…だぁめ♪」
「痛ぅ…。シュレ、何を…っ?!す、る、ん…だ…?その…目が凄く…怖い、ぞ?」
なんだか姉様のさっきまでの笑みが真っ青に凍りつきました。あれかな…?シュレがいろんな意味で本気に
なっちゃう…真っ赤な瞳がきゅっと細くなる目、その後は大抵…いや、言いたくないです…。
「んーん、ねーさまにも…ね。同じことしちゃうんだからっ!ん、はきゅふぅううっ!あは…これ着たまま
だとぉ…お肉ぬるぬるぅ、こ、すられ、くひぃいっ…んふぅ」
そのままシュレは姉様のおっきなのを全部えっちなところでたべちゃいました…、服も一緒に入ってお尻が
思いっきりくいこんでました。
「な、シュレ…?!え、ひ、いやぁぁっ!く、絡みつくぅ…生地が私に…は、ひぃ…ん!こんな持た、ない
いぃいっ…、は、んひぃい…っ!」
そのままシュレが振り返って僕を手招きしました、僕も抱きついてシュレの胸を手のひらで包みました。
それを嬉しそうに微笑むと最後にちょっと牙をだして…怖い笑みを浮かべると僕のリボンを抜き取って…。
キスをしてくれました。
「ん、ちょっと…借りるね?ユート…今のもかわいーよっ…んちゅ。さぁって…ねーさまぁ…おしおきだよ
ぉ…ユートとおんなじ目…ね」
「…んく、うん…ありがとう…。僕も嫌じゃなくなって…わはっ。でも…リボンどうするの…?」
「ん?こーするんだよっ…ねーさん…覚悟してねぇ?」
222 :
535:04/11/22 23:38:56 ID:HfZ2fLQA
んぎゃあぁぁっ!
>>んぼァの人
もう、これ以上書き込みはありません、落ち着いてからっ…本当に割り込んで申しわけありません!
223 :
んぼァ:04/11/22 23:40:08 ID:5Qz1hNUG
>>221 ああ、被ってしまった・・・ごめんなさい。
↓
>>216の続きです
======================================
「春日」
「は、はいすいませんでした!」
「なに謝ってんだお前は」
「あ、いえ・・・」
俺のなにげに失礼な思考を読まれたわけではないらしい。
「お前な、今日はもう帰れ」
「ええ!?」
午後五時と言えば、忙しくなり始める時間帯だ。たしかに今こそ店内に客はいないが、それにしたって俺を帰らせたら
仕事がハードになること請け合いである。
「いいから帰りやがれこのスカタンが、一日中そわそわそわそわしやがって。落ち着かないったらありゃしねぇ」
スカタン。
い、いやそれはどうでもいいとして、確かに今日の俺は落ち着きがなかった。
もちろんそれは家に残してきた向日葵が心配だからで、本当ならば一刻も早く帰路につきたいところだった。
「いえ、でもいいですよ。俺が抜けたらこれからキツイだろうし・・・」
「いいから帰れっての。そんな状態で仕事されて、皿でも割られたらたまったもんじゃねぇ。
ほら、邪魔だ邪魔だ」
224 :
んぼァ:04/11/22 23:42:26 ID:5Qz1hNUG
そんな感じで。
結局俺は、追い立てられるように、帰る支度を済ませてしまった。
「あ、徹くん徹くん」
更衣室から出たばかりの俺を呼び止めたのは、背の低くてお下げ頭な、童顔の娘だった。
いや、娘というのは無理がある。なにせこの人はこの見た目で、29歳のお姉さんなのだから。
「徹くん、今日妹さんの具合が悪いんだよね?」
「はぁ、まあ・・・」
多く見積もっても高校生ぐらいにしか見えない顔立ちと、くりっとした瞳で俺を見上げてくるのは山田可奈穂さん。
ああなんと不釣合いなことか、この可愛らしい―――他に適当な表現が見つからない―――は、あの岩石店長の奥さん
なのである。
225 :
んぼァ:04/11/22 23:43:26 ID:5Qz1hNUG
「いや、あれであの人も可愛いところあるんだよ?」
「エスパー!?」
「はい、これ。徹くんにって」
そういって可奈穂さんが俺に差し出したのは、両手で包み込むほどの大きさの小瓶だった。
「これは・・・?」
「うん、ほら。今日徹くんソワソワしてたよね? あいつが落ち着きを無くすなんて、妹が風邪でも引いてるに違いないから、って」
「店長が?」
「うん。仕事の合間に作ってたんだよ? 大ちゃん特製生姜湯。よく効くよ〜」
「これは・・・ありがとうございます」
「ううん、別にいいよ。明日大ちゃんにお礼を言ってあげてね」
くすくす、と笑ってそれじゃ、と手を振って可奈穂さんは調理場へと戻っていった。
「ありがとうございます」
最後に頭を下げて、俺は外へと続く裏口のドアに手を掛けた。
>>222 いえいえ、そんな・・・。
焦って書き込んだ俺が悪いわけですし。
とりあえず今日はここまで・・・ぐはぁ、話が全然進んでない。
えちシーンはまだまだ先ですが、どうか見捨てないで皆さん見守って
いてください・・・orz
227 :
535:04/11/23 00:02:23 ID:rGN0zgDD
>>んぼァさん
ほんとに申し訳ありません…。こちらも気がつきませんでした…。
後編はまた後で、レスを下さった方々もも後ほどお返事を…ああ、吊りたい。
んやんや、それだけ作家の方々が多いと言う事よ。いいことだ。
しかし、後先考えずポンポン投下ってのはどうか。
分割うpするなとは言わんが、最近はいくらなんでも分割し過ぎだ。
お前等落ち着け。ゴチャゴチャしてえらく読み難い。
あまりにも(ぶつ切りで)読みにくかったら、保管庫で読むし、いいんじゃねぇの
うpしたtxtファイルへのリンクだけってのも寂しいじゃん?
>>231 ギクッ(久々にこのスレを読んでたらこんな一言が)
やっぱ味気ないですか。
このスレにはまだ投下はしていませんが漏れのやり方がまさにそれなんで…
でも、全員がファイルへのリンク形式にしたらただの感想掲示板になりそうな気が。
一つの区切りがあまりにも長すぎて、分割を多く必要とするものだけファイルへのリンク
にしたらいいと思う。
いや、個人の判断に任せるしかないけどさ。
ファイルへのリンクって、何時の間にか消えてたりするからなぁ。
アップローダとかだとすぐに流れちゃうし。
http://sslibrary.arings2.com/sslibrary/o/original13a-6.html の続き。
「お帰りなさいませ。どうでしたか、海は?」
「ええ、とても気持ちよかったです」
「………………」
砂を落として民宿に戻ると、女将さんがにこやかな顔で、僕たちを出迎えてくれた。
雪枝さんは明るく返事をしていたが、雪枝さんに肩を抱かれた千奈美は、無言で下を向いている。
……何だか二人の態度が、くっきりとコントラストを描いてるような。ま、それはそうかも。
「まあ、それはなによりで。御主人さんは、いかがでしたか?」
「え? あ、あはは。ぐっすり寝てました」
と、女将さんは、僕へ話を振ってきた。頭を掻きながら答える僕。
……せっかく海に来て、もったいない気もするけれど、明日もあるし、ね。
「そうでしたか。天気もよかったし、気持ちよかったでしょう。
さ、まずはゆっくりと、お風呂でもどうぞ。今、夕食の支度をしていますから」
「あ、はい、どうも」
あくまで女将さんは、にっこりとした表情を崩さず、僕たちに風呂を勧めてきた。
……正直、洗い足りなかったから、丁度いいかな。
「わーい、お風呂お風呂〜!」
「まあ、千奈美ちゃん。お風呂に入る前に、ちゃんと体を洗わないとダメですよ?」
脱衣所で、水着を脱ぎ捨てたかと思うと、歓声をあげて風呂場へ駆け込む千奈美。
雪枝さんは、脱ぎ散らかされた水着を畳みながら、千奈美へ軽く声を掛けていた。
「む〜、わかってるよ〜」
風呂場から、千奈美の不満げな声とともに、シャワーから水が出る音が聞こえてくる。
……さすがに、さっきの今だから、雪枝さんに逆らおうとは、思えなかったのかな?
「お風呂お風呂…っと」
手拭いで、前を隠して風呂場へと入り込む。
6畳くらいの大きさで、半分くらいが湯船という、3人では広すぎるかもしれない位の大きさだ。
シャワーがひとつしかないというところが、いかにも民宿らしい。
「……へえ、結構大きいですね。これだけ広ければ、いつも3人で入れますのに」
僕のあとから入ってきた雪枝さんが、のんびりとした声でつぶやく。
……雪枝さん、そうかもしれませんが、一般家庭に、このサイズの風呂は大きすぎです。
それに、こんなサイズの風呂があるような家、僕の給料では住めるはずがありません。
「せ〜の!」
ドボーン!
「………ぷっは〜。気持ちいい〜!」
シャワーで体を洗い終えた千奈美が、歓声をあげながら、湯船に飛び込んだ。
「まあ、千奈美ちゃん。お風呂はプールじゃ、ありませんよ? 飛び込んじゃダメでしょう?」
「む〜、いいじゃな〜い。私たちしか、いないんだから〜」
体を洗いかけていた雪枝さんは、軽く眉をしかめながら、例によって千奈美をたしなめる。
千奈美はこれまた例によって、くちびるを尖らせて湯船を泳ぎまわりながら、雪枝さんに抗議する。
「……千奈美ちゃん? 普段からお行儀悪くしていると、いざというときに、出てしまうものなのよ?」
「まあまあ、雪枝さん。せっかくの旅行なんだし、そのくらいで」
雪枝さんの語気が、少し荒くなるのを感じ取った僕は、雪枝さんの肩を取りながらなだめた。
「ほ〜ら。おにいちゃんだって、ああ言ってるし〜」
「でも、亮太さん」
僕の言葉に、得意げな顔で泳ぎ続ける千奈美と、顔をしかめる雪枝さん。
……雪枝さんの顔が、少しだけ怖く見えるのは、はたして気のせいでしょうか?
「千奈美も。旅に出て、はしゃぎたくなるのは分かるし、大きなお風呂だから、
泳ぎたくなるのもよく分かるけど、あまり調子にのっちゃダメだよ?」
「むむ〜。おにいちゃん、いったいどっちの味方なの〜?」
僕が千奈美をたしなめると、千奈美は頬っぺたを膨らませて、湯船からあがる。
「な、何を言ってるの? 僕は別に、どっちの味方というわけでも……あ、あれ?」
千奈美の迫力に押され、思わず一歩後づさると、背中に柔らかいものが二つ当たった。
「亮太さん? そういう、どっちつかずの中途半端が、いちばんよくないんですよ?」
「え? ゆ……雪枝、さん?」
振り返ると、雪枝さんのたわわな胸が、僕の背中に当たっていた。……いつもながら、見事な胸で。
雪枝さんはにっこりと微笑みながら、背中から抱きつくように、泡まみれの両手を僕のお腹に回す。
……微笑んでいても、目が笑っていないのが、非常に怖いです、はい。
「ゆ、雪枝さん……あ、あうっ」
「さて。亮太さんも、まだ体を洗っていないですね。……もちろん、ここも」
言い訳………もとい、説得しようとした途端、下腹部に刺激が走り、思わず腰が引けてしまう。
雪枝さんは、泡まみれの手で、僕のモノをやさしく握り締めていた。
「ちょ……ゆ…雪枝……さ………あ、ああっ……」
「あれ〜? 雪枝さん、おにいちゃんのおちんちん、洗ってるだけなのに、大きくなってきたよ〜?」
喘ぎ声をあげる僕の目の前に、千奈美がトコトコやってきて、雪枝さんにひとこと。
……この状態で勃たなければ、男じゃない、と思う。
「まあ、亮太さん。私はただ、体を洗っているだけなのに。なんていやらしいんですか」
「そ……な、あ、洗ってるだけ…な……て…」
などと言いながら、胸を僕に押しつけ、モノをしごくピッチをあげる雪枝さん。
抗弁しようとするが、耳たぶを軽く齧られ、声が声にならない。
「うわ〜っ、先っぽから、お水が出てきた〜」
「ち、千奈美! う、うわわっ!?」
ちょんちょんと、千奈美がモノの先端を突っつく。言葉どおり、モノからは先走りが漏れ出していた。
「千奈美ちゃん、シャワーを取ってくれる?」
「うん、わかった〜!」
雪枝さんの言葉に、元気よく頷く千奈美。
……それにしても二人とも、さっきまでの険悪な空気は、いったいどこへ行ったんだ?
「はい、雪枝さん!」
「ありがとう、千奈美ちゃん。さ、亮太さん。洗い流しますよ〜?」
「……は、はひ……」
千奈美からシャワーを受け取ると、雪枝さんは僕からぱっと離れ、シャワーでお湯を掛けてくる。
下腹部を襲う快感に、腰砕けになっていた僕は、雪枝さんたちの、なすがままになっていた。
「さ、ここも念入りに泡を落とさないと、ね?」
「はああ……ゆ、雪枝さあん……」
シャワーを当てながら、モノを念入りにしごきあげる雪枝さん。……も、ダメ、イッちゃう……。
「………っと」
「へ? ゆ…雪枝さ…ん?」
まさに、絶頂に達しようかという瞬間、雪枝さんはぱっと手を離した。
思わず情けない声で、雪枝さんを見返す。……僕がイキそうになるタイミング、知ってるよね?
「どうしましたか、亮太さん? 体は洗い終わりましたよ? さ、お風呂に入って、温まりましょう?」
「おにいちゃん、どうしたの〜? お風呂入るのに、おちんちんおっきくしちゃって〜?」
二人とも、何事も無かったかのように、湯船に浸かりながら、僕に話しかける。
雪枝さんはにっこりと微笑み、千奈美は悪戯っぽく笑い、軽く小首を傾げて。
「それとも、わたしたちのハダカを見て、興奮しちゃったかな〜?」
「まあ、亮太さん。こんな時間にこんな場所で、なんてはしたないんですか」
湯船の中で立ち上がり、くねくねとポーズをとる千奈美と、呆れ顔で僕を見つめる雪枝さん。
……というか朝から、しかも運転中に、あんなことをしたのは誰ですか、雪枝さん。
「あ、あの……」
「どうしたの〜? 本当に入らないの〜?」
雪枝さんに声を掛けようとしたが、まるでそれを遮るように、千奈美が声をかけてきた。
しかも、ふたたび湯船の中を泳ぎまわってるし。
……あのさ、今気づいたけど、さっきまで、海で散々泳いでいたんじゃなかったの?
「い、いや………」
「ふう、湯加減も丁度よくて、気持ちいいですよ、亮太さん?」
お願い、最後までイカせて――と言おうとしたが、今度は雪枝さんに遮られた。
……って、雪枝さん。今度は泳いでいる千奈美に、注意しないんですか?
「ねえ、亮太さん?」
ぼけらっと立ち尽くす僕を見て、雪枝さんが微笑みを浮かべながら、ふたたび声を掛けてくる。
そのときの雪枝さんの微笑み方が、悪戯をしたときの千奈美のそれに、
非常によく似ていることに気がついた僕は、これ以上続けてもらうのをあきらめ、湯船へと歩き出した。
……って、こ、こんな中途半端、あんまりだあ!
>235-240で続きます。
>214
佳乃は…現在登場予定が無いですが、
リクがあればどっかで再登場する………ことがあるかもしれません。
>>241 つーかあんたいい加減ウザイ
激しくイラネ
・・・ああ、そうか。ここ最近の作品群がどうも印象に残らないと思ったら、
みんな中途半端なブツ切りでうpしてるからか・・・
ちゃんと1話毎にうpしてるひでぼんの方がここでは例外なのか?
多分ね。こちとら一回スレで読んでから間を空けて保管庫でまた読むことにしてるから印象に残らないなんて事もないけど。
俺は基本的に保管庫のをプリントアウトして読んでるから
微妙に間が空いて感想レスを返し難いのが困りどころ
ま、
>>242は最近角煮やエロパロとかの色んな創作系のスレで煽り入れてる香具師だろ?
ほっとけほっとけ
248 :
んぼァ:04/11/25 02:15:36 ID:MiFYGf+H
キタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!
微妙にホラーっぽい雰囲気とかいいし本編も期待
何が起こったのかわからなかった。
胸の中にいる最愛の女性が苦しんでいる。全身を細かく痙攣させ、ああ、とも、うう、とも突かないうめき声を発している。
そこには演技の匂いも、先ほどまでのような快楽も一切見られなかった。
「お、おい、どうした?」
「うああぁああぁぁぁぁっ」
肩をつかんで揺さぶったのがいけないのかもしれない。森精は激しく絶叫し、その身を仰け反らせていく。
背はまるで海老のように反り返り続け、背骨の限界か俺の上で寝そべることもかなわず、仕舞いには腹の上に座り込む形となった。
傍から見たら、きっと騎上位で交わっているように見えただろう。
・・・事実半萎えの男根は未だ彼女の中にあり、激しい収縮を味わっているのだが・・・
こんなのはちっとも楽しくない。
「しっかりしろ!今医「やああぁぁあっ!ひ、一人にしないでぇッ!」」
言葉は遮られ、抜こうとした腰は、ガクガクと震える太腿によって阻まれた。
森精は両腕を自らの身体に回して抱きしめ、その両の手の爪は自らの二の腕を掻き毟っている。両の目は真円になるまで見開かれ、その瞳孔は梁のように収縮している。
地面に振り撒かれる透明と赤の雫。
加えて上半身全体は激しく前後にうち振られており、全身の筋肉がまるで引き絞られているようだ。
その異変は当然下半身にも及んでおり、白く汚れた太腿には太い腱が浮かび上がり、秘唇まるで命綱であるかのように俺の物を締め付けている。
「カ、あ、いたい、はっ、カラダが、イタイ、あ、アツ、熱いィィィッ」
・・・全身で苦痛を訴える最愛の人を、俺はただ身を起こして抱きしめることしかできなかった。自分が追放者であることを思い出したからだ。
――追放者とは、文字通り追放された者の事だ。それは無視、無関心という生易しいモノではない。
「助けなくて良い」と「助けてはならない」の間にどれほどの差があるのかは分かってもらえると思う。
命の、そして心の苦痛。苦しむことこそが罰なのだ。だから俺は人を呼べない。俺ではこいつを助けることは、決して、できはしないのだ――
満月の光の下、腕の中でもだえ苦しみ、獣のような咆哮をあげる最愛の人の姿。
俺の頬を涙が伝う。無力な自分が情けなく、情けなく思うことしかできない自分が憎かった。
だがその時、俺はある異変に気付いた。
深い翡翠色の森精の髪。長くて綺麗なその髪の色が、先端から根元へとグラデーションを描いている。
髪先は深い深い緑の色、どこまでも広がるこの森の木々の葉とおなじ色だった。
その色が、根元の方へと広がっていく。
やがてすっかり深緑へとその色を変えた髪は、吹きだした汗に濡れた肌にぺったりと張り付いていた。
その紅潮した肌がうごめいている。
「熱い、熱い・・・体が、内側から・・・はじけ、そうッ」
その森精の言葉通り、森精の身体が内側からおし上げられている。俺が必死に掻き抱いていた華奢な肩が、柔らかい手ごたえを伝えて来た。
彼女は痩せ型だった。良く引き締まった筋肉がすっきりと全身を覆っていたが、余分な肉は一切無く、少女のような愛らしさ―細い肩、平らな胸、引き締まった尻―はあっても、
成熟した女性のなまめかしさとは無縁だった。
その身体が、いま、肉を増している。
異変は肩だけにとどまらず、俺の胸板に何かが触れてきた。
やわらかく、熱く、みっしりと肉の詰まった感覚が、俺に押し潰されてひしゃげ、圧迫してくる。
圧迫感ははるか下方からも伝えられて来た。俺自身の付け根を、みっしりとした肉が押し挟んで来る。茎に伝わる感触は、ついさっきまでの鍛えられた括約筋によるきつい締め付けだけでなく、
内部に生じた多数の襞の凹凸による、メリハリの利いたものへと姿を変え、加えて肉棒を奥へと引き込むような蠕動運動を開始していた。
腕の中の女性をまじまじと見直す。
そこには、汗に濡れた肌に深緑の髪は張り付かせ、深い谷間を有する豊かな胸部を押し付け、秘裂というより秘唇、秘貝というべき陰部に男根をくわえ込んだ絶世の美女が、俺にもたれかかって荒い吐息をついていた。
満月の下で起きた、目の眩む様な奇跡だった。
「身体が、あつひ・・・れす・・・」
ぐったりとしなだれかかり、頬に髪を張り付かせてうわごとの様につぶやく様は、ぞっとするほどの色気を放っていた。
その声は疲労に呂律が回っていなかったが、先ほどのような苦痛はもう全く見られなかった。
「身体は・・・もう、痛くないか」
「は、はひ・・・れ、でも、なんだかつかれて、しまっれ・・・もうふこし、こうしていれ・・・くらさひ・・・」
その声は鈴を振るような可憐さを残しつつも、成熟した女性の持つ艶をたっぷりと含んでいた。
どうやら命の心配は無いらしい。
彼女のゆっくりと背中を撫で下ろす。それはさっきまでの睦事で繰り返していた「安心させるため」だけでなく、
「このしっとりとした美肌の感触を心ゆくまで楽しみたい」というものが多分に含まれていた。
「あ、せなか、じんじんします。やだ、すごく、キモチいい・・・」
彼女の声から先ほどまでの呆けっぷりが次第に抜け、芯がもどってきた。
それに伴い、活発にうごめきだす胎内。
「あー、また大きくしてる。元気ですよねー、なら」
くすり、と微笑み、「えーい」とか間抜けな掛け声とともに身体を上下させ始めた。
俺のものを収めたまま身を仰け反らせた彼女。
心配のあまりそれを抱きしめた俺。
あきれるほど立派な対面座位だった。
彼女の両手は俺の肩、鎖骨と背筋の間のくぼみにぴったりと乗せられている。彼女の肩幅より若干狭いその間隔は、
その白くたおやかな腕を並行から多少内向きへと向かわせていた。
結果彼女の豊胸は自らの両腕に左右からやや圧迫されることとなり、その谷間をより深いものとしていた。
それもまさに俺の目の前で。
タプンタプンと眼前で揺れる大きな胸は、彼女が身体を持ち上げればその弾力で俺の目を楽しませ、
力を抜いて身を沈めれば俺の胸板で綺麗にひしゃげ、俺の胸を押し返していた。
視覚と触覚に対する鮮烈な刺激は、俺の怒張を暴発寸前にまで追い込む。
少しでも気を紛らわせるために、目の前の巨乳にむしゃぶりついた。
みっちりと中身のつまった乳肉は荒々しく食むおれの歯と舌にやわらかく形を変え、またその弾力で元に戻ろうと押し返してくる。
その感触にますます俺はいきり立ち、より一層激しく胸をむさぼった。
「あん、あン、やん!だから胸は恥ずかしいって・・・ふぇぇぇエエ!?」
半ばしびれた身体で俺の愛撫を受け止めていた森精は、自分の変化に気付いていなかったらしい。
その美巨乳を自ら見て、初めて気がついたようだ。
254 :
樹精:04/11/25 19:56:47 ID:KLkHJf6I
「は?え?これ?私?あん!」
はむ、んちゅ、れろ、はくっ
「やだ、うそ、胸、おっきくなってる・・・やぁん」
「さっきのあれ、一種の成長痛、みたいなものだったみたいだな」
互いに動きを止め、まじまじと大きな胸を見つめた。
「そっか、わたし大人に『樹精』になったんだ・・・・・・なにか声が聞こえます・・・はい・・・はい・・・(赤面)」
しみじみとつぶやいた森精―いや、今は樹精か―は目を閉じると耳をピンと立てて何か返事をしている。
俺には何がなんだか分からなかったが、どうやら何かを聞いているようにも見える。しかも途中から赤面しだした。
「頭、変になってない、よ、ね?」
恐る恐る聞くと樹精は目を開けて、
「樹精は森の中の相手と心を通わせることができます。わたしの『姉たち』が祝ってくれました。
『おめでとう、新しい妹、貴方の時が幸福とともにありますように』って」
「そっか。でも、なんでそんなに恥ずかしそうな顔してるわけ?」
「・・・『お楽しみを邪魔するのは野暮。覗いたりしないから彼と一緒に思う存分楽しみなさい』って・・・」
「・・・なんて返事したの?」
「・・・えっと、その・・・『はい、目一杯、可愛がってもらいます』・・・です・・・」
赤面し、恥じらいつつもどこか誇らしげな樹精を見ていたら、中断していた欲望が再びせりあがってきた。
「いくよ」とだけ告げて下からの突き上げを再開する。
「はっ、はいッ、来てっ、きて、くだ、っさいッ」
それからしばらくは、結合部から響くくちゅくちゅという音と、はっ、はっ、という樹精の粗い息遣いだけがあたりに響いていた。
255 :
樹精:04/11/25 19:57:32 ID:KLkHJf6I
気がつくとあたりには生あたたかく湿った女のにおいが立ち込めていた。
樹精の身体はいまやぬらぬらと艶を増し、深緑の髪をぺったりとその身に纏いつかせる様は、眩暈がするほどいやらしい。
背骨を伝って這い上がってくるリズミカルな刺激と眼前の光景。勢いを増す射精の欲求から少しでも遠ざかるために、
目の前の熟れた乳房に吸い付いた。
「・・・甘い」
汗のしょっぱさを期待した味覚は大きく裏切られた。楓の蜜にも似た甘さが口いっぱいに感じられる。
舌先で触れた時の感触はかなりヌルヌルしていた「ソレ」だが、その芳醇な味は口内で唾液に解けてサラリと広がり、
喉に絡まることなく胃の腑へと落ちてゆく。まさに甘露といえた。
「あ、あのっ、はン、樹精っ、は、身、体から、『樹液』っが、でるん、で、すぅっ」
荒い息の合間に、樹精が解説してくれる。
「気持ちよくなると、と、止まんなくなっちゃうのッ。だ、だからッ」
息を弾ませつつ、樹精は背を仰け反らせる。豊かな胸がピンと張り詰める。
「わっ、わたしをッ、食べてくださいっ。いっぱいいっぱい、味わってくだ・・・ひゃあぁぁっ」
ちゅっ、ちゅるっ、れろ、んちゅう
あん、あん、はン、はン!
脳が沸騰した。眼前で揺れる左の『果実』に夢中で吸い付き、嘗め回し、彼女の甘い樹液を飲み干す。
しかし樹液はとめどなく樹精の肌から滲み出し、彼女の胸は乾くことは無かった。
そんな俺を熱っぽく見つめつつ、樹精は腰を動かし始めた。
それに伴い、乳房も大きく揺れる。逃がさないようにより強く吸い付く俺の口により、彼女の胸は紡錘形に形を変え、
さらにぐにぐにとその頂点の位置を変えた。快感の高まりにより樹精の腰が左右にも振られ始めるとその揺れは胸にも伝わり、
ぷるぷると震えてさらに強く俺を蟲惑した。
ちゅうぅぅぅ
「はあぁぁん、おっぱいそんなに、キツく吸ったら、跡付いちゃぅぅう」
嫌がることなく発せられたその鼻にかかった声に、俺の怒張は暴発寸前だった。だが、彼女の声にはまだまだ余裕が感じられ、
俺の悶える様をどこか楽しげに観察している。
256 :
樹精:04/11/25 19:58:06 ID:KLkHJf6I
・・・なんだか、ちょっと癪。
樹液のヌメリのせいでヌルヌルすべる彼女の細腰を強くつかみながら、そんなことを考えていた。
彼女への刺激を強めたら俺が先に参ってしまう。だが、このままでは男のメンツが丸つぶれな気がしないでもない。
その時、閃いた。
「あん、もっとはげしくするんですか?」
腰を抱えていた手を樹精の尻たぶへまわす。胸よりもやや弾力がある手触りが掌に伝わった。
彼女はそれをより激しい前後運動の前準備ととったようだが、
甘い、それでは正解の半分だ。
「いいですよ、もっとはげしくして・・・いっぱい気持ちよくなりま・・・ひゃぁぁぁあ!」
ぬぷぷぷぷっ
俺は彼女の奥まで男根を突きこむと同時に、彼女の分泌液にたっぷりと濡れた右中指を後ろの穴―アヌス―へと目一杯突き入れた。
予想外の場所からの刺激に樹精は激しく仰け反った。彼女の喉が目の前に丸見えになり、胸がより一層強く押し付けられる。
すでに真っ赤にうっ血した乳頭を、前歯で挟んで左右に転がす。
「ふぁぁぁっ、うっ、うそ、そっ、そんな、お尻なんてッ、ひゃん!胸ぇ、ちくび、そんなにこりこりしちゃ、だメェぇっ
あぁぁあっ、お尻のなかで暴れちゃダメェーーッ、お、おち○ちんそんなにおっきくしないでっ、らめぇ、ちくびぃ、ひくびとれちゃうぅぅぅーッ」
同時に三箇所へ加えられた刺激に、彼女は一気に高ぶってゆく。
「はっ、はっ、はっ、はああっ、ナカ、ナカで擦れてるぅぅぅぅっ、らめ、らめらめらめぇ、もうイク、イッちゃうぅううッ!」
その激しい乱れっぷりに俺もまた限界を超え、一番奥のコリコリしたところまで肉棒を埋め込み、彼女のアヌスへ突き入れた指をカギ上に曲げて、
射精した。
ドクン、ドクン、ドクドクどくどく・・・
「イックぅぅぅぅぅぅッ!・・・ああ、でてる、でてるの・・・なかに、いっぱい、いっぱぁあい・・・」
彼女は俺の頭を力いっぱい谷間に挟み込み、いつまでもその身を震わせていた。
257 :
樹精:04/11/25 19:59:23 ID:KLkHJf6I
「・・・いじわる」
「いやその、おまえがあんまりかわいいから、つい」
対面座位のまま、樹精は俺の胸板に顔を寄せ、頬を膨らませて拗ねている。
「せっかく、せっかくあなたのイくところをじっくり見ようと思ってたのに、わたしばっかり先にイかされて、不公平です」
「あー、そのー、スマン」
ただひたすらご機嫌をとろうと頭を撫でること数分、
「もう・・・次はちゃんと、イくところ見せてくださいね」
と、彼女は笑ってくれた。
だがその時、俺はあたらしい事を思いついていた。
「そっか、そうだよな、やっぱりしっかり見せないとマズいよな、ふふふ」
「?あ、あのー、なんか企んでま・・・ひゃっ」
樹精は頓狂な声をあげるがそれも無理はあるまい。やおら俺が彼女の尻を鷲掴みにして膝立ちになり、そのままズリズリと歩き出したからだ。
未だ抜いていない男根が彼女の膣内にその振動を伝えている。
「ふぁああぁぁん、はぁあぁぁあ」
移動することわずか数歩。その場所に着いた俺は膣穴から己を抜き取り、彼女の身体をくるりと回して、今度はしみひとつ無い滑らかな背中を抱えた。
背面座位である。
258 :
樹精:04/11/25 19:59:57 ID:KLkHJf6I
「あの、どうして抜いちゃったんで・・・あっ」
どうやら彼女も気付いたようだ。眼前の光景に。
静かな水面には、一対の男女の姿が映っている。満足げな顔で女を抱える男。その男に背を預ける耳長の女性。
ゆったりと男にもたれかかっており、わずかのたるみも無く大きくせり出した胸はその左の先端を真っ赤に染まり、そこだけは森精時代と変わらない細い腰へと続いている。
腰は再び急激にせり出して来ており、その肉厚の秘唇はいまもトプトプと白濁を吐き出している。淫猥に濡れ光る素肌には深緑の髪がまとい付き、その身体を見つめる視線は酔ったように熱っぽく、たっぷりと享受している肉欲と愛情にすっかりとろけきっていた。
眩暈がするほどいやらしく、うつくしい女の姿。
それが樹精が始めて見た『自分』の姿だった。
「この映ってる人が、ほんとにわたし?」
「そう、これが君。俺が好きな人」
「・・・あはっ、この女の人、今の一言で感じちゃったみたいですよ。あそこから吹きだす白濁が増えてます」
「・・・後ろの男もそれを見て興奮してるみたいだ。彼女の股の間でアレおっ立ててる」
「ほんとだ。しょうがないひとですねー」
「いや、そいつ『獣』だから」
「・・・・・・おいしくたべてくださいね」
259 :
樹精:04/11/25 20:04:15 ID:KLkHJf6I
樹精は首を捻り、背後の男と口付けを交わす。はじめから互いに舌を吸いあうような情熱的な口付けだった。樹精の手は男の後頭部を優しく探り、男の手は樹精の豊かな胸に回されていた。
付け根から先へと、絞るような動作。それは時に左右の胸を交互にプルプルと縦に揺すったり、指がめり込むほど強くつかんだりといったバリエーションを交えていた。
そのたびに女の口からはくぐもった喘ぎが聞こえ、その腰は股間を男の肉棒に擦り付けるように前後していた。
女の胸は男が鷲掴みにしても大部分がはみ出してしまうほど大きいが、そのことを抜きにしても乳首に全く触れない、というのはわざとだと思われる。じりじりとすぐ近くまで揉み寄り、
女の目が期待に潤んでいるのをそ知らぬ顔で流しつつ、また付け根へと引き返していく様は、じっくりと女の性感を煽っているのに間違いあるまい。事実、じらされ続ける女の腰はその動きを過激なものへと変え、
いまや下半身はティッツ―素股―といっても差し支えないほど激しく擦りあわされていた。
「も、もおぉう、どうしてあなたはそんなにイジワルばっかりするんですかっ?」
「濡れ濡れで拗ねるおまえが、あんまりにもかわいいんで、つい、ね」
「・・・そんなこと言うんなら、覚悟してくださいね、いっぱいえっちになっちゃいますっ」
ふっきれたようにそう言った樹精はいたずらっぽく笑うと、男の男根を両手でつかんだ。そのまま奉仕を開始する。
左手で太い茎をしっかりと掴み、大きく広げた右掌を祈祷に押し付けてゆっくりと円を描くように擦ったり、そのまま人差し指と中指を折り曲げ、お起きす傘を張ったカリ首を抉るようにくすぐる。
男の意識が亀頭部に集中したところであえてそこから手を離し、肉茎を両手で掴んで扱きながら上下左右に揺り動かし、時にその反り返った上部を自らの肉真珠にこすり付けたりもした。
260 :
樹精:04/11/25 20:05:35 ID:KLkHJf6I
「はん、はん、はぁん、どんどん、くうぅ、おっきくな、るぅぅ、はっ、ま、まるで、おち○ちん生えてるみたい・・・はあっ、はあぁあぁん!」
「はっ、はっ、はっ、ヌルヌルして、クッ、くあぁっ」
たがいに情欲を高ぶらせ、結合部と水面に映る自分たちの姿を見た。ますます高ぶる性感に耐えかねたように、男は樹精の耳に舌を這わせ始める。
「ふゃぁぁああ!み、みみ、耳だめっ、すごく感じ、ああっ、ジンジン痺れ、ああぁぁあぁっ耳にナニか入っちゃ、うぅぅぅっ」
敏感な耳たぶを嘗め回され、耳穴にねっとりと唾液を流し込まれて、樹精はゾクゾクッとその身を震わせた。また、その「身体の中に何かが流れ込んでくる感触」は性交を喚起させ、下腹部の甘い痺れをより一層強くさせた。
「も、もう、ガマンできな、ひぃぃぃぃ」
樹精は股間でいきり立つ男の男根を両手でしっかりと掴み、上を向かせて固定し、自らの秘部にあてた。
くちゅり、と接触部から濡れた音がし、男の茎をねっとりと蜜が伝い落ちる。
そのまま一気に腰を落とした。
ぬぷっ、ぬぷぷぷぷっ
「ああぁぁぁぁぁっ!は、挿入ってクるぅぅぅぅッ」
「お、おおぉぉおおオオオ!」
自ら男のものをくわえ込んだ樹精は軽く絶頂へと押し上げられ、男はまるで獣のような咆哮をあげた。
そのまま休むことなく律動を開始する。
261 :
樹精:04/11/25 20:06:44 ID:KLkHJf6I
「あ、ああ、や、やっぱり、ナ、ナカ、膣内がイイッ、いいのぉ」
「この締め付けと、襞と、奥の感触、病み付きになるッ、おおおオオッ」
男は腰ではなく乳房をつぶれるほど握り締めて腰を突き上げ、女はしばらく所在無げに手を彷徨わせていたが、やがて真っ赤にしこり立った己の肉真珠と左の乳首をつまむと、乱暴に押し潰しながら内股を力いっぱい締め付けた。
突き上げ、締め付け、握り潰し、押し潰し、痙攣し、分泌する。
互いが自分勝手に快楽を汲み出している。ただそれだけの動作のはずなのに、気が付くとパートナーを歓ばせている。
互いの心と身体が、寸分の狂いも無く重なった瞬間だった。
自分がとか、相手のためにとか、そんな限定なんて意味を成さない、快楽。
「きゃん、きゃふぅうッ!もっと、もっと、いっぱい、はうぅッ、つよく、キモチいいッ、胸もあそこもきもちイイのオっ!」
「くっ、くっ、くおぉッ、もっと奥まで、もっと激しくッ、まだ、まだまだ、強く撃ち付けたいッ!」
ずちゅっ、ズチュッ、ちゅぷっ、ちゅぐっ
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
262 :
樹精:04/11/25 20:07:43 ID:KLkHJf6I
そんな二人の至福の時も、やがて終わりも迎える。樹精の膣内で男の亀頭が大きく膨らみ、勢い良く精液を迸らせた。
「があぁぁアッ、射、射精るッ」
ドクッ、ドプッ、どぷどぷどぷどぷ・・・
精液は三度目とは思えないほどの勢いで噴出し、噴き出し続け、樹精の胎奥を突き上げ、膣内の襞の隙間を満たし、膣穴と肉棒の隙間から逆流した。
「はっ、射精てる、射精てるぅ、わたしの膣内で、まだいっぱいどくどくイってるうぅぅ・・・・・・ふぁあああぁああん」
男の絶頂と、最大級の射精を膣内で浴びせられ、その精液の感触で樹精もまた絶頂を迎えた。
その締め付けがまた射精を促し、吐き出された精液が新たな絶頂を招く・・・。
その絶頂連鎖が収まったときには、二人の股の下の草は愛欲の混合液でドロドロだった。
男は虚脱して樹精にもたれかかって息を整え、樹精はぐったりと男に背中を預けて胸をあえがせていた。
ハァハァと荒い吐息に弾む胸。その上で、二人の手が結び合わされる。
「ずっと、ずうっと、一緒ですよ・・・」
「離れるぐらいなら、死んだほうが、マシに決まってるさ・・・」
そのまま目を閉じる二人。すると樹精の髪がスルスルと動き出し、渦を巻き、まるで繭のように二人を包んでいった・・・
夜が明けた。どこまでも続いているような深い深い森の中、一箇所だけ開けたところにある泉に朝日が差し込んでゆく。
あたりに人影は無く、ただ、脱ぎ散らかされた男女物の一対の衣服と、
泉のほとりに瑞々しく葉を茂らせて立つ、一本の樹だけがそこにあった――。
俺は今まどろみの中にいる。身体を包むのは衣服と空気ではなく、柔らかな何か。一部の隙も無く俺の周りを覆っている。
それは締め付けもせず、緩みもせず、ただみっしりと俺の周りを覆い、暖かなぬくもりと穏やかなリズムを伝えてくる。
それは日差しのあたる音、水を吸い上げる音、吹き抜ける風の音。
そして「彼女」の微笑だった。
そのリズムは、何を求めて彷徨うことも無く、遷ろうこと無く、失うこと無く、「もう欲しいものはみんな、ここにありますよ」とでも言うように穏やかに刻まれている。
その微笑とぬくもりのリズムが、俺に全身に染み入ってくる。
ただひたすらに、心地よい。
もう「あの日」から、一体どれほど過ぎたのかわからない。わからなくてもいい。ただ、おだやかなぬくもりと、それに包まれまどろむ自我が、
「その時は近い」と告げている。
楽しみだ。
またやってくる「その時」を待ちつつ、まどろむ俺の意識は眠りに落ちた。
月光が頬にちくちくする。おれはゆっくりと目を開いた。するとそこは夜の森。あの日と変わらない満月と森と泉だった。
ちゃぷん
水音に身を起こし、振り返る。するとそこには、
樹精がいた
泉のなかにに腰まで浸かり、目を閉じて髪を一房すすいでいる。女らしいなまめかしいラインをなぞる長い髪は水面で円を描いて広がっている。
そのうちの一房を、大きな胸の前ですすいでいる。
「♪〜〜♪♪〜〜」
無心に、楽しげに、髪を洗いながらかすかに歌っている。
彼女が目を開いた。華の様な微笑が広がる。
「おはようございます。それとも、こんばんわ、かしら」
そういいながら樹精は水面を割りつつ、こちらに向かって歩いてくる。
「あなたの寝顔を見ていたら、もう我慢出来なくなって、火照ってしまって」
縦に長く整った臍が水面から出た
「少しでも落ち着こうと水を浴びていたのですが」
ぱしゃん、繊手がすくった水が、彼女の胸で弾ける
「こうしていても、『これがあなたの飛沫だったなら、きっととても熱いだろうに』と考えてしまうほど昂ぶってしまって」
下腹部の陰りと、肉感的な太腿が水面から出た。
「早く目を覚まして欲しい、と思っておりました」
ぱしゃり、彼女は陸に上がった。足首まである緑の髪はぺったりと身体に纏い付き、半端に俺の視線を遮る。
その隙間から見えた内腿は、水とは違う液体できらきらと輝いていた。
俺の下腹部で、もぞりと立ち上がるもの。
それを熱い目で見た樹精は、俺の首に艶かしい両の腕を絡ませ、
「また、今夜も愉しみましょう、たっぷりと、朝まで」
と俺に口付け、舌を絡ませつつ俺を押し倒した。
三十日ぶりの満月、三十日ぶりの「その日」、樹の姿ではできない事。
それの始まりは、彼女からのアプローチだった。
樹精は普段、樹の姿しか取れない。人の形を維持するには莫大な力が必要なのだ。丸々一ヶ月間力を蓄え、
さらに満月の力を借りてようやく人に化生する。
また、樹精はその樹の身体のうちで一人だけお気に入りの人間を養うことができる。
中の人間は老いる事無く、飢えることなく生きることができる。
そして満月の晩が来るたびに、囲われた人間は美しい彼女たちと情を交えるのだ。
それは何不自由なく満たされた一生と言えるだろう。
少なくとも、俺はそう思っている。
俺の身体の上で、樹精の肢体が踊る。舌を吸いあい、胸板の上で身をくねらせ、豊満な胸をひしゃげさせる。
その間ずっと、実にうれしげな鳩のような含み笑いは絶える事無く、俺の耳朶をくすぐっていた。
やがて・・・彼女の身体が樹液で艶光り、その豊満な胸がヌルヌルと俺の胸上で滑り出すころになると、
俺の逸物はすっかり準備が整っていた。
丸々一ヶ月間達する事無く愛撫され続け、わずか一晩に極上の女を味わいつくす。
そのサイクルを何度も繰り返した俺のそれは、臍まで反り返るほどのサイズとなっていた。
いまは二人の腹の間でビクビクと自己主張するソレを、樹精は尻だけを持ち上げ、すっかり濡れそぼり、潤みきった秘所へと招き入れた。
じゅぷっ
「はあぁぁぁぁぁ・・・おおきぃ・・・」
媚粘膜への一ヶ月ぶりの鮮烈な刺激に、樹精は深く感じ入った。
しっくりと馴染みつつも一生飽きの来ないであろう彼女の中で、俺はより大きく男根をいきり立たせた。その膨張を受けて、彼女は腰を振り始める。
始めはぴったりと身を寄せ合っていたのだが、やがて彼女は焦れて騎上位へと体位を移した。
そそり立つ肉棒が彼女の内臓を押し上げる。その感触に樹精は身を何度もよじった。
俺の上で何度も跳ね回り、大きく揺れる彼女の肢体。その中でも一際激しく揺れる巨乳を両手で掴み、激しくこね回した。
「あん、やん、もっと、もっといじって、こねて、むにゅむにゅってしてぇ」
始めのうち樹精は背を仰け反らせて喘いでいたのだが、胸を刺激されるうちに身体を前へと倒してきた。
目の前まで来た乳首を口に含み、舐め、食み、彼女の乳肉と樹液を満遍なく味わう。右、左、右、左、右と思わせて左。
そのフェイントに、彼女はあっさりと陥落した。
「むねぇ、胸でいっちゃう、いっちゃうのぉ」
「ずいぶん早いな」
「だって、だってぇ、久しぶりなんだもの、ずっと待ってたんだものッ、イ、イくぅうっ」
彼女は全身を痙攣させて達した。一ヶ月ぶりの刺激に身体が心よりもだいぶ敏感になっているせいか、ずいぶんと早い。
だがこのテンポにもお互いすっかり慣れている。そう、これはいつもの準備運動だ。
だからいつものように彼女の尻たぶをしっかりと掴み、激しく腰を打ち込んでゆく。
「あぁっ、イッたばかりでっ、はあっ、び、敏感になってるのぉッ、はげ、激しッ、もっと激しくして・・・ッ」
わざと浅いところばかりを突き、彼女が焦れてきたところで深く奥を抉り、達したところで奥を強く擦り付ける。
「はっ、はっ、はっ、もっとぉ、もっとふか・・・ぁぁぁあいッ!イイ、奥が気持ちっ、いいぃのおぉ」
その度に変わる彼女の音色を聞いているうちに、俺にも限界が訪れた。インターバルのせいか、互いに相当早い。
「俺も射精るッ、お、おおぉぉおッ」
ドクン!ドクン!ドクン!
「射、射精てるぅ、とっ、とっても濃いぃの、わたしの子宮押し上げてるのぉッ。あ、熱ぅいぃ〜ッ、熱いのでまたいっちゃうのッ」
一ヶ月間溜まり続けた精液が彼女の胎内を焼く。それは射精の勢いとあわせて、弾丸のように子宮を打ちつける。その感触に、彼女はまた達した。
そのまま息を整える。俺のものは彼女の膣内で未だ硬度を保っていた。
「んんぅ。やっぱりいいの・・・だから上のお口でも味あわせてください・・・」
そういうと彼女はズルリと腰を抜き、俺の足元にしどけなくすわった。
そのまま張り詰めた両の乳房で俺の肉棒を挟み、楽しそうに微笑んだ。
「御奉仕、いたしますね」
樹精は座ったまま身を乗り出し、男の下腹部に身を預ける。胸が大きくひしゃげ、男の下腹に重圧を加えた。その状態で乳房を圧迫し、乳奉仕を開始する。
「うふふ、ひくひくしてるの。れろ、んちゅっ」
そのまま己の乳を揉み、亀頭に舌を這わせた。敏感な部分を舌先が擦るたびに、男はうめき声を上げる。
だが、舐めるだけの口奉仕では、樹液に濡れた胸乳の狭間で暴れまわる肉棒はヌルヌルと逃げ回ってしまい、与えられる快感は断続的なものとなってしまう。
じらされる感覚に男はかすれた声で哀願した。
「もう・・・咥えて、くれないか・・・」
「うふふ、どうしましょうかね〜、ちゅっ、はぢめてのときは、さ〜んざんじらされましたものねぇ〜、れろっ」
「まだ・・・根に持ってたのか・・・くぅっ」
「いじわるなあなたに、はっ、おかえし、ですっ、えいっ」
「うあぁぁあっ」
樹精は楽しそうに上半身を前後させる。ぬめる胸が男の下腹部でスライドし、胸の谷間を亀頭が激しく出入りする。自在に動く樹精の緑髪は男の脇、指の股などの性感帯を這い回る。
その刺激は快感だったが男が達するにはいささか足りず、また髪の一房はそそり立つ男根の付け根を強く縛っていた。
じくじくと先走りの液をにじませながら、とうとう男は哀願した。
「た、ッ頼む、イかせてくれっ、これじゃあ、生殺し、だっ」
「うふふ、それじゃ、イかせてあげますね、えいっ」
「!う・・・くあああっ!!」
どくっ、どぴゅ、どぴゅぅぅぅう
樹精は男根の拘束を解くと同時に、亀頭に髪の毛を一筋差し込んだ。その敏感な場所への強烈な刺激に男は噴水のように精液を迸らせる。
その濁流を、樹精は避ける事無く顔で受け止める。
「きゃっ、いっぱい、いっぱい射精てますぅ・・・すっごい、どろどろぉ・・・息ができなぃ・・・」
目に入らないように瞼を閉じ、顔面を生々と染める白濁をうっとりと受ける様は、恍惚の極みとしか言い様が無かった。
白濁はビクビクと暴れる肉棒により広範囲へ振り撒かれ、樹精の前髪、額、瞼、鼻、頬、口、顎、耳などを白一色に塗りたくった。
やがてねっとりと垂れ始めた精液は、樹精の形のいい顎を伝い、胸の谷間へと下ってゆく。
胸で扱いて最後の一滴まで絞りつくした樹精は体を後ろへと倒し、舌を伸ばして顔の精液を舐め取り始めた。
「うふふ、れろ、こぉんなにいっぱい・・・顔中、べたべた・・・れろっ、おいしい・・・」
やがて舌の届く範囲をなめ取り終わると、左手一本で上体を支えなから、右手でおなかまで垂れ始めた精液をかき集めて啜り始めた。
「やぁん、おっぱいだけじゃなくって、おなかまで垂れちゃってるの、ペチャッ、まだまだいっぱい・・・ペチャッ・・・あん、耳についたの、ナカまでねっとり入っちゃってるぅ・・・」
それは樹精の媚態。男を軽くいじめ、目の前で淫猥に振る舞い、欲情を煽り立てる巧妙な誘い。
その証拠に森精の秘唇は期待にこぽこぽと内容物を溢し続け、二度の放出にもかかわらず男のモノは隆々とそそり立っている。
ちろりと樹精が男を盗み見たとき、男は樹精の足首を掴んで身体を引き倒していた。
「きゃぁぁん」
その悲鳴はどう聞いてもうれしげだった。
男は樹精の足首を肩に担いで胎内に押し入った。屈曲位、それは最奥を突くための深い結合。樹精の身体のバネと男の腰のバネが協力して、
より深く、より激しい挿抜をうみだす。
「あっ、あっ、あっ、あっ、はげしイイッ、と、とってもふかいのっ」
「さっきのおまえを見てたら、頭がどうにかなっちまったみたいだ、くっ、しばらく、とまれそうに、ないッ」
「んはぁあぁッ、奥、おくぐりぐりしちゃ、だ、メェぇっ」
男は限界まで樹精の身体を折り曲げ、そのまま膣奥で探るように円を描いた。それだけでも火花のような快感が生じ、樹精はちいさく絶頂を迎え続けたが、
男の目的はまだ達成されていなかった。
めり
「ひゃぅぅぅぅぅぅっ、うそ、そんな、ソコはあぁぁっ」
めり、めり、
「は、挿入ってくぅ!子ィ、子宮に挿入ってるのぉっ」
ぬるん
「あひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」
子宮口を探り当てた男の亀頭が、針の穴ほどの隙間をこじ開け、内部にめり込んだ。
「ここで、イくよ」
「はぁあっ、ふかい、ふかいのぉ、そこ、感じすぎちゃ・・・ぁぁぁぁぁあっ」
樹精のセリフを最後まで待たず、男は律動を開始した。
根元を締め付ける陰唇、茎を撫で回す膣内の襞、そして亀頭にぴったりと吸い付く子宮口。
その三重の快楽が男を突き動かし、女は悶絶しつつ律動を受け入れた。
「はっ、はっ、はっ、キツ・・・すごくイイ、もっとはげしくイくよッ」
「はぁぁぁぁあ、イ、イクイクイクイクッ!イッてるのぉ、ずっとずっといってるのッ、イキッぱなしになってるのっ、
イク、またイクッ、いくいくいくいくうぅっ、とまらないのぉ、ひイイぃぃぃイイッ」
やがて樹精は激しく頭を打ち振り、男に限界を告げた。
「も、もぉらめっ、らめぇ、げんかいぃなのぉ、ああ、ダメ、らめ、もうらめぇぇ」
「イクよっ、子宮に直接射精すッ!」
「うん、うんうん、ひて、きて、射精してイッれわたしのいちばんふかいところあなたのせーえきでいっぱいにしてぇぇ!」
ドクン!
「あひいぃィッ!・・・はいってる、ドクドクってあなたのがはいってきてるの・・・そのたびにキモチよくなっちゃうのぉ・・・」
男の精が女の最奥にたたきこまれる。その感触を樹精は腰をガクガクと震わせながら受け止め、脈動の数だけ絶頂を迎えた。
射精が止まったところで男は―ぴったりと吸い付いている膣内からやや強引に―男根を抜き出した。
その衝撃で一度だけ樹精はピクンと痙攣したが、そのままぐったりと虚脱した。
とろけきった全身の筋肉を投げ出し、目は空ろに宙を見つめて涙を流し、口はだらしなく半開きのまま涎をこぼし、未だ閉じきらぬ秘唇は白濁を溢れさせ続け、
満足そうに桜色に染まった胸を喘がせている。そしてうわごとのように、
「もっと、もっとあなたを感じたいの・・・」
とつぶやいていた。
男の肉棒はもう限界だった。しかし樹精は期待している。男は悩んだ。
正直いつもよりも樹精は無理をしていると思う。その理由にも心当たりがある。しかし、いやだからこそ、無碍に断るのも気まずい。
そしてひとつの考えにたどり着く、これは初めての試みだった。
樹精の身体を調べる。程よく全身から力が抜けている。
「今ならできるかも」
そうつぶやいた男は女の秘部に手を当てる。
「なにを、するのぉ?」
「見てれば分かるよ」
いぶかしげな樹精に男は一言だけ答え、慎重に五本の指をそろえてゆっくりと慎重に内部へと突きこんだ。
つぷぷぷっ
「!はうっ」
「よし、切れたりしないな、そのまま、そうっと・・・」
そのまま緩んだ膣穴を押し開き、男の右腕は胎内を押し進む。二種類の粘液が膣口からどぽどぽと押し出されてゆく。
「はうっ、はあぅぅぅぅっ、おなか、く、苦しっ・・・のぉ」
「ここでストップ、っと」
「はあ、おなか、はあ、はあ、すごくもりあがってる・・・」
樹精は力の入らない首をかろうじて下げ、卑猥に形を変える自分の下腹部を見守った。指先が子宮口に触れたあたりで男は侵入をやめ、女の目を見てつげる。
「膣内、このまま撫でるよ」
「はっ、はひぃ、そこも、撫でて、可愛がって、くださひぃ」
自分のすべてを捧げる、その感触に森精は微笑み、荒い息を整えて目を閉じた。胎内の愛しい腕に思いを馳せる。
くにゅ、ぐにゅ、にゅるっ
「ふわぁぁあん!ナッ、膣内、撫で回されてるの・・・ひゃうん!指、ゆびぃ、ばらばらに、いろんなトコ、なでてるぅ」
視覚を制限し、触覚に集中する。下腹部を内側から這い回る指を感じる。
・・・これでこの人の指が触れていない場所はひとつも無くなった。そう思うと樹精の内部が潤いを増して活性化していく。
「もっと、もっと、激しくして・・・あなたを感じさせてぇ」
ぎゅっ、膀胱のあたりを圧迫する。
「そこ、おしっこ漏れちゃいそうっ」
ぐにゅり、襞の間を指が掻き探る。
「ひぅぅうっ!あっ、あっ、あっ、激しぃ・・・」
男の親指、人差し指、薬指、小指が胎内で握り拳をつくり、そのまま抜き差しが開始された。ただ一本立てられた中指が子宮口に何度かあたり、
そのままつぷつぷと内部に侵入していく。本日二度目の進入を、敏感なソコは震えながら受け入れた。律動のたびに内部が収縮、痙攣し、出口の無い飛沫が内部にたまってゆく。
「ま、またぁ子宮に、入ってるの・・・あぁぁあ・・・キツいの・・・」
「またここでイかせてあげるよ・・・そらッ」
「ひあぁぁぁっ・・・スゴイ・・・いく・・・いくの、あっまた、またいっちゃうのッ」
ガクガクと腰を震わせる樹精。気持ちは昂ぶっているようだが、身体はもう限界のようだった。
一度終わってしまったら、次はまた三十日後になる。
その気持ちが身体に無理を強いてでも性交を続けさせようとしているのだろう。
男は樹精のその気持ちがうれしかったし、腕一本で乱れ狂う大好きな樹精に萎えた男根が再びそそり立ってきたが、そろそろトドメを指すことにした。
中指を子宮内で折り曲げ、そのままぐりぐりと腕をねじる。効果は劇的だった。
「イクぅ、イクッ、ナカで指が、暴れてるっ、いい、いいのっ」
「このまま抜くよ」
「まって、まだ、まだ続けてほしいのっ」
「これ以上は身体壊しちゃうよ。だから、これでおしまいッ」
ぐぽおっ、ぷしゃあぁぁ
「あぁぁあぁぁあぁぁっ!」
内壁を抉りながら引き抜かれてゆく腕。その感触で樹精は絶頂に押し上げられ、膣内にたまった愛液を吹きだし、そのまま失禁してしまう。
ぐったりとなった樹精に、男の精液が振りそそぐ。
たぱたぱと振り掛けられた白濁は、女の肌の上をすべり、地面へと流れ落ち、愛液と尿と混ざって溜まった。
ちゃぷ、ちゃぷ
「今日もすごかったです。腰、抜けちゃいました」
「俺の腰もガクガクいってるんだけど」
ちゃぷ、ちゃぷ
「一人で立てるだけマシです、あぁ、冷たくて気持ちいい・・・」
「手、離してもイイ?」
目を覚ました樹精と男が、泉の中で身体を洗っている。
といっても後遺症で一人で立てない樹精を男が後ろから抱きかかえ、水に浸している、というのが正しいかもしれない。
ともすれば欲情に暴走しそうになる樹精の目を覚まさせるための水浴、という言い方もできそうだ。
「・・・今日もまた、終わりですね」
「次の機会をお楽しみに、ってな」
「でも!」
「・・・まだ死んだりしないよ、当分の間は」
樹精に取り込まれた人間は『老い』からは開放される。しかし、それは決して『死なない』わけではない。
愛する人が眠りに就き、そのまま目を覚まさないかもしれない。そう思うと樹精は居ても立ってもいられなくなってしまうのだ。
そんな不安に駆り立てられた恋人の気を、茶化すようにして男が逸らせる。
「大体なあ、今のペースで続けてみろ、あと三回もしないうちに俺腹上死しちまうぞ、このインラン」
「ひ、ひどっ、あなたがいっつもいっつもわたしにえっちなことするからこうなったんでしょうが!」
「今日も、おまえから始めてきたクセに」
「うぐ・・・・・・そ、そんなおっきなおち○ちんしてる人が責任転嫁ですか恥ずかしい」
「ソレとこれとはあんまりカンケーないと思うんだが」
「インランなんていわれたら女の子は傷つくんです!」
「じゃあ、次の満月は二回でオシマイな」「そんなの嫌」「即答かよ」「当然です」「居直った」「人間誰しも譲れないものはあるんです」
「おまえ人間だったっけ?」「言葉の綾です!」「なら、俺が譲れないものは・・・」「?」
接吻。
「おまえって事で」「やっぱりずるい・・・けど、うれしいです」
樹精が男にしなだれかかる。どうやら仲直りしたらしい。
この場所には森と、泉と、月と男と女しかない。
しかし男も女も、森と、泉と、月とお互いの身しか必要としていなかった。
三十日周期で繰り返される完成された世界がまた一巡りし、空に浮かぶ月だけが、それをいつまでも見下ろしていた。
樹精 了
樹精ルート終了。読んでくれた人ご苦労様です。アレもこれもソレもみーんなほっぽり出して二人だけでえろ、とにかくえろ、どこまでもえろ。書くほうも読むほうもくどいと思ってもえろえろ。
ちょっとはヌけ・・・るといいなぁ。
さて、文末にもあるとおりこの二人の関係は二人だけで完結しています。樹精の設定はこの<閉鎖された完結>と<人外ならではのえろシチュ>のためだけにあるようなものです。
あと無理矢理付け加えることができるエピソードは
A 男が死ぬ B 樹が切り倒される C 幼馴染少女の陵辱妊娠流産精神崩壊完全肉奴隷化再度妊娠流産発狂惨殺報復後放火村炎上消失類似館物侍女物語
ぐらいなものですが、前二つは書くまでも無く、後ろ一個はスレ趣旨に反する(人外が出ない)、またダークすぎというわけで書き(け)ないんで放置。んでおしまい。
というわけで、このルートでは「あの娘」がどうなったかはさっぱり分かりません。
人でなし!無責任!と思った方、あなたの理性は正常ですのでご安心を。
あくまで彼女は脇役で、スポットライトが外れた以上物語に登場の余地はありません。酷な物言いですが脇役なんてそんなものです。
繰り返しになりますがこのルートで書きたかったのは<閉鎖された完結>です。彼女のその後は見事ににスピンアウトです。そして二人はそれでもらぶらぶです。人生そんなものです。
彼女についてあえて一文字分も触れないことでそこら辺が強調されてます。幸せになるのに、カンケーないやつは全然関係ないんです。
なら、アナザールートはどんなものになるのでしょうか?いっておきます。カンケーするんで関係します(変な表現スマソ)
マシン○ボばりの大逆襲・・・に書けるといいなあ(苦笑)
それでは走馬灯を開始、もとい、時間軸を過去へと手繰り、そこから別の可能性を模索し始めるとしましょうか。
皆さん、また一週間お待ちください(急げよ自分)。森精>至高人でお会いしましょう。
追記:スレの先輩の書き手の皆さん、感想をくれた皆さん、ROMにーさんたち、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。ですが、書き終わった作品も無いのに長々と語るのもカッコわるい、と思って今まで発言極力を控えておりました。
無視してたわけじゃないんでご理解いただければ幸いです。以後よろしくお願いします。あと、保管庫管理人様にも厚く御礼申し上げます。
>>275 お疲れ様です。
リアルで読ませていただきました。
次も、体を壊さない程度に頑張って下さい。
>>275 アンタ最高だ。良い物書いてくれてありがとう。
>275
いやはやGJっす。アナザールートにも期待してお待ちもうしております。
GJ。
途中の掛け合いもいいし、なかなかにエロい。
…子宮に手を突っ込むシーンで、某パスタ娘を思い出したのは言わないでおこう(言ってるやんけ
でもこのシーンは最高でした。
Cルート、いちSS書きとして書きたいですねぇ。
まぁ、完全にここの趣旨から外れますが。(グロくなりそうだし)
書けるんだったら容赦はしません。…と言っても娘さん派なので鬼畜は野郎どものみですが。
作者さんに許可もらって、その後スレ住民の意見を聞きたいと思います。
他人の受け売りだが
ゴッドジョブ
もう三回抜いた
281 :
んぼァ:04/11/26 01:04:33 ID:S/waoAqX
>>275 このスレの趣旨に合わせてみるなら、幼馴染が陵辱の果てに人外に目覚めるとか。
>>281 ハンター
やっぱり吸血鬼物といえば 狩人 なんですな。
妹もやっぱり狩られる側になってしまうんでしょうか。
283 :
森精の人:04/11/26 08:17:49 ID:SlY//AZ7
感想いっぱいきたぁ ありがとです。
>>279さん「俺のために書いてください」と叫びたいです。
なんかとんでもない誤字が集中してるところがあったんで修正板上げます。
エロシーンで誤字があるととたんに読むリズムが崩れて萎えると思うので差し替え希望。
お手数ですが保管庫管理人様修正をお願いしてもよろしいでしょうか?
284 :
259修正:04/11/26 08:20:29 ID:SlY//AZ7
樹精は首を捻り、背後の男と口付けを交わす。はじめから互いに舌を吸いあうような情熱的な口付けだった。樹精の手は男の後頭部を優しく探り、男の手は樹精の豊かな胸に回されていた。
付け根から先へと、絞るような動作。それは時に左右の胸を交互にプルプルと縦に揺すったり、指がめり込むほど強くつかんだりといったバリエーションを交えていた。
そのたびに女の口からはくぐもった喘ぎが聞こえ、その腰は股間を男の肉棒に擦り付けるように前後していた。
女の胸は男が鷲掴みにしても大部分がはみ出してしまうほど大きいが、そのことを抜きにしても乳首に全く触れない、というのはわざとだと思われる。じりじりとすぐ近くまで揉み寄り、
女の目が期待に潤んでいるのをそ知らぬ顔で流しつつ、また付け根へと引き返していく様は、じっくりと女の性感を煽っているのに間違いあるまい。事実、じらされ続ける女の腰はその動きを過激なものへと変え、
いまや下半身はティッツ―素股―といっても差し支えないほど激しく擦りあわされていた。
「も、もおぉう、どうしてあなたはそんなにイジワルばっかりするんですかっ?」
「濡れ濡れで拗ねるおまえが、あんまりにもかわいいんで、つい、ね」
「・・・そんなこと言うんなら、覚悟してくださいね、いっぱいえっちになっちゃいますっ」
ふっきれたようにそう言った樹精はいたずらっぽく笑うと、男の男根を両手でつかんだ。そのまま奉仕を開始する。
左手で太い茎をしっかりと掴み、大きく広げた右掌を亀頭に押し付けてゆっくりと円を描くように擦ったり、そのまま人差し指と中指を折り曲げ、大きく傘を張ったカリ首を抉るようにくすぐる。
男の意識が亀頭部に集中したところであえてそこから手を離し、肉茎を両手で掴んで扱きながら上下左右に揺り動かし、時にその反り返った上部を自らの肉真珠にこすり付けたりもした。
285 :
260修正:04/11/26 08:22:03 ID:SlY//AZ7
「はん、はん、はぁん、どんどん、くうぅ、おっきくな、るぅぅ、はっ、ま、まるで、わたしにおち○ちん生えてるみたい・・・はあっ、はあぁあぁん!」
「はっ、はっ、はっ、ヌルヌルして、クッ、くあぁっ」
たがいに情欲を高ぶらせ、結合部と水面に映る自分たちの姿を見た。ますます高ぶる性感に耐えかねたように、男は樹精の耳に舌を這わせ始める。
「ふゃぁぁああ!み、みみ、耳だめっ、すごく感じ、ああっ、ジンジン痺れ、ああぁぁあぁっ耳にナニか入っちゃ、うぅぅぅっ」
敏感な耳たぶを嘗め回され、耳穴にねっとりと唾液を流し込まれて、樹精はゾクゾクッとその身を震わせた。また、その「身体の中に何かが流れ込んでくる感触」は性交を喚起させ、下腹部の甘い痺れをより一層強くさせた。
「も、もう、ガマンできな、ひぃぃぃぃ」
樹精は股間でいきり立つ男の男根を両手でしっかりと掴み、上を向かせて固定し、自らの秘部にあてた。
くちゅり、と接触部から濡れた音がし、男の茎をねっとりと蜜が伝い落ちる。
そのまま一気に腰を落とした。
ぬぷっ、ぬぷぷぷぷっ
「ああぁぁぁぁぁっ!は、挿入ってクるぅぅぅぅッ」
「お、おおぉぉおおオオオ!」
自ら男のものをくわえ込んだ樹精は軽く絶頂へと押し上げられ、男はまるで獣のような咆哮をあげた。
そのまま休むことなく律動を開始する。
とりあえず、後書きがウザいからやめてくれないか。
言いたい事があるなら作品で語れよ。
いや、後書きなりの作者の声はあった方が面白いだろ
本文で語ると、えっちシーンなど本題でないことが
不用意に長くなってしまうこともあるので
効果的に使えば、読者も楽しめる。
豆知識みたいな裏設定とか
今後の構想とかちょっとしたリクエストとか。
ただ、不用意に設定厨のごとく何レスにもわたって裏設定を語られても困るけど。
樹精の人、えろえろグッジョブ!
しっかし、幼馴染の少女は、お兄ちゃんが死んでいってるかもしれない時、
いったいナニをシていたのやら……。助けの手を伸ばそうともせず。
“何も知らないお兄ちゃん”“もう三ヶ月遅かったね”“第一もう、会わせる顔無いよ”とか、
自分の事しか考えてないモノローグを見るに、このキャラの、この幕引きは、しごく当然なような。
なんか、ちょっと、バハムートラグーンのヨヨ姫を思い出してしまった。
290 :
んぼァ:04/11/26 16:02:14 ID:02dPk8QI
>>282 ですね。ハンターって萌えですよ。
言ってみれば、銀ダラみりんに付け合わせた大根おろしのようなもので、
無くても美味しいけれど一緒に食べればより美味しい、みたいな。
・・・いえ、美少女がハンマーで杭を打ち付けるシーンを書きたかった
だけとかそういうわけじゃ(ry
妹が狩られるかどうかは、先の展開次第ということで・・・。
>>289 村を追放されて、どこにいるかもわからないのに何をどうしたら良いと言うので?
伴侶を見つけられなかった樹精達は、夢通信でのノロケ話を聞きつつ、もんもんしながら光合成してるんだろか(w
夢で自分の中の伴侶と会話できるんかね
1ヵ月に一回の逢瀬も悪くないけど
8月のアスファルトに写る影は、世界で一番真っ黒な影だと思う。
「……暑い」
「……わぅん」
「……汚物は消毒だー……」
誰かの嫌がらせじゃないかと勘繰りたくなるくらい、今日の日差しは強い。
頭上から襲いかかる陽光にプラスして、地面からの反射熱が容赦無く僕達の肌をじりじりと焼いていた。
両面焼きのハムエッグ状態で、このまま石化してしまうんじゃないだろうか。
こんな日は、エアコンの効いた自宅で引き篭もっていたい所だけど……
「わぉん?」
「きっと病院は涼しいよ。あと5分くらいで到着するから、頑張ろう」
先日、佐野さん――あ、今請け負っている仕事上での僕の担当者さんだよ――が、
過労の為に入院してしまい、今後の打ち合わせも兼ねたお見舞いに行く事にしたんだ。
『過労の為に入院』という理由に、僕にも責任の一端があるような気もするし……
ごめんなさい。今後はシメキリをちゃんと守ります。
「入院先の病院には、もうすぐ着く筈なんだけど……」
最近、新しくできた病院らしく、けっこう近いから散歩も兼ねて歩いて行こうと思ったんだけど……
こんなに外が暑いのなら、バスかタクシーを使えば良かったかな。自分の貧乏性が、ちょっと悲しい。
「くぅん……」
で、例によって僕にべったりと付いて来ている“てぃんだろす”も、
犬耳と犬尻尾を隠す為にニット帽に薄手のコートという格好なのでかなり暑そうだ。
本物の犬みたいに舌を出して、辛そうにはぁはぁ喘いでいる。
「……あつはなつい……」
しかし、“いたくぁ”さんはなぜ付いて来るのだろう?
このクソ暑い日差しの中、黒い着物姿という見てる方がうんざりするような格好なのに、
いつも通りの無表情には汗1つ浮かんでいなかった。
ひょっとして着物の下は汗でびっしょりなのかな? 着物の中に手を差し入れて確かめたいけど、
もう二度と『暑い』とは言えない状態にされそうだからやめておこう。
いや、裾から直接お尻を責めれば大丈夫かな――
そんなおバカな事を考えている内に、僕達は目的地に到着していた。
「…………」
その病院の外観を見上げて、僕は少し固まってしまった。
テーマパークによくある建造物かラブホテルのような西洋風のお城――
住所を間違えたかと思ったけど、正面玄関には堂々と大きなネオン看板がかけられている。
――『ユゴス総合病院』――
しかし、僕が本気で絶句したのは病院の正面玄関をくぐってからだったんだ。
「「「いらっしゃいませ〜♪」」」
病院でその挨拶は無いだろオイという突っ込みを、僕は途中で飲み込んだ。
病院の中に大勢のナース――看護婦さんが働いているのはあたりまえだ。
そのナースさん達が、全員蕩けるような美女・美少女揃いである事も、
まぁお約束だから許そう。むしろ嬉しいし。
しかし、頭にはナースキャップを乗せているけど、その服装がナース服じゃなくて、
白上衣に緋袴――いわゆる巫女さんの衣装なのは何故!?
おまけにナースキャップの影から、ぴょこんと2本のウサミミが飛び出しているし……
しかも、緋袴は股のあるいわゆる馬乗り袴だったのだけど、その股間部分が改造されていて、
ハイレグTバック状になっているのがますますバニーガールっぽい。
巫女さん原理主義者が見たら、こんなの巫女服じゃねェ! と血涙を流しそうな服装だ。
一体何なんだろう? このナースなのか巫女さんなのかバニーガールなのかはっきりしない美女達は……
受付をしたり患者さんの車椅子を押している姿を見る限りでは、どうやらナースさんらしいけど、
正直どこか勘違いしたコスプレイヤーか風俗嬢にしか見えない。やっぱり住所を間違えたのかな。
「ええと……ここ、病院だよね?」
「わぅん?」
“てぃんだろす”が不思議そうな顔で僕を見上げた。
どうやら、この子は彼女達の珍妙な外見に特に違和感を感じていないらしい……
……って、ひょっとして、このパターンは――
「……“み=ご”……」
「へ?」
独り言のような“いたくぁ”さんの呟きに、僕は素っ頓狂な声を漏らした。
いや、確かに巫女さんですが。
「……巫女じゃなくて……“み=ご”……」
「“み=ご”? その人類には正確に発音できないっぽい響きの名前は……」
「……ユゴス(冥王星)を経由して……山を飛び……谷を越え……
……僕らの町にやってきた……独立種族……」
あああ、やっぱり『邪神』さん達だったのか。改めて彼女達を観察すると、
頭のウサギ耳はバニーガールのソレじゃなくて、長く伸びたキノコの傘である事が分かった。
流石人外さん。意味不明だ。
そんな邪神さんが病院を経営している事は、この際深く考えない事にして、
佐野さん大丈夫かな? 生贄にでもされてないければいいけど……
「……大丈夫……“み=ご”族は……生体科学のエキスパート……腕は確か……
……脳味噌を缶詰にされるけど……」
……佐野さん、ホントに大丈夫かな――!?
「いらっしゃいませ。当病院にはどのような御用件でしょうか?」
――と、そこに1人の“み=ご”さんが声をかけてきた。歳は二十歳くらいの、
清楚で優しそうな長い黒髪の大和撫子風美女だ。僕的には胸が大きいのがポイント高い。
「あ、ええと、知人が入院しているのでお見舞いに……」
「では、病室まで御案内します」
病室を案内する為に僕の前を歩く彼女の白い生尻が、
ぷりぷり揺れながら緋袴の切れ目から顔を見せているのを除けば、
外見はともかく、対応は普通の看護婦さんだ――その時までは、僕はそう考えていた。
打ち合わせを兼ねたお見舞いは、特に何事も無くスムーズに終わった。
佐野さんによると、病院は設備も診療もサービスも十分合格点だし、
何より看護婦が(服装を気にしなければ)超美人揃いなので、入院生活は大満足らしい。
僕も何かあったらここに入院しようかな。
あ、ちなみに“てぃんだろす”と“いたくぁ”さんは、病院内のカフェで待ってもらっている。
自宅でもそうだったけど、わんこ娘や漆黒雪女な外見の美女を担当者に見せたら、
今後の仕事にどんな影響が出るかわからないし……今更という気もするけど。
しかし、今回はそれが仇となった。
「……えーと、ここは?」
佐野さんのお見舞いが終わった僕は、彼女達の待つカフェに向かおうとして――見事に迷子になっていた。
外観がどんなに変でも、大きさ自体は普通の総合病院にしか見えなかったのに、
その内部は地図が必要になるくらい広大な空間が広がっていたんだ。
なまじ機能的で無機的な病院の内装なので、どこを歩いても同じような光景に見えて現在位置がさっぱりわからない。
おまけに運が悪いのかドッキリなのか、なぜか看護婦さんや医者の類も見つからないんだ。
そう、うっかり失念していたけど、ここも『邪神の領域』だ。
“いたくぁ”さん達と離れるべきではなかった……失敗したなぁ。
どれだけ無意味に歩き回った事か……
「――あっ」
と、ふと前を見ると、あの腰が抜けそうな看護婦さんの後姿が、廊下の奥の扉に消えるのが見えた。
慌てて彼女の後を追う。
――あれ?
――他に脇道も扉も無かったのに、今まで前を歩いていた筈の彼女の姿を目撃できなかったのはなぜ――?
その事実に気付いた時には、僕はその扉を押し開けていた。
「すいません、カフェへの場所を教え――」
僕の台詞は途中で中断された。
四方に配置された一昔前の大型コンピューターのような機械が、
グォングォンと大きな音を響かせている殺風景な部屋――その中央に、僕を絶句させたモノがあった。
「……ふぐぅ…ぅぅっ…んぐぅぅぅ!!」
全身をグロテスクな拘束具で束縛された1人の少女が、
手足を大の字に広げるように天井から吊るされていたんだ。
これだけでも相当に異様な光景だけど、更に異常なのは、
少女の口に装着された透明なチューブが天井に繋がっていて、
そこから断続的に黄色っぽい半透明の液体が流れ落ちている点と、
少女の下腹部が拘束具の隙間から妊婦のように膨らんでいる事だった。
周囲には何人もの看護婦――“み=ご”さんがいて、
吊るされた少女によくわからない機械を押し当てたり注射器を刺しては、
抽出されたデータらしいものを四方の機械に入力している。
「あら、先程の人間の方……何か御用ですか?」
あの僕を案内してくれた大和撫子風の“み=ご”さんが、
完璧な営業スマイルを浮かべながら僕に話しかけてきたけど……僕はその言葉を半分も聞いていなかった。
あの吊るされた少女には見覚えがある――溶岩を連想させる色合いの長い真紅のツインテール。
拘束具に包まれた幼い肢体。冷たくも可憐な絶世の美貌――
「が、“がたのそあ”さん!?」
「んぐぅぅ……んぐぅうう!」
唖然とした僕の呟きに、“がたのそあ”さんは苦悶と切なさが入り混じった呻き声を漏らした。
そう、彼女はあの『火山の魔神』“がたのそあ”さんに間違い無い。
でも、同時に彼女は僕の知る“がたのそあ”さんではなかった。
空中で拘束されたまま力無く身をよじり、か弱げに震える姿には、
あの誇り高く恐ろしい冷徹な『邪神』の面影はどこにも無いんだ。
いや、確かに“ゔぉるばどす”さんや“つぁとぅぐあ”さんにエッチされてる時は可愛かったけど、
そういう意味でのか弱さとは全然違う――“邪神の威厳”とでもいうべき要素が全く感じられないんだ。
今の“がたのそあ”さんは、ただの陵辱される美少女にしか見えなかった。
「な、なぜ“がたのそあ”さんが……」
「あらあら、お知り合いですか?」
大和撫子風“み=ご”さんが朗らかに微笑んだ。
その笑顔に、いたいけな少女を嬲っているという後ろめたさは欠片も感じられない。
僕に『彼女達は人間じゃない』と改めて感じさせたのは、“それ”だった。
あからさまに身構える僕を尻目に、“み=ご”さんは聞かれてもいないのに解説を始めた。
「あの実験体は、1年前にヤディス=ゴー周辺で捕獲した旧支配者です。
地元(ユゴス)では馴染みの存在でしたので、いつか研究したいと常々考えておりました」
「…………」
「現在、彼女には薬物投与試験体と当病院のトイレとして強制的に協力してもらっています」
「と、トイレ!?」
「はい。現在は尿専門ですが、いずれは固形物も処理させる予定です」
つまり、天井から“がたのそあ”さんの口に伸びたチューブの中を、
止めど無く流れ落ちている黄色っぽい液体は――!!
「んんんっ…んぐぅうぅ……!!」
ギャグホールで強制的に開かれた口から喉の奥まで挿入されたチューブから、
リットル単位のオシッコを無理矢理飲まされる……これはもはや飲尿プレイの範疇じゃない。
拷問の域も超えているじゃないか。一体何を考えているのだろう!?
「な、な、なぜそんな酷い事を……」
「無論、それだけでは苦しいでしょうから、実験体の精神フォローの為にも、こうして快楽も与えています」
“み=ご”さんが壁際の怪しい機械のダイヤルを捻ると、
「んぐぅんんんんん――!!」
“がたのそあ”さんは、より激しく幼い肢体を捩って悶絶した。
同時に、彼女からブゥゥゥゥン……という馴染み深い振動音が聞こえる。これは、もしや……
「拘束具に隠されているので見えませんが、
彼女の全身の性感帯189箇所にローターを仕込んでいます。
摂取している尿にも媚薬を混ぜているので、効果は覿面ですよ」
なるほど、痙攣する“がたのそあ”さんの股間からは失禁したかのように愛液が溢れ出て――
「――って、そういう問題じゃないでしょう! 全然フォローになってないし!!」
「ですが、この実験体は困った事に、快楽を与えるとすぐ失禁してしまうのです」
“み=ご”さんは僕のツッコミを全然聞いていなかった。地味にムカつく。
「そのため、彼女の尿道口にはあのように栓が施されています」
指差されるままに“がたのそあ”さんの股間を改めて覗いて――愕然とした。
自宅の台所でもよく見かける、日常生活には欠かせない便利な水分供給道具――
『水道の蛇口』が彼女の股間、それも尿道口の位置から生えて、
愛液に濡れて銀色に光っているじゃないか。
「あの蛇口を捻らない限り、実験体は絶対に排尿できません。
尿道口に蛇口を挿入するのが大変でしたよ」
「い、いや、これもそういう問題じゃなくて」
「そういえば、最後に蛇口を緩めたのは、もう半年以上前になりますか」
拘束具を内側から弾き飛ばしそうなくらいぷっくりと膨れた下腹には、そんな理由があったのか……
「…んぐぐぅぅ…んぐぅ!」
自分自身は排尿できない状態なのに、強制的に大量のオシッコを絶え間無く飲まされて、
全身の性感帯を刺激され続ける――人間ならあっという間に息絶えるだろう残酷な責め苦に、
“がたのそあ”さんは無限の苦悶と――明らかな快楽の喘ぎを漏らしていた。
そして、何の感慨も無く淡々と『実験』を続ける“み=ご”さん達――
そう、やはり彼女達は『邪神』なんだ。
つまり、この光景にも人間には到底理解できない異次元的な理由があるわけで、
僕みたいな単なる人間が、口を出す事ではないわけで――
「とにかく、もう止めてください!」
――それなのに、僕は思わず叫んでしまった。
“み=ご”さんが、少し不思議そうに僕の顔を覗き込む。
「不可解な言動ですね。この旧支配者は人間と敵対している筈では? 人間という種族における、
若年層の精神構造によくある無差別的ヒューマニズムという観念でしょうか?」
「いやいや、普通知り合いがあんな事されてるのを見たら、誰だって止めますって。
とにかく、やめてください」
「……さて、ちなみにこれが普段の実験体の仕事風景です」
例によって“み=ご”さんは僕の話を無視していた。やっぱりムカツク。
“み=ご”さんが巫女服の袖口から出したリモコンみたいな機械に指を走らせた瞬間、
僕の周囲に数枚の光学的スクリーンが出現する。SF映画とかでお馴染みのアレだ。
「!!」
その数枚の内、正面に出現したモニターに、僕の視線は釘付けとなった……
『男子用トイレ』と表札が掲げられた部屋の中、清潔だが無機的なタイル張りの壁から“がたのそあ”が『生えていた』。
ちょうど四つん這いの姿勢から上半身部分だけを切り離し、壁面に埋め込んだような形である。
残酷な拘束具で身体中を覆い隠している姿は普段通りだが、両腕が天井から吊るすように鎖で繋がれていて、
口をふさぐギャグがピンポン玉のようなギャグボールから口を強制的に開くホールタイプの物に変えられている。
無理矢理割り開かれた小さな口からは、はぁはぁと苦しげな吐息が漏れて、
銀色に光る唾液が床に止めど無く垂れ落ちていた。
この姿には、如何な理由があるのだろうか?
すぐにそれは判明した。
「うー、漏れる漏れる」
早足で部屋の中に飛び込んできた医者らしい白衣の男が、ズボンのチャックを下ろしながら『便器』の前に立つ。
「ほら、もっと顔を上げろよ」
男は真紅のツインテールを掴んで“がたのそあ”の顔を持ち上げて、
ギャグホールの中に少女には大き過ぎるペニスを差し込んだ。そして――
「んぐぶぅううぅぅ――!!」
大量の尿が、“がたのそあ”の喉に直接注ぎ込まれた。
「ほら、ちゃんと飲めよ。一滴でもこぼしたら……また大便器に場所を変えてやるぜ」
ギャグホールに無理矢理こじ開けられた口では吐き出す事もできず、
“がたのそあ”は目隠しの中から涙をこぼしながら、湯気の立つ生しょっぱい小便を必死に飲み干した。
「ふぅ……スッキリした」
やがて、男の股間がぶるぶると震えて、“がたのそあ”にとっては無限に等しい長さだった排尿の終わりを告げた。
だが、それは新たな屈辱の始まりでもあったのだ。
「それじゃ、こっちの方もスッキリさせてもらおうか」
当然といえば当然ながら、この世のものとは思えないほど美しい少女による強制飲尿プレイに、
男の股間は限界まで勃起していた。男の腰が滑稽なまでにリズミカルにピストンを開始して、
同時に少女の頭も激しく踊らされる。ぐじゅぐじゅという淫猥な音がトイレ中に響き、
泡立った小便交じりの唾液がボタボタと床に水溜りを作った。
「んぶぅ、んふぅうううう……!!」
ツインテールを乱暴に揺り動かし、喉の奥から食道まで動員されるイラマチオに、
“がたのそあ”は呻き声を漏らしながら耐えていた――が、
「はぁぐぅうううう!!! あぐぅ!! んふわぁああああぐぅうううう!!!」
突然、“がたのそあ”が激しく身体をよじった。
まるで断末魔のように泣き叫びながら悶え、背骨が折れるほどに上体を反らす。
何が起こったのか。
その答えは、壁の反対側にあった。
“がたのそあ”の上半身が生えた壁の反対側――そこは別の男子トイレだった。
そこの壁からは、四つん這いのまま尻を高く持ち上げた姿勢で“がたのそあ”の下半身が生えていたのだ。
“がたのそあ”は、残酷にも生きたレリーフとして壁に埋め込まれていたのである。
“がたのそあ”の下半身は、ある意味上半身よりも悲惨な状態だった。
金属製の棒で両足首をかき開かれて、股間を剥き出しにされていた。
幼い性器周辺は、なぜか金属製の貞操帯で隠されているものの、
先端にフックが付いた四本のベルトでアヌスをX字にこじ開けて、
ピンク色の腸壁の奥まで外界に晒していた。
「へへへ……こりゃたまらねぇな」
そのアナルの中に、患者らしい寝巻姿の男がペニスを挿入して、激しく腰を叩きつけているのだ。
男のペニスは“がたのそあ”の未発達なアヌスには大き過ぎて、
皺の一本まで伸び切ったアナルのからは腸壁まで顔を覗かせていた。
あまつさえ、男はアナルセックスの前にトイレ本来の役目も彼女で済ませたらしく、
ピストンの度にアヌスの端から水鉄砲のように小便が吹き出している。
口とアヌス――“がたのそあ”は前後から串刺しにされて、
文字通り生きた便器として扱われているのだ。
「こら、しっかり咥えてろ! 肉便器ちゃんよぉ」
「んぐぅうううう!!!」
激しいアナルセックスの苦痛で思わず吐き出したペニスが、再び喉の奥まで挿入される。
今度は頭をしっかりと押さえつけて、絶対に外れないようにペニスの根元まで咥えさせた。
「ほら、ちゃんとケツの穴を絞めろよ!」
ぱぁん!
少女の小ぶりなお尻に男の平手が飛んだ。白い尻たぶに赤い男の掌が刻まれる。
スパンキングは何度も何度も続き、“がたのそあ”のお尻は真っ赤に貼れ上がった。
「はがぁ!! あぐぅううう……んぐぅううっ!!」
どれくらい長い時間、“がたのそあ”は口とアヌスを犯されていたのか――
「出すぞっ! 全部飲めよ!!」
「ううっ」
「んぐぅふぅううう!!!」
全く同じタイミングで、前後の男達は大量のザーメンを“がたのそあ”の中に放った。
「ふぅ、スッキリした」
「やっぱりコイツの尻穴は最高だな。マンコが使用禁止なのは残念だぜ」
ずるりと2本のペニスが引き抜かれる。
「……う…うぅう……は…ぁああ……げほっ」
開きっぱなしの“がたのそあ”の口とアヌスから、
涙のように止めど無く白い粘液が流れ落ちた……しかし、
「ねぇ、まだですか?」
「終わったんなら、早く交代してくれよ」
「お、悪い悪い」
「すぐ代わるからよ」
何時の間にか、2人の後ろには男達がペニスをぶら下げながら行列を作っていたのだ。
「んぐぅうううううう――!!!」
陵辱の宴は、まだ終わらない――
「――以上のように、この実験体は患者への性的サービス要員としての役目も果たしています」
「…………」
僕は間抜けのようにポカンと口を開けながら、スクリーンに映し出される光景をに意識を奪われていた。
あの恐るべき旧支配者“がたのそあ”さんに対して、
ここまで残酷な真似ができるなんて……
いや、『邪神』に対してモラルを問う事の方が、人間の一方的な決め付けなのだろう。
でも――何かがおかしい。何か変だ。
“み=ご”さんが“がたのそあ”さんを実験動物のように扱う――
この状態は、何かが決定的に狂っているような気がする。
「あのぉ……!?」
再び僕は“み=ご”さんに話しかけようとして――
正面モニターの隣のモニターに映し出されている光景に気付き……絶句した。
「ゔぉ、“ゔぉるばどす”さんっ!?」
“ゔぉるばどす”は、汚れた肉の洪水に飲み込まれていた。
場所は深夜の公園だろうか。薄暗いどよ雲は月も星も覆い隠し、
頼りない街灯の光だけが、緑地の多い市民の憩いの場を照らし出している。
だが、今の公園の光景は『市民の憩いの場』から一変していた。
不潔で薄汚いボロボロの服を服を着た男達――年齢や背格好は様々だが、
その身体が身にまとうボロ布よりも薄汚く見える点は共通している。
いわゆる浮浪者。その中でも最下級に属する者達だ。
そんな浮浪者達が何百、いや何千人と押し寄せて、公園中を埋め尽くしているのだ。
一体、どこからこれほどの数の浮浪者を集められたのか。
彼等はこの異常事態をどう認識しているのか。しかし、浮浪者達の目的は一致している。
浮浪者達の中心で悶える美しき旧支配者――“ゔぉるばどす”を犯し、嬲り、陵辱するためだ。
「あふぅ!! い、いやぁ……あうぅぅ!! くはぁ!!」
華麗で凛々しく誇り高き女戦士は、しかし今や周囲の浮浪者達よりも薄汚れ、
惨めに泣き叫びながら輪姦されていた。周囲から伸ばされる垢まみれの手が、耳、頬、鼻、口の中、
首筋、うなじ、肩、腋の下、二の腕、掌、乳房、乳頭、へそ、背筋、腹、腰のくびれ、尻たぶ、小股、
陰毛、クリトリス、大陰唇、ヴァギナ、アヌス、太もも、脛、足の指――全身を余す所無く這い回り、
染み一つ無い美肌を薄茶色に汚していく。
「あぁああ……だ、だめぇ……ダメでござるよぉ…あはぁああ!!」
そして、塗り付けているのは手垢だけではなかった。
薄布1つ纏っていない裸身の隅々から、蒼いポニーテールの髪の一本に至るまで、
悪臭を放つネバネバした白濁液――ザーメンに覆い尽くされているのだ。
まるでローションのように精液を全身に塗りたくられて、
“ゔぉるばどす”は白と茶に染まった裸身を振り乱し、悶絶していた。
「へへへ、美女のザーメン漬けってやつか?」
「それにしても……汚ねぇなあ」
「俺達の方がまだマシだよ」
「もう一生この匂いは取れねぇぜ。姉ちゃんよぉ」
周囲の浮浪者達が下卑た嘲笑を漏らす。事実、今の“ゔぉるばどす”は周囲の誰よりも汚れた姿だった。
しかし――
「…だめぇ……後生でござるぅ…ああっ!…外に出さないで……
せ、せっしゃの…うくぅ! 中に…中に注ぎ込んでくだされぇ!!」
――しかし、“ゔぉるばどす”は自らの秘所を指で広げて、ぷるぷるとお尻を振りながら、
涙目で中出しして欲しいと浮浪者達に懇願しているではないか。
下品な笑い声が周囲から次々と湧き上がる。
「は、早く…くぅ……拙者の中にぃ…せ…精を……
注ぎ込んで…んぁああ…くだされ……もう、時間がぁ…あああっ!!」
「あれだけブチ込んだのに、まだ欲しいのかよ。とんだ淫乱だなぁ」
「…ち、ちがぅ…ぅううっ!!」
「俺達はもう交代だからな。次の連中にお願いしな」
男の言葉通り、“ゔぉるばどす”の身体を弄んでいた浮浪者達が人込みの中に消えると、
間髪入れずに新たな浮浪者達が“ゔぉるばどす”の美しく汚れた身体に襲い掛かった。
「うぶぅ!! んぐぅうううう……」
「へへへ、20年ぶりの女だぁ」
数十年は風呂にも入っていないだろう、痴垢まみれのペニスをいきなり口の中に挿入されて、
“ゔぉるばどす”の咥内はひどいアンモニア臭に満たされた。
それでも“ゔぉるばどす”は一生懸命に舌を動かし、頬をすぼませて、少しでも早く精を搾り出そうとする。
「おい、もっとケツを上げろ!!」
「は、はぃ…んふぅ!!」
四つん這いの姿勢で尻を高く持ち上げた“ゔぉるばどす”の下半身はすっかりザーメンで覆われているが、
もう何百人もの浮浪者のペニスを受け入れた彼女の秘所は、ヴァギナもアヌスもぽっかりと口を開けていて、
そこから涙のように止めど無く白濁液が溢れ出ているのが、浮浪者達にもはっきりと認識できた。
「汚ぇマンコだなぁ……おい、ザーメンかき出した方が良くねぇか?」
「それは…あぅう! 勘弁し…てぇ……あああぁっ!!」
「しかたねぇ、俺の肉棒でかき出してやるぜ」
愛撫も何も無く、乱暴にヴァギナとアナルに勃起したペニスが突き刺さった。
もっとも、開き切った“ゔぉるばどす”の秘所に愛撫は不用だろうが……
「んぁああ!! あぐぅうう!! んくぅううううう……!!」
「おらおら、もっと泣き叫べ!!」
女体へのいたわりなど何も無い、ただ男が快楽を貪るためのSEXだった。
浮浪者のペニスがピストンする度に、ぶじゅぶじゅっと吹き出るザーメンに赤い色が混じっているのは、
“ゔぉるばどす”の苦悶が決して演技ではない事を証明している。
「でけぇオッパイだなぁ……なぁ、パイズリってやつをしてくれよ」
「は、はぃいい……んはぁ!!」
「オラ、両手が止まってるぞ。もっとちゃんとしごけ!!」
「あふぅうう……もっと…もっと中に出してぇ……あああぁああああっ!!!」
順番を待ちきれない周囲の浮浪者達が己の肉棒を取り出し、
たまらず漏らしたザーメンが魔法のように“ゔぉるばどす”に降り注ぎ、その肢体をますます白く汚していく。
“ゔぉるばどす”の性器で、アナルで、口で、胸で、指で、
その他あらゆる個所で達した男達の精液も、一滴残らず彼女の身体に注がれる。
次々と陵辱者達は入れ替わり、休む間もなく“ゔぉるばどす”を犯していく。
とめどなく――永遠に――
――って、見惚れてる場合じゃない!!
僕は愕然と“み=ご”さんの元に詰め寄った。
「な、な、何で“ゔぉるばどす”さんが――!?」
「彼女には、1年以上前から精液採取役を勤めてもらっています。
1日10リットルの精液を、その性器とアナルと口で採取するのがノルマです」
僕に巫女服の襟首を掴まれても、“み=ご”さんは営業スマイルを崩さない。
「じ、10リットルって……いやいや、そういう事じゃなくて」
「ちなみに、その映像は先日分の録画です。
今回、ノルマを達成できなかった彼女は、今このようなペナルティを受けています」
案の定、“み=ご”さんは僕の話を聞いていなかった。例によってムカつく。
「右隣のモニターをご覧下さい。それが現在の彼女です」
憤然としながらも、僕はつい横目でそれを盗み見て――また絶句した。
『…ん……はぐぅうう……んはぁああっ!』
この病院の近くにある商店街の歩行者天国――そこに黒山の人だかりができて輪を作っている。
その中心に“ゔぉるばどす”さんがいた。
身体中をザーメンでグショグショにした全裸姿のまま!!
仰向けの姿勢で腰を浮かし、周囲に見せ付けるように股間を広げて!!
「ななな、何やってるんですか――!?」
「これが今回のペナルティです。衆目に晒されながらオナニーをするように命令しています」
『んはぁああ……ああうっ! 街中でぇ…こ、こんな事を……くぅううっ!!』
爪先立ちで腰を浮かせた“ゔぉるばどす”さんは、左手で自分の見事なロケットオッパイを揉み解し、
ビンビンに立った乳首をコリコリをしごいていた。右手が蒼い陰毛の上からクリトリスを集中的に弄ると、
それがスイッチみたいに開きっぱなしの膣口から断続的にピュッピュと精液が噴出していた。
『はぁ…はぁ……でもぉ……ああううっ!!』
しかし、“ゔぉるばどす”さんのザーメンまみれの美貌は赤く火照り、周知と快楽の混じった声は、
モニター越しにも本物の熱い吐息が伝わってくるようだ。
“ゔぉるばどす”さんは、明らかにこの状況に快楽を感じていた。
「もっとも、今の彼女は『自分の周囲には誰もいない』と勘違いしていますが」
“み=ご”さんの言葉に、オナニー中の“ゔぉるばどす”さんの姿をよく観察してみると、
彼女の目元はアイマスクで隠されているし、耳にはイヤホンらしき物が付いている。
なるほど、これでは周りの状況も分からないだろう……彼女にとっては全然嬉しくないだろうけど。
『おいおい、何だよありゃ……』
『痴女って奴か? 美人なのに勿体無ぇ』
『ママー。お姉ちゃん、なにやってるの?』
『シッ、見ちゃダメよ』
彼女の痴態を遠巻きに見守る人々の目には、好奇と嫌悪、欲情と軽蔑の光が宿っていた。
あんな視線を向けられるくらいなら、僕でも死んだ方がマシだと思うだろう。
そんな状況に“ゔぉるばどす”さんは置かれているんだ。
でも、“み=ご”さんはその光景を見ながら、不満そうに眉をひそめていた。
「誇り高き旧支配者である彼女には、こうした羞恥系のペナルティは極めて有効なのですが……
現状では、あまりお仕置きになっていませんね」
……あれ?
今の“み=ご”さんの発言に、何か違和感が……?
「とりあえず、別方面からアプローチしてみましょう」
そう言うと、彼女は何とも古風なデザインの、
大昔のSF映画にでも登場しそうなトランシーバーを取り出した。
「えーテステス……“ゔぉるばどす”さん聞こえますか?」
『……っ!! な、何用でござるか!?』
“み=ご”さんがトランシーバーに話し掛けると同時に、
モニター内の“ゔぉるばどす”さんがビクっと反応を返す。
なるほど、あのイヤホンは耳栓と同時に通信機にもなっているのか。
「では、“ゔぉるばどす”さん。今、そこで脱糞してください」
『は?』
「は?」
僕は思わず“ゔぉるばどす”さんと同音異口で呆けた声を漏らしてしまった。でも、当然だろう。
たちまち“ゔぉるばどす”さんの顔が真っ赤に染まった。この反応も当然だ。
まともじゃないのは、“み=ご”さんの要求だ。
『い、今……なんと……』
「ですから、今、そこでそのままウンチしてください。排泄、脱糞ですよ」
『そそそ、そんな事できる筈が――!!』
「指示に従えないのなら、もっと大きなペナルティを与えますよ」
『……ううぅ』
“ゔぉるばどす”さんは下唇を噛みながら、ゆっくりと身体を起こした。
そのまま股を開くようにしゃがんで、子供のような排泄のポーズを取る。
『…あ、あのぉ……せめて、浣腸か何かを所望したいのでござる…が……』
「ダメです。貴方は何の力も借りずに、自分の意思でウンチするのです。
さぁ、早く始めないと人が来ちゃいますよ」
『――っ!! わ、わ、わかったでござる……』
羞恥にぷるぷる震えながら、“ゔぉるばどす”さんは両手で尻たぶを左右に広げた。
先触れのように口を開けたアヌスから白い精液がこぽりと零れ落ちる。
『ううぅぅぅ……はぁうううううっ』
下半身に力を込める“ゔぉるばどす”さんのアヌスは、つい数刻前まで散々嬲られていた為か、
それほど時間をかける事無く茶色い汚物の先端を覗かせたのだけど――
『あぁああああ……やっぱり…ダメでござるぅ……恥ずかしいぃ……』
そこで“ゔぉるばどす”さんの排泄行為は止まってしまった。
イヤイヤと首を振りながら、ポロポロと涙を流す彼女の姿に、
偉大なる邪神の面影は何処にも無い……
「仕方ないですね。最後の一押しをしましょう」
朝の挨拶レベルの気軽な調子で、“み=ご”さんは恐るべき言葉を口にした。
「目隠しとイヤホンを外してください。きっとそれで排泄できますよ」
『え……』
「外しなさい。早く」
『し、承知したでござ――』
恐る恐る“ゔぉるばどす”さんは目隠しとイヤホンを外して――
そして、今自分が置かれている状況を知った。知ってしまったんだ。
『……いっ』
何十人もの視線が、自分の最も恥ずかしい姿に突き刺さっている――
それが、最後の一押しとなった。
「うおっ、本当にクソしてるぜ!?」
「本物の変態かよ……」
「あ〜あ、可愛い顔してあんなにたっぷりと……おお臭ぇ」
「よく生きていけるわね……信じられない」
『いやぁああああああああああ―――!!!』
そして……嘲りと笑い声、己の悲鳴と下劣な排泄音をBGMにして、
“ゔぉるばどす”さんの羞恥は決壊した――
「――うっひゃあ!?」
モニターに浮かぶあまりに壮絶な露出羞恥スカトロプレイに、
口から魂を出しながら見惚れていた僕は、
突然、電撃のように股間に走った衝撃に、素っ頓狂な悲鳴を上げた。
「ななな、な、何してるんですか――!?」
「あらあら、なかなか御立派な生殖器官をお持ちで」
我に返ってみれば、いつのまにか背後に回っていた“み=ご”さんの1人が、
先程からの刺激的過ぎる光景に不本意ながらギンギンに勃起していた僕のペニスを、
マッサージするように揉み解しているじゃないか。
このパターンは……もしや……
「貴方の生殖器官も実験体として大変興味深いです。調べさせてもらいますね」
やっぱりこのパターンかぁぁぁぁ!!
「ふぐぅ!! んぐふううぅぅ……んぐはぅ!!」
「がはぁああああ!! ダメぇ!! もうやめてくだされぇぇぇ!!」
今、僕の目の前で、あのまま強制飲尿プレイを続けられている“がたのそあ”さんと、
衆人露出スカトロプレイの後に救急車で回収された“ゔぉるばどす”さんが悶絶している。
“がたのそあ”さんは天井から吊るされたまま、
“ゔぉるばどす”さんは後ろ手に拘束され床に転がされて、地獄の苦痛を味わわされていた。
苦悶の原因は、2人の肛門に突き刺さったポンプ付きのチューブにあった。
子供なら拳が入りそうなくらい太いチューブは、容赦無く2人のアヌスの奥まで挿入されていて、
「んぐぅううぁああああ!! あぐぅうううう!!!」
「ひゃうううううっっ!! ゆ、ゆるしてぇ……ぁはああっ!!」
そこから水道の蛇口を全開にしたぐらいの勢いで、大量の洗浄液を注入しているんだ。
あまりに大量の液体を浣腸された為に、妊婦以上に2人のお腹が膨らんでも、
洗浄液の注入は止まらない。ついに口から洗浄液が溢れ出てから、ようやく注入はストップして――
今度はポンプが逆流し、一気に排泄を強要する。
「んふわぁああぐぅううううう!!!」
「いやぁあああああ!!! ぁああああああああ!!!」
強制浣腸と強制排泄――一瞬の停滞も無く繰り返される苦痛と快楽の嵐。
“がたのそあ”さんと“ゔぉるばどす”さんは、先刻からこの責め苦を何十回と繰り返されていた。
“み=ご”さん曰く、これはあくまで腸内洗浄らしい。
無論、僕も止めようとしたけど……今の僕が置かれている状況も、
2人に負けず劣らずピーンチだったりする。
「んはぁ…んんっ……美味し……」
「御立派ですね…お客様の…はあぁ……」
ただ、僕の方は地獄じゃなくて天国だけど。
まるで今から改造手術で戦闘員にされそうな感じで、僕は怪しい手術台に貼り付けにされていた。
手足を大の字に広げられたまま拘束帯で完全に繋ぎ止められて、
形容じゃなくて腕一本動かせない。服も全て剥ぎ取られてしまった。
そして、こんな状況にもかかわらず、しっかり勃起している僕のペニスを、
あの大和撫子風“み=ご”さんと、同僚らしいショートカットで眼鏡の“み=ご”さんが、
2人がかりで舌を這わせて、陰嚢を揉み、シャフトをしごき、亀頭をしゃぶっているんだ。
「うふふ、カウパーが出てきましたよ……じゅるるっ」
「アヌスも舐めてあげますね……んんんっ」
う、上手い、上手過ぎる……さすが看護婦さん、人体の構造を熟知しているのか、
性感帯を刺激しまくる極上のフェラだ。快楽のあまり股間からドロドロに溶かされて、
このまま怪奇スライム男に改造されてしまうんじゃないだろうか……
ふにょん
「!!」
突然、僕の頬が甘く柔らかな感触に包まれた。
視界一杯に広がる白い乳肉と、ピンク色の乳首――“み=ご”さんの1人が、
その巨乳で僕の顔を挟んでいるんだ。
「あらあら、やっぱり男性は女性の乳房に性本能を刺激されるのですね」
ちょっと吊り目気味の“み=ご”さんが、娼婦のように淫猥な動きで僕の顔を乳房で愛撫する。
オッパイ星人な僕に、このプレイは刺激が強過ぎるよ……
あああああ、この手が自由ならば、思う存分揉みまくってやるのにぃぃぃ!!!
「うふふ」
「あらあら」
「面白そうね」
「こんな感じかしら?」
「では、私も」
「可愛い」
おまけに他の“み=ご”さん達までが、巫女服の白上衣を肌蹴てボリュームのある巨乳をまろび出し、
僕の身体中に押し付けてマッサージしてくれた。
むにゅむにゅと沢山の乳房が僕の身体中を這い回り、乳首を擦り付け、全身の性感帯を刺激する。
勿論その間にも、股間を責める“み=ご”さんのフェラは進行中だ。
天国的な陶酔の中、僕はたまらず精を漏らして――
「……え?」
精を漏らして――漏らして――漏れない? 漏らせない!?
射精できない!?
慌ててオッパイの海の中から自分の股間を覗いて見ると――なんと、
あの“み=ご”さん達がフェラしながらペニスの根元をベルトで縛り上げ、
精液をシャットダウンしているじゃないか。
僕は一気に天国から地獄へと叩き落された――
「うぐぅうううう!! ふぐぅうううううう!!」
「かはぁ…あぐぅうう!! だめ、駄目、ダメぇ……だメぇええええええ!!」
一方、“がたのそあ”さんと“ゔぉるばどす”さんの地獄も継続していた。
無限とも思える回数繰り返された強制浣腸と強制排泄に、
2人の腸内は排泄物の欠片1つ残さず洗浄されて、
ただ綺麗な洗浄液を出し入れするだけの肉袋と化している。
その状況に飽きたのか――1人の“み=ご”さんが、
全身ザーメンまみれの“ゔぉるばどす”さんのポニテを掴み、顔を持ち上げた。
「そういえば、精液で汚れたままでしたね。今、ここで洗浄しましょう」
そのまま、吊るされている“がたのそあ”さんの真下まで“ゔぉるばどす”さんを引き摺って――
“がたのそあ”さんの股間に手を当てた。
「ふぐぅ!!」
“がたのそあ”さんの股間に生えている金属的な光沢を放つ物体――
尿道に突き刺さって排尿を禁じていた水道の蛇口が、ゆっくりと捻られて……!!
「ふぐぅあぁああああぅううううう!!!」
半年分のオシッコが、黄色い奔流と化して蛇口から噴出した。
長期間溜めに溜めた久方ぶりの排尿行為による爆発的な快感に、
“がたのそあ”さんは自動人形のように全身をガクガクと痙攣させる。
「きゃあぅうううう!! あぁああああああああ……」
そして、頭から“がたのそあ”さんのオシッコを浴びる“ゔぉるばどす”さんも、
身体中を白いザーメンと黄色い小便でマーブル模様に染めて、
恥辱の快楽に陶酔しながら“がたのそあ”さんの排泄を受け入れていた……
「ふぉおお!?」
僕の快楽地獄も続行中だ。今、僕の身体の上には、あの大和撫子風“み=ご”さんが、
股間を見せつけるように跨っている。ハイレグ状に切れ込んだ緋袴を横にずらして、
むわっと女の匂いを濃密に漂わせるピンク色の秘所を覗かせていた。
「では、男性器機能を確かめさせてもらいます」
すとん、と椅子に座るような軽い感じで、“み=ご”さんのヴァギナが僕のペニスに突き刺さる。
「――っ!!」
股間が爆発するような快感が僕を襲った。
苦痛を覚えるギリギリの強さでペニスを絞める“み=ご”さんのアソコは、
『邪神』の例に漏れず、まさに人外の領域にある凄まじい快楽を与えてくれる。
「んっ……あはっ……イイ…ですよぉ…っ!」
長い黒髪を振り乱し、豊満な巨乳をブルンブルンと揺らしながら、
恍惚の表情で“み=ご”さんは腰をピストンさせた。
さっきから射精を封じられてイクにイけないこの状態で、彼女の騎乗位はあまりに刺激が強過ぎる。
快楽の無限地獄に、僕の精神は崩壊寸前だった。
「こ、この男性器は……イイっ…優秀ですね……ああっ……実験資料としてぇ……んっ…保管しましょう」
「え?」
「ああぁ……御安心を…くぅ!
ちゃんと…脳髄も缶詰にしてぇ……あふぅ……保管しますから……ぁああ!!」
快楽に喘ぎながらも、“み=ご”さんの表情は本気と書いてマジだった。うわぁあああああ!!
精神だけじゃなくて物理的にも大ピーンチ!!!
た、助けて!! “つぁとぅぐあ”さん!!……は無理だし、“しょごす”さんもこの状況じゃ駄目だし、
なぜか“おとしご”ちゃんの反応も無いし、目の前にいる“がたのそあ”さんと“ゔぉるばどす”さんは、
逆に向こうが助けて欲しそうだし……あ、そうだ!!
「“てぃんだろす”!!“いたくぁ”さん!! 助け――」
「婦長、1Fのカフェでイタクァ神とティンダロスの猟犬を確保しました」
「ご苦労様、すぐに両者で実験を開始しましょう」
なんですとぉおおおお!?!?
動揺する僕の周囲に、怪しいSFチックな機材が次々と運ばれていく。
この中のどれかが、僕の脳味噌を取り出すミラクルマシンなんだろう……
うわぁああああああ……もう駄目だぁ!!
誰か!! 助けて!! もう、誰でもいいですから!!!
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
そして――結果だけを述べれば、僕の願いは叶えられた。
あくまで、結果だけを見れば。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
――潮騒――波打ち際のBGM――海の音――
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
街中の病院の一室に、その音が響いていた。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
「何事ですか!?」
「この反応は……まさか!?」
“み=ご”さん達の動揺の声も、その潮騒にかき消される――
それほどの存在感が、その音にはあった。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
スポットライトが、病室の真中から床の一点を照らす。
いつ部屋が暗くなっていたのか、どこからスポットライトが照らしているのか、
僕だけではなく『邪神』と呼ばれる者達にも、それはわからないのかもしれない。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
スポットライトの中に、虚空から何かが舞い落ちる。
一見、二枚貝のように見えたそれは、優美な文様の描かれた、広げた1枚の扇だった。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
扇は次々と舞い落ちる。まるで秋の夕暮れの落葉のように。
不思議な事に、あれだけの扇が舞い落ちたにもかかわらず、
床の上には1枚の扇も存在していない。
ざざざ ざざざざざ
ざざざ ざざざざざ
一瞬、舞い落ちる1枚の扇が僕の視界を隠して――
ざざざ……
潮騒が止んだ。
スポットライトが消えた。
落葉は終わった。
そして、『神』がそこにいた。
白
白い。
ただ、無限に白い。
僕がその『神』に抱いた印象は、その白さだった。
平安時代の男性貴族や陰陽師が着ていそうな、狩衣とか呼ばれる衣装の色は――白。
能楽の翁のような老人の仮面の色は――白。
手にする1枚の扇も、様々な装飾具も、全てが、ただひたすら、恐ろしいまでに白かった。
その時、僕は理解した。
絵画や映画、漫画にアニメ、様々な映像媒体においては、
何も存在しない『無』を表現するのに『黒』という色を使う。しかし、それは間違いだ。
本当の『無』は――あの色だ。
全ての色を内容する『混沌の黒』ではない。
あらゆる色を否定する『純粋な白』こそが、本当の『無』なんだ。
世界のあらゆる不純物を否定する『白』――世界で一番残酷な『白』――
その『白』を具現した存在が、僕達の目の前にいる。
今、僕の呼吸は正常だ。脈拍も安定、筋肉も内臓も神経も全てがリラックスした状態にある。
……こんな状況にも関わらず。
人間という生き物は、本当の恐怖と遭遇した時、そんな状態になるらしい。
彼女は――なぜ、あの存在が女性だと判別できるのかはわからない――『邪神』に間違いない。
彼女に抱く印象は、今まで僕が遭遇してきた邪神達のそれと同質だ。
でも、何かが違う。何かが決定的に、そして致命的に違う。
あの『神』は――『邪神』じゃない!!
「あ……あああ……」
「あぁあああ……貴方は……」
震える声は誰が発したものだろう。きっと、この場の全員がそう呟いていたのに違いない。
『――“大帝”――!!』
“大帝”は、周囲の状況をまるで気にする様子を見せずに――
ただ、ゆっくりと扇を振った。能を舞うように優雅な動きだった。
その後、何が起こったのかを説明するのは難しい。
少なくとも、単なる人間という種族に過ぎない僕には不可能だ。
“み=ご”さん達が1人残らず、病院ごと消滅して、ただ何も無い空き地に、
気絶したように地に倒れた“がたのそあ”さんと“ゔぉるばどす”さん、
同様の“いたくぁ”さんに“てぃんだろす”、そしてなぜか無事な僕と“大帝”だけが佇んでいた――
――そうとしか言いようがなかった。
後でわかった事だけど、『ユゴス総合病院』の存在自体が無くなっていて、
佐野さんを始めとした患者達も、初めから別の病院に入院していた事になっていたんだ。
唖然を通し越して放心していた僕の前で、
「“混沌化”が斯様な所にも侵食していたとはな」
仮面を通したくぐもった声で、“大帝”は呟いた。独り言のようにも、
全ての者達に話し掛けているようにも聞こえる、奇妙な響きの呟きだった。
その言葉を発したきり、何事も無かったかのようにすたすたと立ち去ろうとする“大帝”の背中に、
「あ、あの」
僕は思わず声をかけていた。
なぜ、そんな事をしてしまったのか――僕自身にもわからない。
よくわからないけど、つい話し掛けてしまったんだ。
“大帝”の足が止まった。
「何か?」
振り向く事もなく、あの独特の呟きが虚空に響く。
「ええと……その……助けてくれてありがとうございました」
とりあえず、頭を下げる。よくわからないけど、あの御方が僕達を助けてくれたみたいだし。
いや、あくまで推測だけど。
“大帝”は、しばらく無言で佇んでいたけど、
「そなたを助けたわけではない。かつての僚友を助けたまでの事」
すっと扇が指した先には、気絶した“ゔぉるばどす”さんの姿があった。
「“ゔぉるばどす”さんを……?」
ほんの僅かに、“大帝”が頷いたような気がする。
「人間よ……警告しておく」
「は、はいっ」
「これ以上、我等『邪神』に関わるな。『邪神』にとっても、そなたにとっても、それが身の為だ」
その呟きが、僕の耳に届いた時には――もう、あの白い神の姿はどこにも無かった。
「――ふぅん……大変でしたねぇ」
「まったくでござる!! いやはや、大変な目にあったものです」
数時間後――暗黒世界ン・カイは、ちょっとした『邪神達の集会場』と化していた。
あれから僕は、かなり大変な思いをして気絶している邪神さん達を自宅まで運び、
例によって“つぁとぅぐあ”さんの元に訪れた。
この人間には意味不明な状況を何とかするには、
“つぁとぅぐあ”さんに頼るしか方法が思いつかなかったからだ。
幸いにも、ン・カイに着いて間もなく皆は意識を取り戻した。
“がたのそあ”さんや“ゔぉるばどす”さんも、あの『邪神』本来の威厳と迫力を取り戻して、
病院での変態プレイの痕跡も残っていないようだ。
で、“つぁとぅぐあ”さんに“いたくぁ”さんに“しょごす”さんに“てぃんだろす”に“おとしご”ちゃん、
“がたのそあ”さんに“ゔぉるばどす”さん、“あとらっく=なちゃ”さんに“あぶほーす”さんまで集合して、
あの時病院で何が起こったのかを検討しようとしていたのだけど……
「……それが、何も覚えていない」
「拙者も右に同じでござる」
「……以下同文……」
「わぉん、わんわん」
不思議な事に、あの場にいた(僕を除く)全員が“大帝”が出現してからの記憶を失っていたんだ。
僕の方から“大帝”の事を話すのは、なぜか躊躇われた。
まぁいいか。実際、僕自身にも何が起こったのかよくわからないし。
「それにしてモ、なぜ“がたのそあ”様や“ゔぉるばどす”様ともあろう御方ガ、“み=ご”族の実験体ニ?」
「不思議ですわね。“ゔぉるばどす”神はともかく、
“がたのそあ”神と“み=ご”族は、“しゅぶ=にぐらす”神の一派を除けば同郷だったはず。
敵対しているとは思われませんし、仮に敵対しても、御二方の力なら、“み=ご”族など一蹴できたのでは?」
“しょごす”さんと“あとらっく=なちゃ”さんの疑問の声に、
“がたのそあ”さんは拘束具の奥から苦汁を滲ませた。
「……それが、我にもよくわからぬのだ」
“がたのそあ”さんの話によると、あの“ゔぉるばどす”さんとの一件の後、
ヤディス=ゴーという自分の住処に戻った時から、急に神様としての全ての力を失ってしまったそうだ。
それに力を失うだけじゃなく、精神状態も不安定になって、ああして肉便器役の立場にも甘んじるような、
とても神様とは思えない情けない人格に変貌していたという。
邪神の力を失って成す術も無い状態の“がたのそあ”さんは、
何処からともなく出現した“み=ご”さん達に捕らえられ、あんな境遇に遭わされていたのだ。
「拙者も同様でござる。ええい、斯様な情けない姿を晒す事になるとは……
“ゔぉるばどす”、一生の不覚でござる!!
修行で羞恥心を克服した拙者なら、あんな露出スカトロプレイなど平気の平左。むしろカモーン!であったのに」
いや、“ゔぉるばどす”さん……それも人としてどうかと思いますが……あ、人間じゃないけど。
「…………」
「え?“み=ご”族も同様に精神状態が変になって、“がたのそあ”さん達を襲ったのかもしれない?
なるほど、“あぶほーす”さんの言う通りかもしれませんね」
「あう、わぉん」
「……お茶飲みたい……」
(1柱を除いて)皆があれこれ原因を考えているけど……明確な回答は誰にも思いつかないらしい。
僕の方はというと、神様にもわからない事が、人間に過ぎない僕にわかる筈がないわけで――
『混沌化』
――!?
心臓が一瞬停止した。
あの時、“大帝”が呟いた言葉――なぜかその言葉が、ふと僕の脳裏に浮かんだ。
一体、何を意味しているのだろう……?
「――というわけで、しばらくここに厄介になるでござる」
「……しばらくヤディス=ゴーに戻れぬとあらば、やむをえんか」
「へ?」
突然の言葉に、僕は間抜けな声を漏らした。
「な、何の話ですか?」
「ですかラ、しばらく“がたのそあ”様と“ゔぉるばどす”様がン・カイに居候する事になったのでス」
い、いつのまにそんな話に――!?
「まぁ、私は構いませんわ。深淵の橋造りを邪魔しなければ、ね」
「…………」
“あとらっく=なちゃ”さんと“あぶほーす”さんに異議はなさそうだ。
元からン・カイに住んでいないメンバーには、もちろん口出しする権利は無い。
「あのぉ……ボクにも意見があるのですがぁ」
案の定、“つぁとぅぐあ”さんの異議は全員から黙殺されていた。
「それでは皆の衆、しばらく厄介になるでござる」
「……借りができるな」
“ゔぉるばどす”さんが深々とお辞儀をして、“がたのそあ”さんは不本意そうにそっぽを向く。
なんだかよくわからないけど……どうやら、ここも賑やかになりそうだ。
「そうそう、ひでぼん殿」
「はい?」
「供物を捧げるのは、1日1回で構いませぬぞ」
「え?」
「……我も同様だ」
「え、え?」
……どうやら“つぁとぅぐあ”さんの呟きは、僕にとっても他人事ではなさそうだ……
「――さて、そろそろ俺達の出番かな」
「首を洗って待ってなさい!! 食っちゃ寝旧支配者!!」
「深く、静か、に、冷、たく、侵、攻せ、よ」
「久しぶりに姉さんに会えるのね。楽しみ〜♪」
続く
乙&久しぶり!リアルタイムで堪能させていただきました。
ついに「大帝」本格始動!?なんかアフターストーリーなのに
本編以上のボリュームになりそうなヨカーン!
以下は私信です。
今回は入院中の作者との口述手記によって執筆しましたが、しばらくの間声帯が麻痺していた為に、
UPはかなり遅れてしまいました。申し訳ありません。
現在の作者の様態ですが、述語の経過があまり良くなく、退院は少し伸びそうです。本格的な連載再開はもう少々お待ち下さい。
なんとまだ入院中だったのですか。
どうかお大事にとお伝えください。
乙
無理なさらずに
GJ!
なんというか・・・凄かった。
初めて読んだけど、鬱になるくらいエロかった。
俺もこんなのを書けるようにならないと・・・orz
ていうかこれを口頭で伝える作者さんは羞恥プ(ry
>>333 そうか!(ぉ
作「―『もう何百人の浮浪者のペニスを受け入れた彼女の秘所は、ヴァギナもアヌスもぽっかりと口を開けていて、
そこから涙のように止めど無く白濁液が溢れ出ているのが、浮浪者達にもはっきりと認識できた。』…(なんでこんなことしなきゃならないんだろう…)」
代「もうちょっとはっきりと言ってくれませんか?今、少し聞き取れなかったんで…」
作「そ、そんな…(赤面」
代「恥ずかしいのは同じですよ。こんな事やってて、むしろ楽しいっていうのはいませんから。(私は楽しめてますが…」
作「ですけど…コレじゃあ私は彼女たちと同じ状況ですよぉ…」
代「大丈夫ですよ。看護士さんも来てないし、まだやれます。(その泣き顔は誰にも邪魔させません。」
ということか。……!(悶絶中
代理様、作者様。転載その他すいませんです。(なら書くな
「ひぅうっ?!シュレ…?!キミは…なにを…や、ひ…ぅうぅっ!」
そう言うとシュレは僕の髪留めのリボンを奪って、器用に姉様に結び付けました…まるで今僕がされている
見たいに…。
「あはっ…はねてるぅ…ねーさまの…っ!ほらぁ?ねーさまもおんなじ…ん、くふっ…。だせないのつらー
いでしょ…」
姉様は…寸前だったみたいで凄く苦しそうでした…根元が…僕みたいに凄く膨らんでいます。
「あ…だめ…だよ?シュレ…これ、凄い苦しいよ…姉様がかわいそうだよ…」
「なにいってるのぉ…あはっ!またびくんってした…」
シュレは自分の好きなように腰を落とします…。
「な、ひゃひぃぃいっ!これっ…だめっ…止めて…えひぃいっ!」
姉様はまるでさっきの僕みたいに悶えています。でも…僕より凄いことになっているかもしれません、だっ
て…僕も姉様もシュレとくっついたら数分も持たないシュレのお腹で包まれているからです。
「きゅんっ!また…っ、びくびくぅ、ボクこれ好きだよぉっ!…は、んっ…ね…ユートも…手伝って…」
シュレは姉様の女の人のところを指で開きました。シュレが腰を落とすたびに…お汁が何度も噴出していま
した。
「でも…姉様が、こわれちゃうよ…凄く、苦しいよぅ…」
「だぁめ。あはっ…姉様…今のはそーぞーしちゃったかなぁ?ユートだって姉様におんなじようにされたん
だもん…ね?」
その一言で思い出しました…僕もとっても出したかったです。それなのに止められて…お尻から押し出され
ているとても辛い状態でした。
「な…そ…ひぅっ、擦れるぅ…ふぅう、ふぅ…ユート…ぉっ、ぅあ捻るなぁっ…はやぁっ!も、よせぇ…こ
のままで…も、うひぃいぃいっ!」
だから…姉様のお願いも聞けずに僕はそのまま…シュレごと姉様の腰ごと持ち上げて繋がりました。
「は…か…はぁ…!ユー…トぉおぉっ!おぉおぅぅ!は、はへぇっ。ひぃいんっ、んひぃいっ!あ、あかっ
イクっ、気を…あ、あ…ぐぅうぅっ!けない、ひけなひぃっ!」
姉様の中はとても凄かったです、多分…女の部分の所だけ気持ちよくなって…塞がれて。だから、何時も以
上に何度もきゅうきゅうと締め付けて緩んだりを繰り返しています。
「あは…ねーさまってば…つらそぅ。んぅ!びくびくして…動かなくてもきもちいーよぅ…、ユートも続け
てあげて?もう…顔もだらしなくなっちゃるし、気持ちよくさせすぎて羽根のことも忘れちゃえば出させて
もらえるかも…あはっ、やっぱうごいちゃえ…ぅん!」
姉様はもう気持ちいいことが襲ってきて涙も口も開きっぱなしにして悶えています、一生懸命動いているの
は僕を包んでくれる所と、シュレにいじめられている所です。
「うん…僕も、だしたいよう…姉様に沢山…だし…ひゅく、うんぅ、気持ちいいの…沢山したいよおっ!は
っ、んっ、動いちゃうぅ…シュレぇ…僕の体うごいちゃうぅうっ!」
「えへ、これ…凄いいいかも…ふやぁ。ユートが突付いてくるとね…ねーさまが凄い…あ、のぉ!それに…
ねーさまの壊れそーな顔…き、れいぃ!は…ユートもぉ…んぷ、はぅ…このキスもすきぃ…」
僕たちは抱き合って何度もキスをしました、その度に腰が動いちゃって…。身を乗り出して、姉様が泣き出
す姿を見つめました。
「ひぅ…く、うぅう…も、おねがいぃ…しゃ、しゃせぇ…させてぇ、ふぇぇ…えぅ…んぅっ、しゃせいした
いのぅ…私、壊れる…こわれちゃ…くひゃぁん!」
もう、姉様はあかんぼうみたいに泣きじゃくっていました。おねだりしながら僕たちを見て僕たちが動く度
に目を閉じて切なく震えています。
その時僕のおちんちんに巻き付いていた羽がすっと解かれました。でも、解いてくれたのか自然に解けたの
か僕に判りませんでした。その瞬間僕は沢山…僕の先が裂けちゃう位に噴出して…。
「ふぅ…んふぅ…っ?!くはぁぁ!あひっ、は、はひぃっ!出て、えぅ…ひぅ!シュ、れぇ…助け…助けて
ぇっ!私はも…あか、きゅひぃいぃ!!」
「あはっ……はー…はー…。ユートも出ちゃったんだ…、怖いなぁ…ねーさまの…うわ、やだ…暴れてるぅ
よぅっ!解いちゃったらどーなるん…っ!だろぉ…ユートおねがい…」
もうすっかりシュレも気持ちよすぎて声も出すのも辛そうでした。そのまま姉様に寄り添って…まだ僕の目
がちかちかしてる所に姉様を縛っているリボンを持たせてくれました。
「うんっ…うん、姉様っ…くあぁ、いま解いて…うぅっ!えぅっ!あぅ、まだ出ちゃうぅ…っ!と、とまん
ないよぅ!くふ、うふぁぁっ!いきゃ…きゅふぅ!」
僕は何度もお尻から押し出されながら夢中でリボンを解きました…。
「はふゅ…っ…?!…いっ…くあぁ…っ!っ!…くひゅうぅうぅうぅっ!ひふぅうぅゥゥウ!出すのぉっ!
シュレに精液を出すっ…!だすのぉぉっ!えひぃいっ、ひぃいんっ!ひんっ、あっ!はぁぁぇぇぇ!!!」
「あ…びくびくした………っ!…〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!あ…あっあ〜〜っ!奥っ!奥ぅっ!きゅぐぅぅ
ぅんっ!おなか、にゃかぁっ!びゅーびゅーってはぃ…てぇ…あ、だめこれだめっ!またしちゃいたくなり
ゅっよぉおぉっ!」
僕たちはそのまま抱き合って…十分以上、もっとかも…。とにかくずっと全身を硬直させて…気がついたと
きは…朝どころか次の日の夕方でした。
エピローグ
「むぅ…困った事になった」
「そーだねぇ、困った事になっちゃった」
数日後、僕がある朝目覚めた時にシュレとティーさんが困った顔で洗濯物を見ていました。
「あれ…?二人とも…どうかしたんですか?」
僕は不思議に思って二人が覗き込んでいるものを見ました。それは籠に入った僕の服が全部入っていました
。
「いやぁ…うん、実に不幸な出来事なのだが…うむ」
「実はユートの着替え全部洗っちゃったんだよねー…どうしよう、ねーさん。ユートの着る服がないよぅ」
二人とも…半笑いで僕のことを見てます。
「うむ、其れは一大事だ。ユートが風邪を引いてしまう…これは緊急事態だ…なぁ?シュレぇ…?くふふ」
「そーだねぇ、ねーさんっ…ってことで…ぐーぜんにも唯一洗ってないのがあったの、よろこんでっ!」
振り向いたシュレの手には先日のメイド服がありました。………絶対悪戯に決まってます。
「冗談じゃないよっ!そ、また着せて…っそのっ…あの、だったら僕は今日一日ベッドの中にいますからっ
!」
「不許可だ」
「ふきょ、きょきょ…許可だーっ!」
長い舌を噛んだみたいで顔をしかめたシュレが飛び掛って、ティーさんが羽根で回りこみました。
「うぇぇぇんっ!僕女の子じゃありませんよーーーっ!」
第四話おしまい
第四話おまけ
「こんばんは〜っ!毎度ながらのシュレちゃんでーすっ。っと、今ねぇ…ろくに話してられないのっ、うわ
わっ!追っかけてきた?!」
「シュレーっ!この大馬鹿者がーーーっ!折角とっておいた秘蔵の酒をぉぉ〜〜っ!」
「っと、ねーさん本気だ…飛んできてるっ!」
「シュレっ!僕も許さないからね。…結構本気で怒ってるんだから…あんな薬勝手に…」
「にゅぇ?!ユートまでっ?!でも、でもあれも可愛かったよぅ…だから…うわっ!ねーさんっ?!」
(とてぽかとかぽか…ずったんばったん…どさっ…ちぅ…にゅぷ…じゅりゅっ…くちぃ…っ)
「った、助けっ…次回は…ボク…っ?!ひや…や、はひんっ…がぁ…ぅ、きゃぁぁぁうっ!ソコだけ苛めち
ゃ…っ!」
>>333 ワロタw
たしかに、これを口頭で書きつづるのはかなり・・・(ry
あとがき
>>見て下さる方々へ
ややこしいのでトリップ付けようと思います。これからもよろしくお願いします。
時間を空けた上で文章が短くて本当に申し訳ありません。
次回更新は確りと一作を書き上げてから投稿したいと思います。あと…メインの語り手募集やシチュなども
リクエストしてくれると創作意欲があがって嬉しいのでお願いいたします。
>>森精の人さん
まとめて拝見させていただきました。雰囲気と言い世界観と言い…エチさでも完敗状態です。これからも作
品を楽しみにお待ちしております。
>>猫の話さん
めっ、どころかざりざりの舌でお仕置き敢行を…いえなんでもありません。この後のお仕置きを楽しみにさ
せていただきます。
>>◆MABOUp7up.さん
アイリスさん…お尻処女…。雪枝さんと千奈美ちゃん…まるで親子のようにエロ…げふっ。毎回さまざまな
物語をお届けしてもらってとても楽しいです。あと、普通に続きますです。
>>んぼァさん
BARギコでは何時もお世話になっております。此方では初めての感想になりますね、前からもそうですが実に
淫靡な雰囲気が漂って…ハンターとの接触を楽しみにしております。
>>◆SNuCULWjUIさん
まったくの偶然から作品を拝見していっぺんで虜になってしまいました。てぃんだろすが大のお気に入りで
す。入院中だそうで回復をお祈りしております、てぃんだろすを逃がさない方法はやはり一緒の球体で…。
342 :
んぼァ:04/11/27 22:11:54 ID:QwjWsIaB
>>333 夫婦関係にあるので大丈夫です。たぶん。おそらく。きっと。
>>334 作者は外見も性格もいたくぁさんそのまんまなので、
残念ながらそんな色気のある展開にはちっともなりませんでした。
リ・・・リアルいたくぁさん・・・
(;´Д`)ハァハァ
リアルいたくぁさん・・・?
∧_∧
(` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
(∀` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
(´∀` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
(*´∀` ) …。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
今なら多分聞ける!
あぶほーすさんのお腹の中の、ばいあくへーさんの生まれ変わりってどうなってる?
ばいあくへーさん生きてたし。
リアルいたくぁさんなのか…
お身体は大切にして下さい。特におしr
348 :
334:04/11/28 08:55:40 ID:fpt0XBcy
>代理様
……チッ(ぉ
でも、リアルいたくぁさん…てことはいつもはおしr(ry
こう、グリグリズボズボと。
作者様でエロネタ書くのも止めにしようや漏れ…
今なら多分聞ける?
つぁとぅぐあさんやいたくぁさんには生理的機能,というか排泄機能がないらしいですが,
う゛ぉるばどすさんやがたのそあさんにはあるの?
質問は作者に伝えておきます。後日Q&Aで発表すると思いますのでお待ち下さい。
351 :
森精の人:04/11/28 10:48:53 ID:kU4QDCzu
>>329 ひでぼん新作キター!
進むストーリー、濃ゆいエロス、たっぷりのテキストボリューム、そして立ってる「あの」キャラ達&ミ=ゴミ=ゴナース!
いいもの読ませていただきました。一ファンとしてモニタの前で転げまわりました。
ついでに聞かれてないのに白状いたしますと、私がこのスレに来たルートが「偶然見つけた保管庫>ひでぼんの書>現行スレ」で、
ひでぼんを読んだあとの「いいなーおもろいなー漏れもなにかかいてみたいなー」と言う感想が
「森精」の原動力だったりします(ついでに拙作を書き進むたびに氏の更新速度とクオリティに驚いてます。もお『連邦の白いヤツを見たジオン兵張りに!)。
新作読めてホントにうれしいですが、でも、無理はなさらないでくださいね。どうかゆっくりと身体を直してからカムバックしてください。
作者様、作者代理様ありがとうございました〜&お大事に〜
352 :
森精EX:04/11/28 10:50:31 ID:kU4QDCzu
――・・・・・・・・・・・・て。
目が覚めた。夜なのにひどく明るい。満腹で気持ちよく寝ていたのになぜが目が冴えてしまった。誰かに呼ばれているような気がする。
――・・・を・・・・・・て。
彼はうっそりと立ち上がり、巣穴から出て森の中を歩いていった。足を進めるたびにしなやかな筋肉が毛皮の下で躍動する。
――私を・・・・・・て。
この衝動は何だろう。食欲にも似た、しかし決定的に違うもの。前にこれを感じたのは、もっとあきも深まってからだったように思う。
――私を・・・して。
森の中に広場が見えた。丈の低い下草の中でただ一箇所、緑の柱が立っている。くるり、振り向いたそれは人に似た女の形をしていた。
――私を犯して。
女の樹精はとろけるように微笑みながら彼女の呼んだ客・・・警戒して立ちあがる、体重400kgはある若い雄熊・・・のほうへと歩み寄った。
353 :
森精EX:04/11/28 10:51:13 ID:kU4QDCzu
「なかなかイキが良さそう。愉しませて頂戴ね・・・立ってたらできないわ、立ててもらうけど」
そういって歩み寄った樹精は、熊の腹をそっと押して座らせた。そしてその毛むくじゃらの下腹部を両手で探る。雄熊はぐるぐるとうなりつつも、されるがままだった。
やがてまだ小さい―とはいっても人間とは比較にならないサイズはある――熊のペニスを探り当てると喜色を浮かべてそれにしゃぶりついた。
「ん、んんっ、おおきぃ、苦い・・・それにスゴイ匂い・・・ふふ、鼻がどうにかなっちゃいそう」
熊のペニスは樹精が口をいっぱいに開けても亀頭部を収めるのが精一杯の大きさだった。野生動物に入浴と性器の洗浄の習慣など当然無い。びっしりとへばりついた恥垢と獣臭が樹精の舌と鼻に暴力的に押し入る。
だがその悪感すらが性欲を煽る。くぐもったうめきとともに情熱を込めて下で汚れをこそぎ取り、唾液とともに舐めしゃぶる。小鼻をヒクつかせて胸いっぱいに獣匂を吸い込み、熊の下腹部に胸をぴったりと寄せて擦りつけもした。
その行為は樹精の性感に火を入れ、いつしか彼女の腰は微妙な前後運動を始め、内腿は膝の辺りまで濡れていた。
うぉふっ うぉふっ
「んむ、は・・・んむぅう。れろ、ぴちゅっ、ずずずずずず、んくっ、んくん。ん?んむぅううううぅぅぅ・・・ぷはっ」
樹精の情熱的でリズミカルな奉仕は熊の神経を揺さぶり、雄雄しくそそり立たせることに成功した。
樹精はビクビクと天を指して跳ね回る文字通り熊並みの逸物に両手を沿え、彼女の両手を組み合わせたより大きい亀頭を、自らのふっくらとほころぶ可憐な秘唇に宛がう。
「コワれちゃうほど、愉しませてね」
めりぃぃぃッッッ、ズププププゥゥッ
「んんんあハヒぃぃぃィィイイあアアッ!!」
354 :
森精EX:04/11/28 10:53:48 ID:kU4QDCzu
サイズ的な無理を潤滑液と肉穴の柔軟性でねじ伏せ、樹精は熊のペニスを咥え込んだ。
文字通り身体を引き裂かれるような快楽に樹精は白い喉が丸見えになるほど仰け反る。
それでもその顔は悦楽に紅く染まった微笑を絶やす事無く、そのままガクガクと身体を瘧のように痙攣させつつも
手足をいっぱいに広げて熊の胴体にしがみつき、そのまま上下運動を開始する。
「ああぁ、すッごく太くてたくましいの、わたしのナカに入ってるぅ・・・は、はふっ、おなかの中押し潰されちゃいそぉ
・・・んふふっわたしのカラダのなか、熊のおち○ちんでいっぱあいなのぉ・・・はぁあん」
ずりゅ、ぬちゅというねっとりと湿った擦過音は次第に大きくなり、それにつれて熊の呼吸音も大きくなってゆく。
樹精の性欲に飲み込まれた熊は、発情期でもないのにペニスをそそり立たせ、その腰を上下に揺さぶり始めた。
「あんっ、アナタもうごいてくれるの?うれしイィッ、きゃッはあぁぁん!お、おち○ちんに生えてる毛、すっごいちくちくするぅ、
ナカ、膣内でチクチク刺さって引っかいてるのぉぉ」
熊の巨根は樹精の胎内を文字通り蹂躙し、剛毛は膣壁をけずるようにこそぎ、樹精の性感を容赦なく高めてゆく。涎を撒き散らしながら樹精はまるで獣のように叫び声をあげた。
「あああああああーッ、イイ!熊のおち○ちんいいッ、やぶれちゃう、おなかやぶれちゃうぅぅ、れももっともっろいっぱいほしいの、いっぱひほしぃのぉ!
・・・あは、膣内でビクンビクンあばれはじめたぁ、だして、射精してなかでいっぱい熱くて濃ゆくて勢いのイイ熊のせーえき私のおなかパンパンになるぐらいいっぱいいっぱい射精ぇぇえ!」
うおぉおオオおお!
ドッグン、ドグン、ドグン
熊は樹精を抱きすくめ―文字通りのベア・ハッグだ―その滑らかな肌に爪をつきたてて射精した。その傷みすら快感に変え、樹精は絶頂を迎える。
「あひぃぃいいぃぃッ、い、イタイぃぃいッ、でもそれもイイのお!・・・ク、熊のせーえきわたしの膣内ではじけてるぅぅ・・・あふっあふっ、あふぅぅうッ、おなか、おなか膨らんでるぅ、まだ、まらとまらいのぉぉ、んんんんんんーッは、破裂しちゃう、子宮はれつしちゃうのぉぉ」
355 :
森精EX:04/11/28 10:54:36 ID:kU4QDCzu
熊の突き上げで絶頂を迎えた樹精はさらに、文字通り溢れるほどにに熊の精液を流し込まれ、その下腹は妊婦のように膨らみ、内容物の圧力と暴力的なまでの視覚的な淫猥さに再び絶頂を迎えた。
しばらく余韻に浸り、ペニスをはずす。すると奥の奥まで開ききった秘唇から滝のように精液が流れ落ち、樹精の腹が見る見るへこんでゆく。その液体の勢いでまた、樹精は軽く達した。
「はぁ。熊のアレはパワフルだけど、どんなにえっちにふるまってもそれで興奮してくれないし、『キレイ』とか『キミにおかしくなっちゃう』とかいってくれないからつまんない」
息を弾ませながらも、ため息混じりに樹精はひとりごちる。
「つぎは狼のむれにしようかなぁ、ザラザラの舌で全身嘗め回されながら、30分ぐらい続く射精を上と下のお口で味わうの!・・・言っててむなしい・・・」
そうするうちに再び昂ぶってきたのか、今度は四つんばいになって尻を熊に向ける。
「今度は後ろからお願いね」
男は男、熊は熊。樹精は今味わえる快楽を味わいつくすことに決め、樹精は女豹のポーズで白濁まみれの尻を振った。
――森の民である樹精は満月の晩に人の形を取り、思うが侭に思い人と情交をなす。
しかし、相手のいない独り者は獣を呼び寄せ、人の代用品としてその性欲を鎮める。
これが樹精の『自慰』であり、この場合に限り種族としての嗜好である一対一の関係を崩し、複数の相手と交わることもある。
――アマネ=人=イースト著『生物恥丘紀行:森の巻:樹精の章』より抜粋
356 :
森精の人:04/11/28 10:55:16 ID:kU4QDCzu
>>288 しゃべってもいいならしゃべりたいちょっとした裏設定
森精(種ポケ○ン)
・完全生物設定は『親の金で食って大学いってバイトしてアソんでる将来のビジョンの無い大学生(=過去の俺)が原型
・インスパイア元は『蜜柑』(シーズウェア)の希。基本骨子(存在:主人公とラブラブする)をそのままに『どのようにラブるか?』の部分をルートによって入れ替える、という見せ方はこれ。
・あとエルフ=植物説はTRPG『ルーンクエスト』だったかな?ちょっと自信ないです。
樹精(1進化ポケ○ン)
・ギリシア神話のドリアード、ニンフが原型。異種通婚譚の1パターンです。
・あとはアリスのおまけCDの『妖精』(アリスソフト)『Way』(同人)にインスパイアされてます。雰囲気とか。
・樹精には厳密な意味での『愛』はなく、パートナーを『ヤッて気持ちいいから好きー』的に愛してます。パードナーが死んだらしばらくは惜しみつつも次第に性欲に負けて次の相手を探します。貞操?おいしいですかそれ?
・雌型だけでなく雄型もいる。その場合は女性を求めます。同性愛者もいるかもしんない。
・性行為が人化の目的だが繁殖は一切不可。花、実は自由に作れるが種無し。森精からの変生以外では増えません。
・膣、子宮は有っても卵巣はナシ。雄は疑似精巣があるんで陰嚢はついてます。
・樹液には催淫作用、栄養価などは一切なし、ただ甘いだけのローションです。
・月光、日光(+土中養分)はエネルギー源では有るものの人化に絶対必要なわけではありません。他に高エネルギー源があれば
それで人形を保つことができます(構想中の作品『路地裏の薔薇』(仮)で使う予定の設定)。
・淫乱ですが嫉妬深いため「愛人の共有」は一切やりません。また、樹精同士では発情しません。乱交も嫌い、あくまで1:1です。
・生物としての寿命はありませんが「ヤりあきた。人型になるのメンドくさい」と思い始めるとただの樹と変わらなくなります。ある意味これが寿命。
・樹齢2000年級のdryadの樹を切り倒したら中から人骨ゴロゴロでてきそう。
・樹精ルートの物語は『陽だまりの陰で』(ティンカーベル)のA子ルートへのオマージュです。思い人の頭の中の選択肢を極限まで絞(らせ)るところとか。
頭の引き出しの底が浅いっす。イヤもうマジでTT
357 :
森精の人:04/11/28 10:55:46 ID:kU4QDCzu
>>289 ヨヨ姫調べました。発見しました。なるほど、いいえて妙です。
>>292 いいところに目をつけられました。ネタがない時用のストックをもろに打ち抜いてくださったご指摘です。
「ばれちまっちゃあしょうがねえ」とばかりにEXうp。「アマネ=人=イースト」はこの世界の民明書房みたいなものだと思ってくださいな。
>>293 夢で会話、というかインターバル期間中はエロげである『情交後、となりで熟睡してる相手の頬を突っつきつつ「うふふ、可愛い寝顔」とかいってるシチュ』
みたいな感じで過ごしてるっぽいです。なんかこうノリ的に。
>>シュレの人
丁寧なご挨拶痛み入ります。こちらこそよろしくおねがいしますね。実は私、シュレの人さんのはちみっと嫉妬してたりします。
ひでぼんの人は血涙と鼻時流すほどすげェ!とおもってますが、あなたは耳自がでるほどすげェ!とおもってます。
一人称視点美味ェ!わしじゃ_!とくにシュレ視点の文章を初めて見たとき、句読点がほとんど無い『文体それ自体』から「シュレ=ユートとティーねえさんらぶらぶ〜ってのがとまらないハイテンションなおんなのこ」
というイメージが喚起されました(ねーさん視点だと点が増えて落ち着きがでてましたしね)。形容詞ではなく文章自体でキャラうを描写する。はかなりのハイテクニックです。
そのセンス、スキルは大変貴重ですよ〜エロ語ボキャブラリーなんてほっといても増えます。そのテイストをなくさずがんばってくださいな。
>>森精の人
このスレに投下される作品って、エブリデイマジックものが多い印象があったけど、ファンタジー好きとしては、
こういうハイファンタジー(それともフォークロア?)な作品にはがっつり食いついてしまう。……えろいし。
やっぱ、樹精の他にもモンス的な娘さんが居てるのだろうか。
(二段変身するヒュージレッドドラゴンとか、ナゾナゾをふっかけてくるスフィンクス幼女とか)
>>ひでぼんの書の作者さん
――って女の人だったのか。
今まで、男の人だとばっかり思ってた。
男性の萌えを理解してるし、作中にちりばめられた小ネタも20代30代男の人にとって感慨深いものが
多かったりするし(ゲームブック関係の小ネタとか――ちょっと昭和の薫りを感じますが……)。
何が凄いかって、女の人で、こういう男性嗜好の物も書けるってのが――。
>>358 女のエロ書き(描き)は実際多いよ。
某菌糸類や某NOIDIさんや…そこら辺しか思い出せんが(ぉ
え?菌糸は違う?
>240の続き。
「あ、どうでしたか? お風呂は?」
「うん、すっごく気持ちよかった!」
「はい、とてもよかったですよ」
風呂からあがった僕たちを見て、女将さんが、にこやかに声を掛けてきた。
元気よく返事をする千奈美と、にっこり微笑む雪枝さん。……確かに、風呂は気持ちよかったけどさ。
「そうでしたかあ。気に入っていただけて、何よりでしたわあ。
で、夕食の支度は出来てますが、どないしましょ?」
「ごはん!? わたし、すっごくおなか空いた〜!」
女将さんの言葉に、千奈美がぱっと顔色を変えた。
「あ、そ、そうですね。お願いします」
「はいはい。さ、食堂はこっちどす」
千奈美のはしゃぎぶりを見て、雪枝さんは苦笑いしながら、女将さんに返事をした。
「あれえっ!? 久弥くんじゃないのお!?」
「えっ!? ……ち、千奈美…ちゃん?」
食堂に向かう途中、廊下の角で出会い頭に出会った男の子に、千奈美が明るく声を掛けた。
声を掛けられた男の子は、一瞬目を丸くさせながらも、返事をしていた。
……いつか、出会ったことあったっけ?
「あらら。昼間の……久弥クンも、こちらにお泊りだったの?」
「う、ううん。ここ、ボクの家だもん」
雪枝さんが、優しく男の子に声を掛ける。男の子は、首を振りながら答える。
……昼間? ああ、スイカ割りのときの一人か。でも、何で後ずさってるんだろうか?
「あらあら久弥。お客様に、もうお会いしていたのですか?」
「うん。さっき言ったでしょ? スイカ割りしてたって」
女将さんの問いかけに、コクリと頷く男の子。
……あ、やっぱり。ということは、二人は……親子? にしては、年の差が少ないような……って、
ふと思ったけど、僕と千奈美も世間からは、そう見られているんだろうなあ……。
「ああ〜、お客さんたちだったんですかあ。一緒に遊んでいただき、どうもありがとうございます。
久弥がご迷惑とか、お掛けしませんでしたか?」
「え? い、いや、そんなことはないですよ」
「気にしなくていいよ〜。だって、大勢のほうが楽しいじゃない!」
そんなことを考えていると、女将さんは何かを納得したように頷き、こちらにペコリと礼をしてきた。
雪枝さんは多少戸惑い気味に、千奈美は対照的に元気よく返事をしている。
……そういえば、スイカ割りのときも、千奈美の悪戯が炸裂したんだっけか。
もっとも、その結果はといえば、砂浜に千奈美の人柱が完成したんだけど。
久弥くんと別れ、食堂に案内された僕たちを待っていたのは、数々の豪勢な料理だった。
木で出来た船に乗った数々の刺身、鯛のお頭つき、イセエビの姿造り、山菜の天麩羅、
いい香りが漂ってくる、お吸い物などなど……。
「うわ、すっご〜い!」
料理を目にした千奈美が歓声をあげながら、椅子に座る。
「さ、御主人さんも、奥さんもどうぞ」
「あ……は、はい」
椅子に座る千奈美を見て、にこやかに微笑む女将さんは、僕たちにも椅子に座るように促してきた。
僕たちは、料理の数々に圧倒されながらも、おとなしく椅子に座った。
……でもこれ、本当にタダでいいの?
「わ〜い! いっただっきま〜す!」
「あ、お注ぎしますえ。………どうぞ」
満面の笑みを浮かべ、千奈美は料理にパクつき始める。
ビールを飲もうと、逆さになったコップを元に戻した僕を見て、女将さんは瓶を手に取った。
「ど、どうも。……ところで女将さん、ここには来たばかりなんですか?」
「……! な、何故それを……?」
何の気なしに、女将さんに話しかけたひとことで、女将さんはいきなりうろたえだした。
……そ、そんなにマズイこと、聞いたかな?
「な、何故も何も、訛りが凄いですもの。……京都のご出身ですか?」
僕の次に、女将さんからお酌を受けている雪枝さんが、僕の代わりに答える。
……やっぱ、雪枝さんでもそう思うか。
「ええまあ。あちらは、何かと過ごしづらくて……」
雪枝さんの問いかけに、女将さんは曖昧に答える。……あまり、触れないほうが、いいみたい。
「ふうん、そうなんですか。それにしても、お一人で働かれてるのですか?
女性一人で、こういう場所を切り盛りするのも、大変でしょう?」
「その辺りは大丈夫どす。何だかんだとウチも楽しんで、この仕事やってますんで」
どうやら、雪枝さんも空気を察したようで、話題を変える。
女将さんも、話題が変わったのにほっとしたのか、いつものにこやかな微笑みに戻っていた。
「ふあ〜あ……。食べた食べた〜」
夕食を食べ終え、部屋に戻った千奈美は、布団の上で大の字になって大あくびをしながら、
自分のお腹をポンポンと叩く。……それにしても、あの小さな身体の、どこに入ったというのだろうか?
「まあ、千奈美ちゃん。女の子がはしたない……ふ、ふあ〜あ」
千奈美をたしなめようとした、雪枝さんも大あくびをする。……あくびは移る、って言うし。
「ん〜。むにゃ……すう…すう………」
雪枝さんの声を、聞いていたのかいないのか、千奈美はすぐにその姿勢で寝息を立てだした。
「ん……亮太さん、私も眠くなってきたので、眠らせていただきますね。……おやすみなさい」
「え? あ、あ……」
千奈美の体に、布団を羽織らせたかと思うと、雪枝さんは自らも布団に潜り込んだ。
……あ、あのう。お風呂でお預けを食らった僕としては、今後の展開を、正直期待していたのですが。
「すう……すう………」
一縷の望みにすがりつき、雪枝さんの肩を揺さぶったが、既に熟睡の域に達しているようで、
目を覚まそうともしない。………ほ、本当にあんまりだ……。
「ふう………」
部屋を出た僕は、自動販売機でビールを買い込みながら、ため息をつく。
……風呂場でお預けを食らわされた状態で、素直に眠れるとは思えなかった。
かと言って、眠っている雪枝さんをどうこうしようなんて、度胸も甲斐性もなかった僕は、
酔いの勢いで、そのまま眠ってしまおうと考えていた。
「あら、御主人さん? 食後の一杯どすか?」
「え? ええまあ……」
不意に声がして振り返る。そこには、例によってにこやかに微笑む、女将さんの姿があった。
曖昧に頷きかえす僕。……とてもじゃないけど、お預け食らった挙句の自棄酒、なんて言えません。
「そうですか……。どうでしょう? ウチも仕事は終わりですし、ご一緒に一杯いかがですか?」
「え?」
にこやかな笑みから、ほんの少しだけ艶っぽい笑みに変わり、女将さんは僕に話しかけてきた。
……こ、これは………。
「ううん……やっぱりウチじゃ、ダメですか?」
「い、いいえ。構いません。ご一緒しましょう」
小首を傾げ、軽く拗ねたような表情を見せる女将さん。
その表情にドキリとした僕は、間髪入れずに返事をしていた。
……雪枝さんには、お預け食らわされて、先に眠られたんだし、構わないよね。
などと気がつくと、誰に対してだか、よく分からないけれど、心の中で言い訳している僕がいた――
女将さんは、僕を一番奥の部屋に通してから、『何かつまみになるものを探してきます』と言い残し、
部屋から出て行った。僕はおとなしく待っていた。待っていたけれど……。
「こ、これって……い、いいのかな?」
思わず漏れる独り言。――そう、すぐ隣にはしっかりと、布団が敷いてあったのだ。
……もしかして女将さん、ここで寝泊りしているのかな……?
女将さんが眠っている布団……か。そう思いながら、自然と手が布団に伸びる。
い、いや何を考えているんだ、僕は。女将さんとは、あくまで一緒に飲むだけ、なんだから。
「……あ、あれ?」
などと葛藤していた僕は、自分の手に触れたものを見て、驚きの声を漏らす。
手には、細長い毛が何本か、絡まっていたのだ。それも薄い茶色の。
……女将さんの髪って、確か黒かったよね? だとすると、これは誰のだろう?
「さ、お待たせしました。どうぞ召し上がれ」
「すみません、わざわざ。もう仕事は終わったというのに」
などと考えていると、女将さんが部屋に入ってきた。おつまみが盛られた皿を手にして。
ホカホカと、湯気を立てているところを見ると、どうやら出来合いではなく、わざわざ作ってたみたいだ。
すっかり恐縮した僕は、女将さんにペコリと頭を下げた。
「まあ、そんな気にせんでも、ええですよ? ウチが好きでやってることさかいに」
「そ、それでも……」
「さあさあ、それよりも、乾杯しませんか?」
礼をした僕を見て、いつものにこやかな笑みを浮かべ、女将さんは答える。
なおも逡巡する僕に、女将さんはコップを差し出してきた。……ま、まあいっか。
「へ〜え。それは、ご苦労されてますなあ」
「ん〜。もうすっかり、慣れちゃったけどね。……まあ、いいことかどうか、よく分からんけれど」
――小一時間後、僕はすっかり出来上がり、女将さんと飲んだくれていた。
やれ、千奈美が悪戯ばかりするだとか、雪枝さんが買い物で失敗ばかりするだとか、
そんな話をしていた、気がする。女将さんはうんうんと頷き、お酌してくる。
「でも、ま。何だかんだと、楽しそうに暮らしているみたいどすな」
「まあね。千奈美がいなかったら、こうして女将さんと一緒に飲んでいることも、なかったろうし」
お酌しながら、僕の言葉に相槌をうつ女将さん。……だよね。千奈美のおかげ、だよねえ。
「……まあ。そうすると、あの娘さんはウチたちを、引き合わせてくれたのかも、しれませんなあ」
「え? お……女将…さん?」
一瞬、女将さんの言葉の意味が分からなくて、思わず聞き返した。
ふと見ると、女将さんの顔は赤く染まり、先ほどの艶っぽい笑みを浮かべている。
と、女将さんは僕の手を取ったかと思うと、自らの着物の隙間へと潜り込ませてきた。
「御主人さんを見ていると……ウチの体が……疼いて疼いて、仕方ないんどす」
「え? あ……そ、その……」
いきなりの告白に、僕の時間が止まった、気がする。……え? それは…え? ええ?
「お願いどす……ウチに、恥をかかせんといてくらはい」
「あ…あ……」
女将さんは、潤んだ瞳で訴えかけてくる。胸に差し入れた手から、女将さんの心臓の鼓動が伝わる。
気がつくと、僕は何かに操られているかのように、女将さんのくちびるを塞いでいた――
「んふ……っ」
「っ……お、女将さん………」
「お、女将さんなんて……葉子…葉子と、呼んでくらはれ……」
くちびるを離し、思わず漏れるひとこと。それを聞きとがめた女将さんは、
そっと僕のくちびるに人差し指を添えながら、妖しく微笑む。
「よ…葉子さん……」
「………脱がして、くらはいますか?」
「あ…う、うん……」
言い直した僕を見て、満足そうに頷いた女将さん――葉子さん――は、すっくと立ち上がる。
僕は葉子さんに釣られるように、フラフラと立ち上がった。
「い…いきますよ……?」
「は、はい……」
帯の裾を両手で持ち、葉子さんに声を掛ける。葉子さんは妖しい微笑みを浮かべ、ゆっくりと頷いた。
「…………っと」
「あ、ああれえええ………」
葉子さんが頷くや否や、僕は帯を一気に引っ張った。
両手を真上に上げ、コマのようにくるくる回転しながら、悲鳴をあげる葉子さん。
……時代劇では定番のシーンだが、自分がこんなこと出来るなんて、夢にも思わなかった。
ま、待てよ? これが時代劇の定番だとすると、ここで桜吹雪の紋々を肩に施したおっさんやら、
突如として、カベやら床やらを破壊して現れる超ド派手な、忍者って何? な忍者やら、
風車を投げつけてくる、何故かジーパンを履いている忍者……は、もう亡くなったんだっけか。
もしくは、今目の前でくるくる回転している葉子さんが実は、すでに50代だってのに、
20代から体型がまったく変化していない、素で十分化け物な、くのいちだったとか……。
「……ご、御主人さん? ど、どうかしたんどすか?」
「あ……い、いや、何でもないっす。そ、それより……僕は、亮太って言うんだけど……」
帯が解け、布団に倒れ込んでいる葉子さんが、怪訝そうな顔で僕を見上げる。
妙な考えを振りほどくように、ブンブンと頭を振りながら、僕は葉子さんに返事をした。
「……あ。りょ、亮太さん………どうぞ、こちらへ………」
「う……うん……」
葉子さんは、両手を僕に伸ばしながら、潤んだ瞳で訴えかけてくる。
僕はゆっくりと、葉子さんの上へ圧し掛かり、着物の胸元に手を掛けた。
「あ…ああっ……」
胸元を開けると、下着を着けてない、露わな胸が姿をあらわす。
羞恥からか、はたまた別の感覚からなのか、葉子さんの口から艶めかしい吐息がこぼれだした。
「んっ……あっ…」
手のひらで、軽く胸を撫で回してみると、途端に葉子さんは身悶えしはじめた。
雪枝さんの豊かな胸とは違うが、千奈美よりもずっと、揉み応えのある胸だった。
……何だか、比較対照が滅茶苦茶な気がしてきた。千奈美がつるぺたなのは、当たり前だよね。
でも、じかに見たことがある女性の胸って、雪枝さんと千奈美のしかないから、
葉子さんの胸の大きさはと言えば、”その間”としか言い様が無かったりするし。
「…あっ! ああんっ……」
その葉子さんの胸に、軽く吸いついてみた。葉子さんは体をピクンと震わせ、喘ぎ声を漏らす。
感じていたのか、すでに葉子さんの胸の頂は、硬くしこっている。
「あは……っ………」
と、僕は胸から舌を離し、両手で着物を左右に押し広げながら、葉子さんのくちびるを奪った。
……正直言って胸に関しては、葉子さんより雪枝さんのほうが、大きくて柔らかくて気持ちいいし。
「んふ……っ…んんっ…っ………」
葉子さんの舌を、口中で絡め取りながら、そのまま口裏を舐め回す。
と、葉子さんは葉子さんで、自らの舌を僕の口中へ潜り込ませてくる。
僕たちはしばしの間、お互いの口中を堪能し合っていた――
「……ぷは…あっ。りょ、亮太さんも………もう、こんなに……」
「あ、ああっ……よ、葉子さん……」
くちびるを離した葉子さんは、嬉しそうに微笑みながら、僕の下腹部をゆっくりと撫で回す。
痺れるような甘い刺激に、思わず嬌声が漏れ出す。
「さあ……ウチが、気持ちよくさせたげます」
「…葉子さん……あっ」
言うや否や、葉子さんは僕と体の上下を入れ替え、
舌なめずりをしたかと思うと、ゆっくりと僕のズボンを脱がしにかかった。
釣られてシャツを脱ごうとしたが、葉子さんが妖しい笑みを浮かべて制してくる。
「……亮太さん……ウチに…ウチに、させてくださいまし」
「あ……。う、うん…」
「ふふっ……さ、いきますえ……」
葉子さんの視線に射すくめられたかのように、手の動きがピタリと止まる。
そんな僕を見て、葉子さんは嬉しそうにシャツへと手を掛けた。
「んふっ、いい色に焼けてますなあ。………んっ」
「よ…葉子……さ…ん……、あ、ああっ……」
露わになった僕の胸板に、つつっと指を這わせたかと思うと、いきなり胸元に吸いつく葉子さん。
不意を突かれた僕は、思わず上半身を仰け反らせ、声を上ずらせる。
「…あ、ああ…葉子さん……。! い、痛っ……」
胸から感じる刺激に、甘えた声を漏らすが、突然響き渡る痛みに悲鳴がこぼれる。
葉子さんが、胸の頂に歯を立てていたのだ。
「亮太さん、ウチの胸のこと、全然構ってくれなかったんどすもの。これはお返しどすえ」
「く……あ…よ……葉子さ…ん……あ、あ、ああっ……」
葉子さんは、くちびるを離したかと思うと、拗ねたような表情を見せ、両手で僕の胸の頂を摘みあげる。
痛みと快感がない交ぜになって、その刺激にたまらず声が漏れ続けた。
「ふふんっ、さて、お次はいよいよ……っと」
「あ、ああっ。葉子さん……」
胸からぱっと離れた葉子さんは、僕の上に馬乗りになりながら、ふたたびズボンに手を掛ける。
一瞬、こちらを見つめた葉子さんと目が合い、僕は心臓を鷲掴みにされたような感覚を覚えていた。
「………っと。んまあ、これは立派な……」
葉子さんは僕のズボンを、パンツごと引きおろした。と、そそりたつモノを見て感嘆の声をあげる。
……毎度のことなのですが、節操がないというか、なんというか……。
「……ここまでご立派だと、奥さんもさぞ満足されてるでしょうね? ふふっ」
「よ…葉子……さん…」
モノの目の前に顔を寄せたかと思うと、カリ部分に沿ってつつっと人差し指をなぞらせ、
葉子さんがひとこと。
……お、奥さんって……雪枝さんは、別に夫婦なわけじゃ、ないんだけど。
そう思いながらも、僕は快感に背筋をゾクゾク震わせるとともに、雪枝さんに対して、
どこか後ろめたい気持ちを覚え、かすれた声で目の前の女性の名をつぶやいていた。
「…………っ」
「! うああっ! よ、葉子さんっ!?」
おもむろに、葉子さんは僕のモノを根元まで咥え込んだ。
油断していた僕は、思わず身悶えしながら、葉子さんの頭を両手で押さえつけてしまう。
「く…ん……っ…。く……っ……」
口中の柔らかさだけでなく、モノの先端が咽喉の奥に当たることで、微妙な刺激を生み出していた。
「んふ……んっ……」
「くあ…っ……あっ……」
葉子さんはゆっくりと、顔を上下に動かし始める。
僕は目の前に、火花が飛び散るような錯覚を覚え、無意識のうちにうめき声が漏れ出していた。
「ん……っ……。ぷは……っ……」
「うあっ! あっ……ああっ……」
葉子さんはモノを咥えたまま、僕の右足にしがみついてきた。
太ももに、葉子さんの胸の柔らかい感触が、じかに伝わってくる。
……雪枝さんの胸もいいけど、葉子さんの胸もなかなか……。
などと思っていると、葉子さんはゆっくりと、体を前後に揺らし始めた。
当然、咥えられたモノも一緒に動くことになってしまう。
さらに葉子さんは、時々モノに軽く歯を立てながら、顔を上下に動かし続けている。
「くは……あ…あ…ああっ……」
「ん! んふ……っ、んっ…ん……んんっ…」
快感のあまり、体がビクビク震え、その弾みで足先に何かが触れる。
同時に、葉子さんの体がビクンと硬直し、何かをねだるような、淫らな目つきで僕を見つめてきた。
……何? 何があったの?
「ああ……んっ。…り…亮太さん……ウ、ウチにも……もっと……」
「あ……は、はい……」
腰を振り乱し、僕の足先に自らの股間を擦りつけながら、
モノから口を離し、媚びるような口調で話しかけてくる葉子さん。
その迫力に押され、僕は無意識のうちに、右足の指を適当に動かし始めた。
「ああっ! あっ! ああんっ! イイッ! 気持ちイイッ!」
「くっ! うっ! ううっ!」
指先が、葉子さんの割れ目をなぞるたび、葉子さんはあられもない声で喘ぎだす。
あえぎながら、葉子さんは僕のモノを凄い勢いでしごき始めた。
モノがしごかれるたび、快感がモノから全身へと伝わり、右足は半ば痙攣したように、
反射的に動めいて、葉子さんの割れ目を刺激し続ける。
……ちょ、も…もう、イッちゃう……かも。
「ああ! イイッ! イイッ!」
「よ、葉子さん! も、もうダメ! イッちゃうっ! イッちゃうよっ!」
「イイッ! イイッ! もっと…もっと、ぐちゃぐちゃにしてえっ!!」
狂ったように、叫び声をあげる葉子さんに向かって、僕は必死に絶頂を迎えそうなことを伝える。
だが、葉子さんは僕の言葉など、まるで聞いていないかのように、
腰を振り乱しながらモノをしごき続ける。
「ああっ! あああーーっ!!」
「うっ! くううっ!」
弾みで右足の親指が、葉子さんの中へと潜り込んだ途端、絶叫とともにモノをきつく握り締める葉子さん。
その刺激に耐えることなど出来るはずがなく、僕はあっさりと絶頂に達していた。
絶頂に達した証である、モノから噴き出した白い液体は、次々と葉子さんの顔を汚し続ける。
……さっきお預けされたせいか、いつもより大量に出ているかも……。
「あ…あはあっ……いっぱい…いっぱい出たあ……亮太さんの…亮太さんの精子い……」
葉子さんは、大量の僕の精を顔面に受けても、嫌がることなく、
それどころか嬉々とした表情を見せ、手で拭って口へと含ませている。
「んふ……っ。亮太さん……続きはお風呂で……ね?」
「は…はい……」
僕の精を口に含ませながら、葉子さんは艶めかしく微笑む。
そんな葉子さんの、恍惚とした表情に魅せられた僕は、
思わずゴクリと生唾を飲み込みながら、かすれ声で頷いていた――
いっぽうその頃、二階の部屋では――
ボクは出来るだけ、音を立てないように扉を開け、そっと部屋の中に入った。
「くう……すう…」
「むにゃ……んん〜……」
予想どおり、部屋の中では、客である千奈美ちゃんと雪枝さんが、寝息を立てていた。
客の中には男の人もいたはずだが、今は多分、葉子さんと一緒にいるはずだ。
葉子さんは時々、客の男の人とハダカになって、抱き合ったりすることがある。
偶然、それを覗き見たときは、ショックのあまり、声ひとつ出せずに立ち尽くしていた。
そのことを、男の人が帰ってから葉子さんに話したら、葉子さんは青ざめた顔で、
『昨日の出来事は忘れなさい。大きくなったら、大人になったら教えてあげるから』
と、言ってきた。
でも、あんなショウゲキテキな出来事、忘れることなんて、出来るはずが無かった。
男の人のおちんちんを、すごく嬉しそうな表情で頬張っている、葉子さん。
四つんばいになって、後ろから男の人に腰を押さえつけられ、嬉しそうに叫び声をあげる、葉子さん。
『もっとお!』とか、『オマ○コめちゃくちゃにしてえっ!』などと、
今まで、ボクが耳にしたことがないような、金切り声をあげる、葉子さん。
そんな葉子さんを見ていると、何故かチクリと胸が痛くなると同時に、
いつか自分も、葉子さんにそんなことをして欲しいと、密かに思っていた。
そのときは決まって、何故かおちんちんが大きく膨らんで、カチンカチンに硬くなってしまう。
しかも、そんなおちんちんを、手でにぎにぎしたりすると、全身がビクビク震えるような、
不思議な気持ちになれるのだった。
そんなときのおちんちんを、葉子さんのあの口に咥えてもらったら、
自分はいったい、どうなってしまうのだろう?
想像するだけで、胸が痛いくらいにドキドキしてきて、おちんちんが膨らんできてしまう。
でもこんなこと恥ずかしくて、葉子さんに話すことなんて、なかなか出来なかった。
まして葉子さんはあの日以来、この出来事には、触れようともしなかったのだから。
だが、それからも時々、葉子さんは男の人と抱き合ったりすることが、何回もあった。
男の人だけでなく、女の人が一緒に来ているときもあったけれど、
そんなときは、女の人が食べる料理に眠り薬を混ぜて、起きてこないようにしているのだ。
抱き合う場所はいつも同じ、一番奥の部屋。
何がどう、とははっきりと言えないけれど、葉子さんがそういうことをするときは、仕草でわかる。
そんな日は、ボクはこっそりと、屋根裏を伝って押入れに忍び込んで、
大きくなったおちんちんを握り締めながら、葉子さんのハダカをこっそり覗き見していた。
だが今日は、押し入れには忍び込まなかった。
今回も同じように、千奈美ちゃんと雪枝さんには、眠り薬を飲ませたに違いない。
ということは、二人は今、ぐっすりと眠っているはずだ――
久弥の思惑どおり、千奈美と雪枝は布団の中で、夢の世界の住人と化していた。
はやる気持ちを抑えながら、久弥はそっと、寝息を立てている雪枝の布団をまくり、
パジャマ姿の雪枝の胸へと、手を伸ばした。
――やっぱり、柔らかい。
久弥の予想通り、雪枝の胸はパジャマ越しでも、ぷにぷにと柔らかかった。
しかも、ただ柔らかいだけでなく、揉めば揉むだけ、押し返してくるような弾力があった。
実は昼間、スイカ割りをしたときに目撃した雪枝の胸が、久弥の脳裏に焼きついて、離れなかったのだ。
その姿を思い出すたびに、葉子の裸体を見たときと同じように、ペニスが勃起していた。
久弥がラッキーだと思ったのは、雪枝が自分の住む民宿の客だったこと、
そして葉子が、連れの男と抱き合おうと企んでいること、だった。
「よ…ようし、こ、今度は………」
しばらくの間、パジャマ越しに雪枝の胸を堪能していた久弥は、独り言とともに、
雪枝のパジャマに手を掛けた。緊張のためか、その手はブルブル震えている。
たどたどしい手つきで、パジャマのボタンを外し終え、そうっと胸元を広げた。
パジャマの下は、何も着けていなかったようで、久弥が胸元を広げた途端に、
形のいい豊かな胸が、まるで戒めを解かれたかのように、ぷるんと左右に弾けた。
「う、うわあっ……」
露わになった、雪枝の胸を目の当たりにして、久弥の口から感嘆の声が漏れる。
昼間、太陽の下で遊びまわっていたおかげで、雪枝の肌は綺麗な小麦色に焼けていたが、
水着に覆われていた胸だけは、昼間目撃したときと同じ、真っ白なままだった。
その見事なまでに、対照的なコントラストが、久弥にさらなる興奮を与えていた。
「す…すっごい………柔らかい」
ふたたび右手で――今度はじかに――雪枝の胸に触れ、感想を漏らす久弥。
柔らかくて弾力があり、ちょっと手を離すと、すぐに元の形に戻る。
パジャマ越しと違って、じかに触った感触も、すべすべしていて心地よかった。
乳首の周りの、ピンク色の部分だけ、多少のデコボコがあったが、その手触りも最高だった。
「うっ……うう…ん………」
不意に、眠っているはずの雪枝の口から、声が漏れ出す。
飛び上がらんばかりに驚き、思わず雪枝の胸から手を離した久弥だが、
雪枝が目を覚まさないのを確認して、ほっと胸を撫で下ろし、ふたたび雪枝の胸に手を伸ばした。
それどころか、今の雪枝の艶めかしい声に、興奮の度合いが高まっていた。
「あ……や、やっぱり………」
下半身に疼くものを感じとり、そっと下腹部に手を当ててみる。
すると久弥の予想通り、大きくなったペニスが短パンの隙間から、その先端を覗かせていた。
――だ、誰も見てない、よね?――
キョロキョロと辺りを見渡し、眠っている雪枝と千奈美しかいないことを、再度確認した久弥は、
立ちひざの姿勢になって、ゆっくりと短パンとトランクスを下ろし始めた。
露わになった久弥のペニスは、興奮のあまり、ピクピク震えながら天を向いていたが、
まだまだ未熟で、その先端は未だに皮に包まれていた。
「あっ…ううっ……」
片方の手で、雪枝の胸を揉みながら、もう片方の手でペニスを握り締めると、思わず声が漏れ出した。
――ああ、すごい…すごいキモチイイ……――
久弥は夢中になって、雪枝の胸と、自分のペニスを揉みしだいた。
ペニスを握り締めたり緩めたりしているうちに、身震いするような刺激が、
少しずつ高まってくるとともに、次第に久弥の息が荒くなってくる。
――もっと、もっと、キモチヨクなりたい。……で、でも…どうすれば……? あ、そ、そうだ……――
快感で頭がぼうっとしてくる中、久弥はペニスから一旦手を離し、雪枝の手首を掴みあげた。
――で、でもこれ以上は…マズイ、かな?――
掴みあげた雪枝の手を見つめ、ほんの少しだけ後ろめたさが芽生える。
――…い、いや、ここまで来たら、一緒さ……――
が、欲望には勝てず、久弥はおもむろに、雪枝の手を自分の下腹部へと誘導させた。
「あ、ああっ……! ああっ! あっ!!」
雪枝の手に、自分のペニスを握らせた途端、久弥は快感の声を漏らすとともに、思わず腰を引いてしまった。
その途端、今まで自分で握ったりしていたときとは、まるで比べ物にならないくらいの、
痺れるような快感が全身を駆け巡った。
――お…おちんちん……す、すごい、すごい気持ちイイ……こうすれば…いいんだ……――
恍惚とした表情で、久弥は雪枝の手ごと、自らのペニスをしごきはじめた。
――あ、あれ? な、何? 何なの、これ? お、おちんちんが……で、でも止まらないい……――
ペニスを何回かしごきあげていると、ペニスの奥底からじわりとした快感がこみあげてきた。
久弥は初めての快感に戸惑っていたが、ペニスへの刺激を送り込むことそのものは、出来なかった。
「あく! うっ!」
と、ひと際大きな叫び声と同時に、絶頂に達した久弥のペニスから、精液がまるで噴水のように噴き出した。
「あ…あ……ああ……」
初めて味わう絶頂に、頭の中が真っ白になりながらも、
久弥はペニスを握り締めていた雪枝の手を、ひたすら動かし続けていた。
ペニスが脈打つたび、鈴口から精液が噴き出し、そのたびごとに白い放物線を描いて、
雪枝の体へと舞い落ち、小麦色の肌を白く染め上げていった――
――あ、ああ……スゴイ…スゴイ、気持ちよかった………――
ペニスの脈動が収まってきた頃、久弥は握り締めていた手を離した。
が、雪枝の手はしっかりと、久弥のペニスを軽く握り続けている。
――こ、これなら……これなら、葉子さんがナイショにしようとしたの、分かる気がする……。
こんな……こんなことしちゃったら……――
葉子の言葉を思い出しながらも、雪枝の胸を撫でている手は、ずっと動き続けていた。
「あ…あれ……?」
と、雪枝の胸を撫でていた手が、怪訝そうな声とともに、ピタリと止まる。
――硬く…なっている……?――
そう、いつの間にか、雪枝の乳首はピンと張りつめ、コリコリとした手触りになっていたのだ。
――ま、まるで僕の…おちんちんみたい………――
自分で思いついたことに、ドキンと胸が痛くなる。同時に、雪枝の手の中のペニスがビクンと脈動し、
ふたたび勢いを取り戻しかけているのが分かる。久弥はゆっくりと、雪枝の乳首に顔を寄せた。
――な、舐めてみよう、かな?――
雪枝に自分のペニスを握らせていることで、大胆さに拍車が掛かっていたのかもしれない。
久弥の舌が、今まさに雪枝の乳首に触れようとした瞬間――
「あ〜っ! なにやってるのおっ!?」
「えっ!? え? ええっ!? ち、千奈美ちゃん!?」
不意に叫び声がして、久弥は驚きの声をあげながら、上半身を起こした。
――なんで? なんで目を覚ましちゃってるの? 眠り薬がもう切れちゃったの!?――
「キミ、久弥くんじゃない! いったいなにやってるって、聞いてるんだよお?」
「あ……い、いやその……え? う、うああっ!?」
四つんばいで詰め寄ってくる千奈美を見て、口ごもる久弥だが、
不意にペニスに刺激が襲い掛かり、叫び声が漏れ出した。
「も〜う、千奈美ちゃんったら。これからだったのに、野暮なことしちゃって……」
「え? あっ! あっ! ああっ!」
久弥のペニスを優しくしごきながら、雪枝が残念そうな声とともに、ゆっくりと起き上がる。
快感に打ち震えながら、久弥の頭はすっかり混乱していた。
――ど、どういうこと? もしかして、眠ったフリをしていただけなの!?――
「さあってと、久弥クン。お客さんの部屋に、勝手に上がるんじゃないって、言われなかったのかな?」
雪枝は精液にまみれた上半身を、ゆっくりと起こしながら、久弥に向かって諭すように声を掛けた。
「え……あの、その…ご、ごめんなさ……ああうっ!?…」
「ごめんで済んだりしたら、警察なんていらないのよ?
久弥君には、二度とこんなことをしないように、お仕置きが必要かしら、ね?」
謝罪の言葉を述べようとした、久弥のペニスを少しだけ強く握り締めながら、雪枝は妖しく微笑む。
ペニスを襲う刺激に、全身をビクリと震わせながら、久弥は喘ぎ声を漏らす。
――お仕置き!?――
同時に、久弥の脳裏に葉子の下へ突き出される、自分の姿が思い浮かんだ。
雪枝たちに何度も何度も頭を下げ、その後、泣きそうな顔で自分を叱る葉子の姿も。
――い、いやだ。そ、それだけ…は――
そう思った久弥は、無意識のうちに体をよじらせ、雪枝の手から逃れようともがいた。
「あらあら。逃げちゃダメでしょう? 悪いことしたんだから、ね?」
だが、男女とはいえ、対格差の大きすぎる雪枝は難なく久弥を押さえ込み、羽交い絞めにした。
「あ……あ、ゆ…許して……えっ!?」
涙をポロポロこぼしながら、謝罪の言葉を口にする久弥だが、突然驚きの声が漏れ出す。
雪枝が突然、久弥のシャツを脱がしだしたからだ。
「さて……と。千奈美ちゃん、ズボンはお願いね?」
「うん、分かった〜!」
「え? ち、千奈美ちゃん! いや、やめて! 許してっ!」
雪枝の言葉を受け、自分の短パンに手を掛けた千奈美に向かって、
久弥は体をよじらせながら、懇願していた。
「あれ〜? 久弥くんったら、雪枝さんにはこういうこと平気でするのに、されるのはイヤなの〜?」
「あ……うう…」
千奈美の言葉に、久弥は痛いところを突かれたと感じ、一瞬うなだれる。
「そ〜れっ」
「うわあっ!? い、いや! いやああっ!!」
その瞬間を見逃さず、千奈美は一気に、久弥のズボンを引き摺り下ろす。
不意を突かれた久弥は、我を忘れて叫び声をあげていた。
「うわ〜。何だか久弥くん、女のコみた〜い」
「まあ、千奈美ちゃん。久弥君をいじめるのはそれくらいにして、さっそくお仕置きを始めなきゃ」
「え? あ、ああっ! い、いや! いやだっ! いやだよおっ!!」
はしゃぎ声をあげる千奈美を、軽くたしなめた雪枝は、久弥の両手を後ろ手に縛り上げた。
久弥は必死に上半身をよじらせ、抵抗の声をあげるが、二人はまるで聞く気配が無い。
「よい……しょっと」
「ああっ! だ、だめえっ! ゆ、許して! 許してよおっ!」
両手が自由になった雪枝は、久弥の膝の後ろに手を掛け、左右に押し広げた。
まるで、雪枝におしっこをさせてもらうような姿勢になった久弥は、恥辱に震え、涙声を漏らしていた。
「うわあっ。久弥くん、おちんちん、まるみえ〜」
「い、いやっ! 千奈美ちゃん! お、お願い! 見ないで! 見ないでっ!」
千奈美の感想に、顔がかあっと熱くなるのを感じながら、
久弥は子どもがいやいやをするように、何度も首を振り、千奈美に向かって叫んでいた。
――こ、こんな……こんなの、恥ずかしいよおっ! で、でも…でも……――
鼻をすすりながら、ぎゅっと目をつぶる。
だが、早まる心臓の鼓動とともに、ペニスもビクビクと脈を打っているのが、自分でも分かっていた。
――こんな目に遭わされているのに、こんな目に遭わされているのに……っ……――
「はああっ!? ち、千奈美ちゃん!?」
突然ペニスから、背筋へと伝う刺激に襲われ、カッと目を見開いた久弥は、思わず叫んでいた。
千奈美が、自らのペニスをちょんちょんと、つっついてきたからだ。
「うわあ。久弥くんのおちんちん、すっかり大きくなってる〜。
あれ? 雪枝さ〜ん、久弥くんのおちんちん、おにいちゃんとカタチ違うよお?」
「それはね、久弥君のおちんちんは、亮太さんと違って、まだ子どもだからなの」
久弥のペニスをしげしげと見つめ、千奈美は疑問の言葉を口にする。
そんな千奈美を見て、雪枝はにっこりと微笑みながら答えた。
雪枝の言葉を耳にして、不意に久弥の頭の中に、葉子の言葉が思い浮かぶ。
―――大きくなったら、大人になったら教えてあげるから―――
――確かに、確かにあのとき、葉子さんはボクに言った。子どもってのはこういう意味なの?
だから……おちんちんが子どもだから、葉子さんはボクを相手にしてくれないの?
それに二人とも、何で親娘なのに、お互いのことを、『〜さん』って呼び合っているの?――
ふと、久弥の頭にそんな疑問が浮かびあがった。
「ふ〜ん、そうなんだあ。で、どうすれば、おとなのおちんちんに、なれるのかなあ?」
だが、久弥の葛藤になど気づくはずも無く、千奈美は久弥のペニスの目の前で頬杖をつきながら、
雪枝に向かって上目遣いに問いかけた。その言葉を耳にして、久弥は我に返る。
「まあ、千奈美ちゃん。久弥君のおちんちんを、大人にしてあげたいの?」
「え? あ、あの……ちょ、ちょっと……」
「うん!」
雪枝の返事に、千奈美は元気よく頷いた。戸惑う久弥の意思は、そこに存在していない。
「そうですか……。それじゃあ、久弥君のおちんちんの先っぽを、そっと摘んでみて」
「うん、……こう?」
「ふあっ! ああっ!」
千奈美は雪枝の言うとおりに、ペニスの先端を覆う皮を親指と人差し指で挟み込んだ。
その途端、久弥は悲鳴とともに悶えるが、両手を縛られ、両足を開かされていては、どうにもならない。
「そうそう……で、そのままそっと、下にずり下ろしてみて……ゆっくり、優しくね……」
「う、うん……あっ、先っぽが出てきた〜」
「あっ! ああっ、あああっ!」
千奈美はゆっくりと、久弥の包皮をめくりあげていく。と、露出し始める亀頭を見て、歓声をあげる。
「ん、そこまで来たら、大丈夫かな? 千奈美ちゃん、イッキに皮を下ろしちゃっていいわよ」
半分ほど、亀頭が露出したのを確認した雪枝は、千奈美にそう指示した。
「うん! ………えいっ」
「うああんっ! あ…ああっ……」
指示のとおり、いっきに包皮を下までずり下ろす千奈美。
突然の強い刺激に、久弥は快感交じりの悲鳴とともに、思わず上半身を仰け反らした。
が、諦めたのか、快感に溺れかけているのか、久弥に抵抗の意思は見られない。
「うわあっ……雪枝さん、これでおにいちゃんと同じ、おとなのおちんちんになったよお?」
「あ…あ……あ…ああ……」
「そうね……。でも千奈美ちゃん、これだけじゃ、おとなのおちんちんとは言えないの」
うきうきした声で、久弥のペニスのカリ部分を爪で軽くほじくりながら、雪枝に話しかける千奈美。
雪枝は、久弥の耳たぶに舌を這わせながら、千奈美に答えた。
「そうなの〜? じゃあ、これからどうすれば、おとなのおちんちんになるのお?」
「ふあ……あ…」
千奈美は小首を傾げ、雪枝に問いかけながら、ペニスを軽くしごき始めた。
尿道口からは、透明な液体が次々とあふれだし、千奈美の手を汚していた。
「ん? いつも亮太さんに、シテあげてるでしょう? あれと同じコトをすればいいのよ」
「そっか〜、そうなんだあ。はぐっ………むぐ……っ……っ……」
「うああっ! ち、千奈美ちゃん! 千奈美ちゃあんっ! ……あ、あう…っ……」
雪枝の返事を聞くや否や、千奈美は久弥のペニスをぱくりと咥え込み、顔を上下に動かし始めた。
その途端、久弥は我に返ったかのように、大声をあげて体を揺さぶり始めた。
が、雪枝が耳たぶに軽く歯を立てると、甘い吐息を漏らし、おとなしくなった。
「まあ、久弥君。耳が弱いのかな? じゃあ、こうするとどうかな……?」
「ふあああっ! ゆ、雪枝さあんっ!」
言いながら、雪枝は舌を細く伸ばし、久弥の耳の穴へ潜り込ませようとする。
久弥は、ペニスと耳から伝わる、両方の刺激に堪えきれず、涙をボロボロこぼしながら身悶えしていた。
「んふふ……千奈美ちゃん、亮太さんのと大きさが違うから、根元まで咥えられるでしょう?」
「ふ……ふん…ん……んっ…うん。でも雪枝さん、久弥くんのおちんちん、ちょっと臭いよ〜?」
「うっ…あ、ああっ………」
雪枝の問いかけに、千奈美は顔をぱっとあげ、軽くしかめっ面を見せる。
――こんな…こんなことしてくれって、頼んだわけじゃないのに……
なんで…なんでそんなコト、言われなきゃならないの?……――
あまりの惨めさに、久弥の目から涙が次々と零れ落ちる。
「まあ、千奈美ちゃん。そんなこと、本人の目の前で、堂々と言うものじゃないですよ?」
「はあ〜い。ごめんなさい、久弥くん……むぐ…っ……ん…っ……」
「ううっ…あっ…あ……っ……」
雪枝は、千奈美の言葉を耳にして、軽く眉をしかめながらたしなめる。
千奈美は素直に頷き、久弥に詫びの言葉を述べたかと思うと、ふたたびペニスを根元まで咥えこんだ。
「久弥君も。時々は、自分で皮をムイて、中もちゃんと洗ってあげないと、ダメですよ?」
「あ……は…はひ……」
千奈美がペニスを咥え込むのを見て、雪枝は久弥の耳元でそっとささやく。
雪枝の言葉が、聞こえているのかいないのか、久弥は虚ろな目でコクリと頷いた。
「ああっ! も、もう出る! 出ちゃう! 出ちゃうようっ!」
「まあそうなの? 千奈美ちゃん、もう少しみたいだから、頑張ってね」
「う……ふんっ……」
不意に、久弥が全身をブルブル震わせ、叫び声をあげる。
その言葉に、満足そうに頷いた雪枝は、千奈美に声を掛ける。
千奈美は返事の代わりに、くちびるをすぼませ、ペニスを吸い上げ始めた。
「だ、だめっ! ち、違うの! や、やめて! 出ちゃう! 出ちゃうよっ!
お、お願い! やめてっ! もうやめてっ!!」
「久弥君? 何を勘違いしているのかな? これは、お仕置きだって言ったでしょ?」
必死に全身を振り乱し、悲鳴に近い叫び声をあげて懇願する久弥。
だが無情にも、雪枝は久弥の懇願を聞き入れはしなかった。
「あ、ああっ! だ、だめっ! あっ、ああっ! あああっ!!」
次の瞬間、久弥は絶叫をあげながら、上半身を思い切り仰け反らす。
同時に、久弥の臀部から、ふさふさしたものが、何本も姿を現した。
「な……何これ? ……尻尾?」
雪枝さんは、久弥の股間から新しく生えているものを見て、素っ頓狂な声をあげる。
「うっわ〜、ふっかふか〜!」
「うわわっ! ち、千奈美ちゃあんっ!」
久弥の何本もの尻尾を目にした千奈美は、歓声を上げながらペニスから離れ、
すべての尻尾をまとめて、抱えあげるようにして抱きつき、そのまま頬擦りし始めた。
弾みで、千奈美の頭が久弥の睾丸を擦りあげた途端、久弥は絶叫とともに、ペニスから精液を迸らせた。
「ん〜、ん〜、ふっかふか〜、ふっかふか〜」
「うあっ! ああっ! あっ……!」
ペニスから噴き出した精液が、千奈美の真っ黒な髪の毛を汚す。
だが千奈美は、そんなことに委細構わず、上機嫌で久弥の尻尾に顔を埋めていた――
>360-384で続きます。
いつかちらりと言ってた、人外と人外の絡みです、はい。
ところで自分、SS投下以外は、”つぶやき ◆MABOUp7up.”と入れてましたけど、これってNGワード対照にならんのですね。
ということで、>176氏のご意見を踏まえまして、今後は上記のとおりにしますので、自分のレスはSS以外見たくないと言う方は、
”つぶやきマボ”をNG登録しちゃってくだされませ。
>森精の人氏
正直申し上げて、あそこまでのエロシーンを書けるあなたが、うらやましいっす。
ところで、>284-285にて、修正版をあげられたようですが、SS保管庫入り口の右下に、
SS保管人氏宛てのメアドがありますので、そちらに修正版のテキスト等をメールされるのも、ひとつの方法だと思います。
というか心の叫び……村長息子とその取り巻きどもが絶望を迎える続きを、早く読みた〜い!
>んぼぁ氏
吸血鬼ものですか……。自分、吸血鬼と言えば、某漫画の鼻血娘を連想してしまう今日この頃ですので、
自分の誤った吸血鬼観を粉々に破壊するような、それでいてとことんエロエロな話をお待ちしております。
……密かに黒人ハンターに萌えてる自分だったり。
>◆SNuCULWjUIの代理氏
毎度小ネタあり、濃〜いエロありで、それでいてストーリーが破綻していない、相変わらず素晴らしい話っす。
ところで、>324の集会現場に”ばいあくへー”さんがいなかったようですが、話を聞かせたくなくて、欠席させたのでしょうか?
(何だか今回の話を見ていて、”ばいあくへー”さんの凄惨な話を思い出したりしまして……)
……北斗の拳とハットリくん……いたくぁさんは、最近パチスロにハマってんのか……。
◆SNuCULWjUI氏が全快して、凄まじいまでの勢いで投下をされる日を、心よりお待ちしています。
>◆ANYAt9rOT.氏
続きはちゃんとあるんですね。ああ、よかった。それにしても、相変わらずのほのぼのエロシーン、イイです。
しかもエッチの時の上下関係が、その時々によってコロコロ入れ替わるので、オチが読めないのもグッドです。
いっそ、今回の続きで、シュレにメイド服着せたまま、「バレたらお仕置き」と約束させて、買い物行かせちゃいましょう。
で、約束を果たせるかなと思ったのも束の間……何てどうでしょ?
今更だが一応。
「“み=ご”“み=ご”ナース」
じゃ、さよなら。
>つぶやきマボさん
某漫画の鼻血娘…かりんの事かーーー!!
…スマソ_| ̄|○
最近、スレの速度が凄いですね…。
おなじみの世界観ながらも、多様なエロで魅せるベテランの方々。
斬新かつ新鮮な作品で、スレに新たな活気を吹き込む新人の方々。
皆様、超お疲れさまです(;´Д`)イクラハァハァシテモ ゼンゼンタリマセン
>>385 かりんのSSを書いてくれ〜!!!
いやもうお願いしますよ
「おっせえ」
冬の寒空の下、さんざん僕と共に待たされた銀次君が駆け寄ってくる成君に文句を言い放つ、
「わりぃわりぃ……」
クリスマスのイルミネーションに飾られた街をこちらに向かって小走りで走りながら、成君は軽く手を合わせて僕らに謝るが、
銀次君の口撃は続く、
「大体、この年齢(とし)にもなって、わざわざ野郎の兄弟に郵便でクリスマスプレゼント贈るか?しかも、双子で……
はっきり言うが気色悪いぞ」
銀次君……
……僕も思ったけど、言えなかった事をあっさりと……
「仕方ないだろ……母方のじいさんに引き取られた武とは、こんな時しか接点ねえんだし」
と、成君は肩を落としため息をつき、
「ほっといても向こうは、送ってくんだから……」
と小さな声で呟く。
嫌がっているような顔をしているが、多分嫌がってない。
肉親の居ない僕にはちょっと羨ましい……
銀次君にしたって家族はわけ有り、
当然と言えば、当然だけど場の空気が明らかに重くなる。
「今日のメインイベントはこれからなんだから、
もう暗くなっているんだから、急がないとっ!」
その空気を吹き飛ばすために僕はわざと声を大きく張り上げる。
まだ成君がリサイクルショップで男物の腕時計を買って、それを送っただけ、
まだ全員、女性用のプレゼントを選ぶという今日の本来の目的が残っている。
と、その僕の言葉を聞き、銀次君が
「じゃっ、俺はこれ以上は用無いから」
と、呟きこそこそと大きな体を丸めて逃げようとする。
それを、成君が素早く腕を掴み止めると、
「そうだっ!!
是が非でも、銀次にバースさんへのプレゼントを買わせて、年末の暇な時期、それをネタに銀次をからかわねばっ!!」
と、拳を握り締め力説する。
「俺は買わねえっつってるだろっ!!」
腕を捕まれたまま、銀次君が必死で抵抗している。
「どうでも良いから、早く行こうよ」
押し問答になりそうな二人を僕は止め、そのまま先に歩き出す。
……このまま、つき合ってたら小枝さんにプレゼントを買う時間が無くなるよ……
その後、僕らは各々に予算と相談し、茶化し合いながらそれぞれに買い物を済ませた。
最後まで銀次君は嫌がっていたが、
それも照れているだけ、無理やり僕らが買わせたという免罪符が欲しいだけという事は解っているので、僕らもそれに乗って根気よく説得し、ようやく買い物を終え、紙袋を抱えて家に着く頃には、ただでさえ説得に時間を掛けた効率の悪い買い方すっかり暗くなってしまっていた。
そして、家に着けば着いたで、小枝さんを当日、プレゼントで驚かす為に彼女から隠れるように明らかに女性物の店の紙袋を抱えたまま、自室に駆け込んだ。
「……疲れた」
と、僕は一人で呟き紙袋をベッドの傍らに置き、着替えもしないままベッドに倒れこむ。
でも、これでクリスマスイブには小枝さんの笑顔が見られると思うと自然と顔が緩む、
誰が見ているというわけでもないが、それが何だか気恥ずかしくて僕が布団を頭から被った。
その時、
コンコン
とノックの音が扉から聞こえ、心臓が飛び出しそうな程に驚いた僕は飛び起きると、
慌てて被っていた布団をベッドの傍らの紙袋に掛けて隠し、急いで扉を開けると、
「正樹様、夕食の準備が出来ましたよ」
といつもの笑顔で、小枝さんがそこに立っていた。
僕は別にやましいわけでもないのに高鳴る心臓を抑え、なるべく平常を装い頷くと彼女と一緒に食堂に歩き出した。
「クリスマス……とは何でしょうか……」
そう来たか。
クリスマスイブ当日、
夜を待ち切れずに朝食を食べ終わると、すぐに小枝さんに紙袋を差し出した僕に小枝さんがきょとんとした顔で聞き返してくる。
あれから数日、プレゼントの事がばれないように最新の注意払って生活してた僕が馬鹿みたいじゃないか……
そもそも、クリスマスを知らないんだから紙袋が見つかってもプレゼントに結び付かないじゃないか……
「……どうかなさいましたか?」
ここ数日の疲れがどっと出てうなだれる僕に心配そうに小枝さんが声を掛けてくれる。
「…いや、別に良いいよ……」
よく考えれば、僕自身おじいちゃんとクリスマスを祝った事ないんだし、
そのおじいちゃんが小枝さんに基本的な知識を入れているんだから仕方ないよね。
僕は気を取り直すと、
「取り敢えず、それ開けてみてよ」
僕は彼女に紙袋を押し付けるように渡すと開けるように促す。
「洋服…」
袋を開けた小枝さんが静かな驚きの声をあげる。
「僕が選んだから、センスは悪いかも知れないけど……
その…出来れば着て欲しいなって……」
その時、僕は心無しか嬉しそうな小枝さんの表情を直視出来ず、うつむいたまま、照れ隠しの言葉を詰まりながら呟いていた。
「クリスマス……とは何でしょうか……」
そう来たか。
クリスマスイブ当日、
夜を待ち切れずに朝食を食べ終わると、すぐに小枝さんに紙袋を差し出した僕に小枝さんがきょとんとした顔で聞き返してくる。
あれから数日、プレゼントの事がばれないように最新の注意払って生活してた僕が馬鹿みたいじゃないか……
そもそも、クリスマスを知らないんだから紙袋が見つかってもプレゼントに結び付かないじゃないか……
「……どうかなさいましたか?」
ここ数日の疲れがどっと出てうなだれる僕に心配そうに小枝さんが声を掛けてくれる。
「…いや、別に良いいよ……」
よく考えれば、僕自身おじいちゃんとクリスマスを祝った事ないんだし、
そのおじいちゃんが小枝さんに基本的な知識を入れているんだから仕方ないよね。
僕は気を取り直すと、
「取り敢えず、それ開けてみてよ」
僕は彼女に紙袋を押し付けるように渡すと開けるように促す。
「洋服…」
袋を開けた小枝さんが静かな驚きの声をあげる。
「僕が選んだから、センスは悪いかも知れないけど……
その…出来れば着て欲しいなって……」
その時、僕は心無しか嬉しそうな小枝さんの表情を直視出来ず、うつむいたまま、照れ隠しの言葉を詰まりながら呟いていた。
御免なさい、送信ミスで二重書き込みになってしまいました。
>>393は無視して下さい。
「着てみてよ」
照れ隠しにぶつぶつと独り言を呟いていた僕は、当然の欲求として、彼女がその服を着ているところが見たくなった。
小枝は普段来ているメイド服を3着しか持ってない。
…もっとも、それに関してはクリスマスでプレゼントを選ぶまで、全く失念してた僕が悪いのかも知れないけど……
ともあれ、せっかくプレゼントしたんだし、着て欲しくなるのは人情だが、
「これから午前中の内にお掃除や庭のお手入れをしたいので、せっかく頂いたのに汚してしまいます」
と、あっさり断られてしまった……
確かに、掃除や庭の手入れならほこりや土で汚れてまうから仕方ない。
なら……僕は
「じゃあ」
と切り出し、
「僕も手伝うから、午後から一緒に買い物につき合ってくれないかな?」
と提案する。
もっとも、この提案は殆どお願いだ。
一刻も早く彼女が僕の選んだ服を身につけてくれるのが楽しみだというのもあるが、
彼女へのプレゼントで頭がいっぱいで、うちにクリスマスという風習が今までなかった事を失念してた程に浮かれていた僕は、
当然、クリスマスの準備、ケーキやツリーなどの準備をすっかり忘れていた。
……本音は、実はこっちの準備を手伝って欲しいわけだ……
それに、
「買い物ってクリスマスの準備だから、買い物しながらクリスマスについて説明したいし」
「…私に持たせてくだされれば」
「それは駄目」
僕は片手をケーキの箱に塞がれ、
更に組み立てキットのクリスマスツリーを抱え難儀している僕を心配して、
口から瓶が突き出たビニール袋を持った小枝さん片手で器用に鍵を取り出しながら玄関の鍵を開けかけてくれた言葉に即答する。
……だって、せっかく小枝さんが普段と違う服を着ているのに荷物で隠れたらもったいない。
腕時計は4時を少しまわったところ、
僕たちは食事の後、掃除を二人で片付け……
と言っても毎日、小枝さんがきちんと掃除しているため大した手間なく終わり、
昼食を食べてすぐに二人で買い物をし、今帰宅したところだ。
「出来合いの料理は食べて欲しくないのですが」
家に入り居間でツリーを組み立て始めた僕の耳にキッチンから、自分の持ったビニール袋からスーパーで買った出来合い鳥の腿肉などの料理を出し温め直す小枝さんの言葉が聞こえる。
「仕方ないじゃないか、小枝さんは和食しか作れないんだから」
その声に僕はツリーを組み立てる手を休めずに答え、
「それより、着替えないでよ」
と続ける。
「どうしてですか?」
レンジに料理を入れ、シャンペンの瓶とグラスを二つ持ってこちらに来た小枝さんが小首をかしげて質問する。
僕は、小枝さんがテーブルに瓶をグラスを置いたのを確認してから、
ツリーを組み立てる手を休めて、その問いに答えるために立ち上がる。
「こうするからだよ」
僕は小枝さんを後ろから抱きすくめて、彼女の耳を甘噛みする。
「きゃっ…あん」
小枝さんが驚いた声と続けて甘い声をあげる。
「たまには、いつもと違う服でしようよ」
抱きついた時は、ちょっとした悪戯で驚かすだけのつもりで、
本番はちゃんと食事の後、雰囲気を作って……と僕は考えていたはずっだけど……
小枝さんを後ろから抱き、
彼女の香り、体温(というべきなのか解らないけど)、
なにより、いつものメイド服よりも厚いセーターに彼女の柔らかい体を隔てられたもどかしさから来る焦燥感を感じた僕は、その行動を悪戯だけで済ませられなくなってしまった。
……つまり
「……したくなっちゃったんだけど……」
僕は彼女の耳にわざと息を吹きかけながら呟く。
「正樹様、駄目…ですよ…んっ
レンジに入れた料…理が冷めてし……あんっ」
僕は僕の腕の中に抱きすくめられ耳への刺激に耐えながらの小枝さんの制止の言葉を僕は彼女の首筋へ舌を這わせて遮り、
指でセーターの上から小枝さんの体をまさぐっていく。
僕の手は肩口から二の腕、腕から脇腹を、
セーターの堅さの下にある小枝さんの柔らかさを確認するためにやや強く撫で、小枝さんの息を序々に荒くしながら、
「っん……」
下がって行き。
腰までたどり着いた僕の手は、厚めの生地で出来たスカートの上から彼女の腰の丸みを撫でて楽しむと、
服の下から手をすべりこませ、彼女の形の良い釣鐘型の胸を、その手応えを楽しみながらブラジャーの上から揉む。
僕が手の中で形を自在に変えながらも、どう形を変えてもその弾性で指を押し返す胸の感触を味わうように揉みしだくと、
その先端が硬くなってくる。
「はぁうん……正樹様…」
それに伴い、小枝さんの体から力が抜け僕に甘えるように寄り掛かってくる。
……しかし、小枝さんは少し重い。
そして、情けないことに僕の腕力はそれを支えるには少し足りない。
一歩、二歩と僕は後ずさり、
そのまま、すとんとお尻から倒れてしまう。
「あっ、正樹様っ!!済みませんっ!!」
僕と一緒に倒れた事で、正気づいた小枝さんが腕で支え上体を支え、尻餅をついたままの僕の顔を覗き込み心配してくれる。
けど、今はそれよりも、
僕は、丁度目の前に来た小枝さんの唇に自分の唇を重ね、
「きゃっ」
驚き、目を丸くする小枝さんに、
「服も違うんだし、今日はいつもと違って小枝さんの方が上でやってみようか?」
と片手で軽く彼女の腕をひきながら提案すると、
腕をひかれている方向、今の体制などから即座に意味を悟った小枝さんは、一瞬悩んだのか僕のひく力に抵抗し、その場に留まろうとしたが、
すぐに、僕の導くままに僕に跨る形で多いがかぶさる姿勢となる。
「失礼します」
僕に跨り膝立になった小枝さんがぽつりと呟き、言われるでなくスカートを自分でまくり上げる。
そのスカートをまくり上げたのが恥ずかしいのか、
それとも、この姿勢では彼女の方から入れなければならいことが恥ずかしいのか、
頬を朱に染めうつ向いてる。
もっとも、うつ向いても下から見上げる僕には丸見えなんだけどね……
僕は、その彼女の様子が可愛くてもう少しいじめてみたくなり、
「少し胸をさわっただけで、もう濡れているね」
と、指で下着の上から微かに湿った彼女のそこを指でなぞりながら、わざと彼女の耳に届くように声を出す。
「だって……気持ち良かったんですから……」
益々、顔を赤くした小枝さんは聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟く。
「胸、好きだもんね」
調子に乗った僕はそう言いながら手を伸ばし、彼女の胸を服の上からさすってやる。
「あっ…うん」
インターバルが入ってしまったとはいえ、
まだ、先ほどの愛撫の余韻を残す固い先端を転がすように刺激する僕の手の動きに小枝さんが再び、甘い声を漏らし始め、
「…仕方ない…じゃ…ないですか……正樹様の手なのですから……」
と喘ぎ声の間に苦しそうに言葉を紡ぐ。
「失礼します」
僕に跨り膝立になった小枝さんがぽつりと呟き、言われるでなくスカートを自分でまくり上げる。
そのスカートをまくり上げたのが恥ずかしいのか、
それとも、この姿勢では彼女の方から入れなければならいことが恥ずかしいのか、
頬を朱に染めうつ向いてる。
もっとも、うつ向いても下から見上げる僕には丸見えなんだけどね……
僕は、その彼女の様子が可愛くてもう少しいじめてみたくなり、
「少し胸をさわっただけで、もう濡れているね」
と、指で下着の上から微かに湿った彼女のそこを指でなぞりながら、わざと彼女の耳に届くように声を出す。
「だって……気持ち良かったんですから……」
益々、顔を赤くした小枝さんは聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟く。
「胸、好きだもんね」
調子に乗った僕はそう言いながら手を伸ばし、彼女の胸を服の上からさすってやる。
「あっ…うん」
インターバルが入ってしまったとはいえ、
まだ、先ほどの愛撫の余韻を残す固い先端を転がすように刺激する僕の手の動きに小枝さんが再び、甘い声を漏らし始め、
「…仕方ない…じゃ…ないですか……正樹様の手なのですから……」
と喘ぎ声の間に苦しそうに言葉を紡ぐ。
耳まで真っ赤にして、そう言ってくれる小枝さんに僕は感極まるものを感じ、
小枝さんが可愛いからこのまま、もう少しいじめようかな?
との思ってた考えも見事に吹き飛んでしまった。
僕は彼女を引き寄せ、肩を抱き唇を重ねると片手でズボンのチャックをさげ僕自身を取り出し、彼女の下着を下ろそうと手をかけると、
小枝さんは、スカートの端をくわえまくり上げたまま、
自由になった手で自ら、下着を少し脱ぎ下ろすと僕のものに手を添え自らの大切なところに導いた。
途中から、黙って見ていた僕は、柔らかな濡れたその部分に僕のものが包まれると、
「うゎあ……小枝さん…」
思わず、上擦った声を上げてしまった。
いつもよりも、小枝さんの重さがかかっている為だろうかいつもよりも縦に押される圧迫感が強い。
僕は、その圧迫感に耐えながら、
「じゃあ…動こうか?」
と、提案というより宣言をし、彼女の躯を肩と腰で固定して下から突き上げる。
「くぅ…うぅん、小枝さん…ぅん」
僕は自分の腰が固い床に当たるのも気にせずに動きを繰り返し、
「あぁ…あんっ……正樹様っ」
小枝さんも、僕の動きに併せ、応え、躯を上下に揺すってくれている。
抜き差しされる彼女のなかで僕のものが一層、痛い程に膨らむのを感じる。
そして、
「小枝さん…愛…してます」
「わ…私もですよ…正…あんっ…樹様ん」
自然に、律動に押し流されるように感情が言葉として流れ出し、
互いの躯を抱き締め合いながら、
僕らは達した。
ー・ー・ー・エピローグ・ー・ー・ー
「……こんなはずでは」
後ろにトホホと効果文字がにドーンと出て涙を流した人面像が出てきそうな言葉を呟くと、
僕は目の前のケーキをつつきながらため息をついた。
僕の向かいには小枝さんが『メイド服』姿で同じくケーキを食べ、座っている。
夢中になってした行為で、達した僕は彼女に贈ったスカートを汚してしまい彼女はメイド服に着替えたわけだけど、
全面的に僕が悪いとはいえ、せっかく洋服をプレゼントしたのに、いつものメイド服も小枝さんが戻ってしまうと少し寂しい。
「どうかなさいましたか?」
僕の顔を見てケーキを食べる手を止めた小枝さんが掛けてくれた言葉に、僕は
「ん?いや別になんでもないよ」
と笑顔で答え、ケーキを一口頬張り、決心した。
明日はまた小枝さんの服を買ってきて贈ろうっ!!と
そう思い付くと、
逆に今度は頬が勝手に緩んでくるのを僕は必死で抑えると、残っているケーキの平らげた。
まず、二ヶ所の二重書き込みをもう一度、お詫びします。
>>393と
>>400の二個は飛ばして読んで下さい。
済みません。
更に、まだ季節が少し早くて御免なさい。
>357さん
森精のお話、エッチの方も濃厚ですし村長の息子さんたちの末路も気になるし次も楽しみにしております。
>んぼぉさん
話が広がりますね、
登場人物が多くて先が楽しみです。
>◆SNuCULWjUIさんの代理様
エッチは元よりストーリーも先が楽しみな形ですね。
あの文量での口述筆記、お疲れ様でした。
本格復帰を待ちこがれていますね。
>ANYAt9rot.さん
ほのぼのエッチは良いですよね。
三人が上手にねーさん中心にしっかり繋がってて読んでて安心します。
>◆MABOUp7up.さん
二人がかりのおしおき……
うらやましいじゃないですか。
これからも頑張って下さいね。
>>387さん
空回り気味の気合いですが、精一杯エロエロなのを書いていきたいと思います。
>>つぶやきマボさん、◆I3tGz4xJ9Eさん、樹精の人さん
応援の言葉、どうもありがとうございます。
そもそも、ここに書き始めた時点で古参であるあなた方に挨拶をしておくべきでした。
遅ればせながら、これからどうぞよろしくお願いします。
あなた方の文を読んでいると股間がおっ勃ってしょうがなく、こんな精液を絞り出すような文を
書けたらいいのになぁ、と思ってしまいます。
まだまだ未熟、むしろドンパチとか血しぶきとかにハァハァしてしまう半端者ですが、
古参の方々を見習い、このスレに相応しいエロエロな文を目指していきます。
それではまた、今日の夜中あたりまでノシ
406 :
んぼァ:04/11/29 17:03:14 ID:5ndY/sTj
>>405 名前欄に入れ忘れていました・・・。
スレ汚しスマソ
407 :
んぼァ:04/11/29 22:33:04 ID:xZ7vCKJ7
408 :
292:04/11/30 01:36:05 ID:lj5YGe34
>>森精の人さま
すんません、キープしていたネタを放出させてしまって
楽しませていただきましたが…悶々としてるだけかどころか、動けるとなるといっきにクマとの獣姦(になるのか?)ですか
パワフルすぎっすよ(w
しかし、割合、行動がおとなし目と思われる樹精でこうなら、ねっから活動的そうなエルフの場合はどうなるのか?
巣穴に潜っていって、たたき起こすのか?いやー、待ち遠しいです(w
>>404 メイドロボ、キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
そうか、クリスマスを知らないのか・・・。
だったらもう、こちらの好き放題にあんなことやこんなことを教えt(ブツン
それはさておき、少し深呼吸しながら書き込めw
やはり彼に嘘はつけない。・・・分かっている。彼が思っているのはあの娘なのだから、ここでこの事を知らせれば、まず間違いなく彼はあの娘を助けに帰るだろう。
そして女ならば、愛しい人に傍にいて欲しいと願うに違いない。自分を絶望から解き放ってくれた、長年ずっと来て欲しいと思っていた男ならなおさらだ。
しかしそれでも私は口をつぐむ事はできない。あくまで問題が「彼と彼女」のものである以上、部外者に過ぎない私が勝手に握りつぶすわけには行かないだろう。
そんなのは、ヒトとしてアンフェアだ。よし、腹は決まった。
・・・あいつが知らない真実を洗いざらいブチまけて、のほほんと森でサボっていた分を取り返させる。ひょっとすると気が動転してパニックを起こすかもしれないが大丈夫。
私がしっかりと現実に立ち返れるよう蹴りのひとつもくれてやる。なるっべくキツいのを力いっぱい。乱暴?好きな女がいるにもかかわらず他所の女―というか私―に色目を使うような軽薄男にはこれでも十分やさしいといっていい。
後は野となれ山となれ、といいたいところだけれど、アイツ丸腰だし、私より足遅いし― 一緒にうさぎがりしたときは楽しかったけど― 万が一負けて死なれたら寝覚め良くないし、
しょうがないから武器のひとつも用意してやろう。
・・・それにあいつ「俺は追放者」って言ってたから、理由もなく村に帰ってきたのがばれたらまた袋叩きだろう。とはいっても追放を宣言した村長の息子の方が悪党だということが証明できれば、きっと村人も納得するに違いない。
人間ってたくさん集まれば「派閥」ってものができるそうだし、何より悪党は陰で恨まれてるものだ。
でもあいつ要領悪いし、一度何かに熱中すると周りが見えなくなるところあるし―釣りの時だって私の耳いじくるのに夢中になって魚逃がしちゃったし、・・・ちょっと気持ちよかったけど―
やることやったら、「彼女の純潔の仇はとった」とか言ってそのまま満足げに自決したりして。・・・ありうる。とにかく、あいつってば女の気持ちなんか、ほんのこれっぽっちも考えないで衝動的に物事決めちゃうようなやつだから。
仕方がないから策のひとつも考えてやろう。
まったく、やれやれ、本当に面倒で手がかかるヤツだよあいつは。・・・友人として、そう、仲のいい、たった一人の、大切な友人として、ほんのちょっとだけ手を貸してやることにしよう。
そんなことを思いながら、森精は暗い森の中を駆け出していた。その走りはまるで、内面から湧き上がってくる葛藤を力づくで無理矢理振り切るような荒々しさに満ちていた。
さて、まずは武器だ。
その日、あいつは現れなかった。いつもはこう、何やかやと言っては俺の傍にいて、「狩りに行こう」とか「あっちは見晴らしがいい」とか楽しげにはしゃいでいたというのに、
今日は来ない。
やれ、人が気持ちよく二度寝を楽しんでいたら「起きろねぼすけー」とかいってケリくれて起こしに来る様な姦しいヤツだったのに、
今日は来ない。
あいつといるだけで俺は孤独も後悔も忘れてただ笑っていられるというのに、
・・・今日は来ない。
不安に駆られて可能な限り探し回った。寂しかったからだけではない。もしかして病気や怪我で動けないのかもしれない。そう思いもしたからだ。
しかしあいつは見つからなかった。森はあまりに広く、俺は無力なただの人間だった。また、考えてみればこの広い森の中、そもそもあいつがどこで寝泊りしているのかすら知らなかったからだ。
・・・日が暮れるころになって疲れと空腹から捜索をあきらめた。「明日になればまたひょっこり現われるかもしれない」そう思って、いつもの場所で眠った。
あいつがやってきたらまた引っ張りまわされるに違いない。そのときに備えて身体を休めておこう。
その日、あいつは現れなかった。いつもはこう、何やかやと言っては俺の傍にいて、「狩りに行こう」とか「あっちは見晴らしがいい」とか楽しげにはしゃいでいたというのに、
今日は来ない。
やれ、人が気持ちよく二度寝を楽しんでいたら「起きろねぼすけー」とかいってケリくれて起こしに来る様な姦しいヤツだったのに、
今日は来ない。
あいつといるだけで俺は孤独も後悔も忘れてただ笑っていられるというのに、
・・・今日は来ない。
不安に駆られて可能な限り探し回った。寂しかったからだけではない。もしかして病気や怪我で動けないのかもしれない。そう思いもしたからだ。
しかしあいつは見つからなかった。森はあまりに広く、俺は無力なただの人間だった。また、考えてみればこの広い森の中、そもそもあいつがどこで寝泊りしているのかすら知らなかったからだ。
・・・日が暮れるころになって疲れと空腹から捜索をあきらめた。「明日になればまたひょっこり現われるかもしれない」そう思って、いつもの場所で眠った。
あいつがやってきたらまた引っ張りまわされるに違いない。そのときに備えて身体を休めておこう。
月が昇った。
月光を浴びて男は眠る。木の根を枕に、柔らかな土を臥所に、山盛りの枯葉を掛布にして男は眠る。森精の友として森に認識されている男の眠りを妨げるものはいない。
そう、ただ一人を除いては。
ザ・・・ザザ・・・・・・ザザザザザザザザザザザッ!
落ち葉を跳ね飛ばし、枝を掻き分け、下草を飛び越えて一直線に泉を目指して近づいた「それ」―細長い布包みを背負った人型―は眠る男を跳ね飛ばし、その感触でブレーキを掛け始め、土ぼこりを上げつつ地面を抉って泉のすぐ傍でようやく停止した。
「ぐえっ」
「起きろ馬鹿者」
この日、初めて二人は言葉を交わした。
激しい衝撃に強制的に目を覚まさせられ、うめいたところで聞きたかった声を聞いた。
「お、おハヨう。今朝はずいぶん荒っぽい起こし方だな」
「まだ夜だ。だが話がある。おまえにとって大切な話だ」
「?大切な話・・・ぃイ!?」
瞬時に意識が覚醒する。
泉のほとりに森精がいた。
だが、それは果たして彼女なのだろうか。
愛用のロングブーツはドロだらけでひどく磨り減り、ついでに左のつま先は破れて足指が覗いていた。
愛用のホットパンツとハーフジャケットは小枝が絡まり、所々にかぎ裂きができて白い地肌ー蚯蚓腫れが目立つ―が覗いていたし、
弓掛を兼ねた長手袋は片方しかなく、残った方も服と同様の有様だった。
そしてそのすべてがまるで水から上がったようにぐしょぬれでしかも全身から湯気が上がっているのが夜目にもはっきりと分かった。
小さな胸はふいごのように激しく上下し、とがった頤からは今も汗の雫が滴り落ちている。
そして何より、その髪。
邪魔にならないように、と背中で三つ編みにしていた(先端は腰の辺りにくる)髪はばらばらに解けてレースのように広がり上半身全体を包んでいたし、
加えてその色は、
目の覚めるような金色をしていた。
若葉のような深い翡翠色は陰も形もなく、月光の艶と陽光の輝きを持つそれは上気した肌をしっとりと包み、荒々しい息吹と相まって野生動物―それも大型の猫科の肉食動物―のような
躍動感を振り撒いていた。
――美しい。
ぼろぼろの服装にもかかわらず、持った感想はただその一言だった。
「な、お前、その髪!?いやそれよりなんでそんなボロボロに?というか少し休・・・」
「話が先だ」
うろたえる男の言葉を森精が一言で切って捨てる。その声色は鋼のように硬く、眼光は―目の色も流水のように澄んだ青へと変じている―射抜くように鋭い。
「分かった。話を聞こう」
その森精のただずまいに男の動揺が去っていく。途轍もなく重要な話のようだ。
「お前の幼馴染という女を見てきた。どんな女か興味があったからだ」開口。
「!?」とたんに動揺する男。
「新婚とのことだが、あれはどう見ても幸福とは言えまい」かまわず続く鋼の声。
「え、それって、どういう?」耳で聞いた言葉を、脳が理解できなかった。
「六人がかりでモノのように犯されてうれしい女などいまい」断言する。
「・・・」男は声も出ない。
「お前の村では新婦を新郎と友人が奴隷のように犯す風習でもあるのか」森精の追求は続く。
「いや・・・ない・・・そんなものは、無い」ひりつくような喉を、無理矢理こじ開けた。
「信じられないか?信じたくないか?」声の威圧感を若干減じ、森精は男に問う。
「ああ、正直、そんなのは嘘だ、と思いたい・・・」目の焦点は合っていないが、その声は急激に明瞭さを取り戻していく。
「ならば、お前の目で確かめろ。そして成すべき事を成せ」
そこで森精は背負った布包みを降ろし、中身を露出させた。
ちゃきっ・・・しゃらん
月光を冴え冴えと跳ね返すその銀光は、紛れも無い刀身だった。
柄頭から鍔元までは約20センチ。汗にも血にも滑らぬように、丁寧に獣皮が巻かれている。鍔は刀身に垂直な棒状のもので、剣全体のフォルムを十字架のように見せている。
全長50センチと若干短めの両刃の刀身は、その幅20センチ、厚みを3センチと肉厚で、その鋭くとがった先端とあわせて剣呑な印象を与える。
鍔にも柄にも飾り彫り一つ無く、ましてや宝石なども無い。無骨だがシンプルにして力強い姿。
曇りひとつ無く磨きこまれた刀身は未だ穢れを知らぬ乙女にも似て美しいが、その存在理由は「殺傷」に他ならないことはあまりにも明らかだった。
ショート・ソード。
屋外でも屋内でも、一騎打ちでも乱戦でも、順手でも逆手でも、斬っても刺しても、非力なものでも戦上手でも、
相手を「殺す」ことができる一品の逸品。
森精は「ソレ」を男に差し出した。
「これを持ち、あの娘の家のそばに潜め。六人目が家に入り、しばらくしてからこっそりと窓を覗け。お前の知らぬ真実が見られるだろう。あとは勝手にしろ」
「でも、きちんと話をしてからでも遅くはないんじゃあ」
「おまえはそれで真実をつかめたか?あの男も、女もわずかでもこの事を匂わせていたか?おまえはそれに気付けたのか?」
「いや・・・無理だった」
「もしかしたら今日は奴等は来ないかもしれない。この半年で137回だそうだからな。だから三日、最大で向こう三日だけ待て。奴等六人があの女の家にそろうのを。分かったな」
そう言って森精は鞘に収めた小剣を男に握らせ、食料の詰まった袋を渡した。
「ありがとう、俺、行くよ。ところで、お前はこれからどうするんだ?」
荷物を纏めつつ、男は森精に尋ねる。
「お前は今の私を見てどう思う?」
「すごくきれいだ」
「バッ、馬鹿、そういう意味ではない!何か気付くことはないかと聞いているんだ!」鋼の声が少しだけ娘色を帯びた。耳を動かさないよう注意する。
「あー、その、キンパツ、デス、カミノケ」男は怒らせたと受け取ったらしい、萎縮している。
「そう、私はもう、『森精』では無くなった。だからエルフの村へ行く。お前とはもう、お別れだ」俯いて告げる。声は普通・・・だったと思う。
「そっか。・・・元気でな。全部終わったら、アイツにも紹介するよ、森ですごい美人と仲良くなれたっ・・・」
「ぐずぐずするな!さっさと行け!お前の村はあっちだ」そう言って森精―いまはエルフか―は俯いたまま森の一角を指差した。
「?ああ、わかった、行って来る」
「さらばだ」
こうしてエルフと男は別れた。男は前だけを見て、エルフは男だけを見て。
だから男は気付かなかった。エルフは下唇をぎゅっと噛み締め、必死に何かを堪えていたことに。小さく口の中で言葉をつぶやいていたことに。
「ばか・・・最後の最後に、ようやくわたしを『きれいだ』っていってくれても、・・・遅すぎるよ・・・バカ・・・」
あの茜色の時間に、誰かと比べてではなく、ただ、その言葉を聞けていたら、
今の問答はなかったに違いない。
男が視界から消えて、ようやくエルフは堪えていたもの―涙―を地にこぼした。
419 :
至高人:04/12/02 20:57:02 ID:5MSW/PFF
男は走った。ただひたすらに走った。真っ暗な森を走った。
泉は空が見えていたし、その周囲は樹木の密度が低かったから月光が差し込んでいたが、走り出して一分も立つと真っ暗で何も見えなくなった。
それでも男は迷わない。三台続く狩人としての血は優れた方向感覚を男に与えており、何よりこの道を示した者の姿はいまだに眼裏に焼きついていたのだから。
走りながら、男は思う。一週間前にこの道をたどったことを。
―あの時は何も考えてなかったな。もうワケわかんなくて、絶望して、ヤケクソになってて、ガムシャラに走って、
気がついたらオヤジも近づくなって言ってたあたりまで入り込んでて、でもちょっとでも村から離れられれば死んでもいいって思ってて―
半農半猟の貧しい村でも、彼の父は一番の猟師だった。その父でさえ生前は「危険だ」といって立ち入らなかった森の奥―昼間でも松明なしでは一寸先も見通せないような密林―
にまであの時の男は入り込んでいた。
―歩くうちに心細くなってきて、ついでに腹も空いて、疲れ果てて倒れこんだときに遠くに空が見えて、それで夢中で駆け出して、泉についてそのまま眠って次の日に―
「この森は森精の領域だ、人間の領域ではない、立ち去れ」
「あいにくと俺は『獣人』なんだよ」
「? 普通の人間にしか見えないが」
―アイツに会ったんだ―
不思議と村についてからのことは考えていなかった。男はただ、今はエルフとなった友人である森精との思い出を反芻していた。
それでも足は止まる事無く進み、きっちり三時間の全力失踪の後、彼は自分の産まれた村へと着いた。戸数50戸ほどの、小さな村だ。
そのまま幼馴染の少女の家の傍の木に登り―それは森精が登った木だった―家の中を覗き、
脳髄が沸騰した。
420 :
至高人:04/12/02 20:57:52 ID:5MSW/PFF
床に―ベッドがあるにもかかわらず、あえて床―四つんばいにさせた赤毛の少女に、後ろから大柄な男が気分良く男根を突き立てている。
「ふん、ふんっ、やっぱり一番最初はいい。やりまくった後でドロドロになったのもいいが、なんかこう、達成感のようなものが違うね。ふふーん」
「もう何回やったと思ってるんだよ、いまさら達成感もクソもねーだろが」
「あっ、ああっ、キツイ・・・あっ」
腰と尻とが立てるパンパンという乾いた音にぐチュぐチュという粘膜の音、かすかに聞こえるうめき声と男の鼻歌が部屋を満たしていた。
男は六人の中で一番大柄で、慎重は2m弱になる。少女との体格差はまるで大人と子供だった。
嵐の海に浮かぶ小船のように、少女の身体は激しく揺れる。その前後の揺れに、時折ビクッと縦の揺れが加わっていた。
「昨日はケツばっかりだったからなあ、たまにヤるとま○このヒダも新鮮にかんじるな、ふっっん」
「あっ、ふ・・・かいっ、ひうっ、あ、熱ッ」
「にしても都会の人間ってヘンタイばっかなのな。オンナにロウソクなんて垂らすの良く思いつくわな。締まって気持ちいいけど」
昨日尻を叩いていた男は、今日は火の点いたロウソクを少女の背中に傾けていた。白いロウが背中に掛かる度、少女は身体と胎内を激しく痙攣させる。
「本当は火傷の心配の無いよう、専用の低温ロウソクを使うのですが、まあ問題ないでしょう」
「イヤァッ、熱ッ、熱いィィ」
「さすがにちょい可哀相な気がするぞそれは・・・良く締まっていいけどさ」
「液体は気化するときに熱を奪います・・・消火活動を行えばいいでしょう」
「つまり汗まみれになるほど激しくしてやるのがコイツの為ってことか。よーし」
「はぅぅうぅぅっ、速過ぎ・・・ッは、激し・・・ッ、ひいぃぃぃっ」
「股間から摩擦で火が出たりしてな」
嘲笑。
421 :
至高人:04/12/02 20:58:31 ID:5MSW/PFF
今日も男たちは少女を辱めて笑う。単調な仕事、単調な毎日。その単調なストレスを少女を貶めて晴らす。今日も一日良く働いたし、この程度の役得はあってもいいだろう。
村のために良く働いてくれている友人たちをもてなす俺って人徳あるよな。などといった内面の身勝手さが良く現われている、歪んだ癒しの時間だった。
そのうちに一人が思い出したように言う。
「そういえばアイツがリーダーをぶん殴ったとき」「あんときゃムカついたな」「リーダーアイツを『獣』って呼びましたよね」「ああ」「アレ皮肉が利いててヨカッたっすよ」
「?」
「アイツのオヤジは『狼』ジイ様は『熊』の異名を取った凄腕の狩人でしたからねえ」
「そりゃあ知らなかったな。ならアイツはさしずめ『負け犬』だな」
嘲笑。
大柄な男は笑う友人を尻目に、一心に腰を叩きつけていた。さて、どこに出そう、一番に膣内に出すのもいいが、やわらかい背中を真っ白に染めてやるのも気持ち良さそうだ。
少女は意気も絶え絶えに感じていた。膣内で大きくなってる。このまま出されるのだろうか、それとも身体に掛けられるのだろうか。飲まされるのかもしれない。
少女の意識はだんだん遠くなってくる。絶望と呼吸困難と快楽が、彼女の意識を胎内にのみ集中させていた。
やがて感じる生暖かい感覚。それは膣内、背中、背中とやってきた。始めの二回はほぼ同時、男根がズルリと引き抜かれての三回目。
おかしい。
では、二回目の液体は何?
意識が戻ってきた。
422 :
至高人:04/12/02 20:59:19 ID:5MSW/PFF
男たちが笑っていたとき、大柄な男が射精の直前まで来ていたとき、それは起こった。
爆音を響かせて家の扉が吹き飛び、室内に飛び込んできた影が何かを横に振った。
ざしゅっ。
その音を残して、大柄な男の首は胴体から引き離された。そのショックで身体は射精を開始したが、やがて硬直した身体は仰向けに倒れこみ、辺りに精液を撒き散らした。
飛び散ったのは噴水のような血が先だったが。
そこで初めて部屋の中の一同は侵入者に気付いた。
鮮血を絡めた小剣を携え、剣よりなおも激しく目をギラつかせ、飢えた豹より激しい殺気を迸らせる、返り血に染まった追放者の姿がそこにはあった。
誰も指一本動かせなかった。
『獣』の殺気に飲み込まれ、呼吸すら満足にできなかった。対する『獣』も動かない。あまりにも激しい感情の奔流に、自身の身体が制御できないようだ。
誰も動かないまま、床を血溜まりだけが広がってゆく。
ぴちゃり
『獣』のつま先に血が触れた。
その音に弾かれたように全員が動き出す。蝋燭を投げつける男、酒瓶を投げる男、少女を人質に取ろうとする男、窓から飛び出そうとする男・・・
『獣』は、身を屈めて蝋燭を避け、そのまま前進して酒瓶とすれ違い、蹴り足を出して男を牽制し、立ち止まった位置は逃亡者と窓の中間地点だった。
そしてすべては剣の間合いの中。
叩き切り、薙ぎ払い、切り降ろし、突き刺す。
血溜まりは一気に五倍の広さとなった。『獣』の剣先は的確に致命傷―腕の付け根、下腹部、右肩を鳩尾まで、肩甲骨を貫通して心臓―を与えたが、どれもショック死を除けば死因は失血死となる場所だった。
男たちはしばらくもがき、やがて静かになる。
地に落ちた蝋燭が液体に浸され、じゅっ、と音を立てて消えた。
そして部屋には、『獣』と少女と村長の息子だけになった。
423 :
至高人:04/12/02 20:59:57 ID:5MSW/PFF
村長の息子は壁際にへたり込んでいた。幸運、と言えるかもしれない。『獣』から一番遠かった、故に生きている。
不幸、と言えるかもしれない。復讐者の前に一人で残されたのだから。
いずれにせよガタガタと震え、尻でいざり下がろうとして壁に背を阻まれている男は生きた心地がしなかった。
ぴちゃ、ぴちゃり
『獣』が近づいてくる。
ぴちゃり、ぴちゃり
少女の前を通り過ぎて、自分のほうへと向かってくる。
ぴちゃり、ぴちゃり
友人の血を絡めた剣を持ち、友人の血に塗れた顔を向け、友人の血の海を渡って!
ぴちゃり、ぴちゃり
『獣』が近づいてくる。
「近づくなああああ!」
ぴちゃ
目と鼻の先で『獣』が止まった。
「な、何なんだよ、何なんだよお前は!」
村長の息子に言われたから『獣』が止まったかどうかは分からない。単にそこが小剣の間合いだったからかもしれない。だが、男にそんなことは関係なかった。
ぎりぎりまで締め上げられ、限界まで高まった恐怖が狂気のように噴出した。
「何なんだよお前は、何の権利があってこんなことしたんだよ、してるんだよこの人殺し!近づくんじゃねえよこのケダモノ!俺は次期村長だぞ、この村で一番偉いんだぞ、貧乏人風情が近づくんじゃねえよ睨むんじゃねえよ!」
男の狂気は支離滅裂にも切れ目が無い。
424 :
至高人:04/12/02 21:00:38 ID:5MSW/PFF
「ロクに金も無いコネもない貧乏人風情が逆恨みするんじゃねえよ汚らわしい!大体お前がもっと裕福だったら
コイツのオヤジの薬買えたんだろうがコイツ犯れたんだろうがだったら金が有った俺がコイツを犯って何が悪い
当然の権利じゃねえか俺が買った俺の妻じゃねえか横恋慕するなよこの間男!それに俺の友人みんなブッコロし
やがってどうするんだよどう責任取るんだよこいつらがいなかったら明日からこの村の何人が飢えるか知ってる
のかよこの貧しい村で稼ぎ頭の若者が六人もいなくなってみろジイさんバアさん餓鬼どもみんな苦しむんだお前
のせいだお前のせいだお前のせいだ!大体コイツラがオンナを犯ってたんだって村のために働いて身も心も疲れ
きってたからだ気晴らしの娯楽で一服して明日からまた元気にガンバロウ今日も一日お疲れさん!っていう村の
ために働いた報酬みたいなもんだろうが!この村が貧しいからこんな娯楽しかないんだろうが仕方ねえ仕方ねえ
仕方ねえコトなんだよ!だから俺は悪くないコイツラも悪くなんか無いビンボで物の道理も分からないおまえご
ときが偉そうに正義の味方ぶるんじゃねえそれにオンナだって仕舞いにはヒイヒイヨガってヨダレとションベン
とマ○汁垂らしながらもっとちょうだいもっとちょうだいってエロ声あげて俺たちのチ○ポにしゃぶりついて」
「黙れ」
ズドン
男の死に物狂いの狂態を『獣』が一言で切って捨て、男の眼前すれすれに小剣を撃ち込んだ。
425 :
至高人:04/12/02 21:01:18 ID:5MSW/PFF
床に三分の二ほど刀身を埋め込まれた小剣は、途中で異物――男の前髪と淫水焼けした肉棒と陰嚢の皮とピンク色をした梅の実ほどの
球体(ぱっくりと断面をさらしている)――を切断した。
男は初め何が起こったのか理解できなかったようだが、己の股間からどっぷりと赤黒い血が吹き出して床といくつかの肉塊を被い尽くすのを見て悲鳴を上げる。
「ひ・・・いぎゃあぁあああぁぁぁぁああああっ」
それは反射的で止めようの無いものだったが、『獣』の言葉と反するものであった。
「黙れといったぞ」
ぴうっ
村長の息子の顎の下を風切り音が通り過ぎた。言葉は止み、ひゅうひゅうという壊れた笛のような音だけが漏れた。
(た・す・け・て・く・れ・し・に・た・く・な・い)
男の唇はその形に動いた。それは誰の目にも明らかだったが、『獣』は辛辣に言い放った。
「何言ってんのか聞こえねえよ」
男はなんとか言葉を発しようとするが、そのたびに喉の傷から太く断続的に血が噴き出すだけだった。
人体構造上「仕方の無い」理由により、必死の思いも空しく男は死んだ。
426 :
至高人:04/12/02 21:01:58 ID:5MSW/PFF
真っ赤になった部屋の中には男と女と死体だけがあった。
小剣の銀と返り血の赤を纏いつかせた男は、じっと幼馴染の少女を見ている。
血の赤と精液の白を纏いつかせた少女は、幼馴染の男に震える声で呼びかけた。
「お兄ちゃん・・・」
しかし言葉は続かない。何を言っていいのか分からない。だから、もう一度同じ言葉を紡ぐしかなかった。
「お兄ちゃん・・・」
なおも沈黙を続ける男に、少女はすがりつくように呼びかけ、
「おに」
「お前が結婚を拒んだ理由は」
男の声は静かだったが、少女はびくりと身を竦ませた。
「これだったんだな」「うん・・・」「理由を聞いても答えられなかったのも・・・」「うん・・・」
「半年ぐらい前から妙に女らしくなったのも・・・」「うん・・・」「何も無いところで転んだのは疲労のせい?」「うん・・・」
男の身体から力が抜ける。これでもう幼馴染が犯されることは無いだろう。しかし、時間は巻き戻りはしない。
少女の純潔も、愚かにも何も気付いていなかった自分の過ちも、
何も無くなりはしないのだ。
もうどうでもよくなった。じっと右手の剣を見る。・・・これで終わりでいいかもしれない。
その時、
ぴるるるるるるるるるる
夜を切り裂く甲高い音が聞こえた。
427 :
至高人:04/12/02 21:02:42 ID:5MSW/PFF
鏑矢、という矢がある。鏃に特殊な穴が開いており、矢を放つと風圧により隙間が笛の要領で甲高い音を立てる。
軍隊などでは突撃、勝利、撤退などの合図で使われる品だ。
村においては、火事、夜盗団などの緊急事態を伝えるのに使われている。
ぴるるるるるるるるるる・・・カッ
鏑矢は少女の家に窓から飛び込み、壁に突き立った。
ぴるるるるるるるるるる
ぴるるるるるるるるるる
鏑矢は二矢、三矢と続けて放たれる。村中が起き出すのも時間の問題だろう。
ぴるるるるるるるるるる
ぴるるるるるるるるるる
少女の家の窓の方角には森しかない。・・・誰が射っているのか、男には心当たりが一人しかいなかった。
その時、男はエルフの書いたシナリオを理解した。
そして同時にそれを否定した。
「村のみんなが来たら、この部屋と今までのことを包み隠さず話せ。お前は被害者で、ついでに次期村長の正式な妻だ。
その点を生かし、情と金で立ち回ってこの村を立て直せ。こんな小さな村でも派閥ってものがある。コイツラと反目している人たちもいるだろう。
もしもこの事件をネタに強請るようなヤツがいて、お前の手に負えなかったら、この方角にまっすぐ進んだところにある泉のほとりの木に赤い布を巻きつけろ。
俺がきっちり片をつける。」
そう言い残して、男は家を出ようとした。
428 :
至高人:04/12/02 21:03:27 ID:5MSW/PFF
「お兄ちゃん・・・行かないで・・・一緒にいてよ・・・助けてよ・・・」
その背に少女の声がすがりつく。
「好きなひとができたんだ。」
男の答えはシンプルだった。
「そんなの!私だって、私だってずっとお兄ちゃんのこと好きだもん!」
「なあ」
男はそんな少女に優しく語り掛ける。
「おまえが抱かれてたのは、親父さんには薬が必要だったからだろ」
こくん。少女はうなづく。
「で、俺に黙ってた理由は、話したら俺ならこうするって思ったからだよな?俺を人殺しにしたくはなかった」
こくん。血だまりを見て少女はうなづく。
「それ以上に、辱められてる自分を知られるのが怖かった、それを知って俺がお前を軽蔑するのが怖かった、俺が去っていくのが怖かった。」
こっくん。少女は大きくうなづいた。
「それが、お前のずるさだよ」
429 :
至高人:04/12/02 21:04:06 ID:5MSW/PFF
目を見開く少女に男はやさしく追い討ちをかける。
「知られたくない、離れたくない。それでおまえはどういう手を打った?ただ座って泣いてただけだ。違うか?」
そういう俺も自分から何も知ろうとしなかったんだけどな。そういって男はさびしそうに笑った。
「でも、そんな情けない俺を助けてくれたヤツがいるんだ。目を覚まさせてくれたヤツがいるんだよ。武器用意して、お膳立て整えて、
俺がお前のトコに行っちまうのを覚悟して、俺のこと好きなくせに自分から身を引いてさ。バカだよな」
ここにはいない誰かを語る男は楽しげだった。
「必死こいて自分ごまかして、偉そうに『これが友としての勤めだ』とか胸張って・・・それで陰で泣いてるようなヤツを、俺はほっとけない」
だから行くよ。そう言い残して男は消えた。
そんな男を、少女は引き止められなかった。
分かったのだ。自分がいかに甘えていたのかを、文字通り身をもって、はっきりと。
そしてその「だれかさん」に人として女として、はるか遠く及ばないことを。
強くなりたかった。大人になりたかった。いい女になりたかった。幼馴染という縛りに頼らず、好きな人を『好き』と胸を張って言いたかった。
男の消えた森を見つめる少女の目から、透明な雫が止め処もなく滴り落ちる。
「さよなら、お兄ちゃん」
それは子供時代との別離の言葉だった。
430 :
至高人:04/12/02 21:04:45 ID:5MSW/PFF
ただ走る。走りながら、俺は頭にきていた。鏑矢なんて普通は使わない。ついでにこの小剣だって相当な業物だ。どこにでもホイホイ落ちているようなものじゃない。
「エルフは物資面で森精を保護する」
ならばその村まで行って受け取って来たに違いない。
・・・二人で無邪気に遊んだとき、一緒に木登りをしたことがある。この森で一番高い木。幹にコケの代わりに別な木が生えているような大きな大きな林檎の巨木。
「デザートはこの上だ」とかいって昼食後に登ったはずなのに、一番低い枝についたときには―何度か滑り落ちた。木登りというよりフリークライミングだった―
三時のおやつ時だった。死ぬかと思った。林檎は命の味がした。
その枝から北のほうを見たとき、遠くに雪を被った山脈が見えた。アイツはその中ほどを指差して、
「あそこにエルフの村がある。私がエルフになったらあの村に行って暮らすことになるな。歩いて三日の小旅行だ」
とか言っていた。
で、あのバカは幼馴染の話をした日の次の日の夜に小剣を渡してくれやがりました。あえて言おう。
歩いて片道三日の距離を20時間ぐらいで往復するんじゃない!
そういうことは生涯の伴侶のためになら命を懸けてやっていいかどうかという類のことだろうが!たかだか会って一週間の、他所の女のノロケ話を鼻の下伸ばしてするようなヤツのためにするコトじゃない。
おまけにナニが「エルフの村へ行く」だ、行くんならさっさと行きやがれ俺の村なんかで寄り道してんじゃねえよこん畜生!というか方角正反対だろうが!
そんなことまでやっといて他所の女とくっつけようとするな!
俺が離れられなくなるだろうが
殺気とは別の意味で頭に血が上る。きっちりと話をつけねばなるまい。だから俺は、より早く走った。
431 :
至高人:04/12/02 21:05:32 ID:5MSW/PFF
きゅっ
干し肉を詰めたザックの口を縛る。これだけ有れば一月は十分持つだろう。
替えの下着と服、解熱鎮痛腹痛虫下し用の薬草、愛用の弓と矢とナイフと代えの弦、干した果物、新しいものと取り替えたブーツ。
うん、これだけあれば大丈夫。
エルフの村どころか、北の山を越えて極北までだっていけそうだ。
ちょっと準備に時間を掛けすぎたかもしれない。でもまあ、何が起こるかわからないのが旅というものだ。何もおかしいことなんて無い。多分。
・・・水を汲んでくるのを忘れていた。乾物だけでは喉が渇くだろう、それは困る。
皮製の水筒を手に泉へと向かう。・・・その動作は、なぜか異常に素早かった。
泉に着いた。つい挨拶しそうになり、あわてて首を振る。ここには誰もいないのだから。
水筒を両手で抱え、ゆっくりと水面に近づく。そういえば、アイツにはじめて出会ったときも、コレを持って水を汲みに来たんだっけ。
結局汲まずに帰ったけど。
ふふ。
悲しいことなんて無い、だから笑っている。心残りなんて無い、思い出してなんかいない、楽しかったとかつい思ってしまったのは錯覚だ。
村に着いたら新しい生活が始まる、はじめの挨拶はしっかりとしなければ、そこにはいい男はいるだろうか、たとえば、バカで不器用で口下手なくせにツッコミだけはしっかりと入れてくる、愉快で優しい男は――
きゅっ
水筒を両手で抱きしめる。おかしい、晴れているのに雨が降っている、水面が揺れているのは雨のせいだ、そこに映っている私の顔がクシャクシャなのは揺れのせいだ、ザ、ザザッて音がするのは雨音だ・・・。
ザザザザザザザザ・・・ガサガサッ!
落ち葉を跳ね飛ばし、枝を掻き分け、下草を飛び越えて一直線に泉を目指して近づいた「それ」は潅木の茂みをふっ飛ばしてブレーキを掛け始め、土ぼこりを上げつつ地面を抉って泉のすぐ傍でようやく停止した。
ぽと・・・ぽちゃん
呆然とするエルフの手から水筒が滑り落ち、水面を大きく揺らした。
432 :
至高人:04/12/02 21:06:16 ID:5MSW/PFF
ぜー、はー ぜー、はー
男の呼吸音がやかましい。延々と続くその呼吸音を、エルフは初めぽかんと見つめ、次に赤面してグシグシと涙をぬぐい、目をパチパチとしばたかせて両頬をパンと叩いて気合をいれ、
ようやく作ったしかめっ面をしながら遮った。
「おまえはこんなところでなにをしている。成すべき事を果たしたのか」
精一杯作った声は十分硬く厳しい。しかしうれしげにぱたぱたとはためく両耳のせいでなんかいろいろとダイナシだ。
「お前を追放した連中こそが人の道に外れていたことを証明するものがきっちりそろっていたからな、あの家には」
男の呼吸はようやく収まってきた。
「だからもう、お前は追放者ではなくなるのだ、少なくとも正当性を主張できる、胸を張って村へ帰れ」
男はつかつかとエルフに近寄る。エルフはそっくり返って目を閉じつつ右手の人差し指をピンと立てて演説を続けていた(左手は当然腰だ)。
「義理堅いお前としては私に礼の一つでも言わなければいられなかったのだろうが私は出発の準備で忙しい。気持ちはありがたくもらっておくからさっさと・・・」
ぎゅりぎゅりぐいいい・・・
「い、いひゃいいひゃいいひゃい!」
男はエルフの頬を両手でつまむとそのまま左右に引っ張った。
良く伸びる、おもしろい。
パチンと音を立てそうな勢いで指が外れた。真っ赤になってひりひりする頬を両手でさすりエルフは噛み付く。
「痛いではないか愚か者!コレがお前の礼なのかばか者!」
「バカはおめーだこのバカ!」
「!?暴力の次は馬鹿呼ばわりとは礼儀というものを知らないのか馬鹿者!」
「だから馬鹿はお前のほうだーっ!」
ぐいぐい
「いたいいたい、耳引っ張るな千切れる千切れるちぎれるぅっ」
涙目でエルフは男を睨んだ。何か言ったらまたいじめられると思ったらしい。
おそらく、次はこめかみにこぶしを当ててぐりぐりしてくるに違いない。
まさに問答無用。
なのに何故、エルフの耳はこんなにも生き生きしているのだろうか?
433 :
至高人:04/12/02 21:06:56 ID:5MSW/PFF
じーっと男を見るエルフに男は話しかかる。
「あの村でやらなければならないことはやり終わった。だから行きたい所に行くことにした、以上・・・どうした、なんで口から魂出してる?」
「いやちょっと、呆れ果てて」
「極めて客観的かつ明瞭に事実を述べたまでだが?こんどは何を痙攣している?」
「いやちょっと、お前の馬鹿さ加減に腹が・・・その拳骨を近づけるなっ!!」
エルフは叫ぶ。
「あの娘はお前を求めていた、お前は行った、なのに何故ここにいる?お前が愛しているのはあの娘だろうに!」
「ああ」
「ならばどうして私のところにいる!あの娘と契れ、これ以上、私を苦しめるな!」
「俺を捨てて散々苦しめた女が言っていいセリフじゃないね。・・・あいつのことは愛してる、妹としてね」
「妹といっても妹的存在だろう!」「妹的存在といっても妹なんだよ」
男はたたみ掛ける。
「お前が骨を折ってくれたことは良く分かってる。半分無駄にしてすまん。でも、お前に惚れてる。だから俺はここにいる」
「なっ・・・なっ・・・」
「妹をいじめるやつはやっつけた。お互い一人立ちすることにした。で、代わりにほっとけないヤツがいて、俺はそいつにベタ惚れ。ほら、何もおかしい所なんて無い」
「私のどこがほっとけないんだ」
「自分の幸せ差し置いて往復三日の距離を一日弱で往復するぐらい阿呆で健気なところ」
「・・・(赤面)」
「お前が俺のことを嫌いならあきらめる、で、そこで首をつって死ぬまで祟ることにする」
「・・・・・・なわけ・・・」
「?」
「嫌いなワケあるかー!」
そういって、エルフは男に飛びついた。
434 :
至高人:04/12/02 21:07:34 ID:5MSW/PFF
エルフは男の首に両腕を回し、ぎゅうぎゅうと抱きしめる。顔がほてっているのが自分でも判るが気にしない。好きなものは好きだ。シンプルな理由がすべてを支配した。
「もう一生離さん!一生離れん!覚悟しておけ!」
「望むところだ。・・・ちょうどいい、ちょっとやりたいことがあるんだが」
そういうと男は有無を言わさずエルフを抱きしめ、首だけ泉のほうに向けてこういった。
「この女を妻とし、一生涯添い遂げます・・・ほい、お前の番」
エルフの答えは動的だった。背伸びをして男の口に唇を重ねた。男のほうが背が高いためエルフは爪先立ちになったコト、加えてあんまりにも勢い良く接吻したことと、
男が動転したことで二人ともバランスを崩してしまい、
ばっしゃーん
二人して泉に落ちた。
「ふふん、水も滴るいい男とすこぶるつきのいい女、絵になるな」満面の笑みを浮かべるエルフと、
「・・・おまえ、ちょっとハジけすぎ」苦笑いしつつもやっぱりうれしそうな男は、
はははははは、あはははははは
しばらくそのまま抱き合っていた。
435 :
至高人:04/12/02 21:08:12 ID:5MSW/PFF
濡れてぴったりと張り付く衣服越しに、互いのぬくもりが染み入ってくる。夜の泉の水は冷たい。だからこそ、お互いの暖かさがいとおしい。
そして二人は若かった。
「な、なあ」
「・・・わかった」
この時代この場所では、金属バックルのベルトはあまり普及していない。サッシュ―腰布―でズボンがずり落ちないように縛っているのだが、これが水を吸い込んで硬く締まりなかなか解けない。
加えて自分の臍をも下ろしながらでは作業がうまくいかない。結果として、
「くっ、固いな・・・」
「馬鹿みたいに走って来たせいで腹筋に押されて固く締まってるな」
浅瀬に仰向けになった男にエルフが乗り、互いの腰を目の前にして腰布を解きあうという、なんともまあエロティックナ体位になっていたのだった。
二人がそれに気付いたのは男がエルフのホットパンツを、エルフが男の野暮ったい長ズボン―下着ごと―を脱がし終わったときだった。
眼前にある愛しい異性の性器。
赤面する間もあればこそ、どちらともなく、それに唇を合わせた。
ちゅっ、ちゅる
「あっ」「くっ」
肌と、汗と、淫液の味が口内に広がる。客観的にはお世辞にも「美味」とは言いがたいその感覚を、二人は確かに「おいしい」と感じていた。
436 :
なかがき:04/12/02 21:09:06 ID:5MSW/PFF
ああ、時間がたりないですTT。12月は忙しい月デス。とりあえず自己の課した縛り「エロ書いたら投稿」までいったんでUP。
天誅派の皆さんお待たせしました。ご満足いただけるかは分かりませんが、一応それっぽく書いてみました(拷問による悶絶100年殺しみたいなのはキャラ違うだろということでコレが精一杯です)。
ついでに樹精とエルフでキャラが全然違うのはわざとです。あと、テキスト読んでてなんか引っかかったら過去投稿分読み返してみると笑えるかも。
次は至高人の残り―エルフさんとケダモノ氏のえろ―とエピローグの予定。
それでもプロット段階からみたらエロシーン2個増えてました。村長の息子のセリフが馬鹿みたいに増えました。あと幼馴染の出番もちょい増。
追記:みなぎ得一の「足洗い邸の住人たち」の新刊が出てひゃっふーとか叫んでます。コレおもろいです。読み手がオタクであればあるほどおもろいです。
エブリデイマジックとかフォークロアとかそういう単語がさらっと出てくる>>さんとか、もし読んでなかったらオススメですよ。
人外少女が乱舞してます。あのやたらめったらにぎやかなのにどことなく透徹とした雰囲気、ちょっとでもあやかりたいとか思ってます。
スパコの変身シーンの艶姿だけで1k円の元取れたーとか思ってる森精書き(阿呆)でした。
437 :
みす:04/12/02 21:14:22 ID:5MSW/PFF
>>412
リアルタイム、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
GJです。続きも(;´Д`)ハァハァしながらまってます
オモシロ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ぐっじょぶデス!!!!!!
とりあえず作者の語りは萎えるなぁと思った
幼 馴 染 ル ー ト は ?
442 :
ギター侍:04/12/02 23:22:00 ID:H2r5Lk/1
>>441 ここは人間以外の女の子のお話のスレで幼馴染はスレ違いですから!残念!!
残念だがその通りだな
>>442 「実は幼馴染も人間以外だった(の血を引いていた)」とか妄言吐いてみるテスト
分岐してる意味無いじゃんこの展開。
ただ男どもをぶっ殺しただけ。作者はストーリー展開というものを1から勉強しなおせ。
唐突に登場した吸血鬼に幼馴染が噛まれるというのではどうか。
いつも外に出ず家にこもりっぱなしなので
病弱なのかと思っていた幼馴染が吸血鬼というのはどうか。
まるで式神の城だなそれ
主人公が実は本当に獣人で、輪姦目撃時に突如覚醒すると言うのはどうか。
454 :
292:04/12/04 17:36:45 ID:gnbW/drS
GJ!至高人ルート前編(?)お疲れ様でした。
森精時の文章で『弓はHighlanderのたしなみ、情はDryadのたしなみだ。』なんて
あったから、もっとさっぱりというかあっけらかんとしてるのかと思ったら、十分情が深い気が
続きもよろしく!
P.S
しかし、幼馴染、いくら弄ばれていたとはいえ、斬殺現場にいて、犯人が逃亡してしまっていたら
立つ瀬があるのか?…ま、いっか(w.
どう考えても主人公がDQNだよなぁ。
近代日本じゃないんだし、ヒロイックだったら少々やんちゃなくらいの方が
いいと思うけど。
ワンパクでもいい、たくましく…
DQNという単語が広まりすぎてどれもこれも、DQNってか
そろそろ議論厨が出てくるから止めようぜ。
保守
久しぶりに、ここを覗いてみて、衝撃の事実。
ひでぼんの作者が女性だったとは。(いまさらなレスだけど)
なんていうか、男前な文章っていうのか、男の感性を持っておられるっていうか・・・。
こういうところで女性が公開する文章って、(エロがあろうとなかろうと)だいたい腐女子文章だったり、
コバルト文章だったりするけど、そういうのが無いんだもんなぁ。
男以上に男の萌えを表現できる女の子がいるなんて、なんか男として敗北感・・・。
男がお話書いちゃ駄目ですかそうですか
女の子と幸せに暮らすお話とか書くのは筋違いだという事か
男は凌辱モノしか書いちゃいけないのか
そういうシーンがあったとしても、傷ついた女の子を助けてあげたりとか…
そんな話も男だからという理由で書いちゃいけないとか
やっぱりみんなそういう風に考えてるんだろ
いや、まさか。
作者が男の女のという前に、お話が大事ですさ。
このスレはいいお話ばかりで素敵ですよ
>>462 そんなこと>461は一言も言ってないよ。
てか,>461に宛てたレスかどうか分からんけど。
ちょいと冷静になりなさい。
>>463-464 嘘だ…みんなホントは「こんなお話を女の子が書いてるんだ!もう男の書く話なんかイラネ」とか
考えてるんだろ
自分は男だけど、女の子が苦しんでるお話とか読むとすごく辛くなる
やっぱり幸せになって欲しいからね
だからそういう平和な日常の話を中心に色々書いてる
なのに…なのに…
|・∀・)<ヒヒヒヒヒ
>>466 おい何か言えよ、バカにしたけりゃするがいいさ
「男の書く話は感動なんかしない。女の子が書く話は感動できる」
それがこのスレの住人の意見って事なんだろ
>>465 (`Д´)つ)д`)
>>465 甘ったれてんじゃねぇ!
お前が書きたいものを書いて、読みたい奴が読む、それが2chだ!
男だとか女だとか、人ですらないとか、そんなんも関係ねぇ!
立ち上がれ!そして筆を持て!悔しさをバネにさらなる高みを目指せ!
(`Д´)分かったか!?
(`Д´)ハァ…ハァ…
(`Д´)9mモニターの前のお前もレッツチャレンジ!
|・∀・)<何か言ったところで「嘘だ」って否定するのをすぐ上でやってるしな
というか、ID:mipYRvklって、このスレの書き手さんなの?
で、あなた何がしたいの?
某スレで騒いでいた○澤か?
そこでも『ひでぼん以外認めないのがスレ住民の総意』だとか戯言ほざいていたな。
神の性別なんて別にこだわらなくてもいいのに・・・
なにこの荒れ具合
久々にカキコ。
何か凄いことになってますな。とりあえず、
>>465に一言。
「好きとか嫌いとかはいい。SSを書くのだ。」
当方男でへたれながらもSS書いてますよ。主に陵辱とか、普通の人は見たら引く内容ですが。
こんな腐れたSSでも愛してくれてる人はいる。そりゃあ「こんな糞文読めるか」とか罵倒もされました。
でも、読みたい人のために書き続けているんです。
作者が男だから、女だからなんて関係ない。皆「一人のSS書き」として評価してくれます。
褒められたならまた上を目指して、文句つけられたならどこが悪いのかを考えて反省する。
だから…頑張ってください。
お前ら安い荒らしに釣られてんなよ
優雅に行こうぜ
なんかたまにいるよね。他人の作品が褒められるのと自分の作品がけなされることが
イコールだと思いこんでる人。
461は単に「ひでぼんの作者は男っぽい感性を持ってるのが凄いなあ」といっただけで
他の書き手がヘタレだなんて一言も言ってないしそんなニュアンスもないのにね。
462って、MABOUp7upじゃねーの?
462は余所のスレでもひでぼんの書にいちゃもん付けていた単なる粘着荒らしなので、相手にしないのが一番。
いいものはいい。うまさを語ると野暮になる。だけどうまさを語りたくなる。
だめなものはスルー。叩きもしないが褒めもしない。化学で言うなら二酸化炭素。
それが、SSを愛好する紳士というものではないかね。
ひたすらエルフの神を待つ
482 :
ムカデ姫:04/12/11 04:20:18 ID:r2Znt100
むか〜し昔、ある所にムカデ山という山があったそうな。
名前の通り、そこには大ムカデの妖怪が住んでおってな、山を通る旅人を
襲っては食っておったそうな。
ある日の事じゃ。噂を聞きつけた一人の若侍が山を訪れ、ムカデを
退治しようとしたそうな。
侍は山奥にずかずか踏み込むと、人骨の転がる一軒の古寺を見つけたそうな。
ここがムカデの住処とみた侍、すぅと一息吸い込むと、
「出て来い化け物!このわしが引導を渡してくれるわ!!」
と、山が震える程の大声で叫んだそうな。
するとたちまち空は曇り出し、ごろごろと稲妻が鳴り響き、
門の奥から大熊ほどもある巨大なムカデが姿を現したそうな。
「ははは、これは生きのいい人間じゃ。今宵の夕食に頭からがりがりと
食ろうてやろうぞ!」
ムカデは人間の言葉でそう言うと、ぐわっ! と侍に襲い掛かったそうな。
侍は必死に戦ったのじゃが、大ムカデの殻はとても硬く、
ついには刀をへし折られてしもうたそうな。
「む、無念…」
侍は苦い顔でがくりと膝をつくと、これも天命かと観念したそうな。
ところがじゃ。ムカデは、
「人間のくせに歯ごたえのある奴じゃったぞ。食らう前に望みがあれば叶えてやろう」
と上機嫌で言ったそうな。
さて、そう言われても食われることに変わりはない侍。半分ヤケで
「お前のような化け物に食われるかと思うと死んでも死に切れん。
どうせなら綺麗なおなごの腕に抱かれて死にたいわい」と言ったそうな。
ムカデは「そんな事か。造作も無い願いじゃな」と言うが早いか、
もうもうと白い煙を吐き出し始めたそうな。
あっという間にムカデの姿は煙に包まれ、その中で影がぐぬぐぬと蠢く。
見上げるほどの大きさも、侍よりも少し小さい程度に縮んでいったそうな。
483 :
ムカデ姫:04/12/11 04:22:45 ID:r2Znt100
「どうじゃ?これなら文句あるまい」
煙が晴れた後に立っていたのは絶世の美女じゃったそうな。
どこか南蛮系の入ったツリ目の顔立ちと、緩く波の掛かった黒髪。
触角が化けたのか2本の阿呆毛が額に揺れておる。
大きく胸元の開いた黒みがかった赤い着物と漆黒の帯が、抜けるほど白い肌を
浮き上がらせていたそうな。
侍は言葉も忘れてぽへーっと見惚れてしまったそうな。
「ほれ、こっちに来やれ…」
鈴を転がすような美しい声に惹かれ、侍はフラフラと
その身を委ねようとしたそうな。
ぽふん、と柔らかな感触に顔を覆われ、侍の意識は遠くなっていく。
「安心いたせ。夢心地のまま食ろうてやろうぞ…」
そう言って女が一度体を離し、首筋を食い破ろうとした時じゃ。
ひう、と風に揺れた女の髪が、侍の鼻の下をさらりとくすぐったそうな。
「へ、へーぶっっしょい!!」
「きゃあっ!」
大きなくしゃみで正気を取り戻した侍が見たものは、
もろに唾を浴びた顔を押さえ、うずくまる女の姿じゃったそうな。
「おのれ…我がムカデ一族が人の唾に弱いと知っての狼藉か!?」
もちろん侍はそんなことは知らなかったのじゃが、
これで食うものと食われるものの立場は逆転。
侍はニヤリと笑みを浮かべたそうな。
484 :
ムカデ姫:04/12/11 04:26:12 ID:r2Znt100
「そうか…それはいいことを聞いたぞ」
やおら侍は女の顔を引き寄せると、ぶちぅと濃厚な口付けをしたそうな。
そのままとろとろと、ありったけの唾を流し込んでいく。
「ん!? んぅぅーん、むぅっ!」
予想もしていなかった奇襲に目を白黒させるムカデ女。
やっとの思いで引き剥がしたときには、既に多量の唾を飲まされておったそうな。
「げ…げほっげほっ! うう…気持ち悪い…。おのれ人間め!
我が神通力で黒焦げにしてくれるわ!!」
女は指先を突きつける。ほとばしる稲妻が侍に襲い掛かる…はずじゃった。
「おい、何のつもりだ?」
気の抜けた侍の声。何も起こらない。
「な、なんと!? なら元の姿で!」
うーん、うーんと気合を入れようとするムカデ女。
しかしやっぱり何も起こらない。
「も、元の姿にも戻れぬ…神通力が消えてしもうたのか?
まさか、さっきの唾のせいで!?」
侍は真っ青になっておろおろする女の横に廻り込み、
その耳をぺろりと一舐め。
「ひゃうん!」
「ほぉ…本当に唾に弱いようじゃな。それとも舐められるのがいいのか?」
侍は犬にでもなったかのように、女の顔をべろべろと舐めまわしたそうな。
顔から首筋へ、そして胸元へと、女の肌へ唾が塗り込められていく。
「も、もうやめ…ひゃうぅっ!」
一際鋭い声が上がる。女の着物はずり下ろされ、小さな西瓜ほどもある乳房が
二つ、たぷんとあらわになっていたそうな。
侍は両の手で乳房を鷲掴み、ぐにゅぐにゅと捏ねくり回したそうな。
もちろん敏感な突起を舐めしゃぶるのも忘れてはいない。
485 :
ムカデ姫:04/12/11 04:27:54 ID:r2Znt100
「何を悶えておる? 乳は赤子がはむものであろう」
「そ、そうであっても、赤子はこのようないやらしい動きなど…、ふぁぁっ!」
侍は女をからかいながら横たわらせると、帯を引き解き、へそから
茂みのすぐ上にまで舌を運ばせたそうな。
もうすぐ一番恥ずかしい所まで舐められてしまう……女は心の臓を
ばくばくいわせながら身を固くしたそうな。
ところがじゃ、侍の舌はそのままむっちりとした太股を辿り、
足先へと進んでいってしまったそうな。
(えっ…?)
「どうした? 他に舐められたい所でもあったのか?」
「そ、そのような訳があるか! こんな…唾ごときで…」
侍のいやらしい問いかけに女は顔をそむけるが、その顔は完全に上気し、
快楽を感じているのがありありと分かってしまったそうな。
「なるほど。ではやりたいようにやらせてもらおう」
侍は再び足の付け根へと舌を走らせ、敏感な部分へ触れないぎりぎりの所を
舐め続けたそうな。
「こんな…んっ…うっ…うあぁぁっ!」
ぴちゃぴちゃと湿った音が古寺に響く。
じりじりと弱火で焼かれるような生殺しの感触に、とうとう女は音をあげたそうな。
「後生じゃ! 何でもする! するからちゃんと舐めてたも…」
「どこを?」
「そ、それは…」
「言わぬのならやめてしまうぞ?」
相変わらず意地悪く言い放つ侍に、女はしばし口篭もり、やがてすがるような
目つきを向けたそうな。
486 :
ムカデ姫:04/12/11 04:29:27 ID:r2Znt100
「ほ、女陰じゃ。女陰が疼いてかなわぬ。その舌で疼きを止めて下され…」
そう言われるが早いか、侍は目の前で
ひくひくと開きかけた女陰へとむしゃぶりついたそうな。
「あ、あふっ!ふあああああっ!」
待ちわびていた感触に、女は歓喜の声を上げたそうな。
焦らされていたものに手の届いた喜びが、女の全身を駆け巡る。
「せっかくじゃ、お主も舐めてくれ」
侍も衣を脱ぎ捨てると、己の一物を女の眼前に晒したそうな。
それまでの女の痴態に、一物は既にびんびんに膨れ上がっている。
「こ、これをどうすればよいのじゃ?」
「拙者の真似をしろ。歯は立てず、時には吸い込むように…そうだ」
ぎこちないながらも、女は一物に舌を這わせたそうな。
侍の舌技に比べれば児戯にも劣る程度であったが、その未熟さがたまらない。
侍の口は更に激しく肉芽をしゃぶり、肉壁を舐め回す。
「おい、口が留守になっておるぞ」
「ん、ふ、うぅぅーっ! ダメじゃ、気持ち…良すぎて…集中できぬ…」
侍はやれやれといった表情で身体を入れ替え、女の口を拭ったそうな。
「仕方ない、上の口を舐めてやろう。その代わり、下の口でも鎮めてくれよ?」
女の唇を一舐めすると、女陰に一物をあてがい、そのままずぶりと押し込んだそうな。
487 :
ムカデ姫:04/12/11 04:31:24 ID:r2Znt100
「あぁぁぁぁーっ!」
女はとびきりの嬌声を上げる。
舌とは違う、圧倒的な存在感に、体内を埋め尽くされる充実感。
すぐに唇も覆われ、新たな唾が口内に流れ込んでくる。
「ん、ぷちゅっ、ちゅっ、…ぷはぁ」
「あむっ…ちゅっ…お主は…いいものを持っておるな。上の口も下の口も絶品じゃ」
舌を絡め合い、互いの口内を味わいながら、侍はずんずんと腰を振りたてたそうな。
その頭に、もはや相手が物の怪であるということなどなく、
ただ目の前の美女と逢瀬を楽しみたい、それだけじゃった。
「あっ、も、もう、ダメじゃ、気を、気をやってしまいそうじゃ! あっ!」
「よし、いくぞ、たっぷり、受け取れ!」
「んっ!んううぅぅぅぅっ!!」
女の腰が一際強く震えるのを感じると、侍は子種を女陰の奥に解き放ち、
更に口へはありったけの唾液を流し込んでやる。
上下の口を二種の汁で満たされ、女は満足げに気をやったそうな。
488 :
ムカデ姫:04/12/11 04:32:10 ID:r2Znt100
「さて、お主の処遇じゃが……」
一夜が明け、侍は困った顔で腕の中を見たそうな。
まだ繋がったまま、女は胸元へと頬を摺り寄せてくる。
相手は人を食らう物の怪。しかしこれほどの美女を失ってしまうのは余りに勿体無い。
「何を心配しておるかは知らんが、我は絶対に人を食わねばならんと
いう訳ではないぞ?」
侍の困惑を察したのか、なんでもないという表情で言い放つ女。
「そうなのか?」
「うむ。ある程度は人の食い物でなんとでもなる。ただ……」
「ただ?」
「人の精は必要なのじゃ…」
最後はほとんど聞き取れない声で呟く。
そしてわずかに上目遣いになると、恥ずかしげに
「…毎晩、可愛がってくれるか?」
その答えはこれまででも一番濃厚な口付けだったそうな。
どっとはらい。
まずは始めまして。
なんか凄い人ばかりで恐縮ですが、皆書きたいもの書いてみろとの事なので
思い切って書いてみました。一応元ネタはとある民話です。
うまく文章がまとまらず昔話風になってますが、楽しんで頂ければ幸いです。
乙
むかで姫たん(;´Д`)ハアハァ
す……すごくいいです。ぐっじょぶですよ!
ちゃんと妖怪としての特徴付けが生かされているし、
シーンも目に浮かぶ。
即ちグッジョブ!!
>>489 しっかりキャラ立ってるとか話す言葉も時代を反映してるとか、良い所は色々あるけど
そういう理屈以前に萌える。激しく乙。
日本昔話風の語り口の中で
当然のように「阿呆毛」とか出てくるのにワラタ
GJ!
>>494 本来の読み方だと「あほうげ」になるけど…
まあいっか。
すげえ何というか・・・
昔話風の文体でこうまでエロ話が書けるのか!
感服しました。つーか(;´Д`)ハァハァ
ではこの素晴らしい作品を
市原悦子と常田富士男の声で脳内再生してみようか
総数おそらく19コマお借りします、規制は…だいじょうぶですね、きっと
第五話
「それでは私は行ってくるぞ。夕飯時には戻る、その間課題をこなしておくんだ。後で採点をするからな」
「「いってらっしゃーいっ!」」
「ああ…いってくる。土産を楽しみにしているんだな」
んで、にっこり笑ってねーさんはゲートの光の中にしゅぽーんっと。今日はねーさんがお出かけの日でちな
みにかっこーは白衣…うん、もう驚かないから。実は女王様だとかでもふーんって感じ、前にねーさんに実
はなにやってる人なの?って聞いたけど…五回ぐらい指折って……ん、んっ「めんどうだ…」って…あ、声
にてた?
「シュレってば恒例の独り言?早く着替えて、それから訓練の時間だよ。あっ…朝ごはんは何?」
おっとと、振り向いたらユートってばもう皮鎧とゴムで出来たショートソードを準備してた。何でこんなか
っこしてるかって…ねーさんが知識と体が両立してこそなんとかかんとか。
「ふぇ、ボクも早くしなきゃっ!ちなみに朝ごはんはユートの好きな目玉焼きーっ!」
ボクはどたばたと部屋に戻ってお着替え、ちなみにあの…水着みたいなの、ちゃーんと訓練の時も役立って
る、いくらなんでも当て布とかをつけるけどね、でも…今日は付けないんだ、奥手なユートの為にボクの色
仕掛けでぇ…ユートが押し倒してくれるのを…うふふぅ…っといけない、待ってるんだった。
「ユートっ!おまたせーっ!」
「うん、さっ…はやくいこう、でも…その手は…なに?猫?」
ユートの視線の先はボクの手…、このまえねーさんがユートと模擬戦闘する時はボクの爪って本当にあぶな
いから作ってくれた篭手……っていうか、ふかふかのぬいぐるみの猫の手。
「前に話したでしょ?ねーさんがボクの爪でやっちゃったら…って作ってくれたんだけどねぇ…」
「うん……、時々ティーさんってなに考えてるか判らないよね…でもふかふかしてる」
ユートはボクの手を触って考えてる。
んー、そこは同感かも…でもどーせなら衣装一式って、でもこの前…ああっ深く考えるとダメかも。
「じゃあ、準備はいい?お互い手加減抜きで、頑張ろうっ!」
森の中にある開けたところでボク達はじゅーなんたいそーしたり軽く体を動かして体をあっためる、それか
ら今みたいにユートがボクに剣を向けてる。
「もっちろん!また押し倒しちゃうんだからっ♪いっくよ〜っ!」
でも、押し倒してほしーのはボクの方なわけで…、でもねぇ…最近ユートってばメキメキ成長してるの。ボ
クの攻撃もぜんぜん当たらなくなってきて…このままいつかは負けちゃうかも…でもでも、それでもいいや
ぁ…ユートに守ってもらえるん…って、なんか白いのが目の前に…。
「み゛っ?!」
「また…シュレもその癖どうにかしたほうがいいよ?…怪我してないよね?」
ボクのおでこにユートの目にも止まらぬ…ごめん、見てなかった一撃がごつーんっと。ゴムだけどそこそこ
に硬いんだよねぇ…ユートはボクの頬に手を添えてくれて身を乗り出してボクのおでこをさすってくれる。
「いたぁい…うー、でもぉ、どーしてもなっちゃ…う…んだ…ょ…」
ほっぺたからユートのあったかいのと…目は合ってないけどボクのことホンキで心配してくれてる目…。
「シュレ、やっぱり頭打ってるし目が虚ろだよ、横になろう?ね、無理は良くないよ」
「ひゆっ?!んにゃにゃ、そんなことないってばぁっ!ちょっと考え事してただけっ、続き続きっ!」
あー、このままじゃボクが色仕掛けされちゃうよぉ…気を取り直して…身をかがめる、イメージは首筋を斬
り裂く感じで…。もちろんホンキでユートにそんなことしないけど。
「じゃあ、もう一度…いくよっ!シュレ!」
そのままユートがボクにつっこんできて…イメージ通りボクは右腕を左にふりだす、でも其処にユートはい
なくって…お腹にしょーげきが来た。たぶんちっちゃい体を生かしてかがんでそのまま体当たり。
「やっぱりっ、ユートってばしょーじきすぎ…っ?…かふっ!」
ユートに突き飛ばされちゃったけどかろーじて足を引っ掛ける事ができた、そのままユートも倒しちゃう、
そのまま転がりながらお互い距離をとって…。
「あつつ…ユートも強くなってきたんだねぇ…。このままボクのナイト様になってぇ?」
「嬉しい、そう言って貰えて、…僕も頑張る。でも可愛い声だけど、目が笑ってないね。まだまだっ!」
そのままボク達は汗びっしょりで何度も投げあったり斬りあったりと…あ、ちなみにボクたちお互い手加減
一切無し、なんでかって手加減しようって思うとそこに隙ができちゃうって…ねーさんが言ってたの、でも
初めてユートとした時に怪我させたくないなぁ…って思ったら…こっちがおーけがしちゃった。こっぴどく
しかられるおまけつきで。
「ふぅ…ユートもすごいよねぇ、最近ボクの手がぜんぜんあたんないんだもん」
「そうかな…?でもシュレだって森の中に入るとどこに居るかわかんなくなって、全然見つからないよ」
「へへ〜っ、鱗もあるしねっ、緑の中じゃどこでも隠れられるんだよっ。傷薬ぬったらご飯つくるねっ!」
そのまま自分の部屋にもどって…あれ…?なんか忘れてるよね…忘れてるっ!色仕掛けっ!
あわてて鏡でボクの体を見直す…うん、ばっちり透けてる…おっぱいも…その、おなかもぎりぎりで…。え
ーっとぉ…これじゃユートにもばれてるし…でもそんなそぶり無かったし…あれれぇ〜?
「どうかな…?目玉焼きにね、ユートの作ってくれたお肉の燻製入れてみたんだ」
腕によりをかけてユートへ朝ごはん、でもでもただの朝ごはんじゃないぞぉ…ボクの裸エプロン付き、ねー
さん太鼓判のお誘い衣装。
「うん…とっても、美味しいよ。でもシュレの分は…?何も並んでないよ…?」
「んぅ?ああ、ユートに早く食べてもらいたくって忘れちゃったみたい、気にしないでっ」
さすがねーさんの言うとおり…ボクの姿を見てだんまり押し黙ってるし、ちゃんと味見もしたからまずくっ
て顔をしかめてるワケじゃないし…押し倒してくれるのももーすぐかな?うふ〜っ♪
「あ、ボクおかわり持ってくるからちょっと待って…て?」
「シュレ……僕、話したいことがあるんだ、ちょっと聞いてくれるかな…?」
急に立ち上がったユートがボクのこと捕まえてくれる…やったぁ!その後はあんな事やこんな事でぇ…。
「今からでも遅くないよ、シュレ…ティーさんに見てもらおう、今日のシュレ変だよっ!」
そのままボクの肩をしっかりつかんでくれて…ああっ、このまま…ってなんか期待してた言葉とちがうよ?
「え…えと、ユート…?ここはこー…もう我慢できないよっ!とかシュレをみてたらもうっ!とかじゃない
の?」
「恥ずかしがると思って言わなかったけど、朝も当て布つけてなかったよね…自分でわかってる?」
そりゃーもー、わざとつけなかったよ?
「今もエプロンだけで…服きてないよね…?」
必殺の裸エプロンだもん、あたりまえ。
「くいしんぼうのシュレが自分の分も並べないなんて…」
だって押し倒されるの今か今かって…。
「この前のティーさんの授業で聞いたでしょ!日常の習慣を忘れちゃうのは病気の前兆だって、僕はシュレ
がそんなことになるのは嫌だよ!ね、ティーさんに見てもらおう?」
もういろんな意味で力が抜けちゃった…ずるずるって、ユートに倒れこんじゃった。ユートぉ…心配してく
れるのはうれしーけど…鈍感すぎーっ!…ぁう。
「じゃあ…朝から全部その…僕が、その…シュレの事…」
「そーゆーこと、もー…そこそこ恥ずかしかったんだよ?ユートの鈍感」
とゆーことで…ボクの作戦ぜーんぶ大失敗。心配しすぎて泣きそうなユートを抱きかかえてベッドにほーり
こんだらやっと落ち着いてくれた。
「だってさ…ユートから、してくれることないじゃない…?」
「うん…そうだね、何時もティーさんやシュレからだもんね…」
気がついたらユートとおでこくっつけて話し合ってた。でも…そんな時間も凄い好き…ああっ、どきどきし
てきたよぅ……。
「でもね…?ユート…ボクやねーさんにされるの嫌い…?」
「ううん…そんなことないよ、嬉しくて…気持ちいい。凄くしてほしいよ…」
そのままユートがきゅうっと抱きしめてくれて…なんだかなぁ…、朝からあれだけどたばたして…ボクって
ただのおばかさん?
「それとおんなじ…、ボクもねーさんもユートにされたいよぅ…、だからいつでもいいんだから…、とって
もうれしーんだから…」
そのままベッドにことんって…ユートがボクのこと、倒してくれる。
すごい好き…ユートの肌も、重さも、体温もぜーんぶ好き…モチロンこれからしてくれることも好き。ユー
ト…愛してる。
ユートは必ず最初にキスしてくれる、今みたいにボクのお口のなかぜーんぶ舐めてくれてボクの唾液みんな
のんでくれる。
「ん…んふ、はぷっ…ふぇっ、ひゃ、えぅふ…んふー…もっと、も…とぉ…!」
「はふぅ…うん、僕もぉ…んぅ、ん…っ!くふっ…シュレの、おいし…よぅ」
ユートがしてくれるキスは凄くきもちいー…、お口のなかで舌どーし絡み合って裏側をくすぐってくれる。
ボクはそーされるたびに力がぬけちゃって眠っちゃうような…そんな感じになっちゃう。でもユートが違う
とこ舐めてくれると今度はびくって体がふるえちゃう…その繰り返し。
「んうくっ?!っはー…はぁあっ…ふぅ…ーっ…。んぁ…ぅあ、ユー…とぉ、ボク…えへ…にぅ…」
「んぇっ…?ん、すうー…はぁ、はああ…シュレ?どうか、したの?噛んじゃった?」
ちがうのって言いたいけど体じゅーきもちよくってしびれて動かなかっただけ。ユートのキスだけで…ねー
さまが言う一番気持ちいいときのイッちゃうのが来ちゃってボクがユートのこと噛んじゃいそうだったから
あわてて…。
「…はっ…ん、ちが…ぅう…イッ…はっ…はっ、すご、い…んのぉ…ユ…ひぃ、してぇ…!きふ、ひて…」
「あ、うん…シュレが気持ちよくなってくれるならいくらでもするよ。でも…噛まないでね?ん…くちゅっ
んっ…るるっ…」
またユートとキス。それだけって思うかもしれないけど、ボクはこれが嬉しいし凄くきもちいい…したこと
ないけど一日中だって…うん、こんどおねだりしよ…、んっ…またきちゃう…っ。
「…んっ…くふっ、ゃう!〜〜っ!ふ、はぷっ…んっ…くぅふ、ひは…きゅふっ…、んはぁぁああっ!ひぅ
…ふぅー、あれ…ん、ユートもう、んくっおしまいなの?…んんっ!」
はふはふ言ってぼぉっとユートのことを見る、まだ…体がとろけちゃったままで指先がうまく動かせない。
「ん…僕も、ずっとこうしてたいよ…ん、でももうお昼だよ…っ。勉強もしないとまたティーさんに怒られ
ちゃう」
そーだった…このまえもがまんできなくなってユートのこと押し倒してずーっと…。んで、ねーさんが戻る
まで課題のこと忘れて…。その日のゴハン抜きの一週間エッチなこと禁止…それはやだ。
「う゛…そだね、がまんする。でも…さ?ユートがまだだから最後にね…、もうユートが出ちゃうのわかる
から…ボクのおなかに…注いで?」
足を開いて下のおくちでもキス、びくってふるえた…。
「もう…シュレってばこういう所だけ妙に鋭いよ…。僕もシュレで気持ちよくさせて…んっ、ふぁ…くちゅ
ん…ぅ!…ふぅう…っ…」
ゆっくりキスしてくれてそのままお腹に当たって…。ボクたちはキスしたまま一番きもちいいこと…熱いよ
ぅ…おなか、だいじなとこにたっくさん、嬉しいのかきもちいいのかわかんない…はふ…多分どっちも。
でも…一度しちゃうと逆に離れるのってむずかしいの、ボクはやだようってユートのこと見つめて抱きつい
たまま。
「だめだよ?シュレ…ちゃんとするべき事は果すべき。ティーさんが何時もそう言ってる、起きよう?」
「うぅ…まだユートの残ってるのに離れたくないよぅ…。もうちょっとだけ…だめ?」
あったかいベッドのなかまだ抱き合ってるけど離れることなんて出来ない…。
「しょうがないなぁ…、いい?僕は二十分で戻ってくるから、ここでまっててね。お願いだよ?」
そーいってユートは起き上がって部屋からでてっちゃう…。さみしーよぅ…ユートのあったかさがなくなっ
ただけですっごく寒くなった気がする。
「はー…ユートぉ、まだ…かな。ねーさんもこうだったのかな…ずっと一人ぼっち…やだなぁ」
ボクもねーさんと離れたくない、ずっとずっと一緒にいたい…。胸が締め付けられて…ねーさんとユートの
まくらを抱きしめる…二人の香りがしてちょっと落ち着いた。
「お待たせっ、シュレ。お昼と…えへへ、勉強道具持ってきたよ。本当は行儀悪いけど…多分シュレってば
絶対動かないもんね」
本を積み重ねて、その上にお皿が二つ。サンドイッチかな?よろよろって枕元に置いてくれた。
「ふえぇ…でも下のって?あっ…そっかー!ユートってばあったまいーんだからっ!」
つまり…ベッドの中でおべんきょー。実験とか魔法使うわけじゃないし単に頭の問題だから場所はどこだっ
ていーしね。ボクとしては机でするよりベッドの中のほうが学習意欲はぐんぐん上昇ちゅー。
「そもそも勉強ってこんな所ですることじゃないと思うけど?」
「むぅ、ボクはユートが一緒ならどこでもいーし……あーんっ」
ユートが手に持ったサンドイッチを見て大きく口を開ける。ユートもすぐにわかってくれたみたい、ボクに
やさしく食べさせてくれる。ユートが作ってくれたサンドイッチはとってもおいしー。
「ふへぅ!ゆーふぉ、こへどーひゃっへふふったのほぉ?おふぃえてよほぉぅ!」
「シュレ、食べながら喋るのは行儀が悪いよ?これはねトーストに朝シュレが作ってくれた余りをはさんだ
だけ」
なるほどぉ、それだけでもおいしーんだね…。今度つくってみよーかな…ねーさんの好きな魚とユートの好
きな卵をはさんでぇ…うん、いーかんじっ。
「でも…シュレ、忘れちゃ行けないよ、食べた後はちゃんと課題をこなそうね?」
「なに言ってるかなー、ユートと一緒にベッドだもん、がんばらないワケがないってね!さっ、ねーさんが
帰る前にぱぱっとやっちゃおーっ!」
そんなわけで、ボクとユートは裸で抱き合って一つのベッドでお勉強中。すっごい幸せだし進むけど…これ
って腰にクルね…うぅ。
「だめだよシュレ、この前ティーさんから教わった事忘れたの?展開後の精霊回路って凄く乱れやすいから
連続はだめだって聞いたでしょ?」
「あ…そーだった。ユートありがとーっ!んちゅっ♪でもねユートもそこ間違ってるよ?スペクターの急所
は魔法の一点しゅーちゅーだよ」
ボクの問題教えてくれたお礼にちゅーって。ちなみに…ボクたちは同じ課題をしてるわけじゃなくってそれ
ぞれの長所にあわせてって、ねーさんの教育ほーしんなの。だからこーやって教えあうことがいいことだっ
てね。
「あ…そうだよね。ごめん、わざわざ教えてくれて…。僕もお礼する…ね?ん…んく…んぅ…んはっ…」
だ、だからってーっ!口どころか舌いれなくっても…また力ぬけちゃいそー…ユートってば普通にドキドキ
することしてくるんだもんなぁ…。
「う、うん…あ、だめだめっ!ねーさんにおこられちゃうから早くしちゃおうっ!」
「そうだね、頑張ってティーさんの事待ってようね。そうだ…採点もここでお願いしてみようか?」
んんっ!ユートってばいいこというなぁ…ねーさんも引きずりこんでみんなでベッドの中…。
そんな感じでお昼まで抱き合ってた事なんかいっぺんで取り返しちゃうほど課題が進んじゃった。でも、や
っぱりこの姿勢って、あれ…、なんか痛い…腰…きゅーっ!?
「ね…もうお願いっ、ユートにおもいっきりしてほしいよぉ…ボク、もう我慢できないのっ!」
「本当にいいの?僕がそんな事したらシュレが壊れそうで怖いな…」
「ううん、ユートだから思いっきりしてほしーの…このままじゃボクつらくっておかしくなっちゃう!」
もう気分は瞳を潤ませ見詰め合う二人?ごめん…それどころじゃないの、やっぱり無理があってボクの腰が
負けちゃって…ユートにマッサージお願いしてるんだ。ほら、ユートって体重軽いでしょ?もしかして…か
ん違いしちゃった?
「あきゅっ!いゅぅっ…っ…あー…きもちぃーよぅ…もっともっと踏んでぇ…っ」
「で、でもこんな事しちゃって良いのかな?あ、うん…もう一回行くね」
うあー…きもちいーよぅ…とろけそー…ちなみにユートに腰を踏んでもらってる最中なの…あー、極楽ぅ♪
「そこぉっ…ぁぁう、これもこれ…で…癖になっちゃうかもーっ!……ふぇっ?」
およ…?極楽気分だったけど部屋の隅がピカピカって、そーいえばねーさんが戻ってくる時間だもんね。
「ふぅ、今戻った……が、なんと言えば良いのか。何時の間にキミ達はそんな趣味を手に入れたのだ?実に
気になる。兎も角だ…その…た、ただいま…だ」
まぁ、ねーさんも硬直しちゃうよねぇ…ユートがボクのこと踏んづけてるんだもん。まぁいろんな意味で気
まずいまま…。
「「お、おかえり…なさい…」」
単にマッサージしてもらっただけなんだよね、ついでにねーさんにも朝のことを喋っちゃった。ユートは顔
真っ赤にしてたけどっ。
「っく、はははっ!何も力を張らずシュレも抱いて欲しいと言えば済む物を…。なるほどな、そのような理
由か。どれ、私も採点ついでに……むぅ。ユート、私にも頼む」
ありゃ、ねーさんってば立ち仕事だったのかな?ユートにふみふみされてるボクの横に寝そべって顔を上げ
た瞬間に顔をしかめちゃった。
「もー、ボクだってけっこー必死だったのにぃ…んくっ。ねーさんもおねだりしてるし一緒におねがいっ」
「うん、ティーさんも…っと、失礼しますね。二人とも踏んづけちゃっていいのかなぁ…?」
ユートはよろよろって感じでボクとねーさんの腰を踏んでくれる…あー…もぅだめぇ眠くなりそー…。
「済まない、いい加減キミ達と三人で静かに暮らした…ぐぅ、た…確かに心地…っく!其処だ…もっ…と」
「よっ…と、でも二人ともこれでいいのかな?声が苦しそう…」
「あのねユート、ホントに気持ちよかったりすると…くぁ!叫ぶか…うぅうぅっ!そこっ!黙っちゃう…ん
そこっ!もっと踏んづけてぇ!」
これって見てる分にはくるしそーなんだけどね…その逆。すっごいきもちいーのっ!ボクなんてねーさんに
抱きついて叫んでばっかり。ねーさんはすっごいうっとりして、声が出せないみたい…ううっそそられちゃ
うよぅ。
「あは…ん、もうどーでもいいやぁ。ねーさまぁ…んくっ…」
「…っ!んっ…そ、そこ…っ?!ああ、シュレ…は…んぷ、そんな奥ま、ぐぅ…」
ボクの舌をねーさまにちゅるちゅる入れちゃってかるーく…。それで腰をひねって、腰のうえでよろついて
たユートをねーさまと一緒に抱きしめちゃう。
「う、わぁっ!……二人ともあぶない、ですよ…?」
「ぷあぁぁ…ねーさまのお口おいし…。ね…ユート、もっとボクたちのこと気持ちよくして…?」
「ふぅ、はぁ…ああ…。そうだもっと蕩かせて、鳴かせてくれ…お願いだ」
こうなっちゃうと皆とまんなくなっちゃう、いま誰とキスしてるのかもわかんないし…ボクのお尻の中を広
げたり奥まで指を入れちゃうのが…あ、違う…二人にされちゃってるよぅ…。
「ふぅうん?!や、らぁ…ボクのお尻ぃっ!そんなにっ!、いれちゃだめ…っ?!もどんなくなるよぉ!あ
きゅぅ!またお尻きちゃうよぉ!」
「…は、くぅ…。ん、だってシュレが真ん中に…んぅ、居るんだもん…っでもシュレだって…はぅ」
「あ、…はひぃ!シュレももっと…くはぁ、…ぅ!シュレの穴の中でユートが暴れているぞ…?」」
ボクがねーさまとユートのを手のひらでつつんでこすってあげる。そうするとボクのお尻の中で二人の指が
暴れちゃって目の前がなんどもチカチカしちゃう…あぅ、このままじゃお尻のほうが気持ちよくなるよぅ…。
だめだよぅ、いっぺんにされちゃって勝てないよぉ…あぅ、また…っ!
「も…、もぅ二人して、ん…あん、くひぃいっ!許さないんだからぁっ!ボクばっかり…お尻ぃ…」
よーく見てみるとねーさまもユートもまだ出しちゃってないし…ボクなんてもう四回ぐらい、もっとかも。
だから二人からするっと離れてベッドの上で仁王立ちっ!…あ、垂れちゃう…。ともかくっ。
「ん、はぁっ…く…ん。ん…?わぁっ!シュレ…っ!?姉様、うっとりしてちゃだめですっ!」
「ふはぁ…もっと、ユートの…?なんだ…、突然興の冷めるような事…おぉぅ?!」
そんなに怖いかな…ボクの目って、そりゃちょっとは瞳が縦になったり光ったりするけど…。でもまぁ二人
ともボクが何するか大体そーぞーついたみたい。
「もー、ボクなんて限界ぎみだったのにぃ…それなのにあんなにぐにゅぐにゅって…。ボクもねーさまとユ
ートが鳴いちゃうところ見たい…なぁ?」
そのまま股を開いて…二人のびくびくしたところに足を乗っけて…、押し付けちゃう。ユートがしてくれた
みたいにね。
「あ、ぐひぃいぃいっ!ひぅう!や、やめシュレっ、えへぇっ!揺するなぁ…くひん!鱗が両方…っ!あ、
ひっん!掻き出されるぅうっ!」
あは、ねーさまはこれで六回目…。もう、足がとろとろだよぅ…ねーさまも自分のでドロドロだけどね…。
ボクはねーさまとユートのおちんちんを足で踏んづけちゃって、ボクの鱗で擦ってあげてるの。ねーさまっ
てば女の子の方も一緒にこすっちゃうと噴水みたいに…。それを見てるだけでもきもちいーの…。
「ふぅん?ねーさまってばこんなふーにぐちゅぐちゅって足でされるの…そんなに気持ちよくなるんだ、で
もユートはどうかなぁ…凄いせつなそーだよ?」
「ふ…ぅ!んぅ…ん、ぁも…ぅ!お願い、出させてよぅ…!途中で止めないでっ…あ、また…ああ、くぅ…
はぁ…ふぅ…、やぁ。ゆっくりしないで…っ!」
ユートにはじっくり楽しんでもらってる、ユートのがまんできない時はすぐにわかるから根元を押さえつけ
てあげて…それからまたゆっくりとね。
「んふふっ。こーゆーのもちょっと楽しいね…癖になりそ…。でもボクももう我慢できないし…ねーさんっ
まだ持つよね…んふ…、いただきまぁ…んふぁぁぁっ♪」
そのままねーさんにまたがっておっきーのをおなかの奥に…きゃう!もう出ちゃってるよぉ…。そのままユ
ートにお尻を自分で開いちゃう。
「う、きゃひぃんっ!シュレぇ!も、もう…休ませてっ、ひあぁぁっ!もう、私のを絞るなぁっはひぃいっ
ひぃんっ!また射精いぃひぃいっ!」
「んふ、ふぅうっ…!ねーさまって締りないんだぁ…ボクまたきちゃうよぉ…。ユートも我慢ばっかりでつ
らいでしょ…?ボクのお尻にたっくさんだしてほしーな…?」
あは…すーすーしちゃう…。でも…っ、そのままボクのお尻をユートが押し込んじゃって…もう…いっぺん
でボクのおなかはユートとねーさんでいっぱい…。
「っ…!…ぁ…かふぅっ!ふぁ、りょー…ほっ。おなかゆれ、るのぉっ!ねーさまのびゅーびゅーすごぉ…
っ。ユートもはやくぅ!出してぇっ!」
ボクはねーさまの胸に抱きついてえっちな言葉をどんどん叫んでた。頭の中から恥ずかしいってことが消え
ちゃって…。
「うん、出す…ようっ!ユートのお尻に沢山出しちゃうね…っ!あっ、ふぅうっ!くふうぅうぅうっ!」
「私も…っ、も…ぅ限界ぃっ!…んあ、くひんっ、ひぃいっ!も、絞らないで…えぇっ!」
突然、お尻がぞくってきて…ユートから注がれちゃう、それでボクは体中がびくんってこーちょくしてねー
さまのも締め付けちゃう。
「んきっ…っ…〜〜〜っ!は…っ、はくうっ…ひやぁぁぁ…。あぁう…力ぬけちゃうぅ……」
全部の力をつかっちゃったみたいに皆で脱力しちゃってくったり…前と後ろから吐息が耳にあたってくすぐ
ったい。……あ、またおもらししちゃってるよぅ…ま、いっか…。
その後の目覚ましは…。
「ぬ、ぐあぁぁぁあぁっ!」
ねーさんの女を捨てちゃったよーな叫び声。ユートもびっくりして目が覚めちゃったみたいで、いっしょに
見てみるとねーさんが腰を抑えて悶絶ちゅー、脂汗つきでとってもいたそー…。
「く…ぐぅ。き、昨日は無理な姿勢で眠ってしまったのが要因か。お、起き上がれない…」
「あははっ!ねーさまも意外とドジなんだぁ。ね、ユート」
「ぷっ…くすっ…。わ、笑っちゃいけないよ…とりあえず僕達が看病を…」
んで、ボクたちもよいしょって起きようとしたけど…。あ…なんか背中がビキッていった…?
「にぃ゛えぇぇぇぇぇぇえぇっ!?」
「よい…しょっ?!う、うわぁ!い、痛いよぅ?!」
ボクもユートもそろってぐったり。三人そろって…ううっ、おまぬけさんだよぅ…。
「ねーさん…朝ごはんは?」
「看病するにも誰も居ませんね…」
「知らん、治癒魔法を使おうにもこの痛みでは集中も出来ない。ぐうっ…!」
うえぇぇん、おなかすいたよーっ!背中いたいよーっ!だれかなんとかしてーーっ!
第五話おしまい
第五話おまけ
しかし、酷い目に合った。よもや三人揃って…む、なんだその白い目は。
断じて言う。私は確かに年齢的には否定できないが、肉体的年齢は若いままだぞ。決してその…老化現象な
どという物ではないぞ。
………。だからその白い目をやめんか!それ以上続けるならば…(バチッ、バチチチチッ!)
あ…コホン。ともあれ次回は再び私の番という事になるな。宜しく頼む。
思いっきり間が空いてしまいました、申し訳ありません。
それに予想以上に分量も大きくなってしまいました…。シュレはどうも話が長くなるみたいです。
これからも皆さん宜しくお願いします。
>>んぼァさん
BARギコで毎度ながらどうもです。ですので感想言い尽くしているかもです…(w。
相変わらず向日葵ちゃんが可愛いです。でも覚悟決めちゃってるお兄さんとハンターが出会ったらどうなるの
か…ゾクゾクものです。
>>森精の人
というわけで今回はシュレが主役になりました。そこまで言って下さると恥ずかしいものがありますが励みに
させていただきます。
エロから血液と幅広くて毎回楽しませてもらってます。でも…熊との描写が個人的に一番のお気に入りです。
これからも楽しみに待っています。
>>◆MABOUp7up.さん
ユートがやっぱり受け気味ですが、後はするのもされちゃうのも大好きな二人なんで、それはもうころころ
と。
んんっ、ユートには再メイドの出番が確定です。シュレですと…野外羞恥で…?いいかもしれないです。
それにしても、人妻とショタ…ハァハァものです。最後には二人で…でしょうか、期待でわくわくです。
>>◆I3tGz4xJ9Eさん
ありがとうございます。そこを今回のようにシュレが引っ掻き回しておりますが…。
でも正樹くんと小枝さんも甘ラブでとってもほんわかします。多数の連載含めて応援してます。
>>ムカデ姫の作者さん
しおらしくなってしまうムカデ姫がとても可愛いです。最後の一言がもう…。
ほかにもこのシリーズのがあれば読んでみたくなってしまいます。
何とか張り終える事が出来ました。
一つ皆さんにお伝えしたい事が…このレスを書き込む時点の容量が483KBです。
そろそろ次スレを考えたほうがよさそうな時期かもしれませんがどうしましょうか?
あぁ、もぅ!
相変わらずシュレもユートかぁぃぃし、師匠はおもろいしGJっす!
>次スレ
特別、スレタイとかに拘るスレでも無いですし
サクっと立てちまっていいんじゃないっすか?
>387,>388 両氏
そう、某格ゲに登場の財閥のお嬢様で…いや失礼。
かりんのSSは……書いてみたいですね。
はたしていつの出来事になるのかと、出来に関しては一切保証できませんですが。
>◆I3tGz4xJ9E氏
海水浴の話を、今頃投下してる阿呆がいるから無問題です。
小枝さんいいなあ…でも少し、戸惑ってたり怒ったりするとこも、見てみたかったり。
で、今回の話のジルバージョンと、武が何者なのかにも、期待してたりしてます。
>んぼァ氏
挨拶も何も、別にヤのつく自営業じゃないんですから、気にせんでくださいな。
そういえば、向日葵を吸血鬼化させた吸血鬼は何故、向日葵を標的に選んだんでしょうかね?
……続きに手を震わせながらお待ちしております。
>森精書き氏
乙でございました。個人的にはあっさり殺りすぎちゃったかな?
とか思っちゃったりしましたけれど、人間って激情に駆られると、
ああなっちゃうんだろうなと納得したりしました。
でもって>416の『成すべき事を成せ』を見て、左手を連想した自分。
二人のお楽しみシーンとともに、女の子がどう立ち直るのかに、期待してます。
>ムカデ姫作者氏
さっき眉唾の語源を調べていて、このスレ開いたらこの作品が投下されてたのでびっくりしますた。
で、◆ANYAt9rOT.氏も言われてますが、ムカデ姫の最後のひとこと……やられました。
おかげさまで、思い切り楽しませていただきましたです。次回作も、是非とも拝見させていただきたいです。
>◆ANYAt9rOT.
マッサージからそのまま……(;´Д`)ハァハァ
ユートメイド……(;´Д`)ハァハァ
シュレ野外羞恥……(;´Д`)ハァハァ
………心より、お待ち申しております。
次スレですが、自分が今作成してるのが、仕上がりましたので、立ててみますです。
>523氏
ですよね〜。例の台詞を見たとき、思わず『あ〜っ!』とか叫んじゃいましたよ。
ちなみに自分は『成したいように成すがいい』の典型だったりしますが。
出勤前で申し訳ないですが、失禁レベルの誤記がありました…。
帰宅後修正版をアップさせていただきます。
……orz
527 :
名無しさん@ピンキー:04/12/18 00:01:41 ID:bMEmvLvK
さがりすぎとさかりすぎはちょっとの違いだが大きく違う
とっくに次スレ立ってるのでsage
保守
530 :
名無しさん@ピンキー:04/12/23 17:37:46 ID:38s1nT0s
捕手
次スレいけよ