あずまんが大王のエロいのないんかねぇ -8-

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1名無しさん@ピンキー
2名無しさん@ピンキー:04/10/26 04:06:51 ID:4nAC514I
張り切っていきましょ
3名無しさん@ピンキー:04/10/26 09:44:28 ID:IHyDISBF
1よ
大儀であった
4名無しさん@ピンキー:04/10/26 16:28:23 ID:sFGTYBqG
1乙彼ー
5名無しさん@ピンキー:04/10/26 18:47:09 ID:lwmEWUfh
1乙。
6名無しさん@ピンキー:04/10/26 20:12:09 ID:JoH2uH9H
即死回避を兼ねて1乙。
7名無しさん@ピンキー:04/10/26 20:13:45 ID:ip5nE9QT
1モツ。
8名無しさん@ピンキー:04/10/26 21:09:39 ID:jW7Z6AN0

                              /
                               /   >>1
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    \       '-'、/ : : : : : : :`: : : lL,, l  /_ ,//: :\'、;::、
   ,.-‐ヽ,       `'-、: : : : : : : :l: 〈<,_i-‐l_,>〉′:i|: : \ヾ
  //´`.ヽ         `'-、 : : : : | : :`'ヾ l''": : : : :| : : : :ヽ
9名無しさん@ピンキー:04/10/27 00:13:30 ID:6b6yGH4y
1ナイス!
10名無しさん@ピンキー:04/10/27 00:15:42 ID:6b6yGH4y
さぁ神よ!いつでも来い!てゆ〜か来て!てゆ〜かお願いします!
11名無しさん@ピンキー:04/10/27 01:12:17 ID:oFQMLngh
前スレの20-22の続きが読みたいな〜。
12名無しさん@ピンキー:04/10/27 01:47:36 ID:KYX5gUjT
1乙

            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i
           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ 
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|
13名無しさん@ピンキー:04/10/27 13:47:50 ID:RNUqkJZF
萌えBBS一時的?復帰
左欄から各板へ

ドメイン変更みたい。
http://so.la/
14名無しさん@ピンキー:04/10/27 18:05:30 ID:fL+hOqLM
それはそうと保管庫がもう丸2スレ更新されていないわけであるが
最近では一度dat落ちすると●無しでの閲覧はほぼ不可能な様子なので
必要なら各自でスレ保存しておくべきだな
15名無しさん@ピンキー:04/10/27 22:36:47 ID:UsNipKBw
>>13

JANEに登録しようとしたがダメでした。なぜだー???
16名無しさん@ピンキー:04/10/27 23:02:39 ID:PxaTM1/G
もしかしてよみって本名はこよみなの?
17名無しさん@ピンキー:04/10/27 23:49:07 ID:N/lxlT61
(´-`).。oO(なにをいまさら…)
18名無しさん@ピンキー:04/10/28 05:29:09 ID:13cnJqEK
ちよちゃんの純愛って終わっちゃった?
19名無しさん@ピンキー:04/10/28 07:29:07 ID:ivR3sdn3
どんな話だっけ?
何か急にものすごい昔の奴が話題に出たりするから油断できねえ
20名無しさん@ピンキー:04/10/28 20:23:27 ID:93pow7s+
まさか「ちよちゃんとぼく」のことか?
21名無しさん@ピンキー:04/10/28 20:44:15 ID:wenqnDHf
はっはっは
まさかそんな今頃


……まさかね
22名無しさん@ピンキー:04/10/28 20:45:22 ID:YOTeh/pK
昔で思い出したけど、「銀」だったかそんな名前の男が
出てくる奴って未完じゃなかったっけ?続きが気になるんですけど・・・。
2318:04/10/28 20:46:38 ID:13cnJqEK
よくさがしてみると、書いてあるのは-1-だった・・・。
かなり昔だ・・・すみません
24名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:03:15 ID:zQJ5qQQz
銀って言うとどうしても銀と金の銀が思い浮かぶ。
おかげでなんか福本調で喋ってそうなイメージが・・・。
25名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:09:22 ID:TBk20WzH
そんな昔の作品なんてとっくに忘れちまったよ
なんで今頃話してんだ
26名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:14:21 ID:crdD2dwB
ん〜結構総合大王スレでも未完の作品とかあるし。
私も銀とか続き見たいしね。後『ちよすけ』とかも続きみてえ。
27名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:24:59 ID:UjBaWkw6
さかぐらシリーズ復活しないかなぁ
ありゃあ萌えたんだが…
2818:04/10/28 22:51:07 ID:13cnJqEK
いま>>20さんから「ちよちゃんとぼく」の存在を知って、
みてきました。
なんかひとり満足・・・・。

なんか変な話持ち出してすみませんでした
29名無しさん@ピンキー:04/10/28 23:03:34 ID:93pow7s+
20です。

ちよぼくはいいよね、なんか。
繰り返し読んでも飽きない。

でも、俺は保管庫(裏のほうね)にある、


  『あたしの秘密あなたの秘密』


の作者である「伯○」氏の、熱烈なファンだったりする。
 数日後の休日。クラブの練習を終えた生徒が家路についている。
授業は休みだが、神楽たち水泳部員は、当然学校に来て練習に励んで
いたのだ。神楽も、数人の部員とともに、学校を後にしようとしていた。
その時、なぜだか分からないが、不意に校舎が気になった。
(あれ……榊?)
 気になって振り向いた神楽の瞳に、一瞬だけ榊がちらりと見えた。場所は校舎の
一番端の部屋の窓。しかし、あんなところには神楽も行ったことがないし、榊だって
あんなところに行く用事はないはずだ。別に、榊にだって榊の用事はあるだろう。
榊がひとりでうろうろしているのも珍しいことでもない。だから気にすることは
ないのけれど、どういうわけか今日はやけに気になった。
(声をかけにいくか……)
 忘れ物をしたと嘘をつき、皆を先に帰らせた。なぜか誰にも、榊本人にも
自分の存在を気づかれてはいけない気がして、そっと身を隠しながら校舎の方に
近付いていった。
「ど、どうぞ、座ってください」
 初めて見る天文部の部室には、榊には見慣れない物がたくさん転がっていた。
きょろきょろしながら、促されるままにパイプいすの一つに腰を下ろした。
「い、い、今コーヒーをお持ちしますから!」
榊の近くにいると過剰に緊張気味になるかおりんが、ますますがちがちに
固まっている。あこがれの人と、少々色気のない部屋だが二人っきりの密室。
恋する女の子が緊張するのはあたりまえだ。
 一方の榊は、いすに座ってもまだきょろきょろを続けている。
目に映る物は、星座早見盤。望遠鏡のレンズ。ギリシャ神話の本。そういえば、
一年生の時にかおりんが天文部の話をしてくれた。そのときに、自分がちゃんと
言葉を発していたら、もしかしたら今頃は自分もこういうものに囲まれて
いたのかもしれない。そう思うと、切なくなり、気持ちが沈む。
榊は過去の自分を呪った。
「あのっ、榊さん!」
 大きな声でかおりんに呼ばれて、榊は飛んでいた意識を元に戻した。
コーヒーの紙コップをを手にしたかおりんが、さっきからずっと目の前にいたようだ。
「あ、ありがとう……」
 コーヒーを受け取って、一口だけ飲んだ。少しだけ落ち着くことができた。
かおりんも、パイプいすをひきずって来て、榊の前に腰掛けた。
「あ、あの、ごめんなさい。榊さんをこんな汚いところに……」
「いや、そんなことないよ……」
 確かに教室よりは物がはるかにごちゃごちゃとある部屋だが、こういう部屋にしては
よく片付けてあるように榊には思えた。
「そ、そうですか。よかったあ。あ、あのっ、そのっ、前から一度見学に、
そのっ、来てもらえたらって、だから今日」
「うん」
「それでですね、あのっ……」
かおりんが一方的にしゃべり、榊は時折うなずく。そんな会話がしばらく続いた。
会話を途切れさせてはいけないという思いから、かおりんは必死に話題を
つなげようとしている。それが榊にもはっきりと分かった。口べたな自分のせいで、
こうやってかおりんに気を使わせてしまっている。それが辛かった。
そして、そんな自分が許せなくなってきてしまっていた。
「それで、その……」
「も、もういいよかおりん」
「えっ」
 かおりんが、きょとんとした顔で榊を見つめる。そして、取り乱す。
「あ、す、すいません。こんな話したからその、怒ってるんですよね」
「いや、違う……。あの……」
榊が、ぺこりと頭を下げた。
「ごめん。私のせいで、無理に話をさせて、気を使わせてしまって……」
「そんな、無理なんかしてないです」
「でも……」
 なおも榊は顔を曇らせる。それを遮って、かおりんが身を乗り出す。
「私は、榊さんとこうしてお話しできて、うれしいんです。だから、謝らないで
ください」
「でも……」
「榊さんが、つまらないと言うならこんな話はやめます。だから、謝らないでください」
「かおりん……」
 榊は、言葉を失ってただかおりんを見つめるばかりだった。自分は、
この女の子にとって、それほどまでに重要な存在だったのだろうか。
自分は、とてもそんな価値のある人間だとは思えないのに。それなのに、
神楽だけでなく、かおりんの心までも、私はかき乱してしまっている。そう思った。
かおりんは、潤んだ瞳で榊だけを見つめている。悲しい空気が、二人の間に流れた。
「榊さんが幸せなら、私も幸せだから……」
「…………」
ぽろぽろと、かおりんの瞳から涙が落ちた。
「ごめんなさい。私が泣いてたら、うっとおしいですよね」
「…………」
 かおりんの手が、彼女のももの上でぎゅっとスカートの布地を握りしめた。
その握りしめた手の回りに、ぽつり、ぽつりと涙がしみを作る。
「ひっく……ひっく……」
「…………」
泣いてはいけないと思うと、余計に涙があふれてくる。榊と会話できることは、
うれしいことのはずなのに。喜べることのはずなのに。
「な、なんで泣いちゃいてるんだろ……くすん……。さ、榊さん、榊さんの
せいじゃないですから」
「えっと……。かおりん」
 榊の手が、かおりんの肩にかかった。
「はい……」
かおりんが、涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げた。二人の視線が合わさった。
堅くなった空気を打ち破るように、榊がゆっくりと話しはじめる。
「私、どうしてあげたらいいか、わからないんだ。だって、私はあのとき、
神楽を……。それなのに、かおりんにも、その……」
「…………」
「申し訳ないとは、思っていたんだ。だけど」
 ため息が、空間に響く。
「ずるい、よね。私は」
「…………」
「その……だから……」
榊が、ごくりと何かを飲み込むように息を継いだ。
「私は……かおりんに、何をしてあげられるんだろうって」
「榊さん……」
「何も……私は……」
「榊さん」
 いきなり、かおりんが榊の胸の中に飛び込んだ。受け止めた榊の腕の中で、
かおりんは小さくなって榊を見上げた。
「私の……わがままを聞いてくれますか?」
榊は、しばらくの間ためらっていた。しばしの沈黙の後、根負けしたように、
黙ってうなずいた。
「ついでで、いいんです。神楽さんに向ける分の、残りの少しでいいんです。
ちょっとだけでいいから、私にも。私にも、愛情をください……」
 いきなり飛び出してきた、大人じみた言葉。しかし、愛情をあげるなんて、
どうしたらいいのか分からず、榊は戸惑うばかりだった。本人にはっきりとした
自覚はないが、実際神楽には愛情を示せている。なのに、今のように言葉で言われると、
もう分からなくなってしまう。悩む榊の腕の中で、かおりんのシャンプーの匂いが
ふわっとただよった。
「……!」
 こんなときなのに、他人と体を合わせていることで、呪われた「ナニ」が熱を帯び、
体が、心がそれに引きずられてしまう。「ナニ」の産む男性的な欲望を、
疎ましく思っても消えてくれず、榊はほぞを噛んだ。
「かおりん……。離れて」
「どうしてですか」
「ダメだ。私は、君を汚してしまうよ」
 かおりんが榊の顔を改めて見上げた。この前と同じ、劣情が見て取れた。
「だから……」
「嫌です!」
 より強く、かおりんは榊に抱きついた。二人の心拍数が上がり、熱くなった
体が、お互いに相手の体に溶け合いたいとせがんでいる。
「かおりん……」
「私は、卑怯かもしれないですけど。でも、榊さんに触れていてほしい……」
躊躇していた榊の手が、そっとかおりんの背中をなでた。
「……いいのか?」
「はい」
「この前みたいに、私が気持ちよくなりたいだけかもしれないんだよ……」
「榊さんは、そんな人じゃありません」
 かおりんも、榊にもたれながら、榊の肩から首筋にかけて、そっと触れていく。
「私は、そんなに立派じゃない……」
卑屈になる榊に、自分の体を強く押し付けながら、かおりんが榊の顔に
唇を近付けていく。
「榊さんは優しい人ですよ……。と、ところで、あ、あのっ……。唇は、
嫌、ですよね……あっ、んんっ……」
 榊の方から、唇を合わせた。目を丸くしながらも、かおりんもずっと憧れていた
キスの喜びにうち震える。
「……裏切りかもしれない。けど、今はこうしたかったんだ」
「榊さん……」
 ずっと目を潤ませながら、榊に身を任せていたかおりんが、榊の股間に
しゃがみ込んだ。だが、かおりんの意図に反して、榊はストップをかけた。
「え? あの、なんでもしてあげますから」
「えっと、その、私を……変に持ち上げるのは、よしてくれないかな」
「あ、す、すいませ……」
「あ、いや……」
 手を引いて、かおりんをたちあがらせた。視線で、しっかりとかおりんの
瞳をとらえた。
「その……。変に持ち上げないで。私と……私と、かおりんは同級生で、
大切な人なんだから、そんな、なんでもしてあげるとかそんな……」
「…………」
「見上げられてばかりってのも、辛いんだ……」
「分かりました……」
二人の間の熱い空気が消えないように、もう一度堅く抱きしめあった。

 かおりんが寝そべったのは、天文部が野外での天体観測に使う、ブルーの
ビニールシートだった。一応まだ明るい校舎の中だというのもあるのか、
まだこういうことをする上で最低限の、上のセーラー服しか脱いでいない。
「そういえば……誰か来たらどうしよう」
 今さらながらここがどこであるかを思い出した榊に、かおりんは笑顔を
作ってみせた。
「大丈夫ですよ。今日は、誰も来る予定はないんですから。もともと、
そのつもりで私も榊さんを誘ったんです。……ずるい、ですよね」
答えるかわりに、榊もちょっと表情を緩め、かおりんのおでこをなで上げた。
「えっと、で、どうしたらいいのかな?」
もともと赤くなっていたかおりんの顔が、さらに赤みを増す。
「そ、そんなこと聞かないでくださいよ!」
「あ、ごめん……」
「あの、えっと、いろいろ、さ、触ってください……!」
 榊も顔を赤くして、こくりとうなずくと、そっとかおりんの胸を
ブラの上から触れた。
「あの、どう?」
「嬉しいです……」
 少し調子に乗って、ゆっくりと胸を押し上げるように揉んでみた。
無意識のうちに、かおりんは体をよじってもだえてしまう。
「ふぁ、あ……」
「かおりん……」
「もっと、してください……」
 彼女の胸は、自分でも、周りから見てもあまり大きいとは思われていなかったが、
そもそも比較する相手が悪すぎたせいもあった。少なくとも、榊の愛撫に合わせて、
むにむにと形を変えるだけの大きさはあった。
「あの、榊さん。こ、こんなことお願いするの恥ずかしいんですけど」
「ん?」
「ちょ、直接してもらえませんか……」
 榊が無言で、いったんかおりんから身を放すと、かおりんはもどかしげに
ブラを脱ぎ捨てた。乳房を無心に眺めてしまっていることに、榊は気がついた。
「あ、ごめん。あんまり見てたら、恥ずかしいよね」
「いえ、榊さんなら……」
 再び横になり、かおりんが体を捧げた。榊の指が、こんどは素肌をとらえた。
「榊さん……あうっ、榊さんっ……ああ、嬉しい……」
さっきよりも激しく喜びの声を上げるかおりんを見ていると、榊も嬉しくなってきた。
「良かった。喜んでもらえて。この前神楽にもこうやったら……。あ、ご、ごめん。
こんな時に……」
調子に乗り過ぎたようだ。つい口を滑らせてしまい、気まずそうに謝った。
「いえ、いいんです。それに、神楽さんには、なんだか妬けないんだ……」
「……かおりん」
「けど、榊さん。神楽さんに負けないぐらいに私も……愛してます」
「えっ……ひあっ!」
 いきなり下になっているかおりんに、スカートに手を突っ込まれた。
「ナニ」を撫でられ、榊は頓狂な声を上げる。さらに、もう一つの手で
胸を撫で回される。服と下着の上からでも、かおりんを愛することによって
昂っていた榊の体は敏感に反応してしまい、びくびくと震えてしまう。
「や、あはっ、やめてっ、かおり、んっ!」
「榊さん……きもち、いいですか」
 少しの間触られているだけなのに、ずるずると快感に飲まれていく。
「んんっ、待って! あぁ……ち、力が……ああっ!」
体勢を崩したことで、かおりんの手が榊の女の子の部分にも当たった。
「ナニ」とは別の種類の快感に、榊はただ翻弄されている。
「ああっ……。ダメ、あうっ……」
「うわっ……榊さん」
 脱力した榊がかおりんの上に崩れ落ち、ようやく愛撫から解放された。
はあ、はあと荒い息をつき、榊はかおりんに目で訴えた。もう、辛抱ができない。
「はい……。お願いします、榊さん」
 榊を誘うかおりんの声は、どこまでも甘美に聞こえた。スカートと下着を
はぎ取るように脱ぎ捨てる。かおりんも、自分を覆う邪魔者をするすると
取り去った。いざ、というところで、榊が何かを思い出し、おもむろに鞄を
探りはじめた。
「……?」
 怪訝な顔をするかおりんの目前に、榊は避妊具を取り出した。
「あ……。そ、それでしたら、榊さんが準備しなくても私が……」
「いや、これは私の問題だから。自分でちゃんとしたかったんだ」
「榊さん……」
きっぱりと言い切った榊を、かおりんは憧憬の視線で見つめていた。
やっぱり、榊さんはかっこいい。こんな状況でも、そう思えた。
 準備をすませ、もう一度かおりんに覆いかぶさる。この前の失敗が
思い出され、慌てて頭から振払う。今は神楽のことは考えたくない。目の前の
かおりんだけを見ていたい。
「……いくよ」
「はい……。つっ!」
 そこは十分に湿っていたのに、初めてのときよりもかえってきついような気がした。
痛みを覚えてしまっているせいか、余計に力が入っているのかもしれない。
そう考えることは出来ても、かおりんはどうしても力が入ってしまう。
「くっ……うううっ!」
「あ、あの、一旦……」
「い、いやっ! このままぁ、あうっ、このまま続けて!」
 身を放そうとする榊を、かおりんは必死につなぎ止めようとする。
この気持ちに応えないわけにはいかない。そう思い、体勢を立て直し、
もう一度力を込めた。
「ああっ! あ、はぁ、はぁ……。うう……」
「はいった、よ……。だ、大丈夫か?」
「うう……な、なんでなの? 榊さんを、どうして受け入れられないの……?」
「かおりん……」
 苦しむかおりんのほほに、榊の大きな手がそっと触れた。
「なにもかも、最初からはうまくいかないとは思うんだ」
「さ、さかきさんっ……」
「けど、かおりんの、その気持ちは嬉しいから……」
 引き抜こうとした榊の腰を、かおりんの手が抑えた。榊は、はっとしてかおりんの
顔を見つめる。
「嫌です……。私に、触れていてくださいって、言ったじゃないですか……」
ああ、また間違えるところだった。榊は、そう思った。そして、思いを態度で
示すことにした。
「じゃあ、ゆっくり。ゆっくり動かすよ」
「はい……それと」
「なに?」
「今だけでもいいです……。『かおり』って呼んでください」
「分かったよ……かおり」
 突かれる度に痛みが走ったけれど、それでもかおりんは天にも昇る幸せを
噛み締めていた。あこがれの人が、自分の名を呼びながら、自分とつながって、
感じてくれている。それだけで十分だった。
「ああ……かおり……ああ……」
「ひっ……さかき、さん……んんっ、さかきさん……ああん」
 かおりんがえぐられる感覚がますます強くなる。榊の方も、絡み付かれる
感覚がどんどん強くなってくる。まだ始まったばかりなのに、もう持たない。
「はあ、はあっ……ああっ! かおり……だめだ、私、ごめんっ……!」
「ああっ、榊さん……愛してる! 愛してるから! だからっ」
「か……おりっ!」
 白い液が一気に榊の茎の中を駆け上がった。「ナニ」がけいれんする度に、
榊も背中を反らせ、欲望を、想いを、吐き出していく。
「は、はあっ、はあっ……かおり……」
「あうっ……さかきさん……」
 力なくかおりんの上に沈み込む榊を、かおりんが受け止める。
けだるくて、幸せな時間が二人を支配していた。
「ごめんね……。痛い思いばかりさせて」
 「ナニ」を引き抜きながら、榊はかおりんに声をかける。
「だから、謝らないでください。私は……」
心の底から幸せそうに、余韻に浸っていたかおりんが、突然身を固くした。
「どうしたの?」
榊の問いには応えず、手近に合ったタオルで股間だけを隠して、かおりんは
立ち上がると部室の入り口にと歩いていく。さっきの余韻と、痛みのため、
足取りがふらふらして危なっかしい。
「かおりん、何を……?」
 かおりんは口元で人さし指を立てて口まねで「しーっ」とやってみせた。
榊も、やっと分かった。かおりんは、誰かがそこにいるのに気がついたのだ。
けど、なぜわざわざあられもない格好で近付いていくのか。誰かに見つかって、
どうやって言い訳するのか。榊には、それが分からなかった。不安そうな目で
かおりんの動きを追う。だが、それでもかおりんを信じて、黙っていた。
扉の目の前まで行くと、かおりんは無言で一気に扉を開け放った。
「うわっ!」
「…………」
「神楽!?」
 突然支えにしていた扉を失って、座って聞き耳を立てていた神楽が、
部室の中に転がり込んできた。
「ようこそ、天文部へ」
 下半身裸で、ドスの聞いた低い声でつぶやいたかおりんを見上げて、神楽は
無理に照れ笑いを作ってみせた。ずいぶん引きつった照れ笑いだった。
これで即死は回避できたでしょう……。
しかし、前の人に続けて書くのってやっぱり難しいね。
45名無しさん@ピンキー:04/10/29 00:25:10 ID:xtDn/Ef7
なんとまた別の職人さんの登場ですか。
かおりんのエロせつなさがたまりませんな。GJです。
46名無しさん@ピンキー:04/10/29 00:42:15 ID:bjWN/fQU
乙です。…しかし榊さん、完全な浮気だぞ!!
だめだよ、余所見しちゃ。しかも神楽に見られてんじゃん。
どう言い訳するんですか?
47名無しさん@ピンキー:04/10/29 00:55:59 ID:FAn5YCzT
かおりんと神楽の間で揺れ動く榊さん……

かおりんにブラックストマックの気が見えるんだが……



48名無しさん@ピンキー:04/10/29 07:57:34 ID:R3UbUSPE
純愛かと思ったが、ややこしい展開に…
中途半端な優しさは相手を傷つけるぞ
ていうか、かおりんは確信犯なんじゃ?
49Wrath&Greed ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:17:17 ID:3vUcpRuT
>>1さん
 新スレ立て、お疲れ様です。
 私も即死回避のために作品を書いてみましたが、
>>30さんが先に作品投下してくれて何よりです。30さん、お疲れ様。

 これから投下する作品は百合物ではなく、
(前スレのような百合物は幸運にも『電波』を受信できた時でないと書けません)
 また、セックスシーンも出てきません。
 が、『私的には欲情するシチュエーション』を描く事を試みました。
 楽しんでいただければ幸いです。
50[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:20:35 ID:3vUcpRuT
(1/6)

 爽やかな秋晴れの朝。智はまだ俺のすぐ側で穏やかな寝息を立てていた。
 彼女は毎朝たいてい俺より早く起き、元気一杯に俺を叩き起こす。
 起きる順番が逆転しているという事は、今月もそろそろ……。

 俺は智を起こさないように気をつけつつ、そっと寝室を出た。

 トイレに行った後、台所で熱いコーヒーを淹れ、トーストにバターを塗り、それらを持ってリビングルームに移った。
 ガラスの天板のテーブルにコーヒーとトーストを置き、テレビを付ける。音量はもちろん落とす。
 俺はすぐ側のソファに座り、ゆっくりとコーヒーを飲み始めた。外はまだ静かだ。

 俺がトーストを平らげたちょうどその時、智が寝室のドアを開け、リビングルームに入ってきた。

「うおっす」
 智は半分寝ぼけたような、どんよりした様子で朝の挨拶をした。
「うおっす」
 俺も挨拶を返す。彼女は俺の側に歩みより、腰を下ろした。
「う〜っ……気〜だ〜る〜い〜っ」
 彼女はちょっとつらそうにつぶやく。それに対して俺もつぶやく。
「……始まったのか」
「そーなのー。もー、肩は凝るし、胸は張って痛いし、お腹も腰も重いし、手足もだるいし、立ちくらみはするし……絶不調〜〜」
 智は甘えた口調でそう言い、俺に抱きついた。
51[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:23:51 ID:3vUcpRuT
(2/6)

「と、いうわけでー、いつものやつ、おねがいー。今日は二人とも警察お休みだからー、フルコースでやってちょーだいっ」
 智はそう言ってソファから床へと腰を下ろした。
「ほんと、智は生理が来ると輪を掛けて甘えんぼさんになるな」
「だぁーって、体がそうできてるんだも〜ん」
 更に、早く始めてくれと言わんばかりに眼で訴える。
 以前、たまたま俺がひどく疲れていた時に断ろうとした事があったが、
その時は智にマジ泣きされたあげくふさぎ込まれ、機嫌を取り戻させるのに半日を費やした。
結局のところ、俺に選択の余地は無い。
 やれやれ。俺は心の中でつぶやきつつ、ソファに座ったまま体をずらし、智の後ろに着いた。
まずは肩からだ。
 智は微笑を浮かべて俺の動きに合わせ、すぐ前のテーブルに両の乳房を載せ、伏せた。
こうすると、乳房を吊り下げている肩や胸の筋肉の負担が減って気持ち良いのだと言う。
 彼女の乳房は平均サイズだが、生理の時は乳腺が張って1ランク大きくなり、重くなる。
 俺は、力の抜けた彼女の両肩を揉み始めた。かなり凝っている。

「んんっ、んふうぅ……」
 智は気持ち良さそうに小さな喘ぎ声を漏らした。俺は肩を揉む手に力を込める。
実際、「こんなに思いっきりやっていいのか?」とちょっと心配になるくらいの力加減でちょうどいいらしい。
 時々は肩から手をずらし、後ろの首筋も揉んでやる。こちらはいくぶん力を緩めて。
52[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:26:18 ID:3vUcpRuT
(3/6)

 10分ほど揉み続けて手が疲れてきた頃、智が俺に次の指示をする。
「次は胸、お願い」
 彼女は上体を起こし、パジャマをまくり上げ、ブラジャーを外した。
俺の両手を両の乳房に導く。俺は掌で乳房を優しく包み込み、
人差し指と中指で乳首を軽く挟む。
 胸の場合は肩の場合と全く違い、ほとんど力を入れない。
揉むというよりはむしろ、包み込んだ掌を微かに震わせるというか、
掌で暖めてやる、といった感じだ。
 普通の日と同じやり方で胸を揉むとひどく痛がる。

「は……あぁ……」
 いくらか陶酔を帯びた吐息。

 どのくらい、そのままの姿勢でいたろうか。
しばらくして、智は再びソファの上に座った。
「次は……腰ね」
 そう言って背を向ける。俺はソファから降りて床に座り、左腕で彼女の腰を抱え込んだ。
右の拳をいわゆる『一本拳』の形に握り、彼女の子宮の位置に近い高さにある腰の両側のツボを、
ぐりぐりと強く押してやる。
「ん、ん……」
 前に一度どんな感じかと聞いた事があったが、
子宮が収縮して経血がスムーズに押し出される感じがよく分かる、らしい。
生理期間も少し短くなるのだそうだ。
53[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:28:58 ID:3vUcpRuT
(4/6)

 満足するまで俺に腰のツボをマッサージさせた後、
智はソファに寝そべり、仰向けになった。
「腕と脚、お願い」
 彼女が言うには、生理の時は体のあちこちがサボるが、特に心臓がサボり、
低血圧で気分が悪くなる、らしい。
 血の巡りが滞りがちになったせいか、手にも足にもいつもより
くっきりと静脈が浮いている。
 俺は、彼女の静脈の血が心臓に戻るのを促すべく、手や腕・足や脚の
末端から根本へとさすってやった。
 あちこちマッサージして血の巡りが良くなってきたのか、彼女の顔は
微かに上気してきた。

 ひとしきりさすり終えると、智は俺の両手をお腹へと導いた。恥じらいながら。
「じゃあ……仕上げに……お腹のマッサージ……お願い……」
 いかに俺を相手にとは言え、お通じを良くする為のマッサージをせがむのは
未だに恥ずかしいらしい。
 男の俺には実感できないが、女性ホルモンの変動で腸の働きが鈍るというのは
すごく難儀そうだ。
 俺は何も言わずに彼女の言葉に応じた。
 まず、臍の周り半径5センチぐらいの円に沿って時計回りに、力加減に
注意しながら指圧していく。
54[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:31:15 ID:3vUcpRuT
(5/6)

 俺は指圧のラインを少しずつ外に広げていった。
やがて、彼女の右下腹部――小腸と大腸の境目の辺り――に辿り着く。
そこで俺は右手の指を揃えてまっすぐ伸ばし、ずぶずぶとゆっくりめり込ませていった。

 ぐりゅっ。
 はらわたが動くのが感じ取れる。

「……うくぅっ!」

 智は小さく悲鳴をあげた。慌てて力を加減しなおす。次いで、
左手を右手と同じ形にして右手の側に置き、同じ位の力加減でそっとめり込ませた。
 腸の内容物がしこりのように感じ取れる。
 俺は指圧する左手を大腸の向きに沿って動かしていった。右手はそのままだ。

「んっ! あ……あっ」
 羞恥心に顔を染め、唇を噛み、小さくうめく智。
俺の左手が大腸の真ん中と思しき辺りまで達した時、彼女は俺の両手をつかんで止めた。
「……もういいわ……ありがと」
 彼女は起き上がり、トイレへと急いだ。
 トイレのドアだけでなく途中の通路のドアも閉められ、こちらからは様子を伺えなくなった。
55[メンテナンス] ◆uS1Hx4I012 :04/10/29 08:33:22 ID:3vUcpRuT
(6/6)

 俺はぼうっとして座っていた。何分かして水の流れる音だけが微かに聞こえる。
この後、智は熱いシャワーを浴びに行くはずだから、こちらにはしばらく戻ってこない。
 俺はテーブルの上に置いたままになっていたコーヒーカップと皿とを片付けた。

 更に待つ事、十数分。智が戻ってきた。
黒いレースのブラジャーに黒い生理用ショーツだけを身に着け、
肩にはバスタオルを掛けている。

「はぁ〜っ、……ようやく、あたしのカラダ、目を覚ましたわ」
 だいぶいつもの元気さを取り戻してきたようだ。
 智は俺の側に歩みより、ソファに座っていた俺を押し倒した。
「いつも通り、お礼に抜いたげるね。今日は非番。じっくり時間を掛けて、
気持ちよくしてあげる」

 俺と智は、生理中はセックスしないようにしている。生理中にセックスすると、
剥がれた子宮内膜が経血と共に逆流して腹腔内に散らばり、子宮内膜症の原因に
なりうるという文を『家庭の医学』かなんかで読んだからだ。
 そのかわり、と言ってはなんだが、俺が智の体を『メンテナンス』してやると、
智は俺のモノを口に含み、精液を飲む事さえしてくれる。

 俺はパジャマのズボンをずり下ろされる。智に鷲掴みにされた俺の陰茎は、
早くも痛いくらいにギンギンに勃っていた。

[完]
56名無しさん@ピンキー:04/10/29 08:50:54 ID:idBFAc1R
ヒィー。いいとこで終わりかよ!でもGJ。
豆知識もゲットだ!!
57名無しさん@ピンキー:04/10/29 10:51:14 ID:WMp0kDH2
[完]かよw
58名無しさん@ピンキー:04/10/29 20:56:55 ID:fdYfdgpk
GJ
59名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:19:19 ID:3pV2V7TQ
ほしゅ
60名無しさん@ピンキー:04/10/31 01:57:20 ID:H9Mr4EB4
青い人マダー?
61名無しさん@ピンキー:04/10/31 05:29:43 ID:M8gH9Mzk
マターリ待つべし
62名無しさん@ピンキー:04/10/31 09:48:43 ID:Muy+plNk
sageろ、しつこいぞ
63名無しさん@ピンキー:04/10/31 13:03:43 ID:uUNTGjdO
信者か自演
64名無しさん@ピンキー:04/10/31 15:33:15 ID:Od/Ej+HY
新ジャガ
65名無しさん@ピンキー:04/11/01 19:41:42 ID:qd4iGJ+Y
(・∀・)イイ!!
66名無しさん@ピンキー:04/11/01 20:50:31 ID:IUMUlBxi
新ジャガ(・∀・)イイ!!
67名無しさん@ピンキー:04/11/02 02:38:32 ID:Zsx5AbQY
引きこもりのブタ野郎はもう帰って来ないの?
妙な正義感ふりまわして暴走したどっかのコンビ○みたいなヲタ郎
68名無しさん@ピンキー:04/11/02 08:18:27 ID:uPP9ARKe
コテハンスレ523だったらもう来ないだろ
69名無しさん@ピンキー:04/11/02 19:04:35 ID:MyW4WCeP
>61
私もマターリと待つとしよう…
70名無しさん@ピンキー:04/11/02 19:20:56 ID:1SiCoLBC
過去の職人のことばっかだな。
もういいっつうの。
71名無しさん@ピンキー:04/11/03 02:32:39 ID:QOLDfC73
もうここも終わりか…
スレ5・6辺りが面白かったな。
72名無しさん@ピンキー:04/11/03 11:59:21 ID:9sdWtZ54
それって色々悶着があったスレじゃんか…
73名無しさん@ピンキー:04/11/03 12:59:06 ID:UvhCTc+Q
(・∀・)
74名無しさん@ピンキー:04/11/03 18:46:14 ID:Jr0kodov
>>71
まぁここが終わってもあずまきよひこ氏から来る萌えは終わらんよ。
よつばとなんかもあるし。
>>72
言うな…それ以上何も…
75名無しさん@ピンキー:04/11/04 21:27:50 ID:8XZLL5zw
あずまきよひこ氏萌え?
76保管人 ◆TOMOuxyOMI :04/11/04 22:16:16 ID:Fbs+a2Q6
保管庫前々スレ分を更新しました。前スレ分も作業中です。
間があいてしまってすみません。
77名無しさん@ピンキー:04/11/04 22:27:14 ID:OZHGms6A
>>76 乙! 激しく乙!! 早速のぞきに逝ってきます!!!
78名無しさん@ピンキー:04/11/05 00:34:28 ID:DG6zF9Sk
>>76
お疲れ様。
しょっちゅう更新出来るほど暇でないのだろうし、気にする事は無いですよ。
ただ、一言更新が遅れると書き込んで貰えれば、安心しますけどね…
79名無しさん@ピンキー:04/11/05 01:06:12 ID:05punJHZ
>>76
おつー(・∀・)
秋の夜長にじっくり読みます
80名無しさん@ピンキー:04/11/05 01:17:39 ID:nXF2aCqN
伯○氏のファンであるワシにとっては、
 HOTした舌 と 猫ごっこ… が保管庫に入ってくれてうれスィ。


そして、あの名(迷)作、 「阿部 高和」 ………。ええのう・
81名無しさん@ピンキー:04/11/05 01:22:18 ID:cJhW6k1m
阿部さんカッコエエよな。男も女も魅了するナイスガイだ。
榊もかわええ。
82名無しさん@ピンキー:04/11/05 03:10:58 ID:0jnK9Iu/
>>76
おつ神楽。
83名無しさん@ピンキー:04/11/05 12:17:00 ID:I1cjN+Y9
>>76
乙ー!
待ってました
84名無しさん@ピンキー:04/11/05 14:05:53 ID:LzkzZdAi
保管人さんがんばれ
85とある駄作人:04/11/06 23:35:14 ID:NJ53rD2N
あぁぁ・・近日中に一つ作品を投下しようかどうかと今考え中なのですが、正直エロまで持っていける自信がなかったりします
こうして自分を追いつめないとどうにも成らない奴なもんで、ここにこうして書き残しておきます、でわ
86とある駄作人:04/11/06 23:36:20 ID:NJ53rD2N
sage忘れたぁぁぁ・・失礼!
87名無しさん@ピンキー:04/11/07 00:17:31 ID:4sgNvikG
>>86
逃げるなよ〜
88名無しさん@ピンキー:04/11/07 02:39:22 ID:5MIJoCOQ
>>85

とりあえず、投下してみて。まずはそれからさ!
89名無しさん@ピンキー:04/11/07 22:45:40 ID:zcLpD6do
もっこす
90名無しさん@ピンキー:04/11/07 23:34:04 ID:efY4/2mL
別にエロくなくてもいんじゃね
91名無しさん@ピンキー:04/11/07 23:36:17 ID:JVHHx/jn
   とも  ちよ よみ 大阪 榊 神楽 かおりん ゆかり にゃも 木村
1巻 106  111  88  75  66  7    26    84    32  13
2巻 100  101  65  78  59  45    2    42    45  13
3巻 114  117  77  91  67  65   14    56    22  12
4巻 162  188  103 151 82  95    16    52    25  6
合計482  517  333 395 274 212    58   234   124  44

登場回数カウントしてみちゃった。判定が難しいのも多かったが。
92名無しさん@ピンキー:04/11/08 00:19:09 ID:GtP6rYcK
また保管庫更新された?
乙です
93名無しさん@ピンキー:04/11/08 20:35:17 ID:6pk040Lw
保管庫更新
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
94名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:22:47 ID:jYihteBA
>>91
かおりんの登場が木村以上だったのが以外だったな。
後にゃもって案外少ないな。
95名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:25:48 ID:QSABGDEA
更新乙です
わがまま言わせてもらうと、青い人たちを場面別でわけてほしいっす
96名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:39:32 ID:3h+Cakyj
>>94
千尋…
97名無しさん@ピンキー:04/11/11 20:30:19 ID:eFi7VSW9
保守
98名無しさん@ピンキー:04/11/12 23:22:30 ID:dUBCLhyJ
(゚3゚)
99名無しさん@ピンキー:04/11/13 01:14:42 ID:H/gcp+xO
このスレはもうアレかもわからんね
100名無しさん@ピンキー:04/11/13 02:13:49 ID:zXaDjdBe
このスレはだいぶしっかりしてきた
101Wrath&Greed ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:24:05 ID:mr+5uyxh
 前回はそこそこ楽しんで頂けたようですが、欲求不満になった方も
いらっしゃったようで、申し訳ないです。
 なので、前回の続きを書きました。
 こちらも楽しんで頂ければ幸いです。
102[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:27:02 ID:mr+5uyxh
※このSSは拙作[メンテナンス]と対になるものです。

(1/6)

 智は、俺をソファに押し倒してパジャマのズボンをずり下ろし、ギンギンに
勃った俺の陰茎を鷲掴みにしたまま、ソファの傍らに腰を下ろした。

「ふふふっ」

 智は含み笑いを漏らし、既に掴んでいる方の手を根元へずらし、もう片方の
手も使って俺の陰茎を掴んだ。
 それでも亀頭が少し見えるくらいに、俺の陰茎は怒張している。

「こんなに膨れ上がっちゃって……大丈夫?」
 智は悪戯っぽく微笑む。
「だ、大丈夫なわけないだろ……っ!!」
 俺は喘ぐようにして応える。
「そう? ……でも、暴発したらただじゃおかないわよ?」
 暴発しなくてもただじゃおかないくせに。せいぜい、搾り取られる回数が
1回減るかどうかの違いだ。やっぱり、俺に選択の余地は無い。

 根元を掴んでいた智の右手は、中指から小指までが一旦開き、陰嚢を包み込む
ようにして添えられた。親指と人差し指とで軽く根元を締めるような形になる。
 左手は亀頭を優しく包み込んだ。そのまま、
「むすんでひらいて」
を繰り返す。「むすんで」の状態でも触れるか触れないか微妙なぐらいの
力加減だ。

「うっ……あっ……」

 俺は呻き声を上げる。
103[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:29:04 ID:mr+5uyxh
(2/6)

「あーっ、もうこんなにガマン汁出してるぅー」

 「むすんでひらいて」を始めてほどなく、智の左の掌には透明なカウパー氏腺液
がべったりとくっついた。彼女はそれをそっと舐め取った。その時の表情の淫靡さ
がさらに俺を興奮させる。
 彼女の右手に少し力がこもったような気がした。

「うっ!」
「まだよ。まだだからね?」

 文字通り急所を握られている状態では抵抗できない。彼女にされるがままだ。
 彼女は右手をそのままにし、唇と舌、左手で、俺の両乳首を弄び始めた。

「や、止めっ……」
「いーや、止めてあーげないっ」

 生理中でセックスできない時、彼女は俺の体を弄んでその反応を楽しむ。
セックスの時とは立場が逆だ。
 俺の尿道口からはカウパー氏腺液がトロリと流れ出て、糸を引いていた。

 「男が「濡れる」のを見るのって……やっぱおもしろ〜い」
 そう言いながら、智は液を左手の指で絡めとり、俺の亀頭に塗りたくり始めた。
雁首の辺りは特に念入りに。
104[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:31:23 ID:mr+5uyxh
(3/6)

「あうっ、あうう……っ!!」
「だからー、まだイッちゃだめよ」

 長い付き合いだから、お互い、イキそうになってる時の徴候はだいたい分かる。
 彼女は右手の親指と人差し指を開き、改めて、右手全体で俺の陰嚢を包み込んだ。
次いで左手で陰茎の根元をギュッと握りしめ、むりやり射精を抑制する。

「痛い、痛いよっ……!!」

 陰茎は今にもはちきれんばかりに鬱血し、赤紫色になっている。亀頭は彼女が
塗りたくった液でてらてらと光っている。
 1分かそこらかして、彼女はようやく左手の力を緩めた。

「よーし、鎮まったかな?」
「いつもながら……荒っぽいな、君は」
「かもね。昔、クマのぬいぐるみを壊してお母さんから怒られた事もあったし」
 彼女はそう言うが、実際、彼女の責めのブレーキが掛からなくなって壊されたら
どうしようかと、時々不安になる。
 その不安でさらに欲情を掻き立てられる俺も俺だが。

 智は俺の表情を見て意地悪な笑みを浮かべ、おもむろに、俺の亀頭に舌を
這わせ始めた。

「あっ、あっ!」

 彼女に責められると、はしたない喘ぎ声がどうにも止まらない。我ながら
「男のくせに」と思うが、そんな俺の自制心を彼女は容赦なく押しのける。
105[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:33:15 ID:mr+5uyxh
(4/6)

 智は俺の尿道口まで、その舌の先端で蹂躙した。そして俺がまたイキそうに
なると、左手に力を込めてそれを阻止した。
 ついに彼女は、俺の亀頭全体を口で包み込む。彼女の口の中のあったかさと
ぬめりとで、俺の体は打ち震えた。

「うあああああっっ!!」

 だが、まだイカせてもらえない。虐めか拷問のようだ。
 智は俺の亀頭を口に含んだまま、左手を陰茎から放し、俺に覆い被さった。
巧みに舌を動かしつつ、徐々に、俺の陰茎を喉元まで飲み込んでいった。
 同時に、さっきのように右手の親指と人差し指とで陰茎の根元を軽く締め、
右手の残りの指と左手全体とで、俺の睾丸を優しくマッサージし始めた。

「あああっ!! 智!! ともぉぉぉっ!!!」

 俺はもう耐えられなかった。智もそれを察知したのか、左手を離し、
素早く身を起こしながら、陰茎をねぶるようにして口を離す。

 ちゅぽっ

 その音から一瞬後、

 ヴシュッ……

 微かながら文字通り音を立てて、俺は大量の精を吐き出した。
106[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:35:21 ID:mr+5uyxh
(5/6)

 陰茎が臍まで反り返らんばかりに硬直していたせいか、精液の大部分は
俺の胸や腹の上にぶちまけられたが、飛び散った一部は俺の頬や首にまで
達した。

「う、う……」
 俺は心地良い脱力感に身を任せる。

「ふふっ。出たわね……練乳みたいに濃ゆいのが……」
 智はうっとりとした表情で俺を見る。そして、俺の頬に口付けし、
いとしそうに精液を舐め取った。次いで、首、胸、腹、と丹念に
舐め取っていく。
 彼女に感触を尋ねた事があったが、卵白に似た感触らしい。味の方は、
「苦い様でもあり、若干酸っぱい様でもあるが、苦味とも酸味とも
 明らかに違う、形容し難い味」
だそうだ。
 あと、精液の匂いはむせ返るようではあるが、栗の花の匂いだと思って
気にしないようにしている、との事。
 何にせよ、そんな俺の精液を飲んでくれるのだから、男冥利に尽きる。
 ひとしきり舐め取り終わると、彼女はつぶやいた。

「べたべたに、なっちゃったね。……ちょっと待ってて」

 そう言って彼女は台所へ向かった。
107[対価] ◆uS1Hx4I012 :04/11/14 05:37:09 ID:mr+5uyxh
(6/6)

 そして彼女は、お盆を持って戻ってきた。上には牛乳の入ったコップと
水の入ったコップ、そしてウェットティッシュのケースだ。
 彼女はまず、牛乳を喉で転がすようにして飲み干し、次いで水で牛乳の
余韻を喉の奧に押し流した。
 ――精液で喉が荒れるのを防ぐためだ。

 そしてウェットティッシュを取り、俺の体を丁寧に拭った。

「よーし、それじゃ、第2ラウンド行こーか」

 彼女は再び俺の性器を愛撫し始めた。
 今日はとことん搾り取られるしかなさそうだ。

[完]
108名無しさん@ピンキー:04/11/14 11:57:14 ID:Nk/EyEX3
G・J!!
109名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:01:42 ID:OFL/wKcA
グッジョブついでに豆知識もゲットだ!!
110名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:16:40 ID:gdqvd/3o
ええなあ……。
小悪魔ともちゃんええなっ!
111寿司屋:04/11/15 04:31:29 ID:uU8l5yLY
G・J(ゴッドジョブ)!
素晴らしいですWrath&Greedさん。
ひさびさにこのスレ来たら凄いのUPされた直後でラッキーでした。

文章がすげー(゚д゚)ウマー 脱帽です。
でも、それ以上にシチュが……何というか、その……ツボ。
できれば、また責められ系おながいします。
112名無しさん@ピンキー:04/11/15 04:32:23 ID:uU8l5yLY
しまった…
113名無しさん@ピンキー:04/11/15 06:57:08 ID:yXtG1VXd
ジェンキン寿司
114名無しさん@ピンキー:04/11/17 06:33:11 ID:GtZY6YrA
この漫画の作者が書いてた成年向けコミックのタイトルなんだっけ?教えてエロい人
115名無しさん@ピンキー:04/11/17 16:05:41 ID:phNbRla7
淫魔の乱舞
116Wrath&Greed ◆uS1Hx4I012 :04/11/18 04:13:38 ID:xWLXtaP4
>>108-111

 亀レスご容赦。
 お誉めの言葉、ありがとうございます。
 良い評価を頂いた作品の後は、
「次の作品も、最低限、前と比べてさほど見劣りしない物にせねば」
と思ってプレッシャーを感じますが、
 妄想力がプレッシャーを上回った時、また作品を公開したいと思います。
(いつになるかは確約できませんが)

 今夜はこれにて失礼しますが、他のSS職人さんの健闘を祈ります。
117名無しさん@ピンキー:04/11/18 05:33:24 ID:y7JEMrv0
>115
dクス!
118名無しさん@ピンキー:04/11/18 05:40:12 ID:y7JEMrv0
もう一回聞かせて。その本の作者名は違うよね?流石に同じじゃなかったと思ったけど…
119名無しさん@ピンキー:04/11/18 07:36:46 ID:B56GQzNf
ぐぐればすぐわかるだろ
120名無しさん@ピンキー:04/11/18 21:15:49 ID:p19iQsM8
そんなの序の口だろ
121名無しさん@ピンキー:04/11/18 21:43:41 ID:wWCZVyMk
昼下がりの譲二っつってなぁ

漢字がちゃうねんとか突っ込み禁止な
122名無しさん@ピンキー:04/11/20 19:38:12 ID:tT/AdjR/

123名無しさん@ピンキー:04/11/21 22:38:19 ID:ztjJgSso

124名無しさん@ピンキー:04/11/22 21:52:09 ID:vrMQoxqB
125名無しさん@ピンキー:04/11/22 21:56:32 ID:i8em7Mel
126名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:52:39 ID:N7RNJzDx
127名無しさん@ピンキー:04/11/23 01:37:49 ID:LovxCUC1
128名無しさん@ピンキー:04/11/23 09:18:18 ID:BC8SUCQU
129名無しさん@ピンキー:04/11/23 09:35:09 ID:xsJJ5OJ9
130名無しさん@ピンキー:04/11/23 19:57:16 ID:cGPsEG4v
131名無しさん@ピンキー:04/11/23 21:02:06 ID:4zqn6r2G
132名無しさん@ピンキー:04/11/23 21:05:43 ID:gK4K3aeI
うそん('A`)
133名無しさん@ピンキー:04/11/24 03:23:02 ID:AfcHQHgH
榊さん好きだー
134名無しさん@ピンキー:04/11/24 14:51:15 ID:QAFbiHjg
神楽結婚してくれー
135名無しさん@ピンキー:04/11/24 15:24:46 ID:4zjKPLdC
エロ小説とか、好きだからー!!
136名無しさん@ピンキー:04/11/24 17:28:48 ID:+Uy59LOC
また荒れてやんの
137星のかおりんは死ぬ:04/11/24 20:11:01 ID:zD1UvAgu
 ↑
このタイトルでSSでも書いて…




     …できねーよ('A`)
138名無しさん@ピンキー:04/11/24 20:50:07 ID:Imrm5piX
同一人物もいるだろうけど下らんレスでageる奴が大杉
古参が大分去ったせいか、新人ばっかなんかな
139名無しさん@ピンキー:04/11/24 22:17:19 ID:Jq1W8Zx0
>>134
フーゥハハハハハー、神楽は俺のモノだー
140名無しさん@ピンキー:04/11/25 19:35:39 ID:MuLAHr8M
>>138
それなら経験の深く、人間性の高い先輩として
あんさんが新参を導いてやってあげたらどうでせう?
タコとか住んでる広い心で教えるんです。
どうすればsageられるのか、どうしてsageるべきなのか。とか。

あたしはレスがないよりにぎわった方がいいんで、
ageくらい大した問題じゃないと看過しとりますが。
141名無しさん@ピンキー:04/11/28 12:16:33 ID:zjVwIq/B
(´・ω・`)
 重い。
 とてつもなく重い空気だった。
 ドラゴンボールの修行の場としてもいいくらい、ここ、天文学部部室内は重圧に支配されていた。
イヤな汗を全身から発しつつ、逃げ出すこともせずにこの場にいる榊と神楽は、
悟空・ベジータ級のタフネスを備えていると言えるだろう。ただ、身体はまるで動かず、
言葉は押さえ込まれたように出なかったが。
「お茶、冷めますよ」
 重圧の発生源が、自らが淹れた紅茶を勧めた。しかし、その口調は穏やかでありながら、
どこか底冷えする響きを持っていて、ますます二人を萎縮させてしまう。
 紅茶は先ほどから全く手をつけられることがなく、ティーバッグではなくきちんと葉から
淹れたその価値を発揮することができなかった。ただ豊かな香りを、部室内に虚しく
湯気と散らせるのみだ。
 神楽は、目だけが落ち着き無く、カップに、榊に、部室内に、あちこちに移動していた。
かおりんのところへ移動するときは、やや下を向いた。
 榊もどうしたらよいのかまるでわからず、こちらはやや顔を伏せ、うかがうような
上目遣いで神楽とかおりんを交互に見ている。
 両者とも、動かない。紅茶の注がれたカップは目の前でたたずんでいる。
 この空気の中、どのように動くべきなのだろう。いや、そもそも動けるのだろうか。
何かしらの行動を起こすことは、地雷原の中で三段跳びをするぐらい無謀と感じられた。
「どうしたんですか? どうぞ」
 もう一度、かおりんが勧める。やはり落ち着いた口調の中に、ドスがドスドスと効いている。
 空気がもう一段重くなった気がした。このまま黙っていても、空気はますます重量を増して、
魔人ブウさえ圧死する事態になりかねない。
「……じゃ、じゃあ」
 当時の冷戦並の緊張を緩和しようと、神楽がなけなしの気力を振り絞って声と手を
そろそろと出す。「どうぞ、神楽さん」と応じるかおりんに、びくっ、としながらも、
危なっかしくティーカップの取っ手をつまんだ。
 榊もならって、おそるおそるの気色でカップを取る。かおりんがそれに続く。
 ズ、ズ、ズ。
 神楽は音を立てて、榊とかおりんは静かに紅茶を口に含んだ。お湯の温度、置く時間
など、適切なものをわきまえていると見えて、紅茶は美味しかった……ように思えた。
神経が張りつめて、味なんてほとんどわからない。
 このままではいけない――樺色の液体を嚥下しつつ、榊は思った。自分が何とかしなければ。
かおりんが態度を硬化させているのは、もちろん神楽が直接の原因だ。出歯亀されて
気持ちのいい女性はいない。まして覗いていたのが、感情の微妙な関係にある者ならなおさらだ。
しかし、それでも事の発端は自分なのだ。この「ナニ」を中心として起こった事件、
神楽とかおりんを巻き込んでしまったチン事…珍事は、原因の根本を、まさしく自分が
下腹部に有している。だから、その自分が何とかしなければいけないのだ。
 一つ。考えている策があった。けれど。
 有効な方法であるかはわからない。いや、多分、それが一番よい方法だと、思う。
問題は……問題は……。
眉根を寄せた。自分のふがいなさに。
 ためらっているのは自分かわいさだ。つまりエゴ。私には、二人のために、私がすべき
ことがある。それをしなくてはいけない。
 意を決して、榊はカップを置いた。両手をテーブルに乗せる。その手はキュッと
握りしめられていた。
 何かを感じたのだろう。神楽とかおりんの視線がそちらに向いた。
「て、提案があるんだ」
 言葉出すだけでお腹の中が重苦しくなり、頭に血が上った。
 これから自分が言おうとしていることは、とても恥ずかしいことだ。わかっている。
意識すればするほど、羞恥心が燃え上がる。足が震える。
 けれど、それでも榊は、たった一つの冴えたやり方を自分の口から言う使命を背負っていた。
144名無しさん@ピンキー:04/11/28 22:00:22 ID:QXMqccL8
冴えたのは何か気になりつつチン事。
145名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:11:53 ID:JW7Macda
 ドラゴンボールを比喩に用いた点はちょっと私好みではないけど、

>ドスがドスドスと効いている

 このフレーズは状況が良く想像できてワロタ。
 続きに期待。
146名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:15:40 ID:Sr0gIfK9
かおりんって二人のために身を引いたんじゃなかったっけ?
147名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:23:09 ID:nWsD0CNu
そんな甘いアマじゃねーよ。
148656:04/11/29 22:40:05 ID:kLgfA2Wg
さわでぃーかっぷ!!

love3.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1093905638/
から出張してきました。
と思ったら俺の仕事はなさそうですね。
寝台特急で帰りやす。
149名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:11:44 ID:4rux1hKF
150名無しさん@ピンキー:04/12/01 20:55:08 ID:jP1dW/Oz
151名無しさん@ピンキー:04/12/01 22:05:49 ID:2z3k7nqW
152名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:02:07 ID:zj1yAKXG
153名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:03:05 ID:zj1yAKXG


>>149-151
ぬふはははは!! 貴様等の目的は阻止してやったぜ!!
154名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:07:48 ID:V2SbK5sA
最近こういうのはやってんの?
155名無しさん@ピンキー:04/12/01 23:43:19 ID:2z3k7nqW
>>153
まぁ、すこしおちけつ。
156名無しさん@ピンキー:04/12/03 21:32:49 ID:B+TBvpSY
>>154
何となく似たネタが重なっただけだろ
>>155
ちぃ…まぁいいがね…。
157名無しさん@ピンキー:04/12/05 21:57:29 ID:VF2aPfoB
やっぱり大阪っていいねェ。
158名無しさん@ピンキー:04/12/05 23:32:45 ID:iJCEmqSz
現実の大阪は世紀末覇者が登場しそうなぐらいすさんだ土地ですがねw
159名無しさん@ピンキー:04/12/07 13:15:14 ID:r6T/vpe1
大阪のどこだよソレ?俺のばあちゃんち周辺はいいとこだが・・・。
160名無しさん@ピンキー:04/12/08 20:36:44 ID:ozT+e0h0
実はお前のばあちゃんが世紀末覇者。
ところで青い人はどこだい?
161名無しさん@ピンキー:04/12/08 22:16:44 ID:KndXTJ/I
もう消えろや
162名無しさん@ピンキー:04/12/09 17:30:40 ID:0cURTATE
世紀末は当分こないだろ。
新世紀創造主にしる。
163名無しさん@ピンキー:04/12/09 19:44:01 ID:CHFDjOJH
164名無しさん@ピンキー:04/12/09 20:34:59 ID:5sbsCTEL
しつこい
165名無しさん@ピンキー:04/12/10 20:33:51 ID:PvVQINZN
hosyu
166名無しさん@ピンキー:04/12/11 12:07:04 ID:kAGKxDLw
大阪弁かなり正確だが作者は調べたんだろか
アニメ初登場時は京都っぽかった
あ、またちよすけの声思い出してむかついてきた…
167名無しさん@ピンキー:04/12/11 13:59:41 ID:vS7Adx4I
>166
>あ、またちよすけの声思い出してむかついてきた…

Σ(゚Д゚) ……何故(なにゆえ)に?
168名無しさん@ピンキー:04/12/11 14:22:29 ID:IAAStDu+
あずまきよひこは関西の人だしな
169名無しさん@ピンキー:04/12/11 19:53:35 ID:zMBCobuU
47へぇだな。
170名無しさん@ピンキー:04/12/11 20:28:06 ID:7mYFtiyj
>>167
きっと>166はヨミチャンかユカリチャンが乗り移ってるんやでー?w
171名無しさん@ピンキー:04/12/11 21:22:47 ID:vS7Adx4I
>171

 ゆかりちゃんはともかくとして、なにゆえ、よみちゃんがちよちゃんに対してむかつく?

 あ、そーいえば

(すでにブラインドタッチ――!! これだから天才は――!!)

ていう心の声があったな
172名無しさん@ピンキー:04/12/12 03:38:50 ID:scASjGOx
>>171
なぁなぁ。
自分にレスしてるでー?
173名無しさん@ピンキー:04/12/12 05:19:18 ID:LQPTDXex
すっかり糞スレになったな。アホ臭……

ところでひきこもり生活者のブタくん(AMPM)ってどうなったの?
最近みないけど。相変わらずだつの上がらない毎日を送ってるのか、ヲタ掲示板で深夜のオナニーチャットに戻ったのか??

またゴミSSを読みたかったけどいいや。このスレはもうスルーしよう。
174名無しさん@ピンキー:04/12/12 10:26:11 ID:nXkX+t4C
職人来るまでひたすら待つのみ
175名無しさん@ピンキー:04/12/12 10:41:04 ID:eLBZG2Qk
もう二度とくんなよ〜
176名無しさん@ピンキー:04/12/12 11:46:46 ID:GsP6nyP3
おい、誰か>>173のゴミをアナルファックしろ。
いや、ここはむしろ殺してからの死姦だな。
177名無しさん@ピンキー:04/12/12 13:00:00 ID:UV6gCOZn
じゃあ俺はおまいにアナルファックしてやろう
178名無しさん@ピンキー:04/12/12 14:32:56 ID:O/HSzYhj
>>176
同意
179名無しさん@ピンキー:04/12/12 16:42:19 ID:qrJoup54
>>173が相手方の蒸し返し工作だとしても全く驚かないな
そういう見え透いたこと何度もやってきた奴だから
180名無しさん@ピンキー:04/12/12 19:38:28 ID:GsP6nyP3
最近は書き手が来ないな。さびしい…

ところで間違いを犯してしまったとは言え多くのファンを持つあの人(amns氏)はどうなったの?
宣言通りだけど。ねらー止めて現実でバリバリ働いているか、相変わらず数々の掲示板で名無しの神となったのか??

またあの人の良SS見たいからね。このスレはマメに来よう。
181名無しさん@ピンキー:04/12/12 19:39:28 ID:GsP6nyP3
>>177
それだけは勘弁w
182名無しさん@ピンキー:04/12/12 20:55:03 ID:SMGuOFcR
>>179
やだなぁ、何を言ってるんですか。
amnsさんの謝罪文の中で「彼が『二人のやったことはお互い様なのだから、恨みっこなしでいきましょう』
と言ったのだから、彼がこのような煽りを入れてくることなどありえない」
というようなことをおっしゃったじゃありませんか。

amnsさんの言うとおりで、自らこのようなことを言っておきながら今更蒸し返してくるなど、
人間としてほんのわずかでも良心とか誠意とかを持ち合わせているなら、絶対にありえません。
>>173がその『相手方』だったというなら、これはもうどうしようもなく根性と性格が曲がりきっていて、
自分の信念や信条にさえ平気で背く、周りに害を及ぼすしか能のない、もはや人間と呼ぶに値しない、
どうあがいても救いようのない、生きている資格などない最低の存在です。
『相手方』の良心と誠意に期待して、>>173はスルーが賢明です。
183名無しさん@ピンキー:04/12/12 22:59:53 ID:xOPzpaIS
ってゆーか煽りに反応し過ぎ。
184名無しさん@ピンキー:04/12/12 23:21:21 ID:UV6gCOZn
まぁそれだけamns氏が皆から好かれてたかが分かるなw
185名無しさん@ピンキー:04/12/12 23:39:08 ID:itCgPc1G
だね。またさかぐらが読みてぇなぁ。
186名無しさん@ピンキー:04/12/13 00:42:29 ID:9r9AzVNX
スレが寂れてるんで、釣る方も釣られる方もただのヒマつぶし。あるいは保守がわり。たぶん。
187名無しさん@ピンキー:04/12/14 22:21:28 ID:A7HqdzO/
保守
188名無しさん@ピンキー:04/12/15 02:05:20 ID:TTn8No0V
このスレはもうだめかもわかぬるぽ
189名無しさん@ピンキー:04/12/15 02:22:55 ID:9R1ujIVX
ガガガッ
190名無しさん@ピンキー:04/12/15 17:58:51 ID:56Mb9rgJ
まだ完結してない作品が結構あるからな。
職人さんらがまた降臨してちゃんと完結してくれるように祈るしかないな。
続きが気になるやつとかあるし。
191名無しさん@ピンキー:04/12/15 21:56:01 ID:Wvscb3Lk
もう色んな意味で終わってます。
住人も変わった。
192名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:08:48 ID:+95A4tgB
走ろう 歩こう
進もう 止まろう
あの頃には戻れない♪
193名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:18:24 ID:loWim9Oj
おまいらいつ頃からいるよ
俺はアニメが終わったあたり
ボンクラーズの恐るべき挑戦とかやってた頃
194名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:37:42 ID:d1GDDyr7
私が来た頃はくろまんがさんが書き込んでた頃だな。
195名無しさん@ピンキー:04/12/15 22:52:51 ID:mnGWSHMD
銀の頃。続き読みてえなあ。
196名無しさん@ピンキー:04/12/15 23:27:04 ID:1c0akdZA
二人で宿題を  …の頃だなぁ、オレは。
197名無しさん@ピンキー:04/12/15 23:36:15 ID:9VhkDf4v
俺も偶然見つけた「二人で宿題を」ってSSを読んでこのスレ知った。
榊神楽にはまった思い出のSSだなぁ。最初はびびったけど。
198名無しさん@ピンキー:04/12/15 23:59:30 ID:rrl5cZIf
ANAL……じゃなくて、ampmじゃなくって、まああの人が他の板でデビューした頃かな。
199名無しさん@ピンキー:04/12/16 00:51:26 ID:cPI8xPrk
「ちよちゃんとぼく」で感動したクチです。作者さん元気かな?
いっそサイト持ちになってどこかで活躍してなさってるのでしょうかね…。
200名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:11:31 ID:MOYWY35X
『ある選挙戦の裏側』

 一人の少女が、自室のベッドの中で背中を丸めてつぶやいた。
「ゆかりちゃんのバカ……」
 あのとき、担任が余計な口出しをしなければ、二学期の委員長か副委員長の、
どちらか一つのポストは空席になっていたはずだ。もちろん、空席のままで
あるわけにはいかない。となれば、前職の委員長があてがわれるはずだ。
そう思って、誰もなりたがらない委員長に立候補したのに。
「大山くん……」
 委員長、副委員長の間柄になれば、声もかけやすい。仕事があれば二人きりに
なる機会だっていくらでもある。だから立候補したのに。
「大山……く……ん」
 一抹の罪悪感を感じながらも、彼女の手はゆっくりと彼女自身の胸に伸びていく。
一度覚えてしまった行為と快感を、忘れることができなかった。
想像の中の、大山が眼鏡の奥から冷たい視線を送ってくる。
「滝野さん……。なにしてるの? いつもそんなことしてるのかい?」
 空想の中でそう言われるのと同時に、薄い胸の頂をなでまわすと、じわっと
快感が広がり、彼女はきゅっと目をつむった。
「はぁ……」
吐息は童顔の彼女に似合わないほど湿っぽい。その湿った吐息が布団の中にこもっていく。
201名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:11:59 ID:MOYWY35X
「僕に話しかけられないから、どうせ相手してもらえないからって、そうやって
一人で気を紛らわせてるんだね」
「うう……そうなの。私、バカだから……んっ」
 自分の胸をいじめ、その感覚に背中を震わせる。それをあこがれの人に
見られていると想像することで、ますます羞恥心が煽られ、そして羞恥心を
快感として受け止めていく。
「はぅ……。う……声、でちゃうよぉ……」
 彼女はいよいよ、下着を取り払い、自分できつく閉じた両足の間に手を
潜り込ませた。この間、穴そのものよりも、近くの突起部を触った方がいいと
自分で探り当ててから、いつもそこをなぞっては声を抑えるのに苦労している。
「やれやれ……。中学生に見間違えられるような、色気のない子のすることとは
思えないね。そんなのが好きでたまらないなんて」
「あっ、ああ……。いわ……ないでよ……」
 空想の中の冷たい視線と、彼女の指が、意識を高いところに押し上げていく。
さっきからずっと刺激しているせいで、まるで股の間が焼けているように熱く感じる。
あとは、彼の名前を呼べば、この前のように頭の中が真っ白になる感覚を
もう一度味わえるはず。
「へぇ、一人だけでイクことまでできるんだね、滝野さんは」
「……っ、ああっ! おおやま……く……んっ!」
 視線に全身犯し尽くされたような錯覚を覚えた瞬間、彼女の意識は
ホワイトアウトしていく。快楽の頂点から転げ落ちながら、なかばろれつの
回らない口でつぶやいた。
「はぁ、はぁ、これじゃ……。また、明日学校でまともに顔見られないよ……」
202名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:12:48 ID:MOYWY35X
以上、思いつきで何となく小ネタを書いてみました。
203君なしでは生きられない:04/12/16 03:20:35 ID:H/D1RpDU
 あの日榊と神楽は珍しく言い争いをした。
 いつもは口答えをしない榊なのだが、この時は様子が違った。
 榊は譲ろうとはしない、それが神楽を余計に苛立たせた。
 だからあんな事を言ってしまったのだろう。
 言ってしまってから神楽は後悔し、目を逸らした。

 それまで神楽は榊が本当に怒ったのを見たことがなかった。
 たまに出る神楽の粗野な言動に戸惑い、注意をすることはしても、怒りを露わにすることはなかった。
 だから神楽の心にはどこか榊に対する甘えが芽生えていたのだ。
 榊はどんな自分をぶつけても支えてくれる強い女性なのだと。
 
 神楽は榊を見た。
 榊の表情からはもはや何の感情も感じ取ることはできなかった。
 ただ自分を見つめる彼女の瞳が冷たかった。
 初めて見る彼女の姿に神楽は息を呑んだ。
 重い沈黙の後、榊はこの部屋から出て行った。
 追いかけることもできず、ただ去り際に零れた彼女の一粒の涙を神楽はしばらくの間眺めていた。
204君なしでは生きられない:04/12/16 03:22:18 ID:H/D1RpDU
 骨身に染み入るような寒い冬だった。
 それでも街は近づいてくるクリスマスのためか、明るく賑やかであった。
 その中を神楽は当てもなく彷徨っていた。

 ここ数日、神楽は榊を探しに外へと出歩いた。
 この寒空の下、傷ついた榊が何をしているのかと想像するだけで神楽は居ても立っても
いられなかったのだ。

 外を出歩く度に榊との記憶がよみがえってくる。
 駅前のコーヒー・ショップ、角のゲーム・センター、近所にある小さな公園………。
 榊と共によく訪れた場所の、その一つ一つが神楽の胸を強く揺さぶった。
 
 それでも、彼女との思い出を振り返るときは孤独を忘れられた。
 もしかしたら彼女はもう自分の元へ帰っては来ないのかもしれない。
 実際は榊を探しているのではなく、榊との日々を追い求めているのではないか。
 もう二度と戻れないだろう日々を。

 今夜も一人、帰途に着いた神楽はふとそんな事を思った。
205君なしでは生きられない:04/12/16 03:23:48 ID:H/D1RpDU
 部屋の中は暗く冷たかった。
 その部屋の雰囲気が今の自分にはひどく相応しく感じる。
 居間ではいつものようにマヤーがうずくまっている。
 眠ってはいない。
 じっと神楽の姿を見つめているだけだ。
 榊が出て行ってからマヤーもすっかり元気を失くしてしまった。

 数日前はこうではなかった。
 帰った部屋は明るく、暖かだった。
 安らぎがあった。
 私を待っていてくれる愛しい人がいた。

 …榊がいた。

 眩暈がした。
 ふらふらとした足取りで寝室へ向かった。
 そのまま倒れ込むようにベッドに横たわった。
 そうしていても気だるさは消えない。
 胸が苦しくて、食欲もない。
206君なしでは生きられない:04/12/16 03:25:20 ID:H/D1RpDU
 …寒い。

 神楽はシーツに顔をうずめた。
 まだ微かに榊の香りが残っていた。
 目を閉じて彼女を思い出す。
 
 整った顔立ち、スラリとした長身、艶のある黒い髪。
 自分を見つめる眼差しは穏やかだった。
 かけてくれる言葉は優しかった。
 抱きしめる腕には温もりがあった。
 重ねた肌は柔らかだった。
 彼女を形造るもの、その全てが神楽のものだった。
 
 失った。

 「…っ」
 たまらなかった。
 榊に会いたい。
 強く抱きしめて欲しい。
 他には何もいらない。

 神楽は一人、震える身体をかき抱いていた。
207君なしでは生きられない:04/12/16 03:27:15 ID:H/D1RpDU
 どのくらい時間が経ったのだろうか。
 神楽は自分の名を呼ぶ声に目を開けた。
 ベッドに腰掛け、自分を見つめている女性の影が映った。
 「…榊?」
 榊は無言で微笑み、神楽へ手を差し出した。
 その手を取り、素早く抱き寄せた。
 
 …温かい。

 神楽の指に力がこもる。
 同じ力で抱きかえされた。
 身を焦がすほど渇望したこの状況に熱いものがこみ上げてくる。
 凍てついていた心が溶け出したみたいに、涙が溢れ出した。
 榊は唇を寄せて、その幾筋かを舌で掬いとってくれた。

 「榊、ごめん…ごめんなさい…」
 感情を抑えることができなかった。
 神楽は子供のように泣きじゃくりながら、何度も謝罪の言葉を繰り返した。
208君なしでは生きられない:04/12/16 03:29:34 ID:H/D1RpDU
 不意に榊の指が神楽の顎をとらえ、上を向かされた。
 互いの瞳が合わさるとともに口付けを交わした。
 久しぶりに味わう榊の口内の甘さが神楽の思考を麻痺させていく。
 やがて唇が離れても名残を惜しむかのように銀色の糸がしばらく二人を繋げていた。
 
 露わにされた神楽の肌の上を何度も榊の手がなぞられ、舌が這わされる。
 触れられる度に神楽の口から艶のある吐息が漏れた。
 
 「榊」
 
 吐息ともつかぬ掠れた声で、夢中で榊の名を呼び続けた。
 少しでも気を抜いたら意識が飛びそうになるのを神楽は懸命に耐える。
 僅かでも長く榊を感じていたかった。
 必死で榊を求め、彼女も応じるように神楽を激しく愛した。

 「神楽」

 その声に呼ばれただけで、心が歓喜に震えた。
 思った。
 自分は榊に溺れているのだと。
 もう彼女がいなければ生きていけないのだと。
 
 榊の手が神楽の内腿を撫で始めた。
 これから訪れるであろう強烈な快感に神楽はきつく瞼を閉じた。
 
209君なしでは生きられない:04/12/16 03:31:01 ID:H/D1RpDU
 薄明るい部屋の中で神楽は目を覚ました。
 カーテンの隙間からは朝の日差しが漏れていた。
 神楽の脳裏に昨夜の記憶がよみがえった。
 ハッとして室内を見渡した。
 誰もいない。
 まさかあれは夢…?
 神楽の心を恐怖にも似た不安が覆い出した。
 その直後だった。

 「…もう起きたのか?」
 榊が居間から姿を現した。
 「さ、榊…」
 ぽかんとなった神楽のすぐ隣に榊は腰掛けた。
 「本当は…もっと早く戻りたかったんだけど…。
 君がまだ怒ってるんじゃないかと思って…」
 そこまで言って榊は照れくさそうに微笑んだ。
 「でも…心配してくれてたんだね。
 神楽、こんなにやつれて…」
 神楽の頬を擦りながら、榊はごめんねと呟いた。
210君なしでは生きられない:04/12/16 03:38:02 ID:H/D1RpDU
 「バカヤロウ…」
 神楽の目から再び涙が溢れ出した。
 「悪いのは私なんだ。私、榊にひどい事言って、傷つけた…」
 榊はかぶりを振って、まだ何かを言おうとする神楽の唇に指を押し当てた。
 「もういい。…愛してるよ、神楽」
 榊は神楽を優しく抱き締めた。
 安心させるように背中を軽く叩いてやった。
 「朝食の準備が出来てるから、一緒に食べよう」
 「待って」
 立ち上がろうとした榊の腕がつかまれた。
 振り向いて見た神楽の表情はひどく怯えていた。
 「お願い、榊。何処にも行かないで…」
 「…神楽?」
 「もう…もう二度と私から離れないで…。
 榊がいなくなったら私、私………」
 か細くも、切なる声だった。
 そのあまりに脆く不安定な神楽の姿に榊は強く胸を打たれた。
 自分を掴む神楽の手が震えている。
 榊はその手をしっかりと握りしめた。
 「あぁ、もう絶対に神楽から離れない」
 そうはっきりとした口調で神楽に誓ってみせた。
 「…うん」
 ようやく神楽の顔に笑顔が戻った。
 久しぶりに見るその笑顔のまぶしさに、榊は目を細めた。
 
 終わり
211名無しさん@ピンキー:04/12/16 04:24:12 ID:mvAWUrs7
グッジョーッブゥウ
212名無しさん@ピンキー:04/12/16 07:47:51 ID:o1vFFfNd
amnsって誰?何をしたやつな訳?
213名無しさん@ピンキー:04/12/16 15:13:48 ID:kmkUZBbL
智オナニーもさかぐらネタどっちもGJ
214名無しさん@ピンキー:04/12/16 19:26:34 ID:HQtQkjyd
G・J

それにしても昔「ちよぼく」の名が出るとすかさず出没したオリキャラアンチも消えたんだな
215名無しさん@ピンキー:04/12/16 21:07:46 ID:n3Ot/sdP
やっぱりSSっていいよね。
216名無しさん@ピンキー:04/12/16 21:08:50 ID:3BRmRU0c
おい、誰か>>198に大阪の本場っぽくない突っ込みをしろ。
いや、むしろここはダブルチョップで突っ込みだな。
217名無しさん@ピンキー:04/12/16 21:25:41 ID:8md+H+tn
ここで伝説の呪文を唱えてみよう…



>>225-228
ありそうな日常を描いた良作ですな
218名無しさん@ピンキー:04/12/16 21:30:46 ID:djxfydCc
>>225-228に期待
219名無しさん@ピンキー:04/12/16 21:59:29 ID:g5Rzqfel
>>210
さかぐらイイ゚(゚ノД`゚)゚。
220名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:47:32 ID:L57q9cQN
高校2年の夏のちよちゃんの別荘にて。

「そんでもって〜おとこの×××は○○ってなってるそこがじゃくてんなのぉ〜
たいがいの男は、そこをお口やら手で………すれば……」

 にゃもは智に持ち込まれた酒によりすっかり出来上がりザ 大人WORLDを作っていた。
唯一意味を理解出来ないちよちゃん、そして怪談時同様に途中で抜け出した榊以外は
みな赤面しながら興味深々に聞いている。

──明日からにゃもちゃんの事黒沢先生って呼ぼ…
──はぁ…しらんかったわ…今度ためさなあかん…
──……………………///
──??? ? 何言ってるんですか…?○○○とか××とか…

 止む事なく飛び出す専門知識に、神楽のように一応聞いていないふりを
しているのはまだ純情な方だと言えるだろう…。

221名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:50:48 ID:L57q9cQN

「ヒック…それなんてじょのくちよ。さらにねぇ〜〜すごいのになるとムググッ!?」
「はいはい、そこまでにしましょうねぇ〜」
 いよいよ話がこれから凄い事になりそうな時なのに、にゃもの口は赤面した
ゆかりにより後から塞がれた。

「ええ〜〜ゆかりちゃんそれは無いっしょ〜!」
「ゆかりせんせ〜いい所なのに〜」
「……………………………///」
「誰か〜教えてくださいってば〜」

 ゆかりの行為にそれぞれ違う反応をする。

智と大阪はそれぞれ抗議を送り、神楽は赤面しながらもどこか残念そうな顔をして、
ちよちゃんはやはり専門用語が理解できずに、通訳してくれる人物を求めていた。

「はいは〜い、子供にはまだ早い事よ。この酔っ払い体育教師は私が連れてくから、
あんた達はさっさと寝なさい」

「なによぉ…ヒック。 あたしはよっぱらってなんてぇ〜」
思いっっっきり酔っ払いの台詞をはくにゃも。

「ひらがなで言われても説得力ないっての! まったく…子供に変な
事…」
 珍しくまともな理由で行動するゆかり。
「さ、さっさと行くわよ」 そういって後の智や大阪の声には一切取り合わず
彼女はにゃもを引っ張って部屋に連れて行った。
222名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:51:51 ID:L57q9cQN

─────部屋にて…

「ねぇ〜おさけ〜もっともってきてよ〜」
「呆れた…あんたあれだけ飲んでまだ飲み足りないの?」

 腕を組んで目を細めながらゆかりがため息を付いた。
しかしにゃもは腕を振りながら駄々っ子のように
「うるさい〜ゆかりにはかんけいないでしょ〜」
 普段の大人しさはどこへやらと言う奴である…。

「はいはい分かったから。 さっさと寝る!」
にゃもはゆかりに腕を引かれながらベッドへと誘導されていく。
しかしにゃもは不満そうな表情でふくれていた。
「いいもん、ゆかりがお酒くれないなら…」
223名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:55:53 ID:L57q9cQN
ガバッ!!
「キャ!?」

 にゃもは突然ゆかりをベッドに倒し、起き上がろうとした所を
両肩を押さえ押し戻した。 ベッドが再度ボスンと音を出す。

「な、何すんだよ…」
ゆかりは何とか体を捻って抜け出そうともがくが、体育教師の力の前にはビクとも
しない。

ゆかりの抵抗を楽しむかのように、彼女はニヤリと笑いながらつぶやいた。

「お酒の代わりにゆかり、 食べちゃうんだから」
にゃもの顔は彼女へと迫ってくる。 ゆかりは何をされるのか本能で感じたように
目をつぶる。 そして─────

「………………!」
彼女の口が何かを言おうとしたゆかりの口を完全にふさいだ。
224名無しさん@ピンキー:04/12/18 02:57:26 ID:L57q9cQN
まぁとりあえず確認はしましたが、
もし誤字、脱字等や駄目な所、設定の間違った認識
があったらビシビシ言ってください…。
寝ます…。
225名無しさん@ピンキー:04/12/18 06:02:12 ID:lF+KlbZ+
なにはともあれ、書いたことに敬意を表して、乙!
226名無しさん@ピンキー:04/12/18 10:05:58 ID:gcjQRjgK
乙。ゆかにゃもって実は結構少ないんだよね。
227ぱられる・ぱられる:04/12/18 15:20:32 ID:lHSlkVfp

「ともちゃん…… 」
 目の前に一人の少女が立っている。
 冬服にコートを羽織っていて、艶やかな黒髪は肩のあたりまで伸ばされている。
 ここまでは普段どおりだが、頬がほんのりと上気して、潤んだ瞳で上目遣いに
なっているところが、いつもと違う。
「な、なんだ、大阪!?」

 ぼんやりとした雰囲気などは全く存在せず、華奢な身体からは仄かな色気が
漂い、思わず後ずさってしまう。
「ともちゃん、ずっと前から好きやったんや 」
「な、なにいってんだ、お前」
 いきなりの告白に驚く暇も与えずに、『大阪』は私の両肩を掴んだ。
「わ、な、やめっ」
 大きな黒色の瞳が目の前に迫ったかと思うと、いきなり口を塞がれて……
228ぱられる・ぱられる:04/12/18 15:21:06 ID:lHSlkVfp

「うわあっ」
 目を覚ました。
 思わず唇の辺りまで手を伸ばしたが、妙にリアルな感触が残っているような
気がして、思わず震えてしまう。

「なんちゅー夢だ」
 女の子とキスをする夢をみるだけでも十分異常なのに、相手があの大阪だとは。
 もしかして欲求不満という奴だろうか。
「ともー、学校遅れるわよ」
 階下から母親の声が聞こえてくる。
「分からん」
 短く切った髪を左右に振ると、温もりを帯びた布団から、無理矢理身体を
引き剥がした。
229ぱられる・ぱられる:04/12/18 15:22:09 ID:lHSlkVfp

「おっはー」
 すっかり言語として絶滅した挨拶を敢えてしながら、いつもと同じ場所で
暦と顔をあわせる。
「どうした。元気ないな」
 声量がいつもの半分くらいだったからか、怪訝そうな表情で眺めてくる。
「いやー、変な夢をみてさー」
「何だ。夢の中まで、馬鹿な事をやらかしたか」

 皮肉っぽい口調はいつもと変わらない。
 頭が良くて、運動もできるが、歌が下手で(ここ強調)、毒舌なところが玉に
傷だなと思いながら、聞いてみることにした。
「よみってさー。キスってしたことある? 」
「お前何考えてんだ」
 顔を真っ赤にして背けたりするところが、ちょっと可愛らしい。
「だーかーらー、キスだよ。口付け。接吻ともいう」
「妙に古い言葉知ってるな」
 一々細かいところまで突っ込んでくるな。それはさておき。
「で、どーなんだよ」
 数十秒くらい気まずい沈黙の後、
「ねーよ」
と、微かに聞こえるような声が聞こえた。
230ぱられる・ぱられる:04/12/18 15:23:01 ID:lHSlkVfp

「何でそんな事を訊くんだ?」
「い、いやあ」
「まさか今日夢でキスしたからか? 分かりやすい奴だ」
 呆れ果てたといったように肩を竦めている。
「うるさいなあ」
 図星をさされるのはちょっとむかつく。
「で、お相手は誰だ。クラスの男子か? 」
「うっ」

 まさか、大阪としていました。なんて言えない。言えるわけが無い。
腹を抱えて笑われるに決まっている。
「わかんねーよ」
「知らん相手としたりすんのか」
「うるさいなあ」
「おまえが言い出したんだが」
と、溜息混じりに言われてしまった時、ちよちゃんと榊さんが一緒に登校して
くる姿が見えた。
「おはようございまーす」
 やたら元気で礼儀正しい声に、なんだか救われたような気がした。
231ぱられる・ぱられる:04/12/18 15:23:37 ID:lHSlkVfp

 座席に着くまでは普段と変わりがなかった。
 既に登校していた神楽は、いつもどおりがさつだった。
 微妙な違和感は、あるクラスメイトが、やや遅れて教室に入ってきた時から、
生まれたように思う。
「おはようございます。大阪さん」
「おはようさん」
 穏やかな口調とともに少女はゆっくりと歩み寄り…… 私と目があった。

「あっ 」
 小さな呟きとともに、大阪はふっくらとした頬を桜色に染めて、何故か視線を
外してしまう。
「どうしたんですか。大阪さん」
 ちよちゃんが、急に足を止めてしまった少女を、不思議そうに眺めながら、
見上げている。
「なんでもないで。ちよちゃん」
 小春日和のような笑顔を向けながら、静かに腰を下ろす。
 胸の奥にちいさな痛みが走った。

232 ◆5xcwYYpqtk :04/12/18 15:30:22 ID:lHSlkVfp
ちょっと書いてみました。よければどぞ。
233名無しさん@ピンキー:04/12/18 16:00:55 ID:2GflDsnK
>>232
GJ
234名無しさん@ピンキー:04/12/18 16:29:07 ID:Sq6flyvK
>>232
智×大阪かぁ、二人の初々しさがいいな〜。乙です。
235名無しさん@ピンキー:04/12/18 22:06:53 ID:A7hk/Kd5
(*´д`)ハァハァ
236名無しさん@ピンキー:04/12/18 23:46:32 ID:aJF5bAz8
うん、萌える。
237名無しさん@ピンキー:04/12/20 02:29:34 ID:CPPsJbFl
続きチンチン
238名無しさん@ピンキー:04/12/23 20:23:55 ID:NCKKxecB
(゚3゚)
239名無しさん@ピンキー:04/12/23 22:45:31 ID:IOuU9EUP
書きたいが書く能力がない私には保守することしかできないっ!
240名無しさん@ピンキー:04/12/24 13:19:17 ID:EcGp83bx
「ねーねー!ちよちゃんがよくこのスレで陵辱されるのって可愛いからだよね!」
「え?はい」

「大発見! 私も襲われれば可愛いってことじゃん!」

────じゃあ私が襲おうか?

「可愛くなくていいや…」
241よみor神楽or榊orゆかり:04/12/24 19:22:55 ID:oMoqlrog
あれれー!?
242パターン2:04/12/24 20:21:10 ID:EcGp83bx
「よみーやらせてー」
「またか たまには見つかる事考えて遠慮しろよ」

「いや、我慢しようとは思うんだけど学校のがスリルがあってさ」
「我慢してねぇじゃん」

「よし!じゃあ今回はあんたに攻めさせてやるよ」
「いい どーせ途中で調子にのってお前が攻めるんだろ」

「じゃあやっぱ私が攻めやるしか…」
「だからそもそも我慢しろよ!!」
243パターン2:04/12/24 20:27:14 ID:EcGp83bx
IN 体育館

「ほらよ…ったく…」(と、制服の上を脱ぐ)
「わ───…」(よみのブラジャーに顔をうずめようと接近)

「ぁ?」(直前でよみに頭を押さえられる)

「私が攻めなんだからまずはお前が全部脱ぐべき…だろ?」

「はあ?何言ってんの? スケベじゃないの?」
「変態はお前だ!」
244パターン2:04/12/24 20:32:07 ID:EcGp83bx
「あんた攻めんの下手ですなぁーw」
「………………カチン!#」

(生まれたままの状態で大の字になる)

「ほぅ────ら攻めてみなー」

ガバッ(よみ、智の肩を押さえつけのしかかる)
「ちょ…今の冗d…やm……あ やあぁぁ……!」
245名無しさん@ピンキー:04/12/24 23:59:40 ID:O8P7VuM9
原作の一部を改造しただけってのはどうもね…
246名無しさん@ピンキー:04/12/25 02:50:01 ID:cH4eosXz
>245

まあ、そういう所から始めるのも一つの手かも。

>244の、
>ガバッ(よみ、智の肩を押さえつけのしかかる)
>「ちょ…今の冗d…やm……あ やあぁぁ……!」
の箇所には、ちょっぴり笑い&萌えた。
247名無しさん@ピンキー:04/12/28 03:19:30 ID:+88sQCVQ
248名無しさん@ピンキー:04/12/28 03:21:46 ID:j208k75R


249名無しさん@ピンキー:04/12/28 09:27:38 ID:bl9Cx0tF
1番好きなキャラだな〜
250名無しさん@ピンキー:04/12/28 14:20:10 ID:/ZBvWE30
>>248
強引だなw
251ちよすけのないしょ……:04/12/28 19:31:46 ID:eP4aX27J
「ふぅ〜〜」
 小さな肩からバッグを下ろし一息吐く。もっともバッグの中は買ったばかりの下着が入ってるだけだ。
 制服を脱ぐと、スポーツタイプのブラに包まれたまだ薄い“オッパイ”と呼ぶのははばかられる幼い胸が露になる。
 同級生の誰と比べても、当たり前だが明らかに小さい胸を見て、
「やっぱり子供ぽっいなぁ……ワタシ……」
 ちよの身体の作りは胸に限らず、これも当然だがクラスの誰より小さい、いや幼い。
 今日買ってきたものは少しだけ密かな悩みを解消してくれそうだ。
「ワタシももう高校生なんだし少しくらいは……」
 色気があっていいと思う。コドモ高校生でも。ちよはいそいそとバックからおそろいのブラとショーツを取り出す。
 色は薄いイエロー、智はブラックを薦めてくれたが、
『ちよすけは制服着てなきゃ小学生にしか見えないんだから、脱いだらスゴイんだぜ!て、とこ見せなきゃ』
 見せるって誰に?流石にそれは恥ずかしい。それに大体から智は、
『オマエはまず鏡を見て自分の心配しとけ!!』
 暦にピシャリと怒られていた。
 スポーツブラを外すと、ちよのささやかな胸のふくらみが外気に晒される。
 コンプレックスの源を早く隠したいのか、素早く買って来たばかりの新しいブラを付けた。
 スカートも脱ぎ、これまた子供っぽいプリントのあるショーツを足から抜き取る。
「………」
 下半身を目にすると、さらに深いコンプレックスに襲われる。胸はささやかではあるが成長しているが、でも“女の子”のほうは……。
252ちよすけのないしょ……:04/12/28 19:32:38 ID:eP4aX27J
 ちよのスリットはタテ線一本、そして毛がなかった。
「はぁ〜〜」
 最近は着替えるたびにため息が洩れる。年相応と言えなくもないが、周りが正真正銘の高校生だけだと、
 ……こんなの榊さんでも相談できないよ……
 下の毛はどうやって生えるのかとは、いくら榊にでも聞けない。諦めてショーツを履く。
「う〜〜〜〜〜〜ん」
 鏡に映る姿はちよの想像していた大人の女性ではなかったが十分かわいい。
「よし♪ 胸はまだまだ成長期、すぐ大きくなるよね」
 言い訳がましい事を言いながら、一つ、一つチェックするように自分の格好に目を走らせる。
 どうもショーツのカットがハイレグ気味だ。少し喰い込んでいる。水着のお尻を直すときのように下着に指を差し込んだ。
“ピクンッ”
「!?」
 一瞬なにかを感じ、差し込んでいた指先を慌てて引っ込める。
 ……な、なに……いまの……
 こわごわとショーツの中を覗いて見るが、なんともない。そ〜〜とショーツの中に手を入れてみる。
“ピクンッ”
 また来た。いままで感じた事のない自分の身体のサインにちよは怖くなった。
 ちよは保健体育も苦手とはしないが、勉強と実体験はまったくの別物である。ちよには身体がなにを訴えてるのかわからない。
 ……でもなにか気持ちよかっ……!?……
 そこまで考えてハッとする。優しくて深い瞳。忠吉さんがジ――と見てる。
「お、お風呂入って来よっと」
 ちよはわざわざ口に出すと、忠吉さんの視線から逃げるようにパタパタと音を立てて部屋を出た。
253ちよすけのないしょ……:04/12/28 19:33:32 ID:eP4aX27J
“ザバ〜〜アァ”
 流し湯をした後、ゆっくりと小さな身体を浴槽に浸す。温かさがすみずみまで満たしていく至福の時間。
 いつもならお湯に溶けるように身を委ねることが出来る。
 でもいまは、湯船の中から頼りない肩をチョコンと出し思案中だ。“悩んでます”と顔には出ている。
 ……さっきの…なんだったのかな?……
 なにかはわからないがスゴく恥ずかしいことのような気がする。
「うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
 ひとしきり考えたが納得する答えは出そうにない。のぼせてきた所為もあり、諦めて小さな身体を洗う為に浴槽を出る。
 椅子にお尻を下ろして石鹸を泡立てる。まずは左腕から、右腕、左足、右足、順番に洗っていく。
 スポンジがささやかな胸の頂にふれたとき、
 “ピクンッ”
 ちよを悩ませている感覚が背筋を走った。
 ……え!?…い、いまの…む、胸でも……
 慌てて胸を見ると微かに淡い桜色の乳首が起立している。
 いままでにも乳首が立ったことはあるが、それは寒かったり服が擦れたりしたときだけだ。でもいまは身体がなにかを訴えてる。
 起立した乳首をどうしたらいいかわからず見つめていると、触れてないはずの右の乳首が……
 “ぷくっ……”
 ゆっくりとふくらんでいく。自分の身体の変化をつぶさに見せられて、ちよはなにか妙な気持ちになる。
 股の辺りがなんだかムズムズしてきた。
 ちよはすごくイケナイことをしてるような気がして、振り払うように姿見に目を移す。
「!?」
 そこには切ない顔をした、いままで会ったことのない自分がいた。
 姿見の中のちよは意志を持ったように勝手に肉付きの薄く細い足を開いていく。
 目を逸らしたいはずなのに、鏡に映った自分の股間から目が離せない。
 秘唇はお湯に浸かったからか、それとも興奮しているからなのか、可愛く少しほころんでいた。
254ちよすけのないしょ……:04/12/28 19:34:26 ID:eP4aX27J
「あ、ああ……」
 指先が魅入られたように秘裂に伸びる。ちよは切ない声を出すだけで止めることは出来ない。
 ほころびはじめた秘裂をすぅ―ッとなぞりあげる。
「ん……」
 指先がそのまま秘裂を割り開くと、入り口はピクピクとひくつき透明な涙を流している。
 おっかなびっくりちよは中指を割れ目に食い込ませた。
 オナニーなど一度もしたことがないのに、どうすればいいのかはオンナの本能が教えてくれる。
 ピンクの粘膜の奥にまで入れるのは怖いのか、濡れた指先を無毛の割れ目に沈み込ませるが、入り口の浅い部分を控えめに
掻きまわすだけだ。
そ れでもオナニー初心者のちよには味わったことのない感覚が襲ってきた。
「んぅッ」
 初々しい喘ぎ声が美浜家の湯殿に響く。
「あぁッ…んあッ……」
 経験したことのない感覚に翻弄される少女は“もっともっと”とねだる指を抑えることができない。
“くちゅくちゅ”
 まるで誰かにに聞かせるようにわざと音を立てて掻きまわす。
 貪欲な指は可憐な秘裂だけでは飽き足らずに、震えている乳首にも食指をのばす。
 “きゅッ”
 乳首を摘むと秘裂とは違う、痛みにも似た感覚が先っぽからじんじん身体中に伝わっていった。
「あ…んふッ…うぅンッ…グスッ……んンッ…あぁッ………」
 ちよは泣きながら乳首を摘み、秘裂をまさぐっていた。本当はこんなことイヤなのに、奔放な指はまったく言う事を聞いてくれない。
 すると、
「ひんッ」
 指は嘘を吐くなと抗議するように、脅える処女の真珠をすりあげた。
 背筋を走り抜ける快感に可愛いお尻が浮き上がり、椅子から転げ落ちそうになる。一瞬、パチパチと電気が閃いた。
 強すぎる快楽パルスに指を引っ込めたが、好奇心と気持ち良さには勝てずに慎重に真珠に触れる。
255ちよすけのないしょ……:04/12/28 19:35:17 ID:eP4aX27J
 “ちょんッ”
「んあッ!?」
 やはり強すぎる刺激にお尻が跳ねるが、その刺激すら快感なのか流れる蜜を塗り真珠を嬲る。
「ン…ふぁッ……くッ…あはッ……」
 指を“くちゅくちゅ”と動かし、昇っていく感覚とともに深いところからなにかがやって来る。
 その感覚に操られるように、ちよの指は真珠をひねりあげた。
「はひッ…ひッ…んあぁッ………ぅああッ……あ!?……ああッ………ふぁッ!!」
 “ぺちゃん”
 ぎりぎり椅子に乗っていたお尻が快楽に震え、蜜でできた水溜りに放り出される。
 床の冷たさが伝わったのか、それとも緊張が切れたのか
“チョロチョロ”
 股の部分から愛液とは違う生温かい黄色い放物線が描かれる。
「う…うううッ…グスッ…ううッ……」
 少女は大人に一歩近づいたのだが、オモラシをしてしまったコドモ高校生にその自覚はなかった。

                                            終わり
256名無しさん@ピンキー:04/12/28 20:34:09 ID:YLcjJzIK
ちよちゃん……
257名無しさん@ピンキー:04/12/28 20:41:00 ID:kSvl84ZO
俺がちよすけに求めていた物はこれだったのかもしれない……
職人様乙
258名無しさん@ピンキー:04/12/28 20:43:18 ID:4VypZZcS
(;´Д`)ハァハァ
259名無しさん@ピンキー:04/12/28 22:03:36 ID:iJoTZYhi
>>255 乙!今後の作品にも期待してます!
260名無しさん@ピンキー:04/12/29 08:40:30 ID:ekNHJele
イイ―――(゚∀゚)―――― !!
そうか!これか!コレナンダヨ!
261名無しさん@ピンキー:04/12/29 11:52:02 ID:O8afZprF
ちよすけ最高!
このまま誰か挿入しちゃえ*
262名無しさん@ピンキー:04/12/29 13:43:00 ID:WbuzqHRt
職人さんGJ!

塚おまいらいきなりイパーイ出てきたな、
過疎スレと思いきや意外と住人多いのなw
263名無しさん@ピンキー:04/12/31 00:04:18 ID:QQCO1F9n
{別荘にて}
「にゃも先生昨日の夜の話でわからへんとこあるんですが」
「えっ(昨日の夜の話って・・・)なに」
「結局オナニーしたら処女はど−なるんですか」
「・・・え”・・」(顔が赤面へと)
「あっいたいた。黒沢先生あのカウパーなんなんですか〜?」
「(ちっちよちゃんまで)どこでそんなこと覚えたの!!」
「おっにゃもちゃん。昨日の夜の話はすごっかったですな〜」
「黒沢先生が・・そんなことまで知ってるなんて・・・」(赤面)
「にゃも〜さすがに昨日のはヤバイよ〜」
「えっ・・・えっ・・・えっ・」
*************************
ガバッ
「えーーーー!!
 ・・・って・・なんだ・夢か・・あれ・・?なんで・・」
「おはようございますー。大丈夫ですか?」
「おはよう。・・・大丈夫って?」
「・・・・・・先生ー
 _____ってどういう事ですか?」
264名無しさん@ピンキー:05/01/01 00:49:04 ID:7Nk0VBXZ
(・∀・)イイ!!
265名無しさん@ピンキー:05/01/01 19:47:32 ID:jlB67AvE
みんなー

 あけ
  おめ
266名無しさん@ピンキー:05/01/01 20:31:22 ID:XWi+uxfL
大阪とひめはじめしてきた
267 【大凶】 :05/01/01 21:28:34 ID:rXhPHRdK
このスレの運勢。
268名無しさん@ピンキー:05/01/01 22:06:15 ID:3OpUtMuI
あけましておめでとう…とでも言って置こう…
269名無しさん@ピンキー:05/01/03 15:35:44 ID:Sn4lkQ2F
  こと
   よろ
270名無しさん@ピンキー:05/01/03 21:57:29 ID:sZgvwhDi
>>268=オセロット
271名無しさん@ピンキー:05/01/04 00:11:59 ID:3pjuXqPm
俺のチ○コはレボリューションだ!!
272268:05/01/04 07:36:11 ID:E3ECvNSH
>>270
六発以上逃げ延びた奴はいない…。
273名無しさん@ピンキー:05/01/04 14:10:11 ID:wNqFFNsw
同志よ!
274名無しさん@ピンキー:05/01/05 15:56:38 ID:+ytAyGUK
こんなにも虹裏が日常に高揚をもたらすとは!
275名無しさん@ピンキー:05/01/05 17:54:07 ID:kZfooI2J
>>272
微ワロタ
276青い人たち:05/01/06 18:29:21 ID:9hBNJo0l
お久しぶりです。覚えてらっしゃらない方もいるとは思いますが、保管庫もありますので前回までのあらすじは割愛させていただきます。

 少年は空を見ていた。雲一つない、これぞ快晴と言える見事な青空だ。一日の始まりは、やはり雨よりも晴れがいい。
 でも、このまま少年はお空を“ぼ〜〜〜〜”と眺めているわけにはいかなかった。なにしろ登校途中である。
 視線を上から前方へと戻す。
 元々少年はつられて空を見上げたのだが、そろそろ彼女にも教えて上げた方がいいだろう。放っておけば一日中動かない恐れもある。
“ポンポン……”
 微動だにせず空に向いていた彼女の視線が、肩を叩かれると電源が入ったばかりのように、ゆっくりと首を動かして少年の顔を見た。
「…………あれ?」
「おはよう、大阪」
 こんな道のど真ん中で無我の境地に突入しかけていた大阪は、突然声を掛けられてびっくりといった不思議顔である。
 少年にしてみれば大阪の方が余程不思議な存在だが、説明も色々面倒なのでそれはこの際はどうでもいい。
「なにしてんだよこんなとこで?」
 疑問を単刀直入に聞いてみる。
「ん〜〜〜〜〜? ……ああ、おはよう言い忘れてたわ、おはよう」
「うん、おはよう、で、なにしてたんだ?」
「空を見とったんよ」
「なんで? キレイだったからか?」
 中々少年の欲しい回答が得られないが、このぐらいではへこたれない。
 大阪と話す場合はこのぐらいは予想範囲内だし、少年にとってもこの程度の脱線はなんて事のない許容範囲内だ。
277青い人たち:05/01/06 18:30:31 ID:9hBNJo0l
「空はなんでこんなに青いんかなぁ〜〜 思っぅて」
「空がなんで青いのか?」
「わかるぅ?」
「う、う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
 邪気がこれっぽっちもない、まるで電話相談室に掛けてくる子供のような(見たことはないが)純粋な目を自分に向けてくる大阪に、
少年は腕組み考え込む。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
 どこかで習ったはずなのだが、少年の頭のメモリーは所々クラッシュしているので、検索をしても残念ながら出てこない。
「悪りい、わかんねぇ」
「アンタでもわからんのんかぁ、こりゃぁ難問やなぁ」
 少年の答え(にはなってないが)を受けて、大阪も腕を組んでうんうん唸る。でもこのやり取りでわかったことが一つだけあった。
 ……大阪のオレに対する評価って以外に高かったのね……
 素直に嬉しい。明日までに少年は調べておこうと心に決めた。……まぁ、それはとりあえず置いといて、
「学校行かね」
 このままじゃ本当に遅刻してしまう。知識探求をしたいのであれば、学校には図書室もあれば天才コドモ高校生もいるのだ。
「そやねぇ」
 大阪も一先ず空の謎は棚上げして、スローテンポながら少年と並んで歩き出す。少年はさり気なく大阪に歩調を合わせた。
 しかし、これは見ようによっては、
 ……カップルのラブラブ登校に見えないこともない……
 意識してしまうと、どうしても少年の態度がぎこちなくなってしまう。すると大阪が、
「あんな……前から聞きたかってんけど……」
「うん?」
 いつもと同じ、力の抜けたスローなしゃべり方、だがどこか、どことは言えないのだが、なにか違うものを感じた少年は大阪を見る。
278青い人たち:05/01/06 18:31:36 ID:9hBNJo0l
「ワタシって……ウザいんかなぁ……」
「……はぁ?」
 力ではなく間の抜けた少年の声にも、大阪の顔は前を向いたままだ。
 その表情はいつも通り笑っている……ようには少年には見えない。どちらかと言えば、泣きそうな顔に見えた。
「こう見えてもワタシな、実はトロいねん」
「……実は」
 ツッコミどころ満載のセリフだが、いまはそういう空気ではない。少年が頭のメモリーが足りないバカでもそれくらいはわかる。
「しゃべっとると……イライラせぇへん?」
「………………………」
 少年はすぐにはなにも答えられなかった。
 それはもちろん、大阪本人が言った『ウザい』からではなく、質問が予想範囲内を飛び越えて意外だったからである。
 ……なんにも考えてないと思ってたけど……そんなこと気にしてたんだ……
 物凄く失礼なことを考えるヤツだ。
「女の子はカワイイゆうてくれるんやけど、男の子から見たらウザいだけやろ?」
 これはよくある。オトコとオンナの『カワイイ』という形容詞の使いどころは根本的に違う。
 女の子が同性に使うカワイイの基本には、言葉は悪いがペットに対するもののような響きがある。
 オトコが求めるカワイイは、あくまで女性に対してのもので、金融会社のCMに出演しているチワワなんぞ見向きもしない。
 少年などは夏場でもプルプルしているあの犬を見ていると腹が立ってくるほどだ。
 大阪の聞きたいのは自分が女の子なのか、それともチワワなのかということだろう。だよね?
「オトコから……カワイイって言われたことないの?」
「……あらへんよ……子供の頃に親戚のオッチャンらに言われたくらいやな……アハハッ……」
「ふ〜〜〜ん」
 ……なんだよ……不思議系かと思ってたら……バリバリ普通じゃんか…………普通の女の子ですよ……て、いうかこれは……
 少年の心臓の鼓動が“バックンバックン”子気味いい連打を繰り返している。頬も勝手に、少年になんの許可もなく赤くなっていた。
 ここ数日少年は自分に正直に行動してきたが、正直な想いはあまり口にしてない。肝心なところで噛んだりしてるからだ。
 でもいまは、噛むわけにも飲み込むわけにもいかない。
279青い人たち:05/01/06 18:32:44 ID:9hBNJo0l
“すぅ〜〜はぁ〜〜”
 深呼吸をして、
「大阪は……その……」
 こういうときに『その』とか『あの』とかはなるべく入れないほうがいい。言いたいことだけをスパッと言うべきだ。このように、
「カワイイよ……」
 顔を見て、女の子の目を見て言えたらなお良い。そして自分でわかるくらいに顔が真っ赤になってなければ更に良い。
「ホンマに?」
 少年は大阪の顔が見れないが、その声から本当の笑みが浮かんでいるのがわかる。
 でも前しか見てないから大阪の顔も赤いのには気づかなかった。
 どこかの覆面をした大佐が見ていれば『ボウヤだからさ……』と言われるのは間違いないだろう。
「なぁなぁ、ホンマにカワイイ、もう一回言って」
「……やだよ」
「あ!?…………待ってぇ、歩くの速い」
 少年は歩くスピードを、真っ赤な顔でスタスタと速める。世間一般ではこういうのをバカップルというのだ。
「待っててば、ちょっと聞いてほしいことあんねん」
 ハシッと大阪は少年の制服の袖を掴まえる。
「……なんだよ」
「カワイイ言ゆてくれてありがとな、アンタもカッコええよ……あ!?待ってぇ!!」
 少年は大阪を振り払うと全力で駆け出していた。

なんかただの萌えオナニーSSになっちゃいましたが、今回はここまで。
280名無しさん@ピンキー:05/01/06 19:22:02 ID:NkY1HldO
大阪かわいいよ大阪
281名無しさん@ピンキー:05/01/06 19:59:32 ID:523+iJru
青い人キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!大阪キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!


乙です!引退されたのかと思ってましたよ
282名無しさん@ピンキー:05/01/06 20:55:09 ID:1orYXvub
萌えた
283名無しさん@ピンキー:05/01/07 04:47:37 ID:5eedzo5R
やっと服が着られる
284名無しさん@ピンキー:05/01/07 19:50:52 ID:pBVmNLhq
おい、誰か>>283のスケベに「まだやってたのかよ!」と突っ込みをしろ。
いや、ここはむしろ「風邪をひかなかったか?」と優しく声をかけるべきだな。
285名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:13:44 ID:5eedzo5R
>>284
ありがとう(つд`)
286名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:18:17 ID:3E6aNQYU
あえてエロシーンがないところで服を着るあたり、男気を感じる。
287名無しさん@ピンキー:05/01/08 00:29:10 ID:wMjKdcYc
>>283の株うなぎのぼりやな〜
288名無しさん@ピンキー:05/01/08 20:12:08 ID:qm8rfSTB
>>283

あぁ、漢だからな。
289名無しさん@ピンキー:05/01/09 07:19:58 ID:sjduBbsS
大阪ハァハァ
290名無しさん@ピンキー:05/01/09 23:48:26 ID:sjduBbsS
マチキレネ━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
291名無しさん@ピンキー:05/01/10 14:24:00 ID:LWoMOT4t
ほす
292名無しさん@ピンキー:05/01/11 17:48:43 ID:yS9a3g9B
ハヤクツヅキガミタイー
293名無しさん@ピンキー:05/01/11 19:13:29 ID:Kz+Rwa2M
プレッシャーになるといけないから程々にな
294青い人たち:05/01/11 19:21:39 ID:S7Oj1kMl
投下しといてなんですけど、大阪のエロが想像しずらい。
なので次は別キャラにさせていただこうと思います。大阪の話を期待された方、申し訳ありません。
それと私書くの大分遅いので、皆さんが忘れた頃にくらいになってしまうかもしれません。
295名無しさん@ピンキー:05/01/11 21:33:52 ID:eFh9iN7L
大丈夫。

きっと >>283が待ってくれている。


モニタの前で…








裸で……
296名無しさん@ピンキー:05/01/12 00:44:46 ID:ale293Je
まかせろ
297名無しさん@ピンキー:05/01/12 01:06:31 ID:zpRp+Mhb
裸で……








……しかも、たったままで
298名無しさん@ピンキー:05/01/12 01:10:12 ID:FjHgV9yV
(´-`).。oO(ふたなりだ・・・・ふたなりを投下するんだ・・・・。)
299名無しさん@ピンキー:05/01/12 03:02:05 ID:LYgVfS25
確かに大阪の地帯は想像しにきいな
うーむ

・既にオナニーマスターになってて
「ともちゃん知っとる?ここをこういじったら、す…ごい気持ちええねんで〜やってみ〜」
「いやそれ…人それぞれっていうか…あんま人に言うことじゃねーぞ」
「いやいややってみるとええわ。うん、最初は私がやったげるから」
「うわあ!」
………
「な?よかったやろ?」
「うう…悔しいが…気持ちよかった」
「な?そーやー。ちよちゃんにも教えたろ〜」
「それだけはやめてやれ!」

あれ結局大阪の地帯じゃねーや。大阪はSキャラなんかね?
300名無しさん@ピンキー:05/01/12 03:45:13 ID:ale293Je
攻めてもよし、受けてもよしの一粒で二度おいしいキャラなのですよ大阪は。

さて、寝るか………裸で
301名無しさん@ピンキー:05/01/12 21:03:24 ID:9DN6Ejnn
マスかきやめ! パンツ上げ!
302名無しさん@ピンキー:05/01/12 22:34:07 ID:UTOwk5nj
なんだ、結局大阪から逃げたのか。
まぁage厨信者や同じネタを繰り返す奴が
うるさいから別にいいけどさ。
303名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:00:49 ID:iZLqSx5E
>>302=ジョニー佐々木
304名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:25:34 ID:bUqviaM1
負けたらあかん 負けたらあかんで東京に
冷めとない やさしい街や道頓堀(とんぼり)は
ほれてつきあう 今夜の酒は
まっ赤に流れる 浪花の心意気
305名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:58:55 ID:5rEO5qpE
見切り発車だったみたいだな
今度は一年後くらいに帰ってこいよ
306名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:07:20 ID:Cerdg+Ga
青い人、もう来ないかと思ってたよ。

待ってて良かった。
307名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:32:09 ID:Vr3TFlLo
同じネタって「裸で待つ」ってやつか。
ありゃむしろSSよりウケて面白かったじゃん。
そういや前にスク○ンのスレでも似たようなネタ見たけど
やっぱ同一人物かなぁ。
308名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:34:14 ID:lWvaNXgf
SSがきたらマンセーして、中断したら途端に批判する。
またそれを必死で擁護する奴もいる。
あいかわらず最近のこのスレはクレイジーですな。
309名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:57:01 ID:XsOKzWb3
別人です
310名無しさん@ピンキー:05/01/13 02:06:41 ID:SNzRhuux
青い作者ももういい加減長いからネタ切れかね
そろそろ潮引いてイイ感じのまま終わらせるべきか
311名無しさん@ピンキー:05/01/13 06:21:24 ID:aUa1g1Ib
まだ榊さんとちよちゃんとゆかり先生の続きが残ってるから青人には頑張ってもらいたい。
312名無しさん@ピンキー:05/01/13 08:10:46 ID:yy+qM0a2
何この流れ、もうどうでもいいよ。
たかがあんないちSSの話題をいつまで続けんだ、もう終われ。
313名無しさん@ピンキー:05/01/13 16:34:30 ID:XsOKzWb3
ならお前が話題振れ糞野郎
314名無しさん@ピンキー:05/01/13 17:25:03 ID:8uOumkQa
おい、よつばとのエロパロスレッドはどこいった?
315名無しさん@ピンキー:05/01/13 18:55:04 ID:XsOKzWb3
ここにあるよ
316青い人たち:05/01/14 20:04:43 ID:nvWQGBmL
言ってる事とやってる事が違くて申し訳ありません。

>>283の続き

 青い空、白い雲、そして将来の中年太りを連想させる、ランチを貪り食ってプリチーに膨れたお腹。
 そんな諸々の事情で少年は一眠りするべく、昼休みにいつも通り屋上へと繰り出していた。
 ……しっかしこれだけキレイだと……いつも通りじゃもったいないなぁ……
 少年の目に給水塔に続く梯子が映る。バカは高いところがというのは本当のようで、少年は本日の寝床を決めた。
 一段一段、心躍らせて梯子を登っていく。なんとなく、少年が更に少年の頃に作っていた秘密基地に行くような気分だ。
 ただそれは客観的に見ればバレバレで、秘密でもなんでもないことはよくあることである。そしてこの基地にも先客がいた。
“フワッ……”
 梯子を登り切った少年をいきなり迎えたのはタイムリーな風と白い景色。でも雲ではない。
「……あッ!? ややわぁッ」
 その素敵な風景を見せてくれた女の子は、通常よりも二呼吸くらい遅れて、それでも本人にしたらだが、慌ててスカートを押さえた。
 少年のメモリーには、もうしっかりとダウンロードされているのだが、一応格好だけ、言い訳の為にも目を逸らす。
「アンタかぁ……ごめんなぁ、つまらんもん見せてもうてぇ」
 先客はもちろん大阪だ。スカートを押さえながら、少年にすまなそうな顔をしている。でもそんな顔をしなくとも、
「いや、全然いいよ……」
 むしろ少年は『ゴチになりました!!』と言いたいくらいだ。出来るならばオカワリしたい。
「なにしてんだよこんなとこで?」
「んぅ? 空をな、近くで見たかったんよ……出来るだけ近くで…………」
 大阪はまた空を見上げる。
「なんかな、ず〜〜っと見とると、ぴゅうって飛べそうな気がすんねん」
 階段を登り終えた少年は“ポンッ”と大阪の肩を叩くと、
「……オレにならいいけど、人前であんまそういうこと言うなよ…………自殺志願と誤解されっから」
 ごろんっと横になった。視界が青だけで満たされる。気持ちいい。しばしの間、目をつぶる。
“はぁ〜〜〜”
 大きく息を吐いて、目を開けると、優しくて深い瞳が見つめていた。
317青い人たち:05/01/14 20:05:38 ID:nvWQGBmL
「な、なんだよ!?」
「横に、座ってもええ?」
 風がそよそよと大阪のスカートの裾を揺らめかせている。
 それをジ――ッと見ていた少年は、二度目のアクシデントに期待している自分に気づいて、照れ隠しもありぶっきらぼうに、
「勝手にすれば」
 言ってまた目を閉じた。大阪は“ほにゃあ”と笑うと、
「そうさせてもらうわぁ」
 ストンッと少年の横、体温が感じられるくらい真近に腰を降ろす。少年の身体が“ピクンッ”とした。
 ……大阪さん近けぇよ……オレの身体は………特に『ヤツ』はメチャメチャ欲望に敏感肌なんだからさぁ……
 脳裏には先程見せて戴いたパンツの映像が、ハイビジョンもびっくりの鮮明な画像で、何度も何度もリプレイをくり返す。
 ヤツがウキウキとテント設置を開始した気配を感じて、少年はさり気なく、あまり長くない足を組んだ。
 不本意だがヤツの正体がバレないよう、少年はカモフラージュしてやらねばならない。
 しかし最低なヤツだ。毎日毎日節操なく、『オマエはタイヤキくんか!』と、少年は相棒にツッコミの一つも入れたくなる。
 ……でも釣り上げたオジサンはある意味大物だよな……海泳いでるタイヤキって……絶対ヤバいだろソレ……
 少年の思考のピントが程よくズレてきて、ヤツの活動が少し大人しくなってきたとき、
“タンッ”
 何かが顔の左右両端に置かれた。目蓋を通して感じられたお日様の光も遮られる。
 覆い被さるように、その“体温”がゆっくりと少年に近づいてきた。
 気づかないふり、寝ているふりをしようと少年は努力しているのだが、鼻の穴が興奮でひくひくしているのは隠しようもない。
“チュッ……”
 唇に柔らかい感触を感じるのと同時に、小鳥が啄ばむような優しい音。
 それを合図に少年が目を開けると、そこにはやはり優しくて深い瞳が見つめていた。そっと大阪は唇を離すと、
「……えへへっ………キス……してもうた………」
 短い舌をペロッと出す。頬はリンゴみたいに真っ赤だった。
 少年の身体は金縛りにあったように動かない。いや動かさない。少年は経験からいって、いま動くのは大変危険だと思った。
 ヤツが準備万端戦闘態勢を整え終えている。いつでも飛び出せる状態だ。
318青い人たち:05/01/14 20:06:33 ID:nvWQGBmL
「ごめんな……こんなんして………」
 女の子特有の、甘い匂いがする吐息が唇に掛かって、少年をドキリとさせる。薄いピンクの唇が半開きになっているのが、
未完成な色気を放っているようで、そこはかとなくエロい。
 ……ああッ……チューしたい!!……いやホンマにマジで!!……
 少年は『動かん!!』と固く心に決めていたが、早くもその決意は揺らぎ始めていた。
 このまますでに御馴染みになった絶妙なコンビネーションを見せる、食欲から性欲のホットラインに流されてしまおうか?
 そんな不埒なことを考えたからではないだろうが、そうは問屋が卸さんとばかりに、
“ガチャンッ”
「!?」
 屋上の扉が勢いよく開かれた。
「おおッ!! 誰も居ねぇじゃん こりゃ私に屋上独り占めしろってことか!!」
「二人だろ二人!!」
 正解は四人である。しかし少年は真実を教えられる立場ではない。特にこの二人には……。
「で、なんだよこんなとこまで」
「フフフッ………… 仮にも親友たるキミには、智ちゃんが大人になったことを教えておこうと思ってね」
「あん?」
 暦がちょっぴりおガラの悪い声を出すが、少年の心情もまったく同意だった。
 ……なに口走ろうとしてんだ智ちゃんよぉ……
 出来るならばあの日の放課後の教室のときのように、ダッシュで智の口を塞ぎに行きたい。
「……ええんかなぁ」
 堅まっている少年の目を真っ直ぐ見つめたまま、大阪が“う〜ん”と首を傾げた。息がかかるポイントが微妙に変わってくすぐったい。
「な、なにが」
「ん? なにか智ちゃん、暦ちゃんだけに秘密を話そうとしてるみたいやから、これって私ら盗み聞きやないかなぁ」
「まぁ……な」
 これを聞いて少年は、大阪の意外な(失礼)モラルの高さと、友情の篤さに感心する。でもなんで、
 ……なんでこんなときだけ常識人なんだよ……
 自業自得と言えばそれまでだが、少年はちょっと泣きそうになってきた。
319青い人たち:05/01/14 20:07:40 ID:nvWQGBmL
「智ちゃんはまた一歩、憧れの峰不二子に近づいてしまったのだよ、水原くん」
「それは……モノマネが巧くなったということか?」
「ちが〜〜〜〜〜う!! 一人のオトコを智ちゃんの魅力で虜にしたんだ〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ!!」
「あん?」
 これは暦ではなく少年の声だ。思わず洩れてしまった。
「夢の中で、とかいうベタなオチじゃなくてか?」
「うん、それは……間違いない」
 二人の姿は少年からは見えないが、智の言葉に込められたものを感じて頬が熱くなる。
「どんな……オトコなんだ?」
 少年なぞよりよっぽど付き合いの長い暦も、それをすぐさま感じ取り、声が少しマジモードになった。
「どんな?」
「例えば顔が良いとか」
「いや」
「金持ってるとか」
「それはない」
「じゃ、優しいとか」
「う〜〜ん でもそれ上回るくらいスケベだな」
「……ダメじゃん」
 聞きながら少年の頬が別の意味でも赤くなってきた。しかし、智の言ってることは概ね真実なので、なにも言い返せない。
 どっちにしたところで、自分の素晴らしい部分をアピールする為に、下に降りていくわけにもいかないが。
「でも……………………好きなんだ」
「え!?」
 また少年の喉から声が洩れる。元から静だった屋上が、智の珍しく小さな声の一言に“シ〜〜〜〜ン”となった。
「……本気……なんだな…………ソイツに……」
「うんッ!!」
 智の元気なはっきりした声が、少年の鼓膜から心へとダイレクトに滑り込む。
「あ…………ん?」
 大阪の手が、少年の全然逞しくもなんともない胸板に触れた。そのまま手を動かさずにジッとしている。
320青い人たち:05/01/14 20:08:43 ID:nvWQGBmL
「な、なに」
「アンタの心臓、こんなにドキドキしてるのは……なんでやろな?」
「な、なんでだろう?」
 こんなときに本当にどうでもいいが、あのジャージーのコンビは今年生き残れるんだろうか? まぁ、本当にどうでもいいが。
「暦はいねぇの? 好きなヤツ?」
「私は、その、ああ…………まぁ……な」
「いるのか!?」
 智は自分で聞いておきながら、メチャメチャびっくりした声を出す。
 暦も真剣に親友が話したのだから、真剣に答えを返さなくてはいけないと思ったのかもしれない。
「どんなオトコなんだ?」
 数秒前のセリフをそっくりそのまま返された。
「例えば勉強が出来るとかさ」
「可もなく不可もなく」
「運動神経がいいとか」
「中学からずっと帰宅部」
「う〜〜ん 勇気があるとか」
「いや、すげぇビビリくん」
「……ダメじゃん」
 シメのセリフまで一緒、二人の呼吸はこんなところでもバッチリである。
「ははっ…… ほんとダメだな、意味わかんねぇよ」
「でも好きなんだ?」
「まぁ……………な」
 心臓の鼓動が危険なほどのスピードへとペースアップした。
 どんな顔で暦は言ってるんだろうと、妄想の翼がバサバサッと音を立てて羽ばたく。ただいま天井知らずで上昇中だ。
「二人の好きな人って……まるで誰かさんみたいやね」
 少年の羽ばたく心を地上に引き戻したのは、抑えられた声と、両頬を挟む“ぷにっ”としてる柔らかく温かい手。
 こんどはしっかりと、少年は大きく目を開けている。迫ってくる柔らかい唇は、はっきりと見えていた。

某少年週間誌の予告みたいになっちゃいましたが、今回はここまで。
321名無しさん@ピンキー:05/01/14 20:29:53 ID:APpNtdFS
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!
322名無しさん@ピンキー:05/01/14 20:34:50 ID:NYnx9jo0
 まったりと待ってるです
323名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:12:03 ID:OzRj251t
やっぱ大阪が一番だね
324名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:47:27 ID:/nWbnb4p
少年も罪な奴ですな〜

既に二人も本気にさせちゃって、最終的には誰と結ばれるとかあるんだろうか?

暦と智の好きな人が一緒だったとわかったときの二人の反応も見てみたい気が・・・
325名無しさん@ピンキー:05/01/15 01:59:03 ID:NXx9nDJk
ゆかり先生と神楽も気になる。
326名無しさん@ピンキー:05/01/15 12:04:57 ID:qJR+ZCE+
     , - ' ゙    `` ‐ 、_,,,,,
   ,r'          /=ミ
  /           彡ll',''´
. /             彡lll
 !-- .、    ,、、、、,,,   彡lノ
 l,,,,,__ /   ___     'r''゙ヽ
. |`゙'' ./   `'゙'''"    .〉,l |
 |.   ,'           //
. ',. ,'           , r'
.  ゙, ゙'ー ‐`      l  |
   ゙、''゙ ,,、二''‐    ノ  l、
''''''''7'ヽ  '''    /   /`〉`゙T''''''''''
  l  ` 、,,,,、- ' "    / /.|  |
.  |  |  .l i       / ./ |  |
  |  |  | l      / ./ .|  |
. |  |   | l     / /  |  |
 |  |   | ',   / /  l  .l
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
327名無しさん@ピンキー:05/01/15 20:24:22 ID:MbV4xOZ5
俺は『従姉の榊』の続きを待っていますよ
328名無しさん@ピンキー:05/01/16 11:21:18 ID:Hjt3T80Q

Me,too.
329名無しさん@ピンキー:05/01/16 12:15:05 ID:GwBLS4ss
うあ------------------------------------もいっちょ
う--------あ--------
青い人まんせぇ!なんだろ、「原作から考えたら意外な一面」が違和感をかんじるどころかむしろこれこそが真実!てかんじ
俺ハーレム話嫌いなんだけど
なんか彼ならそれでも納得させてくれる気がする。過大なまでに期待してるよ
330名無しさん@ピンキー:05/01/16 13:28:46 ID:xUpz5Fw1
過去ログ読んできた!青い人スゲー!!!
半年裸で待った人もいようってもんだ!
331名無しさん@ピンキー:05/01/16 17:25:58 ID:VBEu8CRX
              ,,.. -──- 、,
            ,. ‐'":::::::::::::::::   ....:``'-、
         ,/::::::::::::::::::: ....::::::::::::::::::::::::ヾ:、      ,....,
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      i   ...::::::|'、ヽ;::::::::::::::|,!:!__リ,,'iヽ::l''、:'、   /      /
        | ..::::::::;:::i!:i ヾ:、ヽ:::::::::| リ , -─ リ i;il:ヽ, i    /    あはははは〜
       l:::::::::::::::i',i ':i ,メ、 \;:l '゙    `、 !::::/l ...::::::/``ヽ
      l::ヽ:::::ヽ:i,レ',.゙-‐''''         ',/'/..::::::::::/    l'ヽ;、  こいつ半年裸で待つ人いるって
       i:::::>、:ヾ,' /     _,.. -‐'ヾi    ,レ'::::::::::;r':..   /  i_\
        i:::i. `'‐,ゝ    i"       '! ,.‐''" :::::::::::i゙::::::::.../.  ノ 'i    信じてるよ
          !::\ `ヽ    ':,     l{   ..:::::/::L,. ‐'":::::;/  !
          l::::::::`''‐r\    ヽ.,__,.ノィ'‐-‐''"'ォ‐--,゙弋''''"::::::;.ノ
         |::::::::;ィ:::}、 ``'''─--、-‐ニ┤ ___ハ,`''ーヽ-'=‐''":::
          !::::::/ i:::|、\     ヾ´. i  ヽ   、''‐-、_::::::::::::::::: /
        i:::::/ i:::ハヽ`''‐、/l__\,| /    ヽ--、,.ニ=‐--‐'"
332名無しさん@ピンキー:05/01/16 19:41:37 ID:gHrDbfCd
ごめん
333名無しさん@ピンキー:05/01/16 21:19:03 ID:xUpz5Fw1
>331
五月蝿いな!ついだよ!わざとだよ!

334名無しさん@ピンキー:05/01/16 22:55:21 ID:I9iGzymM
あかんで>>333… そこは

「うわ、マジだこいつ…」

って書かな…

335331:05/01/16 23:32:16 ID:Znb7yLKI
うむ
「半年裸で待つ香具師はいる」

と続けてもらえると嬉しかった……
336名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:45:40 ID:xUpz5Fw1
orz...............
337名無しさん@ピンキー:05/01/17 15:04:12 ID:vZiOjoIL
では気を取り直して・・・
              ,,.. -──- 、,
            ,. ‐'":::::::::::::::::   ....:``'-、
         ,/::::::::::::::::::: ....::::::::::::::::::::::::ヾ:、      ,....,
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338名無しさん@ピンキー:05/01/17 16:23:32 ID:J0XM8LGB
                /  l  ┼  '、                !     l二二ニ!
 _,.. -‐‐‐--..、_       !  |, ,.-|、  l                l     ┌――‐┐
'´:::::::::::::::::::::::::::: `ヽ、    |.  ´ `'´ `  .!               l       ̄フ :/
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::::::::::::::::::ヽ_`´ .' ' !                    !r、:!!、.ノ  `'''´ !      i'''''''''",r"
::::::::::::::::: / . ,r-、  )     .               `! '!    ,,..,  |      ~~ ̄
::::::::::::::,.:'  /  `7               _,,..ゞ、...,_.ヾ- ' ,ノ!      _,,....._--‐‐‐‐-
:::::::: ,.:',.、.,_ l、 _,.ノ              ,r'",、 、 ヽ、ヽ‐i'''〉、:|  _,,.-r:''":,、:::::::::`:、
::: /ヽ!   ̄                   ! ,!/-、〕´ヾ ヽ、ゝレ''´レ<´::|/:::rl:| `ヾ_':、::'、
,-''"二ヾ、                   レl'   ! `' -‐´ ! }''´  '、::|/リ''ヽ  (,_,) l::::'、
‐'"   `ヾ                   ヽ-''´_,..- ''ヽ ,レ' l   、ヽ! !`''´  _,,,... !::::l
  , - '''''''ヽ                  '、 (    ,ノ   l   `l、.|:'、  r'"   ソ::::,:!
,.イ     `、                  l`'ー-,r'''フ‐、,,,,,__l  _,|、:i.l:::`ー'-rr‐i'‐ッ-,---
 i       `、           ,..-‐''''ニ''ヽt‐‐'、ト//  _,,.ニP`、.| l ト、レ'、,_!,レ'  !--
339名無しさん@ピンキー:05/01/18 15:26:16 ID:Vi11zQFz
やり直すな!
340名無しさん@ピンキー:05/01/18 17:11:24 ID:DO9Oad+K
期待sage
341名無しさん@ピンキー:05/01/20 16:21:47 ID:KobpNBmB
ヒンヌー教
342名無しさん@ピンキー:05/01/21 03:07:20 ID:wFAp2i7K
移転か
みんなどっかいっちゃったのかと思ってあせったよ
343名無しさん@ピンキー:05/01/21 23:16:20 ID:jaykOqQl
「青い人」……展開はなんかムカつくけど、文章は上手い。勉強になる。
344名無しさん@ピンキー:05/01/22 00:33:14 ID:9wgEOGGo
最近ものすごい勢いで板が増えてるぅ
345名無しさん@ピンキー:05/01/24 23:29:14 ID:4XrE31/3
ほしゅやで〜
346名無しさん@ピンキー:05/01/26 17:52:35 ID:dJ1utjey
ほ〜しゅ
347名無しさん@ピンキー:05/01/27 17:29:29 ID:Hl3UIb6o
保守
348名無しさん@ピンキー:05/01/29 13:28:02 ID:ehm46wuU
女子キャラを男とからますならどれが好きよ?
1・名無しの男子
2・木村
3・ちよ父
4・マヤー・忠吉・噛み猫擬人化
5・忠吉による獣巻
349名無しさん@ピンキー:05/01/29 14:16:58 ID:iYPH9Fyb
1以外にまっとうな選択肢がない……
350名無しさん@ピンキー:05/01/29 14:31:26 ID:AHr3l2xr
あれな榊さん
351名無しさん@ピンキー:05/01/29 16:32:38 ID:IBvkWngz
ちよ父
352名無しさん@ピンキー:05/01/29 17:34:13 ID:CGZLYf/R
5!5!
353名無しさん@ピンキー:05/01/29 19:42:38 ID:ikpYWQMe
>>348
やっぱり1。
大山と言う選択肢はないのか?
354名無しさん@ピンキー:05/01/29 20:44:10 ID:K//i6HSt
355名無しさん@ピンキー:05/01/29 20:57:13 ID:dg43G7p7
大山&智のカップリングがオレの脳内では確定事項。
356348:05/01/29 21:00:24 ID:ehm46wuU
大山って?
んー俺自身は1以外ならどれでもいいや
357名無しさん@ピンキー:05/01/29 22:57:14 ID:+eujrLU9
>大山
極真カラテ創始者だよ。半島人だけど。
358名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:04:42 ID:KywkCk0r
大山マス立つあずまんがと関係ある?このスレのローカルルール??
359名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:28:48 ID:ITTFKqnx
何か普段は「♂×♀」がいいんだけど、作風や画風によっては「♀×♀」の方が魅力的なのってありません?
よみともいいよね→
360名無しさん@ピンキー:05/01/30 01:51:28 ID:8w2obsip
確かによみとももかなり好きだけど
やっぱさかぐらの方が断然好きだなぁ
名作多いし、このカプならではの純愛っぷりがたまらん
361名無しさん@ピンキー:05/01/30 17:19:07 ID:Y7Z7UaHN
阿部高和
362名無しさん@ピンキー:05/01/31 00:35:19 ID:Xywo1NT5
可部かんじちょーは既出だ
363名無しさん@ピンキー:05/01/31 01:45:52 ID:lLZs5T//
年下の男の子との絡みが好きだ。
364名無しさん@ピンキー:05/01/31 04:04:48 ID:pwBbDsQ1
ちよが忠吉に犯してもらうのは判るとして、榊がそれを見て羨ましがってるのも判る。
じゃ、ちよを榊が極太いや極太自前チンポで、口をパクパクしてる顔を見ながら悦に入ってるのも良いんじゃないか?
とか思った。
神楽にマングリ返しで拘束されて、バイヴを足でグリグリとねじ込まれて泣いてるんだけど、ギャグでうーうーとしか言
えない智とか。
つまり、何で10日も書き込まれてないのにスレが落ちてないのかが不思議で嬉しいんだ。

って、移転したのに気づかずに書いてたんだ俺…… orz
365名無しさん@ピンキー:05/01/31 16:27:20 ID:uVEZLJ+d
イェーイ
移転してたの気づかんかったぜ
366名無しさん@ピンキー:05/01/31 23:36:40 ID:DNbUkaDD
え、移転してたの? どこ? どこへ?
367名無しさん@ピンキー:05/02/01 00:55:22 ID:S1ti+w8R
腎臓
368名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:13:47 ID:X8wrLlKT
癌かよコラ!?
369名無しさん@ピンキー:05/02/01 21:23:09 ID:X3Gfon4w
それは移転ちゃう、転移や!
370名無しさん@ピンキー:05/02/02 13:32:54 ID:BTSj9ATS
ゆかり×神楽の漫画かSSみたいのですが、見たことある方いらっしゃいますか?純愛でも鬼畜でもいいのですが。
371名無しさん@ピンキー:05/02/02 18:46:19 ID:UivzFyiY
ほす
372名無しさん@ピンキー:05/02/02 20:11:05 ID:jV4so+B9
にゃも×神楽 なら、あったかもしれんが、 ゆかり×神楽は知らないなぁ
373名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:12:50 ID:cyq6xui3
ゆかり×神楽は漏れも知らんな。接点があまりない二人だからな。
374名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:32:53 ID:uQfQLjHu
甘いな
ゆかりがにゃもへの借金を精算&上積みまでして神楽を引き抜いたのは
何のためだと思っている
体育祭への投資などとコストに見合わぬ説明が本当だと思うか
375名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:42:25 ID:dAY0yZdz
フン…
私の記憶ではタイマンで関わりで思いつくのは…アンパンと
外国人ヘルプの時か…後は卒業式くらいだな…。
他にあるかもしれんがな…
書くとしたら一番最後が使えそうだと思うがね。
376名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:47:33 ID:esZAj+Ra
外人の時は神楽をストーキングしていたと言うのはダメですか?
377名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:49:11 ID:AkrBQ1aH
おまいら、すげぇな。

凡人たる漏れは、大人しく、よみ×とも でハァハァ しておくさ!

378名無しさん@ピンキー:05/02/03 01:09:28 ID:TO9/3mui
とりあえず何故ゆかり×神楽に目覚めたのか聞きたい
榊×神楽ってんなら分かるけど
379名無しさん@ピンキー:05/02/03 01:58:29 ID:esZAj+Ra
上にも書いてあるが榊さんがいるのに、二年で神楽を入れているのと卒業でゆかりに花束を渡しているのが、恐らく副委員長の智でなく神楽だから。
380名無しさん@ピンキー:05/02/03 02:38:02 ID:uQfQLjHu
まあにゃもが調教しまくって飽きたからゆかりに押しつけたんですけどね
381名無しさん@ピンキー:05/02/03 13:18:34 ID:esZAj+Ra
それだ!
382名無しさん@ピンキー:05/02/03 14:27:24 ID:hI8btNPh
>>380ということは、こんな妄想もできるな。
神楽が夏休みににゃものエロ話を聞いて赤くなってたのは
1年のときににゃもにされたプレイを思い出して身体が火照ってしまったから。
つまりあの時の神楽の、顔を赤く染めて目をそらすしぐさは、
ただ、えっちな話を聞いて、恥ずかしがってるんじゃなくて、
にゃものハードでレズレズでえろえろな話を聞いているうちに、
1年かけて調教された敏感な身体が、にゃもから受けた恥ずかしい仕打ちを
思い出して、顔は熱く火照り、胸はドキドキと激しく脈打ち、
乳首は硬くしこって、アソコはしっとり、子宮がむずがゆくなるような感覚に
苛まれて、今すぐにでもえっちなことがしたくなっちゃって、
こんないやらしいことを考えているなんて、皆(とくに榊さん)にばれたらどうしよう。
という発情する身体を持て余しつつも必死で我慢する、恥じらいの表情だったという(・∀・)
383名無しさん@ピンキー:05/02/03 15:14:19 ID:w0foDf+N
そしてそんな神楽の様子に気づいた榊さんに皆が寝静まった後に
呼び出されて、榊さんに黒沢先生の話を聞いて興奮してたんだろ、とか
煽られながら神楽のシャツやズボンの中に手を入れられてまさぐられて
元々榊さんに淡い恋心を抱いていた神楽は抵抗できずいつしか自分から
股を開いておねだりしていて今度は榊さんと甘く激しいエロエロライフを
送ることになりましたというそんなSSキボンしています(・∀・)
384名無しさん@ピンキー:05/02/03 16:51:22 ID:esZAj+Ra
370ですがやっぱりありませんか。答えていただきありがとうございます。考えてみると、ゆかりでレズネタはにゃも以外はほとんどないですものね〜
385名無しさん@ピンキー:05/02/03 19:24:07 ID:duH3nBia
>>383

(;´Д`)ハァハァ 。イイヨーイイヨー♪
呼び出す役を榊さんじゃなくてゆかり先生に替えれば>>370タソの願いもかなうわけだ。
386我輩:05/02/03 23:25:25 ID:cnaR4jzi
ふまじめな子ほどやりにくいが、まじめすぎてもだめなんだ。
ちよ、お前にはまだ早いから部屋でいなさい。
387名無しさん@ピンキー:05/02/04 01:45:10 ID:Tequ7xz2
そんなんじゃありませんのだ!
388名無しさん@ピンキー:05/02/04 20:12:57 ID:3oNW4bYy
榊(♂)×かおりん
389名無しさん@ピンキー:05/02/05 00:04:30 ID:nkYuMrXP
いや、
俺(♂)×かおりん
でここはひとつ
390名無しさん@ピンキー:05/02/05 01:12:24 ID:2mvYnktS
じゃあ
俺(♂)×389
ってことで
391名無しさん@ピンキー:05/02/05 18:04:48 ID:P75Bjs7b
次のSSは389×390限定な
392名無しさん@ピンキー:05/02/05 19:24:13 ID:m0FQKJgD
おい、誰か>>389-391の変態を止めろ。
いや、むしろここは投下を待つべきだな。
393いいの?:05/02/05 21:25:42 ID:9+0NyzAF
ホントに書くよ?
394名無しさん@ピンキー:05/02/05 21:35:00 ID:R116+T5Y
いらない
395名無しさん@ピンキー:05/02/05 22:40:55 ID:unT07t7b
いや、とりあえずウプしてみれ。
話はそれからだ。
396名無しさん@ピンキー:05/02/06 01:02:16 ID:JyWB0E8z
そう、どーんとこい!!
397ぼぼおおおお:05/02/06 03:46:34 ID:Z12XPgdJ
2CHの人達は僕のことご存知ですか?
398名無しさん@ピンキー:05/02/06 03:54:29 ID:g/fqD7Dx
大阪板でアク禁されてる人がなんのようですか
399名無しさん@ピンキー:05/02/06 09:01:03 ID:vnFafyNO
誰だコラ?
私としては早く>>390が読みたいんだがね。
400名無しさん@ピンキー:05/02/06 14:49:17 ID:hQQGJECO
えらいひさしぶりでその名を見た…>>397 でも良くおぼえていないなぁ…

ちよちゃんがらみのSS投下してた人だっけ?


つ〜か、2chにいったけか?

いずれ、このスレの住人、もうずいぶん、入れ替わってますじょ?

401名無しさん@ピンキー:05/02/06 14:50:43 ID:hQQGJECO
>つ〜か、2chにいったけか?

訂正

つ〜か、2chにいたっけ?

402名無しさん@ピンキー:05/02/06 15:36:41 ID:rN4NeKaD
どっちにしてもこのスレに作品書かないコテはイラネ
アピールするなら新作持ってくるべし
403名無しさん@ピンキー:05/02/07 01:35:12 ID:Bv0DSRd2
いずれ、>>397氏よ

いまの2chでは、貴方のような存在は、ほんのちょっとだけ









邪魔





なんだ…
404名無しさん@ピンキー:05/02/07 01:56:09 ID:mkt8K+HJ
ほんのちょっとじゃなくて
かなり
405名無しさん@ピンキー:05/02/07 16:37:20 ID:W/OCwcEF
かおりんかわいいよかおりん(;´Д`)ハァハァ
406名無しさん@ピンキー:05/02/07 22:14:18 ID:P6Nhjkb2
シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく…
407ぼぼおおおお:05/02/08 01:45:55 ID:Ogz7KRxM
参戦していい?
408名無しさん@ピンキー:05/02/08 02:20:48 ID:trFLVwRD
その名を捨てて名無しにはならないのか?
409名無しさん@ピンキー:05/02/08 02:55:13 ID:ZhUXnDpR
コテハンは別にいいと思うけど
ここではまず作品の方が重要
410名無しさん@ピンキー:05/02/08 19:38:33 ID:qSDdH5XM
それ以上にsageを覚えることが重要だろう。
こいつ厨房っぽいし。
411名無しさん@ピンキー:05/02/08 20:32:36 ID:u5NrQ8s9
>>407
フンッ。
許可を取る必要はない。まずは書け。話はそれからだ。
住民が評価してくれる。
412名無しさん@ピンキー:05/02/08 21:20:22 ID:u5NrQ8s9
>>405
千尋可愛いと思う私…脇役サイコー…(;´Д`)ハァハァ
413名無しさん@ピンキー:05/02/08 23:16:04 ID:CUy/qJSa
なら俺は…智に大阪と間違えられた子(;´Д`)ハァハァ
414名無しさん@ピンキー:05/02/09 01:43:20 ID:QCJioIQE
ごめ〜ん、あげてもうた〜(しかも今頃気づいた)


あたしなんか どっか、どんでってまえ〜





ぁ〜〜〜
415名無しさん@ピンキー:05/02/09 03:56:39 ID:XRt0oA0v
おいおいクソつまんねーぞ
エロ来いやエロ
416名無しさん@ピンキー:05/02/09 22:28:29 ID:/Ui7yleg
エロ
417エロ:05/02/09 23:14:43 ID:o09GQqgC
>>415
呼んだかこの私を?
418名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:22:33 ID:/Ui7yleg
おお…エロが降臨あそばされた…
419名無しさん@ピンキー:05/02/09 23:44:50 ID:wfcQW9jZ
花輪なんちゃらの漫画の「馬鹿が出現なされたぞ」ってセリフを思い出したぞw
420名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:13:04 ID:LGM8+H6h
花輪和一?
421名無しさん@ピンキー:05/02/12 01:29:59 ID:HjapquXC
たぶん、そうだろ。
422名無しさん@ピンキー:05/02/12 03:34:22 ID:jOmV8Toe
>>407
まだー?
423『ともちゃんとよみちゃん』表紙:05/02/13 09:48:15 ID:hOw8saPz
百合紙芝居

『よみちゃん と ともちゃん』

よむときの、ちゅうい

・はずかしがらずに、おおきなこえで、よみましょう

・なかのいい、おともだちといっしょによんでみましょう

 めがねをかけているほう、もしくはせのたかい子が、よみちゃんやく
 ちいさくて、おとこのこみたいな子は、ともちゃんやくでやってみましょう
424『ともちゃんとよみちゃん』表紙:05/02/13 09:50:21 ID:hOw8saPz
 これは、まだよみちゃんとともちゃんが、ちいさかったころの、おはなしです

よみ「とも。お人ぎょうさんゴッコしよう」(たのしそうに)
とも「うん! しようしよう!! 」

 男の子みたいなかっこうのともちゃんも、よみちゃんのていあんに、すぐさんせいしました。ともちゃんも、よみちゃんとおなじくらい、お人ぎょうさんゴッコがだいすきだったからです。
 二人とも、もう小学6年生、らい年はいよいよ中学生です。ちいさいころは、ぽっちゃりとしていたよみちゃんも、さいきんはウェストもほそくなって、むねもだんだんふくらんできました。
 いまよみちゃんは、みどりいろのワンピースにみをつつんでいます。くびすじからこしのあたりまで、前ボタンでとめてあるやつです。Tシャツに、タンパンのともちゃんとは、ぜんぜんちがうのです。
 ともちゃんはというと、やっぱりまだ男の子みたいでした。ほそい足はしなやかですけれど、まるみがなく、それはぜんしんどこもおなじです。わきばらは、あばらが数えられるくらいです。

――あーあ。はやく、フジ子ちゃんみたいに、なりたいなあ。そしたら、せかい中の男をだまして、たくさんおたからを手に入れるんだ――

 ともちゃんは、テレビアニメのキャラクターをおもいながら、お人ぎょうさんゴッコのしたくをします。
 よみちゃんは、そんなともちゃんのことなんかしらないで、にこにこしながら、お人ぎょうさんゴッコのしたくをします。なぜなら、よみちゃんはともちゃんのことがだいすきだからです。
                                (抜く)
『ろうどくのポイント』
 みなさんは、おうちであそぶとき、どんなかっこうであそびますか? じぶんたちのすがたをおもいうかべながら、よんでみましょう
425『ともちゃんとよみちゃん』《2》:05/02/13 09:51:51 ID:hOw8saPz

 お人ぎょうさんゴッコをするのは、よみちゃんのへやです。
 ようじんぶかくしめられた青いカーテンは、それでもゴゴの日ざしをそのすきまからなげかけました。とてもいいてん気です。よみちゃんのめがねも、きらきら光っています。
かぜははいってきません。まどがきっちりしまっているからです。
 きっと子どもはみんな、おそとであそぶのでしょう。じっさい、女の子や男の子のはしゃぐこえが、まどのむこうからかすかにきこえてきます。
 でも、二人にとっては、お人ぎょうさんゴッコのほうが、100ばいも1000ばいもたのしいのでした。
二人は、わざとちいちゃい子どもみたいなくちょうで、しゃべるのです。だってこれから二人は、お人ぎょうさんなのですから。

とも「あたしのほうが、したくはやいよ」(とくいげに)

 ともちゃんが、いそいでしたくをしようとするのを、よみちゃんが止めました。

よみ「まって。わたしがてつだってあげる」

 そういうと、よみちゃんが、ともちゃんのちかくによりました。
                                                     
『ろうどくのポイント』
 いったいなにがおきるのでしょう? お人ぎょうさんゴッコのいみをかんがえながら、はっきりよみましょう。
426『ともちゃんとよみちゃん』《3》:05/02/13 09:53:12 ID:hOw8saPz
 ともちゃんのそばにちかよったよみちゃんは、そっとともちゃんのTシャツのなかに手をさしこみました。

とも「hぃ……やっ! 」(おどろいて)

 ともちゃんのわきの下に、つめたいなにかがふれます。それはよみちゃんの、ゆびさきでした。

よみ「ごめん、くすぐったかった? 」(しんぱいそうに、ささやいて)
とも「ううん。だいじょうぶだよ」(こえはうわずらせて、でもはっきりと)

 ともちゃんはおこりません。だって、よみちゃんがしたくしてくれるのですから。
 ともちゃんの目が、とたんにまっくらになると、あたまがぎゅっとしめつけられるみたいな感じがして、いっしゅんのうちに、すぽんとかいほうされました。その目のまえに、よみちゃんがたっています。

よみ「くるしくなかった? 」
とも「ぜんぜん」

 ほんとうはちょっとだけくるしかった。でもともちゃんは、へいきなかおをしました。そんなへい気なかおのともちゃんを見て、よみちゃんは、そのくびすじに、かるくしたをはわせました。

とも「ん……Fっ! 」(かすかなでんきが はしるみたいに)
よみ「どうしたの? 」
とも「……なんでもないよ! 」

 いたずらっぽくわらうよみちゃんに、ともちゃんはまたへい気なかおをして見せましたけれど、こんどのこえは、さっきよりずっとよわよわしいのです。
 わきのしたにそえられた、よみちゃんのゆびが、ツ、とうごきます。そうすると、またともちゃんは、ヒクンとしてしまうのです。
                                               (ゆっくりと抜く)
『ろうどくのポイント』
 ともちゃんの「hぃ……やっ! 」「ん……Fっ! 」といったこえは、これからたくさんでてきます。
 どうやってだしたらいいのかわからないばあいは、だいすきなおともだちに、おなじことをしてくれるよう、たのんでみましょう。そのときにでたこえと、おなじこえを出してよんでください。
427『ともちゃんとよみちゃん』《4》:05/02/13 09:54:24 ID:hOw8saPz
 そうこうしているうちに、ともちゃんはすっかりしたくができてしまいました。
 おそとでいっぱいあそんだしるしの、日やけのあとが、ほんとうのはだのいろとはちがうんだ、とくっきりわかります。
 その、ピーナッツのかにくのようなはだのいろは、きめこまかくなめらかで、むなもとにはあばらのかげをうっすらつくっています。
 やわらかなももいろの二つのちくびは、まだほんのちょっとでっぱっただけなのに、ふるふるふるえています。
 したぎは、よみちゃんがこしぼねにくちびるをつけながら、ぬがせました。しゅんかん、ともちゃんのこしが、かすかにわなないて、ぐっとひけますが、それでもこれはまだしたくなのです。

とも「よみちゃん。よみちゃんのも、ね? 」(からかうみたいに)

 あまえるようにともちゃんがいうと、こんどはともちゃんがよみちゃんの耳もとに口をちかづけて、ふう、といきをふきました。よみちゃんが、アン、とうめきます。
 ともちゃんはそのまま、よみちゃんの耳にかるく歯をたてると、まずまえ歯、つぎにおく歯、そしてまたまえ歯、と、歯とその力をかえながら、たくさん耳をかみました。したもつかいました。
 んんん、んんん、とよみちゃんはうめきます。
 ゾロリ、としたがみみたぶのふちを、なめました。

よみ「ああああ」(のどのおくをひらいて、ふるわせて)

 よみちゃんのからだが、かるくつっぱりました。
 よみちゃんの耳はもう、よだれでねとねとです。
                                                 (抜く)
『ろうどくのポイント』
 おともだちから、こんなふうに耳をかまれたことがありますか?
 つよくかんではいけません。やさしく、ねめるようになぶるようになめましょう。
 耳のあなの中に、つばをいれてしまうと、ちゅうじえんになってしまうので、気をつけましょう。
428『ともちゃんとよみちゃん』《5》:05/02/13 09:56:55 ID:hOw8saPz
よみ「わたしたち、ふたりはぁ、お、にんぎょうさん、なのよ? 」

 こんどはよみちゃんが、なめるばんです。ちりちりと歯をたてて、ともちゃんの耳をせめます。ふわわ、はふぁふぁ、と、ともちゃんのいきがふるえるのがわかります。

よみ「かわいそうな、おにんぎょうさん、なの。だって一つになりたいのに、おにんぎょうさんは、一つになれないんだもの」

 よみちゃんのワンピースは、ほどけて、もつれて、前のボタンはぜんぶはずされています。そだちはじめた、それでも女をあらわすちぶさが、やわらかそうにかおをのぞかせていました。
 おっぱいさん、こんにちわ。
 さっきまでともちゃんがさっきいじっていたちくびは、きゅっとたちあがっていて、もうかたほうのちくびは、ともちゃんのしたがうごくまま、みぎにひだりにゆれています。
 よみちゃんがそうやってなめるたびに、ともちゃんのひきしまってつやつやしたおしりが、ひくん、ひくん、とうごきます。
 そのわきばらを、よみちゃんがつめのさきでなでると。

とも「んfぅぅぅぅ、んhぅぅぅ」(みをよじって ふるわせるように)

 と、あえぎました。

とも「よみちゃぁん、もっとぉ、もっと……ぉ、……てぇ」(せつなく)
よみ「お人ぎょうさんは、よくばりさんね」(あまいこえで)

 よみちゃんがいうと、ともちゃんは、へへへ、とこまったみたいにわらいました。
(抜く)

『あずまんがだいおうについて』
 あずまんがだいおうは、日本でうまれたおはなしです。
 ここでは6人の女の子と、二人の女きょうしが、みずからのおもいとせいよくを、あいてにしられないようにして、けれどもなかよくせいかつしていく、心あたたまるものがたりがえがかれています。
 アニメにもなった、そのわかりやすくなじみやすいネタは、かずおおくの作品に力をあたえ、たくさんのパロディとたくさんのパクリをうみだしました。
 今でも、これでいける、とやなぎのしたのどじょうをねらった、わかりやすいばんぐみせいさくしゃや、へんしゅうしゃが、あずまんがのテイストだけひっぱっていこうとして、びみょうなことに、なりつづけています。
 こうしてせかい中の子どもたちに、あずまんががよまれるようになったのです。
429『ともちゃんとよみちゃん』《6》:05/02/13 09:58:13 ID:hOw8saPz
 ぴちゃぴちゃ
 くちゅくちゅ

 こんどはともちゃんが、よみちゃんのわきをせめるばんです。
 
よみ「あぁぁぁぁん! は…ン。あ、あ、あああアん」(のどをふるわせて)

 よみちゃんのからだが、ひくひくします。わきのしたは、ふいうちみたいに、よみちゃんののうみそを、かいかんでゆさぶりました。

とも「よみちゃん、いいの? ここ、そんなにいいの? 」
よみ「やぁ、くすぐったいのぉ! たら、そぇらけなのぉ! も、も、もぅ……。ああぁン! もう…ぁめあのお! 」(くすぐったそうに つやっぽく)

 あんまりがくがくふるえるので、よみちゃんのゆびさきにひっかかっためがねが、ぴん、ととおくへとんでしまいました。まなじりから、なみだがほろりとおちました。

よみ「あ……。あ? 」
とも「どうしたの? よみちゃん? 」
よみ「ともちゃん、おひざ」

 よみちゃんにいわれて、ともちゃんがじぶんのひざを、見てみると、ともちゃんのひざが、よみちゃんのスカートのおくふかくにさしこまれていて、おまたにぴったりあてられていたのです。

とも「いたい? 」
よみ「じんじんする」
とも「いたい、の? 」
よみ「じんじん、するの」
                                 (すばやく抜く)
430『ともちゃんとよみちゃん』《7》:05/02/13 09:59:13 ID:hOw8saPz
 ともちゃんのひざがあたっていた、よみちゃんのおしっこのでるあたりのばしょは、いつもみたいにびっしょりしています。ぬれているのです。
 けれど二人とも、今までははずかしくて、そこにはさわれませんでした。二人とも、お人ぎょうさんになっていても、やっぱりそこをさわるのは、はずかしいのです。
 けれど、よみちゃんのこえがふるえて、じんじん、じんじんするのぉ、というのを聞いたら、ともちゃんもがまんできません。
 そおっと、よみちゃんのパンツをぬがせました。

よみ「やあっ! はず、かしいよう……」

 ぬれそぼった白いしたぎを、ふとももにそってくるくるぬがしていくと、ふるふるふるえるやわにくが、そこにありました。
 じぶんいがいの、おしっこするばしょを見るのは、ともちゃんははじめてです。
 かたくとじたツボミは、ややふくらんできて、そだちはじめた、ち毛が、かすかにいろをおびています。毛のさきには、こまかなしずくがついて、やっぱりふるふるふるえていました。

とも「へえ。こんなになってるんだ」
よみ「は……ぅかし…ぃよお……。トゥ…mちゃん、みないでぇ」

 はずかしがるよみちゃんの、そのややにくがめくれたぶぶんに、ともちゃんが、ふぅーっといきをふきかけます。ひゃあん! よみちゃんのこしが、はねました。ちいさなりょうてが、きゅっととじました。

とも「よみちゃん、かわいい」(いとしげに)

 うっとりとみつめて、ともちゃんはささやきます。そのときにもれたいきが、よみちゃんのビン感なぶぶんをしげきして、よみちゃんのこしが、びりびりふるえました。こいよだれが、よみちゃんのくちびるから、たれました。
431『ともちゃんとよみちゃん』《8》:05/02/13 10:00:38 ID:hOw8saPz
 こうなると、ともちゃんのいたずらは、とまりません。よみちゃんのツボミに、そっとかおをよせました。

よみ「だ、だめよぉ! ともちゃん! きたないよ! 」(ひっしに)

 ともちゃんが、なにをするかわかったよみちゃんが、今までの、トウスイ感はどこへやら、はっきりとしたこえで、ことわりました。
 けれどそのていこうも、長くはつづきません。やわらかい、けれどしんのあるともちゃんのしたが、よみちゃんのうちまたのつけねに、ふれると。

よみ「ひやぁ! 」(かんだかいこえで)

 とこえをあげて、ぎゅっと目をつむり、されるがままになってしまいます。
 にくのさやに、つつまれたところに、ともちゃんがしたをいれると、よみちゃんのおまたに、思いもよらないでっぱりをみつけました。

とも「あれ? こんなところに、でっぱりがあるよ……」(ささやくように)
よみ「やぁぁ、しゃべらな、いで」(ささやいて)

 くちびるのしんどうが、よみちゃんのでっぱりをふるわせると、よみちゃんのりょう足が、えびのしっぽみたいに、くにゃとまがっておられました。あしのおやゆびが、ぴん、とつってます。ちょっぴり、血のあじがしました。
                                (抜く)
『ろうどくのポイント』
 あなたのおさねはどうなっていますか? お友だちとみせっこして、くらべてみましょう。なめたりすることもあるので、いつもきれいにしておきましょう。
432『ともちゃんとよみちゃん』《9》:05/02/13 10:02:01 ID:hOw8saPz
 ほんとうに血がでているのかと思って、ともちゃんはそろそろなめてみます。

よみ「ひ……! ぃきぃぃぃぃ!! 」

 よみちゃんのくいしばった歯から、ほそくほそく声がもれます。

とも「へえ、かわがとてもうすいから、けっかんのあじがするんだねえ」

 おもしろがってともちゃんが、よみちゃんの、ぷっくりふくれたおまめのあたりを、ていねいにていねいになめると、だんだんさらさらした、しょっぱいあじがしてきました。

とも「なんか、でてるよ」
よみ「やぁ……、へんなこといわないでぇ……。おしっこ……なんてして、ないもん」(はずかしそうに)
とも「おしっこじゃないよ。ちょっと、ねとねとしてる」(いとしそうに ささやいて)

 かるくともちゃんにあまがみされて、ついに、よみちゃんが、ひめいをあげました。

よみ「だめ! とも! タンマ! も、もうやめよう。ほんと、もうやめよう! だ、だめ」
とも「よみちゃん、もう、おにんぎょごっこやめちゃうの? 」

 ふしぎそうなかおをするともちゃんに、よみちゃんはがくんがくんとうなづきます。

よみ「もう、なんか、へんだから。これいじょうは、いたい、から」
とも「そうかぁ。よみちゃんは、もうつらいんだぁ」

 ともちゃんは、すこしかんがえて、それから大きくうなづきました。

とも「わかった! じゃあ、こんどはわたしがされるばんになる! 」
                                   (抜く)
433『ともちゃんとよみちゃん』《10》:05/02/13 10:03:20 ID:hOw8saPz
とも「ひ……n! fぅん…ひゃっ! ああぁ」(じぶんのこしをねじりながら)

 よみちゃんのしたのうごきに、ともちゃんのこしが、くなくなとうごきました。ともちゃんのこかんせつが、ゆらゆらとしています。あせがじっとりとしめって、きらきらひかっています。

よみ「とも、きもちいいでしょ? とも、これ」
とも「ん、んんん、uんんん、うんぅん。うん! 」(気もちよくなりながら)

 こきざみにふるえているのか、あたまをうごかしているのか、どちらかはわかりませんけれど、よみちゃんは、そのともちゃんのようすにまんぞくそうです。

よみ「どうー? ともぉ」
とも「ん、んん、ん。へ、へいきだよ……。そ、んなの」

 つよがりをいうともちゃんに、よみちゃんはにやにやしながら、またしたをはわせます。よみちゃんのひたいのあせに、かみのけがひたりとくっつきました。
 しつようなよみちゃんのせめに、ともちゃんが、なさけないこえをだしました。

とも「…んじん、…るのぉ」
よみ「なぁに? 」(やさしく といかけるように)
とも「じん、じん、す……ぅの」(かすれたこえで)
よみ「どこが? 」
とも「……なかがぁ……、ぉ、くが、はヵ……ん、じんす、るの」

 え? よみちゃんが、ともちゃんのびん感なところから、かおをあげました。ともちゃんの目が、なみだでうるんでいます。かおはまっかで、ほほをよだれのあとが、のこっています。

                                   (抜く)
434『ともちゃんとよみちゃん』《11》:05/02/13 10:04:52 ID:hOw8saPz
とも「…れ、てぇ」(つぶやいて)
よみ「なにを? 」
とも「おゆび、いれて、みて」

 とつぜんのともちゃんのていあんに、よみちゃんはすっかりおどろいてしまいました。
 おへやのカーテンからさしこむ光は、ともちゃんのヒクヒクふるえる足をてらしています。それはまるで、はやくはやく、とさいそくしているみたいです。
 よみちゃんは、ごくん、とつばをのみました。
 そうしてそのまま、くちびるをともちゃんの耳もとによせて、かた手でそっとあたまをだいて、もうかたほうの手でともちゃんのあそこを、くちゅくちゅさわってみました。

よみ「ここ? でも、このあな、かたいよ? 」
とも「ううん……、もももうちょっと。お。した、なの」
よみ「このへん? 」

 おそるおそるゆびをのばした、そのときです。ゆっくりうごいていた、ひとさしゆびが、ぬるん、と、だい一かんせつぶん、中にはいってしまいました。

とも「くんんんんん! んん! んん! そ、こ」(おどろいて)
よみ「こ、こうか? 」(あわてて)
とも「らめ! それ! いたい! もっと、やさしく、してぇ」

 たくさん感じているみたいですけど、ともちゃんのまゆは、きゅっとひきつっています。
 よみちゃんは、どうしたらいいのかわかりません。どうやったら、ともちゃんはくるしくないのでしょう?
 そのときでした。
 ともちゃんが、そっと手をのばして、よみちゃんのだいじなところにふれました。
                                (抜く)
435『ともちゃんとよみちゃん』《12》:05/02/13 10:06:17 ID:hOw8saPz
よみ「はぁう! 」(おどろいて)

 よみちゃんが、おしりにきゅっと力をいれました。それはいままであじわったことのない、あまりにもちょくせつてきな、しげきだったので、いままでいじょうにからだがはんのうしてしまったのです。
 いいえ。気もちよさなら、さっきまでのおまめのほうがつよいのです。けれどゆびを、いれられると、じわじわとおちつかないような気ぶんになって、それでいてじゅうそくするような、へんな気もちになるのです。

とも「こう、よ? よみ」
よみ「わか…たよ」
とも「こ…だぉ…よ…み」
よみ「……かった…ょ」
とも「こ……だよぉ! ……みぃ」
よみ「ぅん! うん! う ん ! 」

 ゆびはだんだんせわしなく、けれど、ときおりふかくいきすぎて、とめて、またうごかしてをくりかえします。二人とも、もうあせだくです。
 けれどもそうしてボットウしていると、だんだんいしきがモウロウとしてきます。ああ、アア、と口から、しだらなく、よだれとあえぎごえがこぼれてきます。

よみ「ともぉ」
とも「ぁ、に? 」
よみ「へん、だね。あたし、tぁちぃ……」
とも「うん、へん……。こんなに、こんなんなんの」
よみ「もう、こんなん、もう、らめぇ……。fっ……もう、なんか、あ! 」
とも「うん、なんか、くる、なんかくるよ」

 二人は、おくのほうからわきあがる感しょくに、ぎゅっとたがいのからだをくっつけあいました。そして。
                               (すばやく抜く)
436『ともちゃんとよみちゃん』《13》:05/02/13 10:07:38 ID:hOw8saPz
とも「ふあ、ああああああああああんっ! 」(さけんで)
よみ「い、ひゃああああああああああ!! 」(とものこえにかさなるように)

 二人ともどうじにふるえて、大きなこえでさけんでしまいました。

 ――間
                   (ゆっくりヌク)

《指導者の方へ・この紙芝居の狙い》
 昨今、社会ではコミュニケーションの不在という話が、往々にして聞かれます。友達同士の親密なやりとりが、行われていないというのが現状です。
 また巷に溢れる、男性との奔放な性知識が、おさない子ども達に与える影響も心配です。
 私達は、このあずまんがという作品の一部を通して、友達の重要さ、友達としてのありかたをもう一度見直し、正しい性のあり方を示すために、この紙芝居を作りました。

 この紙芝居を上演するにあたって、指導される女性の方は、子どもがリラックスしやすいように、子どもをお膝の上にのせ、一緒に読んであげてください。親密なふれあいこそ、いまの世の中に必要な物です。
 男性の指導者の方は、なるべく仲の良い女の子同士で組ませて、自分は一歩引きましょう。
437『ともちゃんとよみちゃん』《14》:05/02/13 10:08:39 ID:hOw8saPz
 あれからなん年もたって、二人は高校生になりました。
 二人とも、むかしのあそびは、すっかりわすれてしまったみたいです。でも、ほんとうにわすれてしまったのでしょうか?
 高校のやすみじかんのとき、おともだちの一人が、こんなことをたずねました。

ともだち「よみちゃんとともちゃんってやー? むかしは、二人でどんなあそびとかしてたんー? 」
よみ「そうだなー、そとであそんだりもしたけど、いえの中であそぶことのほうが、おおかったなぁ。ほんよんだりとか」
とも「おにんぎょうさんごっことかなー? 」

 ともちゃんにそういわれたよみちゃんは、まっかなかおになりました。

よみ「お! おい!! とも! 」
とも「よみったら、ひどいんだぜー? ようちえんのとき、あたしのシルヴァニアファミリーのうさちゃん、持ってっちゃうんだもんなー!? 」
よみ「な! おまえこそ、ミルクのみ人ぎょうとってっただろ! 」
とも「み る く 飲み、人ぎょう、なー? 」
よみ「ななななんだよーっ! 」

 楽しそうなえがおをむけるともちゃんに、ますますかおをあかくして、よみちゃんがさけびます。おともだちはそんな二人をみて、なかええんやな、といってわらいました。
 きょうしつは、あのときみたいなやさしい光がさしこんでいます。青い青いそらです。かぜがかみをやさしくなぜました。きょうは、まどがあいているからです。

とも「よし! かえろうぜ!! よみ! 」

 まっかなかおをしているよみちゃんのおしりを、ともちゃんの手のひらが、ぱん、とたたきました。
 よみちゃんのからだが、ちょっと、ひくんって、なりました。

 二人はずっとずっと、なかよしです。
                                   (おしまい)
438名無しさん@ピンキー:05/02/13 13:56:16 ID:RoJYPDiy
なんか、日曜の朝から不思議な作品が投下されとる。

改行のためか多少読みづらかったが、G・J!!
439名無しさん@ピンキー:05/02/13 14:44:45 ID:MexU+G9q
いままでにないパターンの作品だね
面白かったGJ
440名無しさん@ピンキー:05/02/13 16:10:26 ID:qF0sr1wu
エロいけど和んだよ。
いいお話をありがとGJ
441名無しさん@ピンキー:05/02/13 17:09:52 ID:8rh9GkeJ
なるほど やられたね GJ
442名無しさん@ピンキー:05/02/14 05:57:23 ID:1qSpFetS
平仮名ばっかで読みづらい
443名無しさん@ピンキー:05/02/14 22:09:06 ID:QPbsKnSA
変態だ
間号事なき変態だ
444名無しさん@ピンキー:05/02/16 02:00:04 ID:VhR3I7mx
気にするな、みんな  

        一緒だ
445名無しさん@ピンキー:05/02/17 21:45:47 ID:AmZ7gD9w
ほ し ゆ
446名無しさん@ピンキー:05/02/17 23:59:23 ID:+bN8F7TT
これ皆、まともに読んだのか?
てえしたもんだw
447名無しさん@ピンキー:05/02/18 01:06:59 ID:ttlff4NY
漏れは読みづらいんでスルーしちまった。
「あるわかやまでうまれたじょしこうせいのいちにち」を超ロングバージョンで
かまされた感じ。
448名無しさん@ピンキー:05/02/18 15:00:40 ID:Pv6XCXHY
とりあえず読もうや。
で、内容について良かっただの糞だっただのを言おう。「スルーした」なんて発言誰にとっても読みたくないだろ。
449名無しさん@ピンキー:05/02/20 00:37:06 ID:XpyVIMvX
まぁ糞だったときにはちゃんと
どこが、どう、どんな感じに糞だったかを言わんとね。

ただ一言「糞SSだな」と書いただけじゃあ作者の神経を逆撫でする目的としか思えんし。
450名無しさん@ピンキー:05/02/20 09:05:13 ID:Rda1nSjv
糞の一言は読んでないのと一緒
451名無しさん@ピンキー:05/02/20 11:12:23 ID:XpyVIMvX
そうだな…その通りだよな…。
452名無しさん@ピンキー:05/02/20 21:18:58 ID:54JrEzFi
絵付きで読んでみてぇな。

楽しく読ませてもらいましたよ>>423-437
453名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:09:14 ID:N/pmnat7
絵付きだと凄まじくハァハァだな。
454名無しさん@ピンキー:05/02/21 11:34:14 ID:ffd8goPg
>>451
??
455名無しさん@ピンキー:05/02/21 15:30:58 ID:vqBbhKSj
よみは眼鏡かけてたのか?ニーソは?
ともの髪型は?
そういう見た目の描写があれば想像しやすかったと思う
456名無しさん@ピンキー:05/02/21 22:07:06 ID:Fa9WK8xQ
ttp://merumo.ne.jp/00126751.html

僕のメルマガです。


よろしく〜☆
457名無しさん@ピンキー:05/02/24 20:32:09 ID:kcTus5jA

458名無しはすでに死んでいる:05/02/24 21:37:39 ID:+uqOt++S
くとの拳
459名無しさん@ピンキー:05/02/24 21:50:58 ID:fCqnXOLL
ひで
460名無しさん@ピンキー:05/02/25 03:48:04 ID:pry6ZO79
461名無しはすでに死んでいる:05/02/25 16:09:40 ID:ibu39i1x
>>460に今日を生きる資格はない…。

見ろ! 俺様のダブルチョップを!

よみ様から奪い取ったダブルチョップ!
とくと味あわせてやるーー!!
いくぞ〜?いいか〜ハッハー!!
462460:05/02/25 17:02:38 ID:pry6ZO79
訂正
お→ぶ…!!
463名無しさん@ピンキー:05/02/25 17:10:01 ID:Qd87Ypo9
>>460オマエはもう氏んでいる
464ぼぼぼき:05/02/25 19:47:40 ID:AYd/U2Yv
設定
バトロワ
465「二人の秘密」1:05/02/25 23:31:01 ID:9r2IkjQm

「二人の秘密」


ここは図書室、日も沈み始め、うすぐらい校舎、ちよと大阪を残し人影はみあたらない。
「あー、智ちゃんたち先に帰ってもうたな」
目をこすりながら大阪はちよの頭に手を置いてみる。
少しのあいだ頭を叩いたりさすったりしてみる、しかしちよは目覚める気配すらない、
「おーい、ちよちゃん起きなあかんで、みんな返ってもうたー」
ちよはすやすやと深く深く眠っている。
「それにしてもちよちゃんは可愛いな、可愛い可愛い」
そういいながら、大阪はちよの頭を撫でつづけた。
「あ、ちよちゃん早く帰らな、お化けが出るかもしれんで!」
ちよは無反応で静かに寝息をたてていた。
「…あかん起きへん、これやったら起きるとおもったんやけどなー」
「あ、そうや…」
すると大阪はちよの後ろ側に周り、まだ未発達の胸に手をやった。
「そういえば、胸はもんでたら大きくなるんやったな、ちよちゃん
起きたらおっきくなってたらびっくりするやろうな」
大阪はゆっくりとちよの胸を揉みはじめる。
あばら骨の感触と、かすかな弾力、
「ぅ…ぁあん…」
その声に反応して大阪は手を離す、しかしちよが起きないことをみるとまた手をのばした。
「なんや、ちよちゃん感じとるんやな、やっぱり女の子や」
すると大阪はちよの小さな制服を少し捲くり、直接胸を揉み始めた。
「ちよちゃんはブラジャー着けとらんのか、私もやけど…」
まずは爪でちよの小さな乳首を引っかくように刺激する。
466「二人の秘密」1:05/02/25 23:31:51 ID:9r2IkjQm
「はぁん…うぁ…」
一定のリズムで軽く引っかきつづける、その間はちよは喘ぎつづけた。
「ほんまちよちゃん可愛いな…このまましてしまいたいわ」
「…いいですよ」
ふとちよの方をみる、寝ている…
「寝言?…そうやあかんあかんちよちゃんにそんなことしたら」
大阪はちよの服を戻し、ちよをまた起こそうとした。
「ちよちゃーん、起きてー」
するとちよはゆっくりと置きあがり、重たそうなまぶたをこすりながら
大阪のほうを見つめた。
「お、おおさかさん…こ、ここまで…やっておいてやめないでください」
「え?」
大阪はちよの言動を理解できず、聞き返す。
「おおさかさん…つづけてくださ…い」
「え?はい」
ちよはそう言うと、自分で服を脱ぎ始めた。
服を脱ぎ終わると、ちよの幼い割れ目から水滴がしたたり落ちる。
「こ、こんなに…ぬれちゃ…ってるんですよ」
ちよは震えて涙ぐんだ声で言った。
「わ、わたし…おきてました…とちゅうから」
「え、ちよちゃん起きてたんか…」
「わたし、おおさかさんがすきです、女の子が女の子を好きになっちゃいけないのは
わかります、でも私はおおさかさんが…」
「そうや、あかん、それはあかんで」
「で、でも…じゃあなんでおおさかさんは私にえっちなことしたんですか季語う」
「それは…わたしもちよちゃんのことが好きや、でもこんなことしたらあかんと
思う、でも耐えられへんかったんや、ちよちゃんが可愛かったから」
少しのあいだ無言の時間が過ぎる、お互い向き合ったまま、
「きょうだけ…でもやっ…てください」
467「二人の秘密」3:05/02/25 23:33:23 ID:9r2IkjQm
「え、ええよ、今日だけやな…」
大阪はそう言うとちよの上に乗り胸を激しくもみだした。
「い…いぁ…ぁああん」
「はぁ…あかん私も限界や…キスしていい?」
おおさかが手を止めてい言う。
「は、はい…いいです」
その声を聞いた瞬間に大阪の唇とちよの唇が触れ合った。
「くむぁ…あぁ…」
大阪の舌はちよの口の中に入り込み、ちよのすべてを奪っていくように…
ちよは大阪のされるがままに、大阪を受け入れていた。
ちゅぽんっと音がして唇が離される。
「ちよちゃんの味や…ちよちゃんの味はこんなんやったんやな…」
「な、なにいってるんですか、おおさかさん」
大阪はちよの胸から徐々に指を下に降ろしていき、割れ目にむかう。
「だ、だめです!そこはっ!」
ちよは思わず叫び声をあげた。
「え、あかんの?」
「は、えーと…いいです」
「ほならいくで」
ちよはすべてを受け入れるように、足を開く、大阪は指をちよのあそこにいれ、
愛液をたっぷり指につけた。
「こんなに濡れとる…びしょびしょやな」
そういうと指についたちよの愛液を舐めた。
「は、はずかしいです」
大阪はちよのクリトリスを指でつっついたりつまんだりする。
「ぁ…ぁああ…ぁん…ふぁ…」
「ちよちゃん、えらい感じとるな…ほならこうしたらどうなるやろ」
大阪はそう言うと唇を割れ目に這わせて、舌でクリトリスを弄び始めた。
「きぁぁあああ…ふぁう…うぅん」
468「二人の秘密」4:05/02/25 23:34:04 ID:9r2IkjQm
「感じとるな…可愛いでちよちゃん…指入れるで」
大阪の指がちよのアソコをこねくりまわした。
「すごい…ぬるぬるやな…」
「あぁぁ…おおさ…かさん…いいですぅ…はぁ」
「そうかちよちゃんここがきもちええんか」
「はぁう…きもちいいです」
「じゃあここを責めてあげるわ」
「きぁあ…はぁぁう…はぁああ…」
ゆっくりの刺激していた大阪の指が突然早くなる。
「あぁん…おお…さかさん…イキます…」
その声を聞くと大阪は指を抜いてしまった。
「あかんで、まだイっちゃあかん」
「そ、そんな、イ、イカせてください…おおさ…かさんの…いじわるぅ」
「イキたいんやったらじぶんでやればいいんとちゃう?」
その言葉をきくとちよは自分の割れ目に指をいれ、自慰をはじめた。
「くぁぁ…はう…」
「あーちよちゃん一人えっちなんかしとるーいやらしい、ちよちゃん」
「あぁ…はぁ…やめて…くだ…さいよ」
「そろそろわたしがイカせたるわ」
大阪はそういうとちよの割れ目に下を這わせた。
「ひゃん…はぁ…あぁん…」
ぴちゃぴちゃと、いやらしい音が図書室中に響く。
「も…もう…イっちゃいます…はぁ…」
ちよはそう言うと絶頂に達してしまった。
「ちよちゃんがイってもうた…わたしはどうすれば…」
「お、おおさか…さん」
「なに、ちよちゃん?」
「あ、ありがとうございます」
「そんな、照れるわ」
ちよはゆっくりと立ち上がり、服を着始めた。
469「二人の秘密」5:05/02/25 23:34:53 ID:9r2IkjQm
「ほな、帰ろうか…」
「そうですね…」
二人が帰るころには、もう空は真っ暗だった。
「今日のことは皆には秘密やで」
「はい」
「わぁこんなに真っ暗や!いそいで帰らな…お化けがでてまうで」
大阪はそういうと走っていった。
「え…お、お化け!?ま、待ってくださーい!」

fin
470名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:36:38 ID:9SnxAva+
Ζ!

大阪がいい感じでエロおやじのようでした。
471名無しさん@ピンキー:05/02/25 23:51:42 ID:wlwIgQeT
大阪ワールド
472名無しさん@ピンキー:05/02/26 00:33:01 ID:daXQ/Qzf
スクールランブルにコリアンが登場しないのは差別
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1108459683/
473名無しさん@ピンキー:05/02/28 01:34:08 ID:pdLjW1Ag
俺もエロ親父におもえた大阪にしてはうわてだからかな?
「女の子同士はあかんで」とかは、大阪ぽいな
474465-469:05/02/28 16:27:41 ID:Jfrl2Wjn
まぁ大阪が責めものがかいてみたかったから
475名無しさん@ピンキー:05/03/02 00:17:06 ID:tY27X+gC
友人にあずまんが読ませたら一巻の「命」をいたく気に入ってくれた。
476名無しさん@ピンキー:05/03/02 04:12:00 ID:J98vGcJN
>>475
ヨカタ。
477名無しさん@ピンキー:05/03/04 23:32:33 ID:LQMaZhRb
>>475
誠に宜しきこと哉
478名無しの名を言ってみろ!:05/03/05 03:01:17 ID:5dTFv78M
>>475
あの話はアニメ版だとなお良し。
479名無しさん@ピンキー:05/03/08 21:54:39 ID:4Y0/BIoo
ほす
480夜の訪問者:05/03/12 01:02:33 ID:A3Svl0iS
 ガンガンガン。
見るともなしにテレビを見ていた俺の耳に、アパートの俺の部屋のドアを
激しく連打する音が聞こえた。
 ピンポンピンポンピンポン。
チャイムまで連打している。こんなにしつこくてやかましいのは、たちの悪い
勧誘か何かでなければあいつしかいない。俺がドアを開けてやると、はたして
あいつはにへっと笑って玄関先に突っ立っていた。
「あのなあ……。近所迷惑だろうが。借金取りかよ」
 俺が苦言を呈しても、智は知らん顔でさっさと部屋に入ってきた。
「相変わらず小汚い部屋だねー」
「聞けよ人の話。だいたい電話でアポぐらいはとったらどうなんだ?」
「んー? だって私とダーリンの仲なんだからそんなのいちいちいらないじゃん」
 確かに、こいつとは高校在学中にひょんなことから俺の告白が成って
こうしてつき合っている仲ではある。だけど、こっちにだって事情くらいはある。
「あのな、ちゃんと来るって言ってくれればもうちょっと部屋だって片付けたよ」
「エロ本とか?」
「…………」
ああ、もうこいつはこういう奴だ。分かっていながらこいつにしとやかさとか
しおらしさとかを求めている俺はバカなんだろうか?
「それともなに?」
 いきなり、智が体をぎゅっと押し付けてきた。今まで何度も抱き合って
きたことがあるくせに、やっぱりこうされると俺はちょっとどきっとしてしまう。
そして、智からちゃんと女の子の匂いがすることに、ちょっと安心する。
「他の女でもつれ込んでるのか?」
「ば、ばかっ。んなわけねーだろ」
思わず動揺した俺を、智は高校時代から変わらない、あの見た人を微妙に
不快にさせる笑顔で笑った。
「あははー。びくびくしてやんのー」
「ったく……」
急に智は笑うのをやめた。
「……ほんとに他の女とかいないよね!?」
「不安になるんだったらそういうこと言うんじゃねえ!」
481夜の訪問者:05/03/12 01:03:19 ID:A3Svl0iS
 ああ、相変わらずのツッコミ係。在りし日の水原の苦労が偲ばれるな。
死んでないけど。
「ところでそんなことより、今日私が来たのは他でもない。晩ごはんを
作ってあげにきたのだー!」
 相変わらず展開の急な女だ。買い物袋をぶら下げているという珍しい格好
だったから、予想はしてたんだけど。本当にたまにだが、智は手料理を
振る舞ってくれる。
「作ってくれるのは嬉しいんだけどさ、何作ってくれるんだ。」
「ハンバーグと、コロッケ」
……どうしてこいつの作る食事は、主菜ばっかりなんだ?
 俺は、黙って台所の冷蔵庫を開けると、適当に野菜を見繕った。
俺も自炊に馴れてきて、そこそこのものは作れる。簡単なサラダでも作ろう。
あとは米があればいい。
「あれれー? な、なにを始めるの?」
「いいから、お前はハンバーグとコロッケを作ってなさい」
 米を研ぎながら、俺はため息をついた。

 智の作ったハンバーグとコロッケは、満足すべき味だった。食後のひととき、
二人でぼけーっとテレビを見ながら、茶をすする。
「なあ……。今日、泊まっていくつもりなのか?」
「そーだよ」
 若い女が若い男の部屋で、食事を作り、そして泊まったら、することは一つだ。
智が料理をするときは俺がどんなに手伝いをしようとも片付けは一方的に俺の
担当なので、洗い物をしている時に後ろから……というおいしいところはないが。
「本当か?」
「うん」
 けど、智の場合は油断できない。
「あのー、こんなこと聞くのは何だけど……今日生理じゃないよな?」
「ちげーよ! あー、もー。ダーリンはデリカシーってもんがないね」
智にも、以前俺が智が寝入ったあとこっそりトイレでたぎりを鎮めないと
いけなかったことが、どんなに悲しかったかを感じるデリカシーぐらいは
持ってほしい。
482夜の訪問者:05/03/12 01:05:00 ID:A3Svl0iS
「はいはい、悪かったよ」
「むー」
 テレビを消した。お互いの息をする音と、茶をすする音しか聞こえない。
「…………」
「…………」
「あの、今日はいいんだよな」
「……どうしよう」
「いいんだよな」
 智をこちらに向かせて、そっと肩をつかんだ。少々強引にいかないと、
はぐらかされるのは何度も経験している。
「智の作った飯、うまかったぞ」
「…………」
「な、せっかく来たんだから……」
「……ま、そこまで言うならしかたないなー」
ちょっと顔を赤らめながら、智が俺の胸に飛び込んできた。飯をほめたのが
良かったらしい。智を、ぎゅっと抱きしめてやる。本当にかわいい。
が、いきなり智が腕を突っ張って俺を突き放した。
「なっ、おい、どうした……」
「あんた臭い」
 相変わらず忌憚のない奴だ。
「生きてるんだから汗ぐらいかくよ。ってか、もっとオブラートに包んだ
言い方ってものを……」
「臭いもんは臭い! 風呂入れー!」
 こうして、しばしのお預けを食らった。
483夜の訪問者:05/03/12 01:06:20 ID:A3Svl0iS
「ふへへー。お待たせー」
 バスタオル姿で、ポーズをとりながら、満面の笑顔で智が風呂から上がってきた。
相変わらずどこまでが冗談でどこまでが本気か分かりづらい。
「んー? この私のセクシースタイルにみとれちゃったかにゃー」
出るところがあまり出てないので、棒に布を巻き付けたようだ、なんて言ったら
怒って帰ってしまうのが目に見えているのでそれは言わなかった。そのかわり、
ポーズをとっている智に黙って抱きついた。
「わっ、こ、こら! 気が早い!」
「あのな、壁はそんなに厚くない。大声出し過ぎんなよ」
 抱きつきながらベッドまで押してやる。倒れ込みながら電気の紐を引いた。
まだ目が慣れていない分、肌の感覚とか、吐息とかがしっかり感じられるような
気がする。バスタオル越しに、がちがちになった俺の棒が智の太ももに触れた。
「……わっ。このスケベー。んっ……」
キスでうるさい口を黙らせながら、そっと智の胸に手をはわせた。
まだバスタオルの上からだ。
「……んはっ。ちょっ、やだ、ざらざらするよ」
バスタオルの荒い生地が、意外に効果を与えているようだ。今後も使えるかも。
俺は、智の唇がもう一度欲しくなった。智も同じことを考えていたようで、
ちょっと触れると向こうの方から押し付けてくる。べちゃ、べちゃと唾液が
混ざる度に、がちがちになっていたはずの俺の棒はまだ硬さを増していく。
「……っ!」
 不意に、棒にざらっとした感覚が走り、背筋まで駆け抜けていった。
智が、バスタオル越しに俺の棒をつかんでいるのだ。そして、もみもみしながら
手を上下に動かしはじめた。おあずけを食らっていた俺には、強烈だった。
下腹部全体がこわばっていくような感覚。今すぐにでも熱いものが昇って
きそうだ。
「へへ……。バスタオルに出させちゃうもんね」
確かにこれはこれですごくいいんだが、これで出してしまったらここまで
我慢したのがもったいなさすぎる。手遅れになる前に、智の手を引きはがした。
484夜の訪問者:05/03/12 01:07:28 ID:A3Svl0iS
「あー、せっかくしてるのに……っあ。やだ、もう直接……んっ」
 お返しとばかり、バスタオルの中に手を忍ばせ、こねるように揉んでやる。
別に胸だけで好き嫌いを決めたわけじゃないが、智の大きさは俺は個人的に
非常に気に入っている。だから、たっぷりかわいがってやる。
バスタオルはもういらない。はだけさせて、乳首に吸い付いた。
智の肌はすべすべしていて、触っても舐めても心地いい。
「あ、あ……。ん、す、吸うなぁっ」
 そう言いながら、体をぴくぴくさせて、そして俺の頭を腕で抱いて
ぎゅっと自分の胸に押し付けている。いい感じだ。これなら、逆襲は
とりあえずないはずだ。一気に押し切ろうと、人さし指を智の股の間に
潜り込ませる。わずかな湿り気をクリトリスに塗り付けるようにすると、
じわじわと湿り気が広がっていく。柔らかい肉の熱さが増していく。
「んっ! んぁ、あ……、ダーリン、そんな……。んん……」
 智の嬌声が興奮を余計に駆り立て、俺の棒も直接刺激されていないのに
限界が近い。なるべく快感を続かせてやるように、右手で智をいじりながら
ゴムを引き出しから取り出した。
「あ、はぁ、もう? ふ、あぁ……」
「はっ、早いか?」
 暗がりの中、俺の問いに智が大きく首を首を振るのが見えた。準備を終え、
つばを飲み込み、智の入り口に棒を添える。
「ごめんな、早い男でさ……」
「ん……んなこと言うな! いやになるでしょ! いいって言ったらいいの……
くぁっ!」
 しゃべっている途中で、辛抱たまらなくなった俺が突き入れたせいで、
智は大きく息をついた。もう今となっては痛くはないが、突き入れられるときは
独特の衝撃があるらしい。
「はふ……む……」
「ん……好き……ふぁ」
 どちらからともなく唇も求め、そしてぬるりと俺が棒を動かした。
「……ぁ。はっ、あ……、ああ……」
ほとんど声になっていない嬌声をあげながら、智は俺の頭の後ろに手を回した。
485夜の訪問者:05/03/12 01:08:01 ID:A3Svl0iS
「ダーリン……。ダーリ……あっ、ああ……」
「とも、ともぉ……」
焦りを必死に押さえて、智の感触を噛み締めるようにゆっくり、ゆっくり
突いていく。こねるようにすると、智のぬくもりが伝わって、この気持ちよさに
今すぐ飲まれたいと思える。
「っあ、ああっ……。ダ……リン、あふっ……ク……」
「ともっ……」
 焦点の合わない智の目が、きゅっと閉じられると同時に、ぎゅぎゅっと
ねじ込むように突き入れた。
「……ぁ、……は、はぁ、あ……ああ……」
 智ががくがくと震え、脱力したことに満足し、俺も欲望を吹き出した。
我慢の固まりが飛び出す度に、言いしれない快感が走る。
「ともっ、ともぉっ……!」
「あ……っ。あ……」
とどめの一突きで、もう一度軽く昇ったのか、智はぴくりとふるえ、とろんとした
目で俺を見つめた。
486夜の訪問者:05/03/12 01:09:07 ID:A3Svl0iS
「もうほんとに寝るぞー」
「ういー」
 智がベッドにおさまったのを確認して、電気の紐を引いた。お互いくたくたで、
眠くてしょうがない。俺もベッドに潜り込む。
「そういえばさ」
「ん?」
「智って実家暮しなのにさ、よくいっつもこうやって泊まりに来れるな。
親御さんとかだいじょうぶなのか? 心配とかしてるだろ?」
「あー、それはね」
智がごぞっと動いた。
「よみのとこ泊まるっていってるから」
「ああ、そうか」
 水原なら安心だ。けれど、嫌な予感がする。智には油断ならない。
「あのさ、それってちゃんと水原と打ち合わせとかしてるんだよな?」
「へ? してねーよ? なんで?」
俺はため息をついた。やっぱり油断ならない。
「あのさ、水原に一言連絡ぐらいしとけよ。親御さんが水原の家に電話して
水原が『智は来てない』って答えたらどうするんだよ」
「あ、そっかー」
「まったく……」
ここはびしっと言っておかなきゃいけない。
「智、おまえさ、そういうとこもっとしっかりしてくれ……」
「すー」
「もう寝てるし。しょうがないやつだな……」
 俺はもう一度ため息をつくと、寝入った智のほほをそっとなでた。
487名無しさん@ピンキー:05/03/12 02:22:58 ID:iHrR9LsI
うわー。久々に智ネタ読んだ。
やっぱいいなあ、智。バカだけど可愛い。バカ可愛い。GJ!!
488名無しさん@ピンキー:05/03/12 02:47:01 ID:CnlJdtQh
個人的に智ちゃんの百合ネタよりも智ちゃんが男とからんでる方が好きだな。
純愛ネタだったら尚更。SEXするとこは智ちゃんらしく描かれていてイイなあ。

これ、続くの?
489名無しさん@ピンキー:05/03/12 20:00:45 ID:U201346K
智ちゃんと付き合うのって、パワー要りそうだな…

とにかく、G・J!!!
490名無しさん@ピンキー:05/03/13 13:07:51 ID:Cojo48Q8
やべーやべーやべー
細かい所まで描写さるてて、本当に男に投影してどきどきした
あずまんがってレズしかないかと思ってた。俺も男女もの書き始めてみる
491名無しさん@ピンキー:05/03/17 20:50:40 ID:3o7aCw5X
hosyu
hosyu
492夜の訪問者書いた人:05/03/17 23:15:15 ID:VlTWqgVy
>>488
続くの? と言うか昔あずまんがスレに書いたネタの続きだったりします。
思ったより好評でなにより。
493名無しさん@ピンキー:05/03/18 06:24:25 ID:Sk0v8o1h
え?
494名無しさん@ピンキー:05/03/18 07:47:24 ID:pvsNxmL1
ともちゃんのはじめてのひシリーズのその後なのか?
ダーリンと結ばれて幸せそうなとも(*´д`)ハァハァ
495名無しさん@ピンキー:05/03/18 19:51:27 ID:Sr0E0tbq
おおぉ!「ともちゃんはじめてのひ」の人か!?
ともちゃんが幸せそうで何よりですな!
496名無しさん@ピンキー:05/03/19 01:35:49 ID:ea6xBB/w
青い人まだかな?
497名無しさん@ピンキー:05/03/19 03:27:28 ID:ebMh6wxZ
個人的に「ともちゃんはじめてのひ」はかなり好きなSSだったので
正直、続きが見れて嬉しい〜作者さんGJ!!
498名無しさん@ピンキー:05/03/20 18:33:47 ID:phPOS9pb
榊×忠吉の獣姦もの希望〜

もうでてる?
499他人の設定を使うN:2005/03/23(水) 11:09:45 ID:fG2jw8Ry
私が書いてやろうか?
500名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 12:00:33 ID:9B9H3Wf1
>>499
ぜ・・・是が非でもひとつ!!
501名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 15:19:24 ID:hDAgPwc0
はあはあ。楽しみだぜ
502名無しはもう死んでいる ◆XW3atTvww. :2005/03/23(水) 18:17:35 ID:cZgPzJhR
>>499
化けるなら牛にでも化けるんだったな…
503青い人たち:2005/03/24(木) 22:02:24 ID:14fMnMJI
>>320の続き

“チュッ……”
 さっきよりも強く唇が押しつけられる。やっぱりものすごく柔らかい。
 そのままでしばらく、互いの瞳を至近距離で見つめ合ったまま、少年も大阪もじっと動かなかった。
 いや、少年の両の手はワキワキと“結んで開いて”をくり返している。
 ……え〜〜〜〜っと……大阪さん?…………
 これが多分に恋愛経験豊富なお姉さまであれば“じ、焦らしてからかってんのかな?”と少年は考えたかもしれない。
 だが相手は大阪である。おそらく間違いなく乏しいだろう彼女の経験では、キスの知識はここまでなんだろう。
 まぁ、それはそうならそうで、いまどきの高校生にしてはとてもピュアで、微笑ましくも愛らしい。
 でもここ数日というもの、自分も相手も本能の赴くままに、“もうあの頃には帰れない、クスンッ”というくらい汚しまくった少年は、
 ……ああッもうッ!!……舌入れたい……ギュッてして舌入れたい!!……
 などと心中では叫んでいた。とはいえ、
「暦はさぁ、告ったりとかする気あるのか?」
「え!? あ……ああ……っと…………と、智は、智はどうなんだよ?」
「私はその…………う〜〜〜〜ん…………アイツに告らせたいかな? どっちかって言うと」
「告らせる? ああ、なるほどな、うん、そうだよな、なんで私から告らなきゃいけないんだよ うん、それいいな……」
 こんなトークをしている二人を真近にして、他の女の子とあんな事やこんな事を出来るほどには、まだケダモノではない。……まだ。
 しかしとりあえずは、少年の方から率先して動くというのは、人の道を踏み外したくないなら“NG”だ。
 ……ど、どうしようか?……
 まぁ、それも時間の問題かもしれない。
 手がスローモーションで、というよりは大阪に気取られぬように“そ〜〜〜〜っ”と、やましさフルスロットルで伸ばされている。
 頭が悩んでいる……フリをしている間に、身体は『正直だぜ!!』という格言(?)通り、勝手に少年の想いを汲んで、ご丁寧にも
しっかり大阪の死角を突いて後頭部に廻り込もうとしていた。
504青い人たち:2005/03/24(木) 22:03:36 ID:14fMnMJI
 そしてその邪な気配を察したわけではないだろうが、
「あ……」
 大阪はスッと唇を離して身を起こす。少年の手はササッと、素早く何事もないように元の位置に戻った。
「どうしたん?」
 ただ少年の顔からはドッと冷や汗が流れて、手の隠れたファインプレイの足を引っ張ってしまってる。なにかややっこしい。
 でもそんなことには露ほども気づいてなさそうな大阪は、少年の顔を不思議そうに見ながら首を傾げた。
「な、なんでもないですよ、はい」
 悪いこととは中々出来ないように世の中なってる。
「……まぁ、ええわ それよりもな、私、智ちゃんと最近勉強したことあんねん いまぁ試してええかなぁ?」
「た、滝野と勉強!?」
 べつに学生なんだから、それが本分なんだから、なんらそのキーワードに可笑しいところはないはずだ。
 でも勉強を一緒にしたのが『智』というところが妙に引っかかる。
 ……はて? なにか最近似たようなシチュエーションがあったような?……
 惚けてはいるが、本当はわかっているのだ。
 少年に限らずだが、オトコはこういうところがズルイしセコい。知らない方が自分にとってメリットがあることを知っている。
「……ああ、いいと……思うよ、うん」
 少年の了解の言葉に、大阪の真ん丸な瞳が僅かに細められた。胸元に置かれていた手が、ゆっくりと移動をはじめる。
 その目指しているのは、顔の方向ではない。
 二人は視線を絡めたまま、だがその反応は対照的だ。
 少年は目を見開き、鼻息をふんふん荒くしているのだが、大阪にはさほど変わった様子はない。いや、そうでもないか。
 じっと見つめる少年には、珍しく細めた瞳の色が、妖しく輝きを放ちはじめているように思えて仕方がない
「ど、どんな勉強なんだ?」
 経験はおそらく多分絶対に、たった数日前にスタートを切ったばかりとはいえ、少年のほうが前を走ってるはずだ。
 それなのに、少年はなんだか呑まれてしまっている。喉は緊張でカラカラだ。
「……色々や……すぐにわかるよってな……」
 手はもうヘソにまで達している。たしかに、すぐわかりそうだ。
 少年の頭の中では“ダラララララララ〜〜〜〜ッ”と、子気味よくドラムロールが打ち鳴らされている。
505青い人たち:2005/03/24(木) 22:05:33 ID:14fMnMJI
 そして大阪の小っこい手が“スゥッ……”と、撫でるというよりも掠るように“ヤツ”に触れただけでシンバルが“ジャ〜〜ン”と、
「あんッ!?」
 ではなく、少年の口からは女の子のような声が洩れてしまった。
 顔を耳まで“カァ――ッ”と赤くさせて、少年は大阪の視線から逃げるように目蓋を閉じる。
 口元を少年は両手で塞ぐが、もちろん空気を振るわせた音を今更回収はできない。
 そしてこれは、本人にとってはどうでもいいことだろうが、洩れた声は同級生他、女の子たちを模写でもしているようで、江戸屋猫八
ばりに巧く可愛く大阪の耳朶を打った。…………うん、本当にどうでもいいな。
「………ほんまに……硬くなるんやね………ここ……カチカチや…………」
 気のせいか熱っぽくなったような大阪の声。手は何度も何度も親しげに、チンコをスリスリと上下に撫でつける。
「智ちゃんが言っとたんよ ……ここ大きくしとるときは……オトコはエッチになっとるって…………アンタもそうなん?」
「んぅッ……」
 掛かる吐息にくすぐったそうに首を捻る少年。まさか『そうです』とも言えないし、そんなことを言う余裕もない。
 目を固く閉じている少年には気づきようもなかったが、耳元に息を吹きかけるように囁く大阪は、なんだかとても愉しそうだ。
 ここを、この場面だけをもしも他人に見られたら、一体どちらが経験者なのか、当てるのは非常に難しかったろう。
「あッ………くぅッ………んンッ…………」
 でも大阪のタッチは一緒に勉強したというどこかの誰かみたいに強引ではなく、“プロ?”と考えてしまうほど絶妙な強弱でチンコを
丁寧にあやしていた。
 独学だけでこれだけ出来るとは、こういうのをきっと天性の素質というんだろう。そしてその才能をもっと効率よく活かす為、
「なぁ、……ズボンの中……手ぇ入れてもええ?」
 大阪本人は意識していないだろうが、ちょっぴしだがエロの濃度の増した声で、そう少年にお願いしてきた。
 それに少年は口を塞いだままなので“コクコク”と頷いて答える。
 なにかもう“どうにでもして……”という心境だ。
「ありがとぅな……」
506青い人たち:2005/03/24(木) 22:06:58 ID:14fMnMJI
“チュッ……”
 唇ではなく頬に軽くキスをされただけで、少年の心臓が“ドキンッ”と高鳴ってしまう。ものスゴい小っ恥ずかしい。
 そしてそんな繊細でヤワなオトコ心を、やぱり焦らしてるとしか思えないゆっくりとした動きで、大阪の手がシャツとズボンの間に
潜り込んできた。
「あったかぁいなぁ」
 これが大阪のズボンに手を入れた感想らしい。そう言えば少年も、誰かのスカートのポケットに手を入れたとき同じ感想だった。
 あのときはムチャクチャドキドキしたもんである。
 ……大阪は……大阪はどうなんだろう?……
 そして自分にポケットに手を入れられた誰かは、どんな気持ちだったんだろうか?
「うぅううッ 昼飯食いすぎたかなぁ 気持ち悪りぃ〜〜」
「まったく、オマエは限度ってもんを覚えた方がいいぞ」
「こんど一緒に体重でも量ってみるかね、暦くん」
「…………好きなだけ喰え」
 とりあえずはその、どこかの誰かはオナカ一杯らしい。
“しゅに……しゅに……しゅに…………”
「はぁうんッ!?」
 噛んでいた下唇からは、またしても少年の声が洩れ出てしまった。
 大阪の指先の動きが好奇心を満たすような、チンコの形を確かめるものから、少年が毎夜慣れ親しんでいるものに変わる。
「お!? ちょ、お、んぅッ!? ……ふぅんッ……お、おお!? 待っ、お、大阪さん!?」
「……私ちゃ〜〜んと知っとるんやでぇ こうするとムッチャ気持ちええんやろ?」
 そうだ。それはそうだ。こんなに“ビンビン・カッチカッチ”にしといて、取り繕おうとは流石に思わないが、いまは少しマズい。
 ズボンの上から見てもはっきりくっきりとわかる、年中元気なヤツが“ビクンビクン”と切羽詰った感を訴えている。
 ……オマエなんぼなんでも早すぎるじゃんっ!!、もっとガンバレよっ!!……
 エールを相棒に送りながら、少年は奥歯を噛みしめた。クイックな暴発にオトコのプライドが、というのも無論あるが、それよりも、
507青い人たち:2005/03/24(木) 22:08:14 ID:14fMnMJI
「あれ? 智ちゃんら居なくなっとるわ そろそろ昼休みも終わりやねぇ」
 だからじゃないとは思うが、タイムサービスでもあるかのように、大阪の手の律動は性急さを増していく。
「ええんやで……出しても………… そうしないと収まらんのやろ? ちゃ〜〜んっと知ってるんやで」
「はぁうッ、んンッ、ダ、ダメだって……お、おい、ひ、人の言うことを……ああッ…………」
 外野が居なくなったのがわかったからだろうか、少年の声が誰に憚ることもなく大きくなっていった。
 しかしまぁ、オトコの嬌声などは、聞いてて全然愉しくもなんともない。それは少年もその相棒も重々承知していた。
 だから早くその声を絶とう…………としたわけではないのだが、
「あ!? うぅんんッ!!」
「んぅ?」
 少年が天に腰を突き上げる。でも少年の心には、一片どころかイッパイイッパイの悔いがあった。
 それでもチンコは全身でおののき、しゃくりあげ、白濁液をほとばしらせる。 …………ズボンの中で。
「いまの……もしかして……イッたってやつぅ?」
 顔を手で覆いながら、少年は“コクンッ”と力なく頷く。
 イナイナイバァを止めれば、少年の目から流れる光るものが見えたはずだ。
「なんか手ぇヌルヌルする」
 言いながら大阪がズボンから手を引き抜く。
 それを少年は指の間からチラッと覗き見ると、よほどの興奮を感じてしまったのか、どこにそんなに溜め込んでいたんだというくらい
大阪の手をベタベタに汚していた。
508青い人たち:2005/03/24(木) 22:09:22 ID:14fMnMJI
「……………………………」
 大阪は少年の吐き出した欲望の塊が珍しいのか、しげしげと眺めながら、指の股を広げてみたり臭いを嗅いでみたりしている。
 短い舌をのばして、
“ぺろ……”
 舐めてみる大阪を見ながら、節操なく血液と欲望を充填する相棒に、少年の目からは新たな涙が零れ落ちた。
 濡れた股間がチンコが蠢くたびに気持ち悪い。
「大阪……お願いがあるんだけど……聞いてくれる…………て、いうか聞いてください。」
「ん? なに?」
「ジャージ持ってきて……お願いだから……」
 顔をしかめながらも、ぺろぺろと指先を舐めていた大阪に、激しく欲情してしまった自分を嫌悪しつつ、少年は早退を決めた。


                                    第八話完

今回はここまで。
読み返してみて、ちょっと少年がカッコいい路線に走りそうだったので修正。エロ本番を期待された方は申し訳ない。
509名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 23:57:46 ID:OU5JYzto
青い人キタ━━━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━━━━!!!!!!!
510名無しさん@ピンキー:2005/03/25(金) 12:04:44 ID:BTonI/Fp
保管庫どうした?
511名無しさん@ピンキー:2005/03/26(土) 02:01:06 ID:n2L5/Mkl
青い人キタタタタタ━━━(∀゚Ξ゚∀)━━━!!

超乙です。
512青い人たち:2005/03/26(土) 18:06:58 ID:X8HSkJnz
コメントくださる方、いつもいつもありがとうございます。

>>508の続き

 広い店内でその一角だけは、あきらかに他とは違う異様なムードを醸し出している。
 例えるならばそこは魔界の入り口、修羅たちが巣食う戦場だ。
 少年は外界から隔絶するように張り巡らされた赤い鉄のカーテンをくぐり、古参の連中に侮られぬよう気合を入れて一歩を踏み出す。
 だがその顔は未知の領域に対する緊張で強張っていた。
 もっともそんなことに関心を示す者などは一人としておらず、手にしたビデオテープのパッケージ、そこからなにかを読み取ろうとでも
するかのように、皆爛々と鋭すぎる視線を注いでいた。
 そう、ここは戦場、紛れもなくオトコたちの戦場である。 …………まぁ、ぶっちゃけレンタルビデオのアダルトコーナーなんだけど。
 ……しっかしこれはなんつぅか……すげえな……ここはパラダイスですか?……
 昼休みに白いお漏らしをしてしまった少年は、さっきまでは自分の部屋の隅っこで膝を抱えて体育座りをしていたのだが、夕暮れの
オレンジ色の光に顔を照らされて、“ヘコんでても仕方ない、なにかせねば”と立ち上がり、気づけば赤いカーテンの前にいた。
 心掛けは立派と言ってもいいと思う。
 でも“なにかせねば”のなにかがアダルトコーナーへの突入というのが、懲りてないのか学習能力がないのか、とにかく立派なバカだ。
 その正真正銘立派なバカは、歴戦の猛者たちに混じって一つ一つパッケージを手に取り、獲物を狙うケモノの目で物色をはじめる。
 少年が主に自分のテリトリーとして選んだジャンルは“女子校生”だ。
 ただやはりというべきか、この人気ジャンルはライバルが多い。一瞬の判断が生死を分ける(死なないけどね)激戦区だった。
 あれでもないこれでもないと修羅の群れをちぎっては投げちぎっては投げ、少年は自分の嗜好に合った品をいくつか見つけたが、
 ……う〜〜ん困ったなぁ……全部新作だよ……
 一泊二日で三本はまずまともに全部は見れないだろう。一本はともかく残りの二本は流し見が精々だろう公算が高い。
 顔を動かさずに目線だけでチラチラと周りを見回してみると、少年のキープしているブツを修羅たちが虎視眈々と狙っていた。
513青い人たち:2005/03/26(土) 18:08:07 ID:X8HSkJnz
 おそらくここでビデオを戻せば、誰かの家にお持ち帰りされるだろう。それはなにか悔しい。しかし、
 ……じっくりと真剣に見てもらった方がオマエらも幸せだよな……グッバイ、また会う日まで……
 本命の一本以外を泣く泣く元の位置に戻す。その二本にはすぐに手がのばされて、少年の目の前から儚く消えた。
「幸せになれよ……」
 小さく口の中で呟くと、少年は『メガネっ娘優等生 ブルマで悩殺』を大事そうに小脇にして、愛と欲望の戦場を後にした。
「さてと……そんじゃ他には……」
 赤いカーテンをくぐると、少年は思案顔で辺りをキョロキョロ見回す。なにを適当に借りようかと考えていた。
 目的のブツはすでに手中にあるのだが、これだけをポンとレジに出すのは、流石にちょっぴし結構恥ずかしいものがある。
 客観的に見ればそれがカモフラージュだというのはバレバレなのだが、こういうのは自分の心をカモフラージュするのに必要なのだ。
 そんな諸々の事情で少年は昔の洋画などを漁りはじめる。
 目についたのは名作『ゴッドファーザー・パートT』、なのだが残念ながら貸し出し中だ。U・Vはあるのだが、
「う〜〜ん 何回も見てるから内容は知ってんだけど、パートTが一番好きなんだよなぁ……」
 それでも未練がましくパッケージの裏面でストーリなどをウンコ座りで読んでいると、
“パコンッ”
 軽く頭を叩かれた。
 後ろを振り返るとニョッキリと長い足をニーソックスで包んだ、メガネも凛々しい同級生が仏頂面で立っている。
「サボリくん なにしてんだよ?」
「……あ、ああ ……マフィアの世界をちょっと覗いてみようかと」
 腕を組んで仁王立ちで少年を見下ろしているのは、もちろん水原さんとこの暦ちゃんだ。
「マフィア?」
「これ」
 ドン・コルレオーネの在りし日の姿を暦に見せる。だがそれを見て、暦はちょっとイヤな顔をした。なぜ? ドンの声が甲高いからか?
「……あの……さ……」
「んぅ? なに?」
 暦は珍しく言いずらそうにして口篭る。
 色々あ〜〜とかう〜〜とか一通り唸った後で、暦は本当〜〜〜〜に心底イヤそうに切り出した。
514青い人たち:2005/03/26(土) 18:09:16 ID:X8HSkJnz
「オマエ、それどうしても見たいか?」
「……ええ」
 実際はカモフラージュビデオなのだから、どうしても見たいということはない。だが少年の“ナニ”かが、こう答えろと告げていた。
 少年のケダモノの血が“ザワザワ”とざわめく。微かにだが香る戦場の匂いを嗅ぎ取っていた。
「DVDは家で見れるか?」
「いいえ」
 即答で否定したが、少年はプレステ2を持っている。ビデオの方が料金が安いから借りてるだけで、見ようと思ったらDVDは見れた。
「ああ……そう……か……」
 それだけ言ってまた、あ〜〜とかう〜〜とか一通り唸ると、さっきよりも軽く三倍は言いにくそうに、イヤそうな“真っ赤”な顔で、
「その……わ、私の部屋で……………………み、見るか?」
 素敵な提案をする。暦の手にする少年の頭を叩いたものは、紛れもなく『ゴッドファーザー・パートT』のDVD。
 ……私の部屋で…………私の部屋で…………私の部屋で…………私の部屋で…………私の部屋で…………私の部屋で…………
 少年の頭の中でリフレインが止まらない。待ち伏せされても止まらない。
 頭が歓喜で満たされてクラクラした。思わずよろけてビデオの棚に手をついてしまう。
 だから地球の重力に従って、大事に大事にトップシークレットで運んでいたブツが、スルリと脇から滑り落ちた。
“ガシャッ……”
「あ!?」
 二人の声がハモる。タイトルが“これでもか!!”とばかりに網膜に飛び込んできた。
 周りの客はそんなことなど気にもせずに、店内は変わらずに騒がしいのだが、二人の間には“シ――ン”という音がはっきり響いてる。
 しばし二人は『メガネっ娘優等生 ブルマで悩殺』を見つめながら固まっていたのだが、
「……じゃあな」
 暦は短く簡潔に一言だけ少年に告げると、クルリッと背中を向けてしまった。長い髪を揺らしながら立ち去ろうとする。
「え? ちょ!? ちゃう……ちゃうちゃう……ちゃうんやで!! これは……これはちゃうんやでぇ!!」
 なにも全然まったく違わないのだが、少年は必死になって『ちゃうちゃう!!』を連呼しながらダッシュで暦の後姿を追った。
 ちなみ少年は生まれも育ちも関東である。

今回はここまで。
515名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 01:23:21 ID:XyboVg83
またキテル━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━!!
ワロスwwwwww
516名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 02:14:18 ID:bjU42hN3
・・・・ええなっ
517名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 02:48:08 ID:EtQNbX1E
大阪がスルーされた!?
と思ったけどみんな寸止め→本番の流れなのか
518名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 13:43:22 ID:IQ/Ql4wI
榊×忠吉まだ〜?
519名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 13:49:59 ID:19LjxliN
獣姦イラネ
520名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 14:37:53 ID:cKkoDRn8
イルヨ!!
521名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 16:09:46 ID:6xMkNzKd
さかぐらキボン
522名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 17:53:37 ID:DT2zgRxl
ともかぐキボン
523名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 19:12:16 ID:XyboVg83
俺大阪キボン
524名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 21:02:39 ID:8uoiiPfc
漏れ523キボン
525名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 21:14:21 ID:CbWsEtn7
389×390キボン
526名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 21:27:22 ID:C0UJ/VEl
とも「ちよちゃーん、泡原トレードだって〜」
ちよ「…( ゚Д゚)ハァ?」
大阪「さっきニュースでやっとたでー」
ちよ「…(゚Д゚)ウマー」






すまない。やってしまった。いまは反省している。
527名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 03:18:29 ID:c87sOmSz
(゜д゜)ハア?
528名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 03:26:41 ID:PuT8lVHV
>>526
野球…?
529名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 07:22:37 ID:COUo+i6l
ちよちゃん巨人ファンだから…
530名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 13:19:41 ID:2dr7K2Rm
大阪×神楽キボン
531名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 22:10:15 ID:PAwDEUKs
ttp://49uper.com:8080/html/img-s/48931.mp3
↑あずまんが大王のエロいの。ちよボイス。
532名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 10:06:26 ID:lJWP5yZX
(;゚∀゚)=3
533名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 10:41:05 ID:UuCnW0z+
一年前と全然かわって無いなあいつ…
反省や懲りるという言葉を知らないのかホント…
534名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 10:41:41 ID:UuCnW0z+
>>531
ワロタw

どうやって作ってんだそれ?
535名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 15:02:26 ID:b1uIZZNI
amns氏も責める気はないけど価値の無い奴かばったよな〜
536名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 15:18:35 ID:6EWSc0IG
かばったというか攻撃してる奴の卑怯さに切れただけ
2ちゃんの無関係のスレでまで騙り荒らしとかやってたし
537名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 15:31:53 ID:UuCnW0z+
アンチもアンチか

コテハンスレでしつこく粘着して罵倒してた奴もな
538名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 16:11:14 ID:bUBKimgD
急に何の話しを?
539名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 16:28:05 ID:9yYj+p7K
一応言っとくけど「2ちゃんの無関係のスレでまで騙り荒らしとかやってた」のと
「コテハンスレでしつこく粘着して罵倒してた奴」は同一人物。
540ヤメテヨ:2005/03/29(火) 17:58:42 ID:kwSSro/c
>UuCnW0z+ >b1uIZZNI >9yYj+p7K
541名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 18:05:41 ID:bUBKimgD
本スレ行ってないなぁ
今どうなってるの?
542名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:38:38 ID:zflwGtdo
酷い事になってる>本スレ
543名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 21:42:12 ID:bUBKimgD
ネタバレいやだから行きたくないんだよね
また荒れてる?
544名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 22:22:47 ID:ctW3fIMZ
今は落ち着いてる、というか書き込みがない。
545名無しさん@ピンキー:2005/03/29(火) 22:36:33 ID:UuCnW0z+
ああいうのは荒らし報告の対象にはならないの?
546名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:42:23 ID:1XOehMCa
「榊さーん。どこー?」
 榊を探しまわっているかおりんを智がからかった。
「かおりんがしつこいからどっか逃げちゃったんだろー」
「榊さんはそんな人じゃないもん!」
膨れっ面をしてかおりんは辺りをきょろきょろ見回す。榊はすぐ近くに
いる事も知らないで。

「ちょっ……。やめろ、神楽こんなとこで……」
 どう言うわけか、榊は神楽にロッカーの中に引きずり込まれていて、
しかもたった姿勢のままで後ろから抱きつかれている。すでにセーラー服は
下からめくりあげられ、ブラのホックは外されている。拘束を解かれた
たわわな乳房が、今度は神楽の手に拘束されている。
「あまり騒ぐなよ。みんなに気づかれるぞ」
「だからやめろ……いやっ」
 ロッカーに開けられた小さな穴から、外の光と光景が榊の目に飛び込んでくる。
それが榊の羞恥をいっそう煽り、気づかれたらどうしようという恐怖心とともに
榊の欲情の炎をいっそう焚き付ける。
「もう胸固くなってる。何もしてねーのに。見つかるのが恐くて
それで興奮してるのか?」
「そ、そんなこと……。あ……。つっ……! も、もうよせっ……」
 図星をさされ、さらにその上に右の乳首をつままれ、左の乳房を揉まれる
三重の刺激。吐き出す男言葉はもう虚勢でしかなく、暴れて逃れる事も
気の済むように喘ぐ事もできず、ただ上体と太ももをくねらせてごまかす。
薄い鉄板の向こうからは相変わらず自分を探す声。死んでも見つかるわけには
いかない。その焦りがさらに余裕を奪っていく。
547名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:43:10 ID:1XOehMCa
「ま、こんなとこ人には見せられねーよな。特にかおりんが見たら
どう思うだろうな。クールな榊が馬鹿な私にこんな事されてな」
「見つかったら終わりなのは、そっちも同じ……ああっ!」
 やっとのことで言葉で切り返すも、すでにぷっくりとふくれてしまった
両乳首をぎゅうっとつままれてそれ以上の言葉は継げない。叫びそうになって
しまったのを、唇を噛み締めやっとの事でこらえた。我慢は苦手な方ではないが、
これは辛かった。音をたてないようにため息をつき、なんとかこわばった体を
ほぐす。
「よ、余計な事は言うな! 突き飛ばすぞ」
 一方的な攻勢に出ていた神楽の声も、あきらかに動揺している。責める者、
責められる者、立場は同じだ。愛情の確認の行為を誰にも知られてはいけない。
「やれるのか? やれないだろ……あっ、ちょっ、っ……」
 これで楽になれると確信して勝ち誇った言葉を吐いたのに、神楽は
攻撃をエスカレートさせる。榊の最後の悲鳴はかろうじて声にせずに済んだ。
下着は驚くほどあっさりと下げられ、この年頃の女の子にしては
がっちりとした指が、なりに似合わず繊細に肉の溝の中に滑り込む。
「だから、榊が黙ってりゃお互い無事ですむんだぞ」
「ひどいぞ……ふっ、ううっ……そこ、だめ……」
「ちょっといじっただけでもうこれだもんな……。やっぱりその気じゃん」
 指が、いつくしむようにすじをするするとなぞる。いつもより過剰に反応して、
しみ出した液体が、自分よりはるかに体の小さな女の子の蛮行を助けている。
その女の子の声と体もまた、自分と同じように小刻みに震えている事に
気がついたが、今となっては何の救いにもならなかった。
「指……入れるな。はぁ、はぁ……本気で、怒……!」
 最後の虚勢も、無駄だった。何も聞こえていないかのように神楽は
あっさりと指の先を差し入れ、そして拒む気がないかのように榊のそこは
受け入れてしまう。意識が発散し、自分を探す声がまるで何十キロも先の
かなたから聞こえてきているような気がしていた。
548名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 00:45:40 ID:1XOehMCa
「っ……!」
 さらに反対側の手でその上の突起をなで回され、二本目の指を差し込まれた。
上半身の拘束はすでに解かれているから、逃げ出ようとすれば逃げられる。
けれど、もう榊には神楽の小さな体を下敷きにして、ロッカーの背面で
体を支えることしかできない。榊が陥落した事を確信したのか、神楽がそっと
優しい声でささやきかけた。
「声、がまんできそうか?」
 歯を食いしばったまま、榊は小さく首を振る。今だって漏れ出る声を
押さえ込むのが精いっぱい。と、そのとき、二人に外の足音が遠ざかって
いくのが感じられた。辺りのは完全な静寂が戻る。
「ね、ねえっ! もうみんないなくなったから、おしまいに……ああっ!」
「そうだな、あんたが飛んじゃえばおしまいだ」
 ギブアップ宣言は、非情にも打ち消された。二本の指でかき回され、
反対の手で半ば剥かれてこねられ、ひとたまりもなかった。
「あぐっ、あ、あぁ、ああっ……ふあっ、ああああっ!」
 意識を飛ばした榊を、彼女の服と、長い髪を汚さないように、
腕でそっと抱いて、神楽は満足げに微笑んだ。陶然として余韻に浸る
榊の太ももを拭きながら、耳元でそっとささやく。
「今度は、あんたの番だな」
「…………」
返事はない。もう一度ささやく。
「そうだよな」
「うん……」
 まだ荒い息をしながら、ゆっくりと榊が振り向いた。
「いいんだな、そんな事言って……」
すっかり妖しい色になった切れ長の瞳を見つめて、おなかの奥が、
湿っぽく、熱くなるのを感じながら、神楽はにやっと笑った。

おしまい
549名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 01:04:46 ID:1zPPYr+f
エロエロねー
550名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 01:19:40 ID:mgehjc4I
>>546-548
俺は落ち着いたんだが、股間の暴れん棒が・・・・・。
551名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 01:23:13 ID:L0TRgRQ1
>>548
久々のエロエロさかぐら乙!!
攻守交替とともに入れ変わる二人の精神関係がらしくていいね
せっかくの良SSだし、タイトルを書いて欲しかったな
552名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 09:53:37 ID:pYZ6DM27
>>540
随分とご都合がよろしゅう事で…。
その名前欄に一々「くたばれ厨房」「死ねやカス」「またか」など
自分の感情を入れる一々癇に障る癖もよく一致していらっしゃる…。
553名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 16:13:14 ID:TYkG1GiQ
青い人たちきてた!
うはーかっこわるい主人公大好き
GSの横島タイプ?
554名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 18:44:45 ID:UrstPOK+
>>546-548
榊さんいつになく多弁だな。初期の頃のかな?
にしてもエロい。

>青い人
前回のよみにはかなりお世話になった。
今回もいい前振りで非常に期待。こいつは全裸待機ではすまないかも。
555名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 02:35:27 ID:tr//Y7lZ
二人も入れるロッカー……ってどんなんやねんw
556名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 03:06:50 ID:wEPfV1Xl
そういえばamnsってHNおたしのけって変えてたね。
557名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 09:18:07 ID:GthB1RUa
>>546-548
最後の二人のやりとりが個人的にツボだった
558名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 09:33:37 ID:OXOYRO4P
(・∀・)イイ!!
559名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 09:59:58 ID:2fy5DOq9
榊×忠吉まだ〜?
560名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 21:21:44 ID:gegR8ryo
>>559
榊ちゃんが攻めなのか…
561名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 23:10:47 ID:CHNOdBWi
562名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 04:52:39 ID:hf+ZX/m2
シュッシュオーイ!!
563名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 06:21:07 ID:mYSFK4NV
よつばスタジオのCDCM動画が見れない…(涙)。
564名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 08:08:16 ID:22ihR//q
俺も見れないや
クイックタイムは入れてるのに
565名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 02:32:47 ID:PN1bDi0x
>>564
おお心の智よ…?!

どうしよう、よつばスタジオのページのやつから
里見に「見れねーぞゴルァッ…!!」というべきなのだろうか?
たまにあそこのページそんなことをする。
JAVAもつんであるのに開かないし、
566名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:07:40 ID:u+sXR+EV
青い人期待あげ
567名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:21:48 ID:uId6uFhZ
568名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:35:28 ID:YS8jjv6Q
>>567
ありがとうゴッド
569名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 03:58:23 ID:PN1bDi0x
>>567
おおおぉぉぉっ・・・!!!!

ま、まさしくアナタこそ救世主・・・!!
(ゴメン、単に漏れ等が勉強不足?)
しかしほんとに珍しくいい人に出会えたもんだ。ヨカタ。
だが見れんのは何がいけなかったのだろう?見当が付かん。
570名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 16:52:27 ID:KWKpG1CT
567だが・・・

>>567
DivXを入れればみれる。
ふつーのaviじゃ御座いません。
571名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 16:53:08 ID:KWKpG1CT
ミスった>>569な。
572569:2005/04/06(水) 00:10:13 ID:JvXrFeUT
>>570-571 d。

…ってアレッ?!漏れのPC入ってんだけど、
なんかfdd-show辺りで止まった?
他のソフトで再生小児もリンクからじゃ再生機種決めれなかったような??
573名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 01:26:25 ID:7Kju9eGB
おれはローカルに保存してから見たが
574名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 02:26:40 ID:JvXrFeUT
ローカル?
575名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 02:41:42 ID:WaQJnqzL
>>574
右クリック→対象をファイルに保存、な。
そろそろスレ違いだな。。。
576574:2005/04/07(木) 01:50:25 ID:pWPzTyGV
>>575
漏れんとこではソレやってアカンかった。
ってスマソ、恵んでいただいた上に教えてクンと化してしまった(汗)

…では気を改めまして、
榊さん×忠吉さんのマダー?(チンチン!!ry)
577名無しさん@ピンキー:2005/04/07(木) 14:46:07 ID:2I2pOEiT
>>576
さぁな…じゃあ私もチンチンしとこう…。
578名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 11:09:30 ID:HsFy/WNX
今更だが>>539、それはマジか…?
579「やりなおすな」風に:2005/04/08(金) 21:31:02 ID:A6VbDahJ
>>578
ぶ り か え す な !
580名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 14:32:39 ID:lacBmIYP
あずまんが的には、ラストは「ちゃうねん。ちゃうねんー」で
シメてほしかったナリよ。」
581名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 19:54:05 ID:WeM5IHEa
見たこともないあずまんがのアニメの夢をみた。
ともの声が妙に大人っぽかった。
582名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 20:41:21 ID:p7aA7gmX
神楽と猫を愛でる夢を昔見た。
583名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 03:15:30 ID:y6ESJySe
青い人まだー
584名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 13:45:19 ID:aV9ZjTEd
狸型ロボット?
585名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 04:48:25 ID:NWgW1sXB
いや、デスラー総統のことだろ。
586名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 06:53:58 ID:aZd0NRx2
いや、バルシャークだ。
587名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 07:35:21 ID:eZyIQ2Gq
セルジュニアだよ
588名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 17:17:59 ID:/kKbwTfN
ネタわからん
589青い人たち:2005/04/16(土) 11:17:53 ID:CO/Z9Mr4
コメント毎回下さる方にはいつも感謝しております。

>>514の続き

「その辺に適当に座れよ、遠慮は…………少しだけしろ」
 ジロジロと部屋の中を舐めるように見回す少年に、暦はちょっぴし赤くなった顔で釘を刺した。
 取り立てて暦の部屋はヌイグルミが飾ってあるとか、ピンクの色が多いとかいうことはなかったが、
 ……いい匂いがするなぁ……
 やはりそこは女の子の部屋である。
 芳香剤などは見当たらないのに、少年の部屋では絶対に発生しないだろう甘い匂いが仄かに漂っていた。
「どうでもいいんだがオマエ……それ結局借りたのか……」
 暦が睨むその先には、少年が大事に抱えている“それ”がある。視線は親の仇でも見るように鋭い。
「ああっと…………ですね いやまぁその……このチャンスを逃すと…………この娘にはそう簡単に会えんのですよ…………これが」
 我ながら“なに言ってんだオマエは”と思うが、これは嘘偽りのない、穢れはたっぷりの事実である。
 でもやっぱり少年は真性のバカだ。
「オマエ、それそんなに見たいわけ?」
 こんな状況でそんな大事そうに抱えていれば、そう答えてしまうのはわからなくもない。それでもしかし、
「……うん」
 そこは嘘でもいいから“NO”と答えておけ……。
 だがその少年の阿呆な答えに、暦はしばし親指と人差し指で顎を支え考え込む仕草をする。
「たしかに……こんなチャンスはあまりないかもしれないな」
「……はい」
 少年の方はあまり考えて答えてはいない。しかしなにか、微妙に変わりつつある空気を感じ取っていた。これだけは無性にウマい。
590青い人たち:2005/04/16(土) 11:19:03 ID:CO/Z9Mr4
 暦の揺らめく瞳の中に、軽蔑とは違う感情が浮かんだように思えた。
 いささか都合がよすぎる気がしないでもないが、そう思えちゃったものは仕方がない。
「あの…………さ…………一緒に……見る?」
 そして言っちゃってた。マウントポジションで拳を連打されそうな危険なセリフを言っちゃってた。
 身体は無意識に回れ右をする。ドアノブにすごくスムーズに手が掛かった。捻ろうとしたその動きを止めたのは、
「見てもいいけど……」
 小さく、それでも耳朶を心地よく打つ暦の声。
 少年の頭の中に“ズキュ―――――――ン”ガンダムのビームライフルの様な音が響いた。それはザクみたいに少年の心を貫通する。
「なんですと? ワン・アゲイン」
 人差し指を立てながら振り向く少年に、
「その場合は ワンス・アゲイン、プリーズを付けるとなお、それはまぁいい…………………チャンスって言ったら私もだからな……」
 暦は視線を足元に落としながら“ポツリ”と呟いた。そのフェイスカラーは説明するまでもない。
 そして暦の言った『チャンス』というキーワードのみで、なにを言いたいのかの説明も少年にはいらなかった。
 そこは男女の違いはあってもお年頃同士、暦は不本意だろうが通じるものがある。
 思春期を迎えた少年少女にとってエロビデオはいわば聖典だ。
 だが男でもそれを手に入れるのは中々に困難、ましてや女の子にとってはネクロノミコンクラスのスペシャル禁書だろう。
 カード片手に鼻息荒くアダルトコーナーへ突入、若い娘のレジさえスルーすればOKの男とは違うのだ。
 たしかにこんなチャンスそうはない。少年は“ボソ”と、
「ふふふっ お主も好き者よのぅ」
 暦には聞こえない様細心の注意を払いながら呟き、小脇に抱えていた『メガネっ娘優等生 ブルマで悩殺』をデッキにセットする。
“シュイ〜〜〜〜〜〜〜ンガチャンッ…………”
 ……クルゥ……きっとクルゥ………きっとクルゥ…………
 殺すまでに七日間待ってくれる超能力者のテーマソングに乗って、期待と興奮が肩を組みながら頭の中で小粋なステップを踏んでいた。
 画面が“パッ”と切り替わる。そこに映ったのははたして?
591青い人たち:2005/04/16(土) 11:21:16 ID:CO/Z9Mr4
「ん……んぁッ……んふ………はぁッ………ン……んふぁッ……んンッ………ん………んぅッ…………」
 おそらくはメガネっ娘優等生なんだろう。なにしろ問答無用のブルマ姿なので、それは九割九部九厘間違いないはずだ。
 そのほんのちょっぴしだが、所々パーツだけなら暦に似ているメガネっ娘優等生は、すぅんごい勢いで無心にオトコのビンビンな勃起に
むしゃぶりついている。
「うぁわぁっ!?」
 予告なし、導入部なしのいきなりのハイライトに、暦は悲鳴を上げてたじろいだ。
 画面にはしっかりと、クリアーに映っちゃいけない部分にはモザイクが掛かってはいる。
 それでも実物をリアルで見たことのある暦には、その向こう側をイメージするのは難しくなかったはずだ。
 少年はそんな初々しい暦の反応を“ニヤニヤ”オッサンみたいに見つめながらも、そこはそれなりに複雑な部分もある。
 第一に例えモザイク越しであろうと、他の野郎のチンコを暦の目に触れさせたくない。
 第二にこれは物凄く人間が小さいのはわかってはいるが、あきらかに男優のチンコは少年のパートナーより大きかったりする。
 ……うぅ〜〜〜ん、男優のチンコの大きさまでは……いくらなんでもパッケージでチェックできねぇからな……
 少年はそんなチンコよりも人間の小さいことを考えながら、暦と画面に行ったり来たり視線を泳がせた。
 一応本人的にはさり気なく見ているつもりなのだが、その熱い視線は結構かなりすんげぇ〜〜露骨である。
 しかし暦はそれにも気づかず、視線は画面に釘付けだった。うっすらと紅潮した顔で身を乗り出し、瞬きすら忘れて魅入っている。
 そして少年も魅入っていた。画面の娘ではなく、手をのばせば届く距離にいるメガネっ娘優等生に…………。
「ん……んぁッ……んふ………はぁッ………ン……んふぁッ……んッ……ふぁ……あ……んンッ…………」
 だからすぐにわかった。暦の喉が“コクリッ”と、微かに上下したのが。
592青い人たち:2005/04/16(土) 11:22:40 ID:CO/Z9Mr4
 手がのびる。死角からこっそり“そ〜〜っと”手がのびる。
 少年の脳裏には、こうやって初めて並んで座ったときの光景が映し出されていた。
 その後ナニがナニしてどうなった光景までもが、やたらめったら鮮明に映し出される。
 なんだかそれは股間のパートナーが“GOGO!!”と無言のエールを送っているようだった。カチカチだし多分絶対間違いない。
“グイッ……”
「あっ!?」
 強引さ半分、曖昧さ半分で、暦の肩を抱き寄せる。二人の視線が絡み合った。暦の瞳が静かに閉じられる。
 少年の頬はひくひくと、引きつったように小刻みに震えていた。
 ……こ、この流れ……恋人同士みたい……じゃん……
 唇を重ねる。
 ここまではそこそこカッコつけられていた。舌を入れたいのも堪えた。猛烈な勢いで講義している“ヤツ”もいたがそれも無視した。
 がんばった。感動した。
 でも、
“チュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!”
 柔らかい唇の魅力には勝てずに、吸い付いちゃったマヌケな音は減点である。まぁ、柄じゃないということだ。
 ……そうだよ………やっぱ自分らしさってもんがあるんだから………べつにその………
「うぅッ……ふぅ……んッ……ふ…くぅんッ……ふぁッ、あッ…んぅッ!!」
 それに画面の中ではいよいよ盛り上がっている。こんなのをBGMにしてカッコつけられる若者なんてイヤしない。
 ……ていうか……いたらアカン!!……
 わかりきった結論の出たところで、少年は舌先をのばしたが、
「あぇ!?」
 タイミングを計ったように、暦は“スゥ”と唇を離した。残ったのは舌を出したままのエロガキ一匹である。
 この間の暦の気持ちが、少年はバッチリわかってしまった。
593青い人たち:2005/04/16(土) 11:23:46 ID:CO/Z9Mr4
 赤い顔で舌を引っ込めて目線を、上・上・下・下・左・右・左・右・B・A あっちこっちキョトキョトさせてしまう。
 誰かの反応を真似たわけではない。
 やったらわかるし、なったらこうなる。これはたしかに相手の目が見れない。しかし見ないことには、この後の展開はないわけで、
“チラッ”
 暦の目を見る。
「ん?」
 メガネの奥でその瞳が、なにか決意したように見えたのは気のせいか?
 確認するように少年がじっと覗き込む様に見ると、暦は逃げるように“ササッ”と赤い顔で目を逸らした。
 言葉を紡ぐ。
「オマエ……お風呂………ちゃんと入ってるよなぁ?」
 その暦の視線の先では、メガネっ娘優等生(紛い物)が芝居がかった表情ながら、美味しそうに男優のチンコを頬張る画が映っていた。

今回はここまで。
594名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 11:50:47 ID:QrpxpFvJ
ギニャーーー!!

イイ!たまらなくイイぜ青い人たち!暦エローイ!
生殺しにして去っていく所もステキだ!いっそ殺して!
595名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 17:20:14 ID:2W3dulen
木村×かおりんマダー?
596名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 17:29:00 ID:zSN+iCwn
小波コマンドワロタ
B・Aってどんな方向だよw
597名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 20:17:00 ID:P0WGQOK3
やっぱり
よみは
エロい

598名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 21:45:24 ID:txIryajV
青い人キテル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
599名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 11:52:59 ID:u5leRp2b
青い人グッジョブ!!
つーわけで・・・

榊×忠吉まだー?
600名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 13:46:25 ID:9BQ2pZ9E
青い人たちに榊さんがでるのを首を長くして
待ってるのはおれだけだな
601名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 14:10:38 ID:LuLVMbob
ともよみを待ってるのも俺だけか
602名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 14:35:41 ID:tgbjpBn9
>>599

………


   知   る   か


603名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 15:24:37 ID:5maAINtf
俺×大阪待ち
604名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 17:18:22 ID:TntNRQ9z
>>603
いや、書けよ、自分で。
605名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 22:07:11 ID:wiCE79Vk
ここはU-1スレですか?
606名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 00:43:09 ID:fhhp6eyu
うおおおっ!!誰かさかぐら読ませろい!
607名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 00:50:38 ID:DrTf5i7V
>>606
心の叫びですな。
そんなあなたに大阪×神楽を。
608名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 01:40:30 ID:NxfJTW/4
そんな貴方に虹寝のカグヤを……
609名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 12:58:35 ID:eca4tX79
大阪×神楽イイ!
610名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 03:00:22 ID:omiB4Lpl
保守
611名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 22:41:35 ID:aOX3SdHq

612名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 23:03:16 ID:1RXg9GK3
age
613名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 19:13:08 ID:390QDhfz
ぅほっしゅ
614名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 00:04:33 ID:wPN/oTAW
ぅほっす
615保 五郎:2005/05/05(木) 03:24:34 ID:tq6BKfcZ
\|/
―●―/ ̄\
/|/〜〜〜\
⊂⌒⊃/人\\\⊂⊃
616名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 14:31:24 ID:kk5DCwd/
最近えらく静かだな


青い人待ちながら保守
617名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 22:36:11 ID:nyFfHaZm
このペースだと青い人は今年中に終わらない気が・・・
618名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 23:29:36 ID:zTpUloqL
今世紀中にはなんとか頼む
619名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 23:36:01 ID:rve2Vk55
それなら大丈夫だな
620名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:32:02 ID:s03Ae1Em
青い人がネタに詰まって失踪・・・
ていうのが最悪のパターンだな。
途中まで書いて失踪する人が結構いるだけに・・・
621名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:34:26 ID:queNDfxm
そして場末の酒場で酔いつぶれているところを発見されるw
622名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 00:45:00 ID:/SwaY/RR
っていうか他のSSが読みたい
623名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 18:44:50 ID:IEJi91fu
そうそう榊×忠吉が読みたい、マダー?
624名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 19:16:37 ID:rJ2w2DPP
大阪×神楽でぜひ。
625名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 04:49:57 ID:22fMZ3Sc
大阪×ちよちゃんのお父さんをぜひ。
626名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 08:04:00 ID:stv+NwCg
榊×神楽の純愛ものを。
627名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 13:25:32 ID:SRWbmdOZ
にゃも先生の課外授業(性教育)ものを。
628名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 20:16:57 ID:gzrPCGwr
>>623
その言葉の意味するところがイマイチよく分からんね…
ちょっとストレートに言ってみてくれんか?
629名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 21:03:25 ID:HTUNA4J0
獣姦キボンヌ
630名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 22:47:57 ID:po+N8G3W
>>628
青いな


( ゚д゚)ハッ!






青い人といいたかったのか!?
631名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 23:31:24 ID:gzrPCGwr
もっと…もっとストレートにだよ…!!
もっとな…。
632名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 00:22:21 ID:auxPI/os
違うよ、ば〜か
633名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 01:13:12 ID:EOD8jvLe
榊さんが犬の仔を産むというおはなし
634名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 01:18:46 ID:U7GOtUcu
>>633
グロいな。
635チンカスSSキボン:2005/05/14(土) 00:05:49 ID:tQVxkDie
そろそろN=MADWRITAR=amnsさん、空耳氏に粘着した蝿のゴミSSキボン
636名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 01:55:20 ID:lBDnSn36
やってくれましたね、ゆかり先生…
よくわたしの平和な旅行への夢を見事に打ち砕いてくれました…
大阪さんの体色がありませんね…あなたたちが白くしたんですか?
どうやったのかは知りませんが、これはちょっと意外でしたよ…
それにしても、あと一息のところで人身事故を起こす所だったとは…
ゆかり先生には残念でしたが、わたしはもっとでしょうか…

智ちゃん以来ですよ…
このわたしをここまで精神崩壊に追い込んだおバカさん達は……
まさかこんな結果になろうとは思いませんでした…

お…
おじいちゃん…

あーーーおじいちゃんがーー!!!!!
おじいちゃんがーーーー!!!!!
ひとりでも良いから逃げてーーー!!!
637名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 12:41:10 ID:WZAwSOjC
鳥山厨ウゼー
638名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 13:07:06 ID:3GOzWNyn
いや、コピペ改変厨だろ
639名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 02:15:09 ID:H6KheJc4
>>635
けなしながらも「さん」付けしてるところにワロタ

N君、ご苦労さん
640名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 02:42:49 ID:Lp28/q1T
「じゃ、あれやった? 帯ひっぱってくるくるーって。
よいではないかゴッコ」
「やらねーよ」
「えー私これ買った時やったけどなあ」
「どんな家だよ」
「それでまあ帯も完全に解かれちゃって」
「まだ続くのかよ」
「大人の男の力には勝てず押し倒されて」
「おい」
「布団の中にひきずりこまれて、男のいきりたった分身が……」
「え……」
「あ、あれ? みんなやらないの?」

「あ、あの、家庭の事情はそれぞれなんだろうけど……」
「その、つ、強く生きろよ……」
「私で良ければ相談に乗るけど……」
「実はうち、児童相談所近いんだ……」
641名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 06:12:10 ID:edD8XkhR
「じゃ、あれやった? 帯ひっぱってくるくるーって。
よいではないかゴッコ」
「やらねーよ」
「えー私これ買った時やったけどなあ」
「どんな家だよ」
「ほら、こうやって帯もって…」
「バカ! やめろよとも!! 」
「くるくるくるーって」
「わわわわ! 」
「ふふ。神楽胸でけーなー」
「……み、見るなよ……」
「ふらふらするだろ? 目回って」
「な、んだよ…。とも……」
「よいではないか。よいではないか」
「…ッ! …カァ!! さ、わんなよぉ……
 ――っ
 あ――」

「――よいではないか」
642名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 15:57:39 ID:TWwIIPuo
>>640
ワロタ
>>641
萌エタ

二人ともGJです
643名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 16:49:01 ID:YQnWCoeq
>>639は突っ込み待ちのボケ
644名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 17:11:43 ID:qUwiwK6m
>>640-642
何とか自分で塵SS投下して話題を反らそうとしているのが涙を誘うねw
まぁ言われた通りゴミSS書いてるんだから良しとしてやるか(藁
>>643
何だかんだでID変えて煽る辺り悔しさがかいま見れるな、
荒らしだと思うんならスルーしろや、なぁ、前にも言った
他人のSS盗作するしか無いアホ荒らしの童貞オナニーN君。

よってこれから俺はこの汚物は何を言おうがスルーするよ。
住民にはスレ汚しすまんかった。
カスはスルー汁な。
645名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 17:33:26 ID:rpsD5Htu
>>640-641
普通に面白いよ
646名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 17:49:35 ID:HvyGhXhI
647チンカスSSキボン:2005/05/19(木) 08:36:13 ID:jFdEwjKb
そろそろN=DEATHジャッカル=MADWRITER=amns、空耳氏に粘着した蝿のゴミSSキボン
648名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 15:41:10 ID:o4vWayxc
N=DEATHジャッカル=MADWRITER≠amns
649名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 17:26:03 ID:Nchpyz1H
何でamnsさんがNで空耳氏に粘着するんだよw
650名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 19:49:02 ID:WKIGYYEF
未だに蒸し返してるのってやっぱりくろまんが?
651名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 20:20:41 ID:jES8ygs2
蒼い人こないなあ…
652名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 20:22:27 ID:qI1outTh
きっと今頃大作を作ってるんだよ
653名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 21:02:47 ID:HeA9DA70
自演乙
654名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 22:56:03 ID:P3yi4Lj/
蒼い人の作者はよりリアルな描写を求めて、女子高生相手の修行の旅に……
655名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:19:58 ID:uF/zZWiv
そいつは…  荒行だな。

無事の帰還を祈る>>蒼い人
656名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 01:25:16 ID:cLtufh2L
というかもうあれしかないという状況が……。
最後はもう1カ月も前だし……。
657名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 02:15:03 ID:IPD4p1X6
青い人だけじゃなくて他の作品が見たい・・・
658名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 07:58:14 ID:48GLmOKF
激しく同意だな、ぶっちゃけ食傷気味
659名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 12:13:42 ID:mXzxw8XC
というわけで大阪×よみをキボンしようか!
660名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 08:53:39 ID:h7DHZow7
それはちょっと
661名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 20:50:37 ID:7HJYldYU
>>657×>>658キボン
662名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 00:53:47 ID:rdTxeK9a
>>650
「さっきから何の話だよ?」
とでも返せばよかったのにね。>>639>>644>>647さん。
急に見かけなくなったし、図星だったのかね。
663名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 03:38:50 ID:CsXx+102
>662

もう触るな……
スルーしろ……
664名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 12:21:49 ID:hJcC6zI0
あーまあなんだ・・・・・・
やっぱりよみはえろいな
665名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 21:26:51 ID:IT9zhQ7p
まったくだ
666名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 23:40:36 ID:DtqpNOTg
よみはたぶん俺よりえろいな
667名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 15:12:15 ID:1ZLn7Kod
毎日、エロい事ばっか考えてる俺よりもよみはエロいんだろうな。
668名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 00:34:53 ID:AQ3pcAb8
じゅっぽ じゅっぽ じゅっぽ
忠吉のペニスが榊の性器を引き裂く。
「え…あぁ…うう…」
その度榊の口から厚い吐息に近い物がもれ始めた。

もはやそれは恥辱、苦痛以外の物であった…。
そう、榊の心は忠吉を受け入れ始めていたのだ。

続く
669名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 04:09:06 ID:YFhHmo6f
( ´_ゝ`)
670名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 18:51:05 ID:oXX+M5vN
よつばとスレも…廃れてるな…。
あずまんがは昔のだからとして…よつばのはな…
671名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:07:54 ID:dxXN1WDX
よつばとは隙が無いというかパロにすると空気が損なわれちゃうからかな?
672名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 12:03:28 ID:klxPNdJY
気付いたが>>662って萌えBBSのコピペ改変だな
673名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 18:38:39 ID:yvqYkJ36
>>671
う〜む…そうか…。
とりあえずエロい頑張れ。
674671:2005/05/30(月) 20:59:02 ID:wBkCJ0sp
>>673
ど、どういうこと?
675673:2005/06/01(水) 17:08:24 ID:bbW0iFYv
よーするに「エロい妄想できる人書いて」って。

一言で言えば職人キボンヌみたいな漢字っす。
676名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 20:26:29 ID:gyVVZwuj
わけわかんねー
677名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 21:16:27 ID:aA86DNFr
もう、大阪板に行ってくる。
678名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:02:57 ID:tlqwe2qi
>677!晩御飯までには帰るのよ?今夜はアナタの好きなカレーうどんだからね。
679名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:45:59 ID:rB03P83c
規制受けんなよ…。
ちょっとした事で半年アク禁受けるからなあそこは…
680名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 23:37:31 ID:VYE7M/I2
阪神・楽天戦についてどう思う?




阪 神楽 天

「大」もつけたらおもしろいな
681名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 23:46:57 ID:52SAlX5L
神楽×天阪ハアハア
682名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 19:37:55 ID:sgql0YWe
阪 神
  楽 天
683名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 23:53:02 ID:5XMqBXW5
甲子園53,000人の大観衆の中行われる神楽戦。
18人の男たちと攻守を交代しながらハッスルする神楽戦。
乱れに乱れて、ついには延長戦に突入する神楽戦。
684名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:56:45 ID:5FBELn5n
おい、>>683には振り子打法でいいか?
いや、むしろここは大根切りで行くべきか?
685名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 09:17:43 ID:ORTFqutJ
肩口から脇にかけてバッサリやってくれ
686名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 11:58:30 ID:ihSc7hoA
楽天に興味はないが、巨人が負けるのには興味がある。
687名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 13:18:38 ID:akTQwYyd
そして悲しみに暮れるちよちゃんを誰かが優しく慰めて
いつしか肉体関係に……という流れだな
688名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 20:34:52 ID:XOsu50oo
清原×ちよちゃんキボンヌ
689名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 01:40:33 ID:mUKfD/bY
>>688は小笠原スイングで一刀両断されまつた…合掌…
690名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 10:08:34 ID:9iBXGOft
結論:萌えBBSなんて潰れてしまえ!
691名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 18:29:10 ID:m3uJBR5/
結論:萌えBBSは繁栄してしまえ!
692名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:18:29 ID:ldOSt9Aj
>>691
…ひょっとして忘れ去られてるのかもよ。
控えめに書き込んでみたら?
「私の規制はまだ続くのでしょうか」と。

駄目元でGO!
693名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:01:50 ID:ldOSt9Aj
>>691
ちょっと一言書き込んでみたよ。
694名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 05:39:18 ID:AwP8HwrF
                       __,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__ /      `''‐、
                  ,,、‐'''"´       `゛''-、、     \
                ,、‐'"              ,' `‐、.    ヽ
         ,、-‐‐-、、,,/              ,,  ',,、 - ‐ \::...   '、
      ,、-"     /",,          ,,、、 -‐、'" ' "      ヽ::::..  ', ここはあなたの日記帳ではありませんよ?
     ./      /  ゛''' ''',, ''、 "´´- ''" ´ iiヽ  ヽ   、 \、;::::... ',
    /       ,',、  '''' "           i' i \  ヾ、  i、::.. ヽ-`--''
    ./        i'               ,  i' i  \ !ヽ> :iヽ;:. 'i   チラシの裏にでも書いててください
   ,'         !           i   ノ| /  |   ヽi/ヾ;、 :} \i
  ,'         .{   i     ィ   イ   /i' /   |  ,/;、;f7iヽ}       ね?
  i'        ::::'、 /{ 、  /i --/+、、/,,,!/,,,、、ノ,  ィ'{-';i' !
  i        ..:::/'、 i'ヾ|  ./ i: ./ / r'_,,レ=f      ` ヾ'".|
  {       ..:/   ヽ.r''t'、 :i' i::./ i,〆‐'i,ノ;;; i;        i
   !    ,、‐'´    { i' ヾ、i' i/  ´` - ゞ-'"         !
   ',_,、-‐'".       ヾ`、 く..                  ノ
               '‐、,,_;,、          ,、-ヘ  ,、'
                /\゛‐、,_      / ''_, イ、  
               /   \  `'''‐ --;;、、-,‐'"   ノノ\  
             /      \    '、 V    //  ∧
            /          \    ,,,;i    //  / '、
695『あなたと一緒 私も一緒』《1》:2005/06/08(水) 18:07:55 ID:dG0p1c6o
大阪はいつも呆けている。ように見える。
 こうやって一緒にいるときも、呆けている。と私は思う。
「神楽ちゃん、どーしたー? 」
 大阪が笑う。まったく、ボケている。とぼけているのか?
「お、おおさかは」
 私は口ごもる。それはそうだ。誰だって口ごもる。こんな状況では。そう私は思う。
「大阪は、ど
 どうなんだよ――」
「どうって何がー? 」
 私の小物入れがわりのナップサックは、足元でくたくたに潰れている。大阪のポシェットはちょこんと寄り添っている。とうの私は――。熊のようにうろうろしている。大阪は座っている。ベッドの端に。
「ここだよ! こんなところに来て平気なのかよ!? 」
「なんで? 」
 呆けた顔から、ぽかんとした顔になって、大阪が問う。
「だってここに入りたいっていうたの、神楽ちゃんやないの」
 うわああああああああああああ!
 私は座り込む。頭を抱えて。顔が熱い。肩甲骨に力が入る。側に大阪が来て、ぽんぽんと肩を叩いた。二度叩いた。とてもとても優しかった。
 す、と手が離れたときに、振り返って思い切り抱きしめた。きっと、他の人も、多分、そうする。
「だめよ神楽ちゃん」
 大阪がやんわりとたしなめる。
「こういうところの絨毯ってやー。あんまりきれいやないよ? 」
 押し倒された大阪の、ロングスカートの肩口がつるりとむけている。照明にじんわりと、肌が光っていた。
「ご休憩やないんやから。そんなにがっつかんの」
 いたずらっぽい笑いに、私はごくりと唾を飲んで、身を起こす。大阪の肌のにおいが、す、と鼻に入ってくる。
「はああああああああああ」
 今度は脱力する。きっとそうする。少なくとも、私はそうだった。
 初めて、しかも女の子同士で、ラブホテルに入った夜には。

 今日は大阪の家に泊まることになって、いた。
「おっきなテレビ、買うたん。初めては、神楽ちゃんにみせたる! 」
「家族用に? 」
「いいや! わたし専用の! 」
696『あなたと一緒 私も一緒』《2》:2005/06/08(水) 18:09:08 ID:dG0p1c6o
 珍しく鼻息の荒い大阪である。長年のバイトで溜めてきた分と、お年玉の貯金で買ったのだそうだ。へえ、そいつは凄いな。凄いやろ? 
 だったら、何かDVDでも買っていこうか。
 ついでに食事をしてからにしよか。
 新宿まで足伸ばそう。
 気がついたら、土曜日に新宿で大阪と待ち合わせていた。
 DVDを選んだ。
 紀伊国屋で参考書をついでに買った。
 焼き肉を食べた。
 そしたら、なんだか帰りたくなくなった。
「なんか、このまま、帰りたくないなー」
 大阪が呆けた声で言った。だから。
「泊まってこうか」
 と言ってみた。
 そんだけの話である。そんだけの。
 とんとん拍子に話しが進んだ。親へのアリバイもばっちりだし。お金も半分ずつ出した。
 ラブホが宿泊の時間になるまで、何件か店をはしごした。

「ねえ」
「ん? 」
「入ったことある? 」
「どこに? 」
「…テル」
「ないよ? 」
「ほんとに? 」
「ほんまや。好きな人は、神楽ちゃんとだけ」
「ば、ばか! 大きな声出すなよ!! 」
「平気よ。誰も聞いてへんて」
697『あなたと一緒 私も一緒』《3》:2005/06/08(水) 18:11:21 ID:dG0p1c6o
「そうかなあ……? 」
「そもそもやーあ? こんなこと、ここでしてて、もうとっくに怪しいお二人さんやないの? 」
「……! 」

 引っ込めようとした指を、ぎゅっと大阪が掴まえた。だから安心して、でも控えめに、また大阪の細い指に指を絡ませた。手の甲をさら、と撫でられて、背筋がぞくぞくした。甘いにおいがした。
「神楽ちゃん、あまいにおい、するよ? 」
 そう囁かれて、脳がじーんとしびれた。思わず両方の太ももに力が入った。身体の芯が熱い。気がついたら、足の親指に力がぎゅっと入っていたのだった。
 だから、そう、ホテルに入るまではよかったんだ、と思う。受付で、私はなるべく低い声で「しゅくはく」といった。鍵を受け取った。身体がカチカチだ。

 初めてラブホテルに来たら。
 そんな想像をしたことは、誰にでもあると思う。もちろん私にも、ある。――男の人とだけど。
 絶対に相手に「あなた初めてじゃないでしょ」と言ってみたいと思っていた。なんか、シャレた言い回しだと思ったからだ。余裕たっぷりに。ちょっといやみっぽく。
「初めてだよ」
 と言われたら、嬉しがって見せよう。そうすれば、きっと相手はとても喜ぶ。
「そうだよ」
 と答えられたら、それをネタにさんざんからかい、いじめることが出来る。私の前に、そんな人がいたなんて!
 初めてか初めてじゃないかなんて、そんなに重要じゃないよなあ。その時はそう考えていた。だってけっきょく、セックスって行為だから? ただの行為だから、回数を越せば上手くなるだろうし。
 以前に好きな人がいたって、しょうがない。今好きなのが、自分ならいい。
 だから「あなた初めてじゃないでしょ」と聞くことを前提に、ラブホでの過ごし方を想像していたのだった。わざわざそんなことを聞くなんて、冗談以外の何物でもない。
698『あなたと一緒 私も一緒』《4》:2005/06/08(水) 18:11:48 ID:dG0p1c6o
 ところが、その想像のパターンから、これはずれている。
 そもそも女の子と二人で来る、という時点で、おおいにずれている。

 エレベーターで、大阪が胸をつついてきた。私もつつきかえした。ちょっとした戯れ。普通なら、そうされたら胸元をかばう。
 なのに大阪は、無抵抗だった。
 部屋に入っても、きっと無抵抗なのだろう。
 思わず服の上から、荒々しく乳首の辺りを摘み上げる。
「――くぅ」
 大阪が、目を閉じてうめいた。頬が赤くなったように、見える。
 自分の首元がじっとり湿るのがわかる。口付けようとしたらドアが開いたので、私の手は自然に大阪の手にのびて、まるで清らかな小学生のような無邪気さを装ってみる。
 きっと、誰でもそうする。いや、これはどうかな?
  大阪の手が、珍しく火照っている。

 そうしてさっきの事態である。
 私は今、その打開策を見つけた。
 シャワー! シャワー浴びよう!!
 私はそういって、いそいそと服を脱ぐ。
「――見るなよ」
「なんでー? 」
「見られたら恥ずかしいだろ!? 」
「これからもっと恥ずかしいことするのに? 」
「うるさい! それとこれとは話が別だ!! 」
 もう十二月なので、着ているものが多い。一枚ずつ脱ぐ。やっぱり下着がかなり湿っていて、恥ずかしくなる。さりげなく脱ぎ捨てたジーンズの陰にすべりこませる。
 素っ裸になって、シャワーを浴びる。ようやく一息ついた。
699『あなたと一緒 私も一緒』《5》:2005/06/08(水) 18:12:29 ID:dG0p1c6o
 足元を湯が流れていく。顔をぬぐって、それから、股のあたりに入念に湯をかけ、指でこする。
「ふ――」
 ぬるぬるしたものが、湯に溶けて流れていく。親指に、毛のざらざらした感覚がある。大阪も生えてる。きっと、こんな感触がする。
 はっとして、壁に目をやる。
 壁が透けて、大阪が目の前に座っているところが見える。全裸で。
 うかつだった。
 部屋からでも浴室が見えるようになっていたのだ。ガラス張りの世界。
「見てへんよー」
 呆けた声が聞こえる。
「今から、一緒にシャワー浴びようかな、思ただけ」
 な、な、な、な。
 私は硬直している。シャワーを浴びている姿の、一部始終を見られていた。
 浴室に入ってきた大阪は、満面の笑みを浮かべていた。というより、にやにやしていた。
「来てしまいました」
 彼女の肉は、骨にすっきりとついている。乳房は目立たない。アバラが浮いている。腰骨がうっすらみえている。
 乳首が、勃っている。
「お背中ながしましょーか? 」
 彼女にシャワーを向ける。細かいお湯の線が、幾つも幾つも大阪の身体にかかる。キラキラ光る。大阪の肌。
「あぶあぶあぶぶううぶ! やべやべてかぐだちゃん!! 」
 きゃあきゃあ笑いながら、大阪が近づいてくる。少し体勢が崩れそうにみえたので、あわてて手を伸ばす。大阪の身体が、しゅるん、と腕の中にくる。鎖骨に、大阪の頭の重さを感じる。
 小さな舌が、ちろちろと動く感触も。
「あう」
 思わず声、もれちゃった。

 大阪の肌を感じる。
 私に吸いついてくる。
 シャワーの音がする。
 キスの音に混じって。
700『あなたと一緒 私も一緒』《6》:2005/06/08(水) 18:13:28 ID:dG0p1c6o

 二人で身体をふきっこする。キスしながらふきっこする。
 キスをするのは、初めてではない。過去に何度か、したことがある。こっそりと、誰にも見つからないように。
 水泳大会、前日の練習日に。ちよちゃんの別荘で。体育祭前の、夕暮れのクラスで。
 他にも、何度も、何度か。私達は、している。キスを。
「大阪は、勉強、どう? 」
「神楽ちゃんこそ、学校の補習どう? 」
「んー? そうだな。結構、すすんでるよ」
「かぐらちゃんは、ねっしん、やもんな」
「……」
「ん? どうした? 」
「…んでもない」
「明日楽しみやなー」
「え? 」
「明日はお昼一杯DVD見よな? 今日買うたの、面白そうやしな」
「うん」
「家にもたくさん、あるよ。いろいろ、みよ、な? 」
「…う、ん」
「今の神楽ちゃんの感じ取る姿も、録画して、一緒に見てみたいな? 」
「……ん、んん。う、ん。――あん」
「きこえとる? かぐらちゃん」
「ん? ―――んーん、だめ。こんなの撮っちゃぁ」
 う――。声がかすれてる。なんて色気のない声。あそこを細い指で弄られていて、頭がお留守になってた。
 何の話? わからない。
 何を録画するの?
「神楽、かわいい」
「んあーあ…――。い、イ、イイ。そ、れっ」
 固くて、まだ入ることの出来ない私の身体の入り口から、さまよっていた指が、きゅ、とクリトリスをつまんだ。
701『あなたと一緒 私も一緒』《7》:2005/06/08(水) 18:14:04 ID:dG0p1c6o
 思わずのけぞった。
 足が突っ張った。
 大阪の中を弄っていた、私の指が止まる。親指に、ちりちりとした毛を感じる。お、お、お、声がもれる。わたし。

 おっぱいが、もまれてる。首筋には舌がちろちろしてる。たまに軽くキス。そして強くキス。
 獣みたいな息遣いの私。
 はあはあ、じゃなくて、は――あ、は――あって。
 水の底に沈んでいくみたいな、窒息感。
「お、お、さか」
「それはあかん」
「え? 」
「……名前で呼んで、神楽」
 耳元で囁かれる。びくん、てする。氷を首筋に当てられたみたいに。
「ほら、神楽」
 誰か別の人の呼びかけみたいに聞こえる、大阪のしゃべりかた。
「だって、もっとしてって、いいたいだけ……」
「そうだったら、なおさら。ねえ。名前で呼んで? 」
 今までもそうしてことがある。けれど、今の大阪は、怖いくらいいつもと違うみたい。ねえ、神楽、名前、呼んで?
「あ、ゆむ」
「――聞こえないよ? 」
「あゆむ、あゆむ、あゆむ! ぅ! うう! っあ!! 」
 名前を呼んだだけで、かすがあゆむのなまえをよんだだけで、私は真っ白になってしまう。たぷたぷして、大きいな、そんなふうに言われた乳房をなぜられながら。ちくびをなめられながら。
 何か悔しい。
 だから。
「はじめてじゃ、ないだろ? 」といった。余裕もなく、いやみでもない。
 ただ、きっと必死だった。
702『あなたと一緒 私も一緒』《8》:2005/06/08(水) 18:14:33 ID:dG0p1c6o
 声がひきつっていた。

 こんなところにきても落ち着いてるし。シャワーをガラスのむこうからのぞくし。いきなり声のちょうしとか変わるし。
「わたし、こんな、きもちよくなっちゃうし」
 言うたびに、涙がぽろぽろ出てくる。さっきまでの快楽の余韻で、腰が、ひくんひくんって、動く。ちょっとバカみたいだなって、関係ないことを脳の片隅で思う。胸がじんじんする。おっぱい触って、ほしい。でも涙が出る。辛い。
 バカだ。私は――。
「ねえ、嘘つかないで、言って? お、おおさ、あゆ、むは、はじめてじゃない、よね? 」
 こういうことするの。
「――こういうことするのは、初めてやない。けど、好きな人としたのは、初めて」
 あっさりといってのける彼女の目。
 とても疲れたみたいに見える目。
 泣きそうにみえたけど、なかなかった。
「だって、手に入るなんて、思わなかったんやもん。それに――」
 わたしはこうきしんがおーせーすぎるから。
 さっきまで私をいじっていた手が、ぴたりと止まる。あたたかい。いつ電気を消したんだろう? 目に見えない光は、ずっと感じ続けてた彼女の体温。
「私、神楽ちゃん、好きよ」
 当たり前みたいに。ああ、そうだ。いつも彼女は、さりげなくて。なんでも当たり前みたいで。
「でも神楽ちゃん、いやだったら、止めとこか」
「ばか」
「――何よ、バカって? 」
「ば、か」
「でも、神楽ちゃんが嫌て……」
「いやなんて、いってねえだろ」
「え? 」
 私はぐっと彼女を引き寄せる。一度目は、軽い抵抗があって、二度目は軽々と抱き寄せられる。
「ああああ」
 長いキスの後で、彼女が息をつく。太い声の音が出る。
「やら、くすぐたいて、ほん、ま」
 くすくす、笑い声。その両脇に私の手があるから。そこを私の舌が舐めているから。さりさりとしている。手入れしている感触のある、彼女のわきの下。
「かぐら、どうしたい? どうしたいの? かぐら、ちゃん――」
「めちゃくちゃに、されたい――」
703『あなたと一緒 私も一緒』《9》:2005/06/08(水) 18:15:04 ID:dG0p1c6o
 その薄い耳元でささやくと、華奢な身体がぶるるっと震えた。足がかくかくしている。私のも、彼女のも。
「そんで――
その――
めちゃめちゃにしたい」
「誰を――? 」
 すごいエッチな声で、尋ねられて、今度は私がぶるるって震えた。
 もちろん、彼女の名前を呼ぶ。
 誰だってそうする。
 私だってそうした。

 私の指が二本、彼女の柔らかい部分にくわえ込まれている。手の甲がつりそうになるくらい、激しく動かす人差し指と中指。
 普通ならこんなにしたら中が痛くなってしまうだろうに。でも一杯濡れているから大丈夫だ。くちゅくちゅくちゅくちゅ。
 あゆむ。
 あゆむ。
 あゆむ。
「ああああ、あああ」
 優しい指が、私の髪をすく。ときおりぎゅっと髪を掴まれる。
 緊張。
 硬直。
 痙攣。
 弛緩。
 私の胸が熱くなる。乳首が強張る。クリトリスが固い。おしりの奥がじんじんする。

 細い指が、かすかにかすかに震えている。私の入り口で。舌も震えている。その少し上で。う、う、う、と声がもれちゃう。私の芯の部分の皮が、舌で剥かれて剥き出しになってて。
704『あなたと一緒 私も一緒』《10》:2005/06/08(水) 18:15:51 ID:dG0p1c6o
 ひだのぶぶんと、クリトリスと、いりぐちのところと。ふとももがぶるぶる震える。じらすようにゆっくり動く舌。恥毛の上から、かぷ、と噛み付かれて、私。
「ひいっ! 」
「きもちええの――? 」
「う、あ、あゆむ、あゆ、む、あゆむの――た、した。ああ、いい。イ! ううう」
 あゆむ。
 あゆむ。
 ことばにするだけでかんじてしまう。
「中、いれてほしい――」
「ん? 」
「中に、いれてほしい。あゆむの、ゆび」
「だいじょうぶよ、神楽ちゃん」
 私のしこりきった乳首を優しくほぐしながら、歩は言う。
「いきなりは、入らへんから。ゆっくり、ゆっくりしていこな? 」
 何べんも何べんもキスして。
 何べんも何べんもエッチして。
 そんで。
 あゆむの白くて細い指が、私のあそこにぴったりとおさまるようになるまで。
「……った! 」
「そろそろ痛い? 」
「ん、ちょっと、そこ、痛くなってきた」
 じゃあちょっと休憩しよか? そう言って歩は私の隣にぴったり寄り添う。柔らかくなった肌の感触がする。たっぷり汗をかいている。シャワー浴びようか? うん。このままだと風邪ひいちゃうよ。うん。あゆむ、好き。うん。
「私も神楽ちゃん、大好き」
 少しの間、濃厚なキスをした。
 またうめき声が出た。

                                  *

 身体がからっぽになるくらい、エッチして、今一緒にマグネに入っている。目やにが一杯出てた。親指でこするとぽろぽろとれるくらい。おしりが軽い、なんか。
「嬉しそうだな……なんか」
「そらあもう」
 ハッシュドポテトをつまみながら、大阪が答える。にっこり笑う。
705『あなたと一緒 私も一緒』《11》:2005/06/08(水) 18:16:23 ID:dG0p1c6o
「神楽ちゃんの初めての人は、私」
「ば! ばか!! 」
「誰も聞いてへんよ」
 は、はずかしいこと、いうなよ……。消え入りそうな声で、私。ふふんと鼻で笑う大阪。
「神楽ちゃんはほんまに心配性やなあ」
「だって、はずかしいこと、いうからあ」
「そないな声のほうが、よっぽど恥ずかしいわ」
 ぐ、と言葉に詰まる。顔が熱くなる。身体の奥がほてってくる。もう! あれだけしたってのに……。
 悔しいから、コーラを飲んだ。身体が冷える。息をつく。
「この後DVDみるやんかー? 」
「う、うん」
「一緒に、二人で」
「うん? 」
「DVDどころやないかもしれへんな! このままやと! 」
「だーっから、恥ずかしいだろ! ヤメロヨッ!! 」
「公開言葉攻めー」
「しなくていい! 」
「どーしてー? 」
706『あなたと一緒 私も一緒』《12》:2005/06/08(水) 18:16:50 ID:dG0p1c6o
「いいから! 」
「へー? 」

 マグネトロンバーガーの店内には、数名の客がそれぞれ陣取っている。線を基調とした、シャープな店内。単純な色で構築された空間。簡素ないすとテーブル。

「神楽ちゃんさあ? 」
「なに? 」
「私、できるだけながいこと、神楽ちゃんといたいわ」
「え? 」
「ずーっと、二人目が来ないとええのになー」
「大阪にとって、私は二人目じゃないか」
 ちょっとブスくれていうと、ほー、と彼女が呆けた。
「おい! おまえまさか、一人じゃないんじゃ!! 」
「ちゃうねん」

 どうしていつも背広の男の人が、どっかに座ってるんだろう。今日は日曜日なのに。誰かの携帯電話がぶるぶる動いている。また階段を誰かが上ってくる。世界最大のファーストフード、マグネトロンバーガーの朝。

「こうやって、一緒にいるだけで、幸せなエッチしたのは始めて」
「え? 」
「やっぱり、好きな人といると違うなー、思て。こうしとるだけでもいい」
「詭弁だよ、そんなの。そんなのずるい」
「ずるくないし、覚悟決めとる」
 あんまり余裕たっぷりだから、私。
「私は嫌だ」
「え? 」
 驚いた顔して、大阪。ざまあみろ。一本取った気分。へへん。
「……これだけじゃ、嫌だ」
「え? 」
707『あなたと一緒 私も一緒』《13》:2005/06/08(水) 18:17:15 ID:dG0p1c6o
 首を傾げる彼女。当惑したような、悲しそうな。な、なんだよ! 気づけよ! この鈍感!!
 ――だから。

「いっぱいきもちよくしてくれないと、いやだ」

 歩が目を閉じた。私も閉じる。
 そして数秒。
 濡れた音がしたので、あわててキスを止める。かわりに。

「あゆむ」
「ん? 」
「あ、あのさ」
「ん? 」
「あ、あゆむのこと、あ、あい、あいあい……」
「お猿さん? 」
「ち違う」

 二人きりの世界になると、周りが見えなくなる。
 世界が狭まる。
 どこかで「お持ち帰りですか? 」と声が聞こえる。携帯電話がまた着メロを鳴らす。階段を下りる音がする。そして。

「あゆむ愛してる」
「私も神楽ちゃん大好きよ」
 かたかたとかすかに震えながら告白した私に、にっこり笑って歩。
 ぐっと身体を近づけて、私の耳元に。噛み付くみたいに。
「あいしてるよ。かぐら」
708『あなたと一緒 私も一緒』《14》:2005/06/08(水) 18:17:42 ID:dG0p1c6o

 マグネトロンバーガー、二階の禁煙席の床の上。
 足元でくたくたになっている、私の小物入れがわりのナップサック。
 ぴったり寄り添った大阪のポシェット。
                                             (了
709名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 18:26:40 ID:LtLz6jfY
GJ、てかリアルタイムで見られて凄く嬉しかったw
まあなんにせよ乙
710名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 20:15:53 ID:3P5+P3ts
あなたはこの二人のキャラをよく理解してらっしゃる!
掛け合いが絶妙でした、GJ!
711名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 20:21:44 ID:ICS1ZX3g
俺の思い違いで無ければ、こっちに投下するの久しぶりですな。
>>695-708氏。

毎度のことながらG・J!!!
712名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 23:15:15 ID:UHUJRlGk
GJ!
甘々や〜

堪能させてもらいました。
713名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 01:28:35 ID:IuFUR/3N
大阪×神楽イイ!!!!!
714名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 22:51:05 ID:9Z4yKWjI
読むのめんどくさいので50000行に分かりやすくまとめてください。
715名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 12:43:28 ID:1etXWwdD
↑ かえって読みづらくないか?
716名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 14:06:53 ID:b5rj0ogG
かえって長くなっちゃうだろうがw
717名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 20:14:52 ID:RMcoLBuh
>>714 つまりあれだな、超大作キボンと言いたいのであろう。
718名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 21:08:48 ID:W9CKilcG
俺もキボン
719『あなたと一緒 私も一緒』作者:2005/06/11(土) 23:03:28 ID:abNWLA85
普段はなるべく感謝レスを書かないよう自重しているのですが(いつもズに乗ってるから)
GJレス、ありがとうございます!
なにしろSS書きは、SS書いてこその職人ですから

荒れたレスにも良作を
好きなスレにも良作を
がモットーでして、はいw

とはいえ、男女もの好きの方には申し訳ないです。百合物ばかりで――
よろしければ、今しばらくお付き合いを――
720『あなたと一緒 私も一緒』作者:2005/06/11(土) 23:07:03 ID:abNWLA85
>>719

>(いつもズにのってるから)
は、誉められたのに答えてると、今よりもっとズにのってしまう、という意味での自重です

皆さんへの感謝は、また次のネタで
新鮮なネタ、握ります
721名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 01:54:20 ID:4yJbKk9n
よろしければ榊×神楽が読みたいです!
722名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 03:03:36 ID:6WBO2mDs
ゆかり×神楽が読んでみたいデス
723『そして静かにすすり泣く』《1》:2005/06/12(日) 07:09:03 ID:k9FQ4U52
 かるく立てた膝の上に、榊がのっている。恥毛のこすれる感触がする。微妙に膝を動かす。んんっとうめく声。
 女がアクメを感じるときは、高い声はあまり出ない。イク、という状態に近くなるほど、低い音に近くなる。
「おおう、おう、おおお」
 こんなふうにだ。
「あああ、かぐら、いきそう、いきそうだよ」
「へえ――そうなんだ」
 私は膝をわずかずつグライドさせる。ああああ、あいい、あ、イイ。榊の声。
 誰もこれが、あの榊だなんて思わないだろう。汗でべったり濡れている。びりびりがくがく震えながら腰を振る。涎が出てる。それを、んっ、と、ときたますすりあげる。
「発情した犬みたいだぞ……榊。みっともねえなあ、乳首こんなに突っ立てて」
「ああ、らって、だって。おひざきもちいい。いいいいい。おっぱいああ」
「犬がさ、マーキングでさ、人に、腰、おしつけるみたい。犬だな、ほんとに」
「あああああああ、うう」
「ほら、いぬだったら、わんっていってごらん? わん。わん」
「わぁん、わんわんあんわああんあああ、あ、あ」
 ぶるぶるっと、榊の腰が震える。堪えきれなくなった涎が、私の乳房にぽたぽたと落ちる。ずっずっとすすりあげる音。堪えきれない涎、ぽたぽた。
「わんわんわんわんわん……」
 私の耳元で囁く榊。舌がべろべろと耳をなめ、首筋をなめ。
「わん、わん、わん、ふうふ……んわん」
 手探りで榊の乳首にたどり着いた私の指先が、すりすりと撫でると、私の乳首に吸い付いていた榊が、思わず強くかんでしまう。ごめんん……と、いって、またわん、わんと榊。
 今度は高く膝をあげて、榊のワギナにすりつけると、んぐぅ、とうなって再び腰を擦り付け始めた。そして負けじと、私の秘所にも指を伸ばす。
「うう、かぐらぁ。いい。かぐらいいい。おまんこいい。かぐらのおまんこいいのおぉぉ、お、お」
 感じきっている時の榊は、おしゃべりだ。私の方がかえって寡黙なくらいだ。特に喘ぎ声がすごい。全身で感じきっているのがわかるくらい、ダメな声だ。ちょうどこんな。
「お、ああああああ、おあ! …あ! s……かき、…ゆびぃ、っゆび! はげ、し……ぎ……って、って!! あ、だめだええあらめらめああえああ。あ! ア!! 」

 ごめん。私嘘ついた。
724『そして静かにすすり泣く』《2》:2005/06/12(日) 07:10:18 ID:k9FQ4U52
 今のは私の声。


 私たちはセックスをしている。
 高校時代、ある時から、二人きりで会っている時は、いつもセックスだ。
 きっかけは、私の家に、榊が遊びに来て、なりゆきみたいにこういう関係になった。
 始めのうちは互いに抑えていたが、エスカレートするのに時間はかからなかった。獣のように、した。
 榊が好きなのは、お膝。
 私が好きなのは、お口。
 榊が言うに、お口ではイけないのだという。お膝か、指がいいのだそうだ。指の場合は、アヌスも攻めて欲しいという。
 私はお膝ではダメ。あれで中々コントロールが難しいのだ。お指は二本入れてもらうのがいい。アヌスはだめ。苦手。でもお口は好き。榊の舌は長い。
 普通の生活でも、手を握り合うだけで私たちにとっては一つのセックスプレイだ。じっとりと汗ばんでくる。榊の足がもつれる。私のアソコはびっしょりと濡れている。
 とはいえ、恋愛感情はないらしい。ずいぶん腹を割って話せるようになったけれど、恋愛とは違う気がする。
 以前榊のお兄さん(お姉さん? )と会ったことがある。榊のことを「よろしく」されてしまったこともある。けれど、それでも、やっぱり私たちは恋人とは少し違う位置にいるのだ。

 大学進学が決まって、もうこの関係は止めよう、と榊が言った。
 同じ事を考えていたことにびっくりしながら、私も、そうしようと言った。何より榊は北海道に行ってしまう。北大の、獣医学科にいくのだ。
「だったらさ」
 私は提案した。
「卒業旅行しようぜ」
「卒業旅行? 」
「そう。学校と、この関係を卒業するための旅行」
 そうだ。卒業しなければならない。この大きな乳房から。感じやすい乳首から。もの欲しそうなアヌスから。幾度も指を抜き差ししたワギナから。
 同じ事を考えていたのだろう。榊の頬がうっすらと赤くなった。目は、濡れていた。そっと榊の制服のスカートに手を差し込むと、下着の中にあてたナプキンがずるずる動いた。テープが濡れてはがれるほど、濡れていた。
「そうぎょう、りょこうか――」
 ああ、と軽くうめいて、榊がささやいた。
725『そして静かにすすり泣く』《3》:2005/06/12(日) 07:10:56 ID:k9FQ4U52
「いいよ。それ、いい。いくよ。いこう――」
 榊の腰がひくひくと動きだす。
 私たちは、すぐ側の公衆トイレを探して、その中で軽く気をやった。トイレでしたのも、制服でしたのも、今回はこれが初めてだった。


 そうして、私たちは旅を始めた。
 といっても、行った場所は箱根である。それと、東京各所である。
 とにかくセックスさえできればどこでも構わなかった。
 観光? 買い物? 食事?
 それらしいことをするときは、なんらかしらの理由があるからだった。腹が減ったら、コンビニのおにぎりを貪り食った。二人とも黙ってもくもく食べた。わざとお米を頬につけた。榊が、舌で舐め取った。何度も何度も舐め取った。公園の木の陰で。
 観光や買い物は、それ自体が目的ではなかった。もっと別な目的があった。
「うううう、うう」
「どうした? 神楽? 具合でも悪いのか? 」
「ん、ん、んんん」
「ほら、みんな変な顔して見てるぞ? 秘宝館に女の子二人で来てるって」
 榊が多弁になるときは、感じているときだ。
 私が寡黙になるときも、かんじているときだ。
「ほら、みんな気づいてるよ? あからさまにおっぱいとおしりの大きい女の子が喘いでいるのみて」
「んな、こといっちゃ、だめえ……! 」
 私の尻がぶるぶる震える。まくられたミニスカートから差し込まれた榊の指が、汗まみれになったアヌスに侵入してきたからだ。
「ら、めえ。ためえ。そんなんしたら、ためへぇ」
「ほら。めくれちゃうよ。中身、見えちゃう」
「ためへ……ためえ…………ぇ」
「あ、後ろで見てるお兄さんがいる。お兄さん、ちょっとはめてみませんか? 」
「だ、めえ! それはほんとにダメ!! 」
 振り向いた私の目には、秘宝館のグロテスクな展示物以外には何もない。まんまとはめられたのだ、榊に。榊はたんねんに、自分の指を舐めている。
726『そして静かにすすり泣く』《4》:2005/06/12(日) 07:12:13 ID:k9FQ4U52
 長い長いキスをする。
 そう。観光地には、バイブレーターを仕掛けてか、下着をつけないか、またはその両方で行った。買い物もそうした。そして隙あらばさっきみたいな遊びをするのだ。
 きっと大半の人は、私たちのそんな異常な行為に気づいていただろう。薄々感づく、と言ったレベルであるが。そしてそんなところまで、自分達を追い込むことに、今回の旅行の目的があるのだ。
 旅の恥はかきすて。
 今までの全てからの、卒業旅行。

 旅館に泊まったのは、一度きりだった。
 どうしても声が外に漏れてしまうことを恐れてのことだった。何より人の出入りもあるし。
 とはいえ、夕食のとき、仲居さんの給仕は断って、二人で食べた。
 榊がすき焼き用の生卵を、私の股間に落とすのはやりすぎかな、と思ったけれど、私だってそのぬるぬるを榊の胸に塗ったくったのだから、お相子というやつかもしれない。
 後、刺身は冷えているから旨いのだということも分かった。人肌の刺身は旨くない。
 温泉に入っても、した。
 榊の胸元が白くなったので、こすってみると、さっき卵だった。ふと気がついて、私も確認しようとしたら、榊がそっとそれを制して、私のソコに、そっとその長い指を伸ばした。ぽろぽりと湯に浮かぶ白身と黄身。毛に絡み付いていたらしい。
「うわ、大変だ」
「うん。神楽は大変」
 榊がそっと囁く。
727『そして静かにすすり泣く』《5》:2005/06/12(日) 07:12:43 ID:k9FQ4U52
「お湯の中でわかるくらい、濡れてる」
 涎が出た。
 榊に舐めて、とってもらった。
 部屋に入ると布団が敷いてある。並べて敷いてあって、初めてどぎまぎした。我慢が出来ない。浴衣の隙間から手を差し込む。榊の乳房はボリュームがあって、もう乳首は勃起していた。親指でぐりぐりする。
「ふふふ、かぐら」
 舌を出して、榊がキスをする。唇がなぞられる。夕食に食べたすきやきの匂いが、かすかにする。唇を舐められただけで、私の腰がひける。そのままぐるりと円を描いてみせる。尻の奥が熱い。榊の舌は長い。
 脇の下を舐められる。ひぐ、いい、ひぐう、いいい。私の目から涙が出る。私の顔を撫でてていた榊の指が、それに気づいて優しく私のまなじりをぬぐう。私は彼女の親指をあま噛みした。
「ひ、にゃあ……」
 彼女の腰、びくんてした。
 布団が汗でべそべそになった。二人とも肌が、唾液でぺかぺかしている。朝から温泉に漬かった。
「榊ったら、あううう、あうううう、って。あれじゃあざらしだよ」
「……うるさい」
「おひざいいの、いいのっていいながら何度もサ」
「いいんだ。そのために来たんだから――」
 そういいながら、榊は恥ずかしそうに湯船に顔を沈めた。あああ、と息をつく。身体が軽い。

 ビジネスホテルは、失敗だった。
「んく、ひく、んんう……」
「い、ひ、ひ、フー――っ」
 お互いの手には、リモコンが握られている。バイブレーターのリモコンが握られている。
 榊のは、私のに。私のは、榊のに。
 どちらが早く達することが出来るか、その勝負だった。
 リモコンはプラスチックで出来ている。バイブレーターもプラスチックで出来ている。それは細長いコードの先の、やっぱりプラスチックで出来たカプセルの、震えの強弱を調節するためだけのものだ。
 弱く、強く。強く、弱く。
「ううっく……。びりびりびりびりびりい。ひ、はぁ」
728『そして静かにすすり泣く』《6》:2005/06/12(日) 07:13:10 ID:k9FQ4U52
「さ、か、き」
「かぐらのびりびり、うう、はあ、はあはあ。強くするよ――」
「ひいい! いい! いいいいい!! あ! 」
 腰が跳ねる。榊ったら、ずっとじわじわ震わせてきて、途端に振動の強さをあげる。切なくなってきているときだから、感じすぎてしまう。ぶ、とおならが出た。どちらも笑わない。親指の先まで快感に震えて、笑えるわけがない。
「あ」
 榊も笑えない。あまり強くひかれたせいで、自分の中のバイブレーターが、落ちてしまったからだ。でもこれで勝負は決したわけだ。
「ほら、犬。おなめ」
「……くうん」
 私は犬のようにひざまづき、榊の足の先から丹念に舐める。クリトリスの皮を剥いて舐める。以前言ったように、榊は舐めてでは達しない。アヌスにローターを、ワギナに指を入れて、丹念に舐める。
「うううぅ。くうぅ。ふーっふ――――っ」
 深い深い呼吸を榊が始める。
「ぎふぅ! っう!! 」
 軽くクリトリスに歯を立てて、アヌスをこきざみに刺激するのが、榊は大好きだ。逃れようとして、また押し寄せる榊の尻。波のようにざわざわ。
「いひ! いひぃ! い、いいいい!! あ」
 榊が上り詰めていく。わんわん。私は鳴く。榊は哭く。
「あ! いいのお!! か、ぐらのお! いひい! うふ、いひ。いんのおおぉ」
 あぐあぐ、あぐう!! あ、あああん。一際高い声。その時。

 ドン!!
729『そして静かにすすり泣く』《7》:2005/06/12(日) 07:13:43 ID:k9FQ4U52
 榊の声が、止まった。途端、ドン! とまた鈍い壁を叩く音。荒い息をつきながら、また榊はびくっとした。
「やばいね――」
「お隣さんに聞こえてるよ――」
 二人で囁いたときに、隣の部屋から怒り混じりの、あーあ、という声。
「うそ! やばいじゃん――。聞こえるよ、声――」
「どどどど、どうする? 」
 尋ねる榊の顔は、多分蒼白だろう。私だって血がひいた。時計を見た。3時だった。これは、怒ってもっともだと思った。
「榊、とりあえずシャワー浴びよう――」
「うん――」
「そんで、朝早く出よう――」
「シャワー浴びたらね――」
 二人で交代でシャワーを浴びて、夜明けを待ってホテルを出た。馬鹿丁寧なフロントマンが、何か知っていそうで怖かった。

 そんな生活が一週間。
 そして今夜が最後の最後だった。
 時間延長して、昼にホテルを出てから、私は吉祥寺駅まで一緒に戻って、そのまま中央線で祖父母の家に向かうのだった。榊はそこで降りて、一度家に帰り、次の日には北海道まで行って、寮生活をはじめるのだった。
730『そして静かにすすり泣く』《8》:2005/06/12(日) 07:14:32 ID:k9FQ4U52
「お母さんは」
 榊はベッドの端に座って話はじめた。ホテルの部屋に入ったら、すぐに交わっていた二人にとって、それはちょっと珍しかった。
「私がこんなことしてたって知ったら、きっとクレゾールで拭きまくるだろうな」
「なんで? 」
「きれい好きだから」
 なんとなく、黙った。
 早くセックスしたかった。
 榊も同じだとわかっていた。
 でも出来なかった。
 榊が聞いた。
「セックスする? 」
「したい」
「私もだ」
「でもしたくない」
「私もだ」
 そうだ。
 本当はここにある、ペニスバンドをつけて、犬のように四つんばいになった榊に蝋をたらしながら犯すはずだったのだ。
 どちらかだけなら、やったことがある。
 ペニスバンドに本気でフェラチオをした榊。男がうらやましかった。
 だからまけずにフェラしかえした。
「神楽。ボクのチンポはどうだい? 」
 榊が尋ねる。私ははしたない顔で答える。
「榊様のチンポ、とっても大きいですう」
「舐め舐めしてるとどうだい? 」
「き、気ぃ狂いそう――。は、はめてぇ。はめてえです」
「女の子なのに、はめてえなんて、下品だね、神楽」
「う、嬉しいです。ぶちこんで、くら、さい」
 蝋は熱いだけで、あまりよくなかった。むしろ手錠の方がよかった。あの身動きできないときに、身体中にローションを塗りたくられて、筆でいじられるのがいい。
 榊は蝋も手錠も好きみたいだ。その上、アヌスにいつもの卵形のバイブレーターを突っ込まれて、腰をがくがくさせていた。
731『そして静かにすすり泣く』《9》:2005/06/12(日) 07:15:53 ID:k9FQ4U52
「いいの? 榊ぃ。これ」
「あ、あつひ! あついの!! いいです! いいですの! の! は、ひい! そ、それ!! え! あ! 」
 手錠が、ぎ、ぎ、ときしむ。大きく広げられて固定された足。目隠しされて喘いでいる榊。乳首、ぴんと立ってる。
「どこに蝋落ちた? 」
「おっぱ、おっぱい! 」
「どっちの? 」
「…かんない! わ、かんない!! 」
 おやおや悪い子だ。乳首の上にたらすと、み、み、みぎ、みぎみぎみぎみぎ、と榊。さすがにアソコには落とさなかったけれど、アソコに落とすよ、といってふとももや臍のそばにたらすと、不自由なはずなのにそれだけで腰が跳ねた。
 手でぱっとはらうと、固まった赤い蝋が、ぱらぱらとはがれた。赤い跡が残るだけ。舌を這わせると、薄くなって敏感になった皮膚が感じて、涎をたらしながら榊がうめく。
 そんなことを思い出して、榊の首筋をみると、私がうっかりつけてしまったキスマークが見えた。自分の膝に目を移すと、手錠の跡がうっすらと見えた。
 本当なら今、そこの榊を押し倒して、ペニスバンドを咥えさせ、手錠で拘束し、後ろから犯しながら、蝋をたらす予定なのだ。
「ぶーっぶーっ」
「ふふふ、榊は豚さんだな」
 私は榊の鼻を押し上げて、そう嬲ったことがある。
「汚い豚だ。あーあ、また膝をそんなにこすりつけて……」
「ぶた、ぶたいい、わたし、ぶた、いい。いいの。お! あ!! 」
 私は榊の鼻を更に押し上げる。
「豚は、ブー、だろ? ほら、ブーって鳴け! ブタッ!! 」
「ブー! ブー! ブヒ―――!! い、い、イヒイィィィ!! 」
 ほら、ブタ。ブウ、ブヒイ。
 榊は興奮し、果て、そして今度は私が責められる。榊のことを、ママ、と呼んで、折檻され、そして榊のペニスバンドに後ろから犯されるのだ。
 とはいっても、ペニスバンドにばかりたよったセックスをしたわけでもないのは、今までのことでわかってもらえるだろう。
 そして今日ここでそれをやりつくせば、私たちはこの関係が卒業できる。それを知っている。分かっている。
 この最後のセックスで、未練も何もかも、消えて失せるだろう。そのための旅行だし、私たちは完璧だった。
「ねえ、榊」
「ん? 」
「しようか」
「ダメ」
732『そして静かにすすり泣く』《10》:2005/06/12(日) 07:18:54 ID:k9FQ4U52
「でも、それが目的だったろ? 」
「うん」
「これで、私たち、普通の友達に戻れるだろ? 」
「ううん。戻れない。これでしたら」

 赤の他人になる。

 榊がそう言った。
 ぽつん、と言った。
 奇遇だ。
 私もそう考えていた。

 理屈で説明しろ、と言われても、難しい。
 けれどこれだけはわかっていた。今セックスをしたら、きっと永久に私たちの関係は途切れてしまう。今まで積んできた諸々でさえ、形を失ってしまうだろう。
 それがわかっていても、なお私はうずいていた。
 下品に言えば、おまんこがうずいていた。
 本当はおまんこなんて呼び方は、羞恥の欠片も感じない。まんこ、まんこ。下品だと思うけれど、私の女のココを示すのに、わざわざそんな言葉使わなくてもいいと思ってた。かえっておまんこと言われたら、醒める。
 けれど今は、ココのことを、おまんこと言ったほうがぴったり来ると思った。だからそう榊に言ったら、わたしもオマンコ感じてる、と言われた。興奮した。
「クリトリスもびんびんだしさ」
「うん」
「乳首も勃起してて」
「私なんか固くなってる。おっぱい全体」
「ほう、どれどれ? 」
 そういいながら、私の手は彼女に伸びなかった。彼女の手もだった。
733『そして静かにすすり泣く』《11》:2005/06/12(日) 07:19:29 ID:k9FQ4U52
「ね」
「ん? 」
「さ……」
「ん……」
 全てが、交われといっていた。全細胞が肉欲に満ちていた。淫らだった。でも私の指はゆっくりと死んでいって、ぽっかり心に穴があいたようになった。次第に穴は大きな孔になり、真っ白になった。
 でも股は濡れていた。
「神楽」
「はい」
「私のこと、好き? 」
「好き」
「私も神楽のこと、好き」
「はい」
 ありていの事実だった。
 そんだけの話なのだ。そう、そんだけの話だったのだ。
 私は榊が好き。
 榊は私が好き。
 それは他の高校の仲間が来たら、友情に変わり、二人きりになったら肉欲に変わる。そんな「好き」だったのだけれど。
「世界中の誰より神楽と寝たい」
「世界中の誰より榊と寝たい」
「ずっとしていたい」
「それは無理だ」
「うん、無理だ」
「しょうがないよね」
「しょうがないさ」
「だったら、友達にしようか」
「うん、友達にしよう」
「ここで止めとけば」
「うん、友達だ」
「そしたら別々に寝よう」
「私が床で寝るから、榊はベッドで」
「ううん。神楽が」
 じゃんけんで決めた。ベッドには榊が寝た。変わりに私は、掛け布団をもらって床に寝た。予定通り昼過ぎまで眠った。ただただ、寝た。
734名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 07:23:05 ID:GWBBRr+C
そしてホテルを出た。
735『そして静かにすすり泣く』《12》:2005/06/12(日) 07:23:41 ID:k9FQ4U52


 私たちは一言もしゃべらなかった。
 吉祥寺に着いた。
 不思議なくらい空っぽだった。榊もそうだった。空腹さえ感じないくらい空っぽだった。
 外は桜だった。満開だった。電車が通り過ぎると、無個性なビルが立ち並び、そしてまた桜だった。天の低い日本に、桜霞はよく似合う。
 榊が、ホームに下りた。私も下りた。
「じゃ」
 榊が言った。
「じゃ」
 私が言った。
「むこうに行っても、元気でね」
「うん。たまには会おう」
「みんなと一緒にね? 」
「うん。みんなと一緒に」
 握手をした。
 とたんに。
 おまんこ。
 おっぱい。
 てじょう。
 ろうそく。
 ペニバン。
 ローター。
 そんな単語が脳内に、溢れた。
 単語の濁流はまだまだ続く。
736『そして静かにすすり泣く』《13》:2005/06/12(日) 07:24:57 ID:k9FQ4U52
 りょかん。
 ビジネス。
 こうこう。
 でんしゃ。
 かんこう。
 かいもの。
 りんじん。
 止めて、止めて止めて止めて止めて。このことばのだくりゅうをだれかとめて。
 目の前で榊が震えてた。濡れていた。
 犬のよう。
 猫のよう。
 豚のよう。
 男のよう。
 女のよう。
 獣のよう。
 人のよう。

「かぐらあ、もっとぉ。してえ」

 一日目。
 二日目。
 三日目。
 四日目。

「さかき、こわい! こわいこわい。ぁああっ!! イキすぎて、こわいよう……」

 五日目。
 六日目。
737『そして静かにすすり泣く』《14》:2005/06/12(日) 07:25:41 ID:k9FQ4U52
「好きすきすキスキスキスきsk」
 スキ。
 あなたがだいすき。

 そして七日目。

 私たちにとって

 手を握り合うだけで。
 そう。
 手を握り合うだけで、私たちにとっては一つのセックスプレイだ。

 じっとりと汗ばんだ永遠。
 しかしゆっくりと手を離す。

「じゃあ」
「また」
「うん、また」
「大丈夫だよね」
「大丈夫だよ」
 だから公衆の面前でキスをした。おかげで二本電車を乗り逃した。三本目に乗った。オレンジ色の電車が榊からみるみるうちに遠ざかっていく。
 ぽっかりした孔の中に、何かが急速に満たされてくるのを感じた。溢れそうな、叫びだしそうな、何か。何だろう――?
 すぐにわかった。
738『そして静かにすすり泣く』《15》:2005/06/12(日) 07:26:41 ID:k9FQ4U52
 涙だった。

                 *

「――ってわけなんらよ! わかうか! 友よ!! 」
「全然わからん」
 飲み屋でくだまいて、相手に真顔で答えられると、情けない気持ちで一杯になる。
「ただ神楽がえろいってことは前から知ってたから、それほど驚かん」
「うるせーばーろー。なんかもんくあっか。さかきはどーなんらよ」
「榊ちゃんもえろいんだなあ」
 滝野智はイカをくにくに噛みながら言った。親友の相談に、イカを噛んでるな。イカを。
「とも、てめえ、犯すぞぉ――」
「それは止めとけ」
「なんれらよ」
「どーせ、神楽は、榊ちゃんとしかセックスできないだろ? 」
 女の子とは。そういわれて、返す言葉もない。実際そのとおりだ。
「でもさ、わたしがもし自分の女が嫌だったら、きっとさかきには惚れないね」
「何言い出すんだよ。とつぜん」
「おおさからよな。きっと。そんであのせーじゅんそーなかおの女にぃ、めちゃくちゃにされる! 」
「何でそんなに友人とくっつきたがるかなあ、おまえは」
「おまえらって、よみとあやしいらろ!! 」
「あやしくねーよ! キョーダイみたいなのに!! 気持ち悪い。あー気持ち悪い」
 おどけて、それでも智はまたするめをくちゃくちゃ噛む。第一、今よみには彼氏いるもんね。らぶらぶらしいよ?
「じゃあ、おおさかとら! 」
「へ? 」
「ともとぉ、おおさかが、あやしい!! 」
 私のつきつけた指に、智はにやりとして。さーて、どうかなあ?
「まあとにかく、神楽さんもずいぶん酒癖悪いってことわかったことですし♪ 」
「――榊は」
 友達でいてくれるかな。思わず口に出る。
739『そして静かにすすり泣く』《16》:2005/06/12(日) 07:27:20 ID:k9FQ4U52
 もう榊とは恋人にはなれない。そしてセックスよりも、ずっと友達でいたかった。これは諦めとか、そういうんじゃなくて、もっと違う何かなのだ。
 そんな出会いもある。私は知っている。
 私の呟きに、答えてくれる言葉はない。その代わり、智の掌が、そっと私の頭に触れた。彼女にこの話をするのは三回目になる。彼女はすぐに、しかしそれとなく榊と連絡をとってくれた。そしてこの夏、みんなで一緒に、北海道旅行をする計画が立っている。
 あれから二ヶ月すぎた吉祥寺駅側の飲み屋で、友は優しく頭を撫でてくれる。
 その手のひらに押し出されるように、また孔から溢れてくる何かがあって、私は。

 そして

                               了)
740名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 07:45:10 ID:6I7KBLhF
ウヒョ
741名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 09:55:48 ID:U9cbOqa9
仕事早いな gj
アノ話とリンクしてるのね。
742名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 11:04:04 ID:fqGV15cy
なんか悲しいな
あの話ではラブラブだったのに…
743名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 11:10:31 ID:55NSMdEL
うめえよぉ作者うめえよぉ……心理描写サイコー♪
744名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 14:54:48 ID:R34KWw+t
こ…これは次の話で神楽はようやく真に榊さんと結ばれるという
壮大な純愛ストーリーの前編と思ってよろしいか!?
745名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 15:30:15 ID:EdFPtGEW
一瞬はて?と思ったが
これは上とかいつもの話とは別の世界なのね
746名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 16:52:50 ID:BiwAH6yq
秘宝館のやりとりはちょっとギャグぽいな。
747名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 23:37:57 ID:miZ6g0xt
G・J
748名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 18:53:04 ID:XQ1tZpPs
イイ!!!
749名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 11:55:07 ID:1sme35n7
よろしくされたんなら最後まで責任とらなアカンで
750堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/15(水) 22:18:58 ID:IN5HXPN3
「ちよちゃん」
 みちるがちよに軽いキスをする。
「ゃぁ」
「かわいいよ。クスクス」
 ゆかの方はカメラを覗いていた。
 カメラのファインダーの先。
 そこには、全裸で手首足首を鎖で壁に固定されたちよが映っていた。
「みるちー。ゆかちゃん。どうして」
 大の字に壁に固定されたちよが身体をくねらせるが、全く身動きをとることが出来ない。
「だって」
「ねぇ」
 二人は顔を見合わせてクスクスと微笑む。
「ちよちゃん、可愛いんだもん」
「うん。肌も白くて綺麗だし。じゃあ、私が撮るからみるちー、お願いね」
「は〜い」
 みちるも服を脱ぎだす。
 幼い裸体が冷たい外気にさらされる。
「ちよちゃん。愛してあげるね」
 全裸になったみちるは、ちよを抱きしめる。
 片方の足をちよの足の間に滑り込ませ、膝で軽くちよの秘部をこする。
「ちよちゃんの身体温かくて気持ちいぃ」
 抱きついたまま、耳を甘噛みし、そのまま舌を首筋に沿って這わせる。
「っぅ」
 鳥肌が立つような寒気がちよを襲う。
 ちよの表情を確認し、みちるの舌は徐々に下がってゆく。
 微かな膨らみに刺激を受ける。
「おっぱいは私の方が大きいかな?でも、ちよちゃんの本当に白くて綺麗だよ」
 胸の突起を口に含む。
「ゃ・・・」
751堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/15(水) 22:19:45 ID:IN5HXPN3
「ちよちゃん、もっと声だして」
 ゆかがカメラの奥からそんなことを言う。
「無理・・・ですよぉ」
 その間にもみちるは執拗に乳首を攻め立てる。
 その度に、ちよの顔が上気し温かい吐息が零れ落ちる。
 みちるが乳首を少し強めに噛む。
「っぁぅ。ゃ、ゃぁ」
 身体をビクンと震わせ微かな喘ぎ声を上げる。
「可愛い声」
「みるちー、そろそろ下もいいんじゃない?みるちーの膝がちよちゃんの液体で濡れてきてるでしょ」
「そうだね」
 最初からずっとこすり付けていた膝が、粘性のある液体で濡れ始めていた。
 みちるは身体を放し、ちよの足元に立ち膝をつく。
「何・・・するんですか?」
「いただきま〜す」
 ちよの問いには答えずに両手で秘部を開き口をつける。
「ゃぁ」
 みちるの舌がちよの膣内をかき回す。
 小さな膣からは大量の蜜があふれ出してくる。
「お薬が効いてきたみたいだね。ゆかちゃん、この後はどうする?」
 愛撫を舌から指に切り替えてゆかの方を向く。
「う〜ん。最初に破るか最後に破るかよねぇ」
「はぁん・・・や、破るって」
「処女膜」
 あっけらかんと笑顔でゆかが言う。
「そ、そんな。嫌です」
「だって、破かないと売れないしね」
「えっ・・・う、売るって・・・まさか」
「そう。このビデオを売るの。もう、いっぱい予約入ってるんだから」
752堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/15(水) 22:20:22 ID:IN5HXPN3
 上気していたちよの顔から一気に血の気が引く。
「ちよちゃんのクラスの男子のほとんど全員が買ってくれるんだよ。あとね、先生とかもいっぱい」
「いやぁ!!やめてください!!酷いです!!」
「だって、ちよちゃんと違って、私たちお小遣い少ないんだもん」
「うん。これを売れば、いっぱいいっぱいお小遣いになるもんね」
 ちよの顔が涙でぐしゃぐしゃに濡れる。
 その表情をアップで撮るゆか。
「さ、みるちー。続き続き。最初に破っちゃって気持ちよくさせちゃおうよ」
「そうだね。痛いのは最初だけだもんね」
 みちるがちよから離れて鞄をゴソゴソと漁りだす。
「あ、ゆかちゃん。ちよちゃんをベッドに移しておいて」
「りょうか〜い」
 ゆかはカメラの前に歩いてくる。
「二人がハダカなのに、私だけ服を着てるの変だよね」
 そう言うと、スルスルと服を脱ぎだす。
 ストリッパーのようにカメラの前で一枚一枚、リズミカルに脱ぐ。
 最後の一枚を脱ぎ、挑発するような表情をカメラに向ける。
「さ、ちよちゃん。ベッドに行こうね」
「くす・・・ぐす。ぃゃ・・・ねぇ、もう・・・やめてください」
 ぐったりとして、身体に力の入らないちよ。
 先ほどみちるの言っていた薬が完全に身体に回ったのだろう。
 手足を固定している鎖を解くが、逃げようともしない。
「ここまで来てやめたら、見てる人に悪いよ」
 ちよを抱きかかえるとベッドの上に寝かせる。
 カメラを持ってきて、ちよの足を大きく開き秘部をアップで映す。
「まだ誰も使ったことのないちよちゃんのココ。とっても綺麗だよ」
「・・・んっ。ぁ。だめ」
 ちよの尿口から、黄色い液体がちょろちょろと流れ出る。
「ふふ。もらしちゃった。見てる人にいいサービスになったね」
「ひっく。いやぁぁぁぁ」
753名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 00:56:20 ID:s0Q3MfeA
…ゴクリ
754名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 12:18:26 ID:25zOhS3j
え?終わり?
755堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/16(木) 21:09:18 ID:cEPZl6Z4
「じゃ〜ん」
 羞恥で真っ赤になり、薬でぐったりしているちよの前にみちるが現れる。
 真っ黒な男性器を模したゴム製のディルドーを装着したパンツをはいている。
「そんな大きいの大丈夫かな?」
「平気じゃない?薬効いてるし」
「そっか」
 ゆかは納得してカメラの側に戻る。
「じゃあ、ちよちゃん。これで可愛がってあげるね」
「ぁ・・・どうして・・・こんなに酷いことを」
「酷い?そんなことないよ」
「そうそう。私たちがちよちゃんを可愛がってあげなきゃ、私たちみたく醜い大人たちに犯されてたんだよ」
 みるちーはちよを後ろから抱きしめる。
 両手で乳首とクリトリスを撫でると、ちよの口からは吐息が漏れ始める。
 態度とは裏腹に突起は硬く大きくなってゆく。
「私たちなんて、何人もの大人におまんこもお尻も口も、何度も何度も汚されちゃったんだよ」
 みちるが耳元で囁く。
「でも、ちよちゃんを最初に汚すのは私とゆかちゃんに譲ってくれたんだよ」
「ひゃぅ」
 耳元を甘噛みする。
 どこもかしこも敏感になっているちよの身体がピクンと跳ねる。
「ちよちゃん。いっぱい愛してあげるね」
 みちるがちよの足を持って下半身を持ち上げる。
「ぁ」
「いくよ。ゆかちゃん、いい?」
「おっけ〜」
 ちよの秘部にみちるのディルドーの頭があてられる。
「っっ」
 ちよの下半身が徐々に下がってゆく。
756堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/16(木) 21:09:49 ID:cEPZl6Z4
「ぁっぅ」
 小さな秘部が大きなディルドーを飲み込んでゆく。
 ベッドのシーツに真っ赤な鮮血が滴り落ち、大きな染みを作ってゆく。
「うわぁ。ちよちゃんの可愛いおまんこに黒くて気持ち悪いディルドーが突き刺さっていくよ」
「アップで撮ってね」
「もちろん」
 ちよは目を見開き、口からは声にならない声を出している。
 痛みは我慢の限界を超え、気絶寸前といった感じだ。
「もういっぱいかな?」
 ディルドーがそれ以上入らない場所まで到達する。
「子宮の中に入れるのはさすがに可愛そうだもんね。最初だし」
「ちょっとそのままね」
 みちるが二人にポーズを要求する。
「いえ〜ぃ」
 みちるはカメラに向かってブイサインをする。
「ちよちゃんは・・・無理みたいだね」
 ちよはもう身体に力が入らず、口も開きっぱなしだ。
 心ここにあらずとは、まさにこのことだろう。
「どうしよう?」
「これじゃあ、お客さんが納得してくれないし。気付け気付け」
 ゆかが口に薬を含み、そのままちよに口付けをする。
 舌を絡め、口移しで薬をちよに飲ませる。
「あ〜、ディープキス。いいなぁ、私も後でしよっと」
 ちよの喉がコクンと動き、薬を飲み込む。
 数秒後。
「ぁっぁぁっぁぁぁぁぁ」
 ちよが目を見開き、手足が突っ張っらせる。
「はぁはぁはぁはぁ」
757堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/16(木) 21:10:39 ID:cEPZl6Z4
「おはよう。ちよちゃん」
「すごいでしょ。私なんて、最初にこれを飲んだ時はお漏らししちゃったんだよ」
「じゃあ、動かすね」
 みちるが両手に力をこめ、ちよの腰を持ち上げる。
「ぁっっっ・・・・」
「あれ?ひょっとしてさっきの薬で愛液がいっぱいでたのかな?結構スムーズだよ」
「そうなの?じゃあ、体位を変えてもう少し早く動かしたら?」
「うん」
 みちるがちよをベッドに倒す。
 膝をついて下半身が上がった状態だ。
「いい感じ。じゃあ、いくよちよちゃん」
「ぁっぅっ・・・くぅっ」
 ディルドーが一気にちよの秘部を貫く。
 だが、先ほどよりは苦しさは無さそうだ。
「んぁっ、い、いっぱい」
 ディルドガーが出し入れするたびに、ちよの秘部からは愛液のイヤラシイ音が部屋中に響く。
 上気したちよの頬。
 こぼれる喘ぎ。
 あふれ出す愛液。
 その全てがちよがすでに快楽を感じ始めていることを示していた。
「いいなぁ。ねぇ、みるちー、私にも変わって。ね」
 ゆかがみちるの小さな胸を揉みながら口付ける。
 舌と舌が絡まりあう。
 口を離すと、二人の間に混ざり合った唾液が滴り落ちる。
「ねぇ。ゆかちゃんは・・・私をお願い」
「なんだ、みるちーも我慢できなかったんだ。ふふ、いいよ」
 ゆかがベッドの脇に置いてあった物を手にとる。
 ゴム製の双頭ディルドー。
 その片方をゆかの秘部が飲みこんでゆく。
「ぁぁ。んっ・・・えへへ。入っちゃった、じゃあ、みるちーにもあげるね」
758名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 18:48:07 ID:6k9XJx8R
まだ〜
759 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/21(火) 09:42:32 ID:MJE2uxYq
 みちるの黒いパンツについたファスナー。
 ゆかがそれを下げると、ゆかやちよとそう変わらない細いスリットが姿を現す。
「いれるよ〜」
「うん」
 みちるの秘部に、ゆかから生えたディルドーがズブズブと潜り込んでゆく。
「んっっ、ぁぁっ。大きい」
 大きなディルドーがみちるの膣の奥まですっぽりとはいってしまう。
「ん、ふぅ。えへへ。ゆかちゃん、ちよちゃん。スキだよ」
 みちるが腰を動かし始める。
 ちよの膣内のディルドーが動き、それに呼応し、みちるとゆかを繋いだディルドーが振動でゆれる。
「んっ、ぁっ。みるちー」
「ぁっ、ぁ、ぁ、んっ、ぁぁ、ぁっ」
「ふぁぁぁ。んっっ」
 ゆかとちよとみちるの喘ぎが混ざり合う。
 動いたままのカメラははっきりと3人のつながりを映し出していた。
 徐々にみちるの腰は激しく動き、気分が高まってくる。
「ぁ、みるちー」
「ゆかちゃん。わたしもぉ。ね、ちよちゃん」
「んっ、んっ」
 ちよだけはもう、ほとんど意識が無い。
 快感だけが彼女が気絶するのをとどめているだけだ。
 その3人に小さな波が訪れ、ビクンと身体が震える。
「んぁ。いっちゃぅよ」
「いっしょに、いこぅ」
 みちるの動きがさらに激しくなり、先ほど以上の大きな波が訪れる。
「ぁぁぁっっ」
「んにゅ〜」
「ぁっ、っっっっ」
 ぐったりと、倒れこむ3人。
 シーツには、愛液と尿のまじった大きなシミが広がってゆく。
760 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/21(火) 09:43:12 ID:MJE2uxYq
「ぇへへ。ゆかちゃんとちよちゃん、おしっこ漏らしちゃったね」
「だってぇ。みるちー、激しすぎなんだもん」
 みちるがちよからディルドーを抜く。
 ちよから取り出されたソレは彼女の愛液で濡れ、ライトの光を反射する。
「んっしょ。次どうする?」
「ぁん……どうしようかなぁ?」
 ゆかがみちるからディルドーを抜き、自分の中からも抜く。
「これを見てる人ってどんなのを期待してるのかな?」
「ん〜、よくわかんないよ」
「とりあえず、縛ってみる?」
「あは。ゆかちゃんきちく〜」
 言いながらもみちるは縄を取り出す。
 受け取ったゆかは、慣れた手つきで気絶しているちよを亀甲状に縛り上げる。
「おぉ。ゆかちゃんすっご〜い」
「色々教えてもらったもん」
 最後に首の後ろで縛り加減を調整し結ぶ。
 小さな胸が強調され、ちょうど秘部にあたるような結び目が卑猥さをかもしだしている。
「問題はこの後」
「だよね。ん〜、ちよちゃんが目を覚ますまでに考えよう」

「………でも、本当に見てる人はどんなのが好みなのかな?」
「聞いてみたいよね」
761名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 10:51:45 ID:TbvYxUiO
そのまま外へ散歩
762名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 20:49:35 ID:j+0auMGg
ちよ拡張
763 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/22(水) 09:58:02 ID:YQb6xq8Z
「あっ。なんか、不思議な電波が」
「で、電波ぁ?ゆかちゃん、いつからそんなこと出来るようになったの?」
「えへへ。気にしない気にしない。えっとね、露出と拡張だって」
「露出かぁ。私は結構好きだなぁ」
 みちるの目がうっとりとする。
 過去に男たちに連れられて、ボディペインティングで海水浴に行ったことを。
「私はそうでもないかも。恥ずかしいし」
「その恥ずかしさがいいんだよ。もう一つの拡張ってなに?」
「多分、ちよちゃんのおまんこやお尻の穴を広げることだと思うけど」
「やったことないよね」
「うん。でも、きっと貰った鞄の中に何か入ってると思うよ」
「そっか。じゃあ、まずはちよちゃんを連れて公園にでも行こうか」
「おっけ〜」
 みちるがとゆかが、ちよを両脇から持ち上げ立たせる。
「ぁ」
「おはよ。ちよちゃん」
 目を覚ますちよ。
 だが、まだ目が虚ろな感じだ。
「さ、立ってちよちゃん」
「え。あ。はい」
 ゆかに言われるままにその場に立つちよ。
「んっ。ぁっ」
 身を動かすと縄が身体に食い込んでゆく。
 特に秘部にあたる結び目は完全に中を刺激しているだろう。
「こ、これは」
 徐々にちよの意識がはっきりとしてきて自分の姿を見て愕然となる。
「んふふ。可愛いでしょ。ちよちゃんのお出かけ着だよ」
「お出かけ?どこか行くんですか?」
「もちろん。そのままの格好で公園で遊ぼうよ」
764 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/22(水) 09:58:35 ID:YQb6xq8Z
 公園。
 その単語を聞いてちよの顔が青くなり、その場に座り込む。
「外……いや、こんな格好で外になんて出れません」
「大丈夫大丈夫。ちよちゃんちっちゃいから平気だよ」
「いやです」
 だが、みちるとゆかが無理矢理ちよを立ち上がらせ引きずる。
「いやぁ。いやです。こんな、こんな格好を外の人に見られるなんて」
 ドアの前までやってきて、ちよがまた座り込む。
「ん〜。どうする?お薬使う?」
「でも、あれってあまり使いすぎると危ないんでしょ?」
 みちるとゆかが裸の上にワンピースを一枚着て、それぞれリュックを背負う。
「じゃあ、外に出して、それでもダメなら使おうよ」
「そうだね。うん。そうしようか」
 ポケットに薬を入れるみちる。
 ゆかはドアを開ける。
 明るい日差しと夏の風が部屋へと吹き込んでくる。
「いや」
「さ、ちよちゃん。お散歩に一緒にいこうよ」
 みちるがちよを立ち上がらせる。
 ゆかはハンディビデオで二人の様子を録画していた。
 ドアを開けて出てきた先はちよが見たことのない町並みだった。
「ここは、私たちの住んでる町からずっと離れた場所だから知り合いには会わないよ」
「どう。少しは安心した?」
 ちよは引きずられ足が動くたびに縄が秘部に食い込んでゆく。
 結び目がクリトリスを刺激し、その度に縄に愛液が染み込んでゆく。
「うわ。ちよちゃん、もうぐしゃぐしゃだね」
「ぃゃぁぁ」
「じゃあ、ちよちゃんの準備も良いみたいだし、行こうか」
 二人はちよを引きずりながら道路を歩いてゆく。
 途中で、ちよが足の先が痛くなったのか、自分で歩き出した。
765 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/22(水) 09:58:58 ID:YQb6xq8Z
「ほら、あの公園だよ」
「噴水もあって、気持ちがいいんだから」
 公園のすぐそばまで誰にも会わずに来ることが出来た。
 が、公園に入ろうとした時。
 公園から外に出ようとした一人の若い男性とすれ違った。
「えへへ。さっきのお兄さん、ずっとちよちゃんのこと見てたね」
「うん。きっと、ちよちゃんのこと変態さんだと思ってたよ」
「えっく。ひっく」
 ちよが涙を流す。同時にあふれ出すちよの愛液。
 羞恥と緊張と恐怖が合い混じっているが、それが微かな快感を生み出している。ちよはそれを認めたくは無かった。
「この公園って、無職のお兄ちゃんたちがいっぱいいるんだよ」
「噴水のところで小さい女の子とかが遊んでるから、それを見に来てる変体さんたちなの」
 ちまりは、ちよがこんな格好で中に入れば、その男たちの格好の餌食というわけだ。
 身体を行使してくることは無いだろうが、何枚もの写真にとられるのは間違いないだろう。
「ちよちゃんの可愛い身体をいっぱい見てもらおうね」
 公園の中は小さな子供とその母親でいっぱいだった。
 そして、ベンチや木の陰などに座り、カメラを持つ男たちも多くいる。
 その男たちの何人かがちよの方に気づき、カメラを向け始める。
「ぁ」
 何人もの男の目と何台ものカメラのレンズ。
 それに見つめられるだけでちよは身体に力がはいらなくなってきていた。
「ちよちゃん。いっぱい見られてるね。よかったね」
 みちるがちよの耳元でささやく。
 それが止めになり、ちよはその場に崩れ落ちる。
「さ。ちよちゃんの露出ショー。はじめようか」
 みちるがカメラをちよに向ける。
 公園の歩行路の真ん中で座り込むちよ。
 公園内の男たちが徐々に近づいてきている。
 中には大胆にも3人の視界の中に下半身を出して近づくもいた。
「お兄さんたち。いまから、この女の子をずっと見ててね。セックスはだめだけど、精液はいっぱいかけてあげてね」
766 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/22(水) 09:59:22 ID:YQb6xq8Z
 ゆかがそう言うと、何人もの男がさらに近づく。
 息を荒くし、ちよに欲情している男たち。
「えへへ。じゃあ、サービス」
「あ。みるちー……もう、みるちーもエッチなんだから」
 みちるもちよの横で服を脱ぐ。
 健康的な裸体が夏の日差しを浴び、さらに輝く。
 みちるは、ちよを背中から抱きしめ、足を開かせる。
「さ、ちよちゃん。お兄さんたちに悦んでもらおうね」
「ぁぁ。ぃゃぁ」
 そして、秘部の縄をずらし、ちよの濡れた秘部を大きく指で開く。
 男たちのカメラが連続で機械音を鳴らす。
 その全てが、ちよの身体を余すとこなく写していた。
「だめです。撮らないで。ぐす。いやぁ。撮らないでください」
 そう言っているが、ちよの秘部からはシャッター音のたびに愛液があふれ出てくる。
「ちよちゃん。気持ちいいんでしょ。あ、お兄さんもうイきそうだね。いいよ、ちよちゃんにかけてあげて」
 途中から写真よりもオナニーにふけっていた男がちよの前に歩いてくる。
「ひっ」
 はじめてみる勃起した男性器を目の前にし、ちよは息を呑む。
 みちるが手を伸ばして、男のソレの先を指でちょっといじる。
 すると、その先から真っ白な精液が大量にあふれ出し、ちよとみちるの身体に飛んでゆく。
「んむ。いっぱい出してくれてありがとう。お兄ちゃん」
 ちよは固まったまま動けないでいる。
 それを見てみちるがちよの身体についた精液を舐め取る。
 それが男たちを刺激したのか、シャッター音がさらに激しくなる。
「ねぇ。お兄さんたち。カメラよりも、もっといっぱいかけて」
 自分で足を開き、男たちに向かって秘部を広げる。
「あっちゃぁ。みるちーちょっとやりすぎだよ。メインはちよちゃんなのに」
 ゆかは溜息をつきながらも、二人の姿をとり続ける。
 男たちは3人ほどずつ並んでちよとみちるに精液をかけ続ける。
 たった十分たらずで、二人は精液まみれの卑猥な姿にされてしまった。
767名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 11:07:54 ID:OOWiJEce
うほっサンクスwwwwww
768名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 19:52:34 ID:GDG301m6
GJ!!!!!!!!
769堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/24(金) 09:44:56 ID:e8G61igH
「みるちー。どう?」
「ん〜、やっと綺麗になったかな」
 みちるがお風呂場から出てくる。
 先ほど公園でかけられた精液を洗い流していたのだ。
「まったくもぅ。ちよちゃんよりもみるちーの方が人集めちゃってたじゃない」
「あはは。ごめんごめん」
 あの後、呆けているちよをゆかが無理矢理立たせ、ちよもみちるもそのままの格好で部屋に戻ってきた。
 途中、何人もの人とすれ違い、全員が全員目を見開いて驚いていた。
「ちよちゃんは?」
「あれ?あ〜!!ちよちゃん、ほら、シャキッとして」
 公園で精液まみれになってからというもの、ちよは完全に心此処に在らずといった感じだ。
「ちょっといきなりハードだったかなぁ」
「でも、私たちはもっと酷かったと思うけど」
「ちよちゃんは私たちと違うから」
「そっか」
 縄を解かれたちよの身体には、荒縄の真っ赤な筋が出来ていた。
 それが痛々しくも卑猥にも見える。
「で、拡張について調べてくれた?」
「あ。うん。インターネットとか使ったり、お兄さんたちに電話したりしたんだけど」
「けど?」
「無理じゃないかって。一朝一夕で出来るものじゃなし、特に今日まで処女だったちよちゃんにはね」
「そっか」
「だから、完全な拡張じゃないけど、別なのを聞いたの。ねぇ、ちよちゃんはあんなだし、みるちー試してみない?」
 ゆかがみちるの裸体を抱き寄せる。
「んっ。ん〜……ゆかちゃんがやってくれるなら。やってみようかなぁ」
「えへへ。じゃあ、用意するね。みるちーは、ベッドで足を広げて待ってて」
「うん」
 みちるがベッドにあがる。
 そして、仰向けに寝て足を広げる。
770堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/24(金) 09:45:12 ID:e8G61igH
「ぁっ」
 側には先ほど公園にもっていった服とリュックが転がっている。
 そこには先ほどの男たちから飛んだ精液がまだたっぷりと残っていた。
 その精液を手ですくい、口に含む。
「んっ。精液の味……しょっぱくで、苦くて……でも、おいしい」
 再度精液を指ですくい、今度はその指を自分の秘部に入れる。
「んっ…ぁぁっ……んっふぅ」
「もう、みるちー。オナニーしてちゃダメでしょ」
「だってぇ」
「今からいいことしてあげるから、我慢我慢」
「う〜」
 ゆかが手に持った試験管のような形をしたものをみちるの秘部に押し込む。
「ぅぁ。冷たくて、きもちぃぃ」
「でしょ。冷やしておいたんだよ。それで、あとはこれを」
 試験管の口から細い何かを差し込む。
「なに?」
「えへへ。スイッチオン」
 ベッドの側に置かれたテレビ画面に、何かピンク色のうごめくものが映し出される。
「え?これって…ひょっとして」
「そうだよ。みるちーのおまんこの中」
 試験管を徐々に置くまで押し込む。
 ピンク色のひだを書き分け、それは奥へと達する。
「これがみるちーの子宮口。ピンク色で綺麗」
「う〜、恥ずかしいよぉ」
「でね、これをこうすると」
「んっぁっ。や、な、なに?身体が、おまんこがすごく熱くなって」
 ゆかが手に持ったスイッチを押すと、試験管の先が開き、カメラの下についた何かから液体があふれ出す。
 それは、みちるの膣壁に一気に吸い込まれると、代わりにじわじわと愛液が溢れ出してきた。
771堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/24(金) 09:45:29 ID:e8G61igH
「媚薬だよ。直接子宮口の前に垂らしたからすごい効き目でしょ」
「やぁ。うずくの。ゆかちゃん、何とかして。あふぅ、だめ。変になっちゃうよぉ」
 ゆかが試験管を抜く。
 そして、代わりにみちるに一本のバイブを手渡す。
「え?こ、これって」
 そのサイズは太いとかそういうレベルではない。
 まるで、500mのペットボトルほどある物だった。
「無理だよぉ」
「大丈夫、さっきの媚薬に弛緩剤も少しだけ入ってるから、きっと広がるよ」
 みちるは我慢が出来ないのか、一所懸命そのバイブを自分の秘部にあてがう。
「うぅっ……はいって……じゃないと……もう、我慢が」
 ミチミチと音をたてながら、みちるの秘部が徐々に広がる。
 そして、徐々にではあるが、極太のバイブはその頭の部分だけがすっぽりと入ってしまった。
「みるちー、頑張って。もう少しだよ」
「う、うん。大丈夫そう……あとは、一気に」
 みちるが手に力を込める。
 太く長いバイブは一気に膣を貫き、子宮口まで到達した。
「んぁぁぁ」
 みちるの下腹部はバイブによって変形し、盛り上がっている。
 明らかに彼女に膣は変形してしまっているだろう。
「すっご〜い。みるちー、入っちゃった」
「はぁ、はぁ」
 おなかが苦しくて動けないのか、先ほどまでよがっていたみちるに動きは無い。
「よいしょっと」
「んっぁ」
 ゆかがみちるに入ったバイブを一気に抜き取る。
772堕落の聖女 ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/24(金) 09:47:30 ID:e8G61igH
「うわぁ。みるちーのおまんこ、広がってさっきみたいなことしなくても、中まで丸見えだよ」
「ぇ?」
「えへへ。おまんこ拡張しちゃった。もう、普通のおちんちんじゃ我慢できないと思うよ」
「かく…ちょう?………だって、それ」
「うん、ちよちゃんはまだ無理なの。でも、みるちーはもう何回もここ使ってたしね」
 ゆかが手でみちるの秘部を大きく開く。
「あは。みるちーのここに私の手が入っちゃいそう」
「ゃぁっ」
 ゆかが手を拳にして、それを秘部の大きな穴に当てる。
 そして、それをゆっくりと中に押し込む。
「知ってる?これをフィストファックって言うんだよ」
 ゆかがみちるの膣内で手を動かしたり、腕を出し入れする。
 その度にみちるの顔からは悲鳴とも喘ぎともとれない、奇妙な声が発せられている。
「もう、やめて……ゆかちゃん」
「どうして?まだ、みるちーのおまんこ、蜜をいっぱいだしてるよ」
「ダメ……もう……いけない……気持ちよくないもん……変になっちゃうよぉ」
 それを聞いてゆかは腕を抜く。
「ふふ。みるちー、もう好きな人とセックスも出来ないね」
 みちるは口を開き、そこから唾液が垂れ流れる。
「こんなにガバガバなおまんこじゃ、みるちーも相手の人も気持ちよくないもんね」
 ちよ同様に目の焦点の合わなくなったみちるをゆかが抱きしめる。
「だから、みるちーもちよちゃんも、ず〜っと、私が愛してあげるね」

(完)
773堕落の聖女(あとがき) ◆p.Yo7BdKcg :2005/06/24(金) 09:50:36 ID:e8G61igH
まず、ここまで読んでいただいた方に感謝。
そんで、読んで嫌悪感を感じてしまったしまった人はごめんなさい。
最初っから最後まで何も考えずに書いたらこんなラストに。
ある程度のハッピーエンドにも出来たんですけどあえてしませんでした。
では、お目汚しではありますが、ひとまず此処までで
774名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 15:14:16 ID:29cLdDZk
775名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 22:03:57 ID:EtCq/AWz
>>773
乙彼〜
登場機会がごくわずかでも、ここまで組み立てられる構想力が
何気に凄いとオモタ。陵辱物?だったけど、読みやすかったですよ。
よければ、またお願いします。
776名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 22:57:35 ID:dhbRYTJG
(・∀・)イイ!!
777名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 11:20:08 ID:fsx5ss9o
(・∀・)カエレ!!
778名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 15:20:40 ID:mWnJggN6
(・∀・)カエラ!!
779名無しさん@ピンキー:2005/06/28(火) 22:01:08 ID:gQMdUkIY
(・∀・)カエルトキ!!
780名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 18:03:40 ID:6KImMmCw
(・∀・)カエレドモ!!
781名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 23:01:25 ID:jBqZ34jW
(・∀・)カエあqwsでfrgtyふじこ
782名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 07:11:35 ID:w9x7pKd7
青い人まだぁ
783特に意味はないが…。:2005/07/03(日) 15:23:48 ID:2+BkpSOT
オルァクサマヲムッコロス!!
784同じく意味は無いがね…。:2005/07/03(日) 17:03:19 ID:zJqoOkjR
フフフ…ウィイダロウ…!
ドゥレホドウドェアゲタカミステミロ…!!
785名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 09:16:55 ID:C2CFfRGc
シンセラレナイ
786名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:00:20 ID:T0SVf4CP
保管庫の作品に触発されて書いてみてはいるものの…投下しにくい空気Jamaica

まぁどうせ見直したら恥ずかしくなって投下なんぞ出来んだろうが…
787名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 19:49:06 ID:BDGfX2QW
どーんと来い!!>>786
788名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 20:46:17 ID:sw2eXxHe
>>786
なぜ、ベストを尽くさないのか!?
789名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 22:05:25 ID:dSIZA4Ho
今まで榊さん萌え一辺倒だったが
榊×神楽(リバ可)をお書きなさる方々のおかげで
神楽さんにも萌えるようになった

萌えりんぐひろがりんぐ
790名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 22:19:27 ID:Q4O65ZjG
俺は榊さんも神楽も萌えてたから
ここの榊神楽SSに心を奪われちまったさ
791名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:16:09 ID:/KAziFdG
わたくし、とあるSS者でございますが、一つ提案が
明日は奇しくも七夕
そんなわけで、七夕萌え萌え祭りをやらないか、とおもうのですがいかがでしょう?
792名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:24:56 ID:8eX4PxM3
卒業して年に1度くらいしか会えない二人が熱く燃える夜
とかそんな感じ?
793名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:34:59 ID:/KAziFdG
さようでございます。
といっても七夕にかぎらず、萌えて燃えるようなものであれば、内容は問わないということで
ただしなるべく一話完結で、というのだけしばりにしませんか?
いかがでしょう
794名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 11:20:57 ID:VC0mipg3
俺の住む地域は七夕は八月だからやらないお
795『七夕小品』《1》:2005/07/07(木) 23:58:14 ID:sRhTsMQX
 ちよは最近、生意気になったと思う。本人に直接そういうと、そんなことない、と怒るのだった。
「でも、みんな言ってる」
 高校からの顔ぶれの名前を一人ずつ上げていくと、ちよはぷうとほほを膨らませて、成長したんですよ、と言った。
「もう15歳だよ? みんなと始めてあったときと同じ。智ちゃんなんてもっと生意気だったよ」
「滝野は、ちよに榊がうつった、なんて言ってる」
「なにそれ? 」
「私と似てるって」
「えー?! 似てないよ!! 」
「性格じゃない、顔さ」
「そりゃあ、榊さんからいろいろ返してもらってるもの」
 伸びた髪をさらりとかきあげて、満足そうにちよは笑う。返してもらってるって、何を? まず身長――。
「……私、身長は、そろそろいらない」
「何? まだ伸びてるの?! 」
「……うん」
「まだ私から吸い取ってるんだ!! 」
 ひどいよ、と言いながら、ちよは私の肩をぽかぽか叩いた。その度に、縁台に置かれた湯飲み茶碗がかたかた揺れた。ぷん、と立ちあがる蚊取り線香。こうして七夕を過ごしているのだ。緑茶を啜りながら。夜の中、二人で。
 今ではちよはすっかり背も高くなった。髪の毛を肩より少し長いくらいのロングにしていて、トレードマークだったおさげは最近めっきりしていない。つやつやしている襟足。少し釣り目気味になった目が、私に似てきたといわれる所以だろう。
 綺麗になったな。
 そう思う。
 なんというか凛々しいのだ。
 思わず頭をなでなですると、どうしたの? と尋ねられた。
796『七夕小品』《2》:2005/07/07(木) 23:58:40 ID:sRhTsMQX
「いや、あんな小さい子が、よくここまで成長したな、と思って」
「おばちゃんですか、あなたは」
「まあそんなとこ」
「もう、榊さんったら! 」
 美浜ちよは憤慨して、またぽかぽか叩いた。
「大体身長は取り返してるけど、まだ取り返せないものがある! 」
「何? 」
「胸」
 うっ!
 大胆なつっこみに、私は思わずのけぞって顔を赤らめる。けれどそんなことで許してくれるちよではない。
「直接口から吸い取ってるのに! どうしたって大きくならない!! 」
 ぎゅっと胸をわしづかみにされて、私はきゃあきゃあ笑い声を上げる。その間にちよの手は、私のブラのホックを器用にはずしてしまう。
「! もう!! バカ!! 」
「バカじゃなくて、て、ん、さ、い」
 何が天才なもんか。こんなことばっかり覚えちゃって! 初めて会ったときはこんな子に育つとは思わなかった!
 そんなことを言うと。
「私だって、榊さんがこんなにエッチだなんて思ってもみませんでした」
 と反撃された。
 それからしばらくクスクス笑いながら、お互いの身体に触れていた。自然に寄り添った。美容院でウェーブをつけてみた私の髪をちよが撫でる。ときたまくるくる指に巻きつける。
「やっぱり星、見えませんね」
「天の川は見えないね」
「ミルクをこぼしたみたいでしたよ? 」
「どこで見た? 」
「いろいろ。アメリカでも」
「いいな――」
「誰かさんのミルクみたいでした」
「――またそれを言うのか――」
 ぼやく私に、ちよは小さく含み笑いをした。手は私のTシャツに入れたままである。汗で手のひらが、ひたり、と張り付いた。もう――おいたばっかりして。鼻をちよの頬にすりつけると、くすぐったいですよ、とちよ。
「ちよちゃんの指の方が、くすぐったいよ」
「くすぐったいんじゃないでしょ? 気持ちいいんでしょ? 」
 私はすぐに黙ってしまう。ちょっと触られただけなのに、もう胸の奥からじくじくとうづくから――。だからすなおに、にゃお、と鳴いた。
「榊さんの鳴き声、ぞくぞくしますよ」
797『七夕小品』《3》:2005/07/07(木) 23:59:06 ID:sRhTsMQX
「にゃお」
「ほら、ねこちゃん、おゆび」
「にゃふ」
 差し出された指に私がかぷ、と噛みつくと、すらりとした少年のような肢体を、ひくん、とさせるちよ。私はそれを見て少し満足して、指先から指の股に舌を這わせていく。次の指に、次の指にかぷかぷ、かぷっ! けれどそのたびちよの指はひらひら逃げて。
「きゃあ、わたし、榊さんに食べられちゃいますよ」
「――ちよが私を食べちゃうくせに――」
 熱い呼吸をしながら言い返すと、だって榊さんっておいしそうなんだもん、と彼女は笑った。
「榊さんのおっぱい、大好きです」
 今度は、ひくん、ってするのは、私だ。ちよの指先が、私の乳首をつまむから。ふふふ、勃ってますね、なんて言われて、私は赤面する。ね、続きは、部屋の中でしよう――。 どうして? だって虫が――。何言ってるんですか、榊さん。
「今日は七夕でしょ? 」
 私の頭に?マークが点灯する。なんでそうなるのか判らない。当惑した顔をしてると、ちよは私の耳元で、昔その顔が怖かったな、と囁いた。
「怖い――? 」
「うん。何考えてるか分からなくて」
「今では? 」
「すっごいかわいい」
「どうして? 」
「だって、そんな顔してるのに、触られてるとすぐ気持ちいい顔になっちゃうんだもん」
「そんなの、ちよにだけだよ」
「だからかわいいの。だから大好きなの」
 そう言ってちよが、私のおとがいに沿ってあま噛みすると「はあぁ」と声が洩れて、どうでもよくなってきてしまう。ちく、ちゅくと舌を使われると、思わず眉間に力が入る。下あごが引きつれる。
 もうすっかりコツをつかんでいる指が、同時に私の胸を触れるか触れないかの絶妙さで動かされるから、やっぱり声が洩れてしまう。こぼれそうなよだれ、ごくん、って飲み下した。
798『七夕小品』《4》:2005/07/07(木) 23:59:27 ID:sRhTsMQX
「だめ、だめちよちゃん、ちょっとタイム」
「どうしたの? 」
「流されちゃう前に、聞いておきたい。どうして七夕と外でするのとが関係するの? 」
「だって、二人とも年に一度なわけです」
「うん」
「しかも川を渡って、きっとすぐに押し倒すでしょ? 」
 ちよみたいに? と戯れたら、ぺち、とおでこを軽く叩かれた。
「もう、そういうこといわない!
 ……とにかく、そしたら牽牛も織姫も、きっと我慢できないでお外でします。つまり七夕はそんな二人に敬意を表して、アオカンをする日なのです」
「――斬新な解釈だな」
 それよりも、ちよがアオカンなんて単語知ってるのに衝撃を受けた、私は。そう囁くと、そんなの今の若い子みんな知ってますよ、とちよ。
「知ってるの? 」
「うん! もちろん!! 」
「そうかな――私はきっと知らなかった」
「あーあ、今、あの頃の榊さんに会いたかったなあ」
「――え? 」
 首をかしげる私に、自慢げな顔をして、ちよ。勿論、高校に入学したばかりの榊さんをですよ。
「だって今の私の方が、あの頃の榊さんより、もっともっと大人ですよ? 」
「エッチなことは」とつっこんだら。
「えっちなことは」とうなづくちよ。
「だから榊さんに、私は色んなことを教えてあげます。私の方がお姉さんになれます。そして榊さんを、てってーてきにちょーきょーします! 」
「ほんと、ちよ容赦ないな――」
「愛ゆえです! 」
「――愛ゆえ! 」
「ラヴです!! 」
「ラヴ!! 」
 ラヴで調教しちゃうのか――、そう言いながら私は、彼女に耳を噛まれて、喘いでいる。はぁ、はあっと獣じみた息が、でちゃう。そして胸元のじくじくした感覚。
 ――おっぱい大きいんだな、私――。
 鏡に映すと大きな乳房と乳首、それから乳輪のある私の胸。そこを触られるだけで、私の背中はがくがくと震え出してしまうのだ。それを、ちよはよく知っている。そして今私のおっぱいは、触られたくてしかたない。
799『七夕小品』《5》:2005/07/07(木) 23:59:51 ID:sRhTsMQX
「ふーっ、ふ――――」
 吐く息が、止まらない。そうですよ、調教しちゃいます、とちよの息がじかに耳をくすぐる。ちよ、と呼びかけながらキスしようとしたら、そっとよけられてまた耳たぶ、齧られた。
「――いっぱいいっぱい恥ずかしいこと教えてあげて、もう私無しじゃいられなくしちゃうんです」
「いっぱい? 」
「そう――、いっぱいいっぱい」
 けれどそこまで言って、ちよの声から元気がなくなる。榊さん、調教されるの、嫌ですか?
「――ぃや」
「え? 」
「嫌――」
「いや、なの? 」
「そ、じゃ、ない――」
 もう駄目。
 止まらない。
 私の頭、真っ白。
 そんなに耳されたら、もう。
 こんなお預けじゃ、嫌。

 ちよ、調教して――。

800『七夕小品』《6》:2005/07/08(金) 00:00:39 ID:sRhTsMQX
「今からですか? 」
「今から」
「たくさんですか? 」
「たくさん」
「ぃ、いっぱ、い? 」
「……っぱい」
 ちよの声、震えて、私の声に重ねて乱暴にキスをする。
 なんだ。
 ちよもお預けだったんだ。
 水皿に顔をつっこんで水を飲む干上がった犬みたいなキス。
 それなら、私だって負けない。
 がたん、かたん。きしむ縁台。
 ことん。湯のみの落ちた音、聞こえた。


 恥毛に沿って舐める。
 微かに血の味がする。
 引き締まったお尻。ちよちゃんのおしり。
「さかきさん、わんちゃんみたい」
「わん」
 戯れに鳴くと、よしよし、と頭を撫でられた。ただ突起に舌がぬるりとすべると、撫でてた手がぴくんとはねる。
 ちよちゃんの短パンを膝まで下ろして、膝から太股から舐めて。ときおりちょっと噛んで、ちよはそのたびに腰を浮かせて。
「ねえ、さかきさん? よこになって」
 もう少し舐めていたかった私の頭をどかして、今度はちよが私を押し倒す。
「ほら、よく見せてください」
 そしてその指先が、私のTシャツを捲り上げる。今度こそ決定的にさらけ出された胸。夜の空気に震えて。もうそれだけで、胸元にじくじくした感覚。
「おっぱい大きいですね、榊さん――」
 ちよの瞳に映っている、大きな乳房と乳首、それから乳輪、私の胸。そこを触られるだけで、私の背中はがくがくと震え出してしまうのだ。
801『七夕小品』《7》:2005/07/08(金) 00:01:00 ID:sRhTsMQX
「もうここ、こんなになってますよ? 」
 そう。それを、ちよはよく知っている。
 そして今私のおっぱいは、触られたくてしかたない。
「ひ、はぁ――」
 みっともないくらい情けない声が口から漏れて、涙がこぼれそうになる。その衝動が、一度、二度、波になって、またみっともない声を私は出している。
「あああ、いい、ちよ、いい、の。そ……れ――! 」
「かみかみいいんですか? 」
「うん! いい! かみ、か…ぃ、いい!! 」
「ぺろぺろは? 」
 泣きそうになる。だって答えられない。気持ちよすぎて、頭ばかになってて。
 だから哭いた。
「あーっ! あ―――っ!! ああ、いや、それ、すごく、いい、いいの、いいのぉっ!! 」
 腰がひくんひくんして、あられもない声、沢山でて。
 そしたら突然、どん、って感触があって、ちよの動きが止まった。もう一度、どんって体当たり。
「!? 」
 疑問はすぐに氷解する。私の側に、つるんって滑り込んできたもの。飼い猫のマヤー。私の痴態に心配して、ちよに体当たりしたのだ。
「――もう、マヤー。大丈夫だよ」
 私がそっと撫でても、マヤーは身じろぎもしない。夜用の瞳孔になったマヤーの目が、心配そうに私を見ている。
「やっぱり、外でしたからですね――」
 ちよはよいしょと身体を起こして言った。
「マヤーは、忠吉さんと同じくらい聞き分けのいい子だし、今までほとんどじゃましたことなかったですからね」
「おまえ、さみしかったのか? 」
 私が尋ねると、初めてマヤーが、ニャーと鳴いた。ちよと、顔を見合わせて笑う。
「部屋に入って、おそうめん食べましょう」
 蚊に食われてかゆいですし。そう言われて、初めてふくらはぎのかゆみに気づく。もう蚊取り線香はとっくに消えていた。
802『七夕小品』《8》:2005/07/08(金) 00:01:22 ID:sRhTsMQX


七夕って言っても、あんまり七夕っぽいことしなかったね、と言ったら、今おそうめん食べてるじゃないですか、と言われた。
「七夕って、おそうめん食べるの、決まりなの? 」
「七夕にそうめんを食べると、病気をしないそうです」
「へえ」
「織姫の機織糸をイメージして、って話も聞きます」
 つるつるつるっとそうめんを啜る。今日はひんやりしていて、冷房が要らない。そんな中食べるそうめんもまた中々おいしい。
 あれから軽くシャワーを浴びて、一緒にそうめんを食べているのだ。もう大学の試験日が近いから、本当は勉強しなくてはならないのだけれど、今日はきっと二人で朝まですごす。
「技芸のスキルが上がるって話も聞きます。だからこの日に何かを発表したりすると、いいそうです」
「じゃあ、ちよはもっとスキルが上がるわけだ」
「何のですか? 」
「乳もみ」
 あっさり言ってのけると、ちよの鼻と口からそうめんの糸が飛んだ。
「――いっそ趣味特技の欄に書いておけばいいのに。乳もみ二段、とか」
「それ、榊さんにしか通用しない技ですから……」
 ふきんで飛び散ったそうめんを拭いて、てへへと笑う、ちよ。
803『七夕小品』《9》:2005/07/08(金) 00:02:24 ID:sRhTsMQX
「でも、後でその成果をお見せします」
「たのしみ」
「期待してください」
 たったそれだけの会話なのに、もう私はどきどきしている。きっとちよもドキドキしてるだろう。ほんのりと赤くなったちよの頬を見て、私は微笑んだ。
「ちよ」
「なんですか? 」
「今度は私が吸い取るから」
「何を、ですか? 」
「ちよちゃんのかわいいとこ」
 それでもっと私かわいくなるから、と言ったら。
「それ以上かわいくなったら、私、もうずっと止まりませんから」
「え? 」
「榊さんがもし天の川の向こうまで行っても、追って行きます」
「どうやって? 」
「忠吉さんに乗って、追ってきますから」
「今は、どうなの? 」
 私が意地悪く尋ねたら。
「だって、これからもっともっとかわいくなるんでしょ? 」
 だからやっぱり止まりませんから、と当たり前みたいに答えた。
「生意気言って――」
「生意気なんかじゃないよ! 」
 ぷーっと頬を膨らませて見せて、ちよ。
「だって来年は、榊さんと同じ大学生だよ? 」
「どういう関係なんだ――」
「私だって、もう、大人なんだよってこと! 」
 それから彼女は席を立って、そっと私の側に来てキスをした。

                                           (了
804名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 00:29:43 ID:+vGjWVYN
キタッ!!GJ
805名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 00:32:43 ID:E2Q9J3Z5
>>803
ちよすけえろすぎ……GJ!
806名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 04:28:52 ID:eK449rUn
素晴らしいもの読ませていただきました。GJでございます!
807名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 21:14:02 ID:bPjB+dCU
こいつは……やられた……
808名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 08:43:06 ID:yGTvHYmO
「ところで >>795-803 を見てくれ。 こいつをどう思う?」

すごく・・・

G J で す
809名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 14:15:22 ID:0hWY5Nwc
GJ
810名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 15:13:39 ID:d20aBlQ7
   ∩
   (⌒)    ∩_
`/ ̄/ ノ ̄\  / )E)
/i"|/ /LLトiL) / /
|川/ /┃ ┃{ / / グッド ジョブ!!
|リ/_/ "ヮ"ノi_/
|/ ク ム"/ /
(  ヽ_-===、j、
レヽ イ/´  ヽ ヽ
  \!  :c:! :p
   }ヽ__ノ、ノ
  /   ノ ノ
   ∩
   (⌒)   ∩_
`/ ̄/ ノ ̄\ / )E)
/i"|/ /LLトiL) /
|川/ /┃ ┃{ / グッド ジョブ!!
|リ/ / "ヮ"ノ/
|/ /j`ニT" /
(     ヽ
レヽ  '  '|
 |    |
811名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 02:00:11 ID:+66RMc4Y
意表を突かれた。
GJ!!!
812名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 13:23:21 ID:Tu3dSFGD
アオカンだのなんだのゆーのはちよちゃんやない! ち よ や!

鬼畜攻ちよモノは数あれど優しくリードしてるってのは初めてかも。
短冊に書いたスレタイが叶ったって感じですわ。GJ!
813名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 14:54:25 ID:UomkxA7G
久しぶりに智×暦なんか読みたいなー
814名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:23:44 ID:slPlQ9Ji
なんかとは何だ!
815名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:29:04 ID:H3KDj3nQ

              よ め ば 。
                      by、春日部町保育園児
816名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:43:49 ID:7UidixJE
このスレタイ、エロいのなんかいらねぇ
ってずっと読んでた
817名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:29:38 ID:dPjd13zK
>>815
幼稚園児だろ。
818815:2005/07/18(月) 01:05:08 ID:PcNgFYZy
>>817
前に気づいてはみたものの、
気づいたときにはすでに遅く・・・orz

漏れのおいなりさんもシワシワになり、髪も薄くなってきました。

それでは歌ってもらいましょう。
>>818で「こんなキムチにだまされて」
819名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:45:44 ID:D/taeZpi
いまさら>>143の続きを勝手に書いてみました。

「三人で、一緒に……」
 榊が口を開いた瞬間、空気が固まった。榊は最後まで言わなかったが、
二人には榊が何を言いたいのか分かった。つまり、三人で一緒に交わることに
しようという、大胆な提案である。
「え……?」
 神楽は、榊の言葉が信じられないと言った顔で、かおりと榊の顔を交互に
見比べている。残る二人は、言葉を発しない。ただ、固い空気が漂うだけだった。
「あ、あのなあ……」
それに耐えかねたように、神楽はようやく立ち直ると、椅子から立ち上がった。
首を振り振り、先輩が後輩にお説教をするように榊に向けて喋りはじめる。
「そりゃねえだろ……。最初のときは、たまたまそうだっただけでさ、
そんな、これからも、さ、三人でなんて、なあ?」
 かおりに同意を求めるように顔を向けたが、かおりはぼうっと榊を見つめただけで
何の反応も返してこない。あきらめて、神楽は言葉を続ける。
「榊が苦しいのは分かるぜ。でも、だからって……だ、だいたいこういうのって、
その、二人っきりでするもんだろうし、その、かおりんだって、なあ?」
 さっき反応が返ってこなかったのに、ついついかおりに話を振ってしまう。
なんとか、榊の口から出た突拍子もない提案を否定する味方が欲しかった。
かおりの顔色をうかがいつつ、延々と榊の提案を拒絶しようと脂汗をかいて
榊に話しかけ続けるも、榊も何も言わない。
「その……ほら、か、かおりんもなにか言ってやれ」
 困り果てた神楽のその言葉を待っていたかのように、かおりが行動を起こした。
神楽の期待を裏切る形で。
「かおり……あ……」
 榊のびっくりした声は、かおりの唇で遮られた。かおりが榊の肩を抱き、
前に回り込んで、榊の唇を塞いだのだった。ぎしり、と榊の座っている椅子が
悲鳴を上げた。かおりの行動に、榊以上に驚いたのは神楽である。
820名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:47:16 ID:D/taeZpi
「か、かおりん、何やって……」
慌てて止めようとした神楽に、くるりとかおりが振り向いた。
「いいの」
 強い意志のこもった瞳で神楽を見遣りつつ、かおりはもういちどつぶやく。
「いいのよ、これで」
かおりの空いた手は、自然に榊の胸に伸び、榊がくぐもった声を上げた。
それを肯定のサインと受け取って、かおりの唇が、榊の唇を舐めるように犯す。
榊もそれに合わせて、かおりの唇を吸いはじめた。
 神楽は、二人の愛し合う様子を呆然と見ていた。さっき扉の隙間から
見えていた光景が、また目の前に現れている。しかも、二人とも見られる事を
恐れず、堂々と体を合わせている。
「なんで……」
神楽がそうつぶやき、まとまらない考えを頭の中でぐるぐると巡らせている
間にも、榊とかおりの愛撫は止まらない。榊が大きな手でかおりの胸を
やわやわと揉みし抱きはじめると、かおりは大きくため息をつくように喘いだ。
「はぁ……ああ……ああ……榊さん……」
 お返しとばかりに、さっき履いたばかりの榊のスカートに、かおりの手が
差し込まれる。下着の上から茎を握られて、榊が悩ましい声を上げる。
「はんっ……」
神楽の心には、不思議と嫌悪感や嫉妬心というものがおこらなかった。
ただ、首から上がかあっと熱くなり、二人から目を離す事が出来なかった。
 そして、榊は神楽に目を向ける。快楽に潤んだ瞳で、神楽の瞳を見つめる。
「ごめん……間違ってるかもしれないけど……」
かおりの愛撫をそっと振りほどき、立ち尽くしたままの神楽に歩み寄った。
 神楽は、今すぐこの場から立ち去ろうとそばにあった鞄を拾い上げた。
だが、立ち去る事が出来なかった。この異常事態に足がすくんだのかと思い、
必死に叱咤するも、その場から一歩も動く事が出来なかった。
「本当に、ずるい……と思う。けど、これしか、私には考えられなかった……」
ふわっ、と榊が神楽に覆いかぶさるように抱きついた。揺れる長い髪から、
シャンプーの香りと、かおりと抱き合ったときの匂いが漂い、
神楽にまとわりつく。
821名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:47:45 ID:D/taeZpi
「ん……」
 無意識のうちに、神楽は榊の背中に手を回していた。そして、思った。
足が動かなかったのは、恐れや、怒りに震えていたからじゃない、と。
かおりも、ゆっくりと神楽に近付き、後ろから神楽の背中を抱いた。
そして、耳元にささやくように言う。
「榊さんには、あなたが必要だから……」
 三人の体温が、三人それぞれの心に空いていたすきまを、ゆっくりと満たしていく。
神楽の手から、鞄が滑り落ち、音を立てた。
「で、結局私が二人にされるのかよ……」
 上気した顔で神楽が愚痴った。榊は小声で、ごめん、とつぶやいた。
「いいじゃない。私と榊さんはさっきしたし、それに……神楽さんって、
ネコが似合ってるんじゃない?」
さっきまでのピリピリムードが嘘のように、うきうきとしながらかおりは
神楽をビニールシートの上に仰向けにセッティングしている。
榊は、かおりの『神楽はネコが似合っている』と言うセリフを誤解し、
妄想してぶるぶる震えている。
「さぁ、榊さん。神楽さんは私が押さえつけてますから、存分にどうぞ!」
「おい……」
 苦い顔を作ってみせても、神楽の頬が朱に染まり、目が潤んでいるのは
二人には隠せなかった。すでに神楽の服はかおりに引きはがされており、
差し込む夕日が引き締まった裸体を浮かび上がらせていた。
「じゃあ……」
 おずおず、といった感じで、榊が神楽の胸に口付けした。もう尖りはじめていた
乳頭を軽く口に含み、斜面を滑り落ちるように舐めていく。舌と一緒に、
榊の長い髪も、さらさらと神楽の胸を這い回る。
「あふっ……ああ……え、塩素とかの変な味、しない?」
「……しないよ。なんて言うか、その、いい味だ……」
「じょ、冗談にまともに答えるなっ……ひゃっ、んっ!」
必死で神楽が身をよじらせても、かおりにしっかりと
両腕をホールドされている上に、力がもう入らなくなっていて、逃げ出す事など出来ない。
「はぁ……あぁ……かおりんも、妙に嬉しそ……あっ、あうっ!」
やぶへびをつついたのか、かおりも責めに加わってきた。榊が舐めていない
左の乳頭を、くりくりとつまむ。
「だって……私は、榊さんの喜んでくれるのが、一番嬉しいもん」
「うう……だからって……あくっ!」
 かおりに胸を任せ、榊は神楽の下を責めにかかった。するすると切れ目を
なでると、部屋の外から覗いていたときから、興奮が冷めていなかったせいで、
すぐに液が指に絡み付いていく。
「……気持ちいいんだね」
「神楽さん、私たちの見て盛り上がってたんでしょ」
「う、うるせえっ! 妙な事い……ひうっ!」
 口答えする間もなく、核もいじられる。胸はかおりにこねられ、つねられて、
体の上下からぞくぞくと快さが込み上げてくる。引き締まった背筋が
ますます張り、榊の責めをなんとか支えた。十分感じているのを見て、
榊は長い指を、神楽の中にそっと差し込んだ。
「あっ……。う、う……指が……あぅ……」
神楽の反応を見つつ、少しずつ、内壁を
こするようにうごめかす。
「痛くないか?」
「いたく……ない……んっ……。けど、そんな動かす、なっ……ああっ」
榊が指を引き抜いた。少し楽になったが、どうせ次ぎに来るものは分かっている。
神楽はつばを飲み込み、乱れた呼吸を気休め程度に整えて、覚悟を決める。
「神楽……」
「いいよ、ほらっ」
 神楽にほほをそっとなで上げられて、榊は、今日二つ目の避妊具を被せると、
「ナニ」をどろどろになっている神楽の穴にぐぐっと突き刺した。
「……っ」
「く……ふうっ……」
 お互いのぬくもりに、包み込み、包み込まれる感覚に二人はうっとりと目を細めた。
榊が髪の毛をかきあげ、軽く息を吸い込んで、前後へ動き始める。
「あふっ、あっ、あっ……あああっ! かっ! あうっ!」
 突き入れられる度に、規則的に発せられる喘ぎ声が、いきなり激しくなったのは、
以前三人でしたときのように、かおりが神楽の乳頭をまたくりくりと
つまみだしたからだった。
「神楽さん、いいな……。そんなに榊さんを受け入れられるんだもん」
「ばっ、またそんな……やめろ、ああ……やめ……め……ダメ……はぅ、ああっ……」
「ふっ、うん……くっ。神楽、私、私っ……!!」
 神楽の痴態に刺激され、我慢の聞かなくなった榊は暴力的に突き入れはじめる。
神楽も、体を合わせる前から覗いて興奮していたせいで余裕はなかった。
ずしん、ずしんとお腹の中をゆさぶられ、高みに駆け上がった神楽に、かおりが
とどめを刺した。乳頭をもう一度こねられ、神楽の穴が榊の「ナニ」を締め上げた。
榊の「ナニ」も、いっそう硬直し、そして、びくびくと痙攣した。
絶頂の瞬間、二人は固く抱き合い、震えた。
「あああっ……! ……っあああっ! あ……は……はぁ……はぁ……」
「あ……っ! 出ちゃうっ……あっ! あ……あっ、あっ、あ、ああ……」
 余韻に浸る榊のほほに、かおりがそっと口づけをして、髪をなでた。
そして、ぼうっとしたままかおりを見ている神楽にそっとつぶやく。
「神楽さんも……かわいかったよ」
榊と同じようにかおりにほほに口づけをされて、神楽は軽く息をついた。
 身繕いを整えて、三人が校舎から出た時には、もう日はとっぷりと
暮れていた。
「まあ……結局、これで榊の……えーと、変なのが治れば、バッチリなんだよな」
「そうだね、いっぱい出せば無くなるって話だし……。がんばりますから、
榊さん!」
 想いを遂げた二人の言葉を聞いても、榊の気持ちは晴れなかった。
いっぱい出せばなくなると言われたのは確かだ。そして、二人と体を
合わせることが、自分にとっても、喜びであるのも確かだ。
だけど、これじゃ自分に突如出来た「ナニ」は無くならない、という
根拠はないが確信めいたものが榊にはあった。
「榊、どうしたんだ?」
「お疲れなんですか?」
「え? い、いや……なんでも……」
 声に思考を遮られ、我に返った。足が止まっていたのか、いつの間にか
榊と二人が数メートルも離れている。
(神楽……かおりん……)
不意に、その数メートルの距離が、二人と自分との関係を示しているように
思われた。体は重なったけれど、私は、神楽ともかおりんとも……。
 焦燥にかられ、榊は二人に駆け寄った。顔を見た二人が、驚いて
声を上げる。
「榊……」
「ど、どうして……泣いてるんですか? あの、何か私……」
 自分が涙を浮かべている事に気づき、袖で拭うと、大丈夫だからと
小声で言った。それきり、その日の榊は何も語らなかった。
826名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:53:09 ID:D/taeZpi
激しくご都合主義な気もするけど、とりあえずは了。
827名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:10:43 ID:06Li4HZc
さて、これで終わったらすごく後味が悪くなるぞー
どうにかしてハッピーエンドにしないとなあ?職人さん?

D/taeZpi氏、GJ!
前の話をつなぎつつ、後を引く終わり方、ナイス。

しかし3Pは難しいね。どうしても一人が余る構図。
三人いっぺんにFinishとはイかないのかな、どうしても。
もしかして榊の苦悩もそこに原因があるということか?
828Wrath&Greed ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 04:57:27 ID:J7kDhmu3
 ……うっわーっ! やられたーっ!!(苦笑)

 実は私も、ようやく三人が絡む話を書き上げたんですが……シンクロニティ?

>>819-825 の D/taeZpiさん、GJです。

 さて、以下のSSは海の日記念で拙作『大人の世界・百合編』の一年後の話
として書き上げたものですが、今年の海の日には間に合いませんでした。orz

 まあ、祝日に関する法律が改正されるまでは、今日が『海の日』
だったんですが……。

 久しぶりに書いたSS、楽しんで頂ければ幸いです。
829[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:00:46 ID:J7kDhmu3
(1/11)

「いってらっしゃい」

 かおりは玄関で夫と口付けを交わす。
夫はいつものように爽やかな笑顔を返し、職場へと向かった。
 彼女の子は夫よりも前に小学校へ出かけている。
今日は夏休み中の登校日だ。家にはかおりだけが残っている。

 かおりは洗濯をすませた衣類を外の物干し竿にかけると、縁側に腰を下ろした。
外は今年一番の夏日和だ。
 この季節のこんな天気の日に、ひとりきりでいると、
かおりの頭にはあの日の記憶が蘇ってきた。

「あれからもう何年経ったかしらね……」

 かおりは回想に耽り始めた。
830[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:02:37 ID:J7kDhmu3
(2/11)

 それは、高校時代最後の夏休みの事。
 かおりは、六人の友人と二人の教師と共に、受験対策合宿に参加した。
……こういうと堅苦しくきこえるが、実態は、
夏の恒例行事『ちよちゃんの別荘ツアー』の“ついでに”
一緒に受験勉強しよー、という感じであった。
 高校一年と二年の時は不運にも部活動の合宿と重なってしまい、ツアーには行けなかった。
 三年生になって部長になり、ある程度部活動の合宿日程を左右できる立場になってはじめて、
憧れの榊さんも一緒のツアーに参加できたのだった。
831[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:04:37 ID:J7kDhmu3
(3/11)

 ツアー3日目の昼。ついにかおりは、榊と二人きりになるチャンスをつかんだ。
 今二人は、ちよちゃんの別荘から歩いて5分ほどの松原
――潮風で砂が陸地に吹き込むのを防ぐための防砂林――の、
砂浜側のふちにいる。
 目の前には紺碧の大海。辺りに人影は無く、
聞こえるのは波打際の音と風の音だけ。
二人は木陰でビニールシートを敷き、並んで座っていた。

 だが二人きりになったは良いものの、
かおりは緊張のあまり何から話していいか分からなくなり、
時折チラチラと榊の方を見ては黙りこくるばかりの状態になった。
 榊もまた、元々寡黙なだけに話題に困り、
時々かおりの方を見つつ黙りこくっていた。
 そんな状態が10分ほど続いたであろうか。
沈黙に耐え切れなくなったかおりは、焦燥に駆られて、
とんでもない事を口走ってしまった。
832[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:06:19 ID:J7kDhmu3
(4/11)

「さ、さ、さ、榊さんっ!?」
「ん?」
「智から聞いたんですけど、さ、昨年のツアーで、
黒沢先生の『特別授業』が有ったって、本当、ですか……?」

 消え入りそうな語尾を自分の耳で聞きながら、かおりは大いに後悔した。
が、そんなかおりに、榊は当惑しながらも答えた。

「あ、ああ」
「黒沢先生、どんな事を話してくれたんです?」

 智から詳しく聞かなかったのか? 私からは恥ずかしくて話せない、
などと言って断る事もできたが、かおりの目を見ていると榊は何故か断れなかった。
 結局のところ榊自身もその手の話が嫌いでなかったし、
話題に困ってもいたので、かおりがようやく聞き取れるほどの小さな声で、
榊は『特別授業』の詳細を語り始めた。
833[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:08:09 ID:J7kDhmu3
(5/11)

 15分か20分ほど話し込んでいたろうか。
黒沢先生と谷崎先生の高校時代の体験について榊が話し終えた頃、
それまで黙って相槌を打つだけだったかおりが堰を切るように口を開いた。

「さ、榊さんっ、私の体で、同じ事を試して下さいっっ!!」

 かおりは、我ながら狂っていると思ったが、もはや思考回路と言語回路の暴走は止め様が無かった。
 考えてみれば、このツアーの始まりから、自分はおかしくなっていた。
榊さんとの挨拶で「ふつつかものですが」と言うわ、
榊さんと一緒にゆかり車に乗ることが決まった時に
「お供します」「この命―!!」と言うわ。
 かおりは榊に軽蔑される事を覚悟したが、意外にも、
耳に入ってきた言葉は肯定の印だった。
「……いいよ」

 榊はいわゆる『百合』にはあまり興味が無かったが、
かおりを傷つけたくないという思いから、あえて誘いに乗った。
834[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:09:56 ID:J7kDhmu3
(6/11)

 二人は、ぎこちないながらも、『授業』を再現していった。
 変わりばんこに水着を脱いでいき、互いのカラダを賞賛し、
抱き合ってかわるがわる相手の乳首を口に含み……。

 二人は抱き合ったまま倒れこんだ。
ビニールシート越しに乾いた砂の感触が心地良く伝わる。

 徐々に強まってきた快楽に身を任せてのけぞった次の瞬間、
かおりは凍りついた。

 ――同じ様に驚愕に凍りついて、立ち尽くす神楽の姿が、
至近距離で逆さまに見えていた。

「お、お前ら、一体何を……」

 後で本人に聞いたところによると、榊と競泳をやろうと思ってあちこち探していたのだと言う。
 予想されて然るべき事だったが、この時のかおりは、
榊さんと二人きりになれた嬉しさのあまり、すっかり失念していた。

 口を封じなければ。

 次の瞬間、かおりは自分でも驚くような事をやってのけた。
835[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:12:30 ID:J7kDhmu3
(7/11)

「!!」

 運動神経では遥かに優れる神楽が次の行動を起こす間もなく、
かおりは素早く起き上がり、神楽の手を引っ張ってビニールシートに押し倒した。
そしてそのまま、かつて学校の柔道の授業――もちろん黒沢先生の授業だ――
で習った技を応用して彼女の動きを封じ、自らの唇で文字通り彼女の口を封じた。

「???!!????」

 何が何だかわけが分からず、抵抗する事も忘れてしまった神楽に、
かおりがドスのきいた声で囁く。

「これで……神楽さんも共犯です」

「な、な、な!??」

 神楽は困惑とも怯えともつかない表情をしている。
そんな彼女が何もできないでいる間に、かおりは手際よく彼女の水着を剥ぎ取ってしまった。
 かおりは神楽の背中から腕を回し、左手で彼女の左乳房を鷲掴みにした。

「……あツっっ!!」

 少し力がこもってしまった。神楽の顔が苦痛で彩られる。
かおりは慌てて力を緩め、一転して優しく揉み始めた。

「な、何しやがる……っ」

 神楽はようやく抵抗する事を思い出したが、どうした事か、
体が思うように動かなかった。
836[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:26:10 ID:J7kDhmu3
(8/11)

「……あ、ああ……ん、ふあぁん……」

 いつしか、神楽は嬌声を上げはじめていた。顔は上気し、肌の日焼けしていない部分も、ほんのりと朱に染まっている。
 初めてであるにも関わらず、かおりの手はまぐれ当たりで神楽の快楽のツボを直撃していた。

「神楽さんの胸……羨ましいです。あたしにも少し分けて欲しい……」
 かおりの声は羨望だけでなく、神楽に対する純粋な賞賛をも帯びていた。

「む、無茶言うなよ……」

 抵抗しようにも、そう言うのがこの時の神楽にとっては精一杯だった。
 彼女から抵抗の意志が失せているのを見て取ったかおりは、呆然と固まっていた榊に向かって、促す。
「さあ、榊さんも」

 かおりん、こんなこと、やっぱりいけない。そう言おうとした。
 だが、神楽の悩ましい姿は、榊本人すら気づかなかった内なる情念の燭台に火を点けてしまっていた。

「神楽……綺麗だ……」
「さ、榊っっ?!?」
 榊の手が神楽の秘められた所へのびる。
 榊は黒沢先生の話通りに手を動かした。

「ひぃぁあぁっ!」
 榊の人差し指は神楽のGスポットを見事に探り当てていた。

 とぷっっ……
 微かな音を立て、神楽の体の奧から愛液が溢れ出る。
837[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:29:59 ID:J7kDhmu3
(9/11)

 神楽の夥しい愛液が、木漏れ日に照らされてなまめかしく光っている。
「ああ……こんなに沢山……まるで泉みたいだ……」
一呼吸置いて、榊は言葉を続ける。
「私も……感じたら君みたいになるのかな……」
 神楽の脳裏にも蘇る、黒沢先生の特別授業の記憶。
「じゃあ……お返しに試してやるよ……っ!」
 神楽の指が強引に榊の体内に押し入る。

「あうっっ!!」
 経験の無さゆえかあまり上手とは言えなかった。むしろ少し痛い。
だが、さっき神楽にした事を今度は自分がされてるという認識が、榊の興奮を掻き立てた。

(嘘っ!? 先を越された!!?)
 それを見たかおりは、神楽を捕まえていた腕を離し、神楽とは反対側――榊の右半身側――に移り、榊を抱きしめた。
「抜け駆けは、許しませんよ? 神楽さん」
 かおりもまた、榊の体内に指を挿し入れ、次いで榊の右手を自らの秘所に導く。
 かおりと神楽、二人の指は統率が取れずしばしば反対方向に向かったため、榊の秘所は押し広げられるような格好になった。
 健康を現わすピンク色をした膣内が露わになると共に、愛液が流れ出す。

「ほら……榊だって……こんなに……」
「榊さんの……綺麗……」
838[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:33:11 ID:J7kDhmu3
(10/11)

 二人の愛撫は激しさを増していく。
 このまま堕ちてしまおうか……。
 榊の理性は消え失せつつあった。

 だけど……最後まで逝ってしまったら……たぶんどちらかだけと向き合う事になってしまうだろう……偏り無く愛を注げる自信なんて、無い。
 そうなったら、私……。

 不意に、榊は二人の手を握り締め、愛撫を止める。
「……榊?」
「……榊さん?」
 すんでのところで榊は理性を取り戻した。

「私たち、やっぱり、踏み止まるべきだと思う」
「「……え?」」
「私、かおりんのことも神楽のことも好きだ。大好き。
 ……だけど、このまま行き着くとこまで行ってしまうと、私はどちらか一人だけしか選べなくなってしまうような気がする。今の私には、公平に愛せる自信が、無い」
「「……」」
「私、親友は一人も失いたくない。だから……踏み止まろう」

 そう言って榊は、精一杯の優しさを等しく込めて、二人を抱きしめた。
「……そうだな」
「……そうね」
 二人は微笑み、榊に寄り添った。

「もしもまた機会があれば、そしてまた、その時の私が二人を等しく愛せる事を確信できているなら……また、しよう」
839[KSK] ◆uS1Hx4I012 :2005/07/20(水) 05:37:02 ID:J7kDhmu3
(11/11)

 そんなわけで、あの時三人はギリギリの所で踏み止まった。
最後まで逝けなかったが、あれで良かったのだと、かおりは思っている。
 あれ以来、9泊10日『ちよちゃんの別荘ツアー』の残り期間は勿論、
今に至るまで、再び三人で百合の園の奥深くへ足を踏み入れる事は無かった。
 ほどなく受験勉強で皆忙しくなったし、
一緒にちよちゃん家で受験勉強をする事があっても、
かおりの家と榊の家は門限に厳しかったので、やはり機会は無かった。
 大学入学以降、神楽がいち早く生涯の伴侶と出会い、しばらく後に榊が、
そしてかおりもまた最良の夫に巡り合った時、かおりはようやく、
父親とは違う理想の男性の姿を榊に重ねていたに過ぎない事を悟った。
 もはや今は百合に溺れる気は無い。
 今でも、三人は親友として付き合い続けている。

 だけど……
 こんな季節のこんな天気の日は、時々あの日の事を思い出し、
体が疼いてしまう。
 体が火照っているのは、夏の暑さのせいばかりではない。
 夫が帰ってくるまで我慢できそうに無い。
 それまでの間、かおりは自らを一人慰めるべく、寝室に向かった。
 そして、秘密の隠し場所から道具を取り出し、ベッドに身を横たえた。

[完]
840名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 06:29:56 ID:UhzxzwKK
ふ、踏みとどまっちゃうの?!
なにはともあれ、乙!
841名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 22:54:47 ID:pSAXhDO/
なかなかGj
842名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 10:26:39 ID:o3A/w5y8
良作!
843珍 宝港:2005/07/22(金) 15:07:39 ID:Fv7o4WPp
是、純愛的良作。好!!
844珍 宝港:2005/07/22(金) 15:09:49 ID:Fv7o4WPp
>>843
目欄、謝罪!!(我、忘却消去!!)
求絞首死…(涙)。
845名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 15:30:57 ID:qoa8N7Zr
>>844
鬼煮巣瑠名
丼舞

空耳セーキ…表紙だと榊×かおりんかと思ってたが…
まぁマヤー擬人化が密かにお気に入り
846843-844 帰化:2005/07/22(金) 21:18:18 ID:Fv7o4WPp
>>845 
げっ?! そうだったんか・・・見掛け倒しかyo!!
危うく本気出で探し回るトコだった・・・d。
847名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 21:40:28 ID:IgclXIS1
あれはY太だから陵辱鬼畜系だぞ
848君がいること:2005/07/23(土) 00:35:09 ID:qXt44+V7
 「ん…あぁ……」
 カーテンの合間から僅かに月明かりが差し込む薄暗い部屋で、抑えきれずに漏れた
私の声のみが静寂の中に響き渡る。
 冷房がきいて涼しいはずなのに私の全身はうっすらと汗で滲んでいた。
 この時間の中で常に私の心にあの人の姿がある。それは…。
 
 高校に入ってから二年目、私に生まれて初めて好きな人ができた。
 それは異性ではなく自分と同性の女性であり、しかも、私の親友と呼べるとても
身近な存在であった。
 彼女は私とは対照的な性格だ。快活でおしゃべりで、気が強いところもあるけれど
誰よりも優しい人だと思う。無口で感情表現が下手な私にぐんぐん近づいてきて、
それでいて一緒にいるときは常に私を気遣ってくれていた。
 …そんな彼女に惹かれていくのに時間はそうかからなかった。

 「…はぁっ、く…」
 空想の中で彼女に犯される。今自分を深く貫いている指を彼女のそれに意識する。
それだけで眩暈を感じるような痺れが全身を駆け巡る。
 なのに、心の奥はどこか冷めていた。ひどく空しかった。
 本当は本物の彼女が欲しかった。
 彼女にこんな私の全てを受け止めて欲しかった。
 だけど、それは許されることではない。
 現実に彼女を求めることは罪なのだ。


849君がいること:2005/07/23(土) 00:35:53 ID:qXt44+V7
 私は彼女を失ってしまうことが一番辛かった。
 それはほとんど恐怖に近い感情といっていい。
 それに私の気持ちを伝えて彼女を巻き込みたくなかった。たとえ彼女が受け入れて
くれたとしても、周りの人たちはそうではないだろう。
 私と違って彼女は明るい日なたを歩いていける人なのだ。それを邪魔する権利は
私にも誰にもない。
 だから私はこの気持ちを彼女にはずっと隠してきたし、この先も告げるつもり
はない。
 そうすれば私はこれからも親友として彼女のそばにいることができる。
 
 …なのに、苦しかった。
 求める想いは薄れるどころか、日に日に強くなっていく。
 彼女といるだけで切ない思いで胸がいっぱいになる。
 時に彼女の眩しい微笑みが私にむけられると、心臓が張り裂けそうな激痛がして私の
身体を強張らせた。
 近くにいても何もできずにただ耐えるしかない。
 そんな屈折した感情の捌け口として彼女を思いながらの自慰行為をおぼえた。
 初めは罪悪感に苛まれ、彼女の顔をまともに見ることすらできないこともあった。
 でも、今はそうは思わない。
 現実がかなわないのなら、せめて空想の中でくらい許されるだろう。
 その中では彼女は私のものだった。

850君がいること:2005/07/23(土) 00:36:45 ID:qXt44+V7
 私の行為は激しさを増していく。
 目を閉じて空想の彼女にせめられる。
 「…ふっ、ふぅ」
 とめどなく熱い液が流れてくる私の膣内は二本の指を難なく受け入れて、飽くことなく
貪欲にむさぼってくる。
 「………っ!!」
 叫びだしそうになる声をかみ締め、夢中で指をかきまわす。
 片方の手で胸を痛いほどに強く揉みしだき、先端を捻りあげると腰が浮いて
しまうような快感とともに膣内の収縮が始まった。
 
 「神楽」

 名を呼び、空想の彼女を抱きしめながら短く果てた。

 目を開けると彼女は消えて、また一人に戻った。
 気だるい身体をベッドに沈めて自分の濡れた右手をティッシュで拭き取る。
 枕に顔をうずめた。
 何て惨めなんだろうか。
 どうしようもなく涙が止まらなかった。
 

851君がいること:2005/07/23(土) 00:37:37 ID:qXt44+V7
 空が雲に覆われていて、蒸しかえるような暑さの午後だった。
 「雨が降りそうだな」
 私の部屋のベッドに寝転んでいた神楽がポツリと呟いた。
 「うん…」
 私はそのベッドに寄りかかって本のページを捲りながら相槌をうった。

 神楽と二人きりの空間。
 それは何も特別なことじゃない。
 こうやって休日になれば私と神楽は互いの部屋に遊びに行くことはしょっちゅうだ。
 一緒に雑談したり、ゲームしたり、たまに神楽の宿題を手伝ったりした。
 その時間は私にとってとても大切で、そして苦しい時間でもあった。

 …ただ、この日の神楽はいつもと様子が違っていた。
 私の家に突然押しかけてくることは珍しくもないのだが、部屋に入るなりベッドに
ねそっべてしまい、2,3言葉を交わしただけで黙りこくってしまった。
 私が会話を振っても反応がほとんどなくて、仕方なく私は読みかけの本に手を
伸ばした。
 そのまま静かな時間を過ごした、が私の心中はそうではない。
 私の神経は後ろで寝転んでいる神楽の息遣いや、時折聞こえる衣擦れの音に集中して
しまってとても読書どころではなかった。
 何より神楽が自分のベッドで寝ているという現実が、私の視覚に入らない分想像力
を掻き立て体の奥からむずがゆいような疼きを感じる。
 好きな人の前でそんな想像ばかりしている自分が醜く滑稽な女に思えた。
 
852君がいること:2005/07/23(土) 00:39:05 ID:qXt44+V7
 不意に髪を撫でられた。
 びっくりして振り返ると、ベッドに腰掛けた神楽と直に目があった。
 途端空想の神楽を再び思い出してしまい、いたたまれずに思わず目を逸らす。
 「いつ見ても綺麗な髪してるなって思って…つい触っちゃった。嫌だったか?」
 「いや…別に…」
 内心の動揺を知られまいとして、私は顔を背けたままつとめて口調を冷たくした。
 空を彷徨った神楽の右手が軽く握り締められるのが見えた。
 「…榊ってさ、私と顔、合わせてくれないよな」
 「そんなこと…」
 否定はできなかった、現にそうなのだ。
 神楽の問いかける声には悲しげな音色が帯びていた。
 今、どんな表情をしているのか気になった。
 「ひょっとして、私のこと嫌いなのか?」
 「馬鹿を言うな」
 本当に馬鹿げている。今だってこうして話しているだけで、彼女への想いで
こんなにも心をかき乱されているというのに。
 それにしても、今日の神楽はやはりおかしい。らしくない。
 こんなこと、言うような性格ではないはずだ。
 何故そんなことを聞いた?
 胸の鼓動が激しく波打つ。そこに意味はない、ちょっとした彼女の気まぐれな質問だと
自分に何度も言い聞かす。
 が、次に聞こえてきた言葉はさらに意外なもので私は耳を疑った。
 
 「じゃあ…私のこと好き?」

 小さくて聞き取りにくかったけど、確かに神楽はそう言った。
 はっとして神楽の顔を見た。うっすらと頬が赤く染まっているが、神楽の表情は
真剣そのものだった。
 神楽の、まるで友人としての枠を越えんとするその台詞に、私は凍りついた。
 「だからつまり…」
 神楽は軽く頭を掻くと、大きく息を吸い込んだ。
853君がいること:2005/07/23(土) 00:39:43 ID:qXt44+V7
「私は榊が好きだ。その…私と……つ、付き合って欲しい」
 そう言ったきり神楽は俯いてしまった。
 窓にポツリと水滴がついた。それは徐々に数を増し、部屋の窓を一斉にノック
し始めた。
 
 怖い。
 どうしようもなく怖かった。
 そんな風に私といることでいつか神楽は傷ついてしまいそうで。
 そうなった時私には何もできないんじゃないかって。
 私は始まる前から終わりを想像してしまった。
 本当はかまわずに衝動のまま神楽を抱きしめてしまいたかった。
 だけど僅かばかりの理性が私を踏みとどまらせてしまった。

 「でも、私達は…女同士だ」
 そう、言ってしまった。
 そんなことは神楽だって承知の上だ。それでも私を求めてくれたのだ。
 神楽は強い。
 なのに私は卑怯な言葉で、理屈を盾にして自分の気持ちからも彼女の意思からも
逃げ出してしまった。私は弱かった。
 これだけは口にしてはならなかったと思う。
 神楽の顔からみるみる血の気が引いて、瞳に陰がさした。
 「ん…そう…だよな、やっぱ」
 震える声で神楽は言った。そして神楽は泣いた。声を押し殺して涙を流し続けた。
 私はどうすることもできずに神楽の横顔をただじっと見ていた。
 やがて涙がひくと、神楽は黙って部屋を出て行ってしまった。
 残された私は神楽を傷つけた後悔と不安でいっぱいになった。
 頭が真っ白になって私はしばらく立ちすくんだ。
854君がいること:2005/07/23(土) 00:41:45 ID:qXt44+V7
 神楽は大切な人だ。その神楽が私を好きだと言ってくれた。
彼女がくれたチャンスを自らぶち壊してしまうなんて、情けなさで血が滲むほど強く拳を握り締めた。
そして、途方もない後悔の念だけが私の中で渦巻いた。
こんなはずじゃなかった。この恋はずっと表に出されることはないはずだった。
 私だけが神楽を愛していると思っていたからだ。でも、実際はそうじゃなかった。
神楽もまた私を愛してくれていた。そして彼女は自分の気持ちから逃げずに、私へ
歩み寄ろうとしてくれた。それなのに私は………。

 脳裏にさっきの神楽の姿が浮かんだ。初めて見た彼女の涙。
その原因は私にあるのに、それでもなお神楽が愛しく思われる。

 無益だ。そう思った。ここでいくら悔やんでも神楽は戻ってきやしない。
 もう一度、もう一度神楽に会わなくちゃ。こんな終わり方は嫌だ。
 いや、終わらせたくはない。私はどういう形でも神楽といつまでも一緒に
いれればそれでいいと思っていた。けど、それは諦めにも似た気持ちであって。
 違う。本当に私が望んでいた二人の未来の形は一つだけだ。そして、彼女もそうだった。
だから、
 神楽だけは絶対に失いたくない
 それだけを頭の中で反すうして、あとは何も考えず、
 雨の中傘もささずに私は家を飛び出していった。
855君がいること:2005/07/23(土) 00:43:14 ID:qXt44+V7
 私は長い時間神楽を探してあちこちを駆け回った。家にも帰っておらず、とにかく
思い当たる所全てを当たってみた。どこにも神楽はいなかった。
 私は走り続けた。
 神楽が告白してくれたとき、やはりあの時自分の欲望のままにでも神楽を抱きしめて
しまえばよかったんだ。腕の中に閉じ込めてしまって離さなければよかった。
 そうすれば、神楽はずっと私のものになった。
 服が水分を含んで重くなった。息が切れて胸が苦しくなった。
 それでも私は神楽を求めて走り続けた。

 最後に辿り着いたのは公園だった。昔ちよちゃん達と縄跳びをした所だ。
 そこに、神楽の姿を見つけた。
 神楽はずぶ濡れになりながら、ベンチに独りで座っていた。このままこの寂しい
景色とともに消えてなくないそうな程、その姿は儚かった。
 「神楽っ」
 神楽はちょっと顔を伏せたままぼんやりしていた。私は急いで走り寄った。
 目の前に立った時、神楽はようやく私に気づいて顔を上げた。
 私を見ると、神楽はちょっと笑った。そのはずなのに、降り落ちた雨の滴が幾筋も彼女の頬を流れていて私には泣いているように見えた。
 色々な言葉が頭の中で渦巻いては消えた。何から話せばいいのか分からない。
 「…心配かけちゃったな」
 神楽は意外に落ち着いた声でそう言って腰をあげた。
 「帰ろうか」
 「ま、待って…」
 ようやくこれだけを口にできた。もっと伝えたいことはたくさんあったはずなのに、
言葉にうまくまとめきれない。
 口ごもった私との距離を神楽は一歩だけ縮めてきた。
 「黙ってちゃ分からないよ」
 手を握られた。
 「榊。私に言いたいことがあるんだろ?だったら自分の気持ちをはっきり言ってくれ」
 「…」
 また少し怖くなった。
 「…私は、榊を好きだという気持ちに何の引け目も感じてない」
 握られる手に力が込められた。
 「榊はどうなんだ?」
 核心をついた問いかけに私は心の底から狼狽した。
856君がいること:2005/07/23(土) 00:45:37 ID:qXt44+V7
 「傷つけてもいいよ」
 神楽が私の背中に手をまわした。
 「…神楽」
 「そんなのとっくに覚悟してるさ」
 神楽はいつもの勝気な表情でくっきりと笑顔を作った。
 「だからさ、榊。これ以上無理しなくていいんだ」
 怖がらないで私を受け止めて 
 神楽は耳元で囁いた。
 私の耳から放たれた甘い感覚が体中に染み渡って麻痺したように力が入らない。
 これ以上自分を偽ってまで神楽を我慢することが下らないことに思えた。
 うん、と私が言うと神楽は私の顔を覗き込んで、
 「恋人関係成立」
 私の腕の中でクスクスと笑った。
 そんな彼女の子供っぽさに私もつられて苦笑してしまった。

 結局のところ私が神楽を受け止めたのではなく、神楽が私を受け止めてくれた。
神楽はどんなに困難な道になろうとも私と一緒に歩いていく自信も決意も持っていた。
私にはそれがまだ足りない。今はまだ私は彼女に手を引っ張られているだけだ。
だけど何時か必ず私が神楽を支えていくから…強くなって守ってみせるから…だから、
それまで私の事を離さないで。ずっと私の傍にいて。

 雨はいつの間にか降り止んでいた。

857君がいること:2005/07/23(土) 00:46:36 ID:qXt44+V7
 「…榊には私を受け止める自信がないんだね」
 神楽は私から手を離した。
 「神楽!」
 この最後のチャンスだけは逃してはならない。瞬間的にそう思った。本能というやつ
だろう。考えるよりも早く私は体を動かしていた。
 私は神楽を引き戻して、強く抱きしめた。
 神楽を抱いたとき、ぬれた衣服越しから微かな温もりとともに小さな体が震えている
ことが伝わってきた。
 私の中の何かが崩れるような気がした。
 「私だって…神楽が好きだ!でも、神楽を傷つけずに付き合っていく自信が無いんだ!
  ……傷ついた神楽を見るのは、…いや…怖いよ…」
 心の中で抑え込んできた言葉をぶちまけるように、私は叫んでいた。
 言い終えて自分の口から出た弱弱しい言葉に自嘲した。神楽もあきれてるだろう。
 それでも私は本音が言えたんだ、それで十分じゃないか。
 神楽が私を好きと言ってくれたことで。私の想いも伝えることができただけで。
 …もう私はそれだけで…
858君がいること:2005/07/23(土) 00:47:36 ID:qXt44+V7
 「傷つけてもいいよ」
 神楽が私の背中に手をまわした。
 「…神楽」
 「そんなのとっくに覚悟してるさ」
 神楽はいつもの勝気な表情でくっきりと笑顔を作った。
 「だからさ、榊。これ以上無理しなくていいんだ」
 怖がらないで私を受け止めて 
 神楽は耳元で囁いた。
 私の耳から放たれた甘い感覚が体中に染み渡って麻痺したように力が入らない。
 これ以上自分を偽ってまで我慢することが下らないことに思えた。
 うん、と私が言うと神楽は私の顔を覗き込んで、
 「恋人関係成立」
 私の腕の中でクスクスと笑った。
 そんな彼女の子供っぽさに私もつられて苦笑してしまった。

 結局のところ私が神楽を受け止めたのではなく、神楽が私を受け止めてくれた。
神楽はどんなに困難な道になろうとも私と一緒に歩いていく自信も決意も持っていた。
私にはそれがまだ足りない。今はまだ私は彼女に手を引っ張られているだけだ。
だけど何時か必ず私が神楽を支えていくから…強くなって守ってみせるから…だから、
それまで私の事を離さないで。ずっと私の傍にいて。

 雨はいつの間にか降り止んでいた。

859君がいること:2005/07/23(土) 00:50:01 ID:qXt44+V7
 雲間から太陽の暖かい日差しが降り注いだ。
 私と神楽は手をしっかりと絡めて、家路を急いだ。
 私の家に帰ったら、シャワーを浴びて、服を着替えて、今度こそ二人で
楽しい休日を過ごそう。新しくなった二人の関係で。
 「まったく、最初からお前が素直になってたらこんなに濡れずにすんだのに」
 神楽は濡れた髪をかきあげて、私に向かって挑発的に笑った。
 「…ごめんなさい」
 素直に私が謝ると、神楽はよし、と大きく頷いてみせた。
 「それと、ついでにもう一つ謝っておきたい」
 この際、やましい事は一切打ち明けてしまおう。
 神楽は首を傾げた。
 「実は…毎晩君とえっちなことするの、想像してた」
 神楽は真っ赤になって、下を向いた。それからため息をついた。
 「ま…想像くらいは、な」
 「実際にするのは駄目?」
 「ば、ば〜か!付き合ったばっかだろうが!まだ駄目!!」
 「そうか…」
 と私ががっくりしてると、神楽は私の手を離して目の前に回りこんだ。
 「…ま、まぁなんだ…キス、くらいならいいよ…」
 神楽がギュッと目を閉じた。私も誘われるまま神楽を抱いて目を閉じて、キスした。
 目を開けると、現実の神楽は嬉しさと恥ずかしさが入り混じったような微妙な表情
ではにかんで、そこにいた。もちろん消えるはずもない。当たり前のことなのにそれが  どうしようもなく嬉しくて、今更に涙が溢れてきた。
 
 神楽は一瞬目をみはったが、すぐに私より小さな背で優しく包み込んでくれた。
 神楽の胸の中で、私は何もかも許されるような気がしていた。とても心地が良い。
 この小さな体のどこにそんな力があるのか不思議で仕方なかった、が、とにかく…
 私は幸せだった。
 
               (終)
 
860名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 00:51:57 ID:N7O/qXBD
上手いなぁ GJ
久しぶりにドキドキしちゃったよ
861君がいること:2005/07/23(土) 00:52:33 ID:qXt44+V7
すいません、間違って一個多く書き込んでしまいました
>>856は飛ばして下さい
862名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:27:35 ID:POsWyq6L
真打登場というわけか――!
グッジョブ
863名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 02:26:44 ID:Gv78hJE1
久しぶりに言っておこう
青い人マダー
864名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 10:53:38 ID:KlkpsM1P
しばし待たれよ!
援軍は必ず来る!!
865名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 14:04:04 ID:AUq7zZvd
いや、間に合ってるんで
他にまわっていいよ
866名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 14:42:05 ID:HU7mRiWk
>>865より伝令!
青い人は他にまわってくれとの事!!
867名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 14:52:20 ID:DquxBjM+
青い人が榊さんを書いてくれるまで諦めない
868名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 17:26:09 ID:UeC+06lS
目の前に新しい作品があるのに、いつまでたっても完結していない作品マンセー、か
このスレももうここまでだな――
869名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:15:59 ID:GzQ69VtE
同意。ていうか同じ野郎がしつこいだけ。自演なんじゃないの?
どっちにしろ盲目マンセーなんざどっかの個人サイトでやってくれ。
新しいSSの投下後に他SSキボンなんて失礼だろうが。
870名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:21:24 ID:rpqDr3QC
さかぐらがこんなにいっぱいあって、しあわせです

何故求青人於然様時?
871珍 宝港:2005/07/28(木) 01:28:48 ID:y2EDqX+u
>>870
目茶多忙?!
872名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 01:23:26 ID:74rvcQxF
そもそも青い人は>>965に他にまわれゆわれちゃったしな
873名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 04:25:16 ID:axrUChuN
>>965に期待。
874名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:33:43 ID:Z10NvS/7
ところで、あずまんがキャラの中で一番
・ふたなりっぽい
・ショタっぽい のは誰だと思いますか?

個人的には
・ふたなりっぽい←榊さん
・ショタっぽい←四巻表紙・沖縄編のとも

さかぐらGJです
875名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:43:06 ID:q5BoAK5D
・ふたなりは榊さん。次点、智ちゃん。
・ショタっぽいのは智ちゃん。次点、なし。
しかし、聞いてどうする。
榊×智をご所望か?
しかし、そうなると男×男にも似た一歩斜め上の倒錯感が・・・
876名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:16:56 ID:/j8SYT3X
の願い、叶えてしんぜよう
受け攻めはどちらがよいか?
ほとんどやおいになってもよければ

私に明後日まで時間を
遅くとも来月三日までには投下いたしましょう
877名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:35:01 ID:yRT9zhPX
874でも875でもない俺がさかとも希望と先に言ってしまったりしてみる。
ともちゃんは受けの方が好きだ。てか智ちゃん好きとしてはここに久々に出そうなのが相当嬉しい

しかしともさかでもさかともでも大阪と被るなあwあと某芸能人
878名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:37:26 ID:q5BoAK5D
意外に気が合うな。お前もニュータイプか?
879名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:13:10 ID:/j8SYT3X
では我が腐女子脳をフルに使った、あずやおいを書きまする
約束
榊と智はふたなりである

お願い
何もかも腐女子変換致しますのでご容赦
880名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:59:14 ID:yRT9zhPX
>>878
おお同士、ニュータイプかもね。
>>879
イヤッホゥゥゥ(AAry
生活と身体に支障の出ない程度で頑張ってくだされ。
881名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:01:36 ID:fxXhi6TT
口調がキモいな
こいつ
882名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 02:43:38 ID:JSH5gjX0
動くぞ
883名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 16:56:13 ID:7D3UxtJU
>>879

OK。テーマがちょいとアレなので,いつでも全裸になれる体勢で待つとしよう。
884名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 17:03:44 ID:s3kYH68B
∧_∧ +
(0 ・∀・)+ワクテカアゲ
(0 ∪ ∪+
と__)__)
885876:2005/08/03(水) 04:16:18 ID:wgMC2e1Z
 〜注意〜

 このSSは、性別逆転および、腐女子テイストによって構成されております
886『やりすぎ☆TOO MORE』《1》:2005/08/03(水) 04:20:03 ID:wgMC2e1Z
 変なこと聞くみたいだけど――。
 みんなは毎日オナニーしてる?
 はっきり言えば、僕はしてる! 毎日かかさず!!
 今もあそこを出してはりきっていたところだ。
 下着ごと、短パンをおろして、横になってる。固くなったおちんちんに右手をそわせて、左手はエロ雑誌にそえて。
「……っん――、くっ! んっ! 」
 もう始めてから何分たっただろう。けっこうこすりつづけているのに、まだ絶頂には程遠い。
「――くそ! 」
 大きく息を吐いて、僕は毒づいた。だって全然イケないんだもん。雑誌には、おっぱいをモロだしにしたお姉ちゃんが、後ろから男に組みしかれている写真が開かれている。切なげに眉を寄せて、煽りの文には。
――お兄ちゃん! やめないで! もっと突いて!
 と入っている。
 おっぱいの形と言い、兄と妹と言う禁忌と言い、僕のエロスをぎゅんぎゅんつっつくんだけど、何かしっくりこない。いつもならもうおちんちんコスって、達しててもいいはずなのに。ようはおかずが悪いんだ。もっと別のおかずなら……。
「違うんだよなあ――」
 僕は小さくため息をつく。
 実は、今の僕に最適なおかずは何かきちんとわかっている。でもそれをおかずにしちゃったら、もう戻れない気がして――悩んでいる。
「いいじゃん。どうせ、オナニーのネタにするだけなんだし」
 ぽつんと呟く。じわって汗が浮かんでくる。
 問題はおかずだけじゃないんだ。方法も全然違う方法になるから――。今みたいにただおちんちんこするだけじゃなくなっちゃうから。
 でも。
「ふう」
 やっぱりその方法しかないみたい。だって僕のコレ、全然収まる気がないんだもん。小さいし、皮もかぶってるけど、男の子の印がもっと気持ちよくなりたいって、ふるえて、固くなって。――固く。
「榊さん――」
 やば。
 もうこの想像だけでドキドキが激しくなる。今日のオナニーのネタを考えるだけで。
「すぅ―――――」
 大きく息をすうと、リラックスしたせいか、全身から汗が染み出てくるのが分かる。お尻の間には、もうすっかり汗が出ているみたい。
 部屋の中に、発情の匂い、満ちてる。
887『やりすぎ☆TOO MORE』《2》:2005/08/03(水) 04:21:18 ID:wgMC2e1Z
 あ、ごめん。
 自己紹介がまだだったね。
 僕の名前は滝野智(たきの さとし)今年高校一年生になったばかりの高校生男子だー! みんなからは、トモって呼ばれてる。名前がそうやって読めるって以外にも、意味がある。
 あだ名をつけたやつが言うには、何でも、TOO MOREでトモなんだって。ほんとにこんな言葉あるのかな?
 「いいんだよ! お前はいつだってやりすぎなんだから!! 」
 そう言うのは僕のあだ名の名付け親、水原暦(みずはら れき)。小さい頃から眼鏡をかけてたガリ勉だから、本読みのヨミがこいつのあだ名。
「何をー! 面白さとかっこよさ、それをわきまえた文武両道を目指すオレになんて事をー!! 」
「お前が面白いかどうかはともかく」
 ヨミは呆れたような口調で、本当の文武両道は、榊みたいなの言うんじゃね? と言った。勉強も運動も出来るし、何よりかっこいいよ、あいつ。
 そういうヨミだって、いい身体をしてるし、顔だって垂れ目っぽいけど悪くない顔してる。でも榊のかっこよさは、確かにヨミが言うだけのことはある。
――榊。
 僕のクラスの、ちょっと有名なクラスメイト。
 黒くて長い髪、切れ長の目、そして何より高い背にそれを支える筋肉。今はどこの部活にも入っていないけど、運動神経はぴか一! そんなわけで、熱狂的なファンもいる。
 クラスメイトのカオリンなんて、普段は物静かな天文部の男の子だけど、榊のこととなると目の色が変わってしまう。榊も男なのに。変だよね?
 榊がすごいのは認めるけど、なんか悔しいよ!! 僕だって男なんだぞ! そりゃあ、確かに、本当はちょっと違うんだけど――。ちょっと違ったって、僕は男の子なんだい!!
 とは言え、嫌いとかじゃ全然ない。むしろ仲良くなりたい。なんてったって、すごいしね! 榊は。
 けれど今までは、オナニーのおかずに使おうなんて、夢にも思わなかったんだ。ほんとだぞ!! 僕、男の子だし!!
 そのきっかけは単純な出来事から始まった。
 思い返せば、今日の体育の授業から話は始まる――。

                               *
888『やりすぎ☆TOO MORE』《3》:2005/08/03(水) 04:22:14 ID:wgMC2e1Z
 プール!
 プールプールプール!!!
 すごい気合やな、と大阪がいうから。
「あたりめーじゃん! 夏って言ったらプールだよ!! 」
 六月の半ばの晴れ間、蒸し蒸しして鬱陶しい日の中で水に漬かれるなんて気持ちいーじゃん!!
 更衣室の中で大はしゃぎしながら着替えていたら、大阪が、あれ? と言う顔で僕の胸元を見た。
「ねえ、トモちゃんさ。何か乳首大きくない? 」
「――そ、そんなことないだろ」
 ぎくり、として言い返すと、大阪は首をひねって、そうかなあ、と言った。
 大阪、本名春日歩。変な時期に大阪から転入してきたから、あだ名は大阪。ぽやーっとしているけど、まるで女の子みたいな顔で。後ろから見ると、男装してるみたいに見える。
本人もそれを気にして、衣替えが終わった今でも、学ランを着て登校している。きっと今着ている水着も、男らしさを表そうとしての事なんだろうけど――。
小さ目の競泳用パンツだから、おしりと前に布地がぴったり張り付いていて、子供っぽい体形が強調されている。まあこうなったら、さすがに女の子には見えないわなー。
「ボクの乳首と比べてみ? 」
 目をやると、なだらかな乳白色の肌に、ぽつんぽつんとかわいらしいツボミがついている。確かにその乳首に比べたら、僕の乳首は大きい。少なくとも親指の先くらいの大きさがある。
「ちょっと、触ってみてもいい? 」
「い、いいよ」
 胸を張ると、おそるおそる大阪の指が伸びてきて、そっと僕のでっぱりを触った。
「ぷふ! 」
「うあ、おっきい」
「な、なんかくすぐったいぞ、おおさかあ」
「ん、なんか、おもろい感触やなー」
「いたたたた、つまむなつまむな」
強すぎる指の強さに、僕が身をよじると、甲高い声が聞こえた。
「大阪さん! 何やってるんですか!! 」
 声の主は、美浜千代。ちっこいからみんなからは、ちよちゃん、と呼ばれている。
ちっこいって言うのは、別に身長とかだけじゃなくて、年齢も。天才だってことで、まだ十歳なのにうちの高校に編入してきたのだ。正直僕の目からみても、かなりしっかり者だと思うんだけど……だから余計からかいたくなっちゃう。
「なんだよ? 千代も触るか? 」
「さ、触りません!! 」
 おーおー。
 顔真っ赤にしちゃって。
889『やりすぎ☆TOO MORE』《4》:2005/08/03(水) 04:23:05 ID:wgMC2e1Z
 これ以上僕と話していてもラチがあかないと思ったのか、千代は矛先を大阪に向けた。
「いくらいいって言われたからって、そんなに人の――チクビ――触るもんじゃ、ありません」
「どーしてー? 」
「え!? 」
「どーして触ったらあかんの? 」
「どーしてって! 」
 意表をついた応えに、千代が思わず真っ白になる。
「ボクはいいけどなあ」
「ボクはって――そんな」
「触ってみる? 千代ちゃん、ボクの乳首」
 うわ。
 天然ボケのあまりに天然な切り返しに、千代が硬直している。そりゃ普通はするだろな。あーあ、千代助ったら、汗かいてるよ……。
 これからどうなるかワクワクしてみてたら、ぐいって肩を捕まれて、思わず大声を出してしまった。大阪と千代ちゃんが、僕のほうを見る。
「うわ! よ、ヨミ!! 」
「コラ――――何怪しいことやってるんだ」
「いや、別に――。大阪が、オレの乳首変わってるから、触りたいって言って――」
「バカ!! 」
 言い訳しようとしたら、耳元で大声出された。うるさいなあ、もう! 頭キーンってするだろ?! 文句を言おうとしたけど、耳をひっぱられて僕は言葉が出ない。イタタタタタ、離せって!
 そんな僕の心を知ってか知らずか、ヨミは苦い声で僕の耳に囁く。
「お前、ちったあ用心しろよ――」
「用心って、何の? 」
「胸だよ、胸!! 」
「どうして? 」
「男にしちゃ、目立ちすぎなんだよ! それは!! 」
 小声とは言え、ヨミにきつく言われると、まるでお母さんに叱られたみたいな気がして、思わず反抗的な気分になる。ほんとは、ヨミの言うことも分けるし、ヨミが心配してくれるのも分かるけど――。でもむっとするもんは、むっとするんだい!
 僕のそんなイラだちを敏感に感じ取ったのか、ヨミはほら、あれを見てみろ、と指差した。導かれるままに指先を見ると、その方向には、榊がいた。 
 見れば榊は全身を覆い隠した、ワンピースタイプの水着を着ている。胸元から、膝までが黒い薄地の布で覆われている。オリンピック選手が着てたりするようなやつ。
890『やりすぎ☆TOO MORE』《5》:2005/08/03(水) 04:23:52 ID:wgMC2e1Z
 見回せば水泳部員なんかも何人かが着ている。でもなんかしっくりこない。たかが体育の授業におおげさな、と思ってしまう。だけど、榊が着るととても決まっている。なんだかこれか ら国体にでも出られるんじゃないかってくらい。
 涼しい切れ長の目、健康そうな肌。長い髪がさらりと腰まで垂れている。胸元は、胸筋があるからだろうか? 少しきつそうだ。でも筋肉で覆われてるわけじゃなくて、柔らか味をもったっままの、とにかく無駄のない肉体美がそこにあった。
 へえ、って感心して見ていると、ヨミが声を落として言った。
「――榊はスポーツのために着てるんだろうけど、お前もあれくらいの用心はしておけよ」
 そんなヨミの忠告もそのままに、僕は榊の身体に感心して、ちょっと見蕩れてしまう。普段だって榊は人目をひくのだ。それがボディラインがはっきりした服を着るのだから、なおさら目立つ。
「うわ、すげーな」
「ああ」
「すね毛、剃ってあるのかな」
「って、そこかよ!! あ、おい! ちょっと待て!! 」
 気になるとどうしても止まらない。なんてったってTOO MOREなんだから! 小走りに駆けて、榊の側に行って質問! ねえ、榊さーん!
「すね毛手入れ、してるの? 」
「――? してないけど? 」
「それにしたって、膝から下、ぴかぴかじゃん! ……うわ! やっぱりつるつるだ! 」
 榊の膝下をさすると、女の人みたいな感触にびっくりする。感心してしきりに撫でていると、滝野君もつるつるだろ、と言われた。
「え? オレ? 」
「うん」
 ほら、と長い指がボクの膝元を、そっと触る。とたん、電気が走ったみたいにびりびりってした。思わず声が漏れそうになって口元に手を当てる。幸い僕のそんな動揺は、後ろから聞こえてきた声に完全にフォローされた。
「ボクも薄いでー」
「私もですよー」
 大きく手を上げて、意思表明をする二人に、榊はちょっと困った顔をした。
「あ、二人は――」
「かたっぽはオカマで、かたっぽはガキじゃん! 生えるわけねーだろ? 」
 じゅって口の中に湧いてきたつばを飲み込んで、からかうと、二人そろってプウ、と顔を膨らませた。
「オカマて、ひどいわ! 」
「私だって、すぐ生えてきますよ! 」
「へっへー! 大阪はともかく、千代は生えてくるのはまだまだ先だねー。チンポにだって毛が生えてないだろー!? 」
891『やりすぎ☆TOO MORE』《6》:2005/08/03(水) 04:24:57 ID:wgMC2e1Z
「……そ、それは」
「千代ちゃん、気にしたらあかん! 」
 気にするも何も、10歳の子供にあそこの毛がどうのなんて言ったって、無理に決まってる。何より千代の顔は真っ赤だ。からかいがもう少しエキサイトする前に、ヨミが割って入ってくる。
「トモ! あんまり千代ちゃんからかうなよ」
「あー、よみはすね毛ボーボーだし、心配ねーよなー? 」
「ふ、普通だろ! 男なんだから!! 」
「でもきったねーよな。な、榊さん! 」
 笑いながら振り返った僕を、榊は驚いたように見た。まるで初めて気がついたみたいに。
 な、なんだよ?!
 その視線の先をたどってみると、それは僕に原因があるみたい。な、なんだよ。そんな目でみて。目線の先なんてたどるまでもない。僕の胸の二つの突起。それからそろそろと僕の股間のほうに。
 うわわわわわわっ!!
 恥ずかしさと大変だ、と言う気持ちがぐるぐるして、僕はとっさにごまかしにかかった。女性の水着モデルのポーズみたいなしなを作って。
「何? そんなにオレのプロポーション、きれい? 」
「あ、いや」
 声をかけられた榊が慌てて顔を上げる。頬が赤い。こういうときって変なもんだね。今榊がエッチな気分になってるってのが、わかっちゃう。そう、榊が、僕の身体を見て、エッチな気持ちになっちゃった。
 ドキン!
 さっきの大阪の行動には別にどうってことなかったのに、それだけで僕の心臓は暴走寸前! TOO MORE TOO MORE!!
 自分のドキドキを覆い隠すために、僕は思わずとんでもないことを口走る。
「た、勃っちゃった? 」
「え? 」
 うわっ! 僕のばか、バカ!!
 こんなとこでどもったら――。声、かすれたら――ヘンジャナイカ……。
 ぱっと目を伏せると、榊のちょうど股間の部分に目がいってしまう。
 うわ――――――――――――っ!!
 さかき、お前―――――――――っ!
 お腹の奥が、一瞬きゅんって締め付けられるような感覚がして、目を閉じる。
 榊の勃起してた――。
 サポーターの上からだって分かる。榊の大きいのが、とっても大きくなってた。僕のなんかより、ずっとおっきい。
892『やりすぎ☆TOO MORE』《7》:2005/08/03(水) 04:25:38 ID:wgMC2e1Z
 ――すごい。
 本当なら、何かリアクションしなくちゃいけないと思うのに、僕の頭の中には、榊ってやっぱり男の子なんだ、ってことばかりグルグルしてる。うわー! 恥ずかしい!
 こんな沈黙、ずっと続いたらとてもきまずい。さっきは大阪達に救われたけど、今回は授業開始のチャイムの音に救われた。
 ピ――ンポ―――――ンパ―――――――――ン。
「おい! トモ、授業はじまるぞ!! 」
 ヨミの声ではっとする。顔を上げると、まだ榊が目の前に居る。どうも目を閉じてたのはほんの一瞬だったみたいだ。
「ほら、いこう」
 そう言う榊の口調はもういつも通り。そのまま背をひるがえすと、大またで更衣室を出て行ってしまう。千代ちゃん、ボクらもいこ。はい! 大阪さん!
「なんだよみんな、待てよー! 」
 慌てて僕も追いかける。まるで何もなかったみたいに取り繕って。
 でも、本当は――。
 僕のも、しっかり勃ってた。
 ぴっちりした水泳パンツが、痛いくらい――。
893『やりすぎ☆TOO MORE』《8》:2005/08/03(水) 04:26:33 ID:wgMC2e1Z

                               *

 それが、今日の四時間目のこと。
 あれからシャワーを浴びて、腰洗いそうに入ったら、あっという間に勃起はおさまった。だって冷たいもんね、あれ。
 それから身体を動かして、一泳ぎして、昼ご飯を食べた辺りですっかり忘れてしまっていたのに――。
「やっぱり、おぼえてたんだな」
 そんじょそこらのおかずじゃ満足できないくらい、強烈な刺激。
 ふう。
 勃ったおちんちんは、もの欲しそうにぴくぴくしてる。でもごめんね? これじゃ――いや、これだけじゃ、いけないんだ、今日は。
 ごくり。
 唾を飲んで、僕はその場所に手を伸ばす。
 精巣のある筋の裏側の、おしりの穴よりもう少し手前の場所。ちぢれた恥毛に囲まれたソコは、お風呂で洗う以外はなるべく触らないようにしている、禁断の場所。でも考えるのは、もっともっと禁断の事。
 さっきまで見てた、女の裸のエッチ写真なんかじゃない、禁断のおかず。
 ――榊の水着姿。
 想像しながら、指で触ってみると、もう必要以上にぬるんでいる。思わず腰を浮かすと、わ、もう垂れて、布団の上にこぼれてる。急いでティッシュでふくと、少し座り方を変えて、ソコがぺったり布団につかないようにする。
「……ったく。やべーなぁ――」
 言いながらも、僕の口から涎が垂れそうになって、慌てて舌と唇で抑える。やばぃ。でも左手の中指は、さっき触れてから今まで、動くのをまるでやめない。お尻の穴と精巣の間に、僕は普通なら無い部分を持っている。
 それは捲れあがった肉のひだをもつ穴。本当なら女性器といわれるような部分。
 半陰陽。
 そう言うのだそうだ。僕みたいな身体は。
 左の指からは、くちゅくちゅ、とぬめった音が聞こえてくる。右手はゆっくりと僕の男の子の部分をさすり始めた。かぶっていた皮を剥くと、こっちからも驚くくらいぬるぬるが零れた。
「……ぁぅ」
 ぬめりのせいで手が滑って、腰の奥がひくんってする感覚がした。もう一度その感触が欲しくて、かりくびの辺りを指でなぞる。お尻の穴の辺りがしまる感覚。そしたら女の子のとこも、ひくってしまった。
「ああ、ああああ」
 ぬるぬるした左中指を、お尻の穴の回りにすりつける。こうやって表面を撫でると、お尻は感じやすい。ふぅふぅ言って中指でアヌスを撫でながら、空いてる左親指で女の子のところの入り口を撫でる。
894『やりすぎ☆TOO MORE』《9》:2005/08/03(水) 04:27:44 ID:wgMC2e1Z
「はぁぁぁぁぁぁぁあ」
 もうこうなると止まらない。乳首はもうびんびんに勃起している。おちんちんをさする手を休めて、ティーシャツの隙間から乳首をつねると、また奥がきゅって閉まった。
「あはあぁん」
 声が漏れるのを、息を堪えて抑える。息を堪えていると、その窒息感で気持ちよさが高まってくる。
 ――大阪に触られても、こんなにはならなかったのに。
 榊のことを考えただけで、もうこんなに気持ちよくなってる。
 乳首の感覚が麻痺してきたから、また右手はぬるぬるのペニスに戻った。リズミカルな上下運動。でも、やっぱりこれだけじゃいかないんだな。
 お医者さんの話では、僕の性別は、男なんだということだ。実際、この年齢になって初潮も来ないし、胸も大きくならない。体格も、小さいけれど、むしろ男性のものだという話だ。
 ――ホルモンバランスは取れています。このままでも実生活には支障はないでしょう。
 その医者の言葉通り、僕は性別を固定する手術なんかしなくてもいいんだそうだ。戸籍にもきちんと男の欄にチェックがついている。普通に生活している限りは、まるで問題はない。
それなのに。
「どうして、ここ、こんなに感じちゃうんだよぉ」
 おちんちん気持ちいい。
 乳首も気持ちいい。
 女の子のところも、気持ちいい。とっても気持ちいい。男なのに。男のはずなのに。
 目を瞑ると、榊の顔が浮かぶ。整った榊のボディライン。それから、あんなに大きくなった。
 榊のおちんちん。
 入っちゃう。
 きっと、僕のここに、入っちゃう。
 そう思いながらいじっているところは、人差し指と中指が入っている。指紋の微かな凹凸が、僕の膣壁をこすり上げる。
「んんっ! ひ、きぃ――……」
 はあ。
 はあ。
 ふとももに絡んだホットパンツを、下着と一緒に足で脱ぎ捨てる。太ももが汗ばんでるのが分かる。上半身がうねった瞬間、胸がティーシャツにこすれてひくんってなった。
 ァ。――また
 ち、ちくび、さ、わんなきゃ。
895『やりすぎ☆TOO MORE』《10》:2005/08/03(水) 04:28:20 ID:wgMC2e1Z
 右手がそっと這っていって、また乳首をつまむ。きゅんって。
「ふはぁん――! 」
 腰ががくがくして、うねっちゃう。しばらく乳首を弄んだ後で、僕は生臭い右手の親指を自分の口元まで持ってきてる。脳の中に聞こえる、妄想の榊の声。
 ――トモ、私のおちんちん、舐めて。
「うん、いいよ――。さかきのおちんちん、なめてあげる」
 小声で言ってみると、すごく恥ずかしくなって、ちょっと微笑んでしまう。それから目を閉じたまま、榊のおちんちんを想像しながら、舌を這わせた。
くち。
 ぷちゅ。
 ぺろぺろ。
 はぁ――。
 ――ああ、トモ。
 妄想の榊が、悦んでいる。僕もそれを感じて嬉しい。
 ああ、おちんちん。榊のおちんちん、舐めたい――。それから榊に乳首を弄って欲しい。
 舐めて、噛んで、それから僕の中に入ってきて欲しい。
 そんなことおこりっこないよ、と言う心の声を無視して、僕は必死に舐めながら、自分の中の女の子を感じる。触ってないのに、おちんちんはびくんびくん上下してる。恥ずかしい。でも止められない。
 軽く指を噛んだのがきっかけだった。
 ――くる!
 身体の奥の方から、とても大きな快感の波が、ぐんぐん迫ってくるのを感じる。とっさに左手の親指が、僕のおちんちんに絡まった。
 精巣はすっぽり手のひらの中に包まれる感じ。女の子の入り口を左中指で抜き差ししながら、僕は絡めた左親指でおちんちんをしごいている。お尻の穴がきゅううってすぼまる。
 キタ!
「……………―――――――っ!!!!! 」
 ぷつん、って何かが切れたような感覚がしたと思ったら、すごい射精感が、あった。どくんどくん、こみ上げてきて、びゅーびゅーって出る感じ。そんなに大きくない僕のおちんちんから、筋を描いて射精しているのが分かる。
 あ、胸、あったかい。
 見ると、精液がここまで飛んできたのが分かった。白濁したどろどろが、じんわりとTシャツに汁の染みを作っていく。そっと女の子のところから指を離して、おちんちんを搾ると、まだ止まっていなくて、べとべとだった左手がすぐぬるぬるになった。
 ――あったかい。
 開放された放出に頭が真っ白になって、それから僕は段段と自己嫌悪に陥っていく。
「変態じゃん、こんなの――」
 僕は男の子なのに。男の子だって分かっているのに。女の子のところでこんなに感じて。
896『やりすぎ☆TOO MORE』《11》:2005/08/03(水) 04:29:15 ID:wgMC2e1Z
「――ホモじゃん。こんなの」
 あまつさえ、榊にエッチなことされるの想像して、あんなに感じちゃって。榊は男なのに。あんなにおちんちんおっきな、男の人なのに。
「――! 」
 下半身の異常に気づいて、僕が目をやると、たっぷり出したはずのおちんちんが、もう固さを取り戻して、ゆらゆら揺れている。榊のおちんちんのこと考えただけで。
 おそるおそる触ってみると、やっぱり射精したばかりだから、これ以上擦ることは出来なかった。
「何やってるんだよ! オレは!! 」
 大きくため息をついて、僕はティッシュを何枚もとると、ぬるぬるのおちんちんをぬぐった。
 僕は射精する。でも、この精子はけっして受精することはない。こうやって気持ちよくなるためだけの、後ろめたい肉体反応。
「――間違ってるよ、こんなの」
 それでも、僕の男の子と女の子は、また新しい刺激が欲しくなってきてしまうんだ。
 胸元と、太ももの付け根にそっと手を伸ばす。
「あぁん――」
 うつぶせたまま、歯を食いしばる。
 汗、一杯出てる。

 ――もうこのネタ、今回で終わりにしよう。

 身体をいじりながら、僕は心の奥で決意する。こんなことしてたら、男の子じゃなくなっちゃいそうで――。
 でも。
 でもね?
 これがまさか始まりだなんて、今の僕にはまるで想像もつかなかった!
 ほんとだよ?
 ほんとだって!!

                                (前編終了 続きは 8月10日前後
897名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 20:56:19 ID:VPNwwUKE
むぅぅ…新しい視点…。まあそのー,G・J…!



と,言うわけで,8月10日前後は,着衣待機に決定しました。
898名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 23:17:21 ID:Ja/6VYcv
じゃあ俺は敢えてズボン被ってTシャツ穿いて待ってみよう
899名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:01:08 ID:gnJmp7LX
部屋の隅っこでガクガクブルブル震えながら待ってみよう
900名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:56:35 ID:0EtMAVJu
>>898 トランクス被って,パンツマン状態で待機してホスイ…
901名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 02:26:58 ID:I8t+yu4G
>>885-896
お、予告してたやつかGJ。これはこれで普段と違う視点で(・∀・)イイ!!ね
後半も頑張れ、って事でパンツマンで路上に出て警察に通報されながら待ってみよう
902名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:20:24 ID:pTO8nYnK
神楽くんの登場が楽しみ。
903名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 08:41:54 ID:2Z4y7Qbz
>>901

 (  ) ジブンヲ・・・・
 (  )
  | |


ヽ('A`)ノ トキハナテ!
 (  )
 ノω|


__[警]
 (  ) ('A`)
 (  )Vノ )
  | |  | |
904名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 20:39:36 ID:0Ly9dQ3A
>>903
テラワロスwww
905名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:04:56 ID:B/POHDhW
『やりすぎ☆TOO MORE』
激しくグッジョブ! ふたなり智ちゃんのバージンを奪うのは、榊か、あるいは暦なのか!? 
神楽も実は智ちゃんと同類? そしてかおりんのアナルバージンの行方はw

久々に続きが待ち遠しいSSでつ。ガンガレー。
906名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 18:54:32 ID:3Z+l0jE2
すげぇよ。すげぇGJだよ。
新しい方向性GJだよ。GJ。
907名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:51:57 ID:QXPl+0Pq
期待あげ
908ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:28:10 ID:qIWqiUDb
 オレンジ色の夕日も姿を消し、暖房の名残もなくなった教室は、まだ遠い春を示すよう
に冷たく暗く静かに沈んでいた。
 サッカー部と野球部の練習のために点けられたライトの光が、透徹した空気を通して
遠く届き、机や椅子の輪郭を縁取っている。
 静謐としたきらめき。
 空想の世界から戻りきっていない頭には、欠けた月の光を受ける泉の水面が自然に連想された。
 上半身のシルエットは、だから、まるでそこから浮かびあがっているようだ。
 水浴びをしてい……いや……夜風に興じている、
 目を留まらせ、心を引きつける、魅力と魔力を持った泉の精……
「ミヤ」
 影の主のあだ名を呼んで、自ら幻想を断ちきる。
 シルエットが振り向き、「……サク?」。俺のあだ名を口にする。やはり、ミヤだった。
 部活やクラスでは俺の呼び名は「佐熊」から派生した「サクマル」だ。「サク」の愛称
で呼ぶのは数少ない中学の同級生であるミヤくらいだ。
 この高校でもミヤとクラスが同じなら「サク」が流通していたかもしれない。が、親指
立てて自分をビッと指し、『俺のこと、サクって呼んでくれヨ!』なんてことはしなかった
から、まあ「サクマル」でなくても不思議はないだろう。ミヤも向こうで「ヤッケ」と
呼ばれている。
 別にあだ名関係で不満があるわけじゃない。むしろ、「サク」「ミヤ」で呼び合って
いるのは自分らだけ、というのは、別クラスになってよかったと思える唯一の事項だ。
「まだ残ってたんだ。何やってんだよ、空き巣狙いか、ミヤ」
「サクじゃねえんだから。部活だよ」
 見ればわかる。藍色に濃い赤のデザインが入ったジャージは、テニス部のものだ。
業者か学校の手違いで「宮宅」が「三宅」になっている胸のネームもおなじみだ。
 しかし、
「終わったんだろ? さっさと帰れば?」
「つめてーなぁ。まだ自販機にあったか〜いのがある時節ですぜ?」
「缶ごときと同列に扱うな、愚かなる人間め。ってか、ホントに何やってんよ?」
909ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:28:54 ID:qIWqiUDb
 テニスコートにはライトが設けられてないので、この時期早い日の入りに強制終了を
かけられるのだ。なのに、今なお寒い教室でただ一人突っ立っているのは、明らかに
変なわけで。着替えもしていない。ジャージは制服より防寒効果が低い。
「ああ、ちょっとな」
 そのちょっとな、が聞きたいのに。主の要望を受け、灰色の脳味噌が労働後の疲労体に
むち打って上手い誘導尋問を組み立て始める。が、
「お前こそ何だよ、こんな時間に」
 先を取られた。やるな。話が予定軌道からそれてしまった。
「ん? 俺も部活」
 食い下がるのも変だろう。ここは戦略的撤退といく。でもI'll be backだ。
「文芸部が? お前こそ遊んでねえでさっさと帰れって」
「バーカ。ちゃんと真面目にやってるよ」
「今回だけは?」
「ま、今回だけは、な。締め切りが近いんだ」
「ああ、文集の?」
「そう、あの文集の」
 年に一度発行されるこの学校の文集。そこに載る、その作品、というほど立派でもない
駄文を、なんとか三文小説の形にするためプチ缶詰状態で頑張っている。規定の時間に
なるまでトイレにも行けず、部室に籠もらされるのだ。
 どんな経緯があったか知らないが、我が校の文集――他校では卒業文集にあたる――の
目次には、各クラス、各委員会係の寄稿、作文コンクール表彰作品と共に、有志による
文芸作品が並んでいる。
 『三年間、思い出をありがとう』『マナーとは人を思いやることから始まる』などの
いわゆる普通の、高校生にふさわしい文章がこんな字列と一冊に同居するわけだ。『イパネマ姫は高速度で失われた呪式を組み立てた!』
 わが校内文集において、三年間の思い出とマナーはイパネマ姫と同列に存在する。
アメリカ人もびっくりの、人種のるつぼ、自由と無法の世界。
 個人的にはそういう無節操な混沌が好きではある。様々な価値観が同居することを、
出版という形で肯定されているのが、いい。大した学校だと思う。懐が広い。そういえば
教諭にウチの担任や木村を採用しているあたりも。
910ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:29:35 ID:qIWqiUDb
「ってぇと、お前もああいうを書くんだ」
 にやり、と歯を見せるのが、暗さに大分慣れてきた目に映った。耳や鼻や頬が寒風に
さらされてだろう、紅くなっていたのも見て取れた。運動後で、ややハイになっているの
かもしれない。
「ああいうのって何だよ。去年と同じで、ああいうの、書かない」
 ごく微量ながら、声にムキになってる成分が混じった。直後、同じほど微かな自己嫌悪
の成分が脳内に生じる。
剣と魔法と萌えの文章は、嫌いではない。むしろ好きだ。女子の書く、学園と恋愛と
美少年の話も普通に読める。しかし、それ系の妄想を全校生徒の前で露出プレイするほど
割り切れない。やれる先輩方は、皮肉でなく、本当に敬意を払う。
『何も悪いことはしてないだろ。自分の正直な気持ちをぶちまけていいんだよ、芸術は』
 部長を始めとした三年生はそんなことを言っていた。しかし、それでも一年生はかなり
無難なこぢんまりとした小品を書いたし、俺以外の二年二名も見るからに躊躇ある綴り方
になってしまった。
『一線越えちゃえば、あとは楽なんだけどなぁ』
 一線を越えた人たちはことあるごとににそう言った。
 「世間体」というのは、ウザいオトナのキーワードベスト10に入る語句なのだろうが、
大抵の人間が周囲の価値観に気を遣う。中でもオトナを嫌うコドモは、自分のグループ内
の規準を外れることに恐怖を持つ。矛盾した未自立。
 その格好悪さに比べて……世間体と名の付いた心理的な枷がどれだけ無意味である
かと、言葉だけでなく行動で主張している先輩たちには自然敬意を抱かずにはいられない。
転じて、同じようにできない自分に文芸部の看板に泥を塗っているような罪悪感を覚えて
しまうのだ。
 部顧問である木村の爪の垢でも煎じて飲むべきか。……いや、やめておこう。一線どころか、
どこまでも越えてしまいそうな気がする。
 俺が書いたのは、結局、
「あー、去年はホラーものだったっけ」
「そう、かちかち山をベースにしたヤツ」
 既存の昔話を基にしたサイコホラー。イパネマ姫と比べてかなり無難な線だ。
 芥川龍之介の「猿蟹合戦」や押井守の「人狼」などの例を挙げるまでもなく、本筋や
下地に童話を使ったものは多い。
911ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:30:21 ID:qIWqiUDb
「思い出した。あれ、結構面白かったぜ、背中に火をつけたり、溺れさせたりってのが。
あ、死体を煮て食わせるってのもあったろ」
「悪趣味だな。人間としてどうなんよ、それ」
「そうだな深く陳謝する、ってお前がゆーな」
 返しを想定したボケにノリツッコミ。互いに笑い合う。
 クラスが別になっても、文化系と体育会系の違いがあっても、ミヤと俺とは今でも交流
が続いている。クラスや部活で築かれたそれぞれの人間関係も、中学以来の関係を疎遠に
することはなかった。つまりはウマが合うのだ、俺達は。
 同じクラスでいうと水原と滝野も似たような関係なんじゃないだろうか。彼女らは
小学校から同じクラスで、お互いにうざがっていながらも、結局離れずにいる。一人ハブ
かれないために作る、打算的要素を伴った女子集団の関係とは、明らかに違った関係。
水原と滝野は多分、一年後、大学が別々になっても変わりのないあのままの関係が続くの
だろう。俺とミヤのように。
 多くの関係性が生まれ、消えていく中で、意図せずとも変に切れない縁が残るのは、
実はとても貴重なものなんだろう。高校生の分際で、とは思うが、そう思う。
 もっとも、ミヤケ&サクマの事例はやや異なる。「意図せずとも」の部分。意図して
ないのはサクだけだ。
「で、サクは今回何書くんだよ」
「またミヤの好きなヤツかな」
「ホラー系?」
「まあ、怖い系。金の斧・銀の斧がベースのな」
 故意に穿った見方をすることで、アイロニーに満ちた作風にする。
 『生業の道具である斧を手から滑らせてしまうのは、職業意識が乏しいのではないか』
『自己の不注意で損失した物がそう簡単に手元に戻るはずはない』『他者の住居に刃物を
投げ込んでおいて、何の謝罪もない者には然るべき処罰が下される』エトセトラ。
 鞄の中のメモ帳にはそんな走り書きが羅列している。空想と連想を繰り返し、思考を
広げるだけ広げ、それら浮かんできたものを書き留める。小説を書く前段階の作業だ。
 そこから一つのストーリーを構築する部品を選んで、作品として結実させる。面倒な
作業だと嫌がる者もいなくはないが、作文・小論文と同じで疎かにしてしまうと結局は
多大な時間と労力と、ちっぽけな才能を無駄にしてしまう。
 俺はというと、この過程が大好きだった。箱一杯のレゴブロック中から好きなものを
見つけだし取り上げる懐かしい期待感を、この作業はわき水のように緩やかに絶え間なく
与えてくれる。
912ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:32:08 ID:qIWqiUDb
 とはいえ、いくら好きでも締め切り間近の今にやるのは、部長にたしなめられて当然
だろう。いい加減、筋はもう決まっており書き出してもいるのだから、途中から無責任に
膨らませても収集が付かなくなる。連載物を書いているわけではないのだ。テーマの
ブロックを中心とした造形物が、大きさも含めて頭の中にできてないといけない。
 中心となる、アイロニーの色を持つブロックの中で、一番気に入ったのはこんなパーツだった。
 『正直に答えたからといって、幸福がもたらされるとは限らない』
 女神が金と銀の斧を与えたのは、彼女が正直であることに価値を見ていたからだ。
馬鹿正直であることを愚かなことと考えていれば、教訓として痛い思いをさせていたかも
しれない。場合によっては、死すらもたらす教訓を。
泉の女神の清らかで綺麗なイメージと掛け合わせれば、コントラストが鮮やかに出る
だろう。幻想と現実の残酷な落差。
 その方向でさっさと話を作りあげ、手を加えるとすれば表現などのディテールに限る…
…時間的猶予の無さを考えれば、それが本来だ。しかし、「ラストのどんでん返し」に
迷っていた。なぜ今日になって迷うかな、自分。
「やっぱり今度は、斧で脳天かち割るのか?」
「スプラッタかよ。いや、まあ、それもいいんだけどな」
 非情に振り下ろされて幕。ラストの一つとして、かなり初めの段階から取り上げられて
いたブロックだ。もちろん他のブロックを模索してみたりなどしたが、やはりそれが一番
「無難」と判断したわけで。
 少しひねりが必要かと思ってそれなりのアレンジを入れはしたが、どのみちダークな
終わり方には違いない。昨日までは、それで固まっていたのだけど……
 よりによって今日、拾い上げてしまったブロックだった。
 いや、違う。手に触れてはいたし、取り上げもした。けれど、「無難」ではなかったし、
ましてや輝いて見えもしなかったのだ。少なくともこれまでの自分にとっては。
「斧がダメなら、泉の精めっちゃマッチョにしてさ、チョップでドタマかち割るってのは
どうよ? 女神怒りの筋肉断頭台」
 すごいことを言う。それは確かに斬新極まりない。
913ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:33:00 ID:qIWqiUDb
「変わってねえし、脈絡不在かよ。マッチョでチョップって、ウチの水原じゃねーんだから」
「水原って?」
「滝野は知ってるだろ?」
「ああ、あのうるさいの?」
「そう、そのうるさいの」
 うるさいの、で通じるほど滝野智は有名だ。
「あいつすげーよな、ある意味。あんだけ無駄なテンション持ってるのって、部活やって
るヤツでもそうはいないぞ」
「そりゃ、部活にだって無駄な方のテンションはいらねえだろ。……で、水原ってのは
そのやかまし屋の相方。すげー的確なツッコミを入れるんだ。それもごっついの。遠慮
一切無し」
「あーあー、思い出した。体育祭の時、滝野が玉転がしの玉撫でてて、その後誰かに頭
割られてたな。あんまテンポいいんで、見てる奴らみんな笑ってたよ。腰の入ったいい
縦手刀だったけど、あれが水原か」
「あれな。俺は近くにいたんでよく知ってるよ」
 つまりはこういう事情だ。
 滝野が玉撫でながら、『おぉー、これはなかなか中身がつまっとる。三ヶ月かな』とか
やってるところに、近くに来た水原が『おい、そこのバカ。スイカか妊婦かわからねー
ことすんな』とツッコミ。
 振り返った滝野が水原の腹を触り、『こっちはもう出荷の時期か』。
 以下略。
「ってーのが詳細。ってか、ミヤ、笑いすぎだから」
「あははっは、はぁはぁ、ははっ、わははははははっ」
部活の疲れも何のそので、腹筋をよじらせて声を吐き出している。
「大丈夫かよ。死ぬぞ」
 冗談でなく、何かの発作のようだ。新種の笑い茸でも食ったらこんな感じだろうか。
「いやあ、俺達、あの無声動画だけでご飯三杯はいけたからさ、くっく、想像以上、予想
の遥か斜め上を行く内容だったもんで、ぅっくっく、明日絶対仲間に話してやろ」
「こんなんでそこまで笑えたら、ウチのクラスにいたら笑い死にするな」
 何せ我が3組は笑い茸の苗床だ。件の滝野・水原のペアだけなく、大阪や神楽など、
キノコ王ゆかりを筆頭に日々胞子を撒き続けている。
914ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:33:56 ID:qIWqiUDb
 小刻みな痙攣を伴う中毒症状が落ち着くのを待って、俺はようやくここで、話を戻した。
「で、何やってたんだよ、お前」
 流れとしてはやや不自然か? いや、一応のオチはついた。閑話休題で問題ないはずだ。
それに予防策として「いや、もう遅せーし、早く帰ろうぜ」の台詞を携えている。
これだけ気を遣って、本当に何でもないことだったら、まったく馬鹿みたいだ。
そうなる可能性は十分にある。
 けれど、だ。
 少し引っかかるものがあった。小さく、でも、重大な。ミヤと俺との関係だからこそ
感じとれたもののように、それは思えた。
 杞憂――とっくに外れているのに未だに喉に魚の骨が刺さっている感覚に、無駄に
心騒がせているならそれでもいい。馬鹿で結構だ。忘れ物をしたとか、そんな他愛ない、
望ましい理由なら早く聞かせてほしい。
「ああ、まあ、アレだよ」
「ああ、アレか」
「アレだ」
「うん、アレじゃあ仕方ないな。アレならソレして、ナニだもんな」
「って、わかんねーよ」
「お前がツッコミかよ」
 笑い合う。しかし、ミヤの語調はさっきより少しうわずっていた。俺のは自然に聞こえ
ただろうか。
 ひっかかる部分の正体……嫌な予感は当たるものだから……多分そうだろう、想像できた。
ミヤはそのことを察しているだろう。だからこそ、言わざるをえない。うわずった声を
自分でもわかっているから、隠せないことがわかってしまったのだ。
 ふと、訪れる沈黙。
ミヤはジャージの袖を、寒そうに、もう一方の手でこすり始めた。
 俺はじっと見ながら、待つ。
 ミヤは作った笑いを浮かべながら目を伏せ、口をもごもごさせる。
 俺はじっと見ながら、なおも、待つ。
 ミヤは、言いかねてる言葉を発する準備を消極的に整え、そして、
915ミヤケサクマ:2005/08/09(火) 22:34:38 ID:qIWqiUDb
「相田、さ」
 短く言った。
「…………」
 自分でもわかるかわからないかくらいの、吐息。
 ああ、やっぱり。
 くそ、やっぱり。
「かおりん、かぁ」
 わざと女子が使っているアダ名で呼ぶ。上手くおどけられた、はずだ。
 馬鹿な賢人め。鈍感でいられたら、どんなに幸せだったか。

(続)
916名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 03:12:26 ID:Im47MZA3
これは恥ずかしい誤爆ですね
917名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 05:34:48 ID:0/vfIOli
389×390だ。
918名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 07:20:08 ID:MYSnWhip
>>917

>>391を真に受けた人がいるだなんで…世の中まだまだ捨てたもんじゃない…流石だ
919名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 10:36:46 ID:YC+Yksn/
390→389→かおりんという三角関係なのか・・・続きはどうなるんだろう?
920名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:28:17 ID:jYnI9rX3
>>918-919 すげえな
921名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 17:46:33 ID:YwavTeLH
ぬるぽ
922名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 18:14:45 ID:9hjlFvbR
                  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ\
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         U^ヽ///    レ'〉!、_>゛'<_ノ\i、;\ 
     _ ミ/\`ーTTi.ー-、 l. ┌─‐┐┌ / 
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  VVi☆`V ☆゛'V| ̄  _ ̄|| || |::::::::只::::::::::::\
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   .|/::::::::::::谷::::::::::::i:::::::::::::|;;;;;`;;|ヽ、|;;|;;;;;|;;;;;;;|;;;;;;|;;;;;;|
923名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 23:27:19 ID:8QhCmrEG
やりすぎ☆TOO MORE

ふたなりじゃなくてただの男だよな
元が女でそれに生えてるのがふたなりの定義じゃなかったか
924名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 01:02:53 ID:Tip14q3k
正しい定義は「両性具有」であって、
たとえば見た目男で男性器と女性器を
持ち合わせててもいいんだけどね。
925名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 10:09:08 ID:N/b1Usnh
それはキモくないか?
やっぱ見た目女のほうが…
926名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 00:26:23 ID:tfmi6aOV
>>921-922
榊さんが言ってたのかよw
927名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 21:16:51 ID:tORN5yzK
音沙汰なしか…
928名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 22:27:53 ID:gXYoFrDT
>>927
もうしわけない。言い訳はしない
明日の晩までには投下します
929名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:25:28 ID:+kQBQfjN
期待
930名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 15:40:14 ID:p8FVSJuW
∧_∧
( ・∀・)正座シテマツ
( ∪ ∪
と__)__)
931名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 20:36:14 ID:n+H5/WuZ
待ってるよ














全裸でwwwww
932名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:30:15 ID:/sVCByHO
ああな…私も待っていよう…

>>931を通報してからな!!
(まさに外道!)
933名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 21:35:35 ID:AqQGdAES
じゃあ私はクソして寝よう
934名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:05:21 ID:X7m3maak
やっぱりクーラーは危険や
なんか寝てまうし
935名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 22:53:04 ID:AqQGdAES
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やっぱり よみは(ry
936『やりすぎ☆TOO MORE』:2005/08/20(土) 02:28:19 ID:mqJcS+Hl
 〜注意〜

 このSSは、性別逆転および、腐女子テイストによって構成されております
937『やりすぎ☆TOO MORE』《1》:2005/08/20(土) 02:29:27 ID:mqJcS+Hl
 海の臭いがする。
 臭い。生臭い。
「海の臭いがする」
 すうっと息を吸い込んだら、榊の鎖骨の辺りから、海の臭いがする。
 まずいよ。
 まずいよね?
 だって、そっと僕の頭に大きな手が置かれてるんだよ? もちろん、榊の――。
 どうしよう、これって。だってここ、僕の家じゃないんだよ? 榊の家でも無いし、学校でもないし。あ! でも学校だったら、もっと大変だよね。見つかっちゃったら大事だもん。
「滝野君、ドキドキしてる――」
 耳元で囁かれて、またキュンってしちゃった。榊の声って落ち着いてて低いいい声で、囁かれるだけで、何かダメ。だめだよ、こんなところで、って僕の声も囁き声だ。
「わかってる。だから、今は、こうしてるだけで――」
 何いってんの榊ちゃん! こうしてるだけって!?
 このまま二人で水着一枚で抱きあってるだけなの?
「……まん、…きないょ――」
「――何? 」
 なん、でもねーよ、榊。
 あ――。
 よだれ、たれてきちゃった。

938『やりすぎ☆TOO MORE』《2》:2005/08/20(土) 02:30:40 ID:mqJcS+Hl
 夏休み!!
 今僕たちは、千代助の別荘に来ている。千代のやつ、どうやら大変な金持ちらしくって、設備の整った別荘があるんだ。
 すっごい金持ちなのは、初めて家に遊びに行ったときに分かった。だってデケーんだもん!! 庭! 家! そのときに、誘われたんだよね、別荘に。
 場所は海が側の、きれいなとこなんだ! 砂浜なんかもキラキラしちゃってさー。
「この辺りは穴場ですから、あんまり人が来ないんですよー」
 と、自慢げに千代がいってた通り、ほんとにここは人が少ないでやんの!!
 もー、こんな風景がよくて、海が近くて、しかも夏なのに、遊ばない手はないねー! わーっはっはっはー!
「こら、そりゃいーけど、宿題やってるのか? 」
 そんなの千代ちゃんに見せてもらえばいいじゃーん!!
「ほほう。それはいいアイデアだな」
 ぱかっ。
 朝っぱらから、頭に固い一撃! いってー――。頭を撫でながら振り返ると、呆れた顔の男が立っている。鼻筋が通った勝気な目をした人。夏休み前までは、毎日教壇に立っていた人。
「……わ! 谷崎先生!! 」
「滝野、お前、教師の前でそんなこと言って、無事でいられると思ってるのか? 」
「いやいや、これはその、言葉のあやで」
「言葉のあやはいいけどよー。こんなでっかい独り言を呟くやつが自分の教え子かと思うと、頭が痛い」
 そこまで言うと、一度大きなあくびをして頭をぼりぼりかいた。この人は谷崎遊里(たにざき ゆうり)先生。英語の教師で、僕らの担任だ。顔とスタイルはいいんだけど、奇矯な行動と発言で、ある意味生徒から一目置かれている。
 何日か一緒に暮らして分かったのだが、どうやら先生は低血圧らしい。まいっちゃったなあ。機嫌の悪いときにぶつかっちゃったよー。 
 これから本格的なお説教が始まることを覚悟したときに、助けの手が入ってくれた。
「何やってんの? 二人共」
 声をかけてくれたのは、黒澤みなも先生。女の人みたいに見えるけど、やっぱり男の先生で体育教師。こちらは本当に生徒の信頼厚い先生で、運動能力は抜群! 谷崎先生とはもう高校時代からの腐れ縁らしい。
「もう車だすよー」
 おっとそうだった! 今日は少し離れた繁華街まで遊びに行くって言ってたな。食料調達と、ちょっとした観光も兼ねて、車で色々回りながら、一日がかりで回ってくるらしい。
「あ、オレ、今日はやめときます」
「おや、滝野、どうしたの? 」
「いやー。せっかくだから、今日は一日ほかに誰もいないから、邪魔されないで勉強したいかなー、とか思ってさ」
939『やりすぎ☆TOO MORE』《3》:2005/08/20(土) 02:31:21 ID:mqJcS+Hl
 これは半分本当。だって宿題なんて、夏休みはいって全然手もつけてないもん。ここらで少しまじめにやっとかないと、家に帰ったとき大変だ。だって家には――。
 そこまで考えたときに、後ろから突然現れた誰かさんが、僕の頭に拳を二つ押し当てた。
「誰が誰の勉強をじゃましたんだ――」
 ゴリゴリ。
「イタタタタタ! って、ヨミ!? いきなり人の頭をごりごりするなー!! 」
「誰もお前が勉強するのを邪魔なんかしないよ」
「えー? 」
「どーせ、家には、千代ちゃんはいないもんな? でも宿題写すのに先生がいたら困るから、残るんだろ? 」
 う。するどい――。実はその通り。千代ちゃんからは、もう宿題のノートを借りてある。でも中々写す機会がなかったんだ。だからみんなが出かけている時がチャンスだって思ったのに。焦った僕の表情を見きったのか、皮肉っぽくヨミが笑う。
「おまえのことなら何でも知ってるんだから。お見通しなんだよ」
「なんだとー! この嫌味眼鏡―!! 」
 むうー!
 二人で激しい睨み合い。先生二人は、やれやれって顔をして僕達を見てる。な、なんだよ! その、なーんだまたやってらって目はー!
「おはようございます」
 第三者の到来に、僕もヨミもそろって声の方向に顔を向ける。
「おはよう榊」
 にっこり笑って挨拶するヨミ。あ! こいつなんだかまるで大人みたいなことしてる!! 許せん! 僕だって挨拶するぞ!
「おっひゃよう! 榊ちゃん!! 」
 ぼふ!
 ぴょん、ってジャンプして、榊ちゃんの胸元に僕は飛び込む。今回の旅行では、たまたま千代ちゃんが図書館で会ったってことで、榊さんも参加していたのだ。前も言ったけど、榊ちゃんはすごい奴で、僕ももっと親しくなりたかったから、正直来てくれて嬉しかった。
 後は――。
「おはよー、榊ちゃん」
「榊さん、おはようございます」
 大阪と、勿論千代の二人で、計7人。さあ、行きましょう、って千代ちゃんが言うから、僕は行かないむねを告げた。
「えー? トモちゃん行かないの? 」
「うん。今日は一人で勉強でもしようと思ってねー」
 そう言うが早いが、谷崎先生から、駄目出しが入る。
「駄目だ」
「ど、どうしてだよ、先生? 」
「お前のことだ。一人きりにしたら、一人で海に遊びに行っちまうに決まってる。ここの砂浜はタダでさえ貸しきり状態なんだ。もしお前に何かあったら、俺達の責任になっちゃうもんな」
940『やりすぎ☆TOO MORE』《4》:2005/08/20(土) 02:32:01 ID:mqJcS+Hl
「えー! もっと自分の生徒を信用しようよ!! せんせぇ!! 」
「信用できんぞ」
「何ー! うるさいヨミ!! お前が言うな!! 」
 再び睨み合いが始まろうとした瞬間、榊がぽつん、と口を開いた。
「あの――。私も今日は」
「え? 榊さんも行かないんですか? 」
「はい。今日は勉強したいから」
「へえ。別荘に遊びに来ているのに、偉いこった」
「そう言うことなら仕方ないですね――」
 榊の言葉に、みんなでこくこくうなづいている。ちょ、ちょっと待ってくれよ!!
「なんで榊ちゃんの言うことは信じて、オレのいうことは信じてくれないんだよー! 」
「お前と榊とじゃ、信用の度合いが違うんだよ」
 うるさい! この突っ込み眼鏡!! ヨミに食って掛かろうとした瞬間、谷崎先生が口を開いた。
「よし! 榊!! お前、滝野見張ってろ」
「――え? 」
「お前と一緒なら、大丈夫だろ。あんまりこいつが無茶しないように見張っておけ」
 谷崎先生の言葉に、ヨミが一瞬驚いた顔をする。
「え? 二人で残るのか? 」
「だめですよー! みんなで行くから楽しいんですよー? 」
 すかさず反対の声を上げた千代ちゃんに、榊が千代ちゃん、と呼びかけた。
「もし私達が一緒に行ったら、七人だよ? 」
「そうですよ」
「そしたら、車を二台に分けて行かなくちゃ行けないんだ」
「あ! 」
 とたんに千代ちゃんの顔が青ざめた。
 今車を運転できるのは、谷崎先生と黒澤先生しかいない。黒澤先生はともかく、谷崎先生の運転はとても――危険だ。
 千代ちゃんはその車に乗って、この別荘までやってきたのだ。七人だと二台に分乗して行かないといけないから。帰りもまた乗らなければならないのは目を瞑るとして、それまでは遊里先生の車になんて乗りたくないだろう。
「わわわわわかりました。五人だけで行きましょう五人だけで。ささ、ヨミさん行きますよ」
「ち、千代ちゃん! 」
941『やりすぎ☆TOO MORE』《5》:2005/08/20(土) 02:32:42 ID:mqJcS+Hl
「お、大阪さんも、はやく車に乗りましょう乗りましょう」
「わー、もしかしてボクの出番これで終わりー? 」
 千代ちゃんに、物凄い勢いで引っ張られて行くヨミと大阪を見て、二人の教師も行くことに決めたようだ。
「それじゃあ、僕達も行くね」
「榊ぃ、しっかり見張ってろよぉ。なんかあったらお前のせいだからなー」
「うるせー! そっちこそ事故るなよ!! 」
 僕の悪態に、谷崎先生が振り返って応えた。
「事故んね―よ。ばーか。俺の運転を舐めるなよ」
「遊里――。僕が運転するからね――」



 車を見送って、榊ちゃんと二人きりになった。二人で遠ざかって行く車に向かってぶんぶん手をふる。やがてそれが豆粒みたいになってもう見えなくなってから、僕は大きく息をつく。
「さーて榊ちゃん」
「何? 」
「海に行こう!! 」
「え!? 」
 僕の提案に榊ちゃんが目を白黒させる。
「だって――勉強するって――」
「あれは一人で残る場合! 榊ちゃんが残るのに、勉強なんか出来ないよー」
「滝野君が海に行くの、危ないって」
「榊ちゃんがいるんだから、大丈夫だって! 」
 そう言って僕はパジャマ代わりに着ていたTシャツをぱっと脱ぎ捨てた。
「ほらほら! 榊ちゃんも脱いで脱いで!! 」
「じゃ、じゃあ水着――着るから」
「水着だったら、ちゃんと用意してあるもんねー」
 ジャーン!
 そう言って取り出したのは、僕が普段履いているのと同じ、競泳用パンツ。
「サイズ間違えちゃってさあ。大きいの買っちゃったんだよねー。だからさ、これと同じの持ってない人にあげようと思って」
942『やりすぎ☆TOO MORE』《6》:2005/08/20(土) 02:33:17 ID:mqJcS+Hl
「でも、私は、自分の水着持ってきてるし――」
「えー!? あの全身スーツゥ? せっかく海に遊びに来てるんだし、そう言うのやめようよー」
 榊は今回の旅行にも、あの全身水着を持ってきた。そりゃ確かに似合うし、違和感もないんだけど、たまには違うかっこうが見たいじゃない?
 だから、もっと開放的にさ、ね? と僕が言ったら、榊が僕を見て顔を赤らめた。
「あー! 今! 榊ちゃん、オレの胸見て、赤くなった!! 」
 相手が隙を見せたらすかさず突っ込む! これが僕の楽しみ。真っ赤な顔をしている榊ちゃんに、どうして真っ赤なのかなー? と聞いてみる。
「ねえ。そんなにオレってセクシー? かわいい? それともかっこいい? 勃起しちゃいそう? やだなー。榊ちゃんってば、へんたーい! 」
 その瞬間、榊ちゃんがとても傷ついたような怒ったような顔をした。
 あ! やばい!!
 やりすぎちゃったかな……。TOO MORE TOO MORE。
 すたすたすた、と近づいてきた榊ちゃん。ただならぬ気迫に、僕は背中に冷や汗をかく。うわー! 一発殴られちゃうかな――!!
 覚悟を決めて身体を硬直させている僕の目の前で、榊ちゃんは自分のシャツにぱっと手をかけた。そしてためらいなく脱ぎ捨てる! 脱いだ瞬間に、榊の長い髪が、花びらみたいに宙に舞った。
「あー! 」
 僕が驚いた理由。それは勿論びっくりするような物を見たからで――。びっくりするような物って言うのは、普段目にすることが無いもので。
「お、おっぱい」
 そう。榊のTシャツの中にあったもの。それはまごう事無きおっぱいだった。大きくは無いけれど、普通の女性くらいはあるみたい。どうやら布みたいなもので巧みに押さえてたみたいだけれど、Tシャツを脱ぐときに一緒に外してしまったのだろう。
 ぷるんとした弾力のある形。太ってる男の人も、胸元がおっぱいみたいに大きくなる。でもこれはそれとは違って、ほっそりと鍛えられた体に丸いおっぱいがあるのだ。
 僕がぽかんとしていると、榊ちゃんは僕の手にある水着を受け取って、そのままズボンとパンツを脱いで、素っ裸になった。一瞬女の子かと思ったけれど、何もかも脱ぎ捨てた下半身には、僕と同じ物が……ついてる。
「さ、さかきちゃん、ひょっとして――」
「――もっと開放的に、なんだろ? 」
 僕の質問に応えず榊は、早く下も脱ぎなよ、と言った。
「え? 」
「滝野君、もう水泳パンツはいてるんでしょ? 」
 それだけ言うと、背中を向けて榊はすたすた歩いて行ってしまう。た、確かにもう水着は履いてるけど。確かに家の周りには誰もいないけど――。
 大胆過ぎる榊の行動に、僕の方が目を回しそうだ。
「待ってよ、榊ちゃん! 家に鍵かけるからさー! 」
 大きな声で叫んで、僕はポケットをまさぐる。
 ああ、もう! 鍵はどこにやったっけ!
943『やりすぎ☆TOO MORE』《7》:2005/08/20(土) 02:34:01 ID:mqJcS+Hl



 で――。
 そんなこんながあったのに、2時間丸まる一杯遊んじゃうのが、僕のいいところ。
 幸い海辺は本当に僕と榊の貸切で、一緒に砂の上を走ったり、海に漬かったりして朝から海を満喫した。
 波間に揺られている中で、榊の丸い胸が見えたり、走っているときにゆらんゆらん揺れたりしているのを見ると、どうしても視線が釘付けになっちゃうけど、それはお互い様だよね? 榊だって、一杯僕の乳首見てたし。
 結局別荘に戻ったのは、まだ十時ちょっと過ぎで、何で戻ったのかと言えば、朝ご飯食べてなかったからお腹が空いてきたからだった。
「もうみんな朝ご飯食べたかなあ? 」
「多分――。移動中に食事済ませるって言ってたし」
 そんなこと言いながら、リビングの床の上で二人で食べているのは、昨日の食べ残しの西瓜。
 せっかく西瓜割り用に持ってきたのに、割るための棒を持ってなかったから、一日置いておいて夕食のデザートになっちゃった。それでその残りは、僕達の朝ご飯になっている。
「それよりも、滝野君。そろそろちゃんとお風呂はいって、服着ない? 」
「だーめ! 榊ちゃんの身体、もっとよく見たいし、榊ちゃんだって見たいでしょ? 」
 今僕達は、さっき海から帰ってきたばかりの、お互い競泳パンツ一枚の姿だ。それだけじゃちょっと心もとないから、バスタオルを首にひっかけてある。ぐいって口元をぬぐったら、ぽろぽろって西瓜の種がこぼれた。
「あ、もう、きたねーなあ」
 僕が舌打ちすると、榊はその長い腕を伸ばして、丁寧に一粒ずつ西瓜の種を人差し指にくっつけて拾った。
「あ、ありがと」
「――ん」
 前かがみになった榊の柔らかい胸元が、ゆらゆら揺れる。今まで胸元を隠していたタオルや髪が、かがんだせいでずれるから、ピンク色の乳首がよく見える。
「あ、あ――もしかして、榊ちゃん、恥ずかしい? 」
「どうして? 」
「だって、胸――」
 僕がそう言うと、きょとんとした顔をして、滝野くんだって脱いでるでしょ、と言った。
「そりゃそうだけど、でも榊ちゃんは! 」
「滝野君のだって、十分目立ってるよ。女性の乳首そのままだ」
「エロい気持ちになる? 」
 僕の質問に、榊ちゃんは顔を赤らめた。それを見て僕も顔が赤らむ。だから黙って西瓜を食べた。汁が喉元を伝う。やがて用意した西瓜がみんな皮だけになってしまった。口の周り、ぺたぺたする。
944『やりすぎ☆TOO MORE』《8》:2005/08/20(土) 02:34:40 ID:mqJcS+Hl
「ねえ、滝野君」
「んー? 」
 なんとなくお腹が張って、気持ちよくなってきたときに、榊が尋ねた。
「確認するけど、君もなんでしょ? 」
「何が? 」
「半陰陽――しかも真性の」
 しようかすまいか迷っていた質問をされて、僕はごくんって唾を飲んだ。でもここまできて隠すことも無い。だから、そうだよって答えた。
「ちんちんもおまんこも、両方ついてる。榊さんは? 」
「私も」
 そこからまた、二人で黙ってしまった。何だろ。同類だって感覚なんだろうか。それとももっと別の何かなんだろうか。さっきからどきどきする。この変な感じをどうにかしたくて、僕はとりあえず自分のことを話してみた。
「オレは父系の遺伝みたいで、でも両方きちんとついてるのは、オレだけ」
「私は母方だな――」
「なんか変な感じだね」
「そうだね」
 なんだろう、会話を重ねれば重ねるほど、空気が重くなってく。怒ってるとかそんなんじゃなくて、何かもっとどろっとした感じ。頭の芯がゆらゆらするみたいな不思議な感触。
 そのとき初めて、僕は自分がどんな状況にいるのか分かった。
 今、僕、エッチな気持ちになってるんだ――!
 こ、こんなのよくないよね? 男二人でいるのに、エッチな気持ちになるなんて。そうだ、もっと笑っちゃうような話題にしよう。えーっと、えーっと。
「ねえ、榊さん」
「何? 」
「オナニーしたことある? 」
 僕の言葉に、一瞬ハテナマークが浮かんだ榊さん。次にはまた顔が真っ赤になってきた。わー! 僕は何を聞いているんだ!! は、早く話題をそらさなきゃ! あー、でもいきなり反らすと不自然だし。そうだ! 自然に話の流れを変えれば何にも問題は無いぞ!!
 茹った頭で僕は必死に言い訳を考える。今回ばかりはやりすぎないように、やりすぎないように、と。
「お、オレは、したことあるんだよね。って言うか、毎日してる。あ! この旅行中はしてないかな? でも、半陰陽だからかしらないけど、すごいたくさんしちゃうんだよね。まあオレは男だから、おちんちんしかしごかないけど」
 何を言ってるんだ、僕は――――――――!!
 自分でしゃべってることがわけわからなくなって、頭真っ白な状態で僕はそのまま言葉を続ける。TOO MORE! だめだめ、やりすぎやりすぎ!!
「でもやっぱりたまにはさ、乳首とか、弄っちゃうんだよね。すごい感じてるとき。そうすると、一杯出ちゃったり、その、しない――? 」
「…………」
945『やりすぎ☆TOO MORE』《9》:2005/08/20(土) 02:35:16 ID:mqJcS+Hl
 こ、この沈黙は肯定の沈黙だ。
 それが感覚で分かって、僕は自分の愚かさに頭を抱える。これじゃあまるで僕がエッチなことしか考えてないやつみたいじゃないか! 榊ちゃんは真っ赤になってうつむいている。こ、こうなったら、この事態を変えるには方法は一つしかない!!
「榊ちゃん! 」
「え? 」
 顔を上げた榊ちゃんに、僕はぱっと飛び掛る。言葉に詰まったらまずアクション! これで、この硬直した空気も、柔らかく、なる、はず――。

 むにょん。

 何気ないアクションのつもりだったのに、その柔らかさで、僕は事態の異常さに気づいた。
 しまった!
 榊ちゃん、胸あったんじゃん!!
 生のおっぱいに顔を埋めて、僕の両手は榊の背中に回されている。硬直した榊の身体。そりゃそうだよね。男なのに、いきなり男に抱きしめられたりしたら、ヒクよねー。
「あは……」
 笑ってごまかして立ちあがろうと、身体を起こそうとしたら、なぜか身体が動かない。
 あれ?
 さかき?
 筋肉の目立たない、けれど頑丈に鍛えられた榊の腕が、僕の身体を包み込んでいる。これじゃあ立てないよ、榊。
 そしてそのまま顔を胸に押し付けられて――。
 あ。
 海の臭い。

 だから海の臭いがする。
 におい。生臭い。
 榊も、海の臭いがするって言う。
 すうっと息を吸い込む音。榊が僕の海の臭いを嗅ぐ音。
 まずいよ。
 まずいよね?
 だって、僕の顔が膨らんだ胸に押し付けられてるんだよ? もちろん、榊の――。
 どうしよう、これって。だって榊、女の子じゃないんだよ? まあ厳密に言えば女の子でも無いし、それ以前に恋人でもないし。あ! でも恋人だったら、もっと大変だよね。恋人同志だったら、ぜったいとまんないもん。
946『やりすぎ☆TOO MORE』《10》:2005/08/20(土) 02:35:54 ID:mqJcS+Hl
「榊ちゃんも、ドキドキしてる――」
 囁いてみて、キュンってしちゃった。僕の声って高くて声変わりしてないみたいで、子供みたいで、何かダメ。そんなに、どきどきしてる?、って榊の声も囁き声だ。
「わかるよ。だって、今は、こうしてるから――」
 何いってんだよ僕は! こうしてるからって!?
 こんなふうにしてるから、おかしくなっちゃったのかな、僕?
「我慢できないんでしょ? 」
「――え? 」
 さっきそう言ってたじゃない。滝野君。
 あ――。
 聞こえてたんだ、榊。
「ごめん、榊ちゃん」
「――どうして? 」
「い、いや、いきなり抱き着いちゃって――。きもち、わるいよね? 男同士で抱き合ったりして」
「別に」
 そう言って榊は、ゆっくり腕に力を込める。うわ! 僕の身体から汗がどっと出てきたのが、密着した榊ちゃんの肌の感触で分かる。どうしてそんなのがわかるかって言うと――、僕の腕にもさらに力がこもっているからであって。
「わ! わわわ!! 」
 ダメダメダメダメ! 絶対に駄目だって! 頭を振って、僕は榊の肌から身体をはがそうとする。柔らかいおっぱいにはひかれるけれど、しょうがない。ところが榊ちゃんは、ぐっと僕の頭を押さえつけ、もう一度抱きしめて、言った。
「滝野君は、嫌なの? 」
「うん。嫌だ」
 僕はあっさりうなづいた。
 だって、男同士だし、男同士は気持ち悪いよ。
 そう言いながらも、僕はスウッて榊の匂いを嗅いでいる。生乾きの海の臭いと、鉄の溶けたみたいな匂い、する。反対に榊は大きな大きなため息をついた。
「私は嫌じゃない」
 耳元で囁きながら、榊は静かに腕のいましめを解いていく。
「でも滝野君が嫌なら、我慢する」
 それからゆっくり榊ちゃんが離れていく。額に感じてた、榊の鎖骨の感触、それから胸の感触。やっかいの無くなっちゃう。ダメダメ、そんなこと考えたら。また欲しくなっちゃうでしょ?
 ゆっくりゆっくり、名残を惜しむように身体が離れて、ようやくほっと息をついた。これでよかったっていう気持ちと、残念な気持ちがぐしゃぐしゃになって、思わず榊ちゃんの顔を見たら、当の榊ちゃんもそんな顔をしてた。
 お互いに同じ顔をしていたことに気づいて、一緒に笑った。切れ長な目が、困ったみたいな形の苦笑いになっていた。
947『やりすぎ☆TOO MORE』《11》:2005/08/20(土) 02:36:25 ID:mqJcS+Hl
「ごめんね、滝野君」
「ん、ん、そんなことないよ」
 頭を掻きながら、何でもないことみたいに振舞って見せる。大丈夫、もう、大丈夫だから。
「抱きついたのは、僕の方だし」
 す、と気楽になったせいか、僕の口は再びなめらかになっている。だから。
「見せっこしようか? 」
 って言ったのだって、それほど意味のある言葉じゃなかった。
「え? 」
「お互いのがさ、どんなんなってるか、気になるじゃない? あ! でも榊ちゃんはいいよ。だってオレ、榊ちゃんの胸見せてもらったし、そのお詫びみたいなもんで」
「どうして? 」
 榊の声が殺気を帯びた気がして、僕はどきんってする。ど、どうしてそんなに怒るのかな?
「だ、だって、男同士だし、同じ半陰陽じゃーん。どんなのか、榊ちゃんだって興味あるだろ? 」
「滝野君は、私のに興味あるの? 」
「そ、そりゃあ、あるよ、あるよ? うん。だって初めてだし。同じ半陰陽と会うなんて」
 榊の奇妙な迫力に、僕の声は上ずってしまって、それで慌ててしまう。そんな動揺を打ち消すために、さっと片膝を上げて、紺の水着を引き抜いた。はらり、と落ちるバスタオル。
 ぺたん。
 すっかり硬くなった僕のオチンチンが、大きく跳ねて僕のお腹を打った。少し怖い顔になっていた榊が、それを見て顔を一瞬引きつらせ、それから黙って僕を見ている。熱心に、じっと、僕のオチンチンを。
「あそこはどうなってるの? 」
 榊の声に僕は我に返る。なんだか少しボーっとしてたみたいだ。それなのに、自分の身体の変化にはとても敏感になっている。乳首が痛い。オチンチンが痛い。顔が熱い。身体の中、もっと、たぎってる。
「う、うん。ちょっとまってね」
 女のことのところを見せるために、立ったまま股を開こうとしたら、腰が抜けてペタンって倒れこんじゃった。
 あれれ?
 ぼくどうしたんだろう?
 そう思いながら僕は、膝の開いた体育座りの格好で、自分の隠された部分をさらけ出していた。
「見える? 」
「うん」
 うなづいて榊は、僕の股間を覗きこんでいる。
「動いてるね」
948『やりすぎ☆TOO MORE』《12》:2005/08/20(土) 02:37:13 ID:mqJcS+Hl
「な、何が? 」
 自分で尋ねて、何が動いているのかすぐにわかった。
 オチンチンだ。
 オチンチンが勃起して、ひくんひくんって動いている。え? マジ? だって全然そんな感触しなかった。それなのに動いているオチンチンが恥ずかしくて、僕は必死にオチンチンに号令をかけた。
 止まれ。
 止まれ!
 でも止まらない。それどころか嬉しそうにブンブンブン。
 うわぁん! さっきより大きく動いてるよお!!
 榊の顔を見る。あの冷静な瞳が、そんな僕の身体の反応をじいっと見詰めている。うう。はずかしい。
「じゃあ滝野君。ここもよく見せてもらおうね」
 榊はそう言うが否や、僕の女の子の部分に顔を近づけて四つん這いになった。形のよい榊のお尻が、きゅっと上がる。
「ふふ――ここも、ちゃんと女の子のところだ」
「み、見たことあるの? 」
「鏡で自分のを」
 なるほど。
 僕が納得していると、僕のその部分をちょん、とつついて、滝野君のここも、いれられるようになっているんだね、とすごいことをサラリと榊ちゃんが言った。わ、わかるの? 榊ちゃん?
「入れたことあるから」
 このスポーツ万能で、クールで、そんなエッチなこと一度もしたことないような榊ちゃんの口からそんな言葉が出るだけで、僕の頭は真っ白になる。膝がかくかく震え出す。あれ? どうしたんだろう。僕。
「さ、さかきさんは、入れたとき、どうだった? 」
「よかった」
「だから、どんな感じ? 」
「だからよかったって」
 あん!
 榊の囁いた息がそこに触れて、僕の全身がぶるぶるって震えた。な、なにすんだよ。声、洩れちゃうじゃないか!
「どうしたの? 」
「な、なんでもない」
 榊に尋ねられて僕は慌てて応じる。だって、榊に息を吹きかけられて、身体がひくひくするなんて言えないよ。
「ふ――――」
「あはぁん!! 」
949『やりすぎ☆TOO MORE』《13》:2005/08/20(土) 02:41:50 ID:mqJcS+Hl
 うう。お尻がきゅって締まって、恥ずかしい声、でちゃった。もう、さかきの意地悪。
「ねえ、滝野くん」
 うっとりした声が、股間から聞こえてくる。それは勿論榊の声。僕がひくんってしちゃう榊の声。
「ひろげて、もっとよく見せてよ」
 そんなあ――。
 昔お医者さんには見せてたけど、最近は検査でお医者さんに行かなくてすんでほっとしてるのに。やっぱり慣れても、他人にそう言うの見せるのは恥ずかしい。
 そんな僕の心の中を読み取ったみたいに、榊が。
「滝野君だよね? 見せてあげるって言ったのは? 」だって。
 ああ、そうだよ! もう!!
「はい」
 そっと指先をアソコへ持っていって、なるべく事務的にぱっくり開いて見せる。
 つん、って鉄の匂いがする。
「――かわいいね」
「グロいよ」
「どうして? 」
「だって、ナイゾーっぽいじゃん」
 そう。女の子の部分って、肉のさやに包まれてて、ひろげて見せると、内側の中の部分がすぐに見える。それがいかにも生肉って感じなんだよね。ところが榊ちゃんは、それとは全く別の感想を持っているみたいだった。
「でもきれいだよ」
「え? 」
「赤い色が、ひくひくしてる。まるでピンクのサルビアみたい」
 形のことを言ったのか、色のことなのか、それともその両方なのか。花からの例えだってことは分かったけれど、実物は頭に浮かんでこない。けど、そんな例えに僕は心臓を高鳴らせる。ずきずき。痛いくらい。
「ねえ、榊ちゃん」
「何? 」
「サルビアって、どんな花? 」
「夏の花。沿道なんかにけっこう植わってる。ほら、あの赤い花。花びらが細長く伸びてて、先が唇っぽくなってるの」
 そこまで言われて、ようやく自分の中でサルビガがどんな花なのか分かった。
「あ! あの蜜吸ったら甘い奴か! 」
「そう――蜜、甘い」
950『やりすぎ☆TOO MORE』《14》:2005/08/20(土) 02:42:41 ID:mqJcS+Hl
 その途端、僕の身体がびくんってした。大きな声が出ちゃう。だって、僕のアソコに、ぬるって何かが――。
「甘い」
 僕のアソコにちょっかいを出したのは、当然榊。それでぬるってしたのは――その唇から出ている、赤い舌の先。
「滝野君の女の子のとこ、きれいにしてる? 」
「お、お風呂入ってるときは、洗ってるよ」
「でも恥垢がついてるよ」
 え?!
 心地よさでとろとろしていた意識が覚醒する。
「嘘!? そんなに汚い? 」
「少しついてるだけだよ」
 大丈夫、取ってあげる。優しい声が聞こえた途端、僕のアソコを指が這った。ぐい、と人差し指が下の唇をぬぐう感触。
 ひぃん!
 だ、から――。声、洩れちゃうだろ――? さかきちゃあん。
「ほら、きれいになったよ」
 僕の心の声が全く聞こえてない榊ちゃんは。
「もっときれいにしてあげる」
 と言った。何を? どうやって? そんな疑問が来る前に、僕は自分の身体でその方法を知ることになる。例えば、唇と舌が、柔らかさでどう違うのかなんてことを。
「くふ―――ぅ……あ、あ」
「ふふ、いやらしい声、でてる」
「だって、榊ちゃん、がーぁ……」
 ろれつが回らない。唇の微かな動きで、辛うじて言葉になっている僕の声。やわい刺激で、腰がくすぐったくて、浮いちゃって。ときおり訪れる強い刺激に、声が変になっちゃって。
 あ!
 さ、かきちゃん――。お毛々のことなんて、はみはみしたら、くすぐったいよぉ――。
「いたいでしょ? ここ」
 アソコを舐めながら、そっと榊が手を触れたのは、僕のオチンチン。
 剥けかけてるね、さっきまで皮かぶってたのに。そんなこと言われたら、なんか、もう。
 あん――。榊が、僕のおちんちん、舐めてる――。痛いよ。気持ちいいけど、そこ。もう勃ちすぎちゃって痛い。
951『やりすぎ☆TOO MORE』《15》:2005/08/20(土) 02:43:12 ID:mqJcS+Hl
「ここからも、蜜が出てる」
「だ、めぇ! こすっちゃ!! あ、あんあんあああああっ」
 声がたくさん出ちゃう。オチンチンに触れてるだけの榊ちゃんの舌が、いっぱいぬるぬるして、小刻みに動いているから。まるで硬いミルクキャンディーをしゃぶってるみたいに。早すぎず遅すぎず、よく味わって――。いい! 気持ちいいよぉ!!
 すご、すぎる。
 すごすぎて、お尻ぷるぷる、しちゃうの。
「ああああ! はあ! はあっ!! 」
「さっきより、もっと大きい――」
 オチンチン舐めている榊ちゃんの顔は、とってもエッチ臭いよ。もう! そんな顔してどうするって言うんだよ!!
 だから言ってやる。きっぱりはっきり! こんなふうにされっぱなしなんて、許せない!
「さかきちゃんの、ばかあ」
 僕の言葉に、榊ちゃんが驚いたみたいな顔をする。でも何より驚いたのは、僕の方。だって、自分の口からこんな甘えた声が出るなんて思わなかったんだもん。これは、やばいよ。早く榊ちゃんを止めないと――。だって。
「僕と榊ちゃんは、男の子なんだよ? こんなことしちゃ駄目だよ。半陰陽だからって――」
 その言葉に、榊ちゃんは不思議そうな顔をする。もう一回言って、滝野君。だからあ、僕達こんなことしたら、だめだよって――。男の子同志でこんなことするのは、変。
 あれ? それでも榊ちゃんはいいの? 僕が男でも?
 って!
 ばかばかばか!! しっかりしろ、滝野智! 流されちゃ駄目だよ。こんな雰囲気に!
「ねえ、榊ちゃん、男同士じゃ、気持ち悪くてキスできないじゃん? わかるよね? 僕の言ってること――」
「――知らなかった」
「へ? 」
 微妙に噛み合ってない会話に、僕はハテナマークを浮かべる。
「滝野君って、こう言うとき、自分のこと、僕って言うんだ」
 !
 そっちかー!
 べ、別に僕が僕って言ったって、構わないじゃないか! でもそんな僕の突っ込みは、口から言葉になる前に、額にかぶせられた榊の手によって止められた。口をふさがれたわけじゃないのに、言葉が止まっちゃった。変なの。
 あったかい――。
 さっきまでもエッチな気持ちよさとは違う、心が落ち着く気持ちよさ。くふふ。なんか、気持ちいい。
 とろんとしかけた僕に、低く優しい声が囁きかける。
952『やりすぎ☆TOO MORE』《16》:2005/08/20(土) 02:46:09 ID:mqJcS+Hl
「トモは、キスして欲しかったんだよね? 」
「ちなうよ。そゆことじゃ、なくてぇ」
「さっきまでトモのアソコ舐めてたんだよ? キスが気持ちわるいわけないよ――」
 そういやそうだ。アソコ舐めたりするくらいなら、キスなんてなんてことはない。挨拶でキスするところだってあるわけだしね。
「それともトモは、私とキスするの、いや? 」
 ううん。嫌じゃない。
 変な話だけど、榊が男だとか女だとか、ましてや半陰陽だからなんて言うんじゃなくて。キスなら、むしろ、してみたい。
 だって、榊とてもきれいなんだもん。
 潤んだ目で榊を見つめる僕に、榊はなおも語り掛ける。
「それとも、アソコ舐めてた口だから、キスしたくない? 」
 ううん。
「さっきの気持ちよくなかったから、キスしたくない? 」
 ううん。
 僕の小さなノーを示す首振りは、突如訪れた荒荒しい口付けに遮られた。
「ん、ふ、んふ。ん――ふぅ――――っ」
 軽い窒息と眩暈。だって榊ったら、すごい勢いでキスするんだもん。貪るみたいな、感じ。舌、唇、ほっぺた。それが全て榊にされるがままになっている。
「さかき、いいの? 」
「え? 」
「き、もちいいの? こういうキス」
「かわいいよ。トモ」
 全然意味がつながらない言葉なのに、かあってしちゃって、こっくりうなづいちゃった。バカだなあ、僕。でも、嫌じゃあ、ないぞ、このキス。うん。
 だから、トモはどうって聞かれたときに。
「誉めてつかわす」って。
 これが僕の精一杯の返事。だって素直に認めちゃったら、何か、僕の中の何かが根こそぎ変わっちゃいそうで。
 そんな僕の態度を見て、クスって榊が笑った。
 あん。もう。
 こぼれたよだれ、なめちゃ、だめえ。
953『やりすぎ☆TOO MORE』《17》:2005/08/20(土) 02:46:50 ID:mqJcS+Hl
「トモが悪いんだよ」
 よだれの跡から、首筋、首筋から胸元まで軽いキスを降らせながら、榊の頭が下がって行く。それから僕の固くしこった乳首に軽く歯を立てて――。あっあっア――!!
 ん! やら!! さかきぃ!!
「トモがこんなかわいい乳首をだしっぱなしにしてるから、たまんなくなっちゃったんだから」
 そんなことないよ、僕わるくないよぉ。
「うそつき」
 それから榊はまたかりって、僕の乳首噛んで。舌でぺろぺろして。あ。さかきのいき、あちゅいよお――。
「ほら、またそんな恥ずかしいこと言って」
 え?
「え? じゃないよ。さっきから、滝野君は思ったことが全部言葉に出てる」
「うわ! ほんとう!? 」
 うわー! はずかしいよお!!
 あんまり恥ずかしくて、泣きそうになる。その瞬間榊の唇が頤に吸いついて、僕はまた快感に打ち震える羽目になる。
 もう! 上手過ぎるぞ、榊ちゃん!!
「ほら、また声に出てる」
「あちゃー」
 榊にくすくす笑われて、僕はしかめ面を作って見せる。でも本当は、そんなに嫌じゃない。なんだかくすぐったい気持ち。きっと榊のお腹の中も、今くすぐったさで一杯なんだろうなって思ったら、嬉しくなった。
「ねえ、トモ」
 覆い被さっていた榊の身体が動いて、今度は僕の顔の側に来た。そこには競泳パンツの上からもよくわかるくらい、ぎんぎんに勃っているオチンチン。先っぽの辺りが、濡れてる。
「トモ、ところでこれを見て――。どう思う? 」
「す、すごく、おっきい、デス……」
 思わずそう言っちゃうくらい、榊のはしっかり大きくて立派で、それだからこそ張っちゃってて痛そうだった。
「……ぁあん! 」
 今度は声を出したのは、僕じゃない。榊ちゃんの方だ。榊ちゃんの競泳パンツ越しに、僕の舌が這ったから。
 しょっぱあい。
 海の臭いが、する。
 そうやって舐めながら、僕の理性が必死に語り掛けてくる。駄目だよ、こんなことしちゃ。男は男のオチンチンなんて舐めないんだから。
954『やりすぎ☆TOO MORE』《18》:2005/08/20(土) 02:47:25 ID:mqJcS+Hl
 それに対して、もう一人の僕が必死で弁解する。でも、榊のオチンチン硬くなってるし、痛そうだし、それに。榊のお口、とても気持ちよかったから。
「ふ……っ。ん……」
 榊ちゃんは、声は出さないで、息を呑んで喘ぐ。でもね、榊ちゃん、僕と同じ。腰、ヒクヒク動いてるよ。恥ずかしいね。
 だからもっと感じさせたくて、榊ちゃんの水着をまくった。
「あ! 」
 ビン!!
 うわーあ!!
 めくった途端、すっかり大人のオチンチンになったのが、僕の顔の前に飛び出した。くん。匂いを嗅いだけど、思ってたより臭くない。
 それにしても榊ちゃんの――。大きいってのは分かってたけど、こんなに大きいなんて分かってなかった。きっと榊ちゃんの指三本分はある。だって全部なんて、全然口に入らないよぉ。
「はむ――、はむっ、はふ、っぱ! 」
 大きくてお口に全部入らないから、唇と舌の先っぽでするだけにした。僕がされたときに、ぬるってしたのがよかったから、つばを一杯つけて。って、舐めてたらどんどん出てきちゃうだけなんだけどね。
 どう? 榊ちゃん。
「っ。――!! っ! 」
 うふふ。感じてる感じてる。だから一杯舐めて、一杯キスして。
 一杯。
 一杯。
「ふふ。トモ――いやらしいね」
 榊のささやき声が聞こえて、我に返る。
「オチンチン舐めながら、オナニーしてるなんて」
「え? 」
 冷静に指摘されて、僕はまた泣き出しそうな恥ずかしいような気持ちになってしまう。だって――だって、これは、その、なんていうか。
「ねえ、トモ」
「な、に? 」
「入れたい? 」
 そう言われて僕はどきってする。い、入れたいって、いったい何のことを指してるんだろう? 聞きたくて聞くことが出来ない僕に、榊はエッチく笑って。
「トモのオチンチンを、私の中に――」
 え?
955『やりすぎ☆TOO MORE』《19》:2005/08/20(土) 02:50:57 ID:mqJcS+Hl
 それって、セックスって言うんじゃないの?
 どうしよう、どうしようって気持ちがぐるぐる回った僕に。
「私、今、すっごくしたい」って榊が言った。

「入れるよ」
 そうして、今榊ちゃんは、がにまたみたいに僕の上にまたがっている。もう僕のオチンチンは、榊ちゃんの入り口近くで脈打っている。
 照りつける日差しから生じる、室内の薄暗がり。そのじんわりとした暗さの中で、榊の肌が汗で光っている。どこからか、西瓜のにおいがする。腰を沈め始めた榊の胸元が、ふるんって揺れた。
「入るの? 」
「場所はわかってるから」
 僕の素朴な質問に、榊ちゃんは淡々と答えて、そのままずっと腰を落とす。
「――あ」
 思ったよりも簡単に自分のオチンチンが飲みこまれて、僕は荒い息をついた。本当に入っちゃった。オチンチン。榊の中、ぬるん、って言ってる。
「――は、はーぁ」
 榊ちゃんがたまらずに声を上げる。痛い? って聞いたら、榊ちゃんは首を左右に振った。
「う――」
 低くうなりながら、榊ちゃんの腰が上下にくなくなと動き出す。これはちゃんと鍛えてるから、こんなふうに動きながら腰を上下できるんだなあって思う。そのたびに、きゅっきゅって締めつけてきて、気持ちいい。変な感じ。
 榊の奥のほうで、何かこつんこつんってぶつかってきて。
 あれ? 何か、変だよ?
「あ、ちょ、ちょっと、ちょっと待って! 」
 言ったときにはもう手遅れ。
 あーあ。
 もういっちゃった。
 僕の熱い何かが、オチンチンを通して吹き上がるのを感じる。その感じに気づいた榊は腰の動きを止めて、そのまま僕のオチンチンの動きをじっと感じている。
「いっちゃったんだ」
 微笑むと、榊は僕の顔に優しくキスをした。ふふ。なんだかくすぐったい。
「どんな感じ? 」
「んー、何だか、ちょっと物足りないかなって気持ち。
 気持ちよかったのは確かなんだけど」
 何か足りないんだよなあ、って言ったら、榊がなぜかうれしそうな顔をした。
956『やりすぎ☆TOO MORE』《20》:2005/08/20(土) 02:51:27 ID:mqJcS+Hl
「滝野君」
「何? 」
「お尻の奥、熱い感じがするでしょ? 」
「え? う、うん。でももう射精したから、すぐおさまると思うんだけど」
 そうかな? そう言って榊は、射精した後の僕の身体中にキスをする。気持ちいい、それ。うっとりと味わっていたから、今我が身に起こった異変に気づくのには、更にしばらくの時間がかかった。
 あれ? なんでいつの間に、榊の両手が、僕の腰を抱えてるんだろう。
「もっと気持ちよく、なりたかったでしょ? 」
「んー。まあ、思ってたよりは地味だったなって思って」
 そう言っている僕の下半身を、何かがつついている。あれ? これって。
「指? 」
「違うよ」
 あ? れ?
 僕の腰にかかった榊の両手に力が入る。両手が僕の腰にあるのに、どうして、僕の中にぬるんって、何か入ってきて――。
「――はぁぁぁぁ」
 榊が深い深い息をついた。ぽたたって、僕の顔に汗が落ちる。榊の額から、垂れてる汗。痛い? って尋ねられて、初めて気がついた。僕の身体の中に榊のおちんちんが入っているのを。
「さっきよりも、感じさせてあげるから」
「え? なに? さかき、どうして、こんな。え? 」
「大丈夫。痛くないでしょ? 」
「え? ――ったく、ない」
 どうして? あんなに固くなった榊の大きくて、口にだって入りきらなかったのに。すんなり、入っちゃうなんて。痛くないよ。でも、熱い――。
「トモの中って、あったかいのに、ひんやりしてるね」
 榊が囁く。囁かれて、もっとお尻の奥から熱くなってくる。榊のも、熱い。
「動くよ」
 言葉と動作は殆ど一緒だった。
「い! ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ!! 」
 榊の腰が、また動き出した。さっきののは僕の身体の上での上下運動だったけど、今度は僕の身体ががくがくするみたいな、前後運動。
「あああああああ」
 さっき僕のを中に入れたときは、殆ど出なかった声が、榊の口から漏れてる。僕はがくがく揺れながらそれを見てる。涎が垂れてる、榊ちゃんの顔を見ている。
957名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 02:51:58 ID:ICEbJlSd
性別男だと
ドキドキ感がないな
958『やりすぎ☆TOO MORE』《21》:2005/08/20(土) 02:54:53 ID:mqJcS+Hl
「いいよ、トモの中。トモの中――、気持ちいい」
「や、やめろよぉ! バカァ!! 」
 ぎゅって目をつぶっちゃう。だって、榊の顔、すごくエッチなんだもん。溶けそうな顔をしながら、腰が動いてる。僕の胸元を、頭を垂れて零れた榊の髪が、さわ、さわって撫でてる。
 さっきしたのとは、まるっきり違う。さっきしたのも気持ちよかったけれど、今の身体中を串刺しにされる快感と比べるとまるっきり違う。さっきのが、飛んでいくような快感だとしたら、これは深くて淫らな快感だ。
「さかき、そんなに、ぼくのなか、いいの? 」
「いい! いいよ――」
 わあ。もう榊、とろっとろ。
 そのとろとろの顔が、僕の顔に近づいてきて、トモもいいんでしょ? と囁いた。
「ん――、あ、は、は――ぁ」
「すごくかわいい。見てるだけで、気持ちいいんだなってわかる」
「そ――ん――な――と、ない」
 息、苦しいよ。どん、どん、って突かれる度に、呼吸が止まる。あ、あ、ってしか声が出なくなる。お尻の穴がまたきゅって締まっちゃう。榊が顔を近づけると、汗を含んだ黒髪が顔にあたって苦しい。
 でも、嫌じゃなくて。
 エッチな声が一杯出ちゃって、僕の膝もかくかく笑っちゃって。身体中が、もっともっとって言ってて。お尻と一緒に、女の子のところも、きゅうって締まるのがわかって。
 でも、でも僕は――。
 僕は――。
「ふぇぇぇぇぇぇぇん」
「どうしたの? 」
 さっきまで勢いよく腰を動かしていた榊が、ゆっくりとその動きを止めて、泣き出した僕の顔を覗き込んだ。
「見るなよぁ! ばかあ!! さかきちゃんなんてきらいだぁ! もぉ――」
「トモ……」
「えーん」
 おなかの底から湧き出てくる何か。それが僕の両目を通って、ぽろぽろと零れだす。涙が頬を濡らす。僕の眉は八文字になって、子供みたいに泣いている。だって――。
「――って、ぼく、……とこのこ」
「トモ」
「お、とこのこ……こ、んな……としないもん。おとこのこ、おちんちんいれられて、きもちよくなったり、……ないもん」
 今まで溶けそうな顔してた榊ちゃんが、困った顔をした。それはこんなことになっちゃって困ったなって言うより、心配した顔。僕のことを心から心配している顔。
959『やりすぎ☆TOO MORE』《22》:2005/08/20(土) 02:57:20 ID:mqJcS+Hl
「おち…ちん、はいって、ぼく、おかしい。おかしいの。おかしくなっちゃうの――」
「――ごめん」
「あやまるないの!! 」
 僕の固めた拳が、だだっこみたいに榊の胸元を叩いた。ぽかぽか叩いた。
「ぼくも、さかきのなかで、いったから、あやまるないの!! 」
「――? 」
「セックスは、好きな人どおしがしるの! すきなひとどおしは、キスするの!! はいったらぁ、またキスすぅの!! でもおとことおとこはキスできないから、らめなの! 」
「さっきしたじゃない――」
「さっきしても、いましてないの! いまキスしてないの!! おとこどおしはキスしちゃいけないの!! 」
 僕も、自分で自分が何を言ってるのかよく分からない。きっと僕の中で何かが変わり始めていることが許せないんだと思う。なんだろう。おかしいよ。僕。
「ばか! ばかばか!! さかきのばか!!! 」
 ビクッ!
 突然、僕の両手が、榊に押さえつけられた。僕の言葉が詰まる。目の前には怖い顔した榊がいる。その榊の顔がどんどん近づいてくる。
 殴られる!
 そう思って身体を固くして、目を閉じると、思いもよらないくらい優しい一撃が僕の顔を打った。
 ちゅっ。
 優しい榊のキス。
 キスをしながら、榊がゆっくり腰を動かし始める。僕もそのタイミングに合わせて、少しずつ腰を動かす。
 静かな部屋の中、僕と榊の息だけが満ちていく。はー、はーって、貪るみたいに。
「あ、ああああ」
「はーっ、は――――」
「ん、はあはあ。ん―――ん」
「はぁっはぁっはあっ! 」
 ちゅぷ。
 くちゅくちゅ。
 頭、じーんてする。
 ほら、トモのまた、勃ってるよ?
960『やりすぎ☆TOO MORE』《23》:2005/08/20(土) 02:58:07 ID:mqJcS+Hl
 囁かれて見ると、いつの間にか僕のおちんちんがぴん、ってつっぱってた。榊が腰を動かすたびに、榊のお腹にシャフトがぶつかる。なんかへんなかんじ――。
 ぎゅって抱きしめると、榊ちゃんの背中の筋肉が腰の動きと一緒に、ぴくんぴくんって動くのが分かる。
 あ。
 この感触。好き――。
 中で動いてる榊ちゃんのも、熱くて。激しくて、やけどしそうで。
 好き。
「トモ――」
 切羽詰った声がする。耳元で囁く、榊ちゃんの声。
「もう――いきそう――」
「…っていいよ。――って」
「いっぱいでちゃうよ」
「だいじょうぶ。ぼく、こども、うめないから」
 さらり、って言葉が出てきて、我ながらびっくりする。僕がこんなこと言ったのは、榊ちゃんにたくさん出して欲しいから。僕の中で、いっぱいいって欲しいから。
「…くよ? もう、もういく」
「いって! いっぱいだして!! 」
「ん! 」
「んんんんんん!! 」
 僕は奥歯をかみ締める。強烈な窒息感。お胸から、お尻から、女の子のところから、それからそれから――おちんちんから、ぎゅって縮こまるみたいな感触があって、いきなり開放されたような快感が上り詰めた。
「あああああっ! 」
 僕の短い叫び。でもそれで十分。お腹の中に熱い何かが、どん、って広がるのと同時に、僕のおちんちんがはじけた!
「ああ、でてる。でてるよぉ。ぼくのからも、いっぱい、いっぱい」
「んっ――はぁーっ。はぁ――」
「さかきちゃんも、まだでてる。ぼくも、でてるよ――」
「ん――ともの、あつい――」
 榊のは、もっと熱いよ――。口に出しかけて、僕は自分の口がすごく乾いているのに気がついた。喉が塩辛い。
 海の臭いがする。


                                 *
961『やりすぎ☆TOO MORE』《24》:2005/08/20(土) 03:06:05 ID:mqJcS+Hl
「で、お前は結局この夏休みの宿題の何も手をつけていない、というわけか」
 夏休みも残りわずかになって、僕は千代ちゃんの家に来ている。目の前に座っているのは、ヨミだ。もちろん千代ちゃんもいるし、大阪もいる。それに、榊だっている。
 千代の別荘に遊びに行ってから、集ると言うとこのメンバーが自然に集るようになっていた。今日集った目的は――僕と大阪の宿題をきちんと提出させようの会、なんだって。そんなのいらないよぉ。
「おまえ、一体あの日何してたんだ? 」
 しこしこ千代の宿題を写している僕に、ヨミがこれまた皮肉っぽく尋ねた。
「あの日? 」
「ほら、旅行の最中、宿題やるっていって、榊と一緒に千代ちゃんの別荘残ったじゃないか」
「あ! あれ? お勉強」
「勉強―? 」
「うん。生命の神秘」
 僕がそう言った瞬間に、榊が飲んでいた紅茶を噴出した。
「おわ、珍しい榊ちゃんのリアクションやな」
「ほんとですねー」
 目を丸くする大阪と千代ちゃんをちらりと見ると、榊は少し怒気をはらんだ低いいい声で僕に言う。
「智君――やりすぎ」

                                             (了
962名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 05:54:40 ID:vvd7Cm2P
いや榊さんもヤリすぎですから。GJ!
963名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 06:10:30 ID:VL4wxJri
チンコは無理ぽ
964名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 08:55:37 ID:LoGfhU+X
GJだお

>>963
まあまあそう言わず。
965名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 11:02:13 ID:6Xxx+BBT
GJ!
十分おもしろい(;^ω^)
966名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 20:25:48 ID:FpHgXyij
>> -961

待ってました!


テーマはアレだが,読み物として単純に面白かったよ G・J!
967名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:25:11 ID:wzW0FJJV
新鮮だなぁ、感動した。
968名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 00:41:47 ID:3C4uq4tJ
なあ、次スレってまだいいかな?
969『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:31:17 ID:KDcmmt4d
真っ暗な外にはしんしんしんしん、灰色の雪が降る。教室の窓越しに、榊はソレを眺めていた。
座っているのは大柄な自分には少々合わない机。自分の長身が悪いのか、それとも学校側の配給ミスなのか、約一年間、この合わない机の世話になってきた。
窓から見える校庭にはもう明かりはついていない。部活動はとうの昔に終わって、ほとんどの生徒は下校しているはずだ。
ならば何故自分は残っている?普通ならば暗くなる前に帰るはずだ。今は冬で、しかも真冬。日が落ちるのもずいぶん早くなってきている。
5時を時計が指すころには、もう街灯の明かり無しでは一寸先も見えないような日々が続いているのだから。だというのに、時計は既に7時を回っていた。もちろん理由はあった。
しかし明かりもついていない学校の教室で、普段なら先生に見つかればどうなるか分からないという…そんな時刻に自分はここで何をしているのだろう…。
それは…

「……榊?」

少年のような透き通ったアルト。高くは無いが、それでも男声に比べれば幾分も柔らかな響き。待ち望んでいた声が自分を呼ぶ。だから、ゆっくりと振り返った。

970『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:32:50 ID:KDcmmt4d
そこに立っていたのは、少し背の低い、しかし鍛えた人特有の肩の広い少女だ。シャギーを入れたショートヘアが、
いつも挑戦的な猫を思わせるつり目とよく合っている。見ただけで、快活な少女であるとわかる、そんな容貌だった。自分と同じ学校の制服。
しかし大柄な自分とは対照的に、目の前の少女はそれがとてもよく似合っていた。一言で言うならば、可愛いと思える。自分の級友であり、親友であり、ライバル(ほぼ一方的に言い渡されたのだが)でもある少女。

「…神楽……」

その名を呼ぶ。それだけで、心拍が少しだけ上がったようにも思える。
名を呼ばれた相手は少し首をかしげ、目線で「何?」と訊ねてきているかの様だ。それには答えずに、もう一度視線を窓の外にやる。
相変わらず、外は雪だった。

「やっぱここだと思ったよ」

そんなことを、本当に少年のような口調で口走りながらゆっくりと歩み寄ってくるのを背後に感じる。それれも振り返らなかった。
しかし、足音は構わず近づいてくる。

971『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:34:25 ID:KDcmmt4d
「……どうして……」

そう思ったの?最後まで口にしないのは、生来の口下手故。それともう一つ。後ろの少女ならば、それだけの言葉でも、
自分の言いたいことは全部理解してくれるだろうという、何の根拠も無い、他の誰にも抱かない奇妙な安心感からだ。
彼女、榊という少女は誤解されやすい。普段から無口で、無愛想。そして女としては高すぎるくらいの身長と、
それに見合う大柄な体躯。そして、冷たいと思わせる視線。本人の意思はそっちのけで、榊という少女は怖い、
という先入観を他人に抱かせるのが彼女の常だった。
榊にとってそれは、遺憾とは言わずともとても不本意なことだった。生来の外観とは裏腹に、榊の気質は大人しい。
暴力なんて大嫌いだし、運動は出来るが好きという訳でもない。無愛想でクールに見えるのは単に口が下手なだけで、
本当はたくさんの友達に囲まれて楽しくお喋りすることにずっと憧れていた。だというのに、見かけがこれだから、彼女はそれらを諦めてきた。
諦めざるを得なかったという方が正しいのかもしれない。何せ、歩み寄るのは苦手な榊に、向こうから離れていってしまうのだから。
榊はその身体的特徴が顕著になり始めた小学校の後半から中学生の間、何の理由も無く、孤立していた。
今の高校を選んだのは、少しでものんびりとした校風の学校をと、学区内で探した結果だった。それでどうなると榊自身特に期待していたわけではないが、
それでも友達は欲しかったし、夢も諦め切れなかった。
972『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:35:24 ID:KDcmmt4d
今ではこの学校を選んだことを喜ばしく思っている。やはり最初はこの身長と顔立ちから敬遠されていたような節があったのだが、
クラスで一番の元気印のような娘に目をつけられてから、それも少しずつ薄れていったように思える。なによりも、念願の友達が出来たのだ。
その娘の友人グループと付き合うようになって、次第に打ち解け友達付き合いをするようになってからというもの、自分は周囲のイメージと共に、
自分自身も、何か変われたような気がする。

そして一年が過ぎ…榊は掛替えの無い出会いをした。

「だってさ、賑やかなの、嫌いじゃないけど苦手だろ?あんたは」

言葉に重なるように、ギシッと軋む様な音がする。そして、寒かった教室に熱を感じた。
973『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:36:38 ID:KDcmmt4d
視線を少し動かせば、机に腰掛けている神楽の背中が見える。榊の机に腰掛けているのだ。すぐ傍にある少女の体が、
確かな熱を榊に伝える。

「……うん…」

当たっている。確かに、榊は賑やかなところが苦手だった。友達と集まり、わいわいと遊ぶのは楽しいし好きだ。
しかし、それでも疲れるのが早いのはどうしようもない。
榊は今度こそ、顔を上げて机に座る神楽の顔を見た。同時だったのか、神楽も振り返り榊を見下ろしている。
そして、神楽はいつもの笑みでにっこり笑った。

「大丈夫か?」

気遣ってくる神楽の言葉。頷いて返事としておく榊。「そっか」と、そっけないが安心したような返事が返る。
「戻るか?」と神楽が再び切り出し、「…もう少し…」とぼそっとした声で榊が答える。再び「そっか」と神楽。
これが彼女たちのいつも流の会話方式だった。
傍から見ていれば一方的に神楽が話しかけ、榊が横に流しているようにしか見えないのだが、それはそれ…
二人の間ではそれが会話であることはもはや疑いようも無い事実だった。
974『あなたを待つ理由』【序】:2005/08/21(日) 06:37:23 ID:KDcmmt4d
「…なんか寒いな」

「雪……だから…」

二人して窓の外を眺める。しんしんと降り続ける雪は勢いを衰えさせない。灰色の雪は空から零れ落ちるように地面へと積もっていく。
二人は食い入るように雪の降る様子を見つめ続けていた。しんしんしんしん、雪の降る音が耳ではなく心に響く。
実際の音は時計の秒針が動く音だけ。かちかちかちかち…何かを急かし立てるように音が響く。

「なぁ…戻らないか?」

神楽が再度、榊を促す。

「ここ寒いしさ…皆待ってるぞ?」

神楽は出入り戸を見ながら言葉を口にする。榊にもそれは分かっていたし、いつまでもここにいるつもりは無い。しかし、それでも待っていたのだ。待っていたのだから、目的は果たしておきたい。だから…

「私はここで…神楽を待ってた……」

「へ?」

間の抜けた神楽の声が、どことなくおかしかった。

<続>
975名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 06:47:01 ID:NX3PDYtM
名作の予感
続き期待してます
976名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 07:16:13 ID:3C4uq4tJ
∧_∧
( ・∀・)ドキドキ
( ∪ ∪
と__)__)
977名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 10:41:56 ID:0exBwwRT
綺麗な文章で描かれてるなぁ
日曜の朝から楽しみが増えました
胸をときめかせて待ってます
978『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:12:03 ID:1WAo1SKw

「私はここで…神楽を待ってた……」

「へ?」

間の抜けた神楽の声が、どことなくおかしかった。





―――あなたを待つ理由―――





事の発端はいつものトラブルメーカーからだった。

「終業式後は学校でクリスマス会!!」

そう高らかに宣言した悪友、滝野 智…通称ともは、大声で言ってブイサインを向けてきた。
言ったら実行がこのグループのモットーだ。ストッパー役でありグループのまとめ役の水原 暦は文句をブツブツと言いながらも、担任教師であるゆかり先生こと谷崎ゆかりをも巻き込んで
(自動的にゆかり先生の親友である黒沢先生も計画に加担することになる)、着々と学校でクリスマス会の準備が進行していった。実質クリスマスには一日早いのだが、この勢いの前にはそんなことは些細なことで、
あっという間に暖が取れる視聴覚室を陣取って、クリスマス会の手筈は整った。いくら長期休校に入った直後とはいえ、教師まで一緒になって学校でパーティーなど、バレたらまずいのではないのかと疑問にも思ったが、
「大丈夫大丈夫」の一言で片付けられてしまった。それが現役英語教師の言葉なのだから信用するしかない。絶対にばれない自信があるのか、本当にバレても大丈夫なのかは分からなかったが。
979『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:14:16 ID:1WAo1SKw

「でも夜まで学校にいられるのってなんかわくわくするよな」

終業式前日の帰り道、神楽はそう言って笑っていた。神楽は水泳部に所属していて、その部活が無い日は殆ど榊と帰りを共にする。
特に冬は水泳部はシーズンオフであるため、頻繁に帰りが一緒になった。
神楽の言葉に榊は小さく頷く。学校とは昼間行くもので、夜は縁遠いものだ。わくわくする、とまではいかなくともどんなものか興味はある。
しかし何よりも榊がクリスマス会を楽しみにしているのは別の理由があってのことだったが。しかしそれを神楽に話すわけにはいかなかった。
いや、話そうと思えば話せる。別段変なことではない。しかし、話してしまったとして…その奥にある自分の本心が露呈してしまうのを、榊は恐れていた。
榊はとてもクリスマス会が楽しみだった。なぜならば…

神楽と出会って初めてのクリスマスだったからだ。

980『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:15:47 ID:1WAo1SKw
その日、神楽と別れて家路についた榊はまずは後悔し、そして安堵した。

言えなかった事
バレなかった事

どちらも同じ事のはずなのに、何故かそれぞれが独立した二つの意味を持つかのように錯覚してしまう。

言いたかった事
知られたくない事

そのもどかしさに、何度苦しんだか知れない。

榊と神楽は正反対の気質を持つ二人だった。共通するのは共に武芸百般と認識されていること。
特に神楽は水泳部の記録ホルダーでもあるし、その気質を隠さないものだから、より顕著と言えた。
そのどちらかと言えば男性的な魅力とも言える特徴を持つ二人だけに、
榊と神楽が並んでいると学校ではいわゆる「公認カップル」のような扱いを受けた。無論冗談が半分以上含まれる言い回しだ。
実際、クールで背の高い榊と、熱い性格で背が低い神楽は実に対照的と言えたし、とても目立つ。そして二人とも下手な男よりも凛々しいと来れば、
羨望の視線も含めてそういう扱いをされるのはごく自然だろう。少なくとも本人たちの意思を除けば、そう珍しい事ではない程度で済まされる。
しかし本人達にしてみれば、不本意以外の何物でもなかったりするのだが。
981『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:17:41 ID:1WAo1SKw
そう、本人……つまり榊にとっては、それだけでは済まない事になっているのだ。

気付いたのは夏の終わり頃。神楽に付き合って二人で買い物に行った時が、一番顕著にそれを感じられた。感じた時にはとても戸惑ったし、嘘だと自分に言い聞かせもした。
悪い夢だとも…今思えば馬鹿馬鹿しい考えだったが…思ったりもしたのだ。信じられなかったと言っても良い。だって当然だ。誰が信じられるだろうか…学校の誰にそのことを告げたって…誰もがそう思うに違いない。

榊が神楽に、劣情を催したなどと…榊本人以外の誰が知ろうか。

榊はそれが何かと突き詰める前に、親友に対してそんな浅ましい考えを持った自分をまず呪った。神楽が一方的に押し掛けた形の友情ではあったが、少なくとも夏を迎える頃には、榊も神楽の事を親友だと思えるようになっていた。
そのことを喜んでいたのだ。それが、喜んでいた矢先の出来事だった。だから信じられなかったのも、自分が許せなかったのも無理はない。

(せっかくできた親友になんてことを考えているんだ私は…!)

こんな感情が知られれば、神楽だって気味悪がって自分に近寄らなくなるに違いない。それだけは絶対に避けたかった。
だから、榊はその思いを心の奥に閉じ込めた。それが美しいものだとか、尊いものだということを考える前に、全部押し込めたのだ。
そうして夏を終えてみて、榊は打ちのめされて知ることになる。

ああ…何て事はない……私はただ、こんなにも神楽が好きだったのか……
982『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:18:35 ID:1WAo1SKw
それは自分では驚くべきことだったし、やはり浅ましいことだとも思った。親友と、しかも女同士。異常じゃないとは思わなかった。
自分はどこかおかしいんだと、逆に認めてしまった。
認めてしまえばあとは堰を切ったように、次々と妥協するしかなかった。もともと抑えておく方が無理な感情だったのだ。いつかは抑えきれなくなるだろう。
…それからというもの、榊は日常でも酷く苦労することになった。
とにかく知られないように努めた。恋焦がれる感情は仕方ないと割り切って、バレないようにするために繕う事を第一に考えた。
それによって擦り減る精神など二の次で、ただ神楽に知られまいと、この友情を終わらせまいと、ソレだけを考えて我慢と妥協を繰り返してきた。
自分でもよく守った、と思う。しかし榊はこうも思う。気付くのが遅すぎた、と…。

神楽に対して恋焦がれている時点で、友情なんてとっくの昔に破綻している…ということに。

983『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:19:14 ID:1WAo1SKw
「っ……は…ぁ……」

部屋に戻り鞄を机の上に放り出して、榊は自らの体を抱いてベッドに座り込んだ。シングルのベッドがキシッと音を立てて軋む。沈み込む体が熱かった。

「っん…また……」

切なげに自責する声を上げて、榊は制服のスカートをたくし上げた。一度抱いてしまった情念は今も燻ぶり続けている。一時的にとはいえ、この昂ぶりを収める方法を、榊は一つしか知らなかった。

「っは……か…ぐら…」

彼女の名を呼び、その顔、その声、その仕草までを閉じた瞼の裏に投影する。神楽のことならば焼付くほどに見てきた。一緒に海やプールにも行ったのだ。その肢体のしなやかさ、泳ぐ時の躍動する四肢の動きの滑らかさまで、寸分狂いなく想像できる。
動く大腿、細く引き締まった腰、意外なほど繊細な指先。それら全てを綺麗だと感じてきた。しかし今は、その隅々までが、この浅ましい愛欲の象徴となっている。
指先でそっと自らの内腿をなぞり上げる。思い浮かべるのは神楽の同じ場所、そして神楽の指。神楽にしているところを想像して…神楽にされていることを想像して…。
ゾクリと背筋が甘く痺れた。一瞬遅れて、体がブルッと震える。指はそのまま奥へと進んでいき、下着の生地に触れ。
ぁっ…と声を上げるのが早いか、自覚するのが早いか…。布地は既に汗と、欲情した自分の体液で湿り気を帯びていた。
984『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:20:04 ID:1WAo1SKw
(本当に、浅ましいな…私は…)

自覚して、背徳感に陶酔する。堕落した自分さえ、今は体を煽り立てるものでしかない。

「っく…ぁ…はっ…ぁぅ…」

下着の上からゆっくりと指でなぞる。自分のことだから布地越しでもはっきりと分かる。自分のもっとも卑しい部分の形。

「くぁっ…はっ…かぐっ…ら…っぁ……か…ぐら…」

指先から伝わる感触から、その形が鮮明に想像できる。少し前までは、体を洗うときくらいしか触れたこともなかった部分。
今では、そこが自分の本体なのではと思えてしまうほどに、熱く熱を持ち自己主張してくる場所に変わってしまった。
名前を呼びながら自慰に浸る。最近は毎日だな、とぼんやり頭の片隅で思い浮かべながら、愛しい人との情事を夢想する。

(この指が…神楽のものだったら…私は死んでいるかもしれない…)

きっと大げさじゃなく、あまりの衝撃に息など何百回と止まるだろう。想像の中の神楽は、いやらしい榊に寛容だった。それどころか、自分が乱れれば乱れるほど、それを喜んだ。

『榊…可愛いな…』

「っぅ…!」

ゾクンと背筋がまた痺れた。軽く果てそうになったようで、腰がジンジンと痺れを訴えていた。気がつけば指がクチュクチュと音を立てて動いている。どうやら本格的に濡れてきてしまったようだ。
985『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:21:41 ID:1WAo1SKw
「……っ……」

ふらつく足腰でゆっくり立ち上がり、榊は下着を脱ぎ捨てる。と同時に、蒸れたような媚臭がいっぱいに広がった。下着を脱ぐために足を動かした所為か、内腿を伝う刺激を感じる。
ああ…また、こんなにも濡れてしまった…。下着もかなり汚れただろう。親には内緒で洗濯しなければと、そんなことが一瞬で頭をよぎる。

『なぁ、早く来いよ…』

ハッと、頭の中が現実(ゆめ)に引き戻される。振り返れば、そこには…一糸纏わぬ神楽がベッドに寝そべりこちらを見ている。
退屈そうに足をぶらぶらとさせ、透かした笑いを浮かべ、豊満な胸をこれ見よがしに強調する姿勢で、榊を誘っている。頭がくらくらした。

『榊、早く……私、あんたが…欲しいよ…』

熱っぽく訴えてくる想像の神楽は、瞳を潤ませ上気した顔で榊の顔をじっと見ている。在り得ない、在る筈のない光景。でも、今は…

「ああ……今…いく…」

小さく呟き、ふらふらと、ベッドに戻る。
今だけは…こちらが夢(げんじつ)……

神楽が両手を広げて、榊を迎える。当たり前のように、愛し合おうと囁く。自分だけの神楽。都合の良い恋人。

「私も…神楽が欲しいよ……」

呟いた声が、泣きそうな声だったのは…何故だろう……
986『あなたを待つ理由』【1】:2005/08/21(日) 13:22:13 ID:1WAo1SKw


「えっと…それって…どういう…?」

困ったように神楽が頬を掻いて尋ねる。腰掛けていた机からはもう降りていて、立って榊を見下ろしていた。
ゆっくりと榊も立ち上がる。ギィ…と、静かな校舎に響き渡るように、椅子の引く音が発つ。両者が立てば自然と視線の位置は逆転し、今度は榊が神楽を見下ろしていた。
それに言い知れぬ何かを感じたのか、神楽の瞳が怯えを覗かせる。そんな神楽の瞳に、少しだけ、胸が音を発てて軋んだ。

「……神楽と話がしたかった…」

普段よりも幾分もトーンが低い声色で、榊は告げる。神楽は首を傾げるばかりだったが、それでも小さく頷き、「そっか」と返してくれた。少しだけ安堵する。だから、その次の言葉も継げた。

「……神楽と、二人になりたかった…」

今度こそ目を丸く見開いた神楽を目の前にして、言ってしまったことへの後悔だけはしなかったことに、榊は少しだけ自分を褒めたかった。


<続>
987名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 14:47:21 ID:NX3PDYtM
面白い
いい仕事だ
988名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 18:02:16 ID:luoHw64s
今、COOLなさかぐらが
―熱い。

これはまた今の私には眩しすぎるほどGJ。グレートジョブ。
989名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 18:32:21 ID:9i6ZWVsB
やばい…これほどドキドキさせられるSSは久しぶりだ!
続きを楽しみにしてます
990名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 20:02:28 ID:fcG62yQh
誰か〜次スレをーーー
991名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 20:59:53 ID:wYdej/MF
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124625526/l50

立てた。間違いとか有ったら,修正よろしく〜
992名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 22:38:53 ID:7ItdqH3H
産め
993名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:29:01 ID:k7zp1VGn
  ,r';;r"            |;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;
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 l rO:、;  ´ ィ○ヽ    'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、l
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  ', i、-----.、       `''"i`'''l    埋めるよ
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   ヽ ヽ〈    i|          Vi゙、
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.     ヽ.  ̄´   / ,、 ' /     / \
     ノ:lゝt-,-‐''" / ,.ィ゙     /
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994名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 00:59:58 ID:J1+G327w
>>960 の

「だいじょうぶ。ぼく、こども、うめないから」

に,ぐっときてしまった俺ガイル



995名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 02:01:31 ID:BIPPSbEU
うめっしゅ!!
996名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 05:12:56 ID:oSrwTEA+
美味ぇー
997名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 06:37:02 ID:kCXVyH6T
まめちしきー

豆乳を飲むとおっぱいが大きくなるらしいでー
998名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 08:28:17 ID:suAGMW0j
1000(-2)ゲト
999名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 10:15:31 ID:xDztOXLJ
1000get―1
1000名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 10:18:42 ID:6ojyZFZn
1000
10011001
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