○●○「ヒカ碁」女体化妄想スレ第4局○●○

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1名無しさん@ピンキー
【ご案内】
エロパロ板 「ヒカ碁」女体化妄想スレ第4局 です。
対局方法は、お好みの男性キャラの女体化で萌えていただきます。
プロアマ問わずご参加いただけますので、皆様、奮ってご参加下さい。
尚、女体化でない男×男萌えをご希望の方は、801板をご利用下さい。

※好みでないキャラが出ても、大人板にふさわしい行動を。

過去、関連スレなど>2-4 
2名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:07:11 ID:kDOOnvrV
「ヒカ碁」女体化妄想スレSS保管庫
ttp://www.isoleucine.com/cgi/bbs/bbs1/index.html


【過去スレ】

○●○「ヒカ碁」女体化妄想スレ第3局○●○
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087663764/ 

○●○「ヒカ碁」女体化妄想スレ第2局○●○
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076000370/

○●○「ヒカ碁」女体化妄想スレ○●○
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065165493/

【関連スレ】

〇●〇「ヒカ碁」女体化妄想(総合)スレ〇●〇
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1088607149/

○●○ヒカGOで801!〜13手目〜○●○
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1091013747/
3名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:09:00 ID:kDOOnvrV
即死防止協力ヨロシコ
4名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:17:11 ID:2csooRCb
1さん乙。
5名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:19:06 ID:62cGcELT
乙です!
6名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:20:45 ID:kDOOnvrV
>>4 >>5
協力感謝!
7名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:38:50 ID:DPR/oPoq
即死防止協力
8名無しさん@ピンキー:04/09/28 02:51:06 ID:tjniHjGJ
9名無しさん@ピンキー:04/09/28 07:25:00 ID:AbJhMZjC
乙です!
10名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:49:57 ID:aONuYTEg
>1
乙カレー
11名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:53:55 ID:Y/cIkpWB
>>1さん乙
12名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:13:51 ID:6eaCYyzu
協力
13名無しさん@ピンキー:04/09/28 17:40:33 ID:ewPCpdD2
スレ立て乙です。
141の一:04/09/28 19:35:13 ID:FVX1Mgvk
4まで伸びるとは感無量
15名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:48:13 ID:5+rVhipl
これも職人さんのおかげ。

(-ι-З)ナームー
16名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:09:12 ID:XrdwAWfZ
期待
17名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:41:11 ID:5+rVhipl
ヨンヒカ子か、ヨンハとアキラでヒカ子の争奪戦とか・・・。

テクのヨンハか持久力のアキラか・・・という気がしないでもない・・・
18名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:43:50 ID:KOpwMopR
あー、前スレで自分がヨンヒカ子ー!と言ってたのを思い出したよ。
ヨンヒカ子読んでみたい。
とにかく新スレおめー。
19名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:04:35 ID:IP6YhbAC
即死回避
20名無しさん@ピンキー:04/09/29 00:38:49 ID:1focuCmj
職場の暑気払いカラオケで松田聖子の「スイート・メモリー」歌った娘がいて
初めて歌詞を意識たんだが刻印さんの緒方の元カノ思い出した。
というかこの曲BGMに緒方・ヒカコにリベンジする元カノ妄想した。

I-81で緒方の理解者というか孫悟空とお釈迦様な感じがしたからかもしれない。

歌詞はここで再確認した。(要登録(無料))
ttp://www.uta-net.com/members/phplib/maphp002.php3?sentaku13=02684&cursession=uta-net&curuserid=&numhit=67&cursline=41&MA_select_ga=%B2%CE%BC%EA%CC%BE&MA_text1_de=%BE%BE%C5%C4%C0%BB%BB%D2&MA_select_kasio=%A4%C7%BB%CF%A4%DE%A4%EB
21名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:18:23 ID:TdJbeaUq
            ,.イ
          /iツ
         /! i!ツ
      , -/i! i! i.シ
    / (.i! i! i! i!シ
    /`'> ヽ、._シ、_,._
    ! /\ _ノ\ヽミ、\,.-- 、          >>1さん乙!
    `ー--‐' l=.、 ヽ l=i> )、⌒ヾ=ュ、       即死回避わっしょい
      i二ニ彡} } | l=! ,..-‐┐r、 lヨ ‐- 、
      ヾ=ニ-' ノ  レ.ソ \::(| |)::>Fj、__ ヽ
       `ー-‐' .r、  \ .. `┘'-' lヲノミ}〈>゙、
        \_ lミし‐'工)_)>=<,ス|_,.r=ニニミl
         L\`‐‐'´,rr.==>ニ〈\レ<i! i! i!|
       /⌒ヽ. ヽ ̄/L王ト|__j'-' 'i、 i! i! !
       _/.   l  `く.へ `-、.      ゙i、i! .!
    / ̄  ̄`ー、.._|    l-、_\ \      ヽ!
    ヒ===-、__l. ̄ ̄\...ニゝ ̄ \
    `ー┴┴-.l__l__l`ー─‐┐ニlニiニiニiコ
22名無しさん@ピンキー:04/09/29 01:51:02 ID:3AQN0dFz
ヨンヒカ子は言葉嬲りでひとつお願いしたい!!
23名無しさん@ピンキー:04/09/29 06:16:04 ID:EXmptCUF
即死回避
24名無しさん@ピンキー:04/09/29 12:02:40 ID:O1aohuRp
ほす
25名無しさん@ピンキー:04/09/29 13:52:06 ID:7NGu6VZa
ヮややにも挽回のチャンスを!
「いい兄貴」でしかない切ない片思いもイイ!

ヒカ子(;´Д`)ハァハァ
26名無しさん@ピンキー:04/09/29 16:00:45 ID:6rZEFFEc
ヮやや・・・・

だめだ、どうしてもあややコスの和谷が頭から離れねぇどうしてくれる!!
27名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:31:36 ID:Z7lvlQ/S
ほす
28名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:44:37 ID:BbGWTRpC
ほすす
29名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:52:13 ID:f9KaTynK
ただ ほす、 と書くくらいなら己の妄想を書き散らそうぜ!(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

ヒカ子と社を妄想してみる。
関西弁で言葉攻めされるヒカコ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

30名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:14:53 ID:QSRx1pck
言葉責めされるヒカ子イイ!
泣かされるともっとイイ!
31名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:33:20 ID:xpoXsSHq
やしろ〜
32名無しさん@ピンキー:04/09/30 03:35:36 ID:Vyj/ARp0
平常時は優しい冴木さんが、コーフン時になるとヒカ子を言葉責めするものが…
よみたいです…
瞳に涙をためてアンアン言ってるヒカ子が…

もしくは甘いエチーをするイスミさんにめちゃくちゃ甘えて小悪魔になっちゃうヒカ子
33名無しさん@ピンキー:04/09/30 23:29:43 ID:TsocUszJ
言葉責め(・∀・)イイネ!!

敏感でびくびくハネテルのも(・∀・)イイネ!!

刷毛責めなんかは?
34名無しさん@ピンキー:04/10/01 17:06:45 ID:/a+KrnwG
こくいん読んだらなぜか冴ヒカ子萌えが始まり頭から離れない
35名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:42:06 ID:O7myBpKx
ヨンヒカ子に一票 ( ・ω・)∩
36名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:08:05 ID:0MaxgkYG
ヒカ子たんリンカーンは…ダメ?発情期の雄が多すぎるわ
37名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:25:30 ID:CnsmpKGr
>36
別にいいんじゃね?
ただヤッパリ明らかなリンカンネタは好きではないので、投下するときは注意書きほしい。
心の準備をして読ませてもらうよ(;´Д`)ハァハァ
38名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:41:36 ID:WtVBuY7I
>>36
注意書きがあればいいかなと思うよ
自分は見たいです。カモーン
39名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:36:36 ID:M7k/0bvB
冴ヒカ子同意(*´∀`*)л
ハァハァ
40名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:45:21 ID:CnXFpcMP
このスレに出会ってから、ずっとスヨン×ヒカ子を待っています
41名無しさん@ピンキー:04/10/02 09:37:29 ID:e3XgG73z
林間学校でりんかんされるヒカ子
42名無しさん@ピンキー:04/10/02 21:18:09 ID:0MaxgkYG
ヒカ子たんのサイトをまとめたヒカル姫リングをひさびさに見に行ったら、デザインがずいぶん変わっていてびっくり…
てか道路標識のヒカ子の乳が!巨乳だ!
43名無しさん@ピンキー:04/10/03 00:04:58 ID:JhAPjXH9
巨乳ヒカ子、いいねぇ( ̄ー ̄)
44名無しさん@ピンキー:04/10/03 00:40:55 ID:Dn9sCX/C
ヒカ子は貧乳だからこそリアリティがあるような…
45名無しさん@ピンキー:04/10/03 02:03:59 ID:zRaNIRvP
ヒカ子は微美乳ですよ
46名無しさん@ピンキー:04/10/03 22:20:47 ID:72f3vIwK
ちくびはピンクで…(*´Д`)ハアハア
47名無しさん@ピンキー:04/10/04 18:07:25 ID:boCA2apX
乳輪は控えめで・・・(*´д`*)ハァハァハァアハァ
48名無しさん@ピンキー:04/10/06 09:27:36 ID:l+zAr7Mp
にょろ
49名無しさん@ピンキー:04/10/06 09:39:17 ID:2/ojZpR2
女体化の王道(?)である
ヒカ×サイ子
ガ少ない気がする・・・
50名無しさん@ピンキー:04/10/06 09:47:42 ID:9xCXnsXF
釣り日和だなあ、きれいに晴れて。

中卒のヒカルだけど、ヒカ子たんにはぜひ制服を着て欲すィ。
犯罪を呼びそうだが(;´Д`)ハァハァ
51名無しさん@ピンキー:04/10/06 13:50:59 ID:mfinK7/0
ヒカ子サイト以外女体化サイトなんか少なくないか。
王道って…プゲラ
52名無しさん@ピンキー:04/10/06 17:42:58 ID:7xRbzGjK
時代によっては白拍子は貴人の相手もしていたらしいので
佐為が実は白拍子で碁の腕前でも帝や権力者に気に入られていた、
などと妄想してみるが、なにせSSが書けない。
こんな佐為(女)の話を読みたい。
53sage:04/10/06 18:20:59 ID:Qa5r700E
何気に 幼いヒカ子を見守り、程よく成長したトコで 体乗っ取り あんな事や こんな事をさせる 左為が見たいかも(笑)
54名無しさん@ピンキー:04/10/06 18:22:11 ID:Qa5r700E
あげちゃった・・・ 逝ってきますorz
55名無しさん@ピンキー:04/10/08 11:26:48 ID:JokmA1Fs
時々、ラムちゃんの格好をしたヒカ子を妄想します
56名無しさん@ピンキー:04/10/08 20:58:18 ID:cCTi9wtL
程よくCカップ位でどうだ?
でか過ぎず、いい形だと思うのだが・・・・>ヒカ子 乳
57名無しさん@ピンキー:04/10/09 19:20:50 ID:2UlDVYP1
ヒカ子にCはでか過ぎる気ガス。ヒカ子はAでおK
58名無しさん@ピンキー:04/10/10 00:43:27 ID:2aAHPr1N
中三の時はAあたりだと思うな。
後から大きくなるさ(・∀・)
59名無しさん@ピンキー:04/10/10 01:37:15 ID:zouZmWee
http://ranobe.com/up/updata/up8359.jpg

これを加工してヒカ子たんにできればどんなにいいか……
60名無しさん@ピンキー:04/10/12 01:17:20 ID:FY5ueilU
61名無しさん@ピンキー:04/10/12 01:22:41 ID:FY5ueilU
>>59のもやってみる。髪の毛ヒカ子にすればいいのかな。
あんま出来が良くないと思うが勘弁
62名無しさん@ピンキー:04/10/12 14:17:50 ID:k0MBPHm3
>>60
うおお!55です。言ってみてよかった
すげー可愛い!ヒカ子虎ビキニ似合うな
マジでありがd!
63名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:49:51 ID:FexHZVNp
A→Cか・・・

育て甲斐のありそうな・・・・( ̄ー ̄)
64名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:50:47 ID:d3H0l0TW
椎名林檎の「幸福論」みたいなヒカ子小説読みたいYO
65名無しさん@ピンキー:04/10/14 09:34:34 ID:E9pdFptA
真夜中は純潔もいいぞ…辱められ唯唯攻められたいらしいからな
66名無しさん@ピンキー:04/10/16 01:37:51 ID:WVZEs4Ao
これからは倉子の時代ですよ
67名無しさん@ピンキー:04/10/17 22:31:34 ID:jgLLUbnh
(〃 ̄ー ̄〃)
68名無しさん@ピンキー:04/10/18 01:04:59 ID:LtJ4bC4O
椿子だってあってもいいはず
69名無しさん@ピンキー:04/10/21 00:09:45 ID:2DZMbRrr
ヽ(`Д´)ノ ボボボボボボッキアゲ
70名無しさん@ピンキー:04/10/22 16:05:57 ID:+W0gO8Ii
ヨンさまの出番はまだかね?哂
71名無しさん@ピンキー:04/10/26 22:29:14 ID:rxZh1Dnp
アキヒカ子はだめー?
萌が止まらないんだけど。
72名無しさん@ピンキー:04/10/26 23:44:12 ID:xQzsg+MJ
自分はアキヒカ子大好きですよ
73名無しさん@ピンキー:04/10/28 04:16:47 ID:bB1t5gu4
>72
導師が居て限りなく嬉しいです。
だって、可愛いんですもの。
ゴーイングマイウエイ過ぎる塔矢と。
ちょっとした常識を持ち合わせてるヒカ子が………
74名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:32:10 ID:E4TdMg0u
ヒカルが魔法か何かで女体化する
話が萌えだなー。
もちろん相手はアキラで(;´Д`)ハァハァ
75名無しさん@ピンキー:04/10/28 22:47:41 ID:hjBLbPk7
>74
魔女っ子!?Σ(゚Д゚)
76名無しさん@ピンキー:04/10/28 23:02:57 ID:E4TdMg0u
ヒカルたんは霊媒体質だから
何とでもなるさ(・∀・)アヒャ
77名無しさん@ピンキー:04/11/02 19:43:16 ID:jxF3jb6e
age〜第一章
78名無しさん@ピンキー:04/11/03 21:02:32 ID:pxUeCQh3
79名無しさん@ピンキー:04/11/03 22:01:05 ID:vcd4DiPy
>>78
ワラタ
でも何故このスレに…
80名無しさん@ピンキー:04/11/04 00:53:29 ID:zxYzGQB+
>>78
茶吹いちまった…w
81名無しさん@ピンキー:04/11/08 10:37:25 ID:1+0tMX/E
いつだったかハガレンのロゼのAAをヒカ子に似てるって持ってきてた人居たな・・・
あの時は登場から数話で消えて終わったもんだと思ってたが、
その後、強姦されて言葉を失って誰の子か分からない子を抱いて再登場してたんだな・・・
素でビビッたよ
82名無しさん@ピンキー:04/11/16 00:25:57 ID:tKR/w5T9
ヒカ子あげ
83名無しさん@ピンキー:04/11/20 11:29:31 ID:n9+09R6K
倉庫から消えてるのがあるのか?
フレッシュカップルのアキラ・ヒカコがない気がする。
続きのあかりとデパートへ行く話ははあるんだが。

これの続き待っているんだがもう書かないのかな職人さん。
84名無しさん@ピンキー:04/11/20 20:22:26 ID:FVDajqUg
過去スレでゴタゴタがあって、いくつか消えたのがあった気がする。
8583:04/11/20 21:01:32 ID:n9+09R6K
>>84
消去申請が本人から出たのは例の書きまくり職人だけだろ。
あのとき間違って消えちゃったのか。
86名無しさん@ピンキー:04/11/25 09:16:16 ID:3k9XXqgJ
復活キボンヌ
87名無しさん@ピンキー:04/12/03 01:11:55 ID:h6k8YejD
あげヒカル
88名無しさん@ピンキー:04/12/08 23:04:12 ID:sI9X7ak1
age man?
89名無しさん@ピンキー:04/12/10 00:01:24 ID:T7JtaGlx
ROMってて不安になったから聞きたいんだけど、刻印二まだ完結してないよね?
90名無しさん@ピンキー:04/12/10 00:28:43 ID:ZCVcUDlj
>>89
完結したよ?
保管庫にももう最後まで保管されてる。
管理人さん乙。
91名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:28:08 ID:ruq15fvV
>>90ありがとう
92名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:38:08 ID:ruq15fvV
連書き失礼します。刻印の続編(鬼畜和谷)はまとめサイトに収録されないのでしょうか?
93名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:44:14 ID:E9N4UD5P
されてるけど?
94名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:44:50 ID:N3zAAC30
>>92
刻印II=鬼畜和谷
なので>90参照してくれ。
95名無しさん@ピンキー:04/12/11 00:45:18 ID:pgCfebBq
?保管されてるみたいだよ?
9692:04/12/11 02:43:57 ID:ruq15fvV
重ね重ね失礼しました。私は携帯でまとめサイト http://www.isoleucine.com/cgi/bbs/bbs1/i/index.html を見ているのですが、普通に見ても前回の刻印以降作品が追加されていません。
しかし先ほど刻印で検索したところ、表示されていない刻印2が出てきました。
97名無しさん@ピンキー:04/12/15 20:15:35 ID:VpCgttQ4
負けたら着ている者を脱がなければいけない掟がある碁会所で女体化たん達の
壮絶な戦いが見たい
98名無しさん@ピンキー:04/12/20 15:31:10 ID:ZldIz8d2
刻印さんも他の神々もまた投下して下さいな(*´Д`)
待ってます!
99名無しさん@ピンキー:04/12/24 02:18:54 ID:RZYOzHxy
まだまだヒカ子萌えは止まらない
100名無しさん@ピンキー:04/12/28 23:01:03 ID:jPwmSSrQ
100⊂(´∀`⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
101名無しさん@ピンキー:05/01/10 10:29:45 ID:qUJOpr8L
神不在か…

                                    しょぼん
102名無しさん@ピンキー:05/01/12 00:27:40 ID:k52lXdQ/
時間かかるけど和谷子なら書けそう。
更に時間かかってもいいならヒカ子もできるけどどっちがいいですか?
103名無しさん@ピンキー:05/01/12 19:40:21 ID:syHQd9x6
>102
どっちも!
104名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:47:49 ID:+wdxCua0
ヒカ子でおながいしまつ(;´Д`)ハアハア
105名無しさん@ピンキー:05/01/13 03:34:54 ID:SDR+FHaD
ヒカ子しかいらん
他は難民でやれ
106名無しさん@ピンキー:05/01/17 01:03:52 ID:QVdwBaB6
「好きです。付き合ってください」

進藤ヒカル。生まれて初めて告白されました。


「俺、どうしよう・・・・。」
ここは駅前のバーガーショップ。
そこでヒカルは親友の和谷に泣きついていた。
「どうしようって、私に言われてもなぁ・・・。
でもおまえさぁ、塔矢のこと好きって言ってたじゃん。
だったら付き合っちまえば?」
「そんなに軽く言うなよ!お前俺が女だって知ってるだろ。
塔矢がホモだったのはショックだけど
女だって知られて嫌われるのは絶対イヤだ」
そう。ヒカルはとある事情で性別を男と偽って生活しているのだ。
107名無しさん@ピンキー:05/01/19 22:09:42 ID:CfJ9lyaG
キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
108名無しさん@ピンキー:05/01/20 21:19:04 ID:xYfD1LVg
キテター!!
続きを待ってます
109名無しさん@ピンキー:05/01/28 16:32:12 ID:RMebxa3x
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/3876/
版権物で分けて欲しいと言う声があったので立ててみました。
アク禁の時の代理投下依頼や次スレ立ての時などにドゾ。
110名無しさん@ピンキー:05/02/03 00:15:47 ID:h9AQfvXF
社ヒカ子の明るいエロ(根底はアキヒカ子)を製作中
一部分だけでも数日中に投下しますわ
111名無しさん@ピンキー:05/02/04 06:51:36 ID:1ki8R5B0
楽しみにしてます!
112名無しさん@ピンキー:05/02/08 13:39:19 ID:LqjGO0AT
この世には二種類の人間が存在する!

ageるやつ と sageるやつ だ!!!!!
113110:05/02/09 00:11:46 ID:9A3PLIDA
社ヒカ子(根底アキヒカ子)の明るいエロがある程度書きあがったので、
一部ですが投下します。

注意:若さゆえのW浮気(でもお互い相手に悪いとあまり思ってない)。
   ヒカ子たんはエッチ好きでヤリマン。
   名前、説明のみだが他キャラ女体化あり。
   部分的に明るくエロ。

駄目な方はNGワードに【本能】でお願いします。
114【本能】:05/02/09 00:12:46 ID:9A3PLIDA
「なーなー、社ぉ」
「何や、ヒカル」
「・・・しよ?」
静まった部屋に外から子供の笑い声だけがこだます、ある冬の昼間。
東京に手合いで来たはいいが宿を取り損ねたという社に、
じゃあうち今親いないから泊まり来いよ、と誘ったヒカルの自室にて、
静まった、というより、固まってしまったと言った感じの社が、まじまじと眼の前のヒカルを見た。

進藤ヒカル。新人棋士として活躍し、奇才と呼ばれる16歳の女の子。
北斗杯後より同じく棋士の塔矢アキラと『結婚を前提としたお付き合い』を始めた、
ベイビーフェイスにアンバランスなCカップを持つ、可愛い少女。
社清春。関西棋院所属の新人棋士で、プロ一年目ながら頭角を現している17歳、男。
北斗杯後に予選で対戦した少女、越智康奈に告白され、対局中とは正反対の
真っ赤にした顔に思わずOKしてしまい、今現在交際中。それなりの色男。
そんな二人は北斗杯をきっかけにした大親友・・・の、はずであるが。
115【本能】:05/02/09 00:13:30 ID:9A3PLIDA
「・・・どないしたん?」
対局していた盤から顔を上げ、怪訝そうに社が聞く。
「どうもこうもー・・・本能だよ、ほ・ん・の・う」
身を一歩前にやり、たゆんとCカップの胸を揺らしながら、笑って答えるヒカル。
「あー、塔矢淡白そうやもんなぁ、エッチとかつまらんのやろ?」
「つまるもつまんないも、まずエッチしねぇんだもんー!手も滅多に繋がねぇし!」
流石にこれは、社も詰まった。
塔矢、お前生まれる時代を元号二つくらい間違えとるやろ、と心の中でツッコんだとか。
「アイツ俺の事、バージンロードをバージンで歩かす気だよぉ〜・・・」
「いや、塔矢なら神前やと思うけど」
社は、関西人の掟と言わんばかりにヒカルの頭に軽く突っ込みを入れた。
「つーかその前にヒカル、既にバージンちゃうやろ」
ヒカルがバージンでないのは、半年を越えたヒカルとの付き合いで知っている。
「ばーっか、後ろの穴がバージンならセーフなんだよ、セーフ」
敵もさるもの。流石年上の棋士たちも対局で手玉に取るだけはある。
「・・・てかさ、社こそどうなの?もうヤった?」
「ぬかせ。お嬢にそないことしたら、俺お嬢のじい様にコンクリに詰められて東京湾に沈められるわ」
なーんだつまんねー、とブーたれるヒカルにもう一度ツッコミを入れ、社は頭を上げた。
116【本能】:05/02/09 00:15:48 ID:9A3PLIDA
「つーかな、俺お嬢にはそういう・・・欲望?っつのは沸かへんし」
「そなの?んじゃ何でお嬢・・・じゃない、越智と付き合ってんだよ、社」
社の言い方が移り、お嬢、と口走り、ヒカルは慌てて訂正した。
「何つーか、あのギャップが面白いねん。めっさ真っ赤になりよるし・・・ヤりたいとか、
そういうとことは別にして付き合うてる、みたいな。ホンマ純粋に恋愛って感じやな」
「・・・溜まらね?」
じっと顔を覗きこむように見たヒカルに、参りましたとばかりに社は頭を下げた。
「すんません、ごっつ溜まります」
「んじゃ決まりなー♪俺ももー溜まってるんだよぉ」
お互いに興味も好奇心も旺盛な『お年頃』。据え膳食わぬは何とやらである。
言うが早いか、対局していた盤上を手早く片付け、ヒカルは暖房の温度を僅かに上げた。
床に置いていたクッションをぼふんぼふんとベッドに投げ入れ、上着とズボンを脱ぎ、下着姿になる。
「・・・最初からそのつもりやったな?」
「おー♪せっかく親いねぇんだから、これくらい愉しまねーとなー」
あまりの手際の良さに呆れ笑いを浮かべながら、社もいそいそと上着を脱ぎ、
半袖のTシャツにGパンという格好になり、アクセサリを外して上着の上に置く。
「あ、社ぉ・・・唇同士のキスはなし、な」
「・・・・了解や」
117【本能】:05/02/09 00:16:56 ID:9A3PLIDA
何となく、自分達はこうなるんじゃないだろうか、という期待にも似た予想が、二人の中にはあった。
二人きりでいるとき、そういう性的な話は開けっぴろげにしていたし、
その中でお互いが快楽主義者的なところがあることも、初体験も既に終わらせているのも
知っていたし、何より、「あ、コイツとは身体の相性良さそう」なところが二人共にあったのだ。
「・・・そういや、他に好きな相手がいる人とヤるの、久々かも」
下着越しの豊満な胸を社の骨ばった大きな手で包まれながら、ヒカルは笑って言う。
「あぁ、最初がそやったっけ?・・・それにしても何でブラしとらんの。エロいで?」
喉の奥で笑いながら社は返事を返しつつ、耳元で甘く囁いた。
ふぅと耳に息を吹きかけながら、手に余る大きさのヒカルの胸を、両手で揉んでいく。
吐息が、甘い声が耳に届く度、ヒカルの身体がぴくりと震え、肩が跳ねる。
「うん・・・学校の先輩でさ・・・好きな相手とエッチしたいけど、痛くしたくないし
みっともないとこ見せたくないって・・・ん、だから・・・や、だってブラ、窮屈ぅ・・・」
王将の扇子をぱちりと得意気に鳴らしていたその人を思い出し、ヒカルは目を細めた。
自分とした後、眼鏡の似合う可愛い先輩と宜しくしたというのを聞いたのも、もう数年前。
柔らかく胸を寄せ上げられ、押し潰すように揉まれ、すっかり男を欲している体が熱くなる。
身体の奥底から蜜が溢れてくるようで、思わずベッドに座ったお尻をもぞもぞと動かした。
「・・・何ていうか、イケナイことしとる感じやなぁ・・・」
胸を揉みしだいていた手を片方離すと、社はゆっくりと、胸の下、お腹、そして
疼き始めてるであろう下腹部に、肌の上をなぞりながら、指を下ろした。
ヒカルの足がゆるりと開くのを確認して、脚の中央、既に濡れ始めている秘所を、
下着越しに指で突付き、じんわりともどかしい刺激を与える。
118【本能】:05/02/09 00:18:48 ID:9A3PLIDA
「ん、ぁ・・・それが、いいのぉ・・・・もっと・・・社、指、ちょぉだい・・・」
濡れてきている秘所に負けないほど潤んだ淫靡な瞳で、ヒカルは強請るように社を見詰める。
背徳感は快楽に摩り替わり、身体の最奥、魂の部分を刺激されるようで、
ヒカルは足りない恍惚感にも似た体の震えに目を閉じ、脚を更に開き、自ら橙色のパンティーをずらした。
「ホンマ淫乱やな・・・もう指欲しいんか。どこに欲しいん?」
「ぁ・・・俺、の・・・アソコにぃ・・・ここ、濡れてるとこ・・・入れてぇ・・・」
熱い吐息を吐きつつ、我慢できない、と言いたげに、もどかしそうにヒカルは腰を揺らめかせる。
下着をずらした手を制し、片手は胸を揉んだまま、社はヒカルのパンティーを脱がした。
わざとそれを片方の足首で止めさせると、改めて脚を開かせ、其処を視姦するように見た。
そして、布越しの刺激だけでたっぷりと濡れている秘所の割れ目に指を這わすと、
社はゆっくりと、ずぷり、と音を立てつつ、中指を其処に突きたてた。
「ん、くふぅ・・・指、ゆびいぃの・・・・っ、社、動かしてよぉ・・・・」
「どーしよーもないエッチやなぁ、ヒカルは・・・ほら、こうか?」
ぞくり、と社の背筋を何かが駆け上がってきた。
雄としての征服欲にも似たその衝動は、未だズボンの中にあるペニスを緩々と勃ち上がらせる。
濡れた水音を立てて秘所を掻き混ぜられ、ヒカルは切ない喘ぎ声を上げる。
柔らかに己を染めていく快楽に、よがり、雄を刺激する鳴き声を上げ続けていたヒカルだが、
勃ち上がりつつある社のズボンの前を見詰め、にやりと笑い、不意に社に顔を寄せた。
「なー、やしろぉ・・・フェラ、してやろうか?」
119110:05/02/09 00:24:35 ID:9A3PLIDA
とりあえず今回はここまでで。
社が「ヒカル」呼びしてるのは完全に趣味です。スンマセン。
続きも明るくエロにいきたいと思います。でわ。
120名無しさん@ピンキー:05/02/09 13:01:29 ID:tOkqF14L
キテター!
明るいエロ関係イイ!
ヒカ子は加賀にも…ハァハァ
121名無しさん@ピンキー:05/02/20 23:03:32 ID:aB/+PP0Y
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
122名無しさん@ピンキー:05/02/27 23:26:31 ID:sDb34QVn
age is beautiful !!!!!
123名無しさん@ピンキー:05/02/28 23:59:51 ID:4dxQhDWw
皆さん!“もっと妄想を!” (´∀`) 
124名無しさん@ピンキー:05/03/20 09:58:54 ID:QwciauMD
ビバ ヒカ子
125名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 15:31:21 ID:wjh6eICd
あかるいえろばんざいvv
126名無しさん@ピンキー:2005/03/30(水) 11:00:35 ID:DiJygkyD
久々にこの板のぞいて、おっ碁新スレ!?と思ったら・・・
・・・新しずかちゃんの声で癒されよう
127名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 17:12:16 ID:1xYsOFct
こちらの板で初めてヒカ子を知りました。萌えが止まりません。
>プロアマ問わず のお言葉に甘えてヨンヒカ子投下いたします。
CP苦手な方はNGワード【アゲハ蝶】にて。
初心者のため、誤字・脱字・不適切な表現がありましたらどうぞご指摘下さい。
よろしこお願いいたします。
128【アゲハ蝶】:2005/03/31(木) 17:17:47 ID:1xYsOFct
マンションのドアに付けられた鍵穴に鍵を差し込んで右に回す。
ロックを外す手応えのなさにヒカルは顔を顰めた。
元に戻して鍵を抜き、その下にある二つ目の鍵穴にもう一度鍵を差し込む。
やはり施錠はされていない。
ヒカルは軽く首を振るとドアを大きく開いた。
玄関に無造作に脱ぎ捨てられた柔らかそうな茶色いモカシンは、その中に素足を突っ込んでここまでやって来た男を容易に想像させて、思わず口元が綻んだが、その表情を引き締めてヒカルはリビングに向かって怒鳴った。
「中から鍵かけとけ、ってあれ程言っといただろ!?無用心なんだってば!」
自分の留守中どうやって時間を潰していたのか、今は二人がけのソファに寝転がっているその長身は、長い足を持て余しながらヒカルが読めない文字の雑誌を目で追っていた。
「お帰りなさい。ご飯にする?それともお風呂?」
雑誌から目も上げずに永夏が不機嫌に呟いた。
「・・・・・・・どこでそんなクサい台詞を・・・・・・」
コートをソファの背にかけ、手を洗おうと洗面所に向かったヒカルの後ろから永夏の声が続いた。
「昼間見ていたテレビで言ってた。新婚の奥さんが。」
どことなくイントネーションが不自由な永夏の日本語に苦笑を漏らし、ヒカルが永夏に近付く。
「それはさ、夜帰って来たダンナさんに言う台詞だってば。」
「・・・・・・・・続きがあるんだけど。聞きたくない?」
永夏に腕を掴まれてヒカルは下唇を突き出した。
「昼メロだろ?興味ねえ・・・・・・・・・・・」
いきなり腕を引かれて永夏の胸に絡め取られたヒカルの声は、そのまま反転させられ永夏に乗りかかられて閉じ込められた。
「・・・・・・・・それともベッドにする?・・・・って言ってた。」
129【アゲハ蝶】:2005/03/31(木) 17:19:27 ID:1xYsOFct
「ちょっと!冗談ヤメロってば!オレ今帰って来たばっかで・・・・・!待てよ!手も洗ってねえし・・・・!」
じたばたと暴れるヒカルの体を両足で固定して、永夏は右手でヒカルの体中に触れ始めた。
「オマエは今帰って来たばっかりでも、オレはずっと待ってたの。もう、8時間もオマエに触れてない。」
「他にする事あるだろ!?買い物とか・・・・!」
「そんな事韓国にいたって出来る。」
永夏の右手が、ヒカルの履いていた黒いサテンのパンツに伸びた。
両足の間を、服の上から掠めるように指で辿る。
「ねえ・・・・・・・。対局中、オレの事思い出した?」
服と、下着を通したもどかしい指の動きに、ヒカルが身じろぎした。
「・・・・・・・・・思いだ・・・・・・・・・す訳ねえだろ・・・・・・・・。今日の相手は塔矢だったんだ。そんな事考えていて勝てる相手じゃ・・・・・・・・・」
塔矢、という名を聞いて永夏の指の動きが止まった。
「へえ?あんなに情熱的に愛し合ったのに、思い出してもくれなかったの。・・・・・・・あんな奴相手程度で?」
一度ヒカルの目を覗き込むと、背けた視線を追うように永夏はヒカルの唇を吸った。
舌が動き回って、ヒカルの唇ごと自分の物にしてしまうかのような長い口付けにヒカルの抵抗が止んだ。
「嘘つかないでよ。少しでも早く帰ってオレに抱かれたかったくせに。」
ヒカルの膝が反射的に持ち上がって、永夏の鳩尾に軽く蹴りが入った。
「・・・・・・・・だからわざと遅く帰って来たんでしょ?・・・・・・・・・・意地っ張りだから、オマエは。」
「ちが・・・・・・!」
余裕満面の表情で見返されて、ヒカルは言葉に詰まった。
130【アゲハ蝶】:2005/03/31(木) 17:20:30 ID:1xYsOFct
朝、この部屋を出る時まで永夏は上機嫌だった。頑張れよ、のひと言と共に頬に軽いキスをしてくれて、そのまま出勤できる筈だったのに「・・・・・今日はちょっと遅れるかもしれない。塔矢と対局だから。」
そう言ったばかりに状況が一変してしまった。
「そう。じゃあ、オレの事しか考えられないようにしてあげる。早くオレに会えるように、中押しで勝てるようにオマジナイ。」
にっこりと笑った永夏が、まさかそのまま自分を壁に押し付けてくるりと着ていた物を剥いて、何の前触れもなく自分を挿れて来るとは思わなかった。
苦痛で思わず非難の声を上げると「じっとしていて。これから濡らしてあげるから。」と、そう言って、シャツの裾から手を入れて来た。
体の中に楔を打たれたような姿勢のまま、カットソーの下で永夏の手が自由自在に動き回るさまを、ヒカルは呆然と見下ろしていた。両手は器用に下着を持ち上げ、ヒカルの両の乳房を持ち上げ、撫でさすり、乳首を弾いた。
膝が震え始めて、両手を壁に突くと、その手が今度はパンツのファスナーに伸びた。
後ろから身動きが取れない程に体を押し付けられ、それでもヒカルの体の中ではじっと動かない永夏の両手だけが忙しなく動き回っていた。
碁石を挟む人差し指と中指が、ヒカルの体の中心を慈しむように辿り、貫かれた部分から前後に微妙な震動を送った。
「やめ・・・・・・・・・。遅れ・・・・・るから・・・・・・・・・・」
どうして自分はこんな所でこんな事をしているのだろうと思いながら、ヒカルは必死に声を絞り出した。
体の中心が潤って、永夏が一度ゆっくりと動く感覚を、無意識に体が追おうとした。
「・・・・・・・痛くないでしょ?」
こんな事をしている場合ではないのに、とそう思う端からヒカルは永夏が自分に与える快感に自分の置かれている状況を忘れそうになった。
永夏が大きく動き始めて、ヒカルは硬く目を閉じた。
ヒカルの内部が蠢いて、永夏をより大きく飲み込もうと、収縮を始めた時、突然永夏はその体を離した。
「・・・・・・・・・・・・早く帰っておいで。」
あっさりとした表情で身繕いをする永夏の前で自分も大慌てで何とか支度を整え、鍵を投げつけるようにしてヒカルはマンションを後にしたのだった。
「・・・・・・鍵!ちゃんとかけとけよ!出かける時も!!!」
131【アゲハ蝶】:2005/03/31(木) 17:23:01 ID:1xYsOFct
あれから永夏はどうしていたのだろう。まさか一日中ここに居たとは思えない。
そしてヒカル自身は、永夏が言った通り、その言葉のままに早々に帰宅する事に謂れのない反発を感じ、自宅近くのカフェで時間を潰していたのだった。
自分の家に帰るだけだ、別に永夏に抱かれるために急ぐわけではない。
そう自分を鼓舞するように言い聞かせ帰宅をしたのだけれど、案の定、帰宅の遅れを永夏は快く思っていないようだった。

「違う。ほんとに、長丁場だったんだ・・・・・・。今日の対局。」
カフェに立ち寄った事は隠して、ヒカルはひと時アキラとの対局に思いを飛ばした。
永夏が酷く嫌そうな表情をした。
「オレ以外の男の事考えないで。それに・・・・・・・嘘がヘタだ。進藤は。オマエの唇は、ココアの味がした。」
ふん、と匂いを嗅ぐように永夏の高い鼻がヒカルの唇をかすった。
「それから、ここ。・・・・・・・・緒方の煙草の匂いがする。」
相変わらずヒカルの上に圧し掛かりながら、永夏はヒカルの髪に顔を埋めた。
「緒方が・・・・・・オマエの側に来た?」
来たか、と問われればそういえばそうだったかもしれない、とヒカルは思った。
アキラとの対局のあと、ここが失着だったと、緒方は自分の後ろに立って腕を伸ばして盤面を動かしていた。
「オマエの・・・・・・・・どこに触れた?」
腕がかすったか、ひょっとしたら顎の先でも髪に触れたかもしれないけれど、ヒカルにとってそれは接触と言うほどの物でもなかった。
「別に。後ろに立ってただけだよ。」
自分の格好の余りの不利に、ヒカルが憮然と答えた。
「後ろに?・・・・・立ったの?」
永夏の手がヒカルの下着の中に潜っていた。
132【アゲハ蝶】:2005/03/31(木) 17:25:05 ID:1xYsOFct
「その時、オレのこと忘れたんじゃないでしょ?」
忘れられるわけがねえだろ!と反論したかったけれど、それはただ永夏を増長させるだけのような気がしてヒカルは口を噤んだままでいた。
途中まで火を点けられて、中途半端に放り出された体は、日中、何度も永夏を思い出した。一度、その思いのままアキラの顔を見た時、思わず相手に赤面されて焦った程だった。
アキラが、永夏が来日している事も、自分のマンションに転がり込んでいる事も・・・・・・・・昼夜を問わず愛を交わしている事も何も知られていはいないと思いながらも、
まるでほんの数時間前まで永夏の腕の中で震えていた自分を見られているようで、ヒカルは一日中落ち着かなかった。
「ねえ・・・・・・・、オレがソウルにいる間中、一体どんな気持ちでいるか、進藤は考えた事ある?」
永夏の指がじんわりとヒカルの下着の中をいたぶり始めた。
「今日一日中、オマエが感じていたよりも何倍も、何十倍もね、オレはオマエが欲しくて欲しくて・・・・・・・そしてオマエに誰かが触れていたら
どうしよう、って・・・・・・・こうして日本に来られる日を指折り数えているんだ。」
ヒカルの体は容易に永夏に対して開かれていた。その指を咥え込むように動き、朝の永夏の仕打ちを思い出すかのように震えた。
「ダメ。まだ。」
永夏が指を引き抜いた。
つやつやと輝くその指先をうっとりと眺めると、口元に運ぶ。
自分の指先に纏わり付くヒカルの雫を小さなキスで啄ばむように舐め取り、永夏は満足そうにヒカルを見下ろした。
「ダメだってば。」
朝から続いて二度目の中断に、目を閉じたまま切なげに眉根を寄せたヒカルの右手が我知らず自分の脚の間に伸びていた。
「ここはオレの宝箱なんだから。・・・・・・オレしか触っちゃダメ。オマエでもダメ。」
ヒカルが目を開いた。
「・・・・・・・・・強情張らなければいいでしょ?ねえ、オレが欲しい、って。言えないの?」
「・・・・・・・・・メシかフロにしろよ。」
ヒカルの精一杯の強がりに、永夏が体を離した。
133名無しさん@ピンキー:2005/03/31(木) 22:55:41 ID:PpU754Sk
キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
続き待ってるよー!
134名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 19:26:20 ID:2PoY2cvU
神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
135名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 20:46:21 ID:hoF9IanK
管理人さん、SS保管庫への転載ありがとうございます。早速にお手数おかけして恐縮です。
133さん、134さん、ありがとうございます。もの凄く励みになりました。
後ほどもう少し投下できる予定です。
136【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 20:46:57 ID:hoF9IanK
「ベッドよりお風呂?・・・・・・・つまらない女だな。」
そう言いながらも永夏はどこか嬉しそうだった。
ヒカルは、見開いた目が永夏を追って行かないように、その視線が何かを求めている様子を伺われないようにと顔を背けたままでいた。
途中まで開かれかけた身体は、脱ぐ事も、整える事も躊躇われる中途半端に纏わりついている衣服のようで、ヒカルは自分から何のアクションも起こせないでいた。
永夏は時々、ひどく意地悪だ。
何も言わずに雰囲気に流されるように、ごく自然にヒカルを抱く時もあれば、今日のように何かに拘るように焦らす事もある。
一番酷かったのは、永夏のプロポーズの返事を保留して「本因坊になるまでは。」と言い切った時だった。
ヒカルが日本で、本因坊のタイトルに固執する事を永夏は理解できない。説明していないのだから仕方がないとはいえ、諾々と韓国に渡ろうとしないのは
この国に何かの思い入れがあるのか、ここにいて誰かと打ちたいのかと、延々と尋ね、ヒカルの身体を一晩中責め苛んだ。
その日を境に永夏が来日する機会は増え、来日中はホテルに部屋を取らずにヒカルと常に行動を共にするようになった。
棋院に同行する事だけは頼むから止めてくれ、というヒカルの願いも永夏の疑惑を助長するだけだった。
今日も、アキラの誘いを断って・・・・・・・・・それでも自分の中では精一杯早く帰宅したというのに、永夏はこの調子でまた延々と自分をいたぶるのだろうか。
そう思うと溜め息が漏れるようで、それでいて反面、これから永夏にどう扱われ抱かれるのだろうかという一抹の期待がヒカルを熱くした。
「進藤に良く似合いそうな服を買ったんだ。用意しておくから、それを着てくれないかな。」
大股で部屋の隅まで行くと、ヒカルも見た事のある有名なショップの大きな袋を、永夏がひょいと持ち上げた。
永夏の機嫌が少し持ち直したようで、ほっとしながらヒカルはさり気なくファスナーを直してバスルームに向かった。
137【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 20:47:58 ID:hoF9IanK
「後でオレが着せてあげるから・・・・・・・。」
背中に永夏の呟きを聞きながら、それでもまともな服屋で買ったまともな服なのだろう、とヒカルは自分を納得させた。
シャンプーを済ませ、洗顔を終え、頭の上に絞ったタオルを乗せて漸く人心地がついてのんびりし始めたヒカルは脱衣所に永夏の人影が動く雰囲気を感じて
自分の時間稼ぎなど結局は無駄なのだと思い切り、浴槽から上がってざっとシャワーで身体を流し、バスタオルに身を包んだ。

「・・・・・・・・・・風呂場にバスタオル持って入るの?」
大きなタオルをぐるぐると巻きつけて脱衣所に現れたヒカルを見て永夏が面白そうに笑った。
「オマエの身体のどこもかしこもオレの物なんだから、今更隠す必要ないでしょ?」
濡れた髪に一向頓着せず、永夏は自分の胸元にヒカルを抱き寄せた。
ざっくりと編まれたサマーニットの粗い繊維を頬に感じて、ヒカルは永夏の胸の匂いを吸い込んだ。
永夏が自分を欲しがっている時、永夏の体からは丁寧に煎れたアールグレイのような、微かなベルガモットの香りが漂う。
・・・・・・・と、オレは思うんだけれど。
紅茶の種類など知らずに、何気なく注文したアイスティーから永夏と同じ香りがした時、ヒカルは昼日中から赤面しまくりその場に居たたまれず、
そして、海を隔てた国にいる永夏を思ったものだった。
目を閉じて、Vの形に開いた襟元から永夏の素肌の温かさと香りを堪能しているうちに、ヒカルの体を包んでいたタオルが落とされていた。
次に永夏が手に取ったのは、一見何の変哲もない白いシャツだった。
ヒカルの肩の上を、ふわりとそのシャツが覆った。
「・・・・・・・・永夏?」
永夏の腕が淀みなく動いて、ヒカルの胸元でシャツのボタンを留めていった。
138【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 20:48:34 ID:hoF9IanK
「・・・・・・・・良く似合ってる。」
一歩下がって腕組みをしながら永夏がにっこりと笑った。
「あの・・・・・さ、ええと、下着・・・・・・・・・・着てないんだけど・・・・・・・」
男だから分からないのかと思い、ヒカルは軽く腕を組んでその胸元を隠した。
半分男物のような服しか着た事のないヒカルにはその素材など分かるはずもなかったけれど、永夏が選んだ麻と絹でできたそのシャツは、くっきりとヒカルの体を映し出していた。
普通のシャツの第二ボタンがある辺りまで大きく開いた襟元は、角度によってはその中を容易に覗き込めそうだったし、何より透けるその素材はヒカルのピンク色をした乳首の在り処までもはっきりと
主張させていた。
丈はちょうど腰を隠してはいたけれど、もちろんシャツの下にある薄い茂みまでは隠し通してはいなかった。
「今日はその格好でいて。オレが・・・・・・・いつでもオマエを愛せるように。」
永夏の言葉にヒカルの頬が染まった。
139【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 22:11:10 ID:SVDp33Vu
「この格好・・・・って・・・・・・」
まさか下着一枚も着けないでいろというのかとヒカルは永夏の真意を疑った。
「そう。その格好で。次はお食事にする?」
永夏が抱えていた袋の中にはまだ服が入っている様子だったのに、それをさっさと取り上げると、
ヒカルの肩を押すようにしてバスルームを出た。
「ちょっとあのさ、スースーすんだけど・・・・・」
いくら何でもこの格好はないだろうと思い微かな抵抗を見せるヒカルの右手をしっかりと握り、
永夏はキッチンに並べてあった食器や食材をてきぱきと纏め始めた。
「飲み物はミネラルウォーターなんだ。どうしてか分かる?」
背の高いフルートグラスに透明な液体を注ぐ。
「火を使う物は用意していないんだけれど。ね、じゃあ、座って?」
相変わらずヒカルの手を握ったまま、永夏がその右隣に座った。
不承不承腰をかけると、椅子の冷たさがヒカルの下半身を襲った。
「・・・・・・・永夏・・・・・・・」
どうしていいか分からずに永夏の顔を見上げる表情に、彼の目も和らいだ。
「・・・・・・いつもそのくらい素直で可愛ければいいのに。」
それはオマエだろう!とヒカルは思う。自分は別に永夏を拒む意志などない。
永夏がつまらない焼きもちを焼いたり意地悪さえしなければ、いつでもその愛情に応えたいと思っているのに。
「じゃあ、乾杯。」
グラスを軽く持ち上げると、永夏が水を口に含んだ。
そのままヒカルの唇にキスをするとミネラルウォーターを注ぎ込む。
無味無臭の筈の水が、永夏の口中を通しただけでベルガモットの香りが移るようで、ヒカルは、自分の口の中を動き回る舌の動きと共に
流し込まれた水を飲み下した。
140【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 22:11:55 ID:SVDp33Vu
ヒカルの喉が小さく上下するのを見ると、永夏は次の口付けを重ねる。
徐々に早くなっていくペースにヒカルが声を上げた。
「待って永夏・・・・・・そんなに、飲めない・・・・・・・」
ヒカルが喋っているのに永夏はキスを止めない。飲み下せなかった水はヒカルの喉元を通って白いシャツを濡らした。
「もっと・・・・・・・・・。水なら大丈夫。染みにはならないから。だってオマエは明日もこのシャツを着て、一日中オレを思い出すんだからね。」
唇を合わせるたびに水を含んだ永夏の唇は、濡れた喉元を辿り、シャツが張り付いてその色までくっきりと露になった胸元に辿り着いた。
「びしょびしょなのはここだけ?」
笑みを含んだ永夏の声にヒカルが羞恥で唇を噛んだ。
ヒカルが座る椅子の前に立ち膝で屈みこむように永夏が位置を変えた。
白いシャツがぴったりと張り付いたヒカルの全身は、全裸で見るよりも却って淫靡で、永夏は自分の昂ぶりを宥めながらシャツの裾から手を差し入れた。
「・・・・・・ああ、こんなになっちゃって。ねえ、朝からずっと我慢してたんでしょ?負けず嫌いなのは対局の時だけにすればいいのに。
ヒカルの片足を持ち上げて椅子の上に固定すると、眼前に露になったその暗がりに永夏は顔を押し付けた。
舌でなぞりながら、鼻の先でつつくように刺激を加える。ヒカルは椅子の背に頭を預け、両手でその背板の端を掴んだ。
「永夏・・・・・・・・ねえ・・・・・・・・・」
「何?」
まだまだ余裕のある表情で永夏が顔を上げた。
「今日は・・・・・・・・・オマエの事考えたよ。何度も。正直に言うから・・・・・だから・・・・・・・」
「だから何?」
141【アゲハ蝶】:皇紀2665/04/01(金) 22:16:45 ID:SVDp33Vu
そのままヒカルが答えないでいると、永夏は両腕をヒカルの両膝の後ろに回し抱え、酷くアンバランスな格好をさせたまま自分も
同じ椅子に浅く腰掛けた。
そのままヒカルの足を自分の太股の外側に流した。
それから自由になった両手で、ヒカルのシャツのボタンをもう二つ外した。
それでもまだ二つの乳首は濡れたシャツに貼り付いたままで、そのぴったりと密着したもう一枚の皮膚の下を通るように永夏の左手が
ヒカルの胸を揉みしだいた。右手はヒカルの足の付け根を彷徨い、時折触れては離れる、を繰り返していた。
「今日が塔矢との対局だったのなら・・・・・・・その後、誘われたんだろう?いつもみたいにさ。」
「さ・・・・・・・」
誘われた、などという人聞きの悪い言い方をして欲しくなかった。
アキラとの対局は、確かに永夏と対局できる機会に比べれば多いとはいえ、そうそうあるものではない。対局後に塔矢名人の囲碁サロンに寄って
その日の検討をする事は、クラスメートもいないヒカルにとって唯一の友人との愉快なひと時であった。
「今日は・・・・・・・・・帰って来たじゃないか・・・・・・・・・・」
その誘いを断って自分は帰って来たのだ。
だから焦らさないで抱いて欲しい、とヒカルは思った。
「あとね、スカートも買って来たんだ。」
いきなり見当違いの事を言う永夏にヒカルは面食らった。
どう段取りをつけていたのか、テーブルの下には先ほどの紙袋が置いてあった。永夏の長い腕が易々とその袋を引き寄せ、中から一枚のスカートを取り出す。
「このリボンを・・・・・・・・オマエに巻いてもいい?」
スカートのウェスト位置にあった太い黒のサテンのリボンを、永夏の指が引き抜いた。
「オマエを、オレの蝶々にしたいんだ。」
142名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:24:54 ID:/3vAMCHA
永夏×ヒカ子いいな・・・ (*´Д`)´`ァ´`ア

ネ申の次の降臨お待ちしてます。
143名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 00:13:40 ID:3jX9xeLg
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
144名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/02(土) 01:51:09 ID:IQ2U2NUZ
すごくイイ・・・
145【アゲハ蝶】:2005/04/02(土) 22:19:30 ID:uy2Fa8h3
ヒカルと向き合う形で、背凭れに向かって座る永夏は、開いた自分の両腿の上にヒカルの両足を乗せ、ずいと腰を進めた。
軽く持ち上がったヒカルの右足の付け根に一度リボンを巻き付けると腰の後ろを回すようにして反対側の足に持って来る。そこからもう一度左の太股にリボンを巻き、
今度は先程ヒカルの臀部を辿った斜めのリボンと交差するように大きくクロスを描いた。
再び起点に戻って来たリボンは、まるでたすき掛けのたすきのように、ヒカルの股間近くで大きな蝶結びにされた。
「出来た。オレのアゲハ蝶。」
軽く頭を下げてニットを脱いだ永夏は、そのままコットンパンツの前を寛げて、ごわごわとした布地越しですらその存在を主張させていた自分自身を取り出した。
「おいでよ、蝶々さん。」
永夏の両手がヒカルの腰を掴んで、自分の先端でその入り口を探り当てると、一気に手を離した。
それからヒカルの両脇から手を回して、手の平でヒカルの肩に上半身の体重をかけるようにして、深くえぐろうとする。
ヒカルの足の付け根を飾る蝶が、永夏の腰に密着するように震えた。
ヒカルは、自分の中に永夏の大きくて硬い杭を感じて、小さく溜め息を漏らした。
永夏はいつも挿入直後に動こうとはしない。
自分がヒカルの体に与える変化を堪能し、徐々に、痛みを与えないようにと動こうとする。
今朝のように何の準備も出来ていないヒカルの中に入り込む事は滅多になかった。だからこそ、その苦痛がやがて快感に変わった所で引き抜かれた永夏自身を
再び身の内に感じて、ヒカルは朝方の疼きが一気に押し寄せたように早くも感じ始めていた。
「そんなに慌てないでよ。」
永夏の両手が椅子ごとヒカルを抱き締めるようにその体をきつく抱いた。そのためヒカルは一層身動きを封じられて腰を浮かす事もできなかった。
黒い蝶が切なげに震えていた。
146【アゲハ蝶】:2005/04/02(土) 22:20:02 ID:uy2Fa8h3
まだ湿ったままのシャツからヒカルの腕を引き抜いて、永夏は目の前にある乳房に愛撫を加え始めた。
片手でヒカルの動きを閉じ込めたまま片方の突起に唇を当てる。自分の手の中で見る見るうちに薔薇色に上気していく胸と、その下に纏わりつく
ベタベタとしたシャツの白い対比と、そしてそのシャツの下で必死に上下しようとしている蝶を見て、永夏の体がどくんと脈を打った。
ヒカルは、体のなかで一層永夏が大きくなった感覚に、両足を閉じてもっと深く、しっかりと彼を感じたいと思ったけれど、永夏の視線は
目ざとく動きかけた蝶を捕えてその動きを封じ込めた。
自分が恥ずかしいほど潤っているのに、胎内の永夏はそれに同調するように大きくなるようで、ほんの少し下から腰を揺すられただけで
ヒカルの内部は震えた。
早く、いつものように、自分の内臓が引きずり出されるように動いて、そしてまた体の中を削るように深く入り込んで、何度も何度も自分の中を荒らして欲しいとヒカルは思った。
「お願い・・・・・・・・・・。」
酷く悔しそうにそう言うヒカルに、永夏が漸くヒカルの体を固定していた手を離した。
「飛べる?」
自分で腰を動かしてみろと、永夏が促すと、まるで羽化したばかりの蝶が初めて飛び立とうとする時のように、二、三度小さく上下した。
けれど、両足が永夏の体の上に回された不安定な状態で、どこにも力を入れられないヒカルの蝶は、大きく動く事が出来ない。
「んっ・・・・・・・・・・・・・」
それでも、背凭れを掴む両手に力を込めて何とか腰を浮かせて、再び沈み込んだヒカルは、永夏が自分の中を通り抜ける感覚に鼻から息を漏らした。
「ああ・・・・・・・・・上手だ。もう少し。ほら、見てごらんよ。蝶々が大好きな蜜が零れ始めている。ねえ、もう少しでしょ・・・・・・・・」
永夏の指が二人が繋がった場所に運ばれ、ヒカルから零れる体液を伸ばすようにクリトリスを刺激した。
147【アゲハ蝶】:2005/04/02(土) 22:20:36 ID:uy2Fa8h3
「い・・・・・・・・」
「何?イヤ?意地悪?イキそう?」
ヒカルが両腕を永夏の首に回した。永夏の首筋のベルガモットの香りを吸い込みながら顔を上げずに言った。
「意地悪しないでよ。・・・・・・・・・・・オレ・・・・・・・・もう・・・・・・」
首筋に当たるヒカルの頬が熱に浮かされたように熱くて、永夏は満足したように腰を浮かせて着ていた物を脱ぎ捨て、ヒカルと繋がったまま
その体を抱いて立ち上がった。
「しっかり掴まっていて。」
外見とは裏腹に逞しい永夏の腕は、ヒカルのウェストと臀部に回され、そのまま彼女を楽々とベッドルームに運んだ。
永夏が歩くたびに内壁を刺激され続け、ベッドに押し付けられたヒカルは危うくそのまま達してしまいそうになった。
ヒカルの内部の収縮が早くなって、自分が締め付けられる感覚に永夏は眉を顰めた。
「まだ早いでしょ?お楽しみはこれからなのに。」
何度か小刻みに震えたヒカルの体から一度離れた永夏は、その昂ぶった物を隠そうともせずに横たわるヒカルの側に腰掛けた。
白いシーツの上で見る黒いリボンはぐったりと羽を広げた蝶のようで、その近くにある蜜壺から滴る泉にまみれて輝いていた。
「男はアゲハ蝶を見ると追いかけたくなるんだ。」
永夏が、自分のほんの先端でヒカルの脚の間をつついた。
「捕まえたら自慢したくなる。虫篭に入れるなんて無粋な事はオレはしないけどね・・・・・・・・・・。でも例えば・・・・・・・・
細い細い糸でオマエの体を縛って、他の男の手の届かない場所で飛ばせてみられたら、って。ねえ、そういうのはどう?」
ベッドの上でくるりと反転をさせられ、永夏の手がヒカルの腰を持ち上げた。
148【アゲハ蝶】:2005/04/02(土) 22:22:20 ID:uy2Fa8h3
暗闇の中に、ヒカルの白い肌が光って、その体を横切る黒いリボンが永夏の目の前に晒された。
「もっと腰を上げて。足を開いてよ。オマエの蝶が見えない。」
言われるままに両肘を突いて足を開いたヒカルが腰を突き上げた。立ち膝でその腰を掴んで首を傾げるように覗き込んだ永夏は、
ヒカルの後ろから手を差し入れてリボンに触れた。
永夏の手首がヒカルの体の中心に当たって動く。それなのに肝心の指は何も感じないリボンを弄ぶだけでヒカルに触れようとしない。
「何もぞもぞ動いてるの?蝶々が震えてる。」
「・・・・・・・・言われた通りにしてるだろう!」
やけくその様にヒカルが言った。
「素直じゃないね。蝶々はこんなにぐっしょり濡れて動きたがっているのに。」
そう言って、リボンを弄っていた指をヒカルの中に入れる。
「一本じゃ足りない?」
そう言いながらも永夏は一向に指の数を増やそうとも、自分自身を挿入しようともしない。
「・・・・・・・・・何、怒ってんだよ・・・・・・・・」
今日の永夏は、まるでプロポーズされたあの夜のようだ、とヒカルは思った。けれど、思い当たる節は何もない。
「何だ、まだ分からないの?」
さも心外だとでも言うように永夏が指を引き抜いた。
「一つ約束するのなら教えてあげる。それに・・・・・・・すぐに愛してあげる。」
149名無しさん@ピンキー:2005/04/02(土) 22:25:16 ID:uy2Fa8h3
ちょい短めですんません。
昨晩レス下さった方々、本当にありがとうございます。
自分が書いたものをどなたかが読んで下さっているという初めての経験に
オレは今モーレツに感動しております。
150名無しさん@ピンキー:2005/04/03(日) 01:42:32 ID:7Bnll0An
アゲハ蝶(・∀・)イイ!! 
ヒカコ翻弄されまくりですな。


続きを正座して待ってます。
151名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 05:41:08 ID:xpWzYsOU
ヨンヒカ子萌え。
続きを楽しみに待っています!
152名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 20:23:12 ID:8w672O1a
一日開いてしまいました。短期集中の予定でおりますのにすまんです!
ご覧下さってる方に申し訳なく思っております。
前回同様、後ほど多少加筆できると思います。
153【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 20:23:46 ID:8w672O1a
本当の事を言えば、永夏はそれ程腹を立てているわけではなかった。
朝、別れ際に自分の体をヒカルから引き離す事がどれほど難しかったか、一日、彼女がどうしているかを思い、彼女はいつ自分の元へ
戻ってくるのかを思いながら過ごしながらも、欲望の残滓は消えることなく永夏の体を苛んだ。
自分が日本にいる時を狙ったかのように塔矢アキラとの対局が組まれていた事は勿論気に入らなかった。
まるで目に見えない運命の女神が、自分を揶揄かっているような被害妄想にも捉われた。
だが、それはいい。
ヒカルが望んで対局を組んだ訳ではない。
彼女は強くて美しいのだから、だからこそ愛しているのだから、戦いに赴くその気持ちは尊重したいと思っている。
ただ、ヒカルが帰宅の途中に寄り道をした事に永夏は拘っていた。
普段はアキラの父である名人が
まるで塔矢アキラから自分へと、器用にスイッチの切り替えをされたようで、そんな器用な真似が出来る女ではないと頭では理解していても
帰ったヒカルをそのまま素直に愛しむ気持ちにはなれなかった。
中途半端に火が点いていたのは永夏も同様だった。
濡れたシャツ越しに見るヒカルの肢体に下半身は爆発寸前だったし、ベッドへと運ぶ途中にヒカルの体の中に引きずり込まれるように刺激を
受けた自身を、もう一度そこから離すためには大変な努力と自制心とを要した。
別に怒ってるわけじゃないけどね。
それでも、白い尻を持ち上げて自分を誘うヒカルに、何かもっと、ヒカルを待ち続けた自分の心根を刻み込むような言葉はないかと、永夏は思案した。
「明日も、一日中オレの蝶々を付けていてくれる?そうしたら許してあげる。」
154【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 20:24:17 ID:8w672O1a
何を、と問い掛けるようにヒカルが振り向いた。ベッドシーツに押し付けられた顔がもどかしげに動く。
「ホントは検討したかったんでしょ?塔矢アキラとさ。・・・・・いいよ。明日は許してあげる。今日のつまらない細工も許してあげる。
真っ直ぐオレの所に帰って来なかった事もさ、許してあげるから。」
今日は、蝶に糸を結ばずに放してしまった。
でも、明日からのヒカルには糸がついている。そうであれば、それを他の男達に見せびらかしてみたいと思うのは、遠い夏の日にアゲハ蝶を捕まえた全ての少年に
共通する思いだった。
そして、他のヤツのカゴの中にアゲハ蝶がいる事がどんなに羨ましく妬ましいかをも、全てのかつての少年達は知っているのだった。
許してあげる、と繰り返しながらも永夏の手は淀みなく動いていた。
実際、何か他の事をしていなければ永夏自身が、遮二無二ヒカルの中に突き進んで相手の気持ちも考えずに激しく動きたいという欲求を抑えずにはいられなかった。
ヒカルの中から転がるように滴り落ちる愛液の中に自分を突き立てて、一刻も早く自分の形をその体の中に沁み込ませたかった。
「わか・・・・・・・・ったから・・・・・・・・・・」
まるで「負けました」「ありません」とでも言うかのように遂にヒカルが声を出した。
「分かったから何?ちゃんと言ってよ。」
永夏は、自分自身の、先端の膨らんだ部分だけをヒカルの中に進めた。
何の抵抗もなく、するりとその先端を呑み込んだヒカルは、更にその先を自分の中に収めようと腰を突き出した。ヒカルの動きにシンクロするように
永夏が腰を引く。
155【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 20:26:19 ID:8w672O1a
「ここが気持ちいいんでしょ?ここで、オマエの中を引っ掻いて欲しいんでしょ?」
永夏は前後に動くことなく、上下に軽い震動を送る。
ヒカルが感じやすいのは入り口と、それから最奥。
何度も愛し合って、ヒカルが自分にどうして欲しいのかを永夏は知り尽くしている。
反った先端を抜き差しするとヒカルの体は震え、最奥が感じる快感を得ようと筋肉がない筈の膣内が蠕動を始める。そして、奥へ奥へと永夏を導いて行くのだ。
それに抵抗するためには永夏自身が意志を持って離れるしかない。
一度ヒカルの中に入ってしまったら、一瞬でも気を抜くとその甘美なる最奥へと辿り着こうとする自分を抑える事は不可能に近い。
まるで対局のように、と永夏は思う。
そしてそれが自分がヒカルから離れられない理由の一つなのかもしれないとも思い、万が一にでも、他の男が対局同様に魅力的で、離れ難く、自分を虜にして止まない
ヒカルの体を知ってしまったらどうしようかと、自分らしくもない不安を感じる。
「永夏・・・・・・・・・・お願い・・・・・・・早く。」
ヒカルの声に、やっと満足したように永夏が腰を進めた。
太い楔が打ち込まれるような感触は、あっという間に快感に変わった。
156【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 22:27:59 ID:8w672O1a
もっと深く永夏を呑み込みたくて、ヒカルは体を後ろへ押し付けるようにして腰を振った。
「・・・・・・っは・・・・ん・・・・。」
永夏が自分の動きに同調して中心をえぐるように抜き差しをすると、我知らず声が溢れた。
「・・・・・・・降ろして・・・・・」
永夏のいきり立った物で深く貫いて欲しかったけれど、腰を浮かせた状態では、相手がすぐにすいと離れてしまいそうで、ヒカルは貪欲にねだった。
立ち膝の位置からヒカルを抱えるように座り込んだ永夏の上に、ヒカルは思い切り体重をかけて沈み込んだ。
「・・・・・・・んっ・・・・・・」
のけぞったヒカルの後頭部が永夏の鼻を掠めて、ぐったりとその重さを胸に預ける。
ヒカルの体重を支えたまま永夏は手を伸ばしてヒカルの下半身に愛撫を加える。
自分を深々と呑み込んだ場所は、その不自然な体位のため柔毛はすっかり視界から隠され、まるで少女のように無垢に見える白い丘の上に
黒い蝶が一匹息づいているようだった。
その蝶が上下する場所から足の付け根のラインを辿って中心に至り、愛らしく膨らんだ赤い突起を指で摘む。
自分を一時も離さないかのように絡みつく肉壁と、白い肌の中の赤い充血の清潔さが永夏を更に刺激する。
「もっと声出して。・・・・・・・・・ここ、いいでしょ・・・・・・・?」
ヒカルのクリトリスがこりこりと硬くなって、それと同時に内壁が蠢く。
声を上げて放出してしまうのは自分のほうのようで、永夏は両手を後ろについて腰を揺すり上げながら息を整える。
永夏の手の支えがなくなったヒカルは、やがて自分も両手を前に突いて自重を支え、自ら積極的に動き始めた。
どんどん潤ってくる中心と、どんどん大きくなってくる永夏が擦れ合って、我を忘れて腰を使ってしまいそうだった。
「・・・・・・・・進藤、こっち向いて。」
それは、永夏からのいつもの合図だった。
どちらかが勝手に動くだけで達しないようにと、暗黙のうちにお互いが体の向きを入れ換えるサインだ。
そして、この言葉を発した後に、永夏がどれほど激しく身の内で暴れるか、それを知るヒカルは体の向きを変え、永夏の首筋に両腕を回して
自分からベッドに横たわると、やがて訪れる気の遠くなるような快感を思って目を閉じた。
157【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 22:29:06 ID:8w672O1a
「・・・・・・・・・・って、ヤバイよ!おい!」
慌てふためいたヒカルの声で永夏が物憂げに目を覚ました。
「遅刻だ!完全に遅刻!ああやべえ!どうしよ!何着よ!!!!」
ベッドから飛び出しかけて裸でいる事に気付いたヒカルが一瞬躊躇したものの、そのままあっという間にバスルームに駆け込んだ。
「オマエのせいだからな!ああ!ちょっと!何とかしろよこれ!何結びしてんだよ!!!」
バスルームからの怒声に、渋々、といった調子で永夏がそちらへ向かう。
「鋏で切るかんな!」
ヒカルの手が洗面台の鏡面扉を開いて、その中にあった化粧用の小さな鋏に伸びた。
「ああ、ちょっと待ってよ。・・・・・・夕べ、約束したでしょ?」
東向きに窓が開かれたバスルームの、朝の光に溢れた明るい場所に立つヒカルは、相変わらずその腰に黒い蝶を纏わりつかせていた。
「すっごくいやらしくて素敵。」
まるで品定めをするように永夏がにやにやと笑った。
「昨日のシャツとアゲハ蝶。・・・・・・・・・約束、したよね?」
「昨日の・・・・・って。アレ、だって、オマエがびしょびしょにして・・・・・・しわしわになって・・・・・・」
ヒカルが信じられないように永夏を見た。
「ああ。安心して。昨日の夜のうちにね、バスルームに掛けておいたから、湿気で皺は取れてるはず。」
恥も外聞もなく、取り合えず下着だけでも、とあたふたと引き出しを開けているヒカルを尻目に、永夏が悠然と浴室に入って白いシャツをハンガーごと持って来た。
「大丈夫。シミにも皺にもなってない。」
・・・・・・ただし洗ってはいないけれどね。
そう心の中で呟く。
158【アゲハ蝶】:2005/04/04(月) 22:29:35 ID:8w672O1a
永夏の鼻腔を通して、そのシャツからはヒカルの香りが漂っていたし、渡されるままにシャツを受け取ったヒカルは、ふわりと漂うベルガモットの香りに赤面した。
「下着は着ないでよ。・・・・・・・オレと、オレとの夜を思い出して貰うために着て貰うんだからさ。そのまま、シャツ着て。それからリボンはそのまま。その上に昨日は履かなかったスカート。
ストッキングもダメ。オレの蝶々が潰れるからね。
準備が出来たら・・・・・・・行っていいよ。それから、今日は塔矢アキラと検討もしておいで。許してあげる、って昨日言ったでしょ?」
この変態につける薬はない、とヒカルは思った。
とにかく時間がない。
永夏が言う通りの支度をした上に、スプリングコートを羽織った。
「ああ!それはいい。オレの目的はオレを思いだして貰う事で、他の男にオマエの体を見せ付ける事じゃないからね。だけど・・・・・・・
今日は暑そうだよ?」
ピクニックに行く天気を相談するような口調だった。
時間を見つけ次第近くのコンビニで何か買って・・・・・・・・、とヒカルは思った。
ドアを開け、鍵を放り投げようとするヒカルに永夏が言った。
「帰ってきたらすぐに身体検査してあげる。蝶々を外したら分かるんだ。不器用なオマエには真似の出来ないような結び方してあるんだからね。
下着の線なんかついてたら酷いからね?じゃあ・・・・・・ゆっくり楽しんでおいで。」

オレの蝶々さん。

ドアが乱暴に閉まった。
159名無しさん@ピンキー:2005/04/04(月) 22:40:51 ID:SF/1M1q8
エライ (・∀・) ヨカッタ―――!!

GJ.最高。ご馳走様でした。
160名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 18:30:45 ID:Nwb83vD1
キテタY⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!
どうしよう、メチャ萌えだ……
161名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 22:18:07 ID:54DsmmDa
すんません、今日はエロありません!
次回また頑張りますのでお許し下さいー。
いつも暖かい目で読んで下さってありがとうございます。もう少し書かせて下さい。
162【アゲハ蝶】:2005/04/06(水) 22:18:43 ID:54DsmmDa
対局時間は疾うに過ぎていた。
あわや不戦敗、という時間ぎりぎりに対局室へ飛び込み、挨拶もそこそこに畳の上に座ったヒカルは、一礼の後、自分を不機嫌そうに
眺める年配の、小太りの対局者を上目遣いに見詰めた。
「うえ・・・・・・怒ってんなあ・・・・・・・」
確か万年五段、などという面目ないあだ名を付けられていた男だったと思う。
皺の寄ったスーツに開襟シャツ、その襟元にループタイを見つけてヒカルは思わず笑いそうになった。
うほん、と相手が咳払いをして漸く我に返ったヒカルは口の中でもごもごと詫びの言葉を告げ、そして対局が始まった。
つい一週間前には雪かと思うほど冷たい雨が降ったというのに、今日の東京は朝から雲ひとつない快晴で、対局が始まってしばらく経つと
対局者達が発する熱気が室内に篭もり始めた。
ヒカルの相手は時折額に滲む汗をハンカチで拭っていたが、やがて我慢が出来ないように忌々しげに窓を見ると、タイの止め具を調節して
襟元を広げた。
手に持った扇子でパタパタと胸元を扇ぐと、気持ち良さそうに「ああうう。」と声を漏らしている。
・・・・・・ちくしょう、熱いな・・・・・・・・
ヒカルも窓を見た。
職員が気を利かせて窓を開けてくれればいいのに、と思う。
けれど自分が立って窓を開けるのは集中が途切れそうで怖かったし、そこを敢えて開いて、他の棋士達の集中の妨げになる事もヒカルは危惧した。
ショートトレンチのボタンを、普段は使わない第一ボタンまできっちりと留め、いつもはだらしなくぶらぶらさせているベルトまできっちりと
結び、熱そうに頬を上気させているヒカルの姿には独特の色気があった。
163【アゲハ蝶】:2005/04/06(水) 22:19:21 ID:54DsmmDa
彼女の立ち居振る舞いがいつもとは余りにもかけ離れていた事もその一因だったかもしれない。
対局に乗ってくればつい正座を崩したり、盤を覗き込むように膝立ちになったり、打ち掛けでは胡坐をかいて後ろに手を着きヘタレ込む
ヒカルの行儀の悪さは、棋院でも何度か問題視されていた。
それなのに、今日に限ってはぴったりと閉じた膝を一度も緩めることなく、両脇すらきちんと締めて碁盤に向かっている。
一気に打ち込もうとする雰囲気に身構えると、急に何かを思い出したように赤面して正座をし直す、そんなヒカルにいつしか対局相手の
目が泳ぎ始めていた。
「君・・・・・・熱いんだったらコートを脱ぎたまえ。第一、コートを着たまま対局するだなんて、僕にも失礼じゃないか。」
手の甲で額の汗を拭ったヒカルに、年甲斐もなくどぎまぎした相手は、自分を誤魔化すようにヒカルを責めた。
「・・・・・・すいません。あの・・・・・・・・具合が悪くて、その・・・・寒気が・・・・・・」
なんだ、熱があるのか、と相手は合点が言った。
それであれば、熱に浮かされたような潤んだ瞳で自分を見るのも、恥ずかしそうに腰の辺りをくねらせるのも、皆体調のせいなのだろう。
・・・・・・・それなら休んで俺を不戦勝にしてくれればいいものを。
自分では決して認めたくはない劣情を小娘相手に感じた事も、その相手が発熱しているだけだった、というオチも全てが彼を不機嫌に
させ、それからは、黙々と、地道に目数を稼いだ。
そして、地味な戦いを展開され始めると、気持ちがどうしても浮ついているヒカルには圧倒的に不利だった。
昼食のための休憩に入った時、盤面は圧倒的に相手が有利だった。
ふう、と息をついて、ちらちらとあちこちを見渡すと、ヒカルは漸くコートのボタンを一つだけ外した。
外気を求めるように伸ばした白い首筋が汗で光って見えて、対局相手は再び咳払いをしながら席を立った。
164【アゲハ蝶】:2005/04/06(水) 22:20:07 ID:54DsmmDa
「進藤!今日、メシどうする?」
オレは一刻も早くコンビニへ行って!
と、そればかりを考えるヒカルは深く考えもせずに、話しかけてきた和谷に答えた。
「オレコンビニ行くから。そこで買う。」
立ち上がったヒカルの後を和谷がのんびりと付いて来た。
「おっ!いいね!今日あったかいしさ、反対側出て、お堀端で弁当でも食う?」
それから和谷は急に気が付いたようにヒカルの後ろに回りこんで口笛を吹いた。
「てゆうか、おまえ、今日スカートなの!?めっずらしい!こりゃ花見だよな、花見!」
何やらうきうきと辺りに声をかけ、いつの間にかヒカルの周りに人垣が出来てしまった。
「いやだ・・・・・・・・見るなよ・・・・・・・・」
最初は物珍しさからヒカルを取り囲んで囃していた連中だったが、ヒカルがスカートの裾を掴んで身悶えするように嫌がると、その輪が
ほんの少し広がった。
ごくり、と最初に喉を鳴らしたのは誰だっただろうか。
ストッキングを履いていない素足が綺麗で、すぐ手を伸ばせばその脚に触れられるのに、と思ったのは誰だっただろうか。
「・・・・・・・・・見られたくないんだったらそんなモノ履いてこなければいいのに。」
人垣から少し離れて、それでもヒカルを見ていた越智が呟いた。
「あんまり苛めるなよ。スカート履いたくらいでそんなに見世物みたいに思われちゃ進藤が可哀想じゃないか。」
そう笑いながら言った伊角は、いきなり見ず知らずの少女が目の前に現れたようで、冗談にくるまなくてはその姿を直視する事も出来なかった。
「いやまあ、今日はそう言う事で花見だから!」
照れ隠しのように和谷が言って、ヒカルを促すように歩き始めた。
どことなく歩き方までぎこちないヒカルに、殆どの男達が支配欲と保護欲とを掻き立てられ、まるで辺りから守るようにヒカルを取り囲んで移動する。
「あの・・・・・・コンビニ・・・・・・・・」
分かってるって、というふうに彼らの歩みが進む。
コンビニに・・・・・・一人で行きてえんだ・・・・・・オレ・・・・・・
165【アゲハ蝶】:2005/04/06(水) 22:20:47 ID:54DsmmDa
哀願するように「コンビニ」と呟かれた一行は、どぎまぎする胸を沈めながら、とにかくヒカルが望む通りに一刻も早くコンビニへ向かおうと、口数も少なく歩き始めた。

・・・・・・・・・・・永夏の思うツボだ・・・・・・

結局必要な物は何も買えずに、どういう訳か奢って貰った弁当を持って、というよりも持って貰ってヒカルはとぼとぼと歩いていた。
春の強風が時折吹きつける度に体を縮めるようにコートの前を掻き合わせるヒカルに、どこかから溜め息が漏れた。


結局負けてしまった対局の後、がっくりと項垂れるヒカルの周りに、再び男達が群がり始めた。
口々に慰めの言葉をかける彼らを適当にあしらって帰ろうとするヒカルを、一本の腕が引き止めた。
自分たちがしたかった事をした男に対して、周囲から不満の声が上がった。
「・・・・・・・進藤は熱があるんだ。君たちは、今日一日中彼女を見ていてそれに気付かなかったのか?」
真摯な瞳に見詰め返されて皆一様に黙った。
・・・・・・・・熱があるってか、いやむしろ・・・・・・
今日の進藤は、まるでオレを誘ってるみたいだった、と、その場にいた全ての男達が心の中で呟いた。
「進藤はボクが送って行く。」
有無を言わせないアキラの前に、掴まれていない方の片手でコートを握り締めるヒカルは、圧倒的に無力だった。
166名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 03:27:03 ID:5ZjWYuGP
ヤってないのに  エロ――(゚∀゚)――イ!!

アキラがどう絡んでくれるのやら・・・
期待。
167【アゲハ蝶】:2005/04/08(金) 14:44:46 ID:h1yKpZgN
確かに昼食後、ヒカルは一層調子を崩していた。
けれどそれは勿論熱が出ていたせいではない。
いつもは何の遠慮もなく冗談を言い合ったり肩を叩き合っていたはずの仲間達が、急に自分を何か他の物を見るような目つきで見始め
目を合わせるともじもじと視線を反らせる。
そうかと思うと、ヒカルが見ていないところでじっと自分を見ている視線があって、気配に振り向くとそこに気まずそうな表情が
残されている。
車座になって弁当を食べている時、ヒカルはその視線が自分のスカートの中に入り込んで来るような錯覚に陥り、何度も太股を
硬く閉じた。更に悪い事には、そうする度に永夏が自分に結んだリボンが内股を掠めて、昨夜の出来事を思い出してしまうのだった。
まるで、他の男の前で下半身を晒している自分を永夏が遠くから咎めているようで、こんな事をしている自分を永夏は一体どう扱うのだろうか
と思うと、我知らず下半身が疼くのだった。
無意識に太股を擦り合わせると、回りが一斉にごくりと唾を飲み込む。体の中心から潤い始めていて周囲の反応にも気付かずヒカルは
自分の体を恥じた。
オレ・・・・・凄く女臭えんじゃないだろうか・・・・・・・
恐る恐る周りを見ると、また何も見なかったかのように全員が他の話を始めたり、空を眺め始めたりする。
自分を見ている男達が、自分のスカートの中に手を入れたがっているのだと気付いてからは、一層足の間はぬるぬると滑り始め、
午後の投了近くには、居ても立ってもいられないくらい、とにかく早く家に帰って永夏にこの火照りを沈めて欲しい、と切望していた。
どこかの店に寄って下着を買うどころではなかったし、ましてや永夏の言ったようにアキラと昨日の検討をするなど全く念頭になかった。
もちろんアキラも、発熱していると思っているヒカルに今日の出来がどうのこうのと言うつもりはなかったし、彼の名誉のために
付け加えれば、例え一日中ヒカルの様子を伺っていたとしても、その時のアキラには下心など全くなかった。
ヒカルの手を掴んで表通りに出ると、目ざとくタクシーを見つけて手を大きく振る。
止まったタクシーの中にヒカルを押し込めるようにして、アキラも続いて中に入った。
「いいって、オレ、一人で帰れるから・・・・・・・」
168【アゲハ蝶】:2005/04/08(金) 14:45:19 ID:h1yKpZgN
力なく言いながらも、タクシーという密室の中でようやく一枚の下着も身に付けていない無防備な体から緊張を解くことが出来て
ヒカルはほっと息をついた。そして、タクシーという交通手段を見つけて手際よく乗り込ませてくれたアキラにもささやかながら感謝をしていた。
「君の家についたらすぐに帰るから。」
アキラは澄ました表情でそう言うと、運転手にヒカルが住む場所の大まかな地名を告げた。
ヒカルは無言でドアとバックシートとの間に体を押し付けるように座り、時々目を閉じていた。
余程具合が悪いのだろう、とアキラは案じ、近くまで行ったら起こしてあげるから寝ていていい、とヒカルに告げた。
アキラの言葉に安心したかのようにヒカルが目を閉じた。
一日中緊張していたし、体は疼くし、今のヒカルにアキラを思い遣る余裕はなかった。そして確かに少しうとうとしてしまったのかも
しれない。遠慮がちに自分を呼ぶ声に、ヒカルははっと体を起こした。
頬が上気して、目が潤んでいた。そして、自分が隣にいる事に今初めて気付いたかのようにきゅっと体を硬くして口を小さく開けた
ヒカルに、アキラの視線が泳いだ。
「・・・・・・・・細かい所は君が伝えてくれないか。ひどく・・・・・気分が悪そうなところ申し訳ないんだが・・・・・・」
あらぬ方を見ながら、そう言えば進藤は昨日の自分の対局の時にもこんな潤んだ目付きをしていた、ひょっとしたら昨日から具合が
悪かったのかもしれない、とアキラは気の利かない自分を悔やんだ。
ヒカルのマンションの前にタクシーが止まると、アキラはヒカルの荷物を持って当然のように一緒に降りた。
こんなに具合の悪そうなヒカルを見た事がなかったアキラは、自分でも驚くくらい彼女の体を心配していたのだ。
「いや!いい!絶対いい!大丈夫だから!」
と、何やら必死に自分を押し留めようとするヒカルの言葉を無視してアキラは後に続く。
玄関前で躊躇していたヒカルが、鍵穴に鍵を差し、重い音と共にロックが外れると、何故かヒカルがほっとしたようにアキラの方を
向いて言った。
「ありがと塔矢。もう大丈夫だから。」
永夏は部屋にいる時に絶対鍵をかけない。取り合えずドアを開けて二人が鉢合わせをする場面は回避出来たらしい。後はこいつを
さっさと帰そう、とヒカルは思った。
169【アゲハ蝶】:2005/04/08(金) 14:46:47 ID:h1yKpZgN
ヒカルに続いてドアをくぐると玄関先に荷物を置き、そこで礼儀正しくアキラは靴も脱がずに辞去しようとした。
「サンキュー。助かったよ、いろいろ。」
明らかにほっとしたように、そして具合が悪いのだから当然とはいえ、社交辞令にでも「寄って行かないか」と尋ねないヒカルに、
アキラは内心落胆し、そして落胆した自分にも驚いていた。
じゃあ、と言ってドアが閉まり、ヒカルはよろよろと寝室に向かうと大きく息を吐いてベッドへ倒れ込み、アキラは閉ざされたドアの
前に暫く立ち尽くしていた。
アキラは、ヒカルの体を案じる思いと、ひょっとしたらドアが再び開くのではないかという自分に
都合のよい期待で不自然に長いくらいドアの前にいたが、やがて諦めたようにその場を去ろうとした。
その時、何か違和感を感じてアキラは振り向き、もう一度ドアの前に立つと、その違和感が何なのか必死で考えた。
・・・・・・中からロックをする音が聞こえていない・・・・・
思いつくと、アキラは居ても立ってもいられなくなった。
具合が悪くて倒れているのかもしれない。第一いかにも無用心だ。
ドアノブを掴んで勢いよく回そうとして、ひょっとすると眠っているのかもしれないと思い直し、そっと回してみた。
やはりノブは抵抗なく回り、軽く引くとドアが開いた。
「・・・・・・進藤?・・・・・・寝てるのか?」
アキラは小さく声をかけたが、中からは何の返事もない。
ドアの前でヒカルが起きるまで見張り番のような真似をするのは彼女の名誉のためにも芳しくないだろうし、第一いつまでかかるか
分からないのでは現実的な問題解決にはならない。
アキラはヒカルの部屋に入ると、ドアをそっと閉め、その辺りに鍵が落ちていないかと見回した。外から施錠してどこかに隠して、
後で電話で連絡が出来れば一番いいと思ったのだ。
ヒカルのコートがリビングに続くドアの前に落ちていた。
失礼かとは思いながらもポケットを探る。
何も入っていない。
170【アゲハ蝶】:2005/04/08(金) 14:47:27 ID:h1yKpZgN
このドアの先がヒカルの寝室なのだろうと思うと、さすがに躊躇われたが、足元にヒカルのバッグが落ちてはいないだろうかと、アキラは
ほんの少し開いたままの隙間から中を覗いた。
「進藤、寝て・・・・・・・・・・・」
小さな声が途中で飲み込まれた。
口から漏れそうになった声に、アキラは両手で自分の口を押さえた。自分が見ている物が信じられなかった。
ベッドの上にくの字になって横たわるヒカルが、自分の右手を体の中心に這わせて、時折震えながら身を捩っていた。
目を閉じて、切なそうな表情のまま、軽く開けた口から漏れる吐息がアキラの耳元にまで伝わって来るようだった。
ここにいてはいけない、見てはいけない、失礼な事だと思いながらも、アキラの足は根が生えたようにそこから動く事が出来なかった。
めくれ上がったスカートからヒカルの綺麗な足が伸びていて、時折シーツの上を滑るように上下していた。

これは僕が知っている進藤じゃない。
こんなのは進藤じゃない。
僕が追いかけて、僕を追いかけて、僕が見て来た進藤じゃない。

けれど、アキラが初めて見るヒカルは、今までアキラが見て来たどんな彼女よりも淫靡で綺麗だった。
171【アゲハ蝶】:2005/04/08(金) 14:48:00 ID:h1yKpZgN
よろけるようにして一歩後ろに下がったアキラは、突然誰かに肩を掴まれて、ぎょっとしたように振り返った。
背の高い男が立っていて、唇に人差し指を当てて、静かに、とアキラに伝えた。
どうして高永夏がここに。
アキラの問いは永夏の声に塞がれた。
「蝶が羽化してるみたいでしょ。・・・・・・・・綺麗だと思わない?オレの蝶々。」
声も出せないでいるアキラを尻目に、永夏は何の遠慮もなく目の前のドアを開けると、指二本くらいの、ほんの少しの隙間を開けて
ドアを軽く閉じた。
ベッドのスプリングが軋む音が聞こえて、アキラは耳を塞いでその場を立ち去りたい衝動に駆られた。けれど、何故か体は言う事を
聞かずに、ドアに向かって足が一歩前に進んでしまった。
かちりと電気を点ける音が聞こえた。
「いい子にしてた?オレの蝶々さん。」
永夏の声がして、アキラはもう一歩前に進む。
暗い部屋の中を見る事に慣れた目に、ベッドサイドに置かれたランプの明かりが灯った室内は十二分に視界が利いていた。
永夏の手が、ヒカルの太股を撫で上げるように進んでスカートをめくり上げていた。
ヒカルの膝裏を持ち上げて、まるでアキラに見せつけるかのように広げられた下半身は何も身に付けてはいず、けれどそこに黒くて
太いリボンが、まるで一羽の蝶のように結び付けられていた。
「・・・・・・・オレが結んだままにしてた?偉いじゃない。」
オレンジ色に光る室内に、まるで残像のように蠢く蝶を、アキラは目で追った。
172名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 20:07:33 ID:TgVKuILj
続き キテル━━━(゚∀゚)━━━!!
エロが無くてもエロい。GJです。
いつも楽しませてもらっています。更新ガンガレ!!
173名無しさん@ピンキー:2005/04/09(土) 05:58:15 ID:7v6ZiPWI
エロー!
ヨン様と職人様になぶられてる気分だ!

GJ!
174名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 21:06:29 ID:+tBaM1Li
SS保管庫にアクセスできない!?
175名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 22:02:52 ID:J+i7x8Tc
改行が少なくて、一行が長すぎる事にやっと気が付きました。
ブラウザの種類や、窓の開き方によっては、変な所で改行されていて読みにくかった方が
いらっしゃったかと思います。
お見苦しい投稿文書でご迷惑おかけしました。
今日から改行短めにします。宜しくお付き合い下さい。
説明に終始した前回、前々回にレス付けてくださった皆さん、かたじけないです!ありがとうございます。
176【アゲハ蝶】:2005/04/10(日) 22:03:39 ID:J+i7x8Tc
永夏は躊躇なく着ていたシャツを脱ぎ捨て、ベッドの上にいるヒカルに腕を回していた。
ヒカルの上半身を持ち上げてその体を支える。そうでもしないと、
ヒカルの体はすぐにでも崩れ落ちてしまいそうで、自分の体重すら支えられないように見える。
ヒカルが、永夏のキスを当然のように受け入れていた。
アキラは衝撃で、拳で自分の口を押さえた。
くにゃくにゃと頼りなかった体は、永夏が支えていた腕を上へと滑らせてヒカルの顎を両手で掬うと
ベッドの上に膝をぺたんと突きながらもきちんと伸ばされていた。
永夏の唇がヒカルからいつまでも離れなくて、その舌がヒカルの口中を貪って二人の顔の角度が何度も
微妙に入れ替わって、ヒカルの仰け反った長くて白い喉元が上下する度に何かを嚥下していた。
それが永夏の唾液だと気が付いた時、アキラの中を獰猛な怒りが駆け上がった。
ヒカルの体が永夏の体液を受け入れて染まって行くようで我慢が出来なかった。
漸く唇を離すと、永夏の右手が再びヒカルのスカートの中に潜って行った。
ヒカルが何の抵抗もしない事が、アキラには信じられなかった。永夏の手の動きで、ヒカルのスカートが
波打っていた。それから何度も愛おしげに太股を撫で上げ、撫で上げた場所に唇を這わせていた。
ヒカルの太股からもっと中心へと顔を移動させながら、永夏がドアの方をちらりと見たのは自分の
思い過ごしだろうか、とアキラは奥歯を噛み締めながら思った。
177【アゲハ蝶】:2005/04/10(日) 22:04:34 ID:J+i7x8Tc
見るのが嫌ならさっさと出て行けばいいのに、と永夏の目は言っているようで、自分でもそれは理解して
いるのに、それでもアキラはヒカルから視線を外す事が出来なかった。
永夏に腰を抱えられるようにして、両足の間にその頭を挟んでいる格好のヒカルが、後ろ手で支えていた
体重を支えきれなくなったように、後ろへと倒れ込んだ。
ヒカルの頭がベッドの足元の方へ落ちて、ずいと体を進めた永夏の動きに、ヒカルの上半身がアキラの目の前に
だらりと垂れ下がるように晒された。
一日中掻き合わせていたコートの中身が灯りの中に浮かんで、アキラは息を呑んだ。
半透明の白いシャツを通して、ヒカルの胸元が妖しく透けて見える。シャツ越しでも、ぴんと立った乳首が
ありありと見て取れて、その薄衣一枚の下を容易に想像させる。
最初に浮かんだのは安堵だった。
それでは進藤は具合が悪かったのではなかったのか、と。
寒気がして一日中体を縮ませるようにして過ごしていた訳ではなかったのだと。
それから、そんなお人よしな事を考えた自分に猛烈に腹が立ち、そして最後に、ひょとしたら彼女は
昨日の自分との対局の時にも、あんな格好をして対局場に赴いていたのではないか、という恐ろしい仮説に
至って愕然とした。
自分は、ヒカルにとってその程度の存在だったのか。
そう思うと、自分がピエロのようで、対局中に潤んだ眼差しで見詰められて狼狽えた自分をヒカルの記憶から
抹殺してしまいたい、と歯噛みする思いだった。
178【アゲハ蝶】:2005/04/10(日) 22:05:12 ID:J+i7x8Tc
永夏が顔を上げて、ヒカルの体を引き上げると、シャツのボタンを外して行った。
されるがままだったヒカルが、シャツから引き抜かれて両腕の動きが自由になった途端に、永夏の下半身を
覆う服を取り去ろうと躍起になって動き始めた。
「慌てないでよ。・・・・・・・・そんなにオレが欲しかったの?」
くすくすと笑いながら永夏が腰を引く。
四つん這いのように自分に近寄ってくるヒカルのスカートを剥くように、永夏はヒカルの下半身を露出させた。
「さっき、何してたの?オレの事思い出して・・・・・・・・どうやってた?」
裸の胸にヒカルの顔を抱き込むようにして、永夏は後ろからヒカルの体の中心を撫で上げた。
指を立てて上下させたり、くるくると円を描いたり、小刻みに動かしたりと、永夏の手が動く度に
ヒカルが小さく痙攣し、やがて、永夏の手とヒカルの足の間とがオレンジ色のライトを反射する程に
つやつやと輝き始めた。それと同時に聞き覚えのない音が耳に届いて、アキラは一瞬訝しんだが、
それがどこから生まれる何の音なのかが分かって、頬が朱に染まった。
「ほんと、いやらしいよね。いやらしくって綺麗。いつもオマエと対局している男達がさ、こんなオマエを
見たらどう思うんだろう。例えば・・・・・・・塔矢アキラとか。」
いきなり自分の名を口にされて、アキラは心臓が爆発しそうになった。そしてその瞬間確かに高永夏と
視線が合った、と確信した。
「塔矢は・・・・・・・碁の事しか考えてないって・・・・・・・・」
自分の指の動きに翻弄されている筈のヒカルが、妙に筋道立った返事をするのが癪に障る。
「オマエは?・・・・・・・・オレの事しか考えてなかった?今日一日。」
179【アゲハ蝶】:2005/04/10(日) 22:06:02 ID:J+i7x8Tc
永夏の指が一本ヒカルの中に入った。
アキラの目の前で折り曲げた中指がヒカルの中に深く入って、そのまま手の平ごとゆっくりと回し始める。
ヒカルの腰がもどかしげに動かされた。
「オマエがいつもどんなに淫らにオレの上で腰を振っているか、一日中思い出した?」
永夏は指を増やしも、動きを早くもしなかった。
「そう・・・・・・・だよ・・・・・。だから、早く、オマエが欲しいんだ・・・・・・・」
アキラが聞いた事のない、甘くて、切ない声だった。
「大変良く出来ました。」
日本語学校の先生のような発音でにっこりと言うと、永夏は漸くヒカルのスカートのファスナーを下ろした。
「立って。」
ベッドの上に膝立ちで立たせると、ジョーゼットのスカートはすとんと落ちてヒカルの下に流れた。
「そのまま後ろ向いて。」
永夏に言われるままに、ヒカルはドアの方を向く。
アキラの眼前に、黒いリボンだけを纏ったヒカルの裸体が晒された。
後ろからヒカルを抱き締める永夏の両手が脇から前に回って、ヒカルの両方の乳房を包んでいた。
その手の動きに合わせるように身悶えするヒカルに目が眩んで、アキラは、永夏が自分の服も脱いでいた事に
気付かずにいた。
180【アゲハ蝶】:2005/04/10(日) 22:15:35 ID:J+i7x8Tc
永夏の左手は相変わらずヒカルの胸を彷徨っていたが、右手は蝶の付け根を弄び始めていた。
ヒカルが腰を後ろに押し付けるように、ごそごそと動いている。
「・・・・・・・・・欲しくて欲しくてたまらないんだ。いいよ、じゃあおいで。」
横たわった永夏にくるりと向き直ると、ヒカルは永夏の上に跨り、自分自身の指で体を開きながら一気に
腰を落とした。
「んっ・・・・・・・・・あ・・・・・・あ。」
ヒカルが腰を落とす寸前に垣間見えた怒張した永夏の男性器を、あの細い腰のどこに埋め込むのだろうかと
アキラは思った。けれど、ヒカルの体は易々とそれを呑み込み、呑み込んだばかりか、まだ足りないとでも
いうように、密着した腰を前後に揺り動かしていた。
「もっと奥まで突いて欲しいんでしょ?そんなにがっつかないでよ。」
永夏を呑み込んだまま、ヒカルが腰を上下させ始めた。永夏は下からヒカルの乳首を弄ぶ。
「・・・・・あっ・・・・・ん・・・・・・。」
切れ切れの切なげな声が時折アキラの耳に届いた。
「こんなに濡れちゃって。・・・・・・・可哀想に。棋院ではどうしてたの?」
笑いながら永夏が体を起こす。
ヒカルの背中に手を回してその体を後ろへ倒す。
アキラの目の前で、永夏はヒカルの薄い体を押し潰すようにその上に圧し掛かった。
181名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 00:52:05 ID:36hcHc++
ヽ( ・∀・)ノ ウンコー
182名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 02:33:10 ID:TaDjbUVJ
続きキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!
183【アゲハ蝶】:2005/04/11(月) 18:41:44 ID:Lz4I7Oyv
高永夏が、今、進藤ヒカルの中に入っているのだと思うと、アキラは昂ぶる自分自身を抑える事が
出来なかった。
先程までは自分を確かに意識していたと思われた永夏も、今はそんな余裕はないようだった。
あの秀麗な顔が、快感に歪んでいるように思われた。
進藤の中に入り込んで、あんなふうに動いて、そして自分を解放するのはどんなに気持ちがいいのだろうか・・・
アキラは、永夏に成り代わりたいと思っている自分に気付いた。

悔しい・・・・・・・

いつかどこかで、遠い昔に同じ思いに囚われた事がある。
「悔しいよ。何故僕が・・・・・」と、あの時はヒカル本人に自分の気持ちを伝える事ができた。
あの時から、自分は少しも変わっていなかった。
ヒカルが、他の男に抱かれてこんなにも変わっていた事に何も気付かなかった。
貫かれながら無意識に上がる両手を、永夏の手が押さえていた。ヒカルの細い手首を掴んで、ベッドの上に
押し付ける。
両方の手と、そして体の中心をがっちりと永夏に固定されたヒカルは、まるで展翅台の上に広げられた
蝶のようだった。
「進藤、オレが好き?」
永夏が腰を浮かせて、浅くヒカルを突いた。
184【アゲハ蝶】:2005/04/11(月) 18:43:18 ID:Lz4I7Oyv
ヒカルが嫌々をするように何度も首を振る。
「そんなんじゃ分からない。」
ヒカルの欲求を満たさないようにそのままの状態で入り口を突き続ける。
糸のように細く、長い喘ぎ声がヒカルの口から漏れて、アキラの耳朶を嬲った。
「誰よりもオレが好き?」
飛び散っているのは、ヒカルの涙なのだろうか、とアキラは思った。
幼い頃、虫を捕まえたいと思った事は一度もなかった。
父の知人がカブトムシを届けてくれた時も、子供らしく数日は飽かずその様子を眺めていたけれど、
狭い水槽の中でやがて衰弱して死んで行くのかと思うと飼い続ける事が出来なかった。
あの時は母に無理を言って高尾山までカブトムシを放しに行った。
白いシーツの上に肢体を広げられたヒカルは誰よりも綺麗だった。
僕は。
「塔矢アキラよりも、オレが好き?」
ぐいと永夏が腰を押し付けて、ヒカルがくぐもった声を上げた。
「んっ・・・・・・・・。」
ヒカルの精一杯の肯定に永夏は満足出来ないでいる。
僕はいつか。
「誰にも渡さない。」
185【アゲハ蝶】:2005/04/11(月) 18:44:06 ID:Lz4I7Oyv
小さく痙攣を起こしながら喘ぎ声を上げ続けるヒカルの体を押さえ付け続け、永夏は浅く深く抽挿を繰り返す。
「オマエはオレのアゲハ蝶なんだから・・・・・・・・」
一際大きく動いた永夏が、ヒカルと同調しながら震えた。
そのまま何度かヒカルに体を押し付ける。

僕はいつか必ずこの蝶を手に入れる。




ぐったりと死んだように動かなかったヒカルが、そろそろと右手を上げて、永夏の頬に触れた。
「永夏、オマエが好きだよ。」

誰よりも、という声が微かに響いて、アキラと永夏の視線が一瞬中空で絡まった。




                       =======終わり
186名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 18:47:34 ID:Lz4I7Oyv
マイナーカプにも拘わらず、目を通して下さった方々、ありがとうございます。
自分が書きたいと思ったジャンルの、しかも女体という板が存在して、
場をお借りできた事、ありがたく思っております。
また、保管庫の管理人さんには、更新の度にお手数おかけして、そのお仕事の
速さに、恐縮しきりでした。
一度、エロ書いてみたかたんです。
メッセージ下さった皆様にはお礼の申し上げようもありません。
本当に励みになりました。
重ね御礼申し上げます。ありがとうございました。

それでは、ロムラーに戻りまして、また皆様のお作楽しみお伺いいたします。
187名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 22:14:22 ID:sW929mYe
すごい良かった!GJ!
188名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 23:41:25 ID:x9qp76E0
すごい良かった。エロかった。美しかった!GJ!

また何か思いついたら是非に。
189名無しさん@ピンキー:2005/04/11(月) 23:54:47 ID:ZRoxTQBW
>>186
乙でした〜!そしてGJ!
本当に楽しませて頂きました。素晴らしいエロと萌えをありがとう!
190名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 00:49:26 ID:mx/8Afws
キタワァ━━━(n‘∀‘)η━━━ !!!!!

>>186タン、乙です。
あなたのおかげで永夏×ヒカ子に目覚めました。
191名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 21:41:50 ID:Fnl+Kjiu
"(#  ̄ー ̄)〇""グッ"
192名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 10:32:37 ID:GT3IEA+w
筒井タン女体化を是非見たい。
193名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 23:44:04 ID:8UlEjxzx
>>192
↓がいいですよ。筒井子タンもいるよー(・∀・)ノ


●〇「ヒカ碁」女体化妄想(総合)スレ・第2局〇●
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1105280818/

【ご案内】
「ヒカ碁」女体化妄想の全キャラ(ヒカ子たん以外)総合スレです。
対局方法は、お好みの男性キャラの女体化で萌えていただきます。
プロアマ問わずご参加いただけますので、皆様、奮ってご参加下さい。

尚、ヒカ子たん萌えをご希望の方は、エロパロ板のスレをご利用下さい。
又、女体化でない男×男萌えをご希望の方は、801板をご利用下さい。
194名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 23:49:10 ID:QD7TNePd
キッズステーションでリピート放送始まったけどツイツイ、ヒカ子視線で見てしまう。
今夜は三話、四話が放送。成長途中の話をある程度原作に沿わせてヒカ子のif話も読んでみたいなあ。
佐偽×ヒカ子
塔矢名人×ヒカ子
筒井先輩×ヒカなどなどいいな
195名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 22:48:39 ID:0g7ExLPA
ホシュ
196名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 04:01:37 ID:6LBwOm2w
岡と庄司って下の名前なんだっけ?
197名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 14:27:19 ID:6ZStdKH5
>>196
んー、、気になって読み返してみたけど
上の名前しか出て無い。
どっかに出てた?
198名無しさん@ピンキー:2005/04/23(土) 19:30:10 ID:6LBwOm2w
やっぱり無いか…
覚えが無かったんで気になったんだけど
199名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 22:03:50 ID:uBWpYjS7
保管庫、見れなくなってる……
200名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:23:05 ID:mRRDVapJ
俺も見れなかった(T_T)
201名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 01:38:59 ID:i04LV8mB
うあ、、ホントだ見れない……
202保管庫”管理”人:2005/04/29(金) 12:03:05 ID:wM3eZdgq
>>199-201
申し訳ございません。
サーバのハードウェアトラブルで見られなくなっております・・

来月初め頃には復旧の見込みですので、今しばらくお待ち頂けますと幸いです・・
203名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 20:52:10 ID:i04LV8mB
>>202
管理人さん、いつもありがとうございます
鯖のトラブルですか、お疲れ様です。。。

あまり無理されませんように。
願わくば、よいお休みでありますよう。

まったり復活をお待ちしてます!

204名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 21:55:34 ID:sg+xsn6C
>>202
管理人さん、いつもお世話をおかけしております
見られない原因が分かって安心しました
またーりと待たせていただきますので、管理人さんもGWを楽しんで下さい
205名無しさん@ピンキー:2005/04/30(土) 00:43:06 ID:bfIJYGzV
>>202
前に見た時少し疑問だったので伺いたいんですが、
もう一つのスレでupされていた某職人さんの騙り小説も
このまま保管しておかれるのでしょうか?
嫌がらせ目的で貼られた物なのがはっきりしているのに
他の小説と一緒に置いておくのはどうかと個人的に思うんですが…
206名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 16:11:27 ID:VtHNH8pb
見れるようになったみたいですね
荒らしの騙り小説はこのままなのかな?
とりあえず、管理人さん乙でした。
207保管庫”管理”人:2005/05/02(月) 17:45:26 ID:WX7Ytt5/
>>205
ご報告を受けました作品に関しましては、
名前を名無し版のものに変更致しておりますので、
その他の作品と変わりはございませんものと致しております。

それとも、もしかして変更漏れの騙り作品(同一作者名別人物による作品)が、
他にもまだございましたでしょうか・・?
208名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 20:43:26 ID:cCmknN0o
>>207
管理人さんのスタンスは了解しました。
お返事有難うございました。
209名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 21:20:07 ID:pKef1iHF
今外出先なので保管庫見れないですけど乙かれ様ですm(_ _)m

えー、保管庫の管理はぜんぶ管理人さんの好意でしていただいていることですよね。
だから外野が口を出す問題じゃないのはわかっているんですけどやっぱり私も当時あの作品(?)が
保管庫にふつうに入っているのを見た時はちょっとびっくりしたことだけ申し添えておきます。
正直いうと今もちょっとびっくりしてますが。
保管庫の復活じたいは大変嬉しく思っています。今後も宜しくお願い致します。
210保管庫”管理”人:2005/05/02(月) 23:28:30 ID:WX7Ytt5/
>>208-209
あくまで作品の保管庫ですので、
保管作品はあくまでも「作品」としての観点でのみ見させて頂いております。
どのような形の投下であれ、それは保管庫に保管すべき「作品」であるという考えです。

ただ、ご訪問の方々があっての保管庫であるとも考えておりますので、
チラホラと保管取り止めをご希望のご意見が見られますことから、
(そのまま保管しておくべきというご意見はございませんようですし・・)
該当作品(と思われます作品)の保管取り止めを行わせて頂きます。

それでは、保管庫管理人が何度も本スレにレスを致しまして申し訳ございませんでした。
以後、今まで通り黙って保管作業を続けます(^^ゞこちらこそ、今後も宜しくお願い致します。
211名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 23:53:15 ID:8W1EgXWj
管理人さんおつです〜!!
212名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 14:28:14 ID:843WWfap
アクセス解析を流れ流れてここに辿り着きました。
やっぱりあったんですね。こういうスレ。
ここの皆さんにとって自分のサイトでヒカ碁女体化やっている
のってどう思われるのだろう?
アラシじゃなくて本気で素朴に聞きたいです。
スレ違うとかだったらごめんなさい。

213名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 14:46:58 ID:fb8WWcWr
個人的感想なら、お好きにされるのが良ろしいのではないか、としか。
214名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 20:11:41 ID:O/AfZNJ8
なんでノーマルスレ無いうえ誰も立てようとしないんですか?
奈瀬×ヒカルとかあかり×ヒカルとか三谷×あかりとか
ジマ×奈瀬とか見たいのに(;´Д`)
過去スレにあったヒカル×あかりのお風呂物とかよかったのに・・・
215名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 20:26:37 ID:kMFaact0
旧ノーマルスレ住人にお聞き下さい、としか。
ちなみに板内に複数の同一作品スレを立てるのは禁止ですので、
立てないようにお願いしますね。
216名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 00:12:06 ID:faE18mzP
212でした。再び辿り着くのに1週間掛かりました。
というか前回どうやってここまで来たのか分からなくて。
個人的というか自分でそういうコンテンツ持っているので素朴に
どうしてご自分のサイト内でおやりにならないのかと思ったものですから。
そんなに特殊なコンテンツを自分がやっているのかと?
213さんのコメントが私宛でなかったらあほですすいません。
つぎはここお気に入りに入れておきます。
217名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 02:13:31 ID:cOq/LipV
作品の発表のしかたは、人それぞれ、としか。
218名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 08:13:20 ID:gEVkmLGt
216です。その人それぞれのお話がうかがいたかったのですが。
場所を間違えたようですね。失礼いたしました。
219名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 12:14:28 ID:K7QiQuq/
?サイト持っていない人もいるだろうし…
サイトは持っているけど、それとは別に考えている人いるだろうし…
サイトを作ってまでやるほどではないと思っている人もいるだろうし…
サイトを作る作らないは人によるだろうし…
結局話を聞いてどうしたかったのだろう。
特殊であろうとなかろうと自分がやりたいならそれでいいじゃん。
220名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 13:33:29 ID:Y7xdCSWI
胴衣>219
それにレスした人は「その人それぞれ」の意見を書いたんだと思うんだが?
何が不満だったんだろう?
221名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 06:18:04 ID:n+o1Y1lE
一からサイト作るのも結構面倒だしね。
いきなり「エディタでやる」とかは無いだろうからHP作成ソフト買ってきたり、
FTPソフトの設定とか18禁OKなレンタルサーバー探したり・・・・・(色々費用もかかるし)

ちょいちょいと小説を公開するなら、ここに貼り付けるってのが手っ取り早いと思う。
週一連載とか長期連載でやろうとか思うなら、サイト作った方が良いとは思うけどね。
222名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 22:03:52 ID:yaXLeCp3
うーん。
場所を間違えた?というのもよくわからんのですが…

218さんが何を気にしているのか分からないけれど、
ストーリー創る以外の事であまり深く考えないほうが良いのでは?
自分で満足のいく、いいもん創って発表してくださいな。 自分のサイトでも、此処でも良いと思うので。。。
223名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 22:41:26 ID:FOVP91mr
>そんなに特殊なコンテンツを自分がやっているのかと?

検索すれば山ほど出て来るんですから・・・・・・
女体化妄想、結構だと思いますよ、そんなに特殊でもないし。
これからもガンガッて下さいと。
224名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 20:06:38 ID:8/46cIIx
保管庫がみれない・・・
225名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 22:01:24 ID:OP4tcvju
>>224

んー、今は見えてるよー。
226名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 19:55:35 ID:ckiWCwZX
どなたかかワヤ×ヒカ子きぼんぬ。
227名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 20:37:51 ID:HQXBTKeb
俺もワヤヒカコ希望
228名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 00:26:38 ID:lL10RJkp
保管庫の鬼畜ワヤ×ヒカも禿萌えーだったけどラブラブな二人をみたい
229名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 10:08:10 ID:4tmMABoN
○○×ヒカ子でラブいのを。

相手アキ以外ならアキラの全然出てこないヤツをお願いな
カプ外れると元彼 アテ馬 覗き強制 
ろくでもない絡み方してんの多くネ?萌えるけど後味悪いよ
職人がアキラ嫌っててワザとなら仕方ないけどよ
230名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 10:54:55 ID:WlYvHsvN
ベタ展開エロ少なめになっちまいましたが
あとでワヤヒカ子うPります
231名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 12:14:46 ID:ROXGD7no
>>230
激しく期待!

本能の続きも気になる・・・
232名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 16:48:03 ID:DWjdIC2k
>229マジレスするとアキラってそういう役似合うとオモ。
そんな可哀想なアキラが大好きな漏れ。
アキラ嫌いな椰子って少ないんでわ?牡蠣はどうか知らんがな
233名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 20:22:20 ID:lL10RJkp
お言葉にあまえて和ヒカ子を。
ベタでエロ度も低めですが投下させて頂きます。
234雨、熱:2005/05/23(月) 20:25:56 ID:lL10RJkp
曇天が小雨に。小雨が本降りに。そして雷鳴が轟くほどの荒れ模様にかわったのは一瞬の事だった。
「うわーもう最悪!びっしょびしよ!」
「おい、コラそんな濡れたまんま中にあがんなって!」
アパートの階段を駆け上りながら和谷は先を行くヒカルに注意を促す。
和谷の家にいく途中夕立に遭ってしまった。
傘などもっているはずもなく、ヒカルも和谷も濡れ鼠だ。
「タオル貸すから玄関で待ってろっつったろーが!」
合鍵を使い先に部屋に入るヒカルに和谷は咎めるように再び声を上げた。

部屋に入ると湿った空気が充満してた。梅雨独特のあの空気だ。
激しい雨のせいで夕方だというのに部屋は薄暗く視界は群青一色だった。
タオルでかるく水気をふき取り、和谷が着替えを出そうとした時、遠くで雷音が聞こえてきた。
「うわッ」背後でヒカルが声を上げる。
「何,お前怖いの?」びくつくヒカルを見て和谷がからかうように笑った。
「べ、別に…」
ヒカルが否定しようと口を開いた瞬間、雷光が部屋を照らしその直後すさまじい轟音が鳴り響いた。
アパートの屋根を殴りつけるように雨音が激しさを増す。
「…近いな」窓の外をちらりと確認し和谷は小さく呟く。
「ほら、進藤」
ヒカルに着替えを手渡した瞬間、連続して雷が轟く。先ほどと同じ大きさだ。
その瞬間ヒカルが飛びつくようにしがみついて来た。
235雨、熱2:2005/05/23(月) 20:26:27 ID:lL10RJkp
「…進藤っ?」
急に抱きつかれ和谷は少し躊躇った。
「おい…、大丈夫か」
力いっぱい和谷にしがみつきヒカルはわずかに震えている。
搾り出すような小声で震えながらヒカルは言った。
「…怖い…」
「進藤…」
小さな体がひどく頼りなく見えて和谷は思わずヒカルを抱きしめた。
「大丈夫、すぐ止むから」
濡れた服がくっ付き肌にまとわりつく。服越しに相手の体温を感じその感触がやけに生々しかった。
さらに2度続けて雷が鳴り響く。
腕の中でヒカルが体を強張らせる。
「…もうヤダ…」泣きそうな声でヒカルが呟く。
その姿に庇護欲を駆り立てられ少女を抱く腕に力を込める
そしてふと、自分達の距離の近さと、胸の高鳴りに気づいた。
和谷が告白して付き合いはじめた二人だが今までの友達関係の延長のような交際で
相手を意識するような触れ合いを交わした事はなかった。
照れや気恥ずかしさもあるせいか、なかなかそういう空気にならない事が多く、
和谷はともかくヒカルがそういう行為を望んでいるように見えないのも原因でもあった。
それが今。
成り行きとは言え、ヒカルの方から自分の胸へと飛び込んでくれている。
236雨、熱3:2005/05/23(月) 20:27:43 ID:lL10RJkp
…なんか…すっげぇドキドキする」
ヒカルを腕に抱き、和谷はそう一人ごちた。
改めて口にすると鼓動がさらに強まった気がした。
胸が早鐘のように打つ。
こんなに肌を密着させたのは初めてだ。
ヒカルの後頭部に顔を近づけると微かに甘く良い香りがした
雨で濡れた体が上気している。触れ合う肌がひどく熱い。
ヒカルを抱きしめていた手に力を込め和谷はそっと胸へと手を伸ばした。
「…っや」
ヒカルの声があがり和谷は一瞬手を止めた。
が、すぐに指を動かしボタンを外す。
腕の中でヒカルの体がわずかに強張るのがわかったが制止の声も抗う仕草もない。
それを無言の肯定と取ることにし、和谷は自分を勇気付ける。
ボタンを外すとゆっくり中へと手を忍ばせる。
小ぶりな乳房を手のひらでそっと覆う。
湿ったブラジャーが邪魔しその柔らかさを味わう事ができない
和谷はブラジャーをずらすと直接、ヒカルの胸に触れた。
「…わ、や…っ」
ヒカルが搾り出すように声を上げる。
「進藤…触っても、いいよな…?」
すでにここまで密着し、乳房に触れておいて今更自分は何を言ってるんだろう。
そう思いながらヒカルが望まないならこれ以上の行為は踏み切れない。
いまならまだ理性で中断できる。
「俺とこういう事すんのイヤ?」
ヒカルに確認をとるように和谷は尋ねた。
ヒカルが伏せていた顔を上げ和谷の瞳を見つめる。
それは悩ましげな表情で、和谷の興奮を煽るには十分なものだった。
237雨、熱4:2005/05/23(月) 20:28:08 ID:lL10RJkp
「…ちが…ヤじゃ、ない。…でも」
首を振りながらヒカルは良いにくそうに言葉を連ねる。
「…オ、オレの胸っ…ちっちぇえから…っ…ごめん」
恥ずかしそうに口にするヒカルに和谷は体が火照るのを感じた。
下半身に血が集まる。このまま終わらせる事はできなくなった。
和谷は手のひらにすっぽりおさまるヒカルの乳房を優しく撫でた。
「ヒカル…お前、すっげぇカワイイ」
頬に口付けながら和谷は素直に感想を漏らした。
唇を合わせ、ヒカルの舌を絡め取る。
背中に手を伸ばしブラジャーのホックを外した。
キスを交わしヒカルを抱きかかえそっと畳に寝かす。
その華奢な体を組み敷き和谷はヒカルのシャツを脱がせた。
そして自分の服も脱ぎ捨てる。
仰向けになったせいで存在を隠したヒカルの乳房。
滑らかな水平線を描く胸の上、 桃色の乳首だけがやけに目立って見えてとても煽情的に思えた。
その乳首に舌をはわし口内で蹂躙する。そっと歯を立てるとヒカルが小さく喘ぎ声を漏らした。
片方の手で乳房を愛撫しもう片方はヒカルの下肢へと手を伸ばす。
ハーフパンツの前を外しパンティの中へと指を入れた。
「わ、わや…」
不安なのか恥ずかしいのかヒカルが小さく声を上げてしがみついて来る。
「進藤のココ触りたい、いいだろ?」
和谷自身、余裕が無くなって来た。
ヒカルを傷つけるつもりはないが、情欲に駆られはやる自分がいる。。
そんな和谷の姿に有無を言わさない雄の匂いを感じ取ったのかヒカルは抗う迷ったように瞳を伏せ、頷いた。



238名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 20:34:04 ID:lL10RJkp
すいません見落とし誤字が…。
しっかりチェックしてから投下します。反省。
239名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 21:04:29 ID:HFvJ4jfE
早い時間だけど覗きに来たらキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
続き楽しみにしてます。
240名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:13:06 ID:zAduj6zV
ほ、ほほほホントにキタ━━(゚∀゚)━━!!!

職人さん乙! 乙! 期待してます!

241名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 22:17:52 ID:zAduj6zV
229だが
>>232
漏れヒカ子受萌えなんだが可哀想なアキラには萎エ
アキラでなくともあんまりな脇キャラ貶め話は好かん
242名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 21:32:55 ID:qrmvJOZq
ワヤヒカ子キターーー!
職人さん乙!続きを期待

前レスにあった「普段は優しいけどノッて来たら言葉攻め
」な冴木さんも気になる…

あとワヤヒカで寝取りネタも見たいや
たまにはワヤに勝者になってホスィ
243名無しさん@ピンキー:2005/05/24(火) 23:26:53 ID:/rVHDPNK
>232
牡蠣?
244名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 18:08:36 ID:6HKqsh5X

*ただいまこのスレは漏れと牡蠣だけで回しています*


                                    〜 229 〜
245名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:29:10 ID:GnB5ZwXF
246名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 20:43:27 ID:7Q0j8lTy
>>244
お前が言いたいのは
下゙記のことか
花゙卉でも火゙気でもいいが
247名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 17:52:44 ID:ByWBePeE
ttp://www.isoleucine.com/cgi/imgbbs/src/1117097448118.jpg

流れをよまずに投下。
いまさらだけどヒカご100%描いてみた。
248名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 18:38:57 ID:fMC1wktx
アゲハ蝶投下した椰子→牡蛎の種


(;´σ`)痛いおね
249名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 19:56:15 ID:+p0lkj+H
>>247
GJ!どいつも可愛いな
250名無しさん@ピンキー:2005/05/26(木) 20:22:41 ID:gRdN01Pn
ヒカ子がヒロイン、アキラ子がツンデレ、イスミ子が癒し系お姉さん、ワヤ子がおてんば娘
ちゃんとキャラたってるYOヒカ碁100%

しかしヒカル違和感ないなぁ。
251名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 23:43:53 ID:ROA8HsY5
ヒカ子とアキラもの。
特に注意はないです。嫌な方は『恋心』をNGに。
今回はエロ入ってません。
252恋心1:2005/06/04(土) 23:44:40 ID:ROA8HsY5
そういう気持ちになるとは、思いもしなかった。
彼はライバルで、特別な存在だ。他の誰ともちがう。
だから自分がこんな感情を抱いていることに気付いたヒカルはショックを受けた。
これは彼に対するひどい裏切りではないだろうか。
きっかけは本当にささいなことだった。
いつものように碁会所で対局し、一緒に帰ることになった。
その日の碁の内容を話しているとき、アキラはすっとヒカルを反対側に押しやった。
通り過ぎて行く車、穏やかな表情のアキラ。
特別なことはなかった。ただアキラは危ないから車道側を歩いてくれたのだろう。
だが今までそんなことをされたことはなかった。
ヒカルは初めてアキラが男で、自分は女なのだと強烈に意識した。
一度そうなると、もう今までのようにアキラを見ることはできなくなってしまった。
切れ長の目、長い指先、頬にこぼれおちる髪、柔らかな声音。
すべてが特別なものとなった。
今までの自分の少年のような所作が急に恥ずかしくなった。
アキラを見るとドキドキして、頬が赤くなっていく気がした。
(……どうしよう、オレ、塔矢が好きだ……)
ライバルと認めてくれている彼に、このことを知られたらどうしよう。
きっと幻滅される。きっと軽蔑される。きっと嫌われる。
(そんなのヤダ……)
アキラはその容姿ゆえに人気があるのをヒカルは知っている。
女流棋士からラブレターのようなものを受け取り、彼が困った顔をしたのを覚えている。
『ボクたちは囲碁のライバルだから、こんなふうに想われるのは迷惑だな』
そんなふうにアキラに思われたくない。
だからこの気持ちは消さなくてはいけなかった。
253恋心2:2005/06/04(土) 23:46:25 ID:ROA8HsY5
そう思っているのに、どうしてもアキラのことを考えてしまう。
目は自然とアキラを追い、いなければ姿を思い浮かべる。
どうしたらいいのか、ヒカルは途方にくれた。こんなこと誰にも相談できない。
もし和谷に話せば、塔矢アキラのどこがいいのだと言われるだろう。
伊角や冴木ならば少しは親身になってくれるだろうが、アドバイスは期待できない。
そもそも、男友達に言うこと自体、無理だ。
(けど、あかりにだって言えねぇよ)
彼女ならば、気にせず告白しろと言うだろうことは想像できた。
棋士としての複雑な感情など、言ってもわかってもらえないだろう。
ヒカルは長いため息をついた。
「なにかあったのか?」
不意に尋ねられて、目のまえに座るアキラを見た。
とたんに心臓が跳ね上がる。本当に重症だ。
「な、なんでもない」
「このごろ少し集中力がないんじゃないか?」
何気ない言葉だが、ヒカルは頭を思い切り殴られた気分になった。
その通りだ。これから対局しようというのに、自分は余計なことばかり気にしている。
「ごめん」
いつものように言い返さないことに慌てたのか、アキラは首を横に振った。
「責めてるわけじゃない。ただ調子が悪いなら」
「へーき、へーき! 打とうぜ!」
碁石を持ち、深呼吸して盤面に向かう。すると不思議なほど気分は落ち着く。
いつもこうならばいいのに。
女の子の自分はいらない。棋士としてアキラに接したい。
だがそう思うのとは逆に、女の子として見てほしいという気持ちが大きくなっている。
アキラと手をつないだりしたい。そばで笑っていたい。
囲碁など関係なく、近づきたかった。
254恋心3:2005/06/04(土) 23:47:49 ID:ROA8HsY5
市河のお茶を持ってくるタイミングはいつも良い。
香り高い紅茶を飲みながら、二人で検討する。
いくらアキラを好きだといっても、このときはそれが吹き飛ぶ。
「おまえほんっとにわからずやだな! ここはこういう意図があるんだよ!!」
「じゃあこう打たれたらどうするんだ!? そんな稚拙な手は通用しない!」
「チセツで悪いな! けどお前のこっちのノゾキだって、最悪だぞ!」
碁会所中に二人の言い合いが響き渡る。みな肩をすくめて、関わり合おうとしない。
「あ〜クソッ!」
ヒカルはお茶を飲み干した。カップを乱暴に置くと「帰る!」と叫んだ。
アキラは眉をひそめて石を崩した。引き止めることはしない。
リュックを引っ掛けて出ようとするヒカルに市河が声をかける。
「もう暗くなってきたから気をつけるのよ」
「そんな男みたいなヤツを誰が襲うんだ」
「北島さん!」
重いものが胸のなかに落ちてくる。みんな自分を見てそう思っているのだ。
言葉遣いが悪くて、がさつで、男みたいだと。
髪も短いし、スカートもはかない。胸だって小さい。
アキラに似合うのは女の子らしくて、かわいくて優しい子だ。
わかっているが、やはりつらい。
「いっちゃんだって、そいつのこと"進藤くん"って言ってるじゃないか」
「それは、初めのころは男の子だと思ってたから、そのクセで……」
いたたまれなくて、ヒカルは何も言わずに外に出た。
生暖かい湿った空気が肌にまとわりつく。
ヒカルは振り切るように駅へと走った。
255恋心4:2005/06/04(土) 23:50:23 ID:ROA8HsY5
運悪く帰宅ラッシュの時間だった。
電車のなかは押し詰め状態で、人の体臭が車内に淀んでいて気持ちが悪い。
疲れた顔したサラリーマンが乗ってくる。見ているだけで疲れが伝染しそうだ。
紺色の背広の群れのなかで、白いワンピースを着た女性がいた。
薄茶色の髪は波打ちながら肩に広がり、うつむきかげんの横顔は青ざめていた。
具合がわるいのだろうか。まつげがふるえて今にも泣きそうだ。
彼女との距離は1メートルほどだが、人の壁にはばまれて近づくことはできない。
ヒカルはただ見ていたが、ふと顔をあげた女性と目が合った。
明らかに怯えていた。そこでようやく、後ろの男の存在に気がついた。
肩がおかしな位置にさがり、腕が奇妙に動いている。
ヒカルは乱暴に人をかきわけ、男の腕をつかんだ。
「おっさん! 何やってんだよ!」
車内の空気が揺れる。視線がいっせいに自分たちに注がれる。
「お、俺はなにも……」
「この女の人を触ってただろ!」
「触ってなどない! 言いがかりもよせ、糞ガキが!」
煙草交じりの息が顔にかかって不愉快だ。男の血走った目をヒカルは睨んだ。
「わ、わたし触られました。この人、痴漢です……っ」
弱々しい声でワンピースの女性は訴える。男は舌打ちをして、ちょうど開いたドアに
向かって駆け出そうとした。ヒカルはとっさに背広を引き、そのままホームに押し倒した。
「逃げるなんて卑怯だぞ! 謝れ!!」
男は喉から悲鳴をあげ、助けを求めるように手を伸ばした。
その腕はやってきた駅員につかまれることになった。
256恋心5:2005/06/04(土) 23:52:57 ID:ROA8HsY5
「進藤、お手柄じゃん!」
和谷がニヤニヤしながらやってきた。もう筒抜けなのか。
昨夜の痴漢事件は、駅の事務室で詳しい話をしたのだが、囲碁の棋士だと言ったら確認の
ため棋院に連絡をとられた。
プロ棋士が珍しいのか、取調べが終わった後もお茶を飲みながら話をした。
女性は何度も頭を下げてお礼を言った。
しかし、男の子かと思った、という台詞には少し気落ちしてしまった。
首に腕をまわしながら和谷は頭を撫でてくる。
「おまえすげーよっ。ふつうできねぇよ! 本当に女か!?」
ふざけ半分の言葉だとは分かっていても傷ついてしまう。
いつからこんなに女々しくなってしまったのだろう。
(ぜんぶ塔矢のせいだ)
何だか腹が立ってくる。もうアキラのことで動揺したくない。
「っと、危ねぇな、ここの段差」
和谷がつまずき、その手が軽く胸にあたった。だがヒカルは別に気にせず話しかける。
「森下先生はもう来てるのか?」
「まだ。先にこのあいだの棋譜の検討する? あれ、塔矢がいる」
「え?」
エレベータの前でアキラが難しい顔をして立っていた。
ヒカルを見るとますます苦いものを飲んだ表情になった。
「塔矢、おまえ棋院になんか用?」
「きみに会いに来たんだ」
そう言うとアキラはヒカルの腕を引っ張った。
冷たい指先が触れるだけで、ヒカルの心臓は痛いほど鳴っている。
257恋心6:2005/06/04(土) 23:54:42 ID:ROA8HsY5
冷房が効いているはずなのに、急に暑くなった気がした。
壁にもたれかかって、アキラの顔を見る。
アキラは今日は縦じまの半袖のシャツを着ている。色は薄い紺色だ。
「なにしにきたんだよ」
「昨日、痴漢にあったと聞いたから」
「あったのはオレじゃないよ。オレは痴漢をやっつけただけ。駅員さんにほめられたよ。
だいたい、オレが痴漢にあうわけないだろ」
へらへらと笑って手を振ったが、アキラは真剣な目をしている。
「キミは女の子だろう」
少しの照れもなくアキラは言う。ヒカルは思わずポカンとしてしまった。
言われた言葉の意味を考えて、頬が一気に赤くなっていく。
「だからなんだよ」
ぞんざいな口調で言う。嬉しいのか恥ずかしいのかわからなくなる。
「気をつけろと言ってるんだ。なにかあってからでは遅いじゃないか」
「おまえ変な心配しすぎ。何かなんてないよ」
手首をつかまれた。アキラの手のなかの自分がやけに小さく見える。
「キミはボクの手を振りはらえない」
たいして力をこめているようにも見えないのに、アキラの手はゆるがない。
ヒカルは頬を強張らせた。アキラのまなざしが怖い。
「……痛いってば……はなせよ……」
声がかすれてしまった。なんでもない顔をしていたいのに、できなかった。
指が離れるのと同時にヒカルは階段をかけのぼった。
振り返ってアキラの姿を見る勇気はなかった。
258恋心7:2005/06/04(土) 23:56:56 ID:ROA8HsY5
部屋に入ると和谷と冴木がこちらを向いた。興味津々の表情だ。
「塔矢なんの用だったんだ?」
「別にたいしたことじゃないよ。昨日の痴漢事件が気になったから来ただけだって」
冴木が軽く眉をあげて感心した声を出した。
「心配してくれたんだ」
じわりと体温があがる。ヒカルは苦笑いを浮かべてみせた。
「アイツ大げさなんだよ」
「なあ、もしかして進藤と塔矢ってつきあってたりするのか?」
いきなりの質問にヒカルは目を丸くする。
「んなわけないじゃん! オレと塔矢はライバル同士!」
他の人からは、二人がつきあってるように見えたりするのだろうか?
それが本当だったらいいのに、と思いかけて首を振る。特別な感情など必要ない。
「ふうん、けどさ、女から見て塔矢ってかっこいいんだろ?」
すねたような口ぶりに冴木が噴き出した。
「コイツ、昨日しげ子ちゃんに言われたんだよ。『塔矢くんってカッコイー! 塔矢くんが
門下生だったら、ケーキもたくさんおごってもらえるのにぃー』ってさ」
声色まで真似て冴木は言う。和谷はますます頬をふくらませた。
「そりゃあアイツのほうが強いのは認めるけどさ。顔だって、まあ悪くない、とは思う。
でも俺から見たら性格はサイアクだ! しげ子ちゃんは知らないから言えるんだよ」
尊敬する森下師匠の愛娘に言われたことがよほど堪えているようだ。
ヒカルも会ったことがあるが、最近ますますかわいらしくなってきた。
胸もヒカルよりあるように見える。16歳にもなってAカップなんて悲しすぎる。
「塔矢アキラのどこがいいんだ。ワカンネー」
まだ和谷はぶつぶつと言っている。彼が最近しげ子を意識しているのはバレバレだった。
そんな彼を見て、ヒカルは自分はそう見えないようにしなければ、と言い聞かした。
259恋心8:2005/06/04(土) 23:59:13 ID:ROA8HsY5
碁会所でも痴漢撃退のことはすっかり広まっていた。
北島などは呆れたように両手を広げてみせた。
「まったく、本当に男勝りだな。これじゃあ男から逃げていくぜ」
「北島さんみたいなのに近寄ってこられるくらいなら、逃げられたほうがマシ」
「何だと!!」
「まあまあ二人とも。進藤くんは怪我がなくて良かったわ」
二人の言い合いを市河がなだめる。アキラはかかわらずに碁石を並べている。
このあいだの棋院でのことで、会いづらいと思っていたがアキラはそうではないようだ。
ふだんどおりで、特に事件についても触れてこなかった。
今日は早めに帰ろうと思ったのだが、つい白熱して気付けば外は真っ暗になっていた。
やはり最後はケンカのようになり、ヒカルは立ち上がった。
「帰る!」
「おい若先生に謝らないのか、進藤!」
北島の声などいつものように無視する。そしていつものように出ようとした。
だがアキラがいつもとは違った。
「ボクも帰るよ」
アキラの言葉にヒカルは驚いて振り向く。いつも彼は遅くまで碁会所に残るのに。
「塔矢?」
「行こう。これ以上、遅くなるのは良くない」
先に歩き出すアキラにヒカルも慌てて付いていく。
駅に着いて切符を買う段になって、アキラが自分を送るつもりなのに気付いた。
「おまえ、電車こっちじゃないだろ? いいよ、別に。オレもほんの二駅だしさ」
本来なら歩いて帰ることのできる距離だが、駅からの道のほうが明るいため、母親が絶対
に電車を使うようにと言っているのだ。
遠回りだが、言うとおりにしなかったら怒られたので、仕方なく電車に乗っている。
「早く行かなければ電車が来る」
ヒカルの制止など聞きもせずにアキラは行ってしまう。
260恋心9:2005/06/05(日) 00:01:09 ID:ROA8HsY5
相変わらず人が多い。
アキラとヒカルはなんとか電車のなかにすべりこんだ。
そしてヒカルはすぐに激しく後悔した。
密着度がすごい。アキラの胸にぺたりと顔がついてしまう。
離れようとしても無理だった。心臓が耳にうるさいほど鳴っている。
「すごい人だ。いつもこうなのか?」
アキラは心底驚いたようだ。まわりを見て首をかしげている。
「帰宅時間だからしかたねえよ」
「これでは何かあっても身動きがとれない」
首を上げると、アキラの視線とまとめにぶつかる。顔が近い。
うつむくと、まるでアキラの胸に顔をうずめているようになってしまう。
電車はカーブにさしかかり傾いた。よろけるヒカルの肩をアキラが支えた。
(……電車って、スゲーいいかも)
こんなふうにアキラに触れることなど、ふつうなら絶対にできない。
頭をもたせかけてもアキラは嫌がらない。肩の重みが心地よい。
気持ちがあふれだしてくる。アキラが好きでたまらない。
「とーや、好き」
意図せずに唇から言葉がこぼれだした。
それとわかるほどアキラの身体がこわばった。
(オレ、今なにを口走った……!?)
電車の熱気が急に襲ってくる。気持ちが悪く、頭のなかも変にまわっている。
どうやって駅を出たのかヒカルは覚えていなかった。
気付けばアキラと並んで夜道を歩いていた。
261恋心10:2005/06/05(日) 00:04:00 ID:nu8ir0Pt
家のまえで二人は立ち止まる。
お礼を言わなくてはいけないのに、口のなかが乾いていて声が出ない。
怖くてアキラの顔を見ることができない。
黙ったまま二人は立ち尽くしていたが、先にアキラが口を開いた。
「それじゃあ」
ヒカルは辛うじてうなずく。早く去ってほしい。なのにアキラは動こうとしない。
「進藤」
呼びかけられて、肩がぴくりと動く。ヒカルはスニーカーの先を見つめた。
ヒカルは否定したかった。電車での言葉はなんでもないのだと。
しかしアキラはヒカルの気持ちに気付いてしまっていた。
「ボクは、キミのことを最高のライバルだと思ってる」
自分だってそうだ。アキラはかけがえのないライバルだ。
それなのに、それなのに自分は────
「それを忘れないでほしい」
目のまえからアキラが去っていく。ヒカルは顔をあげられなかった。
頬に熱いものが流れる。音もなく雫がこぼれおちる。
「ふられちゃった……」
冗談めかして笑ってみるが、嗚咽が一気にこみ上げてきた。
アキラは優しかった。ヒカルを蔑むことなく、"最高のライバル"だと言ってくれた。
それだけで十分だ。もともと何かを望んでいたわけではない。
なのに苦しくてしかたがなかった。
どこかで、もしかしたら、と期待していたのだ。彼がこの気持ちを受け入れてくれると。
恥ずかしい。このまま消えてしまいたい。
「塔矢、塔矢……とう、や……」
ヒカルの声が誰もいない道に静かに消えていった。
262名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:23:16 ID:qURWVhBc
GJ!
263名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:30:14 ID:LYkwoi8v
(・∀・)イイ!!
264名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:53:43 ID:gMPdmGhG
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
265名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 00:57:11 ID:qURWVhBc
神が降臨しましたな
266名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 01:19:55 ID:P0b9t9I6
切ねぇーーーー!!GJ!こういうのもいいな!
できれば続き希望
267名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:08:55 ID:AOftJnKE
GJだ!
良かったらまた何か書いてくれ(*´Д`)
268名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 21:45:20 ID:yWtc7pkv
とりあえず続きもののつもり。今回は生ぬるい描写あり。
269恋心11:2005/06/05(日) 21:46:08 ID:yWtc7pkv
電車のなかでの言葉を、何度も何度も反芻する。
聞き間違えではないかとさえ思う。だがヒカルの態度からすべてを悟る。
(進藤が、ボクを好き?)
考えたこともなかった。彼女は囲碁のライバルで、そういう目でみたことなどない。
おかしな態度で接したこともないはずだ。
それなのに、ヒカルは自分に恋情を抱いていたのだ。
ヒカルを送る道中、アキラはなんと言っていいかずっと考えていた。
もちろんヒカルの気持ちを受ける気など少しもない。
うつむく少女の姿に苛立ちがつのる。こんな姿は見たくない。
軽い失望をアキラは感じていた。
囲碁以外の関係など自分には必要ない。ヒカルもそうではなかったのか。
一瞬、激しい怒りが胸のうちにうずまく。
だが小さな肩を見ていると、憐れみに近い気持ちが湧いた。
一時の気の迷いなのだろう。すぐにそんな感情など忘れてくれるはずだ。
自分たちは誰にも代えることのできない、好敵手なのだから。
言うべきことを告げて立ち去る。振り向くことはしない。
か細い声が自分を呼んだ気がした。止まりそうになる足を叱咤して歩きつづける。
駅に着いたときには、背中に汗がにじんでいた。
270恋心12:2005/06/05(日) 21:46:57 ID:yWtc7pkv
少女の柔らかな身体が自分の腕のなかにある。
熱い頬は胸に押し付けられ、白くて細い首筋がまぶしく映る。
そっと抱きしめる。少女は逆らうことはしない。
「とーや、好き」
甘い声で自分を呼ぶ。アキラの下肢に急速に血が集まりだす。
我慢などできない。アキラは性急な動作でその身体を組み敷いた。

「うわ!」
思わず叫んでアキラは飛び起きた。胸元を押さえて荒い息を吐く。全身が汗まみれだ。
アキラは自分の部屋で寝ていた。あたりはまだ暗い。
いましがたのことを夢だと確信するまで、布団のなかで動けずにいた。
だが足を動かして自分の身体の異変に気づいて、また固まった。
痛いほど張り詰めたそれは、パジャマのズボンをみっともなく押し上げている。
慌ててティッシュを探す。いや、それよりもトイレに行ったほうがいいか。
そのどちらもアキラはできなかった。
身動きしたとたん、布とこすれた刺激によってあっさり射精してしまったのだ。
朝からアキラは疲れた顔でシャワーを浴びた。
こういうことが嫌だから、定期的に抜いているというのに。
初めて夢を見たのは小学生のときで、出てきたのは市河だった。
あのときの罪悪感は忘れられない。
内容は詳しくは覚えていないが、アキラを打ちのめすには十分だった。
市河に特別な感情などない。それでも夢は関係なく、そういうものを見せる。
その後も何度か、名前も覚えてないクラスメイトの女子が出てきたことがある。
男としてそれはしかたがないことなのかもしれない。
だがヒカルだけは、その対象にしてはいけなかったのに。
271恋心13:2005/06/05(日) 21:47:36 ID:yWtc7pkv
朝ごはんを食べる気にならず、アキラはすぐに碁盤に向かった。
父は母とともに中国に行っている。
それでもアキラは毎朝欠かさず、碁盤のまえに座る。
そうしなければ一日が始まらない気がするのだ。
深呼吸を繰り返して心をなだめる。あれは単なる夢だ。うろたえてはいけない。
石を並べる。だが気持ちがすんなり入っていけない。
(生々しい夢だった……)
すぐに思いおこすことができる。あの感触を身体は覚えているのだ。
夢の原因はわかっている。昨日のヒカルの告白のせいだ。
電車のなかでアキラはヒカルと身体が触れていても気にしなかった。
あの混雑なのだから、いちいち意識していてもしょうがない。
だがヒカルの一言が変えてしまった。
ヒカルに対してそういう願望があるとは、絶対に思いたくない。
あんな夢を見るのは、自分が未熟だからだ。
(お父さんがいなくて良かった)
碁盤をはさめば隠し事などできない。父はアキラの動揺を即座に見抜いただろう。
そしてこんなことで惑っている自分をきつく叱るはずだ。
「いけない、余計なことを考えていた」
棋譜並べの途中だったことに気づき、石をつかんだ。
だがどこに置くつもりだったのか忘れてしまっていた。
石のつながりがバラバラに見える。白と黒との模様を見つめて、ため息を吐いた。
カチャン、と碁笥に落とした石が空しく鳴った。
272恋心14:2005/06/05(日) 21:48:36 ID:yWtc7pkv
華奢な手が碁石をつかむ。
アキラがその指に触れると、少女は明るくほほえんだ。
「とーや、好き」
そう言うと自分の胸に飛び込んできた。
もやがかかったようでよく見えないが、少女は全裸だった。自分も衣服を着ていない。
後ろめたさなど少しも感じなかった。アキラはそのまま机の上に組み敷いた。

「…………」
コトに及ぶ寸前で目が覚めたことに、アキラは安堵していた。
見なくても自分がどのような状態なのかわかっている。
用意していたティッシュを手早くつかむと、下肢にあてがった。
思考が飛ぶ瞬間の後、アキラは自己嫌悪に襲われる。
さすがに三日連続だと、どうしていいかわからなくなる。
目が覚めれば、ヒカルとそういうことがしたいわけではないと、断言できる。
しかし夢のなかの自分は、目の前の少女を組み敷くことしか考えていなかった。
最低だ。本当に救いようがない。アキラは自分の薄汚い性欲を憎悪した。
今度ヒカルと碁会所で会うとき、普通にしていられる自信がない。
もし意思に反して反応してしまったら、それこそ終わりだ。
(ボクは進藤を失ってしまう……)
273恋心15:2005/06/05(日) 21:49:08 ID:yWtc7pkv
暗澹とした面持ちのまま、兄弟子を迎える。緒方と芦原だ。
週に一度、どちらかが必ずやってくる。今日は二人そろってだった。
「昨日、お客さんに鯛をもらったから塩焼きにしたよ」
芦原がふろしきに包まれた大きな皿をかかげる。一方の緒方は手ぶらだ。
父の近況などを話し、三人で家の掃除をする。広い家は埃がたまりやすい。
兄弟子にこんなことをさせてすまないと思うが、二人は嫌がる様子もなくしてくれる。
本当にありがたい存在だ。父が自分を一人、置いていったのも彼らがいるからだろう。
「アキラくん、ちょっとこっちに来なさい」
緒方に手招きをされ、雑巾をしぼる手を止めた。
「なにかありましたか」
質問には答えず、緒方は黙って透明のゴミ袋のなかを指差す。
そこには当然ゴミが入っている。だがアキラはそれに気づき、顔を真っ赤にした。
「見るつもりはなかったんだぜ。部屋に入るときも許可をとったしな。でも、こういうの
はやっぱり嫌だろう?」
丸めたティッシュを見つめたまま、アキラは何とかうなずいた。
緒方はすぐにそれがなんの痕跡なのか気づいたのだ。
「こういうのは部屋に捨てとくもんじゃないぜ。臭くなるしな」
親切なアドバイスに恥ずかしさがさらに倍増する。
緒方は急に頬をゆるめると、顔を寄せてきた。
「で、アキラくんのオカズは誰かな?」
いやらしいオヤジのような表情になっている。アキラは緒方を睨んだ。
しかし緒方はそれを軽く受け流す。薄い唇の両端があがる。
「進藤かな?」
アキラはゴミ袋を奪い取った。
274恋心16:2005/06/05(日) 21:50:18 ID:yWtc7pkv
「下種な想像はやめてください!」
大きな声に芦原が驚いてやってくる。アキラは怒りで頬を赤くした。
緒方のなかでヒカルを汚された気がした。
「ボクと進藤は囲碁仲間です!」 
「ああ、悪かった。冗談だよ」
「緒方さんといえど、そんな冗談は許しません」
芦原はのんきな声でどうしたのかと聞いてくる。アキラはなんでもないときつく答える。
「まあとにかく、そういうのは俺たちにわからないように捨てなさい。それから」
腰を落として緒方はアキラに目線を合わせてきた。
「あまり気に病まないようにな」
見透かされている。
どうしてわかったのだ。そんなに自分の態度はあからさまだったか。
それとも今まで、気づかずにそういうそぶりをしてしまっていたのだろうか。
(緒方さんよりも、ボクのほうがずっとひどい)
あんな夢を見ている自分のほうが────
予期せずにアキラのそこは主張しだした。ゴミ袋を放り出してトイレにかけこむ。
見たくなくて目をつむって取り出す。
とにかく早く終わらせてしまわなくては。だが気がはやってなかなかいけない。
涙目になりながらしごく。こんなところで自分はなにをしているのだ。情けない。
ふいに映像が鮮やかによみがえる。いや、それはつづきだった。
組み敷いた少女の足を開き、腰を進める。
甘い声が耳の奥で聞こえた。
275恋心17:2005/06/05(日) 21:51:08 ID:yWtc7pkv
今日ほど碁会所に行きたくないと思ったことはない。
ヒカルは来るだろうか。来ないでほしい、と思う。
夢どころか、起きていても妄想に苦しめられたのだ。
名前を呼ばれたら、自分はおかしくなってしまうかもしれない。
ドアが開き、小さな人影が勢いよく飛び込んできた。
「こんにちはー! 塔矢いる?」
明るく乾いた雰囲気をまとわせたヒカルは、アキラを見ると手を振った。
いつもと変わりない。拍子抜けするほどだ。
「あちーな! 市河さん、冷たいお茶もらえる?」
すでに用意していた市河は、水滴のついたグラスを目の前に置く。
ヒカルはそれを一気に飲み干すと、アキラに笑いかけた。
「塔矢センセ、すごいな! 向こうの大会で優勝だって? アマの人が多いみたいだけど
プロも参加してて、決勝戦になると壮絶な対局になるんだってな」
「あ、ああ……その棋譜を今日、持ってきた」
「マジ!? 見せて見せて!」
意識するそぶりが少しもない。このあいだのことは、自分の勘違いだったのだろうか。
だとしたら、自分はものすごく愚か者ではないか。
ヒカルはさっそく碁石を並べはじめている。
その顔は真剣そのものだ。アキラの夢のなかのヒカルが霧消していく。
何もかもが元の場所に戻っていく。
石を打つ音が心地よく響いた。
276恋心18:2005/06/05(日) 21:51:42 ID:yWtc7pkv
二人で検討していると、突然ヒカルは立ち上がった。
今日は軽い言い合いすらしていない。
「オレ遅くなるまえに帰るよ」
空はまだ明るい。だがヒカルは帰り支度をしている。
「まだ検討が終わってないじゃないか。ボクはこの一手よりも、こう打ちたいんだが……」
「悪いけど、今度にしようぜ」
今までのヒカルだったら絶対言わない言葉だ。
彼女はしつこく一手を追及するのに。
「あら進藤くん、もう帰るの? 早過ぎないかしら」
「遅いよりはいいだろ」
「進藤!」
アキラは焦って呼びかける。ヒカルが振り向いたとき、あることに思い至った。
目が、一度も合っていない。
盤面ばかり見ていて気付かなかった。
のどが重くふさがれる。アキラは呼び止めたまま言葉が出てこなかった。
動かないアキラの後ろで、北島が立ち上がった。
「俺も帰るとするか。カミさんがうるさいんだよ。進藤、駅まで一緒に行かないか」
「ええー! 北島さんとー!? お説教されるから嫌だなあ」
そう言いながらもどこか楽しそうな口ぶりだ。
二人ははた目に見るほど仲が悪いわけではない。
アキラも立ち上がった。崩れた盤面には見向きもしなかった。
「進藤、ボクと帰ろう」
277恋心19:2005/06/05(日) 21:52:10 ID:yWtc7pkv
ヒカルの表情が歪む。
それでもアキラは有無を言わせずに腕をつかんだ。
夢のなかのそれよりもしっかりした手ごたえに、胸のなかがざわめく。
「塔矢! いいよ、送ってくれなくて! 今日はまだ明るいしさ。おい、聞いてるか!?」
早足のため二人の息が上がる。
電車のなかは空いていた。だが席には座らず、ドアのまえに立つ。
距離感がつかめない。
近づきすぎるのはもってのほかだが、あまり離れても不自然だ。
ヒカルは顔をそらしたままだ。急に小さくなった気がする。
やっぱりこのあいだのことは勘違いではなかったようだ。
ヒカルは自分のことが好きなようだ。だがやはり、アキラは同じようには思えなかった。
夢のなかでしたようなことを、したいとは思わない。
それどころか、だんだん腹が立ってくる。自分にも、ヒカルにも。
ヒカルがおかしな気を起こさなければ、こんなに気をすり減らすことはなかったのに。
「っごめ……!」
カーブにアキラがよろけた。ヒカルに軽くぶつかる。
甘いに匂いがただよう。ヒカルからだった。香水ではない。
今までこんな匂いはしなかった。
ヒカルは身体をさらに縮こまらせている。夢のなかのように飛び込んでくることなどない。
このまま抱きしめたら、どうするだろう。
手を肩にまわしかける。
278恋心20:2005/06/05(日) 21:52:38 ID:yWtc7pkv
停車駅のアナウンスがなければ、本当にするところだった。
ここのところ、自分はおかしい。
それもこれも全部、横を歩く少女のせいだ。
ヒカルが自分に求めたものを思うと、背筋が寒くなる。
(囲碁だけだ。それだけあればいい)
そんなもっとも基本的で、重大なことをヒカルはわかっていないのだ。
「とーや……?」
おそるおそるヒカルが声をかけてくる。
アキラは無視した。するとまたヒカルは呼んできた。それでも無視した。
いきなり頭をはたかれた。振り向くと、今日初めてヒカルと目が合った。
「無視すんな! バカ塔矢!!」
怒気もあらわな視線に目を細める。こうして挑んでくる目を見たかった。
好意などいらない。いらないのだ、と言い聞かせる。
「塔矢?」
なにも言わないのをいぶかしんだのか、ヒカルが下からのぞきこんできた。
わずかに開いた薄ピンク色の唇に目が釘付けとなる。
考えたことなど一瞬で吹っ飛んでしまった。
自分をつかもうとする手を思い切り振り払った。
「ボクに触るな」
ほとんど叫ぶようにして言った。ヒカルはさっと青ざめた。
それを見て、なにか取り繕わなければと考え、思い直す。
ヒカルにははっきりと言ってやらなければいけない。
「変な態度はやめろ。こっちまでおかしくなる」
潤む瞳を見て、わけのわからないものがこみあげてくる。アキラはそれを飲み込んだ。
「ボクはキミを好きになんかならない」
279名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 22:20:34 ID:yXTlWnt5
初々しく戸惑う二人がいいですね。この後の展開がどうなるのかドキドキ。
続きを楽しみにお待ちしています。
280名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 23:20:22 ID:P0b9t9I6
GJ!GJ!良いですね〜。続きも楽しみにしてます
281名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 23:34:16 ID:u1P65GF1
GJ!
続き待ってるよー
282名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 01:08:09 ID:dWVRuEPF
また良い所で“続く”ですな。グッジョブ。
続き楽しみにしてるよ。
283名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 02:15:48 ID:BbzawZz3
GJ!GJ!
他ジャンル者なのに恋心のせいでアキヒカ子に転びそうです…
284名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 13:32:00 ID:B6sWL2Ti
マジでGJだな。
本出せるんじゃないか?
285名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 15:57:17 ID:WvF5AAgb
ヒカ子たんもアキラもマジ初々しくてたまんねー(*´Д`)ハァハァ
286名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:12:03 ID:FEK//jaV
電車で密着(;´Д`)ハァハァ
処女と童貞(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

使用済みティッシュは密封しないとなw

乙!GJ!!
287名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 19:26:47 ID:iG3LVgfD
>286身も蓋もない言い方にワロス
しっかしエロないのにハアハアな話だな(;´Д`)ハアハア
288名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 23:03:55 ID:I8iJUWOL
GJとしか言い様が無い
289名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:02:04 ID:C3UItNBu
(・∀・)イイ!!
290恋心21:2005/06/07(火) 23:24:57 ID:DnF5XMIk
今日のアキラはいったい何なのだ。
この前はライバルだと言ってくれて、悲しくはあったけれどそれ以上に嬉しかった。
だからもう、自分の気持ちは封印しようと思った。
アキラにふさわしい相手でありたいと決意した。
それをどうして蒸し返されて、あんなふうに言われなくてはいけないのか。
ひとしきりベッドで泣いたあと、ヒカルは鼻をかみながらそう思った。
どんな気持ちで今日、自分が碁会所にむかったのかアキラは少しもわかっていない。
あの日以来、ずっとヒカルは悩みつづけていた。
気持ちを知られて、もう何でもない顔でアキラに会うことはできない。
しばらく行くのをやめようか。いや、行きたくなかった。
いつも碁会所でアキラと会うのは楽しみだった。こんなふうに思ったことはなかった。
それでもヒカルが碁会所のドアの前に立てたのは、アキラの言葉があったからだ。
なのに一転して、あの台詞だ。
「……塔矢のバカ。オレなんかを好きにならないことくらい、わかってるよ……」
やはり碁会所に行くのはやめよう。
今のままではアキラをますます怒らせてしまう。
碁を打つのは、アキラのそばにいるためではない。
だが最近の自分はそれを忘れて妙に浮ついていたかもしれない。
「そりゃあ塔矢も怒るよな」
今度こそ、アキラへの恋心を断ってしまおう。
291恋心22:2005/06/07(火) 23:26:05 ID:DnF5XMIk
急に暑いところに来て、額に汗が噴き出す。
空港を降りたヒカルは押し寄せる湿気に思わずひるんだ。
鹿児島での囲碁イベントのため、若手棋士が駆りだされた。
気軽に囲碁を楽しもう、がテーマなのでカジュアルな服装でと言われている。
ヒカルは襟元に花の刺繍が可愛くほどこされている半袖の黄色のブラウスと、すそが柔ら
かく広がった白のスカートを着ていた。
「スカートだなんて珍しいね」
越智に指摘されて、ヒカルは舌をぺろりと出してみせた。
「まあな。実は棋院の人から直接言われたんだよ」
ヒカルはスーツでもズボンをはく。スーツ用のスカートは動きにくいので嫌なのだ。
その姿が凛々しいと一部では評判だが、棋院の関係者はあまりいい顔をしない。
今回も坂巻に呼び止められ、女の子らしい格好でと言われた。
人の服装にまでいちいち口を出してくるのはむかついたが承諾した。
ヒカルとてTシャツにジーンズという出で立ちでくるつもりはなかった。
空は太陽が出たり隠れたりを繰り返している。風がかなり強い。
会場は空調がきいており、かいた汗が一気にひいていく。
「……若手って言っても、下と上って差があるよね」
越智が真ん中に陣取る一団を見てつぶやく。
そこには若手と呼ぶには苦しくなる年齢の男たちがいた。
出はじめた腹、薄くなりかけた頭髪。ヒカルたちから見た十分おじさんだ。
今回のなかでの年少は越智だ。つづいてヒカルと────
ヒカルは会場の雰囲気がざわついたので振り返った。
塔矢アキラだということは、その姿を見るまでもなくわかっていた。
292恋心23:2005/06/07(火) 23:26:38 ID:DnF5XMIk
アキラはサマースーツを着用している。
スーツは禁止ではなかったかと思ったが、会場関係者はなにも言わずに出迎えている。
「さすが塔矢アキラは扱いが違うね」
特に悔しそうにする様子もなく越智は言う。眼鏡の奥の細い目はいつもと変わらない。
ヒカルは胸元をそっと押さえる。大丈夫、心臓はおかしくなっていない。
二人に気付いたアキラが近づいてくる。
「おはよう塔矢。僕たちとは飛行機の便が違ったの?」
「そうなんだ。台風が近づいてるらしいから、どうなるかと思ったけど着けて良かった」
越智から視線をはずすと、アキラはヒカルを見た。ヒカルはぎこちなく笑った。
「はよ。ここって蒸し暑いよな」
「そうだね」
それだけで会話が終わってしまう。なにか話さなくてはと思ってもなにも浮かんでこない。
越智が話してくれればいいのに、彼は沈黙などどうでもいいような顔をしている。
もともと彼はアキラを好いていないので、強いて話したいわけではないようだ。
三人で黙ったまま突っ立っていた。
「……スカート、めずらしいね」
アキラがぽつりとつぶやく。越智と同じ台詞なのに、どうして心乱れるのだ。
「う、うん。坂巻さんに言われてしかたなくな! ガラにもねぇっての!」
「いや、よく……似合ってる」
しゃがみこんでスカートを隠したい衝動に駆られた。
忘れようとしていた想いがまた形になろうとする。
(塔矢って、ズルイ)
もうドキドキさせないでほしい。
293恋心24:2005/06/07(火) 23:27:08 ID:DnF5XMIk
天気が悪いためか、客足はあまり良くなかった。
それでもヒカルは一生懸命相手をした。お年寄りが多いが、それでも若者もいる。
囲碁を知らない彼らに九路盤を用意する。
勝負など関係なく、こんなふうに楽しむのも良いものだと思う。
心地よい疲れに身をまかせて、ヒカルはジュースの缶を頬に当てて目を閉じた。
「進藤、片付けなよ」
越智が石を碁笥にもどしている。
「これ飲んでからー」
「僕のほうが早い便なんだから、さっさと片付けてよ」
「やっとくから、越智いっていいぞ。オレは最終便だからさ」
そう言っても越智は自分の分をきちんと片付けた。周りには目もくれなかったが。
しばらくしてポツポツと雨が降りだしてきた。風も強まっている。
ヒカルはタクシーを急かして空港に着いたが、そこは人でいっぱいだった。
どうやら遅れが出ているようだ。表示を見ると、越智の乗った便を最後に飛んでいない。
「早く帰りてーなあ」
朝一番でやって来て、その日のうちに東京に帰るというスケジュールだったため、ヒカル
は眠くてしかたがない。大きなあくびをして、うとうとし始める。
だが気持ちよく寝ているのに、誰かが自分を呼んでいる。
うるさいなと思っていると、今度は前後に激しく揺さぶられた。
「なんだよ!!」
「進藤、のんきに寝てる場合か? 全部欠航したぞ」
なぜアキラが目のまえにいるのだろう。それよりもその内容にヒカルは飛び起きた。
ヒカルの飛行機は、赤い文字で欠航が告げられていた。
294恋心25:2005/06/07(火) 23:28:26 ID:DnF5XMIk
空港は一気に慌しい雰囲気に包まれる。
チケットを持ってカウンターに長い列をつくっている。
「ボクはキミの一つまえの便だったんだよ」
「なんで飛ばないんだよ! だってまだ、そんなに風がきつくなってないじゃん!」
外はまだ薄明るい。木々が風にあおられて揺れているが、まだ大丈夫そうに見える。
「ボクに言われても。台風なんだからしかたがないだろ。それよりも、どうするんだ」
「なにが?」
「空港に泊まるのか?」
テレビでよく見る、空港で一夜を明かしましたという人たちが思い浮かんだ。
ヒカルはげんなりした。ただでさえ疲れているのに、ますます疲れるようなことは嫌だ。
「どうせ明日まで飛ばないんだろ。オレはどっかに泊まるよ」
「うん、そのほうがいいよ。ボクもそのつもりなんだ。手分けしてホテルを探さないか?」
ホテルという響きに一瞬どきりとする。そしてそんな自分を心のなかで怒る。
二人は携帯を使って片っ端から電話をかけた。
だがすでにどこもいっぱいで、空いているところが見つからない。
そうこうするうちに風も強まってくる。
焦りながらいくつめかのホテルに電話する。ようやく二つ、部屋が見つかった。
すぐに予約をとり、二人はタクシーに乗り込んだ。
窓ガラスを雨粒が叩きつけてきた。
295恋心26:2005/06/07(火) 23:29:52 ID:DnF5XMIk
タクシーから出たとたん、雨が襲い掛かってくる。
ホテルの玄関までのわずかな距離で二人はずぶぬれになった。
フロントにかけこむ。同じような人たちがちらほら見える。
「予約をとった塔矢と進藤です」
ホテルマンはうなずくとパソコンをクリックした。そして顔をしかめた。
「申し訳ございませんが、もう一度、お名前をよろしいですか」
「塔矢と進藤です。部屋はちがいます」
男は画面を見、それから他の者を呼んで何やら話している。
濡れた身体が寒くてヒカルはみぶるいした。
「申し訳ございませんが、こちらの手違いにより、進藤様一室しかとられておりません」
「じゃあもう一部屋おねがいします」
「申し訳ございませんが、すでに満室になっております。なにぶん、この台風でお客様が
殺到しておりまして……」
アキラは交渉するが、フロントの男は困り顔で、申し訳ございませんを繰り返すばかりだ。
「そちらのミスだろう! ボクはきちんと予約したんだぞ!」
「申し訳ございません」
何度目かの言葉に、アキラはため息をついた。疲れた顔でヒカルを見る。
「進藤、キミはここに泊まれ」
「塔矢はどうするんだよ」
「ボクは他をあたる」
「一緒に泊まればいいだろ!」
「一人用の部屋だ。それ以前に、そういうわけにはいかないだろう」
去ろうとするアキラのスーツを思い切り引っ張る。
「オレはかまわないから!!」
296恋心27:2005/06/07(火) 23:30:39 ID:DnF5XMIk
アキラとなら、かまわない。
一室を二人で使うとホテルマンをヒカルは説き伏せ、しぶるアキラを説得した。
ようやく二人は部屋に入った。とても狭い。小さなベッドが置かれている。
簡易ベッドはすでにすべて使われているという。用意の悪いホテルだ。
「塔矢、シャワー浴びろよ」
「ボクは平気だから、キミから先に」
アキラは言葉少なく答える。感情が読めない声音だ。
重くなった服を脱ぎ、水気をしぼる。下着まで濡れている。
置いてあったハンガーにかけると、水滴がポタポタと落ちる。
「パンツとブラ、どうしよう……」
さすがに堂々と干せない。それにシャワーの後はなにをはけばいいのだ。
もう一度はくべきだろうか。しかし気持ち悪くて嫌だ。
悩んでしかたなく、ヒカルは鏡台の引き出しに入れた。ここなら大丈夫だろう。
熱いシャワーを浴びると、ようやく落ち着いてきた。
それと同時に、違う昂ぶりを感じる。アキラと一緒の部屋にいる。
この壁をへだてた向こうに、アキラがいるのだ。
裸でいることが急に恥ずかしくなる。見えないはずなのに、おどおどしてしまう。
(バカ! こんなこと考えているから、塔矢が嫌がるんだ)
身体を適当に拭き、気合を入れるように浴衣の帯をぎゅっと締める。
鏡で胸元がきちんと合わさっているかを確認する。
下着はつけていなかった。
297恋心28:2005/06/07(火) 23:32:22 ID:DnF5XMIk
アキラはずいぶんと長いあいだシャワーを浴びていた。
風呂が好きそうだと思っていたが、やっぱりそうだったのだ。
出てきたアキラは、頬は薄赤くなっていたが、いっそう疲れて見えた。
「大丈夫か? なんか具合が悪そうだぞ。それとも腹減った? なんか食べる?」
空港で買ったビニール袋を指差す。アキラは平気だと首を振った。
二人でどうしたらいいかと思っていたが、話題に困るようなことはなかった。
携帯マグネット碁盤で棋譜の検討をした。さすがに疲れて打つ気にはならなかった。
時計の針が日付の変わったことを教える。
「そろそろ寝たほうがいいね」
ヒカルは自分が変な動きをしていないように祈った。
「ん、そーだな。けど……」
ベッドは一つしかない。この場合、どうしたらいいのだろうか。
アキラはそんな考えに答えるように言う。
「ボクが床で寝るよ。毛布を二枚もらってるしね」
「いいよ! オレが床で寝るよ。おまえオレより疲れてるじゃん」
「ふつうは男が寝るものだ」
アキラが手を伸ばそうとする毛布をヒカルは奪い取った。
「男も女も関係ないよ!」
「あるよ。本当なら、ボクはキミと泊まってはいけないんだ。人に知られたら困る」
自分と噂されるのはそんなに迷惑なことか。ヒカルは唇をかんだ。
「人なんか関係ない。だってオレと塔矢はただの棋士同士なんだから。塔矢が床で寝る
ならオレだって床で寝る!!」
アキラは苛立った表情で毛布のはしをつかんだ。
「ボクと一緒に床で寝てどうするんだ。それならボクがベッドなら、キミもそうなるぞ!」
ヒカルの手がゆるみ、毛布がとられた。
298恋心29:2005/06/07(火) 23:32:50 ID:DnF5XMIk
床に毛布を敷くアキラの背中を見つめる。
ヒカルは自分がバカなことを言おうとしていることをわかっていた。
やめなくてはいけない。それでも言わずにはいられなかった。
「オレはおまえと寝たってゼンゼンへーきだぜ」
アキラの肩が動き、信じられないようなものを見る目を向けられた。
「だってオレとおまえで、なにか起こるわけないじゃん。それとも」
ヒカルはからかうように笑ってみせた。
「塔矢はなんとも思ってないヤツでも、一緒に寝るのが怖いのか? 情けないなー」
「ボクが情けないって!? 言ってくれるじゃないか! キミは本当に信じられないな! 
恥じらいってものがないのか! 普通だったら男と同じ部屋でさえ嫌がるぞ!」
「普通じゃなくて悪かったな。けど気にしすぎなおまえよりはマシだ」
毛布を投げ出すと、アキラはベッドを覆うふとんを勢いよくひっぺがした。
本気で怒っているようだ。ヒカルは後じさりしたが狭い部屋なので意味がない。
「ボクだって本当はベッドで寝たいんだ。キミが気にしないなら、遠慮しない」
アキラがベッドに横たわる。ヒカルはひるんだ。
空いているスペースがとても小さい。あそこに自分は寝るのか。
ヒカルのためらいにアキラは意地悪くほほえんだ。
「なんだ、キミだって情けないじゃないか」
その一言にカッとなって、ヒカルもベッドに乗った。だがアキラが壁を指した。
「ボクは明るいと寝られないから、電気を消してくれないか」
「うるせーな!」
怒りながらスイッチを押すと、まわりが闇に沈んだ。
299恋心30:2005/06/07(火) 23:33:22 ID:DnF5XMIk
興奮していたのが一気に冷まされた。
暗すぎる。ヒカルは床の絨毯を踏みしめるようにしてベッドに近づく。
手をつくと重みできしんだ。なんて大きな音だろうか。
ふとんに入ると、すぐそばに体温を感じた。身体中がざわめく。
ヒカルは指先すら動かすことができなくなってしまった。息が速くなる。
「落ちるなよ、進藤」
「落ちねーよ。おまえこそ落ちて頭打つなよ」
軽口をたたいても少しも気持ちはおさまらない。居心地がわるくてしかたがない。
「ボクは寝る。おやすみ」
「うん、おやすみなさい……」
ヒカルは目を閉じて、息を吸い込む。そっと吐き出し、また吸い込む。
時間がどのくらい立ったのかわからない。
そばにいるアキラが気になって、目を開いた。
薄闇のなか目をこらすと、アキラがすでに寝ているのがわかった。一気に力が抜けて行く。
「……塔矢、寝た?」
返事はない。ヒカルは顔を近づけた。アキラは寝ていてもきれいな顔をしている。
「塔矢?」
呼びかけは届かない。頬をつついてみる。アキラは動かない。
「とーや」
手のひらでその感触をたしかめる。初めて触れるアキラの頬はなめらかで温かい。
起きているアキラにこんなふうに触れることは決してできないだろう。
唇を指先でなぞる。柔らかな弾力に心がふるえる。
ヒカルはそっと指先を、自分の唇につけた。
300名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:37:47 ID:uOszQ+QC
きっかり10話ずつの投下なんでしょうか?
今回もGJでした
次回の展開を思ってドキドキしながら続きを待っています
301名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:40:35 ID:olXTy86C
リアルタイムでドキドキわくわく読ませてもらいました。
続きがとても楽しみにお待ちします。
302名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 23:56:53 ID:S28HRbui
今回もGJ。
良いモノ読ませてもらいました。続き期待してるよー。
303名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:06:40 ID:yiMbRydj
(・∀・)イイ!!
304名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 01:41:22 ID:Q35LXxLM
(;´Д`)ハアハア(;´Д`)ハアハア
ヒカ子かわいすぎだす
続き待ち遠しい…刻印を思い出す待ち遠しさ
305名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 14:25:37 ID:lQxYdeED
+   +
  ∧_∧ + 
 (0゚・∀・)    ワクワク
 (0゚∪ ∪ +     テカテカ
 と__)__) +
306名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 10:15:44 ID:HwNZX/SV
GJ!
307名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 12:45:41 ID:/xYlay+Y
続きマダー?
308名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 15:12:00 ID:vej4muYL
雨熱さんも待ってるよ(;´Д`)ハァハァ
309名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 23:53:27 ID:Orw58Uu+
マ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━ダ????
310名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 13:10:02 ID:77OUD6mG
    ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ○○○まだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  愛媛みかん  |/
311名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 14:15:57 ID:LLHd1uWY
書き手さんもお忙しいんだろて
312名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 15:58:05 ID:537Du5Ar
ここが良かったとか、萌え話のほうがよっぽど職人さんもヤル気が出る。
マダマダ〜? なんてアホにでも言えるんだよ。
あと同じ GJ! が続いてるの見ると、自演か? あ? 他に言うことないんか。
313名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 17:07:24 ID:9nMifSLS
他に言うことない
314名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 20:23:23 ID:+pFLN9hJ
だって全てに萌えてうまく言葉にならないんだよ…
315名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 08:10:46 ID:G22VRwkp
アクシデント乗り越えて二人にうまくまとまってほしいな、と
続きが気になって毎日のぞきに来ています。
アク禁巻き添えなどでなければよいのですが
気長にお待ちしております。
316名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 16:39:37 ID:FAdHi2uF
>>312
オマエモナ( ´,_ゝ`) プッ
317名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:21:33 ID:A1Y5J3EJ
煽りに煽り返しておまえアフォか?
ほんと相変わらず嫌な雰囲気のスレだな。
318名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:29:14 ID:TSXK6LyF
オマエモナ( ´,_ゝ`) プッ
319名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 16:58:07 ID:povHbEni
なんか萎えたからもう書かんわ
320名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:19:53 ID:WD8ZZd36
別人でそ

でも急かしたら悪い気がする
321名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 02:20:29 ID:p9SLzHT2
マターリが一番
322名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 14:17:54 ID:M3sZvrzO
ちょっと前はここのスレ、投下が少なかったから
しばらく遠のいていた。
ひさしぶりに寄ってみたら
神様が降臨していた。
アキヒカ子、胸がきゅんとなるよ。
GJ!
323名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:43:24 ID:LpmlBBY3
ワヤヒカコもえがったよ〜
雨熱の続き待ってるよ
324恋心31:2005/06/18(土) 22:33:01 ID:clT9vL4A
水音が聞こえるだけで、気がふれそうになる。
この向こうで、ヒカルがシャワーを浴びている。
丸みを帯びた身体のうえを水が這うように流れていく。
すぐそばに彼女の裸体を想像している男がいるとも知らず、無防備でいる。
もし自分がドアを押し開いて入っていたらどうするつもりだ。
ここにいるのが他の男だったらと思うと腹が立ってくる。
「塔矢、出たよー」
頬を上気させ、雫をたらしままヒカルは出てきた。浴衣姿を初めて見た。
のどが粘りつき、ろくな返事もできない。
風呂場は蒸気であふれている。風呂を沸かさなくて良かったと思う。
同じお湯につかるなどとんでもないことだ。
石鹸があるのを確かめる。しかしシャワーキャップがない。髪が濡れるのは嫌だ。
洗面台の上には歯ブラシと櫛があるが、見当たらない。
アキラは引き出しを何気なく開いて固まった。
白い生地の下着がそこにはあった。
誰のものかは、すぐにわかった。
慌てて引き出しを閉めたが、目には焼きついてしまっていた。
見境なく反応しだした下半身にアキラは舌打ちした。
ドアの向こうにはヒカルがいるのに、こんなところで自分を慰めるのか。
解放を待ちわびたそれから顔をそむける。
触れずに鎮めようとしても、もう無理なことはわかっている。
頭のなかで警報がうるさく鳴っている。シャワーを出し、浴槽のふちに腰をかける。
アキラの声を水音が消す。
水ですべりがよくなり、すばやく手を上下させる。
「う、あ……はっ、ぁ」
自慰行為でこんなに陶然としたことはなかった。
325恋心32:2005/06/18(土) 22:34:49 ID:clT9vL4A
一度の吐精でも熱はおさまらない。
定まらぬ思考のまま、引き出しを開ける。わずかなためらいとともにそれをつかんだ。
湿った下着を見るだけで、また性器が大きく張ってくる。
「っ、く、しんど……っ」
指でしごくだけではとてもじゃないが物足りない。
アキラは膝をつき、片手で身体を支えた。目をつむると、身体の下にヒカルがいた。
怒張した己を思い切り突き立ててしまいたい。
腰がぞくぞくとふるえ、アキラは鋭い声をあげた。
シャワーの水を浴びていたヒカルの下着が、アキラの精液までもかぶる。
それを見て、ようやく我に返る。遅すぎたことに、アキラは青ざめる。
「なんてことをボクは……なんてことを……」
常軌を逸した恥ずべき行為をした。なぜ自制できないのだろう。
お湯で丹念にすすぐ。自分の欲情の痕跡など全部消してしまわなくては。
しかしびっしょりと濡れてしまった下着は、引き出しに仕舞っても乾かないだろう。
アキラはドライヤーを使って乾かした。
あらためてヒカルの下着を見る。こんな小さいものをはいているのか。
生乾きのそれを引き出しに戻し、アキラは冷たい水をかぶった。
巣食うようなこの熱を冷まさなくてはいけない。
のぼせた頭で考える。どうして同じ部屋に泊まることになったのだろうかと。
ヒカルがなんと言おうと、別のホテルを探せばよかった。見つからないのならば、空港で
過ごせばいいのだ。自分の浅はかさをアキラは悔やんだ。
気持ちは奇妙に興奮しているのに、身体はぐったりと疲れていた。
このドアを開けて、ヒカルと顔を合わせるのが怖かった。
なにごともなく夜がすぎてほしいと願った。
しかし今、なぜかアキラはヒカルと同じベッドに入っていた。
326恋心33:2005/06/18(土) 22:36:02 ID:clT9vL4A
自分に触れるヒカルの指を感じていた。
呼ばれたときに、返事をしておけば良かった。だがのどがつまってできなかったのだ。
唇がくすぐったい。ヒカルはどんな表情をしているのだろう。
まぶたを上げようとしても、接着剤で引っ付けられたように上がらない。
やがて指先は遠のき、変わりに規則正しい寝息が聞こえ出した。
ようやく呪縛が解かれたように身動きができるようになった。
「進藤……?」
今度は自分が小さく呼んでみる。ヒカルからの返答はない。
安らかな表情をしていると呆れてしまう。
彼女は自分を意識しているのか疑いたくなる。
実際、さきほどまではヒカルはもう自分のことなど、何とも思っていないと感じた。
でなければ一緒のベッドで寝ようなどと、平気で言うことはできないはずだ。
アキラはヒカルが気にしないと言ったとき、内心ひどくがっかりしていた。
そしてがっかりしたことに、驚いた。
自分の言動は矛盾している。
ヒカルに触れるなと声を荒げたのはほんの数日前だ。
だが今夜、なにかを求めるように触れてくるヒカルに、アキラは歓喜をおぼえていた。
「進藤」
顔を寄せても、ヒカルは動かない。本当に眠っているようだ。
ほのかに石けんの香りがした。シャワーの音が聞こえる気がした。
「進藤」
頬に触れてみる。それから唇をつついた。今まで経験したことのない柔らかさだ。
口づけたら、どんなに気持ちいいだろうか。
327恋心34:2005/06/18(土) 22:37:19 ID:clT9vL4A
ヒカルは寝ている。キスをしてもわからないのではないか?
ほんの少し身を乗り出して、触れてみるだけでいい。
一瞬ならば目を覚ますことはないだろう。自分の所業を知られることはない。
それにヒカルだって男と寝ているのだ。それくらいの覚悟はあるのではないか?
もしかしたら、自分の行動を待ってさえいるかもしれない。
ヒカルは自分のことが好きなのだから。
そこまで考えて、アキラは己の思考に愕然とする。
(ダメだ……! 進藤はボクを信用しているんだ! それを裏切るのか?)
唇から目をそらすのに、アキラは理性を総動員させなければならなかった。
額に汗が浮かんでくる。空調がきいていないのか、やけに蒸し暑い。
それは自分だけではないようで、ヒカルも寝苦しそうに布団をずらした。
「んん……ふ……」
寝返りとともに漏れる声にアキラは耳をすます。
ヒカルのわずかな吐息、唇や指の動きに五感が集中する。
「んー」
ごろりと回転し、ヒカルの身体がベッドから乗り出した。アキラはとっさに抱き寄せる。
そのままアキラのほうを向いた。手のひらに伝わる体温が熱い。
抱きしめることが後ろめたいのに、もうしばらくこのままでいたかった。
夢のなかのように、なにかをしかけるなどとてもできない。
現実のアキラはただじっとヒカルを見守るだけだ。
そのヒカルは大人しく寝ていたが、ふいに襟をつかむと、ためらうことなくずらした。
きっちりと合わさっていた前がだらしなくゆるむ。
アキラは柔らかなふくらみを目にした。
328恋心35:2005/06/18(土) 22:40:03 ID:clT9vL4A
闇のなか、そこはアキラを誘い込むように開かれている。
手をすべりこませれば、触れることができる。
少しだけでいい。その丸みを手のひらで包んでみたかった。
触れられないならば、せめてその襟をひらき、胸のとがりまでを見たい。
(ダメだ……!!)
目を閉じてきつく自分に言い聞かせる。しかし下半身は欲望に忠実だった。
そこが首をもたげるのがアキラにはわかった。
ヒカルのまえで、こんな反応をしてしまった。本当に救いようがない。
身体はこわばったままで、進退を決められずアキラは歯をくいしばった。
ベッドがきしみ、アキラは胸に衝撃を感じた。
おそるおそる目を開くと、ヒカルがさらにぴったりと密着していた。
「く……っ」
ヒカルの膝が股間を押し、アキラはあやうく達しそうになった。
今度こそ、ここから逃れなくていけない。アキラはヒカルの肩をつかんだ。
しかし手は吸い付くように離れない。そして勝手にヒカルを抱きしめてしまった。
なんと小さな身体だろうか。
アキラはヒカルの首筋に顔をうずめた。唇を押し当て、なめらかな肌をたしかめる。
二人のあいだの窮屈なすきまに手をすべらせる。
荒くなる呼吸をなんとか抑えながら、前合わせに手を差し入れた。
予期していたように、ヒカルの肌を守るものはなかった。
柔らかな乳房に触れる。指先をすべらせてみると、ヒカルの身体が動いた。
それでもアキラはもう怯むことはなく、わずかなとがりを見つけてそれをつまんだ。
「んー……ん……」
寝ていても触られていることはわかるのか、ヒカルは逃れるように身体をずらす。
しかしアキラはきつく抱きしめると、そのまま人差し指と親指で揉みしごいた。
329恋心36:2005/06/18(土) 22:42:01 ID:clT9vL4A
いつのまにかヒカルの襟元はほとんど解かれてしまっていた。
アキラは胸をまさぐるのをやめ、おなじく自分の着物をほどいて肌を合わせていた。
こうしているとまるで裸で抱き合っているかのようだ。
押し付けられた膝に、そのまま欲望をこすりつける。
腰を動かすたびに安物のベッドが音をたてる。その大きさがさらに自分を煽る。
ヒカルの足を開かせたいが、寝ている人間を動かすのは難しかった。
それにあまり動くとヒカルが目を覚ます危険がある。
いやいっそのこと、覚まさせてしまえばいい。
ヒカルは自分のことが好きなのだ。拒むはずはない。
汗が頬を流れていく。蒸し暑い空気を吸うと胸が苦しくなる。
「進藤」
耳元でささやく。熱くたぎる自身が限界を訴えている。
これは夢のなかだ。だから許される。暗闇のなか、現実の境い目がなくなる。
不意にヒカルのまぶたがふるえ、視線が宙をさまよった。
凍りついたように動きをとめたアキラを見ると、ヒカルはほほえんだ。
「とー……や」
耳をくすぐる甘い声だった。
その瞬間、アキラは下着のなかで射精していた。
だがいつもと違って、長いあいだ身体がびくびくとふるえつづけた。
自分のしたことに気付いたときには、ヒカルはまた眠りのなかにいた。
アキラは這うようにしてヒカルから離れ、ベッドから落ちた。
床に座り込んだまま、アキラは自分をののしる気力さえなかった。
330恋心37:2005/06/18(土) 22:43:53 ID:clT9vL4A
アキラはヒカルを残して、逃げるようにホテルから去った。
ホテル代の紙幣は枕元に置いた。いけないことをしてしまった気分になる。
少女の浴衣をととのえる手はずっとふるえていた。
動きはじめた朝一番の新幹線に飛び乗ると、ようやく人心地ついた。
移り変わる景色を見ながら、アキラは重い頭で考えた。
認めるしかなかった。
自分はヒカルをそういうふうに────性的な対象として見ていることに。
(ボクは進藤とセックスがしたいんだ)
アキラは生まれて初めて、深刻な性事情にぶつかってしまっていた。
しかもよりにもよって一番大切にしたい存在を、汚したがっているのだ。
そのことを認めても、少しも楽にはならない。
思うだけならまだいい。自分はそれを実行に移しかけた。
昔からヒカルに関しては、感情をうまく制することができなかった。
しかしここまでだとは思わなかった。
(もう絶対にしない。絶対にだ)
ふいに携帯が着信を告げたので、アキラはデッキに出た。名前はヒカルだった。
咳払い一つをしてボタンを押す。
『塔矢てめーどこにいるんだよ!!』
怒声が耳に飛び込んでくる。アキラは少し電話を離した。
「新幹線だ」
『しんかんせん〜!? 先に帰ったのかよ! 薄情者!!』
「急ぎの用事を思い出したんだ。キミは今どこにいるんだ?」
『飛行機の空席待ってる。オレも新幹線で帰れば良かった。なんで置いて行くんだよ……』
すねたように物言いにアキラの鼓動は早まる。
331恋心38:2005/06/18(土) 22:46:33 ID:clT9vL4A
答えられない。自分のしたことが恐ろしくて、顔を見たくなかったなどとは。
沈黙をどうとったのか、ヒカルは声を低くした。
『オレ、もしかして寝てるときになんかやっちゃった?』
したのはむしろ自分だ。アキラはこぶしをにぎった。
夢ではない、ヒカルの肌の感触を自分は知ってしまった。
『昨日はホントにゴメン。嫌な思いさせちゃったよな』
電話の向こうのヒカルが泣きそうにしているのが見える気がした。
謝らなくてはいけないのは自分のほうだ。
だが声が出ない。ヒカルの姿を思い浮かべて、また下肢が熱くなった。
ヒカルは今、あの下着を身に着けているのだろうか。
自分が触れた白くて小さな────
『塔矢、なんか言えよ。それとももう、オレと口もききたくないのかよ』
否定も、謝りの言葉も告げられなかった。
トンネルに入ったために、電波が切れたのだ。携帯電話をしばらく見つめる。
ヒカルは自分が故意に切ったと思っただろうか。
すぐに掛けなおして取り成したい。だがその気力が湧いてこなかった。
囲碁以外のことで、こんなふうに頭を悩ますなど愚かなことではないか。
ヒカルに背を向けて歩きつづけたあの夜の気持ちを思い出す。
(そうだ、進藤はボクのライバルだ……)
ヒカルへの言葉を、今度は自分に言い聞かせる。
東京駅に着いたアキラは、まず売店で水着姿の女性が表紙の雑誌を買った。
その夜はそれを使ってみたが、虚しさばかりが残った。
朝起きると夢精していた。夢の内容は思い出さなかった。
332恋心39:2005/06/18(土) 22:49:02 ID:clT9vL4A
棋院での対局の日、ヒカルと顔を合わせた。
ヒカルは怒ったようにアキラを睨むと、そのまま行ってしまった。
昼休みに話しかけようとしても、いつもそばにいる少年が邪魔で無理だった。
あの少年は前も見たことがある。ヒカルの肩に手をまわし、胸にも触れていた。
それを見て、なぜか嫌な感情を抱いたものだ。
(彼は森下先生の門下生のはずだな……)
たしかヒカルとプロ試験に合格した一人だ。越智と……名前を思い出せない。
何度か聞いたことがあるはずなのに。
今日の相手はつまらなかった。アキラは早々に終わらせて、ヒカルの様子をうかがった。
盤面を見ると、ヒカルの優勢だった。
ヒカルはアキラが見ていることに気付かない。一方の対局相手のほうはおどろいた。
「あ」
気を乱した男は明らかな失着をしてしまった。男はかすれた声で投了を告げた。
ヒカルは無言で碁石を片付けると、そのまま見向きもせずに立ち上がった。
ボードに戦績をつけ、エレベータに向かう。アキラは慌てて追いかけた。
「邪魔すんなよ」
「なにがだ。ボクは邪魔などしていない。悪いのは集中できなかったあの男じゃないのか。
それとも、キミはあの男が気の毒だとでも思うのか」
言い返さないところを見ると、ヒカルも同じように思っているようだ。
しかしこちらを見ようとしない。
「進藤、このあいだはすまなかった」
「別に用事があったならしかたないさ。でも声くらいかけてくれてもいいだろ。オレ」
そこで声がわずかにふるえた。
「オレ、起きたとき、すげー悲しかった」
333恋心40:2005/06/18(土) 22:53:50 ID:clT9vL4A
エレベータのドアが開く。進もうとするその腕を、アキラは引き寄せた。
眉間にしわがより、目を合わせようとしないヒカルを見る。
機嫌を直していつものように笑ってほしかった。喜ばせたかった。
アキラは肩を押さえ、かがんだ。少し開いたヒカルの唇に口づけた。
柔らかな感触よりも、頬の痛みをアキラは感じた。なにかすごい音がした。
「ふざけんなよ!」
本気で怒っている。アキラはわけがわからず見つめた。
ヒカルは手の甲で唇を強くぬぐった。その態度にムッとなる。
「キミはボクを好きなんじゃないのか」
すると反対側の頬が音をたてた。アキラはふらついて、そのまま尻もちをついた。
「バカにするな!」
顔は怒っているのに、ヒカルの両目からは涙がこぼれおちていた。
「おまえ、オレのこと、ライバルだって、言ったじゃん……! 嘘だったのかよ……っ」
それにはアキラもすぐに首を振ることができた。
「嘘じゃない! キミはボクのただ一人のライバルだ!」
「じゃあなんで、こんなこと……」
言葉が途切れ、ヒカルは泣きじゃくった。
「オレは、塔矢のこと、好きだ……けどだからって、オマエは? オマエはオレのこと、
好きなのか……? オマエ、オレのことは、絶対に好きにならないって、言ったよな?」
問われて即答できない。ヒカルは悔しそうに自分を見つめている。
「オマエはオレがオマエを好きなのを、バカにしてんだろ」
ちがうと言いたいのに、言葉が見つからない。
「オレがオマエを好きだって言って、軽蔑したんだろ? オレなんかどうでも良くなった
んだろ? だからオレに対して、こんないい加減なことができるんだ……」
ヒカルの言葉をよく理解できない。頭のなかを音だけがめぐる。
「バカ塔矢! 大嫌いだ!」
そう叫ぶとヒカルは階段を駆け下りて行った。
残されたアキラはしばらく立てないでいた。
334名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 22:59:34 ID:wetcMcV+
お待ち申しておりました。
今回もGJ!!
青い春真っ只中の二人にときめきです。
335名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:03:07 ID:04QAsjps
激しくGJ。
アキラの葛藤たまらん(゜∀゜)
336名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:15:11 ID:4zivPCwC
読んだら…すごくドキドキしてきた
GJ!!
337名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:26:09 ID:xI8PJhDe
うおおおおお
良い意味で泥沼だ、たまんねえwww
すばらしくGJ!!
338名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:37:19 ID:xKSKzyEV
続きが気になる!!微エロにも萌えた!GJ!!
339名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 23:42:32 ID:9yM8GGLN
心理描写ウマス!!
340名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 01:04:20 ID:2lqJQRjk
続き待ってました…!
アキラの苦しみは可哀想でたまらないんだけど、これからの展開にもすごく期待
萌えすぎてもうどうしたら…!GJ!
341名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 10:31:16 ID:obF6y1yN
待ってました!
ヒカ子の全裸を想像するのはアキラだけではない罠(;´Д`)ハアハア

漏 れ ら
342名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 11:17:28 ID:KLEftOiU
(・∀・)イイ!!
興奮しますた。
343名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:24:03 ID:k75tGXGC
キスされてハッピーエンド、というわけではないのがイイ!
ホテルでのアキラはじれったいが、ふつう襲えないよなあw
妄想交えた表現がGJ!!
344名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 22:06:35 ID:bhDNuJA5
GJ!
345名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 01:20:09 ID:VdYtp4Ja
ふぉ〜!!
GJ!!激モヘ・・・
346346:2005/06/23(木) 17:12:45 ID:w9EbYSwc
途中投入すいません
久々のエロパロ復帰に先駆けてリハビリで書きました。
アキヒカ子で微エロですが、捨てるのももったいないのでチョット貼らせてもらいます。

スルーしたい方はNGワード346でお願いします。
347346:2005/06/23(木) 17:13:42 ID:w9EbYSwc
「あら、塔矢君。いらっしゃい」
「こんにちは。ヒカルさん居ますか」
僕は家の前で出かけようとしているヒカルの母親に挨拶をした。
「ちょうど帰ってきたところだから部屋に居るわよ。飲み物も出せなくてごめんなさいね」
そう言いながら、どうぞと玄関を開けてくれた。
「いいえ、お構いなく。おじゃまします」
僕は頭を下げて家に入ると、階段を上がっていった。
ヒカルとつき合いだして、男の子みたいな格好や言動が女の子らしくなった事を喜んだ両親により、僕は公認
の彼氏になっていた。

コンコン
「進藤」
「………」
コンコン
「進藤、入るぞ」
僕は返事が無いのを訝しげながらゆっくりと扉を開いた。
「進藤?……いないのか」
さっき帰ってきたと言っていたがと思いながら部屋の中を眺めると、ベットが膨らんでいる。
348346:2005/06/23(木) 17:14:18 ID:w9EbYSwc
「寝ているのか……」
今日はヒカルの行きつけの碁会所へ一緒に行く約束をしていた為、迎えに来たのだが…
憮然としながらもそっと部屋に入り、ヒカルを起こそうとベットに近づいた瞬間
「う〜ん」
突然寝返りをうったヒカルから布団が大きくはだけた。
露わになった薄いキャミソールだけの上半身と下着だけであろう太股に僕の目は釘付けとなった。

《ドクン!》

僕の中で大きな鼓動が響く。それはまるで、別の生き物が僕の体の中にいるかのような感じで、僕の体を乗っ取って
ヒカルに触れようとする。
(駄目だ)
必死に自分を制御しようとするが、一度目覚めた物は僕の中で大きくなっていき、僕の意識を飲み込んでいく。
それは『アキラ』と言う名の狼。
普段抑えている男の本能と言うべき性衝動が、ヒカルの無防備な姿を求めて、暴走しようとしていた。
349346:2005/06/23(木) 17:14:56 ID:w9EbYSwc
普段から囲碁中心の生活を送っていて、女性に興味が無かったアキラだったが、ヒカルを女性として意識し始めて
から、普通の若者のように悶々した気持ちに悩まされていた。
しかし、元々ストイックな性格の上、周りにこういう相談をするような友達もいないため、その気持ちを抑え込んでい
たのだった。

ギシッ

僅かに残った理性が葛藤してる間にアキラの体はヒカルの眠るベットに腰掛けていた。
目の前に安らかな寝顔をした彼女…
ふっくらとした頬、小さく華奢な肩、緩やかなラインを描く体。
白いキャミソールを持ち上げる緩やかな双丘は出会った頃とは比べものにならないほど成長し、ピンク色の頂が透
けてみえる。
柔らかな太股よりスラリとしなやかに伸びている足。
ドクッドクッと心を揺さぶる激しい衝動を最後の理性で何とか抑えているものの、目は艶めかしい寝姿に見とれていた。
350346:2005/06/23(木) 17:15:38 ID:w9EbYSwc
「う、う〜ん……とうや?」
突然の声に驚いた僕は、自分の指が無意識にヒカルの頬をそっと触っているのに気付いた。
状況が理解できていないのか、ヒカルはぼんやりと僕の顔を見ている。
何か言わなくては……そう思う僕の意識とは裏腹に口からは言葉が出てこない。それどころか、段々ヒカルの顔が
近づいてくる。
いや、僕が近づいていっているのだ。
もう僕の意識はヒカルの柔らかそうな唇に集中して、他のことが考えられなくなった。くちづける寸前、僕は確認を取
るようにヒカルの瞳を見つめると、彼女はゆっくりと瞼を閉じた。
そっとかすめるようなキスの後、柔らかな感触を味わうようなキス。その瞬間、最後に残っていた理性は崩れ去った。

キスを続けながら、僕の手は頬から肩を渡り、柔らかな胸の膨らみに移った。
ピクンと体を震わせたヒカルの瞳が戸惑いに揺れている。

左手で肩を抱き、右手で膨らみを撫でるようにゆっくりと優しく揉むと、さらにピクンピクンと体が震え、何かを耐えるか
のように瞼がきつく閉じられる。
僕が口づけをやめると、ヒカルは恐る恐るという感じで瞼を開いた。
「塔矢…その…したいの…?」
普段は見ることがない、少し怯えた瞳が僅かに潤んで、僕の狼な部分をさらに掻き立て嗜虐心を煽った。
351346:2005/06/23(木) 17:16:06 ID:w9EbYSwc
僕はヒカルを抱きしめると胸の膨らみをさっきより強く揉みながら、耳朶を舐めるように囁いた。
「ヒカルが知りたい…」
「塔矢…」
「ヒカルの体を全てを知って、僕の物にしたい」
「塔矢の…もの…」
「そう、僕だけの物に…そして…」
「う…あ…ああ…」
「食べてしまいたい…」
「ああ…食べる…の?」
ヒカルは初めて味わう甘い快感に流されながら、塔矢の言葉を聞いていた。
その瞳にはもう怯えは無く、快感に潤んでいた。
「食べてやる…ヒカルの身も心も全部僕の物だ」
指で膨らんだ乳首を軽く摘むと同時に、耳朶を甘噛みした。
「あっ…駄目〜」
ヒカルの体がビクッっと大きく震えると、グッタリと力が抜けたようになった。
「もしかしてイッたのかい?」
「……わから…ない」
はぁはぁと荒い息をするヒカルを抱き起こすと掠めるようなキスをした。
352346:2005/06/23(木) 17:16:34 ID:w9EbYSwc
「あの…初めてだから…」
ヒカルは顔を少し下向きに逸らすと恥ずかしそうに顔を赤く染めて呟いた。
お約束な言葉に、僕は思わず悪戯をしたくなった。
「それで?」
「その……優しくしてね…って塔矢の意地悪っ!」
怒って暴れ出したヒカルの両手を押さえると、少し強引にキスをした。
ヒカルを抱きしめながら背中を撫でていくと、さっきまで感じていたせいか直ぐに呼吸が速くなってきた。
キャミソールを掴んでゆっくりたくし上げると、ヒカルは恥ずかしそうにイヤイヤと首を振り、胸のところで押さえた。
「ヒカルのこと見せて」
僕がそう言うと、ヒカルは胸を隠すように背中を向けてキャミソールを脱いだ。
僕は背中にキスすると後ろから抱きしめるようにして、首筋や耳に唇を這わせ、舐めた。
「ひっ…やだ、そこ駄目」
ヒカルは感じやすいらしく、指を軽く這わせる愛撫でも全身を震わせた。
「あ…ん…やっ…あうん」
「さわるよ」
僕は柔らかな乳房を両手で包み込むようにすると優しく揉み始めた。
膨らんだ乳首が手のひらで転がるような感触が心地よく、ワザと転がすように動かした。
353346:2005/06/23(木) 17:17:07 ID:w9EbYSwc
「そこは…感じすぎちゃ…う…の」
「どこだい?」
「う…いや、お願い…あん…」
「ここかな?」
指で乳首をそっと摘むと、軽く擦るように動かした。
「あっ、そんな…へんに…」
何かに耐えるように体を堅くした瞬間、ちょっと強めに摘んだ。
「ひぃっ…あぁ駄目ぇ〜……」
今までに無いほど大きく痙攣したヒカルは、僕に体を預けるように倒れ込んできた。
「ヒカル?」
「…塔矢の意地悪」
涙を浮かべたヒカルを見た瞬間、僕の中の狼が消えていった。
「すまない、僕も初めてだったから暴走してしまった」
「ほんとにすまないと思っているのか?」
不審気に僕を見つめるヒカルに僕は必死に弁明した。
「本当だとも!心からすまないと思っている」
「じゃあ、腰に当たっている堅いのは何なんだ?」
「…え?」
顔を赤くしながらヒカルが指摘した僕の物は、狼が消えた今も興奮状態になっていた。
(ああっ!僕の馬鹿、おさまれ〜)
「ち、違うんだ進藤。これはその…僕の意志だけでは自由にならない訳で、決してその反省してないわけでは
ないんだ。頼む信じてくれ!」
自分でも無様だと思うほど必死に弁明をするが、物が物だけに信用してもらうのは至難の業と思われた。
354346:2005/06/23(木) 17:17:44 ID:w9EbYSwc
「ぷっ…くくく、冗談だよ。一応男の生理現象でどうしようもない事ぐらい知っているよ。しかし、あそこまで焦った顔、
対局中でも見たこと無いや」
ヒカルは別の意味で涙を流しながら笑っていた。
「………進藤」
思わず狼を起こしてしまおうかと一瞬思ったが何とか耐えた。
「あの……ア、アキラ」
「進藤?」
「あのさ、これからさっきみたいに名前で呼んでもらえないかな、塔矢のこともアキラって呼びたいんだ」
「……」
「あっ御免、嫌なら止めるから」
「うれしいよ、ヒカル。嫌なんてとんでもない」
「ありがとう、塔…じゃなかったアキラ」
「慣れるまでしかたないよ」
「でも、アキラは言い慣れてるように思えるけど?」
「ヒカルの事をずっと前からそう呼びたかったからね」
「え、いつから?」
「ふふ、内緒だよ」
(初めて君にあった時から一目惚れしていたことは教えてあげない)
僕はヒカルの柔らかな体を抱きしめながら笑った。
「ふ〜ん、それならサイの秘密もずっと内緒だもんね」
「なっ、いつか教えてくれるんじゃなかったのか」
「どうしよっかな〜」
「そんなことなら、体に聞いてやる」
「わっ、アキラ。ちょっと馬鹿やめ…あ…」
僕らの初体験はまだ終わらない。

続く…かな?
355346:2005/06/23(木) 17:32:42 ID:w9EbYSwc
以上です。
いつかもう少しエロイのを書けたらUpしますんで、それまでROM専の戻ります。
スレ汚しスマソ。
356名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 20:43:30 ID:fWjeapZ5
(;´Д`)ハァハァ
357名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:57:45 ID:Sg8ZGtog
挿れろアキラ!!!!!!!!(;´Д`)'`ァ'`ァ
358名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 11:48:15 ID:TM0vSRie
乙!微エロよかったよ。ヒカ子の口調に違和感あったが可愛かった。
また期待してます!
359名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 13:20:16 ID:FyVicYxV
恋心の続き!おねげーします!!!
360名無しさん@ピンキー:2005/06/27(月) 19:37:39 ID:hAqd9vef
自分も待ってます…
361名無しさん@ピンキー:2005/06/30(木) 08:06:19 ID:RoR8SOTZ
怪談の季節が近付いてまいりました。
SS投下を待ちながら、ふと、妄想。

もし佐為が悪霊っぽい存在だったら?

体中にお経書かれるヒカルとか(誰が書くんだろ)
体中にお札貼られるヒカルとか
362恋心41:2005/07/01(金) 18:04:56 ID:tOdivoJO
自分の気持ちがわからなくなってしまった。
アキラのことを好きだと思った。胸が苦しくなるほど好きだと。
しかし今ではすべてが勘違いだったのではないかという気がした。
キスをされたとき、ヒカルは本当に悔しかった。
自分がアキラにとって、どうでもいい存在に成り下がったことを感じた。
それにキスされたこと自体がショックだった。
アキラのことを好きでも、そういうことがしたいと思ったことがなかったのだ。
急にすべてが生々しくなってしまった。
(もし告白したとき、塔矢がOKしてたら……)
それ以上のことをするはずだったのだろうか。
なんだろう、この背筋を寒くさせる感覚は。アキラが怖い。
ヒカルは唇をもう一度こすった。感触など覚えていないが、それでも嫌だった。
なぜアキラはあんなことをしたのだろうか。
ヒカルが怒っていることを理解していない顔を思い出すと腹が立ってくる。
「わけわかんねーよ……塔矢のバカ。バカバーカ……」
乾いたはずの涙が頬を流れ落ちていく。
好きな人とのファーストキスなのに、どうしてこんなに胸がふさがるのだ。
もっと幸せで、あたたかな気分になるものではないのか。
幼馴染のあかりの話を聞いたとき、とてもうらやましかった。
『あのね、すごく大切に思ってくれてるって感じたんだ』
頬を染めた少女がまぶしかった。
自分もそうなれると思っていたのに。
363恋心42:2005/07/01(金) 18:07:25 ID:tOdivoJO
棋院で会っても、ヒカルとアキラは目を合わせなかった。
不自然なほどそらされた互いの視線は、宙をあてどなくさまよう。
碁会所にも行くことはなくなり、口をきかないまま夏に入った。
ヒカルとアキラの言い争いのことは、すっかり棋院に広まってしまっていた。
塔矢アキラが進藤ヒカルを怒らせた。
これは事実だ。しかし付随する話題は、すべて好奇心から出た作り話ばかりだった。
「なあなあ、本当に塔矢が浮気したんじゃねーの?」
和谷のアパートに行くたびに、この質問が繰り返される。ヒカルはうんざりした。
「しつけーな。違うっつってんだろ! アイツとオレはそんな関係じゃない!」
「えーでも、みんなそう言ってるぜー。なあ?」
同意を求めるように和谷は冴木を見た。冴木は苦笑しただけだ。
「じゃあ何だよー。だれにも言わねえからさ、教えてくれよー」
「なにもない」
「ウソつけ。進藤が塔矢アキラを引っ叩いたのは事実なんだろ? なにもないわけ」
「和谷」
部屋に入ってきた伊角が察して、一言で和谷の口を閉ざす。
「二人のことにおまえは関係ないだろう?」
柔らかな物言いなのに、有無を言わせないものがある。和谷は慌てて居住まいを正した。
それを見て伊角はうなずき、ヒカルのまえに座った。
「ところで進藤、塔矢アキラとなにがあったんだ?」
これまで我関せずの姿勢をとっていた伊角にまで、聞かれるとは思っていなかった。
「なにも……」
「一度きちんと話し合ったらどうだ?」
なにを? なにを話し合うのだ? 告白して振られて、なのにキスされて。
アキラの言動に振りまわされるのは、もうたくさんだ。
関わりたくない。そうすればこれ以上なにかが起こることはない。
364恋心43:2005/07/01(金) 18:09:11 ID:tOdivoJO
「僕、このあいだ塔矢と当たったよ」
それまで話に入らなかった越智が無表情で碁盤に石を置きはじめた。
ヒカルは無意識に身体を乗り出していた。
本当はサボろうかと思った今日の研究会に出たのは、この一局を見たかったからだ。
黒のアキラと、白の越智の一局は苛烈だった。
越智の一手がアキラに引きずられるように激しさを増していく。
アキラの指先が見えるようで、ヒカルは思わず身をふるわせる。
身体の奥底が熱い。
飢餓にも似た焦燥がヒカルを苦しめる。
今年公式戦であたることは一度もない。つまりずっとアキラと打てないことになる。
塔矢アキラと打ちたくてしかたがなかった。
とくに低段者との対局のあとは無性にそう思った。物足りないのだ。
アキラだったら、こんな平凡な一手は絶対に打たない。
ヒカルを煽るような、攻め立てるような、そんな一手を打ってくる。
対局は越智の力負けのような形で終わった。
「塔矢アキラってスゴイな」
誰からともなくそんな声があがる。ヒカルは盤面を凝視していた。
みなで検討をする。最善の一手を求めて石を動かすが、ヒカルは動けずにいた。
「進藤? どうかしたのか」
いつもなら率先して意見を言うヒカルの沈黙に、本田がいぶかしげに聞く。
みなはヒカルを見て、途端にぎくりとした。頬は上気して赤く染まり、目元が潤んでいる。
ふだんのヒカルとはちがう様子に言葉を失う。
「大丈夫か……?」
伊角がおそるおそる額に手をさしのべてくる。触れるまえにヒカルは立ち上がった。
「なんか調子悪いから、帰るよ」
逃げるように部屋から出る。だれとも顔を合わせたくなくて走りつづけた。
ヒカルは自分の下着が濡れていることを知っていた。
365恋心44:2005/07/01(金) 18:11:13 ID:tOdivoJO
知識としてはあったが、本当にこんなふうになるとは思わなかった。
べつに性的なことをされたわけでもないのに。
(なんで塔矢の対局見ただけで……)
半泣きになりながら下着を洗う。自分が惨めでしかたがない。
そういえばこれは、アキラと泊まった時にもはいていた。
あのときのことを思い出すと、自分を殴り飛ばしたくなる。
下着を身に着けず、あげくのはてには同じベッドにアキラを誘った。
他意はなかったとはいえ、なんと恥知らずなことをしたのだろう。
ヒカルは顔を歪めると、洗っていた下着をそのままゴミ箱に捨てた。
駆け足で階段を駆け上がり、部屋に飛び込んだ。
部屋の中央に置いてある碁盤には、以前アキラと打った一局が並べられていた。
目眩がしてしゃがみこむ。
会わなくなってから、アキラのことばかり考えている。
本当は自分の気持ちはわかっている。
アキラのことなんか、と思っても、どうしても思い切ることができない。
だれかが代わりになることなどありえない。
身体の芯がしびれたようにうごめく。
ヒカルはそこに導かれようとする手を思いとどまらせた。
自分がなにをしたいのかよくわからないが、それをしてはもう本当にダメになる気がした。
「とう…………」
アキラの名前を呼びそうになる。
目も口もしっかりと閉じて、ヒカルは響く心臓の音を感じていた。
366恋心45:2005/07/01(金) 18:14:00 ID:tOdivoJO
また同じイベントに駆り出されてしまった。
アキラの姿を見つけると、胸が高鳴る。
あの夜のことを思い出す。今回は東京開催のため、帰りの心配はない。
もし同じようなことがあっても、二度とあのようなことは起きないだろうが。
夏休みは書き入れどきとばかりに、棋院が大々的に宣伝をうったせいか人が多かった。
幸いアキラとはかなり席が離れていた。二人のあいだは人垣によって埋められた。
イベントは指導碁だけではなく、名対局の解説や、"次の一手"などのクイズも行われる。
『さて、白がこのように打ってきたら、黒はどのようにかわせばいいでしょう?』
パパッと手が上がる。景品があるため、客もけっこう真剣になって参加している。
当てられた子供が答え、「正解です」とアナウンスされるとどよめきと拍手が起こる。
ちょうど人が途切れたので、ヒカルもその様子を眺めていた。
そういえば筒井に連れられて、棋士の対局イベントを見に行ったのも夏休みだった。
あのときは退屈で座っていられず、筒井に呆れられてしまった。
だがおかげでインターネット囲碁を知ることができた────
アキラの名前にヒカルは顔をあげた。長いことぼんやりしてしまっていたらしい。
クイズは終わっており、質問コーナーが始まっていた。壇上にはアキラがいた。
『それではそこの方。塔矢アキラプロへの質問をどうぞ』
女子高校生が笑顔でマイクをにぎっていた。
どうして学校でもないのに制服を着ているのかわからない。
『彼女はいますか〜?』
どっと会場から笑いと野次が飛ぶ。アキラは苦笑いをしているが、落ち着いて答えた。
『今は棋士としての仕事が大事なので、残念ながら彼女はいません』
安心するとともに、いちいちそういうことに反応する自分に呆れた。
つまらなそうな声があがり、アキラは「すみません」と笑いながら謝っている。
また一人マイクを握った。今度は中年の男性だった。
『進藤プロと仲が良いと聞いていますけど、そこのところはどうなんでしょうか?』
367恋心46:2005/07/01(金) 18:16:21 ID:tOdivoJO
虚をつかれたらしい。
『え?』
その一音がマイクを鳴らした。キィィンと耳鳴りにも似た音にヒカルはびくついた。
アキラはらしくなく、慌てたように視線を走らせた。
ふいに視線がからまった。本当に久しぶりにあの瞳を見た。
真っ直ぐ射抜くように見つめられると、なんとも言えない感覚が身体を満たす。
「塔矢……」
小さくこぼれ出た言葉は聞こえないはずなのに、アキラは表情を動かした。
だがその変化を読み取る間もなく、アキラはマイクを握りなおすと会場に向き直った。
『思いがけない質問に、少しびっくりしてしまいました。進藤プロとは、棋士になるまえ
からのライバルで、これからもそれは変わりません。ずっとずっと打ちつづけます』
それはヒカルに向けられた言葉だった。
何度もそう言われたが、今ほど心を揺り動かすことはなかった。
泣きそうになってしまう。ヒカルはまばたきを繰り返した。
鼻の奥が痛い。しかしすすった音はマイクによって消された。
『だけど、ボクは…………』
先ほどとちがって迷うようにつぶやいた声は、マイクに乗って会場に響いた。
アキラはハッとして表情をひきしめると、まさに営業用といった笑顔になった。
『だから、ボクはこれからもがんばりますので、みなさん応援してください』
その後はあたりさわりのない質問がつづき、アキラはあいさつをして壇上から下りた。
ヒカルはアキラがなにを言いかけたのか気になった。
問いかけるように見つめるヒカルに、アキラは目もくれない。
うれしい気持ちなど、すぐにしぼんでしまった。
368恋心47:2005/07/01(金) 18:18:07 ID:tOdivoJO
沈んだ気持ちのまま壇上にのぼったヒカルは散々だった。
質問に対してずれた受け答えをしてしまい、会場の客から笑われてしまった。
緊張しているためだと好意的に解釈してもらって助かった。
司会の弁舌のおかげもあって、質問コーナーは盛況で終わった。
午後の指導碁では、ヒカルとアキラのところが人だかりとなった。
終わるころにはすっかり疲れてしまっていた。
「おつかれさま。これ、運営の人からの差し入れ」
お茶とまんじゅうを渡された。甘いものを食べると少し落ち着いた。
アキラはすでに帰ったらしく、席にはいなかった。
「進藤プロ、今日は良かったですよ。またよろしくお願いしますよ」
腹の出っ張った運営の男が汗を拭きながらやってきた。
クーラーが寒いくらいきいているのに、どうしてそんなに汗をかくのだろうか。
「どうも」
「ところでこの後、食事会があるんですが、どうです?」
急に近づいてくる。男の汗のにおいに、ヒカルは息を止める。
「オレ、急いでるんで……」
「少しだけだからさ。ね? いいでしょ?」
なれなれしく肩を抱かれて鳥肌が立つ。ヒカルはとっさにその腕から逃れた。
あからさまに男は不服そうな顔をした。
「キミね、人付き合いも大事だよ。腕だけじゃあこの世界ではやっていけないんだよ」
なぜか説教までされてしまった。なんだか理不尽な仕打ちを受けている気がする。
結局、ヒカルは食事会とやらに連れて行かれてしまった。
369恋心48:2005/07/01(金) 18:19:38 ID:tOdivoJO
食事会は酒飲み会だった。
ふだんはしっかりしている人でも、酒が入るとはめを外すようだ。
ヒカルはオレンジジュースをちびちび飲みながら、出入り口をうかがっていた。
席の真ん中に座らせられたため、なかなか立つことができない。
酒臭い男がふざけ半分にしなだれかかってきて、ヒカルはうんざりした。
「オレ、お母さんが心配してるから、そろそろ帰ります」
「まだいいじゃないの。これも仕事のうちだよ」
ふとももを軽く撫でられ、本当に気分が悪くなる。
女性棋士でこの場にいるのはヒカルだけだった。みんなやけにそそくさと帰るなと思って
いたが、こういうことだったのか。
腕時計を見てため息をつく。ハンドバッグを握りしめ、駆け出そうか。
「進藤ヒカルさまはいらっしゃいますか」
店員にいきなり名前を呼ばれ、ヒカルはすぐに立ち上がった。
「オレです!」
「お電話をお受けしましたので、こちらにいらしてください」
いったい誰からだろうか。とにかくこの場から離れられるなら何でもいい。
引き止める男の手をはらい、ヒカルは受話器を受け取った。
「もしもし、進藤です」
耳に入ってきたのは、ツーツーという通話音だけだった。
「もしもし?」
呼びかけても返事はない。切れている。ヒカルは釈然としないまま受話器を戻した。
引き返しかけて、立ち止まる。出口がちかい。
ヒカルはそのままくるりと回り右をして、店員に言伝をして外に出た。
生ぬるい夜風が一瞬で自分をつつんだ。
370恋心49:2005/07/01(金) 18:22:34 ID:tOdivoJO
最後の最後で疲れてしまった。
ヒカルはためいきをつき、ドアにおでこを押しつけた。
電車のなかでは、サラリーマンが同じように疲れた顔をしていた。
混んではいないが座席は埋まっており、ヒカルは手すりにつかまって立っていた。
反対側のドアが開き、人が数人入ってきた。また電車が動き出す。
最初は気にならなかった。背中になにかがあたっているなという程度だった。
しかしそれが腰に下りてきたとき、ヒカルはその異変に首をかしげた。
触られている。
気のせいかもしれない。ただ手が当たっているだけなのかもしれない。
そう思おうとしたが、背後の人物は自分にぴったりと密着している。
満員ならともかく、電車内には空白がある。こんなにひっつくのはおかしい。
ヒカルはそれとなく離れようとした。
しかし電車が揺れ、背後から手がドアを押さえた。
ヒカルは閉じ込められてしまった。
節くれだった指には毛が生えており、青筋が浮かんでいた。
また電車が大きく揺れ、男の身体が押し付けられた。
そのまま離れることがない。微妙にこすりつけるように動いている。
勘違いであってほしいと願うが、首筋に息を感じてぞっとした。
痴漢だ。間違いない。
ヒカルは文句を言おうとした。しかし声が出ない。
やめろと、離せと、そう叫びたいのに、言葉はつぶれてしまっている。
身体は硬くちぢこまり、動かせないでいた。
371恋心50:2005/07/01(金) 18:24:39 ID:tOdivoJO
この少女は抵抗できないと判断したのか、男の手が大胆に動いた。
ヒカルの前にまわり、ブラウスのすそを持ち上げはじめたのだ。
蹴り飛ばしてやりたいのに、身動き一つとれずにいた。
肌の上を無遠慮にまさぐられ、ヒカルは喉の奥で悲鳴をあげた。
居酒屋での男を思い出し、悔しさに歯をくいしばる。
なんとかやめさせようともがいたが、ドアに押し付けられるともう無理だった。
ドアのガラスに男の顔が映っている。
勇気を出して見ると、よどんだ視線が自分を見つめていた。
明らかに変形している男の下半身に、言いようのない嫌悪感が湧いてくる。
それは初めてではなかった。
アキラにキスをされたときに、感じたものに似ていた。
男なんて大嫌いだ。平気で自分を好きなようにしてくる。
太い指がブラジャーをずらしはじめる。
だが侵入しようとした手は大声によって動きを止めた。
「なにをしている!?」
聞き覚えのある声に、目からこらえていた涙がいっせいにあふれだした。
男がもごもごとつぶやくが、手はまだヒカルのなかにあったので言い逃れできなかった。
「進藤から離れろ!」
アキラの憎悪にも似た怒りに、ヒカルまですくんでしまう。
ヒカルから引き離そうとアキラが男の襟首に手をかけた。
「うああああひゃぁああああああ」
奇妙な叫び声とともに、男がアキラに突進していった。
アキラの身体がドアに激突し、鈍い金属音が響いた。
うめいてひきつるその頬に、赤い線が一筋流れ落ちていった。
372恋心51:2005/07/01(金) 18:26:49 ID:tOdivoJO
鏡に映る自分の頭は白い包帯で巻かれていた。
情けなさに落胆する。
ヒカルが居酒屋に連れられて行くのを見たとき、心配で後をついていった。
蚊に刺されながら外で数時間待ち、とうとう電話をした。
そして電車にまで付いていった。自分の行動はまるでストーカーのようだ。
ヒカルから離れたところに立っていたアキラは、すぐには異変に気付けなかった。
それほど男の様子がおかしいようには見えなかったのだ。
ヒカルが泣きそうに顔を歪めたのを見て、初めてそれとわかった。
問診を受けて病室を出ると、真っ赤な顔をしたヒカルがいた。
自分を見るとまた涙をこぼしはじめた。
まぶたが腫れている。ずっと泣きつづけていたようだ。
「ゴメ……と……や……ッ」
服についた血は乾いて赤茶色に変色している。
自分を抱きしめて、ずっと呼びつづけていたのを遠いところで聞いていた。
ふがいないことだが、アキラはドアに頭をぶつけ、意識をなくしてしまったのだ。
だから怒ったヒカルが男を蹴り上げ、一瞬でのしてしまったのを聞いたときは驚いた。
そして警察から、過剰防衛だとたしなめられたときには頭にきた。
あんな男、二度と立ち上がれなくなるまで殴ったっていいではないか。
「進藤、ボクは大丈夫だから」
「でも……血が……」
「ちょっと切っただけだよ。だから気にしないで」
優しく話しかけるが、ヒカルはなかなか泣き止まない。
ふるえる肩に手をやり、大切に抱きしめてやりたいとアキラは思った。
そう思ったとき、ずっと考えつづけていたことに、はっきりと答えが出た。
373恋心52:2005/07/01(金) 18:28:29 ID:tOdivoJO
もちろん抱きしめるようなことはしなかった。
ヒカルの両親がタイミングよく現れたからだった。
母の胸のなかに抱きしめられ、ようやくヒカルは落ち着いたようだった。
それでも興奮状態にあることには変わりはなかった。
警察で詳しい話は後日ということになり、とにかく今夜は帰ることになった。
「本当にありがとうございます。怪我までさせてしまって……」
「いえ、ボクはなにもしていません。これも大丈夫ですから」
「お家のかたは?」
ヒカルの父が廊下を探すように見渡す。
「父と母は海外に行っているので、来ていません」
そう言うと二人はものすごく驚いた顔をした。
「ご両親はおうちにおられないのですか?」
その反応は、こんな小さな子を一人残して、というものに近かった。
まわりでこういう態度を取られたことがなかったので、かえって新鮮だった。
「塔矢のお父さんは、囲碁に棋士で、今囲碁の強い中国に武者修行に行ってるんだ」
ヒカルがわかりやすいようにかみ砕いて言った。
「それじゃあ一人なの? 良かったら、うちに来ませんか?」
思いがけない申し立てにアキラはすぐに断った。
しかし二人ともどうしてもと言い、ヒカルも誘ったのでアキラはとうとう承諾した。
ヒカルの家は思ったよりも小さかった。
軽くご飯が出され、風呂も用意してもらい、客間に案内された。
何度も何度も礼を言われ、なんだかヒカルがうらやましくなってしまった。
ヒカルは両親にとても大切にされている。
374恋心53:2005/07/01(金) 18:34:32 ID:tOdivoJO
ふつう、というのがどういうものであるかは知らない。
だが自分の両親が"ふつう"とかけ離れていることは感じていた。
母は子供よりも夫の棋士生活を支えることを第一としたし、父も碁打ちとして接した。
さびしいとは思わないし、それがアキラにとっては"ふつう"のことであった。
もちろん自分だって大切に育ててもらったことはわかっている。
だがヒカルの両親と、自分の両親はまったく違う気がした。
そんなことをつらつらと考えていると、小さな音が聞こえた。
「塔矢、もう寝た?」
ヒカルだった。障子のすきまからそっと顔を出している。
「いや、まだ起きてるよ。大丈夫か?」
「それはオレのセリフだよ。頭、痛くない?」
痛々しそうに自分の頭部をヒカルは見やる。アキラはうなずいて笑顔を向けた。
「血がけっこう出たみたいだけど、本当に平気なんだ」
「……入って、いい……?」
おそるおそるうかがうヒカルに、アキラの心臓が大きく鳴った。
ダメだと言おうとした。しかし不安そうな顔を見ると、突っぱねることができなかった。
「うん、少しだけなら」
嬉しそうにヒカルはほほえむと、そばにすとんと座った。
暗いと変な気分になって困るので、アキラは立ち上がって紐を引っ張った。
明るいほうがダメだったと思ったときは遅かった。
風呂に入っていくらか元気になったヒカルは、Tシャツに短パン姿だった。
白くて柔らかそうなふとももに目が行ってしまう。
無理やり視線をはがしたが、今度は胸のふくらみに引き寄せられてしまう。
白い無地のTシャツを、二つの小さな突起がぽっちりと押し上げている。
アキラは生つばを飲み込んだ。
375恋心54:2005/07/01(金) 18:36:28 ID:tOdivoJO
「塔矢、サンキューな。オレ、あのとき動けなかったんだ」
情けないよな、とヒカルは恥ずかしそうに目をふせた。
アキラは首を振った。どちらかというと、それは伸びしてしまった自分のほうだ。
「ほんとに、ありがとう。塔矢がいてくれて、良かった」
飾り気のない素直な言葉は、アキラの胸のうちを柔らかくくすぐる。
こんなふうに自分の気持ちを翻弄するのは、ヒカルだけだ。
「でも、よく同じ電車にいたよな。塔矢、どこかに寄ってたのか?」
今回の運営のメンバーを見て、夜はまた居酒屋になだれこむことは予想できた。
だから女性などは早々に退散した。アキラも巻き込まれたくなかった。
しかしふと気になって戻ってみれば、案の定ヒカルはつかまっていたのだ。
そのことをいちいち言ってもしかたがない気がした。
言わなくてはならないのは、なぜそんなことをしたのかだ。
「キミが気になってたんだ」
ヒカルは目を見開いて自分を見つめる。
「本当は、ずっとずっと気になっていた。ボクはそれが嫌だった。だってキミとボクは
ライバルなんだから。それ以外はいらないと思ったんだ。なのに……」
今日のイベントを思い出す。途切れた言葉の先は、胸のうちで言っていた。
『だけど、ボクは、進藤を女性として、好きになってしまったんです』
そっと手を伸ばす。ヒカルはひるんだように身体をすくめた。
手はとどめたが、言葉をしまうことはしなかった。
「ボクはキミが好きなんだ」
だからあのとき、キスをした。
ヒカル以外でなければ、笑顔にしたいと思ってもそんなことはしない。
376名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 18:37:24 ID:tOdivoJO
ようやく、次回がエロパロらしくなる。
377名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 19:15:57 ID:jgvwU+cZ
痴漢されるヒカ子についついハアハアしてしまった(;´Д`)ハアハア

ヒカ子可愛いよヒカ子
カコヨく助けたアキラ良かったよ!そのあとマヌケだったのがよりアキラらしい気がして良かったw

続き待ってます
378名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 20:17:43 ID:hJFG433R
GJ!!今回も良かったです。
痴漢されるヒカコ、Tシャツと短パン姿のヒカコに禿萌えた。
次回はついにエロが・・・ものすごく期待
379名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:10:15 ID:xfxVTOcB
(;´Д`)ハァハァ
380名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:38:18 ID:mN0F9JMc
おお、待ちつづけた甲斐があった。
アキラカッコいいよアキラ。
アキラの碁で濡れるヒカルがエロすぎて素晴らしい。
続きお待ちしてます。
381名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:39:31 ID:As5ANGRI
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1120224741/l50
金玉強打の反応をカッコ良く!
382名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:00:18 ID:AGsO8K11
ヒカ子可愛いよヒカ子
383名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:46:19 ID:06dHxq0u
恋心氏、お持ち申し上げておりました。
蚊に刺されながら外で数時間待ち、一発でのされるアキラ、
ヘタレで決まらないところがいい。
ヒカ子エロイよヒカ子
384名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 00:57:37 ID:trHnLO3O
まじでGJ!
そして>>376に予告まで…wさんくすこ!
これだけ一気に読ませてくれると一週間待つのなんか
どうってことないよ!
いや、むしろ楽しみだ。

アキラの告白、キュンときちまった。
385名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:35:47 ID:A5yCAUuS
GJ!
386名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:53:07 ID:wOibghse
同じ下着を同じように洗うふたりが面白いなあ
純粋なのにサカリがついてて可愛い!
387名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 01:58:06 ID:hth4775L
うん、他にも最初の痴漢で撃退してるのに、
いざ自分が合うと動けなくなってるのがすごくカワイイ!
まあ結局は自分でのしちゃってるんだがw
388名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 21:30:23 ID:E/guIU99
とにもかくにも
GJ!!
389恋心55:2005/07/04(月) 00:27:14 ID:JE7O1/Ks
ヒカルは不思議そうにアキラを見ている。
それから徐々に顔色が変わってきた。頬を押さえて頭を振っている。
「……ウソだ、そんなの! オマエ、ウソついてる! ウソつき!!」
「なんでこんな嘘をつかなくちゃいけないんだ」
「だってオマエ、オマエ……」
絶句してアキラを見つめると、触れてはいけないとでも言いたげに飛びすさった。
こんな態度をとられるとさすがに傷つく。
「だってなんだ?」
「だって、オマエ、オレのこと好きにならないって……」
たしかにそう言ったし、そう思った。今だって、好きになってはいけないと思っている。
これ以上、ヒカルに自分をさらけだしたくなかった。
ヒカルに頬を叩かれてから、ずっとヒカルのことを考えつづけた。
自分のそれまでの行動を、毎夜のように自分を苦しめる夢のことを、考えた。
その結論にたどりつくことを、アキラは恐れていた。
「……ボクは、キミが怖いんだ」
囲碁以外で自分を打ちのめすことができるのは、ヒカルだけだろう。
どんどん自分の心のなかに入り込んでくる。
それが怖くてたまらなかった。
ヒカルなしでは、もう一歩も進むことができなくなるのではないか。
手に入れて失ったとき、碁も一緒に失くしてしまう気がした。
けれどもし、ヒカルが男のものになったら、決して堪えることはできない。
この少女に触れるのは自分だけでありたかった。
390恋心56:2005/07/04(月) 00:28:35 ID:JE7O1/Ks
「オ、オレだって塔矢が怖い……っていうか、男の人が怖い」
顔をそむけながら、ヒカルはかすれ声でやっと言う。
今日あんなことがあったのだから、そう思うのも無理はない気がした。
「進藤……」
アキラが動くと、ヒカルはまた身体をびくつかせた。
「ボクはキミが好きだ。でもキミが嫌なのなら、触れない」
もちろん、ヒカルの意思を無視して、本当は強く抱きしめてしまいたい。
だがそんなことをすれば、ヒカルは二度とアキラのもとには来てくれない。
アキラは額に汗がにじむのを感じた。わずかに傷も痛んだ。
囲碁以外でこんなに緊張するのは初めてだ。
「だから、キミから触れてほしい」
探るようにヒカルはアキラを見つめてくる。
内心はドキドキしていたが、アキラは余裕を持って見返しているように装った。
ヒカルは四つんばいになって、少しずつ近づいてくる。
襟がゆるく下がり、なかが見えそうになってアキラは慌てた。
結果的にヒカルの顔を見つづけることになった。
こんなに可愛い少女が近くにいたのに、どうして今まで何とも思わなかったのだろう。
大きな目も、明るい前髪も、色づく唇も、なにもかもが自分を惹きつけている。
「本当にさわっていいのかよ」
「かまわない」
膝立ちすると、ヒカルは指先をそっと近づけてきた。
「オレ、やっぱり、塔矢が好きなんだ」
喜びがアキラの身をひたす。だが返事は、気のきかないものだった。
「うん」
391恋心57:2005/07/04(月) 00:30:21 ID:JE7O1/Ks
髪に触れそうになったが、ヒカルは手を引っ込めてしまった。
「やっぱムリ! オレ、さわったら絶対にバクハツする!」
「え?」
ヒカルはときどき理解できない言い回しをする。
するわけないだろうと内心思いながら、アキラは少しすねた。
「じゃあキミは触ってくれないのか」
「だって、オレ、今だってこんな、バクハツしそうなのに……ぜってェムリ!!」
なんだかがっかりしたが、安心もした。
アキラは息を吐くと、身体の力を抜いた。肩が凝っている気がした。
「塔矢、オレは、ムリだから」
「うん?」
気のない返事をする。やはり思った以上に自分はがっかりしていた。
「だから、塔矢が……さわって……?」
身体中の血が、一瞬にしてざわついた。
耳元で何百匹もの羽虫がいっせいに飛び立つような音がした。
「え?」
「だから、オマエが、さわってくれよ……っ」
その一言を口にするのもやっとだと言うように、ヒカルは肩で大きく息をしている。
頬は赤くて、口にふくんだら美味しそうだと思った。
ぼんやりとアキラは手を出した。
そして止める。触るといっても、どこでもいいわけではないだろう。
無難に肩や頭だろうか。胸など触ったら、殴られるのは目に見えている。
ふと握りしめて白くなったこぶしが目に付いた。
気負うことなく、その手をアキラはとった。
392恋心58:2005/07/04(月) 00:31:56 ID:JE7O1/Ks
そっと開かせ、ずっと見てきた指先を見つめる。
すり減った爪はそれでもきれいな色で、おどろくほど小さかった。
そっと口付けをした。後からヒカルにキザなヤツだと笑われた。
「とうや……」
アキラは指先を握ったまま、ヒカルの顔に近づいた。
こぼれそうな大きな目が、ためらいがちに伏せられた。睫毛がはっきりと見える。
ヒカルの唇に触れそうになって、アキラはたずねた。
「キスをしてもいいか?」
怒ったように目が開かれた。ヒカルは唇を尖らせ、思いなおしたようにすぐに引き結んだ。
「聞くなよ、んなこと」
「だって、前に……」
「いいから、もうしゃべるなよ」
借り物のパジャマの胸元を握られた。ヒカルは心持ち顔を突き出した。
たしかに了承を得る必要はなかったようだ。
アキラは気を取り直して、唇をしっかりと見つめながらキスをした。
ちゃんとできるかどうかの心配は、触れた瞬間飛んでいってしまった。
とても柔らかくて、生温かい。
アキラは感電したかのようにすぐに離れた。心臓が爆弾になって、爆発しそうだった。
ヒカルは首を少しかしげた。
「なんか、よくわかんなかったんだけど……」
そう言って、また目を閉じた。その度胸にアキラは感心した。
もう一度したら、本当にどうなってしまうかわからない。
393恋心59:2005/07/04(月) 00:33:47 ID:JE7O1/Ks
甘い気持ちはなく、ほとんどヤケだった。
鼻が軽く当たったのでずらすと、計ったかのように唇があわさった。
最初はただ押しつけていただけだったが、こらえきれずにそっと唇で唇の先をつまんだ。
ヒカルはぴくんと反応したが大人しくしていた。
互いの吐息を感じ、アキラは血がまたかけめぐるのを感じた。
手のひらに収まる細い肩を引くと、くたりと身体がたおれてしまった。
胸元を握るヒカルの手が引っ張って、首が少し苦しい。
「んぅ……」
唇をなめると腕のなかの身体がまた揺れた。
息を吸うために少し離れたが、すぐにまた吸い寄せられるように唇をあわせた。
だんだんヒカルもアキラの唇に応えるように、おずおずとついばんでくる。
その音がかわいくて、アキラはますます夢中になった。
ヒカルの身体は熱っぽく、頭をとろけさせるような匂いがした。
頬に手を添え、さらに深く唇をむさぼる。舌が当たっても気にしなかった。
いつまでもこうしていたかった。
だがアキラがヒカルを離したのは、自分の身体の変化に気付いたからだ。
悟られまいとするように、ヒカルの身体を押した。
つかまれていたパジャマは、すっかりしわくちゃになってしまっていた。
アキラは口をきけず、うつむいて畳の目を数えていた。
今夜はこれで終わりだと告げなくてはいけない。
アキラはヒカルを盗み見た。そしてそれが不可能だということを知った。
自分からはとてもヒカルを離すことなどできない。
「進藤、ボクの布団で寝ないか?」
394恋心60:2005/07/04(月) 00:36:53 ID:JE7O1/Ks
それがなにを意味するのか、ヒカルがすぐに悟ったのはその表情でわかった。
「……オレ、おまえと寝ても全然へーきじゃないよ……?」
「ボクもだ」
沈黙がおりる。こんなことを言うべきではなかったとアキラは焦った。
告白して、キスまでして、さらにこれ以上求めようというのだ。
がつがつした自分が恥ずかしい。
ヒカルが立ち上がったとき、反省と情けなさがアキラをおそった。
だがパチ、パチ、という音とともに、部屋が薄暗くなった。
一番小さな電球が、オレンジ色の光を放っている。
「進藤?」
「塔矢は、明るいと寝れないんだろ」
今度はヒカルは布団の上に座った。ぼんやりとした光のためか、夢のような気がした。
だが夢ではない。夢だったら、アキラはなにも考えずにヒカルを押し倒している。
ヒカルは抵抗せずに寝そべるし、いつのまにか裸だ。
アキラはその足を開き、身体をがむしゃらに進めればいいだけだ。
しかし現実のアキラは流れるように動くことなどできない。
まずは引き寄せるべきか、それとも服を脱がせるべきか。
自分はいつ脱いだらいいのだろう。
そう考えているうちに、興奮が冷めていく。するとますます動けなくなる。
こういうことはなにも考えないほうがいいようだった。
そんなアキラの思考が伝わったのか、ヒカルが意を決したように顔をあげた。
「……塔矢……」
右手首をつかんできた。アキラがしたように、唇を指に寄せる。
そしてそのまま、丸くふくらんだ乳房においた。
小刻みにふるえているのが伝わってきた。
一瞬にして熱がよみがえった。
395名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 00:49:04 ID:GfRKjU2I
支援
396名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 05:42:44 ID:dbYCIJr6
ぎゃ〜〜〜〜〜〜(嬉)
397名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 09:35:09 ID:dC/oHdn9
どうしよう、この二人、ついにしちゃうのか!
ヒカルのご両親いるんだよね?
アキラ、怪我してるのダイジョウブなのか?
夢とかヒカルが寝てる時はあんなに大胆だったのに
現実では戸惑ってるとこがいい。

どきどきしながら続きをお待ち致しております。
398名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 17:01:50 ID:hXo5mhSP
+   +
  ∧_∧ + 
 (0゚・∀・)    ワクワク
 (0゚∪ ∪ +     テカテカ
 と__)__) +
399名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 23:07:56 ID:pOXUqRFz
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
400名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 00:33:44 ID:w8q4SIdy
血が上ってプシュー
あああ、萌えすぎて何いってるかわからない

GJ!!!!!!!!!!!!!!
401名無しさん@ピンキー:2005/07/06(水) 08:58:24 ID:czUL+Meo
うっぎゃー!GJGJGJ!
恋心氏 すげーよ!
この作品が本になったら絶対買う!
ヒカ子の初々しさったら!
アキラがどこまでも優しいのに萌えた〜

402名無しさん@ピンキー:2005/07/08(金) 01:20:44 ID:vy/g6bPh
ぬぉ〜〜〜〜〜!(縛)
何度も読み返してマツタ・・
403名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 01:49:10 ID:+/PgHvoF
遅れながらGJ!
404名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 23:17:21 ID:tfkVt9+x
オアズケをくらって
もうハアハアデス・・・
405名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 23:59:55 ID:JFxav3Yc
+   +
  ∧_∧ + 
 (0゚・∀・)    ワクワク
 (0゚∪ ∪ +     テカテカ
 と__)__) +
406名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:09:26 ID:8ZhWXnF/
テッカテカのツッヤツヤで
いさせて下さい・・・・・・
407名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:53:00 ID:eFoJk+MW
中断している連載、全て待ってます
408名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:48:23 ID:GXEU0e1e
なんだか規制されてるプロバがあったようで
各々のSS神様達、無事かなぁ、と心配。

佐為のように取り憑いてくれれば
必死にキーボード叩かせていただくものを。
409名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 16:24:14 ID:4eCvhLRX
 
410名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 16:43:46 ID:s7GeyhFR
411名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 00:24:12 ID:C8vKx1Ai
|-`).。oO(・・・・・・・・・)
412名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 17:07:06 ID:t9JOehts
あげ
413名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 20:40:41 ID:yM+kMFqk
「恋心」あまずっぱくて、久し振りに胸がきゅんとしてしまった。
アキラもヒカ子も不器用ながらも、一生懸命で、なんとも可愛らしい。
そう言えば、私にもこんな時代があったなーと感慨にふけってしまった。
作者さま、どうか続きをお願い致します!! 
アキラとヒカ子を幸せな恋人同士にしてやって下さい。
414名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 20:12:07 ID:pEpdd35m
支援
415名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 00:41:28 ID:oAf5oPYy
少し下がりすぎ
416名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 02:51:11 ID:b61eoR/Y
たまにはageとくか。
sageたままだと
あばよ!になっちゃうからな。
417名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:31:42 ID:zT4aqpQ7
じゃあ、再度アゲ
418名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:17:59 ID:kScRW4yU
恋心の続きが読みたいです。
1話から60話まで一気に読んでしまいました。
これで終わってしまうのは悲しいので、是非続きをお願いします。
両親が同じ屋根の下にいるから、お預けになるのかなあ。
419名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 23:44:20 ID:ytKbBP2h
進藤家って大手ハウスメーカーの2*4みたいな造りなら
ドア・窓さえ閉めておけば、両親の部屋が防音のはずだから
バレないんじゃないかなぁ。
420名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 00:53:34 ID:KwSionwd
さがりすぎ
421名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:14:28 ID:syJe4Hp5
この時期は
ちょっと油断すると
すぐに落ちちゃうから。
422名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 11:53:11 ID:XVC/MEIB
ヤってホスイが為に知恵をひねる419支援アゲ

漏れも読みたいです神よ 欲を言えば中田氏の方向で是非
423名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 21:38:46 ID:LOuCp7f3
そして漏れもあげ

よ み た い !
424名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 00:32:10 ID:/eIEdi60
ヽ(`Д´)ノageッテンノ?sageッテンノ?
425名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 00:27:41 ID:1sDVhgnG
みんなハッキリ言っとけー!
426名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 05:54:10 ID:dBaBtAS6
んじゃ、age
427名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 09:51:25 ID:O9BZ5T0Z
ageっとな。
428名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 23:22:48 ID:80Gyer1m
オチタ━?━キョロ━(゚∀゚≡゚∀゚)━キョロ━マダ━?
429名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 13:54:22 ID:7WVZqpyS
一応age
430名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:02:15 ID:q6d4mReF
age
431名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:19:07 ID:Ud4fDSEW
今一押しのage
432名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 09:41:35 ID:oa+hNpvB
今日も懲りずにage
433名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 07:34:09 ID:uw8V1oYM
朝からage
434名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 21:01:46 ID:CxG4MzAW
そして夜もage
435名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:03:59 ID:dyUzKUC+
おかっぱage
436名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:18:28 ID:xrefMC2a
・書いてくれた人はただ一言「GJ」でもいいからレスがあれば喜びます。
 短くても内容に即した感想があるとさらに書いて良かったと思います。
 逆に、面白いと思ってもレスを返さないと書き手には何も伝わりません。
 職人にまた来てもらいたいと思ったら必ずレスしましょう。
437名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 22:37:40 ID:5NsxB6DU
風呂場(脱衣場含む)も防音性に優れてる。
夜間に洗濯機を回しても殆ど気にならない。

家族がいるけどヤる、というのは燃える。
438名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 23:25:13 ID:VL1RFdWu
GJ 買いてからもうすぐ50日くらい経つ。
でも気長に待つよ。
旅行の計画をたてているときみたいに
その経過も楽しむって感じで。

ひかたんage
439名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 21:08:54 ID:ejIW/BbL
GJ!
>耳元で何百匹もの羽虫がいっせいに飛び立つような音がした。
この表現がトテモスキデス

440名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 23:19:47 ID:Bwk57/bP
凄い緊張すると
心臓の音が鼓膜に響いてくるかんじ
するよな。
それがザワザワしているように感じる→何百匹もの羽虫
っていうふうに表現できるあたり
すごいね。
やっぱ感性の違いかね。
441名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 18:22:33 ID:rcVgMEie
WEB小説でおすすめのTSヒカ碁小説ないですか?
量が半端ない上に地雷が大杉でとても探しきれんのですが。
442名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 16:50:20 ID:X7A5C7c8
あげ
443名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:49:19 ID:VyWPu5jH
協力age
444名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 20:31:44 ID:EVdv75Y/
新学期age
445名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 21:25:24 ID:FlMY2TKT
腹痛age
446名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 11:01:40 ID:eR241gRx
何故に腹痛と思いつつアゲ
447名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 17:15:52 ID:jsqQf9jO
なんとなくage
448名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 21:09:31 ID:k5bMj8oV
こないだ初めてヒカ碁のアニメ見た。
声優さんは女性だったのか。
彼女らに脳内で吹き替えていただいて
ここや保管庫のSS読んだらまた萌えた。

さてと、連載終わっった時に15才だったヒカルは
今年の9月の誕生日で18才…でいいんだよね?
色々と解禁になる彼(女)等に幸アレ。
449名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 23:22:50 ID:zm7RxDmI
今日初めてここ見た。
恋心夢中で読んでしまったよ…
神様、続きお待ちしております…!!
450名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:32:51 ID:XKmHNWnJ
ピカ子誕生月age
451名無しさん@ピンキー:2005/09/03(土) 22:40:17 ID:CRNOo6nd
ヒカ子もいよいよ大人の仲間入り!
452名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 19:07:00 ID:sVA7myPS
ホッシュホッシュ
453名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 07:54:42 ID:ZAphxeaH
ああ 加賀鉄子が読みたいなあ〜
アキラ相手で〜
セーラー/ジュ/ピターみたいな感じ?
(例え古杉‥)

ヒカ子が18なら鉄子は20.タイトスカートの
スーツにパンプスで将棋対局‥たまらん‥
誰か書いてくで‥
454名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:58:20 ID:pgymJyG9
ヒカルは1986年生まれなので今年で19ですよ
455名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:56:19 ID:dIiglbF3
じゃぁ、この1年間のうちに既に
色々とあったわけなんですね!>ヒカル

18になったら晴れて堂々と大人のおつき合いができるけど
彼女に万が一
棋戦の妨げになるようなコトになったらどうしようかと
悶々としている彼、とか。
456名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:22:27 ID:aeQv43Tr
刻印の続きを妄想してみる
457名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 15:30:50 ID:ImRJvr1/
保守
458恋心61:2005/09/12(月) 22:23:32 ID:/CzLWbkT
自分からアキラの手を胸に置いたことが恥ずかしくてたまらなかった。
こんなことをして、はしたない女だと思われたらどうしよう。
(でもオレ、塔矢としたい……)
もっともっとアキラと近づきたかった。心も身体も、全部さらけだしたかった。
「っ……」
アキラの指が胸をそっと押した。そのとたん、それとわかるほど身震いしてしまった。
すぐにアキラは手を引っ込めて、心配そうに見てくる。
「進藤、嫌ならボクは」
「イヤじゃない」
「でも、現にキミはそんなにビクビクしてるじゃないか」
「ビクビクなんてしてない!」
険悪なムードが流れる。ヒカルは離れてしまったアキラの手を見つめた。
本当に嫌ではない。だがどうしても、身体が怖気づいてしまう。
それを素直にアキラに言うのは、なんだか負けたみたいでできない。
かと言って、もう一度あの手を取る勇気も出ない。
(あ……ヤバ、オレなんか泣きそう……)
涙なんて見られたくない。ヒカルはふくれたまま横を向いた。
すい、とそのあごがつかまれた。そしてそのまま、唇をとらえられる。
おどろいて開かれた隙間から、迷うことなく舌がすべりこんでいる。
熱くて火傷するのではないかと思った。
アキラはヒカルを気づかうことなく、口腔を思うさま蹂躙してくる。
その変わりようにヒカルは戸惑うばかりだ。
「……な、んで……こんな、急に……」
「目が濡れてる」
指先がくすぐるように目元に触れてくる。
いたずら好きの子供のような笑みに、ヒカルはアキラの別の一面を見た気がした。
「ボクはキミを抱きたくてたまらないんだ。キミは?」
ヒカルは言葉ではなく、唇で答えた。
459恋心62:2005/09/12(月) 22:24:05 ID:/CzLWbkT
さすがに堂々と脱ぐのは恥ずかしくて、ヒカルは背中を向けた。
すそを握り、ゆっくりとめくりあげていく。
それがアキラを煽ることに、ヒカルは気付いていなかった。
ヒカルのうなじも背中も、オレンジ色の光に温かく染まっている。
アキラがいきなり肩に顔をうずめてきたので、ヒカルは身体をこわばらせた。
「と、とうや……?」
戸惑った声を出しても、アキラはやめることなく匂いをかぐように鼻を寄せてくる。
息があたってくすぐったい。
「進藤、嫌じゃないか?」
「うん」
少しも嫌ではない。
電車のなかで、見知らぬ男の息や体温を感じたときのような嫌悪感は湧いてはこない。
代わりに胸のなかを甘酸っぱく締めつけるような痛みを感じた。
「ここも?」
「うん」
背中をそっとくだり、腰に触れられる。手は腰から前へと移動する。
いちいちうかがってくるアキラに、ヒカルは笑いながら答える。
だがその手がそこに触れたとき、声が出なかった。
「ここも?」
いつのまにかヒカルはアキラに抱きしめられていた。
アキラの素肌を感じて身体をすくませる。
「進藤、ここは嫌か?」
手のなかに包まれた乳房は、自分の身体のような気がしなかった。
「オレ、オレ、胸小さいから……っ」
「ボクよりも大きい」
自らの胸を教えるように、アキラはさらにヒカルを抱きしめてくる。
ヒカルの背中はアキラの胸とすきまなく合わさっていた。
わずかに消毒薬のにおいがヒカルの鼻をくすぐった。
460恋心63:2005/09/12(月) 22:24:40 ID:/CzLWbkT
無遠慮に胸をにぎりこまれ、痛さに眉を寄せた。
だがアキラにはそんな表情は見えないので、そのままもてあそばれる。
ヒカルはどうすることもできず、ただアキラの動きを感じていた。
「あ……んっ」
きゅっと乳首をしごかれた瞬間、のどから艶を帯びた声が漏れた。
まるで自分のものではないようで、ヒカルは本当におどろいてしまった。
「進藤、これは嫌か?」
硬く尖りはじめたそこを、アキラは押しつぶしてきた。
「んん……っ」
背が軽くのけぞる。意図せず身体が反応する。
「それとも、いい?」
どこか笑いを含んだ声。
ふだんのヒカルなら怒っていただろうが、今は声が出ないように唇を噛むしかなかった。
胸だけでなくへそのあたりも撫でさすられ、首筋を唇が伝った。
いつのまにかアキラもなにかを尋ねてくることはなくなっていた。
しだいに手の動きも荒っぽくなってくる。
余裕のない手つきは予測できなくて、ヒカルは身をすくませた。
「……っ!」
すべりこむようにショートパンツのなかに手がしのびこんできた。
あまりのことにヒカルは硬直した。
アキラの手の形に盛り上がったそこを呆然と見つめる。
「やだ……とぉや……!」
身動きがとれない。手はさらにヒカルの奥深くをさぐっていく。
布の上から秘所をこすられ、ヒカルは短い悲鳴をあげた。
461恋心64:2005/09/12(月) 22:25:55 ID:/CzLWbkT
なんとか逃れようとするが、しめつけてくる腕はゆるまない。
「そんなとこ……さわんなよぉ……」
ヒカルはほとんど涙声で懇願した。
「嫌なのか?」
「……イヤに、決まってんだろ……っ」
そう言っているのに、アキラは誰にも触れられたこのないそこを、あばこうとしている。
なんでこんなことをするのか、ヒカルにはまったく理解できない。
アキラは下着を強引にずらすと、そのまま手を侵入させてきた。
ふとももを閉じて抵抗しようとしたが、かえってその手を挟みこむことになった。
「あっ……やだやだやァ……!」
折り曲げられた指が、ためらうことなくそこを犯そうとしてきた。
初めて内部に感じる異物に、ヒカルはただ首を振ることしかできない。
窮屈そうにアキラは指を動かしている。
そこがだんだん潤っていくのが、自分でもわかった。
まるで悦んでいるのかのような音が部屋に響きはじめる。
同時にヒカルの下肢もゆるんでいった。
空いているもう一方の手で、ふたたびアキラは胸をいじりはじめる。
密着したアキラの身体の一部が、なにかを訴えるように硬く突き当たってくる。
「しんどう……いやか……?」
その言葉は、それまでとはまったく違う意味を含んでいた。
理性の糸が限界まで引き絞られているのがヒカルにもわかった。
「…………ううん……」
462恋心65:2005/09/12(月) 22:26:27 ID:/CzLWbkT
ヒカルは横たえられたが、目を閉じてじっとしていた。
もどかしそうにアキラはヒカルのショートパンツを足から引き抜いた。
「……進藤、足、開いて」
閉じた膝頭をつかまれる。アキラの手のひらはとても熱い。
「うん……」
おそるおそる開くと、アキラが身体を割り込ませてきた。
すぐに閉じてしまいたくなったが、そういうわけにもいかない。
ヒカルは一生懸命恥ずかしさに耐えた。だがアキラはさらに無体なことを言う。
「もっと、開いて」
「えぇ!? そんなの、ムリだよ……!」
アキラは口を引き結ぶと、ヒカルのふとももを抱えた。
「とう……っ! うぁっ」
大きく足を両脇に押さえられ、アキラが目の前まで近づいてきた。
切羽詰った表情だった。
わずかな明かりに慣れている目が、詳細にそこをヒカルに突きつけてくる。
ぬめりを帯びたそこに、アキラがあてがってくるものを見て慌てた。
先が狙いを定めるようにつついてくる。
怒張した性器はヒカルに困惑と恐怖をもたらす。
「ヤ……こわい……! まって、とうや……あ、ヤ、ァッ……!!」
いきなり割り開かれた。
痛みよりも熱さと衝撃を感じた。アキラは一気に自身をおさめてきた。
「くっ……っつ……」
アキラは顔をゆがめたが、出て行くことはしない。
ふとももを抱えると、アキラは慎重に腰を動かしはじめる。
すると痛みがヒカルを襲ってくる。ヒカルは声も出せなかった。
そこから血が流れ、シーツに染みをつくっていった。
463恋心66:2005/09/12(月) 22:27:17 ID:/CzLWbkT
痛みだけなら、良かった。
だがヒカルのなかを味わうようなその動きは、痛みとは違うものももたらしはじめる。
なにかをひきずり出すような感覚が、自分を支配しようとする。
怖くてヒカルはアキラにしがみついた。
するとアキラはしっかりと抱きしめてくれた。
動きにくいはずなのに、アキラの激しさはますます増してくる。
「しんど……しんど、う……」
耳元でかすれた声で名前を呼んでくる。
いつのまにかアキラの腰を膝ではさんでいた。ヒカルの足先が突っ張っていく。
今まで聞いたことのない音はとても卑猥に思えた。
身体中がしびれて、まともに考えることなどできそうになかった。
「んんっ! あ……と、や、もっとぉ……!」
しがみついたまま、ヒカルは初めて腰を振った。
ぎこちなくだが、それは明らかにヒカルの意思だった。
だがいくらもしないうちに、アキラの動きが止まってしまった。
「はぁ……っぁ!」
ヒカルはアキラの精液が放たれているのを感じた。
それは受け止めきれず、外にも流れ出てきてしまう。
いきなりの終幕に、ヒカルは物足りなさを感じたが、それを口に出せない。
「んっ……」
抜け出ていくのを名残惜しく思うソコが、締め付けるように収縮するのがわかる。
痛みと恥ずかしさと、くすぶったままの熱がないまぜになる。
そんな自分をアキラに見られたくなくて、ヒカルは身体を反転させた。
悩ましげな表情がわずかに見える。
「あ」
アキラが短く声をあげた。
目線をむけると、再びアキラのそれは勢いを取り戻していた。
「とうやは、まだしたいのか……?」
「いや、その……これは……!」
さすがにアキラも慌てふためいている。ヒカルは目を閉じてシーツを握りしめた。
「いい、よ」
「え?」
「いれて、とうや……」
464恋心67:2005/09/12(月) 22:28:07 ID:/CzLWbkT
待ち望んでいたものが、再び押し入ってくる。
どうしてもアキラと向かい合うのが恥ずかしくて、ヒカルは後ろから受け入れていた。
腰だけをかかげたその姿のほうが、この上なく淫らであったが気付かなかった。
アキラの精液が注がれたためか、痛みも先ほどのようには感じなかった。
それよりもまた、浮かされそうな波にわけもわからず翻弄されそうになる。
「あ、あぁ! んん、ぁあ……ッ」
声が口から転がり出て行くのを止められない。
肌が合わさる音がする。
「しん……そんなに声を、あげたら……」
さすがに気にかかったのか、アキラが声を押し殺してささやいてくる。
両親の部屋はすぐそこなのを思い出す。
聞かれて、ここに来られてしまったら、言い訳などできない。
「んん……」
シーツをかみしめ、ヒカルは身体の奥で声を抑えた。
だがそうすると、アキラの動きにますます敏感に反応してしまう。
一度出したアキラはすぐにはいかず、尻をわしずかみしていて抽挿している。
ぴりぴりするような快感が腰から這いのぼってくる。
かんだシーツは唾液でぬれそぼり、二人の動きで乱れに乱れている。
「んぅっ」
いっせいに鳥肌のようなものが立ち、ヒカルは身体をひきつらせた。
秘所から愛液があふれでていた。
それに誘われるように、アキラは二度目の射精をした。
めまいがして二人は動けず、激しく息をしたまま折り重なった。
465恋心68:2005/09/12(月) 22:29:10 ID:/CzLWbkT
アキラは汗にまみれていたが、ヒカルも同じだったので気にしなかった。
不思議な充足感があった。しかし不安もあった。
(オレ、初めてなのに、こんな……)
気持ち良くてしかたがなかった。溶けてしまう気さえした。
ねだるように腰を振っていた自分をアキラはどう思っただろう。
「……進藤、平気か?」
声はまだ熱っぽく、ヒカルはそれだけで情事の最中を思い出す。
「う、うん。へーきへーき」
顔をあげることができず、ヒカルはアキラの胸にすりよった。
するとアキラはためらいがちに腕をまわしてくる。
「進藤」
どこか緊張したように名前を呼ばれる。
「なに?」
「キミの御両親に挨拶させてくれ」
「は?」
思わずその顔をまじまじと見る。いきなりなにを言っているのだ。
「こんな関係になって、黙っているわけにもいかないだろう?」
「おい、待てよ塔矢。おまえなに言う気だよ」
「キミと結婚を前提に、つき合わせてもらいたいと頼むつもりだ」
あまりの飛躍にヒカルは言葉も出ない。
そうだ忘れていた。塔矢アキラは変わっているのだ。
「なあ塔矢、オレたち、まだ付き合いはじめたばっかじゃん!」
「そうだ。だからきちんとご挨拶をしたいんだ」
話がかみ合わない。ヒカルは頭を抱えたくなった。
466恋心69:2005/09/12(月) 22:30:24 ID:/CzLWbkT
アキラはかなり釈然としない様子だったが、とにかく説き伏せた。
言い合っているうちに外は明るくなってしまっていた。
「ボクは本気だ」
怒ったように言うアキラの気持ちは、とてもうれしい。
だがまだ16歳なのに、結婚とか言われても困る。
つかれたヒカルは一度部屋に戻り、ベッドで寝た。
起きたときにはアキラは帰ってしまっていた。
母は鼻唄を歌いながら朝食を用意した。なんだか嫌な感じがする。
「お母さん、なんか機嫌よさそうだね」
「そうお? ねえそれより、アキラくんていい子ね」
ヒカルはあやうく味噌汁を噴きだしてしまいそうになった。
「お箸の使い方もきれいだし、きちんとお話できるし」
「アイツ、なんか言ってた?」
おそるおそる聞いてみる。まさかもう結婚云々を話したのだろうか。
「いいえ、特には言ってないわよ。これからもよろしくお願いします、ってだけ」
アキラの礼儀正しさをすっかり気に入ってしまったようだ。
喜ばしいことなのだろうが、内心複雑だ。
(なんかオレ、塔矢とこれから付き合うの、ちょっと心配かも……)
黙って食べているヒカルに、母は思い出したように言った。
「洗濯機もう止まってるわ。シーツ干してこなきゃ」
ヒカルは噴きだす代わりに、熱い味噌汁を飲み込んで、むせた。
467恋心70:2005/09/12(月) 22:31:59 ID:/CzLWbkT
アキラとのことが特にばれたわけではない。
だが母はことあるごとにアキラを褒め、家に呼びたがるようになった。
娘を守ってくれた恩人であり、しかも人となりも優れている。
もっと親しくなりたいと思っても不思議ではないだろう。
しかしヒカルは、アキラがなにかを言うのではと気が気ではない。
なぜならアキラはすでにやらかしているのだ。
そのため棋院での身の置きどころに、ヒカルはとても困っていた。
事の起こりは、芦原がからかうように二人に声をかけてきたことに始まる。
「仲がいいね、アキラと進藤くん」
「あたりまえです。結婚を前提に付き合っているんですから」
さらりとアキラは言ってのけた。
あっという間にそのことはみなに知れ渡ることになってしまった。
ヒカルが怒っても、アキラはきょとんとしたままだ。
(塔矢のバカ。ほんとバカ)
そうなじりつつも、頬がゆるむのはこらえようがない。
好きで、でもあきらめて、やっぱり好きで、ようやく叶ったのだ。
育ちはじめたこの想いを大切にしていきたい。
「とりあえず、もう一度アイツにちゃんと言いきかせなきゃな」
そう一人つぶやくと、ヒカルはアキラの待つ碁会所に向かった。






                  ――――おわり――――
468名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 22:32:56 ID:/CzLWbkT
投下できなかった言い訳をする気はないが、レスをくれた人、本当にありがとう。
付き合うまで編ということで、とりあえずここで一区切りつけます。
469名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:13:31 ID:NgVFXgCY
恋心キテタ━━━(゚∀゚*)━━━!!
続きたのしみに待ってましたよ。
ヒカルかわえぇ…
470名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:22:33 ID:l4+Hpt/h
待ってました!
嫌か?と繰り返し聞くアキラがエロい
おねだりするヒカ子もエロいですな
471名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:33:10 ID:AGJn8DHG
じりじりと待ってた甲斐がありました。
恋心さん乙!! 
リアルタイムで遭遇出来てラッキーでした。
472名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:39:59 ID:+sb9lKsH
待っててヨカッター♪
大変おいしくいただきました。
GJ!

それにしても
シーツの件はお母さまドノヨウニ考えたんだろう…

・アキラの怪我の傷口が開いた
・アキラが鼻血出した(年頃にはよくあることだと)
・バレバレでした

が、アキラのことを色々誉めてるので

・アキラが自分で布団を片付けてシーツも洗濯機に放り込んだ

かな。

勝手に妄想してすいません。
473名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:42:22 ID:duxDJHld
長かった・・・。でも待ってて本当によかった!!!
ヒカ子の初々しくもエロい反応が実にイイ!もう夢中で何度も
読み返してしまいましたよ。
とりあえず付き合うまで編ということは!「付き合ってから編」も
期待してよかですか!!
いつまでも待ってます!恋心氏、サイコー!GJ!
474名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:21:28 ID:Phn6HkMS
お待ちしておりました。
良い作品だけに最後まで読めて嬉しかった。保存しますた。
本当に、本当にありがとう!GJ!!
475名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 01:32:29 ID:5BPXumXk
ああ〜、もうGJGJGJ!!!!
ヒカ子もアキラもエロ可愛くて素敵すぎ!!
ほんと、いいもん読ませて頂きました!
476名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 06:00:57 ID:uLbhz7PZ
一日一回、必ず覗いてた!
最後まで読めて、本当に嬉しいよ。ありがd
477名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 18:34:32 ID:asGxYa3E
おお〜!!GJ!!デス!
堪能いたしました
シーツの件、母バレしてるんだろうか??
478名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 09:38:40 ID:0G5mxk9H
恋心氏 ありがとう!そしてGJ!

このような完成度の高い作品を
読めたおいらは
幸せ者です。

おいらは小説とか作文が下手で苦手なので
書ける人が神にみえます。

人目に晒すのって勇気いるだろうから
出品してくれる人がいるだけでも
ありがたい。
さらに恋心氏の作品で萌えをいっぱいもらいましたよ。

続編がすんごい気になってきた!
また投下してくださいね!マイペースでがんばってお栗。
479名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 05:42:31 ID:12VgFsSt
恋心氏、お疲れ様でした。
ずーっと待っていた甲斐がありました。
ありがとう。

エロもすばらしいけど、
毎回10ずつ、アキラ視点とヒカル視点を交互で、
丁寧に、でもシンプルにきちんと描かれているのが凄い!
凄い技術だと感服しました。

実は恋心氏のパロがきっかけで、自分も初めてアキヒカ子小説を書いて
しまいました(どこかで公開しています)。
新しい世界を知ることが出来て感謝しています。
480名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 16:30:56 ID:vxZePayW
恋心氏GJ!!
丁寧でとても読みやすい文体でイイ!
エロも非エロ部分も良かったです。

ところで、ここはヒカ子以外は難民行きでいいのかな?
481名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 17:02:37 ID:Ux2mbr3Y
ここはどの子でも投下出来ることになってる
482名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 17:23:41 ID:eltnRyrq
建前はそうだけど別の子で荒れる時があるから
できれば難民でお願いしたい
483名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 18:00:31 ID:14TJ+RIC
飽き子と夷隅子じゃなければ大丈夫でしょ。
厨読者が寄ってきて荒れる可能性のある子はかわいそうだけどあっちでね。
それ以外の子なら誰でも歓迎しますよー。
萌えさせてくれるお話待ってます(´ー`)
484名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 22:12:56 ID:3gI6fXz3
恋心氏、よくぞ戻って来て下さいました〜。
でも待ってた甲斐があった〜凄く良かったですよー。
初めは「進藤、嫌か?」って漢字で聞いて余裕あったのに、ギリギリでもう我慢出来なくなったら
「しんどう…いやか?」って平仮名のみで書いてある所が
なんか凄いリアルというか、そう声に出すのがやっと、って感じで芸が細かい〜!と感心しちゃいました。
485名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 07:20:51 ID:yJcbI2jX
このスレは実質ヒカ子隔離なのか
486名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 13:20:06 ID:RRQfz/I6
恋心ありがとうございました!
ずっとまってました、、。うれしいっす。

感謝!

487名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 23:52:52 ID:XY/lKefa
祝 happy birthday !! ヒカル!
488名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 08:05:34 ID:9BK3aA1s
太陽が黄色いな…

うん…

↑↑夜通し祝ってた2人
489名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:20:21 ID:m3yfvN58
加賀鉄子お姉さまや
瀬名お姉さまや
三谷のお姉ちゃんや(ネットカフェでバイトしてる)
市河姉さまに弄ばれてしまう
ヒカ子が見たいなり・・・・・・・・・・・・
490名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 06:26:10 ID:8O/QHkMx
保守
491名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 00:57:10 ID:bRbVg1A8
難民のニョタスレが落ちた
492名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 08:07:16 ID:y673K9rH
>>489
加賀…なのか!?


読みたいな
493名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 15:56:09 ID:KSeM4yqt
そういやヒカルは
もし倉田並みに勝ち続けてたりしたら
今年(2005年)中に五段に昇段できるのかな?
ヒカルとアキラの公式手合いが増えて
お互い満足な年になってるんだろうなあ。

しかしヒカ子だと
アキラとあんなことやこんなことがあって
昇段しそこねたりして
「今年もお前と公式であんまり打てなかった」とか
言ってそうだよ…
494名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 08:21:56 ID:HgARDfNd
佐為子たんをじっと待っていますよ
495名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 18:35:54 ID:PSKaRHxV
突発的に思いついた佐為子の脳内設定(平安編+α)

・藤原家の末流で没落した貴族の娘
・そっくりな身内が囲碁指南で生計を立てている
・身内が亡くなって身替わりに男装して内裏に出仕することに
・囲碁の腕を妬む男に正体がバレて辱められる
・大君(帝?)とプラトニックな相思相愛
・ヒカルは佐為の子孫

何か「とりかえばや」みたくなってしまった
6番目のはナニカの本に
苗字に『藤』の文字を使う家系は
藤原氏のゆかりと書いてあったから
496名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 10:45:31 ID:3BIcO2af
男装美女佐為たん(;´Д`)ハァハァ
佐為の場合は特に原作と設定変える必要ないな
497名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 16:47:45 ID:77DyTY3G
佐為子は難民の方にいくつかあったけどな。
もう書く人いないんだろうか・・・?
498名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 20:02:07 ID:dlM+QMNt
佐為子=彩子
499名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:11:19 ID:eEfvHtCS
別にそんな無理して子をつけなくても
500名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:13:01 ID:zxY0iR6g
今さらそんなこと気にしなくても・・・
501名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 01:42:03 ID:VT+PxnTn
佐為たんは何もかもそのままでいいよ
無理しなくても女になるから
502名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:30:37 ID:a2SuHWMj
>455の自分のネタで書いたら小話しか…
エロなしを1レス投下させて下さい。
アキヒカ子(18才)で彼らの最後の北斗杯後

5月の連休中に行われた北斗杯は、日中戦、日韓戦共に2ー1で日
本が勝利した。参加選手はアキラ、ヒカル、社と第一回から変らぬ
顔ぶれで、事実、彼等はこの世代のトップ棋士だった。
「昔年のライバルの韓国に勝てたのがめっちゃ嬉しいわ」
社は祝勝会で素直に喜びを表している。彼は今年、韓国勢に初めて
勝利したのだ。
「オレは秀英に負けたのが悔しい。でもアイツとはこれからも打つ
んだ。次に打つ時は負けないぜ」
ヒカルの言葉にアキラのこめかみがピクっと動いた。
「なんてたって、アイツとは院生の頃からのライバルだからな」
「進藤はホントにライバルの多いやっちゃな?」
「社、お前もライバルだからな」
「塔矢ともライバルや言うてたな」
「うん」
「自分、ライバルばっか作っとらんと彼氏作らんかい」
社はアキラの前でタブーな話題を口にしたことに気付いていない。
「塔矢もあんまり進藤を一人占めせんとけや?こいつに彼氏デキる
隙があらへんやん」
「やー、社、まあ、それはいいじゃん。な?」
「社」
アキラの声が低かった。
「進藤を焚き付けないでくれないか。彼女が僕との対局前に予選落
ちなんて結果になったら…」
「えろうすんませんでした、で済ませや、そん時ゃ」
「冗談じゃない、僕が彼女と公式で対局するのがどれだけ振りだと
思ってるんだ?」
この時ヒカルはある棋戦の最終予選に駒を進めており、その決勝で
アキラと当たることになっていた。どちらか勝った方がリーグ入り
を果たすことになる。
「知らんがな、お前ら家近いンやでしょっちゅう打てばええやん」
「進藤は予選通過に専念するために、僕とは最近打ってないんだ」
(……なんで?打てばええやん)
社は不審げな顏をした。ヒカルは内心焦っている。
(アキラのアホ。どこの世界にプライベートで打つのが公式対局の
邪魔になるライバルがいるんだよ。つーか、お前が検討の後で色々
なコトに及ばなきゃ、オレはお前と打ってても予選OKなんだ!)
最近、アキラの口が軽くなったような気がする。ここにいたらアキ
ラは更に余計なことを口走りそうだと、ヒカルはこの場を離れるこ
とにした。ライバルのアキラと「男女交際」してることを周囲に知
られるのが気恥ずかしいのだ。
「オレ秀英たちと喋ってくるからな。社も人の世話やいてないで彼
女作れよー」
(彼女作れ…て俺にだけかい!つーことはコイツら…!?)
ヒカルも大概、口が軽い方だ。この時も自覚がなかった。
社はこの時、二人の仲を知ったのだが追求はしなかった。まだ公表
する気がないらしいので、ここは知らぬ振りをしてやろうと思う。
(いずれ周囲に知れた日には思いきり突ッ込ませてもらお)

<終>
実際の棋戦や関西弁には全く関係ございません。また、社の
誕生日が不明で、もしかすると一足先に北斗杯卒業なのかも。
お邪魔しました。
佐為子も他の女体化もお待ちいたしております。
503名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 23:52:53 ID:QoSrfeXL
・毎晩帝の相手をさせられていたよ
・碁の才能を妬む男達に陵辱されたよ
(佐為は非処女だよ派)

・生まれてからずっと碁一筋で生きてきたのでそっちの事には全く疎いよ
(佐為は処女だよ派)
佐為「なんです?なんですこれは?ドクドクビクン?」
ヒカル「せ、精液だよ」
504名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 14:19:09 ID:fO8vKL5N
常時佐為に視姦されている思春期真っ只中のヒカル
開き直って佐為をおかずにしてオナるヒカル
一局打つたびに交換条件として脱がされる佐為
505名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:28:00 ID:Hw8i5hcj
嫌がる佐為を縛り付けて平安装束を少しずつ剥ぎ取っていく様子を
色々な角度から丁寧に録画したい
506名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:39:22 ID:e0Wirv/3
佐為ヒカ子読が読みたいですネ申様
507名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:53:51 ID:KjtNEZL/
弟みたいだったヒカルがだんだん男っぽくなってきて
戸惑う佐為子萌え
508名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 01:53:26 ID:DdXFiQvZ
>>503
後半のネタ、原作の自販機ネタと気付いて、コーヒーを吹いた真夜中
509名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 01:58:51 ID:X8ds3Iap
>>502
GJ。面白かった。
公式での対局が終わった後、
ここぞとばかりに、プライベートでの対局
(を口実にしたアレ)を迫ってくるアキラから逃げ回る
ヒカルの姿が想像できそうだ。
2回や3回では許してくれそうにないからな。
510名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:16:26 ID:1EOtZatg
普段は袖の中に隠れていて見えないけど時々チラッと見える佐為たんの指が綺麗過ぎて(´Д`;)ハァハァ
細かいとこ見れば見るほど小畑は佐為を女として描いている説を支持してしまう
あのガードのかたい平安装束の下には綺麗な女体があるに違いない
511名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 10:52:19 ID:C3gwt5cR
平安時代は国内の食料事情が安定していた時代なので
(だから1000年もあの政治でOKだったわけだ)
成人男子の平均身長が高い。
(もちろん、食事が西洋化してる現代を除くと、だよ)

160センチくらいだそうだ。
(ちなみに戦争時は150センチ台に落ちる)

身の丈六尺とかいう表現だと巨人のイメージだし。
(180センチ)

…一見エロに関係ない話だがスマン。
佐為(女)の生前の相思相愛の相手をあれこれ思案してると
どうしても身長180センチのあの人の顔しか浮かばんのだ…
512名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 12:36:54 ID:jw47o8ya
長身美女(´Д`;)ハァハァ
513名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 13:30:33 ID:hL8Xgb0Q
>511
平安時代は400年では?

戦国時代は度重なる戦のせいで食物の安定供給は難しかったような気がする。
歴史あんまり詳しくないけど。
514名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 13:35:31 ID:hL8Xgb0Q
佐為尚侍と緒方通匡宰相中将の逢瀬とか読んでみたい。
515名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 14:27:53 ID:C3gwt5cR
>>513
そうでしたorz
つい1000年て書いてしまった
だから戦国時代に関してもおっしゃる通り

>>514
180センチは彼だとバレバレでしたか
しかし

>>512
佐為の可能性もあるわけで、
新境地を見たい気がするこの頃…
516名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:36:30 ID:Ak0mZOGc
佐為に似たような、本人なようなそんな佐為子の身内と
佐為子の会話もみたいなあ。性別をはっきり
意識した頃に、なにかお互いを意識するような
出来事があってほすい。色っぽいのでも尚可。
雅びな世界が読みたいよ‥!

緒方通匡宰相中将って凄くイイね。
517名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 11:31:05 ID:8Y6Ty/Kt
佐為=空蝉@源氏物語みたいな話も良いなぁ。
はかなげに見えて、芯のしっかりした空蝉って結構好き。
518名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 16:48:53 ID:Ak0mZOGc
源氏=緒方に空蝉と間違われて抱かれてしまう
軒端の荻は、色が白くてムチムチで、義理の縁の
空蝉と碁を打ってるからピカつんで決まりだろうか。
事の後も対して騒がず「連絡こないな〜」とか
能天気に言ってるのも小中時のピカっぽい。
519名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:44:04 ID:iW+/zcoN
緒方…平安時代なら両手に花状態?
いや、両手両足(の指)でも足りるまい。
520名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 18:50:30 ID:sQWuCn8R
いっその事名前のまんま源氏=ヒカルで。別に光源氏は名前じゃないけど。
しかし原作読み返すと佐為の彼氏気取りな発言が多いな>ヒカル

「日曜つぶしてお前のために来たんじゃねーか」
「よかった佐為のヤツ喜んでら」
「しょーがねぇなぁ、今度どこか連れていってやるか…」
「ちえっ、虎次郎がなんだってんだ!オレだって佐為と一緒にいた仲だいっ」
 ↑
元彼(虎次郎)に嫉妬してるし…
521名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 20:18:23 ID:8Y6Ty/Kt
オガタンが源氏ならヒカルはやっぱり紫の上希望。
で、佐為は桐壺。
522名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 20:54:03 ID:Q534GGs6
ヒカルの源氏の場合は藤壺=伊角子で。
なぜならヒカル母と顔g(r
523名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 00:13:32 ID:Vbjz/XIq
浮舟佐為を巡って火花散らす 緒方宮と光大将 萌え

源氏物語では花散里がお気に入りだった。
優しくって慎ましい女性(*´Д`) 美人ではないので佐為子では無理だけど。
524名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 09:44:16 ID:hfAAEBI4
ヒカルが源氏の君だとアキラはやっぱり六条の御息所だろうか。
源氏恋しさに生き霊になって恋敵の枕元に…。
525名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:28:43 ID:pgU93HPM
ああ〜ほんとに、ガッツリまとめてそういうの読みたいよぅ〜。
よっしゃココはオレがまとめよう、という太っ腹な神は
そろそろご出馬にならぬかのう〜、と恋い願ってみる…。
526名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:43:11 ID:7R+S9u+M
身分は低いが聡明な明石の上は・・岸本子たん?
527名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:57:51 ID:pgU93HPM
萌え‥禿萌える岸本明石の上。名前も薫でお似合い。
528名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 19:36:30 ID:rowdR3xO
保守しなきゃ落ちるぞな
529名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:34:38 ID:eT9s/l9s
一番ありそうな女佐為ってい意外とないんだな…
と思って過去ログみたら初期には結構あったけどほとんど途中で終わってて
もったいない。出だしはどれもいい感じなのに。
今からでも続き書いてくれないかな。
530名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 22:06:01 ID:rowdR3xO
やっぱりヒカ子が一番可愛いと思うんだ
531名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 22:30:04 ID:gC896ASK
「アキラとヒカル 2」
を倉庫で読んではまった。
続きをずっと待っている。
532名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:06:22 ID:Xwe73Nym
>>531
自分もあの話、切なくて好きだ
直前の同じタイトル(?)のが後日譚なのでは、と思っている
533名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 02:55:35 ID:S4wiDVlC
原作を読んでいても佐為が美女にしか見えなくて困っています
どうしても男には見えません
534名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 06:37:46 ID:EWHgjNX5
佐為=和風メーテル
一部のヒカル=鉄郎
二部のヒカル=映画の鉄郎
535名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 10:43:52 ID:SOw+uY7p
塔矢行洋=ハーロック
エメラルダスがいないけど。
536名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 23:33:19 ID:kzIxtpHR
難民落ちた?
537名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 00:36:58 ID:JiLNiRDu
かなり前に沈んだ
538名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 06:25:38 ID:47yVhUu+
佐為たんに膝枕してもらいたい
539名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 07:49:58 ID:LHG90ahy
>>538
それ+耳掃除+目隠し碁だ。

平安編:大君が下手な手を打つと耳に激痛が走る

現代編:(幽霊は膝枕できないのでry
540名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 15:01:50 ID:VZLDIsB/
保守せねば
541名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 20:34:17 ID:AuDObFNx
佐為たん(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
542名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 11:51:48 ID:YO+ELPXJ
かわいいヒカ子はここで色々萌えさせてもらったけど、
カコイーヒカ子も読みたいなあ。そういう需要って
漏れ以外ない?
543名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:22:31 ID:KOkmejVC
碁以外の事で落ち込んでる友人(男)を
なにげに勇気付けて惚れさせるとか?
544名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:38:40 ID:c56kb99W
落ち込んでいる和谷を体で慰め(ry
545名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:41:46 ID:Gptgllv2
和谷ヒカ子や伊角ヒカ子が読みたい
546名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:46:36 ID:c/ruxVA/
前に意見が出てた、ヒカ子がアキラに恋しまくって、ヒカ子がオナニーしちゃうようなのが読みたい。
547名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:24:34 ID:kTomgy60
佐為タンみたいな美女の幽霊になら俺もとり憑かれたい
548名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 02:19:09 ID:e8UKb9Co
ヒカ子がアキラに恋しまくってんのに、加賀(女)に
ヒールでいかされちゃうようなのも読みたい。
549名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 13:05:23 ID:Bif+cp5K
佐為たんの寝顔眺め放題だったヒカルがうらやましすぎる
550名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 18:20:27 ID:e8UKb9Co
佐為たんって寝るんだっけ?そのへん以前も話題にあがってたけど…
551名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 18:51:47 ID:Bif+cp5K
>>550
佐為たん「ヒカルが授業中居眠りなんかするから」
ヒカル「おまえだって寝てたじゃねーかよ」
552名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 19:58:58 ID:KMOpcaym
ヒカ子の寝顔を拝める佐為もなー
553名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 08:17:43 ID:7lcxfdtU
女体化というか俺の脳内では佐為はデフォルトが女だから
アニメは佐為男体化の動く同人誌
554名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 16:13:32 ID:n8bISTvp
佐為たんにチンコしごいてもらいたい
555名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 22:21:14 ID:Q6eT7ihE
もてるならチンコよりゃ碁石だろ佐為たんは。
碁石ズリ…イター




556名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 22:08:25 ID:A9u4eGrW
ヒカル「ホラニギれよ」
佐為「ニギれって?に…ニギれって言われても……」

清純派な佐為たん
557名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 18:46:12 ID:e6fGQt7P
ヒカル「ホラしゃぶれよ」
佐為「しゃぶれって?しゃ…しゃぶれって言われても……」
558名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 04:04:32 ID:D5FafdBV
ここしばらく佐為たん萌えが止まらない(*´Д`)ハァハァ
559名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 04:52:23 ID:z+fC7D9J
佐為たん萌えは今が旬だよー!連載の頃はどこがいいんだ?とか
ゆってた漏れだが、今はハァハァ最高潮。佐為たんの佳さが
わかってなかった漏れはなんとオロカな子供だったのだろう…チーン
560名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 19:21:10 ID:CMSKE0G6
あかりがあんまり目立たなかったのって七割くらい佐為のせいな気がしてきた
「ヒカルのバカァッ」とか思いっきり少年漫画のヒロインの台詞だ
561名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:58:55 ID:CuByH/aU
平安貴族だったのに「バカァッ」だもんなw かわいーよな〜。
あれで女体だったらそりゃもう。あかりは小学頃はすごく
よかったのに中ニくらいでやたら地味になって‥。ナセと
キャラかぶらないようにしたのかね
562名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 22:38:12 ID:Zw0GP+8V
ヒカ子来てないかな〜と久々に覗いてみたら
佐為子大流行ですかそうですか
563名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 02:03:06 ID:ftpm1AUj
まあ実質この漫画のヒロインは佐為たんだから
564名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 02:21:11 ID:upHbOjOP
ヒカ子と佐為子の百合百合がみたいナー
565名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 01:29:30 ID:Jh2WPZNl
佐為たんには無邪気なかわいさの中にも大人の女の包容力と落ち着きと母性がある
あかりはまだガキ
566名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 22:30:46 ID:JEXhHDSM
泣き虫なのに囲碁がすげー強くて、優しいのにワガママで、
子供っぽいのに包容力があり、男なのにどの女性よりも美人な佐為たん…
魅力的すぎるよ佐為ハァハァ
567名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 23:22:18 ID:95fsx1dT
いや佐為たんは実は女
568名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:03:39 ID:EikIjsg9
佐為たんは感情表現が可愛すぎる
まじで彼女にしたい(;´Д`)ハァハァ
569名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:52:08 ID:C6CTd8MA
そりゃみっしりスパルタ囲碁指南してくれそうだナーw
「私より碁が強いようではこの身はまかせられません」
とかいってナー。藻前もヒカルみたくプロになれるかもよ?
570名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 00:53:17 ID:C6CTd8MA
×強い
○弱い スマソ。佐為の色香に迷っつまったよ‥
571名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 22:30:31 ID:dFXlE415
ヒカ子のこと、時々でいいから思い出してください…
572名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 05:27:01 ID:9GFQfbx2
そんな、時々だなんて。ヒカ子のことは毎朝毎夜
想っているよ?鹿のようにスレンダーなヒカ子も、ムチムチバデーで
ダイナマイトボンバーなヒカ子も、みんなまとめてバッチコーーイ!
573名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 10:27:28 ID:dZuuKbHQ
ヒカルも佐為たんを怒らせたり喜ばせたり泣かせたり碁を打つのをじらしたり
「秀策の方がよかったな?佐為」とか言葉ぜめしてみたりしてなかなか優秀なんだか
個人的に神キャラは三谷だな。
3巻82ページとか抜きどころの定番だし「私ここにいたから聞こえちゃった」の辺もいいし。
三谷は佐為たんの大人の女の魅力を引き出す力をもっている。
574名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 16:48:58 ID:fkv7xD4E
佐為子とか女体化はもちろんアリだし大いに夢を語ってホスイが、元の佐為を
女扱いするのは度が過ぎるとどうだろう。男である佐為の魅力を
否定されるようで少しイヤなんだが…
575名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 18:13:32 ID:Y54sJn+a
じいちゃんに碁盤を買ってもらったときの「さっそく!さっそく!」の佐為たんには禿萌えた
576名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 01:55:26 ID:HDYwhg6M
>>574
あの装束の下にはもしかしてオパイがあるかもしれないしないかもしれない
と、いろんな妄想の余地があるところも佐為タンの魅力のひとつですよ

というわけで佐為タン(*´Д`)ハァハァ
577名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 02:26:13 ID:fWZVQQUV
オパイのある佐為とオパイのない佐為
二人揃ってはじめて神の一手に……!
578名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 03:57:27 ID:w+YTzDes
分厚い衣装に隠された佐為たんのオパイ…
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
579名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 00:16:16 ID:tym34Fcb
たまにチラリと見えるサイの細長い指先があまりに女性的で(*´Д`)ハァハァ
あとほった氏と同じく、サイの足先が可愛くてドキドキするお
580名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 00:17:07 ID:tym34Fcb
スマン上げてしまった…
581名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 02:34:33 ID:z1+/FM9j
わかってるんだろ?
582あぼーん:あぼーん
あぼーん
583名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 11:40:12 ID:JHlzmqm/
>>579
佐為指綺麗だよなぁ。
佐為はカワイイ所もいいけどなんか母性的な魅力がある。
2巻の佐為お前ってもしかしてすごい奴?の笑顔とか17巻の夢に出てきたのとか。
直接的なエロじゃなくても、膝枕(と耳かき)してもらったり添い寝してもらったり
おっぱいに顔うずめてみたりそういうことしたい。
584名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 21:58:53 ID:3H5hYAe+
そろそろヒカ子の話やヒカ子萌えが聞きたい……
佐為ももちろん萌えなんだが、なんかひとりで最近ここを
埋めてる人いないか?みんなが散っていってしまうよ…
585名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 22:25:30 ID:6xtLcgX1
ヒカ子を好きなのはいいけれど
ただ他キャラに萌えているだけの人達を
「ひとりで埋めてる」とか言い出すのはちょっと…

流れを変えたいなら>>584が進んで語ればいいんじゃないかな?
586名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 22:40:29 ID:JHlzmqm/
少なくとも俺以外にもう一人以上はいる
587名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 23:11:40 ID:W+kDQ6cb
そういや難民のスレ落ちちゃったけどこっちに投下したらまずい?
ヒカ子和谷子とかヒカ子伊角子
588名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 23:20:54 ID:yO97CtYv
色んなキャラの女体化、読みたいです。
複数のキャラが同時に女性化、なんてのも読みたい。
589名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 23:22:11 ID:3EMq+kPm
男女逆転でどうだ
590名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 18:18:10 ID:XxXJOB5k
hosyu
591名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 06:19:26 ID:90//jOW8
>ヒカ子和谷子とかヒカ子伊角子

漏れは猛烈に読みたいが、なにかまずいのだろうか‥‥?
592名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 21:16:00 ID:05y3CCI6
最近佐為子佐為子言ってる人ばかりだったからどうでしょうね
593名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:43:29 ID:BBgQUDxq
佐為たん(;´Д`)ハァハァ
594名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 04:56:23 ID:bd28zHD9
ヒカ子和谷子にヒカ子伊角子v 投下待ってる〜ww
595名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 13:27:18 ID:BmEOfQMM
色んな女体化ならちょっと前に出てた源氏物語ネタとかいいなぁ
596名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 03:55:52 ID:4NzyM0EQ
源氏物語もいいな!漏れも読み専だからいえた義理じゃないけど
最近ここに職人さんの投下や神降臨がなくてさみしくてさ…
597名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:47:23 ID:cLmL9Ley
佐為の十二単は綺麗だろうな
598名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:51:11 ID:pujGCw62
佐為は絡みにくくないか?
女体化しても綺麗だなーで終わり、な希ガス
599名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:45:15 ID:5TLYgYAa
綺麗だなーで終わってしまうかどうかはその人の萌え次第っしょ。
女体化佐為は優しくて綺麗な大人の女性だろうけど
たまにわがままや、弱い面もありそうかな。
ヒカルにそれを受け止めてあげられる包容力があったらよかったんだろうけど
まだ子供だったしなぁ
600名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 07:33:38 ID:xY+Wspd0
単体の佐為女体化もいいけど前にここに出てた
男佐為の身代わりに佐為子のとりかえばやってのが
萌えるなあ 読みたいなあ
601名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:57:53 ID:OdZXyBRI
>>599
いや子供にしてはすごい包容力だったと思うよ
自分のことで精一杯な状況なときでも佐為に気を使ったり遊びに連れてってやったり
きっと将来良いお父さんになるよ
602名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 15:04:16 ID:IDt9kDFy
>>601
おーいここは女体化スレだぞ
ヒカ子はよいお母さんにな…るかな…
603名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:15:28 ID:CKrJGTFD
誰の子か妄想してハアハア
604名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 19:11:23 ID:MzJUKyf/
ブツブツ文句言いながらも結局佐為たんのワガママをきいてしまうヒカル
やっぱ佐為たんにおねだりされたら断れないよな
605名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:42:16 ID:ILngOMlv
ヒカ碁ってそういえば佐為たんの壮大なおねだりを
ヒカルや虎次郎が聞いてやって成り立つ物語なんだな〜と、
>>604を見てなんとなく思った
606名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:50:50 ID:rD2VCGOO
ということは佐為(女)で竹取物語♪
(チョットチガウ)

ところで、
東京の雪は如何だったでしょうか?
雪道は初めてなアキラの運転する車の助手席に乗せられた
ヒカル(女)の受難なお話が読みたい…
607名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 04:32:47 ID:I6XuChkf
佐為たんのおねだり(*´Д`)ハァハァ
「さっそくさっそく!」とか「もう一回、ね、もう一回だけ!」とかいっておねだりされたい…
608名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:59:42 ID:ngOV2INS
よく聞くとエロいセリフだなぁw
ほったGJ
609名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 00:11:46 ID:q9Z0HDLY
そう思うと
「ごめんねヒカル。私はもうすぐいく」
の泣ける名台詞もヤバかったんだなー。
610名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:37:48 ID:u7Uf/DFi
佐為たん昇天
611名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:50:01 ID:INvPRiKU
童貞のヒカルが佐為たんを昇天させるのは無理
612名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:54:43 ID:1yaRdawn
じゃあヒカルも女だったらいいんじゃね?
613名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:39:11 ID:grJVSRXC
佐為たんが昇天したのはヒカルに見せるための行洋との一戦のせいであって
ヒカルが昇天させたわけじゃない。
だから「ごめんねヒカル」ってあやまってるわけだな。
614名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 01:46:16 ID:+6/fwGNv
ヒカルに見られて昇天佐為たん
萌える
615名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 23:26:45 ID:ltNPk20T
塔矢父も佐為たんとの一戦で若返ってたな
23巻の時点でもまだ佐為たんのことが忘れられてないみたいだし
616名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 21:14:13 ID:kuBtZjfC
取りあえず保守
何日ぐらいなら書き込みなくてもOKなんだ?
617名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 00:19:15 ID:cckgE/oo
職人さんの投下もないしさみしいね…
618名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 14:26:33 ID:iJlv3NRy
>>600
SSではなく粗筋だが佐為(女)でとりかえばやって言うと…
(苦手な方はこのスレのみスルーして)

藤原氏とは名ばかりの末端貴族の兄妹がいた。
両親を亡くし乳母の実家に身を寄せてひっそりと暮らしていたが
鏡に映したように顔がそっくりな二人は
亡き父を偲びながら碁を打つことを楽しみとしている。

ある時、父の知り合いだったという男が二人を訪ねる。
父に恩があるという男は兄(=佐為)の後見を申し出る。
宮中に出仕した兄は囲碁の才能を認められ、
帝の囲碁指南役をすることに。

残された妹の元に男が訪れる。
強引に関係を結ばされて傷心の妹だったが
男と打った碁には兄との碁同様の喜びを覚える。
失着を指摘する妹に、兄以上の碁の才能があったことを驚く男。

ある日、帰宅した兄が突然の死を迎えた。
悲しみながらも死に疑問を持った妹は
自身が死んだことにして兄の身替わりに出仕し
真相を探ることを決意。髪を切って男装する。

妹の喪が明けて出仕した佐為(=妹)の変わり様を怪しむ周囲だが
昔以上に冴える碁に身内を失った悲しみによるものと理解している。
そして歳月が流れ、佐為(=妹)はもう一人の囲碁指南役に
勝負を挑まれる。

兄の死が、もう一人の指南役によるものと判ったものの、
秘密を暴かれ自身の身も汚されてしまい
妹は失意のうちに入水して命を断ってしまう。
佐為の後見だった男の元に妹の産んだ女児が残される。

千年の歳月が流れ、藤の名を持つ家系に子(=ヒカル)が生まれる。
元気に成長した子は、祖父の碁盤に美しい幽霊を見い出す。
幽霊は佐為と名乗ったが実はその妹であった。
兄の身替わり姿の妹は子に囲碁を教える。

囲碁が上達したヒカルは、ある男に碁の勝負を挑まれる。
乗り気ではないヒカルの変わりに佐為が相手をする。
男は自らの失着で妹に負けるのだが奇妙な既視感を覚える。
しかしそれが何であったか男が思い出せないでいるうちに
佐為と名乗る幽霊はヒカルの中から消えるのであった。
619名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:11:28 ID:WhuwQQ8O
なんか切ないけどいい話だなあ
死後にまで兄の身代わりをする妹ってのが…あれおかしいな目から水が…
620名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 20:16:05 ID:bLyozR0S
佐為タン萌え
621名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 20:38:38 ID:B9CvlQ9S
なんかしみじみ
なんとなく寂しい話、好きだ
622名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 22:13:29 ID:f/u4crn4
いいなあこれ余韻まで美しくて‥618タンありがとうw
ほのぼのと萌えたよ 
623618:2006/01/13(金) 02:56:56 ID:NI2b2dSc
オガサイ(女)で4レスいただきます。618の設定。エロ描写なし。
苦手な方はスルーお願いします。
**********
髪の長い、着物姿の女が泣いている。そんな夢を見た。
『もっと…たかった』
消え入りそうな声で俺に訴えた。
こんな弱々しい女は好みじゃないんだがな、
と思いながらも俺は目の前の女をかき抱いた。
それで気付いたが、俺まで着物だった。どんな夢だこれは。
女の着物から甘い匂いがする。
香水ではなく…昔付き合ってた女の部屋で嗅いだ匂いに似ていた。
『もっと、どうしたいと言うんだ?』
『私は…』
女が俺の頬に指で触れた。華奢な手だが、人さし指の爪に見覚えがある。
『もっと碁を打ちたかった』

そこで目が覚めた。
変な夢だ。俺が碁を打つ女と付き合っているとは。
まあ、夢だからな。


今日は世間一般に休日だが、俺は棋院で仕事があった。
そこで行われる『子供囲碁大会』での審判員。
子供の相手はうるさくて嫌いだが仕事だから仕方ない。
案の定、騒ぎが起こる。観戦していた子供が、対戦を邪魔したらしい。
俺は中断になってしまった盤上の石を見た。
「この急所を即答した…だと?子供が?」
信じられなかった。子供がこれをちょっと見て指摘したなどと。
後日、俺の師匠がその子供と相対したが、子供は数手でその場から逃げ出した。
何者なのだ、あの子は。
石を持つのも覚束ない初心者だった。
そんな頃に、俺はあの急所を即答できただろうか?
624618:2006/01/13(金) 03:02:50 ID:NI2b2dSc
またあの女の夢を見た。女が着ている着物は振袖や留袖ではなく、
雛人形みたいな大昔のやつで、何故か俺もそんな感じの着物だった。

女の目は盤上の石に注がれていた。
『ここで…見落としましたね』
俺はその女と碁を打っていたようだ。驚いたことに俺が負けていた。
プロ九段の俺を負かすなんて、何て女だ…いや、だからこれは夢だ。
変な子供に会ったから、こんな夢を見てるんだ。
『…初めてお前達兄妹に会った時、この盤に並べてあった石は黒が勝っていた。
黒石は兄ではなく、お前だったのだな』
『兄は宮中で、お健やかにお過ごしでしょうか』
それまで碁石以外は興味がないといった風情だった女が、
ここにいない者を懐かしんで優しい顔になる。
『相変わらず俺の従兄…帝と囲碁三昧だ』
胸のうちに暗い感情が沸き上がる。
『お前はこうして俺の相手をしておればよい…碁も閨でも』
女の手を取って引き寄せると、着物の袖に触れた碁石が盤上からばらばらと落ちた。
女は抵抗らしい抵抗をしなかった。
だが袖を膝で押さえて女が起き上がれなくした俺のやりようはかなり乱暴だ。
嫉妬のせいか。
それは女の碁の才能に対してなのか、
想いが兄に向けられている事に対してなのか…両方だろう。
『私は…ずっと碁を打っていたかった…』
女は下に散らばった碁石を見ていて、俺をついに見なかった。
625618:2006/01/13(金) 03:14:07 ID:NI2b2dSc
何故こんな夢を見なければいけないのだ。
俺が女に碁で負けたなど。
そして権力にモノを言わせて女の体を手に入れたのも。
あまりに不愉快な内容に、俺は努めて夢を思い出さないようにした。
そして、あれはタダの変わった夢だった、と
ほとんど忘れてしまって思い起こす事もなくなった頃。

俺の師匠がプロ棋士を引退した。引退の理由は、
健康上の問題や、弟子である俺に負けてタイトルをひとつ失ったことではなく、
インターネット囲碁で強い相手に巡り会えたことが原因だと言う。
その相手の正体は不明。
ネット碁ではsaiと名乗っていた。
師匠とsaiを会わせたのが誰なのか偶然知った。あの子供だった。

その子供の才能に嫉妬を覚えたのも束の間、俺は何故かその子供が気になり
院生になる試験の世話を焼いたり、棋院で会えば世間話をしたりしていた。
初めて会ってから2年と少し経った今、プロ棋士になって俺と同じ世界にいる。
「俺もsaiと打たせろ!」
気付いたらそう怒鳴っていた。

「オレで我慢してよ」
saiとの対局を「saiなんて知らない」と何度も断られた挙げ句に、
何故か俺はこいつと打つことになった。
泊まり掛けで行われたイベント会場の旅館でのことだ。
そして負けた。
「簡単な死活を間違えたね、飲み過ぎだよ」
そいつは俺の失着を、酒に酔っていたせいだと言い放つ。
その通りかも知れなかったが…
『ここで見落としましたね』
白い指がその一点を差し示す。
「…さい?」
俺のつぶやきに、子供がびっくりした顔で俺を凝視した。
626618:2006/01/13(金) 03:26:13 ID:NI2b2dSc
『兄の振りを、だと!?』
『どこから見ても兄の佐為でしょう?』
長い髪のままではあったが、兄の装束に身を包んだ女は、
まさしく女の兄である佐為にしか見えなかった。
『兄を死に追いやったのが何であったのか…私は知りたい。
死んだのは私だということにいたします』
女の決意は正気とは思えなかったが、それを止められそうにもなかった。
俺は佐為の後見でありながら、守れなかったのだから。
その時、足元で赤子がぐずった声を上げた。
『吾子ともこれで別れてしまうことになるでしょう』
吾子…女の産んだ赤子なのか。
『碁を教えてやりたかった』
女が赤子を見下ろしたのにつられて俺も赤子を見た。
まだ剃っていない生毛なので、髪色が薄い。
灯明に煌めいて金色に見えた。
『今生では縁の薄い親子でありましたけれど、許される時が来るのなら、
この身が滅んで魂だけになっても、この子に寄り添ってやりたい』
俺が言えたのは、この期に及んでこれだけだった。
『碁は俺が仕込んでおいてやる…お前には不服かもしれないがな』
『私には…あなたと打つのも楽しみでありましたよ』
初めて、女が俺に微笑むのを見た。
儚い笑みではあったが。

そして女は長い髪を、俺の小刀で切り落とさせた。


夢だ、これは。
気が付くと、子供は部屋からいなくなっており、
石が片付けられた碁盤に月の灯りが降り注ぐだけだった。
627名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 04:47:40 ID:LJQHQ5w6
(´・ω・`)セツナス…
628名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 18:58:45 ID:sDQAKoaB
素敵ダー!
629名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 01:53:35 ID:vjPiNTYc
あくまで抑えた展開ながら裏ではドラマティックに色々
動いてそうな香りがww  ドキドキ ワクテカ
630618:2006/01/15(日) 00:35:50 ID:zUKgnr/2
読んでくれた人、ありがとうございました。
これからも精進いたします。
631名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 02:29:39 ID:Vu5zDHiP
うわぁGJです
632名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 03:21:39 ID:1fAsniia
GJ!久々にここで読めてうれすかった‥
633名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 20:36:39 ID:qomOBnr/
佐為萌え
634名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 21:44:13 ID:OgCLHI6/
私はヒカ子萌え
アキヒカ子もいいが和谷ヒカ子も読みたい
635名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:30:52 ID:hh7XMn+T
小ネタでヒカル(女)と和谷エロなしです。
苦手な方はこのレスを無視してくださいませ。
↓↓↓

進藤ヒカルはオレと同じくプロ棋士(女流)だ。
自称『塔矢アキラのライバル』で、
塔矢との対局が待ち遠しいと院生時代からずっと言ってた。

そんな進藤がいきなり塔矢と当たることになった。
喜んでるかと思ったらムスっとしている。
不機嫌の理由を聞いたら、アイサツに行った進藤は
塔矢に思いきり無視されたらしい。

「目も合わせないなんてヒドイよな!」
オレに愚痴るな、進藤。
お前だってな、オレと飯を喰ってるのに
話題が塔矢のことばっかじゃないか。

つい「お前もけっこうヒドイよ」と漏らしてしまった。
進藤のきょとんとした顔で我にかえる。
しまった……いや、告白するなら今だ!
視線をそらすな、オレ!!

「ゴメン、お前のポテト食べてたのバレてた?」
……勝負には時期尚早だったか。
オレは黙ってポテトを進藤の方に差し出した。
彼女はまだオコサマだ。

うれしそうにポテトをついばむ進藤にちょっと優越感。
こんなカワイイ彼女を、塔矢はきっと知らないだろう。
「これ喰って早く大きくなれよ?」
無視されてるうちに進藤はオトナになっていくだろう……

……多分。

<終>
636名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 05:27:28 ID:y54iuFFd
かわいいwwwwwきょとんとしたヒカ子もかわいいが
和谷のなさけなさも、ものすごくいい。萌えたよww
GJ!
637名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 21:49:11 ID:qHC3etBG
ひどいヒカ子に片思いの和谷w
すごくイイ!
待ってるうちにとんびに油揚げな和やも見てみたいです!
638名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 09:27:14 ID:7hXjcdVc
そのトンビが伊角さんだったら萌える。
639名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 11:47:01 ID:OWpGXqdi
とんびに油揚にならずに
ヒカ子と和谷がうまく(?)いくとしたらこんな感じだろうか

ヒカルの周囲にちらつく男どもの影についに告白する和谷。
「オレと付き合ってくれ!進藤!」
「……オマエ今さら何言ってんの?」
「ダメなのか……そか」
「そーじゃねぇ!今まで付き合ってると思ってたのオレだけかよ!?」
碁に精進してるヒカルには
昼ご飯が精一杯のデートのつもりだったのだ。

いかん、オコサマ過ぎた、エロ編誰か書いて……orz
640名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 14:24:12 ID:ft7vlNiF
「昨日さー和谷に俺、パンツ下ろされそうになってさ
いくら付き合っててもそれは冗談きついっしょ!」

とか棋院で奈瀬あたりに話してるお子様ヒカ子

妄想でもエロに持っていけねえ……orz
641名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 14:39:25 ID:OWpGXqdi
>>640
コーヒー吹いた
それだよ、それ!
642名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 20:50:57 ID:6p7hLnoZ
良作の投下が続き萌えました!
ヒカ子も佐為子も大好きなので
ヒカ子と佐為子で百合なお話を見てみたいです
643名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 05:16:28 ID:kRrxZOZH
それ見たいなぁ!時代は現代でも平安でもいい…現代だと佐為子が
美しい言葉でヒカ子を言葉責めですか。綺麗でエチーな世界がみえるような
気がするよママン
644名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 10:31:33 ID:rDnzkTqI
ヒカ子と佐為子の百合か萌えるな
原作風味でちょっと生意気だけど可愛い年下ヒカ子が
天然ボケ気味佐為子を押し倒すとかもいいし
優しいお姉さま佐為子に可愛がられるヒカ子もいいな
ヒカ子はマシマロオパイで佐為子は巨乳なイメージ
645名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 19:49:45 ID:VlCr0tMe
ヒカ子は貧乳に悩んでいてほしい。
646名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 23:23:13 ID:m0pgbHb5
ヒカル♀(ムネ小さい)と佐為♀

「疲れた時はお風呂に限るなぁ」
「そう言えば、今日の手合い、何だかソワソワしてましたね」
「うん……ブラがさぁ、15手目打った時に、肩からズレちゃって」
「ブラ?」
「うん……ムネ押さえてる、これ」
「あーなるほど。可愛らしい……ブラですね」
「対局中じゃ直せねぇし、途中で何度も退出するのも、変じゃん?」
「何度も外れるなら着けなきゃいいのでは?」
「服の上から乳首がマルワカリになっちまうよ」
「女性の装束がいにしえより薄くなりましたからねぇ」
「あーあ、オマエに手があれば直してもらえるのに」
「そんなこと……できるなら自分で碁を打ってますよ」
「そりゃそーだな……」
647名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 21:22:41 ID:F5xzMidD
乳首まるわかり全然気にしてないヒカ子
普通にノーブラしてそうだ
648名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 23:07:12 ID:GHYn2C63
佐為も乳首気にしてなさげなら
みんなの視線がなんでヒカル(のムネ)にまとわり付いてるのか
わけが判らず首をかしげてる二人
649名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 20:30:30 ID:KtuVaZUZ
あーそういう子いたなあ
男の子に「お前そろそろ、そのしたした方がいいぞ」って言われても
しばらく何のことかわかってなかった。
ヒカ子もそんな感じ?
650名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 20:54:58 ID:mUC9bhs/
佐為とちゅーしたい
651名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 16:55:20 ID:OBxBfEoT
萌え女体子に自分が何かしたいとは思わないけど、他キャラと絡んで欲しいとはいつも思う。

小説読みたいなってことです。誰かプリーズ!(*´Д`)
652名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 00:22:56 ID:LBg9uiJ/
オレ妄想。鬼畜な加賀がヒカ子を理科室で…ってやつ。
強制放尿させたい。生徒用の机の横にある流しにシャーッと。
653名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:14:16 ID:gnxscQ0/
>643
いいねぇ〜>言葉責め佐為子お姉様
「おや、何ですかその顔は?あんなに可愛いがってあげたのに、まだ足りないのですか?」
「お…お願…佐…ぃ」
「聞こえませんよ。はっきりおっしゃい。どうして欲しいのです?」
「い、意地悪言う‥なよ‥ぉ」

ス・スマン、妄想暴走中だ。イヂワルお姉様大好きだ〜〜!
654名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 20:36:50 ID:B4Vaa6xc
>652
葉瀬中の制服、ヒカ子似合うな!

院生試験を受けたい!と言って三面打ち。
オレ妄想ではそこでエロい事があったと思っている。
655名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 21:48:12 ID:fAht0N9j
葉瀬中の制服、ヒカ子イイ!
塔矢アキラと清く正しい男女交際とみせかけて
実は、家まで送ってもらう途中、駅のトイレとかで合体してる爛れた関係だとかー
656名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 15:05:42 ID:DZJpmGa0
ヒカ子は結婚するまで処女
657名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 21:06:33 ID:CniT3qt2
んなこたーない!
658名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 08:34:23 ID:DWX5qHMw
>653
妄想暴走大歓迎ッス。そのイキオイでいっちょ
佐為子攻ヒカ子悶え小説なんかいかがでゲスかwwww
659名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 21:49:41 ID:krHLtBVe
佐為子おねーさんは是非やさしくヒカ子を導いて欲しいな。
言葉は優しいけど指導は厳しめでオナガイ。

いずれヒカ子が結婚するとしたらやはり塔矢か緒方かなと妄想する今日このごろ。
660名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:05:19 ID:EtvMx1Xz
節分なのでマメをもてあそんだり
太巻きを丸かじったりしているSS希望。
661名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 13:26:39 ID:quJ1rO6G
>>659
場合によってはヒカ子の方が収入多くなる可能性あるからね
そのテのことを気にしなさそうなタイプというと、やっぱり塔矢か緒方かな?
あるいは悟りを開いた伊角さんあたりか
662名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:38:18 ID:MvWQGt0t
>>659
国際結婚も有りかと。
663名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:11:13 ID:qsNAuXeU
ヨンハとヒカ子が結婚すると、前髪が赤毛メッシュな
ジュニアがみられるんだろうか。
664名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:51:28 ID:B0PcqmXY
越智とか禿英とケコーンさせたい俺は…
665名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 14:03:35 ID:x+ljV3zp
越智も秀英も成長したらツリ目のカコイイ男になるので
あんまりおもしろくないよ、きっと
666名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 14:14:09 ID:B0PcqmXY
いや、越智とか禿英は結婚までの過程というか、ヒカ子との恋物語が面白そうだったんで
667名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 17:58:31 ID:+zVf+/WB
>>666
いいね、越智とヒカ子。

越智とヒカルはおじいさんっ子(?)なところが共通
敬老の日には祖父に指導碁のプレゼントで
お互いの家(ヒカルはじいさん別居だが)を訪問しあうんだよ
668名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 21:49:39 ID:MQcoy+rS
越智にはなんとなくだけど男尊女卑でいて欲しい。
妻の実力を内心では認めながらも「女がでしゃばるな!」とか言ってヒカ子を泣かしてしまう。
封建的な設定で越智ヒカ子読みたいス。
669名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 22:21:37 ID:7cr3ESBZ
>>668
仲直りエチーで萌エス
670名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:15:31 ID:yF3PR7rj
いいネいいネー
671名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:20:12 ID:KvYmvs3M
一度だけあった越智ヒカ子もその流れじゃなかった?
672名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 19:12:20 ID:ZaHnRhGX
古い器に新しい酒を注ぐのです。いでよ勇者ーー
って引くよね。読みたさのあまりとはいえスマソ。
673名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:38:01 ID:RqrbstFl
久しぶりに来てうかつにも越智ヒカ子に萌えちまったじゃないか…orz

ありえねーと思いながらも今度の小火田画集で北斗杯ヒカ子…

言ってみただけ!言ってみただけだよー!!
674名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 23:52:06 ID:kyHNEdlS
神・小火田画集で越智ヒカ子……鼻血。

越智くんはいーらないっと、とか ゆってた相川ちゃんとヒカ子と越智で
こんがらがってもつれてほすぃ。 相川とヒカ子、顔似てるから…
なんていってみるテスト。
675名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:44:18 ID:M2G1nS5B
ミサミサがヒカ子に見えてしまったらどうしよう。
(*´Д`)ハァハァしとけばいいか?
676名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:33:24 ID:t+uexmHf
原作では越智っていいポジションだ
主人公とライバルの確執を知ってる同世代は越智だけ

ヒカ子にプロ試験最終日の対局で負けて
塔矢のライバルと認められず落ち込んでたら
ヒカ子に「プロになっても負けないぞ」と言われ
また闘志を燃やすんだが、後々になって思い返したら
塔矢になりかわってヒカルのライバルになりたかったんだ
ということに気付く越智……

そして>>668氏の話に続く
677名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 20:50:30 ID:H0f0QX/t
結婚後、塔矢との関係を疑い嫉妬Hとか
678名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 22:22:01 ID:97poFbqW
嫉妬深いあまり、
ヒカルが他の男と不義密通できないように
毛を剃っちゃう越智とかもアリですか?
(元ネタはある文学作家……だっけ?)
679名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 23:25:16 ID:13P9rAle
剃毛ヒカ子…なんか変態でイイですな、それ。

変態なアキヒカ子
変態なオガヒカ子
変態な和やヒカ子・・・

(*´Д`)ハァハァ自分が一番変態だ

680名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 16:40:49 ID:bjHLT3la
アキオガワヤが剃毛プレイ好きだったらどうするよ(藁
つかあれは『自分が剃る』のが重要なんであって、最初から剃ってたら興奮せんもんなんかな〜?
681名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:11:01 ID:UO2q+P9w
下は剃って脇はボーボーで。
682名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 03:02:07 ID:nLmKcRT7
ほっしゅ。
683名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:01:34 ID:GX05VjSW
花粉症のヒカ子。鼻が赤くなってて、目がうるうる。
684名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:36:28 ID:oWyT0c71
独占欲の強いオガタンと、
相対する、天然っぷりが余りにも、自覚のないヒカ子。
オガタンの油断に、攻め入る?ヒカ子。
685名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:13:51 ID:5oNqtmw/
686名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 05:08:41 ID:VAU3xi9l
だね。
687名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 22:00:34 ID:D9AVhESN
それよく見かけるw

ヒカ子でも萌え萌えになれるサイトと違和感を覚えるサイトがある?
自分は男言葉ば抜けないヒカ子萌え。あまりロリだと萎え。
688名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 02:50:53 ID:w16enNZY
あるな
ヒカ子が10年後にアキラと再会
しかもシングルマザーだったってとこがあったけど、もうヒカ碁じゃないだろって思ってしまった
689名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 08:38:15 ID:PKH3SWtC
ある夏の出来事。

和谷の所に皆が集まって棋譜を検討中、
ヒカ子の背中にブラが透けて見えるのに気付いたフクが
いたずらして思いきり引っ張ったら
ブラのホックが外れてしまった。

……というので誰か書いてくれまいか?
主人公はイスミさんで
690名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 21:47:43 ID:uJZoG5VT
エロパロで言うのもなんだが
イスミンはエロいことを考えるのだろうか…。

……誰かイスミンらしいエロをプリーズ。
691名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 22:19:31 ID:PKH3SWtC
「こらフク!大丈夫だ進藤、そんなに目立たないから早く直してこいよ」
フクを諌めてヒカ子を宥めるつもりが逆効果なイスミさん

……だから読みたいのはエロだってば
692名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 03:58:29 ID:hxiboVhF
相手が伊角さんならヒカ子が攻めて攻めて押し倒すのが萌える。
693名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 11:54:59 ID:rWOlcaAu
「これが目立たないって言うのかよ!」
研究会後、二人きりになってイスミさんに
ムネを触らせて迫るヒカ子
694名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 21:30:20 ID:WQen7ktZ
気絶する伊角。
695名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:05:00 ID:rWOlcaAu
気が付いたら目の前に心配そうにのぞき込むヒカ子
しかし襟元からムネが先端まで見えて二度目の卒倒

……平常心を保つ修行のために
またもや中国へ向かうイスミさん
696名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 22:54:53 ID:WQen7ktZ
自信をつけて帰国。いざヒカ子の部屋へ

……!+(O゚・∀・)+
697名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 08:00:45 ID:AMnwE6/b
「オレのこんな格好見ても平気なわけ?
 オレそんなに魅力ない?」

修行しすぎ(?)たイスミさん
698名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 10:22:47 ID:ba9KS2Vd
「イスミさん、修行の方向を間違えたね」
一部始終を見ていたフク

続?
699名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 01:04:25 ID:EP6WZquW
なんか下がりすぎなのでage
700名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 19:08:22 ID:GOr5x9/m
保守
701名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 09:38:16 ID:qvJoRKuB
hosyu
702名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 02:17:56 ID:WvUsb8S8
保守
703名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 14:44:40 ID:4UHeefl6
hosyu
704名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 22:14:41 ID:1y4CflqE
ちょっとバカ話
アキラとヒカ子がどこかで一緒に某クイズ番組を見ていたと思ってくれ

「知り合った人と親しくなることを
『○ち○○る』という
○に言葉を入れなさい」

アキラ(それはもちろん、うちと……)
ヒカ子「くちづける!」

その日、ヒカ子は思考が暴走したアキラにお持ち帰りされたとさ

(書き逃げ!)
705名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 22:18:44 ID:Dryh1cre
ワロタw
職人さん、704のネタで頼むw
706名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 12:14:12 ID:1dkvaNQh
[次回予告]

 団体戦に出るには加賀鉄子の参加が不可欠
 加賀鉄子を必死に説得するヒカ子
 休日に加賀鉄子を見掛け説得をしていると雨が!
 自宅にヒカ子を招待する加賀鉄子
 だがしかし加賀鉄子の部屋は
 多くの美少女の処女が散って行った鉄子お姉さまの巣であった
 加賀鉄子は団体戦に参加するのか?
 ヒカ子の処女は奪われてしまうのか?

 次回【鉄子の部屋】お楽しみに
 
707名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 21:24:14 ID:uYeeaMTN
筒井子は当然奪われただろうし、三谷子も奪われるな。こりゃ。
んで院生試験受けたいヒカ子を皆で・・・。
女子高はいいなあ!(*´Д`)
708名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 23:58:38 ID:wl+a0tQI
入れ食い?
709名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 21:01:12 ID:0GvGp9Z1
ヒカルが女だったら筒井さんと付き合うかもな。中学部活の先輩後輩ありそう。
しかし囲碁部のほのぼのカップルに他校のストーカーの影が…。
710名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 11:04:13 ID:yjuGCltK
hosyu
711名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 16:33:57 ID:YPP6NJjU
>>690 - >>698
イスミさん……マジ受けた。
712名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 14:36:43 ID:TFKc8w2/
佐為がダントツで一番だろ
713名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 16:36:18 ID:zdkpnynx
佐為たんハァハァ
714名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 21:06:35 ID:zdkpnynx
佐為たんとアキラきゅんに萌える
美女の佐為たんと美少女のアキラきゅん
たまらん
715名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 21:25:01 ID:ikAaYpN+
>>711
イスミンではさわやか〜〜な関係のうちに誰かに取られそう。
がっくりして中国に行ってる間に和やは部屋を借りて誘ったりしてるし。
716名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 19:30:01 ID:z53Bw1nb
佐為たんはたぶん白拍子
717名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 21:14:51 ID:tU+YVrFJ
何かいい佐為グッズとか抱き枕とかほしいんですけどないですか?
センズリとかしたいんですけど。
718名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 21:32:04 ID:W0S1/UeR
え?佐為の相手って自分?腐女子というより漢ワールドだね
つか本物?
719名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:23:10 ID:tU+YVrFJ
佐為でチンコしごいてるんだけど何かいいオカズ無いか捜してるんだよ。
ていうか佐為で抜いてる奴はかなり多いと思う。
720名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 22:36:23 ID:z53Bw1nb
ここって腐女子以外書込んじゃ駄目なの?
721名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 23:36:56 ID:gsyRkP/G
女体化って男の萌えとしてはありがちじゃないの?
腐女子の女体化好きの方が意外な感じがする
別にどっちでもいいけど
722名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:09:46 ID:V5ZOKta6
自分も最初は意外だったけど
実際サイトをまわってみると腐サイトで女体化ってすごいメジャーだよね
そういうのは801の一形態として人気があるんだと思うけど
723名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 00:33:23 ID:GdSHvvUy
佐為って白くて柔らかくて綺麗な体してそうでいいよハァハァ
724名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 01:29:17 ID:lCnJJhKO
ツンデレ越智子萌え
725名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:48:53 ID:ATrvMR35
男性向けサイトはあまり行かないんだけど女体化あるの?
801サイトは女体化すごく多いけど。
726名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:52:14 ID:s/qpnbim
あるよ。男性向けサイト・サークルでも男キャラ女体化は見掛ける。
碁ははまるのが遅かったから知らないけど、方針は多かったように思う。
方針以降はこれといって目立ったジャンルはなかったけど、ちらほらは見たなぁ。

で、スレ違い申し訳なかった。
ネ申は現れないのか…ヒカ子でもアキ子でも佐為子も、他の子たちも待ってます。
727名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 01:19:05 ID:jxYa0dhM
姉属性なので伊角子さんハァハァ
728名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:50:48 ID:cqYjZTxr
佐為って綺麗過ぎる
佐為の唇にむしゃぶりつきたいよ
729名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 13:10:37 ID:Y4zksFjB
佐為のピンクの唇ハァハァ
730名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:24:16 ID:jJIFTz+m
伊角子は女の子ならもう少し服装とか気に(ry
731名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 13:18:17 ID:OFJqYUJA
短パン履いたヒカ子の綺麗な足を見たい
732名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 13:33:43 ID:kWv83mPj
タンクトップからのぞく和谷子の二の腕
733名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 22:28:50 ID:M0r/axh1
伊角子はいつも地味な服装して目立たないけど
よく見たらとってもキレイな娘なんだよ!
734名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:15:48 ID:lq7Fu5o8
三つ折ソックスとか微妙に古い格好してそう。
しかしそこにエロを感じる。すれてない伊角子。
735名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:17:48 ID:OFJqYUJA
女の子で、地味な格好してる人は逆に目立ちません?
溶け込めてないと言うか…
736名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 12:17:17 ID:yABDgJqM
それこそ伊角子の醍醐味
737名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 23:42:58 ID:u+NhRlWZ
何この神スレ
738名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 03:18:46 ID:LgGQ11oY
ヒカルばっかり佐為とイチャついててずるい
僕も佐為とイチャイチャしたい
打ちた〜いとか言っておねだりされたいよ
739名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:09:16 ID:9AmesO56
佐為たんアキラきゅん(*´Д`)ハァハァ
740名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 22:54:16 ID:eV0I9ehy
ブサイコな越智に萌える
741名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:14:54 ID:6nAwewbj
>>740
いや別にブサではないだろ?
良くもないけど。

漏れはちなみに男前な越智子に萌える。
742名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:20:22 ID:eV0I9ehy
ヘタレな和谷子も萌えますね。
743名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:53:50 ID:QQO1Za7U
やんちゃなヒカ子が可愛くって。。。
744名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 23:26:36 ID:lYcxSk2p
>689>691>692>693のネタに萌えたんで書いてみた。
745初ブラジャー1:2006/05/21(日) 23:29:54 ID:lYcxSk2p
蒸し暑くなりはじめた6月。
院生たちは汗ばむ額を拭いながら打っていた。
ふと伊角は顔をあげた。ヒカルの背中が見え、気づいた。
白い無地のTシャツにうっすらと、ピンクのブラジャーの線が見える。
今までのインナーはシャツだったのに。
(まだ早いんじゃないのかな)
背伸びのように思えて、ほほえましくなった。
その後、伊角はヒカルのブラジャーのことなど忘れてしまっていた。
だが検討会のとき、事件は起きた。
「この手は良くないよな」
「でも他になくない?」
「これはどうだ? と、ゴメン!」
石を並べているとき、身をのりだした奈瀬の胸に伊角の手が当たった。
一瞬だったが、柔らかなその感触に伊角は狼狽した。
「本当に悪い! すまなかった!」
土下座しそうな勢いで頭を下げる伊角に、奈瀬は笑って手を振った。
「ちょっと触っただけじゃない。平気よ」
だが伊角は頬を赤らめていた。プリントされた模様を引き伸ばしているあの胸に、
偶然とは言え触れてしまったのだ。
下半身に血が集まりそうになるのを必死でこらえた。
746初ブラジャー2:2006/05/21(日) 23:31:29 ID:lYcxSk2p
「伊角さん、やぁ〜らし〜」
和谷が茶化すのを横目でにらむ。だが和谷はニタニタしたままだ。
他の男子も顔をゆるめている。
なんとなく雰囲気が浮ついてしまった。
伊角は咳払いを一つして真面目な声を出した。
「とにかく、続きを……」
「うわっ」
ヒカルが声をあげたかと思うと、パッと胸を押さえて身体をかがめた。
その後ろではフクが小躍りしている。
「フク! あんた待ちなさいっ」
奈瀬が目を吊り上げた。その奈瀬にしがみついてるヒカルの背中を見やると、
服の上からでもブラジャーのホックが外れているのがわかる。
いや、外されたのだ。
ヒカルはほとんど泣きそうな顔をしている。
いつも活発なヒカルから想像もつかない表情だった。
なんとかなぐさめてやらなくてはと伊角はほほえみかけた。
「大丈夫だ進藤、そんなに目立たないから早く直してこいよ」
そのとたん、ヒカルの大きな目がさらに見開かれ、涙がこぼれ落ちた。
747初ブラジャー3:2006/05/21(日) 23:32:45 ID:lYcxSk2p
なぜ泣き出したのか伊角はまったく分からない。
だがヒカルは明らかに自分を見て顔をゆがめている。
奈瀬がなだめるが、ヒカルはイヤイヤをするように頭を振っている。
そうこうするうちに篠原先生がやってきた。
だが説明などできず、みなはうつむく。
おかげで残り時間、説教を受ける羽目になってしまった。
責任を感じた伊角は残って碁盤を片付け、箒で掃き掃除をしていた。
だが後味の悪さは胸に残ったままで、それはため息となって何度も吐き出される。
自分が一番の年長者なのに、うまく立ちまわれなかった。
それどころか空気を乱してしまった。反省しなくては。
また息をついたとき、パタンという戸の閉まる音がした。
誰か来たのかと見やると、ヒカルが仁王立ちしていた。
「忘れ物か?」
ヒカルは答えず、怒ったようなまなざしを自分に向ける。
伊角が立ち尽くしていると、いきなり服を脱ぎ始めた。
「し、進藤!?」
あっという間にヒカルの上半身はむきだしになった。
ピンクのブラジャーをヒカルは引きちぎるようにしてとった。
748初ブラジャー4:2006/05/21(日) 23:33:37 ID:lYcxSk2p
「これが目立たないって言うのかよ!」
胸を見せつけるように反り返らせて、ヒカルは叫んだ。
ブラジャーの色よりも柔らかな色合いを持つ胸の飾りが、ほんのわずかなふくらみの
先に見える。だがそれはまだまだ熟していないものだった。
伊角はうろたえたまま硬直した。
ヒカルは一体なにをやっているのだ。
とにかく冷静に行動しなくては。
「へそを冷やすぞ、服を着ろ進藤」
思ったよりも普通に声を出すことができた。
しかしヒカルはますます苛立ったようだった。
「なんでそんなにヘイゼンとしてんだよ! なんでだよ!」
悔しそうに肩を震わせている。
「なんで、なんで……奈瀬には、あんなに慌てたくせに、オレだと……」
どうやらヒカルは奈瀬と自分の大きさを比べて落胆しているらしい。
いくらなんでも、あの胸と比べるとは。
伊角はつい笑ってしまった。
「伊角さんのバカ!」
いきなりヒカルが突進してきた。
749初ブラジャー5:2006/05/21(日) 23:34:37 ID:lYcxSk2p
なんの構えもしていなかったのでそのまま押し倒されてしまった。
頭を打たなかったのが幸いだ。
ヒカルは伊角に馬乗りになっていた。
「オレだって胸あるし、生理だってあるんだぞ!」
そんな話をされてもと伊角は困惑する。
しかしそんな伊角を無視して、ヒカルがいきなり鼻をぶつけてきた。
頭突きをされたのかと思ったが、違った。
伊角はヒカルにキスをされていた。
おどろいて離れようとしても、上から押さえ込まれているためにできない。
伊角はヒカルのなすがまま、唇を奪われた。
ちゅっ、という濡れた音がした。
甘いにおいがふわりとして、不覚にも心臓が高鳴った。
このままではいけないと本能的に恐れて、伊角はヒカルの肩を握った。
だが温かな素肌がじかに伝わってきて、動けなくなった。
ヒカルは目を閉じたまま唇を押し付けている。
それが遠慮がちに、伊角の唇をなぞりはじめる。
甘い飴をなめるように、舌で唇をくすぐる。
背筋にしびれが走った。
750初ブラジャー6:2006/05/21(日) 23:35:46 ID:lYcxSk2p
もぞもぞと股間が自己主張をはじめる。
自分が性的興奮を覚えていることに、伊角はおどろいた。
なにしろ相手はヒカルだ。奈瀬ではなく。
「おい、し……」
少女の舌が、静止の声をあげようとする伊角の隙をついて侵入してくる。
そしてそのまま伊角を遊びにでもさそうように、軽くつついてきた。
どこでこんなことを覚えたのか不思議だ。
やめさせなくてはと思うのに、腕に力が入らない。
膝立ちしていたヒカルはいつのまにか、胸を伊角にぺたりとへばりつかせている。
その身体がわずかに揺れている。
(あ)
伊角は声にならない声をあげた。
ヒカルは下肢を自分に押し付けるようにしている。
それは無意識の動作だろう。
だがヒカルは明らかに、発情しているのだ。
なにかが剥がれたように、伊角はヒカルが女なのだということを理解した。
751初ブラジャー7:2006/05/21(日) 23:37:37 ID:lYcxSk2p
そんな理解など、今は不要でしかなかった。
身体は意識に忠実で、元気に服を持ち上げはじめたのだ。
(ダメだ、いけない)
自分に言い聞かせ、指に力を込めた。
だがその手をヒカルにとられ、胸へと導かれた。
芯の残るそれより、伊角は固く立ち上がっている突起に心をうばわれた。
思わずそれをつまんでしまった。
「や、ん……っ」
ヒカルが背筋を反り返らせた。鼻にかかった声は演技ではなかった。
唇が離れたのを惜しむように、伊角はもう片方の手でヒカルの頭を抱え込んだ。
「んんぅ、ん」
今度は伊角が少女の口腔を蹂躙する番だった。
ヒカルよりつたないが、それでも逃げる舌をからめて吸い取った。
びくびくとヒカルの身体が跳ねる。
ヒカルのふとももが股間のモノを刺激する。
「や、めてよ、伊角さん……」
初めてヒカルが怯えの色を見せた。
752初ブラジャー8:2006/05/21(日) 23:39:20 ID:lYcxSk2p
逃げようとする腰をつかまえ、伊角は下半身をおしつけた。
伊角の状態を知ったヒカルは身体をこわばらせた。
腕を突っ張らせている様が可哀相で、可愛くて伊角は抱き寄せた。
ぱくりと乳首を含むと、舌先でぐりぐりと押しつぶしながらしゃぶってやった。
「ぁ、やぁ、いす……くぅっ……」
子犬の鳴き声のようなうめきが耳に届く。
軽く歯をたてると簡単に歯型が付く。自分の作った痕を舌で確かめる。
ジーンズの上からヒカルの秘所をさすってみる。
そうしていると否が応でも昂ぶってくるのがわかる。
自分のジッパーに手をかけたときだった。
「ごめん、なさ……ぃす、みさ……」
すすり泣きが聞こえて、ようやく伊角は我にかえった。
起き上がるとヒカルは転がるようにして離れていった。
すっかりべそをかいてしまっている。
「進藤……」
それ以上、伊角も言葉が続かない。
753初ブラジャー9:2006/05/21(日) 23:40:40 ID:lYcxSk2p
沈黙がおりる。
ヒカルは目をこすっていたが、なにかに呼ばれたように顔をあげた。
そのまま宙を見て、それから伊角に振りかえった。
視線はなにかに教わるように、ゆっくりと下に降りていく。
そしてそのまま許しを乞うように、また後ろを見ている。
「そりゃ、好きだけど、でも……」
小さな呟きが漏れ聞こえてくる。
ヒカルば迷うように視線をさまよわせていたが、意を決したのか立ち上がった。
もつれるような足取りで、もう一度自分に近づいてくる。
そして短パンを脱ぎはじめた。
ブラジャーとおそろいのピンクの下着をとると、ヒカルは全裸となった。
薄い茂みは肌を隠しきれていない。
「お、おい、進藤?」
先ほどまでの男としての部分はすっかり陰をひそめてしまった伊角とは対照的に、
ヒカルは急に大人びて見えた。
自分でおろそうとしたジッパーを、幼い手がおろす。
ジーという音がやけに大きく聞こえた。
754初ブラジャー10:2006/05/21(日) 23:43:34 ID:lYcxSk2p
ブリーフに染みをつくり、まだ半勃ちのソレをヒカルは見つめる。
また背後に視線をおくると、おもむろに手をつっこんできた。
「うっ」
伊角は喉の奥でうめいた。
ヒカルの手に入ったとたん、ぐっと硬度を増した。
そのまま射精しそうな勢いだったが、そんなことをしたらどうなるか
予測できたので、伊角はありったけの自制心を総動員させた。
だがそれも一瞬のことだった。
小さな口の中に、先端が飲み込まれた。
両手で包み込まれ、優しくキスをされて、歓喜のあまり汁がしたたり落ちる。
下から舐められ、ねぶられて、頭のなかが真っ赤になる。
焦らすかのようなその舌づかいに伊角はどうしようもなくなってしまう。
「あッ……しんど……そこ……っ」
気持ち良さよりも、軽くしびれた感覚が自分を襲う。
指先で浮き立つ脈をなぞられ、伊角は畳をかきむしった。
「いすみ、さん……気持ちいい……? イキたい……?」
挑発するような言葉なのに、声は遠慮がちだった。
だが伊角はなんどもうなずいた。
するとヒカルはまたすっぽり頭を咥えると、吸い上げた。
伊角の精がヒカルの温かな口内に熱く迸った。
755名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 23:44:12 ID:lYcxSk2p
自分の迸りをそのまま書きなぐったんで、
おかしな文章あるかもしれんけど、まあ大目に見てください。
ブラジャーのヒカ子に萌えさせてもらいますた。
756名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 23:47:21 ID:0Bx0our5
GJ!

初めてリアルタイムに遭遇したよ。
……この先を期待してよかですか?
757名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 09:40:30 ID:26i+OZSd
読めて嬉しい!GJ!!

自分も続きを期待したい
758名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 13:12:50 ID:OHyUQQWW
伊角ブリーフ!GJ!!
759名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 15:34:22 ID:DK4fBuS5
伊角さんに萌えてしまったorz
760名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 19:16:29 ID:aCybWMlO
ヒカ子と伊角って組み合わせが新鮮でGJ!!
761名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 01:58:49 ID:WgMA9/i/
>>760
新鮮なのかwww
なんかいろいろ深いんだなこのスレwww
762名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:34:48 ID:qYG0/USq
多分ヒカルは佐為たんで筆おろししたと思う。夢で。
夢で佐為たんに指南してもらってから現実であかりたんを口説く、と。
763名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:57:40 ID:xObXzLWP
院生たちにむらむらされてるヒカ子が見たい
764名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 22:01:24 ID:b3WY+McK
保守
765名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 21:14:20 ID:fYOFflIV
伊角さんまだかな〜+(O゚・∀・)+
766名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 23:35:23 ID:A7GuqpIi
age
767名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 03:15:18 ID:6pYxIjbr
実写版

ヒカ子…宮崎あおい
佐為子…天海裕希
アキラ子…堀北真希
和谷子…若槻千夏
伊角子…安めぐみ
越智子…時東ぁみ
加賀子…三船美佳
筒井子…相武紗季
三谷子…蒼井優
本田子…井上和香
フク子…優香
岸本子…稲森いずみ
緒方子…瀬戸朝香
行洋子…大地真央
社子…倖田來未
座間子…夏木マリ
倉田子…村上知子

おまけ

あかり…小池徹平
奈瀬…ウエンツ
768名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 12:40:19 ID:ZExOnC1S
ツッコミどころ多すぎるwwwwwwww
769名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 01:23:46 ID:PMe/cRxJ
良い夢見た。
越智子が不良に絡まれてるんだけど臆する事なく睨み付けて反論してて
そこにたまたま社が通り掛かって助けられるんだけど
「お前に助けられなくても自分で何とかできたんだから余計な事するな」
とか言って走って行く夢。


>>767のぁみタソ越智子みたいな清楚なのも良いけどやっぱりツンデレ越智子ハアハア
770名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:23:17 ID:3KKxAFWl
hosyu
771名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 15:02:05 ID:smjy+imY
ヒカルが佐為たんあんなことやこんなことをしてもらう話
あんまりエロくない
772佐為たんに甘えたい1:2006/07/07(金) 15:04:03 ID:smjy+imY
「今夜遅くから明日未明にかけて一時間あたり二十から三十個が肉眼で
 確認出来るでしょう」
テレビが双子座流星群のニュースを告げている。
そんなにたくさん観られるのなら一つくらいは願いごとを叶えてくれる
星があるかもしれない
「おかあさん、今日流星群を観たいから夜更かししてもイイかな」
「明日はお休みだしね、良いわ、暖かくして風邪ひかないようにするのよ」
朝の風景を思い出しながら、ヒカルは庭で夜空を眺めていた。
隣にいるのは大事な相棒。師匠であり親友であり家族のようでもある人。
正しく言えば幽霊か。
ヒカルの意識の中に取り付いて以来一年も一緒に過ごしてきた。
(こんなにたくさん、何だか怖いですね)
「どうして?キレイじゃん」
(星が流れるのは誰かの命が尽きる時だと言いますから)
「そんなの迷信だよ。理科の時間に習っただろ」
(でもなんだかとても寒いし。どうしてでしょう、
 私には感覚などないハズなのに)
納得が行かないようなので気休めになるかと手を重ねてドキリとする。
「手が、冷たい?」
『本当に叶っちゃったんだ』
そう、今晩ずっとヒカルは星に願いをかけていたのだ
ー佐為にさわりたいーと。
773佐為たんに甘えたい2:2006/07/07(金) 15:05:46 ID:smjy+imY
慌てて家に入ると母親の声が聞こえてくる。
「お風呂を湧かし直しておいたからよく温まって湯冷めしない内に寝なさい。
 戸締まりと火の始末をしっかりやっておいてね」
自由放任のようでちゃんと自分を気にかけてくれている母親の愛情を
改めて感じる。
(足が汚れてしまった)
佐為も状況がわかってきたらしい。たたきに腰掛けて足袋を脱いでいる。
「とにかく風呂に入ってあったまろう」
腕を引っ張って脱衣場に連れていく。
(え、でも)
「ダメだよ、こんなに冷えてるじゃん、風邪ひくぜ。おまえシャワーの
 使い方とかわかんネェだろ、オレが一緒に入ってやるからさ」
(一緒に、いっしょに?そんなあ)
「オレが先に入ってるからさ、お湯には交替でつかればいいよ」
ヒカルはさっさと服を脱ぎ捨て、風呂場へと入っていった。
「昔とは勝手が違うかも知れないけどさ、せっかくだから入ってみろよ。
 気持ちイイぜ」
ガラス越しの会話。
佐為はしばらく迷っていたようだが、寒さに耐えきれなくなったのか
(そうですね…今風の湯あみというのも良いかも知れませんね)
そう言うとゆっくりと衣を脱ぎはじめた。
774佐為たんに甘えたい3:2006/07/07(金) 15:07:30 ID:smjy+imY
バタン
扉を開く音に振り向くと、恥ずかしそうにうつむいてその人は立っていた。
髪を結い上げた紐と耳もとのピアス以外は何も身に纏っていない。
まあるい乳房がふたつ、先端はピンク色に彩られてひっそりと息づいている。
身体の中心にある茂みは髪と同じつややかな黒で、真っ白い肌に映えて
お互いを引き立てあっている。
「おまえ…」
女だったのか。道理で今まで風呂にもトイレにも付いてこなかったハズだ。
眼が見開かれる。ふいに心臓の音が大きくなる。体中がドキドキ
脈打つのがわかる。
ヒカルは脱力し、そのままゆっくり浴槽の底に沈んでいった
「ヒカル、ヒカル大丈夫?しっかりして!」
必死で引き上げようとするニ本の腕につかまって水面に出るとオロオロと
うろたえる顔があった。涙がうっすらと滲んでいる。
そうかコイツ、溺れて死んだんだっけ。心配かけて、悪いコトしたな。
「ん、平気。ゴメンな」
言いながらも視線はどうしてもすぐそばにある二つのふくらみに
吸い寄せられてしまう。
(はああ、よかったァ。もう、心配させないで下さいね)
泣きながらヒカルを抱きしめるので自然とおっぱいが顔にギュウギュウ
押し付けられる形になる。
柔らかくて、弾力があって、あったかくて、気持ちイイ…
775佐為たんに甘えたい4:2006/07/07(金) 15:09:15 ID:smjy+imY
『ヤベッ』
彼の小さな分身はすっかり硬くなって上を向いている。
少し惜しい気もしたが急いで身体を離す。
「背中流してやるからさ、そこに座れよ」
「ハイ」
佐為は意外にもおとなしく、向こうを向いて正座する。
肩からお湯をかけてやると、いつもは隠れているうなじに水しぶきが飛び散る。
スポンジタオルを泡立てて輪郭をなぞっていく。
しゃんと伸びた背筋、すべすべの肌。
脇腹から腰にかけてがギュッとくびれていて、なんだかとっても
「大人の女の人」ってカンジがする。
「おまえって生きてた頃はお嬢様だったみたいだしさ、お付きの人にやって
 もらってたんだろ。前もオレが洗ってやろうか?」
「い、いいですっ、自分でできますっ」
首筋まで真っ赤に染めてタオルを奪い取る。
『あーあ、中身はオレより子供っぽいのになァ』

(新しいお湯を使いたいのですが)
「シャワーならこうやって…」
(今度は私があなたを洗ってあげましょう)
そう言うが早いか佐為はヒカルの頭を洗いはじめた。
「え?いいよオレは。もう洗ったし」
(ダメです。私だってこのくらいできるんですからね)
さっきからかったのが癪にさわったらしい。やっぱり子供みたいだ。
(髪を洗うのはどれ?)
「そこのオレン、だいだい色の入れ物のやつ。体を洗うのは白いやつ」
シャンプーの匂いがひろがる。細くて白い指が髪に絡む。
すっかり洗い流すと今度はスポンジタオルを泡立てて彼の右手の指先から
丁寧に洗っていく。
776佐為たんに甘えたい5:2006/07/07(金) 15:10:40 ID:smjy+imY
とても照れくさかったけれど佐為は真剣そのものだったので
素直に従う事にした。
誰かに体を洗ってもらうなんていつ以来だろう。なんだか小さい頃に
戻ったみたいで懐かしい気持ちでいっぱいになる。
まあおっぱいがあちこちに当たるたびに全身に電流が走ったみたいに
なるのだけれど、佐為が一生懸命なので指摘する気にはなれない。
それでもさすがにその電流の元だけは勘弁してもらって自分で洗った。
ひとりで入るのを怖がるので窮屈なのを我慢していっしょに湯舟につかる。
(ホラ、もうすっかり温かくなりましたよ。ありがとう。)
嬉しそうに手のひらを合わせてくる。
『もしもねえちゃんがいたらこんなカンジなのだろうか』
エッチな気持ちがおさまるとヒカルはそんな事を考えてはじめていた。

「耳に水が入ったみたい。あーっ気持ちワリイ」
綿棒を取ってくると佐為は碁盤の前に正座して考え込んでいた。
「まっ先に碁かよ。でも今日はもう遅いし、湯冷めするから又明日な」
(ええ、ハイ。あ、ヒカル、こっちにいらっしゃい)
彼女は自分のひざの上を指差した。
横になると、丁寧に耳を掃除してくれる。
くすぐったいような、気持ち良いような。
2枚程の着物だけ隔てて、みっしりしたふとももからは
佐為の体温と湯上がりの匂いが立ち上ってくる。
(ハイ、終わりましたよ)
うっとりと夢見心地な所に声をかけられて、ようやく立ち上がると
部屋の電気を消した。
777佐為たんに甘えたい6:2006/07/07(金) 15:11:52 ID:smjy+imY
「狭いけどガマンしてくれよ」
床に寝ると言う佐為を冷えるからと説き伏せ、隣で寝かせることにした。
カーテンを開けっぱなしにしていたせいで、外の光が洩れてくる。
星明かりに照らし出された佐為は幻のように輝いていた。
ふと、本で読んだ大昔のお姫さまを思い出した。
すごい美人で着物を通してでも内側から光って見えたんだっけ。

(衣通姫ですね)
「ソトーリヒメ…そういえばそんな名前だったっけ」
(ヒカルが記紀を読んでいたなんて意外ですね)
「キキ?オレが読んだのは日本の神話って本だったよ」
(ええ、日本の神話がたくさん載っている書物です。私も子供の頃読みました。
 碁も、書物も、千年前からずっと受け継がれているんですね)
にっこり笑った顔がとても眩しかった。
ベッドに横たわると、眠るまで佐為はヒカルの背中を優しくさすり続けた。
明日はゆっくり碁を打とう。それからあの本を探して一緒に読もう、と思った。
願いごとを唱え終えても残っていた星は二つあったから
もう一晩は大丈夫なハズだ。

おわり
778名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 15:37:06 ID:DXyYVzkU
お口でしてもらおうかと思ったけどあえてやめておいた
後悔はしていない
ところどころ改行が変で読みづらいね。すいません
779名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 18:20:34 ID:UQMRmfYI
2修正
×たたき→上がりかまち
780名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 00:33:05 ID:w4Z6aKVD
佐為たん萌え
781名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 01:13:48 ID:Tpaz2bTC
>>772-777
七夕の星は曇っていて見えなかったけれど
流星群に願いをかける話で癒されました。
お嬢様な佐為イイ!
782名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 02:46:30 ID:F7rlf3sl
>>772
佐為はやっぱり萌えすぎ。
かなり良いです。
783名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 03:22:54 ID:7wYh3tev
>>771
続きを……続きを読ませてください……。
784名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 02:18:22 ID:Fuz3Z1Vr
保守
785名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 00:02:58 ID:M2hfsbur
ヒカ子がーーーーーーー!!
786名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 21:23:14 ID:6tlCKf6i
オガっちーーーーーーー!!
787名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 22:20:30 ID:LrAG/CVv
ヒカ子とオガっちがーーーーーーー!!
788名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 07:23:28 ID:aI8fFJbS
塔矢先生の部屋でーーーー!
789名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 11:30:08 ID:iXwa+VSO
佐為たんとヒカルの話は相変わらず全く違和感がないな
過去ログのオナニーの話なんかうっかりすると原作にありそうだし
790名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 02:16:02 ID:GcO3nlbU
ヒカ碁のキャラって、よく見るとオタファッションだよな。
791名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 02:19:33 ID:z/S8F8do
それは言わない約束でしょ
792名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 12:10:27 ID:hE/gqGda
>790
顔が良ければ許される
793名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:27:43 ID:WCpFY5NS
美女の佐為たんと美少女のアキラきゅんの真剣勝負にはげ萌え
よしよしと頭を撫でようとしたら美少女アキラきゅんに噛み付かれてしまった美女佐為たん
794名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 00:17:33 ID:zb2zFiX6
その組み合わせモエス
795名無しさん@ピンキー:2006/07/20(木) 02:13:36 ID:x0pRUpxr
ヒカルはきっとあかりたんや奈瀬たんみたいな可愛い系より
佐為たんやアキラたんや三谷姉みたいな美人系のほうが好みに違いない

そして持ってるエロ本は巨乳系ばっかり
ネット碁編では三谷姉のおっぱいが気になって打ち間違いしてたし
796名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 00:43:41 ID:1BC5EueE
佐為たんアキラたん可愛いよ
797名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 02:28:33 ID:jl7fKHDH
イクーっ イクッ イクのっ

エロいセリフ
798名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 01:55:49 ID:ijKGj/XD
ここでアキラ子は異端なのか?
や、単なる疑問なんだが見かけないと思って
799名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 02:29:36 ID:dcUvA2yc
前は書いてくれる人がけっこういたけどね
一時期アキラ子や伊角子をひどく叩くアンチがいたから…
スレが分裂して、ヒカ子以外のキャラスキーな職人さんは軒並み向こうのスレに行っちゃった時期もあったし
今は過疎だけどその分平和だ…
800名無しさん@ピンキー:2006/08/07(月) 16:40:13 ID:MQYu65v8
分裂してからも向こうのスレは長期間荒らされまくってたよな
当時の職人さんはもうここを見ていないのかもしれないけど
まだいる職人さんはスレがある内に好きなものを書いてほしいよ
801名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 19:37:35 ID:0bf+9u0N
アキラ子好きだ
802名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:14:49 ID:jlsVxZHP
アキラきゅん女の子だったら萌える

連載中のときから佐為とアキラは女に見えるとか女だったら萌えるなどの意見をよく聞いてたから
スレタイ見たときてっきりその二人のためのスレかと思って中見たら
想像とあまりにも違って驚いた

なんでよりによってメイン三人の中で一番男らしいヒカルばっかなん?
と思ったがまあそれが腐女子の世界なんだろうな
こんなこと書いて別に荒らしたいわけじゃないが
803名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 08:27:48 ID:L+F/YUEu
荒らしにしか見えなくてごめん。
人稲だけどまったりやってるスレだから、もうそっとしておいてほしいな。
ここでヒカ子たん比率が高いのは上に書いてあるような事情で
他の娘書きの職人さんが一度みんな分家スレに逃げちゃって、
そのまま戻ってこなかったせいもあると思う。
でもヒカ子たんも可愛いと思うよ。
804名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 18:44:25 ID:v2TFfxPh
萌え魂は人それぞれだもんね。
ヒカ子もアキラ子も佐為子も伊角子も和谷子も越智子も
加賀子も筒井子も三谷子もみんなハァハァだよ

久しぶりに三谷子が見たいなー
805名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 01:26:41 ID:L0jMjUik
アキ子好きだが、>802みたいなのがいると思うと萎える……
806名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 02:04:09 ID:xDJQBTnn
あなたもスルーを覚えて共に女体化ちゃんを愛でていきませう
807名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 02:44:33 ID:M2CwQNHp
佐為萌えが続いてたときのヒカルヲタの厨な反応見れば
802みたいなことも言いたくなるわな。
佐為やアキラ目的でのぞいたならなおさら。
ヒカルヲタの厨反応は棚にあげてちょっと逆なこと言われるとすぐ叩くんだな。
ヒカル以外のキャラ萌えが続いたりヒカルが男扱いされるのが
よっぽど気に入らないないようで。
808名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 09:15:24 ID:ar0xFaBP
まあまあ。
>805の蒸し返しには正直自分も、結局そういう流れにもっていくのか…と
ウンザリしたけど、自分では「アキ子」好きと言ってるわけだし。
(その呼び方含めて何かを感じている人もいるかもしれないけど)

兎も角、わざわざ萎えを口にする香具師がいるなら
私がその人の分まで5倍も10倍もその娘に萌えてやるさな気持ち。
809名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 10:22:54 ID:F3tg7h9w
おまえら全員
保管庫の小説読んで来い。
ヒカ子もアキラ子も佐為子も伊角子も社子もおるからよ。
好きな子に萌えてこい。
810名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 10:54:38 ID:pNJRe5K5
>>808
最後の二行テラカッコヨス(・∀・)イイ!

>>809
伊角子さんを沢山書いてくれた職人さんは
叩きのせいで保管庫から自分の作品引き上げちゃったんだよな(´・ω・`)モッタイナス
懐古もかねて過去ログに潜ってこようと思いまつ λ...
811名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 23:43:29 ID:ar0xFaBP
伊角子さんは指導碁が優しそうで萌え。
812名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 22:30:28 ID:dmPJVDGV
アキラ子さん好きなんだけど
何故か巷のサイトのアキラ子さん話って
ヒカルが妙に女性関係にだらしが無い話が多い。
なんでだろう?

ヒカルそもそも中学時代から女に見向きもしてないし
佐為喪失後の、あの碁へのストイックさと言ったらもう。
まして佐為みたいな美形と一緒にいたんだから
そこらの女なんかかぼちゃに見えるだろうに・・・。

一度、恋愛話まるで無視して碁に邁進するヒカルを見て
アキラ子さんが碁にやきもち焼く姿を見てみたい。
813名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 22:56:16 ID:kOuAWHlb
ヒカルが碁に夢中になったら嫉妬どころか喜んじゃうよアキラ子さん
814名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 08:43:49 ID:iqm8usmB
ストイックなヒカルとアキラ(♀)、いいねぇ

己の中の佐為だけを想い続けるヒカルを
アキラ(♀)が振り向かせる

「碁は独りじゃ打てない……」とか
同世代のライバルがいなくて孤独だった昔にWらせるとか
「対局してるのはボクだ」とか言いながら
自覚しないまま恋に落ちるアキラ(♀)

後半は恋を自覚したアキラがヒカルから距離を置こうとして
逆にヒカルに追い掛けられる話で

誰かぜひ書いてくれ!!
815名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 20:02:25 ID:RJVpq8lC
>>812
二部のヒカルみてると多少女にだらしなくてもそれほど
違和感感じないけどな。ありゃ普通に女にもてるだろうし。
女にだらしなくてもそれは寝たり食ったりするのと同じようなもんで
碁一筋なことにはかわりないだろう。
それにヤルだけなら女の容姿はそこそこなら問題ないと。

つまり「ま、つまんない男」のときの緒方みたいなもんで。
個人的に二部のヒカルならそれでも全然違和感ないわ。
816名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 20:10:19 ID:X0Xug6NA
うんうん。
ヒカ碁の女体化ちゃんってかなり奥手というかバンカラ(死語)な予感
男の子が頑張って振り向かせないとだめぽw

関係ないけど甲子園敗退校の主将が泣いていたりすると
中学囲碁大会の筒井子タンの涙を思い出してしまうよ。
青春の1ページって感じで甘酸っぱい気分、なんかいいなぁ、と。
817名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 20:12:34 ID:X0Xug6NA
ごめ、アンカつければよかった
>814あてでした。
818名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 23:28:00 ID:oR9mlfWP
眼鏡の向こうの大きな瞳から涙がこぼれていたね(*´Д`)>あの時の筒井子さん
819名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 02:22:41 ID:uv54DCWl
佐為たん可愛いいいいいぃぃぃーー
820名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 19:48:10 ID:7Q6US14z
ひやかし半分で今日初めてこのスレきてみたが
なにこの神スレ
レベルたけーな!

特に『アゲハ蝶』と『恋心』
文章本当に上手い。長いのに一気読みが全く苦にならない。
更には『恋心』はストライクど真ん中
アキラの悶々とするところとか、ヒカルとの二重視点とか素でドキドキしたよ

ヒカ碁でモエるとは・・・
これから魅惑の保管庫に潜ってきます
821名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 00:07:56 ID:E+46kc2Z
佐為たんは可愛いんだぞ
822名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 19:21:31 ID:28fzEwwA
佐為の印象は時には可愛く、
時には美しく妖艶に、って感じかなぁ。
あんなに髪が長いのに枝毛なんて一本もなさそうなのは羨まし。

でも性格が優しいところがいちばん好き
823名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:36:21 ID:/0K4uspD
佐為たん可愛過ぎる
824名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 01:45:10 ID:FV+phPYZ
ヒカ子、アキラ子さん、佐為子たん、和谷子たん、伊角子さん、
緒方子女史、ヨンハ子さま、筒井子さん。

いろいろいるけど
何故か芦原子さんて一度も見ない謎。
緒方さんのセクハラをくぐり抜け、過剰なスキンシップで
アキラをドギマギさせる芦原弘子さんもイイと思う。
825名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 09:56:04 ID:1CiYc6Vl
ここは芦原子たんと冴木子たんのお姉様ペアでひとつ
826名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 00:22:37 ID:ly4iSmh9
芦原子が冴木を翻弄するところが見たい
827名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:16:54 ID:vx9ttSiy
「初ブラジャー」野津好きのような攻めの彼女を見たひ
828名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 02:22:11 ID:7lHASCBT
「ねーねー冴木クン(ご飯)付き合って」

初めての対局で物凄く緊張してる年下の冴木に
紛らわしい事を言う天然な芦原(♀)さん

(二人の入段が同時という前提)
829sage:2006/08/29(火) 00:51:33 ID:4Ep7xCe3
アキラ子の調教もん(緒方先生ORヒカル)
越智子の純情失恋もの(社ORアキラ)が読みたい

職人さん降臨きぼん
830名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 00:53:07 ID:4Ep7xCe3
しまったあげた…
831名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:14:06 ID:cqz4rVM2
私は社子と越智子の友情物or百合が見たい
832名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:23:26 ID:3JOLgue4
そろそろ保守しとく
833名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 08:37:25 ID:Pi6C68Bl
和谷とヒカ子でエロなし小ネタ
苦手な人はこのレススルーお願いします



進藤ヒカルは囲碁の女流プロでオレとは同期の入段だ。
男っぽいモノ言いや外見にも関わらず彼女はかなり人気者だった。
最近になって彼女は急に大人びてきた。
「今日、やっと塔矢と打てる」
塔矢アキラ本人を前に、一年半振りの台詞も穏やかだった。

「長かった。二年四ヶ月振りか」
前回は進藤を無視して怒らせたという塔矢が、今回は応じた。
こいつも彼女との対局を待ち望んでいた様子に
ライバルというのは彼女の自称じゃなかったと言う越智の台詞も
耳の横を素通りしていった。

「モタモタしてると取られるぞ」
声をかけてきたのは同門の先輩棋士の冴木さんだった。
「そうなったら先生には負けた時以上に怒られるだろうなぁ」
これから対局なのに先輩なら励ましてくれるとこじゃ?
「これまで何もできなかった腑甲斐無い後輩をどう励ませと」

意を決して昼、一階で進藤が降りてくるのを待っていたら
塔矢と喋りながらエレベーターから出てきた。
焦って駆け寄ったら口論している。盤外戦か?
「いつかはいつかだよ!今じゃねぇ!!」
「決まってないなら今じゃないってことはないだろう!?」

ガキっぽい塔矢の様子にオレはほくそ笑んだ。
「塔矢もけっこうコドモっぽいな」
塔矢は今さらオレの存在に気付いたように、こっちを見た。
進藤はそのまま塔矢を置いて玄関を出た。顔が怒ってる。
オトナな所を見せつけてやろうとオレは言った。

「そんなオコサマじゃあ認められないな
オレのかわいい妹弟子のライバルとは」
塔矢の目が大きく見開かれて、よし、口で勝てた、と思った、その後。
「進藤は、女の子だったのか?」
…………はぁ?

玄関でこっちを見ていた冴木さんと芦原さんが二人して
それぞれの弟弟子に声に出さずに「バカ」と言ったようだった。

834名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 01:57:25 ID:ah9nmKZ4
続く?続くよな?よし、続き超楽しみにしてる!
835833:2006/09/08(金) 08:30:50 ID:dKk9u6Zf
読んでくれた人ありがとうございました。
今後も精進させていただきます。
836名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 06:14:21 ID:i9Gownht
保守
837名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 07:40:22 ID:mNb+xT9c
「誕生日おめでとう」
つ■■■■■■

和谷おねーさんからイロイロ大人なプレゼントをもらうヒカ子
838名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 14:47:42 ID:9QKwGjls
そっかヒカ子ももう二十歳か〜
839名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:56:19 ID:2qQLcazz
二十歳のヒカ子
なんかエロい響きだ…
840名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:51:04 ID:tI0eagGH
ヒカ子誕生記念の勢いで初創作。
もはやある意味ギャグかもしれん。
北斗杯中の社×ヒカ子
苦手な方スルーして下さい
あと社の関西弁、変だろうけど無視してな。
オレは所詮関東人なんじゃい。
841社×ヒカ子:2006/09/25(月) 00:53:14 ID:tI0eagGH
「アカン…寝られへん・・・」
電気を消し、ベッドに入ったのは二時間近く前のことだ。眠りは一向に訪れてくれそうもなかった。
無理も無い。北斗杯1日目が終わり、明日には韓国戦が控えている。
今日の中国戦で、彼は黒星を喫してしまった。心の底から悔しかった。
日本の若手が、韓国・中国に挑むのは無謀だと周囲に思われたままで終われない。
周囲の評価をなんとか覆してやりたい。
その気負いやプレッシャー、今日の黒星の悔しさにも取り付かれ、社 清春は眠れずにベッドから身を起こした。

ホテル備え付けのミニバーを開けてみると、ミネラルウォーターからお茶類、ジュース類、アルコールまでが一通り揃っていた。
なんとなくアルコールに目がいくも
「いやいや、いくら寝れんといってもそらないやろ」
と思い直し、ミネラルウォーターのボトルを手にベッドに戻り腰掛けた。
ふと静かな暗闇の中、隣の部屋からシャワーを使っている水音が聞こえた気がした。
――― 進藤・・・まだ起きとんのか
部屋の壁自体はそれなりに厚いはずだが、人が立てる物音が絶える深夜には、うっすらとだが水を使う音が分かる。
「あいつも寝られへんのか?」

 無理も無いと思った。
彼女には明日の大将戦が待っている。それは彼女自身が強く望んだことだったが、それだけにその一戦に懸ける意気込みは半端ではないようだった。
そこまで気負う事情は社には預かり知らぬ事だったが。

時計を見ると、一時を回ろうとしているところだった。
 ――― こんな時間に女の部屋訪ねるのは、やっぱあかんのやろか?
そう思案するも、気持ちは進藤ヒカルの部屋を訪れたかった。
正直、心細い。
 ――― 一人であれこれ考えてるのがいかんねん!アイツえらい気合い入っとったし、アイツの気合い分けてもろて・・・んでちょっとアホ話してリラックスしたら寝れんちゃううかな?
社は意を決すると、水音が止んだのを確認して少し間を置いてから部屋を出た。


「オレやけど、起きとるか?」
そう言って訪ねた社を、ヒカルはあっさり部屋に入れた。
――― なんや、不用心なやっちゃな
と、少しだけ思ったが無理も無い。
この北斗杯に臨む前に行なわれた、塔矢家での合宿で寝食をともにしていた相手だ。
今更なにを用心するのだということなのだろう。
842社×ヒカ子2:2006/09/25(月) 00:56:07 ID:tI0eagGH
「スマンなぁ・・・寝とったか?」
社は一応訊ねながら、一人掛け用のソファに腰掛けた。
「ううん、まだ起きてたから・・・」
ヒカルはベッドに腰掛ける。片手には炭酸のペットボトルを持っているのが見えた。
社はそれを見て、合宿中も彼女がよく炭酸を飲んでいたのを思い出した。
「なんや、こんな時間にジュースかい!倉田さんみたいになるで?」
「うっせーなぁ!好きなんだからしょうがねえだろ?!」
ちょっと拗ねたような表情で睨まれてしまった。
「まあ、しょっちゅうそんなん飲んどるわりはほっそいよなぁ、自分・・・」
言いながら何となくヒカルの身体に目をやる。
ホテル備え付けの可愛くない浴衣ではなく、自宅から持ってきたのであろう白地のTシャツに、黒のナイロン製ジャージを着ていた。
その色気の無い服のラインを崩さない、成長期前の少年のようなしなやかな細さ。
湯上りのせいか、少し赤くなった頬が、ますます少年のような印象を強めた。

「社もなんか飲めば?」
ヒカルはそう言ってミニバーを指差した。
深夜に訪ねて来た相手に飲み物を勧めるあたり、あからさまに迷惑とは思われていないようだと捉え、社は少し安堵した。
「ん、じゃあ茶貰うわ・・・」
ペットボトルを手にソファに戻る時、ヒカルの手が微かに震えているのに気がついた。
「なんや自分、怖気づいたんか?」
ちょっとからかってみようかと茶化したつもりだが、当のヒカルは言われてやっと自身の震えに気付いたようだった。
もう片方の手で、震える手を制すると、ポツリと呟いた。

「・・・こういうのって、武者震いっていうんだよな・・・」
ふと懐かしそうに彼女の目が緩んだ。
「・・・そら勇ましいこっちゃなぁ。」
「前にさ、プロ試験が始まったときにオレ、無意識に震えちゃってさ。あいつに言われたんだよな・・・。「それは武者震いというものです」って・・・」
「へえ・・・」
社はそれ以上何も言わなかった。いつもと違うヒカルの口調からするに、社に語って聞かせているというよりも、ヒカルが彼女自身の記憶を辿るためにそれを言葉にして確認しているように聞こえたからだ。

「でもさぁ〜!」
突然普段の明るい声に戻る。
「なーんか気が入りすぎてんのか、なかなか寝就けないんだよなぁ・・・。オレ最初にベッドに入ったの10時だぜ?」
「ああ・・・、オレも寝就けんのや。」
「ヤバいよなぁ、オレら。ちゃんと寝ないと対局中判断鈍りそうだよ・・・!」
「なぁ、進藤?」
「ん?」
「その・・・武者震いしたいうプロ試験の前の晩は、ちゃんと寝られたんか?」
「・・・ああ!あの頃はさ、なんつーのかな。すげぇ信頼出来る奴がいつも側にいてくれたから・・・どんな対局の前でも安心できたし、今みたいなことって無かったな・・・」
そう言ったヒカルの目は、過去を見つめるかのように虚空を彷徨った。

「お前の男か?」
色恋沙汰に興味もへったくれもなさそうな彼女の口から、いかにもそれらしい人物の存在を聞いて、社は内心驚いていた。
「へ!?」
ヒカルが目を丸くする。
「せやから、彼氏かってきいとんのや。」
「ちっ・・・ちっげーよ!!そんなんじゃねーよ!!」
慌てたように答えたあと、少し間が開いて続けた。
「・・・彼氏とかそんなのじゃなくて、もっと・・・大事なひとだよ。オレにとって。」
そう言ったあとに、ヒカルの小さな唇が微かに動いた。
きっと唇だけで、その人物の名を呼んだのだろう。
なんとなくしんみりした雰囲気になる。

「なんや、進藤に男がおったんちゃうんか。そら残念や。」
ちょっと空気を変えてやろうと、社は下らない冗談を思いついた。
843社×ヒカ子3:2006/09/25(月) 00:59:33 ID:tI0eagGH
「なんでだよ?社には関係ねーだろ?」
ヒカルが膨れっ面で睨んできた。
「いやぁ、お前に男がおったことあるなら、俺ら二人とも熟睡出来るいい方法があったんやけどな。」
「えっ!?本当に?どんな?」
ヒカルは一転嬉しそうに立ち上がった。
「アカンアカン!さすがにそれじゃ実行できんわ。」
「なんでだよ?言ってくれなきゃわかんねーだろ!」
「せやかて、お前・・・」
「ね、言ってみろって!」
ここまで食いついてくれればからかい甲斐もあるってもんだとばかりに、社は心の中だけで笑った。
「・・・セックスや。」
「へ・・・?」
予想通りヒカルはきょとんとした表情を浮かべていた。
「セックスの後ってなんや知らんがよう寝れるやろ。」
みるみるヒカルの顔が赤くなっていく。社は悪戯が成功した子どももように大笑いしたいのを堪えていた。
 ――― もうちょい引っぱったろ
「それにひとの体温が横にあると、結構安心して寝れる言うやんか?」
ヒカルの顔はもう真っ赤だった。
「そ・・・そんなこと言われたって・・・・オレそんなの知らねーし・・・」
慌てているのがひと目で分かる。
短い沈黙のあと、ちょっと調子に乗りすぎたかと反省した。
「なんつってな。冗談や、冗談!なんや自分!真っ赤やで?」
ケラケラと笑ってみせたが、ヒカルの反応はない。
「つまらん冗談言って悪かったって!そんな怒るなや。」
宥めるように詫びてみても、彼女は下をむいて社を見ようとしなかった。
冗談を言う相手が悪かったと後悔した。
 ――― なんや、意外とウブな奴やな
844社×ヒカ子4:2006/09/25(月) 01:04:32 ID:tI0eagGH
「ホンマすまんかったって!もうこの冗談はしまいや!そや、ホットミルクって安眠効果ある言うよな。ルームサービスにあったりせんかな?それとも近くのコンビ二に牛乳買い行くか?」
機嫌をもどそうと一気に喋る。
「・・・・・」
ヒカルは何も答えない。

――― ・・・あぁ、言うんやなかったわ。オレが悪いんやけど、ウブな女っちゅーのはめんどいなぁ・・・
そう思ってため息の一つでもつきたくなった時に、ようやくヒカルがポツリと口が開いた。
「社・・・」
「ん?」
「それ、本当の話・・・?」
「は?牛乳か?」
「そっちじゃなくて・・・」
「ああ・・・せやからその話しはもうやめ言うたやん。」
「本当に、社はそれで寝れた?」
「たいていの人にはそうなんちゃう?少なくともオレはぐっすりや。・・・ってもうしまい言うとるやんか!ホンマ悪かったって!」
「本当なんだ・・・」
そう呟くと、ヒカルは突然Tシャツを脱ぎ始めた。
「うわっ・・・!進藤!!??お前何しとんねん!!」
驚きのあまり、社はソファごとひっくり返りそうになった。
「オレ・・・明日は絶対負けるわけにいかないんだ・・・!万全の自分で戦わなきゃいけない。」
ヒカルは、脱いだTシャツを胸元に寄せて隠しながら言葉を続けた。
「万全の自分で戦うためなら、なんだってやってやるよ・・・!」
845社×ヒカ子5:2006/09/25(月) 01:06:42 ID:tI0eagGH
「し・・・進藤?」
いけないとは思いつつも、彼女の白い肌に視線が張り付いて動かない。
「だから・・・社がオレでいいなら、・・・して欲しい。」
「アカン!!」 
社は思わず立ち上がった。
「お前初めてなんやろ?そんなんやったら絶対アカン!」
諭すとういよりは、殆ど説教に近い口調になっていた。
「最初くらいはちゃんと惚れた男とせぇや!」
自分でも年寄り臭い事言っているのは分かっていたが、本音だった。さすがに大事な一戦前とは言え、睡眠を得るためだけに好きでもない男相手に処女喪失など馬鹿げている。
「社、オレたちプロだろ!?」
ヒカルが怒鳴った。
「睡眠の管理くらい出来なきゃプロ失格だ。ここまで来て、寝不足で負けましたなんてなったら、和谷や越智に合わせる顔がねぇよ!」
そう言ったヒカルの眼差しは、碁盤を睨む時と同じ位真剣だった。
「せやかて、お前・・・こんなことで処女喪失やで?ええんか、それで?」
「かまわねーよ!明日勝つためならなんだってやれる!オレにとって、どうしても負けられない一戦なんだ!」
きっぱりと言い放ったヒカルは、真っ直ぐに社を見つめていた。
――― こいつは・・・
社は素直にヒカルを尊敬した。
――― 凄い覚悟やな・・・
「・・・オレでええんやな?」
「利害関係の一致・・・ってやつだろ?」
「お互い利用するってことか…。後悔すんなよ?」
「そんなもんしねぇよ。」
社はゆっくりヒカルに歩み寄ると、彼女が胸を隠していたTシャツを掴んでその身体から引き離した。
それでもヒカルの目は、脅える様子も見せずに社の目を見据えている。
 ――― 堪忍な、進藤。さっき面倒臭い女や思ったこと取り消すわ。お前は・・・
「・・・大した女や。」
 








続く  かもしれない

846名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:43:45 ID:jmq7ejPf
>>840
今お前は俺の中で神に認定された(´Д`*)ハァハァ
847名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 08:10:09 ID:VW+eQu/A
ぜひ続いてくれ!
負けん気の強いヒカ子いいな
関西弁も違和感ない
848名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:41:49 ID:0dhjVzlJ
840から社×ヒカ子投下させてもらった者です
殴り書きに近いがなんとなく続いたのでこっそり投下
苦手な方スルーお願いします
変わらず社の関西弁もスルーでw
849社×ヒカ子6:2006/09/26(火) 17:48:23 ID:9oyMtDyT







ベッドの上で半裸のヒカルに覆い被さり、唇を合わせた。
彼女の形の良い下唇を軽く挟んで吸う。少し離してそのまま舌を入れようとすると、
途端に固く閉じられたヒカルの唇に舌を挟まれてしまった。
「痛っ・・・!」
社は思わず顔を離す。
「あっ・・・!ご、 ごめん!!」
慌てたように身体を少しだけ起こして、ヒカルが詫びた。
「なんや自分、まさかとは思ったけどキスもしたことないんか・・・?」
「うっ、うるせーな!ちょっとびっくりしただけだろ!?」
まじまじと顔を覗き込んできた社から顔を逸らしたヒカルが、不貞腐れたように言った。
「なんや、びっくりて・・・こっちが驚くわ!キスもしたことない女が、自分から「やれ」言うとは思わんかったわ・・・」
「そんなに変かな?」
きょとんとした顔で聞き返されては、社も拍子抜けしてしまう。
「・・・親御さん泣くで?」
この色事に無頓着な少女をどうしてくれようかと溜息をついた。
「なんだよ、バカにしてんのか・・・?」
「いーや、感心しとんねん。とことん肝の座った奴や、てな。」
訝しそうにしているヒカルに、再び顔を寄せて耳元で囁いた。
「次は・・・噛むなよ?」
それだけでヒカルのからだがピクリと反応したのが分かった。

二度目の口付け。
今度はヒカルが慣れるまで唇だけを愛撫してからゆっくりと舌を差し込んでいった。
誘うように舌を絡めたり、彼女の口内を丁寧になぞる。
更に深く合わせると、ヒカルの声とも吐息ともつかない反応が口を通して伝わってくる。

唇を離すと、ヒカルが小さく息を吐いた。
「・・・どや?」
「え・・・?」
少し呆けたように細められた彼女の瞳には、どこか面妖な色気があった。
「初めてのキスいうやつは?」
「ん・・・なんか頭ぼーっとする、かな?」
「気持ちええっちゅーことか?」
「・・・よく・・・わかんないや。」
普段の威勢の良さと打って変わった、彼女の艶を帯びた弱々しい声音に自然と気持ちが猛り始めた。
「ならもっと頭ボーっとさしたるわ。」
そう言いうと、社はヒカルの耳に唇を這わせた。
850社×ヒカ子7:2006/09/26(火) 17:51:22 ID:9oyMtDyT
「ん・・・!」
白い首筋から耳へ、少しだけ舌を出してゆっくり舐め上げる。
「は…ぁ!やしろっ!」
ヒカルが敏感に反応する。
「自分、耳弱いんか?」
「ん…わかんね…」
掌を鎖骨から這うように滑らせて行き、ヒカルの胸の上で手を止めた。
社の大きな掌には楽に収まってしまう程の膨らみだったが、彼女の細い身体にしては十分な大きさだった。
そっと力を入れれば、ヒカルが反応する。
「んっ…!」
耳元や首筋で遊んでいた舌を、彼女の身体を伝って胸へと向かわせた。
胸の中心にある小さな突起、その周囲を舌でなぞってから触れるか触れないか程度に中心に口付けた。
「あっ・・!」
頭の上から可愛らしい悲鳴が上がる。
「なんや、色っぽい声でるんやんか。普段は男みたいに喋りよるのになぁ…」
立ち上がり始めた先端を、唇で摘んでは音を立てて吸い上げ舌で転がした。
「んんっ…、うる…さい…!」
身を捩りながら抗議されたところで、逸る気持ちに拍車をかけるだけだった。
社は舌での愛撫を続けながら、慣れた手つきでヒカルのジャージを脱がせた。
手探りだけで最後の一枚になった下着に手をかけると、その動きをヒカルの手に止められた。
「なんや、…嫌になったか?」
「ちがう…」
「なら、なんやねん?」
「なんか、人に脱がされるのって…マヌケな気がする。」
「そうかぁ?こういう時は普通やと思うけどな。」
「いいから!あっち向いてろ!自分で脱ぐ!」
ヒカルに勢いよく顔を押しやられてしまった。
「照れんなや。どうせ後で見るんやし…」
「ああもう!黙ってろ!」
ちらりと横目でだけ見ると、赤いタータンチェックの下着に手をかけているヒカルが目に映る。
「随分ガキっぽいの穿いとんのやな…」
「っ・・・!!お前ほんとにうるさいぞ!!」
恥ずかしさを紛らわすようにヒカルが怒った。
「悪かったって!もう見んから安心して脱いどけ。」
社はヒカルに背を向けると、自分も服を脱ぎ適当に放った。
851社×ヒカ子8:2006/09/26(火) 17:52:59 ID:9oyMtDyT
「なんか…慣れてるな、社。」
下着を放って布団に潜り込みながらヒカルが言った。
「そら塔矢やお前と違て、碁の時間削ってまで高校行っとんのや。こーいうとこ位楽しませてもらわな、やってられんやろ。」
社も布団に潜り、再び向き合ったヒカルの身体を倒しながら答えた。
「ふーん…モテそうだもんな、お前って。」
仰向けに寝かされながら、ヒカルは社の顔を見つめた。
「おう、お前もホレてええで?」
「……遠慮しとく。」
「即答すんなや…!」
そんな下らない会話を交わしながら、社はまたヒカルの首筋から攻めた。
「ん…」
手は、細くしなやかな彼女の腿を撫でる。
胸まで下りて来た舌で、立ち上がった先端を突付くとヒカルが小さく身体を揺らして反応した。
舌はそのままに、内腿を撫でてみるとくすぐったそうにヒカルが身を捩る。
「くすぐったいんか?」
「…ちょっと。」
ヒカルが肯く。
「そうか、まぁ無理ないわな・・・こんな・・・」
言いながら社は内腿を滑らせていた手を徐々に上げて行き、ヒカルの秘所に指を押し当てた。
「こんなとこ男に触られるの初めてやもんな?」
「あっ・・・!」
ヒカルは堪らず呻いた。
社の長い指が辿り着いたそこは、微かにだが湿っていた。
「…濡れとるわ」
興奮を抑え擦れた声でヒカルの耳元に囁くと、彼女は顔を背けてしまった。
けれど、指先には蜜が増したのが感じられる。
「やっぱ、耳弱いんやな。」
そう言って耳を甘噛みすると、指先に触れた蜜を引き伸ばすように谷間に沿って指を動かした。
「んんっ・・・ん!!」
ヒカルの綺麗な顔が愉悦に歪む。
同じ動きを繰り返す内に、ますますそれは溢れて行く。
社は、試すように中指の先端だけヒカルの中に差し入れてみた。
入り口は狭かったが、濡れたそこに導かれるようにすんなりと社の指は受け入れられた。
内壁を指の腹で引掻くように動かしてみると、きゅうと締め付けられた。
「あんっ…!!」
ヒカルが啼く。
そのまま指を抜かずに出し入れしたり、入り口付近でくすぐるように動かせば面白いほどにヒカルの反応が返ってきた。
流石に自身の我慢も限界と、すっかり息の上がったヒカルを見下ろして社は口を開いた。


 ――― 本当にええんやな?

最後に訊ねようと思ったが、口に出すのをやめた。
しつこく口にしては、この少女のプロとしてのプライド、明日の勝負に懸ける意気込みをバカにしているような気がしたからだ。
第一ここまでの覚悟を見せた少女が、ここでやめますと言うとも思えない。






852社×ヒカ子9:2006/09/26(火) 18:02:56 ID:tuktuK0S
「そろそろ、ええな…」
「…!!」
ヒカルの身体が少しだけ強張った。
「力抜けや。顔こわばっとるで。」
「え…?そうかな?」
「痛いやろうし、オレのこと噛んでも引掻いても叩いても構わんから大声だけはだすなよ?なんや、塔矢あたりがうるさい言いながら飛んできそうで怖いわ・・・」
「あはは!想像すると笑えるな!」
「笑えんわ!君達は何を考えてるんだー、とか言うてめっちゃ怒られそうやん!」
「確かに!」
楽しそうにヒカルが笑った。
笑ったせいか彼女の緊張は少し解けたようだった。
「ほんなら…いくで?」
「…うん。」



「痛っ・・・!」
想像より多少は楽に入ったものの、その先はやはり簡単に受け入れてくれそうもない。
「痛ってぇ・・・・!!!」
殊更ゆっくり進めてもヒカルは辛そうに顔を歪める。
「力抜け言うてるやん。」
「抜いてる!!…つもり。」
「つもりじゃあかんやろ!」
時間をかけてなんとか収まったが、変わらずヒカルは苦しそうだった。
今動くのは酷なのかもしれないが、社の若い性は待ちきれないとばかりに疼く。
「まだ、動かんほうがええか?」
一応確認してみた。
「無理…ちょっと、まって…」
「まあ当然やろうけど。結構辛いな、動けんいうのも…」
言った途端に、下からヒカルに憎たらしいと言わんばかりに睨まれた。
「…そんなの!オレのがぜってーツライだろ!本当に痛てーんだぞ?」
「そんなら、やめるか?」
このまますんなり止められる自信は無かったが、無理を強いるのも気が引ける。

「駄目!…ほら、初志なんとかっていうだろ?」
ヒカルが苦しそうに息を吐きながら答えた。
「初志貫徹、か?」
「それ!」
社は思わず吹き出してしまった。
「どこまで男前な女やねん、お前は!わかった、お前が慣れるまでこのままでおるわ。」
社が言い終わると、ヒカルは大きく深呼吸をしてから目を閉じた。
薄ら涙ぐんでいるのが分かった。
そんな彼女を慰めるように、社は身体を支えているのとは反対の手でその髪を撫でてやった。
853社×ヒカ子10:2006/09/26(火) 18:04:58 ID:tuktuK0S
手触りの良い金髪を指で救って、顔にかかる髪を後ろに流すように撫でる。
繰り返すうちに、少しだけ目を開いたヒカルと視線がぶつかった。
薄暗闇の中で目が合うと、ヒカルは幾分辛そうにだが、微笑んだ。

――― 全くこいつは…
社は思った。全くこの少女は色んな表情を見せてくれる。
無邪気な少年のような顔。棋士としての高いプライドを持った凛々しい顔。
大切な人を想う時の、どこか悲しげな顔。
そして犯されてなお、汚れを恐れぬように微笑む女の顔。
きっとまだまだ社の知らない顔が隠れているのだろう。

出会ってひと月程だが、今夜だけでこの少女に振り回されっぱなしだ。
 ――― こんなんが自分の女やったら、疲れるやろな

そう思う気持ちの陰で、彼女にもっと翻弄されるのも悪くないなどと思う自分がいた。
それに気付いてしまえば、身体だけ繋げた今が悲しい。

自分の下で痛みに耐えている少女に、殆ど無意識に微笑み返した。
その笑みがどこか寂しそうなのは、彼女を利用し、また利用されているこの瞬間に切なさを覚えてしまったからだろう。

「社って、そうやって笑うと意外と可愛いな・・・」
微笑交じりにヒカルが呟いた。

  ――― 可愛いのはお前や

そう思った事は口に出さずに訊ねた。
「なぁ、進藤。もう一回キスしてもええか?」
「え・・・?うん。」

繋がったまま唇を重ねる。
技術などなにもない、ただ気付いてしまった気持ちをぶつけるような長くて深い口付けだった。
854社×ヒカ子11:2006/09/26(火) 18:07:12 ID:tuktuK0S
「・・・んっ!」
長いキスの果てに、ヒカルが声を上げると唇が離れた。
繋がったままだったヒカルのそこが、熱と潤いを増して社の雄を締め付ける。
社はヒカルの了承を待たずに動き始めた。
「は・・・あっ・・・!」
社の肩を掴んでいたヒカルの手に力が入った。
「・・・痛いか?」
「ん・・・ちょっと痛いけど、もう・・・へーき・・・」
ゆっくりと再開される動きに合わせて、ヒカルの息が漏れていった。






「・・・ふ・・・あ、あぁ・・・!!」
痛みの色が抜けた嬌声がヒカルの口から上がると、社は放出に向けてヒカルを揺さぶった。
「あっ・・・!んんっ・・・・・」
荒くなる息を隠そうとせず、ヒカルが喘ぐ。
社の額から滲んだ汗が、一滴、また一滴と頬を伝い、雫となってヒカルを濡らしていった。
「やっ…!やし・・・ろ、もぉ…!!」
「ああ…、イってええで…」
ぐいと力を入れて押し込むと、ヒカルの身体が踊るようにベッドの上で跳ねた。
そのままさらに打ち付ける。
「ああっ・・・はぁ・・・っっ!!!」
声にならない大きな息を吐いて、弓なりに身体を反らせたヒカルはギリギリと社の雄を締め付けると、力なく崩れ落ちた。
「・・・・・うっ」
小さく呻いて社もヒカルの腹の上に精を吐き出して果てた。
855社×ヒカ子12:2006/09/26(火) 18:09:12 ID:tuktuK0S
そのままお互い荒い息を整えているとヒカルが先に口を開いた。
「あー…結構疲れるんだな、セックスって…。うん、お陰で寝れそう。」
「うわっ!お前、終わって第一声がそれかい!?男として自信失くしそうや…」
「へへっ…ありがとな、社!」
屈託なく笑うヒカルに、もうええわと社も仰向けになる。
しばらく黙ったまま、二人とも並んで天井を見つめていた。

そのうちヒカルが社の肩に頭を乗せてきた。
「…なんや?」
「頭、なでて。さっきみたいに。」
「…ええけど。」
片手をヒカルの頭に添えて、空いた手で髪を梳いた。
「社の手、大きくて気持ちいい…。」
「そら良かった。」
「温かいんだな、ひとの身体って…」
「冷たかったら死んどるわな。」
「…そうだね。」

やけに寂しげに聞こえたその言葉の後に、ヒカルは口を閉じた。
そのまま首筋にヒカルの息を感じながら、社は天井を見続けた。
「なぁ、進藤?」
「……ん?」
今にも眠りそうな頼りない返事が返ってくる。
社は一度考え込むように言葉を飲み込んでから、一言だけ言った。
「勝てよ…」
「……ああ!」
肯くと、ヒカルは社を置いて眠りに落ちていった。


ヒカルがすっかり眠っているのを確認すると、彼女に気を使いながらけだるい身体を起こした。
そっとベッドを降りると、脱ぎ散らかした服を拾って身につける。
ヒカルに目をやると、社が抜けたことに気付く様子も無く深く寝入っている。
ベッドの端に腰掛けて布団を肩まで掛け直してやってから、彼女が褒めた大きな掌でもう一度だけ、頭を撫でた。
「なあ、進藤・・・」
当然返事は無い。
先程飲み込んだ言葉を心の中で呟いた。

 ――― 好きになってもええかな?

社は唇の形だけで笑うと息を吐いて立ち上がった。
「…なんてな。オレももう寝んとな。」
扉に向かって歩き出し、ドアに手をかけたところでもう一度だけ部屋を振り返った。

 ――― まだ気付かんフリしとく事にするわ。

この気持ちについては、明日全力で戦ってから考えればいい。
せめて大会が終わるまでは「棋士・社 清春」でいなければ彼女と肩を並べられない。
「ほな、おやすみ。」
そう言ってヒカルの部屋を後にした。
856名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 18:11:32 ID:tuktuK0S
以上で終了
なんだよ!難しいじゃねーかよ、エロって!
全然エロくねーよorz
途中で何故か回線切れるし最悪だ
俺も伊角さんと中国行って修行積んでくるよ…

素人文でレス数くってすいませんでした
>>846
>>847
その他読んでくれた方がいたら、ありがとう
857名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:26:17 ID:SQWaW67u
ヒカ子が頭なでてってねだるとこ
佐為思い出してたんだな
男前な部分とかわいい部分がいい感じで混在してて萌える!

GJ!
858名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:45:14 ID:K7eK2W0o
投稿するときって、何行までとか決まってるの?
神職人さんが書いてくれないから自給しようかと思うんだけど、そこらへんが分からない orz
859858:2006/09/27(水) 00:47:16 ID:K7eK2W0o
ゴメ!
言葉足らなかった。
正しくは「冴木さんとヒカ子書いてくれる神職人さん」です。
誰か書いてくれるならいつまでも待ちます。。。
860名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 00:56:48 ID:yOCRcMJp
>>855
GJ!!

>>858
レスの投稿可能行数とかバイト数については↓を参考に
Q&Aはここ!エロパロ板総合質問スレッド3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084028316/900-902n
861名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 02:44:16 ID:HQsQTiZj
>>856になんとなくツンデレの空気を感じたのは俺だけ…だよなうんわかってる
862858:2006/09/27(水) 22:54:04 ID:K7eK2W0o
>>860
解決したよ、ありがとう!!
ちょっとがんばってくる!
863名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 07:36:13 ID:V2j7C6LO
保守
864名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 20:00:22 ID:1OhxV9FN
レス進んどると思ったらネ申降臨したんだな!!
セクスで気持ちに気付く社モエ

冴木ヒカ子も楽しみに待ってます
865名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 21:43:16 ID:sWQxsAHt
下がりすぎなので、あげ。
社とヒカ子の話かわいい。
ボーイフレンドにするんだったら、アキラよりも社の方が楽しそうだし、
気も使ってくれそうだし、いいかも。
(合宿のとき、お湯を沸かしにいってくれて、萌え。)
いっしょにお好み焼き食べにいきたい。
866名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 22:49:03 ID:y83cfoTR
社けっこういいよね。
867名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 03:45:16 ID:oJSWHTXJ
ボーイフレンドとか久しぶりに聞いたな。
868名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 21:24:56 ID:PbysuHIF
「ボーイフレンド」…。なんだかアキラがなりたがってそうなイメージ。
869名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:21:58 ID:q/mQ6sLE
小学生の頃、芦原子さんのボーイフレンドになりたがるアキラ
870名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 22:50:17 ID:+5MlzR8c
アキラって自分より弱い奴に対しては、興味無さそうだ。
ヒカ子クラスじゃなきゃ、色んな意味で満足しなさそうな気がする。
871名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 01:55:26 ID:y+acx+Ur
hosyu
872名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 08:32:11 ID:s7gpSTHE
アキラ子がお年頃になるにつれ進藤に色んな興味を持ちはじめたことに
複雑な思いを抱く

・兄弟子1
・兄弟子A
・指導碁の教え子K
・父
・囲碁部顧問
873名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 23:21:58 ID:GmYcd9Y3
アキラ子たんて確実にヒカルが初恋だよね
874名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 08:48:22 ID:UUCe4mPB
越智子誕生日おめでとう
大学とか行ってるのかな?
875名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 12:45:55 ID:MDQzVFo8
もちろん進学だろう>越智子

コンタクトレンズにした途端に美女になった越智子
不本意ながら各方面からモテまくるが……

「誰だっけ」と気付かない先輩棋士A
「メガネのが似合ってた」とか言い出す同期入段棋士WとS
「フクの彼女?」と空気を読まない年上の後輩棋士I
876名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 14:24:37 ID:BVh3cMmP
で、結局メガネに戻すと
877名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 01:32:32 ID:Pkmt1wrI
ほしゅ
878名無しさん@ピンキー:2006/11/09(木) 01:46:57 ID:NB71lAv6
保守
879名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 22:23:10 ID:sZvvGI9j
ヒカ子モノって、あかりは大抵良き友人として登場する。
ヒカルが女性化するなら、あかりは男性化しても面白いのに。
で、ヒカルを塔矢に掻っ攫われる・・・と。
880名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 08:43:24 ID:3VN8P6wa
あかりが男だったら名前はあか男?

名前はさておき
そういうのも面白いかも知れない
あかりは原作とは一転、苦労(苦悩)の日々になる
881名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 22:34:11 ID:XshCJgRs
囲碁部編あたりで既に悪夢だな。
筒井なんて先輩と、いつの間にか仲良くなってるし
塔矢は学校までおしかけて来るし
三谷なんて言う怪しい男まで連れてくる。
882名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 00:11:10 ID:uUPf+ue9
違和感のないあかりの男性名ってなんだろーと考えててふと思ったんだが
あかりとアキラって対照的な存在なのかな?

幼馴染(女) 囲碁のない世界 ←|→ 囲碁界 ライバル(男)
883名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 16:32:36 ID:vf5kxWui
名前似てるし漢字にすると二人とも「明」だしね。

というかひょっとしてあかりの男性名がアキラなのかも
884名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:13:44 ID:Ae3KyoAU
つか「ヒカル」「アキラ」「あかり」と
主要人物の名をそろえただけじゃないのか?
885名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 04:47:58 ID:O5aTyGin
あかりって主要キャラか?
886名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 09:30:49 ID:fZKcfVTt
最初は主要だったんだよ
887名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 10:09:08 ID:Irl3MKS3
実質当初はヒロインだったろ
いつのまにかアキラにヒロイン(?)の座を奪われてたが…
888名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 18:18:18 ID:xg+4zct/
佐為のことマジで女だと思ってたのでナチュラルに佐為がヒロインだと思ってた
ヒカルに対する態度とかヒロインそのものだったし
889名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 00:39:21 ID:ASoVJAUk
ヒカル(♂)争奪戦であかり(♀)対アキラ(♀)なら
あかりに勝ち目は無いと思うが

ヒカル(♀)争奪戦にあかり(♂)対アキラ(♂)なら
あかりにも分があると思う。
890名無しさん@ピンキー:2006/12/03(日) 06:13:20 ID:Gc8jJoyN
>>889
なんで?
891名無しさん@ピンキー:2006/12/05(火) 01:32:00 ID:Xp2vDA4f
>>890
「不器用で激情家で囲碁馬鹿なお嬢様」って
男から見れば、可愛げとか愛嬌ともとれるが

「不器用で激情家で囲碁馬鹿なお坊ちゃん」って
女から見るとシンドイ相手じゃないかなあ、と。

まあ、それ言うとヒカルとヒカ子も似たようなモンだが。

892名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 12:45:11 ID:+jC5JTdg
たまに保管庫に行かせてもらうけど、何度よんでも刻印さんうまいな〜!
アキヒカ子好きな自分だがオガヒカ子も好きになってしまいました。
ちょっと前の社ヒカ子もすごく萌えた〜。
以前はアキヒカ子オンリーだったのに、ヒカ子モテモテ好きに趣味が移ったのかな
萌え小説投下を首を長くして待ってます!
893名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 08:12:12 ID:u1m+29IC
アキラ子おめでとう〜
894名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 08:36:34 ID:PwrKC5ov
何もかも解禁になって
更に暴走しまくるアキラ子

ヒカル「こないだ住民票取りにいったら
『ないです』って区役所で言われたんだけど?」
895名無しさん@ピンキー:2006/12/14(木) 13:01:48 ID:xJ/aYyOh
お誕生日おめでとうほしゅ

>>894
ムコ養子オメw
896名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:39:53 ID:83CUoSmI
いつもはROM専ですが誰もいらっしゃらないようなので

こっそりhosyu
897名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 14:31:22 ID:BuPf1eTj
捕手
898 【大吉】 【775円】 :2007/01/01(月) 00:50:10 ID:+N1tSEK9
振袖着て初詣でに出かけたヒカ子
帰ってきたら帯の結び方が変わってるのを父に指摘される

「お、帯が苦しくて美容院で着せ直してもらったんだよ!」
899木崎:2007/01/01(月) 07:52:04 ID:b5asC/cQ
新年あけましておめでとうございます。
お久しぶりの方もはじめましての方も、今年も宜しくお願い致します。

わたしなんかが新年1発目なのも申し訳ないのですが、お正月の葉瀬オールを投下します。
時期設定は、ヒカルがプロになって3年目のお正月です。あかりたちは高校2年生ですね。
スレの繁栄を祈って、全員女体化ですw
ヒカル子、あかり(女の子のままです)、筒井子、加賀子、(+アキラ子)となってます。
因みにCP要素はヒカル+あかりの仲良し、加賀+筒井の仲良し、アキヒカアキという感じになってます。
苦手な方はNGワード「木崎」でとばして下さい。
900名無しさん@ピンキー:2007/01/01(月) 07:53:32 ID:b5asC/cQ
「進藤くん!藤崎さん!」
 聞きなれた声に呼ばれて振り返ると、久しぶりに逢う筒井が寒さに頬を真っ赤に染めながら手を振って近寄ってきた。ピーコートにジーンズをはいて白いマフラーを巻いている彼女は完璧に肌が出ない完全防備の体制だ。
一方隣で寒そうに肩を竦めている長身の加賀は、上こそ暖かそうな黒いダウンジャケットを着ているが、ショートパンツで大きく太腿を露出している足のお陰でニーハイブーツを履いていても見るだけで寒々しい。
「筒井さん、あけましておめでとうございます!お久しぶりです!」
「明けましておめでとうございます」
 ヒカルとあかりを見た瞬間びっくりした顔をした筒井は、しかしまずあかりの挨拶に答えて両手を膝にあわせ、二人にぺこりとお辞儀をした。丁寧な挨拶にヒカルもつられてかしこまり、人でごった返す神社の入り口で「明けましておめでとうございます」とお辞儀をし返す。
 加賀は筒井が頭を下げた拍子に落ちたマフラーの裾を拾って巻きなおしてやり、ついでにぎゅっと引っ張って首を絞めながら「おう、おめでとう」と横柄に挨拶した。苦しがって加賀をぽかぽか叩く筒井に加勢してやりながら、ヒカルは迷惑そうに加賀を見上げる。
901木崎:2007/01/01(月) 07:54:48 ID:b5asC/cQ
「加賀も来たのかよ」
「あぁ?来ちゃ悪ぃかチビ」
「俺は筒井さん誘ったんだぜ」
「筒井が初詣っつーから仕方なく来てやったのに何だその態度はコラ」
 久しぶりに逢ったというのに早々に始まった軽い口喧嘩の応酬に、喧嘩に困ったあかりと、喧嘩よりも周囲の目を気にした筒井が間に入って止めた。
「ヒカル、お正月なんだから」
「もう、こんなところで喧嘩しないで」
 執り成すようにヒカルの肩に手を置いたあかりとは反対に、加賀からヒカルを守るように加賀を押しのけた筒井は、ヒカルとあかりの姿に改めて目を細めて微笑む。
「二人とも、きれいだね。似合ってるよ」
「そうかな?へへ…」
 ヒカルは母にねだって、大晦日の23時頃から振袖を着せて貰っていた。一昨年の夏にめでたくプロになったのでどうしても新年の着物が必要になり、慌てて母が買い求めてくれたものだ。
赤の地に金色の刺繍が入っているもので、だいぶ値段も張ったのだが、これがいいと云い張ると仕方なく母は財布の紐を緩めてくれた。あかりは元々七五三の時に買ったピンク色に白で雪模様の入っている振袖がとても質が良く、
成人式のときにも誂え直して着れるものだったので、ヒカルが着物を買ったと聞いて自分も一緒に着たいと直したのだ。
「まぁ馬子にも衣装ってやつだな」
「もう、素直に褒めればいいのに」
 そう筒井に窘められる加賀もヒカルとあかりを見て満更でもない表情で笑っている。それに益々気分良くなって、ヒカルは「じゃ、行くか」と入る人と戻る人で賑わう境内に足を踏み入れた。
902木崎:2007/01/01(月) 07:56:23 ID:b5asC/cQ


「ヒカル〜、ちょっと待って〜」
「筒井!このノロマ!」
 マイペースなあかりとトロい筒井はあっという間に人ごみに飲まれてはぐれそうになった。ヒカルは慌てて振り返ってあかりの肩を掴み、何とか救助する。
罵声が聞こえてきた加賀は筒井の手を引っ張ったようで、帰る方の流れに巻き込まれかけた筒井を引き上げている様子が視界にちらりと入った。
「バカ。ちゃんと流れに乗って歩けよ」
「だって、着物って歩き辛いじゃない」
「俺だって歩き辛いけどさぁ…何であっちに行くんだよ」
「人が押して来たんだもん」
 云い訳しながら、あかりはヒカルの腕にぎゅっとしがみついてバランスが取り辛くなる身体を支えた。俺はつっかえ棒かよ、と心の中で呟きながら、
しかし幼馴染みのかわいい甘えにはついつい顔をほころばせ、自分もあかりに寄り添うようにしてぶつかってくる人を何とかすり抜けていく。
ふと、そういえば筒井さんと加賀は、と気が付いて後ろを振り返ると、人ふたり分後ろから付いてくる長身の加賀の頭のてっぺんが見えて、加賀がいれば筒井もいるだろうと安心した。
ここで下手に合流しようとするよりは、一度拝殿の前まで来て少し待ったほうが危険を回避できるだろうと思い、そのまま一歩が小さくなる不自由な着物でそろりそろりと進む。
903木崎:2007/01/01(月) 07:57:37 ID:b5asC/cQ
「何か、久しぶりだね、ヒカル」
 ふとあかりが呟いた言葉に視線を向けると、彼女は嬉しそうに微笑んでいた。
「ヒカル、すごく忙しそうだから。プロになったんだから当然だし、声かけるのも悪いかなって思ってたんだけど…」
「…別に、悪くねーよ」
「うん。今日初詣誘って、良かった」
「……バカじゃねーの。お前が変な気回すなよ」
「うん」
「バカ」
「うん」
 この幼馴染のこういうところに、ヒカルは弱いのだ。本当に小さい頃からよく遊んでいた彼女が気を遣って自分に余り声をかけてこなかったことも知っていた。それでも自分のばたばたとした忙しさにかまけて、そんなあかりに自分から声をかけることもしていなかった。
それでも、自分を慕って初詣に誘ってくれる、自分を頼って身体を預けてくれる幼馴染みが、妹のように愛しい。
 中学を卒業してから、もうすぐ2年。プロとして懸命にやってきた中、これからはますますあかりとは接点がなくなってくるだろう。それでもたまにはこうやって、棋士の世界からは離れた場所で自分を見守り続けてくれるあかりとこうして何も考えず、気安く言葉を交わしたい。
どれだけマイペースでも、どれだけボケていても、そういうところすら好きな幼馴染みを大事にしていきたいのだ。
904木崎:2007/01/01(月) 07:58:23 ID:b5asC/cQ
「やっとついたぁ」
 多少押す人が少なくなる拝殿に辿り着いて安堵の息を漏らしたあかりは、するりとヒカルから腕を解いた。それが何となく寂しい気持ちになりながら、ヒカルも同じように巾着から小銭入れを取り出して賽銭箱に放る。
普段より賽銭を入れる場所が広くなっているそこに5円玉を放り込んで手を合わせようとすると、あかりは不安げに「ねぇ、何回手叩くの?」と尋ねてきた。
「あ…知らね」
「え、どうしよう」
 賽銭を入れてから時間制限があるわけではないものの、慌てているあかりに自分もつられて手を叩く回数を迷っていると、後ろから少し遅れた加賀と筒井が現れた。
「あ、加賀さん、これって何回手叩くんですか?」
 はじめから筒井はアテにならないと踏んだあかりは加賀に直接尋ねる。加賀は呆れた顔をしてあかりとヒカルを見下ろし、「神社は二拝二拍子一拝だろ」と答えた。
「?」
「だから、二回お辞儀して…あぁもう見てろ」
 加賀は筒井と繋いでいた手を離して、ダウンジャケットに無造作に突っ込まれていた小銭を取り出して硬貨を放った。筒井も加賀を横目に見ながらもたもたと財布を取り出し、5円玉を投げ入れる。
「まず、二拝」
 加賀はヒカルとあかりを押しのけて浅く拝礼すると、がらがらと鈴の緒を鳴らした。それから2度、深く頭を下げる。加賀を横目で見ながら、ヒカルとあかりもそれに倣ってお辞儀をした。
「二拍子」
 筒井の隣に戻ってきて両手を合わせた後、右の手を左手より少しずらして下にしてから、加賀はパンパンと手を鳴らす。筒井はあかりの予想に反して知っているようで、迷わずに加賀とぴったり同じタイミングで手を鳴らした。
「んで、一拝」
 再び深々と頭を下げて、加賀は一歩拝殿から後ろに下がり、それから同じように一歩下がった筒井の手を掴んですたすたと来た道を戻る。ヒカルとあかりも見よう見まねに加賀と同じ行動を取って、それから2人の後を追いかけた。
905木崎:2007/01/01(月) 07:58:55 ID:b5asC/cQ
「すげー、加賀も筒井さんも良く知ってんなー!」
「二人とも詳しいんですねー」
 後輩二人に尊敬の眼差しを向けられ、それを背で受けた加賀は得意げにちらりと振り返って「こんなの常識だろ」と鼻で笑う。
「普通知らねーよ」
「そうですよ!すごーい!」
 たかが参拝に何故かやたらと感動したヒカルとあかりは、顔を見合わせて笑いながら生まれてはじめて礼儀に則ったお参りに心を弾ませた。筒井も顔だけで振り返りながら「僕は加賀に教わったから」と苦笑している。
「はじめて初詣来たとき、すっごく怒られて」
「やり方も知らない奴が初詣行こうとか、バカだろ。バカ」
 後輩にではなく明らかに過去の筒井に向かった発言に、筒井は不満げにくちびるを尖らせた。
「いいじゃん。憶えたんだから」
「加賀様に教えて戴いたんだろ」
 加賀は将棋のプロに、筒井は女子大生になり、なかなか逢う機会もなくなった二人の相変わらずのやりとりに懐かしさがこみ上げてヒカルがつい笑ってしまうと、同じことを考えていたらしいあかりもふふっと微笑んで前の二人を見つめていた。
「良かったね、二人誘って」
「加賀は誘ってねーよ」
「ホントは嬉しいくせにー」
 再びするりと巻きついてきたあかりの腕の感触にますます笑みを深くしたヒカルは、「焼きソバ食うぞ焼きソバ!」と怒鳴っている加賀と「わかったわかった」と返事する筒井からはぐれないように、それぞれそっと目の前の二人のアウターの裾を握った。
906木崎:2007/01/01(月) 08:00:38 ID:b5asC/cQ


 4人で飲み食いをしたあとに手を繋いで帰っていった加賀と筒井を見送ったヒカルとあかりは、並んで夜道を歩いていた。
 久しぶりに逢うあかりの話は尽きなくて、それをふんふんと聞きながらすぐにあかりの家の前まで辿り着く。
「じゃあ、またね、ヒカル」
「おう」
「…ヒカル」
 あかりは小首を傾げて、身長の変わらないヒカルを上目遣いに見つめた。
「あのね、…今年も、宜しくね?」
「ああ」
 いつものように返事してから、ヒカルはふと先ほど考えたことを思い出して、少し照れくさくなって俯き、云い直す。
「今年も宜しくな。あかり」
 あかりは花が咲いたようにぽっと笑って、それから「じゃあ、おやすみ」と家の中に戻っていった。
 あかりの家からそんなに距離のない自分の家まで人通りのない道を歩きながら、新しく始まった今年のことを考える。
 今年は、どんな1年になるのだろう。順調に成績を上げてきている今、まさに棋士として乗っている時だ。これからどんどん自分は成長する。
心の中に住む大好きな相棒と共に、いつも握っている扇子と共に、今年もどうか、満足できる対局が1局でも多くできますように。
 不意に一生のライバルに逢いたくなって、今頃何をしているのだろうと彼女に想いを馳せた。きっと門下生たちと新年の宴会でもやっているのだろう。
いや、あのメンバーではどんちゃん騒ぎにはならない。きっとあの綺麗な広い家の中で、厳粛にお屠蘇でも飲みながら、今年の抱負なんかを語り合ったりしているのだろう。
 そう考えると益々彼女にに逢いたくなってきて、あと12時間後くらいには逢う約束があるけれど帰ったら電話でもしてみようかなんて思ったとき、突然馴染んだ声が鼓膜を抜けていった。
907木崎:2007/01/01(月) 08:01:11 ID:b5asC/cQ
「…え?」
 顔を上げるともう自分の家の目の前で、そこには藤色の混じった美しい白い着物を着たアキラが、暗がりから浮き出るようにそこに立っている。
「進藤」
 アキラはふわりと微笑んで、軽く片手を上げた。
「嘘。何でいんの!?」
「挨拶」
「だって昼にって…」
「そう思ったけど、やっぱり」
 逢いたくなって、と小さく呟いた彼女の頬がほんのり赤らんでいるのに気付き、ヒカルも下を向いて興奮と嬉しさで染まった顔を隠した。
「遅くに悪いとは思ったんだけど。近くまで来てから電話したら、初詣に行ったって云うから、待ってたら逢えると思って」
「バカ、寒いのに。中入ってりゃ良かったじゃん」
「そうだけど。……進藤」
 アキラは一歩踏み出してヒカルの目の前に立つと、冷えた手でヒカルの手を取って、顔を上げて囁く。
「明けましておめでとう。今年も宜しく」
「…宜しく、な」
 きゅっと手を握り返すとアキラは嬉しそうに笑って、それからどちらともなくそっと、くちびるを合わせた。



 今年はきっと、すごく良い1年になる。
 ライバルでもあり恋人でもある彼女の手を握りながら、ヒカルは新しい年がますます素晴らしく美しいものになる気がした。
908木崎:2007/01/01(月) 08:07:24 ID:b5asC/cQ
終わりですw

あかりちゃんとヒカ子ちゃんの幼馴染みいちゃいちゃを書けて楽しかったです!
あかりちゃんはきっとヒカ子をお姉さんのようにかわいく慕ってるだろうなぁ…という妄想が大好きですw
男体化あかりの流れを豚切ってすみません…
あと究極のツンデレカップルなアキ子とヒカ子もかわいい!

それではまた忘れ去られた頃に。
このスレの皆さんと女体化ちゃんたちが、今年も仲良く平和に幸せに暮らせますように。お祈りしております。
909名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 02:01:33 ID:RPz6BG4M
油断してたらいつの間にかこんなに素敵なものが…

遅くなったけど超GJ
910名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 03:16:59 ID:FHAN0Csv
はっきり言って百合はあんま好みじゃないが、これはかわいい。
新年早々GJ!!
今度はプロ棋士の面々もオール女体化でよろー(緒方さんとかw)
911名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 10:56:34 ID:XTfiVXK9
木崎タン久しぶりですね!
帰ってきてくれてうれしす(うд`)超GJ!!
とうとう加賀姉さんがこのスレにw
912名無しさん@ピンキー:2007/01/05(金) 21:57:22 ID:79/9adz6
>910オール女体化
真っ先にジジイを考えてしまった…('A`)
ジジイというかババアでしょうか
913名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 16:47:03 ID:XKeaHSgw
>>912
>>ジジイというかババアでしょうか
若かりし日の甘酸っぱい恋物語は如何でしょうか?
矢絣の着物とか着せてみたい。
914名無しさん@ピンキー:2007/01/13(土) 22:29:46 ID:LUp3jXY0
お相手がいない…。
塔矢名人のお父様あたり(碁打ちだと思う)で妄想?
だめだ…考え付いただけで広がらない。
915名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 01:14:10 ID:hR58NOB9
>>913 何となく考えてみた。

・若き日の桑原本因坊(女)は、塔矢家で住み込みの女中をしていた
・塔矢家の跡取り息子は病弱な上に気難しく、両親も使用人達も手を焼いていた。
 が、新しくお付きの女中となった桑原が「坊ちゃまのせめてものお気晴らしに」と
 囲碁の相手をする。
 はじめは鬱陶しがっていた跡取り息子だが、やがて碁の楽しさを知り、
 桑原の献身的な世話も相俟って次第に心を開いてゆく→いつしか男女の仲に。
・それは両親の知るところとなり、桑原は強制的に故郷に帰されてしまう。 
・失意のあまり自暴自棄となった息子は再び心を閉ざす。
 その後、意に染まぬ結婚をするが、心を慰めるものは碁だけだった。
・第二次世界大戦勃発。息子は戦地に出征する――懐には白と黒の碁石を忍ばせて。
・終戦間際、塔矢家には戦死の報が届く。遺骨は戻らなかった。
 塔矢家では碁石を遺骨代わりに葬儀を執り行う。
・一方、桑原は戦後の混乱期を乗り越えて女流棋士となり、囲碁の道を極め、
 ついには本因坊の座に輝く。
・ある日、塔矢行洋は蔵の中で古い日記帳を見付ける。
 そこには囲碁の棋譜、そして若き日の父親が記した日々の思いが綴られていた。
 行洋は気付いた。気難しかった父が、自分が碁を打つ時だけは傍にいてくれた事に。
 桑原本因坊が、父の命日には必ず墓参りを欠かさない事に。
 全てを悟った行洋には、日記帳を握り締めて涙に咽ぶ事しか出来なかった。

(…なんか非常に辛気臭いなあ)
916名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 02:28:26 ID:Sjh98U5h
>>915
設定だけでも萌えた d!
こういうのなら桑原美化なしで
地味な女中と美男の跡取りの恋ってのも悪くない
917915っす:2007/01/15(月) 02:58:47 ID:hR58NOB9
>>916
いやいや、どうも。
書いていて「そういや行洋って何歳だっけ?」とか
色々と辻褄の合わない部分も浮かんだのですが、まあケンチャナヨってことで。
あと、桑原女史は戦後の焼け跡闇市時代に賭け碁で荒稼ぎして
その資金を元手に棋界の面倒を見てきた…みたいな情景も浮かんだり。
(ここから「真剣師・桑原」も分岐してきそうですが、話がデカくなりすぎ)
…ここで話豚切り&超亀レスですが、

>>505 :名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:28:00 ID:Hw8i5hcj
>>嫌がる佐為を縛り付けて平安装束を少しずつ剥ぎ取っていく様子を
>>色々な角度から丁寧に録画したい

色っぽく悶える佐為たんも(・∀・)イイ!のですが、
ギャグ調の絵柄になってピーピー泣きわめく全然色っぽくない佐為たんにも激萌えです。
918名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:59:27 ID:zlHi93yP
>>917
「ヒカルのバカバカバカバカバカ〜っ!」って泣くんだなw>>さい
919名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 09:09:31 ID:vhGLFSC+
ももももも萌えええぇぇ
佐為たん可愛ええ
是非ヒカルに頑張ってほしい
920名無しさん@ピンキー:2007/01/16(火) 12:37:06 ID:iMblP58f
それいいなあ!
この場合、ヒカ子×左為(男)でもいいなあ。
921名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 00:13:29 ID:hHil1Kcj
やっぱりヒカルには佐為たんをいじめてもらわなきゃな
バカバカ〜とか可愛過ぎる佐為たん
922名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 19:55:47 ID:NI8ccfSp
>>918-921
この題材でちょっと書いてみたくなりますたが…
・ヒカ子×佐為
・ヒカル×佐為子
需要はどちらが多いんでしょうか?
(まだ頭の中でモヤモヤ構想中で、どっちにも転びそうなものですから)
923名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 21:09:03 ID:GPLH5Bcy
むしろヒカ子×佐為子とか
924名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 22:39:16 ID:o85b21GG
両方可愛ければぉk
925名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 01:20:00 ID:Lg8P+25a
まあ普通に考えればヒカル×佐為たんだろうな
腐女子の常識は知らんからもしかしたら逆なのかも
つーかここ見るまで佐為とアキラはともかくヒカルが女って発想なかったわ
926名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 07:46:48 ID:FdsIIp4M
ヒカ子×佐為
些細な口喧嘩の後で意地を張って風呂から出てこないヒカ子と
のぼせて倒れたヒカ子に慌てふためく佐為の話

ヒカ子×佐為子
風呂場で口喧嘩して長風呂になりのぼせて倒れたヒカ子に慌てふためく佐為子

という風な話が読みたいです(前者のは性別逆でも可)


ところで芦原子と冴木の小学生時代の話が読みたい気がする
子供囲碁大会〜若獅子戦(ヒカルが出た前の大会)くらいで
927これから突撃しまーす:2007/01/19(金) 12:44:39 ID:huvE1JTF
塔矢名人に、佐為子が「見える」ようになってしまう→不倫
…みたいなのも読みたい。
928名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 03:43:06 ID:R3xA4APv
行洋×佐為子…

それはいい萌えだ…
929名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 12:32:24 ID:m8yJXp6a
(なんで佐為が見えるようになったかは置いといて…)
行洋×佐為の和風Hなんかいいかも。
お互い浴衣で和室で…。

こんな事書いてたらネタ思いついたかもwww
緒方絡んでくるけど。
930名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 01:26:40 ID:L+KNyUEj
>>929です。
なんとなく行洋×佐為書いてみました。
なんで佐為が実体化しているのかっていうツッコミは置いといてくださいw


 昼の暖かい日差しが差し込む茶の間。そこでは一組の男女が碁を打っていた。
男はもう五十近くといった所だろうか。髪は白髪が混ざり、碁盤を睨む顔や石を持つ手には多くの皺が刻み込まれている。
女はまだ若く、男とはまるで父娘といった雰囲気である。長い髪に桃色がかった薄紫色の着物を着ている。その姿はまるで日本人形のように美しい。

「・・・参りました」
しばらくして女の方が、負けを宣言した。
負けたのが悔しかったのか、伏し目がちに唇を噛んでいる。
「途中までは優勢だったのにな、佐為」
男が女に話しかける。佐為、と呼ばれた女も続けて言葉を発す。
「いえ、私も少し甘く見ておりました。やっぱり、途中で巻き返されたら行洋先生にはとうてい敵いません」
佐為は顔を上げ、少し笑って言った。
行洋、と呼ばれた男はその言葉にふっと優しく笑った。
本当は悔しくてたまらないであろう佐為が本音を隠して笑うのが、なんだかとても可愛らしいのだ。

「少し待っていなさい。茶でも煎れてこよう」
行洋は立ち上がって、茶の間を去ろうとする。
「あっ、先生は座っていてください!私が行きます」
佐為は急いで立ち上がり、自分が行こうとする。しかし行洋は、
「いい。いつも君にばかり煎れさせているからな。たまには私も煎れよう」
と笑い、茶の間を出て行ってしまった。
残された佐為は仕方なく、一人手合いが終わった碁盤に向かった。
実はこの後、行洋の弟子が一人やって来る。そのためにも石を片付けようと思ったのだ。
931行洋×佐為 2:2007/01/21(日) 01:28:58 ID:L+KNyUEj
 しばらくして、行洋が茶を二人分煎れ、佐為のもとへ戻ってきた。
弟子が来るまで、あともう少しある。
佐為にもう一回、碁の相手をしてあげよう。
行洋はそんな事を考え、襖を開けた。
襖を開け、碁盤へ目を向ける。てっきり佐為は碁盤の前で座っているかと思ったが、そこには佐為はいなかった。
不思議に思い、行洋は茶を乗せた盆を床に置き、茶の間を見渡す。
すると佐為は、縁側に座っていた。
佐為はおぼろげな瞳で空を見ていた。ただ座って空を見つめているだけのその姿が、何よりも美しく見える。

その姿に、思わず行洋も見とれてしまっていたが、はっとして、佐為に声をかける。
「戻ったぞ、佐為」
佐為もぼんやりしていた所を声をかけられ、やや驚いてこちらを向く。
「先生・・・申し訳ありません、ぼーっとしていました」
長い黒髪をかき分け、こちらを向く。
ただそれだけの仕草が、とてつもなく美しく見える。
「いや、こちらも驚かせてしまって悪い。何を見ていたんだ?」
行洋は優しく佐為に尋ねた。
「・・・さっき、部屋に蝶が迷い込んでいて・・・捕まえて逃がしてやったんです。
それで外を見たら、なんだか空がすごく青くて綺麗で・・・見とれて、ぼんやり見ていました」
縁側のガラス戸に優しく微笑みながら、佐為は再び空を見上げた。
そのしなやかな動作が、たまらなく愛らしい。
行洋は思わず、佐為を後ろから抱きしめる。
932行洋×佐為 3:2007/01/21(日) 01:34:23 ID:Ixo0wzYq
「先生・・・!」
驚きに振り返る佐為の唇を奪う。深く深く、互いの唇を絡ませる。
「ん・・・ぅ・・・」
塞がれている唇から、佐為の吐息が漏れた。
行洋は佐為の腰に手を回し、立ち上がらせる。
佐為はガラス戸に身体の前面を押さえつけられる形になった。
「え・・・先生・・・これ・・・」
佐為が何かを言い終わる前に、行洋は佐為の着物を、後ろからずり下げる。
上半身が露になり、思わず佐為が腕で胸を隠す。
「やっ!先生!ここは・・・嫌です・・・外が見える・・・」
片手で胸を隠しながら、もう片方の手はガラス戸につく形で、佐為は後ろにいる行洋に訴える。
ここでは、外から見えてしまう。
「・・・そうだな」
行洋は佐為の訴えを聞き、佐為を抱いたまま床に倒れこむ。
大人が二人倒れこんだ衝撃か、あるいはどちらかの服の裾でも触れたのか、碁笥が倒れ、碁石が畳の上に散らばった。
「先生、もう少しでお弟子さんがいらっしゃいますよ・・・」
「構わんよ。あいつはいつも少し遅れてきているから」
「でも・・・!・・・んぁぁっ・・・」
佐為の言葉を封じるように、行洋は佐為の首筋に口付けた。
手は、佐為の柔らかな胸を撫でている。
「あぁ・・・先生・・・やぁんっ・・・」
与えられる快楽に、佐為は何も言わなくなった。

 昼の日光が差し込む部屋で、重なり合う男女。
その姿は何よりも淫らで、何よりも美しかった。
愛し合う二人には何も見えていなかった。
二人の行いを密かに見つめている人影も、もちろん見えていなかった。



以上です。本番までは書けませんでした・・・

933名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 02:49:35 ID:ct1qKf/r
乙ですた!実体化佐為たんモエス
…塔矢名人、ついに“突撃”しちゃったか。(←それは将棋)
934名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:03:22 ID:rjObSSy/
行洋×着物佐為子良いなあ
この二人が一緒にいるだけで風情があるというか
935名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 01:16:20 ID:ENaM0ttJ
原作の佐為&行洋ペアは、何となく『王様と私』のアンナとシャム王を
和風にしたようなイメージがある。
936名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 14:37:25 ID:Mij2B0+Q
おまえら、緒方×佐為子を忘れるな


「俺と打て!」
「いやです!」
「打てと言ってるだろ!」
「いやですってば!うぅ・・・ヒカル〜!」
「ここに進藤はいない」
「・・・」
「俺とお前だけだ」
「・・・」
「どうしてホテルなんかついてきたんだ?知らない男に声掛けられて」
「ほてるなんて知らなかったんですっ!ふぇえええ〜!ヒカル〜〜!」
「打ちたくないのか?この俺と」
「こちらを見ないでください・・・。ヒカルの元へ帰して・・」
「それなら仕方ないな」
「そ・・そなたは恐ろしい眼をしている・・・」
「大人しくしてろ。まぁ、どう暴れようと大人しくさせるが」
「なっ、なにを・・?」
「そこまで言うなら」
「っ!? はなして、はなしてくださいっ!」
「力尽くで打つと言わせるまでだ」


ヒカルとちょっとはぐれた隙に、緒方に碁に誘われて
世間を知らない佐為子はホイホイついていっちゃった設定
937名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:10:03 ID:UOFHDVaC
>>936
「知らないオジサンに付いて行っちゃ駄目!」とヒカルに叱られる佐為子
938名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 22:10:30 ID:2QuojKK0
ふと思ったんだが、佐為ってヒカルの元をどれだけ離れられるんだろ?
939名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 07:27:57 ID:71maCVyu
実はかなり離れられるんじゃないか?
棋院の熱帯魚に張り付いてて離れたことが何度もありそうだ

そして、そこで緒方に目をつけられたんだな佐為子>>936
940名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 22:56:45 ID:7vCRpVKv
そういえば緒方んちに熱帯魚いたっけ…
しかし最近、このスレちょっと活発だね。佐為子ブーム再燃か!?
941名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 00:21:38 ID:qvql64cw
佐為子は25歳くらいの白痴な美人お姉さんだな
熱帯魚見たさに付いて行って緒方にレイプされればいい
942名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 00:30:12 ID:WPInWBCw
>>941
「碁バカ」という表現がぴったりくる。
脳の基本性能は良いのに、碁に特化し過ぎてバグってしまった感じ。
943名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 02:59:50 ID:GszArByq
やっぱり佐為たんはヒカルが守ってやんなきゃだめだな
944名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 08:36:50 ID:56zdttTM
佐為子が連れて行かれて、助けに行ったヒカ子も一緒にヤられちゃうとかも良い。
で、たまたま遊びに来たアキラはそれを見て呆然。
アキラ子でも良いけど。
945名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 11:23:18 ID:fCro8seK
二人とも非力そう
佐為子は色白細身の巨乳っぽい
ヒカ子は健康的なムチプリ

アキラ子は和風スレンダー貧乳だな
緒方がヒカ子と佐為子を犯すのを見て、絶句してほしい
946名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 11:36:00 ID:d2iv268D
なんかイタリアの暴行魔のこと思い出した…
何人も四つんばいでならべて好きなところに入れて、みたいな
カバキ?だったかな
947名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:10:15 ID:ShMPByoX
非力そうに見えて何故か怪力のアキラ子。
緒方の首筋を掴んでゴキゴキゴキッとひねり上げる→首の骨が外れるレントゲン画像
948名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 12:30:36 ID:56zdttTM
その現場を目撃したのがアキラだったら、アキラ→ヒカ子
アキラ子だったらアキラ子→緒方設定だと更に萌えると思うんだ
949名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 00:22:20 ID:qu7QS9vk
>>942
女体化と関係ないけど、佐為と大君の王朝コメディ絵巻で
『囲碁バカ日誌』とか出来るかもw
950名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 05:02:57 ID:sOQosoqU
一部のヒカルだとちょっとたよりないが
二部のヒカルなら佐為を緒方から守ってやれるな
951名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 08:21:32 ID:8ry5/mz0
ヒカルと緒方で佐為子をとりあえばいいと思うよ
952名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 01:51:16 ID:osKQX13H
佐為子萌えもかなり加速してきたが、いろいろ妄想してるうちに
行洋と緒方♀、コレどうか。

で、もっとよく考えたら緒方…精子!?
しょうこ…。某パロ漫画ネタかよ…。
953名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 02:04:27 ID:whIOqC5m
声を設定してみた
俺の知ってる少ない声優で設定したんであってなかったらスマン

佐為子は大原さやか
ヒカ子はそのまま川上とも子
アキラ子も小林沙苗(苺100%つかさ声)
三谷子も浅川悠のまま
加賀子は桑島法子
伊角子は前田愛
永夏子はパクロミ(韓国語もイケるw)
緒方子は? 原作のイメージが強すぎて浮かばない・・・。
954名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 09:11:13 ID:T1mmsFm0
緒方子は根谷美智子(ハガレンのホークアイ)なんてどう?
自分的に加賀子は雪野五月(ブリーチの夜一さん)なイメージ。

和谷子は野田順子かなぁ。高木礼子のままでも良いけど。
越智子は田村ゆかりで。
955名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 11:54:26 ID:mHuYo2Z9
オガタ女史は緒方恵美で



スマソ 言ってみたかっただけ
次スレは急がなくても大丈夫かな?
956名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 12:56:34 ID:T1mmsFm0
マターリしてるからまだ大丈夫そうだね
957名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 21:57:16 ID:WNXadI9x
このスレが最近、活気を取り戻しているので嬉しい。良き哉。
958名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 01:00:28 ID:JppKNPHi
マターリが一番だね
959名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 17:29:25 ID:yafU4SW5
>>953
小林沙苗はつかさじゃなくてさつきじゃなかったっけ?
まあ大した事じゃないから良いんだけどさ。

緒方子っていかにもキャリアウーマンって感じ
960名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 18:35:52 ID:Da/A/11Y
ヒカ子…川上とも子
佐為子…大原さやか
アキラ子…小林沙苗
社子…久川綾
和谷子、楽平子…野田順子
伊角子…前田愛
越智子…田村ゆかり
加賀子…雪乃五月
筒井子…堀江由衣
三谷子…浅川悠
門脇子…浅野まゆみ
本田子…能登麻美子
フク子…荒木香恵
岸本子…川澄綾子
趙石子…豊口めぐみ
秀英子…釘宮理恵
永夏子…朴路美
倉田子…三石琴乃
芦原子…井上喜久子
冴木子…篠原恵美
緒方子…根谷美智子
座間子…勝生真沙子
一柳子…野沢雅子
行洋子…松井菜桜子
桑原子…京田尚子

おまけ

あか雄…保志総一朗
奈瀬雄…石田彰

とかどう?
961名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 07:37:08 ID:HG985ugZ
すげええ!!
おまけはいらないがwww
962名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 13:30:54 ID:dBVNQNb4
実写だと
中身はともかく外見は
ヒカ子→広末涼子の若いころ 
佐為子→鈴木京香 のイメージ
963名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 19:28:22 ID:Xbbq/gZD
>岸本子…川澄綾子

禿同www
全体的に同意だがこれを見た瞬間に「すげぇ!」って思ったw
964960:2007/01/29(月) 19:47:19 ID:FZY/680t
おお、ありがとう。
自分も岸本には自信あった(どんな自信だよw)
965名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 21:44:12 ID:ff9gonbG
>>962
二十代の、若き日の桑原本因坊子は椎名林檎で。
“只者ではない&美人とは言い難い”感じで、昭和初期風の着物をダラッと着てるような。
966名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 10:23:11 ID:wTaYF2/K
高永夏は沢尻エリカで
967名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:47:55 ID:KchbrVxa
加賀は土屋アンナ
筒井は宮崎あおい
三谷は中島美嘉なイメージw
968名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 22:25:22 ID:wTaYF2/K
アキラ子は栗山千明
969名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:34:35 ID:3laVZdmF
>>965
林檎いいかもね。
これなら>>915の話は『百色眼鏡』ふうの映像でいける。
>>967
>>加賀は土屋アンナ
加賀子のとこに佐為子が憑依したら『下妻物語』っぽいノリになるかな?
970名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 09:22:32 ID:ToBs6Cfu
アキラ子は柴崎コウでもいい
キリッと美人顔で目力がある
971名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:14:25 ID:aCqlzXZb
それ言おうとしたのにー!!

眉とか目とか似てるよね
972名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 10:57:49 ID:IZW7WXSk
越智子は深田恭子 フクは上野樹里 
で見てみたいな〜。なんとなく
973名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 12:29:50 ID:aCqlzXZb
自分的には
佐為子…仲間由紀恵
伊角子…相武紗希
和谷子…若槻千夏
越智子…時東ぁみ
緒方子…りょう

なイメージかな
974名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 16:56:30 ID:swxNqDnp
筒井が宮崎あおい、伊角があいぶーに禿同!
伊角は蒼井優でも可愛いなぁ、あの天然な感じがw
975名無しさん@ピンキー:2007/01/31(水) 18:56:13 ID:5iIk8T0z
緒方子は30前後の浅野温子で。
976名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 11:02:33 ID:8lCTPXkU
緒方子、高島礼子でもいいかも
977名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 23:06:23 ID:sdkWsh7A
岸本子は香椎由宇で
978名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 02:03:51 ID:4/r+iD0P
テレビで『千と千尋の神隠し』を見てたら、
千尋=ヒカ子、ハク=アキラに見えて仕方無かった。
湯婆は桑原子でいいや。
979名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 10:43:32 ID:zHC98dOO
アキラ子ってあまり人気ないのかなあ?
行洋パパ視点で“思春期の娘の複雑な心理”に戸惑う話なんてのも萌えそう。
980名無しさん@ピンキー:2007/02/04(日) 19:59:15 ID:+bDImSH1
アキラ子結構人気あるけど話題にすると一部の人達がぐぎゃるから
981名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 14:13:50 ID:YoynNASR
アキラ子はちびまるこちゃんの子役の子に・・・
982名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 15:42:08 ID:nLmkTiQ3
みんな女体化した時の身長ってどうしてる?
自分は男時の身長−13cmくらいで妄想してるんだけど。
確か男性と女性の平均の差がそれくらいだったと思うから
983名無しさん@ピンキー
>>982
だいたいその位かなあ、ベストバランスは。
緒方が180ぐらいなら佐為子は165前後かな。
小学生〜中1のアキラ子はヒカルよりちょっと高めでもいいかも。
「見下ろされて面白くないヒカル&密かにコンプレックスを持つアキラ子」とか…。