>>1乙〜
即死回避にダミアン氏が何か書いてくれるってさ!
よっしゃ、ここはいっちょハァハァで保守してみるべ
セリカたんハァハァ
パオラたんハァハァ
ミネルバ様ハァハァ
セシルたんハァハァ
シーマ様ハァハァ
アイラたんハァハァ
タニアたんハァハァ
サーシャたんハァハァ
エリシャたんハァハァ
レシエたんハァハァ
以下略
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< サラたまサラたま!
\_/ \_________
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∩ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< サラたまサラたまサラたま!
サラたま〜〜〜〜! >( ゚∀゚ )/ | / \__________
________/ | 〈 | |
/ /\_」 / /\」
 ̄ / /
 ̄
sokushikaihiotsu
ドーガたんハァハァ
トムスたんハァハァ
ミシェランたんハァハァ
ロレンスたんハァハァ
シーマ様ハァハァ
アーダンたんハァハァ
ハンニバル様ハァハァ
ボールスたんハァハァ
ゑンディたんハァハァ
バースたんハァハァ
ダグラスたんハァハァ
オズインたんハァハァ
ワレスたんハァハァ
>>1さん乙〜。
では前スレ
>>798の続きから
百合(24)
「ララムッ!!!」
ダグラスはすぐにララムのほうに駆けだした。
何としても、愛娘だけは、この手で守る!
しかし、何事にも一途になりすぎるのは、彼の欠点でもあった。
降り立った足元に寝転がっていたイグレーヌに、彼はつまづいてしまったのだ。
「うおっとっとっと・・・」
思わずよろけるダグラスは、何とか彼女やその隣で寝ているファを踏んづけまいと必死に体制を立て直す・・・
ようやくララムのベッドにたどり着いた・・・。
「ララム!この父が、今助けるぞ!」
「お父様!」
ララムの頬に、涙が伝わる・・・
「そうはいかねえな。」
ダグラスが振り返ると、ガレット達が睨んでいる・・・
「貴様ら・・・どけいっ!」
ガレットの身体に強い衝撃が走る。一瞬、頭の中が真っ白になった・・・
そのままガレットは後ろに転がった・・・
「てめえっ!」
ガレットはすぐに起きあがると、そのまま勢いをつけてダグラスに体当たりを敢行する・・・
どんっ!
「うおっ!」
ダグラスの身体が一瞬、宙に浮くと、目の前のララムの身体にもたれかかった・・・。
「きゃっ!お、お父様・・・」
全裸のララムに、これまた全裸で抱きつくダグラス・・・
「す、すまん!今すぐに、離れるからなっ!」
百合(25)
ダグラスがすぐに離れようとすると、その後ろにギースが取りつく・・・。
「旦那・・・、旦那も好きだな・・・」
ギースは後ろからダグラスの腰を押さえた。
「ギ、ギース!貴様・・・!」
「わかってるって。ララムに挿れたいんだろ?俺と旦那の仲じゃないか。わかった。じゃあ、いくぜ、それっ!」
「ギース、ち、違う!わしは・・・」
ギースが反動をつけて思いっきりダグラスの腰を前に押す・・・
「ひいいいいぎいいいいいいいいいいいいっ!」
「うおぅっ!」
ダグラスの男根が、ララムの純潔に突き刺さる・・・。
「す、すまんララム!今すぐ抜くからな!」
「旦那、無理するなって。」
ダグラスが抜こうとすると、すかさずギースがその腰を前に押す。するとダグラスの男根は再びララムに深々と突き刺さる・・・
「くっ!」
思いもよらぬ気持ちよさに、ダグラスは一瞬悶えた。
その下で苦しそうな悲鳴を上げているララム・・・
「・・・ララム・・・わしは・・・うっ!!!」
いつのまにか三人がかりで押さえつけられているダグラスは、腰を抜くことが出来なかった。
大量のスペルマが、彼女の中に放たれた・・・
「くああっ!」
熱く、どろっとした男性の感触をお腹の中に感じて、ララムは生まれて最初の絶頂に達した・・・
「わしは・・・何ということを・・・」
ダグラスは放心状態で、その場にへたりこんだ・・・
今日はここまででつ。
ちょっと体調がすぐれなくて、うまく書けずにスマソ。
リピュアも書かねば・・・
乙&GJ!
そして保守。
乙保守
サジたんハァハァ
マジたんハァハァ
バーツたんハァハァ
ヨハルヴァたんハァハァ
ワードたんハァハァ
ロットたんハァハァ
ギースたんハァハァ
ゴンザレスたんハァハァ
ガレットたんハァハァ
バアトルたんハァハァ
保守します。
まごのて氏降臨キボン
通りすがりのスケベ氏降臨キボン
603氏降臨キボン
パオラ視点氏降臨キボン
988%マシン氏降臨キボン
490じゃないけど=うほっ=ダミアン氏降臨・・・ほっといてもするか(w
15 :
名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:21 ID:ZdyTZp3X
hoshu
補修
補修
サウドロ純愛って需要ありますか?
ずいぶん昔に書いたのがある(未うp)んだが、修正したら晒してもいいでしょうか。
カマンヌ
ヨーデルタンハァハァ
>18
ノシ まってます
一応、これで大丈夫だと思います。
でも読み返したらあんま純愛じゃなかった。
では投下いきます。よろしくお願いします。
眠れない夜の為に(サウル×ドロシー)
山賊たちに占拠されていたとある村を解放したリキア同盟軍は、村に歓迎され、宿を提供されていた。
勿論、ひとつの宿に収まる規模の軍ではないので、提供されている宿屋・民家は10数。
そのうちの一軒、一階のとある部屋の窓を開け、こそこそと中に忍び込もうとする影がひとつ。
「神父さま」
声をかけられ、影はびくっと反応する。そろーり、と後ろを振り向いた。
「お、おやドロシー、まだ起きていましたか」
「まだ起きていましたか、じゃありません! 神父さま、貴方というひとは…」
腰に手を当て、弓と矢筒持ち革鎧の胸当てをつけた護衛服のままで、ドロシーはサウルを睨む。彼女はエリミーヌ教団・サウル神父殿の護衛役だった。
「また女のひとの処へ行ってらしたんですかっ!!」
本来なら、サウルの身を暴漢から守るのが彼女の役目だが、彼女はまた、下半身に節操の無いこの神父から世の女性を守る役目も担っている。
と、いうよりは、むしろそちらの方が本職に近い。(とは言い過ぎかもしれないが、あながち間違ってはいない、と、サウル神父殿は思っている)
「あれ程夜間は外出しないでとっとと寝るようにと言ったじゃないですか!」
くどくどくどくど。
まるでギャルな娘の無断外泊に説教する母親のように、ドロシーは説教をする。
サウルは、なかばウンザリしながら、そっと両手で耳を塞いだ。
全く、今日は何と言う日でしょう。アタマのたんこぶをさすりながら、神父は心の中でつぶやく。
今夜、この恋多き神父が訪ねた女性は、人妻だった。
口説きモードに入ってすぐ、潤んだ瞳で見つめ返し、『今夜、夫は留守なの』とか何とかそういった言葉を囁いた。
こりゃいいとばかりに口付けを交わし、手に手を腰をとってベッドへ入ったその時―― 悪いことはできない。
今夜は帰れない筈のご主人が帰宅、そうして場は修羅場と化した。
全く、何故私がこのような目に合わねばならないのですか。
心の中でそうつぶやく。
背景には自業自得という絶対唯一の因果を説明する単語が光っていたが、
神父は何無くそれをサッと手で払いのけた。
「いいですか、神父さまのそういう態度が我が教団の品位を貶めるんです!」
なおも続くドロシーの説教を聴きつつ、心の中で舌打ちをする。
全く、ヤれると思ってたのに。一体どうしてくれよう。
「聞いているんですか神父さま!」
「聞いています、聞いていますよドロシー」
聞きたくないけど。心の中でそうつぶやく。
イライラと欲望を持て余しながら、
サウルはいかにも反省しているかのように下げた頭から、ちろっと視線を上に向けた。
と――
ばちっと散る視線の先に、ドロシーの革鎧が映った。
それなりにこんもりと盛り上がった胸元は、
今まで『口うるさい護衛役』としてしか認識していなかったドロシーが『女性』であると誇張しているようで――
「…全く子供じゃないんだから…何度言えば分かるんですか神父さ――ひゃっ!?」
一旦そう考えてしまった後では、もう引き下がることは出来ない。
彼女の腕を掴んで、芝生の上に引き倒す。
何が起こったのか分からない、といった表情をしている彼女の顔に自分の顔を近づけると、その唇を奪った。
「ん〜むむむむ〜〜〜〜っ!!」
じたばた、と手足をばたつかせるドロシーの体を抑えて、自分の僧服の肩に掛けていた飾り布を解く。
片手を使って器用に、彼女の両手を腰に固定させた。
さあ、これで両手が使える。
顔をぐっと抑えてその口腔に舌を指し込む。彼女はびくっと震えると、
ガチッ!!
思わずその舌を噛んだ。
リアルタイムキター
「――――ッ!!!?」
悲鳴にならない声を上げ、思わず口を離した。
痛む舌を出しながら顔をあげると、ゼイゼイと荒い息をしてこちらの様子を伺うドロシーが見えた。
「…ドロシー…」
怒りを含んだ声でそう言うと、ドロシーはびくっと縮み上がる。
「ご、ごめんなさい神父さま…」
「…………」
ふつふつと怒りが湧き上がってくる。
ヤル気満々であって、なかばそれだけしか頭になくても、
今まで献身的に護衛を尽くしてくれた彼女に、優しくしてあげようとしてやった口付けなのに。
…そもそも、出かけにドロシーが説教さえしなければ、件の人妻の夫が帰って来る前に事を成せたのだ。
ドロシーが悪い。
今舌が痛いのもアタマのたんこぶが痛むのも、ヤリたいのにヤれないのも全部ドロシーのせいだ。
ドロシーコンチクショウ。
「…よろしい」
言って、僧服の前を空ける。
肉体労働は不得意でケンカも弱いが、女性を引き付けることはできるようにそれなりに鍛えた体を露にする。
「神父、さま…?」
嘘、とでも言いたいような表情で、ドロシーが言う。
「貴女がそういうつもりなら、こっちにだって考えがあります」
「考えって神父さま――きゃっ!!」
叫ぶドロシーの体を引き寄せて、手際よく上下革鎧をバラした。
その間およそ3秒。
「何をやってるんですかーっ!!」
「見れば分かるでしょう。服を脱がしているんです」
淡々とした口調でそう言って、下着と一緒に上着をめくり上げた。
ぷるんと二つのカタマリがむきだしになる。
「きゃぁっ!!」
「おやドロシー、意外と大きいですね」
普段革鎧で押し付けているからか、あまり大きくは見えなく期待もしていなかったが、
手に少し余る程度はあろうかといった大きさをしている。
実際、手に持って揉みしだくと、常人より柔らかく、滑るような感覚がたまらなかった。
「ちょっ…い、イヤですーっ!!」
「あまり大きな声を出さないように。女性に飢えた兵士どものオカズになりたいと言うのなら話は別ですがね」
言って、そのまま胸の突起を口に含んだ。
チュウチュウと音を立てて吸い上げ、舌で転がしてやる。
「やっ…イヤ…イヤぁ…」
頭に振ってくるドロシーの声が、涙声になっている。。
「ああ、ドロシーの胸は形がいいですね。肌もきめ細かで手触りがいい。それに…」
コリコリと胸の突起を爪の先でもてあそぶ。
びくびくっとドロシーの体が揺れ、突起は痛いくらいに硬く尖っていく。
「感度がいい」
言って、顔を上げた。
泣きそうな顔をしてうつむいているドロシーと顔が合う。
ニヤリと笑ってみせると、ドロシーは暗闇でも分かるくらいに顔を赤くした。
「さて、下の具合は?」
ズボンに手をかけて、下げるかと思いきや、そのまま腕を突っ込む。
「っえ―――」
間抜けな声を上げるドロシーのズボン内を探って、下着の上から秘裂を撫で上げた。
「ひゃぁっ!!」
びくっと反応するドロシー。
下着をつけたままの秘裂は愛液でじんわりと生暖かい。
指を当てて強く擦り上げると、ぶちゅっ、ぐちゅっと音を上げた。
「やっ…ダメ…ダメですーっ…」
「駄目ですか?どうして?」
言ってぷっくりと膨らんだ部位をぐにっと押す。
「ひぃあんっ!!」
ひときわ大きな声を上げるドロシーの耳元に口を寄せて、囁いた。
「気持ちいい、そう言ってご覧なさい。嘘ではないでしょう?」
布を擦る音に、ちゅっ、くちゅっ、と、愛液の音が混じる。
「ちがっ…違いますっ…」
顔を真っ赤にして、必死になってそう言う。
「違う?ああ、何という事でしょう。嘘はいけませんよ、ドロシー。神も嘆いておられる事でしょう。こんなバレバレな…ぐちゃぐちゃに濡らしておきながら…」
「そん…そんなっ、イヤっ、いやーっ…」
聞きたくない、とでも言うかのようにかぶりを振るドロシー。不幸にも彼女の両手は縛られたままだ。
ああ、可愛い。サウルは思った。
何故今まで気付かなかったのだろう。ドロシーは可愛い。
この子が私に泣いて取りすがって喘いでくれたら…
危なく妄想の世界にいきそうになってしまったサウルはぶんぶんと首を振り、元の世界へと復帰する。
「直接弄ってあげましょうね、ドロシー」
耳元でそう呟いて、吐息を吹きかける。
再度びくっと震え、目をぎゅっと瞑るドロシーを見て満足しつつ、下着の中へと手を伸ばした。
「ひッ!!」
直接、おそらく誰にも触られていないその部位に触れられて、思わず叫ぶドロシー。
案の定、彼女の秘部は愛液が溢れ出ていた。
「ドロシー、ほら、お聞きなさい。貴女の愛液の音ですよ。ほら、ほらドロシー」
ぐちゅっ、ぎちゅっ、ねちゅっ…
サウルの指が容赦なく秘部を弄った。
やがて硬く尖った突起にいきつくと、器用にその皮を剥いて剥き出しにし、直接擦り上げる。
「や…ぁああっ!!」
「ほら、感じるでしょう。もっと擦って、苛めて欲しくて、堪らないでしょう」
「イヤですーっ! 止めてっ、止めてーっ…!!」
必死になって叫ぶドロシーを無視して、突起を指でぎゅっと摘み上げる。そのまま、グリグリと動かした。
「あぁーっ!?」
「ほら、素直になりなさいドロシー。気持ち良いと、もっと弄って下さいと、言いなさいドロシー」
サウルの言葉に、なおもドロシーは目を瞑り、涙をうかべながら必死になって首を振る。
「イヤ…お願いです…もう止めて下さい…私…わたし…」
ひっく、ひっくとしゃくり上げ、ドロシーは必死になってそう訴えた。
そういえば彼女はシスターになりたかったのだと、そう言っていたのを思い出した。
魔法が使えなかったから、できなかったけれど。
彼女は信仰心の篤い、慈愛の心を持っているのだろう。
要するにこんなにも快楽を硬く拒むとは、つまりはそういうことなのだ。
「私より神を選びますか」
…面白い。
サウルは思った。面白い。これが征服欲というものだろうか。
「神を思う信仰心も大切ですが」
言って、ドロシーの服を脱がし、下半身をあらわにする。
木綿で出来た飾り気の無い下着が見えた。
「今に神などより私を信仰したくなりますよ」
「そんな…神父さまがそんな事を言って…んあぁあっ!!」
グイと下着の横布をずらし、露になった秘裂に指を滑らせる。
「ほら、御覧なさいドロシー。こんなにダラダラ愛液を流して、何が止めて下さいですか」
「イヤですっ…見ないで、見ないでぇ…」
「お断りします。じっくり見てあげますよ、ドロシー」
言って顔を近づけ、剥き出しになった秘裂をぺろっと舐めた。
「やぁんっ!!」
「味は少し薄めですか。ああ、不満ではありませんよ。貴女らしい」
「ダメ…ダメです…そんな…そんな処を舐めたらイヤですーっ…ああっ!!」
ああ、可愛い。ドロシーは可愛い。もっと聞きたい。もっと声を上げてくれ。
唇が突起を探り当てる。乳を啜る赤子のようにちゅっと吸い、舌で舐め上げる。
「あっ、い、イヤですーっ…あああっ、ダメっ…ダメーっ…」
半ば夢中になって、突起を吸い上げる。そのまま舌で軽く、コリッと甘噛みした。
「やっ…いやぁああああ――っ!!」
びくびくびくうっ!!
体が大きく震えて、ドロシーはついに頂点に達してしまった。
「はっ…はぁあうぅ…」
吐息交じりの声を出して、ぽろぽろと涙を流すドロシー。
罪悪感でいまにも消えてしまいそうな、そんな表情をしていた。
「どうでしたか、ドロシー」
クスッと笑って、そう問い掛けた。
「最低…最低です…」
しゃくりあげながら、そう言った。
「はしたない叫び声上げてイッたくせに」
「…そんなッ…私は――!!」
「さて、散々満足させてあげたのだからもういいでしょう」
非難の声を上げるドロシーを無視し、サウルが言う。
「そろそろ挿れさせて貰いますよ、ドロシー」
言って、腰布を下ろす。
自分のものを取り出すと、ドロシーの口から、ひッ、と、小さく叫び声が漏れた。
「おやおや、男性のモノを見たのは初めてですか」
怪物を見るかのようにガタガタと震え出すドロシー。加虐心がムクリと頭をもたげた。
「処女ですね?」
「――ッ!!」
目を硬く瞑る。その弾みでボロボロと涙が零れ落ちた。
彼女は本気だ。本気で怖がっている。
「おやおや」
それでも、優しくしてあげようという気分にはなれなかった。
貴女が悪いのですよ。
心の中で言う。貴女がそんなにも苛めて欲しそうに反応するから。
「さ、ドロシー」
言って、彼女の脚をガッシリと掴んで広げた。
剥き出しになった秘裂を男根の先でふたつに割る。
「…ひっ、許し、て…ひっく、お願いです…お願い…」
最早抵抗は無くなっていた。
ただただ、ガタガタと震え、口の中で小さく許してと叫ぶ。
「神父さま…お願いです…何でも…何でもしますから…っああああーっ!?」
ズブウウウウッ!!
哀願するドロシーを無視し、自分のモノを突き挿れた。
「きゃぁあああっ!!痛い!痛いいいい――っ!!!」
「ああっ、ドロシー…暖かくて狭くて、最高ですよ…っ…」
「イヤぁっ!そんな事聞きたくないーっ!!」
矢張りと言うか何というか、ドロシーの膣内は狭かった。
それだけではない。
柔らかくて暖かくて、侵入してきた異物を押し戻そうという抵抗感はあるのに、
返ってそれを引き入れようとするような…
今まで味わった事の無い感覚に、サウルは満足どころか夢中にさえなってきていた。
「イヤです、いやです! 許して、許してぇーっつ!!」
泣き叫ぶドロシーの腰を固定し、自分の欲望を引き抜いては、差し込む。
じゅぶっ、ずぶっ、ぐちゅっ…
「イヤっ、痛いっ、怖いのぉっ…イヤ、イヤ…ぁあ!?」
びくんっ…
体が揺れる。涙で潤んだ目が見開かれる。
「気持ち良い?」
言って、サウルはクスッと笑った。
「あ…ぁああ…なっ…何…ひあっ!!」
「伊達に女性を抱いているわけじゃない。覚悟なさい」
「そん…覚悟って…」
ズルッ、と音を立てて男根を引き抜く。
「あ…あぁ…?」
「体が熱くて熱くて仕方が無いでしょう」
「そんな…わたし、わたし…」
一度男根を受け入れてぱっくり割れた秘部が、ヒクヒクと蠢いていた。
流れ出た愛液が太腿を伝い、芝生の上へと落ちる。
「さて、そろそろ素直になっても良いのでは?」
言い、ドロシーの手を拘束していた飾り布を解く。
自由になった彼女の腕が、だらんと地面に垂れた。
「あっ…や、嫌…こんな…こんなのイヤぁーっ…」
涙を流し、快楽に身悶える。
それでも自分でそれを慰める勇気は無いのか、太腿を擦り合わせて、騙し騙し、快楽に耐えていた。
「ドロシー、おいで。私が欲しいのでしょう?」
誇張しきっている男根を剥き出しにしたまま、そう言った。
「イヤ…そんなことありませんっ…わたし…わたし…」
「おいで。貴女が狂うまで出し入れしてあげますよ」
言って、優しく彼女を抱きとめる。
「ダメ…ダメです…あぁ…」
言いつつ、しかしぐにゃりと力の抜けた体を持ち上げる。
秘部に手を伸ばし、押し広げて、芝生に座りこんだまま、彼女の体を自分のモノに投下する。
ずぷううううっ!!!
「あぁああ―――ッ!!」
体を海老反りにし、ドロシーが叫ぶ。
ズッ、ズブッ、ズッ…
「あんっ、んや、やぁんっ…!!」
サウルの男根に突かれる度に、甘い声が漏れる。
やがて自らサウルの背に腕を回し、腰を振って自ら快楽を求めた。
「あんっ、神、父さま、神父さまぁーっ!!」
「ああドロシー、貴女は何てはしたないのでしょう」
「やーっ、イヤですーっ、そんな、そんな事…」
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と、溢れ出た愛液が淫らな音を出す。
それさえも恥ずかしいかのように、顔を赤くして、しかしドロシーは、快楽には逆らえないようだった。
「言ってごらんなさい、ドロシー。今貴女は、何をしてますか」
「あぁーっ、神父さまと神父さまとっ、セックスしてま…あぁああーっ!!」
我慢が出来なかった。ドロシーは可愛い。もっと鳴かせたい。
彼女の膣内をもっと出入りして、早く彼女の中に出したい。
彼女の体をサッと芝生に横たえて、脚を肩に掛け、そのまま奥へと侵入する。
「ひッん、あ、あぁ、あ、神父さまっ、神父さまぁーっ!!」
小刻みに体が震え、形の良い胸がプルプルと揺れる。
「イヤっ、あ、あぁ、来る、来ますっ!ダメ、来ちゃう!何か来ちゃううぅーっ!!」
視界に入る。ドロシーの、芝生を掴んだ手に力が入って、ブチブチッと引きちぎる音がした。
「イヤぁぁぁぁぁ――――ッ!!!」
きゅうううう……っ!!
キツく収縮する蜜壺に締め付けられる。
ドクン、と音を立て、サウルはそのままドロシーの膣内に精液を吐き出した。
うっく…えっく…
正気に戻ったからか、ドロシーは脱ぎ散らかされた服で前を隠し、泣き出してしまっていた。
ちゃっかりと僧服を着直しているサウルはぽりぽりと頭を掻き、そんな彼女を見た。
(少々、やり過ぎましたか…)
信仰心溢れる、処女を、本気になって犯してしまった。
…勿論、ドロシーが憎くてこんな事をした訳ではない。
最初は、まぁ腹いせ、のようなものであったというのは否めない。
が、途中から、本当に彼女が可愛いと、抱きたいと思って最後までの行為に及んだのだ。
それを伝えたい。そう思い、サウルはぽんと彼女の頭を撫でた。
「申し訳ありません。少々やり過ぎました…」
そう言った。
ドロシーは顔を上げる。
「その、貴女があまりにも可愛かったもので…」
照れくさいと思いつつも、そう言った。
「…神父さま…」
震える声で、ドロシーが言う。
しかしその顔には…怒りの表情が浮かんでいた。
「…えー、ド、ドロシー?」
「…可愛いって何ですか!?」
ドロシーが叫んだ。
「わたしの、この顔をどの角度から見たら可愛いなんて言葉が出るっていうんですか!
馬鹿にしないで下さい!!」
…え?
怒りのポイントが若干ズレているような気がする。サウルは目を見開いた。
「べつに、そんなおべっかなんて使わなくても、
明日からもちゃんと護衛やってあげます!仕事ですから!!」
目の端に浮かぶ涙。
「落ち着きなさい、ドロシー」
慌て、サウルが言う。
が、ドロシーは落ち着くどころか尚もいきり立った。
「なん、何で、そんな、そんなお世辞なんてききたくないです、
そんな、そんな事言われたって、みじめになるだけじゃないですか…
したかっただけだからしたって、そんなの、分かってます…
神父さまは、わたしじゃなくても、もっと美人なひととか可愛いひととか、とばっかり、してて、
たまにはわたしみたいなのとしたくなったから、それだけって、そんなの分かってます、わかって、ます…」
ボロボロボロ…
涙がとめどなくながれて、語尾が消える。
彼女は、一体何を言ってるのだろう。
まさか彼女は…
「ドロシー、貴女、私のことが好きなんですか…?」
ぽろっと、心の中で思ったその言葉が、口から漏れた。
ドロシーは一瞬凍りつき、そして、顔をカァーっと真っ赤にさせた。
「ドロシー…」
何だ。
何だ、そうだったのか。
思わず笑ってしまいそうになる。
体の奥底から嬉しさがこみ上げてきて、自分の顔も少し赤くなっているような、そんな感じがした。
ドロシーは、サウルの事を好いていたのだ。
そして…それを知ってこんなにも嬉しくなるということは。
自分がこんなにも彼女を可愛いと思うということは。
「…私も貴女が好きですよ、ドロシー」
そう言った。
顔を上げて、大きく見開いた彼女の目を見ながら、ちゅ、と唇を重ねる。
「う…そ…」
「嘘ではなく、愛してます。…私は貴女が好きですよ、ドロシー」
言って、彼女を抱きしめる。
「…でもやっぱり浮気はするかも」
それはボソッと口の中でつぶやいたセリフだった。
が、勿論ドロシーの耳には届いていたらしく。
「…神父さまぁ〜〜!!!」
怒りに満ちたセリフとともに、サウルはドロシーにボコられる結果となった訳だった。
――了
微妙な文ですが御納め下さい。
クソ長くてすみませんでした!
…でもホシュ代わりにはなるかな?
乙。サウドロスキーなので大変美味しくいただきました。
ただ……ラストが、倉庫にある奴とセリフ展開が少し
似てるのが気になったかな。
数少ないサウドロ物だけにチェック厳しくてゴメン。
さりげに鬼畜なサウルがいい感じでした。
ドロシーかばええ!(*´Д`)アハァハァ
サウルが今までで最も鬼畜てその分ドロシーが!!
可愛い連発するのも解るぞハゥハゥ
良くやった。GJ
保守
つーか、ほぼまんま同じセリフやん。
パクリとは言わないが、もう少し考えろやー
セリフ被ってる!?(゜Д゜;≡;゜д゜)
っていうかすみません、倉庫行ってみたんですが、
皆さんがおっしゃってるサウドロ小説がどれか分からないんですが…
サウル×ドロシーで検索かけたんですが、3スレと2スレのやつ二作だけですよね?サウドロって
何にせよ、皆様&倉庫にあるやつの作者様にご迷惑をお掛けしました。
すみません…
いや、迷惑はかかってないです。むしろGJです。
元キャラが同じなんだから、似てるのは仕方なかんべ。
考え、萌えポイントが一緒だったんだって事でいいじゃん。
次回作も楽しみにしてるよー( ´∀`)ノ 乙
うんうん。オチが似てたとしてもストーリーは全然別なんだから。
楽しませていただきました(*´Д`) 乙です〜!
みんなすまん!このスレがFE系でもかなりの
良スレなことに今さら気がついた。
虹板の後に来ると、感動すら覚えるな。
百合U(26)
「痛っ・・・!」
突然、脇腹を襲った痛みに、イグレーヌは目を覚ました。
「な、何なの!?」
誰かが蹴飛ばしたかのような痛みだった。
ふと横を見ると、先ほどまで鎖に繋がれていたダグラスが、ララムにしがみついておたけびをあげている・・・
(・・・・・・エロ親父・・・・・・)
そう思いながらも、イグレーヌは、股間に潤いを感じていた。
突如、生温かいものが、その敏感な部分を突いてきた。
「あひあっ!な、何!?」
イグレーヌは股間の方を見て愕然とした・・・。
「ファっ!何してるの!」
「ん〜、えーとねえ・・・くんに!ファ、くんにやってるの!イグレーヌ、ファ、うまい?」
「今すぐやめなさい!そんなことしたら、汚いでしょっ!」
イグレーヌに怒られて、ファは口を離した。その口元が、イグレーヌの情欲によってはしたなく濡れていた・・・
「う〜・・・・・・」
ファの瞳から、涙がこぼれる・・・
「えるひん・・・ファ、怒られちゃった・・・イグレーヌ・・・ファのこと嫌いになったんだ・・・」
「そ、そんなことないわよ。」
イグレーヌが必死になだめるが、ファは泣きじゃくる・・・
その小さな身体を、エルフィンが抱きとめる・・・
「大丈夫ですよファ。ほら、その証拠にここを見てください。」
エルフィンはイグレーヌの股間を指差した。
「ここはこんなに濡れています。これは、イグレーヌが、ファのことを大好きだという証なのです。」
「ぐす・・・・・・ほんと?」
「ええ、ほんとですよ。」
「ファ、じゃあもっともっとくんにしてあげるね。」
再びファはイグレーヌの股間に顔を埋めた・・・
百合U(27)
ちゅく、ちゅく、ちゅく・・・・・・
ファの舌が、やらしく濡れるピンク色の花びらを撫でると、イグレーヌの奥から、濃厚な蜜が
出てくる・・・
「イグレーヌ、気持ちいい?」
「あひあっ!」
いつのまにか、イグレーヌは両手でファの頭を押さえていた。
まるでその場から動かないように固定するかのように。
「あああ・・・もっと、もっとお・・・・・・・・・・・・・!」
どろどろとだらしなくよだれをたらす蜜壷は、ファの身も心も捕らえてしまっていた。
「おいしいよ・・・イグレーヌ・・・」
百合の花が、ここでも咲いている・・・
濃厚な花の蜜を噴き出しながら・・・。
「フィル!父が、今助けるぞ!」
バアトルの大きな太い腕が、周りの男達を蹴散らす。
そしてバアトルは今、フィルの真正面に立っていた。
「フィル・・・・・・お前・・・カアラに似てきたな・・・・・・」
両足の中央に位置するフィルの女性器を眺めたバアトルの感想であった。
「ち、父上・・・!」
「おお、すまんすまん。今助けるぞ!」
そしてバアトルがフィルの両手足を繋ぐ鎖に斧を振り下ろそうとしたそのとき・・・
「待って!バアトルさん!」
背後からバアトルを呼び止める女性の声・・・
「誰だっ!?」
バアトルは振り返った。そこにいたのは・・・・・・
つづく
今日はここまででつ(w
なにやら今日は賑わってますな。前スレも含めて投稿連発だ。
そういう訳だからじゃないけど、漏れもひとつ書いてみたので軽く投稿。
多分珍しい エキドナ*ギース
50 :
49:04/05/30 22:14 ID:HyFsxasr
『必殺の・・・』
ロイ率いるリキア同盟軍の野営地。そこに並び立ついくつもの天幕の中のひとつ、
他の物に比べて一際大きな、主に会議室として使われている天幕の中では、
何故か同盟軍の仲間同士での激しい争いが巻き起こっていた。
「次こそは俺の番だっ!!」
「何を、今度こそ俺の番に決まっているだろうがっ!!」
そんな事を言い合いながら、二人でもみ合っているのはワードとロット。
「俺もディークさんみたいに活躍したいですよ〜!! 同じ傭兵なのに、何で俺だけ・・・」
誰に言うでも無く、哀しそうな叫びを上げているオージェ。
「いいか! 山と海なら海の方が広いだろ!?
だからここは山賊のお前より、海賊の俺が優先だと思うんだ。 そうだろ?」
「それ・・・なんか、おかしい・・・」
その脇ではギースがゴンザレスをよくわからない理由でまくし立てている。
この騒乱の原因は、天幕の中の騒乱をよそに、
ひとり落ち着いて考え込んでいるロイの手に握られている物にあった。
「英雄の証」 先の戦場で手に入れた戦利品である。
転職アイテムである英雄の証は今までにもいくつか手に入れているのだが
その度主力である剣士達、ディーク、ルトガー、フィルに使われていた。
そして今回また手に入った英雄の証を巡って、今度こそと2軍の未転職の者達が争っているのだった。
闘技場で稼ぐだけ稼いでlv20になったのはいいが、
アイテム不足で転職ができずに「君達は戦っても経験値入らないから、しばらく待機ね。」とロイに言われ、
戦場に出れずに雑務ばかりこなしてストレスの溜まりきった男達の争いは、留まる事なくヒートアップしていく。
51 :
49:04/05/30 22:15 ID:HyFsxasr
「静かにっ!!」
男達の争いがいよいよ本気になり、あわや武器が取り出されようとするその瞬間、ロイはそう叫んで立ち上がった。
総大将の言葉に男達はすぐさま争いを止め、ロイの次の行動を見守る。
誰の手に英雄の証が渡るか。運命の瞬間だ。
「今度の英雄の証を誰が使うかだけど、ようやく考えがまとまったよ。
・・・今回は必殺の一撃が取れるバーサーカーになれるという理由で、ギースに使ってもらう事にする!」
高らかにそう発言し、ギースに英雄の証を渡すロイ。
念願の転職アイテムを受け取りながらガッツポーズをするギースの傍らでは、
すっかり実況解説役が板についたワードとロットが屍のように倒れ、
オージェが寂しげな独り言をぶつぶつと呟いている。
「あの・・・ロイさま、おれもバーサーカーになれる・・・」
「ああ、ゴンザレスはまたそのうちね。うん、そのうち。」
バーサーカーになれるからという理由がどうも腑に落ちなかったゴンザレスが、縋るようにして問いかけたが、
ロイはこれ以上無いほどになげやりに答えて足早に天幕から出て行ってしまった。
どうやら最近ゴンザレスがリリーナと仲がいいのが気に食わないらしい。
そうして、1人の勝者とその他の敗者という、明確な順位付けを作ったアイテム分配はお開きとなった。
52 :
49:04/05/30 22:16 ID:HyFsxasr
荒れに荒れたアイテム分配から数時間が経ち、夜もとっぷり更けた頃。
無事転職しバーサーカーになったギースは、自分の個人用天幕の中で楽しそうに、
先ほど英雄の証を貰った後、一緒にロイから貰った武器の手入れをしていた。
斧のレベルがSなのは転職後のギースだけという事で渡された神将器、天雷の斧アルマーズだ。
「ふふ、とうとう俺も上級職か。これで明日からは必殺を出しまくって、大活躍してやるぜ。
必殺+神将器だなんて、もう宇宙の海は俺の海だな。」
嬉しさのあまりよく解らない事まで口走っている。
にやにやと微笑みながらアルマーズを磨き、バーサーカー特有の戦闘の構えからの素振りを繰り返す。
遠足前の寝付けない子供のような様子で、さっきからずっとこの調子だ。
そんな調子で浮かれすぎていたので、ギースは自分の天幕に来訪者が会った事に全く気が付かなかった。
「・・・何やってんだい・・・あんたは。」
「うお!?え、エキドナか??」
声を掛けられて初めて、天幕の隙間から呆れた顔でこちらを見ている女勇者の存在に気づき、慌ててアルマーズを片付ける。
「ま、嬉しいのは解るよ。あたしも勇者になった時はそんな感じだったしね。おまけに神将器まで貰っちゃあね。
だからってわけじゃないけど、お祝いを持ってきたから一杯やらないかい?」
喋りながらエキドナは、ギースの返事も待たずにずかずかと天幕の中に入ってきた。
彼女のこの強引さは、彼女を知っている人間なら誰でも理解しているので、ギースも別段気にする事も無く迎え入れる。
53 :
49:04/05/30 22:17 ID:HyFsxasr
「お、こりゃずいぶんいい酒だな。」
エキドナが差し出した酒瓶を見て、ギースが驚いたように言う。
「ああ、お祝いだからね。特別なのを用意してきたんだよ。 さあ、ぐっとやっちゃいなよ。」
「そうか? じゃあ遠慮なく。」
ギースは勧められるままに酒瓶を受け取って栓を開けると、そのまま酒瓶の口を自分の口につけてぐいとあおる。
海の男の基本はラッパ呑みなのだ。
「ぷはあっ! うめえっ! ほら、エキドナも一杯いけよ。」
飲み終わって口もとを拭いながら、続いて酒瓶をエキドナに差し出す。海の男の基本は回し飲みなのだ。
「いや、あたしはいいよ。 あたしまで呑んだら意味が無いからね。」
「なんだって? そりゃどういう・・・おおっ!?」
エキドナの意味ありげな言葉にギースが疑問を投げかけようと思ったその時、
彼の意思とは無関係に手にもった酒瓶が落ち、一瞬遅れてギース自身もその場に崩れ落ちた。
ギースはなんとか体を起こそうと全身に指令を送るが、彼の意思に反して手足は痺れたままで全く力が入らない。
「エキドナ、こりゃ何だ! 何かいれたのか!?」
「ふふ、痺れ薬だよ。 言ったろ? 特別な酒だって・・・」
そういいながらエキドナは、痺れて動けないギースの体を持ち上げた。
流石に女だてらに勇者をやっているだけあって、エキドナは易々とギースを運び、天幕の隅にあるベッドに寝転がせた。
ギースも大人の男だ。彼女が自分を寝かしつける為にベッドに運んでくれた訳じゃない事はすぐに解った。
そもそもそれなら薬を盛る必要はこれっぽっちも無い。
つまり・・・男として非常に情けない話だが、自分は今から、エキドナに逆レイプされようとしているのだ。
と言っても、別にギースはエキドナが嫌いなわけではない。
むしろそのこざっぱりとした姉御肌な性格といい、変に自分を飾ろうとしない服飾などはかなりギース好みであり、
彼女に会うたびに誘われる、戦争が終わったら一緒に村を作らないかという話にも、すっかり乗り気でいるほどだった。
そういうわけで、エキドナとする事に関しては全く文句は無いどころか望む所なのだが。、やはり疑問が浮かぶ。
54 :
49:04/05/30 22:18 ID:HyFsxasr
「それはいいけど・・・何でいきなりなんだ?」
その問いに、エキドナはちょっと含み笑いを浮かべると、彼の体の上に跨るような格好を取りながら顔を近づけて話を始めた。
「ギース、あんたこの軍の中で、ソードマスターについて流れてる噂は知ってるかい?」
「噂?」
声と一緒に漂ってくる、香水の甘ったるい香りとはまた違う、女自身の匂いに少しどぎまぎしながらギースは鸚鵡返しする。
「ああ、ソードマスターもバーサーカーと同じに、必殺の一撃を持っているだろう?
あれは転職すると無意識に身に付くものみたいだけどね・・・」
一旦言葉を区切ってギースの反応を確かめるように彼の顔を見て、言葉を続ける。
「・・・噂によると、そうして必殺を身に着けたクラスは、何をする時にも無意識に必殺の一撃が出るらしいんだよ。
もちろん、アレの時にもね。」
「んな馬鹿な!そんな事起こるわけないだろ!」
エキドナの話すあまりにも突飛な噂の中身に、間髪入れずに突っ込みを入れてしまう。
実際はつい数時間前にバーサーカーになったばかりなので、全く経験がなく確信ももてないのだが。
でもいくらなんでも、そんな状況でも必殺が出るという話の方が信憑性が低いだろう。
そう思って否定をするのだが、エキドナは全く動じない。
「あたしも最初はそう思ってたんだけどね。 ルトガーやフィルとその相手の様子を見ているうちに、そうも思えなくなってきたんだよ。
あんたも思い出してごらん?」
「ん・・・」
55 :
49:04/05/30 22:19 ID:HyFsxasr
エキドナにそう言われて、ギースは言われた2組の普段の様子を思い浮かべる。
ルトガーとクラリーネの場合だと、誰に対してでも高飛車なクラリーネが、
ルトガーといるときは、いつも頬を染めてべったりとくっついている。
それどころか、人目が少ない時はルトガーの体に指を這わせて、
色っぽく体をもじつかせ、腰を擦り付けたりしている所をたまに見かけたりする。
誰がどう見てもルトガーの虜といった様子だ。
ギースはこのことを、単にルトガーが度を越えたムッツリスケベで、普段はあんなでも、
夜になると想像を絶するようなテクニックと行為でクラリーネを調教でもしているんじゃないか。と思っていたのだが、
よく考えればあんな無愛想な人斬り包丁に、わがままブラコンお嬢様を蕩かしてしまうようなテクニックがあるというのは不自然だ。
「むう・・・」
無意識に声を出しながら、続いてフィルとノアの場合を思い起こしてみる。
まず始めに思ったのは、最近ノアの顔色が妙に悪くなったという事だ。
頬をげっそりとこけさせて、怪しい薬草や特効薬を飲んだり、
神父やシスターにライブを掛けてもらっている所をよく見る。
ギースとしては、ノアがなんかヤバい病気か、
ヤク中にでもなっているんじゃないかと疑って少し距離を置いていたのだが、
回復した後の彼はすぐにどこかに消え、その後見る時はいつもフィルと一緒にいたような気がする。
フィルは剣の修行ばかりしていてあっちの方は全然だったようで、あっち方面の事はかなり顔にでる。
そんな時に見るフィルの顔は、いつも興奮か羞恥か、はたまたその両方かで美しい朱色に染まっていた。
要するに、ノアは回復してはフィルとなにやらをして消耗するというループを繰り返しているという事だ。
(つまり・・・フィルのは、あの真面目なノアが中毒になるくらいにいいってことか・・・?)
2つの例を合わせて考えると、次第にその噂が真実のような気になってくる。
56 :
49:04/05/30 22:20 ID:HyFsxasr
「・・・」
「どうだい? 実際ありそうな話だろう?」
「・・・確かに・・・信じられなくもないな。でも俺は多分違うと思うぞ。そんな体の変化は全然感じないしな。」
「だから今から試してみるんじゃないか。
あたしもその噂を聞いて、今あんたが考えたのと同じように裏も取ってから、
ずうっと試したくてたまらなかったのさ。さ、始めようか。」
まだ自信なさげに否定するギースだが、エキドナは持ち前の強引さであっさりと切り返す。
続いてギースのベルトに手をかけ、ズボンの戒めを解いていく。
そうしてできた隙間から目当てのモノを取り出そうと手を入れた途端、
エキドナの手を弾き、下着から飛び出すような勢いで、その中身が隆々とした姿を現した。
「あは! なんだい、気の進まなさそうな事言っておいて、もうやる気満々じゃないか。」
「仕方ねえだろ。最近は街にも寄らないから、女も買えなかったしな。」
照れを隠すためか、吐き出すようにそう言うギース。
実際にそれもあるのだが、本当の主な理由は、先ほど噂の話をし始めた所からエキドナが体を擦り付けたり、
甘い息を送ったりしてくるので、すっかり興奮してしまっているからだ。
57 :
49:04/05/30 22:21 ID:HyFsxasr
「解ったよ。そういう事にしておこうかい。」
そんなギースの心を見抜いているのか、エキドナはそんな風に軽く答えながら、ギースのモノを手でこしこしと擦りだす。
先ほどまで直接の刺激は無くても起ちきっていたそれは、
異性の手による刺激を受けてたちまちのうちにさらに硬度とサイズを増していく。
「すごい・・・おっきいねぇ。 こんなのでさらに必殺まで出されたら、どうなっちゃうんだろうねえ・・・」
彼女も大分興奮しているらしく、握り締めたモノの熱さと硬さを手のひらで感じながら、うっとりと呟く。
数分ほど手愛撫を続けた後、エキドナは不意にギースから体を離して立ち上がった。
「はあ・・・あたしももう、我慢できなくなってきたよ。」
そう言うなり、体を包んでいる衣服をちぎっては投げるかのような勢いで脱ぎだす。
女性らしい色っぽい脱ぎ方というのとは完全に無縁なものではあるが、エキドナらしい脱ぎっぷりだなと、なんとなく納得するギース。
そうこうしているうちに一糸まとわぬ全裸になったエキドナは、また先ほどまでのようにギースを跨ぐ体勢を取った。
「あたしももうぐしょ濡れだから、前戯はいらないね。このまま挿れるよ。」
ギースの上でM字型に足を広げ、手を使ってギースのモノを自分の中心地と合わせると、そのままゆっくりと腰を下ろしていく。
エキドナという女性の性格からして、全く手入れ等はしていないのだろうか。
彼女の下半身の茂みは、ギースが今までに見た他の女の誰よりも豊かに密生している。
そんな濃い茂みに目を奪われているうちに、その奥に隠れた秘穴は彼自身を的確に捉え、咥え込んでいった。
58 :
49:04/05/30 22:22 ID:HyFsxasr
「う・・・」
エキドナの膣内に自分のモノが飲み込まれていく感覚に、ギースは思わず声を上げてしまった。
女勇者として鍛えられた肉体のせいだろうか、彼女の膣は成熟した大人の女らしい、柔らかな包み込みを見せながらも、
それと同時に絞り上げるかのような強烈な締まりも持っていて、
その相反した二つの特性でもって咥え込んだモノを強烈に愛撫してくる。。
「ふふ、あたしの中、気持ちいいだろう? でもあんたのもすごくいいよ・・・挿れてるだけでもイキそうだよ・・・」
ギースを根元まで包み込んだ後、そういって微笑むエキドナ。
その淫らな表情を見ているだけでギースの方も達してしまいそうになるが、そこは海の男の気合でぐっとこらえる。
「そういえば、挿れた時は必殺はでなかったねぇ。確か30%の確率で出るらしいから、3回に1回はでるのかな?動いてみるよ。」
必殺無しでもお互いに十分満足できそうな状態ではあるが、
エキドナはやはり事の真偽が気になるらしく、ゆっくりと腰を振って挿入運動を始める。
59 :
49:04/05/30 22:23 ID:HyFsxasr
「1回・・・2回・・・はぁ・・・3回・・・」
とりあえず3回が経過したが、ギースの体には何の変化も起こらない。もちろんエキドナもだ。
「やっぱりあれはガセだったんじゃないか? 俺の体には何も・・・っ!?!?」
起こらないぞ。と続けようとした瞬間。さらに動き続けようとするエキドナが、
4回目に腰を落としたのと同時に、ギースの下半身を中心に異質な衝撃が走った。
戦場で相手の体の中深くに斧を叩き込んだ時の会心の手ごたえと同じような、
エキドナの体内を膣から口まで貫くような手ごたえ、いやモノごたえがしたのだ。
「いっ、今のがっ!? マジで起こるなんて・・・おい、エキドナ?」
「あ・・・は・・・っ! ふぁ・・・はぁ・・・!」
自分の体に起こった出来事に驚き、続いてエキドナの方を見ると、彼女の方も同じ衝撃を味わっていたようだ。
背を激しく仰け反らせたまま手足をぴくぴくと痙攣させ、息をするのも辛そうに途切れがちな快楽の声を発している。
「おい、大丈夫か!? おいっ!?」
「う・・・ん・・・ だ、大丈夫・・・だよ・・・」
そんなエキドナの様子が本気でヤバそうに思えたので、ギースが何度か呼びかけると、
数分ほど経ってようやく彼女からの返事が返ってきた。
さらに普通の会話ができる状態まで回復するのにもう数分が必要だった。
60 :
49:04/05/30 22:24 ID:HyFsxasr
「やっぱり・・・本当だったんだねぇ・・・はあ・・・びっくりした。
まさかあんなに凄いなんて思いもしなかったよ。まさに必殺の一撃だね。」
「こっちはちょっと衝撃が走った程度だったけど、そっちはそんなに凄かったのか?」
「ああ、あんなイキかたしたのは、今までに数える程しかないよ。
もう体中があそこになって、掻き回されたくってるような・・・
これじゃあクラリーネやノアが狂っちゃうのも、納得できるね。下手すればイキ死んじゃいそうな勢いだよ。
百戦錬磨っぽいエキドナがそう言うという事は、やっぱり相当なんだろう。
あのお嬢様なクラリーネが、今さっきのエキドナみたいに痙攣までしてイク所を想像すると、
ちょっとルトガーが羨ましく思えてくる。
「ん? あんたはまだまだ元気みたいだね。 じゃあ、続きをしようか。」
そんな事を考えていたら、自分の下が反応したようだ。膣内でピクンと動いたモノを感じとったのか、
エキドナがそう言ってくる。
「ああ、でもエキドナの方は大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。動くのはあたしの方だから、危なくなったらペース調整すればいいんだからね。 じゃあ、動くよ。」
そういいながらエキドナは再び腰を動かし始めた。
61 :
49:04/05/30 22:24 ID:HyFsxasr
女性上位で腰を振るエキドナの動きも彼女らしい豪快なもので、
腰を上げる時は、ギースの先端−亀頭だけをかろうじて捕らえているくらいまで大きく動かし、
そこから一気に杭を地面に打ち込むような勢いで尻を振り落とす。
その動きの中には恥じらいから生まれる色気は無いが、
代わりにあっけらかんとした明るさを持った不思議な猥褻さがある。
「どうしたんだい? あたしが尻を振ってるところばっかり見て・・・っ!? あっはああああぁぁっ!!!」
ギースがそんな事を考えているうちに、再び必殺が発動した。
エキドナの体が電気に撃たれたかのように弾け、絶頂をを迎えた膣が強烈に収縮してギースを締め付ける。
先ほどはこの快楽に半ば失神状態になったエキドナだったが、
その衝撃を一度知っているおかげで、今度はかろうじて耐える事ができたようだ。
「ひぁぁ・・・駄目だよ。ホントに狂っちゃいそうだよ・・・はぁ・・・腰が止まらない・・。」
失神はしなかったとはいえ、狂戦士の必殺の一撃は、強靭な肉体と精神を持つ女勇者でさえも蕩かしてしまうものだった。
エキドナは先ほどまでの余裕は何処へやら。快楽に酔いきった虚ろな目をしながら、牝の本能だけでもって尻を振り続ける。
半開きの唇から零れる涎がギースの顔に落ちてきて、彼のほうにも溜まらない興奮を与える。
62 :
49:04/05/30 22:25 ID:HyFsxasr
(エキドナ、エロいなぁ・・・ ヤベ・・・俺もそろそろ・・)
エキドナの余りに淫らなよがり方に、ギースの方も限界が近づいてきた。
彼は必殺を撃つ方なので、受けるエキドナに比べれば余裕はあるはずだったのだが、
必殺を受けて絶頂を迎えっぱなしのエキドナの膣は、
タダでさえ強烈な締め付けをさらに増強してギースを締め付ける。
そうして、まだ10回程度しかピストン運動をしていないというのに、二人は限界に達しようとしていた。
「くっ、エキドナ、もう限界だ! 出すぞっ!!」
「ああっ! いいよ!中に・・・あたしの子宮に・・・思いっきり注いでおくれよっ!!」
次の瞬間、二人は互いの結合部で何かが爆発したかのような衝撃を感じた。
「ひあっ!? これ、もしかして・・・射精で必・・・うはあああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!
イクううぅぅぅぅっっっ!!!!!」
ぷしゃああああ!
エキドナの叫びとともに、ギースは下半身に熱い液体がかけられるのを感じる。
百戦錬磨の女勇者は必殺の射精を子宮に受けて、失禁までしながら、とうとう気を失ってしまった。
63 :
49:04/05/30 22:26 ID:HyFsxasr
「・・・い! ・・・おい! ・・・エキドナ!!」
「・・・ん・・・」
耳元で自分を幾度も呼びかける声に、エキドナはようやく夢の世界から覚めた。
目を開けるとそこには先ほど自分に失神するほどの快楽を与えてくれた、狂戦士の顔が見える。
「ん・・・ああ、ギース。とってもよかったよ。失神するまで感じたのなんて、どれだけぶりだろうねぇ・・・」
「い、いや、それはいいんだけどよ。」
目覚めた途端、うっとりとした表情で感想を言うエキドナに少し嫌な予感を感じながら、ギースは言葉を続ける。
「未だに薬のおかげで体が動かないんだけど、これはいつになったら効果が切れるんだ?」
「ああ、あんたは結構頑丈そうだから薬が効かないといけないと思って、倍の量入れといたんだよ。
結構沢山あおってたし、今晩中は効果が切れないだろうねぇ。
・・・でも、かえって良かったよ。おかげで朝までずっと楽しめるからね。」
果たして嫌な予感は大当たりだった。舌なめずりをして淫蕩な微笑みを浮かべるエキドナを見て、
ギースは己の精力が風前の灯火になろうとしていることを悟った。
翌日、ギースは一軍として戦闘参加するにはしたのだが、
一晩中エキドナに吸い尽くされた後の体力では、相手に攻撃を当てるのすらままならず、
タマに当たっても前日に撃ちすぎたせいか必殺も発動しない。
そんなていたらくで、ギースは総大将であるロイに、
「やっぱ駄目だな。斧は。」
という厳しい評価を下されて、
以後他の斧使いと共に、苦難の道を歩むことになるのだった。
64 :
49:04/05/30 22:30 ID:HyFsxasr
終了
短編のつもりが投稿してみたら思ったよりずっと長かった。スマソ
乙ですた。
>>49 乙でした
つーかゲームに添いまくりでめちゃくちゃわらかしていただきました
秘密店行けよw
封印の斧専門は確かにアレだね……
それこそエキドナやディークに斧持たせた方が強いし
烈火の斧専門主人公はめちゃくちゃ強くなるけど
(´ー`).。。oO(ていうか必殺食らってるクラリーネタンに萌えてしまった)
軍事大国ベルン。
今この宮殿の大広間に、文武百官が整然と並んでいる。
その中央奥の玉座には、国王ゼフィールが威厳とともに座っている・・・
ゼフィールは立ちあがった。そして、彼の号令の元、その配下がいよいよ大陸制圧に向けて
動き出す・・・
「マードック!」
「はっ!」
「お前はイリア地方を支配下に収めよ。」
「はっ!かしこまりました!」
「ナーシェンッ!」
「はっ!」
「お前はリキア地方を制圧せよ!」
「私めにお任せください。クックック・・・・・・」
「ブルーニャ!」
「はっ!」
「お前はパンツを脱げ!」
「・・・・・・はっ?」
「聞こえぬか。パンツを脱げと言っている。」
「・・・・・・あの、陛下?さしでたことを申し上げますが、今回の作戦行動と私めのパンツ、
何の関係があるのでしょう?」
「ブルーニャ!わしの命令が聞けぬのか!」
「はっ!・・・陛下の・・・仰せのままに・・・」
ブルーニャは未だ納得のいかない表情のまま、鋭く切れこんでいるスリットの中に手を突っ込んだ。
そして、そのまま中のパンツを下に引きずり下ろす・・・。
「ほう・・・、ブルーニャ将軍は、なかなかかわいいパンツを履いておられるのですな・・・クックック・・・」
「きっ!」
ナーシェンの感想に、ブルーニャは鋭い目で睨みつける。
とても淑女とは思えぬ、純白の生地にいちごの絵がプリントされているパンツ。
ゼフィールはブルーニャのすぐそばに歩み寄った。
「ブルーニャよ。」
「はい・・・きゃっ!」
ゼフィールはパンツのなくなったスリットの中に手を突っ込んだ。中央にある生温かい大人の
秘丘を、その指が正確にとらえた。
「・・・へ、陛下・・・・・・あふぅ・・・」
その指がぐいぐいと動く・・・ブルーニャは周りの声を気にしながら、ひたすら声が漏れるのを
我慢していた・・・。
「どうだ、気持ちいいか?」
「・・・・・・陛下・・・なぜこのような・・・ああ・・・」
くにくに・・・ぐいぐい・・・ゼフィールの指が動く・・・
不意にゼフィールは指を取りだした。その指は、ブルーニャの愛液によって、どろっと濡れている・・・
「ナーシェン!」
「はっ!」
「嗅いでみよ。」
ナーシェンはゼフィールの指のそばに顔を近付けた。
くんくん。
「何やら匂いますなあ・・・。」
ナーシェンの言葉に、ブルーニャは顔を真っ赤にする・・・
「うむ。お前もそう思うか。わしもだ。」
ゼフィールはそう言うと、愛液で濡れるその指をぺろっと舐めた。
「うまい。」
ブルーニャの濃厚な味を堪能すると、ゼフィールは後ろからブルーニャの両肩をつかんで、その身体をナーシェンに向けた。
「ナーシェン、お前もやってみよ!」
「陛下、よろしいのですか?・・・クックック・・・」
ナーシェンはそのまま、ブルーニャのスリットの奥に指を突っ込んだ・・・。
生々しいブルーニャの感触・・・ぶるぶると震える生温かい肉ひだが、愛液を滴らせている・・・
「いやっ!いやああっ!」
ブルーニャが暴れようとすると、途端にゼフィールの声が飛ぶ。
「ブルーニャ!わしの命令が聞けぬのか!」
「へ、陛下・・・うう・・・」
ゼフィールの命令は、彼女にとっては絶対であった。
「ほう・・・、ブルーニャ将軍は、なかなか感度がよろしいようですな・・・クックック・・・」
手首のあたりまで、ブルーニャの愛液が滴っている・・・
「ではそろそろ・・・」
突然、ナーシェンの指が、彼女の奥深くにあるある地点を激しくこすった。
「ひあっ!」
ブルーニャの身体が、力を失ったかのように崩れ落ちていく・・・
そのまま床にうずくまるブルーニャ・・・その股間からは、溢れるばかりの愛液が噴き出し、床に
水たまりを作っていた・・・
「イッたか・・・」
ゼフィールはにやりと笑った。
おしまい
朝っぱらからこんなののっけてスマソ。
ワラタ。マー犬が一人で淋しそうだw
前スレにTSの新カプ落ちてるぞえ。
ギースエキドナといい、魂込めた良作が投下されてて嬉しい!
>>49 カプ自体は萌えなんだが
女体描写が少ない気がする(´・ω・`)
そういや資料集立ち読みしたんだが、
ヴァイダ姐さんがミニスカでショックだった…
もっと軍人っぽい格好が良かったなぁ。
>>73 ばか者!ミニスカでなかったら、ちょっとめくってちょっとずらしていきなり挿入!・・・ハァハァ・・・
ができんではないかっ!
ズボンは挿入しにくいよなー。
女性のズボンキャラがいない烈火マンセー。
ズボンキャラはゴカーンとかだとハァハァだがな。
太股の辺りからビリッと
ズボン(パンツ)といえば、聖戦のへんな資料集だか
何だかの本見かけたけど、アイラが生脚スリットで萎えて
買わなかった記憶がある。
アイラたんはパンツオンでなければいけない。
クールビューティーは、普段から脚を晒しては絶対に
いかんのである。いざという時に初めて見るからこそ(ry
同じ顔でも、ラクチェなら生脚歓迎なんだけどさ。
×ラドネイ・アイラ
○ラクチェ
カアラはどっちだろう。
>76
生足派だがそれはちょっと同意。
普段ズボン履いてる人はおみ足を見る
ありがたみみたいなものがあるというか
逆にリンとか攻撃のとき絶対見えてるな。
必殺のときはx5(3)。
どうせ一撃で倒されるならなるべく倭刀の方がいいだろうな
弓とか問題外
FE・TSスレ職人様養成講座
「3すくみの法則を使って、SSを書きなさい。」
3すくみ(1)
「ぐぐぐ・・・・・・」
お腹に強烈な一撃を食らい、その場にうずくまるバアトル・・・
「どうした?もうおしまいか?」
その目の前で、カアラが不敵に笑った。
「くっ・・・・・・なぜだ・・・どうしていくら修行しても勝てぬのだ・・・?」
「・・・ふむ。おぬしは『3すくみの法則』を知っておるか?」
「3すくみ・・・何だそれは?」
「知らぬのか・・・。武器には相性というものがあって、剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い。」
「む、難しい話は頭痛がするのだ・・・」
「そんなに難しいか?」
「貴様!今俺を馬鹿だと思うたな!?」
「・・・・・・まあよい。バアトル、おぬしの得物は何だ?」
「む・・・斧だ。」
「そうだ。そして私の得物は剣だ。斧というのは剣に弱い。だからどうしてもおぬしのほうが分が悪くなるのだ。」
「むうう・・・では、剣に強い武器は何だ?」
「槍だ。」
「む・・・俺に槍を使えというのか?」
「そうだ。それならば、私に勝てるであろう。」
「そうか・・・。」
3すくみ(2)
数日後・・・
再びバアトルは、カアラに向かい合っていた。
「カアラよ!今度こそ、俺が勝ってみせるぞ!」
「ふう・・・、おぬしも懲りんな・・・よかろう、相手をしてしんぜよう。」
「では行くぞ!」
カアラとバアトルが、今ぶつかり合う・・・
最初の一太刀をうまくかわすと、バアトルはそのまましゃがんでカアラの両足を持ち上げた。
「なっ!?」
尻餅をついたカアラに、バアトルは覆い被さると、その長いスカートを大きくめくる。
「むおっ!?こ、これが、カアラの・・・」
そして、バアトルが社会の窓から大きな一物を取り出すと、カアラの股の中央にあるショーツを横にずらした。
「バアトル、な、何をするっ!」
「カアラよ!俺の股間の槍をくらえい!」
「ひ・・・ひぎゃっ!」
バアトルの槍が突き刺さるのと同時に、カアラの悲鳴があがった。
「ひいっ!ひいっ!ひいっ!」
まだ濡れてもいない女性にいきなり男を撃ちこまれたカアラが最初に感じた、破瓜の痛み・・・
「むっ!?そうか!やはり槍は剣に強かったのだな!そら!どんどん食らえい!」
カアラが腰を離して逃れようとしても、ますますバアトルは腰を押しつけてくる。
そしてそのたびに、バアトルの槍はカアラの奥深くに入り込んでくる・・・
「ひいっ!」
カアラの子宮の入り口と、バアトルの亀頭がこすれあっている・・・
「バ、バアトル・・・や、やめっ・・・やめれ・・・あふぅ・・・」
鮮血がほとばしるカアラの秘丘から、しだいに愛情が溢れてくる・・・
「むおっ!こ、これは!ますます気持ちよくなっていくではないか!」
バアトルの男が、カアラの愛情に包まれて、次第に威力を増していった。
3すくみ(3)
「カアラよ!とどめだっ!うぉりゃああああっっ!」
「や、やめ!それだけは!あひあああっ!」
びくん、びくん!
バアトルの精が、カアラの膣に注がれた。
そしてその精は、一滴残らずカアラの子宮が飲み込んでいった・・・。
「ううう・・・・・・」
その場にへたり込んで泣くカアラの横で、バアトルは自分の股間の槍を見つめた。
「うむ!この槍は、『名槍・カアラバスター』と名づけよう!」
十数年後・・・
「フィルよ、お前はこうして出来たのだ。」
「ち、父上・・・・・・(汗)。」
おしまい
他の職人様もチャレンジキボン(w
先生!バアトルはバスターなんて難しい言葉知らないと思います!
いくらなんでもバスターぐらいは知ってるじゃろ(w
GJ。
自分は好きなように書いてて、他の職人に自分の出したお題で書けってのは
ワガママで独り善がりな物言いに見えかねない。
スレに活気が欲しいっちゅう気持ちは分からんでもないけど
別に強制はしてないと思うが・・・
強制はしてないと思うけど、確かに独りよがりだ罠
初めてのセックス
戦いを終え、ニノは家へ帰ってきた。そして、マイハウスで、シャワーを浴びた。
ニノは風呂場の中でオナニーをした。
「あん!いっちゃう!」
数分後、ニノは風呂から上がり、1人エッチを開始した。
「あん・・気持ちいいわ!これならジャファルとセックスできる!」
その時、男が部屋に侵入した。
「強盗だ!・・・おう!」
男はニノの裸を見て感激した。
「こんなかわいい女の子の裸をみれるなんて生きていてよかった。よし!」
男はニノの眼前で全裸になった。
「何してるんですか!?」
「決まってるだろ!?セックスするんだよ!うりゃ!」
男はニノの膣の中にペニスを突っ込んだ。
「キャ!?」
「出すぜ!」
「止めて!私には好きな相手がいるの!・・ああ!ダメ!いっちゃう!あん!ああん!!」
男はニノの膣に大量の精液を流し込んだ。そして、ニノはこの男と永遠にセックスをし続けた。
「もっと!もっと!!出して〜!!」
「分かった・・」
男はニノを妊娠させてしまった。
(´ー`)
っていうかコピペ改変やめれ>89
>ダミアン氏
乙。
ていうか
>>80はいらなかったんじゃ・・・
う〜ん、自分としては題目を出して、解答例を乗せただけだったんだけど、不評でつね・・・
少し吊ってきまつ・・・
このスレはロリとか鬼畜とかはありですか?
じゃあ投下させて貰います。
ティアリングサーガのリシュエル×バド。
ひどく重いまぶたを開けると視界に飛び込んできたのは薄汚れた木の板だった。
男は三回ほど瞬きをしてそれが天井である事に気がついた。
(ここは一体どこだ・・・?)
体を起こそうとすると体中に痛みが走り起きるのを阻んでくる。
(どうしたというんだ・・私は・・)
起きる事は諦め横たわったまま首だけ横に向けると
一人の少年・・・いや少女が椅子に座っている。
「あっ!起きたんだね!」
薄暗い空間に不釣合いなほど明るい声を出して少女は立ち上がり走り寄って来た。
「大丈夫?どっか痛い?なんか食べる?」
一つの返事も無い内に少女は立て続けに質問してきた。
「ここは・・?私は一体どうしたんだ・・?」
「ここはおいらの家だよ。っても空家に勝手に住んでるだけだけどさ。
アンタは川添いに倒れてたんだよ」
「私が・・・倒れていた?」
思い出そうとするが頭は痛むばかりで何の情報も出そうとしない。
「覚えてないの?」
「ああ・・」
「アンタ名前は?」
「名前・・・」
名前、という響きにいくつかの光景が頭の中を駆け巡る。
緑の髪の可愛らしい少女、水色の髪の優しげな少女、青い髪の美しく可憐な少女・・・
幾人もの女性達の顔が次々と浮かんでは消えていく。
(リシュエルお兄様・・・私達兄妹なのよ・・ああ・・だめ・・)
(あっ・・こんな所で・・・駄目ったらリシュエル・・・)
何故か最も気にかかる青い髪の少女だけ画像が思い浮かばないが
どうやら自分はリシュエルという名前らしい。
「・・リシュエル。リシュエルだ」
「リシュエル・・へー格好いい名前だね。
やっぱ魔導士様って名前から違うんだね」
「・・?私は・・・魔導士なのか?」
「ほらこれだよ」
自分が持っていたという袋の中には何冊もの魔道書がある。
「・・たしかに・・・・どうやら私は魔導士だったらしいな・・」
少女が持ってきてくれた持ち物を見ても何も思い出せない。
リシュエルが思案していると少女が不安気な表情で覗き込んできた。
少女の吐息が顔にかかるとリシュエルの体の血の巡りが加速し始める。
「何も思い出せない・・・?」
「ありがとう・・・。まだ何も思い出せないが君には感謝している。
君の名前を教えてくれないか?」
身を乗り出して覗き込んでいた少女の手をそっと握る。
ふわりと柔らかい手の平の感触にリシュエルの中の獣が呼び覚まされる。
「あ・・おいら・・バド」
少女は手を握られたことに驚いたようだが振り払ったりはせず
少し恥ずかしそうに名前を告げた。
バドと名乗った少女の恥らう様子にリシュエルの目が妖しく光る。
「バド・・・。いい名前だ。
ご両親がつけてくれたのか?」
「ううん、おいら家族いないんだ。
バドって名前も教会のシスターがつけてくれたんだ」
バドは何でもない事のように言った。
孤児など今の時代珍しい事ではない。
同情する気持ちも特に湧いてこない。
いない方がマシという家族だっている。
そう思った瞬間、何か重大な事を思い出しそうになり頭が痛む。
「だ、大丈夫?痛いの?」
顔をしかめたリシュエルをバドが心配そうに覗き込む。
「大丈夫だ・・」
少し過剰に苦しい顔をしてリシュエルは答えた。
それ以上は言葉を出さなかったがバドは心配そうな顔で手を強く握り返してくれた。
励ますように握り返してきた小さな手の気遣いにリシュエルの目の妖しい輝きが増した。
それからしばらくしてバドが食料調達に出て行くと
リシュエルは自分の置かれた状況を考えてみた。
自分の名前はリシュエル、
着ている服と持っていた荷物の魔道書からするとどうやら魔導士らしい、
記憶が混乱していて体が痛くて思い通りに動かないが顔は超美形のいい男。
これが自分に関する情報である。
次に置かれた状況だがこれは思い出せない事が多すぎてよくわからない。
とりあえず言える事は助けてくれた少女の名はバドである事。
バドは一見少年と間違われそうな未成熟な少女だが
可愛らしく将来が楽しみな顔立ちでスラリとした体は健康的で非常に美味しそうな事。
つまり、倒れていたというだけで他人を助けるお人好しの美少女と
この狭い家で二人っきりという事だ。
リシュエルには、これはもう運命が用意してくれた獲物ではないかとすら思えた。
美味しそうな果実が食べてくれと言わんばかりに
目の前でぶら下がっているのに手を出さないなど失礼だと思うのだ。
まだ記憶は戻っていないがリシュエルにはそんな事は最早どうでもよかった。
焦らなくてもいつか戻るに違いない。
今大事なのはあの可愛らしい少女を手篭にする方法である。
(焦ってはいけないな・・・もし逃げられたら今の私では追いかける事が出来ないからな)
リシュエルが自分から迫れない状況でどうすべきか姦計を巡らしていると
元気一杯といった様子でバドが帰ってきた。
「ただいまー!」
リシュエルの思惑も知らずバドはテーブルの上に調達してきたという食べ物を並べ始めた。
背中を向けているバドのスラリと伸びた足は眩しいほどに白く
その上にあるきゅっと締まった小さなお尻はバドが袋から食料を取り出す度に揺れている。
(なんと無防備な・・・。もはや誘っているとしか思えないな)
この時、体が元気でさえあったならリシュエルは迷わずバドのお尻に顔をうずめていただろう。
伸ばせば届きそうな距離にある可愛いお尻を眺める事しかできない自らの不甲斐なさに
リシュエルは歯噛みした。
リシュエルの思惑も知らずバドは食べ物を並べ終わると勢いよく振り返った。
「リシュエルはどれが食べたい?」
獲物を誇るように胸を張ってバドはテーブルの上に並べた食料をリシュエルに指し示した。
「私はいい・・。食欲が無いんだ・・・。
気を使ってくれてありがとうバド・・」
苦しそうな表情を作り、リシュエルはしおらしい言葉を吐いた。
鏡を見ていて思い出したこの表情はリシュエルの誇る必殺の表情である。
元々格好いい自分がせつなげな表情を作れば女はメロメロになる、
そうリシュエルは信じきっており、それはあながち間違いでも無かった。
「駄目だよ!何でもいいなんて・・」
ちょっと怒ったような口調になっている辺り本当に心配しているのであろう。
その優しさがリシュエルにつけこまれる隙などとは夢にも思っていないのだ。
「これなんかどう!?じゃーん!」
そういってバドが出したのは一つの瑞々しい林檎だった。
「それは・・・?」
「えっ!わからないの!?林檎だよ!手に入れるの苦労したんだから!」
平民には滅多に買えない高価な果物を入手したのに思ったように喜んで貰えず
バドは少しがっかりした。
「すまない・・。まだ記憶が戻ってないんだ・・」
リシュエルがそう言うとバドはしょんぼりした顔を横に振った。
「んーん。ね、いいから食べなよ。きっと元気でるよ」
「くっ・・・」
本当は起き上がるぐらいは出来るのだが
リシュエルは苦しそうな顔でいかにも大変そうに体を起こそうとする。
するとリシュエルの策通りにバドが駆け寄ってきてリシュエルに肩を貸してくれた。
華奢な肩を支えにリシュエルは体を起こすと
バドを逃がさないように腕に力を込め微笑んだ。
「ありがとう・・バドは本当に優しいな」
褒められて嬉しかったのかバドは少しはにかんだ表情を見せた。
体を触れ合った状態で名前を呼べば親近感を増す事が出来るはず。
記憶があやふやでもリシュエルは女に関する事だけは忘れていなかった。
案の定、バドは離そうとしないリシュエルの腕に逆らうのを止め、隣に座ってくれた。
触れ合っている体が温もりを伝え合い、気恥ずかしさと少しの沈黙を作り出す。
「あ・・リシュエル、これ食べて」
落ち着き無い様子でバドがおずおずと林檎を差し出すと
リシュエルはバドの手に触れながら受け取りにっこりと笑った。
「ありがとう・・・」
この笑顔もリシュエルの得意な表情だ。
まだ少女とはいえバドも女である。
ポーっとしているバドの表情にリシュエルは益々自信をつけた。
元気になっている事をばれないようにゆっくりと林檎を口に運ぶ。
「ごほっ・・ごほっ・・」
念入りに咳きもしてから林檎に歯を立てるとリシュエルはすぐに林檎を離した。
「・・・今の私には噛めないみたいだ。
せっかくバドが買ってきてくれたのにすまない」
暗い顔で謝るリシュエルにバドは慌てて顔の前で手を振った。
「い、いいよ。そんな謝んないで」
リシュエルは真剣な表情でバドを見つめた。
「ど、どうしたの?」
真摯に見つめてくるリシュエルに戸惑いバドが問い掛ける。
「私の代わりにバドが噛んでくれないだろうか?」
「え?どういう事?」
ここで微笑でもしたら冗談に逃げられてしまう。
それだけは避けなければならない。
「バドが噛んでくれたものなら食べられると思うんだが・・」
「そ、それってつまり・・・えー!?」
ようやくリシュエルの言っている事が分かってバドは勢いよくベッドから立ち上がった。
バドの肩に乗っていたリシュエルの手が所在無く落ちる。
「駄目だよ、そんなっ!駄目!」
うなじまで朱に染めてバドは全力で拒む。
それもそうだろう、会ったばかりの男と口付けを迫られたのだ。
拒んで当然、この反応はリシュエルの予想通りだ。
「駄目か?」
「だ、駄目だよ!そういうのって特別な人としかやっちゃいけないんだから!」
こういう純情な子は久しぶりだ。
そう思った時、また痛みが走りリシュエルは頭を抑えた。
「あっ・・ごめん。大声だして」
リシュエルが頭を抑えるとバドが心配そうな顔でまた近寄ってきた。
これを好機とみてリシュエルはすかさずせつなげな表情を作った。
「そうなのか・・・。それは覚えてなかった。
だけど今の私は世界中でバドしか知っている人がいない。
これは特別とは言わないのだろうか?」
悲しそうな表情をされると優しいバドはむげに突っぱねる事も出来ず困ってしまう。
リシュエルとしてはここは引くつもりは無い。
貧しい暮らしをしてるくせに倒れていた人間を助けてしまうバドの性格なら
押しまくった方がいいに決まっているのだ。
「ごほっ・・ごほっ・・・」
今の咳きは少し作為的すぎたか、とさすがのリシュエルも反省したが
優しいバドはリシュエルを疑いもせずに心配してしまう。
それでもまだバドはうんとは言わない。
狭いボロ家に沈黙が訪れ時間の流れをゆるやかにする。
「すまない・・バドの優しさに甘えて無理を言ってしまったようだ」
このままではらちがあかないと思いリシュエルは賭けに出た。
少しだけ引いてみてバドの反応を窺う。
「う、ううん」
リシュエルの言葉にバドは顔を上げて首を振る。
それからまたしばらく沈黙が続いたがリシュエルの三度目の咳きで
ようやくバドは口を開いた。
「・・・・わかった」
(よし!落ちた!)
心の中では歓喜の雄叫びをあげているのだが
そんな様子は微塵も見せずリシュエルは仕上げにかかる。
「ありがとう・・でも嫌なら無理しないでもいいんだ。
その気持ちだけで嬉しいから」
「う、ううん、嫌じゃないよ。
驚いちゃっただけ」
バドは小さく微笑んでリシュエルの隣に座りなおした。
そのいじらしい笑顔にリシュエルは胸が締め付けられ今すぐにむしゃぶりつきたくなるが
理性を総動員して何とか我慢すると林檎をバドに渡す。
バドは林檎を受け取ると少しだけ林檎を見つめてからゆっくりと噛み付いた。
うつむいたままシャクシャクと林檎を噛むバドの肩に再び腕をまわす。
先ほどの様子からするとおそらくバドはまだキスをした事が無いのだろう。
恥ずかしそうにうつむいて、ゆっくりと林檎を噛むバドをリシュエルはたっぷりと視姦する。
これから初めての口付けをされてしまう少女とはこんな顔をするのかと思うと
ぞくぞくとした快感が体中を走っていく。
真っ白だったほほが赤く染まり可憐なあごが小さく動く様は
リシュエルにはこれ以上なく淫らな振る舞いに思えてくる。
バドがちらりと上目でリシュエルを見るとそれを合図にリシュエルはバドの唇を奪った。
バドの華奢な体が震えリシュエルの獣性を悦ばせてしまう。
「ん・・・」
初めての感触に驚きバドは体を引こうとするが
まわされたリシュエルの腕がそれを許さない。
柔らかな唇の間に舌を挿し込み小さな口腔を舐めまわす。
爽やかな甘味が広がっている粘膜を舌で蹂躙して無抵抗な幼い舌をも容赦なく汚す。
最後に砕かれた林檎をさらって唇を離した。
「・・美味しい」
当然、林檎ではなくバドの唇のことだ。
食欲を犠牲にし嘘をつき策を弄してまで手に入れただけの価値はある、美味しい唇。
もちろん一度だけですますつもりなどない。
軽く放心しているバドに輝くような笑顔を見せてもう一度食べるようにうながす。
勧められるとバドは一瞬だけ躊躇してもう一度林檎に噛み付いた。
飲み込んでしまわないように前歯で砕くバドの気遣いが
リシュエルの嗜虐心をさらに掻き立てる。
今度はバドの合図も待たずすぐに唇にしゃぶりつくと歯茎を舐める。
今後の為には自分が愉しむだけではなくバドにキスの悦びを教えなければならない。
前歯の裏側に舌を送り込み愛撫すると一瞬バドの体から力が抜けた。
抱きしめている腕はバドが汗ばんでいる事を伝えてくる。
はむはむと優しく唇を噛んで口を少しだけ大きく開かせると
ちゅっと吸い付いてバドの口からぬるい林檎ジュースを飲む。
言い訳の種がなくなったので唇を離すと、リシュエルはバドが涙ぐんでいる事に気付いた。
「バド・・・」
大きな瞳に涙をたたえているバドがいとおしくなりリシュエルは少女の髪をそっと撫でた。
「ん・・・」
名前を呼ばれるとバドは目を閉じて丸めた拳で涙をぬぐった。
「えへへっ、なんでもない。ちょっと息苦しかったから」
バドの笑顔にむしろリシュエルの方が息苦しくなる。
こんなにときめいたのはいつ以来だろうか、ちょっと思い出せない。
覚悟を決めてバドが林檎に噛み付くと髪を撫でていた手で細いあごを上を向かせる。
三度目に唇を合わせるとリシュエルの舌はまるで一己の生物のように少女の口腔で暴れまわる。
ただ大人しくしているだけの幼い舌を裏までまさぐりねぶる。
これだけの動きができるくせに自分で噛めないというのはさすがに苦しいが
リシュエルはバドがもし嫌がっても説き伏せる自信があった。
バドに味付けられた林檎を吸い込み長いキスを終えるとバドが大きく息を吐いた。
ちょっと長くしすぎたせいでバドは息が乱れている。
そういった動きの一つ一つに情欲を掻き立てられるリシュエルは自らの我慢強さに感心していた。
欲望は尽きる事なく湧き上がってくるが
さすがにキスで泣きそうになる少女のこれ以上を求めるのは酷というものだろう。
リシュエルはほんの少しだけ残っていた理性を尊重し
今日の所は食事を口で調理してもらうだけに留めておいたのだった。
林檎一個にたっぷりと時間をかけてしまい
食べ終わった時にはすでに窓の外には暗闇が訪れていた。
言い訳も無くなってしまったのでこれ以上キスを強要することは出来ない。
それに何度も何度も口を犯されてバドも疲れてしまったようだ。
「バド眠いのならもう寝ようか」
もちろんリシュエルの腕はまだバドを離していない。
「あ、うん。寝ていいよ。
おいら椅子で寝るから」
まだ桜色に染まったままの少し呆けた顔で見上げたバドにリシュエルは首を振った。
「女の子にそんな事させて自分はベッドで寝るなんて私には出来ない。
バドがベッドで寝るんだ」
「おいらは平気だよ。リシュエルは病人なんだからベッドで寝なきゃ」
そう笑ってくれるバドにリシュエルも微笑み返す。
「じゃあ、一緒に寝ようか」
「えっ・・」
「嫌か?」
リシュエルはバドの反応に少しだけ悲しい顔する。
「ううん、嫌じゃないよ」
リシュエルはその言葉に思わず満面の笑みを見せ、後悔した。
これではバドを性の対象として見ている事がばれてしまうかもしれない。
そうなれば病人のふりしてバドの優しさにつけ込む作戦はこれ以上出来なくなる。
一瞬、心に暗いものがよぎるがバドはリシュエルの思いに気付いた風でもなく
リシュエルが喜んだ事を素直に嬉しがっていた。
ランプを消しに行ったバドが戻ってくるとリシュエルはベッドの端に詰めた。
リシュエルが作った場所にバドが潜り込む。
リシュエルはバドの枕を使わせてもらう代わりに片腕をバドの枕として提供した。
意外と思いバドの頭が心地よい重みとなってリシュエルの腕を圧迫する。
きっと明日起きた時、腕は感覚を無くしていて感覚が戻ってくる時は痛みも伴うだろう。
しかしそんな事は問題では無い。
痛みも餓えも可愛い女の子と触れ合う為なら耐えられる。
それがリシュエルという男なのだ。
リシュエルは男としては細い方だし
バドもほっそりとしたいかにも少女らしい体だが
元々ベッドが狭いので自然と二人は密着する事になる。
今日知り合ったばかりでも
温もりを共有する距離なら暗闇でもお互いの状態がわかるもので
すぐにリシュエルはバドが声を出さずに笑っていることに気付いた。
「どうした?」
暗い静寂にリシュエルの声が浮かぶ。
「ん、なんか・・・」
またくすくすと笑ってバドは言葉を切る。
「・・・リシュエルあったかい」
言い終わるとバドは素早く薄い毛布を顔までかぶった。
「おやすみっ!」
誰かと一緒の布団で寝る事に慣れていないから何か楽しくなってしまったんだろう。
リシュエルは自分の子供の頃、性的な事を知らなかった頃でも
誰かと一緒に寝ることが好きだった事を思い出した。
「・・おやすみ」
一瞬、もう覆い被さろうかと思うがなんとか自制して
リシュエルは就寝の言葉をかけた。
密着したバドの体はひときわ熱く少女の幼さを表している。
隣で寝ている男の危険さがわかっていない無防備な少女に
しばらく悶悶としていたリシュエルだったが
楽しみをとって置くのもいいかと思い、顔をバドの方に向ける事で妥協した。
しばらくするとバドが規則正しい寝息を立て始めたので
リシュエルはそっと顔をバドに近づけた。
静かに匂いを嗅ぐとバドの髪はふかふかと暖かい匂いがする。
お日様の匂いがする髪を嗅ぎながらリシュエルは眠りについた。
長いので分けます。
続きは明日投下します。
>>97-106 久しぶりにゾクゾクするような新作キターキタキタキタキターーーーーーーーー!!!
おいらTSやったことがないからよく知らないんだけども、楽しく読ませていただきますた。
この後どんな鬼畜がバドを襲うのだろう・・・?
続き、楽しみにしてまつ!
前スレにリピュアの続き投下したので、もしよろしかったらそちらのほうも読んでやってくださいまし。
まあヘタレで申し訳ないでつが。
リンゴ口移しに激しく萌えますた・・・
GJ!
翌日、リシュエルはある圧迫感とともに目を覚ました。
顔の上には細い腕が、お腹の上にはどうやら足が乗っているようだ。
酷い寝相だが乗っかった腕や足の重みがリシュエルには心地よい。
枕として差し出した腕に頭を乗せてくれてない事がさびしく感じる。
顔に乗っているバドの腕に頬擦りしてさらさらとした肌触りを愉しんでから
リシュエルは上半身だけ起きてバドの腕を返した。
バドはベッドからずり落ちそうになっているにも関わらず
ぽかーんと口を開けてのん気に眠っている。
リシュエルは上半身だけ起きるとバドの姿勢を正し落っこちそうになっている体を引っ張る。
体を動かされてもバドは全く起きる気配が無い。
その事に気付いてリシュエルは唾を飲み込んだ。
(今なら何やってもばれないな・・)
とりあえず毛布はかけてあげたが少女ののん気な寝顔だけでも
様々な妄想を駆り立てられてしまう。
元からリシュエルには女性に対しての倫理観というのが欠如している。
寝ている女性に手を出して何が悪いとすら思っているのだ。
そう思ってはいるが逆に何やってもいいと思えば何をするか迷うもので
リシュエルは何をしようかしばらく悩んでいると
「ふぁ・・・」
規則正しい寝息が一瞬止まるとバドのまぶたが少しだけ動いた。
「んー・・・」
バドは開けっ放しだった口を閉じて上半身を起こすとまぶたを擦っている。
「バド、おはよう」
自らの優柔不断さに怒りが込み上げてくるが邪な思いを悟られないように
リシュエルはとびっきり爽やかな笑顔で挨拶する。
「あ・・お、おはよぉ・・・」
バドはリシュエルを見て一瞬驚いたような顔をして照れくさそうに挨拶を返した。
リシュエルが挨拶としてキスを認めさせようと顔を近づけると
バドはリシュエルの思惑を知ってか知らずか少し後ろに顔を引いた。
朝の挨拶としてキスをする作戦はあっさりと失敗に終わってしまった。
朝食を簡単に済ませるとバドは少し言いにくそうにリシュエルに一つお願いをした。
「おいらに字を教えてくんないかなぁ?」
”死ね”と”触るな”以外の女の頼みは全部聞く主義のリシュエルは
バドの頼みを二つ返事で引き受けた。
バドは恥ずかしそうに教えてと言ったが戦乱が続く今の時代、識字率は低い。
平民なら知らなくて当たり前、何も恥ずかしい事ではない。
「全く何も分からないのか?」
リシュエルは自分の荷物の中からペンと何枚かの紙を取り出し
バドの隣の椅子に腰掛けた。
「うん」
「そうか・・じゃあまずバドの名前から書いてみようか」
そう言ってバドにペンを握らせると案の定グーで握り締めてしまった。
細い指の一本一本の位置を矯正し正しい持ち方で握らせる。
「なんか動かしにくいよ?」
「最初だけだ。慣れればこの持ち方が一番いい。
少し動かす練習をしてごらん」
「うん、わかった」
バドは素直にリシュエルの言う事に従い宙にペンを走らせている。
「じゃあ、何か書いてみようか」
「うん」
まずお手本に基本的な文字をリシュエルが書いてそれを真似させる。
「こう?」
「指だけを動かすんじゃなくて腕を動かすんだ」
いまいち言われた事がピンとこないのかバドは不思議そうな顔して見上げる。
はっとリシュエルは思いついてペンを持つバドの手を上から握る。
自然と後ろから抱きしめるような格好になり腕を重ねる。
「私が書いてみるからその動きを覚えるんだ」
リシュエルの一秒でも触れていたいという欲から生まれた方法だったが
やり方は間違いでは無かったらしく
何度かくり返すうちにバドも文字らしき物が書けるようになってきた。
「凄いぞ、上手いじゃないか。」
「へへ」
女性に対しては言葉を探してでも褒めるリシュエルだが
この言葉はお世辞でもなく本当にバドの物覚えは良かった。
「そうだ、自分の名前書いてみようか」
リシュエルは再びバドの手を取って彼女の名前を書いてあげる。
「これでバドって・・・ん?」
リシュエルの手が止まり不審に思ったバドがリシュエルを見上げる。
「もしかしてバドはパトリシアって名前じゃないのか?」
文字で書くまで思ってみなかったがバドというのは
パトリシアという女性名の愛称、特に幼名として使われる名前である。
男の場合はバドという名前が普通にあるものだから
リシュエルも気付くのに遅れてしまったのだ。
「パ、パトリシア!?」
心底驚いた顔で聞き返すバドにリシュエルは真面目な顔でうなずいた。
「気付かなかった私もうかつだが女の子ならバドというのはパトリシアの愛称だろう」
「そうなの?でもおいらには似合わないや、パトリシアなんてさ。
まるでお嬢さまみたいだもん」
「素敵な名前じゃないか。
すごく似合ってると思うよ、パトリシア」
「や、やめてよ。おいらバドだってば」
バドは顔を赤く染めてリシュエルに抗議すると文字の練習を再開した。
後ろでこっそり匂いを嗅いで鼻息を荒くしているリシュエルには全く気付かない様子で
懸命にペンを動かしている。
リシュエルが少女の香りに浸っている間、バドは教えてもらった文字を練習し続けた。
そして文字を何度も書いて紙が真っ黒になると
リシュエルに気付かれないようにその真っ黒な場所に
こっそりとパトリシアという文字も書いてみるのであった。
今日はそれ以上の接触は出来なかったがリシュエルは満足していた。
無防備すぎるバドのちょっとした仕草でいちいち喜べるのだから
この一つ屋根の下二人きりという状況は
リシュエルにとっては理想の生活といえるかもしれない。
日も沈み、その理想の生活二日目ももう終わろうとしている。
ランプを消してからバドはリシュエルの隣に寝転がった。
「なんか不思議・・・」
真っ暗な空間にバドの声が吸い込まれていく。
リシュエルの腕に乗った頭が横を向く。
「夕方に帰ってきた時も思ったんだけどさ、
うちに帰ってきたら人が待ってるって不思議なんだ」
「不思議?」
「うん、なんか不思議と嬉しかった。
今も一緒に寝る人がいるのがなんか嬉しいの」
暗闇の中うっすらと見えるバドの顔がリシュエルにはきらきらとまぶしい。
「私も嬉しいよ」
リシュエルがそう答えるとバドはにこっと微笑んで顔を天井に向けた。
バドの寝つきはすこぶる良いらしくすぐに規則正しい寝息が聞こえてくる。
いつもならさっそく悪戯するところだっただろうが
リシュエルは何故かそんな気にはなれなかった。
さっきのバドの笑顔が目に焼き付いている。
悪戯なんかしたら嫌われてしまうかもしれない。
そしたらもうあの笑顔が自分に向けられる事は無いかもしれない。
そう思うと手を出せなかった。
リシュエルの過去を知っている人間からしたらそれこそらしくないと思っただろう。
嫌われようが何しようがやれる時にやり、嫌われたら次の女を探す。
それがリシュエルという男だったはずだ。
それが今のリシュエルは可愛らしい少女を横にして大人しく眠りにつくだけなのだ。
今、バドに見捨てられたら記憶も無いリシュエルは途方に暮れるだろう。
だから嫌われるような事をしないというのは至極当然の事なのかもしれないが
リシュエル自身、自らの心に変化が訪れた事に気付き始めていた。
リシュエルがバドに拾われた日からすでに一週間がたっていた。
その間もリシュエルは隙あらばバドの体を触ろうと画策していたが
嫌われたくないという思いが彼を大胆な行動に出れなくしていた。
記憶の方はまだ戻っていないがリシュエルは特に焦ることもなく今の生活に満足していた。
その日の昼下がり、いつものようにリシュエルはバドに文字を教えていた。
「そう、そうだ。バドは賢いな」
リシュエルに褒められてバドはますます熱心に文字の練習する。
すでにバドは基本的な文字はほとんど読み書きできるようになっていた。
(もう単語を覚え始めている・・・私は教師にも向いてるかもしれない・・)
生徒には男もいるという事を忘れてリシュエルが都合の良い妄想にふけっていると
突然、扉が乱暴に開け放たれた。
「なんだ、人がいるのか」
いきなり家の中に入ってきた粗野な男が吐き捨てるように言う。
リシュエルは急いで立ち上がりバドを後ろに隠す。
「親分、人がいやすぜ」
「だったらとっとと追い出しな!」
会話からするに家に入ってきた男の後ろには仲間がいるらしい。
(野盗か・・格好からするに敗残兵かもしれんな・・)
いずれにしよ善良な市民ではなかろうと思いリシュエルは魔道書を構えた。
「あ!こいつ!昨日の盗人の小僧だ!」
「なんだと!」
「昨日の坊主ですぜ!間違いない!」
男たちはどうやらリシュエルの後ろから顔を出しているバドを見てそう言っているらしい。
言っている内容は興味深いが、どうせこの後は「やっちまえ」となるだろうと思い
リシュエルはさっさと呪文の詠唱を開始した。
彼等の事情など知った事ではない。
言葉に紡がれた火球が腰からシミターを抜こうとしていた男に炸裂する。
哀れにも男は悲鳴すら掻き消す轟音と共に家の外まで燃えながら飛んでいった。
「死にたくなければ消えろ。私は男を殺すのに遠慮しないからな」
仲間が吹き飛んでいった光景を見て誰が突っ込んでこれるだろうか。
リシュエルが言葉を言い終わらない内に残った男たちは悲鳴をあげて逃げていった。
「バド、さっきの男たちの事知っているのか?」
リシュエルは扉を閉めると椅子に座りまだ青い顔をしているバドと向き合った。
「・・・うん」
続きを待つリシュエルをちらっと上目で見てバドはまたうつむく。
「たぶん昨日おいらが金をすった奴だと思う」
「バド、お金を盗んだのか?」
リシュエルは優しく言ったのだがバドはビクッと目を閉じた。
魔法を使う所を見せてしまったせいで怖がられてしまったのかと思うと
リシュエルは先ほどの男たちに怒りをこみ上げてきた。
(もしバドが私を嫌いになったらあいつら探し出して消し炭にしてやる)
しかし、今はバドともう一度打ち解ける事が大事だと思い直し優しく声をかけた。
「何も怒ってるわけじゃないんだ。盗ったのか?」
「・・・うん」
リシュエルは大きくため息をついた。
今日ばかりは自分の馬鹿さ加減に呆れ果てた。
どうやってバドが生活するお金を稼いでいるのか考えてすらいなかった。
「すまなかった」
リシュエルが謝るとバドは驚いて顔を上げた。
「な、なんでリシュエルが謝るのさ」
「私の食費だけでも結構かかるだろうに私はそのような事に何も気付いていなかった。
バドに甘えっぱなしで・・・本当にすまない。私の責任だ」
リシュエルは本心からバドに謝罪していた。
本人は思い出せていないがリシュエルは元々六賢者の子であり孫であり
いわゆる貴族階級の生まれであった。
そのため世事に疎く、金を稼ぐという行為の大変さ尊さを庶民ほど実感していなかった。
何もしない自分の分までバドは盗みとはいえ働いていたのだ。
リシュエル男として年長者として恥ずかしくなってしまった。
「ち、違うよ!おいら昔っからこうしてたんだよ!
リシュエルのせいじゃないよ!」
リシュエルは首を横に振った。
「バド、私は別に盗むのが悪いとは言ってないんだ。
いや、悪くないわけではないが生きていく為にそうしなければならないなら仕方無いと思う。
もちろん人を傷つけたり殺したりして奪うのは駄目だがな。
私はバドに盗みをさせてそのおかげで暮らしながら
何も知らずにいた自分に腹が立っているんだ」
今の時代、底辺で暮らしている人間には泥棒など悪事のうちに入らないだろう。
バドのように罪の意識を持っているだけで奇跡的な善良さといえる。
大体倒れていた自分から身包み剥いで売る事も出来ただろうに
わざわざ助けてくれたバドの優しさを思うと
リシュエルは何かこみ上げてくるものがあった。
「バド、これを」
リシュエルはそういって立ち上がると自分の持ち物だったという袋から
数冊のこれだけは売れないという魔道書を取り出すと袋を差し出した。
「これを売ってきてくれないか?」
「だっ、駄目だよ!そんな・・ごはんの事なら心配ないって。
また盗ってこればいいんだしさ。
これ売っちゃったらリシュエル困っちゃうよ」
「いいんだ」
「でも・・・」
「いいんだよ、バド。君は命の恩人だ。
私は君に何をしても返せないだけの恩がある。
少しぐらい私にも君のためになる事をさせてくれないか」
少しの間黙ったまま見つめあっていたが、結局バドが折れこっくりとうなずいた。
「リシュエル一緒に来てくれる?
おいらだけじゃ盗んだと思われて買ってくれないかもしんないから」
「・・・わかった」
正直言うとあまり外に出て行く気にはなれないのだが
バドの頼みとあっては仕方ない。
リシュエルはまだ病人の振りを続けていたのでバドの肩に手を乗せて外に出た。
「これ本当に食べていいの?」
テーブルに並んだご馳走を食い入るように見つめながら
バドはもう一度リシュエルに聞き返した。
「もちろんだ。バドに食べて欲しくて頼んだんだ」
リシュエルが笑って答えるとバドはごくっと喉を鳴らした。
「いただきまーす」
言葉を言い終えるや否やバドは大きな肉の塊にかぶりついた。
「いただきます」
リシュエルもバドに続いて言ったが何にも手をつけず
凄い勢いで食べるバドを見て微笑んでいた。
あれから二人で町に出て売りに行った結果、数冊の魔道書と
袋に入っていた鉄の盾を道具屋に売るとかなりの額のお金になった。
一般的な家庭が一年は余裕で暮らせる大金になったので二人は酒場に来ていた。
バドは初めは遠慮したのだがどうしてもバドにご馳走したいと
リシュエルに押し切られ酒場で食事をする事になったのだった。
リシュエルは魔法を使った時のバドの脅えた表情が忘れられなかった。
バドの機嫌をとるため、子供だましではあるが食事をおごる事にしたのだ。
だから酒場といっても食事をしにくる人の方が多い、少しかしこまった店を選んだ。
ただその分、客層もわりと裕福そうな人達のようだ。
その中で、一目で魔導士とわかる服装の長髪の美しい青年と
みすぼらしい格好の少年という組み合わせは嫌が応にも人目をひいてしまい
二人は店に入ってからずっと視線を感じていた。
その視線に込められた意味は様々だろう。
貧民がくるんじゃねえ、といった悪意もあるだろうし
嬉しそうな少年とそれを見守る青年を微笑ましいと思っている人もいるだろう。
視線の中にはリシュエルに対する女性の熱っぽい視線も多く含まれている。
だが、店の中で最も熱い視線は
無作法なバドの食べ方に興奮しているリシュエルの物だった。
料理は次々と運ばれてくる。
バドに何が食べたいか聞いても特に無いというので
リシュエルが色んな種類の物を片っ端から頼んだのだ。
「リシュエルこれ食べないの?」
「ああ、食べていいよ」
リシュエルにうながされると魚の素揚げをバドは丸ごと口にほおばった。
膨れたままもぐもぐと動くほっぺたにリシュエルの心が穏やかにほぐれていく。
もう自分のことを怖がったりしていないのだと思うと安堵すら覚える。
「こちら、きのこのクリーム煮です」
若い女の給仕が小さなつぼに入った料理を運んで来た。
女給仕は帰り際にちらりとリシュエルに色目を使うが
リシュエルの方は全く気にも止めてなかった。
バドの料理を食べて嬉しそうな顔を見るのに忙しいからだ。
バドがつぼを両手で持って中身を飲み干す。
口の周りを汚してバドがにかっと笑う。
(可愛いよ・・・可愛いよ、バド)
リシュエルは自分が以前にも増して変態になってきているのを自覚していた。
何しろバドが笑ってくれるだけで嬉しくなるのだ。
今までは見て嬉しい表情は恥じらっている顔ぐらいのものだったのに。
「バド何か他に頼むか?」
下がってしまう目尻を見せたくないので誤魔化す為にメニューを渡した。
「いいよ、もうお腹いっぱい」
そう言いながらバドはメニューを熱心に見ている。
「頼むなら頼んでいいんだぞ」
リシュエルがそう言うとバドは首を振った。
「ううん、読める字を探してただけ」
バドはメニューを裏返してリシュエルに見せた。
「これ『わいん』だよね」
「凄いじゃないか!
せっかくバドが読めたんだから頼むか」
バドの制止も聞かずリシュエルは給仕を呼んでしまった。
「ほら、バド」
その言葉を合図にしゃがんでくれているリシュエルの背中にバドが乗った。
あくまでおんぶする為という顔でリシュエルはバドのお尻に手をあてがった。
出会ってからずっと触りたいと願っていたバドのお尻はぷにゅっと柔らかく
暖かく湿っていてリシュエルの想像を越える心地良さを実現している。
「では失礼します」
興奮しているのがばれないようにリシュエルはバドを背負うとそそくさと店を出た。
バドはさっきから何も話さない。
随分眠そうだったからもう寝てしまったのかもしれない。
調子に乗ってワインを飲ませてしまいバドは酔っ払ってしまったのだ。
そんなつもりは無かったのだが背負って帰れるのだから
リシュエルとしては喜ばしい事である。
肩に乗った頭からくーくーと可愛い寝息が聞こえてくる。
背中の温もりはかすかなふくらみを押し付けてくる。
首にまわされた腕は信頼を感じさせてくれる。
リシュエルは早めに日が暮れた事に感謝していた。
何しろさっきからギンギンに勃起しているのだ。
感情を顔に出さないのは得意だがさすがに起きたものを抑える術は持たない。
リシュエルも抑えるつもりなど無いのだが。
せっかく堂々と触れ合えている時に別の事を考えて興奮を静めるなど愚かな事。
リシュエルは腕に力を入れてずり落ちそうになっているバドを背負いなおした。
本当は掴んでいる尻肉をわしわしと揉みたいのだが
それはさすがにバドも起きるかもしれないし
往来である以上はもしかしたら見られている可能性もあるので止めておいた。
リシュエルが背負いなおす度に「んっ・・」という色っぽい音がバドの口から漏れる。
バドの家に近づくほど徐々に人も少なくなり
暗い静寂の中、二人だけの世界に近づいていく。
家につくまでの道のり、リシュエルは背負った幸福を噛み締めていた。
バドの家につくとリシュエルはバドを背負ったままベッドに座った。
リシュエルは元々体力に自信がある方じゃない。
バドが可愛い女の子じゃなかったら背負ったまま帰ってくるのは無理だっただろう。
男だったら初めっから背負わなかっただろうが。
「ついたよ」
寝ているみたいだが一応バドに声をかけお尻に当てていた手を外す。
バドを寝かせるため彼女の足を持って靴を脱がせると
リシュエルの首にまわされたバドの腕がぎゅっと抱きしめてきた。
「バド・・?」
「もうちょっと・・待って」
肩に顔を乗せた少女が囁いた。
「おきてたのか?」
「途中から・・」
(しまった・・!じゃあ何度も尻を掴みなおしたのもばれてる!?)
リシュエルがどう言い訳するか考えているとバドがもう一度囁いた。
「リシュエルはなんでおいらに優しくしてくれるの・・・?」
不自然に何度も背負い直しお尻を掴みなおしていた事を咎められず
リシュエルは安堵のため息をついた。
「私は優しくなんか無い。本当に優しいのはバドだ。
バドが優しい子じゃなかったら私は今ごろのたれ死んでいた」
「おいらの事優しいって言ってくれたのリシュエルだけだよ・・・」
リシュエルはバドの腕にそっと手を添えた。
「バド・・」
リシュエルが顔だけ振り向こうと横を向くとバドが唇を軽く重ねた。
ほんの一瞬だけの口付けでバドの顔が真っ赤に染まっている。
まわしていた手を外しバドはリシュエルの背中から離れた。
「り、リシュエルは特別だから・・」
まるで言い訳のようにつぶやくバドの肩を振り向いたリシュエルが掴む。
「もう一度・・・いいか?」
顔の赤いバドがこっくりと頷くと
リシュエルはまるで硝子細工を扱うようにそっと口付けた。
リシュエルの胸に添えられたバドの手がぎゅっと服を掴む。
抱き合う唇が奏でる音楽が真っ暗な部屋に響き渡る。
リシュエルの舌の動きに合わせるように腕の中でバドの体がくねる。
バドが少し苦しそうなのを見てリシュエルは唇を外し
息が整うのを待ってまた口付けをする。
一週間ぶりの口付けは前回よりも一層美味しく感じた。
その理由ももうリシュエルにはわかっている。
前はただの可愛い女の子だった。
今は違う。
その気持ちが通じたのか七度目のキスでついにバドの舌がリシュエルに答えた。
おずおずとリシュエルの舌に触れる。
リシュエルの動きを参考にした割には随分と控え目だが
侵入してきた舌の先端をちょろちょろと舐める。
リシュエルがバドの頭をゆっくり撫でると
どうやら気持ちは伝わったらしくバドの舌の動きが少しづつ大胆になり始めた。
唇を離すと頑なに閉じていたバドの目が開く。
視線がぶつかると二人は微笑んだ。
恥ずかしさから逃げるようにバドはリシュエルに抱きつき胸に顔を埋めた。
今ならもう抱こうと思えば抱けるだろう。
何故かは知らないがバドは好意を持ってくれている。
しかし今抱いてしまうのは愚者のする事である。
おそらく、いや確実にバドは処女だろう。
一度奪ってしまえばもう処女のバドとは会えないのだ。
もちろんそれは、出来る限り愉しんでから奪いたいという
リシュエルの性癖がそう考えさせたのだろうが
バドを汚してしまう事に躊躇う気持ちが無かったと言えば嘘になる。
リシュエルが楽しい未来に思いをはせていると抱き合ったままバドは眠ってしまった。
起こさないようにそっとバドをベッドに寝かせると
まわされた腕を外し触れるだけのキスをした。
二度目の投下終わりです。
続きは明日投下します。
明日で全部終わります。
Good Job!
愛あふれる作品ですねー。リシュエルの人格のほうが変化するとは。
楽しみ楽しみ。
124 :
パスカリ:04/06/07 19:50 ID:RUF9k3N/
ニニアンは楽器を置いて、エリウッドに会釈するとゆっくりと部屋から立ち去ろうとした。
咄嗟に彼の手がニニアンの細い腕を掴んでいた。
何故か今夜は、彼女がこのまま、その存在ごと掻き消えてしまいそうに思えて、引き止めずには居られなかった。
「ニニアン…、君を急かすつもりはないんだけど、この間の話、すこしは考えてくれただろうか?」
「…!」
その質問を尋ねられることを恐れていたかのように、一瞬ニニアンの瞳が動揺して見えた。
「エリウッド様…わたしには過ぎたお申し出、大変…嬉しく思いました。…本当です」
瞼を伏せると、苦しそうに息をつく。
「けれど……」
長い沈黙の後、ニニアンは言葉を続けた。
「エリウッド様には、…他にきっと…わたしより相応しい方が…」
囁くような声だった。
「…ニニアン、君以上の相手なんて考えられない。…僕が君を妻にしたいと望んでいるのは、君をこの世界に引き止めてしまった義務感から言ってるんじゃない。僕には君が必要なんだ。」
125 :
パスカリ:04/06/07 19:51 ID:RUF9k3N/
>>124 こっちが先です。
彼女が自分に「愛」といって良いものを抱いてくれている事は感じている。
例えばそれは、ちょっとした指先の動きや、ふと肌に触れた時の息遣い。
例えば、上気した頬。
そして、なにか言いたげに揺らいでは、伏目がちに視線を逸らす長い睫毛に縁取られた深い真紅の瞳。
しかし、彼女が見えない壁をつくり、決してその一線を越えようとしないように感じられてもどかしい。
できることならば、その壁を取り払い、彼女を抱き締めてしまいたい。
…何処にも行ってしまわないように。
今夜もニニアンはエリウッドの自室で、リンディスから譲り受けたというサカの弦楽器を奏でている。
窓際の椅子に腰掛け、美しい音階をつむぐ優雅な指先が、彼女の儚さを一層際立たせ、エリウッドの心はざわめいた。
「綺麗な曲だね。なんていう曲だい?」
「…いえ、心のままに何となく弾いているだけです。本当は楽器の扱いは、ニルスの方が器用なのですが……わたしのはただの手慰みに過ぎません」
ニニアンは恥じ入ったような笑顔で微笑むと、演奏の手を止めた。
「風が出てきましたね。今夜は…雨になるのでしょうか?」
「そうだね、そろそろ雨期も近い頃だし」
「…随分…遅くまで、エリウッド様のお部屋にお邪魔してしまいました。…明日もご公務でお早いのでしょう? …申し訳ありません」
126 :
パスカリ:04/06/07 19:51 ID:RUF9k3N/
「エリウッド様…」
涙に煙る瞳、それはみるみる溢れて、ニニアンの透き通る白い頬を濡らした。
「だけど…もし、君が僕に気持ちが無いと言うのなら…、そう言ってくれて構わない…僕はもう二度とこの話をしないよ」
「…そんな…こと」
はらはらと落ちる涙を受け止めるように、ニニアンは両手で顔を覆った。
細い肩が小刻みに震えている。
そんな儚げな様子に、エリウッドは胸が締め付けられそうになった。
「ごめんよ、また君を困らせて…。泣かなくてもいいんだ…ニニアン。僕は『待つ』とか、『断ってもいい』とか言いながら、実際はやっぱり君を追い詰めている。自分でも分かってるんだ…君を失いたくなくて、君の答えを奪ってる事」
「いいえ…いいえ、違うんです。わたしは…ずっとお側に居たい。許されるなら、ずっとエリウッド様のお側に…」
「じゃあ、どうして…!」
エリウッドはニニアンの肩を両手で掴むと、少し乱暴に揺すった。
「エリウッド様に本当に相応しい、…美しく健やかな方を娶られた後も陰ながら、ずっとずっと。…わたしは…そんな風にエリウッド様のお側に居続けたいのです」
「ニニアン、何を言ってるんだ…僕は君と…」
127 :
パスカリ:04/06/07 19:52 ID:RUF9k3N/
彼女の理解できない言葉に、エリウッドは珍しく酷く苛立つのを感じた。
彼は、妻として彼女を迎えるまで、ニニアンに男女の関係を強いるつもりはなかった。
しかし、今はこのまま強引にでも奪って、その体に自分の烙印を押してしまいたい気持ちに支配される。
暴力的な欲望は、彼の雄を急速に熱くした。
エリウッドはニニアンを抱き寄せると、不安げに震える唇に自分のそれを重ねた。
「…っ! …いけない」
ニニアンはエリウッドの腕の中でもがくと、俯いて口づけを逸らしてしまう。
「…いけません…、わたしは…あなたには相応しくない…」
遠雷が、どこかで鳴った。
「そんなこと、僕が決めることだ」
ぴたりと密着するニニアンの体は、細くたおやかいて同時に肉感的さを併せ持っていた。
エリウッドは背中に回した手に力を込めると、さらさらとした神秘的な長い髪に顔を埋めて彼女の甘い匂いを吸い込む。
「きっと、嫌いになってしまわれるわ…」
「全部、受け止めたいと誓った…違うかい?」
ニニアンの細い指先がおずおずとエリウッドの胸に添えられる。
「エリウッド様、わたしは…汚れた女なのです」
彼女は、決意したように語りだした。
128 :
パスカリ:04/06/07 19:52 ID:RUF9k3N/
「踊り子に身をやつし、ネルガルから逃れて各地を転々としていた時。わたしはニルスと生き延びるために、何でもしました…、…何でも」
胸板にあったニニアンのしなやかな指先が、エリウッドの鍛えられた腹をなぞると、その下の硬くなったものに服の上から触れる。
「ニ…、ニニアン」
普段の聖女のような佇まいからは想像もつかないニニアンの行動に、エリウッドはうろたえた。
しかし、不意に与えられた指先の愛撫は、彼の屹立する熱に更に火を点ける。
「…わたしがどんな女だったのか…知ってください」
器用に留め金を外すと、痛いほど張りつめたエリウッドの器官を出した。
「ニニアン…よせ…、そんな事…しちゃいけな…」
そう言いながら裏腹に、エリウッドは全く動くことができなかった。
彼の前に跪き、謎めいた瞳で見上げてくるニニアンに魅了される。
愛おしむように、天を向き脈打つ雄を両手で包んで水平にすると、躊躇無く柔らかな唇を近づけてきた。
紅を注さずとも紅いその隙間から、一瞬ぬめる舌の先端が見えた。
一点の淫猥さも感じさせない硬質な彼女の美貌の、そこだけが淫らだった。
「……っ!」
ぬらぬらとした生暖かく湿った咥内に吸い込まれて、エリウッドはいきなり強い射精感におそわれた。
いつの間にか近づいてきた雷の閃光が、一瞬、跪き男根を咥えるニニアンの顔をハッキリ浮かび上がらせる。
その淫靡な光景にエリウッドは目を奪われた。
それまで彼が愛し、知っていた清楚でたおやかなニニアンとの、あまりの懸隔(けんかく)にエリウッドは混乱し葛藤する。
しかし、聖女のような彼女がこうした行為をしている事に、また別の興奮を覚えるのも事実だった。
そんなアンビヴァレンスな感情が、更にエリウッドの暗い欲情を煽った。
129 :
パスカリ:04/06/07 19:53 ID:RUF9k3N/
「ぅ…」
唇をきつく締めたまま、ニニアンの頭が前後に動く。
先が喉の奥に当たる程深く咥え込みながら、強く吸い上げてくる。
口元からは唾液が溢れ、ニニアンが妖しく動く度にじゅぷじゅぷと卑猥な音が立った。
同時に別の生き物のような舌が、裏側の敏感な筋をこするように何度も行き来する。
「ニ、ニニアン…やめ…っ」
激しい快感が腰から背骨を駆け上がり、エリウッドは絶頂の近さを感じた。
猛る雄の脈動を悟ってか、ニニアンは裏の切れ込みを捲るように尖らせた舌で左右に衝きながら、沿えた右手で根元から擦り上げる。
エリウッドの体がびくびくと痙攣した。
「あ…、っ、ニニアン…駄目だ」
刹那、ニニアンの顔を引き剥がそうと、彼女の頭を掴んで後ろへ逸らした。
しかし、それは間に合わず、勢い良く吐き出された精液は彼女の口の中を汚してしまった。
白くきめ細かな肌を持つ彼女の端正な顔の頬や唇にも、エリウッドの白濁液がどろりとかかっている。
急速に、そんなニニアンの姿に憐憫の情と自己嫌悪が広がった。
130 :
パスカリ:04/06/07 19:54 ID:RUF9k3N/
「…すまない…」
「どうしてエリウッド様が謝るのですか? …わたしはエリウッド様を悦ばせてさしあげたかった…そして…わたしがどんな女だったのか、知って欲しかった…」
涙と精液でべとべとになった彼女の頬を、指先で拭うエリウッドの顔を見ようとせずに、ニニアンは呟く。
「だけど、暫くは…あなたがわたしを必要だと言って下さる幸せにも酔いたかった…側に居るだけで良いのだと…そう…自分に言い聞かせながら…本当は……」
震える細い肩が今にも崩れ落ちそうだった。
エリウッドの中に、ニニアンに対する焦がれるような熱く性急な気持ちが広がった。
彼女がこの世界に来てどのように過ごしてきたのか、それを考えると胸が裂けそうに痛むのを感じる。
恐らく誰かに植えつけられたその性技は、彼女の哀しみそのものだった。エリウッドは彼女の孤独や哀しみを、少しでも取り去り癒したいと思った。
この腕の中で自らの熱を挿し込み貫いて、自分のものだと叫びたい気持ちになる。
その愛おしさと欲望がない交ぜになった想いを抑えきれず、彼女を壊れ物のように抱き上げると、天蓋がやわらかく周囲を包む寝台の中央に横たわらせた。
「ニニアン…君は今もとても綺麗で、…そして僕は君が好きだ。君が何者で…どんな過去があろうとも構わない。どうしても僕の妻になって欲しいんだ。お願いだ…ニニアン」
深紅の瞳を覗き込みながら、彼女の愛を乞う。
長い睫毛が涙に濡れて、一層濃くニニアンの頬に影を落としていた。
「この唇で、僕が必要だと言ってくれないか?」
「どうしてでしょう…からっぽだったのに、この体は…」
彼女の額や瞼にそっと触れるだけの口づけをして、唇にもキスをする。
「…人に、どんな行為を強いられても、心も体も閉ざして何も感じることは無かったのに…エリウッド様と出会ってから、おかしいのです…わたしは…」
ニニアンはエリウッドの手を取ると、自らの柔らかな右胸の上に誘(いざな)った。
彼女の胸は早鐘を打つようだった。
131 :
パスカリ:04/06/07 19:55 ID:RUF9k3N/
「エリウッド様が…欲しい…と…、こんなに…」
「ニニアン…」
エリウッドは、今度は深く舌を挿し込みニニアンのそれに絡めながら、彼女の服を脱がせていった。
きめの細かい素肌が、うっすらと汗ばんで指に吸い付く。
細い肢体に形良く存在している豊かな二つの乳房を両手でゆっくりと揉むと、ニニアンの頬にすっと朱が差した。
自分も服を脱ぎ捨てながら、既に尖っている薄桃色の乳首を含んだ。
それを舌先で転がすとニニアンの唇からため息に似たあえぎが漏れた。
「あ………エリウッド様…」
エリウッドは指を茂みの奥の潤む割れ目に這わせた。
少しだけ怯えたようなニニアンの瞳と出会ったが、構わずに片方の足首を掴むと、大きく広げる。
そこは、すでに透明な液で濡れており鮭肉色にぬめっていた。
視線に晒されて彼女が吐息をつく度に、花弁とその上に覗く肉芽が誘うようにひくひくと卑猥に動く。
眩暈がするほどの欲望を感じ、エリウッドの雄は再び硬く張りつめた。
先程ニニアンの口の中で達したばかりだと言うのに。
「あまり…みないで…ください。自分でもどうしようもなく濡れてしまっていたのは…感じていました」
「とても…綺麗だ、どうにかなりそうになる」
長い髪がシーツに扇のように広がり、磁器にも似た青白く輝くしなやかな足を、強引に大きく開かれて、秘められた場所をエリウッドの前に晒しているその姿は、嗜虐心をそそってやまない。
「エリウッドさま…を、ください…、いますぐに、ほしいのです」
「…ニニアン……」
消え入りそうな声でニニアンは囁いた。
すぐにでも彼女と一つになりたい気持ちはエリウッドも同じだった。
132 :
パスカリ:04/06/07 19:56 ID:RUF9k3N/
少しでも深く彼女と繋がりたくてニニアンの体を裏返し、くびれたウエストを両手で掴むと、エリウッドは性急な動きで、後ろから男根を奥まで突き入れた。
「は……ぁっ…!」
ニニアンの背中が、少し苦しそうに反り返った。
たっぷり潤んでいたとはいえ、まだ十分に愛撫を加えないままに猛るものを突き立てられては、当然だったかも知れない。
しかしニニアンがこの瞬間にエリウッドを欲したのも、また逆にエリウッドがニニアンと一つになりたいと望んだのも真実だった。
内側の肉襞がエリウッドを奥に引きずり込んで行く。出し入れを始めるとぬめる粘液がたっぷりと滲み出て来て狭い膣内で彼に絡み付いてきた。
「愛してる…」
うなじに口づけながらエリウッドが呟くと、ニニアンは甘いため息を漏らした。
少しでも気を抜くと達してしまいそうで、彼は鍛えられた腹筋に力を込めて堪える。
先端が抜けそうなほど引き抜くと、今度は奥の肉壁に強く当たるまで突いた。
「ぁ、あっ…すごく…奥…、…」
律動に堪え切れず、上半身を支えてシーツについていた手が崩れ、ニニアンの両肩が落ちた。
尻を突き出す格好になる。
自分の雄が貫いている谷間が浅くなり広がって、さらけ出されたその光景は、脳髄をひどく刺激するいやらしさだった。
エリウッドの脈打つ男根は膣内で容量を増し、中から彼女を圧迫した。
ニニアンの肢体が、快感でぶるりと震える。
「エリウッドさま、エリウッドさまが……わたしの中…で、一杯に…」
エリウッドの中で野蛮な何かが暴れ出しそうになった。
猛る若い欲望に流されて、柔らかなニニアンの尻を掴むと、そこを更に左右に開き、獣のように乱暴に突き上げてしまう。
湿った肌がぶつかり合う淫らな音が部屋に響いた。
133 :
パスカリ:04/06/07 19:57 ID:RUF9k3N/
「ぁっ…、…んっ、…っ!」
細い肩越しに眉根を寄せたニニアンの横顔が見えたが、自らの雄が彼女の秘所に出たり入ったりするのを見ていると、行為の事意外何も考えられなくなってしまいそうになる。
傷つきやすい彼女の肌に、きつく喰い込む指の痕が赤くついた。
「ニニアン…、僕は君を…めちゃめちゃに、…してしまいそうだ」
「いい…んです、こわし…て…、壊してっ…、はぁ、…ぁっ、…んっ」
男の楔を打ち込みながら、人差し指と中指で可哀想なくらい膨れたニニアンの花芽を挟むと、押しつぶして擦り付けるように愛撫した。
「…あぁっ…、エ、エリウッドさま…っ!!」
ニニアンはシーツを強く掴んで喘ぐと、がくがくと震えて達した。
彼女の割れ目の入り口から引き締まり、それは膣内全体の収縮へと伝わってエリウッドの弾けそうな熱を圧してきた。
それは強烈な快感だった。
「っ……!」
エリウッドの雄はビクビクと跳ねると、ニニアンの膣内に体液を吐き出した。
外は、雨になっていた。
エリウッドは疲れ果てて眠るニニアンの顔を見つめていた。
目の周りが少し赤くなっている。
所々、白い肌にも痕を付けてしまった。
己の若く荒々しい行為で、泣かせ過ぎてしまった事を彼は少し後悔した。
次からは、もっと優しくニニアンを愛してやりたいが、魅力的な彼女を前にして急に老成できる程、自分の欲望をコントロールできる自信も無かった。
夢を見ているのか、ニニアンの瞼が僅かに動いている。
幸せな夢ならいいと考えながら、目を覚ましたら彼女に今度こそ必ず結婚の申し込みを承諾させようと、エリウッドは決意した。
おわり
どうでしたか?初挑戦の割にはよかったです。
転載すんなヴォケ
俺も前どっかで見た。確か挿絵付きのやつだろ?
「初挑戦」とか言うな。
チュウヤン竹●の首挿げ替えといい新手の嫌がらせか?
おっと忘れてた、鬼畜リシュエル期待。
>>◆JBtnEvJis6 氏
遅ればせながら グッジョブ!!
個人的には鬼畜でも純愛でも(゚д゚)ウマー
マターリとエビオス飲みながらお待ちしております。
翌日、リシュエルは自らの半身に柔らかい重みがかかっている事に気付き目が覚めた。
バドの寝相はいつだって悪いが今日のは寝相が悪いと言うのだろうか。
頭はリシュエルの方に乗せ、一つの腕は枕にしている肩を持ち
もう一つの腕は反対側の肩まで伸ばし
半身をリシュエルにかけて足もリシュエルの腹の上。
まるで抱きついているような寝相だ。
偶然でもこういう事はあるかも知れないがリシュエルはそうは考えなかった。
今は寝ているかもしれないが夜中に起きて抱きついてくれたのだと思った。
しばらくは黙って感触を愉しんでいたが
やはりそれだけでは収まらなくなり腹の上のふとももに手を伸ばした。
つるつるとした肌触りで少し固めの締まったふともも。
しかし、そのうちにふとももを撫でるだけではリシュエルは満足できなくなってきた。
反対側の手をバドのお尻に伸ばす。
薄い布越しにふにっとした柔らかさが伝わる。
お尻の上に手を置いてもバドに変化は無い。
リシュエルはそのまま手を動かし始めた。
ゆっくりと円を描くように撫でさする。
バドの服越しなのが逆に生で触る時の事を想像しリシュエルの興奮を高める。
「ん・・・」
お尻を擦っているとバドの口から微かな音が漏れた。
(起きたかな・・・)
リシュエルが動きを止めたがバドはそのまま動かない。
尻に乗った手が動きを再開する。
「っ・・・」
腹に乗っている足が負荷をかけてくる。
やはり起きているのだろうかと思い、
苦しい体勢だがなんとかバドの顔を見ると目は閉じたままだ。
試してみようと思いリシュエルは撫でていた手をバドの尻の谷間に進めた。
途端にバドのお尻が強張り、尻たぶの肉が盛り上がる。
本来拒絶するはずの動きがすでに滑り込んでいたリシュエルの指をくわえ込む。
(やはり起きている・・・)
リシュエルはそう確信したがバドは抗議を声を上げない。
恥ずかしいからなのか、許してくれたからなのかは分からないが
リシュエルはそのまま続ける事にした。
固い尻間をゆっくりとリシュエルの指は進みバドの尻の穴を探り当てると
肩の上のバドの手がリシュエルの服を掴んだ。
しかしリシュエルの指はそこに安住せず蟻の門渡りをなぞっていく。
「ぅ・・・」
リシュエルの指がついに秘部に辿りつくとバドの体全体がさらに強張った。
肩に乗っていたバドの顔が下を向き肩を掴む力が強くなる。
そこからさらに進んだリシュエルの指が腹を押し付けてゆっくりと揺れ始めた。
秘裂をなぞり全体をなでまわすと腹の上のバドの足がますます圧迫してくる。
「ぁっ・・」
バドの口から吐き出される熱い吐息がリシュエルの肩を暖める。
指が横揺れを開始するとバドが体をリシュエルに押し付けた。
それは指から逃げる動きだったのかも知れないが
恥骨を押し付けてきたと思ったリシュエルは指の動きを加速させた。
「はぅっ・・ぁぁぁ・・」
バドがついに押し殺していたうめき声を上げ始めた。
バドの顔と腕に挟まれたリシュエルの肩に痛みが走る。
しかしそんな事でリシュエルを止めることは出来ない。
あくまで優しく、それでいて動きを早める指にバドのうめき声が大きくなってくる。
「あっ・・あぅ・・んっ・・・んんっ!」
声にならない叫びを上げてバドの体が震える。
リシュエルはバドの異変に気付き手を止めた。
バドの異変は快楽を受け入れただけではなかった。
そのことに最初に気付いたのはリシュエルの手だった。
じょじょじょという品の無い音がして
布越しにじんわりと暖かく濡れていき
その後ズボンの間から溢れ出た小水が
リシュエルの手ばかりでなく腰や足にまでにかかる。
リシュエルは興奮はしたが驚きはしなかった。
快楽に身をゆだねると便意を抑えられなくのはそう珍しい事ではない。
しかし、バドにとっては違う。
自慰をしていないとしたらイッたことすら初めてかもしれない。
リシュエルの肩に顔を埋めたまま、しゃくり上げはじめた。
「ひっ・・ひっ・・・」
顔を伏せたまま泣き始めたバドの頭を汚れてない方の手で撫でる。
「バド・・・」
涙で濡れていく肩が心地良い。
頭を撫でながら何度も名前を呼ぶ。
「すまなかった、バド」
少しづつバドのしゃくり声が収まってきたのを感じリシュエルは謝った。
「それに、ありがとう」
ピクッとバドの頭が動く。
それからまたしばらくするとバドがゆっくりと涙でまみれた顔を上げた。
「嫌いになったか?」
リシュエルの言葉にバドは鼻をすすって首を振った。
それでもまだ言葉は出せないらしく代わりにぽろっと涙をこぼす。
ごしごしとリシュエルの肩で涙を拭くとバドが上半身を起こそうとしたので
リシュエルも一緒に上半身を起こした。
そのまま起き上がると朝から元気な男子を挟んで抱き合った格好になる。
バドの小便で汚れた下半身がジュクッと音を立てる。
「りしゅえるは怒ってないの・・・?
おいら・・・汚しちゃったのに・・・」
うつむいたまま消えそうな声で尋ねるバドにリシュエルは微笑みかけた。
「どうして私が怒るんだ?
汚れてなんかいないのに」
そう言うとリシュエルはバドのお尻に当てていた手の指を舐めた。
「きっ、汚いよ!」
驚くバドに見せるように指を丁寧に舐める。
「バドのは汚くないんだ。
私はバドのものなら全く汚いなんて思わないんだよ」
慰める為に言っているのではない。
本心からリシュエルはそう思っていた。
可愛い女の子のなら汚くなんか無い。
ましてやバドのものなら美味しいぐらいだ。
「りしゅえるぅ・・・」
バドは慰めてくれたのだと思って抱きついた。
リシュエルの隆起がバドのお腹に当たる。
「バドがあんまり可愛いものだから・・・本当に悪かった」
リシュエルがそう言うとバドは顔を擦りつけるように横に振った。
「おいら・・・嫌じゃなかったよ・・・」
少しだけ顔が離れバドが一瞬だけリシュエルを見上げる。
「・・・嫌じゃなかったから・・・」
リシュエルの手がバドの顎を上げさせる。
唇を重ねるだけのキスをして涙でべたべたのバドのほっぺたを親指でなでた。
「バド・・・わかってくれていると思うが・・・
私はバドが好きなんだ。
だから・・・いいんだ」
男と女の駆け引きでは先に好きと言った方が不利である事は
誰よりもリシュエルが知っている。
しかしバドは駆け引きしようなど考えてはいないだろう。
だったら気持ちを伝えておきたいのが人情というものだ。
「さ、着替えよう。
いや、その前にお風呂に入った方がいいかな」
「うん・・・あ」
バドがちょっと顔をしかめた。
「どうした?」
「おいら洗濯したばっかで乾いてる下着が無いや・・・」
一瞬、リシュエルに邪念がよぎる。
(今日一日、下半身裸ですごすのはどうだろう?)
下半身裸の処女の美少女とすごすという甘美な妄想がリシュエルを誘惑する。
しかし、口にすれば嫌われてもおかしくない考えである事はリシュエルにもわかる。
「それなら私が買って来よう」
優しさを全面に押し出した笑顔を作る。
「あ。ありがとう」
「そうだ、バドはそろそろ胸の下着も買った方がいいな」
前からバドが胸の下着を着けていない事をリシュエルは気にしていた。
今日のように密着した時は嬉しいが
これからの事を考えたら綺麗な形で成長してもらいたいと思う。
突然言えばただの変態みたいなので
言える間柄になるのを待っていたのだ。
「いいよ、そんな、まだ」
「よくない。後で形が悪くなったりするぞ」
バドは良くてもリシュエルには良くない。
揉む側、見る側の意見も尊重して欲しいものだ。
「リシュエルがそういうなら・・」
リシュエルの真剣な顔に負けバドが折れた。
少し押しただけで言う事を聞いてくれるバドにリシュエルの邪念が再発する。
「じゃあ服を脱ぐんだ」
「ええー!?」
「大きさがわからないと買えないじゃないか」
バドが驚いた顔のままリシュエルを見上げた。
事ここに及んでもいやらしさを隠したリシュエルの表情にバドは戸惑ってしまう。
お尻を触ったりキスをしてきたりさっきの事など考えるとリシュエルの下心は明らかだ。
なのにリシュエルはいやらしくない振りをするから戸惑うのだ。
「うん・・・」
しばらく悩んだバドだったがリシュエルは諦めないだろうと思い、諦めた。
バドが一気にシャツを脱ぐとやせっぽちだが真っ白な体が露わになる。
常に露出していた腕や足でも白いだけあって
バドの隠されていた体は透き通るほどに白く
バドの感情を直に伝えるように視線を受けてうっすらと桜色に染まった。
桃色の突起を頂上としたゆるやかな丘がリシュエルの視線を独占する。
バドが胸を隠そうとしたがそれよりはやくリシュエルの腕がふくらみに触れた。
「ん・・」
まだまだふくらみ初めといった感のある胸は
それでも明らかに他とは違う柔さでリシュエルの手の平を迎え入れる。
控え目な乳房は揉まれるごとにふにゅふにゅと
柔らかさを増しているような錯覚をさせる。
うつむいて恥辱から耐えようとするバドの顔をリシュエルはじっと見続けていた。
初めて胸を揉まれるバドは今、この時しかいないのだ。
揉みごたえという部分については物足りないが
これから成長していく前提で考えると
今のようにまだ芯があるような手触りはなくなってしまうだろうから
逆に貴重にも思えリシュエルは余計に興奮してしまう。
「はぁ・・」
バドの吐息が熱を帯び始めるとリシュエルは乳頭を指の腹で引っ掻いた。
「ふぁっ・・」
敏感に反応し体をよじる姿がまたリシュエルを悦ばせる。
下着の為に大きさを測るという言い訳から完全に逸脱した行為だが
バドは恥ずかしがるだけで抵抗しない。
それをいい事にリシュエルはつんと澄ました小粒の苺をつまみ品質を確める。
バドの手がリシュエルの服をぎゅっと掴む。
バドの眉が歪み、艶めいた唇から甘い声が漏れる。
「よし、わかった。
そろそろ買いに行って来る」
乱れ始めたバドの様子にこれ以上やると収まらなくなると思い
リシュエルは手を離した。
バドの小便で汚れていたから目立たないが
リシュエルの息子はすでに先走っていた。
体の反応が表すように
リシュエルのバドの処女はまだとっておきたいなどという余裕ある態度は
すでに限界が見え始めていた。
「それじゃ行って来る」
リシュエルは風呂場で下半身を洗い下着を替えるとさっさと出て行った。
一緒にお風呂に入るとか
バドを手で洗うとか様々な妄想を実行しようと思ったのだが
それをやってしまったらリシュエルは自分が止まらない事を自覚していた。
「ただいま」
リシュエルが帰ってくるとバドが待ちかねたように駆け寄ってくる。
濡れ髪から漂う石鹸の匂いにリシュエルは少しがっかりした。
「バド、買ってきたから着て見てくれ」
リシュエルから妙に大きい袋を受け取るとバドは早速あけてみた。
「これ・・?」
中を見たバドが困惑した表情でリシュエルを見る。
「バドに着て欲しいんだ」
袋の中にはいくつかの下着と一枚の服が入っていた。
ほんの少しだけ緑がかった無地のワンピース。
いや、無地の服にたった一つだけ小さく模様が入っている。
「パ・・ト・・リシア・・・」
襟に刺繍された文字を読んだバドはそれ以上言葉を出せずに立ち尽くした。
「きっと似合うと思うんだが・・嫌いか?」
呆然としていたバドがぶんぶんと全力で首をふった。
「おいら・・・こんな服着た事ないよ・・・。
本当に・・・貰っていいの?」
見上げたバドの目には涙が滲んでいる。
「もちろんだ。君の名前が書いてあるだろう。
さあ、着てみてくれないか?」
バドは拳で涙を拭きとり袋を持って風呂場に駆けていった。
「待ってて」
バドがそう言って風呂場に入っていくとリシュエルはベッドに近づいた。
まだ小便の匂いが漂ってくるベッドの上に買ってきたおおきな布巾を何枚もかける。
くんくんと匂いを嗅ぐとまだ微かに臭うがまあいいかとリシュエルは諦めた。
はっきり言ってしまえばリシュエルにとっては別に臭くも何とも無いのだ。
むしろ石鹸の匂いなどより、よほど良い香りとすら思っているのだった。
ゆっくりと扉が開くとワンピースを着たバドがはにかんだ表情で現れた。
その清楚な姿はまるでシスターのようである。
「どう・・かな?」
足元まで裾は届きゆったりとした袖もちょうど良い長さのようだ。
「すごく可愛いよ。もっと近くで見せてくれないか?」
リシュエルがそう言うとバドはゆっくりと近づいた。
冷静なつもりではいるが顔にでてしまっているかも知れない。
最高に可愛いと思う服を最高に可愛い女の子が着ているのだ。
感情を見せない事が得意なリシュエルもこの状況では自信がない。
「なんかこんな服着た事ないから歩きにくいや」
そう言うバドの表情はキラキラと輝き、喜びを隠しきれていない。
ベッドに腰掛けるリシュエルの前でバドが立ち止まる。
「ちょっとまわって見せてくれ」
微笑むリシュエルの前でバドはとことこと不器用に回って見せる。
バドが一周するとリシュエルと視線がぶつかる。
「可愛いよ、バド。
すごく似合っている」
リシュエルが微笑むとバドの顔から照れ笑いが消えた。
倒れこむようにリシュエルに抱きつく。
「おいら・・こんな・・・女の子の服初めて着たよ・・・」
ほほを合わせてバドがつぶやく。
「・・・ありがとう」
リシュエルの手が乾き始めた髪を触る。
もう一つの手がバドの背中にまわされた時、ゆっくりと顔をずらし口付けをした。
リシュエルの口がバドの口を何度かついばんで唇を濡らす。
バドが覚えたばかりのキスをやり返しリシュエルの唇をついばむ。
互いの唾液で湿った唇が重なり二人の舌が再会を果たす。
「バド・・・いいか?」
長いキスを終えるとリシュエルが遂に切り出した。
これ以上我慢すると頭がどうにかなりそうだ。
「えと・・な、なにが?」
リシュエルの要求の意味がわからず思わず聞き返す。
「何だかわからないけど・・・いいよ」
リシュエルが説得しようとするとバドはその前にうなずいていた。
リシュエルが何をしたいのか、何を求めているのかはわからない。
きっと、いやらしい事なのだろうと思う。
それでもいいと思った。
優しくて格好良くて、初めて自分を女の子として扱ってくれた人だから。
「一個だけ、一個だけお願い聞いてくれる?」
バドの緊張を表すように言葉が途切れた。
「元気になっても一緒にいてくれる?
おいらと一緒に・・・」
「もちろんだ」
バドが言い終わらない内にリシュエルは答えていた。
既に元気になっているが一緒に暮らしているのだ。
愚問というものだろう。
バドが性転換でもしないかぎりリシュエルは別れるつもりなど無い。
「良かったぁ」
もう一度抱きついてきたバドを受け止め温めあう。
「いいか?」
もう一度リシュエルが言うとバドはすぐにうなずいた。
リシュエルはベッドから立ち上がりバドを離した。
そしておもむろに服を脱いだ。
呆気にとられるバドの前で下着まで脱ぐと全裸になってしまう。
「これを舐めてくれないか」
そう言ってリシュエルがつまんだのは凶悪な姿で膨張しているモノだった。
「こ、これを!?」
さすがに予想していなかったらしくバドの表情は驚きに支配されている。
「これ・・」
目を丸くしたまま見下ろしていたバドだったがしばらく見つめた後、口を開いた。
「うん、わかった・・・」
そう呟くとしゃがもうとする。
しかし、何かに気付いたらしくもう一度立ち上がりベッドに座りなおした。
「せっかくリシュエルがくれた服、汚れちゃいやだから・・」
それだけ言うとバドは微笑みを消し突き出されたリシュエルの腰をつかんだ。
「怖い?」
リシュエルの手が頭に乗るとバドが上を向いた。
「う、うん。初めて見たからびっくりしちゃって」
バドは赤黒く腫れあがった性器とリシュエルの顔を見比べると
恐る恐る手を添えた。
「ぉ・・・」
「い、痛いの?」
「いや、続けて」
少し前かがみになってバドはそっと肉棒に口付けた。
「ぉふぅ・・」
リシュエルの口から歓喜の声が漏れる。
やり方もよくわからないままバドは先端を舐め始めた。
初心な舌使いが逆にリシュエルを悦ばせる。
「いいぞ・・・少し口に含んでみて」
言われるままにバドは先っぽを口の中に入れた。
「いっ・・歯を当てないようにしてくれ」
バドはくわえたまま小さくうなずくと口の中で舌を動かし始めた。
要領がつかめず不器用な動きをする舌がけなげで
リシュエルの先から少しづつ液が出始めている。
バドの口の中は熱く湿っていてリシュエルを慰めてくれる。
感触の心地よさに体も反応するが、それ以上に心が歓喜する。
可愛らしい女の子が
まだ性交すらしていない処女が
何よりも大好きなバドが
シスター服を着て口でしてくれている。
その状況がリシュエルには堪らない。
その上バドは舐めてと言われて舐め、吸ってと言われれば黙って吸う。
その従順さが堪えられない。
バドがくわえたまま上目で見た時、リシュエルの限界が越えた。
「でるっ!出すぞっ」
「っ・・・!」
その言葉を合図に肉棒から白い欲望がバドの口腔に撒き散らされた。
何が起きているのかわからないままバドは突き出された肉芯を咥え続けていた。
初め、バドは口の中でおしっこをされたのだと思った。
吐き気を催す液体がぬるぬるしている事に気付いて違うとはわかったが
それが何なのかは結局わからなかった。
肉棒は少しだけ縮んだようだがまだ口から出されない。
バドは仕方なくリシュエルの出したものを飲み込んだ。
このままだと吐いてしまって服が汚れてしまいそうだったから。
生まれて初めて着た女の子の服は汚されたくなかった。
「ありがとう・・。とても・・良かったよ」
ようやくに腰を引いてリシュエルが言葉をだした。
口に注がれた液体は生臭く苦かったが
リシュエルが喜んでくれた事でバドは一種の満足感も感じていた。
「他にもして欲しい事があるんだけど、いいか?」
「うん・・ちょっと待って」
息も整わないうちに次の段階に行こうとするリシュエルから離れ
バドは水差しから直接、水を飲んだ。
少し咳き込んでしまったバドをリシュエルが心配そうに見つめている。
「服、脱いだ方がいい?」
バドがそう言うとリシュエルは少し考え込んでしまう。
出来れば着たまましてほしいが、汚れた時のバドの悲しみを思うと可哀想な気がする。
新しく買ってやればいいというものでもないだろう。
「脱いだ方がいいかな・・」
そう結論づけたリシュエルは完全に自分がバドに惚れてしまっている事を悟った。
最高に気持ちいいのはシスター服を着たバドを犯し顔や服に射精する事だろう。
そう思うがバドが悲しむと思うと自分の欲望だけを優先できない。
それが正に好きになっている証拠のように思う。
「よく似合ってる。
大きさは合ってるかな?」
バドが買ってもらった胸の下着を外すのに躊躇しているとリシュエルが褒めてくれた。
「うん、ぴったり」
バドは思い切って胸の下着を外すとリシュエルの傍に行った。
恥ずかしいし、今から何をするのかもわからない。
だけどリシュエルが喜んでくれるなら、それでいいと思った。
「私の顔に座ってくれ」
リシュエルはベッドに寝転ぶと突拍子も無い事を言い出した。
「出来れば下着も脱いでから座って欲しい」
バドは耳を疑ったがリシュエルの表情は冗談を言っているものではない。
「ほ、本気で言ってるの?」
「もちろん本気だ」
さっきのように咥えるのよりは楽かもしれないが
さっき以上に恥ずかしそうでバドは覚悟が揺らぎそうになった。
しかし、リシュエルの言う通りにしてあげようと決めたばかりだ。
仕方なくバドは寝転ぶリシュエルをまたがった。
さすがに下着は脱いでない。
「どうすればいいの?」
「こっちきて、そうそこに立って、座ってくれ」
言われるがままリシュエルの枕もとに立つと真下から覗かれて恥ずかしい。
「本当にいいの?」
「座ってくれ。そして出来れば座った後、下を向いていて欲しい」
リシュエルが何をしたいのかバドにはさっぱりわからなかったが
覚悟を決めてリシュエルの顔の上に座った。
「むぐぅ」
リシュエルがうめき声を上げる。
座った途端のうめき声と熱い吐息の感触に驚いてバドは立ち上がろうとしたが
リシュエルの腕にふとももをつかまれ立つ事が出来ない。
もう一度座らされると下着越しにリシュエルの息がかかってくる。
さらにもう一度逃げようとバドが腰を浮かせると
その隙を突いてリシュエルは下着をぺろりとずり下げた。
「あって、駄目!」
バドの悲鳴も聞かずリシュエルは剥き出しになったバドの秘部に顔をうずめ
歓喜のうめき声をあげていた。
ぷにょっとした感触も
かけられる重さも
石鹸の香りに抗うほのかな臭いも
ひんやりとした肌のおくから感じる熱さも
まだ閉じていて綺麗な秘裂も
申し訳程度に生えた恥毛も
可憐に咲いた菊の花も
全てがリシュエルを悦ばせてしまい
しっかりと掴んで離さないリシュエルの顔の上で
バドはどうにか立ち上がろうとしばらくの間、踊り続けた。
液に秘部を汚されぐったりとしたバドの体を
リシュエルは抱え上げてベッドに寝せた。
「バド、君をもらうよ」
バドの純潔にリシュエルの肉棒があてがわれる。
「好きだよ、バド。
いや、パトリシア」
あお向けに寝かされたバドがうなずいた。
「おいらも・・リシュエル大好きだよ。
だから・・・」
バドの腕が頭の斜め上にあるリシュエルの片腕を掴んだ。
「いくよ」
そう言うとリシュエルは幼い女陰に肉棒を打ちつけた。
「っ〜〜〜!!」
華奢な腰骨をつかまれ逃げ場を失ったバドの中に怒張が強引に侵入していく。
バドはなんとか腰を浮かし、静かな悲鳴をあげて耐えている。
本当ならもっと痛がらないようにする事も出来たはずだが
リシュエルはあえてそうしなかった。
性交で悦ばせるのは後からでも出来る。
せっかくの処女は処女らしい反応をしてほしかったのだ。
「っあぐぅ」
痛がるバドの為には早く終わらせてあげるべきだろうが
バドは狭すぎてゆっくりとしか入っていかない。
少しづつめり込んでいく肉棒は見るからに無理している。
媚肉が悲鳴をあげながら押し込まれていく。
やはりバドはリシュエルを全て受け入れる事が出来ず
頭をようやく収めたところで進まなくなった。
仕方なく今度は引き抜いていく。
そこには愛の営みなどなくただ粘膜が擦れ合わされているだけであった。
バドの中は狭すぎるあまり快楽よりむしろ痛みを感じるほどだった。
しかし、それにも関わらずリシュエルはバドと合体している喜びと
バドの泣き顔に興奮してしまい、果てるのはあっという間であった。
バドの中に精液を流しこみ終えるとリシュエルは脱力してバドにのしかかった。
引き抜かれてもぽっかりと口を開いた秘裂から精液が溢れ出す。
呆けてしまって言葉が出せないがリシュエルはお礼のつもりでバドの頭を抱えると
バドの頬の涙を舐めた。
白くなった頭に何かが弾け、様々な光景が奔流となってリシュエルを襲った。
涙の味が引き金となり、失われた記憶がリシュエルの中に注ぎ込まれる。
シスターアンナ、メリエル、マーテル、多くの女性達の痴態が思い浮かぶ。
そして、メーヴェの事も。
ただ一人、リシュエルが望んで受け入れられなかったただ一人の女。
手すら握っていない最愛だった女性。
自分の素性も、記憶を失った理由も、彼女への想いの全ても思い出し、
彼女を手に入れるためにはこんな所でこんな事をしていてはいけない事も思い出した。
だが。
今、自分の下には涙を流し、行為が終わった事にも気付かず
目を閉じて行為の終了を待っているけなげな少女がいる。
一緒にいると約束した少女がいる。
どちらかしか選べない。
火の神官家の後継者として戦争に出て名を馳せるか
記憶を失った魔導士として空家で美少女と愛し合い退廃的な生活を送るか。
リシュエルの中でどちらをとるべきか答えはもう出ていた。
戦争はまだまだ続く。
終わり頃に自分も戦っていた振りで出て行けば炎の神官家の名も傷つくまい。
バドと一緒に暮らそう。
それより勝る生活などない。
失った記憶は失ったという事にしてしまおう。
そう決意するとリシュエルは心の中から何か重苦しかったモノが失せていくのを感じた。
バドを守る。
これが、生まれ変わったリシュエルの最初の誓いであった。
遅くなってすいません。
これで全部投下終了しました。
途中、感想をくれた方ありがとうございます。
健気だ…バドたん…
GJ!次回作を待つ> ◆JBtnEvJis6 氏
メリエルともヤってたのかよ(w
二人の国
沢から戻ってすぐマルスがするのは、彼女の着替えだ。
名前を知っている者は誰一人生き残っていなかった。名も知らぬ岩山の裂け目に二人
で隠れ住んでいる。
全ての汚れを彼の手で落とされ、動く上半身だけで彼にしがみつくシーダに、
「薬はまだあるから、どこか痛んだらすぐ言わなきゃだめだよ」
マルスが耳元で優しくつぶやく。
「マルス様……」
応えて、シーダは動かない下半身を恨みながら、マルスに唇や胸を与える。彼を守ろ
うと投げ出した身体で、彼の為に使うことが出来るのはもうそこくらいのものだ。
ひとしきり慰みに求め合った後、薬の力でシーダは眠る。
かすかな寝息を聞き、マルスは周囲の仕掛けを見るために住みかを出た。
どんなに注意深く見渡そうと世界は静かなままだ。
二人でただ身を寄せ合ってその日をしのいでいる。
虚しかった。
彼には振り下ろす一本の剣すら残されていない。
最後に訪れた村で診せた医者は、彼女が子を産むことはないと言った。
その医者ももういない。いつもの巡回を終えてシーダのところへ戻る。
胸を愛でる時の、快楽の中にも哀しげなシーダの瞳が目に浮かんだ。
身体を交わらせても何も感じないと泣いていた。
それ以来マルスは、シーダが深い眠りの中に居るときに抱いた。
その時彼女が目を覚ますことはない。
自分の快楽のためにその身体を貪るだけだ。
下半身の布を全て取り除き、秘部を丹念に舌と指で愛撫してやると、驚くほど濡れそ
ぼり差し入れた指を食い締める。彼女に感覚がないのに、そこは生きているのだ。
彼女の安らかな寝顔を揺らしながら、マルスは何度も何度もシーダの中を突き上げた。
倒錯的な接合に酔った。
狂おしく締め返してくる膣内の感触に、堪え切れず精をほとばしらせる。
「んっ……」
その日初めて、マルスはシーダが反応するのを聞いた。
158 :
パスカリ:04/06/08 20:11 ID:PLpW8OT7
百合U(28)
バアトルが振り返ると、そこにいたのは、一人の盗賊の少女・・・。
「どうした、キャスよ?」
キャスはつかつかとフィルに歩み寄ると、身動きが取れない彼女にそっと唇を重ね合わせた・・・
「なっ!何を・・・!?」
驚くフィルに優しく微笑みかけるキャス・・・
「何って、決まってんじゃん。」
続けざまにキャスはバアトルのほうを向いて、バアトルの首筋に抱きついた。
「母と娘のスキンシップよん♪」
そのままキャスはバアトルの唇を塞いだ・・・
「キャ、キャス!や、やめ・・・むご・・・」
そしてキャスは口を離すと、そのまましゃがみ込み、バアトルの社会の窓を開いた。
びんびんにそそり立っている名槍・カアラバスターが姿を現した。
「まあ、バアトルさんったら、身体は正直なのね♪」
「む、むおおおおおおおお・・・・・・アフゥ・・・・・・」
その名槍をぎゅっと握って、キャスはフィルに語りかける・・・
「今から、あたしがあなたのお母さんになるところを見せてあげるね。」
キャスはバアトルにお尻を向けると、そのまま前かがみの姿勢になり、握ったカアラバスターをお尻に
近づけていく・・・
やがて、その穂先が彼女の大事な部分をえぐると、名槍は根元まで突き刺さった・・・
「くうううううっ!いいいいいいいっ!」
「や、やめ・・・わしには亡き妻が・・・むおお・・・」
身体は正直だった。自然とバアトルの腰がリズムを刻む・・・
「いいっ!いいよおおおおっ!あっ、あっ、あっ・・・!」
よだれをだらだら垂れ流しながら、バアトルをぐいぐい搾りあげるキャスの中で、バアトルは
必殺の一撃を放つ・・・
途端に、キャスの陰部から、大量の白濁が溢れた・・・
つづく
∩
ω
銘槍カアラバスター
カアラバスターはレギュラー化決定かYO!
ついついワロテしまった。
ランスバスター装備のクラリーネとか
ランスバスターは剣ではありません。
鞘なのです。
エロい人にはそれがわからんのです
友達からトラキアをもらったのでスーファミ引っ張り出していまさら初プレイ
エーヴェルさん可愛いなあ・・・って、もしかしてもういい年なの?
マリータのおかーさんとか言ってるし、旦那誰ー?
トラキア手に入らないから移植まで町。
やってない奴の推測だともしや(メル欄)かなと思ってるのだがはずれ?
はずれ
いっそサクラ大戦みたいにPS2に移植してくれないかなあ・・・?
ありえないか(w
172 :
165:04/06/09 23:52 ID:/mDMMl1k
聖戦の外伝だという事に今さっき気づいた
いや、だってマニュアル無いしカセットにはロッピーとか書いてあるだけだし(;´∀`)
いやあフィン久しぶり、別人だと思ってたよ。聖戦ほとんど憶えてないけどね。
ブリギットって誰だっけ、そんなイキオイでプレイ中です。
173 :
パスカリ:04/06/10 00:18 ID:Amcl1Mb8
>>138-153 パクリパクリパクリパクリパクリパクリ!!!
パクリパクリパクリパクリパクリパクリ!!!
パクリパクリパクリパクリパクリパクリ!!!
パクリパクリパクリパクリパクリパクリ!!!
>>173 そこまでいうならパクリ元を教えて貰おうか?
早い話がソースを出せこのヤローと言う事か
177 :
168:04/06/10 02:13 ID:JESQmP7/
,-ー─‐‐-、
,! || |
!‐-------‐
.|:::i ./ ̄ ̄ヽi
,|:::i | (,,゚д゚) || <これでもソースだぞ(゚Д゚)ゴルァ!!
|::::(ノ 俺様 ||)
|::::i |..ソ ー ス||
\i `-----'/
 ̄U"U ̄
ところでスマソ、旦那のほうでなくエーヴェルの正体がメル欄なのかと思った訳だが。
ハズレか。
荒らしにレス返すのもどうかと思う
百合U(29)
ポタ、ポタ、ポタ・・・・・・
キャスの膣に収まりきらずに次々とあふれ出てくる白濁を、キャスは恍惚の表情で眺めた。
「バアトルさんったら・・・すごい・・・」
どっぷりと注がれた白い粘液を指ですくってみると、たちどころに濃い液が指にまとわりつく・・・
「どう?これでバアトルさんは、あたしの旦那さんよ♪」
キャスは微笑んだ。
(一回ぐらいで結婚した気になってる・・・ひょっとしてキャスって、純情?)
フィルはそう思った。
キャスはそのまま、つかつかとフィルに歩み寄った。
「あたしだけこの悦びを一人占めっていうのもよくないわよね?そうだ、フィルにも、この感動を分けてあげる♪」
ぴと。バアトルの白濁でしこたま濡れるその指が、フィルの陰部に触れた。
「な・・・何を・・・?・・・・・・ま、まさか・・・・・・」
ずぶぶぶぶぶ・・・・・・。
「きゃあっ!ダ、ダメ!それだけは!」
フィルの悲鳴をよそに、キャスはバアトルの白濁で濡れる指を根元まで突き刺した・・・。
「いやああああああああっ!」
フィルの中でキャスの指が動くと、フィルは悲鳴をあげた。
「あら?やっぱり、フィルって処女だったのね・・・。」
(子供が!父上の子供が出来ちゃうよおーっ!)
フィルはどうすることも出来ない絶望感に、ただ身をくねらせていた・・・
百合U(30)
宴は終わった。
そして、時が過ぎた・・・
「ララム・・・すまん。わしは・・・取り返しのつかないことをしてしまった・・・。」
ダグラスはがっくりと肩を落とした・・・。
「ううん、お父様は、何にも悪くないよ・・・」
ぎゅっと首筋に抱きつくララムを、ダグラスも抱き返した。
「ララム、わしは・・・お前をもう娘としては見れん・・・」
「えっ・・・?・・・それって・・・」
「これからは、一人の女性として、お前を愛したい・・・。」
「お父様・・・いえ、あなた・・・・・・v」
この日、ダグラスとララムは、初めて恋人同士のキスをした・・・。
すでにララムのお腹は、少し膨らんでいる・・・
そんな二人を遠くから見守る、フィルとキャス。
二人のお腹も大きくなっている・・・
「父上の子供を身ごもっちゃった・・・私、まだ処女なのに・・・」
フィルは首をうなだれた。
そして、彼女達をさらに遠くから見守るクラリーネとドロシー。
彼女達のお腹も、大きく膨らんでいた。
「ドロシー・・・誰の子ですの?」
「クラリーネこそ・・・」
おしまい
そのオチはさすがに洒落にならん
特に良家のお嬢さんたるクラリーネは
>>165 ぶっちゃけ神話関係探れば簡単にわかったり
183 :
名無しさん@ピンキー:04/06/10 21:29 ID:ioYY9Qbx
レ○プとか失禁ネタはアリですか?
ぜひとも陵辱神降臨希望
ラブラブとかギャグSSもいいけどダークなのもたまには読みたいです
ダーク神というと、まごのて氏を思いだす。
コウメイの続きが読みたいよ〜
186 :
名無しさん@ピンキー:04/06/10 21:54 ID:ioYY9Qbx
烈火のレベッカとレイヴァンの支援会話で、レベッカが武器を解体して手入れをする、
ってのがあった。
というわけで弓を解体している時に敵に見つかって・・・、っていうのはどう?
187 :
パスカリ:04/06/10 21:54 ID:Amcl1Mb8
近親姦ネタという時点で、パクリ!!
しょ…しょくしゅとか……
TRSか外伝じゃないとできないか(ソレ以前の問題
>>188 IDにfeおめ
義兄妹も近親ネタにあたるか?
じゃあさ、陵辱は陵辱でも、「陵辱されたかわいそうな女の子」じゃなくて、
その女の子の人間性が貶められてるってのアリ?淫乱女化というか…オチもダークで。
と、言っても手の込んだ文じゃなく、ほんと軽い気持ちで書いた頭の悪い文なんだが、
そのキャラを好きな人はムカつかないかな?と思ったんだけど…
言葉攻めということか?
酷い言葉浴びせたり、何かネタにユスって
強制的に恥ずかしい事させたり、それで感じちゃったりするとまた舐るとか?
違ったらごめんよ
193 :
191:04/06/11 00:20 ID:Ph8r6fRx
えーと、ストーリー言ってしまうと、
聖戦で、くっついてしまいそうなカプがあって、でもくっつくと金回りが悪くて困るから、
そのカップルを別れさせるために、女キャラを雑兵に輪姦させます。
んで天性淫乱が開花して乱交に溺れる女キャラ。
現況の指示だしした司令官は、汚いものを見る目でその女キャラを見、去っていくのでした。
おわり。
てな、30分くらいで気楽に書いた、ほんとに頭の悪い文なんだが…
とりあえずのっけてみて。
投下しる
>>189 ソレダァァァ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ァァァ!!
そうだよ、このスレに足りないのはそれだ…
専用スレあるのは知ってるが、マジで読みたい
下手な陵辱物よりハゲツク萌える
197 :
パスカリ:04/06/11 22:19 ID:LEFa2c4P
198 :
パスカリ:04/06/11 22:20 ID:LEFa2c4P
み、みんな!!見ちゃ駄目だ!!!
NGワード推奨
プラムのラブものってないのでしょうか?
踊り子バージョンで。
み・・・見ちゃった・・・ orz
いやでもほら、エロトピアとかそういう劇画系エロとFEの合体?
好きな人はたまらん・・・のか?
シレジイ好きでつよ。
愛に溢れまくっていて好感の持てるHPだとは思います
でも絵柄が濃い・・・いい年なのかな、爺とか名乗ってるし・・・
・・・って!煤i;´д`)俺より年下カヨ!?
というか晒すなよ_| ̄|○
うん、勝手に人のHPさらすのはいくないと思う。
それ以前に晒したのパスカリだし。
掲示板見たら勝手にリンク貼られたり名前騙られたりして困ってるみたいだな。
>>124もどこから無断転載したか分かったし。
いちいち話題にあげるなよ・・・
話題にあげたら調子に乗るだろ?
放置という言葉を知らんのか?
ところで、新作情報出ましたね。
双子の王子王女タン'`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ (;´Д`) '`ァ,、ァ'`ァ,、ァ'`ァ
119 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 04/04/07 20:34 ID:???
[ソーニャ]
そう、人間なの。▼
本来魂のない人形には、
人の魂が宿らせてあるもの。
みんなサルベージされた物なの。▼
魂の入った入れ物はニノ、
一人だけだったの。▼
あの子にしか魂は生まれなかったの。▼
ここに並ぶ人形達には魂がない。
ただの容れ物なの。▼
……だから壊すの、憎いから▼
人大杉解除されてる・・・
初めまして
管理人様、はじめまして。私は2ちゃんねるのエロパロ板でSSを書いているダミアンと申します。
実はうちの板のスレッド「ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章」に、このサイトのSS「パスカリ」が転載されていたので、報告に伺いました。
以下、こちらがURLです。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085577911/124-133(現在、人多杉状態により、閲覧には2ちゃんねる専用ブラウザが必要)
住人代表といたしまして一部の者の心ない行為を心からお侘び申し上げるとともに、大多数の住人は決して悪い方々ではないということをどうかご理解いただきたくお願い申し上げます。
From:ダミアン@ 北海道
2004/06/12(Sat) 13:16 [1626]
215 :
49:04/06/13 18:52 ID:VgFo42YJ
ダミアン氏がそこまで責任持つ必要はないんでない?
不特定多数が集まる板なんだしさ。
クッキー消し忘れてた。うっかり。
名乗りついでに、そのうち何か賑やかしに投下します。
ホッカイドー
>215
いや、ダミアン氏も親切心でやってくれた事だし。
つか、本人じゃなくカタリかも知れないし。
219 :
パスカリ:04/06/13 22:52 ID:Alp7G2u+
ああ、これからもどこぞのサイトからパクッた文章を載っけるから。
応援よろしく。
みんなスマン、少しだけ反応させてくれ。
>>219 パクリでしか自己主張できなくて、お前は楽しいか?
人の嫌がることをする、自分のことが誇らしいか?
リアルでもネットでも誰にも相手してもらえないから、
何をやっても誰にも勝てないから、無断転載してパクるのか?
皮肉でもなんでもなく、
>>213のリンク先で構ってもらって良かったな。
あれはお前のためを思って、やってもらった事なんだぞ。
気持ちはわかるが、アホに餌を与えるな。
荒らしにレスする香具師も荒らし、と肝に銘じよ。
まあ、次の作品が来るまでの話題つなぎ兼スレ保守でつよ。
作品光臨したらみんなスルーするって。
っと、間違い。
作品光臨したらみんなスルーするって
↓
作品光臨したら、みんなそっちに飛びついて、荒らしはスルーされるようになるって。
阿修羅の如く(1)
「あ、あの・・・ヘクトル様・・・」
今、フロリーナの目の前に、ヘクトルがいる。
「フロリーナ。」
「は、はい・・・」
「お前・・・俺のこと、好きか?」
いきなりの質問に、フロリーナはびっくりした。そして、視線を下のほうに向けて、
顔を赤くする・・・
「は、はい・・・私・・・ヘクトル様が・・・す、好きです・・・」
その言葉に、ヘクトルも顔を赤くする・・・
「そ、そうかっ!お前もそう思っていてくれたのか!」
「・・・・・・はいv」
次の瞬間、ヘクトルはフロリーナの小さい肩を両手で掴んだ。そして、フロリーナの優しく綺麗な瞳をじっと見据える・・・
「フロリーナ・・・愛してるぜ・・・」
ゆっくりと二人の顔が近づいていく・・・。そして・・・
「ん・・・・・・」
フロリーナが瞳を閉じると同時に、二人の唇が重なった・・・・・・
甘酸っぱい恋の味・・・
阿修羅の如く(2)
(えっ・・・・・・?)
フロリーナは一瞬、違和感を感じた。
誰かがフロリーナの胸を揉んでいる・・・
(だ、誰・・・?)
ヘクトルの両手はいまだ彼女の両肩にかかっている。
フロリーナは目を開けた。そしてゆっくりと自分の胸のほうを見た。
「えっ?えっ?な、何なの?・・・きゃあっ!」
ヘクトルの両脇から伸びる二本の腕・・・。その手が今、フロリーナのやわらかい胸を
揉みしだく・・・
「そ、そんなことされたら、私・・・あ・・・」
やがてヘクトルの腕がフロリーナのシャツをめくると、目の前に女の子の白くてやわらかい
胸が姿を現した。
「あ・・・ふぅ・・・あん・・・」
我慢できずに思わず声を漏らすフロリーナ・・・
そしてさらに・・・
下の両手が、力強く彼女の胸をモミほぐしていた。。
阿修羅の如く(3)
いつのまにか、彼女の全身が赤く熱を放つ・・・
「へ、ヘクトル様、これは一体・・・んん・・・」
フロリーナが質問しようとすると、途端にヘクトルの口が、彼女の唇を塞ぐ・・・
「んん・・・ん・・・」
声にならない叫びを、フロリーナはあげ続けた・・・。
そして・・・
びくん。
一瞬、フロリーナの身体に電流ににた痺れが起こった。
(な、何・・・・・・?)
ちらりと下を見て、ふろりーなはますます驚いた。
ヘクトルのわきの下から出てきた二本の腕のさらにその下から、もう二本の腕が出てきている・・・
片方がフロリーナの腰を抱き寄せ、もう片方の腕が彼女の股間に入りこんできた。
「そ、そこは・・・ダメエエエエっ!」
フロリーナの絶叫と同時に、その手が彼女の股間を激しくこする・・・
「ああっ!ああっ!ああああっ!」
指が膣の入り口を出入りすると、フロリーナのその場所が、蜜を吹き出し始めた・・・。
びくっ!びくっ!びくっ!
「あああああああああああ〜・・・」
突然、勢いよく蜜が吹き出すと、フロリーナは全身の力が抜けたようにぐったりとなった・・・
阿修羅の如く(4)
「どうだ、気持ちよかったろ?」
ヘクトルの質問に、フロリーナは息を切らせながら答えた。
「・・・はあはあ・・・・・・はい・・・・・・でも、これって・・・?」
「こういうことよ。」
ヘクトルの後ろから、リンとエリウッドがひょこっと顔を覗かせた。
「あ・・・」
そういえば一番下の腕は細くて、まるで女性の腕のようだった。
「またやろうな。」
ヘクトルがにかっと笑うと、フロリーナは顔を真っ赤にした。
「あの・・・今度は・・・ほ、本番も・・・」
「何?何か言ったか?」
「いえ・・・・・・いいです・・・・・・」
おしまい
>>218 いえ、一応本人でつ(w
最初は通報だけにしとこうと思ったんだけど、謝ったほうがいいかなーと思って
謝罪を入れますた。
お気に障ったならスマソ。
あぼーん
あぼーん
はじめて生あぼーん見たw
前スレ、容量オーバー?
232 :
パスカリ:04/06/14 22:51 ID:PkCBzqMv
>49
すごい面白かった。やりとりとか、本当にまんま言いそうだし。笑えるし。
次回作待ってますよーー。
ところで、
笛で犯される踊り子タンは需要ありですか?
>>233 いや、そうなんだけど、さっきやったら書けなかったんだよね。
>>235 自分も書けなかった。ので、ここで続きをキボンヌしてみる。
512って表示されるけど、実質500で書けなくなります。
つーことで、自分も続きキボンw
>224-227
三位一体攻撃ワロタw
アシュラマンかよw
「ねぇねぇおにいちゃま、きいてクレインおにいちゃま」
読書にふけっていた自分の服裾を舌足らずな呼びかけと共にくい、と引っ張られ
クレインは本に落としていた視線を上げた。
綺麗に切り揃えられた前髪の下で大きな藍色の瞳をくりくりと動かしながら、
もうすぐ4度目の誕生日を迎えようとしている妹へ柔かい笑みを向ける。
「何だい、クラリーネ」
自分へ向けられた大好きな優しい兄の笑顔に、クラリーネの気持ちも弾む。
「あのね、きのうおとうちゃまとおかあちゃまがヘンなことしてたの」
「ヘン? 何だい、ヘンなことって」
昨日目撃した理解し難いことを脳裏に呼び起こしながら、
クラリーネは手振りを加えて説明を始める。
「きのうね、おかあちゃまがねベッドのうえでね、
おとうちゃまのおちんちんおしゃぶりしてたのっ」
棒状のものを包みこむように自分の両手を口許に添えて、『こんな風にしてたの』と言うように
あーん、と自分の口内を開けてみせる。
「えっ? な、何をおしゃぶりしてたって…?」
クレインにはその仕草よりも妹の口から出た聞き慣れない言葉の方が驚きを与えたようだ。
聞き間違いだろうと思い今一度クラリーネに問うが、返ってきた言葉は全く同じ響きのものだった。
「おちんちんだよ。おとうちゃまのおちんちん!」
兄が聞き逃さないようにと、声を張り上げて陰語を口にするクラリーネを慌てて制しながら、
部屋の外へ意識を向ける。クレインは自分達以外の気配が感じられないことにホッと息を吐いた。
「こ、こらクラリーネ、大きな声を出してはダメだ」
「むぐぐ」
コクコクと頷くクラリーネを諭し、ゆっくりと口を解放する。
「ク、クラリーネ、何かと間違えてないかい?母上がその…父上の……ちょっと想像できないよ」
「ウソじゃないもん!あたくちウソついてないもん!
おとうちゃまのおちんちんをおかあちゃまがおしゃぶりしてたんだもん! ホントだもん!
しゅごいおいちそうにチュパチュパいってたもん!」
「ほ、本当かい……?」
「ねぇおにいちゃま、あれなにしてたの?おちんちんっておいしいの?」
「ぼ……ぼくにはわからないな。よし、母上にお聞きしてくる」
「あたくちもいく!」
リグレ兄妹(;´Д`) ハァハァ
>>224 〇ン〇゚ースかと思ったらそういうオチか!!
しかし背後の二人の厚みは零なのか?禿しくワラタ
前スレパオラ視点氏の続きも読みたい。
つか、師匠のただならぬ変態っ振りがハートを揺さぶってます(藁
しかし、スレ荒れたら職人さん来なくなる罠…。
なんか投稿に失敗したみたいで途中で切れちゃってたりしてますね、すみません
後編まで書き上げて週末にでも改めて投下しに来ます。
待ってます。
ワッショイワッショイ
前スレのパオラ視点さーん!
会いたかったよー!
関係ないが、
なぜ俺は紋章と烈火しか持ってないんだろう・・・orz
>246
これから買い揃えればいいさ。
トラ7入手はいばらの道だがな。
シレじい閉鎖したな。
ここで画像公開されたのが原因かな?
トラ7入手はいばらの鞭だがな。
しぱーんっ!
シレじいかわいそー。
251 :
49:04/06/18 22:28 ID:vIASBHl4
週末の職人さんの投下の前に、軽く露払い投下でもするよ。
ネタバレありなのでトラ7未経験or攻略中の人はみないほうがいい。
あと軽くって言ったけどちょい濃いから、
攻略済みの人でも、カップリング見てイヤだなって思ったらみないほうがいい。
エーヴェル*ファバル で。
252 :
49:04/06/18 22:29 ID:vIASBHl4
『乱心エーヴェルさん』
グランベル大陸がセリス率いる解放軍の手によって解放され、世界には平和が戻ってきた。
世界は平和の到来と復興による活気で満ち溢れ、
ここフィアナ村でも若者達は自分の道を見つけて進んでいく。
オーシンはタニアと結婚し、ダグダの村へ。ハルヴァンは開拓へ。
マリータは剣の修行の旅へと出て、解放戦争に参加したメンバーで村の残っているのは、
領主であるエーヴェルだけになっていた。
早朝、そのエーヴェルの家の中・・・
「ふあっ・・・はぁっ・・・んああっ・・・!」
戸を閉め切っているために薄暗い部屋の中、家主の押し殺した声が響く。
「はぁっ・・・いいっ・・・気持ちいいのぉっ!」
声を押し殺しきれなくなったのか、エーヴェルが一際高い声で快楽を訴える。
とは言っても、部屋の中には彼女が声を掛ける相手の姿はない。
要するにエーヴェルは、自分で自分を慰める行為に没頭して声を上げたのだった。
薄暗い部屋に一つだけ置いてあるベッドの上で足を大きく広げ、
股間に片手を這わして部屋中に粘ついた水音が響くほどに懸命に摺り続ける。
もう片方の手は小ぶりだが形のいい乳房に伸び、
その先端で硬く尖っているピンク色の果実を摘み弄んでいる。
服も髪も乱したまま、体をくねらせて自慰に没頭するその姿は、
村人皆に尊敬される女村長のものとはとても思えないものだ。
253 :
49:04/06/18 22:31 ID:vIASBHl4
「ああ・・・気持ちいいっ・・・もうすぐ・・・」
知り尽くしている自分の体で、最も敏感な2箇所だけを選んで刺激しているので、
エーヴェルはすぐに限界に達しそうになる。そうしてぎりぎりまで自分の体を燃え上がらせた後、
彼女はすぐに自分が最大の絶頂を迎える事ができる行為に移る。
乳首を弄っていた手を、もう片方の手と同じ股間へと移し、秘部の最上部に指先を揃えて当てる。
柔らかな皮に包まれているそこは、先ほどまで皮の上から、
しかも指の腹での刺激だけで十分な快楽を得る事ができていた、彼女の体で最も敏感な部分だ。
「もうだめぇ・・・イキそうっ・・・イカせてぇっ! クリトリスで思い切りイキたいのぉっ!」
自分で自分を煽る淫らな言葉を吐きながら、
エーヴェルは片手でその皮を引っ張るようにして剥きあげる。
自身が分泌した粘液で指が滑りそうになるのをこらえながら皮を剥ききると、
その中に隠れていた綺麗な薄紅色の中身が姿を現した。
ぷっくりと丸く肥大して、粘液に塗れて光っているその見た目は、宝珠のようでもある。
エーヴェルは片手で剥いた後の皮を固定したまま、
もう片方の手を伸ばし、その宝珠を指先で挟み、抓るような勢いで押しつぶした。
「んはあっ!!!!」
股間から体中へと電撃が走るかのような衝撃が流れ、エーヴェルは体を大きく仰け反らせる。
女剣士のしなやかな肉体はブリッジに似た体勢で硬直し、
絶頂の余韻を味わうかのようにピクピクと僅かな痙攣を見せる。
そんな体と同じようにして、エーヴェルの膣口も同じようにヒクつきながら、
ぶしゅっ、ぶしゅっ、という音を立てて何度かに分けて体内に溜まっていた粘液を排出する。
「・・・はぁ・・・」
十数秒後、余韻を味わい終わったエーヴェルは満足の溜息を一つ漏らすと、
力尽きたかのような様子でベッドに崩れ落ちた。
254 :
49:04/06/18 22:31 ID:vIASBHl4
それからさらに10数分後、ようやく起きてベッドから離れたエーヴェルは、
朝の事を思い出して暗い気分になっていた。
「ああ・・・また・・・してしまったわ・・・」
反省するような口調で呟く。といっても彼女の場合、
シスターや清純な少女が、いけない事と知りながらもやってしまった。
という時のと同じ意味ではない。
「はあ・・・もう、一人でするのなんて嫌・・・男の人のが欲しいわ・・・」
溜息の後言葉を続ける。つまりこういう意味だ。
エーヴェルがこんな風になってしまったのは、リーフ達とともに軍を起こしてからだった。
それ以前のエーヴェルは、記憶を無くしてしまっているのでその前の事は本人には解らないが、
少なくともフィアナの海岸に流れ着いてからは、ずっと真面目そのもので暮らしていた。
だからこそ村人に慕われ、フィアナの村長にまでなれたわけだ。
それが軍を起こしその規模が大きくなると、軍隊というものがどこでもそうであるように、
女に飢えた兵士やら傭兵やらの荒くれ者が増えてきて、
エーヴェルはそんな兵士達に毎日のように言い寄られるハメになってきてしまった。
そんな男達の攻撃を、エーヴェルも最初は断り続けていたものの、
やがて飢えた男達のしつこさに根負けしたのと、
あんまり必死になる男達に同情心が芽生えたのとで、
そのうち仕方ないなといった感覚で男達に体を許し始めたのだ。
255 :
49:04/06/18 22:32 ID:vIASBHl4
始まりこそはそのように仕方なくという形だったのだが、
エーヴェルの熟れた肉体は、心とは裏腹にすぐに女としての悦びに目覚めていった。
失った記憶と関係あるのか無いのか、海賊みたいな荒くれ男どもに
乱暴に扱われれば扱われるほどエーヴェルの肉欲は燃え上がり。
それほどの時を待たずに、彼女は心の方でも心底から男を欲しがるようになっていく。
そして戦が後半に差し掛かる頃には、エーヴェルは同時に数人の男を相手にするようになり、
それどころかリーフ軍には結構な数いた年端もいかない少年兵達を、
「つまみ食い」するくらいの淫らな女へと変わってしまったのだ。
そんな変化を遂げたエーヴェルだったから、
自分の相手をしてくれるイキのいい男が全くいなくなってしまったフィアナ村で、
一人毎日のように自慰をする、悶々とした生活を送っていた。
そうして今日もいつものように一仕事終えたエーヴェルは、
また退屈な毎日が始まるのかと溜息混じりに過ごしていたのだが、
昼下がり、一人の若者がフィアナ村に足を踏み入れ、エーヴェルの家を訪れた。
「ごめんください!」
玄関の前で呼ぶ声を聞いて、エーヴェルは来客が来たことを知って玄関へと向かう。
ドアを開けると、そこには一人の若者が立っていた。
年の頃は二十前といったところだろう、美しい金髪を輝かせて、
手には鮮やかな細工が施された黄金の弓を持っている。
「あら・・・あなたは?」
「エーヴェルさんですね? 私の名はファバルといいます。
セリス様の指揮の下、リーフ様とともに解放軍で戦った者です。」
見たことのない顔の若者にエーヴェルが尋ねると、
その若者はエーヴェルがよく知っている人物の名前を告げた。
「まあ!リーフ様の・・・ではとりあえずあがって下さい。」
若者が怪しいものではないとわかったエーヴェルは、彼を家の中に招き入れる。
256 :
49:04/06/18 22:33 ID:vIASBHl4
「それで・・・解放軍の方が、私に何の御用ですか?」
エーヴェルはお茶を一口飲み、カップをテーブルに戻しながらたずねる。
ここはエーヴェルの家の居間で、彼女はファバルをここに招いて、彼と自分の分のお茶を入れたところだ。
ファバルは出されたお茶を一口飲むと、何故かエーヴェルを真剣に見つめながら口を開いた。
「実は・・・母を探しに来たのです。母の名はブリギットと言うのですが・・・」
「ああ・・・」
ファバルの言った人物の名前は聞き覚えがあった。
昔、一緒に戦っていた仲間が自分のことをその人物に似ていると言った事があるのだ。
「ブリギット・・・フィンから聞いたのですね? 彼にも言いましたけど、私はブリギットではありませんよ。
だって私にはウルの聖痕もありませんしね。私はただのフィアナの村のエーヴェルです。」
かつて彼女と一緒に戦っていた仲間であるフィンが言っていたことを思い出し、
彼に言ったのと同じように否定する。するとファバルはとても残念そうな顔をして顔を伏せた。
「あ、そうですか・・・」
エーヴェルはファバルの仕草を見て可哀想に思うと同時に、
そのしょんぼりとした様子をなんとも愛しく思った。
そう思うのと同時に、今二人が置かれている状況がエーヴェルの脳裏をよぎる。
(あ・・・私・・・今、男の人と二人きり・・・私の家だから他に誰もいないし・・・久しぶりの男の人の・・・)
一度そのことを意識してしまうと、途端に今までずっと欲求不満だった体が熱く疼いてくるのを感じる。
目の前にいる青年は先ほどまではフィンの知り合いのお客さんという認識だったが、
今はもうそんな事は関係なしに、彼の服の下に隠れているモノが気になって仕方が無い。
エーヴェルはもう自身の中に湧いてくる欲望を止める事ができなかった。
257 :
49:04/06/18 22:34 ID:vIASBHl4
「では僕はまた母を捜しにいきます。・・・お邪魔しました・・・」
「待って!」
残念そうに言って立ち上がり、出て行こうとするファバルを反射的に呼び止める。
そして呼び止められた彼がこちらを振り返った瞬間に、
エーヴェルは彼を捉えるようにして抱きつき、キスを浴びせた。
「?・・・!?・・・ん・・・ん・・・」
驚きで目が点になっているファバルを無視し、エーヴェルはキスを続ける。
艶かしいピンク色をした舌がファバルの口をこじ開けるようにして彼の口中に入り、
そのまま口腔粘膜を愛撫する。
さらにそれと同時に唾液を注ぎ込み、代わりに彼の唾液を自身の口へと啜りこむ。
年季の入った濃厚なキスに見る見る内にファバルの目がとろんとしていく。
数分後、エーヴェルが久しぶりのキスを堪能してから、ゆっくりと口を離すと、
二人の唇の間に唾液の艶やかな糸が伸び、ゆっくりと垂れて切れた。
「そんなに急がないで・・・もう少しここにいれば、見つかるかもしれないわよ。だから・・・ね?」
問いかけながら妖艶に微笑む。
「・・・は、はい・・・」
ファバルは今のキスですっかり力をなくしているようで、放心気味に頷くと、
エーヴェルに押されるまま奥へと導かれ、なすがままにベッドへと寝転がされた。
258 :
49:04/06/18 22:35 ID:vIASBHl4
「うふふ・・・可愛い・・・」
寝転がせたファバルの服を手際よく脱がして、
取り出したペニスをすぐさま口に咥えてしゃぶり始めるエーヴェル。
彼女にとっては久しぶりのペニスだけに、ねっとりと舌を絡ませて、貪欲に食べていく。
自身の喉の奥、息が詰まるほどにまで頬張って、頭を一生懸命に上下し、
喉の粘膜まで使ってペニスを口全体で感じていく。
「んああっ!す、凄すぎますっ・・・」
そんなエーヴェルの口内愛撫に若いファバルが耐えられるはずも無く、すぐに限界に近づいてきた。
「いいのよ、私のお口の中に出して・・・v」
「あ、あっ!!出るっっ!!!」
情けない声と同時に、エーヴェルは口の中が熱い液体で満たされるのを感じた。
(ああっ 久しぶりのザーメンっ! これが飲みたかったのぉ!濃くて美味しいわぁ・・・)
エーヴェルは火山の噴火のような勢いで射出される精液を、こぼすことなく全て口内で受け止める。
その生臭い匂いもエグみのある味も、今のエーヴェルにはご馳走そのものだ。
舌の上で転がすようにしながら繰り返し味わい、それからごくりと喉を鳴らして飲み込む。
それが喉を引っかかりながら胃へと落ちていく感覚まで、エーヴェルは徹底的に味わっていた。
口、喉、胃の全てで感じる精液の熱さは、まるで燃料であるかのように彼女の体をさらに燃え立たせる。
そうして体を疼かせながら、口を離して今までしゃぶっていたファバルのペニスを見ると、
それはまだ硬さを持ったまま、空高くを向いている。
(まだ硬い・・・やっぱり若い子って素敵・・・次はいよいよ・・・)
259 :
49:04/06/18 22:36 ID:vIASBHl4
エーヴェルの体の疼きは最早最高潮に達していた。
彼女の膣は、ファバルを男として意識し始めたときから既に濡れ始めており、
下着を脱ぐとその間にべっとりと粘ついた糸を引いたのが、彼女自身からも見てとれた。
分泌された粘液の染みは、脱いだ下着はおろか、
ズボンの布地にまで溢れて漏らしたかのような染みを作っている。
(こんなに濡れてるぅ・・・前戯の必要はないわね・・・すぐにペニスを入れちゃうんだから・・・)
待ち遠しいその瞬間に胸を高鳴らせながら、ファバルの上に乗る。
そして彼のペニスをいよいよ自分の膣に迎え入れようとしたとき、
エーヴェルは彼がまだ弓を大事そうに抱えたままなのに気づいた。
「あら、どうして弓を持ったままなの? 邪魔になるから下ろしておきましょ。」
エーヴェルはファバルの持っている弓をどけようと思い、そういって彼から弓を取る。
「!?」
その途端、突然その弓が輝きだした!
同時に弓を握った方の手の甲に光と共に何かが浮き出てきた。
それは・・・ウルの聖痕だった。
そのウルの聖痕が浮かび上がった途端、
彼女の今まで失っていた記憶が弓から脳に流れ込んでくる。
(!?思い出したわ・・・私は・・・エーヴェルじゃなくて、ブリギット・・・
ユングヴィ家の長女で・・・この、聖弓イチイバルの使い手・・・私はバーハラで・・・)
260 :
49:04/06/18 22:37 ID:vIASBHl4
そうして突然輝きとともに起こった現象に、ファバルが飛び起きるようにしてエーヴェルの顔を見る。
「イチイバルが反応したっ!!やっぱり、あなたはブリギット母さんなんですねっ!!」
ファバルのその言葉に、戻ってきた記憶と対話している途中のエーヴェル=ブリギットは、
声を掛けてきたファバルの方へ目をやった。
その体、下半身のモノ自体は、
先ほどまでのエーヴェルとの淫行のためにギンギンに硬くなりっぱなしではあるが、
顔の方は既に自分に淫らな思いなどかけらも抱いていない、母を見る目に変わっている。
(ファバルは・・・この子は私の息子・・・でも・・・でも・・・)
ブリギットはしばらくの間、そんなファバルの顔とペニスを交互に見比べながら考えこむ。
しかし、迷いながらも、彼女の心は既に一つに決まっていた。
唐突に手にしたイチイバルを床に投げ捨てる。
「ブリギット母さん!何を!? んんっ!?」
床に落ちたイチイバルを見て叫び声を上げるファバルの口をキスで無理矢理にふさぐ。
そして口を離すと、ブリギットはファバルの目を見つめながらゆっくりと喋りだした。
「・・・はぁ・・・ファバル、私は・・・エーヴェルよ。
まだ、イチイバルには触ってないから、まだエーヴェルなの・・・だから・・・」
常識があれば母子での相姦だけはやってはいけないことだ。
しかしブリギットは久しぶりの、ずっと待ち望んでいた生の男の体を、
本番の直前でおあずけになるという事に我慢できなかった。
ブリギットはエーヴェルという他人になることで自分を無理に納得させて、誤魔化し、
ファバルとのセックスを続ける道を選んだのだ。
そしてブリギットは、ファバルに判断する暇を与えずに、
すぐさま彼のペニスの上に馬乗りになり腰を沈めていく。
261 :
49:04/06/18 22:38 ID:vIASBHl4
「あはああああぁぁぁぁぁっ!!これが・・・これが欲しかったのぉ・・・」
待ち望んでいたペニスを膣内に迎え入れる。
ご無沙汰ですっかり下がっていた子宮を突き上げられるその感触に、
ブリギットは挿入しただけで軽い絶頂を迎えてしまう。
「んん、あ・・・ブリギット母さん・・・こんな・・・」
「何度も言わせないで、私はエーヴェルよ。ファバルとは他人なの。
だから、こうやって・・・はぁ・・・何度出し入れしても平気なんだからv」
ファバルはブリギットの熟した膣が生み出す快楽に酔いながら、それでも理性を働かせて止めようとするが、
ブリギットは彼の言葉をさえぎり、激しく腰を振って快楽を貪る。
結合部から溢れるほどに分泌される粘液が、ファバルの竿から腰の方にまで垂れていく程の濡れ方だ。
ブリギットの激しい腰使いで、二人の結合部では攪拌されて泡立った愛液が、
じゅぷっじゅぷっという音とともに大量に生産されて、下にいるファバルの体を濡らしていく。
そんな激しい腰使いに加えて、幾重にも重なったヒダが柔らかくペニスを刺激する
年季の入った膣の締め付けまで受けて、ファバルの理性もだんだんとなくなっていってしまう。
「うっ!くっ!・・・気持ちいい・・・!!」
「ファバルも気持ちいいのね? 私も気持ちいいわぁ。
だってファバルの大きなペニスが、私を下から突き刺してるんですものv」
「そんなに腰を振られたら・・・・出そうですっ!!! 抜いて・・・抜いて下さいっ!!」
?自分に限界が近づいていることを知って、
母親の中にだけは・・・と最後の理性を働かせて叫ぶファバル。
しかし精液を、膣内射精を欲しているブリギットは聞き入れない。
262 :
49:04/06/18 22:39 ID:vIASBHl4
「いいのよ・・・あはぁ・・・遠慮しないで・・・このまま中に出してぇ!」
?そう言ってブリギットはいっそう激しく腰を振る。
「あっ!!あっ!!ダメだっ・・・・くうっ!!!」
「!?あはぁんっ!! 出てる・・・ザーメン出てるっ!!イクうぅぅっっ!!!」
とうとうファバルは、実の母親であるブリギットの膣の中に大量の精液を発射して果ててしまった。
「あはぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ブリギットの膣内でファバルのペニスは弾けるような勢いで射精をし続け、
その熱い精液が子宮口に直接当る感覚に彼女は恍惚の笑みを浮かべる。
(しちゃった・・・実の息子とセックス・・・ファバルの熱いザーメン、沢山膣内に出されちゃった・・・)
未だに射精を続けるペニスを入れたままで、そんな事を考えながら余韻に浸っていると、
突如ファバルが体を起こし、ブリギットを押し倒すようにして上下の体勢を入れ替えた。
「きゃっ!?」
驚いたブリギットがファバルの顔を見上げると、
その目は、快楽と性欲の虜になっていることを示すらんらんとした輝きを湛えていた。
「ブリギ・・・いや、エーヴェルさんは・・・まだ、イチイバルに触ってないから・・・エーヴェルさんなのですよね?」
なかば断定するようにしてそう確認するファバル、
そのペニスが自分の膣内でまだ硬く、ピクピクと苦しげに脈ついているのをブリギットは感じ取る。
それだけで彼女は息子が何を望んでいるかを理解した。
(ああ・・・この子ったら、まだ出したりないのね・・・若いんだから・・・)
「・・・そうよ、私はフィアナ村のエーヴェル。あなたとは何の関係もない、ただの傭兵よ・・・
だから、ファバルが満足するまでいくらでも掻き回して、膣内射精していいのよv」
エーヴェルはそう言って、ファバルが腰を動かしやすくなるように腰を浮かせ、足をいっそう広げていった。
263 :
49:04/06/18 22:40 ID:vIASBHl4
こうしてファバルとブリギットの母子はフィアナという田舎の一軒家で、ひっそりと結ばれてしまった。
止める者もいないこのような閉鎖された環境の中では、
母子相姦という禁忌すらもお互いを燃え上がらせる火種となり、
二人はまるで何かに取り付かれたかのように、数日間家の中に引きこもりきりで、
昼夜を忘れてお互いを求め続けたのである。
それからしばらく経って、「行方不明だったユングヴィ家公女ブリギット発見される!」
という知らせが全国に流れた時、彼女の胎内にはファバル、パティに続く第三子が宿っており、
やがて生まれたその子には、ウルの濃い血を引き継いでいる証の聖痕がはっきりとでていたという。
264 :
49:04/06/18 22:43 ID:vIASBHl4
おしまい。
内容はとりあえずとして、前回の反省を踏まえて女体表現をうpしてみた。
ご苦労様でした。
GJです
直系×直系…恐ろしく能力の高い第三子の予感
暗黒流ご光臨のヨカーン ガクガクブルブル
トラ7と言えば、聖戦クリア後余韻醒めやらぬうちにプレイ開始して
キャラの変貌っぷりに愕然とした苦い思い出が甦る。
エーヴェルはあの鬼弓使いだったのか…初めて知ったYO
>239の続きが見たい。
270 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 14:23 ID:f+OkRwcs
今度はアーサー×ティルテュ書いてほしいなぁ
ティルテュがヒルダに虐待されるSS希望。
>>268 デルムッドのアイテム欄を見て大ダメージを受ける人もいるみたいね。
そんなにショックか?
>272
その辺はカプ好きの人は激しく食いつく話題だろうが、荒れるからやめとこうや。
>>268 トラナナと言えばエンディング近くなってから、
「前から気になってたんだがアンタ、ブリギッドだろ?」
とか聞くフィンに呆れた。
おまいは何年フィアナ村にいたのかと。
そんなのがあるんだ。(笑)
どうしょもないな。
>>274 「黙ってようと思ってた」って言ってただろ。
我慢しきれなくなったんだよ。
我慢しきれなくて言った
今は反省している
>277
ワロタw
279 :
名無しさん@ピンキー:04/06/20 20:57 ID:ZWMyRISp
アーサー×ティルテュまだー
ユリウス×ゼクスでもいい。
ゼクス×ノイン…百合になるか(´・ω・`)
281 :
名無しさん@ピンキー:04/06/20 21:06 ID:ZWMyRISp
あぼーん
あぼーん
な、なん
なんでもない
アーサー×ティルテュまだー
ユリウス×ゼクスでもいい。
そういや週末の投稿はなかったね。
職人さん達はどうしたんだろう。
読む方は楽しんでいるけど、書く方はどスランプ…スマン
ファイト!
俺神だフハハハハハ
そんなことよりアーサー×ティルテュまだー
ユリウス×魔戦士でもいい。
そんなポンポン書けるものでもなかろうに。
それ以前にリク受け付けてるわけでもないし、あんまり要求するなって。
ホリン×シルヴィア 御願します
リチャードは氏ね
すまん誤爆した…
投下前の注意
・鬼畜や陵辱はないのですが、今回はやや鬱展開です。
・一応最後のほうには救いや癒しがあると思いますので、その辺はご安心ください。
・今日投下予定の第一部では、まだエロまでは行きません。悪しからずご了承下さい。
葬送 第一部(1)
少年は、一人、呆然と立ち尽くしていた・・・
少年の目の前に横たわる、大きな消し炭・・・
その形状から、消し炭がかつて人であったことは容易に想像できる。
しかもまだくすぶっている・・・つい先ほど、その人間は、生きたまま焼かれた。
他でもない、この少年によって。
「ちょっ、ちょっとエルク!何やってるのよ!仲間がどんどんやってくるじゃない!
ボーっとしてないで、早く戦う準備をしなさいよ!」
すぐそばにいたツーテールの髪の少女が、しきりにその少年のすそを引っ張る。
「てめえっ!よくも仲間をやりやがったな!おいっ、おめえら!ガキはやっちまえ!
ただし、その女は殺すなよ!」
「おうっ!」
またたく間に囲まれる二人・・・
「エ、エルク!あんた魔道師でしょ!早く何とかしなさいよ!」
「・・・・・・。」
少年は動けなかった・・・。
先ほどの、生きながらに焼かれていく人間のさまが、脳裏に焼きついていて離れない。
「エ、エルク!どうするのよ!きゃーっ!助けてーっ!」
葬送 第一部(2)
女の子の悲鳴は、僕の耳にも届いていた。
「リン!誰か襲われているみたいだ。すぐ助けに向かおう!」
「わかったわ。みんな、用意はいい?」
「ばっちりです!」
僕達は悲鳴の元へと走り出した。
「あそこだ!」
僕の指差したほうに、少年と少女がいた。大勢の山賊に囲まれている。
「てめえ、仲間の落とし前はきっちりつけてもらうからよっ!おりゃ!」
山賊の持つ斧が、少年の頭に振り下ろされた・・・
しかし、斧は横から飛んできた何かにぶつかって真横に落ちた。
間一髪、ケントの手槍が当たったのだ。
「な、何だてめえら・・・ぐわっ!」
立て続けに首を落とされ、腹部を裂かれる山賊達。
「かわいいお嬢さんをいじめる悪いやつは、このセイン様が、天に代わっておしおきだっ!」
セインがやけに張り切っているのは、かわいい少女の前だからだろうか?
葬送 第一部(3)
「あなたたち、ここは戦場よ。こんなところにのこのこ出てきちゃダメじゃない!」
戦闘が終わった後、リンが二人に対して怒鳴った。
しかし、その少女は逆に、リンに食って掛かる・・・
「何よ!あたし達はあんたたちに間違われて襲われたんだからねっ!」
この反論にリンは厳しい表情をいくらか解いた。
「あら、そうだったの?ごめんなさい。」
「ごめんなさいですむ問題じゃないでしょ!おまけにエルクはまったく役に立たないし!
こうなったらあんた達があたしの護衛をしなさいよ!」
逆に食って掛かる少女に、リンのほうがたじろいだ。
「で、でも、私は・・・」
「何よ!何か文句でもある!?」
押されっぱなしのリンの前に、ケントが割って入った。
「君、このお方をどなたと心得る!おそれおおくもリキアはキアラン公爵家の令嬢・リンディス様にあらせられるぞ!」
そのどこかで聞いたような口上に、少女は目をぱちくりさせた。
「へっ・・・?・・・もしかして、貴族様!?やだ、あたしったら・・・」
少女は身をすくませた。だがしかし、すぐにリンの手を取る。
「あたし、リンディス様のお力になりたいと思ったんです。だから、どうか、一緒に旅させてくださいねっ♪」
僕をはじめ、仲間のみんなは呆れかえって彼女を見た。
すごい変わり身の早さ・・・お調子者・・・なんだなあ・・・
「えーっと、あたしはセーラ。そしてこの連れの男の子はエルクといいます。皆さん、よろしくね♪」
「エ、エルクです・・・」
ともあれ、新しい仲間が増えた。よかった。
でも、あの魔道師の少年・・・あの暗く沈んだ表情・・・
どうしたのだろうか?
第二部へ続く・・・
水戸黄門かよw
SSサイト作ろうと思って書いてあったんですが、
いつまでたっても2本目が書きあがらないので投下します。
眠れぬ夜(ケント×リン)
穏やかな夜だった。
ふと目を覚ましたケントは、暗闇の中そっと息を吐く。いつもなら煩いほどに耳に入るはずの風の音は身を潜め、重たく感じる程の静寂が身を包んでいる。
どれだけ感覚を研ぎ澄ましてみても、聞こえるのは隣で眠るリンの寝息だけだ。
ゲルと呼ばれるこの民族特有のテントで眠るのは、これで何夜目だろう。しばらくは訪れそうにない睡魔を呼び戻すために、ふと考えてみる。
キアラン公女という身分を捨てたリンと共にサカへやって来てもうすぐ一ヶ月だから、二十回目と少し、というところだろうか。
それまでの二十余年の人生の殆どを、城や砦で過ごしてきたケントにとって、草原での生活は正直に言えば決して心地よくはない。
旅行者として数日過ごすぶんには楽しいかも知れないが、そこで生きていくとなれば話は別だ。
しかし不自由な暮らしの中で少しずつ、得る物も増えてきている。
自分が生き長らえていくために、他の多くの命が犠牲になっている。そんなことを良く考えるようになった。
獣を殺めて肉とする、そんな当たり前のことが、騎士としての暮らしの中ではひどく遠かったのだ。
初めてここに来たとき、一族の者が歓迎と称して羊を捌いて宴を催してくれたのだが、一頭の羊がみるみるうちに、皮と肉、臓物と分けられたそれぞれの塊に姿を変えていくのを目の当たりにして衝撃を受けた。
調理され供されるものしか食物として受け止められなかった自分は、なんて狭い世界に生きていたのだろうか。
サカの人々は自然の理を、一本の線としてしっかり受け入れている。自分がひどく、未熟な生き物に思えた。
吸い込んだ空気の思わぬ冷たさに、ケントは身震いして毛布を引き上げ、身体の向きを変えた。
「う……ん……」
小さな声にそっと振り返る。
「起こしてしまいましたか」
「……眠れないの?」
明かりを落とし、真っ暗なテントの中ではリンの表情を伺うことはできない。
「いえ……ただちょっと、目が覚めて」
ケントの答えにリンが薄く微笑んだのが、息遣いで解った。毛布の中で腕を伸ばし、細い指先に触れると、答えるように軽く力が籠もる。
「今日は静かね」
「ええ、こんなに風がない夜は久し振りです」
「静かすぎると、逆に怖くなったりしない?」
「そうですね、少し」
リンはしばらくの間黙っていたかと思うと、おもむろに身体を起こした。何かを探るような音の後、突然二人の間に小さな光が灯る。
「小さい頃、夜中に目が覚めて怖くなると、決まって父さんを起こしてたの。いつも聞こえる風の音が聞こえないと、何かが起こりそうな気がして怖くて」
蝋燭に明かりを移しながら、リンはそう呟いた。
「リンディス様も……」
差し伸べた手でケントの台詞を遮って、軽く眉を潜める。
「まだ、リンディスって呼ぶのね」
「あっ……申し訳ありません」
キアランを離れる時に、もうリンディスとは呼ばないと約束したのだが、それでも時々、ケントはリンをキアラン公女としての名前で呼んでしまう。
「あなたはもう、私の家来じゃないのよ。ケント」
「解っています」
「ちゃんと呼んで」
ケントの肩に手を置き、首を傾げてリンはケントを見上げた。真っ直ぐに見つめられてケントは俯いて奥歯に力を込め、口を開く。
「リン」
満足そうに微笑んだリンの唇に、誘われるようにケントは自分の唇を重ねた。啄むような口づけの後、どちらともなく舌を差し出す。
「ん……うぅん……」
舌を絡ませながらぴたりと唇を合わせ、リンが小さく呻いた。その甘い声音に応えて、ケントの舌はリンの口腔に侵入し、歯列の内側を辿り、上顎を摩る。
肩にあるリンの手に力が籠もったのに気付き、ケントはそっと顔を離した。
「休みましょう、明日も早いのですし」
「どうして?」
濡れたように輝く瞳に蝋燭の炎を映して、リンは尋ねる。もう一度横になるように促すケントの手を押しやって、背中を屈めた。
「リン?」
答えの代わりに部屋に響いたのは衣擦れの音だった。
リンの指先はケントの寝巻の腰紐を解いて奥に忍び込み、抗おうとケントが身を捩った時には既に、雄芯は彼女の手の温もりの中にあった。
「いけません……!」
上擦ったケントの言葉を無視して、リンは手に力を込めた。
「うそつき……ケントだって、ほら」
責めるような声音に返す言葉がなくてケントは嘆息し、腰の辺りで蹲っているリンの頭を撫ぜた。
彼女の目の前にあるはずの自分の性器は、はっきりと怒張を示しているはずだ。本当を言えば、口づけの時からそこは期待に身を固くしていたのだが。
リンは顔を上げてケントに微笑みを投げかけると、両手の間に雄芯を挟み、その先端を口に含んだ。
「ん……む……」
くぐもった声を上げながら、リンが屹立を吸い上げた。喉の奥に彼女が力を込めるたびに、手による拘束とは別の快感が走る。
その間にも手は休まずに、付け根の柔らかい一対へごくごく弱い刺激を加えた。
「リン……」
ケントは一心不乱に奉仕する妻の名を呼び、手を伸ばした。薄い寝巻の上から彼女の胸に触れ、頂上の膨らみを指先で摩ると、それはすぐにぷっくりと身を固くした。
「あっ……」
リンは一瞬背中を強張らせ、口淫を続けながら胸元を寛げた。薄明かりの中に浮かび上がる白い乳房が彼女の動きに合わせて震える。
グミの実色の乳首を指の間に挟み拘束を加えると、リンはとうとう堪えきれないといった風情で唇から屹立を吐き出した。
「あぁ……っ……」
二度、三度と乳首を弱く抓ると、濡れた唇から熱い息と喘ぎが洩れる。リンの手を引いてその身体を腕の中に収め、ケントはもう一度深く口づけを交わした。
「眠り、ますか」
「もう……意地悪ね、ケントは」
低い笑みがテントの中を流れる。ケントは無言のまま、リンの乳房をゆっくりと揉みしだいた。
着やせする性質なのか、彼女は胸は服を脱ぐととても豊かに見える。わりと大きい方であるはずのケントの手のひらでも少々持て余してしまうほどだ。
「あ……ん……」
リンはケントの耳元に唇を寄せながら、まだ下着をつけたままの腰を艶めかしく前後させた。
すっかり立ち上がってしまった小さめの乳首をくりくりと弄ると、甲高い声と共に身体が小刻みに揺れる。
「リン」
上気し始めた頬に口づけて、ケントは両方の手でリンの乳房を左右から寄せて持ち上げ、眼下に並んだ二つの果実に交互に唇をつけた。
「ああっ……!」
舌の先で抉るように愛撫してやると、リンは背中を仰け反らせて声を上げる。ケントの首に回した腕から、徐々に力が抜け始めていた。全ての感覚を情欲に傾けている証拠だ。
ケントは胸だけはだけていたリンの服の合わせ目を解き、彼女の力も借りて下着も取り去った。
素裸になったリンは悪戯っぽく微笑み、もう一度抱き寄せようとするケントの手から逃れて下腹部に馬乗りになる。
「リン?」
「ごめんなさい、もう……我慢できないの」
「大丈夫ですか。まだ、何も」
「平気よ」
リンは両脚の間にケントの怒張を宛てがうと、息を吐きながら腰を落とした。そこはケントの危惧を裏切って熱く濡れそぼり、何の抵抗もなく根元まで飲み込んでいく。
「は……っ……ん……」
身体の中にすっかり男を収めてしまうと、リンは満足そうに嘆息した。暫くの間、結び合う身体を楽しむかのように動きを止めて目を閉じる。
それを見上げていたケントは、更なる刺激を求める自分に抗うことができなくなって腰に力を込めた。
「あぁっ!は……」
突き上げる度に、長い緑色の髪がさらさらと揺れる。乱れる髪に構わず、リンはケントの動きに答えて身体を上下させた。
ケントはそんな妻を見上げ、指先を二人が繋がっている辺りに潜り込ませた。
リンの愛液は彼女の肉襞のみならず、肉茎を伝ってケントの下腹部や太股までも濡らしていた。
性器が擦れ合うたびに、にちゃ、くちゅと淫猥な音がテントに響く。
ケントはリンの秘肉の入り口辺りを結びつきを確かめるように撫ぜてから、親指でたっぷりと愛液を掬い上げ、肉襞の付け根にある固い蕾になすりつけた。
「ひゃぁんっ……!」
すでに包皮がめくれあがり、その姿をはっきりと現していた蕾を弄くられ、リンは肩をそびやかせて一際大きな悲鳴を上げた。
軽く押しつぶすようにくにゅくにゅと擦ってやると、秘肉の奥から更に愛液が溢れ出す。もう片方の手で乳首を抓ると、リンは内奥をひくつかせながらまた啼いた。
「あぁぁん……やぁっ……はぁん……」
しっとりと汗ばんだ肌から立ち上る雌の匂いに、ケントは我を忘れてリンを責め立てる。
熱しきった柔肉はケントの楔の形にぴったりと寄り添い縋り付いてくる。上半身を起こし、ゆらゆらと揺れ始めたリンの身体を抱きしめると、両脚を背中に回させて更に深く貫いた。
「んっ……あぁ……」
潜り込んだ己の先端が、リンの最奥に辿り着いたことを知らせてくる。腰を揺すって繰り返し突き上げれば、リンはケントの肩に力なく顔を預けてうわごとのように呟いた。
「あぁ……奥に……届いてるぅ……」
絶え間なく湧き出す愛液はすでに寝台にまで達し、荒い息遣いに外の静けさも気にならなくなっていた。
何度貫いても引き抜けばまた元の形を取り戻す柔肉へ、取り憑かれたように繰り返し挑み続ける。
ぐちゅぐちゅと音を立てる結合部からは、あまりの激しさに泡だった愛液が白い流れをシーツへ繋いでいた。
「ケント……あぁっ、すごい……すごいのぉ……っ」
「私も……です、リンディス様……」
「いやっ……ちゃんと……呼んで……ああぁん……」
リンの声はさらに艶を増し、ケントの耳元で切なげな色を帯びた。
「リン───リン、私の……」
「あぁっ……ねえ……も……だめ……いっちゃう……」
それまでケントの動きに応えていたリンが身体を強張らせた。
柔肉の不規則な痙攣に襲われ、ケントは唇を噛んで堪えながら妻を強く抱き締め、腰を小刻みに揺する。
「あっあっあっあっ……ああぁ……!」
ケントの肩に指を食い込ませながら、リンはびくんびくんとと背中を引きつらせた。
奥へ誘うように収縮する妻の内部に、ケントもいよいよ耐え難くなって動きを早める。
「あぁっ……やぁ……だめぇ……っ」
達してすぐの敏感な状態を責め立てられ、リンは苦しそうに喘いだ。けれど言葉とは裏腹に愛液は更に溢れ出し、張り詰めきったケントの肉茎も易々と飲み込んでいく。
「…………っ……!」
ケントもついに抵抗を諦め、込み上げる衝動を手放した。リンの両腕を掴み、お互いの下腹部をぴったりと密着させた状態で己に課していた戒めを解く。
「あ……すごい……出てる……ぅ……」
身の内にどくどくと注ぎ込まれる男の精を受け止めながら、リンはうっとりと呟いた。
力を失っていく二つの身体の間で、彼女の秘肉だけが別の生き物のように、名残惜しそうにひくついていた。
「もう、大丈夫?」
横たわるケントの胸に頬を寄せながら、リンが尋ねた。
「え?何がですか?」
質問の真意を測りかねてケントが聞き返すと、彼女は吹き出して肩を竦める。
「静かだと怖くて眠れないって話だったじゃない」
「あ……そういえば、そうでしたっけ」
ばつが悪そうに俯いたケントの頬に唇を押し付けると、リンは小さな声でいいのよ、と呟いていとおしむように手のひらを重ね合わせた。
以上です。長々とすみません。
エロネタ書きなれてないので、あまりハァハァしていただけないかも知れませんが、
酒のつまみにでもなれば幸いです。
GJ!
ぜひSSサイト作って漏れを招待してくれ
GJGJGJGJ!!!!
烈火ではケント×リンが一番ハァハァ来るカプなんで正直楽しめました。
>>おあげ氏
乙〜!やっぱ純愛物で綺麗な文章を読んだ後は
心が澄んでいく気がするよ。
たとえここがエロパロ板であっても(w
書く前にちょっと聞いておきたいんだが
ティアサガにおける乳の大きさ度は
あたたたた……シエラ クリシーヌ
あたたた……ケイト エンテ メル レニー サン リベカ
あたた…………↑↓に該当しない全員
あた………サーシャ ラケル メリエル フラウ リーリエ レティーナ レネ
あ……バド ユニ
という感じの認識でいいだろうか
レニーは「あた」
エステルたんは「あたたた」
だろ
サンとフラウの差は一段階じゃないかな。
個人的にはラケルはあたただと思う。
カルラ様はほわたあ。
もうすぐ書き終えれそうなSSあるんだけど、結構長いんだな。
文字数約20,000ほどになりそうなやつなんだけど、ここは長いのって、だいじょうぶか?
あと、投下する際、前後に分けた方がいい?それとも一気にいった方がいいか?
ユニはEDの女の子服では結構あるようにみえる
あた、ぐらいじゃないか?
>>317 換算すると約40kB、20〜30レス
一気でおながいしまつ
連投に引っかかるから何回かに分けた方がいいよ。
一行30文字ぐらい×20行で一レス600文字ぐらい?
エリシャは「あたたた」だと思うが。
あとカトリは「あた」くらいだと思う。
最近、どうも思うようにうまく書けなくなっている気がする。
というか、ネタも文章も粗くなってきていると自分でも感じる。(文章は昔からだがw)
ここのところ体調も思わしくなかったというのもあるけど、やっぱり自分の常駐スレを増やしすぎたのも
原因の一つかな・・・
というわけで、リハビリを兼ねて一本投下します。よろしければお読みください。
誕生日には花を添えて(1)
「ロウエン!」
後ろから名前を呼ばれて、ロウエンは振り向いた。そこには、エリウッドをはじめ、騎士団の先輩である
マーカス、イサドラ、ハーケンが立っていた。
「はっ!何でございましょうか?」
「ロウエン、今日は何の日か知っているかい?」
「今日・・・はて・・・?」
いつも騎士団の先輩がたに追いつこうと、毎日時間も忘れて必死にがんばっているロウエン。
そんな彼には、とっさに思い浮かぶはずがなかった。
「何だ、忘れたのか。今日は、君の誕生日じゃないか。」
「へっ?・・・・・・ああ、そうでした。そういえば今日は、俺の誕生日だったのですね。すっかり忘れてました。
「忘れてたのかい?・・・しょうがないな・・・はい、ロウエン。お誕生日、おめでとう!」
そう言ってエリウッドは一本の槍を差し出した。
「これは、僕達からのプレゼントだよ。」
「エリウッド様・・・それに、皆さん・・・あ、ありがとうございます・・・」
感慨にひたるロウエンを、マーカスが怒鳴った。
「馬鹿者!気を抜くでない!お前ももう大人の一員なのだ!もう今までのようには甘く見てやらん。
これからは、常に騎士たるにふさわしい振る舞いを心がけよ!」
ロウエンは背筋をピンと伸ばした。
「は、はい!このロウエン、エリウッド様の為に、粉骨砕身、力を尽くします!」
そのとき、どこからかトンボが一匹飛んできて、槍の穂先に止まった。
次の瞬間・・・トンボは真っ二つになって、地に落ちた・・・。
「これは・・・なんと見事な槍・・・このロウエン、きっとこの槍の名に恥じぬ働きをいたします!」
「うん、期待しているよ。」
みんなが去った後、ロウエンは一人、物思いにふけった・・・
フェレ家の皆様が祝福してくれたのは、嬉しい。
しかし、一番大切な人・・・レベッカはその場にいなかった・・・。
「レベッカさん・・・どうしたのかな・・・?」
誕生日には花を添えて(2)
ロウエンは、とぼとぼと家路についた・・・
「レベッカさん・・・」
ロウエンは自分の部屋の前に来た。そしてドアの取っ手を回してみる。
「あ、あれ?開いてるぞ!?おかしいな・・・もしや!」
ロウエンはいざというときの為に、レベッカに部屋の鍵を渡していた。ということは、
自分以外でこの部屋に入れるのは、レベッカしかいない。
レベッカはベッドの上にいた。
口のあたりまで掛け布団をかぶって、すーすーと寝息をたてている・・・
「レベッカさん!」
ロウエンは声を大きくして呼んだが、レベッカは目を覚まさない・・・
「レベッカさ・・・あれ?」
ロウエンはふと、机の上に書き置きがあるのに気づいた。
「何だろう・・・?どれどれ・・・この字はレベッカさんだ・・・」
ロウエンは目でその文章を追った。そこにはこう書いてある・・・
『ロウエン様、お誕生日おめでとうございます。さんざん迷ったけど、プレゼントは
これに決めました。
今、そのプレゼントはあたしが持っています。ロウエン様、布団をめくってみて下さいね。』
「そうか・・・、プレゼントは、今レベッカさんが持っているのか・・・でも何だろう?どきどきするな・・・」
ロウエンは掛け布団の両端を掴んだ。そして、おもいっきりその布団を上へ放り上げた・・・
誕生日には花を添えて(3)
「のわわわわわっ!!!」
ロウエンは驚きのあまり、腰を抜かした。そして、その姿勢のまま、3,4歩後ずさりした。
「レ、レレレレ、レベッカさん!」
レベッカはうっすらと目を開けた。そして、顔を上気させて微笑んだ。
「ロウエン様・・・お誕生日、おめでとうございます・・・v
これが、あたしからのプレゼントです・・・v」
レベッカの身にまとわりついている布地は、一片もなかった。
彼女のやわらかい胸、細い腰、張りのあるお尻、そしてぷくっと膨らんだ恥丘にうっすらと生える陰毛
までもが、ロウエンの目の前にさらけ出されている・・・
ロウエンは驚きのあまり、一言も発することができなかった。ただ、口をぱくぱくさせているだけだった。
「ロウエン様・・・?・・・まさか、嫌でしたか・・・?」
レベッカの表情がにわかに曇ると、ようやくロウエンは声を出すことができた。
「そ、そんなことない!そんなことないです、レベッカさん!ただ・・・」
「ただ?」
「あまりの美しさに、驚いてしまいまして・・・」
その言葉に、レベッカはますます顔を赤らめる・・・
「ロウエン様・・・嬉しい・・・あたしの身体を、美しいって・・・」
うっすらと涙がにじむレベッカの瞳を、ロウエンはじっと見つめた。そして、指でそっとレベッカの涙をぬぐった。
「レベッカさん・・・ありがとう。貴女自身が、最高のプレゼントです・・・」
「ロウエン様・・・思う存分・・・堪能してください・・・」
ロウエンの顔がレベッカの顔に急接近すると、二人の唇が重なり合う・・・
「ん・・・・・・んん・・・・・・」
声にならないうめきをあげながら、二人は互いの口を吸いあった・・・
誕生日には花を添えて(4)
甘い吐息を重ねながら、ロウエンはレベッカの身体を抱きしめた。
レベッカのやわらかい胸の感触が、ロウエンの胸に伝わる・・・
「・・・こ・・・これが・・・女の子の・・・胸・・・」
ロウエンはレベッカの瞳を見つめた。すると、レベッカはこくりとうなずいた。
その合図で、ロウエンの片手が、レベッカの胸に当てられる。
そのまま、ロウエンの手がゆっくりとレベッカの胸に沈み込んでいった。
「やわらかい・・・これが、レベッカさん・・・」
ロウエンの指が動くにつれ、レベッカの唇から甘い吐息が漏れた。
「何か・・・暑くなってきたな・・・俺も脱ぐよ。」
ロウエンはそう言うと、いったんレベッカから離れた。そして服を一枚一枚脱いで丁寧に折りたたんでゆく・・・
レベッカはクスクスと笑った。
「ロウエン様って、几帳面なんですね?」
「はい、これも騎士のたしなみですから。」
「ふふふ。」
そして、ズボンとトランクスをたたみ終えると、ロウエンも全裸になった。
「これで、俺もレベッカさんと同じです!」
しかし・・・
今まで上気して赤かったレベッカの顔が、急に青ざめはじめた・・・。
「レベッカさん?」
レベッカはかっと目を見開いて、ロウエンの股間を見つめていた。そして、がくがくと震えだした。
「どうしたんだ、レベッカさん!」
誕生日には花を添えて(5)
レベッカは掛け布団を羽織って、震えていた・・・。
「ロウエン様・・・あたし、やっぱり・・・怖い・・・」
「レ、レベッカさん?」
「ロウエン様のが・・・・・・そんなに・・・大きかったなんて・・・」
小さいころに見た、父親のものよりも、ずっとたくましくて大きいロウエンのそれは、見事なまでに固くそそり立っていた。
「こ・・・こんなに大きいなんて、思わなかったから・・・」
震えるレベッカを、ロウエンは優しく抱きしめた。
「大丈夫。絶対に、無理はしないから。だから、俺を・・・信じて。」
その言葉に、レベッカもようやく反応した。
「・・・はい・・・」
ロウエンはレベッカの両足を掴んだ。そして、左右に大きく広げた・・・。
「こ・・・これが・・・レベッカさんの・・・一番大事な・・・秘密の場所・・・」
巨大なロウエンを迎え入れられるように、じっくりとほぐしてやらなければならない。
ロウエンは人差し指をその場所に当てた。そして、ゆっくりと縦にこすりはじめる・・・
「ひゃあああっ!」
レベッカの声と同時に、その場所は汗を噴き始めた・・・。
またたく間に、どろどろになってゆく・・・
ロウエンはごくりと息を飲んだ。おいしそうなレベッカの蜜が濃厚な香りを放っている・・・
何のためらいもなかった。
これからロウエンを迎え入れるレベッカの蜜壷・・・そこに、今度はロウエンの舌が差し込まれた・・・
「あひゃああっ!」
指とは違う、そのぬめぬめした感触に、レベッカは再び叫び声をあげた。
「ロウエン様・・・あたし、あたし・・・変になっちゃうよお・・・・・・」
レベッカの言葉の直後、おびただしい愛液が彼の顔面を直撃した・・・
誕生日には花を添えて(6)
潮を吹いた後のレベッカのそれは、ひくひくと動いていた・・・
ずいぶんやわらかくほぐれたように、ロウエンは感じた。
「レベッカさん・・・いくよ・・・」
レベッカは何も答えない。ただ、こくりとうなずいた。
ロウエンは自分のものを握ると、レベッカのそれにぴたりと密着させる・・・
レベッカの表情が、また次第に青くなってゆく・・・
「こ、こわい・・・・・・」
レベッカの震えが、ロウエンの身体にも伝わる・・・
ロウエンはそっとレベッカの唇にキスをした。
「大丈夫。俺を信じて、そして、自分を信じて・・・」
「・・・・・・はい・・・・・・」
レベッカは目をつぶった。そして、歯をくいしばった・・・。
「レベッカさん、もうちょっと力を抜こう。」
「は、はい・・・・・・」
徐々にレベッカの股間に当たってるものが、ゆっくりと中に押し当てられてゆく・・・
「んんんんんんんんんんっ!!!」
レベッカは口を閉じたまま、うなり声をあげた。
自分のアソコを押し広げられて、ゆっくりとロウエンは侵入してきた・・・
「は、入ってくる・・・ロウエン様が・・・」
「レ、レベッカさん・・・・・・見て・・・・・・」
レベッカは恐る恐る自分の股間に目をやった。
信じられなかった。ロウエンの太く大きく固いそれを、自分の秘裂が、根元までくわえこんでいた・・・
「あれ・・・?・・・入ってる・・・」
レベッカは驚いていた。絶対に入らないと思っていたのに、レベッカはあっさりとそれを受け入れていた・・・
(女の子の身体って、不思議・・・)
レベッカは自分で、そう思った。
誕生日には花を添えて(7)
緊張がほぐれたのか、レベッカの瞳から涙がぽろぽろとこぼれた・・・。
「レベッカさん?」
「違う・・・違うの・・・ロウエン様・・・あたし、やっと、やっと、ロウエン様と・・・
一つになれた・・・うれしい・・・」
「レベッカさん・・・・・・俺も、うれしいよ・・・」
自分を受け入れてくれた、そしてそのことに嬉し涙を流すレベッカ・・・
そのことが、ロウエンにはたまらなく愛しく感じた。
ロウエンは強く、レベッカを抱きしめた。すると、レベッカは、両足をあげて、それをロウエンの腰の後ろに
廻した。
「ロウエン様・・・愛して!あたしを・・・愛して!骨の・・・髄までっ!!!」
「レベッカさんっ!!!」
二人に、考える余地などはなかった。
あとは、本能のままに動きつづけるのみ・・・
その姿勢のまま、ロウエンは腰を振り始めた・・・
「レ、レベッカさん!・・・・・・き、気持ちいいよ・・・・・・」
「ああああああっ!ロ、ロウエン様がっ!は、あひ、入ってくる〜っ!!!」
ぐいっ!
ロウエンがレベッカの華奢な肩を掴むと、ロウエンの突きに一層の力が加わった・・・
「ひあっ!あひあ!ひゃあああっ!」
子宮の入り口をロウエンの亀頭にこすられて、レベッカの雄叫びがますます激しくなる・・・
「レ、レレレ、レベッカさんっ!!!ああっ!」
「あひっ!ひあああああああああああああああっ!!!」
突然のレベッカの秘裂の激しい痙攣。そして、レベッカのお腹を満たす、ロウエンの精・・・
誕生日には花を添えて(8)
翌日・・・
レベッカと寄り添うようにたたずむロウエン・・・
ロウエンはそっと、レベッカの手を取ると、そのかわいらしい手の甲にそっと口づけする。
レベッカの顔がほんのり桜色に染まった・・・。
そして、ロウエンの耳元でそっと囁いた・・・
「一生、大事にしてくださいねv」
イサドラは少し離れたところで、二人を見守っていた。
「何かあの二人、最近すごくいい雰囲気ね・・・。」
「そ、そうだね・・・」
やや緊張の面持ちで返事をするハーケン。
「何かあてられてしまいそうだわ。」
そしてイサドラはハーケンの方を見た。
「あ〜あ、何だか私も、結婚したくなってきちゃったv」
「そ、そうか・・・・・・」
その日の夜、今度はこの二人が、レベッカ達よりもさらに激しい行為を行うのだが、
それはまた、別の機会に・・・
おしまい
ダミアン氏乙っ!!
>トンボは真っ二つになって、地に落ちた
影武者、いや、本田平八郎忠勝カヨ!!w
今後もガンガッテくれ。いなくなったら、寂しくなるからさ。
書きかけのSS、今最後の修正中。餅と待ってくだされ。
ようやく終わったよ・・・
じゃあ、書き終えたSS投下します。
内容はFCの外伝です。
ED後の話なんで、クリアしてない人、これからクリアしようとしてる人にはネタばれになるから、注意ダス。
では、投下開始。
緩やかな風がふく、岩山の谷間の道を一頭の馬が歩を進める。
馬上には、碧い色彩に染め上げられた皮製の胸甲を身に着け、フード付の外套を羽織る若い――十七・八あたりの男が手綱を握り、
その背には、目鼻がきれいに整った、若く美しい少女が、男の腰に腕をまわし、辺りの光景を見つめている。
男のほうは、殺風景な岩山などに目を奪われることなく、常に周りを警戒するように視線を移す。
時折、背後の少女にも視線が及ぶが、あえて目をあわせようとはしない。
それは少女のほうも同じで、男の視線を感じる度に、慌てて視線を逸らした。
二人は言葉もなく、ただ、馬の背にゆられて、道を行くのみだった。
ここはバレンシア大陸の本土のほぼ最南部のところに位置するラムの山の谷。
かつてここは南部のソフィア王国の最大の穀倉地域として、古くから北ソフィアへの穀物の輸送路として作られた山道であり、
また北部からその穀物を買いにやってくる行商人達の交通路として、永きにわたって人々の往来が途絶えることのなかった道である。
それもリゲル帝国の侵略を発端とした宰相ドゼーによるクーデターが起こり、国王が殺害された後からは、この辺りを巡回する兵士はいなくなり、
追いはぎ、強盗、馬賊などが跋扈するようになり、豊かな南ソフィア地方は、ほぼ孤立状態へと追い込まれていた。
それも、リゲル・ソフィア両国の戦争が終焉した今では、若干の回復は起きているものの、それでも、賊が絶える状況までには至ってはいない。
山道のちょうど中腹にある休憩のための小屋の前で、二人は馬の背から降り、小屋の入り口の足場に腰を下ろした。
男は腰に吊るした水筒を取り出し、少女に差し出す。
少女は「ありがとう」と答えて水筒を取り、中の水を飲みほしていく。
水を飲み終えた少女は水筒を男に返し、ふうっと息をこぼす。そして、その場から見える、先の道を目で追っていった。
『まだ、見えない。懐かしい、優しい思い出があるあの村が・・・』
早く目的の場所に着きたい。その思いは、ここまでくると、時を刻むにつれ強くなっている。
しかし、逆にそこに行きたくない、まだ着きたくないという矛盾する思いも、少女の胸の中にあった。
幸いというべきか、二人は賊に遭うこともなく、ラムの山を無事に下りることが出来た。
そして、今二人はかつて盗賊達の塒(ねぐら)となっていたほこらの中に入っていく。
そこには、ソフィア王国が信仰していた神の祭壇があるからだ。
少女は目的の場所に着くと、地母神ミラを祀るほこらの神像の前で、神に祈りを奉げた。
―――既に滅びた心優しい女神にたいして。
それは、願いを訴える祈りというよりも、既にない女神に対する、鎮魂の祈りというべきなのかもしれなかった。
少女の後ろには、連れの男がその光景を黙って見つめていた。
しばらくして少女は、立ち上がり、ミラの神像をしばし見つめる。それも済むと、
「いきましょう」と言い、その場を後にした。
ほこらから出る間、少女は男に声をかけた。一つだけ、聞きたい事があったからだ。
「何故、あなたは祈らなかったの?」
少女のその問いに、男は前を見ながら口を開いた。
「滅びた神に祈ったって、何にもならない。・・・俺は、神に祈る事を許される身じゃない」
そう答えた男に対して返す言葉を、少女は思いつけなかった。
南ソフィアの大森林地帯を二人は進んでいく。
戦争があった頃は、フォーレスト・オブ・シーフ―――盗賊の森と呼ばれた場所も、今ではその名とは裏腹に、静かな、本来の姿を取り戻していた。
馬を操りながら、男は昔のことを思い出していた。
『ここで俺は盗賊達との夜戦を行ったんだ。あの時はルカやシルク、村の仲間とともにソフィア解放軍に加わるために必死になって戦っていた。
――まだそれほど時がたっていないのに、もうだいぶ昔の事のように感じてくる。あの頃の俺は何も知らず、ただ信じるままに戦っていたんだ・・・』
その頃の自分を振り返り、思わず泣きそうになる。
もはや、あの頃の自分に戻れぬ事が、何故か無性に淋しく、哀しかった。
森を抜け、道沿いに進むこと二日。
青く生い茂る草原(くさはら)の丘から、二人は目的の場所を見つめた。
ラムの村。
二人が初めて出会い、別れた場所。
男にとっては、己の育った故郷であり、少女にとっては、今までの一生の中で最も満ち足りた時間を過ごした思い出の場所。
二人は声もなく、ただただ懐かしいその村を見つめ続けた。
「行きましょう、アルム」
少女は、男の名を呼び、そう呼ばれた男――アルムは馬首を村へと向け、かの村へと駆け出していった。
村に着いた二人を、村の者達は驚きの声を上げながらも、好意的に迎え入れた。
ある者は、旅に出る前とはうって変わって逞しくなったアルムに驚き、また少女のことを覚えていた者は、
すっかり美しく成長したその姿に魅いるなど、村は一時二人を見たさに騒ぎになりかけそうになった。
もっとも、村の人口が大体六・七〇位なので、騒ぎといっても、それほどのものではないのではあったが。
そういった喧騒も過ぎ去って、村の西はずれの丘にあるアルムの生家に着いたのは、村に入ってから大体二時間程たってからだった。
家はアルムが旅立つ前の姿のまま、残っていた。中に入ると、埃が床に積もり、空気が入れ替えられていなかったためか、澱んだ風気を匂わせる。
その状況に思わずアルムは苦笑した。が、これはこれでしょうがないと思い立ったのか、窓という窓の全てを開け、
中の空気を新鮮で清浄なものに入れ替え、部屋の隅にあった――というよりも放置していた箒をとり、埃を外へと追い出し始める。
少女も言われたわけではないのだが、アルムと同じように箒を手に取り、家の掃除を始めた。
アルムは少女の行動に表情を一瞬強張らせた。だが、声をかけることもなく、黙々と部屋の片付けを続けていく。
少女の行動をアルムは結局最後まで咎めることはなかった。
家の片付けが終わった頃には、既に辺りは夕闇に包まれ、村の家々の煙突からは、白い煙が空へと昇っていく光景がそこらかしこに見受けられた。
アルムは身に着けていた鎧を脱ぎ、床に置くと、外に繋げていた馬に乗り、丘下のほうに向かって馬を走らせていった。
声もかけずに言ってしまったアルムを見送り、取り残された少女は、片付け終えた家の中に戻り、
家の中に残っていた――使えそうな――薪を暖炉に投げ入れ、整理しているうちに見つけた火打石を使って、暖を取った。
冬は越えているとはいえ、夜になるとまだ多少肌寒い季節であったので、まだ暖炉を使わなくてもよい時分ではなかったからだ。
明かりをつけようとも考えたが、蝋燭がない今の状況では――恐らく、切らした村人の誰かが持っていってしまったのだろう――
それも出来ないので、暖炉の火を明かりの代わりにして部屋の椅子に腰掛けた。
アルムが戻ってくる間、少女はここに着くまでのことを思い出し始めた。
邪神ドーマを滅ぼし、幾千年にもわたって続いた二神の盟約の鎖が断たれ、リゲル・ソフィア両国が荒廃した母国を立て直そうとし始めたとき、
少女はアルムの育ての親であり、自身の恩人でもある老騎士マイセンに呼ばれた。
『何のようなのかしら?』
呼ばれるまま、マイセンのそばに行くと、マイセンは低い声で話し出した。
「外にアルムを待たせております。貴女も共に行かれるのです」
「えっ!?でも、それでは―――」
少女が言い終えぬうちにマイセンは言葉を続ける。
「アルムも貴女も、もう二月もすればそれぞれの使命を果たさなければならなくなります。
そうなればもうかつての様に仲間と語らうことも、好きな場所に自由に行くことも出来なくなりましょう。
そうなる前に行くのです、アルムと共に、残った時間を無駄にせぬために」
この事を実行することがどういう意味なのか、また、そうする事がどういった混乱をもたらすのか、
少女は簡単に理解できた。そして、マイセンの提案が非常に魅力的なものであることも。
少女は迷った。その迷いは簡単に表情に表れてしまったのか、視線は下に落ち、思いつめたような顔になっている。
そんな少女の肩にマイセンは自身の右手を優しくのせた。
「貴女が迷うその気持ちは十分に理解できます。ですが、大丈夫です。ここにいる若者達だけでも復興の準備はかないましょう。
それに、貴女は民達の間では未だに〈セリカ〉なのだぞ」
マイセンが自分の名〈セリカ〉と呼ぶのを聞いて、少女は顔を上げた。
少女――セリカの顔を見て、マイセンは頷く。
「セリカよ、行くがいい。お前がソフィア王家最後の一人、王女アンテーゼに戻る前に。アルムがリゲル帝国の皇子となる前に・・・」
先までの臣下の礼をとるような言葉遣いではなく、かつての自分に対して接するように
――それが、マイセンなりの少女に対する愛情表現であるのだろう――老騎士は少女に語った。
セリカの瞳から涙が流れ、頬を伝い、床へと落ちていく。震える手が、肩にのせられている皺だらけで無骨な手をとり、
それを自身の胸元へと導き、それを両手でしかと握り、包みこむ。その手に、セリカの涙のしずくが落ち、濡らしていく。
このときの光景は、まるで実の父とその娘の様であった。
「ありがとう・・・ございます・・・おじいさま」
そうセリカが答えると、二人は互いを抱きしめた。
「いきなさい、そういつまでもアルムを待たせては気の毒だ」
マイセンから身を離し、目元に残ったしずくを指で拭いながら、セリかは笑顔で
「はい、いってきます。・・・おじいさま」
と答え、アルムの待つ場所へと向かって走り出した。
それが、今から丁度一月前のことである。
あれからアルムと共に、このラムの村を目指して旅を続けてきた。
しかし、その旅はけっして楽しいものではなかった。
始めはセリカの言うことにも言葉を返していたアルムも、次第に「ああ」とか「そうだね」としか言わなくなり、
ラムの山の谷に入る頃には、ほとんど口を利かなくなった。
旅を始めた辺りからも、アルムはいつもとは違っていた。
心はここに無いかのように、遠くを見ていることが多く、野宿を取っている間も、焚き火を見つめたまま物思いにふけることが多かった。
本来のアルムの事を知っているセリカには、今のアルムのこの状態が心配で堪らなかった。
大丈夫と声をかけても、心配は要らないと本人に言われてはそれ以上の事は何も出来ず、始終胸が潰れる想いで過ごしてきた。
アルムが何を思ってそうしているのかは、本人にしか分からぬことである。
だが、セリカには、アルムの胸中にあるものが何なのかは、大体――否、確信に近いものを感じ取っている。
そのことを思うと、セリカは胸が裂ける思いがする。
どうすれば昔のアルムに戻ってくれるのか、どうすればアルムを救ってやれるのか。
その答えを見出せず、二人はラムの村に着いたのだった。
アルムが戻ってきてから程なく二人は夕食をとった(食事は村の者たちから分けてもらったもので作った)。
食事を取る間も、アルムは何一つ語ることがなかった。
食べ終えた食器も、アルムが全て運び出し、片付けも一人でこなしてしまい、セリカはこの家についてからというもの、
最初の掃除以外のことは――アルムがいない間にしたことは除いて――何もしていない。
いや、ここに着いてからではない。旅を始めたときから、既にこうだった。
全てをアルムが一人でこなし、セリカはただアルムに着いて行くだけ。
まるでアルムがセリカの従者の様でもあるが、そんな状況を、セリカは喜べなかった。
自分は彼から突き放されている、必要とされていない。
そう感じては何かをしようとするのだが、そうする前に、アルムが全てを終えてしまっている。
淋しい、辛い事から逃げるためにそうしようと自分はしているからかもしれないが、それでも何もしないよりはいいに決まっている。
セリカ自身は気づいてはいないのだが、こういった行動は、既に修道院での生活の中でも見受けられたことであり、
ノーマ司祭がこの場にいれば、その事を教えてくれたのかもしれない。
食事を終えた後も、二人は言葉を交わすこともなく、思い思いの場所に腰を下ろして、ただじっとしていた。
外はもう夜の闇に包まれ、春の強い風に木々がざわめく音しか、部屋の中に動きを伝えるものがない、文字通りの沈黙がそこにはあった。
何もおきないまま、ただ時間だけが過ぎていく。
「ねえ、アルム」
アルムの方に視線を向けながら、セリカが言葉を口にした。
「一体、何時まで此処にいるつもりなの?」
そこから出たのは、なんでもない質問であった。
しかし、セリカには、この沈黙が耐えられなかった。なんでもいいから、この状況を変えたかった。
その質問に対する答えは無く、アルムは全く口を開こうとしない。
「出来れば、何時までもここにいたいと私は思うわ。けど、そんなことが出来る訳がない事は、よく分かってる。
私達がいつまでも留守にしておく訳にはいかないし、こうしている間にも、皆に責任を押し付けてしまっているんですもの」
言葉を紡ぐセリカに対して、相変わらずアルムはなにも答えない。
それでも構わず、セリカは話すのを止めない。
「だから、何時まで此処にいるのかを決めないといけないわ。アルム、あなたはどうなの?」
セリカの再問に、アルムはようやく口を開いた。
「君が決めればいい、俺はそれに従うよ」
その口から出た答えは、にべも無いものだった。
アルムのその返答に、セリカはもう我慢できなかった。
その場で立ち上がり、アルムの傍まで近づく。そして、アルムの顔を正面から見据えた。
「アルム、あなた、どこかおかしいわ。城から旅立つときから何処か変だったし、私が話しかけても、全然答えてくれないじゃない。
此処に着いてからもそう。私のことを避けてる。私の知っているあなたは、こんな風じゃない。一体どうしたの、アルム?
如何してこんなことになったの?どうして私を避けるの?何があなたをそうしてしまったの?」
これまでに胸中に溜め込んでいた事を、セリカは吐き出した。
それを吐き出し終えたセリカの眼には、涙が滲み出ていた。
己に浴びせられたその言葉に、アルムは感情の無い声で答えだした。
「セリカ、君は俺がどんなことをしてきたのか、分かっているんだろう?」
「・・・」
「このソフィアを救うために、俺は戦った。宰相のドゼーを殺し、それに協力していたリゲル帝国とも刃を交え、
そして、皇帝ルドルフもこの手にかけた。そのまま地下神殿へと乗り込み、君を救うために、宝物庫に封じてあった神剣を取り、邪神をこの手で滅ぼした。
だけど、そのために、一体どれだけの人間を俺は殺したんだ?ソフィアの時はまだいい。だが、リゲルの時は別だ。
リゲルがソフィアを滅ぼそうとしていたのは事実だ。だけど、それをしようとしたのは、俺をソフィアの英雄としてルドルフを討ち、
地母神と邪神の盟約を消滅させるために邪神を滅ぼさせるため、あえてそうしたものだった。
どうして俺であったんだ、なんで俺で無ければならなかったんだ?このために、一体どれだけの罪の無い人々が死んでいったんだ?
俺はソフィアの人間だと、あの時まで信じていた。だが、本当はどうだ?リゲルの人間で、しかも皇帝ルドルフのたった一人の子で、
唯一の皇子だというじゃないか。俺はそうとも知らず、この手で同胞を殺していたんだ。ついには自分の父親まで
・・・そして、この国の礎ともなった神々も。
セリカ、君は如何思うんだ?同胞を殺め、肉親もこの手にかけ、しまいには神すらも滅ぼしてしまった、目の前にいる男を・・・」
アルム・・・」
「そして君はソフィア王家の唯一の生き残りである王女アンテーゼだった。君は憎くないのかい?
ドゼーをそそのかし、自身の父を殺させたリゲルの人間を。君が信仰し、ソフィアの人々に恵みをもたらしてきた女神を封じ、
邪神と共に滅ぼしたリゲルの人間を。あの戦争を引き起こしたリゲルの人間を」
「・・・」
「憎くないわけが無い。君は、俺の知っている誰よりも戦いを嫌い、誰かを傷つけることを恐れる人だった。
そんな君が此度の元凶であるリゲルを憎んで当然なんだ。
それなのに、如何して君は俺と一緒にいるんだ?俺はリゲルの人間なんだぞ?
此度の元凶であるリゲルの、その中でも最もその原因であった人間なんだぞ!!」
感情の無かった言葉も、話し出すうちに熱を帯び始め、今では感情を剥き出しにして、アルムは己が思いを口にした。
先のセリカの言葉が、まるでアルムの胸中の思いを閉じていた錠前を開ける鍵であったかのように。
アルムの胸中は、セリカの想像以上のものであった。
セリカには、アルムは父ルドルフを殺めてしまったことを悔やむあまり、あんな風になったのだと思っていた。
しかし、まさかここまでのことを潜ませていたとは、思ってもいなかった。
そのため、今のアルムにどういってよいのか、とっさに思いつけなかった。
セリカのその間の沈黙を、アルムは是と捉えた。
「そうだろうさ、そうでない訳がないんだ。リゲルの人間を、戦争の元凶である俺を憎まない筈がないんだ」
「ち、違うわ」
「何がだい?何が違うって言うんだ?それとも君は自分の敵を憎まないとでもいえるのかい?」
「それは・・・」
その問いに、思わず言葉を詰まらせる。
「無理だよな、そんなことは。憎い相手を憎まずにいることなんて、出来るわけないんだ」
もはや、己の罪の呵責で、全てが信じられなくなっているアルムには、そう思うことしか出来なかった。
そんなアルムを見て、セリカは悲しかった。そして、更に辛くなった。
彼の苦しみの大きさを思って。
そんな彼をここに連れてしまって。
自分のためにそこまで苦しませてしまった事に。
だからこそ、今ここで、彼を救わなければいけない。
そして、セリカは己の思いを口にした。
「確かに、アルムの言うとおり、敵を―ソフィアに混乱を引き起こした人々を憎く思わないことなんて、出来はしないわ。
・・・でもね、だからといって、リゲルの人間の全てが憎いだとは、おもわないわ」
アルムの顔をじっと見つめながら、セリカははっきりとそう言い切った。
「それともアルム、私はリゲルの人間であるからという理由で貴方の事を嫌いになると本気で思っているの?」
その言葉に、意外だといった面持ちをアルムは浮かべた。
「そうだよ、そうじゃないのかい?」
セリカは激しく首を横に振った。
「違うわ、私はアルムがリゲルの人間だからといって嫌いになんかならない。
・・・だってそうじゃない。アルムは優しくて、誰よりも私のことを大切にしてくれたわ」
「・・・」
「昔のこと、覚えている?私がこの村に来て間もない頃、村の皆にまだ馴染めなくて、グレイやロビンにいじめられて、わーって泣き出した時、
必ず助けてくれたでしょ。そのまま二人相手に喧嘩を始めて、アルムも泣きそうな顔をしてても、絶対私の前じゃ泣かなかった。
二人がいなくなってもまだぐずってる私を黙っておんぶして、そのままこの家まで運んでくれて、そして、私の頭を撫でながら慰めてくれた。
アルムのことを好きになったのは、あの時からだったわ。そして、ゆるぎない信頼を覚えたのも。
・・・だってそうでしょ、貴方はどんな時だって私のことを助けてくれた。今回の時もそう。ジュダを追って、
ドーマのいる地下の祭壇の間に閉じ込められたときだって、貴方は助けに来てくれた。
それなのに、私がアルムのことを嫌いになる筈ないじゃない」
セリカの思いがけない答えに、アルムは困惑した。
そんな風に思っているわけがないと思っていただけに、返答の言葉がとっさに思いつかない。
「・・・嘘だ」
アルムの口からようやく出た言葉は、それに対する否定だった。
「嘘じゃない」
しかし、セリカは真剣な面持ちでその否定を打ち消してしまう。
「じゃあ、ドーマを滅ぼし、結果は如何あれミラも共に滅ぼしたことはどうなんだ?」
セリカに向かっての、アルムからの新たなる問い。
それに対しても、セリカは表情を変えることなく、迷うことなく答え始めた。
「・・・たしかに、ミラ様を滅ぼしたことは、とても悲しいことだわ。でもね、それをミラ様は望んでいたのよ。
ミラ様は自神が滅びない限り、盟約が消えることは無いことを知っておられたわ。
だから、ルドルフさまに封じられることを受け入れたのよ。貴方が神剣をもって、ドーマを討つことを願って」
その答えにも、アルムはセリカのことを完全に信じることは出来なかった。
「信じられない、自神を滅ぼすためにそんなことをするなんて。それに、どうやってそんなことを君は知ったんだ?」
三度目の問いにも、先と同じように、セリカは答えた。
「貴方がドーマを滅ぼしたとき、ミラ様の声を聞いたの。
如何してこんな事になったのか、そして、此度の事においての私に対して、ミラ様は本当にすまなかったと仰っていたわ」
「ミラが、謝ったというのか?君に?」
アルムは驚愕した。神が人に詫びたり、謝ったりなどする訳がない。そう信じていたし、その様な事をする神がいたと言われても、
到底信じられなかったし、信じたくなかった。そんなことをすれば、神の威厳など、無きに等しいことになってしまうのだから。
そんなアルムの考えとは裏腹に、セリカはゆっくりと首を縦に振った。
「ええ、そうよ。ミラ様はこう仰られたわ。私のために苦しい思いをさせてしまい、本当にすみませんでした。
私を信奉し、敬愛してくれた民にも、つらい思いをさせてしまって、本当に御免なさい。
そして、このために非道なる運命を負わせたかの皇子(みこ)にも、ただただ、謝ることしか出来ません。
許してほしいとは思いません。ただ、この方法しかなかったことだけは、解ってください・・・と」
「・・・」
セリカの口から語られた滅びた女神の最後の言葉に、アルムは沈黙するしかなかった。
「そして、このミラ様の言葉は、そのまま私の想いでもあるのよ、アルム」
「・・・君の想い?」
「私はアルムに謝らなければならないわ。いくら知らなかった事とはいえ、貴方をソフィア解放軍の将として、
リゲルと戦うことを止めさせる事を、私がしなかったばかりに、貴方に酷い思いをさせてしまったことを。
私があの時アンテーゼとしてそのままソフィアに残っていたら、貴方がルドルフ様と戦うことも無かった筈ですもの。
私自身の我侭のせいであんな思いをさせてしまって、私、貴方に対してどう償っていいのか・・・分からないわ」
想いを告白するセリカ。その瞳からは、大粒の涙があふれ落ちていた。
「そんなこと、する必要なんかない。君は何も悪くない、謝るだとか償うだとか、そんな事を言わないでくれ」
そう言って、アルムは席を立ち、セリカの肩を掴み、そして己に引き寄せて抱きしめた。
アルム自身、どうしてセリカを抱きしめたりしたのか、全く解らなかった。
だが、目の前で涙する彼女を見たとき、そうする自分を止める事など出来なかった。
「そんな事を・・・言わないでくれ。君のせいなんかじゃない、こんな事になったのは、決して君のせいじゃない・・・」
セリカを抱きしめ、彼女の耳元でアルムはどこか苦しそうな声色で、そういった。
「・・・アルム」
突然抱きしめられたセリカは、今の状況を、一瞬理解できなかった。
しかし、先に耳に聞こえてきた声で、自身がアルムの腕の中に抱かれていることと、今までの彼とは明らかに違っている事を知った。
そして、こうして抱かれている自分が、たとえようも無いほど安らいでいることも。
ラムの村にいた頃も、泣き止まない自分を、アルムは優しく抱きしめて、慰めてくれた。
あの時も、今のような安らぎを感じていた。
しかし、セリカはこの状況でそんな風に感じてしまっている自分が恥ずかしかった。
だが、この身体に伝わってくるアルムの温もり、心臓の鼓動、汗の匂い、自身の背に回されている腕の感触、自身を優しく掴む手、
それら全てがこれまでの旅において―――いや、幼い頃に別れてから今に至るまでの間、
彼自身からは決して与えられることの無かったものであっただけに、それらによって引き出されたこの恍惚感は、
あまりにも大きすぎ、逆らいがたいものだった。
「俺は、そんな顔を見たくない。君が俺のために悔やむ事なんて無いんだ。・・・だから、もう泣かないでくれ・・・セリカ」
再びセリカの耳に入るアルムの声。それには、苦しさ、哀しさのほかに、優しい色も感じられる。
セリカの本心を知ったアルムは今、もはや己の心を覆うものを捨てて、今のセリカを気遣う、昔の自分に戻っていた。
声を聞いたセリカは、そのままアルムに身体を預け、彼の背に両腕を回した。
『そう、私はこの声を聞きたかった』
嬉しかった。
本来の彼の声を聞けて。
嬉しかった。
こうして彼に抱きしめられて。
嬉しかった。
一番好きだった彼に戻ってくれて。
「セリカ・・・」
セリカが自分に抱きついてきたことに、やや当惑したが、自分の胸元に顔を埋め、求めるように強く腕を回すその行為を、
アルムは止めさせようとはしなかった。
「お願い、このまま・・・」
最後の言葉は、あまりにも小さな、途切れるような声で「抱きしめさせて」とセリカの口から発せられた。
その願いに対する答えは、セリカを抱きしめる力が強まったことで、明らかにされた。
そして、そのまま、二人は言葉を交わすことなく、互いを抱き合った。
永い抱擁を二人はやめ、あらためて互いの顔を見つめあう。
アルムには、かつての優しい面影が戻り、セリカには、先までの悲しみのではない、別の涙で瞳は潤んでいた。
しばし見つめあった後、どちらとも無く、二人はキスを交わした。
アルムの舌がセリカの口内に入り、彼女の中を侵していく。一方のセリカも、アルムの舌に自身の舌を絡ませ、互いの唾液を味わう。
ときには強く吸い、互いを更に深く交わらせていく。
今の二人には、キスだけでも、甘美な心地で満たされていった。
深い、心地良いキスをやめ、互いの舌を離し、交わらせた唾液で糸を引かせながら顔を離す。
アルムもセリカも―――どちらかと言えばセリカのほうが―――己の内の興奮が止まず、多少荒く息をしている。
セリカを見るアルムの瞳には、雄の欲望の灯火が宿り、また、セリカの瞳は先の行為で熱く潤んでおり、
頬をうっすらと朱に染め上げていて、それが一層アルムの欲望の灯火を燃え上がらせた。
―――先の抱擁で感じたセリカの温もり、芳しい香り、服の上からでも解る柔らかな肢体。
それらを今すぐにでも、己のものにしたいという欲望が―――
そんな自分の欲望を、頭のどこかで嫌悪したものの、抑えきれぬとはっきりと自覚もした。
「セリカ・・・」
「アルム・・・私・・・」
アルムはセリカの言葉の続きを待たずに、彼女を抱き上げ、そのまま部屋の隅にあるベッドの上へと連れ出した。
そして、その上にセリカを天井を見上げる形で降ろした。
仰向けにされたセリカに覆い被さる様に、アルムは彼女の上に現れ、暖炉の火によって薄く照らされるその顔を見つめた。
そして、一度深く息を吸い、己の内に燃え上がる欲望で襲い掛かりたい気持ちを、落ち着かせるように息を吐き出して、
セリカの頬に優しく触れた。
「セリカ・・・俺・・・セリカを・・・」
興奮の為か、又は理性と獣性がせめぎ合っているからなのか、なかなか言い切れないアルム。
そんな胸中を察したのか、セリカは優しく笑みを浮かべてアルムの手をとり、それを自身の胸元に導いた。
「アルム、いいのよ、我慢しなくて。わたしもアルムに抱かれたい、貴方と一つになりたいって・・・思っていたから・・・だから・・・アルム」
胸元に置かれた手の平から感じ取れる、早く脈打つセリカの鼓動。
胸の弾力と膨らみの柔らかさが、嫌でもアルムの心を狂わしていく。
「・・・セ・・・セリカ・・・」
それでも、アルムは辛うじて己を押さえ込む。
しかしセリカは優しい笑みを讃えたまま、先の続きを語りだした。
「だからアルム・・・私を・・・私を・・・」
セリカはそこで一度言葉を切り、瞼をゆっくりと閉じた。そして―――
「・・・私を・・・好きにしても・・・いいから」
囁くように、セリカはその言葉を語り終えた。
その言葉を聞いたアルムは、もう己を抑えることをやめた。
セリカの両手に己の手を重ね、指を絡ませていく。そして、未だ穢れを知らぬ清らかなその身体を、静かに、
ただ喰われるのを待つセリカに対してアルムは、先程以上の熱く、深い口付けをした。
優しい口付けでない、相手を貪り、喰らっていくような激しい口付け。
「はぁっ・・・ん・・む・・んぅ・・・っ!」
その息も吐かせぬアルムの口付けを、セリカはなすがまま、それを必死に受け止めた。
口内の至る所をアルムの舌が蹂躪し、そのまま先程以上にセリカの舌を絡め獲っていく。そしてその舌を自身の口内に導き出し、
今度はそこでセリカの舌を犯し、味わっていく。
動きを抑える為に握られる手も、痛みを感じてくるほどに強くなっていく。
だが、息も出来ぬ苦しさも、手の平を通して感じる痛みも、今のセリカには何の苦にもならなかった。
むしろ、それすらも自身の悦びのように感じていた。感じるあまり、身体全体に微かな震えが奔った。
出来ることなら、痛みを伝えるこの両腕をアルムの首に回し、更に深く、激しく求め合いたいとも、悦びに溢れている頭の中で思えてくる。
『もっと、もっと感じたい。もっとアルムを・・・彼の全てを知りたい。
そして、私の事を、もっと知って欲しい・・・』
そのうち、ただ一方的だった行為も、次第にセリカのほうも応じ始め、押さえつけられていた両腕も、
今ではアルムの首に回され、ひたすら互いを貪った。
そして、互いの口を貪り、味わい尽くした二人は、顔を離し、一度その身を離した。
ベッドに横たわるセリカは、激しく息をしながら、熱っぽい瞳で、アルムを見つめている。
セリカが見ているなかで、アルムは自分の着ている衣服を脱ぎ、裸になった。
『すごい・・・アルムって、こんなに逞しい身体をしていたんだ』
至る所に戦で受けた傷の痕を刻んだ身体は、細身の内に無駄なものなど無いかのように鍛え上げられ、一種の芸術品のように見えた。
この立派な身体に抱きしめられたこと、その身体の重さを思い出し、せりかはますます興奮してきた。
彼だけそうさせてはいけないと、力の抜けきった身体をどうにか持ち上げ、セリカも自身の服を脱ごうとした。
自身の服に手を掛けたとき、アルムの視線に気付く。
そしてその体勢のまま、動きを止めた。
「セリカ、服、脱がないのかい?」
ニヤニヤしながら、アルムがそう聞く。
『・・・意地が悪いんだから・・・』
先までの淫らな思いとは打って変わって、今は年相応の恥じらいが、セリカの身体を支配した。
今までの興奮は何処へやら、これから服を脱ぐ行為を見られると知った途端、羞恥心がセリカの足の先から頭の上まで染めきってしまい、
どうしても次の行動を起こせなくなった。
「お願いだから、向こうを向いてて」
「どうしてさ?」
「・・・恥ずかしいの。服脱いでるのを見られるのが・・」
「俺は、セリカの脱いでいる所を見てみたいんだけど・・・」
「・・・いじわる・・・」
上目遣いで、恥ずかしそうにアルムを睨むセリカ。
そんな子どもっぽい彼女の姿を見て、アルムの胸に愛おしい思いが広がっていく。
彼女に対して沸き起こっていた暗い劣情も、今のセリカを見たら、不思議と消え失せていった。
「分かったよ、後ろを向いているから、早く終えてくれよ」
好きにしていい、そう言っていたのだから、見られても仕方が無い筈である筈なのだが、今のセリカにそんなことは、
頭の中からキレイに無くなってしまっていて、渋々アルムはグルリと背を向けた。
こうした手前、見ないことにしたアルムだが、胸中は見たくてしょうがなかった。
だが、見たりしたら、セリカがどういった行動をとってくるのか分かったものじゃない。
もしぐずられでもしたら、色々と面倒なことになりかねないので、ここはぐっと我慢する。
アルムの背後で、衣服と肌の擦れ合う音が発ち、その後に、脱ぎ捨てられたものがパサリと床に降り立つ音が聞こえてくる。
まだか、まだかとまつアルムの背後から、「向いても良いよ」とセリカの声が、ようやく聞こえてきた。
振り向いた先には、一糸纏わぬ姿のセリカがちょこんと座っていた。
己の胸と下半身の秘所を腕で隠し、然も恥ずかしいといわんばかりに、顔を紅くして、下を向いていて、
口付けを交わしていたときとは、まるで別人のようだった。
『一体、どっちが本当のセリカなんだろうな・・・』
激しく求め、情熱的なセリカ、羞恥心で顔を紅くする愛らしいセリカ。
昔、女は別の顔を持っているもんなんだと、グレイに聞かされたことがあったが、もしかするとそれなのかもしれない。
けれど、それが嫌だとは思わなかった。
どちらのセリカも、とても魅力的だと感じたのだから。
「・・・どう・・かな?・・・私の身体・・・あまり色っぽくないでしょ・・・」
アルムが見たいところをきっちり隠したまま、聞いてくるセリカ。
そんなセリカに微笑みながらアルムは近づいていき、彼女の肩にてを乗せ―――
―――そのまま、押し倒した。
「きゃあっ!!」
急にそうされたことで、思わずセリカは悲鳴を上げた。
上げたといっても、小さな、可愛らしい声で。
押し倒されたことで、腕で覆われていた箇所が露わになり、アルムが見たかったセリカの大きすぎない、綺麗な形をした胸と乳房、
薄い陰毛に隠れている秘所が、目に入る。
「・・・セリカの身体、綺麗だよ、とっても。あんまり綺麗だから、つい押し倒しちゃったよ」
そう言って、右手をセリカの左胸に乗せ、優しく揉み出した。
「あっ・・・んぅ・・・」
愛する男の手の平の感触と、揉まれる事で湧き上がってくる恍惚で、セリカの口から甘い声が漏れ出す。
「ふふ、感じているんだ、揉まれるだけで」
セリカの様子を見て、アルムはどこか意地悪な笑みを浮かべて見せた。
「・・・だって・・・アルムにこうされたいって思ってたから・・・」
「じゃあ、こうしたら・・・どうかな?」
アルムの空いていた左手が、セリカの右胸を掴み、両手で彼女の胸を先程とは違い、やや力を籠めて揉みしだく。
そして、自身の舌で、綺麗なピンク色をした乳房をそっと舐めた。
「ひぃっ・・・」
小さく悲鳴を上げ、身体を震わすセリカ。
そのままアルムは彼女の乳房を交互に舌で責めまわし、ときには強く吸い付き、更なる悦びをセリカに与え続ける。
「―――ん・・・はぁ・・・あっ・・・あぁ・・・」
零れ落ちる声にも、先程と違い、明らかに淫らな色合いが感じられる。
それを察知して、乳房を責めるのを止め、そのまま胸を舌で這いずらせていき、腹部をつたって、セリカの秘所へと辿り着いた。
「あ、そ、そこは―――」
セリカが言おうとする前に、アルムは割れ目に舌を這わせ、わざと音が聞こえるように、舐めあげていった。
「い・・・ああぁっ!」
身体中が熱くなり、感度が高まっているセリカには、そこを舐められただけでも激しく感じてしまった。
アルムは幾度かそこを味わった後、胸を捉えていた両手を離し、セリカの秘所を指で広げていった。
綺麗なピンク色をした秘肉が卑猥に色づき、うっすらと愛液で濡れていた。
「もうここは濡れているなんて、そんなに気持ちよかったのかい、セリカ?」
「う・・・ん、・・・どうしようもない位・・・」
己の秘所を分け開かれ、そこを見られていると知り、恥ずかしいと思いつつも、これからアルムが与えてくれるであろう快感のことを思うと、
欲望が羞恥心を飲み込み、身体がさらに熱くなっていった。
次なる悦びを待ち続けるセリカ。
そして、アルムはその願いをかなえんと、己の顔を、セリカの股間にうずめていった。
アルムの唇が、セリカの秘所を荒々しく、かつ貪る様に吸い上げていく。
そのまま口の中で舌がいやらしく肉を舐めまわし、その後に軽く歯で挟みだす。
そうしている間、セリカはこれまで以上に声を上げて悶え、喘いだ。両手をアルムの頭に持っていき、
更なる行為を求めるように、己の秘所に押し付けた。
それに応え、アルムはセリカの秘豆を舌の先で舐めあげる。そのまま口に含み、先のように舌と歯で間断なく責めだす。
そうする間に、アルムの右手が再びセリカの左胸を掴み、揉み始めた。人差し指が彼女の乳房に触れ、そのまま乳首を指で弄んでいく。
それはこれまでの行為ですっかり固くなり、アルムの指をはっきりと感じたいといわんばかりに、まっすぐに立ち上がっていた。
愛する男に責められ、そうして引き出されていく快感に、もうセリカの頭の中ははっきりとした判断が付かなくなっていった。
ただただ、その悦びを受け入れ、淫らな嬌声を上げながら、顔を左右に振っていく。
もはや彼女は、ソフィアの王女でもなく、神官戦士でもない、ただの女に戻っていた。
秘豆を味わう口を離し、改めてセリカの秘所をアルムは見た。
彼女の中から溢れてきた愛液と自身の唾液とで、すっかり濡れており、秘豆もぷっくりとそそり出てきていて、
彼女の心情をアルムに知らせてくる。
快感が途絶えたセリカは、荒く息をしていて、だらしなく横たわせる身体をベッドの上にさらけ出したまま、アルムを熱を帯びた瞳で見つめていた。
「セリカ・・・どうだった?」
顔を上げ、上から見下ろしながらアルムは聞く。
聞かれたセリカは呼吸がやや落ち着いてきたのを見計らって、答えだした。
「・・・聞かなくても、分かるでしょ・・・もう、本当に気持ちよかった・・・気持ちよすぎて、途中から何がどうなってるのか分からなかったわ」
その答えにアルムは満足そうに頷き、彼女の頬に優しくキスをした。
自分だけ気持ちいい思いをした事、彼の愛情を一方的に求めてしまったことを、優しくキスをされたときに、セリカは思い当たった。
『私だけ感じるだけじゃ、いけないわね』
アルムが顔を離したあと、弛緩した身体をどうにか持ち上げて、アルムの身体に抱きついた。
抱きついたセリカは、今度はアルムの身体を舌で舐め回していった。
「セ、セリカ、なな、何を」
彼女の突然の行為に、慌てた声を上げるアルム。
だが、アルムそれを止めようとはしない。
アルムの声に耳を貸さず、セリカはアルムの首、胸、腹部と下に向かって這わせていき、ついに逞しくそそり立つペニスに辿り着いた。
そしてそれを、何の躊躇いも無く、己の口に咥えこんだ。
「うわぁっ・・・!」
セリカに突然咥えられたアルムは、温かく、唾液で潤っている口内の感触に、思わず嬌声を漏らした。
その声を聞いたセリカは、喜んでいるのだと知り、素直に嬉しく思った。
しかし咥えた後、一体如何したらよいのか分からないセリカは、頭のかなで思案した。
したのだが、結局分からなかったので、口の中でひたすらアルムのペニスを舌の上で転がし、吸い上げていった。
「う、くぅ・・・は、はぁ・・・」
緩やかな刺激が、ペニスを更に大きく、強固なものへと変えていく。
口の中での変化にセリカは気付いたが、あえてそのまま奉仕を続けた。
単純な動作ばかりの稚拙なフェラチオではあったが、セリカが必死になって奉仕する姿を見て、アルムは嬉しく思えてくる。
気持ちよくなって欲しいという彼女の必死の行為がどうしようもなく愛おしく思えてきて、堪らなかった。
セリカは奉仕を止め、咥えていたペニスを離した。彼女の唾液が糸を引き、この上も無く淫靡な光景を描き出す。
唇から唾液をいやらしく漏らし、熱い瞳でアルムの顔を見上げて、「気持ちよかった・・・?」とセリカは聞いてきた。
その様に聞かれても、今のアルムには答えは一つしかない。
「とっても良かったよ、セリカ」
その答えを聞き、「よかった・・・」と思わずセリカは呟いた。
「だけど、意外だったよ」
「・・・えっ?」
「セリカがこんな事をしてくれるなんて、思わなかったよ。
・・・修道院で暮らしていたって聞いていたから、こんなエッチなことなんて知らないと思っていたよ」
そう言われたセリカは、黙って下を向いた。そして、小さな声で呟いた。
「・・・見ちゃったから・・・」
「・・・へ・・・?」
その答えに、アルムは一瞬気が抜けた。
「旅をしていたとき、ジェニーとセーバーさんが激しく愛し合ったところ、見ちゃったの。
二人のことを覗き見るなんていけないことだと思ったのだけど、どうしても目を離せなくて・・・
見ていた中で、ジェニーがセーバーさんの・・・スを咥えていて、そうしたらセーバーさんが凄く気持ちよさそうだったから。
だから、きっとアルムもそうなんだと思って。・・・あ、わ、私はそこまでで見るのをやめたんだからね。
幾らなんでも覗き続けたら、いけないもの」
己の告白に、慌てるセリカ。
その姿を見て、改めてアルムは思った。
『本当に、どっちが本当のセリカなんだろうな・・・』
僅かに苦笑を漏らしながら。
「じゃあ、また咥えてくれないかな?」
そう言われて、セリカは再びアルムのペニスを咥え込み、フェラチオを再開した。
今度は先とは違ってアルムの方から要望を受けるようになり、言われたとおりにセリカは奉仕を続けていく。
亀頭を舌で絡めて吸い上げ、竿を右手で扱き上げていく。
ペニスを口から離し、扱いていた竿を丹念に舐め上げた後、裏筋に舌を愛おしげに亀頭に向かって這わせていき、そして再び咥え込む。
それらを繰り返していく間にも、セリカの蜜壷から愛液があふれ出てきていた。
気付いたアルムは、セリカのフェラチオを一度止めさせて、自分の上に来させて、お尻を顔に向けるような体位にさせ、
互いの性器を、互いの口で刺激しあうようにした。
セリカが再びアルムのものを奉仕し出したのをうけ、一方のアルムはセリカの中から溢れ出てきた愛液を舌ですくい、
秘所に唇をあてて飲み干していく。
そうやっていくことが、かえってセリカに快感を与えて新たな愛液を湧き出させることになり、セリカの秘所はすっかりぬれ、
溢れた愛液はアルムの顔を伝い、下のベッドに大きなシミを作り出していった。
ペニスを含み、しゃぶり出す音と、愛液を吸い上げ、飲み干す音が部屋に響き合う。
「うんぅ・・・くっ・・・ん・・・んぁ・・・んぅ・・・んんっ!」
未だに行為に慣れないセリカの奉仕とは違い、アルムの方はセリカの身体に途切れることの無い快感を送ってくる。
その快感に反応し、セリカの奉仕はぎこちなくなっていく。
その為、どうしてもアルムのペニスに対する快感は途切れ途切れになりがちで、アルムは一向に高ぶることが出来なかった。
『ん〜、セリカが感じてくれるのは嬉しいけど、このままじゃ俺の方は全然気持ち良くならないな・・・』
そう思いながらも、セリカへの行為は止めようとしない。
『なら、いっその事―――』
アルムは決断した。
飲むだけの行為を止め、セリカの内部に続く場所へと舌を移動させて、その箇所を徹底的に責め始めた。
尻を掴んでいた左手を離し、セリカの秘豆を再び転がし始める。
「んぁあ・・・ひぃっ・・・」
突如変わった快楽の波に、思わず咥えていたペニスを離し、悶え出すセリカ。
「あぁ・・・はっ・・・・いぁ・・・・・ひあぁぁぁ―――」
扱いていた両手も離し、ベッドのシーツをギュッと握って、快感に耐える。
だが、もたらされる快感は今までに無い程強烈で、すぐにでも意識が飛びそうになる。
「―――っだ、だめぇ、い、い、いっちゃうぅ、イっちゃううぅぅぅぅぅっ!!」
セリカの絶叫が部屋に響く。
アルムは舌の動きを一時止め、セリカに向かって言い放った。
「我慢しないで、イっていいんだ。もっと、気持ちのいい声を聞かせるんだセリカ」
その言葉が聞こえたのか、はたまたもう耐え切れなくなったのか、恥じらいも躊躇いも無く、セリカの口は絶叫に違い嬌声を発し出した。
「あ、は、は、は、んぅあ・・くぅ・・・ふぁああ――!!」
セリカの絶頂が近いのか、愛液が次々と溢れ出し、アルムの顔を濡らしていく。
そんなことも意に介さず。アルムは更に激しく責めあげる。
更に強い快感がセリカを襲い、掴むショーツがギリリと音を上げる。セリカの身体はその快感に耐え切れなくなり、震えも起こり始めた。
「い、いく、いっちゃう、いっちゃう、イっちゃうぅぅぅぅっっっ―――!!」
泣きそうなのか、喜んでいるのか分からない叫び声がとどろく。
「―――っぁあああああ・・・ぁはあぁ・・・・はあうぅっ・・・」
叫びが途切れ、震えていた身体も動きを止め、喘ぐセリカの声がアルムの耳に入った。
「・・・イったのかい?」
喘ぐセリカは、アルムの問いにも答えられず、ただ僅かに顔をコクリと頷くことしか出来なかった。
「そうか、よかった・・・」
アルムはそう言って、ぐったりとしたセリカの身体から抜け出し、うつ伏せになっている彼女の身体を軽く持ち上げて、再び上を向く形で寝かせやった。
楽な姿勢になったセリカは、生まれて初めての絶頂のせいで、身体に全く力が入らなくなっていて、その事がいささか不安になった。
『私の身体・・・どうなっちゃったの?』
身体が動かせぬ不安はある。だが、身体の中に滞っている充足感がそれに勝ってしまい、もうそのことについては考えないことにした。
『なんだか、身体が無くなっているようで、宙に浮いているみたい・・・』
この感覚をセリカは嫌だとは思わず、むしろ、このまま味わい続けたいと思った。
そう思い始めたとき、彼女の上にアルムの顔が現れた。
「セリカ、落ち着いたか?」
「・・うん、大丈夫・・・」
呼吸も落ち着いたことを確認したアルムは、乱れたセリカの前髪を利き手で左右に整えてやり、空いた左手で彼女の右手を優しく絡み取る。
「セリカ、俺、もう我慢できない。・・・いいな?」
内から沸き起こる興奮を押し殺し、静かにセリカに問いかける。
「・・・来て・・・アルム・・・」
儚い―――だが、この上も無く美しい微笑を浮かべて、セリカはアルムに答えを返した。
セリカの秘所を隠す両太腿を左右に押し開き、先の行為で濡れに濡れた秘所をアルムは露にする。
自身の唾液と彼女の愛液が交じり合ったそこは、暖炉の火の薄明かりの中でも、ハッキリと分かるまでに潤っている。
それを改めて確認したアルムは、彼女の奉仕によって十分に濡れた己のペニスの先端を、未だ征服していない場所の入り口に当てた。
「セリカ・・・いくぞ」
セリカの顔を見つめながら、アルムは宣告する。
その宣告を聞き、セリカはこれから己に起こるであろう事態に、覚悟を決めた。
恐怖感は、不思議と起こらなかった。
多分、誰よりも信頼し、誰よりも好きで、身も心も全て預けることの出来るアルムだから、怖いと思わないのだろう。
セリカは小さく頷く。そして、瞳をゆっくりと閉じた。
そしてアルムは、己のペニスをセリカの中へと突き入れた。
「んんぅ・・・くぅっ!!―――」
己の身体の中を引き裂かれていく痛みが、セリカの口から零れ落ちていく。
覚悟を決めていたというのに、自然とその痛みから逃げるように、力の入らない筈の身体は上へと動いていく。
アルムは逃がさないように彼女の肩を押さえ込み、そのままの状態でセリカの中を分け入っていく。
互いに十分に濡れていたのにもかかわらず、セリカの中はアルムの侵入を拒むかのように、狭く、外へと押し出そうとしてくる。
その為、なかなか彼女の最奥部に到達することが出来ず、彼女に与える苦痛を長引かせてしまう。
「セリカ、おい、セリカ」
アルムに呼ばれたセリカは、閉じた瞳を開いた。
瞳は痛みに耐えて起きた涙で潤み、それを見たアルムは、一瞬、心が痛んだ。
「セリカ、俺のことだけを考えろ、俺のことだけを」
そしてアルムは、セリカの唇に己の唇を重ねた。
セリカの腕がアルムの首に廻され、しっかと握られた。そのため互いが離れないような形になる。
完全にセリカの身体が動けぬ様になったことをうけ、アルムはセリカが痛みから少しでも気がそれるように、優しいキスを繰り返す。
セリカも涙を溜めながらもアルムにキスをやりかえす。
少しずつ、少しずつ、アルムのペニスはセリカの中に入っていく。
「ああぁっ!!」
痛みに耐えていたセリカの口から、突如大きな苦痛の色を帯びた悲鳴が上がった。
「大丈夫か、セリカ」
これまでとは何か違うと思ったアルムは、思わず声を掛けた。
「だ、大丈夫・・・ただ・・・」
「・・ただ?」
「私の中のが・・・破れただけだから・・・」
そのことを聞いたアルムは、自身のペニスでセリカの内の膜を破ったのだと知った。
彼女の身体をものにしたのだという、征服感がアルムの中で湧き起こる。
しかし、その征服感もすぐに内に潜ませ、更に奥へと侵入させていった。
強い抵抗を受けながらも、アルムのペニスはようやく全てセリカの中に収まった。
結合している箇所からは、愛液に混じって赤い鮮血が流れてくる。
彼女が純潔であった証であり、彼女が愛する男のために流した尊いものでもある。
アルムの心の中に、何か温かいものが湧き上がってくる。
痛みに耐え、ひたすら己のものを受け入れたセリカのことが、何よりも変えがたい大切なものなのだと、
これまで生きて来たなかで最も強く感じ、愛おしさがとめどなく湧き起こる。
「アルム・・・入ったの・・・?」
大粒の涙を瞳に湛えながら、セリカが聞いてきた。
「ああ、全部入った。・・・セリカの中、とても気持ち良いよ」
微笑を浮かべて答えるアルム。
「よかった・・・ちゃんとアルムのを受け入れられて・・・」
未だ痛みを感じているのに、セリカはアルムに微笑み返した。
「アルムのが、私の中にあるのが、はっきり分かる。熱くて、ドクンドクンって脈打ってる。
・・・私達、一緒になっているのね。一つになっているのね・・・」
そう語るセリカは、アルムのペニスが伝える熱と鼓動を自身の中で感じとり、言葉に表せぬ幸福感でいっぱいだった。
「ああ、俺とセリカは一緒になったんだ。・・・セリカ」
肩を押さえていた右手を離し、彼女の頬を優しく、愛おしげに触れる。
「愛してるよ、これまで出会ってきた誰よりも、君の事を愛してるよ」
「アルム・・・私もよ・・・」
互いに愛を告白し、そして深い口付けを交わした。
これまでのとは違う、愛を誓う神聖な口付けを―――。
「はぁ、ああぁ、んぁああぁぁっ!」
セリカの喘ぐ声が、再び部屋に轟く。
ずぶり、ずぶり、という卑猥な音が、喘ぎ声に混じって響いている。
セリカの腰を両手で掴み、上に少し持ち上げる形で、アルムは己のペニスを容赦なく突き入れる。
始めは痛みを与えぬよう、緩やかに出し入れしていたが、破瓜の鮮血と溢れてくる愛液とが、
ようやくアルムのものを受け入れるように働きだしてからは、今のように激しく出し入れをする様になった。
突き入れ、引き戻す。
その単純な動作でも、ペニスにはセリカの膣の強烈な締め付けが容赦なく襲い、壁のひだがそれを包み込むように蠢いてきて、
アルムにこれまで与えられた快感をまるで返すかのように、心地よすぎる程の刺激を与えてくる。
「凄いよ、セリカのは・・・たまらないよ」
更なる快感を得ようと、ますます激しくセリカを貫いていく。
「はあああぁ、あ、アルム、もっと、もっと強く、激しく来てぇ――!!」
一方のセリカも、アルムから与えられる快感とも苦痛とも分からぬ刺激に、淫らに腰を動かしていく。
「セリカ、君は凄いよ。初めてだっていうのに、こんなに感じて、こんなに淫らになって。さっきまで処女だったなんて、とても信じられないよ」
「そ、そんな事・・んぁ・・い、言ったって、どうしよう・・・も・・・ない・・じゃ・ない。アルムのが・・・よすぎるんだもの」
「確かにどうしようもないね。・・・んふぅ、こんなにいやらしい娘だったなんて皆が知ったら、さぞや驚くだろうね」
「えっ!?だ、駄目ぇ、そんなこと、皆には――」
「ふふ、大丈夫だよ。誰にも教えたりしないよ。・・はぁはぁ、こんなに素敵な今の君の姿を、他の奴に知られてたまるもんか。
セリカは俺だけのものなんだ、俺だけのセリカ・・・」
互いに淫らな熱を帯び、ひたすら互いを貪りあう。
激しく愛し合い、求め合う。
アルムもセリカも、ただの男と女に戻り、心も裸にして、行為を続ける。
それはどこか淫らでありながらも、一種の美しい、瞬間的な光景を生み出していた。
幾度も突き出していくうちに、セリカの膣の締め付けはますます強まっていき、口から零れ落ちる声からも、
彼女が間もなく絶頂に達するのだと、アルムは気付いた。
アルム自身も、もはやセリカから与えられる刺激に耐え切れなくなってきていた。
熱い固まりが、次第に内側から上ってくるのをはっきりと自覚し、アルムはそれを吐き出すのを必死に耐えながら、
セリカの中を打ち壊さんばかりに、突いて突きまくった。
「あぅっ、も、もうだめぇ、はぁっ、あ、あぁ、いっちゃう、イっちゃうぅ―――!!」
「セリカ、俺も、もう、我慢できない・・・いくぞ、いくからな、セリカッ!!」
互いをしっかと抱き締め合いながら、最後の一突きを、アルムはセリカの中に加えた。
「っくぅ、うう・・」
アルムのペニスを、セリカの中は逃がさぬようにしっかりと捉え、絶頂を迎えた事による強烈な締め付けがアルムを襲った。
もはやそれらの刺激に耐えるのをアルムは止め、膣の心地よすぎる締め付けを存分に味わいながら、
セリカの最奥で自身のモノを大きく脈打たせ、己の精を思い切り解き放った。
ドクッドクッと大量の精液が吐き出され、セリカの膣を熱く満たしていく。
熱い精液が己の中で広がり、それが満たされていく感覚に、セリカは大きな恍惚感と満足感を覚え、
全身を甘い痺れに包まれながら、小さく身体を震わした。
自身と彼との結合部からは、白と赤と透明なものとが混じったものが、零れてきて、セリカの尻を伝ってベッドの上に流れ落ちた。
「・・・セリカ・・・」
「・・・アルム・・・」
愛する者の名を呼び合い、そしてキスをした。
キスをすませたアルムは、身体を持ち上げ、腰を引く。
アルムがセリカの中に収まっていた己のモノを引き抜くと、中でおさまりきれなかった精液が溢れ出てきた。
アルムはその光景をしばらく見つめ、その後セリカの隣に横たわった。
互いに並びあう形で、ベッドの上に横たわった二人は、お互いを見つめて、そして微笑んだ。
何一つ語ろうとしない二人だったが、とても幸福であった。
そのうち、セリカの手にアルムの手が重なり、指を絡ませ、握り合う。
そしてそのまま二人は、心地よい、深い眠りについた。
翌朝、セリカは目を覚ましたとき、隣にいるはずのアルムの姿が無かった。
部屋を見渡しても、その姿は無く、消えうせていた。
まだ眠気の抜けきれぬ頭は、なぜか昨夜の情事を思い出していた。
「あれは、本当のことだったのかしら・・・?」
ただの夢ではなかったのか?
その疑問も、ベッドの上に残っていた赤い斑点を見つけた途端、簡単に崩れて消え去った。
『本当だったんだ。アルムと結ばれたのは、夢じゃなかった・・・』
ほっと安堵したセリカは、床に脱ぎ捨ててあった服を拾い上げ、角に置いてあった箱の中に放り込んで、代えの服を着た。
「でも、アルムはどこに行ったのかしら」
彼を探すために、部屋を出て、そのまま家の入り口に足を運んだ。
外の庭を見渡すと、村の集落の方を見つめながら立つ、アルムの姿を捉えた。
セリカは声を掛けずに、彼の側まで歩いていく。
背後の足跡に気付いたアルムは振り向き、セリカを見つけた。
彼女は昨日とは違い、どこか生き生きとした活力に満ちているように、アルムには見えた。
「セリカ、起きたのか」
「うん、おはよう、アルム」
「おはよう、セリカ」
挨拶を交わし、セリカはアルムの右側に並んで、アルムの見つめていた方角を見た。
雄大に聳えるラムの山脈の背後から、少しづつ姿を現す太陽が、眼前に広がっていた。
互いにその光景を見つめながら、ふいにアルムはセリカに話し始めた。
「神が滅びても、太陽は昇り、その日の訪れを人々に告げる。そして夜が訪れて、人々に休息の時間を与える。
・・・セリカ、ミラとドーマは滅びてしまっても、この世界は時を進むことを止めない。神がいなくても、この世界は存在し続けているんだ。
二神がいなくても、人々は日々の生活をし、生きていこうとしている。
俺、思うんだ。ミラもドーマも、俺達みたいにこの世界で生まれた筈なんだ。ただ俺達よりも力があって、
俺達よりも永く生きてきて、俺達よりも賢くて・・・。だから、誰よりもこの大陸が一つになることを望んで、自分達よりも弱い、
生きとし生けるものを大切に思ってくれて、それだから、あんなことをしたんじゃないかって。
あれが本当に正しかったかどうかは、俺には解らない。ソフィアもリゲルも、互いに深い傷を残してしまっているし、
これから一体、どうしていったらいいのかも、ハッキリ言って全然解んない。
だけど、俺はもう迷わないよ。父上をこの手で殺めたことも、同胞を殺めてしまったことも、
ミラとドーマの二神を滅ぼしてしまったことも、全て俺は背負い続けていくよ。そのことで悲しむことも、昨日で終わりにする。
今は、残された者達で、この大陸をこれまでのように――いや、これまで以上に美しいものにしていかなきゃいけないと思う。だから・・・」
セリカの方をアルムは向いた。そして、彼女の方に右手を差し出す。
「セリカ、俺と一緒に、皆と一緒に、そうなるようにしていこう。ソフィアもリゲルも、きっと互いを理解して、
一つになる時が来るはずだ。俺と君とで、そうなることが出来たんだから、きっと・・・」
アルムの決意を聞いたセリカは、差し出された右手を両手で握り、笑顔を浮かべて答えた。
「ええ、きっとなれるわ。私達のように。ソフィアもリゲルも関係なく、皆が一緒になれる世界に。私も、貴方と一緒に。・・・アルム」
こうして、ドーマの創り出した国の皇子とミラの創り出した国の王女は結ばれた。
多くの苦難の末、二人はソフィア・リゲル両国を一つにまとめあげ、新生バレンシア王国の礎を築き上げた。
アルムは初代国王アルバイン・アルム・ルドルフとして国の頂点に立ち、国をまとめ、民達を正しき道へと導いていった。
セリカは初代王妃アンテーゼとして、国王を陰から支え、民とこの国を愛した。
人々は初代国王と王妃に、様々な呼び名を付けた。
国王アルムには、ドーマの如き猛々しきもの、神を滅ぼした王、等等。
しかし、もっとも人々の間で呼ばれた名は、〈聖王〉の名であった。
そして王妃アンテーゼは、皆から等しくこの名で呼ばれた。
〈ミラの生まれ変わり〉と・・・。
国王アルムについて、この様な話が伝えられている。
国王アルムは、王妃アンテーゼを本名では呼ばず、昔、王妃とはじめてであったときの名前であるセリカの名で、終生呼び続けたという。
呼ばれたアンテーゼの方は、優しく微笑みながら、そう呼ばれることを受け入れていたといわれている。
終
ようやく投下終わった・・・・。
投下した後で聞くのもまずいと思うんだが、アルムは自分の事を〈俺〉と呼ぶんだよな?
間違ってたらすまぬ。
また別のSS思いついて書き終わったら、また来るよ。
では、サラバ。
花泉の亜茶さんとても面白くかつエッチで堪能しました。
私が外伝を知っていたらさらに良かっただろうに残念。
今度は外伝以外のネタでも書いて欲しいです。ディアドラとか。
>花泉の亜茶さん
GJ!チンコ立ちますた!
激しくGJ!
これ読んでたら久しぶりに外伝やりたくなった。
>>373 あんたダミアンだろw(シスプリスレ参照)
>花泉の亜茶さん
激しくGJ!ちょうど昨日から外伝再開してたところなんで驚いた(w
セリカタンはあんなに萌えるキャラなのに、SSはどこにもなくて
やっぱり外伝はマイナーなのか…とがっかりしていたけれど、
ここで読めるとは思ってなかったよー!スゲェ嬉しいです。
個人的にはディーン×ソニアなんてキワモノが好みだったりしますが、
作中のセーバー×ジェニーもちょっと気になります。
大作後でお疲れとは思いますが、次回作にも期待してます!
花泉の亜茶にはいい感じのレスがつくのに
ダミアンにはほとんどレスがつかない
ダ ミ ア ン も 終 わ り だ な (プゲラ
シスプリスレでも言われてた粘着とはお前さんらの事かえ?
パスカリじゃねえの?
ま、花泉氏の作品が大作だし、まだダミアン氏の作品を読んでない人もいるべさ。
とりあえず双方共に乙でした。次回以降も期待してます。
>花泉の亜茶氏
> アルムは自分の事を〈俺〉と呼ぶんだよな?
「まって じいちゃんのかわりに ぼくが かいほうぐんにはいるよ」
ゲーム開始1分以内にわかるわけだが…まぁ大作乙。
>ダミアン氏
乙。レベッカは可愛いのう。
個人的には、最近のダミアン氏の作風好きですよ。
以前よりキャラの心情が伝わってきて。
好不調の波はあると思うので、あまり考えこまずに
頑張って下さい。
不調ってパスカリのせいなんじゃねぇの?
383 :
花泉の蕪:04/06/27 20:03 ID:SUTXdU5e
「花泉の蕪!!」(内シ毎賢ニ乃声)
「花泉の阿茶!!」(イ左藤正シ台野声)
『俺達双子の兄弟さっ!!』
とこんな事を書いても、誰も信じないだろうが、俺は阿茶と同じ日、同じ腹から生まれた正真正銘双子の兄の蕪だ。
阿茶にここのエロパロデビューを一足先にやられてしまった。
くやしいが、後からのっけるのもナニかと思うが、俺も投下する。
SSの内容は読めば分かる。
では、投下するぞ!
ギースの砦を陥落させたその日の夜。セリカ達はその砦で一夜を過ごしていた。
ただ過ごしている訳ではない。当然その日の勝利を祝う宴会を開いていた。
その宴会には、ギース達によって攫われていた人達も加わり、お祭り騒ぎになっている。
そんななか、一人の少年がこっそりと宴会を抜け出していた。
「ふぅー、何とか抜け出せたよぉ・・・全く、僕があまり酒が飲めないって分かってるのに、
みんなしてほれ飲めほれ飲めって・・・堪んないよ」
そう一人で喋っているのは、セリカ軍の魔道士のボーイである。
宴会で、男衆から酒を無理に飲まされたせいか、顔色が悪い。
元来ボーイは酒が飲めない、下戸であった。
「でもまあ、あの時バルボさんが酔った勢いで暴れてくれたお陰で、何とか抜け出せて良かった・・・ううッ?」
急に苦しくなったと思うと、次の瞬間、思いっきり嘔吐してしまった。
「うぇっ・・・やっぱ酒なんて飲むもんじゃないなぁ・・・あぁ気持ち悪い・・・」
酒のせいで気持ち悪くなっているボーイに、静かに忍び寄る影があった。
いつものボーイだったら気付いていただろう。
が、酒で気持ち悪くなっている今の状態では、気付ける筈も無い。
その影は、ゆっくりとボーイの背後に回り込むと、いきなりボーイの背中に飛び掛って行った。
「うわああああっ!!」
いきなりの事に、おもわず大きな叫び声を上げてしまった。
「キャハハハッ。ボーイったら、へんにおおきなこえあげてるぅ〜、おっかしぃ〜。ニャハハハハッ!」
ン?と思い、顔を後ろに振り向けてみると、そこにはメイがいた。
いつもの彼女とは違い、酒が入ってしまっているせいか、妙に笑い上戸になっている様子。
顔も真っ赤で、酒の匂いが背中越しに伝わってくる。
「何だ、メイじゃないか。脅かさないでくれよ、ビックリしたじゃないか」
そう言いながら、自分の首に回される様に掴んできたメイの両腕から逃れようとしたが、
どういうつもりか、メイはその両腕を頑なに掴んで離してくれない。
「にししっ。ビックリさせたくてしたんだもん、当然っしょ?」
「メイ、お前、酒入ってるだろ?顔真っ赤だぞ」
「お酒のんだら顔真っ赤になるのは当たり前でしょ?
そんなこと分かんないのかねチミハ?もっと勉強しなさいよぉ〜ニャハハハッ」
(駄目だ。完全に出来上がっている)
こんな状態のメイから早く逃げたかったボーイであったが、貧弱な身体で、しかもメイとは違い、
酒で気持ち悪い今の自分には、メイから逃れられる可能性はほぼゼロだった。
どうしたものかと、ボーイは途方にくれていた時、メイは構わず絡んでくる。
「ねえ、どっかつれてってよぁ〜。みんなとお酒のむの飽きちゃったよぉ〜。
ねえつれてって、つれてってぇ〜」
そう言われても、辺り一面砂漠しかないのに、何処に連れて行けというのか。
「・・・ねえ、連れてってと言ってもさ、砂漠しかないここで何処に連れてけって?」
「どこでもいいよぉ。とにかく砦じゃなければどこでもいいの!
・・・そうだ!チョッチここから離れてるけどさ、オアシスがあったじゃん。そこに行こうよ!」
「え?行くの?ちょっとどころか、結構遠いと思うんだけど・・・」
実際そのオアシスまでは、ここから歩くとなると約二里(約八キロメートル)程歩くことになる。
ボーイの返答にメイは、眼を細めながら、
「オーラ、食らいたい?」
と言った。
「ハイ、すみません行きます」
メイのオーラは、魔法防御力が無い相手を一撃で屠る威力がある。食らいたくは無い。
「うむ、よろしい。では出発だー!」
そう言い二人は、のろのろとした足取りで、遠く離れているオアシス目指して歩き始めた。
酒を飲んで気分が悪いボーイと、同じく酒を飲んで出来上がっているメイの二人が、
目的地のオアシスに辿り着いた時には、もう月が夜空の真上にきていた。
ここまで来るのに相当時間が掛かったらしい。
静寂と、月の光に照らされているからか、そのオアシスは何処か幻想的な雰囲気を醸し出していた。
(綺麗だな・・・)
柄にもなくボーイはそう思った。
メイの方はというと、暴れる様子もなく、ボーイと一緒にオアシスの雰囲気にのまれている様である。
二人とも何もせず、何も喋らないまま、時間だけが過ぎていった。
どれ程そうしていただろうか。急にメイが、ボーイの肩に寄り掛かって来た。
眠くなったんだろうか?そう思い、メイの方に視線を向けてみても、別段そういう風には見えない。
それとも、あれだけ長い時間歩いていたから疲れたのだろうかとも思ったが、そうでもなさそうだ。
一体どういうつもりなのかと思ったら、急にメイが話しかけてきた。
「ねえ、これからどうしよっか?」
「・・・へっ?どうしよっかって・・・もしかして、何も考えずにここに着たのか?」
「にししっ、そうだけど?」
「・・・あのなあ、何も考えずにこんなとこに来てどうすんだよ!」
するとメイは、う〜んと言いながら何か考え始めた。
考える事約二分。急ににししっと笑うと、何か思い付いたようである。
ボーイの前に経ち、顔をボーイの顔の真ん前に近付けた。
「な、何だよ・・・」
急なメイの行動に、ボーイは少し驚いた。
そんなボーイの反応を知ってか知らずか、メイはにぃーと笑うと、思いついた事を口にした。
「ねえ、ボーイ・・・キスしよ?」
「・・・・・・は?今、何て言った?」
「だ〜か〜ら、キスしよっていったの。キス、口付け、接吻、デゥーユーアンダースタンド、理解した?」
急に何を言い出すかと思いきや、とボーイは思ったが、内心メイにそう言われて凄く驚いていた。
当然の事ながら、ボーイは女性とキスなんてした事がない。
男とは一度、酔っ払ったカムイに、強引にやられた事がある。
その時以来ボーイは、メイにその事でからかわれる羽目にあっていた。
そのメイが、何を考えているのか、自分とキスしたいと言ったのだ。
(きっとからかってるんだな・・・)
ボーイはそう思うと、ならばこちらもからかってやろうと考えた。
「よーし、したいってんならしよう。けど、するってんなら――」
そう言うとボーイは、メイを押し倒した。
きゃあっと可愛い声を上げながら、メイはボーイに押し倒された。
「ただし、するんなら、僕が主導権を握るからな」
メイがからかっている場合、こういう風にすれば、拒絶の反応を見せる筈。
そしてそれは自分をからかっていたんだという証拠になる。
そうなってからはどうするか、ボーイの頭の中にはすでに出来上がっている。
早くそうなって欲しいと、ボーイはメイの反応を待っていた。
が、幾ら待っても、そういった反応は返ってこない。
その変わりに、メイは少し笑ったかと思うと、ボーイの首に両腕を絡ませ、
そのままボーイの顔を自身の顔に引き寄せた。
「えっ!?」
そうボーイが言った次の瞬間、二人の唇は互いに重なり合っていた。
初めて異性としたキスは酒の匂いがあったが、すごく柔らかかった。
そしてすごく気持ちよかった。
初めて味わう快感に、ボーイの頭の中は空っぽになっていた。
いつまでそうしていただろうか。不意にメイが両手をボーイの頬に乗せると、
互いの顔が離れる様に動かした。
「ねえ、どうだった?」
メイにそう言われたが、ボーイはまだ先程の行為の余韻から眼が醒めていない様だった。
するとその頬をパンパンッと軽く叩かれ、ボーイはようやく余韻から醒めた。
「ぼぉーっとするくらい気持ちよかったの?」
その返答に、ボーイは顔を赤くして答えた。
「気持ちよかったんだ・・・にしし」
そう言うメイが、今のボーイには何故か分からないが、すごく可愛く見えた。
「ね、ボーイ・・・もっと気持ちよくなりたくない?」
いつもの声とは違い、甘く小さい声でボーイにそう言った。
「もっと気持ち良くなりたいって・・・?」
そう聞き返すと、メイはボーイの耳元で囁いた。
「・・・ねえ、ボーイ・・・エッチしよ・・・」
最初、自分をからかっているんだと思った。
でも、メイの瞳を見ると、そうではないと思えてくる。
今ボーイの心臓は、これまでに無い位バクバクと音を鳴らしている。
「で、でも、エッチしよって・・・いいのか?冗談じゃないのか?」
それを聞いたメイは、少し哀しそうな表情になった。
「・・・そっか、わたしとしたくないんだ・・・」
「ち、違うっ!断じて違う!!」
慌ててそう言うボーイ。しかし、メイの表情は沈んだままだ。
「いいよ、弁明なんてしなくても・・・そうだよね。わたしみたいな子となんてしたくないよね・・・
やっぱりセリカ様みたいにおしとやかな人との方がいいに決まってるよね・・・」
そう言い、起き上がろうとしたのを、ボーイは咄嗟にメイの両手を掴み、そうするのを制した。
咄嗟にそうされたメイは、驚きの表情をボーイに見せていた。
互いに相手の顔を見つめ合う。
メイの顔は、悲しみに覆われていて、両方の瞳には涙が溜められていた。
ボーイの顔は、困惑しながらも、何かを伝えようと苦悩していた。
先に、メイの方が口を開いた。
「・・・なんで?わたし起き上がりたいの。邪魔しないでよ・・・」
ボーイは何も言わない。ただメイの顔をじっと見ていた。
「邪魔しないでよっ!わたしとしたくないんでしょ!離してよ!!」
「嫌だ!!」
そう強く言われ、ビクッと身体を震わすメイ。
メイが抵抗しないと分かると、ボーイは口を開いた。
「僕、メイの事、どう思っているのか、今まで分かんなかった。
だってメイとは小さい頃から同じ修道院で暮らしてたし、いつも一緒だったし・・・
けど、さっきメイとキスして、何となくだけど分かった。
僕、メイの事好きなんだって。今はそう思ってる」
そう言うボーイの顔は、これでもかという位に真っ赤になっていた。
「・・・ほんと?ほんとにそう思ってるの?」
メイの言葉にボーイは、頭を縦に振った。
「・・・じゃあさ、証拠見せて」
そう言われて、少し考えてしまったが、すぐに何なのか解った。
「メイ。目、閉じて・・・」
静かに目を閉じるメイ。そして、その顔にゆっくりと自分の顔を近付ける。
先程とは違い、静かに、そして優しいキスをした。
二度目のキスをし、互いに顔を離すと、メイの瞳から涙が零れ落ちた。
「ボーイ・・・」
その表情は、喜びに溢れていた。
そしてボーイ自身も、そんなメイを見て、自分の胸が愛おしさに満たされていくのを感じていた。
「メイ、もう一度聞くけど、いいんだな?」
メイは、ウンと小さく返事をした。
「・・・ん・・・はぁ・・・」
口の中で互いの舌を絡ませ、ボーイのしたい様にメイはされるままにした。
まるでメイの口の中全てを貪り付くさんと、激しく絡ませる音が静寂のオアシスに響き渡る。
普段二人で何かをするとなれば、どちらかと言えばメイの方がリードしているが、
この時だけは、ボーイがメイをリードしていた。
「うぅ・・・あん・・・ふう・・・んんっ」
どれだけ長く口付けをしているのか、メイには分からなかったが、
こうしているだけで、自分がだんだん興奮していくのが分かる。
そしてボーイも、自分の心臓の鼓動が先程以上に早く打ちつけているのを感じた。
ボーイの顔が離れ、長く深い口付けを二人は終えた。二人とも、肩で息をしていた。
特にメイは、ボーイとは比べ物にならない程激しく息をしていた。
「はぁ、はぁ・・・メイ、今ので凄く興奮したんだ・・・」
「う、うん・・・」
いつもの彼女とは違い、凄く恥ずかしそうに小さな声でそう言った。その姿にボーイは更なる興奮を覚えた。
「それじゃあさ、今度は感じてもらいたいから・・・」
そういいボーイは、自分の手をメイの胸に布越しに触れた。
「ッッ!!」
布地越しに触れられただけなのに、体全体にしびれのような快感がメイの中を駆け巡った。
「直接触ってないのに、感じてるんだ?」
「・・・・・・」
何も言わないのは、肯定しているのだと分かると、今度は両手でメイの胸を愛撫し始めた。
「んんっ!」
先程と同じ快感がメイを襲う。
「な、なんで・・・あ、あうっ、む、胸揉まれてるだけなのに・・・どうしてこんなに・・・
ひんっ、感じちゃうの・・・?」
自分のしている行為でメイが感じてくれていることに、ボーイは素直に嬉しかった。
「それじゃあ、もっと感じさせてあげるよ・・・」
そう言いボーイは、手はそのままにして、自分の顔をメイの耳元に近付けると、メイの耳を軽く舐めてやった。
「いいっ!や、ちょっ、や、やめ・・・」
だが、ボーイはより一層激しくメイの耳を弄る。それに反応するかのようにメイの喘ぎも一層高くなる。
「ああっ!お、おねがい、やめ・・・あん!」
ボーイの激しい攻めに、メイは狂わんばかりに高い声を出し続ける。もっと感じてほしいと、さらに激しくする。
「いいいっ!!おねがい!!もっもうやめてえええっっ!!」
その言葉にハッとなり、愛撫をやめるボーイ。
「だ、大丈夫?・・・もしかして、嫌だった?」
さすがに心配になり、少し息が落ち着くのを待ってから、メイにそう聞いてみた。
「はぁ・・・はぁ・・・うんん、ちがうの・・・ただ、あまりにも感じちゃって、その・・・
つまり・・・・・・ぃきそうに・・・なっちゃって・・・」
途中から言うのが恥ずかしかったのか、顔をそむけ、そう言った。
「メイ・・・凄く可愛い」
あまりの愛おしさに、おもわず思った事を口にしてしまった。
「可愛いだなんて・・・でも、嬉しいよ、そう思ってくれて・・・
ねえボーイ・・・服、脱いでもいい?」
服を脱ぐ――つまりは、メイの裸を見ることが出来る。
そう思っただけで、どうしようもない位に体中に興奮がみなぎってくる。
すぐにでも脱いでもらいたかったが、ここは一つ――
「もし出来れば、メイがいいって言うんなら、その・・・僕がメイの脱がしてもいいかな?」
と言ってみた。
もし嫌だと言ったらしないつもりではいた。
が、返答は、「いいよ」とあっさりと決まってしまった。
「いいの?本当に?」
「うん・・・だって、さっきボーイ言ってたじゃない。する時は自分が主導権を握るって・・・」
そういえば、さっきメイと最初のキスをする時そう言った気がした。
「でも、それはメイが僕をからかってるんだと思って・・・
それで、だったらこっちもからかってやろうと――」
そうボーイが言い続けるのを、メイは上半身を起こし、唇を塞ぐ事で黙らせた。
思わぬメイの攻撃に、ボーイは一瞬たじろいだ。
ゆっくりと口付けを終わらすと、メイは笑いながら言った。
「いいよ、言い訳なんて。それに、さっきまでわたしをリードしていたじゃない。
だから・・・ねっ?」
そういわれたボーイには、もう迷いは無かった。
荒々しくメイの服を脱がしたい欲望があったが、そんな事をすれば嫌がるかもしれないと思い、
ゆっくりと、そして丁寧にメイの服を脱がしていった。
脱がすにつれ、メイの白い肌が露わになっていくのを見て、
ボーイは興奮もさる事ながら、メイに対する愛おしさも一気に溢れてくる。
そして、秘所を隠していた下着を取り外すと、メイの体を隠すものは何もなくなった。
月明かりに照らされたその体は、ボーイの目にはどんなものよりも綺麗だと感じた。
「メイ・・・メイの体、凄く綺麗だ・・・」
「そう?・・・でも、胸、小さいし・・・」
確かに、メイの胸は他の女性陣と比べても一番小さい。
しかし、その様な事は、今のボーイにはとてもつまらない、些細な事だった。
「僕は胸の大きさでメイを評価したくない。そんなの絶対間違ってる」
「・・・ボーイ・・・」
「もし評価するんだったら――」
そう言い両手をメイの露わになった乳房に持っていき、再び愛撫を始めた。
「あっ!ん・・・んん!」
「どれだけ僕の行為で感じてくれるか、かな?」
そう言い終わると、今度はメイの乳首を舐め始めた。
「あああっ!!い、いいっ!!や、ん、んああ・・・」
先程胸を揉んでいた時以上の反応がメイから返ってくる。その反応を感じるや、
今度は片方の乳首を摘みながら、もう片方の乳首を口で軽く咥えてやった。
「ひいいいいいっ!!」
今までに無い位の絶叫が、メイの口から放たれた。
「そうだよ、もっと感じてほしいんだ。もっとメイの声が聞きたい」
そう言うと、今度は顔をメイの秘所のある位置まで移動した。
メイの秘所は、今までの行為で感じていたせいか、愛液で濡れていた。
その濡れた秘所にボーイは軽く口を付ける。
「や、そ、そこは、んんっ!き、きたな――」
それ以上言わせないように、ボーイは目の前の秘所を愛撫し始めた。
舐め、咥え、そして空いた片方の手でクリトリスを刺激する。
「やああああっ!!やめてええ!!お、おかしくなっちゃううううう!!」
胸、秘所、クリトリスと、三ヶ所を攻められたメイは、あまりの快感に頭を左右に激しく振りながら、
泣きそうな声で絶叫している。
さらにボーイは愛撫を激しくする。より一層メイに感じてもらいたい一心で。
「ひいいいいいん!!だっだめええええええ!!いっイッちゃううううううううっ!!」
「いいよメイ。イッていいよ」
「もっもうだめええええええええっ!!あっああああああああああああああああ!!」
甲高い声を上げ、体をビクンッと震わせると、メイは、力を使い果たしたかのように、
そのままぐったりとなってしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
「メイ、イッてしまったんだ・・・」
そう言うボーイは、メイをイかせられた事に凄く満足していた。
「・・・すごかった。気持ち良過ぎて、途中からなんだか何も考えられなくなって、
頭の中が真っ白になって・・・」
そう言うメイの瞳には、まだ先程の絶頂の余韻が残っているようである。
「うん、分かるよ。メイ、凄く感じていたみたいだったから」
そうボーイに言われると、メイは何だか急に恥ずかしくなってきた。
先程の余韻はもう完全に吹っ飛んでいる。
「・・・ねえ、ボーイは服脱がないの?」
「・・・?脱いでほしいの?」
「だって、わたしだけ脱いでるのって、何だか不公平みたいで・・・」
そう言っているメイは、もうすでに見られている胸と秘所をそれぞれの手で隠した。
どうやら、興奮から冷めた途端、急に自分の裸を見られているのが恥ずかしくなったようである。
「分かった。じゃあ僕も脱ぐよ」
「待って!」
急にメイにそう言われて、ボーイは服を脱ごうとしたのをやめた。
「?どうしたの急に?」
「さっき、わたしの服脱がせたんだから、今度はあたしがボーイの服脱がしてあげる」
「ええっ!?い、いいよ、自分で脱げるって」
そう言うボーイにメイは、にいーと笑い顔を作ったかと思うと、ボーイに飛びついた。
「うわあああっ!!」
メイの奇襲に、ボーイはなすすべもなく押し倒された。
そのままボーイは、押し倒された形で、メイに服を脱がされた。
自分の時とは違って、テキパキとスムーズに脱ぎ終わった。
ボーイとは違い、脱がした服はキッチリきれいにたたんである。その辺が、男女の違いであろうか。
メイと同じく、生まれたての姿になったボーイの姿を、メイはジーッと見ている。
「やっぱりボーイって、貧弱な体してるねぇ」
「・・・しょうがないだろ、魔道士なんだから・・・」
貧弱な体だと、自分でも分かってはいるものの、そこを指摘されるとやはり腹が立ってくる。
ついふてくされてしまった。
「ゴメン、悪気があって言ったわけじゃないよ。それに、男の評価は体じゃ無いっしょ?」
そう言ってメイは、押し倒しているボーイの下半身に視線を移す。
「もし、評価するんだったら――」
メイは、ボーイの下半身でそそり立つ、男の宝を握り締めた。そしてそれに軽くキスをする。
「ええっ!?」
メイの思い掛けない行為に、ボーイの体、もとい男の宝はビクンッと反応した。
「どれだけわたしの行為で感じてくれるか、かな?」
そう言い終わると、メイはボーイの宝をしごき始めた。
「ううっ!」
初めて味わう快感に、ボーイは堪らず口から声が出てしまう。
それを見たメイは、宝の先端を軽くペロッと舐めた。
そうすると、宝はますます硬くなっていく。
「ボーイ、感じてるんだ・・・」
メイは嬉しそうにそう言うと、宝の頭を舌で丹念に舐めまわした。
「うあっ!ちょっ、メ、メイ!!」
ボーイの声には耳を貸さず、次は舐めまわしたそれを口に咥えた。
「ん・・・んふう・・・んん・・・」
握り締めた手で宝の柱をしごき、咥えた宝の頭を口の中で吸い上げるようにフェラをする。
メイの奉仕を受けるにつれ、体全体の熱き血が、自身の宝に全て集中していくのを感じた。
それを止めるのは、もはや不可能であった。
「うああっ!・・・メ、メイ・・・いつの間にこんな事覚えたんだ・・・?」
その質問に答える為、宝の頭を口から解放する。柱の方はしごいたままだ。
「修道院の書庫に、『男と女の秘め事』って名前の本があって、それにこういう事をすれば、
相手は喜ぶって書いてあったから・・・どお?気持ち良い?」
「う、うん、気持ち良いよ・・・」
「ホント!?うれしい。・・・ねえボーイ、このままの方がいい?
それとも、さっきみたいに咥えた方がいい?」
「そ、それじゃあ・・・また、咥えてくれないかな・・・」
「ウン、いいよ・・・」
ボーイの願い通りに再び宝を咥えるメイ。
今度は柱を手でしごくのは止め、口の中全体で、ボーイの男の宝を包み込んだ。
「ん・・・んふ・・・うう・・・んんんっ・・・」
顔を上下にスライドさせながら、少しでも宝の根元まで自分の口で愛そうと、
メイは必死になって奉仕を続ける。
その姿に、ボーイは心身共々堪らなくなってきた。
そして、自分の中から快感と共に何かがこみ上げてきた。
そしてそれは、己の分身へと伝わり、どうしようもない程の射精感がボーイを襲った。
「あああっ!!メイ!!ダメだ!!で、でるっ!!」
そう言い自分の分身をメイの口から出そうとした。
が、メイがそれを強く咥えて離さない。
「も、もうダメだあああああっ!!」
ボーイの分身の所で今まで溜まった快感がすべて爆発し、それを表す白い液体が
メイの口の中に大量に放たれた。
「ンンッ!!」
その放たれた精液が、メイの口の中を汚す。
相当な量だったのか、宝を咥えている口から、中に収まりきらなかった分が溢れ出てくる。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・ご、ごめん。メイ、大丈夫?」
まだ先程の射精感が残ってはいたが、そんな余韻に浸かるよりも、メイの方が心配だった。
「ん・・・んんっ・・・んふ・・・」
口の中にあるボーイの精液を、メイは苦しそうではあったが、ゴクンッと喉を鳴らして飲み干した。
飲み終わった後、ゲホゲホと少し噎せてしまっていたが。
「えっ!?飲んじゃったの!?」
まさか飲むとは思ってなかったらしく、ボーイは驚きの声を上げた。
「・・・だって、ボーイの出したものだもん。飲んでみたかったから・・・
ちょっと苦くて、美味しくなかったけどね・・・
それよりもボーイ、気持ち、良かった?」
「えっ?えっと・・・気持ち良かったよ・・・」
「どれくらい?」
「・・・すっごく、今までに無い位に気持ち良かった・・・」
「本当に!?うれしい・・・わたしのでそんなに感じてくれたんだ」
本当にうれしそうな顔をするメイ。その姿はボーイには、凄く綺麗で可愛く見えた。
「ねぇ、ボーイ・・・しよ?」
そのメイの言葉の意味する事は、つまり――
「でも、いいの?これで止めた方が――」
「・・・嫌、なの・・・?」
潤んだ瞳でそう言った。それを見ると、後には引けなくなりそうだった。
だが、それでももう一度ボーイは聞いた。
「だって、メイ、初めてなんだろ?女の初めては物凄く痛いって言うから・・・
もし、そうだったら、メイが痛いの嫌がるんだったら・・・」
すると、メイはボーイの胸に静かに抱きついた。
メイの心臓の鼓動が、肌を通して伝わってくる。
「・・・初めが痛いのは、誰だって同じだよ・・・
でも、ボーイだったら・・・好きな人だったら・・・いいよ。
どんなに痛くても、どんなに辛くても、わたし、我慢する・・・だからボーイ・・・お願い・・・」
その言葉に、ボーイの中にあった迷いは完全に消し飛んだ。
「うん、分かった。でも、その前に・・・」
「その前に・・・?」
「もう一度、キス、しよ?」
「・・・うん・・・」
月明かりを受けながら、二人は心をこめて口付けを交わした。
互いに、もう酒による気持ち悪さと酔いは何処かへ消えてしまっていた。
再びボーイがメイを押し倒す形になり、自分の分身をメイの秘所にあてがった。
「・・・メイ、行くよ・・・」
これからするという言葉をメイに伝える。
これからする行為による痛みの恐怖がメイの全身を一瞬震えさせた。
(怖い・・・でも・・・)
そんなメイの感情が伝わったのか、ボーイはもう一度メイに言った。
「メイ、するからね・・・」
「ボーイ、待って・・・」
「?・・・どうしたの?やっぱり止めようか?」
メイの返事が、これからする事への拒否のものだと感じたのか、ボーイはそう言った。
「ううん、違うの。そうじゃないの。ただ・・・やっぱり怖くなって・・・」
「ならやめよう?メイが怖いって言うのに、無理にしたくはないから・・・」
「ううん、大丈夫。ただ・・・その・・・
ねえボーイ・・・お願い・・・手、握って・・・少しでも勇気が出るように。
少しでもボーイのを受け入れられるように・・・」
ボーイは何も言わず、メイの手をしっかりと、そして優しく握ってやった。
どれほどそうしただろうか。ボーイの手から、メイの手がするりと離れた。
「ありがとう・・・もう大丈夫だから・・・来て」
そう言いメイの両腕が、ボーイの背中に回される。
「・・・よし、行くよ」
そしてボーイの分身が、メイの秘所にあてがわれると、メイの膣内へと進入した。
「ッッ!!」
自分の中にボーイのものが侵入しただけで、激しい痛みがメイの中を駆け巡った。
しかし、それをメイは声も上げず、ジッと我慢した。
一方のボーイは、狭い膣内の中を苦戦しながらも突き進んでいた。
急に、背中に痛みが走った。
背中に回されているメイの両手の爪が、ボーイの背中に食い込んでいた。
だが、その痛みをボーイは気にしなかった。
今メイが感じている痛みに比べれば、この痛みなど何だというのだ。
現にメイは、声も上げずに一人ジッと耐えているではないか。
「メイ、一気に行くぞ!」
そう言い、自分の分身を一気に奥に突き入れた。
「ッッッ!!」
背中に食い込んでいる爪がさらに深く食い込むのを、ボーイは痛みと共に感じていた。
そしてメイは、今の一突きで、自分の処女膜が破られたのを知った。
「はあ、はあ、メ、メイ・・・」
そう言い、今自分が抱いている少女の顔を見た。
「・・・・・・ボーイ・・・」
メイの瞳には、大粒の涙が溜められていた。
「・・・痛かったよね・・・大丈夫?」
「・・・うん、すごく、痛かった・・・でも・・・ありがとう。
これでわたし、今からボーイとひとつになるんだよね・・・
お願い・・・動いて・・・わたしを感じて・・・」
メイのその言葉に、ボーイは行動でそれを示した。
まだ痛みがあると思い、最初はゆっくりと動かした。
それだけでも、先程までしていた行為など比べものにならない位の快感がボーイを襲う。
そしてメイは、まだ痛みが若干残っているものの、痛みとは違う、
今までに味わった事がない快感が押し寄せてくるのを感じていた。
「メイ、メイ!!」
今抱いている少女の名を叫びながら、先程よりもより強く、より早く腰を動かしていた。
「あっあああっ!ボ、ボーイ!!いっいい!いいよおお!!」
もはや痛みは消え、快楽の渦がメイを飲み込んでいた。
その声を聞いてボーイは、己の分身をさらに強く打ち付ける。
パンッパンッと卑猥な音がオアシスに響き渡る。
「はあっはあっ!メイ、いいよ、すごく気持ち良いよ!!」
「ひゃあああ!!ボーイ、わ、わたしも、す、すごく、んんあ!!いいよおおっ!!」
互いに相手の名を叫び、己の全てをさらけ出しながら肌を重ねるその姿は、
互いにじゃれ合ういつもの二人ではなく、
互いに愛し、互いに快楽に溺れる男と女であった。
「ひいいいんっ!!ボーイもっと、もっとおおおおっ!!」
もはや押し寄せる快楽に完全に身を任せているメイ。
「はあ、ん、くぅ、んんっ!!メイ、堪らない!堪らないよ!!」
より一層高まろうと激しく動くボーイ。
互いに抱き合い、互いに感じ、互いに高みに上っていく。
そして、終わりの刻が来た。
「メ、メイ!!もう限界だっ!!出る!!」
「ふあああああっ!!わっわたしもイクからっ!お願い、膣に、膣にだしてええっ!!」
「わ、かった!出すぞっ!!出すぞ!!」
最後までより一層高くいこうと凄まじい音を立てながら腰を振る。
「おねがいいいっ!きてえええええええええええっ!!」
ボーイの背に回された両腕に力が入る。
そして――
「うああああああああああっ!!」
「ふあっ!ああああああああああ!!」
メイの膣内がボーイの分身を強く締め付けるのと、
ボーイの分身が己の精液をメイの膣内に解き放つのと同時に、二人は絶頂を迎えた。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・・・・」
「あ、あああぁぁぁ・・・・・・」
二人とも、全ての力を使い果たしたのか、そのままつながった状態でぐったりとなった。
そして、メイの秘所からは、処女の証である純潔の血と、
ボーイの男の証である精液が混ざり合ったものが、静かに流れ出て、
オアシスの地面へと染み込んで行った。
互いに絶頂を迎えてから少し時間が経ち、今二人は、
先程の行為で流した汗を洗い流す為、オアシスの池の中にその身を浸していた。
互いに言葉は交わしてはいない。
が、もう二人には言葉は無くてもよかった。
汗を洗い流すと、二人ともそれぞれの服を着替え、砦に帰る事にした。
帰る最中も、二人は一言も言葉を交わさなかった。
代わりに、二人の手は、互いが離れない様しっかりと握られていた。
砦に着いてみると、宴会はとっくに終わっていて、皆それぞれ色んな所で静かに寝入っていた。
自分達も何処か眠れる場所はないものかと探してみたが、
結局空き部屋が一つだけしかなかったので、二人ともその部屋で寝た。
そのさい、同じ毛布に包まりながら、互いの手を握り締めたまま、二人は一緒に眠りについた。
次の日、セリカ達はミラ神殿へ向かう為、朝早く出発することになった。
セリカが言うには、今日中に、少なくともミラの谷までは辿り着きたいのだと言う。
「ふああああぁぁぁ・・・」
まだ眠いのか、ボーイは大きなあくびをした。
お日様はすでに昇っており、後は皆が出発の準備を終えるだけである。
「なに大きなあくびしてんのよ」
その声の方に顔を向けると、そこにはメイがいた。
「あ、メイ。おはよう」
「おはよう、じゃないでしょ!みんなで準備してるんだから、ボーイも、ほらっ手伝ってよね!」
「分かったよ。でも、力仕事は勘弁だよ」
「なに言ってんのよ。男が力仕事するのは当たり前でしょ?」
つまり、自分にそういう仕事をさせようとしているのだろう。
少しボーイは逃げ出したかった。
が、しかし――
「しょうがないなあ。分かったよ。します、しますよ」
いつもなら、嫌だと言って逃げ出すボーイが、文句の一言も言わずに了解するのを見て、
メイは不思議だと首を傾げた。
「・・・どうしたの?いつもなら嫌だって言うのに・・・」
その返答の代わりに、ボーイはメイの前に来ると、すかさずメイの口にキスをした。
「っ!な、何すんのよ!?」
そう言うメイの顔は真っ赤になっている。
「だってさ、好きな女の子の頼みは断れないもんな」
嬉しそうにそう言うボーイ。対してメイの方は、それを聞いて、
「馬鹿!何変な事言ってんのよ。みんな待ってるんだから、早く行くわよ」
と言い、ボーイの手を掴むと、みんながいる所へと駆け出していた。
一緒に駆けているボーイは、さも楽しそうに笑っていた。
これから先、どんな事が待ち構えているかは分からない。
でも、傍にメイがいれば、何とか乗り切れるような、そんな気がする。
「メイ。僕、メイの事大好きだからね」
「・・・馬鹿・・・」
ボーイの心は、今空に浮かぶ太陽の様に明るく、温かかった。
終わり
413 :
花泉の蕪:04/06/27 20:56 ID:SUTXdU5e
投下完了!!
それでは俺はこれで帰るぞ!!
じゃあなっ!!
ちなみに、スレ383の元ネタ、誰か分かる人いたら、抽選で一名様に、
FEの方のエロパロのリクエストSSを創ってやっぞ。
宛先は、住所、指名、年齢、電話番号、元ネタのタイトル、リクエスト内容を明記の上、
ここのエロパロまで挙ってご応募してくれ。
消印は発送を持って返せねえから、注意してくれよ。
それじゃあみんな、待ってるからなっ!!(by獄宇)
イタタタタタタタ・・・・・・
う〜ん、SSはいいんだけど、あんたのキャラが板杉(w
作品さえ良ければ、中の人の人格なんて(゚ε゚)キニシナイ
作品のみ褒めたたえよ。
中の人はスルーw
転載じゃなきゃいいよ。
>383-413
あれなんだけど、ホンマにワシのアニィだったよ。
うちのPCに例のSSあったのをつい先ほどにハケン。
あいつ、いつの間に書いてたんだ・・・
とりあえず、きゃつのテンプルにデビルアクスうぉ叩き込んどくよ。
アニィが迷惑かけて、スマンかった・・・。
>380
僕だったのね・・・
開始一分で分かるのに間違えちまった・・・。
あと、342の最初の 「 を付け忘れたのに気付く。
今後、気をつけよう。
そうだったのか…w
正直スマンカッタ。すげぇ兄貴だなヲイ…。
>361
×うつ伏せになっている彼女の身体を軽く持ち上げて、再び上を向く形で寝かせやった。
○うつ伏せになっている彼女の身体を軽く持ち上げて、再び上を向く形で寝かせてやった。
読んだ方は気付いてたと思うけど、また間違いがあっただよ。
>419での間違いも含めて、倉庫の人、倉庫登録の際に修正お願いします。
一撃を加えたら、アニィは正気に戻ったよ。
悔しいあまり、バーサクの剣をあやまって自分に加えちゃってたみたいで、狂化してしまったらしい。
今度来るときは、イタタタタな表現は無いと思うんで、今後もどうか付き合ってやってほしい。
一応、最後の問題の最初の正解者には、ちゃんとリク受け付けると、本人がいっとったから、分かる人は、レスしてみては?
双子といったら、マギー&ローズを思い出しちまった。封印ネタ、出てこないかなぁ・・・。
なんかもう両方ともイタすぎてだめぽ
423 :
花泉の蕪:04/06/28 19:14 ID:VVCCAmvR
今回投下したSSの上と下の文章についての謝罪。
上記の文章を読まれたさい、読んでいて痛いと云う文章を載せられていたのを受け、
この場をお借りして、謝罪したいと思います。
弟とは違う風に載せようと思って書いたのですが、そのせいで、ここを利用
なさっている一部の方々に、不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありません。
以後、この様な文章は一切書かず、要点だけを載せるだけにする所存です。また、
阿茶は本当に双子の弟ですが、この様な文章を書く事はいたしません。自分だけが
この様な文章を書くのです。決してあいつの弟だからという事で誤解の無い様お願いします。
今回の件で、弟にまで謝罪の様な文章を書かれ、自分のした事が本当に迷惑な事だと
痛感しております。
また、この文章をお読みになった方で、これからここのスレに載せようとなさっている方。
自分の様な事をすれば、皆様に迷惑が掛かるのだという見本にし、決してその様な事を
なさらない様強くお願います。
今回の件で迷惑をお掛けした事への謝罪として、しばらくこのスレに自分の文章を載せ
ない事にいたします。また、名前を花泉の蕪から千葉犬と改名いたします。こちらの心
境のご理解いただきたく存じます。
ダミアン氏、ならび他の職人の方々。このスレを利用なさっている方々。もうすぐ本格
的な夏が到来します。暑さの為、夏バテ、食欲不振、日射病等に気を付けるとともに、
自身の健康管理に十分注意なさって、このスレを存続させて頂けると願って、終わりと
いたします。
本当に申し訳ありませんでした。
平成16年6月28日
岩手在住 花泉の蕪 改め 千葉犬
おまいらかわい杉。
何もそんなにかしこまらなくても・・・
かわい(ry
ネタでもいいや。ワロタ。
また作品待ってるぞ〜<岩手のマギーローズ兄弟
おもろいキャラだな 岩手の双生児
自演でも許す
カニバリズム(?)(1)
「レ・・・レベッカさん・・・?」
ロウエンは自分の大きな保存食袋を開けるなり、驚いて尻餅をついた。
ぎっしり食料が詰まった中から、レベッカが顔だけ出していた。
「ロ、ロウエン様・・・あはは・・・」
「あははじゃありません!一体何をやってるんですかっ!」
「え、え〜っと・・・実は・・・」
そのとき、馬(保存食袋を積んである)の後ろの方から、ニノの声がした。
「あっれ〜?レベッカ、どこ行ったんだろう・・・?」
「や、やばい、早く隠れなきゃ!」
レベッカは再び顔を引っ込めて、袋の中に完全に潜りこんだ。
そしてとことことニノがやってきた。
「あっ、ロウエン様、こんにちは!」
いつものさわやかなあいさつに、ロウエンも思わず微笑んだ。
「こんにちは。ニノは、いつも元気ですね。」
「うんっ!ところでロウエン様、レベッカ見なかった?」
「えっ・・・い、いえ・・・見てませんけど・・・どうしたのですか?」
「えっとね、今、かくれんぼの最中なの。でね、負けた人が今日の食事当番をやることになってるんだよ。」
「そうだったのですか・・・。いえ、こちらには来なかったですねえ・・・」
ニノは残念そうな顔をした。
「う〜ん、やっぱりこっちじゃなかったか・・・じゃあ、ロウエン様、あたしは別のとこを探してくるね。
じゃあ、失礼しまーす!」
てててててて・・・・・・
ニノは走り去った。
「ふう〜、あぶなかった・・・」
ニノが去ると、レベッカは再び顔を出した。
リアルタイムダミアン氏ハァハァ
カニバリズム(?)(2)
「ところでレベッカさん。」
「はい。」
「あなたは今、俺の食料袋に入ってますね?」
「えっ・・・そ、そうですけど・・・」
ロウエンは真顔でじっとレベッカの顔を見つめた。
「ということは、俺がレベッカさんを食べちゃってもいいと、そういうことですね?」
途端にレベッカの顔が真っ赤になった・・・
「え、え〜っと、これは、その、あの・・・」
!!!
レベッカは返事をしなかった。いや、正確には、できなかった。
返事をする前に、既にレベッカの唇はロウエンの唇に塞がれていた・・・
ぬちゅ、くちゅ、すちゅ・・・
ロウエンの舌が、レベッカの唇を出入りする音が、生々しく鳴ると、レベッカの全身がしだいに上気してゆく・・・
「ん・・・くふぅ・・・うう・・・ん・・・」
そしてロウエンがレベッカの身体を引っ張り出したそのとき・・・
「あれえ〜?レベッカ、どこかなー?」
ニノの声が近付いてきた。
「ま、まずい!レベッカさん、隠れて!」
「は、はい!」
ロウエンは手早くレベッカの身体を押し上げて、保存食袋の中に押しこんだ。
「ロウエン様〜!」
「や、やあ、どうしたのかな、ニノ?」
「やっぱりこのあたりだと思うんだけど・・・ロウエン様、知りません?」
ロウエンの視線が自然に宙を浮いた。
「い、いや、俺は見てないですけど・・・おほん。」
しかし今度は、ニノは食料袋を凝視している・・・
「なんか、この袋怪しいなあ・・・ロウエン様、中を見せて。」
「い、いけません!この中には人などおりませんよ!」
すまそ
いきなりぱそこんがこわれた(いやまじで)
かんじヘン;カンモデ;キナイ・・・
are? ;コンドハ;カタ;カナ・・・えいご ウワ・・・
age
ガンガレ!!
申し訳ない。
いきなりパソコンが変なになってしまって・・・(今携帯から)
たぶん水滴かなんかが下に垂れてキーボードが接触不良を起こしたと思われ。
直るかなあ、これ・・・OTL
完全にこわれとる・・・
修理に出してきまつOTL
大丈夫かよヲイ…
ご愁傷様です。。。。_| ̄|○ il||li
ルイーズたん
>419
アルムは僕と俺どっちも使うよ。2章ラストのセリカとの会話では俺だった。
というか、一人称が時々変わるところが庶民的で好きだw
外伝好きなので嬉しかったよ。また書いてください。>岩手の兄弟さん
2章ラストの会話確認してみたら前半が「おれ」、後半は「ぼく」だった。
エスト脂肪セリフといいチェック甘いぜ加賀たん。
外伝の頃は牧歌的というか
古き良き時代だったんだな〜としみじみ思う
帯同を許してもらった当初こそ会話をしてくれる者は限られた数人だけだったが、
最近は気軽に声をかけてくれる人も増えてきた。
傭兵や流浪の剣士、果ては海賊や山賊を生業としている者と話をすることなど
王宮という籠の中で育てられてきた私にはほとんど経験はなく、
それ故に彼らと交わす日常会話のどれもが非常に興味深く楽しいものだった。
私の少し前を歩く2人の会話が聞こえてくる……名前は確か、男の子がチャドさんで女の子がキャスさん…。
最近とみに一緒にいるところを見かけるが、きっと軍における役割が似通っているせいか
話が合うのだろう。
「だからあんたは次の出撃はしなくていーから。あんたの分まであたしが働いてきてあげるって
言ってあげてんのよ」
「ウソつけ、オマエまた自分の気に入ったものあったらネコババしようと思ってるだろ!」
この二方はいつも元気が良い。私よりも随分若いのに錠を開ける術を熟知しているから驚きだ。
「うっさいわねー。いいからあんたはマスでもかいて寝てればいいのよ」
「なっ……何だとぉ!」
チャドさんが酷く立腹している……よく見れば顔が少し赤い。
『マスをかく』――キャスさんはそう言ったように聞こえた。
私には意味が解からないけれど、侮蔑を含む言葉なのだろうか。
「あの……『マスをかく』とはどういう意味ですか?」
私の質問に2人が顔を向けてきた。
「あ、王女さま」
「失礼かとは思いましたが、お2人の会話が聞こえてきたので…それで『マスをかく』という言葉の意味が
解からなかったので、できればお教え願いたいと……」
「お、王女さんは知らないていいって!」
赤面しながらチャドさんが声を荒げる。
「いえ……意味を知っておけば、誤って使ってしまうこともありません。
相手をそんなに怒らせてしまうその意味、ぜひ知りたいですわ」
「ベンキョー熱心ねぇ王女さまってば。よぅし、このキャスちゃんにまかせて。
王女さま、やり方も知らないんでしょ? 実践で教えてあげよーじゃん!」
何とも頼もしい言葉だ。
私は年下の先生に連れられて、軍の皆から少し外れた場所へ移動を開始した。
二日ばかし置いてたら直ってた。
どうやら水で一時的にキーボードの回路が異常をきたしてたみたいでつ。
とりあえず様子を見ながら続きを投下いたしまつ。
カニバリズム(?)(3)
「え〜、いいじゃん!見せてよう!」
「だ、だめです!そこは・・・」
開けさせまいと必死に体で隠そうとするロウエン。しかし、そんな彼の姿は、ニノの目には余計に
怪しく映った。
「ロウエン様、隠してないなら開けても大丈夫でしょ?」
「い、いえ、ここは・・・」
次第にしどろもどろになってゆくロウエンに、ニノは最後の切り札を出した。
「袋ごと全部燃やしちゃおっかな〜♪」
「や、やめてください!それだけは!」
「じゃあ、開けてよ。」
ロウエンはおそるおそる袋を開けた・・・。
ぷりん。
二人の目の前に姿を現したのは、ミニスカートとショーツにくるまれた女の子のかわいいおしり。
(あ〜ん、見つかっちゃったよう・・・)
レベッカの嘆きとは対象的に、ニノは満面の笑みを浮かべる。
「レベッカ、見〜っけ♪」
しかし、そこでロウエンが口をはさんだ。
「いいえ、これはレベッカさんのお尻ではありません。」
「え〜!どう見てもレベッカのお尻じゃない。それに、スカートもレベッカのだし。」
「違うのです。実はこれは・・・」
ロウエンは少し考え込むと、再び口を開いた。
「そう!これは、この間近くの畑でとれた大きな桃なのです!」
ニノは疑いの眼差しでロウエンを見ている。
「ほんとかなあ・・・。あからさまに怪しいんですけど!」
カニバリズム(?)(4)
「そうです。そして、あまりに美しい見事な桃なので、レベッカさんに衣類をお借りして
こうしてくるんでいたのです。」
「うそばっかし。」
「うそではありません!何なら、証拠をお見せいたしましょうか?」
「証拠?うん!見てみたいな。」
ニノは少々いたずらっぽい目つきで、これからロウエンが何を見せてくれるかを期待しながら待った。
「では見せますよ。」
ロウエンはレベッカのショーツに手をかけると、下に引きずり下ろした。
(きゃあっ!ロウエン様、何を・・・!?)
(しーっ!レベッカさん、声を出さないで。)
ロウエンはニノに聞こえないように、レベッカにささやきかける。もっとも、ニノにはバレバレなのだが。
「ロウエン様、やっぱりお尻ですよう。」
「いいえ、これは正真正銘、桃です。その証拠にほら、こんなに果汁があふれ出ています。」
ロウエンは中央部の割れ目を指差した。とろっとしたレベッカの果汁がしずくとなって滴り落ちている・・・
(いやああああん・・・あたし、変になっちゃうよ・・・)
声を出せないもどかしさと、外気に触れたレベッカの大事な部分の影響で、レベッカの体が次第に火照ってくる・・・
「ほら、もうこんなに熟してきましたよ。」
ロウエンがレベッカの桃を見ながら解説すると、ニノもまじまじとそれを見つめた。
(面白いから、しばらくこのまま見てようっと♪)
ニノはくすっと笑った。
「でもロウエン様、桃ってことは、これ、食べられるんでしょ?」
ロウエンは一瞬言葉に詰まったが、気を取り直して返事をした。
「も、もちろんです。」
「ねえ、あたしも食べたいなあ・・・」
「い、いけません!」
「どして?」
「そ、それは・・・この桃は、俺専用だからですっ!」
カニバリズム(?)(5)
(ロウエン様ったら・・・・・・v)
レベッカは顔を真っ赤にした。
(俺専用ときましたか・・・w)
そしてニノはにやにやと笑った。
「じゃあロウエン様、食べてみて。」
「え、ええ、い、いいですとも。」
言葉を詰まらせながら、ロウエンは顔をその桃に近づけた。
ごくり。ロウエンののどが鳴る。
目の前にある、レベッカのぷっくりとした女性・・・
(レベッカさん・・・い、いただきます!)
ちゅっ!
その女性に、今、ロウエンの口が吸いついた。
「あひっ!」
「あれ?ロウエン様、今叫び声がしなかった?」
「き・・・気のせいですよ・・・ほら。」
舌でレベッカの縦筋を何度もなぞるロウエン。
(だ・・・だめ!そんなことされたら、あたし、変に・・・)
レベッカの羞恥心に合わせるかのように、その縦筋はひくひく動いて、次から次へと果汁を噴き出した・・・。
「ロウエン様、どう?おいしい?」
ニノはわざとロウエンに聞いてみた。すると・・・
「え、ええ、おいしいですとも。ですが、少し味付けが足りないようですね。」
「味付け?どんな味なの?」
「それは・・・これです。」
ロウエンは自分のズボンから一物を引っ張り出した。
ニノはさして驚かなかった。こうなることは十分予想できた。むしろ、その大きさにニノは感嘆した。
「うわあ・・・大きい・・・」
「そうでしょうそうでしょう。では、味付けをしましょう。その前に・・・」
カニバリズム(?)(6)
ロウエンは保存食袋を抱えて、馬から降ろした。もともとの食べ物の量に、レベッカの体重も加わって、すさまじい重さに
なっていたが、ロウエンもだいぶ力をつけている。降ろすのはさほど難しいことではなかった。
そして、ロウエンの腰にちょうどいい高さに、その桃はやってきた。
ごくり。ニノは息をのんだ。
ずぷぷぷぷぷ・・・・・・
果汁の噴き出すその桃の割れ目に、ロウエンの太くて固い一物が侵入してゆく・・・
(だ、だめ、ロウエン様!あたし、声が出ちゃう!)
「では、味付けを開始しますよ。」
ロウエンの腰が今、激しく動き出した・・・
「あひいっ!」
ロウエンの激しさに、レベッカの口から自然と叫びが上がった。
「あっ!あっ!あっ!あはああっ!」
もう声を出していることになど気づいていないレベッカ。
(やだ、レベッカったらv)
ニノはやや興奮の面持ちで、くすっと笑った。
「あひっ!あ、あたし、もうダメ!い、いっちゃうううううっっ!!!」
ビシャア!
レベッカの桃が勢いよく潮を吹いた。そこでロウエンは腰を離した。
次の瞬間・・・
どろっとした白い粘液が、果汁と一緒にあふれ出てくる・・・
そしてレベッカは引っ張り出された。
「レベッカ、見〜っけ♪」
「はあ・・・はあ・・・ああん・・・見つかっちゃった・・・」
カニバリズム(?)(7)
「結局、あたしが食事当番・・・」
じゃがいもの顔を剥きながら、レベッカはぽつりとつぶやいた。
「いいじゃないですかレベッカさん。俺も手伝ってるんですから。」
そう言うロウエンを、レベッカはきっと睨んだ。
「あ、当たり前です!ロウエン様があんなことしなければ、見つからずにすんだかもしれないんですよっ!」
「まあまあレベッカさん。ところで・・・」
「どうしました?ロウエン様。」
「今俺たち、二人っきりですね。」
「そ、そんな恥ずかしいこと言わないでください!」
所変わって、こちらは食堂。
ヘクトルが怒りの表情で叫んだ。
「おせえなっ!メシはまだなのかよ!」
エリウッドがそれをたしなめる。
「まあまあ落ち着けよヘクトル。こんだけ時間がかかってるってことは、それだけ手の込んだご馳走を作ってるって
ことじゃないか。そうだ、ジャファル、ちょっと見てきて。」
「・・・・・・わかった。」
ジャファルは立ち上がり、すぐに厨房に向かった。
ジャファルはすぐに戻ってきた。
「おかえりジャファル。で、どうだった?」
「・・・・・・やっていた。」
「そうか!そんなに手の込んだ料理なのか・・・楽しみだなあ・・・。」
「・・・・・・。」
「しかし遅いなあ・・・。二人とも・・・。」
カニバリズム(?)(8)
後日、あるおかしな噂が広まった。
それは・・・
「ロウエンの保存食袋が、あん、と鳴いた。」
おしまい
>…やっていた。
激しくワロタ
451 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 23:24 ID:8P3D7RDK
人いないな。
とりあえず保守
この世の果てで恋を唄う少女(1)
「・・・ん・・・もう朝か・・・」
ノアは目を開いた。まばゆいばかりの朝日が窓から差し込んでいる。
「・・・ふあああ・・・あ・・・あれ?」
ノアは自分の体中を触ってみた。その身にまとっている衣類は、なにもなかった。
「まさか・・・俺、全裸なのか?」
ふと下のほうを見ると、天に向かって高くそびえる己のシンボル。
「ははは・・・」
なぜ自分がこうなっているのか、まったく身に覚えがなかった彼は、笑うしかなかった。
「・・・・・・う・・・ん・・・・・・」
すぐ隣で、寝息が聞こえるのに気づいた。
「のわっ!フィ、フィルさん!」
ノアが振り向くと、そこにいたのはフィルだった。もちろん全裸だ。
「・・・・・・んん・・・ん・・・」
寝息が小さなうなり声に変わると、フィルは上体を起こした。
まだ眠そうに目をこするフィルの胸に、ぷるるんと震える二つのふくらみ。
そしてフィルの目がしっかりと開いた。
「・・・ノ・・・ノアどの・・・?」
フィルはふとノアの体を見た。そしてすぐに自分の体を見た。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!」
耳をつんざくばかりのフィルの悲鳴が響いた。
「ノ、ノアどの!こ、これはいったいどういうことですかっっ!!!」
シーツで体を隠しながら、きっとノアを睨みつけるフィル。
「ちょ、ちょっと待ってくれフィルさん!俺にも何がなんだかさっぱり・・・」
「ノアどの!あなたを・・・見損ないました!」
体のすぐ脇に置いてあるはずの倭刀に手を伸ばすフィル。しかしその手はむなしく宙を舞うばかり・・・。
「あ、あれ?・・・な、ない・・・剣が・・・ない!」
そしてすぐにまたノアを睨むフィル。
「ノアどの・・・武器を隠してしまうなんて・・・何て卑怯なの!」
この世の果てで恋を唄う少女(2)
「だ、だから、俺には全然身に覚えがなくって・・・」
「早く返してよ!」
ノアの両肩につかみかかるフィル。おかげですぐ目の前にフィルの胸が・・・
「そ、そんなに密着すると・・・」
「えっ?・・・きゃああっ!」
すぐに胸を押さえて離れるフィルだった。
「と、とにかく一度、冷静に話し合おう。」
「何を言ってるんです!ノアどのが無理やり私を連れてきて、エッチなことをいろいろしたに決まってます!」
「だから違うって!」
そのとき、ドアが突然開いて、ユーノが入ってきた。
「おはよう二人とも。よく眠れた?」
「ユ、ユーノさん!?」
そしていきなりフィルが声を荒げた。
「聞いてくださいユーノさん!ノアどのったらひどいんです。私が寝てる間に私を部屋まで運んできて、
全裸にして、武器まで隠したんです!」
それを聞いてユーノは微笑んだ。
「ふふふ。それは違うわ。あなたをここまで運んできて、服を全部脱がして、武器を隠したのは私よ。」
その手に握られているのは、まぎれもなくフィルの倭刀だった。
「ああっ!か、返してください!」
「ダメ。返さないわよ。」
「ユーノさん、一体どういうつもりですか!?」
ノアも口を開くと、ユーノはじっとノアを見つめた。
「ノア、あなた、言ってたわよね。『失うのが怖いから、親しい人を作らない』って。
でもね、人を愛するというのは、とっても素敵なことなの。恋する二人が、お互いに手と手を取り合い、
そして愛し合い・・・次の世代に子孫が残されていく・・・だから、ノア。あなたも・・・」
「ユーノさん?」
ユーノはにっこりと微笑んだ。
芝村萌え〜
この世の果てで恋を唄う少女(3)
「あなたにも、この素敵な経験を、ぜひしてほしいから・・・。」
そして、ユーノの腰に差してある剣が抜かれて、白い刃が見えた・・・
「・・・ぐっ・・・ユ、ユーノさん・・・」
「さあ、二人とも、存分に愛し合いなさい!」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
お互いに向かい合ったまま、ぴくりとも動かない二人・・・
「あら、どうしたの、二人とも?」
「あ・・・あの・・・えーっと・・・・・・」
「・・・ノ、ノアどの・・・・・・」
ユーノにはすぐに理解できた。二人とも、突然の出来事に頭の中が真っ白になっているのだ。
(仕方ないわね・・・)
ユーノはそっとノアの後頭部に手を添えると、それを一気にフィルの胸に押し付けた。
「ぶわっ!」
「きゃあっ!」
「ノア。どう?これが、女の子のおっぱいよ。」
柔らかいぬくもりに包まれて、ノアは一瞬、天に昇りそうになる・・・
「あ・・・ああ・・・」
ノアの息がかかるたびに、フィルの口からも喘ぎ声があがった。
(ノアどの・・・ノアどのが・・・私の胸を・・・)
(こ・・・これが・・・フィルさんの・・・胸・・・やわらかい・・・)
自然とノアの両手が、フィルの胸を掴んでいた・・・
「何て・・・柔らかいんだろう・・・フィルさん・・・」
「ノ・・・ノアどの・・・ああん・・・」
この世の果てで恋を唄う少女(4)
不意に二人の肩にユーノの両手がかかり、二人は離された。
「ふふっ、そこはもういいでしょう。ところでノア。」
「はい。」
「ちょっとこれを見てくれる?」
そう言うとユーノはフィルの背中に取り付いた。そして、背後から両腕をフィルの両太ももにかけて、
一気に広げた。
「きゃあっ!」
そこにあるのは、大きく開いた割れ目から、ピンク色の花びらが覗いていた。そしてその奥に見える深い洞窟・・・
「ねえノア、これを見て、どう思う?」
「ど、どうって・・・すごく派手なピンク色だなって・・・」
女の子の一番大事な部分を余すことなくさらけ出して、フィルは目を閉じた・・・
「ノア・・・ノアどのの・・・視線が・・・熱いよう・・・」
とろり・・・
花びらからしずくが垂れ落ちた・・・
「あら・・・フィルったら・・・ふふふ・・・ねえ、ところでフィル。あなた、気づいてる?」
「な、何をですか?」
「今の私・・・丸腰なんだけど・・・そしてあなたの武器も・・・ほら、すぐそこに・・・」
見ると、ユーノの武器はベッドの下に落ちていた。そして、鞘に収まったままの倭刀が、手を伸ばせば届く位置にある。
しかし、どういうわけかフィルにはその気が起きなかった・・・。
「つ、続けてください・・・・・・」
「ふふふ。わかったわ。ねえノア。もっと近くで・・・見てごらんなさい。」
「は、はい・・・」
ノアの顔が、次第にフィルの花びらに近づいていく・・・その敏感な花びらが、ノアの鼻息を感じ取り、蜜に濡れた・・・
この世の果てで恋を唄う少女(5)
にゅる・・・
やがて、その鼻息は、舌のぬめりとした感触に取って代わられた・・・
「ひあっ!」
フィルが思わず悲鳴をあげた。それと同時に、濃厚な蜜がノアの舌に溢れる・・・
ぴくん。ぴくん。
花びらが痙攣する・・・そして、そのたびに花びらは蜜を噴き出す・・・
「これが、これが・・・フィルさんの・・・本当の姿なんだね・・・」
「あひいいっ!あひゃうあああっ!」
大きく広げた股をしきりに震わせながら、フィルは鳴いた。
「ねえフィル・・・今度は、これを見てくれる?」
「は・・・はい・・・うっ!」
フィルは思わず口を押さえた。ノアの股間を彩るおそろしく禍禍しい大きなシンボル・・・
(お、大きくて・・・気持ち悪い・・・)
思わず視線をそらすフィル。しかし、そんなフィルを、ユーノが叱った。
「ダメよフィル。ちゃんとこっちを見なきゃ。どう?これが、男の人の『おちんちん』よ。」
フィルには見れなかった。顔をそむけたまま、目をつぶっている・・・
そのフィルの手に、そっとユーノの手が添えられた。そして、ユーノに引っ張られて、フィルの手が
何かを握った。
(あ・・・何か・・・固いものが・・・私の手に・・・何だろう・・・?)
フィルは恐る恐る握られている物を見た。
「あ・・・こ、これが・・・ノアどのの・・・おち・・・ん・・・ちん・・・」
「そうよ。さあフィル、もう片手を出して。」
「はい・・・」
もう片手にずっしりと重くのしかかる柔らかい感触・・・
「こ、これは・・・?」
「フィル、ここにノアの『赤ちゃんの素』が詰まってるの。どう?」
「・・・柔らかくて、ふかふかしてます・・・これが・・・男の人なのですね・・・」
この世の果てで恋を唄う少女(6)
自分でも信じられなかった。
いつのまにか、フィルの唇が、勝手にノアの物に口付けし、舌が、這うように舐めまわしてゆく・・・
「フィ・・・フィルさん・・・ふう・・・」
フィルの頭を両手で押さえ、身悶えるノア。
そして、まるで狂ったかのように亀頭を口の中に出し入れするフィル・・・
(そう、今、あなた達は・・・愛し合っているのよ・・・。でも、本番はこれからよ。)
ユーノは微笑んだ。そして、二人の肩を掴んで、再び引き離す。
「さあ、もういいでしょう。いよいよ総仕上げね。」
「総仕上げ?」
「そう。今度はあなた達は、最後まで愛し合い、本物の夫婦になるの。準備はいい?」
夫婦という言葉に、フィルはびっくりした。
「ふ、夫婦ですかっ!?」
「嫌?」
「そ、そんなわけでは・・・。・・・でも、心の準備が・・・」
「大丈夫よ。体の準備はできてるんだから。」
「そ、それはちょっと違うような・・・」
「いいから、フィルは横になりなさい。」
「はい・・・」
「そして、股を大きく広げて、ノアを迎え入れるのよ。わかった?」
フィルは言葉がなかった。しかし、小さくこくりとうなずいた。
「さてノア。」
「はい。」
「あなたは覆い被さるようにフィルの上に乗りなさい。そしてそれを・・・フィルの花びらの一番奥へと・・・
差しこむの。わかった?」
「・・・・・・。」
ノアも言葉が出なかった。代わりにこくりとうなずいた。
この世の果てで恋を唄う少女(7)
「フィルさん・・・行くよ・・・」
フィルは目を閉じた。
(いよいよ、私が・・・ノアどのを・・・迎え入れる・・・)
やがて、その先端部が花びらをつつくと、フィルは唇を閉じて、歯を食いしばる・・・
「フィル、もっと力を抜いて!」
ユーノの激が飛んだ。そして、ノアのシンボルが、徐々にフィルの膣壁を押し広げて入っていく・・・
「んんん〜!」
どんどんと進んでくるノアの感触に、フィルは思わずうなり声をあげた。
「くっ、くふぅ!」
一番奥の壁をつつかれて、フィルは叫んだ。
そのままノアの体がフィルの体にもたれかかる。そして、ノアの両腕が、フィルの首筋をそっと抱きしめた。
「フィ・・・フィルさん・・・全部、入ったよ・・・」
「・・・ノアどの・・・」
初めて経験する、自分の体に男のものが入り込んでいる感触・・・
全身を吹き抜ける、草原の風のような、心地よい感触・・・
(あまり痛くなかった・・・)
女の子の初めては、痛いものだとばかり思っていた・・・
はるか昔に母から聞いた、初めての物語。
骨盤が割れるかと思うほどの、激しい痛みだったと、聞いていた。
でも、自分は・・・
「どうしたの?」
ユーノが微笑を向けると、フィルは口を開いた・・・。
「私・・・全然痛くなかったです・・・」
するとユーノがそっとフィルの頭をなでた。
「そうね・・・。私の初めてのときも、目が飛び出るかと思うほど痛かったわ。でも、それは、人によるらしいわよ?」
「そうなんですか?」
「うん。それに、あなたたち二人の相性が、最高に良いのかもしれないわね。」
「・・・たしかに・・・私と・・・ノアどの・・・」
自然とフィルも、ノアの首の後ろに両腕を回して、しっかりと抱きしめた。そして、フィルの両足も、ノアの腰の後ろに回った。
この世の果てで恋を唄う少女(8)
二人は、お互いの顔を見詰め合っていた・・・
「ノアどの・・・」
「フィルさん・・・」
そして、二人の口から同じ言葉が、同時に出た。
「愛してる・・・」
それが、二人の合図・・・
ノアの腰が、ゆっくりと動き出した・・・。
「くっ・・・うあっ・・・はっ・・・」
自然とフィルの口からこぼれる喘ぎ声・・・
膣壁を四方八方から擦る亀頭の茸の傘の感触に、フィルは身悶えた。
「ああっ!ああっ!ああああああっ!」
ノアの茸の傘に、負けじと締め付けてくるフィルの膣壁・・・
「くおっ!す、すごい・・・これが・・・フィルさん・・・」
あまりの気持ち良さに、思わず意識が遠のきそうになる。
しかしノアは動きを止めた。
「ノアどの?」
「フィルさん、俺・・・ここからは何も考えずに、全力で君を・・・愛すよ!」
フィルはこくりとうなずいた。
直後・・・
ものすごい勢いで、ノアの腰がフィルを突きだした・・・
「あひっ!あはっ!あひいいっ!あひゃああああっ!」
フィルの悲鳴が響く部屋。いつしか、そばで見ていたユーノも自分の股間に手を添えていた。
「す、すごい・・・もう。人間というより、獣・・・」
フィルの悲鳴の響く中、ユーノの股間から、くちゅくちゅという小さな音が鳴った・・・。
この世の果てで恋を唄う少女(9)
「ぐっ!お、俺、もう・・・!」
ノアの言葉に、ユーノははっと我に返った。
「いけない!もうすぐだわっ!」
ユーノは立ち上がり、ノアの後ろに付いた。
「わ、私も・・・ああっ!」
「フィルさん!もう出そうだ!」
そのとき、ユーノは全体重をかけて、フィルの花びらからシンボルを抜き取ろうとする
ノアの腰を強引に押し戻した。
「ちょ、ちょっとユーノさん!も、もう出ちゃうよ!」
「がんばって!もうすぐよ!」
「ノアどの・・・ああああああああああああああっ!」
フィルの子宮を満たす、生温かい感触・・・
ノアは結局、抜くことができなかった。
そして、フィルの膣の奥深くに精をたっぷりと注ぎ込んだ後、ようやく抜くことができた。
「ノアどの・・・私・・・赤ちゃん・・・できちゃうかも・・・」
「ちょっとユーノさん!一体どういう・・・」
そんな二人の頭をそっと抱きしめて、ユーノは二人の耳に囁いた。
「おめでとう。これで、あなたたちは、本当に愛し合うことができた。真の夫婦になったのよ。」
(俺達、まだ結婚したわけじゃないのに・・・まあ、いいか。)
ノアはフィルの両肩を掴んで、横になった。
「あら?もう終わったんでしょ?」
ユーノの問いかけに、二人同時に答える。
「2回戦ですv」
おしまい
なんかデジャブだ・・
ユーノ様がルイーズ様に見えたのは漏れだけではないはず・・
最後の二行、かわええな。(*´∀`*)
>ユーノ様がルイーズ様に〜
このパターン大好きだw
464 :
トビモノ:04/07/06 01:50 ID:ZqkyUcLe
派手なピンクに吹き出しました、ノア殿よ…。
投下します。
フィー受けです。
465 :
トビモノ:04/07/06 01:52 ID:ZqkyUcLe
『フリージ家の一族』
シレジア王城の一室で、セティは軽い緊張の中にあった。
何を隠そう、新婚初夜、なのだ。
ティニーを優しくリードしつつ、うれしはずかしの甘い夜をすごす予定は綿密に出来上がっていたが、
いかんせん肝心のその相手がいまだ現れない。
勇者にして賢者であるところのシレジアの若き王は、座っては立ちうろうろするを繰り返し、
かの妹がその場にいたら「やだーお兄ちゃんかっこ悪い」といわれること間違いなしだ。
いや、妹がその場にいたらとても困ることにはなるのだが。
とにかく、あまりがっついているように見せてはいけない。
やはり、ここは落ち着いて読書でもしながら平静に座っているセティ様の図、が一番いいだろう。
思わず計算を入れながら、とりあえず椅子に座りフォルセティの書を広げる。
お約束のように本は逆さまだったが、この場合平静を装うことに意味があるのだ。
セティは爽やかなセティ様スマイルを反復しつつティニーが来るのを待った。
笑顔の練習は超完璧だった。
「…あの、セティ様…」
扉の向こうからか細い声がする、間違いなくティニーの声だ。
アーサーの裏声だったというオチはない、と無用な可能性を消去し安堵する。
「おまたせして申し訳ございません」
「いや、かまわないよ…い」
色々準備があるだろうから、と言っては少々勘ぐらせてしまうだろうか。
セティは不自然に言葉を止めて、扉を開けてやった。
無論、爽やかセティ様スマイルは超完璧だった。
「あの、色々準備に手間取ってしまって……」
ティニーは花も恥らう微笑みを惜しげもなくセティに向ける。
この瞬間こそが、セティの人生最良の時だったのだろう。
「ああ、やっぱり準備が大変だっ………準備?」
そして、愛らしいティニーの姿を改めて拝見したセティは連続追撃必殺まちぶせな勇者のブリザードを、
流星かつ月光でくらったかのような未曾有の衝撃に見舞われた。
「はい、なかなか一人では着づらくって…わたくし、不器用なものですから」
完全に凍りついたセティをよそに、ティニーはもじもじと乙女チックに恥らう。
凍りつきながらも、かるく意識が遠くなるのを確実に感じているセティ様なのであった。
466 :
トビモノ:04/07/06 01:53 ID:ZqkyUcLe
そしてシレジアにお泊りのヴェルトマー公夫妻の濃密な夜はというと。
「あ、んん……っ、ちょ、ちょっとアーサー…そこはダメだってば」
「なんで」
「やだ、汚いし…なんか、気持ち悪い…」
「でも俺は平気だし」
「あ、あたしは、平気じゃないよぉ…」
「いいから、ちょっと力抜いてって」
「も、ばかぁ…アーサーの変態、悪魔、アブノーマ…んっ、く」
「…あの…」
「あれ、なんか言った?聞こえないなー」
「…うそつき…」
「ね、どんな感じ…するの?」
「やっ…な、んか…変だよ、んん……やっぱりやだぁ…ねぇ、アーサーお願い…とって…」
「しおらしいフィーも可愛いよ、だからもうちょっとそのまま」
「いじわる…」
「むしろ愛だって」
ラブラブカップルは意気揚々と新規開拓に励んでいた。
普段喜んでフィーの尻に敷かれているアーサーだったが、ようは彼女の尻が好きなのだろう。
そしてどうやら床の上では二人の立場は逆転しているらしい。
アーサーのその傍若無人ぶりはいかんなく発揮され、サディストかと見まごうばかりだ。
アーサー曰く大きな瞳いっぱいに涙を溜めて懇願するという、
日常生活ではまずお目にかかれないフィーの姿を心から堪能しつつも、
変態だのと詰られるのも捨てがたいのだという。
フリージとヴェルトマー、二つの血の宿業はどこまでも深いようだ。
467 :
トビモノ:04/07/06 01:53 ID:ZqkyUcLe
とにかくそういうわけでアーサーはうっとりとフィーの尻を撫で回していた。
「あの…」
「でもさ、これって抜く時が一番くるらしいんだけど、こう…ずるって」
その細身の張り方に手をかけて、少々手前に引っ張る。
「…っ!…く、はっ…やっ、いやっ…」
引き攣れる痛みと内臓を抜き取られるような喪失感、そして疼きのような快感にフィーは無意識に抵抗する。
その抵抗が、また奇妙な痛みと快感を強くする。
「うーん、いやならやっぱりそのままにしとくしか…」
「はい、それがよろしいかと思います」
きっぱりと告げられたお返事は、無論、フィー本人からの賛成であるはずがなかった。
「………?」
振り返ろうとしたところで、丁度自分の股の間からティニーの笑顔が目に入り、
そうとうナニな姿勢のまま、フィーは魂の悲鳴をあげる。
「……ティ…ティティティ、ティニー?!」
慌てて、シーツやらナニやらを体に巻きつけるフィーをよそに、
フリージ兄は世間話でもするかのようになにげなく妹に語りかける。
「こら、ティニー。ノックもしないで勝手に入ってきちゃダメだろ」
「ノックは一応したのですけれど…ごめんなさい、お兄様。でもセティ様が…」
なにやら普通に話し始めるフリージ兄妹の声が、遠い。
あまりに気が動転しすぎて、フィーは軽いパニック状態だった。
普通の行為ならともかく(?)よりによってお尻をいじめられているところをばっちり見られてしまったのだ。
恥ずかしっていうか、もうっ死にたい!アーサーのばかばかばかばかばか!
エンドレスにアーサーを心の中で罵り続けていたところで、突如、シーツがめくりあげられる。
468 :
トビモノ:04/07/06 01:54 ID:ZqkyUcLe
半泣き状態で見上げたところで、アーサーの済ました顔が目に入るだけだった。
思わず枕で殴りかかったが、大した威力があるわけでもなく軽くいなされてしまう。
「うわっ、なに」
「なにじゃないわよ、もうっ!アーサーのばかぁっ!」
フィーは怒りと羞恥で頬を真っ赤にさせ涙で瞳を潤ませながら、拗ねて唇を尖らせている。
アーサー推薦、見たいフィーの姿ランキング第1位だ。
ちなみに2位はしている真っ最中で、3位は照れまじりの笑顔だ。
フィーの可愛い姿にただにやけてしまうだけのアーサーを他所に、彼女の手を柔らかに包む感触があった。
そのすべらかでみずみずしい手の持ち主はティニーだった。
「ごめんなさい、フィー…。あのね、実は…」
「う、うん…」
ティニーの憂いを秘めた清らかで真摯な瞳がまっすぐに覗き込むのに、
フィーは何の間違いかうっかり心臓が高鳴って素直に頷いてしまった。
「セティ様のご様子が少々、おかしいのです…。わたくしではよくわからなくって…」
包んだ手をにぎにぎとゆるやかに揉まれているのも気になるが、兄の様子がおかしいというのはどういうことだろう。
フィーは慌ててアーサーを見上げる。
「アーサー、お兄ちゃんの様子…見てきてよ」
「えー、なんで俺が…」
そのふてぶてしさにフィーの剣幕が一変する。
「あ、あたしがいけるなら行きたいわよ…っ!」
一瞬忘れていたお尻の異物感を思い出して、ある種異様なまでの迫力が込められたその言葉にアーサーは気圧された。
「わ、わかったよ…。やだけど…」
ベッドの木枠にもたれていた体を持ち上げて、外套を引っ掛ける。
「でもさ、フィー…そのままでいいの?」
気遣いというにはデリカシーに欠けたその言葉に、フィーは再び枕を投げつけた。
469 :
トビモノ:04/07/06 01:55 ID:ZqkyUcLe
そして室内にはティニーと常ならざる状態のフィーが残された。
ティニーは何故か、いまだにフィーの手を揉み解している。
「…」
「…?」
怪訝に目をやると、何か?とでも言うようににっこりと微笑まれてしまい、フィーは困惑した。
ちょっとお尻にはいりっぱなしのものがあるから抜きたいんだけど出てってくれる?
という言葉は、どう表現したら恥ずかしくないのだろう。
困惑した様子のフィーにティニーはしばし思案して、思い当たったように告げた。
「あの…そのままでよろしいんですか?」
それもやはりフリージ妹の心からの気遣いなのだろう。
だがしかし、フリージ兄と同じくデリカシーというものが皆無だ。
「…よ、よろしくないけど…」
「そ、そうですよね…では、失礼して」
ティニーが出て行ってくれるのか、とフィーは思ったがそれは大きな間違いだった。
立ち上がったティニーは、大胆にもばさりとフィーの包まるシーツをめくりあげた。
「きゃあっ、な、なに?」
「では、わたくしが楽にしてさしあげますね…?」
「え、えーっ!!ちょ、ちょっと待って!!なんでそんな話に…っ?!」
そして、ようやくティニーの全身を見たフィーは兄セティと同じように凍りついた。
「ティ、ティニー?!その格好は………な、なに?」
「…え、これは、フリージ家に代々伝わる初夜の衣装ですけれど…」
470 :
トビモノ:04/07/06 01:55 ID:ZqkyUcLe
ティニーの全身を包む衣装は、レースを使った愛らしいチュチュのようなデザインだった。
だが、その主な素材は黒いレザーとエナメルで、大胆に開かれた背や胸は編み上げられていた。
更に、同じく編み上げのブーツのそのヒールは細く高く、踏んづけられたら痛いどころではないことは明白だった。
「とてもかわいらしいお洋服ですよね?」
胸元で手にした鞭をしならせて、ティニーは小首をかしげて同意を求める。
何に使うものなのか、腰の辺りにはしっかりと縄が装着されており、
ご丁寧なことにいつもの紅薔薇色のリボンまでもが、暗紫を帯びた黒薔薇のベルベットのリボンにかわっていた。
かろうじて蝋燭だけは持っていなかったが、炎の魔法も得意なティニーにはきっと不便はないのだろう。
「………」
「けれど、可愛いだけではないのですよ?うふふ、ほら、ごらんになってください…」
放心状態のフィーを他所に、ティニーは意気揚々と語り続ける。
そうして恥ずかしそうにスカートのすそを捲り上げると、そこには人工の陽根が黒々とそそり立っていた。
おそらくはフリージの一流の職人の手によるものなのであろう、
血管までも再現されているのではないかというほどに精密なそれからフィーは目を背けざるを得なかった。
「ティニー…」
思い出してしまった。
ティニーは、あの厳密には女王でもなんでもないがその存在がなんら反論を許さなかった、女王ヒルダの姪なのだ。
どういう教育の元で育てられたのかは押して知るべしだろう。
一瞬にして青ざめたフィーは懸命であった。
「うふふ、この玩具、兄様のものよりも立派ですか?」
ベッドのふちに腰掛けたティニーは酷い問いかけをしつつフィーの顔を覗き込む。
清らかな花の香りと共に、体重を感じさせない華奢な体が覆いかぶさってくる。
そしてティニーの愛らしい唇は、当然のようにフィーの唇に重なった。
長いお下げの髪のきざはしが、揺れてフィーの方をくすぐる。
471 :
トビモノ:04/07/06 01:56 ID:ZqkyUcLe
「……!」
甘い氷菓子か飴玉でもなめるように、ティニーの舌が口腔を這う。
目の前のティニーの伏せられたまつげの彩りに、フィーはまたしても心臓がはねるのを感じた。
「…んんー…!」
だめだめ、何を考えてるの?!っていうかさっきから私おかしくない?!
なんでティニーにときめいちゃってるの?!
頭上を飛び交っているであろうクエスチョンマークが見える、と錯覚させるほどの狼狽ぶりに
「フィー、可愛い…」
ティニーはそのチェリーピンクの唇を子悪魔的に薬指でなぞる。
美味しそう、といわんばかりの笑顔だった。
そんな現実を認めたくないフィーは、四つんばいのままじりじりと後ずさろうとした。
が、その手首をティニーの華奢なはずの手ががっちり掴んで離さない。
「それにおっぱい凄く大きいのね…うらやましい」
ティニーは乙女な溜息をつきながらも、大胆な手つきでフィーの乳房を掴みにかかった。
やわらかすぎるほどにやわらかくて、日常生活で邪魔になるくらいの大きさの胸は
フィーにとって多少のコンプレックスであった。
ナンナは多少ためらいつつも指でつついてみせたし、ラナには重さを測られた。
ユリアには同じ痛みがわかるものとして、ピッ○エレ○バンをもらった。
パティには垂れる垂れると脅されるし、リーンには興味津々に揉まれまくった。
その時は思わず「あん」なんて声を出してしまって、ラクチェはびっくりしたように見てた。
乳でのコミュニケーションなんてあんまりだ…。
フィーがうっかり入り込んでしまった鬱な回想から目覚めると、自体は更にとんでもないことになっていた。
472 :
トビモノ:04/07/06 01:56 ID:ZqkyUcLe
「…な、なにしてるの…?」
そんな質問自体がおかしいということにフィーは気づいていたが、本当に驚いた時、
案外人は平凡な反応しかできないのだ。
「…だって、フィーのおっぱい、とっても大きいから…」
ティニーは頬を赤らめてちょっぴりもじもじしながら、てへ、と笑った。
「縛乳したいなぁ、って…」
ティニーのような教育を施されていないフィーにもなんとなく、その言葉の意味はわかった。
正確には、言葉と今、なされようとしている行動とでわかった。
乳を縛る。
ティニーが腰に飾っていた縄は、当然お飾りなどではなかった。
黒い皮の手袋が装着されると仕事は始まった。
いつものおっとりとしたティニーからは想像出来ないほど、その動作は手際よくそして芸術的だった。
きつすぎず、緩すぎず、ほどほどに痛みを感じる程度、初心者フィーにもうってつけな縛り。
フィーの乳はその大きさを強調するように縛り上げられていた、
密かに気にしていた乳輪の大きさも、こうしてみれば乳の大きさにジャストサイズだったのだ。
だが、フィーが思わず感心している間に気づけば両手の自由も失われていた。
縄の芸術家ティニーが、その才能をいかんなく発揮する。
「…え?…ちょ、ちょっと待って」
おかしい、何かがおかしい。
後ろ手に縛られて、その体制はますます乳を突き出すように強調させる。
「やだ、ティニー…ねぇ」
これでは、ますますお尻のものが自力で取れない。
体をよじってみれば、荒縄がぎりぎりと白い柔肌に食い込み赤い筋を残した。
緊縛されている、ということを実感させるような断続的な苦痛は、なぜかフィーの息を荒げる。
じわり、と浮いてくる汗に肌が湿り、それもまたじりじりと縄を食い込ませるのに一役買う。
473 :
トビモノ:04/07/06 01:57 ID:ZqkyUcLe
「フィー…とっても似合う…」
「ティニー、お願いだからその手の中の乗馬鞭をしならせるのやめて…」
「あっ」
ティニーは、今更その存在に気づいたように慌ててその鞭を持つ手を背に回し、それを隠す。
いたずらを見つかってしまった子供のような愛らしさだったが。
「そうですよね、まだフィーにはちょっと早いですよね…?」
「同意を求められても…答えようがないんだけど…」
フィーは内股に座り込んだまま、俯いてつい体をもぞもぞを動かしてしまう。
縄は動けば逆に食い込むものなのだが、『初心者』フィーがそんなことをしるよしもない。
「…でも、本当に似合います。わたし、なんだかイシュタル姉様のこと、思い出してしまいます…」
「…あー…そうか、それはなんとなくわかる。見た目Sな女王様の癖に中身はMな人っているよね…」
そして目の前には見た目大人しそうなMっ娘のくせに中身は…な人がいる。
「…姉様は、いつも輝いていました…乳で吊るされる時は、いつも…」
ティニーは故乳、もとい故人を思いそっと涙ぐむ。
乙女の睫を星屑のような涙が飾る、フィーはその姿にきゅんと胸がうずく。
この子を泣かすなんて絶対にしちゃいけないことだ、と決意にもにた思いをうっかり感じる。
「ティニー…泣かないで」
フィーは緊縛されたままにも関わらず、ティニーをどうにか慰めようとその姿を見上げる。
ティニーは涙に濡れた瞳で、にこりと微笑む。
「ありがとうございます…」
そして、感激したようにフィーに抱きついた。
「ひゃ、あ、や…」
冷たい皮のぺたりと張り付くような感触が、敏感な乳の突起を刺激する。
474 :
トビモノ:04/07/06 01:59 ID:ZqkyUcLe
「どうしたの…?」
ことさら胸のあたりを押し付けるようにしながら、ティニーが問う。
ほっそりとした上半身を猫のようにこすりつけられ、フィーの先端も無造作に嬲られる。
縄は確実に、フィーの性感帯を過敏にさせるよう、意図して縛られていた。
「あ、んっふ…やだぁ…、ティニー…ねぇ…、ほどいてよ…」
敏感になったせいで、再び例の異物の存在感が増してくる。
体をくねらせながら懇願するフィーの唇に、ティニーが人差し指を押し当てる。
「そんなに可愛くお願いなさらないでください…」
ティニーが自らの衣装の前を開く。
愛らしい小ぶりの胸が、小さな突起をぴんと尖らせ立っている。
白く薄い華奢な体の、その乳房がフィーの胸にこすり付けられる。
先端同士が薄く触れ合って、それは甘い痺れとなってフィーの股間を濡らす。
「やぁ、んん……あああっ」
…あ、もうなんか別にイロイロどうでもいいかも…。
うっかり投げやりになってしまったフィーの思考は放棄される。
ティニーはうっとりと、官能に身を任せながら恍惚と呟く。
「…あ…ふ……ん、そんなに可愛いお顔をされては、わたし…もっと」
二人の乳房がさざなみのように震え、形を失うほどに押しつぶされる。
フィーの体に圧し掛かったような形になったティニーは体をずらしながら、
フィーの乳房の間に顔をうずめ、その間の皮膚をつーっと舐めあげる。
そしてフィーの茂みにそのたおやかな指をそっとうずめる。
「あんっ、だめぇ、ティニー…ねぇ、はずかしいよぉ…」
「大丈夫です、無粋なお道具など使いませんから…」
そういいつつ、フィーのお尻の『無粋なお道具』を握る。
「や…ん、やっぱりそれ、変なかんじ…あんまり刺激しないで…」
「では、一気に抜いてさしあげますね…?」
ぐいっとティニーの腕に力が込められる、その振動が伝わってフィーは呻いた。
「んんっ、や、やっぱり…その、ゆっくり…」
「ゆっくり、ですね…」
475 :
トビモノ:04/07/06 02:00 ID:ZqkyUcLe
今度は、ゆっくりじりじりとその玩具を回転させるようにして刺激少なに抜いていく。
だが、その曖昧な動きが逆にくすぶるようなむずがゆいような快楽を、じわじわと高めていく。
「んっ、あっ、んんん〜……ね、ねぇ、もう、すこし早く…」
「フィーったら、わがままさんなのですね…それにとってもお行儀が悪いですよ…?」
乙女はくすりと微笑み、片手の指でとろりとあふれ出たつゆをすくい上げる。
口元に運ぶさまは甘い蜂蜜でも、舐めるかのようだ。
「やだ、ティニー…やめて…―ーん、ああああっ…!!」
「…フィー、大丈夫…?」「
直腸をひきずられるような、ひきつれる不思議な快感にフィーは悶える。
味わったことのない新たな感覚に、体がだらりと弛緩する。
すっぽりと抜けたお道具を、その辺に放ってティニーは心配そうにフィーの顔を覗き込む。
真っ赤になった頬と、濡れた瞳、快楽に乱れたその姿は、雪国生まれの白い肌をより一層際立たせる。
「…ああ、わたしやっぱり我慢できません…」
うっとりともらされたティニーの声を夢うつつに聞きながら、
フィーはかすむ眼差しでその姿を見ようとする。
すっくと立ち上がる気配、小さく弾んだ呼吸音は彼女の欲情を物語る。
「…ティ、ティ、ティニーさん…?」
そして、ティニーの姿を見極めてフィーは縛られたままの身を激しく捩った。
いやいやと首までも必死にふりながら、叫ぶ。
「ごめんなさい、フィー…私やっぱり…」
皮手袋の中で、黒い乗馬鞭を待ちきれないとばかりにしならせて、
小首をかしげておねだりポーズをする。
銀色のおさげがさらりと零れて、ティニーは照れたように恥ずかしそうに微笑む。
「あの…痛いのは、初めだけですから…ね?」
「やっぱりこんなのいやああああ――――――っっ」
フィーの絶叫が、シレジアの夜に響き渡った。
476 :
トビモノ:04/07/06 02:02 ID:ZqkyUcLe
その悲鳴は別室にいた二人のもとにも、届いた。
暗鬱な独り言をもらしながらも、その内容は要領をさっぱり得ない
なにやら心に深い傷を負ってしまったらしい意外と繊細な勇者様(欝)を置いてアーサーが姿を現した。
「フィー?!ティニー?!」
「…あ、あ、アーサー…」
フィーは放心したような声を上げて、アーサーを見た。
アーサーはきょとん、とした顔でまじまじとフィーの様子を観察している。
「お兄様、ノックもしないで勝手に入ってきてはいけません…」
「あーごめんごめんって、ティニーこそフィーに何してるんだよ」
「ナニをしています」
控えめな花のように微笑む、フリージ妹にフリージ兄は爽やかな笑みを返す。
「そっかー…じゃなくて、フィーは俺の!勝手にナニとかしちゃだめ!」
「では、お兄様には今度セティ様のお尻をかしてさしあげますね?」
「いや、いらない」
フィーはがたがたと震えながら、脅威の兄妹を見上げていた。
(お兄ちゃん…!お兄ちゃんだけでもせめて逃げて…!)
「兄様、お尻、お好きなんでしょう…?」
「男のは却下に決まってるだろ」
「それもそうですね」
アーサーは徒労したように前髪をかきあげ、邪魔な髪を背に追いやりがてらちらりとフィーに目をやる。
整った顔立ちの瞳の端に猫のような笑みをにじませる。
その視線を追うようにティニーもフィーを見つめて、微笑を向ける。
うっとりと夢見るような乙女の微笑みは、変わらずに愛らしい。
「許可をいただけば、よろしいんですよね?」
「ん、よし、オッケー」
「…もうどうにでもして…」
投げやりな声と長い溜息は、兄妹には届かない。
(…それにしても、これ…ぴっちりとしてきつすぎず緩すぎず…ティニー…すごい…)
どうやらフィーは縄の芸術家の魔技にひそかにはまってしまったようだ。
彼女の性的嗜好はどこへむかっていくのだろうか、それは誰も知らない。
477 :
トビモノ:04/07/06 02:05 ID:ZqkyUcLe
完。
フィーの乳は美乳派だったのですが、空飛ぶおてんば巨乳もいいかな、と。
ワロタ!!
嫌な一族だなおいw
ワロタsetelihennmomitemitai
この世の果てで恋を唄う少女って・・・
ユーノかよw
でも封印のユーノに少女は無理がウワヤメロナニヲ(ry
481 :
名無しさん@ピンキー:04/07/06 16:27 ID:H3Irjsqw
レベ×セイン激しくキボンヌ
ここ凌辱モノは駄目?
俺は歓迎だよ
>トビモノ氏
変態兄弟のやりとりと勇者様の一人芸に笑った。
できれば、その後のマゾ奴隷化したフィーの話も読みたい。
ロウエン×レベッカキボン。
>482
最初に「陵辱物注意」と断り書きをしておいてくれれば
自分含め苦手な連中はあぼーんするなりして避けるよ
アーサー×フィー (・∀・)イイ!!
あ
ーだん
ユーノ×トレック 支援Cより
【ユーノ】
ねえ トレック・・・あら
まあ おかしいわね
さっきまでここにいたのに・・・
あら?
これ・・・何かしら
トレックの落とし物?
ずいぶん 細かく
いろいろ書いてあるけど・・・
ええと これは・・・
なんて書いてあるのかしら
・・・『馬並になった』
・・・『しこってみた』
・・・『つかれた』
・・・・・・今度、味見してみようかしら・・・・・・
夢の中でだろ?
(SM注意)
紅の女王様(1)
外の明かりがわずかに差し込むだけの、薄暗い部屋・・・
その中央に、四本の脚を地に付けた、木馬が置いてある。
木馬の本体は、三角形になっていて、その頂は鋭く尖っていた・・・
そして、その尖った頂の上に、腰を下ろす一人の女性。
彼女は何も着ていなかった。そのため、鋭く尖った三角のコーナーが、彼女の股間の割れ目に
深々と食い込んでいた。
「くっ・・・!」
あまりの痛みに、彼女の緑色の長い髪が小刻みに震える・・・
彼女の両腕は背中で後ろ手に縛られていた。これが今彼女が唯一身につけているものだった。
それだけなので、逃げようと思えば逃げることはたやすい。
しかし、彼女は股間の痛みに耐えながら、じっとしている・・・
その三角木馬の近くに、一つの椅子があった。
そこに腰を掛ける、一人の女性。髪の色は赤く、おかっぱ頭である。
彼女の服装は、黒いボンテージに、やけにヒールの高いブーツ。その先端は、鋭く尖っていた。
そして彼女の右手にしなる鞭。
緑色の髪の女性は、その姿勢のままじっと赤い髪の女性を見ている。
そして赤い髪の女性は、うつむいたまま、動かない・・・
紅の女王様(2)
やがて赤い髪の女性は、顔を上げた・・・
「・・・・・・ここは・・・・・・?」
赤い髪の女性は目の前に映る緑色の髪の女性の姿に驚愕した。
「パオラ!何をしているの!?」
「やっとお気づきになられましたか、ミネルバ様・・・」
パオラはじっとミネルバの顔を見ている。
そして、ミネルバはようやく自分の衣装に気がついた。
「こ、これは・・・パオラ、一体どういうこと!?」
「お休みの間に、着替えさせていただきました。」
「一体何のつもり?」
「ミネルバ様・・・あなたは『王位を捨てる』とおっしゃいましたね・・・」
ミネルバが政権を握って、頻発した配下の将軍たちの反乱・・・
兄のときはほとんど起こらなかったのに、自分の政策には、不平不満を持たれることが多い・・・
ミネルバはすっかり自身をなくしていた。そして、英雄戦争が終わったあと、王位を捨てた・・・
「でもそれは、あの将軍たちが欲深くて傲慢だったから。悪いのはあいつらです。だから・・・」
パオラの瞳から、涙が零れる・・・
「私は、どうあってもミネルバ様に王位を継いでいただきたい。」
「でも、そのことと今の私たちの格好と、何の関係があるの?」
その質問にパオラは答えなかった。そして、強い口調で懇願するように叫んだ。
「ミネルバ様!私の女王様に、なってください!!!」
紅の女王様(3)
いきなりのパオラの衝撃的な告白に、ミネルバは頭の中が一瞬真っ白になった・・・。
「ミネルバ様!何をぼさっとしているんですかっ!」
「・・・・・・ねえパオラ、もうやめて。何度も言うようだけど、私はもう王位は捨てたの。だから、
そのことはもうあきらめて・・・。」
「ダメです!どうあっても、ミネルバ様に、王位を継いでいただきます!」
「どうしてわかってくれないの?」
「ミネルバ様こそ、私たちの気持ちをわかってくれてないじゃないですか!」
あまりの剣幕に、ミネルバは一瞬たじろいだ。
「さあ、ミネルバ様!私の今のこの姿をあわれとお思いなら、その鞭で私を叩いてください!」
ミネルバは鞭を握った。そして、それを大きく振り上げた。
そして一気に振り下ろす・・・しかし、鞭が彼女の体を打つ前に、ミネルバは手を離した。
「ダメ!私にはできない・・・」
続く
スマソ。今日はここまででつ・・・。
495 :
あ:04/07/10 04:23 ID:odYw38xc
あ
ーだん
フィー受け面白かった 久しぶりに笑たよ
もっとフィーいぢめてください
絎け
トラバント厨・アルヴィス厨・フィン厨
この3つだけはどこの世界に行っても迫害されます。しかしそれが当然なのです。
所が、ここで最も迫害されるのは
女キャラにハァハァできない香具師です。
それとスレ違い、板違いの香具師なのです。
誤爆かよ>499(電波)
ダミアン氏のお姉キャラ、それはそれで笑えるから良いが
清いユーノたんやルイーズ様も読みたい頃合だYO(;´Д`)ハァハァ
誰か書いてけれ
502 :
名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:27 ID:iR8VH/pC
>499
というよりトラバントとアルヴァスは、深読みして語るほど魅力ある
キャラとも思えんな。貶すほどのもんでもないけど、擁護するほどの
もんでもないと思う。個人的にはその辺りの事でむきになる人の心情
が理解できん。
ペガサス三姉妹モノキボン
じゃあ俺はスーたんキボンヌ。
>502
嫌いな人もいるかも知れんが、
(なんせ「特定のキャラを貶めた」という意味では公式二次創作作家としては最低な人間)
大/沢/美/月のコミックを見ればそのへんが分かると思うぞ。
特にトラバント。あれを読んで以来俺はトラバントが好きだ。
506 :
502:04/07/13 10:50 ID:5VoiYc9r
大沢版聖戦は読んでないな。一部のキャラの扱いが悪いと聞いているから、
今まで敬遠してた。でも機会があれば読んでみようかな。
しかし、ゲームで語られてる彼らを逸脱し過ぎなような気がする。主に二次
創作の設定は。
>502-506
自分としては補足の範囲だなぁ。
ちなみにあれ読んで好きになったキャラ
>エルトシャソ・ラケシス・トラバント・アルヴィス・シルヴィア・マーニャ・ラナ
嫌いになったキャラ
>フュリー・レヴィン・フィン・セティ
って感じか。
でもベオウルフファンなので作者本体は嫌いだけど。
508 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 00:27 ID:XcJqOu3q
俺もホリンファンだから作者嫌い
ついでにフィン好きだったからこそ
ウザキャラにされてしまい作者キライ
a
510 :
502:04/07/14 17:14 ID:9i+e7agr
俺もホリンは好きだな。実は大沢版を敬遠してた理由の六割がそれだったりする。
別にアイラとくっつけろとか、そういう野暮な事は言わないから、せめて登場させ
てくれよ・・・。なかなか味のあるキャラなんだし。
ところでフィン自体が滅茶苦茶嫌いという人はそんなにいないよな?
確かにフィンラケ信者とかは相当鬱陶しいとは思うが。
むしろ、フィンたんが本命な漏れ…_| ̄|○
ケコーン死体(*´Д`)ハァハァ
>510
カプ厨はフィンラケに限らないだろう。
ひっそり主張する程度なら害はないが、他人に押し付けようとする信者は何であれ鬱陶しい。
それより俺はキャラ捏造が嫌いだな。
黒いセリスやラナはネタとしては面白いが、度が過ぎると引く。
ホリソファンはまだいいよ…嫌いとまでハッキリ言われてしまったベオやん…凹
フィンは嫌いじゃないけど、どうでもいいな。なんか存在薄かった。
どの女性キャラとくっつけてもウソ臭い捏造カプっぽくなるし。
自分的にはな。
漏れはフィン滅茶苦茶嫌い。
フィンラケとか抜きにしてもあらゆる面で優遇されすぎてるのと
キャラ的に全く魅力を感じないから。
>514
好き嫌いは個人の好みだから文句をつける気はないけど、
キャラに魅力を感じるかどうかは、見る側の想像力の多寡の問題だろ。
○○に魅力を感じないと言い切るのは、自分には想像力がないといってるようなもんだ。
せめて興味がない、くらいにしとけって。
つうか妄想で都合よく脳内補足しまくったら誰だって魅力的になるだろ。
魅力を感じるのも感じないのも個人の好みによるところだと思うが。
そんな俺は近親相姦には全く興味がなかったから
エルトラケ信者に散々なことを言われたよ。
なんであんなに攻撃的なんだか。
>516
そうかもな。
でもまあ、わざわざキャラを嫌いだと貶めるよりは
マターリ萌えてるほうが楽しくない?
>>517 『全く興味がない』というのは、イコール『全く魅力を感じない』だと思うが。
特定のキャラを貶す話題は×で、特定のカプを興味がないと言い切る
お前の発言の思考回路がわからん。
人のことを言う前に自分のレスを見直せよ。
まあ…エルラケ信者に小突かれて嘆いているその様といい
515のレスといい、典型的なある臭いを感じるが。
520 :
名無しさん@ピンキー:04/07/14 21:38 ID:G18Ecgfj
どーでも良いけどディアドラの陵辱系エロってないもんですかね。
マンフロイに洗脳時にエロエロなシチュにもっていかれるとか、個人的ツボなんですが。
>519
失敗したスマソ。
>519
近親相姦に興味がないってだけで、エルトラケが駄目とは言ってないんだけど。
積極的に嫌いというのと、興味がないというのじゃマイナスのベクトルが違うと思っていたけど、
俺の思い込みだったかな。
>520
陵辱の果てに記憶がなくなったってシチュは萌えるかも。
フィンは親世代独身にして、アルテナとくっつけるのがいい
フィン×アルテナ きぼん
何故支援カプなのか謎な、オイフェ×フィーに萌えてしまった漏れは、逝って良しでつか?
アーダン人気ありすぎ。
三拍子揃ってるからなw
技の成長率悪いけど。
新作でも投下されたと思ったら雑談かよorz
そろそろスレ違いになりそうなんでこの話題はココらで
――――――――――終了――――――――――
_ _
< ノ`くr兮 ,─、
/‐/kニ`Eヲlソイ さすがアーダンだ
lニ|ヽ_0_0_@)lニ| 終了されても
/ニ」 _ //__〈 lニ| 何ともないぜ
f、、、,!ノ ̄`〉二| ,,|
l_i_i_| |__i_i_|
葬送 第二部(1)
「はははははは・・・・・・」
仲間たちの笑い声が響く・・・・・・。
普段殺伐としている僕たちでも、食事の時は、やはり楽しい。
「さあ、みんな、どんどん食べてね〜♪」
リンの楽しそうな声に、思わずケントが頭を下げた。
「申し訳ございません!我々臣下が、主君に賄いなどをさせるとは・・・」
「いいのよ。だってみんな、いつも私たちのためにがんばってくれてるんだから♪」
しかし、料理をしているときのリンは、とても楽しそうだ・・・。
やはり、普段斬った張ったの生活をしていても、年頃の女の子なんだな・・・。
「ねえリン、お野菜の下ごしらえ、こんな感じでいいかなあ?」
セーラがリンに切り終えた野菜を見せると、リンはうなずいた。
「うん、いい感じね。」
「よかった、じゃあ、スープに入れるわね。」
ぐつぐつと煮え立つ鍋の中に、セーラは野菜を放り込んだ。
やがて、あたりにいい香りが漂うと、僕のお腹がそれに反応するかのようにぐうっと鳴った。
「おや?マーク殿もですか?」
ケントが自分のお腹を指差した。すると・・・ぐぅっと鳴った。
「おいおい、二人とも・・・」
やってきたセインも、自分のお腹をさすった。・・・・・・ぐぅ・・・・・・
「わあ、皆さんもなんですか?実は俺も・・・」
ウィルのお腹もぐぅっと鳴った。
「う〜ん、青春とは、とかくお腹がすくものなんだなあ・・・」
「同感ですな。」
葬送 第二部(2)
やがて食卓にお皿が並べられると、続いてリンがお鍋を運んできた。
「じゃあ、入れるわね〜♪」
やや大きめのお野菜がふんだんに入った、おいしそうなスープ・・・。
僕のお腹も、音楽が止まらない・・・。
「さあ、みんな、席について。」
リンの号令に、僕たちはテーブルについた。見回りに出ていたフロリーナも、そのころには
戻ってきていた。
「わあ、リンのごろごろスープだ♪懐かしいな・・・v」
「ごろごろスープ?」
「はいっ、お野菜がごろごろ入ってるから、ごろごろスープっていうんです。とってもおいしいの♪」
すると、フロリーナのお腹からも、大きな音がした・・・。
ぐう・・・
「やっ、やだっ!・・・恥ずかしい・・・」
フロリーナは顔を真っ赤にした。
「ははは。恥ずかしがることはないさ。僕たちは、若いんだから。お腹がすいて当然さ♪」
ウィルの言葉に、フロリーナはこくりとうなずいた。
「・・・は・・・はい・・・(ぐう〜)・・・あらやだ、また・・・」
「ふふふ、もうみんな待ちきれないみたいね。それでは、いただきましょうか。」
そして僕たちは声をそろえた。
「いただきま〜す!」
葬送 第二部(3)
「もぐもぐもぐ・・・うん、おいしいな、特にこのスープが・・・もぐもぐ・・・」
僕たちはまるで堰を切ったかのように食べ物にかぶりついた。
「あらあら・・・ふふふ。まだたくさんあるから、どんどん食べてね♪」
なぜかケントは泣いている。
「もぐもぐ・・・う、うまい・・・こんなにおいしいご馳走は、初めてです・・・うっ、うっ・・・もぐもぐ・・・」
「何も泣かなくても・・・」
「いや、ほんとにうまいすよ、このスープ。」
セインも同調して、うんうんうなずいた。
「あ・・・あの・・・ねえリン・・・・・・」
「どうしたの、フロリーナ?」
「・・・・・・(真っ赤)・・・・・・」
「・・・・・・おかわりね?」
フロリーナはこくりとうなずいた。
「あっ、リン様!俺も!」
ウィルも空っぽのお皿を差し出した。すると、リンもうれしそうにお皿を受け取った。
「はい。どんどん食べてね♪」
お皿を受け取ると、ウィルは再びがっつく・・・
「うんうん、青春とは、かくもお腹がすくものなのか・・・あ、僕もおかわりね。」
「はいはい♪」
いつか、僕と二人きりで、こういうことができたらいいな・・・なんていうのは贅沢かな?
葬送 第二部(4)
「おい、少年!どうした、さっきから全然減ってないじゃないか?」
不意にセインが声を荒げた。その視線の先には、魔道師の少年・エルク・・・
「・・・・・・。」
エルクは黙ったまま、じっとうつむいていた。
「これからの戦いは、辛く苦しいものになる。食えるうちに食っとかないと、身体が持たないぞ?」
「僕は・・・・・・いいんだ・・・・・・」
「エルク?」
エルクは立ち上がった。そして、そのまま僕たちに背を向けて、出ていってしまった・・・
「ちょ、ちょっと!待ちなさいよ、エルク!どこ行くつもり?」
セーラが呼び止めると、エルクは暗い表情でセーラのほうを向いた。
「どこにも行きはしないよ。ただ・・・一人になりたいんだ・・・」
エルクは歩いていってしまった・・・
「ちょっ、ちょっとエルク!待ちなさいよ、もう!」
あわててセーラも追いかける。
「いったいどうしたんだろう?」
ふとエルクの席を見ると、お皿に入ったスープが、ほとんど、いや、まったく手付かずのまま置いてあった。
その証拠に、スプーンやフォークは、まったく汚れていない。
「・・・ねえ・・・リン・・・」
フロリーナがそのお皿を指差した・・・。
「フロリーナ・・・もしかして、食べたいの・・・?」
フロリーナは顔を真っ赤にして、こくりとうなずいた。
しかし、彼は、いったいどうしたのかな・・・?
葬送 第二部(5)
僕は腕を組んで、考え込んでいた・・・
あのエルクとかいう少年、どこか様子が変だ・・・
すると部屋にリンが入ってきた・・・。
「ねえ、マーク・・・」
「どうしたの?」
「エルク、いったいどうしたんだろう?私のスープを一口も口をつけずに出て行っちゃうなんて・・・。
私、何か悪いことでもしちゃったかな?」
「う〜ん、リンは何も悪くないと思うんだけど・・・どうなんだろ?」
彼が口を開かない以上、憶測でしか彼の心を読み取ることができない。
「リンディス様・・・少し、よろしいですか?」
そこにケントが入ってきた。
「どうしたの?」
「リンディス様・・・、あのエルクという少年の件ですが・・・」
「僕は席を外したほうがいいですか?」
「いいえ、マーク殿もご一緒にお聞きください。実は私は、あの少年について、あれこれ
考えていたのですが・・・。」
ケントは真剣な表情で僕たちを見た。
「もしかしたら、彼はあのとき、生まれて初めて人を殺したのではないでしょうか?」
「えっ?」
僕は思い出していた。最初に彼に会ったとき、彼の足元に、焼け焦げた屍骸が転がっていたことを・・・
「私も初めて敵を討った時は、あのような感じで、何日も食事がのどを通らなかったものです。」
もしそうなら、彼の言動は、すべて理解できる。まともな人間が、初めて人を殺して正気でいられるわけがない。
落ち込むのも、無理はない。
「そうか・・・、それで・・・。・・・でも、僕が、彼の力になってやれるだろうか・・・?」
僕はケントの方を見た。
「私のときは・・・時がすべてを解決してくれました。でも、彼の場合は・・・まだそんなに時間がたっていない・・・」
僕たち三人は、腕を組んだまま、黙り込んでしまった。
すみません、今日はここまででつ。
パソコン、結局修理に出して、今はネットカフェからでつ・・・
・・・・・・あああ・・・禁断症状が・・・・・・
書き忘れ。
今回もエロなしでスマソ。次回はちゃんとエロありますんで・・・多分・・・
ダミアン氏乙ー。
エロの方期待してますよ。
ゆっくりと寝て待ってるぞー
トラキア読みたい。欲を言うとリノアンものかリフィス×サフィ
自分はエダかミーシャかマチュアものが読みたい。
割と最近、GBA買って「烈火の剣」やりだしたんだが、
なんというかダミアン萌えw (ゲームキャラの方ね)
台詞回しのインパクトといい、出現直後にリン(Lv15、マーニカティ持ち)に突っ込んで
返り討ち→瞬殺の自爆っぷりといい、一発で惚れましたw
ちゅーわけで、AA貼っとくw
: ,,,.,,,,.,,,,,,,,,,,,
.,,,r'"::::::::::::::::::`゙゙"‐i、:
: :,ノ゙:::::::::::::;;:-一‐-;;_::::::`':;
_ィ':::::::::::::::::ゝ `'-:;゙i
: ,,,ノ`::::::_::::::::::/゙ _.,.,.,,,__,、 ,l′
'゙ノ::::::::i⌒ヽ( '" .-=・= ゙ヾノ
: ゙ノ::::::::'i、ヾノ ,ゝ "゛ ヽ、
彡:::::::゙'iy "゛ :;,___,_.ゝ
ノノl,,,,i,´゙i、 、___/ このダミアンが華麗に
>>539get!!
,,lll": :ヾ、'"''i,,、.,.,,., '"/
_,,,,,-r'''"く、.,,,.,: : : ゙゙''゙'''-:;,.,,,゙"'''''i
,r''"";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;"~ヘ,,: : : :i'" l゙゙l゙"゙゙゛
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.,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;||.゙!'l" ゙゙ヾ ;;;゙ヽ,、
.,l[r‐ー―-r,,,、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ll|,,,,,,,,,,,,,,,,,,ll,、;;;. ヽ
.ll,r゙゙゙゙゚゙゙゚゚゙ヾi .'ヾ、;;;;;;;;;;;;;;;;ノ「゜: : ;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,;;;;;;)
>>534、君は【このスレ】の恐ろしさを知らない
>>3-999嘆きたまえ、私に
>>1をとられた不運を
>>444叫びたまえ、死を前にした絶望を
>>1000がっ…は… 誇りたまえ… この私に…ぐはっ…
おいおい、しかも540だぜ。
(´,_ゝ`) プッ
ていうか昔カリオン×エダ書くっつってたヤシはどうしたのさ。
マイナーカプは成立までの過程が自分じゃ想像出来ないから哀しいのですよ…
>ダミアン氏
いつもはっちゃけてる系の氏が…新鮮だ。(・∀・)イイ!!
>>541-542 叫びたまえ
死を前にした絶望を
______ ________/ _
∨__________ .//|
(_|_|_|_|__|`| ///
,┐(∠・ | ン--┐ .///
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___,.-' ...,------、| 人_ ノ|\|_/
| | i~<⌒> .~~|ノ|;;;;└/\\
ヽ―┤┌' └┐. |ー Y/~'´., ̄
| ヽ| .|/ |___ノ ̄'---┐
| .| | |ー-----ヘ´ ヽ
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入____| |:::::::: .|;;;;| ( _
(;;;;;;;| Y`\_____|;;;;ヽ、 ~/
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(____/┘
葬送 第二部(6)
とりあえず、彼に会ってみよう。
僕は、エルクを探しに部屋を出た。彼はどこにいるだろうか?
しかし、その疑問にもあっさりけりがついた。見回りをしていたフロリーナやセインにたずねると、
彼はこの宿から一歩も外に出ていないという。自分の部屋に閉じこもっているに決まっている。
僕は彼の部屋のドアを叩いた。
「・・・・・・。」
返事はない。
「エルク、いるんだろ?ちょっと話があるんだ。開けてくれないかな?」
何も音はしなかった・・・やがて小さく「カチャ」と音がした。
「入るよ。」
僕は部屋を見回した。何もない白い壁が周囲を囲った、殺風景な部屋。その隅っこに置いてある
ベッドの上に、彼はひざを抱えて座っていた。彼の顔は妙に青白い。
「何・・・?・・・僕は忙しいんだけど・・・。」
「ただ座っているだけなのに忙しいも何もないじゃないか。それより、僕の話を聞いてくれないか?」
直後、僕の顔に枕が当たった。
「出てって。今日はもう、誰とも話をしたくないんだ。」
「・・・・・・。」
彼のこの対応に、僕は思わず切れそうになる。しかし、それで彼の心があまりにも酷い呪縛から解放されるわけでもない。
僕は我慢して冷静に努めた。彼の心を何とかして救わねば、彼のこれからの人生が悲惨なものになってしまう。
「ねえ、どうしてそんな態度をとるんだい?落ち着いて話そうよ。」
「僕は・・・落ち着いているよ。」
冷たい目で僕は睨まれた。
「僕は・・・もう人殺しなんだ。先生に教わった魔道を、人殺しに使った・・・人殺しさ。」
「エルク・・・。」
「さあ、もう出てってくれ。僕に話しかけると、君も・・・同じ目に遭うよ。」
「・・・わかった。今日のところはおとなしく引き下がるよ。」
僕は部屋を後にした。
冷たく睨む彼の目の奥にある悲しみ・・・僕に何ができるだろうか?
葬送 第三部 アダージェット(1)
「あらやだ、マークじゃない。どうしたの、そんな暗い顔して?」
僕に声をかけてきたのは、セーラだ。エルクと時を同じくして僕たちの仲間に入ったのに、
彼女はエルクとは対象的に底抜けに明るい。
「う〜ん、何とかしてエルクの心をほぐしてやりたいんだけど、どうもいい案が思いつかなくて・・・」
「ふぅ〜ん・・・、天下の大軍師様も、さすがにお手上げって感じね。わかったわ。あたしにまかせなさい!」
僕は彼女を伴ってエルクの部屋の前に来た。
「エルク!いるんでしょ?さっさと開けなさいよ!」
僕とは対象的な、強い口調・・・大丈夫かな?
そして彼の返事の前に、セーラはドアを開けた。
「なっ!僕はまだ・・・」
「エルク!ご主人様が呼んでるんだから、返事ぐらいしなさいよ!」
「・・・・・・。」
エルクは青白い表情で黙ってしまった。そしてしばらくの沈黙の後、彼は口を開いた。
「僕は、誰とも会いたくないんだ・・・帰って・・・ぶわっ!」
エルクの言葉は、途中で遮られた。セーラが、胸元を開いて、エルクの顔を自分の胸に押し付けたのだ。
セーラの柔らかそうな胸の谷間に、エルクの顔が挟みこまれる・・・
「なっ、何をするんだ!」
「いいから、お姉さんの言うことを聞きなさい!」
「お姉さんって、年は一つくらいしか・・・」
「一つでも、あたしのほうがお姉さんでしょうがっ!」
そして、セーラは自分の胸のエルクの顔に語りかけた。
「ほんとに、あんたってバカなんだからっ!悲しみも、苦しみも、全部一人で抱え込んじゃって、うじうじ一人で
悩んじゃってさ!」
そのまま、セーラはやさしくエルクの頭を抱きしめた。
「ほんとに・・・おばかさん・・・」
セーラはそっとエルクの頭を撫でた。
「悲しかったら、苦しかったら、あたしを頼りなさいよ。あたしなら、こうしていつでも胸を貸してあげるから・・・。
だから、もうバカみたいに一人でうじうじ悩んだりしないこと。いい?」
やがてエルクの口から嗚咽が漏れた・・・
葬送 第三部 アダージェット(2)
「うう・・・うう・・・」
セーラの胸の谷間がじんわりと濡れてくる・・・
「そう。無理しないで、気の済むまで泣けばいいんだよ・・・。苦しみも、悲しみも、あたしが全部分かち合ってあげるから・・・。」
エルクは泣いた。まるで己の汚れをすべて洗い流すかのように・・・
セーラは穏やかな目でエルクを見つめている。そして、頭を撫でつづけていた・・・。
「全部涙で流しちゃったら、明日からはまたいつものあたしたちでいましょうね。」
セーラはふっと微笑みを漏らした。
僕はすぐ近くで二人を見ていた。
そして、僕は足元の荷物から竪琴を取り出す。昔から、僕がたしなんでいたものだ。
苦しいときも、悲しいときも、この音色を聴けば、気が楽になった。
だから、きっと彼もこの調べで・・・。
僕は心を込めて、弦を爪弾いた。この調べで、彼の心が、少しでも癒されますように・・・
セーラは目を閉じてつぶやいた。
「素敵な音色ね・・・・・・」
エルクの心にも、この調べが伝わっているだろうか・・・?
葬送 第三部 ロンド(1)
ばたん!
突然、部屋のドアが開いて、リンが入ってきた。
そして、耳を押さえて、そこにうずくまる・・・
「やめてぇ〜っ!その音、出さないで〜っ!!!」
やがて彼女は股間を両手で押さえ始めた。
「気が、気が変になっちゃうよー!」
股間を押さえながら、両足をじたばたさせるリン。
「ど、どうしたの?」
セーラは目の前でもがくリンの姿をあっけにとられて見ている・・・。
「だめ!そ、その音!その音〜っ!!!」
僕は竪琴を弾くのをやめた。
「はあはあ・・・」
その場で荒い息をするリン・・・
僕は弦をもう一度鳴らしてみた。
「ひっ!」
リンはびくっと体をのけぞらせた。
僕は試しに、曲を続けてみた。
「ひあああああああっっ!やめてええええええええっ!」
こんこんと湧き出る泉のように、リンの股間からおびただしい愛液が垂れ落ちてくる・・・
「ダ、ダメ!もう・・・あああああああっ!!!」
激しい痙攣とともに、リンの股間からおびただしい愛液が飛び散った・・・
辺りに漂うおびただしい発情臭・・・
間違いなく、リンは発情している・・・
股間を押さえて、両足をじたばたさせながら、お尻を突き出すリン・・・
僕はそのスカートをめくった。そのあまりの臭気に目が眩みそうになる・・・
どろどろに濡れたショーツをめくると、彼女の女から、しずくが滴っていた。
「もうダメ・・・ちょうだい・・・」
リンは悩ましげに僕を見た。
葬送 第三部 ロンド(2)
僕は彼女の期待に答えるべく、ズボンを下におろした。
もうすでに熱く熱を放つリンの女・・・
僕はなんのためらいもなく、その入り口に男根をあてがった。
「リン・・・いくよ・・・」
そのまま、根元まで一気に押し込むと、リンは悦びの声をあげた。
「いいいいいいいいいいっ!ああああああいいいいいいいっ!」
相変わらず、リンの中は気持ちいい。亀頭を包み込む柔らかくねっとりとしたその膣・・・
僕はなおも腰を押し込んだ。
「うぎいいいっ!いいよおおおおおっ!はあああああっ!」
彼女の叫びに、僕も叫びを返す。
「おおおおおおおっ!」
「いいいいいいいいっ!!!」
くっ・・・、もう出る・・・!
すると、それを察知したかのように、リンが僕に叫んだ。
「出してえ〜っ!おもいっきり中に〜!いっぱい出してえ〜!」
僕の体が震えだす・・・
びゅくん!びゅくん!びゅくん!
「あひっ!あはあっ!ひああっ!」
僕の射精を子宮で感じて、リンはその場にぐったりとなった。
「な・・・、何だったの・・・?」
セーラは呆然として、僕たちを見ていた・・・
葬送 第一〜三部 完
パブロフの犬状態だなww
アレス×トリスタン×ユリア
>>552 激しく読みたい。ユリア(*´Д`)ハァハァ
ユリアに陵辱されるアレスたんとトリスたん
彼女に命じられるまま二人は掘り合います
ゲロ袋必須のシチュエーションです
セリスを脅すためにトリスタンを使って犯すアレスみたいなのが見たい
*トリスたん*にはチョトワロテしまった。
トリスタン×ユリアだったらあえて純愛を希望したい。
つか、トリスタンってあのHPの伸びっぷりから考えると
回数多…うわなにやめ
「レヴィン様に満足していただくために、早く様々な技を覚えなくては」
…と、デイートバやパメラ相手に女王様修行に励むフュリーってどうよ。
書く力ないけど。
トリスたんみてぇ~~~
トリスタンって誰?
グぐれ
早く投稿して
オーソドックスにセリユリを希望してみる
オーソドックスに
エルトシャン×グラーニェ
ホリン×アイラをきぼんぬ。
ここてダミアンとウルスラの純愛モノですよ!
聖戦の話になったら止まんねーなw
>567にもう一票おながい。 ノシ
トリスタンみたいなクズキャラつかった事がない
フュリーとシルヴィアの百合。
競い合ってるうちに愛が芽生えるやつ
575 :
トビモノ:04/07/24 23:31 ID:ybQzym7e
>574に一票いれつつ
ファリナで小ネタを投下します。
576 :
トビモノ:04/07/24 23:32 ID:ybQzym7e
『Platonic』
「ただいま」
と、いっても家には誰もいない。
妹は天馬騎士見習いの見習いの一人として現在多くの少女たちと一緒に修行中だし、姉はとにかく忙しい。
我が家には大きな負債があるのだ。
寝る間も惜しんで働いて、莫大な借金を返すためには余りにも微々たるお金を稼いでいる。
「…ほんと馬鹿なんだから」
姉が仕立て直したのだろう、テーブルの上にはイリア天馬騎士団の白い制服がきちんと畳んでおいてある。
初陣でぼろぼろになってもう着られないと思っていた、ファリナの見習いのころの戦闘服だ。
もうファリナには小さいその服は、おそらくフロリーナへのお下がりになるのだろうか。
ファリナの手の中にはとある男から正当な代価として受け取った、いくばくかの金がある。
その古い服と、手の中の金を見比べてファリナは小さく溜息を吐く。
「遅かったわね、姉貴」
大分夜も更けたころ、ようやく帰ってきた姉を玄関先で出迎えて妹の姿がないのに気づく。
「フロリーナは?」
「ただいま、ファリナ。…あ、フロリーナは今日は夜戦について学ぶらしくて泊まりなの。
もう、心配だわ…本当に、あの子暗いところは苦手だし、いつも夜は早いのに…それに風邪でも引いたら…」
姉は照れるのを通り越して恥ずかしいくらいに末妹に過保護だ。
577 :
トビモノ:04/07/24 23:32 ID:ybQzym7e
「大丈夫よ、あの子見た目より丈夫だし、いざとなったら根性すわってるから。それより、これ」
テーブルの上の衣服を指差す、フィオーラはそれ気づいてわずかにしまった、というような顔をする。
「ごめんなさい、出しっぱなしにしてたみたいで…すぐ片付けるわね」
「それ、あたしの見習いの…あの時の服でしょ?」
姉はそれを見て、ファリナがその当時のことを思い出すことを心配しているのだ。
確かにあの戦場は、本当に地獄絵図みたいだったけれど。
もう平気なのに、と声に出さずに呟いてファリナは話を本題に戻す。
「こんな縁起悪いおさがり、見習いデビューの妹に着せられないわよ」
「縁起が悪いなんて…そんなことないわ、だってあなたは生きて帰ってきてくれたじゃない…」
「生きてたのは姉貴が助けに来たからでしょ、それにそのせいで…うちも姉貴もこんな…」
そこまで言って言葉を飲み込む、泣き言なんていうつもりはない。
とぎれた言葉を強引に繋ごうと、ファリナは手の中の札をテーブルの上にばんとおいた。
「とにかく、こんなの捨てちゃって。新しいの買うお金なら、これでいいでしょ」
「ファリナ?何を言ってるの?お金の問題じゃないのよ?」
姉の瞳が少し厳しさを帯びて、ファリナをまっすぐに見つめる。
いつも一生懸命で真面目で妹たちのことを一番に考える、フィオーラはそんな姉だ。
だからだろうか、ファリナがわずかにそらした視線の意味を、違和感を、感じ取ったのは。
「…ファリナ、そのお金は一体どうしたの?」
ほとんど傭兵家業とはいえイリアの天馬騎士は皆、イリア天馬騎士団に所属している。
給金は当然依頼主から騎士団を通して支払われるものであり、そして今はそのような時節ではなかった。
578 :
トビモノ:04/07/24 23:33 ID:ybQzym7e
「なにかあった時の為にためておいたのよ」
「でも、この間暖炉を直した時のお金、あなたが立て替えてくれたじゃない。安いお金じゃなかったはずよ」
「…あれは」
姉をごまかす自信くらいあったのに、不思議と言葉に詰まってしまった。
きっと姉があまりにも真摯すぎるせいだ、不純なことがいえなくなってしまう。
「…ファリナ、あなた何か無理なことをしていない?」
「…してない」
「本当に?」
しつこく食い下がる姉の手が、うるさそうにそっぽを向いたファリナの頬に添えられた。
生活の後の残る、少しかさついた暖かなその手がファリナの心の中の柔らかな部分に触れようとする。
すがりたくなってしまうような、大好きなその手。
なのに何故だか不意に、触れられることが辛い、と感じた。
「…しつこいわよ!あたしのこと疑ってるの?!」
その手を殊更乱暴に跳ね除け、辛さを隠すための怒りをにじませてフィオーラを睨んだ。
姉は宙に放り出された自分の腕を所在無く下ろし、ファリナを見つめる。
こういうのを『開き直り』というのだ。姉の悲しそうに姿にファリナは一人自嘲する。
「…そんなんじゃないわ、ただ心配なだけ。でも、あなたがそう感じたならごめんなさい…」
「姉貴に心配される必要なんてないから」
募る苛立ちが抑えようもないところまできていた。
フィオーラの存在を切り捨てるように呟いて、ファリナは自分の部屋に入り扉を閉めた。
姉の手の感触が、まだ頬に残っている。
触れたくても触れられないその名残が、暖かくて切ない。
ファリナは瞳を閉じて、四肢を放り出すようにして寝転んだ。
自分のしてることは姉を悲しませることだ、けれど、できることはなんでもする、そう決めた。
579 :
トビモノ:04/07/24 23:34 ID:ybQzym7e
ねぇ、早くイっちゃいなさいよ。
そういわんばかりにファリナの瞳がちらり、と男の顔を覗き込む。
愛らしいのに猫のような気まぐれで、隙を見せれば平気で悪いことをしでかしそうだ。
少し挑戦的で勝気なその眼差しが、男の征服欲、というのを刺激するらしい。
ファリナはわざと真っ赤な舌を見せびらかすようにして、男のものの先端だけをちろちろと刺激する。
男の手がファリナの髪をつかもうとするのを、うるさそうに跳ね除けて、
少女らしい白い手がその袋の部分をゆるゆると握る。
ファリナの頭上で、男が押し殺したような長い息を吐いた。
しっかりとそれを耳に入れたファリナは瞳の端にわずか笑みらしきものを浮かべる。
「…ふふっ」
吐息とも笑いともつかぬ音をもらしながら、舌の平たいざらざらした部分でゆっくりと裏筋を舐めあげ
その後を薄く形のいいファリナの唇が、柔らかな感触を持って触れる。
男の張り詰めたモノは、ファリナの玩具にされているも同然だ。
そうして子供が玩具を放り投げるような残酷さで、ファリナはそれを握る手に軽く力を込めた。
うっ、と男の呻きにも似た声があがり、同時にわびるようにその先端に口付ける。
そのまま男のものをくわえ込む、苦しいほどではない。
程よい大きさで、ファリナにとっては都合がよかった。
匂いはもういつものことなので、気にしないことにする。
たっぷりと唾液で湿らせておいた口内全てを使って、男のものを包み込む。
内臓と繋がっている口の粘膜は、下腹の柔肉に似た感触でぬめぬめと生暖かい。
580 :
トビモノ:04/07/24 23:35 ID:ybQzym7e
口に含んだまま舌で軽くなぶりながら、ファリナはせいぜいイヤらしく見える顔で男を見上げる。
薄目で上目遣い頬はすぼまってキレイじゃない、表情としてはあまり自分では見たくない類のものだが、
そんな興奮で射精が早まってくれるなら、安いものだ。
ちゅば、ちゅぷ、と唾液の絡んだ吸い上げる音はどうしたって出てしまう。
いつ、人目につくかわからない、屋外だというのに。
音を立てたくはなかったが、どうせ出てしまう音なら男を高ぶらせるのに使うほうがいい。
ぢゅる、と濁った音をたて一際強く吸い上げる。
男の荒い息がいよいよ狭まってくる。
唾液と先走りの液の混ざったもので、ファリナの口の周りはべちょべちょだ。
男のものを搾り取るように顎を上下させ、手で竿をしごく。
ただ、精を取り出すためだけの行為に、情け容赦なく男を追いつめるファリナはどこか楽しげだ。
やがて、男が快楽の悲鳴のように熱い液体をファリナの口の中に吐き出した。
「…っ、けほ…っ」
白濁液を口元からにじませながらファリナは軽く咳き込んで、そのいやな味のする液体をだら、と雪の上に吐き出した。
雪面に小さな穴がうがたれたが、すぐに見分けがつかなくなった。
「飲まねーのかよ」
「すっごく不味いんだから無理。ま、別料金払うなら、今度は飲んであげてもいいけど?」
男はしぶしぶと萎えたものを仕舞い込み、居心地悪そうにそそくさとその場を去っていく。
もちろん、金は前金でもらっている。
苦みばしったいがらっぽい味がまだ口の中に残っている。
早く口をゆすぎたくて、木枝に積もった雪を一欠け口の中に含んだ。
きん、と冷たくて何か痛いような気がした。
誰にとも、何にともわからない、ただ咎められているのだ、と思う。
汚れのない白い雪に口付ける。
…姉さん、ごめんね。
冷たい口付けに背筋をぞくりと震わせて、ファリナは小さく呟いた。
581 :
トビモノ:04/07/24 23:40 ID:ybQzym7e
完。
今度は聖戦か封印で。
え・・・援助・・・でつか・・・
>トビモノ氏
反抗期(゚Д゚)ウマーやりとり(゚Д゚)ウマー
ファリナ萌えなのでかなり美味しく戴きますた。
GJ
>>573 残念なんだが、この手のレス、見た上で言ってる事が殆どな希ガス
レイ×ソフィーヤ 支援C(一部改変)
レイ:おい そこのおまえ!
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:おい!聞こえないのか シカトしてんのか どっちだ!?
ソフィーヤ:・・・え・・・わたし?
レイ:他に誰がいるんだよ ボケッとすんのも いいかげんにしろよ
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:ところで おまえさ 古代魔法に通じてるって本当か?
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:ちょっとおま○こ見せてみろよ おれが まだ見たことな・・・ イテッ!!
ソフィーヤ:・・・私に・・・さわらないで・・・ください
レイ:フフン やるじゃないか この俺に逆らうなんて・・・
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:まぁ いいや 今日は出直そう
ただし 次に会うときは 絶対にお○んこを見せてもらうからな!
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ×ソフィーヤ 支援B(一部改変)
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:? ウワッ!?おっ おまえかよ!
俺としたことが こんな近くまで 気配に気づかなかったとは・・・チッ
な なんだよ!? この間の仕返しにでも来たのか?
ソフィーヤ:・・・・・・これ
レイ:闇のおま○こ!しかも これって幻って言われている・・・!!
ソフィーヤ:・・・ええ・・・そう ・・・よく知ってますね・・・
レイ:当たり前だ!ずっと探して 旅を続けてたんだ!!
これが・・・ ああ・・・すごい力を感じる!!
ソフィーヤ:・・・・・・いりますか?
レイ:くれるのか!?そんな・・・本当にいいのか!?
おまあえだって使うだろうに なぜ・・・俺に?
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:あ!まてよ!おい!!
レイ×ソフィーヤ 支援A(一部改変)
レイ:おい!そこのおまえ!!
おまえだ!髪のズルズル長いやつ!!
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:このお○んこ 返すからな
ソフィーヤ:・・・え?・・・どうして・・・です?
レイ:めぐんでもらう義理はないね おれは物ごいじゃないからな!
ソフィーヤ:・・・ええ・・・でも あげたかったのです・・・あなたに・・・
レイ:? どうしてだよ?
ソフィーヤ:・・・あなたが いい人だったからです・・・
レイ:は?
ソフィーヤ:あなたは・・・ずっと
強がってるけど・・・本当は・・・とても優しい人です
だから・・・あげたかったんです・・・
レイ:俺が優しいって〜!?
そんなオメデタイこと言ったのは おれの双子の兄貴と おまえだけだぜ
ソフィーヤ:私・・・わかります・・・あなたより・・・あなたのこと・・・
レイ:・・・訳分かんないこと言うなよ みんなに 気味悪がられるぞ
ソフィーヤ:・・・・・・
レイ:俺は 別に平気だけどな
ソフィーヤ:・・・ありがとう
レイ:・・・名前教えろよ 俺はレイ
ソフィーヤ:ソフィーヤ・・・です・・・よろしく・・・レイ
何か支援BとAは変だなあ・・・
587 :
倉庫の人:04/07/25 15:47 ID:EAqbnFuk
ここまで収録完了。
終わっていないものには「未完」をつけておきました。
では。
>>倉庫の中の人
いつもご苦労様です。
590 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 00:58 ID:jCDNA+K9
皇帝アルヴィスは解放軍蜂起後、光の皇子セリスに皇帝の座を明け渡すべきだ。
そう出来なければ、アルヴィスは腹を切って死ぬべきだ。
のみならず、光の皇子セリスは彼を地獄の火の中に投げ込むものである。
理由は他人を殺すなら自分が死ぬべきだからだ。
光の皇子セリスを支持しない民も同様である。
詳しい理由は解放軍ビラで熟知すべし。
591 :
03年衆議院選挙版:04/07/28 01:01 ID:jCDNA+K9
アルヴィス・ダナン・ブルームらは、腹を切って死ぬべきだ。
また、彼らはただ死んで終わるものではない。
光の皇子セリスが地獄の火の中に投げ込む者達だ。
彼らの支持者も同様だ。
理由は他人を殺すなら自分が死ぬべきだからだ。
詳しい理由は解放軍ビラで熟知すべし。
あ
フリージものきぼんぬ
フリージならアマルダ様キボンヌといってみる。
彼女にはリンカーンされるが良く似合うと思っているんだが。
ティニーに情事の相談をされてあたふたするうぶなオルエン。
んで経験豊富なアマルダに教えを請ううちに・・・→三人乱交ってどうよ?
ウウッ _|` ̄|○
ホームズ×カトリよみてぇぇ〜〜!
598 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 20:33 ID:GIVUqLNb
犯されるセーラが読みたい
ルセアとセーラの純愛ものきぼん
エリウッド達の戦いが終わって数週間後
プリシラ「やめて!何をするのお兄様!」
レイヴァン「ヘヘヘ、昔よりずっといい体になったなぁ。また昔のように楽しませてもらうぜ!」
プリシラ「あんっ、駄目よ、そこは・・・!」
レイヴァン「あれ、毛が生えているじゃないか。昔はツルツルだったのにな?」
プリシラ「本当に止めて!サンダーストーム(プリシラ魔力25)を唱えるわよ!」
レイヴァン「じゃあ魔法を唱えられないように口を塞いでやる。下の口にはリガルブレイドを突っ込んでやる。気持ちいいぞ」
プリシラ「あああああ、、、、、、、、んんんん、、、、、、、、、」
これもうちょっと改造して
どー見ても愛情ベクトルはプリシラが強い。
レイヴァンがキンシーンをするかっつーと、しないキャラだと思うが
仮にそーいう事になっても、プリシラがレイヴァンを拒む事は
まずありえん。むしろ逆。プリシラが襲う方だろ。
嫉妬したプリシラに調教されるルセアきぼん。
>>600 個人的になんでサンダーストームなのかが気になるんだがw
604 :
名無しさん@ピンキー:04/07/31 03:16 ID:nmeOwYto
>>601 プリシラのブラコン度は歴代トップクラスにヤバイと思う。
やっぱ10年はなればなれだったのが大きいって。
プリレイ支援Aのプリシラの告白にはレイヴァンまじで引いてたし
書きかけの長めトラナナ物、ようやくエロシーンの冒頭に到着。
アマルダたんネタ、あと一週間はかかるかも
ども、先月からお久ですた。岩手の双生児の弟、花泉の亜茶ダス。
新しいSS書き終わったんで、これから投下します。
内容は烈火。外伝物期待していた方には、今ここで謝っときます。
外伝物じゃなくて、スマンカッタ・・・
相変わらず長文ですが、今回も一気にいきます。
では、投下開始。
窓から射す光で、ファリナは眼を覚ました。
未だにぼやけた頭で外の景色に視線を移す。
雲がほとんど無い、やや風の強い、初夏の青空が見えた。
普通のものならば、この良い天気に、感謝するところなのであろうが、今の彼女には、そのような気分には程遠い状態であった。
「・・・嫌な天気ね・・・今日も・・・」
そう呟くと、四肢をうーんと伸ばし、身体を解していく。
いくらか頭がシャキッとしてきたので、寝台から降り、ちゃっちゃと天馬騎士の制服を着始めた。
部屋の壁に掛けてある小さな鏡で自分を顔を見て、はぁ〜と重い溜め息を吐く。
「・・・ほんと、嫌な日になりそうね・・・」
そう呟いて、ファリナは部屋を出て行った。
ファリナは、今、エトルリアのとある侯爵に雇われ、西域の沿岸部の海賊達の掃討のために働いている。
ファリナがフェレの公子エリウッドの元で戦って得た資金を元に、自分を大将とした傭兵団を結成したのは、今からちょうど一ヶ月ほど前。
ネルガルと火竜との闘いから、今日でちょうど七ヶ月ほど経っている。
立ち上げた傭兵団は、自分よりも若い天馬騎士と自由騎士達の混同部隊で、先の一ヶ月でようやくまともに戦えるようになってきた。
人数は、およそ、120人。傭兵団としては、規模は小さい。
小さいのだが、成り立ての新米騎士達ばかりなので、彼女がやる事は多い。
ヒヨっ子達を幾分でもましにする為の訓練に付き合い、武器の調達に乗馬達の飼料の確保。それに加えて、運営資金の管理。
駄馬の助け(猫の手)も借りたいほど、忙しい。
更に加えて、いつ海賊達が襲ってくるか分からないので、海上の偵察も、欠かすことが出来ない。
新米達でも出来なくはないのだが、未だに天馬の扱いに難渋しているので、そう遠乗りすることが出来ない。
万一、海に落ちたりなどすれば、いちいち助けに行かなければならなくなる。
そのため、偵察も、ファリナ一人でどうにかやっている状況だった。
こんなに忙しくなれば、当然身体に無理がくる。
いくら若いとはいえ、これほど多忙になってくると、蓄えられている体力は、一晩の睡眠だけでは回復しきらない。
今でこそだいぶ慣れてきたので、どうにか身体を壊さずにきているが、正直、一日でも良いから思う存分に身体を休ませたかった。
ファリナのそんな思いを知ってか知らずか、隊員達は次々と問題を知らせに来る。
それらの処理にも奔走する羽目になっており、彼女のストレスはたまる一方だった。
そんな生活を一ヶ月あまり続けて、いくらかたったある日、彼女にある来客が訪れた。
隊員の一人がファリナ大将専用の個室(隊員たちはここを問題解決部所と名付け、おもしろがっていた)に、用件を伝えに入ったとき、彼女は―――
「・・・一体どうしてこうなったのかしら。なんでこうもロクに働いていないのに、武器の消耗が激しいのよ・・・」
といった具合に、不機嫌そうに会計を行っていた。
「あの・・・ファリナ大―――」
隊員が用件を告げようとしたが―――
「今忙しいから、後にして」
と取り付くしまも無い。
「でも、お客さんが来ていますよ」
「お客ぅっ?私に?」
「は、はい」
「どんな奴?」
「あ、はい、えっと、赤い髪をした男性で、どこかの騎士みたいです」
「騎士ぃ?赤い髪をしたぁ?」
「そうです。とても真面目そうな方で、とても礼儀正しい方でしたよ」
「真面目そうで・・・礼儀正しい・・・」
「あと、とてもカッコいいんですよ。なんだか白馬に乗った王子様みたいで・・・」
「白馬に乗った王子さまっ?」
「はぁ、あんな人に愛を告白されてみたいなぁ・・・」
「真面目そうで礼儀正しくてカッコよい白馬に乗った王子様のような人・・・」
隊員がいった内容に当てはまるような知り合いは、ただ一人しかいない。
だが、それはありえない。その人物はこんなところに来るわけが無いし、第一、その人は今、愛する人との一緒の暮らしを(多分)満喫している筈なのだ。
「誰なのかしら・・・。ちょっと、ドリームな気分に浸っているところ悪いけど、その人をこの部屋まで案内してきて頂戴」
「あ、は、はい、分かりました」
夢見心地から醒めた隊員は、駆け足で部屋を出て行った。
「んむぅ〜、誰かなぁ、ホントに」
そう呟きつつ、ファリナは会計を続け始めた。
隊員が部屋を出て、10分。
ドアをノックする音が聞こえてきた。
「どうぞ、開いてるわよ」
と、ファリナは向こう側にいるとされる来客に声を掛けた。
ギィっとドアが開く音が耳に入る。
ファリナは来客の方を見ることなく、作業を続けた。
「見ての通り、私は今物凄く忙しいの。あなたの名前とここに来た理由を簡潔に述べて頂戴。
くだらないことだったら、言わなくていいからすぐに出て行ってね」
そう言うと、来客の方は声を忍ばせて笑った。
その小さな声は、どこかで聞いたことのあるものだったが、思い出せない。
「聞こえなかったの、さっさと―――」
言いかけたとき、来客の方から声が掛かってきた。
「君は相変わらずなのだね。ファリナ。一ヶ月ぶりだというのに、顔も見ないで話しかけてくるとは、どういったつもりなんだ?」
その声を聞いたファリナは、ハッとして、来客の方を見た。
「・・・け、ケントさん・・・ケントさんじゃないの―――!!」
おもわず叫んでしまったファリナは席を立ち、ケントと向かい合った。
「久しぶりだ、ファリナ」
「え、ええ、ホントに」
一ヶ月ぶりに出会ったケントは、あの頃と全く変わっておらず(変わっていたら、むしろ変であるが)、ファリナはどこか嬉しかった。
「だけど、まさかケントさんだとは思わなかったわ」
「・・・何故だ?名も告げておいた筈なのだが・・・」
「だって、あの子は名前のことなんて一言も言わなかったわ。代わりにケントさんのことを、白馬の王子さまって言ってたんだもの」
「白馬の王子?わたしが?」
「ええ、そう言ってた。ったくあの子、ややこしい風に伝えるんだから。今度の給与、マイナス一割ね」
「そんな所も、変わっていないのだね」
そう言うと、ケントは軽く笑みを浮かべて笑った。
「当たり前でしょ、あれからまだ一ヶ月しか経っていないんだから」
ファリナもそう言い返して、ケントと同じように笑った。
ケントがファリナの元を訪れたのは、この傭兵団に加えて欲しいという理由からだった。
ファリナはこの申し出をその場で承諾した。
ケントはキアランの騎士であり、隊長を務めたこともある人物でもあった。
ヒヨっ子自由騎士達の訓練に付き合う人物としても申し分なかったし、何よりも、部隊を運営する事に関しては、
ファリナよりも経験が豊富であり、この申し出は、まさに天からの助けといってもよかった。
だが、どうして傭兵団に加わりたいと思ったのか不思議であった。
キアランの騎士として生きていけば、少なくとも、実りある生涯を過ごせた筈である。
そのことを聞くと、思いもしない答えが返ってきた。
「忘れたのかい?君がキアランを立つとき、傭兵団を立ち上げるから、一緒に来て欲しいと、私を誘ってくれたじゃないか」
「あ、そういえばそうだったわね」
「あの時は、キアラン領をオスティア公に引き渡す事などの準備などがあったから、断ったのだが、あれから二週間ほどして、それもすんだ。
キアランの監査官に就任して欲しいという話もうけたが、君からの誘いの件がどうしても忘れられなかった。
故郷のためにこの生涯を奉げるのも、悪くは無いとは思った。だが、それでも、君の言っていたことが忘れられなくて、このようになった」
「君の言っていたことって・・・」
「君の故郷のイリアは貧しい国だといっていただろう。年中雪に覆われ、作物は育たず、生きる糧を得るために、傭兵をしていると。
私はそのことをずっと考えていた。キアランのように、豊かで気候も良く、住みよい場所もあれば、イリアのような場所もある。
監査官の話をうけたとき、このままでいいのかと思った。こうしている間にも、イリアの人々は必死になって生きている。
そうだというのに、私は故郷で不自由ない暮らしをしている。
どこか間違っている気がした。こうまで違っていていいのか、と。
そして決めたのだ。君のところに行き、傭兵として生きていこうと。
キアランの民は私がいなくても、大丈夫であるだろう。だがイリアの民の方は、誰の手でも欲しいのではないかと、私は思った。
なら、そのイリアのために、不肖ながらこのケント、この身をもって働こう。そして、少しでも多くの民を救おうと決めたのだ。
これが君のところに来た、傭兵として生きていく私なりの理由だが、どうだろうか」
ファリナは、その答えを聞いて、強い衝撃を受けた。
「イリアのために・・・私達のために、ケントさんが・・・」
そして、どうしようもないほどの感動も。
「信じらんない、縁もゆかりも無い他人の国のために、自分の地位も未来も捨ててくるなんて、はっきり言って、ケントさんは大馬鹿者よ。
・・・だけど、凄く嬉しい。そんなにまで私達の国を思ってくれた人は、ケントさんが初めてよ。
・・・本当に、本当にありがとう・・・」
そう言うファリナの瞳から、大粒の涙が零れ落ちた。
「ファリナ、泣いているのか・・・」
「ごめんなさい、でも、どうしようもなく嬉しくて」
「私は、そんなたいした事をしたつもりはないのだが・・・」
「そんな事なんて無いわ。むしろ、どんなことよりも凄いことよ、これって。
でも、本当にいいの?これで・・・」
「ファリナ、たとえ騎士の称号を捨てたとはいえ、私は騎士としての生き方と誇りまで捨てたつもりは無い。
自分で決めたことを、破ることなどは絶対にしない。不安だというのなら、今ここで誓いをしてもいい」
「そこまでしなくてもいいわ。ただ、ホントなのか確かめたかっただけ。
ケントさん、本当にありがとう・・・」
それから二ヶ月ほど経った。
ファリナの傭兵団は他の傭兵団と遜色ないまでの強さと質を兼ね備えるまでに成長した。
ケントが加わったことで、役割を二分化することが可能となり、ファリナに掛かる負担が、大幅に軽減された。
ファリナが天馬騎士の方を担当し、ケントが自由騎士達の方を担当する。
資金管理は相変わらずファリナが担当したが、忙しいときはケントがファリナの分も変わりに行ってくれるので、
以前のようなピリピリとした空気がファリナのまわりに起こらなくなった。
そのため、以前と比べて訓練の注意や指示にきつい色合いが無くなり、隊員たちも比較的素直に従うようになったからだ。
だが、それとは別に、ファリナのほうである変化が起きていた。
ケントのことをどこか避けるようになったのだ。
何故そうなのかは、誰にも分からない。
隊員の間では、物凄い喧嘩か何かをしたのではと噂されたが、この二人は喧嘩など全く起きるそぶりも気配も無く、皆不思議に思った。
もっとも、若い天馬騎士達の間では、密かにケントに憧れるようになってきていたので、ファリナの変化は、喜ばしいものであったらしいが。
そのファリナの変化を、ケントが気付かないわけが無かった。
だが、そのことを本人に聞いても、笑いながら軽く受け流されてしまうし、どうしようもなかった。
ケントにとっては、ファリナは大切な仲間であり、この傭兵団を率いるよきパートナーであった。
そのため、今の彼女が心配で堪らなかった。
海賊達の襲来も無く、無事に一日を終えたファリナは、自身の寝室に入り、ベッドに身を投げ出した。
『・・・皆、私の事でなんかいってるようね・・・』
気にしないようにしていたが、ケントからも聞かれるようになってからは、流石に意識するようになってきた。
『だけど、どうしようもないわ・・・こればっかりは・・・』
ファリナを変えたその原因―――
天馬騎士にとって、もっともあってはならないことのひとつであり、彼女自身、そうならないと本気で信じていたこと。
異性への恋―――これにかかっていた。
相手は勿論、あの堅物のケントである。
かつての闘いの間にも、彼に対しては信頼できる人、頼りにできる人といった心境だったのだが、
この二ヶ月の間に、先の心境が恋であったのだとファリナは悟ったのだった。
『馬鹿な女よね、私って。こんな事になっちゃうなんてさ・・・』
この思いを告白しようとも、思った。
しかし、それは出来ないと思いとどまった。
『出来るわけないわよね・・・しちゃったら、私、自分の事を許せなくなる・・・』
そうは思っても、ケントへの恋慕の情は募っていくばかりだった。
「ケントさん・・・」
ファリナは愛しい男の名を呟くと、身体を横にし、服の上から自身の胸を左手で揉み始め、もう一方の右手で、
己の股にある一番敏感な箇所を刺激し始めた。
今この胸を握り、もっとも感じるソコを愛撫する指をケントのものだと思いながら。
「・・・あ、ああ、・・・いい・・・はぁん・・・」
瞳を閉じ、ケントの顔を思い浮かべ、両手の行為をさらに活発にしていく。
「あっ、あっ、あっ、んあぁ・・・」
顔が仄かに桜色に染まり出し、口から漏れる声も、次第に熱を帯び始めた。
「ケントさん、ケントさん、ケントさん、ケントさん―――」
男の名を繰り返し呼び、足の指先を伸ばし出す。
「ああ、ああ、いいよ、ケントさん、あぁ・・・」
ファリナの頭の中で、ケントが己の身体を愛撫し、それで感じる自分を想像する。
そうすることで、さらなる興奮が沸き起こり、ファリナの身体を熱くしていった。
「はぁ、はぁ、あ、ん、くぅっ・・・」
そして、身体に走る快感の波が頂点に達しようとする。
「あ、ああ、はあああぁぁぁぁぁぁっ!!」
低く、どこか金切り声に近い悲鳴を上げて、ファリナは絶頂に達した。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」
達したファリナは、呆けた思考の中、今の自分の姿を思って、哀しくなった。
告白する勇気も無く、こうして自身を慰めて、恋慕の思いを汚していく自分に。
指先に感じる、秘所から漏れ出た愛液の感触が、妙に嫌だった。
「・・・ホントに、馬鹿な女ね・・・」
そう呟いて、ファリナは声を殺して泣いた。そしてそのまま、泣きつかれて眠りついた。
翌日、思いがけないことが、この傭兵団に起こった。
この地域の海賊達の掃討および警護の任に、別の部隊が新たに加わるという知らせが、雇い主の侯爵の使いからもたらされたのだ。
しかも、その部隊を率いているのが、ファリナの姉であるフィオーラであったのだから、尚更である。
「姉貴がくるなんてね・・・最悪だわ・・・」
ファリナにとって、もっとも苦手な人であり、頭の上がらない人であり、信愛する大切な人。
とある出来事で一度は仲違いしたのだが、その後再開した際に、そのことはお互い水に流し、元の仲の良い姉妹関係に戻っている。
だが、それでも、一緒に働く―――もしくは戦う―――人の中に、自分の身内がいるとなると、どこかやり辛くなる。
今の自分を見られたら、どういう反応を見せるのだろうか?
そこに興味を覚えるものの、隊員たちの間の噂のことを知られたくないと強く思えてくるので、胸中は複雑であった。
そんな中、フィオーラの部隊が、ファリナの傭兵団と合流したのは、午前の中頃であった。
久しぶりに会う姉は相変わらず凛々しく、綺麗だった。
「イリア天馬騎士団第8部隊、これより貴君と共に任務にあたります。合流の許可をお願いします」
「こちら、ファリナ傭兵団、貴女達の合流を許可します。ようこそ、フィオーラ殿」
合流の形式を終え、ケントはかつて共に戦った戦友に笑みを浮かべながら、右手を差し出した。
フィオーラも、差し出された手を握り返し、笑みを返す。
その光景を、ファリナはケントの少し後ろから見ている。
「ファリナ、あなたの傭兵団なのに、どうしてケントさんが出迎えになっているのか、教えてもらえないかしら?」
にっこりと笑いながら、フィオーラはファリナに声を掛けてきた。
内心、『わかってるくせに』と思いつつも、ファリナも笑顔をみせながら、「恥ずかしかったのよ」と、妥当に答えを返した。
そうしている間にも、フィオーラの部隊の者達は荷物をさっさと宿舎の方に運び出し始め、それを手伝おうと、
(顔をニヤニヤさせながら)ファリナ傭兵団の男衆が駆け寄っていく。
そんな様子を天馬騎士の女子衆は、「ほんと、あいつらってだらしないよね」とか、「顔をデレデレさせちゃってさ」などと好き勝手に話し出す。
そんな中、気付くとその天馬騎士の方に近づく、一人の男がいた。
その姿をファリナが捉えたとき、思わず叫んでしまった。
「ちょっと、何でアンタがここにいるわけぇっ?!」
ファリナの声を聞いた男はビクッと身体を震わせ、その場で固まってしまった。
声を聞いたケントも、ファリナが見ている方向に視線を移し―――
そして、驚きの声を上げた。
「セイン、セインじゃないか!」
ケントの声を聞いて観念したのか、男―――セインは、ははっと笑って振り向いた。
「いやぁ〜、気付かれてしまったか。うむ、セイン一生の不覚!」
大げさにポーズをとってそう話す姿は、間違いなく、あのセインだった。
「一体如何してお前がここにいるんだ?」
ケントの最もな質問に、「よくぞ聞いてくれたな、親友よ!」とビシッと指を刺しながらセインは答え始めた。
「キアラン領に戻ってからも、俺は幾度となく愛するフィオーラさんの所に通った。彼女に何か危ない奴が近づいてはいないか、
何か困った事態に陥っていないか、心配で堪らなくなったからだ」
危ない奴、困った事態に陥らせているのはセインではないのかと、ケントは内心思ったが、あえて何も語らず、セインの話を聞き続けた。
「そして、リンディス様を見送った後、俺は騎士団を除隊した。ここまでは、お前でも知っていることだな。
それから俺は、愛するフィオーラさんの下へと旅立ち、そして、巡り会った。彼女を守るという騎士の誓いを果たさんがために」
愛するといわれている当のフィオーラは、顔を真っ赤にして下を向いている。その姿を見たファリナは、心底気の毒だと思った。
「フィオーラさんは傭兵として働いている。彼女に向けられる剣を槍を斧を矢を魔法をこの身で受け止め、
美しく清らかなその身体を守らんと、このセイン、こうして共に傭兵を行っているというわけだ。わかったか、ケント?」
振られたケントは、どこか呆れつつも、「それは立派な心がけだな」と言って、セインを褒め称えた。
セインは「そうだろう、そうだろう」と言って、ケントの側まで来て、彼の肩をバンバンと強く叩いた。
その光景は、あの頃と全く変わらない、キアランの騎士の友情を表していた。
合流の方も滞りなく進み、この日も海賊達の襲来は無く、無事にその日を終えることになった。
その夜は互いの交流を含めて、酒場で宴を催した。
流石に全員は入りきらないので、二、三組に人数を分けて、それぞれ指定された酒場で行うことにした。
むろん、隊員たちには、羽目を外し過ぎないように釘を刺したが。
ファリナとケント、フィオーラとセインの四人は、その内の一つの酒場の個室を借りて、四人だけで宴をした。
これまでのことを話し出し、それが終わると、その後はどうしてもネルガルとの闘いの話になってしまった。
ファリナとフィオーラは、ケントとセインが二人と出会う前の話をし始めたので、そのことに耳を傾けた。
お喋りなセインが面白く、劇的に話を語る一方、横からいちいち間違いを指摘するケントの語りは、
なかなか聞き応えと見応えの両方を兼ね備えていて、飽きなかった。
「―――というわけで、憎っきラングランはリンディス様の手で倒され、キアランは無事、公女を迎えることが出来たというわけだ。
そして、リンディス様は無事、おじい様と再開を果たされた。互いに涙を流し、抱き合うその光景は、
正に本来あるはずの家族の姿を映していた。ああ、美しきかな、美しきかな」
セインが語り終えると、フィオーラは感動したのか、ほろりと涙を流した。
「おお、フィオーラさん。この物語に感動するあまり、涙を流すとは、なんて綺麗な心の持ち主なんだ」
そう言われたフィオーラは、少し険しい顔をしながら―――
「セインさん、その恥ずかしい話し方を、どうにかしてもらえません」
といい、浮かれていたセインを一瞬で黙らせた。
そんな二人をみて、ファリナはどこか羨ましく思った。
二人はこう見えても、一応恋人同士であり(セインの熱意に、フィオーラが根負けした形であったらしいが)、
少なくとも、自分とは違う。
セインのように、自分の思いを素直に伝えれたら、どんなにいいだろう。
楽しい席である筈なのに、ファリナの心は沈み出した。
そんな時、ファリナはフィオーラから声を掛けられた。
「ねえ、ファリナ。ちょっと外に出ましょう」
「え、別に・・・いいけど」
そう言って、二人は席を立つ。
セインが食いついてくるかと思ったが、先のフィオーラの言葉が聞いたのか、それはしてこなかった。
隊員達が大いに宴を楽しんでいる中を抜け、外の街道に出たファリナとフィオーラの二人。
いくらか酒場から離れ、波の音が聞こえてくる空き地のところに、二人は腰を下ろした。
「ねえ、一体如何して―――」
ファリナが外に連れ出した理由を聞こうとした。それをフィオーラの声が、それをさえぎった。
「ファリナ、あなた何か私に隠しているんじゃない?」
そう言われたファリナは、「えっ?」と言葉を漏らした。
「楽しくお話をしているとき、あなたはどこか沈んでいたように、私には見えたわ。
何か、悩みでもあるの?もし良かったら、相談に乗ってあげてもいいんだから」
優しい声で、心配してくれる姉のフィオーラの心に、ファリナの心は大きく揺れた。
だが、言ってしまえば、きっと姉はそのことをケントに伝えるに違いない。
ファリナは、揺れる心を抑え、笑顔を作って、「そんなこと無いよ」と、嘘をついた。
それを聞いたフィオーラは、きっぱりと、「嘘ね」と言って、ファリナに切り替えした。
「あなたは嘘が下手だもの。姉さんには、分かるんだから。あなたは嘘をつくとき、必ず二度瞬きする癖があるんだから。
ファリナ、私って、そんなに信用ないの?あなたのことが、誰よりも心配なのよ。・・・だってそうでしょ。
私にとって、あなたはかけがえの無い、他人に誇れる、大切な妹なんだから・・・」
フィオーラのその言葉に、ついにファリナの抑えていた心は溢れ出た。
「・・・ぇきい、あたし、あたし・・・」
涙を止めどなく流しながら、フィオーラの胸の中でファリナは胸の中に閉まっていた思いを吐き出した。
フィオーラは、ファリナの好きなようにさせて、その言葉の一つ一つを噛み締めながら、その告白を聞き続けた。
ファリナが姉に告白していた頃、部屋に残されたケントとセインは、酒を飲みながら、取り留めの無い会話をしていた。
「しかし、ナニかな、まさかお前まで傭兵になっていたとはなぁ。お前も、俺の様に、ファリナさんのためにか?」
「それは違う、私はイリアの人々のために傭兵になったのだ。お前とは違う」
そう言って、ケントはエール酒を飲む。
「それは立派なもんだ。そうだよなぁ、美人の産地とされるイリアのために働けば、顔も知らない何処かの美人を無下に失わずにすむからなぁ」
ケントの理由も、セインの都合のいい解釈の前では、必ず色事に結び付けられてしまう。
「セイン、私は―――」
「分かってる、分かってるぞ、お前は俺にファリナさんを取られるんじゃないかと思っているんだろう。
だが、安心しろ。俺は親友の恋を邪魔するつもりは無い。リンディス様のときも、俺はそうだったろうに、信用無いんだなぁ、俺って」
と、セインは全く耳を貸さない。
『埒が明かないな・・・』
少し酒が回ってきたためか、一方的にセインが話を始め、ケントが適当なところで相槌をうつ。
そんな会話ではあったが、親友との再会は、何処か嬉しくも思っていたことは、ケント自身も感じていた。
「ほんっとにほんとにファリナさんのことは、なんとも思っていないのかぁっ?」
「信頼でき、頼りになる女性だとは思っているが・・・」
「ホントにぃ?」
「本当だ」
そう訊かされたセインは、はぁ〜とため息を吐く。
「そこまで言うのなら、本当なんだろう。だが、そうだとしたら、ファリナさんが可哀相だぞ」
「どうしてそうなるんだ、セイン・・・」
「ああ、ケント、お前は堅物だから、彼女の思いにすら、気が付かないんだな。
普通、いくらかつての仲間だとはいえ、いきなり隊長格に抜擢されるなんて、可笑しいとは思わなかったのか?
俺の見たところだと、ファリナさんはお前に気があると思うぞ。第一、前もお前とファリナさんは、よく一緒にいたからな。
それに、お前のところの御嬢さん達に聞いてみても、みんな最初はお前とファリナさんが恋人同士だと思っていたらしいぞ。
俺もはたから見た限りでは、恋人同士にも見えなくはないなと感じたし、お前が思っていなくても、ファリナさんのほうはそうじゃないかもしれん。
もしそうだとしたら、これほど酷い仕打ちは無いぞ。
好きな人と一緒にいても、ちっとも興味を示してくれないな、また、他に好きな人が出来てしまったんじゃないかとか、
もしかしたら、少しは好きだと思ってくれているかもしれないからもう少し待ってみよう、みたいに、
ファリナさんの心を乱しに乱して、彼女の貴重な時間を失わせているかもしれんじゃないか。
好きにせよ、嫌いにせよ、はっきりとした答えを伝えた方が、ファリナさんのためだと、俺は思うぞ。
それだというのに、ケント、お前ときたら―――」
セインの言葉に、ケントは何故か心が揺らいだ。
『彼女が―――ファリナが私のことを・・・』
好きだというのか?
だが、それなら、どうして告白してくれないのだろう?
『何か、理由があるのか・・・?』
もし、セインの言うとおりであるとしたら、確かにファリナに対してはっきりとした答えを、伝えた方がいいと思う。
ケントはもう一度、ファリナのことをどう思っているのか、己の胸に聞いてみる。
『彼女といても、嫌な思いはわいてこない。話をしても、一緒にいても、別段悪い印象を受けたことは無い。
いや、むしろ好ましいと思うことが多かった。隊員達の面倒もきちんとしている、生活面でも、これといって問題を起こすことは無かった』
だが、これが好きだというのだろうか?
今度は、別の視点から考えてみた。
もしも彼女に、他に好きな異性がいたとしたら。
その異性と、仲のいい彼女の姿を見たら。
その異性に、抱かれている彼女の姿を―――
そこまで思い描いたところで、ケントは止めた。
いくらなんでも、このような事を思っていいとは思えなかったからだ。
しかし、思い描いた後に残ったものに、ケントは驚いた。
想像した男に対する、小昏い嫉妬。
それは強烈な苦い味をケントの心に伝えてきた。
突然黙ってしまったケントを、多少心配そうな目で、セインは見た。
「おい、どうした。何黙りこくってしまったんだ?」
セインの声が聞こえ、ケントははっとした。
「い、いや、すまない。少し考え事をしてしまった」
そう言う中も、胸中の苦い味は未だに残っている。
「考え事、何をだ?」
セインが問い詰めてくる。
正直、あまり言いたくないとケントは思ったが、黙っているとかえって変に想像されて、どう周りに言い出すか分からない。
仕方なく、先程の思ったことを、セインに語った。
聞いたセインは、腕を組んで、うんうんと頷いた。
「ケントよ」
「何だ?」
「それを、一般的には、どういうと思う?」
「・・・?どういうとは、どういうことだ?」
「分からんのか?それが恋、あるいは恋した異性のことで起こる、嫉妬心というものだ。
つまり、お前はファリナさんのことを好き、愛してる。I LOVE YOU ってこと」
「私が、彼女を・・・」
「そうだ、そうじゃなきゃ、嫉妬(それ)は起きたりしない。なあ、リンディス様のとき、それを感じなかったのか?」
そう言われてみれば、先の感情をあのときには感じなかった。
「いや、感じなかった。むしろ、リンディス様とその相手の幸せを、私は願った」
正直に答えるケント。
「ということは、お前、リンディス様には、恋していなかったということになるな。
そうか、そうだとしたら、お前は本当に堅物だったということになるな。
だが、さっきのファリナさんに対して起こった感情は、間違いないものだろうし、そうだとすると・・・」
「きっと、私は彼女を・・・ファリナを好きになってしまったのだな・・・。
そうか、そうだったのか・・・」
ようやくファリナへの思いに気付いたケント。
気付いたならば、次の行動は早かった。
席から立ち上がり、部屋のドアのノブに手をかける。
「ファリナさんのところに行くのか?」
セインにそう訊かれて―――
「ああ、行ってくる」
と、口元に笑みを浮かべながら、ケントは答えて、部屋を出て行った。
残されたセインは、はははと笑って、席に凭(もた)れかけた。
「俺に出来るのは、ここまでだぞ、親友。ま、あとはなるようになるか・・・」
このような展開は予想外だったが、親友の遅すぎる初恋に対して、セインは思いが叶うように願ってやった。
そして、一人淋しく、ジョッキに残ったエール酒を飲み干した。
一方のファリナは、姉のフィオーラに告白を終え、二人並んで座っていた。
「・・・そうね、たしかに、そんなことだとケントさんが知ったとしたら、嫌われてしまうかもしれないわね」
「・・・」
姉の言葉に、俯くファリナ。
「だけど、なにがどうあれ、自分が好きだと相手に伝えなきゃ、何も分からないし、無責任なことを言うように聞こえてしまうかもしれないけど、
こうなったら、全てを曝け出してしまうしか、方法は無いんじゃないかしら?」
「あ、姉貴、それは・・・」
「ファリナ、あなたはケントさんのこと、どれくらい好きなの?」
聞かれたファリナは、慎重に言葉を選びながら、答えていった。
「どれくらいって・・・どうしようもないくらい。いつも一緒に居たくて、声を聞きたくて、
気付いたら、ケントさんのことを目で追っていたりしてる。一緒に居ると、なんだかとても安心できて、いても全然気詰まりがしないの。
真面目で実直で、だけど、どこか優しくて。・・・うん、誰にも渡したくないくらい好きだよ」
「そう、じゃあ、こう質問されたら、どうかしら?ケントさんのこと、どれ位信用できる?」
「ど、どれ位って・・・どれ位って・・・・」
そう言って、ファリナは言葉を詰まらせた。
もちろん信用している。誰よりも。
それなのに、何故かそう言えなかった。
その姿をみて、フィオーラは話しかけた。
「ファリナ、本当に好きな人にはね、どんなことであろうとも、信用できるものなのよ。
今、あなたがそう言えないのは、告白したとき、嫌われるんじゃないかと思っているからじゃない?」
フィオーラの言葉に、ファリナははっとした。
「ファリナ、あなたがケントさんを本当に好きなら、信用しているのなら、どんなことを言っても、
この人なら信じてくれる、私を好きだといってくれる、と思えてくるものよ。
あなたは、ケントさんのことを信用しきれていないのよ。だから―――」
そこで一度言葉を切り、妹の頭を優しく撫でる。
「信じなさい、ケントさんのことを。私のことを好きだと言ってくれると、嫌いになったりしないって」
「姉貴・・・」
姉の励ましは、ファリナの心に温かいものを伝えてきた。
そして、自分の思いをはっきりとしてくれた。
「ありがとう、姉貴。なんだか、楽になった」
「そう、それはよかったわ」
そういうと、フィオーラは立ち上がった。
「じゃ、私は部屋に戻るから、あなたもちゃんと戻ってきなさいね」
「うん、わかってるって」
一緒に行こうと言わないあたり、フィオーラの優しさが感じられる。
フィオーラはファリナの返事を聞いた後、その場を後にする。
一人残されたファリナは、しばらく海の方を見ながら座り続けた。
塩の匂いを漂わせる風が緩やかに吹いてくる。
しばらく、その風に当たり続けた。
「・・・ケントさん」
海を見ながら、好きな人の名を口にする。
そして、彼のことを思う。
そんな時だった。
「ファリナっ!」
後ろから、自分を呼ぶ声を聞いた。
その声は、今、自分が思っていた人のものだった。
後ろを振り返る。
そこには、紛れも無い、彼―――ケントが立っていた。
ケントのほうは、相手がファリナだと確認すると、彼女のところへ駆けていく。
「ケントさん、如何してここに・・・?」
傍まで来たケントに、そう問いだすファリナ。
「君に、話があるからだ」
いつものように、簡素に答えを返すケント。
「そ、そう、奇遇だわ、私も、ケントさんに話したいことがあったの」
「そ、そうか、じゃあ、君から・・・」
「いいよ、ケントさんからで・・・」
「いや、君から・・・」
「そ、そう?じゃ、そうさせてもらうわ」
そして、一度すぅっと息を吸い、気持ちを落ち着かせる。
ケントの顔を見上げて、ファリナは話し出した。
「これから私が言うこと、最後まで黙って聞いて欲しいの。
・・・私、ケントさんに嘘をついていたわ。ケントさんを、傭兵団に誘ったときの理由、傭兵団を立ち上げるから、来てみないなんていうものじゃないの。
本当は、ただ、ケントさんと別れるのが嫌だったから、このまま会えなくなっちゃうのが、嫌だったから・・・。
それに・・・それよりももっとひどいことで、ケントさんをこんな風にさせてしまったから。
私がキアランで雇われている間、よく、ケントさんのことを考えるようになっていたわ。
話をしたり、一緒に仕事をしたりするだけでも、何だかとても楽しくて、このままずっとこうしていたいって、考えてた。
だけど、ケントさんはいつもリンディス様のことを第一にして、何かにつけて、リンディス様と一緒にいることが多かった。
そんな二人を見て、私ったら、何故か物凄く嫌に感じて・・・今にして思えば、きっと、リンディス様に嫉妬していたんだと思うわ。
ケントさんの心を独り占めにしているリンディス様が羨ましくて、誰も入り込む余地もないほどの関係を築いているのが妬ましくて・・・
そんな時、公爵様が身罷って、キアランがオスティアに併合させると決まって、
リンディス様がサカに帰るって事になったとき、私ったら、どう思ったと思う?
今なら、ケントさんをリンディス様から引き離せる、人のいい彼に話を持ちかければ、ついて来てくれるって、思ったのよ?
ホント、最悪な女よね。皆が悲しんでいるときに、私は自分の事だけを考えていたんだもの。
・・・だから、イリアのために、傭兵にまで身を落としてまで来てくれた事、嬉しく思っていたけど、
反面、自分の醜い思いでケントさんの人生を台無しにしてしまったんじゃないかって、
好きな女性(ひと)を追うという選択肢も奪ったんじゃないかって思えてきて、
そんな事を引き起こした自分が、もの凄い悪者じゃないかと感じてきて・・・
私、ケントさんのことが好き。好きで好きでしょうがないの。
ずっと一緒にいたい、ずっと側にいたい。
だけど、こんな私がケントさんに好きだと言っていいだなんて、とても思えなかった。
ケントさんの人生を、本来ならもっと幸せに生きていける将来を、私が奪ったから。
だけどね、それでも、私はケントさんと一緒にいたいの。好きな人と一緒にいたいの。だから・・・だから・・・」
ケントに隠していた、自分の思い。自分の本心を語るファリナは、始めのうちはいつもと変わらぬ様子ではあったが、
自分の醜い心の部分を話し出してからは、声が震え、次第に涙声へと変わっていった。
見上げていた瞳も、次第に逸れ始め、今は涙を流しながら、俯いていた。
「だから・・・だから・・・」
その後の言葉を、ファリナの口から紡がれることはなかった。
何かに耐えるように、ファリナは口を閉ざした。
立ち尽くすファリナの姿は、どこか断罪を待つ囚人のようにも見えた。
そして、彼の―――ケントの言葉を待った。
ファリナの告白を聞き終えたケントは、その内容に驚いたものの、不思議と、不快感や嫌悪感は覚えなかった。
逆に、告白した彼女の勇気と、その思いの強さに、ある種の感動を覚えた。
「ファリナ・・・顔を上げてくれないか」
いつもと変わらぬ口調で、ケントはファリナに話しかける。
ファリナは、どこか脅えた様子で、ケントの顔を見上げた。
ファリナの顔は、これから起こるであろう事態に脅えているのか、不安な面持ちを湛え、
視線が震えていた。
ケントはそんな彼女に対して、先と変わらない口調で話し出した。
「ファリナ、君の告白、確かに聞いた。では、今度は、私の話を聞いて欲しい。
ファリナ、私も、君の事が好きだ」
ケントの言葉を聞いたファリナの瞳が、大きく見開かれた。
「信じてもらえないのかもしれない、だが、本当だ。君のことが好きだ。好きだから、ここに―――君の所に来たんだ」
「嘘・・・こんなことって・・・都合がよすぎる・・・」
ファリナの口から漏れた言葉にケントは頷く。
「そうだな、都合がよすぎるかもしれない。私も、君の告白を聞いて、驚いたよ。お互いに思いあっていたとは、思いもしなかったからね。
だが、嘘じゃない、本当だ。それと、私の事で心を痛める必要はない。ここに来たのも、故郷を捨てて、こうなったのも、
全て私自身で決めたことなのだから。だから、もう自分を悪く思ったり、そんな悲しい顔をしないでくれ」
そう言って、ケントはファリナを引き寄せ、抱き締める。
「・・・好きだよ、ファリナ」
「ケント・・・さ・・・ん」
互いの名を呼び、しっかりと抱き締めあい、そして、口付けを交わした。
ファリナの唇は柔らかく、涙で濡れたのか、しっぽりと濡れていた。
口付けを止め、互いを離して、顔を見つめあう。
ファリナの顔は、先までの不安に捕らわれていた表情は消え失せ、喜びに満ち溢れていた。
ケントは、優しく微笑んで、ファリナを見つめる。
「ケントさん。こんな私でも、あんなことを思ったりする私でも、好きなのね、そうなのね?」
ファリナの問いにも、ケントは躊躇うことなく―――
「好きだ、ファリナ」
と改めて思いを伝えて、再び互いを抱き締めあう。
「ケントさん、嬉しい・・・嬉しいわ・・・」
湧き上がる喜びを抑え切れないファリナの声を聞きながら、ケントは彼女の髪を優しく愛撫していく。
自分の髪に触れる手の平の感触が堪らないほど心地良く、ファリナは身体の中が、徐々に熱くなっていくのを感じた。
「ケントさん・・・」
「何だい?」
少し間を置いて、ファリナは語った。
「私を・・・抱いて・・・ほしいの」
か細く、だが、明らかな熱を帯びた声で。
リアルタイムキター
ドキドキしつつ読んでます激GJ
「さ、入って・・・」
ファリナに誘われたケントは、今、彼女の寝室の前に来ている。
言われるままに、中に入ったケントは、部屋の中を見渡す。
綺麗に整理されていて、隊員達の部屋よりも幾分広いというのに、無駄なものが置かれていないためか、より広々とした感じがした。
そして、どこか心地良い、女性の芳香が部屋に薄らと満ちていた。
「何にもない、つまらない部屋でしょ?」
後に入って来たファリナは、ドアを閉じ(気付かれないように閂をしながら)、見回すケントの側に来て、二の腕につかまった。
ファリナの柔らかい身体と、仄かに漂う彼女自身の香りが、ケントの心に強い刺激を伝えてくる。
「そ、そうだろうか?すっきりとしていて、なかなかいいと思うが・・・」
「そう?褒めてくれてありがとう」
そう言ってファリナは、部屋の隅にある寝台の所まで、ケントを連れて行く。
そして、互いにそれに腰を下ろして、顔を見つめあった。
「・・・」
「・・・」
言葉は無い。
だが、互いを見つめる瞳は、相手を求める熱を帯び、ファリナのほうはそれに加えて、薄らと顔を紅く染めていた。
「ファリナ、本当にいいのか?」
ケントはそう言い、ファリナの肩を両手で優しく押さえた。
「ケントさん、女の子が男性を誘うのって、物凄く勇気がいるんだから。だから、その事を聞き直すなんて、止めて頂戴。」
肩を押さえていた手を払いのけ、ケントの胸元に飛付きながら、そう答えるファリナ。
「そ、それはすまない」
「ふふ、いいわ、許してあげる」
慌てて謝るケントの事が、何故か可愛いとファリナは感じた。
『それは、きっとケントさんがこういう事には初心(うぶ)だからかしら』
そう思いつつ、廻した腕を離し、ケントの顔を両手で包む。
「じゃあ、お互いのこと、もっと知りましょう・・・」
そう言いながら、両手をケントの首に持っていき、そのまま腕を廻して、自身が後ろに倒れるようにし、ケントの身体を見上げるような形にもっていった。
上からファリナを見下ろす形になったケントは、暫しファリナを見続けた。
白い肌をした身体。上から下まで、すらりとした綺麗なスタイル。それを、ケントの前で惜しげもなく、無防備に曝け出している。
彼女の服の下を見てみたい―――何時もならば、その様な考えなど思いもせず、したとしても、恥ずべき事として、
直ぐに頭の外に放り出しているのだが、今はその様なことはせず、ただ愛する女の全てを見たい、知りたいという願望―――欲望―――に、
素直に従っていた。
「ファリナ、服を脱いでもらえないか・・・?」
「ええ、いいわよ」
身を起き上がらせて、自身の服を脱ごうとした。
ふと、ファリナは動きを止めて、ケントのほうを向いて、意地の悪い笑みを浮かべた。
「そうだ、ケントさん、せっかくだから、ケントさんが脱がしてくれない?」
「な、ななな、なにを言い出すんだっ!」
「・・・嫌なの?」
慌てるケントに対して、ファリナは悲しそうに眼を細める。
「そ、そういう訳ではないが・・・」
そんな眼で見られては、ケントとしてはそういわざるを得ない。
「じゃ、早速脱がして頂戴」
仕方なく(とはいうものの、どこか興奮しながら)、ケントはファリナの後ろに回って、服を脱がし始めた。
まずは、服の上に装備していた肩当てと胸甲の留め具を外し、それらを外していった。
外し終えた後、天馬騎士の制服の留めになっている背のボタンを、ケントは一つ一つ外していく。
外している間に、ファリナのほうでも、手甲や擦れから保護するための手袋を脱いでいく。
全てのボタンを外し終え、制服を脱がす。そして、その下に着ていた肌着も、続けて脱がす。
肌着と下着は互いの秘部を隠すように覆い、薄く白い布から、薄らと隠れている秘部が透けて見えるように感じられた。
どちらも紐で結えていて、本来なら簡単に解くことが出来るのだが、こういった行為が初めてであるケントには、
それを脱がせるだけでも、必要以上に時間と手間がかかった。
だが、その甲斐あって、彼女の一糸纏わぬ姿を拝むことが出来た(ニーソックスは、ファリナのほうで脱いでもらっておいた)。
服の下に隠れていた胸は、ケントの手に丁度収まる位の膨らみを持ち、綺麗に形を保っていた。
腰も良く引き締まっていて、綺麗なラインを描く尻を、一層引きたてている。
イリアの女性によく見られる特徴である美脚も見事であり、ファリナの身体全体の美しさ、見事さに、ケントは思わず感嘆の声を漏らす。
「なんて・・・綺麗なんだ・・・」
戦場では、無類の活躍を見せる彼女の姿から、このような美しい肢体を想像できただろうか?
あまりにもその美しさに魅了され、言葉を失ったケントに対して、ファリナは微笑を浮かべながら、身体をケントに密着させ、
媚びる様に上下に摺り寄せていく。
「ねぇ、見てるだけで、満足だなんて、言わないわよね?」
ケントを見上げて、ファリナは聞いてくる。
ケントはファリナの顔を見る。
瞳はとろんとしていて、自身を誘うかのように、潤ませていた。
「ファリナ、その・・・」
何処か歯切れの悪い返事を返すケント。
「・・・どうかしたの?」
「私は、こういうのは、初めてなんだ。だから、如何していいのか・・・」
申し訳なさそうに、そう答えるケント。
「ケントさん、そういえば初めてだったわね。まあ、如何していいかなんて、考えたってしょうがないじゃない。
好きなようにすればいいのよ、ケントさん。私の身体に触れたいならそうすればいいし、キスしたいならキスをすればいい。
私に触れて欲しいのならそう言ってくれればいいし。要するに、私の身体を好きなようにすればいいのよ」
そう言われたケントは、「じゃあ・・・」と、一言言ってから、ファリナの身体を優しく抱き締め、口付けをした。
ケントもファリナも、お互いの舌を緩やかに絡ませ、唾液を味わっていく。
口付けを続けながら、ファリナは再びケントの身体に腕を廻して、また自分を見上げるような形にもっていった。
上からケントの重さを感じ取り、自分の腕から伝わる彼の温もりが、ファリナの身体を徐々に熱くしていく。
それはケントのほうも同様だった。
ファリナの身体を抱き締める腕に感じる柔らかな感触。自分の身体に押し付ける形になって、柔らかさと温もりと心地良さを伝えてくる胸。
身体に廻されている彼女の手の平が求めるかのように動く度に、ケントの中の興奮はどんどん高まっていった。
互いの顔を離し、口付けを止めた二人は、何も言わずに次の行為を始める。
ケントはファリナの胸を両手で握り、揉みくだしだした。
五本の指がそれぞれ、柔らかい乳肉をいやらしい形に変化させていく。揉み出しながらも、途中で彼女の乳房を指先で転がし、
それを口の中に含み、舌で舐め、強く吸い上げる。そうする度に、ファリナの口から切ない、甘い声が漏れる。
ファリナは声を上げるのが恥ずかしいと思ったのか、自分の右手の指を口元にもって行き、それに歯を立てる。
それに気付いたケントは、左の手を胸から離して、ファリナの右手を優しく掴んで、口元から離した。
「やぁ・・嫌ぁよぉ、ケントさん・・・」
切ない声で抗議するファリナに、ケントは笑みを浮かべながら、彼女の髪を愛撫し始める。
「君の声が聞こえなくなるじゃないか。もっと聞かせてくれないか、ファリナ。君の可愛い声を」
そう言って、再び行為を始めるケント。
愛する男の頼みを聞いたのか、それとも元々そうしたかったのか、ファリナは声を抑えることを止め、切なさと喜びの声をあげた。
「はぁ・・・いい、気持ちいい・・・」
触れられるだけで、こうも心地良いとは、ファリナは信じられなかった。男に求められることで、このような喜びを感じることが、
不思議でならなかった。
これまで、男達に嘗められぬよう、常に気を張り、どんな事であろうとも、自分で全てを成すことを己に強いてきた。
実際、これまでそうであった。しかし、ケントがここに来てから―――いや、あの戦いで彼に出会ってから、自分は変わってしまった。
エリウッド公子達に出会うまでの依頼主達は、自分達イリア傭兵団を文字通り駒としか思わなかった。
酷い者では、天馬騎士を軍付きの娼婦と思っている奴もいた。
そんな者達のために働くことが、いかに惨めで辛いものだったのかは、今更思い出したくも無い。
そんな依頼主達に、あくまでも傭兵としての実力を見てもらうためにも、常に気を張り続ける必要があった。
ときには、実際に手合わせをして見せたこともあった。大抵――というよりも、これまで手合わせした依頼主の全てに勝ったファリナは、
少なくとも、男達からは、女だからといった侮蔑は受けなかった。また、身体を求められることも無かった。
しかし、何時までも気を張り続けるのは、相当に疲れを感じる。
そういった意味では、エリウッド公子の軍は、気を張る必要も無ければ、女だからといった差別をする者もいなかったので、
今まで抑えていた本来の自分を現すことが出来た。
もっとも、それを現すことが出来た相手は、同性がほとんどであった。
異性では、ケントに対してのみ、ほんの少しだけ、見せただけだった。
彼にだけ見せることが出来たのは、尊敬し敬愛する姉に、どこか似ていたからなのかもしれない。
異性に本当の自分を見せることが出来ないことが、この時、少し辛いと思った。
身内や親しい人達が思っている以上に、自分は強くも無ければ、しっかり者でもない。
人並みに幸せを求めもすれば、恋もしたいとも思っている。また、だれかに甘えたいし、支えてもらいたいとも思っている。
だが、傭兵として生きていく以上、そういった甘さは許されない。
強くなければ生きてゆけないし、しっかりしていなければ、いつ命を落とすか分からない。
今の性格を作り上げたのは、他ならぬ自分自身であるし、今の自分が嫌というわけではない。
ただ、時折、妹のフロリーナのように、誰かに助けてもらえたり、素直に甘えることが出来たらと思うことが、幾度かあった。
自分は捻くれているのだろう。したいと思っても、それが相手に弱みを知られると思ってしまい、結局しそこねるのだ。
そして、結局今までと変わらないまま、一人で気を吐き続ける。
しかし、ケントに対しては、そうではなかった。
どんな頼みも引き受けてもらえ、そのことで恩をきせる様な事もしてこない。自分の実力を素直に認めてくれて、対等の存在として接してくれた。
そしてなによりも、一緒にいて安心できた。この人ならば、背中を任せてもいいと、初めて思った。
彼に優しくしてもらいたい、必要とされたい、求められたい、愛してもらいたい。
異性に対して、初めてそう思った。
そして、その思いは、叶った。
その喜びが、今自分の口から声となって溢れ出て来た。
「ふぁ・・・あぁ・・・」
乳房を責め立てていた口や舌が、今はファリナの腹部を伝って、秘所を襲った。
薄い割れ目をゆっくりと舌で這わせ、愛おしむかのように軽くキスをする。
ケントの両手がファリナの腿を掴んで持ち上げ、かの行為を本人にも見えるような体勢にする。
恥ずかしいとファリナは思ったが、ケントが与えてくれる喜びが身体を支配していたし、
好きにしていいと言った手前、それを止めさせることも出来ない。
もっとも、止めさせたいとは、ファリナは少しも思っていなかった。
舌が割れ目をなぞり、秘豆を舐めあげる。そうする度に、ファリナの口から、悲鳴が漏れる。
「ファリナ、大丈夫か?」
ケントが思わず心配そうな声で聞いてくる。
「大丈夫・・・気持ちよすぎて、叫んじゃっただけ・・・」
そう答えるファリナの表情は、どこか呆けていて、瞳が潤んでいた。
「ねえ、ケントさん。ケントさんの上に座らせて」
彼女の頼みを聞いたケントは、掴んでいた腿を離し、胡坐をかいて彼女をそこに座らせた。
「・・・ケントさん、このまま私の身体、さっきみたいに・・・して・・・」
ケントの身体に凭れ掛かりながら、ファリナは甘えるように耳元で囁く。
ケントは左手でファリナの胸を揉みくだし、右手で股間の秘所をまさぐり始めた。
再びもたらされる快感に、ファリナは素直に感じて、声を上げる。
ケントも彼女を喜ばせようと、責める手を緩めない。
『ああ、ケントさんの手があたしの敏感な所を触れてる、触ってる・・・いいわぁ、良過ぎるわ、自分がしたのとは比べらんない・・・』
そう思いながら、ファリナは左腕でケントの顔を引き寄せ、彼と再びキスをした。
高まっているファリナはケントの口内を舌で激しく責め、彼の舌を自分の口内へと強く吸って味わい尽くす。
ケントが揉みくだすファリナの胸の乳首が固く立ち上がり、指でまさぐられる秘所は、愛液が中から溢れ出てきて、ケントの右手を濡らしていく。
キスを止めるために顔を離し、ファリナの顔を見たケントは、その表情から、すでに彼女の方は高まっているのだと、はっきりと感じた。
そして、ファリナのほうも、自分の尻に当たっているケントの男のシンボルが、固く、力強く立ち上がっている事を知り、彼も高まっているのだと感じた。
ファリナはケントの身体から離れ、立ち上がっている彼のモノに顔を近付ける。
右手でそれに優しく触れた。熱を帯び、触れただけでそれは、びくっと脈打った。
「ケントさん、気持ち良くしてあげる・・・」
そう言うと、ファリナはケントのモノを己の口に咥え、内でそれを味わっていく。
しっとりと温かく湿った舌が亀頭に絡みつくようにまとわり、そのまま竿のほうに向かって蠢く。
顔を緩やかに動かして、ケントのモノを出し入れし、じゅぶっじゅぶっ、と卑猥な音を立てながら、カリの部分に刺激を与えていく。
時折、喉の奥まで飲み込み、強く締め上げる。そうする度に、ケントの口から声が漏れる。
『感じてくれてる・・・嬉しい・・・』
上目で今のケントの顔を見て、ファリナはそう思った。
行為を続けていくうちに、ケントの両手がファリナの頭を掴んだ。
そして、激しくはないが、ケントは自身の腰を動かし、ファリナの口内に突き入れた。
そうされたファリナは苦しくなったものの、ケントの行為を止めさせず、口に入ってくるモノを必死に舌で捉え、締め上げていった。
それらを幾度も繰り返した後、ケントは腰の動きを止め、自身のモノをファリナの口内から引き抜いた。
ファリナの唾液が舌の所で糸を引き、ケントのモノと繋がっていた箇所の糸が音を立てずに切れ落ちる。
抜かれたモノは、はちきれんばかりに大きくなっていて、揺るぎ無い程に立ち上がっていた。
ファリナが顔を上に向け、ケントの顔を見る。
ケントもファリナのほうを見る。
互いの視線が重なり、暫し見つめあった。
どちらも身も心も熱くなっており、見つめあう瞳も明らかに欲望の火を宿していた。
互いに、相手と一つになりたいと、同じ思いをしたのは、偶然であったのだろうか。
ケントが頭を押さえていた両手を離すと、ファリナは腰を上げ、彼と向かい合うようにして、仰向け気味に座り、自身の秘所が露になるよう、
両足を大きく開き、彼に向かって両腕を広げて、笑顔を浮かべながら―――
「ケントさん・・・来て、私と一緒に、一つになりましょう・・・」
と、答えた。
ケントは何も言わず、彼女に飛付いた。押し倒し、ファリナが逃げられぬようにした後、自身のシンボルを彼女の秘所に当てた。
そこは先に愛撫を加えていた時以上に濡れていた。
そしてケントは、力強く彼女の中へとそれを突き入れ、分け入った。
「ああぁぁぁぁっ!!」
ケントのモノが己の中に加えられたファリナの口から、絶叫が起こった。
「く・・うぅ・・・ああぁ・・・」
今までのものとは明らかに違う声。
ケントの腕を掴むファリナの指先が、痛いほどに食い込んでくる。
「・・・ファリナ?」
心配になり、ファリナの顔を見たケントは、彼女の閉じられた瞼の間から、涙が漏れ落ちて流れている事に気付いた。
表情も強ばり、何かに耐えるように口元をきつくしていた。
『まさか―――』
ケントは己のモノと彼女と繋がっている箇所を見た。
己のモノと彼女の秘所との僅かな隙間から、赤い色を帯びたものが零れてきていた。
「ファリナ・・・君は・・・初めてだったのか」
声を聞いたファリナは、片目だけを開き、こくりと小さく頷いた。
「何故、そうだと言わなかったんだ、ファリナ」
何処か咎めるような声で問うケントに、ファリナは痛みに耐えながら答えた。
「だってそんな事言ったら、ケントさんは間違いなく私に気を使うに決まってるじゃない。
出来るだけ痛くしない様にしてきて、何処か遠慮がちにするに決まってる。
私、そんな風にしてもらいたくないわ。愛するのなら、遠慮なんてする必要なんてないんだから。
痛いのは我慢するから。だから、ケントさん、私は大丈夫だから、始めに言ったように好きにして。
もっと、ケントさんのことを感じさせて。強く、激しく、ケントさんの―――男性の激しさを私の身体に刻みこんで・・・お願い」
ファリナのその言葉に、ケントは申し訳なさと、どうしようもないほどの愛おしさを覚えた。
女性が初めて男を受け入れるとき、例えようのない痛みを伴うと聞いたことがあるケントには、己の欲望に任せて激しく突き入れることなど、
今のファリナには、如何しても出来なかった。
それに、亀頭まで飲み込まれている己のモノも、彼女の中から与えられる締め付けが、痛みを覚えるほどのものだったので、
如何しても、ゆっくりと分け入らざるを得ない。
その行為を、ファリナは遠慮しているのだと思うのかもしれない。
だが、彼女は好きにしていいと言った筈だ。
ならば、彼女を愛おしみ、優しく愛してもいい筈だ。
そうケントは思った。
「ファリナ、我慢などしなくてもいい。痛いのなら、声に出しても構わない。それに、君は激しくして欲しいといったが、それは今じゃない。
今は、君を優しく愛したいと思う。君を激しく愛するのは・・・その後だ。いいね、ファリナ・・・」
己の思いを口にして、ケントはファリナに優しくキスをした。
キスを通じて、ファリナの心に、暖かなものが広がっていく。
嬉しさ、安らぎ、信頼―――
先の言葉に、ファリナは自分の言った事とは裏腹に、嬉しく思った。
『ケントさんらしい・・・優しくて、真面目で、こんな時でも、相手を―――私の事を考えてくれてる。
本当によかった。この人を好きになって・・・』
そうしてファリナも、ケントに優しいキスを返した。
「ファリナ、力を抜いてくれ・・・」
そう言って、ケントは再び己のモノで、ファリナの中を切り開いていく。
少しずつしか進まず、僅かに動かすだけでも、ファリナの口から痛みに耐えきれずに漏れる声がケントの耳元に届いてくる。
己の腕を掴む彼女の指先が、ますます深く食い込んできて、皮膚を破り、小さく鋭い痛みを伴う傷を作っていく。
だが、ケントは気にしなかった。
腕に感じる痛みなど、今の彼女に与えている痛みに比べれば、些細なものでしかないのだから。
少しずつ、少しずつ、確実にファリナの秘所はケントのモノを飲み込んでいく。
ようやく半ばまで収まった辺りで、ケントは意を決した。
「ファリナ、一気に行くぞ―――」
そう言って、ファリナの言葉を待つことなく、ケントは己の身体の重さを加えて、一気に彼女の中に、己のモノを沈めていった。
「ああぁぁぁぁぁ―――――!!」
己の中を一気に貫かれて、破られ、えぐられる様な激痛にファリナは耐え切れず、悲鳴を上げた。
腕を掴んでいた指先に力が入り、ガリリッと爪を立てていく。
「あぅ・・・んぅ・・・はぁ・・・」
下腹部に感じる激痛がいまだ残り、泣き声を漏らす状態ではあったが、ファリナはケントのモノを無事に受け入れれた事に、安堵した。
安心したためか、耐えて溜め込んでいた涙が、瞳から溢れ出てきた。
その涙を見たケントは、胸を少し痛めたが、彼女の表情が微笑んでいくのを見て、ほっとした。
「ちゃんと、ケントさんのが全部入ったわね。よかった、私、このまま終わらないんじゃないかとおもったから、安心しちゃった・・・」
「ああ、私もだ。ようやくこうしてお互い一つになれた。言葉に出来ないな、この感じは」
「うん、そうね・・・でも、ひとつだけハッキリと言えることがあるわ。今まで感じた事がない位、こうなったのが嬉しいってこと・・・」
「ファリナ・・・」
「ケントさん、優しく愛するのは、もう終わり。・・・もっと感じあいましょう、お互いの事を・・・」
そしてファリナは繋がりあったまま、ケントに熱く深いキスをする。
ケントもファリナのその思いを受け止めた。
根元まで埋没させた自身を、ケントはゆっくりと引き抜き、そして再び中へと沈めていく。
始めのうちこそ抵抗を示したファリナの秘所も、幾度も受け入れるうちに、ケントのモノを幾分か容易く飲み込むようになった。
未だに下腹部に痛みが伴うが、今のファリナにはそれ以上に愛する者と結ばれている、一つになっている一体感の方が勝っていて、
苦にならなかった。
一方のケントは、火傷をするのではないかと思えるほどに、熱く濡れている膣内の心地に酔いそうになりつつも、
痛みに耐えるファリナに対して、優しく触れたり、何度もキスを繰り返したりして、
少しでも気が楽になるようにする行為を忘れなかった。
そのうち、腕にしがみついていたファリナの指を優しく解していき、自分の指と絡ませて、互いに離れないよう、しっかと握り合う。
「ケントさん・・・すきぃ・・・大好きよ・・・」
「私もだ、ファリナ・・・」
互いの名を呼びながら、繋がりあう行為を、更に激しくしていく。
「んぁ・・・か・・・・あぁ・・・」
激しいケントの動きを、ファリナは痛みを堪えながら見つめた。
いやらしい音を漏らしながら、彼の腰が前後に速く、激しく打ちつけられ、そそり立つモノが己の中に埋まっていく。
表情も何かに必死に耐えるように、歯を食いしばり、荒く息を漏らしていた。
如何して、こうも苦しいのに、痛いのに、幸せな気持ちになれるのだろう?
それはきっと、本当に自分の事を愛してくれる男性(ひと)がもたらしてくれたものだからなのだろう。
優しく握るこの手も、語り掛けてくるその声も、熱く堪らなく心地良いキスをしてくれる口も、今は痛みを与えている彼のモノも、
それによって引き出されているこの痛みも、ファリナにとっては、それら全てが喜びであった。
『もっと、もっと、感じたい。感じて欲しい、感じてもらいたい。もっと、もっと、喜んでもらいたい―――』
ケントと更に深く交わりたい、感じたいファリナは、開いていた脚をケントの腰に持っていき、しっかと挟んで、更に互いが離れぬようにした。
ケントはファリナの脚が廻された事を、特に気にすることなく、更に深く、力強く、彼女の中を貫いていった。
一体どれ程の間、己のモノを彼女の中に突き入れたのだろうか。
ケントは今にも爆発しそうな感覚に耐えながら、そう思った。
奥から昇り上がってくる塊を、このまま解き放ちたい心地が頭を掠める。
しかし、もっと彼女の中を味わいたい、堪能したいという思いが、それをおし止める。
未だ痛みに耐えるファリナの内に秘している悦びを引き出せぬまま、自分だけが気持ち良い思いをしていることも、そうしたい思いを抑えていた。
だが、何時までも耐えることなど、出来るわけがなかった。
秘した彼女の悦びを引き出すために突き入れる。そうする度に、熱い塊を更に昇らせてしまい、もうこれ以上は無理であった。
「ファリナ、すまない。もう限界だ―――」
そう言って、ケントは己のモノを根元まで深々とファリナの中に突き入れた。
己のモノが中の最奥の壁にぶつかる感触を感じながら、ケントは抑えに抑えていた熱い塊を、一気に解き放った。
「ああっ、あはあっ、ああぁぁ―――――!!」
解き放たれた精液が中で熱く広がっていく感覚に、ファリナは言いようのない恍惚を覚えた。そして、ケントが達してくれたことが、何処か嬉しかった。
暫し、互いを抱き合い、気だるい身体を二人は持て余した。
ファリナはケントの身体が伝えてくる重さ、温もりが堪らなく、ずっとこうしていたいと思った。
言葉は無く、ただ互いの温もりを感じる二人。
そんな時、ファリナはある変化に気が付いた。
未だに中に収まっているケントのモノが、再び膨張し、固くなっていくのを。
「・・・ケント・・・さん・・・?」
ファリナは顔を少し持ち上げ、ケントの方を見た。
「・・・すまない、ファリナ。まだ、私は満足できないようだ・・・」
そう言うなり、ケントはファリナの身体を抱えたまま立ち上がってベッドから降り、部屋の壁に彼女を押し付け、
再び己のモノを彼女の中へと突き入れ始めた。
「ひぃあぁ、・・・あ・・・んぁ・・・」
再開された行為に、ファリナは抵抗することも出来ずに、ケントの行為をただ受け入れた。
痛みが再び身体を襲い、掴んでいるケントの背中に指を食い込ませていく。
ケントは、如何してこんな風にファリナを抱いてしまったのか、己自身を不思議な思いで考えていた。
考えて分かったことは、どうしようもないほど彼女を愛していて、どうしようもないほど彼女の身体を味わいたいという、
美しさと醜さが混同した二つの欲望が、今の自分の中で渦巻いているという事実だった。
「ケ・・・ケン・・ト・・・さん・・・どうし・・・て・・」
こんな形で私を抱いているのか。
その言葉は心の中で発しつつ、ファリナはケントの顔を見つめた。
「ファリナ・・・私だけ・・・いい思いをするのは、フェアじゃない。感じて欲しいんだ、君にも。
今の私が君から与えてもらっているこの心地良さ、君の身体にもあるのだから、それが目覚めるまで、私はやめない。分かって欲しい、ファリナ・・・」
そう言って、更に激しく打ちつけていく。
ダンッ!ダンッ!と壁を打つ音が部屋に響く。
そしてそれに混じって、ぐちゅっ、ぐちゅっ、という秘部が繋がっている箇所から漏れる音も聞こえてくる。
先の行為とは違い、ただ突き入れるだけではなく、一定のリズムでの出し入れを、ケントは繰り返した。
自分が高まりすぎぬようにするためであった。
ファリナの中はケントのモノを温かく包み込み、緩やかに、時には痛みを感じるほどに締め付けてくる。
それらの心地良さに負けぬよう、ケントは時には動きを止め、そして再び突き入れた。
そうした行為は長く続いた。
幾度も達しそうになりつつも、それを如何にか抑え、ケントはファリナの中に突き入れ続ける。
そんななか、それまで痛みだけしかもたらさなかった己の秘所から、ファリナはこれまで感じた事のないものを覚え始めた。
痛みに混じって伝わってくる、心地良い感覚。
それが次第に膨らみ、大きくなるにつれて、ファリナの頭の中は真っ白になりそうになった。
その感覚は、己の秘所を慰めるときのものと、何処か似ていたが、その心地良さは比べ物にならなかった。
何も考えることが出来なくなりそうになるその感覚に、ファリナはむしろ怖くなった。
だが、口からは甘い声が零れ落ちていく。
その変化にケントは気付き、声をかけた。
「ファリナ、如何したんだ?」
頭をよぎるあることをあえて聞かず、ケントはファリナに問いかける。
「何か変なの・・・身体中に何かすごいのが走っていって、何も考えられなくなってくるのよ。ケントさん・・・私、怖い・・・」
その答えに、ケントは微笑みながら言った。
「ファリナ、怖がらなくてもいいんだ。君の身体の中にあるものが目覚めただけだ」
「・・・これが・・・そうなの・・・」
目覚めたその感覚。
それは間違いなく性の快感であった。
話に聞いていた、女の悦び。
男性と肌を重ね、一つになる行為の際に感じるという快感。
これがそうなのだとファリナは知り、このような快感が引き出されることを、不思議に思った。
最初の苦痛は、これを引き出すための試練であったのだろうか。
そう思うと、その試練に耐えれたことが、何処か嬉しく思えた。
「ケントさん、お願いがあるんだけど・・・」
今の体勢のまま、ファリナはケントに、そう話しかけた。
「なんだい、ファリナ」
ケントは一時動きをとめ、ファリナに聞く。
「うん、その、やっぱり、ベッドの上でするほうが、私は好きかなぁ・・・て」
ファリナの言葉に、小さく頷いて、ケントは彼女と繋がりあったまま、再びベッドの上に戻り、座り込んだ。
「あと、一度抜いて欲しいんだけど、いい?」
「・・・分かった」
頼みを聞き入れ、ファリナが腰を上げて、それまで繋がり続けていた部分が離れたことで、一抹の淋しさをケントは感じた。
一方のファリナは、立った後、向きを変え、ベッドの上で四つん這いになり、己の尻を持ち上げ、秘所を露にする格好になった。
秘所からは、先にケントが放った精液とファリナ自身の体液と鮮血が交じり合ったものが糸を引きながら垂れ落ちてきて、
言いようのない、淫靡な光景を作る。
「ケントさん、さっきは前からだったから、今度は後ろで・・・ね?」
ファリナはケントのほうに顔を向け、頬を染めながら、何処か誘うように言った。
ケントは躊躇うことなく、彼女の後ろに立ち、己のモノをファリナの秘所へと沈めていった。
「んぅ・・・ふあぁ・・・」
痛み以上に、身体に走る快感の波が強烈で、思わずファリナは嬌声を上げた。
前からとはまた違う中の感触に、ケントも低くうなった。
「・・・ファリナ、如何だ?」
「ええ、大丈夫、このまま動いていいわ」
ファリナに言われるまでもなく、そうするつもりのケントは、腰を動かし始めた。
最初は中の感触を確かめるように緩やかに動きながら、ファリナの愛液を溢れ出させていき、十分すぎるほど潤ってきてからは、
先程のように、激しく彼女の中を貫いていった。
「はぁ、んぅ・・・ああ・・いあぁぁ――」
今までと違い、明らかな悦びの声を上げて喘ぐファリナ。
ケントもファリナの声の感じから、感じてくれているのだと分かり、嬉しく思った。
両手で彼女の形のいい尻を鷲掴みして、胸とはまた違った柔らかな感触を堪能しながら、更に深く、激しく己のモノで、
彼女の中を突き上げ、掻き乱していく。
ファリナの秘所から溢れてくる愛液が、雫となってベッドのシーツの上に落ちて、次々と小さな染みの群れを作り上げていく。
ファリナの方は、痛みが完全に無くなり、快感のみが身体を走るようになってからは、もう何も考える事が出来ず、
ただ嬌声を上げて、ケントがもたらしてくれる快感を貪るように膣の締め付けを(無意識に)強めていった。
膣が狭くなったことで、ケントのモノをより一層感じるようになり、ますますファリナにもたらされる快感の波は大きくなっていった。
ケントの方も、締め付けが強くなったことで、ファリナと同様、快感が増してきて、射精感が強まってくる。
それでもケントは耐え、ファリナが達するよう、更に激しく腰を打ちつけていった。
肉と肉がぶつかり合い、ぱんぱんと音を立てていく。
ファリナは壊されるのではないかという程の責めに、身体の方が耐えられなくなってきたのか、身体を支える腕と脚が細かく震え、
心なしか声も震えてきていた。
「んぁあ、だめ、もう我慢できない、イっちゃう、イッちゃいそうよぉ!」
頭を激しく左右に振りながら、ファリナがそう叫ぶ。
「ファリナ、私も同じだ。一緒にいこう、一緒に」
ケントもそう答えて、更にファリナの中を突き上げていった。
尻肉を掴むケントの手に籠める力が強まっていき、ファリナの腰を少し上に持ち上げて、更に深く入る体勢にした。
「ファリナ、いくぞ、いくぞぉ――!」
「来て、来てぇ、ケントさん!!」
そして、ケントは自分の体重を乗せた最後の一突きをファリナの中に加えた。
ファリナの膣が強烈に収縮し、ケントのモノを逃さぬように包み込んでいく。
「うっ、くぅ、んんぅ・・・」
小さくうめきながら、ケントは二度目の精をファリナの中に注ぎ込んだ。
二度目の精を再び中で受け止めながら、ファリナは絶頂を迎えた。
膣が痙攣し、身体の方も細かく震えて、何も考えられなくなった。
「あぁ・・・あ・・・・ぁぁ・・・・・」
支えていた腕が崩れ、ファリナはベッドの上に身を沈める。
激しく息をしながら喘ぎ、絶頂の余韻に頭の中は呆けていた。
ケントは二、三度程腰を秘所に打ち付けた後、己のモノを引き抜いた。
引き抜いた後、秘所からは解き放った大量の精液が溢れ出てきて、ファリナの腿を伝い、シーツの上に零れた。
ケントは未だに思考がはっきりとしないファリナを優しく抱き上げて仰向けに寝かせてやり、乱れた髪を綺麗に分け、そして額にキスをした。
その表情は穏やかで、優しい微笑を湛えていた。
ファリナも、ケントに向かって微笑んだ。
ケントはその微笑が、これまで見てきた誰よりも美しいものだと、心の底から思った。
そして、そのまま二人は互いの温もりを感じあうように寄り添い、眠りについた。
翌日。
朝の集合場所にファリナはケントと共に向かっていた。
いつもと変わらぬように見える。
しかし、ファリナの表情は、何処か晴れ晴れとしていた。
向かう間、ファリナはケントと話をした。
「ねえ、ケントさん」
「何だ、ファリナ」
「ケントさんは、私の事、好きなのよね?」
「そうだな、好きだ。・・・いや、愛していると言った方がいいかもしれないな」
「あはは、そこまではっきりと言わなくてもいいわよ、分かってる事だから」
「そうか、すまない」
「もう、何で謝るのよ、ケントさんったら。
ねえ、ケントさんは私の事、お嫁さんとして貰ってくれるのよね?」
「・・・このまま順調にいけば、だな」
「そこでなんだけど、結納のお金、ちゃんとそれまでに用意しておいて頂戴よ。私は他のイリアの女とは比べ物にならないくらい能力があるから、
そうね、相場の十倍の結納金は出してもらわなくっちゃ」
「で、その金額はどれ位なんだ?」
「なに、たった二万ゴールドよ。安いもんでしょ?」
「なっ、に、二万ゴールド?」
「―――あ、あそこにいるのは姉貴じゃない。姉貴ぃ〜、おはよぉー」
ケントにそう話を振っておいて、ファリナは視界に捉えたフィオーラの所に走り出していった。
もっともそれは、居たとでっちあげて、ケントから全力疾走で離れるためのでまかせであったのだが。
「ま、待ってくれファリナ・・・」
ケントは走り去ろうとするファリナを追おうとしたが、あっという間に彼女は視界から消え、その姿を見失ってしまった。
残されたケントは、先のファリナの言葉を口にした。
「二万ゴールド・・・か。」
その金額を貯めるのに、一体どれくらいの時間がかかるのだろうか?
「今日から無駄に出来ないな・・・」
無理だと思わず、出来るように努めようとする辺り、いかにも真面目なケントらしい。
あれこれと方法を考えながら、ケントは隊員達が待っている(筈の)場所へと再び歩き始めた。
こうして、ファリナは相性最悪でありながら、もう一つの天馬――すなわちケントを手に入れたのだった。
後に二人が結婚したとき、ケントが無事に二万ゴールドを用意できたかは、分かっていない。
しかし、彼とファリナの間に生まれた子どもには、貧しい思いはさせないだけの金額は用意したであろう。
なお、二人が初めて結ばれた一夜からおよそ一年後、ファリナはケントとの間に子をもうけた。
生まれてきたのは女の子で、両親の愛が一つになったかのような、互いの髪の色が綺麗に混ざり合った紫色の髪をしていた。
彼女もまた、母の才を受け継ぎ、立派な天馬騎士になるのだが、それはまた別のお話し。
了
投下、無事終了。
キャラがトビモノ氏と被っちゃったんで、正直投下しようか迷ったけど、
>605の予告のSS投下までのつなぎになるだろうと思ったんで、投下を決意しました。
このカプのSSほとんどないんで、はたして需要があるかどうか・・・激しく心配だ・・・。
じゃ、ここらでワシは帰るよ。
さっさと次のやつ、考えんとなぁ・・・。
>亜茶氏
GJ。乙ですた!初めてリアルタイム更新に出くわしたから
何度も他板覗いては戻って、リロしまくりで
張り付いてたよ。
エロカワイイファリナはもちろん、出てくるキャラが
善人ばっかりなのがかなり(・∀・)イイ!こういうの好きっす。
ニーノさんね
ユーノさんね
あえてここで聞いてみる。
自分はGBAってものがどうにも慣れんでトラキアでFE暦止まってるんですが、
ここのSSの半分以上分からないのがさすがに寂しくなってきた。
そろそろ観念して買ってみようかなあと思ってるところなんで誰か背中を押してくれ。
GCでプレイは駄目ですか?
俺もGBA持ってないからGCでやってます。
それに最新作もGCででますし。
>>667 支援会話がなかなか良い。
組み合わせによってはものすごい愛が溢れているものに巡り合える。
>亜茶氏
GJ!GJ!GJ!
ケント×ファリナもイイ!
ケントの支援会話はどれもウマーですな。
671 :
名無しさん@ピンキー:04/08/01 23:28 ID:2c85Zb1s
./ ;ヽ
l _,,,,,,,,_,;;;;i < いいぞ ベイビー!
l l''|~___;;、_y__ lミ;l SSの投下を待つ奴は、皆乞食だ!
゙l;| | `'",;_,i`'"|;i | 更新してチェックしてる奴は よく訓練された乞食だ!
,r''i ヽ, '~rーj`c=/
,/ ヽ ヽ`ー"/:: `ヽ
・ ゙ヽ  ̄、::::: ゙l, ホント 2ちゃんねるは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
|;/"⌒ヽ, \ ヽ: _l_ ri ri
l l ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| | / |
゙l゙l, l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
| ヽ ヽ _|_ _ "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
/"ヽ 'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄ [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/ ヽ ー──''''''""(;;) `゙,j" | | |
sageる
673 :
名無しさん@ピンキー:04/08/01 23:44 ID:j9oH7LL/
お前ら家族の前でファイアーエムブレムできるか?
俺は無理
>>667 そしてトラキアが最愛ですか?w
台詞集とかネットで普通に見れたりします
プレイ出来なくてもある程度の想像が出来るのは良い時代。
(一部で弊害もあるっぽいけど)
>>673 エロくない絵で何を言ってるんでしょうか
ワケワカメ
675 :
667:04/08/02 03:02 ID:bLCyEXfh
最愛は紋章。そうかGCって手があったか…。
やっぱりプレイせんと思い入れは沸かんので、ちょっくら買ってきます。どうもでした。
トリスタン×ユリア×アレス
マダ〜〜〜
>>667 PSあるならティアサガもやってみれ。
FEに慣れてると簡単すぎかもしれんが、これはこれで
フェレ大賞典(1)
風薫るここリキア同盟内・フェレ領。そのお城の大広間にずらりと並ぶベッドの上に
ずらりと並ぶ花も恥じらううら若き14人の乙女達(一部例外含)。
今、この大広間に、あなたと、私の夢が走ります。
あなたの夢は、レベッカか、リンか、はたまたルイーズか?私の夢は、イサドラです。
さあ、今、この大観衆の声援を背に受けて、いよいよ、相手の男達の入場です!
若さでどこまで突っ走れるか、期待の新鋭、1枠1番、レベッカ。鞍上はロウエン騎手。
今が旬、華麗なる淑女、2枠2番、イサドラ。鞍上はハーケン騎手。
その優しげな瞳の奥に、激しく燃える情熱の炎、3枠3番、フロリーナ。鞍上はヘクトル騎手。
お金のためならどこまでも!賞金目当てに参戦した3枠4番、ファリナ。鞍上はケント騎手。
おっと、ここで歓声がいっそう大きくなりました、そう、今回の大本命。4枠5番、ルイーズ。鞍上はパント騎手。
若者達のニューリーダー、黒く長い髪が美しい4枠6番、リン。鞍上はラス騎手。
深窓の令嬢が、この強豪達にどこまで太刀打ちできるか?若さに期待。5枠7番、プリシラ。鞍上はギィ騎手。
獣のような瞳に魔性の輝きを込める。5枠8番、ヴァイダ。鞍上はマリナス騎手。
もうお子様とは言わせない!若い肉体に輝きを秘めて。6枠9番、ニノ。鞍上はジャファル騎手。
わがまま放題やりたい放題。このメンバーでもあたしの天下だ!6枠10番、セーラ。鞍上はエルク騎手。
ナンパな男と堅物女の絶妙な組み合わせ。7枠11番、フィオーラ。鞍上はセイン騎手。
戦いは好かないけれど、今日はやります!7枠12番、カアラ。鞍上はバアトル騎手。
踊りは得意で、しかも若い。でも実はメンバー最年長。8枠13番、ニニアン。鞍上はエリウッド騎手。
そして今日は特別参加、足は悪いけど気持ちは負けない。8枠14番、ナタリー。鞍上はドルカス騎手。
以上、この14組で争われます。
フェレ大賞典(2)
各男達も思い思いにウォーミングアップを済ませ、いよいよ発走の時間が迫ってまいりました。
おっと、今ここで騎乗の合図がかかりました。1枠1番のロウエンから順に、ベッドの上にあがり、乙女の
花びらに挿入してゆきます。
おっと、一人だけ挿入を嫌がっている人がいます!これは5枠8番、マリナスだ。どうした、マリナス騎手?
青い表情で怯えている。大丈夫か?
おや?ヴァイダが立ち上がって・・・おっと、マリナスの頬げたに拳を一発、そしてそのままマリナスをベッドの上に
押し倒した!どうやらヴァイダ組は皆とは逆の体勢でいく模様です。
トラブルがありましたが、どうやら解決して、いよいよ全員挿入完了です。
スタートしました!
全員、きれいなスタートです。さあ、まず何から行くのか?
おおっと、ロウエンが行った行った行ったーっっ!!!これは速いぞ!一気に先頭へ踊り出た。
ペースは大丈夫なのか?
そしてその後を追うようにギィ&プリシラ、ニノ&ジャファルも後を追っている!このあたり、若さで一気にスパートという
作戦でしょうか?しかし、これはまたすごいハイペースな展開になりました!
そしてそれに続いてエリウッド、ヘクトル、ラス。この辺はじっくりと先頭を伺いながら中盤を形成しています。
そしてさらにその後ろ、キアランの両巨頭、セインとケントが並んでいます。この位置ならいつでも差し返せるという自信があるのでしょう。
人気のパント&ルイーズはさらにその後ろ。今日はじっくりと行く構えか。
さらにその後ろ、ゆっくりとドルカス、バアトル、エルク、ハーケン、そして最後方はヴァイダ。この辺は後方待機の作戦か。はたまたペースについて行けないのか?
リアルタイムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
ヴァイダ×マリナスでお茶吹きました
フェレ大賞典(3)(注・順位は腰を振る回数をカウントして決めていますw)
もう一度先頭に戻りましょう。先頭はロウエン。とてつもなく速いペースで腰を動かしています。
この分だと途中でばててしまうぞ?大丈夫か?
おっと、ここで2番手のギィと、3番手のジャファルが激しいデッドヒートを繰り広げている。どうやら彼らにはペース配分という概念はないようです。
若さでこのまま突っ走るつもりでしょうか?しかしその後ろ、虎視淡々とエリウッドが狙っている!この存在は恐いぞ!
おっと、ここでヘクトルがややペースを上げたようです。一気に先頭を伺う構えでしょうか?
続いてラスのペースも上がっています。横目で隣のギィを睨んでいる。やはり同族、ここは一歩も譲れません!
おっと、ここでセインが一気にスパートをかけた!どんどん順位を上げていく!
しかし同じ位置にいたケントは付いて行かずにこの場で動向を伺っています。
おや?その後ろのパント、少し苦しそうだ。大丈夫か?
おおっと、ルイーズが両足を上に持ち上げて、パントの腰の後ろにまわしました。
何と!ルイーズが両足でパントの腰を動かしています!これはすごい技だ!観客の歓声がすごいぞ!
そして最後方、ドルカス、バアトルは勝負などそしらぬ顔で楽しんでいる様子。
おや?エルクの顔が青いぞ!もうスタミナ切れか?おおっと、エルク、まったく動かなくなってしまったー!
これは競走中止です!エルクはもっと肉を食ったほうがいいぞっ!
その横のハーケンも苦しそうだ!このペースはちょっときつかったか?
おっと、イサドラが鞭を取りだした!そしてハーケンの腰を叩く!
この鞭にハーケンのペースが再び上がった!どうやら効果があったようです。
フェレ大賞典(4)
そしてヴァイダ&マリナス・・・おっとマリナス苦しそうだ!やはり逆の体勢からの突き上げには
無理があったようです。
おっと、ヴァイダが拳を振り上げた!そして、マリナスの頬を殴りつける!
これはマリナスに気合をつけようという考えでしょうか?
しかし、マリナスは次第にぐったりとしていってます。これは・・・中止です!競走中止です!
ヴァイダの策が裏目に出てしまいました。
さあ、いよいよレースも終盤にさしかかってまいりました。
先頭は依然としてロウエン。さらにその後ろ、ギィ、おっと、そのすぐ後ろにラスも追い上げてきている!
その後ろにジャファル、さらにその後ろにエリウッド。恐い存在です。
おっと、ヘクトルはちょっと苦しいか?その後ろにいるケントに抜かれそうな勢いです。
セインは・・・おっと、いつの間にかこんな後ろまで下がってしまいました。やっぱりあのスパートは痛かったか。
さらにその後ろ・・・パント。妻の愛情に、表情が輝きを取り戻している!
ここで一気にスパートをかけるか?
おっと、その後ろで激しく鞭がうなっている!ハーケン&イサドラです!一気にスパート・・・
おや?どうも違うようです。な、何と、イサドラがハーケンを亀甲縛りにして鞭を振っている!
どうやら違う道に目覚めてしまった模様です。しかしこのレースは競走中止になってしまいました!
遊んでる場合ではありません!
そして最後方・・・ドルカスとバアトルは相変わらずマイペースで進んでいます。
おおっと!ドルカスとバアトル、そのまま立ち上がった!そして、相手を担いだまま、お弁当売りのような体勢になった〜!
この二人の妙技に歓声が沸き上がります!これはすごい!
フェレ大賞典(5)
さあ、いよいよラストスパートです!
おおっと、ロウエン、まったくペースが落ちません!それどころか、ますますペースが上がっていく!
これはすごい!後続が一気に突き放された!
このまま独走体勢に入るのか?
ギィも必死に追い上げるが、差は開くばかり!
すごい!すごいぞロウエン!見てくれこの腰!見てくれこの腰!これがフェレ家期待の星・ロウエンだ!
後ろからは何にも来ない!後ろからは何にも来ない!完全にロウエンの独走だ〜!
そのままゴールイン!
ロウエンの腰にレベッカマン開!
2着にはどうやらギィが入った模様です。
そして3着にはエリウッド。
レース後のコメント
ロウエン〈1着):今日は体調もばっちりで臨めたので、いい結果が出せました。応援してくださった皆さん、
そして俺を鍛えてくださったマーカス様、どうもありがとうございました!
レベッカ〈1着):ロウエン様・・・凄過ぎです・・・(ポッ)・・・一生、付いて行きます・・・
ギィ(2着):くそっ!あんな動きされたらかなわねえよ!でも、次は絶対負けねえからなっ!
プリシラ(2着):えっ、次って・・・次もあるのですか?(///)
エリウッド(3着):今日は素直にロウエンを祝福したいと思う。おめでとう、ロウエン。
ラス(4着):・・・・・・。
ジャファル(5着):・・・・・・終わりか。
ニノ(5着):(あまりの気持ちよさに失神中)
パント(6着):すまなかったね、ルイーズ。今日は・・・少しへばってしまったようだ。
ルイーズ(6着):いいえ、それでもここまで追い上げたのだから、立派ですわ。でも、次はがんばりましょうね。
さあ、今からまた、特訓ですわっ!
ケント(7着):自分なりに力を発揮したつもりです。
ファリナ(7着):あ〜あ、やっぱり私とケントさんって・・・まあいいわ。次よ、次。
セイン(8着):ああ、お花畑が・・・
フィオーラ(8着):ちょ、ちょっと、大丈夫!?
ヘクトル(9着):フロリーナの中があんまりにも気持ちいいから、途中で出ちまったよ。ちっ!
フロリーナ(9着):ご・・・ごめんなさい・・・ぐすん。
ヴァイダ(競走中止):ちっ、何であたしがあんな男と組まされなきゃならないんだいっ!?ヒースはどうしたんだい!?ヒースは!
エルク(競走中止):す・・・すみません・・・師匠・・・
セーラ(競走中止):信じられない!どうして途中でへばるのよっ!?あ〜あ、こんなことなら他の男と出るんだった!
イサドラ(競走中止):(ハーケンを調教中)
そして、レースは終わり・・・
リン:ねえ、ドルカスさん、バアトルさん・・・
ドルカス:何だ?
リン:もう、とっくに終わってるんだけど・・・・・・
ドルカス:・・・・・・そうか。
完
GJ!すっげーおもしろかったです!こういうの大好き・・・
ギャグエロ好きとしては第二回フェレ大賞典にも期待しちゃいます
>イサドラ(競走中止):(ハーケンを調教中)
ワロタ
ギィプリ(つーかギィが。くそガキだから)大嫌いだったんだが
今回はそんな俺も氏ぬ程ワロタ。サイコー。
いや、むしろオスティア大賞典のほうg(ry
もう480KBか・・・
そろそろ次スレかな?
ユーノって20代じゃなかったか?
つまり20年前にはもう産まれているわけで、立派なおばウワヤメロナニヲ(ry
そんなユーノたんにハァハァ
若かりしゼロットと新米天馬騎士のユーノたんのエロを妄想してみる
・・・・・・(*´Д`)スキーリ
>>691 氏ねリア工
20代後半でも美人は美人だ(;´Д`)ハァハァ
>691
20代っていっても例の設定集だと推定20代だからなぁ
正確には分からんわけだから勝手に考えてもいいんじゃねえかと
ヒース×プリシラ読みたいッス
ジェイガン凌辱きぼん
そういやフェレ大賞典、
ヴァイダ×ヒースでぶっちぎって優勝しても良かったのになぁ
今ひさしぶりに烈火プレイ中なんだが、レイヴァンとレベッカの支援Cがよいね
「えへへ」ってかわいいじゃねーかよーレベッカ!
てなわけで、レイヴァン×レベッカきぼん
ダーツ×ファリナきぼん。
中学の同級生同士みたいな関係が萌ゆる。
hosyu
702 :
続きだす:04/08/11 01:03 ID:WriOhXjF
ぐっ……。
俺ぐらいの年で経験あるヤツなんてそんないねーよ! ………、いねーと思う。
「あはは、普段生意気ばっかり言ってんのに女知らないんだぁ。恥ずかしー」
「う、うるさいな! お前だって…」
「あたし? ふふん。確かめてみるぅ?」
意味ありげに笑って、キャスが俺の隣に腰を下ろす。
名前は知らねぇけど、なんか花の匂いがしてくる。
こいつの匂いか……?
「お、おい、そんな近づくんじゃねーよ!」
「はいはい怖がらなくていいからねー。おねーさんが優しく教えてあげるからー」
大して年は変わらねぇくせに、勝ち誇った態度見せやがって。
すげぇムカつく!
「ほらほら、そんな不機嫌な顔しなーい。あんたタダでさえ目つき悪いんだから」
「ほ、ほっとけ! 近づくなって言ってんだろ!?」
キャスはさっきからしきりに手を動かして俺のチンポを弄り続けているけど、
はっきり言って全然気持ち良くねぇ。
自分でコスった方がマシだ。
「あんた、もしかしてインポってヤツ?」
インポ? 何だそりゃ。チンポの仲間か?
「何だよそれ…」
「知らないの? ちんちん勃たない役立たずの人間のことよ」
「そ、そんな訳ねぇだろ! お前が下手っぴなだけだよ!」
俺が思っていたことを言ってやると、キャスは見るからに不機嫌そうな表情に変わった。
ふん、いい気味だ。さっきから子供扱いしやがって、お前も大して変わんねぇっつーの。
「む。あんたねー、こんなイイ女にちんちん触られて勃たないなんてあり得ないことよ?
どう考えてもあんたの身体がおかしい!」
こいつ、自分で自分のことイイ女とか言ってやがる!
「イイ女? イイ女は『ちんちん』なんて言葉連発しねぇよ!!」
それにいきなりチンポ握ってきたりしねぇ!
「バッカねー、あんたが興奮すると思って
イヤイヤながらもエッチぃ言葉を言ってあげてんのに。
そんな女心もわかんないなんて、やっぱり子供ねー」
キャスが勝ち誇ったような顔でそんなこと言うから、
俺もいい加減我慢できなくなってきた。
勝手に押しかけてきて、勝手に子供扱いして、勝手にチンポ握ってきて!
「ウソつけ! どう見てもイヤイヤって顔じゃなかったぞ!?
それになぁ、お前みたいなペチャパイには俺のチンポはおっきくならねぇんだよ!」
「ペ、ペチャパイ……ペチャパイッ!?
あんた! 言っちゃいけないことを言ったわね!! 気にしてるのにー!!」
悔しそうに歯噛みしてキャスが俺を睨みつけてくる。
わはは……気にしてたのか。
「いやぁ、さすがにペチャパイの子分になる気はねぇから、俺。
悪ぃけど他あたってくれよ。ペチャパイの親分さん」
「な、何よぅ! あんただってふにゃチンのくせに!」
「う、うるせー!」
「ふにゃチン! ふにゃチン! ふにゃふにゃチンコ!」
「お、お前なぁ!!」
下品な言葉を連発するキャスを見てる俺の方が恥ずかしくなってくる。
俺のは今だけだ! 立派に機能するぞ!?
「いーわ。あたしのミリョクがわかんないなら、このさい思いっきりわからせてやるから」
コイツ、開き直りやがった。
ちょっと目なんか潤ませて、俺に身体を寄せてくる。
「い、いいって。お前なんかゴメンだって言ってんだろ」
「るっさいな、チンコ潰しちゃうぞ!」
ギュッ!
「痛ぇ!」
お、思いっきりチンポ握りやがった!
何すんだよぉ……訳わかんねー!
「ズボン下ろして待ってなさい、よいしょっと」
自分の服をせっせと脱ぎ出した。
色気の何もない真っ白パンツで俺の前に立ち上がる。
「ふっふっふ。大人の女にムネなんか関係なってこと教えてあげようじゃないの」
「メチャクチャ関係あると思うけどな」
「む。いーからサッサとズボン脱ぎなさいよ!」
俺が服を脱いでないのを見ると、キャスはズボンを引ったくるように
ベルトをむしり取った。
「あっ! や、やめろよ!!」
「いーから早くしなさいよ! 誰か来たらどーすんのよ!」
お前が一人で勝手に騒いでるんだろーが!
コイツがちょっかいかけてこなかったら俺は今頃このベッドで寝てられたのに…!
「ぷっ、汚いパンツ」
「う、うるせー! ちゃんと洗ってるぞ!」
「ま、いいわ。ほら早く脱ぎなさい」
ズボンだけでは飽き足らず、パンツ丸出しのキャスが俺の下着まで脱がしにかかる。
「い、いいって言ってんだろ! やめろよ!」
「うう〜〜!」
パンツの激しい攻防が続いて、手を離さない俺の固い意志に向こうが先に根を上げた。
あぶねー、後もうちょっと粘られたらむしり取られるとこだったぜ…。
「ふっ。やっぱりアンタってば、子供ね」
いきなり勝ち誇ったようにそんなことを言い出した。
何を根拠にそんなことを言うのか全くわかんねぇ。
俺に力負けしたからただ負け惜しみ言ってるだけか?
「はぁ? どっから俺が子供だって理由が出てきたんだよ」
「ふん。いい?パンツ姿の汚い男が、同じくパンツ姿の美少女を目の前にしてる」
汚いだと? しかも自分は美少女ときた。
ホント、コイツの図太さには俺もびっくりするぜ。
「そんなじょーきょーでチンコおっきくなんないなんて、
やっぱりあんたはガキんちょよ!」
「い、意味わかんねーよ!」
「大人の男ならガーッと襲っちゃうはずだもんね!
そりゃもうビューッとかドバーッとかすっごいんだから!」
何だよ、そのビューッとか、ドバーッって!
パンツ見せながら力説する女なんて馬鹿らしくて相手してらんねぇ。
何やってんだろ、俺…?
「もういい。あんたなんかをイイ目に合わせてやろうとした
あたしがバカだったわ。もう知らない」
おっ、やっと終わったか。
ベッドから降りたキャスは俺に背中を向けて床に投げ捨ててあった
脱いだ服に目を向けた。
とんだ夜になったもんだな……ルゥのヤツ、俺一人にコイツの相手させやがって。
後で問い詰めてやる。
「……と見せかけて、え―――い!!」
「わぁぁっ!!?」
ズル。
「きゃははは、出たぁ子供チンコ!」
コ、コイツマジで信じらんねぇ!!
フェイントかましてまで人のパンツ脱がすか!?
「お、お、お前なぁ!」
「ふん、あたしを誰だと思ってんの? 狙ったエモノは逃さない、怪盗キャスさまよ!」
「それにしてもヒンソなチンコね。そんなんじゃ女はガッカリしちゃうわよ」
「う、うるさいな! 人のチンポジロジロ見んなよ!!」
人のカラダにケチつけやがって、俺はまだまだ成長するんだ!
「なによー、アドバイスしてあげてんでしょ」
「もういいから出てけよ!」
脱がされたパンツに手を伸ばす。
が、キャスはひらひらと俺の動きを交わし続ける。
「返せよ!」
「何必死になってんのよ、可愛いちんちんぶらぶらさせて」
ハッと自分のカッコを見る。
フリチン状態だった俺のチンポが好き勝手に揺れ動いていた。
「お、お前いい加減にしろよっ!!」
「ふーん♪ふん♪ふん♪」
「う、うわわっ!!」
何の迷いもなく、キャスが下の一枚を脱いだ。
俺みたいに無理矢理じゃなく、自分で。
「な、何考えてんだよお前!?」
「まーまー、あたしに任せときなさいって。ちゃんと大人にしてあげるから」
俺の手を取ったキャスが、ベッドへ連行する。
そのままなだれ込むように俺の上へ覆い被さってきた。
「さーてと、あたしも準備すっから」
生のマタの感触が俺のハラに当たってる。
「あ、あんたまだ生えてないね。仲間だ仲間」
「お、おい、ちょっと!」
俺のチンポの上でキャスは腰を振り出した。
時々先っぽに触れる柔らかい感触の正体はコイツのマタだ。
あっ、こいつも毛生えてない。やっぱり子供じゃねーか、年上ぶりやがって。
「ん、もうちょっとおっきくなんないの、コレ。うまくコスれないじゃん」
「そ、そんなこと急に言われたってムリに決まってんだろ!」
「女にさせるなんて10年は早いわよ、あんた。
あたしのカラダ見ていいから自分でおっきくしなさい」
そう言ってキャスが立ち上がった。
俺に背中を向けてちらと顔だけをこっちに向けてくる。
「ムネはまだ足りないけど、あたしおシリの形はいいんだよね。どお?」
プリプリ揺れるキャスのお尻は確かにキレイなまんまるの形をしてる。
が、それでコーフンするかっていうのとはまた別の問題だ。
「ほら、あたしでオナニーしていいから。あ、でも出すのはダメ。
あたしがストップかけたらコスんのやめんのよ」
コイツのお尻見せられてもなぁ。
大人いっぱいいる軍で、わざわざ俺と似た年のヤツをオカズにすることもねぇし。
あー、これが他の人とかだったら俺も…。
例えば、シ、シスターのお姉さんとか。
エ、エレンさんが誘ってきたら……。
「おっ、おっきくなってきたじゃん。ヤル気でてきたわね」
俺の頭の中じゃお前は全然消えてたけどな。
「さー、そんじゃちょっと手どけて」
「なっ、何すんだよ」
「だーいじょぶだってば。潰したりなんかしないから」
マタを俺のチンポにコスりつけるようにキャスが前に後ろにカラダを動かす。
ヌルッとした何かで先っぽが湿るのがわかった。
それでまたキャスの動きが早くなる。
「な、なぁ何やってんだよ…」
「ん……っ、はぁっ、女はよーく濡らさないと痛いの。
たとえあんたみたいなチンコでも、ね」
濡らす??
最初何を言ってるのかわからなかったけど、よく考えたら
コイツのマタ、濡れてる……? だから俺の先っぽが濡れるのか?
「ふぅ。よーし、じゅんびかんりょー。いい? そのままじっとしてて」
キャスが俺のチンポを握ってきた。
何かを確認するように自分のマタをいじってる。
「わっ…」
ヌルっとしたものが先っぽに触れた。
なんだこれ、ヌルヌルしてあったかい……。
「んっ」
先っぽのヌルヌルが俺のチンポを覆っていくのがわかる。
わかんねぇけど、今まで知らなかった感覚だ。
「うわっ……!?」
「はぁっ……ん、あとちょっと…」
生ぬるい感覚が降りて来る。
チンポにまとわりつくヘンな感触が時々動くんだ。
気持ち悪い……っていうほどのモンじゃないけど、なんかヘンな気分になってくる。
キャスが俺の腰に座り込んだ。
チンポはこいつの真下にあるはず……もしかして、これが入ってる感触なのか?
「う……ふ、結構深くまできたわね。
どう、あたしの中に全部入っちゃってるわよ、あんたのチンコが」
うわ、コイツがしゃべるたびにチンポに響く……マジで入っちゃってるのかよ!?
「お、お前〜……!」
言葉が出てこねぇ……本気でヤッちまうなんて!
「ほらほら、どうよ? 気持ちいいっしょ?」
ゆさゆさカラダを動かしてくるけど、気持ちよくなるかっていうとそんなでもない。
「気持ちよくなんてねぇよ! そ、それよりお前、マジで何考えてんだ!?」
「もうあたしとあんたは離れられない運命なのよ。
あんた、あたしを抱いちゃったんだからね。男なら責任とらないとダメなんだからっ」
「こ、これはお前が勝手に…」
「あー、ハイハイ。言い訳しなーい。
そうね、あんたまだ責任取れるほど社会的チイないだろうから、
あたしの手下になって働きなさい。それで手打ってあげる」
「き、きたねぇ!!」
まさかマジでここまでするとは思わなかった!
どっかであきらめて帰ると思ってた俺が甘かったのか?
でも実際に今俺はコイツとつながってる……入っちゃってる!
「う、動くなよ、わは、わはは、くすぐってぇ」
ビンカンになってる先っぽにキャスの中がからみついてくる。
力の入らないところをくすぐられてるようでたまんねぇ……。
「あ、あんたねー、エッチの最中に笑うってどういうことよ?
相手にしつれーでしょーが!!」
「そ、そんなこと言ったってよ、あ、動くなってば」
「ムカつくー!」
怒ったのか、いきなり激しく動き出しやがった。
俺の足に当たる柔らかいのはこいつの尻か?
チンポはよくわかんねーけど、お尻は気持ちいいな。
こいつが揺れるたびにプルプルしてるのがわかる。
「んっん、どお? もう耐えらんないでしょ?」
「ん、ぜんぜんイケるぞ。大したことないな、お前」
「な、なんだとー!」
ギュウウ。
「わ、痛てて!」
いきなりチンポ全体がギュッと締めつけられた。
突然だったから声が出ちまったが、ただそれだけだ。
「ギュッてすんなよ、び、びっくりすんだろ」
「ハッ、大人はこれが好きなのよ。やっぱまだまだ子供ねー」
何言ってやがんだ、さっきまで焦ってたくせに。
……まぁ、さっきの『ギュッ』ってのは、
手で強く握られたみたいでちょっと驚いたけどな。
「さっきのが好きならまたやったげるわよ」
ギュッ。
「うっ!」
ギュウギュウに締め付けられた状態で揺られると、
強く握られたまま擦られてるみたいで結構気持ちいいかも知れねぇ。
先っぽに当たる熱くて柔らかいブツブツもヘンな感触だ。
「ふぅっ……、はぁ、ぁっ……」
こいつ、さっきから色っぽい声出しやがって。
自分だけ気持ちよくなってきてるんじゃないか?
「お前、自分だけ楽しんでないか?」
「え?」
口数が少なくなってきたのも気持ちよくなってきたからだったりして…。
繋がってる部分からは透明の液体がダラダラ流れていて、
俺の股間をベトベトに濡らしていた。
俺のじゃないぞ、これ……だとしたらこいつのか?
「わっ、すっげーベトベトだぞ」
こんなに濡れるのか、女って……?
「う、うっさいわね。濡れないよりいいじゃん。痛いのヤダもん」
そう言う間もキャスは腰を動かしてる。
もう自分で止められないんじゃねぇか?
「うっあ……あ、あんた、おっきくなってるよ……あたしの中、
気持ちいいんでしょ? そりゃそうよね、こんな美少女なんだから」
美少女はカンケーねぇと思うけど、確かに気持ちいいかも知んねぇ。
くすぐったいのにも慣れてきたし、相変わらず締め付けは激しいし…。
「もっと動いたら気持ちいいかもな。今のままじゃ俺、全然満足しねぇぞ」
ここで弱いところ見せたらまた調子に乗りそうだからな。
まだもうちょっとなら平気そうだしこいつの反応が楽しみだ。
「強がっちゃって……んん、はっ……あんたの、
中でビクビクしてんのわかってんだからねっ」
チンポの根元がヒクヒク動いた。
締め付けられた上でその動きはなかなか効く。
俺のハラ近くに硬いものが当たってる。
さっきから気になっていたけど、その正体はどうやら
キャスの割れ目の上にあるアレだ。
真っ赤な豆みたいなアレが腰が揺れるたびに当たってるんだ。
もしかして、アレがクリトリスってヤツか……?
女のカラダで敏感なところって聞いたぞ。
誰に聞いたかって? そりゃヒミツだけどな。
あれ、触ったらどうなんだろうな……
「きゃあ!?」
「うわっ!」
クリトリスに触った瞬間、すっげー締め付けてきた!
危なかったな、出そうになったぞ……。
「あ、あんたどこ触ってんのよ!」
「お前もここ弱いのか?」
「あ、当ったり前でしょーが! 女の子のそこは触っちゃダメなんだから!
敏感すぎて痛いのっ!!」
痛いって反応じゃなかったぞ。
もしかしてマジで弱い部分だったりして……俺に知られたくないから隠してるのか?
「ま、また触ったぁ!!」
「うおっ……、お、お前すげーな。めちゃくちゃキツくなる」
「バカ、痛いんだから! 止めてよねもう!!」
全然感じないのに、コイツがバカみたいに腰振るからいい加減出したくなってきた。
男はチンポ擦られたら気持ちよくなる生き物なんだよ。
別にキャスが気持ちいいって訳じゃねぇんだ、絶対そうだ。
限界が見えてきた俺は、キャスの揺れるお尻に手を伸ばした。
「ど、どこ握ってんのよっ……あんっ、バカっ、離せー!」
「お、俺出そうだからお前どけよ」
「フ、フン、もう限界なの? 我慢が足んないわね、手下失格よ」
お尻を持ち上げようとしたけど、こいつ全然退こうとしない。
「し、失格でいいからどけって! マジで出るから!」
ヤ、ヤバい。もうそこまできてるっ。
「あんた、中で出したらわかってんでしょーね! 本気で責任とってもらうかんね!」
「い、いいからどけー!!」
あっ!
ドクッ! ドクッ、ドクッ、ドクッ……
「わぁぁ!!」
出しちまった……な、中で出したらこ、子供が出来るんじゃなかったっけ?
大変だぁ!!
「あーぁ。出てるよ、すっごいたくさん……」
「お、お前が退かねぇからだろ!! あぁぁ、どーすんだよぉ!!」
「しーらない」
なんて無責任なヤツなんだ! 自分のカラダだろ!?
結局チンポが小さくなるまでキャスは俺の上から退こうとはしなかった……。
*
キャスが俺にしゃべりかけてきたのはそれから数分ぐらい経ってからだ。
「……あんたさー、盗みに入った家で捕まったことある?」
「い、一度だけ……すっげー殴られた」
まだ物を盗るのに慣れてなかった頃、でかい屋敷の警備に捕まったことがあった。
「ふーん……それだけで済んだのよね」
「バカ、すっげー殴られたんだぞ。死ぬかと思ったんだからな」
「いーじゃん、男はそれだけで済むんだから。女は…」
口ごもるなんて珍しいな。いつもズケズケもの言うくせに…。
「何だよ。女も一緒だろ。捕まったら盗んだモン取り上げられて、さんざん殴られて」
「女はもっとヒドイことされんのよ。何も知らないのねー」
「もっとヒドイって…」
死ぬほど殴られるよりもっとヒドイことがあんのか?
「ま、しょーがないわね、男ってバカだから。
それにあたしみたいな美少女捕まえたら放っておかないのはトーゼンよ」
「おまえ……」
女だからって、そういう……お前みたいな子供でも、そんなことされたりすんのか?
「べ、別に自分がドジふんだのが悪いんだから。
自分が悪いんだから、何とも思っちゃないわよっ」
強がってるのがわかった。俺を見て言ってなかったからだ。
「あんなデブに触られたって何とも思っちゃないんだから。
き、汚い手で触られたって、気持ち悪いだけ…あっ、あたしの……」
「……」
「あ、あんたでもうイッパイになっちゃったから、
あいつのなんてもう忘れたけどね!
あんた出しすぎたからあいつのセーエキなんか全部流れちゃったんだからね!」
こいつ、もしかしてその時初めて……
「ちょ、ちょっと利用しただけよ。トーゼンでしょ、
子分は親分が気持ちよーくお仕事するために気ぃ使わなきゃダメなんだから!」
「お前、それで…」
「あ――もう! 何であんなヤツ思い出さなきゃなんないのよ! やーめた!
子供はもう寝る時間よ。あしたからビシバシ働いてもらうからね、子分その1!」
お気楽そうなこいつもそれなりに辛い目にあってんだな……。
子分にはならないけど、一緒に仕事すんのは別に許してやっかな。
完
あと1KB残った……
>>1氏に敬意を表して
ルイーズタソの話を揚げるべきだったかも
まぁ年上キャラは常に狙ってますんでいつかお目にかかれる日が……
あるといいなぁ
えーと、えーと
エリウッド×ニニアンってみんな嫌いなのか……?
クリア後真っ先に飛びついた組み合わせだったんだが
セインに連れられて水浴びしている女性達の覗きに赴くヘクトル・マシュー。
しかし運悪く見張りのファリナに見つかってしまう。
セインとマシューの入れ知恵でヘクトルにファリナと交渉させることに。
大金をつまれたファリナはしぶしぶ、しかし顔をニヤつかせながら道を譲る――
みたいなことを考えてますた