ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章

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784名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:09 ID:9dts6ZxT
いやカレr(ry
785名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:43 ID:9dts6ZxT
次スレはいつ立てる?
786名無しさん@ピンキー:04/05/24 19:47 ID:XmX4ZhWj
まだ大丈夫だろ
787名無しさん@ピンキー:04/05/24 20:14 ID:R45lHAjQ
>681
ツヅキマダー?(AA略)
788名無しさん@ピンキー:04/05/24 21:12 ID:U4gMDozY
>783-784
あえて言わせてもらうがノアという選択肢は無いのかおまいらw
789名無しさん@ピンキー:04/05/24 21:28 ID:li+h4rJ0
ガチ
790名無しさん@ピンキー:04/05/24 22:44 ID:ckP4LwGi
いやルト(ry
791名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:31 ID:KlJ++pnD
いやシn(
792名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:33 ID:iVxxCSuT
スーたんはいつでるのかな?(・∀・)
793名無しさん@ピンキー:04/05/25 03:43 ID:QIssW2tM
枯れryも充分うわなにをするやめry
794名無しさん@ピンキー:04/05/25 11:33 ID:uxrkYBml
>788
そんなの普通すぎてツマランではないか
795名無しさん@ピンキー:04/05/25 14:44 ID:SNAlG05G
しかしどうしてクラリーネは普通のがないんだろうw
796名無しさん@ピンキー:04/05/25 15:10 ID:QIssW2tM
>>795
ランスものがあったのにまだ不満なのか?
797名無しさん@ピンキー:04/05/26 17:17 ID:npt7jijr
クレインラブ過ぎてひっぺがすのが難しいからかと
どうしても強引になっちまうとか
798ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/05/26 20:29 ID:v0LooLD0
百合U(23)

二人が唇を離すと、二人の間にねっとりと唾液の橋がかかる・・・。
二人の心をつなぐ、愛の橋だった・・・

「ララムッ!ララムッ!」
ダグラスがいかに力を込めようとも、四肢をつなぐ鎖はびくともしなかった。
(わしは・・・わしの力は・・・こんなものなのか・・・?)
エトルリア王国の大軍将として、自信あふれる行いをしてきた彼にとっての、初めての
絶望感・・・・・・
ただ、涙が溢れるばかりだった・・・
「あひいいいいいっ!!!」
ララムの悲鳴が響いた。
ガレットの腕がララムの大事な部分を撫でまわしている・・・
「わしは・・・この生あるかぎり、決してあきらめんぞ!ふんっ!ふんっ!」
ダグラスはなおも、両腕に力を込めた。何としても愛娘を救いたい。
その想いが、奇跡を呼んだ・・・

がんっ!!!
とてつもなく大きな音とともに、ダグラスの右腕が自由になった。
見ると、ベッドの右に、自分にも劣らぬ大男が、斧を振りかざして立っている。
そして大男が立て続けに斧を振り下ろすと、大きな音とともに、ダグラスの残りの四肢の
鎖は切断された。
「バアトル殿・・・?」
ダグラスが男を見上げると、男は口を開いた。
「ダグラス殿、話は後だ。さあ、娘達を助けるぞ!」
「おおっ!」
ダグラスは立ちあがった。今こそ、愛娘を助ける時・・・

つづく
799次スレ用テンプレ:04/05/26 20:39 ID:v0LooLD0
ファイアーエムブレムシリーズやティアリングサーガの18禁SSスレッドです。

前スレ
ファイアーエムブレム&ティアサガ第9章
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073706816/l50
作品倉庫
http://fire_emblem2ch.at.infoseek.co.jp/fe18.htm
800名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:45 ID:v0LooLD0
スマソ。うちの専ブラ、コピペが使えないので、おいらに出来るのはここまででつ・・・OTL

どなたか続きよろ
801ルイーズたん(;´Д`)ハァハァ:04/05/26 22:29 ID:k1MBozeD
次スレ立てますた

ファイアーエムブレム&ティアサガ第10章
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085577911/
802名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:43 ID:NIxymQF7
まだ466KB、801発言だというのに次スレですか。
責任持って倉庫格納依頼してくださいね。
803名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:49 ID:k1MBozeD
>>802
済まないです
以後気をつけます
804名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:51 ID:KynwZF95
>>802
うちだと492KBだが?
805名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:55 ID:eOCjTxuf
うちだと466.6KB
ちなみにまかー用。
806名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:44 ID:H8uvDEz+
じゃぁ千取り開始?
807名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:46 ID:3+eFdCDy
イグレーヌはどこ行ったんだ馬鹿

自分で書いたもんの状況ぐらい把握しろ
808名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:02 ID:18Xs7JRR
イグレーヌはファと昇天してました。
809名無しさん@ピンキー:04/05/27 04:07 ID:En8SmUzY
イグレーヌは近くにファと並んで寝かされて、エルフィンに女の子の大事なところを視姦されていますが、何か?
810名無しさん@ピンキー:04/05/27 07:24 ID:ORQkerYU
まだいたのか死に損ない王子w
811名無しさん@ピンキー:04/05/27 07:28 ID:zQF2brCu
そのうち時空転移魔法とかいって
アトス+烈火陣が出てきてもおかしくない流れだなw
近親(ry
812名無しさん@ピンキー:04/05/27 11:38 ID:Owy00EEV
イグレーヌはアストール襲いに行きますた
813名無しさん@ピンキー:04/05/27 13:51 ID:9vGosCpx
>>807
もしかして、釣り?
814名無しさん@ピンキー:04/05/27 14:42 ID:VKvJr+cd
新スレは放置でつか?
815トビモノ:04/05/30 20:31 ID:rISkdN3G
新スレは大丈夫そうなのでこっそり埋め。

ティアサガです。
これまた需要のなさそうなリシュエル×マーテルです。
816トビモノ:04/05/30 20:32 ID:rISkdN3G
『いとこ同士』

「魔物の封印も無事に終わったし、もう私には用はないわよね?」
作った笑顔を浮かべて端から反論を否定するマーテルに対して、一体何を言えというのだろう。
リシュエルがとめる言葉をいう間もなく神官服の裾は鮮やかに翻される。
引きとめようとする手がむなしく空を切った瞬間。
マーテルはその長い裾を踏んづけて、それは盛大に顔から転んだ。
「きゃっ」
意外と女の子らしい悲鳴と『どてっ』という擬音でしか表現のしようのない物音が、
なんともいえないハーモニーとなる。
「大丈夫か、マーテル」
差し伸べた手は憎憎しげに睨み付けられた、神官服を着たマーテルは日に3度は転んでいる。
そしてその憎悪は、どうやら神官服を着る原因となったリシュエルに向けられるらしかった。
マーテルはしぶしぶといった様子で手を借りると起き上がり、力いっぱいスカートの埃を払う。
八つ当たりは無論、その衣服にも向けられるらしい。


ふてくされたように口元をゆがめ、どこか痛むのだろう涙目のまま、
それでも無言でマーテルは顔をあわせようともしない。
昔はもう少し素直だったのに、と思う。

初めて出会った頃のことなんて、もう覚えてもいない。
記憶に残らないほど幼すぎて、運命的な出会い、なんてものからはだいぶ遠い。
それは仕方のないことだ、自分たちは親戚同士なのだから。
817トビモノ:04/05/30 20:34 ID:rISkdN3G
「マーテル、もしかして今ので怪我をしたんじゃ…」
「平気」
素っ気も何もない答えに、彼女が何がしかに腹を立てていることがわかる。
早足で歩く彼女に追いすがりながら、リシュエルは困惑する。

「ちょっと、なんでついてくるの?」
「まだ話が終わっていないだろう?」
「話なら終わったわよ、私の仕事は終わったから帰るわねさようならってことじゃない」
「いきなりそれは勝手過ぎる」
「ぜんぜん勝手じゃないじゃない」
痴話げんかにも似た言い合いを続けながら、神殿の長い廊下を歩いていく。
マーテルは先ほどの轍を踏まぬよう、足元に注意をしながらも言葉をとめる様子はない。
「私やっぱりこの服嫌い」
「…日に3度も転ぶからか?」
そうして立ち止まったマーテルは大きなため息をつく。

「あなたって、根本的に人の感情を理解する能力がかけてるのよね」
いきなり人間として否定されてしまったリシュエルに、
マーテルは追い討ちをかけるように矢継ぎ早に非難を浴びせかける。
「だからメーヴェさまにあんなことがいえるし、メリエルにまで未練がましいことを言って、
パトリシアさんをあんなところに置き去りにしてこれるんだわ、シスターアンナとも何か怪しかったし」
どうやらリーヴェでのことをマーテルは言っているらしい。
思いかえしてみればあれ以来、マーテルの態度はいっそう頑なになったような気がする。
だが、リシュエル自身には何も恥じるようなことはなかった。
818トビモノ:04/05/30 20:35 ID:rISkdN3G
「マーテル、それはどういう意味だ。私はメーヴェもメリエルもバドもアンナも皆きちんと大切に思っている」
しかし、リシュエルの堂々とした宣言は当然ながらマーテルには全く効果がなかった。
むしろマーテルの何かに火をつけてしまったらしい。

「だったら…」
マーテルは胸の辺りを押さえながら、必死に何かを堪えかねていた。
うつむき加減に肩を震わせ、何も知らない者が見たら泣いていると思わせるような姿だ。
「だったらその人たちに着て貰えばいいじゃない!!」
何を、と思う間もなく、目の前で繰り広げられた光景にリシュエルは絶句した。
マーテルはショールを地面にたたき付けると、清楚な神官服の襟を乱暴にあけ袖を抜き
すとんと地に落ちたその衣服から白い素足を引き抜いた。
薄いスリップの他には、下着しか身に着けてない。
昼間の神殿の開放された廊下にはありえない姿のマーテルが、
脱ぎたてほやほやの神官服をその手に拾い上げる。
「なっ…!ま、待て!マーテルっ!」
「待たない!!」
衝撃の光景を目に焼き付ける暇もなく、リシュエルは顔面に神官服をたたきつけられた。
たたきつけられながらも、マーテルを手近な扉の中に押し込めたのは褒められるべきことだろう。
819トビモノ:04/05/30 20:36 ID:rISkdN3G
なだれ込んだ部屋の中は古くかび臭い匂いのする、物置のような部屋だった。
埃のつもった木の床の冷たさにリシュエルは一瞬でわれに返る。
「いた…もう、さっき転んだばっかりなのに…」
「君があとさき考えない行動をとるからだろう」
マーテルは座り込んだままむき出しになった白い二の腕をさすっている。
無論、むき出しなのは二の腕だけではない。
スリップの裾から覗く太ももも、首から鎖骨かけてのまろみを帯びた線も当然出しっぱなしだ。
「…」
リシュエルの配慮のない視線に気づいたのか、
マーテルはどう考えても伸びそうもない裾を引っ張り両足をぴっちり閉じた。
そういう意図があったつもりはないが、まざまざと警戒を見せ付けられては、
リシュエルが多少むっとするのも仕方のないところだ。
意識して視線を逸らしてから、くだんの神官服をマーテルに差し出した。

「ようするに、君は私が気に入らないんだ」
「別にそんなことないけど。あなたこそ私のことなんてどうでもいいくせに」
「どうでもいいなんてことあるわけないだろう」
マーテルはわかりきったことを言う。
親戚で記憶がないくらいのころからの付き合いで許婚のような存在で、大切じゃないわけがない。
そんなことは当然だ。
「…それって、ただどうでもよくないってだけじゃない」
「君がそういう聞き方をしたんじゃないか」
マーテルはリシュエルが差し出した神官服を受け取りもしない。
風邪でも引いたらどうするつもりなんだ、とわずかな苛立ちを募らせて無理に押し付ける。
「…なによ…もう2度とそんな服着てやらないんだから」
「だからといって、いつまでそんな格好でいるつもりなんだ」
「ほうっておいて」
極力見ないように気を使い、
視線をあさってにそむけるリシュエルをマーテルはさめた眼差しでにらんだ。
820トビモノ:04/05/30 20:37 ID:rISkdN3G
古いものの匂いが立ち込める部屋の中では、
窓から差し込む明るい光で舞い上がったほこりがキラキラと輝いている。
二人は相変わらず無言のままで、背をむけあっていた。
沈黙は重苦しいというよりも、やるせなかった。
それでも立ち去れずに、この不自然な空間を共有している。
どうしてこんな風になってしまったのか、と思う。
幼いころは世界は単純明快で、好きか嫌いかそれだけだった。
今はなにもかもが不明瞭で、理性も感情もごちゃまぜになって区別がつかない。
そして一番はっきりしないのは、二人の関係だ。
このまま、こんな風なことを続けていたら壊れてしまう。
それだけは嫌なのに、この焦燥と不安をどうしていいかわからないのだ。

抱えたひざにもたれこんだマーテルは、窓から降る光をぼんやりと見る。
その指先が少し光る目元を拭って、涙の痕を消そうとしている。

なだらかな曲線を描く、薄い背をむけたままマーテルは膝に顔をうずめる。
背後ではリシュエルの動く気配がする。
立ち去るのだろう、と思ったマーテルは安堵と失望のため息を同時に漏らす。
そして沈黙に堪りかねた、というよりは
どちらかというと意を決して、といった風にリシュエルは彼女の名を呼んだ。
「マーテル」
声と共にリシュエルの重みがその背にかかり、肩を両腕で抱かれた。
彼女がそのことに気づいた瞬間にはもう、
リシュエルの声は頬と耳を同時に掠めるほどの近くからしか聞こえなかった。
821トビモノ:04/05/30 20:37 ID:rISkdN3G
「いつまでも、こんなことを続けていたくないんだ」
「リシュエル…?」
狼狽してこわばった唇をようやく動かす、彼女はただこんなことは初めてだったので
ひたすらリシュエルの意図を測りかねた。
明らかな意思を持って、肩に置かれたリシュエルの手が肩紐をずり落としていく。
「やっ…」
熱を持った唇がうなじに押し当てられる、離れようとしてよじる体がぴくんと震えた。
「ちょっと…リシュエル…?!」
意固地になって無防備な姿をさらけ出していたのはマーテル自身の自業自得だ。
だが、リシュエルがこんなことをするだなんて彼女にとってはまったく予想外のことだったのだ。
故に、勝手なことをされてる怒りよりも混乱の方が激しかった。
強く抱きしめられて、自分よりも少し熱い体温が間近にある。
理性とも感情とも別のところで、初めてリシュエルを異性だと意識した。
「やだ、離して…!」
「君のいうことは、聞かない」
琥珀色の眼差しは至って真剣で、唇はすぐにふさがれた。
息ができないほど激しく舌を絡められ、マーテルは不安定な体制を崩して背を床に打った。
そのまま覆い被さるリシュエルの影に身をすくませる。
「…っ」
どうにかして突っぱねて押し返そうとする腕を、力任せにつかまれる。
勝気な言葉は何も出てこなかった。こわい、と思ったのだ。
一瞬力の抜けた腕はなんの障害にもならない。
リシュエルの手はマーテルの淡いセレスティアルブルーの髪に添えられた。
髪を撫で、そっと頬に触れる。
そしてただ、何度も繰り返される口付けに体の奥が痺れたようになってくる。
リシュエルはどうしてこんなことをするのだろう、
その度溢れる疑問はけれど言葉にならない。
822トビモノ:04/05/30 20:38 ID:rISkdN3G
「やめて…ねぇこんなこと、おかしい」
震える声でどうにか制止しようとすると、懇願に似た口調になった。
リシュエルはマーテルを見ると口元をゆがめるようにして、笑う。
「だって、私たち…こんな…」
続けるべき言葉は何もない、今の状態をなんと形容すればいいのだろう。
ただ、こんな風に体を重ねるような間柄ではなかったはずだ。
リシュエルの手が薄絹の間からマーテルの肌の上を滑るように忍び込む。
胸の膨らみを探ろうとする手が熱い。
「いやっ」
「マーテル…」
わずかに高潮したささやき声と共に乳房が揉みしだかれる。
全身が総毛だつような、けれど不快感とは違う感触に包まれた。
もう片方の手が体の線の柔らかなところを確かめるようにして、なぞっていく。
リシュエルは言葉を発することもなく、唇でも体を余すところなく触れていく。
そしてマーテルの硬くとがった乳房の先にしゃぶりついて、吸い上げた。
リシュエルの施す愛撫にいちいちびくんと震えて反応しながら、
マーテルはそれでも止めなければならないという思いに必死にしがみ付いていた。
「君の体はすごくやわらかいな…」
仰向けになったせいで乳房はほとんど形を崩している、その中で痛いくらいに摘まれて
唾液で濡れた突起だけが赤くつんと立っているのがマーテルの目にも入った。
途端、今まで感じる余裕もなかった羞恥心が湧き上がってマーテルは頬を赤く染める。
内股にもぐりこんだ手が薄い皮膚を刺激する、撫でさする手を追い出そうと
どうにか足を動かしてみてもただもぞもぞとするだけで何も効果はない。
呼吸が下手になってしまったみたいに息苦しい。
自分の体が熱っぽい何か別の生き物に変わっていくようだ。

悔しいけれど、マーテルはいつだってリシュエルのことを本気で拒めたことがないのだ。
結局、神官服を着ることになってしまったのもつまりはそういうことだ。
823トビモノ:04/05/30 20:39 ID:rISkdN3G
「…やだ、本当、ねぇ、リシュエル…もうやめて」
「こんなことするのは、おかしい?」
薄い茂みを割って、リシュエルの指がマーテルの秘められた箇所にあてがわれる。
軽く指を滑らせると、柔肉の二片の奥からは熱いものがとろり溶け出している。
「…あっ、ん…」
吐息交じりの切ない声が漏れた。
自分の声に驚いたマーテルは自らの指の腹を噛みしめる。
下腹をまさぐることを止めぬまま、リシュエルがその手を奪った。
「や…」
矜持を守るすべもなく、取り上げられた手を前に二人の視線が交差する。
乱れて頬にかかった柔らかそうな髪の隙間から覗く
濡れて潤んだマーテルの詰るような眼差しに、リシュエルは一瞬戸惑いそれ以上に魅入られた。
上気した頬、拗ねたように歪めた唇さえも濡れて紅い。
色素の薄いマーテルには不似合いな血の緋色が、その印象を艶かしく変える。
「…リシュエル」
掠れたようなつぶやきは、どこかあきらめを感じさせる。
リシュエルはマーテルの拒絶の言葉をもう聞きたくはなかった、
だからといって今更止めることもできない。
振り払うように視線を避けて、マーテルの下着を退ける。
淡い恥毛の隙間からから覗く花弁は、淫らに紅く濡れそぼっている。
824トビモノ:04/05/30 20:41 ID:rISkdN3G
リシュエルは甘い蜜を纏うその秘裂に滑らせた指の角度を変えた。
「…っ」
それが突然侵入した違和感にマーテルは一瞬身をすくめ、
ことさらリシュエルを視界にいれぬように首をあらぬ方へとやった。
むき出しになったのどと鎖骨が時折、ぴくりと震える。
じゅぷ、と泡だつような水音を立てて何度か出し入れを繰り返す。
その絡みつく内壁を指を曲げてひっかくとマーテルはむずがるような声を漏らした。
「いや…あ…ん…」
甘えたようにも聞こえるその声に、リシュエルは何故かいらだった。
「君はいつでもいやだとばかり言うんだな」
媚肉と柔毛の間をまさぐりマーテルの快楽の核を探り当て、
ぷくりとふくれたそれを軽く摘むと、白い体が跳ね上がる。
マーテル自身にもそれは制御もないものだった。
花芽をつまみひねり、いやらしくいじくりまわされる。
リシュエルに触れられたそこから、とめどない愉悦が襲う。
「やっ、あ…だ、め……だめ…よ…」
「だめなことなどないだろう、わたしたちは」
言葉はつながらない、そこで途切れさせたままリシュエルはマーテルの鎖骨に噛み付いた。
伏せた体がマーテルのむき出しの乳房にこすれ、甘い悲鳴を上げさせる。
「…!」
そして骨を食む鮮明な痛みにマーテルは息を呑む、
リシュエルのこぼれる緋色の髪は敏感になった彼女の肌をくすぐる。
その軟い感触に体の芯に疼きが募る。
痛みと快感、相反するようでよく似た二つの刺激にマーテルは引きずり込まれていく。
「だめって…言ってるの、に……」
「だめな体がどうしてこんなふうになるんだ?」
リシュエルの声音がわずかに興奮したように上ずる。
普段何かと頭の上がらない相手であるマーテルが自分の思うがままなのだ。
感情の行き違いも忘れて、一瞬何か得体の知れない嗜虐心のようなものが湧き上がる。
825トビモノ:04/05/30 20:42 ID:rISkdN3G
「ほら、君はこんなにいやらしい」
「…ちがう、わ…」
愛液に濡れてふやけた指がマーテルの半ば開いた唇をなぞり、舌に触れる。
薄い笑みのようなものを浮かべて近づくリシュエルの顔をみつめる瞳が頼りなく揺れた。
「ちがわないだろう?私は君のことをずっと昔からよく知っているんだ」
「…リシュ…エル…」
後ろ手を這わせまだ逃れようとするその体を、苛立つように乱暴に捕まえる。
「どうせ君は私のものになるんだ」
投げやりなその言葉にマーテルはわずかに傷ついたような顔をしたように見えた。
だが、次の瞬間、明確な怒りの感情がその瞳に光を宿す。

乾いた音が高く響いた。
マーテルの手がリシュエルの頬を打ったのだ。
しかしわずかに反れてかすめたそれは、抑止力にはならなかった。
「…っ、離してっ…!」
「今更」
もがく体はいまだリシュエルの下にある、その柔らかな乳房を握り持ち上がった乳首に歯を立てる。
マーテルの体が総毛だち、緊張状態になる。
動けば噛み切る暗示のように緩く噛み転がしながら、リシュエルは己の前をくつろげる。
思考のどこか遠くの方で警鐘がなる。
取り返しのつかないことをしようとしている。
だが、それこそ本当にもう今更のことだった。
826トビモノ:04/05/30 20:42 ID:rISkdN3G
「仲良くしなさい」と周りはいつも言っていた。
家や言葉やしがらみの重みも意味もわからなかったころの話だ。
漠然とそれはあるいは指きりのない約束のようなものだったかもしれないが、
ずっと一緒にいるのだ、という思いは互いにあったと信じている。
リーヴェの清き大河はゆるやかに穏やかにサリアの森まで流れていく。
そんなふうにいつか自然に一緒になるのだろうという予感はあった。


だけれど、その形のない約束はこんなものではなかったはずだ。


濡れそぼった毛に縁取られ、まだ愛液で濡れててらてらと光る花びらをめくり上げる。
恥部を曝け出されてマーテルはもがいたが、そこに宛がわれる熱いものを感じたのか息を飲む。
そのきょとんとしたようにも見える表情はただの無力な少女のものだ。
激しい抵抗を予測していたリシュエルは、思わずマーテルの反応を伺うように見てしまった。
荒い息を苦しそうに吐き出しながら、マーテルはゆるゆると持ち上げた手をリシュエルの手に重ねる。
「…言わなきゃ、わからない…?」
これ以上、言葉を留めておくことができなかった。
けして言いたくなかった言葉が今マーテルには何よりも苦しかった。
「わたしは、あなたが好きなの…」
言葉とともに零れ落ちそうになるものがあって、マーテルはそれだけは堪える。
「あなたが好きなの…だから…もう、や…っ!」
言葉を遮るように、リシュエルの高ぶるもの先端がねじ込まれる。
閉ざされた処女の隙間をこじ開けようと、力任せに侵していく。
マーテルはその衝撃に目を見開くと、リシュエルの腕をつめを立てて掴んだ。
「…それなら別に、いいだろう?」
感情を殺したような声を耳元で囁かれる。
ひりつく痛みが波のように押し寄せて、マーテルはリシュエルの肩に一層深く爪をえぐらせる。
827トビモノ:04/05/30 20:43 ID:rISkdN3G
「いやあああっ!…ん、ううっ…っ……!」
マーテルの中は彼女の相反する態度そのものだった。
リシュエルのものを柔肉で包み込み奥へと誘いこむくせに、拒絶するように狭く締め付ける。
強引に全てを納めると、いつの間にか結合部から赤いものが流れていた。
「あ……リシュ…エル…どうして…」
繋がっているのだ、という紛れもない事実にマーテルは切なげにわななく。
さえなむ痛みは止まないのに、体の中に違和感として
確かにそこに存在する熱がマーテルを恍惚へと導く。
生理的なものか、涙のにじんだ碧い瞳がより一層艶を増し、
穢れない新雪のような肌がしっとりと汗ばみ、清潔な淡い香りが立ち上る。
「…君が、あんなこと言うから」
このままマーテルの中に包まれていたいと思うほどに、
絡みつく柔肉に引き戻されるような感触が、出し入れを妨げる。
「や、あっ、あああっ…ん…」
ゆるやかな抽送に合わせたように、マーテルの体がかすかに揺れる。
理性が押しとどめようとしているのか躊躇いがちなその動きがもどかしく
リシュエルは不意に激しく打ち付け、マーテルの腰を浮かせてやる。
「ああっん…やっ、やだ…あ、あ…」
ぐちゅぐちゅと響く音を否定したいかのようにマーテルが首を振ると、
体の動きにあわせてその柔らかな乳房が扇情的に揺れた。
弾けそうに膨れたその先端を掠めながら、片手でその体を弄る。

「ふ、あ…リシュ…エル…」
今まで聞いたこともないような鼻にかかった甘い声が、脳を刺激し、
どこか媚びるような響きが、こびりつくような余韻を残す。
828トビモノ:04/05/30 20:45 ID:rISkdN3G
「リシュエル……リシュエル……」
何度も名を呼ばれ、堪らなくなったリシュエルは彼女の唇をふさいだ。
密着した体が下からも上からも繋がる、
唾液をすすり歯列をなぞり舌を絡める激しい口付けが呼吸を狭める。
無意識に重なる体で快楽を得ようとしているのか、もぞもぞとマーテルが動く。
「…リ…シュエル…ひ、あ…んん…」
このどんな音より艶かしい、彼女がリシュエルを呼ぶ声は止まない。
弄る手を花芽に添えてやると、マーテルの体がぴくんと震える。
そして感じているのだろうその度に収縮し、
蠕動はリシュエルのものを中に引きずり込もうとしているかのように貪欲だ。
長く持たないことを感じて、一層深く中を抉りあげることを繰り返す。

「ああっ、リシュエル…リシュエル…あああっ、あっ、あああ」
淫らに動く腰とともに嬌声が一際高くなり、
絡まる足が反り返らんばかりに伸ばされるとマーテルの体が痙攣するように震える。
「…はっ、あ…マーテル…」
そしてその激しい締め上げに耐えられず、リシュエルの脈打つものから熱い奔流が迸り、。
マーテルの虚脱した体の中に残滓は吐き出された。
829トビモノ:04/05/30 20:46 ID:rISkdN3G
興奮は静まる。
マーテルはのろのろと散らばる衣服をかき集め、
行為の下敷きになって汚れた神官服に顔をしかめる、そもそも部屋の中は明るすぎた。
それもマーテルが一向にリシュエルの方を見ようとしない、ひとつの要因だろう。
彼女に高揚に任せて酷い言葉を吐いたことだけはさすがに悔いた。
沈黙する彼女に話しかけるのは、リシュエルにとってもある種の勇気のいることだった。

だが、もう子供同士のままではいられないのだ。
温く穏やかで傷つかない、仲の良いいとこという関係は終わらせてしまった。
それもずいぶん一方的で乱暴な方法で。

「マーテル」
マーテルはやはり拗ねたように唇をゆがめ、床の一点を見つめている。
その中につつけば泣き出してしまいそうな脆さがあることに、リシュエルは初めて気がついた。
強い娘だと思っていたけれど、もしかしたらこんなふうに涙を堪えていたのかもしれない、と。
「何か君の着るものをとってくるよ」
クロークを彼女の肩にかけても、反応は何もない。

扉の前に向かい、だが一時でもこの場を離れることにリシュエルは不安を感じた。
言わなければいけないことがあるはずだ。
けれど、それは謝罪でもなければ許しを請うことでもない。
そこで立ち止まったまま、リシュエルはただ言葉を探す。
そういえば初めの喧嘩の原因はなんだっただろう。

それは日々繰り返される些細な苛立ちに似ていて。
830トビモノ:04/05/30 20:47 ID:rISkdN3G

「マーテル、私は…」
彼女がわずかに視線をこちらに向ける気配がする。
けれど目が合ってしまえば別の言葉になりそうで、
リシュエルは扉に向かったまま振り返ることができない。

「ずっと傍にいてほしいんだ、君に。…ただのいとことしてじゃなくて」

初めから傍にいた。
その奇跡のような出来事。

「…すぐもどるから」
リシュエルはマーテルの返事をまたず、慌てたように扉をあけて外に出る。
しでかしてしまったことよりも、たった一言のほうがよほど恥ずかしい。
熱くなる顔を抑えて、早足で急ぐ。
彼女の出す答えがどんなものになるか、それはまだわからないけれど。


831名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:52 ID:E8uloXpz
リシュエル×マーテル イイ!
GJ!!
832名無しさん@ピンキー:04/05/31 21:16 ID:bTl5TIuY
作品として丁寧だし、個人的に好きカプ好きシチュなんでごっつ萌えますた。
GJ,また何か書いて下され!!
833名無しさん@ピンキー
GJ。一応の為、まだチェックしといてヨカタ。
このスレ、よく終盤に埋め立てしていく
シャイなアンチクショウ神が降臨するからな。