宇宙戦士バルディオスでエロパレ-2

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617名無しさん@ピンキー:04/10/26 17:37:18 ID:FmqAd23L
>>614
いたぶられながらも感じてしまう十五歳のアフロに萌えます。
このまま突っ走ってください。
618名無しさん@ピンキー:04/10/26 19:57:22 ID:RnReW6d9
>>617このまま突っ走って、突っ走って頑張ります。
デビッドとエラは大人の雰囲気ムンムンですね、そちらもこのまま突っ走ってください!
続きを楽しみにしております!
619名無しさん@ピンキー:04/10/27 09:48:34 ID:yRbAvsEI

「もうひとつの地球氷河期作戦・6」

「ああ……」
 エラは荒い吐息を漏らす。
 くちゅっ
 左手の中指がエラの花びらに触れ、水音を立てた。
「凄い……。ぬるぬるしてる」
「やめてデビッド!」
 羞恥のためか、エラは声を荒げた。
「やめません。あなたと触れ合える機会は今夜限りなんだ。オレに明日はないんだ」
 言いながらオレは、エラの豊かな乳房を揉み、秘所をまさぐった。
「うっく……それならせめてベッドへ……くああっ」
 クリトリスを刺激すると、エラはビクン、と背を反り返らした。
「ベッド?」
「そうよ……。こっちへ……んんっ」
 エラが指差す先に、隣室へのドアがあった。恐らくベッドルームへのドアだろう。
「わかりました。ベッドへ行きましょう」
「きゃっ」
 オレはエラをひょいと抱えあげた。いわゆるお姫様抱っこだ。
「デビッド……おどかさないで」
「アハハ、さあ、お姫様、お城の扉を開いてくださいませ」
 オレはドアの前に立ち、おどけた調子でエラを促す。オレの両手は塞がっていて使えない。
「もう、デビッドったら……」
 エラも満更ではない様子だ。紅潮した頬が愛らしい。
 カチャ
「どうぞ、王子様。ここが私のお城よ」
 エラの手でドアは開かれた。オレは初めて目にする女性の寝室に目を瞠った。
 <つづく>
620名無しさん@ピンキー:04/10/27 14:33:47 ID:hLP2mFDs
>>619 デビッドがキザでたまりません。私もがんばります。>>614の続き、
ガットラーは親指と人差し指でアフロのクリトリスを弄くりつつ、他の指で膣口をチョコチョコと
刺激する。ガットラーの指にフツフツと溢れ出た豊潤な愛液がねっちょりと絡みついた。
「ああっ・・・あっあっあっあっ・・・・うんっ・・・・んっんっんっ・・・・」
その愛液塗れとなった指を、クリトリス責めで悶えているアフロの口元にちかづけた。
「さあっ・・・舐めるのだ」「いやっ・・・いやです・・・お義父様・・・・」
ガットラーが指を無理やり、アフロの桜のような唇の中に突っ込む、「んんんんっ!・・・んっ」
「思う存分味わうが良い・・・・・・お前の身体は悦んでいるのだ。穢されることをこんなに悦ぶとは
いけない娘だ・・・・しかし、可愛い奴だ・・・・・フフフフフッ
さあ、今度は私が味わう番だ。」ガットラーは床に膝をつけ、M字大股開きで椅子に縛り付けられている
アフロの股間に顔を埋める、太腿の付け根をグッと掴んだ。「アアアッ!いやっ!」
アフロは椅子に縛られ自由を奪われている裸体をビクッと震わせ、背中を反らした。
背中を反らしたことで縄がまた肌に食い込み、アフロは苦痛に顔をゆがめる。ガットラーはザラついた舌で
アフロのクリトリスを容赦なく舐めまわす、ヌチャ、クチャ、クチュクチュ・・・・・・
アフロの股間から厭らしい音がする、肌に食い込む縄に顔を歪めていたアフロから悩ましい声が漏れ始める。
「ハアッ・・・・アアアアアッ・・・・・・ンッンンンンンッ・・・・・ハァン・・・・・ウンッウンッウ・・・・」
ガツトラーの舌が荒々しくクリトリスを舐め上げる度に体はビクンッ、ビクンッと大きく震え
愛液はますます溢れ出る。股間に埋まっているガットラーの顔の口元はアフロの愛液で妖しく光っている。
クリトリスを存分に嘗め回した舌で愛液を受け取り、チュルチュルと愛液を飲みこむ。
アフロは乳首を赤く尖らせ、荒い呼吸で膨らみを大きく動かせながら、悩ましい声を出し続ける。
「ウンッ・・・ウウンッ・・・・・ハァン・・・・・アッアッ・・・・・ンンンンンッ・・・・・・・」
621604:04/10/28 03:13:41 ID:CKmgkJlr
お久しぶりです。資料探しをしているのですが、「蘇った悪魔」に関する内容が見あたらず、途方に…_| ̄|〇

この話の大体のあらすじだけでも、教えて頂けないですか?
ほぼこちらをネタにする事に決定はしているのですが…
622名無しさん@ピンキー:04/10/28 13:24:25 ID:qPdvycIP
>>622の続き、
ガットラーの舌はクリトリスに押し当てられ、吸ったり舐めたりとまるで生き物のように
動き回る。「ハアッ!・・・・アアンッ、アアンッ・・・アンッアンッ・・・ウウウンッ!ンッンッンッ・・・ハアンッ!」
アフロは快感のため、なかば放心状態に陥りそうになる。両親を暗殺した卑劣な男に甚振られて悦ぶなど、アフロには
絶対許されないことだった・・・・お父様、お母様、許して・・・・・・アフロは愛液を湧き出しながら
心の中で両親に詫びる。その間もガツトラーの舌は、クリトリスを下から上へゆっくり揺り動かせ、舌先を膣口の周辺にさまよわす、
舌先が触るとも触らぬともなく微妙に膣口を舐めまわし、膣口に舌先が侵入する。
「アアアアッ、イヤッ!イヤッ・・・・やめて!」アフロは太腿の付け根をビクンッ、ビクンッと痙攣さす。
アフロの秘められた泉からは愛液が十分すぎるほど溢れ、緑の陰毛は艶やかに塗れる。
ガットラーはクリトリス責めから次の段階に進むため、アフロの股間から一度顔を放す。
目を閉じぐったりとしたアフロ、ガットラーの顔が股間から放れクリトリス責めから開放されるが・・・・・
次にアフロの膣口に触れたものは極太のバイブであった。
アフロは目を大きく見開く、目の前の鏡台の大きな鏡には何とも淫らな自分の姿がうつっている。
後ろ手に縛られ、乳房の上下、太腿にも縄を巻かれ、しっとり濡れそぼった股間を露にしている姿が・・・・
その膣口にバイブが侵入しようとしていた、「お義父様!やめて・・・イヤッ、イヤアーーーーーーーッ!」
アフロは顔を激しく横に振るが、ガットラーは残酷な笑みをうかべながら、アフロの秘肉に極太のバイブを
うめこんでいった。
623名無しさん@ピンキー:04/10/28 13:52:56 ID:qPdvycIP
ガットラーの舌の愛撫によってサーモンピンクからワインレッドに変色したアフロの女陰に
大きなバイブが突き刺さる。
「イヤアーーーーーーッ!アアッ!アアアアアアアアッ!やめて・・・・・・・アアアアッ!」
悲鳴に近い声を上げるアフロであったが・・・・・・その異物感と振動の心地よさに大股開きで身体を
ヒクヒクッと震わせた。しばらく屈辱に顔を歪めていたが、「あっあっ、はぁ〜ん・・・・はぅん・・・んっ!」
愛蜜を溢れさせながら艶かしい声を出し始めた、アフロの女陰がバイブをすっぽりとくわえ込む。
アフロの痴態がガットラーの男根をいきり勃たせる。ガツトラーは息を荒くし、バイブを激しく出し入れしてアフロの
女陰を嬲る。
ガットラーにバイブで女陰をえぐられ、その極太の逞しい異物感にアフロは気が遠のきそうになる。
「アッアッアッアッ・・・・・ンッンッンッンンンンッ!アアッ!アアアアッ!ウンッウンッウンッ!ウゥンッ!ウゥンッ!」
アフロは肌に縄が食い込んで痛むのも忘れ、縛られた身体を微妙によじらす。
バイブの激しい出し入れに合わせて、下腹部から股間にかけてを、ビクッ、ビクッ、ビクッと動かす。
「ンッンッンッ!ウウンッ!ウウウウンッ!アアアンッ!アッアッアッアッ・・・・・アンッ!アンッ!アンッ!」
ガットラーがバイブを引き抜くとき、一瞬だけ女陰から中に紅い秘肉が引き攣れてみえる。
アフロの生々しい秘肉が露になる卑猥な光景に、ガットラーも我を忘れながらバイブを動かした。
「アアアアアッ!アッアッアッ・・・・・・ウウウウンッ!ウンッウンッウンッ・・・・・・・ンッンッンッンッンッンッ!」
・・・・・・フンッ!何が『お義父様、やめて』だ!上品ぶったことをぬかしても、こんなにバイブを悦んでいる。この淫乱娘が!・・・・
縄で縛り上げられた白い乳房の膨らみをブルブル揺らしながら、バイブに合わせて下半身をビクンッビクンッと震わすアフロ。
「いいか!アフロディア!私の言うことをよく聴くのだ!」バイブを深く突っ込まれたアフロにガットラーが怒鳴る。
624名無しさん@ピンキー:04/10/28 14:08:16 ID:qPdvycIP
明日から月曜日まで留守にしますので書き込みができなくなります。
いよいよアフロ様による『メス奴隷宣言』次回には書き込めそうです。待っててね。
604さん、「甦った悪魔」の後編は・・・・・
核兵器を手にした第三帝国を解体すべく、べりシアに特殊部隊を送ったアルデバロンと地球軍・・・
目的を前にした双方の戦いでほとんどぜんめつという悲惨な結果に終わってしまった。
生き残ったのはマリンとアフロ。アフロは怪我をしていて気絶。マリンが傷の手当てをします。
肩の傷なので手当てのためにアフロ様の服を少しだけ脱がしちゃうマリン。
洞窟で寒さから身を守る為、1つの毛布にくるまって寝たりします。
そうですね・・・・傷の手当てのために肩を露出するアフロ、はじめは親身に傷の手当てをするがアフロの
白い肌にムラムラするマリン。そしてついに身体を奪おうとするマリン・・・・アフロも極寒のべリシアで
傷を負っている心細さから、思わずマリンの思うがままに・・・・
なんてどうでしょうか?すっごーーーーーーーーっく楽しみにしております。
あらすじなどがイマイチわかりにくくて妄想しづらいなら、おたずねくださいませ。
私もあらすじとは全く関係ない妄想で勝手に書き込みしまくっています。
お互い頑張りましょう。
デビッドとエラはどうなるのかな?そちらも超、超楽しみにしてます。
625名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:22:14 ID:k9rKGfva

「もうひとつの地球氷河期作戦・7」

 パッ
 ドアが開いた瞬間に暗い室内に明かりが灯った。人の出入りがあるたび、点灯・消灯する仕掛けらしい。
「へえ……」
 オレは初めて目にする女性の寝室が珍しく、あちこち見回した。
 一番に目に付いたのが大きな観葉植物だ。他に高級そうな茶色のソファーに、ピンクの鏡台もあった。壁には名前のわからない可憐な白い花の絵が飾ってある。
「やだ……ジロジロ見ないで」
 お姫様抱っこでオレに抱き上げられたエラは、恥ずかしそうにうつむく。その仕草がたまらなくかわいく思え、オレの心の高まりは増した。
「さあ、お姫様、ベッドへどうぞ」
「ありがとう……」
 ギシッ
 オレはエラをベッドにそっと下ろすと、続いて彼女の隣に腰掛けた。上等なスプリングの感触が心地いい。
「エラ……」
「あ……」
 右隣に腰掛けたエラの肩をオレは右手で抱き寄せる。
「愛してる……」
 言いながらオレは再び彼女の唇を塞ぐ。二度目のキスは、ちょっと大胆に彼女の口に舌を入れてみた。
「んうん……」
 驚いたように声を上げるエラ。しかしすぐに事態を受け入れ、オレの舌に自分の舌を絡ませてきた。
「う……」
 彼女の舌の熱さと甘さにオレは呻いた。もっとこの甘さを味わいたい、とエラの口腔内のあちこちをオレの舌はさまよった。
 <つづく>
626名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:34:43 ID:k9rKGfva
>>624
アフロの陵辱も段々苛烈になってきましたね……。いい感じです。
続きが来週なのは残念。お帰りをお待ちします。

>>604
「甦えった悪魔」について、何か疑問があったら訊いてください。
全話DVD-BOXがあるので大抵のことには答えられます。
627名無しさん@ピンキー:04/10/29 08:17:01 ID:kygNSNHb
「いい感じです」褒めていただき光栄です。
来週からまた書き込みますが、まだまだアフロ様には悶えてもらうつもりです。
デビッドも頑張れ!
628名無しさん@ピンキー:04/10/29 08:39:52 ID:kygNSNHb
ところで、容量は500KBでしたっけ?
そうすると、もうそろそろパート3に突入ですね。
いつもスレを立ててた483さんが行方不明なので、「地球氷河期作戦」の作者さんが
新スレが必要となったら立ててみますか?それか「メス奴隷宣言」の私が立ててもいいし・・・
パート3を目指してお互いがんばりましょう。
629604:04/10/29 09:44:05 ID:B4cep0wm
>>626

お言葉に甘えさせて頂きます。前半〜アフロ様が怪我をして、マリンと共に生き残るまでの状況を教えて下されば。
「服を脱がせた時」というキーワードを頂きましたので、それを利用させて頂きますね。
首筋にガットラーのキスマークを見つけて、嫉妬の余り…かな?

来週より少しずつですが書き込みしますので、しばしお待ちを。
630名無しさん@ピンキー:04/10/29 16:36:51 ID:rdIcJ9ZI
当時見てたんだけど、うろ覚えで…書く上でいくつか質問いいですか?

1.各主要キャラの互いの呼び方。
2.マリンが地球側と接触〜仲間に〜バルディオス完成くらいの間で
マリンが生態的に地球人と変わりないと判明する描写や検査うけたこととか
ありますか?
631名無しさん@ピンキー:04/10/29 16:49:57 ID:KMeDoPa1

「甦えった悪魔〔前篇〕」(あらすじ)

 世界連盟創設以前の地球は、西側と東側の二大勢力に別れ、互いにいがみ合っていた。
 二大勢力は、各地に秘密の核兵器基地を造り、相手の出方をうかがっていたが、世界連盟創設後、その秘密基地のほとんどが撤去されたと言われている。
 だが、ユーラシア大陸中部、ベリシア原野に眠ると噂される、東側最大の秘密基地の在り処は、未だ謎に包まれていた。
「この秘密基地を握れば、地球の命運は決まったも同然!」
 そう考えたガットラーとアフロディアはアルデバロンの大軍をベリシア原野に差し向けた。
「ベリシアを失えば、地球は滅びる。世界連盟は全力を持ってベリシアを死守するべき!」
 そう考えたもう一方の地球連盟上層部も大軍をベリシアに差し向けた。
 こうして幻の秘密基地をめぐって、ベリシア攻防戦が始まった。
 激しく激突する両陣営の大軍団!! 戦闘は苛烈を極める!
 だが、この戦いは決着がつかなかった。空中戦は、バルディオスの活躍で世界連盟が優勢だったが、地上で戦った両軍の運命は悲惨なものだ。
 両軍が全滅のかたちになり、ベリシア攻防戦は、秘密基地の在り処もわからぬまま、両軍痛みわけで終わりを告げた。
 ベリシア攻防戦から半年後のアフリカ大陸セレンゲティ動物公園。S-1星と、世界連盟との激烈な戦闘で荒廃した地球の中にあって、この自然の楽園にはまだ平和が残っていた。
 だが、突如動物公園に立ち上るキノコ雲! それは五十メガトンの水爆だった。自然の楽園は一瞬のうちに不毛の地獄と化した。
 水爆を落とした犯人から世界連盟に通信が入る。
「アフリカの水爆は“第三帝国”が発射したものである」
「我々第三帝国は、世界連盟及びS-1星総統ガットラーに要求する。ユーラシア大陸全土を第三帝国の領土として認めること。これを認めなければ、一週間後、水爆の全部を発射する」
「我々の行動は決して茶番ではない。なお、諸君が不穏な動きを見せれば、水爆の全部を爆発させる」
“第三帝国”とは、ベリシア攻防戦で全滅したアルデバロン・地球連盟両軍の生き残りだった。
632名無しさん@ピンキー:04/10/29 16:52:51 ID:KMeDoPa1

 偶然、秘密核兵器基地を発見したS-1星人クールと、地球人ハイウードの部隊は、上層部によって使い捨てのコマにされたことを憤り、手を握って第三帝国を名乗り、世界連盟とアルデバロンに挑戦してきたのである。
 第三帝国の暴挙を認めるわけにいかない世界連盟は、極秘裏に彼らの暗殺作戦を計画した。亜空間レーダーを持っている彼らには、バルディオスによる亜空間攻撃もすぐに察知される。
 そこで、連盟は暗殺のために選りすぐった部隊を用意した。
 ナイフの名人、クロス。
 銃のプロフェッショナル、キース。
 サーベルのマンソン。
 弓の使い手、ビンス。
 マシンガンのダン。
 トマホークのジョン。
 そして、隊長のマリン。
 敵は高感度のエネルギーレーダーを持っている。電子エネルギーの強い近代兵器の使用は、すぐ敵に探知されてしまう。
 マリン以外の六人は、原始的な武器の専門家だ。死刑免除を条件に、世界中の刑務所から選りすぐった凶悪な殺人犯の、殺し屋たちだ。
 敵はS-1星人と地球人の混成部隊。S-1星人を知るマリンが適任であると、世界連盟直々の召喚命令により、マリンがこの暗殺部隊の隊長に選ばれたのだ。
 一方、アフロディアも、特殊部隊を率いてベリシア原野に向かっていた。
 第三帝国の首謀者のひとり、クール戦闘隊長はアフロディアの腹心の部下であり、その失態を雪ぐため、総統ガットラーに第三帝国抹殺を願い出たのだ。
633名無しさん@ピンキー:04/10/29 16:55:05 ID:KMeDoPa1

 期限はあと六日。マリンの率いる暗殺部隊はベリシアの原野に降り立った。見渡す限り、雪に覆われている、一面の銀世界である。
 バルディオスチームは、いざというときに備え、目標からおよそ百キロの地点に待機している。パルサバーンの操縦はジェミーが担当していた。
 暗殺部隊の行く手には大量の死体が転がっていた。アルデバロンと地球連盟の兵士たちの死体だ。どうやら猛獣にやられたらしい。
「面白ぇじゃねえか、ついでに猛獣りも楽しめるわけだ」
 ドスッ
「おわぁっ」
 軽口を叩いたビンスの背に矢が突き刺さった!
「どうしたビンス!」
 叫ぶマリン。
 そこに十字手裏剣が雨あられのように降り注ぐ!
「危ない!!」
 マリンの危機を告げる声に全員がその場を飛びのく。
「ああっ!?」
 一矢報いる間もなくやられたビンスをのぞく六人は、濃紺の装束に全身を包んだ、まるで忍者のような一団の部隊に取り囲まれていたのだ。
 <Aパート終了>
634名無しさん@ピンキー:04/10/29 17:02:51 ID:KMeDoPa1
>>629
「甦えった悪魔」のあらすじです。ちょっと長くなりそうなので続きは明日です。

>>628
490KBを超えたあたりで気付いた人が新スレを立てることにすればどうでしょう。

>>630
明日DVDを見直して、正確なところをお答えします。
635名無しさん@ピンキー:04/10/29 17:46:21 ID:KMeDoPa1
すみません、ミスがありました。
「世界連盟」と「地球連盟」が混じってますが、「世界連盟」が正解です。
「猛獣り」→「猛獣狩り」です。
636名無しさん@ピンキー:04/10/30 01:18:08 ID:Vjb7YMYe
来週から豪華三本立て、夢のようだ。
蘇った悪魔は妄想の膨らむ話ですね。
洞窟に2人きりというだけでも妄想が膨らみますが、
第三帝国の皆さんも忘れてはいけません。
アフロを味方にするのに下心はあるし、
ガットラーと出来ているという噂もしてるのではとか、
ああ妄想スパイラル。
637元482:04/10/30 07:46:50 ID:MAhOPIHv
「甦った悪魔」のあらすじを書き込んでいらっしゃるのは、「地球氷河期作戦」の作者さんですか?
>>631->>633素晴らしく上手にまとめてて、さっすがーー!の内容ですね。
604さんの妄想書き込みデビューが楽しみです、一時期書き込みが途絶えて何とも寂しい時期があり、
483さんがいらっしゃらないと、このスレも終わりかなと終わりましたが、最近凄い盛り上がりですね。
パート3でもこの勢いで皆様、頑張って!

私元482、駄文ばかりの何とも恥ずかしい書き込みばかりでしたが、私なりに頑張って書き込んできたつもりです。
私の書き込みは中途半端で終わってしまいましたが、私の妄想・・・・情けないけどもう限界、書き込めないです。
今まで勝手に散々の書き込みをさせていただきましたが、私の書き込みはこのあたりで終わりにして、
これからは一読者として楽しませていただこうと思っております。個人的には、483さんのシャワー同衾篇とか
マリン本篇のブロットなどを楽しみにしておりましたが、483さん書き込みをやめたみたいですね。
でも、でも!「地球氷河期作戦」の作者様が凛々しく御登場、そして「メス奴隷宣言」様に、604様・・・・
私のワンパターンなだけの書き込みより、新しい御三方の新鮮な書き込みによって、このスレがますます繁栄されるのを
祈っております。
また妄想が浮かんだら参加させていただきたいと思いますが、その時までは読者として静かに楽しませてください。
638名無しさん@ピンキー:04/10/30 13:50:13 ID:fefvhUcI

 <Bパート開始>
 六人は、得意の武器を生かし、瞬く間に忍者のような一団を片付けた。一団の死体はみるみる消えていく。
マリン「これはアルデバロンの亜空間処分法だ。これなら死体が残らない」
ダン「するってぇと、こいつらはS-1星人か。敵は第三帝国だけじゃないのか?」
マリン「ああ、どうやらアルデバロンの特殊部隊が、この土地に潜入しているようだ」
一同「アルデバロンの特殊部隊!?」
キース「へっ、やめたや〜めた、オレは殺し屋だ。S-1星の兵隊相手に戦争ごっこするのはゴメンだぜ」
ダン「オレも同じだ」
クロス「オレも抜けるぜ。オレのナイフは殺しのナイフだ。大量殺人の戦争には似合わねぇよ」
ジョン「マンソン、お前はどうする?」
マンソン「オレは殺しは請け負うが、実は平和主義者なんでね。戦争はまっぴらだ」
ジョン「決まったようだな、オレたちゃ抜けるぜ、ボス」
マリン「待て! お前たちは任務の大切さがわかっているのか? 地球がどうなってもいいのか!!」
ダン「オレたちは明日をも知れぬ死刑囚だ。地球だの世界だの、ご大層なセリフをいくら並べても無関係さ」
マリン「オレの親父はガットラーに殺された。そのガットラーが地球を攻撃している。美しい地球を守ることが、ガットラーへの復讐になる!」
ジョン「オオ〜〜、隊長さんの個人的な恨みってわけかい。悪いけどな、お付き合いはゴメンだぜ、アバヨ」
 マリンに背を向け、一同は立ち去ろうとする。
マリン「逃亡は許さん!!」
 マリンは銃を向け、一同を制止しようとした。
ジョン「面白ぇじゃねぇか、やれるものなら、やってみなよ!!」
 一同はエモノをマリンに向けた。一触即発の雰囲気が漂う。そのとき……
639名無しさん@ピンキー:04/10/30 13:52:54 ID:fefvhUcI

 ウォ〜〜〜ン
 オオカミの遠吠えが聞こえた。
 現われた餓えたオオカミの群れは、キースを襲撃した。慌てて追い払ったものの、キースは既に事切れていた。
 ビンスとキースを埋葬した一同は、墓の前で結束を固めた。
 餓えたオオカミ相手に、広いベリシアを逃げ切るのは難しい。仮に逃げられたとしても、今度は世界連盟に追われるだろう。
 逃げるも地獄、進むも地獄。一同は生き延びるために、任務を遂行することを選んだ。残り五人。
 一同が進んだ先には巨大な川が。この川に沿って進めば秘密基地に出るはずだ。
 しかし忍者のような一団が再び襲ってきた。みんなを逃がそうとしたダンが犠牲になる。これで残り四人。
 このままでは、第三帝国の秘密基地にたどり着く前に全滅してしまう。マリン率いる暗殺部隊は、先にアルデバロンの特殊部隊をつぶす事に決めた。
 特殊部隊の野営地を発見した一同は、夜の闇に紛れて奇襲をかける。
 野営地は大混乱! そして……
 戦いの最中、気を失っていたマリンが意識を取り戻したとき、目の前には死体の山が築かれていた。ジョンもマンソンも既に事切れている。
(何のために来たんだ! ただ殺しあうためだけにやって来たのか? 我々の目的は別にあったのに……)
 死体の山を前に、マリンの胸の内に空しさの風が吹いた……。
「隊長さんよぉ……」
 かろうじて息のあったクロスがマリンに呼びかけた。
「クロス!」
 慌てて駆け寄り、クロスを抱き起こすマリン。クロスは虫の息だ。
640名無しさん@ピンキー:04/10/30 13:54:49 ID:fefvhUcI

「しょせん、オレたちには地球を救うなんてご大層なことなのさ……。死刑囚のオレたちが、派手な殺し場、死に場を見つけたんだ。オレたち虫ケラにはこれが似合ってるのさ、ゴフォ」
 咳き込むクロス。
「しっかりしろ!」
 マリンがクロスを励ます。
「でもよ、オレたちゃ兵隊じゃねぇ。墓だけは頼むぜ、隊長……」
 ビシュ――ン
 突然、ビームがクロスを襲った!
「クロス!!」
 野営地のテントの陰から、濃紺の忍者装束の特殊部隊の生き残りが、ライフル型の光線銃をこちらに向けている!
「クソゥッ!」
 狙撃者に向かって駆け出すマリン。
 ビシューン ビシューン
 狙撃者のビームを大地を転がって避けるマリン。
 ヒューン ドスッ
「あうっ」
 狙撃者の右肩に飛来したナイフが刺さった!
 ドシューン
 ナイフによって出来た隙に、すかさずマリンは狙撃者を撃った。
「クロス!」
 マリンの窮地を救ったのはクロスのナイフだった。
「かっこ良く逝けた……」
 ドサッ
 マリンを救い、最後に活躍の場を得たクロスは、倒れこみ、事切れた。これで暗殺部隊はマリンを残し、全滅である。
641名無しさん@ピンキー:04/10/30 13:56:18 ID:fefvhUcI

 マリンに撃たれ、倒れている狙撃者に駆け寄るマリン。マリンの銃から発射されたビームは、狙撃者の覆面を吹き飛ばしていた。その意外な正体にマリンは息を呑む。
「お前は……アフロディア」
 味気ない濃紺のマスクの下には、艶やかな緑の長い髪の女の顔があった。
「こんなところで会おうとはね……。さあ、撃つがいい。お前は私の弟を殺した……。今私を殺さなければ、必ず私がお前を殺す! さ、お撃ち!!」
 カチャ
 銃をアフロディアに向けるマリン。しかしマリンはアフロディアを撃たず、銃口を下げた。
「何故だ、何故撃たない!?」
 疑問を呈するアフロディアにマリンは吐き捨てる!
「もうたくさんだ!! オレとお前は敵味方でも、今は水爆を防ぐ目的で来ている! それがこのザマだ……。この戦いは何だ、この死体の山は何で出来た!?」
 激情のまま、胸の内をほとばしらせるマリン。
「マ…マリン……私を、私を撃て……」
 右肩のナイフの傷の激痛のせいか、アフロディアは気を失った。マリンはアフロディアを抱き上げる。
 マリンを弟の仇と狙うアルデバロンの司令官、アフロディア。アルデバロンへの復讐に燃えるマリン。それは宿命的とも言える出逢いだった。
 そしてなすすべもなく、操縦者マリンを待ち続けるバルディオス三大メカ。バルディオスが吼える日は来るのだろうか?
<前篇終了。後篇につづく>
642名無しさん@ピンキー:04/10/30 14:07:22 ID:fefvhUcI
>>629
洞窟シーンまでもうちょっとお待ちを……

>>630
これからDVDを見直します。

>>637
お褒めいただき光栄です。
元482さんの復活の日を心待ちにしています。
643元482:04/10/30 15:46:02 ID:MAhOPIHv
私の復活より、「地球氷河期作戦」作者様のあらすじ紹介が超待ち遠しい!
後篇の洞窟シーンが特に待ち遠しいぞぉーーーー!
これだけの書き込み、大変な作業だと思います、バルディオスが本当にお好きでないと、
なかなかここまで、できませんよね。あなたは偉大だ。
このあらすじ紹介をお読みになった604さんが、どんなエロ妄想を書き込んでくださか、
来週から楽しみです。デビッドと博士の続きも楽しみですが、今は「甦った悪魔」のあらすじで
お忙しいでしょうから、また書き込みできるようになりましたら、是非お願いいたします。
15歳のアフロ様も弄くられてますね!いいです!
全てがいいです!!!
644元482:04/10/30 15:55:51 ID:MAhOPIHv
>>636第三帝国の皆さんを忘れてはいけない・・・とは、なるほど鋭いですな。
特にアフロ様の部下だったクールは、アフロ様とガットラーの関係に何となく
気がついていた、とか・・・・・面白そうですね。
アニメの中のセリフでも、第三帝国には子孫が必要、とかも言っておりましたしね。
その子孫のために、アフロ様が利用されそうになるとか、はどうでしようか?
第三帝国の医務室(?)でアフロ様が傷の手当てを受けているシーンがあったと思うけど、
そのシーンでも上着を脱いでいたので、そのあたりにエロ妄想を導入すると・・・・
私もまたまた勝手に妄想を膨らませていますが、604さん、期待しております!
645名無しさん@ピンキー:04/10/30 20:57:16 ID:Vjb7YMYe
>644
洞窟シーンにばかり目がいってしまうけど、
医務室でも上着を脱いでいましたね。盲点でした!!
密室の医務室でエロエロな要求をうけるアフロ様。
その時の様子とアルデバロンでの噂をクールに吹き込まれて
悶々するマリンとか、ますます妄想が広がるなあ。
646元482:04/10/31 04:29:07 ID:YZPADZOO
>>645アニメは医務室では治療だけ・・・・エロ妄想では、もちろん医務室のベッドに
大の字で縛り付けられて・・・・が、いい!
>>629くぴ筋にガットラーのキスマーク・・・・・これもいい!!
604さん、超ワクワクしてます!
647604:04/10/31 10:34:34 ID:1IcV+ksb
詳細なストーリーを教えて頂き、本当にありがとうございます!
ただ私604は女性ですので、男性の皆様のご期待に添えるストーリーを書き込めるか、今は不安でいっぱいです。
でも首筋のキスマークとガットラーの調教の跡を見つけて嫉妬の余り…ネタは( ̄ー ̄)ニヤリ!
医務室で、マリンとの情事の後を見つけられてネタもいれましょうか?
第三帝国側に、ガットラーとの関係だと勘違いされて、さらにマリンがとか……
ガンバリマス_| ̄|〇

元482様、また貴方の話を読みたいです!何かの機会がありましたら。
648元482:04/10/31 17:12:42 ID:DjU96z7g
604様、女性ならではの、アフロ様の繊細な心理描写を凄く期待しちゃいます。
劇場版で、リランの声優募集時にはものすごい応募数があったみたいで、
バルディオスにはかなり女性ファンも多かったようですね。
>>647に書かれてあるネタ、全て超期待!ですね。頑張ってください。
私もまた書き込みをしたくなったら参加させてください、今はかなりお疲れモードというか
書き込む楽しみより、読む楽しみのほうがいいんです。身勝手なわがままですけど・・・・
書き込んでも、かなりのワンパターンになりそうで・・・・新しくご参加の3人の職人様の
書き込みを読ませていただき、刺激を受けたらまた頑張ります。
しかし「地球氷河期作戦」作者様のあらすじのまとめ方、素晴らしくお上手ですね。
なんか、1話からの全てのあらすじのまとめを「地球氷河期作戦」作者様の文章で読みたくなってしまいます。
でも、そうしていたらエロ妄想どころではない忙しさになってしまいますね。
「甦った悪魔」後編のあらすじが楽しみです。
649名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:49:21 ID:H4+Eq4yD

「甦えった悪魔〔後篇〕」(洞窟シーンまでのあらすじ)

 特殊部隊のテントの中、肩に傷を負ったアフロディアが寝かされている。かけられた毛布から覗く裸の背中が色っぽい。
 やがて気がついた彼女は上体を起こした。治療のため、マリンが脱がしたと思しき彼女の上半身は裸だ。ナイフの傷には包帯が巻かれている。
 意識を取り戻したアフロディアが真っ先にしたことは、黄金の光線銃を手に取ること。だが、右肩の傷に激痛が走り、構える右手が震えた。
 ヒュウ〜〜〜〜
 極寒のベリシアの大地を冷たい風が吹き抜ける。テントの外ではマリンがひとりポツンと大地に腰掛けていた。まるで放心しているかのように……
 そのブルーの瞳に映るのは一面の墓! 墓! 墓!
 昨夜の戦闘で生じた無数の死体を、一晩かけてマリンは全て埋葬したのだ。木の枝をくくりつけて作った十字架が立ち並ぶ様を、マリンは一体どんな気持ちで眺めているのか?
 ザッ
 足音を立ててアフロディアがマリンの背後に立った。濃紺の忍者装束からマスクだけを外した格好である。右手には黄金の光線銃を握っている。
「マリン」
「気がついたね、傷の具合はどうだ?」
 立ち上がりもせず、マリンはアフロディアを気づかう声をかけた。
「何故、助けた?」
 敵であるアフロディアには当然の疑問だ。
「ここは死人が多すぎる……。もう人殺しはたくさんだ」
 空しさを湛えた瞳でマリンは言った。
 カチャッ
 右肩の痛みをこらえて、銃をマリンに向けるアフロディア!
「私はお前を……殺す!」
 だが、マリンは慌てることもせず、アフロディアに語りかけた。
「撃ちたければ撃て! 確かにオレはお前の弟を殺した……。今さら弁解はしない。だが、お前は何のためにここへ来たんだ! オレを殺すためなのか?」
「………」
 マリンは立ち上がりアフロディアに向き合った。
650名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:51:28 ID:H4+Eq4yD

「オレは第三帝国をつぶしに来た。なんとしてでも、その目的は果たさなければならない……。例え、ひとりになってもな!!」
 マリンの言葉にアフロディアも応える。
「私とて同じこと。だが、答えろ! 何故私を助けた? お前の父親を殺したのは私たちだぞ!!」
 憎まれているはずのマリンに助けられた理由が、アフロディアにはどうしてもわからなかった。
「君は女だ。女を殺す銃は持たん」
「甘い!!」
 ビシュ――ン
 アフロディアはためらわずに、マリンに向けた黄金の銃の引き金を引いた。
「ううっ」
 驚愕するマリンをかすめ、ビームは墓の十字架を撃ち抜いた!
「私は弟を殺された時、女であることを捨てた」
「……アフロディア」
 マリンに向けたアフロディアの銃口がキラリと光った。
 そのとき猛獣の唸り声がするのをマリンは耳にした。
「どうやら憎しみ合っている時間はなさそうだぜ」
「何!?」
 人間の血に餓えたオオカミの群れが、接近していたのだ。
 慌ててテントに戻るマリンとアフロディア。テントはすぐにオオカミに取り囲まれる。アフロディアはバリヤー装置を働かせるが、バリヤーのエネルギーを第三帝国にを探知されることを恐れたマリンは、すぐに装置を止めた。
 果たしてバリヤーのエネルギー反応は第三帝国のエネルギーレーダーにキャッチされていた。一瞬の反応だったため、レーダーの誤作動かもしれない。
 だが、念のため、クールは守備隊を派遣し侵入者の捜索をさせ、ハイウードは五日後のはずの期限を二日後に縮めて、アルデバロンと連盟の小細工を阻止しようとした。
651名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:53:26 ID:H4+Eq4yD

 期限が二日後に縮まったため、アフロディアだけに事態を任せておけない、と考えたアルデバロン上層部は、光波爆弾の使用をガットラーに進言する。
“光波爆弾”。それは一瞬にしてベリシア原野を消滅させる威力を持つ強力な爆弾だ。これで第三帝国を吹き飛ばし、裏切り者クールの部隊を消し去り、アルデバロンの軍律を保とうというのである。
 しかしベリシアに眠る水爆が誘発すれば、地球はこの宇宙から消えるだろう。そうなっては元も子もない。
 期限ギリギリまで待って、アフロディアが成果を上げられぬ時は、ガットラーは光波爆弾の使用を決定した。
 水爆が誘発するか否か、アルデバロンの命運をも決める賭けだった。
 オオカミに囲まれたテントの中では、マリンが穴を掘っている。二人が隠れられるだけの穴を掘り、耐熱コートをかぶって中に入り、爆弾を爆発させてオオカミを倒そうという作戦だ。
 アフロディアは銃でオオカミを牽制し、マリンの作業のサポートをする。ふたりは生き延びるため、協力しあうことを選んだのだ。
 やがて穴が完成し、アフロディアは時限爆弾のスイッチを入れた。穴に潜り込むふたりの目と目が合い、暖かな何かが流れたような気がした。耐熱コートをふたりは仲良くかぶる。その姿は、とても仇敵同士とは思えなかった。
 ドッグォ―――ン
 時限爆弾が炸裂し、全てを吹き飛ばす!
 穴の中のマリンとアフロディアは、耐熱コートで高熱と爆風を防いでいたが、それでも爆発の振動は凄まじかった。
 爆発がおさまり、穴から這い出したふたりは、作戦がうまくいったことを知る。爆発は、テントごとオオカミを一匹残らず吹っ飛ばしたのだ。
「助かったようだな」
 マリンの言葉に振り向いたアフロディア。ふたりの目と目が合う。
652名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:55:34 ID:H4+Eq4yD

「オレは第三帝国へ行く。君はどうする?」
 マリンの問いにアフロディアは答えた。
「私の目的は裏切り者を殺し、水爆を我らの物にすること。目的を果たしたら、今度はお前を……殺す」
「……それもいいだろう。だが、オレは地球を守り抜くまでカンタンには死なん」
「う、ううう、あ……」
 肩の傷を押さえ、アフロディアは呻く。
「うん?」
 不審げに彼女を見やるマリンの目に、雪がチラチラ降り出すのが映った。
「イヤな天候だ。ともかく目的を果たすまで生き抜かねばならん。なんとしてでもな」
 降り出した雪は、やがてブリザードになった。何の科学装備も持っていないマリンを、バルディオスチームは心配している。やがて夜になった。
 パチパチパチパチ
 枯れ枝が燃え、爆ぜる音がする。洞窟の中央で炎が燃えている。
 ブリザードを避け、発見した洞窟内で、マリンとアフロディアは集めた枯れ枝を燃し、焚き火を起こして暖を取っていた。炎を中心に、向かい合う形でふたりは手ごろな岩に腰掛けている。
「クソッ、このままじゃこっちが凍え死んじまう」
 洞窟内に侵入して来る、ブリザードによる寒気をマリンは呪った。
「あ……?」
 アフロディアの様子がおかしいのに気付き、マリンは心配して駆け寄った。
「どうした?」
「近寄るな……」
 チャッ
 銃をマリンに向けるアフロディアだったが、弱っているようで銃を取り落としてしまう。
「アフロディア……」
 マリンの目の前で、アフロディアは崩れ落ちるように倒れた。
653名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:57:20 ID:H4+Eq4yD

「アフロディア! どうした、しっかりしろ!」
 助け起こし、マリンは彼女の額に手を当てた。
「アフロディア……酷い熱だ……」
「マリン……私をここに……置いて行け……」
 熱に浮かされ、潤んだ瞳でアフロディアはマリンを見つめる。
「バカなことは言うな」
「イヤ、足手まといになるだけだ。お前ひとりで裏切り者たちを倒してくれ、頼む」
 からだの不調で気弱になったアフロディアは、マリンに懇願した。
「何を言うか、一度助けた命だ。そうカンタンには殺さないさ」
「マリン……」
 アフロディアの心は揺れ始めていた。
 ジ、ジ―――ッ
 アフロディアが身に着けている、濃紺の忍者装束のインナーウェアの胸のジッパーをマリンは下ろした。肩の傷の治療のためだ。彼女の雪のように白い素肌があらわになる。巻かれた包帯には血がしぶいている。一目で重症であることがわかった。
「酷い……何故今まで我慢したんだ?」
「私はアルデバロンの司令官だ。これしきの傷……」
「強がりはよせ、今手当てする」
 マリンは、装備一式が入ったバックパックのところへ向かう。
654名無しさん@ピンキー:04/10/31 18:59:38 ID:H4+Eq4yD

「何故だ、どうしてそうまで私を……」
 バックパックの中を、医薬品を探しながらマリンは答えた。
「勝手な言い草かもしれないが、オレが殺したお前の弟の分まで生きてほしいんだ。オレは誰も殺したくはなかった」
「………」
「この戦いで一体何人の人間が死んだ? 戦いが生んだのは、死体の山と、血に餓えたオオカミと、核兵器をオモチャにして浮かれているバカヤロウだけだ!!」
「マリン……」
 激情にかられるマリンの言葉が、アフロディアの胸に沁みた。
 マリンはバックパックからキズ薬と包帯を取り出し、アフロディアに向かって歩き出す。
「オレもお前もメカの中で戦って来た。メカとメカとのぶつかり合いの中で、生身の人間の命を忘れていたのかもしれない」
 アフロディアの元へやって来たマリンは、血に濡れた包帯を取替えにかかる。素直に応じる彼女の目には、柔らかな光が宿っていた。
「マリン……。もし……お前が弟を殺さなかったら……」
「ん?」
 マリンは怪訝そうな顔をアフロディアに向けた。彼女は微笑みを浮かべている。
「フッ、いや、ありもしない事を考えるのはよそう……」
 アフロディアは、急速にマリンに惹かれつつある自分の心を打ち消そうとしていた……。
 <洞窟シーンまで終了>
655名無しさん@ピンキー:04/10/31 19:18:30 ID:H4+Eq4yD
>>604
なんとか洞窟シーンまでたどり着きました。後はお任せします。
このあとは、ブリザードがおさまった晴れ渡った朝、
ひとつの毛布にくるまり、洞窟の壁に背を凭せ掛け
仲良く寄り添って眠るふたりの元に第三帝国の守備隊が現われ、
ふたりを秘密基地に連行する展開になっています。
この、朝までの数時間に何があったのか?興味がそそられますね。
また、何かわからないことがあったら訊いてください。

>>630
明日か、明後日には答えられそうです。延び延びになってすみません。

>>元482様
毎回、お褒めに預かり恐縮です。
第一話からのあらすじですか?
う〜〜ん、「もうひとつの地球氷河期作戦」が終わって
何も書くネタがなければ考えてみます。
あまり期待はしないでくださいね。
656名無しさん@ピンキー:04/10/31 19:25:37 ID:H4+Eq4yD
(次スレテンプレ)

ここは宇宙戦士バルディオスのエロパロをリレーするスレです。
純愛から凌辱まで、皆さんの妄想SSをまっています。

妄想それは果てしなく広がる星の海。
登場人物たちは
そしてアフロディアの運命は!!

前スレ:宇宙戦士バルディオスでエロパレ-2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084714446/
前々スレ:宇宙戦士バルディオスでエロパレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077607882/
657名無しさん@ピンキー:04/10/31 20:17:04 ID:H4+Eq4yD
次スレ立てました。

宇宙戦士バルディオスでエロパレ-3
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1099218626/

658名無しさん@ピンキー:04/10/31 21:03:20 ID:Sc/Zn81s
>>655

>>>630
>明日か、明後日には答えられそうです。延び延びになってすみません。

お手数かけて申し訳ないです
659名無しさん@ピンキー:04/11/01 23:37:21 ID:pyGOGbLx
>>658
次スレに質問の答え、書き込みました。
遅くなってすみません。
660名無しさん@ピンキー:04/11/02 16:06:08 ID:SksF59Gi
>>630です

ちとルールわかりずらいのですが、まだ600半ばしかいってないのに
次スレたってるのは、即死した時の保険ですか?
このスレは結局どうするのです?
661名無しさん@ピンキー:04/11/02 18:45:57 ID:7x6vXf8k
>>660
490KBくらいで次スレ移行は普通だと思う。
現時点では次スレがまだ完全に即死回避しきっていないので
次スレへの書き込みを優先した方がいいかな。
即死が完全に回避出来たのち、みんなで埋めればいいと思う。
確か512KBまでしか書き込めないので、
残り20KB余り、みんなで雑談でもしますか。
662名無しさん@ピンキー:04/11/02 19:15:20 ID:qDW5a9Id
雑談につかってもいいの?
それじゃあ・・・・・483さん、どこにいるの?どこに行ったの?
戻っておいでよーーーーーーーーー!!!!
663名無しさん@ピンキー:04/11/04 16:04:40 ID:xiqiOuEY
しかし、最近ほんとに盛り上がってるね。
いいことだ。
664名無しさん@ピンキー:04/11/07 03:11:59 ID:PKB0yQpm
スレをムダに余らせとくのももったいないので書き込み。
みんなはバルディオスの一番好きなエピソードは何?
自分は「地球氷河期作戦」
最後のデビッドの特攻には泣いた。
665630:04/11/07 20:57:37 ID:UBQT+xUF
うろ覚えなので、細かい各話のストーリーは全然覚えてないんですよね。
大まかなストーリーと流れくらいはなんとなく。
あ、映画は見に行ったけど覚えてないです。
併映がアラレちゃんで酷い目にあった記憶が…
あ、あとキャラクターは主要なキャラは覚えてます。メカも。
でも一番覚えてるのは主題歌、カラオケでよく歌います。EDも。
挿入歌の立てバルディオスは大日本の替え歌の元歌なので特に覚えてます。

キャラと言えば、昔はあまり注目しなかったんですが、博士っていい女だよなぁ
と今になって思うようになりましたね。
ああいう冷静で理知的な女性キャラに快感に身をゆだねさせ、「イクっ」て
言わせてみたいですね。そういうの書いてますw
666名無しさん@ピンキー
オレはアフロ様がよいなぁ。必死に女の部分をねじ伏せて虚勢を張って生きている。
そんなアフロ様が甚振られる「メス奴隷宣言」が今は面白い。
アニメでは「ガットラー暗殺計画」が印象に残っている、やはりメカが活躍するより
人間ドラマの濃いストーリーが面白かったなぁ・・・
一話ではガットラーとアフロの意味深な会話が何度か出てきて、第一話も好き、一話後半の作画も
よかった。
630さん、今書いているのは博士が主役?630さんの妄想書き込みデビューを楽しみにしてます。
次は純愛アフロでも甚振られるアフロでもいいから、アフロ様での妄想もリクエストしちゃいます。