キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい2

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1名無しさん@ピンキー
ファーストキスもまだな女性にフェラされたいという欲情わかる方いませんか?
ファーストキスよりファーストフェラが先なんて素敵すぎる!!
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が480KB近くになったら次スレを立てて下さい。
前スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1014724953/l50
2名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:56 ID:TK1r2C0S
新スレ乙!
3名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:56 ID:5T+fsgK/
      _,,-―''   ヽ、
     /     ヾ   ヽ、
   /      彡ノヽ    ヽ
   /  ,,ノ-~  ̄  ヽ     |
   |  / へ , 、 ノヾ \ミ  ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   /彡| ノ   ヽ    |   ) | 
   ヽ .|   、_っ      |  ノ | 売国無双、土井たかこが2Get!!
   `-|  /  _  ヽ   |_ノ ∠ 
      .|  ノ`-´\   |    \____________
     ヽ'  ⌒  丶 丿
       ,ー - ― '、
     /|ヽ___ノ|ヽ、
>>1 清き1票は、社民党へ!比例も社民党へ
>>3 三国人発言は 許せません!
>>4 がんこに平和!
>>5 げんきに福祉!
>>6 社民党がいます
>>7 ウリナラマンセー
>>8 李高順?だれそれ
>>9 マドンナですから
4名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:29 ID:hvPHqEdd
>>3
プッ
5名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:35 ID:hvPHqEdd
忘れてた

保管庫あり桝

2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/

鯖が重くて繋がりにくい。
何度かトライするが吉。
6名無しさん@ピンキー:04/03/26 23:25 ID:A5jMHS29
>>1
乙彼
ついでに即死防止sage
7名無しさん@ピンキー:04/03/27 00:45 ID:3WWLqQvQ
>>1
乙ふぇら。
8名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:22 ID:lrDqI5Rz
>>1
 乙ふぇらー。

 ところで即死回避って、どのくらいが目安なの?
9名無しさん@ピンキー:04/03/27 01:25 ID:LK+K1UnT
>>8
内緒、
10名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:04 ID:hd1qP+DU
唇淫
11名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:21 ID:bBn83XVn
新スレ乙〜〜〜(*´∀`)
12名無しさん@ピンキー:04/03/27 10:20 ID:UnFXi2v7
新スレお疲れ様です。
では即死回避をお手伝いします。
13名無しさん@ピンキー:04/03/27 13:30 ID:nVosM4+8
では私も
14名無しさん@ピンキー:04/03/27 14:09 ID:cYYTU2ib
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15名無しさん@ピンキー:04/03/27 14:10 ID:cYYTU2ib
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16名無しさん@ピンキー:04/03/27 15:04 ID:/EbN9aty
かいひ〜!!
17即死回避ー:04/03/27 16:11 ID:lrDqI5Rz
 即死回避ででっち上げただけなので、適度にスルーしてくださると幸いです。


「ごめん、ごめん。もうすぐ休み時間終わっちゃうし、続きは放課後ね」
 その声に、少女は内心がっくりとうなだれた。こそこそと自分の席に戻ろうとする
美冬のすらりとした背中を目で追い、再び小さくため息。
 次の授業のノートはもう出してある。後ろの席、何やらぼやきつつ授業の支度を
している少女のように、焦る必要はない。
 そこに男子から声が飛んできた。
「いするぎぃ! おい、黒板黒板っ!」
 言われ、気が付く。
 今日は自分がクラス当番だったことに。
 美冬達の話に聞き入ってしまい、すっかり忘れていた。
「え、あ、はいっ!」
 後ろのショート娘の倍は慌てて石動千佳は立ち上がり。
 ひっくりかえって、こけた。
18即死回避2:04/03/27 16:12 ID:lrDqI5Rz

「あーあ。吉崎さんみたいに、エッチしたいなぁ……」
 思わず漏れた言葉に、千佳は慌てて自分の口を塞いだ。
 あたりをきょろきょろと見回し、周囲に聞こえていないのを確かめてほぅと胸を
なで下ろす。千佳の小さな声は自動ドアが閉まった音にかき消され、誰にも
気付かれなかったらしい。
 既に放課後。学校からの帰り道である。本当なら美冬達の話に混ざりたい所
だったが、主役である吉崎明日香がひと騒動起こしてしまい、それどころでは
なくなったのだ。……もっとも内気な千佳に、明日香達の話に混ぜて欲しいと
言える勇気はなかったけれど。
「今日はしゅう先生来るもんね……。お菓子も買ったし、早く帰らなきゃ」
 そんな事を言い訳にしつつ、出たばかりの所で足を止めた。
 店の中が全部見渡せるショーウィンドー。ガラス張りのそれに、千佳の小柄な
姿が映し出されている。
 規則通りの制服に、左右からだらりと下がるお決まりの三つ編み。寸胴の体には
色気のカケラもない。明日香のような派手・色気・経験豊富と三拍子揃った美人とは
全く逆の姿が、そこにぼんやり立っている。
 そして、トドメを刺すような『石動千佳』という名前。姓は固く、名は子供っぽすぎると
思う。名は体を表すねぇ、と笑われても仕方がない。
 思わず、はぁ、とため息が出た。
(もうちょっと派手で元気があれば、吉崎さんとも仲良く話せるんだろうなぁ……)
 堂々と恋人宣言までした明日香のパワーが羨ましい。
 あの勇気の一割でもあれば、もう少しはマシになれるのに。と思う。
「あれ? どしたの、ちかちゃん」
 そこに掛けられた声は、随分と上からのものだった。
19名無しさん@ピンキー:04/03/27 16:13 ID:lrDqI5Rz
 ちまちまと書いてるので、ちまちまとアップします。

 とはいえネタがなかったので足軽殿の設定をそのままお借りしました。
 申し訳ない……。
20即死回避3:04/03/27 21:16 ID:lrDqI5Rz
 四畳半の和室にコタツが一つ。後は本棚と収納が少々。
 それが千佳の部屋だった。
 フローリングもベッドもなく、テレビは居間に一つだけ。押し入れにふすまの上に
アパートだから、勝手にカギを付ける事も洒落たポスターを貼る事も出来ない。
もちろん家族共用の電話は黒電話だ。
「なんか元気なかったけど……どうかしたの?」
 そんな泣きたくなるほど女っ気の無い部屋に、ふわりと紅茶の香りが立ち上った。
「ううん。何でもないです」
 ささやかな抵抗とばかりの小洒落た紅茶とショートケーキ。素っ気ない台所で
淹れたにしては上出来だ、と思う。
「そう?」
 ケーキ屋で出会ったのは秀輔だった。
 秀輔はいわゆる家庭教師だ。もちろん派遣協会などからやってきたカッコイイ
ものではなく、親が知り合いの大学生を捕まえてきて勉強を見てもらっているだけ
なのだが。
「じゃ、始めようか。今日は数学だっけ?」
「はい」
 ページを開き、授業の内容で分からなかった所を確認していく。
 小さなコタツで膝をくっつけるようにしての個人授業。
 意外にも分かりやすい秀輔の説明を聞きながら、千佳はふと青年の顔を見上げた。
 二階堂秀輔。
 しゅう先生。
 お母さんの友達の、息子さん。
 少し細いけど、背は高いし、顔も悪くない。
 性格は優しいといっていいだろう。怒った所は見た事がないし、千佳が分からない
ところは根気よく教えてくれるから、短気でもないと思う。
 真面目すぎるきらいはあるが、根が真面目な千佳はどちらかといえばそちらの方が
落ち着いた。
21即死回避4:04/03/27 21:17 ID:lrDqI5Rz
「ちかちゃん、僕の顔に何か付いてる?」
 ぼぅっと秀輔の顔を見つめていたのに気付かれ、声を掛けられる。
「え、あ、いや、そういうんじゃ……ないです」
 頬を染め、慌てて視線をノートに戻す。
「分からないところは?」
「……ない、です」
 息が掛かるほどの距離でも、妹の勉強でも見るかのような態度で接してくれる。
 エッチではないというよりも、千佳をそういう対象として見ていないのだろう。もしか
したら、別に美人の彼女でもいるのかもしれない。
(しゅう先生も、これが吉崎さんだったら……)
 そんな考えがふと頭をよぎり、心の中でうなだれる千佳。
「じゃ、この問題は大丈夫?」
 ブルーの入った考えで沈み込んでいると、いきなりノートの一箇所を指された。
日付からすれば、今日の授業で習ったばかりの場所だ。
「え……?」
 もちろん答えられるはずがない。授業の事など、完全に思考の外だったのだから。
「んー。悩み事でもあるなら、聞くよ? 僕で良かったらさ」
 優しく、穏やかな声。
 大人の男の人の、声。
「じゃ、しゅう先生……」
 答えられなかった混乱とそれまでの考えで、千佳の思考は完全に暴走していた。
 もしくは、願いに願った吉崎明日香の一部が乗り移っていたのだろう。
「私のこと、どう思ってます?」
 普段の彼女なら絶対に口にしない言葉を使い、秀輔に問いかけた。
22即死回避5:04/03/27 21:20 ID:lrDqI5Rz
「……え?」
 突然の問いに、秀輔の思考は完全に止まっていた。
「ちかちゃんのこと……って?」
 言ってから、随分と間抜けな問いだと気付く。
「だから……その……」
 千佳も頬を薄く染め、下を向いたまま。
「えっ……と」
「しゅう先生、私の事、嫌いですか?」
 嘘は付けない。けれど、嫌いでもない。
「そんな事ないよ」
 千佳は可愛い。気だても良いし、優しくて真面目な良い子だと思う。時々ご馳走に
なる手料理も美味しいから、いいお嫁さんになるとも思う。
 だが……。
「僕……こういう経験がほとんど無くてさ。何て言っていいか分かんないんだ。……ゴメン」
「えーっ!?」
 心底驚いた千佳の声は、秀輔の胸をぐさりと貫いた。
「……傷つくなぁ」
「ごめんなさい。でも、しゅう先生かっこいいから、彼女もいるんだとばかり……」
 さっきのがブローだとすれば、今度のはアッパーだった。
「……ちかちゃぁん」
 ごめんなさいごめんなさいと連呼する千佳に、やれやれと苦笑。
「で、何? こんな話をいきなり切り出して」
 何となく予想は付いたが、それでも聞いてみる。
23即死回避6:04/03/27 21:21 ID:lrDqI5Rz
「えっと……ですね」
 途切れ途切れの千佳の話は大方秀輔の思った通りだった。
 遊び人の女子がいること。
 その子やその友達は既にエッチを経験していること。
 自分もうらやましいと思ったこと。
 そして千佳の最有力候補が……
「で、僕?」
 秀輔だということ。
「ごめんなさい」
 コタツに入ったまま、もう一度頭を下げる。
「でも、誰でも良かったわけじゃないんです。しゅう先生、優しいし……かっこいいし
……ひどいことも痛いこともしないと思ったから。それに……」
 小さい体をもっと小さくして、蚊の鳴くような声で呟く。
「私、しゅう先生のこと……好き、だし」
「ちかちゃん……」
 しゃくり上げ始めた千佳の頭を優しく撫で、秀輔はくしゃくしゃの千佳にそっと唇を重ね……。
24即死回避7:04/03/27 21:23 ID:lrDqI5Rz
 ようとして、千佳に止められた。
「ひょっほ、ひはひゃん?」
「だめっ!」
 左手で秀輔の顔を押しやり、右手で唇を隠したままで叫ぶ千佳。
「やっぱ、しゅう先生、心の準備が……っ」
 もちろん千佳のそれはファーストキスだ。いくら憧れの秀輔とはいえ、軽々と許せるものではない。秀輔もそれを分かっているのか、千佳に押されるままになっている。
「キスがダメなら、もちろんエッチもダメだよねぇ……」
 苦笑しながらそう言われ、千佳は頭が真っ白になった。
 そう。手順からすればキスは一番最初。そこでつまずいてどうするのだ。キスも出来なくて、エッチなことが出来るものか。
(どうしよう……でも……)
 真っ白になりながら、必死で考える千佳。
『…………!』
 そこに天啓がひらめいた。
 これだ。これしかない。
 ああ神様大山様吉崎様ありがとう。千佳は本気でそう思った。
「しゅう先生……あの、キスもエッチもダメだけど……」
「ああ、まあ、無理しなくていいからさ……。もうすぐ伯母さんも帰ってくるだろうし」
 時計を見ればもう五時だ。パートに出ている千佳の母親もそろそろ帰ってくる。ふすま一枚で仕切られた千佳のアパートでは、部屋の外まで丸聞こえだ。
「その……フェラ……チオ、なら」
「……千佳ちゃん!?」
 唐突に出て来たとんでもない発言に、秀輔は言葉を失った。
「あれなら痛くないし……初めて、だけど、キスほどじゃ……ないし」
 もちろん千佳はフェラチオが何かなど分からない。明日香と美冬の話から断片的に仕入れた情報を適当に繋ぎ合わせているだけだ。
「それに、しゅう先生も気持ちいいでしょ?」
 座ってなお背の高い秀輔を見上げ、問う。
「……いいの?」
 そっと笑う千佳に逆らう術を、秀輔が持ち合わせていようはずもない。
「じゃ、お願いしようかな」
「はい!」
25即死回避8:04/03/27 21:25 ID:lrDqI5Rz
「ここを……引き下ろすんですか?」
「そうだよ」
 そう言われ、千佳は秀輔のファスナーを降ろしていく。他人のジーンズのファスナーを
降ろすなんて初めての体験だ。根本まで引き下ろし、丈夫なデニム地を左右に
分けると、その奥には固く張りつめた布の山が控えていた。
「これ……」
 それを見た瞬間、顔が熱くなるのが分かった。いくら千佳でも、その奥に何がある
のかくらいは想像が付く。どうなっているのかも……想像くらいは。
「前にボタンがあるから、それ外して」
「は……はい」
 トランクスの小さなボタンを外すと、内側からむわっと熱気が流れてくる。それに
驚きながらも布の山を押し開けば……
「ひゃぁっ!」
 近付けていた千佳の顔に、べたりと熱いものが飛びかかってきた。
「や、やだ、な、何ですかぁ!? あうっ!」
 思わず後ずさり、タンスの角で尻をしたたかに打つ。
「……だ、大丈夫? ちかちゃん」
「はぁ……」
 打った尻をさすりながら、元のコタツの傍らへ。秀輔の前まで戻っておそるおそる
かがみ込む、までは至らない。
 さすがに怖さや気味悪さが先に立つ。
「これがしゅう先生の?」
 話に聞いたものよりも随分大きく、天井めがけてそそり立っている。千佳の記憶
では父親のものとしか比べようがないが、それよりも大きく黒々としている気がした。
26即死回避9:04/03/27 21:27 ID:lrDqI5Rz
「触ってみて、いいよ」
 興味本位で屹立したそれに手を伸ばす。指先が触れると、びくんと小さく脈打った。
「ひぁ……っ!」
 根本だけを固定されたそれは、触れるたびにぷらぷらと小気味よく揺れる。何だかそれが面白くて千佳はくすくすと笑い、やがてちょんちょん、とつつき始めた。
「こら、遊ばないの」
「はぁい」
 苦笑に笑顔で返しておいて、千佳は揺れるそれをそっと掴んでみる。つついてオモチャにしたせいか、不思議と気持ち悪いとは思わなくなっていた。
「あ……なんか、熱ぅい」
 初めて触れたペニスは固いような柔らかいような、不思議な感触だ。内側からじん、と熱を放っているようで、先の膨らんだ部分に手を添えるとその感触はさらに強くなる。
 手のひらで柔らかく撫でると、秀輔の口から息が漏れた。
「しゅう先生、ここが気持ちいいんですか?」
「あ……うん」
 そっと撫でる度、苦しそうな、気持ちよさそうな声が聞こえてくる。
「じゃ、もっとやってあげますね」
 その声を聞く度に千佳の中で何かが熱くなり、鼓動が早くなる。亀頭を撫でる手の動きが少しずつ滑らかさを増し、やがて水のような音が絡まり始めた。
 にちゃにちゃというその音が、千佳の中の熱いものをさらに加速させていく。
「ち、ちかちゃん……。そろそろ……手じゃなくて、口で……」
「……へ?」
 その言葉に、今度こそ千佳は固まった。
「え? 口……って?」
 口で。
 千佳はドジだがバカではない。数学は苦手だが国語は得意だし、機転も利く。
「嘘。なんで……え?」
 この状況で、『手じゃなくて口で』何をするか。国語の問題にしても簡単な問題だった。
「だって……フェラ、してくれるっ……て」
(ええーっ!?)
 嫌だ、と喉まで出て来そうになる。
「……はい」
 だが、千佳は火照った顔で、首を縦に振った。
 ドキドキが止まらない。けれど、これを口に含めばそのドキドキも止まるかもしれない。
27即死回避10:04/03/27 21:28 ID:lrDqI5Rz
「じゃ、行きますね……しゅう先生」
 にちゃ、という音が小さな唇から響く。
「熱ぅぃ……」
 唇から伝わってくるペニスの感触は、手のひらからのものよりもはるかに熱を帯びていた。その熱を全体で味わうように、千佳は触れる先端を唇の端から端まで少しずつずらしていく。可憐な唇全体に先走りの透明な液体が絡み付き、蛍光灯の下でてらてらと光を反射する。
 ぺろりとひと舐めすれば、とろりとした塩味が口の中に広がった。どこか甘い後味を残すそれは、嫌ではない。
「ちかちゃん、舌で……舐めてみて」
「はぁい」
 それに気をよくし、千佳は秀輔のペニスに再びキス。触れた唇の先から舌を出し、ちろりと熱い処に直接舌を触れさせる。
 唇で触れた時よりも、もっと熱い。
 その熱さを感じるのが楽しくて、千佳は少しずつ大胆に舐め始めていく。最初は舌先だけでおずおずと触れるだけだったが、やがて亀頭を舐め上げたり、竿を滑らせるように舐めたりし始めた。唾液に濡れた箇所が頬にぺたぺたと当たるが、気にした様子もない。
「ちかちゃん……もうちょっと、ゆっくり……」
 思わず、秀輔の口から苦しそうな声が漏れた。
「あ、しゅう先生。痛かったですか?」
 ペニスに顔を近付けたまま、千佳。上目遣いのまま、てらてらと濡れるものを挟んだ向こうから、心配そうにこちらを見上げている。
「いや、そうじゃなくって……」
 無邪気な千佳とは対照的に、秀輔は絶頂に至らないよう抑えるだけで精一杯なのだ。
「ちかちゃんの舌が……気持ちよすぎて……」
「え……?」
 絶え絶えの言葉に、赤い顔が耳まで真っ赤に染まる。
28即死回避11:04/03/27 21:29 ID:lrDqI5Rz
「やだ……先生のバカ……」
 そう言ってぷいと顔をそらす千佳。
「……ごめん」
「知りません」
 とはいえ、そう言いながらも千佳は剛直から指を離さない。恥ずかしくはあるが、名残惜しい……といったふうに指先を絡ませたままだ。
 まだ舐めたい。先生の熱いものを可愛がりたい。募る想いはあっても、そんな恥ずかしい事を言われては舐められない。これでは千佳が初めてではないみたいではないか。
「お願いします」
 そんな千佳に秀輔が頭を下げた途端、絡んだペニスがふにゃりと指をすり抜けた。
「……ぷっ」
 絶妙のタイミングで萎えたそれがおかしくて、千佳は思わず吹き出してしまう。くすくすと体を折り、秀輔の前で笑い続ける。
「ひどいなぁ、ちかちゃん」
「だって……おか……おかしいんですもん」
 よっぽどツボに入ったらしい。笑って笑って、笑い転げてから、千佳は憮然とする秀輔のペニスをそっと両手で包み込んだ。
「ちか……ちゃん?」
 両手に納まる大きさに縮まったそれに柔らかくキス。それから舌で撫でさすれば、千佳の手のひらの中で小さなそれはムクムクと元の大きさを取り戻していく。やっぱり秀輔のものは気持ち悪くも怖くもない。
「しゅう先生のおちんちん、可愛い」
 そう。その感想が、ぴったり来る。
「……なんか、傷つくなぁ。その言い方」
 くすりと笑い、そっと口にくわえ込んだ。舌で舐めれば秀輔は気持ちいいらしいと分かっていたから、舌で柔らかく舐め回し始める。
29即死回避12:04/03/27 21:30 ID:lrDqI5Rz
「ん……っ……。吸う、みたいにして」
「ふぁい」
 口に含んだままでそう答え、ペニスに絡んだ唾液をずずっと吸い上げてやる。
「もっと……」
「んむ……っ」
 ごくりと喉を鳴らし、息を吐いてからもう一度吸い上げた。じゅるじゅるという生々しい音が狭い四畳半に響き渡る。
「んっ!」
 その瞬間、秀輔のものが口の中で爆発した。
 同時に頭を押さえつけられ、息を吐く事も出来ない。
「んっ……んんっ……んんーーーーー!」
 口の中には何だかドロドロする粘液が溜っている。さっきの透明な液体はむしろ甘かったが、今度のは生臭くて苦いだけだ。
 押さえつけた手を無理矢理に振り解き、口からペニスを吐き出せば、今度は何だか熱いものがビシャビシャと顔に飛んできた。
「ご、ごめん……ちかちゃん」
 秀輔から差し出された空のカップに口の中の粘りけをべえっと吐き出し、自分のカップに残っていた紅茶で口の中を慌ててゆすぐ。今度のも吐き出したかったが……さすがに格好悪かったので、無理矢理飲み下した。
「うぇぇ……なんですか、これぇ」
 漢方薬でも飲み込んだような顔で、済まなさそうな顔をしている秀輔に向き直った。その千佳の鼻の頭にも白いものがどろりと垂れている。
「……精液」
 情けなさそうな秀輔にティッシュで拭われるより早く、千佳の指が鼻の頭の精液をすくい上げた。
「ちょ、ちょっと、ちかちゃん」
「そっか。これが、しゅう先生の精液……」
 にちゃにちゃと指先に絡めてもてあそびつつ、もう一度舌先を伸ばす。
 さっきは意味不明な気持ち悪い粘液だったが、正体さえ分かれば怖くも何ともない。苦くて変なえぐみはあるが、慣れれば意外と不味くないかもしれない。
「先生、もう一回、やりませんか?」
 千佳がにっこりと笑顔で言ったその時。
「ただいまー」
 玄関の鍵が、がちゃりと開く音がした。
30即死回避13:04/03/27 21:31 ID:lrDqI5Rz
「先生。いつも千佳がすいませんね」
 帰るなり千佳の部屋のふすまを開けた母親は、思わず眉をひそめた。
「……千佳は?」
 コタツを真ん中にした、いつもの千佳の部屋だ。それはいつもの通りなのだが、部屋の主である千佳だけがいない。
「ああ、ちかちゃんはシャーペンの芯が切れたから、ちょっと買い物に」
 コタツに入ったままの姿勢で、ヘラヘラと愛想良く笑う秀輔。
「あの子ったら、まったく」
 見れば、お茶もお茶菓子も出ていないではないか。いつもはしっかりしている娘なのに、どこか間が抜けているのだ。
「じゃ、私はちょっと、お茶菓子とお夕飯の材料買ってきますね。先生も食べて帰られますよね?」
「いえ、お気……」
 その瞬間、秀輔は言葉を止めた。
「先生、どうかなさいました?」
「い、いえ、いつもすいません」
 どこか引きつったような声で頭を下げる。
 お気になさらず、と笑顔を残し、千佳の母親は狭いアパートを後にするのだった。
31即死回避14:04/03/27 21:32 ID:lrDqI5Rz
「もう、ちかちゃん、ひどいよ……」
 母親が出て行ったのを確かめ、秀輔はコタツの布団をめくり上げた。案の定、そこにあるのは精液で汚れたままの千佳の顔。
「……ふぉぅ。ふぇんふぇいふぉふぁふぁあ」
 そして、千佳にくわえられている秀輔の出しっぱなしのもの。慌てていた二人に、それを片付ける暇があるわけもない。そして親を呼び止めようとした秀輔を阻止しようと、千佳は目の前にあったそれをぱくりとくわえ込んだのだ。
「ほら、顔、拭かないと。伯母さん帰って来ちゃうよ」
「……うん」
 それでも千佳は名残惜しいのか、秀輔のものから口を離そうとしない。両手も出せない狭いコタツの中で、舌と唇だけを使って太いそれを器用にもてあそんでいる。
「ほら」
 秀輔がコタツの中から腰を引けば、それに釣られるように千佳の体も外へと抜ける。半身を出したところで、秀輔は思わず動きを止めた。
「……しゅう先生?」
 不思議そうに首を傾げる千佳。
「ちかちゃん……」
 そっと、秀輔の手が千佳の頬に伸びる。薄い布が擦れるような音がして、ぱらりと左右の三つ編みが解け落ちた。
「伯母さん、いつ頃帰ってくる?」
「しゅう先生が来た時の夕ご飯ははりきって作るから、たぶん三十分は帰ってこないと思います」
 身を寄せた千佳の髪が、再び立ち上がったペニスを柔らかくくすぐる。熱いそれをくわえ込んでも、秀輔はもう拒もうとしなかった。
「先生……」
 精液に濡れた顔で艶やかに微笑み、千佳は二発目の精を受けるために舌を這わせ始めた。
32即死回避15:04/03/27 21:33 ID:lrDqI5Rz
 次の日。
「おっはよー!」
 元気の良い声が朝の教室に響き渡った。
「おはよー」
 席に着こうとすると、ふと前の席の女子が目に入る。
 いつもは地味な三つ編みが、珍しく緩いウェーブに変わっているではないか。
「……へぇ。石動さん、髪型変えたんだ?」
「うん。三つ編みほどいただけなんだけど。変……かな?」
 控えめな問いに、限界以上に上機嫌な少女は満面の笑みを惜しげもなく振りまいた。
「前のより似合ってると思うよ。なになに、何かいいことあったの?」
「うん。それより、吉崎さんもいいことあったの?」
「これからあるのよ。聞いてくれるかい、ちょっと」
 聞いてくれるかいも何もない。集まってきた女子の問いかけにまとめて囲まれて、千佳も明日香の隣でぐちゃぐちゃだ。
「へぇ。でも、実はねぇ」
 得意げに、そして思わせぶりに語る明日香の話を聞きながら。
 千佳はその様子に、柔らかく微笑むのだった。
33即死回避(おわり):04/03/27 21:34 ID:lrDqI5Rz
 終わりです。前スレで家庭教師モノがないっぽかったので、そんな感じで。

 キャラ無断借用した足軽様、申し訳ありませんでした。
34名無しさん@ピンキー:04/03/27 22:14 ID:vaX6avv7
GJ!
35名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:18 ID:YQ2davri
グッジョブ!!
36名無しさん@ピンキー:04/03/28 00:18 ID:EEoYdoj7
>>33
勃った
というか抜いた
37名無しさん@ピンキー:04/03/28 09:42 ID:Cqd3Lq18
すげえ!なんと萌え娘の多い学校だ(´д`;)
38ブリーフ大名DC:04/03/28 16:41 ID:TsOYdeWG
春。それは、別れの季節。遠く離れる者や居残る者を問わず、別れには
必ずと言っていいほど、感傷が伴う。それを、杉本貴史は十八歳の春に
知った。
「桜が満開だな」
貴史は自宅に咲いた桜の木を見て呟く。地元の名家として身上を築いて
きた杉本家の庭には、樹齢数十年の桜がある。それが、毎年春になると
咲き乱れ、まさに百花繚乱の様を見せてくれる。
「美しい。だけど、いずれは散ってしまう」
貴史は桜の元で、また呟いた。その時、風に煽られた桜の葉が舞い落ち
始める。まるで、散る花が貴史の心の中を見透かしたかのように─

時を遡り、十六年前の春、まさに満開の桜に祝福されるかの如く、杉本家
に女児が生まれた。その名を美咲。美しく咲く、と書いて、美咲。女児は年
と共に美しく成長し、良家の息女として誰からも敬愛され、今に至る。
「お兄様」
庭に兄の貴史が佇んでいるのを確かめた美咲が、声をかけた。春霞を抜け
ていきそうなほど、美しく澄んだ声で。
「美咲」
背に妹の呼びかけを得て、貴史が振り向く。すると、美咲はにこにこと微笑
みながら兄の傍らへ来て、
「桜を愛でてらっしゃるの?」
そう言って貴史の腕を取った。
39ブリーフ大名DC:04/03/28 16:58 ID:TsOYdeWG
「ただの酔狂さ」
妹に取られた腕を、僅かに強張らせた貴史が答える。愛らしい美咲の
姿に視線を奪われないように、ちょっとだけぶっきらぼうに。
「ふふ・・・お兄様は梅が咲いた時も、そう言ったわ」
「そうだったかな。ははは・・・」
美咲が笑うと、貴史もつられて笑った。
「いやね、お兄様ったら」
絡めた腕を引き寄せる美咲。体を密着させると、豊かに実った乳房が
貴史の背中に当たる。すると、貴史は頬を染めて、
「美咲、子供じゃないんだから、あまりくっつくな」
と、美咲の腕を解こうとした。しかし、
「なあに?お兄様は普段、あたしを子供扱いするくせに」
兄を慕う妹は、ぷうと頬を膨らませ憤る。いつもであれば、ここで貴史は
からかいのひとつでも言う所であったが・・・
「・・・もう、子供扱いは・・・出来なくなる・・・んだ」
ふっと表情を曇らせ、美咲を見つめた。
「・・・・・」
貴史がそう言うと、美咲も言葉を詰まらせ、絡めていた腕を放していく。
そして、
「そうよね。あたしは、もうすぐ人の妻になるんですものね」
と、寂しそうに呟いたのであった・・・・・
40ブリーフ大名DC:04/03/28 17:22 ID:TsOYdeWG
美咲は、十六歳を迎えた所で嫁がせる─
先週末、貴史は養父である杉本義彦にそう告げられた時、激しい
慟哭に見舞われた。しかし、
「何故?」
という疑問は、沸き起こらなかった。それは、幼い頃に貴史が杉本家へ
養子として迎えられた事が関係している。

杉本家当主である義彦は、子宝に恵まれなかった。だから、十八年前
分家に生まれたばかりの貴史を、譲り受けたのである。その二年後に、
美咲は生まれた。つまり、貴史と美咲は、本来ならいとこ同士になる。
しかし─
「女に、杉本家は継がせられん」
義彦はそう言って、美咲にはあまり愛情を注がなかった。それを、幼い
美咲は肌で感じていたのか、義彦には懐かず、兄である貴史に父性を
求めていく。
「お兄様、お兄様」
と、美咲はいつも貴史の後についてまわり、愛情を得ようとした。それに、
兄は優しく応えてきたのである。
「お兄ちゃんは、いつもお前の傍にいるよ、美咲」
美咲と接する時は、いつも笑顔でいた貴史。それが、幸薄い妹を安心させ
る唯一の手段と知っていたからだ。そうして、いつしか妹は兄を慕い、また、
兄は妹を特別な存在と見るようになっていく─
41ブリーフ大名DC:04/03/28 17:37 ID:TsOYdeWG
「結納はいつ?」
「来月の半ばに・・・式は五月には挙げるそうです」
「そりゃ、急だな」
貴史と美咲の間に、そんな会話が紡がれた。先週、養父から美咲を
嫁に出すと聞かされたばかりなのに、もう式の話が出ている。聞く所
によれば、相手は旧家のご子息とやらで、まだ二十歳そこらだという。
家名を重んじる義彦はこの婚儀に乗り気で、美咲や貴史の意向など
まるでお構いなしだった。

「嫌なら─」
断ってもいいんだぞ、と貴史が言いかける。いくらなんでも、前時代的
過ぎると、貴史は憤っていた。平成の世に、身売り同然で他家に嫁が
せる話などあっていい訳がない・・・と。しかし、
「我が家では、女は道具でしかありませんから」
ふっと目を伏せ、美咲は言った。表情には、諦めが見えている。いくら
抗っても、抗いきれない宿命のようなもの・・・それを悟っているかのように。

「・・・・・」
貴史の言葉が途切れた。何も言えない自分が腹立たしい。愛らしい妹が、
家同士の繋がりを深める為に、品物のような扱いを受ける事がたまらない。
「お兄様」
不意に美咲が呼ぶ。うつむきかけていた貴史が、物憂げに妹へ目を遣ると・・・
「これ、ご存知?」
何故か美咲は、スカートの裾を捲くりながら、貴史に向かって問い掛けた。
42ブリーフ大名DC:04/03/28 17:56 ID:TsOYdeWG
「な、なんだ、これは?」
問い掛けられた貴史が目を丸くした。妹が、スカートを捲くり上げて
いる姿にも驚いたが、兄を最も驚かせたのは、美咲の下半身を包ん
でいる金属製の拘束具の存在である。
「貞操帯・・・という物だそうです」
美咲は自嘲気味に呟いた。可憐な十六歳の乙女の股間には、不貞を
防ぐための拘束具が装着されている。かつて、欧州で戦役に行く男が
留守中の妻の不貞を防ごうと、鍵のついた下着を穿かせた・・・という
話は、貴史も知っていた。しかし、何故、美咲がこんな物を身につけねば
ならないのか・・・貴史が、そう言って訝ると、
「お父様の言い付けだそうです。信用無いんですね、あたし」
美咲は、ふふ・・・と笑って、言葉を繋いでみせた。
(何て事を・・・)
貴史の肩が怒りで震えている。それを見て、美咲はぼそりと呟いた。
「花嫁は、無垢でなければいけない・・・って、言われました」
ここでようやく美咲はスカートの裾を下ろし、貴史に背を向ける。更に、
「もっとも・・・あたしは、唇すら誰にも許していませんけどね。えへへ」
と、肩越しに兄を見遣った。
(美咲─)
貴史は気付いている。美咲が─妹が自分に対して、恋慕の情を持って
いる事を。そして、誰にも許さなかった純潔を、他ならぬ兄に奪って欲し
かった事も。
43名無しさん@ピンキー:04/03/28 18:09 ID:Und5W5Vc
ブリーフ大名 キターーー(・∀・)ーーーー!!!
44ブリーフ大名DC:04/03/28 18:14 ID:TsOYdeWG
さあっ・・・と桜の花びらが風に舞う。その刹那、美咲の体は貴史の
胸の中にあった。
「お兄様!」
貴史は両手を広げて、美咲を受け止める。そして、肩を抱いた。
「美咲・・・」
妹を強く抱きしめる兄。放したくない─切に思う。

ざざっと落花が激しくなった。その時、兄妹は長年秘めていた想い
を解き放つ。
「愛してます。お兄様」
「僕もだ。美咲」
二人の想いに感化されたのか、桜が煽動している。まるで、花吹雪が
兄妹を包み込もうとしているかのようだ。その時、美咲がふっと呟く。
「お兄様・・・あたし、お兄様に抱かれたかった・・・でも、今となっては
それもままなりません」
「美咲・・・」
ここで、美咲が貴史の前に傅いた。そして、ズボンのジッパーに指を
伸ばす。
「いけない・・・美咲・・・」
ジーッ・・・と金属音が響く。ズボンのジッパーが開けられたのだ。それ
が、何を意味しているのかは、貴史にも理解出来る。だから、拒んだ。
しかし・・・
「大丈夫・・・今なら、桜があたしたちの罪を隠してくれますわ・・・お兄様」
美咲は兄のズボンの中へ手を伸ばした。この時、貴史が感じたのは、
禁忌による罪悪感と、男茎に得たひやりと冷たい妹の手遊び─
それだけであった・・・・・
45ブリーフ大名DC:04/03/28 18:28 ID:TsOYdeWG
桜が狂い咲きを見せる中で、妹は兄の男を手にしていた。
「これ・・が、お兄様の・・・」
ジッパーから兄の男茎を取り出した美咲が、目を見張る。貴史の
男は妹に触れられた事で、激しく昂ぶっていた。雁首はぐんと張り、
茎の部分には忌まわしいほど、血脈が浮かび上がっている。
「駄目だよ・・・美咲」
桜の木にもたれかかりながら、貴史は言う。だが、美咲は男茎を
決して離そうとはしなかった。それどころか、
「夢にまで見た・・・お兄様の・・・分身・・」
うっとりと目を細め、兄を慕う妹の領分を越えていく美咲。無垢の
身で、唇さえも許したことの無い十六歳の乙女は、禁忌の愛に酔い、
今や目前にある男茎に、身も心も屈していた。
「これを・・・あたしの中へ・・・欲しかったんですが・・・お兄様」
茎の根元を握り締めながら、美咲は男茎に頬擦りを始める。可憐な
唇をすぼめ、ちゅっちゅっと口づけを捧げてみる。
「ああ・・・美咲」
貴史は腰が砕けたように、桜へ寄りかかっていた。妹の唇による愛撫
が、己の欲望へ捧げられている。そう考えただけで、そら恐ろしくなる。
しかし、やめてくれとは言わなかった。いや、言えなかった。
「うふふ、お兄様、カワイイ」
顔を赤らめる兄を上目遣いに見て、美咲は笑う。くすっと笑みが鼻を
抜けた時、妹の唇は完全に兄の男を咥え込んでしまった。
46ブリーフ大名DC:04/03/28 18:46 ID:TsOYdeWG
「うわあッ!」
男茎がずるっと美咲の口内へ滑り込んだ。その瞬間、貴史はついに兄妹
の越えてはならない壁を、越えてしまった事に嘆く。兄の身で、妹に滾らせ
た欲望をぶつけている。そんな浅ましい光景が、理性を苛むのだ。
「んッ・・・んんッ」
それに対して、美咲は情熱的であった。愛する兄の性器を味わい、女が
燃え盛っている。舌に塩気と苦味を感じたが、意に介さない。むしろ、その
味が芳醇にすら感じるのだ。
(お兄様・・・ああ、あたしのお兄様)
声にならない叫び─もごもごと頬を膨らませ、舌を男茎に絡めながらも、
美咲は叫ぶ。兄の全てが欲しい、と。だが、それは嫁ぐ身にあっては、叶わ
ぬ願いでしかない。ならば、せめて・・・
(お兄様の子種を・・・呑ませて頂くわ)
眉間に皺を寄せ、美咲は貴史の雁首を吸い、茎を手でしごいた。子種が
眠る玉袋へも手を這わせ、優しく揉む。愛する男の子種を、一滴たりとも
残したくはない、という貪欲さが見えていた。

「美咲・・・駄目だ・・もう・・・」
くくっと貴史が泣きを入れると、美咲の目が輝く。もうすぐ、待ちに待った
瞬間が来る。愛する兄の子種が飲める、と期待感が膨らんでいくのだ。
「ああッ!」
断末魔の叫びが貴史から上がる。それと同時に、兄は妹の顔から腰を
引こうとした。まさか、子種をこのまま美咲に、舌で味わって貰う訳には
いかない。そう考えたのだ。しかし、妹は逃れようとする兄の腰を掴み、
離そうとはしない。
47ブリーフ大名DC:04/03/28 19:00 ID:TsOYdeWG
(いいのよ、お兄様)
目で訴える美咲。ただの男と女であっても、子種を飲ませてくれとは言い
難い。だから、心で呟いた。
「美咲・・・」
上目遣いに自分を見る妹の気持ちを、貴史も理解が出来た。そして、優し
く後れ毛を取る。
「出るよ」
貴史がそう言った瞬間、美咲は目を閉じた。待ちに待った時が来る、と思
いを募らせる。更に、雁首を唇で窄め、甘く噛んだ。
「うわッ!み、美咲!」
がくん、と貴史が仰け反った。その刹那─
「んんッ!」
美咲のくぐもった声が鼻を抜けていく。そして、青臭い性臭を伴った精液が
美しい十六歳の乙女の唇を汚していった。
(お兄様の、子種が!ああ!)
舌先でこってりとした精液の存在を感じ取った瞬間、美咲は絶頂に達して
しまう。愛撫すらされていないのに、愉悦が女の奥を走り抜けたのだ。
「んん〜ッ・・・んッ!うんッ!」
次から次へと放出される精液を、美咲は狂喜しながら飲み干していく。
ぐぐっと雁首が張り詰め、生暖かい粘液がほとばしる度に、くらむような
陶酔感が女を昂ぶらせた。
(女として生まれて良かった!)
と、初めて思う美咲。愛する人の子種を口にする事が、これほどまでに耽美
とは!そんな思いが、脳裏を灼いた。
48ブリーフ大名DC:04/03/28 19:17 ID:TsOYdeWG
桜が静まった。花びらはいい加減散り、地を彩らせている。その上で、
妹は兄の男茎から垂れこめる、精の残滓を舐め取っていた。
「ああん・・・お兄様・・」
名残汁を舌で掬い取りながら、美咲は目を蕩けさせている。子種を
呑んだ興奮で、放心状態になっていた。頬には涙の後が見て取れ、
近く訪れる別れを悲しんでいるようだ。
「美咲・・・飲んでくれたのか」
愛しい妹の髪へ手櫛を通す兄も、落涙している。放したくない─痛切
に思う。だが、別れは確実に来る。そう思うだけで、やり切れなかった。
「お兄様の子種ですもの・・・」
雁首をちゅうっと吸って、美咲は微笑んだ。もう、名残汁は出てこないと
悟った所で、ようやく男茎をズボンの中へしまう。そして、
「ごちそうさまでした」
にこっと笑って、いつもの─妹の笑顔で貴史を見遣った。
「美咲」
貴史が手を伸ばす。抱き締めたいから、こっちへおいで、と胸襟を開いた
つもりだった。だが─
「駄目よ、お兄様」
美咲の体は、貴史の脇をすり抜けた。そして、振り向きざまに言う。
「さよなら。今までありがとうございました」
目に涙を一杯溜め、礼を述べる美咲。唇をわなわなと震わせ、泣き叫び
たい気持ちをこらえているようだ。
「美咲!」
貴史が手を伸ばす。離れるな、そう叫ぼうとした瞬間、妹は兄の手から
逃れ、駆け出していた。まるで、思いを断ち切るように・・・
49ブリーフ大名DC:04/03/28 19:29 ID:TsOYdeWG
五月の吉日─美咲は花嫁衣裳に身を包み、貴史の前にあった。
「お兄様・・・あたし、きれい?」
ふふっと微笑みながら、妹が問うと、
「ああ、世界一・・・な」
兄はお世辞ともつかない賛辞を返した。華やかな結婚式場で、美咲は
式に臨んでいる。純白のウエディングドレスが良く似合い、美しかった。
(きれいだよ、美咲・・・本当に)
貴史は心でそう呟く。言葉は出ない。今、口を開いたら、泣いてしまうだ
ろうと思っている。
「お兄様、手を引いてちょうだい。バージンロードまで」
美咲が手を差し伸べた。言葉を無くした兄を慮っての事だ。
「そ・・・それ・・は、兄の役目じゃ・・・ないだろう・・」
涙ぐみながら、貴史は答える。花嫁を導くのは父親の役目である。だが、
美咲にとって貴史は父に等しい存在。だから、その役を願ったのだ。
「いいのよ、どうせお父様は挨拶で忙しいもの」
そう言って美咲は手を貴史に預ける。ふっくらとした優しい手だった。
「い・・・行こうか・・美咲」
ぽろぽろと涙を零す貴史。もう、泣き顔を見られても、構わないと思った。
愛する妹が、嫁ぐのだ。涙くらいいいだろうと思う。
「はい。お兄様」
導かれる花嫁も泣いていた。兄に引かれる手が暖かい。幼い日々に、
いつもこうやって兄に手を引かれた思い出も過ぎる。
要支援?
51ブリーフ大名DC:04/03/28 19:43 ID:TsOYdeWG
「ううっ・・・ぐすん」
貴史が嗚咽を漏らした。もはや、完全に泣いている。その姿を、美咲が
泣きながら笑う。
「うふふ・・・お・・お兄様ったら・・・可笑しい・・わ」
「お、お前・・・も・・・だよ」
花嫁の控え室を抜け、愛を誓う壇上までの僅かな時間を、兄妹は泣き笑い
つつ歩く。この時、式場に設けられた教会の鐘が鳴った。だが、それは決して
福音とはならないのを、この二人は知っている。だから─
美咲は、未来に流す。美しく青い涙を。そして貴史は、癒える事の無い心の傷
を抱え、生きていく。

カーン・・・コーン・・

鐘の音と共に、美咲が貴史の手を解く。そして、最後の時が来た。
「さよなら」
そんな別れの言葉は、兄妹のユニゾンとなり、教会の廊下で反響する。
それが、愛する二人を別つ楔の如く、いつまでも残ったのであった・・・・・



おわり。
52名無しさん@ピンキー:04/03/28 19:55 ID:aOtvwdeK
リアルタイムで結構なお作を拝見いたしました。
また、お越しいただきとうございます。
53名無しさん@ピンキー:04/03/28 20:17 ID:4zCtxCsK
大名の新境地を見せて頂きました。


旧家モノかぁ……貞操帯……
54名無しさん@ピンキー:04/03/28 21:06 ID:AMWQF3+y
イクナイ! イクナイ!

二人が幸せにならなきゃイクナイ!
55名無しさん@ピンキー:04/03/28 21:46 ID:2WtrTNm3
ウヒョー、文学っぽい
56名無しさん@ピンキー:04/03/30 00:55 ID:eWLAJaEE
>>54
 バカ野郎! こっからだなぁ、互いを想いつつも逢えない二人の切ないラブロマンスが
始まるんじゃうはなにをするfgはdhytlふじこlkjhg
57名無しさん@ピンキー:04/03/31 11:24 ID:Kk2Nbtlk
大名がこんな真面目な話を描くなんて…w
いや、でも感動しますた!えがったえがった!

ところでブリーフ大名DCのDCってなんですか?
ドリームキャスト?w
58前スレ901:04/03/31 11:34 ID:sw0aVbNh
 いろいろ考えてみたけど、やっぱ無理、ごめん…
 だれかプロットだけでも書いてくれたら書けるかもしれんが
5917:04/03/31 12:51 ID:Ka9RVByt
>>58
 プロットあったら自分で書いちゃうから、自分がやったときの事を参考程度に。

 このスレのSSでの縛りは、
『前戯本番不可、特にキス厳禁、フェラ必須、男×女基本、純愛風味(前904リク)』
 と、ざっと出してこれだけある。
 これに現スレと前スレでやってるシチュを禁じてみれば、自ずとネタは絞れてくると
思う。同シチュを禁じるのは、ネタを絞るためと前の神と比較されないための逃げ道
だけど(藁)

 まあなんだ、同好の士として58がんがれ。超がんがれ。
60名無しさん@ピンキー:04/03/31 13:53 ID:YUrP2Nl4
耳年魔な子がキスもまだなのにフェラなんてのは、ホント最高でつ。
61名無しさん@ピンキー:04/03/31 13:57 ID:YUrP2Nl4
漫研の萌えメガネっ子とかも大歓迎でつ。
62 :04/04/01 08:46 ID:1foVU2Gs
寝取られ属性に免疫のない俺としてはとても悲しい結末だ・・・

勝手な願いとは思いつつもハッピーエンドの続編をキボンぬ!
63名無しさん@ピンキー:04/04/01 10:52 ID:mdHXLikT
寝取られ属性は理解できん。
他人の趣味属性とは奥深きものよ。
64ブリーフ大名DC:04/04/02 10:29 ID:/9nn5jmd
日本の某所に、
『私立セントブリーフ丸見え学院』(略してブリ学)
という、私立中学があるようなないような。その中に、美術部と称しては
いるが、その実、漫画研究会だったりするクラブがあったりなかったり。

「こんな部活・・・入るんじゃなかった」
と、セントブリーフ丸見え学院中等部二年ペソ組。出席番号三十四番の
船迫理沙(ふなさこ・りさ)は、放課後の美術部で、愚痴をこぼすのを日課
としている。まだあどけない顔立ちに、控えめなバスト(貧乳とも言う)。
それに、今時珍しい黒縁メガネが愛らしい少女。それが、理沙の大まかな
人間像である。そんな彼女が、幼少の頃より愛する美術の造詣を深めようと、
ブリ学美術部の門を叩いたのは一年前。同好の士を求め、互いに美術論を
語りたい・・・そう思っていたのだが・・・

「理沙!ぼーっとしてないで、トーン削りなさい!」
毎度のごとく、美術部に入った事を悔やみ、ぼんやりとしていた理沙へ檄が
飛んだ。声の主は、白いケント紙の上でGペンを軋ませ、鬼のような形相で理沙
を睨み付けている。それは、表情こそ険しいが、長い髪をパレッタ代わりの雲形
定規にひっつめ、スクリーントーンかすの化粧を施した美少女である。
「うちは美術部なのに・・・ぶつぶつ」
怒鳴られた理沙が、文句を垂れつつもデザインナイフを滑らせた。ケント紙には
枠線が引かれ、コマ割りがされている。どうやら、二人は漫画を描いているようだ。
65ブリーフ大名DC:04/04/02 10:55 ID:/9nn5jmd
「あたしたちは、漫画界の星になるのよ、理沙」
ガリガリとペンを軋ませている美少女が言うと、
「・・・どうせ、流れ星」
と、理沙が口を尖らせる。すると、
「何か言った?」
美少女が目を血走らせた。今、理沙を睨み付けているこの美少女は、ブリ学
中等部三年、蒲郡春雨(がまごおり・はるさめ)。一応、ブリ学美術部の部長
という肩書きはあるが、根っからの漫画好きで、寝ても覚めても考えるのは
漫画の事ばかり。それも、年端もいかない美少年たちが睦み合う話が大好き!
という、困った性癖を持っている。しかも、それらをビジュアル化してはコミケット
なる催しで売りさばくのを、至福の喜びとしているから困りもの。更には、真っ当な
美術部と信じて入部した理沙を、アシスタントよろしくこき使うので、たちが悪い。

「部長・・・たまには、美術部らしいコト・・・やりませんか?」
スクリーントーンをコツコツと削りながら、理沙は言う。が、
「今、やってるじゃない」
ケント紙に突っ伏したまま、春雨は顔を上げようともしない。理沙の提案など、
まともに取り上げようと思ってはいないのだ。
(はあ・・・また、トーン貼りとベタ塗りに時間を費やすのか・・・)
ふう、とため息をつく理沙。静まった部室内で、漫画をただ描きに描く。これが、
二人にとっての部活動だった。
(しかも・・・こんないかがわしい漫画の・・・手伝いなんて)
春雨から送られてくるケント紙には、すべからく少年たちが絡み合うシーンが
描かれていた。それらは濃密で、見るからにいかがわしく、とても中学生が描く
漫画とは思えない代物であった。
66 :04/04/02 11:13 ID:uceqjE/7
新作キテルー!

わくわく
67ブリーフ大名DC:04/04/02 11:16 ID:/9nn5jmd
「うがーッ!」
そんな叫びと共に、春雨が席を立つ。その刹那、ペンを放り投げたかと
思うと、頭を抱えて床を転げ始めた。
「チンポが描けーん!」
ごろごろと部室内をのた打ち回る春雨。漫画描きに共通する事だが、ネタ
や展開に詰まると、大抵のものは狂乱状態となる。叫ぶ者もいれば、踊る
者、果ては真冬のプールへダイブする者と、様式は数あれど共通するのは
その動乱ぶり。傍目には、狂人としか思えない。
「部長!しっかりして!」
相変わらず転げまわっている春雨を、理沙が清掃具箱に入っていたモップ
で取り押さえた。内心では、何がチンポだ!とか思いながら。
「チンポ持ってこーい!」
モップで押さえられた春雨は叫ぶ。先ほどまで彼女が向かっていたケント紙
には、美少年が男根を目の前にしてうっとりと頬を緩めるシーンが描かれて
いる。ご丁寧にも、吹き出しには『兄さん・・・』などという台詞も刻まれて・・・
だが、男根にはペンが入っていない。描けないのである。
「変な事を言うな!この、エロ女」
モップで春雨の頭をぐいぐいと押さえつつ、理沙が叫ぶ。まだ、異性との経験
が無い理沙は、男性器の俗称を平気で口にする春雨の性格に辟易している
のだ。だから、モップを持つ手にも力が入る。
「むぐぐ・・・チ、チンポ・・・」
春雨はまだ狂乱状態だ。このままでは、埒があかないと思う理沙。
「分かりました。誰か、男子を呼んできますから、大人しくしてて下さいね」
そう言うと、理沙はモップを春雨の脳天へ振り下ろす。ガツン!とけたたましい
音が部室内に鳴り響いた後、春雨は卒倒した。
68ブリーフ大名DC:04/04/02 11:33 ID:/9nn5jmd
「誰か気の弱そうな男の子を・・・」
部室を出た理沙は、どこかに大人しそうな男子はいないか、と校内を
走り回る。そうして、男子トイレの前を通り過ぎようとした時・・・
「あそこに、愛らしい男の子が!しかも、オチンチン丸出しで!」
トイレ内で小用を足す少年の姿を発見する理沙。都合の良い事に、
春雨が望む物もお出しになっている。格好の標的と言えた。
「ふう・・・」
放尿を終え、腰を振って男根についた雫を払っている少年が、人心地
ついている。その背後に、理沙は匍匐前進で迫る。立って迫ればいい
ものを、敢えて這いつくばっている所が奇妙である。そして、
「御免!」
そう言うや否や、理沙は少年の首筋へ空手チョップをくらわした。少年が
きゅうと音を上げ膝を崩すと、理沙は彼の体を担ぎ上げ、そそくさと男子
トイレから逃げていった。

「うがーッ!チ、チンポォ!」
「部長、落ち着いて」
部室に戻った理沙は、強奪してきた下半身丸出しの少年を春雨の前へ
置く。上記の叫びは、歓喜した春雨の声。
「なんなんですか!あなたたち!」
これは、少年の声だ。彼は、女二人の前に性器を晒すという恥辱と、
今にも食いつかれそうな恐怖で気もそぞろ。そこへ、
「ごめんね、ちょっと協力して欲しいの」
両手をぱん、と合わせ頭を下げる理沙。ちなみに春雨は、小躍りして
再び部室内を転げ回り始めた。本当に落ち着きが無い女だ。
69ブリーフ大名DC:04/04/02 11:46 ID:/9nn5jmd
「あのね・・・お、おちんちんを・・・ちょっとだけデッサンさせて欲しいの」
頬を真っ赤に染め、理沙が言う。そこへ、
「無理にでもやるがな」
と、春雨が少年に凄んだ。正気と狂気がバランスしている。これも、漫画
描きの特徴。
「あんたら、狂ってる!」
少年が叫んで逃げようとすると、春雨が飛ぶ。恐ろしく素早い。
「逃がすか!理沙、ロープ持ってきて、イーゼルに縛り付けろ!」
春雨は少年を羽交い絞めにすると、理沙に命じた。これ、犯罪じゃないの?
と思ったが、理沙は言うとおりに動く。狂人となった春雨に、論理など通じる
訳が無いことを、彼女自身良く知っているからだ。

「放してくれ!」
「ならーん!」
イーゼルに戒められた少年の前で、春雨が仁王立ちになっている。モロ出し
になった男根の前で、ステップを踏みながら、だ。
「部長、早くスケッチを」
「うむ」
理沙が木炭とスケッチブックを持ってきた。春雨はそれらを受け取り、仰々しく
デッサンを始めたのだが・・・
「ぐわーッ!チンポが勃っとらん!」
木炭をへし折って、スケッチブックを床に叩きつける狂人。どうやら、彼女は
少年の男根が竦んでいる事がご不満らしい。
「こんな状況で、勃起するか!」
少年が毒づくと、理沙はうんうんと頷いた。さも、ありなんと。自分も、春雨の
犯罪に等しい行為の片棒を担いでいる事など、知らん顔で。
70ブリーフ大名DC:04/04/02 11:57 ID:/9nn5jmd
「理沙、勃たせろ」
春雨が男根を指差しつつ言うと、
「ええッ!あ、あたしがですか?」
「お前以外に誰がやるんだ?」
「い、嫌です!部長がやってください!」
「あたしは、描かなきゃいかんだろーが!」
・・・と、醜い争いが始まった。ちなみに少年は、いい加減にせんかい!
とでも言いたげな表情である。
「スカートめくって、パンツをチラッとでも見せてやりゃ、いいんだよ」
春雨が理沙の頭を小突く。まるで、娼婦を扱う女衒のようだ。
「嫌だなあ・・・」
理沙はすごすごと少年の前に立ち、制服のスカートをたくし上げる。
裾が持ち上がると、愛らしいフリルのついたパンティがお目見えした。
「は、恥ずかしいから・・・あまり見ないで」
「は・・・はい」
理沙と少年の間に、淫猥な空気が張り詰める。下着を見られる恥ずか
しさに理沙は戸惑い、また、少年は艶かしい女性の下半身を目にした
事で昂ぶっている。そこに、
「色気づきやがって」
と、春雨の水を差した発言が割り込んだ。本当に、自侭な人間である。

「ああ・・・」
少年がため息を漏らす。彼の男根は理沙の色香に当てられ、むくむくと
鎌首をもたげ始めていた。僅かに包皮が余っているが、少年が興奮状態
にある事は間違いが無い。
71ブリーフ大名DC:04/04/02 12:11 ID:/9nn5jmd
「皮余ってんじゃないか。理沙、剥いてやれよ」
包皮を余らせた男根を見つめつつ、春雨が言うと、
「い、いやですよ!さ、触れません!こんなもの」
と、理沙が目をつりあがらせた。すると・・・
「うッ・・・うッ・・」
イーゼルに戒められた少年が泣く。滴り落ちる涙に、何故自分がこの
ような辱めを受けなければならないのか、という悲しみが漂う。
「ご、ごめんなさい。別に汚いとか、そういう意味で言ったんじゃないの」
理沙が少年に歩み寄る。ポケットからハンカチを取り出して拭いてやるが、
涙は溢れるばかり。
「いいから、剥け!理沙」
春雨が怒鳴りつけた。少年は泣きやまないし、狂人は激昂するしで、理沙
は逃げ場を失う。
「ごめんね、本当に・・・」
こうなれば仕方が無い、と理沙は少年の前に跪いた。そして、
「優しくするから」
と言いながら、少年の男根へそうっと手を這わせていく。

「いい絵だ」
理沙が男根を擦り始めると、春雨は満足げに頷いた。男根に絡みつく細い
指が、少年の純情を犯していくように見える。耽美だった。
「やだ・・・お汁が」
男根から粘液が垂れ、理沙の指をべとつかせている。饐えた性臭が無垢な
少女の鼻をついた。
72ブリーフ大名DC:04/04/02 12:25 ID:/9nn5jmd
「む、剥きますよお・・・」
雁首と男根の根元にそれぞれ指を這わせ、理沙が包皮を剥きつけよう
とした。が、しかし、
「いてて!」
少年は眉間に皺を寄せ、理沙の指から逃れようと腰を振る。男根はまだ
成長の過程にあり、本身を覗かせるには早かったらしい。
「剥けません・・・部長」
理沙が春雨に向かって呟いた。すると・・・
「おしめりが足らないからだ。しゃぶれ、理沙」
と、春雨は事も無げに言う。己の目的のためには手段を選ばない狂人。
それが、この無垢な少女に男根を舐めろ、と言っているのだ。
「出来ません!」
頭をぶるぶると振って、理沙は拒否した。当然である。彼女はまだ異性との
経験はおろか、唇だって誰にも許してはいないのだ。だが、
「しゃぶれって言ってるだろ!」
ぐい、と理沙の頭を足蹴にする春雨。目に狂気が疾っていた。どうやっても、
男根を理沙に含ませる腹づもりらしい。
「そんな・・・」
理沙の手が震えている。春雨が一旦狂気に疾れば、引く事が無いのは
分かっているが、それにしても・・・
(こんなの、しゃぶれない!)
と、理沙は思う。少年といえども、男根は忌まわしいほどに欲望を滾らせ、
隆々と天をついている。茎の部分には血潮が浮き彫りとなり、興奮状態に
ある事は明らかなのだ。
73ブリーフ大名DC:04/04/02 12:40 ID:/9nn5jmd
(これを・・・しゃぶれって・・・)
知識として、女性が男性器を唇で愛撫する・・・その事は、理沙も知って
いる。しかし、現実にそれを目の当たりにして、身が竦んだ。
「早く!」
春雨が叫ぶ。見れば、手には何時の間にかGペンを持っている。まさに、
何とかに刃物。
「やります・・・」
このまま拒めば、春雨が暴れ出して収集がつかなくなるかも、と理沙は
思った。そうなれば、自分はおろか何の罪も無い少年までもが巻き添え
を食う。下手をすると、三面記事の主役にもなりかねない。
「やめて・・・お姉さん」
この時、少年が理沙を見下ろしながら呟く。自分の男根を握り、追い詰め
られていく少女を気遣うように。だが、これは理沙にとってはツボだった。
(か、可愛いじゃないの!)
実は理沙、少々ショタッ気があり、お姉さんと呼ばれるのが嬉しい。普段、
春雨を狂人扱いしてはいたが、彼女も同類に近い。というか、同類。
「うふふ、お願いしても、やめないんだから」
理沙の目にも狂気が疾った。まだ、キスさえした事の無い少女が見せた
変節に、狂人、春雨は意味もなくルンバを踊り始めた。本当に意味も無く。
「あーん・・・」
大口を開け、理沙が男根へ食いついた。一旦、雁首を含み、次の瞬間には
唇で甘く噛む。なりきり要素が強いようだ。
74名無しさん@ピンキー:04/04/02 12:52 ID:ES9etpuu
 投稿中にカチアッチャッター!

 トチ狂った蒲郡部長美味しいなぁ……ドキドキ(゜∀゜)
75ブリーフ大名DC:04/04/02 12:56 ID:/9nn5jmd
「ああ・・お姉さん」
男根を含まれた少年が身悶える。腰砕けになり、膝が笑うがイーゼルへ
戒められているため、体が折れることはなかった。
「うふ・・・ん」
頭の中であれこれイメージしながら、理沙は男根を貪る。お姉さんがして
あげる、とか、ボクのおちんちんは美味しいね、などと悦に入りまくりで。
「いいぞ!いい!」
淫靡な口唇愛撫シーンに春雨が狂喜した。スケッチブックを手にして、木炭
をほとばしらせデッサンに狂う。時折、ブリッジをしてみたり、組体操でいう
所の『一人扇』(人数が余って、横でポーズを取っている寂しい人)を
決めたりする所は、狂人のなせる技か。
「お姉さん・・・出るよ!」
少年が腰を戦慄かせた。絶頂が近い。そこへ、
「飲め!理沙!」
何かに憑依されたように指をパチパチと鳴らす春雨。体をぐにゃぐにゃと曲げ、
あの大物芸人の生霊でも憑いたのかと思わせる。ああ、指パッチン・・・
「んんッ!」
理沙は何故かガッツポーズをしながら、少年の男根を強く吸った。そりゃあ、もう
バキュームフェラって感じで・・・
「出るッ!」
男根が雄叫びを上げると、理沙の表情が歪む。何か、苦いものを口にしたような
時の顔だ。精液を味わっているらしい。
「来た、来た、来た!キタロウ!」
狂人、春雨がスケッチブックを持ったまま絶叫!しかも、最後に物真似と駄洒落
をないまぜにした与太含みで。
76ブリーフ大名DC:04/04/02 13:11 ID:/9nn5jmd
(ああ・・・精液飲んじゃった・・・)
理沙は放心状態になりながらも、少年の男液を飲み干した。苦味は
あったが、精液を飲むという行為が少女の純情を弄ぶ。まだ処女は
守られているが、男液の味を知っている・・・そんな不思議な矛盾にも
似た物が淫らがましくて、退廃的に感じる・・・らしいよ。(←投げやり)

「でかしたぞ、理沙」
デッサンを終えた春雨がご満悦で言った。もう、日は暮れて、部室内に
は少年の姿も無い。無論、少年にはここであった事を他言無用とさせた。
男根を携帯電話のカメラに収めた上、恫喝して。
「あたし・・・ナニやってたんだろう・・・」
少年の男根を含み、精液を飲んだという事実が、正気に返った理沙へ
圧し掛かる。それと同時に、羞恥とか後悔の念も溢れてきた。
「いい絵が描けたよ。見るか?理沙」
春雨がそう言って理沙にスケッチブックを渡す。その喜ぶさまが、せめて
もの救いかな・・・理沙はそんな思いでページをめくる・・・が・・・
「なんじゃあ、こりゃあ!」
次の瞬間、理沙は上記の如き叫びを上げ、悶絶した。春雨が描いた
デッサン。それらは全て、便所の落書きのような・・・更に言えば絵とも
つかない物だったからだ。そこへ、
「あたし、抽象画専攻だから」
と、春雨は事も無げに・・・本当に事も無げに言った。

終わり。
77ブリーフ大名DC:04/04/02 13:18 ID:/9nn5jmd
>>57
あれは、いいハードだったんですが・・・
ちなみに、ブリーフ大名DCの『DC』はたまたま
スターオーシャン・ディレクターズカット(DC)を
やっているので、適当につけました。

ドリームキャストはいい夢と悪夢を見せてくれましたね。
僕の湯川箱も心なしか寂しげです。五十本を越すDC
ソフトも今や二束三文となって、いい感じ。
それでは・・・
78 :04/04/02 13:29 ID:uceqjE/7
大名、乙!

>・・・らしいよ。(←投げやり)

ココ、ワロタw
79名無しさん@ピンキー:04/04/02 14:42 ID:ES9etpuu
 リアルタイムで愉しませて頂きました!


 純情系逆陵辱萌え……てか、最後まで名前すら出なかった少年の立場ってw
80名無しさん@ピンキー:04/04/03 20:08 ID:RBB1yw9F
 すごく面白かったです。 チョット気になったのがイーゼルに縛り付けていますが、あれって
そんなに重くないし、高さもそこそこなんでアレに縛られてもそのまま走って逃げられます。
あと動けないように縛り付けたとしたら、ちょっともがけば、イーゼルごと倒れちゃうかなー。
 実際使った事があると判りますが、見た目ほどどっしりした物じゃないんですよ。
81名無しさん@ピンキー:04/04/03 20:24 ID:CBT8xJ5r
>>80
かの古今亭志ん生の十八番「火焔太鼓」について、息子の金原亭馬生が
「火焔太鼓って大きくて、持ち運べるもんじゃないでしょう」
と言ったら叱られたというエピソードを知っているか?

ブリーフ大名作品は、細かいことは気にせず豪快な勢いを楽しむべし。
82名無しさん@ピンキー:04/04/03 23:58 ID:RBB1yw9F
>>81
 別に悪いとかじゃなくて、美術部だったんで長い事イーゼルとつきあっていたんで、
イーゼルのイメージが実感として強く残ってる物ですから、今ひとつイーゼルに縛り付け
られて動けなくなるところで、急に場面が想像できなくなってしまったんですよ。

 ブリーフ大名さんは、読んでいると場面が絵になって頭に浮かんでくるような、描写力が
高い作品だけに、その点だけが心残りだったんですよ。
83名無しさん@ピンキー:04/04/04 20:51 ID:97r36XVO
>>82

甘いな。
あの中学校の美術部に支給されてるイーゼルは
春雨たん用の特注品に決まってるじゃないか。

デッサンに夢中になった春雨たんは人知を越えたパワーとスピードで
手を動かすから紙も筆(ペン)もイーゼルもすぐブッ壊れちゃう。

だから全部特注で重りが仕込んであるんだ、イーゼルはきっと80キロくらいあるんだよ。



という脳内妄想で納得しとこうぜ。
84名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:11 ID:zLmpbvKi
 むしろイーゼルが本当に頑丈な特注品だとすると、あの少年が春雨たんの最初の
犠牲者じゃない予感……。
85名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:31 ID:ds/z/o7k
>>84
 そ れ だ !!
86名無しさん@ピンキー:04/04/06 21:25 ID:Eh5KdRnu
そろそろ書き込みがないと!

(´・ω・`)


(´・ω:;.:...


(´:;....::;.:. :::;.. .....



87名無しさん@ピンキー:04/04/07 14:20 ID:xf+mFhn5
age
88明日香番外編 16:04/04/09 01:44 ID:Z596Db4m
 明日香を怯えさせないように、山田はゆっくりと顔を近づけた。
 互いに、自分の心臓の音が相手に届くのではないかという思いを抱いて、触れ合う瞬間に近づいていく。
 ひどく長い時間、目を閉じているように感じ、目を開けて山田の様子を窺いたい、そんな考えが明日香の頭をよぎったとき、唇に暖かいものが触れた。
 待ちに待っていたものが自分に触れた喜びが、明日香の背筋を駆け上る。
 それは同時に、山田が恋人の唇のとろけるような感触にめまいを感じた瞬間でもあった。
 が、二人の感激はあっさりと、中断させられた。それぞれの緊張と経験不足によって。
 かちん。
 硬い音が、聞こえた。
 歯がぶつかってしまったのだ。
 飛びのくように、二人は顔を引き離した。
 大きく開かれた瞳が明日香の驚きを現しているように山田には見えた。
「ご、ごめ……」
 情けなさから山田が謝ろうとするのを、明日香がさえぎる。
「ちょっと待ってね」
 固まったまま、ソファに座っている山田のひざの上に明日香がまたがった。もちろん顔は愛しい人に向いている。
「もう一回」
 突然の行動に、山田は明日香が顔を見上げる。
 照れ笑いを浮かべた明日香が山田の手を取った。
「はい、私をぎゅってしといてよ」
 言われるままに、山田は明日香の背に手を回す。
「こ、これでいい?」
「うん。今度は歯ぶつけないように、もう一回」
 先ほどの間抜けな失敗が二人の頭をよぎり、ゆでだこのように赤くなった。
 とくに明日香のほうは自分で言っておきながら、耳まで桜色に染まっている。
89明日香番外編 17:04/04/09 01:45 ID:Z596Db4m
「とっ、とにかく……ん」
 明日香が再び目を閉じた、先ほどと違い、唇はわずかに開かれている。脱色され、金色になった髪がさらさらと額に零れ落ちた。
 あらためて気合を入れなおし、山田が顔を近づける。明日香の背にまわした手に、汗がにじむのがわかった。
 先ほどの温もりが、もう一度、二人に戻ってきた。
 少しずつ、唇が触れ合う面積が増していく。
 どちらともなく顔の位置をずらして、同じ失敗を繰り返さないようにする。
 私……今キスしてる……んだよね?
 柔らかい。山田って男なのに。
 山田の体あったかいな。
 キスってすごく優しい感じになれるんだ……。
 時間としては数秒だったが、明日香には関係なかった。ぐるぐると、とりとめのない考えがぼんやりした頭に浮かんでは消えていく。
 あっ! 舌入れなきゃ。
 無理にそうすることもないのだが、明日香の知識では、恋人同士のくちづけに絡み合う舌は必須だった。
 閃いたと同時に、迷うことなく明日香の舌は動いていた。わずかの隙間を押し開くようにして、自分の唇をくぐり、明日香の舌が山田の唇に触れる。
 驚いたのは山田である。
 まさか明日香のほうから舌を絡めてくるとは思わなかった。
 もし、するならば男の自分が明日香をリードしなくてはならない。そう思っていただけに、明日香と付き合うようになってから幾度目かわからない情けなさをまたも味わってしまった。
 そんなことを考えている間にも、明日香の舌は山田を求めてくる。
 山田は大慌てで、それに応えるため、無我夢中で舌を突き出した。
「ん……ふ」
 明日香が満足気な息を洩らす。
90明日香番外編 18:04/04/09 01:51 ID:Z596Db4m
 さらに山田が明日香の舌を吸い込む。
 生まれて初めて味わう、蕩けるような感触に山田は歓喜した。
 静かに、二人の唇が離れていく。
 甘美な体験にぼんやりとした頭で、山田が明日香の様子を窺った。
 上気して染まった頬が明日香の愛らしさをよりいっそう惹きたてている。
 明日香は目覚めたばかりのような、心ここにあらずといったふうに見えた。
「……はぁ」
 なまめかしく、明日香が溜息をついた。
「ディープキスしちゃった」
「う、うん」
「でも……」
「でも?」
 どんなダメだしが飛んでくるのかと山田は身構えた。
「いつ息していいかちょっとわかんないかも」
 予想外の言葉に、山田の表情が緩む。
「ちょっ、なに笑ってんのよ!」
「ごめん。なにか怒られるのかと思って」
「私だってあんなキスしたことないんだから、なにがいいとか悪いとかわかんないって。だから笑わないでって、ほんとすっごい息、苦しかったんだから」
 明日香の可愛らしい悩みも山田には届いていなかった。明日香が喋るたびに動く、濡れた唇に見とれていたからだ。
 自分が奪ったとはとても思えない。夢じゃないだろうな。できることなら頬をつねって確かめてみたいが、もし夢から覚めてしまったら非常にもったいない。つねるべきかつねらざるべきか。
 山田が夢想している間も明日香の言葉は続いている。
「聞いてる?」
 様々に形を変える唇が自分に問いかけているのに気付き、ようやく山田は正気に戻った。
「え?」
「え、じゃない!」
「あ、えーっと、あ! 鼻で息すればいいんじゃないの」
 山田の解答に、明日香はしばらく考え込んだが、
「じゃ、次するときはそれ試してみる」
91明日香番外編 19:04/04/09 01:52 ID:Z596Db4m
「うん。でも、最初のときはごめん。歯あたっちゃって」
「恥ずかしかったんだからそれはもうなしで。ね!」
「わかった」
「それとね……」
「なに? どうかした」
「お願いがあるんだけど」
 明日香が今までの元気な様子とは一変して、うつむき、上目づかいで切り出した。
 突然もじもじしだした明日香を、山田はいぶかしむ。
 しかし、男なら好きな女の子に上目づかいでお願いされて断ることなどできるわけがない。そして、当然山田も男だった。
「できることならなんでもするよ」
「私のファーストキスは山田のおちんちんでもなくて、歯ぶつけちゃったのでもなくて、抱きしめられてした今のキス!」
 恥ずかしさを隠すためか、目を閉じ、叫ぶように明日香が言った。
「ね! そういうことにして」
 今にも泣き出しそうなほど真剣な表情で顔を覗きこまれ、山田はうなずくことしかできない。
「う、うん。わ、わかった」
 輝くような明るい笑顔が明日香の顔に浮かぶ。
「よかったぁ……。山田のそういうとこ好き」
 山田は好きという単語に敏感に反応して、顔が熱くなるのがわかった。
「でも、なんでそんなこと」
「やっぱさぁ、ちょっとでもイイ感じにしたいでしょ。ファーストキスの思い出は」
 自分がそういうことにしても、実際は違うことを本人が覚えていては意味が無いのではないか。そう思ったが、明日香が満足しているようなので、山田はその言葉を飲みこんだ。
92明日香番外編 20:04/04/09 01:53 ID:Z596Db4m
「そういうもんかなぁ」
「そういうもんなの……つーか、さっきから思ってたんだけど」
「うん」
「すっごく言いにくいんだけど」
「な、なに」
「この際だからはっきり言うね」
 ためらう明日香の様子に、山田に緊張が走る。
「キスの途中からなんだけど……ずっと山田のおちんちんが固くなってお尻に当たってんの」
 山田の全身が硬直した。関節から軋む音が聞こえてきそうなほどぎこちなく、のろのろとした動きで、明日香の背に回していた腕をほどく。
「ご、ご、ご」
 ごめんと言いたいのだが、喉は同じ音を繰り返すばかりでいっこうに先に進まない。
 顔は赤くなるどころか、反対に真っ青になってしまっている。
 取り返しのつかない失敗をしでかしてしまった。山田は心の中で自分の体を呪った。
「これってさ、キスで感じちゃったってことだよね」
 明日香の指摘に図星を指され、山田はさらに追いこまれた。
「じゃあじゃあ、これでも感じちゃうのかなー?」
 言うと明日香は丸く、柔らかいお尻をぐにぐにと山田に押し付けた。股間が上手い具合にお尻の谷間にはまって絶妙な刺激を山田に与える。
「よ、吉崎さん……!?」
 若さに溢れる弾力を味わいながらも、山田はどうして良いのかわからない。
「だめだって、こんなこと」
「なにが? 恋人同士のスキンシップでしょ」
「でも……」
「もしかしてエッチなこと考えてるぅ?」
「……」
 無理が通れば道理は引っ込む。弱々しい制止はあっさりと振り切られてしまった。
「違うんだったら別にいいでしょ」
93明日香番外編 21:04/04/09 01:57 ID:Z596Db4m
「でも、やっぱり……」
 明日香がさらに激しい動きで腰を振り、山田に押し付けると山田はなにかに耐えるように黙り込んでしまった。
 山田の困った顔が見たくて始めた行動は望み通りの結果となったが、予想外のおまけもついてきた。
 お尻で山田のものをいたずらしていたのだが、座っている位置がじょじょにずれ、次第に明日香の股間にも微妙な刺激を与えることとなってしまったのだ。
 いつしか明日香のいたずらは数枚の布越しに、互いの性器を擦りつける淫らなものとなっていた。
「……ぁ」
 かすかな声が、明日香の唇から洩れる。その音は確かにピンクに染まっていた。
 明日香が慌てて口元を抑えたが既に遅い。
 普通なら聞こえないような小さな声も、密着した今の状態なら相手に届いてしまう。
「吉崎さん!」
 今までとは明らかに違った調子の声に明日香が驚く前に、山田のひざの上に乗っていた明日香の体は跳ねあがり、ソファに押し付けられる。
 山田が立ち上がり、明日香と自分の位置を入れ替えたのだ。
 自分にのしかかるような格好でいる山田に手首を掴まれているため、明日香は動くことができない。
 おそるおそる視線を動かしても山田の胸元しか見えず、その表情を伺うことができない。
「や……山田? 怒った?」
「こんなことされて、我慢できるわけないじゃないか」
「ごめん。調子に乗りすぎた。謝るから」
「別に怒ってないよ」
「へ?」
 明日香は間抜けな声をだした。
 山田が掴んでいた明日香の手首を離す。
 許してもらえたのかと安心した直後、山田の手が胸元に伸びてくるのを明日香はただ見ていた。その指が豊かな二つのふくらみに触れ、わずかに沈むのを人事のように感じながら。
94足軽:04/04/09 02:04 ID:Z596Db4m
だいぶ遅くなりましたが新スレおめでとうございます!
新スレに入ってにぎやかになったようで嬉しい限り
もうしばらくスレ違いの話にもお付き合いください

即死回避さん
こういう一部を共有するってのは世界が広がったみたいで楽しいですね
人の作品に自分の作ったキャラがちょい役とはいえ登場するのは不思議な感じでしたが、
すごくおもしろくかったです
95名無しさん@ピンキー:04/04/09 02:50 ID:JtMgE6XV
ハァ━━━━━ ;´Д` ━━━━━ン!!
足軽さん深夜書き込みお疲れ様。足軽さんの登場を首を長くして待っていました!!
もうすでに(*´д`*)ハァハァ状態です!続き楽しみに待ってます!
96名無しさん@ピンキー:04/04/09 06:05 ID:JoBAuBq7
おつかれさまです足軽さん
なんつーかこういうエッチな純愛っていいですなー
新スレでもご活躍を期待してます。
97名無しさん@ピンキー:04/04/09 12:53 ID:w8hX7v3T
明日香たんキタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!
9817:04/04/10 11:21 ID:PSGDLz64
 ここまでやっといて、それでもファーストキスにこだわる明日香たん……ダメだぁ。可愛すぎる。


>>94
 良かったー。書いて投下した以上引くに引けず、内心冷や汗ものだったので……。
99名無しさん@ピンキー:04/04/12 22:34 ID:d4Qp0oYA
移転記念
100名無しさん@ピンキー:04/04/13 01:25 ID:EnFa+DOa
続きを期待しながら保守です。
101名無しさん@ピンキー:04/04/13 21:55 ID:EqRQOXyf
ほしゅ
102名無しさん@ピンキー:04/04/14 17:48 ID:Q9Nn7tb/
期待保守
103名無しさん@ピンキー:04/04/16 11:20 ID:9WwuEkP6
保守しておこう
104名無しさん@ピンキー:04/04/17 03:31 ID:AxsDoIhX
死守
105名無しさん@ピンキー:04/04/18 16:13 ID:kfqQ6yqc
ほっしゅほっしゅ
106名無しさん@ピンキー:04/04/19 04:01 ID:GRP+Pqyz
hosyu
107名無しさん@ピンキー:04/04/19 18:26 ID:GaBhFuMT
あどけない顔で眠っている妹のお口に…
108名無しさん@ピンキー:04/04/19 18:41 ID:tN9mWxgW
俺の・・・
109名無しさん@ピンキー:04/04/20 00:45 ID:a514B0Q6
一週間はきっぱなしの靴下を…
110名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:47 ID:7JtfLRT5
や め れ
111名無しさん@ピンキー:04/04/21 09:06 ID:wbMxas3K
ごめんw
でも本当にやった俺w
口にでなく鼻にだけど。

「おにいちゃん、くさ〜い」なんて言われ…ません。
「くせぇんだよマジ死ねクソ兄貴!!」ってマジギレされますたw
112名無しさん@ピンキー:04/04/22 09:24 ID:8JiQCeXh
ほっしゅ
113名無しさん@ピンキー:04/04/23 00:12 ID:G5iPmsPP
神さまはいるの?
114名無しさん@ピンキー:04/04/23 00:39 ID:T0UBJe2v
信じるのです
115名無しさん@ピンキー:04/04/24 02:32 ID:IJ+5fZMR
保守しておこう
116名無しさん@ピンキー:04/04/24 10:52 ID:DMVXgjm5
人大杉、ホスト規制解除されてやっとみれた。
記念カキコ!&保守!
117明日香番外編 22:04/04/25 02:37 ID:kkV4neCL
 山田の手が自分の胸を揉みしだいて、初めて明日香の意識ははっきりと事態を理解した。
「山田!? 急になにすんのよ? ねぇ、落ち着いてよ」
「あんなことしといていまさらそんなこと……!」
 明日香を見下ろす山田は瞳孔が開いていて、とても正気には思えない。
「なんか怖いって。ね? 怒らせちゃったのは謝るから、許して」
「ここまできたらもう遅いよ」
 普段の様子からは想像できないほど、山田は興奮しきっている。
 ひきつった顔で明日香が謝罪の言葉を口にしても、まったく届いていない。
「や……山田ぁ、こんなのやだよぉ」
 明日香の瞳に涙が浮かぶ。
「ごめんなさい、お願いだから優しくなって。余計なことしてごめんなさい。バカでごめんなさい。嫌って言ったらすぐ止めるから元に戻って」
 大きく盛り上がった涙は、限界を超え、ぽろぽろと大粒の雫となって零れ落ちた。
「吉崎さん?」
 呆けた声で山田が恋人の名を呼んだ。そうしてから確かめるように明日香の顔を見つめた。
 涙でマスカラが流れ落ちて目の回りが黒く汚れてしまっている。
 唇は小さく動いて、自分の名前を呟き続けている。
 怯え、かすかに震えている。
 普段の、明るく元気な姿が欠片も無くなってしまっている。
「吉崎さん?」
 もう一度、今度は先程よりしっかりした声で、恋人の名を呼ぶ。
「……山田?」
 ぱちくりとまばたきをして、明日香は確かめるようにじっと山田を見上げた。
 山田にとっては地獄のような時間だった。
 自分のしでかしたことがとてつもなく明日香を傷付け、今まで犯した失敗とは比べものにならないものだという事実が腹の底にずっしりと沈みこんだ。
118明日香番外編 23:04/04/25 02:38 ID:kkV4neCL
「ご、ごめん……」
 消え入りそうな顔で山田が自分の行為を謝罪する。
「……良かった。もう怒ってないよね?」
 明日香は深く息を吐いた。
「マジ怖かったって今の山田」
 まだ完全には調子を取り戻していないのか、鼻をすする音が聞こえる。
 自分が明日香の手を掴んだままということに気付き、山田が慌てて手を離す。
「本当にごめん。謝って取り返しがつくことじゃないけど……それでもごめん。こんなやつ、振ってくれていいよ」
「なんで?」
「へ? だって……」
「泣くほど怖かったけど、私も調子に乗りすぎたし。それに……あれよ。その、山田がいつもの山田だったら、私山田とするの嫌じゃないし」
 まだ涙で濡れている頬をりんご色に染めて、はじらいを隠しきれない明日香が山田の手に触れた。
「で、でも」
「もういいよ。過ぎたことをいつまでもうだうだ言わないの」
「うん」
 自分を励ましてくれる明日香に、心の底から感謝しながら山田は明日香の手を握り返した。
「じゃさ、山田んちのお風呂ってどこ?」
「ここの奥だけど、もしかして……今から」
 ドアの一つを指差しながら、山田が明日香に尋ねた。
「当たり前じゃない。嫌じゃないって言っちゃったし、勢いでいっとかないと緊張しちゃいそーだし」
「で、でもまだ明るいし」
「時間なんて関係ないの。山田は私としたくないの」
「……したいけど」
「私もしたいの。山田とセックス」
119明日香番外編 24:04/04/25 02:39 ID:kkV4neCL
 そのものズバリと言われて、山田がおどおど周囲を見まわした。当然、いつもと変わり映えのしないリビングルームがそこにはあった。なにをしでかすかわからない自分の恋人がいることを除いては。
「そしたらさ……シャワー浴びてくるから待ってて」
 ドアの奥へ消えた明日香を見送り、山田はソファに腰を下ろした。
 自分の家にいるはずなのに、ひどく落ち着かない。これから自分がセックスをするのだと思うと、掌にじわりと汗がにじむ。
 やっぱり、僕の部屋のベッドでするんだよね?
 だ、だったら部屋を片付けといたほうがいいかな。
 でも、あがってきたときに僕がいなかったら困るよな。
 それより……ちゃんとできるかな。
 結局、山田は微動だにせず、悲壮感すら漂わせながらソファに座ったままでいた。
 人生の一大事を前にして、若者らしい悩みが山田を襲っていた頃、明日香もまた胸の高鳴りを抑えきれないでいた。
 一枚、一枚ゆっくりと丁寧に、制服を脱いでいく。下着に手をかけるときには、一瞬手が止まったものの、再び動き出したときにはあっという間に、明日香は生まれたままの姿になっていた。
 脱衣所に据えつけられている姿見で自分の体をあらためて見る。
 大きく、形の良い胸が息をするたびに上下する。
 自分の体の中で三本の指に入るお気に入りの丸いラインをゆっくりとなぞり、両手で寄せた。
 魅惑的な谷間に満足しながら、今度はお尻を突き出してみる。
 これまた形の良い緩やかなカーブを描いている。
「よし!」
 自分の体に満足したのか、明日香は風呂場のドアに手をかけた。
 そこで小さく声をあげ、再び姿見の方を向く。
 両手をまっすぐ上に伸ばすと、両わきを入念にチェックする。
「よし!」
120明日香番外編 25:04/04/25 02:40 ID:kkV4neCL
 初めて来た家で、いきなりシャワーを使っている自分をおかしく思いながら、暖かい湯で、泡まみれの体を入念に洗い流していく。
 股間を他の部分よりも少し念入りに洗ったことは山田には絶対に秘密にしておこう。
 わけのわからない決心を固める明日香の体から、名残惜しそうに張りついていた最後の泡が流れ落ちた。
 排水溝をぼんやりと見つめながら、明日香は考えた。
 とりあえず、体は洗ったけど……どうしよう。
 山田もやっぱシャワー浴びるよね。
 そのあいだ、ずっと一人で待ってるのは緊張しそうでやだし、山田呼ぼっかな。
 そのほうが楽しいよね、山田も今ヒマだろうし。
 それにまた、困った顔見れるかもしんないし。
 あれいいんだよね。なんか意地悪したくなっちゃって。
 うわー。私、小学生みたい。
 とりあえず……。
 極上の閃きが、自分の不安を押し隠すための行動とは気付かないまま、明日香は風呂場のドアに手をかけた。
 眉間に皺を寄せて、様々なシミュレーションしていた山田の耳に、明日香の声が届いた。
 どうも自分を呼んでいるらしい。あたふたとリビングを離れると、脱衣所に入る。
 曇りガラスのドアを隔てて聞こえてくる水音が、嫌でも山田の興奮を煽る。
「ねぇ」
「なに」
 突然かけられた声に、なんとか動揺を隠した返事を返す山田。
「一緒にお風呂にはいろうよ」
「なっ、え!?」
 が、あっさりと上辺だけの平静は破られてしまう。
「な、なにを、いいよそんなこと……」
 さらに言い募ろうとした山田をさえぎって、理性の壁とも言えるドアが軽い音をたてながら隙間をつくった。
 そこから明日香が顔だけを覗かせる。
 濡れた首筋がかすかに山田の目に入った。
121明日香番外編 26:04/04/25 02:42 ID:kkV4neCL
「どーせこれから見るんだしいいじゃん」
 湯気が脱衣所に流れ込んできた。
 慌てて山田は視線を下げる。しかし、そこには明日香が着ていた服がたたんで置かれていた。ご丁寧にショーツが一番上に乗っかっている。
 あたふたと視線をさまよわせ、結局自分が入ってきた扉にあわせた。それでもまだおちつかないのか、そわそわした様子でいる。
「そそそ、そうかもしれないけど」
「山田もシャワー浴びるでしょ? 私だって一人で待ってるとか寂しいしさ」
 山田はもはやぱくぱくと口を動かすことしかできない。
 そのうちに焦れた明日香が山田の手に触れた。びくりと体を震わせるが、山田にはそれ以上のことはできない。
「待ってるから、早く入ってきてね」
 伏し目がちにそう言うと、明日香はドアを閉めた。再び、理性の壁が二人の間に挟まれた。
 きっかり十秒、山田はただ突っ立っていたが、突然ものすごい勢いで服を脱ぎ出した。
 どこか吹っ切れたような様子で、ガラス製の理性の壁はもはや役に立たなかったらしい。
 大きく深呼吸すると、勢い良く湯船へのドアを開けた。
 湯気の中に、大きく目を開いている明日香が立っていた。驚いているせいか、体を隠すこともしていない。
 山田がこんなにも素早く入ってくるとは思っていなかったのだろう。
 山田は山田で、まさかいきなりの天国かとも思える光景を予想していたわけではないが、それでもチャンスを逃さず恋人の裸身を頭から爪先まで、あますところなく鑑賞した。
 無言で自分を見詰める山田の股間が、むくむくと大きくなり、起き上がっていくのを明日香は、呆然としたまま見つめている。そして、山田のものが完全に勃起しきったとき、明日香は可愛らしい悲鳴をあげて、その場にしゃがみこんだ。
122明日香番外編 27:04/04/25 02:45 ID:kkV4neCL
 いまだに一言も発しない恋人に向かって明日香が問いかける。
「どっか変だった? おかしい?」
「なんか……上と下の毛の色が違うのって不思議な感じがするなと思って」
 確かに、頭髪はほとんど金色なのに対し、陰毛は濡れているせいもあるのか、黒々としている。
 直視するのはためらわれるのか、ちらちらと視線を下にやりながら山田は答えた。
 羞恥からだろう、ぶんぶん手を振りながら、明日香が支離滅裂なことを言いだす。
「ち、違うんだって! いつもはもっとちゃんと手入れしてるから、もっと綺麗だし、て言うか、ちょっと最近してなかっただけだから。
 でも別にサボってたとかじゃなくって、ちょっと忙しかったから。あ! もっと薄いほうが良かった? 他の娘と比べても濃いほうじゃないんだって。
 な、なんだったら、そ……剃ってもいいしっ!」
 いまひとつ噛み合わない会話になってしまったが、山田にそれを気にする余裕はなかった。
 見事なボディラインの恋人が一糸纏わぬ姿でいるのだから当然といえば当然だろう。
 腕だけでは隠しきれない胸が山田の視線を吸い寄せる。
「別に気に食わないとかじゃないよ。ちょっと不思議な感じがしただけだから。でも、すごく綺麗だと思う」
「……あ、ありがと。山田もシャワー浴びなよ。私お風呂に入ってるから」
 最初に湯を張っていたのだろう。見ると浴槽からは湯気が立ち上っている。
 そそくさと明日香は湯につかった。
「うん」
 律儀な返事を返し、山田はシャワーを浴びはじめた。
 奇妙な沈黙が風呂場を支配する。
「あ、山田もお風呂入ったら」
 シャワーを浴び終えた山田に明日香が声をかけた。
「いいの?」
「ここって山田のうちじゃん」
「じゃあ……」
 特別に広いこともない浴槽に二人で入ると、当然体が触れ合う。
 柔らかい明日香の体の感触に、それだけで山田は快感を感じた。
 明日香もまた、山田の体温を心地良く感じていた。
123明日香番外編 28:04/04/25 02:46 ID:kkV4neCL
「よ、吉崎さん」
 名前を呼ばれ、明日香の体が動いた。湯船に静かな波が起こる。
「なに」
「いや、その……本当にいいの?」
 山田の質問は当然今からしようとしていることについてだろう。
「いいよ」
 あっさりと明日香が答えた。
「だって、もうここまで来ちゃったし。それにもう山田のそんなになってるし」
 明日香の視線が山田の下半身に向かう。
「ご、ごめん」
「あのさぁ」
「うん」
「胸、触ってもいいよ」
 大きな水音と共に山田が立ち上がった。勢いで山田のものが揺れる。
 目の前で存在を主張するものに、なにを思ったか明日香が舌を伸ばした。
 ぴちゃり。
 静かな浴室に、今までのものとはまったく違う淫らな水音が響いた。
「うわっ!」
「痛っ!」
 驚いた山田が腰を動かしたせいで、明日香の鼻先が叩かれてしまった。当然、山田のものによって。
「ご、ごめん」
 鼻先を抑える明日香を見て、元気な股間とは裏腹に山田が情けない声を出す。
「いいよ、私もいきなりごめんね。あのね、山田」
「どうかした?」
「ここでしよ」
124明日香番外編 29:04/04/25 02:47 ID:kkV4neCL
「よよよ吉崎さん?」
「なんかさ。山田の体があったかいなって思ったらもう、ここでがよくなっちゃったの」
 思わず山田は風呂場を見まわした。洗い場にはマットが敷いてあるから、タイルが痛いことはないだろう。広さも、まあやってやれないことはない程度のスペースはある。だけど……。
 まだ心の決まらない山田に明日香が声をかけた。
「山田。胸触って」
 明日香の手を添えられて、山田は丸いふくらみに手を伸ばした。
 山田は、吸いつくような明日香の胸に手を押し当てただけで、指を動かそうとしない。それでも明日香は自分の胸に触れられていると思うと、じんわりと暖かいものを感じた。
 ようやく、山田の胸が、柔らかなふくらみの形を変えようとうごめきだした。
 明日香は目を閉じ、じっとしている。が、呼吸が次第に早くなっていく。
 山田の指が、ぷっくりと盛り上がったふくらみの頂点に触れた。
「あ……」
「痛くない?」
 声をあげた明日香に山田が心配そうな声をかける。
「大丈夫、気持ち良かっただけだから」
 帰ってきた言葉に、山田は胸を高鳴らせた。
 きっと乳首が気持ちいいんだ。そんな感想を抱き、そこを重点的に攻める。
 初めて触れる恋人の胸を、新しいおもちゃを与えられた子供のように夢中で弄りまわす。
「んっ……あ……」
 明日香の唇がわずかに開かれ、そこからなまめかしい吐息が洩れた。
 勢いづいて、山田は尖りだした先端を力を入れてつまんでみた。
「ひぁ!」
 鋭い悲鳴があがり、それがさらに山田を興奮させる。
 今までにない快感に、明日香はうろたえていた。
 まさか胸だけでここまで翻弄されてしまうとは思わなかった。
「……や、山田……。お風呂から出よ」
 確かにいつまでもこのまま湯船に入ったままで居るわけには行かない。
 山田は名残惜しげに指を胸から離すと、かわりに明日香の手を取って二人で湯船からあがった。
125足軽:04/04/25 02:50 ID:kkV4neCL
まいどまいど時間がかかってすいません。
ようやくエッチシーン突入です
スレに少しでも沿うように、フェラがメインになるような感じで考えてますので
どうかもう少しすれ違いをお許し下さい
126名無しさん@ピンキー:04/04/25 04:31 ID:dcx9EOkr
>>125
あうあうあー。

明日香たんキタ────────(゚∀゚)────────!!

かわい─────────────────────!!
もれもあすかたんとして──────────────!!
127名無しさん@ピンキー:04/04/25 09:20 ID:Q+Hy6obl
>>125
 ここまで来て相変わらず細かい事気にしてる明日香たん萌え──────────────!!


 漏れはむしろ明日香たんと山田がしてる所をジックリと見物してえ。
128名無しさん@ピンキー:04/04/25 10:36 ID:U3PH/HrN
風呂場でなんていいシチュですな〜
期待しております。焦らずいい作品をつくってくだちい。
いつまでもまってますんで。
129名無しさん@ピンキー:04/04/26 15:47 ID:O4rrBIkL
萌え━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッ!!
萌えッ!(`・ω・´)
風呂場セクースしてみたいなあ・・・
130名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:40 ID:OPODH4WU
ほっしゅ
131ブリーフ大名:04/04/30 15:50 ID:C0KNe/Fb
俺の名は北園仁。マイネーム・イズ・ヒトシ・キタゾ〜ノ。初夏を間近に控え、
すっかり薄着になったお姉さんたちを見ては、心を熱くする中学二年生で
ある。今、俺は学校を休んだクラスメイトの為に、プリントやコピーしたノート
を届けるという重大な使命を担っており、鼻息が荒い。
今日、学校を休んだのは、三田村徹(みたむら・とおる)。俺とは小学校以来の
旧知で、手っ取り早くいうと幼馴染というやつだ。トオルの人となりを手早く説明
すると、麗しい美少年とでも言おうか。奴はその美しい容貌ゆえに、ショタ好き
のお姉さん方に襲われる事が十数度にも及び、危うく無理やり半ズボンを穿か
せられそうになったりしている。俺とトオルは、その名前からある高校与太郎伝説
になぞらえ、ビー・バップ・ジュニア・ハイスクール生活を満喫しているはずだった
のだが・・・・・
「トオル・・・あいつ、なんか最近よそよそしいんだよな」
俺は空を見上げつつ、呟いた。諸兄にも経験があろう。進学に伴い、旧友たちと
何となく縁遠くなってしまった事が。新たな友人が出来たためとか、部活に入れ
込んでしまったためとか・・・俺とトオルはまさにそれで、中学二年生に進み、同じ
クラスになれたというのに、互いが何となしに距離を取るようになってしまった。
「気まずいよな・・・」
俺は、手にしたプリント類と、給食で余ったパンに無理やりおかずを挟み込んだ
『俺サンド』を手みやげに、トオルの家に向かう。訪ねた時に、奴が微笑んでくれ
るように願いながら・・・
132ブリーフ大名:04/04/30 16:08 ID:C0KNe/Fb
トオルの家に着いた俺は、ピンポ〜ン・・・と呼び鈴を鳴らす。奴の家は
資産家で、旧家の佇まいを残すステキな日本庭園付きときている。昔、
ここで野球をやって怒られたりしたものだが、それも今は良い思い出。
「どなた・・・?」
重そうな扉が開き、中からか細い声が響く。間違いない。これは、トオル
の声だ。
「よ、よう・・・トオル」
「あっ、仁!」
俺が声をかけると、トオルは何故か顔を赤らめる。家人は留守のようで、
パジャマ姿のまま表まで出てきた。何だか無理をさせたようで、奴に悪い。
「今日・・・オマエ、休んだろ?プリント持ってきたよ」
「あ、ありがとう・・・悪いな、手間かけさせて」
「水臭いこというなよ。俺とオマエの仲じゃないかよ」
「そうだな」
俺がへへっと鼻を擦ると、トオルは照れ臭そうに耳を掻いた。それを見て、
俺は安堵する。実はコレ、俺たちが子供の頃からちっともあらたまらない
癖なのだ。他人が見れば無作法なものかもしれないが、俺とトオルにとっ
ては懐かしい、いや、今まだ続く友情の証なのだ。
「あがっていけよ、仁」
「体調、大丈夫なのかよ?トオル」
「うん。もう、なんともない。一人で寂しかったんだ。さあ、入って」
・・・と、こんな調子で、トオルとの間にあった溝は、いとも容易く埋まって
しまった。何の事はない。ただ、微妙なすれ違いが互いを気まずくさせて
いただけなのだ。そうなれば、何の遠慮もいるまい。俺は踊るようにトオル
の後へついていく。ただ・・・
133ブリーフ大名:04/04/30 16:28 ID:C0KNe/Fb
「階段、気をつけろよ。急だから」
そう言って、俺を気遣うトオルのお尻・・・が、やけにむっちりしている。
丸みを帯び、まるで女の子のなめらかヒップのようなのだ。
(可愛い尻してるなあ・・・触ってみたい)
と、俺は何となしにいけない妄想に耽ってしまう。いかん!男、北園仁!
お友達はいくらでも欲しいが、おホモ達は作りたくない!とか思っている
うちに、俺はトオルの自室へ招かれた。
「くつろいでくれよ」
だぶだぶのパジャマの裾をひらつかせながら、トオルはベッドの縁に
腰掛ける。この時も、むっちりヒップが俺の目前を過ぎり、どぎまぎさせ
られた。だって、お尻を横切っているパンツの線が艶かしいんだもの・・・
恐らくはブリーフの線だろうが、それにしても色っぽい。
「あ、そうだ。渡すものがあった」
俺は、妄想を打ち払うようにして、ここへ来た本来の目的を果たそうと
カバンを手にした。これが、一番肝要だったのだ。
「まあ、プリント類はどうでもいいとして・・・問題は、これ。ジャーン!」
と、勢い良く取り出した一冊の本。その表紙には、
『働くお姉さんたちの恥ずかしいお仕事』
と記されている。そう、そのタイトルから察して頂ける通り、エロ本である。
「キャー!なんだよ、これ!」
エロ本の表紙には、OL風のお姉さんがデスクの上でお股を開いており、
俺的には素晴らしいアングルとセンス!だが、トオルは上記の如く、いま
いちノリがよろしくない。それにしても、キャー!はないだろう。キャー、は!
134ブリーフ大名:04/04/30 16:44 ID:C0KNe/Fb
「学校休むと、つい手持ち無沙汰になるだろう?だから、これ・・・俺の
心づくしさ」
と、俺は気後れもせず、トオルに向かってエロ本を差し出した。健全な
男子中学生であれば、これほどの心づくしもあるまい・・・と、鼻高々だ
った俺にトオルはあろう事か、
「そ、そんなもの見たくないよ!早く、しまって!」
そう言って、赤らめた顔を両手で隠してしまった。
「そんなもの・・・って、事はないだろう?」
俺は、表紙のお姉さんがにこやかにお股をひろげている写真と、トオル
を交互に見て、少し憤る。働くお姉さんがこんなセクシーポーズをとって
いるというのに、トオルの奴め!可愛い子ぶるのもいい加減にしろ!とか
思ったのだが、ある想像が頭を過ぎり、俺を冷静にさせる。その想像とは・・・
(もしかして、トオルの奴、センズリを知らないんじゃ・・・?)
という事。中学二年生という微妙な年齢ゆえ、トオルはもしかしたら自慰と
いうものを知り得ていないのかもしれない・・・そう考えた俺は、エロ本を
床に置き、
「分かった、分かった。トオル、お前、ズリセンこいたこと無いんだろう?
いいか、こうやるんだよ」
と、分かったような顔をして、ポコチン君の前へ手をやり、普段自分が行っ
ている自慰行為を、シミュレートし始めた。
「ダイナミック!」
俺は意味不明の掛け声と共に、まるでブレイクダンサーのように足を
振り上げ、尻を中心にくるくると回りだす。荒れ狂う中学二年生の性欲の
激しさを良く表したダイナミズムで、トオルの中にある男を引き出そうと
いう魂胆なのだ。
135ブリーフ大名:04/04/30 17:07 ID:C0KNe/Fb
「見ろ、トオル!これが、センズリだ!」
「キャー!や、やめて、仁!」
「女みてえな悲鳴を上げんな!トオル、男だろう?」
回転しつつ、俺はズボンの股間の前で何かに取り憑かれたかの如く、
手首を上下させた。友よ、男を目覚めさせろ!そう、心の中で叫び
ながらだ。ところが・・・
「見てられない!やめて、仁!」
トオルは恐ろしく恥ずかしいものを見たような形相で、俺に覆い被さっ
てきた。おいおい、ここから昇竜の秘技、猛虎の咆哮(自慰時の技。
コンボ特性・ダウン・受身不可)と続くのに・・・そう思っていたら、トオル
の胸が俺の股間へ接触。そして、
むにゅ!
という感触が俺のポコチン君を包む。なんだよ、むにゅ・・・って。
「あっ!」
俺の股間へダイブした瞬間、トオルは小さな悲鳴を上げる。どうやら、
つんのめった時にパジャマのボタンがいくつか飛んだらしく、床をコロ
コロと転がって・・・いく・・・の・・・だ・・・が・・・
「なんじゃあ、こりゃあああああああああああああああああああああああ!」
これは、俺の叫び。何と、ト、トオルの奴!お、お、お・・・おっぱいが・・・
あるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!
ボタンを弾け飛ばしたのは、これ!この豊かなおっぱいが、パジャマを
はだけさせたのかあッ!(←暴走気味)
「見ないでくれ・・・仁・・」
たぷ〜ん・・・とおっぱいをたゆませながら、トオルがそう言って涙ぐむ。
ここで、俺はようやく理性を取り戻し、事態を冷静に判断しようとした。
トオル・・・お前、女・・・だったのか・・・と、今、理解出来るのはそこまで。
136ブリーフ大名:04/04/30 17:25 ID:C0KNe/Fb
「僕は、男の子に生まれなければならなかったんだ」
夕闇が迫る中、トオルは自分の真実をとつとつと語りだした。空気が重い。
「三田村家は古い家だから・・・後継ぎが必要なんだ。だから、僕は男として
育てられた。変な話だろう?」
ふふ、と自嘲するトオル。長い付き合いだが、俺はまったくこいつが女だと
気づかなかった。それは、トオルの努力の賜物だろう。女であるのに、男と
して振舞わなければならない・・・その苦悩、察して余りある。
「そうだったのか・・・」
俺は拳を握り、友人が背負わねばならなかった宿命を哀しむ。何故それに
自分は気づいてやれなかったのか・・・心を曇らせるその痛みを、分け合う事
は出来なかったのか・・・と。・・・・・あと、女の子の前で、滑稽な自慰のシミュ
レートを堂々とやってのけた、己のバカさ加減も・・・・・
「今までは何とか隠してこれたけど・・・でも、ばれちゃったね」
トオルは頬を涙で濡らしながら言う。こんな時、俺は何をしてやれるのか。
そんな思いが脳裏を行ったり来たりする。しかし、答えは出てこない。
(友達として・・・)
ぐぐっと俺は拳に力を込めて、立ち上がる。そして、
「俺も協力してやるよ。トオル、お前が男として生きていけるように」
なるべくおっぱいからは目をそらし、俺はトオルの肩を抱いた。
「仁・・・」
見詰め合う奴の目に俺が映っている。俺の目にも奴が映っているはず。そう、
俺たちは友達なのだ。男とか女とか以前に、と・も・だ・ち。
「これ以上の言葉は必要ないだろう?」
俺がそう言うと、トオルは気恥ずかしそうに、こくりと頷いた。その仕草が可愛い
・・・とか思ったが、あえて萌えない素振りをする、男、北園仁。
137名無しさん@ピンキー:04/04/30 17:33 ID:UpYecy5b
キ・・・・キタァーーー!!
仁てば、友情に篤い
138ブリーフ大名:04/04/30 17:42 ID:C0KNe/Fb
「ありがとう・・・仁」
トオルが俺の背中に手を廻してくる・・・のは、いいのだが、ほら、おっぱい
が当たるんだが・・・い、いかんなあ・・・コレ・・・は。もっこり(漫画的表現)。
「・・・仁・・・ア、アレが・・・固く・・・」
「す、すまん!本当に申し訳ない。聞かん棒で・・・持ち主も困ってるんだ」
トオルが俺のポコチン君が勃起している事に気がついた。恥ずかしい。
本当に恥ずかしい。たった今、友誼を確かめ合ったばかりだというのに、
こいつときたら・・・だが、トオルは意外にもいやな顔をしていない。
「あのね、仁」
「なんだ」
「僕は、男の子として振舞ってはいるけど・・・心は・・・女の子なんだ」
「どういう事?」
「何て言うか・・・ちょっと、コレ・・・興味があるの・・見てみたいなあ」
そう言って、トオルは俺のポコチン君を一握り。ぐはあ!一番絞り!
「握っちゃイカン!む、むむ・・・」
トオルは目を輝かせながら、俺のポコチン君をふにゃふにゃと柔掴み。
た、巧みだ!なんて思っていると・・・
「本当は、仁に・・・しょ、処女を・・あげたいんだけど」
上目遣いに俺を見て、嬉しい事を言うトオル。しかし、俺たちには友情が・・・
「いいんだ、トオル。気持ちだけで嬉しいよ」
理性の小人(皆の中にもいるよ)を総動員し、ポコチン君に粗相をさせない
よう耐える俺。だが、次の一言で小人たちは情欲の波にさらわれてしまう。
「おしゃぶり・・・してあげようか?男の子は、好きなんでしょう?それ」
ザー・・・(波)ワー!ワー!(理性という小人たちの悲鳴)左記の表現の
通り、俺の理性はどこかへ消え去ってしまう。そして、ジーッというズボンの
ジッパーが下げられる音。そう、トオルがそこを侵してきたのである。
139ブリーフ大名:04/04/30 18:04 ID:C0KNe/Fb
「わあ、固い!それに・・・熱い」
トオルが元気良く飛び出したポコチン君を握って、目を丸くしている。い、
いやん!そんなに見つめちゃ・・・
「これ、舐めればいいの?それとも口にふくむのかな?」
二、三回茎の部分をしごいた後、トオルは俺の股間へ顔を埋めてきた。
ああ、友情が・・・遊女・・・加山ゆうじょう・・・(←錯乱)
「ふくんで舐めれば一番いいんだよね?うふふ・・・」
何か味見でもするように、トオルはぱくりとポコチン君を頬張ってしまう。
むむ!あ、温かいなあ・・・
「トオル・・・無理するなよ」
「はいようふ!(大丈夫!)」
俺が気遣うと、トオルはポコチン君をしゃぶりつつ、にこやかに答えた。
ふふんと鼻が鳴った時、鼻息が陰毛を掠めて、はきゅ〜んな感じ。
「おお・・・お、お玉を・・・凄いテクニックだ!」
トオルは両手を玉袋の後ろへ這わせ、つんつんと縫い目をなぞってくる。
時折、袋毛(ふくろけ・名詞・試験には出ません)を啄ばむ所が悩ましい。
しかも、俺が弱腰になってると見て、片手で茎の部分をしごき、もう一方
の手でお玉を柔揉みするというナイス・アタックを敢行!緩急をつけた
その巧技に俺はもう暴発寸前だ。
「うああ・・・トオル・・・で、出るから・・・放してくれ・・ザ・メーンが・・・」
俺はムンクの『叫び』のようにポージング。本当に叫びたいような衝動に
駆られたが、印象派の俺はおごそかに腰をくねらせ、落ち穂拾い。
もう、訳が分からない。
「ほんれあへるはら、らひれ(飲んであげるから、出して)」
ずずっとポコチン君を啜りつつ、トオルは言った。淫を・・・いや、韻を
踏んでいるので分かったが、どうやら奴は俺の子種を飲もうと言っている
らしい。
140ブリーフ大名:04/04/30 18:21 ID:C0KNe/Fb
「ミ、ミス・ファイアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
ああ!と俺は仰け反りながら、ザ・メーンを放出!しかも、自分で分かる
ほど大量に!昨日、センズリをしなかったので、(中二日が一番良いという
見解から)濃さも抜群だ。
「んむッ!」
トオルは一瞬眉間に皺を寄せた後、ふんっ・・・と鼻を鳴らしながら俺のザ・
メーンを飲んでいった。俺が不安そうに見ると、にっこりと目を細めVサイン
なんかしてる。そうして、こくこくと子種を干すと、
「・・・にがーい!・・・でも、嫌いな味じゃないな。うふふ」
チュッと指を吸い、ポコチン越しに俺を見据えるトオル。愛らしい。どうやら
俺は、友情と愛情を同時に手に入れることが出来た稀有な存在のようだ。
もちろん、幸せ者という意味で。
「トオル・・・」
俺は奴の髪を手櫛ですく。柔らかい。まさしく女の子の髪だ。
「仁、これからもよろしくね」
そう言って、ポコチン君をちょこんと突付くトオル。正直、参ったな、と俺は
思った。この笑顔にしてやられたか・・・心からそう思う。

結局、俺たちはまた友人に戻った。と、いうか、それ以上の関係になっている。
何かのキャッチコピーで、友達以上、恋人未満なんてあったが、まさしくそんな
感じ。だから、いつも一緒にいる。
「おはよう、仁」
「おう。トオル」
今日も、俺とトオルはつるんで学校へ行く。そう、これこそが中学与太郎伝説、
ビー・バップ・ジュニア・ハイスクール。そして、ヒトシとトオル。
141ブリーフ大名:04/04/30 18:38 ID:C0KNe/Fb
「ねえ、仁・・・ちょっと・・・しゃぶってあげようか?」
学校へ着くなり、トオルがそう言って手首をシェイクさせた。舌をぺろっと
出し、淫靡に微笑みながら。
「あ、ああ・・・悪いな」
「じゃ、トイレ行こう。うふふ、今日も飲んであげるね」
学校では男子として通っているので、トオルはすたこらと男子トイレ(大用)
へ俺をいざなう。そして、淫らな期待感ですっかりやんちゃになった、俺の
ポコチン君をぱっくしと咥えこんでしまった。
「う・・・ああ・・・トオル」
密室となったトイレの個室で、本当は美少女である友人におフェラをして
もらうというのは、本当にいやらしく悩ましい。中学二年生にして、こんな
遊びを覚えてしまっては、俺の将来が危うい。しかし、気持ちいい!
「んん〜ッ!ふひよ、ひろひ!(好きよ、仁!)」
これまた韻を踏んでいるので、トオルの叫びが理解できた俺。奴は、やっぱり
女の子なのだ。そうじゃなければ、ポコチン君を咥え、ザ・メーンを飲む事なん
て出来やしない。それも、愛が無ければ・・・
「いつか・・・いつか、きっと・・・お前が女の子として生活できるようにしてやる
からな・・・」
ポコチン君を頬張っている顔を撫でつつ俺がのたまうと、奴は嬉しそうに目を
細めた。そして、顔を上下させて俺を更に喜ばせようとする。が、しかし、この
時、クラスで『ゲーリー山岡』と、あだ名される胃弱野郎、山岡直樹がトイレ内
へ闖入してきた事に、俺たちはまったく気づいていなかった。
142ブリーフ大名:04/04/30 18:52 ID:C0KNe/Fb
「ウンコ、ウンコ・・・」
山岡のそんな声が聞こえた瞬間、俺はびくんと身を竦めた。あいつが
爆弾を放ちに来ている。そう言えば、トイレに鍵はかけたっけ?そう思
った瞬間・・・・・
「ビッグ・ベン・・・・うわあッ!な、なんだあッ?」
バカン!とノックもせず、ゲーリー山岡は勢い良くトイレのドアを開けや
がった!しかも、俺はそれに驚いて、トオルのお口にザ・メーンを予定
よりも早く放出。
「ファ、ファイヤーッ!」
どくん、と波打つポコチン君。そして、子種たちが我先に外界へ飛び出し
ていく。もちろん、その行き先はトオルのお口の中・・・
「うわあーッ!き、北園が、三田村に・・・チ、チンポ、しゃぶらせてる!」
ぺたんと尻餅をついた山岡が叫ぶと、それを聞きつけたクラスメイトたちが
次々にやってくる。ぜ、絶体絶命だ!
「北園が、チンポしゃぶらせてるぞ!」
「しかも、ザ・メーンを飲ませてる!鬼畜か、北園!」
「おホモ達、ハケーン!」
わらわらと集まってくるクラスメイトたち。しかも、全員が俺とトオルの仲を
ただならぬものと思っている。これは、マズイ!
「ち、違う!トオルはおん・・・」
女・・・と言おうとした所で、俺は思いとどまった。危ねえ!危うく、こいつが
女だって言いそうになった。し、しかし・・・
「ホモだ、ホモだ!」
クラスメイトたちがやいやいと騒ぎ出した。く、くっそう!もう・・・こうなったら・・・
143ブリーフ大名:04/04/30 19:07 ID:C0KNe/Fb
「ああ、そうだ!俺は、トオルが好きなんだよ!」
やけになって、そう叫んだ俺。その時、トオルの頬がぽっ・・・と赤らんだ。
ぽっ・・・と。いや、萌えてる場合じゃないぞ、友よ・・・
「おホモ達って認めやがった!恐るべし!北園」
と言うや否や、クラスメイトたちは一斉にトイレから離脱し、教室へ戻って
いった。ああ、ちょっと、待って!待ってくれーッ・・・

・・・・・教室へ戻るとすぐ、クラスの女子がトオルの席へ群がり、
「北園君に、しゃぶれって言われたのね?」
「お尻の処女は、もう捧げたの?三田村キュン」
などと聞いていた。美少年がおフェラをさせられていたという事実に尾ひれ
がつき、耽美だとか退廃的だとか、女どもが色々のたまってやがる。何が
三田村キュン、だ!だが、これで奴が女と疑われる事はあるまい。何せ、
おホモ達だから。おホモ達。そして、俺はと言うと・・・
「二度と近寄るなよ、北園」
「お前の家には、もう遊びに行かないからな」
などなど・・・今まで友人だった奴らが皆、去っていった。まあ、いい。俺の
悪評は今に始まった事じゃあない。そのうち何とかなるだろう。男、北園仁
が敬愛する同じ名前の偉人の言葉を引用し、今回は終わり・・・かと思いきや!
「き〜た〜ぞ〜の〜!」
ゴゴゴ・・・という地響きとともに、ホモッ気のあるという噂が絶えない体育の
先生がこっちへ走ってくる!うわあ!なんだあッ!
144ブリーフ大名:04/04/30 19:22 ID:C0KNe/Fb
「お前が・・・男好きだったなんて・・・先生は嬉しいぞ!俺の愛も受け止め
てくれ〜ッ!」
体育の先生は、上半身にセーラー服。下半身はブルマというマニアックな
服装で俺に迫ってくる!ギャー!なんてこった!あのおっさん、本物だあ!
「ホモの先生が、北園にプロポーズだ!」
ざあっと生徒達の人いきれが割れ、そのど真ん中を先生が走ってくる!い、
いかーん!
「逃げるしかない!」
俺は教室の窓をぶち破り、猫のようなしなやかさで地上に降り立った。俺の
教室は二階にあるが、剣道部で培ったバネがものを言い、何とか無傷。
「ふう」
教室に背を向け、ホモ先生をまいた・・・と思ったら!
「逃がさないぞお〜!」
そう言って、何とホモ先生も飛び降りてきた!しかも、俺より身軽に着地!
しまった、身体能力は奴のほうが上だった。
「うわあーッ!に、逃げるしかない!」
俺は走った。幸い、逃げ足だけは自信がある。何か、俺いつも走っている
なあ・・・なんて思ってたら、
「がんばれ!仁!」
教室からトオルの奴がにこやかに手を振っていた。ちぇっ、いい笑顔だぜ。
「参ったな」
それが俺の本心。おっと、背後にホモ先生が迫ってきてるので、今日は
これまで。諸兄が俺の無事を祈ってくれればありがたい。アディオス!

おちまい。
145名無しさん@ピンキー:04/04/30 20:44 ID:XHW3btAw
ブリーフ大名G・J
146名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:16 ID:hxttjQPi
流石だな
147名無しさん@ピンキー:04/05/01 01:31 ID:zqa4HWi8
実に豪快だなあ……
148名無しさん@ピンキー:04/05/01 01:34 ID:2LImkjq+
なにげにハーレム状態な仁w

これまでの女性キャラが一堂に会するような展開をキボンしてみる
149名無しさん@ピンキー:04/05/01 03:22 ID:L4ZKR4RF
続編、激しくキボンニだな。
150名無しさん@ピンキー:04/05/01 11:25 ID:TNJNPhSN
克美はこのことをどう思うのだろうか・・・w
仁の彼女?だよなぁ?
151名無しさん@ピンキー:04/05/01 12:20 ID:mnvgaFt/
やヴぇー超萌えたぞ
そして多々笑える所もあってGJ!
で、先生はホモと。そんな学校絶対行きたくないよ(´・ω・`)
152名無し@ピンキー:04/05/02 17:02 ID:6ZHV06H0
いや〜良い仕事しますなぁ。
禿しくG.J!!
153名無しさん@ピンキー:04/05/02 18:51 ID:bgrK3COM
ブリーフ大名殿には幼馴染みスレでも暴れて欲しいと思う今日この頃w
154名無しさん@ピンキー:04/05/04 10:38 ID:GHv9Xk1j
そろそろ明日香たんの続きがきになる。
155名無しさん@ピンキー:04/05/06 22:06 ID:6csFIkzD
ほしゅり
156ブリーフ大名VF9:04/05/07 16:18 ID:ZrOU3X9c
今だ豪雪の残る某山脈で、女性を含む三人のパーティが行方知れずと
なっている・・・そんなニュースが、ラジオを賑わしていた。麓では、雪崩の
心配があって捜索隊も出す事が出来ないと大騒ぎしているらしい。
「なんだか、えらい事になってるね」
吹雪く風音に身を竦めながら、佐藤奈央は呟いた。
「そうだな」
と、答えたのは、山下昇。二人は差し向かいになり、暖炉の前でラジオに
耳を傾けている。すると、
「この山小屋に、無線があったらなあ・・・」
窓の外を見やっている高野俊一が、忌々しげに言った。そう、この三人が
今、ラジオを賑わしているパーティ一行である。彼らは大学の仲間で、山岳
同好会に所属する二十歳前後の若者たち。春山となめてかかり、軽装でこの
山に挑んだのはいいが、天候の急変に見舞われ無人の山小屋へ逃れていた。
「寒くないか?奈央」
「うん、平気」
昇が気遣うと、奈央が目を細めて答える。この二人は付き合い始めたばかり
の恋人同士で、互いの絆を確かめ合おうとしている段階。そのため、見詰め
合う視線が熱い。すると、
「妬けるね、まったく」
ひとり蚊帳の外にある高野が、二人を冷やかしにかかった。奈央とは高校の
頃から親交を持ち、同じ大学へ進んだ高野だったが、二人は恋仲に発展する
事も無く、良き友人としての距離を保っている。その内に、奈央は高野を通じて、
昇と付き合うようになった。三人の概要をまとめると、一組のカップルとそれを
取り持った仲人の如きもの・・・と言える。
157ブリーフ大名VF9:04/05/07 16:43 ID:ZrOU3X9c
「二、三日はカンヅメになるかもな」
高野がウイスキーのビンを開け、昇と奈央に手渡した。
「飲めよ、体が温まる。体力を温存させて、救助を待とう」
高野に促されると、昇と奈央はウイスキーを一口ずつ飲む。が、その
動きがぎこちない。
「間接キスだね・・・昇」
「う・・うん」
昇と奈央の二人が見詰めあい、頬を赤らめた。無論、アルコールのせ
いではない。ぎこちなさは二人の間に今だ純潔を残している事を示して
いる。そう、二人はまだ互いの体を求め合ってはいなかった。
「お前らの純情さには呆れるよ」
高野はにやついて、まずは昇を笑い、続いて奈央の体をねっとりと観察
する。
(いい体してるくせにな)
防寒具に包まれた奈央の素肌を、高野は高校時代から事ある毎に視姦
してきた。恋仲にこそ発展しなかったが、高野は奈央を蹂躙したいという
獣欲を今も持ち越している。ただ、その機会に恵まれなかっただけの話だ。
同じ大学に入ったのも、奈央が目当てであったがため。しかし、思いは
果たされること無く、友人の昇にさらわれてしまう。そして、友人たちが睦み
あう姿を見守る善人を気取ってきたのである。
(俺だったら、奈央とやりまくるけどな)
目下で見詰め合う二人を、淫靡な思いで見遣る高野。昇がまだ純潔である
事は、本人から聞かされて知っている。奈央も高校時代は男を作らなかった
ので、処女に疑いが無い。
「ねえ、高野君」
不意に奈央が口を開いた。
「あ、ああ・・・なに?」
高野は淫らな妄想を中断し、奈央へ向き直る。根が小心者なので、まだ
善人を気取るしかないのだ。
158ブリーフ大名VF9:04/05/07 17:00 ID:ZrOU3X9c
「このまま・・・助けが来ない・・・って事はないよね?」
不安げな表情で奈央が問う。山小屋の外は吹雪き、外界から遮断
されたこの場所にあっては、彼女の心配もやむを得ないだろう。
「大丈夫。ラジオでやってるって事は、俺たちが遭難しているのをちゃん
と知ってるからさ。まあ、吹雪がおさまるまでは無理かもしれないけれど、
食料も十日分はあるし。救助は必ず来る。心配するな」
「そうだね」
高野がもっともらしく言うと、奈央は安堵する。そこへ、
「大丈夫。俺が守るよ」
と、昇が奈央の手を握り、励ました。恋人という立場ゆえの言葉だった。
「うん。ありがとう、昇」
守るといわれた奈央の瞳は輝き、これ以上ない希望の焔が宿る。それを
高野は腹立たしげに見ていた。
(くだらねえ!)
顔はにこやかだったが、内心では憎悪に近いものが二人へ注がれる。
(何が守ってやる、だ。俺だったら、奈央を・・・)
─奈央を・・・どうする?ここで、高野の思考が暗転した。山小屋に閉じ込め
られた今、当てになるのは救助のみ。もし、その当てが外れたら、自分を
含む三人はここで果てる事となる。
『このまま・・・助けが来ない・・・って事はないよね?』
先ほど奈央から問われた言葉が、高野の脳裏に甦って来た。
(もし、助けが来なかったら?)
自分は美しい奈央の素肌を横目に、この世を去る事となる。冗談じゃない!
高野の神経が昂ぶった。
159ブリーフ大名VF9:04/05/07 17:17 ID:ZrOU3X9c
(このまま死ねるか・・・くそう・・せめて奈央と・・・)
昇と見詰め合う奈央を、食い入るように高野は見た。そして、
(やってやる・・・奈央・・・お前の処女は俺が貰ってやる!)
くくっと鼻を鳴らし、山小屋に夜が来るのを待った。

夜半。吹雪は更に激しさを増していた。山小屋の屋根が軋み、窓が
がたがたと鳴っている。
(そろそろ、頃合かな)
暖炉のそばで眠る昇と奈央を、高野は闇の中から見詰めていた。
先ほど薦めたウイスキーが効いたのか、二人とも毛布にくるまって
すやすやと寝息を立てている。
(こっちへ来い・・・奈央)
暖炉のそばまで来た高野が、音も無く奈央の手を引いた。毛布を
はだけさせ、隣で寝ている昇に気づかれないよう、細心の注意を
払いながらだ。が、その時─
「!」
眠っていたはずの奈央の瞳が、ぱちりと開いた。そして、獣欲に満ち
た高野の顔に怯え、叫びかける。しかし─
「声を出すな!」
と、反射的に高野の手が奈央の口を塞いだ。更に高野は静かに奈央
を抱き寄せ、暖炉のそばから離れていく。
「ん〜ッ!んんッ!んんんッ!」
口を塞がれ、体を引きずられていってはたまらないと、奈央がうめく。
今だ暖炉のそばで寝息をかいている恋人、昇へ救いの手を伸ばすの
だが、それは高野の言葉で遮断されてしまう。
「騒ぐと、素っ裸にして外へ放り出すぜ!」
160ブリーフ大名VF9:04/05/07 17:46 ID:ZrOU3X9c
ひっと小さな悲鳴を上げる奈央。昂ぶった高野の表情を見て、それが今まで
見知っていた友人としての顔ではない事を悟り、身を縮ませる。
「手をどけるけど、大声を出したら・・・分かってるな」
山小屋の端まで引きずられていった時、奈央はそう告げられ、頷いた。たとえ、
声が出せたとしても、吹雪く音で掻き消されてしまうだろう。奈央はそう考え、
とりあえずは大人しくしようと決めた。今、暴れたらこの男が何をするかと思うと、
恐ろしくて仕方が無い。
「やらせてもらうぜ、奈央」
高野が柔らかな奈央の乳房を、防寒具の上から触れた。
「んッ!」
ボリュームのある双丘が嬲られると、奈央がうめく。まだ、恋人にすら触れさせた
事の無い純情を、友人と思っていた男に奪われ、悔し涙が溢れてくる。
「くすん・・・や、やめて・・・高野君」
「誰がやめるか。ああ・・・奈央」
拒む奈央に構わず、高野は己の欲望のみを果たそうと決め込んだ。暖炉の温も
りがあるとはいえ、肌寒い山小屋の中で奈央の衣服を次々に剥き、ついには
生まれたままの姿にまで貶めていく。
「高野君・・・これ以上は許して!」
下着を奪われたとき、奈央は高野にまだ理性が残っている事を信じ、哀願した。
だが、獣と化した高野に慙愧の念は無く、素肌を晒され羞恥のあまり手で顔を
覆った奈央の両足を広げ、女性のもっとも見られてはいけない場所を、指で掻き
ひろげてしまう。
「おお、これが奈央の・・・」
薄桃に色づいた奈央の秘部は美しく、無垢な少女そのものだった。ひきつれを
起こすことなくぴたりと整った女唇と、その上に生い茂る若草が麗しい。それを
見た高野は狂喜した。今から、この秘苑を犯せるのだと思うと、昂ぶらずには
いられない。
161ブリーフ大名VF9:04/05/07 18:02 ID:ZrOU3X9c
「お前、昇にやらせてないんだな。オマンコ、メチャクチャ綺麗だぜ。オナニー
も滅多にしないんだろう?」
奈央の全てをあからさまにして、調子付いた高野が囁いた。薄い女唇を指で
なぞり、ぴくぴくと身を慄かせる奈央を見て、したり顔をする。
「ああ・・・いやッ!」
醜い欲望を自分の身に突きつけられ、奈央は絶望した。高野の指が女唇を
割って入ろうとしている。そこを侵されれば、次は男根が捻じ込まれてくるだ
ろう。まだ、恋人にすら捧げていない操が、暴漢の手によって散らされる。
そう思うと、悔しくてたまらなかった。
「ぶち込んでやる」
高野は何時の間にか、男根を奈央の股間へあてがっていた。男の生肉の
感触が、奈央を怯えさせる。破瓜を迎える瞬間が近い。その時、
「高野君・・・こんな事して・・・後の事は考えてるの・・・?」
感情を抑えた声で、奈央は呟いた。すると、
「う・・・」
処女宮まで僅か数センチを残した所で、高野の体が凝固する。今の今までは
獣欲に流され、思うが侭に振舞った。しかし、奈央の言葉が高野を現実へと引き
戻す。
「あたしを犯したとして・・・山を降りた後はどうするの?あたし、絶対許さない
からね。警察に訴えるわ」
奈央は気丈にもそう言った。涙で顔を濡らしてはいるが、しっかりとした意思が
読み取れる。その静かな恫喝に、高野の気勢が衰えた。
162ブリーフ大名VF9:04/05/07 18:18 ID:ZrOU3X9c
「出来るもんか。恥をかくだけだぜ」
「いいえ。あたし、絶対に訴える。もし、どうしても犯したいんだったら、相当な
覚悟でやればいいわ。犯したら、あたしを殺すといいわ。さっき言ったみたいに、
素っ裸にして外へ放り出せばいいのよ」
高野と奈央の間に、張り詰めた空気が流れる。双方、一歩も引かない構えだ。
「さあ、やりなさいよ!」
奈央の語気が強まった。すると、高野の表情から急に険が消えていく。
「・・・・・」
体こそ奈央に覆い被さったままだが、高野の獣欲はすでに収束していた。頭が
冷えれば、自分の取った行為が許されざるものだとも悟れる。
「・・・ごめん」
高野がうなだれた。過ちを認めたのである。
「そう思ったらどいて。それと、服を取って」
今度は奈央が気勢に乗る番だ。素裸に剥かれ危うく操を失いかけたが、最悪の
結果だけは免れたので、安堵のため息をつく。そして、手早く服を身に着けると、
「最低!」
ぴしゃり!と高野の頬を平手打ち。打たれた高野は、じーんと疼く頬を撫でた後、
「ごめん!俺が悪かった!」
そう言って、奈央の前へ土下座した。

暖炉のそばでは、昇が今だ寝息を立てている。そこから少し離れた場所で、奈央は
高野と向かい合っていた。
「高野君、どうしてあんな事したの?」
奈央が聞くと、高野はうなだれたまま、
「もしかして、このまま救助が来なかったら・・・って思ったら・・その・・奈央の事を」
と、しどろもどろで高野が答える。言葉を偽る様子も無く、正直に、だ。
163ブリーフ大名VF9:04/05/07 18:43 ID:ZrOU3X9c
「ああ、あたしが言った・・・あの」
助けが来ないかも、という不安を最初に持ったのは、奈央だ。それが、高野
を情緒不安定にさせ、凶行に走らせたのか・・・と、彼女は理解した。まだ外は
吹雪いており、万が一という事が無くも無い。
(確かに、そうなったら・・・)
山小屋が軋み、奈央の不安を煽った。暖炉そばの恋人は相変わらず眠ってい
て、逞しいような頼りないような感じに見える。
(なんだかなあ・・・)
恋人と高野の双方を見て、奈央は訝った。この場合、高野の取った行動の方が
間違ってたとはいえ、よっぽど人間らしい。
「高野君ってさあ・・・あたしの事、好きだったの?」
うなだれたままの高野を見下ろしつつ、奈央は聞く。すると、高野はこくりと頭を
振った。顔は上げない。自分の過ちを恥じて、見せられる顔が無い事を分かって
いるのだ。その殊勝な態度に、奈央は満足そうに鼻を鳴らす。
「ふ〜ん・・・そうだったんだあ」
自分を襲いかけたこの男を、奈央は許してやる気持ちになった。元々、知己で
善人の高野。自分を慕っていると言われても、それほど嫌な気持ちにはならない。
「ま・・・悪い気はしないわね」
ふふんと鼻にかける奈央。そして、うなだれる高野の前でそっと膝を折ると、
「もし・・・もしよ・・・本当に救助が来なかった時のこと考えたら・・・高野君もあたし
もここで死んじゃうんだよね。そうなったら・・・」
そう言って情けをかけていく奈央が、ゆっくりと手を差し伸べ、高野の頬を撫でた。
「奈央・・・」
淫靡な艶が浮かぶ奈央の美しい顔に見とれる高野。そして、奈央が言葉を繋ぐ。
「処女はあげられないけど、おしゃぶりなら・・・してあげてもいいわよ」
164ブリーフ大名VF9:04/05/07 19:04 ID:ZrOU3X9c
吹雪が更に強まった中で、奈央は着ているものを脱ぎ捨て、高野の股間
に顔を埋めていた。横目で寝入っている恋人を盗み見し、物音を立てない
ように気を使いながら・・・だ。
「ああ、奈央・・・」
高野は山小屋の床へ寝そべり、奈央から捧げられている口唇愛撫の快楽
に酔っていた。奈央の口中は温かく、絡められる舌の動きが悩ましい。
「下手っぴで、ごめんね。でも、これが精一杯なの・・・」
上目遣いに高野を見遣り、奈央は微笑んだ。これが今際という訳ではない
が、女の本能が目覚めかけているらしく、男根を愛しげに咥えては淫らに
吸茎の音色を奏でていく。
「好きな所、触っていいよ」
寝そべる高野とは正対に馬乗りとなった奈央が尻を振った。今、彼女の体は
高野の手中にある。しかも、触れる事を許されたのだ。彼にしてみれば、冥利
に尽きると言わねばなるまい。
「奈央のアソコ・・・綺麗だよ」
高野の口が、奈央の女へ吸い付いた。ちゅっと生肉を啜るような音が聞こえた
時、奈央はぴくんと身を震わせる。高野の指が女唇を割り、女肉へと滑り込む
と、奈央も負けじと男根を貪った。
「んッ・・・んッ・・・んッ・・・」
きゅうと唇をすぼめ、奈央が男根を根元まで吸い付けた時、高野の腰は震え
絶頂を迎えてしまう。そして、大量の精液が奈央の口中を汚していった。
「奈央!」
高野が叫んだ時、奈央は頭を上下させ精液を飲んでいた。そして、目を細め
初めて知る子種の苦味に顔をしかめている。
(せ、精液ってねばっこいなあ・・・)
そう思いながらも、奈央は男液をほとんど飲み干し、高野の男を満足させて
やった。
165ブリーフ大名VF9:04/05/07 19:21 ID:ZrOU3X9c
「精液って苦いんだね。初めて飲んだよ」
暁が山に迫ってきた頃、奈央は高野に向かって微笑んでいた。吹雪は少し
収まっている。窓から見える稜線には、陽の光が僅かにではあるが差しても
いた。天候は回復に向かっているようだ。
「奈央・・・俺は」
高野が恐る恐る奈央の手を取った。彼女へ行った暴力への謝罪と、それを
許してもらった感謝、それに男根に口唇愛撫を捧げてもらった喜びが、ない
まぜになった複雑な表情で。
「ふふ、駄目よ。高野君」
口ではそう言っているが、奈央は別段拒まない。危ない目にもあったが、高野
の本心が暴けて、満更でもないという雰囲気である。
「もし、無事に下山できたら・・・」
高野が呟きかけると、奈央は笑って手を振った。
「その先は言っちゃ駄目。まずは、お友達からやり直しましょう。縁があれば、
きっと・・・」
ちゅっと唇を鳴らし、奈央はウインクをする。そして、舌をぺろりと出して口元を
歪めた。先ほど、高野に捧げた口唇愛撫を模しているらしい。
「奈央」
高野は取った手に力を込める。奈央を抱きしめるチャンスが生まれたのだと、
望みが溢れて来たのだ。そして、奈央は・・・
「しばらくは、これだけの関係だけど・・・ね」
やはり、唇をちゅちゅっと鳴らし、微笑んだのである・・・・・
166ブリーフ大名VF9:04/05/07 19:37 ID:ZrOU3X9c
その翌日の新聞に、
『不明の男女、山小屋で発見』
という見出しが躍った。それから、更に半年ほど後のある日・・・

昇に奈央。それと高野が通う大学の構内で、一組の男女が睦み合って
いた。女は男の股間に顔を埋め、淫らな口唇愛撫に夢中となっている。
「んッ・・・んッ!」
女は言うまでも無く、奈央。彼女はすっかり慣れた素振りで、男根を
根元まで咥え込んでいた。
「気持ちいいよ、奈央」
そう言ったのは、高野である。彼は男根を咥えてくれている奈央の尻を
ゆっくりと撫で、夢見心地を味わっていた。結局、日常に戻った三人は
それぞれが以前と同じ生活を送っている。奈央は昇と恋仲のままだし、
高野とは良い友人のまま。ただし、時おり恋人の目を盗んでは、こうや
って高野の男根を貪ることにしている。
「昇とはうまくいってるの?」
「うん。でもね、彼って奥手だから・・・いまだにキスもしてないの」
高野が聞くと、奈央は不満そうに答えた。純情一途の恋人は今もって
奈央を求めていないらしい。
「もったいない話だな。まあ、だからこそこうやって奈央と会えるんだけど」
人目を避けるようにして、奈央と高野は絡み合っていた。構内にある小
さな木陰の死角を利用し、親密な様を紡いでいる。
「高野君と昇・・・二人を足して二で割ると、ちょうどいいんだけどな」
男根を握り締めながら、奈央は笑った。唾液と先走りが混じった雁首には
奈央が甘噛みした痕が残り、淫らな匂いが香り立っている。長らく口唇
愛撫を続けた証であった。
167ブリーフ大名VF9:04/05/07 19:55 ID:ZrOU3X9c
「もう、ずいぶん高野君の精液飲んだけど・・・いまだに処女っていう事が
信じられないわ。我ながら・・・こんなに、おフェラばっかり上手になっちゃ
って」
今の奈央は、高野の男根を僅かな時間で絶頂に導けるほど、舌技に長けて
いる。舐めては吸い、吸ってはしごくという奈央の口唇愛撫にかかれば、如何
な性豪とはいえ、たちまち腎水を漏らしてしまうだろう。それだけ、奈央は高野
の男根をしゃぶり続けてきた。また、高野もよく奈央の絶技に耐え、鍛えられて
いる。
「奈央・・・今日も、飲んでくれるんだろう?」
高野が奈央の尻の割れ目を指でなぞる。このような淫らがましい関係にあって
も、まだここは無垢のまま。それが、高野にはたまらない。
「うん。たっぷり出してね。全部飲むから」
ふふ、と笑って、奈央が再び男根へ食いついていく。そして、すぐさま強烈な
吸茎が始まった。
「うう!な、奈央!」
頭の中でイメージ出来ないほど、奈央の舌技は艶かしい。いくらこらえようと
しても、男根はすぐに雄たけびを上げてしまうのだ。高野はぴくぴくとこめかみ
をひきつらせ、腰を浮かせてしまうと、
「で、出るよ!奈央ッ!」
男根に目いっぱいの力を込め、強烈な射精を開始した。奈央はそれを待ちかねた
ようにうっとりと目を細め、放出された男液を飲み干していきながら、思う。
(美味しい!ああ、精液最高!そして、二人の男を手玉に取るのも・・・)
舌に感じる苦味を甘露のように味わい、歓喜する奈央の目に淫靡な輝きが浮かぶ。
そして、叶うのであれば、この関係がいつまでも続くようにと、願わずにはいられない
奈央であった・・・・

おしまい
168名無しさん@ピンキー:04/05/07 20:43 ID:xGhErDgJ
ボッキしますた。
169名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:08 ID:+QLYIH7e
大名乙
170名無しさん@ピンキー:04/05/08 03:24 ID:Ig+dsCvF
大名の芸域の広さにはびっくりだ
171名無しさん@ピンキー:04/05/08 11:32 ID:yN7xwaic
どんな話でも書ける大名凄すぎ
ヌキマスタ
172名無しさん@ピンキー:04/05/10 12:08 ID:wM/g7VKh
ほーしゅー
173名無しさん@ピンキー:04/05/11 20:53 ID:ITdw6wdC
つーか大名小説書くの速いなー!!


どうやったらこんなに文章がスラスラ出てくんでつか?
しかもすげー面白いし

あとVF9て?
ヴォッキ
ファック
九回?
174名無しさん@ピンキー:04/05/13 17:47 ID:O4OleggJ
やべっ
保守
175名無しさん@ピンキー:04/05/15 11:19 ID:oQptprRb
            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   もさもさ
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)
     ゙,   "'   ´''ミ  
      ミ       ;:' 
      ';      彡  
      (/~"゙''´~"U   

176明日香番外編 30:04/05/16 00:35 ID:BvAU3oyJ
「えっと……寝転がったほうがいいのかな?」
 明日香は山田の見守るなか、洗い場に横になった。
 これから何が起こるのか、期待と不安が揺れ動いていたようだが、未知の体験への期待のほうが勝ったようだ。きらきらした目で山田を見つめている。
 山田がどうしていいのか悩んでいると明日香が吹きだした。
「うわー、下から見るおちんちんってなんか変」
「そうかな」
 明日香の軽口に緊張がほぐれたのか、山田は明日香に覆い被さるようにしゃがみこんだ。
「胸……さわるね」
 湯船の中での続きをしようと、山田が掌で明日香のふくらみを覆う。掌に余る大きさのそれは心地良い弾力を山田に返してくる。
 薄くピンクに染まった乳首に指が当たるたびに、明日香の口から甘い溜息が洩れた。
「さっきみたいにつまんでみて。あれ気持ち良かったから」
 明日香の要望にこたえるべく、すぐさま山田が指を滑らせる。今まで全体を揉むようにしていた愛撫が、ピンポイントの刺激に変わる。
「んっ、さっきの感じ……気持ちいい」
 ぽそりと呟いた明日香の声が、山田にさらなる欲望を沸き起こさせる。
 山田は我慢できずに、明日香の胸に吸いついた。
「あっ!……ふぅん……」
 指とはまったく違うぬるぬるした舌の感触に思わず声が出る。
 吉崎さんが感じてる?
 おっぱいって凄く柔らかくて、気持ち良くて、最高だ。
 初心な感想を山田が抱いているとき、明日香は明日香で初めての快感に軽く酔ったようになっていた。
177明日香番外編 31:04/05/16 00:37 ID:BvAU3oyJ
 すっっごい気持ちいい!
 してることは同じなのにオナニーとは全然違う。
 うわ、うわ、うわ、舐められてる。舐められてるよぉ。
 あんなに必死に私のおっぱい舐めてる。
 なんか可愛いけど、それどころじゃない。
 勝手に声がでちゃう!
「……っん、あっ。ん、ぅあっ」
 山田は夢中になって胸を吸い、固くなった先端を舌で弄んだ。明日香の胸を自分の唾液でべとべとにすることに夢中になっている。
 明日香は胸から伝わってくる快感が、じわじわと全身に広がっていくのを感じた。
 もちろん、尖りきった乳首から与えられる刺激が一番強いのだが、触れられていない部分までが、しだいに火照ってきたのだ。
 それは当然下半身にも及んだ。
 あそこからじんわりとなにかが染み出してくるのを感じて、明日香はしゃぶりつきたくなるような、むちむちのふとももを擦り合わせた。
 しかし、そうすればするほど、中途半端な刺激がもどかしさを募らせる。
 頬が上気して、桜のように色づいていく。そして同時に、じわりじわりと明日香の慎ましやかな割れ目から、露が溢れだしてくる。
「吉崎さんのおっぱい、すっごく柔らかくて、おいしい」
 山田が喋りながらも、胸に吸いついてくる。
 今の明日香には声による空気のふるえさえもが、甘い愛撫に感じられてしまう。
「私も……ふぁ、んっく、気持ちいい」
 最後に、ちゅうちゅうと明日香が恥ずかしくなるぐらいに音をたてて、山田が胸を堪能し終えた。
「はぁ……、それじゃあ次は」
 ゆるゆると、明日香のボディラインをなぞるようにして山田の視線が降りていく。
 あぁ、見られちゃうんだ。アソコ。
 変だって思われないかな、大丈夫だよね。
 きっと、山田だって気にいってくれるよね。
 自分の一番恥ずかしい部分を見られるのだと思うと、恥ずかしいはずなのに、明日香の体はさらに熱く、興奮していった。
178明日香番外編 32:04/05/16 00:38 ID:BvAU3oyJ
「濡れてる」
 ぽそりと山田がもらした。
 明日香はその言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。素早く両手を動かし、秘部を覆う。
「そんなのいちいち言わなくていいの!」
 恥ずかしさを隠すために、わざと大声で山田をたしなめる。
「うん。でも、すごくエッチだったから」
「ばかっ! エロいのは山田でしょ!」
「ごめん」
 言い終えないうちに、山田が明日香の秘所に口をつける。
「やっ! あっ……いきなり、そ、そんなっ。 んんっ」
 明日香の愛液をぺろりと舌をスプーンがわりにすくう山田。
 舐めても舐めても後から湧き出す甘露を山田は夢中で舐め始めた。
「はぁっ、んぅ……。山田の舌すごいよぉ。ぁん、ん」
 恥ずかしそうに閉じていた明日香の割れ目は、山田の舌によって押し広げられていった。
 うねうねとうごめきながら、温かい明日香の中に舌を侵入させる。
 明日香は身をよじり、唇を噛み締めて押し寄せる快感に耐えた。
 な、中に舌が入ってきちゃったよ。
 どうしよ、どうしよ。
 動いてる、動いてる、凄い凄い、あっ、そんなとこまでダメだよぉ。
 だめっ、あ、やばいってば。
 クリトリス凄い! 痛いぐらい感じるっ。
 うわぁ、うわぁ、そっちお尻だって。そんなとこまでうわぁ!
「山田ぁ、アソコが凄いよぉ」
 舌足らずな調子で、明日香が山田に訴えかける。
「吉崎さんの、ひくひくしてて、どんどん濡れていくよ」
 口の周りを愛液で汚して、山田が答えた。
「だって、気持ちいいんだもん」
 明日香が甘えながら山田の頭を抱きかかえる。
179明日香番外編 33:04/05/16 00:39 ID:BvAU3oyJ
「入れていいかな。僕もう……」
 切羽詰った山田の様子に明日香は首をゆっくり上下に動かした。
「優しくしてね」
「うん。……できるだけ優しくする。あ……」
 肝心な場面だというのに、山田が気の抜けた声をあげた。
「どうしたの」
「コンドーム」
「いいよ、ゴムなくても。初めてだから、間になにも挟みたくないし。えっ……と、前が……だから、うん、今日はたぶん大丈夫な日のはず」
「……もし、もしできちゃったら、きちんと責任とるよ。絶対に。吉崎さんが嫌じゃなかったらだけど」
「ありがと」
 突拍子もない出来事がきっかけで付き合うことになった恋人の、バカがつくほどの生真面目さに、好きになって良かった、初めてが山田で良かった。そんなことを明日香は思った。
 山田は明日香の上に覆い被さり、腰を合わせようとした。
 足の付け根から、滑るように指を這わせ、明日香のふとももを掴み左右に開いていく。
 そうして、明日香の頭の横に手をついた。
 二、三度頼りなく腰をふらつかせたものの、明日香の潤みきった部分に、なんとか照準を合わせる。
 ゆっくりと、それないように、腰を下ろす。明日香の柔らかく包み込もうとするような、桃色のヴァギナに山田のものが触れ、先端が濡れた。
「は、初めてって痛いんだよね」
 やはり怖いのか、明日香が山田の体を強く掴んだ。
 ためらうような表情を見せた山田に、強ばった笑みを向ける明日香。
「だ、大丈夫、我慢できるから。き……気持ち良くなりたいし、したげたいし」
「吉崎さん」
「ごめん、変なこと言って。怖いけど頑張るから。きて」
 恋人の言葉に、込み上げる気持ちを抑えきれず、山田は明日香の唇を奪った。優しく、しかし強く。思いを込めてくちづけを交わす。
 唇でひとつになったまま、山田が腰をおろした。
180明日香番外編 34:04/05/16 00:41 ID:BvAU3oyJ
 くちゅ。淫らな水音がして、二人の粘膜が触れ合う。
「……あ」
 かすかに、吐息ともとれるような声を明日香が洩らした。
「うぁ……」
 山田も、熱く潤んだそこの感触に悦楽の溜息をつく。
 そのまま、さらにその快感を味わおうと腰を下ろし、うねうねと絡みつく柔肉の中に自身を沈めていく。
「んっ!」
 明日香の眉がぴくりと跳ねあがった。
 処女膜にペニスが触れたのだ。
 今までの山田を迎え入れてくれた明日香とは違い、それはかたくなな抵抗の意思をみせている。
「いくよ」
 静かに息を吐き、山田が勢い良く明日香を突いた。
 肉の裂ける音が伝わってくる。
「い……っ、い、たい」
 明日香が絞り出したような悲鳴をあげた。固く閉じられた瞳の端には涙が溜まっている。
「大丈夫?」
「だい、じょうぶ……じゃない。痛い、痛い、凄く痛いっ!」
 目が開かれ、山田を見つめるのと同時に、明日香は大粒の涙をぼろぼろと零しだした。
「痛いよぉ、山田ぁ。さっきまでは気持ち良かったのに、痛いよ」
 痛みを堪えるため、山田の背に回された明日香の指に力が入る。山田の背中に明日香の爪が突き刺さり、赤い引っ掻き傷ができる。
「痛いよぉ」
 掠れる声で泣いている明日香を見て、山田が言った。
「抜くよ」
「でも山田がイってない」
「痛いんでしょ?」
181明日香番外編 35:04/05/16 00:42 ID:BvAU3oyJ
「……マジでやばいぐらい」
「だったら。抜くときも痛いかもしれないけど一瞬だから、我慢して」
「でも」
「こんなに痛がってるのにこれ以上できないよ。抜くよ」
 できるだけそっと、山田は固いままのペニスを明日香から引き抜こうとした。
「いっ!」
 明日香の目が大きく開かれ、血と愛液にまみれた山田のものが明日香の中から姿を現した。
「どう、痛かった?」
「ちょっと」
 言葉とは裏腹に、明日香の表情は激しい痛みを雄弁に物語っている。
「しばらくそのままにしとけば、ちょっとはましになるんじゃないかな」
「うん、ごめん。偉そうなこと言ってたくせにこんなになっちゃって」
 山田は、明日香に泣きながら謝られ、逆にひどく申し訳ない気分になった。
「仕方ないよ、痛いんでしょ」
「うん」
 申し訳なさそうに明日香が頷く。
「僕だけ気持ち良くなっても仕方ないし」
「でも、さっきは私だけ気持ち良くしてもらったし」
「そんなことないよ。僕だって吉崎さんを舐めたりしてすごい興奮したし」
「な、舐めたとかいわなくていいから! ……でもおっきいままだし」
 明日香がそっと山田のペニスに触れた。
「この前みたいにフェラしてあげる。そうすれば山田もイケるし、アソコじゃなくて悪いんだけど、それでもいい?」
 明日香がぱっくりと口を開けて見せる。
 そこは秘所以上に、いやらしい部分に山田には感じられた。
「吉崎さんがつらくないなら」
 明日香の体を気遣いつつも、昨日味わったあの快感を思いだし、山田は返事をした。
「うん。まだ痛いけど、さっきに比べたらだいぶましになったし。それじゃあ山田のおちんちんぺろぺろしたげる」
182足軽:04/05/16 00:44 ID:BvAU3oyJ
お久しぶりです、毎度毎度時間がかかってすいません。
たぶん次回で終わるとおもいますので、
もう少し我慢して付き合ってくれるとありがたいです
183名無しさん@ピンキー:04/05/16 01:37 ID:COsSxKvv
初々しいのう
GJでした。


しかし、もう終わっちゃうんですね寂しいです。
美冬編の続きとかも期待しちゃっていいですか?
184名無しさん@ピンキー:04/05/16 01:48 ID:fyV+Xoxk
>>182
乙乙乙
待つとも待ちますとも
そして出来ればフェラだけでねちっこく2、3発ヌくようなのキボンヌ
とか言ってみる
185名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:34 ID:aH0ScpXm
乙ふぇら。
186名無しさん@ピンキー:04/05/17 12:43 ID:cwDCpGz4
>>182
もー、自分のペースで気軽にやってくらはい。
乙ふぇらなのでつ。
187名無しさん@ピンキー:04/05/17 13:50 ID:sviz7XJB
>>182
 時間がかかってもいいので、明日香たんを可愛く書いていただければ!
 いつまででも待っておりますとも。
188名無しさん@ピンキー:04/05/18 22:34 ID:jHvUC89R
ほしゅー
189名無しさん@ピンキー:04/05/20 14:49 ID:PUsq43bn
ホフェラ
190ブリーフ大名VF9:04/05/21 15:40 ID:nfVN+9bR
私は、教師という職を甘く見ていたのかもしれない──と、思い始めている。
今年の春から、ある私立高校の英語教師として、教鞭を取る事になった私は、
生徒たちの取り扱いに困り、早くも絶望感に苛まれる日々を送っていた。

『角田加奈子─XX教育大学卒・・・』
私の履歴書には、そう記されている。特に目立った所の無い二十三歳の普通
の女。私には、そういう表現が相応しいと思う。ただ、中、高と女ばかりの学校へ
行き、大学へ進んだ後も、私は異性との接触を持ってこなかった。つまりは、
処女─と言う事。ことさら異性を避けていた訳では無いが、女を品定めするような
男の眼差しに嫌悪感を持っているために、未だ純潔のままなのだ。でも、私は
それを気にしてはいない。別段、男の腕枕で朝を迎えたいとも思わないし、セック
スに耽溺する自分の姿も思いつかないからだ。

午後の授業の鐘が鳴ると、職員室内の教師たちが一斉に席を立つ。私立高校ゆえ
か、教師たちはいつも校長の顔を伺うような動向を見せていた。校長はワンマンで、
教師たちの値踏みをするのが楽しみのひとつと聞く。勿論、私も評価の対象には
なっているのだが、何も言われない所を見ると、何とか及第点を貰えているようだ。
「さて、私も行かなくちゃ」
誰に聞かせる訳でも無いが、私は呟いた。初夏の午後の授業は、生徒だけでは
なく教師だって気だるい。なので、こうやって自分に言い聞かせるようにする事が、
必要だった。
191ブリーフ大名VF9:04/05/21 16:07 ID:nfVN+9bR
「起立、礼、着席」
教室に着いた私を、生徒たちは普通に迎えてくれた。この学校は、私立の男子
校の割に品の良い生徒が多い。世間からは、お坊ちゃん学校と揶揄されている
らしいが、正直、私にはよく分からなかった。何故かは後述する事として、私は
授業を始める準備をする。
「窓際の人、カーテンを閉めて」
私がそう言うと、窓に面した席に座っている生徒たちが一斉にカーテンを引いた。
エアコンの効いている教室内は、特に遮光しなくても涼やかな環境にある。しかし、
カーテンは閉めなければならない。
「・・・分かってると思うけど、声を出さないでね」
教室内が僅かに暗くなった所で、私は身を包むブラウスのリボンを解いた。シュルッ
と衣擦れの音が響き、サテン地のブラウスは前合わせをはだけさせる。
「おお・・・」
と、生徒たちが低くうめいた。四十人近い少年たちが居並ぶ中で、私は貝を模した
ブラウスのボタンを一つずつ外していく。無表情を装ってはいるが、私は羞恥にまみ
れ、今にも泣き出したい気持ちになっている。
「静かに!」
恥ずかしまぎれに、私は言った。言いながら、今度はスカートに手をかけていく。
(恥ずかしい・・・)
心の中でそう思いつつ、ウエストにあるホックを手探りで見つけ、ジッパーを下ろす私。
そうして、教師に似つかわしいと思い、シンプルなデザインで選んだスカートは、音も
無く両足を滑り落ちていった。
192ブリーフ大名VF9:04/05/21 16:28 ID:nfVN+9bR
「授業を始めます」
ハーフカップのブラジャーとパンティ一枚。共に、色は白で統一された下着
姿となった所で、私はおもむろにテキストを取った。教室内が静まり、四十人
の生徒たちの視線が、私の体に突き刺さる。
「五十四ページを開いて」
教壇には机の類は無く、下着姿の私は晒し者と言っていい。その格好で、私は
授業をする事を義務付けされている。別に、私は露出狂という訳ではない。これは
取引だった。一部の横着な生徒たちとの間に交わされた、
『静かな授業』
を約束する、淫らな取引なのである。

今年の春、新米教師の私は難関にぶち当たっていた。それは、一部の生徒たちが
騒いで、授業の妨害を始めたからだ。いくら諌めても、騒ぎを起こす生徒たち。彼ら
は私を舐め、まともに席にすら着かなかった。
「お願いだから、静かにして!」
何度そう言ったかも、覚えてはいない。とにかく、私は必死だった。騒ぐ生徒を静め、
教師としての任を、全うさせなければならなかったのだ。そこで、私は彼らと話し合い
の場を設ける事にした。ここからは、回想になる。

「ねえ、先生に至らない所があったら、言って。お互い、腹を割って話し合いましょうよ」
ある日の放課後、私は指導室と呼ばれる小部屋で、騒ぎを起こす生徒数人を前に、
教師然と振舞っていた。この時はまだ、教職に夢や希望を持ち、難関に立ち向かおう
としていたと思う。しかし・・・
193ブリーフ大名VF9:04/05/21 16:46 ID:nfVN+9bR
「話し合い?ははは!先生は、本当におめでたい人だな」
と、騒ぎのリーダー格の生徒は、私の提案を嘲笑った。更に、
「しかも、俺たちと個室で差し向かいって事は、こんな風になるのを、期待
してたんじゃないのか?」
そう言うや否や、生徒たちは私を羽交い絞めにして、指導室に置いてある
ソファの上へ押し倒したのだ。
「やめて!私は、教師なのよ!やめなさい!」
抗う私のスカートの中へ、生徒たちの手は入って来た。そして、パンティ
を強引に引き下ろされ、女として一番恥ずかしい場所を、指で弄ばれて
しまう。異物を招いた事の無い膣が、指で掻き乱された時のおぞましさを、
私は今でも夢に見る。それは、悪夢といっていい。
「やらせてもらうぜ、先生」
生徒たちは三人。私は、口を抑えられ叫ぶ事も出来なかった。しかも、指導
室は生徒のプライバシーを守るためにと、小窓のひとつも無い。そこで、私は
三匹の獣に襲われ、絶体絶命となった。
「ん〜ッ!」
首を振って拒む私を、生徒たちはにやつきながら、見下ろしていた。ここで、
私はようやく、彼らには教師へ対する敬愛も無ければ、威厳を恐れる気持ち
も持ち得ない事を知る。彼らには、私がか弱い女の一人にしか見えていない
のだ。
194名無しさん@ピンキー:04/05/21 16:51 ID:JwtX9j9q
支援&乙&加奈子たんが酷い目にあわないことを願って、、、
195ブリーフ大名VF9:04/05/21 17:08 ID:nfVN+9bR
「お願い、やめて!あ、あたし・・・処女なの!」
口を抑えている手が少し緩んだ時、私は叫んだ。無駄だと思っても、叫ばず
にはいられない。すると、
「・・・え?マ、マジ?」
「先生・・・処女なの?その年で・・・」
生徒たちが気勢をそがれたように、私の顔を覗き込んだ。
「・・・うん」
こくりと頷きながら、私は答える。いやしくも教師とあろう者が、生徒から純潔
であるかどうかを問われ、それに答えるのは恥辱に他ならない。が、しかし、
彼らに何やら憐憫のような感情が表れているような気がする。処女──という
言葉に、明らかな戸惑いがあるように見えた。
「なんだか、しらけちゃったな」
「処女か・・・無理やり犯って、泣き叫ばれたりしたら、面倒くさいな」
生徒たちは、滾らせていた情欲の矛を鞘に収めつつある。どうやら、私は純潔を
散らさなくても良くなったらしい。しかし、これでは根本的な解決にはならない。
彼らは、また、私の授業を妨害するかもしれないのだ。
「・・・これは、提案なんだけど」
着崩れた衣服を直しながら、私は口を開いた。襲われかけたショックで、まだ
心臓が早鐘の様に脈打ってはいたが、どのみち再び授業を妨害されるような
事があれば、私の教師生命は終わりである。そこで・・・
「セックス以外の事だったら、何でもしてあげる・・・から・・おとなしく授業を受けて
くれない?」
そんな事を、私は口走った。
196ブリーフ大名VF9:04/05/21 17:29 ID:nfVN+9bR
暗くなった指導室内で、私は生徒たちの前へ傅いていた。ソファに座る彼らの
股間へ顔を埋め、男根を咥え込んでいるのだ。
(ああ・・・く、臭いわ・・)
初めて知る男根の味は、塩気と苦味が混じった何とも表現しがたい物だった。
生臭い性臭が鼻を抜け、私の教師としての誇りを打ち砕く。しかし、三人の男根
を次々と咥えた事により、男の味はそれぞれ微妙に違うなどという、どうでも良い
事を知ったのは、僥倖と言えるだろうか。
「先生、下手くそすぎ。もっと、舌を使ってよ」
ぎこちないフェラチオがお気に召さないらしく、生徒は懇切丁寧に私を指導して
くれた。舌を絡ませろ、唇をすぼめて頭を上下させろと、三人の生徒はそれぞれ
私へ口唇愛撫のいろはを仕込んでくれたのだ。そうして、私は彼らに・・・否、彼ら
の男根へ仕える、口唇奉仕奴隷へと仕立て上げられていったのである。

回想はまだ続く。生徒を指導するための部屋が、女教師の口唇愛撫指導の部屋
となってから、私の生活は一変した。彼ら三人は、毎日のようにここへやって来て、
私のフェラチオを望むようになっている。いや、それだけではない。彼らは、僅か
十分の放課の間にも、執拗な口唇愛撫を求めるようになっていた。
「先生、ちょっと」
授業が終わると、彼らは私を手招いた。行き先は、屋上とか男子トイレである。
「すぐ済ませてね。次の授業に間に合わせないと・・・」
私はそう言って、生徒の前へ跪く。
197ブリーフ大名VF9:04/05/21 17:43 ID:nfVN+9bR
「それは、先生の技次第だぜ」
生徒が私の髪を掴みながら、腰をグラインドさせる。彼らは意地悪く、男根を
揺らして私を困らせる事が楽しいようだ。
「ああ、意地悪はやめて・・・早く咥えさせて!」
ゆらゆらと揺らめく生徒の男根を、一刻も早く咥えさせて欲しいと懇願する
女教師。そのあまりに猥褻な光景は、誰の目にもいかがわしく映るだろう。
しかし、これは私に課せられた使命なのだ。
「そうまで言うのなら、ほらよ」
生徒は、ようやく私の唇に男根を預けた。その途端、私はそれにむしゃぶり
つき、ちゅうっと吸い上げる。
「手は使うなよ」
生徒に命じられ、私は手を後ろに回す。場所を問わず、私はこうやって彼らに
奉仕していた。それも、毎日のように。
(早く、イッって・・・)
男根をねぶりつつ、私は思う。僅かな時間で、三本の男根を絶頂に導かせなけ
ればならないのだ。気も逸る。
「おおう・・・先生、上手くなったな」
ちゅばっと唾液の音が鳴ると、生徒は満足げに目を細めた。私は、彼らの指導
の甲斐あって、短期間で男を喜ばせる術を身につけている。今なら、簡単に男根
を絶頂に導き、その時に放たれる苦い男液も飲み干せるのだ。
198ブリーフ大名VF9:04/05/21 17:55 ID:nfVN+9bR
そうやって、私はどんどん生徒の男根に奉仕する女教師として堕落して
いった。ここで回想は終わるが、この後に記される淫靡な行いを見れば、
私の今が理解して貰えると思う。

「例題を、誰かにやって貰おうかしら・・・君、やってみて」
下着姿で教壇に立つ私は、まるで客を引く娼婦のように腰をくねらせ、生徒
の一人に例題を解くように指名した。こんな様を晒さねばならないのは、静か
な授業を行うための代償という訳だ。勿論、これも前述した生徒たちとの約定
である。
「う〜ん・・・と・・出来ました、先生。へへへ・・・」
黒板の前まで来た生徒。ついこの前までは、気にもとめていなかった普通の
少年が、獣じみた眼差しを私に向けている。彼は、例題をすらすらと解くと、
いやらしい笑いを浮かべ、下着姿の女教師を舐めまわすように見つめていた。
「はい、ご名答」
私は、生徒の答えが合っている事を確かめた後、おもむろにパンティを取る。
そして、
「これは、ご褒美よ。これからも、頑張ってね」
そう言いながら、私はパンティを生徒の頭に被せ、キスしてやった。ブラジャー
は高価なので、くれてやる訳にはいかないが、安物のパンティならそれほど
懐が痛まない。静かな授業のための経費と思えば、安いものだった。
199ブリーフ大名VF9:04/05/21 18:09 ID:nfVN+9bR
「じゃあ、後は静かに自習しててね」
素肌にブラジャー姿。私はそんな格好で、生徒たちに自習を言い渡す。
そして、靴音を響かせないよう気を使いながら、教室中を練り歩き始める。
「静かに・・・ね」
生徒たちが、剥き出しの下半身を凝視する中で、私は気を失いそうな程の
羞恥に耐える事が課せられていた。四十人の生徒の中を下半身を露呈して
歩く女教師。そのあまりにも淫らな姿を想像するだけで、卒倒しそうになる。
「先生」
その危うい私のバランスを保ってくれるのは、やはり生徒である。例の約束
を交わした生徒が、一番後ろの席で私を手招いている。
「なあに?」
髪を掻き上げ、私はその生徒に近づいた。もう、何度彼の男根を口にし、どれ
だけの精液を飲み干したか、分からない。だから、口唇愛撫の準備として、彼
に近づくと髪を無意識に掻き上げる癖が、私にはついてしまっている。
「ちょっと頼むよ」
生徒が私に向き直り、ズボンの中から男根を取り出した。勿論、それをしゃぶれ
と言っているのだ。当然、私は拒まない。いや、拒めないのだ。
「いいわよ」
小声で、私は答える。そして、自分と彼を包み隠してくれるようにと、カーテン
を引く。せめて、他の生徒たちからは、女教師が生徒へ傅く姿を見られない
ようにと。
200ブリーフ大名VF9:04/05/21 18:27 ID:nfVN+9bR
生徒の男根を、私はなるべく音をさせないように咥え込む。しかし、唾液が
絡み、鈴口に舌を当てるとどうしても淫らな肉音がする。静まった教室が、
皮肉にも仇となる瞬間だった。
「ン・・・ンン・・・」
ぴちゃっと生肉を啜る音。それを、生徒全員が聞き耳を立て、確かめている。
それと、女教師が生徒の男根をねぶる、艶かしい光景をも。
(みんな、こっちを見ているんだろうなあ・・・)
カーテンは、私と彼の上半身くらいしか隠してくれていない。当然、剥き出し
の私のヒップは、丸見えになっているだろう。そして、まだ純潔を保っている
女陰も。
(でも、仕方が無い・・・か)
じゅるっと男根を根元から吸い上げ、私は自嘲する。いつかきっと、私は生徒
たちの嬲り者になるだろう。今が、まだその時ではないだけの話だ。無論、処女
はそこで奪い取られるに決まっている。しかし、そんな事はどうでも良くなって
しまった。静かなる授業─そのために、私は女の武器を使う。それだけなのだ。

最後に、冒頭に記した履歴書を、このように書き直さなければならないだろう。
『角田加奈子  XX教育大学卒業  職歴 私立高校教師兼口唇愛撫奴隷
その他事項  未だ処女』

おしまい。
201名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:27 ID:bx0fIRM+
あのさ…一つ聞いていいですか…?








ブリーフ大名って天才ですか?

今回の話なんて普通に面白いぞ
どんな話でも書けるしマジ天才
大名マンセー
202名無しさん@ピンキー:04/05/23 15:41 ID:vXIQrdKN
激しく乙チュパ! …良すぎですわ。。
ごはん三杯は逝けるYO
203名無しさん@ピンキー:04/05/23 16:55 ID:JSyOUyER
女教師スキーな俺には最高のご馳走でしたヽ( ▼∀▼)ノ
204名無しさん@ピンキー:04/05/23 17:23 ID:k5bB9NCz
大名様!
次は甘酸っぱい幼馴染みモノをお願いします
205名無しさん@ピンキー:04/05/23 18:56 ID:xpnrfxqw
やっぱフェラスレには大名がいないとねw
乙フェラ!
206名無しさん@ピンキー:04/05/23 21:49 ID:NFxGaAC3
あんた天下とれるよ!
あんた天下とれるよ!
207名無しさん@ピンキー:04/05/26 07:46 ID:MlvLBfX2
もう大名じゃなくていいや、ブリーフ太閤だ。聚楽第に上って良し。
208名無しさん@ピンキー:04/05/26 11:03 ID:4bWvscbq
 うはぁ……前スレはおバカノリ全開だったけど、今スレじゃ青年小説のノリ。
大名、芸風広いなぁ……。
 足軽さんといい、ここは凄い神のいるスレですね。
209名無しさん@ピンキー:04/05/29 00:26 ID:3cdcZoOg
そろそろ保守
210名無しさん@ピンキー:04/05/31 08:08 ID:ADfQxx8B
ほしゆ
211名無しさん@ピンキー:04/06/03 02:07 ID:rKa+NcCM
一応保守
212名無しさん@ピンキー:04/06/03 20:20 ID:f2fC3f6w
最近暑いなー
保守
213ブリーフ大名:04/06/04 13:45 ID:RKtPCPKN
「また、やられた!」
扉に、『剥珍小五郎(むけちん・こごろう)探偵事務所』と書かれた
マンションの一室で、冴えない中年男が新聞を見て、憤っている。
「どうしたんですか?先生」
その中年男が陣取るデスクへ、セーラー服姿も見目麗しい少女が
お茶を持ちつつ、近づいた。ポニーテールをゆらゆらと揺らす姿が
愛らしい美少女である。
「ああ、克子ちゃんか。見たまえ、これを」
先生と呼ばれた中年男──名を、剥珍小五郎といい、全裸探偵と
いう何とも不謹慎な異名を持った四十半ばのやもめ男は、少女に
向かって、新聞を広げて見せる。
「また、出たんですか?珍盗モスキーちゃんが」
克子と呼ばれた少女が新聞を覗き込むと、一面には
『珍盗モスキーちゃん、再び現る』
という見出しが躍っていた。そして、モスキーちゃんとやらが、さる
大富豪の家屋敷へ忍び込み、盗みを働いたという記事も。
「まったく、当局は何をやっているんだ。不甲斐ない」
小五郎はそう言って、窓の外を見遣った。
214ブリーフ大名:04/06/04 14:01 ID:RKtPCPKN
「なになに・・・モスキーちゃん、都内の大富豪、腹黒賄賂衛門氏宅へ
忍び込み、うまい棒七百本と、よっちゃんイカ十トンを強奪。その上、
手洗いにて派手な置き土産を放つと共に、排出した汚物の上に旗まで
立てるという暴挙。当局はこれを許すまいと・・・」
克子がよどみなく新聞の記事を読んでいた。ようするに、風変わりな
泥棒が駄菓子を盗んで、トイレを拝借した・・・という事らしい。
「恐ろしい奴だよ、モスキーちゃんという奴は」
克子に背を向け、小五郎が呟いた。が、何故か小五郎は服を着ていない。
全裸──厳密に言うと、全裸姿に長いネクタイを締めているので、辛うじて
急所は隠されている。だが、その格好はギリギリセーフといった様相で、
おおよそ、市井にまぎれる事が許されないスタイルであった。しかし、危険
な姿の中年男を前にしても、少女はなんら怯む事無く、普通に振舞っている。
そして、
(ふふ、ごめんね、先生)
ぺろりと舌を出し、にっこりと微笑んだのであった。

世に名高い珍盗モスキーちゃん。その正体は、何を隠そうこの克子である。
いきなりのネタバレに恐縮ではあるが、世上はおろか、もちろん小五郎とて
それは知り得ていない。
215ブリーフ大名:04/06/04 14:20 ID:RKtPCPKN
「先生、あたし、学校行ってくるね」
「ああ、車に気をつけて」
克子が学生カバンを持ち、小五郎へ登校の旨を告げ、マンションを出た。
世は快晴、人いきれも普段と変わりない。それを見た時、克子は自分が
ただの女子高生である事を実感する。そして、両親が事故で急逝し、天涯
孤独となった自分を引き取ってくれた、小五郎の事を思うのだ。
(先生の探偵魂を、もっと揺さぶってあげなきゃね)

数年前、不慮の事故で両親を失った克子を支えたのは、全裸探偵剥珍
小五郎、その人であった。克子の父と親交を持っていた小五郎が、彼女
の後見人を名乗り出て、養育をすると宣言したのである。

『克子ちゃん。よかったら、私と暮らさないかい?』
両親と死に別れ、涙に暮れるばかりの克子へ、小五郎はそう言った。まだ
幼かった克子にとって、その言葉にどれだけ心が励まされたか分からない。
『うん』
返事をしながら、差し出された小五郎の手を取った時の温もり。それを、少女
は決して忘れない。
「先生」
見慣れた学校までの通い道。そこで、克子はそっと胸に手を当て、小五郎を
思う。お願い、外へ出るときだけは、服を着てね──と。
216ブリーフ大名:04/06/04 14:38 ID:RKtPCPKN
その晩、都内は大混乱に陥っていた。幹線道路を行き交う車は道を
塞がれ、停滞を余儀なくされている。
『検問中』
辻々でそんな看板が立ち、警察官が大勢配置されていた。無線から
は、モスキーちゃん現るの報が続々と寄せられている。
「小五郎君を呼べ」
検問を指揮する捜査課の只野春昌警部補が、全裸探偵の出番を乞う
と、待ってましたのごとく、小五郎が颯爽と現れた。
「私の出番のようですな」
例によって、全裸にネクタイ姿という出で立ちで、居並ぶ警察官の間を
掻き分けて来る小五郎。この時、警察官全員が、逮捕すべきはこの男
ではないか──などと思う。
「モスキーちゃんは、君を終生のライバルと思っているらしいな、ほら」
只野警部補が、何やら紙切れを小五郎へ差し出した。そこには、こう
書いてある。

『全裸探偵剥珍小五郎さんに、挑戦します。見事、あたしを捕まえられ
たら、悪さはもうやめます。モスキーちゃんより』

「ふざけた話だ」
珍盗から寄せられた挑戦状を握り潰し、小五郎が眉間に皺を寄せた。
だが、この時も警察官たちは、ふざけてるのはお前だろう!と心の中で
ツッコミを入れた。が、それはさて置く。
217ブリーフ大名:04/06/04 14:54 ID:RKtPCPKN
(先生、格好いい!)
検問所を見下ろせるビルの屋上から、モスキーちゃんこと克子が、
小五郎の雄姿を見て、ひとり悦に入っていた。実はこの少女、全裸
探偵に対して、生臭い恋心を持っている。
(あたしのファーストキスとバージンは、先生の物よ、うふふ・・・)
しかし、克子がいくらそう思っていても、小五郎は全裸という以外には、
まこと尋常な精神しか持ちえず、引き取った少女を欲望の対象として
見た事が一度もない。それ故に、克子は自分が大切にされている事
を感謝し、また、恋焦がれるのだ。
「さて、いきますか」
闇にまぎれる黒装束。克子はそのスタイルを以って、珍盗モスキー
ちゃんとなる。もっとも、下半身は全裸の小五郎になぞらえようと、超が
つくほど短いフレアスカートに、Tバックを穿いている事を追記しておく。

「あそこだ!モスキーちゃん発見!」
ビルの合間を舞う人影を見た小五郎が、モスキーちゃんを見つけると
同時に走り出す。途端、ネクタイがずれ、急所が丸出しとなったが、警察
官たちは見て見ぬふり。いわゆる、超法規的措置というやつである。
「ふふふ。こっちよ!」
せめぎあうように建てられたビル郡を飛び移り、モスキーちゃんは
宙を泳ぐ。この時、スカートの裾がひらりとめくれ、追跡する当局の
方々の瞳を奪った。
218ブリーフ大名:04/06/04 15:12 ID:RKtPCPKN
「ああ、Tバックだ!」
「半ケツ萌え!」
日頃、逮捕術などに明け暮れている為か、市井を守る当局の方々は、
露呈されたモスキーちゃんの下半身を見て、前のめる。のめったはいい
が、先頭を行っていた人間が、足元を取られてしまった。
「わあ!」
「こ、転ぶなよ!」
まるで、絵に描いたように当局の皆さんは転び、追跡を諦めざる得なく
なった。しかし、全裸探偵は少しも気を取られていない。
「逃がさんぞ、モスキーちゃん!」
まさに一閃──ひらつくネクタイを物ともせず、急所を丸出しにしたまま、
転んだ人たちの頭上を飛ぶ小五郎。
「ぐはあ!タマキンもろ見え!」
「萎え萎えだ!」
歓喜から絶望へ。当局の皆さんは、麗しき少女の下半身を見た後に、
しわがれた中年男の裏玉を視界に捉える羽目となった。先の喜びが
大きかったために、後の悲劇のダメージが大きい。そのせいあって、
当局の皆さんはすべからく悶絶。そうして、モスキーちゃんを追うのは、
全裸探偵剥珍小五郎、ただ一人となった。
219ブリーフ大名:04/06/04 15:26 ID:RKtPCPKN
「はあ、はあ・・・どこだ、モスキーちゃん」
ビル街を抜け、人気のない公園まで来た時、小五郎は珍盗の姿を
見失う。だが、かすかに人の気配がある事に気がついた。
(身を潜めている──)
それと知り、小五郎が身構える。何せ、相手は世間を騒がせている
珍盗。隙を見て、襲って来ないとも限らない。全裸ではあるが、この
小五郎、武芸の心得もある。

(先生、格好いい!しびれる〜)
公園にある芝生に伏せながら、モスキーちゃんこと克子が、小五郎
を見てにやついていた。時折、風がネクタイを掬って股間をちらつか
せる所が、少女にとってはツボのよう。
(先生のアレって、カワイイ!)
しわがれた中年男の一物を見て、狂喜するのは日本広しと言えども、
この少女一人であろう。克子は、小五郎の股間をまじまじと見つめ、
心ゆくまで視姦しようと目論んでいた。しかし──
「出て来い、モスキーちゃん。そして、盗んだ物を返し、自首しろ!」
小五郎が叫んだ。顔が克子の方へ向いている。武芸の心得がある
為か、おおよそながら潜んでいる場所を探り当てているようだ。
220ブリーフ大名:04/06/04 15:47 ID:RKtPCPKN
「もっと見ていたいけど、ここらが潮時か」
克子がゆっくりと芝生を這い出す。今宵の珍盗モスキーちゃんは、ここで
姿を消すべきだ。そう思っている。今日、克子は資産家の家から、プレミア
がついた美少女フィギュアを一体と、同じくプレミアのついた同人誌を五十冊
ほど盗み、まんまと逃走を果たしていた。目的を遂げれば、長居は無用の身
である筈なのに、何故か珍盗モスキーちゃんは逃げようとはしない。
「さあて」
克子が小五郎の背後に回った。音も無く、まるで地を滑る如く。

(・・・背後に回ったか)
珍盗が背後にいる。それを知った小五郎は、背中に神経を集中させた。賊は
逃げようとはしていない。そうなれば、真っ向勝負に出てくると考えていい。
(後の先を取る。全ては、それで決まる)
小五郎が敵の足音を聞いた。来る!そう思った瞬間、全裸探偵は歩法を以って、
一息の間に振り向いた。が、しかし──
「先生、何やってるの?」
そう言って芝生の影から現れたのは、小五郎も知る克子の姿。珍盗モスキー
ちゃんから、当たり前の女子高生に変貌した、克子であった。
「あれ?克子ちゃん?」
小五郎から緊張が解けていく。すわ、賊め!と勇んだ先には、何と自分と同居
している少女がいたのである。
221ブリーフ大名:04/06/04 16:01 ID:RKtPCPKN
「怪しい奴を見なかったか?」
小五郎が問うと、
「先生以外は」
克子はにこやかに答えた。なるほど、この場において一番怪しいのは、
誰を差し置いてもこの全裸姿の中年男以外には見当たらない。
「逃がしたか」
小五郎が天を仰ぐ。してやられたと、敗北を認めたのだ。すると、克子が
何やら指を差し、
「先生、あれ・・・何かしら?」
芝生の隅に、わざとらしく置いてある美少女フィギュアと、五十冊の同人
誌を発見した。言うまでもなく、彼女が置いた盗品である。
「これは・・・」
小五郎が盗まれた物を手に取った。そこへ、当局の皆さんが駆けつけて
くる。
「小五郎君、モスキーちゃんは?おお、それは、被害にあった品々では!
取り返してくれたのかね、さすがだ!」
只野警部補が全裸探偵をうやうやしく見た。彼は、小五郎が珍盗から盗品を
取り返したと思っているらしい。そこへ、
「さすがね、先生」
ぽん、と克子が小五郎の肩を叩いた。こうして、珍盗は取り逃がしたものの、
盗品を持ち主の元へ返す事が出来た全裸探偵剥珍小五郎は、面目を立た
せ、その名を世へ知らしめる運びとなったのである・・・・・
222ブリーフ大名:04/06/04 16:18 ID:RKtPCPKN
その日の遅く、剥珍小五郎は事務所兼住居の自室で、泥のように
眠っていた。珍盗との対決でよほど疲労したのか、高いびきをかい
ている。
「先生・・・起きてます?」
小五郎の自室へ、こっそりと克子が入って来た。彼女は、安眠を
邪魔しないようにと慮ってか、静かに小五郎の傍へ寄り添う。そして、
「ご苦労様、先生」
まだ誰にも捧げていないバージンリップを、この冴えない中年男の
頬へ寄せていった。しかも、克子は全裸姿である。
「みんな、先生にすごく感謝してたね。只野警部補も恐縮しきりって
感じで・・・格好よかった・・・先生」
穢れを知らない少女は、爆睡している小五郎の股間へ手を伸ばした。
おあつらえむきと言っていいのか、そこには剥き出しの男根がある。
「先生のおちんちんだぁ・・・ふふっ、カワイイ」
そう言って、目を細めた克子は男根を手に取った。取り、異臭を放っ
ていそうな、中年男のしわがれた雁首へ、そっと舌を這わせてみる。
「うわあ、しょっぱい!先生、お風呂入らなかったんだ。もう、普段から
あれほどお風呂には毎日入ってね・・・って言ってるのに・・・」
小五郎の鈴口が、あまりにも塩が効いているので克子は眉をしかめる。
だが、意外にも嫌そうな顔は見せていない。
223ブリーフ大名:04/06/04 16:35 ID:RKtPCPKN
「ふうッ・・・ふうッ・・」
更に夜が深まった頃、克子は息を荒げ、小五郎の尻の割れ目へ唇を
這わせ、見るも汚らしい菊門を吸っていた。風采の上がらない、中年男
の尻穴を──である。
「はあッ・・・ああ、先生」
右手で男根を掲げ、左手で玉袋を持ち、尻穴を吸う。克子は無垢ながら、
捧げられる全てをこの中年男に奪って貰いたいと願っていた。しかし、
男は全裸である以外は、愚直なまでに誠実──
「先生にだったら、何されてもいいのに」
眠る小五郎の玉袋へ食らいつき、甘く噛む。それに飽きれば、今度は男根
を根元まで頬張る・・・克子はこうやって、自分の情欲のほむらを鎮める事
を、日常の中に組み込ませていた。人一倍寝つきの良い小五郎の隙に
乗じ、口唇愛撫に耽る。それは、世話になっている恩を少しでも返せれば
という、克子なりの礼でもあった。
「先生のおちんちんで・・・バックからハメられたいな・・はあ・・・」
処女なのに──否、処女ゆえに、妄想に歯止めが効かない。克子は、小五
郎との淫らな振る舞いを思い、自らの女を慰める。中年男の男根をねぶり、
荒々しく犯される自分の姿を脳内に巡らせ、妖しい指使いに酔うのだ。
224ブリーフ大名:04/06/04 16:49 ID:RKtPCPKN
「先生のこれで・・・あたしを奪って・・」
自分で剥いたクリトリスに小五郎の男根をあてがうと、もう克子はたまら
ない。鈴口で敏感な肉真珠を擦ると、天にも昇るような気分になるのだ。
「アウッ!あ、ああん・・・」
しわがれた男根も少女の手遊びに感応し、今やがっしりと力を漲らせて
いる。弾力に富み、勢いを持つ男根──それに、克子は何度またがろうと
したか覚えていない。何故ならば、男根を見る度に、これを自分の女へ
迎え入れたいという衝動に駆られるからだ。
(入れたい!先生の、おちんちんを!)
今までにも、幾度か女穴の入り口まで男根を導き、腰を落としてしまおうかと
考えた事はある。だが、克美は何とか思いとどまってきた。純潔を奪っては
貰いたいが、それはあくまでも小五郎の意思により、果たしたい。
「ぐおーッ・・・ぐう、ぐう・・・」
今、そうやって寝息を立てている小五郎の男根を迎えても、意味は無い。
たとえ、男根を拝借しても、意思が無ければそれは只の張型と化す。克子は、
バイブレーターに処女を捧げたい訳ではないのだ。
225ブリーフ大名:04/06/04 17:02 ID:RKtPCPKN
「おっぱいでしごいてあげるね、先生・・・」
克子は、自ら両の乳房を寄せ、男であれば誰もが敬う谷間を作った。
そこへ、小五郎の男根を迎え、楽しませて差し上げるつもりなのだ。
「ああ、おちんちんって・・・臭い・・・でも、大好き・・」
乳房の間に出来た谷間へ男根をいざなった後、克子は男根を咥え込
み、唇をすぼめる。そして、頭を上下させ、捧げられるだけの愛を口唇
愛撫によって、紡いでいった。
(先生・・・愛してる)
中年男の男根からしたたる男液。それと、鼻を抜けていく性臭──その
全てが、克子には愛しい。だから、生臭い粘液を舌でこそぎ取り、呑む
事が嬉しくて仕方がなかった。まるで、甘露を味わう獣の如く、この少女
は男根へ仕える。いや、仕えずにはいられなかった。
(大きくなってきた!凄い!)
男根の雁首が膨らみ、絶頂の兆しを見せる。すると、克子は待ってました
とばかりに上下させている頭の動きを止め、舌だけの愛撫に切り替えた。
(早く、早く出して、先生!)
手で男根の根元を絞り、克子は小五郎の絶頂を待っている。精液を飲む、
そんな意思が見て取られるような淫靡な顔つきで、克子は懸命に男根を
しごいていった。
226ブリーフ大名:04/06/04 17:14 ID:RKtPCPKN
(んむッ!き、きた!)
男液の第一波を、舌で受け止める克子。苦味をいち早く感じ、放精が
無事果たされた事に狂気する。
(うわあ・・・ねばっこい・・・先生、オナニーとかしないのかな・・・?)
口にした精液は、中年男の物にしては粘りがあり、また量も多い──
克子はそんな事を思いながらも、おごそかに小五郎の男根から放たれる
苦い液を、粛々と飲んでいった。

「後始末、後始末・・・と」
放精を終え、しなだれかかった男根を克美は舐めていた。小五郎は相変わ
らず高いびきだったが、どこか満ち足りたような顔をしている。いい夢を見て
いるようだ。
「ごちそうさまでした。先生、美味しかったよ。ありがとう」
名残汁まですべて舌でこそぎ取り、克子はぺこっと頭を下げた。ご丁寧に、
精液をご馳走してくださってありがとうございましたと、礼まで述べている。
「いい夢見てね・・・先生」
チュッと小五郎の寝顔におやすみの口付けを捧げた後、克子は名残惜しげ
に部屋を出た。窓を見れば、暁が空を染めており、夜明けが近い事を知らせ
ている。それを見て、克子は小さく呟いた。
「これからも、内助の功・・・頑張らなくっちゃ!」
227ブリーフ大名:04/06/04 17:28 ID:RKtPCPKN
翌朝の新聞は、克子が真っ先に取った。無論、お目当ては一面に乗って
いるであろう、小五郎の活躍。
「あった!全裸探偵、剥珍小五郎、賊より盗品を取り戻す!うわあ、先生、
格好いい!」
克子の予想通り、一面は小五郎の御姿が紙面を飾っていた。取り戻した
盗品を持ち主に返し、感謝されている場面である。が、しかし、全裸ゆえ、
股間の辺りにはモザイク処理が施されていた。
「スクラップしなくっちゃ!」
へへっと頬を緩め、新聞をいそいそと丸める克子に、昨晩の珍盗モスキー
ちゃんの姿は感じられない。あれは、すべて小五郎に活躍して貰いたいが
ための行為なのだ。別段、盗みが楽しい訳ではない──と、克子はここまで
考えた後、ちょっとだけ反駁してみる。それは、自問自答という感じで。
(盗みが楽しい訳じゃないけど、盗まなければならない物が、一つだけある)
えへへ・・・と、克美がまた頬を緩める。そして、
「先生のハートを盗まなきゃ・・・ね!」
そう言って、今だ眠っている小五郎の元へ、元気いっぱいに駆け出して
行った。

おしまい
228ブリーフ大名:04/06/04 17:31 ID:RKtPCPKN
子供のときに読んだ小説を自分なりに歪曲し、でっちあげてみました。
右脳で見てください。考えず、感じるという・・・
229名無しさん@ピンキー:04/06/04 18:16 ID:uabVt9gc
乙です。
スレを見つけて数ヶ月、マンセーの嵐を幾分冷ややかに見つめ続けて
これが初レスになりますが・・・
絶品ですね。ラブコメもいけるとは。

というかこのボケ探偵とモスキーちゃんのラブコメ、
御本人的にどうかは解りませんが作品中、珠玉の一品だと思います。

>見慣れた学校までの通い道。そこで、克子はそっと胸に手を当て、小五郎を
>思う。お願い、外へ出るときだけは、服を着てね──と。

随所に有るこれ系の完璧なまでにツボが押さえられたラブコメのタイミングというか空気、
この克子ちゃんの性格・キャラで御奉仕フェラに入る組み合わせの王道さ、
フェラ前後の行動のかわいらしさ描写のインパクト、

悶絶いたしました。
絶品だと思います。
是非シリーズ化してくださりませえ。
230名無しさん@ピンキー:04/06/04 20:34 ID:ntjgMHZ3
全く、困ったぐらいに乙フェラだな。
231名無しさん@ピンキー:04/06/04 20:54 ID:M/aa/eSy
乙フェラ!
よっちゃんイカ十トンのところで
笑いが堪えれなくなったyp
232名無しさん@ピンキー:04/06/04 22:53 ID:6+tC6MQI
やはりブリーフ大名はこっちの路線がヨヒのう。笑かしてもらいました。
233名無しさん@ピンキー:04/06/05 00:05 ID:xAhfTEN9
全裸探偵禿ワロタ
大名乙
234名無しさん@ピンキー:04/06/05 02:52 ID:qbfbmnkD
ブリーフ大名の読んだら、子供の頃の、風邪ひいた時に食べたうどんの味を思い出せたよ。
本当にありがとう。次の作品も楽しみにしとくよ
235名無しさん@ピンキー:04/06/05 04:04 ID:S3WRxr4R
乙です。
右脳痺れっ放しなんですが。病気でしょうか?

(んむッ!き、きた!)

小五郎の下半身がびくりと痙攣した。克子の柔らかい舌の感触で導かれた快感の瞬間、
その小五郎の陰嚢が縮み上がるようにのたうった。そしてそこから陰茎の下側にある太い精管を
脈打たせ、陰茎全体を震わせながら精液が移動しはじめる。

前へ前へと伝播する脈動は陰茎のその先端をくわえた克子の可愛らしい唇にまで到達し、
そうして最後には克子の小さな口のなかに濃厚な精液の放出が開始されはじめた。

(先生、目を覚ましちゃわないかしら・・・)

小五郎の股間に顔を埋めたまま、小五郎の陰茎を口にくわえたまま
口の中に精液の放出を受けながら、克子は大きな目をパチクリとさせて小五郎を見上げていた。
克子はそんな表情で、柔らかい舌で陰茎の下側にある精管の筋を優しくなぞる動きを続ける。
先生には私の口でうんと気持ちよくなって貰うんだから・・・ぜんぶ出してもらうんだから・・・

とか妄想しはじめてもう止まりません。
236名無しさん@ピンキー:04/06/06 02:27 ID:wJgeQA/Z
>>ブリーフ大名様
不条理系ギャグ、濃厚なエロともに素晴らしいです。
次回作も楽しみにしています。
237名無しさん@ピンキー:04/06/09 02:32 ID:VYI0+NSk
一応保全
238名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:07 ID:lq1cwYgi
好みが分かれると思うんだけど、皆はチロチロ派かバキューム派どっち?
俺はチロチロ派だな。
視覚的にえろいから。
239名無しさん@ピンキー:04/06/09 22:43 ID:HB8a0UjM
あえて言うなら・・・




どっちもかな
240名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:47 ID:IIiCicqc
キスもしたこと無い女の子が、
赤面しながらも凝視し、
恐る恐る触るところが最高かな。
241名無しさん@ピンキー:04/06/11 11:17 ID:T+OPxB2A
ようやく人大杉解除された…
マターリ進行しててよかった。
いいかげん専用ブラウザいれんとだめかな。
242名無しさん@ピンキー:04/06/11 11:27 ID:n/BPdTkJ
live2chオススメ
243明日香番外編 36:04/06/13 02:13 ID:cq9uEKUv
 明日香が唇をぺろりと舐めて、山田の下半身に目線をおろした。つられて山田も自身を見る。
「ちょっとこのままはアレよね」
 確かに、山田のものは明日香の愛液と破瓜の血がこびりついていて、少々グロテスクになってしまっている。明日香でなくとも、そのまま口に含むのはためらわれる状態だった。
「よし! 洗おー」
 シャワーから勢い良くぬるま湯を噴き出させると、山田に浴びせかける。
「うわ。ちょっ、吉崎さん」
「いいから、まかせといてって。お客さんこういうとこ初めてぇ?」
 わざとらしく妙なしなをつくりながら、明日香が手をペニスに伸ばした。
 こびりついた汚れを丁寧に落としていく。さおをマッサージするように指を滑らせたり、袋をひっぱったり、いいおもちゃがわりにされてしまう。しばらくすると、山田のペニスはぴかぴかになった。
「も、もう充分綺麗になったから……」
「お客さーん、遠慮しないで」
 この水商売風のしゃべりが気に入ったのか、明日香は相変わらず山田をお客さん呼ばわりする。
 ずっと固いままのペニスを優しく揉み、しごく。昨日、初めて男性器に触れたとは思えない手つきだ。
 熱い肉棒を握り締めて、明日香は感動した。
 こんなのが私の中に入ったんだ……。そりゃ痛いよね。
 ほんとに次からちゃんと気持ち良くなるのかな。
 山田にどんどん気持ち良くなれるようにしてもらわなきゃ。
 山田が知れば、興奮のあまり鼻血を噴き出しそうなことを考えている間も、明日香の柔らかく暖かい手は滑らかに動き続ける。
「ちょ、こ、これ以上そんなことされたら……」
「なに? イッちゃう?」
 好奇心に満ちた目で見つめられて、山田はうなずくしかなかった。
「そっか……じゃあ、そろそろ」
 明日香が顔の前で両手を合わせた。
 なにをするのかと山田が見守っていると、
「いただきまぁす」
 底抜けに明るい声が浴室に響いた。
244明日香番外編 37:04/06/13 02:15 ID:cq9uEKUv
 山田が覚悟を決める暇もなく、明日香はぱっくり大きく口を開け、山田のものを口に含んだ。
 途端に、山田に温かい粘膜が送る快感が伝わってくる。
「きもひいい?」
 明日香がペニスを咥えたまま喋ったため、歯が亀頭を引っかいてしまう。いただきます、と言ってフェラチオを始められて、興奮の極みに昇りつつあった山田に、その鋭い刺激がさらなる加速で快楽を味わわせる。
「ひもちひひんら」
 眉をしかめる自分を見て、気持ちいいんだ、明日香がそう言ったのが山田にははっきりと伝わった。
 敏感な亀頭を舐めまわし、甘噛みされ、先走りの滲み出る暇もなく山田はその日最初の山に昇り詰めた。
「あっ、で……出るっ!」
 今度は明日香の覚悟が間に合わなかった。
 勢い良く噴き出した精液が、頬の裏側にあたり、口腔に溜まっていく。
 少しでも快楽を持続させようと、山田が自ら腰を振り、明日香の口にペニスを突き込む。
 すると、明日香の舌がそれに応えた。尿道に残った発射の残滓を外側から押し上げるような動きで、最後の一滴まで絞り尽くす。
 腔内にたまった粘液のかき混ぜられる音が体の内側から聞こえて、明日香の瞳がとろりと半分閉じられ、うっとりした表情になった。
「はぁ……」
 青臭い匂いのする溜息とともに、艶やかなピンクの唇から山田自身がずるずると引き抜かれていく。
 気付いた明日香が、それに逆らってちゅうちゅうと音をたててストローのように吸った。残念ながら甘いジュースは出てこなかったが、尿道からは新たな快感の代価としてカウパー滲み出て、明日香の舌の上に乗る。
 にっこりと笑いながら山田を見上げる明日香の口の端から、ゆっくりと白い粘液が一筋、零れ、流れた。それが落ちてしまう前に、ぺろりと舌で舐めとる。
 瞳に山田の姿を映したまま、喉を鳴らし、口の中のものを飲み下した。
「……やっぱまずい」
 明日香が眉をしかめて小さな声で呟いた。
「昨日、無理して飲まなくていいって言ったのに」
「ちゃんと私の中でイかせてあげらんなかったから。飲まれると嬉しいんでしょ?」
 行為自体よりも、その自分を想う心が山田には嬉しかった。
「すごく嬉しいけど、嫌ならいいよ」
「いいの、決めたから。今日は全部飲んだげる」
 知らず、山田の喉がごくりと鳴った。
245明日香番外編 38:04/06/13 02:16 ID:cq9uEKUv
「こんなにイガイガじゃなかったらまだましなんだけどなぁ」
 舌で口の中を拭っているのだろうか、明日香の頬が膨らんだり、へっこんだりしている。
 自分の出したものが恋人を困らせていると考えると、山田のものが再び固くなり始めた。
 それを見た明日香の目が細まる。
「あー! もう大きくなってる。お客さんエローい」
「こ、これは、その」
「つーか山田って絶対、普通の人よりエロいよ。昨日あれだけ出したのに今日のだってすっごい濃いんだもん」
 ほら、と言ってはしたなく口を大きく明けて見せる。口内は、綺麗なピンク色なのだが、ところどころに、べっとりとゼリー状の白いものが張りついて糸を引いている。
「うわ……」
 淫猥な光景に山田の下半身はさらに固さを増した。
「ね。普通は出せば出すほど薄くなるんでしょ、精液って。でも山田のって全然薄くならない、っていうか、だんだん濃くなってる気がする」
「ご、ごめん」
「謝らなくてもいいよ。これってそれだけ山田が私のこと好きってことでしょ?」
 明日香の唇が動くたびに、糸を引いている姿に目を奪われていた山田はとっさに返事ができない。ただでさえ、そのような問いに答えるのは苦手だというのに。
「……違うの?」
「す、好きってことだと思う。いつもならこんなにで、出ないし、勃たないから」
 悲しみよりも、むしろ驚いた表情の明日香に、慌てて自分の内情を暴露してしまう。
「それじゃあ、私のためにおっきくなったんだから、私がちゃんとしてあげないと」
246明日香番外編 39:04/06/13 02:18 ID:cq9uEKUv
 今度の明日香は先ほどとは違い、口を開けることはしないで、舌で根元のほうから、丹念にねぶっていく。
 陰毛にも怯むことなく、顔を突っ込んで舌先でぐりぐりと根元を刺激していく。
「う、うわ……」
 いつのまにか抜け落ちた一本の陰毛が、明日香の上気した頬に貼りついている。あからさまに頭髪とは違う、ちぢれた太い毛が、本来なら自分が触れることができるかどうかも妖しかった部分に存在するのが、山田には信じられなかった。
 恋人が感動している間にも、明日香の舌は巧みに動いていく。膨らんだ血管をなぞり、じょじょに先端に向かっていく。
 本当にそれが愛しいのだろう、明日香はときどきキスをするような仕草を見せた。初めて唇を許したものなのだから当然と言えばそうかもしれない。本人はそれを認めていないが。
 亀頭のかさの部分に残っていた水滴を舐めとると明日香は満足げな表情を浮かべた。
「よし。お掃除終わり」
 確かに綺麗にはなったが、こんな掃除はないだろう。とは思うものの、得がたい悦楽の前にそんな山田の常識は消し飛んでしまう。
「ん?」
 明日香が怪訝な表情を浮かべた。
 どうしかしたのかと、山田が尋ねる前に、おもむろに明日香が指を口に突っ込んだ。
 舌を突き出して、指でいじりまわしている。それは指を仮想のペニスに見立てたフェラチオのようだった。
「取れた」
 明日香が指でなにかを摘み上げる。山田が良く見てみると自分の陰毛だった。
 そのまま捨ててしまうと思っていたそれを、明日香はちろちろと舌先で弄ぶ。
「うわ! 私今すっごく変態チックじゃなかった?」
 やばー、そう言って笑っている恋人の様子を見て、山田は変態でもいいと強く思った。
「これで、本当におしまい」
 陰毛を投げ捨て、ぽんと手を叩く明日香はまさしく小悪魔だった。
「じゃ、じゃあもう終わり?」
 情けない声を出した山田を見て、明日香が大笑いした。
「あははははは。こんなので終われないでしょ? 私だって舐めたいのに、ね?」
 器用にウィンクすると明日香はペニスの鈴口を爪で引っ掻いた。
「うあっ」
 思わず腰をひく山田。
「あっ! ごめん、痛かった?」
「大丈夫。凄い刺激がきてびっくりしただけだから」
247明日香番外編 40:04/06/13 02:19 ID:cq9uEKUv
「だったら良かった。えーっと……寝っ転がってくれる? その方がしやすいし」
 言われたとおりに洗い場に仰向けになった山田に明日香が覆い被さった。いわゆるシックスナインの体勢である。
 目の前に恋人の秘部がある状況に山田は興奮し、先ほど自分のものが入っていたところにむしゃぶりついた。
「ひあっ」
 突然のざらついたしたの感触に、明日香が仰け反る。
「もう! そっちがその気なら……」
 明日香も山田のペニスにしゃぶりつく。一気に喉の奥にまで飲み込んでしまったために、少しむせそうになったが、なんとかこらえ、ちゅうちゅうと吸いこみ始めた。
「ふぅ、ふむぅ、あ、そほ、いひかも」
 どうやらペニスを咥えたまましゃべってしまうのは明日香の癖らしい。
「ぼ、僕も気持ちいい」
 二人は夢中で互いを愛撫しあったが、明日香のお尻を鷲掴みにしていた山田の手が、そろそろと動き出した。
「んいっ!」
 お尻の穴に指を突っ込まれた明日香が小さく喘ぐ。
 ぞわぞわと背筋を這いあがってくる奇妙な感覚に明日香は戸惑った。
 さっきも舐められたけど、これって気持ちいーのか、悪いのか変な感じ。
 アナルセックスってできるぐらいだから、指ぐらい入って当たり前なのかも。
 でも・・・・・・んーっ! お尻がおかしくなりそう。なにこれぇー?
 あ! そうだ!!
 なんだかんだ言って、山田の顔に、お尻を押し付け貪欲に快感を味わっていた明日香ががばりと身を起こした。
 そのまま山田の下半身を持ち上げようとする。が、明日香の力では持ちあがらない。
「どうしたの?」
「ちょっとさぁ、四つん這いになって欲しいの」
 わけがわからないまま、言われたとおりの格好をする山田。
248明日香番外編 41:04/06/13 02:20 ID:cq9uEKUv
「実験開始ー!」
 唐突に明日香が山田のお尻に顔を埋めた。そのまま山田のお尻に舌を這わせ、裏側から袋を弄ぶ。
 身を振わせながら、別にこんな姿勢にならなくても、と山田がいぶかしんでいると、
「実験本番!」
 舌を突き出した明日香が、肛門に舌を伸ばした。
 快感に浸りきっていた山田がふいをつかれて慌てる。
「う、うわっ」
「だめっ!」
 身をよじって逃れようとする山田を制し、明日香がさらに皺の一本一本を味わうようにいじくりまわす。
「よ、吉崎さん、だ……ダメだって!」
「山田のおしりー」
 悲鳴をあげる山田を無視して、手ではペニスをしごきながら、お尻の穴を舐りまわす明日香。
 あきらめたのだろう、されるがままになった山田に対して明日香が留めを刺した。舌をドリルのように突き出し、ぬぷりと肛門に侵入させた。
「あ。あくっ、で……出る!」
 まるで女性のような甲高い声を出して山田が身震いすると、山田のものが膨れあがり、勢い良く射精した。
「あ、すごーい」
 自分でしてお気ながら、どこか他人事のように、明日香が簡単の声をあげた。
 なにもない空間に放物線を描いて、これでもかとばかりに白い橋がかかり、床を汚す。
「あ、全部飲むって約束してたのに。でも……お尻が気持ち良かったの?」
「気持ちいいっていうか、なんかよくわからないうちに出ちゃったって感じかな」
「ふぅん。気持ちいいってわけじゃないんだ」
「気持ち良くないことはないけど、なんかちょっと違う感じかな。でも、よくあんなところ舐める気になったね。嫌じゃなかった?」
 さすがに赤面しながら山田が尋ねる。
「山田も舐めてくれたし、ちょっとイイ感じだったから男だったらどうなのかなーって思って」
 しおれてしまった山田のものをいじりながら明日香が答えた。
249明日香番外編 42:04/06/13 02:22 ID:cq9uEKUv
「そ、そんなに触られるとまた……」
「まじで元気あるよね、山田。精力絶倫ってやつ? ずる休みするぐらいだから元気だよねー、大きくなぁれ、大きくなぁれ」
 山田にではなく、ペニスに話しかける明日香。柔らかいその感触を楽しむように、揉んでみる。
「柔らかーい! はまりそう」
 余った包皮を引っ張ってかしましい声をあげている。かと思うと、小さくなってしまった山田のものを口に含んでもむもむと攪拌する。
 ぷるぷると形のいいおっぱいを揺らしながら、淫らな遊戯にふける恋人の姿に、山田は次第と下半身に血が集まっていくのを感じはじめた。
「あ……おっきくなってきた」
 とは言え、まだ芯の入ってないふうのそれを明日香がやんわりとその手で包み込んだ。
 そうして、ゆっくりと上下に擦り始める。
 少し滑りが足りないと感じたのか、明日香は口から唾液という極上の潤滑剤をペニスにふりかけた。
 にゅるにゅると悶絶するような快感を味わって、固くならなければ男ではない。そして山田は男だった。
「ほんと……元気な山田」
 血管を浮かせ、勃起したペニスに明日香が軽いキスをする。
「さ、さっきみたいな姿勢でしてもらいたいんだけど」
 山田が遠慮がちに言った。
「えっ! お尻気にいっちゃったの?」
「ち、違う! 僕の上に吉崎さんが乗ってしてくれたやつだよ。今度は僕が上になりたいんだけど」
「あー、あせった。危ない道に進ませちゃったかと思った」
「吉崎さん!」
「ごめんってば。いいよ、これでいい?」
 元気良く返事をすると明日香が洗い場に身を横たえる。
250明日香番外編 43:04/06/13 02:22 ID:cq9uEKUv
「きて」
 誘う明日香の声は桃色に染まっていた。
 たまらず山田がのしかかる。
「よ、吉崎さん」
 明日香の口を性器にみたてるようにして、山田が艶やかな唇に血管の浮いた自身を沈めた。
「ふぅ……ん」
 明日香から甘えるような吐息が洩れた。
 下半身を明日香に沈めると、山田は上半身を柔らかい秘裂めがけて下げる。
 恋人の唇が触れたかと思うと、舌が先ほどの痛みを癒すように優しく丁寧に、しかし情熱的に動き始めた。
「あっ、んぅ、むぅ」
 口を肉棒に塞がれているためか、明日香は言葉らしきものさえはなすことができなくなってしまった。
 そのうえ、上手く溢れるよだれを飲み込むこともできない。先走り液とよだれがまざりあって明日香の口はぐちょぐちょになっている。
 そこへ山田が腰を動かしてペニスを突きこんでくるのだから、明日香はたまらない。
 山田の腰が上下するたびに、明日香の口元によだれが溢れ、まさに愛液に濡れる性器そのものといったありさまだ。
 意識にピンク色のもやがかかりだすと、それを煽るように山田の舌がさらなる快感で責めたててくる。明日香はしだいに本当にセックスをしているような気持ちになってきた。
 そう思うと不思議なもので、唇でしごくというよりも、しごかされているという状況が苦痛ではなくなってきた。舌にペニスが触れるたびに、痺れるような感覚が明日香の背を走る。
 あ、頭がぼぉっとするぅ。
 苦しいけど、気持ちいいぃ。
 もう……なにも考えられない……。
251明日香番外編 44:04/06/13 02:24 ID:cq9uEKUv
「よ、吉崎さん……苦しくない?」
 本物の愛液を夢中ですすり、喉を潤していた山田が、明日香を気遣う様子を見せた。
 しかし、とうの明日香は上下、二つの性器の伝える快感の虜になってろくな返事ができない。
「はぅ、うんっ……んぃ、いいお……きもちいひよぉ」
 少しでも奉仕しようと、明日香が必死で舌を山田のものにからめようとする。が、素早く動かれるせいで思ったように舐めることができない。それが逆に不規則な刺激となって山田を感じさせていた。
 しだいに息を荒げながら、山田は夢中で腰を動かす。
 明日香もこの擬似性行為の要領をつかんだのか、軽く噛んでみたり、袋に手を差し伸べるなど、様々なことができるようになっていった。
 と、そのとき。明日香の口からペニスがすっぽ抜けた。
「あ」
 二人の声が重なる。
 だが、山田の腰は急には止まれなかった。
 明日香の顔に、今日一番固くなっていた山田自身が押しつけられる。鼻の頭にあたり、ずるりと滑り落ちて張りのある頬に沈む。それだけでは納まらず、数回上下運動を繰り返し、明日香の端正な顔に、グロテスクな陰嚢がぺちぺちという間抜けな音をたててぶつけられた。
 口内とは違う感触が刺激となったのか、まるで山田が己の匂いを染み付かせようとするようにペニスを明日香の顔にすりつける。
「んんー。や、山田? あん、えっ、ちょっ」
「あぁ、吉崎さん……吉崎さん……」
 話しかける明日香に気付かないのか、山田は鼻だろうが、おでこだろうがお構いなしにこすりつけてくる。
 おでこに亀頭をおしつけているうちに、しっとりと濡れた明日香の前髪が山田のものにからみついてくる。
252明日香番外編 45:04/06/13 02:25 ID:cq9uEKUv
 次から次に与えられる新しい刺激に山田は有頂天になり、理性など消し飛んでしまった。
 髪の毛が絡まることなどお構いなしに、むしろこれ幸いとペニスを動かし、髪で己自身をしごきたてる。
 山田は明日香の顔という顔を蹂躙し尽くしていく。
 そのうちに、ふとしたはずみでつるりと明日香の唇をくぐりぬけたペニスは、そのままの勢いで喉の奥まで突き進んだ。
「んぇっ!? んぐ、む……あぐぅ」
 突然の事故に明日香はなんの反応もできない。異物をなんとかしようと喉が強烈に収縮した。
「うわっ! なに? す、すごい!」
 今までにない凄まじいしめつけと、蠕動に山田は耐えられなかった。
 ペニスのかさが大きく広がり、本日三度目にもかかわらず、今までで一番勢い良く白濁液が鈴口から発射された。
 びちゃびたと、喉に貼りつくようにして粘液が撒き散らされる。
 喉の奥で爆発した熱い塊に、明日香の体も限界を迎えた。思うさま蹂躙されて、配線が焼き切れたのか、頭が真っ白になったかと思うと、頭の先から、爪先までを一斉に快感の大洪水が襲った。
「あ、あっ……ん、ひゅごい、な、なにか……くるっ! あ、あぁっ、わらひがろっかにいっちゃうぅ!」
 明日香は全身をがくがくと痙攣させたかと思うと、意識を手放した。
 山田は慌ててペニスをひき抜こうとするが、その最中にも、精液は出つづけ、喉、口内、唇を汚し、なんとか引き抜いたところで、大きく震えて、たっぷり明日香の顔に白い雨を降らせた。
 脳髄まで痺れさせて、ぽつりと山田が呟いた。
「はぁ……、凄く気持ちよかった……」
「けほっ、んっ、けほっ」
 可愛らしい咳をして、喉を苦しめているものをなんとかしようとする明日香。
「し、死ぬかと思った……」
「ご、ごめん。わざとじゃないんだ」
「あんなのわざとだったら一気に破局よ」
 今まで興奮で赤くなっていた山田の顔が、一気に蒼褪めた。
「ほ……ほんとにごめん、もう気持ち良すぎてなにがなんだかわからなくなって」
「今回だけは、私もちゃんとアソコでイかしてあげられなかったから、ゆるしたげる」
「吉崎さん……ありがとう」
「最後のはなんかすごかったし。あれがイクってことなのかも……」
 明日香は山田に聞き取られないように小さく呟いた。
253明日香番外編 46:04/06/13 02:26 ID:cq9uEKUv
 それから二人はシャワーを浴びなおすことにした。いまだに、少しぐったりしている明日香を山田が丁寧に洗い、湯船に入れてから、自分もシャワーを浴びる。
 体を流し終わった山田を明日香が誘い、二人でゆっくりと湯船につかる。
「あのさぁ……」
「なに?」
「私、山田のことすっごい好き」
 臆面もなく、好意を伝えられると、慣れていない山田はすぐに頭に血が昇る。
「ぼっ、僕も」
「じゃあキスして」
「う……うん」
 顔を近づける山田を、明日香がさえぎった。
 自分から誘ってきながら、その行動に山田が戸惑う。
「その前に、ちゃんと私のこと好きって言って」
「よ、吉崎さん……」
「じゃなくって! ちゃんと名前で呼んで。恋人どうしなんだから」
「あ、あす……」
 明日香の鼓動が早くなる。
「あす……かさん」
「さんはいらないってば」
「あっ明日香」
「なに?」
 明日香が首をかしげた。
「す、好きです」
 何度もつっかえながら、山田はそれだけを口にすると、不器用に明日香の唇に、自分の唇を押し付けた。
 歯がぶつかり、かちりと音を立てた。その音は、なにかがしっかりはまり合う音のように、二人には聞こえた。
254明日香番外編 47:04/06/13 02:28 ID:cq9uEKUv
「ちょっとー? しんー? どこにいるのー? お風呂ー? 熱あるのにお風呂なんか入って大丈夫なの?」
 騒々しく誰かを探す声が聞こえ、勢い良く風呂場のドアが開かれた。
「あんた……今日は調子が悪いんじゃ……。よ、吉崎ぃ?」
 すっとんきょうな声で明日香の苗字を呼ぶ女性。
 二人は唇を重ねたまま、目だけを動かす。
 そこにはスーツ姿の女性が目を丸くして立っていた。
「ね、ねっ、ねね姉さん!?」
「せ、せっ、せせ先生!?」
 恋人達の発した単語はまるで違うものの、同じ人物に向けられたものであった。
 山田の世界がぐにゃりと歪む。
「こ、これは、その」
「しん! 話は後でゆっくり聞くから、とりあえず……お風呂すませなさい」
 うろたえる弟に向かって溜息をつくと、姉はドアを閉めて出ていった。
「ど、どうして、山田先生がいるのよぉ?」
「姉さんなんだ」
「えー! マジで?」
「うん。色々と問題があるから学校では内緒にしとこうってことになって」
「ふぅん……でも大変なところみられちゃったよね」
「ど、どうしよう」
 うろたえる男とは対照的に、女のほうは対して堪えた様子もない。
「別にいいんじゃないの? 悪いことしてたわけじゃないんだし」
「そ……そうかもしれないけど」
「とりあえずさぁ、先生に私のこと紹介してね。僕の彼女です、って」
 明日香がにっこりと、微笑んだ。
 質問攻めから逃げるために学校を休んだのに、家族にとんでもない場面を目撃されてしまい、山田は頭を抱えた。乗り越えたと思った羞恥心が再びわきあがってくる。やはり、友人と、家族ではなにか違うものなのだろうか。
 人生の困難さというものを、高校生という若さで痛感した山田だった。
 しかし、風呂からあがる頃には、再度の試練も乗り越えていることだろう。妙なきっかけで付き合うことになった、破天荒な彼女がついているのだから。
「こんどアナルセックスってしてみようか?」
 山田はぶくぶくと湯船に沈んでいった。
255足軽:04/06/13 02:35 ID:cq9uEKUv
忘れられたんじゃないかとも思いますが、
ようやく完結です。

長い間スレ違いを許してくれた住人の皆さんありがとうございます。

美冬編もというかたがおられましたが、
これ以上スレ違いはスレの主旨からどうかと思うので、すいません。
50レス近く消費しといていまさら言うなって感じかもしれませんが。
256名無しさん@ピンキー:04/06/13 03:22 ID:ODkhSjx6
やたらエロいのキテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

足軽サマ蝶乙彼GJ
明日香たん破壊力高すぎ(*´д`)
257名無しさん@ピンキー:04/06/13 04:21 ID:ABiSEuag
足軽さん、お疲れさまでした。
今回も楽しく、エロエロに読ませていただきました。

個人的には美冬編の方を期待してたんですが、
ご本人のお考えを尊重いたします。

が、(違うキャラとかで)今後も期待していいんですよね?
がんばってください!!
258名無しさん@ピンキー:04/06/13 05:52 ID:4XfAMiS1
明日香タソキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
259名無しさん@ピンキー:04/06/13 10:15 ID:sxEd8m8u
足軽様おつかれさまでした。
最後のオチは予想できなかったでつw
Hシーンは最高でした。
また新たなる作品を期待しています。
260名無しさん@ピンキー:04/06/13 14:45 ID:JFLu24GE
(*´_ゝ`)流石だな足軽者  まったくだな(´<_` *)
261名無しさん@ピンキー:04/06/13 16:34 ID:+xGX6179
明日香たん、、、き、き、き、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(n゚ヮ゚)η━━━━━━ !!!!!



、、、次は山田のお姉さんがヒロインでつか?
262名無しさん@ピンキー:04/06/13 23:23 ID:HStnhXqq
GJでした!

まあ確かにこれ以上はスレ違いになるでしょうけど、
でも美冬や明日香のその後の話も見てみたいなあ。

何処か別の場所で書いたりしません?
263名無しさん@ピンキー:04/06/15 15:28 ID:sHJ39EHS
保守っとく
264名無しさん@ピンキー:04/06/16 08:24 ID:zw3JKk/z
誰か、前スレのきのこお嬢様の続きを書いてくれないかなーーと言ってみるテスト。
265名無しさん@ピンキー:04/06/16 21:49 ID:tT9fJDAR
 明日香たん完結編キテターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 エロエロで良かった……次回作も楽しみにしております。
266264 :04/06/17 23:02 ID:S0tu78AK
初スレが出来た頃から読んでるが続きが気になって仕方ないから誰も書かないならいっそ俺が書こうとか言ってみたりするテスト。
267名無しさん@ピンキー:04/06/18 09:33 ID:AbsPzRsL
264に期待ッ!
268264:04/06/18 22:48 ID:LRbRp99P
一日ほど経った。「期待」のレスがあったから投下させてもらう。
この話の前の部分は、>>5の保管庫を参照してもらえばわかるので、よろしく。
269264 :04/06/19 09:57 ID:sKoK1TNF

「なんだか神秘的…」
そう言うと、お嬢様は反り返るキノコの裏筋を、親指でくちゅくちゅといじり始めた。
「神秘的、ですか?」
よりによって「これ」をそう呼ぶとは。誘導係が思わず声を上げたのも無理はない。
「ええ。あんなにたくさんの薬を搾り出してしまったのに、もうこんなに硬くなり、こうして空に向かって立ち上がるなんて。自然の持つものすごい生命力と言うか、力強さと言うか、私、何だか感動してしまいました」
言いながらも、お嬢様はキノコを責め立てる手を一瞬たりとも止めない。
左手がキノコをしごく速さは徐々に高まり、溢れ続ける先汁がお嬢様の手に絡みつくようになって、細かな白い泡が立つほどだ。左手は左手で、裏筋を擦る指が、鈴口をも擦るほどに、大胆で激しい動きを見せている。
270264 :04/06/19 09:58 ID:sKoK1TNF
生で、こんなに可愛い娘がチンポを両手に持ってしごきたてるという、エロビデオそのままの光景を見られるだなんて…!
まさにこれこそ、誘導係にとっては「感動」的な光景だった。
だが、本当に感動的なのはむしろこれからだった。
「うおぉぉぉっ…!」
誘導係は思わず歓声を上げていた。
「ん…はむっ」
お嬢様が、先程固まった「薬」を舐め取ったキノコを、愛らしいその口で咥えたのだった。
他と比べて小振りな先端からあふれ出る透明な露。お嬢様は、それを鳥がついばむようにそっと唇で触れ、ちゅぅっ、と吸い込んだ。見た目はまさに、チンポにキスをしたようにしか思えない。
271264 :04/06/19 09:59 ID:sKoK1TNF
次に顔を横に傾け、唇で茎を上からそっとなぞって行く。溢れ、流れたキノコの雫を、一滴たりとも逃さず口の中に収めて、お嬢様はふぅっ、と満足げな息を吐いた。
ちょっと離れてキノコをしげしげと見詰めたお嬢さんは、嬉しそうに微笑んだ。今綺麗にしたばかりのキノコの先端から、またもや透明な雫が溢れていたからだ。
雫が再び零れる前に、お嬢様は「可愛らしかった」キノコの傘全体をぱくりと加え、嬉しそうに口をすぼめた。
ゆっくりと頭を後ろに引いたお嬢様の唇から、ゆっくりとキノコの傘が出てくる。半分ほど先が出たと思うと、一気に茎の半ばまでずるっ! とほおばる。
誘導係はその光景を声もなく眺めていた。
両手でチンポを握り締めながら、口でもチンポにむしゃぶりつく、飛び切りの美少女…。
この光景を見れたという喜びと同時に、どうしてあそこでチンポをしゃぶってもらっているのが自分ではないのかと、誘導係は泣き笑いのような顔をしていた。
272264 :04/06/19 09:59 ID:sKoK1TNF
ぢゅるる…ちゅぅ…くちゅっくちゅっ、ちゅぽぉぉっ…
お嬢様の一心不乱な愛撫に最初に耐えられなくなったのは、右手のキノコだった。
どぴゅぅっ! びゅる、びゅるるる、びゅぅぅ…。
「むっ? むひゅぅ…」
ごしごしと茎を擦って、キノコの中に詰まった薬を搾り出しながら、お嬢様は早速「可愛らしいキノコ」をしゃぶるのを中断し、たっぷりと右手に付着した薬を舐めようとした。
「……むぅっ!?」
だがその瞬間だった。
びちゃっ、びちゃっ、びちゃっ…。喉の奥に、キノコの濃厚な白濁が吹き付けられたのだった。
口内を通って鼻腔に充満する「薬」の匂いに、無意識のお嬢様の表情が陶然となる。小さいが薬の量はたっぷりで、飲み込むのに時間が掛かりそうだ。
273264 :04/06/19 10:00 ID:sKoK1TNF
右手にこってりと付着した薬をちらちらと見ながらも、口の中にある薬を綺麗に飲み込むまではやめるわけにはいかない。
今にも流れて床に零れそうになる薬を何とか零すまいと、お嬢様はちゅうちゅう必死になって小さなキノコを吸い込み続ける。
「…んむっ! んむぅぅ…」
そうしている間に、ついに限界に達した右手の「薬」が、糸を引いて床にぴちゃんと落ちた。
「にゅぅっ!?」
ちゅぽんっ、といい音を上げて加えていたキノコを離すと、すぐさまお嬢様は右手をぺろぺろ舐め始めようとした。だが驚いた拍子に左手のキノコを強く握り締めてしまったからだろう。左のキノコからおしっこのように、熱い白濁が噴出してしまった。
274264 :04/06/19 10:01 ID:sKoK1TNF
「ああっ……もったいない……」
床に零れた白濁液を見るお嬢様の瞳は、心底悲しげに見える。右手の指に絡みつく粘塊を舐め取っていたかと思うと、誘導係の目の前で、お嬢様は思いもよらないない行動に出た。
「ん…ん。ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ……」
飛び散った左のキノコの薬を、あろうことか、お嬢様は子犬のように這いつくばって嘗め出したのだ。
「んんん……はぁ……ちゅふぅ……ふわぁぁぁ……」
四つんばいになったお嬢様のお尻が、誘うかのようにふるふると揺れる。比較的厚めのはずのスカートの生地には、溢れ出した愛液がショーツに治まり切らずに、濃い染みを作り出していた。
ひとしきり床の白濁を舐め終わったお嬢様は、左のキノコに吸い付いて中身を吸い出し始める。立ち尽くす誘導係に気付いたか、お嬢様は顔を真っ赤にした。
275264 :04/06/19 10:01 ID:sKoK1TNF
「あ、あの……その……だって……ええと、つまり……。だ、だってもったいないじゃないですか。貴重なキノコなのですよね?」
「え!? は、はいそうですっ」
「そうでしょうそうでしょう。物は大事にしなければならないんです。そうですよね?」
そう言うお嬢様の顔が今にも泣き出しそうだったので、思わず誘導係は「その通りですね」と言っていた。
お嬢様の表情が、いかにもほっとしたというように穏やかになる。それを見て誘導係は、どうしてもう少しここで突っ込んでおかなかったのかと、心底後悔した。

キノコたちを口と手で綺麗に掃除したお嬢様は、「ふぅ……」と満足そうに吐息を漏らした。きっとその息はザーメン臭いだろうと考えて、妙なツボにはまったのか、誘導係は有り余る性欲を暴発させそうになった。
「はあ……それにしても。うふふ、こんなにたくさん飲んだら、何だか太っちゃいそうですね」
276264:04/06/19 10:03 ID:sKoK1TNF
「はっ!? い、いえ。その薬はたんぱく質は多く含んでいますけれど、糖分は余りありませんから。ほら、今良くCMでやっているアミノ酸飲料。あれなんかよりもずっと上質のダイエット食品でもあるんですよ!」
「まあ! 本当にこの薬は万能薬なのですね。素晴らしいですわ」
誘導係の大嘘を全く疑いもせず、お嬢様は素直に感心しているようだった。
ニコニコと笑うお嬢様を見るにつけ、どうにかして自分も「薬」を飲ませてやりたいと言う欲求が高まる。
何とか騙して、自分のチンポを咥えさせられないだろうか? 
さっきから脳をフル回転しているつもりだったが、殆どの血液が下半身の一点に集中しているような状態で、まともな考えなど浮かぶはずがないのはわかっていた。
仕方なく思考を切り替え、更なる抜きネタを追求することにしたが、やはり何も浮かばない。
277264 :04/06/19 10:04 ID:sKoK1TNF
はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……
自分の息がひどく荒いことに誘導係は気付いた。チンポが破裂しそうな光景をたっぷり見せてもらったのだからそれも仕方ない。
だがどうにかして呼吸を落ち着かせなければ怪しまれてしまうかも知れない。どうにかして呼吸を落ち着かせようと目を閉じた誘導係は、不意に、自分以外の荒れた呼吸音を耳にした。
「はー……はー……はー……はー……はー……はー……」
先程「ちょっぴりあごが疲れちゃいました」と言って、お嬢様は一休みし、床の上にアヒル座りでぺたりと座っていた。
そのお嬢様の息が、誘導係ほどではないが変に荒いことに気付き、彼はつばを飲み込んだ。
「あの……?」
「? はい、なんでしょう?」
はきはきと答えるお嬢様に、変わった様子はない。だが誘導係は賭けに出ることにした。
278264 :04/06/19 10:05 ID:sKoK1TNF
「もしかして……今、何だか身体中がものすごく熱くありませんか?」
「えっ? ええそうですわ。薬の効果なのでしょう」
内心ガッツポーズを取りながら、顔に出さずにいけしゃあしゃあと誘導係は言った。
「ああ、やっぱり。どうやら風邪を引いていたようですね」
「え? 風邪? 私がですか?」
「そうですそうです。風邪の菌が身体に入ると、免疫抗体が菌を攻撃しますが、その時に菌と抗体が戦っている場所が熱を発するんですよ。
この薬は免疫機能を強化する働きもありますから、今あなたの身体の中で抗体が凄い勢いで戦っているんです」
279264 :04/06/19 10:06 ID:sKoK1TNF
「まあ……でも、これってお薬の効果なのでは……?」
「いえ証拠はあります。そう……もしかして今、特に……その……股間がものすごく熱くありませんか……?」
ぱっ、と目に見えてお嬢様の顔が赤くなる。賭けに勝ったことを確信し、さらに誘導係が言葉を重ねる。
「他にも胸とか……脇腹とか……おへその辺りとか……」
「は、はぃ……」
消え揺るような声だったが、お嬢様は確かに「はい」と言った。そこに誘導係が畳み掛ける。
「やはり。なぜならこのキノコは今言った場所のリンパ腺に、より強い効果をもたらすのです。そのせいであなたの身体の特に敏感な場所が、熱くなってしまっているのでしょう。ですが大丈夫。直す方法はあります」
「それはどのような……?」
極限の緊張をおくびにも出さず、誘導係はこう言った。

「座薬です」
280264 :04/06/19 10:07 ID:sKoK1TNF
気に入らなかったらスルーして。続きはその内出す。
281名無しさん@ピンキー:04/06/19 17:22 ID:YYfVIjVO
いけ誘導係!!w
282名無しさん@ピンキー:04/06/19 23:35 ID:k81a5idK
気に入らない訳がない。
>264、あんたはいい奴だ。
283名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:18 ID:sJ1UsmL6
>>264
ずっと続き待ってました!!
ガンガッテください!
284名無しさん@ピンキー:04/06/20 09:56 ID:1H2BYlG/
その、いいところで終わらせる生殺し状態、もイイ!
少なくともおれには効果てきめんw
続きを待ち望んでおります。
285名無しさん@ピンキー:04/06/20 14:31 ID:P6AVo9Gv
ブリーフ大名さんの書いた小説見てボッキしますた、つーかぬきますた。
286名無しさん@ピンキー:04/06/20 16:08 ID:MTVi48x/
>>264
ずっと・・・

ずっと待ってた!
287名無しさん@ピンキー:04/06/21 11:47 ID:hIh4owBY
台風直撃保守
288名無しさん@ピンキー:04/06/23 22:08 ID:Pgf3TqMe
台風一過保守
289ブリーフ大名:04/06/25 14:10 ID:OfK0I7O2
六月の某日、市立第三小学校六年三組の教室内では、クラス一番の
お調子者である新庄幸太郎が、
「素子、一緒に帰ろうぜ」
と、近所に住む幼馴染の山下素子に声を掛けた。すると、
「幸太郎はスケベだから、イヤ」
と、素子はにべも無く申し出を蹴った。そのつれない返事に、幸太郎は
苦い顔をする。お断りの理由が、あまりにも辛らつだったからだ。
「俺のどこがスケベなんだよ!」
「全部」
ばたばたと落ち着きの無い幸太郎と、長い髪を揺らしながら微笑む素子
が言い争いを始めた。とは言え、その内容は短絡的な男の言い分を女が
軽くいなしているような感が強く、争いというほど荒んではいない。
「幸太郎、最近あたしをエッチな目で見てない?」
くくく、と含み笑いを見せつつ、素子が言った。それも、小学生らしからぬ
艶やかな流し目を付し、僅かに膨らみ始めた胸を大げさに隠すようなポー
ズで。更には、
「まあ、最近・・・ここが育ってきましたからね。幸太郎くんの目がいやらしく
なるのも無理はないかと・・・」
今さっきまで隠していた胸を、今度は強調させるべく両腕を頭の後ろで組む
素子。そして背筋を伸ばし、小ぶりな膨らみを幸太郎の鼻っ面に突きつけた。
290ブリーフ大名:04/06/25 14:48 ID:OfK0I7O2
「お・・・ま・・え・・なあ・・・」
カタカタと体を揺らし、素子を見据える幸太郎の目に殺気が宿って
いる。何故、共に帰宅しようと誘っただけで、こうまで侮蔑されなけれ
ばならないのかと、当たり前の怒気を含んでいた。だが、素子はまる
で怯む様子も見せず、
「まあ、一緒に帰って下さいって言うんだったら、帰ってあげない事も
ないわよ。さあ、あたしのランドセルを持って」
そう言って、自分の赤いランドセルを幸太郎に向かって放り投げた。
「さあ、帰ろうか、幸太郎」
いまだ怒りがくすぶっている幸太郎の肩をぽんと叩き、歩き始める素子。
そして、その後を幸太郎が追う。
「なんて奴だ!待て!」
あまりに身勝手な振る舞いではあったが、奔放な清々しさを感じさせる
素子の背中を、つかず離れずの間を取り、幸太郎はついていく。ただ、
手にした赤いランドセルの重みだけが忌々しい。
「幸太郎、早く来ないと置いて行くよ」
「ま、待ってくれ」
軽やかに先を行く素子に急かされ、よたよたと歩く幸太郎は心の中で、
(あいつ、俺に荷物を持たせたいがために、いちいち食って掛かったん
だ・・・ちくしょう、してやられた!)
などと毒づいていたが、今になっては後の祭りである。
291ブリーフ大名:04/06/25 15:15 ID:OfK0I7O2
幸太郎と素子。共に十二歳の誕生日を迎えたばかりの二人は、何を
するにも一緒だった。家が近く、互いの両親も知己という環境にある
ので、自分たちが近しい間柄である事に、何の疑いも無い・・・・・ただ、
これは幸太郎の考え方である。
(兄妹みたいなもんだ)
普段から、幸太郎はそう公言して憚らない。それに対し、素子の考えは
こうだ。
(姉弟みたいなもの・・かな・・・?)
どちらも『きょうだい』と読むが、ニュアンスはかなり違っている。しかも、
十二歳という年齢にあっては、どうしても女の子の方が早熟になる。故に、
素子は幸太郎を単なる近しい人物とは見ていなかった。

「幸太郎、ちょっと休む?」
学校を出て十分ほど後、帰途にある公園の前で素子が幸太郎に休息を
取ろうと提案した。見れば、ランドセルを余計に持たされている為か、幸
太郎の息が上がっている。
「そ、そうだな・・・はあ・・はあ・・俺は六年三組一のタフガイだから平気だ
が、お前は女だから・・・はあ・・・休む方がいいな」
おおよそ平気とは言いがたい姿だったが、素子の手前、弱気など見せた
くない幸太郎。それを慮ってか、素子も今ばかりは意地悪を言う気はない
様子。
292ブリーフ大名:04/06/25 15:34 ID:OfK0I7O2
「芝生に座ろうか。ひんやりして気持ちいいよ」
素子が幸太郎の手を引き、芝生へといざなう。すると、ようやく人心地
ついた幸太郎がふーっとため息をつき、
「疲れた」
と言うや否や、青い芝の上にばたんと倒れこんだ。
「大丈夫?幸太郎」
倒れた幸太郎の顔を、心配そうに覗き込む素子。荷物持ちをさせた事が、
心の重しになっているらしく、愛らしい顔を不安な面持ちにさせている。
「なんて事ないさ」
素子から真っ直ぐに見つめられた幸太郎は、一瞬驚いたような表情を
見せた後、ぷいと横を向いた。少し身を起こせば唇が触れてしまいそうな
ほど互いの顔が近づいたため、反射的にそっぽを向いてしまったのだ。
だが、素子はそれを怒りからくるものと勘違いし、
「怒らないで」
と言いつつ、横を向いた幸太郎の顔へ手を遣り、頬を撫でた。
「お・・・おい、やめろよ」
「怒っちゃ、やだよ」
顔を背けないで──まるで、そうとでも言うように素子の目が語っている。
「怒ってないってば」
幸太郎が半身を起こそうとした。自分に覆い被さっている少女の瞳が
濡れている事に気づき、何やら妖しい雰囲気を感じ取ったからだ。
293名無しさん@ピンキー:04/06/25 15:47 ID:7uvH3QPF
リアルタイムキター

支援
294ブリーフ大名:04/06/25 15:56 ID:OfK0I7O2
「素子・・・」
少女の変貌に戸惑う幸太郎。彼は、若年ゆえに女が濡れた瞳で男を誘う
事を知らない。それでも、今の素子は明らかにおかしいという事が分かる。
「声を出しちゃだめだよ、幸太郎」
不意に素子が幸太郎の手を取った。そして、芝生にある植え込みが自分た
ちを外界から隠してくれている事を確かめた後、その手をゆっくりと乳房へと
いざなう。
「あっ!」
少女の柔らかな膨らみを、手のひらいっぱいに感じ取った瞬間、幸太郎は
思わず声を漏らしてしまった。その様子を見た素子はくすっと笑って、
「どう?幸太郎。結構、大きいでしょ?あたし、クラスの中じゃ一番胸が大き
いんだよ」
そう言いながら、乳房を覆う幸太郎の手をゆっくりと上下させた。
「も、素子・・・やめよう・・・だめだよ、こんな事しちゃ」
ふくらみの感触が手のひらから脳髄へ達し、幸太郎は狼狽する。素子は
ブラジャーを着けているらしく、手がうごめく度に化繊がひきつるような衣擦
れの音がした。
「いいのよ、幸太郎だったら触っても・・・でも、強く揉むと痛いから、優しく・・」
素子が幸太郎に対峙するように、芝生へ寝転んだ。互いに身を横たえ、視線
を絡めあった後、二人は静かに唇を寄せていく・・・が、しかし──
295ブリーフ大名:04/06/25 16:12 ID:OfK0I7O2
「だ、だめだよ、素子。キスすると、赤ちゃん出来ちゃうぞ!」
唇まであと一センチ・・・という所で、幸太郎が素子を押しのけた。
「はあ?」
これ以上無いムードに水を差された素子が、顔をしかめる。すると、
幸太郎は真摯な眼差しで、素子を諌め始めた。
「いいか、素子。俺たちは小学生だ。まだ、義務教育中の身で、子供
を作ってしまったら・・・」
とつとつと語る幸太郎。どうやら彼は、キスをすると子供が出来てしま
うと思っているらしい。
「あのね、幸太郎・・・キスくらいで、子供は出来ないの・・・」
半ば呆れ顔で、素子は反論しようとした。しかし、幸太郎の狼狽振りは
尋常ではなく、明らかに性の知識不足を露呈している。
「子供を背負って、学校に行くわけには行かないだろ?なあ、素子、理
性を取り戻すんだ。何といっても、俺たちは小学生・・・」
顔を真っ赤にして、しどろもどろになりながらも懸命に説得を試みる
幸太郎。だが、それも無理ない事だった。小学校高学年になると、女子
は初潮などに対する知識を含め、性教育を学ぶ時間が割り当てられる。
ところが、男子はその間グラウンドに放り出され、球技などに嵩じるよう
策されるのだ。結果、十二歳だったら圧倒的に女子のほうが早熟となる。
296ブリーフ大名:04/06/25 16:27 ID:OfK0I7O2
「お前の気持ちは嬉しいけど・・キスは、まだ早いよ・・・」
がっしりと素子の肩を掴み、持論を唱える幸太郎。それに対し、素子
は当然の如く呆れ顔。
「じゃあ、どうするのよ・・・あたしは、ひっこみがつかないじゃないの!」
キスをお預けにされた素子が食ってかかった。女に恥をかかす気か!
とでも言わんばかりに幸太郎へ迫り、睨みつけるのだ。
「責任を取れ!」
「いや、そう言われても・・・」
詰め寄る素子に、逃げる幸太郎。この場合、どうやっても男の分が悪い。
まして、性的な事象を知る者と知らない者では、上位と下位の差は歴然
としてしまう。
「胸、揉んだくせに・・・男って、いつもそうなのよね。やる事だけやって、
逃げちゃうのよ・・・まさか、幸太郎がそんな男とは知りませんでしたけど」
長い髪をさっと手で漉き、頭を振る素子。まるで、亭主に逃げられかけた
恐妻のようだ。
「いや、面目ない・・・」
そんな素子の前で、ぽりぽりと頭を掻く幸太郎の情けなさときたら、見る
も哀れという他ない。彼は僅か十二歳という年齢で、女の尻に敷かれる
という憂き目に遭う羽目となった。もっとも、この場合は女のしたたかさに
翻弄されているだけなのだが。
297名無しさん@ピンキー:04/06/25 16:42 ID:5UL5oUZO
大名キテルー
298ブリーフ大名:04/06/25 16:52 ID:OfK0I7O2
「明日、クラスで言いふらしてやる!幸太郎があたしの胸を揉んだ
って。きっと、話題になるわよ。鬼畜、乳揉み男とかって」
人差し指をぴんっと伸ばし、幸太郎の鼻を突付く素子。自分から誘って
おいて、身勝手にもほどがあるのだが、こんな時、女は本当に自侭にな
れる。と言うか、それこそが女の本性と言っていい。
「いや、それだけは勘弁してくれ」
ぱんっと両手を合わせ、素子を拝む幸太郎。別に、彼が悪い訳ではない
のだが、すっかり気圧されて小さくなっている所が哀れである。
「だって、胸・・・揉んでるし〜・・・あ〜あ、幸太郎くんの手の跡がついて
るんじゃないかしら?ホラ、ここ覗き込んでごらん」
いよいよ調子に乗った素子が、着ているTシャツの丸首部分をきゅっと引
っ張り、胸元を覗いて見ろと促した。そして、言われるがままに幸太郎が
顔を近づけていくと・・・
「キャー!エッチ!やっぱり、幸太郎はエッチな人だ。ウフフ」
素子はすっと体を翻し、胸元を覗きこもうとした幸太郎を煙に巻く。目を
細め、頬を緩める有り様は、もう成人女性のそれと何ら変わらない。早熟
だけではなく、自然と女の術を身に着けているのだ。
「今日から幸太郎には、鬼畜、乳揉み男!の他にも、エロ魔人という称号
も与えられます。アハハ、間違いなく、女子全員から無視されるわね」
「そんな・・・どうすりゃいいんだよ」
素子の謀略で、切羽詰った幸太郎は頭を抱えた。小学六年にして、その
ような不名誉極まるあだ名をつけられてはかなわない。
299ブリーフ大名:04/06/25 17:23 ID:OfK0I7O2
「そうねえ・・・とりあえずは、うちに寄って貰いましょうか」
にやりと口元を歪めながら、素子は言う。そうして、幸太郎は全く成す術
なく、素子の家へ行く事となった。無論、ランドセルは持たされたままで。

「今、誰もいないから」
帰宅するなり、素子は家人の不在を告げた。
「おじさんたち、遅いのか?」
「うん。いつも午前様」
共働きの両親を持ち、一人っ子である素子がその寂しさを良く口にする
事は、幸太郎も今までに何度も経験している。だから、冒頭のようにいつ
も帰途を共にしようと誘うのだが、今日はそれが裏目に出ていた。
「そこに座って、幸太郎」
「うん」
自室に幸太郎を招いてすぐ、素子はカーテンを引き、部屋を薄暗くした。
夕暮れが近づいているせいもあり、遮光された室内は当然のように闇に
近くなる。
「素子、電気を・・・」
点けようか──と幸太郎が言おうとした時、僅か向こうで衣擦れのような
音が響いた。それに伴い、闇の中に白い何かが浮かび上がりもする。
「ん?」
目を凝らした幸太郎。もぞもぞと蠢く白い何か──それは、素子だった。
それも、衣服を脱ぎ、今や下着姿となった艶姿の素子である。
300ブリーフ大名:04/06/25 17:40 ID:OfK0I7O2
「電気点けたら、エロ帝王のあだ名が追加されるわよ」
闇の中に浮かんだ素子の半裸姿を見た幸太郎は、言葉を失った。
純白のジュニア用下着の上下が、カーテンの隙間から差し込んで
いる僅かな光できらめいている。そして素子は足音も立てず、ベッド
の縁へ腰掛けている幸太郎の傍らへ寄り添っていった。
「も、素子・・・何を・・」
ひきつったような笑顔で、ひたりと寄り添ってくる素子に尋ねる幸太
郎。気がつけば、彼の太ももには少女の手がそっと置かれている。
「男子ってさあ・・・性教育の授業・・・無いんだよねえ・・可哀想に」
素子が片足を幸太郎の膝上へ預けながら、首へ手を回した。傍から
見れば、蛇が獲物に巻きつくような絵柄である。
「だから、キスしただけで赤ちゃんが出来ちゃうと思ってたんだ・・・
ウフフ・・・幸太郎ってば、可愛いね」
「ああ・・・や、やめろ・・素子」
幸太郎の首筋に唇を這わせつつ、素子は手を艶かしく這わせた。
そして、むずがる幸太郎の股間の前で指を走らせると、
「仕方が無いから、あたしが教えてあげるよ・・・赤ちゃんの作り方」
そう言って、ズボンのジッパーを優しく下ろしたのである・・・・・
301ブリーフ大名:04/06/25 17:57 ID:OfK0I7O2
「これが、幸太郎君のオチンチンですか。へえ〜・・・」
ベッドへ幸太郎を寝かせ、パンツの中から男根を取り出した素子は、
してやったりの笑顔を見せていた。半剥けになった男根に指を絡め、
きつい性臭をものともせず、余った包皮を悪戯に剥きつけようとする。
「素子・・・やめてくれ・・」
幼馴染が少女から女へと変わっていく様を見せつけられた幸太郎は、
今にも泣き出しかねない状況だった。異性の指に性器を弄られると
いう事は何とも情けなく、また罪悪感を伴わせるからだ。しかし素子は、
「幸太郎だって、あたしの胸揉んだでしょ・・・これで、おあいこよ」
と、やめる気は無さそう。更には、
「幸太郎も触っていいよ・・・胸も、お尻も」
そう言って、彼と同じくベッドへと身を投げる有り様だった。

「あのね、幸太郎。オチンチンから出る精子・・・ってやつをね、女の子の
中に入れると、赤ちゃんが出来るんだって。知ってた?」
薄暗い部屋の中で、幸太郎の股間に顔を埋めながらそんな事を言う
素子。指はしっかりと男根の根元を包み、先走った淫汁にまみれている。
「し、知らない」
「だろうね。女子が性教育の授業やってる時、男子は外でサッカーやって
たもんね。知る訳ないか」
予想通りだった幸太郎の答えに満足げな素子。そして、男根を指で弄り
つつ、更にはこう呟いた。
302ブリーフ大名:04/06/25 18:13 ID:OfK0I7O2
「あたし、幸太郎の赤ちゃん産んであげる」
素子は決意めいた眼差しで、指の中で暴れ始めた男根へ唇を寄せ
ていく。そして、目を瞑ったかと思った瞬間、
「ふ・・・ん」
と鼻を鳴らし、幸太郎の半剥け男根をすっぽりと咥えてしまった。
「ああ!」
異性の口内に男根を埋めた衝撃で、仰け反る幸太郎。温かなその
場所は、少年が始めて知る官能の地であった。
「んん・・・ん」
ずずっと唇をすぼめ、男根を貪る素子。そうして、二度、三度と頭を
振った後、男根から唇を離し、
「クラスの女子たちから聞いたんだけど、こうやって精子を出すらし
いよ。ふふ・・・」
と、したり顔でのたまった。
「でも、本当に赤ちゃんが出来たら・・・どうするんだよ?」
気勢を上げる素子とは反対に、幸太郎は不安で押しつぶされそうだ
った。性に疎い身ゆえに、素子よりも理性が働いているらしい。
「その時は、一緒に育てましょう。ふふふ、幸太郎とあたしの赤ちゃん
だったら、絶対可愛いよ」
幸太郎の思いとは裏腹に、素子は今の状況を楽しんでいた。この幼
馴染が自分の手中にある事が、当たり前に嬉しかったからである。
303ブリーフ大名:04/06/25 18:29 ID:OfK0I7O2
「だから、早く精子出して。あたし、全部飲むから」
男根を擦り続けながら、目を輝かせる素子。どこで仕入れた知識なの
か、彼女は精飲によって子が成されると思っているらしい。
「素子・・・そうまで・・・俺の事を」
幸太郎も事ここに至っては、逃げようとは思わなくなっていた。彼も、男
根を擦っているこの幼馴染が嫌いな訳ではない。そこへ、素子はとどめ
の一言を放つ。
「うん・・・だって・・・好きだから」
うつむき、頬を真っ赤にして言った。今、ようやく長年にわたって燻らせて
いた想いを、素子は告げる事が出来たのである。そして、幸太郎もそれに
応えるべく呟いた。
「俺も・・・好きだよ。素子」
「本当?嬉しい!」
相思相愛と相成り、ぱあっと割れんばかりの笑顔となった素子。そうなれ
ば、男根を擦る指先にも力が入る。少女は再び唇を男根へ寄せ、愛を紡ぐ
ためにその身を捧げていこうとした。
「精子が出る時って、おしっこしたくなるような感じらしいから、間違えて我
慢しちゃだめよ」
それだけ言うと、素子はぱくりと男根を咥え込む。そして、闇は更に深まり、
二人の行為を覆い隠していった。
304ブリーフ大名:04/06/25 18:45 ID:OfK0I7O2
「ああ・・・本当におしっこがしたくなってきた・・・」
男根を咥えてもらってすぐに、幸太郎が情けない声を漏らした。腰を
僅かに浮かせ、尿意にも似た射精の予兆を感じ取っているらしい。
「ん・・・んふ・・」
それを聞いた素子が、上目遣いに幸太郎を見遣った。その眼差しに
放精を乞う健気な心根が窺える。勘違いとはいえ、そうする事で子を
成せるという思いを含んだ、真摯な表情であった。
「ああ、何か出るッ!」
幸太郎は腰を浮かせ、肛門を締める動作によって初射精を試みた。
男根が小用以外にも使い道がある事を知る貴重な一瞬を、少年は
幼馴染の口中で確かめる事が出来たのである。
「ふうッん・・・あん・・ん・・」
男根が吼えたその刹那、素子は舌の先でほろ苦い味を感じ取った。
次いで、生臭い男液の匂いが鼻を突く──幸太郎の精液は恐ろしく
粘度に優れ、また放出された量も多かった。しかし、素子はそれらを
ごくごくと飲み下していく。
(これで、幸太郎との赤ちゃんが出来るんだ!)
無邪気と言えば無邪気。しかし、反面女の業のような物さえ感じる
精飲という行為──素子はこれで愛の結晶が生まれると信じ、放た
れる男液の全てを飲み干した。
305ブリーフ大名:04/06/25 19:02 ID:OfK0I7O2
「ふーっ・・・」
あらかた精液を飲み終えた所で、素子は唇の端を指で拭き、口唇愛撫
の名残汁さえもこぼそうとはしなかった。その傍らで、放精を終えたばか
りの幸太郎が心配そうに幼馴染を見つめている。
「大丈夫か?素子」
「平気よ。精子、全部飲んじゃった」
幸太郎に案じられると、素子はぺろりと舌を出し、微笑んだ。邪気の無い、
少女の笑顔である。それは、とても精飲行為をしたようには見えないごく
普通の十二歳の微笑みだった。
「赤ちゃん・・・出来るかな?」
「さあ・・・でも、出来たらいいな」
へへっと鼻を鳴らす素子と、頭を掻きつつ答える幸太郎。そうして二人は
自然に抱き合い、ベッドの上でもつれ合う。今しがたまで行っていた事は、
淫蕩な物であるという自覚があっても、何故か不思議なくらいに笑いが
止まらない幸太郎と素子──
「あはは!精子が出たときの、幸太郎の顔ったらなかったわ」
「よく言うぜ。精子を飲んでる時の素子の顔だって、見ものだった」
互いの思いが通じた嬉しさと、照れくささが入り混じった空間。恥ずかしい
けれど気持ちいい。そんな空気が二人を包んでいる。そして、しばらく時
が流れた後、不意に七時を知らせる時報が鳴った。
306ブリーフ大名:04/06/25 19:13 ID:OfK0I7O2
「もう七時か。そう言えば腹が減ったよ」
幸太郎が言うと、
「あたしは満腹よ。だって、誰かさんの精液をたくさん飲んだからね」
素子はちょっぴり眉をしかめて答えた。勿論、責めている訳ではなく、
おふざけ混じりで言っているのだ。言うまでも無く、幸太郎もそれは
理解している。と、その時、
「そう言えば、キスじゃ子供は出来ないんだったな」
向かい合う素子の肩をそっと抱き、幸太郎はキスを求めた。愛を知れ
ば、自然と欲する当たり前の行動である。無論、素子は拒まない。
「ええ、だから、いっぱいキスして」
幸太郎の背へ手を回し、自らも唇を寄せ目を閉じる素子。こうして、まだ
幼いながらも二人は愛を紡ぎ、幼馴染から少しだけ成長した姿となる。
もっとも、幸太郎、素子共に望んでいる、子を成すという偉業が果たされ
るのは、まだまだ先の話ではあるのだが・・・・・


おしまい
307ブリーフ大名:04/06/25 19:14 ID:OfK0I7O2
書いててケツが痒くなってまいりました。
ギャグが無いとやはり難しい。
308名無しさん@ピンキー:04/06/25 20:13 ID:azkt+NNd
 この後素子タン、保健体育の授業で真相を知って呆然とするんだろうなぁ。

 何はともあれいつもながらのGJです!
309名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:30 ID:rZO1YbE/
何とも何ともブリーフGJ!
310名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:15 ID:cOkSrDte
まったく、ここの職人ドモは、
なんでこう乙フェラなんだ。
311名無しさん@ピンキー:04/06/26 00:24 ID:W+bHftaT
(・∀・)イイヨイイヨー素子タン蝶イイヨー
312名無しさん@ピンキー:04/06/26 15:44 ID:3g5KVxku
ブリーフ大名のことだからギャグがクルクル!と
ドキドキさせられてたけど
案外普通で肩透かし食らった感じだった。
だけど、イイ!!乙フェラ!
313名無しさん@ピンキー:04/06/26 17:42 ID:FTQlbPj+
a
314名無しさん@ピンキー:04/06/27 13:57 ID:ZbttOI0i
「キスしたことのない女性のフェラ」というある程度限定された枠の中で
こうもクォリティの高い小説を僅かな時間で量産できる大名はマジで凄すぎ。

はっきり言って、プロでもやっていけると思う。
大名マンセー
315ブリーフ大名:04/06/27 14:10 ID:vgbcv+72
サバンナパーク。それが、市立第三小学校六年三組に称された別名
である。その理由は、おおよそ躾のなっていないガキん子どもが教室
内を闊歩し、獣の如き振る舞いをするからに他ならない。そんな六年
三組は今、何やら不穏な空気に包まれていた。何故ならば、給食の
時間であるにもかかわらず、クラスを代表するお調子者、新庄幸太郎
が気心の知れた仲間を幾人か従え、一人の少女を囲んでいたからで
ある。だが、少女は囲まれながらも何ら臆することなく、涼やかな佇ま
いを見せていた。
「時に素子さん」
幸太郎が少女に向かって話し掛けると、素子と呼ばれた少女は、
「なんぞね」
と腕組みをしつつ答える。この少女の名は、山下素子。黒髪を腰まで
下ろし、すらりと伸びやかな肢体を持つ美少女であった。差し向かう幸
太郎とは旧知で、互いの家が隣り合っているために気心も知れている。
「ひとつお尋ねいたしますが・・・あなたは、もしやダイレクト中・・・?」
幸太郎が、配膳された素子の給食用トレイに残されたバナナを指差し
て尋ね聞いた。パンやおかずの類はすべて食されているので、残った
バナナの行く末が気になるらしい。
316ブリーフ大名:04/06/27 14:35 ID:vgbcv+72
「ダイレクト・・・って、もしかして、ダイエット中って言いたいの?」
幸太郎を呆れ顔で見る素子。それと同時に、彼らは残ったバナナ
を欲しているんだな、という見当もつけた。食べ盛りの男子たちが、
スタイルを気にして給食を残す女子から、おこぼれをあずかろうと
するのは、何も珍しい事では無い。
「細かい事はいい。要は、素子がバナナを残すかどうかという事。
もし、食べないんだったら俺たちが頂こうと・・・」
間違いを省みる事もなく、結論を急ぐ幸太郎。彼の後ろには幾人
かの男子が控えており、素子がバナナを譲れば見苦しい争奪戦
が展開される事は間違い無さそうだ。何しろ、ここはサバンナパーク
と揶揄される六年三組である。もっとも、素子はそう呼ばれるのが
嫌で、常日頃から野獣の如き男子たちを諌める役割を果たしていた。
手っ取り早く言うと、同学年におけるちょっとおませなお姉さん役。
「あげるのはいいんだけど・・」
バナナを手に取り、居並ぶ男子の前でぶらぶらと振る素子。呉れて
やるのはいいが、ただで・・・というのがしゃくに触る。それと、起こる
であろう争奪劇に巻きもまれるのも、ご免こうむりたい。
317ブリーフ大名:04/06/27 14:55 ID:vgbcv+72
「結論プリーズ!俺たちは早くバナナの行く末を決めて貰って、
外に遊びに行きたいんだ!」
幸太郎が身勝手な理由と共に、素子へ詰め寄った。男子たちは、
バナナの事も気になるが、食後の余暇も楽しみたいと言う。それ
を聞いた素子の眉間に皺が寄った。彼らの言い分があまりにも
自侭だったからだ。しかし・・・
「素子、俺にバナナをくれ。幼馴染だろう」
幸太郎のこの一言が、他の男子を焚きつけてしまったので、話は
いよいよ混沌としてきた。幼馴染という立場を前面に押し出し、幸
太郎が一歩抜きん出ようとすると、
「そうはいくか!俺は去年、素子と学級委員を務めた仲だぞ!」
「俺なんか、素子と同じ班だ」
と、他の男子も負けじと色めきたった。誰もが己の優位を信じ、一
本のバナナを巡って、どうでもいいような争いを始めてしまったの
である。そして、素子の呆れ顔──
「バナナ一本で大げさな」
欠食している訳でもあるまいし、何故こうまで争うのかが理解出来
ない素子。だが、実際男子たちは今にも互いに掴みかからんと、
殺気立っている。まして、ここはサバンナパークと呼ばれている、
六年三組。
318ブリーフ大名:04/06/27 15:13 ID:vgbcv+72
(このまま放っておけば、死人が出るかも)
素子の脳裏に、明日の朝刊の三面記事が浮かんだ。男子小学生
数人が、一本のバナナを巡って乱闘──死傷者が出た模様──
そんな書き文字が躍り、ワイドショーのレポーターが大挙して学校へ
押し寄せてくるシーンも沸いてくる。
(冗談じゃない!)
多少突飛ではあるが、素子の想像は案外的外れなものでは無かった。
実際、目の前では幸太郎を含む男子たちが、罵り合いながら胸倉を
掴み合っている。今は、すでに爆弾の導火線に火種が落とされた状態
なのだ。それと見た素子は──
「みんな、こっち見て」
言うなり手早くバナナの皮を剥き、口へ持っていった。争いの元を無くし、
男子たちの戦意を削ごうと決めたのである。すると──
「ああ!バナナが!」
幸太郎を始めとする男子たちは争いをやめ、力なくその場へへたり込
んだ。重複するが、彼らは欠食している訳では無く、きちんと給食を
たいらげている。それなのに、この落ち込み様。
319名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:31 ID:7TAKOkPs
_| ̄|○ <バナナ・・・
320ブリーフ大名:04/06/27 15:35 ID:vgbcv+72
「もぐもぐ・・・ああ、美味しかった」
さくさくとバナナを食し、指をひと舐めする素子。その様を、男子
は口惜しやとばかりに、見詰めていた。勿論、それは幸太郎も
同様。
「なんて奴だ!素子、お前って女は!」
「へへーんだ。だって、あたしもバナナは好きなんですもの」
男子たちと素子の間に、不穏な空気が漂い始める。てっきり自分
たちに下されると思っていた甘露が姿を消し、跡形も無くなった今、
男子たちの不満はすべて素子へと注がれていた。素子にしてみれ
ば、争いを止める為に図った事なのだが、お預けを食らわされた
男子たちは、納得がいかない。
「この、バナナ好き女め!」
まず、幸太郎が素子に噛み付いた。バナナ好き女とは、全く以って
ひねりの無い侮言だったが、ほとばしる彼の怒りを表してはいる。
「いや、マニアだ!バナナマニアだ!」
今度は他の男子が追従した。マニアという言葉を使い、一応は差
別化を試みてはいたが、ボキャブラリーの貧しさは幸太郎といい
勝負。もっとも、小学六年生の語録であれば、それも頷ける。
321ブリーフ大名:04/06/27 15:54 ID:vgbcv+72
「何よ、バナナ、バナナって!あんたたち男子は、バナナみたいな
物持ってるくせに!キーキー言うんじゃ無いわよ!」
寄せる雑言の荒波を押し分け、素子が反撃に出た。真正面にいる
幸太郎の股間を指差し、バナナに似た『それ』の存在を嘲笑う。
「何てことを言うんだ、素子!お前はそれでも女か!」
指差された股間を手で押さえつつ、幸太郎は怒鳴った。小学六年生
という若年ではあったが、異性にそこを認められる事は恥ずかしい。
「まあ、あんたたちのは全部、モンキーバナナなんでしょうけどね。
おほほほ!おサルさんだから、キーキー言ってるのかしらね?ほら、
そこも、そこも、モンキーバナナのくせに、威張ってるんじゃないわよ」
男子たちの股間を次々と指差し、嘲笑う素子。すると、誰もが股間を
さっと隠し、素子へ縋るような視線を送った。いや、モンキーじゃあり
ませんよ、とでも言いたげに──
「く、悔しい!」
幸太郎が天を仰いだ。反論出来そうな言葉が浮かばず、素子の弁舌
に翻弄される自分の無学さを恨んでいる。だが、この時──
「そんなにバナナが好きなら、素子。お前に、俺たちのバナナを見舞っ
てやるぜ!おい、お前らも出せ!」
幸太郎の後ろにいた男子がそう言うや否や、ズボンのジッパーを
素早く下ろし、他の者にも追従を促したのである。
322ブリーフ大名:04/06/27 16:09 ID:vgbcv+72
「おう、そうだな!バナナ好き女に、目に物言わせてくれん!」
一人が続くと、幸太郎を除く全員がジッパーを下ろし、モンキー
バナナをそれぞれ取り出して素子へと剥きつけた。大小の差は
あれど、どの一物もそれなりに育っている。すると・・・
「キャーッ!な、何をする気?」
バカの勝利・・・とでも言おうか、素子は向けられた男根から顔を
背け、叫んだ。それに乗じ、男子たちは素子を囲む輪を狭め、獲
物を追い詰める猟師のように迫る。無論、手には猟銃代わりの
男根をつまみつつ。
「イヤーッ・・・やめて・・」
包囲の輪が身に迫り、教室の隅へ追いやられる素子。そして、
そのまま体を壁に預け、ずるずると座り込んでしまった。
「ほら、お前の好きなバナナだ」
「食えよ、遠慮するな」
男子たちが男根で素子の顔を突付き始めた。力なく座り込んだ
事が災いして、ちょうど彼らの股間部分が顔の前へ来ている。
「く、臭い・・・やめて・・」
頬や鼻っ面。更には唇にまでも男根は突きつけられていた。当然、
素子は男の薄汚い性臭を、こんな無様な形で知らされる事になる。
323ブリーフ大名:04/06/27 16:24 ID:vgbcv+72
「口開けて味わえよ、素子」
一番初めにズボンのジッパーを下ろした男子が、素子の髪を引っ掴
んで、男根を味わえと言った。僅かだが、彼のものの男根は力が漲り、
赤黒い本身を包皮から覗かせている。
「い、いや・・・だ・・許して」
ぽろぽろと涙をこぼし、許しを乞う素子。唇をきゅっと結び、生臭い男根
の侵入を拒もうと、懸命に抗っていた。だが、その間にも剥きつけられた
男根は増え、都合五本の欲望が一人の少女へ向けられている。すでに
昼放課に入った今、教室内には教師もおらず、他の女子は後難を恐れ
て遠巻きに見ているだけである。故に、この暴虐を止める事は誰にも出
来ないかと思われた──が、しかし、
「やめろ!」
素子の口に男根を押し付けている男子の肩を突き飛ばし、居並ぶ男子の
前に立ちはだかる者が現れた。それは、言うまでも無く幸太郎である。
「いくらなんでも・・・やり過ぎだ!」
群がった男子を次々に突き飛ばし、素子を庇うように立つ幸太郎。その
気迫に押されたのか、男子たちは露出していたモンキーバナナをしまい
込み、すごすごと教室から立ち去っていった。
324ブリーフ大名:04/06/27 16:40 ID:vgbcv+72
「大丈夫か?素子」
「うん・・ぐすん」
泣き崩れる素子へ、幸太郎が手を差し伸べる。幼馴染という間柄に
あってか、二人は阿吽の呼吸で互いの手を取った。
「ごめんな・・・俺が、バナナにこだわったせいで」
「ううん・・・幸太郎のせいじゃないよ」
いまだ震える素子の小さな肩を、幸太郎がなだめるように抱える。
見ると、素子の顔には男根から放たれたと思しき粘液が付着して
おり、腐臭に似た性臭も伴っていた。
「顔、洗った方がいいな。保健室にいくか」
「うん・・・ついてきてくれる?幸太郎」
「ああ」
肩を抱いたまま、幸太郎は素子を教室から連れ出した。そして、
階下にある保健室へと足を向けていく。

「保健の先生、いないみたいだな」
保健室には、養護教諭の不在を示すプレートがかけてあった。
しかし、今の場合それがかえって好都合であると幸太郎は思う。
素子が泣いている訳を聞かれれば、面倒な事になるからだ。
325ブリーフ大名:04/06/27 16:52 ID:vgbcv+72
「タオル濡らしてくるから、待ってろ」
「うん」
幸太郎が素子をベッドへ腰掛けさせ、自らはタオルを手に洗面所
へと向かう。素子は、その間しきりにそわそわと身をもじらせてい
た。顔についた粘液が乾いた事で、腐臭を強く感じているらしい。
「俺が拭いてやる」
「ありがとう」
濡れタオルで、そっと素子の顔を拭う幸太郎。頬に残った幾筋もの
涙の跡が、少年に罪悪感を背負わせる。事の発端が自分にある事
を自覚しているからだ。
「きれいになった?」
濡れタオルが顔の上を滑った時、素子は不意に幸太郎の目を見据
えた。少し、甘え混じりの上ずった声で。
「ああ、もう大丈夫だ」
使い終えたタオルをたたんで、素子を見据え返す幸太郎。大きく開
いた黒目がちな瞳が潤んでいる。すると──
「幸太郎」
素子は音もなくすっと体を寄せ、ベッドに横並びしている幸太郎の
腰へ手を回した。そして、そのままシーツの波へ共に身を投げ出し
ていく。
326ブリーフ大名:04/06/27 17:04 ID:vgbcv+72
「素子・・・何を」
押し倒された幸太郎が何か言おうとした瞬間、素子はその口を
自分の唇で塞いでしまった。更に、体をゆっくりと重ね、するする
と木に巻きつく草花の蔓の如く、手足を絡ませていく。
「やっぱり、あたしの味方は幸太郎だけ・・・」
素子は手をもどかしげに蠢かせ、幸太郎の存在を全身で感じよう
とした。先ほど窮地を救われた事で、幼馴染という関係だけでは
ない、何かを得たかの如く──
「素子、どうしたんだよ?」
「別に・・・ちょっと、意地悪したいだけ」
素子の手が幸太郎の股間へ伸びた。ただ伸びただけでは無く、
そこにある物の体温を感じ取ろうとする動きと共に。
「や、やめろよ・・・」
「あら・・さっきは、バナナ好き女って言ったくせに」
「あ、あれは・・・言葉のあやで」
「いいのよ。だって、あたし本当にバナナ好きなんだもの」
ズボンのジッパーを侵し、素子の指が幸太郎の股間を狙う。そして、
そこにある温かな膨らみを手にし、ゆるゆると手中に収めていった。
327ブリーフ大名:04/06/27 17:14 ID:vgbcv+72
「わあ、熱い!」
ジッパーから飛び出た男根を手に取った素子は驚嘆した。幸太郎
のそれはまだ半剥けで、本身は隠れていたが中々に育っている。
「素子・・・触ったら・・駄目だ。汚いぜ、俺の・・・そ、それは・・」
「大丈夫。確かこの皮ってバナナと一緒で、剥かなきゃ食べられ
ないんだよね?うふふ・・あたし、剥いてあげるよ」
合わせた両手の間に男根を挟み、本身を覆い隠す包皮を剥きつけ
にいく素子。指を使い、先端に近い場所から皮を下ろそうとするの
だが・・・
「いてて!素子、やめろって!」
「もうちょっと辛抱して。クラスの女の子から聞いたんだけど、この
皮めくらないと、大人になってから大変らしいよ」
「そうなのか?でも、もう少し丁寧に頼むよ」
「分かった」
包皮が中々剥ける気配を見せないと見た素子は、戦法を少し変えて
みた。ソーセージの出来そこないのような包皮の先を、舌でくるりと
なぞってやろうと考えたのである。
328ブリーフ大名:04/06/27 17:27 ID:vgbcv+72
「つばをつけてみるね」
舌に唾液を集め、男根の先へ垂らす素子。その後、尖らせた舌先
で包皮をねぶり、顔で円を描くように動いてみる。
「ねえ、幸太郎・・・こんな時にあれなんだけど」
「なんだ?」
男根へ舌を這わせる折、上目遣いで問い掛ける素子。濡れた瞳で
誘う、妖しい笑顔をまとっている。
「あたしの事・・・好きだよね?」
「なんだよ、急に」
「別に・・・聞いてみただけ」
問い掛けた素子の手は、幸太郎の男根から放たれた粘液でぬめっ
ていた。半剥けだった男根も、今や八割方本身を表し、男への進化
を始めている。
「好きに決まってるよ」
ぷいっと横を向きながら、幸太郎は答えた。股間が痺れるような感覚
で満たされてはいたが、素子を思う理性だけは残っている。すると、
「はい。よく出来ました」
素子はにっこりと笑い、自身のスカートの中へ手を突っ込んだ。そして、
幸太郎に馬乗りになったままで、白い下着を静かに下ろしていく。
329ブリーフ大名:04/06/27 17:41 ID:vgbcv+72
「あたしも、好きだよ」
幸太郎の男根が見事脱皮を果たし、完全に本身を露呈させた時、
素子はそう言って頬を染めた。そして、まだ花咲いていない自身の
秘所へと男根を導いていく。
「ねえ、知ってる?幸太郎のこれ・・・あたしのここに入れると、赤ちゃ
んが出来るって」
男根を跨ぎながら、恥丘の真ん中辺りへいざなった素子が問う。
「い、いや・・・知らない」
「セックス・・・っていうらしいよ。聞いた話じゃ、すごく気持ち良いって」
「そ、それって・・・やばいんじゃ」
「愛し合ってれば、してもいいんだって。ねえ、してみようよ」
恥肉を掻き分け、幸太郎の男根がきゅっと鳴いた。素子が腰を少し
ずつ下ろしている。
「ああ・・・素子・・やめろ・・」
「嫌よ。ふふ・・・何せ、あたしはバナナ大好き女なんだから」
「ああ・・・入っていく・・素子の中に・・だ、駄目だ」
膝を使って、素子はゆっくりと腰を静めていった。そしてその直後、
キーンという金属音が、二人の頭の中で鳴った──
330ブリーフ大名:04/06/27 17:56 ID:vgbcv+72
それから半月ほど経った、ある日の給食中の事──
「素子さん・・・もしや、そのバナナは・・・」
素子と机を向かい合わせながら、昼食を共に摂っていた幸太郎が、
対面の給食トレイの上に残されたバナナを見て、問い掛けた。見る
と、パンやおかずの類は消え、バナナだけが残されている。
「残すと思う?」
ふふ、と微笑みつつ、素子はバナナを手にした。そして、ゆっくりと
皮を剥いて、真っ白い身を両手で持つと、
「あたしは、バナナ大好き女よ」
幸太郎から横を向き、剥いたバナナを口中へ迎え入れる素子。だが、
そのまま食す事はせず、バナナの先を甘噛みし、唇をすぼめて出し
入れを始めた。
「あ・・ああ・・も、素子・・・」
素子がバナナを男根に見立て、口唇愛撫をしている──その意味が
分かるのは、幸太郎ただ一人であった。バナナが唾液でぬめり、淫ら
なきらめきを見せ始めると、幸太郎は反射的に足をもじもじとさせる。
「うふふ・・・ああ、美味しい。いっぺんに食べちゃうのは、勿体無いわ」
ちゅばっと唇を鳴らしたかと思うと、今度は舌を絡めて見せる。素子は
そうやって、自身の舌技を幸太郎に見せつけた。
331ブリーフ大名:04/06/27 18:12 ID:vgbcv+72
「んふん・・・ちゅっ・・・ちゅうっ・・・」
鼻を鳴らし、吸引音を小さく響かせる素子。時折、流し目で幸太郎
を見据える様が、どうにも悩ましい。
「素子・・・やめろってば・・」
「うふふ・・・やめなーい」
あの日から──いや、二人が結ばれてからというものの、素子は
貪欲に幸太郎との恋路を愉しむようになった。特に、バナナ好きを
自称するだけはあって、口唇愛撫には念を入れている。互いの家が
隣接しているのをいい事に、夜な夜な二人は逢瀬を重ねてもいた。
「素子・・・うッ!や、やめろよ・・・まずいよ・・家に帰ってから・・」
向かい合わせた机の下を素子の足が伸び、幸太郎の股間を弄んで
いる。サンダルを脱いだ素足の親指と人差し指の間で、女を知った
男根をくりくりと悪戯しているのだ。そして、眉を少し吊り上げて、素子
は囁いた。
「夜まで待てないわ」
更に、
「何せ、あたしはバナナ大好き女・・・だからね」
くくく・・・と含み笑いを見せた後、素子はようやくバナナを食し始め、
戸惑う幸太郎の様に頬を歪めて見せたのであった・・・・・

おしまい
332名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:29 ID:nMUxnvK9
素子すげぇ(゚Д゚;)
333名無しさん@ピンキー:04/06/28 02:12 ID:h6tkopkM
(*゚∀゚)=3
334名無しさん@ピンキー:04/06/28 16:45 ID:ANDloIy3
くは〜
335名無しさん@ピンキー:04/06/28 18:15 ID:jdnOsofb
ぬあああああああああああなんだよこの超良スレ…
336名無しさん@ピンキー:04/06/28 19:47 ID:K5RVuJXP
(*´д`)ハアハア…
337名無しさん@ピンキー:04/06/28 20:59 ID:qRZYXvSS
神々が集うスレはここらしいな・・
338名無しさん@ピンキー:04/06/29 00:54 ID:7j9rByEq
(*´_ゝ`)流石だなブリーフ者  まったくだな(´<_` *)
339名無しさん@ピンキー:04/06/29 23:37 ID:MkXZkVtD
ブリーフかぶりたくなった!
バナナ食いたくなった!
素子ぉぉぉぉぉおおおお!
340名無しさん@ピンキー:04/07/02 21:14 ID:9hDPm7M/
あつがなつい
保守
341名無しさん@ピンキー:04/07/04 04:06 ID:8hGw3UpR
ああ・・ブリーフ様・・・あなたは最高神です・・・。
342名無しさん@ピンキー:04/07/06 19:28 ID:K8q3Cl0K
ネ申を待ちつつ
保守
343名無しさん@ピンキー:04/07/09 00:45 ID:n/0ZTzIN
ぬるぽ
344名無しさん@ピンキー:04/07/09 06:42 ID:4sTSyxcy
>>343
そうだな
ぬるぽだな
345名無しさん@ピンキー:04/07/09 23:55 ID:X01I/0XU
ガガッ
346名無しさん@ピンキー:04/07/11 02:42 ID:LN4lwUsB
保守
347264:04/07/11 02:47 ID:LN4lwUsB
「座薬?」
「はい。あなたは「ちょっと身体がだるいんですなんです」って、ここに来る前に言っていましたよね。「もしかしたら風邪を引いたのかも」とも言っていました。
ですが今のあなたの身体の反応から見るに、これは"風邪気味"なんてものじゃあありません。紛れもない"風邪"そのものです。これはインフルエンザの初期症状に違いありません!
風邪はかかり始めが肝心。さあ。このキノコを使えば風邪なんか一発で吹っ飛んじゃいますよ」
きょとんとしたお嬢様の顔は、直後、一瞬で茹でたように真っ赤に変わった。
「座、座薬って……ざや、え? 座薬っ、えっ座、座薬ってつまりつまりお尻に? 私のお尻……ええっ!?」 
「座薬を入れる」というのがつまりはどういうことなのか、くっきりはっきり想像したのだろう。お嬢様は目に見えて慌て出した。
「そ、そ、そそそんなのってえっ!? お、お尻に入れちゃうなんてそんなそんなこと……」
「あ、あの落ち着いて、落ち着いて下さい」
自分の顔から見る見る血の気が引くのを感じながら、誘導係はともかくそう言うしかなかった。下手をすれば、自分は変態扱いされ、壁の向こうの同類もろとも少年院直行となりかねない。
「落ち着いて、落ち着いて。ええそうですね幾らなんでも座薬って言うのはアレですね、わかりましたやめましょう」
「えっ!!?」
「へ?」
驚くほど大きな声は、お嬢様から飛び出したものだった。
思わず言葉を失った誘導係に、お嬢様はおずおずとした声で言い訳する。
「……あっ。そ、その。だって、そ……。んと、だってやめちゃったら、風邪、治らないじゃないですか……」
「は、あ、はいそれはそうですが……い、いいんですか?」
「……だ、大丈夫です。いいです。せっかくわざわざ用意してくれたものですもの。使わせてもらいます……」
ごくっ……。誘導係の喉が大きく鳴った。
348264:04/07/11 02:47 ID:LN4lwUsB
お嬢様は壁から垂れ下がるキノコたちの前にひざまずき、目の高さにキノコたちが来るようにした。
おもむろに右端の一本を咥えると、すっかり慣れた感じで口を動かし始める。粘膜と粘膜が擦れ合う水っぽい音が聞こえたかと思うと、たちまちキノコは大きく硬く勃ち上がっていた。
右手の指を使ってキノコの先端の割れ目をいじりつつ、次にお嬢様はその左のキノコにそっと口を付けた。茎と先端部の間にあるくびれに下を這わせると、しおれたようになっていたキノコはたちまち元気を取り戻した。
そうやって順番にキノコたちを全て大きくし終わると、お嬢様は可愛らしく首を傾け、うーん、と唸った。
「……やっぱり、この子かしら……」
お嬢様は誘導係の方を向いた。
「あの……やっぱり大きいのは……。この、一番小さなキノコでいいですか?」
子猫にでもするようにキノコの頭を優しく撫でてやりながら、お嬢様は言う。
「えっ? あ、ええもちろんです。太さとかは関係ありませんから、えーと、薬の量と濃さが肝心なんですよーあはははは……」
「そうですか。……でも……この一番小さなキノコでも、やっぱり大きく感じますね……」
先端を指で摘まみながら、お嬢様は不安そうな顔をする。
「先の方はぷにぷにして柔らかいから、そんなに難しくはなさそうですけれど、ここのくびれの下からは石みたいに硬いですし……何だか私、怖くて……私の……その……お尻が……壊れてしまうのではないかと……」
……抜きネタが、向こうからねぎを背負ってやってきた。
「大丈夫です!」
大げさに胸を叩くと、誘導係はあたかも当然のような口ぶりで言い切った。
「そう言うときは、お尻にローションみたいな、ぬるぬるしたものを塗ればいいんです!」
349264:04/07/11 02:48 ID:LN4lwUsB
「ローション……ですか? そう言われましても、私、今は何も持っていないのですが……」
「いいえ大丈夫です。何も、店で売っているものを使わなければならないと決まっているわけではありません。例えば……そう、サラダ油みたいな、ぬるぬるしたものなら何だって役に立つんですよ」
お嬢様が首をかしげる。
「でも……ここにはサラダ油どころか、ぬるぬるしたものなんて、何にもありませんわ」
「何を言っているんですか?」
いかにも意外そうに、誘導係は仰け反った。
「あるじゃないですか」
「え? そんなものどこに……」
「……あなたが今、さわっているものですよ……キノコの薬です」
「……? あ! そうですわ。確かにこれもぬるぬるしています」
納得、と言う風にお嬢様は何度も頷いた。
「そうです。さあ、そうと決まれば早速薬を搾り出しましょう」
「はい!」
にっこり笑うと、早速お嬢様は小さなキノコから手を離し、隣のキノコにむしゃぶりついた。
「ん……はむ。……あむ、あむ……。んむぅ……」
「薬が出ても飲んじゃ駄目ですよ……」
「ふぁい。んんんっ。ん。んんっ。んぷふぅ……」
幾ら何度も射精しているとはいえ、生の、しかも大分慣れてコツを掴みつつあるフェラチオに、童貞が耐えられるはずもない。最初の一回目と大して変わらない早さで、そのキノコは薬を吐き出していた。
「んんっ!? んん―!」
「飲んじゃ駄目ですよ、我慢して! 口の中に溜めておくんです!」
「んみゅ」
キノコを口に深々と咥えたまま、お嬢様は頷いた。
350264:04/07/11 02:49 ID:LN4lwUsB
ぴくぴくと脈打っていたのが収まり、見た目にも少しずつキノコが力を失っていくのがわかった頃、お嬢様はそっと唇をキノコから離した。ほんの一瞬唇とキノコの先端の間に糸が出来たが、すぐに切れてしまった。
手の平を受け皿にして、お嬢様は薬を口から出した。唾液に混じった薬が、小さな手の平に白く濁った水溜まりを作り出す。
「これを塗ればいいんですね……。でも……何だかこれじゃあちょっと足りないような……」
確かに、薬の量は何度も出しているのもあって、そんなに多くはなかった。
だが誘導係は「心配ありませんよ」と胸を張った。
「だったら別のキノコからも薬を取ればいいんです」
「でも……そうしたらこの薬が零れてしまいますわ。薬を取るときは結構動きますし」
「それなら……」
いまだかつてない緊張に震える声を必死に抑えながら、誘導係はその台詞を言った。
「……それなら、あなたが薬を搾り出している間、代わりに僕がお尻に薬を塗ってあげます」
351264:04/07/11 02:49 ID:LN4lwUsB
……………

「――ひゃぁっ!?」
思いのほか大きな反応に驚き、誘導係は即座に指を引っ込めた。
「す、すいません痛かったですか?」
「い、いえ。痛くはなかったんですけれど、私びっくりしてしまって……。何だか一瞬、何と言うか、体に電気が走ったような気がしたので……」
犬のようにお尻を突き出したお嬢様は、それがどういうことなのかよくわかっていないようだった。
「そ、そうですか……」
間違いない。お嬢様は感じている……。処女の癖にフェラチオで感じてしまってマムコを濡らし、その上アヌスを触られて痺れるくらいに感じているなんて……。
「……とても敏感なところですからね。だからこそ、しっかりと薬を塗っておかなくては……そうでしょう? さあ、続きをしますよ」
「はい……」
「……ほら、いつまでもこっちを見ていないで。口元がお留守になっていますよ? 薬を搾り出さなくては。こちらは僕に任せてください」
「は、はい……はむ」
お嬢様が赤黒いキノコをぱくっ、と咥えるのを確認すると、誘導係は再びお嬢様のアヌスに目を向けた。……と言うよりも、いまや完全に露わになった、お嬢様の股間全てを食い入るように凝視したのだった。
352264:04/07/11 02:50 ID:LN4lwUsB
汗と愛液でべとべとのショーツを脱ぐことは、さすがのお嬢様といえども躊躇した。
だがやはりお嬢様はお嬢様だった。こんなに人がよくて、この先生きていけるのかと思うくらいだった。
誘導係の「こんなにびしょびしょの下着をはいたままでは、ますます風邪が悪化してしまいます!」と言う説得に、「そんなに心配してくださってありがとうございます」とお礼を言ってしまうくらいの完璧なお嬢様ぶりだった。
その、恐らくオナニーなんて聞いたこともないようなお嬢様のマムコが、目の前にある。
……夢にまで見た生の女性自身は、裏ビデオなどから予想していたものとは違って、縦筋だった。
この歳になって、女のアソコが綺麗なピンク色で、見た目は股間にできた亀裂。などと言う幻想を信じてはいなかった。
現実って言うのはもっとグロいもので、マムコは腐りかけた赤貝とかに近く、裏ビデオが基本的に正しいと思っていた。
もちろんファンタジーを信じたい気持ちはあったが、そんなこと言ったって現実は現実だと思っていた。
だが……初めての生マムコは、縦筋だった。
触ったこともないと思わせる、白とピンクで出来たマムコだった。
子供のようなぽやぽやの毛が生えているだけの、美しいとすら形容されるアソコだった。
そこは今、愛液を湛えていた。
ファーストキスもまだだろうに、チムポをしゃぶったせいで濡れていた。

幸せをかみ締めながら、誘導係は再びお嬢様のアヌスに指を伸ばした……。
353264:04/07/11 02:51 ID:LN4lwUsB
つぷ。
「ひゃあぁぁああっ!」
ぷしゅぅっ! 
「わっ!?」
お嬢様の縦筋から、一瞬、おしっこのように何かの液体が噴き出した。
「はぁぁぁ……」
驚いて膣をきゅっと締めたから、中に溜まっていた愛液が勢いをつけて溢れ出したのだろう。
力が抜けたのか、お嬢様が膝を付く。彼女が小刻みに震えているのがわかったとき、誘導係は何が起こったのか理解した。
……イッた……! 俺に触られて、イッちまったんだ!
思わずにやけてしまうのを止められない。他人の精液が手についていることも、もはや気にならなかった。まだ震えているお嬢様のお尻に、誘導係はすぐさま追撃を開始した。
「いきますよ」
ちゅぷ。
「ふなぁあっ!? あっ、ああっ!? ゆびぃっ!?」
するっ、と簡単に、誘導係の人差し指は第一関節まで埋まった。
「はあぁぁっ! だめぇっ! だめですぅ!」
ぬるぬると絡みつく内側の粘膜に、自分の指が性感帯になってしまったような恍惚感を覚えながら、誘導係は指をいきなり引き抜いた。
「ああっ! ――はー。はー。はー……!? はぁぁぁぁぁぁっ!」
不意打ち気味に、今度は一気に第二関節ほどまで指を差し入れる。がくがくと膝を震えさすお嬢様に、握ったままのキノコチムポを傷付けてしまうのではないかと一瞬心配になったが、すぐにどうでも良くなった。
お嬢様が、明らかな嬌声を発し始めたからだ。
「はっ。はっ。はあっ。はあっ……。はぁっ。はっ。あっ! あっ。あっ!あっ!あぁっ!あぁっっ!あぁぁっ!」
指を出し入れするたびに耳に響く、人前では決して発することのないだろう、甲高い、悲鳴のような声。
半ば押し殺すようなその声は、壁の向こうの同類たちにも聞こえてはいまい。
……この声を聞いているのは、俺だけなんだ……!
354264:04/07/11 02:52 ID:LN4lwUsB
「はぁっ! はぁっ! あぁぁ……あぁぁ! ひぃっ! ひっ! ひぃっ! んん! んぁぁぁ……。んっ! ん! はぁっ! あっ! あっ! あっ! あぁっ!」
「ほらほら、キノコしゃぶって!」
「ふぁ、ふぁい! んむっふゅる……ふゃぁっ!」
お嬢様は律儀にキノコに口を付けたが、感じまくっている今の状態では、まともにフェラチオできるはずもなかった。
涎をびちゃびちゃ飛び散らさせながら、震える顎を必死になって固定しようとする。まともに制御できていない手は、酔っ払っているかのようにサオをつかみ続けることすらできない。
だが、それだからこそ強烈な刺激が赤黒いキノコを襲った。
一瞬、二周りほども先を大きく膨らませたキノコは、一回目を上回るほどの、かつてない量の白濁液を噴射していた。
びしゃ。びしゃびしゃっ。ぴゅぴゅっ!
「あぁん……。おくすり、いっぱいぃ……」
顔面全体に、まんべんなく精液をぶちまけられたお嬢様は、うっとりとした顔で、飛び散った精液を舐めだした。指を使って精液を掬い取り、美味しそうに口に運んでいく。
ひとまず指の動きを休めると、あらかた白濁がなくなるのを見計らって、誘導係は言った。
「駄目じゃないですか。せっかくの薬を全部飲んじゃって」
「あっ? あっ! そ、そうでした。す、すいません……」
「いえいいんですよ。大丈夫。もっといい物を見つけましたから。量もいっぱいあって、充分ぬるぬるしていますよ」
「え? 本当ですか? でも、そんなものどこに……」
「……それはね、ここですよ」
太股をつかみ、誘導係は一気にお嬢様をひっくり返した。
355264:04/07/11 02:52 ID:LN4lwUsB
「――ひひゃああああっっ!?」

今度こそ、声を押し殺しす余裕もなく、お嬢様は絶叫した。
お嬢様の、ピンク色をした小さなクリトリスは、びんびんに勃起していてもなお包皮の中に隠れていた。
だがいまや、小さな目を保護してくれるものは何もない。……誘導係が、指で摘まんで、一気に包皮を剥いてしまったからだ。
「ふぁぁ……。ふぁぁ……」
浅く息をしながら、何とか刺激に耐えようというはかない努力は、誘導係の一吹きで灰燼と化した。
「ふーっ」
「――ああああああっっ!!」
愛液を噴き出しながら、お嬢様が絶叫する。息を吹きかけられただけでもそうなるほど、幼い粘膜は刺激に対して敏感だった。
「こんなにたくさん、ぬるぬるしたものを出せるんでしたら、早く言ってくれればよかったのに。余計な苦労をしてしまいましたね」
「ああ……だって……私、こんな……こんなこと……知らなくて……」
「いえ、責めているわけではありませんよ。ともかく、早速これをお尻に塗りつけましょう。……その前に、この薬もったいないですから、舐めちゃってください」
「ひゅぷっ!? ……ん…ぴちゃ……ぴちゃ……」
強引に口に突っ込まれた指を、嫌がる様子も見せずお嬢様は嘗め回した。一匹の精子も残らないくらい綺麗にさせると、誘導係はお嬢様の股間に早速手を伸ばした。
「いいですか。ここはとっても敏感ですからね。驚かないで下さいよ」
「は、はぃっ……」
ごくりと喉がなる。だが、もういい加減覚悟はできていた。
亀裂の両側に両手の親指をそっと置くと、ゆっくりと、誘導係はお嬢様を、拡げた。
356264:04/07/11 02:53 ID:LN4lwUsB
「う、うおおおぉぉ……」
生のマムコを、今まさに見て触っている。それだけで、誘導係は暴発してしまいそうだった。
指に伝わる感触は、ひどく柔らかく、もしかしたら、触ったことはないが、おっぱいより柔らかいかも知れない。ぷにぷにとして心地よく、いつまでも触っていたい気がする。
ぱっくりと開いたお嬢様のマムコの中には、さらにもう一つの亀裂があった。亀裂と言うよりひだが合わさった感じに思える。ごく当たり前のように、誘導係はそのひだも拡げてみた。
「あわぅ……」
「おおっ……!?」
愛液にまみれたその中は、思っていたような空洞ではなかった。奥に繋がっているはずの穴はひどく小さく、半分以上が、周囲の粘膜と同じ色の肉で埋まっていたのだった。
……これが、処女膜なのか……!
やはり、お嬢様は処女だった。別に自分の彼女でもないし、本番ができるわけでもないのに、誘導係は涙が出るほど嬉しかった。
「あ……あの……?」
「はっ!?」
怪しまれたのかと一瞬心臓が縮まったが、そうではなかった。お嬢様は恥ずかしそうにこう言ったのだ。
「もしかして……私のここ、変なのですか……?」
「なっ、ちっ、違いますよ! 全然変じゃないですよ! ていうかすっごく可愛いですよ! 本当です!」
「そ、そうですか……?」
妙に嬉しそうに、お嬢様が口に手を当てる。
「あ、あんまり可愛いとか言われたことなくて、ちょっと嬉しいです……」
「そ、そうなんですか……?」
「はい」
「そうですか……とっても可愛いですよ、あなたのここ……」
「あんっ!?」
誘導係の指が、小陰唇の中を擦った。
357264:04/07/11 02:53 ID:LN4lwUsB
「ピンク色で、すごく綺麗ですよ。ここなんて、何だか宝石みたいだ」
「あひぃぃっ!」
誘導係の指が、ぐりぐりとクリトリスを弄う。いやいやをするように、お嬢様が髪を振り乱して頭を揺らした。
「だめぇっ! そ、そこはっ! あああっ!」
「そうですか。だったらこっちにしましょう」
誘導係の指が、小陰唇の中に差し込まれた。処女膜が押される程度の深さまで指を入れると、一気に引き抜き、また挿入する。
「はぁぁっ、あああっはあっああっはああっ!」
目に見えて愛液の量が増えだした。ちょっとオーバーだが、指を出し入れするたびに、中に溜まった愛液が指に押されて溢れてくるほどだ。
……今なら、大丈夫な気がする。大丈夫だ。
誘導係が、不意に指を止めた。
「……? どう、しました……?」
何かを堪えているような、そんな顔でお嬢様が訊ねる。
「……今から……」
「……今から?」
「……ええと……だから……その……。あの。驚かないで下さい」
358264:04/07/11 02:54 ID:LN4lwUsB
誘導係は、お嬢様の股間に顔を埋めた。
「え? ――ええっ!? ちょっ、なにして、あ――!?」
じゅるっ。じゅるるる……。
「やぁぁっ! だめですだめですっ! そんな、汚いですよっ、きたないですぅぅ……!」
誘導係の頭に手を載せ、彼女なりに必死になって誘導係の口を外そうとする。だが男女の力の差に加え、快感でまともに力の入っていない状態では、むしろより複雑な動きを自分に与えるだけに過ぎない。
尖らせた誘導係の舌が、お嬢様の処女膜をぐいぐいと突く。内ひだを舐め上げ、愛液を吸い出し、すぐに戻る根性なしなクリトリスの包皮を、歯でくりっ、と剥いてやる。
「あぁっ……ああっ……! あっだめぇっそこはだめでしゅよ……! だめっ! だめりゃってゆって……! はひぃっ! ふひゃぁぁぁぁぁぁっ!」
がくがく全身を突っぱねて、お嬢様は絶頂した。

白く粘り気のある愛液を、誘導係は口いっぱいに吸い込んだ。
虚脱するお嬢様の両足をつかみ、お嬢様をを二つ折りにするように押し上げる。
誘導係は、マムコのように塗れそぼるアヌスに口を付けた。
「……っ!? ああっ……あああっ!?」
リスのように膨れていた誘導係の頬が、どんどん縮んでいく。たっぷり吸い込んだ愛液を、お嬢様のアヌスに注ぎ込んでいるのだった。
「ひぁっ、ひぃぅ。はぅぅ……」
ちゅぽっ。誘導係が唇を離した。
359264:04/07/11 02:54 ID:LN4lwUsB
「さ……これでもう、お尻にキノコを入れても大丈夫ですよ」
「あ…あ…はあぁ……」
「……ほらしっかりしてください」
誘導係が、お嬢様のクリトリスを軽く指で押しつぶした。
「ひぁっ!」
「大丈夫ですか? ほら、立ってください」
「はひぃ……」
お嬢様がふらふらと上体を起こす。そこまでは大丈夫だったが……。
「……あぁ……。たっ、立てません……立てませんようぅ……」
あまりに気持ちよすぎたのか、お嬢様はまともに立つこともできないようだった。誘導係はさっそくお嬢様の背中側に回り込むと、わきの下に両腕を入れ、一気に持ち上げた。
「わ、わぁ……。力持ちなんですね……」
「そんなことないですよ。――さあ! 早速座薬を入れるとしましょうか!」
「は、はぃ……」
一度立ち上がれば、とりあえずそのまま立っていられるようなので、誘導係は一旦身体を離した。
「あ……ちっちゃくなってます……」
小さなキノコは、しばらく放って置かれたせいかしおれてしまっていた。
「ああ、大丈夫ですよ」
いきなりキノコを鷲掴みにし、誘導係は猛然と、親の敵のように擦り始めた。愛液がローションの役目を果たし、たちまち小さなキノコは硬度と大きさを取り戻した。
他人のチムポなど触りたくもないが、今は別だった。
「ざっとこんなものです。さあ。どうぞ!」
「は、はい……」
ふらふらと、お嬢様は小さなキノコの元へ来た。
360264:04/07/11 02:55 ID:LN4lwUsB
「あ、あの……肩を、貸してもらえますか?」
「ええ! どうぞどうぞ。あなたのためなら何だってしますよ」
中腰になった誘導係の方をつかむと、洋式便器に座るような形で、お嬢様はキノコをお尻の穴に定めた。
ゆっくり、またゆっくりとお嬢様が腰を下ろしていく。
「おおおっ……!」
「……あっ」
キノコの先端が、お嬢様に触れた。
「そう……そう。さあ、いまです! そのままぐいっっと!」
「だめぇ……駄目ですぅ……入らない……入りませんよぅ……」
「ほら、僕がキノコを支えてあげますから。そう……ちょっとお尻を拡げますよ……」
誘導係が、空いたほうの手でお嬢様のお尻を、ぐっ、とつかんで外側に引っ張る。
「ああっ……これっ……キノコの先ですか……?」
「そうですよ。……よし。今です! 腰を下ろして」
「は、はぃっ。……あ? いっ、いひゃあああぁぁぁぁっ! っっ!」

ずるんっ!

「はっ、はぃっ、ほん、とに、はぃっちゃっ、た……」
「う、うぉぉぉ……」
今、小さなキノコは、間違いなく竿の半分ほどを、お嬢様のお尻の中に埋めていた。
361264:04/07/11 02:56 ID:LN4lwUsB
お嬢様の頬を、大粒の涙が伝った。
「あ…痛いですか……?」
「は、はひっ……。痛いです……」
本当に痛いのだろう、誘導係の肩に伝わる力からも、それはわかった。
良心と言うか、正気が戻ってきたのか、誘導係は本気で訊いた。
「や、やめます……?」
「やめません……」
「へ?」
誘導係が唖然とし、口を開ける。
「痛いけど……我慢できないほどじゃないです……。もうちょっとだけ、肩を貸していてください」
そう言うと、お嬢様はゆっくりと腰を動かし始めた。

ぐちゅう、ぐちゅう、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ……。
「う……。うぅ……。ふっ……ふっ……。ふぅー。ふぅー。ふぅー」
大きくゆっくりとした呼吸を行いながら、お嬢様はまず、腰を回すような感じで動き始めた。
「ああ……。早く……早く薬を出してください……」
そう言いながらも、お嬢様の動きは少しずつ滑らかになっていく。
ぐちゅうっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅ、ぐちゅう、ぐちゅぅ……。
「あぁ……ああ……あぁ……ああ……はー、はー、はぁっ……! あ、あぁ……ああ……はぁ……!」
苦鳴の中に、少しずつ艶っぽいものが混ざっていくのがわかる。やがてその声は完全に嬌声に変わっていった。
「あっ、あっ、あっ、あむっ、あふっ、ふっ、はぁっ、はっ、はぁっ、きっ、きのこっ、きのこおっ、おくすりぃ、いっぱい、いっぱい、だして、くだ、さいっ。はっ、はっ、はんっ、はぁっ、はぁぁっ」
362264:04/07/11 02:56 ID:LN4lwUsB
不意に、お嬢様が、誘導係に抱きついた。
「うわっ!?」
形の良い胸が誘導係の顔全体を多い尽くす。
……よくこんな柔らかさで形を保っていられるものだ……。そう思うほどの柔らかな感触。そして甘い香り。
「ひゃあんっ! ひゃぁっ! あっ? あっ!? 中でっ、大きく、大きくなって……! あっ、ああっっ!」
どくっ! どくっ、どくっ、どくっ……!
「で、でてる。お薬、出てますぅ……」 
言いながら、お嬢様はぐりぐりとお尻をキノコに押し付けるようにした。無意識の行動なのか、まるで精液を搾り取ろうとしているかのようだ。
「はーっ、はーっ……。いっぱい、出ました……」

保守。
一部設定に矛盾がありますが、ご了承下さい。気に入らないならどうかスルーして下さい。では。
363名無しさん@ピンキー:04/07/11 03:06 ID:sZ9VK0pI
感激しますた…!!
364名無しさん@ピンキー:04/07/11 03:28 ID:cC2GPAxG
とてもイイ!
365名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 07:39 ID:MOpyogy2
朝っぱらから愚息がビンビンになっちまいました。 _ト ̄|○ エロイヨハァハァ
366名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 08:06 ID:7TI1hOlT
ここはフェラスレなんだが
367名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 18:47 ID:DsVtoCir
そこで誘導係のティンポですよ。
368名無しさん@ピンキー:04/07/11 22:19 ID:JN1nLxQS
>>366
それでも言いたいんだろ?


グ ッ ジ ョ ブ ! !と
369名無しさん@ピンキー:04/07/13 08:54 ID:UHmJN2H7
保守
370264:04/07/14 16:48 ID:dZw30cMm
少しして、不意にお嬢様の腕の力が抜けた。彼女はそのまま床に膝を付いた。
こぽっ……。
「んっ! ん…ふー……」
大分柔らかくなっていた小さなキノコは、思いのほか大きな音を立てながら抜けた。
大量に発射された白濁液がお尻から吹き出て床に当たる。アヒル座りのお嬢様のお尻を中心に、異様な質感の水溜りが広がっていった。
「ふぁぅっ……。お、おくすりぃ……溢れてきちゃうぅ……」
背中から回す形で両手をお尻に当て、お嬢様はろれつの回らない口調で呟いた。
「ど、どうしましょう……こんなに汚してしまって……。……? どうなさいましたか? あの……」
立ち尽くしたまま動かない誘導係に、お嬢様が不思議そうに話しかける。
返事がない。それが何故なのかわからず、とりあえず誘導係を上から下まで眺め回したお嬢様は、ふと、彼の股間にいつの間にか、水で濡れたような染みができていることに気付いた。

そう。
誘導係のチムポは、すでに限界を超えていた。

とどのつまり、彼は 暴 発 してしまったのだった。
371264:04/07/14 16:48 ID:dZw30cMm
お嬢様の柔らかなおっぱいが、誘導係の顔面を包み込んだ瞬間。鼻腔いっぱいに甘くて酸っぱいお嬢様の体臭を感じた瞬間。直接触らなくても人間は本当にイケることを、誘導係は身をもって理解した。
幾らなんでもそんな早漏いるわけないと、フィクションだと思っていたのに、自分がそうだったと思うと、馬鹿みたいだがショックだった。
加えて、パンツの中がさぞ気持ちの悪い状態になっているだろうと思うと、やるせなかった。
「あの……?」
「! は、はいどうしました?」
「ええと……」
お嬢様が、いつの間にかすぐそばまで来ていることに気付き、なおかつ、続くお嬢様の言葉に、誘導係は飛び上がりそうなほど狼狽した。
「ここの染み、どうなさったんですの?」
「! ! !」
激しい動悸を必死に落ち着かせながら、誘導係の頭はフル回転する。この状況を打破するのに必要な計算式とは、そして解とは何かを必死にひねり出そうとした。
だが解が出ることはなかった。
「んっ、この匂い……」
お嬢様が、あろうことか誘導係の股間に鼻をこすり付けるほど近寄せ、臭いをかぎ始めたからだった。
「なっ、なにを――!」
「お薬の匂いですわね……。これ……」
ちらっ、と目線だけを上に向けると、お嬢様は不思議そうに首を傾ける。
「おかしいですねぇ……? どうしてこんなところにお薬が……? 私のお尻のがくっついてしまったのかしら……」
「い、いいい、いややそっそそれはぁぁ……」
「……まあ何でもいいですわ。もったいないですから、舐めてしまいますね」
慌てる誘導係を平然と無視し、お嬢様は誘導係の染みの浮いたズボンの生地を、吸いこむようにして口に咥えた。
372264:04/07/14 16:49 ID:dZw30cMm
しゅぼっ。
「うはぁぁっ!」
下着の中で半勃ちのチムポもろともお嬢様に吸い込まれる快感と興奮に、たちまちチムポは硬度を取り戻した。
「あら? 何かしら……硬いものが……ありますわね? ん、ちゅぅ……」
ちゅうちゅうとズボン生地を吸いながら、お嬢様がうっとりとした瞳を誘導係に向ける。
「なんですのこれ? 教えてくださいな……?」
「ううぅ……そ、それは……その……」
口ごもるより他に仕方がない。今まで散々しゃぶらせた上、あまつさえお尻に入れさせたものが、男のチムポであったなどと言うことが知れたら、冗談抜きに、誘導係を待っているのは『死』だ。
そんな誘導係を、気のせいか、何処か楽しそうな目で眺めながら、お嬢様はにっこり笑った。
「もうっ……意地悪ですのね。いいわ。自分で見てしまうから」
「え? えっ!? ま、待って――」
「えいっ」
止めるよりも速く動いたお嬢様の手は、あっという間に誘導係の股間のチャックを引き下ろしていた。
「まあ……この匂い……あのキノコの匂いですわね……」
鼻をぷくっと膨らませ、誘導係の股間の臭気を、お嬢様は胸いっぱいに吸い込んでいるようだった。
「あ…あ、ああぁぁ……………」
破滅だ。誘導係はそう思った。
ガキかよ? と仲間に言われたこともあるが、金玉がしっくりするので、誘導係はブリーフ派だった。
今、万が一の時のためにここに来る前に履き替えてきたブリーフは、精液に溢れかえりながら、硬く屹立したチムポに押し上げられ、お嬢様の前にさらされていた。
べっとりと染み付いた精液によって、真っ白いブリーフの生地は、裏筋の形すらはっきりわかるくらいスケスケになってしまっていることだろう。
如何に世間知らずであろうと、男の股間に生えているものがチムポだとわからない道理はない。そこからキノコの正体に気付くのは自明の理だった。 
血の気の引いた誘導係は、張り詰めていたチムポが凄い勢いで萎えていくのをまざまざと感じていた。

だが。
373264:04/07/14 16:49 ID:dZw30cMm
「……はむぅっ」
「ぅあぁっ!?」
股間に走った快感に、誘導係は悲鳴のような声を上げてしまった。
「あら、痛かったですか? でも我慢してくださいな。私はもっと、もっと痛かったんですのよ?」
くすくすと笑って、お嬢様は、ブリーフごと、誘導係のチムポにかぶりついた。
「うはぁっ!」
じゅる、じゅる、ずるるるる……。
「キノコのお薬……とぉっても、濃くって、おいしいですわ。ふふふ……」
べとべとのブリーフから精液を吸い上げながら、すでに巧みですらある口の技で、お嬢様は誘導係のチムポを撫で回す。即座に硬度を取り戻したチムポがお嬢様の口の中を擦り付けるのを、彼女は嫌な様子も見せない。
「んぶぅっ、んふっ、ふふぅ。はぁっ、元気いっぱいですね、あなたのキノコさん」
「う、うぉっ、あがっ!」
ブリーフの上から尿道を舌先で抉られ、誘導係は正真正銘の悲鳴を上げた。
「ぬふぅ、んふぅ、はびゅっ、じゅるるぅっ。あんっ。もうこんなにかちんこちん。こんなに喜んでもらえて、私も嬉しいですわ。んっ、ん、ちゅぅぅうううっ」
激しいストロークと同時に、らせん状に絡められた舌が、誘導係の竿から亀頭にかけて一気に刷り上げた。
「うっ、ううぅぅっぅうっ、ううっ!」
「あら……?」
「でっ、でっ、出るうぅぅぅ……」
邪気のかけらもない顔をして、お嬢様は、
「いいですわよ。あなたのお薬、私、飲みたいですわ」
そう言うと、次の瞬間、お嬢様は亀頭全体を唇で咥えるようにして、そのまま強く外側に引っ張った。
374264:04/07/14 16:50 ID:dZw30cMm
「あっ、でぇぇぇぇっ!」
びゅっ! ぷっ、ぷっ……。
「あら……?」
びくびくと跳ね回ろうとするキノコを口で咥えながら、お嬢様は篭もった声で不思議そうな顔をした。
「変れふわね……。全じぇん飛んできまへんわ……」
ちゅぽっ……。唇とブリーフとの間に糸を引きながら、一旦離れると、お嬢様はひとまずチムポ全体をしげしげと見回した。
「そう……布を通して溢れるほどの勢いは、ないってことですか……」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「まあいいですわ。こうすれば……」
「うっ!」
ブリーフを剥ぐような勢いで引っつかむと、お嬢様はそのまま、本来ならチムポが触れている方の面が見えるようにした。まだまだびんびんのチムポと、内側に溢れた精液との間に、白ばんだ橋が伝う。
「……お薬、舐め取れますものね。ふふ……」
そう言うと、お嬢様は躊躇いもなくブリーフにむしゃぶりついた。
「んっ。んちゅぅぅっ! んぷぁっ。すごく濃くて、糊みたいなお薬ですわねぇ。つるるるっ、りゅるっ」
大量の白濁液は見る見るなくなっていき、すぐにブリーフから消えてなくなった。
「んはぁ……。おいしい……」
指に付着した白濁をぺろぺろ舐めながら、お嬢様が息を吐く。
「次はそっちですね……可愛いキノコさん」
誘導係のチムポを見るお嬢様の目は、切なそうに潤んでいた。
375264:04/07/14 16:51 ID:dZw30cMm
「ふふっ……それにしても…クスクス……あなたのキノコさん、とっても可愛いんですのね。クスクスクス……」
「うう……」
悔しいが、そう言って笑われても、反論は出来なかった。
誘導係のチムポは、包茎だった。その上、大して大きくなかった。
お嬢様のお尻に入ったキノコよりちょっと大きいくらいで、恐らくこの計画に乗った男子の中では、二番目ぐらいに小さいだろう。もちろん勃起しても、自分でやらなければ剥けた状態にはならない。そう言うチムポだった。
「さて。それでは早速……ぱくっ」
「うぉ……!」
「いひまふわよ? ……へーのっ」
ちゅぅぅぅぅぅぅ……!
「うああ、あ、ぁぁぁぁ……」
尿道に残っていた精の残滓を、お嬢様が一気に残らず吸い出した。チムポを走り抜ける強烈な悦びに、たまらず誘導係はへたり込んだ。
「あんっ。……もうっ、駄目でしょう? もう少しであなたのキノコ、歯で傷付けてしまうところでしたわ」
寸前でチムポを口から離したお嬢様は、腰に手を当てて厳しい顔をする。
「す、すいません……」
高貴な人間の持つ気迫とでもいうべきものに押され、誘導係は思わず謝っていた。
「あうっ!?」
チムポを握り締め、お嬢様がにっ、と笑う。
「素直でいいこですね。さてと……それでは、固まったお薬を剥ぎ取ってしまいましょうか」
「えっ!? そ、それは……」
「あら。何か文句があります?」
「あ、ありません……」
最早、二人の立場は完全に逆転していた。
376264:04/07/14 16:51 ID:dZw30cMm
「それでは皮を剥いてしまいましょうね。いきますよー……えい」
「はぉぅっ!?」
躊躇もなく、お嬢様は誘導係のチムポの皮を一息で剥いてしまった。
「……っ! っ、ったぁ〜〜……」
声にならない苦鳴を漏らす誘導係を尻目に、お嬢様は嬉しそうだ。
「ふふ……。私のお尻に入ったものより、ちょっと大きいですわね。匂いは……と。んんっ。はぁ……臭ぁい……。でもやっぱり、ちょっと違いますわ……。ここの匂いが混ざっているせいもあるんでしょうけど……」
チムポの根元に密集する陰毛に、お嬢様が鼻を寄せる。
酸っぱい汗の臭いが、精液の臭気と、皮を剥かれて露出した恥垢の臭気と混ざり合って、我ながらひどく臭いと誘導係は思う。なのに、お嬢様は嫌がる様子も見せず、股間の臭いを楽しんでいるようだった。
「はあ……。あなたの匂い、かいでいると、何だかくらくらしてきますわ……」
冗談でなく、お嬢様は何処かふらついた様子だった。
「ふふ……。それでは、そろそろお薬をいただくとしましょう……。床に寝てくださいな」
「は、はい……」
逆らうという発想は全くなかった。誘導係は言われたとおり床に仰向けに倒れ、『その時』を待った。
「あ、そうですわ。その前に……」
「え? どうかし、ふむぅっ!?」
ぱふっ。
「あなただけ気持ちいいのは、不公平ですわよね。そうは思いませんこと?」
誘導係の顔に、愛液まみれの股間を乗せたまま、お嬢様はにっこり笑った。 
377264:04/07/14 16:52 ID:dZw30cMm
「ん……んっ。ちゅぷっ! ……ふはぁ……。全く、頑固なお薬でしたわ」
お嬢様の口から現れたチムポは、すっかり皮も向け、黄ばんだ恥垢もなくなっていた。
「でもこれで、他の方々と同じ形になりましたよ。よかったですわね」
微笑み、お嬢様はすぐさま誘導係をむさぼり始めた。
ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ、ちゅぶっ……………。
「ふっ……お……ふおお…」
「この、引っ込んだところが好きですの? でしたらいっぱいしてあげますね」
「うっ、うあっっ!」
裏筋を甘噛みしながら、お嬢様は誘導係の玉をいじり始めた。
「本当に玉が入っているんですねえ……ふにふにして気持ちいいですね、これ。それに、ひんやりとして冷たい……」
言いながら、お嬢様は頬を玉袋に擦り付けた。
「おふぅっ」
「ふふ……袋の中でこりこりしてる……」
まさしく今の誘導係はおもちゃに過ぎない。お嬢様は、誘導係のチムポをこれでもかと言うほどに弄んでいた。
「ほら……私のここ……」
『ここ』の台詞の部分と同時に、お嬢様は誘導係の鼻にクリトリスを擦りつけた。
「うぶぅ」
「さっきみたいにしてくださいな……」
「は、い……」
ぷっくり膨れたお嬢様の可愛らしい芽に、誘導係は吸い付いた。
「はぁん! も、もうっ……いきなりですわねぇ……あんっ!」
ひだの内側を誘導係の舌で抉られ、お嬢様が悦びの声を上げる。お嬢様は負けじとばかりに、誘導係の竿の横腹を唇で食んだ。
「うっ!」
「クスっ……あんっ!? あ、あぁっ!」
「じゅるるる……」
そのお返しとばかりに、湧き出る愛液を、誘導係が思い切り吸い込む。
「や、やりましたね……えいっ」
「うぉおっ……」
二人は、そのようにしてお互いを愛撫し、責めあった。
378264:04/07/14 16:53 ID:dZw30cMm
「はぁっ、ちゅっ、ちゅ、んっ、はぁっ……はっ! あ、あ、あー……いっ!? ん、んいぃ……んふぅ……ふー……ちゅっ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ……」 
お嬢様が、チムポにキスの嵐を降らせる。
「おむっ……ん…ん……じゅ、ず、ずるる……ずる……ず、ず……くちゅう……ちゅる……」
誘導係が、マムコから溢れる愛液を啜り飲む。
誘導係は限界が近づいているのを感じていた。
あと少しだ。早く、早くこの娘の口の中に、精液をぶちまけてやりたい。そう思いながら、彼は濃厚な愛撫をお嬢様に繰り返す。
「はぁっ、はぁっ……はむっ! んんっ! んっ! んっ! んんっ!  んっ!」
お嬢様の唇が、しっかりとチムポに絡みついたまま上下する。痛いほどに張り詰めたチムポが、悲鳴を上げた。
「ふぷふっ……。ああ……袋が、くねくねしてるぅ……?」
「で、でるっ! でますっ、もう、俺、でちゃいますっ!」
限界がやってきた。
「イ、イくっ、イくっ! だしますっ! 射精しますっ!」
「出してっ……! いっぱい、あなたのお薬、私にかけてください!」
「で、でぇぇぇぇっっっ……、! た、あぁぁぁ……」
ぶしゃぁっ! びゅっ! びゅっ! ぶわぁっ! ぴゅぅっ、ぴゅぅっ、ぴゅぅぅ……。
「あ、ああっ……あぁあああっ!」
誘導係が射精するのとほぼ同時に、お嬢様はクリトリスを誘導係の鼻に、潰れんばかりの力で押し付けた。
「わ、わたしもぉっ! イクっ! いっちゃうぅぅぅ……! いっ、ああぁああああっ!」
白く、ねとねとした臭気の強い愛液が、溺れてしまいそうなほど大量に口の中に溢れかえる。濃厚な女の匂いと味にむせ返りながら、誘導係は男に生まれた喜びを噛み締めていた。
379264:04/07/14 16:54 ID:dZw30cMm
隣に寝かせたお嬢様はすっかり身体から力を失い、時々思い出したように深く呼吸をする以外、目立った動きを見せなかった。
誘導係は天井を見上げながら、ぼんやりとしていた。
時々この先どうしようとか、思いのほかうまく言ったので夢ではなかろうかとか考えていたが、それもすぐに頭のどこかにいってしまい、あとはただ何かをやり遂げたような満足感が残った。
……あ、そういえば。
壁の向こうの皆はどうしただろうと、誘導係は目だけを動かして、「キノコが生えていた」壁を確認した。
……ない。
キノコはなくなっていた。壁には順に並んだ穴だけがあり、そこからついさっきまでチムポが突き出していたことなど痕跡すら残っていない。
帰ったのか。まあ結構長い間放置していたから当然かも知れないな……。
それっきりどうでも良くなって、誘導係はまた天井を見た。
いかつい顔があった。
「――はっ!?」
真っ黒なスーツを着た、映画にサイボークか何かの配役で出てきそうないかつい男が、誘導係の顔を、上からじっと見詰めていた。
「なっ、なあ――」
叫ぶ間もなく、男が突き出した何かが、誘導係の頚動脈の位置に押し付けられる。一瞬で走り抜けた衝撃の、種類も性質も、考えることさえ出来ないまま彼の意識は途絶えた。
380264:04/07/14 16:54 ID:dZw30cMm
「……?」
目が覚めると。
「……へ? え? え?」
そこは高級そうな家具の並んだ部屋の中だった。
「こ、ここどこ?」
「お目覚めですか?」
聞き慣れたお嬢様の声。反射的に誘導係は、お嬢様の方に首を向け、
「い、いてぇっ!?」
腕に走った痛みに悲鳴を上げた。
「あ、すいません……黒磯、外して差し上げて」
音もなく、「黒磯」と呼ばれた男が誘導係の後ろに回り込む。そこでやっと、誘導係は男が部屋の中に普通に立っていたことに気付いた。
「な、なんなの? どうなってるの、これ……」
「ここは私の家の客室ですわ。今は空き部屋になっています」
慌てる誘導係を見たお嬢様が、座る籐椅子をギィギィ鳴らして、可笑しそうに微笑む。
「そんなにうろたえないで。何も怖いことはありません……」
そう言われると、逆に怖かった。
薄手のネグリジェを纏ったお嬢様は、ひどく淡々と言った。
「そう……あなた方が私にオチン○ンをしゃぶらせ、顔射し、精液を飲ませ、あまつさえお尻にオチ○チンを挿入して、中に射精したことがあったとしても……」
がたたたっ!
誘導係は椅子もろとも仰け反って倒れた。
381264:04/07/14 16:55 ID:dZw30cMm
「なっ、なっ、なな――」
「本当に、アレがキノコだ何てこと信じると思いましたか? そんな程度の知識、両親に七つの時に叩き込まれましたわ」
クスクスと、実に可笑しそうにお嬢様が笑う。
「本当に、つくづく、あなたたちってお馬鹿さんと思いますわ。もう少しまともな嘘をついてくれないと。全く……笑いを堪えるのが大変でしたわ」
声も出せない誘導係に、お嬢様が笑いかける。
「私の最初の反応、わざとらしくなかったかしら?」
「え、う、え、ええと……」
「ふふ……オ○ンチン、かちんこちんで、頭に血が回っていなかった? 駄目ですよ。そんなことでは、これから出て行く社会でやっていけませんわよ?」
「あ、ああ……ああ……」
「……クス。あなたって、つくづくそういう、うろたえたような顔が似合いますわね……」
お嬢様が目を細め、誘導係を見詰める。
「さて……では、そろそろ真相を教えてあげましょうか」
382264:04/07/14 16:55 ID:dZw30cMm
「何のことはありませんわ。あなたが私のことを気になっていたように、私もあなたのことが気になっていたの。結局はそれだけの話です。
私、あなたがクラスメイトの皆にからかわれて、おろおろしたり、慌てたり、びっくりしたりするのが、とっても可愛いと思って、前から気になっていましたの。
その内に、なんでもない普通の顔も、なんだか可愛いと思えてきました。笑ったりしたあなたが、意外に歯並びがいいに気付いて、なんだか胸が高鳴りましたわ。
ああ、これが恋なんだって、そう思うようになるまで、そんなに時間はかかりませんでしたわ……。
実は私には、常にこの黒磯のような、ボディーガードが付いていますの。
それだけではなく、彼らは私の身の安全に常に気を配り、学校でもどこでも、周りで何か不穏な動きがあれば、すぐに対処してくれるのです。
だからあなたたちが裏で、何か私についてこそこそしているのも、すぐにわかりました。それがどんな計画なのかも、ね。
最初は適当にはぐらかしてしまおうかとも思ったのですけれど、あなたたちの計画の最終段階で、あなたが私を案内する役目だということがわかって、私、作戦を変更することにしましたの。
あとはあなたが体験したとおりですわ。私、あなたにしてもらって、とっても気持ちよかった……癖になってしまいそうなくらい」
「……え、あ、で、でも、だって、それじゃあ他の奴らのチムポって……」
「ああ……アレは黒磯たち、私のボディーガードの皆さんのモノですわ」
黒スーツの男に、お嬢様が流し目を送る。心なしか、男の頬が赤くなった気がした。
「彼らには子供のころからずっと面倒を見てもらっていましたから、少しも嫌ではありませんでしたわ。クスクス……それにしても、黒磯のオ○ンチン、あんなにちっちゃかったんですのね。しかも、ピンク色でとっても可愛かったわ……」
今度こそ、黒磯の顔は目に見えて赤くなった。
「でも、精の量は驚くほどたくさんでしたわね……。私のお尻、壊れてしまうかと思いましたわ」
あの、お尻に入れた小さくなチムポはこの男のものだったのか……。男の見た目とのギャップに笑い転げてしまいそうなのを、誘導係は必死に堪えた。
383264:04/07/14 16:56 ID:dZw30cMm
「ふぅ。さてと……」
口を閉じ、お嬢様が誘導係を見詰める。
「……どうしますか?」
「……え?」
「……ですから……」
お嬢様が、恥ずかしそうに身じろぎする。もじもじと両手の指を絡めながら、彼女は囁くほどの声を出した。
「……私と……お付き合いしますか……?」
「……っ!」
そんなことを言われたら、返事など一つに決まっている。
「は、はぃっ! ょ、喜んでっ!」
「……うふふ……嬉しい……」
微笑むお嬢様の目には、涙が浮かんでいた。
「それでは……早速続きをしましょうか」
「え?」
背後の扉が音を立てて開き、部屋の中に黒服の男たたちがどっと入り込んできた。彼らはたちまち誘導係を取り囲むと、彼の衣類を引っ剥がし始めた。
「なっ、何何何――!?」
「ですから「続き」ですわ」
まるでRPGの悪役さながら、マントの如くネグリジェを脱ぎ去ったその下には、革のボンテージをつけたお嬢様がいた。
「我が家の自家流ですから、ちょっと「普通」とは違うかもしれないけれど、大丈夫。愛があれば、きっと乗り越えられますわ」
両腕をがっしりとつかまれ、誘導係はその場に固定された。
恭しく黒磯がお嬢様に馬を叩くような鞭を渡す。ひゅん! 空気を切り裂く鞭の音に、誘導係の背に寒気が走った。そんな脅えたような表情を見て、お嬢様は口に手を当て、顔を赤くした。
「可愛い……。とっても可愛いですわ。私いっぱいがんばりますから、もっと、もっと可愛い顔を見せて下さいね。それでは……いきますよっ!」

――ピシャンッ!
384264:04/07/14 16:57 ID:dZw30cMm
おしまい。
気に入らなかったらスルーでよろしく。
本当は教室内で本番に行く予定だったのですが、言われてフェラスレだということを思い出し、展開を変えた結果このようなオチとなりました。
ある程度似せたつもりですが、文体が似ていないのは仕方ないと諦めていただきたい。
あと、最初の作者さん、もしいらっしゃいましたら、どうか怒らず、生暖かい目で見てやって下さい。
それでは。
385264:04/07/14 17:01 ID:dZw30cMm
ageてた……。職人さんすいません。
386名無しさん@ピンキー:04/07/14 17:40 ID:iWOo9QgD
GJ!

楽しませて頂きました。
387名無しさん@ピンキー:04/07/14 19:44 ID:db2OHXMX
GJ!
388名無しさん@ピンキー:04/07/15 16:46 ID:4ByY8nBi
エロパロ保管庫移転
http://sslibrary.gozaru.jp/
389名無しさん@ピンキー:04/07/16 01:46 ID:P6hMVbAe
>>264
ブリーフの中に精液を出させて舐めとるあたりの描写がかなりツボですた
気が向いたら何かオリジナルのも書いてみて下さいな
390名無しさん@ピンキー:04/07/17 03:07 ID:btPMSzx+
黒磯萌え
391名無しさん@ピンキー:04/07/17 11:00 ID:DIrS/MFz
なんとなくカイジの黒服を想像しかけて萎え('A`)
392名無しさん@ピンキー:04/07/17 13:41 ID:LBPgK+H9
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::::::...゜ . .:::::::::  /ヽ ノ    ヽ__/  ....... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. .     く  /     三三三∠⌒>:.... .... .. .:.... .... ..
:.... . ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ偉大なる先人に…
....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....

393名無しさん@ピンキー:04/07/18 00:31 ID:ZpB5jm4M
ところでさ、最近あちこちのスレでブリーフ大名に似た作風のSSを見掛るんだけど本人かな?
394名無しさん@ピンキー:04/07/18 05:31 ID:oZWH2CHv
ああ、バカ(褒め言葉)なSSをたまに見かけるな。
でも詮索するのは野暮ってもんだぜ、旦那!
395パンツの人:04/07/18 13:17 ID:ewlJZGyE
>>393 394
ご察しの通りだと思います、ハイ。
もっとも、どこにお邪魔しても、凄いバカが現れた!という扱いを
受けておりますが。
396名無しさん@ピンキー:04/07/18 23:21 ID:PjTBtoqu
本人キタ―――(゚∀゚)―――!!

漏れエロパロスレはこことデスノ、ファリス、ジャぱん、SW、銀魂くらいしか
見ないからワカンネ、大名氏の小説が激しく見たいんですが、どこで書いてますか?
スレ違いでスマソ………
397名無しさん@ピンキー:04/07/19 02:07 ID:d9nllsAt
特定の元ねたのあるスレではなくて、
このスレみたいな課題創作系のスレを見に行くと、結構書いてる気がする。
398名無しさん@ピンキー:04/07/21 22:56 ID:EbGLZrv8
 常駐先でそれらしい話を見たけど、本人だったんだろうな……。
 てか、このペースであれだけのバカ作品(褒め言葉)を書ける大名ってすげえ。
399名無しさん@ピンキー:04/07/22 01:25 ID:P/YqBAY2
うむ、毎回毎回、地名や学校名の力任せにおざなりな下ネタネーミングに脱力し、
おバカな登場人物たちの暴走で抜くのも忘れるほどワロてしまう。
げに緻密な土俗的エロ小説ぞなもし。
400名無しさん@ピンキー:04/07/23 22:21 ID:jB1f0K7L

    /ノ 0ヽ
   _|___|_
   ヽ( # ゚Д゚)ノ   下がってろウジ虫ども! 。
     | 个 |      訓練教官のハートマン先任軍曹が400をgetする!
    ノ| ̄ ̄ヽ
     ∪⌒∪
401名無しさん@ピンキー:04/07/23 23:30 ID:9tmENmn2
ハートマン先任軍曹はウジ虫どもとか言いながら
sageてる控えめな男なので好感を持てます。
402名無しさん@ピンキー:04/07/25 10:26 ID:cKccVORD
今日も暑くなりそうだな
保守
403名無しさん@ピンキー:04/07/28 18:38 ID:y/osSZb7
ホシュ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
404名無しさん@ピンキー:04/07/31 14:25 ID:jnN59ei7
         ,,-―--、
        |:::::::::::::;;;ノ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |::::::::::( 」 <  台風凄いよ
        ノノノ ヽ_l   \______________
       ,,-┴―┴- 、    ∩_
     /,|┌-[]─┐| \  (  ノ
      / ヽ| |  保  | '、/\ / /
     / `./| |  守  |  |\   /
     \ ヽ| lゝ    |  |  \__/
     \ |  ̄ ̄ ̄   |
      ⊂|______|
       |l_l i l_l |
       |   ┬    |
405ブリーフ大名:04/08/01 15:41 ID:dSFKCpwS
ダメ人間が集う魔窟として名高い萌え専門学校、
『漢塾(おとこじゅく)』
では、今日も鬼萌えの嵐が吹き荒ぶ。

全校生徒数は三千人を越え、初等部から大学院までを備える
学校法人漢塾──ここでは、女子の体操服はブルマーに白
シャツ、スクール水着は古式を尊び、紺色限定という漢(おとこ)
らしさを重んじる学風が売りとなっている。もっとも男の体操服
は何でも良く、水着に至ってはフルチンでも構わないという生
ぬるさも兼ね備えているので、なんだかなあといった感じ。まあ
要するに、女尊男卑が謳われているのね、と理解していただけ
れば有難い。今、漢塾初等部(世間で言う所の小学校)では、
学校法人漢塾々長、玉皺屁八(たまじわ・へーはち)が、生徒た
ちを前に朝礼を催していた。

「わしが漢塾々長、玉皺屁八であーる!」
二メートルを越す長身に、全身鋼のような筋肉。頭はスキンヘッド
で、口の周りにはどろぼうヒゲをたくわえた中年男。それが、屁八
のひととなりである。そんな、とても教育者とは思えない容貌を持
つ屁八が、校庭に置かれた壇上で吼えていた。
「学校訓であるマンモスうれピーを重んじ、各自勉学に励む事!
以上、わしが玉皺屁八であーる!」
実は漢塾、生徒数の多さからマンモス校と呼ばれているのだが、
屁八はそれに気を良くして、学校訓をマンモスうれピーと定めた
ってんだから、頭が痛い。しかし、その奇人を熱く見つめる一人の
少年がいた。
406ブリーフ大名:04/08/01 16:16 ID:dSFKCpwS
「フフフ。気合入ってるな、塾長のやつ」
背まで伸びた黒髪をなびかせ、凛々しい顔立ちを持つ美少年。
その名を剣野桃(つるぎの・もも)という六年生の筆頭を務める
生徒が、屁八の姿を熱く、熱く目で追っていたのである。
「格好良いぜ!塾長」

オヤジ萌え。桃の性分を一言で言うと、まさにそんな感じだった。
だが、それではただのおホモッ気がある男の子と相成ってしまい、
漢塾における萌え区分を激しく逸脱してしまう(漢塾では、同性愛
は固く禁じられている)事になる。そう、彼には重大な秘密があった。

朝礼が終わり、一時間目のチャイムが鳴ると、桃は旧友たちととも
に、着替えを始めていく。どうやら体育の授業を控えているらしく、
桃を始め小学六年生のチビッ子たちは、いそいそと着ている物を
脱いでいった・・・のは、いいのだが──
「遅れるなよ、お前ら。六年生筆頭、剣野桃に恥をかかせるな」
そう言ってシャツを脱いだ桃・・・の胸が、ふんわりと膨らんでいる。
男女が集う漢塾ではあるが、学内は男子部と女子部に分けられて
おり、共学という訳では無いので、この教室内に胸の膨らんだ生徒
がいるという事はおかしい。しかし、他の生徒を急かす桃の胸は、
見るからに柔らかな双丘を作っているのである。
407ブリーフ大名:04/08/01 16:36 ID:dSFKCpwS
「桃、ブラジャーは着けないのか?」
上半身裸になった桃の前に、親友の富樫(とみがし)が立つと、
「ああ、いい。漢らしくないからな」
桃はそれなりに膨らんだ乳房を隠そうともせず、今度はズボン
を脱ぐ。すると、やはり男の子のお尻とは異なった形を持つ、ま
ろやかヒップがぷりんと現れた。ちなみに言うと、パンツは女物。

「みんな・・・じろじろ見るなよな」
成長期にある少女特有の儚げなボディラインと、艶やかな肌を
持つ少年、桃は、半裸となった自分の姿に魅入る級友たちを嗜
めるように囁いた。否、ここまでくれば、もう説明は無用の事。察
しの通り、桃は男子部の中にただ一人紛れた、
『男装萌え少女』
だったのである。

「早く着替えろ!こっちを見るな」
「う、うん」
桃に促され、級友たちが慌てて着替えを続けた。だが、桃を除い
たこの場にいる全ての人間が、麗しい半裸姿の少女の存在に気
もそぞろ。ある者は、ちびた未使用の筆を固くさせ前のめり、また
ある者は横目で桃を捉えつつ、着替えをしていた。
408ブリーフ大名:04/08/01 17:00 ID:dSFKCpwS
「くそッ・・・女って面倒くさいな」
桃は級友に遅れまいとパンティを脱ぎ、紺色のスクール水着(こだわり)
の下に穿く、乳白色のサポーターに足を通す。この時、前かがみとなった
桃のヒップがパカッと割れ、彼女の真後ろにいた級友たちは思わぬ馳走
にありつけた。

「わあー!も、桃、丸見えだぞ」
「バ、バカ!見るんじゃない!」
背で級友たちが騒いだので、桃は思わず後ろに気を取られてしまう。する
と、前かがみ状態だった為に、バランスを大いに崩す羽目となった。
「おっとっと・・・」
サポーターに片足だけを通した後だったので、ケンケンをするように前の
める桃。二歩、三歩とこらえはしたが、足を通したサポーターが皮肉にも
膝を絡めてしまい、哀れ桃はそのまま教室の床へとスッ転ぶ。
「きゃあッ!」
級友たちが見守る中、桃は机を蹴散らすようにして倒れた・・・は、いいの
だが、問題はその倒れ方。受身を取るべく、肩から回りこむように転がった
桃は、そのままあお向けに倒れた。だが運悪く、膝に絡まったサポーターが
足の自由を奪ったので、反射的に両のつま先を揃え上げてしまい、バズン!
と女の大事な所がかっぴろげられてしまう。

「ワー!ご開帳だ!」
異性の恥肉を見て慌てふためく級友たち。悲しいかな、桃は四十人の級友
の前で、処女肉を曝け出す事となったのである。
409ブリーフ大名:04/08/01 17:21 ID:dSFKCpwS
「貴様ら、見るんじゃない!むこうを向け!」
顔を茹でタコのように赤らめ、叫ぶ桃。だが、サポーターが膝に食い
ついているため、起き上がることが出来ずじたばたと暴れ、秘肉を見
ている級友たちに毒づくだけであった。

「まったくもう・・・」
立ち上がった桃は、スクール水着を肩に通しながら憤っていた。でも、
胸には乳首ポッチを防ぐパッドを仕込み、一応は女の子の恥じらいも
忘れていないご様子。そして、自らの着替えを終えると、
「おい、お前らこの桃に続け!もうすぐ一時間目が始まるぞ」
と、共に着替えを終えた級友たちを促した。しかし・・・

「あ、ああ・・・行かなきゃな・・・」
「う・・・うん。でも・・・」
勇んで教室を出ようとする桃とは反対に、級友たちは皆、言葉を濁ら
せてもじもじと足をくねらせている。中には着替えた海水パンツの前
を押さえ、どうしようと困惑顔を見せる者も。

「なんだ?どうしたんだ、お前たち。体育の授業は、あの塾長が自ら
指南される水泳だぞ。遅れたら、どうなるか・・・」
そう言って級友たちをたきつける桃の目に、少女である自分には見慣
れない物・・・というか、現象が飛び込んできた。それは──
410ブリーフ大名:04/08/01 17:36 ID:dSFKCpwS
「い、行きたいのはやまやまなんだけど・・俺たち、こんなになっちゃ
ってて・・・す、すまん」
仲間を代表するかのように富樫が進み出て、桃に向かって隆起した
股間を見せつけた。桃を除いて皆、年頃の少年たちである彼らは、全
員が男の本能を滾らせ、とても人前には出られなくなっていたのだ。
すなわち、勃起中という事。

「なんてこった」
頬を赤らめ、頭をかく桃。これが、男の生理である事を何となく知って
はいるが、四十人・・・というか四十本の男が、自分に向かってそそり立
っていることが、彼女には信じられなかった。しかも、その原因が明らか
に自分にあり、六年筆頭という立場にあっては、起きた問題を素早く解決
しなければならないという事も分かっている。

「どうしよう・・・桃・・どうしたら・・」
漢塾々長、玉皺屁八の恐ろしさを知る級友たちは、桃へ縋るような眼差
しを送った。しかし、さすが六年筆頭、剣野桃は落ち着き払い、
「小さくしよう。みんな、それを出せ」
と、級友たちの盛り上がった股間を指差し、答えたのである。
411ブリーフ大名:04/08/01 18:03 ID:dSFKCpwS
男に憧れ、漢を目指した少女は、海水パンツから若茎を出している
級友たちに囲まれていた。桃は輪の中心で、級友たちの男を両手
で持ち、唇への侵入も許している。
「あんッ・・・んぐぐッ・・ふんッ・・」
腰まで伸ばした髪は水泳帽の中へ収め、魅惑の紺色スクール水着
(超こだわり!)を着崩しながら、桃は誰彼構わず差し出された若茎
を頬張っては、目を細めていた。

「ぷはッ・・・これで、何本目?まだ、半分もイッてないか・・・」
級友の精液を全身に浴びながら、頬張っていた若茎から放たれた
樹液の名残汁を啜る桃。その引き抜かれた若茎の先から可憐な少
女の唇との間には淫蕩な糸が引き、唾液と男液が互いをねぶりあっ
た跡が、生々しくぬめっている。

「次!早くしないと、授業に遅れちゃうぞ!」
「桃、ごめんよ、ごめん・・・」
「ぐずぐず言わずに、しゃぶらせろってんだ!」
まだ射精していない級友を促し、桃は口唇愛撫に勇んだ。六年筆頭
として、級友たちを窮地に追い込むわけにはいかない──そんな誇
り高き思いを持ちながら───

「時間が無いから、手の空いてる奴は自家発電に切り替えろ。桃に
ばかり、負担をかけるな」
桃の親友、富樫がいまだ股間を熱くしている者達へ檄を飛ばした。
何せ、四十人もいるのだ。桃一人の性戯を待ちつづけたのでは、埒
があかない。
412名無しさん@ピンキー:04/08/01 18:11 ID:yHIo0usb
初支援!
桃たんハァハァ
413ブリーフ大名:04/08/01 18:21 ID:dSFKCpwS
(ああ、おちんちんがいっぱい・・・)
今や希少価値となった紺色スクール水着(こだわり過ぎ!)を、級友
たちの精液で白く染めた桃は、女の子座り(正座の形で、お尻を床に
つける座り方。各地によって呼び名が違うかも)といういかした姿勢で、
男液を次々に受け止めていく。顔には、目も開けられないほどの樹液
がなすりつけられ、肩から落ちた水着は胸元をすっかり晒していた。
そして、小さな膨らみと可憐な苺蕾には、いきり勃った級友たちの若茎
が突きつけられていく──

(ううッ・・・乳首って・・・こんなに感じるんだ・・やっぱり桃は・・・女の子・・)
硬くて柔らかい──桃は、級友たちの男をそう感じた。特に乳首を責め
られた時、漢を目指していた少女は自分が女である事を強く自覚する。
やはり、性別という戒めからは逃れられないのだ──と。

「桃、イクよ・・・ふうッ」
「俺もだ・・ああ、桃」
中間達が次々と自分の顔を汚していく事──桃は、それが嫌では無か
った。むしろ、喜んで彼らの放精を受け入れ、生温かい精液の恥臭が
鼻を抜けていく瞬間に、女の冥利さえ感じていたのだ。
(いいよ・・もっと桃を・・汚しても)
頬に樹液の温みを確かめると、桃はとろりと濃い粘液を指で掬い、舌の
上へ蕩かせる。そして、甘露を味わうように目を細めては、小さな女体を
振るわせるのであった・・・・・
414ブリーフ大名:04/08/01 18:40 ID:dSFKCpwS
所変わって、漢塾内にあるプール。ここでは、漢塾々長、玉皺屁八が
きりりと褌を締め、いまだ姿を見せぬ生徒たちを待ちかねていた。

「わしが漢塾々長、玉皺屁八であーる!・・・んだけど・・・もしかして・・・
時間割・・・間違えちゃったかな・・・?」
ひらひらと純白の褌をはためかせ、首をかしげる屁八。無論、剣野桃を
始めとする六年生のクラスで、おぞましい四十人全員射精が行われて
いる事など、知る由も無かった。

「まあ、いいか。わしが、漢塾々塾長、玉皺屁八であーる!かんら、かん
ら・・・神津かんら!梅宮かんら!」(注・カンナにアンナです)
・・・という声を、桃は男液で染められた女体を横たえながら、半覚醒状態
で聞く。そして、思うのだ。
(ああ、塾長の声だ・・・格好良い・・)

オヤジ萌えを有する桃。彼女はようやく級友たちの放精を終わらせ、六年
筆頭としての責務を果たした・・・かどうかは分からない。しかし、一つだけ
言えるのは、桃がオヤジ萌えしつつ、また微妙に女の子への道も歩んで
いるという事だ。それが、何を意味するのか──

何も意味しません、ハイ。

おしまい
415名無しさん@ピンキー:04/08/01 19:54 ID:UBwi9h50
男装スレにも投稿できそうな内容でハァハァシマスタ
416名無しさん@ピンキー:04/08/01 22:21 ID:VdMiR/3I
 大名キテターーー!
417名無しさん@ピンキー:04/08/02 00:28 ID:l3QET7vZ
いつもいつも素晴らしく乙ふぇらだ、エロい人。
418名無しさん@ピンキー:04/08/02 07:31 ID:XFNSlXla
相変わらずアフォだ。実にアフォだ。
どうすればこういうアフォなネタを思いつけるのだ。
419名無しさん@ピンキー:04/08/02 22:28 ID:2NpKMJUC
バカ(褒め言葉)だ!
バカ(褒め言葉)すぎるぜ大名さんよぅ!
420名無しさん@ピンキー:04/08/03 14:48 ID:ucEKYdM8
フラッシュピストンマッハ●●●の出番はマダディスカー
421名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:54 ID:TlpUDGp7
>>420
それ誰の技の名前だっけ?
422名無しさん@ピンキー:04/08/04 05:25 ID:/gSaL+SX
j
423名無しさん@ピンキー:04/08/06 19:35 ID:PrI14fbh
久しぶりに胸がときめきます
424ブリーフ大名:04/08/07 14:23 ID:adfjd4xx
俺の名は北園仁。先日、女性があの日に装着なされるナプキンという
物は、お股へ直接着けるのではなく、パンツの方へ貼るという事を知り、
心を昂ぶらせてしまった中学二年生である。

「仁、山室さんとこの・・アキラ君を覚えてる?」
ある日の朝、メシを食らっていた俺に、母さんがこう切り出した。
「覚えてるさ。親友だったんだ・・・もぐ、もぐ」
メキメキと丼飯をかきこむ俺に、夏バテという言葉は無い。今朝だって
五キロのジョギングを済ませ、竹刀の素振りを五百本、フラダンスを
一時間踊っている。その上、昨夜はセンズリを二回こなしてもいた。

それはさておき、母さんが言ったアキラについて、諸兄に説明せねばな
るまい。フルネームは、山室晶(やまむろ・あきら)。通称、アキラ。かつ
て、うちの近所に住み、共に幼少時代を過ごした親友である。ただ、残念
な事にアキラは父親の転勤に伴い、数年前にこの街を離れてしまった。
その時の悲しい別れを、俺はいまだに忘れていない。

「帰ってくるらしいわよ。この街に」
「なんだってーッ!」
エプロン姿の母さんの言葉に驚く俺。アキラが帰ってくる?そりゃ、嬉しい!

「この前、すぐそこで山室さんの奥さんに会ったの。こっちへ帰ってくる準備
のためにお見えになってたらしいわ。そういえば、仁のことも話題に出たわよ」
「え?ホント?何て言ってた?山室のおばさん」
「アキラ君が、すっごく会いたがってるって・・・ふふ、良かったわね、仁」
ウインクをしつつ、母さんが旧友との再会を予感させてくれた。いや、こうな
れば、もう予感ではなく確定事項といえるだろう。
425ブリーフ大名:04/08/07 14:49 ID:adfjd4xx
「バリバリ・・・ごっそさん!」
香の物で朝食をしめつつ、俺は椅子を蹴った。そして、転げるように自室
へ戻り、思い出がいっぱい詰まったアルバムなんぞを引っ張り出してみる。
「アキラのやつ、帰ってくるのか。こりゃ、楽しくなるぞ」
ページをめくると、やせぎすで色黒の少年と俺のツーショット写真が現れ
た。これが、アキラである。

「この頃は、サッカーに夢中だったな」
小学校時代の俺とアキラはサッカーに熱を上げ、共に地元サッカーチーム
の『名古屋ケムンパスエイト』の星になろうと誓い合った。だが、やつは他所
の土地へ移り、俺は剣道家への道を歩む事となる。皮肉なものだが、これも
また、抗いきれない定めなんだと俺は思う。何でも思い通りにいけば世話が
ないし、誰も努力なんかしないもの。

「あいつ、まだサッカーやってるんだろうか?」
二人でボールを追った昔日を思い出すと、俺の頬は緩んだ。アキラが帰って
きたら、また一緒にサッカーをやってみたい。そして、旧交をあたためたい──
「ボールは友達だ!ちきしょう!」
遠く離れた親友が帰ってくるという嬉しさで、じっとしていられなくなった俺は、
昔使ったボールを物置から引っ張り出し、外へ出ようとした。と、その時である。

「こんにちは」
ボールを持って玄関までやってきた俺に、一人の少女が声をかけてきた。年頃
は俺と一緒くらいだが、清楚な白いワンピースに身を包み、どこかお上品な佇ま
い。生まれっぱなしの放し飼い人間と呼ばれている俺とは、明らかに人種が違っ
た、美しいお嬢様である。
426ブリーフ大名:04/08/07 15:14 ID:adfjd4xx
「ど・・・どなた?」
美人に弱い俺は、ボールを持ったままフリーズ。しかも、へりくだった言葉
遣いをする自分がいやらしい。もっとも、股間からぶら下げている自前のボ
ールは、熱く滾っているのだが。

「あ・・・もしかして、仁?」
少女が俺の名を呼んだ。が、しかし、俺はこの子を知らないので、もう一度
尋ねてみた。
「あの・・・どちらさまですか?」
今度はもっと低姿勢に聞く。諸兄も俺と同じ──そう信じて言うが、男はやっ
ぱり美人に弱い。だから、俺の受け答えが曖昧なのも理解して頂けると思う。
話がそれたが、戸惑う俺を見た少女は頬をぷくりと膨らませつつ、こみあげて
くる笑いをこらえきれない──そんな感じを見せた後、
「あたしよ、アキラ!イエーィ!」
そう言って、両手でピースサインをかました。それも大きく足を開き、手をぶん
ぶんと前後左右に突き出しながらだ。

「や、安田大サOカスかよ!!!!!」
見るも麗しい美少女が大股開きで、ただいま売出し中の某お笑い三人組の
ごとくのたまう。その雄姿を見た瞬間、俺は思わずツッコんだ。いや、ツッコ
まずにはいられなかった。ここで、黙っていたら俺、北園仁の男がすたると
思ったからだ。

「会いたかったよ、仁」
少女・・・というか、アキラ?が、俺の胸へ飛び込んできた。ちょ、ちょっと待て!
アキラは確か、男だったような・・・?む、むう!訳が分からない。そんな訳で、
俺は混乱のあまり、敬愛する某大物芸人の持ちネタを拝借して、
「コマネチ!」
とだけ返した。ギャグにはギャグで返す。これぞ、男、北園仁のポリシー・・・
というか、これが精一杯だったのである・・・
427ブリーフ大名:04/08/07 15:41 ID:adfjd4xx
「え?じゃあ、仁はずっと、あたしが男の子だって思ってたの?」
ようやく落ち着いた俺へ、呆れ顔でアキラは言う。恥ずかしながら、この
北園仁はアキラの事を、今の今まで男と思っていた。

「確かに、名前は男の子みたいだけど・・・ずいぶん失礼な話ね」
「す・・・すまん」
ぷりぷりと頬を膨らませ憤るアキラを、懸命になだめる俺。確かに、親友の
性別を勘違いしていた事は、失礼極まりない。ゆえに、恐縮しまくりだ。

「一緒にプールにも通ったし、お風呂だって入ってるっていうのに・・・本当
に、あたしが女って気づかなかったの?」
「言われてみればそんな気も・・・でもさ、子供の頃って、別に異性とか気に
しないもんじゃないか。友達とか、親友とか・・・そんな感じだろう?」
「まあ、そうね。フフッ・・・そこらへんが仁らしいところね」
腰まで伸ばしている黒髪をそっと手で梳き、アキラは笑った。良かった、機嫌
が直ったみたいだ。元々、気心の知れあった親友である。後を引くような嫌味
など、はなっから存在しないのだ。そして──

「じゃあ、あらためて感激の再会シーンの仕切り直しといきましょう。私、山室
晶は再びこの街へ帰って参りました・・・ただいま、仁。そして、これからよろしくね」
「おかえり、アキラ!こちらこそよろしく」
アキラと俺は手を差し伸べ合い、がっちりと再会を祝したのであった。


「うちへ上がれよ。夏の名物、他所様の家の薄く感じるカルピスをふるまうから」
「うん。あっ、そのボール・・・」
家へいざなおうとした時、アキラは俺が手にしているボールを懐かしそうに見た。
これは、前述したやつとの思い出が詰まった、大切な宝物である。
428名無しさん@ピンキー:04/08/07 15:54 ID:noHimA9H
支援?シエラ?支援?
429ブリーフ大名:04/08/07 16:01 ID:adfjd4xx
「懐かしい!ちょっと、貸して」
アキラはそう言うや否や、俺からボールを引ったくり、軽妙に膝の上へ
乗せた。そう、かつてサッカーに夢中だったやつが得意としていた、リフ
ティングをかまそうというのである。

「うまい!やるな、アキラ!」
「えへへ・・・あたし、女子サッカーチームに入ってるんだ。これでも結構、
いけてるんだから・・・」
ボールはアキラの膝から太もも、更にはくるぶしに移ったが、巧妙といお
うかその動きは滑らかで、まるで玉が足に吸付いているかのように見えた。
が、こ、困った事に、今のやつは裾が腿のあたりまでしかないワンピースを
着ているのである。つ、つまり、リフティングするたびに、ワンピースの裾が
ひらひらとひらめく訳で・・・

「ほら、見て、見て!仁」
「み、見えてるよ」
ポーン、ポーンと宙を舞うボールに絡みつくように、ワンピースの裾が波間
を作っているように見える。そ、そして、その奥には、じゅ、純白フリルがつい
た婦女子の・・パ、パンチイが・・・

(見えすぎちゃって、こまっちんぐ!)
ボールを眼で追っているつもりだが、男の悲しさでつい、アキラのパンティを
盗み見てしまう俺。見て見ぬふりという器用な真似が出来ない俺は、できる
だけやつの内股から視線を外したつもり・・・なのだが。

「えへへ、あたし、ボールを一度取ったら、誰にも渡さない自信があるわ」
そう言って、足首の上にボールを留めるアキラの姿がまぶしくて仕方が無い。
笑った顔も、長く美しい黒髪も、伸びやかな肢体も悩ましい生足も何もかも
が、素敵だと心の底から思う──
430ブリーフ大名:04/08/07 16:30 ID:adfjd4xx
(格好いいな、こいつ)
心の中で、呟く俺。その昔、やせぎすで色黒な少年──もとい、少女
だったアキラは、美しい女性へと成長してしまった。しかも、やつは己
の信念を貫き、サッカーを続けている。

(それに比べて、俺ときたら・・・)
背が低く、ホモッ気のある体育の先生に追っかけ回されるようなベイビ
ーフェイスを持つ自分が、情けなくて仕方が無い。いや、本当のところを
言うと、アキラと誓ったサッカーの星への道を断念し、剣道への意趣変
えをした事が恥ずかしいのである。
(アキラ、お前は自分の道をしっかりと歩んでいるんだな)
ボールを巧みに操るアキラの姿が、まぶしくて正視出来ない。それは、
言うまでも無く、強い真夏の日差しのせいではなかった。

「仁、パス!」
あれこれと思いを巡らせる俺へ、不意にアキラのパスが回ってきた。
しかし、ぼうっとやつを見ている俺に、それを受け止められるはずも
無く・・・・・
「いて!」
パスを受けきれず、哀れにも俺はボールを股間でキャッチ。サッカー
ボールを、自前のボールでキープした格好となった。

「ごめん!大丈夫?仁」
「ああ、何とも無い」
軽いパスを受けきれずにスルーした俺を心配して、近寄って来るアキラ。
そして、ごめんを何度も繰り返す。むしろ、謝るのはやつのボールを受け
止める事が出来なかった俺の方なのに──
431ブリーフ大名:04/08/07 16:49 ID:adfjd4xx
「実はさ・・・サッカーやめちゃって・・・だから、パスが取れなかった」
転がったボールとアキラに背を向け、俺は言う。気まずかった──

「そう。じゃあ、今は何やってるの、部活」
「剣道」
「格好いいじゃないの。仁の家って、みんな武術やってるもんね」
アキラが転がったボールを拾いながら、互いの思い出の結晶を寂し
そうに見た。ごめん──それを言うべきか、俺は迷う。

「暑いね・・・」
俺が気まずそうにしていると、アキラは話題を変えようとしたのか、額
の汗を拭いながら呟いた。そして──
「・・・仁、何かよそよそしくない?」
両手を腰の後ろへ回し、アキラは俺の顔を覗き込んできた。この時、
ワンピースの胸元がたゆみ、意外にふくよかな乳房がお目見えして、
ちょっと萌え。

「い、いや・・・そんな事はないよ」
「嘘!ぜったい、よそよそしい!」
先ほどの落ち込んだ気持ちとは一転して、今度はどぎまぎとさせられ
る俺。何故かというと、アキラの胸元からは純白のブラジャーがいい
感じにチラリと見え、素晴らしいチラリズムを展開なすっているからに
他ならない。ブラチラ、おひけえなすって!いかん、心が乱れている!

「あたしが思うに・・・仁は、あたしが女の子だったから、がっかりして
るんじゃないの?男だと思っていた親友が、実は女だった!なーんて、
思って・・・さ」
ひたっと顔を寄せ、俺を睨むアキラ。イヤン!は、鼻がくっついている!
432ブリーフ大名:04/08/07 17:10 ID:adfjd4xx
「そんな事・・・ないよ」
「あ・や・し・い」
唇がくっつきそうなほどの急接近。しかし、アキラは眉を吊り上げ、俺から
離れようとはしない。それどころか──

「友達っていうのは、女の子の方が楽しい事・・・いっぱいあるのに・・・」
と、目を細めつつ、ふうっと息を吹きかける有り様。こんな場合、男は不利
である。だって、美少女に成長してしまった親友が、あまりにもセクシーに
迫ってくるなんて・・・ちょっと、ずる過ぎる!

「・・・ねえ、仁。彼女いるの?」
俺の目をまっすぐ見詰めながら、アキラが問う。その眼差しは、まるで天使
がつがえた愛の矢のごとし──
「い、いないよ」
思わずそう答えた俺。射貫かれるようなやつの視線に、屈した形だった。す
ると、アキラは両手を腰に当て、
「じゃあ、あたしが彼女になってあげよう。うふふ」
と、声高らかに笑った。

「決まりだからね!」
くるりとワンピースの裾をひるがえし、舞うアキラ。それも、顔には勝ち誇った
ような、満面の笑みをたゆませながら。
「あ、あのさあ・・・」
俺にも話をさせてくれ・・・そう言おうとして、アキラに近寄った時、足元に転が
っていたボールが、俺の足を掬った。そして、図ったように前のめる。
「危ない、仁」
倒れかけた俺を支えようと、アキラが手を伸ばしてきた。それを、思わず掴ん
だ・・・は、いいのだが・・・
433ブリーフ大名:04/08/07 17:25 ID:adfjd4xx
「きゃあッ!」
「おわッ!」
前者が可愛いアキラの悲鳴で、後者が間抜けな俺の叫び。俺たちは
結局、玄関先ですっ倒れ、そのまま庭の芝生まで転がっていった。

「すまん・・・大丈夫か?アキラ」
気が付けば、俺はアキラに覆い被さるような格好となっていた。そして、
柔らかな少女の胸に、自分の手があてがわれている事にも気がつく。
「・・・仁・・・手」
顔を真っ赤にして、アキラが呟いた。俺の手が、自分の急所に添えられ
ているのが恥ずかしかったのか、耳までも赤くしてその表情は複雑そう。

「わ、悪い!けしからん手だ、こいつ!」
ぴしっ、とアキラの胸を触っていた手に、自らしっぺを食らわす俺。照れ
隠しもあったが、処女丘と思しき場所へ、あつかましくもこんにちはした
己が恥ずかしくもあった。と、同時に、この果報者め!とも思う。

「い、いいんだけどね・・彼女だし」
俺のリアクションに対し、アキラは非常に女の子らしい態度で切り返して
きた。胸を触られたにも関わらず、その寛容な意向に俺は恐縮至極。
「い・・・いいって・・アキラ」
心臓をバクバクさせながら、俺は問う。女がいいのよ・・・と言った時、男
は何と応えれば良いのか──諸兄のご意見プリーズ!と、思った瞬間・・・

「仁の部屋へ行こう・・・二人っきりになれる場所へ」
アキラはそう言って、眼を細めたのである。
434ブリーフ大名:04/08/07 17:45 ID:adfjd4xx
俺の自室へやってきたアキラは、座布団の上にちょこんと正座して、
微動だにしなかった。男の部屋へ自ら行くと言った事に、何やら心を
迷わせているのかもしれない。

「汚いところだけど、くつろいでくれよ」
「うん」
アキラにつられ、俺も思わず正座。こうして、中学二年生の幼い出来
たてカップルは、気まずいような気恥ずかしいような空間を共にする
事となる。

「もう、転入の手続きは済ませたのか?アキラ」
「うん。晴れて、二学期からは仁と同じ学校に行けるわ。うふふ、楽しみ」
とりあえずは近況を・・・と、俺が尋ねると、アキラはにこにこと答えた。
そして、正座している膝を少し緩め、少しずつ緊張を解いていく。

「一緒のクラスになれるといいなあ」
緊張がほぐれてきたのは俺も同じで、ついこんな事を言ってしまう。帰っ
てきた親友──現・彼女と同じ時間を共有できたら、楽しいに決まって
いるからだ。
「なれるよ、絶対。ううん、もし・・・なれなくても」
俺の戯言に付き合うように、アキラが言った。しかし、語尾が濁っている。

「なれなくても?」
そう問い返す俺に向かって、アキラはもじもじとしつつ、
「彼女だからね。それを忘れないで」
と、自分を指差し、のたまった。

「うん、分かってる」
「本当に?怪しいなあ」
不真面目な性格が災いしてか、アキラは俺の言葉が今ひとつ信用でき
ていないようだ。もっとも、俺はこれが彼女一流の男殺しのテクニックだ
と思っていたのだが、どうやらもっと真摯な気持ちらしい。
435ブリーフ大名:04/08/07 18:06 ID:adfjd4xx
「浮気は困りますからね」
今度はずずっと俺を指差し、ウインクをするアキラ。笑ったような怒った
ような、複雑な表情も可愛い。
「そんな事は・・・多分、無い」
曖昧な返事をする俺。これは、今のところ水を開けられてしまった、やつ
と俺における、上下関係を詰めようと策したものだった。男女の仲であって
も、駆け引きは重要である。が、しかし、これは愚案であった。

「ふ〜ん・・・そういう事を言うの。いいわ、浮気できないようにしてやるから」
そう言ってアキラが詰め寄ってきた。それも、俺の下半身を絡め取るよう
に、両腕をゆっくりと伸ばしてくる。
「お、おい・・・怒ったのか?何を・・・」
座布団から半身を逃がす俺。アキラを怒らすような言動はまずかった、そう
思った時──

「うふふふ・・・何をすると思う?」
彼女の手が俺のズボンのベルトを鳴らした。そして、
「さっきカルピスをふるまってくれるって言ったよね・・・さあ、飲ませていただき
ましょうか・・人様の家で味わう薄いカルピス・・・じゃなくって、仁の原液を」
と、言いざまにアキラはズボンのジッパーを下ろし、最近やや黒ずみ始めた
マイ・暴れん棒を、いぶり出したのである。

「言っとくけれど、あたし処女よ。キスだって、ま・だ」
いきり勃った俺のポコチン君を掌に治めながら、アキラは言った。だが、俺は
その言葉が本当かどうかは分からない。もし、それが事実なら、まずおフェラの
前にキスをすると思うのだが・・・・・
436ブリーフ大名:04/08/07 18:26 ID:adfjd4xx
「初めて見るけど、オチンチンって可愛いね」
そんなアキラの言葉に、これは俺のサイズがプリティなんだよ、と言お
うとしたが、やめておいた。だ、だって、やつの舌先がチロチロと・・・蛇が
獲物を狙っているように・・・ポコチン君の先っちょで動いているんだもん!

「うわ・・・しょっぱい」
チロリンと尿道付近を探るアキラの舌。うう・・・このもどかしい痛痒感に、
思わずまいっちんぐ!と叫びそうになる。
「毛が生えてないね、仁。あたしなんて、もう、ふさふさよ・・・見たい?」
いまだ無毛の俺チンを不思議そうに見るアキラ。その物言いに悔しさを
持つものの、やはり俺も男──

「み、見たい・・・」
「脱がしていいよ。それとも、脱いであげようか?エッチな感じで」
「そうしてくれ!」
矢も盾もたまらず、俺はお願いした。エッチな感じで脱ぐ──ここいら辺
に、強烈な萌えを得たからである。

「ジャーン・・・いきますよぉ・・・」
膝立ちになったアキラは、ワンピースの裾をしずしずと上げていく。この、
勿体つけがなんとも・・・イイ!
「まずは、パンチラから・・・ふふ、どう?ドキドキしない?」
パタパタと裾を捲ったり伸ばしたり。アキラはワンピースを闘牛士のように
はためかせ、完全勃起状態となったポコチン君の上でほくそ笑む。ちく
しょう!激萌えだあ!

「おおっと、仁のオチンチンの先から、変なお汁が出てきましたねえ・・・
これは、なあに?」
俺が先走りを漏らすと、やつは指先で尿道をクリクリと・・・ううう・・・き、
気持ちいいんですが、ハア・・・
437ブリーフ大名:04/08/07 18:51 ID:p3gEQgk5
キャー!落雷だ!

すいません、続くかも。
438名無しさん@ピンキー:04/08/07 19:04 ID:6nlSh4Rv
大名可愛い(*゚∀゚)=3ハァハァ
439でつ:04/08/07 21:51 ID:uMKdj4kv
うはwww雷www落ちたwwwwwwwwwwww

……じゃなくて、これぞ俺の求めていたシチュだ!! (゚∀゚)=3ムッハー
440名無しさん@ピンキー:04/08/07 22:20 ID:Oc1j8vwQ

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 大名!!大名!!
  (  ⊂彡  
   |   |  
   し ⌒J   
441名無しさん@ピンキー:04/08/07 23:02 ID:DHQ5pjKQ
 大名キター! と思ったら、落雷ですか。
 再開お待ちしておりますぞー。
442名無しさん@ピンキー:04/08/08 00:10 ID:71Tg9M4D
>>437
そこで寸止めとは(・∀・)イイ!度胸だ、このアカのおフェラ豚め!!
443名無しさん@ピンキー:04/08/08 01:15 ID:0TOtqCRh
サー! 乙ふぇら、サー!
444名無しさん@ピンキー:04/08/08 11:20 ID:nMB51YLX
ぐはー!!そこで止めるなんてセッショウなー!
待っておりますぞ大名どの。
445ブリーフ大名:04/08/08 13:33 ID:RelTMmfy
「ふふふ・・・あんまりいじめちゃ、可哀想か」
指の間に付着した、俺の先走りを糸引かせながらアキラは笑った。
そして、ついに・・・
「ふさふさしたもの・・・見せてあげるわ」
そう言って、ワンピースの裾の中へ手を突っ込んだのである。

「ねずみOすもびっくりのふっさり感よ」
俺にまたがり、膝立ちとなったアキラはおもむろにパンティを脱ぎ始
めた。その上、衣擦れの音もさせずに立ち上がったかと思うと──
「ワンピースの中へ、頭を突っ込んでごらん」
と、言い放ったのである。

「さあ」
パンティを太ももよりちょい下あたりまで脱ぎ、ワンピースの裾を両手
でそっと持ち上げたアキラが俺を誘う。時折、膝を合わせるような仕草
がいい感じである。
「まだ、誰にも見せた事・・・無いんだから」
アキラはついっと視線をそらし気味に言った。伏し目がちな顔の表情
に、無垢の証を見たような気がする。やはり、やつは処女──

「拝見させて・・頂きます」
久しぶりに再開した幼馴染の処女丘。それを見せて頂けるという事で、
俺の心はおごそかになり、気が付けば手を合わせていた。なんだか、
穢れているような清廉であるような、複雑極まるマイ・ハート。
446ブリーフ大名:04/08/08 13:59 ID:RelTMmfy
「嵐が丘!」
ワンピースの中へ頭を入れた瞬間、思わず口にした言葉がこれ。
薄い布地が光を透過させているので、アキラの大事な所は、ほぼ
丸見えの状態である。そ、そうなると、俺の目には当然、ふさふさ
した物が現れるという訳で・・・

「どう?いっぱい生えてるでしょ、あたしのアソコの・・・ヘア」
アキラは言うなり、俺の顔を太ももで挟み込む。そして、ワンピース
の上から俺の頭を押さえつけるという、大胆な行動に出た。

「むぐぐ!ア、アキラ」
「ああ・・仁・・・の鼻息が当たってる・・ふふ、バカね、そんなに興奮
しちゃって」
俺は、鼻っ面にやつの陰毛を掠めながら、ただ、もがくのみ。しかし、
アキラの恥毛の多さときたらどうだろう。艶やかな黒髪と同じく、ここ
も非常に豊かな若草を生い茂らせており、もう、何と言っていいのか、
まさにギャラン・ドウ!状態。ついでに言っとくと、ヒトシ感激!

「ここを見せてあげたんだから、もう・・仁はあたしの物よ、ああ・・・」
俺の頭を挟んだまま、アキラは腰を揺すった。この時、恥臭のような
ものが、やつの大事なところから香ってきて、我が愚息を大いに奮い
立たせてしまう。そう、ファイヤーの予感である。
447ブリーフ大名:04/08/08 14:26 ID:RelTMmfy
「ア、アキラ・・・やばいんだ・・ザ・メーンを発射しそうで・・・ティッシュ
の用意を・・・」
若さに物を言った俺の暴発力は凄まじく、三段に重ねられたティッシュ
が無いと、ザ・メーンをそこいらへ粗相してしまう事になる。だから、俺
はアキラにその旨を申し立てた。しかし──

「おもらししそうなの?いいわ、あたしのパンティに出せば」
俺の頭を内股へ招いていたアキラはすっと身を翻し、素早い動きで
パンティを脱いだ。そして、純白フリルのついた小さな肌着を、マイ・
ポコチン君へ巻きつけ、刹那のきらめきを下さったのである。

「アキラ!ああ、何を・・・」
「こすってあげる。うふふ・・・男の子って、こうやってするんでしょう?」
愚息を肌着で戒められ、その上手コキという追い討ちを食らった俺は、
反射的に仰け反ってしまった。それは、今までに知ったおフェラとは
別次元の、なにか倒錯的な趣の痴戯で、自慰などでは決して得られな
い男冥利と言える物。ああ、頭の中で快楽のブラスバンドが通り抜けて
いく・・・文字通り、手コキ隊・・・じゃなくって、鼓笛隊。

「シコシコ・・・って、あはは・・仁のオチンチン、すっごく硬くなって・・・
あっ、ピクピクしてきた。どう?イキそう?」
アキラは手首を使い、しなやかにポコチン君をしごく。この時、ナイロン
地のパンティがいい感じに性感をアシストしてくれて、粋な計らいを見せた。
448ブリーフ大名:04/08/08 14:42 ID:RelTMmfy
「ファ・・・ファイヤー・・・」
俺は、白昼夢でも見ているような気持ちで、絶頂を迎えた。この時の
状態を表現すると、女に犯されているような気分という感じ。もう、ザ・
メーンは玉袋から飛び出し、精管トンネル(駄洒落)を抜けて外界の
一歩手前まで来ており、予断は許されていない。

「ああっ!オチンチンの先がぷっくりと・・・イクの?仁」
「そ、そうだ・・ファイヤー!」
「じゃあ、とどめをさしてあげる」
ポコチン君の中にいる白い小人たちが、射出時の力を蓄えている間
隙を縫って、アキラが俺の股間へ傅いた。い、一体、何を?そして、
とどめとは?

「うおう!」
舌!舌が・・・アキラの舌先が俺の尿道を突付きやがった!もう、ザ・
メーンはカリ首を抜けて、飛行機の離陸で言うと車輪が浮いたあたり。
テイクオフは目前だ!ああ、ファ・・・ファイヤ────────ッ!

「きゃあッ」
ポコチン君の頭上で舌を使っていたアキラは、ザ・メーンとニアミス。
というか、接触。言うのも恥ずかしいが、かつてないほどの勢いと量を
伴った男汁が、やつの美しい顔を汚したのである。
449ブリーフ大名:04/08/08 15:01 ID:RelTMmfy
「わあ!白いおしっこが、パンティを通り抜けてくるわ!凄い勢い」
「す、すまぬ!」
「うふふ、何か仁のオチンチンは、ポンプみたいね」
俺のザ・メーンはアキラが巻きつかせたパンティを物ともせず、薄い
ナイロン地を貫通していく。これには、ナイロンアンド・ガーファンクル
もびっくりだ。古すぎて申し訳ないが、スカトロ・フェラという駄洒落も
追加。洋楽に興味の無い人には、さっぱりである。

「ザーメンって、こんなにドロドロしてるんだね。ふ〜ん・・・あッ!今、
出てるのは水っぽい。ホント、色んなもの出すんだね、仁」
アキラがポコチン君をじろじろと興味深げに観察しながら、俺の顔を
覗き込む。言わせて貰うと、これほど恥ずかしく、気持ちの良い射精
を体験したのは初めての事。特に、女物の下着をポコチン君へ巻き
つけられたのが、いけない。何か、純情を踏みにじられた乙女のよう
な気持ちになっちゃうんだもの・・・・・

「どれ、お味の方は・・・」
尿道から流れるザ・メーンを舌先で掬い取り、ふむふむと味わうアキラ。
しかし、これにはやつも複雑な面持ちを見せ、
「・・・何とも言えない味・・美味しいとは言えないわ」
と、眉をしかめたのであった。
450ブリーフ大名:04/08/08 15:23 ID:RelTMmfy
結局、俺はかつての親友と珍妙な再開を果たしたのだが、嬉しい
とばかりも言ってられなくなった。それは、何故かと言うと・・・

「仁、ホラ、頑張って」
シコシコと俺のポコチン君を、アキラはしごいてくれている。ちなみ
に今日は、再開の日から数えて二週間目の夜。

「も、もう・・勃たないよ・・・」
「そんなこと言って、浮気するつもりじゃないの?言っとくけど、オナ
ニーも浮気とみなしますからね」
青菜に塩──俺のポコチン君は、アキラの手遊びによって本日は
三度の射精をしていたので、げんなりとうなだれている。

「なあ、アキラ・・おばさん心配してるんじゃないか?帰ったほうが・・・」
「仁のザーメンがすっからかんになったら、帰る」
夜の十一時を回っても、アキラは帰ろうとしない。そんな事が、再開
の日からずっと続いている。やつは、嫉妬深かった。それも、尋常では
なく。

「勃起しないね。もう、打ち止めかな?」
もう、どうやっても硬さを取り戻さないポコチン君を、手の中で弄びなが
ら、アキラは言った。目には女の欲深さを輝かせつつ──
451ブリーフ大名:04/08/08 15:39 ID:RelTMmfy
「何度も言ったが、俺は浮気なんてしない・・・」
「そうかしら?あ・や・し・い」
自慰は、中二日の登板が気持ち良い──との持論を展開している
俺を、アキラは許さなかった。やつは、異様なまでの嫉妬深さ持ち、
浮気防止策として、毎日こうやって俺のポコチン君をいななかせに
やって来ている。そう、毎日だ。

「あと一回出したら、帰る」
ふにゃふにゃと芯の無い動きを見せる、マイ・ポコチン君を奮い立た
そうと試みるアキラ。しかし、連投の疲れからか、さすがの我が愚息
もノーリアクション。コキ疲れって感じ。

「もう出ない!」
「いや、出る!」
ポコチン君を挟んで、出ない、出るの問答を始める俺とアキラ。世界
でも類をみない、奇妙な痴話げんかである。

「もう勃たない!」
「いや、勃つ!」
もはや満身創痍のポコチン君をなだめすかし、アキラは勃て、国民よ
とのたまう。畜生、俺は連邦の白いやつか!ああ、萌え上がれ、亀頭
戦士チンダム・・・(←精神の疲弊)
452ブリーフ大名:04/08/08 15:58 ID:RelTMmfy
「勃たぬなら、勃たせてみよう、なんとやら」
アキラはそう言うなり、ずぶり──と俺のけつめど君へ指を挿入。
しかも、親指を!痔になるっての!

「いてえ!」
「あッ、勃ったわ!クOラが勃った!」
誰が前立腺マッサージをやれって言ったんだよ!と、叫ぶ間も無く、
けつめど君を刺激されたために、思わず勃起するポコチン君。そして、
それに名をつける変なアキラ。ああ、今の俺は、あるブスの少女、ハイ
痔・・・もう、何が何やら・・・

「これなら、二回はいけそう・・・あむ」
アキラは恐ろしい事を言いつつ、無理やり勃たせたポコチン君を、ぱっ
くりといく。こうなると、やつは俺がファイヤーを果たすまで、ここから
離れる事は無い。

「飲んであげるから、ちゃんとご馳走してよね、仁のカルピス」
最初は顔をしかめて味わっていたザ・メーンも、今では嬉々として飲む
ようになっているアキラ。皮肉にも、今の俺では夏の名物、他所様の家
で飲む、薄いカルピスしか振舞えなくなっているのだが、それでもやつは
必ず召し上がっていかれるのだ。

「ん・・んん・・美味しいわ、オチンチンのクOラちゃん・・」
ぴちゃぴちゃもごもごと、口忙しいアキラ。ちなみに言っておくと、俺は
まだこいつとキスすらしていない。
453ブリーフ大名:04/08/08 16:27 ID:RelTMmfy
(何がいけなかったのか)
疲れ果て見る、かつての親友、現・彼女。再開までは感動的で嬉しくも
あったのだが、今はなんだかなあ・・・なんて、思っていたら──

グイっとな──
という感じで、けつめど君に捻じ込まれていた指が、回転した。

「どはあ!」
なんと、おしゃぶりでは埒があかないと判断したアキラは、前立腺勝負
に出たのだ。俺は、この冒険を火星探索機になぞらえ、アヌス(マーズ)・
パスファインダーと命名する。し、しかし、ちっとも気持ちよくない!

「いててて!俺のCR肛門ちゃまが!」
けつめど君が悲鳴を上げる中、俺の混乱も極まった。懐かしネタ続きで
本当に申し訳ない。

「どう?気持ち良いでしょ?ひ・と・し」
際どい状態の俺に対し、アキラはなんの悠々としてやがる。こんな感じ
で、果たして俺は二学期からこいつとやっていけるのか?それは、股の
・・・じゃなくって、またの機会に。ごめん早漏!・・・じゃなくて、候!
ひー!ケツが!ケツがあああッ・・・ああ、哀れ、俺・・・

おしまい
454名無しさん@ピンキー:04/08/08 16:44 ID:8iUgnEN7
アキライイ!(*゚∀゚)=3ハァハァ
俺も疲れ果てるまでガンガン抜かれたぃ〜
だけど、仁。克美チャンとイイ仲だった気が
一緒に登校でもしたら
浮気だと思われて凄いことになりそうだなぁ
455名無しさん@ピンキー:04/08/08 18:40 ID:i5QeyTsf
アホだ(褒め言葉)……まじアホ(ほm(ry)だ……。
ひ、ひとつ言いたいことがあるのだが……













続編激しくキボンニュ(;´Д`)ハァハァ
456名無しさん@ピンキー:04/08/08 19:24 ID:hFnLdKee
ナイロンアンド・ガーファンクルが地味に効いちゃったよ……。
勃たないチンポ……オチンポ・オブ・サイレンスなんつってな……。
457名無しさん@ピンキー:04/08/09 08:57 ID:jPRRDIcL
勃起シマスタ
458名無しさん@ピンキー:04/08/09 16:48 ID:L406sQbu
移転初書!
大名。乙フェラ!
459名無しさん@ピンキー:04/08/09 23:46 ID:jI+yxgzI
GJ! 乙チュパ!
ク○ラが勃った!にハゲワラ
460名無しさん@ピンキー:04/08/11 22:06 ID:oa+vLNAs
保守するでアリマス!
461名無しさん@ピンキー:04/08/12 08:18 ID:BcgHcmSQ
ひでえな
462名無しさん@ピンキー:04/08/14 04:01 ID:P/AZsnNc
超ワラタ
大名、あンた輝いてるよ!
463名無しさん@ピンキー:04/08/14 22:27 ID:E6w8yz/v
銀河系一くだらねえ・・・大名、あんたは天才でアホだ!もっとやれ!
464名無しさん@ピンキー:04/08/16 14:34 ID:vkyJLvhA
         ,,-―--、
        |:::::::::::::;;;ノ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |::::::::::( 」 <  落とさせないよ
        ノノノ ヽ_l   \______________
       ,,-┴―┴- 、    ∩_
     /,|┌-[]─┐| \  (  ノ
      / ヽ| |  保  | '、/\ / /
     / `./| |  守  |  |\   /
     \ ヽ| lゝ    |  |  \__/
     \ |  ̄ ̄ ̄   |
      ⊂|______|
       |l_l i l_l |
       |   ┬    |


465名無しさん@ピンキー:04/08/20 12:47 ID:Hl2ip8oQ
落ちてもイイじゃないか
需要が無ければ落ちるのが当然
ずらりと保守レスが並んでるスレなんか見苦しいだけだよ
466名無しさん@ピンキー:04/08/21 18:08 ID:UCShyzDc
フェラリオ
467名無しさん@ピンキー:04/08/21 20:55 ID:8+ex9kUt
>>465
ああ、じゃ保守
468名無しさん@ピンキー:04/08/21 22:51 ID:8PGhjn/S
>>465
そっか〜!
保守
469名無しさん@ピンキー:04/08/22 10:46 ID:JLjhZdkc
>>465
それなら!保守
470名無しさん@ピンキー:04/08/22 13:51 ID:6qT8P0Vi
>>465の思う壺だね。
471名無しさん@ピンキー:04/08/23 06:51 ID:j5+IaYIi
>>470
壺試しだなんて……照れるぜこんな朝っぱらから……
472名無しさん@ピンキー:04/08/23 16:40 ID:JeS/2uP1
ここは風俗じゃないですヨ

そろそろ捕手
473名無しさん@ピンキー:04/08/25 14:06 ID:iuEqYoaE
足軽さんの復活、大名のご出陣
そして新しい書き手の登場を願ってage
474白ごはん:04/08/26 00:50 ID:NQPrxF4E
『パパラッパーー……』トランペットの音が鳴り響く中、練習部屋である2年3組の教室へと歩いてゆく。
僕は向井 邪邪丸(むかい じゃじゃまる)。花も恥じらう中学1年生だ。

新入生の勧誘に来た上級生に、
「色素の薄い髪、色白、童顔、私の肩ぐらいの背………も、萌へ……向井くん、君に決めた!」
と半ば強引に入部させられた吹奏楽部だけど、僕は結構楽しんでいた。

僕を力づくで入部させた上に自分と同じフルートパートに引きずり込んだ吉岡 瞳美先輩は美人だし、
(だけど僕と同じく吹奏楽部に入った幼なじみのさやかは『先輩から聞いたんだけどあの人“しょたごん”らしいから気をつけてね』と言ってた)
僕はもともと音楽が好きだったからだ。自慢じゃないが、○学5年生の時に耳コピしてリコーダーで演奏した『そんなヒロシに騙されて』には、家族全員が涙を流した程である。

「こんにちはー」
2年3組の教室についた僕は、既に練習を始めていた先輩に挨拶する。
「あふぅ………さ、練習しましょ。さあさあ、ここに座って」
どこかうっとりした目で僕を見ながら、自分の隣の椅子を瞳美先輩が指差した。
475白ごはん:04/08/26 00:51 ID:NQPrxF4E
「は、はい……」
どうでもいいけど、そんな熱い眼差しを向けられると少し、恥ずかしい。僕ってシャイボーイだから……ポッ


「………ふうっ、ちょっと休憩しよっか」
コンクールの課題曲の練習が一通り終わり、瞳美先輩は胸元をパタパタとあおぎながら言う。真っ白な夏服にかかる黒髪がさらさらと揺れた。うーん、キレイだ。
「向井くんは楽器、買うつもりないの?」
「僕も欲しいんですけど…、やっぱり高いですからね〜」
まだ1年生の僕は、学校所有の楽器を借りて練習していた。メカ○ンビー並みとまではいかないにしろ、フルートは高いのである。
しかし、いつかは自分の楽器を持ちたいと思っていた。ウチの中学は無駄に歴史が古いため、僕が使用しているフルートも、死にかけの河童の皮膚みたいなくすんだ色をしている。……所々赤黒いものがこびり付いてるし。

「確かに、そう簡単に買える値段じゃないよね。私の場合、パパが勝手に買って来ちゃったんだけど……」
娘を溺愛しているお父さん(前に聞いたんだけど、6才だった瞳美先輩に「ぱぱぁ〜、天然石割って〜」と言われ、片眉を剃り山にこもった事があるらしい)の事を思い出し、先輩は苦笑した。
476白ごはん:04/08/26 00:53 ID:NQPrxF4E
「でも羨ましいです。僕も先輩みたいなキレイなフルートが吹きたいなぁ」
彼女のフルートはまだ新しく、滑らかな銀色をしているのだ。
するとなぜか先輩は固まった。
「わ、わたしみたいな………ぶつぶつ…つまり私の躰をその薄い唇で獣みたいに………ハァハァ」
なんでぶるぶる震えてるんだろう?なんでうっすら笑ってるんだろう?
「せ、先輩?」
「はっ、危ない危ない……。そうだ!」
ポンと手をうって、僕の方に向き直った。
「良かったら……私のフルート吹いてみる?たまには新しい楽器使ってみたいでしょ?」
「えっ……」
それってか、間接キ…
熱が顔い。……なぜか先輩の目が期待に満ちて輝いている。
「ほら、吹いてみて」
「分かりました…」

瞳美先輩に手渡されて、僕は静かにフルートを唇に近づける。
先輩はその名前のように大きくて美しい瞳をキラキラさせて、こっちを見ている。柔らかそうな唇をピンクの舌がちろっと舐めるのを充血した目で凝視しながら、僕は震える音で吹き始めた。

ああっ、先輩が僕を見つめながら足を組み直した。その白い太ももの奥に何か更に白いものが……!
シャイなくせに目が離せない僕!たぎるぜ!
477白ごはん:04/08/26 00:54 ID:NQPrxF4E
必死でコンビニ店員の倦怠と退廃について考えて鎮めようとしたが、努力むなしく、僕の股間にテントが張った。
僕は恥ずかしさのあまり演奏が続けられず、そのテント(1人用)を睨んだ。うう…いくら思春期ボーイとはいえ正直過ぎるぞマイサン!

チラっと瞳美先輩の方を見ると、僕のテントを見つめながら唾を飲み込んでいる。ごきゅっていった、ごきゅって…。
恥ずかしながら、見られるていると意識した僕のテントはランクアップ(2人用)。
すると、瞳美先輩はニヤニヤしながら口を開いた。
「ん〜〜?そこに隠しているのは、もしかしてフル〜トかなぁ?」
お、惜しいっ。
「向井くん私のフルート吹いたんだから、私もあなたのフルートを吹くべきである、否!吹かなければならないっ」
ワッツ!?
い、いやいや僕のは吹いても繊細な音色じゃないもんが出てくるんですが。

「ち、違います!フルートじゃありません!」
「じゃあ、なあに?」
「うっ……」
「ねぇねぇなあに?」
僕の顔をにやにやと見ながらジリジリ近づいてくる。
くそう、これが噂に名高い羞恥プレイってやつかな? 妹に見せられたエッチな本に書いてあったよねぇ、うん。
478白ごはん:04/08/26 00:54 ID:NQPrxF4E
「ハァハァ……じゃあ借りるわね」
僕の恥ずかしがる姿を見て更に息を荒くした瞳美先輩は僕の前にひざまずき、その細い指でジッパーを下ろし……


びーーん
ぺちっ☆


先輩のすべすべほっぺにクリティカルHIT!
「きゃっ!……すごっ…可愛くないよぉ。……てか、ノーパンなの!?」
まず自分に不意打ちをかましたモノの大きさに驚き、それから僕がパンツを装備してない事実にもおど……興奮してるよこの人。

説明しよう!
初めにマイサンの事だけど、大人以上にでかいんですよ。
どの位でかいかと言うと、友人が僕のことを尊敬と畏怖の念を込めて「超高校級の右曲がり」、「馬チンムッキー」と呼ぶ程だ(うれしくない)。

次にノーパンについてだが、これについては僕達一家の決まりごとだから仕方ない。
父さん曰わく、
「魂の自由と健全な肉体のため、まずは下半身の自由から」
なんだって(ただし、週に一回だけフンドシの着用が許される)。
母さんも妹もなんの疑問も持たずにそれに従うため、
ちょっといかれてるなぁ〜と思いつつ、僕もパンツを穿かずにいる。
479白ごはん:04/08/26 00:55 ID:NQPrxF4E
「よ、よし!じゃあまずはメゾピアノね」
言いながら瞳美さんは舌を伸ばして……

れろっぴちゃ

「うあっ……」
舌から与えられたぬめった感覚に、思わず腰が引ける。
その反応に気を良くしたのか、瞳美先輩はにま〜と笑い、僕の腰にうでを回して逃げられないようにした。
「いいっ!とてもいいわよその反応!」
そう言うと僕の目をじっと見ながら……なんかHな目だ……ん〜〜っといやらしく舌を突き出して
むちゅっ…ちゅ………
れろれろ……
「ああっ…うあぁ」
カリや裏スジを、きれいなピンク色の舌がチロチロと這いまわり、僕のおチンチンは瞳美先輩の唾液を塗り込まれテラテラとひかった。

「んー、はふぅ…………んちゅ……あはぁ」
時々疲れて舌を引っ込ませるが、そのおかげで彼女の息づかいがいやらしくなる。
先端から先走りが盛り上がって、流れた。
舌と亀頭とが糸を引き、僕の興奮絶好調!色々混ざってどきどきー!


「せ、先輩もっと…」
更なる快感を求めて、ぴょこっと腰を前にだしてしまう。

「ふふっ、ならばお次はフォルテシモね」
480白ごはん:04/08/26 00:56 ID:NQPrxF4E
そう言って彼女は舌を引っ込め、あ〜んと大きく口を開けた。
ゆっくりゆっくりモノに近づいてくる。

ぱくっ

GJ!ななななんて柔らかいんだ!
瞳美先輩の口内はとてつもない快感を与えてくれます。ええ、ええ、素晴らしいです。

ただ瞳美先輩の小さな口には僕のは大きすぎるらしく、亀頭だけを含んで舌で舐めまわしている。
くちゅっくちゅ……れろれろ……ずずっ……

僕の目をぼんやりとした瞳で見つめながらじゅるじゅるとしゃぶる先輩の顔を見て、僕の頭と息子の頭に血が上った。

がしっと彼女の頭を掴み、腰を振って彼女の小さな口の奥に「右曲がりの鬼」を打ちつける。

「んぐっ!?…んんっ」
突然喉に太く熱いものを突きこまれ、瞳美先輩は苦しそうに顔を歪めてうめいた。しかし腰の動きを止めない僕、100%吹っ切れ中!!!

じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…


『パパラッパーー…』
トランペットが聞こえてくる。徐々に盛り上がっていくその旋律に合わせ……僕の快感も壮大なる高まりへっ……!
481白ごはん:04/08/26 00:57 ID:NQPrxF4E
「うえーーーーいっ!!!!!!!」
びゅるるっびゅるっ
「んん!んむっ……んぐっんぐ……」
瞳美先輩は健気にも飲み込んでくれているが、僕は「馬チンムッキー」なのだ!精液の質も量も常人をはるかに凌駕しているのである。

とうとう堪えきれなくなった先輩は、いまだ射精し続ける太めのフルートを吐き出した。
「……ん…ぶはっ……げほっ、げほ……」
涙目でむせる彼女に、次から次へと白い固まりが降りそそぐ。

びゅるっびゅるっ……


やっと全て放ち終わってみると、瞳美先輩の黒髪、頬、スカート、太ももはねっとりと真っ白く染まっていた。

「あ……あ…」
「はあ、はあ……」
僕は荒く息をつき、瞳美先輩は放心状態で自分のからだを見つめている。
しばらくして落ち着いたのか、先輩はモノの先端に口をつけ、名残汁をちゅうっと吸った。
482白ごはん:04/08/26 00:57 ID:NQPrxF4E
「うえーーーーいっ!!!!!!!」
びゅるるっびゅるっ
「んん!んむっ……んぐっんぐ……」
瞳美先輩は健気にも飲み込んでくれているが、僕は「馬チンムッキー」なのだ!精液の質も量も常人をはるかに凌駕しているのである。

とうとう堪えきれなくなった先輩は、いまだ射精し続ける太めのフルートを吐き出した。
「……ん…ぶはっ……げほっ、げほ……」
涙目でむせる彼女に、次から次へと白い固まりが降りそそぐ。

びゅるっびゅるっ……


やっと全て放ち終わってみると、瞳美先輩の黒髪、頬、スカート、太ももはねっとりと真っ白く染まっていた。

「あ……あ…」
「はあ、はあ……」
僕は荒く息をつき、瞳美先輩は放心状態で自分のからだを見つめている。
しばらくして落ち着いたのか、先輩はモノの先端に口をつけ、名残汁をちゅうっと吸った。
483白ごはん:04/08/26 00:58 ID:NQPrxF4E
──それから2ヵ月後

僕は相変わらずよーく使い込まれたフルートで、「四季の歌」を練習している。
ガラリ!と教室の扉が開いて、先輩が何枚かの紙をひらひらさせながら入ってきた。

「むっきーむっきー、秋の合同演奏会でやる曲が決まったよ!」
……アレ以来彼女は人目をはばからずに僕のことをそう呼ぶ(うれしくない)。
先輩が言ってるのは、市内の中学校が2、3集まって一つの曲をやる毎年恒例のイベントのことだ。
「へえ〜、なんていう曲をやるんですか?」
質問した僕の顔を見つめながら、瞳美先輩は爽やかに笑った。
「ふふ、ドビュッシーの『小組曲』よ」
「ど、ドビュッシーですか……」

爽やかな彼女の笑顔が、ふいに妖しくきらめく。この目は……あのHな目だ。
「特別練習しよっか………」
「は、はひ……」



『パパラッパーー…』
どこからかトランペットの音が聞こえる。
ドピュッ、ドピュッ、ドビュッシー。
なんかね、もう逃げられない気がする。


おわり
484名無しさん@ピンキー:04/08/26 01:01 ID:z9lYKrhT
リアルタイムでキタ―――(゚∀゚)―――!!新しい書き手様ですか??
大名と通じるところがありましてなかなかナイスですよ!
乙&グッジョブ!!
485名無しさん@ピンキー:04/08/26 08:03 ID:mwcGKQo4
ノーパンの妹ハァハァ
486名無しさん@ピンキー:04/08/26 12:32 ID:28nITEJI
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
487名無しさん@ピンキー:04/08/26 13:33 ID:ehp8/SZN
大名(仮)キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!

ドビュッシーは懐かしい。そのネタやったなあ
488名無しさん@ピンキー:04/08/26 21:10 ID:4G8kL1jc
>>487
改行パターンは大名(及びその分身)と違う気もするけど…


誰であれGJ!
489名無しさん@ピンキー:04/08/26 21:51 ID:VsqGHOfs
落ちてもイイじゃないか
需要が無ければ落ちるのが当然
ずらりと保守レスが並んでるスレなんか見苦しいだけだよ
490名無しさん@ピンキー:04/08/26 22:02 ID:68XUt4Fq
アナル4万石のブリーフ大名にはまだ遠いが、
五千石取りの旗本として奉りたい人材でございます。
491白ごはん:04/08/26 22:48 ID:NQPrxF4E
>>490
有り難きことにございます。大名どの、足軽どののいない隙をついて、こそこそやっていく心構えであります。
492名無しさん@ピンキー:04/08/26 23:10 ID:JHrtPlrk
イイッ!
久しぶりに(*゚∀゚)=3ハァハァ
493名無しさん@ピンキー:04/08/27 08:29 ID:vcwKErG9
すごいのが一人来るとしょぼい一発ネタとか書き難いよな・・・
494名無しさん@ピンキー:04/08/28 02:37 ID:2GtHq1ER
何かヘンな人キテル━━━(゚∀゚)━━━!!!
いいよいいよGJGJ!
495名無しさん@ピンキー:04/08/30 15:39 ID:RlrjJrKw
もうすぐ
九月か(ノ∀`)
496名無しさん@ピンキー:04/09/01 21:59 ID:pKy9bqcJ
九月入り
保守
497名無しさん@ピンキー:04/09/03 15:53 ID:SYTVEVKi
とりあえず保守
498名無しさん@ピンキー:04/09/05 01:14 ID:s+04wj+Z
(゚∀゚)ノ捕手
499ゆきかづき:04/09/07 21:40 ID:7w7JM3Iz
はじめまして、ゆきかづきと申すものです。初めてSS書いたんだけど、投下させて頂いてもいいですか?
兄を思う妹ネタです。
500名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:43 ID:3NePLIpZ
いけいけごーごー
501名無しさん@ピンキー:04/09/08 01:11 ID:uzN7iUDE
いってちょうだい
502名無しさん@ピンキー:04/09/08 11:19 ID:l1C9GHN4
ほしゅ
503ゆきかづき:04/09/08 11:39 ID:Fzo3pejp
じゃあ、これから投下しまーす。
まえふりがちょっと長いかと思いますが、まったり読んでね〜
504ゆきかづき:04/09/08 11:49 ID:Fzo3pejp
「えっお兄ちゃんが骨折して入院!?」
あたしは耳を疑った。
「うん……部活の練習中に組手相手ともつれてやっちゃったんだって……」
電話の向こうのお母さんの声も沈んでた。
お兄ちゃんは高校でテコンドーをやってる。
去年は県大会で3位になった実力がある。
そんな頑張ってるお兄ちゃんはあたしの自慢の種だった。
顔も結構イケてるし、あたしにもいつも優しかった。
「それで優子、母さんは病院から家にいろいろ荷物取りにいかないと
いけないから、ちょっと中学校早退させてもらって、
和也の看護をしてやってほしいんだわ。まだ検査残ってるそうだから。」
「……うん、わかった」

職員室の電話を切ると、あたしは先生に事情を話して、早退させてもらうことにした。

中学校から市立病院はバスで15分ぐらい。
受付で部屋を教えてもらってあたしは病室に行った。

「お兄ちゃん……?」病室は2人部屋だった。
奥の窓際のベッドにカーテンがかかったままなので、
あたしは遠慮がちに声をかけた。
「ん?」お兄ちゃんな声がしてカーテンがあいた。
お兄ちゃんの左足はギブスで固定されて、痛々しそうに吊られていた。
もうひとつのベッドは空いてるみたいだった。
505ゆきかづき:04/09/08 11:51 ID:Fzo3pejp
「……優子……。ごめんな、早退なんかさせちゃって」
「ううん、大丈夫だよ。お兄ちゃんは大丈夫なの?」
「……大丈夫……って言いたいところだけど……」
お兄ちゃんは視線を自分の足に落とした。
「……今年のインターハイはむりだな。
最後の大会だからどうしても出たかったんだけど……」
「……そっか……」
沈んだお兄ちゃんなんて初めて見るから、あたしは何も言えなくなっちゃった…。
しばらくすると、看護婦さんにお兄ちゃんは呼ばれて、検査室に入っていった。
検査は3時間ぐらいかかった。
その間にお母さんが一度戻って来て、あたしに荷物を渡すと、
夜のパートの仕事に行った。入院費のことを考えると、休めないらしい。

やっとお兄ちゃんが病室に戻ってきたときには、もう7時を過ぎてた。
「検査、どうだった?」
「うん…なんだかいろいろ調べられたよ。結果は明日だって。」
それから、あたしたちはとりとめのないことを話した。
お兄ちゃんは最近ずっと部活で忙しかったから、いろいろ話すのは久しぶりだった。
「優子は彼氏できたの?」
「できないよ〜!イイ男と出会えないんだもん!
お兄ちゃんこそ、内緒で彼女作ってんじゃん?」
「部活で忙しくてそれどころじゃないよ」

そんな話をしているうちに、館内放送があり、
面会時間があと10分で終わることを知らせてきた。
「……そろそろ行かなきゃね。…明日、また来るから。」
「…………」
無言で、お兄ちゃんはまた自分の足に視線を落とした。
「…もう行かなきゃ…」
あたしがそう言って立ち上がろうとした時、
突然お兄ちゃんはあたしの手をつかんで、あたしを優しく引き寄せた。
506ゆきかづき:04/09/08 11:53 ID:Fzo3pejp
「え!?」
あたしはちょうどお兄ちゃんの胸の上におおいかぶさる形になった。
「ど、どしたの?」
あたしは驚いて、お兄ちゃんの顔を見て言った。
お兄ちゃんはゆっくりと口を開いて囁いた。
「…ごめん、優子、……不安なんだよ」
お兄ちゃんは目を閉じてた。
「…こんな不安な気持ちは初めてなんだ。
俺、今まで来月のインターハイだけ考えてやってたからさ、それが駄目になっちゃうなんて……」
「…お兄ちゃん……」
あたしはお兄ちゃんがなんだかとてもかわいそうに、そして愛しくなって、
お兄ちゃんを抱き締めた。
お兄ちゃんの体は硬かった。
お兄ちゃんはあたしを抱き締め返して、ほおずりするように頭を動かした。
「お兄ちゃん……」
あたしはお兄ちゃんの耳元で囁いた。
507ゆきかづき:04/09/08 11:55 ID:Fzo3pejp
お兄ちゃんの手があたしの背中を撫でる。
なんだかあたしはそれがとっても気持ち良くって、目を閉じてそれを感じた。
…あたしも左手を動かしてお兄ちゃんの背中をなでた。
あたたかい。なんだかあたしはとても嬉しくなって、手を大きく動かした。
…と、あたしの手首になにか硬いものがあたった……
「…ん?なにこれ……?」
あたしはその硬いものを軽くつかんで、そっちに顔を向けてそれを確認した……
「…え!?」
それは…お兄ちゃんの股間にあった……!
びっくりしてお兄ちゃんの顔のほうに振り向くと、お兄ちゃんは恥ずかしそうに笑ってた。
「……ごめん優子、お前の体が柔らかかったから…思わず……」
「え〜…これ、これがお兄ちゃんの……。…こんなに硬くなるものなんだぁ」
もちろんあたしだっていままでお風呂上がりとかのお兄ちゃんのおちんちんを見たことはあったが、
いつもはふにゃふにゃにたれさがってて、こんなに硬くなるっていうイメージは全く無かった。
あたしはあたしの体のせいでお兄ちゃんのおちんちんがこんなになってることが、
信じられないぐらい嬉しくって、思わずその硬いものを握りしめた。
508ゆきかづき:04/09/08 11:57 ID:Fzo3pejp
「はっ…」
お兄ちゃんの口から吐息が漏れる……。
ゆっくりとあたしは握った手を上下に動かした…。
「あっ…だ、だめだ優子……だめだよ」
お兄ちゃんは可愛い声を出してあたしの左手を押さえようとした。
「うふふ…カワイイ……こんなお兄ちゃん初めて見るわぁ」
あたしはそう言うと、さらにお兄ちゃんの分身をなでさすった。
「はっ…はぁうぅっ」お兄ちゃんがせつなげな声を出す。
「ズボン、邪魔だね!下ろしちゃおっかぁ……」
そういうと、あたしは両手を使ってお兄ちゃんのズボンを下ろした。
「だ、だめだよ優子っ…」
ズボンの下の灰色のトランクスは見事にテントのように三角形になってた。
「これが、テントをはるってことなんだね〜」
よく見ると、じんわりとそのテントのてっぺんが濡れているのがわかった。
「えぇ〜?!男の人も濡れるの?…大変、パンツ脱がさないと…」
「ま、待って優子……」
お兄ちゃんが止めるのもかまわず、あたしはパンツを脱がしにかかった。
硬くなったおにいちゃんの分身にパンツが引っかかったけど、
何とか脱がすことが出来た。
「これが、お兄ちゃんの…。」
硬くなって、まるで臨戦態勢に入っているかのようなおにいちゃんの持ち物を、
私はまじまじと見た。
ここで、面会時間終了の館内放送が流れたけど、私はもうお兄ちゃんのモノに夢中で、耳に入らなかった。
509ゆきかづき:04/09/08 11:59 ID:Fzo3pejp
「なんか、かーわいい。」
わたしは、そのピンク色のキノコのような形を、なんだかとっても可愛いって思った。・・・・そっと左手で触れてみる。
「はぁっ、あぁっ…」
お兄ちゃんはまた可愛い声を出した。
なんかあたしのすることにいちいち反応してくれているのが嬉しい。
さらにお兄ちゃんのキノコをさすり上げる。
「あぁっ、・・・気持ちいい・・・。」
「気持ちいいの?お兄ちゃん。」
「・・・いいよ。優子。」
さっきまでは抵抗するそぶりを見せてたおにいちゃんだったけど、
もう気持ちよさに耐えられなくなったのか、全身の力を抜いて、
あたしのされるがままになってる。
お兄ちゃんのキノコに顔を近づけてみる。やっぱり可愛い形してる。
そして・・・・なんだか刺激的な・・・でも懐かしいような匂い・・・
「あぁっ、優子・・・・はぁっ」
もうあたしは無意識のうちにお兄ちゃんのキノコにくちづけし、
舌先でぺろぺろなめた。ちょっとしょっぱい。
でもなんだか止まらない味・・・・。
「うぅっ、気持ちいいっ・・・ぁあっ」
お兄ちゃんの切なげな声を聞きながら、あたしはお兄ちゃんのをついに口にほおばった。
口の中でそれをやさしく舌でなでてあげる。
510ゆきかづき:04/09/08 12:01 ID:Fzo3pejp
「ゆ、優子・・・だめっ、」
「ろうひはの?」ゆっくりと口を上下させながらあたしは聞いた。
「で、出そうだよっっ。・・・あぁっ」
「れほうなの?」
口の中でお兄ちゃんが暴れてる。先端がなんだかふくらんできて、なんだか爆発しそう。
「ゆ、優子っ、あぁっ、イクっ、イクよぉっ!!」
その言葉と同時に、お兄ちゃんのキノコのてっぺんからあたしの口の中に液体があふれだしてきた。

「あぁっ、あぁっ・・・・あっ・・・はぁぁぁっ」
どんどん口の中がお兄ちゃんの液体で満たされていく・・・
なんだかふわふわしてあたたかいその液体は、なんかとってもやさしく感じた。
ごくんっごくんって飲み込んだけど、まだお兄ちゃん味の液体は発射されてくる。
あたしはそれをこぼしたくなくって、吸い取るようにして味わった。
「・・・・・優子・・・・・」
やっと放出が終わった。
あたしはキノコを口の中に入れたまま、キノコ全体をなめとり、
お兄ちゃんを残さず味わった。
「・・・・ふあぁっ、美味しかった!」
あたしはやっとキノコから口を離すことができた。まだ口の中がお兄ちゃん味。
「・・・優子・・・・・気持ちよかった・・・・・けど・・・・」
「・・・・何?」あたしは制服の袖で口をぬぐいながら言った。
「・・・・ごめんね・・・妹にこんなことさせちゃうなんて・・・・最低の兄貴だな」
511ゆきかづき:04/09/08 12:02 ID:Fzo3pejp
「ううん、だってお兄ちゃんがさせたわけじゃないでしょ?
・・・・お兄ちゃんに抱きしめられた時、あたしとっても嬉しくって、
・・・お兄ちゃんの事が愛しくなっちゃって
・・・それでお兄ちゃんあそこを硬くしてくれてたから・・・・・」
「優子・・・・」
「・・・・嬉しかったよ。
お兄ちゃんがあたしを必要としてくれてるんだって思って。」
「・・・・ありがと、優子。ほんとにありがとう・・・・」
お兄ちゃんはあたしを見つめながら、泣きそうな顔で言った。
なんだかあたしも泣いちゃいそうだったから、
またあたしはお兄ちゃんを抱きしめて、お兄ちゃんの胸に耳をあてた。
「・・・すっごいどきどきしてるよ。」
「そりゃあ・・・すっごく気持ちよかったから・・・。」
恥ずかしそうにお兄ちゃんは言った。
「・・・でもすごいいっぱい出たね。あふれちゃうかと思った。」
「・・・ん?い、いや、たまってたから・・・・」
「・・・へぇ〜、たまるもんなんだぁ〜・・・おもしろ〜い。」
そういいながらあたしはまたお兄ちゃんの股間をまさぐった。
「ちょっ、ちょっと優子っ、待って」
またお兄ちゃんのキノコを探りあてた。
「・・・うん?またなにか出てきてるよ?」
何か指にぬるぬるしたものがからまったから、
あたしはびっくりしてそのキノコをまた見直した。
「・・・そ、それは・・・」
やっぱりキノコの先端から透明な液体が出てきてた。
512ゆきかづき:04/09/08 12:04 ID:Fzo3pejp
「また出てる〜っ!まだたまってんの?」
お兄ちゃんを見ると、お兄ちゃんは首を振って恥ずかしそうに言った。
「ちがうよ、それは射精した後の残り汁だよ、射精した後は必ず出るのっ。」
「・・・・へぇ〜、そうなんだ・・・。・・・もったいないからなめちゃうよ?」
「ちょっ、ちょっと待て、優子っ」
あたしはおにいちゃんの言うことも聞かずにまたお兄ちゃんの分身を口にふくんだ。
さっきと違ってそれはとっても柔らかかった。不思議〜。
お兄ちゃんの残り汁は、ちょっと苦かったけど、独特の味で、もっと味わいたいって思った。
口にふくみながら舌先でキノコの先端をなめ取る。
「・・・ちょっと待ってっていうのに・・・・あっ」
またお兄ちゃんが切なげな声をだした。
・・・あれ?だんだんキノコがふくらんできてる?
「はっ、・・・はぁぁっ」
どんどんキノコはおっきく、硬くなっていった。
「お兄ちゃん、またおっきくなって来たよ。」
キノコから口を離してあたしはお兄ちゃんに言った。
「・・・だって・・・・そりゃあ気持ちよければ大きくなるさ。」
お兄ちゃんは恥ずかしそうに、目をうるませて言った。
「おもしろ〜い!・・・・じゃあさ、もっと気持ちよくなれば、また精子出してくれるの?」
「そ、そうだよ・・・。」
「じゃあ、もっと気持ちよくさせたげる。」
またあたしは硬くなったキノコをほおばった。
「・・・優子ぉっ・・・はぁぁっ」
ゆっくりと、口でお兄ちゃんの形を覚えられるように、あたしは優しく上下に口を動かした。
「あぁぅっ、・・・はぁあっ・・・気持ちいいっ・・・」
お兄ちゃんの声を聞きながら口を動かしてると、なんだか頭がぼうっとしてきて、もう止まらなかった。
513ゆきかづき:04/09/08 12:06 ID:Fzo3pejp
なんだかエッチな音が病室内に響いた。
「ぅううっ・・・だめだっ、優子っ、・・・イきそうっ・・・ぁああっ」
「ひひほうなほ?」
ほおばりながらあたしは上目づかいにお兄ちゃんをみた。
おにいちゃん、切なげな、苦しそうな顔してる。
「・・・・そ、そのままっ・・・続けてっ優子!」
もう限界が近そうな声で、お兄ちゃんはあたしに頼んだ。
お兄ちゃんがあたしに頼みごとするなんて、今まであったっけか?
「うぅっ・・・ううぅっ・・・イきそうっ・・・優子っ、優子っ」
・・・嬉しいっ!もうあたしは夢中で激しく口を動かした。
「あっ、あっ、あぁぅっ、・・・イクよっ、
・・・優子っ、イ、イっ・・・・くううぅ〜!」
・・・・またキノコのかさがふくらんで・・・・あふれ出してきたっ!
「はぁあああああっ〜!」
今度はさっきよりちょっと薄い感じだったけど、かすかに甘い気がした。
こぼさないように、吸い取る。
「・・・・・・くっ、・・・はぁあっ・・・・あぁっ・・・」
お兄ちゃんが声を上げるたびに、ぴゅっ、ぴゅって出てくる。
「・・・・・・・・・・・・・・優子・・・・・・・」
もう終わったのかな?さっきよりやっぱり少ないみたい。
さっきみたいにキノコ全体をなめ取るようにして、あたしはキノコを口から離した。
514ゆきかづき:04/09/08 12:08 ID:Fzo3pejp
「・・・・・・さっきより少なかったよ?」
「・・・・・・そりゃあ、連発したんだもん、少ないさ。・・・・またためなきゃだめだよ。」
「・・・・そっかあ・・・残念っ。・・・・でも美味しかったぁ!」
また制服の袖で口をふいてるあたしをお兄ちゃんはまじまじと見つめてる。
「・・・・やだぁっ、・・・どうしたの?なんかついてる?」
「・・・・いや、・・・・優子、かわいいなって思って・・・・・」
「・・・・えっ!?・・・・・やだぁっ」
なんか急にあたし恥ずかしくなって顔を背けた。
「・・・・ごめん、・・・・」お兄ちゃんは気まずそうに言った。
「・・・・・・・別に謝らなくってもいいよ。・・・・嬉しいんだから。」
でもまともにお兄ちゃんの顔は見られなかった。
515ゆきかづき:04/09/08 12:10 ID:Fzo3pejp
「・・・・・・あたし、もう帰らなきゃ。・・・・・面会時間、だいぶ過ぎちゃった。」
「・・・・・・うん・・・・・」
「あした、また来るよ」
「・・・・うん・・・・・」
あたしは手早くお兄ちゃんのパンツとズボンを上げたげて、立ちあがった。
「・・・・・・もう、今は、・・・・・不安じゃないでしょ?」お兄ちゃんに笑顔で言った。
「・・・・あぁ・・・・」
「あたしがいるんだから。おにいちゃんには、あたしがいるんだから。」
「・・・・ああ、優子、・・・・ほんとにありがとう。」
お兄ちゃんは笑顔であたしにお礼をいってくれた。
もうあたしは嬉しくってはちきれそうだった。
「・・・・じゃあ、明日来るからね。・・・・またためといてねっ!」
「えぇっ!?・・・・うんっ!」
お兄ちゃんは驚いた顔したけど、笑顔でうなづいた。
「じゃあ、またねっ、ばいばいっ」病室のドアを開けて、病室の外に出て、
廊下からお別れを言った。
「うん、じゃあな」
ドアを閉めて、あたしは浮かれ気分で病院の廊下を歩いた。
口の中にはまだ少し、お兄ちゃんの味が残ってる。

おわり
516名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:10 ID:uzN7iUDE
ジュルプ
517ゆきかづき:04/09/08 12:12 ID:Fzo3pejp
・・・・長々と失礼致しましたぁっ
初めての投下ですが、長文書き込むのって結構大変ですねー
乾燥待ってますー
518名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:16 ID:uzN7iUDE
なんだかふわふわしてあたたかいその液体
とか
まだ口の中がお兄ちゃん味
とか
口でお兄ちゃんの形を覚えられるように
とか
口の中にはまだ少し、お兄ちゃんの味が残ってる
とか
その辺の言葉遣いが好き
519名無しさん@ピンキー:04/09/08 18:33 ID:T+0FlI3c
メール欄に『sage』と入れたら幸せになれる希ガス
520白ごはん:04/09/09 01:56 ID:4P1/PUb8
息を殺し、気取られないように一つ、また一つと歩を進める。五臓の底に息をためて、畏れずためらわず……ややっ、こんちこんち!向井邪邪丸です!
大きな大会もしばらくなく、モチベーションの下がりきった顔で僕達は2年3組の教室の中、残暑に苦しんでいたワケなんだけど…
「ねぇね、むっきーむっきー!若い肢体を持て余すのもアレだし、かくれんぼしよっか」
スカートの中を団扇でぱたぱたと扇ぎながらの瞳美先輩の提案により、僕は彼女を見つけるために校内をさまよっているのでした。色はうすいピンクでした。


「…おっと、いけないいけない」
下着という物への憧れと相まって、僕の股間はぐぐっと膨らみかけてしまう。
回数を減らせばその分、量が増えるということを先輩は学習したらしく、最近はたまにしか特別練習をしてくれないのだ。
いつ来るとも分からぬ灰色の快楽のため、僕はオナニー断ちを敢行しているんだけど……
「もう3日目かぁ……。早くしてくれないかな〜」
想像してみて下さい。
中学1年の健康な男子が、3日間も右手(もしくは左手)に留守番させる、その愛しさと切なさと心細さを。

521白ごはん:04/09/09 01:58 ID:4P1/PUb8
3日間のチン黙を続けているマイサンは、わずかな妄想ですらも直立不動の態勢に入るのだ。

「鎮まりたまへ、鎮まりたまへ……池上さん、おぉ池上さん……」
僕は固く目をつむり、同じクラスで隣りの席に座る、試合後のタイのキックボクサー風の顔をした女の子を思い浮かべてみた。
「ふうっ、さすが池上さんだ!瞳美先輩のパンチラを相殺するなんて………!?」
背筋がピーンと張りつめる。この気配……瞳美先輩と似てるけど少し違う……だけど僕はこの気配を知っている。一週間くらい前から僕をつけてくる誰かのものだ!
青臭い夏の空気を吸い込んで、背後にいるその人物に意識だけを向ける。

ツクツクホ〜シ、ツクツクホ〜シ、ツクツク…………
「誰だ!」
夏の終わりを謳うセミの声が止むとともに、一瞬にして振り返る。しかしそこには誰もいない。
「……おかしいなぁ、完全に気を捉えたと思ったんだけど。いったい誰なんだろう?瞳美先輩によく似た感覚だったけ………」

バコォッ!!!!!


後頭部に鋭い衝撃がはしり、思考が強制的に中断される。
薄れゆく意識のなか、僕がなんとか見ることが出来たのは……濃紺のブルマだけだったわけで…………
522白ごはん:04/09/09 01:58 ID:4P1/PUb8
パコン……ぺちっ

パコン……ぺちっ


……?
ぼんやりとした視界に、薄暗い天井が入ってくる。手足が動かない…………
パコン……ぺちっ

首だけを起こし、股間ごしに音のする方を見やる。そこには、スピンのかかったサーブを僕のチンポに打ちつける、卓球少女がいるだけなのであった……。


つづく






「んなアホなっ」
あまりに異常なシチュエーションのために、僕は思わず80年代風のつっこみを入れてしまった。
「球を玉にあてて、狙え金!」
なんてジョークが思いつくほど、僕の意識は一気に覚醒した。

「あら、起きたのね」
僕が目を覚ましたことに気付いた少女は、ラケットを置き近付いてくる。うん……結構可愛いかもしんない……ってこの人は!!
「あなたもしかして……」
赤みがかったショートカットに、クールビューティな印象を抱かせる切れ長の目、そしてなによりも、この中学校で濃紺のブルマを穿くことを許された唯一の人物!

523白ごはん:04/09/09 02:36 ID:4P1/PUb8
「そう、『全知全能の卓球部長』こと沢井 ゆかり……それが私」
「誰に向かってやってるんですか?その小ぶりな胸を強調するあざといセクシーポーズは」
「だって私は『全知全能の卓球部長』だもの……モニタの向こうへのサービスカットも忘れないわ……」

な、何を言ってるんだろうこの人?
卓球部の副業として占いをやり、百発百中だということで女子に絶大な支持を受けてるらしいけど、本当になにか見えているのか…?……いや、そうじゃなくて!

「その沢井先輩が、なぜ僕を卓球台に縛りつけ、チンチン丸出しにしてるんですか!?」
「水くさいわ……私のことはゆかりんって呼んでね……」
「ゆ、ゆかりん……」
「やん……照れちゃう……」

そう言って彼女は頬を赤くしながらくい込んだブルマを直すのだった。ダンディズム!
………はっ!なぜか気付かないうちにゆかりんのペースになっている!初めて遭遇するタイプだなぁ……。

「あのですね……だからなぜ……」
「私は……今まで沢山の相談をうけ、それを解決してきたわ……」
なんだ、急に真顔になって語り始めたぞ。
524白ごはん:04/09/09 02:37 ID:4P1/PUb8
「サクサクした食感のマーボー豆腐の作り方から、デンプシーロールの弱点の克服法まで…女の子の持つさまざまな悩みを解決してきたの…」
「は、はぁ……」

微妙にピントのずれた悩みだなぁ。
しかし、確かに彼女は様々な問題を占いや助言により解決してきたのである。
悩みを解消した女の子信者達はその後ゆかりんを慕い入部し、いまや卓球部は50人の部員を抱え、吹奏楽部と並ぶ大所帯にまで成長。『全知全能の卓球部長』という浮き名の所以である。

「だけど最近……困った相談をされたの……それで、向井くんに協力して欲しくて……」
ゆかりんは長いまつげをそっと伏せた。しかし何だろう?これ程の人が困ってしまう相談て。しかし……

「ぼ、僕でよければお聞きしますけど……」
僕だって父さんの血をひく漢なのだ。こんな美少女の頼みを断るワケにはいかない!
頼みが了承されたことが分かり、ゆかりんはにこ〜っと微笑んだ。
「ありがとう……」

か〜っ!こちらこそ、生まれてきてくれてありがとうだぜ、この野郎!彼女の微笑みを目にし、俄然やる気がでてくる。
「はいっ!それで……僕は何をすればいいんでしょうか?」
525白ごはん:04/09/09 02:38 ID:4P1/PUb8
するとゆかりんは慌てて手を振る。
「あっ……向井くんは何もする必要は無いの……だって、相談の内容は……」
「内容は?」
オウム返しに聞くと、彼女は手をもじもじさせながら一つ小さく息をはいた。
「病みつきになるほどの快感を……男の子に与えて、もう二度とは戻れない……後ろ向きの人生に引きずり込む方法…………」


メっトロポリタンジャーーーニイィーー!!!!


……何を言ってるんだこのめんこい娘は。全然分かってない。
君のその表情、仕草、言葉こそが一番の快感な・ん・だ・ZE。………ってそうじゃないでしょう僕!

「ででででも、なんで僕なんですか!?」
いつでもポジティブ・ライフを心掛けてきた僕のうろたえる様子を見て、それはね……と、彼女は微笑んだ。
「私が……ショタ好きだから……」

ああそうか、そうだったんだ。だから瞳美先輩と似た気配を身にまとっていたんだね。言うなれば彼女たちと僕との関係は捕食者と小動物だもんね。納得!
悟りに似た境地に至った僕の下半身に、ゆかりんは跨ってきた。

「じゃあ早速……」
言うや否や、彼女はブルマ尻を僕のチンポにぐりぐりと押し付けてきたのだ!
526白ごはん:04/09/09 02:38 ID:4P1/PUb8
「どおかな……?気持ちいい……?」
息を荒くしながら、腰をぐいぐいローリングさせてくる。剥き出しのチンポコに、柔らかいながら弾力を保ったブルマ生地が擦り付けられ、『右曲がりの鬼』は早くも60%の力を示した。

それだけでも気持ちいいのに、さらにゆかりんは………

「えいっ」
むぎゅ〜
パイオツを僕の顔に押し付けてきたのであります大尉!
おや?このほっぺに感じるしこりはもしや…………
「ふふっ……分かる…?体操着の下……ノーブラなの……んんっ…」

今死んでも悔いは無いッ!いやっ、出来れば最後に3日間の寂しさと情熱とがミックスされたホットミルクを、この濃紺のブルマにぶっかけて果てたいッ!!
両親と妹にあてた辞世の句を考えてる最中も、ゆかりんの動きは止まらない。
「ほらぁ〜ほらぁ〜…欲情しちゃえ〜……。まだ未成熟ゆえの歪んだ劣情を私に浴びせちゃえ〜…」
腰のうねりが上半身に伝わり、その流れに乗って胸を押し付けてくる。見事なまでの連携だ!チンポパワー80%達成!
段々迫ってくる射精の瞬間を待っていると、ゆかりんは突然にその国宝級の動きを止めた。

「はぁ…はぁ…、これはここまで……」
527白ごはん:04/09/09 02:41 ID:4P1/PUb8
「えー」
涙さえ浮かべて腰をぴこぴこさせる僕を尻目に、彼女は卓球台から降りた。
息を荒げる彼女のブルマの大きな染みは、果たして僕の先走り汁のみに因るものだったのか…………汁といえば「先走り汁」と「なめこ汁」の二種類しか知らない幼い僕には、分か、らんのである……。


めしべについて考察していた僕に、赤い髪の少女は囁いた。
「次はこれ……それそれ〜……」
チンポ越しに彼女は笑顔を見せ、その小さく繊細な手をぴとっ、と鬼にそえた。
う〜ん…かすかにひんやりとして、吸い付くようなこの感触………妖刀の放つほのかな青白い光に似ている!

「………それじゃいくよ……とりゃ〜……」
掛け声はぼんやりしてるものの、物凄い手コキが始まった。
さすが卓球部部長と言うべきか…くいっ、くいっと波うつ手首のスナップが素晴らしすぎる!
断言する!
今なら王○サーブ以上の球が君には打てる!

くちゅっ、じゅぐ、ぬちゅっ、ぬちゅっ……

卑猥な音を聞くともなく聞きながら僕は、
(マイサンは赤黒いから……きっと赤鬼さんにも黒鬼さんにも、仲間に入れてはもらえないよね……)
なんて…ちょっぴりおセンチな気分だった。
528白ごはん:04/09/09 02:43 ID:4P1/PUb8
さきっぽから次々と溢れる汁は、ついにゆかりんの手首から垂れ落ちるまでの量に達し、僕のチンポも……うむ!100%状態に到達した!

(あいにくここまで先走りを出すのは初めてでねえぇェェ。…ほかほかの精液でねっとりと体中を染めて、泣き叫ぶがよいわ!)
しかし悲鳴をあげたのは彼女ではなかった。根元が膨らみかけた瞬間にパッと手を離したからである。

「キャー。なんでこんなとこで止めるんですかぁ〜!うぅっ……あんまりですぅ……」
美しい涙がとめどなく溢れる。
マイサンもびくっびくっとしながら、ちょっと白いものが混じった涙を流している。

「だって……手で出しちゃったらスレ違いだ!と罵られちゃうじゃない………ねっ」
「誰に向かってやってるんですか、その困った表情の上目遣いは」
「…それとも罵られるのは好き…?踏んであげよっか……?」


頬を赤くしつつ、ドキドキを抑えるかのように小ぶりな胸に手をあてながら、僕をちらちら見ている。
ふ、踏まれるのもいいかも……出来れば靴下は履いたままで……。

「……罵られるのは嫌いです」
「……そう、ざんねん……」
大切な時に素直になれない僕のばかっ……。
529白ごはん:04/09/09 02:44 ID:4P1/PUb8
「じゃあ……いくね」
ゆかりんは薄い唇を丸くひらいて……


ぱくっ


おほーっ!
手のひらと同じように、ゆかりんはお口の中もひんやりとしている!
うーーん……瞳美先輩の溶かされるような快感を与えてくれる暖かいおくちもいいけど、ひんやりとしたおくちも気持ちEなぁ。
チンポとの温度差のためか、れろれろとうねる舌や、くちゅくちゅと音をたてる唾液の動きが鋭く伝わり、脳が夢現な感じに陥るのです。


ゆかりんを見てみると、目を閉じて一心不乱にしゃぶっている。
口に含んだ鬼頭を一生懸命に舌を使い舐めまわし、切なそうに眉を寄せて、じゅるじゅると音をたてて色んなものが混じった唾液をすすっている………ああ……120%だ………。

「……ぷはっ」
太すぎるのでアゴが疲れたたのだろう、ゆかりんは一度口を離し、僕の目を上気した顔で見つめ


にこっ


微笑みながら裏筋にちゅっ、と軽くキスをした。とどめは、それだけで充分だった。


530白ごはん:04/09/09 02:46 ID:4P1/PUb8
「うえーーーーーーーーーーーいっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
どびゅるるっ!!どびゅるるっ!!どびゅるるっ!!

こ、こんなの初めてだ!細い管の中を大きく濃い塊が次々に通りぬけていき、危険なほどの快感が僕を襲った。半開きの口からは、ヨダレが垂れているかもしれない。分からない。何も考えられない。


どびゅるるっ!!どびゅるるっ!!どびゅるるっ!!


涙の溜まった目をゆかりんに向けると、恍惚の表情で虚空を見つめ、全ての精液をその躰にうけとめようとしていた。


どぴゅっ……ぴゅ……

やっと終わった……。
ゆかりんは薄く目を開けて、自分にまとわりつく精液を確認している。
前髪からブルマから伸びる太ももまで、余すとこなく濃いザーメンに犯されていた。
体操着には精液が染みこみすぎて、乳首が透けて見えている。
それに気付いた彼女はクスっと笑い、乳首にべっとりとついた白い塊を指先でぷるぷると弄びながら深く息を吸った。


531白ごはん:04/09/09 02:47 ID:4P1/PUb8
「……んー……精液ってこういう匂いなのね………なんだかHなにお………」
「あーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
甲高い叫び声が、卓球部の部室に満ちた淫靡な空気をぶち壊した。
肩をいからせ、大股でこっちにやって来るのは……。

「あら……ヒトちゃん………どうしたの?」
ゆかりんが、精子まみれの顔でにっこり笑った。そう!瞳美先輩がやって来たのだ!
「どうしたのん?………じゃないでしょっ!全く……なかなか探しに来ないと思ったら…」

……そういえば隠れんぼしてたんだっけ。

「私のムッキーに何してんのっ、ゆかりん!」
どうやらこの2人は友達らしい。ぷりぷり怒っている瞳美先輩に、ゆかりんは事もなげにこう言った。
「ヒトちゃんに頼まれたこと……調べてたの………。ほら、後ろ向きの人生に引きずり込む方法………」


あんただったんかいっ!!


そんなツッコミをする気力も無いほど疲労していた僕は、死んだ魚のような目でなりゆきを見守った。
532白ごはん:04/09/09 02:48 ID:4P1/PUb8
「だからってムッキーを選ぶことないでしょ!せっかく……せっかく3日間もタメさせたのにぃ……」
驚いたことに、先輩のキレイな瞳から大粒の涙がポロポロこぼれた。瞳美先輩……僕よりつらい思いをしてたんですね………。

「ふふっ……おかげでこんなにいっぱい……出ちゃった……ちゅっ」
ゆかりんは笑いながら、太ももに引っ付いた精液を指ですくって、瞳美先輩に見せつけるようにして舐めた。


ぶちっ


「うぅ〜〜〜っ……………返せ〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!それはぜんぶ私の精液よ!」
「ふふっ………あーげない……」


二人の争いをぼんやりと眺めながら、僕はふと思う。逃げられないのは僕なのか、それとも彼女たちなのか……。
まあ考えるの面倒くさいし寝よっと。
今日の晩ごはん、しゃぶしゃぶだといいなぁ………。


卓球ラケットを握ったゆかりんとフルートを縦笛のように吹いている瞳美先輩。2人の異種格闘技を眺めながら、ぼくは深い眠りに落ちていくのでありました。




おわり
533名無しさん@ピンキー:04/09/09 09:40 ID:KCcJSioY
4へぇ
534名無しさん@ピンキー:04/09/09 10:05 ID:V24F5Hpv
白ごはん神グッジョブ!!
一瞬足コキもあるのかと思ったけど…チト残念でしたorz
でも全体的には良すぎでした。(ギャグも含め)
これからもがんがってください。待っております。
535名無しさん@ピンキー:04/09/09 12:56 ID:T5X2a0H4
ゆきかづきさんも白ごはんさんもGJ!
物凄く(*゚∀゚)=3ハァハァシマスタ
536名無しさん@ピンキー:04/09/10 10:31 ID:YJeUJOhP
個人的には兄妹じゃないほうが好きでしたが…
なにはともあれゆきかづき様GJ!
537ゆきかづき:04/09/10 21:55:12 ID:ZJ0cieL/
ありがとうごさいます!
みなさんによろこんでいただけたようで嬉しいです〜
またそのうち書きたいと思いますのでよろしく!
538名無しさん@ピンキー:04/09/10 23:16:41 ID:3UKhD3uV
だからsage覚えようよ
539名無しさん@ピンキー:04/09/11 21:28:44 ID:w4CXifzC
かなり長いけどOKですか?
540名無しさん@ピンキー:04/09/11 21:29:39 ID:eQwCBBU7
>>539
かもん!
541名無しさん@ピンキー:04/09/11 22:00:40 ID:w4CXifzC
なんでお前らのために書き込まなきゃいけないんだよ!死ねよ!
542名無しさん@ピンキー:04/09/11 23:11:05 ID:vMzG3uWB
>>541
ワロタ
543名無しさん@ピンキー:04/09/12 02:34:55 ID:udRiHcvC
>>541
まぁ……池津なおひと……。
544名無しさん@ピンキー:04/09/12 13:39:48 ID:5s28Kt9S
「兄ちゃ〜ん」
ちんこ

ドピュー


「もうやめろよ」

「私お兄さんが…」

ドピュー

「明日は雨か」
545名無しさん@ピンキー:04/09/14 22:47:54 ID:K5PeHzJa
>>541
ゴラァ!
PCにビール吹いただろ−が!
546名無しさん@ピンキー:04/09/15 13:41:56 ID:1vnbi14H
「ハイジはどうしていつも座っておしっこするんだ?」
「私ペーターやおじいさんみたいにちんちんがないもの」
「えぇぇ!!!本当かいハイジ!?病気なのかい?」
「分からないわ。。どうしようペーター!!」
「ちょっと見せてごらん。うわっ!本当にないよ!」
「なんでかしら、、でも、そこからおしっこがでるのよ。」
「ふ〜ん。ちょっとさわってみるね。ん?指が入っていくよ!ハイジ痛くないかい?」
「う、うん。。」
「この穴のどこかにちんちんが隠れてるのかもしれないよ。よいしょ。よいしょ」
「ぺ、ペーター、、、あまりいじらないで。。」「そういわれてもなぁ。ん?なんか膨らんでるところがあるぞ!これがちんちんかな?」
「あっ、、や、やめてペーター」
「どうしたんだハイジ!?顔が赤いよ!」
「なぜか分からない、分からないわ。でもなんだか気持ちがいいの。」
「気持ちいい?変なやつだなぁ。」
547名無しさん@ピンキー:04/09/15 18:29:45 ID:YmEurKT8
kimoi
548名無しさん@ピンキー:04/09/16 00:26:52 ID:t5cHrPmD
うえーい
549名無しさん@ピンキー:04/09/16 13:03:04 ID:wBSTIQVI
ドラキュラってどうやって処女かどうかを見分けるんだろ?
550名無しさん@ピンキー:04/09/16 18:18:18 ID:BFkjWuHF
匂い。
551名無しさん@ピンキー:04/09/16 19:42:57 ID:KCCyPGUc
触診
552名無しさん@ピンキー:04/09/17 17:17:04 ID:A3fw6sHJ
ブラボーアイ
553名無しさん@ピンキー:04/09/19 02:21:59 ID:dG2ZmESU
「ん?クララじゃないか!こんなところどうしたんだい?」
「あ、ペーター!車いすのタイヤが挟まって動かないの」
「よ〜し見てな!えい!ほ〜らはずれた!ん?うわぁ!ク、クララ・・・」
「あ、ありがとう!どうしたのペーター?」
「パ、パ、パンツが見えてるんだよ〜」
「あっ・・・・ぺ、ペーター私足が動かせないの・・・手伝ってくれる?」
「えぇぇ!足をずらすのを手伝うの!?わ、分かったよ、、ほら」
「ありがとうペーター。そんなに赤くならないで、私も恥ずかしくなるわ」
「あ、え、、う、うん。ごめん。女の人のパンツ見たの初めてだし足触っちゃったから・・・」
「うふふっ。そんなこといいわよ。それよりさっきから気になるんだけどポケットになにいれてるの?ズボンがすごく膨らんでるわ。」
「え!!こ、これは・・・」「なんなの?ちょっとみせて?」
「み、見せる〜!?とんでもない!こんなもの見せれないよ!」
「ペーターのいじわる・・・・ちょっとくらいいいじゃない」
「・・・・・・分かったよ!見せりゃあいいんだろ!ほら!」
「きゃあ!なぜズボンをぬぐの!!??」
「」
554名無しさん@ピンキー:04/09/19 08:28:14 ID:MmIXCbd1
最後のカッコがなんか笑えたw
555名無しさん@ピンキー:04/09/19 09:42:52 ID:dG2ZmESU
おじいさん歩けるようにしてくれてありがとう。お礼にちんちんなめさせて!

ほらクララ舐めやがれ!

ずるいわクララ私もやる!

ハイジ!お前もか!二人で仲良くねぶりなさい。

はい


はい


556名無しさん@ピンキー:04/09/21 17:00:07 ID:QpjZJjLa
ハ○ジネタは大昔に月森泉が描いてたなー。
とんでもないネタだった。
557名無しさん@ピンキー:04/09/21 19:47:37 ID:O0OeQhNK
クララの足でも落とすのか?
558名無しさん@ピンキー:04/09/22 09:42:40 ID:9Il9u7TA
クララがふたなりでクララが勃ったとか
559ポニ ◆z0MWdctOjE :04/09/22 23:11:34 ID:8tLnDDTE
いつものように仕事が終わりいつものように帰る準備をする。
デジャブのように繰り返される1日だが今日は違っていた。
今日は誕生日なのである。いつもならまっすぐ帰りすぐ眠りにつくのだが、今日はまだ帰る気分にならず回り道をした。
夜遅く真っ暗な道を進んでいく・・・・


「ん?」
マンコはなにやら不思議な光を放つ廃屋を見つけた。
「な、なんだ?誕生日だしもしかしたら神様からの宝物があるのか!?」
マンコは不思議な光に引き寄せられるように廃屋の前にスキップしてきた。
「あっ・・いい・・いいよ!・・・・僕もういきそうだ・・・・」

中から声が聞こえてくる。マンコは窓から廃屋内を覗いた。
中を覗いてマンコは驚いた。中では全裸の男がチンコをおったて一人で喘ぎ声をあげてきた。
「あ・・・もう駄目ぽ・・・・・・・うっ」

見ていると男のちんこから大量の精子が飛び出した。
マンコはなにがなんだか分からなかった。

それから男は廃屋をあとにした。

マンコは男がなにをしていたのか気になり廃屋の中にはいった。

中にはいった。瞬間景色がガラリと変わった。
目の前には高級そうな作りの壁、大きなベッドが一つ、そしてチャイナドレスを着た若い女がいた。

女が口を開いた
「ワタシ幽霊アルネ。精子ノマセロ。精子たくさん飲ム、生キ返エル。ワタシノ娘生キ返エラセタイ。」

マンコはひどく混乱して女に言った「マーンコチーンコマーンコチーンコマーンコチーンコマーンコチーンコマーンコチーンコ・・・・」

ドピュー
560名無しさん@ピンキー:04/09/27 02:33:19 ID:i4Tsk18+
一応保守しとこう
561名無しさん@ピンキー:04/09/27 15:03:22 ID:F9eJpZa6
hoshu
562名無しさん@ピンキー:04/09/28 02:52:45 ID:6QiApGqU
小説投下してみたいんですけど、SS初心者でも問題ないですか?
563名無しさん@ピンキー:04/09/28 03:55:07 ID:mARRP2Ew
最初はだれだって初心者さ。どぞどぞー。
564名無しさん@ピンキー:04/09/28 03:55:08 ID:5atWznhl
>562
全然OK
565名無しさん@ピンキー:04/09/28 04:19:16 ID:6QiApGqU
ではお目汚しではありますが…
導入長いので見ないでいただいても結構ですw
566名無しさん@ピンキー:04/09/28 04:24:47 ID:6QiApGqU
キーンコーンカーンコーン…お決まりのチャイムがなった。
『6時になりました…学校に残っている…』
生徒への下校を促す放送が微かに耳に入る。
薄暗い放課後の図書館。室内は差し込む夕日に赤く染まっていて、起きぬけでぼんやりとそれを眺めていた僕は秋が目の前に来てることに気がついた。
僕、大友文吾(おおともぶんご)は歳は16、クラスに必ず1人はいる目立つわけでもなく、いじめられるわけでもない、ルックスもごくフツーの男子高校生。特筆すべきことはこの学校では数少ない図書館の利用者だ。
僕の学校はすぐ近所に県立の大きな図書館があるため学校の図書館はあまり人気がない。
というか新学期以来ここに僕以外の人がいるのを、1人を除けば見たことすらない。
しかし、利用者が少ないためかえって静かで良い環境であるとも言えた。
もっとも僕がしていることは勉強では無く、寝るだけだが。
僕はゆっくりと図書館を見渡し隅に女の子がいることに気がついた。この女の子が図書館に姿をあらわす僕以外の1人、名前は「立花根多実(たちばなねたみ)」
567名無しさん@ピンキー:04/09/28 04:28:02 ID:6QiApGqU
肩を越す辺りまで伸びた髪は流れるように漆黒、切れ長の瞳は知性と品性を兼ね備え、
人のものではないようなきめ細かい肌は陶磁器と完璧に整えられた、セーラー服の日本人形のような外見。
10人が10人とも美少女と言うだろう。中身を知らなければ。
彼女は超弩級のオカルトマニア。しかも本物。特技は「呪い」らしい。
噂には声をかけた先輩が次の日に黄色い救急車で運ばれたり、行方不明になったりしてるんだとか…
今読んでいる本も「アルケミストの秘術」とかなり濃い内容であることを僕は確認している。
「ふぅ…今日は帰るかな。あの…立花さんは、どうするの?」
僕は図書館の隅の立花さんに声をかけた。出来たら係わり合いになりたくないが僕は鍵をかける必要がある。
彼女はゆっくりとこちらを向き、
「…私は、今日はまだいるわ…」
と予想外の答え。ここ1週間ほど図書館に毎日訪れ、6時のチャイムと同時に帰っていた。今日はまだ本を読むらしい…
568名無しさん@ピンキー:04/09/28 04:38:03 ID:6QiApGqU
「あ〜なら、僕も残るよ。鍵をかけるのは僕の仕事だし…」
そういって僕はまた席に座り込んだ。本当は鍵を渡してもいいのだが次に返してもらうのが面倒くさい。今日一日くらいは待ってもいいだろう。
「…待っててくれるの?…ありがとう」
そう言って彼女はまた本に没頭し始めた。お礼の時、心なしか頬が染まって見えたのはきっと夕日のせいだろう。

「…大友くん…大友くん」ゆさゆさと身体が揺れている。
「ん〜?なにさ…」
寝起きのはっきりしない頭でゆさぶる手を払う。
「きゃっ!」
…ん?なんで女の子の声が…
不思議に思って声の方をみると、立花さんがしりもちをついて座り込んでいた…いつの間にか寝てしまって隣に来たのに気がつかなかったらしい。意外に白。じゃなくて!
「ゴメン!大丈夫!?怪我とかは!?」
彼女はふるふると首をふる。
「…ちょっと驚いただけだから…」
よかった…僕の人生はまだ終わらないらしい。
569名無しさん@ピンキー:04/09/28 04:45:31 ID:6QiApGqU
「…私こそ起こしちゃって…ゴメンなさい…少し…大友くんに…手伝ってほしいことがあるの…」
「な、なにかな?僕が出来るならなんでも手伝うよ!ハハ、ハハハッ!(だから殺さないで…」
そう言うと彼女は読んでいた本のページを開いて見せてくれた。
本にはフラスコに入った小さな人?だろうか?の絵が描かれている。
「…ホムンクルスを…作りたいから…あの…」
そこまで言って彼女は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに口をつぐんだ。
「ハハハッ!なんでもするよ、本当に!(だから命だけは…)」
僕の言葉を聞いた彼女は、
「…いいのね?…ありがとう」
そういって嬉しそうに微笑んだ。
彼女はそっと僕の隣の席に座るとゆっくりと股間に手を延ばす。
「え、ちょっと!!立花さん!?」
「…ホムンクルスを創るには…その…男の人の…『精液』がいるの…大友くんには…『精液』を…提供して欲しいの」
彼女はそっとファスナーを下ろしまだ通常状態の僕自身を学生服のズボンから引っ張り出した。
570名無しさん@ピンキー:04/09/28 05:09:42 ID:6QiApGqU
「た、立花さん…こんな、ダメだよ」
それを全く無視して根多実は続ける。
「…私、男の人と付き合ったことなくて…初めてだから…下手だったらゴメンね…」

彼女は床にアヒル座りで座り込み、ズボンから取り出した僕を目線の位置でいじり始めた。
顔からほんの10cm。根多実の息が直接かかる位置、肉棒は途端に臨戦態勢へと進化する。
「…わ、大きいし…堅くて熱い…これをどうすればいいの…?」
真っ赤な顔で僕に訪ねる根多実。でも顔はイチモツに釘づけだ。
とびきりの美少女がしてくれるって…据え膳食わぬはなんとやら。
「…まず、握ってもらえるかな?」
「…こう…?」
ぎゅっと手の平で包み込むように肉棒を握られる。
「んっ…」
想像よりひんやりした手の感覚に思わずうめき声がでる。とパッと手が離れた。
「…あ…痛かった…?ゴメンなさい…」
急に手を離された僕は寂しそうにピクピクと脈動し次の刺激を待ち侘びている。「いや、あの、違うんだ。全然痛くないから、もう一度握ってくれるかな?」
571名無しさん@ピンキー:04/09/28 05:15:57 ID:6QiApGqU
彼女はおずおずと肉棒を手の平で包み込むように握った。女の子の割に握力が強いかも…
「…すごい…手の中でピクピクってなってる…」
ぎゅっと握られる僕が少し痛みを訴える。しかし与えられる快感は僅かな痛みなど比にならないほどだった。
「握ったまま、こう、上下にしごいて欲しいな。そうすれば立花さんの欲しいのが出せるから」
「…はい…」
僕の顔を見上げで言われるがままに彼女は指を肉棒に滑らせる。
シュッシュッ…という渇いた音が暗い図書館に響く。「んっ…気持ちいいよ、立花さん」
ぎこちない動きではあるが一心不乱に肉棒をしごき上げる彼女。
「…本当に…?…もっと気持ち良くなってね…」
次第に先走りが漏れ始めクチャクチャ…と濡れた音に変わっていく。
「…なにか液が…出てきた…精液…?」
嬉しそうに目が輝く。
「残念だけど違うよ立花さん。これは先走り。もっと気持ち良くならないと…」
明らかに落胆した顔を見せた。と思ったのもつかの間。
「…あ、私いいこと思い付いた…」
彼女の赤い唇が悪魔のように淫靡な笑みをみせた…
572名無しさん@ピンキー:04/09/28 05:50:08 ID:6QiApGqU
「いいこと…?」
彼女は嬉しそうな顔を僕の肉棒へ寄せて行き、そして
チュッ…
突然彼女は僕の亀頭を吸い込むようにくわえた。
「うわっ…あっ」
口に含まれている亀頭にチロチロと舌が絡み付き、その柔らかく熱い咥内につい喘ぎ声が上がってしまう。
くわえたまま上目使いで問い掛けてくる。
「…ひもちひひ…?」
「暖かくて、絡み付いて、気持ちいい…」
その言葉を聞いた根多実は満足げに微笑む。
「…よはった…はあっ…もっとするね…」
そう言って根多実は僕の肉棒を根本までくわえ込んだ。
「うわっ!」
チュルッ…チュバッ…
「…はふぅ…すごい、口に…入らない…」
吸い込むように肉棒をくわえながら、根多実は頭を前後に動かして刺激を与える。
「もっと舌が這わせて、舐めて吸うようにして…」
カリ首のあたりを根多実の舌が締めるように動く。
ジュブッ…グチュツ…
卑猥な水音がさらに音量を増して行く。
「…んふぅっ…せいえき…でそう…?」
根多実の奉仕のおかげで次第に射精感が高まって行くのを感じて僕は、
「うん!精液、もう少しで出そうだよ!」
573名無しさん@ピンキー:04/09/28 05:59:17 ID:6QiApGqU
「…だしてください…!」
そう言うと玉袋を弄りながら根多実は根本から吸い上げた。
それはもう直前まで昇っていた精液を放出するには充分すぎた。
「うああっ!イクっ、イクっ…ああっ!!」
ドクッ!ドクドクッ…
「ん〜っ!!」
おびただしいな量の精液が放たれ、根多実の喉に打ち付けられる。
根多実は驚いたようにしかめ面になったが口を離すと、口に入り切れなかった分が零れ、淫猥な痕をのこした。
「はぁはぁ…これが…せいえき…なんか…変な味…」口から小ビンへと移し変える根多実。
「…ありがとう…大友くん…」
移し終えた根多実はペコリと頭を下げる。
「あ、いや、そんな全然。僕の方こそ気持ちよかったし…」
瞬間、根多実の顔が真っ赤になった。照れたように後を振り向く。
「…じゃ…私…帰りますから…」
そう言い残して根多実は逃げるように帰ってしまった。
取りのこされた僕は、半ば悪い…いや、いい夢だったんじゃないかと思って、しばらく放心していた。
574名無しさん@ピンキー:04/09/28 06:12:30 ID:6QiApGqU
あの日から1週間後、いつものように放課後の図書館で寝る僕。
あの日から根多実は来なかった。今では現実じゃなかったような気すらする。僕が寝ぼけて見ただけの夢。
なんて考えながら寝ていると、何かが僕の指をつついた。
何が来たんだろうとふと頭を上げると、なんとそこには体長17cmの俺が手紙を持っていた。
「うわぁっ!なんだよ、これ!」
思わず大声をあげる。パニックになりかけたがここでふと頭をよぎったことがあった。
これが根多実の言ってたホムンクルス?
チビ僕は手紙を開けるように促している。開けてみると、
「あなたから生まれたホムンクルスで愛の告白をします。よかったら私と付き合って下さい  根多実

PS:付き合ってくれなかったら呪います」





575名無しさん@ピンキー:04/09/28 06:14:14 ID:6QiApGqU
とりあえず終わりました…
長いことかかって申し訳ありませんです
しかもエロくねぇw
本当にお目汚しで失礼しました
576名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:03:23 ID:GhwMdeYz
普通に良かったですよ。
初心者って書いてあったけど、別にそんなに変じゃないみたいだし…(漏れん中では)
ただもうちょいエロシーンは欲しかったですw
後はいろんなとこで書いていくうちに、うまくなっていくと思うんでがんがって!

素人目線からは以上です。
577名無しさん@ピンキー:04/09/28 10:32:20 ID:t0OnRz2e
乙ふぇら。
次回も期待だ!
578名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:24:47 ID:6QiApGqU
未熟者に優しい声をありがd
精進します…
579名無しさん@ピンキー:04/09/29 14:34:22 ID:83euOf/v
(・∀・)イイヨイイヨー
580名無しさん@ピンキー:04/10/01 03:31:40 ID:OSV3J9ss
>>578
んなこたーない。
執拗なフェラ描写や、不思議のタタリちゃんを髣髴とさせる根多実ちゃんは個人的にツボだね。
いい感じ。GJだね。
581名無しさん@ピンキー:04/10/01 11:54:47 ID:fwzyzQ/A
1コ前の書いた初心者ですけど
どちらか何か希望のシチュとかありませんか?
書いて練習したいのです…
582名無しさん@ピンキー:04/10/01 13:39:44 ID:OSV3J9ss
>>581

・修学旅行
・たくさんの女子が寝ている部屋。
・布団の中でフェラ
・女の子は飲めない

個人的にはこんなもんですね。
583名無しさん@ピンキー:04/10/01 14:23:02 ID:b/SiNKLv
・実姉
・実姉
・実姉
584名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:14:37 ID:3hR0Rrqx
・義妹
・義妹
・義妹
585名無しさん@ピンキー:04/10/01 23:02:54 ID:ei3BAyfX
・弄根
・精飲
・精食
586名無しさん@ピンキー:04/10/02 00:13:43 ID:CSpofZ/v
・おっぱいがおっきくて
・弟が大好きで、ついついからかっちゃって
・ふんわりやさしくて
・キスすら未経験なお姉ちゃん。(実姉)
587名無しさん@ピンキー:04/10/02 01:09:37 ID:kXJuzB20
・気の強い眼鏡っ娘の生徒会長
・気の弱い下級生の書記
588名無しさん@ピンキー:04/10/02 02:21:43 ID:EcuccgoE
あわあわ
そんなにいっぱい書けません…
とりあえず一番早かった修学旅行で書いて見ますね。
後は順々に行けたらってことで…
589名無しさん@ピンキー:04/10/05 01:49:39 ID:AVubYsUh
ブリーフ大名氏いいなぁ。
幸太郎のネタはフリクリのナオ太とニナモをイメージしますタ
590名無しさん@ピンキー:04/10/09 07:16:20 ID:CBuWX9e/
ウェーイ
591名無しさん@ピンキー:04/10/09 12:04:14 ID:Z+xAvKeW
ウェ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━イ!!!!!
592名無しさん@ピンキー:04/10/09 16:55:13 ID:v3iCVEqg
むしろウェイ━━━━━━(0w0)━━━━━━ッ!!!!!
593名無しさん@ピンキー:04/10/13 07:58:44 ID:/BAoQ8Y4
すっかり過疎かしたな……大名きぼんぬage
594名無しさん@ピンキー:04/10/14 22:22:58 ID:oWiFH12T
大名は悪の女スレでダーク路線にいっちゃったからなあ。
おバカネタをまた書いて欲しいと切にきぼんぬ。
595名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:25:37 ID:n7P4ORrq
まぁ、職人さんを待とう。
職人さんが出現してくれなければ、仕方なし。
静かに沈むのみさ。
596名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:56:36 ID:DqFUWkMP
「せ、先生……」
教育実習で僕の学校に来た加藤美保先生が、誰もいない放課後の教室で僕の欲棒を舐めまわしてる……
597名無しさん@ピンキー:04/10/15 00:58:21 ID:/6Z3j7bz
>>594
大名と思しきおバカSS(←褒め言葉)ならあちこちのスレで見掛けるよ。
598あい:04/10/15 05:12:49 ID:gOFWC9IX
http://climo.jp/bbs/?sid=32227
私ホームページ作ったからみてくださいな!サイトじゃないよ。お金かからないからね。
599名無しさん@ピンキー:04/10/21 22:44:23 ID:5eVY3513
あげ
600名無しさん@ピンキー:04/10/23 13:47:50 ID:iC73X1ZN
>>598
サイトじゃないなら何なんだろう。
601名無しさん@ピンキー:04/10/24 07:52:46 ID:5MLm2VaW
サイトも作ったことの無い女の子のホームページを見たい
602名無しさん@ピンキー:04/10/28 16:24:58 ID:ur3fYFxU
あげてみる
603名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:54:00 ID:zLE0iqaK
>>587の上。
604名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:54:23 ID:zLE0iqaK
 まあ、でも、良かったんじゃないかって思う時がある。
 セックスというのは肌と肌が触れ合うこと、それは汗とかが混じりあうってことで、俺はそういうのに抵抗というか、嫌悪感に近いものがある。
 単純に未経験だから妄想が膨らんで嫌悪感も膨れているだけかもしれないけど、それでも今さら構築された価値観を覆すには色々と切っ掛けが必要っぽくて、少なくとも今はクラスメイトが口々に漏
らすようにセックスをしたいとは思わない。
 だから良かったのだろう、きっと。
 まあ、向こうがどう思っているかは知らないけど。

「あ」
 そんな間抜けな声を出したのは両者同時で、うわ被った、とか反射的に思ったけど、そういう場合でもなかった。
 夕日の差し込む教室は茜色で、空気の感じを微妙に変えている。いつもならそこにあるだけの机や椅子も、何か違う存在感を見せて、だからこそ平易ならば驚くことに対して落ち着きを見せているの
かもしれなかった。
「な、何してるのよっ?」
 我がクラスの誇る、眼鏡をかけた清楚美人生徒会長、そんな阿呆な肩書きがそのまま当てはまっておかしくない彼女が椅子を揺らして立ち上がり、細めた目で俺を見据えた。
「・・・・あー、気紛れ・・ってか、暇潰しに歩き回ってただけだが・・」
 気まずさに後頭部を掻きながら答えると、彼女は短く息を吐いて不快感を示し、机の上に置いている鞄を手に取る。
「・・今のこと、誰かに言う?」
「・・・・・・さあ、どうだろ・・・・」
 それは正直な気持ちだった。
 教室を覗けば清楚美人生徒会長が鞄に頭を載せ、スカートの中をまさぐっていれば、嘘を吐く余裕などありはしない。
 彼女は「・・そう」とだけ呟いて歩き出し、俺を通り過ぎて教室を出て行く。
 俺は彼女が残した髪から香った匂いだけを覚えて、ぼんやりと家に帰った。てっきりネタにして自慰でもするかと思ったがそうはならず、むしろ醒めた気分で眠りへと落ちることができた。
605名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:54:43 ID:zLE0iqaK

 彼女は、見ていて清々しいくらいに活発的だ。
 それは声が大きいとか行動が早いとかいうことではなくて、やるべきこと、やらなければならないこと、それらを的確に判断して事務的な作業、淡白な姿勢で取り掛かって終わらせることができる、とい
う意味だ。
 彼女自身がそんな態度をとるので他者は従うか傍観するかしかなく、その能力の素晴らしさに気付いた担任が推薦した結果、彼女は望まず生徒会長になった。
 望んでいない、だけど彼女は不満を漏らさず仕事をこなし、元来の凛とした面立ちもあって人気は上昇し、いつしか誰もが認める万能の生徒会長となった。
 そんな彼女から届いた初めての手紙の内容が、以下のものだ。

『六時、**通りの**ホテル前に』

 素っ気無い、ただし内容から事情を察すのは容易な、いかにも彼女らしい手紙だった。
 朝、登校して机の中に入れられていた手紙を読んだ俺は、彼女の考えを知り、朝からずっと彼女を眺めた。
 どんな時も最低限の緊張感を失わない顔は強さを窺わせて、行動する際の背筋の伸びや腕の振り方には洗練された品の良さがあった。休み時間の最中、友人に話しかけられて表情を綻ばせてい
る顔や、眼鏡を外してレンズを拭いている時の表情には、内にある人間らしさを感じさせた。
 そして放課後、暇潰しに学校内をうろついて、五時過ぎに校門を出て指定された場所に着けば、私服姿の彼女が立っていた。
「・・・・何で制服で来るのよ」
 呆れて溜息を吐く彼女に、俺は肩を竦めた。
 彼女は膝丈のスカートにTシャツ、その上にジャケットを羽織っていて、制服姿の時とは違う、生徒会長としての凛々しさとは違う美しさを見せている。
「・・お金、私が払うから」
「割り勘でもいいけど」
「いい、私が払う」
 そう言って歩き出した彼女に並んで、人通りの少ないホテルの入り口に向かい、立ち止まることもなく入っていく。
 ホテルの中は想像よりも明るく、料金を払うと思しきカウンターは想像の通り相手の顔を見ることができないようになっていた。そんな感じに周囲を窺う俺を置いて、彼女はてきぱきと財布から紙幣を取
り出してカウンターに置き、キーを受け取ってエレベーターに向かう。
606名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:54:58 ID:zLE0iqaK
 支払われた料金と壁にかけられている料金表を比べれば、使用時間を割り出すことができた。
 静かな唸り声を上げる個室の中で彼女の横顔を見れば、彼女は凛とした眼差しを正面に向けている。
「・・会長、ここ使ったことあるの?」
「・・・・あるわけないでしょ」
 短いやり取りは扉が左右に開くことで終わって、やはり明るい廊下を歩いてキーの示す部屋番号の扉の前で止まる。
 彼女が鍵を開けて扉を開けば、普通のホテルと何ら変わらないように見える空間が目の前に広がった。
 先を行く彼女に続いて足を踏み入れて、部屋を見渡す。ベッドが丸く、シーツがけばけばしいくらい赤いのを除けば、普通のホテルの一室にしか見えない。
「いい部屋だな」
 何気なく言えば、彼女はジャケットを脱ぎながら「そうね」と答えた。
 ジャケットは椅子にかけられ、次いでTシャツを脱ごうとして手を裾にかけたところで、俺は「あ、待った」と言う。
「・・・・なに?」
 彼女は腕を交差させて裾を掴んだ体勢で止まり、訝しげな目で俺を見ている。
「別に、服は着ててもいいよ」
「・・・・・・・・?」
 俺の言葉に彼女は首を傾げ、それから意識的かは分からないが半歩だけ身を引いた。
「・・え、そういう趣味、なの?」
 眼鏡の奥の瞳が気持ち悪いものでも見るような淡さを含んだので、俺は取り敢えず首を左右に振って否定する。
「え、でも、服が・・汚れるのは、嫌だわ」
「あー、別に汚れないよ。セックスはしないから」
607名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:55:12 ID:zLE0iqaK
 そう言うと、彼女は生徒会長としての表情を捨て、眼鏡を拭いている時のような、人間味のある怪訝な顔をした。
「変かもしれないけど、セックスって嫌いなんだ。いや、経験があるわけじゃないんだが、嫌悪感があって」
「じゃあ・・・・お金?」
 彼女の顔が再び生徒会長のものに戻るが、俺はそれにも首を振って答え、溜息を吐きながらベッドに腰を下ろす。ベッドは驚くほど弾力性があって、背後に倒れそうになった。
「・・・・じゃあ、どうするの?」
「どうしよう」
 それが問題だった。
 あんな場面を見られた彼女が、俺の一挙一動で不安になるのは分かったし、その不安を晴らすために俺とセックスする、セックスをさせるということで不安を晴らそうという考えも分かった。
 でも問題は、俺自身がセックスに生理的な嫌悪感を覚えていること、だからといって金に執着があるわけでもなければ、彼女に対して被虐的もしくは恋慕に似た感情も抱いていないということだった。
「まあ、俺は多分、言わないから、ホテル代だけで終わりってことでいいけど・・・・」
 通らない道理だろうな、と思ってはいたが、案の定、彼女は会長としての顔で首を左右に緩やかに振った。
「・・駄目よ、その・・安心、できないわ」
 俺は溜息を吐いて気晴らしに後頭部を掻く。そしてぼやくように言う。
「でもさ、例えば・・・・例えば俺と会長がセックスして、会長はそれで俺も共犯だ、俺の口は封じた、と思えるとして、俺がセックス大好きで、セックスのことしか頭にない奴だったとして、エロマンガを啓蒙
していたとして、学校の教室やらトイレ、更には会長の家とかでもセックスしたいって言い出して、させないと全部ばらすって脅しをかけたりしたらどうするの?」
 実際、俺じゃない誰かなら有り得ない展開ではないと思える。何しろ会長とセックスできるのだ。
 そんな俺の言葉を吟味するように黙っていた彼女は、短く息を吐き、細めた双眸で俺を見据えた。
「そういう問題じゃないのよ・・分からない? まず目の前の不安をどうにかするために、一つ手を打ってるの。それが駄目で、例えばあなたの言うようなことになったら・・・・その時は、また考えるわ」
「・・・・うーん、意外と場当たり主義だな・・」
 知る由もなかった彼女の一面に面食らいながらも、溜息を吐いて妥協案を練る。
608名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:55:29 ID:zLE0iqaK
「・・どっちにしろ、俺はセックスはしたくない。好きな相手がいて、その相手が求めてるんならともかく・・そうでもない相手と肌を合わせることには、気持ち悪さしかないし・・」
「・・・・・・気持ち悪い」
 俺の発言に彼女が不服というか不満そうな顔をしたが、別に彼女のことが気持ち悪いと言ってるわけじゃない。
「あー・・・・あ、なら、胸、触らせてよ」
「・・・・・・っ」
 漸く導き出した妥協案は些か突発的だったのか、彼女は面食らった表情をして眉の形を可愛らしく変えた。
「あー・・駄目?」
 お互いに納得するためには、俺は何かを彼女に強要しなければならない、彼女は俺に何かを施さなければならない、その理論の末に導き出した答えだったのだが・・・・と案ずる俺の目の前に、彼女
が寄ってくる。
「・・・・・・いいわ」
 俺は立ち上がり、息を殺すような彼女の態度に罪悪感を覚えながらも、彼女の胸に手を伸ばす。
 Tシャツの膨らみは些細なもので、その膨らみに手を添えると、硬い感触があった。少し驚いて指に力を入れれば、やはり硬めの感触が指に広がる。
「・・・・想像してたより硬いね」
 見つめ合ったままも気まずいので言ってみると、彼女は目を逸らして呟く。
「・・ブラ、してるし・・」
「あ、なるほど・・・・」
 こういう微妙な空気は苦手なんだけどな、と思っていると彼女は短く溜息を吐いて、俺の手をやんわりと払う。
「・・・・ちょっと待って」
 そう言ってTシャツの裾に手を入れ、その手を背中に回し、取り出すとその手にはミルク色のブラジャーがあった。
「・・ん」
 どうやら促されているらしいと知り、再び手を伸ばして彼女のTシャツの上から胸に触れれば、柔らかい、小さな膨らみが手に感じられた。
 押せば僅かな膨らみは凹み、指先に力を入れれば小さな膨らみにも拘わらず揉むことができた。
「・・はー、柔らかい・・」
609名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:55:48 ID:zLE0iqaK
 あの会長の胸を揉んでいる自分の姿を客観的に想像すると、清純な花を無造作に踏み潰しているような罪悪感に襲われたけど、それこそが彼女の求めるものなのだと言い聞かせて続ける。
 そうして初めての感触を堪能していると、体が良からぬ欲望に反応して、まあ淡白に言えば勃起した。
「・・・・あーっと・・」
 ズボンを押す痛みに声を上げて彼女に申し訳なさそうな表情を見せる。
「・・・・・・・・?」
 彼女は理解できなかったみたいだが、俺の視線に促されて目線を下げて、俺の膨らんでいるズボンを見て理解を得たようだった。
「・・・・・・するの?」
 何か危険を孕んだ彼女の言葉に、俺は首を振って答える。
「・・しないよ、そう簡単に消える抵抗感でもないし・・・・あー、でも・・・・・・」
「・・・・でも?」
「・・でも、手とか口とか、まあ、それぐらいの接触なら、抵抗感もないかな、とか・・・・」
 ほとんど思いつきの発言は可能を期待したものではなかったけど、彼女はしばし黙り、それからおもむろに俺の胸を押してベッドに腰を下ろさせると、跪いて俺の足の間に体を入れた。
 まさか、と思いながらも抵抗する意欲を失って彼女の顔を見ていると、彼女はいつもの面持ちでズボンに手を伸ばし、機械的な動作でフックを外してチャックを下ろす。
「・・・・ああっと、会長、いいの?」
 思わず聞くが、彼女は俺の膨らんでいるトランクスを見つめたまま頷いて答える。
「・・・・・・そう」
 ならば、俺に言うことはない。
 そもそもこれは、この行為は、彼女が安心を勝ち取るための行いに過ぎない。そこに俺の意思は微かな影響力しかない。俺が望めば恐らく彼女は望んだとおりに行動してくれるだろうけど、それは彼
女が望むからでもあり、そうなると俺の意思なんてあってもなくても、ほぼ変わらないとも思える。
 と、下らない思考で意識を逸らす中、彼女はトランクスの裾から手を入れて、俺の硬くなっているものに触れた。
 指先が棒の部分に触れただけで冷ややかな感触と触れられている実感が快感として生温く体を走ったけど、俺は彼女の事務的行動を壊さぬよう、敢えて感覚を遮断して反応を殺す。
 彼女は片方の手でトランクスを脇にずらし、棒を指先でつまんで外に引っ張り出して、露になった俺にとっては見慣れたものを直視した。
610名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:56:06 ID:zLE0iqaK
「・・・・・・・・・・」
 彼女は、まるで異世界の産物でも眺めるような瞳で、俺のものを見つめている。
 その時間が数秒、しかし恐らく彼女にしてみれば長い時間だったのか、はっと目を瞬かせると上目遣いに俺を見て、難しい表情を見せた。
「・・・・変な、臭いがするのね・・」
 その言葉は一つの疑問に直結する。
「・・会長、経験、あるの?」
 およそ漠然と浮かび上がった疑問に、まさかと思ったが、彼女は息を詰まらせてから首を左右に振った。
「え、会長、処女?」
 思わず漏れた言葉に彼女の眉が顰められる。
「じゃなくて、えと、したことないの?」
「・・・・・・ええ」
 言い直した俺の言葉に彼女は頷き、その言葉は俺に若干の驚きを与えたけど、彼女にしてみれば些細なことらしく、俺のものを指先で握って先端を見つめている。
「・・・・どうすればいいの?」
 表情と言葉から推測するに中断するつもりはないらしい。
 俺は小さく溜息を吐き、まあ性欲の発散を手伝ってくれるのならいいや、という軽い気持ちを心掛けて彼女の頭の頂、黒髪を見つめて言う。
「握って、上下に扱くとか・・」
「・・・・・・うん」
 彼女は棒状のそれを手の平で包み込み、微妙な力加減で皮を上下に扱き出す。それは快感とは程遠く、子供が悪戯で行っているようなむず痒さしか与えないが、黙って彼女の長い睫毛を眺める。
「・・・・あんまり、みたいね」
 不意に彼女が上目遣いで俺を見て言った。
 俺が困った顔で肩を竦めると、彼女は難しい表情をして手を止め、心持ち顔を上げて俺を見つめる。
611名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:56:20 ID:zLE0iqaK
「・・・・もっと、何かないの?」
「ええっと・・・・口、つけられる?」
「・・・・・・・・・・」
 彼女は目の前のものに視線を戻し、それを睨むようにして見つめてから、何も答えずゆっくりと先端に唇を寄せる。
 柔らかい唇が触れると、初めての感触にあれが反応し、勢いよく反り返って彼女を驚かせた。
「・・あー、ごめん。手で根元を固定してもらえると・・・・」
 無言の圧力に負けて言い訳っぽく言うと、彼女は納得したのか、白く小さな手を毛の中に入れ、片手でしっかりと根元を押さえた。
 それから再び唇を先端に触れさせる。薄く開いた唇によって柔らかく挟まれた先端は、彼女の口の中の熱い息がかかり、棒状の部分には彼女の穏やかな鼻息がかかった。
「・・あーっと、唇をつけたまま動かすとか・・」
 彼女の目が指示を仰ぐように俺を見たので、そう答える。
 その言葉を遵守するように彼女は唇を先端から棒に移動させ、更に下降させて自身の手、顔に毛が触れるほどの根元まで唇を移動させた。
 彼女の唇は呼吸するように動いていて、僅かに挟まれた皮の部分は彼女の唇の移動によって生温い刺激を与えられ、もどかしい快楽を生んだ。
 そうして彼女は根元まで唇を滑らせると、今度は裏筋に唇をつけて、筋をなぞるようにして唇を先端に戻す。もどかしい快楽が広がっていく中、不意に震えた俺のものが彼女の眼鏡を押し上げた。
「・・・・・・・・・・」
 彼女は唇を離し、斜めになっている眼鏡の位置を直してから、俺のものの先端に唇を寄せる。
「・・・・会長、眼鏡、外したら?」
「・・・・・・いい」
「・・あー、そう・・」
 ならば、俺に言うことはない。
「・・・・他、どうすればいいの・・?」
「・・・・あー、唾液、溜めて銜えるとか・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
612名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:56:46 ID:zLE0iqaK
 無理があるか、とも思ったが彼女は唇を離し、舌を覗かせて自身の唇を濡らしてから、頬をすぼませて唾の音を小さく鳴らした。
 そしてすっかり唾が溜まったのか、彼女が先端に唇を寄せると、先程までとは違うぬめった感触があり、俺のものは頭を進める彼女の口内に易々と呑まれていった。
 彼女の口の中は唾液に溢れていて、それを示すように彼女の唇の端からは唾液がこぼれた。
「・・あーっと、舌、動かしたり・・」
「・・・・・・・・・・」
 俺の言葉に従って彼女の舌が蠢く。
 先端にべたりと張り付くように触れたかと思えば、彼女の舌は唾液の中を泳ぎ、尖らせた先端で俺の先端の割れ目をなぞった。まるで鋭さのある快感が刺さるような、そんな気持ちよさに酔いながら、
彼女の黒く滑らかな髪を撫でる。
 彼女はそれについて咎めることもなく、舌を動かす。
 舌は雁をなぞるように、先端をなぞるように、かと思えば広がられた表面で裏筋を下から上に舐めるように、唾液の音を頻繁に鳴らしながら蠢いた。
「・・・・あー、出そうになったら言うから、離れて・・」
 声を出すことはできなかったが、彼女は上唇を棒に押し付けるようにして頷いてくれた。
 これで快楽の放出を危惧することもなくなったと安堵して、彼女の行為を敏感に感じ取る。最中、彼女の髪を撫でていた手で朱に染まっている耳を撫でてみる。彼女の耳は柔らかく、少し熱かったが、
触れているだけで心地よかった。
 次第に慣れてきたのか、彼女の舌の動きは滑らかになり、頭を小さく動かして唾液のこぼれる唇で皮を扱き、根元の手でも余った皮を扱き、俺のものを刺激した。
 彼女が頭を動かすたびに唾液が派手な音を響かせたが、彼女は頓着せず俺を射精に導いている。
 段々と射精の予感が近付いて、扱かれるたび、舐められるたびに背筋が寒くなる感覚が走って、そろそろ堪えることができないところまで来た時、俺は彼女の髪を撫でるように叩いた。
613名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:57:52 ID:j+VHw2vL
「・・会長、そろそろ・・」
 彼女は銜えたまま頷き、口に含んだ唾液をこぼさないよう、唇をすぼめて頭を引く。その際に皮が押し上げられ、それでも根元の手は皮を扱いていて、射精の近いそれに強烈な快感が走る。
「・・・・はぁ、会長、うまいですよ・・って・・」
 感心の声も途中で止まった。
 彼女は俺のそれと唇を唾液の糸で繋いだ状態で、目の前のそれを手で扱きながら、訝しげな目で俺を見上げる。
「・・ちょ、会長、もうちょっと離れないとっ・・・・」
「・・・・・・?」
 口の中の唾のせいで喋れないのか、呆然としている彼女の頭をどかせようとしたが、遅かった。
 俺のあれは彼女の手の扱きに促され、激しく震えて、先端から精液を吐き出した。それは経験上から思い出すに最も勢いよく飛び、彼女の顔、眼鏡や鼻にべったりと張り付く。
「・・・・・・・・・・」
 さすがに手を止めた彼女の呆然とした顔を見ながら、俺の射精は終わった。彼女の眼鏡のレンズから白濁とした粘り気のあるものが垂れ、床に落ちる。鼻にかかったものは緩やかに流れて唇を濡ら
した。
「・・・・あー、ごめん・・・・・・」
 溜まったものを吐き出した解放感に満たされる俺の顔を見て、彼女が眉を顰める。
 しかし何も言わずに立ち上がり、洗面所に消えると水の流れる音が聞こえ、姿を見せた時には凛々しい顔から俺の精液は消えていた。
「・・・・・・あー、ごめん」
 厳しい表情の彼女に再び謝り、頭を下げる。
「・・・・別にいいわ。私も悪いんだし・・」
614名無しさん@ピンキー:04/11/03 13:58:20 ID:j+VHw2vL
 彼女はそう言うと、俺の足の間に跪き、ティッシュを取って俺の濡れたものを拭う。もはや触れることに抵抗感はないのか、彼女は会長らしい事務的な仕草で処理を終えた。
 ズボンのチャックを上げてフックまで止めてくれて、彼女が立ち上がる。
「・・気持ち、よかった?」
 淡白な物言いに、俺は二度、頷く。
「・・・・そう」
「あー、それで、物は相談なんだけど・・・・」
「? なに」
 眉を八の字にした彼女に、俺は苦笑いのような、困った顔のような、所謂ところの我がままを言う時の顔を見せる。
「・・まあ、セックスはしなかったわけだし、これからもするつもりはないから、これからも何度か・・・・とか、駄目?」
 俺の提案に彼女は溜息を吐き、視線を逸らして答えた。
「・・・・あなたの言葉、私にしてみれば脅迫でしかないんだけど・・・・・・まあ、いいわ。別に、嫌ってほどじゃないし」
「・・・・・・あー、そう?」
 後頭部を撫でながら、彼女の揺れているスカートの裾を持ち上げる。
「! な、なにしてるのっ?」
 一瞬だけ覗いた白色の下着を隠すように、彼女は慌てて身を引き、スカートを押さえつけた。
 その顔は真っ赤で、仰天している表情は可愛らしいものがある。
「・・・・いや、何となく」
 俺が誤魔化すように笑うと、彼女は会長としての顔を捨てて大仰に溜息を吐き、俺の額に軽い拳骨をぶつけた。

 終わり。
615名無しさん@ピンキー:04/11/03 15:05:03 ID:i20Lh90Q
GJ!
616名無しさん@ピンキー:04/11/04 17:14:04 ID:j7WoovZX
凄くよかったです(;´Д`)
617名無しさん@ピンキー:04/11/04 17:20:24 ID:bglz5yfO
久々の投稿乙!
しかし、このスレ結構シチュエーションの縛りキツイと思うのに
みなさんよく色々思いつくなぁ。
自分の好みにストライクなんで毎回保存させてもらってます。
618名無しさん@ピンキー:04/11/04 18:26:42 ID:ajm9ktEQ
GJ!GJ!
生徒会長の冷たさに乾杯(^-^)/☆
619名無しさん@ピンキー:04/11/07 05:06:24 ID:hyH3kmuu
GJ!
620名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:13:45 ID:WN/CmA7X
621名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:14:07 ID:WN/CmA7X
 右の肩を狙うようにして突き出された拳を、右足を半歩だけ引くことによってかわす。
 勢いのついた拳は私の肩を掠める際に風を感じさせたけど、その程度の風圧はそよ風でしかなく、こちらの動きに制限を加えるものでは一切ない。
 相手がかわされたことに驚く表情を見せる中、私は左腕を僅かに引き、右足を引いた反動を利用しながら繰り出す素振りを見せる。その素振りに相手はぎょっとして息を呑み、慌てて顔と腹を防ぐ体
勢を作るが、ただでさえ崩れている体の即席仕様、しかも私の拳はフェイクでしかない。
 拳の振りを活かして体を反転、反動という力を加えて踵を振り上げる。相手は更にぎょっとして両腕で顔面を隠すけど、これも予想通り、どうせ軽い体の反動を利用した程度の踵を顔に当てても、相手
が倒れないことは分かっている。
 私は振り上げた脚を急転直下、回転と振り下ろしの力を加えた踵で相手の太腿を打つ。
「ぅあっ!」
 片膝を折った相手の空いた顎を狙って拳を一閃、全体重をかけて放てば石が直撃するようなもので、そうなれば当然だが脳が揺れて、相手は呆気なく気絶した。
 うつ伏せに倒れた相手を見下ろし、ずきずきと痛む拳をさすって溜息を吐いて、安穏と空を見上げる。
「・・よっしゃ、勝利」
 呟いてはみるけど、勝ったからといって嬉しいことは何もない。
 見回せばお金を取られそうになっていた人も消えていて、もともと寂れた路地には涼やかな風が吹いている。
 まあ、別にお礼とか気にしてるわけでもなかったけど、それでも少し残念な気持ちになるのは免れない。
「・・ま、いいけどね」
 自分を誤魔化して家に戻る道を歩き始めて、早々と溜息を吐く。
 あんまり家には帰りたくない、という思いが発露してのことだったけど、意識してしまうと途端に憂鬱な気分になった。
 あまり頭がいいとは言えない父親が再婚したことに対して思うところはない。まあ、新しい母親とうまくやっていけるか、という不安は少しだけあったが、それすらも時間でどうにか解決する問題だと割り
切って深く考えなかった。
622名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:14:35 ID:WN/CmA7X
 でも、まさか再婚相手の母親に息子がいるとなれば、話は別だ。
 しかも私の三つ上、年齢もあまり変わらない男と一緒に暮らすことになるとは完全に予想外で、更にその男が壊滅的にコミュニケーションを無視するとなれば憂鬱も自然なものだ。
 一応、義兄ということになるのだし、仲良くとまではいかないまでも、家族らしい関係にはなるべきだと自分に言い聞かせて話しかけたことがある。
「・・あー、ども。一緒に暮らすことになったそうで・・・・」
 あまり義妹っぽくない言葉だったけど、それでも私にしてみれば精一杯の言葉だった。
 それなのに義兄は、緊張した面持ちの私を興味のない熱帯魚でも見るような目でしばらく見据え、それから小さく頭を下げて無言のまま階段の上、自室へと消えた。
「・・・・・・えー」
 とてつもなく無愛想、それどころか私の存在など完全無視して生活する気満々の義兄の姿に絶望感みたいなものを覚えて、私は肩を落とした。
 家の中で義兄と顔を合わせると気まずい空気を味わい、何か話すか挨拶でもしようかと悩む間に義兄は私のことなど見えないとでもいうように自然に無視して通り過ぎ、以来、私は家にいることが苦
痛となって無駄に外出しては暇を潰している。
 毎日のように。
 まさか夏休みをこのように当てもなく過ごすとは思いもしなかったが、外に出ればお金を取られそうになっている人とかに出くわし、鬱憤でも晴らすように仲裁に入って相手をしばく。
 なんて不毛な人生だろう、と私は思う。
 そんな思いが帰宅へ至る道を憂鬱の咲き乱れるものにしているのだけど、それは私ではどうしようもない。全て義兄が悪いのだ。義兄がもう少し、私に対して笑顔を見せるとか、出くわしたら挨拶する
とか、そんな人間として最低限のコミュニケーション能力を保有していれば、このようなことにはならなかったのだ。
「・・・・あー」
 などと無様で無駄な溜息を吐いて、辿りついてしまった我が家を見上げる。
623名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:14:56 ID:WN/CmA7X
 この家の二階の部屋では義兄が黙々と何かをしているのだろう。私の部屋は隣だというのに、私は義兄が日々の糧を何に求めているのかすら知らない。それぐらい無干渉が徹底されている。
 出来れば顔を合わせることがありませんように、と家族に対して不遜とも思える祈りをしながら家に入り、そろそろと階段を上がって自室を目指す。
「・・・・・・・・・・・・?」
 フローリングの廊下、スリッパで歩くとぺたぺた鳴る音に混じって、声のような息のような、変な音が聞こえる。
 その音は兄の部屋から漏れているらしく、扉に耳を寄せれば、はっきりと聞くことができる。
「・・・・ぁ、ん、ぁ、ぁ・・・・・・」
 これは、いわゆる喘ぎ声というやつだ。
 肌を舐めるような、耳に残るような、聞いてるだけで気分の変化する声は、兄の部屋から淡々と流れている。
(・・・・はー・・・・)
 なんか意外な感じだった。
 そりゃ、あんなに無愛想でも性別で類別すれば男、学校でも評判のように男というものは『すけべ』で、部屋で一人、やらしービデオを観賞することなど日常茶飯事なのだ。
(・・・・でも、あの人がねー・・)
 見た目は悪くないのに表情で全てを蔑ろにしている義兄は、想像するに『すけべ』とは無縁、霞でも食べて生きているような雰囲気があったのに、まさか日も落ちる前からやらしービデオに耽っている
なんて。
(・・・・・・でも)
 これって話す機会じゃないかしら、という思い付きが頭を掠めた。
624名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:15:12 ID:WN/CmA7X
 ただでさえコミュニケーション不全の義兄は、もしや私と一緒で再婚から派生した義妹に戸惑っているだけで、話す切っ掛けさえあれば仲良くなれるのではないだろうか? やらしービデオの観賞を発
見されるなんていう恥をかけば、もう話しかけることに躊躇いなど消えて、平和な家族構成が構築されるのではなかろうか。
 思い立ったが吉日、喘ぎ声の聞こえる部屋にノックを二回、返事も待たずに扉を開ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
 部屋にあったのは、気まずい空気と、申し訳なさが針になって取り囲んでくるよな、居た堪れない空気だった。
 ベッドの上、そこから両足を投げ出すようにして義兄が座っている。素っ裸で、汗に濡れる体は艶めかしくて、驚いた目で私を見つめる顔は初めて見せる表情だった。
 それは、この際、どうでもいい。
 問題は・・・・・・義兄の腰の上に載り、体勢が崩れないように義兄が背後から腕を回して胸を掴んでいる女性、股を開いているから繋がっている箇所さえも丸見えの──
「・・・・・・・・っ!」
 ショートカットの活発そうな彼女は、顔を真っ赤にしてベッドに倒れ込み、掛け布団を頭から被った。
 その素早い動作に触発されて、私も勢いをつけて扉を閉める。
 ばん、と大きく鳴った扉の音に急き立てられるように自室へ走り、自室の扉も勢いよく開けて閉めて、ベッドに飛び込む。
(・・・・しまった・・・・・・!)
 もう、それしかない。
 そうだ、義兄だって人間、私から見ればコミュニケーション不全な人だけど、他の人の前では違うのかもしれない。それなのに勝手に勘違いして、あんな場面に出くわしてしまうなんて。
「・・・・・・・・あー、どうしよ・・・・」
 ただでさえ弱々しい繋がりだったのに、もう家族っていうより人間同士の繋がりすら危うくなるような関係になってしまった。
 義兄は大学生、少なくともまだ二年はこの家にいるのに、私と義兄の緊張を孕んだ空気はこれから二年間もこの家に流れ続けるのか。
「・・・・・・うあー、欝だぁ・・・・」
 それって最悪じゃないか。
 あー、畜生、何でもいいから殴りたい。小学校の頃からずっと習ってた空手を辞めて三年、黒帯を取って大会でいいとこまで勝ち残った実力はなくなったかもしれないけど、それでも喧嘩ならまだまだ
負けない。
625名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:15:29 ID:WN/CmA7X
 また不毛な鬱憤晴らしが始まるのか、というか続くのか、と暗鬱に落ちていく中、ばん、と扉の開く音がして、階段を駆け下りていく音が聞こえた。
 そして恐らく玄関の扉が大きな音で開け閉めされて、家には静寂、沈黙が戻ってきて、私は喉に詰まった溜息を強引に吐き出す。
(・・・・謝んなきゃなー・・・・)
 完全にこちらに非がある以上、いくら義兄との間に冷たい気まずい空気が流れていたところで、謝罪を行わないわけにはいかない。
 長靴でも履いてるような感覚で起き上がって部屋を出て、義兄の扉の前に立ち、ノックをする。
「・・・・・・・・・・・・」
 返事は、ない。
 もしかして、怒って完全に無視することに決めたのだろうか。それとも、さっきの音は彼女だけが出て行ったのではなく、義兄も連れ立って出掛けたのだろうか。
 胸の中のもやもやが拡散、広がる勢いを押し殺してノブを掴んで回せば、呆気なく扉は開いた。
「・・・・・・あ、さっきは──」
 反射的に言葉が喉を飛び出すけど、その言葉も窓を開けて身を乗り出している義兄を見て止まった。
「──をぉ待て待て!」
 膝を落として前傾姿勢、脚のバネを活かしてつんのめるように前に飛び出し、三歩で窓際まで到達、義兄の腰を抱きとめる。
 義兄は窓枠を両手で掴んで片足を載せて、今にも落ちそうな感じだったけど、私が脚を前に投げ出して背後に倒れ込めば、細身の義兄は耐えられず私の上に倒れ込んだ。
「ぉあ!」
 さすがに、背中から落下、尚且つ義兄の落下する体重を受けると、痛い。肺の中の空気が一気に吐き出されて、胸骨に鈍い痛みが走った。
 でも、どうにか窓から落下は防げたのだから、この程度の痛み、どうということはない。
「・・・・ったぁ・・」
 とはいえ、いつまでも義兄を載せたままでは呼吸もままならない、寝返りを打つようにして義兄を転がして起き上がり、深呼吸を繰り返して息を整える。
 それから義兄を見れば、生気の感じられない雰囲気で上半身を起こし、私とは違った種類の溜息を吐いている。
「・・・・・・あー・・その、ごめん・・私のせい、でしょ・・?」
「・・・・・・・・・・」
626名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:15:55 ID:WN/CmA7X
 義兄は死んだ魚のような目を私に向けて、躊躇いも見せず頷く。
「・・・・うん、いや、分かってはいたんだけど・・ね・・」
 こうも正面切って頷かれると理不尽な腹立ちが、とか苛々するのもお門違い、すうはあと深呼吸をして落ち着きを保ち、義兄に向き直る。
「・・それで、えっと・・彼女は?」
 最も気になる質問をぶつけると、義兄はあからさまに表情を曇らせ、ベッドに背中を預けて溜息を吐く。
「・・・・・・別れるって」
「・・・・・・あー、そう、ですか・・」
 いや、いやいや、そんな簡単な相槌で終わらせられるほど甘い問題じゃないというのは分かっているが、それ以外に言葉がない。
 部屋を圧迫するほど膨れ上がった気まずい空気に息苦しさを覚えて、いっそ逃げ出そうかとも思うが、義兄の落ち込んでいる表情を見て気持ちを改める。
「・・・・ほんとに、ごめん・・」
 神妙な表情、生まれてこの方したことのないような顔が自然と浮き上がって、胸の中の申し訳なさを吐露するように頭を下げると、義兄は溜息を吐いて首を振った。
「・・・・・・いや、いいんだ・・昔から、話すのが苦手で・・・・漸く分かってくれる人ができたのに・・でも、俺が悪いんだ・・・・俺が・・・・・・」
 目の前の空間だけを震わすような、およそ溌剌さとは無縁の声に、私の罪悪感が重みを増して圧し掛かってくる。
 ともすれば押し潰される予感すらある重圧は深刻で、どうにかこれを、どうにか義兄を立ち直らせる方法はないものか、そうして重圧を解放することはできないのか、と悩んでいると、口が勝手に動いた。
「・・・・私が、しようか・・・・・・?」
 数秒の沈黙の後、声が重なる。
「は?」
 私と義兄の声はそれは見事に被って、お互い顔を合わせて同じように怪訝そうな表情を見せ合った。
「・・・・・・・・・・・・」
 おかしな空気、というよりも妙な気配が立ち込めていく。
(・・あ、あれ・・? なんか、咄嗟に凄いこと言ったような・・・・い、いやいや、ちょっと待て・・)
627名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:16:20 ID:WN/CmA7X
 あたふたする脳内を落ち着かせるために深呼吸を繰り返し、まずいまずいと心中で連呼していると、義兄が不意に顔を綻ばせて・・・・・・笑った。
 思わず笑ったというか、声も出てないから穏やかな笑みなのだが、その笑みは今までの無愛想を打ち砕くのには十分で、心がぼあっと熱くなるという感じ、有り体に言えば、ときめいた。
「・・・・・・一応、兄妹だしな・・無理だよ、それは」
「大丈夫、入れなければ問題ないっ」
 と、否定気味な義兄に食い下がる・・・・って、私も何を言ってるんだ。急にこんなこと言うなんて、変態かよ、とか自分につっこみを入れながらも、私は本気だ。
 大体、そもそもが私の責任、その責任を取るために私が一肌脱ぐ、なんなら全裸になっても構わないが、どうやらそれは義兄に抵抗があるようなので止めておくとして、私は本気で義兄としてもいいと
思った。
 何で急に? さあ、としか答えられない。義兄の綻んだ顔を見た瞬間、脳と心臓が痺れて、よし、と思ってしまったのだ。
「・・・・えと、どう?」
「・・・・・・どう、と言われても・・・・」
 困った顔をしている義兄を前に、私は胸を高鳴らせる。
 ただ問題なのは、今までのことを考えるに義兄がはっきりと答えてくれるのか、それ以前に私は今までそういう経験が全くないのだが、と色々で、義兄と同じく悩む私の目に、それが飛び込む。
(・・・・あ、そっか・・・・)
 さっき、義兄と彼女は行為の最中だった。
 そこに私が割り込んだせいで、行為は途中のまま終了、義兄は敢え無く半端な状態で放置されたのだ。
 それを示すように義兄のズボンは膨れ上がっていて、なるほど保健体育で習った男性器の勃起というのはあれか、という納得に襲われた。
「・・・・・・あー、シャワー、浴びてきて・・」
 いつまでも言葉を発しない義兄に駄目でもともと言ってみると、義兄は困った顔のまま立ち上がり、部屋を出て行く。
(・・・・おっけー・・なのかな・・?)
 首を傾げて一瞬、あっと思い出してベッドの下を覗けば、数冊のいわゆるやらしー雑誌を発見できた。
 私はそれを面白く思いながらも、一冊の雑誌を捲り、真剣な眼差しで見つめる。
628名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:16:57 ID:WN/CmA7X
 そう、何しろ保健体育レベルと友達の話ぐらいしか知識のない行為、それを保管するために雑誌の力を借りて勉強しなければならない。義兄がシャワーから戻る前に。
「・・・・・・・・ぅあ」
 そんな意気込みも吹っ飛ぶほど、雑誌は凄まじい、ごくりと喉が鳴るほどの内容だった。
 ページを捲れば、大人なねーさんが裸で勃起しているものを口に含んでいたり、開脚してあそこが丸見えの体勢をしていたり、あそこに指を入れられていたり、口から精液を垂らしていたり・・・・・・とい
った具合で、見ているだけで顔が熱くなってくる。
「・・・・・・・・」
 やっぱり兄妹、自分で言ったことだけど、入れるのはまずい。確か友達が、避妊具は絶対のもんじゃないから信頼はできない、とか言っていた。
 そうなると、私が義兄にしてやれることは・・・・・・手、とか、口、とか?
 雑誌を見る限り、ほぼ半分はねーさんのあれに勃起したものが入ってる写真で、残りの七割が口でしてるとこ、後の三割はねーさんがやらしー体勢だったり、胸に精液がかかってる写真だったり、だ。
「・・・・・・・・口、かぁ」
 その選択肢が浮かび上がるけど、でもちゅーもしたことないのに、いきなり口でっていうのは抵抗感がある。
 うーん、とそんなことで悩んでいると階段の鳴る音がして、私は慌てて雑誌をベッドの下に滑り込ませた。そして何となく正座した瞬間に扉が開き、義兄が姿を見せる。
 義兄は服装こそ先程までと変わっていなかったけど、髪は濡れて、肌もほんのり朱に染まっている。
「・・・・あー、ど、どうぞ」
 何だかそういうお店みたいだな、とまた自分でつっこみを入れながら、義兄をベッドに促す。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・あー、仰向けに」
 ベッドに座った義兄の肩を押すと、義兄は特に抵抗するでもなく仰向けに寝転がった。
(・・・・おっけー・・?)
 何だか困った顔で天井を見ている義兄の姿は、オッケーというよりも義妹の唐突な要望にどう接すればいいのか分からない、喋るのも苦手だし取り敢えず流れに任せてみるか、みたいなものを感じた
けど、私にしてみれば断られるよりはマシだ。
629名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:17:24 ID:WN/CmA7X
 黙って受け入れてくれるのなら、今はそれに甘えとこう。
 そう決意してズボンに手をかけて脱がせれば、トランクスだったか、下着は膨れ上がっていて、それも脱がすと雑誌のものより生々しいものが姿を見せた。
(・・・・うー・・・・)
 浅黒い、感触を想像することもできない棒に、つるつるとしてそうな先端、先端には割れ目があって、棒の根元には皺だらけの形容しがたいものがある。
 保健体育の時に見た模型とは随分違うものに指を伸ばし、棒の部分に触れる。鶏肉の皮というか、自分の割れ目を隠している皮膚に近い感触があって、棒を掴むと変な硬さが感じられた。
「・・・・・・あっと、やっぱり・・・・」
 と否定的な物言いをする感じの声が聞こえて、私は瞬時、迷いを吹っ切って鈍い赤色の先端に唇をつける。
 義兄の体がびくっと震えて言葉が止まり、よし、と思いながらも、唇に触れている感触、柔らかいそれを感じながら、複雑な気分に陥る。
(・・・・・・あー、ちゅーより先に・・うあ、変態くさい・・・・)
 いや、唇をつけているものが義兄のものであると考えた場合、反論の余地もなく変態だろうか?
 あー、今のこの状況を父親ないし触れ合いにぎくしゃく感のある母親が見たら卒倒ものだろうなー、と考えながら、唇を開いて先端を銜える。
 でも、いまいち唇が先端に張り付いて動かしにくく、そこで雑誌の写真の一葉を思い出す。
(・・・・あー、だから唾を・・)
 唾をだらだらかけて汚い、とか思ったがそうではなく、唾をかけることで滑りを良くしようという、あれは計算された行為だったのだ。
「・・・・・・・・ん」
 なるほどと納得して舌を竦め、口をすぼめて唾液を分泌、口の中にたっぷり溜まったら薄く口を開き、そこから唾液をこぼして義兄のものに垂らしていく。
 白く泡立った唾は棒の先端から根元へと垂れていき、皺だらけの毛むくじゃらなものを濡らしてベッドのシーツに落ちた。
 その唾を舐めるように舌先で棒をなぞり、あらかた舐め取った後、舌先を尖らせて浮いている血管をなぞる。そうすると棒が震えて、舌から逃げようとしたので、右手でそれを押さえる。
(・・・・・・うーん、いまいち分からんなー・・)
630名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:18:06 ID:WN/CmA7X
 果たして私の行っていることは気持ちいいのか、気になって義兄を見るけど相変わらず困った顔で天井を見ているだけで、益々分からない。
(・・・・・・むー・・・・)
 またしても完全無視か、と渋面を作った瞬間、唇を当てていたあれが大きく震える。うわ、と思って唇を離せば、なるほど、どうやら表情を変えた時に私の八重歯が、先端と皮の境界線、窪んでいるとこ
ろに刺さったらしく、赤い点みたいなものができていた。
「・・・・・・・・あ、ごめん」
 義兄の顔を見て言うが、義兄はぼんやりと天井を見るだけで、何も言ってくれない。
 ああ、さっきの笑みはどこへ失せたんだ、と悲しくなってくるのを堪えて、私は赤い点となった箇所に舌を当て、舌先をねぶるように動かして痛みを和らげようとする。
 だが、それは痙攣でもするみたいに震えて、よほど痛いのかと訝るけど血が出ているわけでもなくて、あれ、もしかして気持ちいいのかな? という疑問に至り、窪んでいる箇所に舌先を当ててなぞる
と、思ったとおり、それは喜ぶように震えた。
(・・・・もう、言ってくれれば楽なのになぁ・・・・)
 そう思いながら先端、割れ目のある部分を僅かに口に含み、舌先で割れ目を撫でる。そうしながら指先で棒の血管をさすり、皺だらけの柔らかい塊を揉むと、あれは手の中で硬さを増して、今にも弾け
そうなほど震える。
(・・せめて出る時ぐらいは合図してほしいなぁ・・・・)
 そうでないと、あの雑誌の写真みたく、顔にべたーっとかけられることになる。それはちょっと、抵抗感というか、嫌なものがある。
(あ、でも、口の中で出されるのも・・粘々してそうだなぁ・・・・)
 そういう系のものが嫌いな私としては、できれば出そうになったら合図してくれて、手の平で受け止めるとか、穏便な手法で片付けたい。
 だけど実際はどうなることやら、私は根元の皮を吸うように唇を寄せ、更には未知の領域、皺だらけの柔らかい塊に口をつけ、その塊を銜えて唇で優しく刺激する。
 噂に聞くとおり、その塊の中には玉っぽい何かが感じられた。
 その玉を舌先で突付きながら、利き手の左手で棒の皮を上下に扱く。唾液のたっぷりかかった棒はあっという間に白く泡立ち、先程から強く唾の臭いを発している。
631名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:18:30 ID:WN/CmA7X
「・・・・・・えっと・・まだ、その・・・・」
 イかないのかなー、と義兄を見やれば、なんと目を閉じていて、しかも答えてもくれない。
(・・・・ぬー、人が始めてのちゅーも捨ててしてやってんのに・・そこまで私に興味なしですか・・・・・・)
 うあ、膨れ上がって硬くなっているものを舐めるのも扱くのも虚しく思えてきた。
 しかし後には引けない、もはや私は義兄のことが大好きだし、何故か虚しさというのも好きな相手に無視されてる時に感じるものになっている。なので、ここで止めるわけにはいかない。
 間近で唾液の擦れる音を鳴らしているもの、それを半ばまで銜え込み、頭を動かして窪みの部分を唇で擦りながら舌で先端をなぶる。唾液とは違う、口の中に広がるような苦い味を感じながら行為を
続け、右手で玉を包んでいる皮を揉む。
 そうしていると、義兄は無反応ながらも、あれは如実に反応を示した。
(・・わ、わ、わ・・)
 膨れ上がって唇を押し広げようとするそれに驚きつつ、これが射精の前触れか、と承知して更に激しく頭と手を動かす。
 引っ切り無しに響く唾液の音がやらしくて、頭がぼうっとするような感覚に酔ってしまいそうになる。それが災いしたのか、またも八重歯が、今度は先端の膨らみにぶつかった。
「・・・・・・・・っ!」
 それと同時、義兄の腰が浮きそうになって、合わせるようにあれが震えて、先端から何か熱さのあるもの、精液が放出された。
 勢いのある第一波だけで口の中が一杯になって、やばい、と思って頭を引こうとしたら第二波が唇にぶつかってきて、抜いたところで第三波が鼻にかかり、そこで漸くそれは震えるのを止めて射精を
止めた。
(・・・・・・・・ぅあー)
 凄い、の一言しかない。
632名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:18:49 ID:WN/CmA7X
 まさか精液というものが、かくも勢いよく飛び出るものとは思わなかった。確かに、こんなことが中に入れられた状態で行われれば、一発で妊娠してしまいそうだ。
 とか、変な感慨に耽りながら、鼻をつく臭いに顔を顰める。急いでティッシュで拭っても臭いは消えず、口の中のものを吐き出しても粘り気が残って、早くも精液の凄さを再認識した。
 少し喉に引っ掛かった感があって咳き込みながら後処理を終えて、義兄の濡れているものを拭いてあげると、いきなり義兄が体を起こして私を見下ろす。
「・・・・え、な、なに・・?」
 義兄の真面目な顔は迫力があって、ともすれば体が反応して拳を出してしまいそうになるけど、必死にその衝動を抑えて息を呑む。
「・・・・・・・・あ、と・・・・」
 義兄は私の顔に手を伸ばして、頬を撫でながら言葉を探っている。
(・・・・な、な、何だろ・・?)
 まさか今の段階で怒り爆発、兄妹で何をしてるんだ、とかはないと思うが、油断はできない。
 何しろ一切合切が不明、その謎めいた中にある綻んだ笑みしか知らない私には、義兄がどのような行動に出るかなど想像もつかない。
633名無しさん@ピンキー:04/11/08 01:19:13 ID:WN/CmA7X
「・・・・・・あー・・」
 やっと言葉を探り当てた・・・・と、いうよりも喋る決意ができたのか、私の瞳を覗き込み、義兄が口を開く。
「・・・・やっぱ、いいや」
「だぁ!」
 なんじゃそりゃ、と激しくつっこみたい衝動に駆られて息を吸い込むが、その息も、ふっと微笑んだ義兄の顔で吹っ飛んでしまう。
 そんな私を置いて義兄は立ち上がり、部屋を出て行く。私は残されて一人、行き場を失った息を持て余して惑う中、異常に高鳴っている鼓動を感じて頭の芯まで熱くする。
「・・・・・・ぅあ、やば・・・・」
 これはまずい、まずすぎる。
 まあ、でも、時間はあるのだから、何でも可能だ。義兄が私のことを好きになるのも時間の問題だし、両親が私と義兄の結婚のために離婚してくれるのも時間の問題だろう。
 そのためには長い努力と忍耐と苦労と愛情が必要だろうけど、うん、大丈夫、何しろ義兄の微笑みだけで私はこんな感じなのだから、必ず成し遂げられる。
「・・・・はぁ、本気でときめいた・・・・・・」
 私は部屋の中で一人、馬鹿っぽい笑顔を浮かべた。

 終わり。
634名無しさん@ピンキー:04/11/08 16:12:20 ID:weJDuj8C
GJ!!
635名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:12:58 ID:HTJiYIjK
すごくよかったです
GJです。
636名無しさん@ピンキー:04/11/09 10:56:05 ID:01UAm1IN
 むぅ。久しぶりにスレ覗いたら、なんか職人さん来てたー。
 一方通行の関係でここまでやるなんて、GJです!
637名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:31:18 ID:oYctr+/5
「・・・・・・ん? あれ、どうなった?」
 瞬間、全て失ったような光がぶあっと押し寄せ失踪、あれっと首を傾げてみれば目の前が変化、いつの間にか俺は学校の教室の椅子に姿勢よく座っていた。
「・・・・ありゃ? っかしーな・・」
 見回せば暗闇、どうやら宵闇の時間らしく窓の外は真っ暗、教室の電気も消えている。
 それなのに何故か教室の中だけは視界良好で、窓の汚れ、雑多さを感じる机の並び具合、黒板のつやつやさなど鮮明に見て取ることができた。
「・・・・・・・・んー?」
 おかしい。
 大体、俺はもう二十歳も過ぎてるってのに何で教室、と疑問に思って見下ろせばびっくり、俺が着ているのは学生服で、これは俺が高校時代に着ていたものだ。
「・・ま、待て、待て、待てよ・・・・?」
 混乱するな、しっかりしろ、自分を大切に。
 確か俺は車で通勤、朝の日差しも眩しくて寝不足の目が痛い、あーだっりぃなー、とかいう具合だったはずだ。
 それが気付けば、というか光の奔流を見たような気がするけど、その後に訪れたのは学校の教室、何故?
「・・・・・・・・夢か?」
 もしかして居眠り運転中か?
「違います」
「うおあっ!」
 凄まじく冷静な声に突っ込まれて驚愕、声の聞こえた隣を見れば、いつの間にか忽然と現れたのか最初からいたのか、さっぱり思い出せないがともかく、誰かいた。
「・・・・・・だ、誰だ?」
 同じく制服、背筋を伸ばして涼やかな顔を見せる知らない彼女は俺を見て頭を下げる。
「どうも、水先案内人です」
「・・はあ、どうも」
 取り敢えず俺も頭を下げたところで、ん? と疑問に駆られる。
「・・・・水先案内人?」
「はい」
 無表情で頷いた彼女に対して俺は瞠目、いやいや意味が分からない不明が多勢に無勢、さっぱり混乱何がなにやら。え?
「簡単に言うと、あなたは死にました」
「・・・・・・え、死んだの?」
638名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:31:38 ID:oYctr+/5
「はい、運転中、トラックが突っ込んで、ぐちゃぐちゃです。幸いトラックの運転手は軽い鞭打ちで済みました。良かったですね」
 そう言って表情を一転、にっこり笑った彼女に湧き上がる殺意、いやはやそれは置いて軽く深呼吸、え、死んだ、そうなの?
「・・・・えっと・・それで・・」
「それで、私が来ました。では、これから確認をしますので、しっかりと聞いておいてください」
「・・・・・・はい」
 はい、いや、いいえ、いやいや、何を言えばいいのかも分からないままに頷いた俺を見つめ、彼女が口を開く。
「まず、あなたは死にました。これはいいですね?」
 改まって言われても実感皆無、そもそも現実感ねー、いや今の現実感はしっかりあるが言葉に現実感がない、虚言の妄言、彼女の言葉も軽すぎる。
 それでも真実らしく彼女は俺の頷きを見ると手帳に何やら書き込んで頷き、それから再び俺を見る。
「次です。あなたは地獄行きです、いいですね?」
「待ったぁ!」
 思わず上がった一声、それは意識してのものではなく反射的なもので、言った後に考えればやっぱり『待ったぁ!』なので問題は何もない。
「・・・・何ですか」
 途端の顰められた彼女の顔、あからさまに苛々しているのはカルシウム不足か、確かに細い体は栄養不足を否めない、否、そうでなく、問題はそこじゃない。
「何で地獄行きなんだっ?」
 そりゃ、君子もびっくり善行三昧ってことはない、しかしどっこい、殊更に悪いこともしなかった、幼い頃に万引きすれば心を痛めて二度とせず、常に良くあれ、常に良くあれ、なるべく笑顔を絶やさず誰
とでも付き合って気遣いだってしてる、そんな俺が、何故に地獄行き?
「俺は・・・・まあ、天国に相応しいとも思わんが、しかし地獄ってのは・・理由とか、あるの?」
 彼女は面倒そうな表情で尚且つ溜息を吐いて更に舌打ちまでして手帳を捲って確認する。
「・・・・あー、普通の行い・・特に悪いこともしてませんね」
「ですよねっ?」
「だから、です」
「は?」
639名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:31:54 ID:oYctr+/5
 当然とばかりに頷いた彼女の真意が理解できず怪訝にすると、彼女はこれもまた面倒そうな顔で言う。
「だから、普通なんですよ。普通の人が天国に行けたら、天国なんてすぐに満杯です。正直、人口密度高くなると争いが生まれやすいですからね、普通程度の人は地獄行きですよ」
 それは余りに意外で意外に分からんでもない理論だったがやっぱり納得いかず首を振る。
「ま、待て、それじゃ、普通に生きてた奴らは地獄に落ちて、そんで極悪人どもと同じ仕打ちを受けるってことか?」
「そうなります」
「理不尽だろ、それっ?」
 思わず声を荒げる俺に迷惑そうな顔を向けて彼女は溜息を吐く。
「そんなこと、私に言われても知りませんよ。神様が決めたことです」
 なら、と俺は意気込んで体を乗り出す。
「その神様と話させてくれっ。いくらなんでも地獄は嫌だっ」
 俺の心の込められた言葉、こんな気持ちで何か言うのは初めてかもしれない言葉に彼女は溜息、尚且つ捻くれた目で俺を見て一言。
「却下」
「何故にっ?」
「あー、正直、めんどいです」
 と本当にめんどそうに口にする彼女は心底からめんどがっているのだろう、溜息も表情も俺の言葉なんて受け付けない感じがひしひし推し量れて押し黙る。
「この仕事も大変なんですよ。大抵は混乱してるから話も通らないし、説明しても納得いかないってごねるし、それに神様にあなた達の言葉なんて通りません。無駄です。神様は決断するだけ、私たち
はそれを決行するだけ、それだけなんです。だから駄目です。はい、地獄行き。決定です。いいですね?」
 はい、異議なし、受諾します、それら言葉が渾然一体、ぐるぐる回って頭を支配して口が勝手に開き言葉が漏れる、その瞬間、正に天啓のようにびかーっと光に襲われて俺の意識を取り戻したのは、
あの日、高い金を払って買った、あれの力だった。
「待った!」
 手帳に何やら書き込もうとしていた手を俺の叫びで止められ、彼女は不愉快満点、舌打ち混じりで視線を寄越す。
「・・・・・・何ですか」
「これ、これだ、これを見ろっ」
640名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:32:22 ID:oYctr+/5
 そう言って制服のポケットを探れば財布の手ごたえ、よっしゃとそれを取り出して札入れに差し込んでいた一枚の切符を彼女に突きつける。
「・・・・何です?」
 唾でも吐きそうな表情に向けて俺は言い放つ。
「天国行きの切符だ!」
「・・・・・・・・は?」
 目をまん丸にしてきょとん、何言ってんだこいつ、みたいな顔を見ながら俺は不敵に微笑、遂にあの金が報われる日が来たのだー、と興奮絶好調。
「いや、俺って通販とか好きで、ある日な、街を歩いてる時にティッシュ配りのおっさんからティッシュ貰って、そのティッシュに切符のことが宣伝されてて、俺はもう飛びついた、買ったね、ちょっと高いと
は思ったんだけどさ、俺は思わず買ったんだよ、な、分かる? この気持ち?」
「あー、うるさいです、黙ってください、むしろ黙れ」
 彼女の言葉がぐさっと胸を一突き、ああ俺って興奮すると口調が馬鹿になるんだよなーと反省自省、意味おんなじじゃんと笑ってる間に彼女は俺の手から切符を奪って眺めている。
 消しゴムぐらいの大きさの長方形、表がオレンジ裏は黒、自動改札も楽勝だぜって感じのそれを彼女は繁々と眺めて溜息、表の『行き先:天国』の文字を見て舌打ち、それから俺に目をくれた。
「・・・・・・本物ですね」
「・・・・・・・・え、そうなの?」
 最後の悪あがき、冗談半分にこれでも食らえ、俺はこんなもの買っちまったんだぞー、とかいう腹積もりのつもりが起死回生、彼女はめんどいめんどいとばかりに溜息を連呼している。
「・・・・時々、あるんですよ。神様の悪戯っていうか、完全な運によって引っ張り上げようっていう目論見が」
 その言葉には疲労困憊が滲んでいてお疲れ様、という感じで俺はこの子も色々と大変なんだなーと思いながら気になるのは自分のこと、咳払いを一つして彼女の注意を引く。
「えっと、それで、俺は天国に行けるのかな?」
「・・・・まあ、行けますよ。切符ありますし」
「よっしゃ!」
 完全に起死回生、歓喜に震えて拳を握れば、死んだという実感もないのに天国行きに喜ぶのもどうなんだろうという疑問に駆られるが、まあ死んだと確信も持てないのに地獄行きを宣告されるよりは
マシだろうと自分に言い聞かせて取り敢えず安堵に浸る。
 その側で彼女は手帳を見やって溜息ばかり吐いている。
641名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:32:40 ID:oYctr+/5
「では、確認します。いいですか?」
 面倒そうなその口調に心に余裕のできた俺は心配を覚えるが、一先ず頷いて話を促す。
「えー、あなたは天国行きです。いいですね?」
「はい、了解です」
「ですが、徳が足りません。何しろ本来は地獄行きを切符で無理やりに覆すわけですから。分かりますね?」
「・・・・・・あー、まあ、うん」
 要は天国に上がるための善行が不足している、ということだろう。俺は頷きながらそう考える。
「というわけで、切符のため時間は無制限に与えられるので、適当に徳を集めてください」
「・・・・・・あー、方法は?」
 いまいち話を掴めないながらも聞くと、彼女は溜息で憂鬱、さながら吐息で全て解決を図るように息を吐く。
「自由です。まあ、この世界で三百年もいいことしてれば、天国ぐらい簡単に行けますよ」
 なるほど、たった三百年の善行で天国への道も開けるのか。
「え、三百年? 三年じゃなくて?」
「はい、ここには基本的に困ってる人なんていませんからね。あなたのような半端さんがいるだけです。だから適当に馴れ合ったところで徳は溜まらないんですよ」
「・・・・・・あー、そうなんだ」
 え、それって希望反転、絶望ってわけでもないが三百年はいくらなんでも長すぎる、というか二十年と少ししか生きてないのに?
「・・いや、いやいや、他に方法ってないの?」
 駄目でもともととかではなく、とにかく三百年を回避する方針で聞くと彼女は溜息、ひねた目で俺を見つめて更に溜息舌打ち、渋々と言った具合に口を開く。
「・・まあ、なくはないですけど、あまり言いたくはないですけど、でも仕事だから言わないと駄目なんで言いますから聞き流してほしいんですけど、あれですよあれ、性的絶頂の力と水先案内人の役目
というか、有り体に言えば射精、それも水先案内人を使っての射精を行えば楽勝ですよ」
「・・・・・・・・・・・・」
642名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:32:56 ID:oYctr+/5
 その適当もいいとこの説明に俺は首を傾げて疑問表現、さっぱり意味不明の紆余曲折で結論は導き出されない。
「・・・・なんか、全く結びつかないというか、伝わってこないんだが・・・・・・」
 それを聞いて彼女は溜息、短めの黒髪を撫で付けるようにして気分を変換か、それでもまた溜息を吐く。
「・・まあ、私、というか水先案内人は天使みたいなものですから、うわ、天使とか大嫌いなんですけど、寒気がしますよね、まあいいんですけど、それで天使の体を使って射精、天使の許しを受けた者、
そんな感じじゃないですか? 神様が決めたことなので詳しくは知らないんで憶測ですけど」
「・・・・・・はあ、なるほど」
 つまり今の発言は全て彼女の考え、信憑性は彼女の思考能力の高さのみ、しかしそれを知らない俺にしてみれば信じる要素が欠片もない言葉、ということが分かった。
「・・・・んじゃ、取り敢えず、君とすればいいの?」
「いえ、駄目です」
 瞬間の連続、早々と即答、見事に真っ向から拒否された。
「・・・・え、いや、今の話を聞く限り、そうしないと三百年もさ迷わないといけない気がするんだが・・・・・・」
「さ迷ってください」
 そんな少し歩いててくださいみたいな軽い口調で言われても困る、さすがに三百年は迷いたくない。
「・・あー、何だろ、一つ目の案は絶対回避、二つ目の案は今のところ有効、それで次の案とかは・・・・・・」
「ないです」
 これもまた即答、思考の必要ない回答は素晴らしいが、この場合はどうなんだ?
「・・・・あー、じゃあ、二つ目を」
「嫌です」
 なるほど、どうやら俺は堂々巡りというやつに遭遇したらしい、こういうのは結局はどちらかの妥協か問題の却下か双方の諦観で終わりを告げるものだが、俺には却下と諦観の果てに三百年が待っ
ていることを考えると彼女に妥協を求めるしかない。
「そういうわけで、仕事だと割り切って一つ、どうか」
「嫌です」
643名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:33:12 ID:oYctr+/5
 駄目だ、事は見事に順繰り回転、永遠の停滞を惜しげもなく披露している。
「・・あーっと、俺も引けない、君も引けない、この現状を打破する案って何かない?」
「・・・・・・仕事上、聞かれると答えないといけないんですよ」
 彼女はそう言うと、しかめっ面も極まれり、唇をひん曲げて嫌々そうに言った。
「あなたが無理やりに私を使えば打開できますね」
「・・ああ、なるほど」
 俺が合点もばっちり、と頷くと同時、彼女は素早い動作で立ち上がり逃走傾向、俺はその手を掴んで状況打破計画、引っ張り合いの果てに俺も彼女も倒れ込んで俺が上になった。
「・・・・痛い、頭痛がします、重いです」
 彼女の小さな体をクッションに使った俺は痛くはなかったが、動くことをしない。
「・・あー、ごめん」
「いえ、別にいいんで離れてください」
「え、でも、離れたらどうする?」
「取り敢えず三百年ほど旅に出ます」
 なるほど、答えないと駄目というのも辛いなー、とか思いながら俺は彼女の顔を見つめる。
 生意気そうではあるが、それは表情を作っているからで、客観的に表情を削ってみれば年相応、まあ二十歳は迎えてないぐらいの顔で、可愛らしさがある。
「・・・・あーっと・・」
 しかし俺にも理性はある、突発的な衝動で動くのはやぶから棒、阿呆というやつで、とにもかくにも言葉が通じる人間同士? 何かしら承諾なり受諾なりのやり取りがあるべきだ。
「えー、もう俺にはこの方法しかないんで、やらしてください」
「死ね」
 うん、そう言われても仕方ない、何となく納得する俺を置いて彼女は身を捩るが体重差、動くこともままならない。
644名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:33:37 ID:oYctr+/5
 あー、それにしても罪悪感、やはり無理やりはよくない、天国に行くためには方法が限られている、これしかないとはいえ、だからといって罪の意識で立つものも立たない、そこで俺は思考を切り替え、
すうと息を吸ってはあと息を吐いて、憎悪を燃やす。
 憎悪といっても軽いもの、そういえばよくよく考えるに目の前の彼女の態度は怒りに値するものがなかったか? あった、という展開で罪の意識を殺す。
「・・と、いうわけで、やります」
 俺は宣言して彼女の両手を自身の両手で縛、強引に脚の間に腰を入れて股を開かせる。
「やっ」
 嫌がる彼女を怒りで押し殺して罪悪感消滅、それを心掛けて彼女の首に唇を寄せ、白い肌の匂いに漸く勃起したものを擦り付けるように腰を動かす。
 ああ、これも運命、ごめんなさいごめんなさいと弱い心の囁きが不意に発露、その時、彼女が深く長く溜息を吐いた。
「・・・・? ・・あーっと」
 高飛車な態度、怒れる心、嫌がる生意気女、それら様々なシチュエーションによって成り立っていたものが崩れ、顔を上げると、彼女は醒めた目で俺を見ていた。
「・・・・・・分かりました、仕方ありません」
 そう言われると行為も止まる、俺はやや体を上げて溜息を吐く。
「・・いや、そういうふうに言われると・・・・」
 困惑する俺に、彼女はひねた目を見せ、そして万事解決、誰もが納得、全てが幸せ、そんな妥協案を言った。
「・・一応、まだ処女なんで、そういうのは勘弁なんで、手とか口とか、まあ初めてなんで拙いですけど、それでどうです・・?」
「・・・・・・あー、なるほど」
 別に入れる必要はないのか、それならば彼女の妥協によって俺も天国行き、事なかれ主義万歳、俺に反対する要素は一つもない。
「・・・・うん、それでいいけど」
「なら、どいてください」
「・・あー、もう一回だけ聞くが、どいたらどうする?」
「逃げませんよ、やります、仕事ですから」
645名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:35:11 ID:EzZ+dozo
 さっきはその仕事を投げ捨てて逃げ出そうとしたわけだが、という嫌味を言う必要もないので頷き、体をどけて、木製の薄っぺらい椅子に腰を下ろす。
 彼女はそんな俺を見て溜息連呼、もう彼女のアイデンティティーは溜息なのではと疑るほで、まあそれはいいとして彼女は両脚をくの字、膝を突き出す格好で床に座り込み、その膝をスカートで隠し
て俺の膨れている股間を真正面に見つめる。
 漏れるのは当然だが溜息で、その溜息に背中でも押してもらうように彼女は溜息を更に吐き、手を伸ばして学生ズボンのチャックを開放、そこに指を入れてトランクスの上からあれに触れる。
 感触を確かめるようなその行為は新鮮で、しかし彼女の仏頂面というかしかめっ面がどうにも今の感触と比べるに違和感たっぷりで、むず痒いような妙な感覚に陥った。
「・・・・・・取り出します」
 わざわざ宣告して彼女はトランクスの中に手を入れ、脇から宣告通りに棒状のそれを取り出し、先端を目の前にして目をぱちくりさせた。
 まあ、確かに、あまり間近で見るようなものでもない。
「・・・・では、始めます」
 またしても宣告、彼女は目の前のものを五本の指先で握り、親指を雁と皮の境界線に触れさせ残りの四本の指を棒状部分に触れさせて、手を上下に動かした。
 特に速いでも遅いでもない、やわやわとした快感が広がる行為が、彼女のしかめっ面を前に淡々と続けられる。
「・・・・・・あの、駄目なんですか?」
 片方の眉を顰めた彼女に微妙な表情、いや別に駄目ってわけではなしに、といった感じで俺は首を捻る。
「・・・・あー、取り敢えず、今のままだとイけそうにはない・・・・」
 ここでやっぱり、と思ったら予想的中、彼女は溜息を吐いて気分転換か気分一新、薄く口を開き、手で俺のものを床と水平、先端に唇をつけた。
 柔らかい感触、それに伴う彼女の息が先端にかかり、寒気がぞくっと走って息を呑む。
 彼女は上目遣いで俺を見ながら口を開き、先端の皮のない部分を唇で挟んで、割れ目にはおずおずといった感じで舌を触れさせてくる。
「・・・・・・・・あー、いい感じ、です」
646名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:36:19 ID:EzZ+dozo
 何となく敬語、やはり施しをしてもらっているのだから、とか考えながら彼女の黒髪に指を滑らせ、耳の穴に触れ、頬を撫でる。
 彼女は俺の行為など無視で更に口を開け、雁まで含み、その窪みに唇を引っ掛けるようにして固定、舌で割れ目や先端の丸みを帯びた部分を舐め回し、指先で皮を扱く。
 しっかし冷静な視点になってみれば、今さら学生服、彼女も微妙に似合わない学生服姿で俺ら何してんだ、とかいう気になったが、そんな気も彼女の生温かい息が唾液で濡れる先端に触れればあっ
という間に吹っ飛ぶ。
「・・・・・・」
 気持ちよさに負けて彼女の頭を引き寄せれば、俺のものは彼女の口内に更に含まれ、気付けば半ばまでが生温い感触に包まれている。
 彼女はそれを知ってか知らずか舌を蠢かし、含んだまま頭を横に動かして頬の内側に先端を触れさせたり、そうした状態で棒の横部分を舌で上から下になぞるようにしたりして、確実に射精を促して
いく。
「・・・・あー、ちなみに、出す時は、どこに出せば・・・・」
 そう言うと彼女は顰め面、そのまま頭を引いて口内の唾液のためか口の中をもごもご動かし、唇と先端を繋いでいる糸を指先で切って喉を動かしてから言う。
「・・どこって、何ですか、あなたは口の中で出して飲ませようとか、もしくは顔にかけて被虐心を満たそうとか、そんなこと考えてるんですか・・?」
 彼女の口が見せびらかすように開いて歯を覗かせたが、その綺麗な歯で噛まれたら洒落にならないが、ともあれ慌てて首を振る。
「・・・・そうでなく、そうではなく、確認しとこうと思っただけです」
 そこで漏れるのは当然、彼女の溜息、もはや慣れたものだ。
「・・床にでも出してください」
「・・・・・・はい」
 それは味気ないなー、と思いながらも何も言えず、そうしていると彼女が再び口を開けてあれを含み、割れ目から滲むものを舐め取るように何度も舌を先端の下から上に走らせながら、皮を扱く速度
を上げる。
 快楽が高まっていく。
 彼女は硬さを確かめるように唇を窄め、指の動きと合わせるように頭を動かし、奥まで含んだところで舌を先端に押し付ける。
647名無しさん@ピンキー:04/11/10 02:36:49 ID:EzZ+dozo
「・・・・ああっと」
 そろそろ射精に至りそうな気がするが、いや、もしかしたら勘違いかもしれない、もし出てしまった場合は、まあ、事故、うん、とか思っていると上目遣いの彼女と目が合った。
「・・ぁずの・・?」
 脳内変換、出すの、か?
「・・え、あ、うん」
 あ、しまった反射的に答えてしまった、と思ったその時には彼女は頭を引いていて、唾液の糸が伸びて指の扱きが鮮明に感じられる、うあ、と思いながらも咄嗟に小さな頭を掴んだ。
「え、ちょ、ちょっと」
 彼女は頭を動かして逃れようとするが、俺は必死に固定、そのまま彼女の指に導かれて、全てを吐き出すように射精する。
 あれの震えに伴って盛大に飛んだ精液は、逃れようとした彼女の頭の頂、黒髪にかかり、艶やかなその黒色をべったりと汚した。
 そして射精が終わってみれば彼女の顰め面、いやはや恐ろしや、しかし彼女の黒髪を汚して張り付いて離れない精液は見ようによっては天使のわっかのようで、俺は余韻を味わいながら微苦笑する。
「・・・・・・何を笑ってんですか」
 彼女はお馴染みの溜息、俺のものを扱いていた手、精液の付着している手を髪に突っ込み、またも溜息、溜息、溜息の連続を笑いながら見ていると、俺の体が不意に現実感を無くす。
「おわ?」
 見れば俺の体は薄れて向こうが見えていて、彼女は溜息を吐きながら顰め面、その顔のまま立ち上がる。
「・・・・まあ、仕事は完了です、精々、天国で爛れた日々を送ってください」
「・・・・・・ああっと」
 なるほど、いよいよ死が現実のものになるのか、と簡単に死を認めながら一息、彼女の溜息に笑いの発作を刺激されて笑みを浮かべる。
「・・・・あー、その、ありがとう」
 俺は消える瞬間、彼女の、俺と同じような微苦笑を見て、やたら幸福感に包まれた。
 なるほど、確かに彼女は天使だ。
 まあ、死ぬ間際に見るものが彼女の微苦笑と、溜息をする仕草ならば、それなりに幸せな人生だったのではないだろうか、などと思った。

 終わり。
648名無しさん@ピンキー:04/11/10 05:07:09 ID:FsjZ0pl6
GJ!
冷静な女シリーズ結構イイ!!
649名無しさん@ピンキー:04/11/10 15:15:59 ID:4UqeiDKC
うわぁめちゃめちゃ面白い・・・

つづきの天国編きぼんぬ
650名無しさん@ピンキー:04/11/11 01:10:09 ID:STPe35If
GJ! ヒロインがなんともツボにはまった。
651名無しさん@ピンキー:04/11/11 15:12:35 ID:u7IXd4ND
天国での「爛れた」生活希望!!
652名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:45:53 ID:zEq4M6D6
話すごく(・∀・)イイ!!
でも主人公「あー」いいすぎだとおもた。ごめん
653名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:54:17 ID:AGa7o/ys
 おー、ここが天国かぁ、という感慨もなければ感激もない、あるのは目の前の壁、壁、壁。
「・・・・・・壁?」
 いやいや、天にも昇る気持ちで消えてみれば壁、そして俺は何か柔らかいものの上に寝かされている。何かと見ればベッドで、なるほどベッドに寝かされているのか、と動こうとすれば手足が動かない。
「・・・・ん?」
 手足が、動かない。
 体を捩れば理由は判明、腕は背中に回され腰のところで手首拘束、足首も同じく拘束、細い何かのコードのような紐は頑丈で動くと肌に食い込んで痛みが走る。
 ここはどこ? ああ、素晴らしき天国。
「・・うあ、いやいや、えー・・・・?」
 ここが天国? 身動きできないでベッドに寝かされて目の前にあるのはシンプルな白の壁紙、これが天国。
 いやいや、やってられねー、と丸めていた背中を伸ばして窮屈さを解そうと思えば、後頭部に何かが当たる。
「・・った・・・・」
 それは俺の声ではない、もっと高い、性別で判断するならば明らかに女、ん? と苦しいながらも仰向けになって勢いつけて回転、視界一杯に広がったのは少女だった。
 肩までの黒髪は俺と同じように寝ているせいで枕に広がっている。頬にかかった黒髪が何となく可愛らしい、見た目的に天使な彼女よりは年下だろうと思える、そんな少女が俺の目の前にいた。
「・・・・・・あー、どうも」
 何と言ったものか、出てきたのは間抜けな言葉、阿呆な物言い、しかし彼女は頷くように頭を下げて応えて、それから間近にある俺の顔を見て顔を真っ赤にする。
 おおう、そんな反応されると俺まで照れる、と俯いて視線を泳がし、どうしたものか、と考えている時に、ばたん、そんな音が鳴り響いて少女の向こうの扉から現れたのは、お姉さんだった。
「あ、起きたぁ? おはよぉう」
 膝まで隠すスカートに、どこの侍だよと突っ込みたくなるような髪型、ポニーテール?
「・・・・あー、どうも」
654名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:54:36 ID:AGa7o/ys
 にこにこ笑っているお姉さんに挨拶、そんな俺を見て目の前の少女は必死に振り返ろうとするが、よく見れば少女も手足を拘束されている、更には俺のようなバネもないのか、振り向こうにも振り向け
ずもがいている。必死にもがく姿はちょっと面白い。
 それはともかく、お姉さんはベッドに歩み寄って端に腰を落ち着け、はふうと溜息、俺ら二人を見下ろしてけらけら笑った。
「やー、疲れたよー。あんた達を持って帰ってベッドに寝かせる、いやいや、もう若くないっての、あははは」
 あははは、と俺も苦笑いをこぼして、お姉さんの笑い声が止まるのを見計らって言う。
「で、えっと、今の状況の説明をしてほしいんだが・・・・」
 まさか天使な彼女、間違って地獄に送ったのではないだろうな、という疑惑がひしひしと広がるが、お姉さんは一言でそれを否定した。
「天国に来たんだよ、あんたら」
「・・・・・・・・はぁ」
 いや、普通なら、『え、天国? やったぜ!』とか喜ぶのだろうが、何しろ現状がこの状態、果たして喜べるのか、と思えば目の前の少女はさめざめ泣いている。
「・・天国・・ああ、ここは天国なんですね・・ああ、やっと・・・・」
「・・・・は、え? ・・いや、俺の感情回路がおかしいのか?」
 違う、間違っているのは俺ではない、あからさまに少女、それに泣いている少女を見下ろして感慨深そうに頷きながら少女の頭を撫でているお姉さんの方がおかしい・・・・はずだ。
「・・な、なあ、何で俺らは縛られてるんだ?」
 この質問に目の前の少女まで怪訝な顔をしたらどうするか、と本気で心配したが心配無用、少女ははっとして赤くなっている目を見開き、振り向こうとするがもがくだけ、という行動に戻った。
 その面白い光景に見とれるのも悪くないが、むしろ眺めていたいが、あっけらかんと何でも言ってくれそうなお姉さんに視線を向ける。
「あー、理由? 一応、念のため、かな?」
「・・・・・・・・」
 何故だろう、答えが疑問系だと怒りよりも不安を覚える。
 まあ、それは置いて納得、いや納得したふり、もがく少女を視界の端に入れたまま、唸る。
「・・・・あーっと、意味が分からんのだが・・できれば、一から説明を・・・・・・」
655名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:55:18 ID:AGa7o/ys
「えー」
 いや、そんな面倒そうな声を上げられても、縛られて転がされている俺らにしてみれば困るどころじゃない。
 何だか視界の端に入っているもがく少女が鬱陶しくなってきたが、冷静、そう、いつだって冷静さが物を言う、落ち着いて天使な彼女の物真似よろしく溜息を吐く。
「いやいや、状況が把握できないと、俺らもどう対応すればいいのやら・・・・と、そういうわけなんで、是非」
「・・うーん・・しょうがないなー」
 悩んで迷って結論、仕様がないと呟いたお姉さんは、もがき続ける少女の髪を撫でながら言う。
「あっとねー、ここは天国なんだけど・・・・あー、ほら、二人とも切符で来たでしょ? そういう人たちって、生きてる間は積極的に善行を積まなかったわけじゃん? だからさ、天国でうまくやれるのか、も
しかして危険な存在になるんじゃないか、とかさ、色々とあるわけよ。だからね、切符で来た人たちは、先住民、今の状況だとあたしね、そういう人らに判定してもらうんだよ。果たして天国でやっていける
ような人なのかって。んで、君ら二人は、正に今、あたしによって判定されてる最中ってわけだよ。んー、おっけー?」
 大人っぽい顔の割りに砕けた話し方をする人だなー、などと考えていたことは表に出さず、なるほどと納得至極、うんうん頷く。
「・・なるほど」
 まあ、要するに、危険人物かどうかを調べてると、ただそれだけのことを長ったらしく言ったわけか。なるほど。はは。
「・・え、あの、でも・・・・」
 不意に上がった声はもがいている少女のもので、少女は漸く諦めたのか、何故か俺を見て抗議を始める。
「わ、わたし・・あの、三百年ぐらい、良いことをして来たんですけど・・・・」
「・・・・・・・・・・」
 にべもない、言葉もない、ははははは、乾いた笑い声が心に木霊する。
「あ、らしいねー。でもねぇ、一応、切符組ってことは変わらないのよ。ごめんねー」
「・・・・そ、そうなんですか・・」
 あ、泣きそう。
656名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:55:34 ID:AGa7o/ys
 いやいや、そうでなく、そうではなく、しかし目の前の少女は服装も普通、顔立ちも三百年前の人には見えんが、これ如何に?
「狭間だと時間の感覚は個人に優先されるからねー。あ、今、何で俺の考えが、とか思った? うふ、もう何回もこういうのやってるからねー、分かるってば。きゃはは」
「・・・・・・あー、そう・・・・」
 このお姉さん、何か生理的に苦手だ、できれば逃げたい、というか逃げたい、しかし今の体勢で逃げ出すには無理がある、というか無理に動けば背骨が折れる。ここは一つ、我慢で。
「・・・・それで、判定ってのはどうやって・・?」
「・・・・・・んー・・あは、まだ考えてない」
「・・あ、そう」
 この人から勢いを取り除けば骨しか残るまい、と馬鹿なことを思考、その目の前で少女が赤く腫らした目を引き立てるように眉を八の字にする。
「・・・・あ、あの・・ここ、ほんとに、天国なんですか・・?」
「え? いや、俺に聞かれても・・・・・・」
 咄嗟に答えるがそうではない、少女が聞いているのはお姉さんで、少女は単に視線を自由にできないという不自由に囚われているが故に俺を見ているに過ぎない。
 現に俺の言葉に少女は首を振る仕草をかろうじて見せる。
「あ、言ってなかったっけ」
 一人呑気なお姉さんは少女の頬を撫で、俺に笑顔を見せる。その笑顔に一切の信頼、期待、羨望といった素晴らしいものを感じないところがお姉さんのアイデンティティーに違いない。
「そうだねー・・・・じゃあ、はい、目を閉じる」
 その言葉にあっさり従って少女は目を閉じた。それを見て俺も何となく閉じなければならないような気がして目を閉じる。広がるは暗闇、その暗闇の中を泳ぐようにお姉さんの声が聞こえてくる。
「はい、想像する。君らは今、空に浮かんでいます」
 また陳腐な、とか呆れつつ想像、空、青空、雲の漂う青空の中に俺は浮いて──いる。
 目の前に広がる真っ青、霞のような白が散らばる中、薄い酸素のせいで呼吸が困難、やけに冷たい風が肌を突き抜けていく。
「おあっ!」
657名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:55:59 ID:AGa7o/ys
 驚いて目を開ければ、俺の声に驚いたのか少女が目をぱちくりさせていて、それはなかなか愛らしい仕草だったが今は無視、にへらと笑っているお姉さんを見やる。
「お、おい、あ、いや、あの、今、空、雲、じゃなく・・・・あー、あっと、ん? あれ?」
 そういえば俺は、普通に話しているし、転がされているのはベッドの上、目の前には不思議そうな表情で俺を見る少女がいる。
 ん? つい一瞬前まで、俺は確かに空にいたはずだが・・・・・・と混乱の波状効果、困惑の波にやられて言葉のなくなった俺を見て、お姉さんは息を詰まらせるようにして笑っている。
 殴りたい、いやいや、女性を殴る男は最低だ、せめて投げる、いや転がす、その程度ならば許容されるだろうか?
「君は良かったけど、あなたは駄目だったみたいねぇ」
 お姉さんは俺の計画など知らず、少女の耳たぶを撫でている。お姉さんの細く長い指が耳たぶを行き来するたびに少女はくすぐったそうに目を閉じたり唇を震わせたりしているのだが、まあ方向の問
題、お姉さんは全く気付いていない。
「ま、今のが天国の証明だよ。想像力がものを言う。想像してるだけで生きていける。でも、ねぇ」
「・・・・ぁ、あの・・」
 お姉さんの手が首筋を滑って、少女は小さな抵抗を見せる。
 まあ、そんな抵抗なんて無意味、それは瞬時に判明したけどその通りで、お姉さんには止める気配どころか少女の声を聞いている気配すらない。
「生まれ変わりってのは、神様に頼めばいいんだけどさ、想像の世界で楽しめるんだから、わざわざ生まれ変わろうなんて思う人は少ないんだよ。でも、ねー・・あなたみたいに、いまいち想像力が働か
ない子には、ここも退屈な場所なんだよねー。何しろ皆が皆、想像に集中するために目を閉じてベッドの中だからねぇ。あは、どう? 信じた?」
「・・・・・・・・・・」
 いや、むしろ三百年もかけて漸く訪れた天国が自分に不向きと告げられて絶望している感すらあるが、そこはそれ、ともあれ俺は自由にならなければならない。
 想像で現実感を味わえるなんて生活、その素晴らしさはまだ判然としないが、そういうことでなく純粋に今の態勢がきつい。何で天国でこんな態勢なんだよ、というか今の態勢を忘れることも想像力で
可能なのか?
658名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:56:21 ID:AGa7o/ys
 例えば優雅にお茶を──座布団の座り心地、香るブラックコーヒーの苦み、舌にざらつく安物の味わい。
「うあっ!」
「・・っ!」
 あまりに鮮明な感触に驚き悲鳴、またも少女がびっくり、いやいや、こんなこと試してる場合じゃないから。
「・・その、手早く解放してくれ」
「あはは、めちゃ楽しそうじゃん」
 ぐうの音も出ない。
「ま、確かにきつい格好だもんね。ちゃちゃっと判定しようかな」
「よろしくお願いします」
 ああ、頭を下げられないのが残念だ、と思ってさめざめ、溜息でも吐いて気分転換でもしようとしたら目の前にお姉さんの顔、うお、と息を呑んだ時には唇と唇が重なっていた。
 柔らかい感触、何事かと狼狽するべきかと迷ったが却下、何故ならお姉さんの頭の向こうの少女の切羽詰った真っ赤な顔を見た瞬間に醒めたから。むー。
 顔を離したお姉さんはにっこり笑顔、いやはや意味不明、はてさてどうしたものか。
「・・あーっと」
 胡乱げな俺に対してお姉さんは一つ頷く。
「誰かがいいこと言ったね、体を重ねれば全てが分かる」
 聞いたことねー、とか言っても無駄だということは分かっているので黙って首肯、もう解放されるんなら何でもいい。まじで。
「はい、あなたも、ちゅー」
 んー、と唇を突き出すお姉さんの顔が接近、少女は枕に頭を沈めて必死に回避しようとしている。
 おお、どこまで少女の頭は枕にめり込むのか、という緊迫感の欠片もない興味も湧かない光景を見ていると、不意にお姉さんは頭を止めた。
659名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:56:41 ID:AGa7o/ys
 少女との距離、およそ紙一枚分。
「・・・・あなた、キス、したことある・・?」
 息のかかる距離、お姉さんの声は少女の震える唇の隙間から入って口の中へ、じゃなくて耳の中へ、少女は涙目で「・・・・・・ない、です」と小さな声。
「・・・・・・ふーん」
「・・あ、何か思いついた」
 って、いつの間にかお姉さんの表情から何かを読み取れるようになってしまっている。
 何故か凄い落ち込むがお姉さんは無視、少女から顔を離して俺を見て微笑、うわ間違いなく巻き込まれる、という俺の考えは正しくて、お姉さんは少女を抱き起こして微笑、微笑。
「なかなかねー、想像にも限度があるのよ。たまには体験しないとね」
「・・・・はぁ」
 異論は議論に発展する前に笑顔で黙殺されるだろうから適当な相槌で場を流す。
 そして流れた場というものは極地だった。お姉さんはおもむろに簡単に俺のズボンを脱がして微笑、一瞬で顔を真っ赤にして目を見開く少女を無視してトランクスも脱がせた。露になるは俺のだらしな
いもので、お姉さんの笑みが濃くなる。
「・・えーっと、何故に?」
「判定よ、判定」
 それって嘘ですよね、と訝る俺のまだ柔らかいものを指先で突付く。顔は隣の少女に向けられている。
「ねえ、これ、見たことある? ないでしょぉ」
 しかし残念無念、少女は目をぎゅっと閉じて顔を逸らしているので硬くなる俺のものを見ていない。
「あ、ほらほら、おっきくなってきた。見ないの?」
「・・・・・・・・!」
 少女は頑な、一向に俺のものを見る様子などなくて、そうする間に俺のものは膨れ上がって最高潮の硬さへと発展した。
「んふふー」
 脳内変換に誤差が生じそうな笑い声、それを発しながらお姉さんは少女の肩を掴み、どうするのかと思いきや俺の腹へと倒れ込ませた。
「きゃっ」
 短い悲鳴、驚いた少女が目を開けば目の前にあるのは俺の反り返ったもの、再び悲鳴。
660名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:57:03 ID:AGa7o/ys
「きゃぁっ!」
「・・・・・・・・・・」
 うん、まあ、後者の方が驚くのは分かるが複雑な気分、それを知らずお姉さんは悪戯に笑っている。ああ、夢も希望もない。
「初めて見たぁ? ほら、目、開けて」
 お姉さんは少女の頭を持ち上げて俺のものに接近させる、うわこのままだと、とか思うがお姉さんに躊躇なし、頭をぐいぐい寄せてくる。
「や、やぁっ」
 さすがに異変と立ち向かうためには視界が必要、しかし目を開けた少女の目の前に迫る俺のものを回避する方法は俺にも分からない。
 少女の唇が側まで寄って息がかかる。それだけで背筋がぞくっとなるが、お姉さんは当然、それだけでは許さない。
「はぁい、もうちょっとだよ。ほらほら、唇、突き出してー」
 迫る唇、少女は頬を強張らせて拒絶反応、お姉さんノリノリ、俺はどうにも複雑な心境、いや気持ちいいのは好ましい上に判定も済むなら願ったりだが嫌がっている人を無理やりに、というのは気持ち
的に昂らないものがある。
 はっと天使な彼女の舌打ちする顔が思い浮かぶ。ああ、彼女はどうしていることか。
 そんな回想も打ち消す刺激、うわっとなれば少女の桜色の唇は俺の先端に押し付けられていた。
「はい、初きっすー」
「・・・・・・っ!」
 ぐに、と柔らかな唇が形を変える。うわあ、やっちったー、と非難がましい顔をお姉さんに向けるが無視、もう無視こそお姉さんの基底概念なのではと疑るというか確信、俺は溜息を吐く。
 なるほど、天使な彼女の溜息の物真似もいいかもしれない、いい具合に色々なものが吹っ飛んで妥協を容認できる・・・・いやいや、駄目じゃん。
「ほらぁ、どう? ほらほら」
 お姉さんは少女の頭を掴んでゆさゆさ揺さぶる。少女の唇が先端を擦って至極、しかし少女の嫌がる顔が罪悪感。
 ああ、いかなるものか、遺憾なるものか。俺にはどうしようもないんだ、許してくれ。そんな軽薄な謝罪を繰り返しながらも視線を逸らせないのは男の業に違いない、と自分の悪趣味を全ての男に当て
はめて一安心。
「ほらほら、あーんして、あーん」
 もはや少女に同情してしまいそうだ、お姉さんは頑として口を開こうとしない少女の太腿に手を這わせて無造作にスカートの奥に手を入れる。
「・・ぁっ!」
661名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:57:46 ID:AGa7o/ys
 驚いた少女の口から声が漏れて、そうなれば口が開いて押し付けられていた先端が入り込み、そこをお姉さんが後押し、というか頭を押して一気に半ばまで銜え込ませた。
 生温かい感触が皮に触れて快楽物質が脳内で分泌、だが少女が不憫でならん、まじで。
「・・・・ぅ、ん・・!」
 苦しいのか唇を窄めている少女は眉を顰めて呻き声、喉の震える感じや口内の粘膜が張り付く感じは快楽物質多量分泌、うああ、とか思いながらも目を離せない。
「んふふ、ほら、舌を動かして・・ねぇ」
 お姉さんは一人暴走、というか独りよがり、独断専攻、少女の後頭部を押して根元まで含ませ、抵抗して少女が頭を上げれば再び後頭部を押す、その繰り返しは少女の唇が皮を扱く行為と同じで、更
には口内を熱い息が行き交っていて、俺のあれは刺激に震えてしまう。
 そこにお姉さんの手、指の長い手があれの根元についている袋を揉んでいよいよ降参、いやいや我慢。
「・・もっと、ほら、唾を溜めて・・」
 お姉さんは少女の苦しそうな顔、その頬に舌を這わせながら囁いている。
「・・ぐっ、ん・・! ・・ぅ!」
 少女はといえば喉の奥から声を漏らすだけで、時たま苦しさのあまり歯が当たる。それが刺激になって快感、俺は変態かよ、いやいや違う違う。
 ぐっと堪えて深く息を吐いて落ち着きを取り戻す、それもお姉さんの舌が彼女の唇を舐めると同時に棒に触れたところで決壊する。うああ。お姉さんの舌は根元と袋の境目を這いずって快楽、少女の唇
が上下に動いて扱かれて悦楽。
「・・・・・・ああっと、出す時は、ちなみにどこに?」
 まさか床に出せとは言われないだろうと思いながら質問、お姉さんは袋を揉みながら明るい笑みを見せる。
「彼女の口の中ぁ」
「・・・・そうですか」
 今、あからさまに少女の口が強く窄められて窪みの部分に歯が当たったのだが、なるほど、どうやら俺に選ぶ権利はないらしい。
「・・・・・・あー、ごめん」
 それしか言えない、ほんと申し訳ない、しかし俺が悪いんじゃない、お姉さんが悪いんだ。
 そのお姉さんの口が袋を銜えて内部で蠢く玉を舌で突付いて、俺のあれが大きく震える。それに驚いた少女の頭が引かれて、窄められた唇が先端の丸みを帯びた部分を擦った。
「・・だぁ、ごめん・・・・!」
662名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:58:03 ID:AGa7o/ys
 もう、それしか言えない。
 俺のあれは過剰なほど震えを起こして射精、精液が袋を駆け巡って棒状の下から上に駆け上り、一気に先端から吐き出されていく。
「っ! ・・んん、ぅぐ・・!」
 ああ、申し訳ない謝罪の連弾、精液は大量に吐き出されて少女の唇の端から白く濁った液体がこぼれ出た。
「口の中、一杯になった?」
 そう言いながら、お姉さんは少女の口から溢れている精液を舌先で舐め取る。
 刺激、その一言で全て解決できるような、全身の産毛が立つ感覚に襲われて俺は深く息を吐く。まるで快楽の全てを吐き出すような快感、俺はひたすら、少女の口内の感触とお姉さん
の舌先の感触を感じて体を震わせる。
 うあ、最高に気持ちいい。
 全身の力が奪われていく錯覚はやがて途切れた。それと同時にお姉さんの手の押しがなくなって、少女が頭を上げる。唇が俺のあれから離れる際、精液が糸を引いた。苦しそうな表情
と精液の淫猥さを思い知りながら嘆息、お姉さんが未だ精液に濡れている先端を舐めて体が震える。ああ。
「飲まない方がいいよ。喉に引っ掛かるから」
 そう言ってお姉さんは少女と口付け、ぼうっとしている少女の顔は幼いながらも性的な魅力を見せた。お姉さんの喉は蠢いて俺の精液を飲み込んでいるらしい、喉を何度も動かしてう
っとり、唇を離せば深く深く息を吐いた。その息で少女とお姉さんの唇を繋いでいた唾液か精液の糸が途切れて消える。
「はー・・あはは、何か久しぶりに生っぽくて楽しかったぁ」
 そうですか、少女は目から涙をこぼしてしゃくり上げていますが、そうですか、と射精の余韻の消失とともに広がる罪悪感を覚えながら溜息、溜息、なるほど使い心地がいい。
 しかし俺の気持ちも少女の心情も顧みることなく考えることなく、突っ走るお姉さんは笑顔を絶やさずティッシュで俺のものを拭き、そして少女の口からこぼれている精液と唾液を拭
う。
 行為の終了、残ったのは俺の罪悪感と少女の涙とお姉さんの笑顔。どうにも比重に差があるような気がしないでもないが、それはともかく俺には聞くことがある。
「・・んで、自由にしてもらえるのか・・?」
 これで駄目ならかつてない力を発揮できそうだ、と危ぶむ中、お姉さんはにっこり笑顔で大きく頷く。
663名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:58:45 ID:AGa7o/ys
「そだね、面白かったし、うん、いいよ。二人とも、合格ー」
「・・・・・・そう、ですか」
 何故だろう、合格したのに殴りたい、いやいや女性を殴るのは最低最悪、でこぴん、又は頭突き、それら選択肢を思い描きながらも拘束が解かれて俺の口から漏れるのは安堵の息、少
女も取り敢えずは涙を涸らした。
「・・・・あっと、ごめん、本当に・・」
「・・・・・・・・いえ」
 そう言う少女の声は小さくて凹んでて、うあ、俺が凹むよ。
「あははは、楽しかったー。あ、そだ、家は空いてるとこを探して勝手に住み着いていいよぉ。食べ物とか、そういうのはないから。なくても平気だから。精々、想像に励んで充実した毎日を送ってね」
 うふ、と片方の目を閉じて魅力的態度、しかし俺から漏れるのは溜息ばかり、なるほど天使な彼女の心意気というか心情が分かったような分からないような、ともあれ俺は晴れて自由の身、扉に向かう。
「・・んじゃ、俺は失礼します」
「・・あ、私も・・・・」
 俺の後に少女が続いて、お姉さんのひらひら振られる手を背中に受けて家から脱出、拘束から自由へ、外は普通の町並みで面食らった。
「・・・・・・はぁ」
 まだ顔の赤い少女の口から漏れる溜息、なるほど理由も分かる、普通の格好した人らが歩いている道路、見慣れたマンションの壁、家、それらは俺の倫理や常識から何ら外れることがない。
「・・・・・・・・取り敢えず、家を探すか」
 呟いた俺の手に温もり、怪訝になって隣を見れば少女が真っ赤な顔を俯かせて俺の手を握っている。
「・・・・・・不安、なので・・・・」
「・・・・なるほど」
「・・・・・・しばらく、一緒に暮らしませんか・・?」
「・・・・・・あー・・・・」
 なるほど、とは言えない。
 いやはや人の気持ちは分からない、感情は意味不明の連続、俺は少女の頬を見ながら空いた手で後頭部を掻く仕草を見せる。
「・・仲良くしますか」
「・・・・・・はい」
 よし、取り敢えずは家を探そう。
 俺は溜息を吐いて周囲をぐるりと見渡した。

 終わり。
664名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:25:58 ID:PrZ88ID3
GJ!!
665名無しさん@ピンキー:04/11/14 03:01:50 ID:XCH/Pjac
毎度すごいな。
普通に読み物として面白いぞ
666名無しさん@ピンキー:04/11/14 18:49:45 ID:dNAdWUss
すばらしいです、GJ!
667名無しさん@ピンキー:04/11/15 03:02:31 ID:t+eEi4Nd
「あー」も主人公の口癖と割り切るとあんま気にならんな
GJ
668名無しさん@ピンキー:04/11/15 17:40:40 ID:OiU4BkH9
すげぇー!

続きを是非・・・
669名無しさん@ピンキー:04/11/15 23:22:25 ID:pw8/kXvb
大名?大名なのか?
670名無しさん@ピンキー:04/11/21 08:43:20 ID:V9GR8zOX
ほしゅ
671名無しさん@ピンキー:04/11/24 17:52:20 ID:tnL3py3t
良スレ発見〜
672名無しさん@ピンキー:04/11/27 11:27:54 ID:K/7E81Y7
hosyu
673名無しさん@ピンキー:04/11/29 13:40:17 ID:L5Z9caCQ
早く新作が読みたいよ〜
6743話:04/11/29 20:44:06 ID:DPOm3SaR
 疾走も失速、取り敢えず神様の前に立った俺は完全に引いた。
「・・あ、え、なに? 言葉次第では地獄に落とすぞ、おい」
 年の頃なら少女と同じぐらいか、釣り目と黒髪、果たしてワックスの力なくしては有り得ない棘のようになっている髪の毛、それに髑髏がプリントされたTシャツとジーンズ、おいおい間違いなく阿呆丸出
しの女子高生だろう、とか思うが神の間というプレートの掛けられたマンションの最上階の部屋の中にいるのだから、神様なのだろう。
 神様、神様、神様、駄目だ三度唱えても信じ込めない。
「・・・・あーっと・・その、ほんとに、神様?」
「あん?」
 低めの声は勘違いでなく俺を脅迫、ソファに踏ん反り返る神様を突っ立ったまま見つめる。
「不届き者が、死ねよ馬鹿、ったく、頭でも吹き飛ばすか? くそ」
 おいおい、口悪すぎだろう。ナチュラルに傷付いたぞ。とかいう問題は些細というか眼中にもないらしく、神様はわざとしか思えないほど捻くれている目で俺をためつすがめつ見ている。
 普通のマンションの一室、窓の向こうに広がる景色は青空、何か現実感がひしひしあって死後の世界とは考えられんが、まあ悩んでも仕方がない。
「・・んで? 何の用で来たんだ?」
「・・・・・・いや、ちょっと野暮用で・・・・」
 鋭い視線に言葉も濁る、何しろ神様は舌打ち連弾で苛々の募りを表すように肘掛を指で連打、もう俺の言葉なんて聞く気もねえよと言わんばかりだ。
 しかし、しかし言わねばならない、俺は少女の悲壮な顔を思い出す。
「・・・・ここ・・ってか、天国か、天国って、想像力だけで暮らしていけるんだよな?」
「・・・・・・ああ。んで?」
「あー、その、想像力に乏しいというか・・・・まあ、うまいこと想像できない子がいて、何か悩んでるんで、神様の力でどうにかできないものかと・・・・・・」
 恐る恐るおっかなびっくり、まさか本当にいきなり頭が吹っ飛んだりしないよな、などと首の後ろに寒気を感じながら提案、神様は腕を組んで右腕の二の腕を指先で叩く。
675名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:44:36 ID:DPOm3SaR
「・・生まれ変わりってことか?」
 静かな言葉に否定反応で応える。
「いや、そうじゃなく・・天国にいるのはいいんだが、想像力がないと厳しいとか・・だから簡単に想像できるようになりたい、と」
 やはり本人でないと本人の悩みは鷹揚に語れないものだな、と全く不必要な納得をしながら発言、神様は比喩でも暗喩でもなくカーペットの敷かれている床に唾を吐いた。
「馬鹿が、我侭だろ、そんなの。生きてる間に想像力を養わなかったそいつが悪い。死ね。地獄に落ちろ。くたばれ。帰れ」
「・・・・・・あー、なるほど」
 何か最後の言葉は俺に向けられている気がしないでもないが、誰にでも勘違いはある、俺にだってある。
 さて、まさか神様を説得することが斯様に難関だとは想像もしていなかったが、さりとて背中を見せるわけにもいかない。帰ることで責任が生じるわけではないが、後味の悪さが発生してしまう。
「・・・・その、無理、ですか?」
「無理だよ。いや、あたしの気持ち的にも無理だが、力的にも無理だ。あたしの力は創造するだけ、それ以外は対象外。土瓶や世界や男や女や大地や雲や水溜りを作ることはできても、それらの辿る運
命やら精神的なことには拘われん。無理」
 きっぱりはっきり明快爽快気分は暗鬱、あっさり言われて気分が重たくなる。
 はてさて、どうしたものか。
「・・うー・・今まで、その、上手いこと想像できんって人がいたと思うんだが、そういう人らの末路は・・?」
 神様はちらと天井を見てから俺の視線を貫く。
「輪廻転生、生まれ変わりだな」
「・・・・左様ですか」
 なるほど、つまり生きてる間に想像力を磨かなかった人は、死んで天国に来たとしても生まれ変わるしか道がない、ということか。
 そうなると、悲哀な顔をさせれば天下一品、護ってやるぜと叫びたくなる少女も、ここでは生活することすら難しい、というわけか。
676名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:44:55 ID:DPOm3SaR
「理解したか? なら、帰れ。あたしは忙しいんだ」
 しっしと手を振られて俺はすごすごと背中を見せて歩き出す。例えば神様の傲慢さで無理と言われれば説得の道もあるが、根本的に無理と言われれば致し方ない、俺にできることはない。
 せめて少女が悲しまぬよう慰めて、尚且つ生まれ変わりの素晴らしさを空々しさ満点で披露して、その空想物語でくすりと笑わせてあげよう。
 俺にできるのはそれぐらいだ。
 そう決意して帰宅、十二階建てのマンションの三階の八号室、エレベーターを降りて曲がって突き当たりの扉を開ければ、室内灯の黄色い光が俺を出迎えた。
「えーっと、帰りましたー」
 スリッパを履いてフローリングの床をぺたぺた、リビングに顔を出せば少女がテーブルに頬杖をついて溜息を吐いている。うあ。
「・・あ、お帰りなさい、です」
 上がった顔は憂鬱に悲壮、少女の顔を最大限に引き立てている。
「・・・・えーっと、はは、うん、ただいま・・」
 取り敢えず少女と向かい合うように椅子に座れば、流れるは沈黙、明らかに俺の言葉を待っているのか静寂が責め立ててくる。
 覚悟を決めろ、こここそが俺の正念場、まずは考えをまとめるために目を閉じる。
 暗闇の中で浮かぶは単語の数々、それら単語を繋ぎ合わせたところで辿り付くは少女の悲壮な顔、はあっと失望の溜息が俺を残念な気持ちにさせる。
 いやいや、違う、そうじゃない。
 俺は少女を楽しませるんだ。一緒に天国で暮らすんだ。
 よし!
「実は──」
 勢いつけて疾走、どうにでもなれ、と話し始めようとして少女が顔を上げると同時に、インターフォンの間延びした音が鳴った。
「──だぁっ!」
677名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:45:31 ID:DPOm3SaR
 挫けた言葉に苛々、びくっと表情を歪めた少女にかろうじて笑みを見せて「ちょっと待ってて」と言って立ち上がる。
 少女は小さく頷くが、表情にあるのは不安のみ、早くも俺のもたらす言葉から絶望を感じ取っているらしい。ああ、と思いながら玄関に向かい、うるさく鳴るインターフォンに舌打ちしながら扉を開ければ
、神様が仏頂面で立っていた。
「・・な、何用・・?」
 自然と引き攣る顔は俺の正直さを表している、と無理やりに好意的な解釈をしてみるが、無理があったらしい、神様は舌打ちを放って顎で俺に『どけ』と指図する。
 はいはいと脇に避ければ神様は土足のまま上がり込み、ずんずんと臆することなく遠慮もせずリビングに降臨した。
「・・あ、あの・・・・」
 見知らぬ誰かに呆然となっている少女と神様の対面、はわわっとなる俺の目の前で何が展開されるのか、知るは正に神様のみ。
「今から審査するぞ」
「・・・・・・・・は?」
 見事なハーモニー、俺と少女の声が綺麗に被って何故か照れた少女が頬を染めて俯く中、神様は不敵に笑って先程まで俺が座っていた椅子に腰を落ち着ける。
 審査・・・・・・それは恐らく俺ではなく少女に向けられたものだろうが、一体どのような内容なのか、気にする俺を焦らすように神様はテーブル上の蜜柑を手に取った。そして皮を剥いて半分に割って更
に半分に割って更に半分に割って、八分割された一つを口に含んで不機嫌そのものの溜息を吐く。
「・・・・蜜柑ってこんな味だったか? ・・何か苦いぞ」
 それは舌がおかしいんですよ、という言葉を本当の寸前で呑み込んで息を吐く。
 しかし蜜柑が苦いとは、なかなか聞かない感想、はてと思っていると少女の切迫した表情が目に入る。
678名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:45:50 ID:DPOm3SaR
「・・? あ、と、どうかした?」
「え・・あ・・・・」
 少女はびくりと体を震わせ驚愕、額に汗を浮かべて空気を飲み込む。
「ん?」
 さしもの神様も異変に気付いたのか、本人は怪訝なつもりなのかもしれないが傍から見れば脅迫としか思えない目を向ける。
 いやはや、純粋に恐いから、と思いながらも言えないもどかしさ、それはともかく少女は俯き、目を閉じた。
「・・・・? ・・どうした? あたしは見た目は恐いかもしれんが、これは世話係の趣味で、本当は滅茶苦茶優しい上に笑顔が素敵だぞ」
「・・・・・・・・・・」
 ああ、ああ、嘘ばっか! と叫びたいが、言ってしまったが最後、どうなるか分かったものじゃない。ああ、ああ!
 心が七転八倒を繰り返す最中、唐突に不自然に、神様がテーブルに頭突きを食らわせた。
「おぉっ」
 少女の緊張を解すための捨て身の一撃か、と感動する俺を置いて少女が露骨に申し訳なさそうな顔を見せる。
 ん? 何かがおかしい。神様の顔を覗いてみれば、表情は悔しそうに歪み、今にも怒声を発しそうな雰囲気をあらん限りにしている。
「・・・・・・あーっと・・え・・?」
 何かしら作為的なものを感じて少女を見れば、少女の目には涙が溜まっており、その目が俺を捉える。
「・・・・あー・・え、何かしら理解を超越した展開になってるが、もしや、君が・・?」
「・・・・・・・・はい」
 少女は深く頷いて、転がる蜜柑の実を手に取る。
679名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:46:21 ID:DPOm3SaR
「・・・・・・これに、麻酔薬を・・」
「・・・・・・・・え、麻酔薬?」
 絶句という選択肢を初めて体感したのも束の間、俺の言葉に少女は重々しく頷き、ひしと熱意に満ちた視線を見せた。
「・・・・だって・・一緒に住んでるのに・・それなのに、想像ばっかりで・・・・私なんて、いてもいなくても同じで・・だから・・・・!」
「・・・・・・だから?」
「・・だから、動けなくして・・・・・・既成事実を・・」
 瞬間、少女の顔がぼあっと赤くなって、言葉も語尾を濁す。
 なるほど、つまり・・・・・・少女は俺とやりたかったわけか! というのは勝手な勘違いで、少女は単に、必要とされないことに不満を感じたのだろう。それで麻酔薬を仕入れて俺を拘束、その俺と無理や
りに強烈な接触を持つことで、想像と戯れる俺の根底を壊したかったのだ。
 違うか? いくら想像を体験できるといっても、やはり心まで掴むことはできない。なので俺に少女の詳しい気持ちは分からない。
 だが、考えることはできる。考えて解答を模索することはできる。更には模索をぶつけることで反応を窺うことだってできる。
「・・・・・・悪い・・あー、鈍いってか、馬鹿で・・・・でも、俺は、君のことを蔑ろにとか、そういうんじゃなくて・・・・そうじゃなくて、好きだから・・・・・・」
 そう言うと少女は顔を真っ赤に染めて目をまん丸にする。それでも俺の言葉は止まらない。
「・・ほんとに、なんていうか・・うん、まあ、死んだ仲っていうか・・・・変な仲かもしんないが、それでも・・・・・・」
 それでも俺は、少女のことを大切に思っている。それは詭弁や慰めの言葉ではなく真実で、だからこそ言えるのであって、だからこそ本当なのだ。
 潔癖なる真実の思いを告げ終えると、少女は目の端に溜めていた涙をこぼし、それから薄弱としている笑みを浮かべた。
「・・・・・・うん、ありがとう・・・・」
 一体、何に対する礼なのか。
 それは定かでないが、明らかにする必要もない。果たして不明の魅力、未定のまま保管されるのが最も幸福、そうして頷く俺と少女の間に確かなる絆が生まれかけた時、神様が呻き声を発した。
680名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:46:45 ID:DPOm3SaR
「・・・・・・・・おい、馬鹿馬鹿しい展開はいいから、早く解毒剤を用意しろ・・さすがに、万能の解毒剤なんてものは想像もできなければ創造もできん・・・・」
 顔も上げずに薄弱と強気に呻く神様に視線を向けて困った顔を少女に見せる。少女は同じく困った顔、はにかんだ面持ちで途方に暮れる。
 どうやら解毒剤なる万能薬は存在しないらしい。
「・・・・・・さて」
 どうしたものか、懊悩も束の間、ともあれ神様がテーブルに頭突きした格好では忍びない、腰を掴んで両脚の膝裏に腕を入れて持ち上げる。
「・・・・おい、触るな、殺すぞ・・」
 などと言われたところで神様の力は全く皆無、だらりと垂れ下がった腕や脚は重たくてソファーに運ぶだけでくたびれた。
 そんな感じで神様を真っ赤なソファーに寝かせると同時、少女が立ち上がる。何かと思いきや少女はソファーの側に立ち、真摯な目で俺を見上げている。
「・・・・・・あの」
「・・はあ」
 何を言うのやら、何故か本能が警戒を促す不思議に耐えつつ怪訝、少女はちらと神様を見下ろす。
「・・・・ストレス、だと思うんです・・・・」
「・・・・・・はあ」
「・・発散、させればいいと思うんです・・」
「・・・・はあ?」
681名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:47:06 ID:DPOm3SaR
 つられて神様を見下ろせば、釣り目の凶悪、少女の視線から何かを察したのか殺すぞと言わんばかりの顔をしている。
 ああ、この場で彼女は神様なのですよと告げてあげるべきなのだろうか、しかし今更、尚且つ奮い立った少女の腰を折るような真似は、ああ、と悩む間に少女は神様の頬に指先を当て、頬の柔らかさ
を試すように突付いている。
「・・・・・・おい、この馬鹿女を止めろ・・」
「・・・・・・えっ? あー・・んー・・」
 そこで話を振るなよ! という感じだが、さて、どうするか。
「・・・・・・・・・・」
 力の入らない神様は仰向け、横向けた顔も動かせず目だけを俺に向けている。その顔はやはり筋肉の弛緩から来る影響か、本来の面立ちそのまま、素の顔なのだが、その素の顔が釣り目で細い目
という恐いものなので見ているだけで低頭しかねない。
 一方、少女は不安と不満と解放への希望と俺への期待で複雑な色を見せている。ここで止めれば、間違いなく関係性が破綻しそうな、危うい気配と緊迫した雰囲気がひしひしと感じられる。
 そんな沈黙が静寂を彩る空間、そこに俺の一言が求められれば、言うべきことは一つしかない。
 俺は誠意の込められた視線で神様を見つめ、口を開く。
「・・・・まあ、うん、はは・・」
 言葉は出なかったが、少女の肩を優しく叩いてあげれば、後はもう野となれ山となれ、少女は複雑な面持ちのまま頷いて行動を開始した。
「・・・・・・殺す」
 はは、何も聞こえない、うん大丈夫、と心を落ち着けることに必死で何も言えない。
 しかし少女は強い、本当に爆発しそうな空気の中、恥ずかしそうに頬を染めてスカートを下ろす。露になった水色の下着は当然とばかりに膨れていて、少女が下着を下ろせば、俺のものよりは細さの
あるものが姿を現した。
「・・・・・・・・・・」
 沈黙は強がりか、神様の顔が一瞬だけ恐怖に歪んだ気がするが、少女はそれに気付いた様子もない。
 少女は震わせているそれを神様の顔に近付け、躊躇もなく、薄紅色の唇に押し付けた。
「・・・・・・く・・」
682名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:48:06 ID:DPOm3SaR
 無抵抗の唇に押し付けられたそれの感触に神様の表情が変わる。変わるといっても、より目付きが厳しくなり、全ての力を振り絞るような懸命さで唇を閉じるぐらいだったが、いや俺にしてみればそれ
だけで物理的な破壊力すら生まれそうだったのだが、変に鈍い少女は気付いていないのか、それとも先端に触れる柔らかみに恍惚となっているのか、頬を朱に染めて熱に浮かされたような顔をしている。
 まあ・・・・・・さもありなん、実際問題、俺も少女の唇にあれを触れさせた時、確かに強制ではあったが腰が砕けるような心地を受けた。
 それは抵抗している相手に行っているという背徳感、そこに負荷される屈服感など、負っぽい感情のない交ぜが生み出す一種のトリップ、我を忘れる衝動でしかないのだが、初体験の少女にそこまで
悟ることは難しいだろう。
 現に少女は、棒の根元を小さな手で操り、神様の唇、上唇に下唇、その隙間など、ありとあらゆる箇所を犯している。
「・・ぅ・・く・・・・」
 神様はといえば、抵抗ははかどらない、かといって受容するには屈辱的、その狭間で思い悩んでいるのか表情は渋面、それでも隙間から一気に押し込まれないように小さく首を振って耐えている。し
かし、その首を振る動きで、少女の先端が唇になぶられ頬を赤く染め上げていっているのだが、恐らく両者ともに気付いていない。
 少女は中腰だったのだが、その姿勢を維持することに限界を感じたのか、不意にソファに上がりこみ、神様の胸を跨ぐ格好で安定、両手で神様の頭を上向け、唇に先端を押し当てる。
「・・・・くっ・・」
 漏れるは神様の悔しさ、その気持ちも男ながらに分からないではない。
 もはや立場的に一目瞭然、それほど少女は神様を犯す立場にいた。
 少女は先程からやや息を荒くしている。あたかも長距離疾走の後の気だるい溜息の連続のような吐息の音が響く中、少女は神様の唇に先端を押し付け、神様が拒むものだから狙いが逸れて先端で
頬を擦ったりしている。少女のものは僅かながら神様の唾液に濡れていて、そのため、逸れれば神様の頬に微かな唾液の跡が残った。
683名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:48:38 ID:DPOm3SaR
 さすがに淫猥、とまではいかないが傍観者として背徳の念を感じるものは多々ある。それは自然の摂理、忘却もできない浮世無常、さながら避けられぬ衝突、淡白に言えば色気か色香に中てられて
立ってしまったわけだが、この場合はどうすべきか。
 一人で想像の世界にでも逃げ込むか、と思案する俺の袖を引っ張る感触があって、ん、と顔を向ければ少女が伏し目がちに俺の膨れているズボンを見ていた。
「・・・・・・一緒に、します・・?」
 素晴らしい提案ですね! と食い付けば恐らく確実、神様の突き刺す視線が向けられるのは目に見えている、いやいやと苦笑しながら欲望を飲み込んで回避。
 ただ、その回避も、いつの間にやら神様の口を無理やりに広げて奥まで入れられている少女のもの、更には神様の悔しそうな顔を見た瞬間、回り込まれて逃げ道封鎖、行き場を失って立ち尽くした。
「・・・・・・あー・・と」
 引っ張られるように足を踏み出せば腰のすぐ前に神様の顔がある。
 有耶無耶の迷いも閃き、少女が腰を引くと神様の口から細めのそれが出てきて、伸びた唾液の糸は神様が咳き込むと揺れて千切れた。
「・・・・は、ぁ・・殺す、絶対殺すぞ・・」
 恨みがましい神様の目は、気付けばチャックを開けて取り出していた俺のものを睨んでいる。
「・・あ、いや・・その・・・・まあ、うん、ごめん」
 素直に謝ることが大事と誰かが言った、そうして腰を前に出せば、膨れている先端が神様の唇に触れる。
 唇に塗られた口紅が口周りを仄赤く汚していたが、気にせず腰を前後に揺すれば、棒状のものが唇を滑って生温い刺激が走る。抵抗から唇を閉じようとすれば棒の部分を挟まれる感触に襲われ、背
筋が粟立った。
「・・あ、私も・・・・」
684名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:49:02 ID:DPOm3SaR
 少女が神様の頭を持ち上げると同時に腰を引き、一息つく。しかし神様に息を吐く余裕はなく、仕方なくだらしなく開いた口に少女のものが入り込み、目元を苦しさに歪ませた。
 う、と心が痛むが何のその、少女は銜えさせたまま腰を止めて俺を見る。
「・・・・・・一緒に・・・・」
「は?」
 素直に疑問、疑惑の反論、?の乱舞、どうしたものかと怪訝にする俺を鼓舞するごとく、少女は神様の唇、端っこの隙間に指を入れて、ぐにぃと口を開かせて大きな隙間を作った。
 いやはや俺のものも入りそうな隙間、しかし神様の口は無限大ではない、有限の美的、ただでさえしかめっ面なのに口を引っ張って開かせれば、かなり阿呆、否、間抜け面、違う、素っ頓狂、否定、変
な顔、妥協点? な顔になってしまっている。
「・・・・・・・・」
 ごくりと唾を飲んで決心決意、腰を前に出せば神様の口を広げている少女の手になぞられ、むず痒い快楽も隙間に押し込んでしまえば強烈な刺激に劇的な変化を遂げた。
「・・・・・・ぁ・・」
 思わず漏れた声は俺ではなく少女のものだ。
 なるほど、と頷くほど少女の喘ぎは分かる。狭い口内、そんなところに二本を差し込めばどうなるか、窮屈間に満たされる。
 俺のものは神様の唇と口内と少女のものに触れて圧迫されている。中でも先端に触れる神様の熱い息、更に滴る唾液がかかり、そんな状態のものの先端に少女のものの先端が触れる。擦れる感覚
は半端ではなく、ともすれば今にでも出してしまいそうだった。
「・・ぁ、ぁ、ぁ・・」
 深く息を吐く俺の目の前で少女が軽く腰を前後に動かし、前のめりになっていく。
 そこに予兆を感じ取った神様が二本も口に突っ込んだ状態で首を振ろうとするが、その動きで口内の俺のものと少女のもの、その先端同士が激しく擦られて、少女は呆気なく果ててしまった。
「・・ぁ、は・・・・!」
 背中を丸めて荒く息を吐く中、先端から粘ったものを大量に吐き出している。それが何故に分かるのか、それはもう、俺のものの先端にかかり、神様の口内を満たして唇から垂れ落ちる精液の流れが
棒に触れる感触で把握できる。
「・・・・は、ぁ・・はぁ・・」
685名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:49:26 ID:DPOm3SaR
 少女が抜けば、生じた隙間から精液が溢れて、唇の端からこぼれていく。
 それを見た俺は突然に暴走、乱雑に神様の頭を抱えて横向け、その際に精液が更にこぼれてくるが、無視して無理やりに腰を前後に動かす。乱暴な動きに神様の呻き声が上がったが、今の俺を止
めるには足りない。腰を押せば神様の口の中で少女の精液が掻き乱される感触があり、引けば濡れた唇がじゅぱと卑猥な音を鳴らす。
 その音の連続が錯綜、今を夢幻のように思わせて、ふと気を戻せば射精の感触、あれの根元から塊がせり上がって先端の狭き割れ目から吐き出されていく、落ち着く頃には既に全ての精液を吐き
出していた。
「・・・・・・あ」
 俺の射精を見て取った少女が、未だ神様の口内に入れたままの俺のものの根元を握り、扱く。扱かれると無防備な部分に直接刺激が与えられるような感じがして、慌てて腰を引いた。
 またも生々しい音がして、横向きの神様の口から大量の精液、俺のものと少女のものが混じった精液が溢れ出してくる。
「・・・・・・・・はー」
 あるのは、背徳的な満足感。
 神様の虚ろな顔、しかし素の状態が強気なため蹂躙を易々と思い浮かばさせる、その顔を見ているだけで、俺は──と、ぱん、と小気味いい音が響いて頬に痛みが走り、はっとなって目を開ければ
テーブルを挟んで少女が涙を流している。
 え、あ、何で、ソファに神様はいない、俺は椅子に座って少女と向き合っている。
「・・・・・・もう、いいです・・!」
 それは決別の言葉で、そこで理解できて、しまった容易に想像の世界に行けるせいで気付かなかったが全ていつの間にか想像していたのか、と理解した時には少女は既に部屋から消えていた。
「・・・・・・・・だぁ・・!」
 やっちまったー、と頭を抱える。阿呆だ。
 少女に神様の言葉を伝えるため考えをまとめようと目を閉じた瞬間、色んな単語が浮かんで、その単語から想像を想像してしまっていたのか・・・・間抜けだ、救いようがない。
 激しい後悔の念の連続に訪れるは溜息の連弾、その全てが重たくて気分を滅入らせる、否、少女の方がよほど傷付いているはずだ。何しろ想像力の問題を抱える最中、相談相手の俺が想像の世界
に入り浸っていたのだから。
「・・・・・・うあー・・・・」
 もう後悔しかない。
686名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:49:47 ID:DPOm3SaR
 まさか自分がここまで愚かだったとは、と自己嫌悪も最高潮、本気で落ち込んでテーブルに突っ伏し、溜息ばかり吐き続ける。
 だけど駄目だ、だけど駄目だ、そう思い始めたのはしばらく経って溜息の吐き過ぎで喉が痛み始めた頃だった。
 後悔しているだけでは何も解決しない、少女を追い掛けなければ、そうだ、想像を捨てて少女とともに、と立ち上がった瞬間、リビングのテーブルとソファの間に、あたかも部屋の区切りであるかのよう
な扉が現出する。
「え」
 呆然となる他ない。
 え、何これ、と立ち上がったことも忘れて口を開け閉め、唐突に扉は開き、そこから神様が現れた。
 黒髪ワックスの尖がり頭、小柄な体を悪辣な表情でカバーする、どこからどう見ても神様には見えない姿。それは紛れもない神様だ。
「・・おう、久々」
「・・・・はあ、どうも」
 久々も何も、という感じだが一先ず挨拶、神様は扉を閉めると流れ動作で床に手をつける。
「・・・・・・えーっと、何を・・? ・・いや、そもそも、どうやって・・・・?」
 問うた瞬間、床に扉が現れた。
「・・・・ん? お前の家に繋がる扉を想像したんだ。ちなみにその扉はもう消せんぞ、神は創造するだけだからな。そんで今、地獄へと通じる扉を創造した。ちなみに何で床に作ったかというと、やっぱ地
獄なら落ちる方がそれっぽいからだ」
「・・・・・・・・へえ」
 ん? いや、何か凄まじく嫌な予感がするが錯覚か?
 疑る俺の前に神様が立ち、腕を組み、相変わらずきつい目を向けてくる。
「お前、地獄に落とすから」
「・・・・・・・・・・は?」
 頭が破裂するような衝撃、さっぱり意味不明で混乱の極地、言葉もままならない。
687名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:50:01 ID:DPOm3SaR
「いや、さっき少女が転生を願いに来たんだよ。理由を聞けば、お前のせいだと答えた。それで詳しく聞いて、尚且つその言葉の全てが嘘でないことを確かめたんだが・・・・・・」
 だらだらと冷や汗の流れる俺を知らず、神様は面倒そうな口調でちゃっちゃと終わらせようという速度で説明してくれる。
「・・・・この世界、拘わり合いなんぞなくても生きていける。それなのに他人を傷付けるってのは、あたしの世界では許されない。そんな奴は地獄に落とす。だから落ちろ」
「・・・・・・え、いやいやいやいや・・」
 混乱が膨れ上がってやばいことになっている、考えが追いつかない、それでも否定が正しいと首を振るが、無駄だった。
 神様に脛を蹴られ「ぐあっ」と片膝付けば、目の前には扉のノブがある。
「その扉は真実を見極める。見極める問題は、以下の通りだ。『お前は少女を傷付けたか?』」
「・・・・・・・・・・」
「さあ、開けろ」
「・・・・・・・・・・」
 見上げれば神様の冷徹な顔、それは恐いので俯き、少女の顔を思い出す。
 柔和な面立ち、白い肌、はにかむ顔、泣き顔、そして扉を開ければ──落ちた。
688名無しさん@ピンキー:04/11/29 20:50:34 ID:DPOm3SaR
 風が下から上に、ごおっという耳鳴り、圧倒的な浮遊感、見上げれば遥か高みに長方形の光があり、その光は凄まじい速度で小さくなっていく。
「・・・・・・・・!」
 苦しくて喋ることもできないが、なるほど、と俺は思った。
 確かに俺は少女を傷付けた。それは間違いない。悪いのは全て俺だ。
 ならば地獄へと落ちる?
「・・・・・・・・・・・・」
 まあ、仕方ないのかもしれない。
 どうせ訳の分からない展開の連続、もう慣れてしまった。
 もともと地獄行き、例外で天国を体験できただけでもハッピー、そう思えば苦しくもなかろう。
 地獄も意外といいとこかもしれないし・・・・何しろ神があれなのだから、地獄の神、閻魔? 誰かは知らないが、そいつが凄くいい人かもしれないではないか。
 そうして落下を許容する心構えができると、心に余裕ができる。
 思い浮かぶは・・・・・・何故か天使な彼女の溜息を吐く時の顔。
 はは、まあ俺はしぶとい、どこでだって何とかやっていけるって。
 そう思いながら俺は、ひたすら落下、落下の継続は俺の神経のどこかを壊して、目の前にちらつく天使な彼女の溜息を吐く仕草に笑いが吹き出そうになって、それでも風の圧迫のせいで笑えなくて、
落ち切るまで何か場違いな苦しみを味わい続けた。ははは、腹が痛い、顔面も痛い。

 終わり。
689名無しさん@ピンキー:04/11/29 22:22:51 ID:m2EvDHpn
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

神乙
690名無しさん@ピンキー:04/11/29 23:02:35 ID:ODxRRX0r
よく見りゃ容量が487kb、
次スレを立てないといけませんね。

書き手さんには投下前に宣言してもらって、
次スレを立ててから即死回避を兼ねて次スレに投下してもらうのがいいかな。
691名無しさん@ピンキー:04/12/05 22:36:57 ID:0xK7PYzo
692名無しさん@ピンキー:04/12/08 00:26:11 ID:dcZkeIOq
たもつ?
693名無しさん@ピンキー:04/12/08 02:21:46 ID:d2J+6ESU
( ・∀・)<エロいな
694名無しさん@ピンキー:04/12/13 15:22:28 ID:Qz56qX+Z
おしゃべりチョッパー。またはチャッピー。
695名無しさん@ピンキー:04/12/18 21:32:39 ID:wJpGkgJR
ホッホー
696名無しさん@ピンキー:04/12/20 01:08:53 ID:KuAMumeV
上ーい
697名無しさん@ピンキー:04/12/22 22:26:18 ID:baueaDXd
age
698名無しさん@ピンキー:04/12/29 02:55:50 ID:w8/Fi8sL
良スレ保守
699名無しさん@ピンキー:05/01/03 01:08:25 ID:jB7FgbqA
たもつ!
700名無しさん@ピンキー:05/01/03 07:03:27 ID:Pg+1q758
700
701名無しさん@ピンキー:05/01/07 23:07:35 ID:ob17peQy
終わったな
702名無しさん@ピンキー:05/01/09 00:21:34 ID:BwVaXzEG
良スレなんだけどな。このまま消えるのは惜しい。
スレを救う職人の降臨が無いものだろうか。
703名無しさん@ピンキー:05/01/11 17:00:41 ID:9N2OYOTp
前ふりがちょっと長くなりそうな感じなんだけど、ここに書き込んでもいいんですか?
それとも次スレたつのを待ったほうがいいでしょうか
704名無しさん@ピンキー:05/01/12 13:17:15 ID:4iIaBnGC
250レス以上使いそうなら途中で以下次スレにすればいいとおもう。
あ、488KB行ってるのか・・・。500制限だったっけ?容量。
705名無しさん@ピンキー:05/01/12 20:29:19 ID:rsje+o0Z
次スレ立てて即死回避に張るのがいいと思われ。
706テンプレ?:05/01/16 16:59:57 ID:A6wCXBG7
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キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい3

ファーストキスもまだな女性にフェラされたいという欲情わかる方いませんか?
ファーストキスよりファーストフェラが先なんて素敵すぎる!!
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が480KB近くになったら次スレを立てて下さい。
前スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080305519/l50
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過去スレ

キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい!
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1014724953/

エロパロ保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
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707名無しさん@ピンキー