ガンダムSEEDエロ総合スレ Part10

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071202685/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
……スレの容量を考えずに書き込みまくってすんません。
スレ立て初めてなんで、なんか間違いとかないといいけど……

取りあえず、続き▼
「た、隊長……」
「俺がシホを愛することにかけては抜かりはない」
シホの秘所を、円を描く様に振動が愛撫する。
「ん……んぁあ……はぁあ……い、いい……あくぅ……ぅん……」
「シホ、こんな時はなんていう?」
意地悪。ただひたすら意地悪だ。
「…あ……隊長……んぁぁ……わた…しの…はぁぁ……アソコに……ぐちょぐちょになってるアソコに……ぁふぅ……ローターを……下さい……」
「イイ子だ。シホ……」
耳を噛みながら、ローターをシホの秘所にあてがう。
びしょびしょとは言ったが、その入り口は何もしない分には綺麗に閉じられている。
尤も、溢れ出る愛液は隠しようもなく、シホの茂みや内股をベッタリと濡らしている。
「う……ぁ……あぁぁぁ……」
イザークの操るローターが、その閉じた秘境を、その円状の形通りに開き、侵入していく。
「あっ…あっ……あぁぁ……隊長……あぁぁぁ……」
完全にローターをくわえ込んだシホの秘部は、ローターの導線を残して再びピッタリと閉じている。
「まだ……終わりじゃないんだな……」
「…はぁ……え?……っ!?んあっ!…んあぁあぁぁぁぁぁっ!」
二つ目のローターがシホを踊らせ始める。
「目隠ししてたんじゃ、二連ローターだって気づきません」
「あ、あぁ……んあぁ……あくぅ……ぅ…ん……あぁ……」
胸板に感じる、シホの背中が小刻みに震える感触が堪らない。
「ほぉら……二つ入った」
「…は…ぁあ……ふぁぁ……わ、私……んあぁぁ……」
「指、喰わえてくれ」
シホの口内に、イザークの固い指が差し込まれる。
「んは……んっ……ちゅっ……じゅるっ……はっ……あむぅ……」
乳房を縛り、弄ぶ二対のローター。
肉壁を剔り、愛液にまとわりつく二つのローター。
口膣をまさぐり、唾液と舌を混ぜ回す二本の指。
視覚が閉ざされ、他の感覚が敏感になっていく中で、シホはかってないほどの熱の奔流にうなされていた。
「もう一カ所あるよなぁ……」
「……んあぁぁ……はふ……ぁ…んんっ……ちゅるっ……あむあむ……」
聞こえてるのか聞こえてないのか……まぁ、イザークにはどうでもよいことだ。
切なく、淫らに、喘ぐシホを愛でていれば、イザークは満足なのだから。
――ブウヴヴゥゥゥゥゥ...
「シホは後ろの穴でも喘いでくれるから好きだぞ」
「…んあ゛っ!……あっ…くぁあぁぁ……あんん……はぁ……ふぉ、ふぉんな……」
アナルバイブを差し込まれ、体中、全てを刺激されるシホ。
「口がお留守になりました。お仕置きです」
芝居がかった物言いをするときのイザークはひどく機嫌がいい。
――ジャラ
金属音に、快楽で霞みゆくシホの頭のどこかで恐怖が生まれる。
「……隊…んぁん……長…はぁ……何を……きゃっ!?」
――ガッシャン
「ん…ぁ……こ……これ……ぁぁ……ふぁぁ……」
「手錠だな」
そう言うイザークは、するりとシホの身体の下から抜けていった。
「いや!隊長……んあ……い、行かないで……」
そんなシホの懇願を嘲笑うかのように
――バタンッ!
エレカのドアの開閉音が車内を揺らした。
「…ぁ……いや……隊長……んあぁ…ひ、一人に……はぁん……しないで……」
シホの声がだんだん小さくなっていった。
――ウヴヴゥゥゥゥゥ...
シホを陵辱する機械音だけが車内に響く。
「……隊長……うう……んあぁ……ひっ…ひっく……」
喘ぎながら泣く……変な声が一層寂しさを呼ぶ。
「シホ、愛してるぞ」
「っ!!?」
形容するならビクッ!といった感じの擬音がピッタリの動きをシホがする。
文字通り跳ね上がるシホの華奢な柳腰を、イザークの腕が強引に引き寄せる。
「……少し、やりすぎたな。すまん」
「うっうぅ……隊長……」
クリップローターを外したイザークは、潰された突起を丹念にしゃぶり、舐め上げる。
「…んはぁ……あっあっ……隊長……んんっ……いいよぉ……」
しがみつくようにイザークに身体を寄せるシホは、素直な嬌声を奏でる。
「んあんっ!……隊長っ!……はぁん……大好きっ!!…んあっ……愛してる!……」
シホの乳房は掬い上げられ、じゅるじゅると音を立てて吸われていく。
イザークの歯が当たっただけで、延々とローターで刺激され、敏感になっていたシホの躰は歓喜をあげる。
「シホッ!判るだろう?俺も我慢できん!前と後ろ……どっちがいいっ?」
シホはイザークを求めている。激しく、熱く、獣のように純然に。理性などは無い。ただ、イザークへの愛だけが本能に直結し、シホの四肢を動かすのだ。
その真っ直ぐな熱情が、イザークをも高ぶらせる。
「……私…私っ!隊長のを……んぁっ……一番…んっ……一番奥で愛してあげたい!……」
「ああ!!」
ローターの導線を握り、シホの密壺から乱暴に引き抜くと、自らの猛り立ったモノを挿入する。
「う!……こいつは……」
「んあぁぁっ!!…いいっ!……はくぅっ!!……よすぎて……あくぅう……おかしくなっちゃうよぉっ!……」
シホのふくよかな肉壁の向こう側に、冷徹に荒れ狂う機械がいる。
それがシホの膣圧を強くし、イザークのモノを狂おしいほどに締め上げる。
「ああ…シホ、おかしくなる……今日だけじゃない、シホと愛し合うたびに……」
そこまで言って、その続きの言葉は言葉にして語れるものでないことに気づいた。
「……シホ!明日一日中歩けなくなるぞっ!」
イザークは、軽口をたたいた。それがこの夜の最後の記憶で後は覚えていない。
ただ焼き付くのは、シホの波打つ肢体と、自分を呼ぶ艶やかな嬌声だった。


「……ん…」
早起きの小鳥達と、日々繰り返す朝焼けにイザークは目を覚ました。
視覚の次ぎに、車内に広がる汗のにおいを感じ、そして自らの体にかかる体温と重さに心地よさを覚える。
(何回ヤったか……?)
前、後、胸、口、手……それぞの回数を数えていて、あまりに馬鹿馬鹿しいことに失笑する。
(人間、満たされてると馬鹿になるらしい……)
目隠しがずり下がってるシホのあどけない寝顔が、ますますイザークの思考を奪っていく。
その代わり、感覚が研ぎ澄まされていくのが分かった。
自分の吐息とシホの吐息が重なる瞬間が少し嬉しい。シホの芳香が、イザークを安らかにしていく。
「……ふぁ……」
「……ん?」
半目を開ける無防備なシホに、穏やかな微笑みで待つ。
「……ぁ……隊長……」
「眠いか?まだ寝てていいぞ?」
そう言いながら、未だシホの自由を奪っていた手錠を外す。
「型がついていまったな。悪かった」
「……ん……」
ボーっとしたシホの顔が愛らしく、得難い大切なものであることを改めて思う。
「……寝る前に、一つ聞いていいか?」
「……なぁに?…」
イザークの胸板で、ちょいっと首を傾けるシホは、自らが下にしている男の感触が楽しい様だ。
「シホは……幸せか?」
「……そですよ…」
寝起きのシホは、ひどく甘えんぼで、それがイザークは大好きだった。
「…とぉ〜〜っても、幸せぇ〜」
シホはじゃれる様に頬をイザークの胸板に擦り寄せながら答えた。
「そうか……だとすれば、俺はシホ一人は間違いなく幸せにしていることになるな……」
それで満足だ。
人間なんて、一生かかって人一人幸せに出来るか出来ないか位ものだ。
ちっぽけだけど、ぬくもりがあって、力強い存在。
そんなのが沢山いて、この地球圏を支えている。
「最近よく思うんだよ……」
「……ん?何か言いましたぁ?」
「いや……」
栗色の瞳に覗かれて、イザークはシホの頭をそっと撫でる。
シホはそれを気持ちよさそうに受けながら、
「…隊長は…迷わずに、恐れずに進んでね。……失敗しても、後悔しても…私が慰めてあげるから……」
愛おしそうに、イザークに囁く。
「…その代わり…なんて変だけど……私を必ず一緒に連れてって……隊長の側に、隊長の道に……」
答えを聞かないまま、シホは微睡みの中に戻っていった。
頬がほんのりと赤らんだシホの寝顔を見ながら、イザークはそっとシホを抱きしめ続けた。


「じぃん生ぃぐぉ十年、化天のうぅぅちをくぅらぶれぇば、ゆぅぅめ、幻ぃのごとくなぁぁり」
「敦盛ですか?隊長」
「あぁ、この宇宙の先の友に向かってね」
男はそう笑うと、扇をたたみ部下の少女達の顔を見た。
「旧世紀、中世ニホン国にこの舞を好んだ男がいたんでね、有名になった。覇道を切り開いた男なんだな」
「イザーク様に?」
「あぁ」
プラントで新調された新しい軍服を羽織りながら、虚空の先を見つめる。
「彼がその道を歩くとて、君はどうする?」
部屋の隅にいた男が、鋭い眼光で見つめる。
「手伝うだけさ。俺は後ろからアイツを支えるんでね」
「明日は国際平和会議だな」
「いざという時は頼んだぜ?俺はまだ舞台に立つわけにはいかないからな。……頼んだぜ?マーチン=ダコスタ」


「……隊長」
「あんだよ?」
「……あのダコスタとかいう人、信用できるんですか?」
男はラスティによく似たアメジストの瞳を見下ろしながら、唇を上げた。
「プラントの中にいる人間の中じゃ、一番まともな奴に見えない?」
誉めたような、くさしたような評価だ。
「やはり、ラクス=クライン、アイリーン=カナーバと主を変えて、次ぎにイザーク様と動く人間は信用なりませんか?」
ミゲルと同じ整った眉宇を曲げて、もう一人の部下は男の意中を探る。
「信用してるけど?アイツはアイツの信念を貫いてるだけなんじゃない?それにさ……」
「「それに?」」
「……いい声してると思わない?アイツ」
そんな訳の分からない答えに、二人は同じように首を傾げるだけだった。






                                           つづく
9名無しさん@ピンキー:04/03/04 19:00 ID:xAt2FhIT
乙っす。

エロパロ板ガイド
ttp://hhh111.s4.x-beat.com/
html化していないスレの保管庫なんかもここに。
10名無しさん@ピンキー:04/03/04 20:35 ID:qC+9T3l5
イザークの覇道+スレ立て、激しく乙華麗でした!
エロもいいけど、その他の部分も十分かっこよかったです。
常夏達は殺伐としてお互いに何の思い入れもないほうがいいと思ってたけど、
こういうのもまたいいかもしれない。

イザシホもエロくて(・∀・)イイ!
おいてきぼりにされて(と思いこんで)寂しがるシホに萌え

中盤、イザークとシホのラブラブな様を見せ付けられて、クロトが少しかわいそうだ(w
11名無しさん@ピンキー:04/03/04 22:18 ID:EEIOZVmM
大量投下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
新スレまで建てていただいて乙です。
エロいのもグーだけど、アナザストーリーとして読ませてもらいました。
じっくり造りこんでる感じがいいなあ。
12269:04/03/04 23:47 ID:19fOtqWx
スレ立て乙です。
なんだかんだ言っても700番台で容量満タンなんて、このスレすごいなぁ。



そして 皆さん、こんばんは。

先日のカガリ×アスランの続きです。 が、今回もアスランは出てきません。
カガリの一人上手wで力尽きました。納得いかない読者さんはスルー推奨。
まだまだ続きそうなので次回に期待してもらえればモニョモニョ・・・(弱気

投下。
13269:04/03/04 23:48 ID:19fOtqWx
バスルームに入りボトルの裏に書かれている注意書きを読むと其処には
『当製品はバスタブのお湯に溶かし入浴していただくという新しい形のボディソープです。
使用量を厳守し、お体に異常を感じたときは速やかに医師の診断を受けてください。』とある。
「なになに・・大さじ1杯の原液を浴槽にたらしてよく掻き混ぜる、と・・・」
もともと大雑把・・・もといおおらかな性格のカガリはドボドボと大さじ1杯どころかジョッキ1杯分の原液を注ぎいれ、
ぐるぐる桶で掻き混ぜると何の躊躇もなくバスタブに身を沈めた。
バスタブのお湯の色もはじめは無色だったのだがカガリが身を沈めたとたんきらきらと七色に変化し、
なにやら怪しげな化学反応を起こしだした。
「これで本当に悩殺フェロモンボディになるのかなァ・・」
たっぷりのお湯に浸かりながらカガリはじっと水面を見つめている。
5分も経った頃だろうか。
カガリの体にじわじわと汗が滲み出てきた。
そしてカガリの顔もお湯にのぼせたのではなく全く別の意味での赤みがさし、
とろんと潤んだ瞳には男を誘うような淫らな光が宿っていた。
14269:04/03/04 23:49 ID:19fOtqWx
それはそうだろう。規定量の何倍もの薬品を溶かしたお湯に体中を漬け込んでいるのだ。
毛穴という毛穴から濃厚な薬品を吸収していたカガリは既に指一本触れるだけで喘ぎ声を響かせることが出来るくらい
感覚が敏感になっている。
しかも嗅覚から性欲を刺激する成分が含まれているため、浴室という密室で嗅がされていたカガリは
自分自身に激しく欲情してしまったのだった。
「ああん・・・」
カガリはバスタブの中で既にピンクに染まっている自分の乳房を両手で寄せ上げてみる。
体の線は細いが年相応に実った二つの膨らみは下から掬い上げられるように持ち上げると、
七色のお湯の珠をその表面で弾き返し瑞々しい姿を現した。
その先端にあるピンクの突起をお互いに擦り合わせるように押し付けると
そこからカガリの全身に火花のような快感が弾け飛んだ。
「んっ・・・はあっ・・・・」
暫らくそうして先端の感触を楽しんでから、今度は両方の指でつまみ上げ、
こりこりと捻るように硬く起立した敏感な乳首に刺激を与える。
恍惚の表情で両方の乳首に愛撫を送るカガリは、次第に乳房全体を撫で回し、熱くなるほど柔らかな感触を味わった。
七色に光るお湯はカガリが喘ぎ声を漏らすたびにぴちゃぴちゃと水面を波立たせ、
それからカガリの体に纏わり付くように静かにその身を包み込む。
15269:04/03/04 23:50 ID:19fOtqWx
「アッ・・・・アスラン・・・もっとぉ・・・・」
カガリはアスランに抱かれている自分を想像しながら、知り尽くしている自分自身の体をひとつづつ丁寧に開発していく。
乳房を撫で回していた片手は自分の口元に持っていき、2本の指を口に咥え、舌と唇を使って全体を丁寧に舐めはじめる。
もう片方の手は乳房から普段鍛えられていて多少筋肉質ではあるものの、それでも女らしくしっとりと脂の乗った腹を伝い、
可愛らしい窪みの臍を越えて下腹に辿りつくとさわさわとお湯に漂う金色の茂みの中に迷わず滑り込んだ。
「・・・・ああん・・・・そこ・・・・」
カガリの指は茂みの中ほどにある一本のすじに沿うように降りていき、侵入者を拒むように立ちはだかる柔らかな結界は
あっさりと突破されて其処にひっそりと息づく真珠の花芽に到達してしまった。
指の腹を使って優しく真珠を転がすと、カガリの全身に震えるような快感がこみ上げる。
我慢できずに何度も指先で弾くように愛撫を加えていくとカガリの中から疼くようなもどかしい感覚が大きく膨れ上がり、
口に咥えていたほうの手も下の襞を掻き分けて一緒になって秘所の花芽を刺激し剥きだしにした。
ぷくりと充血し全体を露出したカガリの小さな蕾は絶え間ない愛撫に悲鳴を上げ、
加えられる刺激を何倍もの快感に変えてカガリの神経を掻き回す。
「・・・あん・・っ・・・あ・・・はああ・・・っ・・!!」
刺激の強さにカガリは目も開けられないほど翻弄され、とうとう体を強張らせるとそのままバスタブの中で絶頂を迎えてしまった。
「・・・・ひぃん・・・このボディソープ・・・効き過ぎ・・・・」
はぁはぁと肩で荒い息をつき、カガリはバスタブの縁に置いてあったボトルを恨めしげに手に取った。
16269:04/03/04 23:50 ID:19fOtqWx
「・・・・・・・・・」
自分自身の指でイッてしまったものの、通常の自慰とは違い薬の効き目はまだカガリの体に粘ついた欲情を残している。
ざばり、とバスタブから上がると、いつもするように膝を抱えてバスタブの横に引いてあるマットの上に腰を下した。
カガリは暫らくボディソープのボトルを持ち、何事か考えるような眼をしていたが
やがて恐る恐るボトルの先端を自分の秘所に押し当ててみた。
「これって・・・最初見たときは気が付かなかったけど・・・・男の人の・・アレみたいだよな・・・?」
先程の愛撫と絶頂でカガリの秘所は十ニ分に愛液で潤っており、今ならどんなものでも挿れられそうな気がする。
カガリはバスタブの縁に片足を掛け大きく足を開くと人差し指と中指を添えて入り口を指し示し、
ゆっくりとボトルの先端を柔肉の間に挿し込んでいった。
「・・・ん・・・・うっ・・・」
はじめは固く異物の進入を拒んでいた入り口も、息を吐き体の力を抜いてやると
思っていたよりも簡単にするりと先端の括れた部分を招きいれる事が出来た。
「・・・・あ・・・案外・・・・簡単に入るものだな・・・」
カガリはほっと安堵の息をつき、先端が見えなくなったボトルの胴体を見下ろした。
もちろんカガリはまだ男性経験はない。
それでも学習の一環として男女の違いや体の発育など学ぶ機会は何度かあり、
生物学上の交尾の仕方や性器の形状、発情時の変化など、図解入りでみっちりと予習してある。
しかしそれらは机上の学習であり、自分の体を使っての実地訓練など、これが初めてなのであった。
17269:04/03/04 23:52 ID:19fOtqWx
カガリはボトルの底部を持ち、ゆっくり前後に動かしてみる。
ほんの少しの摩擦でカガリの中に快楽の種火が立ち上り、それは一気に燃え盛る炎となって全身をくまなく嘗め尽くした。
「ああっ・・・?!・・こんな・・すご・・・いっ・・!」
自然とボトルを前後に動かす速さが増し、より深く奥まで突っ込み掻き混ぜるように手を動かす。
ボトルが動く度にぐちゃくちゃと愛液が絡まり卑猥な粘つく音を立てた。
「・・・当たる・・・奥ま・・・で・・・固いものが・・当た・・・ってるぅ・・・」
身をよじり快感に喘ぐカガリは激しく腰を振り、秘所に突き刺さったボトルを締め上げた。
「もっと・・もっと・・・ああっ・・・んっ・・」
もはや本能のままに肉体の絶頂を追い求め、カガリは激しく悶え艶声を上げる。
震える太腿には秘所から溢れ出た淫猥な蜜が伝い、そのままぽたぽたとマットの上に滴り落ちる。
バスルームの中にじゅぷじゅぷ、ぴちゃぴちゃとおよそ普段は耳にしないような湿ったイヤらしい音を響かせ
カガリは一心不乱に自分自身を犯し、角度を変え深さを変えて挿入と愛撫を繰りかえす。
18269:04/03/04 23:52 ID:19fOtqWx
「・・・はあっ・・・イっちゃう・・っっ・・!」
壊れるほどに激しく掻き混ぜられたカガリの中で光が炸裂し、握りつぶすような激しい圧迫と放出を感じたとき、
カガリは二度目の絶頂を迎えたのだった。
「あああ・・・」
ぐったりとその場に倒れ込んだカガリは痙攣するかのように体中を震わせて目を閉じ、荒い呼吸を繰り返している。
白い太腿の付け根には激しい自慰を見せ付けるかのように、溢れ出た多量の愛液にごくわずか、赤い色が混じり
それは幾筋もの線を作って床に落ち、小さな染みを作っていた。
遠くで家の呼び鈴が鳴る。
ぼんやりと耳を傾けていたカガリは次第に正気に戻ってくる。
「・・ああ・・・もう・・アスランが来る時間?・・・」
バスタブの縁に手をつきのろのろと立ち上がったカガリはバスローブを羽織ると、
ふらつく足取りでアスランを迎えにバスルームを後にした。
19269:04/03/05 00:05 ID:Yf1QKgI4
今日はここまで。続きはまた後日。

今回だけ少し自分語りを入れるので興味のない人は以下は読まずスルーしてください。

本当は他の職人さん達といろいろ語り合いたいし、レスをくれる読者さんとも個々に萌え話などもしたい。
でも蟄居中に考えたのはそれを「自分語りや馴れ合いウザー」と嫌がる読者さんもいる、ということ。
コテで投下、発言する責任と義務(とは少し違うが)として場を荒らす行為は極力避けなければいけない。
なので、自分はなるべく私信私情を出さずにssを投下し、読んでもらう努力をしようと頑張ります。
でもいつも心の中で読者さんに感謝し、職人さんには敬意を払って作品を読ませてもらっています。
レスをつけることはなくても、きっちりロムさせてもらっているのでこれからもよろしくお願いします。

拝読ありがとう。みんな愛してる!
20名無しさん@ピンキー:04/03/05 02:19 ID:Nyu4PuuH
職人様方、投下お疲れ様です。毎度の萌えに感謝。

前スレでエロ無しスレ教えて下さった皆様ありがとうございます。

結合無しの小説はあちらに投下してみようかな、と思います(;´Д`)ダイジョウブカナ

では、このスレが良スレになることを祈りつつ…失礼します。
21名無しさん@ピンキー:04/03/05 20:59 ID:FPzOQAU9
22269:04/03/05 22:24 ID:o+m3wd3N
皆さん、こんばんは。

カガリ×アスラン 完結です。
質はともかくエロてんこ盛りにしてみました。

投下。
23269:04/03/05 22:24 ID:o+m3wd3N
バスルームに入りボトルの裏に書かれている注意書きを読むと其処には
『当製品はバスタブのお湯に溶かし入浴していただくという新しい形のボディソープです。
使用量を厳守し、お体に異常を感じたときは速やかに医師の診断を受けてください。』とある。
「なになに・・大さじ1杯の原液を浴槽にたらしてよく掻き混ぜる、と・・・」
もともと大雑把・・・もといおおらかな性格のカガリはドボドボと大さじ1杯どころかジョッキ1杯分の原液を注ぎいれ、
ぐるぐる桶で掻き混ぜると何の躊躇もなくバスタブに身を沈めた。
バスタブのお湯の色もはじめは無色だったのだがカガリが身を沈めたとたんきらきらと七色に変化し、
なにやら怪しげな化学反応を起こしだした。
「これで本当に悩殺フェロモンボディになるのかなァ・・」
たっぷりのお湯に浸かりながらカガリはじっと水面を見つめている。
5分も経った頃だろうか。
カガリの体にじわじわと汗が滲み出てきた。
そしてカガリの顔もお湯にのぼせたのではなく全く別の意味での赤みがさし、
とろんと潤んだ瞳には男を誘うような淫らな光が宿っていた。
それはそうだろう。規定量の何倍もの薬品を溶かしたお湯に体中を漬け込んでいるのだ。
24269:04/03/05 22:25 ID:o+m3wd3N
毛穴という毛穴から濃厚な薬品を吸収していたカガリは既に指一本触れるだけで喘ぎ声を響かせることが出来るくらい
感覚が敏感になっている。
しかも嗅覚から性欲を刺激する成分が含まれているため、浴室という密室で嗅がされていたカガリは
自分自身に激しく欲情してしまったのだった。
「ああん・・・」
カガリはバスタブの中で既にピンクに染まっている自分の乳房を両手で寄せ上げてみる。
体の線は細いが年相応に実った二つの膨らみは下から掬い上げられるように持ち上げると、
七色のお湯の珠をその表面で弾き返し瑞々しい姿を現した。
その先端にあるピンクの突起をお互いに擦り合わせるように押し付けると
そこからカガリの全身に火花のような快感が弾け飛んだ。
「んっ・・・はあっ・・・・」
暫らくそうして先端の感触を楽しんでから、今度は両方の指でつまみ上げ、
こりこりと捻るように硬く起立した敏感な乳首に刺激を与える。
恍惚の表情で両方の乳首に愛撫を送るカガリは、次第に乳房全体を撫で回し、熱くなるほど柔らかな感触を味わった。
七色に光るお湯はカガリが喘ぎ声を漏らすたびにぴちゃぴちゃと水面を波立たせ、
それからカガリの体に纏わり付くように静かにその身を包み込む。
25269:04/03/05 22:26 ID:o+m3wd3N
「アッ・・・・アスラン・・・もっとぉ・・・・」
カガリはアスランに抱かれている自分を想像しながら、知り尽くしている自分自身の体をひとつづつ丁寧に開発していく。
乳房を撫で回していた片手は自分の口元に持っていき、2本の指を口に咥え、舌と唇を使って全体を丁寧に舐めはじめる。
もう片方の手は乳房から普段鍛えられていて多少筋肉質ではあるものの、それでも女らしくしっとりと脂の乗った腹を伝い、
可愛らしい窪みの臍を越えて下腹に辿りつくとさわさわとお湯に漂う金色の茂みの中に迷わず滑り込んだ。
「・・・・ああん・・・・そこ・・・・」
カガリの指は茂みの中ほどにある一本のすじに沿うように降りていき、侵入者を拒むように立ちはだかる柔らかな結界は
あっさりと突破されて其処にひっそりと息づく真珠の花芽に到達してしまった。
指の腹を使って優しく真珠を転がすと、カガリの全身に震えるような快感がこみ上げる。
我慢できずに何度も指先で弾くように愛撫を加えていくとカガリの中から疼くようなもどかしい感覚が大きく膨れ上がり、
口に咥えていたほうの手も下の襞を掻き分けて一緒になって秘所の花芽を刺激し剥きだしにした。
ぷくりと充血し全体を露出したカガリの小さな蕾は絶え間ない愛撫に悲鳴を上げ、
加えられる刺激を何倍もの快感に変えてカガリの神経を掻き回す。
「・・・あん・・っ・・・あ・・・はああ・・・っ・・!!」
刺激の強さにカガリは目も開けられないほど翻弄され、とうとう体を強張らせるとそのままバスタブの中で絶頂を迎えてしまった。
「・・・・ひぃん・・・このボディソープ・・・効き過ぎ・・・・」
はぁはぁと肩で荒い息をつき、カガリはバスタブの縁に置いてあったボトルを恨めしげに手に取った。
26269:04/03/05 22:27 ID:o+m3wd3N
「・・・・・・・・・」
自分自身の指でイッてしまったものの、通常の自慰とは違い薬の効き目はまだカガリの体に粘ついた欲情を残している。
ざばり、とバスタブから上がると、いつもするように膝を抱えてバスタブの横に引いてあるマットの上に腰を下した。
カガリは暫らくボディソープのボトルを持ち、何事か考えるような眼をしていたが
やがて恐る恐るボトルの先端を自分の秘所に押し当ててみた。
「これって・・・最初見たときは気が付かなかったけど・・・・男の人の・・アレみたいだよな・・・?」
先程の愛撫と絶頂でカガリの秘所は十ニ分に愛液で潤っており、今ならどんなものでも挿れられそうな気がする。
カガリはバスタブの縁に片足を掛け大きく足を開くと人差し指と中指を添えて入り口を指し示し、
ゆっくりとボトルの先端を柔肉の間に挿し込んでいった。
「・・・ん・・・・うっ・・・」
はじめは固く異物の進入を拒んでいた入り口も、息を吐き体の力を抜いてやると
思っていたよりも簡単にするりと先端の括れた部分を招きいれる事が出来た。
「・・・・あ・・・案外・・・・簡単に入るものだな・・・」
カガリはほっと安堵の息をつき、先端が見えなくなったボトルの胴体を見下ろした。
もちろんカガリはまだ男性経験はない。
それでも学習の一環として男女の違いや体の発育など学ぶ機会は何度かあり、
生物学上の交尾の仕方や性器の形状、発情時の変化など、図解入りでみっちりと予習してある。
しかしそれらは机上の学習であり、自分の体を使っての実地訓練など、これが初めてなのであった。
27269:04/03/05 22:30 ID:o+m3wd3N
あっ、間違えて前回とダブって投下してしまいました。申し訳ない!

>19の続き、ここからが本当です。
28269:04/03/05 22:30 ID:o+m3wd3N
あまりにも激しすぎる自慰にカガリの股間はじんじんと痺れ、よたよたと壁を伝うように進んだカガリは
やっとの事で玄関扉の鍵を開けた。
表はまだ薄暗く夜明けの凛とした空気の中、すらりと長身の男が立っていた。
「カガリ、久しぶり。元気だったか?」
そこには優しく微笑む、会いたくて会いたくて・・・ずっと会いたくてたまらなかったアスランの姿がある。
藍色の髪、翡翠のような緑瞳、多少趣味は悪いが精一杯アスランなりにお洒落したであろうコートの姿を見て
カガリの胸はずきんと痛んだ。
「あまりに恋しすぎると喜びよりも痛みのほうが強い」というのは本当なんだ、とカガリは思った。
見る見るカガリの瞳は涙で潤み、いくつもの雫が宝石のようにきらきらとこぼれ落ちる。
「アスラン・・・会いたかったよぅ・・・!」
思わず泣きながらアスランに抱きつき、勢いカガリはそのまま玄関先でアスランを押し倒してしまった。
「カ・・・カガリ・・・っ!ちょっと待てっ・・・」
慌ててアスランがカガリを押しとどめるが、興奮状態のカガリはそのままアスランの言葉を打ち切るように無理矢理唇を重ね、
強く舌を絡めて激しい口付けをアスランに強要した。
29269:04/03/05 22:31 ID:o+m3wd3N
「・・んっ!・・・・んぅ・・・」
驚いて目を見張るアスランに構わずカガリは馬乗りになったままアスランの襟首を押さえ、
執拗に舌を絡め唾液を流し込み、その見返りとばかりにアスランの舌を強く吸い上げる。
カガリの舌は休み無くアスランの口腔を嬲り、歯茎を順番に確かめるようになぞると、
再びアスランの柔らかい舌を求めて深く差し込まれ、息が苦しくなると一瞬だけ離れるものの
軽く角度を変えて何度も唇を重ね合わせ、長い時間そのままの体勢で激しいキスを続けていた。
二人の口元は唾液で鈍くひかり、それ自体が淫らな体液の証のように時折糸のように繋がり、消えていった。
「・・・は・・・あぁ・・・・」
やっと激情から冷めたカガリはうっすらと目を開けて満足したように大きなため息をついた。
「ずいぶん熱烈な歓迎だな、カガリ。」
アスランが苦笑しながら体を起こそうとするが、カガリは馬乗りになったまま押さえつけるようにアスランの上から動こうとしない。
「・・・・カガリ・・・どいてくれないか・・・?」
アスランは困ったようにカガリを促すが、カガリは全く聞こえないような顔をして再びアスランに顔を寄せ
舌を出すとぺろりとアスランの唇を舐めた。
「カーガーリー。」
少し怒ったような声でアスランが名を呼ぶと、カガリは初めて気が付いたようにアスランの目を見てにっこり笑う。
「なんだ?アスラン」
30269:04/03/05 22:31 ID:o+m3wd3N
カガリはアスランに跨ったままじりじりと腰を擦り付けるように蠢かし、
アスランの呼吸に合わせるように秘所の入り口を収縮させる。
もちろんアスランはそんなカガリの淫らな挑発に全く気が付かず、
カガリがいつもの悪ふざけをして自分をからかっているのだと思っていた。
「いや・・なんだ、じゃなくてどいて欲しいんだけど。」
「やだ。」
即答されてアスランは目を丸くする。
「は?」
カガリはにやりと笑いアスランの両手を掴むと、そのまま自分の胸に押し付ける。
「!!」
自分の意思でないにしろ、バスローブ越しにカガリの乳房を鷲掴みしてしまったアスランは激しく動揺し、
かといって無理にカガリの手を外そうとすると余計にカガリの乳房の感触を感じてしまうのを恐れて
赤面したままおとなしくカガリのやる事を見ているしかない。
「アスラン、どう?気持いい?」
カガリはそう言いながらアスランの手に自分の手を重ね、
ゆっくりと押しつぶすように乳房を愛撫しだした。
31269:04/03/05 22:32 ID:o+m3wd3N
弾力と柔らかさを持つカガリの乳房はアスランの掌の下で自由自在に形を変え、
硬く尖った乳首は押しつぶされまいと下から突き上げるようにアスランを刺激する。
「ああん・・・アスランの手・・・暖かくて・・・気持いい・・」
カガリはアスランの手を使い執拗に二つの膨らみを転がしていたが、
とうとう我慢できずに再びアスランの手を掴むとそのまま下腹部へ下し、
馬乗りになっているため大きく開かれている蜜に溢れた股間へと導いていく。
「アスラン触って・・。アスランのこと・・・考えるといつも・・・こんなになるの。」
カガリは少し腰を浮かせると、わずかに開いた隙間にアスランの指を引き入れて
愛液の溢れ出た熱く柔らかい肉襞の間に包み込むように差し込んだ。
アスランの長くしなやかな指はわずかに躊躇するが、湿った壁はアスランの指を求めて絡みつき、
くちゆくちゅと音を立ててその欲望を取り込もうとしている。
ここまでされて、いくら普段は自己鍛錬の出来ているアスランも平静を保つのは難しく、
ごくりと喉を鳴らし、自分からカガリの秘所を指で押し開き興奮気味に周囲の花弁を一枚づつ丁寧になぞり上げた。
「・・・んんっ・・やぁっ・・・ん・・ア・・スラン・・あ・・・んっ」
喘ぎ声を漏らし背を反らすカガリを下から見上げる形のアスランは、
クリトリスを指で愛撫しながら素早くカガリのバスローブの紐を解くと
全開になったなだらかな腹と張りのある乳房をいとおしげに眺め、目を細めた。
32269:04/03/05 22:32 ID:o+m3wd3N
カガリの痴態を存分に目で楽しんだアスランは次は舌で楽しもうと勢いをつけて上半身を起こすと
そっとカガリを床に横たえ、大きく開かれた脚の間の裂け目に顔を埋め、音を立てて舐め始めた。
完全に攻守が入れ替わり、カガリは甘えた声で啜り泣き、アスランの舌をねだるように腰を押し付ける。
「すごい・・カガリのここ・・・溢れて・・・溺れそうだよ・・・」
アスランは夢中でカガリの秘所を舌でなぞり、肉の蕾に甘く歯を立てた。
「・・ひぃっ・・・っ!」
痺れるような快感にカガリの体は大きく震え、ひときわ大きく悲鳴のような声をあげて
アスランの頭を抱え込むように背を丸める。
「だめっ・・!・・もう・・・死んじゃ・・うっ・・・」
体中を強張らせカガリがアスランに向かってそう叫ぶと、
アスランはカガリを横向きにしその片方の足を自分の肩に担ぎ上げ、
もう片方の手で忙しくズボンのジッパーを引き下ろし怒張し筋をいくつも浮かび上げている自分自身をカガリの裂け目に宛がった。
いきなり外気に晒されたカガリの肉色の孔はきゅっと窄まり、羞恥と期待に甘い蜜を滲ませる。
33269:04/03/05 22:33 ID:o+m3wd3N
アスランの行為を察したカガリは困惑したような表情でアスランを見た。
「あ・・・アスラン、ここで・・・?・・やっぱりベットに・・行った方が・・・」
「何を今更・・・」
アスランは苦笑し、もはや誰にも止める事の出来ない勢いでカガリの秘所に男の性器を捻り込んだ。
生身の欲望はまがい物とは比べ様もないほど熱くそして太く、カガリの内壁を引き裂くように突き上げる。
「あああっ!」
カガリは自分の内臓が全て裏返るような錯覚に声を上げ、アスランは目を閉じ全ての感覚を一点に集中させ
遮二無二激しく腰を打ち込み続ける。
カガリの肉とアスランの肉が激しくぶつかり合い打ち付ける音が響き渡り、
その結合部分からはどちらが流しているのかも判らない澱んだ粘液と濃厚な匂いが更に二人の行為に拍車をかける。
「・・・やあっ・・んっ・・」
カガリの体に沿うようにアスランも体を倒し、アスランはカガリの脇腹から腋の下まで滑るように舌を這わせる。
念入りに腋の窪みに舌を差込み舐め上げるアスランは、ふと顔を上げていつものカガリの体臭とは違う何かに気が付いた。
「カガリ、何か・・香水とか付けているのか?」
「ううん・・・何も付けてない・・あ・・ん・・でも・・・さっきお風呂に入った・・から・・・」
「風呂・・・?」
何かがアスランの頭を過ぎったが、きゅん、とカガリの秘所がアスランのモノを締め付けたので
アスランは思考を中断し再び全神経を結合部分に集中させる。
34269:04/03/05 22:34 ID:o+m3wd3N
もはやカガリが気を失うほどの勢いで攻め続けるアスランは、自分の我慢も限界が近い事を感じ
カガリの脚を肩から外すと自分の膝の上に跨ぐように座らせて下から深く突き上げた。
カガリは自分の体重も加わり最奥までアスランのモノで貫かれ、アスランの首に回した腕にも力が入らず
アスランのされるがままに翻弄されていた。
アスランが眉を顰めて強くカガリの白い尻に指を食い込ませ、激しく揺すり上げていたがとうとう堪えきれずにうめき声を上げた。
「カガリ・・・もう・・・!」
「ああっ・・わたしも・・わたしも・・・・んっっっ!」
それに応えるようにカガリもがくがくと震え、強くアスランの肩に頭を押し付けた瞬間噴出すように潮を迸らせて絶頂を迎え、
「カガリッ・・!」
同時にアスランもカガリの中で最後の瞬間を迎えて白い汚液を吐き出していた。

35269:04/03/05 22:35 ID:o+m3wd3N
二人は繋がったまま荒い呼吸を繰り返し、それでも満足げに何度も軽く唇を触れ合わせた。
照れたように上目遣いでアスランを見るカガリは、小さく笑いながら呟いた。
「噂通りの効果があったな。マーナの本もまんざら捨てたものではないなぁ。」
「なんだよ、噂通りの効果って?」
不思議そうなアスランの様子にカガリはくすくす笑ってするりとアスランの腕から離れ、
立ち上がってバスルームに行き例のボトルを持って戻ってきた。
「これこれ。これはだな・・・」
カガリがボディソープの説明をし、(もちろん風呂場で自慰をしたのは内緒である)
どうしてもアスランと体の関係を持ちたかったことを話すとアスランは呆れた様にカガリの手からボトルを奪い
その裏に書かれている成分と使用方法をじっくりと読み、それからおもむろに栓を抜くと、どぼどぼと床に溢しきった。
36269:04/03/05 22:36 ID:o+m3wd3N
「あーっ!」
驚いたカガリが声を上げると、アスランは苦笑しながらカガリを抱き寄せる。
「すまなかった。カガリがそんなに寂しがっていたなんて、おれは夢にも思っていなかった。
おれなりにいろいろ考えて、カガリを傷つけない方法を選んだつもりだったのだが、
かえってそれがカガリを傷つけていたんだな。
これからはいつでも愛し合いたいときは自然の感情に任せて・・・その・・・しような。」
アスランが優しくカガリの髪を撫でながらそう言うと、カガリは頬を染めてアスランにしがみ付いた。
「本当?」
「こんなこと嘘で言うわけないだろう?」アスランはカガリの額に軽くキスをする。
「それじゃ・・・それじゃ・・・」カガリがアスランの耳に小さく囁いた。
「・・・もう一度、今度はちゃんとベットにいって・・・しよう。」
アスランは笑いながらカガリを抱き上げ、そのまま寝室へ向かって歩いていった。

玄関の床には中身の空になったボディソープのボトルが転がっていた。
しかしそれは捨てられることもなく、以前と同じようにカガリの下着の引き出しの奥にこっそりと仕舞い込まれている。
もちろんそれはアスランには内緒だし、アスランと離れていてもカガリは以前ほど寂しさを感じないらしい。
さすが奇跡のボディソープである。

・・・おわり・・・
37269:04/03/05 22:37 ID:o+m3wd3N
以上です。

今回は大変汚見苦しいところをお見せしました。_| ̄|○
それでは、さようなら。
38名無しさん@ピンキー:04/03/05 22:45 ID:5h9xpkiG
>>37
乙です。
>多少趣味は悪いが精一杯アスランなりにお洒落したであろうコートの姿
ハゲワラ
次回作も楽しみにしています。
39名無しさん@ピンキー :04/03/06 19:34 ID:sIwd8AkF
覇道
大量投下キター!!
ローター何個使ってんの!
お嬢様キャラが乱れるのってイイヨイイヨー。

269氏もキテター!!
これってもしやボトルが膜貫通相手?野郎は二番煎じだと思うとワロタ。
269氏のエロは濃いな。カップリングは何でもいけるし、かつキャラは萌えで壊れてないし。
ボトルこっそり置いてる落ちも壷。

ポチ氏、気にせずこちらで投下ヨロ。
269氏、語りウザなんて放っておいて、今度人がいない時、ふたりで語り合おう。
40名無しさん@ピンキー:04/03/06 19:40 ID:9NptiCIH
職人様方乙。
しかし、なんだか人が減った気がするのは漏れだけだろうか…
41名無しさん@ピンキー :04/03/06 20:12 ID:sIwd8AkF
良くも悪くも、確実に減っているね。まあ、そんな時は過去ログ読んでハァハァしる。
最近投下されていない職人さん達のSSも、何度読んでも読み応えある。
42217:04/03/07 10:05 ID:mFCsf4PF
キラの女難のフレイ編です。もちキラフレとなります。
傾向はとにかく、オパーイマンセーです。
エロは自分なりに濃めで書いてみました。興味のある方どうぞ。
43217:04/03/07 10:07 ID:mFCsf4PF
今日はフレイの日。
キラは仕事の疲れを癒すために風呂に入っていた。
「ふぅっ……」
息をつくと、湯気が自分の息と混ざり合い、辺りを包んでいく。
やはり一日の疲れをとるのは、何と言っても風呂だろう。
キラは浴槽から上がって、洗面器を手に取ると背中にお湯をかけた。
そんな時だった。
「キ〜ラ〜」
ドアの前に人影が現れる。
声の質から、キラはその影がフレイであると判断した。
「何? フレイ……」
「私も入っていい?」
「いいっ!?」
「何よ…それ。 ラクスとは入れて、私とは入れないって言うの!?」
「い、いや…そんなことは……いいよ、入って…」
フレイの語気が上がったので、キラは恐れからかフレイの入室を許す。
(な、何で…ラクスと入ったの知ってるんだろう…)
キラはそんな事を思いながら、ドアの開く音を聞いて恐る恐る振り返る…
すると、フレイがタオルを体に巻いてキラのもとに近づいて来た。
「あ、背中洗ってたんだ。ねえ、私が洗ってあげようか?」
「あ……うん」
(断れない……)
フレイはキラの手からタオルを取って、ボディーソープをまぶしてタオルに泡を立たせ始めた。
44217:04/03/07 10:08 ID:mFCsf4PF
「ねえ、キラは私のどこが好きなの?」
「な、何でそんな事聞くの?」
「聞きたいからよ。正直、私…キラに嫌われてもおかしくないような事してきたし、
いつもワガママばかり言って…」
「え…」
フレイが目を伏せながら、キラに語りかける。
キラはゆっくりとフレイの方を振り向くと、フレイの不安そうな瞳が目に入った。
彼女のこんな顔を見るのはいつ以来だろうか。
「私はラクスみたいに純粋でもないし、カガリみたいにまっすぐでもない…」
「何だ…自覚してたんだ」
その言葉に、フレイがキッとキラを睨みつけた。
「ゴ…ゴメン…」
「それでも、どうしてキラは私と一緒にいてくれるのか…時々本当に不安になるの。
眠れない夜だって…」
フレイの突然の告白に、キラは過去を振り返った。
戦時中、僕と体を重ねていたときも。
僕と関係を絶ったあのときも。
本当に寂しそうな瞳をしていた。
誰よりも寂しがりで、本当は…
「フレイは…」
「え?」
「フレイは…本当はすごく優しい子だと思うから」
「私…が?」
45217:04/03/07 10:09 ID:mFCsf4PF
キラの言葉に納得できず、フレイはただ目を見開いた。
「…うん。寂しさと、憎しみが君を苦しめた事もあったけど…今はさ、フレイが寂し
そうな瞳をせずに笑ったりしてる事が多くなって、本当に嬉しいんだ」
「どうして…」
「僕が傷付けたってこともあるけれど…フレイの笑った顔、うまく言えないけど…何
て言うか、すごく優しいんだ。それが、本当の君の姿だって信じてるからかもしれな
い。だからさ、その…ラクスやカガリに引け目を感じる事なんてないよ。それに、フ
レイが自分を嫌いになったとしても…僕はきっと、フレイを好きでいると思うから」
キラは優しくフレイに微笑んだ。
「キ…ラ…」
「だから、フレイはフレイのままでいれば…いいよ。そりゃあ、まあ…正直たまに怖
かったりするけど、今のフレイがたぶん一番好きだから。もう…君は悲しい思いをすることなんてないよ…」
キラの言葉を聞いて、フレイは知らぬ間に目から涙を流していた。
頬を伝う暖かい感触に、彼女自身も戸惑う。
「や、やだ! 私……そんな事言われたの…初めてでっ…」
キラがそっとフレイの涙を拭って、再び微笑んだ。
フレイはやっと不安の色をたたえた瞳から、泣き笑いの表情を見せた。
キラもようやく安堵して、フレイに背中を向ける。
「キラ…ありがとう…好き、大好き…」
「ん…じゃあ、背中洗ってくれるかな」
「うん…あ、ねえ。キラ」
「何?」
「私…本当に嬉しかった。ありがとう……」
「いや、僕は…ただ」
46217:04/03/07 10:10 ID:mFCsf4PF
「だから…サービスしてあげる」
「え…?」
フレイはタオルを床に置いて、自分の体に巻いたタオルを取り払うと、自分の胸にボ
ディーソープを大量に塗ってキラの背中に抱きついた。
キラの背中にフレイの豊乳がグニャリと潰され、ヌルッとしたボディーソープの感触を背中に伝えた。
「フ…フレイ?」
「…背中、洗ってあげる」
フレイはキラの耳元でそう囁くと、キラの肩に手を置いて、体を円を描くように動か
していく。
その動きと共に、柔らかいフレイの胸がキラの背中をニュルニュルと這いずり回る。
「うわ……」
キラは思わずその感触に声をあげる。
背中に神経が集中し、柔らかな胸の感触と少し固い乳首の感触を十二分に堪能する。
そしてボディソープがフレイの動きを促して、滑らかにキラの背中に胸を這わせる。
「んっ……」
フレイは自分の胸を左右から手で寄せ上げると、キラの背中に固くなった乳首を中心
にして這わせていく。つぅっと肩の辺りから腰の辺りまで、フレイの乳房がキラの背中を這い、乳首が背中に潰されて天井側に向いた。
「はぁぁっ…」
(うわ…だめだ…ニュルニュルして気持ちいい…)
キラの口から喜びの吐息が漏れる。
もう既に肉棒ははちきれんばかりに天井を向いていた。
「ン…ねぇ、キラ…仰向けになって寝て…」
「う、うん……」
47217:04/03/07 10:12 ID:mFCsf4PF
キラはフレイに言われるがまま、広い洗い場に仰向けになる。
するとキラの上にフレイが寝そべり、囁いた。
「全身…洗ってあげるね」
そう言って右腕の方へフレイが移動し、キラの右腕の上に寝るようにして、腕に乳房を這わせる。
肉棒からは遠い腕だが、フレイの乳房の感触を伝えるには十分であり、肉棒がヒクヒ
クとさらに大きくなっていく。どこか焦らされている様な感触…
乳房が腕を挟み込んでは、腕にヌルッとした感触を伝えさせ、何度も何度も二の腕か
ら手首の辺りまでフレイの体が往復した。
「くぅぅ……」
腕を洗い終えると、今度はキラの胸板を胸襟から、へその辺りまで淫らな柔らかい感
触が移動していく。
キラの胸を洗うフレイの眼前に広がるのは、大きく天を突いた肉棒だった。
もうすでに、今にも達してしまいそうなほどに大きくヒクヒク震え、先走り液を放出
している。
「ん…最後に洗ってあげるから…ね…んんっ…」
フレイがそう言って肉棒の先端部に軽く口付けると、キラの胸に再び乳房を這わせていった。
「ま…待って…フレイ」
「…?」
「今…すぐっ…洗って…」
「わかったわ…仕方ないわね…」
キラはもう既に今までにフレイに施された乳戯により、焦らされて我慢の限界を迎えていた。
フレイもそれを察知して立ち上がり、寝そべるキラの足側から、彼の股間の前に寝そ
べると、重たい乳房を持ち上げてキラの股関節に両乳房をタプンと置いた。
キラの股間の両脇に、柔らかくも重たい感触が伝わる。
48217:04/03/07 10:13 ID:mFCsf4PF
「じゃあ…いくよ…」
フレイの言葉と共に、股間の脇に置いた乳房を両手でぎゅうっと寄せて、キラの肉棒を挟み込んだ。
自分のものが乳房に挟まれる淫靡な瞬間を、先程とはフレイの体勢が逆になったために、キラの瞳はしっかりと見つめていた。
「うぁ……」
キラの口から情けない声が漏れるのを聞いたフレイは喜び、キラの肉棒の形に乳房が変形するほどまでに、力強く肉棒を挟み込む。
そのまま体を上下に移動させていくと、ボディソープと先走り液が混ざり、とても滑らかにキラの肉棒を刺激する動きを円滑にする。
フレイが体を上下させると、胸の谷間からクチュクチュと音を立てながら亀頭が出たり入ったりした。
むに……にゅる……くにゅぅ……
生々しいぬるぬるした感触に、キラの肉棒がビクビクと胸の中で蠢いていく。
フレイが胸を上下させる動きから、自分の胸を円を描くように揉み回す動きに変えると、キラの肉棒に伝わる刺激が代わる代わる変化していった。
時には弱く…時には強く…
タプ、タプと胸を揺すっていくと、キラの肉棒が泡立っていく。
「あは…ねぇ…キラ、どう?」
上目遣いでチラッとキラを見つめると、キラは苦しそうに呼吸をしながら答えた。
「すごく…気持ちいいよ、もう…僕…」
49217:04/03/07 10:15 ID:mFCsf4PF
その言葉にフレイは喜ぶと恍惚として、左右の乳房を再び強く押し付けると、交互に上下させた。
ニュルッ…と滑らかに片方の乳房が亀頭まで這い上がると、もう片方の乳房は根元を刺激した。
何度もその行為を続けていくと、胸の中でとうとうキラの肉棒が弾けた。
ドプ…ドプッと谷間の中で力強く精液を放出し、フレイの乳房を犯していくと、射精の勢いで亀頭が谷間から飛び出して、フレイの顔をまだ勢いのある精液がビシャビシャと汚していった。
「きゃふぅぅぅ…! キラぁぁっ…」
ドロリと精液が胸の谷間を流れ落ち、顔に直撃したものも糸を引いて床に垂れた。
「はぁっ……はぁ……フレ…イ…」
「んあぁ…こん、なに……」
フレイが虚ろな瞳で、白濁液の熱の余韻に浸り終えると立ち上がった。
「ねぇ……今度は、キラが私をキレイにして…」
キラはその言葉の意味を理解してすぐさま起き上がると、フレイの秘裂に舌を這わせていった。
「ん……ぴちゃ…れろ……」
「はぁ……ぁ…やっ……気持ち、いい……」
秘裂の線になぞってねっとりと舌を這わせていき、そこから舌を丸めて秘所の内部を舌で弄っていく。
ぐりぐりと舌を挿入して、ざらざらした感触を楽しむかのように、膣内を掻き回していく。
その行為を悦ぶかのように、フレイの秘所は愛液をキラの口腔に止め処なく流し込んでいった。
少し甘味のあるその蜜を、キラは流し込まれる度にコクリ…と飲み込んでいった。
「フレイ…んっ……すごいよ、どんどん溢れてきて…全然キレイにならない…はぁ……」
ぴちゃっ……ぴちゃ…!ちゅる……
「あっ! あぁ……! だ…めぇ、そんなにしたら……もう…」
キラはフレイの言葉とヒクヒクと震え始める秘所の動きから、フレイの限界を感じ取って舌を秘所から離した。粘りのある糸が自分の舌と彼女の秘所を繋ぎ、室内の光に反射していた。
50217:04/03/07 10:16 ID:mFCsf4PF
「ねぇ……もう……してっ…私……」
「わかったよ…フレイ。じゃあ、お尻…こっちに出して」
「う…ん…」
フレイはキラの言う通りに四つん這いになって、その豊満な尻をキラに向けた。
こうも彼女が従順なのも珍しい。
そこで、キラはさらにフレイに注文をつけた。
「ねぇ…フレイ、立ってそこのハンガーに手を…」
「え……わかった、から…早くぅ…」
フレイがすぐさま立ち上がって壁に取り付けてある、肩の高さくらいのタオルを掛けるためのハンガーを掴み、キラに向かって再び尻を向けた。まさかタオル掛けがこんな事に役に立つなんて。
せっかくこんないいものがあるのだから、フレイが立ってられなくなるくらい激しく突くことも出来る。キラはそんな事を思いつつ再び、フレイの秘所にはちきれんばかりに大きくなったものをあてがった。
「フレイ…いくよっ…」
「あ……あぁぁんっ………」
キラがずぷっとフレイの濡れに濡れた膣内に肉棒を挿し入れた。
フレイの口から歓喜の甘い声が響いたのを聞くと、キラはフレイの細い腰を掴み、激しく腰を動かしていった。あまりの勢いに結合部の隙間から、愛液が音を立てて染み出していった。
ずるっ…ずぷ…じゅぷっ……ずぷんっ…
「!? いやぁぁぁ! キ、ラっ…そんなっ……は、や……だめぇ…」
「はぁっ……はぁっ……」
キラとしてもフレイをこんな風に責め立てるのは、ずいぶんと久しぶりであって興奮を抑えられずに、フレイを激しいストロークで突いていった。
腰を肉棒が抜け落ちる寸前まで引き抜いては、先端部で一気に子宮口を責め立てていく。
51217:04/03/07 10:17 ID:mFCsf4PF
「はぁぁ…あっ! あっ、あぁっ! そんな…奥ばっか……り…したらっ……」
「フレイの奥…すっごく気持ちいいから…」
ぬるぬるしてぴったりとキラのものに快楽の度に吸い付くそこは、キラをすぐに虜にした。
キラは何かに取り付かれたかのように、今度は短いストロークでフレイの最奥部を突き込んでいく。するとフレイの白い背中が突然、ビクンと反り上がった。
「んぁぁぁ…もう、だめっ……壊れちゃう……あっ、あああぁぁぁ!!」
「う、くっ…フレイ…イっちゃった…? でも、僕……まだ、だから…」
「はぁ…はぁっ…ま、待っ……て…だめっ…だめぇぇっ…」
フレイのそれまで張っていた肩ががくりと落ちて、フレイは完全にハンガーを掴む両手で体重を支える形となった。それはフレイが既に登りつめてしまった事を意味していた。
絶頂による膣内、子宮口の蠢きにキラの絶頂間も増幅されていったが、達するには至らなかったため、キラは肩の力がへたりと落ちたフレイを構わず犯し続けた。
あのフレイをこうも責めていると思うと、さらに肉棒が膨張した。
「ふぁ……あぁっ…ん、んんっ……」
力の抜けた肢体から、再び悦びの声が漏れる。
フレイが必死に快楽に力の抜けていく体を支えようと、ハンガーを掴む手に力を加えては、ふるふると肢体を小刻みに揺らせ始めた。
キラはそんなフレイを弄ぶかのように彼女を突きこみながら、さっきまで彼女の両腰に添えていた手で、豊満な乳房を抱えて揉みしだきはじめた。
「はぁっ…」
両胸からも全身に刺激が伝わっていく。
「これでフレイを支えてあげるから」
52217:04/03/07 10:18 ID:mFCsf4PF
キラは人差し指の腹で乳首を刺激しながら、余った掌では乳房全体を捏ね上げる。
もちろん、腰の速度は全く落とさずに。
「あっ! ふぁ、あんっ! あうんっ! ふやあっ…!」
だらしなく口を半開きにして、涙目でフレイは今までよりも激しく喘ぎ始める。
フレイの膣内も負けじと未だかつてないほどの締め付けをキラに与えていく。
ぬるっ! ぬじゅるっ…! ずぷんっ、ずぷん…!!
「はぁっ…! はぁっ…! フレイっ…!!」
「キラッ! キ…ラッ! ま、また…私…!!」
「僕もっ…もう…」
フレイの膣内で勃ちっぱなしの肉棒が、先走り液を潤滑油として、さらに早い動きを要求する。
それに応える様にキラも動きを早めていき、フレイもキラの動きに合わせて腰を無意識のうちに動かしていた。フレイの柔らかな尻肉がいやらしく、キラの動きに合わせて波打っていく。
そして、キラの先端部が大きく子宮口を突いた時だった。
「…出すよっ…!!」
「ひ…あぁっ! あはっ…あぁ……あん……」
ビクビクと子宮口が震えては、肉棒の出した精液を飲み込んでいく。
がくりと落ちたフレイの肩が上下して、荒れた呼吸を整えていくのがわかる。
そうして、キラが再びフレイの双乳を鷲掴みにして、肉棒を奥に突き入れた。
ぐちゅぅ……
「ひぅっ! キ、キラ!」
「フレイ…僕、もっと……したい」
53217:04/03/07 10:19 ID:mFCsf4PF
キラが耳元でそっと囁いて、再び腰を激しく前後させた。
まだ肉棒は引き抜かれておらず、二人の快楽は続く。
「だ、だめっ! あぁん! はぁん! ふあぁぁぁっ…」
ちゅぶっちゅぶっ……!!
激しい水音が結合部から響く。
先程胎内に射精された精液と愛液が、肉棒によって膣内で混ぜられる音だ。
「フレイ……感じすぎ…だよっ! すごく暖かくて…染み出してくる…!!」
「いやぁっ! キラ…私…感じすぎて、変になっちゃ…う……」
フレイがビクビクと体を痙攣させて、キラの方を向きながら口を半開きにして恍惚の表情を浮かべる。
「気持ち、いいんでしょ? フレイのそういう顔…僕は好きだよ」
キラが嬉しそうにそう言い放つと、フレイの双乳を力強く握って腰の動きを早めた。
肉棒を膣内で暴れさせ、彼女の快楽を増幅させていく。
尻肉が挿入を繰り返すたびに扇情的に波打ち、後ろから突き続けることがキラに征服感を与えていく。
ぐっちゅ…ぬるっ…ずちゅ…!
「ひ…んん! あっ、ふあぁ…! 気持ちいいっ…気持ちいいのっ…!!」
「フレイっ…! フレイっ…!…っ…」
フレイがキラに合わせて腰を動かし始めた。
そのまま、キラがフレイに合わせて力強く最奥部を突いた瞬間だった。
「またっ…! 出るっ…!」
「ああぁぁぁっ!! またっ…イっちゃ…う…!! イ…くぅ…」
長い時間も律動をしてもなお、フレイの中はキラの白濁液をすべて飲み込んでしまった事がわかる。
ゆっくりと肉棒を引き抜くと、ドロッと白濁液が染み出して、フレイはそのまま床に倒れ臥してしまった。
こうして黙って眠っていると、本当に可愛らしい少女だなと思う。
54217:04/03/07 10:19 ID:mFCsf4PF
乱れた髪をそっと指で整えてやり、キラはフレイを見つめていた。
「ん…キ…ラ…」
「……?」
フレイが自分の名を呼ぶので起きたかと思うと、瞳は閉じたままだ。
(寝言…かな?)
「これから…も…ずっと、一緒……」
お互い傷ついてると喚いていたあの頃とは違う。だから…
「そうだね……」
キラはにこりと微笑んで、フレイの手を取りギュッと手を繋いだ。
すると、フレイの瞳がパチッと開き…
「ふふっ…ずっと一緒ね…」
「ええっ……起きてたの?」
「当ったり前じゃない! じゃあ、さっそく明日二人で何処か行きましょ」
「え…」
(確か、明日はラクスと…)
「何よその顔…まさかイヤだって言うの!? ずっと一緒にいるって言ったくせに!」
「あ、いや…でも…」
「まさか、あのピンク女と…」
「……うぅ」
結局、やはりフレイに勝てないキラであった。
しかしこの日は、フレイの本音を聞けたり少し弱い部分も見れて、少し嬉しそうにキラは微笑んでいた。
これからも、ずっと一緒……
55217:04/03/07 10:22 ID:mFCsf4PF
何レス使うか書き忘れてごめんなさい。
お風呂エチの王道で今回攻めてみました。
これからラクス編も書き直しですが、がんがります。
読んでくれた方、本当にありがとうございました。
56名無しさん@ピンキー :04/03/07 21:17 ID:z116f9ym
217氏、いつもハァハァさせていただいております、今回も濃厚です。
ハンガーって、小物使いに脱帽。
217氏の小悪魔的フレイのパイ擦りは最高ですなあ。ピンク女ワロタ。
57名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:23 ID:ULrDksqP
こんなところに投下してもらえるほうがありがたい
58269:04/03/07 22:37 ID:zyTU6ABT
皆さん、こんばんは。

イザーク×エザリア(イザークママン)
エロは少なめ。

投下。
59269:04/03/07 22:38 ID:zyTU6ABT
季節は春。
ついに念願の赤服を着る事になったイザークは真新しい軍服を着て意気揚々と軍本部の廊下を歩いていた。
誰もが赤服を見ると道をあけ敬礼し、通り過ぎる後姿をうらやましそうに見送る。
「おい、赤だぜ。」
「へぇ・・・あんなに若いのに、さすがジュール家の御曹司だ。」
「今回の赤はまとめてクルーゼ隊に配属だそうだ。」
「あそこは特務専門部隊だからな、よほど実力がないと入れないらしいぞ。」
イザークはあまりの誇らしさに胸が張り裂けそうだった。
廊下の角を曲がると、丁度医務室のドアからディアッカが出てくるところだった。
ほぼ同じ頃入隊したディアッカもイザークと同じようにまだ糊のきいている赤服を身に着けている。
彼もまた苦しい訓練と任務をこなし、正真正銘の実力で勝ち取った赤の一員だ。
「おっ、イザーク、丁度良かった。今から呼びに行こうと思っていたとこ。」
へらへらと笑いながらディアッカがイザークに手招きをする。
イザークは横目でディアッカを見ると、そのまま通り過ぎようとする。
「なんだ?ディアッカ。貴様、見かけないと思ったらこんなところでサボっていたのか。」
「まぁまぁ固いこと言わずに。おれは今日は二日目なの。」
「くだらん。」
60269:04/03/07 22:40 ID:zyTU6ABT
呆れた様に吐き捨てると、イザークはそのまま行き過ぎようとしたのだが
ディアッカは強引にイザークの肩を押し出てきたばかりの医務室に連れ込むと、部屋の隅を区切るカーテンをしゃっと引いた。
カーテンで区切られた中には、イザーク達よりも少し年上の青年がベットの上にだらしなく寝そべっている。
よおっ、イザーク、赤服着任おめでとう!」
「ミゲル先輩・・・」
明るい色の髪の青年はベットに起き上がると、手を上げて大げさに喜ぶ仕草をした。
実力はあるものの時に一人暴走してしまうミゲルは残念ながら今回赤服を得ることは出来なかったが、
彼はそれよりも仲の良い後輩たちが揃って赤になれたことを我が事のように喜んでいた。
「ミゲル先輩、今回は申し訳ありませんでした。先輩を差し置いて・・・」
イザークがきまり悪そうに言いかけると、ミゲルは笑いながらその肩を叩いた。
「おいおい、止めてくれよ。お前は実力で赤を勝ち取ったんだ。謝る必要なんて全然ないんだぞ。
それにもう、先輩って呼ぶのは止めてくれよ。おれ達は対等・・・いや、これからはおれがお前等の事を
先輩って呼ばなきゃならないのかもよ?」
明るく笑い飛ばし、ぐいっとイザークの首に腕をかけるとそのままイザークをベットに引き倒した。
「・・・・・・なんて、おれ様が言うとでも思ったか?こんの野郎!!赤なんて10年早いわ!」
61269:04/03/07 22:41 ID:zyTU6ABT
「・・・・・・なんて、おれ様が言うとでも思ったか?こんの野郎!!赤なんて10年早いわ!」
ぐいぐいとイザークの首を締め上げるミゲルに、イザークは自分が小隊を任されるようになったら
絶対ミゲルに核を装備させて特攻先発隊に組み込んでやる、と心の中で誓いを立てた。
「ミゲル先輩、その位にしておいたら?イザークのやつ絶対に復讐を誓っているぜ。こいつ粘着だから。」
「確かに。」
ディアッカの言葉にミゲルもあっさり腕を離した。
まったくどいつもこいつも・・・!イザークは刺すような眼差しでディアッカを睨み付けたが
そんなことに慣れっこのディアッカは全く意に介した風もなく、相変わらずへらへらと笑っている。
「ところで一体何の用ですか?自分はもう帰宅するところだったのですが。」
薄笑いを浮かべているミゲルに向いて問いかけると、ミゲルの代わりにディアッカが弾んだ声でイザークの質問に答えた。
「ミゲル先輩・・・いや、ミゲルがさ、おれ達の赤を祝って・・・連れて行ってくれるってさ。」
いししし、といやらしい笑いを漏らしてディアッカがイザークの脇腹を肘で突付く。
「連れて行くって・・?何処にだ?」
「馬鹿だなぁ、先輩が可愛い後輩のお祝いに連れて行ってくれるといえば・・・決まっているだろう?風俗だよ、風俗!」
ディアッカは自分の腰を前後にかくかくと振り、ミゲルは腕を組みうんうん、と頷く。
62269:04/03/07 22:41 ID:zyTU6ABT
「んで、ミゲルはおれ達の好みの女の子がいる店を選んでくれるって言うから、
お前の希望を聞こうと思って探しにいくところだったんだよ。」
ディアッカはそう言うと目をキラキラさせながら語りだした。
「やっぱさぁ、女は可愛いのがいいよなぁ。目が大きくて胸は大きすぎず小さすぎず、
髪は・・・そうだな、栗色がいいな。それで性格が明るくて、普段は控えめだけどえっちの時は大胆で・・・」
「わかったわかった。ディアッカの希望はよぉっくわかった。で、イザーク、お前は?」
「・・・・おれは・・・」
ミゲルがイザークに水を向けると、イザークは慌てたように手を振った。
「おれは特に・・・。」
「またまた、何かしら有るだろ?好きなアイドルとか、モデルとか。」
ミゲルはぱちん、と指を鳴らし、ひらめいた様な顔をした。
「そうだ、ラクス・クライン似なんてどうだ?おれの馴染みの店には
『ラスク・クライン』ちゃんとか、『ラ・クスクス・クライン』ちゃんとか、そっくりさんをいろいろ選べるところがあるぞ。
中には髪の色が同じだけとか、衣装だけ同じで中身は化け物、とかも居るがな。」
イザークは驚いて激しく頭を振った。世の中恐ろしい生き物がいるものだ。
63269:04/03/07 22:42 ID:zyTU6ABT
「・・・いや、本当に・・・・でも・・・そうだな・・・。好みの女のタイプ・・
強いて言えば、髪は短かめで体つきはスレンダーで・・・可愛いよりも綺麗系の方が。
性格はきつめで理論的な考えが出来る・・・年上がいいかな・・・。」
やっとのことでイザークが答えると、それを聞いていたディアッカが腹を抱えて笑い出した。
「おい、それってまんま、お前んとこのお袋さんじゃねーか!もしかしてイザーク、マザコンってやつ!?」
「・・・!!きっきっ貴様っ!母上を侮辱するのは許さんぞっ!修正してやるぅ!」
イザークは耳まで真っ赤になりディアッカにグーンばりの頭突きを食らわし、
おまけとばかりにその股間をブーツの先で蹴り上げた。
悶絶するディアッカに目もくれず、イザークは頭から湯気を吹き上げつつ医務室を出て行ってしまった。
ミゲルはあっけにとられて口を開け、暫らく経ってからやっと気が付いたように倒れたディアッカを心配する。
「おい、大丈夫か?今日は無理をせず、覗き部屋くらいにしておこうか?」
ディアッカは刻の涙を見た。
64269:04/03/07 22:43 ID:zyTU6ABT
イザークの運転するエアーカーは大通りを横切り、郊外へと続く道を走っていた。
いつも通いなれた自宅への道も赤服を身にまとったイザークには街路樹や道端に咲く花々も自分を褒め称えているように感じ、
すこぶる上機嫌で鼻歌交じりにハンドルを切りアクセルを踏む。
次の角を曲がれば自宅まで一本道という瞬間、いきなり草むらから猪の子供が飛び出し
驚いたイザークは急ハンドルで車を木立に突っ込ませ、そのまま段差に乗り上げるようにエアーカーは横転してしまった。
「・・・痛っ・・・!」
ほうほうの体で割れたフロントガラスから這い出ると、イザークは呆然と横転した残骸を見つめた。
幸いシートベルトとエアバックのおかげで多少手足をぶつけた以外はこれといった外傷もなく、
試しにあちこちの関節を動かしてみるがどうやら何処も怪我は無いようだった。
イザークはどっこいしょ、と腰を上げた。
「・・・あの猪め、次に会ったら絶対に猪鍋にしてやる。」忌々しげに呟き、自宅の方向を目指して歩きだす。
途中で車道を外れ、草むらを掻き分けるように細い獣道に入っていく。
車や馬では無理だが人間一人位ならば通れる幅の小道を行くと、丁度ジュール邸の裏手に通じるのをイザークは思い出していた。
子供の頃はよく母や家庭教師の目を盗んでこの小道を伝い、森や川に遊びに行ったものだった。
いつしか移動手段はエアーカーに変わり、めったにこの道の存在すら思い出すことは無かったが
それでもちょっとした冒険気分で木立を進むことはなかなか新鮮で楽しいことだった。
65269:04/03/07 22:44 ID:zyTU6ABT
暫らく歩くと視界が開け、重厚な構えの屋敷が見えた。
確か今日は母も自宅にいるはずだ、とイザークは足を速めて倒木を乗り越えると
普段はめったに使用することの無い裏手の木戸から敷地に入る。
「・・・ん?」
裏の蔵の横手に人目を避けるように1台の車が止まっていた。正面の駐車場は十分な余裕があるはずなのに・・・。
イザークは訝しげにその車に近寄り、しゃがみこんでナンバーを照合する。
「これは・・・ザラ議員の私用車じゃないか。なんでこんなところに・・・?」
パトリック・ザラはプラントの評議委員会の議員で、イザークも何度も顔を合わせた事がある。
なかなかのやり手で次期評議委員会議長の座を狙っていると専らの噂だった。
しかもあのアスラン・ザラの父親であるため、イザークはどちらかというと敬遠したい存在であった。
イザークはそっと誰にも見られないように自室に行こうと階段を上っていった。
屋敷の中には珍しく使用人の姿が見えず、妙に静まり返っている。
「・・・一体どうしたのだろう。今日は早めに戻ると母上に伝えておいたはずだが・・・?」
階段の踊り場で立ち止まり考え込むように呟くイザークはふと、漏れ聞こえる人声のする方向に顔を向けた。
それは廊下の奥にある母の書斎から聞こえるようだ。
「母上と・・ザラ議員か・・・。」
何故か胸の動悸が激しくなり、イザークは見えない力に引き寄せられるように母の部屋に向かって進んでいく。
細く開いているドアの隙間からイザークが息を殺して中を覗くと、思いもかけない情景が目に飛び込んできた。
ブラウンで統一された上品なインテリアの中に、ひときわ目を引く重厚なマホガニーの机がある。
イザークの母、エザリア・ジュールは其処に両手をつき苦しげな表情を浮かべていた。
そして・・・その背後にはパトリック・ザラの姿がある。
66269:04/03/07 22:45 ID:zyTU6ABT
よく見るとエザリアの衣服は乱れ、ボタンが外された上着の隙間から艶かしい乳房が見え隠れしており、
机の陰に隠れてはっきりと見て取ることは出来ないが、悩ましげな黒いガーターベルトだけがちらつくその下半身はどうやら繋がっているらしく、
パトリックが激しく腰を動かすたびにエザリアも震えるような喘ぎ声を漏らしていた。
「・・・はあ・・っ・・・もうすぐ・・イザー・・クが・・帰って来るわ・・・ああんっ・・・・」
部屋の中にはぱんぱんと尻肉を打つ音が響き、にちゃにちゃと湿った音が匂うように空気を澱ませる。
「もう・・・もう・・・イザークに見ら・・・れたら・・・大変なことに・・・んぁっ・・・」
喘ぎ声の合間を縫って哀願するようにエザリアが言うと、パトリックは落ち着き払ってエザリアを犯しながら壁にかかった時計を見上げた。
「もうそんな時間か。仕方が無い、そろそろお終いにするか。」
パトリックは一段と激しくエザリアを後ろから攻め立てると、あまりの勢いにエザリアが爪先立ちになる。
「ああっ・・当たるっ・・・奥ま・・で・・固いものが・・・ああんっ!!」
後ろから貫かれ、前は節くれだった男の指で敏感な肉芽を嬲られてエザリアは狂ったように腰を振る。
「・・もう・・・だめぇっ・・・!」
エザリアは上擦った声で悲鳴を上げると激しく体を震わせて机の上に崩れ落ち、
それとほぼ同時にパトリックもようやく貪欲な女の内部に男の精を放出した。
67269:04/03/07 22:46 ID:zyTU6ABT
「・・・母上・・・」
イザークは自分の目の前で繰り広げられた母とパトリックの情事に放心したようにその場に立ち尽くした。
まさか、自分の知らぬ間に二人はこんな関係になっていたとは、イザークは悪い夢でも見ているような気持だった。
イザークにとってエザリアは母でもあり理想の女性でもあった。
昔から気高く上品で美しく、プラントのために日夜力を尽くすエザリアはイザークの幼い目にも女神のように映り、
成長するにつれてますます魅力的な母をいつしか神格化しながらもそれを妄想の中で辱めることに興奮するようになっていたイザークは
実際にそんな母の生々しい女の姿を目の当たりにし、いつに無く 興奮してしまう自分を抑えることが出来ないのだった。
しかもいつの間にかイザークの下半身は熱く熱を持ち、痛いほど起立してしまっている。
部屋の中のパトリックはエザリアの秘所から自分の性器を抜き取ると身支度を整え、
何事も無かったかのようにドアから出て行こうとしていた。
慌ててイザークは廊下の装飾品の陰に身を隠し、パトリックが帰っていくのを息を殺して見つめていた。
「この男が・・・母上を蹂躙するなど・・・許せん・・。」
イザークは憎しみのこもった目でパトリックを見送ったが、完全にその姿が見えなくなるとエザリアの書斎に滑る様に忍び込んだ。
其処にはエザリアの姿は無く、書斎から直接入ることの出来るシャワールームから水音が聞こえている。
イザークが帰る前にパトリックとの情事の痕跡を消すつもりなのだろう。
それでも書斎の絨毯の上にはパトリックの精液とエザリアの愛液とが交じり合った粘液がてんてんと染み付いており、
激しい性交の名残をまざまざとイザークに見せ付けるのだった。
68269:04/03/07 22:48 ID:zyTU6ABT
「母上・・・」
シャワールームのドアの前にエザリアが脱ぎ捨てた衣服が丸めて置いてある。
イザークはそれを手に取ると、中から薄い絹と繊細なレースでできたパンティを引き抜いた。
それはとても小さく、実際は紐とレースだけで出来ているような代物で
性器を隠すというよりもわざと男を興奮させるためだけに存在する、とても危険なアイテムだった。
「母上の匂い・・・・・」
イザークはそれを鼻に当てると愛しげに匂いをかぎ、股間の部分を裏返すと湿った部分を舌を使って舐めだした。
「んっ・・・」
片手でベルトを外し、既に起立している自分のモノを握ると一心不乱に前後に擦り始める。
嗅覚をダイレクトに刺激し、今見たばかりの母親の情事を頭の中で再現する。
「はぁはぁ・・・母上・・・ははうえ・・・・」
エザリアの白い乳房、見え隠れする銀色の草原、淫らな果汁を滴らせる柘榴の実・・・・
性器を擦る指の動きは早くなり、その先端からはじんわり先走りの汁が滲みだした、その時。
シャワーの水音が止み、体にバスタオルを巻きつけただけのエザリアが姿を現した。
驚きのあまりイザークの動きも止まる。もちろんエザリアも驚いて裸でいることも忘れその場に立ち竦んだ。
「イ・・・イザーク・・・・?」
69269:04/03/07 22:49 ID:zyTU6ABT
エザリアが言葉を発したその瞬間、イザークはエザリアに飛び掛りそのまま絨毯の上に押し倒して唇を塞ぐ。
「・・んっっ!!」
両腕を押さえ付けエザリアの上に圧し掛かったイザークは、無理矢理エザリアの唇を舌でこじ開けると
その艶やかな唇の隙間に舌を捻じり込み貪るように舌を絡めていく。
あまりのイザークの勢いにエザリアは抵抗する事もできず、唯一喉から低いうめき声を上げることしか出来ない。
「んっ・・はぁ・・・・」
何度も何度も舌を絡ませ唾液を流し込んだイザークは、我慢できずにエザリアの片足を抱え、
性急に挿入しようと自分の張り詰めた性器をエザリアの秘所にあてがった。
「・・・・・・!イザーク・・・!まさか!?」
さすがに呆然としていたエザリアもイザークのしようとしていることに気が付くと、恐怖と驚きの悲鳴を上げた。
「やめなさい!イザーク、あなた一体何をする気なの!?私達は・・・親子なのよ!」
そんなエザリアの非難する声に耳も貸さず、イザークは猛り狂った欲望を一気にエザリアの内部に埋め込んだ。
「ああああっっ!!」
エザリアが悲鳴を上げて喉を反らし、イザークは根元まで埋め込んだ熱い塊を何度も叩きつけるように腰を振る。
「・・・・母上が・・・母上が・・・!」
先程のパトリックとの情事の名残か、エザリアの秘所は待ちかねていたようにイザークの欲望を受け入れ
蜜を湛えて出し入れされる先端の括れを熱く濡らす。
イザークはエザリアのバスタオルを剥ぎ取ると、年齢の割りに全く衰えを見せない張りの有る二つの乳房を乱暴に掴み、
その先端を痛いほど強く抓り上げた。
「・・・ひいっ・・!」
強い刺激にエザリアの体は跳ね上がり、貫かれている花園の門がぎゅっとイザークのモノを締め付けた。
70269:04/03/07 22:49 ID:zyTU6ABT
今日はここまで。続きはまた後日。

それではさようなら。
71名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:52 ID:GA74c1nz
クライマックスで「また明日」とは!!(;´Д`)ハァハァ
72名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:53 ID:GA74c1nz
>>71
自己レスで訂正。「また後日」でしたね。
73269:04/03/08 22:11 ID:owgRIF8t
皆さん、こんばんは。

連投で申し訳ないのですが
イザーク×エザリア(イザークママン)完結です。

エロは少なめでギャグが入っています。

投下。
74269:04/03/08 22:12 ID:owgRIF8t
「くっ・・!」
しきりにエザリアの乳首を愛撫するイザークにしてみれば例えそれが血の繋がった母ではあっても
自分の理想とする女を無理矢理犯している、という一種異常な状況にいつも以上の興奮を覚えずにいられないし、
エザリアもほんの数分前には逞しい不倫相手と体を合わせ、そしてすぐ後には実の息子に貫かれるなど、
まるで巷に溢れている安物のアダルトビデオのような状況についつい反応してしまう淫乱な体を持て余し、
とうとう進んでイザークの猛りを煽るように腰を動かし始めてしまった。
「・・・イザーク・・・ぅ」
息子の名を呼ぶその声は部屋の中に淫らに響き、熱く熟れた肉壁はぞわぞわとまとわり付くようにイザークのモノを扱きだす。
「イザーク・・・すごく・・・いいわ・・・」
エザリアが喘ぎながら腰を浮かし、結合部分のすぐ上にある肉の蕾を曝け出した。
「イザーク・・・ここよ・・・ここを弄って頂戴」
ピンク色に染まり薄皮を被っていたそこは少しの刺激にも敏感に反応し、幾重にも重なる襞を振り払うようにぴんと立ち上がっていた。
外気に晒された蕾は傍目から見ても興奮で震えており、グロテスクな割れ目とは対照的な可憐さである。
「母上の中に出しても良いのでしたら、いくらでも悦ばせてあげますよ。」
イザークは腰を動かすのを止めて焦らすようにワザと性器を引き抜くと、見せ付けるように逸物を突き出した。
イザークのモノは相変わらず反り返るように勃起しており、
しかもエザリアの中から溢れ出た淫蜜でぬらぬらと黒く光っていてそれは恐ろしく淫らで凶暴な眺めだった。
75269:04/03/08 22:13 ID:owgRIF8t
「ああっ、お願い!続けて、イザーク!」
エザリアはいきなり中断された挿入に我を忘れて起き上がるとイザークの足元に膝まづき、
そそり立っているイザークの肉棒をそのルージュで艶めいている唇と舌で愛撫しだした。
ぴちゃぴちゃと音を立てて先端の括れを舐め、割れ目に舌を捻じり込み念入りに唾液を塗りつける。
それから舌を這わせて筋の浮いている幹の部分を濡らすとずっぽりと全体を口に含み、
喉の奥まで届くように頭を動かして口腔全体を使って擦り上げた。
もちろんその間も両手を使い陰嚢を優しく愛撫することも忘れない。
イザークはそんなエザリアの夢中で奉仕する姿を見下ろしながら冷ややかに言い放った。
「母上はずいぶんとお上手ですね。余程、日頃から何処ぞの議員殿に奉仕しているのでしょう。
・・・・・・こんな発情してばかりいる牝犬にはキツイお仕置きが必要ですね。」
イザークはそう言うとエザリアの髪を乱暴に掴み、顔を上げさせた。
「さてと、どうしましょうか、母上。」
エザリアは冷酷に笑うイザークの瞳に見つめられ、自分の意思とは裏腹に熱い愛液が多量に内股を伝い落ちるのを感じていた。

76269:04/03/08 22:13 ID:owgRIF8t
「・・・・・なんだっ!!!これはぁっ!?」
般若のごとく怒り狂ったイザークがテーブルを蹴倒し、上に用意されていたコーヒーのカップやポットが派手な音を立てて砕け散った。
「あーーーっ!ぼくのジノリのセットが!!」
ニコルが悲鳴を上げて砕け散った陶器の破片を拾い集める。
ここはニコルの部屋で、今日は同期4人が集まり其々が持ち寄ったビデオの上映を楽しむ予定だったのである。
アスランはごく普通のベストセラーを映画化したものを、ニコルは自分のピアノコンサートの記録を、
そしてイザークはラクス・クラインのコンサートツアーのビデオを持ち寄り、見終わった後の出来事だった。
最後のお楽しみに、と言われていたディアッカのビデオは
どうせまたいつものえっちビデオだろうと表面上は冷静を装いながらも一番前の、画面の正面に陣取ったイザークは
話が進むに連れて次第に顔が青くなり、やがて爆発するに至ったのである。
「ディアッカぁぁぁぁっ!貴様どういうつもりでこんなものを・・・っっ!!!」
今にもディアッカに飛び掛り絞め殺さんばかりのイザークを、必死になってアスランが後ろから押さえつけている。
「いやぁ、苦労したんだぜ。元になるAVを何軒も店を回って探してさぁ、
買ってきてから家でパソコン使って全部のコマをデジタル加工して、あっちこっちつなぎ合わせてやっとここまで編集したんだよ。
どう?本物みたいだろ?何だったらダビングして1本分けてやってもいいぜ。なんてったってイザークは主演男優だからなー。」
しゃあしゃあと言うディアッカにイザークはこめかみの血管を5.6本ぶち切りながら尚も掴みかかろうともがいている。
77269:04/03/08 22:14 ID:owgRIF8t
「許さん、許さんぞっ!!おればかりか母上までも・・・!!!」
「良いじゃないか、おれだって父上を無断で使われたが気にしていないぞ」
アスランが爽やかにディアッカを庇う発言をするが、それがまたイザークの怒りに油を注ぐ。
「いいかげんにしろっ!!!貴様とおれとでは全然扱いが違うだろうがっっ!!」
「もう止めてください!」
ニコルがイザークとディアッカの間に割って入り、怒った顔で二人を睨み付けた。
「ディアッカも今回は少しやりすぎです。」「・・・少しなんかい!」心の中でアスランが突っ込んだ。
「しかも・・・」ニコルはイザークの姿を上から下まで眺め、それからディアッカに向かって叫んだ。
「どう見てもイザークはあんなに巨根ではありません。せいぜいマジックの並太くらいしかないはずです!」

『探さないでください』と書置きを残しイザークが姿を消したのは、その日の晩のことであった。


・・・・おわり・・・・
78269:04/03/08 22:15 ID:owgRIF8t
以上です。

最後はギャグに逃げてしまいました。まだまだ修行が足りないようです。

それではさようなら。
79黄昏の…:04/03/09 00:58 ID:YtVgd2BT
最近は人多杉で来てなかったけど…ここは盛況みたいね。
ヨカタ。
80名無しさん@ピンキー:04/03/09 02:15 ID:7BneffaB
自分で書いてみて改めて職人の偉大さがわかるって以前読んだが、本当だな。
職人さんたちお疲れ様!いつもハァハァをありがとう。
81名無しさん@ピンキー:04/03/09 11:46 ID:4p+d7Ylr
「マジックの並太」に激しく激しく藁田。リアルな表現ですなあ…
82名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:55 ID:qapOgm34
>>269
エザリアに激しく萌えというか、興奮しました。
こんなママンがほしい。
最後のオチにワロタ。
83名無しさん@ピンキー:04/03/10 10:34 ID:HvM2Rskz
フォローになってないフォローを爽やかにするアスランが実に良い味をだしてます。(w
84名無しさん@ピンキー :04/03/10 19:25 ID:9h3XfULG
黄昏氏、キテター!
トライアングルSEEDお待ちしてます。

269氏、この落ちは予想外でした。AVシリーズキボンヌ!
大人なカプも最近なかったし、エザパトよかったなあ。
キャラを生かすSS、毎回ハァハァですよ。長編のほうもマターリお待ちしてます。
85名無しさん@ピンキー:04/03/11 12:58 ID:w6Um8xYx
269氏激しく乙!
はぁはぁ&笑いすぎてキーボードを打つ手がぶるぶるしてます。
猪鍋ってw
86269:04/03/12 06:24 ID:Qlf1S7Yn
皆さん、おはようございます。

エロパロのパロってここでは投下してよいものでしょうか?
とりあえず少しいきますので駄目な場合は言ってください。

フレイ×ナタル(百合)

投下。
87269:04/03/12 06:25 ID:Qlf1S7Yn
「ああ、疲れたー」
フレイは誰もいない控え室で大きな鏡の前に立つと、丁寧に撮影用のメイクを拭き落とす。
「まったくあの監督ったら、絡みのシーンにばかりこだわるんだから。いい加減何度もイかされる
私の身にもなって欲しいもんだわ。今日だって突然気が変わって風呂場での絡みを洗面所で立って・・だなんて。
おかげで明日は筋肉痛よ。」
ぶつぶつ文句を言いながら何度もタオルを取り替えて洗顔をする。
フレイはここ最近「続・秘密の花園」の撮影で連日スタジオに詰めており
自宅に帰るのは着替えを取りに帰るときだけ、という日々が続いていた。
衣装を着替え、私服になった姿を鏡で点検しているとちょうど鎖骨の下辺りにいくつも赤い痕があるのに目を止め、
鏡の中の自分にフレイは眉を顰める。
「嫌だ、ナタルさんたら。こんなところに痕を付けちゃったの?困るのよね・・・今日は上着もってこなかったのにぃ。」
今日のフレイは薄いキャミソールに膝丈のフレアスカートという初夏の装いだったのだが
その白い胸元にはくっきりと赤い鬱血の痕が桜の花弁のようにいくつも散らばっていた。
「・・んもう、見えるところには付けないで下さいってあれ程言ったのに・・・。」
「お疲れさん、まだいたのか?」
その時やっとスタジオから上がってきたナタルが控え室に入ってきた。
ざっくりと編まれたセーターにタイトなスカートをはいたナタルの姿は連日の撮影にも少しも疲れた様子は見えず、
そのすっきりと整った横顔は相変わらず凛々しく美しい。
「ちょっと場所を借りるぞ。」
そう言うとナタルはフレイの隣に立ちパタパタと顔に化粧水を叩き始めた。
88269:04/03/12 06:26 ID:Qlf1S7Yn
「あ・・どうぞ」
そんなナタルをフレイは一歩下がり、後ろ姿をまじまじと見つめる。
艶やかな黒髪とは対照的な白いうなじと華奢な肩、括れたウエストは程よく締まり
つんと上を向いているヒップからすらりと伸びた両脚はヒールが良く似合う。
「あーあ、ナタルさんが羨ましいなぁ。」
フレイはさも羨ましそうにナタルの後姿を見つめため息をついた。
「美人でスタイルが良くて頭もいいなんて憧れちゃう。神様ってずるいと思うわ。」
過分な賞賛にナタルは鏡越しにフレイに笑いかけ、きゅっと口紅を引きなおす。
「そんなことは無い。私から見れば君のチャーミングで小悪魔的な容姿のほうがよっぽど魅力的で羨ましいぞ。」
「うふふ、ナタルさんったら口が上手いんだから。」
満更でもない様子でフレイはナタルの後ろから甘えるように抱きついた。
「でも本当に悔しいくらい羨ましい。これから私、ナタルさんのことお姉さまって呼んじゃおうかしら。」
フレイは後ろから手を伸ばしてナタルのセーターの下から手を差し入れ、形の良い乳房を愛撫するようにもみはじめる。
「・・・!ちょっと待て、フレイ・アルスター。あれはあくまで役柄の上であって・・・私は全然、同性愛の趣味は無いぞ。」
焦ったナタルはフレイの魔の手から逃れようとするが
いつの間にかフレイの膝がナタルの股間を割り込みぐりぐりと押し上げ敏感な秘所を刺激し、
思うように体に力が入らずナタルはつい喘ぎに似たため息を漏らしてしまった。
「あらナタルさん、まだ下着つけてなかったんだ。」
手から直に伝わる乳房のしっとりと吸い付くような触感と、じんわりと湿った膝のぬめりに
フレイは揶揄するように囁いた。
「ナタルさんってもしかして露出狂?それともすぐ誰とでも出来るように準備していたの?
どっちにしろ淫乱って事でしょうけど。人は見かけによりませんねぇ。」
89269:04/03/12 06:26 ID:Qlf1S7Yn
「違・・う。私はスタジオから真っ直ぐ・・・上がって来たから・・・。それより・・・悪ふざけ・・はもう・・・」
既にナタルの目は潤み、紅潮した頬は頬紅を刷いたように美しく白い肌を引き立たせている。
フレイはそんなナタルの欲情した顔を鏡越しに見てにやりと笑うと
「ふざけてなんかいませんよ。これは・・・そう、演技指導。
ナタルさんが今まで以上に私を気持ちよくイかせてくれるように、ネコ役の気持ちも知ってもらわないと。
今日だってナタルさんに撮りなおしをいれて・・・えーっと、7回もイかせてもらったけど
もっと感じるところを的確に知っておいてもらったほうがいいかなーって。」
そう言いながらフレイはナタルの乳首をくりくりと嬲り、さらに膝を使って股間を圧迫すると
ナタルの秘所を包む花弁が擦れその刺激が小さな蕾を充血させる。
「はあ・・ん・・」
堪えきれないように腰を揺すり、内股を擦り付けてくるナタルの動きに
フレイは大胆にも自分の衣服を脱ぎ去り全裸になり、ナタルにも服を脱ぐように促した。

90269:04/03/12 06:29 ID:Qlf1S7Yn
今日はここまで。

こんな感じで、この後はただヤるだけなんですけど判定お願いします。
だめだったら遠慮なく言ってください。

それでは、さようなら。
91名無しさん@ピンキー:04/03/12 07:46 ID:pwG+LsSi
はい、イラネ。
92269:04/03/12 08:18 ID:QkCol+lv
>91氏

即レス感謝。違うネタを仕込んできます。

それでは、さようなら。
93名無しさん@ピンキー:04/03/12 09:00 ID:MpF6moSH
たまには百合もいいと思うが。
94名無しさん@ピンキー:04/03/12 10:20 ID:2VkxkOUf
>>269
百合好きなんで、続きがみたいです。
フレイに攻められるナタル萌え。
95名無しさん@ピンキー:04/03/12 13:35 ID:pXvmrMyW
悪くないと思います。攻められナタル萌え。
96名無しさん@ピンキー:04/03/13 03:55 ID:ijIaa0oi
269氏のその潔さがカクイイ!自分もそうでありたいものだ。
しかしながら貴重なフレイSSが読めないのは悲しい。
今度、キラフレを…
ずっと前の269氏のキラフレ最高でした。
97名無しさん@ピンキー :04/03/13 21:42 ID:ddJ8p79t
こ、これは自分がキボンヌしたAVシリーズ舞台裏番!?
あのな、イラネッっておまいがいらんでもこっちはハァハァ寸止め状態だっての。
269氏、ナタルにヒイヒイいわせて欲しい。
98269:04/03/13 21:46 ID:qLgNk7bs
皆さん、こんばんは。

超小ネタギャグです。エロは無いのでスルー推奨。

投下。
99269:04/03/13 21:47 ID:qLgNk7bs
アスランとカガリが夜な夜な人気の無い格納庫で個人授業(プライベートレッスンと読んで欲しい)をしているらしい、
という噂が囁かれるようになったのは、戦争が終結するほんの少し前のことであった。

「カガリ、もっと足を広げて・・・」
「ん・・こ、こうかな?」
アスランの手がカガリの腰に回り、押さえつける。
カガリは顔を真っ赤にしてアスランの手に逆らわないように腰を捻った。
「アスラン、無理・・・。こんな硬くて長いの・・・無理だよぅ。」
カガリが泣きそうな声でアスランに訴えるがアスランは厳しい目をしてカガリの腰を抱く手に力を込めた。
「そんな声を出しても駄目だ。はじめは大変かもしれないが、慣れればどうって事ないさ。
大丈夫、そのうちカガリもやらずにはいられなくなるから。な?」
後ろから抱え込むようにしていたアスランの息が耳に掛かり、カガリはついもじもじしてしまう。
「ん・・・判った・・。それじゃ・・・いくね・・。」

100269:04/03/13 21:47 ID:qLgNk7bs


すっぱーーーん!!
「カガリッ!ナイスショット!!」
「やったぁ!」
シュミレーションの画面に映し出された白いゴルフボールが真っ直ぐグリーンめがけて飛んでいき、
そのままピン側1メートルにぴたりとつけたのは、アスランの日頃の指導の賜物だろう。
アスランはニコニコしながらカガリから黒く艶やかなドライバーを受け取った。
「初めてにしては良い筋しているぞ。ドライバーでアレだけ真っ直ぐ飛ばせれば
すぐにコースに出られるな。今度一緒に回ろう。」
「わあい!やっぱりアスランの教え方が上手いからだ。ありがとう!」
カガリはあまりの嬉しさにアスランに抱きつき、勢いでその頬にキスをする。

ss書き手としてはこのままハアハアな展開にもって行きたいところですが、それはまた別のお話・・・。

・・・おわり・・・
101269:04/03/13 21:50 ID:qLgNk7bs
く・・・くっだらねーーーー!!!  と、お怒りの読者さんの姿が目に浮かぶ。_| ̄|○

それでは、さようなら。
102名無しさん@ピンキー :04/03/13 22:42 ID:ddJ8p79t
ワナワナ…。269氏、おまい…。それが待ち望んでいた者への仕打ちかーっ!?
個人授業と書いてプライベートレッスンと読んでくれ、についワロタ…。
103名無しさん@ピンキー:04/03/14 13:58 ID:qEepS9yJ


       プライベート  レッスン
        個 人   授 業




こんな感じですな。(w
104名無しさん@ピンキー:04/03/14 16:59 ID:qEepS9yJ
>「そんな声を出しても駄目だ。はじめは大変かもしれないが、慣れればどうって事ないさ。
>大丈夫、そのうちカガリもやらずにはいられなくなるから。な?」

「…そう?」
「そうさ。皆これが病みつきになるんだから」
「本当に?」
「ああ、俺の親父もカガリと一緒にやるのを楽しみにしてるよ」




269氏、勝手に脳内追加してごめんなさーい!逝ってきますoTL
105名無しさん@ピンキー :04/03/14 19:39 ID:4oFrKH4w
217氏、スマソ。前回またパクッてました。
自分、217氏のエロも大好物で、何度もハァハァさせていただいてます。
気をつけているんですが、どうしても自分の贔屓の職人さん達の体位や、
文体似てしまいます、スマソ。
気がついた時には前文で懺悔しているのだけど、問題なのは無意識のパクり。
謝ってすむものではないかもしれませんが、気がついたらご教示下さい。

キラフレ、ソフト陵辱です。
106キラフレ 1/19:04/03/14 19:40 ID:4oFrKH4w
今日と明日働けば、待ちに待った週末である。
木曜日は勤勉なオーブの働き蟻にとっても気怠い中日だ。
ここ数ヶ月市場は軟調な地合いが続き、後場は小幅な値動きのみで別段変わった
様子はない。
午後二時、バーレーン市場が開き、為替市場では宇宙基軸通貨といってよい
アースダラーが、短期市場で小幅に売られるのみである。
オーブ国内といえば、ホムラが順調な成長率に、数週間前、政策金利を+25bp
引上げ、引き締め政策を敢行したのみで、別段の材料もない。
「きょうももみ合い、草々に店じまいだな」
モニターの動かない数字に見飽きたディーラー達が、雑談をかわす。
クローズ30分前、奇妙な噂が市場に流れる。
『女神が動いたらしい』
「なんだ、それ」
「なんでも月の裕福層向けファンドらしいんだが、どうせ軍人年金じゃないのか」
至って平和な会話が続く。
憶測が流れた後、徐々にボードが緑のランプで埋め尽くされていく。
大引け5分前、小さな呟きが囁かれる。
「おいおい、銀行弱いじゃないか。
ま、宵越し玉は寝かしておくか。どうせ明日戻すって」
107キラフレ 2/19:04/03/14 19:40 ID:4oFrKH4w
穏やかな序曲は突如波を高める。
均衡に並んでいた信用買い、売り残の数字はすっかり消え、もはや軒並み売り
注文がずらりと並ぶ
『女神が全面ベアをし掛けた』
小国のGDPに匹敵する資金が、香港で蓄えた含み益をアムルテルダム、
パリへと、肥大した巨体を引き摺り、まるで経度を西へ西へ、移動湖のように
市場を移動する毎に勢いを増し、マーケットを飲みこんでいく。
投資家はパニックに陥り、損失を埋めるため資金を引き上げ始める。
スワップ、金融先物、連邦債権市場が急落していく。
「売りだ、空売れ!銀行株、証券株は全部売れ!」
「こんな大胆なヘッジ、見た事ないぞ。
…政府筋はなんていってるんだ、いったい何があったんだ、
…大災害、テロどっちだ!?」
「レバレッジ何倍?こんな巨額ファンドが証券市場に仕掛けるなんて。
証券取引監視委員会は、動いているのか?」
ロイター、AP通信の速報は何も表示されていない。
「プットだ!ポジションをしきり直せ!ああ、いったいどういうことだ?」
ロンドン・シティでは、絶叫に近い悲鳴が漏れる。
母店をウォール街におく、ノーベル賞受賞者が在籍していたファンドでは、
金融工学に基づいた売買プログラムが対応できず、逆ヘッジを取り大量の買いを
いれようとする。
フロアマネージャーが、モニターを確認しあせり始める。
108キラフレ 3/19:04/03/14 19:42 ID:4oFrKH4w
「何考えてやがる、この馬鹿機械め、マニュアルに戻せ!」
「でも、マザーコンピュータはコールって、いってますよ。
絶好の底値買いの機会なのでは」
前回の暴落時、まだ赤子であったろう若手の、のんびりとした質問にいらいら
しながら答える。
「ばかか?月の女神はな、なんであんなに清純で美麗なのか。
それはな、容赦なく冷酷で残虐だからだよ!
こんなもので許してくれるはずがない。全力でストップ・ロスだ!」
システム担当者にプログラムの停止を求め、連絡を入れているが、その間も
マザーコンピュータは、止まることなく、買い注文をいれ続け、数秒毎に莫大な
資金が失われていく。
目立つ事もなく顧客に言われるままに売買するだけで、若手から「塩漬け古株」と
揶揄されていたディーラーが、おもむろに椅子から立ち上がり、無言で
端末機の電源を引き抜く。
この瞬間に、破産した資産家がどれだけ存在するのだろう。
いや、悪夢は始まったばかりだ。
これから徐々に市場は冷えていき、人々が気付いた時には恐慌の嵐は吹き渦巻き、
リヴァイアサンが漆黒の世界を更に暗黒へ誘うのだ。
マネージャーが、場が引けた後、莫大な資金を預ける資産家達からの
引っ切り無しの問い合わせに追われることを覚悟し、寝袋を用意するよう指示する。
幾つもの死線を乗り越えてきたベテランが、額にじっとりと油汗を光らせ、独白する。
「ニューヨークが持ち堪えてくれなければ、オーブ発ブラック・サーズデイ再来か。
―これは、経済テロだ!」
109キラフレ 4/19:04/03/14 19:43 ID:4oFrKH4w
山荘風のクライン邸の早朝、小鳥の囀りと共に、ラクスが目を覚ます。
深夜、自動再起動した端末機が、ようやくプログラムを終了させ画面を切り替える。
「まあ、ハロ。
昨晩あんなに弾んで、ゼロをたくさん入れてしまいましたから、端末機械さん、
壊れちゃったのかしら。
よくわかりませんけど、くまったー、くまったー、ですわね」
プラントでのほほんとお茶を入れるピンクの天使が、宇宙を覆うCE時代二度目の
大恐慌の引きがねを引いたとは露知らず、百戦練磨のディーラー達は数年にわたり
肝臓を患い、血尿を流す日々を送ることになるのである。
110キラフレ 5/19:04/03/14 19:43 ID:4oFrKH4w
プラント首都にも人工の朝が始まる。
白々とした光りがブラインドから漏れ、アスランが目を覚ます。
ベッドの横で椅子に座り、首を少し横に傾け、毛布に包まれながらカガリが寝ている。
ナチュラルならショック死する量の麻酔弾を撃ち込まれ、よほど顔色が
悪かったのだろう。
気道確保させ、上体をゆるやかな上向きにして、枕を抱えさせ、膝屈位を取らせて
寝かせられていたことに気付く。
あどけない寝顔に、ふと手を伸ばす。
欲した時に触れ合える距離にカガリがいること、只それだけの事がこんなに安心
することなのか。
幸せな気分に包まれた時、悪寒が走る。
「―グハッ…!!」
喉元まで胃酸が逆流し、独特の酸っぱい味が口の中に広がる。
嗚咽し悪寒に震え、呑酸しようとするが侭ならず、胃液をシーツに吐酸する。
神経切断されたように、下腹部に力がはいらない。
恐る恐る下を見ると、自身が膨張したまま紫色に鬱血し、どす黒くなっている。
尿管が詰まっているのか、口がパクパクと痙攣し、陰袋は縮み切っている。
首のやや下の部分に一際大きな水瘤が出来ているのが目視でもわかる。
バキバキに勃起したままの状態で数時間経過していたのであろう。硬直した茎の
部分に反して頭はふにゃふにゃである。
111キラフレ 6/19:04/03/14 19:44 ID:4oFrKH4w
「…カガリ、…こういう時はちゃんと処置してから、安静位をとらせないと!」
ナイトテーブルの上のティッシュの箱に手を伸ばすが、嘔吐に襲われ、取れない。
せめてバスルームまで行きたいが、全身に脱力感が漂い、手足に力が入らない。
ちらりと横目でカガリの様子を伺う。
ベッドで寝かせないと、風邪を引かせてしまう。
ぐっすりと熟睡する寝顔を確認すると、目を覚まさぬよう祈りつつ、
緊急処置をベッドの上で敢行することを決する。
限界まで膨張したまま痺れ切った自身を両手で挟み首を支えると、根元から頭へ、
また上下へと手を移動させる。
感覚を取り戻しつつある自身にほっと一息吐くと、エラの部分を優しく
擦り上げ始める。
しこりをぐったりと口を開けた出口へ押し出す。
「…はぅっ…うっ…うぉあ!」
激痛が襲い、痙攣し開けっぱなしだった口からどろりと茶褐色に変色し
もろみがかった体液が流れ出る。
詰った蓋栓が取れ、あるべきところで放出される機会を与えられなかった白い
欲望達がだらだらと垂れ落ちる。
「はぁ…はぁ」
力を篭め、残りを出しきると、呼吸がようやくできるようになる。
カガリと出会ってから、躍動感溢れる戦闘の時とは別類の、生命の危機を
感じる事が多い。
バスルームで己を呪い落ち込みながら手を洗い、自身の体液でべとべとの
バスローブを脱ぎ新しい布を羽織ると、ようやくカガリを抱え主寝室のベッドに
運んでやるのだった。
112キラフレ 7/19:04/03/14 19:44 ID:4oFrKH4w
早朝、隣から人が去る気配がし、カガリが目を擦りながらベッドから起き上がる。
「…キラ?」
夢か。
返事はなく、広いベッドの上でシーツに包まっているのは、自分一人であることを、
寝ぼけた眼で確認する。
涎を垂らして寝ていたのか、口の周りがべとべとである。
服を着替えようとし、自室と家財の配置が違う事に気がつく。
―そうだった、今はプラントにいるんだった。
カガリがシャワーを浴び髪を乾かし身支度を整えてキッチンに入ると、トーストの
香ばしい匂いが充満している。
シャツを着た人物が、オートミールをかき混ぜながら、振り向く。
「…アスランおはよう」
「カガリ、もう起きたのか。寝てろよ」
「いや、目が覚めたから。…おまえ、いつも立って食事するのか?」
「…」
深い溜息をつく。
昨日の事はアスラン自身も悪夢を見たことにしておきたい。
だが、尻の痛みが現実であったことを、数分ごとに自覚させる。
今日一日は立ったまま仕事をする羽目になるのだろう。
食事を終えると、制服の上着を羽織り、玄関に向かう。
「今日は俺、仕事行くけど、明日は休みとるから。
とにかく今日は大人しく、家から一歩も外に出ないこと。
何かあったら、必ずすぐ連絡するように。
連絡先は登録してあるから、いいね」
113キラフレ 8/19:04/03/14 19:45 ID:4oFrKH4w
「わかった。…って、おまえの連絡先?」
アスランが玄関の扉を締め、階下の玄関ホールを出るのを画面で確認し終えると、
オーブから持参した通信機を起動させる。
パスワードを入力し、オーブ内偵の連絡回線へ繋ぐ暗号ファイルを画面に出す。
画面のディレクトリには、登録されているはずの数件の回線番号が消失している。
「…空?」
通商条約が締結後すぐに開設されたオーブ大使館、要人用連絡回線を開くが、
繋がらない。
カガリはさすがに慌て出し、のオーブ大使館への公衆回線を呼び出すが、
それも全く反応しない。
「…まさか」
恐る恐る一番に登録されている見慣れないA・Zという登録回線を呼び出す。
待機音が鳴るや否や瞬時に、焦った様子の疑惑の人物の声が、通信機越しに答える。
「どうした!?、カガリ」
「…いや、何でもない、テストだって」
カガリは乾いた笑いを出すが、アスランは気付いていないようだった。
「…そうか、ならいい。
いいか、小さな事でもいい、変わった事があればすぐに連絡するように、わかったね」
「ああ、わかっている。…仕事、がんばれよ」
「…ああ」
通信機越しの声が心なしか嬉しそうである。
回線が切れるのを確認した後、カガリががっくりと頭をうなだれる。
「…人の通信機を、…人の通信機を
――勝手に自分専用回線の糸電話に改造する奴があるかーっ!!」
床に投げつけた通信機を拾い、瞳を潤ませる。
「キラと連絡とれない…。どうしよう」
114キラフレ 9/19:04/03/14 19:46 ID:4oFrKH4w
ヘリオポリスの犠牲者達の墓地は小高い丘にある。
死人に墓地などいらない、学生の頃キラはそう思っていた。
まして事故などで遺体がない場合は、集団墓地で良いのではないかなどと
不謹慎な考えをしていた。
―どこかに心の拠り所の場所が必要なのだ、遺された者のために。
最近になって、世の中の効率の悪い矛盾を受け入れるようになってきた。
所謂人が丸くなるというのはこういう事なのだろうか。
そう、死んだ人間が天国で舌を出そうと、生きている者のエゴの為に死者は
生き続けなければならない。 
小道を挟んで、日当たりのよい一等地に連邦軍の軍人墓地区があり、キラは
そちらに足の向きを変える。
墓石が静粛に並ぶ中、花に埋め尽くされた一角で立ち止まる。
―また勝手な事を。彼女はこんな花、好きじゃないのに。
一見して高価そうな蘭の豪奢な花束の数々を乱暴に避け、墓石を露わにさせる。
―じゃあ好みの花の名は―そんな事さえ知らなかった事に改めて気付く。
『上級准尉フレイ・アルスター』
白い墓石に刻まれた名。
曹長から二階級特進の階級が刻まれているのを視野に入れてしまい、目を伏せる。
連邦軍は月での惨敗を帰した後、草々に若く美しいまま殉職した少女を
英雄としてプロパガンダに利用した。
微笑むフレイのプロマイド写真はアイドルスターを凌駕するように飛ぶように売れ、
幼少の頃の写真まで流通する騒ぎが今も続く。
熱狂的なファンが置いていったものだろう、満蘭の笑みを称え、見るものを
虜にする深青色の瞳をこちらに向けた写真に、想いを綴った文章が供えられている。
115キラフレ 10/19:04/03/14 19:46 ID:4oFrKH4w
「フレイ・アルスター、僕の永遠の恋人!」
「貴方の想いを無駄にしません、俺も入隊します。天国から俺を守ってください」
「あなたは連邦の誇り、授業で取り上げさせていただきます」
丘へ来るたび、キラは墓地管理人のように、さまざまな想いの詰った供え物を
勝手に片付ける。
キラが想い人の名前が刻まれた墓石に添えた花束は、脇に寄せられた花束達と
比べると見栄えがせず、小さくみすぼらしく見えた。
良く手入れをされた芝生になにも敷かずに座り込み、プレートに語り掛ける。
「フレイ、オーブにまた春がきたよ」
君はきっと、新しいシーズンに備えて、流行りのオートクチュールドレスを仕立て、
服に合うアクセサリーを僕に強請るのだろう。
半場うんざりしながら、
またなの、この間買ってあげたばかりだろ、と小言を漏らすと
『違うの、あれはあのドレスにしか合わないの!』
と説得力のない反論でもするのだろうか。
「欲しがっていた化粧水買ってきたんだけど、店員さんに笑われたよ。
これで合っている?」
一回の使用適量が分らず、ぼとぼとと墓石にかけ、残りの入ったボトルを
墓石に側におく。
「学園では君はいつも人に囲まれて、大輪の花のように笑っていた。
今も君は人気者。
なのに、僕といる時はいつも何か考え込んでいて、寂しそうだった…」
―なんだか隣にフレイも座っていて、うんざりした顔で聞いてくれているようだ。
君の笑顔が思い出せないんだ…。
キラは実在も不明な霊体に語り掛ける。
自分を戦場に駆り出す為に、その肢体を人身御供としてコーディネイタに差出した。
そんな魂胆はとっくに薄々気付いていた。
―君の復習心を利用し、弄んでいたのは僕。
116キラフレ 11/19:04/03/14 19:47 ID:4oFrKH4w
「ねぇ、キラぁ」
あどけなく二人、ベッドに腰掛け、制服の襟を肌蹴けさせたキラの胸板に、
フレイの柔らかな指が差し込み、撫でる。
「…う…フレイ、駄目だよ、こんな事…」
「いいじゃない、キラだってしたいんでしょ」
フレイが上着とキャミソールを脱ぎ、フロントフォックをカチリと自ら外す。
年歳に釣り合わない豊かで白い乳房が、小刻みに震えながらふるりと左右に分れる。
キラは吸い込まれるようにベッドから降り、フレイの前で跪くと股を開かせて
スカートの間に空間をつくる。
すかさず、ニーソックスを着けた太腿の間に身体を割り込ませる。
乳房を揉みしだき、乳首を吸うと、フレイが背を仰け反らせながら、濃茶の髪に
指を入れ、撫で始める。
乳房に夢中になるキラの顎を両手で包み込み、上を向かせる。
氷のような意思を秘める深青色の瞳に、キラの顔が映し出される。
時折瞳のなかの映像が歪むのは、これからの行為に瞳を潤わせているから、
それとも誰かを哀れんで?
自らに十字架を科すように目をぎゅっと瞑り、フレイがキラの唇を貪り始める。
キラの舌が戸惑い奥へ引っ込むと、絡みつかせ自分の咥内へ誘う。
フレイの口元から銀糸が零れ落ちる。
キラは口唇を愛撫し続けながら、フレイの太腿を持ち上げ、乱暴にシーツに押し倒す。
フレイがキラの体重に押し潰さながら、震え声で言い放つ。
「…わたし、バージンじゃないわよ。
…あんたなんかが初めてなんかじゃないわ。経験豊富なんだから」
フレイの言葉が胸に突き刺さり、キラの躊躇する欲望に、火をつける。
マシュマロのような白く、たっぷりとした乳房を痛いほど強く鷲掴みし、
指の間から肉がはみ出すほどに、揉み上げる。
硬くなる淡い桜色の乳首を、親指と人差し指でぎゅっと摘む。
117キラフレ 12/19:04/03/14 19:48 ID:4oFrKH4w
「…ぁ…ぁん…」
フレイの喘ぎ声が熱を帯びていく。
脚をほどよい肉がつき丸みを帯びた太腿にからませ、上半身をべったりと合わせ、
スカートの中を弄る。
指はウェストのくびれた部分で細い布糸を見つけると、湿気たフレイの小さな
下着を剥がすように、摺り下ろしていく。
熱く荒くなる息を宥めながら、フレイの細い腰に回されているベルトを緩ませ、
スカートを脱がせる。。
身につけているものはニーソックスだけのフレイが避けるかのように、
身を捩り圧し掛かるキラを落とそうとする。
「…重い!何考えているの、退きなさいよ!」
君が誘ったくせに。
引こうとする細い腰を押さえつけ、脚を肩に担ぎあげ、摩りながら脚を纏う
ブーツを脱がしていく。
股の間に膝を押しこみ無防備に開けさせると、ルージュに濡れた唇のように
震える花弁が誘う。
フレイが息を飲みこむ音が、頭上で聞こえる。
指を数回滑らした後、荒い息を少し整わせ、迷わず体液とともに花弁とその周りを
貪り吸う。
「…ぁあああ…!!」
シーツを握り締め、フレイが堪えきれず、第一の嬌声を響かす。
キラは構わず卑猥な音を立てて吸い付き、時に舌を尖らせ、谷間に沿わせ舐めていく。
花弁を甘噛みすると、どろりと熱い体液が溢れ出し、内股を濡らす。
舐めきれない、そう判断したキラは頭を上げ、自身に手をかけた。
118キラフレ 13/19:04/03/14 19:49 ID:4oFrKH4w
「…?」
悦楽を中断されたフレイが、何が起こったのか分らずシーツから手を離す。
秘部に生暖かいものが、擦りつけられたと気がついた時だった。
「―や!!」
異物がぬるりと膣内に入っていく感触。
「…ぁっ…ぅっ」
細目を開けると、フレイの上でキラが眉を顰め、背を反らせ苦悶しながら喘いでいる。
―ばかみたい。一人でやっていればいいのよ。
ちょっと気持ちが悪いのを我慢しているだけでいい。…こんなの楽勝。
じっとしていればすぐ済むこと、そうフレイが現実を甘受した時だった。
―ズンッ!
ビクッとフレイの肢体が痙攣し、キラの下で背を仰け反らせ切ると蹲るように
肢体を丸めようとする。
鈍器で何度も殴られるよう鈍痛が、フレイの下腹部を抉り襲う。
シーツを握り締め、身体を捩り、目を潤ませる。
―気持ち悪い。吐きそう。なに、こいつ。…さっさと済ませなさいよ。
フレイがこれが性交のクライマックスで、すぐにも異物が体内から取り除かれると
勘違いした時、キラがキラが苦悶しながら、耳元に息を吹きかける。
「…フレイ…もう少し力を抜いて…でないと、入れない…」
キラの懇願は、フレイの自尊心を傷つけるに値した。
ピシリと鋭い音が飛ぶ。
脱力する掌で叩かれた為、突然の事に驚いただけであまり痛みはないのであろう。
フレイの上で、まだ半分のみしか挿入できていないキラが呆けた顔をし、
打たれた頬に手をやる。
119キラフレ 14/19:04/03/14 19:50 ID:4oFrKH4w
「…痛い!なにすんのよっ、この下手糞!―あ」
「…うん」
僕だって痛い、千切れそうだ。
キラが反論しようとした時、キラとフレイが互いに視線を合す。
硬く閉ざされていた膜壁が開き、キラを招いた事に気がついたのだ。
―これでたどり着ける。
キラはフレイの髪を優しく撫でると、腰に手を回して上半身を起こし再度
腰を打ち付け始める。
―ひりひりと痺れていた結合部分の感覚がなくなっていく。
靄がかかったような頭の中、打ち付けられる鈍器の音は、ドクンドクンと
心臓の血液を送り出す生命力に溢れた音に変化する。
異物は更に膨らみ、膣襞を愛撫し、こつこつとフレイの膣奥を突き始める。
―全身、肢体の底から熱い。
「ぃやっ…ぃやっ…ぃやぁっ」
リズミカルに漏らされる嬌声と白い乳房の揺れは、キラの上下の突き上げと共に、
徐々に荒く激しくなる。
膨張する自身が、湿り気に締め付けられ緩められ、キラは全身汗だくになりながら
一際高く突き上げる。
「……ぃやあああっ!!」
通路まで聞こえそうな嬌声を上げ、肢体を跳ね上げると、白い喉を仰け反らせ
フレイがぐったりと四肢を投げ出す。
「…フレイ?」
―酷いよ、僕はまだ昇りつめていないのに。
気を失い紅の髪を散らせ、口元から唾液を垂ら続けるフレイの腰を引き寄せると、
ピストン運動を更に加速させる。
120キラフレ 15/19:04/03/14 19:52 ID:4oFrKH4w
「…う…フレイ、フレイ!」
全身の血が集中し熱く血流が逆流する。腰を打ち付け、膣奥まで何度も突く。
膣内は主とは別に意識を保っているかのようにひくひくと痙攣し、キラを包み込む。
キラは自身の白い欲望を膣奥で一気に放出する。
「…うっ……!!」
宇宙で機体に乗り、急降下していくような放出の開放感が、キラを包み込む。
ぐったりと気怠い疲れが全身に広がる。
繋がったまま、気を失ったままの少女の上にぐったりと身体を投げ出す。
まだ、熱い。
膣奥へ放出された白い欲望が押し戻され、キラ自身を包みこむと再び自身は
膣内で硬度を取り戻す。
フレイの上で背を仰け反らせながら、硬く膨張し戦慄く自身を結合部分から
ずるりと無理やり引き抜く。
秘部は急な抽出に、紅くぽっかりと口をあける。
口から交じり合った白い体液に、幾筋かの鮮血が交じる。
とろとろと分岐していき、一筋はシーツに零れ落ち、数筋はフレイの太腿へ
伝い流れる。
−経験済みなんだから。
やっぱり嘘だったんだね。
「…うっ」
キラ自身が硬度が増し、主を悶えさせるほど上へ勃ち上がり、膨張していく。
ぐったりと意識を飛ばした少女をうつ伏せにし、腰を引き上げる。
気怠そうな横顔が、紅い髪の合間から見える。
腕、脚はだらりとシーツに投げ出され、肢体を支えるのは枕の上の涎が垂らされた
小さな顎とキラの腕のみとなる。
脚を折らせ、腰を支えながら、後ろから双丘にぴったりと腰を擦り付け始める。
紅い茂みを弄り、先ほどまで自身を咥えこんでいた秘部の場所を再度確認すると、
片手で自身に手をかけ、先を挿入し始める。
一度開いた扉は、易々とキラを受け入れる。
121キラフレ 16/19:04/03/14 19:53 ID:4oFrKH4w
数センチ確実な挿入を終えると、腰を振り、フレイの双丘に激しく打ち始める。
キラが腰を打ちつける度、フレイの背と垂れる乳房が人形のようにぐらりと揺れる。
腰は目に見えぬ早さで、振動する。
「…くっ…あっ…あっ…!」
二度目の放出。
「…ね、フレイ、何かいってよ…」
別に感じている声でなくていいから。
二度目の性交で放たれた体液が秘部から零れ滴り、太腿を再度濡らしていく。
分岐した一筋は紅い茂みへ吸い込まれ、茂みの先からぽたりぽたりとシーツに露垂れる。
応えぬ裸体に、音がでるほど腰を双丘にうちつけ、自身を突き上げ膣の中を掻き回し、
三度目を続けて放出する。
―ピシッ。
自身の根元が、悲鳴のような破裂の音を察知する。
薄い鮮血が数本、裂傷した秘部の入り口から太腿へ流れ、キラの根元を薄紅く色づける。
キラには、秘部から漏れる体液もフレイの背に光る汗も、何もかもが鮮血に見える。
「…はぁ…はぁ……!」
フレイの細い腰を手から解放し、突きだされた双丘を押してやると、遺体のように
シーツにうつ伏せに横たわる。
密着させていた腰を離し、膣内で朽ち果てた自身を、ずるりと引き抜き外気にさらす。
汗と体液でべとべとする。
ふらふらとベッドから降り、バスルームへ這うように向かうと、交わした体液で
いがいがする咥内に何度もうがいをする。
ふと、鏡に自分の火照り、気怠そうな顔が映る。
相変わらず頼りなさそうで、甘ったれた表情。何も変わらない。
キラは鏡から視線をはずす。もう誰がなんと言おうと、かまわない。
フレイが僕を受け入れてくれたのだから。
彼女の為に、闘い、命を落すことなら本望だ。
ベッドで横たわるフレイを仰向けにすると、豊満な胸と双丘に比べてくびれた
ウェストが引き立つ。
122キラフレ 17/19:04/03/14 19:53 ID:4oFrKH4w
濡らしたバスタオルをフレイの身体に滑らし、性交の跡を消すように体液を拭き上げる。
紅い痕跡のある乳房、臍、そして茂み。
股を開けさせて太腿と、既に止血した秘部をガラスを扱うように優しく、拭いていく。
フレイの寝顔は、妖艶な肢体と反対に年齢相応にあどけない。
「…ね…フレイ……」
キラが震える。
萎えきった自身が、再び上へと、張り詰めていく。
さっきまで君のなかで、君を感じていた僕の分身。
硬くなる自身を指で支えると、一瞬躊躇した後、フレイの下腹部に上体重が
かからないよう、尻を浮かせながら馬乗りになる。
―ビュッ。
先ほどまでキラの愛撫に戦慄いていた白い豊満な乳房に、欲望を注ぐ。
―僕を咥えてくれる?
フレイの顔の上へ尻を移動させ、紅いぷるりとした口唇に暴走し制止が
聞かなくなった自身を擦りつける。
「…ぁ…くっ!!」
欲望を、紅い髪に引き立たてられた白い少女の顔へ向けて射精する。
さすがに5度目の放出で勢いと粘性を失ったキラの薄く白い欲望が、
ピシャピシャと寝顔にまばらにかかる。
―なにすんのよ―
そんな罵倒さえ聞けない。
123キラフレ 18/19:04/03/14 19:54 ID:4oFrKH4w
『―キラ、あのね、あたし…』
怖くて遮ってしまった言葉。
僕が汚した堕天使は、その後なんと言葉を続けたかったのだろう。
―僕はね。
君が身体を僕に委ねなくも、僕は君の為に戦って死ぬつもりだったんだよ。
『あんたね、そういう事は先に言いなさいよ』
―ごめん。だって、自信なかったから。
首を傾げて、くすりと心なしか寂しそうに微笑する炎の天使。
『しかたないわね、もう。―わたしの想いが貴方を護るから』
呆れた声が徐々に遠ざかる。
「…フレイ?待って、いかないで…!」
君が僕の事を好きじゃなくてもいい。
僕が好きで堪らないのは、つんと澄まして、僕なんか眼中にない君だから。
だから、もう一度だけでいいから、君に会いたい。
触れて、温もりを確め、抱いてほしい。
でもきっと君は開口一言目からまた僕を罵倒するのだろう。
僕が護りたかった人。
君がいなければ、僕が生きている意味はないというのに。これが贖罪?
124キラフレ 19/19:04/03/14 19:56 ID:4oFrKH4w
丘へのじゃりが轢かれた小路を抜け人工的な道が現れると、何の意味を持たない
世界が再びキラを手招きする。
黒塗りのリムジンが小路への入り口を塞ぐように、停められている。
いつもなら車に寄りかかり、そよ風で金髪をなびかせている半身が待っている。
「カガリ、いたの」
「諜報部の連中、血なまこになって、おまえを探していたぞ。
おまえがいないと、コードが分らないって。
どうせここだと思っていたから」
「来てたなら、一緒にお参りすればいいのに」
「―いや、このあいだ来た時、散々愚痴聞いてもらったから、今日はいい。
あんまり愚痴ばかり言いに来てると、いい加減、炎の女神に怒られそうだからな。」
夕焼けが空を覆う。後数十分もすれば日が暮れるだろう。
鳥たちが群れを作り、墓地の丘向こうの温かいねぐらの待つ森にへ帰る。
―帰ろう、―僕達の家へ―
金髪の半身の手をとり、指を絡めあいリムジンに乗ると、双子は唇を貪り合う。

その日、夕日に照らされ、リムジンに凭れかかる人物の陰は長く、今キラが
触れたいと想う半身のものでない。
「何も言わずに外出されると困るわ、キラお兄さん。
余計な詮索をする者に説明するの、面倒なのよ。
カガリさんの居場所が確認できて余裕ができたのかしら。
それとも、プラントのご親友のところに保護されている事がご不安?」
エリカ・シモンズが夕日に照らされた橙茶色の髪を気怠く、掻き揚げる。
「…手は打ってますから、数日の間は大丈夫ですよ。
後はホムラさんの裁量に委ねるしかないですね」
世話のやける兄弟だこと、そう手を仰ぐ女史に苦笑し、永遠の囚人のように
リムジンに乗る。
車窓から空を仰ぐと、宵の明星が、冥府から慈悲深く見守るように薄白く朧にたゆたう。
―今度は失わない。僕の最後の宝物だから。
たとえ親友であっても汚すことは許さない、キラは宇宙に向かって呟いた。
125名無しさん@ピンキー :04/03/14 19:58 ID:4oFrKH4w
色々間違えてますが、雰囲気でスルーしてください、スマソ。
今ごろ暴落…ヽ(`Д´)ノウワアン!!
126名無しさん@ピンキー:04/03/15 00:07 ID:6ceobAh/
>>105-125
モツカレー いやぁ寝る前に見に来てヨカタ!
つっぱってるフレイがかわいいですな!
そして尻にトラウマを負ったアスラン哀れw
最初に小難しげな話キターと思ったら・・・ハロかYO!!
続きもマターリ待ってます〜(´∀`*)
127名無しさん@ピンキー:04/03/15 01:46 ID:4AEmtlEM
やっとキタ━ (゚∀゚) ━ ッ!!  
予想より一週間あとだったか。
>>125
よけいなお世話かもしれないが…
×コーディネイタ
○コーディネイター(たぶん)
128269:04/03/15 21:30 ID:FjQBhF/T
皆さん、こんばんは。

キラ×カガリ、エロはほとんど無いような微妙なところです。
ちょっとキラが壊れているのでキラマンセーな読者さんはスルー推奨。

投下。
129269:04/03/15 21:31 ID:FjQBhF/T
戦闘もなく静かな宇宙の海原を縫う様にAAは航行している。
つい先日ドミニオンと激しく交戦したにもかかわらず、たいした損傷も無く無事に戦線を離脱することが出来たのは
ひとえにキラのフリーダムの活躍があったからだろう。
「・・・キラくん・・・っ・・・ありが・と・・う・・・っ・・んっ・・ああっ・・」
キラの上に跨り激しく腰を振りながらマリューが感謝の言葉を漏らす。
其処はマリューの個室、すなわち艦長室で、一人部屋なうえにマリューの持つマスターキーが無ければ
室内に入ることが出来ないという逢引をするには格好の場所であった。
「突然なに?」
キラは悠然とベットに横たわり、時折下から重量感のあるマリューの乳房を掬い上げ
下半身は熱くぬかるんだ穴に差し込んだまま不思議そうに聞き返した。
既に一時間近くマリューはキラのモノに串刺しにされ下半身を自分の垂れ流す蜜でべとべとにしながら淫らな性交を続けていたが、
その間立て続けにイきっぱなしのマリューとは対照的にキラはいたって平静な態度を崩さず
かといって全くやる気が無いわけではない性器は硬さと太さを保ちながらマリューの肉壁を擦り続けていた。
喘ぎ声も掠れる位にイき続けたマリューはそれでも腰を蠢かし貪欲にキラを咥え込む。
「ねえ、マリューさん、ぼくの何に感謝しているの?」
130269:04/03/15 21:32 ID:FjQBhF/T
キラはづん!と乱暴に突き上げるように腰を動かすと同時に豊かな胸を飾る突起をきつく抓む。
マリューの最奥にキラの性器が突き当たり、その衝撃にマリューの背骨に電流が走った。
「・・・!ひいっっ・・!だめえっ・・また・・・イくぅ・・・!!」
髪を振り乱しマリューは激しく体を震わすと、のけぞるように倒れ込みそのままキラの腹に潮を吹き気を失ってしまった。
「・・・マリューさん・・・?なんだ、気絶しちゃったの?」
キラはつまらなそうに起き上がると気を失ったマリューの裸体にそっと毛布をかけてやり、自分は身支度を整えて艦長室を後にした。
人気の無い廊下を歩き、ふと窓の外を見つめる。ガラス窓にうつる自分の姿越しに遠くで瞬く星がいくつも見えた。
「・・・・・感謝してもらったって・・・ぼくは全然嬉しくない・・・。」
本当は誰も殺したくないし、誰とも戦いたくない。多分それはマリューも同じ気持ちなのだろう。
だからマリューはこんな深夜に自分を艦長室に呼び出し体を投げ出してきたのだとキラは思った。
それはキラに対してのせめてもの侘びと感謝の印で、キラは無言でマリューの誘いに乗り
その見事に熟れた女体を隅々まで堪能したのだった。
しかしそれはあくまで愛情ではなく同情や憐みの感情であり、心の通わない性交ではキラは興奮はしても絶頂は迎えることができなかった。
ぼくは本当に戦わなくてはならないもの正体を知り、そのために戦っているんだ。
それじゃあ、皆は何のために戦っているのだろう?
国のため、信念のため、そして大事な・・・大事な人のために。
オーブの主事、ウズミ氏の姿が脳裏に浮かぶ。そして、双子の姉、カガリの姿も。
131269:04/03/15 21:32 ID:FjQBhF/T
「あれ?キラ、こんなところで何をしているんだ?」
ぼんやりと窓辺に佇んでいたキラの肩をカガリが叩く。
驚いたキラが振り返りカガリの姿を見つめると、その手に黄色いハロがあるのを見て目を細める。
「カガリこそ・・・こんな時間に・・・・もしかして、アスラン?」
カガリは真っ赤な顔をしてハロを突き出し言い訳するように頭を振った。
「うん、いや、その・・・この前アスランにもらったハロがさ、調子悪くって・・・。
ちょっと見てもらえば直ると思うから、その・・・べっ別に変なこととか、いやらしいことしに行くわけじゃないから・・」
「ぼくは何も言ってないけど。」
「・・・そうだよなっ!んじゃ、わたしはこれで・・・」
真っ赤になって行こうとするカガリの腕を掴み、キラはにっこり笑って言った。
「ハロの故障くらいならぼくにだって直せるよ。丁度良かった。一緒にぼくの部屋に行こう。」
突然のキラの申し出にカガリは驚き、迷うような仕草を見せた。
もちろんハロは口実で、ただアスランに会いたかったからこんな深夜にこっそり出てきたというのがカガリの本音だ。
「え・・・?でも、わたしはアスランに・・・」
キラの顔が能面のように白く冷たく変わるのに、カガリはまったく気づいていない。
「アスランなら今日はエターナルでジャスティスの整備をしているはずだよ。行こう。」
キラは強引にカガリの腕を引き、自室へと連れて行った。
132269:04/03/15 21:33 ID:FjQBhF/T
キラは皆とは少し離れた格納庫の近くのブロックの隅を自室としていた。
其処ならば何事かあってもすぐにフリーダムに乗り込めるし、フリーダムに近寄る人物にも目を光らせることが出来る。
もちろんキラしか起動することが出来ないようにプログラミングされてはいるのだが、
自分の身は自分で護ること、用心するに越したことは無い。
カガリを自室に連れて行くと、キラは壁際のソファにカガリを座らせ、自分は早速黄色いハロを分解しにかかる。
器用な手つきでちょいちょいと回路をいじり、すぐにパタンと蓋を閉めて起動させる。
ウィーンと微かにモーター音がしたかと思うと黄色いハロはすぐに辺りをぴょんぴょん跳ね回り始めた。
「わぁ、本当に簡単に直った。ありがとうな、キラ。」
カガリが手を差し出すとハロはひょいっとその上に乗り、センサーを点滅させて嬉しそうに喋りだした。
「オネガイ ダイテ オネガイ ダイテ オネガイ ダイテ・・・」
カガリは驚き、それから怒ったようにキラを睨み付ける。「何をしたんだ?」
キラはそんなカガリを可笑しそうに見つめ、ワザとカガリを壁際に追い詰めるようにベットの隣に腰を下した。
「そのハロはカガリの気持ちを代弁しているだけだよ。そうなんでしょ?
カガリは本当はアスランの所に行ってそう言うつもりだったんじゃない?
でなきゃこんなに夜遅くにアスランの部屋に行こうだなんておかしいよ。」
キラはカガリの顔を覗き込むように揶揄すると、カガリは真っ赤になり平手を振るが
その手は易々とキラに掴まれもう片方の手も封じ込められてしまった。
133269:04/03/15 21:33 ID:FjQBhF/T
「くっ・・・!」
琥珀色の瞳は怒りと羞恥に燃え、その視線だけでキラは焼き殺されそうな快感を覚えた。
「アスランは知っているの?」
「何をだ」怒りを押し殺した声でカガリが唸るように声を出す。
キラは薄笑いを浮かべてカガリの脚の間に膝を割り込ませた。
「カガリが昔、砂漠のレジスタンスだったって事。」
「ああ、知っているさ。わたしがもともと地球軍ではなく身元を隠して砂漠に居た事も、
ヘリオポリス崩壊の時あそこに居た事も全部知っているさ。私が話したからな。」
「ふうん、じゃあカガリが砂漠に居た頃男ばっかりの中で暮らしていて・・毎日毎日男達の慰みモノになっていたってことも?」
「・・・!!!」
カガリの顔から血の気が引き、握り締められていた拳からは力が抜けていく。
確かに閉鎖された気の荒い男達の集団にいて、自分が格好の自慰の対象になっていたことはカガリ自身もうすうすは感じ取っていた。
しかしいつも側にはキサカがいて目を光らせていてくれたし、そもそも砂漠の男達は妻や家族を裏切るようなまねはしない。
なのでカガリはそれらの行為をただの生理的現象のひとつ、と思ってあえて騒ぎ立てようと思ったことは無かった。
「アスランはなんて言うかな?自分の恋人が昔、男達のオナペットでさんざん汚されていると知ったら・・・。」
畳み掛けるようにキラは追い討ちをかける。
134269:04/03/15 21:35 ID:FjQBhF/T
「それにカガリってやたら体をくっつけるよね。すぐ抱きつくし。欲求不満なんじゃないの?」
あまりのキラの言いようにカガリはとうとう涙をこぼし下を向いてしまった。
普段人から攻撃されたことが無く、素直で真面目な性格のカガリは
よりによって双子のキラからこんな風に言われるともうどうしたらいいかわからず、
悔しさと悲しさで胸が詰まりただ口を結んでぽろぽろと涙をこぼし続ける事しか出来なかった。
キラはいよいよ笑いに顔を歪めるとカガリの耳元に口を近づけ悪魔のように囁く。
「アスランだってこんな時間にエターナルに行くなんて・・おかしいと思わない?
ラクスと合流してからアスランもずいぶん悩んだみたいだけど、やっぱり元婚約者だし・・ねぇ?」
カガリははっと顔を上げて涙に濡れた瞳でキラを見た。
「・・・まさか・・・なんで今更アスランがラクスと・・・?キラ、おまえ平気なのか!?」
あまりのカガリの勢いにキラは苦笑する。
「ぼくははじめからラクスの事はなんとも思ってはいないよ。
あれはラクスが勝手にぼくに好意を持ってくれているだけだし、確かに彼女は可哀想で同情はするけど愛情は無い。
ぼくは同情で女を抱けるけどね。」
キラの言葉にカガリは混乱し初めて目にする生き物を見るように、自分に良く似たその顔を見つめた。
何故キラはこんな事を言い出すのだろう。カガリは信じられなかった。
砂漠であったときはあんなに脆くて泣き虫だったキラが冷酷に同情で女を抱くなんて口にしている。
135269:04/03/15 21:35 ID:FjQBhF/T
「でもカガリは違うよ。さっきマリューさんを抱いてわかった。多分ぼくは他人を愛せない人間なんだ。
でもカガリはもうひとりのぼくだから、ぼくの気持ちをわかってくれるだろう?
ふふふ、これでカガリを抱いたら自慰をしているのと同じことになるのかなぁ。
試してみる価値は十分あるよね。」
そう言うとキラはいきなりカガリの体を壁に押し付けその唇を押し付けた。
「・・!?」
突然のキラの行為にカガリは避ける事も出来ず、目を見開き体を硬直させる。
キラの舌が無理矢理カガリの唇をこじ開けて口腔に進入し、萎縮しているカガリの舌を絡め取る。
その瞬間、キラの舌に鋭い痛みが走り、口の中に鉄の味が広がった。
思わず掴んでいたカガリの腕を離すとカガリはその隙にドアに飛びつき
いつでも廊下に飛び出せるようドアを開けながら振り返った。
「・・・いい加減にしろよな」
カガリが涙で濡れた顔でキラを正面から睨み付けている。
136269:04/03/15 21:36 ID:FjQBhF/T
「お前が誰と寝ようと、誰を愛そうとわたしの知った事じゃない。そりゃあ心配はするかもしれないがな。
だがな、わたしはお前じゃない。例え双子でも別々の人間だ。それにアスランを侮辱する事は絶対に許さない。」
きっぱりと言い切るカガリの姿を眩しそうに見つめ、キラは口元を拳でぬぐう。
「カガリはすごいなぁ。どうてそんなにアスランを信じられるの?信じて、裏切られたらどうするの?
ぼくは・・・フレイを信じたけど・・結局あれは愛情ではなく同情だったんだよ。ぼくを慰めてくれれば誰でもよかったんだ。」
「フレイってあの、暫らくお前の部屋に入り浸っていた娘だろ?
わたしは良く知らないが、彼女は彼女のやり方でお前を精一杯愛したんじゃないか?
例えその方法が歪んでいたとしても、女は愛した男にしか見せない傷ってもんがあるんだよ。
フレイはそれをキラに見せたからこそ、お前はいつまで経っても彼女の事が忘れられないんだ。」
カガリは真剣な顔でキラに訴える。
そうでなければその娘の気持ちもキラの気持ちも全て砂漠の楼閣のように儚く崩れて消えてなくなってしまいそうだから・・。
カガリの言葉をキラはつまらなそうに聞いていたが、ふらりと立ち上がりカガリの側に来る。
「それじゃあカガリの傷は?ぼくはカガリの傷のほうが興味あるなぁ」
「お前ってヤツは!」
カガリは咄嗟に廊下に飛び出しそのまま無我夢中で走り出した。
その後ろからキラが腕を伸ばし、カガリを捕らえようとついてくる。
137269:04/03/15 21:37 ID:FjQBhF/T
「早く・・早くクサナギに戻ろう・・!」
まるで悪夢の海を泳いでいるような恐怖にカガリはもがき、そこに常時スクランブルがかけられるように
止めてあるフリーダムのコクピットに飛び乗った。
「ルージュだって乗れるんだ!フリーダムだって動かせない訳は無い!」
かたかたとキーボードを叩いても全て弾かれ起動する事が出来ずカガリの瞳に絶望の色が浮かんだそのとき、
唯一コクピット内でロックに関係なく使用可能な通信機が目に入った。
「そうだ!アスランがジャスティスにいれば・・・!」カガリは通信機に飛びつき必死にアスランを呼び出す。
「アスラン!頼む、返事をして!アスラン!助けて!」
ががっとノイズが入り、正面のスクリーンにアスランが映し出される。
見慣れた優しい顔にカガリはほっと肩の力を抜き自然と涙がこみ上げてくる。
「・・・カガリ?なんでフリーダムにカガリが乗っているんだ?」
「アスラン!すぐ来て!キラがおかしいんだ!」
「ぼくはちっともおかしくないよ。」
「ひっ・・!」
突然画面に割り込んできたキラの様子とカガリの怯えようにアスランもただならぬものを感じ、険しい表情でキラを睨み付ける。
138269:04/03/15 21:38 ID:FjQBhF/T
「キラ、いったいカガリに何をした?なんでカガリはそんなに怯えているんだ?」
アスランの口調にはもしカガリに何かしたらただではおかない、という意思が込められている。
キラは怯えた目で自分を見つめるカガリの首筋にとん、と軽く手刀を当てると
まるで糸の切れた操り人形のようにカガリの体は崩れ落ちた。
「いやだなぁ、まだ何もしていないよ。まだ、ね」
キラはそう言うとカガリの頭を抱え込み、アスランに見せ付けるようにその唇にキスをした。
「・・・・!!!」
アスランが画面の向こうで声にならない叫び声を上げる。
キラはぺろりと舌で自分の唇を舐めると、そのままカガリの着ているシャツを引き上げ、
ついでとばかりにはいているワークズボンを腰の下まで引き下げた。
上下揃いのカーキ色の下着は飾りも何もない至ってシンプルなものだが
それがかえってカガリの健康的な魅力と相まって色香に似たものすら漂わせている。
キラは器用にその下着をずらしカガリの艶やかな白い胸と
三角に薄く生え揃う黄金色の柔草をモニター越しにアスランに見せびらかした。
139269:04/03/15 21:39 ID:FjQBhF/T
「どう、アスラン?カガリって結構いい体していると思わない?マリューさんみたいにグラマーなのもいいけど
このくらいの控えめな肉付きのほうが男としてはよりそそられるんだよね。」
キラはそういいながらカガリの乳首を口に含み、甘噛みしてカガリの反応を確かめる。
「はうんっ・・」
気を失いながらもカガリはびくんと体を震わせ少しだけ開かれた口からは甘い吐息が吐き出された。
「キラッ!カガリに触るな!一体どういうつもりだぁ!」
モニターの向こうでアスランが叫んでいる。
キラはちらりとアスランを一瞥し、今度は片手をカガリの下腹に這わせ
徐々にその手を柔草に隠れているスジに沿って下していった。
「アスラン、言っておくけどそこから動こうなんて思わないでね。フリーダムには核が搭載されているんだ。
・・・この意味わかるよね?ぼくはただ、知りたいだけなんだ。」
キラの指がさわさわとカガリの絹糸のようなカーテンを掻き分け、先端に触れる。
「・・・ぼくの戦う意味と、愛情と同情の境目をね。」
140269:04/03/15 21:41 ID:FjQBhF/T
アスランはモニターにうつるキラとカガリに目が釘付けになる。
本当は怒りで目が眩み、今すぐにでもジャスティスで飛び出して行きカガリを助け出さなければいけないと思う。
が、しかしモニターにうつるカガリの肢体に自然と呼吸が早まり下半身の一点に血液が集中していくのが感じられ、
口が渇き、思わず喉が鳴る。
キラの言葉の意味がアスランには理解できない。
しかしそんな考えを全て霞ませる様な強烈な欲求がアスランの体の奥底から湧き上がる。
キラの指がカガリの中心部に辿り着き、くちゅりと湿った音がスピーカーから伝達された。

141269:04/03/15 21:41 ID:FjQBhF/T
今日はここまで。続きはまた後日。

それではさようなら。
142名無しさん@ピンキー :04/03/15 21:53 ID:8wZ0xGNW
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
冷めた事言いながらとりあえず魔乳も食っちゃってるキラの壊れッぷりがイイですな。
続き禿げしくキボンヌ。

それより
昨日からピアノレッスンの曲が頭にエンドレスで流れていて、ナントカシテクレ!
143名無しさん@ピンキー :04/03/15 22:42 ID:gk+8bhdu
見せ付けキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キラカガアスの3角関係キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
同じくキラの壊れっぷりに翻弄されるカガリに禿げしく(*´Д`)ハァハァです。

>>142
ピアノレッスンってあのエロイ映画かいな。
144名無しさん@ピンキー :04/03/15 22:56 ID:8wZ0xGNW
そうです。曲と共に頭の中は
>>103

な感じです。
>>104 
「よーしザラパパも参加しちゃうぞ」 ハァハァ。
145名無しさん@ピンキー:04/03/16 15:40 ID:qg7Vlbrx
>>269
GJ!醒めたキラが新鮮でイイ!
カガリ、気失ってもシッカリ感じてるなw
アスランは、このままお預けか?
続き待ってます
146269:04/03/17 23:39 ID:MWlA6W5V
皆さん、こんばんは。

先日のキラ×カガリなのですがキラの壊れっぷりが苦しくなったのでちょっと休みます。

その代わりといっては何ですが、軽い小ネタを。
フラガ×マリュー
エロは軽め、ギャグ風味。

投下。
147269:04/03/17 23:40 ID:MWlA6W5V
最近フラガの様子がおかしい。
マリューがそう気づいたのは、たまたま二人で夜勤の為ブリッジに詰めていたときの事であった。
いつもならば退屈な時間の眠気を覚ますために二人で他愛も無い話しをしたり、
今後のアークエンジェルの行き先を真剣に討議したり、二人っきりなのをいいことに
勤務中にこっそりエビチュビールを飲んでみたりなかなか楽しい時間を過ごしていたのだが、
今日のフラガはまるっきり生気が無く、ぼんやりと椅子に座りその目は宙を彷徨っていた。
「・・・・・・一体どうしちゃったのかしら?」
マリューはいつもらしからぬフラガの姿に心配げな視線を送った。
艦のムードメーカーでもあるフラガがこんな調子では艦全体の士気にかかわるというものだ。
「ねえ、フラガ大尉?」
マリューの呼びかけにも気が付かず、フラガは相変わらず腑抜けた顔で座っている。
「フラガ大尉!」
幾分声を荒げて再度呼びかけると、やっと気が付いたようにフラガが振り向いた。
「あ、なに?」
あまりの腑抜けた返事にマリューは怒るよりも本気で心配になった。
148269:04/03/17 23:40 ID:MWlA6W5V
「最近少しおかしいのではありません?ぼーっとして、いつも何をしていても上の空で。
どこかからだの具合でも悪いのですか?それとも心配事でも?」
真顔で問いかけるマリューだが、フラガはさりげなく視線を逸らして頭をかきながら明るく答える。
「えー?ないない。何もないよ。元気だし、悩みもナッシング。はははは・・・」
「本当に?」
じっと視線を逸らさないマリューにフラガはたじたじとしてしまい、
ついには観念したように大きく息を吐くとちょいちょいと手招きをした。
マリューが艦長席を立ちフラガのところまで来ると、フラガは口元に手を当てて内緒話をするポーズを取る。
「絶対に秘密だけど。」
フラガの言葉にマリューは身をかがめ、丁度フラガの口のある位置に耳を傾けた。
「おれ、最近起たないんだ。」
「は?」
マリューはフラガの声が良く聞き取れず、聞き返すように更に耳を寄せる。
フラガは頭をかき今度はもう少し大きな声でさっきの科白を繰り返す。
「起たないの。」
「・・・?何が?」
「だーかーらー、何度も言わせないでくれよ。最近、おれ、勃起しないの。要するにインポ。わかった?」
フラガの言葉にマリューは耳まで真っ赤になり、困ったように首をかしげた。
149269:04/03/17 23:41 ID:MWlA6W5V
「もう、だからおれだって言いたくなかったんだよなー。これって男にとっちゃあ死活問題なんだ。
わからないだろうな、艦長さんには・・・」
フラガはそう言うとガックリと肩を落として、深々と椅子に沈み込んだ。
マリューはそんなフラガの姿を見てひどく胸が締め付けられ、何とかしなくては、と猛烈に頭を回転させる。
「どうしたらいいのかしら・・・?わたしには艦を預かる責任があるわ。
という事は、乗員みんなの健康と精神をよりよい状態にしていかなくては・・・そうだ!」
マリューはフラガの目の前に立つと、いそいそと上着のボタンを外しだした。
上着の下には艦の女性乗員共通の襟なしシャツだが、その胸はまるでメロンでも入れているように盛り上がっている。
「いいですか、フラガ大尉。これはあくまで艦長としてクルーの悩みや心配を取り除くための治療ですから、勘違いしないように。」
そういいながらマリューはするりとシャツも脱ぎ去り、上半身はブラジャー1枚の姿になった。
はちきれんばかりのマリューの乳房が窮屈そうにピンクのブラジャーに収まっているその眺めは
まさに「絶景かな」と、一句詠みたくなるような見事なものだった。
「うわっ・・・でかい・・・。」
思わずあんぐりと口を開けてフラガが谷間を覗き込んだとき、マリューはすかさずその股間に視線を向けた。
「だめね・・・」
どんな男も一撃悩殺のマリューの爆乳もフラガの股間には響かなかったようだ。
150269:04/03/17 23:43 ID:MWlA6W5V
「それじゃ・・・これではどうかしら?」
マリューは艦長のプライドにかけてフラガを勃起させようと穿いていたスカートに手をかけ、全くためらいもせず引き下ろす。
「今日は丁度お気に入りのパンティでよかったわ。」
なんとマリューのはいているパンティはわずかに土手から下の部分は布が覆ってはいるものの
透け透けのシースルーの生地のためもっちりとしたワレメがくっきりと浮き上がり、
尚且つ脇は細いリボンのみで止められているだけでおまけに後ろはTバック
いや、もはやそれはIバックというべき・・・な、超ド級のセクシーパンティーだった。
「どう?フラガ大尉?」
グラビアアイドル張りのセクシーポーズでフラガの股間を挑発するマリューだが、
当のフラガは悲しげに首を振り、ぴくりとも反応しない自分の股間を指差した。
「ああ・・・これだけいい女が目の前で股を広げているのにぴくりともしないなんて・・・。
おれの人生もここまでだぁ!この年で打ち止めなんてこの先、生きている価値もなぁい!!」
滝のように涙を流しフラガが叫んでいるそのとき、マリューはぺたりとその前に座り込み
じっと上目遣いでフラガを見つめ、それから無言でフラガのズボンのジッパーに手をかけた。
「えっ・・・ちょ・・ちょっと、ラミアス艦長・・・?まさか???」
151269:04/03/17 23:44 ID:MWlA6W5V
焦るフラガを無視してマリューはズボンの中からフラガの弱弱しいイチモツを取り出すとその先端にそっと口付けをする。
「・・・!!!」
あまりのマリューの大胆な行動に、フラガはただ口をパクパクさせる事しか出来ない。
「可愛い・・・こんなにうなだれちゃって・・・大丈夫、たとえ起たなくてもわたしは好きよ。こういうの。」
マリューはちゅっちゅっと音を立てて何度もキスをし、それから優しく先端を口に含むと舌を使って括れの部分を絡め取るように愛撫しだす。
ぬめぬめとした舌の感触が久しく忘れていたフラガの高揚感を呼び覚ましていく。
唾液を全体に塗りつけて口をすぼめるようにじゅぱっじゅぱっと往復すると、徐々にではあるがフラガのモノが
首を持ち上げ太さを増していく。
「くっ・・気持いい・・久しぶりだ・・・こんな・・・感じ」
フラガが目を閉じて喘ぎにも似た息を漏らすと、マリューは嬉しそうに顔を上げた。
「はい、お終い。」
「ええっ!?」
マリューは起立したフラガのモノを確認すると、あっさりと立ち上がりさばさばとした表情でフラガに背を向ける。
「治療はこれでお終い。治って良かったですわ。フラガ大尉が元気がないとクルー皆が寂しがりますものね。
あ、後はご自分で処理なさってくださいね。」
152269:04/03/17 23:44 ID:MWlA6W5V
あまりのマリューの切り替えの早さにフラガは暫らく呆然としていたが、
いきなり後ろからマリューに抱きつきそのまま押し倒すと
前戯もなしにそのまま挿入、ピストン運動とまるでビデオの三倍速のようにかくかくと腰を動かしまくる。
「きゃあ!フラガ大尉!もう治療は・・・おわっ・・はぁん・・んっ・・・ああっ・・!」
まるで今まで出来なかった分を一気に取り返すかの勢いでフラガはマリューを翻弄し、何度も激しく絶頂へと引き上げ突き落とす。
「艦長、ありがとう!こんなに立派に回復したおれのコイツを思う存分味わってくれ。」
フラガは輝くような笑顔で久しぶりの「痛いほど起立する」、という感覚を味わい幸福で天にも昇る気持ちだった。
いや、マリューは既に何度も天国へイっているわけだが。
「腰が抜けたらおれが治療するから気にしないでくれよ。こう見えてもおれはマッサージも得意なんだぜ!」
そういいながらフラガはマリューの豊満な乳房をぐわしと掴み、ぶるぶると震わせる。
「あんあんあん!」
ぷるぷると体を震わしてイきまくるマリューと何度射精しても一向に堅さの衰えないフラガ。
結局二人の合体は翌朝までにも及び、日勤の交替の時間には朝立ちで股間にテントを張り大の字になって寝ているフラガと
同じく腰痛で自室までたどり着けず、廊下で半裸のまま倒れていたところをカズイに見つかり
そのままお持ち帰りされてしまったマリューとの、愛と感動の物語であった。

・・・おわり・・・
153269:04/03/17 23:45 ID:MWlA6W5V
・・・おまけ・・・

この話は瞬く間にAA艦内に広がり、マリューの部屋には体調不良を訴える男性乗員が毎夜列をなして訪れるという。
「・・・ねえっキラ、どこか具合が悪いところはなぁい?」
「え・・・?フレイ?ぼく、何処も悪くないけど・・」
「嘘おっしゃい!あんた、この前『ぼく、死兆星が見えるんです』っていってマリュー艦長の部屋に行ったんですってね!?この浮気モノ!!!!」
「ごっごめんよ、フレイ!ほんの出来心で・・・ひでぶっっっ!!!」
こうして何もない暗い宇宙に星がまたひとつ生まれるのであった。

・・・おわり・・・
154269:04/03/17 23:47 ID:MWlA6W5V
以上です。

そのうちキラ×カガリもちゃんと終わらせますので・・_| ̄|○ キタイシテクレタヒト、ゴメンナサイ
それではさようなら。
155名無しさん@ピンキー:04/03/18 02:01 ID:TXiadeM/
156名無しさん@ピンキー:04/03/18 02:27 ID:2hNXwgm9
おまけが絶望的に蛇足。
157名無しさん@ピンキー:04/03/18 11:33 ID:G1c7cMZE
269氏

GJ!!
キラカガの続きが気になってモンモンしてる最中、フラマリュで笑わせてもらいますた
おまけの死兆星・ひでぶってのも懐かしい(*´∀`)
158名無しさん@ピンキー:04/03/19 03:02 ID:uQgs1MFq
前スレのアスカガキララクと、切なげだったキラカガの続きを待っている俺。
159名無しさん@ピンキー:04/03/19 13:18 ID:Lbk3N0bM
>158
お前は俺か・・
160名無しさん@ピンキー:04/03/19 16:20 ID:p5HOAQC+
>>158>>159
会いたかったよ、もう2人の俺!
161名無しさん@ピンキー:04/03/20 01:22 ID:koeLtkod
>>158>>159 >>160
会いたかったよ、もう3人の俺!
162名無しさん@ピンキー:04/03/20 02:16 ID:zsEwBz74
ドッペルゲンガーの集まるスレはここですか?
163名無しさん@ピンキー:04/03/20 02:51 ID:z566Y/Z2
会いたかったよって・・・会うと死ぬんじゃなかったっけ<ドッペルゲンガー
164名無しさん@ピンキー:04/03/20 03:11 ID:BzRxqgHv
たとえこの命が尽きようと俺も四人目になりた(ry
職人様、続きおながいします。
165名無しさん@ピンキー:04/03/20 03:20 ID:zsEwBz74
>>164
おまいは4人目しゃなく5人目だw
んで俺が6人目
会いたかったよ兄さry
会いたいよ269氏〜
166164:04/03/20 03:23 ID:BzRxqgHv
>>165
本当だ。スマソ、弟よ。

大家族化してきましたが。
167名無しさん@ピンキー:04/03/20 15:01 ID:HW6PpXW8
いくら駄作とはいえ、この反応は可哀想だな。
168名無しさん@ピンキー:04/03/20 16:19 ID:7Z8nugP3
56:名無しさん@ピンキー:03/04 01:14 ID:rDsWV3hw
原作の世界観どうでもいいって
それって、名前借りただけのエロで、
パロじゃないじゃん。
堂々と言う書き手も恐ろしいが、
マンセーしてる(自演に見えて仕方ない)読み手もこわい。

63:名無しさん@ピンキー:03/04 13:25 ID:uZzrV/aF
>>56
はげどう。どうでもいいなんて思ってても言わないで欲しい。
とられたで露出のレイヤーが「この漫画(アニメ)興味ないんだけどやってみました〜☆」
みたいな事を言っている時と同じ気持ちになる。
興味も好意もなくてもいいから最低限の礼儀ぐらいは守れよ、と。
しかもその作品のスレなら世界観が好きな椰子だっているに決まってるだろ、
なんでそんなこともわかんないかな。
169名無しさん@ピンキー:04/03/20 16:21 ID:7Z8nugP3
73:名無しさん@ピンキー:03/05 00:54 ID:dW/+Izd9
>>68
そう思うのは別にいいと思う、嫌いなキャラも設定もなくて100%マンセーのほうが少ないだろうし。
ただ、それを口に出すのがマズイ。
名無しで発言するならともかく書き手がコテハンで言うなよとか、
「興味ない」じゃなくて「詳しくない」ならそんなにカチンとこないのにって類の話。
例えばこの板で「実はリア中なんです〜☆」って言う香具師には(その行為に関する是非はおいといて)
"自己申告しなきゃ判らないことをなんで云うかなアフォ?" "なんかネット外でも余計なと云いそう"
"そういうことを云っちゃうのがかっこいいと思う年頃なのかな" "空気嫁" とか思うよ。
また例え話だけど、設定をいじったりしたときに
「このキャラは嫌いなのでなかったことにしました」
って云われたら白けるでしょ。
興味ない、このキャラ嫌いとか云うのがアフォ。
思っててもそれを気付かせないのが大人。
・・・と云うことじゃないかな。


これって269氏の事だよなあ・・・
170名無しさん@ピンキー:04/03/20 16:53 ID:z0pUhZTQ
>>168は217氏のことだと思われ(前スレ参照)
>>169は269氏・・か?
ていうかだいぶ前の発言をいちいち掘り出して貼るな。
それでなくても職人が減りつつあるこのスレ・・・藻米もこのスレの住人なら大人しく汁。
171名無しさん@ピンキー:04/03/20 17:05 ID:UGtqW8eG
>170
>それでなくても職人が減りつつあるこのスレ・・・藻米もこのスレの住人なら大人しく汁。

あの…そう思うんだったら、適当に流せばいいのに…
わざわざアンカー付きでこっちは誰の発言、
こっちは誰って訂正入れなくてもいいんじゃないの?
172名無しさん@ピンキー:04/03/20 17:56 ID:x55mdqjn
それにしてもこのスレ本当に寂れたね。
元気なのは269氏だけだな・・毎回モツカレ。
消えた職人様方の降臨もお待ちしておりますよ。
173名無しさん@ピンキー:04/03/20 18:04 ID:BzRxqgHv
煽りとか粘着もいるしな。
174名無しさん@ピンキー:04/03/20 19:11 ID:RizjRvYH
自分的にはフラマリュかなり面白かったんだが…。
269氏、乙ですた!
175名無しさん@ピンキー:04/03/20 19:32 ID:mQ5QpXrr
自分は269氏のキラカガアスの続きが見たくてしょうがなかったりするんだが・・・
176名無しさん@ピンキー:04/03/20 20:14 ID:6n1lgjj8
ココは269氏と269氏マンセーの人のスレです。
他の職人は(゚听)イラネ
177名無しさん@ピンキー:04/03/20 20:29 ID:z566Y/Z2
外は寒いけど春だねー
178名無しさん@ピンキー:04/03/20 20:38 ID:0yjpvyIa
春の嵐キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
179名無しさん@ピンキー:04/03/20 22:40 ID:wN0kg5Ww
世間はリアル春休みなのでfa?
180名無しさん@ピンキー:04/03/20 23:27 ID:P4Loef73
他の職人はおろか、269氏も投下しずらいだろうな。
181名無しさん@ピンキー:04/03/21 01:00 ID:dDgwNTOe
269氏
気にせずドンドン投下キボンヌ!このスレを269氏のSSで埋め尽くしてくれ!待ってるよ!
182名無しさん@ピンキー:04/03/21 06:50 ID:CgjSDSCn
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
183名無しさん@ピンキー:04/03/23 15:20 ID:sYIkBx4y
ある意味凄かったな。総集編。
フレイが凄い凄い。
萌え系ではカガリと何故かアスランとキラが凄い凄い。
184名無しさん@ピンキー:04/03/23 17:01 ID:RkUJ0Kj7
総集編見るまで騎乗位かと思ってたけど正常位だったんだな。
あの乳揺れと握り合った手が最高に良かった
(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
185名無しさん@ピンキー:04/03/23 18:00 ID:sDEPvaDk
騎乗位やった後に正常位だろ?
フレイは処女ちゃうな。
随分と手慣れてた。
186名無しさん@ピンキー:04/03/23 18:19 ID:iG0YSyXz
>>185
女性の執念でしょうか…? 流石に初だたーとおもうよ
187名無しさん@ピンキー:04/03/23 18:37 ID:EGHq6Y5s
女だけど、処女であれは無理!執念でも絶対に無理無理!
188名無しさん@ピンキー:04/03/23 19:09 ID:o/JNbhN7
いや、フレイなら出来る。
189収穫♪:04/03/23 20:47 ID:crF78O4l
190名無しさん@ピンキー:04/03/24 19:47 ID:ciJe5IIJ
>>189
動画の再うぷキボンヌ
191名無しさん@ピンキー:04/03/24 20:14 ID:RRjWGBYh
俺も見たいでつヽ(`Д´)ノ
192名無しさん@ピンキー:04/03/24 20:15 ID:RRjWGBYh
あげてしまった。逝ってきます
193名無しさん@ピンキー:04/03/24 20:55 ID:h8hbFp9p
カガリの動画の方は、萌えにうpされてるよ。
194名無しさん@ピンキー:04/03/25 17:56 ID:2aaukJZh
ビデオに撮ったから要らない

TBSは本放送の時の批判中傷に対する反撃に放送したのかなぁ
195名無しさん@ピンキー:04/03/25 18:00 ID:4+/LxnHe
最終巻発売されますた。
職人の皆様にはエピローグを是非見ていただきたく候。
196名無しさん@ピンキー:04/03/25 18:07 ID:J+9v+r3i
>職人の皆様にはエピローグを是非見ていただきたく候。

…逆に意欲を削がれる悪寒…なまじっか公式にちょっとでも出るとそれに束縛されるよーな気がして。(ボソッ
まあマターリと眺めることにしまつ。
197名無しさん@ピンキー:04/03/25 21:15 ID:3hgchTuF
……もう、その後を想定した話は書けない気がする。
というより、if設定っぽい書きかけもあるし……オゾウイリカヨ
198名無しさん@ピンキー:04/03/26 00:00 ID:i6x48nA8
最近新作無いね
アスカガのヤってるだけ話見たい人いる?
いたら投下するよ
199名無しさん@ピンキー:04/03/26 00:20 ID:jMMWakQL
>>198
おながいします(*´д`)ハァハァ
200名無しさん@ピンキー:04/03/26 01:34 ID:JVkPJBLo
>>198
カモーン
201名無しさん@ピンキー:04/03/26 03:27 ID:EpqawRJa
>193
すいません、どこの板にあるかだけでも教えてもらえませんか?
探しきらなかった・・・。探し方が駄目なのかorz
202名無しさん@ピンキー:04/03/26 13:16 ID:cWdEhusT
>>198
ヤってるだけでもじゅうぶんだ!
おながいします。
203名無しさん@ピンキー:04/03/26 13:41 ID:HKgLJv8P
>>197
>オゾウイリカヨ

                クラ 
最初分からんかった…お蔵入りの「←なぜか変換できない」バージョンもあるのか。
204269:04/03/26 17:52 ID:0M9rr2Q2
皆さん、こんにちは。
年度末決算で息も出来ないほど忙しく(嘘)ご無沙汰していました。
前の続きですが我ながら意識朦朧です。

キラ×カガリのつもりですがもしかしたらアスラン×カガリかも知れません。
エロは少なめ。

投下。
205269:04/03/26 17:53 ID:0M9rr2Q2
どのくらいの時間が経過したのだろう。
ぞわぞわと蟲が体中を這いずり回る感覚にカガリの意識が引き戻される。
その中に一匹、執拗に内腿を這うのがいる。
内腿の、特に柔らかいところを二度三度と往復しワザと中心を避けて反対の内腿へと移っていく。
「・・・や・・だ・・っ」
カガリが蟲をを払いのけようと腕を上げるがその指先にも別の蟲が絡みつき
ぬるぬるとした跡をつけて指先から指の股へと何度も生暖かい湿ったものが移動していくのがわかる。
「あ、カガリ、気が付いたみたい。」
声のする指先のほうに顔を向けると、其処には見慣れたキラの顔がある。
キラがカガリの腕を掴みながらその指先を口に含み、ねっとりと舌を這わせている。
と、同時に内股を撫でさするキラの指が予告も無しにカガリの湿った淫穴に差し入れられ、カガリは思わず上擦った悲鳴を上げた。
「んあっ・・!」
キラの指は一気に根元近くまで突き入れられたためカガリの体に激しい痛みと電気が走る。
穴の中では湿った幾重もの肉襞がキラの指を締め付け、逃すまいと絡みつく。
「カガリ、もう少し緩めて・・といっても無理か。」
キラは苦笑しながら指を引き抜くとその刺激にカガリの体はびくんと大きく震え、
あまりの反応のよさにキラは満足げにカガリの蜜にまみれた指をぺろりと舐めた。
それからキラはカガリの足元に座り込むと、カガリの脚をMの字に開きその付け根に軽く舌を這わせる。
「これならアスランからはぼくの姿は見えないよね。折角だからモニター越しに二人で楽しんだら?
さっきから黙り込んでいるけどアスランもいっぱいいっぱい何じゃないの?」
206269:04/03/26 17:54 ID:0M9rr2Q2
「・・・!」
アスラン、という名を聞いて今までぼんやりとキラにされるがままだったカガリの目に意思の光が戻り、
悲壮な眼差しをモニターに移すと其処には苦しげな目をしたアスランの姿があった。
「・・・!!アスラン!・・なんで・・なんで助けてくれないんだ!?ああっ!?」
カガリは思わずモニターに向かい身を乗り出すがキラに下半身を押さえ込まれ、尚且つ敏感な部分に舌を差し入れられて
カガリは喉をのけぞらせて悲鳴を上げた。
「やだっ・・助けて!アスラン!」
狭いコクピットの中でいくらカガリが抵抗しても下半身の自由を奪われ座席に押さえつけられていてはどうする事も出来ず、
アスランの目の前で辱めを受けるくらいならばこのまま舌を噛んで死んでやる、とカガリが決心したときに
モニターの向こうからアスランの押し殺した声がした。
「待て、カガリ早まるな。おれが・・おれがきっと助けるから・・・だから今は・・・」
207269:04/03/26 17:54 ID:0M9rr2Q2
アスランの言葉にカガリは絶望の色を顔に浮かべ、首を振る。
「キラの好きにさせろって・・・?そんな・・アスランはわたしがキラに・・汚されるのをそこで見ているつもりなのか・・・!!」
「だめだ!とにかく今は言うとおりにするんだ!今、カガリを抱いているのはキラじゃない。
おれが・・おれだと思って・・いいな、カガリ、頼むからおれの言う事を聞いてくれ・・・・
無茶は承知だが・・きみを・・・失うくらいなら・・・きっと助けるから・・」
アスランの必死の説得にカガリは暫らく無言でモニターに映るアスランを見つめていたが、
とうとう諦めたように目を瞑ると体の力を抜き崩れるように椅子に沈み込んだ。
閉じられた瞳からは溢れ出た涙が頬を滑り落ち、大きく開かれた秘所に執拗に愛撫を加えるキラの髪にぽたりと落ちた。
「いい子だ・・・カガリ・・・これからおれがきみを抱く。余計な事は考えずに・・愛しているよ、カガリ・・。」
アスランの頬にも涙が一筋伝っていた。
208269:04/03/26 17:55 ID:0M9rr2Q2
「カガリ、今・・何処を触っている?」
「・・む・・胸・・」
「胸の何処?」
「胸の・・先・・」
「もっとはっきり言って。胸の何処を触っているの?」
「・・・ち・・・乳首・・と・・」
「もう片方の手はどうしている?」
「・・・・・・・」
「もう片方は下なんだね?」
「・・・うん・・・」
「挿れてみて」
「・・・んっ・・」
「入った?そうしたらそのまま掻き混ぜてみて」
「えっ?」
「掻き混ぜてみて。音が聞きたい・・」
「・・・・・・」
「はじめは痛いかもしれないけど、すぐに慣れて気持ちよくなるから・・」
209269:04/03/26 17:56 ID:0M9rr2Q2
「・・・ん・・はぁ・・・・・んんっ・・・」
「感じてきた?カガリのそこ、とてもイヤラシイからもうぐちょぐちょに濡れてきただろう?」
「・・・うん・・・っ・・・ああん・・・」
「指は今何本挿れている?」
「一本・・」
「それじゃ今度は二本挿れてみる?」
「・・・あんっ・・・やだ・・怖い・・・・はあ・・・んっ・・」
「怖くなんかないさ。・・・だったら代わりにこれを挿れてみて」
「・・・何を・・・?・・・・・・!やだ・・!そんなの無理・・!んっ・・やめてっ
やだあっっ!あああああっっ!!!」

210269:04/03/26 17:57 ID:0M9rr2Q2

モニター越しにアスランと睦言を交わし、体はキラと重ねている。
そんな倒錯した状況にはじめは抵抗したカガリだったが先に体が、次に精神と感情が官能と快楽に支配され
自ら進んで腰を動かしキラの愛撫を受け入れるようになった。
もちろんキラも思う存分カガリの体を堪能し蹂躙する。
またアスランもモニターに映るカガリとキラの痴態に自らの欲望を擦り上げて二度、三度と射精し
ジャスティスのコクピットは生々しい匂いと熱気に包まれた。

211269:04/03/26 17:57 ID:0M9rr2Q2
キラはカガリを犯しながらフレイの事を思い出していた。
始めは同情と慰めから始まった体の関係がいつしか互いの傷の舐めあいになり、
やがて自分自身を抱いているような同属嫌悪に変わり避けるようになってしまった彼女。
なんであの時、彼女の話を聞いてあげなかったんだろうと今でも胸の締め付けられるような気持になる。
最後に見た彼女の縋るような灰色の瞳がいつも自分を見つめている気がしていた。
キラは下からカガリの内部を突き上げ、柔らかな乳房に乱暴に口付けをする。
「・・・んんっ・・っ・・ああんっ・・・アスランッ・・!」
カガリは夢中でキラの頭につかまり、打ち込まれる快感の波に必死でさらわれまいとしている。
「カガリ・・っ・・・カガリッ・・・・・!」
再び絶頂が近いのであろう、モニターの向こうでアスランも目を閉じ眉間を寄せて
荒い息をつきながらカガリの名を呼び続けている。
キラは一人、ここにはいないフレイの事を考えてカガリの中に苦い思いを吐き出した。
212269:04/03/26 17:58 ID:0M9rr2Q2
ぼくの戦う意味はラクスとフリーダムが教えてくれた。
それならば・・・愛情と同情の境目はきっと彼女が知っているに違いない。
アスランが小さく呻き、張り詰めていた糸が切れたようにがくりとその肩が落ちたのと同時に
カガリも体を強張らせ下半身はキラのモノを咥えたままキラの頭を抱えるように崩れ落ちる。
「ぼくは一体・・・何をしているんだろう・・・」
カガリの内部に納まりきれずにその太腿を伝い落ちる白い汚液が
キラの目には自分が流すことの出来ない後悔の涙と重なって見えた気がした。
キラは知らない。
もうすぐ運命の女神が再び自分の前に現れるという事を。


・・・・おわり・・・


213269:04/03/26 18:00 ID:0M9rr2Q2
以上です。

急にフレイ様マンセー病にかかったのでこんな結末に。
ありがとうございました。
214名無しさん@ピンキー:04/03/26 18:20 ID:oaZYklny
>>213
…そういう展開か…まるで読めなんだ。。。
エロもそうだけど壊れた哀しみのようなものにゾクっとしたっす…
ともかく乙ですた!
215名無しさん@ピンキー :04/03/26 20:48 ID:NmknsvHl
>>214
同感、揃いも揃って壊れているのに、エロいし、物哀しいし、一粒でカミカミカミカミ、ウマー。
蟲に犯されるカガリハァハァ、キラが知らない次回お待ちしてます。
216名無しさん@ピンキー:04/03/26 21:05 ID:lLbssjNp
>>201
だから、萌えのアニメ・キャプの方にある。
217名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:08 ID:yZjLavk+
すまん。昨日人大杉で投下出来なかった
アスカガ行くぜ
218名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:09 ID:yZjLavk+
夜明けにはもう少し、のまどろみの中
アスランはふと目を覚ました
隣には激しく愛し合った疲れのまま眠るカガリが生まれたままの姿でいる
腕の中でその暖かさと柔らかさを確認すると…
アスランの躯がいち早く朝の反応をした
不意に悪戯心がわき上がって背を向けて眠るカガリにぴったりと躯を密着させて柔らかな曲線を描く尻に目覚めた雄を擦り付ける
だがカガリは余程疲れているのか目を覚ます様子もない
アスランはカガリがいつ目を覚ますか試すかのようにカガリの身体に触れ始めた

腕を伸ばすとカガリの腕の間から手を回して胸を掴むと包み込むように揉み始めた
「ん…」
カガリが吐息のような声を上げたが目覚める様子がない
手の中でやわやわと形を変える柔らかな胸が指の間から零れる
手のひらに少し硬い反応を示す感触を感じるとアスランはこっそり笑った
カガリの背中に軽く口づけて、胸を揉んでいた手を下げてまろやかな腹を伝って足の間へと伸ばす
昨夜溢れるほどの蜜を滴らせたカガリの入り口は未だ湿り気を帯びていた
もしかしてこれなら……
アスランはカガリを仰向けにさせると足を広げその間に躯を入れた
カガリの秘裂に沿って雄を押し当てると擦り付けるようにゆっくりと腰を動かし始めた

219名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:11 ID:yZjLavk+
擦り付けられるアスランにカガリの身体は昨夜を思い出すかのように蜜を溢れ出させ始めた
「んっ…」
カガリが寝惚け眼で声を上げる
そろそろ、かな。
アスランの雄はすでにカガリの蜜でぬらぬらとぬめっている
「カガリ」
声を掛けるとカガリが眠そうに目を擦って
「ん…なに?」
と聞いてきた
だが意識がはっきりしてくるのと共に自分の上にアスランがいる事に気付いて
「え…なに?…アスラン…」
と戸惑った声を上げた
「おはよう」
そう言うと同時にアスランは擦り付けていた自身に手を添えてカガリの入り口に押し当てると一気にカガリに挿入した


カガリは驚きのあまり何の反応も出来なかった
目覚めたらアスランが上にいて、そして中に入ってくる
未だ目覚めきっていない身体が、迎え入れる心の準備の出来ていないまま、押し入ってくるアスランをきゅっと締め付けた
アスランがう、と呻くのが聞こえる
カガリは気持ちがついてこないまま混乱した状態でシーツを掴みながらアスランを受け入れていった


220名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:12 ID:yZjLavk+
アスランは一気に自身をカガリに突き立てるとその反応を楽しむかのようにカガリを見下ろした
「目、醒めた?」
からかうような問いかけに混乱していたカガリはやっと事態を把握する
「な…一体何を…」
「たまにはこういうのもいいだろ?」
涼しい顔で応えるとカガリの乳房を掴んで乳首を摘む
「あっ…ん」
カガリがびくん、と反応する
そのまま乳房を揉みながらアスランはカガリに口づけた

目覚めさせるように深く口づけ舌を絡ませ合い、たっぷりと舐め合うと
カガリがとろん、とした表情になったのを見ながらアスランは耳元で
「凄い…動かしてないのに。どんどん濡れてきてるよ」
と囁いた

「…っ」
その言葉にカガリの頬に朱が差し、瞳が潤み始める
もはや言葉だけでも身体が反応してしまう。いつもならゆっくり愛されるのに、今はすでにアスランが中にいる
その状態に心よりも身体の方が敏感になっている。
たっぷりと中を満たすアスランに、耳元で低く囁く声に、受け入れてるそこ、が反応してしまう
「やっ…」
恥ずかしさに顔を背けるとアスランは笑いながらカガリの胸に顔を埋めた


221名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:14 ID:yZjLavk+
昨夜の跡が鮮やかに残る胸元に口付けながら両手で一房ずつ乳房を掴むと揉みはじめる
カガリがあ、と息を呑むとアスランの肩に腕を廻しながら
昨夜の余韻がそのまま蘇ったかのように甘い声を上げ始めた
つんと立った乳首を口に含むと舌の上で転がすように舐め上げる
軽く歯を立てると身体がびくんとし、カガリの中がきゅん、とアスランを締め付ける
唇を離すと片方の乳房だけが唾液で濡れてひかっている
そのさまが何だかとてもいやらしく見えてアスランを刺激した

「あっ…!」
アスランがカガリの中を押し広げる。それに反応したカガリが声を上げた
思わず目を見交わすと濡れた瞳のカガリが切なげにアスランを見上げる
もう、限界だった

カガリの腰を掴むと激しく突き動かすと
その動きに合わせるようにカガリの乳房が揺れた
更に上を見ればカガリが声を押さえようとするかのように口元に手を当てている
そんな余裕、無くしてやる
アスランは益々強く、深くカガリを突き上げ始めた
カガリの中はアスランを捕らえようとするかのようにきゅうきゅうと締め付ける
「あっ…アスラ…んっ…やっ…」
堪えきれなくなったカガリが喘ぎ声を上げ始めた
「ん…だ…めっ…もうっ…」
訴えるようにカガリの中の締め付けがきつくなると
「うっ…ふっ…ぁあんっ…やぁっ…」
カガリはアスランを感じながら達していった

222名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:15 ID:yZjLavk+
ぐったりとなったカガリを抱きながらアスランは動きを止めなかった
快感の余韻を味わうかのようにひくひくと蠢き、アスランを締め付け続けるカガリの腰を更に強く引き入れ奥へと進み入れる
「ア…スラ…や…」
達したばかりのカガリが弱々しく訴えるのを聞きながらもアスランは自分を止める事が出来なかった
突き入れる先端がコツコツと当たるものを感じる
「カガリ…判る?…奥に当たってるよ」
アスランのその言葉にカガリの中がまたしてもきゅん、とアスランを締め付けた

「や…だっ…もうっ…」
アスランが自分の最奥に迄入り込んでくる
先端が子宮を刺激する
意識が飛びそうな程の悦楽の中でアスランだけを感じながらカガリも腰を揺らしていた

「ア…スラ…お願…っ」
アスランを感じすぎてカガリは涙目になっている
その声がアスランの頭を溶かし腰を熱くする
カガリの中はアスランにべったりとまとわりつき締め付ける。
更にきつくなるのを感じながらアスランも限界を感じていた
「くっ…あっ…俺…もっ…」
呼応するかのようにカガリの声も高くなる
「んっ…あぁ・ん…やっ」
アスランはカガリの最奥へ突き入れると腰に蟠る熱を全て注いだ

223名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:16 ID:yZjLavk+
二度、三度とアスランが戦慄くとカガリの中でどろどろと生暖かいものが蠢く
アスランが軽く腰を動かすだけでカガリの中は蜜と精液が混じり合い音を立てる
その様にも満たされる

乱れた呼吸のまま二人抱き合っているとカガリが弱々しく
「も…ヤだ…スランの…」
馬鹿、と言いかけた言葉はアスランの唇で塞がれた
舌を絡ませ舐め取るとアスランは瞳に悪巧みを思いついたような光を湛えて
「これでもまだ嫌?」
と言うと繋がったままの腰をゆるく動かした
「…やぁっ」
まだ、中で熱は続いているのに。
そんな状態で動かされたカガリの身体が逃げようとするかのように仰け反った
アスランはカガリの浮いた腰の下に腕を差し入れると強く引き寄せる
「俺はカガリにも感じて欲しいんだけど?」
意地悪な囁きとともにアスランはまたしてもカガリの中を押し広げ始めた
カガリが懇願するようにアスランを見上げる
その瞳が却ってアスランを煽ってしまった
アスランの雄がどんどん欲情する
カガリの膝裏に手を入れると太腿を持ち上げ脚を肩に乗せると
緩く腰を動かし始める
カガリは目を見開くと一瞬諦めたような表情になって、すぐに愉悦に満ちた表情になった

224名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:17 ID:yZjLavk+
「んっ…あっ…もう…」
先程達したばかりの身体はすぐに上り詰めていく
アスランは少しでも先へ延ばそうと緩く腰を動かすが、カガリのきつい締め付けがそれを許さなかった
「カガリ…きつ…」
苦しそうにアスランが声を掛けると
潤んだ瞳でアスランを見上げながらカガリは求めるままに腰を揺らす
「アスラ…んっ…ふっ」
カガリの求めに応えるようにアスランはカガリの腰を掴むと中、を掻き回すように腰をまわした
「あぁっ!」
カガリの上半身がびくん、と捩ると豊かな乳房が揺れた
もう、ダメだ
アスランはカガリを激しく突き上げ始める
カガリの蜜と自分の精液とが混じり合いぐちゃぐちゃと音をたてる
ぬめる中を滑るようにカガリの奥へ突き立てると
「カガリ…っ」
と呼んだ
カガリがアスランと目を合わせると自分だけが知る表情のアスランがいる
二人は見つめ合いながら何度も名前を呼び合い上り詰めていった



身動き出来ないほど疲れ切ったカガリは
「アスラン…」
と力無く呼びかけると引き込まれるように眠ってしまった
その寝顔を見つめているとアスランは心が満たされるのを感じる
目覚めた時に文句を言うであろうカガリを何と言って宥めようか考えながら
カガリを抱き締めて眠りについていった

225名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:20 ID:yZjLavk+
終わり
ほとんど一発書きだから文章が粗い
萌えてくれたら嬉すぃっす
226名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:34 ID:NR63u0vq
>>204=269
ウホッ!フレイはここにいないけど微妙にアスカガキラフレ4P!
モニタ越しのシチュはエロいですね〜。

>>217
カガリの寝込みを襲う黒系アスラングッジョブ!
ピストンで起こされるカガリのプチパニックに萌えー。

今日は新しいスタイルのエチーが2本連続投下されて(*´Д`)ハァハァ
227名無しさん@ピンキー:04/03/27 02:57 ID:0CPkfvWO
かかか神が2人も・・・(´Д`*)ハァハァ
両方禿萌えさせてもらいました!

>269
アスカガ精神的エロ+キラカガ身体的エロがMoeeeeeeeee!

>217
一発書きでこんな萌えなブツができるとはウラヤマ。
カガリが疲れ果ててもヤり続けるアスラン・・・コーディのDNAは伊達じゃないw
228名無しさん@ピンキー:04/03/28 22:49 ID:maTnk7od
>>225
やりまくり展開に勃ちますた
>8の続き
カプ カナーバ×イザーク
プレイ パイズリ
エロ以外の部分がカナーリあるので申し訳ない。


――プラント
コーディネーター達が作った、先進なる国家。
前大戦で傷つき、生産力と人口が大幅に激減した地球連合の本拠・地球とは異なり、プラントは戦後ほぼ無傷で迎えることができた。
もっとも、国力で劣ることは覆しようのない事実であり、あいも変わらずプラントは技術国家であった。
「……帰ってきたな」
「……はい」
「……」
イザークとシホ、それにSPのイライジャは年中春の陽光と緑林が広がる故郷の大地に感無量だ。
「イザークっ!」
その声は、イザークを現実に戻す声であったが、同時に懐かしいものであった。
「久しぶりだな、アスラン」
「あぁ!」
オーブの高級政官の服に身を包みながら、アスランは彼らしくもない、大きな声をあげた。
「久しぶりにあったなら、もっと気の利いた挨拶すればいいのにさ」
「隊長にそんな器用なこと出来ると思う?」
シホとクロトがヒソヒソと話してるのを見て、イライジャは静かに笑った。
「アスラン、私を置いていくなっ!!」
その怒声にアスランの肩がビクッと一瞬動いたのを、イザークは見逃さなかった。
「……ほぉぉ、ずいぶん尻に敷かれてるんだな?」
「なっ……」
「ふははははは……情けない奴めぇ!」
天の邪鬼とは今のイザークの顔の事をいうに違いあるまい。
「…………イザークって“ていしゅかんぱく”だっけ?」
「隊長がそう言うなら、それでいいですけど……」
「……幸せな奴なんだな。いろんな意味で」
流石にイザークも一国の姫君には慇懃な態度をとっている。
「この度はご懐妊おめでとうございます、カガリ譲」
「え……あ、ありがとう。えっと……」
「イザークで結構ですよ」
ここが公式な席であればアスハ首相なり、アスハ代表なりといった筈である。そんな意味をイザークは込めた。
「あっちにいるのは右からシホ=ハーネンフース 、クロト=ブエル、イライジャ=キールだ」
「イライジャ先輩か……それにクロト=ブエルというのは…」
アスランはイザークは無言で見た。
「……また、敵をつくるぞ?」
「では聞くが、傷つき、疲れ果てている奴が目の前にいる。しかし、そいつは自国以外のMSのパイロットだ。どうする?」
口を曲げてアスランをのぞき込むイザークに、
「ふはは…アスラン、お前の負けだな」
カガリは、自分がオーブでキラと引き分けたアスランを助けた本人であるというのに、彼を笑った。
「……分かった。しかし気をつけろイザーク、カナーバ議員は一筋縄ではいかない人間だ」
「お前で3人目だ。ジェレミーと、イライジャに続いてな。分かってる……しかし、皆をここに帰さなくてはならない」
来る前にジェレミーから聞いた各評議会委員の評を思い出していた。
(ザフト評議会議員の中で突出した才能を持っていたのは5人……)
(シーゲル=クライン。穏和にして篤実。人事の調整に卓抜な才能を持つ。平時の啓蒙家)
(パドリック=ザラ。組織作りに非凡な才を持つ。その為には冷徹になれる果断な革命家)
(タッド=エルスマン。清濁併せのむ度量と機知に富む。人物鑑定眼は当代一の政治家)
(ジェレミー=マクスウェル。機略縦横にして明敏、先見の明冴える、奔放な軍略家)
(アイリーン=カナーバ。弱冠20代にして権謀策術、機敏さと忍耐力を併せ持つ策謀家)

「……策謀家か……」
プラントの正確に区画整理された街並みの灯りが、イザークの藍色の瞳を彩っている。
故郷の夜景を国賓として、一等地のホテルで過ごすのは複雑であった。
「……綺麗は綺麗だが……こう……な……」
整いすぎている。
一言で言えばそうであろう。街も、場所も。
――ヒュゥゥゥゥ...
銀色の髪を、夜風が梳かす。
「…………地球の風はもっと匂いがあった」
そんな風に思える。街は変わっていない。プラントに住む人たちも。イザークが変わったに過ぎない。
「ヨシエはどうしてるかな……」
婚約の話は無くなったろう。好きか嫌いかと言えば好きな女であった。親が(プラントの法が)決めたとは言え、彼女となら悪くないと思っていた。
「……くっしゅん!……ぅ……ん?……寒い……」
「……シホ」
寝ていても女の感というのは働くものなのか……ぎこちなく窓を閉めながら、イザークは顔を必死に落ち着かせた。
よく考えたら、それほどやましいことを考えていた訳ではないのに……アスランのことを自分は笑えないのでは?とイザークは苦笑した。
「…何を考えていたんですか?」
目を擦りながら、ベットから抜け出そうとしているシホの白い四肢に、再びシホを抱きたくなってくる。
「……今はHな事ですね。もう駄目ですよ、明日は大切な会議でしょう?」
「……見透かされてるな。……街を見ていると色々思うところがある。そんな所から良い政策が浮かぶこともある」
ガウンを羽織って、イザークの隣に並んで夜景を見下ろすシホの腰に腕をまわす。
「……それだけですか?」
イザークの胸板に心地よさそうに身を預けながら、悪戯っぽくシホは訪ね続ける。
「……アイリーン=カナーバとはどんな女か……と思ってな」
一寸、間をおいた後、イザークは少し焦ったように続けた。
「…いや、女と言うのは女性という意味でなくてな、その、政治家の…一人の人間としてだな……」
そんなイザークに、クスクスと可愛く笑うシホは、上目遣いにイザークを見据えて、
「もう一つくらいありそう……かな?」
「………忘れた。今のシホが可愛いすぎるせいだ」
そう言いながら、自然と腕に力が入っていく。シホの顎を上げて、柔らかな感触に酔いながら、今、今、という瞬間を何よりも大切にしていこうとイザークは思った。

そんな二人を、じっと捉え続ける眼があった。
「……いい趣味じゃないよなぁ……」
「……そう思うなら立ち去ればいいだろう」
「……まぁ…ね。でもやっぱ、一国の代表が諜報部の仕事をするもんじゃないさ」
そう言って、男がモニターを見つめる肩ごしの先のイザークとシホの第二ラウンドに、少し腰を引きはじめる。
「……これが……最後の夜になるのだから……シホ=ハーネンフース……せいぜい……」
「カナーバ議長?」
そう、男がカナーバを伺ったのと同時だった。
「アイリーンッ!?何をやっているっ!!」
ユウキが、指を噛んでいるカナーバの腕を強引に掴み上げる。
「指を噛み千切るつもりかっ!?
「はっ!?………御免なさい、ユウキ……」
カナーバの細い親指から、ドクドクと血が流れている。
「……まったくっ!……そのまま動かすなよ」
ユウキはカナーバの指を喰わえ、ペッと血を吸い出すと、内ポケットから簡単なドラックケースを取り出し包帯を巻き始めた。
「……ふふっ」
「……?何です?カナーバ議長」
ユウキもいくらか落ち着いたのだろう。言葉遣いが戻っている。いや、さっきの態度が本来のカナーバに対する態度なのかも知れないが。
「……変わらないなぁ……って思って」
「……一人の男として、その言われようは少し悲しいですが」
答えながらもユウキは慣れた手つきで、カナーバの指に包帯を巻く。
「……そうかしら?変わらないで同じ場所に留まるのは難しい事よ?」
ユウキはそれに答えず、
「……これで良し。……きつくないですか?」
「……うぅん。ホント、変わらない。昔からそそっかしい私が傷作る度、こうして手当してくれたよね、ユウキは」
親指に巻かれた包帯を見つめながら、カナーバは懐かしそうに長い眉毛をひそめた。
「…いや……」
そう言って、ユウキは言葉を隠した。
(自分は、アイリーンの心の傷を気づくことも、治すことも出来なかったよ……)
ユウキの隠した言葉の先は、こうだった。が、彼女は言わずとも察してしまうに違いない。
ふと気づくと、いつも皮肉を言うあの男の気配が無かった。
「気を遣ってくれたのよ。彼は」
「……奴は…毒だぞ」
開いたドアの先を見ながら、ユウキは強い口調で言った。いや、確認した。
「……量を間違えなければ薬になるわ」
自信たっぷりにいうカナーバに、「策士、策に溺れる」と言う言葉をユウキは頭から消すことが出来なかった。


シーゲル=クラインは、その寛容さ故に人を信じすぎる。
パドリック=ザラの冷徹さはそのまま心の弱さの裏返しだ。
タッド=エルスマンは、英昧であるが故に、無気力に過ぎる
ジェレミー=マクスウェルには愛民慈悲の心が足りず。
アイリーン=カナーバの策略は、抑止する者がいなければ奸計、詭計に成り下がる。
「……なんなんだ?それは?」
夕暮れの朱焼けは、墓地というこの場所を一層哀感増す光景へとさせる。
「……ここに来る前にジェレミーに教えて貰った、プラントの五賢人の弱点だ」
イザークの銀色の髪は、朱に染まるには丁度良い色をしている。
彼と同じく朱に染まった白百合の花を、ただ土を盛り、お情け程度に小さく粗末な十字架が立てられている墓に添える。
「俺は親不孝者だな。父の墓も、母の墓も、こんなに埃かぶれになるまでほったからしにしてしまった」
「まぁ……淘汰されたA級戦犯の前議長の墓など、誰も整理しないだろうからな」
――パドリック=ザラ
――レノア=ザラ
アスランが手で擦った後には、その二人の名が刻まれていた。
「…ちなみに……ジェレミーが言ったのは請け下りだそうだ」
「……誰の?」
「レノア=ザラ」
花の香りに誘われたか、一匹の紋白蝶が白百合の花に向かってヒラヒラと飛んでいった。
「……心が…弱い……か……」
アスランは噛みしめるように一つずつ、母の父評を反芻していた。
「……親子喧嘩……仲直り出来ないまま終わったんだな?」
「あぁ……遺言…だったそうだ。“自分とレノアの墓は別々に”って……」
血に濡れた自分を、亡き妻とは同じ墓に入るに値しないと思ったのだろうか……。
「…もっと……話をすれば…よかった……。俺は……父さんと…母さんの馴れ初めすら知らない……」
長い髪を掻きむしりながら、吐き出すようにアスランは言った。
「……聞きたいか?」
「…え?」
「……ジェセック議員から…少し聞いた事がある」
「……はは……笑いぐさだ……実の息子より、その友人の方が親のことをよく知ってるなんて……」
渇いた笑いが、イザークには痛々しい。
「……いいよ。今は……いい……」
「そうか。アスラン、一つだけは言っておくぞ?ザラ議長は…お前のことを愛していたさ」
そう言いながら視線を逸らした先に、イザークは思ってもいなかった人物を見とめる。
「母…上……」
「イザーク!?……それにザラの息子…か……」
(少し、お痩せになった……)
無理もない。強硬派であったエザリア=ジュールは、カナーバによるクーデターの後、軟禁状態だった。
それでも、強硬派……それもザラ派のbQであったエザリアが軟禁で済んだのは、ひとえにイザークがザフトの残党を纏めあげてたからに他ならない。
「何故、このよ……」
「友の墓参りだ。……監視付きのな」
問うよりも早く、答えが返ってきた。母上らしい……それがとても懐かしかった。
「……そうですか」
確かに、後ろに如何にもらしい黒ずくめの男が二人、隠れてはいるが3人……いた。
「……お互い、立場も変わった。話さない方がよいだろう」
「……はい」
イザークは真一文字に口を引き締めて、スっと背を伸ばした。
そうすることが、今唯一母に出来る恩返しだった。
「立場が変わっても……イザークとジュール議員が親子であることに変わりはない」
ポツリと…それでいて強く、アスランは言った。
「イザーク、行こう。つき合わせて悪かった」
“今度は二人…いや、3人で来るよ”そう小さく言って、アスランは身を翻した。
振り返らず、毅然と進むアスランに並びながら、イザークは一度だけ振り返った。
「母上、私には……今、愛している人がおります。死が二人を分かつまで…いや、永遠に、将来を共に歩もうと思っております」
「そうか」
賛成も、反対もしなかった。ただ、目元が少し優しくなっていた気がした。

帰り道、イザークはアスランに向けて話した。
「五人の賢人を擁しながら、ザフトは勝てなかった。ジェレミーは言っていた。“優れていても、それを用いる器たる人間がいなかった”とな」
空が、薄紫に染まっていた。
「お前か…カガリ譲かは知らんが……器になろう。お前や、俺の子が悲しい思いをしなくていいように……」
昼か、夕か、夜か……まどろみ、分からぬ空でを見据えながら、アスランも答えた。
「あぁ……この空は、俺達が引き受ける」

「男の帰りを待っているって言うのは退屈な気がしません?」
ミルクティーをかき混ぜながら、シホは朱に染まっていく街並みを眺めている。
「そうか?私はアスランが安心して帰ってこれるようにしていたいけどな」
カガリもそれに倣いながら、シホの問いに答えた。
「……意外か?でも、シホこそ“私はあなたの帰りをお待ちしています〜”みたいな感じかと思ったぞ?こう……三つ指立ててな……」
ジェスチャー付きでコロコロ顔を変えて話すカガリに、自然と笑みがこぼれてしまう。
「ふふっ……でも、ホラ、隊長ってあんなだから、しっかり手綱握ってないと……アスランさんなら安心かも知れませんが」
「いやいや、アスランはボケーっとしてる時多いから、コッチこそちゃんと手綱握っておかないと……な?」
図らずとも結論が一致した所で、二人は再び顔を見合わせて笑い合う。
「……今回の会議は、シホ達の…ザフトとプラントの問題には何の進展もなくて済まなかったな」
一旦レモンティーを口に含んでから、顔を正してカガリはそう言った。
「いえ……とても有意義な会議でした。………カガリさんとアスランさんには驚かされましたが」
シホが言った“驚かされたこと”とは、カガリの会議の様子だった。
会議でシホはアスランの隣に座っていた。アスランの反隣は当然、同じオーブ代表のカガリである。
アスランは会議で一言も発言しなかった。彼はあくまで“副使”であり、オーブの代表はカガリなのだ……と言うことだろう。
しかし、カガリの発言は隣のアスランが小声で言った事をそのままなぞっただけのものであった。
(これじゃあ……まるで傀儡じゃない!)
シホの中で、アスラン=ザラという人間に不信感が募っていった。この男はオーブを乗っ取る為に亡国の少女に近づいたのか?と。
ある時、やや感情的な意見がアスランから出た。カガリはちらりと彼を見ると、その意見は採らずに座った。
その事について、アスランも特に不快そうな顔は見せなかった。
「ああ、アレか?ウチはいつもそうなんだ。アスランの事は信用してるし、私なんかよりずっと難しい事を知ってるからな。任せてる」
カップの中で揺れる自分の像を見ながら、カガリは続けた。
「ただ、アスランは時々感傷的になる……私はそんな所に惚れたんだけどな……だから、最終的な判断は私が決める。アスランも私の判断力は認めてくれてるらしい」
「そうだったんですか」
ミルクティーの温かさが、シホの四肢に広がっていくのを感じていく。
「シホとイザークはどうなんだ?」
「そうですね……逆…かな?隊長が“こうしたい”って事を、私が“なら、こうしたらどうですか?”って言って、後は隊長が“良い”って言えば実行するし、“駄目”って言えばまた別の方法を考えますよ」
「ほぇ〜大変だなぁ」
とてもお姫様とは思えないような顔をする。それが彼女のよい所だ。
そう感じながら、シホはしっかりとした笑顔をカガリに返した。


「次来るときは何時になるか……」
そう呟いて、イザークはかぶりをふる。
(今は郷愁に立ち止まっている時ではない)
そんなイザークに、アスランは深く頷く。
「イザークの創った国、見るのが楽しみだな」
オーブの代表としてカガリとアスランは、プラントとオーブの間にある、月のザフトに寄る事になっていた。
「ふん……」
自信ありげに笑い、シャトルへのタラップに足をかけようとした時だった。
「イザーク殿っ!」
「ユウキ先輩!?」
アスランのあげた声の通り、そこにいたのは彼らの先輩士官であったユウキだった。
「お久しぶりですね!ユウキ先輩!」
「そうでございますね、アスハ大臣」
彼と最も親しかったアスランは声を弾ませて挨拶したのだが、折り目正しい挨拶が返ってきたことに少々困惑した。
確かにユウキは公私をはっきりと区別できる清廉な正確の持ち主ではあった。しかし、ここまでそうではなかった筈だ。
(俺が…そこまで変わってしまったのかも知れない……)
そんな事も頭を過ぎるが、何か、それ以上に厭な感覚がユウキから感じられた。
「……何の用か?ユウキ…防衛局長?」
ただ懐かしいアスランとは違い、イザークは名前を呼ばれた時から静かな目で、今はプラントで高官にあるユウキを見ていた。
アスランに失礼にならない程度の挨拶をしたユウキは、イザークの視線を敢えて受けて立つように見ながら、
「カナーバ最高評議会議長が、非公式で会見をしたいと」
「……わかった。シホっ!」
副使であるシホも当然会見の場にいるべきである。そう思っていたイザークに
「失礼。言葉が足りませんでした。カナーバ最高評議会議長はイザーク殿と一対一の会見をお望みです」
「……つまり密会ということか」
目の前に差し出された手のひらを睨みながら、押し殺した声でイザークは言った。
アスランやシホの無言の視線に答えながら、
「……いいだろう」
イザークは虎穴に入る決意をした。
先の会議ではアイリーン=カナーバという人物がはっきりと判らなかった。
彼女を見定めることが、イザークの目的でもあったのだ。
「……それでは、皆さんはお先にお帰りになられては?最高評議会議長は会見は長引くと申しておりましたので」
ヌケヌケというユウキに、アスランも、もはや昔のままでいられないことを悟っていた。
「……いや、待つ。空港や街に出られないというなら、シャトルの中でも十分だ」
反論を許さない、ゆるぎない強さを含んだ声でアスランは答えた。
「わかりました。君、イザーク殿を案内しろ」
「はっ!」
若い将兵に案内されるイザークを心配そうに見るシホの横顔を見ながら
(命は無駄にするなよ。帰ってくる場所があるんだからな)
そう、イザークを見送った。そして……
(頼んだぞ)
さりげなく移した管制室の先の人物に、そう視線を送った。

気品のある部屋……言い表すならばこうなるだろう。
ゴテゴテとした装飾こそされてないが、一目で高価な物ばかりで固められた部屋だ。
(このような部屋が最高評議会議長殿の執務室では、来る将兵達は萎縮してしまうだろうな……)
若い女性であるカナーバには畏怖されるくらいが丁度良いのかもしれない。
「紅茶はストレートでいいかしら?」
この部屋の主が、どこか楽しそうな声でイザークに問いかけた。
「……ああ」
何がそんなに楽しいのか…イザークにはただ不気味だった。
「あ、いや、一国の代表に茶を汲ませるわけにはいくまい」
と、一寸遅れて自らの礼がなってないことに気づいた。
しかし、カナーバはその言葉に更に目を細めて微笑んでいた。
「?」
「いいのです。ここには私達二人しかいません。となれば、客人はもてなさなくてはならないでしょう?」
そう言って、カナーバはこれまた高価そうなティーポットとティーカップをテキパキと用意している。
「……おや?これは……」
差し出されたティーカップに、イザークの肥えた目が光った。
「見かけは西洋風だが…これは白磁だな。それもかなりの年代物……北宋…だな。…(チーン)…いい音色だ」
「さすがお目が高い……そういえばジュール議員もよい趣味を持っていましたね」
根が単純で、誉められれば嬉しいイザークであったが、この時ばかりは真意をはかりかねた。
(俺の好みまで調べていたのか……それとも、ただの偶然か……)
そこまで思いを巡らせて、イザークはこの部屋に入ったときからの違和感の理由に気づいた。
「どうかいたしましたか?もしかして、白磁はお嫌いで?」
「いや、嫌いならば鑑定など出来まい」
そう答えながら、イザークは空恐ろしいものを目の前の策謀家を見ていた。
(この部屋の配置……見たことがあると思ったら……)
イザークのティーカップに紅茶を注ごうとしたカナーバを制す。
「失礼…」
そう言って、自らのカップをハンカチで丹念に拭く。
「その様な姑息なことなど気にされなくてよろしいですが?」
「“失礼”と先に言った」
にべもなく突き放すイザークは、その後小さく
「………アドルフ=ヒトラー……」
(そう、この部屋の配置……旧世紀の怪物、アドルフ=ヒトラーの用いた部屋の配置と全く同じだ)
過去、おそらく彼ほど人間の心理を知り尽くした統率者はいなかった筈だ。
イザークも、その精密にして狂気の産物ともいえるナチスドイツの資料を見て舌を巻いたものだ。
(ヒトラーという男は、旧世紀の世界大戦で荒廃したドイツを僅か4年で立て直した驚異の政治家でもある)
だが、紅茶のたてる湯気の先の女性は、おそらく政治家としての彼の部分を真似た訳ではあるまい。
「お砂糖は?」
「む?そうだな、い…」
“いる”と言いかけて、イザークは眉を八の字に顰める。
「……随分…多く入れるんだな?」
ティースプーンに大盛りに盛った砂糖を、一杯、二杯、三杯…と紅茶に溶かしていくカナーバに、イザークは胸焼けがしてきた。
そんなイザークに、カナーバは意味ありげに語った。
「苦いでしょう?だから……甘く、甘くして……苦みを消すの」
カナーバは、カップの中に映った脅えた少女の目と、狂気を併せ持った自身の虚像を、ゆっくりとかき混ぜていった。
「ところで、お砂糖は?」
「い、いや、いい……」
流石にそれを見せれれたあとでは、砂糖を入れる気はおきなかった。
「…………」
「?」
カナーバの口元に運ばれていく紅茶を、イザークは確認してから、口をつけた。
「ああ……」
どうやらまだ疑われてたらしいことに、カナーバは苦笑する。
「その慎重さ……お父上によく似ていらっしゃいますね」
「……父上を知っているのか?」
「知っているも何も……覚えていないのかしら?私は小さい頃のあなたも良く知っているのですよ?」
カナーバはひどく女性的な顔をして、笑い声をたてた。
「あなたのお父様は、私にとっては実の兄の様な方なのですよ。あの方のご両親……つまりあなたのお爺様、お婆様に、私の両親はよくしていただきましてね」
「知らなかったな」
「尤も、私の両親に不幸があって、私は叔父に引き取られたのですが……その後もずっと、あの方にはお世話になりました」
意外な事実に驚きながら、しかし、イザークは、カナーバが父を呼ぶ言葉に妙な熱があるのを、何かドロドロとしたものに感じていた。
「……そんなあの人も…あなたのお母様とご結婚されて……仕方ないこと……20も年下の私など、やはり妹のようにしか思っていなかったに違いないないわ……」
イザークは、アイリーン=カナーバという人間の本性が現れていくのを、確かに垣間見た。
そして、それが非道く歪みきっているものであることを本能的に感じて、ここから去ろうとして、自らの体の異変に気づいた。
「私の汚れた身体は相応しくない……そう、諦めていたのに……生き写しが現れた……」
「くっ……」
立ち上がろうとして、体が動かない。優しくカナーバに肩を押され、ペタリとソファに腰を下ろされる。
「……苦痛だった……あなたがあの人に似ていくほどに……だから会わなくした。それでいい……そう、思っていた……」
「くっ……何故だ!?カップにも、紅茶にも……何も入っていなかった筈だ!」
今では、鼻と鼻が触れ合うような距離にあるカナーバを睨み付ける。
「……私が、このプラントの長になり……シホと言う女が貴方に愛されたと知ったとき……私の心の臓に小さく、深く刺さっていたソレが、どうしようもいられなくなった…」
「………」
不覚にも、首に巻き付くしなやかな腕と、滲み出る芳香に、イザークは高鳴りを覚えてしまっていた。
「イザーク……私自身の持てうる限りを貴方に尽くし、差し上げましょう……地位、権力、金……だから、私の愛も受け取ってはくれないかしら……」
カナーバの体温と、吐息に惑わされそうになる、気持ち悪い感覚……イザークはかぶりを振って、カナーバに叫んだ。
「答えろっ!これは……」
「紅茶の中に、四肢の動きを奪う薬を入れたわ……」
イザークの鍛えられた胸板を露わにし、細い指で愉しみながら、カナーバは耳元で囁いた。
「馬鹿な……貴様も紅茶は飲んでいた!」
カナーバの柔らかな内股に気を奪われないように、イザークは必死に声を荒げ、理性を保とうとしている。
「ふふ……お砂糖……あれ、お砂糖じゃないわ。紅茶の中に入れた薬を中和する薬……」
「っ!?!」
艶やかなカナーバの唇が、イザークの唇を熱くする。
「……さっき、“汚れた身体”と言ったな?」
イザークとしては、只時間を稼ぎたかった。この危機を脱する妙案がある訳ではない。
しかし時間さえ稼げれば何か浮かぶかも知れないし、希望的観測ではあるが、毒の効果が薄れるかも知れないと思った。
カナーバが自分にたいして害意がある様には思えない。しかし、カナーバと身体を交わしたいとも思わない。
カナーバは相当の美人だ。イザークを初め、美しい女性が嫌いな男はいないだろう。
(だが俺は、常にシホの前で胸を張っていられるような俺でいたい)
何か後ろめたいことがあって彼女の前にいるのは苦痛である。イザークとはそういう男だ。
プライドが彼を形成している。虚栄……そう言ってしまえばそうに違いないが、その虚栄がイザークと言う人間の純度を保っている。
その美しさが、彼の魅力であり、カナーバが、シホが、彼を愛している要因なのであろう。
「話してもいいわ。でも、貴方は逃げづらくなるわ……悲しいお話だもの。貴方はそういう人……」
「………」
イザークの眉を親指でなぞりるカナーバの瞳の色が沈んでいった。
「そうね……私の双子である憎悪と狂気の話は祖父の事から話さなくてはならないでしょうね……」
カナーバの透き通るような白い指が、イザークのモノをズボンの上からまさぐる。
「……う……くっ……」
「カナーバコーポレーション……旧世紀の大企業よ。祖父は230の歴史を誇るその企業の社長。とても英明と評判だったそうよ」
固さを増してきたイザークの怒張に“きついでしょ?”と解放する。
「企業人としてだけでなく、世界を動かすだけの大器だったのよ……」
「……クァナーバァ……」
低く呻くイザークを尻目に、カナーバは淡々と静かに語り続ける。
「“コーディネイトをして生まれた人間は確かに優秀だろう……しかし、その言葉が示す通り調整を行うことは多くの可能性の芽を潰すことになる。
彼らは決して進化したわけではない。そしてジョージ=グレン自身もそれを分かっている。だからコーディネーター……調整者と名付けた筈だ”」
「…………」
「祖父は、支配階級の人間達が遺伝子のコーディネートに躍起になる中、息子達をはじめ、皆にそう言ったそうよ。そして禁断の領域に手を出した。世界の器という自負を込めて」
「禁断の領域?」
額に汗をかきながら、カナーバの過去に引き込まれていくのをイザークは感じた。
「気にならない?ジョージ=グレンは何処から生まれたのか?誰が彼をコーディネートしたの?」
「…………」
「当時何人もの人がそれを調べた……けれど、皆躓いた……遺伝子…ヒトゲノム…そのパンドラの筺を開けたのは誰?」
そこまで話して、カナーバは一息ついた。人を引き込む話し方を心得ている。
「……そんな事を気にしてるから、足下をすくわれる。大器というのは困ったモノね」
これから核心に迫っていくだろうと思っていたイザークは首を傾げた。
「モルゲンレーテ……新興の企業…コーディネーターの企業。あっという間に大きくなって、
手遅れだった……カナーバコーポレーションが世界の舞台から消えるのを防ぐには」
「…………」
「失望から生まれた祖父の狂気は、次に生まれた自分の息子に注がれた。
コーディネーターを倒すのはコーディネーター……カナーバの一族に初めて生まれたコーディネーターは、復讐の為だけに調整された」
「……それが…お前の父か?」
哀れむような目で訪ねるイザークを、カナーバは嘲るように続ける。
「残念ね。彼は私の伯父。尤も、私の狂気には欠かせない人ではあるけどね……」
「……伯父?」
「そう。彼のすぐ下の弟。カナーバの末弟。……ナチュラルのね」
「ナチュラルだとっ!?」
「伯父はコーディネーターであることに、自らの生まれに、苦しめられていたのね。弟には同じ思いはさせたくなかった。
必死になって祖父を説得したのでしょう。尤も、何故かそうして生まれた父が選んだ伴侶はコーディネーターだったけど」
「!?すると貴様はハーフコーディネーター……」
「いいえ。歴としたコーディネーターよ」
「再コーディネートか……」
コーディネーターを親に持つ子を、更にコーディネートする。人の業はどこまでも深い。
「兄弟二人でカナーバの家を盛り上げようとしたのだけれど、自らの限界に苦しんだのかしらね……でも馬鹿な話…妻がコーディネーターでは、その苦しみから決して解放されないでしょうに……」
「けれども愛してしまったのだろう?」
「……そんな姿、私は知らないわ。憎悪がそうならば、たしかに愛していたのでしょうけど」
「親の愛情を知らないで生きてきたのか」
「そうね。だからでしょう。あの…伯父の視線が、態度が…厭なものと感じていても、逃れられなかったのは」
「な…に?」
「いくつの頃からだったかしらね。伯父に胸や性器を触られたり、触らされたり……“触りっこ”とかなんとか言って……厭だった……でも反面、人の温もりから……離れられなかった」
イザークは呼吸をするのが精一杯だった。言葉が見つからず、ただ重い。
「10になったとき、自分が6つか7つのときに犯されていたことを認知したわ。その頃には、伯父に抱かれる度に、私は物をねだっていた。10才には立派な娼婦……」
「もう……やめろ……」
「嫌よ。ここからが最高の喜劇なのだから……。伯父はね、私の掃き溜め。私が人間らしくつき合えるのは、あなたのお父様と、幼馴染みのユウキだけ。でも、私の身体に貯まっていくの憎悪を吐き出せるのは伯父の腹の上だけ」
服を脱ぎ捨てたカナーバの躰は、均整のとれた美しい躰だったが、イザークには傷だらけに見えた。
「ある日のおねだり。両親が憎いと。伯父は珍しく私の顔を、姪を、一人の哀れな少女を見るように見つめた……」
「カナーバ……貴様……」
「両親は事故で死んだ……事故で…ね」
イザークの瞳に映るカナーバの唇は……歪んだ三日月の形をしている。
「コーディネーター?人の英知?笑わせてくれる……知ってるかしら?
戦闘用に哀や怒の感情を欠落し、肉体まで調整されたコーディネーターがいることを!容姿のみ追求し、知能指数を低く抑えた慰み者として生まれたコーディネーターがいることを!」
「……そ、そんな……」
「あなたは知らないでしょう……それでいい。イザーク=ジュールの美しさには知るべきでないこと……けれども、あの男は、パドリック=ザラは知っていた」
権力者を嘲笑するカナーバの顔を、イザークはどこかで見たような気がした。
「父上と母上が恋人同士になって…結婚して……それをお前は、ただ見ていたのか?好きだったんだろう?」
「……好きだったからこそ……あの人の幸せをどうして私が奪える?あの人の幸せは私の幸せより重いわ」
世界に対する憎しみ、権力に対する嫌悪、自己に対する被虐……カナーバのその顔を他で見た場所をイザークは思い出していた。
それはラウ=ル=クルーゼと最終決戦前に会ったときの……その顔だった。
イザークは知らない。戦後明らかになったNJCの流出や、戦争拡大に暗躍していたクルーゼの罪状……何が彼をそうさせたのかを。
だが、今のカナーバを見ていると、その一片が分かりかけてくるような気がした。
「ん……ぐ……くちゅ……ちゅるる……んぁ……ん…ん……」
イザークは、カナーバの唇を、艶めく舌を、黙って受け止めた。
(俺は……どうしたらいい……)
首筋にかかる、カナーバの熱がじんわりと広がっていく。
思うに……カナーバは、まだ人と関わっていたいと願っている。人の温もりを求めている。哀しいほどに……それを捨てたくても決して捨てれないことを誰よりも一番知っている。
それは、クルーゼにもあった。カナーバの求めるものがユウキやイザーク父子であるならば、クルーゼにとってはムウ=ラ=フラガがそうであった。
ただ、二人の相違と言えば、その憎しみの刃を収める鞘を求めたのと、それを否定し打ち壊す剣を求めたことだった。
自らと同じような……家族の愛を知らず、失い、一人で生きてきた男は、それでも愛する人と守る場所を手にした半身に、クルーゼは心のどこかで……討たれたかった。否定されることを望んだ。
カナーバが、自らが持たない満たされた人物を求めたのに対し、クルーゼが自身の生か死か…白か黒かしか選べなかったのは、人に寄りかかるという事を思い至らなかったかも知れない。
「イザーク……」
まだ痺れが残るイザークの手に、カナーバの柔らかな手が重なる。
その手に導かれるままに、カナーバのふくよかな乳房とイザークは対面する。
「…大きいな……シホより……」
思わず口にしてしまってから、イザークは激しく後悔した。
「あっ……いや……」
「ふふっ……大きいのは好きかしら?イザーク……」
「す、好きとか、嫌いとか……お、俺は……」
心なしかより凶暴に猛っている様にも見える自らのモノが忌々しい。
……と、それが柔らかな感触に包まれた。
「なっ……?!」
豊満なカナーバの胸の間に、イザークの怒張が挟まれている。
カナーバは自ら胸をグッと寄せ、谷間から覗くイザークに熱い息を吹きかける。
「こういうの……嫌いかしら?」
「い…いや……」
「……熱い……」
その、艶っぽい声にイザークはクラクラする。
「……んっ……あっ……」
円を描くようにカナーバの乳房が動き、挟まれたイザークを優しく刺激する。
「うぅ……」
初めての感触に、イザークは呻く。
心地よい感触に、手が自然とカナーバの髪を撫でていた。
「あ……イザーク……」
イザークは内心後悔した。自分からカナーバを求めてしまったからだ。
しかし、イザークに求められたカナーバの声が、顔が、恥じらう少女のごとく純真で、無垢であることが、イザークの心を掻き乱しつつあった。
「嬉しい…イザーク……。こんな女の部分、私は嫌いだったけど……イザークが喜んでくれて……すごく嬉しい……」
傷を持った言葉も、イザークの男の部分をくすぐる要因だった。
本当なら、この傷だらけの少女を抱きしめてあげたい。支えになってあげたい。
(しかし……それは哀れみにすぎない……。そして俺はシホを裏切れない。自分を裏切れない……)
「……イザーク」
透き通るように白い肌を紅葉させているカナーバは、拗ねた瞳でイザークをなじる。
「こっちを向いてイザーク……」
ギュギュと胸に当てた手を押し出して、イザークのモノを締め上げる。
「あ…ぁ……」
「ね?」
そうだ。純真で、無垢で、傷だらけで……それでいて非道く妖艶なのだ。
「……ん……あんっ!」
高く高く隆起しているカナーバの乳首を指先で弄ぶ。
「…イ、イザーク……」
“もっとして”とも見えるように身を捩るカナーバに誘われて、イザークは更に指先に力を込めた。
「……んぁ……はぁ……んんく……」
その指の動きに合わせてカナーバは敏感に反応し、艶やかな唇から漏れる吐息がイザークを惑わせる。
「……あぁ……やっ……ひ、引っ張っちゃ……やぁ……んんっ!……」
「胸が留守になってる」
イザークが腰を突き出すと、従順にカナーバは胸での奉仕を再開する。
(何を言ってるんだ!俺はっ!)
頭を押さえたイザークだったが、“ごめんなさい”と慌てたように言って、胸の形が変わるほど力強く自身のモノを挟み込むカナーバに欲情していないとは言い難い。
「うっ……」
柔らかな感触……今更あがらえそうにもなく、自分の軟弱さが恨めしい。
「ふっ……んっ……はぁ…はぁ……んくっ……ぅ……」
薄く開いた唇から、熱い吐息がもれる。
それがイザークの先端をくすぐり、快楽を運んでくる。
「んっ……ふぅ…ふぅ……はんっ……はぁぁ……」
腰のあたりがむずむずしてきて、身を捩る。
その動きにカナーバは上目づかいにイザークを見るのだが、子猫のようなブラウンの瞳にゾクリとくる。
「気持ち……いい?」
確かめるように、綺麗に手入れされたブロンドの髪が揺れる。
「ああ……気持ち……いい。気持ちいいさ、カナーバ……」
諦めたように言うイザークに気づきもせず、
「アイリーンって呼んで」
目を文字通り綺羅綺羅させて、カナーバは満面の笑みで微笑むと、今まで以上に真剣に胸で挟み込んだイザークの起立に奉仕し始めた。
「んっんっ……はぁ……あふっ……ふぅ、んくっ……」
カナーバの吐息が零れるたび、柔らかな胸がぐにょぐにょと形を変え絡みつく。
「あ……ぅん……イザークのも、気持ちいいって……言ってくれてるわ……」
谷間に浮かんだ珠のような汗が潤滑油のようになって、ぐいぐいとイザークのいきり立ったモノを迎え入れている。
「んぁ……素敵……ん……ふぅ……はぁ、はぁ……」
敏感な先端、重鈍な竿、全てがカナーバの胸に包まれて、ゾクゾクと快楽の毒蛇がイザークを巡っていく。
「うう……」
怒張の先端から溢れ出た先走りが、カナーバの谷間に擦れる。
「あ……」
――しゅっしゅっ
先端から根本まで…丁寧にしごきながら、嬉しそうにカナーバの胸が舞う。
「んくぅ……ん……はぁぁ〜」
「疲れたか?」
桜色の唇から落ちた、細く長い吐息に擽られながら、イザークは聞く。
「ん……でももっとする……こんなに気持ちいいって言ってくれてくれてるもの……」
白い柔肌を桜色に上気させながら、柔らかな絹に挟まれて顔を出すイザークのモノに口づけをする。
「あふ……んちゅ……はぁ……」
まるでマシュマロのような乳房が、根本をやわやわと刺激し、射精を促すように、先走りを搾り取っていく。
手や口、足でしごかれるのとは違った快感。自然、腰が動き、求める。
「……あむ」
「っ?!」
「あら?こうして欲しくて突き出したんじゃないの?……れろ」
先走りに汚れた先端を、吸い付くようにキスを繰り返し、舐める。
「ぅ…く……」
そのイザークの呻き声を聞いて、
「んっ……ちゅっ……ちゅっ……」
カナーバは行為に熱中するように、繰り返し、繰り返し、鈴口に吸い付き、先走りを吸い取っていく。
「んちゅ……んく……あっ!……んんっ……ちゅる……はぁ……」
途中、胸が留守になっていたことに気づき、胸で強くしごきたてる。
――しゅっしゅっ
鈴口にキスを、胸で根本から、先走りを求めてカナーバの躰が動く。
「んんっ……ちゅ……はぁ、はぁ……く……ちゅう…ちゅぷ……んんんっ……」
額に汗でくっついた髪を払おうともせず、ただ一心不乱に行為に集中している。
「はぁ、はぁ……ん、ちゅっ……んぁ……はぁぁ……ちゅる……はぁ、はぁ……」
怒張が突き出されるタイミングに合わせるように、カナーバの唇が鈴口に触れる。
イザークは快楽という鎖に縛られ、身悶え、虚空を虚ろに見ながら、限界が迫ってきているのを感じた。
「うくぅ……」
堪えようとするイザークに、
「沢山……いっぱいちょうだいね……イザーク……」
カナーバは柔らかな乳房をさらに密着させるように寄せ、いきり立つイザークのモノをしっかりと挟み込んだ。
「んっ、んっ、……はぁ……んんっ」
カナーバが両手を動かす程、柔らかいはずの乳房が痛いほど窮屈に締め付ける。
その締め付けは、身体の芯から溶けてしまいそうな快感をイザークの身体に染みつけていく。
「あふ……んっんっ……ちゅっ、ちゅるる……んぁ……ん、んっ……」
破裂しそうな程膨れあがったイザークのモノを、目の前に突き出される度、レロレロと舌を突き出し、蠢かし、先走りを舐め取っていく。
「あむ……ちゅるっ……はっ……んんぁ……はぁふ……ちゅる…じゅるるる……」
次々と溢れてくる先走り液を、一滴ものがすまいと健気に首を振り、口をうごかす。
カナーバが搾りたてる度、鈴口から亀頭の裏、カリ首と、柔らかな唇にしごかれて、イザークを甘美の境地へと誘っていった。
「うっ……ぐぅ……」
イザークも快楽の美酒に酔い、自ずから腰を動かしカナーバの胸を犯していった。
「あっ……あんんっ……あふ……あぁっ!」
カナーバは自身を犯す暴虐の性を必死に押さえつけようとする。
が、それはイザークのモノとの密着感を増し、彼の猛りをより強くするに過ぎなかった。
「あくぅ……犯される……あぁ!……イザークぅ……」
そう言いながら、取り憑かれたかのように、ひたすら…ただひたすら自らの乳房を懸命に使い、イザークに奉仕する。
「イザーク……感じて……あぁ……私は……んぁあっ」
ビリビリと勃起したカナーバの乳首が、カリ首を擦り、イザークの性を吸い上げる。
「くぁっ……く、いくぞ」
低くイザークが呻き、突き出された性器をカナーバは唾液にまみれた唇で受け止める。
「はくっ……んんっ……ちゅるっ、ちゅっ……じゅるるる……」
断続的にイザークの先端に貪りつき、乳房は強く、強く揉み上げる。
「あんっ、んっ……んぷっ!……んぁ……んぶぅっ……」
ふっと……口を離した瞬間だった。
小さく閉じた唇が、尤も敏感な先端を刺激し、イザークの欲望の堰を切った。
「うっ…くぁぁっ!」
目眩を感じるほどの快楽の堰流。
「あっ……ん…んんんんっっ!」
カナーバの胸の中で、激しく痙攣した欲望が暴れ、白濁をカナーバの躰に撒き散らしていく……
「う…あ……あくぅ……んんんっ……はぁぁぁっ」
暴れ回るイザークの怒張を押さえようと胸を支え続けるカナーバも、イザークの熱にうなされて、トロンとした目つきでそれを見ていた。
「あっ……ん……いっぱい…出る……すごい…匂い……」
ビクビクと震え、その欲望を全て出し切ったイザークの半身を眺めながら、カナーバはうっとりと吐息をついた。
「男の……匂い……」
顔……そして、谷間に流れていく精液にむせ返りそうになりながら、眉宇を震わせている。
「あむ……ちゅる……」
ゆっくりとした緩慢な動作で、鈴口に残った残滓を啜っていく。
「あく……じゅるっ……じゅっ…じゅっ……」
美味しそうに、幸せそうに、舌を突き動かし、口を窄め、尿道まですっきりと飲み干していく。
「あくっ……も、もう……いい……」
あまりの刺激に、イザークは腰が砕けそうだった。
「あ……」
陶然としていたカナーバが、モノを引き抜こうとしたイザークを寂しそうに見る。
「ふん……」
イザークのモノに釣られて前乗りになったカナーバの胸を支える。
「そんなに精液が好きなら、たっぷりとまみれるといい……」
そう笑って、胸元に精液が溜まっているカナーバの豊満な胸をグリグリと掻き回す。
「あっ……やぁ……あんっ……くぅ……ん……はぁぁ……」
自然、カナーバの胸はイザークの精液で塗りたくられ、テラテラと淫靡な輝きを持つようになった。
「どうだ?」
グイっと乱暴に乳房を持ち上げられ、きつい精液の匂いがカナーバの鼻を擽る。
「あ……あぁ……」
ふるふると身体を震わせるカナーバが跪いていた床には、彼女の茂みから漏れた愛液が湖を作っていた。
「喰わえろ」
「え?……わ、私のを?」
同じ事を二度言うのは嫌いだ……そう言うかのようにイザークは頷く。
「…………あ……む……」
今やイザークの精液まみれとなった自身の乳房に、カナーバは吸い付く。
「吸え」
「……む……ちゅるっ……じゅるるる……あんっ!」
言われた通りにしていたのに、イザークはカナーバの髪を持ち上げ、身体をテーブルに押しつける。
イザークの誉めた白磁のティーカップも、気品のある音を立てて割れ、高級そうな絨毯に紅茶の染みを作る。
押し倒されながら、それでも幸福に満ちていたカナーバは、自分を見下ろすイザークの視線だけで狂ってしまいそうな程身悶えていた。
だが……
「ちくしょう……俺は…シホを裏切ってしまった……」
その後、想像を絶するほど、荒々しく、乱暴にイザークに愛され、嬌声をあげながら、カナーバの心の一点は光を映さないほど黒い炎が、静かに燃えていた。

「なるほどね……あんたとカナーバの関係、そしてカナーバの偏執性の原因はソレ…か」
レイプの様にすら見えるイザークとカナーバの交わりを映すモニターを背に、ユウキはその男を睨んだ。
「あ〜あ、アイツ、ヤケになっちゃてまぁ……うぉ!すげぇことやりやがる」
「キサマっ!?」
小さな部屋目一杯に響く、ユウキの怒り。
「何怒ってやがる……逃げ出した奴が」
「何っ!」
「それが、てめぇの愛の形だってか?汚ねぇな、そんな理屈よぉ」
男の紫の瞳が、肩を震わせるユウキの姿を映す。
「何がっ!何がっ!!」
激しく首を振るユウキに、男も声を振り上げて叫ぶ。
「人間ってのはあがらうもんだっ!」
一瞬の静寂。
「俺にだって惚れた女がいる。けどそいつにゃ、好きな男がいるんだ。俺はそいつから彼女を奪ってやりてぇ!…けど、そいつは宇宙より高いところ……天国にいやがる。勝負のつけようがねぇ……」
「…………」
「けどっ!けどなっ!!……」
(ココを出たときは只のお坊ちゃんだったが……変わるものだな)
後方任務だった自分と、最前線で戦ってきた目の前の男と…少し嫉妬すら感じた。
「?どうした?ご高説は終わりか?」
「……いや、どうやら修羅場になってるみたいだぜ?」
「何!?」
その男の視線の先、ユウキは振り返ってモニターを見た。

情事を交わした後の時間こそ、その二人の距離が判る時間かも知れない。
「…………」
イザークは黙々と、身繕いをしている。
「……帰るのね」
「……あぁ」
安い三流ドラマ(花王の提供)の様だ……イザークは思った。
「……シホ=ハーネンフースの所に」
「……あぁ」
別段、カナーバの口からその名が出ても驚きはしなかった。
「非道い男……」
「……お前が酷い女だからな」
「……あなたの母親の命は私が握ってるわ」
「だったら安全だ」
ドアを背に、乱れたままのカナーバを感情のない目でイザークは見る。
「父上を悲しませるようなことは出来ないんだろう?」
「私はっ!あの人の変わりにあなたを求めたんじゃないっ!!」
「俺はシホじゃなきゃ駄目だ。シホも俺でなきゃ駄目だ」
「イザークゥッ!!」
カナーバは俊敏な動きでテーブルの裏に隠してあった拳銃を引き抜き、イザークに構えようとして……
……落とした。
「っ!?」
――バン!
イザークがドアを開け、駆けていくの見ながら、カナーバは激しくせき込んだ。
「…ゲハッ!ゴホッ!ゴホッ!……うぅ……ユ、ユウキ……」
備え付けの通信機に、カナーバは震える手を差し出した。

「アイリーンッ!!」
「……ありゃ最近流行ったコロニー風邪だな」
狼狽えるユウキを尻目に、男は冷静に分析する。
「ああ!!そうだよっ!」
「……カナーバクラスのコーディネーターが罹る病気じゃないけど……!!。……ガキの時にぶち込まれて……身体のホルモンバランスが崩れて……」
「そうだ……昔から病弱だった……それが!先天性のものだと……俺は!!」
そう言って、彼を押しのけてユウキは走っていった。
「……んじゃ、俺はイザークの追撃隊でも……あ〜もしもし、軍司令部?もしもし?……繋がんねぇや……」
小さくなっていくユウキを見ながら、男は不敵に笑う。
「……もしかして、“誰か”に管制室を制圧されちゃたのかも?……俺の職務怠慢じゃないよ〜っと」


(追っ手がこない?)
警備の兵士を超級覇王電影弾で倒して以降、イザークはプラントの兵にあっていない。
(シホは無事か……無事だな。イライジャやアスランがいる)
かといって、シャトルの周りは敵だらけ。まともなルートではたどり着けまい。
「ここから右を行ったところに、MSの格納庫があります。壁をぶち抜けばすぐシャトルですよ」
「っ!?誰だ!!……貴様は…マーチン=ダコスタ!!」
友とよく似た声を持つ男が、隣を走っていた。
「ただし、狙撃兵が配置してあります。ドアを開けっ放しにしていて下さい」
そうすれば赤外線スコープは役に立たない。
「……アスランか?」
「はい」
「敵の中に駒を入れておくのは奴の癖だ」
チェスで負けた時の悔しさが蘇る。
「いや、勝ったときもむかついたがな」
「は?」
「なんでもない」

手にイザークを乗せたジンが、シャトルの前に現れた時のアスラン達の対応は早かった。
クロトは手早くシャトルのパイロットを沈め、アスランとイライジャは外の敵を迎撃しつつ、イザークを迎えた。
「ジンを取ってくる!」
そう言ったイライジャとすれ違いにシャトルに入ったイザークに、シホが抱きついてきた。
「隊長!」
「………」
イザークは一旦包容を受け入れた後、静かにシホを突き放し、状況確認を求めた。
(?イザーク……何かおかしい)
シャトルの運転経験を聞かれながら、クロトはその冷たい態度を怪訝に思っていた。
「……と、すると、私達オーブは関係なさそうだな」
「カガリ!!」
「……が、アスランがもうアイツらと敵対した以上、仕方ない事態だな」
そんな会話の間も、クロトにはずっとそれが気にかかっていたのだった。


イライジャとダコスタのジンに護衛されて、シャトルはプラントを後にする。
ダコスタの工作のお陰で、敵の警備は手薄……の筈だった。
「流石に自分の元部下が、二度も祖国を裏切るのは見ておけんねぇ……」
「隊長だって、一度目は一緒に裏切ったでしょ〜がぁ!!」
“砂漠の虎”アンドリュー=バルトフェルドは、この事態を察知……と言うよりも、連絡を受けてココに至るまでの軍隊の運用時間の短さが、非常識的だった。
「ふはははは!ダコスタ君!あの時は許したが、実は結構怒っていたんだよ!」
「何のことですかぁ!!」
「ラゴウの事だ!コーヒーの似合う虎を、よくもミルクが大好きな子猫ちゃんにしてくれたねぇ!!ミサイル発射ぁ!!」
「いつ虎の好物がコーヒーになったんですかぁ!!ミサイル迎撃っ!!」
――ボンッ!!
「ヨーグルトソースが切れたのに、買い出しのリストにいれてくれなかった!ビーム砲、てぇぇぇ!!」
「目玉焼きにヨーグルトソースなんてかけられた日には、隊の志気に関わるんですよぉ!!回避!回避!回避ぃ!!」
「やるな!にせダコスタ!」
「本物ですっ!!」
マーチン=ダコスタ……バルトフェルドの副官となる前は、戦艦15隻を沈めた湿布キラーと呼ばれた男であった。
「変換を間違えるなぁ!」
「いや、ダコスタ君の貼る湿布は的確だ!!」


「……なんて醜い戦いだ……」
シャトルを運転するイザークが、ポツリと言った。
『この私が、エンガレントでないと言うのかね!!』
「…………」
『……なんと言うことだ、イザーク君。君と僕とは運命(とき)を越えた友情で結ばれてるのではなかったのかね?っていうか、アナゴさん以下?』
「それは某ゲームでの中の人のネタだろうがぁぁぁ!!俺は2を認めん!!」
「イザーク!操縦桿壊さないでぇ!!」
サブパイロットのクロトが必死にイザークの癇癪を止める。
――ビィィィィ!
「「!!」」
シャトルの窓ごしに、ジンのモノアイが光る。
「しまった!!」
ミスミッション……シャトルを守っていたイライジャの頭にその文字がよぎる。
――キラッ
――ボンッ!!
「狙撃!?どこからっ!」
クロトの驚きをよそに、イザークは一瞬の期待を抱いた。
レーダーを目一杯広げても、狙撃をした機影が見あたらない。それほどの距離から狙撃できる性能のMSと、パイロット……
「ディアッカ!?」
だが、その淡い…しかし、確信があった期待を、アスランは打ち消した。
「いや……あれはジャンのM1アストレイ・スナイパーパック装備だ!」
『間に合いましたかな?』
「ジャン!助かった。俺のMSは?」
『もちろん』
アスランの機体は先行試作型M2アストレイイージスカスタム。読んで字のごとく、先行試作型のM2アストレイに、BWS(バックウェポンシステム)による可変機能を追加した物だ。
要するに、リ・ガズィみたいなもんだ。ちなみに種世界にはリ・カズィという幻のMSがあるらしいが割愛する。
「行って来る」
「ああ」
シャトルに隣接されたMA形態の自機に乗り移ろうとするアスランを見送るカガリだったが、一つ腑に落ちないことがあった。
「なぁ……アスラン。スナイパーパック……完成してたのか?」
「え……い、いや……い、言ってなかったか?」
「……そういうことにしといてやる」
“ありがとう”の変わりにキスをしながら、アスランは久々の戦場に血が滾っていた。


「驚いたな。二機のMSをプラントの近くに隠してるなんて……」
煌めく兇星の名に恥じぬ活躍を見せるジャンに、イライジャは対抗心を燃やしながら戦っていた。
「ロレッタの腕がいのだ、イライジャ=キール」
「っ!?」
「私は連合からも信じられてなかった……独自の情報網を持つ必要性があったのだ。時に……風花君は元気か?」
一撃のビームライフルで、二機のジンを沈める……恐ろしい男だ。
「あれは将来、いい器量良しになるぞ」
「………」

「やっぱ一悶着あったみたいだねぇ……」
イライジャからの通信に目を通しながら、ジェレミーは思案するように切れ長の目を細める
「援軍を送りたいが……それをやっちゃ全面戦争になるわな」
“全面戦争”という言葉が、波紋のようにその場にいた兵士の心に広がっていくのが、ジェレミーにはありありと見えた。
前回の様に、敵対する敵がブルーコスモスならば今までも戦ってきた敵だ、躊躇いはない。
しかし、彼らの心にはプラントがある。また、プラントの兵士にも彼らの知己も多いだろう。
「しかし、イザークを今失うわけにもいかない……と」
兵士達の反応を確かめるように、ジェレミーは言う。
彼らの表情に頷いた後、ジェレミーは椅子に備え付けられたナビを作動させる。
「ジップス、動かせるな」
「……ザフトってのは、よっぽど人材難なのだな。敗軍の将に最新の旗艦の副艦長をやらせる位に」
通信したモニターの先から、文字にすれば皮肉に聞こえる軽口が、ジェレミーに答える。
「ま、人材難なのは確かだがね。ウチは能力主義なのさ、ハマダ君」
「んじゃ、あの女の子は私より優秀だってのか?寒い時代だ」
ジェレミーはふっと唇を和らげると、別のボタンを押し、
「整備主任!アルビレオ、積めるな?」
「調整が微妙で、オートじゃ不安が残りますな」
「上々だ。そんくらいはあっちで何とかしてくれるだろうさ」
体中が高揚していく。困難な状況、それを打開する妙手、いずれもジェレミーを高ぶらせていくものだ。
「風花くん……いや、風花艦長、イザーク達を頼むよ?」
「はいっ!」
そう元気良く答える風花は、ワクワク半分、不安半分ってところか……等とジェレミーは見た。

ふっと息をつき、大きすぎる艦長座に背をもたげながら、目の前のカタパルトラインを鋭く見つめた。
「ザフト軍旗艦“Zips”……」
『“エール”装着……3、2、1…』
オペレーターのカウントと同時に、艦内が大きく揺れる。
『エールジップス……オールグリーン……』
待ちこがれたその声に、風花は頷き、挑むような瞳で虚空の宇宙を捉える。
「アルビレオとデュエルは取り付け完了しましたか?」
『はい』
ハマダは、自分の娘ほどの艦長を仰ぐ。
「艦長、号令を!」
「はいっ!……エールジップス…発進ッ!!」


「……さぁ、カナーバ……君の蜘蛛の城を俺の銀の槍が打ち抜くぞ……」
ジェレミーは嬉々とした顔で、一瞬の瞬きの内に消え去りし槍の残光に独自した。

――プラント航宙防衛ライン
「レーダーに反応、高速で接近……っ!!き、来ます!」
「何っ!?」
そんな会話が聞こえてきた次の瞬間、警備に配置されていたジンのパイロットは、シアンの宇宙の先にポッカリと穴が空いているのを見た。
そして、それが段々大きくなり、船の形をなしたのを認識した時だった。
――グオォォォォォォォォッッンッッッ!!
「うあぁっ!!」
先の戦いで東南アジアで体験したタイフーンの様な凶悪な風――彼のジンは為すすべもなく吹き飛ばされた。
「何だアレはっ!?」
「……お、おそらく戦艦かと……」
「馬鹿なっ!あんな速さを出せる戦艦が存在するというのかっ!?」
「し、しかし、形状、大きさ、質量……該当するデータはありませんが、間違いないかと」
本来なら他の部署にも連絡を入れるべき事態なのだが、そこまで気が回らない程動転している管制室の会話がノイズ混じりに聞こえた。


「このエールジップスの機動性は、従来の戦艦の常識を大きく覆す……か」
その機動力の代償として自身にかかるGを堪えながら、ザフトの技術力にハマダは舌を巻いていた。
「そうです。さらに、ジップスを本体にして幾つかの換装用のパーツが存在します」
得意そうに説明する艦長に、“舌を噛むなよ”と念を入れてやった。
「わかってます。攻撃力を重視したランチャージップス、対MS戦を想定した白兵戦用のソードジップス、拠点制圧用のミーティアジップス、対艦戦を想定した砲撃戦用のバスタージップス、強襲型のブリッツジップス、総合強化仕様のデュエルジップス……」
注意された事に、(と言うか、無知な子供扱いされたことだろう)に頬を膨らませながら、“戦艦にアストレイP03と同様の換装システムを搭載する”と最初に言った本人が朗々と喋っている。
尤も、言いだした本人とて、まさか本気でザフトの技術陣が実行するとは思いも寄らなかったが。
「……よし、ジップス、この位置に固定。NJ散布!……アルビレオッ!射出準備ぃっ!」
雑談をしながらも、計器等から目を離していなかった風花に、ハマダは心の中で合格点を与えていた。
「射出せよ!アルビレオっ!!」

その機体は宇宙に煌めき、戦士達の牙を奪う。
「う……うぁぁぁ!!」
――ボンッ!
――ボンッ!
――ボンッ!
――ボンッ!
一瞬にしてジンの四肢を奪ったのは、白きM1アストレイ――ジャン=キャリーその人であった。
「……くっ厳しいな……」
その彼ですら、弱音を吐きたくなるほど厳しい戦いが続いている。
「一瞬でいいんですが……敵MSを一掃できればシャトルが一気に離脱出来るのに……」
ダコスタは、もっと周到に準備できなかった自分を忌々しく思った。
「仕方がない……相手は“砂漠の虎”だ。……切り札は最後まで取っておきたかったが……」
先行試作型M2アストレイイージスカスタムのBWSを外し、敵機にぶつけながらアスランは通信回線を開こうとした。
――ビィィィィ
彼よりも早く、画面に強制的に文字が浮かぶ。
「“A・l・b・i・r・e・o”?」

それはシャトルの中にいたイザークも確認していた。
「これは……っ!!」
慌ててガラスに張り付き、漆黒の宇宙を凝視する。
――それは一条の光。
「あれはアルビレオッ!」
言うが早いか、すぐにシャトルに陣取っているイライジャに回線を繋ぐ。
「イライジャ!確認してるな!?こっちに向かう高速の機体を!」
『あぁ!アルビレオだな!?』
「シャトルを平行に接近させて飛び移る!」
『所要時間は?』
「三十秒」
『余裕だな』
「ウィナーの世界記録に挑戦する訳じゃないんだ。当たり前だ」
啖呵をきると同時に、回線を切断し、操縦桿を握る。
「クロト、カガリ嬢、…シホ、舌を噛むなよ……っ!!」
シャトルは急速回転をし、接近するアルビレオを同じ軌道上に乗る。
運転をクロトに任せ、ハッチを開けた先には、シャトルに追いついたアルビレオの姿があった。
「待っていたぞ……戦友!」


「アイマン、マッケンジー、引き上げるぜ」
『は?』
『し、しかし、未確認のMAが……』
戦闘区域から大きく離れた空域に待機している三機のMSのパイロット達は、最初の一手を除き、じっと戦場を監視していた。
「はぁ?MA?くっくっく……ありゃデュエルだぜ?」
『ええ!?』
『アイマンっ!見てっ!』


その光景は司令室のユウキも確認していた。
「馬鹿なっ!変形しただと!それに……それはデュエルだ!?何だと言うんだ、その装備はっ!!?」

「ふ……」
――ピピピピピピピ...
デュエルのコクピットのディスプレイが、全空域にいる敵MSを捉える。
――FULL OPEN ATTACK...
「いただきっ!」
宇宙を埋め尽くすほどの閃光、弾薬……そして爆発。
「そして、さらばっ!!」
再びアルビレオに包まれたデュエルはシャトル達と共に瞬く間に光の点と化してしまった。


「くっ……追撃隊をだせ!」
「無理です!さっきの攻撃でハッチもやられていますっ!」
「くっ……」
歯噛みするユウキに、
「ジェレミーね。ミーティアの発案は彼だもの。ザラが横取りしたけど……」
「アイリーン!まだ休んでいろ!!」
彼女に駆け寄るユウキを制して、カナーバは続ける。
「結果ミーティアは目的意図がよく分からない、中途半端なものになったけど……」
(アレは完全な支援機ね。どちらかと言えば強襲用のデントロビウムよりGファルコンに近い設計思想か……)
「何にせよ、次は政治戦ね……準備しましょう」
そう言って蹌踉めき、躓きそうになったカナーバをユウキがささえる。
「それは私達に任せて、お休み下さい。最高評議会議長は政権奪取と和平交渉と……身体を壊すのも無理はない……」
弱冠、聞こえるようにユウキはカナーバを諫め、司令室を後にする。
ユウキの肩にもたれながら、カナーバは笑っていた。
(必ず……私のものにしてみせる……そして、シホ……あなたには不幸を届けてあげるわ……)
機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜  PHASE-5「甘く甘くしてね……苦みを消してしまいたいの」  終


PREVIEW NEXT EPISODE
かって、愛する人を失ったその男が使った力があった。それは哀しみを広げる大きな光。
少年と少女は愛し合うが故に互いに触れあうことを恐れ、
心の渇きを埋めようとする女は、再び大きな光を放つ引き金に手を触れる。
そして光は再び、世界を背負う少年から、かけがえのないものを奪っていった……

ジェレミー「払った代価は大きい」

機動戦士ガンダムSEED 〜イザークの覇道〜 PHASE-6

ジェレミー「払った代価は大きい」
265名無しさん@ピンキー:04/03/29 23:08 ID:S27uZAxg
うわー!!待ってました!乙彼でした。
なんつーか、同人版アストレイみたいな印象を受けました。
266269:04/03/30 10:38 ID:buXYaI69
超大作の投下、乙です。
まとめて1冊の本になったらさぞ読み応えがあるだろうなと。

急ぎでさわりだけ。今後時間が取れ次第続きを書き上げます。
エロ無しなので興味のない人はスルーしてください。
組み合わせも今のところ未定。

投下。
267269:04/03/30 10:39 ID:buXYaI69
AAが緊急避難を建前にオーブに入港してから数時間が経過した。
外には相変わらずザフト軍が停留し、AAが出港してくるのを虎視眈々と狙っている。
そしてそれと同時にクルーゼ隊の4人が密かにオーブに上陸し、
AAの行方を捜しているという事をキラたちはもちろん、オーブの関係者達も気が付いていなかった。
「おれとニコルは街を、ディアッカとイザークは軍の施設の方をあたってみよう。
各自くれぐれもザフトの人間だと気づかれないように。ばれるなよ。」
アスランの言葉と同時に二手に分かれ、アスランとニコルはオーブ市街地に向けてエアーカーを走らせた。
オーブ市街は活気に溢れており、プラントと地球が戦争をしているなどまるで夢の中の出来事のように
人々は行き交い暮らしていた。
268269:04/03/30 10:40 ID:buXYaI69
アスランとにコルは目立たぬように地味な作業着に身を包み、エアーカーを乗り捨てて人混みの中を歩いていく。
「もし・・ニコルだったら何処に隠れる?」
平和に浸かりきったオーブの人々を横目に見ながらアスランは神経を研ぎ澄まし
帽子を目深に被ったまま地球軍の制服を探す。
「そうですね。ぼくだったら・・・まずオーブの代表者に会って庇護してもらった礼をするでしょう。
それから補給。でもこの国では補給すら戦闘行為の一環とみなして認められないんでしたっけ?」
「ああ、そうみたいだな。それじゃとりあえず、アスハ主事の館にでもお邪魔してみるか。」
二人は何気ない風を装い路肩に止めてあったエアーカーに近づくと
ニコルがすかさずドアロックを外し、乗り込んだアスランはあっという間にエンジンをかけると
市街地のはずれにあるアスハ主事の館を目指してハンドルを切った。
269269:04/03/30 10:42 ID:buXYaI69
アスハ邸ではAAを降りるときに無理矢理マーナに着せられたドレスと悪戦苦闘しながら
各機関の代表者や報道と挨拶を交わし終えたカガリが一息つくために自室に戻っていた。
「これだから嫌なんだ。なんでわたしがこんなことをしなければならないんだ。」
ぶちぶちと文句を言いながらドレスを脱ぎ捨て、カガリはバスルームに入り久しぶりの
湯船にゆったりと体を沈める。
とりあえず、AAは最悪の危機からは脱したといえるだろう。
しかしまだ港の外にはザフトの船がAAを待ち構え、追撃のチャンスを窺っているはずだ。
その中にはあの赤いモビルスーツの・・・確かアスランという名だったか・・・彼もいる。
カガリは何故かアスランの存在が忘れられず、遠い目をしてあのときの事を思い出していた。
藍色の髪と緑の色の瞳、軍人としての誇りと強さ、それでいて捕虜に対する甘さ優しさを持つ彼の
最後の別れのときに見た顔はなんであんなに寂しげで儚く見えたのだろう・・・。
頭のてっぺんまで湯船に浸かり、カガリはぶくぶくと泡を吐き出して感傷に浸っていた。
270269:04/03/30 10:49 ID:buXYaI69
今日はここまで。続きはまた後日。

269げとーこれでまた暫らく269を名乗れる・・・。_| ̄|○ ドクシャサン、ゴメンナサイ
271名無しさん@ピンキー:04/03/30 23:13 ID:e+1f4Hnv
>>229-264
読み応えがありました。
エロだけじゃなくて、他の細かい設定までスゴイ。
投下、乙です。

>>269
乙です。
続きが楽しみです。ガンガレ。
272名無しさん@ピンキー :04/03/31 20:10 ID:y7BYrJ79
〜イザークの覇道〜
乙カレイ。
本編では脇役なので、読み飛ばしていたのだけれど、
今回の大量投下で読んでみたら、すげえ面白かった。
エロ中に、唸らせるような設定が散らばっているし。
今から過去ログ、漁るわ。

269氏、首長くしてお待ちしておりました。
もしや、SS書きすぎて腰悪くして退社した?心配じゃ。
といいつつ、ロリカガの続きを待って数ヶ月。気が向いたらぜひおながいします。
今日、トイレでゲロ吐きました。途中でゲロが美味しく感じました。
エニャスの神様、115.50×10枚、そろそろ解放してください、アヒャ。
274名無しさん@ピンキー:04/04/02 03:29 ID:yQds75hk
275269:04/04/02 07:14 ID:HXoX265L
みなさん、おはようございます。

保守の意味合いで書き込みしますが>272氏、ロリカガは既に完結していますよー。
そのうえ腰のご心配ありがとうございますです。今は仕事に追われているだけで、
来週くらいからぼちぼち平常運転に戻していく予定です。
最近気が付いた事。
カガリタンの父上は「オーブの獅子」だったんですね。
今まで「オーブの主事」だとオモテたよ・・・。_| ̄|○ コッパズカシー

職人さん達の降臨を待ちつつ・・。(特にポのお方とか・・
さようなら。
276名無しさん@ピンキー:04/04/05 12:12 ID:dq9e3euH
ごめんな。
>>269がすごくウザクなってきた。
277名無しさん@ピンキー:04/04/05 12:33 ID:EUzo0DmC
そんな事はいちいち言わなくてもよろしい。
大人なら自分の胸の内にだけしまっとけ。
278名無しさん@ピンキー:04/04/05 12:58 ID:hCI5KBPD
許容範囲狭いな…このスレは。
279名無しさん@ピンキー:04/04/05 14:12 ID:rKUok24w
だからどんどん寂れていくんだな。
280名無しさん@ピンキー:04/04/05 18:59 ID:VhlaEcnS
職人さんが皆、いなくなっていく。
最終巻DVDも出てこれまでか・・・・・・。
281名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:44 ID:Qoewlc6R
書きたい気持ちとネタはあるんだが年度末決算で忙しくて書く暇と気力がない
伝説の24話を見て萌えを高めておくので
アスカガスキーさんは気長に楽しみにしていて下さい
282名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:52 ID:kqRaB7Rp
そういや再放送、今度が24話か。
283名無しさん@ピンキー:04/04/05 23:30 ID:yr4ud0wI
カガリの下乳に下着姿で押し倒しか。
エロい話だったな。
284名無しさん@ピンキー :04/04/07 00:43 ID:JQ2vauXc
総集編予想の斜め上をいくほど、凄かったようですね。
フレイ…、初々しいSS書いてしまい恥。
24話といえば、いもげん氏の死姦プレイ、ゾクゾク。

>>127
もっと早くイッテクレ…。かなりお尻ムズ痒な間違いですた、スマソ。
>>126
もしや、あの職人さん?!では。アリガdです。
>>281
次回もエロいのおながいします、お待ちしてます。

273は今回の円高でボコられ、先日まで誤爆していた事にも
気付いていなかった、ヘタレです。そっとしてやって下さい。
キラカガ、エロなしです。
285キラカガ 1/13:04/04/07 00:46 ID:JQ2vauXc
「自宅待機を命じながら、呼び出してすまぬな。読んでみろ」
カナーバ暫定最高評議会委員長が、スタッフを引き連れ、廊下を足早に歩きながら、
アスランにオーブ発行の大衆雑誌を放り投げる。
「これは…」
アスランが一面に掲載されたおぞましい現場写真から、目をそらせる。
審議会で、ある強姦致傷事件がことさら取りたてられたのだ。
通商条約締結後、プラントOS研究所にて、モルゲンレーテとの共同開発が
進められている。
その事件は、コーディネイター第二世の研究者カップルが、モルゲンレーテから
出向している同僚のナチュラルの同年代の研究者夫婦を夕食に自宅へ誘い、
睡眠薬を飲ませ強姦、重傷を負わせた、というショッキングなものであった。
情事に及んだ直後の映像としては、若干生々しいものがあった。
血まみれになったシーツと、下半身を露出した若い男女のスライドが映る。
若い男のほうは口から白い泡を吹いており、手はどす黒い血にまみれ、
股間を押さえている。
ベッドには根元からざっくりと捻り切られた男性性器らしきものがごろりと転がる。
手からはみ出た左陰嚢は、紫色に鬱血し拳大まで膨張、睾丸破裂の兆候が見られる。
女は脚をだらりとベッドの頭の方向へ投げ出し、陰部が丸見えである。
尻の下のシーツは黒く血溜まっている。
陰部は、会陰部が前庭から肛門まで長く裂けており、赤白い肉を
露呈し子宮破裂しているであろう事は予検できる。
286キラカガ 2/13:04/04/07 00:46 ID:JQ2vauXc
被疑者夫婦は戦前ザフト研究機関に所属、今回の共同研究で、研究結果よりも
ナチュラルとの交友を重視するほどの、ナチュラルへの偏見とは無縁で誠実な
人物であった。
また被害者夫婦は、大西洋連邦から研究の自由を求めてオーブに亡命、
新天地を得て気がねなく研究に没頭できると、喜んでいた。
カール・キャプラン博士は送検される前に銃で頭をうち抜き自殺、
妻リンザ・キャプラン博士は検察当局に送検され、精神鑑定が行われている。

「その事件、プラントでも一部上層部しか知らないはずです。
オーブも政治的配慮でマスコミに報道自粛を促していたはず。今頃なぜ」
「同じネガが大西洋連邦のタブロイド紙にも出まわっている。
休戦協定実現に向けて双方が妥協点を探っているこの時期に、まるで
我々コーディネイター全員が獰猛な生き物のような心証を与えるような記事を
付け加えてだ。
今回集まってもらったのは、別の問題にある。
プラント検察当局極秘資料が、なぜオーブ、連邦マスコミに
出まわっているのか、その謎を調査する必要がある」
287キラカガ 3/13:04/04/07 00:47 ID:JQ2vauXc
事務官の一人が報告書を読み、被疑者取り調べを記録する映像が流れる。
「わたし達、ただ子供が欲しかっただけなんです。
ナチュラルがあんなに脆いなんて…」
プラントOS研究所に所属していたリンザ・キャプラン博士が髪をぼさぼさに、
疲れ切った表情で、検察の調書に応じる。
委員会の広い議場で、映像が流れる。
「自然妊娠だと、わたしの卵子の透明帯は夫、カールの精子に
拒絶反応を起こしてしまって受精すらしない。
体外受精も何度も試してみたのに、受精卵は胚発生初期まで
有糸分裂する前に死んでしてしまう。
わたし達第二世代は、子供がなかなか出来ない体質なのは、
政府の公式発表がなくてもわかっていることだったのだけど、諦め切れなくて。
夫との子供をもうける可能性にかけたかっただけなんです」
明るいブラウンの瞳を窓のほうに向ける。
「ある日、ある噂を耳にしたの。
メンデルでは、コーディネイターの染色体をばらして、ナチュラルの遺伝子を
少し組替えて混ぜてる研究をしていたと。
ほんの少し、ナチュラルの遺伝子を卵子と、精子両方に入れてあげるだけで、
受精すると卵が活発に体細胞分裂をし始めて、子宮にも着床するって。
ちゃんと元気な赤ちゃんが授かれるって聞いたんです。
ただ、産まれてくる子はナチュラルのリスクがあると」
288キラカガ 4/13:04/04/07 00:47 ID:JQ2vauXc
「でも、ビリングズ夫婦ならカールもわたしもその誠実な人どなりを
よく知っていますし、この方達の遺伝子なら、万一ナチュラルの赤ちゃんが
誕生しても、わたし達の子供だと受け入れられる、そう思ったのです」
「その日、OS研究が一段落して、オーブに帰国が決まったご夫婦に、
精子、卵子の提供をお願いしようと夕食にお誘いしたのです。
いえ、断られて当然、話しだけでもと、その時は、思っていました」
「彼らは、自分達で役に立てるなら。
ただ、時間がほしい、考えさせて欲しいと、言ってくれました。
…どうかしていたんです。
わたしとカールは、夕食後、最後のワインを開け、ビリングズご夫婦の
グラスに睡眠薬を入れ、すすめました。
少し酔いが回ったと勘違いされたお二人を寝室に寝かせ、まずモリーの陰部を
アルコールで消毒し、超音波探触子で卵子を経膣採卵しました。
ええ、ご夫婦が思い立った時に何時でも採取できるよう、自宅に器具は
揃えていましたから。
次に、ジョーイの精子を摂取しようと、衣服を脱がした時、
睡眠薬が少なかったのか、彼が目を覚ましてしまったのです」
わたしも夫もどこか狂気に駆られていたのです」
289キラカガ 5/13:04/04/07 00:48 ID:JQ2vauXc
「気がつくと、わたしは精子採取用のゴムを片手に彼の上に乗って喘いでいました。
カールが挿入するよりとても気持ちが良くて、つい。
快楽に溺れるわたしを見て、夫がモリーの上へ。
わたし達はナチュラル独特の匂いに誘われ、モリーとジョーイの中に
夢中で入れ挿ししました。
果てる時には、カールの手を握り一緒に果てたわ。
それを何度も何度も。
気がつくと、モリーとジョーイは…」
リンザ・キャプラン博士がわっと泣き崩れる。
検察官が、抑揚のない声で悪意を確認する。
「生殖補助医療で、ナチュラルの遺伝子を用いることが禁じられている事は
知っているな」
博士がこくりと力なく頷く。
「わたし達コーディネイターの存在を否定する事になるからと、教えられてきました。
退化は神様が許さない、遺伝子をこれ以上いじるのは生命の冒涜だって。
でも、神様ってどこにいるのよ。
言っているのは、医師会や生命倫理委員会の方々じゃないの。
わたしはただ、カールとわたしの子供が欲しかっただけ、
駄目だったらナチュラルの養子をもらって、自分達の子供として大切に育てよう、
そう言っていたのに。
こんな事になるなんて!」
狂乱した女性の声が部屋に響く。ここで、映像は途切れる。
290キラカガ 6/13:04/04/07 00:48 ID:JQ2vauXc
担当者が、嫌なものを忘れようとするかのように、さっさと机の上の
書類を片付ける。
何時も冷静で表情を出さない補佐官、秘書官達が、うんざりとした顔をする。
カナーバが、深い溜息をつく。
「宥和政策が聞いてあきれるわ。
ま、重傷でも被害者が辛うじて生きてたことが、我々にとっての救いだな。
こんな事件が起きるのも、われわれの出生率が低い為」
事務官の一人が、鎮痛な面持で付け加える。
「だからといってナチュラルとまぐわる事を国策と強制しても、生理上
受け付けないものもいるでしょう」
コーディネイターの排卵周は84日から90日である。
27日から30日に一度の周期をもつナチュラルを下等生物と、
コーディネイターが蔑むのは、身体生理上の違いを問題にしているのである。
肘を机に立てながら、カナーバが独白する。
「人工子宮が成功していれば…」
暫定評議会委員長が席を立った後、事務官の一人が主席補佐官に質問する。
「メンデルでの噂って何ですか」
「ああ、その事」
主席補佐官は、若い事務官達に説明してやる。
291キラカガ 7/13:04/04/07 00:50 ID:JQ2vauXc
「人工子宮の理論は、大昔からとんでも論文雑誌のネイチャーによく
掲載されていたんだが、胎盤機能が複雑で、今日でも実現は不可能なままだ。
それが十数年前、メンデルでオーブの研究者夫婦が極秘に
開発成功したらしいという噂でね。
産まれた子は双生子で、ナチュラルとコーディネイターの組み合わせだったとか。
だが、本当に胎児が出生までこぎつけられたのかどうか。
多胎妊娠の組み合わせは、ナチュラルだけ、もしくはコーディネイターだけの
単種のみ可能であり、ナチュラルとコーディネイターの組み合わせの発生は確立が低い。
というのは、たいてい胎盤を形成される前にナチュラルの受精卵は、
コーディネイターの受精卵の抗体反応の影響で、分裂活動を抑止され自然消滅し、
コーディネイターの受精卵に吸収されていくからな。
ところがこの研究チームは、何を考えたのか、人工胎盤の成功に目を奪われて、
この稀有な組み合わせの双生児が、妊娠12週目を過ぎても拒絶反応を起こさず
流産しなかったことに目をつけなかったんだな。
コーディネイターの胎児は、20週目に人工子宮へ移され、純正コーディネイターに。
ナチュラルのほうは、母体から出産直後卵巣を摘出され、そのまま廃棄されたそうだ。
卵巣は凍結保存され、一部の卵子は金より高価な値で各国の軍、
生命工学研究所へ密売買されたとか。
コーディネイターの胎児は研究者夫婦共々、ブルーコスモスに殺されたそうだ。
純正のコーディネイターなんて、いかにも胡散臭いよな、
まあ真相は、貴重な研究とやらと共に闇の中さ」
端でやり取りを聞いていたアスランが会話に割り込む。
「…もし、その子が今も生きていたら」
「臓器ブローカーに付け狙われ、捕獲されれば皮まで剥ぎ取られ、
髪の一本まで禿鷹に食われたように、実験材料にされているだろうな。
よほど力のある者の庇護を受けていなければ」
292キラカガ 8/13:04/04/07 00:50 ID:JQ2vauXc
「…遅い。
昼、夜とオートミールとコーンフレイクで過ごせって、わたしは犬じゃないぞ。
お前どういう食生活してんだ」
玄関を開けると、1日中部屋に閉じ込められていたカガリが居間から飛び出してくる。
「…ごめん」
アスランが肩からカガリを抱きしめる。
「おい、ちょっと…」
「…だから、ごめん」

眠れない。昼の衝撃的な映像が目に焼きつく。
戦場の悲惨さとは違う生々しさに、思い返すだけで嘔吐をもよおす。
ブラインドから、人工の朝の光りが白々と差し込む。
端末機が、カチリと反応する。
カガリがオーブから持参した通信機の識別番号を自分の端末に移し、オーブから
連絡が入れば直ちに内容を調べられるようにアクセスしていたのだ。
『CL、無事? 無事だったら返事をして』
差出し主は不明、逆探知は月で切れる。
昨夜から何度も同じ内容のメールが入っている。
自分が通信機を取り上げている事は、上層部へは報告していない。
盗聴されていない事を確認すると、カーソルを叩くことにする。
293キラカガ 9/13:04/04/07 00:51 ID:JQ2vauXc
『わたしは大丈夫よ、プラントで楽しく過ごしているわ。
すぐオーブに帰してもらえそうだから、心配しないで』
しばらく考え込んだように間があいた後に、短いメールが入る。
『…アスラン?』
どうやら、あっさりばれたらしい。
『なんでわかった、キラ』
『……わかるよ。久しぶりだね』
短いやり取りだが、アスランは親友が情況を把握している事を察知する。
遠慮なく挨拶抜きに本題に入る。
『―キラ、おまえ、メンデルで何を見た?』
『…そう、プラントもメンデルに興味を持ち始めたんだね。
―僕より、ラクスに聞いたほうが詳しく教えてもらえるよ。
じゃあ、カガリを頼むね、でも僕の妹に手を出したら許さないから』
『おい、キラ、《ラクスに聞いたほうがいい》ってどういう意味だ!?』
数十分待てど、返事は返ってこない。
アスランは白々と明ける人工の光りを目を細め、椅子にどさりと凭れかかった。
294キラカガ 10/13:04/04/07 00:52 ID:JQ2vauXc
小さなうす赤い右下腹部の点を人差し指の腹で押す。
「―カガリ、この傷…虫垂炎?」
「ああ、これ?赤ちゃんの時に腸が捻れたか水腎症とか何とかで、
内視鏡手術をしたんだって。小さかったから全然覚えていないんだけれど」
「…そうなの。でも、この位置、今は皮膚が成長して伸びて、
腸の辺りに来ているけど、本当は―」
「本当は、なに?」
「―なんでもないよ」
キラはそう呟くと口唇で疵を吸い上げ舐め始め、下腹部は唾液で
薄暗い部屋で光りを移す。
舌はそのまま下へ滑り、金髪の恥毛を舐める。
「…ぁ」
半身の口唇から妖艶な喘ぎが漏れる。
「キラ、わたし最近、お母さんのお腹の中にいた時の事、夢見るんだ」
「…どんな」
「キラと薄い壁を隔てて、一緒にお喋りしていたのに。
急におまえが、嫌だ、嫌だって泣いているのに、吸い取られていくんだ。
お母さんも泣いて、苦しくて」
―溶血性抗体反応がでた。
コーディネイターの二卵性双生児じゃないのか?―
受精卵の段階では、全ての卵がコーディネイターの遺伝子配列をはっきりと
映していたのに、いったいどういうことだ―
―恐らくナチュラル配列の受精卵が、コーディネイター胎盤胚に擬体化して
胚妊娠第8週齢まで成長してたんだ。
たちの悪い、史上初のスーパーコーディネイターの誕生を阻害する気か―
―だあっ、もう研究費、底ついちゃう―
―おいおい、せっかくここまで成長したのに、胎盤が剥離しそうだ!
ナチュラルの胎児なんて一文の価値のないんだから、即堕胎させろ―
295キラカガ 11/13:04/04/07 00:52 ID:JQ2vauXc
「キラ、お前、止めろって言ってるのに、わたしを助けるために、
自然消滅しようとするんだ」
「―泣かないで。
僕がいると、カガリが苦しそうにしていたから。
カガリは大丈夫だって言うんだけど、羊膜から伝わるカガリの心臓の鼓動が
段々弱くなってきてね。
それがとても辛かったんだ」
カガリが不思議そうな顔をする。
「―僕も最近ね、同じような夢見るよ。
ガラスの中にいる僕にカガリとお母さんが話しかけてくれるんだ。
離れていても、僕がどんな風になろうとかまわないって。
ずっと愛しているって―早く一緒に遊ぼうって。
だから僕はガラスケースの中で、成長を止めて眠り続けるのを止めて、
外にでようとしたんだよ」
「…キラ、これ、じゃま」
カガリはキラの下腹部に軽く手をやり、勃ち上がるキラを陰嚢とともに
太腿に押しやる。
「―はいはい、わかりました」
くすりと優しく金髪の半身に微笑みかけ、横倒しに身体を寝転がすと、
カガリがキラの背中にぺたりと乳房を擦りつけ、熱い胸板に腕を回す。
「ね、カガリ、この間教えたあれ、やってみて」
「…うん。うまくできるかわからないけど」
カガリは肢体をシーツに潜らせ、キラの尻に掌を沿わせる。
肛門付近を確認した後、人差し指を肛門から陰嚢の裏へと撫でて、上下に動かす。
「…ぅ…ぁ…その調子…」
ぷにぷにと陰嚢を掌で転がしてやると、無理に押し込められていたキラが
ドクンドクンと鼓動をし始める。
296キラカガ 12/13:04/04/07 00:54 ID:JQ2vauXc
「…キラが熱くなってきている…」
「…わかる?カガリもちゃんと濡れてきている?」
「…うん…」
カガリがぎこちない手つきで、陰嚢からU字を描き、反り上がるキラ自身の
根元から頭へと指を沿わせていく。
突き上がった先端の割れた部分に指を沿わせようと腕を伸ばし、隆起した乳首を
背に押しつける。
「…ぁっ…」
「…キラ、感じている? 舐めようか?」
「だめだよ…まだフェラはまた今度教えて上げるから…。
もう少し…うっ、その括れのところ…!あっ…!」
肩で息をしながら、キラが小さく喘ぐ。
カガリの掌で、戦慄くキラが膨張していき、血管を浮き立たせていく。
「…カガリ、もういいよ…」
がくんとキラが背を反らせ、身体を震わせる。
直前まで我慢し急にベッドから抜け出ると、バスルームに入る。
シャワーを浴びベッドに腰掛けると、ナイトテーブルに置いていた基礎体温計を
カガリに咥えさせる。
「…面倒臭いな。
大体あれ、1年に一度か2度、忘れた頃にしか来ないのに」
「まったく、マーナさんに怒られるよ。
ちゃんと排卵周期、知っておかないと」
297キラカガ 13/13:04/04/07 00:57 ID:JQ2vauXc
シャワーの音が止み、バスルームの扉が閉められる音がする。
そうだ、今日は自分で計らなければいけなかったんだっけ。
キラに体温計ちゃんと持たされたんだし。
ベッドからナイトテーブルに手を伸ばし、卓上を弄る。
ない。そういえば、バックパックの中に入れたままだった。
ナイトテーブルの引き出し手を入れると、小箱が手に当たる。
寝ぼけた目を擦りつつ、紙箱を凝視しながら回す。
「…003&ゴクアツ…?メードインオーブ。
へえ、オーブの製造業もプラントでがんばってるじゃないか」
かさかさと帯状や正方形の軽い袋が顔を目掛けて舞い落ちる。
「…なんだこれ?」
箱を枕元に置くと、シーツに花吹雪のように散らばせたまま、再び眠りに落ちる。
枕元に人の気配がし、ベッドに腰掛けると苦笑し、かさかさと避妊具を拾い集める。
カガリがいつものように口唇を窄め、体温計が咥内に差し込まれるのを待つ。
しかしその日は、生柔らかい物が差し込まる。
咥内を掻き混ぜるように舌を入れられ、無理やり舌を絡められる。
―なんだかおかしい。こんなの、キラじゃないみたいだ。
「…ぁ…あっ…はぅ…」
圧し掛かられると背に腕が回され、掌で乳房を下から鷲掴みされる。
膝を股間に挿し入れられ脚を絡められると、太腿にコツコツと硬く熱い
肉塊を擦り付けられる。
全身を絡められたまま、舌を咥奥まで差し込まれ、舐め回され息が出来ない。
カガリが火照った肢体を捻りながら、乳房を押す背に腕を回す。
298キラカガ 13+/13+:04/04/07 00:59 ID:JQ2vauXc
「…ちょっと苦しいよ…キラ!!」
プラントに来てから、昨日の朝もこんな風に唾液だらけになり目が覚めた。
朝のキラはカガリの指に弄ばれるだけで、自分から抱こうとしない。
いつものキラじゃない、プラントに来てからおかしい。
―プラント?
いや、扉にロックをかけ万一に備え家具を高く積み上げ、バリケードをつくり
万全を期して寝たはず。
―まさか。はっとカガリが目を見開く。
「…カガリ…今、キラって…どういうことだ?」
眠気眼の金褐色の瞳に飛びこんできたのは、藍紺色の髪と怖いほど真剣な
翡翠色の瞳だった。
299名無しさん@ピンキー :04/04/07 01:00 ID:JQ2vauXc
なんでこんなに必死に補完してんだろ。エロ薄スマソ。
300名無しさん@ピンキー:04/04/07 01:02 ID:fdN0F3Sv
無しさん@ピンキーさんの降臨はまだですか?
と思ったら、降臨中!
やっとキタ━ (゚∀゚) ━ ッ!!  
今から読ませていただきます
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
301名無しさん@ピンキー:04/04/07 03:25 ID:8ePl2r6c
文章に引き込まれて、かなり真剣に読んでたら
あっという間に13レス+だった。
これからも期待してます!
302269:04/04/07 05:45 ID:M0yNHNET
おおお、エエモン読ませていただきました。
久しぶりのSSが五臓六腑に染み渡るー。

そして皆さん、おはようございます。
前回の続き、二コル×カガリエロは序の口。

投下。
303269:04/04/07 05:45 ID:M0yNHNET
二階の窓から忍び込んだアスランとニコルは屋敷の中で二手に分かれアスランは上から、
ニコルは下の階から順に部屋を調べて行く。
落ち合う時間を決めてからニコルは静かに階段を下りて行き、それらしい情報はないかと
端々に目を光らせながら屋敷の奥へ奥へと進んで行った。
廊下の角を曲がった時に反対側からこの屋敷の使用人らしき人影が近づくのを見かけ、
ニコルは慌ててすぐ側にあった部屋の扉の内側に身を隠した。
「・・・頼むから・・・行き過ぎてください・・・」
ニコルはそっと足元のバンドからナイフを抜き取り、壁にぴたりと体を寄せていつでも攻撃に移れるように構えを取る。
今、此処で見つかるわけにはいかない。
何しろ自分はザフト軍人であり、オーブの最高指導者の私邸に忍び込んだとなると
プラントを巻き込んでの大問題に発展する事は火を見るより明らかだ。
へたに騒ぎになる前に目撃者の口を封じるしかない。
ニコルは緊張の面持ちでナイフを握り締め、外の様子に神経を集中させた。
304269:04/04/07 05:46 ID:M0yNHNET
幸い人影はニコルに気が付いた様子もなく、そのまま扉の前を通り過ぎていく足音がする。
ニコルは暫らくじっと息を殺し耳をすませていたが、大丈夫そうだと判断すると
足音を忍ばせてそっと部屋を出て行き再び用心深く屋敷の中を歩き始めた。
廊下の突き当たりに豪奢な細工の施された扉がある。
ニコルは滑るようにその中に入り込むと外から不意に侵入されないようにドアに鍵をかけ
閉め切られていた窓のカーテンを半分ほど開けて光を取り入れ、その部屋の様子にあっ、と息を呑んだ。
ゆったりとした広さの部屋にはやはりこれも精密な細工で飾られた椅子が数脚と上品な刺繍の施されたソファーが一脚、
そしてその中央には二コルの自宅の物と同等、いやたぶんそれ以上に立派なグランドピアノが据え置かれているのだった。
「なんて立派な・・ピアノ・・」
ニコルは夢を見ているような表情でふらふらと近づき、そっと蓋を開けてみる。
象牙色に輝く鍵盤はニコルの顔を映し出し、手入れの行き届いたその姿は触れるまでも無く
最高の音色を奏でてくれる名器にふさわしい風格と気品に満ち溢れている。
そういえばこの部屋は扉からして他の部屋とは厚みが倍近く違っており、
足元に敷き詰められている絨毯もかなりの厚地のうえ窓ガラスも幾層もの造りらしく、
どうやらここは完全防音仕様のピアノ部屋のようだった。
305269:04/04/07 05:47 ID:M0yNHNET
「すごい。こんなピアノがオーブにあるなんて・・・知らなかった。」
ニコルはうっとりと鍵盤に指を置き軽く鳴らしてみる。
ぽーん、と澄み切った音が部屋中に広がり、やがて四方の壁に吸い込まれるように消えていく。
ニコルはそれだけで快感が背筋を伝い走り抜けていくような気持になり
次の瞬間、任務も戦争も忘れ何かに取り付かれたようにピアノを弾き始めた。
ニコルの指先から奏でられる音色は部屋の中を漂い、時には激しく時には優しく美しい旋律を造り上げ
ニコル自身まるで芸術の神様がその身に舞い降りてきたかのように
今までピアノと向き合い弾いてきた中で最高の旋律を紡ぎ出し奏で続けるのだった。
何も考える事が出来ないほどただ夢中で楽曲を弾き続け、いつの間にか部屋の中が薄暗くなった頃、
ニコルはとうとう最後の一小節を弾き終わり、深々と大きく息を吐き出してその指の動きを止めた。
あまりの芸術への興奮と恍惚にその頬は赤く染まり、股間は痛いほど硬く起立していたが
自分の演奏でこれ程興奮するなどニコルにとって全く初めての経験だった。
306269:04/04/07 05:48 ID:M0yNHNET
「おまえすごいな!うん。天才だ!」
いきなり背後から拍手と供に声を掛けられ、ニコルはぎょっとして振り向くと
其処には首にタオルを下げ、バスローブを身に纏った金髪の少女が立っていた。
ニコルは慌てて椅子から立ち上がり、思わず逃げ道を探すように辺りを見回すが
すぐに思い直したように少女と向き合い、用心深くその姿を見つめながら聞いた。
「あなたは何処から入ったのですか?」
「何処からって・・ドアに決まっているだろう。幽霊じゃあるまいし。」
少女の人を食ったような答えにニコルは些かむっとしたように更に重ねて聞いてみる。
「そんなはずはありません。第一、鍵はどうしたのですか?」
確かに自分は扉に鍵をかけたはずだ。間違いない。
ニコルは少女に気がつかれないようにそっと後ろ手にナイフを持ち替え、
じりじりと飛び掛る距離を目で測りながら体の位置をずらしていく。
目の前の少女はシャワーを浴びたばかりなのだろうか。
黄金色の髪は幾分湿ったように鈍く輝いており、意志の強そうな琥珀色の瞳は真っ直ぐに自分を見つめている。
どくん、とニコルの心臓が鳴った。
それと同時に股間の熱が疼き、凶暴な感情がニコルの中で頭をもたげる。
307269:04/04/07 05:49 ID:M0yNHNET
「鍵なんてかけてないぞ。ほら、向こうがわたしの部屋だし、ここはめったに使わないのにカーテンが少し開いていたから見に来たんだ。」
少女が指差したほうには確かにドアがある。ニコルは自分の迂闊さに思わず眩暈がした。
ピアノに気を取られたおかげでこの部屋にあるもうひとつのドアにまったく気が付かなかったなんて!
「今度はこっちの番だ。おまえ、何者だ?」
返答次第ではただではおかない、と言った口調で少女が問い詰める。
ニコルはじっと少女の目を見つめ、静かに腰を沈める。
「・・・・ただの通りすがりのピアノ弾き・・・・と言っても信じては貰えませんよね?」
「当たり前・・!!」
答えると同時にニコルは少女に飛び掛り、不意を突かれた少女は一旦は横に倒れ込んでニコルの攻撃をかわしたが
すかさず足を掴まれ、バスローブの裾が捲れ上がり太腿まで顕わになったのを反射的に押さえようとしてニコルから意識が反れた瞬間。
「・・!!うあっ」
綺麗にニコルの膝蹴りが少女の腹に決まり、苦しそうに呻くのをそのまま引き倒すとニコルは馬乗りになって少女の白い喉に隠し持っていたナイフを突きつけた。
「勝負ありましたね。ぼくも同じ事を聞きたいな。あなたは誰です?何故こんなところにいるのですか?」
「・・・こんなところで悪かったな。わたしはカガリ・ユラ・アスハだ。自分の家にいて何が悪い。」
金髪の少女は・・・これがあの「あしつき」をオーブ軍に引き渡し、まんまとザフト軍の目の前から逃げ延びさせた
オーブの指導者の娘なのか・・・?
308269:04/04/07 05:50 ID:M0yNHNET
「カガリ・ユラ・・・それじゃあ・・・あなたが・・・」
ニコルのナイフを構える腕が下がった。
「わたしを知っているという事は・・・おまえ、ザフトだな!?」
カガリが鋭くニコルを睨み付ける。ザフトがいるという事は・・アスランも近くにいるという事なのか・・・?
カガリはこんな状況でありながらもう一度アスランに会えるかもしれない、と淡い期待を抱く。
「そうですか。ぼくがザフトの人間だと知られてしまっては仕方がありません。
かといってあなたを殺してしまっても真っ先に疑われるのはぼくの隊でしょう。
あまりこういうのはぼくの趣味ではないのですが。」
「・・・!?何をする気だ?やめろっ触るな!」
ニコルは片手でカガリの両手を押さえつけると器用にもう片方の手でカガリの腰に巻かれていたバスローブの紐を引き抜き、
それを使ってカガリの両腕を縛りあげ、もう片方の端をピアノの脚に縛り付けた。
「やだっ・・・」
309269:04/04/07 05:51 ID:M0yNHNET
紐を取られてしまったローブは無残にも肌を露出させ、染みひとつない白い雪のような乳房と
滑らかな腹、愛らしい窪みの臍など余すところなく二コルの目の前に晒す事となった。
普段は強気のカガリも全く無防備な姿を晒す心細さに思わず涙目になり、声を震わせて拒絶の声を上げる。
しっかりと閉じられた太腿の付け根には普通この年頃の少女にはあるはずの恥毛が全く見られず
つるりとした桃色の丘が倒錯した色香を放っていた。
ニコルはごくり、と喉を鳴らして身動きの取れないカガリの肢体を見下ろしている。
「・・・見るな!ばかっ!」
カガリに泣きそうな声で罵られ、ニコルは思わずその脚を掴み大きく開かせる。
じっとりとした肉色の裂け目の奥にピンクの襞が息づいている。
ニコルは満足げにその様子を眺め、自分の細く長い指を口に含みたっぷりと唾液を塗すと
カガリの肉の裂け目に沿って静かに指を埋め込んでいった。
「・・・・!!おまえい・・ったい何をする気・・・んっ・・痛・・ッ・・・!」
カガリは体の中心に伝わる冷たく妖しい挿入感に恐怖を覚え、怯えたように目を見開きニコルを見たが
ニコルは無言で指を滑らせとうとう人差し指を根元まで埋め込んでしまった。
310269:04/04/07 05:51 ID:M0yNHNET
カガリの内部は熱く湿っており、柔肉がニコルの指に絡みつきぞわぞわと蠢いているかのように侵入者を包み込む。
カガリが呼吸する度にその襞はひくひくと震え、涎にも似た透明な粘液をたらたらと滴らせ、ひどく淫らに見る者の欲情を誘う。
「こんなに溢れさせて・・・カガリさんも結構淫乱なんですね。
初めて会ったぼくの指でこんなに濡れるなんて、普通じゃ考えられませんよ。」
ニコルは可笑しくて堪らない様にくっくっと笑うと、指を2本に増やしてカガリの秘所を掻き混ぜるように愛撫を送り込む。
「・・・いやだあっ・・」
泣きながら腰を引くカガリを追い詰めるようにニコルの指は執拗に内部を刺激し、
ついに熱い粘液に隠すように護られている窪みを見つけると、ここぞとばかり嬲りまわした。
そこはカガリ自身すら知らなかった俗に言うGスポットと呼ばれるところで
2.3度刺激を送り込まれただけでカガリの秘所は歓喜に戦慄き今までにないほどの強さできつくニコルの指を締め上げた。
「ああっっ!・・ッ・・!・・・ひっ・・!!」
311269:04/04/07 05:52 ID:M0yNHNET
柔らかな内股は痙攣したように震え、足先は完全に反り返り快感に翻弄されるカガリは無意識のうちに
ニコルの指をもっと深く咥え込もうと身悶えするように体を擦り付ける。
「もっと・・もっと感じていいんですよ。そのほうがぼくも・・・燃えるから・・ね?・・・ほら・・」
ニコルはカガリの膝裏に片手を添えて更に大きく脚を開かせ、秘所を嬲る指はいっそう激しくカガリの弱点を攻め立て続けた。
「・・んっ・・・んっ・・・んんあっッ!!」
カガリの下半身に熱い大きな波が押し寄せ内圧が弾けた瞬間、カガリの秘所から勢いよく愛液が潮となり迸り
がくがくと体を震わせ突き上げるように秘所を曝けだし、カガリは引きつった悲鳴を上げて絶頂へと落ちていった。
「・・・・!」
ニコルの顔にカガリの飛沫が降り注ぎ、雨に濡れたように雫が頬を伝う。
ニコルはまるで意に介した風もなくカガリの秘所から引き抜いた手の甲で微かに粘ついた雫を拭うと、
そのままぺろりと舌で舐め取った。
312269:04/04/07 05:53 ID:M0yNHNET
放心したように目を見開き激しく胸を上下させて呼吸をするカガリの姿は更にニコルの欲情を刺激し、
その瞳には暗い肉欲の炎が揺らめいている。
「本当は・・・ぼくの姿を見た人間は死んでもらうはずだったのですが・・・
あなたはオーブの姫、殺すわけには行かない。だからその代わりに人には言えない傷をつけさせていただきます。
・・・・そうでしょ?オーブの姫がザフトの兵士に陵辱されたなんて・・死ぬよりも辛い事でしょう?」
ニコルはそう囁くとズボンを引き下ろし、、熱く起立している自分の雄を取り出した。
313269:04/04/07 05:58 ID:M0yNHNET
今日はここまで。続きはまた後日。

点呼取る?
さようなら。
314名無しさん@ピンキー:04/04/07 08:42 ID:BbvlvkHO
315名無しさん@ピンキー:04/04/07 08:56 ID:1QwQzX9+
…点呼?
316名無しさん@ピンキー:04/04/07 19:11 ID:1nY8Qns9
虹板の種スレ落ちた?
orz
317名無しさん@ピンキー:04/04/07 22:38 ID:+w+R/RrB
乙!
キラカガにハァハァ、ニコカガにハァハァ(*´Д`)忙しい夜だw
両方激エロー シチュが萌えるな。

虹板に種スレあったんだ・・・orz ソンザイスラ シラナカタヨー
318名無しさん@ピンキー:04/04/08 15:26 ID:TYkbaZWa
>>285-298
待ってたyo!
エロい中にも小難しい話が入ったりしてて何時楽しみにしてたりします
>なんでこんなに必死に補完
自分としてはうれしい限り
続きも待ってます

ところで卵巣を摘出されても生理って来るってことは妊娠もできるもんなのか?

>>269
ニコカガキター(*´Д`)ハァハァ
ニコカガは初めて読んだんだが、何気にエロいニコルイイ!ハァハァ(*´Д`)させていただきました
あと269ゲットおめ。前スレでも取ってたようなw
319名無しさん@ピンキー:04/04/08 15:41 ID:gXb8canI
>>318
>ところで卵巣を摘出されても生理って来るってことは妊娠もできるもんなのか?

卵子が受精し着床せんことには妊娠に至らんので。片方でも卵巣が残っていれば
妊娠は可能だが。
卵巣両方とも摘出するとホルモンバランスが崩れるから正常な月経は難しいかと。
320名無しさん@ピンキー:04/04/08 16:53 ID:TYkbaZWa
>>319
アリガd。
んじゃキラが基礎体温を測れっつってることは片方は残ってるって事か
何か妙に気になってなw
321名無しさん@ピンキー:04/04/08 16:55 ID:TYkbaZWa
ageちまった…マジでスマソ orz
322名無しさん@ピンキー:04/04/08 17:19 ID:gXb8canI
>>320
そういうことでつね。ちなみに自分のリアル母者は、自分が腹の中に居たとき
卵巣膿腫(良性腫瘍)で片側摘出、無事出産、そして程無く妹者を妊娠出産しますた。
当時の医者に「手術は大成功だった!」と感激されたそうです。
現在は妊娠中の卵巣膿腫手術は珍しくないそうですが**年前のことなんで。こんな話。
323名無しさん@ピンキー:04/04/10 01:04 ID:+De7okbP
虎アスカガ投下
野球ネタにつき苦手な方はご注意下さい。
324ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:05 ID:+De7okbP


「ついにペナントレースが始まった…が」
アスランは傍らでツンと唇を尖らせるカガリのクセのある金髪を指で梳いた。
「今日はダメだからな」
「……カガリ」
開幕3連勝の後の3連敗、カガリは自分の髪に触れる下心溢れる手を抓り、ギンと睨み付けた。
「うッ…カガリ…まだ始まったばかりじゃないか、大丈夫…タ○ガースならやってくれるさ」
何の根拠もないがアスランが力強く言うとカガリの瞳も輝いてきた。
「…そうだよな、ここから虎の真の力が発揮されるんだ!」
握り拳を振り上げ機嫌を治したカガリは愛らしくアスランはその姿にホッとし微笑んだ。
325ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:07 ID:Q9q4ZjgS
「…コホン…じゃあカガリ」
頬を染め怪しく手を泳がせるアスランにカガリはジト目で牽制する。
「しないって言ったろ!負けた日はダメ!勝ったらいっぱい何発でも相手してやるから我慢しろよ」
「な、何発でも!?」
カガリのあまりにも大胆な言葉にゴクリと息を呑みその光景を想像した。
「アスラン!?なにチ○コ勃たせてるんだよ!」
「ハッ!…す、すまない…カガリが卑猥なことを言うからオレのイージスが…」
ポッコリと膨らんだ股間にカガリは顔を紅潮させながら凝視した。
326ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:09 ID:lHhsys0t
「…カガリ…よだれ」
「えっ!?ジュル…何でもない…お腹が空いただけなんだからな!」
なんだかんだと3日もお預けな若い2人は沸き上がる性欲を抑えるのに必死、気まずい空気が流れる中アスランは徐にズボンのジッパーを下した。
「わぁ!アスラン!?」
「もう我慢の限界だ」
そう言いながらズボンを下ろすと縦縞トランクスが露になり、カガリの胸がキュンとした。
「アスラン…そこで虎を応援してくれてたのか」
昨年の日本シリーズでは虎のユニホームを身に纏い応援してくれていたが、今年は素っ気なく感じてガッカリしていたカガリはその姿に感動し瞳を潤ませた。
327ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:11 ID:H/UpdZQE
「オレはカガリの喜ぶ顔が見られるなら何でもする」
あの無人島で見せた大貫画の凜々しい顔で言われ、カガリは全身が燃え上がるような痺れを感じ身悶えた。
「カッコイイ…アスラン…やっぱしようか」
ジワッとパンティが湿るのを感じ太股をもどかしく擦りながら誘うように上目遣いでアスランを見つめた。
「ああ!しよう、カガリ!」
鼻息荒くトランクスを下ろすと既にジャスティスと化したアスランのモノが勃ち上がり脈打っていた。
「相変わらずスゴイな…アスランの」
あの長いブツがいつも自分の内部に収まっているのかと思うと膣口がキュッと締まり蜜を絞り出した。
328ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:14 ID:7W0vmEzk
「ハァハァ…カガリ…パイズリさせてくれないか」
「パ、パイズリ?」
つまりジャスティスをオッパイで挟み込むこと。
「ああ、カガリのあの虚空の戦場で見せた上向きでボイン(死語)なオッパイで挟んで欲しいんだ」
「…しょうがないな…アスランの無毛疑惑のチ○コをパフパフしてやるよ」
そして赤のシャツを脱ごうとしてハッとした。
(あっ!今日はトラッキーブラだった!)
解説:トラッキーブラとは昨年のセントラルリーグ優勝の虎のキャラクター、トラッキーの顔を象った特製ブラジャーである。
329ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:16 ID:bZkihzLe
「ハァハァ、どうしたんだ…早くパフパフシコシコさせてくれ!」
先走りの液を先端から滲ませながらアスランは我慢の限界とばかりにカガリに覆い被さった。
「きゃあっ!ちょっ…ちょっと待ってアスラン!」
「待てない!」
そう言うとアスランはカガリのシャツを捲り上げた。
「なッ…お前は!?」
そこにはカガリの豊満な乳房を包むトラッキー、アスランの最大のライバルがいた。
「…ぁ…ゴメン…願掛けのつもりで着けたんだ…だから深い意味はないぞ」
330ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:18 ID:rxBXNeVY
昨年はこのトラッキーに嫉妬したアスランに犯され(過去スレ参照)酷い目にあったことを思い出しカガリはビクビクと怯え、同時にあの快楽が身体を火照らせる。
「…カガリ…お前は2度と浮気はしないとあの時オレと誓った筈だ」
「違う…浮気じゃない…私が好きなのはアスランだけだ」
「じゃあこのトラッキーは何だ!?」
アスランは激高しトラッキーブラ、以下トラブラをカガリの乳房ごと握り締めた。
「痛ぁッ!ア、アスラン!?」
マシュマロのような乳房に爪が食い込みカガリは悲鳴を上げる。
331ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:20 ID:YpLIJzWl
「オレがカガリのオッパイに触れらるのは1日に1時間だけなのにこのトラッキーは24時間も独占しているんだぞ!おかしいじゃないか!!」
「…ぁう…ゴメン…アスラン…じゃあこれから何時でも好きなだけ触っていいから…お願い許して」
涙目になりながら懇願するとアスランの力が抜けパフンとカガリの胸に顔を埋めた。
「………カガリ」
掠れたその声にカガリはアスランの身体に触れるとカタカタと小さく震え乳房に温かい滴が伝い落ちた。
「…アスラン、泣いてるの?」
胸の谷間に溜まる滴にカガリは彼を傷付けたことを後悔し、その身体を抱き締めた。
332ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:22 ID:v+oOSQMi
「…ゴメン…大好きだよ、アスラン」
そう言いながら身体を反転させアスランに覆い被さりトラブラを外す。
「…グスッ…カガリ」
トラッキーから解放された乳房がプルンと弾けるとアスランはお菓子を与えられた子供のように泣き止んだ。
「アスラン…今パフパフしてあげるからな」
未だ勃ち上がったままのジャスティスにカガリは乳房を中央に寄せ、それを挟み込んだ。
「…ぁあ…カガリ」
柔らかな肉の感触に堪らず上体を起こし挟み易い格好にするとゆっくり腰を動かしピストンさせる。
「…んっ…すごい…いっぱい溢れてる」
333ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:25 ID:LKn61kB6
白濁の液体が尿道から止めど無く流れ、カガリは突き上げられる度に亀頭を唇で挟みそれを舐め取った。
「…ハァハァ…カガリ…カガリ」
次第に動きが加速し吐精の時を迎える。
「あぁ…アス…きゃん!」
乳房の中でビクビクと動きを見せた途端、ドピュッと勢いよくカガリの顔めがけて射精した。
「…あ…ぁあ…熱い」
恍惚の表情で身体全体で受け止めた精液にカガリは唇に付着した迸りを舌に乗せて口に含んだ。
「美味しい?カガリ」
「…うん…アスランの美味しい」
そして2人はギュッと抱き締め合う。
334ポチ@虎アスカガ:04/04/10 01:26 ID:UxMFRMrH
「本当にゴメンな、アスラン…今夜からまた一緒に虎を応援してくれる?」
「ああ、当たり前じゃないかカガリ…今夜は勝つといいな」
ピタリと寄り添いながら仲直りするとアスランはカガリの桃色の突起を摘みコネくり回した。
「ぅん…や…アスラン」
「今日はオッパイ攻めプレイだ」
「えぇ!?アスラン…ひゃあぁん」
今夜もまた激しい夜を過ごすアスランとカガリであった。



おわり
335名無しさん@ピンキー:04/04/10 01:43 ID:hwt3KgIm
板違いのような、そうでないような。
336269:04/04/10 02:31 ID:ZsixhVEs
うわあああポのお方がキター⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!
疎まれてもこのスレに居座り続けてた甲斐があった・・・。
この日を待っておりました。復活ありがとうございます!

皆さん、こんばんは。
先日の二コル×カガリ 完結です。

ただヤルだけの汁120パーセント増し(当社比)駄作です。

投下。
337269:04/04/10 02:31 ID:ZsixhVEs
白く生臭い粘液を飲まされ、カガリは思わず咽返った。
はずみで口の端から白い雫が一筋垂れ、桃色に濡れた乳首の先を掠めて床に落ちる。
「・・んぁっ・・・」
ただそれだけの刺激にすら敏感になっているカガリの体は反応し、じゅんと股間から熱い液体が滲み出る。
既にカガリの秘所はニコルがねじり込んだ肉棒に何度も貫かれ
今では痛みは無く、官能と絶頂しか感じられないほどに犯され蹂躙されている。
あれほど抵抗していた体も今は自ら進んでニコルに跨りねっとりといやらしく腰を降る。
その姿はもはや一国の姫君ではなく、盛りのついた牝そのものだった。
ニコルもいくら顔や姿が優しげで時には同僚から男女と揶揄されはしても
その中身は軍で体も鍛えられている若い生身の男で、性欲だって人並みにある。
その上全ての能力においてナチュラルよりも秀でたコーディネーターの彼にとって
カガリ一人を淫乱な娼婦に仕立て上げるなど、赤子の手を捻るより簡単な事だった。
反抗の意思がなくなった時点でカガリの手の戒めは解かれていたが
カガリは逃げ出して助けを呼ぶどころか進んでニコルの性器に口を使って奉仕する事を望んだのだった。
「・・お願い・・もっと・・・気持ちよく・・して・・」
カガリは懇願するようにニコルの目の前で足を開き、指で秘所を押し広げる。
ニコルの精液とカガリの愛液が混じりあい既にどろどろに溶けている花園は肉色の花弁を震わせて妖しくヒクついていた。
338269:04/04/10 02:32 ID:ZsixhVEs
いつもは活気と生命力に溢れ琥珀色に輝いているカガリの瞳は欲情に潤み見たこともないほど妖艶な表情を作り上げている。
「カガリさん、今度は自分で弄って見せてください。両方の指を使っておもいきり音を立てて。」
ニコルはカガリの口で果てた自分のモノを軽く刺激すると、
それは再び硬く頭をもたげてまた何度でもカガリを突き上げようと凶暴な姿を誇示している。
「それともぼくが口でしてあげましょうか?どちらでも構いませんよ。」
既に何度目かの口での愛撫でも、カガリの秘所は尽きることなく淫蜜を溢し続ける。
カガリはふらふらと立ち上がるとピアノに両手をつき、二コルに尻を向ける姿勢で浅ましく腰を振る。
「後ろから・・・舐めて・・。それから・・挿れて欲しいの・・。もっと・・愛して・・可愛がって・・」
ニコルは苦笑しながらカガリの後ろに膝まづき、二つの白い球丘を両方の掌を使って撫で回した。
「可愛がる事は出来ますが、愛するっていうのは・・こういう行為も含まれるのかな・・」
小さくカガリに聞こえないように呟くと、ニコルは舌を伸ばしてカガリの深い切れ込みを舐め始めた。
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて舐めていると、カガリは堪えきれないように喘ぎ声を漏らし
崩れ落ちないようにピアノにしがみつき、懸命に震える膝で体を支えている。
「ひ・・・んっ・・・・やだっ・・・感じすぎて・・おかしく・・・なっちゃう・・・・っ」
ピアノに押し付けられていた乳房は柔らかな形をつぶして冷たい天板に張り付き、その周りは上気したように白く曇っている。
339269:04/04/10 02:32 ID:ZsixhVEs
秘所を縁取る敏感な襞も、その先端にある硬く尖った花芽も余すところ無く舌で愛撫され
唾液と淫らな分泌液で濡れそぼった入り口は最後の突入を待ちきれないように甘い匂いを放ちピンク色に染まっている。
クリトリスを刺激されるたびにカガリは体を仰け反らせ、悲鳴のような嬌声を上げる。
ニコルはそんな反応を楽しむように何度も何度も繰り返し同じ場所を攻め立てていた。
「・・は・・っ・・焦らさないで・・早く・・」
カガリの声を合図にニコルは再び自分の雄を秘所にあてがい、ゆるゆるとその切っ先をカガリの内部へと挿入した。
先端の括れの引っ掛かりが入り口を刺激し、カガリの肩がびくりと揺れる。
ニコルは腰のラインに沿って手を滑らせ、しっとりとしたカガリの肌を堪能すると
そのまま下腹部へと手を伸ばし無駄毛一本ない楚々とした土手を玩び割れ目に指を突き入れる。
「・・・んあっ!」
陰部はニコルの肉棒で突き上げられ、その先端の豆を指で擦られてカガリは息も絶え絶えになりながら
それでも二コルの動きにあわせるように腰を動かし快感を貪り尽くす。
340269:04/04/10 02:33 ID:ZsixhVEs
ニコルも熱く絡みつくカガリの淫靡な蠢きに煽られて、ますます激しく腰を動かし壊れんばかりにカガリの体を打ち据えた。
ぎりぎりと締め付けるカガリの熱はニコルの猛りを激しく欲し、最奥を感じ取れるほど奥へ奥へと引き込み
とうとう引き攣れて絶頂の瞬間を迎えるのだった。
「く・・っ・・すごくキツクて・・ぼくも・・出る・・っ」
ニコルが叫び、叩きつけるように激しくカガリの秘所を突き上げるとカガリも同時に潮を噴き上げ背中を反らして悲鳴を上げた。
「・・・わたしも・・っ・・・イくぅ・・・っ・・ああっっ・!!」
そのままニコルはカガリの中に何度目かの精を吐き出し、カガリはピアノにしがみついたまま気を失っていた。

アスランが下の階に降りてきたとき、ニコルは奥の扉から出てきたところだった。
「ニコル、ずいぶん遅かったな。もう屋敷中を調べたが何処には連邦軍の姿は見えなかった。
此処まで来て収穫が無かったなんて、またイザーク達が不満を言うだろうが・・仕方が無いな。」
アスランは注意深くあたりの様子を伺いニコルに話しかけた。
「そうですか・・ぼくのほうも特に怪しい事はありませんでした。」
ニコルは少し疲れたような顔をしていたが、穏やかにそう答えるとアスランの前を歩き出した。
「・・・・その・・・ニコル・・・此処で誰かに会わなかったか?例えば・・・同じ年くらいの・・女とか・・・」
アスランが幾分口ごもりながらニコルに聞いたが、ニコルはその問いに答えず真っ直ぐ前を向いたままどんどん歩いていく。
「アスラン、急ぎましょう。もうイザークとディアッカも待ち合わせの場所に来ている時間じゃないですか?」
「ああ、そうだな」
アスランは内心、あの島で出会った金髪の少女に再び会えるのではないかと心のどこかで期待していたが、
その希望は叶えられず後ろ髪をひかれる思いでアスハ邸を後にしたのだった。
341269:04/04/10 02:34 ID:ZsixhVEs
「・・・・・・・」
カガリが目を覚ましたのは夜も遅くなっからのことだった。
自分の部屋の天井が見える。
いつの間にかカガリはシャツを身に纏い自室のベットで眠っていたのだった。
部屋の中には他に人影も無く、しんと静まり返っている。
「・・・・・夢・・・・?」
カガリはゆっくりと体を起こし、ベットから降りて部屋の外に行こうとしたが、
よろよろと腰が抜けたようにその場にしゃがみ込んでしまい咄嗟にベットの縁に手をかけて体を支えた。
「・・・・力が・・はいらな・・い・・・」
カガリは恐る恐る自分の股間に手を伸ばすと其処は既に乾いて固まった淫液がこびりつき
獣のような激しい情事の後の疲労感は、あれは現実だったと語っている。
カガリは真っ青になって暫らくその場に座り込んでいたが
やがて這い伝いながら衣服がしまってある引き出しを探ると中から護り石のネックレスを取り出しぎゅっと握り締めた。
大丈夫・・何があってもこの石が護ってくれる・・たとえザフトの兵士にこの体を穢されようと・・・
「・・・誰か・・助けて・・・」
カガリはこのとき菫色の瞳の頼りなげな少年を思い浮かべたのと同時に
何故かもう一人、ザフトのパイロットの緑色の真っ直ぐな眼をした少年を思い出していた。
「・・・・たすけてよ・・」
カガリはもう一度、声に出して言ってみた。
それがどちらの少年に向かっていった言葉なのか、カガリにもわからなかった。

342269:04/04/10 02:44 ID:ZsixhVEs
以上です。



・・・・・・・以下、自己語り炸裂ですので興味ない人はスルーしてください・・・・・・

ここ暫らく仕事も私生活も激忙しくてSSを書く余裕も無かったわけですが
その間にもカガリタン(*´Д`)ハアハアは止まる事を知らず、しかも伝説の24話が再放送されたりで
もうこちとら溜まりっぱなしな訳ですよ。
思わず「俺×カガリタン」単独スレ立てて設定も背景も無視して思う存分ハアハアしちまおうか
なんて恐ろしい事を考えたりもしてしまうぐらい、カガリタンマンセーなんですよ。
だから何?
って突っ込まれると困るんですが・・・たまには語りたい年頃なんです。ただそれだけ。

それでは、さようなら。
343名無しさん@ピンキー:04/04/10 08:56 ID:gu/AOGT7
(;´Д`)
344名無しさん@ピンキー:04/04/10 11:12 ID:PnKaFWi+
興味ない人はスルーと書いてあれば、何書いたっていいってわけじゃない。
自己語りは本当にウザがられるから絶対やめれ。俺、あんたのss好きなんだ。
345名無しさん@ピンキー:04/04/10 11:38 ID:MRlElqPx
>>342
カガリ萌えについて語りたければシャア板のカガリ萌えスレにいって語ればよいのでは?
346名無しさん@ピンキー:04/04/10 12:16 ID:FmLKsY+n
同じカガリ萌えからしても引く…。
場所を選んで萌えてくれ。あと語り内容も推敲してくれ。頼むorz
痛い儲の存在は場合によっちゃ、好きキャラ叩きより凹むもんなんだ。
347名無しさん@ピンキー:04/04/10 14:03 ID:DLtcerY5
ようは、(・∀・)カエレ!! といいたい。もう来るな。カガリタンが汚れる、腐ってしまう。
348269:04/04/10 15:04 ID:wqACri3K
場の雰囲気も読まず、大変失礼しました。
自分、まだ大人になりきれていないようです(つд`)
申し訳ありませんでした。
反省します。
349名無しさん@ピンキー:04/04/10 16:02 ID:JNUfiz43
厳しいながらも269氏は皆から愛されているよ、完全スルーされてる漏れよりマシだ…
スルーが快感に感じてきた今日この頃(*´Д`)ハァハァこの虚しさがタマランな…だから元気出してまたガンガッテ下さい。
他の職人様方もロムりつつ応援しております。




|-`).。oO(そしてコソーリと黄昏の文芸作家氏の復活を待ち続けるのだ)
350名無しさん@ピンキー:04/04/10 17:07 ID:F/Utd8/x
SSの書き手に人格者であれなんて望んでないんで、作品が面白ければいいと思っている。
自分語りキモッやコテハンの慣れないうざーっはそれが作品に反映しない限りどうでもいいや。
269氏の作品は萌壺にはまるのとそうじゃないのがあるけど、今後も書いて欲しいよ。
今回のは中萌くらい。
>ポチ氏
お帰り、新作待ってるよ。
351名無しさん@ピンキー:04/04/10 17:29 ID:k5r9XJC4
久しぶりに来たが、なんだか寂れ&荒れてんな・・・。

>269氏
カガリ萌えなのは痛いほどわかったw
その萌えは、このスレではSSにぶつけてくれ。
なんだかんだ言ってるが、それだけみんな楽しみにしてるんだ。

>ポチ氏
復活おめ。
開幕したことだし、エンジンかかってきたか?w
また楽しませてくれ。


352名無しさん@ピンキー :04/04/10 19:59 ID:IVQLV8Fa
>>351
黄昏氏?復活お待ちしております。ポチ氏も復活おめ。待っていたよ。

>>322
そんなリアル話が聞けるとは。
お母上、不幸中の幸いというか、いい医者にあたりましたね。
一昔前は、全摘当たり前。
産婦人科医は2代目が多く、良性悪性の見分けができないし、
保険点数も上がるのでとりあえず切っちゃおうというのが多かったようです。
下手すると、322氏も妹さんも、この世にいなかった可能性が。
親孝行するんだぞー。

>>269
完結しているとわかっていても、あれは壷に嵌った。機会があれば、是非外伝よろ。
353名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:12 ID:F381l8yC
最近SEEDはまっていろいろ見てますw
キラ かんちょう
キラ ラクス
キラ フレイが好きです
過去スレでこれらのキャラのでお勧めなのありますか?
354名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:50 ID:oaSTGQC3
漢字変換しちょくれ。
キラ浣腸かと思ってびびったw
355名無しさん@ピンキー:04/04/11 01:09 ID:5a8kuqRE
艦長というとなぜかアデスを真っ先に連想してしまった_| ̄|○
キラマリューなら初期のスレの方が多いかもな。
356名無しさん@ピンキー:04/04/11 02:04 ID:pmc0m7pT
フラマリュ来い!!
357名無しさん@ピンキー:04/04/11 02:54 ID:l4aN+47J
キラマリュはもっと増えるかと思ったんだがなぁ。
さっぱりマリューはキラと絡まんかったから。
358名無しさん@ピンキー:04/04/11 04:15 ID:F381l8yC
てか、どっかに種関係のリンクサイトってないですか?
キャラ同士で検索できたり
359名無しさん@ピンキー:04/04/11 04:27 ID:FF6FzpvU
キャラ名でググれば出てくるっしょ。自分で探す努力くらいしなされ ( ・∀・)
360名無しさん@ピンキー:04/04/11 19:37 ID:tGYqbT8N
キラナタ以外は全部見たことある気がする。
あ、南極にはキラナタもあったが。
361名無しさん@ピンキー:04/04/11 19:51 ID:/riNnKxm
キラはいろんなキャラと絡みあったし、前半キラしかなかったから結構探せばあると思うんだが。
362名無しさん@ピンキー:04/04/11 20:23 ID:L6zgRpxG
キラエルはさすがにないけどな。



あったっけ?
363名無しさん@ピンキー:04/04/11 21:01 ID:tkKfrulw
>>362
なかったと思う。
キラ×マーナの神作品はあったぞ。

痔が少ないのが意外といえば意外。せっかくのエロスマンなのに。
アスランは後半に巻き返してきたな。
364名無しさん@ピンキー:04/04/11 22:34 ID:y6o5ooCP
キラ×マーナ…ワラタ。
痔は少ないよなあ
一番多いのは、キラカガかアスカガかな
カガリが裏表なくて書きやすいからか
365名無しさん@ピンキー:04/04/12 02:27 ID:MrsqKEcs
好きな職人には興味があるから自己語りをウザイとは感じない。
366名無しさん@ピンキー:04/04/12 05:15 ID:4oOql95Z
痔にはこの板に専用スレがあったろ。夢SSだが。
367名無しさん@ピンキー:04/04/12 16:33 ID:tgkJ8/77
>>364
エロ書きの自分としては初々しい所が書いてて楽しい>カガリ
裏表って意味では確かに書きやすいかも
368名無しさん@ピンキー:04/04/12 16:40 ID:VfLBrGNh
南極にはキラの話が多かったよな。キラマリュもいっぱいあったような…
369名無しさん@ピンキー:04/04/12 17:08 ID:WRAvRErJ
>>365
同意。てかあれくらいの語り、認めてやれよ、って感じがする。
ロムラが職人に口出しするなよ。
職人がいるおかげで、このスレ盛り上がってんじゃん。
職人がいるおかげで、おまいらハァハァできてるわけじゃん。
スレに貢献してない人が、貢献してる人にえらそうなことはいうなと。
370名無しさん@ピンキー:04/04/12 17:28 ID:KuuqMNYH
語りは場所と空気を選んでやれよ。
2chなんだし。
ウザイと思われても仕方ない。
第一、>>365の言い分だと、嫌いな職人だったら興味ないからウザイと言われても仕方ないって
言う事になりかねんよ。
好き嫌いはともかく、自己語りは書き手だろうが読み手だろうがウザイと感じる住人も多いと言う
ことだ。
371名無しさん@ピンキー:04/04/12 17:44 ID:WOcZS9Lt
わざわざ話題をぶり返すなよ。
>>369は釣りか?
372名無しさん@ピンキー:04/04/12 21:31 ID:PcBHWduj
移転したみたいだな。
いきなりつながらなくてびびったよ。
373名無しさん@ピンキー:04/04/13 00:08 ID:uNE0qV2J
移転しても人大杉のままか。
374あぼーん:あぼーん
あぼーん
375あぼーん:あぼーん
あぼーん
376あぼーん:あぼーん
あぼーん
377あぼーん:あぼーん
あぼーん
378あぼーん:あぼーん
あぼーん
379名無しさん@ピンキー:04/04/13 01:08 ID:GkFvHnB1
以前は、2ch発足当時からの良質荒らし、レーザースライサー氏まで
住んでいたスレなのに、落ちぶれたな。
ここは大人の板なのだからキャスカ、二股巨根輪姦AAぐらい
作成してから貼るぐらいの高度さが要求されるのにな。
運営陣が一段落された頃を見計らって、削除依頼。
380名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:20 ID:swDbMyby

『ひととき』

「もし、姫様が綺麗な女の子になったらいつか王子様が来てくれるかも知れませんよ?」
 それが、召使のマーナに子供の頃から言われつづけてきた言葉だった。そんなことあるわけない、私を馬鹿にしてとカガリはいつも思っていた。けれど本当にそんな事が起こるなん夢にも思わなかった。
「キラ!一緒に食事にいこう」
 カガリの元気な声が、AAを収納しているドッグの片隅から聞こえる。カガリは階段の途中からキラを見落ろしている。
 いつもの赤のTシャツに作業ズボンだ。階段の下にはキラが一人黙々、周りの様子も気にせずオーブの新兵器『M1アストレイ』のOS開発に当たっていた。
 なぜか作業着のまま黒ずんだ壁に背につけ、専用のノートパソコンに何やら入力をしている。だがカガリの声に気づくと顔を上げ笑って返事を返す。
「うん、でももう少しで情報の一時処理が終わるからさ。意外と難しいんだ。でも、それが終わったら一緒にいこう」 
 夏に近づいているためか、室内なので程度温度調節は出来ているはずなのにむんむんと蒸し暑さが漂う。キラの体と額を遠慮無しに汗が流れてくる。
 まわりにいる作業員や整備工たちも設計書をうちわ代わりにして仰いでいるありさまだ。ただカガリが来た後は、胸までボタンを閉め仕事に徹していた。
 カガリは残念そうな顔をしたが、キラがまたパソコンに向かい必死にOS開発を行っている姿を見るとなぜか和やかな気分になってしまうのだった。
 キラがいくらコーディの中で有能とはいえ、元来OSを作れるほど知識があるわけではない。
 その為オーブのエリカ・シモンズを筆頭とした著名な科学者たちから教えを受け、今必死にOS作りに挑んでいるのだ。そんなキラの学習の早さや努力には、皆が舌を巻くほどであった。
 やっとキラの仕事が終わったらしい。パソコンをたたみ、思い切り背伸びをしている。退屈そうにしていたカガリだったが仕事が終わった事を知ると、顔中を明るくしてキラの下に走りよる。
「やっと終わったんだな。キラ。じゃあ、早く行こう!」
381名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:22 ID:swDbMyby
 待ちきれないと言う風にキラの袖を引っ張る。キラは苦笑いをしながらだったが、カガリの笑顔に疲れが取れていくようだった。
 キラも頷き、よろよろとカガリの後をついていく。カガリたちがドッグから出て行くと、周りの人間から大きなため息が聞こえた。
「……はぁ〜。疲れたな。まさか、こんな所に姫様が来るなんて」
「そうだな。長らく姿を見なかったのにあんなに元気になられるなんて。何があったんだろうな」
 ガヤガヤと、整備班たちが集まり集会のようになる。昼休みに入っているので問題ないのだろう。そこらで弁当を広げる者までいた。今の話題はさっきまで来ていたオーブ省長ウズミの娘、カガリの話題だ。
 正式にいえばカガリに『姫様』と言うのはおかしいのではあるが、オーブ王族の末裔であるウズミの娘なのだから正しいのだ。そんなカガリに親近感を持とうと姫様という呼び方を好んでするものもいた。
「うん、うん。姫様が来るなんて思わなかったな。しかも、俺たちよりキラってガキがお目当てらしいぜ」
「似た者同士だから、仲がいいって俺、聞いた」
「でも本当によく似てるよな。姫様と、あのキラって子。………もしかして兄弟だったりして!」
 髪の毛を茶色に染めた若者が冗談混じりに笑っていった。その時、その若者の頭が勢いよく下に落ちた、ように見えた。鈍い音も聞こえた。どうも後ろにいた誰かに殴られたらしい。
「いってー!!誰だ!こんちくしょう」
 若者が凄い形相で後ろを向くと、そこにはキサカが立っていた。なぜキサカがそこにいたのか、皆にはわからなかった。若者は何か言い返そうとしたが日に焼け睨み返してくる大男に対して大きく開いた口はゆっくりと閉じていった。
 お返しとばかりに睨んでいたが、しぶしぶとそこから立ち去っていった。他の者も潮が引いたように立ち去っていく。
「…ふん」
(まったく、カガリ様にも困ったものだ。こんな所に軽々しく来てはいけないと言うのに。やはり、あのレジスタンス生活の影響なのだろうか?)
 キサカはふと考えてみるようなしぐさをしたが、頭を振り払い足を後ろに向け歩いていった。だが、やはり何か気になるのか、時々立ち止まり長い髪をかき混ぜていた。
382名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:23 ID:swDbMyby
 長い廊下をキラとカガリの二人が歩いていた。二人とも食事は終わったらしい。キラは口元を気にしているし、カガリは恥ずかしげもなく腹をポンポンと叩いている。キラが注意するほどだ。
「ふう〜。おなか一杯だよ。カガリがあんなに注文するから。あ、あと…お金払わなくていいの?持ってるよ」
「大丈夫だよ。AAのみんなはお客みたいなものなんだし。それにキラはオーブの兵器のOS開発をしてくれているじゃないか。私は不満だけど、キラがオーブの為に力を尽くしてくれている事は助かってる。それに比べれば安いもんさ」
「僕はそんなに凄い事してないよ。元々の基礎はオーブの人たちが作ってたんだし、それに改良を加えてるだけだよ」
 キラの謙遜した態度に、フーンと横目で答える。だがすぐに意地の悪い顔になり、キラをいじめだす。
「そっか、キラは流石だなぁ。AAのエースだもんね。何でも出来ていーいなぁ」
「そ、そんな事ないって!カガリ!よせよ。からかうのは」
「へへっ、ごめーん」
 焦って反論するキラに対して、歯を見せ笑いながら走り出す。キラも慌てて後を追いかける。廊下を二つの靴の音がカンカンと鳴っている。
 ずいぶんと走った後に立ち止まり二人は息をつく。まったく意味のない事だったが、意味のない事だからこそとてもたのしかった。その気持ちいい気分を維持したまま、カガリはキラに顔を向けた。
「キラ、もう何もすることはないんだろ。今日は休めるんだろ?」
「うん、他にもやる事はあるけど今日の分のデータや打ち合わせは終わったし。特にすることないよ。でも、カガリどうして?」
 カガリがその美しく光る金色の髪を指で丸めている。キラのほうを見ようとしない。 
「いや、別に何てことはないんだけどさ…。ただ」
「ただ?」
 カガリが急に顔を真っ赤にして下を向いている。けっして、さっきまでの走りのせいで顔が赤くなっているわけではなかった。他の理由があるのだ。
 カガリが何をいいたいのかわからずまだ顔をかしげているキラだった。しかし、思い立ったように手を叩いた。小気味いい音が廊下に響く。カガリはそんなキラのしぐさも目に入っていないようだ。時間が立てばたつほどどんどんと顔を真っ赤にさせていっている。
383名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:26 ID:swDbMyby
「もしかしてやりたいの、カガリ?」
 キラがカガリの耳元まで頭を寄せつぶやく。声は空気を伝わり耳に届く。耳が小刻みにゆれた。カガリは聞こえないほど小さな声を出した。喘ぎ声のようにも聞こえるし、泣き声のようでもある。
 目を必死につぶっていたがなんとか頷く事が出来た。それを確認するとキラが笑う。
「じゃ、いこうか。あ、でも僕の部屋はちょっと…」
 AAの中の自分の部屋の事を思い出している。あそこにいっしょにいければ、そう思った。だが、キラの頭の中にフレイの姿が映った。
 部屋にカガリどころか、男を入れてしまったときだけでもすぐに疑われるだろうとキラは思った。けっしてフレイを無下に扱っているわけでも邪険にしているわけでもない。
 しかし他の男ならわかるだろうと思うが、一人の女性、女だけで満足できる者はそうはいない。キラも同類で、しかもキラの場合は戦いや責任といった深い重責に常に押しつぶされそうになっていた。
 フレイでは、その重責を埋める事が出来なかった。しかし、そんな時カガリに出会ったのだった。そのカガリとの関係を今まで気づかれなかったのは不幸中の幸いと言うべきかも知れない。
「そこは大丈夫だ!キラ、こっちに来て」
 言葉を聞くと俄然、元気になったカガリはキラを引っ張りオーブ基地内にある部屋の一つに連れ込んだ。なぜか部屋の前に監視カメラが設置してあった。中は意外と豪華なつくりで絨毯の上にソファーや机が置いてあった。
 その先にはもう一つ扉がある。その扉を勢いよくカガリが開けると、中には色彩豊かなベッドが設置してあった。
「カガリ。ここは何だい?まさか、こんな所がこの基地にあるなんて。で、ここでやる訳なの」
「ここは、私たちが使う部屋の仮の部屋さ。父が基地の見学に来るからこういう部屋は意外と多く作ってるんだ。ま、良くも悪くも平和の国オーブらしいだろ。とりあえずここしかかんがえられなかったからさ。キラが良かったらだけどね」
「別にかまわないよ」
 キラの返事にうんうんと頷くとベッドに走る。一瞬、中に浮いたと思ったが、それはベッドの中に飛び込んだだけだった。真っ白なシーツをまとったベッドが柔らかにカガリの体を受け止める。
384名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:29 ID:swDbMyby
 ベッドに体中を沈ませて鼻をくんくんとさせていた。心地よい香りが気分を良くさせてくれている。気分を落ち着こうとさせているのだ。
 何度もこの行為を繰り返してきたわけではない。やはり緊張するのだ。どんなにキラが優しく、拒まないとしてもこれはカガリ自身の問題なのだから。
「キラ…脱ごっか」
 カガリは仰向けのままキラに聞く。キラは少しうろたえたようなしぐさを見せたが、わかったといったように作業着のボタンをはずしていった。
「よし、脱ごう。やるんだったら、早い方がいいしな」
 声と一緒にズボンとTシャツをいきおいよく脱ぐと下着姿が出てきた。下着は上下どちらも白でまとめられている。悪趣味なデザインや無駄な装飾はついいない。
 カガリらしくずいぶんとシンプルなつくりだ。カガリは下着姿に何の恥ずかしさもないようだった。
 誘うまではあんなに恥ずかしがっていたのに。おもしろいな、とキラは思った。どんどんと服を脱いでいくカガリを横目にキラはベッドを整えている。
「キラは脱がないのか?」
 キラは、さっきからボタンをはずしただけでそれ以上脱ごうとはしていなかった。声に促され慌てて上着を脱ぎ、ズボンも脱いだ。
 カガリが真っ白いスレンダー体に対して、キラはたくましく引き締まった筋肉と日に焼けた肌の色が出てきた。
 筋肉の発達した体はとても美しかった。コーディの技術でそうなっているのか、キラだからこそそうなるのかはわからなかったが無駄な脂肪なども見えなかった。
「…いつも綺麗な体だな。女の私が、うらやむぐらいだ。私も男だったら良かったのに。でも、キラに抱かれないから…やっぱ嫌か」
 カガリは自分を笑うようだった。だが不思議と嫌味はない。むしろ笑い出しそうなほど明るい声だった。いつの間にだろう。キラのおかげかもしれない。
 カガリが女として、自分の身分を離れ一人考える時が出来たのは。レジスタンス生活でも十分明るかったが、キラと一緒にいるときはなおの事明るいしぐさを見せてくれていた。
 そんな言葉を交わしている間に二人は裸になってしまっていた。お互いの体をじっと見ている。カガリの目は自動的にキラの下半身を見つめている。
 キラのそこはそう大きくはないが強くそそり立っていた。ここは、まるで映画の1シーンのように人の目に映るに違いない。
385名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:33 ID:swDbMyby
 二人の影がじゅうたんの上に黒く写る。しばし黙っていたがやっと近づき始めた。ヘリオポリスで会い、レジスタンスの組織で会い、そして二人はいまオーブにいる。
 その間にこんな間になるとは思わなかっただろう。だが二人とも後悔はしていない。昔も、今も。
 まず、キラの力強い腕がカガリを抱きしめる。触れただけなのに汗の匂いが鼻をくすぐる。いい匂いではけしてない。だがなぜか愛しかった。
 顎を上げ、キラを見上げるカガリ。キラもそれに従うように頭をさげる。二人の顔は近づきついに重なる。
「うぅん。ん…」
 二人はそこから長い長いキスを始めた。始めはちょっとずつ触っては離れ、触れては離れを繰り返していたが次に密着すると口の中を動かし舌を絡みあわせていった。
 舌は熱く滑らかに絡む。だ液が喉を回る。数分の長いキスの後、白い粘液を残しつつ二人はやっと唇を離した。
 ベッドの上でキスを交わした二人は、寝転ぶ。部屋全体が優しく二人を包む。小さく入る光も体を包むベッドも全てが二人を祝福しているようだ。
 キラはベッドやカガリの場所を確かめる。そうして、カガリをベッドの真中まで動かす。といっても大きなベッドだ。
 動かすのにも一苦労する。カガリも手助けをしようと寝ながらだが体の位置を動かす。やっと位置がしっかりしたのか、ふぅとため息をつく。そして改めてカガリに体を向けた。
 両手を使い、寝ているカガリの足に触れる。真っ白だ。雪のようにも見える。いつまでも触れていたかったが、触れているばかりしていても仕方がない。手を使いカガリの股を開く。
 カガリはやっと恥ずかしそうに開けさせまいと力を入れたが、キラが力をいれる。
 すると力を抜きとうとう股が両方に開いた。開いた前にはカガリの女が顔を見せた。薄い毛で覆われておりかすかにピンク色に染まっている場所も見える。
 とても美しかった。目をそこに取られていると頭の上から声がする。カガリの声だ。
 恥ずかしいからやめろと言っている。ごめん、と苦笑いしたその後キラは次の行動に移った。もう二人に体はとうに熱くなっている。
386名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:34 ID:swDbMyby
 頭をカガリの股の前に置く。ゆっくりと頭を静めていった。キラの頭をカガリの太ももが囲む。カガリは、頭を上げ自分の恥部に顔をうずめている愛しい人を見ていた。
 そうしているうちに口を動かしている。下でカガリを優しく愛撫しているようだ。
 始めはカガリを守っている毛を舌でなぞっているだけだったが、ずいぶんと塗れてきたことが確認できると行為は内部へとすすめていった。
 キラは気づいている。中には何かひっかかるものがある。そこを舌の先で刺激してやる。するとカガリの体が前より一層激しく動くのだった。そしてかなりの蜜も溶け出していくのだ。
「んっ、んんん」
 言い様にあらわせない快感と興奮がカガリを襲う。命を掛けた戦いで得ることの出来る興奮とはまた違う興奮だった。
 カガリは体中の血が沸騰しそうだった。キラと触れ合う事がこんなに気持ちいいこととは思わなかった。
 時として頭の中が真っ白になりそうになる。そんなときは必死に頭を振り意識を取り戻そうとする。
「も…もう少し抑えてくれ。キラ。このままじゃ…つらいし、どうにもならない」
 必死になるあまりキラの髪の毛を掴んでしまう。キラが痛みにたえかね悲鳴を上げる。
「いたたたた!痛い、痛いってカガリ。手を離して、離せって!」
 その声に驚き、カガリが慌てて両手を離した。目を白黒させるキラを心配するカガリ。
 さっきまでの行いが影響して目じりから涙まで出てきていた。痛みをこらえるキラも同じように涙が出てきていた。
「ご、ごめん。つい、気持ちよくて」
 いたんだ髪と頭をなでているキラだったが、カガリの泣きそうな顔を見ると満足そうな顔に変わった。
「別にいいよ。でも、逆にうれしいな。そんなに気持ちよかったんだ」
387名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:35 ID:swDbMyby
 頭をなでるのもそこそこにキラは手をカガリの体に置く。置いた場所は、カガリの胸の上だ。頭はカガリの頭のちょうど上を示していた。
 顔を見つめたまま、キラの手はゆっくりと胸を愛撫していく。愛撫しているうちにカガリの口が小刻みに震えている。絶えようとしても耐え切れないらしい。
 そのまま、なでつづけているとなにやら突起した何かが見つかった。カガリの乳首のようだ。興味を持ったのか、キラはそれを口に含んでみた。しょっぱい汗の味がした。
 美味しいものでも気持ちのいいものでもないが、なぜか懐かしい感じがして口の中でころころと転がしてみる。するとカガリの体が急にびくびくと震えだした。
 気持ちよくなっているのだろう。カガリは興奮のあまり手をじたばたと動かす。必死に何か握る場所を探していたが広いベッドの上では掴むものもなかった。
 だからキラの背中につめを立て、我慢するよりなかった。だがふとキラの影に隠れたものを見つけた。それはキラが裸になった時、一番にカガリの目にとまったものだった。それをカガリは掴んだ。
「あっ!」 
 それはキラの陰茎だった。堅くそそり立っていた。色は悪くなく手入れも行き届いており別段汚くもない。
 そこに品と言う者があるのかは難しいが、下品なつくりはしていないようだ。速度を増しキラを撫でていく。カガリはずいぶんとうまくなっているようだった。
 最初に触れ合った時よりぎこちないしぐさや無駄な動作が減っている。そして何よりキラが歯を食いしばり必死に放出を耐えている。
 耐えているのに先から少しずつ液が染み出してきている。キラの手はさっきまで乳首を愛撫していたのにもう止まってしまっていた。
「カガリっ、い、いきそう。だ、だめだ」
 快感に耐え切れずに出した言葉のとおり、はちきれそうに大きくなっていた。キラの中から今でも出しそうなほどびくびくと震えていた。
 触られていただけ、なでられていただけなのになぜこんなに興奮してしまうのだと、キラは意外に思っていた。
 本当の事を言えばキスの時からもう耐え切れなかった。カガリを愛撫していた時、自分から何かをした時より何かをされている時のほうがキラにはとても弱かった。
「カガリ、ご、ごめんっ!」
388名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:36 ID:swDbMyby
 キラの放出したものは、カガリの太ももに飛び散っていく。それはとても濃厚でどろりとした白色に染まっている。それらはいくつもの水溜りのようになったあとベッドの上に垂れ落ちていった。
 カガリの中で果てる事は出来なかったが、二人はこれで満足だった。二人は強い虚脱感に襲われた。しかし、カガリの手の中ではキラがまだ堅く震えている。まだまだ続ける事が出来るだろう。
 だが、キラはカガリの手を離し、自らの手とあわせた。そしてしっかりと握る。性欲よりお互いのことが大事というように。カガリは、そんなキラの優しさにうれしくなりながら胸に頭を置きいっしょに目を閉じた。
「キラ、たくさん…でたね。でも私の中に入れなくて良かったのか?」
「ああ、カガリは初めてだし。もう俺の身勝手で女の子を、人を泣かせたくないから。今はこれでいいんだ」 
「そうか、優しいな。キラは。本当に優しいな」
 数分程度立っただろうか、二人は閉じていた目をあけた。かといって先までの行為を続けるわけではなかった。
 カガリはキラの体を、キラはカガリを胸におき天井を見つめていた。そしてカガリがふいに一言を漏らした。
「キラ。お前は私を自由に、本当の自由にしてくれる王子なのかな……?」 
「え?」
 キラが顔を上げる。カガリは何も答えずに手を伸ばしキラの髪をなでている。指の一本一本が髪に絡まって肌と茶の縞模様となっていた。そして一言だけ言うと後ろを向いて目を閉じてしまった。
「好きだよ」
 ……とても綺麗な顔だった。淡い金色の髪が光り、まるで女神のようにキラの目には映ったのだ。少し前まで真っ赤だったカガリの顔のかわりに、今度はキラの顔が赤くなっていった。
 いや、顔だけではない体中が熱く赤くなっていく感じがした。その事を気づかれないようキラもあわてて後ろを向く。そのまま二人は壁を見たまま、目を閉じていく。
 キラたちは、自分たちが思いもかけぬほど深いところで繋がっている事に、気づかなかった。愛し合った男女という事以上の…血の繋がった姉弟であるということを。
 しかし二人は今、泥のように眠りながら安らかにお互いの夢を見るのだけだった。
389名無しさん@ピンキー:04/04/15 01:38 ID:swDbMyby
どうも。自分は、このスレ新米なんですけど書いて見ました。
ロマンチック路線で、お気に召さなかったらすいません。それでは。
>>269
お気持ちは痛いほどわかります。
テロだの暗殺だの戦争だのSEED世界にも負けないぐらい暗い世の中ですが
せめてここだけは仲良くいきましょうね。
楽しみにしてるので、これからもがんばってください。
390名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:01 ID:guSVslL+
新しいネ申キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
391名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:11 ID:yB5wY7ka
乙。
しかしせめて何のカプかとかを最初に書いてくれるとありがたい。
392名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:13 ID:qNiCbQGY
>>391
慣れてないようだから大目にみよう。
次、気をつけてください。
393名無しさん@ピンキー:04/04/16 11:57 ID:PS7RZ0jj
>ひととき氏

女の子感情の描写が綺麗っす。今後も楽しみに待ってま〜す。
394名無しさん@ピンキー:04/04/17 13:18 ID:YsN1AMeU
週末なので神降臨キボン
395名無しさん@ピンキー:04/04/17 13:34 ID:ICdMnHpX
あなたの神に頼めばよろし。それともあなたにとって職人はすべて神なのですか?
396名無しさん@ピンキー:04/04/17 13:46 ID:YsN1AMeU
面白い物を書く人はみんな神だ。
397名無しさん@ピンキー:04/04/18 02:37 ID:k/u7whCQ
298の続きを楽しみにしてる自分。
純粋に話の続きが気になる。
398  :04/04/18 05:16 ID:sVbCjueS
遅れたけど乙。
399名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:47 ID:EfovDU4O
イ「保守だ腰抜けぇぇ!!」
シ「…隊長、まだこのスレを見ていたのですね。でもいくら待っても隊長の話はきませんよ(´,_ゝ`)プッ」
イ「 ガ━━━(゚Д゚;)━( ゚Д)━(  ゚)━(   )━(゚;  )━(Д゚; )━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 」
400名無しさん@ピンキー:04/04/22 03:22 ID:C9474J0U
人大杉で入れない
401名無しさん@ピンキー:04/04/22 18:47 ID:D0Ov6k4d
専ブラ導入してない職人さんも多いのかな?IEより快適なのに。

ネタひねり出そうと今更DVD最終巻のオマケ映像を見たらなんかむしろ書けなくなった。
402 ◆Micq87azYs :04/04/23 00:39 ID:VMmjxOIG
キラカガいっぱい(*´Д`)ハァハァ
403名無しさん@ピンキー:04/04/23 02:23 ID:OzUYQAV/
Jane使ってるけど今の今まで新規レス収得できなかったぞ。
一度ログ捨てたら出来たが。
ちなみに携帯でなら見れたがIEだともうずっと人大杉だった。
一体何だったんだろうな。
404名無しさん@ピンキー:04/04/23 04:36 ID:KV0er7XE
ttp://qb3.2ch.net/test/read.cgi/operate/1080295174/839-850

これか?
マカエレなんだけど、普通に見れたんだけど。
405名無しさん@ピンキー:04/04/23 10:42 ID:P3AOFACO
>>403
自分もそうだった。
新規レス取得できなくてログ落ちしたのかとばかり。
ログ削除で何回か読み込ませるとできたけど。
406名無しさん@ピンキー :04/04/23 19:58 ID:pnGeg4pu
>>403 >>405
それは>>374-378でログがあぼーん、AAを削除人さんがお掃除してくれたから。
過去ログ一度捨てないと、読みこめない。
n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* 削除人タン、アリガトウ。
407403:04/04/24 02:43 ID:wCxoW84K
移転とread.cgi止めとレスあぼんが重なったのか。通りで・・・
今は動いてるがまた止まるかもしれんしこの板遊ばれてるな。
408名無しさん@ピンキー:04/04/24 08:03 ID:Xkcb6+6R
種2が出るのか。
409名無しさん@ピンキー:04/04/24 17:01 ID:iBx2FK4F
wahahahaha
410名無しさん@ピンキー:04/04/24 20:10 ID:9nqIJMpw
もうそろそろアレの続きが来る!
楽しみだな〜。
411名無しさん@ピンキー:04/04/24 20:33 ID:1Z0XTNJe
人大杉解除で何だか前の賑わいを取り戻しそうな悪寒。
けど職人様方の投下があればこそなのでお願いしまつ。

217氏、269氏、カガリ受の名無し氏、黄昏氏、キラカガ氏…職人様の作品を楽しみにお待ちしております(*´Д`)
412名無しさん@ピンキー:04/04/25 20:34 ID:8VW+OojY
楽しみだ
413名無しさん@ピンキー:04/04/26 12:46 ID:Z6KA7SMl
hoshu
414黄昏の…:04/04/26 12:52 ID:T7WVcafN
>>352
今更こういうコト言うのもアレだけど、俺じゃない。

>>411
まだ覚えてくれてたなんて…ちょっと感動。
ここには投下してないけど南極にイザシホ送ってるから。
415名無しさん@ピンキー:04/04/26 16:17 ID:uzGV4QaJ
黄昏氏キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

ずっとずっと待ってました。 。゚(゚´Д`゚)゚。 。
そうですか、南極に直載せしているんですね。南極行ってないから気付かなかった_| ̄|○
ぜひにアスカガの続きも…いつまででも、またこのスレでもお待ちしております。
0,5話投下します。
シホ、オナニーの巻。
4月は忙しくて、どうも全体的にグダグダ(本編並?)になったことをお詫びいたします。


――ザフト最高評議会室
「すると、プラントは頑なで、もはや徹底抗戦しかありえないということですな」
「しかし……オーブとの提携をもっと強く結ぶことが出来なかった」
「確かに……宇宙に拠点を持っているのは大西洋、ユーラシア、オーブのみですからな」
「アメノミハシラには相当数のMSが存在すると聞いていますしね……」
評議会のメンバー……つまりザフト軍の中枢にいる軍人達が次々と徹底抗戦の議論をみせる。
いや、軍人だけではない。政官ですら抗戦派がほとんどであった。
(どういう……ことだ)
当のイザークは困惑していた。
「いや、まて。お前達は…いや、君達はプラントと……場合によっては武力衝突を考えて…いるのか?」
そう思う人間など殆どいまい……イザークは当然、そう思っている。プラントは彼を含め、皆の故郷だ。
「イザーク殿は……和平交渉をお考えで?」
ジェレミーの発言に、議会の焦点がイザークに向けられる。
「それが……君達に選ばれた…俺の務めだと…思っている。戦いを忘れられなくて月に集まった訳ではないのだろう?」
銀色の整った眉を顰めながら、イザークは重みを込めて言った。
「ですが…奴らが先に仕掛けてきたのです!」
「それも…我々の総帥を狙うという、卑怯きわまりなく、許し難い方法で!!」
老齢の軍官と、若い政官が次々に叫ぶ。
「しかし、我らがそう慕う総帥が話し合いでの解決を望むなら……我々は従うべきではないのか?」
かってプラントで最高評議会のメンバーであったジェセックの言葉は大きい。
「軍事行動も、外交カードの一枚であることをお忘れなく」
「ジェレミー……」
向かい合うように座るジェセックとジェレミーは無言で互いを制し合う。
「ダコスタ殿は…どうお考えでしょう?オーブ、プラント、ザフトと三国の現状を見てきています」
「どう…と言うのは、戦力差…と言うことか?シホ?」
イザークの、その冷たい言い様に議会はやや騒然とした。
「プラントの市民の生活は戦前と大して変わりません。地上からの搾取が無くなった分は、戦後処理にまわされて……別段、豊かになったとは言えないでしょう」
「……あっちに残されている……我が軍の家族は?」
戦後のゴタゴタで、月に逃れたザフトの家族も多いが、様々な事情でプラントに残された家族も多くいた。
「保護されています。しかし……」
「秘密警察…みたいなものがあるのだろうな。ユウキか?その頭は」
「え?……そう…です」
言い淀むダコスタに懸念を感じたイザークだったが、その追求はジェレミーによって遮られた。
「軍事について聞きたい」
「技術力に関しては大した物です。ほぼ無傷で残りましたから……。資源も、地上で摂取した物がありますので当分はMSの量産には困らないでしょう」
「市民感情は?」
「現政権に概ね満足しているようです。……しかし、一方でテロも多く起こっています」
「ほう……」
ジェレミーが考えるように、頷いた。
「ココの戦力を、君はどう見ている?」
ハマダのが問いた。
「正直に言って……プラントには及ばないと思います。しかし、兵の質は高い様に思えます。さらにガンダムタイプを二機保持し……」
「ソードに乗るパイロットがいない」
イザークは不機嫌そうに言った。
「は?しかし、あのクロト=ブエルという少年が……」
「クロトはパイロットではないっ!!」
「はっ!!」
イザークのあまりの剣幕に、ダコスタは只恐縮するだけだった。
「……し、しかし、それを差し引いても、アルビレオを装着したデュエルは一個大隊に匹敵しますし、C.E.屈指の名将、ジェレミー殿もいます」
「うんうん」
誉められて、満足そうにジェレミーは頷く。
「さらにはハマダ殿が連れてきた旧連合軍の精鋭部隊も……」
「ま、俺も結構人望あってね……」
朗々と話すダコスタの意見を聞きながら、ここにいる全員が同じ事わだかまりを心の隅に持っていた。


「それが、アルビレオっていう機体?」
最終調整が済んでいない状態でイザークが無茶をしたせいで、内部機構が無茶苦茶になって帰ってきたアルビレオを見て、ぶつくさと愚痴を垂らしながら整備をするメカニック達の視線がその男に集まる。
金色の髪に灰色の瞳。初めて見る顔だが、おそらくパイロットであろう。そうゆう目をしている。
「新入りかい?お二人さん?」
開発主任が、声をかけた男と、その隣にいるきつそうな顔立ちをしたプラチナブロンドの美女に声をかけた。
「まぁ……ね。似合うかな?このザフトの服」
「ああ、もちろん似合っているよ」
答えながら、主任は彼らの正体を探っていた。その理由は彼らの制服の色にあった。
(白…だと?大層な色着やがる……)
ある意味、赤よりも貴重な色だ。何せ特殊部隊の色なのだから。
ちなみに“赤”に対するザフト軍内の評価は微妙で、アカデミートップテンの実力に違わない活躍をするものもいれば、実際の戦場では役に立たなく、軽蔑されている人間も居たからだ。
「よかったぁ。ザフトの制服って格好いいから着てみたかったんだぁ。な、君もそう思うだろ?マーキス?」
「……着やすさだったら連合の方が良かったが。デザインは確かに軍服離れしている。行こう、リリアント中尉。ハマダ大佐が待ってる」
ザフトの中でも事情通(ただの地獄耳ともいう)な主任は、その二人の会話でようやく合点がいった。
「おい、お前ら!整備の前にちゃんと注文を俺に言っとけよ!じゃないと他の奴と同じくさせちまうぞ!!」
そう言って手を振る主任に、部下が疑問を投げかける。
「……あの人達、そんなに有名なパイロットなんですか?」
他の機体と整備方を変えなければいけないほどのカスタムをしてるのは、よほどのエースしかいない。
「ゼロ部隊の生き残りだよ」

「まさかハマダ殿が、かの有名な“ゼロ部隊”の指揮官だったとはな」
ゼロ部隊……かの連合のエース、エンデュミオンの鷹ムウ=ラ=フラガが所属していた
メビウス・ゼロだけで構成された部隊。
「しかしエンデュミオンの鷹以外は全滅じゃなかったのか?」
会議の後の閑散とした会議室で、ジェレミーとジェセックは気楽な雰囲気で会話をしている。
「あの時出撃したメンバーはね。リリアント中尉は研究所の要請で出向していたそうだよ」
ローレライのパーソナルマークを持つ青年パイロットの姿がジェセックの脳裏を掠めた。
「たしか、初めての空間認識能力を応用したシステム・ガンバレルを最初に扱ったのが彼だったな」
「意外と……事情通だねぇ、ジェセックも」
そうさせたのはジェレミーだ。目の前にいる男を心のどこかで危険に感じていた。
……そう、それは彼の親友であるパドリックの暴走を目の当たりにしながら、
止めれなかったからこその警戒だった。
「んで、マーキス君は、当時火星探査のメンバーで居なかったと」
「その二人を呼び寄せたのか……ハマダ殿は……」
喜びより先にに不安がジェセックを襲う。
「信用できるのかな……彼は。いや、よしんば信用できる人物だったとしても…
…元連合の人が力を持ち始めるのに不安を持ち始める人も出てくるのではないかな……」
「だからまとめて傭兵待遇で俺の下に入れている訳だろ?」
「それも……私の不安なんだ」
ジェセックは政治家に向かない。表裏が無く、誠実すぎる男だからだ。
だが、それが一つの力となる場合も多々あった。それが今まで彼を政治家として生かしてきた。
「戦争がしたいのかね?ジェレミー=マクスウェル……」
ザフトを開戦へと煽っているのは明らかにジェレミーだ。イザークがいない間に……
「かも知れない。俺は、あの戦場の高揚感が忘れられない。
大群を指揮し、俺の一振りで戦況が変わる……充足感」
巡回中の戦艦が、帰投するのがジェレミーの後ろの窓越しに見える。
ジェレミーもまた、自分が政治家に向いていないことを良く知っていた。
彼の気質は……そう、芸術家とするのが合っているかもしれない。
血と、MSと、弾薬とがジェレミーの芸術の材料として存在し、それだけを目標としてジェレミーは動いている。
「……だが、決して戦争を望んでいるわけじゃないよ。今は殊更そう思うね」
「ジェレミー……」
「……哀しい時代が続いている。思い出すら哀しい」
その言葉に、ジェセックは静かに頷いた。
「俺達は第二世代のコーディネーター。生まれたときから調整されていた。そして生まれた世の中はコーディネーターに対する迫害が始まっていた…」
実は、コーディネーターの中にも、世代によって“コーディネーター”としての自尊心の成り方に差違があった。
第一世代のコーディネーターは、自らを“優れた新人類”であることを実際問題として認め、誇りを持っている。
第二世代のコーディネーターは最も自尊心が強いが、それは確固たるアイデンティティからでたものではない。
“優良種”だと教えれれて生きてきたものの、社会は彼らを望まず、
かといってコーディネーター以外に生まれる運命を持ち得れなかった彼らは、自らの種の優良性にすがるしかなかったのだ。
そしてそんな彼らに育てられた第三世代のコーディネーターは、戦前のイザークのように純粋にコーディネーターの優良性を信じていた。
それは現実レベルや宗教的レベルではなく、常識としてそれが当たり前の価値観だったのだ。
「あぁ、そうだったな。シーゲルやパドリックに手伝って貰って、一生懸命練習したのに報われなかった」
「?何の話だ?」
「小学校の運動会。100メートル走、どうしても勝ちたかった人がいてね、理由は忘れたが。
でも、当日、ナチュラルとコーディネーターは別々に競技させられてね、その人はナチュラルだったから……」
「勝っても……コーディネーターだから…と、そう言われた時代だったさ」
ジェレミーは机に肘をおき、そのまま力を込めずに凭れていった。
「そして戦争……か」
「そう……非道い時代さ。……そんな中で、自分で幸せになろうと、未来に生き抜こうとしてる馬鹿を見てしまったんだよねぇ……」
そう言うジェレミーに、ジェセックはようやく笑みを向けることが出来た。
「なんだ、結局はみんな同じか」
「そうさ。ああもハッキリとした幸福な未来が目の前にあると、頑張りたくなるのさ」
「少年の心は、時として成人男子に伝染する…。よくある例だ。……誰だったかの名言だな」
「最初は、体のいい頭だと皆思っていたのになぁ……」
くっくっく……と何が可笑しいのかジェレミーは肩を震わせて笑う。
その気持ちはジェセックにも分かった。確かに、自分も最初はイザークに実質的な指導者としての器量を望んでいなかった。
赤服で英雄クルーゼ隊出身、母はプラントでNo.2とも言える地位にあり、核攻撃からプラントを守り、
同胞を何機も沈めた連合のGタイプMS三機の内二機を撃破、名実共にエースと呼ばれるに相応しいにも関わらず、プラントで起きたクーデターによってお尋ね者となる……
その上、若く、顔も悪くない。その顔に付いた傷も兵士として戦ってきた証であり、これほど旗印にするに相応しい人物はいなかった。
「そういや、何でプラントから逃げてきたんだ?政治にそこまで執着するタイプには見えなかったけど?」
「……ザラが……ザラのしたこと全てが否定されるのが嫌だった……シゲールも……全てが肯定されたり、都合のいいように使われるのは……」
「ま、過去は俺達の仕事だろうね。その仕事が終わったら、あの二人の背中に少しばかりやっかいになろうかな?」
一区切り、そろそろ退室しようかと背伸びした。
「その二人なんだがな……」
朗らかな顔が、一転、曇っていく。
「様子がおかしいって?」
「このままだと動揺になる。いや、なっている」
どちらかといえばイザークがシホを避けている。それがシホにも分かるからシホもどうしていいのか分からないのだろう。
「精神的なことだけじゃない。体制にも、政治そのものにも支障がでる。……あの二人は、二人で一人なんだ」
「政治家っていうのは哲学者と経営者を併せ持たないと成り立たないからな」
「そうだ。そして…精神的な話に戻すが、日系のシホの中にある東洋的な柔らかさ、ユダヤ系のイザークの中にある西洋的な果敢さ、様々な民族、経歴をもつ人間で溢れている今のザフトを一つに繋ぎ止めているのはそれだ」
「哲学的だねぇ……地球神と太陽神、母性と父性、農耕民族と遊牧民族って……むぅ……こういうのはシーゲルの専門だよ」
「そんな呑気に構えている場合か!!」
ジェセックは珍しく声を荒げ、くるくるとジェレミーの手で回るペンを掴む。
「大丈夫だよ。ウチらの見込んだ大将は、そんなにヤワじゃないって。……例え、俺達に“希望”という最も罪深き災厄を見せたのが彼らだとしても……彼らは信じるから……未来が創れるんだ」
「ジェレミー……」
「恥ずかしいこと言っちゃたよ。まったく、柄じゃないよな」
少年のようにジェレミーが笑う。いつものジェレミーの顔だ。
「だが、今しばらく道化も演じなくては……な」
「俺は素で演じられるぜ?昔から憎まれっ子だからな。長生きする為に」
ジェレミーの冗談に、ジェセックは苦笑いをすることしかできなかった。それもまた、ジェセックらしい。


「…………」
イザークはシホの部屋の前で、ウロウロしていた。
が、いつまでもそうしていられる程、彼の性格が気長には出来ていないことは皆さんもご存じの通りだろう。
――ブー
しかし、いつものように逆ギレ、勢いで誤魔化すパターンでなく、ゆっくりとブザーを押したことはイザークの今の精神状態を表していると言っていいだろう。
『……はい、シホですけど?』
「……俺だ」
『隊長!!』
名前を言わずとも、声だけで判ってくれる……そんなシホがイザークは嬉しい。
――プシュー
「隊長!」
少し息を切らしてイザークの前に現れたシホは、エプロンを付けていた。
イザークの胸はその姿と、そして緊張とで高まる。
「あの……隊長、私に何か至らない所があっ……」
「コレ、シホが欲しがっていた奴だろう?プラントにしかないと」
そんな健気なことを最後まで聞きたくなかった。自分が悪いのだ。イザークは有無言わずに包装された小箱を突き出す。
「え?……あ、ありがとうございます」
やっぱりどこか自分を避けているイザークに、シホは無理矢理に笑った。
「開けて…いいですか?……………あ…ルージュ……」
確かに、前に彼の前で欲しいと言った物だった。普段軍服でいる事が多いから、数少ないおしゃれできるアイテムなのだ。
「覚えていてくれたんですね……。あ、そうだ、今フィナンシェを焼いているんです。隊長、食べていってください」
フィナンシェとは資本家とか財界人、金融といった意味の言葉を持つ洋菓子だ。
小麦粉はごくわずかしか使わず、焦がしバターとアーモンドパウダーをたっぷり使う贅沢さから、かつては高級なお菓子と言われていたと言う。
「いや……まだ残している仕事がある」
そんなに大した仕事ではない。フィナンシェの香ばしい匂いは魅力的だ。それ以上にシホも……
「そ、それならせめて持ち帰って……あっ……隊長……」
シホはドアにもたれかかり、用件を済ませてすぐに帰っていくイザークの後ろ姿を見ていた。
見えなくなるまで……ずっと。
見えなくなっても……ずっと。

鏡の前で、新品のルージュを引いてみる。
思った通りの色がでる。
少し……笑ってみた。
「う……うぅ……うぅぁ……う……うぅ……」
この色も、笑顔も、見せたい人がいたから望んだのに。

「おかしいよね?シホさんとイザークさん」
休憩室の白いイスに腰掛けながら、グレープフルーツのジュース(100%果汁)を呑むイライジャに風花は話しかける。
「でも、人のプライベートに土足で入るのはよくないと思うけどな?」
「そっか……」
風花は持ってきた紅茶をフーフーと冷ましながら、
「……許可を取ればいいんだ」
屈託無く言う。
「プラントに行った時からだろうな。様子がおかしいのは」
半ば風花の意見を肯定とも言える発言をイライジャはした。
「ボクも……そう、思う」
震える手で紙袋を握らせる少年が、そこにはいた。
「クロト……」
(そっか……クロトが……二人以外じゃ一番哀しんでいるんだよね……)
風花は眉を悲しげに寄せた。
「……いい匂いだな」
「……うん。フィナンシェ……焼きたて…なんだ」
「グレープフルーツには合わない……俺も紅茶にしよう」
席を外すイライジャに少し戸惑うものの、風花は取りあえずクロトに席を空ける。
「ほ、ホント、いい匂いだね……」
「………」
「イ、イライジャ、ちゃんと二つ買ってくるかなぁ……」
「………」
この時風花は、○秘ノートにあるイライジャの恥ずかしい過去12選から一つをみんなにばらしてやろうと思ったとか。
「あの時、アルビレオとデュエルのドッキングはオートでは出来なかった。誰かがアルビレオに乗る必要があった」
ようやくやってきたイライジャは、クロトの前に紅茶を置きながら、開いた紙袋からフィナンシェを一つ取り上げ、そのバターの香ばしい匂いを口に運んだ。
「普通に考えてシホだ。俺はジンに乗っていたし、ドッキングには阿吽の呼吸が必要だから」
それなのに、イザークは自分を指名した。
「プラントで何かあったのかな……」
フィナンシェを二つに割りながら、風花は呟いた。
「カナーバって奴と会ってからだ……」
クロトの握っていた紙コップがクシャリとへこむ。熱いはずの紅茶も、クロトには感じない。
「……甘いな。ココアのはないのか?」
「……イザーク、甘いの好きだから……」
それを聞いてもなお、イライジャはフィナンシェを口に運ぶ。
「心配で……シホ姉さんに会いに行ったんだ……でも…ブザー押しても暫く出てこなくて……」
「…………」
「……シホ姉さん、きれいな色の口紅してた。……さっきイザークがくれたんだって……でもね……目、真っ赤だった……」
クロトは瞼を閉じて、唇を震わせながら、吐露する。
「物で女を繋ぎ止める様になったら男としておしまいだな」
「イライジャ……」
「……食べないのか?クロト」
イライジャはひょいひょいとフィナンチェの端を掴み、クロトの前で動かす。
「“作りすぎた”筈ないんだ!シホ姉さん、しっかりした人だから……分量だってちゃんと計ってやってるに決まってる」
「……分量間違えたらお菓子は完成しないけどな」
「イザークは人一倍食べるから……」
人の話を聞いていないクロトに、イライジャは少しムッとしていた。
「誰が人一倍食べるって?」
「っ!!イザーク……」
「……“仕事”は終わったのか?」
イライジャの銀色の瞳が、気のない様な風にイザークを見据える。
「ん……まぁ」
「……フィナンチェ、食わないか?」
「……食う」
そんな二人を、クロトと風花は固唾を呑んで見比べている。
だが、それ以上二人は何も交わさず、イザークは帰っていった。

「坊主!お前はココ、立入禁止だ!!」
MSの格納庫、気のいい主任は嫌いじゃなかった。
「何でさ?そんなの……ボクの自由だろ?」
「自由と我が儘は違うっーの!自由ってのは、行使するのに責任がいるんだよ!」
「何の責任だよっ!!」
何か、無性にイライラして……八つ当たりだ。格納庫中にボクの声が響いた。
「MSに触れるとお前の気分は高まるんだ。悪い方にザラつく」
「イザーク!?……デュエルの調整してたんだ……」
自分を追いつめた……いや、救ってくれたデュエルの猛き赤い輝きが光りを失い、穏やかなブルーに変わる。
Invoke-Moment in Believe a Rralize... 通称I.M.B.R.モード。
その原理を一言で言ってしまえば、人型のビームサーベル。その高熱は、あらゆるものを蒸発させる。
しかし、それには莫大なエネルギーを消費し、半NJC機関を搭載したデュエルといえども制限時間は3分だった。
「アルテミスの傘をオリジナルで作ろうとしたら意外な副産物が生まれたって訳さ。尤も、生半可な金属じゃ持たないけどな」
それも稼働時間に制限をつくった要員だ。
「レアメタルをもっと用意出来たらよかったんだけどなぁ……」
「主任、自慢話してないでクロトを追い出せ」
イザークも……イラついている。
「はいはい……ホラ、坊主、帰りな。別に除け者にしようって訳じゃないんだからさ。大事に思われてるからこそ、だぜ?」
「だったらボクにも……イザークを心配してるって、言う権利があるだろうっ!!」
主任の厚い肩を押しのけて、イザークに叫ぶ。
イザークは無言でボクに向かって、そして本当にすまなそうな顔をして
「シホとの……ことか。心配させている。でも……まだ駄目なんだ」
「何が駄目だとか……言ってくれなきゃわかんないよ……ボクも…シホ姉さんも……」
「俺が駄目なんだよ……」
儚く、消え入るような……そんな言葉が似合う人じゃない。イザークは。
「シホ姉さんのこと……イザークは好きなんだろ?」
「そうだ」
「………シホ姉さんに、そのこと言ってもいい?」
そんなことしか出来ない。
大切な家族が苦しんでいるのに……
でも、出来ることがないよりマシだ。
「ああ……」
イザークは、小さく頷きながらボクの肩に手を置いて“頼む”って言ってくれた。
「ふっ……」
「なんだ?主任」
「いえ……久しぶりに笑いましたねって意味ですわ」
そうだね、久しぶりに笑ったよ、イザーク。


「んっ……くぅ……はぁ……」
シホの部屋は、あっさりとしている。綺麗に片付けられ、ゴタゴタとはしていない。
しかし、可愛らしい小物等が上手に配置されており、ここが少女の部屋だと言うことを感じさせられた。
「…ふぁ……んん……はぁ………ふぅ……」
しかし、そういう雰囲気というのは家具や、それの配置で決まるものではない。
その人が暮らして、それが部屋に染み渡り雰囲気を作り出すのだ。
「ぁあ……んぁ……んっ……いっ……」
ならば、今この部屋に滲むは哀切、虚偽、そして狂おしいほどに愛。
「隊長…隊長……私を……私を……」
枕がシホの吐息でしっとり滲む。くぐもった声が零れてゆく。
――くちゅっ……
「んぁぁっ!……はぅ……ぅん……ぁぁ……隊…長……」
シホのしなやかな指は、彼女自身の愛液にまみれていた。
「あぁ……こんなに……隊長に……」
かざした指を光に反射された愛液が滴っていく。
その指で、汗をかいた顔を拭く。
「あぁ……こんなこと……」
イザークなら、する。愛液が絡みついた指をシホは口に含み、瞼の裏のイザークに見せつける。
真珠のような白さを持つシホの身体が、紅梅に染まっていく。
「ちゅる……んぁっ……」
唇に弾けながら、シホの指は顎、首、鎖骨……となぞっていく。
「私の胸……隊長……好きって言ってくれた……んぁ…赤ちゃんみたいに……ふぁんっ!……しゃぶって……」
イザークの大きな手にすっぽり収まるシホの胸は、シホの手には少し持て余す。
イザークがいつもするように、やんわり押しつけ、掬い上げ、啄む様に弾く。
円を描くように、手を滑らせて官能を刺激する。
「はぁ……ふぁっ……あぁん……くふっ……んん……」
シーツにしなやかな腰が逃げる軌跡が現れた。
もう片方の手は、股下、腰、内股……そんな風に回って、シホを焦らしている。
すらりとした足を折り、程良く肉付いた太股にまで絡みついた愛液が、重力に従い落ちる。
頭の中が霞がかって、身体の奥底から快楽を欲しがる本能が沸き上がる。
「ん…んんっ……はぁぁ……は…やく……ぁ……」
そしてゆっくりと……シホのぐちょぐちょの茂みを掻き分けて、じわりと熱を帯びた密壺の入り口を指の腹で押す。
しどしどに濡れそぼったシホの秘境は、その形を淫靡にかえて、彼女自身の指を受け入れていった。
「くぅ……うぁ……はぁん……あぁ……いっ……」
膣内は慣れたように異物をうねうねと圧迫し、溢れ出る愛液がその侵入を滑らかにした。
シホは内壁をまさぐる指を、少し折り曲げながら引き抜く。
「ひゃあっ!」
身体がエビ反りに跳ね上がり、ベットが軋む。
シーツがくしゃくしゃになり、綺麗に手入れされたシホの髪が扇のように広がった。
ひくつく身体を押さえながら、しがみつく相手がいないことの寂しさに熱が冷める。
「んっ……んっ……はぁ……ん……」
それでも指が動く。少しでもイザークがしたことを真似る様に。
少し荒々しく……無茶なように攻め入れ、優しく愛撫し、また怏々として暴れながら出ていく。
「ぅ……あ……あぁぁぁ……はふ…ん……くぅ……あっあっ……」
わざとなのか、そうでないのかは知らないが、イザークの残した「大人の玩具」をシホは持っていた。
もっとも、イザークに言われない限り自分では使ったりしない。
いや、そもそも自慰行為などしないし(イザークの目の前でやらされた時はあった)、する必要もなかった。
「何でなの……隊長……」
ふくらみの先端の桜を寂しそうに、ぐるぐるとなぞる。
「隊長といたいよ…隊長に寄り掛かっていたい……隊長に抱きしめて貰いたい……隊長に…愛して欲しい」
いくら指を動かしても、爪の先で最も敏感な部分を引っ掻いても、水音が溢れる音が響いても……
「駄目だよ……最後まで………隊長じゃなきゃ……私の身体は……」
スッと蠢く秘部から抜かれた指から愛液が滴り落ちて、シーツに染みを創った。
「私の居場所は隊長の隣だって……言ったじゃない。隊長が泣いていたら、抱きしめて、励まして、一緒に泣くって……」
ギュッと自信の乳房を握って、そして……震える肩を抱きしめた。
「隊長は何も気にしなくていいんだよ……私が全部受け止めてあげるんだから……」
掠れる声で、彷徨う指で、涙がつたう頬で、シホは呟いた。


「どうした?クロト、顔が赤いぞ?」
「確かに。動きも何か、ぎこちないというか……」
ダコスタと打ち合わせをしていたイザークが、俯いて歩くクロトを見とめて声をかけた。
クロトはバツが悪そうに二人を認めると、一転、深刻な顔になって訪ねた。
「……ボクは……何が出来るんだろう」
「それは自分で見つけることだろう。人は、その人のやるべき事をやるべき場所でやればいい」
目の前の少年の姿に過ぎ去りし日の自分を見ながら、ダコスタは言った。
「ボクは……奪ってばっかしだ……戦争で沢山の人を殺した。あの子からは音を奪った……」
「クロト、言った筈だ。過去に捕らわれるのは今のお前がすることじゃない」
「……でもね、イザーク。ボクは奪われてばかりの生き方をしてきたから……だから奪うことしか出来なかったのかも知れない」
「………」
「……卑怯な言い方だよね。でも……今度はイザークから“貰った”。とても大切な……だからボクにも与えることが出来る……」
そんなクロトに、ダコスタは微笑む。
自分も沢山の失敗と後悔をしてきた。それでも、進もうとしている自分が嫌いではない。
「シホ姉さんとイザークの間にはやっぱり入れないみたいだ」
「クロトが心配してくれた……嬉しいことだ」
「イザーク……。ボクは…やってみるよ。イザークに言われたこと……例え少しでも…この世界に微笑みを」
そしてクロトは決心を伝える。自らに繋がれた鎖を握りしめる決意を。


「外資系の企業が撤退を始めている」
「二人でいるときぐらいそういう話はやめろよ。胎教にもならない」
「もう無理だ」
アスランとカガリはお互いを鋭く見据えた。
撤退し始めた外資系の企業とはプラント関係の企業のことだ。
大戦が終わった後、カガリ達はサハク派の吸収に成功、サハク派の持っていた外交ルートを使って本土返還の交渉を開始した。
大西洋連合は、理不尽とも言える開戦理由に負い目を感じていたが、同時に戦争を行う以上、大きな戦果を上げること、その結果の象徴の必要性もあった。
どっちにしても、市民の印象は非道く悪い。
結果、二票差でオーブ返還となり、時の連合代表は「古に聞くアヘン戦争の二の舞にならなくて良かった」と安堵したという。
しかし、本部の意向をオーブ駐留軍は無視、後に言う「南アンダマン海の戦い」である。(オーブでは独立戦争とも言う)
タルタオ島の前線基地に、乱れ桜の異名を持つレナ=イメリアを初めとした大西洋連合の精鋭がカガリ達を迎え撃った。
そしてこの戦いがフリーダム・キラ=ヤマトの最後の戦いだった。(この後の本土決戦において、フリーダムは確認されていない)
しかし、この戦いの後には荒廃したオーブが残っただけだった。サハク派の遺産、モルゲンレーテは残ったものの生活用品等の生産ラインを持っていなかった。
「ザフト関係からは全て手を引く」
「カガリ!」
「プラントの親国は多いが、ザフトに熱心なのはオーブだけだ。捨てるのはザフトだ」
カガリは情熱を込めて、アスランを説得する。
「無茶はしないでくれ、アスラン。私にはお前が必要なんだ」
握った手をお腹に当てて、カガリは続ける。
「この子にも……」
「分かってる。でも……イザークとの約束があるんだ」
「約束?」
「幸せにする、カガリも、この子も……そうゆう約束なんだ」
続く


あ〜もうホント構成がグダグタ  OTL
高松監督御免なさい OTL
クロトが今一つかめない……そういや、動いてる姿見てないしなぁ……俺 OTL
433名無しさん@ピンキー:04/04/29 01:11 ID:6n/fpDdU
>416-432
乙!
434名無しさん@ピンキー:04/04/29 11:06 ID:hb6sxmN9
よかったよ!
435名無しさん@ピンキー :04/04/29 21:26 ID:qXrLK38b
覇道〜
のシホ、可愛い。もっと出してホスイ。
436名無しさん@ピンキー:04/04/30 20:06 ID:6kxAvzGu
ハァハァ
437名無しさん@ピンキー:04/05/01 02:15 ID:WPkVeZ4S
>>414
黄昏氏、気を悪くしてたらすまないです。
ちょとカコイイ台詞です。こちらでもずっとお待ちしております。
438名無しさん@ピンキー :04/05/02 01:02 ID:eoweb1ak
トロトロしている間に、会計基準改定でPL認識方式になるらしく、
ヲチのない話しになってシマタです。

アスカガ、エロなし、無駄長です。
439アスカガ 1/13:04/05/02 01:04 ID:eoweb1ak
『食料は、人間の生命の維持に欠くことができないものであるだけでなく
健康で充実した生活の基礎として重要なものである。
したがって、国民に対して、食料の安定供給を確保することは、国の基本的な責務である。
特に、不測時の食料安全保障のためには、主要輸出国や主要生産国における不作による
輸入の大幅な減少などの事態に対し、事態の深刻さのレベルに応じた対応策を的確に
実施することが必要である』
また宇宙銀行(CMF)では
「食料安全保障とは、すべての人がいつでも、活動的で健康な生活を営むために
十分な食料が得られること」と定義している。
宇宙貿易機関(UTO)農業交渉において採択された農業協定20条及び
ドーハ閣僚宣言では、食料安全保障について
「全ての国がその国民に対し、国内生産、輸入、そして適切な場合には
公的備蓄の組合せを通じて食料安全保障を確保しなければならない」
とプレス・リリースしている。
440アスカガ 2/13:04/05/02 01:05 ID:eoweb1ak
食料備蓄は国の根幹をなす基本的政策であるが、プラントにおいては例外であった。
プラントの食料自給率は、農業プラントが建設、食料生産が軌道に乗るまで、
カロリーベースで15%を切る危機的状況が続いていた。
本来は、コーディネイターの能力を宗主国大西洋連邦が管理する為に、
農業を一律的に禁じたわけではなかった。
コロニー内で食物連鎖を伴う穀物生産、 酪農及び牛、羊、豚、鶏などの飼養畜産を
始めると軌道に乗った頃に新種のウィルスが発生し、バイオハザードを引き起こすため
農業プラントの建設が遅滞したのである。
しかしコーディネイターのコロニーでの農業革命によって技術改良が飛躍的に進むと、
輸出補助金を含ませる必要もなく割高な食料を輸出することが可能であった、
最恵国待遇の地位が揺らぐことになる。
大西洋連邦は市場を失う危機感を急速に募らせ、プラントに対する食糧、
さらに苗種、種子の経済封鎖を敢行したのである。
おりしもCE55年、地球では南米沿岸から日付変更線までの数千キロに及ぶ
海水域の温度が上昇し、世界的なエルニーニョ現象が引き起こされた年である。
記録的な大凶作、虫害が起こり、各地で飢餓が襲った。
世界クローバリゼーションは急速に収縮し、各国は資源確保の為に経済ブロック化への
動きを早める。
先の大戦の発端になった一因には、宇宙食料計画(CFP)が南アフリカ、バルカン
半島地域への援助を優先とし、プラントへの人道的食料援助を宗主国である
北大西洋連邦の裁量に委ねるべきとして、援助を後回しにしたことが上げられるであろう。
441アスカガ 3/13:04/05/02 01:06 ID:eoweb1ak
「…今、なんて言った…?」
振り絞るような苦々しい声と共に額に息がかかり、金の前髪が微かにそよぐ。
「…なんで、おまえがここに…」
ブラインドから人工の眩い朝日が差し込む。
日光に、目を細め、カガリはまだ目覚めていないぼんやりとした頭で、必死で
今の状況を把握しようとする。
悪夢であれば、ベッドから降りれば夢から覚める事ができる。
なんとか動こうと足掻くが、足はがっちり絡められ、覆い被さる重さに身動きが
取れない。
まずい、夢ではない。
心臓の鼓動が激しくなり、頭に鳴り響き、息が徐々に荒くなる。
ふっと身体が軽くなる。
上体を起こそうとするが、瞬時に枕に勢いよく両手をつかれ、首を回す事すら
できなくなる。
アスランが激怒を抑えた表情でシーツを跳ね上げ四つん這いに態勢を整える。
「質問に答えてない!さっき俺を誰と間違えた?」
「…え…」
オーブから持参したパジャマの上着は、前が肌蹴られズボンは何時の間にか
脱がされており、地味なショーツ一枚が、下半身の白い素肌を惹き立たせる。
ブラインドから篭れる線状の光りに照らされ、露わにされた白い乳房が荒い呼吸と
共に上下に動く。
「…今、キラって言った。まさか…お前達…」
顔を背ける事も出来ず、視線を外す。
「別に、キラが泣いているから、一緒に寝てやっているだけだ。何が悪い」
442アスカガ 4/13:04/05/02 01:07 ID:eoweb1ak
「…どこまでやってんだ?」
「そんなの、おまえに関係ない。退け!」
ベッドから起き上がろうと、身体の下から摺り抜けようとする細い腰を両腕で押さえ、
アスランがしなやかな太腿に馬乗りになる。
両腕をシーツに抑えこみながら肌蹴けたバスローブを後ろに掃い、ショーツに
露わな自身を擦りつける。
荒い呼吸と共に震える乳房に、両腕を頭の上に組ませて片手で抑える。
もう一方の手で乳房を下から持ち上げるように掬い上げ、揉みしだく。
白い背が跳ねあがり、許しを請うかのように金褐色の瞳が潤む。
「…ぁ…やっ…キラとは…ぁっ…」
「もういい、身体に聞く」
含んだ言葉に、肢体を捩り愛撫に耐えながら、小さな救いの主を呼ぶ。
「…ロ…ハロ!」
「―何度も同じ手にかかるか!」
抑えこんだ態勢からシーツを蹴って軽く跳躍し、天井付近を浮びながら照準を
定めていた翡翠色のハロを片手で掴む。
バスローブを脱ぎハロをぐるぐるに巻き上げると、ベッドから飛び降り部屋の扉を開き
思いっきり居間へ蹴り飛ばす。
「ハ、ハロー…」
哀しげな声が遠ざかり、カガリの一抹の期待が絶望へ変貌する。
激しい音を出しながら扉を締めロックをかけると、裸体を晒しながら白い裸体の上へ
四つん這いになる。
眼前に膨張し誇らしげに勃ちきったグロテスクなものが晒され、金褐色の瞳が恐怖に
見開かれる。
443アスカガ 5/13:04/05/02 01:08 ID:eoweb1ak
「…ちょっと待ってろ」
アスランが枕に手を差し入れあらかじめ用意していた超薄タイプのゴムを取り出し、
慎重に封を切ると、ベッドの隅で背を丸めてごそごそと装着する。
何度か装着の練習はしていたが、欲望が形状にでた状態で試していなかった為、
なかなか根元まで滑り上がらない。
「…なにやってんだ」
呆れた声と共にシーツが擦れる音がし、ベッドから降りようとする気配がする。
焦りで破りそうになりながら、なんとか装着し、上体を起こしたカガリの下腹部を
再度跨ぐ。
既に熱を持つ自身に透明のゴムに白く蒸気がかかり、透明の合間から赤黒く膨張した
様態が、ブラインドから零れる朝日に照らされる。
「これでいいだろ。プラントでは生が基本だが、嫌ならきちんとつける。
…もういい加減カガリの中に入らないと、落ち着かないんだ」
息を荒げショーツに手をかけると、勃ち上がり血管を浮き立たせた自身を前へ突き出す。
「…アスラン、それ、ひゃ…」
瞳孔を開き絶句するカガリに、再度見せ付ける。
本能的に危機を察知し、膝を揃え内股を硬く閉ざす。
再度、覆い被さり乳房に額をつけながら、細い背に腕を回し、掌を柔らかな
ラインを描く双丘へ沿わせる。
谷間へ指を挿し入れ、ショーツを太腿を摩りながら太腿へ下ろしていく。
膝まで下ろしたところで、ショーツを跨いで脚の合間に身体を割り込み直し、
金髪の恥毛を指で撫でる。
どろりと体液が内股へ零れ落ちるのを確認すると、股間に手を差し入れ
掬い上げるように、左脚を右肩へかける。
444アスカガ 6/13:04/05/02 01:09 ID:eoweb1ak
「…ぁ……」
赤い秘部が露わになり、じたばたと内股へ移動させようと右太腿に猛る自身を
擦りつけ両膝で挟む。
己が上へと主張する。
膨張し皮膚を破らんばかりに血管を浮き立たせる。
腰を上げ挿入の角度を決めようとした時だった。
―ヒュンッ!
無防備になった股間陰嚢の背後から空間を切り裂く音がする。
重圧から自由になったカガリの右膝が陰嚢を真下から真上へスイングし、
突き上げるように蹴り上げる。
「…ぐっ」
アスランが不意の反撃によろめいたところで、カガリがベッドの木枠に手をかけ
上体を引き上げる。
「―レディに向かって」
足の甲を反り上げ、空間を振り子のように戻りかけた陰茎と陰嚢目掛けて勢いを
付けて爪先で抉るように蹴り上げる。
「変なものぶらぶら、させんなー!!」
「―グハッ!!」
自身が衝撃に耐え切れず白い体液を放出する。先端が丸く膨らみ、白く溜まった精が
ゴムの中で逆流し、根元からの溢れ出る。
蹴り上げられた瞬間、自身が自然とは逆のくの字に曲がるのを視野の端で
見たような気がする。
カガリのマーナ直伝の連続技が軽やかに決まり、頬に太腿の柔らかさを感じながら
白く意識が遠のいていくのだった。
445アスカガ 7/13:04/05/02 01:10 ID:eoweb1ak
温かな膣に囲まれ、蕩けそうだ。
この肉襞を突破すれば、さらに奥へすすめる。
突上げる度に、頬を染め、金褐色の瞳を潤ませる。
指を口に咥え、快楽に耐えている様が、さらに自身を駆りたてる。
「…ぁ!」
金髪をシーツに散らせ、白い肢体を捩る。とにかく、突き進まなければ。
―しかし強固過ぎる。あまりの硬さに砕けそうだ。中まで鍛えられるものなのか―
今まで経験のない硬さを誇示し膨張する自身に渾身の力を込め、再度突き上げた時、
先端から背筋へと激痛が全身に走る。
―ポキリ―
頭の中で、枯れた若木が折れ、倒れる乾いた音を聞いたような気がする。
激痛を超え、白い意識が朦朧と記憶と共に駆け巡る。

テーブルの下に隠れていると、洗濯したての日光の匂いがする真っ白な
テーブルクロスがふわり宙を舞う。
「お夕飯ですよ、二人とも出ていらっしゃい。レノア、もう少しそっちに引っ張って」
「はいはい」
母と自分はよく親友の家の夕食に招かれた。
いや、押しかけていったといっていいであろう。
有能な科学者ではあるが料理の苦手な母は、カリダ・ヤマトの温かなお手製の料理が
お目当てで、何かと口実をつけ訪問した。
まるで家族のようにもてなすカリダの温かな人柄に、母は癒されていたのだと、
今になって思う。
誇り高い母に気さくに声をかける者は、プラントにしろ月にしろ、親友の母だけ
だったのだから。
―父とのすれ違いを自覚したのは何時からだったのだろう。
446アスカガ 8/13:04/05/02 01:12 ID:eoweb1ak
白い天井が渦状にぐるぐると回る。
額が軽くなると、ひんやりとした掌が乗せられる。
指で髪を撫でられた後、氷のぶつかり合う爽涼とした音が響き、冷やされた
タオルが乗せられる。
「気がついたか」
声の方向に視線を向けると、ベッドの横の椅子に脚を組んで腰掛けている
金髪の少女が、くったくのない笑顔を向ける。
「…」
頭の芯に鉛が突き刺さったような重い頭痛がし、現実に引き戻される。
ぷいと壁に向かって身体を横に倒す。
「なんだ、また拗ねているのか。
おまえが悪いんだからな。
昨日シーツが変な匂いすると思って、丸洗いしたんだぞ」
興味深げな瞳に心配の色が見られ、余計に自尊心が傷つく。
「…放っといてくれ」
「そうしたいのは山々なんだが、さすがに三食続けてオートミールと
コーンフレイクが続くとな。食料買出しに行くって行ってただろ。
お店の場所教えてくれたら、引き換えに行ってやるぞ」
「あとで連れてってやるから。すぐ回復するから、あっち行けよ」
「ったく。好きにしろ」
ベッドの側から人の気配が消えると、シーツを捲り上げ恐る恐る自身を確認する。
装着したゴムはどこかに消えており、赤黒く鬱血したままである。
真ん中あたりで、折れ曲がった疵痕があり、手をかけると激痛が走る。
ノックの音がし、慌ててシーツをかけ直す。
「入るぞ。氷枕作ってやったから。熱冷まシートとどっちがいい?」
「……。氷枕」
カガリが氷枕をタオルに包みアスランの額にのせる。
「ったく、油断も隙もないんだから」
余所見をしたところを見計らい、シーツを持ち上げると股に挟み込む。
「…あれ?氷枕、どこ行った?確か…」
「だから…放っといてくれ」
アスランが捻挫から一先ず回復したのは、昼前のことである。
447アスカガ 9/13:04/05/02 01:12 ID:eoweb1ak
必要最低限の荷物を持つように指示する。
たかだか配給引き換えに行くのに、大袈裟だ。
しかしアスランは週末だから移動する、としか説明しない。
足早に官僚用ヴォーヌングから大通りを渡り角を曲がると、百貨店の店先の綺麗に
磨かれたショーケースにパンや肉が陳列されているのが目に入る。
店の中に入ろうとするカガリの手を、アスランが引く。
「そっちじゃない。店には、商品がないんだ」
「…え。だって、パンがあんなに並んでるじゃないか」
「飾りだよ。全部幕僚用に割り振られている」
「おまえだって政府関係者じゃないか」
歩きながら、アスランが肩をすくめる。
「下っ端だからね。お零れには与れないよ。
カナーバ委員長は特権乱用を取り締まろうとしているが、もともと配給チケットは
政府関係者優先で配られているしね。
物資不足が解消されていないから、正直うまくいってない」
アプリリス市は最新の技術が集約した近代都市であり、街は整然と区画が
定規で引かれたように分れている。
頭上にはモノレールが天高く走る。
「あ、これ一度乗ってみたかったんだ」
カガリが子供のように楽しそうに話しかけるが、アスランは無言で手を引き、
駅への階段を駆け上がる。
駅のコンコースを渡りきると今度は階段を駆け下りる。
後ろを用心深く振り返り、後をつけられていないことを確認する。
さすがに息のあがったカガリが、一息つこうと膝に両手をつく。
「こっちだ」
「わっ」
対抗車線を走りきると、のろのろと客待ちをしながら側道を走る一台目を流し、
二台目の無人タクシーに乗り込む。
「どうせ行き先はばれているだろうが」
448アスカガ 10/13:04/05/02 01:13 ID:eoweb1ak
「…臭い」
車内に整髪剤の匂いがぷんぷんと匂う。
外出する前に、ヘアトニックをつけるよう要求され、カガリが香水代わりに
軽く手首に数滴垂らし伸ばしたのを、足りないと頭から瓶一本分をぶっ掛けられたのだ。
「どこへ行くつもりだ?そろそろ教えてくれてもいいだろう」
「食料調達と、小煩いザフト、オーブの諜報機関も手の出せない要塞。
―つまり俺の家」
「…もしかして、また軟禁!?」
「その通り」
にっこり笑って答える。
郊外の見晴らしのよい大邸宅に連れていかれるのを知り、オーブの
エージェントとの接触は人通りの多い都心に比べて各段に難しくなる事を悟る。
頭を抱えるカガリにアスランが上機嫌で説明する。
「資産凍結されてたのが、先日解除されてね」
「お前…。それ、オーブなら焼身自殺ものだぞ…」
無人タクシーの中で、GPS地図が無機的な音と共に表示される。
「プラントって、都心に公園とこんなに大きな森があるんだな。
せっかくだからトレッキングでもしないか?」
無邪気な提案に、回答はあっさりしたものであった。
「…カガリ、その一角は、森じゃないんだ。地図に載っていないだけで」
「え?」
「地図では表示されていないが、都市開発し損なった、プラント発足時からの
ダウンタウンがあるんだ。食料調達時以外に、コーディネイターは近づかない」
それ以降、口を閉ざす。
449アスカガ 11/13:04/05/02 01:14 ID:eoweb1ak
水の止められた噴水広場で車を降りると、煉瓦で敷き詰められた細い路地に入る。
都心では滅多に見られなかったカフェがここでは軒を連ねる。
店先からは温かな湯気を立たせ、食欲を擽る匂いを古道に漂わせる。
軒先では、小さく切ったジャガイモをフライパンで炒めたブラート・カルトッフェルと
茹でたソーセージ、ボックブルストが山盛りなって客を待つ。
陽気で半ばがなりたてるような歌声が奥のクナイペ、居酒屋らしき店から聞こえる。
どうやら昼間からビアをあおっている一団がいるようだ。
食料品を雑然と積み上げる店に、なれた様子で暖簾をくぐる。
「すみません、おばさん、頼んでいたものを」
薄暗い店内の奥から、大きなエプロンをつけた豊満な中年女性が現れる。
「あいよ。紺の坊や。これね、一週間は持つからね」
チケットを差出すと、奥から紙袋一杯に詰めた食料を年季の入った木机の上にドンと置く。
「…アスラン。まさか闇…」
小声でカガリが不安げに囁く。
「大丈夫、ここはヴォーヌングの前住民の紹介でね、政府公認の店だから」
二人の様子を察した恰幅のよい女将が、店先のりんごを別の紙袋に詰めながら、
穏やかな声でカガリに話しかける。
「金髪の坊や、うちは正直が売り物の店だからね。
この辺りの店は心配せんでも大丈夫。
うちどら息子なんて後方なんとかって役職にようやくつけたのにさ、
親が苦労してんの、見てるだけなんだから。
ちょっとぐらい融通きかしてくれてもいいのにさあ。ちょっとあんた!」
店の奥から、ひょろひょろと吹けば飛ぶようなか細い体形をした店主が、
禿げた頭をひょっこりと出し、ショーケースから燻製した肉をのろのろと取りだすと
黙々と切り始める。
なんだかんだといって息子をさりげなく自慢するところを見ると、
親が親ばかぶりを発揮するのはどうやら宇宙を隔てたプラントでも同じらしい。
女将がカガリの顔をしげしげと眺めながら、世間話をしはじめる。
450アスカガ 12/13:04/05/02 01:15 ID:eoweb1ak
「坊や、かわいいねえ。お友達かい」
「…ええ、まあ」
苦笑しながら、アスランが代わりに答えるのに、カガリが割ってはいる。
「さっきから坊や坊やって、わたしはレディだぞ」
店の女将が、パンのようにぱんぱんに膨れた頬を膨らませ、丸い瞳をさらに丸くさせる。
「まあ、坊や、女の子だったのかい。
じゃあ、うちのどら息子達、どうだい。
後発の第一世代なんて嫁の来手もありゃしない。
器量はあたし達の倍だからさ、会ってみるだけ会ってみないかい?」
「…いえ、遠慮しておきます…」
無機質なプラントでの下町の会話に、カガリとアスランがたじたじになる。
「ハンナー、お味噌入ったかしらー」
軒先から、長閑な初老の婆の声が聞こえる。
「いらっしゃい、テルマ。足の具合はどう」
女将が親しげに客に声をかける。この辺りの住民は全て顔見知りのようである。
「ちょっと挫いちゃっただけだからどうってことないわよ。
でもうちの息子も孫も全然顔を出さないんだよ、お見舞いに来て欲しいって
わけじゃないんだけど」
「うちも同じだよ、親を世間の恥のようにして隠してさ。
どこから産まれたと思っているんだよ、まったく」
長い世間話が始まり、ただ呆然と商品が用意されるのを待つアスランと
カガリにようやく気付き、常連客らしいお婆さんが微笑む。
451アスカガ 13/13:04/05/02 01:18 ID:eoweb1ak
「おやおや、ごめんなさい、坊や達。
戦争中はこの子達ぐらいの若い子も戦場に駆り出されてたのよねえ。
なのにまだ戦い足りないのかしら。
あなた達は、兵隊さんになっちゃあ駄目よ」
苦笑しながら、アスランが大きな方の紙袋を担ぐ。
「ところで久々にお豆煮たの。自信作だからお裾分けね。
あら、これ懐かしいわあ、オーブからの輸入が再開されたのかい。ひああ〜」
お婆さんが棚のダンボールの中に無造作に入れられ陳列されていた乾麺を
手にしようとして、高く積まれていた籠をひっくり返す。
「大丈夫ですか」
カガリが手を差し伸べ、白髪のかかった初老の婆を立ちあがらせ、アスランが
崩れた商品棚を立てかける。
「おやまあ、力持ちだねえ。すまないねえ、オーブの坊や」
腰を叩くと、皺のよった両手がカガリの白い掌を包むように温かく握る。
はっと、カガリの表情が引き締まる。
優しくウィンクをする老婆を呆然と眺め、頭の禿げた店主に床に散らばった商品を
渡しているアスランを横目で確認すると、手をジャケットのポケットに滑り入れる。
「金髪の坊やにも、お豆お裾分け」
手に下げた買い物袋から新聞紙に包められたタッパーを老人特有の小刻みに
震える手で取りだし、木机に置かれた果物の入れられた小さな紙袋に詰めようして、
手をとめる。
「若い人は煮物なんて嫌がるねえ。…やっぱりやめておこうかね…」
「…いいえ、お婆さん、頂きます。お豆好きだし、非常食だと思って」
カガリは老婆を安心させるように言った。
452名無しさん@ピンキー :04/05/02 01:20 ID:eoweb1ak
「コズミック・イラ年表」同じ種とは思えないほどの充実した内容で、
参考にさせていただきました。
自分はラクス自由譲渡から種見たので、
日記IFシリーズのランチャーかついだラクス登場、待ち切れない。

GWにププ、ヽ(`Д´)ノウワアン
453名無しさん@ピンキー:04/05/02 05:40 ID:uGCzUBg3
そろそろ来る頃だと思ってたよ。
続きも楽しみに待ってます。
454sage:04/05/02 21:51 ID:YvyAD1vC
269氏&312氏キテター!
てっきりいたが消滅してたものかと・
まとめて良作が読めて眼福でした!
特にニコカガが読めて嬉しかったです。
また気が向いたらお願いします。
455名無しさん@ピンキー:04/05/03 00:07 ID:DAhla+VC
>>452
アスランがゴムにてこずるところに 物 凄 い 感情移入しましたよ。



笑えるけど。
456名無しさん@ピンキー :04/05/05 07:36 ID:3g0vpcp2
っく、禁断症状が出始めた。激甘(屮゚Д゚)屮 カモーン
職人さま達復帰おながいします。
457名無しさん@ピンキー:04/05/05 19:15 ID:qOD3jCMS
激甘って需要あったんか?
今書きかけのアスカガあまりにも激甘なんで止めようかと思ってたんだが…
砂どころか砂糖も蜂蜜も吐きそうな激甘書いてまつ
でも完成まで時間かかる
あと2週間位待ってくれい
458名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:03 ID:g798Z2P6
>>457
応援してます。
459名無しさん@ピンキー:04/05/05 20:30 ID:YDMO5DJI
陵辱モノきぼんぬ
460名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:11 ID:yqwWA2GJ
>>457
お待ちしております。
461名無しさん@ピンキー:04/05/06 00:19 ID:kBZwSCvN
また人大杉か……
462名無しさん@ピンキー :04/05/06 00:50 ID:BNP88ImW
>>459
(*・∀・)σ)д`)ドサクサに紛れておって。ハァハァ。
463そういや俺って312なのね:04/05/06 02:08 ID:hN2rZR5M
>>459
覇道でやろうと思ってたり
もちろんシホで
虫とか使ったり……
464名無しさん@ピンキー:04/05/07 19:49 ID:tGe6Py54
とりあえず、待ちます
465名無しさん@ピンキー:04/05/09 03:02 ID:MilSz3wq
>>463
悲しみに打ちひしがれるヒロインを陵辱…
当方ダイコウブツっす(;´Д`)ハァハァ(;゚∀゚)ハァハァ(*` Д´)//ア//ア!!!!
何年かかっても松
466名無しさん@ピンキー:04/05/10 17:41 ID:ABWMTXIE
近親相姦もへ――――――――(°∀°)―――――――!!!!!
467名無しさん@ピンキー:04/05/11 16:49 ID:CnIV8EoG
そろそろカガリ以外のヒロインものをカモン
468名無しさん@ピンキー:04/05/12 12:20 ID:v6soQ5qt
改めてこのスレを読み直して総集編を見逃したことに気づいた_| ̄|○
夜中再放送してるがもうやらないのかなー?
あぁなにやってんだ漏れ。
469名無しさん@ピンキー:04/05/12 15:13 ID:amrSHTMq
8月にDVDで出るそうだからそれを待て。
しかもキラフレのセックルは放映バージョンより凄いと言う噂がある。
470名無しさん@ピンキー:04/05/12 18:24 ID:daWwE5VS
>>469
せめて君望レベルのエロを期待する。
あれはスゴかった。TVアニメでよくあそこまでやったもんだ。
471名無しさん@ピンキー:04/05/12 20:56 ID:wkV6ConV
>>470
普通に結合部丸出しだったもんな。
フレイ、アンアン言いまくりだったしw
472名無しさん@ピンキー:04/05/12 21:13 ID:m5CaoQe/
>>471
な、何だっ(AA略
473名無しさん@ピンキー:04/05/13 00:10 ID:mFMzWabP
>>471
こらこらw
474468:04/05/13 17:20 ID:LxEN4LUh
>>469
ありがとうございまつ。
しかし、それでは厨房などには刺激が強すぎるんじゃ・・・
まあいいか(゚∀゚;)
475名無しさん@ピンキー:04/05/13 18:05 ID:qZSBc1eb
いま新シャア板って閉鎖してるのか?見られないんだけど…
476名無しさん@ピンキー:04/05/13 18:09 ID:VYl6GHKc
移転。
477名無しさん@ピンキー:04/05/14 20:14 ID:23VHui8k
そういや南極に転載依頼したのってどれくらい前だっけ?
478名無しさん@ピンキー:04/05/16 17:25 ID:6Qb1PgeX
age
479新板日記スレのものですが:04/05/16 23:48 ID:RtKh2B1i
このスレにIFを待ってくれてる方が居てマジで驚きました。
喜んでもらえる様にがんばります。

このスレ最近見たんですが、エロもパロもグットです!
全部好きなんですが、シホにハァハァしますた。
480名無しさん@ピンキー:04/05/17 00:01 ID:nIr4cHgT
フレイの陵辱物でオススメ小説を 教えて下さい。
481名無しさん@ピンキー:04/05/17 04:25 ID:saJbdiNC
>>479
えっ!?IF作者氏ご降臨!?
いつも萌えをありがとう!!!続き待ってますよ!!!!!!

482名無しさん@ピンキー:04/05/17 07:09 ID:NOl9rpqu
南極に姉妹(w物が・・・・・。
483名無しさん@ピンキー:04/05/17 08:48 ID:6/mxIzIs
種で姉妹物ってなんだ?w
見に行ってみるか。
484482:04/05/17 12:47 ID:NOl9rpqu
ありゃ、誤爆してた
今頃気付いた
485名無しさん@ピンキー:04/05/17 19:14 ID:OBLs03A9
萌えなりよー(゜∀゜)
486名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:47 ID:NG3ShCeD
今日だけ自分語り、タン付け許してくれ…。

ラクスタンゴメンヨ…暴落ネタの時利確しておけばヨカタ。
ラクスタンが法王崩御に合わせてブラックマンデー起こすなんてベタなネタ
書いてたらリアル2週連続ブラックデスタ。

職人の皆さん、ROMの皆さん、こんな自分にレス下さった方々アリガトウ。
日経が12000円にV字回復したら、またお会いしましょう。
サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ!!
487名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:59 ID:KLO7Arui
>日経が12000円にV字回復したら

……(´ー`)






無理ぽ
488名無しさん@ピンキー:04/05/18 18:50 ID:dq1fVYn/
ぬるぽ
489名無しさん@ピンキー:04/05/18 20:10 ID:9nRtnMtx
ガッ
490名無しさん@ピンキー:04/05/19 05:31 ID:72KJcd3K
痔_を書いてみようかと思ってるんだが、果たして今需要あるかね…?今更?
491名無しさん@ピンキー:04/05/19 10:04 ID:cYPju8Oo
>490
待っている。現役で萌えてるし今更などと言わず投下ヨロ
492名無しさん@ピンキー:04/05/19 18:58 ID:Ez61+lEQ
双子誕生日!すぎたけど…神はおりませんかm(_)m
493名無しさん@ピンキー:04/05/19 19:19 ID:QMf1lARg
>>490
需要はあるんでねーか。カモーン
494名無しさん@ピンキー:04/05/20 01:27 ID:J6CYW+L0
種2はマジか。
495名無しさん@ピンキー:04/05/20 06:45 ID:8PMsoqjC
>>494
当面はZ3部作にスタッフ割かれるだろうから無理だろ。
496名無しさん@ピンキー:04/05/20 07:04 ID:AMcuvCUx
マジみたいだね。
あみあみにこの秋には機動戦士ガンダムSEED新シリーズ放映開始予定中。旬です。だって。
497名無しさん@ピンキー:04/05/20 21:27 ID:0bH7rYe+
SEEDと同時期に活躍してた、ジャンク屋を主人公にした外伝でしょ。
ガンダム アストレイだっけ?
498名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:13 ID:CrTcbalO
アスカガ出来た
見たい人いまつか?
499名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:24 ID:+xQjOhOm

投下キボン
500名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:38 ID:mN35vu4H
ぜひ!
待ってました。
501名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:56 ID:CrTcbalO
暖かいお言葉ありがとうございまつ
カガリ誕生日に間に合わなかったけど
お誕生日おめでとう
の気持ちを込めて
502DEEPintothenight:04/05/20 23:03 ID:CrTcbalO
いつの間にかアスランと一緒に居るのが当たり前になった事に気付いたのはいつからだったろう
敵だったアイツが共に戦うようになり、一緒に生きて停戦をこの目で見る事が出来た
そして…夜も共にするようになったのはまだほんの少し


今でも恥ずかしさは変わらない。
アスランの綺麗な翠の瞳に見つめられると吸い込まれるようで動けなくなる
コイツはいつからこんなに優しい瞳をしていた?
見蕩れていると顔が近付いてきて、ドキドキして瞳を閉じてしまう
アスランの吐息が、唇に掛かったと思う間もなく口づけられる
男の人の唇も柔らかい、って知ったのはアスランとだった。
抱き締められる腕の力は強くて、押し当てられる胸板は硬いのに。
柔らかな唇が滑るように頬に、首筋に降り注ぐ
その動きに合わせるようにアスランの蒼い髪がサラサラと
私の頬を、首筋を撫でていく



503DEEP into the night:04/05/20 23:05 ID:CrTcbalO
「…ん」
ため息ともつかない声をカガリがあげると
声の甘さに劣らないくらいに表情も甘く、溶け始める
アスランの腕の中で身体中の力が抜けていく感覚に襲われて
縋り付くように身体を預けると、アスランはカガリを抱き上げてベットへと横たえた


そのまま覆い被さるように口づけ、啄むように何度もキスすると
カガリがくすぐったそうに目を開いた
二人で見つめ合っていると、どちらからともなく求め合うように深い口づけに変わっていく
アスランの希みに応えるようにカガリも舌を絡ませてきた
恥ずかしそうに、それでも求めてくる姿に滅茶苦茶にしてしまいたい気持ちになる
背中に廻される腕を感じながらアスランはカガリの服に手を掛けていった


504DEEP into the night:04/05/20 23:08 ID:CrTcbalO
少しずつ肌が露わになる度に目を奪われる。白い肌が、柔らかな乳房がアスランを誘ってくる
誰も踏み入ったことの無い新雪のような肌に、墜ちるように唇を這わせてゆく


「あ…」
項から胸元へ、アスランの指と唇が触れてゆく度、カガリの白い肌が薄く紅く染まり出す
するとそれに呼応するようにカガリの喉から甘い吐息が溢れ出していった



カガリをこうして抱き締める度にいつもその柔らかさに驚かされる
ゆっくりと頭を溶かしてゆく甘い声に、慣れる事なんてない。
それでももっとその声を聞きたくて、カガリの肌に触れてゆく



505DEEP into the night:04/05/20 23:10 ID:CrTcbalO
カガリの声に、豊かな乳房の柔らかさに、溺れるようにアスランは顔を埋めた
片手で乳房を一房、掴み揉みながらもう一房の頂きに向かって舌を這わせる
時折吸い上げると甘い声と共に紅い印が施されてゆく
すっかり立ち上がった乳首を見て取ると吸い上げるように舐め上げた

「あっ…ん」
何度か夜を重ねて解ったカガリの弱点を攻めるようにアスランは乳首に舌を這わせる
もう一房の乳首は指で摘み上げながら掌では乳房を包み込むように揉んでいった


アスランの動きに合わせて蒼い髪が私の首筋を擽る
優しいその感触が好きな事はまだ言ってやらない
くすぐったさ少し笑ったらアスランが顔を上げてこちらを伺っていた
腕を伸ばして指先に髪を絡める
柔らかくて繊細な髪に触れながらアスランの頭を抱き寄せた



506DEEP into the night:04/05/20 23:12 ID:CrTcbalO
しなやかな腕に抱き寄せられて柔らかな胸の感触を頬に感じる
少し早い鼓動を聞きながら暖かい肌に触れていると世界中で二人きりのような気がする
このまま誰にも邪魔されないところへ二人で行こう



アスランは頭に廻されている腕を優しく解くとカガリの指先に軽く口づけた
薄く頬を染めるのを見ると少し笑いながら手を指先から二の腕に滑らせてゆく
カガリの腕が首に絡みついてくるのを感じながら乳房を掴み
立ち上がった乳首を長い指の間に挟み込む
「んっ…」
カガリの吐息が喘ぎに変わり始めてゆく
掌の中で形を変えながら指の隙間から零れ出る乳房と
その向こうにあるカガリの紅潮した表情がアスランを煽り立てていった



カガリの声が高くなり始めたのを聞きながらアスランは唇をカガリの下腹に滑らせた
掌の中の乳房を少し強く握ると
「あっ」
と声を上げたカガリの身体がしなった
すらりとした脚に手を掛けると押し広げ、太腿に頬ずりし肌理細かいその感触を楽しむ
頭の方からカガリの鼻に掛かったん、と言う心地よい声を聞きながら
そのまま開いた足の間に顔を埋めると舌を走らせた


507DEEP into the night:04/05/20 23:14 ID:CrTcbalO
「ん…やぁっ」
溢れ出る蜜を舐め取るとカガリの腰がびくり、と跳ねた
逃げられないように腰を押さえつけると秘裂にそってねっとりと舌を這わせる
「あぁっ…」
カガリの腰がびくびくと震え、舐め上げているそこがひくひくとする
それと共に溢れる蜜がアスランの唇を頬を濡らしてゆく
アスランは顔を上げると蜜で濡れた口の周りを舌で舐め取りながら
「カガリ…気持ちいい?」
と聞いた


アスランの声が遠い
いつも荒い息づかいで耳元で囁く声がとても遠くに聞こえる
ぼんやりと見つめているとアスランの口元が何だか濡れているのが見えた
その理由に気付いた瞬間身体が熱くなる
−気持ちいい?なんて−
そんな事、聞くな。馬鹿
そう言いたいのに。



カガリが更に赤くなった頬で横を向いて小さく頷くのが見える
アスランは小さく笑うともう一度顔を埋めた
掌で内腿の付け根辺りをを撫でながら
舌先を尖らせて秘裂の中に押し入れると弄ぶように舌を動かし始める
「…っ!あっ…ん…!」
堪えきれない高い声を上げると、カガリの中から後から後から蜜が溢れ出してきた


508DEEP into the night:04/05/20 23:16 ID:CrTcbalO
「んんっ…やぁっ」
甘い声と共にカガリの中が戦慄き始めたのを舌先で感じる
アスランはゆっくりと舌を引き抜くと秘裂の周りを舐め上げた
「ひぁっ…!」
うっすらと涙を浮かべ、頬を染め息の上がった表情で
物足りなそうにカガリがアスランを見つめてきた
自分を欲しているその表情にぞくり、とする



最初の頃は痛がるカガリを気遣うのだけが精一杯で気付かなかった
何時の間にこんな、女の表情を見せるようになったんだ?
僅かな間の変貌に目を奪われる。そして−
もっと、見てみたい。カガリの色々な表情を。俺だけに、見せて。


509DEEP into the night:04/05/20 23:17 ID:CrTcbalO
アスランはカガリの内腿をなぞるように撫で上げていった
カガリの敏感な部分に来るとそこで手を止めて焦らす
何度かそれを繰り返すとカガリは腰をもじもじと動かして脚を閉じようとした
それを遮るようにして今まで舌を差し入れていた場所に指を滑らせる
そこは溢れ出る蜜が滴りカガリの太股と尻を濡らしてシーツにまで染みわたっていた
「…凄いな…こんなに濡らして」
思わず口にした言葉がカガリには効果覿面だった
恥ずかしそうに顔を背けても上気した首筋と胸元が彼女の羞恥を見せつける
その仕草にアスランは血液が一点に集中していくのを感じる
痛いくらいに彼女を欲しているそこを無理矢理黙らせてカガリを愛撫し続ける
アスランの指がカガリの中の敏感な場所を探り当てると、悪戯するように中で指を曲げて蠢いた
「ん…ゃあ…!アっ…ふ…あんっ」
跳ねるようにカガリの腰が刺激に反応する度、昂まる喘ぎ声が濡れてゆく


510DEEP into the night:04/05/20 23:19 ID:CrTcbalO
「アス…ランッ…」
潤んだ瞳でカガリが訴え掛ける
本当はもっと欲しい。だけど恥ずかしくて言えない
だから気付いて。お願い



甘い声が零れる度、カガリの中がひくひくと戦慄くのを指先から感じる。
潤い、指を締めつけてくる中、にアスラン自身が昂ぶりを押さえられなくなっていた
自分を呼ぶ声に目を向ければカガリが濡れた瞳で見つめてくる
その瞳に惹き込まれる。欲しい。カガリが欲しくて堪らない
アスランはカガリの太腿を掴んで広げるとそこに自身を押し当て
左手で自身を支えながらゆっくりとカガリの中へ挿し入れていった



511DEEP into the night:04/05/20 23:21 ID:CrTcbalO
ぬぷぬぷと音を立てて少しずつカガリの中へ押し入っていく
それにあわせてカガリの中から蜜が押し出されるようにとろり、と溢れてゆく
「あっ…はぁっ…」
目を細めうっとりとした表情になってカガリは自分を押し広げ、侵入してくるアスランを感じていた

アスランが欲しかった。ずっと、ずっと。
だから−
来て



アスランがその身を全て埋めるとカガリが縋り付くように両腕を廻してきた
そのまま抱き返すと柔らかな乳房が胸板に押し当てられ全身でカガリの暖かさを感じる
カガリの中は狭くてきつくてアスランを離さないように締めつけてくる
アスランは暖かく自分を包み込むカガリに陶然としていた

いい。やっぱりカガリの中はいい。
熱く湿った感触に頭が蕩けそうだ
身体中が溶けだしていきそうな感覚の中、アスランはカガリを感じ入っていた


カガリはまるで猫が喉を鳴らすかのような恍惚とした表情をしていた
心も身体も全てアスランに満たされてゆく
カガリの中はアスランを迎え入れた事を悦ぶかのように蜜が溢れ出しアスランに纏わりついてきた
それはカガリの中に浸り込んでいたアスランの欲を刺激する
もっと−カガリが欲しい
血液の集中が加速してはちきれんばかりの欲望をカガリにぶつけるようにアスランは腰を動かし始めた


512DEEP into the night:04/05/20 23:23 ID:CrTcbalO
「んっ…ぁあっ」
それまでゆっくりとアスランとひとつになった事を感じていたカガリは
アスランの突然の激しさに思わず声をあげた
「あっ…ぁん…っ」
アスランが腰を動かす度に擦り上げられるそこからは、とめどなく蜜が溢れ出してゆく
それはアスランを包み込むように濡らし、拙送を繰り返す度に二人の腿を伝わってゆく


アスランが知る限りのカガリの弱点を攻め立てる度に
ぐちゅぐちゅと淫靡な水音があがり熱が伝わってくる
一突きごとに角度を変えて、カガリの敏感な箇所を探ってゆく
アスランの動きに少し遅れてカガリの豊満な乳房が揺さぶられふるえていた
つんと尖った桜色の先端と柔らかく揺れる白い胸が、アスランの欲を煽り立ててゆく

アスランに深く突き上げられる度にカガリの中はきゅぅん、と歓び迎え入れ締めつけていた
時折アスランがぅあ、と呻くのが聞こえる
その度毎に強く突かれカガリは昇り詰めてゆく



513DEEP into the night:04/05/20 23:24 ID:CrTcbalO
カガリの甘い喘ぎを聞きながらアスランは浅く、深くを繰り返しカガリを突き上げてゆく
「んっ…」
カガリが強請るような視線でアスランを見つめてきた
それに応えるようにアスランは一度腰を深く引くと、ぐっと強く突き入れた
一回り大きな先端が子宮を刺激するように突き込んでいく
「あぁっ…んんっ…!」
カガリが快楽に耐えきれない声を上げるとその瞳は潤みアスランだけを見つめる
その瞳が益々アスランを昂ぶらせてゆく
「あっ・ぁんっ…ダメ…や…ぁ」
カガリの声が高くなりきゅうきゅうと締め付けも強くなってくると
アスランはカガリの耳元で熱を含んだ声で
「カガリ…好きだよ」
と囁いた



囁かれたアスランの声が頭の中に甘く響いて反芻する
腰から熱い痺れが伝わって脳を侵してゆくよう…


514DEEP into the night:04/05/20 23:26 ID:CrTcbalO
アスランが抉るように突き上げるとカガリが喉を仰け反らせるようにして喘いだ
「あ!…ゃ…ゃだ・ぁっ…んっ…あっあっ!」
それと共にアスランを包み込む締め付けが一段と強くなる
カガリは意識を手放してしまいそうな愉悦に抵抗するかのようにアスランの背に爪を立てていた


身体中が熱くて、何も考えられない
身体の輪郭が無くなって溶けてしまうような気がする
このままアスランと一緒に溶けてしまえればいい。
アスランと二人、ひとつになって
永遠に−


カガリは腰から頭に向かって甘い痺れが駆け抜けるような感覚に襲われた
それと同時にアスランを受け入れているそこがきつく締めつけ戦慄く
「あっあっ…やぁっ…!」
つま先から頭の先まで鳥肌が立つような快感に襲われ、カガリは身体全体を仰け反らせた


515DEEP into the night:04/05/20 23:27 ID:CrTcbalO
一際強い締め付けの後、熱く潤い、蠢くカガリの中をアスランは突き上げ続けた
仰け反ったカガリの喉をぺろりと舐めるとカガリがふっと息を詰めた
それと同時に中がきゅっと締めつけられる
アスランはう、と呻くとカガリの喉にくちづけながら腰をまわした
戦慄く襞に自身を擦り付け突き上げカガリの中に刻み込んでいく
「あ…っん…も…ぅや…っだぁ…」
休むことの無いアスランに気絶することも出来ずカガリは声をあげる
「う…ぁっ…俺は…もっと…欲しい…よ…っ」
熱に浮かされたような声で激しく動くアスランにカガリの抵抗はかき消されてゆく



やっと、カガリの最奥に辿り着いた。
もういつ限界を迎えてもおかしくない状態で
一際奥深くカガリの中に入り込んだアスランは頭の隅でぼんやり思う。
もっとカガリを感じていたいんだ、もっと−
アスランは憑かれたようにカガリを攻め立てる


516DEEP into the night:04/05/20 23:29 ID:CrTcbalO
「んっ…ふっ…あぁんっ!」
奥深く入りこんだアスランの圧迫感が強くなって息が苦しい
でも−
手を伸ばしてアスランの顔を挟み込む
少し苦しそうな乱れた表情。熱の浮かんだ翠の瞳。今、彼の瞳が写しているのは私だけ
こんな表情のアスランを見られるのは私だけ−



頬を挟むカガリの手に引き寄せられるようにアスランは口づけた
互いの舌を吸い合うように絡めあい、舐め取ると
上でも下でも深く繋がり合っている事を感じる
緩やかになった腰の動きを強請るかのようにカガリのしなやかな脚がアスランの腰に絡みついてきた
唇を離すと余韻を残すように唾液が二人の唇を繋ぐ
カガリの唇に頬に零れた唾液を舐め取ると
求められるが儘にアスランはカガリを奥深く突き上げ続ける


517DEEP into the night:04/05/20 23:30 ID:CrTcbalO
乱れたアスランの蒼い髪を見つめていると深い海の中にいるよう
深い翠色の宝石に心捕らわれて
このままずっと、溺れてしまってもかまわない−


アスランが限界を訴えるように呼吸を荒げ、腰の動きを早めた
たっぷりとカガリの蜜で潤った中でアスランが突き上げる度にぐしゅぐしゅと音を立てる
カガリの蜜とアスランの先走りが混じりあってぬめる中、二人は高みを求めて混じり合う
アスランは熱が下腹の一点に集まるのを感じた
「カガリ…っ」
堪えるように名前を呼びながらカガリを見つめる


カガリがとろけるような瞳になってアスランを見上げた
二人は同じ夢を見ていた。気絶しそうな、夢を
そして−



世界は僕等を失う




518DEEP into the night:04/05/20 23:33 ID:CrTcbalO
カガリの中で一際大きくぐっと戦慄くとアスランは猛るようにカガリに熱を捧げた
それは二度、三度と続き全ての熱を吐き出してゆく
「…っスラ…あっあっ…ぁんっ…!」
何度も熱く、強くそそぎ込まれる熱に溶けてゆきそうになりながら
カガリは悲鳴のような甘い嬌声をあげてアスランの熱を受け止めていった

アスランはカガリに全て注いだ熱を擦り付けるように腰をまわした
それはカガリの中で混ざり、溶け合い、刻み込まれてゆく



二人だけが見る夢は闇に溶けて浚われていった






アスランの穏やかな寝顔を見られる事がこんなに幸せだなんて知らなかった
隣で眠るアスランを見つめながらカガリは心地よい疲れに身を委ねていた
ふとアスランの右の脇腹に残る銃創に目をやる。
そっと指先で触れると慈しむように傷跡にくちづけた
そのままアスランの胸に寄り添って暖かい鼓動に身を任せると
アスランの腕にすっぽりと包み込まれた
その温もりに寄り添って今夜も眠りについていく


それは変わらずに続いていく二人だけの永遠
519umizzz:04/05/20 23:37 ID:CrTcbalO
終わり

やっぱエロは難しい
一応激甘ラブラブいちゃいちゃ目指してみますた
んだからタイトルは「DEEP into the night」

520名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:09 ID:6ILFlXx1
乙です。
繊細な心理描写がいい。
521名無しさん@ピンキー:04/05/21 19:08 ID:nib44dmJ
アスカガだ。。?キラカガもホスィ―――(゜∀゜)―――!!!!!
522名無しさん@ピンキー:04/05/21 19:15 ID:e31t/GtE
>>519
モツカレ
ラブラブですな。

>>521
そう言う当てつけともとれるレスはやめれ。
523名無しさん@ピンキー:04/05/21 21:11 ID:Cybs/bwX
>>519
エロいのに、詩のように叙情を誘う。次回もよろしくお願いします。
524名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:20 ID:nib44dmJ
>>522
スマソ
525269:04/05/22 00:38 ID:Fs4vk0B1
コソーリ復活。

今更のキラ誕生日小ネタです。
エチ無しなのでスルースルースルー。

投下。
526名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:38 ID:Fs4vk0B1
今日はキラの誕生日である。
ヘリオポリスにいた頃は、料理自慢の母が腕によりをかけたご馳走を所狭しとテーブルに並べ、学校の友人達を招待して
にぎやかにパーティーを催すのが慣わしだった。
キラ本人は何も其処まで・・・と内心思っていたが、楽しそうに献立を考えたり部屋を飾りつけたりいそいそと準備をする母や、
「キラが友人達と楽しそうにしている姿」を見るのを楽しみにしている父のために今まであえて何も言わず誕生日パーティーを楽しんでいたのだが、
今は親子離れ離れ、キラはAAでいつもと変わらない一日を過ごしている。
「まぁ、いまさら誕生パーティーなんて年でもないし・・・ね。」キラは一人自室でベットに寝そべりながらトリィに話しかけていた。
「はぁーいっ!キラ、お誕生日おめでとーッ!」いきなり部屋のドアが開き、ミリアリアとトールが入ってきた。
「誕生日おめでとうな、はいっ、これ、誕生日プレゼント!」
トールはそう言うと小さな箱をキラに手渡した。
「・・・え・・?あ、ありがと・・」
いきなりの展開にキラは訳が判らず思わず両手で箱を受け取り、呆然としていると
「それじゃ、後で感想を聞かせてくれよなっ!」
一言言い残し、二人は入って来たのと同じように瞬く間に部屋を出て行ってしまった。
ドアを閉める瞬間、にやりと意味深な笑みが見えたのはキラの目の錯覚だろうか。
527名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:39 ID:Fs4vk0B1

「・・・・なんだったんだろう・・?でも、覚えていてくれたんだ。嬉しいな・・」感動して少し涙目になりながらキラは包み紙を丁寧に剥いていく。
蓋を開けると其処には幾重にも折りたたまれたセロファンの包みがある。
キラは端を持ち目の高さまでつまみあげ、しげしげと眺めて見た。
それは一包づつ真空パックされた5センチ四方のものが5枚ほど連なっていて表書きには「超極薄、素肌感覚 byオカ○ト」と書かれている。
「もしかしなくても・・あれだよね。」
キラはどっと脱力を感じ、その場でガックリと膝まづいた。まさに生ガック_| ̄|○ SEED。
「なんでこんなもの・・トールもミリアリアも酷いや。ぼくをからかっているんだ・・」先程とは違う涙目になりながらキラは薄い包みを握り締めた。
「ボウズ、今日誕生日なんだってなっ!お兄さんからのプレゼントだぜっ!」
勢いよくドアが開き、今度はフラガが入ってきた。
陽気な笑顔と輝く白い歯。キラは思わずつられてにっこりと笑い返した。
「あ・・ありがとうございます。うれしいな、こんな戦時中なのに皆にお祝いしてもらえて・・・」
「そうだろう、そうだろう。やっぱいくつになっても誕生日を祝ってもらえるなんて嬉しいことだよな。
あ、ちゃんと下拵えはしてあるから。遠慮なく食ってくれよ。俺はこれからブリッジで当直だから、何も心配しないでゆっくりと味わえよ。うん。」
きらりと歯を輝かせて親指をびしっと立てると、フラガは大型のスーツケースを部屋に残し帰って行った。
「・・・?」
528名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:39 ID:Fs4vk0B1
キラは残されたスーツケースを目の前に途方にくれた顔で立ち尽くしている。
「遠慮なく食えって・・・このスーツケースを?
もしかして特別に休暇かなんかくれるから、旅行でもして美味しいモノを食べてきなさいってことなのかな・・・・」
キラがスーツケースに手を掛けた瞬間、いきなりごとんと蓋が開き中からナタルが転がり出てきた。
「うわあっっっ!なっなんでナタルさんがっっっ!!!?」
キラは驚きのあまり大声を上げながらその場に座り込んでしまった。
それもそのはず、スーツケースの中から人が出てくるという事自体非常識だが
全裸の上、両手は背中で縛り上げられ口にはガムテープが貼られたナタル、
しかもその顕わになった股間からはジジジ・・と微かに機械音を立てている・・・が転がり出てくれば、誰でも悲鳴のひとつも上げたくなるだろう。
「ナタルさん!一体どうしたんですか!?」
キラは真っ赤になり口のガムテープを剥がしてやりながら問いかけると
ナタルは苦しそうに何度か咳き込むながら、体を震わせ答えた。
「・・・・少し前にフラガ大尉から・・・キラ・ヤマトの誕生日プレゼントで相談したい事がある、と呼び出されて
それから・・いきなり縛り上げられて・・それで・・・」
529名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:40 ID:Fs4vk0B1
キラは瞬時にトールの意味深な笑みとフラガの言葉を理解した。
「は・・・はやく・・腕の縄を解いてくれ・・・それから、何か着る物を・・・・キラ・ヤマト?」
ナタルはいつもと変わらない口調でキラに命令した。が、一向に縄が解かれる気配がない。
恐る恐るキラを見上げると、其処にはいつの間にか裸になり、
先ほどトールに貰った誕生日プレゼントを装備したキラが今にも飛びかからん勢いで身構えていた。
「ぼく、今日誕生日なんです。プレゼント、遠慮無く貰いますね。」
「・・・!!!待てっっ!キラ・ヤマトっっ!!」
「ぼく、ナタルさんの 『・・・っっ!』 って発音好きだなぁ。それを聞くといつも勃起しちゃうんだ。ほら・・」
それはキラの生涯で、一番充実した誕生日だったという事は言うまでもない。

誕生日は毎年やってくる。生きとし生けるもの、全てにハッピーバースデー。

・・・・・おわり・・・・
530名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:41 ID:Fs4vk0B1
以上です。

やっばり書かずにはいられないんだよなぁ。
好きだから。

それでは、さようなら。
531名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:46 ID:Fs4vk0B1
あいたた・・・・・もしかしてあげてしまった?
大変申し訳ないです。緑字になっているからそうだよね。
ごめんなさい。気をつけます。本当にゴメン!
532名無しさん@ピンキー:04/05/22 01:01 ID:BA3X1YND
>>530
269氏、お帰り。お待ちしておりましたよ。
声繋がりで、いいプレゼントですな。

…トールはゴム界のカローラ、オカモト派ですか…シブイ。
533名無しさん@ピンキー:04/05/22 14:12 ID:z+PRJ3eU
>>530
乙です!
下拵え中の様子も気になりました。
ナタルさん……自分も欲しいです……
534名無しさん@ピンキー:04/05/22 14:50 ID:h/ifHmPR
asukaga多くね?
535名無しさん@ピンキー:04/05/22 15:27 ID:V0cPyim7
>>534
キッズで再放送されてカガリとアスランの出会いの部分だったから余計に多いのかも・・・
536名無しさん@ピンキー:04/05/22 15:53 ID:h/ifHmPR
再放送しなくてよかった。話詰めすぎなのまたやってんのかよ。
537名無しさん@ピンキー:04/05/22 16:41 ID:eWRIdjcO
再放送は、見たくなければ見なけりゃいいだけの話じゃないか?
538名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:35 ID:h/ifHmPR
どーでもいいし
539名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:36 ID:c/Vx4Ydd
どーでもいいことに何故関わろうとするかね、ID:h/ifHmPRは
540名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:36 ID:h/ifHmPR
間違えた、スマソ
見てる奴よく飽きないな…勝手だろうけどw
541名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:42 ID:h/ifHmPR
                            
542269:04/05/22 17:45 ID:klkH6cXg
みなさん、こんにちは。

今更のカガリ誕生日小ネタです。
とかいいつつ、前回のキラ編の コ ピ ペ です。
読むと腹が立つのに10000種、という超問題作。
絶対に怒らないとトミーノ神に誓える人だけ読んでくださいw

投下。
543名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:46 ID:JdF5PILt
>>519
乙です。
描写が上手いですね。カガリタン、カワエエ・・・。
次もありましたらよろしくお願いします。

>>269
お帰りなさい!
トールにワロタ。
イイ奴だった。 ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
ナタル、漏れも欲しいです。
544名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:47 ID:klkH6cXg
今日はカガリの誕生日である。
オーブにいた頃は、料理自慢のマーナが腕によりをかけたご馳走を所狭しとテーブルに並べ、キサカや3人娘などを招待してにぎやかにパーティーを催すのが慣わしだった。
カガリ本人も何も其処まで・・・と内心思っていたが、いつもワークブーツに防弾ジャケットといういでたちのカガリがこの日ばかりは華奢なドレスを身に纏い、
あどけない少女の顔に戻るのを楽しみにしているウズミのために今まではあえて何も言わずパーティーを楽しんでいたのだが、
今は親子離れ離れ、カガリはクサナギで一人いつもと変わらない日を過ごしていた。
「あーあ、つまらないな・・・こんな日に限って誰も相手をしてくれないなんて・・・
別にいまさら、誕生会なんて年でもないけど・・・さ・・・。」カガリはほんの少し鼻を鳴らし、壁に向かって寝そべってみた。
「はぁーい!カガリ様、お誕生日おめでとうございますぅー!」
いきなり部屋のドアが開き、パイロット3人娘達が部屋に飛び込んできた。先頭にいたアサギが手にした小さな紙袋を差し出しながら、カガリの頬にキッスする。
「カガリ様、今日はお誕生日でしょ!」
「私達、カガリ様にお誕生日プレゼントを作ったのです!」
「どうぞ、開けてみてくださいな!」
女3人寄れば姦しい。畳み掛けるように早口でまくし立てるジュリたちの勢いに、思わずカガリもたじたじになった。
「・・・あ・・・ありがとう・・・覚えていてくれたんだ。嬉しいな・・」
545名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:47 ID:klkH6cXg
嬉しさに少しだけ涙目になったカガリに、マユラがニコニコと応える。
「いやだなぁ、私達がカガリ様のお誕生日を忘れる訳ないじゃないですかー。
ところで早速ソレ、身に着けてみてもらえませんか?サイズは適当だから、もし合わないようでしたらすぐに作り直してきますから。」
マユラの言葉にカガリは慌てて袋の中身を取り出し、それから唖然としたように3人を見つめた。
「・・・・これは・・・これを今此処で?本当に着なくちゃいけないのか?」
袋の中から出てきたもの・・・ソレは今時、外人のAV女優しか着ないような・・・・恐ろしく布の面積の少ない下着のセットであった。
上の部分はかろうじて乳首を覆い隠すだけの、例えるならばおにぎり1個分くらいの三角の布が2枚、頼りなげなリボンで繋がっているだけの作りだし、
下に至っては透け透けのレースの逆三角形の生地にこれまた紐が付いているだけのTバック型のパンティ・・・と呼べるかどうかも怪しい代物だった。
その、あまりにもきわど過ぎるプレゼントを手に立ち尽くすカガリに向かい、三人娘達は口々に勝手なことを言い合っている。
「カガリ様ったら、いつも味気ない下着ばかりなんですもの。お洒落の第一歩は見えないところから、ですわよ。」
「そうそう、いつまでたってもスポーツブラじゃ、育つものも育ちませんよ。」
「ズボンやTシャツに下着の線が出ないようにデザインに工夫しましたー。」
人の好意を無にしてはいけない。
546名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:48 ID:klkH6cXg
義侠心に厚いカガリは意を決すると、身に着けていた衣服を全部脱ぎ去り、手早くプレゼントを身に着けた。
さすがのカガリも始めはもじもじと下を向いていたのだが、三人娘達の「カガリ様、素敵!」「セクシーダイナマイト!(死語)」など、
やんややんやの歓声を受け、次第に大胆にポーズをつけたり、挑発的な仕草でベットに寝転んでみたりする。
「・・・・どうだ?似合うか?」
実際、パンティの後ろの紐は尻の狭間に食い込むし、乳首は擦れて硬くなってしまうしでお世辞にも着心地は良いとはいえなかったが
それでもみんなの気持ちが嬉しかったし、何よりもカガリ自身褒められて嬉しくないわけがない。
暫らくそうして盛り上がった後、アサギたちは射撃のシュミレーションがあるからと急にそそくさと部屋を出て行ってしまった。
ただ、部屋を出て行く時にクスリと意味深な笑みが見えたのはカガリの目の錯覚だろうか。
547名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:48 ID:klkH6cXg
「なかなか・・・わたしも捨てたものではないな。うん。」
一人部屋に残されたカガリは暫らく鏡に向かっていろいろポーズをとっていたが、急に空しくなってガックリと肩を落とした。
こんなもの・・・いつ、何処に身に着けていけというのだ。
「あんなにはしゃいで・・・子供じゃないのに。馬鹿みたいだ・・・」
カガリは自己嫌悪で暗い顔をしながらブラジャーを外そうと背中に手を回したとき、いきなり部屋のドアが開き陽気な声が響いた。
「うおーっ!グレイトッ!すげぇイヤラシー格好だな、おいっ。」
「お嬢ちゃんがそういう趣味だったなんて、お兄さん知らなかったぜー!」
カガリがぎょっとして振り向くと、前屈みになったディアッカとフラガが開け放したドアの前で悶えている。
カガリは慌てて服を掴み前を隠しながら床にしゃがみ込んだ。
よりによってこの二人に見られるとは!!今晩のおかずは決定したに違いない!!!
「ばばば馬鹿っ!ノック位しろ!」
精一杯虚勢を張ってみるものの、内心あまりの恥ずかしさに、カガリはこの場で首を括って(以下略 の気分だった。
548名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:49 ID:klkH6cXg
「いやぁ、今日はお嬢ちゃんの誕生日だって聞いたから誕生日プレゼントを・・と思って。
ははは、なんか俺達の方がいいもの貰った気分だなぁ・・・。」
見てはいけないと思いつつ、ついちらちらとカガリに視線を向けてしまうフラガが廊下から大型のスーツケースを部屋に運び入れると
ディアッカもますます前屈みの姿勢になってもぞもぞと部屋の外へと出て行った。
「やば、オレマジでやばいかも・・・早くミリィんとこにでも行かないと・・貴重な体力を無駄に浪費する訳にはいかねぇし・・」
カガリは二人が部屋を出て行くと同時にドアに飛びつきしっかりと中から鍵をかけた。
「何言っているんだ!このスケベ!万年発情期男!!」
多分、もう二人の耳には届いていないだろうが、それでもカガリは叫ばずにいられなかった。

549名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:49 ID:klkH6cXg
「・・・・・・・・・?」
残されたスーツケースの前でカガリは途方にくれていた。
「誕生日プレゼント・・・って、これをいったいどうしろと?まさかこれを持ってオーブに帰れっていうんじゃ・・?」
カガリがスーツケースに手を掛けた瞬間、いきなりゴトンと蓋が開き中からアスランが転がり出てきた。
「うわぁーーーーっっ!!!なななんでアスランッ!?」
カガリは驚きのあまり大声を上げながらその場に座り込んでしまった。
それもそのはず、スーツケースの中から人が出てくるという事自体非常識だが
全裸の上、両手は背中で縛り上げられ口にはガムテープが貼られたアスラン、
しかもその顕わになった股間はしっかりと勃ちあがり、あまつさえその先端からは先走りの汁が滲んでいる・・・が転がり出てくれば、誰でも悲鳴のひとつも上げたくなるだろう。
「アスラン!?いったい・・・なんで・・・!?」
カガリが真っ赤になり口のガムテープを剥がしてやりながら問いかける。
見てはいけない、と思いつつ、カガリの視線は吸い寄せられるようにアスランの股間へと注がれてしまう。
   アスランの・・・あんなに大きくなってる・・・・あ・・・アレを見ているとなんだかわたしも・・・
いつの間にかカガリのパンティから愛液がじんわりと染み出し、くい込んでいる紐を伝って太腿まで溢れ出てしまっていた。
550名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:50 ID:klkH6cXg
アスランは苦しそうに何度か咳き込みながら体を震わせ答えた。
「・・・・少し前にディアッカから・・・カガリの誕生日プレゼントで相談したい事がある、と呼び出されてそれから・・いきなり縛り上げられて・・それで・・・」
カガリは三人娘の意味深な笑みの意味にようやく合点が行った。そうか、これは皆がグルになって計画した事なんだ。
「・・はやく・・腕の縄を解いてくれ・・・それから、何か着る物を・・・・カガリ?」
アスランは勤めて平静を装ってカガリに助けを求める。
いくら強靭な精神を持つアスランだって裸を見られて・・・まして、想い人に勃起した局部を見られて平気でいられる訳はない。
ただ、後でディアッカを滅殺!するという強い思いだけが今のアスランを支えていた。
が、一向に縄が解かれる気配がない。
アスランがいぶかしげにカガリを見上げると、其処にはいつの間にか手に輪ゴムを持ち、悩ましげな表情をしたカガリがじっとアスランのモノを見下ろしていた。
「わたし、今日誕生日なんだ。プレゼント、遠慮無く貰うからな。」
「・・・!!!カガリ?・・・ちょ・・・何をする気だ・・・!?うあっ!!」
勃起した根元に輪ゴムをはめられ、アスランは苦しさのあまり思わず上擦った悲鳴を上げる。
551名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:50 ID:klkH6cXg
そんなアスランに構わず、カガリはアスランの上に馬乗りになると下着の脇から先端をあてがい一気に腰を沈めて胎内深くアスランの熱を咥え込む。
「んんんっ・・アスランを・・無理矢理レイプしているみたいで・・すごく・・いいっ・・・ああんっ!」
「みたいじゃなくて、本当に無理矢理しているじゃないかっ!!」
異議を唱えるアスランと、暴走して止まらないカガリ。
それはカガリの生涯で、一番充実した誕生日だったという事は言うまでもない。

誕生日は毎年やってくる。生きとし生けるもの、全てにハッピーバースデー。

・・・・・おわり・・・・
552名無しさん@ピンキー:04/05/22 17:53 ID:klkH6cXg
以上です。

話せば長くなるのでこれだけ。
 自 分 、 ち っ と も 成 長 し て い ま せ ん ね 。

さようなら。
553名無しさん@ピンキー:04/05/22 20:53 ID:h/ifHmPR
おおいわvV(*゜∀゜)
554名無しさん@ピンキー:04/05/23 01:15 ID:TvPxzmvQ
269氏はネ申。キラもカガリもイイヨー(;´Д`)ハァハァ
555名無しさん@ピンキー:04/05/23 13:28 ID:bd3Uv0a5
キラカガキボンヌ(*´┃`)
556名無しさん@ピンキー:04/05/23 18:42 ID:VpjG/8NC
シャア板落ちてるじゃねーか!








ま、いっか。
557名無しさん@ピンキー:04/05/23 19:05 ID:H6iOVcQK
最近バレスレと日記スレぐらいしか見るところないなー。

269氏味付け反復効果で面白かったです。できればSSに専念してホスイ。

>>553
ちょっと必死でワロタ。おまいが書け。待ってるよ。
558名無しさん@ピンキー:04/05/24 06:18 ID:2Ms3AMU3
>できればSSに専念してホスイ。

他に何かしていたっけ?
559名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:15 ID:0GDXFVuo
>>558
アンチに食いつかれるよーな余計なウザ語りいれるな、てことじゃねーの?
と思ったら新規のSSじゃないからか。

しかしなんでヲタ女の生息率の高そうなスレってどこも
文句言う奴に「アナタが書いてください、待ってますよ」みてーなレス付けたがるんだろーな。
下手にそいつを刺激して粘着アンチに成長されたらどーすんだ。
ほっときゃいいだろ。
560名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:59 ID:kwuUO/tA
>文句言う奴に「アナタが書いてください、待ってますよ」みてーなレス付けたがるんだろーな。

書かずに読むばかりの香具師が批評家面するのはいかがなものか、ってことじゃねーの。
多少なりとも時間と労力を割いて生み出したものには何がしかの価値があるってことが、
何も生み出せない厨房には分からんのですよ。
561名無しさん@ピンキー:04/05/24 18:36 ID:7R+FKdke
放っておこうよ。
562名無しさん@ピンキー:04/05/24 18:45 ID:f8QZ9dH7
>>559
IDを見ると、もう既に粘着っぽくなってるし。
最近、キラカガキラカガ言っている奴と同じ奴か?
563名無しさん@ピンキー:04/05/24 19:23 ID:7R+FKdke
>>562
おまいも反応するな
564名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:21 ID:AEkgNz9X
しかし269は名乗って再登場するだけで
あっという間に場を荒ませる、驚くべき存在だな。
しかもそれでも懲りずに消えては現れるとは
鈍感なのか、心臓に毛が生えているのか。
565名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:29 ID:4D19oAGn
それだけ萌えを提供してくれる神だからだよ。
566名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:39 ID:Gge/dZuR
今回は269じゃなくて、やたらとアスカガ多い多いと噛み付いている奴のせいじゃないか?
荒れたのは。
567名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:18 ID:IB4nfFSH
この抗論がイラナイと思いマツ。
568名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:46 ID:i6RtPwWL
いや〜、ここまでくると269タンは分かっててワザと場を荒ませてると俺は見るね。
モニターの向こうで俺らの右往左往ぶりを見て楽しんでるに違いない。

このまま一種の神へと道を突き進んでもらいたい。ガンガレ!
569名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:24 ID:G1Hxfj+R
また変なヤツがいるな。 269氏には気にしないでいただきたい。 これからも素晴らしいSS待ってます。
570名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:04 ID:X1YHu/Hs
マターリ。マターリ
571名無しさん@ピンキー:04/05/27 02:35 ID:TyGE1rTC
結論、269は以前からいたカガリ嫌いのやおい女に
ろくでもない因縁付けられてる。

放置しる269よ。そのヴァカ女は
大体レス見てりゃ丸判りだから。
572名無しさん@ピンキー:04/05/27 19:52 ID:pmXe8xIr
ココ潰れるー(゜∀゜)ノ?
573名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:54 ID:Pmi1y5Vb
ヤバいね。
574名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:23 ID:VCNZgQ7d
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
Pieは軽いね。2ch漬けから足を洗う貴重な機会だ。
575名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:25 ID:VCNZgQ7d
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
2ch漬けから足を洗う貴重な機会だ。
576名無しさん@ピンキー:04/05/27 22:39 ID:VCNZgQ7d
重かった…
577名無しさん@ピンキー:04/05/28 16:48 ID:e3NXkFOR
SEEDから足を洗いましょう。
578名無しさん@ピンキー:04/05/29 03:21 ID:xxdD2S69
すみません、どなた様か南極のseed小説が読めるページのアドレス教えてください。

携帯変えたら入れなくなってしまって…(;´Д`)
/~nankyoku/の後の文字だけでもいいのでお願いします。
579名無しさん@ピンキー:04/05/29 12:11 ID:KikSN22K
580名無しさん@ピンキー:04/05/29 16:12 ID:MtniP7+a
>>579
ごめんなさい、そことSSページはいけるのですが、アナザーガンダムの所がクリック出来なくて…、申し訳ないですがそこのアドレスをお願いします(゚ー゚;)
581名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:00 ID:KikSN22K
582名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:25 ID:uAggGd30
ID:KikSN22Kさんは親切。
583名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:30 ID:uDvbA0rT
>>781
ありがとうございますΣ(゚∀゚*)
やっと閲覧することができました。よろしければお礼にキラカガ以外のSSを書きますので読みたいカプがあったら遠慮なく言ってください。
584名無しさん@ピンキー:04/05/29 19:58 ID:KikSN22K
585名無しさん@ピンキー:04/05/29 22:23 ID:tb2Gt26Y
カナード×メリオル
586名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:11 ID:1RcfDhgj
連合三馬鹿がアストレイ3人娘に乱暴するも、逆に薬ギレまでヤリ抜かれる小説キボンヌ。
587名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:20 ID:3oTDzTOM
うぅ…KikSN22Kさんの希望カプのみにさせてください…というか無いのかな。
お邪魔してすみませんでした。
588名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:36 ID:KikSN22K
あれ?私でしたか?781って出てたもんで(^^;アスカガ以外のSSが読みたいでつ。
589名無しさん@ピンキー:04/05/29 23:40 ID:PAaCVdYN
>>583
キラ×ラクス
アスラ×ラクス
が読みたいです!
590名無しさん@ピンキー:04/05/30 13:21 ID:OEjlrw1L
('A`)
591名無しさん@ピンキー:04/05/30 16:52 ID:J9pv2m50
○○以外って書き方やめれ
せっかく書いてくれた職人さんに失礼だ
書く気無くなるだろう
592名無しさん@ピンキー:04/05/30 17:59 ID:mISVPaDF
住人誰もいないっぽいのに、地味に人いるね。
593名無しさん@ピンキー:04/05/30 18:02 ID:lbu7AGuz
583ではないが自分が書けないカプをリクされたら困るからそう書いたのだとオモワレ。嫌いと言ってるわけじゃないんだから別にいいんじゃね?つか敏感に反応しすぎ
だから過疎化するんだよこのスレ
594名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:33 ID:Ip38dc2P
てか、もういいじゃん?ここ。
595名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:40 ID:Ip38dc2P
591>>
ike
596名無しさん@ピンキー:04/05/30 19:46 ID:EzUkXcu1
種2はじまれば、種1キャラ物は少なくなって種2キャラ物メインになるだろうし、
それまでは種1キャラ物でマターリマターリ
597269:04/05/30 21:27 ID:Zw5OgH/s
みなさん、こんばんは。小心者の269です。
またーり投下何ぞしてみたり。

イザーク×シホ 初挑戦。

投下。
598名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:28 ID:Zw5OgH/s
「・・っつ・・いい加減に・・・しろっ・・!」
何度目だろう。朦朧とした意識が激痛に引き戻されるのは。
イザークはきつく縛られた両手を握り締め抵抗するかのように腕を振るが繋がれた鎖はビクともせずに壁に当たり、
鋭い金属音を立てるだけだった。
カナーバ議員がザラ派を抑えて新たにプラントの政権を握って2ヶ月が経とうとしている。
ザフトは解体され、それまで赤服を身に纏いエリートとして小隊を任されていたイザークは一転してA級戦犯となり
身柄を拘束され連日のように取調べと証した拷問を受ける毎日であった。
「オレは・・・何も知らんと・・・言っているだろうがッ・・・ぐっ・・!」
腹にブーツのつま先を打ち込まれ、イザークは悶絶したように体を折り曲げる。
額には脂汗が浮かび、今の一撃が相当な苦痛をもたらした事は傍目にも明らかであった。
と、その時一人の少女がするりと入室したのがイザークの視界に入った。
少女はすぐに部屋の中にいた見張りの男達に退出を命じて完全に人払いをすると、
邪魔の入らぬように内側からかちゃりと鍵をかけた。
年はイザークよりも若い感じだが、たった一言で見張りを退ける事が出来るとはかなりの実力者、
もしくは余程の後ろ盾がある人物なのだろう。
599名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:28 ID:Zw5OgH/s
「あら・・隊長、お顔の色がすぐれませんわね。」
軽やかに微笑みイザークの目の前に座り込んだ少女・・シホは楽しげにイザークの顎に手を掛けて
苦痛に歪むイザークの端正な顔を持ち上げ、自分の目線に合わせる。
「さすがはクルーゼ隊の生き残り・・・でも、今じゃそれも、なんの価値もない過去の栄光ですわね。」
「シホ・・・き・・・貴様・・・」
イザークは終戦のどさくさで母、エザリアがカナーバ一派に捕らえられ、表向きは拘留中に自殺・・・
しかし実際はボロ布のように多数の市民に陵辱された後、殺されたのを知っている。
しかもそれを指揮したのはかつては自分の部下であったシホだったということも。
シホはもともとプラントの士官学校には所属していない、特務機関からのザフト入りの兵隊だった。
それまでの戦歴や経歴にいくつかの不審な点が無かった訳ではないのだが
カナーバ議員の強い推薦と後ろ盾があったため、特例として認められた一人である。
そしてそのまま、要はカナーバ一派の内偵としてザフトの精鋭といわれるクルーゼ隊に配属され
この機会を虎視眈々と窺っていたのだった。
今にして思えばカナーバ議員はその頃から着々と彼女が言うところの『プラントの平和的制圧』を狙っていたに違いない。
そして、今回イザークがこのような所に拘留されてしまったのもシホの手引きにより
背後から不意打ちのように行われたザフト残留兵士一掃の結果であった。
600名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:29 ID:Zw5OgH/s
「ねぇ、隊長、いい加減に教えてくださいませんか?わたしだってこんな事したくないんです。」
シホは本気とも冗談とも付かぬ顔でイザークに話しかけた。
「ラウ・ル・クルーゼが何を求め何を企んでいたか・・・。クルーゼ隊長亡き後、それを知っているのはイザーク隊長だけだ、って
おばさまが頑として聞かないんです。」
イザークは今更どんな話を聞こうと驚かないつもりだった。が、まさかシホが・・・カナーバ議員と縁故のある娘だったとは、
思いもかけない告白にイザークはシホの顔を睨み付けた。
「おばさま、だと・・?」
鋭い視線にも動じずシホは軽くイザークの視線を受け流す。
「ええ、アイリーンおばさま。あら、わたし言っていませんでしたっけ?」
「ふん、白々しい・・・」
何から何まで、計画通りか。オレは今まで雌狐供の手の内で踊らされていただけなのか?
イザークは唇を咬んだ。
「おばさまが言うんです。多少強引にでも口を割らせろ、最悪死んでも構わないって。いくらなんでもそれはわたしが反対しましたけど。」
シホはゆっくりといとおしむようにイザークの頬から顎のラインに沿って指を滑らした。
「だからわたしが来たんです。どうせ聞き出すなら楽しんだほうが良いでしょう?」
つつ・・とシホの指先がイザークの薄い唇をなぞり、すぐにその指を自分の唇に当てて間接的にイザークの唇の感触を確かめると
今度は上目遣いをしながら挑発的にその指先をぺろりと舐めた。
601名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:30 ID:Zw5OgH/s
「わたし・・・前から隊長と・・・こんなことしたかったんです。」
にやりと淫靡な笑みを浮かべると、シホはイザークのズボンに手を掛けた。
「ね?」
引き下ろされた下着の中からうなだれたイザーク自身が姿を現すとシホはためらい無くそれに手を添え軽く先端を指先で撫で上げた。
「・・・ッ!貴様、いったい何をする・・・・」
イザークの強い口調にも構わずシホは次第に強く先端の鈴口を擦りだし、
あまつさえ幹の部分にまで空いている指の腹を使って卑猥な刺激を与え始めた。
イザークの心とは裏腹に熱を持ち頭をもたげだした男根は、シホの手の中で硬く太く姿を変えていく。
「くすくす・・・隊長、素直なんですね。もうこんなになってる・・・。」
シホは可笑しそうに囁くと、ゆっくりと自ら身に着けていた衣服を脱ぎ始め、一糸纏わぬ生まれたままの姿になると自分の秘所を指で弄り始めた。
「うふ・・・・隊長のを握っただけで・・・私もこんなに・・濡れてるの・・・ね?聞こえるでしょ・・・?」
シホが僅かに眉を顰めて悩ましげな表情でねっとりと指を動かすと、差し込まれた股間からは粘ついた音が微かに漏れ聞こえてくる。
それはまるで狭い湿った洞窟の中を軟体動物が壁に身体を擦りつけながら這いずり回っているような、
耳にするだけで体中の穴という穴から淫汁が滲むような、そんな音だった。
「汚らわしい。オレに触るな!」
イザークは吐き捨てるように叫ぶが、鎖につながれた両腕は自由が利かず、
唯一自由になっていた脚もシホの手によって引き下ろされたズボンが邪魔をして思うように動かす事が出来ない。
男の自分がこんな辱めを受けるなど、いったい誰が想像していただろう。
602名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:30 ID:Zw5OgH/s
シホはイザークの腰を跨ぐような体勢を取るとそのまま自分の秘所にイザークを手を添えて導き、
何度か先端を淫肉の溝に沿わせながら埋め込む位置を確認すると、味わうように徐々に腰を落としていった。
「・・あんっ・・ああ・・・隊長のが・・・いい・・んっ・・」
シホはずぶずぶとイザークの雄を出し入れしながら腰を上下させ
何度も入り口付近の感触を味わった後、そのまま深く腰を沈め、最奥まで硬い肉棒を引き入れた。
狭い肉壁にきつく挟み込まれた欲望はさらに硬さと太さを増し、中からシホを突き上げ甘い蜜を溢れさせる。
ぎしぎしと軋むような音を立てて狭い隙間をこじ開ける、うねるような快感に
イザークは歯を食いしばり意地でも声を漏らさぬようきつく手を握り締めた。
「こんなにイイなんて・・隊長ったら・・結構・・・女泣かせ・・・?」
乱れた髪を後ろに掻き揚げながらシホはイザークの耳元で吐息と供に囁く。
「もし・・・わたしを満足させてくれたらおばさまに頼んで・・隊長を自由にしてあげてもいいわ・・」
シホはゆっくりと腰を動かしながらイザークの上着に手を掛けひとつづつボタンを外した。
「どうしようかしら。隊長の辛そうな顔ってすごく嗜虐的で、そそられちゃうの。」
全てのボタンを外し終えるとシホはイザークの鍛えられた腹筋や、
その顔には不似合いなほど男らしく厚い胸板にうっとりしたように口付けを落とした。
「素敵・・・やっぱり隊長は素敵だわ・・・」
シホはイザークの白い上半身にいくつもの赤い痣を付け、満足したかのように深くため息を付くと
今度はやや緩慢な動きで下半身を動かし始めた。
603名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:31 ID:Zw5OgH/s
密着した結合部分からは秘肉と愛液が混じりあい卑猥な音を立て、
その音はシホの思考を甘く溶かし、官能と絶頂を秘所から全身の隅々へと次第に激しく強く刻んでゆく。
「ああんっ・もっと・・っ挿れて・・ッ!壊れるくらいっ」
全ての理性をかなぐり捨ててシホはイザークの上で激しく身体をくねらせる。
シホは片手で既に興奮で硬く尖っている自分の乳首を刺激し、もう片方の手で下の固い肉芽を激しく愛撫する。
「全部っ・・・全部感じちゃうぅ・・!」
「う・・・っ・・ぐ・・・・・・・・」
自分の上で髪を振り乱し激しい痴態を見せるシホの行為につられてイザークも思わず下から突き上げてしまい
一度感じてしまった絶頂への道標はもはやイザークの意思では消す事が出来ず、
渾身の力を込めて貫く仰け反った女体の中で限界を迎えたイザーク自身は不覚にもシホの内部に叩きつけるように青臭い欲汁を吐き出してしまった。
「・・・隊長・・・っ!!」
喘ぎ声とも悲鳴とも付かぬ声を発し、同時にシホも全身を震わせて淫らな潮を噴き上げるとそのままイザークの腹上に倒れ込み
きつくイザークを締め付けながら絶頂の瞬間を迎えた。
二人は荒い息をつきながら暫らく動けずにその場に留まっていたが、
やがて興奮も収まりイザークのモノが力を無くしてぬるりと抜け落ちるとシホは憑き物が落ちたように身体を起こし、イザークの前に立ちはだかった。
交歓の名残で全身を火照らせ、その股間からは今しがた注ぎ込まれたイザークの白濁を伝わせながらシホは再びイザークを懐柔にかかる。
「・・・・どうですか・・・?少しはわたしに協力してくれる気になりませんか・・・?」
604名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:31 ID:Zw5OgH/s
「断る。」
間髪いれずきっぱりとはねつけるイザークの姿に、シホは嫉妬のような不思議な苛立ちを覚えた。
「何故・・・何が隊長をこんなにも頑なにするの・・・?クルーゼ隊長への忠誠心?それとも男のプライド・・・?
そんなものにわたしは負けているの?だったらその男のプライドをずたずたにしてあげる。
所詮男なんて戦争をするか女を抱く事ぐらいしか能力のない生き物なんだから。」

二人は暫らく無言で見詰め合っていたが、先に動いたのはイザークの方だった。
「シホ・・・貴様、カナーバの犬に成り下がって恥ずかしくはないのか?」
「!!」
体の自由を奪われていても尚、冷静な口調でシホを蔑むイザークの態度に、シホは思わずイザークの腹に渾身の力を込めて蹴りを入れた。
「・・・・・ぐ・・・・どうした・・?痛いところを突かれたか・・・?」
痛みに顔をしかめながらも不適に笑うイザークの姿に、シホは困惑と恐怖を感じずにいられなかった。
しかしわざとその気持ちをねじ伏せるようにシホは強気の姿勢を崩さない。
「隊長がいつまでそんな冗談を口に出来るか・・・お手並み拝見と行きましょうか。
それじゃ手始めに・・・そうね、自分で汚したところは自分で綺麗にしてもらいましょう。
ひとつ拒否するたびに銃弾を一発、というのでいかが?」
シホはそう言うとちらりと床に脱ぎ捨てられた自分の衣服を目で指し示した。
言葉だけの脅しではなく、あそこに本当に銃があるのだという訳だ。
605名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:32 ID:Zw5OgH/s
「手が使えないのも困ったものね。・・・・まあいいわ。その分、口でしてもらうから。」
シホはそう言うとイザークの肩を踏みつけるように片足を乗せ、大きく頷いて見せた。
「どうするか・・判るでしょう?」
むせ返るほどの女の分泌液の匂い。
それに混じって己の吐き出した白い濁液があわ立つように秘所の入り口にこびり付いている。
綺麗に手入れされているのであろう、恥毛の一本もない白い土手の部分から伸びている肉色の裂け目と
そこから滴り落ちる肉欲にまみれた淫汁。
イザークはきつく目を閉じシホの股間にむしゃぶりついた。
犬が餌を貪るようにわざと卑猥な音を立てて尖った肉芽と折り重なる肉襞を啜り上げる。
粘ついた湿りがイザークの顔中に塗られるのにも構わず、イザークは一層激しく舌と歯を使ってシホの性器に刺激を与え続けた。
「んんんっ・・隊長がっ・・・舐めてるなんて・・・それだけでイッちゃうっ・・・っ」
激しく頭を振りながらシホはイザークの頭をかき抱き、そのまま強い力でイザークの頭を股間に押し当てる。
片足一本で体を支えているシホは次第に足元がおぼつかないほど震えだし、
荒い呼吸とイザークの舌を受け入れる秘所がきつく締め付け、シホの絶頂が近い事を物語っている。
「・・・だめぇ!・・ああんっっ!!」
606名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:32 ID:Zw5OgH/s
あと一歩で、という瞬間、それまで無言で口での奉仕をしていたイザークは突然動きを止め
冷ややかな表情でシホの股間から頭を引き剥がすと今までの興奮が嘘のように大きく深呼吸をしてから真っすぐシホを睨み付けた。
「ふん・・・くだらん」
おさまらないのはシホの体だった。
こんな瀬戸際まで追い込まれたにもかかわらず、最後の最後でお預けを喰らうなんて、
あまりにも酷い仕打ちにシホは思わずその場に座り込んでしまった。
「いやっ・・どうして止めてしまうの?!わたし・・・もう少しなのにっ・・・」
無意識のうちに自分の秘所に指を挿入しながらシホは涙を浮かべてイザークに訴える。
「最後まで・・・最後までっ・・・お願いです、隊長・・っ」
シホはぐちゅぐちゅっと指で己の性器を掻き混ぜるが
つい一瞬前にイザークの舌で与えられた快感には到底及びも付かず、
行き場を失った欲望の炎はシホの体内を駆け巡り、微かに太腿を痙攣させている。
「一度はザフトの名誉ある赤服の一員だったお前が・・・今ではただのさかりの付いた雌犬だな。」
冷たいイザークの言葉がシホの胸に突き刺さる。
いや、何と言われてもいい。この体の疼きを止めてもらえるならば。
シホはイザークの脚にすがり付き、その膝を自分の股間に擦りつけながら必死で哀願した。
「ああ・・・隊長・・・わたしは雌犬です・・隊長に舐めてもらって感じてしまう雌犬なんです。
お願いです、もっと・・・もっと・・・めちゃくちゃにしてください・・・ッ!」
快楽に目が眩んだシホは恥も外聞もなくイザークを欲していた。
607名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:33 ID:Zw5OgH/s
いま目の前にいる冷たい美貌の元上司が自分の体を押し開き目の眩むような快感を与えてくれる・・・
策略と戦闘力を兼ね備えた女戦士が・・・それだけを願って必死にイザークに体を摺り寄せる。
「シホ、この手を自由にしろ。」
既に立場は完全に逆転していた。
イザークは有無を言わせぬ口調で命令し、シホもふらふらとごく素直にその命令に従う。
重い音を立てて手首にはまっていた鎖が床に落ちるとイザークはすかさずシホの長い髪を掴み
そのまま乱暴に床に突き倒すと、シホの剥き出しの白い脚にその鎖を絡ませて
大きく脚を開かせ秘所を曝け出した姿のまま壁に繋いでしまった。
「・・・隊長・・・っ!?」
シホはようやく自分が置かれている立場を理解した。
そうだ・・・この人は自分が受けた屈辱は何倍にもして返すのだ・・・
「ご苦労だった、シホ。」
イザークは立ち上がり乱れた衣服を整えるとシホの脱ぎ捨てた衣服を探り、
上着の内ポケットに収められていた銃とナイフを抜き取ると弾薬の数を数えナイフをブーツの中に隠した。
「隊長・・!?何を・・・・!まさか一人で・・・無理です!できっこないわ!」
イザークはシホの言葉に一瞬足を止めたが、そのまま振り向きもせずに部屋を出て行った。
608名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:33 ID:Zw5OgH/s
シホを殺さなかったのは数少ない自分の元部下を殺すのが忍びなかったからか、
それともこの後カナーバ一派に発見され、自分を逃がした罪で母と同じような処分を辿るのか。
イザークには全く関心のないことだった。
イザークの頭の中にはただひとつ、この馬鹿げた粛清を進める張本人、
カナーバ議員・・・今はカナーバ新元首と名乗っている・・・を消去することだった。
「懐柔する相手を間違えたな。」
イザークは終戦後地球に降りナチュラルの女と幸せになった同僚を思い出しつつ
たった一人、味方のいない孤独な戦いへの道を歩み始めたのだった。

・・・・・おわり・・・・
609名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:40 ID:Zw5OgH/s
以上です。

確かに自分が登場するとスレが荒れるのは気が付いていたので少し自粛していたのですが、
自サイト持ってないし、ここの住民の皆さんに迷惑は掛けたくないし
「種エロssを投下できる場所、スレ」って南以外にありますか?
あそこもここと繋がってるしなぁ。

610名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:03 ID:GyasBk8Q
>>609
あなたのせいで荒れるとは思わないけど、気になるのなら
一切語らずに投下ごとに数字コテを変えたらどうですか?
そうすればここに投下し続けても大丈夫だろうし。
自分はこの方法で荒れやすいスレでも無難に投下してますよ。
611名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:16 ID:Zw5OgH/s
んー、でもこの数字コテ、初めて名乗った記念のコテだから
愛着がありすぎて捨てられなくて此処までずるずると使ってしまったんですよ。
このコテ捨てるときはジャンルを去る時、ぐらいの勢いです。
>610氏
ありがとう、少し頭を冷やしてきます。
612名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:23 ID:mISVPaDF
シックスナインだからね。正月草々投下してくれたし。
どうせ今更名無しになっても、文体で269氏だとわかるからなー。
613名無しさん@ピンキー:04/05/31 04:09 ID:WCIhEeux
イラネ。
614ポチ@駄文職人:04/05/31 06:16 ID:JgJeuTEZ
勝手に復活

アスラク序章エロ無し
615ポチ@アスラク:04/05/31 06:17 ID:JgJeuTEZ


甦るのは死の記憶、この身が砕け散る様と自ら殺めた屍の山。
醒め止むことの無い肉体と精神への苦痛が自我を崩壊させる。
─ー助けて欲しい
痛みに蝕まれた身体を癒す一滴の水、それを求めど叶わない。
「……ん…アス…ラン」
重ねられた唇と慈しみ擦り寄せた額が藍と金の髪を絡ませる。
そして抱き寄せていた腰を撫で、首筋に口付けると小さな身体が強張った。
「…だ…ダメだ!」
「………カガリ」
紅潮した顔を隠すように俯き身を離すとパタパタとドアへ走り込む。
616ポチ@アスラク:04/05/31 06:18 ID:JgJeuTEZ
「今日は会議があるから…ゴメン」
そう言い残し閉じられた扉の前でアスランは肌に残った温もりに翡翠の瞳を震わせた。
「…ッ…どうして…」
届かぬ想い、己の存在意義を無くして立ち尽くす。
ただ愛して欲しいだけ、精神的な絆を越えたモノ。
君だけはこの愚かな存在を愛し傍にいてくれる。
それは君が光を与え繋いだ命、だから生きる力を授けて欲しい。
─ーそれが叶わぬのなら…
アスランは枕元に隠した銃を手に取りコメカミに押し当てた。
引き慣れた筈の引金が重く躊躇を招く。
617ポチ@アスラク:04/05/31 06:20 ID:JgJeuTEZ
死にたい、死にたくない、君の笑顔を見ていたい。
そして脳裏に浮かぶ少女、雪のような肌と淡蒼の瞳。
─ーアスラン
優しく包み込むような声音、それは心の片隅に残る想い人。
「………ラ…クス?」
カガリ・ユラ・アスハを愛していることに嘘偽りはない、けれど微笑みかける姿はラクス・クライン、かつての婚約者。
その浮き立つ想いに戸惑うアスランに窓から陽射しが差し照らし込む。
そしてその光に導かれるようにバルコニーに出ると爽やかな風が吹き抜ける。
外の景色を眺めれば、アスハ邸の広大な庭が瞳に映り込む。
618ポチ@アスラク:04/05/31 06:21 ID:JgJeuTEZ
緑の芝生の大地、そこに薄赤色の球体が転がりアスランはバルコニーから身を乗り出した。
「ハロ!」
ラクスが肌身離さず大切にしているピンクハロ。
彼女の淡い髪色を基に製作しプレゼントしたソレは求めるモノがいる証。
「ピンクちゃん、こちらですわよ」
心地良く透き通った声、そしてフワリとした桃色の髪をなびかせる少女が1人。
─ーラクス
ハロと無邪気に戯れる姿が愛らしく、アスランはその光景に見入るが銃を手にしたままの手が重く現実に引き戻される。
619ポチ@アスラク:04/05/31 06:22 ID:JgJeuTEZ
小さな籠から飛び立ち自分のもとを離れた彼女、キラを愛し支える姿にも嫉妬は感じない。
君の本当の想いに気付くことが出来なかったから。
(…さよなら…ラクス)
今までありがとう、感謝の気持ちを心の中で伝えるとそれが届いたかのようにクルリと振り向きアスランに微笑みが向けられた。
「こんにちは、アスラン」
2階のバルコニーに立つアスランを見付けたラクスは嬉しそうにヒラヒラと手を振っている。
その愛らしい姿がアスランの心に温かく染みた。
620ポチ@アスラク:04/05/31 06:24 ID:JgJeuTEZ
「アスランも一緒にお日様に当たりませんか?」
ポカポカして気持ちが良いですよ、そう言い両手を伸ばしアスランを導く。
まるで全てを察し受け入れる慈愛に満ちた聖母。
その無垢な笑顔にアスランの手から力が抜け銃が落ちる。
そして翡翠の瞳からは一筋の涙が溢れた。
621名無しさん@ピンキー:04/05/31 06:29 ID:JgJeuTEZ


とりあえず以上で…失礼します(;´Д`)
622名無しさん@ピンキー:04/05/31 16:26 ID:36mueG8l
ばいばい(=゜ω゜)ノ〃
623名無しさん@ピンキー:04/05/31 17:27 ID:xNttFXoG
>>622
オマエガナー
ニドトクルナー

ばいばい(=゜ω゜)ノ〃
624名無しさん@ピンキー:04/05/31 18:42 ID:AW2ArhxF
煽りばっかだな。何がしたいのかしらねーが。
書き手さんたち投下乙。
625名無しさん@ピンキー:04/05/31 20:07 ID:HP5Obpe3
もう来ないんじゃなかったのかよ
マジイラネ
626名無しさん@ピンキー:04/05/31 20:41 ID:36mueG8l
来るもんは来るんだよ
627名無しさん@ピンキー:04/05/31 22:13 ID:6BBjMzbY
>>625
自分はこのスレに必要だと思ってる幸せ者
628名無しさん@ピンキー:04/05/31 22:34 ID:Sw9WpO1g
煽りしか能のない奴らは、このスレに必要ないのは明らかだけどな。
な?
629名無しさん@ピンキー:04/06/01 11:51 ID:xmJlPjft
>>625


素朴な疑問。625はSSを読みたいのか読みたくないのか。
職人に憧れる厨の愛情表現なのか?そうなのか?
この照れ屋さんめw

630名無しさん@ピンキー:04/06/01 12:20 ID:EN++0MsS
>>629
このスレには625以外要らないんだよ
住人なのにそんな事も知らなかったのか?
631名無しさん@ピンキー:04/06/01 17:12 ID:aISFXK3R
カッ!
632名無しさん@ピンキー:04/06/01 19:05 ID:t36E/jP2
625のSSキボーン
マダー?
633名無しさん@ピンキー:04/06/01 21:14 ID:/cOjh6SM
ポチ氏のアスランは、まだ自分を許してあげられない
アスランなのですね。
せつないなあ。
今までずーっと人大杉で入ってこれなくて、とうとうブラウザ
入れました!
自分の記憶の最後にいるポチ氏のアスランも、自分を許して
あげることができず、だから自分が幸せになることすら
許せない、カガリを愛しても、カガリを汚してしまったと自分を
責めてしまうとっても切ないアスランでした。
あれはPartいくつの時なのかな。なつかしいな。
久しぶりにここへ来て、またポチ氏のSSに会えてとてもうれしかったです。

269氏のまっすぐなご気性(?)、自分は好きですよ。
SSもそれが反映されているようで、やっぱり好きです。

イザークの覇道、まだまだ驀進中!って感じで、これまた
とってもうれしかったです!途中ちょびっと出てきたクルーゼの
ところが、なんか妙に感慨深かったです。

以上、里帰り気分のロム人の感想でした。
神々様、どうぞお体にお気をつけて、
どうぞまた素敵な萌えをお恵みくださいませw

長文ごめんなさい。

634名無しさん@ピンキー:04/06/01 22:36 ID:aISFXK3R
やっぱりこのカプが多いんだよね?w
635名無しさん@ピンキー:04/06/02 14:05 ID:LAJR1Ayd
自分の目で確かめてくれば?>634

キラカガ、キラフレ、キラ楽、ノイナタ、フラマリュ、痔ミリ、アスラク、イザフレ、
イザカガ、あと何あったかな。痔ミリに至っては祭り状態だったことも…ナツカシ

職人さんが腕を振るいやすい環境ってあるんじゃないの?
マンセーになれって言うんじゃなくて、何かを指摘するにも
相手に対する気遣いや思いやりは必要だと思うよ。

って、今更こんな説教じみたこと、ピンク鯖でいうことじゃないよな。本来は。
みんな大人のはずなんだからな。
636名無しさん@ピンキー:04/06/02 17:48 ID:78zkmLIS
過去のことだね。
637名無しさん@ピンキー:04/06/03 04:35 ID:qZowUh+S
>>628
つーかエロパロ板に要らないだろ。違うか?
638269:04/06/04 23:24 ID:Mu826Jiu
みなさん、こんばんは。

久しぶりにフレイ物など。ネタ的にそろそろ限界です。

投下。
639名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:24 ID:Mu826Jiu
ある日のある時間、フレイはフラガに呼び出されて人気のない医務室を訪れていた。
「何かわたしに御用ですか?」
不機嫌な様子を隠しもせずフレイは無愛想に問いかける。
フレイとキラとの関係は確かに普通の恋愛感情とは違うような成り行きから始まってはいたが
今ではフレイなりにキラを愛していたし、キラも最初のとき以来フレイの身体を求めようとはしないが
精神的にフレイを必要としている事が判るので、ソレはそれで二人は相思相愛の関係だと思っている。
しかし大人達・・・フラガやマリュー艦長にすると、どうもフレイがキラを無理矢理縛り付けているように見えるらしく、
至極稀にだが皮肉めいた一言を投げられたりするため、フレイはすっかり大人たちに対して憤慨していたのだった。
そんなところに呼び出しとあっては、フレイがいささか不貞腐れた態度になるのも仕方が無い。
「はっはっは、そうカリカリしなさんな。美人が台無しだぜ。」
フラガはフレイの胡散臭そうに自分を見つめる視線にも動じず、明るく笑って側の椅子を勧めた。
「いやあ、君とはゆっくり話した事が無かったからね、今日は邪魔の入らないところでじっくりと親交を深めたかったんだよ。
丁度キラとザフトの・・・アスラン君だっけ?・・・という絶好の面子が揃っているのでね。」
「・・・えっ?」
フレイがぎょっとして部屋を見回すと、丁度入り口から死角になった場所に困り顔のキラと同じく困り顔のアスランが
ちょこんと椅子に腰掛けている。
640名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:25 ID:Mu826Jiu
「キラ・・・!?なんでここにいるの?」
フレイは信じられない、と言った顔でキラを見ると、キラも罰の悪そうな顔でうなだれ、許しを請うように上目遣いでフレイを見返した。
「・・・・フラガさんがどうしてもフレイに聞きたいことがあるし、それにはぼくが一緒にいたほうがいいからって・・・。
あ、アスランはたまたま付いてきただけだから。気にしないで。」
「気にしないわけ無いでしょ!そもそも、なんでそのコーディネーターと一緒にいたわけ?
やっぱりあんたたち人に言えない友情で結ばれているんじゃないのっ?」
フレイに一喝され、キラはしょぼんとうなだれた。
「まあまあ、そう怒りなさんなって。やっぱりさ、人は言葉だけじゃなく行動で相手を分かり合うのも時には大切なんじゃないかと思うわけよ。
まして君達の年頃なんて頭より下半身で考えたりもするだろう?そこで、お兄さんが手取り足取り・・・」
「いい加減にしてよ。そんなくだらない事でわたしを呼び出したの?何が手取り足取りよ。
人を馬鹿にするのもいい加減にしてっ!」
フラガの科白を途中で遮りフレイは一層不機嫌な顔をして部屋を出て行こうとした。
が、フラガは素早くフレイの腰に腕を回し抱きかかえるように自分の胸元に引き寄せると
そのままフレイの顔を上向かせて桜色のルージュで彩られた唇に口付けをする。
「反抗的な子猫ちゃんを黙らせるにはこうするのが一番さ。ボウズ達、しっかり見ておけよ!」
「・・・んん・・ッ!」
641名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:25 ID:Mu826Jiu
いきなりの口付けにフレイは腕を振り回して抵抗しようと試みるが
あっという間に両手は押さえつけられて動きを封じられてしまった。
フラガの舌がちろちろと唇をなぞり、わずかな隙間を見つけると其処をこじ開けるように差し込まれる。
ひとつ防波堤が崩されると後はフラガの思うがままだった。
百戦錬磨の鷹に小娘のか弱い拒絶が通用しないのは火を見るよりも明らかである。
次第にフレイの腕の力が抜けていき、やがておずおずとその腕がフラガの背に回されると
フラガは目だけで「ほらな」とでも言うようにキラとアスランにウインクを送った。
男の舌が口腔を嬲るように蠢くとフレイは堪えきれずに自らの舌を差し出して絡み付けるように愛撫をねだる。
すぐさま二つの舌は軟体動物が交尾をするように重なり合い互いに隙間を埋め尽くそうと求め合う。
「・・・・んっ・・生暖かくて・・気持いい・・・・これは・・舐める音かしら・・」
唾液が流し込まれ口の端から糸を引いて溢れるのにも構わず、フレイは夢中になってフラガの口付けを求め続けた。
「ん・・んあっ・・・」
恍惚の表情を浮かべてフラガと抱き合い口付けを交わすフレイの姿を見せ付けられ、
キラは自然と自分の股間が熱くなるのに気が付いた。
隣にいるアスランもいつの間にか前屈みの姿勢になっているところを見ると、下半身に同じ生理現象が起こっているのだろう。
642名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:26 ID:Mu826Jiu
フラガは執拗な口付けで十分にフレイの警戒心を解いた頃を見計らうと徐々に手を下ろしフレイの制服を脱がしに掛かる。
器用に片手で制服の上下を脱がすとフレイはブラとショーツだけの下着姿になったが
それでもまだ熱心に口付けを繰り返すだけで全く抵抗する素振りを見せない。
「寄せて上げてじゃないということは・・・自前か。なかなか美味しそうな体じゃないか。
あと10年もすればラミアス艦長並の魔乳になれる逸材かも・・・」
フラガは横目でフレイの肢体を感心したように見やると、今度は無防備な首筋に唇を這わせていく。
フラガの指先がブラジャーを上にずり上げると、微かに青い血管の浮き出た美しい乳房がこぼれ落ち、
部屋の空気がまた一段と熱を帯びたように密度を増した。
「フレイ・・・また胸・・大きくなったんじゃないかな・・・」
キラは思わず生唾をを飲み込み、そのたわわな果実にむしゃぶりつきたい衝動を必死で抑えた。
フラガは丹念にフレイの首筋を愛撫した後、次の標的を挑戦的な二つのふくらみに定め、
触れるか触れないかという絶妙なタイミングで指先を硬い乳首に這わせていった。
さわさわと掠めるような愛撫をしたかと思うと次の瞬間は痛いほど強く抓み捻るように押さえつける。
こりこりと転がすように愛撫され、フレイの体に痺れるような電流が走りぬけた。
「ああっ・・乳首は・・・だめっ」
ぴんと硬く尖った二つの乳首は薄皮一枚を隔てそれ全体が性感帯で出来ているかのように
ダイレクトに快感を全身に響かせる。
643名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:26 ID:Mu826Jiu
フレイの全身は既に何処もかしこも桃色に染まり、体中から淫猥なオーラを醸し出していた。
「さてと、それではいよいよ女体の神秘とご対面するとしますか。
おい坊主達、瞬きしないでちゃんと見ろよ。」
フラガはそう言うとフレイの最後の砦である薄布のショーツを一気に膝下まで引き下ろした。
「・・・・うおっ・・!」
変に裏返った声でアスランが叫び声をあげる。
一度だけフレイと同衾した事のあるキラでさえ、その時はただ夢中だったため
こんなにまじまじとフレイの股間を凝視した事なんて無い。
そこは陶器のように白い滑らかな下腹部とは全く異なる、炎のような情熱的な眺めだった。
量は少ないものの美しい少女の髪と同じ緋色の茂みが一本のラインを描き両脚の間に消えていく、
それはシュールでいて欲情を煽られる不思議な眺めでもあった。
ぽってりとした割れ目付近の柔草はフレイ自身の雫で湿り気をおびており、
艶々と輝き余計にその美しさを際立たせていた。
「どうだ、スジの美学は堪能したか?それじゃ今度は蕾の番だ。」
フラガはフレイを正面に向けてその後ろにしゃがみこむと
両手の指を使って後ろからフレイの秘所を大きく開き秘肉のレースを捲り上げた。
644名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:27 ID:Mu826Jiu
「・・・だめ・・・え・・ッ・・!」
いつもは柔らかな幾重もの外陰部に守られている先端がくっきりとその姿を示した瞬間である。
充血し愛液に濡れた花芽が、可憐な姿で震えていた。
ぴくぴくと痙攣するかのようにひくつく其処は今まで見たどんな花より美しい蕾をつけ、
かぐわしい芳香を放っていた。
「いやあ・・・そんなところ・・見ちゃ・・あん・・んんっ・・」
フレイはなけなしの理性を総動員しフラガの愛撫から逃れようと壁に掛かったカーテンを手繰るように
全体重をかけ身体を支えたが、その指先には思うように力が入らず、ずるずると崩れるように床に沈んでしまった。
結局フレイの抵抗は其処までで、男達に向かい尻を突き出した格好で床に顔をつけたまま
荒い息をつきながら目を閉じてしまった。
「おやおや、もう限界?・・・ほら、こんなに濡れているよ。」
じゅぷりと指を突き入れられてフレイは思わず歓喜の声と吐息を漏らしてしまう。
「あ・・あ・・だめ・・そんな事されたら・・変に・・」
フレイの言葉を遮る様にじゅぷっ、じゅぷっと繰り返し指を出し入れしていたフラガは
残念そうに指を引き抜くと、その指に付いたフレイの蜜を満足そうに舐め取った。
「随分と感度がいいんだな。それじゃ、もっとイイモノを挿れてあげるとしますか。」
フラガはにやりと笑うと、キラとアスランの二人を手招きをした。
「さ、どっちからでもいいから、早く子猫ちゃんを満足させてやりな。もう体が疼いて我慢できないみたいだぜ。
やっぱりボディ・スキンシップってのが人は一番分かり合えるんだよ。」
645名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:28 ID:Mu826Jiu
既にフラガの前戯によって蕩けているフレイは全く抵抗する素振りもなく、大人しく床に横たわっている。
ごくり、と唾を飲み込みキラとアスランはどちらからともなく顔を見合わせた。
「あ・・・アスラン、お先にどうぞ。」
「いや、ここはキラが行くべきだろう。」
どちらも遠慮しているのかそれとも相手の出方を探っているのか、互いに尻込みをして大役を押し付けあう。
それはそうだろう。何の因果で人前で性交しなくてはならないのだ。
「・・・キラぁ・・・・」
いきなり名を呼ばれ、キラがぎょっとして振り向くと横たわったフレイが潤んだ瞳で見つめていた。
「きて・・・早く・・・欲しいの・・・」
淫婦のような艶かしい声と視線で誘われて、キラはすっかり魂を抜かれてしまった。
「フ・・・フレイ・・!!」
キラは襲い掛かるようにフレイの体の上に覆いかぶさった。
「ん・・あん・・・」
熱い刺激がフレイの内壁に突き刺さる。
ソレは徐々に硬さと太さを増して肉襞を擦り、フレイの敏感な裂け目は快感に打ち震えながら充血した深い所から雫をタラタラと溢れさせる。
「んんっ・・・中に・・キラのが・・あたるぅ・・・」
646名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:28 ID:Mu826Jiu
フレイが身悶えしながらキラのモノを締め付けると、それに反応するようにキラの分身はどくんと大きく膨張する。
「フ・・フレイ・・・そんなに・・・・ああっっ・・」
キラは切なげに声をあげると僅かに身をよじり・・・・・・

挿入して一分も持たずに果ててしまった。

まだどくどくと脈打つように精液を迸らせている己自身を抜き取ると、残りの白濁をフレイの下腹部に浴びせかけ
ようやくキラは自分が達してしまった事を悟りぐったりとその場に座り込む。
フラガはそんなキラの姿を呆れたように見やると、わざとらしく肩をすくめてため息を付いた。
「おいおい・・・いくら何でもそれはちょっと早すぎないかい?仕方が無い。それじゃザフトの少年、次は君の番だ。」
フラガがそう言いながらアスランを呼ぶと、アスランは無言で股間を押さえ、その場でうずくまっている。
「・・・・・?」
「あ、すみません。その・・・オレも・・・見ていただけで・・・イっちゃいました・・・」
アスランの指の間からは多量の精液があふれ、内股から太腿を伝って床に滴り落ちていたのだった。
やれやれ、というようにわざとらしく肩をすくめ、フラガは渋い顔をしてキラとアスランを睨み付けた。
「ったく、今時の若人は軟弱すぎる!オレの若い頃なんて一晩で100人斬りとかコクピットで6ラウンドとか、そんなのザラだったんだぞ!」
いくらなんでもそれは異常だよ。
フラガさん、ナチュラルに化け物?
キラとアスランは同時に心の中で突っ込みを入れたが、賢明にも口には出さなかった。
647名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:29 ID:Mu826Jiu
「判った。ここはひとつ、お兄さんが手本を見せてやる。女の一人も昇天させられないようじゃ立派なパイロットにはなれないぞ!」
フラガはそう言うとフレイの身体を抱えあげ、自分の膝の上を跨ぐように脚を開かせそのまま座った姿勢で深くフレイを貫いた。
「ああんっ・・・いいっ・・」
フレイは大きく仰け反りフラガの雄を根元まで受け入れる。
「ほうら、大人のブツは一味違うだろう?」
下からゆさゆさと揺さぶりをかけると、フレイはすっかり恍惚の表情でその振動に身を任せる。
「それじゃ、自分で一番感じる場所を探してごらん。この意味、わかる?」
フラガの言葉にフレイはこくん、と頷くと自らゆっくりと腰を上下させて快感のスポットを探すように丁寧に挿入を繰り返した。
「はあん・・ん・・・・」
じゅぷじゅぷと卑猥な音を立ててフレイの中を肉棒が出入りする。そのたびにフレイは熱い吐息を漏らし再び腰を蠢かす。
ただ上下に動かすだけでなく、時折円を描いたり、小刻みに前後させたり
少しの刺激も漏らすまいとフレイは一心に自分の性器に神経を集中させた。
やがてフレイの下半身に心地よい疲労感と痺れるよな圧迫感がこみ上げてきて
それは次第に大きな波となり頂点が近い事をフレイの感覚に知らせてきた。
「・・・んっ・・・あ・・・イく・・・イきそう・・っ・・・・」
フレイはうわ言のように繰り返し呟くと次第に激しく腰をふり始め、秘所を収縮させてフラガのモノをきつく締め付ける。
「そろそろ限界か・・・。よし、天国にいかせてやろう。」
フラガはフレイの様子に目を細めると、腰を使い下から激しく突き上げながら
両方の親指で結合部分のすぐ上にある最も敏感な花芽の先端を強く擦りあげた。
648名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:29 ID:Mu826Jiu
がくがくと壊れるくらい激しく身体を貫かれ、その上クリトリスを弄られては
どんな女でもあられもない嬌声を上げてあっという間に昇天してしまうだろう。
「・・ふぇっ・・ん・・・だめぇっ・・死んじゃ・・・・うっ・・!」
大きく叫ぶとフレイは髪を振り乱し、フラガの腹筋の上に多量の潮を噴き上げながら気を失ってしまった。
ぐったりと腹の上にしなだれかかるフレイの身体を抱き起こすと、今度はそれをうつ伏せにし、
フレイの意識の無いまま今度は背後から獣の姿勢で挿入を開始する。
「いいか、たとえ意識が無くとも女のアソコは反応するんだ。見てみろ、こんなにヒクついている。」
フラガはそう言うと全く手加減する様子もなく再び激しくフレイを攻め立てて二度、三度と体位をかえて交わり続ける。
また、フレイはというと意識の無いまま何度も身体を震わせてイき続け、
とうとう一晩で7回もフラガの手によって絶頂に導かれたのだった。
「フラガさんが言っていた『コクピットで6ラウンド』は冗談じゃ・・・なかったんだ・・・」
キラとアスランはその圧倒的なフラガ精力の前に、ただなす統べも無くぼんやりと二人の交わりを
見守り続けるのだった。


・・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・

649名無しさん@ピンキー:04/06/04 23:31 ID:Mu826Jiu
以上です。



さようなら。
650名無しさん@ピンキー:04/06/05 09:00 ID:ZfhglY9V
乙。
651名無しさん@ピンキー:04/06/05 15:45 ID:neNywO3L
269さん乙!堪能させていただきました。
フラガいいねー。今度は他の人にも手取り足取りしてほしいな。
652名無しさん@ピンキー:04/06/05 15:52 ID:ZfhglY9V
SEEDの時代は終わった。
653名無しさん@ピンキー:04/06/05 16:16 ID:4N2BIhur
ID:ZfhglY9VはSS読み待合室に逝け。
654名無しさん@ピンキー:04/06/05 16:25 ID:vhvUPldD
単なる荒しにマジになってもしゃーない。
スルースルー
655名無しさん@ピンキー:04/06/05 19:46 ID:JlQf5XdY
お先にどうぞ、お先にどうぞと道を譲られ産まれたのがこの俺
のコピペ思い出した。
656名無しさん@ピンキー:04/06/06 02:05 ID:i95SnjuQ
兄貴フレイたんイイ!! 
また書いてほしい
こうなると
隊長フレイたんも読んでみたくなる
657名無しさん@ピンキー:04/06/06 03:09 ID:zxX7xMqJ
うあ〜、フレイさんたまらん(;´Д`)
若い2人もなにやら微笑ましいな。
658269:04/06/07 06:12 ID:h35KXA4b
みなさん、おはようございます。

出勤前の小ネタをひとつ。
一人フレイ様祭り。

投下。
659名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:13 ID:h35KXA4b
ザフトに・・・クルーゼに捕らわれてもう何日が過ぎただろう。
キラが消息不明となり、戦闘の混乱の中、父親の声に導かれるように男の手に落ちてからというもの
フレイは毎日が不安と困惑に怯える日々を過ごしていた。
仮面をつけた、父親と同じ声の男・・・後にずっとAAを追撃しているクルーゼ隊の隊長と知った・・・が
何故自分に興味を持ち、手元に置いておくのか。
ろくに軍のことも知らない自分にそれほど価値があるのだろうか。
捕虜でありながら隊長の息が掛かっているナチュラルの娘、という事で他のザフトの兵士たちの自分を見る目が痛かった。

・・・・・どうせ体で隊長の機嫌を取っているんだろうよ・・・
・・・・・可愛い顔をして、ずいぶんとやるもんだな・・・・

そんな囁きを聞くのが怖くて、フレイは一時もクルーゼから離れる事が出来なかった。
そしてとうとう自分からクルーゼに抱いて欲しいとて哀願した。
ソレだけが自分を守るたった一つの手段だと思ったのだ。

660名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:13 ID:h35KXA4b
「どうしてそんな気持になったのか・・・わたしには些か理解できんがね。
しかし折角の女性の申し出を無碍にするほどわたしも堅物ではない。おいで。」
クルーゼが手を差し伸べると、フレイはおずおずと従った。
気持ちの上ではこのザフトの船で生き延びるため、クルーゼの庇護を得るために
愛してもいない男に身体を投げ出すのだ・・と割り切ったつもりだがさすがに体は恐怖に慄き強張りは隠せない。
そんなフレイの様子にクルーゼは全て承知しているかのごとく、手早くフレイの衣服を剥ぎ取っていく。
全裸に剥かれたフレイは羞恥のあまり無意識に胸元と下半身を手で覆って隠そうとしたが、
強い力でその腕を押さえつけられ余すところ無く冷たい仮面の目が犯していく。
これから自分はこの男に・・・父親と同じ声の男に犯されるのだ。
不安と期待がフレイの心の中で交錯し、いつのまにか体中が火照った様に朱に染まる。
「男は初めて・・・・では無さそうだな。」
そう言うとクルーゼは手袋を外し、確かめるようにフレイの秘所に中指を埋めた。
やすやすと花園の門の抵抗をすり抜けて男の指は熱く蠢く蜜壷を探るように沈んでいく。
肉壁は異物の進入を拒むようにきつく締め付けるが其れは逆に刺激が欲しいと催促しているようなものだった。
「そんなにわたしの指がいいかね?」
661名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:14 ID:h35KXA4b
クルーゼの指がフレイの中心を激しく掻き混ぜる。
「あ・・あっ・・」
思いもかけない刺激にフレイは目を見張り、信じられないように自分の下半身に目を向けた。
クルーゼの指技でとろりと愛液が溢れ出る。
それは次第に量を増し甘い匂いを放ちながらフレイの太腿を伝い、
またはクルーゼの手首にまで絡みつくように流れ出ていく。
まるで満たされなかったからだの疼きを全て見透かされていたように。
「ほう・・・・なかなか良い感度をしているではないか。・・・・・君は蘭の花を見たことがあるかい?」
「らん・・・?植物の・・蘭ですか・・?」
フレイはクルーゼの問いにぼんやりと答える。
「そう、蘭。あれはなかなかしたたかな花でね。種そのものとしてはか弱い繊細な植物だが
こと生殖となると少しでも受粉の機会を増やすため、あんなにも華やかで挑発的な花をつけるのだよ。
より多くの昆虫の目に留まるようにね。そして開花と供に全てを曝け出す。
強烈な香りと蜜を使い、一時の交わりを夢見て、ね。」
クルーゼは指を引き抜くとフレイをその場に横たえて大きく肢体を開かせる。
「きみも蘭の花と一緒だな。」
662名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:14 ID:h35KXA4b
十分に解され潤んだ秘所に、クルーゼは怒張し反り返っている雄の先端をあてがった。
「もっとも長い間のうちに品種改良が進み、昆虫による受粉よりも
人の手によって人工的に行われる受粉のほうが多いのが現状かもしれんが。」
まるで我々のようじゃないか、とクルーゼはフレイに聞こえないように小さく呟く。
「それによって人は神の領域にまた一歩踏み込んだのさ。遺伝子という神の領域に。」
膝を押さえ込まれずぶりと一気に根元まで挿入されてフレイは思わず悲鳴を上げた。
まだ経験の少ないフレイにとっていきなり男の全てを挿入されるのは処女を捧げた時よりもきつい行為でしかない。
「いやっ!痛い・・ッ」
苦痛に顔をゆがめ涙をこぼすフレイに構わずクルーゼは激しく腰を動かし始めた。
殴打するように何度も何度も打ち付ける。
結合部分からはフレイが溢れさせる愛液と汗が混じりあい、クルーゼが貫くたびに卑猥な粘着音が響き渡る。
ぐちゅぐちゅと内壁を擦りさらに奥の奥まで届かせようと、いつしかクルーゼも無言で行為に没頭し始めた。
秘所を灼熱の肉棒で責められ続け、身体の隅々まで見えない官能が這いずり回る。
陰部を貫く激痛がいつしか快感に変わる頃、フレイは自分でも気が付かないうちにクルーゼの動きにあわせて
腰を振り恥骨を擦り付けて貪欲に快楽を得ようと媚びるように嬌声を上げた。
「・・・ん・・・あ・・・そこ・・・っ・・もっと・・」
663名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:15 ID:h35KXA4b
次第にフレイの秘所は締め付けを強め、手足ががくがくと震え始める。
腰を浮かしてより肌を密着させようとフレイが下腹部を突き出すように持ち上げた瞬間、
無情にもクルーゼは己の性器を引き抜くとそのままフレイの体から離れ何事も無かったかのように乱れた衣服を整えだした。
「・・・!?いやっ、どうして?やめないで・・」
いきなり投げ出された自分の身体を持て余し、フレイはすがるようにクルーゼの脚にすがりついた。
「どうして・・ここまできて止めるなんて・・・酷すぎるわ・・」
恥も外聞もなく行為をねだるフレイの言葉に、微かに嘲笑の笑みを漏らして顎に手を当てたクルーゼは
そのままインターフォンに向かい一言二言喋ると、すがりつくフレイを振りほどきゆっくりとソファに腰を下ろす。
床にうずくまり呆然と自分を見つめるフレイを気にも留めず、クルーゼは机から錠剤を取り出すと2.3粒口に放り込んだ。
「お呼びでしょうか、クルーゼ隊長。」
間もなくノックと供に扉が開き、長い髪の女性兵士が敬礼をしながら入室してきた。
664名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:15 ID:h35KXA4b
「ああ、わざわざ来てもらって申し訳ないが少し彼女の相手をしてやってくれないか。
わたしは少々体調がすぐれないものでね、ここで見ているので存分に可愛がってあげてくれたまえ。
彼女は大事な捕虜なので丁重にお相手するように。」
クルーゼの言葉に栗色の髪に整った顔立ち、他の兵士達とは違う赤い制服に身を包んだ少女は
ちらりと全裸のフレイの姿を目に留めると納得したように自ら衣服を脱ぎ、クルーゼが差し出した男性器を模したバンドを腰に装着した。
フレイは何が起こっているのか全く見当も付かず、じっと二人のやり取りを聞いていたが
やっとクルーゼの言わんとしている事を理解すると、恐怖に引きつった顔で後ずさる。
「・・・・いや・・・来ないで・・・」
弱弱しく抵抗の素振りを見せるものの、フレイはシホに後ろ手に抑え込まれ、
乳房を弄られ首筋に舌を這わせられただけで大人しくされるがままに目を閉じ喘ぎ声を漏らした。
「安心したまえ。彼女は・・・シホは随分と女性の扱いには慣れている。
場合によってはわたしより君を満足させてくれるかも知れん。それがきみの望みだろう?
蘭の花は手折るよりも観賞してこそ美しいのだよ。」
二つの白い裸体が絡まりあい花弁を散らす様はどんな新型MSを操縦するより興奮する、と
クルーゼはゆったりとソファに背を預けながら考えていた。

・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・
665名無しさん@ピンキー:04/06/07 06:17 ID:h35KXA4b
以上です。

皆さんの暖かいレスで俄然やる気が出る、所詮自分は単純な人間です。
人はいくつになっても褒められたり甘やかされたりするのが好きなんだよ。
ほんの少しでもスレの賑わいになれば幸いです。

さようなら。
666名無しさん@ピンキー:04/06/07 19:45 ID:uy8ME+Wh
モツカレ〜
667名無しさん@ピンキー:04/06/08 00:30 ID:m0P/SUKE
すばらしいクルーゼ×フレイ(シホフレ?)ありがトン。
激しくあの後が気になります。続かない・・・のかな?
668名無しさん@ピンキー:04/06/08 00:31 ID:42fowlSu
シホフレ…。考えもしなかったカプだが(・∀・)イイ!!
GJ!
669名無しさん@ピンキー:04/06/08 01:00 ID:2Av9TYW5
お疲れ〜クルフレシホフレ良いな。前回の兄貴もよかったし。笑った。

次はキラフレが読みたいッス。攻められるフレイさんもおいしいな。発見だったよ。サンスコ。
670名無しさん@ピンキー:04/06/10 07:53 ID:40GMA4zz
どーゆーこっちゃ
671269:04/06/12 06:16 ID:SeAZ6Hes
みなさん、おはようございます。

前回のシホ×フレイが中途半端すぎなのでもう少し続けようと思います。
時間が出来次第残りをまとめて投下するので
とりあえず今回は忘れないようにさわりだけ。

一人フレイ様祭り継続中。
672名無しさん@ピンキー:04/06/12 06:16 ID:SeAZ6Hes
シホの手がゆっくりとフレイの身体をなぞっていく。
首筋から肉の薄い肩、なだらかな背中のライン、括れたウエストから張り出したヒップへと何度も往復し
シホの手はしっとりと上等の絹のようなその感触を味わい楽しんでいた。
特別な事をしているわけでもない掌の往復がフレイの肌の感覚を鋭敏に研ぎ澄ましていく。
男の手の愛撫とは違い、月並みなたとえだが白魚のような繊細でたおやかな指先に触れられるたびに
フレイの体はぴくぴくと反応し、触れられたその箇所はうっすらと桜色に色付いていく。
フレイはシホの腕の中で体を弛緩させ艶かしい愛撫を受けるたびに甘い吐息を漏らすだけだった。
「あなた、名前は?」
軽く歯を立ててフレイの耳朶をかんでいたシホが囁いた。
恍惚の表情で目を閉じていたフレイがうっすらと目を開ける。
「フレイ・・・フレイ・アルスター・・・」
シホはフレイの投げ出されていた手を掴んだ。
「フレイ・・いい名前ね。こんなにいやらしい娘にはもったいない名前だわ。」
フレイはシホの言葉に驚き思わず目を見開いた。
673名無しさん@ピンキー:04/06/12 06:17 ID:SeAZ6Hes
「え・・・?」
振り向くと、冷たい微笑を浮かべたシホと目が合った。妖しいしい光を宿したシホの瞳にフレイの姿が映っている。
ぞくりと背筋に悪寒が走り、フレイはいやいやをするように頭を振った。
いままで優しく愛撫してくれていた少女が何故いきなりこんな酷い言葉を吐くのだろう。
しかしシホはそんなフレイに構わず、掴んだその手をそのままフレイの秘所へと押し付けた。
クルーゼの挿入とシホの愛撫で敏感になっていた其処は太腿まで伝うほど多量に溢れ出た愛液でぐっしょりと湿っており、
押し付けられた掌に生暖かい感触が感じられる。
無理矢理秘所に掌を押し付けられぐりぐりと擦られるとフレイはそれだけで快感に震え声を漏らしてしまう。

674名無しさん@ピンキー:04/06/12 06:24 ID:SeAZ6Hes
今日はここまで。続きはまた後日。

さようなら。
675名無しさん@ピンキー:04/06/12 07:58 ID:JwSgggVH
乙!
676名無しさん@ピンキー:04/06/12 16:53 ID:0sUHGYbE
otu
677名無しさん@ピンキー:04/06/12 20:15 ID:we5Lw00K
フレイはエロ似合うなー
269さんガンガレー
678名無しさん@ピンキー:04/06/12 22:53 ID:g2vmuMh+
GJ!
続きも期待してます。
679名無しさん@ピンキー:04/06/15 07:10 ID:oGI1B+ZS
めざましキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ガンダムSEEDが全米で大人気!
で、招待された主題歌を歌う玉置ちゃんが全米で熱狂的なファンに大受け!
680名無しさん@ピンキー:04/06/15 16:04 ID:QuK6IenX
>>679
コピペ祭り
681269:04/06/17 06:07 ID:cDbwLzQ9
みなさん、おはようございます。
先日の続き、シホ×フレイです。

投下。
682名無しさん@ピンキー:04/06/17 06:07 ID:cDbwLzQ9
「はぁっ・・ん・・やだ・・・こんなの・・・」
途切れ途切れに言葉を発するものの、フレイの体は僅かな刺激でも全身が震えるほど感じてしまう。
自分の意思ではもうどうする事も出来ない欲求が
フレイの意識をねっとりと甘く絡みつく蜘蛛の糸の様に絡め取っていった。
シホとフレイの手が重なり合い、ぐちゅぐちゅと肉の狭間を刺激する。
薄い柔らかな襞の隙間から時たま硬い突起が顔を出し、それに指が掠める度にフレイは身体を強張らせ
抵抗するように白い艶かしい太腿で手首を挟み込んだ。
シホは唇の端でクスリと笑うと掴んでいた手を離し、後ろからすくい上げるようにフレイの乳房を愛撫し始めた。
「ねえフレイ、そんなにしたかったら自分でしてもいいのよ?いつもしているように・・・自分で指を挿れて・・
いつもどんな風にしているのか、やって見せてくれない?」
フレイはシホの言葉の意味もよく理解できないほど生ぬるい愛撫に浸っていたのだが、
突然放置された股間は酷く疼いて我慢できず、少しの間もじもじと脚を擦り合わせていたのだが
すぐさま自分で指を使って自慰行為を始めだした。
683名無しさん@ピンキー:04/06/17 06:08 ID:cDbwLzQ9
淫汁を垂らし充血した秘所は生暖かい熱を放ち、卑猥な入り口を収縮させて打ち込まれる杭を待ちわびている。
フレイは左手でクレバスの上部にある花芽をつまみ、右手の親指と薬指で大きく花芯を開くと
そのまま狭い花園の中心部へ中指を滑り込ませた。
「あん・・・・・」
いつものように脚を開き、いつものように指を使って中心部を愛撫する。
ただいつもと違うのは直前に男の性器で散々掻き混ぜられている事と
いまも体のあちこちを愛撫する少女の手と舌が興奮と羞恥心を掻き立てているということ。
フレイはいつもよりも激しく指を使い、締め付ける内壁を擦り勃ち上がったクリトリスを刺激した。
普通だったら強引すぎて苦痛を感じるであろう激しい指の動きでも
今のフレイはそれが全て快感にすり替わりますます自慰の激しさは増すばかりだった。
「・・・いいっ・・・んぁっ・・っ・・・・!」
クルーゼやシホがいることも忘れ、フレイは一人嬌声を上げて局部を激しく掻き混ぜる。
指の動きに逆らうように腰をくねらせたり突き出したりしながらがくがくと身体を震わせ、きつく入り口で締め付ける。
女肉を捏ねくり汗と蜜が飛び散り、湿った粘液をかき回す音が脳髄に流れ込んでくる。
フレイの乳房を玩んでいたシホもフレイの淫行にあてられ、荒い息遣いをしながら自分の二つの乳房をフレイの背中に押し付けた。
挿入していた指を2本に増やし、フレイは激しく乱れていく。
「くっ・・!イっちゃうっっ・・!・・・・・・ひっ・・・!」
684名無しさん@ピンキー:04/06/17 06:08 ID:cDbwLzQ9
とうとうフレイは限界を感じると悲鳴のような叫び声を上げ、指を挿れたままの股間から激しく潮を吹いて
背中を硬直させ絶頂に達してしまった。
甘露と呼ぶにふさわしい、透明な蜜を漏らしながらフレイは力尽きたようにその場にぐったりと倒れ込んだ。
荒い呼吸に呼応するように桃色の乳房が激しく上下に揺れ
うっすらと涙を浮かべている灰色の瞳と力なく半分ほど開いている唇、全身が汗と淫蜜で濡れている様は限りなく淫らで
何度でも蹂躙したくなるほど危険な姿な事にフレイ自身気が付いていない。
シホはそんなフレイに覆いかぶさるように身体を重ねると
力なく投げ出されたフレイの片足を自分の肩に担ぎ上げその付け根に
先ほどクルーゼから渡されたバンドの先端をあてがった。
「こんなにいやらしいなんて、隊長も素敵な娘を拾ってこられたのですね。躾けのし甲斐のある子猫ちゃん、といったところかしら。
これはわたしからのご褒美よ。アソコが擦り剥けるまで可愛がってあげる。」
シホは楽しそうに囁くと、熟れきったフレイの果肉に太い偽ペニスを一気に根元まで捻り込んだ。
「あーーーーーっっっ!」
串刺しにされたフレイは苦痛とも歓喜とも取れる声で叫び声をあげる。
絶頂を迎えたばかりの身体は激しく仰け反り、再び訪れた刺激にあっという間に降伏する。
685名無しさん@ピンキー:04/06/17 06:09 ID:cDbwLzQ9
「シホ、ご褒美はほどほどに頼むよ。あまりやりすぎると毒になるからな。
とくにこの娘のように・・・赤毛の女は情が深い、というからな。」
クルーゼがとってつけたように絡み合うシホに声を掛ける。
「わかっております、隊長。・・・でも、この娘、色といい形といい絞め加減といい、
めったに出ない逸材かもしれませんね。すごくわたしの好みのタイプです。」
シホは熱のこもった視線で自分の体の下で悶えているフレイを見つめ、腰を動かしながら答える。
「フレイ・・・素敵よ・・・もっともっと感じて・・・何度でも天国に行かせてあげる・・・。」
フレイはシホの言葉を聞きながら、再び絶頂の波が胎内から広がってくるのを感じ
切なげな吐息を漏らすことしか出来なかった。

・・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・


686名無しさん@ピンキー:04/06/17 06:13 ID:cDbwLzQ9
以上です。

「このスレの事だけではないの・・・。自分の書くSS全般について疑念があるのよ。」
(三石声で読んで下さい。)

修行の旅に出ます。
さようなら。
687名無しさん@ピンキー:04/06/18 13:57 ID:dvZPpxmx
シホフレ、キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
269さんGJ!
って、さようならなの…?(´・ω・`)
688名無しさん@ピンキー:04/06/18 16:13 ID:FMpLtguB
シュギョー
689名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:24 ID:aVjHv4rK
690名無しさん@ピンキー:04/06/20 23:43 ID:qlrYNlFP
イザエザ(エザイザ)とかパトエザ好きな人はいますか?
691名無しさん@ピンキー:04/06/22 18:40 ID:lRx6OuZc
692名無しさん@ピンキー:04/06/22 18:41 ID:lRx6OuZc
693名無しさん@ピンキー:04/06/23 13:16 ID:uozjIGGT
>>691-692
いったい何かと思ったらPart7とPart8じゃないの。有料登録なんてしてないからいったい何のスレかと思った。
694名無しさん@ピンキー:04/06/23 19:41 ID:NfSHX/Ew
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/606/1031852660/858-877
カキコした人の変わりに貼っとくよ。
695名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:02 ID:8xyjtBZj
>>694
ありがとう!
おかげでいいもの見せていただくことができました。
696名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:42 ID:5Ur8tfTy
うおー!
ええもん読ませてもろたー!
クラフレいい!!
697名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:43 ID:5Ur8tfTy
クラじゃなかったラウだw
698名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:58 ID:CCkpfnmp
699名無しさん@ピンキー:04/07/03 01:00 ID:4ygWyW+g
キラフレきぼんー
700名無しさん@ピンキー:04/07/03 02:24 ID:ElzV3ap8
キラフレかー。
本編であの描写があった当時には沢山書いたもんだが、
なんか荒れそうだったので全部お蔵入り・・・
要望があれば今度編集して投下するかもしれんです。
701名無しさん@ピンキー:04/07/03 21:17 ID:qLT1sAA7
種続編の報が来たね。
702名無しさん@ピンキー:04/07/04 00:17 ID:b5180R7X
>>700
キラフレぜひとも
703名無しさん@ピンキー:04/07/04 01:22 ID:bMxPr6GW
4ヶ月たった。
704名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:00 ID:XjrQDS6f
鋼スレに投下してる職人ハケーン・・・
705名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:04 ID:3MCUA0Dh
別にいいんじゃね?
706名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:30 ID:XjrQDS6f
けっこう寂しいもんが。続編でまたスレが伸びるようになるんだろうか。
707名無しさん@ピンキー:04/07/04 17:57 ID:6Wyay3CG
あのころは驚異的な伸びで毎日が楽しかったなぁ。一応再放送やってるのに。
708名無しさん@ピンキー:04/07/04 18:33 ID:agBkiEGY
でも、書き手が去っていったのは放送が終ったから、というだけでもないだろうな。
709名無しさん@ピンキー:04/07/06 19:06 ID:vyx3ruj2
シン×ルナマリアきぼーん
710名無しさん@ピンキー:04/07/06 20:32 ID:EkWm23rJ
早杉
711名無しさん@ピンキー:04/07/06 20:46 ID:2wB7cyqS
何が?
712名無しさん@ピンキー:04/07/06 21:59 ID:DZRyQ/Yy
ギルバートxカガリ・・・ちょっと妄想してしまった自分が憎い。
713名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:16 ID:u/pPPV/P
お久しぶりです。前に「ひととき」を書いた者です。
長くかかりましたが、やっともう一作作れたのでうpします。
題名は「人形」。地上編の中の話だと思ってください。
なお、カップリングはキラフレ(フレキラ?)です。
読みづらいかもしれませんが、どうかご容赦を。
714名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:17 ID:u/pPPV/P
「一体何やってんのよっ!」
 キラが壁に思い切り体ごとたたきつけられる。パイロットスーツのままで、頭を抑えて痛そうに目を閉じていた。
 その様子を睨みつけているのはフレイだ。真っ赤な髪を振り乱して、今にも殴ってきそうなほど憤慨している。
 フレイがこんなにも怒っているのは、今日の戦闘が原因だった。いつものとおり、アークエンジェルを狙い敵が襲い掛かってきたのだ。
 ストライクに乗り込んだキラは、何もうろたえず目を閉じ出撃していった。この艦から出れるのは自分しかいないのだ。
 上官のフラガも先に出撃し大きな活躍をしてはいたが、やはりMS相手にスカイグラスパーではつらく感じている。
 やはり最後はキラが戦闘の全てを背負っていた。幸い、今回の戦いでは敵もジンなどの量産機ばかりで、特に命の危険を感じる事も無い。
 そればかりか四体のGと死闘を繰り広げてきたキラにとっては、ただの的にしか過ぎないとも思えたのだった。
 瞬く間に敵を背中のバックパックに、備えているビームサーベルで貫いていく。ジンが何十ミリ大きさの口径をもつ突撃銃を抜き去り、ストライクに攻撃をくわえる。
 だが物理攻撃を遮断するPS装甲にかかっては、まるで歯が立たない。銃からは無駄に薬きょうが飛び散るばかりだ。
 その攻撃をあざ笑うかのようにストライクは近づき、ビームサーベルで腰から一文字に切り裂いた。
 相手は腰から重斬刀を抜き、攻撃を受け流そうとしたが、スパッと刀身ごと斬られ何の効果も見出せなかった。空で爆発が巻き起きる。
「キラ…あらかた、片付いたか」
 フラガの通信が入る。何か妙にうれしそうに聞こえるのは気のせいだろうか。
「ええ、大体は撃破出来ました。…アッ!」
715名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:17 ID:u/pPPV/P
 すぐに通信を切る。敵の影が見えないと思い、安心したのもつかの間、最後の一機が襲い掛かってきたからだ。
 思い切り強い衝撃が体を襲う。まるでコクピットごと上下に振り回されたかのようだ。右肩がへこんでいた。
 目の前で仲間を殺され怒りに燃えるジンの姿が見える。その左手には先ほどのジンも使っていた刀が見えた。これで力いっぱい斬られたのだ。
 更に振りかぶってもう一撃を放とうとするジンに、キラは冷たい目を向けた。まるで氷のような目を。
 ストライクはサーベルを力強く握る。そして出力を上げた。そのせいで先ほどから光っていたビームは二倍三倍にも大きくなった。
 そのサーベルで相手の腕をなぎ払ってやる。いとも簡単に腕は切れた。チーズか豆腐でも裂くかのようだ。
 相手はあまりのショックに地面に倒れていった。そのジンの前にキラは立つ。さっさと止めを刺して、戦いを終わらせたかった。
 不意に手が当たったのか、それとも相手の所為のせいか、相手のコクピットの音が聞こえてきた。偶然にも周波数が一致したのだ。
 そこからは打つ手が無くなり、目の前の敵を前にして恐れあがるパイロットの声が聞こえてくる。その声は今にも研ぎそうなほど低く、また掠れていた。
 声からはかすれ声にまぎれて、自分の母親や友達の名を呼ぶ声がしていた。
 キラは相手の声を聞くと、目をパッと開く。その後、だんだんと体が震え上がっていくのを感じた。自分のやっている事を冷静に考えれるようになってきたのだ。
 まるで血に飢えた獣のように敵を撃破してきた自分の事を。 
 たった一機残ったジンはその後、ストライクの前から逃げ去っていった。もう戦う気など起こそうともしない。ただ今の恐怖から逃げるだけだ。
 逃げるジンを、パイロットを、キラは追わなかった。逃げる敵を落とす必要も無いと思えたし、何より自分も今日はこれ以上、人を殺したくなかったのだ。
 そのままストライクはアークエンジェルに帰還していく。スカイグラスパーの方はと言うと先に帰還していた。
 アークエンジェルの中で、キラはそのまま眠りにつきたかったが、そうもいかなかった。
 その戦闘をフレイが、窓ごしからじっと見ていたからだ。
716名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:19 ID:u/pPPV/P
 キラが部屋に帰ってくるなり、フレイは怒りの言葉をぶつけていった。
「何で、あの時あのMSを倒さなかったのよ!すぐに出来たはずでしょ!」
「…あの時は、倒さなくてもいいと思ったんだ。あのパイロットも戦う気を……無くしてた」
 覇気がまったく感じ取れない声でブツブツとつぶやく。だがその少しの抵抗も、フレイの耳には届かない。
「そんな言葉聞きたくない!私はキラに敵をみんな倒して欲しいだけ!!」
 部屋中に声が響いていく。ひとつひとつの言葉がキラの胸に突き刺さっていく。
(フレイ、君は…)
 目の前のフレイを見て、キラはもう何もいえなかった。言える筈が無いのだ。
 フレイの父親を助ける事が出来ず、あの女の子さえ救う事が出来ず、倒すべき相手も倒せずに今ここにたっているのだから。
 それは自分で望んだ事ではないのに、全て自分の責任となってのしかかってくるようだ。
 もう相手にもしたくなかったし、されたくもなかった。キラは逃げるようにきびすを返し、外に出ようとする。
 だがその行動はフレイによって阻まれた。慌てて顔をフレイに向けると、さっきまでの形相とは違いとても穏やかな顔をしていた。
「フ、フレイ?」
 目を瞬かせていると、どんどんとフレイの顔が近づいてくる。そして唇に、唇を押し付けられてしまった。
 慌てて逃げようとするが、うまく足が動かずにベッドに倒れかかってしまう。フレイも押し倒すかのように、いっしょに倒れていった。
 ベッドの上で長い沈黙が始まってしまった。フレイはなぜか目を潤ませながら、キラをじっと見つめている。
 キラはその視線をそらす事が出来ずにいた。そして再度、近づいてきた口付けを受ける。唇の隙間からは舌を入れられてきた。
「んぅ。んっ。…うぅん、あぁん」
 唾の音と共に二人の呼吸はだんだんと荒くなっていく。長い口付けを交わすうちに、フレイの手はパイロットスーツを脱がしにかかっていた。
 なれないとうまく外せないスーツだと言うのに、いとも簡単にフレイは脱がしてしまう。キラも無抵抗のままだ。パイロットスーツの下から裸のキラが現れる。
 キラの筋肉質の体と程よい黄色の肌が露になる。そのどれもが男だと言うのに、女のように美しかった。神をかたどった彫像がそのまま人になったかのようだ。
717名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:22 ID:u/pPPV/P
 唇をはずし白い糸をたらしながら、フレイも自分の服を脱いでいく。妙にリズムにのった脱ぎ方がキラには少しおかしかった。
 フレイの真っ白な肌と、まだ発育途上だと言うのに大きく膨らんだ乳房が弾んでいる。右腕を掴み自分の胸に運ばせる。
 指を使いながら自分の胸を愛撫させ、もう一つの手をキラの股間に持っていった。その行動には躊躇などない。
 人差し指と中指を使いコロコロと玉を転がしているうちに、だんだんとキラの息遣いも激しくなっていく。上にあった棒が堅くなり天井に向けそそり立つように伸びた。
「うあああっ」
 耐え切れなくなったせいか、キラはフレイにのしかかっていった。少し驚いたものの、相手の行動に対して抵抗しようとはしない。むしろ望んでいるかのようだ。
 両目でまんべんなくフレイの体を眺める。見れば見るほど美しかった。流石、スタイルに気を使っているだけのことはあり、一流モデルのように均整が取れていた。
 胸に口付けを繰り返し、舌を這わす。ゴムのような弾力のあるいい体だ。しかも肌に吸い付いてくる。
 最初抱いた時は精一杯であまり感じなかったのだが、フレイの体はとても心地よい温かさを持っていた。まるで母親の手の中で、抱かれているようなそんな感じだ。
 少しでも気を抜くとすぐに眠りこけてしまうかもしれない。ハッと目を覚まし、両手を使うとフレイの体をいやらしくなでていく。
 始めは胸を重点的に刺激する。感度が良い為、胸をつつけばすぐに突起の場所が反応するし、下の場所に手を伸ばすともう淫水の音がする。
(本当にフレイの体は不思議だ。僕なんかが思いもつかないような事が幾つも起きる)
 それは昔、好奇心から見た女性の裸の写真集より、もっと大きな衝撃を与えてくれたのだった。
 フレイはそんなキラの様子も気にせずに、ベッドの上で苦しそうに息を吐き出している。頬は次第に赤味を増していった。
 顔を近づけ、今度は舌と歯を使い、突起に刺激を与えていく。まるで小さなゴムを噛んでいる様だ。ぐちゃぐちゃに唾をまみれさせながら弄ぶ。
「うー、うぅあ。いいっ、キラ。いいよォ…」
 両手でぎゅっと頭ごと抱きしめられる。顔が暖かな胸に沈み込んでいった。うっすらと肌が薄紅色に染まっている。
718名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:27 ID:u/pPPV/P
 言いようにされているうちに、己の性器はどんどんと硬度と大きさを増してくる。さっきまでの戦闘の疲れが嘘のようだ。
 まるで自分を信じられない。こんなにもフレイと触れ合う事で、自分がいやらしく汚らしくなれるようになる事がだ。
 初めてのあの夜は、こんな事を考える暇も無くすぐに終わってしまった。だが長い触れ合いの期間により、キラの中で何かが変わっていくのだった。
 冷たい氷のように、または熱い炎のように、フレイに操られるがまま、不思議な何かに変わっていくのだ。
(うぅっ。や、やばい。…も、もう駄目だ)
 そんな事を考えながら体をまかしているうちに、どんどんと欲望の波は増してくる。体中を汗まみれにして、フレイの耳元に唇を近づけた。 
「い、入れるよ」
 おびえたような言葉に、魔性の笑みをたたえながら股を大きく開いてやる。股の中心に蜜口からは、その名のとおり蜜がダラダラと溢れ出していた。
 トロトロにとけた蜜はベッドのシーツの上にシミを作る。少しネバネバとしていて、淫乱な匂いも漂う。まるで底なしの沼のように見える。薄いピンク色のその場所がなんとも卑猥だ。
 キラは両ももを掴むとゆっくり腰を進めていった。棒の先端が蜜口と出会い、その入り口をこじ開けながら最後にはすっぽりと棒が包まれてしまう。
「うううっ。ハァッ、ハァッ」
 つい意識が遠くなりそうになってしまった。何度やってもキラはこの瞬間が耐えられない。
 自分の意識が集中している場所に不意にいい様も無いほどの快感をぶつけられてしまうのだから。
 そんな意識の飛び様を防ぐ為に、体を動かし始める。上下に前後に蜜口の中身全てを味わうかのごとく。
「ア、ァァァ。キラ、いい。いいよ」
 肌と肌がぶつかり合い、パンパンと小気味良い音がなる。まるで何かに取り付かれたかのように一心不乱だ。
 何度か動いているうちに、体から興奮と心臓の鼓動が高まっていくのがわかる。だんだんと自分の体が熱くなっていくのを感じていた。
 もうそろそろ、限界らしい。こんな時ばかりは、コーディネーターという事も通用しないのだ。フレイの腰を掴み、ズッズッとキラは腰を突き出していった。
 腰に膨らんだ生足が絡まり、強く腰を締める。その度にフレイの蜜口も、締まるためますます棒は堅くなっていくのだった。
719名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:29 ID:u/pPPV/P
「フ、フレイ。…も、もう。限界みたいだ」
「あ、あぁぁ。キラぁ。だ、出して。いいから、出してっ」
 余裕はありそうだったが、フレイ自身もつらかったのか、キラに放出を促そうとする。二人の体は磁石のようにくっついたまま、最後の絶頂を迎えようとしていた。 
 腰の中から、体の中から競りあがるものを感じてキラは目を閉じた。その瞬間、大量の白濁が棒の内部をとおり、フレイの蜜口の中にぶちまけられていく。
「ああ〜!イッ、いいよっ!熱いっ!イイ!!」
「うああああああぁぁぁっ!!」
 二人ののどから搾り出すかのごとき、大きな声が部屋中に響いていく。体中に快感と電流が流れるかのごとき衝撃が巡っていく。
 蜜口と棒の隙間からは蜜と白濁が溢れ出しスーツにドロドロとした池をつくった。二人はそのままビクビクと震えて、とたんにガクリと力を抜きベッドの上に倒れこんだ。
 そのまま眠っているかのように、黙り込んでしまっていたフレイは顔を上げると、キラを覗き込む。
 そして耳元でブツブツと、しかしゆっくり頭の中に刻み込まれるかのごとく、強い口調で呼びかけていく。
「…キラは私の言うようにしていればいいの。私の人形になってしまえばいいのよ」
 数十分前とはまるでちがう。まるで娼婦のような、それでいて女神のような淫靡さが今のフレイを支配していた。
 キラはフレイに抱かれているうちに、体の力が抜けていく感じを味わっていた。
(…もう考えるのをやめよう。僕は何も考えない人形になろう)
 そしてもう一度、腰から何かせりあがってくる感じを味わうと眠った。体の全ての力を抜いて、まるで子供のように。
 どうやら知らぬうちに、キラに体に染み付いてしまったようだ。逃れきれない何かの呪縛が。
 明日、目がさめればもう自分は人形となっているに違いない。ただフレイに言われたとおり、敵を殺すだけの人形に。
 それでもいいな…とキラは思った。

720名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:31 ID:u/pPPV/P
これで終わりです。最初の戦闘はとりあえず、つけておいた方が良いかと思いまして。
あまりエロくはないのでその点はどうかお許しを。ラストも文法もちと…ですがその点も。
(個人的な話・キラとフレイの関係は、フレイがリードする方が好きですね。フレイは強い所と弱い所がありますが
 キラ相手にはその強い所が思い切りでてると思いますから。私は「キラ」の回のフレイが一番好きです)

最近、ビデオ一通り見直しましてガンガン制作意欲が湧いてきました。
今度はマイナーカプにチャレンジしてみます。2が始まっても、自分は1中心で行きたいですね。
721名無しさん@ピンキー:04/07/06 22:40 ID:h4q0EGBT
乙!!!!!
うあ゛ぁあ ・゚・(´∀⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ
722名無しさん@ピンキー:04/07/06 23:58 ID:5Fdcjh2N
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
乙です!
723名無しさん@ピンキー:04/07/07 03:27 ID:1WG3k8Zi
キラフレGJ!!
724名無しさん@ピンキー:04/07/10 12:46 ID:oLi37qX2
>>720
その心意気や良し!がんがれ
725名無しさん@ピンキー:04/07/12 10:48 ID:GT/W8pE9
保守
726名無しさん@ピンキー:04/07/16 13:23 ID:YdV0OHid
hosyu
727名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:34 ID:4VuGT0q/
みなさん、また「ひととき」です。
お待たせ様でした。誉められたので調子に乗ってもう一つ。
カプは正統派なのにまったくないトール×ミリアリアです。
題は「愛」。滅茶苦茶クサいですけどw
エロは不十分な所もありますが、どうぞお許しを。

728名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:35 ID:4VuGT0q/
 その夜、トールは妙にウキウキしていた。自分が乗ったスカイグラスパーがザフトのMSを倒す手助けをしたためだ。
 仲間たちはもとい、アークエンジェルの艦長、船員からも誉め言葉を送られた。いい気になるのも無理は無い。
(俺もやればできるじゃないか)
 足取りも軽く、スキップをしながら廊下を歩いていく。今日の功績が認められたせいだ。
 明日も戦いが起こるかもしれない。トールは早く皆がいる部屋に帰り眠りたかった。
 できるならばこの良い気分を少しも逃さず、夢の中まで持って行きたい。
「あれ?何か音が」
 つい通り過ぎそうになってしまった足を止める。なにやら左から小さな音がした。
 いつもなら気にせず通り過ぎるのに、妙に気になる。足を止め少し後ずさりして、音のした部屋の前に立つ。
 備え付けられているスイッチに手を伸ばし、でたらめに押してみる。初めての行為でなれない。だがどうやらもうドアは開いているようだ。
 不思議に思いながらドアを開けてはいる。すると目の前に人影が現れた。驚いて後ろに、二、三歩ほど離れてしまった。
「…トール」
 よく目を凝らして見ると、その姿には見覚えがあった。自分の彼女のミリアリアだ。癖毛の入った茶色い髪が印象的の可愛い女の子だ。
「え?ミリアリア。なんでこの部屋に…」
「ちょうど空いていた部屋があったからトールを待ってたの。…そんなことより」
 トールは目を白黒させて驚いている。そんな様子を気にもせずに部屋の中に引っ張り込む。トールが中に入ったのを確認すると、ミリアリアはドアを閉めた。
 ゆっくりと歩き出し、トールをつれてベッドの上に座った。かなり深刻な面持ちで、トールは声を掛けづらくなってしまう。
 天井を見るとそなえつけのライトの光が輝いている。やはりあまり大きくない部屋だが、ベッドはなかなかなものだった。少なくとも合同部屋の二段ベッドよりは十分に眠ることができる。
 長い沈黙の後、ぽつりとミリアリアが声を出した。
729名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:35 ID:4VuGT0q/
「トール、今日は楽しそうだったね」
「……なんだ。そんな事か。ああ、ミリィ。俺のおかげでみんな助かったんだから…なんてね」
 この部屋に連れ込まれた時は、何事かと恐れていたトールは安心した。確かに楽しかった。みんなが誉めてくれて、喜んでくれた事が何よりも。
 そのときはミリアリアも楽しんでくれたはずなのに、なぜか今はとてもつらそうだ。この嫌な空気から逃れたくて話題を変える。 
「ああ、そういえばキラは?」
「キラはGのパイロットが死んだからって、ストライクの前で一人きりよ。…トールは嫌じゃないの?人を殺す手伝いをして」
 責めるように顔を近づけながら問い掛けてくる。トール自身確かにあまり後味は良くなかった。
 なにやら話を人づてに聞くと、殺した相手は自分たちと変わらない年頃の少年だったのだから。しかし責められる覚えはないと思っていた。
「ミリィは俺に死ねってこと?」
「そんな事無い!…そんなこと無いけど」
 そういうとミリアリアは口をつぐんだ。トールに死んで欲しいわけなど無い。トールに戦って欲しくないだけなのだ。
 ミリアリアの気持ちを痛いほどトールはわかっているつもりだった。だがいつまでもキラやフラガの世話にだけはなりたくなかった。
 そんな感情がトールにもあったのだ。男として、軍人の端くれとして戦ってみたいという気持ちもあった。
 幸い今回の戦いで生き残っただけではなく、敵を倒す手助けも出来た。その事はトールに大きな自信をつけていた。
「ミリィは心配性だな!大丈夫だって。俺はここにいるし、これからもがんばっていけるよ」
「でもいつかトールが危ない目にあったら!もし…し」
 思わず口をふさぐ。死ぬと言う言葉など言いたくも無いし考えたくも無い。
 トールは気にもしないように、その様子をちらりと見るとミリアリアに近づいた。
「そんな事よりさ。ちょうどベットがあるんだし。…ヘリオポリスから…さ」
 それだけ言ってトールは自分の口をミリアリアに押し付けたのだった。
「きゃああっ!」
730名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:38 ID:4VuGT0q/
 調子に乗ったトールは止まらない。ミリアリアの口を奪ったまま、ベッドの上に倒れこむ。柔らかなシーツが二人を優しく抱きとめる。
 なれた様子で片手で手首を掴み動けないようにして、舌で口の中を蹂躙していく。暖かく柔らかな感触がする。なんとも心地よい。
 ミリアリアは逃げようとしているのだが、あまり力を入れてはいない。こんな事を何度も繰り返している二人だ。抵抗するのは野暮とでも思ったに違いない。
 口の中で右左に動く。しかもそれが妙に気持ちよいせいで、思わず目がトロンとなり頭がぼやけそうになってきてしまう。
 最初の頃はおずおずと、唇を近づけてくっ付けるだけだったのになんともうまくなったものだ、と妙にミリアリアは感心していた。
「ん?ミリィ、もう駄目になったんだ。そういえば久しぶりだもんね。仕方ないか」
 力が抜けぐてっとしているのを確認すると、トールは自分の服に手をかけ脱ぎ始めた。少しずつ少しずつ服を脱いでゆく。
 まず上半身があらわになり、白い肌と適度な筋肉のついた体が見えた。アークエンジェルに乗ってからますます張りはよくなっていく。
 自堕落な学生生活とは違う生活を送っている為だ。そんな視線を気にすることも無く、今度はズボンと下着に手をかけ脱いでいく。
「へへへ…」
 下着の下からはそそり立った状態の竿が見えていた。下には適度な大きさの玉を二つぶらぶらとぶら下げている。
 少し恥ずかしそうに頭をかき、トールは自分のものを眺めた。あまり形状や大きさは無いかもしれないが、十分に機能はある。これも少しトールは自慢に思っていた。
「そ、そんなもの見せないでよ」
 恥ずかしいのか、目を閉じて顔を抑えるのだが、その手をいとも簡単にはずされてしまった。そして天井を向いたそれを目の前に突き出す。
「何度も入れたり出したりしたし、見てきただろ。恥ずかしくないさ」
 妙に弾んだ声に言っている。楽しくてたまらないようだ。今まで付き合ってきて、一番楽しそうに笑っている。まるで自分の何かを隠すかのごとく。
731名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:41 ID:4VuGT0q/
 全て脱ぎ終わり身軽になると今度はミリアリアの服に手を伸ばす。なぜかミリアリアは手を動かしもせず抵抗の様子を見せない。
 されるがままに服を脱がされていく。軍人には似つかわしくないスカートと服を脱ぐと、美しい肌と共に水色の可愛らしい下着が見えた。その下着も簡単に取り外す。
 ちゃんとした手入れのいきとどいていた美しい体が目の前に現れる。胸も膨らみ、下のほうには少しだけ毛が生えて見えた。
「…かわいいな」
「バカッ」
 思わず声に出してしまった言葉に、恥ずかしがっている。いつもは簡単に言わないのに、今日は妙に口が立つ事にトールも驚いていた。
 戦いの後というものはいつもこうなのだろうか。初めての経験でよく分らないが、トールは今の気分を壊したくなかった。一言も発さず唇を再度近づけ一度交わす。
 その後両手でミリアリアの胸をもみだした。柔らかくてゴムのようでいて、それでいてとても温かい。いくら揉んでいても疲れないしつらくなかった。
 最初はまわりを優しく、そして時々二つの胸のそれぞれ中央にある薄茶色のそれをつまむ。
「ひゃああぁっ」
 つまんでやる毎に、口からは小さな泣き声に似たものが聞こえるのだった。それが妙に小気味良くて、何度も何度もひねったりまわしたりを繰り替えす。
「ひっ、ひっ、ふ・・・ふぁぁぁっ」
 流石にだらりと力を抜いたのを見て心配したのか、口で舐めてやり優しくいたわってやる。とても感度がよく、その間もまた鳴き声を上げていた。
 次に下に目を移す。ここはいつ見ても不思議だった。男のトールには永遠に理解できない場所だ。
 太ももの下に手を伸ばし持ち上げて、中央が良く見えるように開く。うっすらと見える毛の中にピンク色の肉があった。
「うわぁ」
 肉の間からはトロトロとした蜜がこぼれ落ちている。先ほどの愛撫でもう濡れている。臭いはあまり感じ取れないが、妙に下半身を刺激する。
 人差し指を近づけ中をグニグニといじくる。最初に思いがけないほどの熱さが襲い、次に指全体をぬらす蜜と肉がしまる感じがした。
732名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:48 ID:4VuGT0q/
 次は二本、三本と増やしていくうちに肉のしまりも強くなっていくようだ。今にも手ごと引張り込まれそうな感覚に襲われていく。
 少々の無理は仕方ないと決め、思い切って肉の中をかき回してやる。グチュグチュとした汁が肉棒にまとわりつく。
 そうして一心不乱に腰を動かしていると、いきなり頭の髪を思い切り引っ張られた。
「い!痛い、痛いってば!」
 思わずのけぞる。ミリアリアの手には数本の髪の毛がつかまれていた。キョトンとした顔で、トールを見ている。
「ご、ごめんなさい。あ、あんまり気持ちよかったから…」
 痛そうに頭をさすりながら、別にいいよと言葉を返す。無理をした自分が悪いのだ、とばかり反省してトールは口ごと肉に近づけた。
 驚いたミリアリアだったが、ちゃんとトールの頭を優しく足ではさんでやる。そして手を握り締めて快感を我慢しようとした。
 つばが垂れる舌をヌッと差し入れて中をよく味わっていく。不思議に生ぬるいようで、少し苦いような酸っぱいような味がする。舐めつづけると、だんだんと蜜もあふれてくる。
 それを全て飲み込んでやる。汚いと言う気持ちは無い。ミリアリアも昔、幾度か同じような事をしてくれたからだ。ただ口の周りに毛が当たり少々痛くもある。
 ミリアリアはミリアリアで口を抑えがくがくと震えて必死だ。大きく吐く息の音が耳に届く。 
 また責めてやろうと体制を整えようとしたとき、不思議な気分になる。何か腰の中から競りあがるものをかんじていたからだ。
 見てみると膨らんだ竿の先から、透明の白っぽい液体がうっすらとだが滲み出していた。
(あ!…こんなにはやく?)
 自分でも驚いてしまう。まさか普通ならもっと耐えるはずなのに。なぜか今日はおかしい。体が妙に燃え上がる、そんな気分だ。
 確認を終えると、トールは少し何かを考えミリアリアを見た。そしてスッと口を開く。
「…いれるよ。ミリィ。止めても無駄だから」
 すばやく正上位を取った状態で、腰をちょうどいい高さにあわす。これですぐに腰を突き出せば挿入できるはずだ。あとはミリアリア次第なのだが、ちらっと目を向ける。
733名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:49 ID:4VuGT0q/
 ミリアリアは何も言わず腰を近づけてやる。トールの気持ちもわかっているためだ。その心遣いがありがたくて、トールは腰を前に押し出した。
 竿の先端が肉の入り口に迫り、こじ開けて中に入る。ぐにゅぐにゅした感じでなんとスッポリと入ってしまった。そればかりか、あたり中から押してくる。
「ううううっ。ミリィ、凄い。凄いよ」
「トール。アァッ!…もう…もう少し強く。お願い」
 思わず二人から声が出てしまう。かなりよい体の相性で二人は一つになった瞬間に、気持ちよくてはじけ飛んでしまいそうになる。
 ズッズッと腰を動かして前に押し合いへし合いやっていく。突けば突くほどおくに沈み込んでいく。まるで底なし沼のようだ。
 肉からは蜜がとめどなく溢れ、やけどしそうなほどの熱さだ。十回、二十回となくバランスを取り突き進んでいく。ミリアリアは己の足を腰に絡ませ、貪欲にその愛を受け取る。
 そしてそれが更に数十回ほどいった所だろうか。
 気を緩めた瞬間、なんと溜まっていた白液が上に上り詰めるのを感じてしまった。思わず歯をかみ締める。
 白液は尿道をとおりグングンと速度を増しつつ、肉壁の中に迫っていった。それといっしょに二人もどんどんと快感が高まり坂を登っていく。
「うっ。うあっ。で、出る。…ミリィッ、出るよぉっ」
 腰を掴み最後の体勢を取る。あとは発射するのみだが、ミリアリアの様子が気になり見つめた。その目を大声を出しながらだが、じっと見つめる。
「いいよっ!トール、お願い!だ…だ、出してっ!早く、出してッ」
 直接内部に射精するのは危険とも思えたが、二人の頭の中にはそんな事は考えもつかない。ただただお互いの体をむさぼりあうだけだ。
 言われた瞬間に速度を増し、肉壁をこする。周りの壁はトールの白液を受け入れようと、ぎゅう、ぎゅうと締め付けを繰り返す。
 そして最後の時は訪れる。ブッと音がするほど大きな息を吐き出しした後、尿道から白液を噴出していった。
「うああっ!ぐうぅっ。」
「ああっ!いっ、いい。出てる。で、出て…るっ!」
、自分ががんばりますんでよろしく!
734名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:51 ID:4VuGT0q/
 どくどくと恐ろしいほどの量の白液が出て行く。ミリアリアの肉壁に染み込みながら奥へ奥へと進んでいく。
 しかも後から後から出てくるため、まるで限りなく続くほどのようにも思えるのだ。白液が奥にむかって入るごとに、肉壁が痛いほどにしまりまた送出を促す。
 しかし少年の体にしてはかなりの量だ。肉壁からあふれる液に混ざり合い、隙間から流れ落ちるほどであった。
 やがて数十秒ほど二人は大声を出し、汗、精液、愛液をベッドの上に撒き散らした後、ぐったりと倒れこんだ。
「ふぅ。…ハァ、ハァ」
 二人の声はため息となって重なっていく。もうベッドはぐしゃぐしゃになっている。
 まわりからは液体の匂いがただよい、眼はうつろのままだ。久しぶりのまぐわいはお互いを十分に燃え上がらせた。
 そのまま長い間、倒れていたが体の回復が早かったのか、ミリアリアは起き上がり
「あーあ。疲れちゃった」と言って力を抜いて気だるそうにゴロンと転がった。
 部屋に備え付けられている送風機からの風が火照った体に当たると気持ちよく感じる。そうやって寝ていると、後ろからブツブツと声が聞こえる。
 ミリアリアはわざわざ顔を向けトールの方を見た。するとトールは小さな声で独り言のように何かをつぶやいていた。
「な、ミリィ。もしこの戦争が終わったら、二人が自由になったらさ…」
「ん?何?」
 ミリアリアが顔を向けた。トールはミリアリアの体を優しく撫でてやりながら、ふと考えながたように目をつぶる。
「…なんでもない」
「なによ?トールったら」
 あきれたように後ろに向けてしまう。そんなミリアリアをトールは優しく後ろから抱いてやった。
(言わなくていいか…)
 このギスギスした気持ちを癒す為に、旅行にでも、遊びにでも行こうと言いたかった。しかし言うのをやめておいた。
(こんな事はいつでもいえるさ。そういつでもね)
 そう思っていたからだ。いつまでも二人はいっしょにいれるはずだ。もう少しだけここで眠らせてもらおう。
 明日になったらすぐに戦いは始まるのだ。その時まで二人きりでゆっくり時間を過ごしたからと言ってバチは当たらないはずだ。
 トールとミリアリアはお互いの体を抱きしめあいながら夢についた。いつまでも二人が幸せに暮らす、まるで幻想のような夢を。
 

735名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:52 ID:4VuGT0q/
(、自分ががんばりますんでよろしく!)←上のレスにあるここの部分は抹殺しといてください。
                          執筆中のSSに入っていた部分ですのですいませんでした。

これにて終了〜。楽しんでいただけたら嬉しい。
トルミリは一度はやってみたかったので、気分いいですね。二人は普通のカップルに見えますしw
トールがスカグラに乗ったときは嫌な予感ビンビンでした。案の定死んでしまって…無茶しやがって(AA略
なるべるヒーロー気取りの少年のイメージで書いてみました。

今度は陵辱モノか(空想なら楽しめるですしね)またキラ関係に挑戦してみたいような…。
少なくとも一ヶ月以内にはまたうpします。あと見てくれてありがとうございます。
736名無しさん@ピンキー:04/07/17 00:15 ID:PyCc+OOz
あの、269氏。
前にあったフレイ×ナタルの続き書いてくれませんか。
ここに投下せずに南極に直接送っても構いません。
アレ死ぬ程萌えたんで…どうかお願いします!
737名無しさん@ピンキー:04/07/17 03:39 ID:cXoT+xPt
トルミリ初めて読んだけどいいね!
文も上手いわー 
神降臨〜!!
738名無しさん@ピンキー:04/07/17 19:23 ID:MG9s4c9E
自演かよ
739宇宙帝王:04/07/17 19:26 ID:gUDd6lCt
    ,   _ ノ) 
     γ∞γ~  \ 
     |  / 从从) )
     ヽ | | l  l |∩  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `从ハ~ ワノ / < なんだかよくわかりませんが、とりあえずここにうんこしていきますね!
     ⊂ニ \>< /   \_____________________________
      /   ⌒) 
     /__ し 
     し 


                       )
                  (
                   ,,        )      )
                   ゙ミ;;;;;,_           (
                    ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
                    i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
                    ゙ゞy、、;:..、)  }
                     .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
                  /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
                  ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  、}
                  ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
                 /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
                 ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._  .、)  、}
                 ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
                /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
                ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、)  、}
                ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
740名無しさん@ピンキー:04/07/17 19:46 ID:Lq8olBOK
ここは褒めると自演と言われるスレなの?
741名無しさん@ピンキー:04/07/17 21:24 ID:YHlq+vPv
>>740
荒らしが、自演にしたいんだろ
742名無しさん@ピンキー:04/07/18 02:07 ID:75mRDfYN
サイフレのエロ書いて



743名無しさん@ピンキー:04/07/18 02:09 ID:pSFCLHTB
ラウフレキボン!
744名無しさん@ピンキー:04/07/20 16:17 ID:JD05/ywo
test
745名無しさん@ピンキー:04/07/20 18:49 ID:SxUdhQCF
kurekuresine
746名無しさん@ピンキー:04/07/23 10:25 ID:1ZjgCJl3
ステラたんのエロきぼん。
>>431続き

人工的に作られたものとはいえ、風は気持ちいい。
地球にいた時よりこの人工物のほうが心地よいと思うのは、やはり環境の違いだろうか。
「……ん?あれ……」
格納庫から出たばかりで眩しく感じる日差しの向こうから知っている声が聞こえた。
「いいじゃない!入れてくれたって!!こんなに可愛い一市民の頼みも聞けないの!!アンタ達の給料税金でしょうが!!」
門の衛兵に背伸びしながら噛みついているのは、自分が聴力を奪った女の子。
「あのねぇ、お嬢ちゃん、ここに入るには許可がいるの。お嬢ちゃんのお友達のイザーク様が決めたことなの」
膝に手を付きながら、ゆっくり諭すように衛兵は女の子に説明する。
「その言い方!信じてない!私とイザークお兄ちゃんは本当に……」
女の子にとって“入る入れない”より、そっちの方が重大だったようだ。
「……入れていいよ。責任はボクが持つから」
「クロトお兄ちゃん!!」
味方を見つけて跳ねるくらい喜ぶ女の子に、少し意地悪心が動いた。
「イザークの前じゃ、少し猫かぶってんだぁ〜?」
「!!。そ、そんな事ないもん!……なくなくていいから、イザークお兄ちゃんには悪く言わないで」
コロコロと表情を変えて、実に面白い。
リハビリで軋んだ体も、笑い声と一緒にほどけてくる。
「開けてあげてよ。昨日付けでボクがザフト軍・総帥親衛隊兵扱いになったの、知ってるでしょ?」
ちょっと権力を使ってみたりなんかして。
「イザークなら多分トレーニングフロアだと思うよ」
ボクの歩幅に一生懸命ついてくる彼女に言った。
「……クロトお兄ちゃん、兵隊さんになったの?」
「……そうだよ」
「汗かいてるね。少し辛そうな顔もしてる」
駆け足でボクの前に出て、そんなことを言う。
「とっても辛いんだ。MSに乗るのって」
「でも…兵隊さんになったんだ」
「……必要なんだ」
「軍人さんが?」
「ううん。枷って奴じゃないかな?自分に取って辛いこと」
彼女に追いつく。
「御・免。難しいよね……言ってるボクもよく分かってないや」
「分かるよ。辛いの反対は楽しいじゃないもんね。辛いや楽しい、悲しいや嬉しいの反対は“何にもない”だもん」
あぁ、そうか……だからこの子はこんなにも笑ってられるんだ。
「だから耳が…少しくらい聞こえないくらい何?って感じ」
蒲公英の綿毛が飛び立つ様な、フワリとしていて、それでいてカラッと颯爽な笑顔をむける。
「これさ……クロトお兄ちゃんにあげるよ、お守り」
ニコッと八重歯がまばゆい彼女の笑顔と同時に、差し出される五角形の小さな袋。
「いいの?イザークにあげるつもりだったんじゃないの?」
「いいんだ。……どうせ、イザークお兄ちゃんはシホさんの貰ってるだろうし……」
「やっぱり、イザークにあげるつもりだったんだ……落・胆」
おどけつつ、しかし、今のイザークとシホを彼女には見せたくないと思う。
「で、でもさ、手作りなんだから大事にしてよ?」
「当・然!……こういうの、中に“お札”って言うの入ってるんでしょ?」
何気なく、前にイザークの話していた蘊蓄を思い出してお守りを覗く振りをする。
「い゛っ!?」
「違うの?」
「う……ぁ……ち、違うけど……その…よく、軍人さんは……わ、私、そんなに…まだ子供だから……で、でも一番長いの……」

「でも、どうしてここまで来たの?そりゃ、最近会いに行ってなかったけど……」
弾まない話なんてつまらない。取りあえずとりとめのないことを言う。
「……ん、……地球に…行くことになったから……」
足下の芝の上を、バッタが跳ねた。
「お兄ちゃんが…生きてたの」
「なら…もっと喜びなよ」
ボクはゆっくりと頬の肉を引き上げる。
ボクと彼女の歩幅は合わない。風に乗って、彼女の声がやってくる。
「お兄ちゃん、ブルーコスモスになってた」
「……」
「戦争でパパやママが死んで……やりきれなくて……だからだと…思う」
ボクは足を止めた。そうしないと、トボトボと歩き始めた彼女とは離れる一方になってしまう。
「ボクも……元ブルーコスモスだよ」
「え?」
「さらに言うとね、今回、ザフトに投降、再士官した連合兵の8割がブルーコスモス」
「嘘!?」
「ホント。それにね、元々ブルーコスモスって、ごく少人数の団体だったんだ。それが戦争で、キミのお兄ちゃんみたいな人が沢山いて……ああなった」
もっとも、戦争という機会を見逃さず、利用し、急激に膨張した団体を纏め上げたムルタ=アズラエルという男は、やはり非凡な人物だったのだろうが。
「あ!コレ軍事機密ってヤツだった!!……内・緒!お願い!!」
「う、うん」
くるり、とターンして、拝み倒す様に手を合わせる。
「それから…笑・顔!」
「うん!」

「クロト、喧嘩の必勝法を知ってるか!」
トレーニングルームに向かっていた途中で、集合の連絡が入ったクロトは女の子を連れて指定の場所に入った。
自分でもイザークの寵遇に馴れていると思ったが、まぁ、コレと決まった仕事の無い自分が呼ばれる程度の収集、どうせ大したこと無いと思っていたのだった。
(それが……)
士官クラス以上の人間が全て集まってるんで、固まってしまった。
「おい!聞いているのか?」
扉を開けるなり、声をかけてきた張本人が言う。
「う、うん。聞こえてるよ、イザーク……」
お陰様で注目の的だ。
「……喧嘩の必勝法だっけ?……御・免、わかんない」
「ならそう言え。…喧嘩はな、“先手必勝”なんだよ」
何気ない会話だったが、その言動、衆目を意識してる時の仕草が混じっているのにクロトは気づいた。
「喧嘩するの?」
「ああ、48時間以内にな……」
「?」


「政治戦って言ってたじゃんよぉ」
「そういう暇が無くなったのだ。あっちがやる気満々だったのでな」
男の愚痴に、ユウキは仕事をしながら説明する。
「秘密警察の頭は終わりって、ついに俺はクビかぁ?」
「そういう組織はない」
「やってることはそうだったろうが」
五月蠅そうにユウキは答えながら、紙を差し出す。
「戦線に移動だ。最終拠点の総司令、昇進だぞ」
「………」
「活躍を期待する。……キミの友人を含めてな」

「カナーバに伝えておけ。私とアスハは仇敵の関係では無いと」
よく通る声で、俺の目の前にいるL4コロニーの盟主は言った。
「アスハの娘にサハクの外交ルートを与えたのは、私もオーブの人間として故郷を自立させたいからだ」
「なら、何故あなた自身でやらない?」
「私はギナとは違う。オーブの民が幸福であるならば、代表者は誰でもよいのだ。ザラの息子は優秀そうではないか」
黒衣に黒糸、鈍く穏やかに光る燈色の瞳……じっとしていると吸い込まれてしまいそうな雰囲気と威厳も持ち主は気品ある微笑を口元に携える。
「じゃあ、アンタはココに残って何がしたい?何をしている」
「見れば判らないか?国を創っている。楽しいぞ」
淡い…いや、薄い水色の髪の青年が運んできた紅茶を口に含みながら、その女は言う。
「見とれてしまうな」
「ふふっ……世辞が上手だ。出世するな。フォー、客人にも紅茶を。種類は任せる」
「いや、いい。俺は今、ここにいない」
俺のために紅茶を用意しようとしたフォーと呼ばれた青年は、少しガッカリした顔で俺を見た。
「そう言うな。最近凝ってるんだ、フォーは」
そう言って、俺の意志を無視するL4コロニー軍の盟主。
嬉々とした表情で俺の目の前に紅茶を差し出す青年。
「……プラントとの同盟は無しと言うことでいいんだな、ロンド=ミナ=サハク」
「当然だろう。カナーバもやきがまわったものだ」
そう言って、ミナは俺の目をのぞき込みながら
「能力はあっても、やる気がない者をまわすとは、な」
「誑かすな」
「ふ……だが、キミも手ぶらでは帰れまい。私もプラントには嫌われておきたくないからな……人を貸そう。フォー、イレブン、サーティンそして……」

「間違いないんだな」
イザークの瞳が、ジェレミーに向けられた。
「ああ。48時間以内にプラントから宣戦布告の声明文が発表される」
「各国の予想される反応は?」
「プラント・ザフトの“内戦”に干渉せず。っといったところかと」
普段穏和なジェレミーすら引き締まった表情で、イザークの問いに答えた。
「オーブもですか……」
ダコスタは悲痛そうに呟く。
「オーブは動く可能性もある。君に説いて貰いたい。」
イザークは言いつつ、オーブは動かないだろうと思った。
元々、貸して貰った駒だ。出来るなら、返したい。
ダコスタに関してはそういう感情を持っている。
(そうだ。これは内乱だ。俺についていきたいと思っている奴だけを俺が率いて戦いたい)
「ジェセック殿、いつものように留守は任せます」
「はっ!」
「ジェレミー!貴様の事だ、すでにおよその軍略、配置構成は出来ているんだろうな!!」
「それがジェレミー=マクスウェルという男だからねぇ」
不敵に笑うジェレミーの顔は、兵士達に安心感を与えるものだった。
「………」
そんな軍人達の動きを、クロトは黙ってみていた。
彼女はいつの間にか傍らにいなかった。
ああ見えて聡い子だ。
次会うときは地球だろう。
思いつつも、この場に呼ばれたことの意味を考えていた。
否、既に結論は出てる。反芻しているだけだ。何度も……
(ボクは戦う決意をした。イザークは認めてくれた。……そして、今からボクはもう、震えている。……怖い……)
それでも、クロトはこの場を離れようとはしなかった。


「カナード……そう…あっ……いっ……そう、綺麗にね……舐めなさい……」
ちゅぱちゅぱと部屋中に水音が響く。
「そう……あなたは丁寧でいいわ……いやらしく……あぁっ…私の足を舐める貴方は……
んっ……指を一つ一つ……んぁ…貴方の汚らしい唾液で……ふぅ……上手よ……カナード」
メリオルは知らず知らずの内に、その美しい曲線を描いた乳房をさらけ出し、揉み砕いていた。
「んふぁ……いい子ね、カナード……貴方のねっとりとした唾液で……ほら」
「……くっ」
自らの唾液で頬を濡らした青年が、ドンっと尻餅を着いた。
「あら……ここはどうしたの?こんなにして……」
「………」
「腰をムズムズさせてるだけじゃ、分からないわよ。……カナード……私はいつもの素直なカナードが好きよ」
「…………」
沈黙の中に、追いつめられたような呼吸が聞こえる。
「踏んで欲しいんでしょう?あなたの唾液にまみれたこの足で……その浅ましいモノを…踏んであげましょうか…っ!?」
「うぁうっ……ぁ……」
「ほら……こんなに醜く脈打って……あぁ……私の足で……」
女の歓喜の声と、快楽の生け贄に嬌声をあげる男のデュエットが、この空間を支配する。
「うぐ……ぁ……うあっ……あぁっ……」
「はぁ…カナード……はぁぁぁ……さぁ、出しなさい。お前の唾で…私のこの足で……んぁ……欲望を吐き出しなさい!私に欲情した汚らわしい塊を!!」
「う……あ……あっ…ああああああああああっっ!!!」
動物そのものの咆吼をあげ、その獅子のように長い髪を振り乱し、白歪の塊は狂い散った。
「はぁぁぁ……カナード…いっぱい…出したわね……」
かけてある眼鏡に飛び散った白濁が流れ落ちるのを裏側から眺めながら、恍惚とした表情を隠そうともせずにメリオルは投げかける。
「貴方の汚いので足が汚れたわ……ほら」
メリオルが、白色に埋まったそのしなやかな足を突き出すと、カナードは静かにだが、抵抗もせずにソレを銜え、舐めあげた。
「んあ……そうよ……貴方は好きなの……はぁん……私に虐められて……はぁく……私の足を、舐めるのが……」
カナードは無言だ。
只、食い入るように、足を舐められ、ねぶられて、痴態をさらけ出すメリオルを食い入るように見ている。

……俺も、食い入るように見ていた。
傍らソキウス達はまるで何事もなかったかのようで立っている。ある意味不気味だ。
彼らの主人であるロンド=ミナ=サハクは、固まっている。
さっきまでの気品と余裕は因果地平の彼方まで飛んでいった様だ。
人数を貸してくれるのは有り難いが、俺の…あるいはアイツの下にコイツらがつくとなると、さいさき不安である。
まぁ、性癖など十人十色だし、使える奴ならそれで良いが……
……回線が繋がってることに気づかないのは優秀で無い証拠かもしれん。
まぁ、なんっーか……そんだけだ。
後に…戦後最大の戦いと呼ばれるザフト―プラント戦役……
    その前哨戦であるエリア88宙域の戦い……
 皮肉にも…ジェレミー=マクスウェルの最も優れた采配をされるこの戦いは
   同胞であるコーディネーターとの戦いに置いて発揮されたのであった……

「まずはO-7,Y-19,F-21、以下の三つの宙域を制圧、要塞化する」
モニターテーブルに映し出された地図を指揮棒で刺しながら、闊達に説明するジェレミー。
「正直、この三点を押さえなかった連合、プラントの戦略眼、呆れさせてくれる…」
いつものふざけた調子のジェレミーは霞の様に消え潰え、四宙最高と恐れられた戦略眼の持ち主が高らかに嘲笑する。
「この三点を拠点とすれば、鼎の様に互いを援護しつつ、かつ、最もプラントへの障害の少ないルートを開き、補給路の妨害が可能になる」
当たり前のことのように言う。
しかし、ここにいる皆が、彼の才能に感嘆と畏怖をいだき、声を、息を発することさえ忘れていた。
ジェレミーの指す三点、それが重要地点であることなど、この地球圏に何人気づける人物がいるというのか。
O-7は只の中継エリア、Y-19は、これが最もマシで、ごく小規模な小惑星を改造した小基地、F-21などは全くの宇宙空間である。
「しかし……」
言いかけた所で、口を挟む者があった。
「しかし、遠いですな。この戦い、拠点を得るものであるならば、強襲策は取れないだろう?要塞を完成させるまで宙域は守り切らなくてはならないのだからなぁ」
聞きながら、ジェレミーとあろう者がその点に抜かりないとは思っていた。
しかし、思わず聞かずにはいられなかった。それを代弁してくれたハマダに少し感謝した。
虚栄と威厳……自分は総帥なのだ。
自分に才能が無いとは思わない。しかし、それは純粋な戦闘指令官としての小〜中規模における才能で、万の大軍を動かすのに必要な戦略的視点と手腕については、ジェレミーに嫉妬せざるおえない。
「ハマダってさぁ、ニホン名だろ?知らないかい?一夜城、ヒデヨシ=トヨトミって」
言って、シホに首を向けるジェレミー
「後もう組み立てるだけなんだよねぇ。十三番、十五番、二十一番に三十番格納庫……閉鎖中だったでしょ?それにジップスを利用した大型カタパルト」
「俺は聞いてないぞ?」
「んー、責任者のシホ君にこっそりプライベートで言っておいてって言ってたんでけど?俺の責任じゃないねぇ〜」
確かにな。
イザークとシホがプライベートで会う?ここ最近の二人では有り得ない事だ。
「申し訳ありません、隊長」
言うシホが痛い。
「適材適所だ。土木建築に関して、シホはよい感をもっている。……通常の任務と、大変だったろう」
こんな言い方でしか、誉めることも……いや、会話もできない。
「いえ、ダコスタ殿の協力があったので」
「それも適材適所だな」
頬を赤らめているこの友人によく似た声の青年は、その友人とは正反対で事務処理に長けていた。
「これが編成です」
その青年から渡された髪の中の自分の名前の位置にイザークは困惑した。
「俺は後詰めなのか?」
いや、イザークのみならず、イライジャ、リリアント、マーキス……ザフトの主だったエースパイロットの面々が、そこに名を連ねている。
要塞の組み立ての指揮をしなければならないシホだけが先鋒大隊の一員である。
「不服かい?」
「まぁ……な。第一線が総力戦になるのは明白だが……そこに主力を置かないというのは…な」
「圧倒的大勝利にするためには、追撃で再起不能にしてやるのが一番ってことさ」
容易難いことを平然と言う男だ。
「頼もしいことだ。お手並み、拝見といこうか?」
そうだ。見てみたい。
もはや三人のみとなった、プラント五賢人の一人の実力を。

ザフト出兵の報に、プラントの総司令部は慌ただしく対応をしていた。
その中心のユウキが、怒声をあげている。
「そうだ!予備隊と守備隊もまわせ!!敵の出鼻を挫くんだ!」
確かに、焦り、忙しく動いているが、彼の顔に悲壮感は無かった。
「流石はジェレミー=マクスウェルだ。この三つの宙域……その着眼点、尋常ではない。しかし……軍の移動速度を見落としているとは……長く戦場を離れて耄けたか?」
今、ユウキの頭にあるのは“戦闘は待ち受けた方が有利”“戦は数”という戦いの基本である。
いかにジェレミーが奇策を持っていようと、その二つの事実は覆しようが無く、自分達の圧倒的優位に何の疑問も抱いてなかった。
(それは間違っていないでしょうけど……)
カナーバもそう思う。だが歯痒い。
(ユウキは足りない)
才能が。その地位、役割に見合うだけの。
無いわけではない。司令官としては優良だと言える。……が、せいぜい及第点を与えられる程度の戦略的才能だ。
それでもユウキをこの地位に据えているのは、長らく軍部にいた経験と人脈、そして絶対に裏切らないであろう安心感……そして、他に適任者がいなかったということだ。
「どう思う?」
「どう……って?」
傍らの男に聞く。
人を小馬鹿にしたような仕草を取る彼は、今もユウキ達の奮走を何かの喜劇かの様に見ていた。
この、ユウキが“毒”と評した男。
だが、あえて飼うは、多少なりとも彼が持つ戦略眼……このプラントで見つけれなかった才能を有しているからであった。
(人材に偏りがある…)
統治者となって気づいた。
例えば、戦術級の将官ならば、幾人かの筆するべき人材がいる。
先の戦闘で、唯一イザーク達に反応した“砂漠の虎・アンドリュー=バルトフェルド”。“ドクター”の異名を持つ“ミハイル=コースト”等である。
あるいは、単体戦闘力として“アッシュ=グレイ”は一個大隊に匹敵する男であろう。
謀主としてなら他ならぬ自分自身がそうだ。他にこれといった謀才の持ち主はいないが、自分だけで事足りるだろう。他は自分の動かせる駒であればよい。
事務官僚ならば、目の前のユウキ、裏切りはしたがマーチン=ダコスタらがいた。
対して、足りないのが戦略家を初め、外交官、施政者、人事官といった才能が足りない。
いや、いるかも知れない。捜してもいる。しかし難しい。
(タッドさえ……)
彼を新政権に迎え入れるべきだったのだ。
カナーバのクーデター依然に引退を宣言し、今はプラント郊外の家で、かって戦中派であった責任を感じて自主的に謹慎をしてると本人は言う。心中は判らない。
(あの男の把握能力と人物眼は確かだった…)
その分、危険も感じていた。タッドが出仕を断ったとき無理強いしなかったのは、惜しくはあったが、同時に安心もしていたからであった。
「少し……人を貸して欲しいンだけど」
タッドによく似た言い回しで、傍らの男は言う。
「何に使う?」
カナーバの問いに、やはりタッドによく似た言い回しで
「可愛い部下達のデビュー戦。戦いってのは、二手、三手先を読んでやんなきゃいけないんだぜ?HAHAHA」
男は「俺ってグゥレイト?」などと指を立てながら言った。
つづく

・・・・なんつーか約三ヶ月ぶりで
とってつけたようなエロで
無駄に長くて(ホント構成ミス。思いつきは福田みたいに失敗するから気をつけてんのに)
っていうか、主役はイザークなんですけどね
・・・・反省
まぁ、夏休みなんで、一気に書ききれるといいと思っておりますが(デス種なんてはじまっちゃたよ、オイ)
あ、あと、一回あげて、さげるつもりが上手くいかなくてスマソ
760名無しさん@ピンキー:04/07/23 20:03 ID:auYHZz8b
イザークの覇道帰ってキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(   )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

リアルタイムでゴチになりますた。
エロもエロでない部分もイイヨーイイヨー続きが楽しみダヨー
761名無しさん@ピンキー:04/07/23 20:21 ID:HSgsFG4o
乙乙乙乙乙乙!!!
早く職人さん戻ってくれと祈っていたが、覇道がくるとは!!
762名無しさん@ピンキー:04/07/24 19:19 ID:xqKn5sxZ
>>759
意外といいんじゃねえの?
なかなか楽しめたぞ。

でも小説の場合、一字下げる事を覚えたら
もっと良くなるぞ。がんばれや。
あと「。」も忘れないように。
見直すことをちゃんとやるように。
うまくなれ。
763名無しさん@ピンキー:04/07/24 19:37 ID:Pk2ZaM0L
>>762
釣り……ですか???

BBSの横書きでは一字下げは却って読みづらくなるし、 」 の前の 。 はくどいから使わないのが多いのですがね。
764名無しさん@ピンキー:04/07/24 19:49 ID:xqKn5sxZ
>>763
いやいや、使わなかったら
文学板や小説板でボロクソに言われるぞ。
あっちはそういうことを気にせずに見てくるからな。
そっちで聞いて見てくれないか?
たぶん言われると思うが。
765名無しさん@ピンキー:04/07/24 19:53 ID:Pk2ZaM0L
>>764
それならただの板違いと思いますが。
766名無しさん@ピンキー:04/07/24 21:25 ID:j1KlOX7X
>>762はこのスレの住人じゃないな。
よりにもよって文学板て、年中文体、感性がどうとか、芥川賞がどうのと、
2chの中でも内容のない部類の板ではないか。

ここではエロくてなにより萌えを提供してくれるSSであることが基本。
767名無しさん@ピンキー:04/07/24 21:52 ID:c7JoRKTG
>>764
ここは文学板でもないし小説板でもありませんよ。
そういう論議はそういう板でやってくれ。
意味が通じてエロくて萌えれば無問題。
BBSの横書きで頭を一字下げないのは自分はどっちでもいいけど、
下げないのは読みやすくと気を使ってのことだろ? わかんねえの?
」の前の。も文学板や小説板で基準となっているはずの商業小説じゃ
ほとんど見かけないが。

あんた作法や形式ばっかりがすきそうな印象だな。
768名無しさん@ピンキー:04/07/24 23:38 ID:xqKn5sxZ
 意外と叩くね。別に文句を言いたいわけではない。
ただこの板はある程度の文章能力を持つ成人が来る板だし
連作を見るなら少しでもうまく出来た方が読みやすくなると思っての事だ。
このままでいるより、本人の為にもなるとも思っている。
これぐらいは許されると思ったのだが…作者さんが気を悪くさせたら申し訳ない。

 ただもう少しだけ指摘させてもらうなら段落を軽視しないでほしい。
 段落と言うのは一つのことの終わりまでを表現したものだ。
それは一文章〜複数文にいたる。だからこそ、最初の一文字を下げて表す事は
理解するのにとても役立つのだ。
 また会話文にもある問題がある。会話はひとつの段落とみなされる為
その次の文章は、一文字下げなければならない。文章を見ていると、空けていない。
自分の近くの出版物を見て確認して見てくれ。必ず下がっているはずだ。
あと会話分に口読点はつけない事。ただし古い書物は使っている例がある。

 作者さん申し訳なかった。それでは失礼する。
769覇道作者ですが:04/07/25 02:46 ID:fUAImchz
一段下げや、「」に。つけると、その分長くなって、容量が大きくなるので、分かっていますが、排除して書いてます
770名無しさん@ピンキー:04/07/25 03:26 ID:LiWC6n+4
>>768
他人に責任押し付けるな。
創作文芸板とか逝ってるような奴なら
エロパロで既に使ってるだろ。
それをしないのは何故か。考えた事も無いだろうな、おまいさん。

文法厨は(・∀・)カエレ
771名無しさん@ピンキー:04/07/25 04:36 ID:MIFTDxHP
で、文法でウダウダ言ってる貴方は神の作品に萌えたんですか?
それともオナーニした後の虚脱感から書いたんですか?
772名無しさん@ピンキー:04/07/25 06:31 ID:DJ6ceXD5
いやいや>>768はきっとすげぇ文章上手いんだよ。
というわけで、投下きぼん。
でもここは萌えで評価される板だからね、そこんとこヨロ。
773名無しさん@ピンキー:04/07/25 07:31 ID:FDZGBPm9
俺も期待してる。>>768よ、文が最高に上手くてなおかつ最高に萌える作品を待ってるぞ。
774あおむし:04/07/25 12:31 ID:HaReQ3DU
SEED好きな人

蒼穹のファフ○ー見るべし。
775名無しさん@ピンキー:04/07/25 12:44 ID:kqE09eJi
種キャラが、エヴァの演劇をしてる作品?
776あおむし:04/07/25 17:21 ID:OlHl830V
絵が同じなだけだけど、おもしろい。
よ。無限のリヴァイアスとかスクライドのファンの人にオススメ
777名無しさん@ピンキー:04/07/25 18:42 ID:kqE09eJi
その両方知らないけど、つまんなかったな>蒼穹
なんつーか……オタ臭い
それに、平井絵にウンザリな感じもあるし。あんま彼の絵に魅力を感じないし
なんか粘っこいし、オッサン書けないし、バリエーションないし

スレ違いですね
778名無しさん@ピンキー:04/07/25 19:23 ID:SQ9q+Lug
ファフナ面白いのか。見てみようかな。

ところで>>768氏は、『……』こと三点リーダーについては触れてないけどいいの?
小説楽しみにしてるので投下してください。クルフレ、キラフレ、クルシホあたりを希望w
779名無しさん@ピンキー:04/07/25 21:07 ID:kqE09eJi
平井って、女性を記号でしか描けない気がする。
780あおむし:04/07/25 21:30 ID:pFJoDzaQ
平井さんにあこがれてるから
そんなこと言わないで
781名無しさん@ピンキー:04/07/26 13:53 ID:OnsJQ4SS
SEED捨てろ!
782名無しさん@ピンキー:04/07/26 17:49 ID:v1QfkMpS
ファ鮒つまんないな今のとこは。
製作側の超大作デスヨーみたいなのが透けてる希ガス
もう4話までいってるのにキャラも立ってない。描き分けもできてない。
なのにいつか面白くなるんじゃないかと観てしまっているわけだが。

でもス レ 違 い だなおおいに。スマンカッタ
783名無しさん@ピンキー:04/07/26 17:55 ID:IBLd+431
まあ  ス  レ  違  い  というか、この板にはファ鮒スレ自体がまだできていないしね。
しかしあのルックスのキャラクターが日本人名だと違和感があって…
784黄昏の…:04/07/27 12:19 ID:vRvfz3T0
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) しばらく来ないうちに、種スレに何が起こったの?
785名無しさん@ピンキー:04/07/27 13:00 ID:8nnyDIrw
皆の衆。
今夜と明日を忘れるな。
786名無しさん@ピンキー:04/07/27 14:04 ID:DGkFl1mw
MBSエリアは木・金の10:30〜だけどな
787名無しさん@ピンキー:04/07/27 16:20 ID:63DyQQkW
>>784
飢えて飢えて共食いを始めたようです
788名無しさん@ピンキー:04/07/27 19:41 ID:9yb0D5hz
たそがれ氏(携帯がバカで変換できねぇ)
デス種始まったら是非是非氏も復活してください。ずっとずっと待っています。

あと217氏とか269氏もぜひ…昔のように賑わえばいいな(*´Д`)
789黄昏の…:04/07/27 23:00 ID:8ofKCJ9G
>>787
と、共食い? おっかないねぇ…。

>>788
とりあえず秋まで様子みまつ。
面白かったらまた書きたくなるかも。
他の書き手さん達もそれは一緒だと思う。
でも俺の場合は南極…ゲフンゲフン。
まだ終わってないSSがたんまりと…。
今日、未投稿のSSを何作か送ってみまつた。

あとファ鮒…自分も見てるけど、キャラの中の人達が
全然知らない新人さん(?)ばかりでチョット困惑気味。
デス種のキャストも新人さんばかりだとツラい…かも。
主人公がどうしてもキラブリッジ大佐に見えてしまうのね。
スレ違いなんでここまで。
790名無しさん@ピンキー:04/07/27 23:38 ID:j8wHQlqr
ファ鮒の茶髪娘がどうしてもミリアリアに見えてしまう自分て…(;´Д`)

そういや自分も南極に書き欠けのSSが…ゲフンゲフン

もう自分の脳内はデス種のアスカガとルナアスに染まってまつ。ルナマリアは桑島さんキボン(色々とオイシイし)
あぁ、10月が待ちどおしいな〜。
791名無しさん@ピンキー:04/07/29 23:56 ID:ZiVDmJdY
ス・テ・ラ!
ス・テ・ラ!!
792名無しさん@ピンキー:04/07/30 00:01 ID:327vvG1C
エロが書けない自分に変わってキラカガをお願いします
793名無しさん@ピンキー:04/07/30 00:39 ID:zGdmf28G
キラカガなんぞもう古い!
ていうかー、キラなんて古い!
時代はシン!
シンステ!シンルナ!
794名無しさん@ピンキー:04/07/30 01:00 ID:RQqZlAkb
シンはオールマンセーされないと良いなぁ。
795名無しさん@ピンキー:04/07/30 11:53 ID:8P5ROftD
シンは気の強い系を希望。
796名無しさん@ピンキー:04/07/30 12:43 ID:baKiMafu
野郎キャラの話は正直どうでもいい。
797名無しさん@ピンキー:04/07/30 14:05 ID:hs7coajz
あんたぁ、正直な人だw
>>758続き

プラントとザフトの第一戦は実に鮮やかなものでした。
三点の宙域を押さえたプラントに対し、ザフトは二点にのみ総力を分散させて攻撃を開始しました。
三点の有効性は、それぞれが鼎のようにあるから成立するのであって、その半数――つまりは二点さえ押さえれば必然的にもう一点の攻略は成ったようなものです。
また、プラントは総力を注ぎ込みすぎたせいで補給がままならず、攻撃の受けてない宙域――O-7に駐留したプラントの軍は他の二点に援軍として駆けつけれなかったのです。
しかし、それよりも書き留めておくべきは、ザフトの――ジェレミー=マクスウェルの戦術でした。
あれは来年の士官学校の教科書にも記載されるだろうと、モーガン大尉も言っていました。
三重に追加装甲をし、ブースターで無理矢理機動力を上げたローラシア級の発展型と見られる艦隊を敵中に突撃
艦内より絶大な攻撃力を誇るシグー・タクティカルアームズ(キラ君と、彼の友人の機体、フリーダムとジャスティスの武装の試験用の機体で、バッテリーだと五分しか持たないそうです)を投入、
四分三十秒後、撤退と同時に同数の同機を投入。同じく四分三十秒後、ゲイツ、ジンの部隊と入れ替わり、外部の主力部隊と共に疲弊した敵に攻撃を開始しました。
その後の兵の動きも素晴らしかった。大尉は苦笑いしながら、私に「アレに成らなくてはならない君は大変だな」と言いました。確かに…
しかし、ジェレミー=マクスウェル。なんと奇抜な芸と、理にかなった行動をする男でしょうか。
勝てるときにしか戦わない――これが戦略の基本です。寡兵を持って戦の妙で戦うとは聞こえは良いのですが、
本当の良将・名将とは絶対に勝てる条件をもって濁流のように敵を押し込み、一旦負ける兆しが見えたら流砂の様に引いていくものだと大尉はおっしゃいました。
ジェレミー=マクスウェルは奇策をもって、愚行を正道に変えたと言えるでしょう。そしてその正道も教書に載れる位に見事だったのです。




「ジェレミーの、ハマったようだな…」
戦線は決定した。ザフトの勝利。しかし、今回のイザークの役はこれからが舞台だ。
「よし!第九、十、十一部隊に通告、これより敵の追撃に入る!!」
勝利を大勝利に……その為にイザークを含めたザフトの精鋭が後詰めとして待機していた。
「なるべくコクピットは狙うな。元は同胞、味方になってくれる!」
後詰めの方が練達者が多い理由の一つでもある。
「しかし気負いすぎる必要はない。回収は現在補給中の先鋒部隊に任せる」
追撃は長丁場となる。シグー・タクティカルアームズは使えないだろう。
「進路方向は二時!敵を追掃しつつ、F-21の追掃隊と合流、O-7宙域の敵との合流を防ぎ、かつ退路も絶つ。推っしていけっ!!」
アルビレオを装着したデュエルは、まるで甲冑を着た鎧武者の様である。
「イザーク=ジュール、デュエル・アルビレオ出るっ!!!」
鉄のゆりかごに乗って、虚空を行くイザーク……その一枚の鉄切れを切り裂く光が彼を待っているとは、今の彼に知りようがない。


500ミリ無反動砲×2、76ミリ突撃機銃×2,重斬刀×1、三連装短距離誘導弾発射筒×2、遊撃用中距離発弾ミサイル×6
今回のイライジャジンの装備だ。
「だからぁ〜絶対重いと思うのよね」
風花はそのジンを見てそう言った。
「機動力、今回の作戦じゃ無いと困るでしょうに」
尤もなことを言う。言うからこそ、イライジャは苦々しい顔をするのだ。
「でも、いい加減ジンじゃ、攻撃力不足なんだよ」
それは間違ってない。
「なら、乗り換えればいいじゃない」
これも間違ってない。
傭兵なら尚更で、自分の相棒となる機体の良し悪しはそのまま自分の生死に繋がるだろう。
「できない」
子供のように言う。頑として聞きそうにない。
「じゃあさ、カスタムしようよ!私、ロウと一緒に沢山いいパーツ見つけたし、主任さんもオレンジのジン見つけてから、色々とジンの工夫したアイディアがあるみたいだし」
“できない”と言った理由は聞かない。自分から言ってくれない限り、詮索しない。
「少なくてもさ、ビームライフル、搭載してみようよ。主任さんの小型ジェネレーター、もうすぐ採用なんでしょ?イライジャになら融通してくれるよ」
「できない」
段々仏頂面になりながら、イライジャはにべもなく言い切った。
「それが…傭兵として失格なのは判ってるけど……。風花、ゴメン」
「う、うん」
「このジンの半分は……大切な友の……形見だから……」
善意で言ってくれた風花に悪いと思ったのか、その訳を話す。
「そっか…………でも、割り込みたいな……」
「え?」
風花の言葉は段々小さくなり、最後の方はイライジャには聞き取れなかった。
「ううん、何でもない。……ほら、イライジャ!もうすぐ出撃だよ?」
「あ、あぁ」
今回の作戦でジップスは要塞パーツのカタパルトとして利用されてるため、風花はイライジャのサポートにいた。
「随分ヨユーだね。流石歴戦の傭兵!」
イライジャは傭兵の割にモチベーションに左右されやすい。適度に煽ててやった方がいい。
「まさか…本音を言えばMSに乗り込む前っていうのは、すごく恐い」
“本音”と聞いて、プラチナの瞳に映る風花は少し嬉しそうだった。
単純にからかわれてるようにイライジャは思えて、それで怒るのも大人げなくて、次の言葉は素っ気ない。
「出来るなら、早くMSに乗ってしまいたいな」
そうすれば恐さは心地よい緊張感になるのが傭兵の性だ。心底戦いが好きな……
普通の人間には理解しづらい。
それが愛しい相手ならば、その身が心配で心配で、狂おしくなってしまうかもしれない。
風花にはそれが理解できる……ような気がする。
「また、“おまじない”してあげよっか?」
本気を冗談で隠しながら、風花は言う。
その小さな唇に、小さな人差し指を可愛く当てて
「なっ!?…い、いい!いらないって、別に」
本気で照れるイライジャ。
その後ろで、赤と青の彼のジンは優しく微笑んでいる。
決して、絶えずに……


「ここまで圧倒的なんてね……まるで夢を見てるみたいだっ!」
リリアント中尉のガンバレルダガーが、不規則な動きを見せ、高機動型ジン・ジンハイマニューバを狙う。
「ちぃぃっ!!」
「良く避けた!それも前に!!」
「ミスを恐れて、オペは出来んっ!!」
GダガーのビームサーベルとジンHMの銃剣が、同時に互いの腕を切り奪う。
――ヒュンッ!
「がっっ?!」
上宙からの一条の光がジンHMの羽を焼く。
「連合のストライクもどきがぁぁぁぁぁっ!!」
「私のダガーは充分速い!!」
リリアントを意識しつつ、ジンHMは距離を取る。が、逃げるためではない。
「マーキス!そうか、もう合流宙域なんだな!?」
『F-21宙域追掃隊に通達!Y-19の部隊との合流宙域だ!六時の方向よりO-7より撤退するプラント軍がある。コレを叩く!追撃はもういい!繰り返す!追撃を止め、O-7からの敵にそなえよ!」
リリアントが叫ぶのと重なり、イライジャの通信が入る。
「了解。しかし、目の前の獲物はきっちりとね!」
“ジンにとどめを”――ガンバレルに意志が伝わる
「この深い宇宙(ウミ)のそこは、穏やかな気分でいられるぜ……墜ちろ!!いけぇぇぇ!ガンバレルッ!!」