グローランサーエロパロスレッド

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1名無しさん@ピンキー
無いようなので立ててみますた。
気が向いたら何か書いてください。
2名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:41 ID:QKm6aLDm
2かな?
3名無しさん@ピンキー:04/02/06 16:55 ID:cXfZ28Za
3ゲト
期待の新スレage
ミーシャたんハァハァ…
4名無しさん@ピンキー:04/02/06 17:04 ID:iD150s1Y
行く先が目に見えるような気がするなあ。
5名無しさん@ピンキー:04/02/06 17:12 ID:DAyi+mxv
>>4
どこに行くの?
6名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:48 ID:EK7dMwmQ
dat落ち
7名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:15 ID:nI2gQTxE
ラングはダメなんですかー?
8名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:22 ID:GHlY7Gnc
>>7
OKじゃないの?とりあえず投下して作家&住人を召喚しないと>>6
9名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:42 ID:+2Ovyf+J
>>7-8
つうか,DAT落ちしちゃったんだな>うるし原総合エロパロスレ
10『収容所の真実』1/9:04/02/07 01:22 ID:ZyD6C5N5

 トロックメアから西にしばらく行った、人里離れた場所にある収容所。
 そこでは今、ルイン・チャイルド達が軍によって強制的に集められ、その能力
の解明研究という名目の下、いわれのない拷問にかけられていた。
 体力の限界までの痛めつけ、無数の針による脳への直接刺激、怪しい薬物の大
量投与──情け容赦ない研究員達が実行する、非人道的なまでの人体実験──
 おぞましくむごたらしい所業の数々により、絶叫・悲鳴・呻き声・嗚咽・すす
り泣き・断末魔──血も凍るような声が昼夜の区別無く沸き上がる。
「彼らは所詮、本当のデュルクハイム人ではない。この研究に尊い犠牲を捧げて
もらうことこそが真の国民への道なのだ」
 研究員達も初めは普通の研究方法を採っていたのだが、思うように成果が上が
らず、段々と実験の過激性が増していき、それはいつしか常軌を逸すまでになっ
たのである。
 ただいたずらに過ぎゆくだけの時間に、徐々に不安と焦燥に蝕まれていった研
究員達。その抑圧されたストレスのはけ口が女性の囚人達となったのはいつの頃
からか……。
 ルイン・チャイルドの女囚たちに襲いかかった欲望の魔の手は、一度始まると
もう止まらなかった。看守や警備兵も加わり、やがて──
 収容所全体が狂気の淫獄と化した。
11名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:23 ID:ZyD6C5N5

 フレーネだけは独房に入れられ、ベッドで眠ることを許されていた。それだけ
彼女の人気は高かったのだ。
 しかし、フレーネには喜びなどまったくなかった。すべてを諦めつつあった。
無気力になっていく自分を感じてはいたが、どうしようもなかった。
 少女を連れに現れるのはいつも、この収容所の所長か警備主任である。
 毎朝、胸や股間をまさぐられる感触で意識が目覚めても驚くことはなくなった。
入ってくる時のドアの軋む音で目が覚めることもあった。しかし、そんな時でも
動かず、されるがままにじっとしている。
 今朝もまた同じだった。
(ああ……今日もまた始まるのね……)
 薄目を開けて見ると、脂ぎった中年男性の顔が見えた。警備主任であった。ギ
ラギラと好色に輝く目。フレーネに覆い被さり、囚人服の中に手を入れて少女の
からだを撫でさすっていた。
 フレーネは声など上げたくないのだが、警備主任はフレーネの弱いところをす
でに熟知している。ねちねちと手の平や指先で責められると、しばらくもたたな
いうちに、
「ん……ん……」
 その可愛らしい唇から甘ったるい吐息が漏れはじめる。
 警備主任もフレーネが寝たふりをしていることなどとっくに気付いている。度
重なる陵辱の日々に、少女はもうすっかり敏感なからだに変わっている。からだ
を触られると体温の上昇が早い。それでもじっと耐えるフレーネの態度は、むし
ろ倒錯的な喜びを与えた。眠った子にいたずらするような感覚であった。
「くっくっく……こうして毎朝優しく起こしてやっている幸せを噛みしめるんだ
な……」
 幸せ? こうして毎日男達の慰みものになるのが幸せ……? フレーネはぼん
やりと考えた。最近、思考能力が衰えたような気がする。もやがかかったみたい
にうまく考えがまとまらない。本当の幸せって何だろう……。
12名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:24 ID:ZyD6C5N5

 警備主任は自分の衣服を気ぜわしく脱いで素っ裸になる。でっぷりと太った腹
と醜悪な形の赤黒いイチモツ。フレーネが寝たふりをするのは、そんな醜い肉体
を見たくないからという理由もある。
 温かくなったベッドの中に警備主任は体をすべり込ませた。フレーネを仰向け
にすると、彼女がまとうものにも手をかけ、剥ぎ取っていく。下着まで手慣れた
ように脱がされ、あっという間に裸にされるフレーネ。美乳といっていい見事な
バスト、くびれた腰、豊かな尻肉──。辱められ続けたフレーネのからだは、元
々からして垂涎するほどのプロポーションだったが、数え切れないほどの男の精
と肉体的歓喜を否応なしにうけた結果、それを養分としてむしゃぶりつきたくな
るような色香の薫る肢体に変えられていた。
 淫猥な笑みを浮かべながら感嘆のため息をつく男。
「ふふふ……何度も見ても飽きない良い体つきだ……」
 男の生ぬるい体温が間近に感じられたが、それでもフレーネは顔を横に背け目
をつぶったまま、寝たふりを続けた。
 警備主任はフレーネの乳房にむしゃぶりついた。
「ん……んん……!」
 本人の意思とは関係なく、快感に上擦った声が漏れる。
 張りつやのある胸の淫肉を舐め、口に含んで味わい、また思うがままに揉んで
瑞々しい弾力を楽しむ。
「随分と男を誘う体になったな、この淫乱娘め」
 恥ずかしい言葉で責められ、フレーネの結ばれた唇が羞恥にわななく。
(違う……私はそんな淫乱じゃない……)
 しかし、そんな思いとは裏腹に、
「ん……はあ……はあん……」
と、フレーネの息は段々と弾んできた。肌も桜色に染まりはじめていた。
13『収容所の真実』4/9:04/02/07 01:25 ID:ZyD6C5N5

(あ……あぁ……)
 諦めに包まれた心に悲しみの痛みが湧いてくる。無感動になりつつあるため、
鈍くしか痛まないのがせめてもの救いだった。これ以上悲しい気持ちにはなりた
くなかった。だから、抑えきれなくなった快楽も大人しく受容する。抗ったとこ
ろで無駄だった。現状を受け入れる──それがどんなに淫惨な目であっても──
そう考えるしか精神を保つ道はなかった。
 警備主任の手が両足の付け根に伸びた。一番熱く潤みだしている場所。幾多の
男を迎え入れ、とろけるほど柔らかくほぐされた肉腔であったが、まだ生娘のよ
うに綺麗だった。看守で特殊な性癖(とはいえ、今の収容所では珍しい存在でも
なくなってきたが)を持つ男がいて、浴場で女囚を一列に並べて股を広げさせ、
彼女たちのアソコを襞の一本まで念入りに洗うのが仕事だった。そのため皆揃っ
て陰毛を剃られている。数少ない休息の場であるお風呂でも股を広げ、屈辱にま
みれながら望まぬ快感を耐えなくてはいけない女囚達。しかもフレーネはここで
も特別に一人で入浴するため、一番執拗に洗われるのだった。恥辱で泣き濡れる
フレーネの股を大きく開かせながら、男はクスコを使って少女の奥までパックリ
と開いて覗き込み、内なる花園から溢れでてくる透明な蜜を夢中で吸い、悦に浸
るのだ。そんな淫辱を受けるのが一日最後の務めだった。
 警備主任の指が秘裂を割り、中に押し入った。ぷっくりと小さく膨らんだクリ
トリスをそっと擦る。それで充分だった。
「ああっ!」
 ぞくぞくと体内を走った甘い疼きに、大きな声があがる。
「おおっと、お目覚めかな?」
 ニタニタと笑う警備主任。
 フレーネはキュッと唇を噛み、これが精一杯の抵抗というように再び横を向い
た。
「くっくっく、まだ強情さが残ってるようだな、感心感心。だが、それがいつま
で続くかな?」
 警備主任はさらに陰核を弄ぶ。そのたびにフレーネのからだはぴくぴくと反応
し、「ん……ん……!」自分の指を甘噛みして声が漏れるのを必死に堪えた。そ
れでもまだ目は瞑ったままだった。
14『収容所の真実』5/9:04/02/07 01:26 ID:ZyD6C5N5

 警備主任は媚肉に埋める指の数を増やした。二本になった指が面白いぐらいに
色んな方向に曲がり蠢く。女のからだを知り尽くした動きだった。
「──ん……んん……あ……! ああ……!」
 フレーネのからだ中にとろけるような痺れが走り、我慢しようとも、どうして
も声が漏れてしまう。若く健康な肉体は沸き起る欲望に正直だった。どんなに我
慢しようとしても熱く火照っていくばかりだった。
「だ、だめぇ……!」
 盛り上がってきためくるめく官能の波に抗いきれないフレーネの口から、つい
に言葉が紡ぎ出された。寝たふりをやめ、自分の大事な部分に侵入してくる男の
腕を弱々しく押しのけようとする。が、びくともしなかった。快感を享受しはじ
めたからだからは力が抜けていたのだ。からだを折り曲げ、男をさらに昂ぶらせ
るしなを作っただけだった。
「ふははは、たまらないぞ、その姿態。ますます性欲が湧いてくる」
「ゆ、許してください……もう……」
「何を言うか。まだ始めたばかりだぞ。それに何だ、こんなに締めつけてくるで
はないか……!」
 フレーネの秘肉は毎日のように弄ばれているというのに、若々しい締まりを全
く失ってなかった。それどころか、男に貫かれる度に名器に育っていく感もある。
今もまた、差し込まれた二本の指をきつく締めつけて離さなかった。
「やはりお前は相当な淫乱のようだな!」
「違う……違うの……! 私淫乱なんかじゃない……!」涙を溜めて首を振るフ
レーネ。
「何が違うか、それ!」
 警備主任は手を細かく振動させてGスポットを責めたてる。
「はああんっ!」
 敏感な所を刺激され、フレーネの背筋がピンとこわばる。頬にパアッと淫色が
開花し、思わず口端が緩んでしまった。
「あはあ……だ、だめぇ……そこは……イヤァ……」
 抵抗の意思はもう青色吐息であった。
15『収容所の真実』6/9:04/02/07 01:27 ID:ZyD6C5N5

「それ、それ!──おおなんだこの中から溢れ出てくる汁は? これでもお前は
自分が淫乱ではないと言い張るのか?」
 警備主任は指を引き抜き、うっすらと糸を引いてまとわりつく透明な液体をフ
レーネに見せつけた。
「見ろ!」
 視線を逸らそうとするフレーネに命令する。少女は嫌々、目の前でちらつく指
に目を合わせた。指の付け根までネトネトとした淫液で濡れていた。そのはした
なさに、
(いや、恥ずかしい──)
と、羞恥に赤く染まる頬。
「どうだ、お前の中はもうすっかり濡れ濡れだぞ、ん? そら、舐めてみろ!」
 警備主任はフレーネの口へ無理矢理に指を入れた。
「んんん……!」
 諦めて口内に侵入してきた指をぺろぺろと舐めるフレーネ。
「どうだ美味いか? 自分の蜜の味は?」
「ふぁ、ふぁい……美味しいです……」
「なんだと!」
 わざとらしく大きな声を張り上げる警備主任。
 フレーネはビクリと震えた。哀れな目つきになり、恐ろしい形相になった男を
見上げる。
 それがまた堪らなく劣情を煽るのだが、恐い顔を作ったまま警備主任は続けて
言った。
「ついに白状したな、このいやらしい女め! 自分の中から出した恥ずかしい汁
が美味いだと? 破廉恥極まりない! うんと罰を与えんといかんな!」
「ば、罰は嫌です……許してください……」
 涙目でそう訴えるフレーネ。理不尽な演技と分かっていても、いつ気が変わっ
て本当に罰を与えられるか分からないのだ。
 だが、彼女の哀願は聞き入れられなかった。
16『収容所の真実』7/9:04/02/07 01:28 ID:ZyD6C5N5

 警備主任の指は再び熱く熟れた媚肉を割り、フレーネのヴァギナをさらに激し
くかき混ぜはじめた。三本に増えていた。
「こうしてやる! こうしてやる! こうだ! ここがいやなのか? いやなの
かあ〜〜ん〜んんん〜〜〜!?」
「はうんっ! はあっ! うう……うああっ、あああん……! そ、そこイ、イ
ヤァ……ァアア……!」
 弱い部分を死にそうなほど責めたてられ、激しすぎるほどの官能に苦しげにか
らだを悶えさせるフレーネ。強すぎる快感を受け続ければ苦痛と変わらなくなる。
これも罰といえば罰かもしれない。
「イヤァッ……あうう……は、激しすぎます……許してぇ……!」
「ハハハハハ! どうだ思い知ったか! この卑しい売女め!」
「許して、許してください……はああ……ああ……!」
 さんざんに弄ばれ、快楽と恥辱にフレーネの身も心もメチャメチャにかき回さ
れる。
(もう……もういやぁ……!)
 フレーネの心が張り裂け、悲しみの実感が沸き上がってきた。意識の下層では
奔流のように渦巻いた負の感情。
 だが同時に、からだの奥からもっと大きな熱い感覚──オルガズムが押し寄せ
てきていた。
 フレーネはそちらにすがりついた。
「ダメ……ダメ……ハアアアン──ッ!!」
 抑えようもなく襲ってきた快楽の大波に抗う術なく翻弄される少女。
「それ、この淫乱娘め! こうか、こうか!? 今の自分の顔を見てみろ、この世
で一番スケベな表情をしてるぞ! この娼婦め! 男狂いめ! さあ、私の指で
あさましくイッてしまえ!」
 ジュポッ! ジュポッ! と、音がたつぐらいに指が出し入れされる。
 そして、その刹那がついにやってきた。
17『収容所の真実』8/9:04/02/07 01:30 ID:ZyD6C5N5

 フレーネの官能は最高潮に達し、キュウウッと膣がすぼまった。
 真っ白になるフレーネの頭の中。
「──ッッッ!!!!」

 絶頂。
 からだが弓なりにしなる。

「──あ──あ──あ──」

 目の焦点を消失し、ガクガクと痙攣するフレーネ。
 快感にとろけた表情のまま、いつまでも醒めやらぬオルガズム。
 すると、その尿道から、

 シャアアアアー──

と、大量の潮が吹き出した。
「うはは、潮吹きだ!」
 警備主任は得意げに高笑いした。
18『収容所の真実』9/9:04/02/07 01:31 ID:ZyD6C5N5

「あ──あ──」 
(また──イッちゃった……)
 オルガズムに浸るこの時間は嫌いではなかった。全ての嫌な事が一時でも忘れ
られる。すがりつくことのできる数少ないわずかな救い──
 熱狂が去ると、にじみ出していた悲しみもまた引いていった。残ったのはまた、
絶望によって磨り減った弱々しい意識の荒野だけだった。
 そんな心の中に──罪悪感と共に思い起こされるある人物の姿。
(あの人……今どうしてるかな……)
 同じ収容所にいるとはつゆとも知らなかいフレーネ。違う房にいる囚人同士の
接触はあまりないのだ。
 だから、その人物は遠く遠く感じられた。希望の届かない壁の向こうに。
(もう……私……穢れちゃった……ごめんなさい、クレヴァニール……)
 フレーネは疲れて眠るように目を閉じた──
                                (続く)
19名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:34 ID:ZyD6C5N5
途中までですが保守がてらに。
グロラン4やってて書きたくなり、投稿場所ないなーとか思ってたら
>1さんが立てたタイミングに感謝です。
20名無しさん@ピンキー:04/02/07 09:04 ID:dLsgwNtr
>>19
乙!!
実はまだグロ4やってないのだが、十分エロい!!
ラングも合同でいいなら俺も書こうかな……
211:04/02/07 13:38 ID:8YTx6z+t
>>19
乙です!大変素晴らしい!
続きが楽しみです!
自分も書いてみようかとなと思ったことはあるんですが
なにぶん文才がないもので・・・
どうしたものか。
22囚われのカレン:04/02/08 11:03 ID:354INMn4
「食事の時間だ、看護婦さんよ。たっぷり食べてくれよなぁ…ゲラゲラゲラ…」

簡素な器が鉄格子の隙間から通されカレンの目の前に置かれるが、カレンは決して食べようとはしない。
カレンがガムランに監禁されてから丸2日が経っていた。
下卑た笑い声がこだまする地下牢でカレンは牢番たちの汚辱に身を固くして耐え忍んでいた。

「いりません……。」
「おや?また召し上がらないのですか?お体に障りますぜぇ……ヒヒヒヒヒ」

カレンは皿を見ようともしない。
それは皿に盛られているのが、おびただしい量の牢番達の精液であるためだった。

女囚をからかうのは、日頃から女っ気の無い野卑な牢番達のささやかな楽しみである。
薄汚い牢番たちはこれ見よがしにカレンの目の前で彼女に与えられるべき食事をたいらげ、
空になった器に自分たちの精液を注いで差し入れるのだ。

これまでの数回の食事は全てそんな調子で、
カレンはそうして格子ごしに展開される自慰行為を黙殺してきた。
空腹感に耐えられなくなる程にはまだ時間は過ぎてはいない。
のどの渇きはそれなりに辛かったが、器に注がれた精液でのどを潤すつもりなど毛頭無かった。

耐えていれば必ずゼノス兄さんが助けてくれる。
そう思ってカレンは何度目かの食事という名の汚辱も無視するつもりでいた。
だがカレンの想像以上に牢番たちは女に飢えていた。
格子の中は安全だという漠然としたカレンの思惑はあっさりと否定されたのだ。
23囚われのカレン:04/02/08 11:04 ID:354INMn4
「しょうがねぇなぁ……。一人で食べられないなら俺達が食べさせてやるよ、待ってな」

あろう事か牢番の一人が牢獄の鍵を開錠し始めたのだ。
すかさず、背後の壁まで後ずさりするカレン。だが、逃げ場などどこにも無いのだ。
不潔感漂う牢番達が一斉に牢になだれ込みカレンの手足を押さえつけた。

「い…いやっ! 入って来ないで! やめてっ! やだっ、さわんないで、痛いっ!いやぁぁぁ…」

四肢をおさえられ身動きが取れないカレンの眼前に異臭を放つ皿がつきつけられる。

「おら、ボーっと突っ立てんじゃねぇ!看護婦さんの口を開けてさしあげな!」

カレンの必死の抵抗などものともせず、牢番達はカレンの頭を押さえ顎をつかみ無理矢理口をこじ開けた。
そして皿に盛られた精液を指ですくうと牢番たちはカレンの口内に塗りたくり始めた。

「ううぅ…うあぁ…んぐぅ…むぐぅ……………」
「うまいかぁ?たっぷり食べな、へっへっへ…」

カレンの口の中におぞましい感触がひろがる。すえた臭いが鼻につき気が狂いそうになる。
だが、どんなにむせてみせても牢番達の口内陵辱が休まる事は無かった。

それだけではない。
牢番たちは日頃つもりつもった性欲を全てカレンにぶちまけ始めたのだ。
熟したカレンの肉体にこぞって手を伸ばし肉の感触を楽しんだ。

服の上からでもはっきりと盛り上がった豊かな乳房を痛みを感じるほど強烈に揉みしだき、
長いスカートの中に頭から潜り込んでは、汗ばんだ下着の匂いを嗅ぎ、尻も太股も撫でまわした。
24囚われのカレン:04/02/08 11:05 ID:354INMn4
「痛い! はなして! お願い……。兄さん……兄さぁぁぁぁぁん!!!!!!!」

口内のみならず顔面までベトベトに精液で汚され、金色の頭髪も、その輝きを失っていた。
突然、カレンの髪が引っ張られ、強制的に天井を向かされた。

「さあて、出された食事は残しちゃいけねえよなぁ」
「全部飲めよ! 吐き出すんじゃねぇぞ!」

牢番の掲げる皿の縁が直接カレンの唇にあてがわれた。
そして牢番はそのまま残りの精液全てをカレンの口内に注ぎ込んだ。

「んぐぅんんんん!!!」

牢番達は、すかさずカレンの顎をおさえて吐き出させないようにし、カレンの鼻をもつまみあげた。
醜い男性器から搾り出された汁でカレンの口内が満たされる。

「さあ、看護婦さん。全部飲み干さないと窒息しちまうぜぇ」

舌の上に広がる生温かい感触……。
血や死体など見慣れているカレンだが、これほどのおぞましさを感じたことは無かった。
だが、飲まなければこのまま窒息してしまう。
興奮した牢番たちはもはやカレンが重要な人質である事など忘れている。
こみ上げる嘔吐感を必死に抑えながら、カレンは少しずつ精液を飲み干していった。

「んぐっ…ごくっ…んん………」

カレンは必死の思いで精液全てを飲み干した。全身に牢番たちの精液が染み込んでゆく。
汚物を摂取するおぞましさと屈辱に、牢番たちが顎から手を離した瞬間カレンは声をあげて泣き出した。
25囚われのカレン:04/02/08 11:07 ID:354INMn4
「へっへっへっへ……泣き喚いちまって、そんなにうまかったかぁ?」

のどにひっかかる精液にむせ、自分の吐く息の臭いに卒倒しそうになった。
それでも地下牢の牢番達の陵辱は、終わる気配を見せなかった。

「お願い……お水を……くださ……」

顔をあげたカレンはあっけにとられ、拙い頼み事すら言い切ることが出来なかった。
牢番達がそろいもそろって全員下半身をあらわにしていたのだ。
しかも一人の例外も無くイチモツを激しく隆起させている。

「今度は下の口に直接注いでやるからな、その暑苦しい服なんとかしねえとな……」

牢番達がカレンの衣服を剥ぎ取り始めた……。










                               続かない
26名無しさん@ピンキー:04/02/08 11:13 ID:354INMn4
即死回避にグロラン1よりカレンさんのSS投下
若干エグかったです……OTL
グロスレを立ててくれた>>1さん感謝
27名無しさん@ピンキー:04/02/08 17:11 ID:31w75ZiO
>>26
乙!
28名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:33 ID:0zPZ5/a6
>続かない


生殺しかよっ!w
29名無しさん@ピンキー:04/02/09 17:13 ID:VupBoKu4
dat落ちはさせん!
誰かゲヴェルに犯されるティピたんを書いてくれ
30名無しさん@ピンキー:04/02/09 17:38 ID:SUUfP60y
ハードル高いな、オイw
31名無しさん@ピンキー:04/02/09 21:46 ID:2WaEpxSo
>>29
挿入した途端に真っ二つ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
32名無しさん@ピンキー:04/02/10 15:01 ID:47UeT2Nu
保守がてら、どんな話が読んでみたいか、おまいらの脳内妄想をきかせて下さい。
俺はグレンガルとガムランにサンドイッチで犯されるカレンたんが読みたい。
33名無しさん@ピンキー:04/02/10 17:59 ID:8DR6h4Tv
19氏、26氏乙
ラブラブ使い魔きぼんぬ
34名無しさん@ピンキー:04/02/10 18:55 ID:fV94AFB6
>>33
希望に添えるか分かりませんが、現在製作中。
35名無しさん@ピンキー:04/02/11 00:06 ID:T3OOuniv
モニカとスレインの希望
36ユニの日記1:04/02/11 01:00 ID:BQw5K+9c
○月×日 晴

「戦争も激しくなっているから、召喚術対策と戦争用にもう一人自分を創ろうと思うんだ。」

今日はマスターの実験に付き合うことになった。マスターの話では、魔道生命体作成技術を使って
もう一人のマスターを造る事が目的らしい。この方の発想には時々驚かされる。
・・・でもマギーさんが居なくて大丈夫なのだろうか?

「イライザの提案でマギーさんとフレーネの気分転換のためにハイキングに出掛けてるからな・・・『むしろ好都合』。
 でも大丈夫だよユニ。ホムンクルスの作成と精神感応術の応用法はしっかり身に付けたからね。」

・・・今何か不穏な考えが伝わってきたような?
うううん、きっと気のせいよね。マスターは誰にも分け隔てなく優しい方。だから私も好きになって・・・いけない、今はマスターのサポートに
集中しないと。

「ユニ、簡単に今回の実験の確認をするよ?まずホムンクルスを造る。不測の事態に備えて今回のホムンクルスは今日一日で消滅するように
設定して製作する。次に完全に自我を持たせ無いで、ユニの精神パターンをコピーして理論が正しいか検証する。問題が無ければ早速実験を始めよう。」
37ユニの日記2:04/02/11 01:02 ID:BQw5K+9c
ドールハウスとホムンクルス製造機をたくさんのケーブルが繋いでいる。私はドールハウスの中で目を瞑り、マスターの合図を待つ。
やがてホムンクルス製造機が音をたてて作業の終了を知らせる。同時にマスターの合図。私は精神感応術に集中する・・・意識が・・・遠く・・・。

「・・・二、ユニ、大丈夫か?」

ゆっくりと目をあけると、目の前に心配そうなマスターの顔が見えたので思わず顔が熱くなる。慌てて目をそらすとテーブルの上に置かれた
私の入ったドールハウスが目にとまる。まさか・・・。

「すまないユニ、精神感応術が効き過ぎたらしい。人格が完全にホムンクルスに転移しちゃってるんだ。でも安心しろ、術を中断すれば
すぐに戻るからな。」

私は慌てて立ち上がった・・・つもりだったが、慣れない身体のせいかマスターに抱きつくように倒れてしまった。
そんな私をマスターは優しく抱きしめる。この体がマスターの複製でなければ最高の状況なの・・・あら?
 ふと自分の身体を確認してみる。胸元には見慣れたふくらみが・・・しかもふた周りほど大きい?
慌てて壁に掛かった鏡に目を向ける、そこには生まれたままの姿でマスターに抱きしめられているマギーさんが映っていた。
38名無しさん@ピンキー:04/02/11 14:00 ID:KnLIl9uy
>>36-37
(・∀・)イイヨー
ついでに脳内妄想吐露
兄貴と同じ顔の仮面騎士たちに犯られまくり、段々感じ始めてしまうルイセたんきぼんぬ
39名無しさん@ピンキー:04/02/11 16:58 ID:x0lDkShe
>>37
乙です
続く……のか?
ならば楽しみに待ってます
4036:04/02/12 19:46 ID:LYEguNqQ
>>38-39
なんかPCの調子が悪くて,、後半のデータが飛ぶわ変な所で改行されるわで
続きはもう少しかかりそうです・・・;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
41名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:14 ID:rojIqjpi
>>36−37
文章がユニらしくてイイよ!
続き待ってるよ
他の神様も書いてくれるとうれしい
42名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:23 ID:tIqNOhvq
誰かが良質のネタを提供してくれれば、
書いてみようかと思ったんですが・・・。
>>38
なんだか良さそうだけど、
Tをやったこと無いので書けない・・・(´・ω・`)
43名無しさん@ピンキー:04/02/13 06:58 ID:q77Pj7Gj
>>38
書いてみようかと思ったがどういう状況でそれが生まれるもんやら……
滝の裏調査でところでパーティあぽーんとかか?
44名無しさん@ピンキー:04/02/13 07:56 ID:q77Pj7Gj
「どうしたの、ミーシャちゃん。お話ってなあに?」
魔法学院の寮、ミーシャの部屋に、ルイセとミーシャは居た。
「うん、ちょっとお兄様のことでね。
 あ、そうだ。おいしいお茶があるんだけど、どう?
 話は飲みながらってことで。」
そう言って、ミーシャは返事も待たずに立ち上がった。
ルイセは遠慮して断ろうかとも思ったが先を越され、
またそれもいつものことと思い、有難く頂戴することにした。
ミーシャがキッチンに引き下がると、ルイセは手持ち無沙汰になってしまい、
特にする事もなく部屋の中に視線をめぐらす。
(いつ見ても、可愛い部屋だよね。……私の部屋にも、ああ言うクッションとか欲しいなぁ)
世界を救った一行の一員とはいえ、あまり彼女の語彙は多いほうではない。
ただ単純に可愛いと評価したが、実際には元学院長の養女(少なくとも建前上は)の部屋である。
家具のつくりはしっかりとしたものだし、細部の細工も丁寧なものである。
ただ、それらの上にあるものがあまりにも少女趣味で彩られているるため、よほど注意しないとそれには気付かないだろうが。
「あ、これ、お兄ちゃん……だよね。」
そんな中に、ルイセは一つのぬいぐるみを見つけた。ルイセの兄であり、またミーシャが「お兄様」と呼び慕う少年だ。
ひどくデフォルメされたものだが、その特徴的な両の瞳とジャケットの崩し方は身間違えようもない。
近づいて、手にとってしげしげと眺めているうちに先ほどのミーシャの言葉を思い出す。
「お兄ちゃんのはなしってなんだろ?」
ルイセは何故か不安になり、兄のぬいぐるみを無意識のうちに抱きしめていた。
45名無しさん@ピンキー:04/02/13 07:57 ID:q77Pj7Gj
「るいせちゃ〜ん、お・ま・た・せ〜♪
 って、何してるの?」
ティーポットとカップ二つ、それから小さなケーキを盆に載せたミーシャがキッチンから顔をのぞかせ、声をかける。
「え、あ、その……何でもないよ、うん。」
ルイセは慌てて振り返り、あはははと引きつった笑いを浮かべてごまかしながら、後ろ手にぬいぐるみを元の位置に戻した。
ミーシャはルイセと、その後ろを見比べて、
「ふぅん……ま、いいけどね。ほら、これ見て〜♪
 私が焼いてみたケーキなんだけど、どうかな?お兄様に食べてもらおうと思って挑戦してみたんだけど。」
それはフルーツケーキだった。丁寧に塗られた白いクリームの上に、色とりどりの果物がまるで宝石のように輝いている。
どこか抜けた感のある彼女だったが、こう言った家事の類に関しては意外と器用なものである。
「わぁ、美味しそう。ねえねえ、食べていいの?」
ルイセの目はそのケーキに惹きつけられている。先ほどの事の照れもあって、やや小走りになってテーブルに座る。
「もちろんじゃない。そうじゃなかったら出さないよ。」
笑いながら、テーブルにケーキを置き、カップに紅茶を注ぐ。
「あれ、一つしかないけど、ミーシャちゃんはいいの?
 私だけが食べるのって、なんだか気まずいし……」
テーブルの上には、ルイセの言葉通りケーキは一切れしか置いていない。これ以上切り分けるのも難しいサイズだ。
ミーシャはいたずらっぽく舌を出して
「うん、私はいいの。味見してて結構食べちゃったし、それにやっぱり人に味を見てもらわないとね。」
そんなものなのかな、とルイセは思ったが、自分がそれほど料理をする方ではないため、今一つわからない。
「それじゃ、いただきま〜す。」
しばらくの間、二人は思い出話を茶請けに楽しくティータイムを過ごす。
学園生活のこと、ミーシャと兄の出会い、戦争──
46ミーシャ×ルイセ予定:04/02/13 07:58 ID:q77Pj7Gj
「私、何だか眠くなってきちゃった……」
どれほど経っただろうか、ちょうどカップ一杯の紅茶が無くなるころ、
ルイセはどうしようもない眠気を覚えていた。
「どうしたの、大丈夫?」
ぼーっとした様子のルイセを覗きこみながら、心配そうに尋ねるミーシャ。
「うん、大丈夫だと思うけど……」
「本当に?少し横になったらどうかな、私のベット貸してあげるけど。」
「う〜……それじゃ、そうする……ありがとね、みーしゃちゃん……」
フラフラと覚束ない足取りで、ミーシャのベットに向かう。
「うん、気にしなくてもいいよ♪」
笑顔で答えるミーシャだが、その色合いがいつもとどこか違うことに、
睡魔に引き摺られてゆくルイセに気付くことはできなかった。
47名無しさん@ピンキー:04/02/13 21:12 ID:XEmeIxm6
ここは女体化とかOK?
OKだったら、女の子ウェインが読みたい。
(ひょっとしたら自分で書くかもしんないけど)
48名無しさん@ピンキー:04/02/13 22:55 ID:tIqNOhvq
>>47
全然OKだと思いますが。
49名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:08 ID:kt1HHSjJ
とりあえずフレーネのあのコスチュームは
「襲って下さい」と言ってるようなもんだ
50名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:31 ID:2h9sVHs5
我々の常識ではそうだが、うるし界ではそうでもない。
51名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:33 ID:9T+CbPP5
1と2ネタで思いついたけど旨くまとまらない。
「コムスプリングス温泉紀行〜湯煙の向こうに〜」ギャグにしかなりそうにない。
52名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:44 ID:br7+naY+
>>44-46
乙、
ほのぼの百合SSかと思って読んでたら、
徐々に変態陵辱テイストが醸し出されてきてかなりハァハァもんです。

ミーシャの透け透けスカートもありえないよな……
あれこそ無理やり犯されても文句言えんぞ。
などと考えていたらミーシャ陵辱SS書きたくなってきたが、もう話覚えてないよ……
53名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:46 ID:/Ljjfmnu
>>51
最後にはメテオかまされるのか?

気分が出たらジェシカかサンドラ母さんかバーバラのSS書きたいな・・・
前他スレで書いてて純愛の方が難しいって分かったし陵辱モノしか書けないと思うけど
54名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:57 ID:PpPi8bl1
>>53
SSって陵辱より純愛の方が難しいの?何故に?
55名無しさん@ピンキー:04/02/14 23:20 ID:ssIm1wx/
>>54
いや・・・たぶん俺の嗜好が陵辱系スキーなだけだと思う。
56名無しさん@ピンキー:04/02/14 23:39 ID:MOUVSzXb
陵辱系は大抵においてストーリーとかなんて無用だが、
純愛系はある程度、話を作らなきゃいけないからじゃないのか?>純愛の方が難しい
57名無しさん@ピンキー:04/02/15 00:41 ID:TI5EEzcU
>>56
・・なるほど、
言われてみるっていうか書かれてみると確かにその通りかもしれない。
58名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:08 ID:FBMvCxn/
自分じゃどうにも上手く書けそうにないんで、せめて思いついたシチュを

・ヴォルフガング側についたウェイン、未練を吹っ切るためシャロ&リビエラをリョジョーク
・アイセンヴァント砦(うる覚え)にて、シルヴァネール数の暴力の前に敗北、
 1500人から(!)の兵士にリンカーン

とかどんなもんでしょうか
59A(´∀`;)A:04/02/15 18:50 ID:XV0QpnpC
素人ですがウェイン×シャロ(微妙にvsアリエータ?←これ入るか微妙)小説投下でつ。
粗が目立つ所は見逃してください(´Д`;)エロ描写もエロ書いた事ないので先延ばしの可能性大。前置きも長いでつ;
時間はウェイン以外が傭兵達をひきつけウェインが1人柵を越えていくイベント戦闘の前あたりでつ。


ランザック王国の国境付近にあるロッテンバウム村の近くそこから北に行った所にある場所でウェイン達は
テントを張り野宿していた。見張りは現在ウェインだ。

「ふぅ〜〜…だいぶ冷えてきたな」

スピリチュアルアーマーを遠隔操作する電波を察知し、この場所をさらに進んで行った場所に傭兵達の
砦がある事を突き止めたウェイン達はすぐさま追いかけたが、
空は既に暗くなりこれ以上無理な追跡は危険と判断したウェインは仲間達と相談した上で野宿し
明日一気に追跡を開始する事を決定した。先ほどまでアーネストが見張りをしていた。
極寒と言ってしまえばかなり大げさな表現だが、それでも薄着のウェインには夜の冷たい空気には少し応える…。
どうしようかと考えたウェインは…
60A(´∀`;)A:04/02/15 18:52 ID:XV0QpnpC
「‥すこし体を動かせば温ったまるかな」

そう呟いたウェインは見張り中なので悪いとは思いながらも、すこしキャンプから離れた場所へ移動してゆく‥。
そして目を閉じて意識を集中させ金の鎌を出現させる。
そして鎌を大きく振りかぶる。

「はっ!ふっ!!」
「はぁっ!はっ!」

風を斬る静かな音と共にウェインの掛け声が響き渡る。
ウェインの掛け声と、鎌を振りかざす音、そして響き渡る虫達の鳴き声しか聞こえない。

(俺が……インペリアル・ナイト…か)

ふと‥ウェインの頭にエリオット陛下の言葉が浮かび上がる。物資輸送任務を終え途中ゲーヴァスという
異形と戦い戻り、報告した後の突然の陛下の言葉。

「これならば、インペリアル・ナイトになっても誰も文句は言えませんね?」
「ウェインの活躍を思えば当然でしょう?」
61A(´∀`;)A:04/02/15 18:53 ID:XV0QpnpC
最初は信じられなかった‥いや、夢なんじゃないかと疑った程だ。
自分だけではなく回りの人達もみんな驚いていた。ハンスはまるで自分の事のように喜び、ゼノスは
陛下の前にも関わらず「やったなウェイン!」と後ろから叩いてきた。
見張りの兵士達数名もざわめいていたのも覚えている。
その後の任務の最中でもウェインは、心が静まらなかった。そして思った。
素直に…「嬉しい」と。しかし、どこか心の底からは喜べないでいた。

(俺は…本当にインペリアル・ナイトにふさわしい…のかな?)

特に士官学校時代から成績が特別よかったわけではない。はめられたとはいえ、再び戦争がおきるきっかけさえ
作ってしまったのだ。部下達を‥シャロの夢まであやく潰しかけた。それに…

「ジュリア様は御自分が倒れてしまう程の血の滲むような努力をなさってナイツになったんですよ!」

まるで自分の事のようにジュリア様の事を語るシャロ。自分は‥血の滲むような努力をしただろうか?

「俺は‥ナイツの名にかけて…リシャール様をお守りしたかった」

インペリアル・ナイトとして、そして友としてリシャール前王の為戦い続けたライエルさん。
自分だって平和な世界にしようとマックスと誓った。でも‥自分にはそこまでの覚悟が
あるのだろうか?何かの為に命を賭け戦う覚悟が…。
62A(´∀`;)A:04/02/15 18:54 ID:XV0QpnpC
「………ってあ…」

気がつくと、ウェインは素振りをやめていた事に気づく。無意識にやめてしまう程思いつめて
いたとは自分でも気づかず思わず苦笑する。

「俺は…」

体が既に温まっている事も忘れ、ウェインは呆然と空を見上げていた。見張りにも戻る事も忘れ…
‥ふと、月明かりによってウェインの後ろから誰かの影がゆっくり近づくのがわかり振り返る。

「…隊長?」

心配そうな瞳を揺らした少女が、ウェインの沈んでいる雰囲気が遠くからでもわかる程で
あったのか、とても不安そうな表情だ。

「シャロ…」
63A(´∀`;)A:04/02/15 18:56 ID:XV0QpnpC
とりあえずここまで(´Д`;)。続きます。
64A(´∀`;)A:04/02/15 18:59 ID:XV0QpnpC
ぐはぁ!いきなり間違いというか描写不足ハケーン。
{心配そうな瞳を揺らした少女が、すこし離れた場所からゆっくり近いづいてくる。}
でつ(´Д`;)↑
65名無しさん@ピンキー:04/02/16 01:23 ID:2QEEVbVE
>>63
いい感じです。
続き書くの頑張ってください。
66名無しさん@ピンキー:04/02/16 03:01 ID:0PjdcWvu
>>63
イイ!!
67ユニの日記3:04/02/16 23:54 ID:wTUX/hB4
続きを投下。

「マスター!このから・・・むぐぅ」抗議しようとした私の口をマスターはキスでふさぐ。
舌を絡ませる濃厚なキスをしながらマスターの右手は私の胸を揉み始めた。優しく、時には力を込めながら。だんだん頭の中がぼうっとなってくる。
「ハァハァ、あっ!」唇が離れると同時に乳首を摘ままれ思わず声を上げてしまう。さらにマスターは右の乳首を口に含み舌と歯で刺激する。
「ま、マス・・・あん!およしに・ああっ」必死に抗議しようと思っても、喘ぎ声が漏れてしまう。こんな声を(マギーさんの声だけど)出す
自分に驚いてる間もマスターの愛撫は止まらない。
胸への刺激が激しくなり身体に力が入らなくなってくる。もう限界・・・。座り込んでしまった。
『予想通り胸の感度は良いみたいだな。次は・・・』マスターの思考が流れ込んでくる。この状態はまさか意図的に・・・?
 
「ユニ、ごめん」謝りながらマスターは私を床に押し倒し股間に顔を寄せてきた。恥ずかしさのあまり、せめて足で隠そうとしたけれど
マスターに抑えられてしまう。そして敏感な割れ目にそってゆっくりと舐め始めた。
「・・・あっ・・舌を入れないでください!」なんとか口に出せたけれど、マスターの舌が裂け目を押し広げ内側をかき回し
さらにクリトリスを舐めることで私の声はすぐに喘ぎ声に変わってしまう。湧き上がってくる感覚を抑えきれない。このままどうなってもいい・・・。
68ユニの日記4:04/02/16 23:54 ID:wTUX/hB4
『そろそろOKだな。では』マスターは身体を起こしズボンのチャックを下げる。そしてそこから・・・その・・・。
以前、偶然着替えているマスターのモノを見てしまった事があるけれど、その時よりずっと大きく・・・。
ボーっとする頭でそんなことを考えてると、マスターが私に覆いかぶさり質問する。
「いくよ、ユニ?」。
「・・・はい」私の返事を待ってからマスターのモノが私の中に入ってくる。先ほどとは比べ物にならないくらいの衝撃と快感。
 初めての挿入で、私は苦痛を浮かべたのかもしれない。「大丈夫かい?」優しく質問するマスター。私は頷いてマスターのジャケットを掴む。
マスターも頷き返してゆっくりと私の中で動き出した。
マスターが動くたびに快感が全身を走る。もっとマスター・・・いえ、クレヴァニールを感じたい。
「あん、ク、マスター!もっと強く・・・私を」クレヴァニールは軽く頷き、私をしっかりと抱きしめながらより激しく私を貫く。
頭の中が真っ白になり、今までで最大の快感が私を襲う。『ユニはそろそろだな、ではオレも』
私の中に熱い物が流れ込んでくる。「ハァッああ、クレヴァニー・・・」力いっぱいクレヴァニールを抱きしめながら私の意識は闇に沈んでいった。
69ユニの日記5:04/02/16 23:56 ID:wTUX/hB4
 どのくらい失神していたのだろう?気が付くと私は、ソファーに寝かされクレヴァニールのジャケットをかけられていた。
クレヴァニールは・・・マスターはどうしたんだろう?とりあえずは落ち着いて状況の確認。起き上がって辺りを見回す。
「目が覚めたかい、ユニ?」目の前でマスターが微笑む。マスターの顔を見た瞬間、先程までの事が頭の中を駆け巡りまた顔が熱くなる。
このままじゃいけない。とりあえず深呼吸をして・・・と。
「マスター!今回の実験はマスターの複製を造る事が目的のはずです!何ぜマギーさんの身体なんですか!そして先程の」
そこまで一息で叫んだ途端、マスターが私を抱きしめ耳元に口を寄せ「可愛かったよ♪」・・・卑怯です・・・。
黙り込んだ私を見て、急にまじめな顔つきで喋り始めるマスター。
「さっきの質問の答えは・・・オレは男が相手でも全然OKなんだが、いくらオレでも自分自身と乳繰り合うのは遠慮したかった。
次の質問は・・・シルヴァネール卿かユリエルも良かったんだが、残念ながらホムンクルス製作用のデータが手に入らなかった。
最後の質問は・・・オレもユニが好きだからな。」・・・え?今なんて?
「時々一人で慰めてただろ?」・・・☆●#▽@×%!!気付かれてた事の恥ずかしさで、わけの分からない事を口走る。
「オレの事を名前で呼んでくれて嬉しかった。」マスター・・・。
「ま、絶対に手に入らない高嶺の花を同時に手に入れるために今日の実験を行った訳さ。ごめんな・・・」今度は唇を重ねるだけのキス。
「知りません!」私は怒ったふりをしながらそっぽを向く。『・・・やり過ぎたかな〜』マスターの心の声。やり過ぎです!でも・・・嬉しです。
 「マスター!」急に声をかけ、驚いてるマスターの不意を付いて逆にマスターにキスをする。
もう一度抱き合おうとした時に、ホムンクルス製造機が音をたてる。せっかくいい所なのに、今度は何?
「おっと!アリバイ作りのためのホムンクルスが完成したみたいだな。続きはまた今度・・・な。」製造機の扉が開くとそこには・・・
7036:04/02/16 23:59 ID:wTUX/hB4
初めてSS書いてみたから、エロく無くてスマン_| ̄|○
71名無しさん@ピンキー:04/02/17 02:13 ID:cpZZDehj
いやいや、十分ハァハァしとりますぞ
72名無しさん@ピンキー:04/02/18 18:46 ID:FrogR9jc
>>689
スペースオペラと言ったらコレでしょう!
ttp://www4.airnet.ne.jp/kands/kenbun/dragon/dragon1.jpg
7372:04/02/18 18:52 ID:FrogR9jc
失礼、誤爆。
74ユニの日記6:04/02/19 23:42 ID:MjkI6fos
「ただいま〜」「お帰りなさいませ。」玄関から皆さんの声が聞こえる。
「さて、皆を出迎えに行くか!」「・・・」
「お帰り。気分転換になったかい?」「はい。おかげで新しい絵のイメージが固まりました。」
「マギーさんは?」「うむ。昼寝をしていたらちょっとしたアイデアが浮かんだ。これで研究もはかどる。ところで研究といえば
そちらの研究はどうなった?」「半分成功、半分失敗ですね。ユニ!」マスターの呼びかけで物陰から皆さんの前に出る。
「ご主人様が二人居るニャ!」「やったじゃない!」「まあ・・・。でも失敗って?」
「誰かの人格を完全に移さないと能力を発揮できないんだ。戦闘技術や魔法なんかの一部のデータのコピーを移す事は出来た。
闘技場の戦闘専門なら問題ないけど、戦争や探索にはそれだけじゃ足りない。オレの記憶や人格の完全なコピーは出来なかったんだ。だから失敗。」

 皆さんとの雑談で夜も更けてきたので、ホムンクルスの身体は製造機の機能で原料に戻し私の人格を本来の身体に戻す。
やっぱり自分の身体が一番落ち着く。今日は少し疲れたけれど、忘れられない一日になった。
絶対に叶わないと思っていた願いが叶ってしまった。マスターと(マギーさんの身体だったとはいえ)使い魔以上の関係になれるなんて・・・。
75ユニの日記7:04/02/19 23:44 ID:MjkI6fos
○月☆日
 マギーさんにあの日のことがバレていたらしい。マギーさんの『実験』を手伝わされて帰って来たマスター。
何を聞いても震えるだけで答えてくれない。一体何をされたのだろう?
・・・あら?こんな所でフェイト?運命が変わっていなければ・・・私も・・・!?

○月△日

 あの日以来マスターとの繋がりがより強くなった気がする。遠見の能力でかなりはっきり未来が見えるようになった。
でもマスター自身は以前とあまり変わらないビジョンしか見えない様子。おかげで少しほっとしている。
闇の封印がうまくいった後のことはマスターには絶対に秘密にしておきたい。マスターが消滅してしまう未来なんて。
 
 マスターの消滅はどうしても防げないみたい。せめてマスターだけは・・・!
そうだ、マギーさんにあの時のデータを元にマスターのホムンクルスを造っておいて貰おう。

そしてもし・・・もしもマスターが私の想いに応えてくれる未来が現実になったら・・・その時は私自身の分も・・・。
7636:04/02/19 23:45 ID:MjkI6fos
以上です。長々と失礼しました。
77名無しさん@ピンキー:04/02/20 02:25 ID:/fpooqjP
>>76
乙、この使い魔が一番好きなんで楽しませてもらいました。


78名無しさん@ピンキー:04/02/22 19:30 ID:CZ1b6JGD
誰かアリエータたんの裸体をうpしてくれ(;´Д`) ハァハァ…
79名無しさん@ピンキー:04/02/24 01:10 ID:88gz9UUY
・・・誰も居ないのか?

ラングリッサーネタもOKなら何か書いてみようかな。
8044-46:04/02/24 14:57 ID:MZB2Pw/+
どれほどの間眠っていたのだろう。
ルイセが目を覚ましたとき、既に日は沈み、代わりに月とグローシュの放つわずかな燐光が室内を照らしていた。
何か悪い夢を見ていたような気がする。
裸でロープで四肢を広げられ、ベッドの支柱に括り付けられている自分の様子に、
未だ夢が続いているのだろうか。焦点のはっきりしない頭でそう思った。
「あ、ルイセちゃん起きた?おっはよ〜。」
友人の声にほとんど反射的に体を捻ると、両腕と両足から強い刺激が走る。
「痛……?」
ロープに縛られている所が擦れ、痛みを覚える。そして、それと同時に今まで感じた事のない感覚も。
その感覚に戸惑いながらも、ルイセは何とか首だけを声のほうに向ける。
「ミーシャ……ちゃん?」
友人の姿に、ルイセの困惑は深まる。
ミーシャは、その豊かな裸身を月光の下にさらしていた。
「ねえ、ミーシャちゃん、これ解いてよ……いたい、よ……っ」
抗議し、身じろぎする度に先ほどと同じ感覚が体中を駆け巡る。痒さにも似たその刺激に、吐息が、心が乱されてゆく。
「ねえ、ルイセちゃん。前にも話したかも知れないけど……」
しかしミーシャはまるで聞いていないと言った様子で言葉をつむぐ。
彼女を知るもの誰もが見たことのない笑みを浮かべながら。
「ルイセちゃんの事、ずっと、ずうっと、羨ましかったんだぁ。」
その口調だけを取れば、先ほどまでの思い出話となんら変わるところはない。
言いながらゆっくりと、ベッドに歩み寄ってゆく。
「私、身内って呼べる人おじさまだけだったし……」
「ねえ、ミーシャちゃんってば……ん、んむぅ……」
普段と違うミーシャの様子に、ルイセは恐怖し、叫ぶ。
だがミーシャは何も答えず、身を横たえてその肌を重ね、なお声を上げるルイセの口を自分の唇で塞いだ。
突然の事に驚き、目を見開くルイセ。その口元か粘りつくような水音が響きだす。
(あ、また……いや、何、この感じ……)
ミーシャの舌が口内をなで、自分の舌と絡むたび、甘い刺激が走り、体の奥が震える。
未知の感覚に恐怖しながらも、その感覚をもっと味わいたいと思う自分がいて、いつしか自ら舌を絡めてゆく。
8144-46:04/02/24 15:10 ID:MZB2Pw/+
「ん……ふふ、ねえ、ルイセちゃん……」
ねちっこい音を残して、ミーシャは顔を離しルイセの耳元に顔を寄せて囁いた。離れてなお唇を繋いでいた唾液の糸がルイセの紅潮した頬に張り付き、月光にきらめく。
「覚えてる?あの時……おじ様を殺した、あの時……」
その言葉に、惚けていたルイセの意識がほんの少しだけ焦点を結ぶ。
まるで乱心したとしか言いようのない元学院長──ミーシャがおじ様と呼ぶ、彼女の父ともいうべき男の、凶行。
彼女たちはそれを、彼を殺すという形でしか止めることが出来なかった。
「それで、おじ様がいなくなって、私、色んな事がどうでもよくなっちゃって。
 でも、ね、お兄様が何も言わないで抱きしめてくれて、私、居てもいいんだ、ってね。
 判る?こんな風に、やさしく。」
いつの間にか背中に回した手で、しかし言葉とは違ってきつく抱きしめる。ぴくりと、ルイセの体がはねた。
「やだ、ミーシャちゃん痛いってば!」
「ホント?本当に痛いだけ?」
「そ、それは……」
耳元で甘く囁かれたその言葉に、ルイセは強く反論することができなかった。
背中に当てられた手が背骨をなぞり、耳朶を舌で撫でられ息を吹きかけられるたび、体中をくすぐられた様に甘い疼きが支配してゆく。
「それなのに、お兄様ってば、遊びに来てくれてもルイセちゃんのことばっかり聞いて……」
「やっ、いっ…たっ……やぁ……」
尻にまで滑らせた手がルイセの肉を捻り上げた。
「ね、ルイセちゃん、気持ちいいでしょ?」
「そ、そんなこと……ないもん……痛いだけだよ……」
「本当に?でもほら、ここ……」
すぅっと、ルイセの淡い茂みの奥に指を進める。
花弁に指を這わせただけで、そこがじっとりと湿っているのが判った。
自分でも触れたことのない秘奥を撫でる指に、体は過敏に反応する。
「ふふ、こんなに濡れてるのに、感じてないなんて。ルイセちゃん、嘘は良くないよ?」
指先を産毛に添わせるように、触れるか触れないかといった所で滑らせる。
敏感な部位に与えられたわずかな刺激にすら体を強張らせ、ルイセは何度も首を振った。
「判んない……いや、怖い……ね、やめよ、ミーシャちゃ……あぁ!?」
8244-46:04/02/24 15:15 ID:MZB2Pw/+
突然、撫で続けていた人差し指がルイセの奥を割り、進入してゆく。
直に体の内側を擦られる感触は、今までとは比べ物にならないほどの刺激をルイセに与えてゆく。
あくまでも優しい愛撫が不意に乱暴なものにかわり、それは痛みを覚えるほどだったが、それすらも快楽に変わるほど、彼女の神経は研ぎ澄まされていた。
震えるルイセの頬に、涙を拭うように舌を這わせる。
「ルイセちゃん可愛い……お兄様が大事にするのも判るよ……
 ねえ、ルイセちゃん、ここ、お兄様にどれだけ弄ってもらった?」
秘奥をなぶる指が二本に増え、そこを拡げるように指を開き、あるいは肉襞の一枚一枚をゆっくりとなぞる。
その刺激一つ一つが甘い痛みとなり、指を締め付けるように秘肉を震わせる。
絶え絶えに喘ぎながら、ルイセは答えることもできずただ首を振るだけだった。
ミーシャはその反応に気にした様子もなく、わざと音を立てるように指を動かしながら言葉を続ける。
「ふふ、そんな事はどうでもいいの。私、最近気づいたの。
 お兄様が私を見てくれないのは、ルイセちゃんが居るからだって。
 ルイセちゃんが私のものになれば、お兄様、私だけを見てくれるんじゃないかって。」
耳朶を一度甘噛みしてから唇を首筋にうつす。筋肉をつたう様にゆっくりと走る舌の感触に、ルイセは初め嫌悪しか感じなかった。
しかし舌が鎖骨の窪みにいたると、その嫌悪感といじり続けられる最奥からの刺激が混濁して、言いえないものに変わっていた。
何時の間にか、、ぬちゃぬちゃと響く音が二つに増えていた。
ミーシャは口でルイセの上体を、片手でルイセの秘奥をねぶりながら、もう一方の手は自分のそこで蠢いている。
ルイセの体をもてあそび、その初々しい反応を見ているうちにミーシャの体は猛り、そこはしどしどに濡れていた。
指の動き一つ一つに反応し、震え、喘ぐ。
ルイセの狭い膣口から指を引き抜くと、瞼を閉ざして体全てで息をするようなルイセの頬にその指を擦りつけた。
涙と、自らの体から流れ出た愛液に濡れた顔が、蕩けきった表情と相まって年齢にふさわしくない色気を醸し出していた。
8344-46:04/02/24 15:18 ID:MZB2Pw/+
長々と失礼します。
未熟なものでエロくも上手い文でもないですが。
それ以前に、こんなもの需要有るのかいなとも思いましたが、もうちょい続きますので宜しければお付き合い願います。
84名無しさん@ピンキー:04/02/24 23:53 ID:88gz9UUY
>>83
続きを楽しみに待ってるよ〜。
85名無しさん@ピンキー:04/02/25 00:29 ID:SvV16+li
>>83
がんばれ!
86名無しさん@ピンキー:04/02/25 00:48 ID:KHX+SD9d
>>83
需要はあるとも、
ミーシャ×ルイセなんてたまらんぞ。ガンガレ
87名無しさん@ピンキー:04/02/28 00:56 ID:oholaGOv
『シュナイダーの反乱』から一年。ようやく落ち着きを取り戻したバーンシュタインで再び事件が起きた。

バーンシュタイン王城謁見の間にて・・・

 玉座のエリオットの前に、二人のインペリアルナイトが控えている。古参のオスカー・リーヴスと、ユニコーン騎士団長ジュリア・ダグラスだ。
「では今回の事件の報告をお願いします。リーヴス卿。」
「はっ。今回起きた人間消失事件ですが、我が国では・・・アーネスト・ライエル卿、シャルローネ・クラウディオス卿、
リビエラ・マリウス、ハンス・バート。そして偶然滞在中だったグローランサー、カーマイン・フォルスマイヤー殿・・・。」
 カーマインの名が出た時ジュリアの表情が曇るが、オスカーの報告は続く。
「・・・ランザック王国に出向中のウェイン・クルーズ卿、アリエータ・リュイス。ローランディア王国ではゼノス・ラングレー。」
「つまり『シュナイダーの反乱』において功績のあった者達がまとめて消失したと?」
「御意。目撃者によると、城下街の酒場にて泥酔したリビエラの愚痴に付き合っていたアーネスト、城内の鍛錬場にてハンスを射的の的に
していたシャルローネ。」「的って・・・」「ハンスがウェインの事でからかったのが原因のようです。リビエラもウェインの事を愚痴ってたようです。
二人ともまだまだウェインの事を吹っ切れてないようですね。おっと、話がずれました。四名とも『黒い光』としか表現仕様のないモノに包まれ消失しています。
伝令の報告も併せると、ウェイン、アリエータ、ゼノスらもほぼ同時刻に同じ現象ののち消失した模様です。」
「カーマインさんは?」「彼については・・・ダグラス卿?」
 オスカーに問い掛けられ赤面するジュリア。あの夜の事は城内でも噂になっている。曰く「ジュリアと同衾しているカーマインをルイセが
テレポートでさらっていった」「頂点を迎える直前にティピの妨害が入った」などなど。それらは当たらずも遠からずの噂だった。
どう報告するべきか悩みながら、ジュリアは三日前の事を思い出す。『カーマイン。貴方は今どこに・・・』
88名無しさん@ピンキー:04/02/28 00:59 ID:oholaGOv
三日前 バーンシュタイン王城・ジュリアの部屋

  日の落ちた部屋の中で、引継ぎと雑談をするジュリアとリーヴス。
「・・・では明日のローランディア特使の警護はお願いしますね。陛下が気を利かせてくれたんだから、彼の滞在中はしっかり傍についていて下さい。」
「オスカー!」
「じゃあ、おやすみ?」ウインクをして部屋を出て行くオスカーに、思わずクッションを投げ付けてしまう。
「まったく・・・。でも二ヶ月ぶりに会えるんですね、カーマイン・・・」
 彼女の最愛の人は、隣国ローランディアの騎士。そして光の救世主『グローランサー』と称される青年。
お互いの立場上簡単には出会えぬ関係。それでも時間を見つけては逢瀬を重ねてきた・・・が、
関係が深まれば周囲が放って置かないのはいつの世も同じ。何時結婚するのか?どちらの国に属するのか?そんな話がすぐ耳に入ってくる。
 『世界の救世主、インペリアルナイトとしての立場、政略結婚・・・自分自身の気持ち』そんな言葉が頭をよぎる。
「ローランディアに私が嫁いで行くか、カーマインを婿に迎えるか、どちらにしても角が立つ・・・か。まるで歌劇の主人公だな。」
溜息混じりにぼやいた時、窓を叩く音がする。
「何者!」油断無く剣を構え窓に目を送るが、ジュリアは我が目を疑った。
「やあ、久しぶり。」月明かりの中、テラスに佇んでいたのがカーマインだったからだ。
「なっ何故ここに?とにかく中へ入ってください。」突然の来訪に驚きながらもとりあえず部屋に迎え入れ、
「貴方が来るのは明日の筈では?それにここは5階です、一体どうやって?」当然の疑問を口にする。
カーマインは不敵な笑みを浮かべながら「オレを誰だと思っている?」と返す・・・。
89名無しさん@ピンキー:04/02/28 01:01 ID:oholaGOv
なんか圧縮が近いらしいので、保守がてらに投下。
90名無しさん@ピンキー:04/02/29 12:16 ID:0TPd+8c9
>>89
乙です
ついにジュリアものですか?
ハァハァしながら続き待ってます
91名無しさん@ピンキー:04/03/01 16:41 ID:8mVZvPsy
>89
モツカレー

それにしても閑散としてるな…
つきなみだが点呼でもしてみるか?
まずは一人目ノシ
92名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:28 ID:WDrzm+EY
>>91
2! ノシ
93名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:31 ID:nYxiPuzm
>>91
3 ノシ
94名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:48 ID:jpsBHBPL
>>91
4 ノシ
95名無しさん@ピンキー:04/03/01 23:08 ID:aIC70LW9
>>91
5 ノシ
96名無しさん@ピンキー:04/03/01 23:28 ID:i+gzVsT4
>>91
6 のし


なんて。でも、何人住人がいようと職人さんがいないと無意味なんだよな。
97名無しさん@ピンキー:04/03/02 00:21 ID:R6BKH0uz
>>91
7 ノシ

ユニとジュリアネタを投下した者ですが、他の書き手さんは・・・?
98名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:20 ID:qhHFf574
8 ノシ

最初のフレーネ収容所書いた奴ですが
続くとかしながら今、レムス君を主人公にしたやつを書いてみてます。
いつ頃アップできるかはまだ不明。
99名無しさん@ピンキー:04/03/02 02:25 ID:x6kw9VYn
9 ノシ

カレンさんの陵辱モノを書いたものです
実はグロは1しかやってないので、ラングでもよければまた書こうと思います
100センシティブ犬塚 ◆iLDOGRKXRU :04/03/02 19:20 ID:6SJGIWlj
100ゲト━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
101名無しさん@ピンキー:04/03/02 21:46 ID:huVsEk/G
10 ノシ
ミーシャ×ルイセ書いているものです。
筆が止まってます……
102名無しさん@ピンキー:04/03/02 22:13 ID:WYEsIT2N
>>99
ラング物がんがってください
103名無しさん@ピンキー:04/03/05 21:55 ID:Hhpe5lLQ
11 ノシ
スレ立てた者です。
少しずつ賑わってきましたね。
更に栄える事を願うばかりです。
104名無しさん@ピンキー:04/03/06 02:22 ID:KU8hHkbf
夫が逝った日から一人で夜を明かす度に蓄積されていく煩悶。
「少年」から「男」へ、溢れる若さとりりしさを混在させ艶を放ち始めた愛する義理の息子―。
そして、信頼していた師により愛する娘の心が砕かれたとき、母の心もまた砕かれた。
そして彼女は精神の欠損に物理的な補充を求め、寝静まった夜、義理の息子の部屋の前に立った…
「裏・サンドラ物語」
書きたいなぁ
105名無しさん@ピンキー:04/03/06 06:25 ID:bsarbmrm
>>104
ものすごく期待しているので、ぜひ執筆してください
サンドラはイイ!! おばさんは萌える
106名無しさん@ピンキー:04/03/09 14:45 ID:fIHIFVhQ
保守&燃料(になるかな?)
ttp://the.animearchive.org/langllisser/lang3intro.mpg
107名無しさん@ピンキー:04/03/12 06:26 ID:adg3s3f4
…女体化は厳禁?警告付で桶?
108名無しさん@ピンキー:04/03/12 12:39 ID:oTDY8L4Q
>>107
警告ついてるなら、俺は問題ないと思うぞ
ハァハァして待ってます
109風と木の名無しさん:04/03/12 20:24 ID:TggjY3go
>>107ゼノスか!?ウォレスか!?ハァハァ
110名無しさん@ピンキー:04/03/13 00:09 ID:i8dTMHuP
>>109
・・・なんでそっちに逝くかなー。






>>107
バウアーか!?ウォルフガングかッ!?
111名無しさん@ピンキー:04/03/13 09:26 ID:jaja87MT
>>110
いやいやそれも違うだろ。

ベルンハルト陛下か!?エグベルトなのか!?まさかアイヴァーなのかー!?
112名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:26 ID:v6NQ5aI0
ゲヴェルタンに決まっているだろう!

ハァハァ ハァハァ     ・・・できるかー!!    
1139:04/03/14 01:46 ID:JfZTsQpD
何を言っているんだ藻前たち!

「カヲス様に決まっている」ぢゃないか<を
114名無しさん@ピンキー:04/03/14 19:56 ID:/Tm/OEro
保守age
115名無しさん@ピンキー:04/03/14 19:57 ID:ENXzHagU
116名無しさん@ピンキー:04/03/15 00:17 ID:oP/Fjdfy
アリエータに期待あげ
117名無しさん@ピンキー:04/03/17 07:54 ID:/jPWl4yy
藻米さん方いきなり上級編期待かYO!!
…でも、カーマインやウェインやレムスじゃそのまんま過ぎるしな…w
118名無しさん@ピンキー:04/03/18 07:57 ID:3iIP0Lif
本スレの燃料をこっちにも置いときますね

342 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 04/03/17 23:29 ID:zZK1QQq9
すげえなーハミ痛の絵……
ttp://www.enterbrain.co.jp/jp/p_catalog/book/2004/4-7577-1794-6.html
誰に買わせたいんだか。
119名無しさん@ピンキー:04/03/20 03:27 ID:K4tYQLDk
待て待て。
ギザロフやカコンシス王も・・・

>>106
懐かしいな〜そういや、姫殺しちゃって真エンド見てないや。
個人的には2が好きだったりヽ(´ー`)ノ

>>118
これは・・・脳内でアリシアに変換するのか?
グロランって女性でも結構やってるのかな?

120名無しさん@ピンキー:04/03/21 01:16 ID:qmFKJ0/X
妹を人質にとられてシャドーナイトに輪姦されるゼノア姐さんまだー?
ガタイがよくて大剣ふりまわす巨乳ねーちゃん(;´Д`)ハァハァ
121名無しさん@ピンキー:04/03/21 18:43 ID:zflw6dRk
待て待て、ゼノア姐なら、シャドーナイツでなく、リ ビ エ ラ を持ってくるんだ。

まあ、それじゃゼノスが男でもかまわんといえば、それまでなわけだが。
122名無しさん@ピンキー :04/03/22 10:06 ID:SvQ2arwF
ゼノス姐とカレンとリビエラとリビエラのお姉さん(オリビア?)で
姉妹4p…(;´Д`)ハァハァ
123名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:46 ID:NYFmPLvJ
グロラン4・フレーネ×イライザを書いてみました。
一応、エンディング(特にイライザ)のネタばれを少し含むので、ご注意ください。
(「名前」欄は「イライザED」にしてから投稿します)
124イライザED:04/03/22 21:54 ID:NYFmPLvJ
 彼女――――イライザ=メイフィールドは、部屋でひとりため息をついた。
 戦争が終わり、お父様もファンデルシアも無事だったことがわかったし、
魔法を消したから不安なことなんて何も無い・・・はずなのに。何かが欠けた気がする。
 ソファーに横たわっている彼女の視線の先にはテーブル、そしてその上には
ブレスレットが置いてある。魔法を消去した後に落ちていたものを持ち帰っていたのである。このブレスレットからは何かを感じて仕方が無いのだ。
 いったいこのブレスレットは・・・あれこれ考えているとき、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「入って良いわよ」
 ソファーから起き上がってイライザが言うと、「お邪魔しますね」と微笑みながらフレーネが入ってきた。
「立ち話だと疲れるだろうから、ここで悪いけれど座って」そう言って彼女を自分の右隣に座らせた。
 2人は先の戦いのことやこれからのことを小一時間話していたのだが、
その最中にイライザの視線が切なそうにブレスレットの方へと何度も向けられていたことに気付いたので、フレーネは思い切ってブレスレットを見ながら「どうですか?何か思い出せました?」と問い掛けてみた。
「ううん。でも、このブレスレットには何か大切なものが詰まっていたような気がするの。そういえばフレーネ、これを拾った時に心当たりがあるような感じだったけど・・・?」
「ええ、これは“あの人”のものだったから」
125イライザED:04/03/22 21:56 ID:NYFmPLvJ
不思議そうな顔をするイライザに、頷いて答える。
フレーネの唇から“あの人”という単語が発せられた時、イライザは胸に少し痛みを覚えた。
「“あの人”って、誰よ。あの時もそのようなコトを言っていたよね?
一緒に魔法を消去しに行ったのはあなたと私、それにレムス・ヒエン・レオナ・レジーナ・ヴァレリーだけだったじゃない!」
左手で胸を押さえながら、フレーネの目の前に右手を広げて親指から順に折り曲げていく。
「・・・6、7。そう、間違いなく7人だったわ」
さらに5まで数えて曲げ終わった指のうち、小指、薬指を順に伸ばす。
すると、間を空けずにフレーネはイライザにぴったりとくっつき、中指の腹を摘んできた。
「いいえ。8人です。そう、“あの人”もいました。戦争が終わったのも、
魔法を消去したのも、そしてみんながこのお屋敷に集うことができたのも・・・“あの人”がいたから・・・」
そう言いながら中指を伸ばそうとするが、イライザは抵抗する。
「それなのに・・・それなのにどうしてイライザさんは“あの人”のことを思い出せないでいるんですか!?」
「ちょ、ちょっとフレーネ、落ちついて」
語気を荒めるフレーネをどう落ちつかせて良いのかわからなくなった途端、
彼女と繋がっていたイライザの右腕は力が抜けてフレーネの太腿の上に置かれる。と同時に指の力が抜けて中指が伸ばされた。
126イライザED:04/03/22 22:00 ID:NYFmPLvJ
「ふふっ、これで8人目、です」 伸ばされた中指を愛しそうに撫でながら、フレーネは話し続ける。
「わたし、会った時からずっと“あの人”を想っていたんです。
でも、“あの人”は貴方のことを一番に想っていたんですよ。
だからこそ、イライザさんが“あの人”のことを思い出さないと・・・」
言い終わらないうちにフレーネはうずくまる。瞳から涙が零れ、イライザの中指とそれを摘む自身の指へと落ちる。
次第に涙の量が増え、結ばれた2人の手が涙に覆われてゆく。
そっと手を解き、両腕を背中にまわす。時折、軽く背中を叩きながら「泣かないで頂戴」となだめるイライザもまた泣いていた。
ひとしきり2人で泣き続けた後、フレーネは顔を上げて辛うじて声を発した。
「夜、“あの人”と・・・ファンデルシアの宿で・・・そして・・・一昨日のここ・・・」
「夜、・・・“あの人”・・・ファンデルシアの宿・・・一昨日のここ?」
目を瞑り、聞き取れた単語を何度も復唱してみる。
記憶を辿ってみようとした時、また胸が少し痛むと同時に、何故か甘く切ない気持ちがこみ上げてきた。
その直後、イライザの唇に衝撃が走ったかと思うと、そのまま体がどすん、と後ろに倒れた。
127イライザED:04/03/22 22:03 ID:NYFmPLvJ
「んっ・・・」
目を開けてみるとそこにはフレーネの目があった。体全体には圧迫感がある。
どうやら彼女がキスをしてそのままイライザの上に倒れこんだらしい。
イライザにとってはこれがファースト・キスだと悟ったのだが、お互いの唇を重ね合う行為には、どこか懐かしさがあった。
「ごめんなさい」と言いながら、フレーネが両腕を伸ばして上半身を上げると彼女の髪がイライザの頬を優しく撫でた。
「“あの人”と、あなたが・・・していたから。」
「え?」
不意にイライザの体が疼いてきた。さっきの単語と合わせて考えると、
どうやら“あの人”と愛し合ったことがあるらしい。わからないけど体はどこかで覚えているみたい。
このまま彼女と続ければその時の記憶が辿れるかもしれない。一度、視線をブレスレットへ移した後、フレーネへと戻す。
もしかしたら、“あの人”への思いを私に重ねているのだろうけど、彼女も似たような想いはあるのだろう。
記憶のことだけでなく目の前にいるこの人が愛しい。
「このまま、委ねても、いい?」様々な想いが交錯したまま、イライザは囁いた。
こくんとフレーネが頷くとまた髪がイライザの頬を優しく撫でる。そして、キスをした。
「ん・・・んっ・・・」
今度のはマシュマロのようにやわらかく、優しくて甘い。
128イライザED:04/03/22 22:06 ID:NYFmPLvJ
フレーネの口が首筋を伝っていく。
「ん・・・あっ・・・ふあっ」
イライザの口から甘い吐息が漏れる。
「ふふっ、可愛いですね」
そう言いながらフレーネは、イライザのドレスの胸に手をかけ、あらわになった胸にもキスをする。もう一方の胸を優しく撫でまわす。
「あっ、ふぅ、く、くすぐったいわ」
そして、ぴんと硬くなった頂点を口に含み、それを吸い上げる。
「ふああぁっ、んんっ」サンダーボルトに似た刺激がイライザの全身を駆け抜けてゆく。
イライザに身体を重ねたまま、フレーネの手が太腿から這うように付け根へと動いてくる。
「う・・・あんっ」ショーツ越しに指が秘所にある蕾に触れてきて、イライザは甘い声を出す。
湿ってきているのがフレーネにもわかっているんだろうなと思うとたたでさえ火照っていた身体がますます火照り、疼く。
「ふ・・・フレーネっ」彼女の名前を呼ぶと、彼女はイライザに重ねていた体をどかせた。
圧迫感から解放されたイライザは、少し脚を開き、ドレスのスカート部分をたくし上げた。
すると、先ほどフレーネが触れた脚の付け根とショーツがあらわになる。
129イライザED:04/03/22 22:08 ID:NYFmPLvJ
「ふふふっ、ドレスと同じオレンジ色。イライザさんらしくて、よく似合ってますよ」
「あ、ありがと・・・ふふっ」ドレスでさえも誉める人はめったにいないのに、
こんな時に、しかも下着を誉められたことが意外だったので思わず笑みをこぼす。
「どう・・・しますか?自分で脱ぎます?それとも私が・・・」
「お願い」とイライザが頼む。フレーネがショーツの上からイライザの裂け目に口付けをするとイライザは「ぁふぅっ」と甘い吐息で応え、腰を少し浮かせた。
口付けの後、フレーネはショーツに手をかけ、膝元まで下ろし、イライザの脚を開かせた。
露わになったイライザの花弁からは蜜が流れ出している。広がった両脚の間に頭を埋める。花弁に唇を重ね、ちゅぅっと音を立てて蜜を吸う。
「んっ、イライザさん・・・おいしい」
「ふぁっ・・・あぁっ・・・ん・・・んんっ・・・ふぇっ」
えもいわれぬ快感にイライザはしばらく身を任せ続けていると、突然、花弁が開いて蕾に暖かいものが触れた。
「はぁぅん」可愛らしい悲鳴を上げ、生じた快感に一瞬イライザの意識が飛ぶ。
「うれしいです。こんなに感じてくれて」言いながら、フレーネは尚も両手でイライザの花弁を開いたまま、舌で蕾とその周辺を味わい続ける。
「ふぁっ・・・あっ・・・あっ・・・あぁっ・・ああ・んんんっ、んふっ」
しだいにイライザの唇から零れる甘い声が次第に大きく、そして間隔が早くなってきた。
身体も、瞳がとろんとして、開いていた両脚がぎゅっと閉じようとし、つま先が立って腰が少しずつ浮く。
それに呼応するようにフレーネの舌もイライザの花弁の中を懸命にかきまわす。
「あっ、あっ・・・ふあああぁんっっ!」
甘い絶叫と共に、身体全体が強張り、イライザは絶頂に達した。
130イライザED:04/03/22 22:10 ID:NYFmPLvJ
絶頂に達してからしばらく後、横たわったまま、イライザはテーブルの上にあるブレスレットを見ていた。
“あの人”ともこういうことをしていたのかしら?――――そんな疑問が脳裏を通過する。少なくとも、身体は何かを覚えていたような気がする。
「イライザさん」フレーネが優しく声をかける。
「どうでした?何か思い出せました?」
「ええ、まぁ。途中、何度か“あの人”のことが思い出せそうだったの。それが何だったのか、上手く言えないんだけど・・・。でも・・・でも、いつかきっとはっきりと思い出せる時が来ると思うわ」
「早く思い出せるといいですね」
「ありがとう。“あの人”のためにも、貴方のためにも。そして、私自身のためにも、思い出さなきゃ」
「あの・・・イライザさん?」
「なあに?」
「もし、よかったら・・・また、そのお手伝い、させてくださいね?」
「ううん、思い出すための手伝いじゃなくても、してほしいの」
「えっ?」
「その・・・フレーネのが・・・とても良かったから」
2人はふふふっと笑って、唇を重ねあわせた。
131123-130:04/03/22 22:22 ID:NYFmPLvJ
以上、長々と失礼致しました。
拙い部分もありますが、激甘な雰囲気が伝われば幸いです。
一応、これで完結のつもりですが、妄想が膨らんで続きを書いた暁にはまた宜しくです。
132名無しさん@ピンキー:04/03/23 01:29 ID:/At0MPHu
GJ!!
133名無しさん@ピンキー:04/03/23 03:07 ID:w8VdEfnS
乙〜
陰ながら応援してますぜ(・∀・)

 ポーニア村近郊の森林。
 その奥地にある誰にも知られない暗い場所で、今まさに淫欲の性宴が開かれ
ていた──

「おらっ! たっぷりとミシェールちゃんの子宮の中に注いでやるぜ!」
「イヤアアア!!」
 一糸まとわぬ姿のミシェールは、男によって後背座位で激しく揺さぶられ、
貫かれていた。純真な少女のからだは、もうすっかり男の性欲の餌食となり果
て、可愛い唇も、ぷっくりと乳首が勃った乳房も、もちろんたった今醜悪なイ
チモツで貫かれている秘唇も、淫臭濃いザーメンにまみれていた。
 彼女を犯す牡は、今腰を振っている男一人ではなかった。その周りに十数人
はいるだろうか。男たちは、ミシェールが犯される姿を嬉々として眺めていた。
全員裸で、もう一巡した証拠を示すように、誰の肉棒もてらてらと淫靡に濡れ
ていた。

 彼らは盗賊団だった。この辺を縄張りにしていたが、戦争が始まっために一
時的に山奥へ隠れていた。軍隊に見つかれば、彼らのような犯罪者は問答無用
で斬り殺されるためだ。戦争が長期化したために、自然、彼らの潜伏期間もそ
れだけ長いものになっていた。その間、狩りなどで食べるものには困らなかっ
たが、問題は女だった。人里には当然出られないし、街道などに出ても運悪く
軍隊と鉢合わせしたら一巻の終わりだ。出ようにも出られず、女日照りの日々
が長い間続き、我慢も限界に近くなっていた。しかしようやく戦線がポーニア
村からも引き、盗賊たちは女を調達しようと雀躍して山を下りた。
 病気が治ったミシェールが、嬉しさのあまり独りで外出を繰り返していたの
はそんな時だった。彼らに遭ったのは、不幸としか言いようがなかった。
 ミシェールはさらわれ、彼らの隠れ家に連れて行かれた。
 輪姦陵辱劇の幕開けだった。

 少女の秘められし可憐な花弁は無惨に散らされ、猛々しい肉棒でさんざんに
貫かれた。フェラチオを強要され、キスもまだしたことのない唇にむせかえる
ような精臭を放つ肉棒を押し込まれて、喉に粘りつく濃厚なザーメンを何度も
飲まされ、また顔に浴びせかけられた。膣出ししまくられ、精液まみれになっ
て締まりが悪くなると、立たされて脚を大股に開かされ、自分の手で強制的に
膣のザーメンを掻き出さなければならなかった。濃い精子がぼたぼたと途切れ
ることなく落ち、その度に大きな水溜まり、いやザーメン溜まりを作った。書
物で一応の知識は持っていたミシェールは、(子供を孕んじゃう)と絶望に泣
いたが、そんな少女の様子などお構いもせず、男たちは飽くことなく、肉人形
に堕ちたミシェールの媚肉に欲望を吐き出していくのであった──

 子宮に注ぐと聞いて、もう完全に手遅れなのにも関わらず、ミシェールは恐
ろしい嫌悪感に必死で頭(かぶり)を振った。が、その男は少しの遠慮もなく
ミシェールの腰を下に強く押しつけ、肉棒を根元まで刺し込んだ。そして彼女
の膣(なか)深くで己の欲望をぶちまけた。

 ビュルッビュルルッ! ビュルルーッ! ビュルルルルーッ!

「アアアーーーッ!」
 爆ぜた肉棒から大量の黄色く濁った粘液が勢いよく噴出し、膣奥を叩きつけ、
まだ未熟さを残す子宮に流れ込んでゆく。子宮はもう満杯状態で、新しい精液
が流れ込むたびに徐々に膨張していく有様だった。卵子は──もうとっくに食
い荒らされている。
「おおう……ああ……」半ば忘我に入りながら、出し尽くすまで腰を上下させ
続ける男。「気持ちいいぜぇ……半年以上溜まりに溜まったザーメンが……ど
んどん吸い取られていくぜ……」
「ア、ア、ア……」喉を震わせるミシェール。「また……熱いのが……お腹に
いっぱい入ってくる……」
 やがて満足し終えた男がミシェールのからだから離れると、ニュプリといや
らしい音を立てて肉棒が引き抜かれた。その場にくずおれたミシェールのヒク
ヒクと蠢く充血した肉唇から、よほど溜まっていたのだろう、ドロリとしたほ
とんどゲル状の黄ばんだ精液が流れ出てくる。これが彼の今日三発目であった。
「あーあー。また全部中に出しやがって。まーたミシェールちゃんが掻き出さ
ないといけねえじゃねえか」
 他の男たちが苦笑を浮かべて言うと、
「ヘッ」
 膣出しをした男は口端を歪めた。「どうせお前らもまだまだ出すんだろうが」
「それもそうだ」
 男たちは笑いあった。

 半年以上の禁欲生活で溜まった性欲は、ミシェールをこれだけ弄んでもまだ
尽きることがなかった。何人かがいきり立ったままの己のイチモツをしこり、
「待ちきれないぜ!」と熱っぽく言う。
「おいおい、あんまり昂奮しすぎて空出しすんなよ?」
 男の中の一人がそう言いながら笑った。
「出しても出してもまだ収まらねえんだよ……ウウ、で──出る!」
 ミシェールの間近でしごいていた男は、空いてる手で少女の腕を掴み上半身
を持ち上げると、その胸に狙いを定めてザーメンを発射した。

 ビュルルー! ビュルルウウウーーーッ!!

 すでに黄土が被せられた泥山のようになっていた双丘に、さらに浴びせかけ
られる無慈悲な泥雨。
「キャアアッ!」
 乳房の谷間に浴びせられ、ミシェールは心臓の上を灼かれるような熱さにか
らだを悶えさせた。
 なだらかな渓谷を流れる濁水となって、ミシェールのからだを伝い降りてゆ
く子種は、精液を溜め込み膨れたお腹の両側を迂回して、恥丘から陰唇へ落ち
てゆく。
 その光景を、ミシェールは虚ろな目で眺め、
「熱い……熱いよう……」
と、うわ言のように呟いた。

「お、俺もだ!」
 もう一人の男が近付き、イチモツをしごきながらミシェールの頭を掴み、そ
の唇に押し当てた。観念しているミシェールが無意識的に開いた口に、ひどい
淫臭の肉棒が無遠慮に侵入していく。
 臭いに顔をしかめながらも頬をすぼめてミシェールがフェラチオを始めた瞬
間、それは爆発した。

 ビューーッ! ビュウーーーッ!

 喉奥へ火傷しそうなほどにザーメンを浴びせられ、
「ンウウ!」
と、喉を鳴らして悲鳴を上げるミシェール。
 男は構わずに抽送しながら射精を続け、
「全部飲め……!」
と命令した。
 言われるまでもなく飲み込まなければ、むせかえって酷い有様になってしま
う。苦くて臭いのも我慢しなければならなかった。
 ミシェールは大量にぶちまけられる濃く粘つくザーメンを必死に飲み下して
いった。

 ごく……ごく……

(ああ……熱くて……苦い……)

 食道を通って胃に注がれていくのが熱さで分かった。胃にももうどれぐらい
ザーメンが流し込まれただろうか。胃と子宮──二つの容器を子種で満たされ、
ミシェールはもう、自分で立ち上がることが億劫なほど、体を重く感じていた。
お腹は妊婦のように膨らんでいる。しかし気分は最初の時ほど悪くなくなって
いた──無理矢理目覚めさせられた快楽と諦観によって。
 最後の一滴まで出されてから、やっと解放された。いやらしい形に開いた口
から、何本も糸を引きながら肉棒が抜かれる。
「あ……ああ……」
「そら、今度は俺の番だ。またたっぷりと可愛がってやるからな」
 次に来た男は、ミシェールを四つんばいにさせ、後ろから埋没させていった。
「ハアアアン!」
 それ幸いとばかりに、その次の男が前に回って、嬌声を上げる少女の口唇を
いただく。ミシェールは前の男の腰に腕を回し、根元までくわえて奉仕させら
れた。
「ンフ……ンフウン……」

 グチョッ! グチョッ! グチョッ! グチョッ!

 男が腰を突き入れる度に、いやらしい音とともにその結合部から収まりきら
ない精液が吹き出した。そして、その振動で口腔を犯す肉棒が粘膜に擦れる。
「フウン! フウン!」
 ミシェールは快感に上擦った鼻声を上げた。ピストン運動でお腹から──た
ぷたぷと揺れる子宮から、言いようのない快感の波が生まれるからだった。

 もう前も後ろも分からず、ただ突かれるがままに細いからだを揺らされ、夢
中で肉棒をしゃぶるミシェール。
 前後の男は目で示し合わせ、
「よし、同時に出してやるからな!」
と叫んだ。
(ああ……また中に出される……!)
 思わず緊張に固まるミシェール。
 二人の男は唸るように吠えると、一緒に絶頂を迎えた。

 ビュルルルルルウウウウッッッッッ!
 ビューー! ビュルルー! ビュルルウー!!

「〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 その瞬間、前と後ろから肉棒を押し込まれて圧迫されたミシェールは、膣奥
と喉奥同時に灼熱の迸りを受け、たまらずにザーメンを飲み込むのに失敗した。
逆流したザーメンが鼻の穴からブビュッと飛び出す。息ができない苦しさがオ
ルガズムを呼び、オルガズムが苦痛を快感に置き換え、ミシェールのからだは
絶頂にガクガクと痙攣した。ほとんど白目に近い状態になるミシェール。
「ンブ──ンブウ──♥」

「おお……ずいぶんとよく締まるぜ……」
 ミシェールの秘壺の奥まで刺し込んでいた男は深い吐息をついてそう言った。
澄ましているが、彼の流し込んでいるザーメンが今日一番の量だった。前の男
が離れても彼はまだ射精が続いており、夥しく溢れかえったザーメン部隊が、
ミシェールの膣内で暴れ回った。

 ビュルルー──ビュルルルーーー──

 勢いよく子宮口に群がった新たな精子は、残留組や後続部隊の後押しを受け、
試練の壁を容易に突破してゆく。ミシェールの子宮はまるで精液のマグマ溜ま
りであった。そしてついに、卵管以降に本格的な侵略が開始された。あっとい
う間に押し寄せたザーメンで埋め尽くされる卵管。そこには移動を開始してい
た受精した卵子があったが、瞬く間にザーメンの波濤に飲み込まれた。目指し
ていた獲物を見つけ、受精卵でも構わず無数の精子が押し包み、瞬時に卵子が
見えなくなる。
 それはまるで、全ての棘を蠕動させるウニのような姿──
 ミシェールの腹が目に見えて膨れていくのが分かった。口と鼻からだらだら
とザーメンを垂らす少女は、お腹の重みで立っていられず、繋がったまま床に
へたりこみ、焦点を失った目を中空に彷徨わせた。
「ア"ー……ア"ー……」
と、絶頂に漂う声を上げ、子宮の膨満感をいつまでも感じ続けていた。
 やがて何か抜け落ちたような顔で後ろの男がやっとミシェールから離れると、
それを押しのけるようにして、次の順番が巡ってきた男が少女の腰に取り付く。

「も、もうダメだ我慢できねえ、どうでもいいからまた一発出すぜ!」
と、ミシェールのからだを手荒くひっくり返し、片足を上げた横臥位にすると、
昂奮のあまり血管がくっきりと浮き出た肉棒を、ぐちゃぐちゃになった秘芯に
挿入した。それはザーメンまみれの肉孔にヌルッと容易く埋まり、肉棒の体積
分だけザーメンが吹き出した。
「フワアアアン!」
と、ミシェールは快楽に震える。オルガズムがまだ去っておらず、意識が半分
霞んでいるままに、肉の穴が充溢する感覚が、本能的な歓喜を呼んでしまうの
だった。痛みはもう全然なかった。

 グチョッ! グチョッ!

 まるで獣のような荒々しい抽送だった。
「う、うお、うおお!」
 ケダモノのような吠え声を上げると、男は五六回腰を振ったただけで昇天し
てしまった。

 ドビュッドビュッドビュウウッ! ドビュルルルウッッッ!!

 ミシェールの最奥で思い切り射精すると、押し出されたザーメンが結合部か
ら溢れ出て、ぶくぶくと泡立ちながら、繋がっている部分が隠れてしまうまで
黄色く染めた。垂れ落ちたザーメンは、掻き出しの作業をするまでもなく、新
たな水溜まりとなっていく。
「おー……おー……」
 腰を強く押し込んで密着させたまま、途方もない射精の快感に酔いしれる男。

 次の男がその後ろで待機していた。待ちきれない様子で、先走り汁でてらて
らになった肉棒をしごいている。
「つ、次は俺だぜ、さっさと代われよ」と焦れたように急かす。
「おいおい」見ていた一人が呆れたように口を挟んだ。「そんなグチャグチャ
になったマンコでいいのかよ? いくらついさっきまで処女だったからって、
それじゃ全然入れた気分にならないだろ?」
「い、いいんだよ」次に待機している男は、ハーッハーッと昂奮を抑えられな
い息をしながら言った。目の色が完全に変わっている。
「俺なんかよ、博打でスッカラカンになったおかげで、山に籠もる前からの禁
欲生活だ! 一発じゃ全然出した気になれねえんだ! し、締まりなんていく
らでも作れらあ」と言う。
 と、やっと射精し終わった前の男が離れ、目の色を変えた男はそれに気付い
て嬉々としてミシェールのからだにとりついた。床に広がったザーメンの海に
横たわったミシェールを起こし、再び横臥位をとらせる。
「うへへ、ようやく天国のお時間の再到来だ。おら、次は足を閉じるんだお嬢
ちゃん。ピタッとくっつけな! そう、そうだ」
 大人しく従う(というかもう逆らう気がもはや起こらない)ミシェールに満
足の表情を浮かべると、男は少女の背後に同じく横伏せになり、閉じられた股
の間に素股の要領で肉棒を差し込んだ。そして、二三度会陰部から秘裂にかけ
て擦り上げる。
「ふううん!」
 ゾクゾクと背筋を快感が走り、ミシェールは鼻につく嬌声を上げた。
 男は手を前に回して少女の肉ビラをめくると、開かれた肉孔の入り口に亀頭
を擦り当てた。固くしこった陰核に触れると、ミシェールのからだが痺れたよ
うに弾んだ。

「行くぜぇ〜」
と、男は一気に貫いた。ズリュン、と滑らかな淫音を立てて埋没していく灼熱
の淫棒。
 脚を閉じているため膣内がすぼまり、その狭さが抵抗を生む。
「アハアアァン……!」ミシェールは全身を駆け回った甘い快感に、色っぽい
あえぎ声を上げた。
「おおお、小さくていい締まりだ……たまらねえ……これでも充分用は足りる
が……」男は指を一本ペロッと舐めると、少女のアナルにズッと差し込んだ。
「ヒイイ! そ、そこはやああ……!」
 ミシェールの背中がびくんと仰け反った。
「うおお、締まる締まる……い、いいぜぇ……そのまま足を閉じたままでいる
んだ」
 男は天上に昇っていくような心地で蕩けた笑みを浮かべながら、腰をせわし
く動かした。

 ズリュッ! ズリュッ! ズリュッ!

 挿入するたびに、ミシェールの横たわったお尻がマシュマロのように柔らか
く揺れる。
 男は淫猥な笑みを浮かべながらミシェールのからだを嬲り続けた。後ろから
乳房を揉みしだき、痛々しく勃起している乳首を摘み上げると、少女のからだ
は淫らにくねった。そして時折、ミシェールの内股を垂れる体液を指に塗りつ
け、可憐な菊蕾に抜き差しした。

「行くぜぇ〜」
と、男は一気に貫いた。ズリュン、と滑らかな淫音を立てて埋没していく灼熱
の剛直。
 脚を閉じているため膣内がすぼまり、その狭さが抵抗を生む。
「アハアアァン……!」ミシェールは全身を駆け回った甘い快感に、色っぽい
あえぎ声を上げた。
「おおお、小さくていい締まりだ……たまらねえ……これでも充分用は足りる
が……」男は指を一本ペロッと舐めると、少女のアナルにズッと差し込んだ。
「ヒイイ! そ、そこはやああ……!」
 ミシェールの背中がびくんと仰け反った。
「うおお、締まる締まる……い、いいぜぇ……そのまま足を閉じたままでいる
んだ」
 男は天上に昇っていくような心地で蕩けた笑みを浮かべながら、腰をせわし
く動かした。

 ズリュッ! ズリュッ! ズリュッ!

 挿入するたびに、ミシェールの横たわったお尻がマシュマロのように柔らか
く揺れる。
 男は淫猥な笑みを浮かべながらミシェールのからだを嬲り続けた。後ろから
乳房を揉みしだき、痛々しく勃起している乳首を摘み上げると、少女のからだ
は淫らにくねった。そして時折、ミシェールの内股を垂れる体液を指に塗りつ
け、可憐な菊蕾に抜き差しした。

 その度にミシェールのからだがビクビクと反応し、
「いやあ……おしりは……いやあぁ!」
と、少女は涙を流しながらイヤイヤと首を振った。気持ち悪さと快感がないま
ぜになった、いい知れない感覚──そんな感覚が全身を侵していき、ミシェー
ルの意識は千々に破れた。
「だめぇ、おしり汚いよう……私が……私でなくなっちゃうぅ……!」
「ふひゃひゃ、もう一丁前にここで感じてやがんのか。いいぜぇ! もっと感
じまくりな! そら! そら!」
 調子に乗った男が後ろで指を抜き差ししながら、

 グチョッ! グチュッ! ズリュウッ!

 激しく腰を振ると、
「はうん!……はふうぅん……こんな……こんなあ……!」
と、たえきれずにミシェールの喉から嬌声が漏れてしまうのだった。ヴァギナ
とアナルを同時に責められると、頭がおかしくなるほどの快楽を感じるらしい。
口端からよだれを垂たらし、表情からはすっかり苦痛が取れ、淫蕩の朱に染ま
るのであった。
「イヤアア、だめぇ、感じる、感じちゃう! 奥まで、奥まで来るうう!」
「うおおお! 出るっ、出す、出すぞおおおーーー!!」
 男は野獣のように吠えると、ミシェールの脚を閉じさせたまま、乳肉を鷲掴
みにし、ぐっと媚肉の奥まで突き入れた。
 その途端、

 ビューーーーーッッッ! ビューーーーーッッッ!

 と、凄まじい射精が始まった。
「ハアアアアンッッッ♥」
と、快楽に歪んだ顔で絶叫するミシェール。
 男の射精はその量、濃度ともに申し分なかったが、特筆すべきは、他の者と
は比べものにならないほどの噴射速度であった。

 ビュウウーーーーーー! ビュウウーーーー!!

 膣奥に長時間に渡って強い衝撃を受け続け、女性器全体が揺さぶられる。子
宮がたぷんたぷんと震えると、その重い振動が肉体が四散するほどの快感を生
み、ミシェールは完全に真っ白の世界へ飛ばされた。背中が折れんばかりに弓
なりにしなり、全身が硬直する。

「奥にひぃっ! 奥にいぃ来てるうう"ぅ〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 ミシェールのオルガズムの絶叫が響き渡った。

 男の黄色く濁った濃厚なザーメンは、もう充分に塗装されていた肉壁をさら
に上塗りした。あっという間に空隙を無くすミシェールの膣内。
 ブピューーー! と、噴水のようにザーメンが結合部から噴き出て、穢れた
アーチを作った。

「ア"ア"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜ッッッ♥!!!!!!」

 もう、ミシェールの子宮も膣も一体化した精液タンクに成り果てていた。膣
内から水圧で押し込まれるようにして、ザーメンが子宮の中へどろどろと流動
してゆく。ミシェールの子宮は限界まで膨張し、恐るべきことに卵巣にまでザ
ーメンの大群が襲いかかった。迎え入れたくない精子の陵辱を受ける最後の聖
域──卵巣の壁を食い破ろうと、兆を超える精子が尾を振り回して滅茶苦茶に
突撃する。だが、卵巣の固い壁に阻まれ、どんな精子もその中に入ることはで
きない。
 しかしもし、この壁が破れるようなことがあれば──考えるに恐ろしい光景
だった。

 そんな狂乱が繰り広げられ始めた卵巣の間には、運悪く排出されていた何個
かの卵子があった。
 猛り狂った精子たちがそれを見逃すはずがなかった。
 数十万、数百万、数千万と、爆発的な勢いで卵子の所へ寄って来る、恐るべ
き精子たち──。
 取り残された卵子たちに逃げ場などどこにも無かった。固く閉ざされた卵巣
へは戻ることなど出来ない。ザーメンの汁の中でたゆたってる間もなく、夥し
い精子の黒い雲霞が一斉に彼女らへ群がっていき──

 目を覆いたくなるような悪夢の受精劇が──起こった。


 その後、ミシェールはポーニア村から姿を消した……。

                                (終)
149名無しさん@ピンキー:04/03/23 05:28 ID:/At0MPHu
>19ですがレムス物といいながらミシェール……。
コロコロ変わります。ぎゃー! 1つ間違えた……ガク。
150名無しさん@ピンキー:04/03/23 05:43 ID:8FgDTiy5
>>149
いいぞいいぞ、実にいいぞ最高ですた
輪姦陵辱スキーにはたまりません
心よりGJ!
151名無しさん@ピンキー:04/03/23 14:56 ID:OKXjtM8e
152名無しさん@ピンキー:04/03/23 15:00 ID:OKXjtM8e
押し誤った・・ OTL

>>124-131
ユリイイ(・∀・)!
続きを待ってますハァハァ


>>134-149
神!!!
中出しサイコー!願わくばマギーも・・
153名無しさん@ピンキー:04/03/23 16:07 ID:8GKgHodo
>>131
>>149
いきなり二本も投下があるとは驚きますた
どちらも乙です。すこぶるハァハァさせていただきました。
154名無しさん@ピンキー :04/03/24 19:13 ID:mlkNvucb
>>149
乙です。すごくどきどきしながら読ませていただきました。
155名無しさん@ピンキー:04/03/24 19:18 ID:mlkNvucb
>>130の続き・・・というか後半戦wを書いたので投稿。
名前欄は「イライザED(続き)」で投稿しますので。
156イライザED(続き):04/03/24 19:19 ID:mlkNvucb
 しばらくの間、甘い余韻に浸り抱き合う2人。
「私にも、お願いします」
 心地よい圧迫感に包まれているなか、イライザの耳元でフレーネが囁く。
「もちろん。・・・してもらったお礼も兼ねて、ね」
 下にいたイライザは、そう応えながら身を捩り、自分が上側になろうと・・・したのだが。
「え?」
「きゃあぁぁっ」
 一瞬浮いたと思ったら何かに叩きつけられた。
 やはり1人が横になるぐらいの広さしか持たないソファーでは無理があったらしく、気が付けば2人はソファーとテーブルの隙間の床で重なっていた。
「だ、大丈夫ですか?」心配そうなフレーネに「大丈夫」と笑顔で返す。
「この続きはベッドでした方が良さそうね」そう言いながら2人は腕を解いて起きあがる。
「悪いけど、先に行っててくれる?扉を開けてすぐ左にあるから。貴方の部屋と同じだからわかるわよね」
 乱れた着衣を直しながら言うと、フレーネはブレスレットを切なげに見ながら頷いてから、扉へ向かう。
 フレーネが扉のノブに手をかけ、がちゃりと音を立てたとき、思わずイライザは口を開く。
「ねえ。ぶ・・・ブレスレットはどうする?」
 さっきフレーネがブレスレットに向けた視線が気になった。
 でも、今は“あの人”を忘れてフレーネと2人きりでいたい――――本心を押し殺したためか、少し声が上ずった。
 フレーネはイライザに背を向けたまま無言で首を横に振り、奥の部屋へと入った。彼女も2人きりになりたかったようだ。
「ごめんね、あとは2人だけでいさせて」ブレスレットを抱きしめながら呟く。
 ブレスレットをテーブルに戻して、イライザも奥の部屋へと入った。
157イライザED(続き):04/03/24 19:20 ID:mlkNvucb
 部屋に入った左側、壁に沿ってベッドは配置されている。
 フレーネの姿が見えないが、イライザが掛け布団として使っている大きなタオルケットに1人分の膨らみがある。
 ベッドの足元を見ると、そこには丁寧にフレーネの衣装が折り畳まれていた。
 その横に自分も衣装を脱ぎ捨てて、イライザはタオルケットの中へ潜りこんだ。
 タオルケットの中でフレーネはイライザに背を向けていた。生まれたままの姿を見せるのは恥ずかしいようだ。
 さっきの積極性はどこへ行ったのかしらと思いつつ、イライザはこの状況を愉しむことにした。
 自分がしてもらったように、首筋にキスをする。
「ん・・・んんっ」
 フレーネから吐息がわずかに漏れる。緊張しているのか、その息遣いは耐えているように感じられる。
「堪えなくていいわよ」といいながら、猫のように舌で撫でてゆく。
「ふ・・・あっ・・・あぁぁ・・・」
 今度は堪えずに喘ぐ。時々、背中をすこし反らせるのが可愛い。
「んっ」と声を上げながらイライザは自身の双丘をフレーネの背中に押しつけて、腕をフレーネの胸へとまわす。
「あ・・・い、いい・・・です」
 背後から押し当てられているむぎゅっとした感覚、その中にある硬くて優しい刺激、自分の胸を揉むイライザの手。3種類の心地よい圧力がフレーネを包みこむ。
 さらに、イライザは押し当てている胸をフレーネの背中に這わせるように動かす。
「ふぁっ・・・ふぅっ・・・」
「あ、あっ・・・んっ、んんっ・・・はぁっ」
 イライザの吐息の温もりが頬を通過するごとにフレーネからも甘い吐息が零れる。
158イライザED(続き):04/03/24 19:22 ID:mlkNvucb
 次第にイライザの手は胸から下腹部へと移動する。
「・・・あ」
 一段と甘い声がした。イライザの指がフレーネの割れ目に触れた。
 濡れているのがよくわかる。表面を撫でているだけなのに蜜が音を立てる。
「ふ、ふあっ・・・いい・・・です」
 身体をぴくりとさせながら応えるフレーネ。
「うふふふっ。フレーネ。か〜わ〜い〜い〜わぁ〜っ」
 悪戯っぽく言葉を投げかけながら、イライザは中指をフレーネのなかへ潜り込ませていく。
「きゃううぅっ!」
 プチドラゴンの子供のような可愛らしい声を上げるフレーネ。イライザの調子に合わせているみたいだ。
 イライザの指が敏感な突起に当たったらしい。それを探すように指先で花弁の入口をなぞっていく。
「きゃっ・・・ああっ・・・ふ・・ふああっ」
 とフレーネがよがるたびに入口は蜜で溢れ出す。イライザの中指も次第に蜜に包まれてゆく。
「いっ、痛ぁいっ!」
 突然、フレーネが悲鳴を上げる。それと同時に、我に帰るイライザ。
 濡れた中指が滑ってフレーネの奥深くまで入ってしまったのだ。
 それを拒むように、フレーネは脚をぎゅっと閉じて、その付け根にある小さな扉を閉ざした。
 イライザの指はその扉に挟まれたままである。

 本当は泣きじゃくりたい。だけと、泣いたらその震えで余計に痛みが走るはず。だからフレーネは必死で泣くのを堪えた。
 どうしたらいいのだろう?下手に動くとまたフレーネに痛い思いをさせてしまう。まず、イライザは締めつけられた指の力をゼロに近づけようとした。
159イライザED(続き):04/03/24 19:24 ID:mlkNvucb

 2人が動きを止めたままでいる。
 静寂がタオルケットの中を支配する。

「ご、ごめ・・・ん・・・」
 先に静寂を打ち破ったのはイライザだった。
「・・・・・・」
 フレーネから言葉は発せられなかったけど、なんとか言葉を紡ぎ続けようとする。
「・・・その、・・・ゆ・・・」
 上手く続かない。頭のなかで言葉をなんとか捜そうとするのに。
「ゆび・・・が・・・」
 発せられる言葉は拙いけどイライザの思いは十分わかっている。
「謝ること・・・ないです」
 ついにフレーネは静寂を破った。
「ただ、突然で・・・びっくりしてしまいましたけど」
 イライザは返せる言葉が思いつかない。
「・・・ゆ、指を・・・」
「う、うん」
 返す言葉が出てこないまま、とりあえずフレーネに応える。
「ん・・・っ」
 できるだけ力を入れないようにして、フレーネは仰向けになる。膝を立てて脚を少しずつ開いた。
 それに伴い、イライザの中指への締めつけが緩んだ。
「一気に、いくから。力は抜いていて」
「は・・・い」
 フレーネが返事したのを聞き、指を一気に引き抜く。
「・・・ああぁっ!!」少し甘みを含んだ悲鳴がした。
160イライザED(続き):04/03/24 19:26 ID:mlkNvucb
 フレーネの身体は震えている。鼻をすする音が聞こえる。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい」
 イライザはフレーネの耳元で二度囁く。
「・・・凄く、痛かったです・・・」
 再びイライザに背を向けながら続ける。
「でも・・・次第にイライザさんが・・・わたしの、中にいることが、感じることが、できて・・・」
 そう言うと、フレーネはイライザの方を向き、彼女をぎゅうっと抱きしめた。
 イライザもそれに応えるようにフレーネを抱きしめる。
 フレーネの身体の震えと鼻をすするような動きが収まった。しかし、今度は先ほどイライザの指が入った秘所が疼く。
「イライザさん、わたしと・・・わたしと、一緒に」
 フレーネの呼びかけにイライザは首を縦に振る。
 イライザは一度起き上がって2人を覆っていたタオルケットを剥いだ。
161イライザED(続き):04/03/24 19:27 ID:mlkNvucb
「あ・・・」
 フレーネがわずかに甘い吐息を漏らす。
 ファンデルシアに降る雪のような白い肢体が露わになる。
「綺麗ね」
 イライザが思わず口にしたが、フレーネは顔を赤く染めながら首をふるふると横に振る。
「本当に、綺麗」と言いながら、イライザはフレーネの下腹部に顔を近づけた。
「さっきは、ごめんね」
 イライザのの指を呑みこんだフレーネの花弁に呟き、裂け目に合わせて優しく唇をつけた。 
 そして、2人の脚を絡ませて、お互いの裂け目を重ね合わせると、ちゅくっと2人の蜜の音が立った。
「はぁっ」
「ふあっ」
互いの秘所を自分の秘所で味わうという未知の快感に甘い声が零れた。
「あっ・・・う、あ、ふぁっ・・・あぁっ・・・んんっ・・・」
「んんんっ・・・ふっ・・・あっ、あ・・・はぁ・・・あっ」
 相手を味わい尽くすように、身体を動かし、裂け目を擦り合わせる。
 その動きは、だんだん速くなり、それに合わせて擦り合う裂け目も音を奏でる。
「フレーネ・・・フレーネっ!」
「イライザ・・さん!」
 お互いの名前を呼び合った直後、
『んんっ・・・あああぁぁぁっ!』
 2人は一緒にてっぺんまで上り詰めた。
162イライザED(続き):04/03/24 19:28 ID:mlkNvucb
「・・・っちゃったね」
「・・・っちゃいましたね」
 からだの昂ぶりが落ちつきを取り戻したあと、お互いにとろんとした瞳で見つめ合った。
「イライザさん」フレーネが優しく声をかける。
「なあに?」
「ありがとうございました。気持ち良く・・・なれたから」と笑顔。
 真正面からそんなことを切り出されて、イライザの顔がかあぁっとなる。
「知らないっ」
 照れ隠しなのか、イライザはタオルケットを手にとって2人の身体に掛けると、そっぽを向いてしまった。
「私も・・・気持ち良かった・・・」
 そっぽを向いたまま言うとフレーネは「嬉しいです・・・」と言ったきり黙ってしまった。
 少し時間が経ってもフレーネが何も言わないので、イライザは身体の向きをフレーネの方へと反転させた。
 よほど疲れたのだろうか、フレーネは仰向けになってすやすやと寝息を立てている。
 当分寝つけそうになかったのでイライザはちょっと考え事をした。
 ブレスレットや“あの人”のことは気にならなかった。
 何か大切なものを失った気持ちを、フレーネは埋めて・・・いや、それ以上に与えてくれたように思える。今はもう、目の前にいるこの人のことしかない。
 そういえば、今度はフレーネもブレスレットや“あの人”のことを口にしなかった。どういう思いを抱えているんだろうか?と思っていると。
「あ・・・い」フレーネの声が耳に入った。
 どうやら、寝言らしい。どんなことを言っているのが聞き漏らすまいと神経を集中させる。
「イ・・・ラ、イザ・・・お・・・ねぇ・・・さ、ま」で、いったん途切れて「あい・・・し・・・て・・・ま・・・す」と続いた。
 イライザは「私も、あ・い・し・て・る・わ」とそっと囁きながら、フレーネの前髪をかき分けて、額にそっと唇を重ねた。
(Fin)
163156-162:04/03/24 19:37 ID:mlkNvucb
以上です。前回はフレーネ×イライザなので、今回はイライザ×フレーネを。
百合ってどうかな?と思ったのですが、需要あって嬉しいです。

>>152
・・・ということで続いちゃいました。
当方、甘々な百合好きなので、これからもちょこちょことやっていきたいです。
とは言っても、今回のようなハイペースは絶対無理でしょうけどw
164名無しさん@ピンキー:04/03/24 19:52 ID:0K1Uo6H5
リアルタイムで読めたー!
この二人が姉妹のような感情持っていると設定すると
すげえハァハァできることを今実感した!萌えー!
乙です!>156-162さん
そういえば、本作の方は主人公以外のパーティーメンバー同士の
人間関係があまりよくわからないっていうか、あまり親密じゃないような…
みんな休暇中いつも一人で過ごしてるし(笑
165名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:30 ID:9WB+5HLu
>>156-162
いいですねー。自分のを投下するのが、キツイです。
・・・でも投下。
166名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:31 ID:9WB+5HLu
森の中での野営中、アタシはふと目が覚めた。
焚き火とグローシュの明りの中で、ウォレスさんとルイセちゃんとカレンさんが眠っている。
?そっか。カーマインとアリオストさんは見回りをしているのか・・・って、アタシも連れて行きなさいよ!
アタシはアイツのお目付け役だっていうのに、まったく!
でも何で目が覚めたんだろう?モンスターの気配もしないし・・・

                  ぐぅ〜

・・・あはははは。お腹が空いて目が覚めたなんて、アイツに知られたら「お前らしいな」な〜んてからかわれるに決まってる!
こんな時は何かお腹に入れてさっさと寝ちゃうに限る!決まり決まり!
 な〜にがあ〜るかな〜♪とりあえずカーマインのリュックをチェック。
・・・あっ『GLチップス』か。コレ美味しいけど、夜中に食べると美容に悪いから却下ね。
こっちは・・・『生命のリンゴ』か。コレは勝手に食べたらまずいし・・・。
 リュックの底の方までチェックをしていたら、厳重に鍵を掛けた小箱が出てきた。
ふ〜ん。アタシに内緒でこんな物を隠してたのか・・・。これはお目付け役として見過ごせないな。
 食欲よりも好奇心が上回ったので、謎の小箱の解析開始!
箱の周りに飾りの様に彫られている文字は、この箱を守る為の呪文みたいね。こじ開けることは無理か。
鍵の方は・・・4桁の数字を入れると開くタイプね。アイツの事だから、きっとルイセちゃんの誕生日・・・

                  カチャ!

・・・少しは捻りなさいよ!!まったく。とりあえず中身は何かし・・・うっ。ナニコレ?
167名無しさん@ピンキー:04/03/25 01:32 ID:9WB+5HLu
             『カレンの身代わり人形』をGET!

あ、手紙がついてる。ナニナニ・・・
【カレンさんの呪いを防ぐ事は成功した。だが相手は呪術の達人だ。万が一に備えてこの人形を君に預けておく。
この人形が無事な限り、如何なる呪いも彼女に影響を及ぼすことは無い。しっかりと守ってくれ。  ブラッドレー】

 ふ〜ん。学院長さんからか・・・。でも腐れ外道のガムランは、アタシの『ティピちゃんキック』で地獄に送ったのに
何でまだ持ってるんだろ?
 !そっか。良く出来てるからなー、この人形。
大きさはアタシと同じ位。カレンさんのチャームポイントの見事な金髪も、ルイセちゃんがいじけた『な〜いすばでぃ〜』も
見事に再現されている。おまけに、ちょっと触ってみた感じも普通の人間と変わりはない。
あれ?もしかして、服も脱がせられるのかな?試しに着てみようかな・・・
 ゴソゴソと服を脱がせていると、向こうでカレンさんが何かうなされてる様だけど、とりあえず無視。
あ、ちゃんと仕立ててあるんだ。早速着てみよ〜っと。・・・うっ、ブカブカ。
アイツに見つかる前に戻しとこう・・・と思って改めて人形を見てみると、下着までちゃんと着けているし。_| ̄|○
・・・あのオッサン、呪術以外にもやばい趣味を持ってないでしょうね? 
 しっかし・・・おっきいなー。羨ましい。えいっ!
「あんっ!」へ?
くやし・・・こほん。人形の分析の為に胸をつついた途端、カレンさんが声を上げる。
をや〜?試しに胸を鷲掴みにしてみる。
「あっ、そんないきなり・・・カーマインさん・・・まだお昼・・・でも・・・」
どんな夢を見ているんだか。でもコレはちょっと面白い状況かも、うふふふ。
 アイツはルイセちゃんの気持ちに気付いている筈なのに、最近はカレンさんにべったりだしー、カレンさんのほうも
満更でもないみたい。な〜んかムカツクのよね。いつもアイツの傍に居るのはアタシなのに・・・。
えっと・・・そうよ!これはルイセちゃんの為。そう!やきもち焼いてる訳じゃないのよ!!ウン、決まり!!!
虚空に向かって無意味に握り拳を突き上げてから、アタシは人形に向き直る。では・・・覚悟してね〜カレンさん。
 と・り・あ・え・ず、どこからお仕置しちゃおうかな〜?
 
168名無しさん@ピンキー:04/03/25 08:25 ID:9WB+5HLu
とりあえず続きます。良ければどこから攻めるのが燃えるか聞かせてください。がんばって書いてみます。
169名無しさん@ピンキー:04/03/25 21:08 ID:Sjk+5EJ8
カレンかあいいー ( ^ q ^ )
もちろん、乳首から!服を着てるのにもかかわらず
乳首が快感に疼いてとまらないカレン・・・
ウエエエェイ!!
170名無しさん@ピンキー:04/03/25 23:33 ID:MAD2WO/k
首筋と鎖骨からで!
171名無しさん@ピンキー:04/03/26 00:01 ID:IF2JH2wg
へそも頼む!
17219:04/03/27 00:04 ID:CkpzmqTG
とりあえずまた陵辱物ですので、苦手な方はスルーお願いします。
173『黒レムス』 1/29:04/03/27 00:05 ID:CkpzmqTG

 レムスとは一体何者なのか。
 振り返ってみれば、彼には怪しさを匂わせる点が幾つもあった。

 まず、出会いからして怪しいといえば怪しかった。クレヴァニールが通りが
かった道でレムスが行き倒れており、そのままなし崩し的にアルテン・シュヴァ
ルト傭兵団の一員となって、そのクレヴァニールの弟分になって結びついたの
は、偶然にしては出来すぎていた。

 ディクセンが案内した遺跡で彼だけがその場を離れ、そして入れ替わるよう
に現れたヴェスター。ヴェスターは、「報告を受けた」と言っていた……。そ
して、ヴェスターの攻撃によって倒れたクレヴァニールが意識を取り戻すと、
すでにレムスは死亡した全員の墓を作り終えていたところだった。雨ざらしに
なっているクレヴァニールを助けもせずに、墓作りを優先させたのだ……。
 その後、レジーナが活動していたのは周知の通りである。

 デュルクハイム軍に捕らえられたクレヴァニールに、ルードヴィッヒが直々
に面会し、クレヴァニールをラインファルツ基地に送り込んだのは、魔法とい
う新戦力を使えるルイン・チャイルドを集めるためだけの目的だったのか。ル
ードヴィッヒはその時点ですでにヴェスターと接触を持っている……。
 さらに言うと、ラインファルツ基地には一時期、全てのエンジェリック・チャ
イルドがいた。途中、ブリュンティールが離脱したが、クレヴァニールとフレー
ネは収容所以降ずっと一緒だった。
174『黒レムス』 2/29:04/03/27 00:06 ID:CkpzmqTG

 また、魔石を製造していたというだけで壊滅させられたリボッカ村。村のす
ぐそばの森で強力な魔物が出現したのは何故だろうか。より強い魔物がこの世
に移ってくるためには、より大きなアウターズゲートが必要である。そんな召
喚があれば、天使は嗅ぎつけて来るだろう。父親同然のディクセンと実姉に等
しかったレジーナの故郷であるこの村が、天使によって壊滅させられるような
ことがあれば、クレヴァニールの天使に対する想いはいかばかりになるか……。

 収容所にクレヴァニールを単身救いに来たレムス。命がけの勇敢な行動だっ
たが、それはエンジェリック・チャイルドであるクレヴァニールとフレーネが、
天使滅殺に必要不可欠な存在だったからではないのか。以降、クレヴァニール
とフレーネは、レムスの強い薦めもあり、行動を共にするようになる。

 収容所を脱出してマーキュリアに辿り着いたのは、偶然が重なっただけなの
か。マーキュレイは戦争を嫌う支配者に統治されていた上に、魔法に関して全
く技術を持たない国であったため、ルイン・チャイルドが狙われる素地を持た
なかった。そのお陰でクレヴァニールたちはここを基盤にして自由に活動する
ことが出来、天使打倒の目的を達成できたのだ。トロックメアからの海流がマー
キュレイに向かっているのは、その海で暮らす船乗りならば周知の事実である。
実際に嵐に巻き込まれてマーキュレイに流れ着いたが、航海が順調であっても、
レムスの目的地は何処であったのだろうか……。

 こうして数々の出来事を並べてみると、まったく違ったレムスの姿が浮かび
上がってくるようであった。
 そう、彼は、実は他でもない、ヴェスターの手先だったのだ。
175『黒レムス』 3/28:04/03/27 00:07 ID:CkpzmqTG

 隠れ里からディクセンに連れられて逃げたクレヴァニールを、ヴェスターは
探していた。クレヴァニールが対天使戦士であるためだ。ようやく見つけ出し、
この貴重なエンジェリック・チャイルドを監視し、また天使滅殺へ誘導するた
めに、レムスという最も適した人材を選び出して送り込んだのだ。
 そしてそれは成功した。レムスは実に巧妙に動いた。レムスの真の姿も目的
もまったく看過されることなく、エンジェリック・チャイルドたちはオリジナ
ル天使をも倒し、ヴェスターの野望の妨げになる最大の存在が消えたのだ。
 後は召喚術をさらに広めるだけであった。
 だが、クレヴァニールたちが召喚術の真の意味を知ったと、レムスから報告
を受けたヴェスターは、もう無価値な存在と切り捨てようとしていたクレヴァ
ニールらの始末を決意した。出る杭は打たれる……。そして、その役目は、当
然のようにレムスのところへ来た。
 来るべき時が来た、とレムスは思った。
(だけど、ただ殺るだけじゃつまらない。これで僕とクレヴァニールさんの蜜
月も終わるのだから、そうなる前に女たちをいただいて、たっぷりと楽しんで
やろう。どれも手放すには惜しい女たちだ……)
 レムスはそう考えると、誰にも見せたことのない黒い笑みを浮かべた……
176『黒レムス』 4/28:04/03/27 00:08 ID:CkpzmqTG

 そんなある日、突然マーキュレイから一夜のうちにして重要人物が一斉に姿
を消し、同時に救国の英雄であるクレヴァニールが意識不明の重体を負う事件
があった。マーキュリアに召喚術師が生まれるのを防いだその数日後である。
姿が消えたのは男一人と女八人。うち一人はマーキュレイの支配者である王女
アリシア、それ以外はクレヴァニールの周辺にいる救国の英雄たちだった。居
なくなった誰もがその前夜は何事もなく就寝し、翌朝には全員のベッドがもぬ
けの空になっていたのだ。
 マーキュリアは上を下への大騒動になった。目の色を失った騎士団長ベイカー
は、王国軍の大半をつぎ込んだ大々的な捜索隊を組織し、国を上げての捜索活
動をした。広くない国である。それこそ草の根わけて、昼夜問わずに捜し続け
られた。国内のみならず他国へも捜索の手は飛びた。戦争どころではなかった。
 だが、行方不明者達の足取りは一向に掴めなかった。手がかりもほとんど残
されておらず、事件は瞬く間に暗礁に乗り上げてしまった。
 唯一、負傷したクレヴァニールが何か知っていないかという望みがあったが、
彼は生死の境を彷徨い、ディラインの必死の治療にも関わらず何日も意識が戻
らなかった。
 一体、彼らはどこへ消えてしまったのか。
177『黒レムス』 5/28:04/03/27 00:11 ID:CkpzmqTG

 オーディネルから東に離れること三日ほどの森の中。ちょうどカフマーンの
滝との中間地点ぐらいにあるその一帯は、モンスターが増えてきた以前から比
較的危険な魔物が徘徊する無人地域だった。猟師も分け入らぬ天然の自然地帯
で、道らしい道など勿論なく、鬱蒼と茂った森林が光の届かない闇を抱え、人
間の社会とは無縁の時間が流れていた。そこにはただ自然の営みがあるだけで、
それ以外の何かがあるとは到底思えなかった。
 そんな森に埋もれるようにして、その遺跡はあった。

 地中に半分以上が埋没しているため、周りの木々が倒れない限りは見つかり
そうにもない古代の建造物は、悠久の歳月を経てきたのを物語るように、幾重
もの堆積物に埋もれて静謐を極めていた。元は四角い建物のようだったが、何
箇所か破壊されたような虚ろな孔の跡があり、よく見れば傾きもしていた。お
そらく天使にでも破壊されてそのまま放棄され、やがて忘れ去られたのだろう。
 一見、破壊後は時の刻みを失ったかのような遺跡だったが、おや、と思う箇
所があった。外壁に一部分、地面を境目にして半楕円を描く大きな穴が空いて
いるのだ。横になればタイタンでも通れそうな高さのその穴は、ただ空いてる
だけでは他の破壊箇所と変わらなかったが、そこには銅製の重々しい板がはめ
られていた。よく見ると片側に蝶番があり、地面には何度も擦った痕がある。
ということは、これは板ではなく扉なのだろう。人間の手ではとても動かせそ
うになさそうな巨大で重々しい門扉ではあったが。
 だが、ひとつだけはっきりとしたことがある。この遺跡は今も使われている。
 地面を擦った痕は、真新しかった。
178『黒レムス』 6/28:04/03/27 00:12 ID:CkpzmqTG

 話は数日前に遡る。失踪事件のあった夜。
 アリシアは自分の名前を呼ぶ声を聞いたような気がして、眠りの暗い海から
意識を浮かび上がらせた。
「ん……」
と、目を開けると、微笑みを浮かべたレムスが覗き込んでいた。
(まだ夢を見ているのかしら……)
「レムス……?」
「おはよう。やっと起きたね、姉さん」
「お、おはよう……」
 アリシアは不思議そうに首をかしげた。確か王宮の寝室で眠りに就いたはず
なのに、なんでレムスがいるんだろう……?
 と、アリシアはそこで、自分がベッドではなく、変な形のイスにその身を横
たえているのにようやく気付いた。
 丸裸だった。
「こ、これは!?」
 驚きの悲鳴を上げるアリシア。
 アリシアは知らなかったが、それは分娩台であった。背もたれから座部にか
けてなだらかな波を描き、座り心地はよかったが、腕は背もたれの後ろに回さ
れて縛り付けられ、脚は──脚はなんと、肘乗せならぬ脚乗せに乗せられて足
首を固定され、惜しげもなく開脚されていた。秘所を覆い隠すものなど何もない。
「レ、レムス、これは一体どういうことですか……ああ!?」
 横を向くと、もっと信じられない光景が待っていた。
179『黒レムス』 7/28:04/03/27 00:13 ID:CkpzmqTG

 なんと、彼女と同じ形の台に乗って同じ格好をして、生々しい裸形を晒す女
性が、他にも何人も横にずらりと並んでいたのである。アリシアは全員の名前
を知らなかったが、顔だけは知っていた。左からメル、シドニー、マギー、レ
オナ、イライザ、フレーネの順にいた。アリシアが一番右端だった。
 しかし、それだけではなかった。彼女たちの台の周りには、一人当たり何匹
ものおそろしい化け物が取り付き、よってたかって彼女たちのからだを玩具の
ように弄くり回していたのだ。
 それは半獣半人の魔物で、その頭と脚は山羊であった。背丈はゆうに二メー
トルを越え、逆らっても敵いそうにない隆々とした筋骨。そんな化け物が総勢
で何十匹いるのだろうか。
 アリシアの周りにもそれらはいたが、彼女に付いている魔物達はただ黙って
見下ろしているだけであった。だが、不気味に濁った赤く光る目がいくつも自
分の布きれ一枚まとってない体に注がれていると思うと、言い知れない恐怖が
湧き上がる。
「イヤッ、イヤッ、触らないで、そんなとこ触らないで!」
「アアア、そんなに引っ張らないでぇ! おっぱい取れちゃう! おっぱい取
れちゃう! そんなにおっぱい揉みしごかないでぇー!」
「ひぎいぃぃ! アソコが、アソコが拡がるうぅ! 弄くらないでえぇぇ!」
「ハアンッ、ハアアン、そんな、そんな汚いところを……ハウウウン! 助け
て、いや、やめ、やめてくださいぃ! そんなトコ弄くられたら変になる、変
になりますっ……!」
 起き抜けの頭には知覚されなかった、女たちの悲鳴と哀願、泣き叫ぶ声や赦
しを乞う声。部屋中に響き渡っていた。
180『黒レムス』 8/28:04/03/27 00:15 ID:CkpzmqTG

 ここが寝ていたはずの王宮ではないことはすぐに分かった。だが、この状況
はアリシアの理解の限度を超えていた。混乱し、頭の中で理解不能という文字
がぐるぐると回る。
「な……な……なんですかこれは……!?」
 レムスが困ったように、ポリポリと頬を掻いた。
「えーと、まあ一言で言うと、ボクは裏切り者だったんだよ」
「え……!?」
 まったく飲み込めず、呆けたようにレムスを見つめるアリシア。
 レムスは苦笑を浮かべた。
「ボクはクレヴァニールさんの仲間になる前からヴェスター様に──ほら、あ
の召喚術を教えていた人だよ。あの方に仕えていたんだ。ヴェスター様は実は
異界の王の一人で、この世を乗っ取って魔物の世界にすることが目的なんだ。
ボクはその秘密工作員ってわけさ」
「な、なんですって!? う、うそ……なんで貴方が……」
 そんな話は信じられなかった。レムスが魔物の手先? 魔物の世界にする?
そんな、まさか──
 レムスは周囲の魔物達を見回した。時折身体を揺すりながらじっと突っ立っ
ている半獣半人らは、人間のレムスを襲う気配すらない。
「彼らはディレイといって、まあ見たとおりの種族のモンスターさ。人間の目
からじゃ全然わかんないけど、彼らは種族の中でもとびきり優秀な奴らでね。
ヴェスター様に頼んで配下につけてもらった。彼らがいたから姉さん達を上手
くさらうことが出来たんだ」
「な……」絶句するアリシア。「う──うそですよね……?」
「本当だよ」
181『黒レムス』 9/28:04/03/27 00:18 ID:CkpzmqTG

 肩をすくめるレムス。追い打ちをかけるように言った。
「信じられないのも無理ないけど、それぐらいボクのスパイぶりは完璧だった
みたいだね。ヴェスター様はその点、この世に二人とない役者を選んだと思う
よ。ボクの使命は……何だったと思う?」双子の姉が力無く首を振ると、レム
スはすっと目を細めて笑った。「それはね、エンジェリック・チャイルドを誘
導して天使を倒させる事さ」
「──!?」
「見事成功したのは、姉さんも知っているとおり。オリジナル天使のアキエル
が倒された瞬間はたまらなかったよ! そこに至る道しるべは、全てボクの誘
導によるものだったんだからね。アハハハハハ!」
 レムスは愉快で愉快でたまらない風に高笑した。レムスの笑い声は女たちの
悲鳴の中に混じって響き、しばらく止むことがなかった。彼は本気で笑っていた。
「天使の抹殺はヴェスター様に必要な事だった。この世界を乗っ取る最大の障
害だったからね。奴さえいなくなれば、後に残るのはヴェスター様にとって容
易く排除できる取るに足らない駒ばかり──のはずだった」
「はず……だった……?」
「そう。天使に代わる思わぬ邪魔が現れたんだ。これは姉さんも分かるんじゃ
ないかな?」
「クレヴァニールさん……ですか?」
182『黒レムス』 10/28:04/03/27 00:20 ID:CkpzmqTG

「その通り。さすがボクの姉さんだ。原因は、エンジェリック・チャイルドの
一人で、アキエルとの戦いで死んだブリュンティールっていう男さ」レムスは
思い出したらしく、嫌な表情になった。「あのキザ野郎、死に際に余計な一言
を言って、最後までヴェスター様に楯突いたんだ。事態は思わぬ展開さ。おか
げでヴェスター様はマーキュリアに召喚術を広め損ねたし。まあそんなに気に
してない風だったけど、内心怒ってたね、あれは。直後、ボクにクレヴァニー
ルの抹殺を命令してきた。天使を倒してもう用済みだったし。で、ボクはその
尻馬に乗って、貴女たちを下さいって頼んだんだ。ヴェスター様は笑って許し
てくれたよ。ああ見えて、いい上司なんだ。猪突猛進なクレヴァニールさんと
違ってね。で、前々から考えていた計画を実行に移したってわけさ。」
 アリシアは呆然として、何も言えなかった。レムスが裏切り者……私たちを
騙していた……私たちを──好きにしていい……!?
あまりの混乱に頭が真っ白になる。
「一度に全員をさらうのには苦労したよ。最初は無茶かと思ったけど、いっぺ
んにやらないと騒ぎが起こってやりにくくなるから、そうすると次のチャンス
はいつになるか分からないし、やるならここにいる全員を集めようって思って
たからね。ヴェスター様に彼らを借りて、後は創意工夫と入念な計画で。一晩
のうちに何とか全員揃えられたよ。まあ、前々から考えてて、準備をこっそり
進めてたのが大きかったけどね」
「な、なんでこんな事を……!?」
 アリシアはやっとそれだけ言えた。
「それはおいおい分かってくるよ。一つだけハッキリしてるのは、姉さんたち
はボク専用の肉奴隷に調教されるってことさ」
183『黒レムス』 11/28:04/03/27 00:22 ID:CkpzmqTG

「に、にく……奴……隷!!??」
 一瞬、何のことだかわからなかった。だが、その言葉がいやらしい響きに満
ちていることだけは分かった。
「双子の姉だからって、姉さんも例外じゃないよ……むしろ、姉さんを一番の
愛奴にしてあげるからね。姉さん達はボクだけの物になるんだ。誰にも渡さな
い。ああ、姉さん……」
 レムスは手を伸ばし、アリシアの頬、ついで髪を愛しそうにさすった。すべ
すべで美しく透きとおった綺麗な素肌、最高級の白磁陶器よりもきめ細かな輝
きを含んだ白銀の髪。アリシアが大人に成長したら、どれだけの恋慕をその一
身に受ける美女になるだろうか。
「綺麗だよ姉さん……」
 そう言うと、レムスの手は髪から離れ、顔よりも下に移り──双つの豊かな
膨らみの上まで来る。
「あっ、そ、そこはダメ」
 アリシアは悲鳴を上げて身をよじろうとしたが、拘束された身体はちっとも
いうことを聞いてくれない。そして、レムスの熱のこもった腕の動きも止まる
ことはなかった。無防備にさらけ出た双つの乳房を、両手の平で鷲掴みにする
と、その乳肉をいやらしい指使いで揉みしだきはじめた。輝かんばかりの白い
美乳が猥雑にこねり回されるのは、たまらなく淫靡な情景であった。
184『黒レムス』 12/28:04/03/27 00:24 ID:CkpzmqTG

「あは……あ……!」
 指は吸い込まれるようにして、ムニュムニュと乳肉に埋まる。
「あは……姉さんのおっぱい……なんて柔らかいんだ……」
 レムスは昂奮してきた吐息をつくと、薔薇の蕾のような乳首を口にくわえ、
舐め、吸い、噛んだ。
「ああっ、はあああ!」アリシアの白い肌が朱に染まってゆく。「や、やめて
レムス……私たちは血を分けた姉弟なのよ!? こ、こんな事を……」
 アリシアは横を向いた。だが、そこも地獄の光景であった。アリシアが目覚
める前から行われていたらしいおぞましい性辱淫戯が、今も果てしなく続き、
女たちの被虐の悲鳴が止むことはなかった。
 眠っていたアリシアは知らなかったが、他の女たちは先に起こされた後、ま
ず媚薬を喉に流し込まれて無理矢理に性感を高められた。それから現在の性感
マッサージが始まったのである。催淫効果のあるローションをたっぷりと塗ら
れ、敏感になった全身のいたるところを何本もの魔物の手で愛撫された。魔物
達は人間の女のからだの仕組みを知っているらしく、弱いポイントを探られて
集中的に責められ、幾度も白い裸体がくねり悶える。秘肉が望まぬ充血に疼き
はじめ、陰唇の肉ビラや膨らんだ陰核を山羊頭の鼻先で擦られながらザラつい
た長い舌で狂おしいぐらいに舐められたり吸われたりした。大小様々に並んだ
乳房はどれも赤く腫れ上がるぐらいこねくり嬲られ、乳勃起を舐められるだけ
で全身が甘く痺れるほど執拗に虐められた。まだ挿入もされてないというのに
誰もが何度も何度も絶頂を強いられ、イかされてまくっていた。
185『黒レムス』 13/28:04/03/27 00:26 ID:CkpzmqTG

「ダメェ……ダメェ……! こんなのおぉ……! アハアアァッ!」
 ディレイの太い人差し指が器用にフレーネのクリトリスの包皮を剥いた瞬間、
少女のしろいからだがビクンとはねる。
「ダ、ダメェ……ヒャアアッ!」
 新たなる悲鳴。ディレイの厚ぼったい舌で剥き出しのクリトリスを舐められ
たのだ。それだけでまたイッたらしく、フレーネはガクガクと腰を浮かせて瞳
孔を収縮させた。まだ何者も侵入していない聖なる秘裂から、とめどもなく愛
液が溢れ出すが、むしゃぶられるようにして一滴残らず舐め吸い取られ、その
性器全体を吸引される感覚に悶えまくるフレーネ。
 その隣では、イライザが両乳に執拗な責めを受けていた。二匹のディレイが
片方ずつ担当し、イライザの立派に成長しこぼれおちそうな豊乳を、まるでも
ちのようにこねくり回し、こんもり盛り上がった乳輪を舐めなぞり、ぷっくり
と膨れた乳勃起をしこったり吸ったりする。
「ハウウウ……! イヤ、イヤァ、お乳ばっかり責めないでえぇ……! 感じ
る、感じる、感じちゃうううッ! ヒァッ、ヤ、ヤアアッ! ま、またお乳だ
けでイッちゃうう〜〜〜ッ!!」
 レオナは犬歯を引っかけないようにバキュームフェラの練習をさせられなが
ら、からだ中を荒々しくまさぐられていた。
「フニャアアァ……お腹が……お腹が熱いにゃあ……」
と、腰を物欲しそうにくねらせている。レオナの体の周りには、いくつものマ
タタビが転がっていた。
186『黒レムス』 14/28:04/03/27 00:27 ID:CkpzmqTG

 マギーは唯一の性経験者のため、遠慮なく肉ビラを拡げられ、獣魔の太くご
つごつした指をヴァギナに深く埋め込まれていた。三匹が一緒に、それぞれ一
本ずつ、トライアングルのように刺し込んでいる。真ん中の淫魔がGスポット
を激しく責めたてるうちに残りの二匹がその下をくぐって残りの肉襞を存分に
擦り上げていた。これにはさしものマギーも理性をぐちゃぐちゃに掻き回わさ
れ、性感に耐えきれずに腹から絞り出てくるような喘ぎ声を上げてすすり泣い
ていた。
「オッ、オッ、オウッ、オアウゥッ!──ダメェ、ダメエェ……! こんな、
こんなのってえェッ……! ハウウッ、オオッ、オアアア〜〜〜!」
 マギーがどんなに悶えようとも獣魔達の指の動きは途絶えることがなく、唯
一止まるのは、マギーが激しいオルガズムを迎えて膣が締まる時だけだった。
尋常ではない快感に痙攣するヴァギナ。ぐちゃぐちゃに突き回す指の間からは
肉色の膣襞が覗き、まるで生き物のように旺盛に蠢動している。魔物の指の付
け根までマギーの白い本気汁がしたたり、膣の奥までえぐられていることを示
していた。今のマギーにはもはや、あの知的な風貌は微塵も残っていなかった。
「グハァッ、ダメェ、クスリッ、クスリ効きすぎてえェッ!! またイグッ、イ
グッ、イグウウウ!!!!」
 マギーが白痴のように悶え叫び、また絶頂を迎える。
 シャアアア──尿道から潮が吹いた。
187『黒レムス』 15/28:04/03/27 00:28 ID:CkpzmqTG

 シドニーはからだを裏返されて背もたれを抱く格好になり、キュッとよく引
き締まった尻を突き出してのアヌス責めを受けていた。スラリと伸びた長い脚
のために尻肉は高く持ち上がり、薄桃色の菊蕾がクッキリと覗いている。恥辱
の浣腸洗浄から始まり、マッサージもアヌスを集中的に受け、まだ(いや、も
う、と言うべきか)陵辱愛撫が始まってから数時間しか経ってないというのに、
これまでまったくの未開発だったアヌスに、アナルビーズをずっぽり埋め込ま
れるまでになっていた。そのアナルビーズは、一個一個はそれほどの大きさで
はないが、長いのが特徴だった。媚薬で苦痛が快感に置き変えられてしまって
いるからだでも、全部埋め込まれると先端が直腸の奥の曲がり角を圧迫する異
様な苦しさを感じた。
 シドニーは普段変わらない顔に恐怖を浮かべ、必死に哀訴していた。
「やめて……やめてください! こ、こんなのを一気に引き抜かれたら……!」
 シドニーの高々と上がった尻肉がふるふると震えるたびに、グリップ部分が
尻尾のように振れた。
 その尻尾を、無情にもディレイの手が掴み取る。
 ぐっと力を入れ、

 ヌリュ──ヌリュリュリュリュリュ──

と、一気に引き抜かれはじめた。
188『黒レムス』 16/28:04/03/27 00:30 ID:CkpzmqTG

「ア"ア"──ア"──ア"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 言いようのない恐ろしいほど甘美な排泄感。
 喉奥が覗き込めるぐらい口を開き、あのシドニーが出すとは想像できない嬌
声が絞り出される。
 腸液にまみれたビーズが一個出てくるたびに、菊蕾がめくり上がって腸肉が
引きずり出され、
「おしりひぃ! おしりがあはああぁ!」
と、シドニーはまだ初体験すらしていないというのに、脚をガクガクと震わせ
ながら、先に後ろの穴の快感に狂っていた。
 そうしてアナルビーズが全部出されると、休む間もなく、次の一回り大きい
ビーズが取り上げられ、たっぷりとローションを塗りたくられる……。
 メルは問題ないと判断され、腕の縛めを解かれて上半身が自由になっていた。
だが、その代わりに左右に立ったディレイの魔羅を片手ずつでしごかされ、正
面でも、彼女の胴をまたいだ獣魔の魔羅を口唇奉仕させられていた。
「ウグ、ング、ング──ングウウウ!?」
 達する寸前、正面のディレイもメルの口から肉棒を引き抜き、三本の魔羅が
メルの顔をいっせいに狙った。
「イッ、イヤヤアアア!」
 メルはなにをされるかわかり、必死に顔を背けて逃れようとしたが、後頭部
をがっちり掴まれ、無理矢理正面を向かされる。

 ドビュルルルルルルルルッッッ!!!!
 ドビュッドビュッドビュウウウ!!!!
 ドビュビュビューーーッッッ!!!!

 三本同時の顔面発射。メルの目が、鼻が、頬が、夥しい獣液に溺れていく。
189『黒レムス』 17/28:04/03/27 00:32 ID:CkpzmqTG

「ウブウハアアァッ! お"ぼ、お"ぼれ"──!」
 開いてしまった口にまだ射ち続いていたザーメンが注ぎ込まれ、あっという
間に口の中も白濁液で溢れかえる。ゴボゴボと激しくむせび、その熱さと醜悪
な臭いと味に悶え震えるメル。見えなくなった顔から精液がだらだらと垂れ落
ち、折り曲げられた腹部に溜まっていった。

 七者七様の魔淫悶絶地獄の様相に、アリシアの顔から血が引いていった。
「どうだい?」レムスが面白がって言う。「彼ら、人間の女を嬲るのがとって
も上手でしょ。ディレイって、人間の世界では淫魔として有名みたいなんだ。
人間の女をたぶらかすのが巧いんだって。彼らの種族は慢性的な雌不足の問題
があって、人間の女を代用する事も多いそうなんだ。人間の女を孕ますことが
できるわけさ」
「ま、まさか……私たちを……」
「いや? 姉さん達はあくまでボクの所有物だから。彼らにはこれが終わった
ら、他に適当な女を自前で調達してもらうよ」
 半分は本当で、半分は嘘だった。レムスはディレイなどに彼女たちを差し出
す考えは毛頭ないが、肉体開発のためにこの淫魔達とさんざんセックスさせる
つもりであった。さすがに、一人でこの人数を一から全て調教するのはしんど
かったからだ。しかし、膣出しを禁止しようとしたらディレイ達から不満が出
た。まあバケモノの子を孕むのも面白いか、とレムスは方針を変え、一番最初
の膣出しだけレムスがして、後はディレイ達の好きなようにという事になった。
奴らはきっと膣出ししまくるだろう。
190『黒レムス』 18/28:04/03/27 00:33 ID:CkpzmqTG

 だが、今からそれを女たちに明かしてしまえば、強い拒否反応を起こして最
初の儀式が難航する恐れがあった。
「それよりも、ねえ、知ってる? 姉さん。姉さんがマーキュリアの男たちに
どんな評判なのかを」
「え……」
 話題が急にまったく違うものに移ったことにアリシアは戸惑いを隠せなかっ
たが、知りたくない、と言えば嘘になった。
「たまに民衆の前に姿を見せるんでしょ? 姉さんは優しいから、マーキュレ
イの民も姉さんを慕っていっぱい来るんだよね? でも、その中に集まった男
たちが姉さんを眺めて、何を思ってるか知ってる? 男たちは皆、姉さんを見
ながら熱望してるよ。姉さんの素顔を見たいって。素顔だけじゃない。あの野
暮ったい王族の衣装なんか脱いで、下着も何も全部剥ぎ取って、姉さんの恥ず
かしいところまでさらけ出されたはだかを見たいって」
「う……うそ……! そ、そんな……!」
 マーキュレイの男たちが、本心ではどろどろにまみれた欲望をアリシアに向
けている──そんなはずはない、と、アリシアは強く心の中で否定した。
「嘘じゃないさ。男たちの目は鋭いんだ。どんなに隠したって、姉さんが男心
をくすぐる美少女であることなんててすぐに分かるのさ。そして、隠せば隠す
だけ、男たちの妄想は逞しくなる。男たちは、姉さんを好色の目で舐め回すよ
うに見て、姉さんの衣装の下に隠された、このいやらしく成長したからだを想
像するんだ……」
191『黒レムス』 19/28:04/03/27 00:34 ID:CkpzmqTG

 レムスは乳肉嬲りを再開した。
「ふあっ──ああっ……! や、やめてレムス──」
 嬲り続けながら喋るレムス。
「姉さんも想像してご覧よ。マーキュリア中の男たちが、姉さんのこのからだ
を想像して、色んな妄想を巡らせるんだ……。マーキュリア一の憧れの存在。
男たちの愛しき王女様。小さな国のマーキュリアで、姉さんがどれだけの人気
者か知ってるかい? 男たちは、姉さんにすごく親密な感情を抱いてるんだ。
姉さんを抱き寄せて、この綺麗なからだを舐めまわしたり、しゃぶったり、キ
スをしたり……。姉さんの玉のような肌に指を這わせ、恋人のように撫で回し、
姉さんが感じるままに愛撫したり……。それだけじゃない。妄想の中なら、王
女である姉さんだって男たちの思いのままなんだ……。ねえ想像してみて。男
たちの真ん中で、ほら、こんな風に」レムスは周りにいるディレイ達を指し示
した。「マーキュリアの男たちに囲まれて、彼らの熱く火照った手が、姉さん
のはだかに無数に伸びてくるんだ……。大丈夫、ひどい事はしない。彼らは姉
さんを敬愛してるんだ。姉さんに熱い想いを募らせてるんだ。男たちは姉さん
のからだの気持ちいいところばかりを甘く愛撫してくれるよ。姉さんをとろけ
るほど気持ちよくしてくれるんだ……」
 レムスの口と手の動きはいつしか同調していた。
192『黒レムス』 20/28:04/03/27 00:36 ID:CkpzmqTG

 アリシアがレムスの言葉に吸い寄せられるようにして聞いていたのはいつ頃
からだろうか。その声音が心地よいのは、血を分けた双子だからなのか。レム
スの言葉を聞いてるうちに、心の壁が次第に薄まってゆき、アリシアは段々と
変な気持ちになっていくのを感じていた。しかし、それが暗示のような台詞回
しと乳房の愛撫から広がる快感の産物だと気が付くには、もうすでにレムスの
言葉に耳を傾けすぎていた。
 突っ立ったディレイ達が、何だかマーキュリアの男たちのように見えてくる。
彼らはじっと私を見つめている。私のからだを……。そこでアリシアは気付い
た。彼らはただこちらを見ているわけではない。山羊頭についた赤く光る双眸
は、なにも覆うもののない恥ずかしいアリシアのはだかを、上から下までねぶ
るように見つめている……情熱的な視線で……
(私は……愛されている……?)
 レムスは次第にとろんとしてきた双子の姉を観察すると、片方の乳房を解放
し、空いた手をアリシアの下半身に伸ばしていった。
 ノブレスのような美しいサーモンピンクがわずかに覗く麗しき秘密の花園の
入り口に、双子の弟の細い指がそっと触れると、アリシアのからだがぴくりと
揺れた。
(あ……な……なに……?)
 レムスは一方の手で胸を責めながら、同時にもう一方の手を蠢かし、甘い薫
りに誘われてやって来た蜜蜂のように、花園の周りをなめらかにゆっくりと飛
び回りはじめた。
193『黒レムス』 21/28:04/03/27 00:37 ID:CkpzmqTG

「は……あ……い、いや……レムス……何をするの……や、やめて……」
 敏感なところを触られて意識が戻ったアリシアだったが、その言葉に籠めら
れるべき力は、くらくらする頭と甘い感覚を耐えるための意志に回さなければ
ならず、か細く泣くような声にしかならなかった。
(や……な、なに……だ、だめ……)
「気持ちいいでしょう姉さん。気持ちいいのは男たちが姉さんを好きだからな
んだ。男たちは姉さんを愛してるんだ。男たちは姉さんのからだを甘く愛撫し
てくれる。姉さんをとっても気持ちよくするんだ。だって姉さんは男たちの愛
しき王女様なんだもの。男たちは姉さんをもっと好きになりたい。姉さんのか
らだをいとおしく愛撫してもっと好きになりたい。姉さんのからだのさらに深
くまで甘く愛撫したい。もっと好きになってもっと愛したい。姉さんのからだ
は男たちにもっと甘く愛撫されていく。もっと気持ちよくなっていく。姉さん
は愛されてるんだ。姉さんはたくさんの男たちに愛されるんだ。姉さんはマー
キュリア中から愛されるんだ。たまらないでしょ。からだの隅々まで愛されて、
どんどんと気持ちよくなっていく。姉さんはどんどん気持ちよくなっていく。
これまで感じたこともない快感……すごく幸せで……すごくうっとりする……」
 レムスの呪文のように低く抑揚のない言葉は、アリシアの頭の奥まで染み渡
るように浸食していく。アリシアは再び、レムスの言葉の中にはまり込みはじ
めてしまった。目に宿る意思の光が揺らめき、今にも消えそうに弱々しくなっ
ていく。
194『黒レムス』 22/28:04/03/27 00:38 ID:CkpzmqTG

 ディレイたちの影がゆらめいたように動き、アリシアに近付いてきた。マー
キュレイの民……。私を支えてくれる立派な男たち……。私を尊んで……私を
愛したいと思っている……
「男たちはもうたまらないんだ。姉さんのおっぱいやおまんこを愛するのがき
もちよくて、どんどん夢中にむしゃぶりついてくる。それが姉さんもすごくき
もちいい。男たちにおっぱいやおまんこを愛されてむしゃぶられるのがすごく
きもちいい。姉さんのおっぱいやおまんこはもっともっと男たちにむしゃぶら
れる。姉さんのおっぱいやおまんこはもっともっと男たちに愛される……」
「あ……あぁ……」ぞくぞくと陶酔に浸るアリシア。「私を……私のおっぱい
やおまんこをもっとあいして……」
 男たちの影がアリシアのからだ中に触れてきた。熱い。情熱的に私のからだ
を愛撫してくる。おっぱいやおまんこを優しく愛してくるいくつもの手。憧れ
た目でアリシアを見るが、同時に情欲にまみれ、淫らにアリシアを愛してくる。
でもとっても気持ちがいい──
 アリシアは完全にはまった。もう、ここを見ていない。頬肉が気持ちよさそ
うにゆるみ、うっすらと唇を開きながら、そのからだはレムスの甘い愛撫に正
直に反応し、いやらしくくねっている。無意識のうちに空想の、いやレムスに
植え付けられた妄想の中に入ってゆき、双子の言葉と同化していった。
195『黒レムス』 23/28:04/03/27 00:39 ID:CkpzmqTG

「そう、とってもきもちがいい。おっぱいやおまんこをあいされるのがとって
もきもちがいい。男たちは姉さんのおっぱいやおまんこをもっともっとむしゃ
ぶる。姉さんはもっともっときもちよくなる。男たちが姉さんのおっぱいやお
まんこにもっともっとむしゃぶりつく。姉さんはもっともっときもちよくなる。
きもちよくてなにも考えられない。なにも考えられずにもっともっとおっぱい
やおまんこをあいされる。でもそれがもっともっときもちいいんだ。すごくき
もちいい。もうなにも考えられない。男たちは姉さんのおっぱいやおまんこが
もっともっと欲しい。姉さんをもっともっと愛したくてたまらない。姉さんも
もっともっときもちよくなりたい。もっともっと男たちにあいされたい。だか
ら男たちは姉さんを組み敷く。姉さんを組み敷きながらおっぱいやおまんこを
むしゃぶる。男たちに組み敷かれながらおっぱいやおまんこをむしゃぶられる
と、姉さんはもっともっときもちいい。姉さんは男たちにもっともっとあいさ
れる。姉さんも男たちと一緒になってあいしあう。男たちももっともっと姉さ
んのおっぱいやおまんこをあいしてくれる。姉さんもおっぱいやおまんこをあ
いしてくれる男たちをあいする。きもちいい。すごくきもちいい。おっぱいや
おまんこをあいされて、なにも考えられなくなるほどきもちいい。男たちにおっ
ぱいやおまんこをいじくられるのがすごくきもちいい。男たちにおっぱいやお
まんこをあいされるとなにも考えられないほどすごくきもちいい。あいしてい
る。あいされてる。男たちに組み敷かれておっぱいやおまんこをあいされて、
姉さんはすごくきもちいい……」
196『黒レムス』 24/28:04/03/27 00:41 ID:CkpzmqTG

 ついに男たちに組み敷かれたアリシアは、数え切れないほど彼らに抱かれ、
愛され続けた。男たちが何人も何人も入れ替わり立ち替わりアリシアを抱き、
愛し、そのからだにむしゃぶりつく。男たちにおっぱいやおまんこをさんざん
に嬲られ、愛され、アリシアはよがり狂った。誰もが気持ちよさそうで、アリ
シアもたまらなく気持ちよかった。男に組み敷かれるのはたまらなく気持ちよ
かった。そうして大勢の男に次々と抱かれ、愛を注がれるのが気持ちよかった。
「き……きもち……いい……きも……ち……いい……よう……もっと……もっ
として……」
「そう、きもちいいんだ。すごくきもちいいんだ。もっとしてほしい。もっと
もっと男たちにおっぱいやおまんこをあいされてすごくきもちよくなりたい……」
 アリシアの花園の秘奥から、蜜がとろとろと溢れてきていた。花園を飛び回っ
ていた蜜蜂はいつのまにか二匹に増え、秘裂を割って大陰唇の内側に侵入して
いた。淫らに充血した肉ビラを弄くり、こねくり、嬲り回し、初めは強張った
ように固かった肉唇はすっかり上気してとろけるように柔らかくなっていた。
包皮が剥けそうなほど膨れたクリトリスの可愛く顔を出した部分を、あまり強
く刺激しないようにふわっと愛でるようにすると、アリシアの腰がうっとりし
たように甘く打ち震える。胸もさんざんにもてあそばれていた。まだ十五だと
いうのに見事なほど豊かに成長した双つの肉陵は、くっきりとしこり上がった
乳勃起を頂き、嬲られるたびに妖しく上下し、淫虐の責めを悦び迎えているよ
うであった。
 レムスはさらに言葉責めを進めた。
197『黒レムス』 25/28:04/03/27 00:42 ID:CkpzmqTG

「男たちはもっともっと姉さんをあいしたいんだ。もっともっと姉さんのおっ
ぱいやおまんこをむしゃぶりたいんだ。姉さんももっともっとあいされたい。
男たちは姉さんの手足をひろげて組み敷いていく。いっぱいに組み敷いてゆく。
姉さんはおっぱいやおまんこをいっぱいひろげられる。男たちにのしかかられ
て組み敷かれてゆき、姉さんのおっぱいやおまんこはもっともっとあいされて
いく。姉さんはからだのおくまでむしゃぶられてゆく。たくさんの男たちにの
しかかられて、からだのおくのおくまでむしゃぶられてゆく。たくさんの男た
ちが姉さんの手足をいっぱいにひろげる。姉さんはおっぱいやおまんこのおく
のおくまであいされてゆく。男たちは姉さんのおっぱいやおまんこをなんども
なんどもあいする。おくのおくまであいする。なんどもなんども姉さんをむしゃ
ぶってゆく。姉さんはからだのおくのおくまで男たちにむしゃぶられ、おっぱ
いやおまんこのおくのおくまであいされてゆく。男たちにいっぱいいっぱい組
み敷かれ、姉さんはなんどもなんどものしかかられてゆく。男たちは姉さんの
手足をいっぱいにひろげて、からだのおくのおくまであいしてゆく。姉さんは
たくさんの男たちに組み敷かれてのしかかられて、いっぱいいっぱいあいされ
る。たくさんの男たちに手足をいっぱいにひろげられて、いっぱいいっぱいあ
いされる。男たちは姉さんのおくのおくまでむしゃぶる。おっぱいやおまんこ
のおくのおくまでむしゃぶられていく。姉さんはたくさんの男たちにおくのお
くまであいされて、いっぱいいっぱいきもちよくなる。男たちは姉さんのおっ
ぱいやおまんこのおくのおくまでむさぼってゆく……」
198『黒レムス』 26/28:04/03/27 00:43 ID:CkpzmqTG

「は……あ……い……や……あ……あぁ……!」
 からだが熱かった。特に下腹部が熱かった。男たちに愛されまくって、股の
奥からズクズクととろけるような快感が絶え間なく湧き出ていた。男たちは飽
くことなくアリシアを組み敷き続け、彼女の手足をいっぱいに広げてのしかか
り、おっぱいやおまんこの奥の奥まで貪っていった。お腹の中が熱かった。子
宮が熱かった。子宮に注がれていた。アリシアは押し潰されそうなほどに組み
敷かれたまま、そうして奥の奥まで貪られてよがり狂った。子宮の奥の奥まで
貪られた。アリシアは身動きがとれず、男たちに愛されるがままによがり狂っ
た。子宮の奥の奥まで飽くことなく貪られ、男たちの愛を注がれ続けた。終わ
りのない愛欲にまみれ、からだの隅々まで貪られながら、男たちのなすがまま
になっていた。男たちはアリシアの子宮の中にどんどんと愛を注ぎ込んでいき、
アリシアの子宮の中が男たちの愛でいっぱいになるほどに貪られ、愛の海原で
溺れるほど深い愛欲に耽った。子宮が熱く、男たちの愛を貪った。
 言葉の淫辱責めに打ち震え続けるアリシアの、秘腔の入り口付近を執拗に責
めたてるレムス。処女膜を刺激しないよう深みまではまだ侵入せず、浅いとこ
ろを二本の指で繰り返し嬲り尽くしてゆく。快感を感じているのかどうかは、
すっかり忘我状態になったアリシアのとろけた顔を見れば充分だった。今、ア
リシアは、頭の中で妄想の男たちによってなすがままに組み敷かれ、身動きで
きないほどのしかかられ、手足をいっぱいに広げられて奥の奥まで嬲られ、貪
られ、狂おしいほどの官能に喘いでいた。
199『黒レムス』 27/28:04/03/27 00:45 ID:CkpzmqTG

 処女だというのにこの濡れようは……と、レムスはニヤニヤと笑った。妄想
の中であれば、障害など何もない。処女であっても精神の深いところまで犯さ
れ、感じまくることができる。アリシアはその術中にすっかり嵌って、もう何
も見えていないようだった。
「姉さんはどんどんと組み敷かれる。どんどんのしかかられる。男たちはどん
どんと姉さんを犯してゆく。姉さんは男たちの愛でどんどん犯されてゆく。奥
の奥まで犯されていく。奥の奥まで愛されていく。たくさんの男たちが姉さん
にのしかかりながら、姉さんの奥の奥まで犯していく。どんどん犯していく。
姉さんは犯されてゆく。ぐちゃぐちゃになるまで姉さんは犯されてゆく。姉さ
んはたくさんの男たちに組み敷かれながら、奥の奥まで犯されていく。姉さん
はたくさんの男たちにのしかかられながら、奥の奥まで愛されていく。どろど
ろになるまで犯されまくるんだ。姉さんは犯されていく。犯されていく。男た
ちに犯されてゆく。犯されまくる。姉さんは犯されまくる。男たちに犯されま
くっていく……」
 指の動きを速めていくレムスに合わせ、アリシアの喘ぎ声も徐々に高まって
ゆく。
「ハウッ、ハア、ハアアッ、ハア、ハアウッ、ハアンン……!」
「犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。
 犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。犯されまくる。
 奥の奥の奥の奥まで犯されまくる──!!」
200『黒レムス』 28/28:04/03/27 00:46 ID:CkpzmqTG

 その瞬間、レムスの指が処女膜寸前までのめり込み、破らんほどに突き入れ
られると、
「アアアアンンンッッッ──〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 アリシアのからだは激しい絶頂を迎え、折れるぐらい弓なりに反りまくり、
ビクンビクンと痙攣した。秘孔の入り口がギュウウと強烈に収縮し、レムスの
指が千切られそうなぐらい締めつけられる。
 妄想の中で、アリシアは男たちに、からだの奥の奥まで侵入され、嬲られ、
貪られ、犯され抜かれた。子宮を犯され抜かれた。無論それはあくまで観念的
なものであり、実際にそれがどれぐらいの人数だったとか、どこでどういう事
をされたとかいうのは客観的に説明のできないものだったが、だからこそ心の
深いところまで犯されたような気分になったのである。
「ア……ア……ア……ア……」
 突き抜けるようなオルガズムではなく、全身が濃い泥沼にはまっていくよう
な感覚であった。しばらくの間、アリシアはそんな絶頂状態でからだをしなら
せていると、やがて力が抜けるとともに台の上にのび、失神してしまった。

                               (続く)
201名無しさん@ピンキー:04/03/27 00:48 ID:CkpzmqTG
長くなったので分割し、続きは後日またアップします。
ちなみに等幅フォントだと読みやすいかもしれません。
202名無しさん@ピンキー:04/03/27 07:06 ID:Klcm8gBd
>>172
乙です。
黒レムスだけあって悪いですなあ。
続きを楽しみに待ってます( ´∀`)
ただ、後半部分は字が詰まってるせいか
ちょっと読みにくかったかも・・・(´・ω・`)
203名無しさん@ピンキー:04/03/27 08:07 ID:UNl9X/na
>>172
強烈ですな。アリシア以外の面子も濃密に責めるシーンを後半にも期待してます。

カーマイン×ジュリアネタが詰まったからって、ティピ×カレンネタに逃げてる場合じゃないな。
・・・がんばらんと。
204名無しさん@ピンキー:04/03/27 11:49 ID:MqcSoK9W
>>172
ハァハァハァハァ
黒レムスで是非マギーをもっといじめてください!!
他のみんなも期待してます!
205名無しさん@ピンキー:04/03/27 14:54 ID:Guqip3Uu
保守
206名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:12 ID:vMf3M0zP
いや、そんなに焦って保守らなくても。
207名無しさん@ピンキー :04/03/27 23:42 ID:wq48N0Wk
>>164
甘口な百合での攻め・受けって姉妹っぽいかなと思ったので最後はそれっぽくしてみました。
当方の目には年齢の上下が逆転して映るときがあるので、最初フレーネが攻めなのもその影響だったりします。
本作では漂流した時にイライザが「フレーネ可愛いから気に入った」みたいなことを言っていたのに進展しなかったのも、これを書くきっかけになりました。
男同士のED有りなんだから女同士のEDも見てみたいです。次回作ぐらいは女性主人公にならないかな・・・。

>>168
最初、笑わせてもらいました。ティピ主観、面白いですね〜。
しかし、ブラッドレーも何考えてんだかw
どう攻めるのか、どきどきして待ってます。

>>172
さすがは黒レムス。本領発揮なダークっぷりが物凄いですね。
揚げ足取るようで申し訳無いんですが、魔物の名前って「ディレイ」ではなく「ディヘイ」ではないでしょうか?
208名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:45 ID:wq48N0Wk
フレーネ×イライザ番外編。
リング=ウェポンってイメージを変換するという設定だからこんなことも有りか。

「ねぇ、フレーネ。あなたのリング=ウェポンって、オーブだよね?でも、そのオーブで敵を攻撃するのを見たこと無いんだけど・・・?」
「ええ。みなさんが前線で戦ってくれているおかげで、私は魔法に専念してますから。」
「と、いうことはオーブの形って何でも良いわけ?」
「そういうことになりますね。頭の中でイメージを変えればこんな風に」
 すると、2つのオーブが輝き出し、それぞれの色がオレンジとパープルになった。
「うわ、綺麗。なんだか、宝石みたいね」
「こんなこともできるんですよ」
 とフレーネが言うと、今度はオーブの形状が変化し、牛とカエルの人形に変化した。
「わ、すごい・・・・」
 それを手にはめ、自分の胸元へと持って来て・・・。
「じゃんっ。パペットマペット」
「くすっ。何よ、いきなり」
「あ。でも、笑ってもらえて嬉しかったです。」
 照れながら今度はパンダに変化させる。
 それで一体何をするのかしらイライザは思っていると・・・。
「ちゅっ」
 気が付けばイライザの唇にパンダの唇が触れていた。
「うばっちゃった〜」
 照れながら嬉しそうに言うフレーネ。
 もちろん、イライザがフレーネの唇を奪い返したのは言うまでも無い。
(Fin)
209名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:43 ID:SjrlH/ns
>>208
(・∀・)イイ!!
210名無しさん@ピンキー:04/03/30 11:06 ID:FnKlj8un
保守
211名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:24 ID:DagS55Iz
ラングものSS書きたいが、時間がないので
こっそりとgifアニメでラングリッサー3を支援してみる

↓ティアリス陵辱モノ(雰囲気だけw)
ttp://strawberry.atnifty.com/cgi/up/src/up1006.gif
212名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:40 ID:Cev2OxQE
保守
213名無しさん@ピンキー:04/03/30 15:55 ID:7P3BjuMS
いや、そんなに焦って保守らなくても。
214名無しさん@ピンキー:04/03/30 19:01 ID:YUH0oAw0
>211
作ったの?乙!!
でも何となくワラタw
ラングリッサーは久しく忘れてたけど、
ティアリスちゃん思い出したよ。姿だけw
確かにええ体してんなあ・・
215名無しさん@ピンキー:04/03/31 01:09 ID:GvbsMqLb
>>211
gifアニメですか。良く出来てますねー。SSの方も期待します。

>>213
圧縮があったみたいだから、それで保守していたのでは?
ということであげちゃいます。
216名無しさん@ピンキー:04/03/31 21:19 ID:CS7gmmf+
ttp://adult.csx.jp/~felix/bed-galle-sandora.html

ちとわかりにくいけどサンドラママンのエロを初めて見た記念に。
217名無しさん@ピンキー:04/03/31 21:48 ID:6PM1PUev
>>216
俺もはじめて見たぞ……
サンドラ様ハァハァ……

この調子でジェシカおばさんの超絶エロ画像も発掘キボン
218名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:11 ID:Fn3oE3x6
結局、>>211のティアリス陵辱gifアニメの後半も作ってしまったので
置いておきます。
gifアニメのくせに8MB弱あるので気をつけてください。

ttp://strawberry.atnifty.com/Sn2/up3/nunu/straw2323.gif
219名無しさん@ピンキー:04/04/01 21:44 ID:DSxserG3
>218
・・・?まだ見つかりませんが先に乙華麗様と言っときます。
220名無しさん@ピンキー:04/04/01 22:28 ID:Fn3oE3x6
>>219
ttp://strawberry.atnifty.com/Sn2/up3/all.html?1080824719
ここから入って straw2323.gif を探してみて下さい
たぶんそれで見られるかと……
221名無しさん@ピンキー:04/04/01 23:17 ID:DSxserG3
おお見つかりました…多謝!
落城までのリョジョークを想像すると大変ハァハァしました…乙です!
222名無しさん@ピンキー:04/04/03 23:16 ID:hu40KxBD
見れました。良く出来てますな〜。
223168:04/04/05 00:33 ID:gYcmlBvv
誰もいないみたいだけど続きを・・・

 『・・・乳首・・・首筋と鎖骨・・・へそ・・・』???
どこから責めようか考えながら、人形の身体をいじっていると妙なテレパシーが・・・?
・・・気のせいか。でもちょうどいいや。乳首は突いただけでアノ反応だからトドメにとって置くことにして、
まずは首筋あたりからいってみよ〜!
 人形の首筋を軽く舐めてみて反応をチェック。お、ピクッと反応した。普段髪で隠れているせいか効くみたいね。よ〜し・・・。
鎖骨から喉の辺りを連続して舐め回す。
「う〜ん・・・そんなに・・・嫌・・・」舌が往復する度にカレンさんは寝返りする。
いい反応ね。一気に首筋から唇まで舌を這わす。
「きゃっ!ペスちゃん、そんなに舐めないで!」・・・犬かいっ!
ツッコミの為に思わず舐めるのを中断してしまった。アタシもまだまだ甘いわね・・・。
でも、結構カレンさんの息遣いが乱れているみたい。わりと効いてるのね。よし、追撃開始!
 人形の背面に回りこんで抱きしめ、首筋と耳たぶに舌を這わせながら髪の一房を手に取る。
そしてその先端で、おへそをコチョコチョコチョ・・・
「や、やめ・・・あっ、駄目ぇー・・・そこは弱いの・・・お願い、ヤメ・・・」おへそへの攻撃に耐えようと身体を丸めるカレンさん。
艶っぽい声で懇願している。うふふ、か〜わい〜。でもダ〜メ。だって声を抑えているみたいなんだもの。まだまだ我慢できるでしょ?
やっぱり、ウォレスさんやルイセちゃんの目が覚めるくらいに乱れてくれないとネ!
 おへそをくすぐりつつ、耳に息を吹き入れ、ついでに舌を入れる。
「あぁ・・・あっ!」耳の中への刺激で一瞬仰け反ったけれど、すぐに身体を丸めちゃった。おへそへの刺激の方が効いてるみたいね。
じゃあこれならどうかな?
224168:04/04/05 00:35 ID:gYcmlBvv
 おへそ責めはちょっとお休みして、指をワキワキさせながらおっきな胸を背中から鷲掴み!ちょっと強めに揉んでみる。
手に収まりきらない。それに凄い弾力・・・アタシが男の子だったら最高の手応えなんだろうけどね〜。・・・ムカツクだけよ!
 ブラ越しに乳首を摘まみ擦る。指に力を入れるたびに、カレンさんは声を上げる。
「おっぱいばかり・・・ダメェ・あ・・あぁ」 
お〜、効いてる効いてる。毛布をはだけさせて悶えながら、必死に胸をカバーしている。クックック。とっても素敵よカレンさん♪
「やめて・・・これ以上されたら・・・」もうちょっとお仕置しないとつまんないから、いったん手を休めてカレンさんを油断させる。
とりあえず刺激が止んだせいか身体の緊張を解いたようね。
でも、ここから見ても焚き火の照り返しじゃないと分かる位にカレンさんの顔は上気しているし、息も荒い。それでもまだ寝ているみたい。
 不思議ね〜。コレだけやってもまだ寝てられるなんて。もしかして寝たふり?
気になったので、人形から離れてカレンさんに近づく。・・・うん。熟睡してる。・・・敏感なんだか鈍感なんだか。
まあいいわ。それよりも続き続き!
 おっぱい責めを再開。緊張を解いてたせいか、さっきよりも更に悶えてる〜♪
「あん、カーマイン・・・助け」むぅ。何でアイツの名前を出すかな?だったら・・・
うつ伏せになって胸を隠そうとしてるけど、それだとこっちがガラ空きよ?
胸への攻撃は休まずに、膝の辺りからつけ根まで指を走らせ、ショーツ越しに股間を愛撫。

                   じょり

・・・この手応えは?ショーツを下ろして見たら・・・。ダカラナンデコンナトコマデツクッテアルノ!?
225168:04/04/05 00:39 ID:gYcmlBvv
股間の割れ目に指を突っ込んで壁を広げ・・・あ、やっぱり良く出来てるけど、流石に濡れるようには出来てないのね。
しょうがないっか。じゃあこっちにしちゃえ♪本物相手じゃそんな気になれないけれど、コレは人形だから平気。
 お尻の穴に指を入れる。うん、やっぱりキツイわね。でも無理矢理ぐりぐり付根までねじ込む。
「ヒィッ!痛・・・そこは嫌・・・やめて・・・お願ぃ!なんでもしますから・・・」
クックック・・・その言葉に偽りは無いですね?じゃあ抜いてア・ゲ・ル。
 よ〜っし!何か無いかな〜?リュックの中を再チェック。あ、裁縫セットがある。こっちは縄か・・・。
うん。コレを使ってもっと気持ち良くしてあげましょう!
 縄はアタシが持つのにちょうどいい太さだ。ちょっと大きめにコマ結びを二つ三つ作って・・・
下着は全部脱がして・・・
両方の乳首とクリトリスを糸で結んで・・・よし、完成。
 何でこんなアイデアが浮かんだのか、アタシ自身にもわからない。アタシってこんな事を考え付くように出来ていたっけ?
まあいいか。じゃあ・・・いっけ〜!
 股の間に縄を通して、おもいっきり持ち上げて喰い込ませてから縄を前後に動かす。
「ひぃ、ひゃあ・・・胸まで」結び目がクリトリスを擦りながら前後するたびに、糸が引っ張られて三つの敏感な突起が刺激され、
あられもない声を上げながら必死に振り払おうとしている。
 無駄よ無駄無駄ァ!縄で刺激されているのは人形の方。刺激だけがカレンさんの身体を弄んでるのよ!
「やめ・・・ヒィ!アっあああ!い・・・イッちゃうー!!」そのまま浅ましくイってしまいなさい!
止めを刺すべく縄のスピードを上げようとした時、人の気配が・・・近づいてくる!?
 おっと、まずい。悪戯してるのがバレたら大変だもんね〜、今夜はコレ位にしといたげる。
『ちっ、仕方ありませんね・・・チャンスは又あるでしょう・・・』
 服を着せ直す時間はなさそうね。悪戯する前に脱いどけば良かったな。まあいいや、とりあえず人形の服は
まとめてグッズの間に隠して、人形は箱に戻して、あとは『生命のリンゴ』を抱きかかえて寝たふりすれば大丈夫かな?
 リュックの隙間から様子を伺う。足音を忍ばせながら近付いて来たのは、カーマインとアリオストさんみたいね。
226名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:41 ID:gYcmlBvv
今回はココまでですが、もう少し続きます。
227名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:04 ID:3fXf8BY7
>>226
GJ!
228名無しさん@ピンキー:04/04/05 01:27 ID:d31/zcdH
>>226
へそ責めキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ハァハァしながら続き待ってます
229名無しさん@ピンキー:04/04/06 22:19 ID:Vjndp0ZP
>107じゃないですけど、女体化は大丈夫ですか。女の子ウェインを投下したいんですが。
230名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:05 ID:DwEchQN0
>>229
何でもドンと来い
女体化щ(゚д゚щ)カモーン
231名無しさん@ピンキー:04/04/07 00:06 ID:tuuvaK0u
女ウェイン…相手はマックスかライエルかそれともゼノスなのか…。
まさかウォルフガングと近親そ…ウワ、ヤメロソウルフォー…ギャー
232名無しさん@ピンキー:04/04/07 00:48 ID:O6XA5JKL
ボクダッテ犯レルンダァー!!
233名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:13 ID:KbeMy3wS
シャロやリビエラの攻め路線もアリかもしれないぞ。
大人しく待機(・∀・)ワクワク
234名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:33 ID:O6XA5JKL
SSを書くにあたり、あまり多くを語られないキャラに
少しばかりオリジナルな設定を加えちゃだめでしょうかね?
例えばVのキャラで言うと
同じ軍に入っていても中隊長と将軍とでは
あまり接点はないだろうと言うことを考慮して
これこれこういう理由でオルフェウスとヴィンセントは知り合った、とか。
抽象的な例ですんません。
235名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:58 ID:DIhT/4kO
>>234
そのへんは書き手さんの自由に任せていいんじゃなかろうか。
オリジナル要素入りすぎて、既にグロランじゃねーじゃんとかそういうレベルまでいかなければ。
書きやすいように設定を追加することや、ある程度修正することは特に悪いことではないと思う。
あくまでも俺の意見だけどね。
236名無しさん@ピンキー:04/04/07 20:11 ID:KbeMy3wS
女体化と一緒で、最初にちょろっと注意書きをつければいいとオモ。
237『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:36 ID:O6XA5JKL
クレヴァニール達が住居を構える街の西にある診療所。
草木も眠る丑三つ時とも言える時刻だが、明かりがついている。
不意に診療所のドアが開き、外からつなぎのような服を着た女性が顔を覗かせた。
「よう、こんな時間に一体何の用事だ。生理痛にでもなったのか?」
ソファにでかでかと腰掛けている白衣を着た男性が口を吊り上げて、
外から入ってきた女性に問い掛ける。
「何の用事だ、だとはご挨拶だな。自分で呼び出したくせに何を言ってるんだ、この不良医者が。
それと、私の前でそんな下品な物言いはやめてもらおう。
私はそういうタチの悪い冗談は嫌いなことぐらい知ってるだろう。」
女性の方も問い掛けてきた男性に対して、小バカにするような口調で応答する。
「・・・お互い、口の悪さは変わらんなw、マーガレット。」
男性は苦笑しながら言う。その表情はどことなく楽しげだ。
「お前が話し相手ならこうもなるさ。それからその名前は呼ぶな。私はマギーだ。」
女性の声もほんの少しだけ弾んでいるように聞こえる。
「頑固だな、お前も。連中がいる訳でもないんだから別に・・・」
「・・・二度は言わんぞ♯」
「あーあーわかったわかった。まぁ、立ってるのもなんだ。ここに腰掛けろ。」
そういうと男性は自分の座っている横を指差した。女性はやれやれと肩を竦めて、
男性の横に座った。
238『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:37 ID:O6XA5JKL
「で、何の用事なんだ。わざわざ呼び出すくらいだ、余程の用事なんだろうな。」
女性は急かすように尋ねる。
「まぁそうあわてるな。用事ってぇのはな、これだ。」
そう言うと男性は足元に置いてある、グラスと黒光りするボトルを取り出した。
どうやらウィスキーのようだ。
「・・・お前、こんなことのために私をこんな夜遅くに呼び出したのか♯」
女性はマンガみたいに血管をピクピクさせている。
「あぁ、俺にとってはだぁーいじなことだぞ。一人で呑む酒なんて不味いからな。
それに、お前と一回ゆっくりと話がしたくてな。」
口調はふざけた感じなのに顔は至って真剣なのが不思議だ。
女性の方は少しは真面目な話なのだろうと覚ると
「まったく、今回だけだぞ。何度も真夜中に呼びつけられてはかなわんからな。」
そう言うと二つのグラスにウィスキーを注ぎ始めた。
239『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:41 ID:O6XA5JKL

酒はすすみ、話に花が咲く。
アルコールが入ったせいもあるだろうが、彼らは楽しそうに語り合った。
少し前には、このように恋人として過ごしたのだろうか。






酒のペースも落ち着き、思い出話にも区切りがついた頃、ディラインが切り出した。
「・・・なぁ、一体今まで何処で何をしてたんだ?一切の連絡もなしに・・・」
聞かれるとマギーはグラスに残った酒を飲み干し、俯いて答えた。
「すまなかった。」
「謝れなんて言ってない。どうしていきなり居なくなったりした?
俺と一緒にいるのが嫌になったんなら・・」
「ちがう、そうじゃない。」
「・・・俺はな、お前が気掛かりで大陸中を探して回ったんだ。
理由くらい聞く権利はあってもいいだろう?」
ディラインはマギーに優しくも淋しげに問い質す。
「・・・詳しくは言えない。ただ、私と一緒に居ればお前が被害を蒙るかもしれなかったんだ。」
「・・・・・」
「・・・・・」
240『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:42 ID:O6XA5JKL
二人の間に重苦しい沈黙が流れる。
「・・・俺はあんな、なし崩しな別れ方が納得できん。もう、前のようには戻れないのか?」
「ふふっ、女々しいな。本当に今日はらしくないぞ?酒の飲みすぎだな。」
「話を逸らすな。どうなんだ?」
「・・・今はまだダメだ。全てに決着が着いてから。その後。どうするかはその後考えるさ。」
「そんな悠長なこと言っていられるか。その『決着』とやらが何時着くのかも分からんのに。
今、この場で答えを聞かせろ。」
「せっかちだな。慌てなくとも私は・・うわっ!」
突如、ディラインがマギーをソファに押し倒し、口唇を奪う。
「な、何を・・・はっ、んむっ・・・ふ・・ちゅ・・・んん」
あまりにも突然のことにマギーはささやかな抵抗さえできず、ディラインのされるがままだ。
それをいいことに、マギーの唇を舌で強引にこじ開け、口腔内を掻き回し、舌を絡める。
「ん・・んんっ・・・ちゅ・・ぴちゃ・・・はぁ、はぁ・・・ダメ・・・やめて・・はむぅ!」
普段の気丈な態度からは想像できないほど可愛らしい声に、ディラインは興奮を高め、
更に荒々しく口腔内を弄ぶ。
241『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:44 ID:O6XA5JKL
しばらくマギーの口唇を堪能すると、耳や頬、瞼、額と顔のいたる所に
キスを降らし、舌を這わせる。
「あ・・・は・・ぁ・・お願いだから・・・やめ・・・・はぁ!!」
マギーの言葉を遮る様にディラインは両手で彼女の豊乳を服越しに優しく揉みしだく。
「あ・・・あん・・あぁ!・・ふあああ!」
「相変わらず感じやすいんだな。嫌なら、なんでそんなに嬉しそうに喘いでるんだ?」
「・・っ、そ・・そんな・・・嬉しくなんか・・・はぅ・・や、あはぁ!」
言葉とは裏腹に彼女の二つの頂は固くしこって服の下から自己主張している。
ディラインはそれを見るやいなや、タンクトップを押し上げて胸を露出させた。
形の良い巨乳がぶるんっと勢い良く飛び出す。
そして片方の頂を指の腹でコリコリと転がし、もう片方を口で吸い上げた。
「あぁ!ふああああ!あっあっ・・ひゃはあ!!」
敏感すぎる先端が彼女に強烈な快感を与え、頭の中を掻き回していく。
だが、突然胸から来る刺激がストップした。
「はぁ、はぁ・・・・・・・・・・?」
マギーはどうしたのかとディラインを見る。
ディラインは愛撫する手を止めて、喋り始めた。
242『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:45 ID:O6XA5JKL
「俺はな・・お前がいなくなってからも、片時もお前のことを忘れなかったんだ。
何年も何年も探し続けて、やっとお前を見つけたっていうのに、
まだお前は俺に待てと言うのか、マーガレット!」
「・・・・ディン・・・・」
「俺は・・・俺の気持ちはお前といた頃からずっと変わっていない。
俺はずっと、お前を・・・」
と先を言い掛けところにマギーがディラインの口を自分の口唇と重ね合わせ、塞ぐ。
「ん・・・ちゅ・・・・ふぅむ・・・んくっ・・んくっ・・ふはあ」
舌を絡め、混ざり合った唾液を嚥下し、顔を離した。
「すまなかった・・・私はお前の気持ちを軽く見てしまってたんだな。言い訳にしか聞こえんだろうが、
自分の責務に気を取られて深く考えていなかった。でも、今お前に甘える訳にはいかない。
クレヴァニール達が大儀を成し遂げるまで、見届けなければならないから。
それは彼らに遺志を託したディクセン殿との約束でもあるから。いわばこれはけじめなんだ。
お前の気持ちを無視してまでこなしてきた自分の責務に対する、な。
だから分かってくれ、ディン・・・」
「・・・・・・・」
243『設定は忘却の彼方』:04/04/07 21:47 ID:O6XA5JKL
暫しの沈黙。そして、ディラインが口を開く。
「・・・この意地っ張りめ。分かったよ。お前がそこまで言うんだ。詳しいことは知らんが、答えはそれ
まで待ってやる。
ただし、これにはとことん付き合ってもらうぞ。」
そういうとディラインは部屋の奥から大量の酒を持ち出した。
「・・・ウィスキーをストレートで3本開けといて、まだ飲む気か!」
マギーはあきれるを通り越して驚愕している。
「うるせぇ、俺は更に待たされるってんだぞ。これくらいの酒を飲まずにいられるか!
いいから付き合え!」


・・・・・そして夜は明け、マギーは二日酔いに苛まれながらマナの中和装置を作る羽目になった。

        end
244名無しさん@ピンキー:04/04/07 21:50 ID:O6XA5JKL
初めてSSを書きました・・・。
もし読んでくださった方がいましたら
間違いや改善点をビシバシ指摘していただきたい。
おながいします。
245名無しさん@ピンキー:04/04/08 17:26 ID:2FsgYHEM
ディライン×マギーキター!
二人とも性格がよく出ててイイッス
本編では語られなかった部分を良く補完しているサイドストーリーですね
マギーって愛称はマーガレットだからだったんか…知らなかった
ウィスキーストレート3本+αはガクブル…軽く死ぬw
ともかくも乙です!!
246名無しさん@ピンキー:04/04/08 19:46 ID:OxRkJJZf
ディライン途中で止めずに突っ走れよ男じゃないか
247SS保管人:04/04/08 21:05 ID:SwjCc53+
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
(サーバーが重くて繋がりにくいです)

職人の皆様、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵しても宜しいでしょうか?
248名無しさん@ピンキー:04/04/08 21:28 ID:pPsftPxc
>>247
λ_λ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( `ー´) < イイんじゃネーノ?
   /   ノつ  \__________
  (人_つ_つ
249229:04/04/09 03:56 ID:cYnTUg+6
>>231-233
ウォルフガングとの近親相姦(゚д゚)ウマー
レズ(゚д゚)ウマー
その手があったか…。

という訳で、女ウェインを投下しに参りますた。
前以て言ってはいますが、女体化ネタです。強制女性化です。相手役は男キャラでライエルです。
別に甘くもないんですが、見様によってはホモ臭いと思われます。御注意を。
あとやや長いです。良ければ、お付き合いくださると幸いです。
250※女体化ウェイン※ 01/20:04/04/09 03:57 ID:cYnTUg+6
任務の合間。経済面、時間共に多少の余裕が出来たので、ウェイン達一行は装備品や精霊石を揃える為、
暫しの間魔法学院に滞在していた。
皆の心身が少しでも休まればいい、ウェインはそう思って仲間の自由行動を許可した。各々は買い物をしたり
学院を散策したり、ちょっとした休暇を好きなように楽しんでいる。
そう、これは束の間の休息に、ひっそりと起こった出来事だった。


「アリオストさん、こっちはどこに運べばいいんですか」
私的に必要なものは全て揃え、残りの時間をどうやって潰そうかと思っていたウェインは、学院内を何をする
でもなくうろついていた。そして中庭に知った顔を見つけたので、声を掛けた。
若き魔導研究家であるアリオストには幾度か世話になっていた。
丁度良かった、暇なら実験の手伝いをしてくれないか、と言われたので、特に断る理由もなく、彼の研究室で
動いている現在に至る。
「ああ、その辺りに置いていいよ」
実験の手伝いと言っても、別に薬品を調合したりする訳ではない。機具を整頓したり、装置を移動させたりする
だけだ。
指定された位置に持ち上げ、下ろす。運ぶ。単純な作業だが、意外と力を使う。
「これでよし、と。すまないね、雑用を押しつけてしまって」
「いえ、体力ぐらいしか自慢できるものがないですから」
僕ももう少し鍛えなければいけないかな、とアリオストが苦笑う。つられてウェインも汗を拭いながら笑った。
張りついた前髪を掻き上げ、用意された椅子に腰を下ろす。
殊の他重労働だったので、すっかり息が上がってしまった。軽く喉が渇く。何か冷たい飲物でも口にしたいところ
だ。
251※女体化ウェイン※ 02/20:04/04/09 03:58 ID:cYnTUg+6
―――と思っていたら、書類や器具が散乱する机の上にオレンジ色の液体が入ったコップが置かれていた。
アリオストが用意してくれたものだろうか。
くん、とにおいを嗅いでみれば、果実のそれだった。柑橘類のみの香りではなかったので、ミックスジュースと
思われる。
どっちでもいい。そんなに甘い飲物は好きではないが、今は冷たくて喉を通るものなら何でも良かった。
「これ頂きますね」
「ん?」
ウェインがコップを手に取って口に運んだ後、試験管を手に持ったアリオストが、彼の方へ顔を向けた。
疑問符を浮かべた顔。それを見たウェインは、自分が飲むものではなかったのかと、ぎくりとした。
だが既に遅かった。それに気づいた時には、ごくごく、と喉を鳴らして液体が喉を通り嚥下されていた。
「ああっ、ウェイン君!それはジュースじゃ…!」
「……え?」
三口ほど飲んでしまったところで、ウェインが口を外す。と、アリオストが試験管を放り投げ、制止の手を伸ばし
跳んできた。鬼気迫る姿に、思わずウェインは後退った。
―――その時、彼の身体に大きく震えが走った。
どくん、と鼓動が早まり、ぞくぞくと寒気が背筋を走る。反対に身体の内側から、凄まじい熱も襲った。
余りもの奇妙な感覚に、自分の身体を庇うように抱き締め、ウェインはその場に屈み込んだ。
と、同時に。
―――ぽんっ!
「うわあああぁっ!?」
何やら栓の抜けたような音がして、ウェインが叫ぶ。
この音は何だ。自分の身体から出たのか。何でだ。訳も解らず頭がぐるぐると回った。
252※女体化ウェイン※ 03/20:04/04/09 03:59 ID:cYnTUg+6
が、その瞬間に身体を襲った震えが嘘のように消え去った。
代わりに何故か違和感が残る。
例えるなら、自分の身体が以前とは別物になってしまったかのような―――。
「ウェイン、君…」
がしょん、という音と、地から響くような声に、ウェインは振り向いた。眼下にあったのは床に激突したアリオスト
の姿と、試験管だった物の残骸だった。眼鏡の中の色素の薄い目を見開いて、ぱくぱくと口を動かしウェインを
指差す彼。
何かおかしいところがあるのだろうか。不安になり、ウェインは自分の顔を身体をぺたぺたと触った。どこだ、
どこに違和感が―――。
―――むにゅ。
「ひぁっ!」
ウェインの手が胸元をまさぐった時、彼はそれに気づいた。
―――自分の胸に、ありえない皮下脂肪がついていることに。


「……染色体を変異させる薬?」
「ああ。話せば長くなるんだけど、まず人の細胞には四十六個の染色体があって…」
「すみません。簡潔に、お願いしたいんですが」
棘のある声でアリオストの説明を遮るウェイン。元々そう低くはなかったが、その声音は少女のように高くなって
しまっていた。
腕を組み椅子に座るその姿は、一目見るだけなら普段の彼と変わりない姿に映るだろう。が、よくよく近づいて
見てみると、ほっそりとした腕やなよやかな首に殆ど筋肉はついてはいなかった。全体に丸みを帯びた身体の
ラインに、膨らんだ胸が組んだ腕に押し上げられその存在を主張している。
253※女体化ウェイン※ 04/20:04/04/09 04:00 ID:cYnTUg+6
黒いパンツは裾が余り靴が半分隠れていた。どうやら背丈も縮んだようだ。ただでさえ高い方ではないのにと、
唯一そのままだった中性的に整った顔を歪める。
―――そう、彼は、あのジュースに見せた薬品によって、女性になってしまったらしいのだ。
「ええと、すまない」
咳払いをして、アリオストはもごもごと口篭った。普段は人当たりの良いこの少年を―――今は少女だが、珍しく
怒らせてしまったので、余り強くは出られないのだ。
人の研究室にあるものを勝手に飲んだウェインも悪いと言えば悪いのだが、いかにも清涼飲料水を思わせる
外見に、不精してビーカーではなくコップに入れていた為どう見てもジュースにしか見えないそれを、しかも
客人の居る机の上に置いておく方に非があると言われると何も言い返せない。
今度からはちゃんとビーカーを出しておこう、と反省し、解りやすい解説をしようとアリオストは口を開いた。
「簡単に言うと、多分君の考えている通り。あれは性転換する薬なんだよ」
「…性転換、ですか」
ウェインが形の良い眉を顰める。
「そう。元は性同一性障害者の人の為に作ったものなんだけどね。性同一性障害というのは、染色体の異常
かホルモンバランスの崩れか、原因はよく解っていないけど、身体と脳が別の性であるという病気なんだ。
例えば…」
「病気についての説明はいいから、早く治す方法を教えてください」
前に増して冷たい声がアリオストの耳を刺した。いけない、また長くなってしまうところだった。
そろそろ本格的に機嫌が悪くなってきているウェインに、冷や汗をかきつつ軽く謝罪をする。そしてなるべく刺激
させないように、努めて笑顔を作り、言った。
「方法は二つある。一つは、そのまま何もしないで効力が切れるのを待つことだ。その薬は試作品だからね、
そう長くは持たないだろう」
254※女体化ウェイン※ 05/20:04/04/09 04:01 ID:cYnTUg+6
「本当ですか!」
ウェインは顔を輝かせた。
―――良かった、すぐに戻れるらしい。何も心配することはなかったじゃないか。心底からほっとし、胸を撫で
下ろす。
「うん、人によって誤差はあるだろうけど、まあ二、三年もすれば」
「……ちょっと待ってください」
三度ウェインはアリオストの言葉を遮った。安堵したのも束の間、彼の台詞に再びどん底へ突き落とされた。
―――好い加減、目の前のにこやかな眼鏡の男が腹立たしくなってきた。次に何かやらかしたら殴ってやろうと
思いつつ、出来るだけ冷静に話を続けようと努める。
「長くは持たない、じゃないでしょう。二、三年は充分長いですよ。……すぐに戻れる方法を教えてれませんか、
頼むから」
頬に指を置き引き攣った笑みを浮かべる彼を、鋭く睨みつけた。我慢の限界が近い、そんな表情で。
「二つあるんでしょう。もう一つの方法を、早く、教えてください」
「あ、ああ。そうだね」
しどろもどろにアリオストは答える。
「ええと、だね。もう一つは、染色体が変異した直後の女性体に、同種族の男性体の精子を抽入させること
かな。方法は多分、性交が一番望ましい」
「……せい、こう?」
何を言われたかよく解っていないような顔をしているウェインへ、もう一つ咳払いをし彼は続けた。
「まあ端的に言えば、男とセックスをすればいいということだ」
――――――沈黙。
「……いや、性同一性障害者の為に作ったものなのに、どうして元に戻ってしまう方法がセックスなんですか。
おかしいじゃないですか」
255※女体化ウェイン※ 06/20:04/04/09 04:02 ID:cYnTUg+6
「作った僕にもよく解らないんだけど、何かこう…成分やホルモン的にあるんだろうね」
「そんな、無茶苦茶な!」
堪らずにウェインは叫んだ。目を見開き、そのまま額に手を当て、がくりと項垂れる。
ああ、どうしよう。当たり前だが、野郎になんて犯されたくない。そんな方法じゃ、元に戻ることなんて出来ない。
少女は深く沈んだ顔をした。―――俺は数年間をこのまま、女として過ごさなければいけないのか。
成さなければならないことが沢山あるのに。眩暈がして目が眩んだ。もう少しで泣いてしまいそうだ。
目の前で絶望に暮れるウェインを見て、アリオストも悩んだ。可哀相だがこれ以外に方法は無い。今から研究
しようにも、やはり時間が掛かりすぎる。
ああだこうだとアリオストは思案した。何か無いか、こう、スマートな解決策は―――。
―――弾かれたように、アリオストが顔を上げた。
「そうだね」
憑き物の晴れたような顔をして、ぽんと手を打つ。
「こんな無防備な場所に薬を置いてしまった僕の所為だ。責任は取らせてもらうよ」
「えっ」
何に納得しているのか、うんうんと頷いている。―――彼には悪いが、無性に嫌な予感がする。
「今から僕が、君を抱こうじゃないか」
――――――再び、沈黙。
予感は的中した。
―――これは、やばい。直感的にウェインは思った。
「い、いや、いいです、結構です」
「そう遠慮しないで。勿論二人だけの秘密にするし、僕なら一番現状を理解出来る。何より、他の人には頼み
辛いだろう?」
256※女体化ウェイン※ 07/20:04/04/09 04:02 ID:cYnTUg+6
それはそうなのだが、アリオストに任せるのはとても良くない気がした。
にじり寄る歩き方が嫌だ。わきわきしている手付きが嫌だ。
ウェインを見る彼の目は先程までの優しく思慮深いものではなかった。爛々としていて、だがそこに宿っている
のは色欲の類ではなかった。例えにもなっていないが、実験動物を見る科学者のそれなのだ。
誰か助けてくれ。このままじゃ抱く抱かれる犯されるどころではない気がする。
―――もうこの人以外なら誰でもいいと思った。他の男にやられてもいいとさえ思った。いや出来るなら、清潔
そうで優しそうで信頼の置けそうな男がいいのだが。
―――というか、男に掘られることだけでも本来なら御免被りたいのに、これ以上人体実験のサンプルだなんて
酷い目には会いたくない。
誰か、助けて。―――ウェインがこれ以上無いくらい切実に願った時だった。
「何だ、こんな所に居たのか」
―――実は作業の為に開きっ放しだった研究室のドアから、低く男の声が響いた。藁にも縋る思いでウェイン
は其方を振り返る。運があるのかないのか、現れたのは見知った人物だった。
「…部下がお前のことを探していたぞ」
黒のジャケットを翻し、音を立てずに歩み寄って来る。
ある程度近づいて、青年は赤い瞳を瞬かせた。ウェインの異変に気づいたのだろうか。彼女の全身を上から
下へしげしげと見ていた。
「た、助けてください!」
「は?」
暫し固まっていた青年に、ウェインは急いで駆け寄った。その際に、至近距離までに接近していたアリオストを
思い切り突き飛ばすことも忘れない。
きょと、と此方を見つめている彼の肩口に、身体をぶつける。否、抱きつく。彼の腕に柔らかな胸が押しつけ
られた。
257※女体化ウェイン※ 08/20:04/04/09 04:03 ID:cYnTUg+6
見上げると整った面差しが怪訝そうに顰められた。何なんだ、と青年が口を開く前に、もう一度ウェインは、
「助けて、ください」
切羽詰まったように言った。
青年の目が軽く見開かれる。腕を掴んだまま、ウェインはお願いしますと頭を垂れた。
うっかり選んでしまった相手は、たまたま通り掛かっただけの、ウェインの憧れる青年。
―――元インペリアル・ナイトの、アーネスト・ライエルその人だった。


出立までの間は、魔法学院から比較的近いコムスプリングスに宿を取っていた。
本当なら明朝にでも任務に戻るつもりだった。が、このような事態になり、皆の前には出られなくなってしまった
ので。
急遽ウェインは自分の体調が崩れたこととし、もう少しだけ此処に留まることにした。
そんな訳で彼女は個室を取り、一人ベッドに臥せていた。一部身体の構造が変わってしまったことを除けば
極めて健康なのだが、建前上は病人である。
それに出歩けば皆に見つかる。それだけは避けたい。事情を知るアリオストとライエルに仲間へのフォローを
頼み、完全に部屋へ引き篭った。
一枚ドアを隔てたの向こうからは、シャルローネとハンスの声がしていた。本日何度目かの見舞いである。
先程のライエルの話に寄ると、何か彼等は自分に用があったらしい。出られない我が身とアリオストを呪い、
心の中で二人に謝罪をした。
部屋から外を窺うことも出来ず、シーツを被りベッドへ潜り込んだ。隊長として部下には、自分が女になって
しまったなんて知られたくないのだ。絶対に。
膨らんだ胸を押さえ、目を瞑る。何で俺がこんな目に会わなきゃいけないんだ、そんなことを思いながら。
数分程して、がちゃりと扉が閉まる音がした。立ち去っていく二つの足音。
258※女体化ウェイン※ 09/20:04/04/09 04:04 ID:cYnTUg+6
そして、ベッドに近づいてくる一人分の足音。
「―――あれで良かったのか?」
もそりとシーツの隙間から顔を出すと、無表情な赤い瞳が此方を見ていた。
「はい。…すみません」
上半身を起こし、頭を下げる。訪ねて来る仲間への応対までさせて、ライエルには申し訳無いと思った。
―――そしてあの場に通り掛かったのが彼で良かったと、ウェインは思う。何だかだと言っても彼は優しい。
頼り甲斐もある。
もし他の男だったなら、どうなっていただろう。ゼノスは一大事だ、とか何とか言いながらパーティ全員に
報告しそうだし、カーマインなら秘密裏に協力してくれるかもしれないが、本人にそのつもりは無いにせよ
とても恩着せがましく致されそうだ。ハンスなら親身になってくれるだろうが、彼に頼むのは上官としての沽券に
関わる。ちょっと遠慮したい。
あの後、掻い摘んで事情を話し、ライエルへ協力を願った。断られても当然とは思っていたが、それでも一抹の
期待と不安を寄せて言ってみた。
ウェインの気持ちを知ってか知らずか彼は、構わない、と呆気なく承諾した。調理当番を引き受けるのと同じ
ような感覚に見えた。
アリオストは、それはもう残念そうにしていたが、まあ君にそちらの趣味があるのなら、と妙な納得をされて
しまった。思うところは物凄くあるが、敢えて誤解は解かなかった。ラットになるよりはマシである。
「どうした」
「いえ」
考えていると、ライエルが表情を覗き込んできた。慌てて顔を上げ、何でもないと首を振る。
咄嗟に通りすがった彼へ頼んでしまったけれど、こうして嫌がられることもなく引き受けて貰えた。
ウェインはライエルを上目に見る。優しさとはこういうものなのだろうか。良い男とはこう在るべきか。
259※女体化ウェイン※ 10/20:04/04/09 04:05 ID:cYnTUg+6
俺もライエルさんが女になってしまったら喜んで治すことに協力しよう、と恐らく起こり得ないような出来事に
対する誓いを自分に立て、ウェインは頷いた。
思考に耽っていると、きし、とベッドが音を立てたので、びくりと前を見た。際にライエルが腰掛けたのだ。
そのまま何をするでもなく、二人は暫くの間見つめあった。
「……いいですか」
奥歯を噛み締め、ウェインは彼を真っ向から凝視した。
その目は悲壮な決意に満ちている。これから色事を行う顔では、決してない。死地にでも赴いてしまいそうだ。
葛藤はあった。先のような嫌悪感や絶望は不思議と無いが、それでも様々な感情が入り混じって、笑い出したく
なるほど緊張している。ぎり、と爪を立て拳を握り締めた。
「ああ」
ライエルは頷いた。
―――そして、おもむろに固まったウェインの背をぽんと叩く。
意図の解らない行動に、ウェインはきょとんとライエルを仰いだ。彼は何度か背中を叩いた後、今度は少女の
艶やかな黒髪を撫でた。子供をあやすように髪を梳く。
そうする内に、ウェインの身体から、多少硬さが抜けた。
照れたような困ったような、微かな笑みがライエルに向けられる。彼は自分の緊張を読んでくれたのだろう。
それを見て漸く、ライエルは彼女へ手を伸ばした。


肩を掴み、そのまま後ろへ押し倒す。ぐ、と力が込められ、ウェインの上半身は再びベッドに沈んだ。
シーツを払い、ライエルがウェインの上に馬乗りになった。二人分の体重にスプリングがぎしりと軋んだ。
思わず起こされそうになる少女の半身を押さえつけ、ライエルは白い上着に手を掛ける。捲り上げると、柔らか
な曲線を描いた膨らみが露になった。
260※女体化ウェイン※ 11/20:04/04/09 04:06 ID:cYnTUg+6
「あ」
ウェインが短く声を漏らした。目元をほんのり染めながら自分の胸を見遣る。薄紅色の先端は外気に晒され、
ぷくりと立ち上がっていた。
「本当に、女になっているんだな」
「みたい…ですね」
ライエルは感心したように言うと、彼女の胸に指を置いた。ふに、とマシュマロのような感触。しっとりと吸いつく
肌が指先に心地良い。
少しの力を込めると形を変える双丘を手のひらで包む。そのまま軽く揉んでみた。乳房は柔らかで、女の子の
それだとライエルに実感させる。
初めはくすぐったそうに身を縮めていたウェインだったが、ゆるりと撫ぜたり乳首を摘んだりしている内に、
快感らしきものを示すようになってきた。んん、と息を詰まらせるのでライエルが彼女の顔を覗く。頬は上気し
目は潤んでいた。
「ふ……、あんっ」
つんと固く尖った乳首を指の腹で潰せば、声が上がった。その甘ったるい響きに、ウェイン自身が驚き目を
瞠る。慌てて手の甲を押し当て、口を塞いだ。
その間も指は先端を弄んでいた。爪先でくりりと転がし、抓り上げる。右の胸を責めているかと思えば、左には
ライエルの唇が落とされた。生温かい感触が敏感なそこを包む。ちゅ、とそこを吸い上げる音がした。
どくりどくりと鼓動が脳にまで煩く響いた。丁度、心臓の真上に居る彼にも聴こえるだろうか。
さらさらした短髪が肌を掠めるくすぐったさと、舐め吸われ甘噛みされる快感に、ウェインは耐える。
口で呼吸出来ない所為で、ふーふーと鼻から息が抜けた。息苦しい。熱い。でも、気持ち良い。
―――つと、空いた方のライエルの手に、唇を押さえる手首を取られた。圧迫が無くなり、はあっと息を吐く。
そのまま離してくれるのかと思えば、取られた手首はシーツに縫い止められた。口を塞ぐな、ということなの
だろうか。もう片手を持って来ても良いが、そこまでする気にもなれなかった。多分、声は殺さなくてもいいの
だろう。
261※女体化ウェイン※ 12/20:04/04/09 04:06 ID:cYnTUg+6
乳房への愛撫は止めず、ライエルはウェインの腰を引き寄せる。そして、ウエストまでを覆うパンツのファスナー
を下げた。
じ、という音と共に平らな腹と厚手の生地が現れる。その間には、男物の下着が見え隠れしていた。黒い皮の
パンツごとそれを引っ掴み、膝まで擦り下ろす。
露になった股間には男のものは付いていなく、薄く黒い毛が覆う縦筋が見え隠れしていた。
明かりの下に下腹部が晒され、白い頬がぱっと朱色に染まる。好奇心、そして羞恥心が半分ずつ、といった
ところだろうか。
ぐしゃぐしゃになったパンツが下ろされ、片足首に引っ掛かり止まる。何も覆うものの無くなった足の付け根に
ライエルは手を伸ばそうとしたが、すんでのところで、何故か止めた。
「…自分で、開いてくれないか」
彼のほんの僅かな嗜虐心が頭をもたげた。太腿を撫でさすり、足を広げるよう促す。
ウェインは小さく頷くと、少しの躊躇の後、胸につくくらいに膝を曲げた。そのままそろそろと開脚していく。
自分の身体でありながら自分の身体ではないようなものなので、恥ずかしくてどうにかなりそう、ということは
なかった。
ただ全く羞恥が無い訳でもなかった。自分の意思と反して顔が熱くなる。頭に血が昇って、ぼうっとしてきた。
所謂M字開脚という状態になったところで、ウェインは動きを止めた。その状態でライエルを窺い見る。
「これ以上は、開き、ません」
付け根の筋は痛々しく浮き、その間に盛り上がった秘唇がちらちらと覗いていた。足を大きく開ききっている
所為で、うっすらとした陰毛では隠しきることは出来なかったようだ。
浮き上がるサーモンピンクの唇に、ライエルは軽く息を吐く。その様を見て、ウェインは自分の股間におずおず
と手をやった。人差し指と中指を引っ掛け、自分で広げる。なんとなく、こうした方が良いような気がした。
淵がゆっくりと開かれ、秘裂の間でくぱあ、と糸が引く。幾層かになっている桃色の肉からは、触れてもいない
のに透明な粘液が滴っていた。
262※女体化ウェイン※ 13/20:04/04/09 04:07 ID:cYnTUg+6
「濡れているな」
揶揄うでもなく、やはり無表情にライエルは言った。その言葉に、ウェインはまた頬を赤くして俯く。彼女の眉根
が困ったように寄せられた。
すみません、と小さく聞こえた気がする。別に謝る所ではないのだが、上手い言葉が見つからないので訂正は
しなかった。
ぬるんだそこを、ライエルの指が軽くなぞる。入口がひくり収縮する。ぴくん、と爪先が跳ねた。
物欲しそうなその動きに、ライエルは人差し指をそっと押し当てた。そこは容易く彼の指先を飲み込み、つぷりと
音を立て絡みつく。
ゆっくりと差し入れ、またゆっくりと引き抜く。そうして長い指が沈んでいくのを、ウェインはじっと見つめた。
最初は異物が出入りしているだけだった感覚が、奇妙な快楽に変わってきた。その内に抽送を繰り返すだけ
だった彼の指も、ぐるりと中を掻き回したり技巧を尽くされるようになった。
秘裂を広げる自分の指の間で、他人の指が音を立て抜き差される。よくよく考えると、見目のいやらしさに益々
身体が熱くなった。思う分だけ、そこがじわりと濡れる。ライエルの手のひらにまで愛液が垂れた。
次第に、ライエルの節ばった指が根元まで飲み込まれるようになっていた。くちゃくちゃと指先が膣内を出入り
する。ウェインは苦しげに浅い呼吸を繰り返した。
「痛いか」
「……っ、痛くはないです、けど」
微妙な熱は形容し辛かった。何もかも初めての感覚で、じんと疼くそこを素直に気持ち良い、とは言えない。
回らない頭で上手い言葉を探した。
何かを言い倦ね半開きになった彼女の唇を、ライエルは自分のそれで塞ぐ。ぅむ、とウェインが息を詰まらせ
た。開いた口の隙間に舌を滑り込ませてやると、大袈裟に腕の中の身体が震えた。
口内で逃げる舌を捕まえ、甘く噛み、絡め取る。瞠られた琥珀の目が、次第に潤みを帯びてとろんとした。
263※女体化ウェイン※ 14/20:04/04/09 04:08 ID:cYnTUg+6
その間も秘所は掻き回され続ける。いつの間にか中指も差し入れられていて、二本に増えた指が彼女の狭い
内壁を苛んだ。
くちゅりと静かな部屋に濡れた音が響いた。唾液の音か、それとも。
「…っ…う、んん」
鼻から息を漏らし、ウェインはいやいやをするように首を振った。
苦しそうな呼吸にライエルは彼女から唇を離すと、指をずるりと引き抜いた。ぶる、と思わず身を竦め、ウェイン
は彼の腕を掴んでしまう。止めないで、と懇願するように。
そんな彼女を宥めるように、ライエルはぬるついた指先で秘唇をなぞった。スリットを辿るよう、上下に擦る。
すると彼の指が小さな突起を探り当てた。
肉芽を摘み上げ、包皮を剥く。ウェインの腰がびくりと揺れた。ちょこんと頭を出したものは、赤く充血し膨らんで
いた。
「ライエルさん、そこ、…」
強い刺激に声が掠れた。男の頃に味わったものと似たような、だがそれよりもう少しきつい快感。神経がその
一点に集中させられる。
秘裂から溢れる愛液を滑らせ、ライエルが剥き出しの肉芽を親指の腹で擦った。一方では再度、中指と人差し
指を膣口に付け根まで差し込む。ぎりぎりまで引き抜く。ゆっくり、激しくを繰り返し律動をするそれ。
つと、ライエルの指が中で曲げられた。く、と押し上げられると、眩暈がするほどの快楽がウェインを襲った。
「っあぁ!」
「…ここか」
ライエルは低く呟くと、探った箇所に指を強く押しつけた。ぐりぐりと中で擦られ、意図せず身体が跳ね上がる。
その上に、敏感な突起を指先で転がされる。感じてすぎて痛い程のそこが、内壁への刺激と相俟って、僅かな
質量を更に増した。
264※女体化ウェイン※ 15/20:04/04/09 04:09 ID:cYnTUg+6
股間が熱くてどうしようもない。ただ解放だけを望み、ウェインはねだるように彼の胸へ鼻先を擦りつけた。
先より一際きつく、肉芽を弄くられ、秘裂のそこを引っ掻かれた。くぷ、と愛液が泡立ち、溢れ出る。
「ひあぁ……あん……!」
ふるふると、ウェインは白い爪先を引き攣らせながら、軽い絶頂を迎えた。


―――浅く短い息を吐き、ぎゅうとライエルへしがみついた。ずるり、と指が抜かれる。粘膜がひくつき、痙攣を
した。喪失感に身を震わせる。
ウェインがぐったりと呼吸を整えている間に、ライエルは金属の擦れる音を立てファスナーを下ろした。上着と
同じ黒のジーンズを太腿まで下げると、上向いた彼の陰茎が現れる。
ぼんやりとライエルの方を見ていたウェインだったが、それを見て一瞬我に返った。
―――負けた、と思ってしまったのだ。いや、男の価値は大きさだけではないけれど。
飛び抜けて規格外という訳では無いが、普通より少し太く長いそれをまじまじと見つめる。
果たしてこれが自分の中に入るのだろうか。無理なような気がしてきた。指だけでも一杯だったのに、こんな
ものを入れられたら、壊れてしまうんじゃ。
―――と、ライエルが一つ咳払いをした。はっとウェインが視線を上げる。
漸く自分の取った行動に気づき、ウェインはかあっと顔全部を真っ赤にした。すみませんと、先刻よりも消え入り
そうな声で謝った。いや、と此方も少し目を逸らして彼は言う。
気を取り直すように、ライエルはぐい、と腰を少女へ押しつけてきた。熱い彼の先端が入口にあてがえられる。
「いいか?」
聞かれ、ウェインは息を呑んだ。そして一つ頷く。望んだのは自分だ。そう言い聞かせた。
一息に挿入した方が楽だろうと、ライエルはウェインの膝を掴み肩へ抱え上げた。そして、勢いに任せ突き入れ
ようと、強引に腰を押し進めた。
265※女体化ウェイン※ 16/20:04/04/09 04:09 ID:cYnTUg+6
くちゅ、ずっ―――。
「った、…痛い……っ!」
―――入りかけたところで甲高い悲鳴が上がった。
肩に爪が食い込む。ほんの少し挿入された肉棒が酷く締めつけられた。充分に濡れているのに、酷くきつい。
「我慢、出来ないか」
千切れてしまいそうなほどの絞めつけに、ライエルも眉を顰める。気を紛らそうと額の汗を拭ってやったり、胸へ
手をやったりした。ゆるやかに揉むと、確かに気持ち良さげな反応はするけれど、それでも苦痛の方が勝って
いるらしい。何度も首を横に振られる。
未だ立ち上がっている乳首を摘み、れるりと舌先で舐める。そうしながら、力の抜けた隙に突き上げようと試み
た。が、奥の内壁の狭さに思うように動けない。
「駄目、です…これ以上、は、やっぱり…」
ウェインが涙ながらに声を上げた。もう少し舌が回れば、お願いしますやめてください位は言ったかもしれない。
仕方無いと一つ息を吐き、半分程度収めたところで、浅く抜き差しを始めた。
少し物足りなく思ったが、これはあくまでウェインを元に戻す為の行為だ。本人が嫌がるものを無理強いする
のは彼の好みではなかった。
それに、ぐっしょりと濡れ切った彼女の秘裂に先端を滑らせるのは、それだけでとても気持ちがいい。
ぬるりと絡みつく内壁が直に亀頭を絞めつける。中は狭くて熱くて、蕩けてしまいそうな感覚。
ずりゅ、ずりゅ、と膣の浅い場所を掻き回す。ライエルは低く息を漏らした。
「ふ、あ…ああっ…」
そうこうとしている内に、ウェインの方でも気持ち良さげな声が上がった。入口の近くが一番良いらしい。重点的
に責めると、一際絞めつけがきつくなった。
「あっ、あっ、……あぅ…っ」
266※女体化ウェイン※ 17/20:04/04/09 04:10 ID:cYnTUg+6
突く度に、同じリズムでか細い喘ぎが上がった。引っ切り無しに出る声に口も閉じられず、ウェインの唇から細く
唾液の糸が流れた。顎にキスをし、舌でそれを辿る。琥珀色の瞳が甘く潤んだ。
「…はあ……い、く…いっちゃ…」
無意識にそんな言葉が口をつく。彼女の限界が近かった。シーツを掴み、がくがくと全身を震えさせる。
腰を強く掴まれ、秘所を抉られる。淫らな水音と、切羽詰まった吐息だけが聴こえる中で、もう何も考えられなく
なりウェインは身も世も無く喘いだ。引っ掛けられる亀頭の感触だけが生々しく下半身に伝わる。
―――ぐち、じゅぷ、っちゅ、ずぷっ…。
突かれ、ウェインはライエルの首へしがみついた。反動で、中途半端に脱げかけた彼の黒い上着が腕を滑り
落ちる。その剥き出しの肩に噛みつき、少女は身を戦慄かせた。
「はあああん……!」
膣口がびくびくと収縮し、中のライエルもきつく絞られる。ぐちゅりと引き抜く瞬間、ウェインが達した。
伴って、彼の射精感も高まった。眉を顰め、先程よりほんの少し深い場所へ押し入る。愛液が溢れ幾分解れた
そこは、抵抗少なく、且つきつく柔らかく締め上げながらうねった。
絶妙な感触にライエルは堪らず、強く腰を押し進めた。限界まで固くなった肉棒と、しとどに濡れひくつく内壁が
じゅぷじゅぷと擦れあう。彼の自身がウェインの中でびくりと震えた。ライエルが目を細め、背を震わす。
「っく……」
低い声音が耳をくすぐる。それと同時に、熱い体液が胎内へ吐き出された。
びゅる、びゅく―――。
「ん、あ、あぁ…」
断続的に熱い精液が放たれるのを、ウェインも腰を震わせながら感じた。あったかい、そう恍惚とした表情で
呟く。そこに嫌悪感はなく、安心感、そして圧倒的な快感が彼女を満たした。
絶頂の余韻に真っ白になる頭を無理に傾け、ライエルの唇をねだるように、ウェインは自分のそれを寄せた。
267※女体化ウェイン※ 18/20:04/04/09 04:11 ID:cYnTUg+6
抵抗もなくキスが返される。触れるだけの軽いものが、望んだだけ唇に落とされた。


あれからまた幾度か求め合い、数刻の時間が過ぎて、気がつくと眠りに落ちていた。
ライエルが目覚めた時、隣にウェインは居なかった。中途半端に空いたシーツの隙間が一人分の空白を作って
いた。まだそこは温かい。
「ライエルさん」
背後から声を掛けられる。
振り向くと、水の入ったグラスを持ったウェインがすぐ傍に立っていた。既に着衣は済ませたようで、先に脱がさ
れた服をきちんと身につけている。
差し出されたので、ライエルは水滴のつく冷たいグラスを受け取った。
何とはなしに、ウェインの手を見た。鍛練で固くなった節と、長い指。辿ると、細いながらも筋肉のついた腕、
そして引き締まった胸があった。そこに先程の膨らみは無く。
「戻ったのか」
「はい」
彼は、嬉しそうに頷いた。
「そうか、良かったな」
ライエルが微笑を浮かべたので、ウェインもはにかんだように笑む。彼が珍しく笑顔など浮かべるものだから、
もう女でもないのに胸を高鳴らせてしまった。
そう思うと少しだけ残念なような気もしてきた。宝物のように丁寧に触れられる立場も悪くなかったし、快感も
想像以上のものだった。―――その分痛さも想像以上だったが。
何より相手は憧れの人だったのだ。もう少し、あのまま恋人同士のように居ても。
268※女体化ウェイン※ 19/20:04/04/09 04:12 ID:cYnTUg+6
―――って、何を考えているんだ、俺は。
ウェインは勢い良く首を振った。
自分はホモじゃない。彼のことは好きだが、そういう意味ではなくて。
全く、女というものは恐ろしい、と思った。これもホルモンか何かの所為なのだろうか。
男に戻れたことを安堵すると、ウェインは大きく息を吐く。
ほんの僅かに、少しだけ感じたあの情も嘘ではなかった。
複雑な思いで目の前のライエルを見る。彼はいつもの無表情より穏やかな目で此方を見ていた。


中途半端な思いを胸に仕舞い込んで、翌日には何事も無かったかのようにウェインは任務へと戻った。
その間も色々、本当に色々な出来事が起こったのだが、その辺りは割愛して―――。
またの問題が勃発したのは、戦が終わった後のことなのである。


バーンシュタインが誇るインペリアル・ナイトであるウェインは、休暇でもないのに何故か単身で魔法学院に
赴いていた。
人格者で部下に優しく、名将であると民に慕われる彼だが、その時ばかりは様子が違っていた。すれ違う学生
や教師が思わず怯えてしまうほど、恐ろしい顔をしていた。今時の言葉にするなら、キレる寸前といった風で
ある。
校舎には目もくれず、ものすごい勢いの早足で入口を突っ切り、中庭を抜ける。目指す場所は一つだった。
―――その間ずっと、どうしてか彼の手は制服の胸辺りを掴んだままだった。
注視すれば、彼の胸元はいつもより膨らんで見えた。
269※女体化ウェイン※ 20/20:04/04/09 04:13 ID:cYnTUg+6
そして、制服の隙間から、先輩のジュリア宜しく、柔らかそうな谷間を覗かせていたのだ―――。


「女に戻った?二週間くらいで?」
「……ええ」
「え、と。…どうやら染色体の方に癖がついちゃったみたいだね。いや、こんな筈じゃあなかったんだけどな」
「……」
ははは、と乾いた笑いを漏らすアリオスト。無言のウェイン。
「まあ何度か繰り返せば徐々に落ち着くと思うよ、うん」
「……」
「どうだろう、それまで僕が君の相手を務めるというのは―――」
言い掛けたアリオストに、弱くない力の平手が飛んできた。自分の身長よりは長い距離を盛大に吹っ飛び、彼は
棚から一斉に降ってきた本の山へ埋もれた。


「アーネスト、……ごめん」
「またか」
人の気配の無い、迷いの森の小屋にて。
軒の下で読んでいた本を閉じ、やれやれといった風にライエルは立ち上がった。
―――ナイツの制服の胸元を張らせたウェインが彼の元へ来るのは、もう習慣になったらしい。
だが、彼は―――彼女はそれを、心から悲観してはいないとか―――。




                                                                END
270名無しさん@ピンキー:04/04/09 18:23 ID:7JrNdeNk
ウェインニョターイ━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)キタ━━━!!

ハァハァ(´Д`;)ハァハァ ウッ
27119:04/04/09 19:56 ID:8F78UWFe
力作イパーイ。グローランサーの世界も随分とエロエロになったものだ!(・ω・)

>247
SS保管人様、大変嬉しいお申し出ありがとう御座います。
他の方のは答えられないのですが、自分の作品は収蔵して下さって構いません。
>10-18 >134-148 >173-200 が私の作品です。

一つ質問なのですが、
加筆などして割と広い範囲が変わってしまったものなどは、
メールで送ればよろしいのでしょうか?
272SS保管人:04/04/09 20:07 ID:bfawfWBM
>>271
許可ありがとうございます。
保管庫にあるメルアドで送って貰えればそれを掲載させて貰いますので宜しくお願いします。
273237:04/04/09 22:03 ID:fJ5vHB7S
>>272
まだ一つしか書いてないけど、
是非保管してやって下さい。
作品は>>237-243です。
274名無しさん@ピンキー:04/04/09 23:13 ID:fOu4YWQt
駄目駄目な出来の書きかけでもよければ・・・
>>36-37>>67-69>>74-75
>>87-88
>>166-167>>223-225です。
27519:04/04/10 01:25 ID:h8xe0tJ5
>272
SS保管人様、分かりました。
>134-148 >173-200 に関しましてはメールにて若干修正したものを
近日中に送らせていただきます。>10-18 はそのまま載せていただいても構いません。
よろしくお願い申し上げます。
276名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:30 ID:s8/+pmO1
 ざざざざ・・・と心地よい水の音が響く。浴槽にお湯が溜まるのを待ちながらベッドで横になっているとその音がフレーネを眠りへと誘う。
 そのまま眠ってしまいそうになったとしたとき、部屋をノックする音がしたので身体を起こして、まずはお湯を止める。そして寝室から出て、部屋の入口の扉を開けた。
「イライザ・・・さん?」
 眠気から覚めきっていない少しぼーっとした状態のまま、扉の先の相手に話し掛けた。
「あ。もしかして、もう寝ちゃってた?」
 フレーネの様子を見てイライザが申し訳なさそうに返す。
「いえ、大丈夫ですけど。どうしたんですか?」
 イライザの手には少し大きめの袋がある。
「あのさ、悪いんだけど、お風呂貸してくれない?」
 ということは、袋の中は着替え道具一式らしい。眠気を覚ましつつ頭を働かせてみる。
 しかし、イライザの屋敷はもとは別荘なのだが、各部屋に風呂などの水周りの設備がある。なので、イライザがフレーネの浴室を使う必要は無いはずでは?
277名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:32 ID:s8/+pmO1
「実はね」
 フレーネの疑問に答えるようにイライザが俯きながら口を開いた。
「お湯を張ろうとしてそのまま寝ちゃって、浴室が水浸しになってしまったの。慌ててレヴァンの所に行ったら今日はとりあえず他の方のを使わせてもらってくださいって。でも、流石にレヴァンや他の男の人の所だと・・・。だから、貴方のところに来たの」
「そういうことだったんですか。わたしの所で良ければどうぞ」
 笑顔でイライザを部屋の中へ入れる。
 イライザはこの屋敷の主人であり、フレーネは部屋を使わせてもらっている立場だから断ることはできないだろう。
 しかしそれ以上に、一歩間違っていたらフレーネもこうなっていたという親近感、そして何よりイライザの隣部屋のケイトをはじめとした他の女性ではなくてわざわざ別の階にいる自分を訪ねて来てくれたという嬉しさがあった。

 フレーネにお礼を言ってからイライザが浴室の扉を開けると、浴槽には既にお湯が適度に溜まっていた。それが気になったので寝室に引き返して、ベッドに座っているフレーネに尋ねてみた。
「ねぇ、フレーネ。もしかして貴方もまだ入っていなかったの?」
「ええ。でも、先にイライザさんが入って構いませんよ」
「そうだったら私が先に入るのは悪いわね。もともとは貴方が自分のために張ってたんだし」
「わたしが先に入ってイライザさんを待たせるのも悪いですよ」
 このままではどっちも入らないままお湯が冷めてしまう。
「じゃぁ、さ。一緒に入るのは、どうかな?」
「え?」イライザの突然の誘いにびっくりするフレーネ。
「だって、私が入っている間に寝てしまいそうだし。それに、女同士なんだから恥ずかしがることもないわ。それとも、私と入るのが、嫌?」
「そ、そんなこと、ないです・・・。でも、まだ、着替えの準備が・・・」
「それじゃ、着替えの準備ができたら入って来て。悪いけど少し先に入らせてもらうわね」
 イライザの勢いに完全に負けてしまい、フレーネは首を縦に振った。
278名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:33 ID:s8/+pmO1
 屋敷の浴室には洗い場がなく、洗面台やトイレがある。それらからカーテン1枚隔てられた浴槽は身体を温めることと身体を洗う場所を兼ねる。
 イライザはまず、お湯に浸かって足を伸ばした。お湯に浸かりながら足を伸ばしてもまだ少し余裕が有るぐらいの広さはある。
 フレーネが来る前に身体を洗ってお湯を汚すわけにいかないので、彼女を待ちつつ、身体を温める。
 暫くすると、かちゃりと浴室の扉が開き、カーテンの先に人影が現れ、衣装が肌を擦る音が聞こえてきた。
「イライザさん、お待たせしました」とカーテンを開けてフレーネが入ってきた。湯気にあてられたのか、ほんのり桜色になっている彼女の肌を見てイライザはどきりとした。
「お邪魔しますね」
 そんなイライザに気付かず、フレーネはイライザと向かい合う様にして膝を抱えてお湯に浸かる。イライザも伸ばしていた足を縮めた。肩まで浸かってから吐息を漏らすフレーネにイライザのどきどきが増す。
「あっ、そうそう」何かを思い出したようにフレーネは声を上げてから「バスジュエル入れて良いですか?」と尋ねてきた。
 バスジュエルって何だっけと思いながらイライザが「ええ」と返事をすると、フレーネはカランの横にある棚の箱へ手を入れてバスジュエルを1つ取り出し、湯船へと落した。
 バスジュエルが溶けて甘い香りが広がる。溶けながら、名前の示すように宝石の如く輝きつつ、湯船に揺れている。
 入浴剤のバスキューブのことだったのね、と思い出しながら、フレーネもキューブとともに溶けてしまいそうな気がしてならなかった。
 溶けてしまう前にフレーネに触れていたい――――そんな気持ちがイライザを支配する。
 その気持ちを押さえられなくなって、少し身を起こし両手をフレーネの頬に添えた。
279名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:35 ID:s8/+pmO1
「ごめんね」と呟いてから身体の重みをフレーネに預けて唇を重ねた。
「ん・・・っ」
 いきなりのことでフレーネはしばらく何が起こったのか分からなかった。
「貴方のことが・・・」と唇を離してからイライザはフレーネの耳元で囁いた。
 しかし、フレーネにとってこれは嫌な事ではなかった。
 わざわざ自分のところへ来てくれたことや、今お互いに一糸纏わぬ姿で時を共有していること、そしてこんな自分に想いをぶつけてきたイライザが嬉しかった。
 その気持ちを返すように、フレーネはイライザの背に腕をまわしてぎゅっと抱きしめた。
「いいんです。私もイライザさんのこと、好きですから・・・」
今度はフレーネからイライザに唇を重ねて、そのまましばらく2人は甘い時を過ごした。

「ねぇ、私がフレーネを洗ってあげていいかしら?」
 甘えるような声でイライザが尋ねると、フレーネはこくりと頷いた。
 お湯が溢れるといけないので、湯船の栓を抜いてからシャワーのお湯を出す。
「それじゃ、まずは髪洗うから、後ろ向いて」と言ってフレーネの身体の向きを変える。
 髪を濡らして、シャンプーで髪を洗う。イライザの指がフレーネの長い髪を何度も通りぬけて行く。時折、指がフレーネの背中にも優しく触れる。
「長くて綺麗な髪ね」とイライザは誉めるのだが、フレーネは「えぇ、まぁ・・・」とあいまいな返事しか出来なかった。
「私も、以前は長かったんだけど」と寂しそうにイライザは口にしながら、シャワーで髪を濯いでゆく。
 オーディネルの家でイライザが髪をばっさり切ったことがフレーネの脳裏をよぎった。彼女の決意の証とはいえ、それは辛いこどだっただろうし、改めてここで口にすることではないのでフレーネは黙っていた。
「でも、いつかは、貴方と同じぐらいに揃えたいわね」と呟いてから、フレーネの髪をタオルで纏め上げ、シャワーを一旦止めた。
280名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:37 ID:s8/+pmO1
「じゃ、次は身体ね」と言って、イライザはスポンジを手に取って泡立ててから、腕と背中を撫でていく。時折、フレーネの口から甘い吐息が零れる。
 今度はフレーネの背中に自分の上半身を圧し掛け、腕をフレーネの前へとまわして胸に手をかけた。
「あっ・・・あ・・・んっ」今度は声を上げる。
「ふふ、嬉しい。感じてくれて」
 イライザはフレーネの乳房を揉みながら、頬を優しく舐めまわす。
「ふぁっ・・・あっ・・・やっ・・・」
「柔らかくて、とってもいいわ。でも、ここはすっかり硬くなってるわね」
 そう言ってスポンジで先端の突起をつつく。
「くぅっ・・・」
 これまで以上の刺激に、フレーネは少し身体を震わせる。
 イライザの手は次第に下腹部へと下がっていき、フレーネの脚の付け根の裂け目に達した。
「あふぅっ」
 一段と甘い声がフレーネの唇から溢れ出した。
281名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:39 ID:s8/+pmO1
 湯船の栓が抜けてだいぶん時間が経っているのに、フレーネの裂け目の下あたりは不自然な水溜りが残ったままであった。
 イライザは指で水溜りに触れた後、再び裂け目をなぞる。この裂け目から溢れ出しているのがよくわかる。
「あら、もうこんなに溢れさせてるのね・・・」
「や・・・そん・・・な・・・ことっ・・・な・・・」
 必死に否定しようとするが、快感がそれを上回っている。
「でも、ここは正直ねぇ」と言いながら裂け目の間に指を挟みこみ、フレーネの蜜の音を愉しむ。
 ―――流石はイライザお嬢様。相手がちょっと気弱なフレーネなだけに、小悪魔っぽい態度がよく似合う。
 裂け目に少し指を入れ、蕾を摘んだり擦ったりする。
「あ・・・んっ・・・あっ、あっ・・・んふっ・・・はぁっ・・はぁ」
 最早フレーネは抗う事が出来ず、快感に身を委ねて甘く呻くだけだ。
「・・・っ」
 何かを堪えるような声がフレーネの喉元からしたので、イライザはフレーネの秘所から手を離した。
「んっ、・・・な・・・ぜ・・・?」
 荒い息遣いで訴えるフレーネ。
「先に、脚を洗わないとね。手が届かないから、自分で洗って」
 そう言うとイライザは手にしていたスポンジをフレーネの手に乗せた。
282名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:41 ID:s8/+pmO1
 一旦付いた炎が簡単に収まる筈もなく、フレーネの下腹部は疼いている。思わずスポンジを持った手を下腹部に持っていこうとすると、イライザがその腕を掴む。
「だ〜め。そこはさっき洗ってあげたでしょう?」
 耳元でイライザが甘く囁きながら、腕を下腹部から離させる。
「んっ・・・ふっ・・・」
 下腹部の疼きを我慢するように声を漏らしながら、そして時折我慢できずに脚をくねらせながらもフレーネはなんとか脚を洗い終えた。
「はい、よくできました♪」
 と言いながら、イライザはシャワーからお湯を再び出して、フレーネの身体の泡を空いている方の手で撫でながら洗い流してゆく。
 ひととおり洗い流すと、シャワーをフレーネの秘所に近づけた。
「こうしてほしかったのでしょう?」
 小悪魔ちっくなイライザの囁き。
「ひゃ・・・あっ・・・あっ・・・ああっ・・・ん・・・んんっ」
 シャワーから繰り出される心地よい水圧にフレーネの喘ぎ声が大きくなる。
「可愛い・・・」
 今度は甘い囁き。
「ああっ・・・んんっ・・・んあっ・・くぅっ・・っああっ」
 既に溶けてしまったバスジュエルのように溶けてゆくフレーネの意識。
「好きよ、フレーネ」
 いちだんと甘い声で囁く。
「・・・イ・・・ラ・・・イザ・・・さ・・・ふああああっ」
 身体を震わせて、快感のなかへと1つのバスジュエルが溶けていった。
283名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:42 ID:s8/+pmO1
「ごめんね、ちょっと度が過ぎたかもしれなかったわね」
と、荒い息遣いでぐったりしているフレーネをイライザは優しく抱きしめた。
「ん・・・い・・・い・・・です・・・っ」
 辛うじて声を出してフレーネは身体の重みをイライザへ預け、余韻に浸りながら意識と呼吸の調子を戻してゆく。
 突然、フレーネがくしゅんとくしゃみをした。
「大丈夫?」
「ん・・・ちょっと湯冷めしたかもしれない・・・ですね」
「風邪こじらせると大変だから、先にあがったほうがいいわ」
 イライザは少し熱めのお湯をシャワーから出してフレーネの身体を温める。
「じゃぁ、お言葉に甘えて、先にあがらせてもらいますね」
 そう言って微笑んでから、フレーネはカーテンを開いて浴槽から出た。

 ひとり浴槽の中に残っていても仕方が無いので、イライザは髪と身体を手早く泡で包みこんだ後、シャワーで泡を流していった。
 シャワーが下腹部に触れたとき、先ほどのフレーネのことが気に掛かった。
 ここにシャワーを当てるのってそんなに気持ち良いのかしら―――そう思って脚を開き、シャワーを付け根に当てる。
「んっ・・・い・・・いい・・・わ・・・」思わず声を出す。
 ちょっと試してみてすぐにやめようと思っていたのにやめられない。力が入らなくなって浴槽の壁にもたれる。
 更なる快感を求めて、シャワーを持っていない左手で花弁を開く。
「ひゃぅっ」
 お湯の流れが直にイライザの蕾を刺激し、可愛らしい悲鳴を上げる。
「ふぅっ・・・あっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
 初めて味わう快感に流されてゆく。
「ふぁっ・・・あっ・・・はぁ・・・ふっ・・・・ふ・・・れー・・・ねっ」
 その蕾を刺激している相手を求めるように、フレーネの名を口にする。
「はっ・・・あっ・・あああぁっ」
 ついにイライザは絶頂に達し、全身の力が抜けてうずくまった。
284名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:43 ID:s8/+pmO1
 浴室から上がって寝室に戻ってきたイライザを、フレーネは手招きしてベッドに座らせた。
「それにしてもイライザさんって意外とえっちなんですね」
 突拍子も無く発せられた言葉にイライザはまともに返すことができない。
「わたしが上がった後、シャワーで、していましたね。ここまで声が聞こえてきましたよ」
 みるみるうちにイライザの頬はかあぁっと紅潮していく。
「い・・・言わないで・・・頂戴・・・」
 漸く言葉を返すものの、そのまま黙って俯いてしまう。
「でも・・・わたしを呼んでくれて、嬉しかったです」
 と言ってふふっと笑みを浮かべるフレーネ。
「また、一緒にお風呂、入ってくれる?」
 紅潮したままの顔を上げて、イライザは問いかける。
 フレーネは笑顔で頷き、イライザの手首を掴み上げた。
 何をするのかしらと不思議そうに眺めるイライザに「このままじっとしていてくださいね」と言って、フレーネは自分の髪でその手首を軽く縛った。
「これで、わたしたちは1つになれましたね」
 少し照れくさそうに言う。
「そうね」
 イライザも髪飾り用の赤いリボンで手首と髪を結んだ。
 
 2人は1つに結ばれたまま、甘い夜を過ごした。
(Fin)
285名無しさん@ピンキー:04/04/10 02:50 ID:s8/+pmO1
>>276->>284
前回同様のイラ×フレな百合です。
前回とは全然繋がりは無いです。
本編には風呂あるのにイベントで使われてなかったので使ってみました。

>SS保管人さま
>>124-130>>156-162>>208、>>276->>284を書いた者です。
拙いものですが、収蔵を宜しくお願いします。
286名無しさん@ピンキー:04/04/10 03:05 ID:kFY09R7p
>>276
(*・∀・ )ホノボノー
としてていいですね。自分もこういう甘々なSSを書けたらいいんですが。
そういえばゲームだと主人公達がイライザの屋敷に来たばかりの頃のイライザは
「フレーネちゃん、可愛い!」みたいなこと言ってたのに
いつのまにか呼び捨てに…。一体二人の間に何が…?((((;゜Д゜))))
287名無しさん@ピンキー:04/04/10 14:21 ID:d0SDcdAY
ここはラングリッサーは禁止?
288名無しさん@ピンキー:04/04/10 14:47 ID:VwOiwHu5
ファン層かぶってるだろうし、いいとオモ
289名無しさん@ピンキー:04/04/10 20:00 ID:xk6jCkmO
>>287
いいと思いますよ。
290237:04/04/11 00:17 ID:+QuNi0CG
イライザものを書きましたので投下します。
気に留まったら読んで下さい。
改善点など指摘していただけたら幸いです。
291『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:18 ID:+QuNi0CG
「・・・うぶ・・・はぁ・・ちゅば・・はぁむ・・」
マーキュリアのあるアパートの一室。
黒髪の美少女が目の前のベッドに腰掛けている男に奉仕している。
「・・っ、ふう、大分うまくなってきたな。・・・もっと奥まで咥えこめ。」
少女の頭を鷲掴みにして、自分の方へと引き寄せる。
「ぐぶぅ!!ふぐ・・・んん・・・・じゅぷ・・・ぺちゃ・・」
一瞬咳き込んだが、慣れるとまた同じペースで男のモノをしゃぶっていく。
「・・・もう、限界だな。いいか、全部飲むんだ。こぼすんじゃねぇぞ。」
そう言うと男は少女の口内に己の欲望を吐き出した。
「うぶぅ・・・んぐ・・・くはぁ・・・」
苦々しい表情をしながらも、少女は全てを飲み干した。
「いい子だ。フェラの方もかなり様になってきたみてぇだし、今日はもう帰っていいぞ。
ほら、今日の分だ、取っておけ。」
男は財布から何枚かの紙幣を取り出すと、床に放り投げる。
少女はそれを拾って服のポケットにしまい、無言で部屋を出て行った。

292『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:19 ID:+QuNi0CG
この街のすぐ横に屋敷を構える少女、イライザ。
男の部屋から出た彼女は雲一つない星空の下、マーキュリアの街道からふらふらと家路に着く。

(・・・なんで、こんなことになったんだろ。わたし・・・)

イライザは思い出す。
そう、全てはあの日から始まったのだ。
執事のレヴァンから屋敷の事情を聞いた、その時から。



時を遡ること四日程前。
レヴァンから屋敷の経済状況の危機を知らされると、自分も何か力になれないものかと
なんとかお金を稼ごうという決意を示すものの、流石は世間知らずなお嬢様、
労働はイヤだの楽して大金を稼ぎたいだのと他人の命令は聞きたくないだの
贅沢を言ってはクレヴァニール達を困らせていた。
そこに、一人の男が屋敷を訪ねてきた。
293『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:20 ID:+QuNi0CG
そして・・・・・・

「あなた、お仕事を探してるんですってね。楽して大金を稼げる仕事を。
ありますよ、たった一つだけ。」
「・・・・本当に?」
「ええ、ホントですとも。興味があるんでしたら、今晩、マーキュリアにある
アパートの一番奥の部屋へ行って下さい。」
「・・・それは一体どういう仕事なのかしら?詳しく教えてくださらない?」
「そこにいけば分かりますよ。それじゃ私はこれで。」
そう言うと男は姿を消した。

・・・・イライザは胡散臭いとも思ったが、
ぐずぐずしていればやがては貯えが底を尽いてしまうのもまた事実。
その仕事を引き受けることにし、その夜、言われたとおりの場所へ行き、
そこで初めて、自分のカラダを売ることを知ったのだった。・・・その身をもって。
294『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:21 ID:+QuNi0CG
部屋に入ったイライザは不意に腕を引っ張られ、ベッドに押し倒された。
「・・・!!??」
男が自分に覆いかぶさってくる。
訳の分からない状況に頭を混乱させるイライザ。
「へへっ、聞いたとおりの上玉だな。こいつは仕込み甲斐がありそうだ。
・・・それにしてもあいつ、どっからこんな女捕まえてくるんだか・・・」
男はぶつぶつと独り言を言っている。イライザを凝視するその目は色欲に駆られていた。
「・・・一体これはどういうことなのよ!早くお退きなさい!」
身の危険を感じ、男に怒鳴りつけるイライザ。そんな彼女を見て、男はニタニタと
笑みを浮かべながら言った。
「あれぇ?あんた、あの男に『あなたのカラダを高く買ってくれる人がいるんだけどどうですか?』
みたいな事言われて来たんじゃねぇのかよ。」
みるみるイライザの顔が青ざめていく。
「わ、わたしは只、ここに来れば・・・」
「楽して大金を稼げるってか?ははっ!お前、相当おめでたい頭の持ち主だな。
そんな仕事あるわけねぇだろ。あるとすれば、これさ。」
そう言うと、イライザの乳房を荒々しく揉みしだき始めた。
295『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:22 ID:+QuNi0CG
「・・・くぅ・・い、いたい・・・」
イライザは快感と言うには程遠い感覚に顔を歪める。
「直に気持ちよくなるぜ。病み付きになるほどな!」
両の手で彼女の豊かな果実を捏ねくり回す。
「・・・い、やぁ・・・はう・・・・じょ、冗談じゃないわ。・・・ん・・・・だ、誰がこんな・・・あん!」
「今更やめるなんてのは無しだぜ。あいつにはもう仲介料払ってんだ、もう戻れねぇよ。
でも安心しろ。高く買うってのは嘘じゃねぇ。あんたは愉しんで、金を手に入れる。
一石二鳥じゃねぇか。はっはっはっは!」
男は高笑いを飛ばすと、さっきまでの荒っぽいものとは裏腹に、優しく、
まるで割れ物を扱うかのような手つきでイライザの乳房を弄っていく。
「ん・・・・んんっ・・・あ・・ふぅ・・・い、いやぁ・・・・ふぅん・・・」
次第に甘い調子のものが、彼女の声に混ざってくる。
「いやよいやよも好きの内ってか?なかなか素質がありそうだな。」
服を剥ぎ取り、穢れを知らないイライザの裸身を露にさせる。
「・・・やだぁ・・・見ないでぇ・・・ふ、ぅ・・・・・ああ・・・」
異性に初めて裸を見られ、羞恥心に顔を逸らし頬を赤らめる。
その様子に気をよくした男は、彼女の首筋に舌を這わせ、硬くなった先端を弾く様に愛撫した。
296『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:23 ID:+QuNi0CG
「はあああ!あ・・・はぁん・・・ふあ!ああ!」
無意識に悦びの声を上げるイライザ。
今だ嘗て経験したことのない快感の波に晒され、頭の中に霧がかかった様に朦朧となってくる。
痛々しい程に勃起した頂を指の間に挟み、上下左右に激しく擦る。
「あはぁ!ん・・んあぁ!はぁ・・はぁ・・・ひゃぁは!」
大袈裟すぎるほどに反応するイライザ。そんな彼女を、男は高みへと導いていく。
「はぁん!あぁ・・・ふあああ!・・・な、に・・あ・・・なにかくる!きちゃうよぉぉぉ!!」
目の前が真っ白になり、体を大きく仰け反らせて昇天した。
「ははっ、胸弄っただけでイッちまいやがったぜこの淫乱が。」
「・・・・・・・・・・」
卑猥な言葉を投げ掛けられたというのに何の反応も示さない。
どうやら気を失ってしまったらしい。
「まぁいいや。気絶してようがしていまいが関係ねぇ。勝手に愉しませてもらうぜ」
男はイライザをうつ伏せにして、秘処に自分のモノをあてがう。
一気に貫いた。
297『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:24 ID:+QuNi0CG
「!!!!!!!」
体が引き裂かれたかのような激痛にイライザは目を覚ました。
「かぁ〜!やっぱ初モノは締めつけが違うな。いてぇぐらいだ。」
自分のモノが奥まで到達したのを悟ると、容赦なく抽挿を開始する。
「がぁっ!!ぐう・・・・がはぁ!あがぁぁぁ!!」
歯を食いしばり、必死に痛みを堪えるイライザ。
獣のような悲鳴と絶え間なく零れ落ちる涙が、彼女の感じる痛みの凄さを物語っている。
「いや゛ぁぁぁぁぁぁ!!やめて・・やめてぇぇぇぇぇ!!」
「・・・やれやれ、痛々しくて見てなんねぇな。しょうがねぇ、少しは優しくしてやっか。
そんな声出されたらこっちが萎えちまう。」
今度は、言葉通りに彼女の様子を見ながら、ゆっくりと、優しく動く。
「はぁ・・・はぁ・・・く・・うぅ・・・いた・・い・・・・ん・・・くふぅ・・・」
しばらくそうやっていると、悲痛な声は消え、代わりに艶のある喘ぎ声が微かながら聞こえてくる。
「おい、もう大分痛みも引いてきたろ。少し速く動くぞ。かまわねぇな?」
イライザは黙って小さく頷いた。
それを確認すると、男は徐々に動きを速めていった。
「あぁ!・・・んぁ・・・あん!・・ん・・ふあ・・・くふぅ!」
(・・・あぁ・・気持ちいい・・胸を弄られてたときより、ずっと・・・)
痛みは既に欠片も無く、ただ強烈な快感だけがある。
想像以上の快感に、イライザの理性は少しずつ、だが確実に崩壊していく。
彼女の体は更なる快感を得ようと、無意識に腰を振り始めた。
298『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:25 ID:+QuNi0CG
「ははっ!こいつ腰振ってやがる!初モノのくせに自分から腰振ってよがるたぁ、お前
余程の淫乱だなぁ!」
「や・・あぁ!・・い・・わないで・・・きゃふぅ!」
(恥ずかしい・・・・でも・・もっと気持ちよくなりたい・・・気持ちよくなりたいよぉ!)
更に激しく腰を振りたてるイライザ。
「はぁぁぁぁ!!あぁ!ふああああ!あっあっ・・ひゃはあ!!」
このまま絶頂を迎えることができる、と思ったその時だった。
突然男の動きが緩やかになっていき、遂には秘処から自分のモノを抜いてしまった。
「・・あ・・・え・・・な・・んで・・・?」
イライザは落胆の色を隠せない。
「このまま簡単にイッちまっても芸が無いからな。お前がおねだりできたら、
最後までやってやるよ。」
「・・・・・・・・・・?」
「そうさな・・・・『どうか私の嫌らしい穴にあなたのモノを挿入して、
この淫乱な雌犬をイカせて下さい』って言えたらイかせてやる。ほら、言ってみろ。
それとも恥ずかしくて・・・」
「・・はぁ・・はぁ・・ど、どうか私の嫌らしいオ、オ○ンコにあなたの・・オ○ンチン、をぶち込んで、
この救い様もない程い、淫乱な雌犬を、イカせて下さぁぁぁい!!」
間髪入れずイライザが返す。その目にはもう男の男根しか映っていなかった。
男は呆気に取られていたが、すぐさま我に返ると
「・・・くっくく・・はぁーはっはっはっは!!こいつぁ可笑しいや!
思わぬお釣りが返ってきやがった!・・・いいだろう。そこまで言うんなら、
お望み通りイカせてやるぜ!」
再び秘処に自分のモノをあてがい、一気に挿入した。
299『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:26 ID:+QuNi0CG
「あぁぁぁん!!気持ちいい!気持ちいいよぉぉ!!」
ぐちゅ、にちゅ、にゅちゅ、と淫らな水音が部屋に響く。
「ふああああ!!いい!いいのぉ!!もっと・・もっと突いてぇ!!」
恥じらいも何も無く、半狂乱にようによがり狂うイライザ。
「あぁ・・・あぁ!んあぁぁ!!は・・ぁん・・・・はひゃぁぁ!!
・・・わ、わたし・・・おかしくなっちゃうぅぅぅぅ!!」
何故自分が初対面の男性に犯されているのか。
何故自分は初対面の男性に犯されて、嬉しそうに喘いでいるのか。
・・・もう今は何も考えられない。考える気にもならない。
今はただ、イキたい。それだけだった。
「あぁ!はぁぁぁぁ!!も、もうダメェ!イ・・イク・・・イクゥゥゥゥ!!」
急に膣内が収縮して、男のモノがきつく締めつけられる。
「ぐうぅぅ!」
あまりの快感に、男はたまらずイライザの膣に白濁をぶちまけた。
「・・・あぁ・・・でてる・・・あついのが・・・・わたしのなかにでてるよぉ・・・」
300『小遣い稼ぎ』:04/04/11 00:26 ID:+QuNi0CG
・・・・そして今日までの四日間、イライザはカラダを男に売り、その見返りとして
多額の『小遣い』を受け取った。
「毎日来なくてもいい。稼ぎたい時に稼ぎに来な。もっとも、毎日来たいんなら
それはそれで大歓迎だがな!はっはっは!」
男は毎日来なくてもいい、とも言っていたが、
初めて味わったセックスの快感が彼女の頭に焼き付いて離れず、
それを思い出しただけで体が疼いて仕方がなくなり、
気が付くと男のアパートまで足を運んでしまうのだった。

彼女は恐らく、明日も、明後日も、その次の日も、男にカラダを売りに行くだろう。

屋敷のため、そして自分の欲求を満たすために・・・。

                                  end
301名無しさん@ピンキー:04/04/11 09:31 ID:PoM4NYF6
イライザの身売りネタキタワ───(・∀・)───!!
お金を稼ぐためといえ・・・
あの屋敷を維持するには確かにこれぐらいしか方法がないかも?
朝っぱらからハァハァハァハァ(´Д`;)サセテイタダキマススイマセン
302名無しさん@ピンキー:04/04/11 16:10 ID:gMWyqp9H
堕ちていくお嬢様・・・エエナ〜♪
303名無しさん@ピンキー:04/04/11 23:28 ID:RwrRCtRc
GJ!!
気丈なタイプが堕落するのはゾクゾクするなあ
304SS保管人:04/04/12 02:51 ID:AzKFHyX/
>>247
収蔵を完了しました。
「ゲームの部屋その5」です。
30519:04/04/12 03:00 ID:DCLr0QV9
>SS保管人様
拙作を保管して下さって大変有り難う御座います。m( _ _ )m
なにとぞヨロシクお願いします。
30619:04/04/12 03:02 ID:DCLr0QV9
あ、これからまたハードな陵辱モノをアップします。
そして長文です……。
陵辱嫌いな方、苦手な方は回避お願いします。
307『モニカ触手陵辱』 1/72:04/04/12 03:04 ID:DCLr0QV9
 北の鉱山に時鉱石を採りに来たスレイン一行。
 しかし、鉱山の中は思ったより広く、そして入り組んでいた。坑道が幾つに
も枝分かれして複雑に絡み合い、どこまで行っても真っ暗で、じとじとと湿っ
た空気が澱む虚ろな穴ぐら。頼れるのは、スレイン達が持ってきたランプの小
さな灯りのみだった。
 時鉱石は最深部にあるとは聞いたものの、どこをどう辿ればその最奥に行き
着くのかまでは聞いてなかった。それに気付いたのは鉱山に到着してからだっ
た。しかし、鉱山ならば坑は比較的整然と通ってて進み易いだろうとたかをく
くった。
 実態を見たスレイン達は呆然とした。どうやら、放棄された後にモンスター
の巣窟と成り果て、無秩序に拡張されたらしい。
 想像とはまったく異なる様相と化していた鉱山に、スレイン達は当惑したが、
とにかく最深部を目指せばいいだけだと、とにかく進み始めた。だが、何回も
行き止まりに当たって引き返したり、ひとつ下の階層に降りる道を見つけるだ
けでも何時間も手こずったりするにつれ、楽観的な見方は影を潜めていき、代
わりに不安と焦燥が首をもたげていった。
308『モニカ触手陵辱』 2/72:04/04/12 03:05 ID:DCLr0QV9

 この鉱山で目的の鉱物一つ探す困難を、スレイン達ははっきりと感じた。そ
こら辺に転がってる石ころでは用をなさない。どうしても時鉱石でなければ駄
目なのである。だが、どうすれば最深部に到達することができるのか。皆目見
当もつかなかった。
 ひょっとしたら、引き返した方がいいのではないか……。
 周りを囲う土壁の圧迫感が、山の中にいるのだという息苦しい窮屈さを絶え
ず意識させる。次々といびつに分岐する道が、冷静な判断力を少しずつ削ぎ取っ
てゆく。そして何よりも、暗闇で突如遭遇するモンスターの脅威。
 鉱山というより、これではまるで一つのダンジョン――
 なかなか深部に到達できず、ただいたずらに時だけが過ぎてゆき、スレイン
達の疲労は溜まる一方であった。
 あと何時間、このダンジョンに潜っていればいいのか……
 そして。
 気づいた時には、パーティーの一番後ろを歩いていたモニカの姿が無くなっ
ていた。
309『モニカ触手陵辱』 3/72:04/04/12 03:07 ID:DCLr0QV9

 モニカは独り、広大な坑道内のどこだか分からない位置に佇んでいた。周り
は不気味なほど静まり返っている。この土の壁の向こうはどこまでも土石がつ
まってるのだという、押し潰されるような感覚がひしひしと伝わる。近くに水
脈でもあるのか、それとも長雨がここまで浸透しているのか、土壁にじっとり
と水気がにじみだしていて、空気もひんやりと冷たかった。
「困ったわ……」
 ぽつりと呟くモニカ。暗い坑道の中、仲間達とはぐれないように気を付けて
進んでいたのだが、恐れていた事が起きてしまった。
 何十回目かもう分からなくなったモンスターとの戦闘中、後ろからもモンス
ターが現れ、最後衛のモニカが対応しなければならなくなった。もとより接近
戦は得意ではない。何とか距離をとって戦おうと苦闘しているうちに、仲間達
の戦いの場から離れてゆき、ようやくそのモンスターを屠れたと思っ周りを見
回してみると、まったく覚えのない坑道に独りだったのである。ここは一本道
だったが、来るまでに何回か分かれ道を通った気がする。しかし、どこをどう
通って来たのか、道筋を覚えている余裕は無かった。同時に出口への順序も分
からなくなったわけである。
 頼りはリング・ウェポンと、片手に持ったランプだけであった。
「疲労が招いた判断ミスね……」
と、モニカは冷静に自分の行動を分析しつつ反省した。
 表面上はいつものようにそう澄んだ顔だった。だが、胸中は違った。
 不安が渦巻いていた。
310『モニカ触手陵辱』 4/72:04/04/12 03:08 ID:DCLr0QV9

 フェザリアンの血が半分流れているモニカは、暗く狭いところはあまり好き
ではない。特にここは山の中である。まるで幽界を彷徨っているような、時々
生きた心地がしない錯覚に陥った。この鉱山に潜ってもうだいぶ時間が経って
いるが、我慢し続けられているのは、人間の血と、仲間と一緒だったおかげだ
ろう。
 それが、独りになってしまった。
(ひとりぼっち――)
 きゅっと心細そうに眉根をひそめるモニカ。
 父も母も小さい時に無くしたが、モニカは決して孤独ではなかった。母方の
祖父と一緒に暮らしているし、ポーニア村の人々もよくしてくれる。フェザリ
アン達だって一応は彼女の存在を受け入れてくれる。
 だが今は、頼れるのは自分以外になかった。
(いえ、違うわ)
 モニカは首を振り、その考えをすぐに否定した。
(スレイン達は私を捜しに来てくれるはず……)
 決してまだ独りじゃない。
 冷静な判断力を失うまいと、唇を一文字に引き締めた。
 こういう場合は、むやみに動いても仕方ない。
 モニカはこの場で待機していようと、坑の端に腰を下ろそうとした。

 その時だった。
311『モニカ触手陵辱』 5/72:04/04/12 03:09 ID:DCLr0QV9

 ウジュル……ウジュル……

 ――怪しい変な音が、幽かに聞こえた気がした。
「……」
 モニカはしゃがもうとする動きを途中で止めた。
 じっと耳を澄ませる。

 ウジュル……ウジュル……

 まだ幽かだが、今度は前よりはっきりと聞こえてくる。
 坑道の闇の奥から、何かがこちらに近づいてくるようであった。
「……」
 モニカは片手に持っていたランプを見た。この光を目指しているのかもしれ
ない。しかし、このランプの光が無ければ、この坑道内を一歩も進めない。
 それとも、すぐそこに転がっているモンスターの死骸から漂う血の臭いに誘
われて来たのか。
 一本道の場所であった。来るとしたら、前か、後ろである。
 モニカは精神を集中し、リング・ウェポンを静かに発動させる。たちまちの
うちに、空いている方の手の指の間に四本の鋭利な短剣が具現した。
 それをいつでも投擲できる体勢をとり、モニカは立ちつくした。
312『モニカ触手陵辱』 6/72:04/04/12 03:11 ID:DCLr0QV9

 ――静寂。
 ランプがなめらかな光を放ちながら虚ろな坑内を照らし出している。
 前……? 後ろ……? 音がくる方向がまだ分からない以上、動きようがな
かった。できれば前から来て欲しかった。後ろは来た道である。
 どうしようか。
 モニカはじっとしたまま考えた。
 戦うか、逃げるか。独りで戦うのは危険だった。それほどモニカは自分に過
信を抱いていない。よほど与し易い相手ならばいいが、モンスターは危険だか
らモンスターと呼ばれるのである。
 だが、どちらから来るのかが分からなければ、逃げ出しようもなかった。
 モニカはじっと動かず、聴覚に全神経を集めた。

 トクン……トクン……

 これは彼女の心臓の音。モニカの控えめな膨らみの下で、そのリズムは正確
に刻まれていた。冷静に事態に対応している今は、興奮も極力抑えられていた。

 ウジュル……ウジュル……

 音が大きくなってきていた。近くまで来ている。
 後ろからだった。
(仕方ないわね……)
 モニカはだが、落胆しなかった。物事が思い通りにいかないことは、自分の
背中にある飛べない翼が何よりも教えてくれる。
313『モニカ触手陵辱』 7/72:04/04/12 03:12 ID:DCLr0QV9

 ゆっくりと身体の向きを変え、後ろに振り返った。ランプを掲げてみたが、
照らされる範囲にはまだ見えない。音の遠さはまだ光の外、闇の向こうだった。
 だが、着実にこちらに来ている。
 短剣を握る手に、わずかに力がこもった。
 現れるものが彼女にとって敵である可能性は極めて高い。こんな気色悪そう
な音をたてるのは、十中八九、モンスターだろう。
 モンスターであればこの短剣を投げつけ、怯んだところを距離を取る。追い
かけてくればさらに投げつけて牽制しつつ戦う。接近戦にはしない。
(非力で魔法も拙い私にはそれしかない)
 それが失敗したら――どうあがこうが、今は独りなのである。死ぬ可能性は
高かった。

 ウジュル……ウジュル……ウジュル……ウジュル……

 すぐそこまで気配が近付いている。もう10メートルも離れてないだろう。
モニカの手に緊張が篭もる。
(それにしても、気味の悪い音を出すやつね)
 まるで腐食物でいっぱいのゴミ溜めを掻き回すような……
 自分で想像してげんなりした。そんな事を考えるのは止そう。
 ふと――
 匂いが漂ってきた。
(……?)
 モニカは鼻を少しひくひくさせてその匂いを嗅いだ。
(甘い……?)
314『モニカ触手陵辱』 8/72:04/04/12 03:14 ID:DCLr0QV9

 まるで甘い蜜のようないい薫りであった。芳しい、とまではいかないが、モ
ンスターが放つ匂いにしては珍しい。毒気は含んでいないようで、しばらく嗅
いでも身体に変調などは起こらなかった。ただ少し妙なことに、気分が良くな
るというか、緊張がほぐれるような気はした。あくまで気がしただけだが。
 モニカは注意を緩めず、この匂いの主の出現をじいっと待った。

 ジュル……ジュル……ジュル……

 ランプが照らす範囲内に、何かが揺らめいた。モニカの背より高いところ。
 モニカの身体に緊張が走る。
 見ると、それは一本の触手であった。子どもの腕ぐらいの太さはあるどす黒
い肉色のロープの先端が、中空で何かを探しているように揺らめいている。
 モニカはにじり下がった。不意にその触手が攻撃に転じるのを最大警戒する。
(触手……)
 モニカは触手について考えた。触手は油断ならない。これを武器にするモン
スターは、鞭のようにしならせて攻撃してくる。時にはまっすぐ突きかかって
くるし、見た目通りの長さでない場合もあり、油断はならなかった。
 厄介な敵かもしれない。逃げるのならば、急いで離れる必要があった。
 そんな風に対策を考えていると、触手に続いて、本体がランプの光の中にゆっ
くりと入ってきた。
 それを見たとき、
(こ、これはなに……!?)
 感情の発露が乏しいモニカでも、思わず、顔いっぱいに嫌悪を広げていた。
 それは――世にもおぞましい肉の塊であった。
315『モニカ触手陵辱』 9/72:04/04/12 03:15 ID:DCLr0QV9

 モンスターといえども、それなりの体裁を整えてるのが普通だが、これは全
く違った。
 坑道の幅高さとも半分以上は占めているだろうか。モニカの何倍もある、ま
るで小山のような体が、饅頭のようにぶよぶよと盛り上がっている。その表皮
は斑紋のような赤黒いまだら模様で、無数の皺でたるんでいた。粘液でも分泌
しているのか、黄ばんだ膜で全身テラテラと気色悪く濡れ、まるで肉自体が生
きて動いているようでもあった。もっと濡れて水気があれば、考えたくもない
が、まさしく臓物そのもの。汚物の山。
「やだ……」
 あまりの気色悪さに、にじり下がっていくモニカ。
 肉塊の特徴は、しかし、その姿よりも目を引くものがあった。触手である。
やはり粘液にまみれ濡れた触手が体のあちこちから無数に伸び、気味悪く蠢い
ている。触手は、色も形状も千差万別であった。太い腸のような触手があると
思えば、蔓のように細長いものもある。イボイボがびっしり生えた触手がある
と思えば、先ほどの肉色ロープ状もある。先端に口が開いてバクバクしている
触手があると思えば、ベルトのように平べったい触手もある。その統一性のな
い混沌ぶりがまた、気持ち悪さに拍車をかけていた。
 モニカはこのおぞましい物体を見て、未だかつて味わったことのない激しい
生理的嫌悪感に震え上がった。
(これが生物……!? いや、魔物でもこんな……)
 吐き気をこらえる。肌が粟立って総毛立ち、背中に嫌な汗が流れた。これで
匂いも腐っていたら、本当に吐いてしまっていたかもしれない。こんな甘い匂
いを放つ主が、こんな想像を絶するモンスターだとは、思いも寄らないことで
あった。この鉱山内で初めてみるモンスターであったし、今まで見たこともな
い醜悪な化け物であった。
 しかし、これこそがある意味、モンスターと呼べる存在かもしれない。
316『モニカ触手陵辱』 10/72:04/04/12 03:17 ID:DCLr0QV9

 肉の塊は、

 ウジュル……ウジュル……

と、ナメクジのように地面を這い進んで来る。大きすぎて光の中に収まりきら
ず、後ろの方はまだ闇の中に残っている。
 モニカは肉塊と一定の距離を保ちながら下がっていたが、脳内では危険信号
がけたたましく打ち鳴らされていた。この間合いはもう、単純にあの触手が伸
びる範囲内である。もっと離れなければならない。しかしそれ以上に、もうこ
んなおぞましい物体とは一秒でも相対していたくはなかった。
 モニカはランプを真上に放り投げた。天井すれすれまで昇る光明に肉塊の意
識が向く。その下では、ユラ――と、闇を吸い込むようにモニカの体が回転し
た――必殺の狙いを定めた円舞──瞬間、細い腕が豪速で打ち出された投槍の
ように一閃。いや二閃。いつの間にか空いた手にも揃っていた短剣が間髪入れ
ず飛ぶ。一回で投げたように錯覚してしまうほどの疾風だった。
 八条の死の翼が白光を煌めかせ、闇と甘い匂いを切り裂いて肉塊に殺到した。
 肉塊が震えた。あっけなく全てがその体に突き刺さったのだ。
 だが、這いずる速度は少しも変わらなかった。
「!?」
 短剣はしばらく肉に挟まれるように突き立っていたが、そのうち内側から押
し返され、ポロポロと落ちていった。そして形を成す力を失い、消えてゆく。
 傷――ついていない。刺さったのではなく……埋まった!?
317『モニカ触手陵辱』 11/72:04/04/12 03:18 ID:DCLr0QV9

 まったく効いてないようだった。
「うそ……!」
 落ちてきたランプをキャッチしながら、モニカは驚愕に目を瞠(みは)った。
得意の二連八刃投。投擲のタイミングに狂いはなく、正確なリズムを刻んで完
璧に投げた。身体が無意識までに覚えた、何千回と繰り返したモーションから
放つ攻撃は、充分な殺傷力を持つ必殺技なのである。
 いやそういう問題じゃない。私の攻撃が不十分というわけではなく、この肉
塊の表皮が厚いのか柔らかすぎるのか、刃物が通用しないのだ。これでは撃退
は不可能である。
 モニカの背筋に冷たいものが流れた。
(魔法――は駄目。のんきに詠唱してられない)
 その時、一本の触手がビュンッ!と唸った。
「!!」
 モニカはとっさにしゃがんだ。
318『モニカ触手陵辱』 12/72:04/04/12 03:20 ID:DCLr0QV9

 一瞬前に胴があったところを恐ろしい勢いの横薙ぎが奔(はし)る。
 見事なほどに空を切った触手は壁をしたたかに打った。

 ビシィッッッ!!

 聞くだけで痛くなるような音が立ち、打たれた部分が派手に砕けた。ぼろぼ
ろと広範囲に土がこぼれる。避けられたのは奇跡に近かった。
(あんなのを喰らったら――)
 骨折。吐血。筋肉断裂。内臓破裂。様々な痛い単語が頭を飛び回る。
 敵う相手じゃない。判断力がそう急告していた。生死が賭かった戦いで、早
すぎる決断ではなかった。
 逃げるしかない。逃げたほうがいい。
 もうこんなものに関わりたくない。
 幸い、肉塊はこの鈍重ぶりだった。これなら容易に逃げられる。
 モニカは恐怖で浮き立ちそうな体躯を叱りつけ、くるりと方向を転換し、少
しでも早く遠く離れたい一心で脱兎のごとく一目散に駆けだした。
319『モニカ触手陵辱』 13/72:04/04/12 03:21 ID:DCLr0QV9

 だが、その逃走劇は無情にも、短い幕切れを迎える。
 しばらくもいかないうちに行き止まりに突き当たってしまったのだ。
「そ、そんな……!」
 モニカは呆然として行き止まりの壁を見つめる。袋小路の一本道にいたのだ。
 あまりにもあっけない、最悪の展開だった。
 後戻りは出来ない。
 肉塊は、もうすぐそこまで迫ってきていた。
 壁を叩きながら、モニカは叫んだ。
「スレインー! アネットー! ヒューイー! 誰か助けてー!」
 せめて壁にではなく、来た方に叫べばいいものだが、モニカは後ろを振り返
りたくなかった。
 やっぱり魔法を使おうか。今のうちに詠唱を始めれば――でも、魔法は得意
じゃない。私の貧弱な魔法で渡り合えるのか――あんな――あんな――
 匂いが漂ってきた。戦慄で背筋が細かく砕けるような衝撃が走る。心臓の鼓
動が耳元で鳴って、這いずる音が聞こえない。もう近くまで来てる。
 どうしよう。どうしよう。
 いつもの冷徹なほど論理的な思考回路が、今に限って働かなかった。いや、
実は働いていた。怜悧なほどに働いて、もうすでに無慈悲な結果を弾き出して
いたのだ。
 勝てない。独力ではあまりにも選択肢がない。
 しばらく声を涸らして助けを求め続けていたが、あの甘い匂いを背後から濃
密に感じ、モニカの声は途切れた。
「……あ……あ……」
 おそるおそる――振り返る。
320『モニカ触手陵辱』 14/72:04/04/12 03:22 ID:DCLr0QV9

 ランプの光に照らされて、のそりと肉塊が見下ろしていた。押し潰されるよ
うな重圧感。不気味に脈動する臓器のごとき肉まんじゅう。獲物を追いつめた
歓喜に打ち震えているように、小刻みに揺れていた。
 そして、モニカの周りに群がる無数の触手。
 頭の上を揺らめいていた腸のような触手から、ねっとりと黄ばんだ粘液がね
ろー……と垂れ落ち、モニカの顔にかかる。これは甘い匂いではなく、ツンと
すえたような醜悪な臭気だった。
 ゾゾゾ、とモニカの背に悪寒が走った。
「ひっ……ひゃっ……やああっ……! ヤアアアーッ!」
 背中の翼が潰れるのも構わず壁に張り付き、心の底から悲鳴を上げた。こん
なの厭。人間もフェザリアンもなく、非力なただの十二歳の少女には、目の前
の現実はあまりにもおぞましすぎた。闘志が萎えしぼむほどに。
 こうなってはもうダメだった。脅威に立ち向かう固い意志が剥がれ落ち、無
防備になった柔らかい精神が表にあらわれる。
 モニカは恐怖に涙をこぼした。足腰が立たなくなり、ずりずりと壁をずり落
ち、小さくうずくまる。その分触手が近づいてきて、さらに恐怖が増す。
「ひ……や……!」
 ガタガタと震え縮こまった哀れな少女に、何本もの触手が一斉に襲いかかっ
ていった。
「いやあーーーッッッ!!!!」
 恐怖に震える儚い翼から、純白の羽根がはらはらと堕ちていった。
321『モニカ触手陵辱』 15/72:04/04/12 03:24 ID:DCLr0QV9

「いやー!」
 モニカは這うようにして、肉塊の脇の隙間をすり抜けて逃げようとしたが、
二三歩も歩かないうちに足首を捕らえられ、その場に引き倒れてしまった。
「いたっ!」
 固い地面に体をしたたかに打ち付けるモニカ。拍子でランプと帽子がとんで
しまった。だが、その衝撃が去る間もなく、彼女の腕よりも太い触手が何本も
背中の上から襲いかかってきて、モニカの胴や腕に巻き付き、そのまま中空に
持ち上げられた。
「いやっ、いやあっ!」
 モニカは身をよじって逃げようとした。だが、足がかりもない宙に浮いた状
態で反動もつけられるわけがなく、吸い付くように巻き付いて離れない触手は
びくともしなかった。
 抵抗も虚しく、完全に捕まってしまった。
 もう一方の足首を掴まれ、両脚をぐいっと広げられる。腕も伸ばされてがん
じがらめにされる。大股を開いて万歳するような、恥ずかしい格好で吊される
モニカ。スカートがめくられ、黒いタイツで覆われた秘部が露わになった。
「ひゃっ、やっ、やああっ! 何するの!?」
 他の触手たちがまるで吸い寄せられるようにモニカの股間に伸びてきた。そ
して、モニカの秘奥の熱と匂いが嗅ぎ取れる間近まで迫ると、本当に嗅いでい
るかのように、ヒクヒクと先端を蠢かせた。
 モニカは羞恥に顔を赤く染めた。「な……何してるの、やめて!」
 すると、触手たちに変化が起こり始めた。
322『モニカ触手陵辱』 16/72:04/04/12 03:25 ID:DCLr0QV9

「……!?」
 モニカの目の前を揺れていた触手たちもしばし動きを止め、小刻みに震えた
かと思うと、

 ヌ"ロンッ!

と、その先端の包皮がめくれるようにして、中から綺麗な肉色をした、まるで
人間の亀頭のようなものが出てきたのである。大小様々なエラ張ったカサ、太
いのや広いののカリ首――見事に人間のそれを模していた。半数以上がそんな
淫頭をまろび出しただろうか。
「……!?」
 さらにおぞましい物体と化した触手に、モニカは開いた口が塞がらなかった。
性教育を受けているとはいえ実物を見たことがないモニカには、それが何かに
よく似ているような気はしたが、何なのかは思い出せなかった。不吉さを感じ
る不安だけが胸に渦巻く。
 どちらにしろ、これからこれで何かされる事は間違いないのである。
(どうにか……どうにかしないと……)
 その時、モニカはリング・ウェポンが無事なことに気付いた。手首は縛られ
てしまったが、そこから上はまだ動かせる。
 まだ反撃の力は残されている――。
 モニカは恐怖で乱れがちになる精神を必死に研ぎ澄ませると、手の中にいつ
もの短剣をイメージした。
 彼女の必殺の武器、八枚の死の羽根が手の中に具現化された。
323『モニカ触手陵辱』 17/72:04/04/12 03:26 ID:DCLr0QV9

(やったわ……! これを使って――)
 モニカの瞳の中にわずかな希望が灯される。
 が、それも束の間、淫頭を剥き出した触手たちが活動を再開し、タイツ越し
に秘裂や会陰、アヌスなどに取り付き、その先端でぐりぐりと押しはじめたの
である。
「ひやああッ!」
 股間から発生した異様な感触に、仰け反って悲鳴を上げるモニカ。
 その拍子に、手からバラバラと短剣がこぼれ落ちてしまった。
「あ、ああっ――はうんッ!」
 後悔する暇もなく、次々と股間から無視できない振動がモニカを襲う。
「い――いやっ! そんなところ弄くらないで……!」
 しかし、そんなモニカの懇願など考慮することなく、まるで独立した生き物
のように蠢き、強弱をつけながら執拗にぐりぐりと押し続ける触手。オナニー
すらしたことのない無垢な少女は、股間から生ずる奇妙な感覚に、ただただ体
を震わせて耐えしのぶしかなかった。
 そのうち周りで手持ちぶさたように浮いていた余った触手たちも、昂奮して
きたように震え、モニカのからだに近付くと、ぐりぐりと淫頭を押しつけたり、
服の上から擦るように動いたりし、あちこちで少女のからだを弄くりはじめた。
「やっ……やめてぇ……」
 食べられる――生きたまま食われる――!
 モニカはそう思い、一層の恐怖に駆られた。
(だめ、焦っちゃ――もう一度……)
 モニカは震える手にもう一度短剣を生み出そうとする。
324『モニカ触手陵辱』 18/72:04/04/12 03:27 ID:DCLr0QV9

 その時、何本かの触手が伸びてきて、モニカの手の平に淫頭をぐりぐりと押
しつけてきた。粘液にまみれた軟骨のような気味の悪い触感。
「ひいいっ!」
 手を引っ込めようとしても出来ない。手首を抑えられているのだ。指を動か
して何とか退かそうとするが、それがかえって触手を撫でさする結果となり、
触られた淫頭が気持ちよさそうにビクビクと震えたかと思うと、ブシュッ、ブ
シュッと黄色く濁った体液を手の平に吐き出した。
「いやあああっ!」
 でろりと黄ばんだ粘液にまみれる両手に悲鳴を上げるモニカ。それは蜜の匂
いなどではなく、ツンとした鼻が曲がるような汚臭だった。性臭を知らないモ
ニカは、ただただその気味の悪い臭いに嫌悪感を露わにした。これこそがこの
肉塊に相応しいような匂い。
 しかし、それだけでは終わらなかった。からだのあちこちを弄くっていた触
手たちも誘発されるように、次々と黄ばんだ濁液を噴き出しはじめたのだ。股
間を嬲っていた触手たちも熱い液体を噴射し、服といわず顔といわず、全身が
みるみるうちに穢れ濁った黄土色に塗りたくられる。
 まるで黄泥のシャワーであった。
 服や髪にベットリと黄色い粘液がつき、顔や股間にも容赦なく浴びせかけら
れるモニカ。
 必死に顔を背けながら、「やっ、いやあ! やめてえ!」と、熱くむせかえ
る汚濁の洗礼に悲鳴を上げる。
 甘い匂いがたちこめる中、ツンと独特の臭気で充満する空間。顔から垂れた
ものが口の中に入り、その苦さに思わず吐き出す。
「うええ……な、なにこれ……」
325『モニカ触手陵辱』 19/72:04/04/12 03:28 ID:DCLr0QV9

 だが、そんな事を考えているゆとりはなかった。粘液を吐いて一層昂奮しだ
した触手たちが、今度は首まわりの隙間やスカートの中を潜って入り込んでき
たのである。
 ヌルヌルとした粘膜触手に直に肌を舐められ、そのおぞましさに震える。
「あひいい! や、やめて……気持ち悪いいい……からだを……這いずり回ら
ないでぇ……!」
 お腹や背中の上をたっぷり汚辱に舐められ、モニカはあまりのショックに拒
否反応を起こす。しかし、彼らはただモニカの肌を這いずっていたわけではな
かった。上から入ったものは下に、下からのは上に出ると、少女の身体を覆う
布切れを、背と腹両方の内側から引っ張りはじめたのである。
 モニカは蒼白にして叫んだ。
「やっ――いや、いやあやめてーーーッ!」
 モニカにぴったり合ったスカイグレイの可愛い衣装がありえないほどまでに
伸張したかと思うと、

 ブチブチブチイッ!

と、激しい音を立ててボタンや縫い目が引き裂かれ、無惨な残片と化していっ
た。むしり取られて空中に散らばり、あるいは触手に持っていかれ、元の形状
など偲ぶべもなく四散していくモニカの服。
「きゃああ!」
 乱暴に衣服を引き裂かれた衝撃で揺さぶられ、モニカは悲鳴を上げた。もし
あれが身体だったら――引きちぎられるのが服ではなく、身体だったら――
(そんなのいや……!)
 悪夢の想像に、力が抜ける。
326『モニカ触手陵辱』 20/72:04/04/12 03:29 ID:DCLr0QV9

 腰から上はすっかり裸になり、下半身もタイツとショーツ、靴とそして右足
臑の赤いリボンを残すのみという、恥ずかしい格好になってしまったモニカ。
「う……う……う……」
 おぞましい生き物の前で、他人に見せたこともない生肌を晒したフェザリア
ンの混血少女。細いうなじ、うっすらと膨らんだ乳房、まだ毛の生えていない
恥部――まだまだ成長途中の十二歳の少女の幼い肢体。背中からは小さな翼が
力無くしおれている。
 みじめな屈辱感に、モニカは涙に暮れた。
 だが、触手は少女に悲しんでいる暇すら与えなかった。

 ヌチュッ!

「はあん!」
 幾つものぬめった触頭がいやらしい音を立てながら、休むことなく恥部を圧
迫する。それとはまた別の触手が太いのと細いの二本、いや双つ同時だから四
本、まだ膨らみかけの淡い胸に伸びた。太い方が乳房に、細い方が乳輪と乳首
にそれぞれ巻き付き、薄い乳肉と可愛い桜色の乳首をキュッキュッと絞り上げ
られる。微乳はたちまちのうちに粘液にまみれて蹂躙され、汚辱された。
「いたあいっ! いや、やめてえ! なんでそんなトコ弄るのおっ!?」
と、胸を絞られる痛みにモニカは泣いた。
327『モニカ触手陵辱』 21/72:04/04/12 03:30 ID:DCLr0QV9

 下着の奥に隠された女の聖地は、恥じらうようにその入り口をぴたりとくっ
つけていたが、ゆとりのある股の隙間で大陰唇はこんもりと立派に成長し、も
うまもなく肉体の門を開くという段階であった。
 そこへ今、生まれてからこのかた経験したこともない刺激が与えられはじめ
たのである。守護門は、主の意志を守って門扉を固く閉ざしていたが、その媚
肉に心地よい振動を受け続け、徐々に崩される気配を見せていた。

 股間から広がる甘いさざなみと、胸が千切られるような痛みに震え、モニカ
はまたも身をよじって抜け出そうとするが、一ミリたりとも身体がずれること
はなかった。あまりにも筋力が違いすぎた。
(それならリング・ウェポンを……)
 モニカはもう一度武器を具現させようとしたが、意識が千々に乱れ、集中で
きない。リング・ウェポンは反応する様子を見せなかった。
 小さな胸いっぱいに恐怖が広がってゆく。
「そんな……やだ……誰か……誰か助けてえ……」
328『モニカ触手陵辱』 22/72:04/04/12 03:32 ID:DCLr0QV9

「やめ……や……め……やめてええぇ……」
 次第に触手の粘液がタイツに染みこんでゆき、ショーツまで濡れはじめる。
ぐちょ……ぐちょ……と、卑猥な音がたちはじめる。
 それはまるでマッサージのようでもあった。股間の何点もの箇所から強弱混
じり合った微振動を受け続けるうちに、段々とこわばった肉がほぐれてゆき、
血が集まりはじめ、熱が籠もりはじめる。
 次第に股間からの振動が甘い痺れに変わっていった。
 モニカはいつしか、
「は……あ……あ……あ……」
と、うわ言を漏らすようになっていた。頬を紅潮させて必死に耐える。乳の痛
みが皮肉にも正気を保つ救いとなっていた。
「も、もう……やめて……」
 どうして、胸や股間ばかり……?
 すると、それまで胸を絞っていた触手が離れ、細いものだけが残った。細い
触手二本は、それぞれ担当した乳首の表面をくすぐるようになぞりはじめた。
ぷっくりと膨れた薄桃色の乳首がピクピクと反応し、そのさまは可愛い小さな
妖精が踊っているようであった。
「ひゃっ……」
 ソワソワ……と、それまでの痛みとはまったく違った、ゾクゾクするような
痺れが胸に広がる。恥部の痺れと似たような感覚だったが、こちらはくすぐっ
たい分、より耐え難いものがあった。
「くうう……」と、モニカは奥歯を噛みしめてその恥辱に耐えようとするが、
股間と胸を同時に責められると、何とも言えない奇妙な感覚がからだの中で膨
らんでいき、
「んう……んはあ……んん……」
と、耐えきれずに声を漏らしてしまうのだった。
329『モニカ触手陵辱』 23/72:04/04/12 03:33 ID:DCLr0QV9

(いや……なにこれ……?)
 ズキズキと痛む胸の中心で乳首が甘く切なくなっている。恥部からもたまら
ない疼きがからだ中に広がっている。モニカのからだは触手に嬲られるままに、
得体の知れない感覚にどんどんと染まっていくようであった。
 モニカが戸惑いを浮かべているうちに、ジュプッ……と、ひときわ猥雑な音
を立てて、一つの触手が陰部に埋まった。ついに秘裂の中にめり込んだのだ。
「ひゃあああっ!」
 下着が邪魔して秘孔までは届いていなかった。しかし、ひとたび割れ目を確
認すると、その情報が伝播し、他の触手が何本もそこに寄ってくる。めり込ん
だ触手を中心にして、大小無数の触手がさらに淫裂を刺激しはじめた。
 これにはモニカもたまらなかった。
「んああああ! ああああッ!」と、湧き上がる望まない性感に嬌声に近い悲
鳴を上げる。「だめぇ! そこだめぇ、だめなのおぉ! んああッ! そ、そ
こだけはやめてえぇ!」
 触手達はさらに奥を侵そうとする。だが、伸張性のあるタイツとショーツが
邪魔し、処女膜代わりとなって小陰唇から先への到達を防いでいた。

 グッチョ、グッチョ、グッチョ、グッチョ――

 と、粘液をまき散らしながら下着越しの浅いピストン運動が始まっていた。
さらに触手が増え、下着越しに肉唇をさんざんに突き押していく。濃い粘液に
まみれてタイツがグショグショになり、黄色く粘った幾筋もの糸が、地面に向
かって垂れていた。いくらタイツとショーツの二重の守りとはいえ、無数の触
手で圧迫され、モニカはこれまで知らなかった未知の感覚が湧いてくるのを耐
えるだけで必死だった。
330『モニカ触手陵辱』 24/72:04/04/12 03:34 ID:DCLr0QV9

「いやあっ……んはっ……んあっ……あはああっ……! ひああああっ!」
 ひときわ高い声が上がる。
「だめえぇ……そこはああぁ……! そ、そこグリグリしないでえぇ……!」
 触手の一つが、クリトリスのある部分を刺激してきたのだ。まだ愛らしく包
皮につつまれた小さなお豆は、押し潰されたり擦られたりするたびに電流のよ
うな疼きを全身に発信する。
「んああ! んあああ! ひぐっ、だめ、だめぇ……!」モニカは涙を流しな
がら、股間から無尽蔵にこみ上げてくる喜悦を懸命に我慢しようとする。「な
んでこんな事するのぉ……! そんなに刺激しないでえぇッ……!」
 乳首、恥骨、陰核、肉襞、陰唇、会陰、肛門。恥部の敏感なところばかりを
執拗に責め嬲られ、いくらこれまで性的経験とは全く無縁だったモニカでも、
急速にその幼いからだに性感を刻み込まれていくのだった。
 モニカは自分のからだに起こりはじめた変化に戸惑いの表情を浮かべた。
(なに……なにこれ……こんな……こんな気持ち悪いモンスターに嬲られてい
るのに……)
「は……あ……う……あ……」
 モニカはいつしか、じっとりとした汗をかき、悲鳴の代わりにあえぎ声を漏
らしていた。頭がぼんやりとして、どうしても胸や股間から生じる甘い刺激を
からだが甘受してしまう。
(厭なはずなのに、どうして……?)
331『モニカ触手陵辱』 25/72:04/04/12 03:35 ID:DCLr0QV9

 疲れてもう、抵抗する意志が薄れてきているの――?
 やがて触手が、邪魔なタイツに業を煮やしはじめた。股の間でびちびちと跳
ね、怒ったように揺れ動く。モニカの脚にも何度も当たり、鞭打たれるような
痛みに歯を食いしばって耐えるモニカ。
 そんな淫頭触手の間を縫って、新たな触手が陰部についた。その先端がまる
で口のように上下に開く。パックリと丸い穴が覗くと、その内側に沿って鋭い
牙がびっしりと生えているのが見えた。
 それがタイツに食いついた。
「いいッ――!!」
 陰唇の肉まで牙が食い込んだのだ。全身を鋭く走る痛み。モニカは泣きなが
ら身体を突っ張らせた。
 牙を剥き出した触手はいくぶんか力を緩めた。痛みもそれで引いたが、モニ
カにとってもっと恐ろしい事が起こる。十分に牙にタイツとショーツを引っか
けた触手が、ぐいっと引っ張りはじめたのである。
「え……え……!?」
 触手の淫虐から純潔を守る布が破られる――モニカは甘い浅夢から醒め、恐
怖に凍った。
「や……やめてえええ!」
 しかし、そんなモニカの哀願をあざ笑うかのように、タイツはどんどんと伸
張していく。ショーツはそれよりも限界が近かった。タイツの内側でビリビリ
と破れていく音。
「あ……あ……あ……!」
 死刑執行の準備を見ているような感覚。
 そしてついに、タイツも――
332『モニカ触手陵辱』 26/72:04/04/12 03:36 ID:DCLr0QV9

 ビチィッ

 破ける音は汚液にまみれ水っぽかった。
「いやあーーーッ!!」

 ビチビチビチイィッ

 限界まで引っ張られたタイツがついに破け散る。股間部分だけが露わになっ
た恥ずかしい破れ方に、モニカは顔を真っ赤に染めた。
 いったん、陰部を嬲っていた全部の触手が引いた。股間に残った切れ端が股
間をずるずると伝い、やがて粘っこい糸を幾筋も作りながら真下にベチャリと
落ちていった。
「あ……あ……ああ……!」
 股間に空気が直接触れるのを感じ、モニカは恐怖に喘いだ。
 首を回し、後ろを見た。小さな翼が力無く背中に乗っかっていた。白いお尻
から膝にかけてタイツとショーツが無惨に破かれて、白い肌が露わになってい
る。赤いリボンと靴はまだ健在だったが、何のほどがあるだろう。でも、モニ
カは右足首に結んだ赤いリボンが無事なだけでも、ほんのわずかだが気持ちが
救われた気がした。
 そして。
 無数の触手がうようよと、お尻の向こうで蠢いていた。全てが淫頭をこちら
に、いや正確には秘裂に向けており、今にも突き進んできそうだった。
 それを見てモニカはハッと思い出した。あの触頭が何に似ているのかを。図
解でしか見たことはないが、男性器の先端部分にそっくりだったのである。
 モニカは無数のペニスに囲まれていると言ってもよかった。
333『モニカ触手陵辱』 27/72:04/04/12 03:37 ID:DCLr0QV9

 その新しい認識に、モニカは恐怖のどん底に叩き落とされた。まさか、とは
薄々思ったけど……そうすると、触手が吐き出す体液は、もしかして――
 この――この肉塊は私を食べるわけではなく……生殖をするために――!?
「――い――いやーーーッッ!! いやッ! いやああーーーーーッッッ!」
 モニカは思い切り泣き叫んで暴れた。性教育を受けている以上、生殖の仕組
みや子作りの方法など、知識として覚えてしまっているのだ。その知識が、瞬
く間に彼女を地獄に投げ落とした。
「いやあ、無理よっ! やめてええーーーッ! こんなのとっ――いやっ、い
やあっ許してええぇ、やめてえええぇぇーーーーーッッッ!!」
 じたばたと暴れるが、肉塊はモニカをギュッと掴んだまま、絶対に離さない。
「いや……いや……絶対にいやあ……!!」
 ただ、時鉱石を採りに来ただけなのに。皆を助けるためなのに。なんでこん
な目に遭わなければならないの!?
 一緒に来た仲間達の事を思い出した。母親が死んでから孤独を強く感じて生
きてきたフェザリアンの混血少女は、彼らに助けを求めて絶叫した。
「スレイン……アネット……ヒューイ……みんな助けてーーーーーッッッ!!」
 だが、その声は虚しく響くだけだった……
334『モニカ触手陵辱』 28/72:04/04/12 03:38 ID:DCLr0QV9

 彼女に破滅をもたらす肉凶器の群れが、すぐそこまで近付いてくる。膝のラ
インを通過し、太腿を抜け、股の間に勢揃いする。触手の熱気が秘唇に感じら
れた。あられもなく大股に開いた脚を何としても閉じたかったが、足首を掴ん
で開脚させている触手はびくともしなかった。
「ひっ……やっ……お願い……やめてええぇ……」
 もはや性器を守るものなど何もない。モニカは信じられないむせび泣いた。
 淫頭を持たない細い触手が何本か伸び、秘裂の花びらを左右に割った。さら
にその中にまた何本かが伸び、添え棒を当てるようにして、何者にもまだ侵さ
れていない聖域――うっすらと閉じる秘孔の入り口の肉を押し拡げた。
「ひいっ!」
 その感触に全身を震わせるモニカ。
 不条理な淫虐の審判が、いよいよ執行される。
 ぬろっ……と、淫頭を持った触手の一つが、群れの中から持ち上がった。一
番太く雄大な触手であった。多量の粘液を滴らせながら、ゆっくりと近付いて
いく。

 くちっ……

と、拡げられた肉唇に淫頭が埋まり、頭部から下の肉茎が震えた。
「い、いや、いや、いやあああああぁぁぁ……!」
 モニカの歯が恐怖でガチガチと鳴る。感じる、中に入ってくる、入って来よ
うとしてる!
 悪魔の宣告が入り口の扉を押してゆく。
「ひいっ……ひいぃっ……」痛みが、じんわりと湧いてきた。「いた、痛い…
…痛いいいぃ……!」
335『モニカ触手陵辱』 29/72:04/04/12 03:39 ID:DCLr0QV9

 だが、極度の緊張でぎゅうっと締まった膣口に、太すぎる触手の侵入は難儀
を窮めた。
 再び業を煮やし、肉塊は足首を縛る触手に力を入れ、脚をほとんど水平にな
るまで開脚する。モニカの身体が柔らかかったのが幸いしたが、股関節を痛め
てもおかしくない勢いであった。また、さらに多くの細い触手が肉唇を取り囲
み、全方位から先行して潜れるところまで潜り、入り口を拡張した。股の肉が
突っ張るほどに伸び、サーモンピンクの膣壁がまじまじと観察できるぐらい拡
げられた肉孔。モニカの秘所の全てが、何ら覆うものなく、おぞましい生き物
の前にさらけ出された。
「いやああっ……! こんな……こんな……ひ、拡げないで……!」あまりの
恥ずかしさに屈辱の涙を流すモニカ。
 淫頭は今度こそ、と、再び秘肉を割って埋没しはじめた。

 ズリュッ……ズリュッ……

 ついに、モニカの中へ触手が侵入していった。
 異物が、異形の生物の性器が自分の肉体を犯していくおぞましい感覚。
「やだ、やだ、やだあッ! 痛い、痛い、痛いいぃ……!」モニカは苦悶に泣
き喚いた。
 しかし、そんなモニカの様子など気にもとめることなく、淫頭はブルッとひ
とつ震えると、先走り汁を噴き出した。滑りをよくするためだろう。膣内にね
ばねばした濁液がまき散らされる。
「ひっ!!」腰をわななかせるモニカ「今なにを――何をしたのッ!?」

 しかし、そのおぞましい感触を再確認する暇なく、肉茎に力が込められ、一
気に奥まで刺し貫かれた。
336『モニカ触手陵辱』 30/72:04/04/12 03:41 ID:DCLr0QV9

 ズリュウウウッ! ズンッ!

「――!!!!」目をいっぱいまで見開くモニカ。「――あが……あがが……!」
 お腹を突き破られるような途方もない衝撃。勢いで膣奥に触頭が叩きつけら
れたのである。
 痛みはその後から来た。
「――いたいいたいいたいいたいいたい〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 気が遠くなりそうなほどの激痛。張り裂けそうだった。
「う……ぐ……いたい……いたいよ……いたいいぃ……!!」
 無惨に処女を散らされ、膣奥まで太い触手で貫通されたモニカ。ギチギチと
音が鳴るのではないかと思えるぐらい、限界まで拡がった秘孔。鮮血が触手を
伝い、ポタポタと地面に落ちた。
 だが、それで終わりではなかった。
 きついその狭まりの中を、触手がゆっくりと動きはじめたのだ。
 全身を砕かんばりの激痛に、モニカは絶叫した。
「いたいーーーーーッッッ!! 痛いッ、痛いの、う、うッ、動かないでえーー
ーーーッッッ!!」
 だが、触手は無慈悲にも動き続ける。

 ズッ……ズッ……

「うあっ、うがっ、うぎいぃぃ!」
 想像を絶する痛みに、モニカは歯が折れんばかりに食いしばる。お腹の中身
をひきずり出されそうだった。触手が引き抜かれるたびに鮮血が飛び散る。秘
裂も触手も膣内も、どれも真っ赤に染まった。
337『モニカ触手陵辱』 31/72:04/04/12 03:42 ID:DCLr0QV9

「うあっ……うぐっ! ううう……ううッ!」
 貫かれ揺さぶられるにつれ、モニカの瞳から、身体から、段々と力が失われ
ていく。もうだめ。限界だった。心身が弛緩することにより痛みが薄れていく
のが、むしろ有り難かった。
「うあっ……うあっ……うああ……」
 何十回目の挿入だっただろうか。
 奥壁にまで達した淫頭がブルブルと震え、その場でせっぱ詰まったように小
刻みに抽送しはじめた。
 モニカはそれに気付いた。本能で理解した。
「えっ……えっ……や……!」顔がみるみるうちに蒼ざめてゆく。「やだ……
やだ……膣内(なか)で出さないで……精液出さないで……やめて……やめ…
…や、や……やめてええぇぇぇぇッッッッッ!!!!!!!!」
 膣奥の肉襞で十分に刺激された触頭が膨れあがった。

「やあああーーーーーッッッ!!!! 赤ちゃん出来ちゃうーーーーーッッッ!!!!」

 ドブブブブブブブブブブッッッッッ!!!!!!

 もの凄い量の黄土色のザーメンが、バケモノの精液が、おぞましい生き物の
精子が、モニカの汚れを知らなかった胎内に膣内射精されはじめた。
 茫洋としつつあった意識の中で、モニカは体奥にはっきりと感じた。
「ア――ア――アアアアアーーーーーーーーーーッッッッッ!!!???」
(やだっ……やだっ……やだやだやだああーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!
 バケモノの……バケモノの子どもが出来ちゃうううッッッ!!!!!!)
338『モニカ触手陵辱』 32/72:04/04/12 03:44 ID:DCLr0QV9

 ドプッドプッドププッドプププププッッッッッ!!!!!!

 濃厚なザーメンが膣内にどろどろと渦巻き、鮮血と混じり合っていく。ほと
んど隙間のない膣内で異常なほどの圧力がかかり、瞬時にモニカの腹部が張り
裂けんばかりに膨張した。
「ウア"ア"ア"ッッッ!!!! おなかッ!! おなか裂けちゃう"う"う"ッッッ!!!!」
 膣も悲鳴を上げていた。膨張した膣内からの圧力により、ザーメンが子宮口
から噴射されるように子宮内に打ち込まれていく。

 ブビュビュビュビュビュビューーーーーッッッッッ!!!!!!

 まるで噴火の如き壮絶な光景。
 初めて精子を迎えたモニカの子宮が、その暴虐なほどの勢いと熱さにびっく
りしたように震え、まだ身体の準備が出来てないとすすり泣くように戦慄(わ
なな)いた。だが、そんな幼さなど構うことなく、猛り狂った孕まし汁が後か
ら後から流れ込み、悲痛に悶えるモニカの子宮を陵辱し、溶岩流の下に埋めて
ゆく。赤く染まったいびつな精子の大群は、まるで血眼になって獲物を捜す餓
狼さながらであった。恐怖の狩猟者たちが孕ませるべき相手を求め、子宮中を
どろどろと溢れかえった。
(で……出てる……バケモノの精子が……私のお腹の奥に……たっぷりと射精
されてるうううう……!!!!)
 地獄の宣告。
 モニカの思考はあまりのショックに停止した。
 ただ、お腹の奥に灼かれるほど熱い迸りを感じるだけ――
339『モニカ触手陵辱』 33/72:04/04/12 03:46 ID:DCLr0QV9

「あ……あ……ああ……」
 バケモノの射精をまだ受け続けるモニカ。いったいどれだけ出せば気が済む
のか。モニカの小さい子宮と膣内では収まりきれないほどの、大樽をひっくり
返したような夥しいザーメン。結合部からもゴポゴポとにじみ出し、破瓜の血
を洗い流すように後から後から溢れてくる。膣奥でどぷどぷとおぞましい体液
を吐き出し続ける淫頭は、いくら射精しても満足することを知らず、あっとい
う間に子宮は黄色く濁った粘液で埋め尽くされる。ほとんどゲル状の濃厚な白
濁液がマグマのようにでろでろと子宮内で渦巻き、なおも増してゆく。
 一度は止まった膨張が、再び始まった。今度はじんわりと膨らんでいくモニ
カのお腹。
(うああ……熱い……熱いいぃ……!)
 女性器が一個の熱源と化し、頭のてっぺんまでその淫熱を行き渡らせ、モニ
カのからだを茹だらせた。肉がふやけて緊張が失われはじめ、傷つけられた膣
の痛みが痒いような疼痛に変わってゆくのが唯一の救いであった。
340『モニカ触手陵辱』 34/72:04/04/12 03:48 ID:DCLr0QV9

 ドプッドプッドプッドプッ――

 バケモノの精液の噴出量は、ダメ押しどころではなかった。特濃のザーメン
をこれだけ注ぎ込まれて、孕まない方がおかしい。ザーメンの奔流だけで卵管
に辿り着いた精子たちが、その管中で卵子を見つけ出す。バケモノの精子は人
間のそれより大きく、一匹で卵子をまるまる覆ってしまうぐらいだった。獰猛
な狂犬のように一斉に卵子へ襲いかかるが、たちまちのうちに凄惨な奪い合い
が始まった。卵子は精子の雲霞に埋まってどこにも逃げ出せず、震えながら運
命の瞬間を待つしかなかった。
 それは生命の結合という神聖な営みとは思えないほどの陵辱劇だった。
 やがて、狂争から抜きん出た精子がライバルの攻撃にも負けず、尻尾で卵子
をしっかりとくるんだ。そして唯一開けた箇所にぐっと尖頭を突き刺す。卵核
を守る被膜が破けてゆく――
 卵子が悲痛に揺れ動く。これは求めるものとはあまりにも違う。だが、彼女
に選択する余地はなかった。
 悪魔の運命が始まった。
 あまりにも酸鼻を極める強制結合――カオスなる惨状――おぞましいバケモ
ノの遺伝子がフェザリアンの少女の遺伝子を搦め取り、陵辱し、異種族の生命
誕生を果たしてゆく――
 そのさまは、科学至上の有翼人たちであっても神という存在に呪詛を投げつ
けるであろう、この世で最も淫靡な光景であった。
341『モニカ触手陵辱』 35/72:04/04/12 03:49 ID:DCLr0QV9

 モニカには、胎内でそんな生命の悲劇が起こった確かな実証があったわけで
はないが、理性も論理的思考も超えて原始の本能がそれを感じ、告げている気
がした。
 頭を力なく垂れると、股の間からどろどろと滝のように溢れて流れ落ちる白
濁液が逆さまに見えた。まだ出しているのである。それはもはや射精というよ
り、膣内を洗浄するためか、それとも精液を溜める容器にしているかのようで
もあった。

(ああ……こんなにいっぱい……熱くて濃い精子が……私の子宮に……)
 その光景を、モニカは虚ろな目でながめ続けた。

 長い時間が過ぎ、やがてようやく射精を終えて力の無くなった触手が引き抜
かれた。はじめ入った時はあんなに苦しんだのが嘘のように、ぬぽっと軽い音
を立てて出てきた。満足そうに胴震いする触手。
342『モニカ触手陵辱』 36/72:04/04/12 03:51 ID:DCLr0QV9

 ブピュッブピュッブピュピュピュピューーーーー……

 栓の外れた肉孔から、今度はモニカが射精するかのように、膣内に残留する
白濁液が噴出してきた。
「ア……ア……ア……♥」
 それはせめてもの慰めというように、排泄感に似た甘美な感覚をモニカに与
えた。抵抗の気力が尽きていたモニカの精神に、安らぎのような快感が広がっ
てゆき、憔悴しきった顔に気持ちよさそうな笑みが浮かぶ――
 あらかた出尽くし、ほかほかと湯気を立てる肉唇からひとすじの糸が垂れる
のみにまでに落ち着くと、再び触手たちが蠢きはじめた。股は大開きにしたま
まモニカのからだを垂直にし、秘裂に細い触手が群がる。
(今度は……なに……?)
 膣口がまた拡げられる。柔らかくほぐれた膣肉を掻き分けながら中に細い触
手たちが入ってゆき、膣粘膜にぴたりと取り付いたかと思うと、中にまるまる
空洞ができるほど押し拡げる。そして、子宮口に集まった先端が入り口をこじ
あけた。
 中に溜まっていた夥しいザーメンがどろどろと溢れ出てきた。
「うあ……う……あ……あ……♥」

 ドロ……ドロ……ドロドロ……

 白い塊が粘つきながらも肉孔を垂れ落ちてゆき、子宮に残っていたザーメン
が外に排出されていく。
(も……もうだめ……)
 モニカは今度こそフッと意識が遠のき、完全な暗黒の中へと堕ちていった。
 甘い匂いにすがりつきながら――
343『モニカ触手陵辱』 37/72:04/04/12 03:53 ID:DCLr0QV9

 ………………
 …………
 ……

 モニカが意識を醒ましたのは、下半身に違和感を感じたからであった。

 「…………ぅ…………うぅ…………?」

 急速に覚醒する。うっすらと目を開けた。
 眠って、いた……?
 いや。
 段々とはっきり覚醒してくる。
 気を失っていたのだ。
 瞬時に、最後の光景が脳裏にまざまざと描かれた。

 犯された。バケモノの生殖器で。
 出された。バケモノの子種を。
 たっぷりと、胎内に。
344『モニカ触手陵辱』 38/72:04/04/12 03:54 ID:DCLr0QV9

 暗澹とした気分で目を開けると、真っ暗闇だった。ランプの光源はどこにも
見当たらない。何も見えなかった。
 ただ、目の前に何か巨大なものが息づいており、それがあの肉塊であろうこ
とは容易に想像できた。お腹の中で熱く疼く痛みは、先の惨劇の名残りのよう
で、今は異物が暴れている様子はなかった。
 しかしもう、どうでもいい感じだった。あの醜悪な姿を見ないで済むのが何
よりだった。
 甘い匂いと、すえるような淫臭が混じり合って漂っていた。
 ここが先ほどの袋小路でないことは明らかだった。何処に連れて来られたん
だろうか。もう中空に吊り上げられてはいないようで、何か地面ではないもの
の上に乗っかってもたれかかっているようだった。背中と足の下に生温かい感
触があるのだ。坑道の土壁ならもっと冷たいはずだった。手で触ってみるとブ
ヨブヨと柔らかく、じっとりと湿って温かかった。そしてこの場所自体、裸で
も寒さを感じない気温が保たれていた。
 裸。
 そう、モニカは全裸だった。何一つ身につけていなかった──リング・ウェ
ポンも。赤いリボンも。
345『モニカ触手陵辱』 39/72:04/04/12 03:55 ID:DCLr0QV9

 だが、一つだけ付いているものがあった。
 首に何かが巻かれた感触……手で触れてみると、それは首輪だった。柔らか
い。まるで、壁や床と同じ材質――どんなに力を入れても取れなかった。
 首輪からは触手のようなロープが伸びており、お尻の裏辺りの床に繋がって
いた。首輪の部分も床の部分も、どう探っても繋ぎ目らしき手触りは見つから
なかった。床から直接伸び、長さはそれなりにある。ただ、どこを引っ張って
も叩いても弾力豊かにはじき返されるだけだった。
「ああ……」
と、モニカは半ば諦めたため息をついた。
(このバケモノは、私をここに繋ぎとめて……)
 その先は考えたくもなかった。
(私、どうなるんだろう……)
 放心状態でそう考える。唯一の望みは、スレイン達が助けに来てくれること
だった。
 お腹にそっと手を添える。意識すると、ズキリと痛んだ。初潮があったのは
一年ほど前。妊娠してもおかしくなかった。
 もし、助けられても、もう……。
 モニカは震える肩を掻き抱き、我が身に降りかかった淫惨な運命に泣いた。
346『モニカ触手陵辱』 40/72:04/04/12 03:56 ID:DCLr0QV9

 すると、モニカが意識を取り戻したのに気付いたのか、バケモノが肉をくゆ
らす音がし、触手がまた陰部に集まる気配があった。秘裂に熱い塊が幾つも当
てられる感触がする。
「まだやるの……? もうやめて……うっ……!」
 一本、はっきりと分かるものがずりずりと入ってきた。さっきよりは一回り
小さい。また痛みが走ると思ったが、鈍い痛痒感が湧き上がるだけで、耐えき
れず声を発するほどのものではなかった。
 それでももう厭と、モニカは闇の中その触手を探り当て引き抜こうとした。
触手の群れの中にあったが、他の触手は邪魔をしなかった。少し奇妙に思いな
がらも、粘液にぬめったその触手を引っ張る。ずるっと少し抜けた。しかし、
触手はまたその分膣内に潜る。その摩擦で、痛みよりも甘い疼きがゾクゾクと
背筋を走った。
「うんっ……!」
 また引く。また潜る。「くぅ……ん……!」
 遊ばれていると思った。
 モニカは立ち上がろうとした。足腰に力が入らない。後ろの壁を支えにしな
がら立った。フラフラしたが、歩けないことはなかった。
 だが、何歩も歩かないうちに触手に背中を押された。それだけで倒れた。ベ
チャッと音を立てて、湿った地面に突っ伏す。甘い匂い。
 それから、肉塊はうつ伏せになったモニカの手足を押さえつけ動けなくし、
腰を上げさせ股を強引に広げると、再び淫頭付きの触手を秘裂にあてがい、埋
めていった。「うっ……!」しみるような痛み。
 今度は荒々しくはなく、ゆっくりとした抽送がはじまった。
「いや……いや……いやあ……」
 モニカは泣きじゃくったが、何の抵抗もできず、ただそれを受け入れるしか
なかった。
347『モニカ触手陵辱』 41/72:04/04/12 03:58 ID:DCLr0QV9

 痛みと悲しみ、そしてわずかの肉の疼きがないまぜになった時間が過ぎ──
また膣奥で熱く爆ぜる感触。
「ん……!」
 腰がびくびくと反応する。また――子宮にたくさん注ぎ込まれてる……。バ
ケモノの精液は無視できないほど熱く、夥しい量だった。
 一回出しただけでは全然収まらないというように、それからも一本の触手が
何回も続けて精を吐き、やっとそれが抜かれたかと思うと、次の触手が休む間
もなくずにゅずにゅと埋まり、肉襞を擦り上げて膣内を往来し、また気持ちよ
さそうに白濁液を吐き出す。
 比較的静かに始まった姦辱は、だが、なかなか終わる気配を見せなかった。
肉塊は執拗に膣出しを繰り返した。ただ、最初の時のような、無理矢理太いも
のがえぐりこまれることはなく、モニカの小さな秘裂でも抵抗なく挿れられる
サイズのものだけだった。おかげでモニカは、痛みより快感の方が段々と増し
てゆき、膣内も子宮も白濁液で満杯になるころには、すっかり膣肉も柔らかく
ほぐれ、性器を擦り上げ揺すぶられる快感にからだを火照らせてわななき、息
も絶え絶えという状態になってしまった。
(私……こんなに適応力あったんだ……)
 モニカはなすがままにされながら、自嘲するように笑った。
 力の入らなくなった四肢を支えられながら、精液と愛液でなめらかになった
肉孔を触手でぐちゃぐちゃと掻き回され、くぐもった嬌声を上げるモニカ。
「あう……んう……ん、んん……! んは……んあ……んああ……!」
 しかし、バケモノのザーメンが流し込まれる以上に、モニカの体から何かが
流れ出していくようで、その目も声も虚ろだった。
 数え切れないほど膣内射精される中、またゆっくりと、モニカは気を失って
いった。
348『モニカ触手陵辱』 42/72:04/04/12 03:59 ID:DCLr0QV9

 次に気付くと、肉塊の気配は無かった。モニカは安堵に胸を撫で下ろした。
 モニカは汚臭を放つ水たまりに浸かっていた。肉塊の射精だけでできたザー
メンプール。どれぐらい吐き出されたんだろうか。股間に手を伸ばして確かめ
てみると、恥部は粘液でべちゃべちゃの状態であった。少しためらったが、中
まで指を入れてみる。
「ん……」
 ヌロォ……と、指はおろか手が見えなくなるぐらいにヌトヌトになった。
 こんなになるまで……
 かえって笑いたくなるぐらいだった。
 真っ暗闇の中、モニカは何とか立ち上がってこの場所を探ろうとした。ザー
メンにまみれた柔らかい床をぐちょぐちょと踏みしめながら、縛めが届く範囲
いっぱい歩いてみた。
 どうやら、ここは肉塊の巣穴のようだった。壁と床は厚いクッションのよう
になっていた。内壁となって巣の中を暖かく保つ効果があるようだ。なんとな
く、脂肪膜が連想された。モニカが素裸でも体調を崩さないのは、これのおか
げらしい。嬉しくも何ともなかったが。
 ここは巣穴でも一番奥まった場所らしく、縛められ届かない向こうに穴は続
いていた。おそらく、そちらの方に出口があるのだろう。だが、縛めの長さが
倍あっても出られない気がした。
 首輪もロープも柔肉のようなのに爪一つ立てられないほど固く、またどんな
に引っ張ってもびくともせず、どう足掻いても抜け出せなかった。
 モニカはその場にへたり込み、呆然とした。
349『モニカ触手陵辱』 43/72:04/04/12 04:01 ID:DCLr0QV9

 どうすればいいの……。

 暗闇の中で独りぼっち。
 次々と衝撃的な出来事が起こり、心が麻痺していて投げやりな気持ちになり
つつあるが、こうして闇の中に独りでいると、今置かれた状況がにわかには信
じられなかった。
 しかし、首に填められた縛めの感触も、全身に残る触手の感触も、甘い匂い
も、すえた臭いも、そして……あれだけ膣内に出された精液の感覚も――幻で
も何でもなく、現実のものであった。

 もう……ここから出られないの……?

 外にも出られず……ここで……一生を終える……バケモノの慰みものになっ
て……?

 改めて考えてみると、そのあまりに無惨な自分の運命に、絶望の慄(おそ)
れと怯えがじわじわと湧き上がり、モニカの精神を蝕んでいった。
 もう一度首輪を引っ張ってみる。
 しばらく格闘が続いた。
 だが、どんなに力を籠めてもだめだった。
350『モニカ触手陵辱』 44/72:04/04/12 04:02 ID:DCLr0QV9

 モニカは脱力し、すとん、と腕を落とした。
 目が虚ろになってゆく。

 私……ここでもう終わるんだ……独りぼっちで死んでいくんだ……

 小さい頃家を出て行った父のおぼろげな姿が脳裏に浮かぶ。亡くなった母。
両祖父。ポーニア村の人々。ミシェール。フェザリアンたち。そして、ここに
一緒に来た仲間達の姿。
 助けに来てくれるだろうか。時空融合計画にはもう時間がないのだ。私のこ
とは後回しにするかもしれない。
 そして、スレイン達がここを離れてしまえば、この国には最早、一つの街、
一つの村すらなく──人っ子一人もいなくなってしまうのだ。

 他にだれもない。私しか。この薄暗い地の底で。

 独りぼっち。
351『モニカ触手陵辱』 45/72:04/04/12 04:03 ID:DCLr0QV9

 私だけ、ここで、独りぼっちで──

 その想像は、身も心も凍りつくほど恐ろしかった。
 本当の独りぼっち。
 真っ暗闇の中、モニカは震えながら両肩を掻き抱いた。
(そんな……いや……いや……いやよ……)

 ダンジョンの何処とも知れない奥底で、まったく助けを期待できずに、この
まま誰からも遠く離れ、本当に独りぼっちに……
 そして、あのバケモノに死ぬまで辱められる……

 これが、私の運命――?
 瞳孔が開いた目から、ポロポロと大粒の涙があふれた。
「いや……いやよ……こんなのいや……誰か助けて……助けて……」
 まるで幼児に退行したかのように、モニカは体を縮こませて丸まり、静かに
いつまでも泣いていた。
352『モニカ触手陵辱』 46/72:04/04/12 04:04 ID:DCLr0QV9

 救いの福音──ではなかった。
 あの這いずる音だった。
「ひっ!」
 悲しみと絶望にくれた心に、気丈な気持ちはもうなかった。
 心が折れそうで、それを支えるのが精一杯だった。ガクガクと恐怖に身を震
わせる。
 また……また……
 モニカは迷子の子猫のように奥に逃げ、端っこに縮こまった。
「いや……いや……来ないで……来ないで……」
 脚を固く閉じ、汚液にまみれた秘部を隠す。
 かろうじて心の片隅にかすかに残っていた理性と勇気が、なんでこんなに恐
怖を顕わにするのか、となじっていた。こんなみっともなく怯えて震えるぐら
いなら、他の手段を考えろと。だが、今はもう、逃げられない事も何ら抵抗す
る手段もない事も充分にわかっている。唯一残ってるとすれば、自らの命を絶
つこと――
 だが、モニカはまだ十二歳の少女だった。
 死にたくなかった。こんなところで、こんな惨めに死にたくなかった。
「いやあ……いやよ……」
 心が……折れそう……折れちゃいそう……
 祈る。時間よ止まって。もう、私に酷い事しないで。
 しかし──肉が這いずる音が間近まで来た。あの甘い匂い。触手が蠢く音。
「ひっ……ひいぃ……!」
 モニカは頭を上げなかった。
353『モニカ触手陵辱』 47/72:04/04/12 04:05 ID:DCLr0QV9

 仲間達と一緒に戦っていた時の勇姿など微塵もなく、モニカは腕で頭とお腹
をかばいながら、縮こまって震えて泣いた。無力だった。魔法はまだ使えるは
ずだった。しかし勝てる見込みなどないのだ。そんな事をすれば、代えって怒
らせるだけだろう。モニカの生殺与奪は、もはやこの肉塊が全て握っている。
あの地獄の鞭のような触手が淫虐の代わりに殺気を籠めてモニカの体に振り落
とされれば、それで終わりなのである。
 モニカはガタガタと震えた。
(死にたくない……死にたくないわ……!)
 だから、モニカはこの肉塊に、言いようのない恐怖を感じずにはいられなか
ったのである。
 自分はもっと感情が少ないと思っていた。もう幾つかの激戦を経験し、この
鉱山でも何回も戦闘を潜り抜けた。その中で死ぬ覚悟はできたと思っていた。
敵に倒されてもし死ぬことがあっても、それも自分の選んだ道だと。
 違った。全然違った。怖い。死にたくない。
 死にたくない。

 こんなところで──独りで──死にたくない――!
354『モニカ触手陵辱』 48/72:04/04/12 04:07 ID:DCLr0QV9

 肉塊の触手がのびてきた。
「ひっ……」
 腕に巻き付かれ、引っ張られる。体が開かれていく。逆らうことなどできな
いほどの力。
(いや……いや……)
 モニカは顔をくしゃくしゃにして弱々しく首を振ったが、引っ張られるまま
によろよろと歩き出るしかなかった。
 肉塊の前まで引き出され、前も後ろも、左も右も、頭の上も脚の間も、無数
の触手で囲まれた。震え上がる。どこにも逃げられない。
 甘い匂い──
「あ……あ……あ……」
 肉塊の醜悪な姿を見上げながら、へなへなとくずおれる。足腰に力が入らな
かった。股の下から生暖かい液体が広がっていく。
 こわい。こんなところでしにたくない。こわい。こんなところでしにたくな
い。こわい。こんなところでしにたくない……
 そんな少女のからだに、日没を迎えた花びらが閉じていくように、触手達が
包み込んでゆき、その姿が触手の群れの中に消えた……


 やがて淫猥な音と哀切なあえぎ声が聞こえる。

 ………………
 …………
 ……
355『モニカ触手陵辱』 49/72:04/04/12 04:09 ID:DCLr0QV9

 モニカがこの肉の巣に置かれてから、何日かが経とうとしていた。この真っ
暗闇の中では何も時を計るものがないため、モニカは次第に時間の感覚を忘れ
ていったが、この数日間は少女にとって地獄の処罰に等しいものであった。肉
塊はその間ほとんど傍を離れることなく、このフェザリアンの混血少女を犯し
続けたのである。モニカの肉孔はすっかりこなれた。バケモノの触手とザーメ
ンをいやというほどなじまされ、すりこまれた。子宮内に太い触手をねじ込ま
れても痛みをあまり感じなくなるまでになった。口腔も同様だった。喉の奥ま
で突っ込まれ無遠慮に射精され、苦く臭いザーメンにむせいで吐き垂れ流す。
 肉塊は直接子宮の中で射精するのがお好みらしかった。これだけ膣内射精ど
ころか子宮内射精をされていては、孕まない方がおかしい、とモニカはぼんや
りと思った。妊娠の恐怖はさんざんに味わい、麻痺してしまった。子宮のどこ
かで自分のように、バケモノの精子にさんざん陵辱された卵子が着床している
ような気がした。それともザーメンと一緒に流れ出てくれただろうか。
 食事は――バケモノの精液だった。初めは頑なに拒否したが、無理矢理口を
こじ開けられて流し込まれた。甘かった。あの匂いの味。どうやら普通のザー
メンとは違うようだった。どう抵抗しても結局は身体を縛り上げられて無理に
流し込まれるので、やがて諦め、ザーメンミルクを出す触手が差し出されれば、
まるで母乳に吸い付くように大人しく飲むことにした。苦い方を吐くまで流し
込まれるよりは遙かにマシだった。
(いつもこれを飲ませればいいのに)
 それ以外に食料は無かったが、衰弱することはなかった。かえって気分が安
らぐ感じすらした。この甘い液体を飲むと、ぼうっとしてきて、お腹の中に感
じる液体の温かさが心地よいのだ。
356『モニカ触手陵辱』 50/72:04/04/12 04:10 ID:DCLr0QV9

 モニカは一回、わざと激しく抵抗して、バケモノを怒らせて打たれ殺されよ
うとした。消極的な自殺。だが、肉塊は力加減を心得ていて、意識を失わない
ほどに、だが滅多打ちに打ちのめした。そして、それから数日はモニカを手酷
く扱った。死に至らしめることはなかったが、モニカはトラウマになるほどの
痛みと出血と恐怖に泣きじゃくり、しばらくは触手を見ると身がすくみ、厭な
汗と涙が出た。それ以降、逆らわなくなった。
 残された手段は本当の自殺だったが、手段はあまりにも少なかった。
(舌を噛むぐらいね――)
 そう思うのだが、実行に移せなかった。殺されようとはしたくせに、自ら死
ぬことが出来なかった。自殺してもおかしくないぐらい身も心も絶望に包まれ
ているはずなのに――
 なぜ、こんなにまで酷い目にあって、まだ死にたいと思わないんだろう。怖
い。確かに怖かった。あれだけ打擲されて……痛くて……死にそうだった。も
ういや……死にそうな目に遭うのはもういや……。
 だけど、それとこれとは違うような気がした。ちょっと気持ちを押すだけで
死ねる気がする。だけど死ねない。
 なんでだろう。
 死ぬ気も起こらないほどの自棄状態になってしまったんだろうか。
(なんで私、死なないんだろう……)
 そう思いながら、食事の時間になると、摩滅した意識でぼんやりと甘いザー
メンミルクを飲む。食事と休眠の時間だけが安らぎを与えてくれる。
 モニカは気付かないが、何の躊躇もなく、喉を鳴らして甘い液体を嚥下して、
お腹の中で温かく感じるのを無意識に楽しんでいた。
357『モニカ触手陵辱』 51/72:04/04/12 04:12 ID:DCLr0QV9

 さらに何日か経った。
 モニカはあまり動かなくなった。その方が楽だった。
 触手がのびてきて求められれば、足を開き、口を開く。
 もっとも、それしかやることはなかったのだが。
 肉塊はいまだモニカにつかず離れずで、モニカが気をやるか、限界を迎えて
ピクリとも動けなくなると、何処かへ消えた。

 モニカの反応は日に日に乏しくなっていった。
 からだの中も外もザーメンまみれにされ、ザー汁の海に漬かり、むせ返るよ
うな精臭に包まれても、ちょっとも動かず、表情が変わらなくなった。

(あー……)
 モニカはホッとしていた。
 このままなら、何もしなくても死ねそう。
 これなら、楽でいい……
 このまま……
358『モニカ触手陵辱』 52/72:04/04/12 04:13 ID:DCLr0QV9

 と──

 匂いがした。

 匂いなど、もうとっくに気にしなくなっていたのだが、あの甘い匂いが鼻に
漂ってきた。
(……?)
 思わず意識が深い絶望の泥沼から引き起こされるほど、濃密かつ凝縮された
鮮烈な匂いだった。
 あの匂いで、あの匂いではなかった。
(なに……この濃い匂いは……?)
 チクリと、首筋に何かが刺さった。
「……!?」
 一瞬、何が起こったのか分らなかった。
 首を回して見ると、耳のすぐそばに一本の細い管のような触手が揺らめいて
おり、その先端には淫頭ではなく、まるで注射針のような鋭く細長い針がつい
ていた。どうやらこれで刺されたらしい。そして、この強烈に薫る匂いの正体
は、この触手だった。あの注射針の先だ……あそこから薫ってきているのだ。
 こんな細い一本の触手から……?

 ドクン――
「え……?」
 ドクン――
「あ……? あああ……!?」
 ドクンッ!
「あ、あ――あああああ〜〜〜ッ!?」
359『モニカ触手陵辱』 53/72:04/04/12 04:15 ID:DCLr0QV9

 モニカのからだの中で、何かが爆ぜた。身体が一気に過熱する。
 世界が変わった。
「あ……あ……あ……」
 心臓の鼓動が。血の脈動が。筋肉の収縮が。骨のきしみが。内臓のうねりが。
神経の細部までが。一つ何かが動くたびに、ドクンドクンと熱を発散し、甘美
な官能に変わった。
「あ……あ……あ……」
 身体を動かすだけで、それだけでイッてしまうだろう。動かなくとも、から
だの内奥からとめどもない性感が源泉のように湧き出てきた。それを抑えてイ
クのを耐えるだけで精一杯であった。
「あ……あ……あ……」
 だが、モニカが動かなくとも、肉塊が触手を動かす。
 集まってきた触手が、ヌチュリと、秘孔に触頭を埋めてゆく。
 入り口を擦られただけで、凄まじい快感がモニカのからだ中を突き抜けた。
「ふああああああッッッッッ!!!!」
 脳の裏側で起こる激しいスパーク。ショート寸前までホワイトアウトする。
「――あ、あ、あ……」
 脳天を突き刺すような快感に歪むモニカの顔。「――あたまが、あたまがわ
れるううぅ……!!」
 あたまが、からだがおかしくなりそうだった。どうにかなってしまいそう!
360『モニカ触手陵辱』 54/72:04/04/12 04:16 ID:DCLr0QV9

「ダメェ、ダメ、ダメエエェェェッッッ!!!!」
 ジュップ、ジュップとモニカの肉壺を掻き回すような荒々しいピストン運動
がはじまった。ザーメンの海が荒波を立ててモニカのからだが揺さぶられる。
 それだけで白い国に飛ばされる。だが、次から次へと肉欲が湧き出し、それ
らがモニカの意識をもとのところへ連れ戻すのだった。
「イ"ア"ッ、イ"ア"ッ、イ"ア"ア"ア"ア"ッッッ!!!!!!」
 モニカはザーメンの飛沫をはね散らかしながら、白いからだをくの字つの字
にくねらせ、熱狂死するような肉悦に喘ぎ悶えた。
「なにこれなにこれッなにこれへえええェェェッッッ!!!???」
 頭を、胸を、お腹をかきむしる。しかし、そんな事をしても少しも収まらな
い。全身の肌が桃一色に染まり、甘く薫る汗がとめどもなく吹き上がる。
「死ぬっ死ぬっだめへえッだめへえッ!! 死んじゃうしんじゃうしんじゃうう
うううッッッ!!!!!!」
 モニカの幼い媚肉を嬲っていた触手が限界を迎え、喜々としたように膣奥で
ザーメンを吐き出した。

 ドビュビュビュリュリュリュッッッ!!!!
 ビュビュルルルルルルルッッッッッ!!!!

「あああああッッッ!!?? ン"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッ!!!!!
 ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!」
 ひぐううううッッッ!!!! だめッだめッだめへええぇぇッッッッッ!!!!!!
 ア"ッア"ア"ッア"ア"ア"ア"ア"ーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!」

 理性の砕け散った恍悦の表情で、モニカは手足の指の先まで痙攣させ、あら
れもない言葉をまき散らしながらイキまくった。
361『モニカ触手陵辱』 55/72:04/04/12 04:18 ID:DCLr0QV9

 それから後のことはよくおぼえていない。

 モニカの腹の中はまるでどろどろのシチューになったように熱くとろけ、一
切の痛みを感じなくなった。痛みの全てが快感になったのだ。やがてお腹の中
だけでなく、全身の感覚が完全に狂った。どこを触られても弄られてもからだ
がとけるような官能しか得られなくなる。理性が浸食され、思考が全停止し、
フェザリアンの血が創った優れた頭脳は、ただ性と肉の悦びを感じるだけの動
物以下の機能となった。
 触手が腹を突き破らんまで貫いても、一本また一本と太いのが侵入してきて
肉孔を無理矢理拡げられても、生じるのは気がおかしくなるほどの官能だけ。
ただ、感覚だけが狂った証に、無惨に掻き回されて秘孔が裂けたらしく、赤い
血が流れたが、それすら大量の愛液と精液に飲み込まれほとんど見えなくなっ
た。膣肉は熱く茹だったようにふにゃふにゃになり、そこへさらに熱いザーメ
ンをのべつまくなしに射精され、ぐちゅぐちゅにふやけていく。肉襞はただた
だ熱狂に駆られて触手を擦り上げ、どこで射精されても悦んで迎え入れて歓喜
に震えた。触手たちはザーメンをまき散らしながら暴れ回り、モニカの至ると
ころを犯辱してゆく。幾つもの触頭で膣奥や子宮口をこづき、ブシュブシュと
濃厚なザーメンを浴びせる。
「あうっ、あうっ、あうあああ〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥!!!!」
 普通のよがりようではなかった。目、鼻、口すべてからはしたない体液を垂
れ流し、気が狂いそうなほどの快楽に顔いっぱいに喜悦をひろげ、モニカは甲
高い嬌声を上げて悶え狂った。
「イグッ! イグッ! イッチャウ"ウ"ウ"ウ”〜〜〜〜〜ッッッッ♥♥♥!!!!」
 極短の間隔で何度も何度も絶頂に投げ込まれる。
362『モニカ触手陵辱』 1/72:04/04/12 04:19 ID:DCLr0QV9

 二次性徴を経ていた子宮が、原始の本能に孵(かえ)っていた。子宮口をこ
じ開けて内部にまで触手がねじり入ってくると、その茹だるような熱気に発情
し、精子を欲するように蠕動した。媚液によって敏感になったからだで、モニ
カは小指の爪の先までその感触を克明に感じた。
「子宮に"ッ、子宮に"い"ッはッ、はい"ッでぐるう"う"ゥ〜〜〜〜ッッッッ!!!!」
 膣内もそうだが、子宮の感覚がそれほど鋭くなるのは、普通はあり得ない事
だった。だが、モニカは確かに感じた。幾つもの触手が子宮孔を拡げ潜って子
宮粘膜を擦り、圧し、こねくり回し、灼け爛れるザーメンをところ構わず大量
に叩き付けるのを。
「ウ"ア"ッ、ウ"ア"ッ、ウ"ア"ア"ッ!! イグッ、子宮で"ッ子宮で"イグッッ!!
 入っでる"ッ!!!! 入っでる"う"う"ッッッ!!!! 精子がッ、精子がッ!!!!
 精子がッでッ出でイグう"う"う"う"〜〜〜〜〜ッッッッッ♥♥♥!!!!」
 もはや胎内にバケモノのザーメンをいくら吐き出されようが、おぞましい存
在の子種を植え付けられる絶望感は、淫熱に浮かされた激しい絶頂感にしかな
らなかった。確実に蝕まれていく心が、からだが、あられもない言葉を次々に
生み出していく。
「せいしイグッ!! せいえき出てるッッ!! きもちイ"イ"ッきもちイ"イ"よう 
うッッ!!!! せいし胎内(なか)でッッッ!!!! いやあッ! だめえッ、だめ
ええッッ!! 孕んじゃう!! 孕んじゃうッ!! 私まだ子どもなのにッッッ
 肉の赤ちゃん孕んじゃう"う"う"〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ♥♥♥!!!!!!」
363『モニカ触手陵辱』 57/72:04/04/12 04:20 ID:DCLr0QV9

 バケモノの精液の熱蕩に悦び打ち震える子宮。翻弄されるがままの瓦解した
理性が、生理的嫌悪感を抱くまでに厭がっていた存在を胎内に受け入れる不条
理。生命の本能的欲求が劇薬によって狂走した故の、淫惨な光景であった。
 ぬ"だぬ"だぬ"だぬ"だ――と、淫裂から触手を伝って絶え間なく白濁液が溢
れ落ちてゆく。
 ヴァギナに収まりきれずにあぶれた触手たちが、後ろにもう一つ残っていた
穴――アヌスに襲いかかる。ほかほか湯気をたてている菊蕾を押し拡げると、
一本が抜け駆けし、まったく開発されていない狭隘な孔の中に強引に圧し入っ
ていく。
「い"ぎいぃ! そこッは、はいっちゃダメッダメッ――イ"ア"ッ、イ"ア"ッ、
イ"ッイ"ッイ"ッア"ア"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 いくら心身ともに発情化したとはいえ、元は十二歳の未成育な少女の肉体で
ある。お腹が膨らむほどヴァギナに触手を満たした状態で、その上アヌスを圧
迫されるのは、快楽神経の限界を超えた。
「いだいッいだいッいだいよう〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 快楽に転化しきれない激痛に、死にそうなほどの絶叫を上げるモニカ。触手
が千切れるほどに肛門を締め返す。それでも直腸に挿(はい)った触手は、汗
のように分泌されてくる腸液と自らの粘液を潤滑油に、えぐるように奥へ奥へ
と潜り込んでいく。
「う"お"ッう"お"ッう"お"お"ッッッ!!!!」
 ヴァギナとアヌスに挟まった肉壁が触手の蠢動で押し潰されるように擦られ、
「おひりっおひりらめらめらめあああああいだいいだいかんじぢゃうっかんじ
ぢゃああああがあぁらめっらめへぇえぇぇッッッ!!!!」
と、モニカはほとんど声にならない絶叫を上げる。
364『モニカ触手陵辱』 58/72:04/04/12 04:22 ID:DCLr0QV9

 細い触手一本だけですらその調子なのに、もう一本がさらにアヌスへ突入し
た。括約筋が限界まで押し拡げられ、二本の触手が直腸をネトネトとした粘液
でまみれさせながら絡み合い、蠢き、壮絶な苦痛と快感をモニカに与えた。
「イ"ギッイ"ギッイ"ッイ"ッイ"ア"ッア"ッア"ア"ア"〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」
 ずりゅずりゅ、ずりゅずりゅと腸内をたっぷり擦られ拡げられる感覚に、悶
絶寸前のモニカ。
 ぐぱぁ――と菊蕾が二本の触手に拡げられ、ギチギチの孔に隙間が空いた。
モニカにとっては、そのわずかな隙間を作られるだけでも、かつて体験したこ
とのない地獄の苦しみである。
「いだいだいだいだいッッッ!!!! おひりっいだいっ!! い"だ――あ、あッ、
あけっあけ"ないでぇっひろげないでひろげないでえぇーーーーーッッッ!!!!」
 その隙間に、甘い薫りを放つ媚液注射の触手が潜り込んでゆく。これほどの
淫激を与えている強制発情媚液を、腸内にもう一度射とうとしているのである。
 お腹の奥にまた、何か点のような熱い感触があったかと思うと――頭の中で
何かがぷつんと切れたように――その瞬間、アヌスに残っていた全ての苦痛が
快楽に変わった。
「あ"――あ"――あ"――♥♥♥」
 頭をガクガクと痙攣させるモニカ。泡を吹き、ほとんど白目を剥いている。
「おしりッおしりッおしりッぎッぎでる"う"う"う"う"う"〜〜〜〜〜ッッッ!!!!
 これッこれッダメッダメッダメエエエェェェ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!
 こわッこわッこわれへええぇッ♥♥♥!!
 うあ"ッうあ"ッア"ッア"ッア"ッウア"ッウア"ッッウア"ア"ッッッッッ
 ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ♥♥♥♥♥!!!!!!!!」
365『モニカ触手陵辱』 59/72:04/04/12 04:23 ID:DCLr0QV9

 全身の毛穴、汗孔が開き、爛れた熱と水分が甘い淫気とともにモニカの肉体
から噴散される。媚液注射の触手は役目を終えると引いていったが、二本の触
手はそのまま残った。もう一つの淫孔に変貌した祝いとばかりに、先ほどにも
増して直腸を盛んに掻き回しはじめる。
「うぎッうぐゅッうぐゅッうぐゅぐゅぐゅううう!!!!
 ウ"ウ"ウ"ア"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ♥♥♥!!!!!!」

 ドビュッ! ドビュッ! ドビュッ! ドビュッ!
 ドプッ! ドプッ! ドプッ! ドプッ!

 腸内をグチョグチョとさんざんに嬲りながら多量のザーメンを吐き出す。不
浄なる体液による腸内洗浄。白濁液は茶色いものと混じってでろでろと菊門か
ら流れだし、肉床に垂れ落ちてゆく。
 ヴァギナを嬲っていた触手も負けじとばかりに、さらに淫辱の度合を増して
白濁液を吹き出していった。子宮がぱんぱんに膨らみ、ザーメンが逆流を起こ
す。だが、流れ出す量よりも噴入する量の方が凌駕し、モニカのお腹が臨月を
迎えた産婦のようにまるまると膨張していった。
 それすらも気持ちよかった。
「ン"ア"ッン"ア"ッン"ア"ッン"ア"ッン"ア"ア"ア"〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥!!!!!!」
 背骨が砕けんばかりに仰け反り、脳の回路が焼き切れたように絶叫を上げる
モニカ。
「お"な"がッお"な"がッお"な"がッお"な"ががッお"な"ががッ
 とげッどげち"ゃう"どげち"ゃウ"ウ"ウウ〜〜〜〜〜〜ッッッッッ♥♥♥!!!!!!」

 だが、全ての触手の動きが止まった。
366『モニカ触手陵辱』 60/72:04/04/12 04:25 ID:DCLr0QV9

「……!!!???」
 モニカは淫蕩にたゆたう目を開き、驚いて触手と肉塊を見た。
 今までの陵辱劇が嘘のように、静まり返ってしまった。
 気が抜けたように肉孔がゆるみ、今とばかりにザーメンがぼちょぼちょと脱
出していき、お腹が萎んでいく。
「ハァ……ハァ……ひゃめ……ひゃめ、ひゃめないでええぇ……!!」
 からだが疼いてしょうがないモニカ。自分から腰を振る。腰をぐりぐりと動
かして、膣肉で触手を締め上げる。「ああああんッ♥」と快感にさえず
るが、あまりにも昂ぶりすぎたからだは、それだけでは全然満足できない。
「どうしたの!? うごいて!? うごいてようぅ……ああああ!!!???」
 肉体が快楽を欲して気がおかしくなりそうだった。髪の毛先に至るまで快感
を求めている。性欲が悦感に餓(かつ)え、官能を貪るのを厳命していた。し
かし、どんなにグチュグチュと腰を動かし続けても、中で触手たちに暴れられ
なければ全く快感を得た気にならなかった。
「たすけてっ、たすけてっ、うごいてえッうごいてよううう!!!! あ、あア、
アア、しぬ、しぬ、このままじゃしんじゃううウゥゥゥッッッッッ!!!!!!」
367『モニカ触手陵辱』 61/72:04/04/12 04:27 ID:DCLr0QV9

 すると、肉塊がぶるりと一震えしたかと思うと、その震えが伝播したように
触手たちも一斉に震えはじめ、その振動がモニカの体内にも伝わってきた。
「あ、あ――あは、あは、あは、あはははあああああ……♥」
 モニカの目に、全ての触手の本体から、肉茎が波打って瘤を運んでくるのが
映った。触手を膨らませながら中を通って、何かがこちらにやってくる。モニ
カにはそれが何かわかった。来る。来る。来る。
 色欲以外死んだ目を輝かせ、
「きて、きて、きてええええ〜〜〜〜〜ッッッ♥♥♥!!!!」
と絶叫した。
 瘤が体内に入り、ボゴォと破裂せんばかりに下腹部が膨らむ。ヴァギナを、
アヌスを、モニカの拳の何個分もある瘤が押し通ってゆく。

「――〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッ!!!!!!!!」

 想像を遙かに突き抜けた快感に力抜けそうな必死に歯を食いしばって、さら
に来るであろうその“瞬間”を待ちかまえる。
 そして――全ての触頭が破裂した。
368『モニカ触手陵辱』 62/72:04/04/12 04:28 ID:DCLr0QV9

 ドビュッ! ドビュッ! ドビュビュビュッッッッッ!!!!
 ドビュルルルルルルッッッ!!!!
 ドプッドプッドププププッッッ!!!!!!

「ウ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!
 ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!」

 おびただしい大噴射を胎内中はおろか腸内にも浴びせ散らし、淫裂と菊門か
らまるで瀑布のように白濁液が噴き出してくる。
 触手の射精は外でも起こっている。全てがモニカのからだめがけて、まるで
塊のような汚濁液を浴びせかけてゆく。それすらも気が遠くなりそうなほどに
気持ちよかった。
 熱いザーメンのシャワーがひっきりなしに噴射され、モニカのからだがザー
メンの蝋人形と化すほどに浴びせかけられる。人格を崩壊させるほどの快感に
脳髄まで官能に支配されてゆくモニカ。
 ザーメンプールの水位が上がり、本当に溺れそうになるところを、触手がモ
ニカのからだを持ち上げ、さらに浴びせてゆく。

「あづいいいいぃぃぃ!!!! あづう"う"い"い"い"い"い"ッッッ!!!!
 らめぇッ!!!! もうらめええらめええぇッッ!!!!
 もうらめえええええええぇぇェェェッッッッッ!!!!!!!!」

 モニカは苦痛とも快楽ともつかない狂わんばかりの絶叫を上げ続けながら、
途方もない快感に身も心も貪られ、徐々に気を失っていった。

 ――が、失えなかった。
369『モニカ触手陵辱』 63/72:04/04/12 04:30 ID:DCLr0QV9

 今度もまた、お腹に鮮明な感触を覚えて意識が戻った。
「ハァー……ハァー……ハァー……ハァー……」
 下はもう白く濁る大海になっていた。その海原に溶けてゆくアイスのように
全身からザーメンをしたたらせながら、モニカは宙に吊され、さらなる淫辱が
咥えられようとしていた。
 アヌスではない。ヴァギナ――でもない。
 おしっこの穴に、細い細い触手が取り付いていた。
 快楽にふやけた意識にも、恐怖が湧き上がってくる。
「……しょ、しょこちがう!? らめ、らめ、しょこはらめぇぇぇ……あ……!!」
 モニカの語尾が上擦った。尿道口の触手が強く吸い込みをはじめたのだ。

 ジュッチュッジュルッジュチュチュチュッ

「あ、あ、ああ……!!?? すわないでえぇ、おひ、おひぃ、おひっこ、おひっ
こもれちゃうう……!!!!」ガクガクと震えるモニカの顔だったが、すぐに恍惚
感に変わってゆく。「ア、アウ、アアウ、ダメ、ダメヘ、オシッ、オシッコ、
オシッコもれちゃうウウウゥゥ……♥♥♥!!!!」

 尿道を通って透明な体液が吸われてゆく。じゅるじゅる。じゅるじゅる。甘
美な排泄感に、全身の力をも吸い取られていくようであった。
370『モニカ触手陵辱』 64/72:04/04/12 04:31 ID:DCLr0QV9

 じゅるじゅる、じゅるじゅる――

「んひゃ、んひゃ、んひゃああああ……」
 言葉にならない。腰がカクカクと震え、膀胱と尿道を中心としたその周りの
感覚がとけてなくなっていくようだった。その中で快感だけがハッキリとから
だのすべてに浸透していった。これも一種のオルガズムだった。
「んあ、んあ、んはあああ……♥」
 小指の先っぽを動かす力すら出なくなる。触手は美味しそうな音をたてて膀
胱に溜まったモニカのおしっこを吸い続け、水面に広がる波紋のようなオルガ
ズムが幾重にも生み出された。
「らめ……らめ……おひっこ……おひっこのんぢゃらめぇ……♥
 おしっこじゅるじゅるのんぢゃらめへぇ……♥
 きもちいひ……おしっこきもちいひいぃぃ……♥
 んお♥……んあ♥……お、おしっこきもひいひいいぃ……♥♥♥」

 膀胱が空になるころには、モニカは無上の幸せを味わっている表情で、
「ア……ア……ア……♥」
と、うわ言のようなあえぎ声を漏らし、ほとんど忘我状態であった。
371『モニカ触手陵辱』 65/72:04/04/12 04:32 ID:DCLr0QV9

 肉塊の責めはまだ続いた。
 今やぱっくりと開いた孔に、さらに触手を埋めていった。ヴァギナだけでは
ない。アヌスにも。そして――尿道にも。
「うあっ……うあっ……うああっ……!」
 同時に三つの孔に触手が入り込んでくる感触に悶え狂うモニカ。さっき初め
て肛虐の性感に目覚めたばかりだというのに、今度は尿道強制挿入。狭間の肉
壁がたっぷりと擦り上げられるとともに、おしっこを出す管に異様な悦感を覚
え、まるでヤスリで削られるように知性が小さくなって、代わりに快楽で塗り
固められてゆく。モニカの表情が痴呆同然にゆるむ。
 さすがに身体が条件反射のように反応して激しく暴れようとするが、肉塊は
何本もの太い触手できつく縛めてそれを抑え込んだ。モニカは震える唇から涎
を垂らしながら中空を凝視した目をいっぱいまで見開き、三つの孔に触手が入
り込んでゆく、この世のモノとは思えない性感に、その身体をひっきりなしに
ビクンビクンと跳ねさせた。
 お腹がどんどん膨らんでいく。水腹ではない。中に入っていたザーメンは、
触手が入った体積分、孔から溢れ出していた。体内でとぐろを巻く触手の形が
まるでみみず腫れのように浮かび上がっているのだ。
 それでも触手は入り込んでくる。ヴァギナを犯した触手は子宮でとぐろを巻
き、アヌスのものは盲腸までも到達し、尿道に入った触手は膀胱を圧迫した。
それでもまだまだ余っている。
372『モニカ触手陵辱』 66/72:04/04/12 04:34 ID:DCLr0QV9

「うああ……うあああ……ああああッ……!!」
 触手でいっぱいになっていくお腹。前も、後ろも。ザーメンの比ではない重
みが心地よかった。でも怖かった。張り裂けちゃう……触手がちょっとでも暴
れれば、お腹が破かれちゃう……。
 そしたら、どれぐらい気持ちいいのかな……
「うふ……うふうふ……うふふふ……」
 モニカは快楽とも恐怖ともつかない微笑を浮かべた。
 やがて、モニカの腹は三倍以上にまで膨れあがった。お腹の皮膚が限界まで
伸びた破裂寸前のミミズ風船。媚液の効果がなければ、今頃、モニカは激痛で
とっくに失神してるだろう。

「あ……が……が……」

 もう、モニカはほとんど白目を剥いて痙攣していた。涎がとまらない。激痛
ですら快感に置き換えられているが、痛みを受けているのと変わらなかった。
「も……も……や……や……や……」言葉が出せない。

 このバケモノは何をするんだろう。
 やっぱり、このまま体を引き裂いて食料にするのだろうか。
 いっそのこと、その方が良かった。生きながらさばかれて食べられるのは痛
いだろうけど、それでこの地獄が終わるのなら――

 だが、触手の侵入はそこで終わった。
 触手の動きが止まったことに気付くモニカ。
 肉塊は静かになった。
373『モニカ触手陵辱』 67/72:04/04/12 04:36 ID:DCLr0QV9

 モニカは、ともすればバラバラになってカタチを成さない思考の中で、何と
か言葉を縒り集めて、これから起こることを想像した。
 これ以上……はいらない……やめて……もう限界なの……。こっからお腹を
裂くの? 私を食べるの?――いや違う……そんな様子じゃない。
 もしこの肉塊が人語を喋り、これから行うことを教えられたのなら、いくら
媚液に侵された肉人形状態のモニカでも、死を予感しただろう。
 その時、三つの穴に埋まった触手が、ちょっとだけ抜かれる感触があった。
まるで抜き具合を確かめる予行のように――
「あ……あ……」
 何をやろうとしているのかが……わかった。
「ひっ……ひいっ……ひゃ……ひゃめてえぇ……」
 快楽で呂律の回らなくなった舌で懇願するが、無論、人語は通じない。そう
でなくても、そんなことで肉塊が行動を中止するとは思えなかった。それでも
言わずにはいられなかった。
 他の触手が昂奮ぎみに揺れた。
「ひゃめてぇ……ひゃめてえぇぇ……」
 頭を左右に振り、泣きながら哀訴するモニカ。
 だが、それを合図とするかのように、三つの孔に埋まった淫虐の触手が、動
きを再開した。
 彼らは、一斉に、寸分違わず揃って――

 ――引きはじめた。
374『モニカ触手陵辱』 68/72:04/04/12 04:37 ID:DCLr0QV9

 ズリュルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!
 ヌリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!!!!
 チュルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!

 膣、腸、尿道――三つの孔いっぱいに広がり、挟まった肉壁を圧迫しながら
肉孔の粘膜を擦り上げ、一挙に全ての触手が引き抜かれていく。

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 声など出なかった。想像など軽く絶する快感。いや、快感、と一口で呼べる
ものではなかった。大人でも簡単に気をやってしまうだろうとてつもないオル
ガズムが立て続けに何十回も炸裂し、モニカの意識は嵐に舞う羽根のように貪
られ弾かれ吹き飛ばされた。からだの境界線が一気に消し飛び、意識の器の輪
郭がどこまでもどこまでも膨らんで薄らいでいく。
375『モニカ触手陵辱』 69/72:04/04/12 04:38 ID:DCLr0QV9

「――ッ!!――ッ!!――ッ!!――ッ!!――ッ!!――ッ!!――ッッッ!!!!」

 もし、一つの孔でも触手が中で絡まってしまうようなことがあればどうなる
か。この勢いで引き出されるのであれば、絡まった部位が抜かれる時に容易く
孔を裂傷させるだろう。だがもし抜けないほど絡まってしまったら、どうする
のか。中でほどければいいが、もしダメならば、腹を裂いて出るしかない――

 モニカはもう何も考えてなかった。考えられなかった。思考する意識が官能
の彼方にトンでるのだ。全身を硬直させ白目を剥きながら快楽の深海、あるい
は成層圏で張り裂かれ、恍惚に声にならない口を大きく開き、ガクガクと痙攣
していた。
 キモチイイ。何もかもが忘我の彼方に押し流され、均一の白い世界で埋め尽
くされていく。キモチイイ。父と母が見えたような気がした。すぐに絶頂の波
濤の向こうへ消えてしまった。キモチイイ。何もかもが消えていく。キモチイ
イ。キモチイイ。痛みの恐怖も束縛の絶望も混血の懊悩も虐待の苦しみも無理
解への怒りも孤独の悲しみも――なにもない――ナニモナイ――ナニモ――カ
モ――キモチ――イイ――

 キモチイイ──
 キモチイイ──
 キモチイイ──
376『モニカ触手陵辱』 70/72:04/04/12 04:40 ID:DCLr0QV9

 ズリュルルルルルルルルルルンッッッッッ!!!!!!!!!!
 ヌリュリュリュリュリュリュンッッッッッ!!!!!!!!!!
 チュルルルルルルルルルルルンッッッッッ!!!!!!!!!!

 三つの孔全てから触手が一本残らず出し尽くされ、大きな肉洞が三つ生まれ
た刹那、別次元に飛ばされるぐらい圧倒的な快感に、声も上げられなかった口
から、

「――ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
 ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
 ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーーーーーーッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

 ――下等生物のごとく性と肉にまみれた絶叫が誕生した。
377『モニカ触手陵辱』 71/72:04/04/12 04:41 ID:DCLr0QV9

 ビク――ビクビク――
 まるで陸に上がった魚のように痙攣するモニカ。白目を剥いている。酸欠状
態が長く続いたための、その寄せ返しだった。
 意識を失ったのはどの段階からだろうか。絶頂が下がるごとに新しい絶頂が
起爆し、引いては寄せるを繰り返した。徐々には収まっていったのだが、その
間、モニカはどれほど死にそうなほどのオルガズムに狂い続けたか。途中で気
を失ったのは精神の自衛策であった。肉欲の極みを垣間見たその顔は恍惚その
もので、淫悦の涎をいつまでも垂れ流していた。

 ニュジュル――

 肉塊はようやく落ち着きはじめたモニカの様子を見定めるように、だらんと
垂らしていた触手を持ち上げた。
 大股に開きっぱなしのまま伸びて反応が無くなったモニカのからだに取り付
くと、湯気のたつ赤く爛れた淫裂をネチョッと割り、再び何本もの触手を膣内
に潜り込ませていった。緊張を失った女性器は、何の抵抗もなしにそれらを飲
み込んでいく。
 しばらくもしないうちに、モニカのお腹がビクビクと揺れた。反応したわけ
ではない。触手が子宮の中で蠢き、卵巣めがけて射精したのだ。卵管も卵巣も
バケモノの精液であますところなく陵辱された。
 モニカの子宮が肉塊のザーメンで溢れかえるのにそう時間はかからなかった。
 お腹を気持ちよく満たす熱いモノに、モニカのとろけた顔がピクリと微笑む
ように反応する……
378『モニカ触手陵辱』 72/72:04/04/12 04:42 ID:DCLr0QV9

 そうして徹底的に犯され尽くしたフェザリアンの混血少女は、それからも何
日も何週間も何ヶ月も犯され続けた。肉の巣からは出られなかった。助けも来
なかった。反応が弱まれば強烈に甘く薫る媚液を注入され、全身性感帯になっ
たからだの隅々まで触手に犯されまくり、ついには脳の随まで肉欲にまみれ、
どろどろに溶けながらバケモノと交わり続けた。生殖活動以外のことは許され
ず、モニカの子宮は常にバケモノの触手と精液で満たされ続けた。そのうち媚
液を注入されなくても、モニカの血肉は甘く薫るようになった。そして、どん
なにいたぶられても悦びに享受する、柔らかくとろけるようなからだに成り果
てた。
 いつしか快楽のことしか考えられなくなった。
 やがてバケモノの仔を産んだ。陣痛はなく、むしろ巨塊が子宮や産道を押し
分けながら通り抜ける尋常でない快感に、悶え狂い泣き叫んだ。ベチャリと産
み落としたのは、肉塊の仔だった。仔は産み出されてからしばらくの間は母体
よりも甘く薫っていた。
 それからも何度も何度もバケモノの仔を孕らませられ、何匹も産み落とした。
 モニカはおぞましい生物の生殖母胎となったのだ。
 フェザリアンの混血少女は、バケモノの仔が体外に出るたびに、その濃密な
匂いを嗅ぎ、
(おなかまたからっぽになった……うれしいまたからだのおくまでいっぱいい
じめてくれる……ずりゅずりゅずりゅずりゅってやってくれるわ……うふ……
うふ……うふふ……)
と、穴という穴から淫辱の体液を垂れ流しながら、肉虐の悦びにいつまでも満
たされていったという……

                                (終)
379『モニカ触手陵辱』 空白ページ:04/04/12 04:44 ID:DCLr0QV9
以下は後日譚のようなものです。無いものとしてくださっても構いません。
380『モニカ触手陵辱』 73/72:04/04/12 04:46 ID:DCLr0QV9

 モニカがようやく助け出されたのは、何年か経った後であった。スレイン達
の活躍によってローランド王国も復活し、鉱山も再開するために徹底的なモン
スター討伐がなされた。ダンジョンの奥深くに隠されていた肉の巣からモニカ
が発見された時、視力は弱くなり、皮膚からも色素が抜けて真っ白になってい
たが、命に別状はなかった。母胎として良好に生かされていたため、健康面に
問題はなかったのだ。彼女の主と仔どもは残らず退治され、鉱山の外に死骸を
晒されているのを見たが、特に何も言わなかった。
 助け出された夜、発見した隊のリーダーが静養所にこっそり訪ねてきた。夜
這いであった。男はモニカがどんな目に遭ってきたのかを薄々感づいていた。
太い触手でさんざん拡張され肉塊の仔を何匹も産んだ性器で、今さら人間が満
足できるはずもないとモニカは思ったが、からだが疼いてしょうがないことも
あり、彼の相手になった。意に相違して彼女の性器はまるで絞り上げるように
肉棒を包み込んだ。男はとろけるように柔らかく、また甘く薫るからだを抱い
て、深い満足に何度も精を吐き、朝方までモニカのからだから離れることがな
かった。その次の夜には隊の男全員がやってきた。救助してくれた恩もあり、
また、収まらない肉欲に悶えていたモニカは、肉塊から与えられた快楽を返す
ようにして男たちに奉仕した。全ての男たちがモニカにむしゃぶりつき、透き
通るような白いからだに狂ったように精を放った。
 モニカが完全に快復するまでに何ヶ月もかかったが、二ヶ月目の夜、お腹に
痛みを感じ、そっと静養所の裏庭に回った。下着も脱いでしゃがむと、激しい
陣痛が襲ってきた。すっかり狭まった膣孔を掻き分けながら、最後の仔が出て
きたのである。産褥の激痛に霞む目に、短い触手を揺らしながら茂みの中へ消
えていく小さな肉塊の姿があった。その後背部には、今までの仔にはなかった
翼が、ちんまりとついていた。
 甘い薫りがいつまでも漂っていた。
381『モニカ触手陵辱』 74/72:04/04/12 04:47 ID:DCLr0QV9

 モニカが歩き回れるほどまでになると、噂を聞きつけて夜な夜なやって来る
男たちの数は、鉱山街の成人男子人口のほとんどに達した。全て街の人間であ
り、スレインやヒューイの姿などはなかった。
 いるはずもないと分ってながらも、ここにいればそのうち噂を聞きつけて来
てくれるかしら、とも思ったが、ひとまわり小さくなったように見える翼をわ
ずかに揺らし、数日のうちに彼女の姿は鉱山街から消えていた。

 以来、町から町へ流れる少女のようなフェザリアンの娼婦の噂があちこちで
囁かれるようになった。そのからだは天使のように純白で甘い蜜のような薫り
がし、どんな女を抱くよりも素晴らしい快楽に包まれ、天国のような一時を約
束されるというのである。だが、それがモニカであったかどうかは定かではな
い。その後しばらくして、ぷっつりと途絶えるようにその噂が消えてなくなっ
たからである。

 話しによれば、彼女は旧知の知り合いと再会して平穏な暮らしに戻ったとも
言うし、甘い匂いを放つ奇妙なモンスターが棲息するという薄暗いダンジョン
の中に、一人で入ってついには帰ってこなかったとも言われている。

                                (完)
38219:04/04/12 04:50 ID:DCLr0QV9
>207
うおっご指摘どうも有り難う! 「ディヘイ」だったんですね。
ディレイって何やねん…遅漏かw

アップするのに2時間近く。何か間違ってると思った。
383名無しさん@ピンキー:04/04/12 08:10 ID:cpaIee02
>>19
朝から大作GJ!

触手ネタで逝こうと思ってたから、書きかけのカーマイン×ジュリアネタを書き直さないと。
;y=ー( ゚∀゚)・∵. ターン
384名無しさん@ピンキー:04/04/12 14:37 ID:7kIuQ2Pd
>>382
触手キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お疲れ様でした。
アップするのに2時間掛かったんですか…凄すぎる。
ヘタレな自分にはこれだけの大作は書けません…。
385名無しさん@ピンキー:04/04/13 09:46 ID:7OpAVlo0
>>382
凄すぎます。
もうお腹いっぱいになるぐらい凄すぎました。
今後も19さんの作品を楽しみにしてます。
386名無しさん@ピンキー:04/04/13 18:42 ID:ZUkUrVyv
チンコ勃ってキタ
387名無しさん@ピンキー:04/04/13 20:02 ID:H5Xt5DBR
誰かネタ下さい…
できればVかWで
388名無しさん@ピンキー:04/04/13 22:09 ID:l+uFbx8k
どっちの3と4かわからないけど・・・
ラング
3:ディハルト&ヒロインズの乱交ネタ
4:BルートED後で、闇ランディウス×リスティル&レイチェルの3P
グロラン
3:ミシェールやモニカは出たから弥生ネタ
4:レジーナの手術の前の晩、純愛チックに・・・

・・・とか?
389名無しさん@ピンキー:04/04/13 22:27 ID:+rqiONoQ
ラング3・シカどもに囚われてイロイロされちゃったソフィア
4・業を煮やしたマクレーンがジェシカを襲っちゃったり

グロー3・バーバラがシオンにイロイロされちゃったり
4・ヴァレリー×ラティカ……

390名無しさん@ピンキー:04/04/13 22:34 ID:5gXO0IA8
>>388
ネタ提供ありがd。
お恥ずかしい事にラングリッサーはやったことないのです…
レジーナはあんま好きじゃないし…
我侭言ってすいません(汗
弥生かぁ…やっぱ絡ませるならヒューイかな?
それともバーバラとのレズものとか…
うーん…とにかくありがd
391名無しさん@ピンキー:04/04/13 22:38 ID:5gXO0IA8
あれ?IDが変わってる…
>>389
ありがd
なぜにヴァレリーとラティカ?
何か接点ありましたっけ?
392名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:10 ID:+rqiONoQ
>>391
ごめんなさいな。
アンソロネタ…
393ネタ投下:04/04/14 02:21 ID:WOycm1w3
グロー3
1,スレイン&弥生
ホムンクルス作成成功のエンディング後。
ダークロードとして禁欲人生を歩んできたスレインが、「俺はもう普通の人間だ!」とタガが外れて、男に免疫無い弥生にエロエロなことを教え込んで煩悩炸裂。

2 スレイン&バーバラ&ミシェール
母娘どんぶり(w

394名無しさん@ピンキー :04/04/14 22:47 ID:cbrF/ZMc
アリエータとミシェールの百合を投下します。
メル欄に「百合」としますので宜しくです。
395名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:49 ID:cbrF/ZMc
 心地良い風が火照った顔を撫でる。その風に誘われて目を覚ますと、綺麗な指先があった。
「気が付いた?」その指の主が話し掛けてきた。
 わたしは起き上がろうとするが、「まだ横になってる方が良いわ」と言われたので、その言葉に甘えて身体を仰向けに戻した。
 状況を理解できていないでいると、その人が状況を説明してくれた。
「アネットさん・・・だったかな。あの赤い髪の方が私達のためにパーティを開いてくれたの。そのパーティの最中にあなたが倒れたから、わたしが介抱してベッドまで連れてきたの」
 どうやらここは、アネットさんの家の客室らしい。ベッドの横には机と椅子(今はわたしを仰いでくれているこの人が座っている)がある。
「ありがとうございます。ええと・・・」
お礼を言うものの、相手の名前が分からない。
「アリエータ=リュイス」と、その人は答えてから、
「未来世界から召喚されたうちの1人よ」と、そのまま続けた。
「み・・らい、せかい」
 聞き慣れぬ言葉を繰り返す。
 そういえば、「研究室のトランスゲートから未来の人が来た」ってモニカちゃんが言っていた気がする。今日はその人達への歓迎パーティやってたんだっけ。
 パーティに呼ばれた人々はモニカちゃんやスレインさん、そしてヴィンセントさんやお兄さまなど、戦いで活躍した人ばかり。
 わたしは戦ったわけでなく、逆にスレインさん達に助けてもらっただけ。なのに、どうしてここに呼ばれたのだろう?
 ―――そんな思いに支配されて目頭が熱くなり、しだいに視界が滲む。溢れた涙が目尻から零れ落ちてゆく。
396名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:51 ID:cbrF/ZMc
「あ・・・」
 仰ぐのをやめたアリエータさんの指がその涙を拭うように触れ、手のひらをそのままぴたりと頬にくっつけてくれた。
「泣かなくて良いのよ。あなたも十分戦ったのだから・・・」
 戦った?いつ、どこで?わたしは最近までずっと自分の部屋にいたのよ?それにモニカちゃんのように武器で戦ったことなんてないのよ?ただ慰めるだけの言葉なの?
「お兄さんのために戦場へひとりで行ったのはミシェールちゃんが立派に戦ったということだと私は思うけど・・・」
 確かにあの時はお兄さまのためだけにリンデンバーグへ行ったのは間違いないから、そう言われるとわたしも戦ったって言って貰えて素直に嬉しい。
「ありがとうございます。でも、どうしてわたしのことを?」
 自分のことを何も言っていないのにどうして私やお兄さま、そしてリンデンバーグに行ったことを知ってるんだろう。
 わたしが泣いちゃった理由もわかってたみたいだし・・・。
「ミシェールちゃんのことなら何でもわかるわ」
 思っていた疑問に微笑みながら答えてくれた。読心術でもマスターしてるのかしら?
「・・・だって、私はあなただから」
397名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:52 ID:cbrF/ZMc
 頬に触れていたアリエータさんの手がその言葉とともにわたしの前髪をかきあげ、額にキスをしてくれた。
「・・・なんてね、ふふっ。ホントはこの子たちが教えてくれたの」
 ベッドから起き上がったアリエータさんの周りには、白い光がふわふわと漂っていた。最初からいたのかもしれないけど、言われて初めて気が付いた。
「え?精霊が見えるんですか?」
「ええ、私はグローシアン・・・こっちの世界での精霊使いみたいなものだから」
「精霊が見える人ってめったにいないのに・・・」
 嬉しさのあまり、わたしは飛び起きるようにさっと上半身を起こした。
「ミシェールちゃんのことはこの子たちが色々教えてくれたわ。私も病気じゃないけどずっと死と隣り合わせで生きてきたの」
 アリエータさんはいろいろと自身のことを話してくれた。世界は違うけど死と隣り合わせ、しかもずっと孤独だったことなど、殆どわたしを鏡に写したようだった。
 初めて会った人なのに、ただの他人でもなく、友達でもない、どちらかというとお兄さまに対しているような―――感じがして。
「お姉さま」
 と、わたしは呟いてアリエータさんの後ろに腕をまわすと、アリエータさんはわたしをぎゅっと抱きしめてくれた。
「こっちにいる間、ミシェールちゃんのこと、妹だと思って良いかしら?」
 その問いかけの答えはもちろん1つ。答える替わりにわたしはもう一度「お姉さま」という言葉を発した。
 が、こんな素敵な雰囲気はぎゅるるるるという音で一蹴されてしまった。
「あ・・・」
 恥ずかしさのあまり、わたしの顔が真っ赤になる。
「そういえば、何も食べていなかったのね?じゃ、可愛い妹のために何か持ってきてあげるわ」
 そう言うと、お姉さまは部屋を出て行った。
398名無しさん@ピンキー:04/04/14 22:59 ID:cbrF/ZMc
>>395-397
ここでひと区切りです。後日、続きを投稿させていただきます。
3は2のデータを持って来られるのだからこういうのも有りでは?という意味も込めて。
ただ、この2人はどっちも「受け」なのでキャラがなかなか動かなかったですが。

>ネタ
ということで、2キャラと3キャラの絡みはどうでしょう?
2だったらセレブ×アリエータ、4だったらクリス×シルヴァ姉(フェイト成功後の手術室)、とか。

>>286
是非甘々なの書いて下さいよ。読みたいです。できれば百合で←単に自分の好みw
イライザの台詞回しは確か、本人がお嬢口調を変えるという宣言があったような気がします。(フレーネに限った事ではなかったはず)
399名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:06 ID:4Eq8ln4u
>>398
GJではあるが、スルー用キーワードは名前欄に書くが吉では…
400名無しさん@ピンキー:04/04/14 23:11 ID:lcSdT5Gg
良いのですが、キーワードはもう少し複雑なものにしていただけると助かります。
「百合」程度じゃどこにでも転がってるので。
401名無しさん@ピンキー:04/04/15 00:42 ID:udt3CnDy
>>394
おぉ、新たな職人さんですか、お疲れさんです。
でも百合ならスルー用キーワード入れなくともいいと思いますが…
402237:04/04/15 01:55 ID:udt3CnDy
シルヴァネールのSSを投下します。
文章におかしな所などありましたら教えてください。
403『戦の果てに…』:04/04/15 01:56 ID:udt3CnDy
・・・・・薄暗い闇の中、シルヴァネールは目を覚ました。
(・・・・こ、ここは・・・・?)
見慣れぬ空間。自分が横たわっているベッド以外には
何もない、とても殺風景な部屋だった。
何故、自分はこんな処で眠っていたのか。
朦朧とする意識で状況を把握しようと思考する。
(・・・確か私は、アイゼンヴァントの砦で敵の侵入を防ぐ為、クリストファーと共に戦っていた

筈だが・・)
いまいちはっきりと思い出せない。

彼女とクリストファーは、デュルクハイムの軍勢が砦に侵入するのを防ぐ為、
たった二人で、何百人というデュルクハイム兵を相手に奮闘した。
人海戦術で攻め入る敵兵達を、凄まじい勢いで蹴散らしていったのだが、
残り10人ほど、という所で彼女の方は力尽き、倒れてしまったのである。
404『戦の果てに…』:04/04/15 01:57 ID:udt3CnDy


・・・ようやくここまで思い出したシルヴァネールはふと、
何か息苦しさのようなものを感じた。なんだろう、身体が上手く動かない。
頭を持ち上げ、ベッド全体を見渡してみる。
「!?」
シルヴァネールは驚愕した。
ベッドの端に手首をロープで縛られ、例えるなら、
丁度ばんざいの格好で身体がベッドに固定されていた。
要するに、彼女は捕らえられているということだ。
そこから導き出される事実。それは・・・・・・

ガチャッ

不意にドアが開く。
急に光が差し込み、彼女は眩しさに目を細めた。
部屋の外から軍服に身を包んだ男が一人、入ってくる。
若く、中性的な顔立ちだが、不相応な鋭い眼光の持ち主だった。
「目を覚ましたようだな。」
男は言うなり、ベッドに近づいていく。
405『戦の果てに…』:04/04/15 01:58 ID:udt3CnDy

「・・・・・こ・・ここは・・?」
「ここはアイゼンヴァント砦の一室だ。お前達は我々に敗れ、捕らえられたのだ。」
男は淡々と語る。
「・・・敗れた?・・・・バカな・・・・幾ら満身創痍だったとはいえ、10人足らずの雑兵にクリストフ

ァーが敗れたというのか・・・・。」
クリストファーの白兵戦における実力はロイヤル・ガードをも上回る。
信じられる筈が無かった。
「自分が途中で気を失ったことは覚えているようだな。だが、かのロイヤル・ガードにしては
考えが浅いようだ。」
「・・・・・・・・・」
立て板に水を流したようにすらすらと喋る男の言葉に、シルヴァネールは黙って耳を傾けた。
「いいか、アイゼンヴァント砦への増援は、首都デュルケンより送られて来ていた事位は
知っているだろう。そしてその首都デュルケンには、デュルクハイムの全兵力が集結していた

のだ。
それこそ、何千、何万という数の兵力がな。幾らお前達の実力が一騎当千だとしても、
これだけの数に敵う筈もなかろう。」
「・・・・・・・・・!」
男は一呼吸置き、また語り始める。
406『戦の果てに…』:04/04/15 01:59 ID:udt3CnDy
「お前が倒れた後、クリストファーを数で沈め、屋上にてルードヴィッヒ閣下と
戦闘を行っていたお前達の仲間を挟撃して討ち取り、勝利を収めたのだ。」
「・・・信じられない・・・・彼らが斃されるなど・・・。」
「・・・いかな猛者であろうとも、挟み撃ちを受ければ敗北は必至・・・
軍に身を置いている者ならば、誰とて知っていることだろう?
・・・確かにあの連中の強さは尋常ではなかったがな。こちらの軍にもかなりの被害が
出てしまったようだ。」
感情の篭らない声で、まるで他人事のように言う。
「直に、奴の公開処刑が始まる。こうして指導者を失った連合軍は戦意喪失し、
降伏勧告を出すまでも無く白旗を揚げるだろう。戦争とはそういうものだからな。
頭を叩けばあとは烏合の衆、潰すのは赤子の手を捻るが如く容易い。」
「・・・前置きはいい・・・・それで・・・私に何をさせようと言うのだ・・・・」
もはや何もかも諦めてしまったのだろうか。彼女の声には生気が感じられなかった。
「・・・我々の慰み者になってもらう。そうすれば、奴を助けてやる。」
「・・・・・・・・・・」
「こう見えても私は表裏共に顔が利く存在だ。連合軍の戦意を喪失させる為だけに処刑を
執り行うのなら、身代わりを使わせる様に仕向ける事もできる。」
・・・この男の言う事が本当だろうが嘘だろうが、自分が拒めばクリストファーは
間違いなく殺されるだろう。彼を救うには、言い成りになるしかない。
「・・・・本当に、あいつを・・クリスを助けてくれるのか・・・・?」
シルヴァネールは、すがる様な声で男に問う。
「それは、お前次第だ。」
手首を縛るロープを解きながら、男は事務的に答えた。
407『戦の果てに…』:04/04/15 02:01 ID:udt3CnDy



「まずは服を脱げ、自分でな。」
男が命令すると、シルヴァネールはのろのろとした動きでロイヤル・ガードの制服を
一枚、また一枚と脱いでいく。時折見せる、普段の凛として毅然な物腰からは想像し難い
恥じらいの表情が、とても愛らしい。
ロイヤル・ガードとしての彼女を知る男ならば、情欲を掻き立てることだろう。
やがて全てを脱ぎ終わり、一糸纏わぬ姿が男の前にさらけ出される。
クリストファー以外には見せたことのない躯。
クリストファー以外には許したことのないカラダ。
彼以外に初めて、『女』を晒した瞬間だった。
今までに抱いてきたどの女性よりも美しい彼女の裸体に、男の口から思わず溜息がこぼれる。
「そうしたら次は、尻をこちら側に向けて、・・・・自分で自分を慰めて見せろ。」
「・・え・・・・そ・・それは・・・・」
「拒否したければすればいい。クリストファーに死んで欲しいのならな。どうするんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
シルヴァネールは渋々と命令に従い、うつ伏せになり尻を高々と突き上げ、
指先で太腿の辺りをなぞり始めた。
「・・・んっ・・・・んんっ・・・」
聞き取れぬほど小さな声。
「・・・あっ・・・は・・・・あん・・」
腿を伝う指が、段々と足の付け根の方へと上ってゆく。
一瞬、指先が秘処に触れた。
「あぁ!」
思わず声が漏れる。それに触発されたかの様に、彼女は行為をエスカレートさせていく。
408『戦の果てに…』:04/04/15 02:02 ID:udt3CnDy
自分の膣に指を差し込み、行き来させる。
「はぁ・・んっ・・・ふぁ・・・ああぁ・・」
「人に自慰を見られるのがそんなに嬉しいか。」
「・・・そ・・そんな・・・こと・・・きゃふぅ!」
口では否定していても、カラダは嬉しそうに反応する。
「・・・あぁ!・・・・は・・・ぁ・・・ふあ・・・」
チュク、ツププッ
オナニーを人前で観られている事に興奮したのか、
彼女の秘処は、濡れていた。
「ふぅ・・ん・・・・やぁ・・・あ・・・ん・・・はぁん・・・」
空いている片手で胸を弄り、興奮を高めていく。
「・・・・あぁ・・・んあぁ!」
シルヴァネールの嬌声が、部屋に響く。
彼女の痴態に興奮した男は、堪らずシルヴァネールに覆いかぶさり、彼女の双乳を擦る様に愛
撫した。
「・・・あぁ・・・ふぁ・・・・んっ・・・あん・・・」
形の良い、しかも弾力のある極上の美乳を存分に堪能する。
「感じているようだな。好きでもない男に無理矢理嬲られるのがそんなに嬉しいか?」
「・・あぁ・・・い・・言わな・・いで・・・・ふああ!」
否定できない。本当のことだから。
409『戦の果てに…』:04/04/15 02:03 ID:udt3CnDy
男は胸を愛撫する力を強めていきながら、シルヴァネールの背筋に舌を這わせた。
「ひゃぁん!・・・あん・・・あぁ!・・くふぅ・・」
思わぬ不意打ちに、背を仰け反らせる。
「・・・あ・・・そ・・そこ・・・だ・・め・・・はぁん・・」
予想以上の反応に、男は執拗に背筋を攻めた。
「・・・んんっ・・・あぁ・・・・いやぁ・・・あぁん!」
片手はそのまま胸を弄り続け、もう片方の手を秘裂へと侵入させた。
淫汁でグショグショになった膣内を指で掻き回す。
「・・・あぁ!あぁん!ん・・・ふぅ・・ああ!」
限界が近づいてきていた。
男はそれを悟ると更に激しく刺激を与え、シルヴァネールを絶頂へと強引に追い遣っていく。
そして・・・
「・・・はぁん!・・あ・・・あぁ・・・ああぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
白目を向き、体中を痙攣させ、昇天した。
絶頂を迎えたことで疲労したのか、ぐったりとベッドに横たわる。
男はシルヴァネールを見下ろし、
「・・・悦に入っているところで悪いが、まだ私は満足していないのでな。次は・・・」


                                (続く)
410237:04/04/15 02:04 ID:udt3CnDy
とりあえずここでストップします。
ここからの展開についてですが、このSSを読んでいただいた方々に
誠に勝手ながらアンケートを取りたいと思っています。
といってもフェラか本番かの二択ですが…あ、後ろの穴もチャレンジしてみようかな…
という訳で、約15レス程度、どれを読みたいか書き込んで頂たい。
勿論、スルーして頂いても構いません。
411名無しさん@ピンキー:04/04/15 02:13 ID:sn64ZIGL
>>410
後ろの穴をPushPushPush!
412名無しさん@ピンキー:04/04/15 03:23 ID:Zv7s99SQ
女性化レムスキボン
413名無しさん@ピンキー:04/04/15 11:00 ID:sYOQp7gG
それなら相手はアリシアキボン

他ならエリオットかウェインかハンス辺り女性化キボン。
と、生意気な女より従順な少年を好む俺はショタコンなわけで。
414名無しさん@ピンキー:04/04/15 11:41 ID:Vcav+8VF
>>410
本番→フェラ→菊の、連続攻撃改とか?

>>413
ウェインは>>250-269

スレインとかはどうだろう?ヒューイEDでホムンクルスを造る時に、こっそり女性体の
ホムンクルスの発注をしていたとか・・・。
415名無しさん@ピンキー:04/04/15 17:48 ID:o0RcSylv
>>410
俺はアナール→お掃除フェラ→前の穴
がいいかな。
嫌々ながらも自分の後ろの穴に入ってたものを
きれいにしなければならないという
屈辱的なことをさせられるシルヴァニールが見たいヽ(´ー`)ノ
416名無しさん@ピンキー:04/04/15 17:53 ID:SfruCYib
女体化なら俺はオスカーキボンヌ

>410
フェラに一票ヽ(´ー`)ノ
417名無しさん@ピンキー:04/04/17 00:29 ID:R8CLAPgS
>>410
同じくフェラに一票ヽ(´ー`)ノ
418名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:10 ID:Ub0PUVIS
GJ!
>>410
後ろの穴キボン
419名無しさん@ピンキー:04/04/18 18:33 ID:7j/mO6iI
>>395-397のアリエータ×ミシェールの続きを投稿します。
題名(名前欄)は 「重なり合う相似的果実」にしてますので宜しくです。

>>399-400
2ちゃん用ブラウザではメル欄に書いても弾くと思っていたもので・・。
すみませんでした。以後、書き方・キーワードとも気をつけます。
420重なり合う相似的果実:04/04/18 18:35 ID:7j/mO6iI
「ミシェールちゃん、お待たせ。これしかもう残っていなかったから、このまま持って来ちゃった」
 戻ってきたアリエータが手にしていたのは少し大きな器だった。
 中身はいろいろなフルーツのシロップ漬けだった。シロップの甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「さ、食べて食べて。私も少し貰うけど」
「それじゃ、いただきます」
 早速2人でフルーツを食べてゆく。口当たりが良くてどんどんと食べて、結局すぐに無くなってしまった。シロップも2人で半分ずつ飲み干してごちそうさまとなった。
「それじゃ、器を返してくるから」
 と、アリエータが椅子から立ちあがり、身体の向きを変えたその時、白い光が彼女に語りかけてきた。
「え?ミシェールから・・・離れるな・・・って?」
 頭の中に直接響くことばを反芻しつつ、アリエータは身体の向きを戻した。視界に映るミシェールの姿にただごとではない予感がして、抱きかかえていた器を机の上に置き、再度椅子に腰を下ろした。
 ぎゅっと目を瞑り、口は固く閉ざし、両腕を胸のあたりでクロスさせて、脚も閉ざし気味に片膝を少し上げた状態で、布団を掛けずにミシェールは仰向けになっていた。
 アリエータはまず、軽く自分の頬をぺしぺしと叩いてみた。これは幻でも夢でもない。現(うつつ)なのだ。
 次に口の中に意識を集中させた。一切の苦味を伴わない甘い感覚。頭の中がぼーっとするわけでもなく、舌もちゃんと動く。別にシロップにお酒が入っててその勢いで、ということはないみたいだ。
 ミシェールは自分の意思でこのような姿勢をとっているのだと悟り、アリエータもベッドの上へ上がった。
「本気・・・なの?」分かっているがとりあえず意思確認。ミシェールは姿勢を変えずに首を少し縦に振った。
「わかったわ。じゃ、続きは私の部屋でね」
 言いながら、アリエータは机に手を伸ばしてペンでメモ帳に何か書く。
「ちょっと我慢してね」
 と言い、アリエータはスペルを紡ぐ。「テレポート」と口にして指をパチンと鳴らした。
 机上には「アパートにミシェールちゃんを連れて帰ります。今夜は私の部屋で泊めるから心配しないでくださいね。あと、器はここに置いておきます」というメモが器に添えられていた。
421重なり合う相似的果実:04/04/18 18:37 ID:7j/mO6iI
 場所は変わって私の部屋。2人はベッドの上に無事転送となった。流石に精霊も気を使ってくれたのか、2人きり。
 ミシェールちゃんの姿勢は変わることがない。もう一回意思確認してみる。
「本当に・・・私と、良いのね?」
「アリエータさんに、して・・・ほしいんです」
 彼女は固く閉ざしていた口を開いた。「お姉さま」ではなく、「アリエータさん」と呼んでくれたってことは姉妹以上の絆が欲しい、一線を超えたいと願う気持ちの表れだと思う。
 それに応えるように、ミシェールちゃんの唇を指の腹でなぞってゆく。鼻からの暖かな息が指に伝わってくる。
「初めてだから、上手く出来るかわからないけどね」
 そう言って今度は私の唇を彼女の唇に重ねる。
「・・・んっ」
 先ほど食べたフルーツの甘さ、いや、それ以上の甘さと温もりがある。
 唇を重ねた、ミシェールちゃんの頬を軽く撫でると、閉ざしていた瞼の力がだんだんと緩んで目を開けてくれた。
 怖くないから。私が優しくしてあげるから。だから、できれば私を見て欲しい―――至近距離でのアイコンタクト。
 ミシェールちゃんは頷くように今度はゆっくりと瞬きした。
 それを合図に、私は唇を重ねたまま、プレゼントの包装を解くように、胸を覆うように組まれていた両腕を解く。
「ねぇ、乗っても大丈夫?」
 流石に病を抱えていた彼女にいきなり覆い被さるわけにはいかないので、唇を離してたずねる。
 こくりと頷くのを確認してから、私は彼女に覆い被さる。
 胸と胸を重ね、お互いの鼓動を感じる。鼓動を直に感じていたい。 
 一度身体を起こし、ミシェールちゃんの服のリボンをするすると解く。
「あ・・・」
 身体を撫でていないのに、彼女は甘い息を漏らす。
 彼女の耳元で「ミシェールちゃんの全てが見たいの」と囁く。
 そして私たちは着ていた服を全てベッドの下に脱ぎ捨てた。
422重なり合う相似的果実:04/04/18 18:38 ID:7j/mO6iI
「や・・・恥ずかしい・・・です」
 少し泣きそうな声でミシェールちゃんは訴えかける。服を着ていた時と同じく、両腕を胸のあたりでクロスさせて、脚も閉ざし気味に片膝を少し上げた状態でいる。
「でもね」
 私は腕のクロスを解き、露わになった胸に自分の胸を重ねた。
「この姿だから・・・貴方のとくん、とくん、と鳴る心音と温もりを肌で感じることができるの」
「あ・・・ほんとだ」
 ミシェールちゃんの表情が和らいだ。 
「ふふ、それに、やわらかくて気持ちいいし」
 ミシェールちゃんの顔はかぁっと紅く染まり、心音がだんだんと早くなる。
 そして私は、また彼女の唇を味わった。
「んっ・・・」
 喉元から出るこの声が可愛らしい。
 今度は唇を首筋に這わせる。
「あっ・・・はぁ・・・ふぅっ・・・」
 甘い溜息が零れ出した。ずっと聞いていたくて、胸までずっと唇を這わせる。
「んっ・・・あっ・・・あっ・・・はぁっ・・・」
 唇を離し、包みこむように胸に手を掛ける。
「あ・・・」
 あれほど腕をクロスして隠していたのに、今は何の抵抗もなく、私を感じてくれている。ぷにっとしたやわらかな感触を手で味わい続ける。
「ふぅ・・・くっ、くすぐった・・・あっ・・・気持ち・・・い・・・っ」
 初めはただくすぐったがっていたようなミシェールちゃんの表情はすぐに恍惚へと変わる。
 彼女の胸を撫でているうちに自分の腿が湿っぽくなっている。脚も重なっていたから多分・・・。
 手を胸から下腹部へと移動させ、その場所に触れる。間違い無い。
423重なり合う相似的果実:04/04/18 18:39 ID:7j/mO6iI
「あ・・・そこは・・・」
 触れた途端、ミシェールちゃんの口からささやかな抵抗の声が漏れる。首を横に向け、目をぎゅっと瞑り、脚を閉ざす。閉ざしている脚と付け根が少し濡れている。
 女の子の大切なところ。他の人がそれに触れるわけだから・・・ね。
「ミシェールちゃんの、いちばん大切なトコ、だよね?」
 尋ねると、彼女は首を横に向けたまま、少し頷いてから、
「か・・覚悟は、できて・・ます」
 上擦った声で答えを返して口をぎゅっと閉ざす。
 入口の両扉を優しく撫でまわすと、だんだん身体の力が抜けてきたようで、閉ざしていた脚が少しずつ開く。
「んんっ・・・んっ・・・ふっ・・・あ・・・はぁ・・・あっ」
 口も開き、可愛い悲鳴を上げる。目も開き、とろんとしている。
 とろんとしているのは目だけではない。ミシェールちゃんの秘所も、撫でまわすうちに悦びの涙を溢れさせてとろとろになっていた。
 流石に中に指を入れたりすると、壊れてしまいそうだし、私もそれには抵抗があったので、扉だけを指で味わい続けた。
 重なっている胸からは甘い鼓動が伝わり、唇からは甘い声が零れ、女の子の唇からはささやかな泉がこんこんと湧き出す。
「うれ・・し・・い。アリ・・エー・・タ、さん・・の・・から・・も」
 荒い息遣いで絶え絶えに言われて初めて気付く。
 私の脚の付け根からもとろりとしたものがミシェールちゃんの腿を伝っていた。彼女を見ているだけであてられたのか、彼女が脚を動かす度に擦りあったのか・・・。
 どっちにしても、このままでは達してしまいそうになって、私は身体をミシェールちゃんから離す。
「一緒に・・・いい?」と聞くと、こくんっと頷いてくれた。
424重なり合う相似的果実:04/04/18 18:40 ID:7j/mO6iI
 そして今度はミシェールちゃんと180度正反対の位置に仰向けになり、お互いの太腿を絡め合う。お互いの女の子の唇がちゅっと音を立てて重なる。
「あん・・・」
 私はその未知なる感覚に思わず声を漏らした。
 恐る恐る、擦るようにゆっくりと動いてみると、快感に少し痛みが伴う。慣れてきたら痛くなくなるのかな。
「初めは痛いかも、しれないけど」
 話しかけてるのか、強がりの独り言なのか、自分でもなんだかわからなくなってきた。漠然とした恐怖感にはまってしまいそうで、思わず目をぎゅっと閉じる。
 突然、身体が温かな圧迫感に包まれる。ゆっくり目を開けた先にはミシェールちゃんの瞳があった。
「2人でなら・・・大丈夫・・・です」 
 最初に私が解いた、彼女の服のリボンを私の手首に結びつけてくれた。
 そして、彼女は身を起こし、ゆっくりと腰を動かす。
「んっ・・・はぁっ、あ、アリエータ・・・さん・・も」
 ミシェールちゃんを見ていて、私から恐怖感は消えた。一緒にミシェールちゃんと登り詰めたいという想いに駆られ、ゆっくり腰を動かし始める。
「あんっ・・・んっ・・・ふぅ・・・」
 もう痛みはない。気持ち良くて声が漏れる。もっとミシェールちゃんを味わいたくて動きをだんだんと早くする。
「あ・・・んっ・・・ふぁっ・・・はぁ・・・ふぅっ」
 身体のなかが熱い。
「ん・・み・・・しぇ・・る・・ちゃ・・んっ・・・もう・・・だ・・めっ」「はぁっ・・・わた・・し・・もっ。そろ・・そ・・・ろ・・っ」
 ちゅっ、くちゅっという水音も大きく、そして早くなってゆく。
「あっ・・ふぅっ・・ああぁぁっ!」
「ふぁっ・・もう・・・やあぁんっ!」
 身体ががぐっと強張って、なかに溜まっていた愛の証しを一気に溢れさせながら、今までで一番大きく、そして甘い、叫び声とともに達した。
425重なり合う相似的果実:04/04/18 18:42 ID:7j/mO6iI
「はぁ・・・はぁ・・・っ」 
 満足感を伴う疲労感に包まれて、私は荒い呼吸をしている。
「はぁ・・・はぁ・・・っ」
 これは私にぐったりと圧し掛かっているミシェールちゃんの息の音。
 どっ、どっと早い胸の鼓動が直に響いてくる。
 暫しこのまま身を任せ、私は余韻に浸りつつ、身体の昂ぶりを鎮めていく。
「なんだか、夢みたい・・・」
 身体が落ちつきを取り戻しかけた頃、ミシェールちゃんが口を開いた。
「そうね。会えたことだけでも、奇跡なのにね」
 違う世界に私と同じようなひとがいるというだけでなく、そのひとをとても愛しいと思い、結ばれたことも奇跡。口にしないけど、多分ミシェールちゃんもそう思ってるはず。
「あの・・・。絶対、わたしを置いてもとの世界に戻らないでくださいね?」
「心配しないで。ずっと、ミシェールちゃんのそばにいるから・・・」
 答えながら私は腕をミシェールちゃんの背中にまわし、ぎゅっと抱き締めた。
「わたしの、はじめてを貰ってくれて、嬉しかったです・・・。2度目も3度目も、全てアリエータさんに貰ってほしいです」
 その言葉と共に、私にキスをしてくれた。
 相似的なわたしに包まれて、私は夜を明かした。
426重なり合う相似的果実:04/04/18 18:43 ID:7j/mO6iI
 翌朝、私が目を覚ますと、そこには私がいた。正確には私ではなく、私の格好をしたミシェールちゃんがベッドの脇に座っていた。
「あ、おはようございます。どうですか?似合ってます?」
 中に着ている黒いシャツとタイツは彼女のものだが、他は全て私の服。
 銀色のヘアバンドとオレンジ色の髪飾りは私のもの。何時の間に私から抜き取ったのだろう?
 前髪も七三ではなく、真ん中で分けている。
「昨日、言ってくれた『私はあなただから』って言葉が気になっていたんです。どのくらい似ているのかなって思って勝手に着ちゃいました」
 少し照れながら言うミシェールちゃん。
 髪と瞳の色以外は紛れも無く私そのもの。
 ということは、私がミシェールちゃんになるわけね。
「それじゃ、私はこれを着れば良いのね」
「そういうことですね」
 下着と黒いシャツとタイツを身につけてから、彼女の服に身を包んだ。
 最後に、手首のリボンを解いて、胸元で蝶結び。
「どう?」
 くるりと一回転してみせる。
「ホントにわたしですね・・・あっ、動かないで下さいね」
 ミシェールちゃんは私の前髪を指で七三に分けて、黒いヘアバンドを着けてくれた。
「これで完璧・・・です」
「ふふっ、そうね」
 微笑みながら私はわたしと熱い抱擁を交わした。
(Fin)
427名無しさん@ピンキー:04/04/18 18:51 ID:7j/mO6iI
>>420-426
ということで、前回の続きです。
1ヶ所>>424の下から6行目のかぎかっこ部分は改行ミスしました(すみません)
まとめサイトの保管人さま、申し訳無いですが、収蔵の際は改行お願いします。

>>401
いえ、以前イライザとフレーネの百合を投下した者です。
期待させてしまったようですが・・・。
428名無しさん@ピンキー:04/04/18 20:31 ID:j4pp0N5O
>>419
NGワード機能で自動で見えなくするならそれでも良いんだけど、
その機能を使わず目で確認してスルー使用としたときにはメル欄は見えないからね。

まあ百合程度はそんなに毛嫌いすることもないんだけど。
429名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:02 ID:hjXCRdE0
ホッシュ

出遅れたけど
ウェイン女体化、良かったyoハァハァ
430名無しさん@ピンキー:04/04/22 23:39 ID:L/15X8ho
ほしゅ。
ついでに、



|ω・`)コソーリ
229です、ありがとう。

|彡サッ
431名無しさん@ピンキー:04/04/23 19:59 ID:YYAR4WBc
ホッシュ
ついでに感想、
あの後、ウェインとしては、オスカーに治してもらうのも論外だったわけだなw
432名無しさん@ピンキー:04/04/24 00:05 ID:AAEs8htq
土日ぐらいに他の職人さんが投稿してくれることを期待しつつ保守。
>>427ですが、自分がスレの流れを止めちゃったようで・・・_| ̄|○
433名無しさん@ピンキー:04/04/24 00:45 ID:eh1BPH3/
>>432
いや、こんなもんだよ。気にしなさんな。
人大杉も解除されたし、これから職人さんも読み手もどんどん増える……といいなぁ
434名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:13 ID:9By9exDq
じゃあ、裏サンドラ物語、投入行きます
435名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:14 ID:9By9exDq
「んくっ・・・ん・・んく・・・ぷは・・・・あなた・・・わたしはどうすれば・・・」
ほのかな灯火の中で一人、ワインをあおり続ける女性、ローランディアの宮廷魔術師にして大陸有数の魔術の使い手―
サンドラ・フォルスマイヤーは普段は寝付くために一口二口で済ます寝酒を普段は絶対することのない瓶から直接飲んでいた
時折、彼女の小さな嗚咽がひびく

「んくっ、んっ・・ん・・・ルイセ・・・ルイセ・・・・わが師、ヴェンツェル・・・・何故・・・何故ですか・・・」
彼女の愛する娘は久方ぶりに再会した恩師に魔力を抜かれ、更には魂と心も抜かれたような状態になってしまった。
ヴェンツエルの行動には彼女は何の帰責性もなかった、予想しうるはずもなかった。
だが、それでも自分の目の前で娘が壊れてしまうのを気づきもせずただ傍観していただけだった。
それがサンドラの心を苛み、彼女はそのつらさを酒に頼ろうとしたのだった。
(ふふ・・・弱い・・・ですね・・・カーマイン・・・あなたにえらそうにできる立場ではありません・・・)
自虐的な笑みを浮かべ、再び瓶をつかみ口元に寄せる
「・・・・?・・・空・・・ですか・・・」
空いた瓶を横に置くと代えの酒を求め、リビングにフラフラとした足取りで向かった
436名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:15 ID:9By9exDq
「あ・・・・・・」
「・・母さん・・・・・」
そこには彼女のもう一人の愛する子、義理の息子、カーマインが立っていた
「そのさ・・・眠れなくて・・・水を飲もうと思って・・・」
「え・・えぇ・・・そうれすね・・!!」
カーマインの言葉に返事を返そうと思ったサンドラは自分の言葉が呂律がまわっていないことに気づき、
ハッ、と口元を両手で覆った。彼女から放たれる甘い酒の匂いにも当然カーマインは気づいているだろう。

娘が大変な目にあっているというのに酒をあおっているとは、なんて母親だ――

そのようにカーマインは思っているかもしれない、軽蔑されたかもしれない、
その恐怖に彼女は口元を押さえたまま膝を曲げ小さくなった
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
小さく震えながらポロポロと涙を流し謝り続ける義母、普段からは想像もできない姿に焦り、カーマインはサンドラに駆け寄った
「か、母さん?どうしたんだ?一体なんで泣いて・・・・」
「わたし・・・わたし・・ルイセが・・・何もせず・・・ヴェンツェル老が・・・お酒・・・」
「・・・・?母さん?落ち着いて・・・ゆっくり落ち着いて話して・・・・」
「ごめんなさい・・・ごめんなさ・・ひっく・・ひっ・・・ごめんなさい・・・」
しゃくりあげるばかりで意味を成さない言葉をつむぐサンドラ、その様はまるで泣き虫の義妹の姿そのものだった。
そのときの義妹を落ち着かせるために一番の方法・・・・それをカーマインはサンドラにも自然と行った・・・
437名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:18 ID:9By9exDq
ぎゅっ・・・・・

「!!?」
「・・・・・・・・・落ち着いた?」
「あ・・・は、はい・・・・」
カーマインはルイセにしていたようにサンドラをやさしく抱きしめ背中をさする、
それはショック療法にも近かったがサンドラは自分をとり戻していた。

「・・・申し訳ありません、無様なところを見せました・・・・」
「・・・で、なんでいきなり泣き出したんだ・・・?」
「は、はい・・・それは・・・・・」



「・・・・・っく、ははははは!そんなことだったのか」
「そ、そんなこととは何です!!」
自分の恥をさらけ出したというのに突然笑い出したカーマインにサンドラは怒り非難した

「はは・・・ごめん・・・笑ったりして悪かったよ・・・だけど母さんは悪くない、絶対に悪くなんかない。
 母さんはルイセが大事だから、大切だからそれだけ悩んで、苦しんでるんだ、そんな母さんを軽蔑するわけないだろ。 
 それに・・・どこまでできるか分からないけどルイセも俺が必ずなんとかしてみせるよ・・俺はあいつの兄貴なんだから、な」
「・・・・・・・そうですね・・・私も頑張らないといけませんね」

いつの間にこれほど大人びたのだろう、サンドラはカーマインの瞳を見ながらそれを感じていた
438名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:22 ID:9By9exDq
そして落ち着いたサンドラとカーマインは立ち上がり
「じゃあ・・・おやすみなさい」
「・・・母さん・・俺、酒あんまり飲んだことないけど・・・付き合うよ」
「まぁ、この子は」
「俺がこれまで旅してきた中で、ティピを通じて、じゃなくて、俺の口から話したいことがあるし、母さんの話も聞きたいし・・」
「・・・ええ・・・そうですね・・・・」


「カーマイン?・・・寝てしまったのですか・・・ほら、ここで寝てると風邪を引きますよ」
サンドラの自室で語り合っていた途中に返事をしなくなったカーマイン、テーブルに突っ伏しすっかり寝入っている。
サンドラはなんとかカーマインを椅子から立たせると自分のベッドにカーマインを寝かせると布団をかけ、自分はカーマインの部屋で眠ろうと振り返ったが何かにつっかえた

くんっ・・・

「?・・・まぁ・・・カーマイン・・・放しなさい・・・」
サンドラの髪の端をカーマインはしっかりと握っていた・・・
はがそうとするも強く握り、放そうとしないカーマイン、その様にサンドラは遠い日を思い出していた・・
「ふふ・・・昔もよく髪の毛をつかんだまま放してくれませんでしたね・・・」
微笑みながらカーマインの髪を撫で、カーマインについての占いを思い出しサンドラはひとりごちた

「あなたは世界を救う光と世界を滅ぼす闇、その双方をその目に宿していました・・・
 だけど・・・今のあなたが世界を滅ぼす闇になるはずなんてありませんよね・・私の可愛いカーマイン・・・」

・・・・・だが、その愛する義理の息子の魂の中で・・暗い、暗い闇がカーマインの魂を上から塗り替え体を支配しようとしていることに、サンドラは気づいていなかった・・
439名無しさん@ピンキー:04/04/24 22:24 ID:9By9exDq
というわけで前編です
エロ無しで申し訳ありません。
後編(もしくは中編)は黒カーマインにリョジョークの限りを尽くされるサンドラママンを予定しているんで見捨てずお付き合いください。
440名無しさん@ピンキー:04/04/24 23:05 ID:QWimb5S7
イイヨイイヨー

句点を忘れずにつけてくれると尚(・∀・)イイ!!
441名無しさん@ピンキー:04/04/25 22:42 ID:426aT5Qv
>>440
あ、確かについてたりつけてなかったりバラバラだ…
気をつけます
442名無しさん@ピンキー:04/04/26 23:41 ID:GBFIdWus
保守age
>>439
期待していますよ。
443名無しさん@ピンキー:04/04/27 14:52 ID:krAkxChY
ラミィのを書いて欲しいです○
444名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:09 ID:568GKNqb
>>439
続きが楽しみです。
>>443
レミィはやっぱり嫌?なれれば可愛いと思うんだけど?
445名無しさん@ピンキー:04/04/28 02:23 ID:ROLfFrr6
>444
どっちも好きだけど、ラミィを先に好きになったのでどっちかってゆーとラミィ

後、正式なラミィendは無かったので余計に求メテシマフ
446名無しさん@ピンキー:04/04/30 23:07 ID:N2ubg7e8
保守。
この五連休の間に、職人さんがSSを投下してくれることを願う…
447名無しさん@ピンキー:04/05/01 00:10 ID:KZHyoXdE
俺には連休なんてネーヨ!!もう寝なきゃ。
448名無しさん@ピンキー:04/05/03 21:43 ID:JASCO6t3
保守
449124:04/05/04 00:10 ID:qO/YKKHX
保守。ついでにラング4ネタを投稿。
公式イラストの「スカートを押さえるレイチェル」の絵に話を付けてみました。
元の絵がある方はそれを見ながら読んでいただければ嬉しいです。

「きゃぁっ」
 突然の強い風。
 わたしは髪を乱しながら、まくれ上がるスカートを右手でおさえた。
 お兄ちゃんは顔をちょっと赤くさせていた。
「今、見たでしょ?」
 見てないよ、って言ってるけど絶対に見たはず。
 だって、わたしと目を合わせようとしないんだもん。
「うそ。だって、お兄ちゃんの顔、ちょっと赤いよ?」
 今度は顔を横に向けて否定してる。
 でも、ときどきスカートの方に目が行ってるの、わかるよ。
 もしかして・・・。
「スカートの中、見たい?」
 思いきってわたしはきいてみた。
 いきなりこんなこと言ったから、びっくりしてる。
「お兄ちゃんにだったら、見せてもいいよ」
 小さな声で見たいって返ってきた。 
 いつもと違う態度がちょっと可愛かった。
「それじゃ、見せてあげるね」
 わたしは両手でスカートを持ち上げてお兄ちゃんに見せてあげた。
 どうかな?今日のはお気に入りのなんだけど。
 お兄ちゃんは顔をもっと真っ赤にさせながらじーっと見てた。
「満足した?」
 わたしが手を放すと、スカートは元通り。
 中が見れなくなってお兄ちゃんは少し残念そうな顔してた。
 でも、これからは見たくなったらいつでも見せてあげるね。
(Fin)
450名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:17 ID:E9+6WOxU
>>449
実際にやってそうだ・・・

ランディウス「・・・ということがあったんだ」
マクレーン「いいよなぁ・・・大将は・・・」
ジェシカ「?なにがです?」
マクレーン「うわわわわ!!ジェ、ジェシカさんいらっしゃったんでございますでしょうか!?」

こんな4パーティハァハァ
451名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:49 ID:fwv1Y/yo
>>450
 Cルートなら……

リスティル「ふーん。人間の男って、こうすると喜ぶんだ。どう?ランディ……」
ランディウス「リッ、リスティル!何を……うわっ!」
アンジェリナ&シェルファニール『見ちゃ駄目です!!』
マクレーン「この色男〜!」
リッキー「……」(壁際で拗ねている)
452名無しさん@ピンキー:04/05/05 09:43 ID:yv0YFis+
保守
453名無しさん@ピンキー :04/05/05 22:04 ID:wBNCID9R
>>450-451
シナリオ7クリア後なら。

ねぇ、お兄ちゃん。
遺跡でこんなもの見つけちゃったんだけど・・・。
あっ、なんだか鼻の下のびてるよ。
今、装備させた後の姿を想像したでしょ?
ねぇねぇ、シェルファニールさん?アンジェリナさん?
そ・れ・と・も、あたし?
やだな、もう、お兄ちゃんったら。
あたしに装備してほしいの?
2人っきりになったら装備してあげてもいいよ。

・・・入手アイテムはマジカルビキニw
454名無しさん@ピンキー:04/05/05 22:07 ID:wBNCID9R
今からイライザ×フレーネを投稿します。
名前欄は「協力魔法の要」にしておきますので宜しくです。
455協力魔法の要:04/05/05 22:08 ID:wBNCID9R
「はぁ・・・、よくこんなこと考えついたわね」
 少し溜息をつきながらケイトは小冊子のページをぱらぱらとめくってゆく。
 彼女が読んでいる小冊子はブラスト研究報告書。
 魔石「マテリアルマスター」生成の際に使ったものである。
 しかし、この冊子にはそれ以外に、まだ誰にも言い出せなかった内容が書かれていた。
「でも、いつかは言わないといけないことだからしょうがないか」
 冊子をぱさっと閉じて、ケイトはそのことを伝える相手の到来を待つ。

 少し待っていると、ドアをノックする音がした。
「どうぞ」
 返事をすると、ドアが開き、2人の少女が部屋へ入ってきた。
「それじゃ、ここに座って」
 ケイトが促すと2人はソファーに腰を下ろした。
「私達に大事な話ってなぁに?」
 オレンジ色のドレスを着た少女が口を開いた。
「えっとね・・・ラインファルツ基地にあった報告書のことなの」
 少し口篭もりながら答えるケイト。
「ブラストと、そこから派生する協力魔法は教えていただきましたけど?」
 今度は薄紫の髪の少女の問いかけ。
「確かに協力魔法は教えたわ。でも、貴方達にしか言えないことがあるから来てもらったの。協力魔法はお互いの魔法エネルギーを合わせることで発動することは以前教えたよね?」
「ええ、その魔法エネルギーを協力用エネルギーと発動用エネルギーに分化させることで協力魔法が使えるんだったかな」
「そう。イライザちゃんの言う通りね。それじゃ、フレーネちゃん。限られた魔法エネルギーの中で魔法の効果を最大限高めるにはどうしたら良いか、わかる?」
「協力用エネルギーをできるだけ減らして発動用エネルギーにそれをまわすこと、ですか?」
「全部を発動用エネルギーにしたらいちばん良いみたいだけど、それだと協力魔法にならないじゃない」
 イライザが思わず口を挟む。
「ところが、全部を発動用エネルギーにしても協力魔法にする方法がレポートに書かれていたの」
「どうしてそれを早く教えてくれなかったのよ。早速教えて頂戴!」
 少し怒りながらイライザはケイトに迫る。
「イライザちゃん落ちついて。今から言うわよ」
 決心がついたらしく、一度深呼吸してからケイトは切り出した。
456協力魔法の要:04/05/05 22:09 ID:wBNCID9R

「『協力用エネルギーが必要とされるのは、協力する相手との魔法基盤の共有化のためであることは先に触れた通りである。
 これが無ければ、理論上、全ての魔法エネルギーが発動用エネルギーとして用いられることになり、協力魔法とならないはずである。
 しかし、協力する相手との魔法基盤の共有化が既にできている場合は魔法エネルギーを協力用エネルギーにまわす必要が無いことがわかった。
 つまり、予め魔法基盤の共有化を行うことによって協力魔法の効力を高めることができる。
 (中略)
 以上のような実験結果から、お互いの身体を昂ぶらせた状態で粘膜的接触を行うことで魔法基盤の共有化を図っておくことができるといえる』」
 
 報告書のページをめくってその箇所を読み上げていくケイト。
 フレーネとイライザは難しいというような表情を見せた。
「簡単に言うとね、協力魔法の効果を高めたかったら・・・2人でエッチしちゃいなさいってこと」
 言ってて恥ずかしいらしく、レポートで顔を隠すケイト。  
「・・・なっ・・・」
 顔を真っ赤にしながら絶句するイライザ。
「そんな・・・」
 その横でフレーネも顔を真っ赤にさせて俯いた。

「でも、どうして私達だけにこういう話を?」
 少し気を落ちつかせながらのイライザの質問。
「女同士じゃないとこういうことって言えないから。それに、魔力が高くて頻繁に協力魔法を使ってて、仲が良さそうだから・・・かな。でも、実際にするかどうかはあなた達次第よ」
「わかったわ。・・・ありがと、ケイト。」
 イライザはソファーから立ちあがって、ケイトの部屋を後にした。
 一方、フレーネは俯いたまま少しぼーっとしている。
「フレーネちゃん・・・」
 ケイトが声をかける。
「え?・・・は、はい」
「絶対にしないとダメってことじゃないからね。大切なのは気持ちよ。理論上はどうであっても、好きな人とするべきことだから」
 フレーネを慰めてやるようにぽんっと頭に手を乗せる。
「ま、今日はもう帰って寝た方が良いわ。明日になれば落ちついて考えられるでしょうし」
「はい・・・」
 フレーネは気持ちを整理できないまま、自分の部屋へ戻ることとなった。
457協力魔法の要:04/05/05 22:10 ID:wBNCID9R

 フレーネはシャワーを浴びながら胸中を整理しようとしていた。
(イライザさんのことは好き。でもそれはただの好意か恋心かわからない。仮にこれが恋心だとしたら女同士って許されることなの?)
 お湯を止めて、絞ったタオルで身体を拭う。
(それに、イライザさんにこの身体を捧げることでみんなの危険を軽減できるのだったら)
 バスタオルを手に取り、ぐるっと身体に巻きつける。
(イライザさんさえ良ければ、わたしは・・・)
 フレーネが浴室のドアを開いて寝室に戻ると、ベッドの上にはいるはずのないイライザの姿があった。
「イライザさん!?どうしてここに?」
 部屋の入口と寝室にある扉には鍵をかけたはずなのに、どうやって入ったのだろう。
「ごめんね。どうしても貴方と話がしたくて、マスターキーで入ったの。あ、もちろん、今はちゃんと鍵をかけてあるわ」
 屋敷の主人だからこそできること。いわゆる管理人特権である。
 フレーネはそのまま黙ってイライザの隣に座った。
「協力魔法のためだから来たというわけじゃないの。
 私はさっきまで貴方の事をずっと考えていたの。私はどう思っているのかなって。私にとってフレーネは大切な仲間だって思ってた・・・はずだった。
 それが、本当はそうじゃないことに気付いたの。
 もしかしたら初めて見た時から思っていたことかもしれない。他の誰よりもずっとずっと貴方のことが気になっていた。
 でも、怖かったの。貴方に嫌われたら・・・って考えると言えなかった。
 確かに協力魔法のことに便乗しているようで卑怯かもしれない。でも、それは私の想いを後押ししてくれただけに過ぎないわ」
 イライザは今まで抱えてきた想いを一気にフレーネに伝えてゆく。
 フレーネはその気持ちを受けとめるように左胸に手を添えた。
「私は・・・フレーネが・・・好・・・き」
 イライザが一番伝えたかったことば、でも一番言い辛かったことば。
 そのことばを発するや否や、フレーネを押し倒してイライザは唇を重ねた。
458協力魔法の要:04/05/05 22:12 ID:wBNCID9R
「んっ・・・」
 唇を重ねるだけのキス。やわらかな感触が唇に伝わってくる。
 イライザは唇を開き、フレーネの唇に舌先で触れる。
 フレーネの唇はそれに抗うことができず、少し開いてイライザの舌を受け入れた。
「んんっ・・・」 
 ゆっくりとイライザの舌が入ってゆく。それにあわせるように、フレーネの口が少し開く。
 そしてイライザの舌はフレーネの口内で動き回る。イライザの舌に触れないように、逃げるように舌を動かすのがフレーネのささやかな抵抗だった。
 抵抗しきれなくなり、フレーネの瞳から涙が零れ落ちる。
 イライザは思わずフレーネから一旦唇を離した。
「どうして・・・ですか?」
 フレーネが尋ねる。「どうして」はキスしたことに対してか、それともキスをやめたことに対してか、イライザには分からなかった。
「嫌なのでしょう?」
 拒絶されたならここで潔く引く覚悟でイライザは問い掛ける。
 フレーネはその言葉で自分の本当の想いに気付いた。
(嫌・・・じゃない。わたしはイライザさんとこのまま結ばれたい) 
 指先でイライザの服の袖をくいっと軽く引く。
「いいのね?」
 イライザの言葉にこくりと頷き、今度はフレーネから唇を重ねた。
「んっ・・・んむっ・・・」
 フレーネは積極的にイライザの舌に絡みながら、時折イライザの口に舌を入れる。
 イライザも懸命にそれに応え、お互いの口の中を撫でまわす。
 次第に紅潮してゆくフレーネの頬にそっと手を添えて、イライザは唇を離した。身体を起こし、フレーネの瞳を見つめながらゆっくりとバスタオルを開いて隠された部分を露わにする。
「あ・・・」
 恥ずかしさのあまり、フレーネは思わず声を上げる。
 イライザの手がフレーネの乳房を優しく包みこむ。ゆっくりと指を動かしてやわらかな胸を撫でる。
「あっ・・・ふぅっ・・・」
 フレーネの口から甘い吐息がこぼれる。
 イライザはもう片方の乳房の固くなった先端を口に含み、ちゅっと吸った。
「ふあぁっ」
 その刺激を受け、フレーネの身体に少し反るような力が入った。 
459協力魔法の要:04/05/05 22:16 ID:wBNCID9R
 
 イライザは身体の向きをかえてフレーネを跨ぐように四つんばいになり、フレーネの脚に唇を這わせてゆく。そして脚の付け根にあるやわらかな溝に唇を重ねた。
「はっ・・・はあっ・・・あああ・・・っ」
 フレーネは目をつぶって未知の感覚に身を委ね、甘い吐息を上げる。
 フレーネの甘く温かな吐息がイライザのスカートの中に伝わってくる。
 吐息をもっと感じたくなって少しずつ身体を後退させていく。
 それと同時にフレーネの秘裂の入口をなめてゆく。
「んんっ・・・あぁっ・・・」
 イライザが舌を動かすたびに、フレーネは吐息で応え続ける。
 吐息があたり続けるイライザのスカートの中は我慢できなくなり、ますますフレーネの顔の方へ腰を下げていった。
「んっ・・・はぁっ・・・ふぅっ」
 フレーネの吐息がショーツ越しにイライザの割れ目まで伝わる。
「ねぇ・・・フレーネ。私にも・・・お願い」
 小さく腰を振りながら甘えるようにイライザは訴えた。
460協力魔法の要:04/05/05 22:17 ID:wBNCID9R
 フレーネがその言葉とともに目を開けると、目の前にはイライザの下腹部があった。
 フレーネがショーツを少し下げると、割れ目との間に糸を引いていた。
「嬉しいです。イライザさんもこんなになって」
 それを指ですくうように切り、口に含んだ。イライザの顔が思わずかぁっとなる。
「下着、邪魔になってるよね?」
 少し恥ずかしそうにしながら、イライザは自らショーツを脱ぎ捨てた。
 フレーネの口元に自分の大切な場所を近づけ、自らはフレーネの大切な場所に再び口をつけた。
「んっ・・・ふぅ・・・んむっ・・・ん・・・」
 フレーネは手でイライザの花弁を開いてキスをする。
 時折、フレーネの吐息がそのなかに入ってイライザの蕾にかかるのがくすぐったかった。
「ふぁ・・・んっ・・・んんっ・・・」
 少し声を漏らしながらイライザはフレーネの蕾に舌で触れる。
「はあ・・あっ」
 フレーネの一段と大きな鳴き声。
 なおもイライザは蕾を舌で味わい続けると、フレーネの中から少しずつ蜜が湧き出てきた。
 フレーネは最早イライザを味わう余裕がなく、ただ甘い吐息を漏らすだけである。 
「あっ・・・ふぁっ・・あぁっ・はあ、ぁっ」
 だんだんとフレーネの吐息が零れる間隔が短くなってきた。
 イライザはフレーネの中の蜜を一気に吸いこむ。
「はぁっ、ああぁっ!」  
 たくさんの蜜を出しながら、フレーネは先に絶頂までのぼりつめた。
461協力魔法の要:04/05/05 22:20 ID:wBNCID9R
「はぁ、はぁ、はぁっ」
 フレーネの荒い息を感じながら、イライザはいたわるように溢れる蜜を舐めとってゆく。
「あの、ごめんなさい・・・」
 少し身体が落ちつきを取り戻した頃、フレーネが言葉を発した。
 先に達してしまったことを申し訳なく思っているのだろう。
「いいのよ。それだけここも私を好いてくれてるってことでしょう?」
 指でフレーネの潤んだ溝を撫でながらイライザは言葉を返し、
「今度は、私にして頂戴」
 と、言葉を続けた。
 フレーネは疲れきった身体で懸命にイライザの中に舌を這わせる。
 こんこんと涌き出る蜜を、猫がミルクを舐めるような動きでフレーネの舌は優しく舐めとってゆく。
「んっ・・・はぁっ・・・」
 応えるようにイライザは甘い吐息を漏らす。
 いちばん大切な場所でいちばん大切なひとを感じることができて嬉しい。
462協力魔法の要:04/05/05 22:21 ID:wBNCID9R
 ついに、フレーネの舌がそのなかでもいちばん敏感な突起に触れた。
「ふあぁっ」
 優しく撫でてくれるフレーネの舌を感じながら、イライザは身体を襲う妙な感覚に耐えようとシーツをぎゅっと掴んだ。
 フレーネはその蕾を数回舌先で突付く。
「あ・・・はぁ・・・ふぅっ・・・んんっ」
 足先をじたばたさせながらイライザは快感に溺れる。
 身体の奥から熱いものがこみあげてきそうになった途端、フレーネはイライザから舌を離した。
「んっ・・・どう・・して?」
 イライザはフレーネの方を向いてとろんとした瞳で訴える。
「イライザさんと・・・一緒に」
 返事を聞いて、イライザは身体の向きを変えてフレーネに覆い被さり、脚を絡ませてゆく。イライザの秘所がフレーネの左腿に、フレーネの秘所がイライザの左腿に触れて、お互いの腿で秘所を感じ合う。
 イライザがゆっくりとフレーネの左腿の上に脚の付け根を滑らせると、フレーネもそれを追うように動きだす。
「はぁ・・・あっ・・・んっ・・・んんっ」
「あっ・・・ふぅっ・・・あ・・・はぁ・・・あっ」
 相手からの気持ちを返すように、吐息が零れる。
 お互いの甘い吐息が零れるたびに、相手を求める動きが増す。
 2つのサイクルが次第に加速して身体がどんどん高みへとのぼり詰めてゆく。
「ふ、フレーネっ。私・・・落ち・・・るっ」
 イライザは左手でフレーネの髪をぎゅっと一束つかむ。
「わたし・・・わたし・・・も」
 フレーネは瞳を虚ろにさせながら両手をイライザの背にまわす。
「私と・・・一緒に・・・。はぁ・・あっ・あああぁっ!」
「イライザさんっ。 イライザ・・さんっ!」
 身体の奥からこみあげてきたものを一気に溢れさせ、2人の意識は白く染まっていった。
463協力魔法の要:04/05/05 22:22 ID:wBNCID9R

 イライザが意識を戻したとき、頭はフレーネの真横にあり、身体は完全に圧し掛かった状態であった。
 身体をフレーネの隣に退かせて、先程の余韻に浸りながら昂ぶった身体を落ちつかせてゆく。
「ん・・・、イライザさん」
 フレーネも意識を戻したようだ。
「これで、よかったんですよね?」
 顔を横に向けてイライザを見る。
「ええ。私はね」
 最愛のひととそれを守るための力を同時に手にしているのだから。
 そう考えているイライザに、ふと疑問が浮かび上がった。   
「そういえば、私はちゃんと『フレーネが好き』って言ったけど、貴方の気持ちを聞いていなかったわね」
「え?言わなくてもわかってるんじゃないですか?」
「駄目よ。貴方の口からはっきりと言って」 
 そう言ってイライザは人差し指の先でフレーネの唇をなぞっていく。
「好き・・・です」
 と返してもイライザの指先はとまらない。
「愛して、います」
 イライザの指がぴたりととまった。
「私も、愛してるわ」
 イライザは微笑んで指を離し、すぐに唇を重ねた。



 これまで単に援護射撃に過ぎなかった2人の協力魔法は、その後の戦いでは一発で戦局を支配するほど重要なものになっていった。お陰で仲間は誰一人死と隣り合わせに陥る事が無くなったという。
 ブラスト研究報告書にあった魔法エネルギーの話は理論としては確かに正しい。
 しかし、「愛情の証」―――最愛のひとと息をぴたりと合わせること、そのひとを命を賭けてでも守りたいという想いの実践―――こそが実は協力魔法の要なのかもしれない。
464協力魔法の要:04/05/05 22:28 ID:wBNCID9R
>>455->>463 
最後(Fin)を付け忘れてしまいましたが、これで完結です。
465名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:05 ID:CJ8Ld/RN
>>454
乙〜ヽ(´ー`)ノ
相変わらずな甘々な感じでほのぼの出来ました。
次の作品を楽しみに待ってます(・∀・)
466名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:35 ID:N53hj9nR
>>465
ありがとうございます。
次もがんばりますのでその時は宜しくです。
467名無しさん@ピンキー:04/05/08 22:32 ID:3I46sZ84
GJ!!
イライザ×フレーネのラブラブカップル、たっぷりと堪能させてイタダキマシタ
次回作も禿しく待っています!
468名無しさん@ピンキー:04/05/09 01:54 ID:KTF9/lNX
レオナのSSに期待大ですな…。(;´Д`)ハァハァ
469名無しさん@ピンキー:04/05/09 04:14 ID:2PUUJBRW
つづきもたのしみですな・・・
470名無しさん@ピンキー:04/05/11 21:55 ID:rr1SUcRs
hosyu
471名無しさん@ピンキー:04/05/13 23:26 ID:2OZoSKpY
保守。
未完の作品の続きがすごく気になる今日この頃。
職人さん、期待してます。
472名無しさん@ピンキー:04/05/15 23:27 ID:xTO/2vZR
保守。
473229:04/05/16 01:15 ID:vdSAHamf
>>431を見てアリだなと思い、保守がてら投下しに来ました。
という訳で、再度ウェイン女体化ネタです。苦手な方は注意してください。
話的には前の続きみたいな感じです。
474女体化ウェインその後 01/18:04/05/16 01:16 ID:vdSAHamf
インペリアル・ナイトというものは大変だ。つくづくウェインはそう思う。


休暇を返上し、必死の思いで片付けた書類をジュリアへ届けると、それを軽く二倍は上回る量の書類の山を
その場で押しつけられた。勿論、此方は署名も捺印もされていなく、全くの未処理である。
金魚のように口をぱくぱくと動かし、ジュリアに文句を言おうとしたウェインだが、彼女の姿を見るとそんな気は
失せてしまった。顔色は悪く、常は威厳に満ちた金の瞳もどんよりと曇り、丁寧に束ねられたプラチナブロンド
も所々ほつれている。何やら目の下には、うっすらと隈が。
―――私も辛いんだ、お前も耐えてくれ。そう言う彼女の執務机には、自分が抱えている書類の量を更に三倍
は上回るだろう紙の山が積み上がっていた。
こうして仕事は片付けられないまま今回の休暇は終わってしまった。明日からは事務処理と共に、部下達の
訓練も指揮しなければならない。
ナイツだ将軍だといって、やっていることは雑用と同然のような気がする。憧れていた夢と実際の現実はこんな
にもギャップがあるのか、とウェインは書類を抱え溜息をついた。
せめてアーネストが居ればもう少しは楽になったんだろうか、とか。
ジュリア先輩も限界が近そうだし倒れてしまったらどうしよう、とか。オスカー先輩なんてもう何日缶詰になった
ままなんだろう、とか。
気が滅入ることを考えながら俯き、永遠へと続いていそうな長い長い宮廷の廊下を、制服の裾を翻し、足を引き
摺りながら歩いた。
それから後、擦れ違った部下に手にしていた書類の束を押しつけ、執務室まで運んでおくように託けた。もう
自分で部屋に運ぶことすら億劫だった。
すぐには自室へ戻らず、ウェインは回廊の途中に在る上級士官の男子専用の化粧室に入った。そしてぐったり
と便座に腰を下ろす。一番に落ち着ける場所が手洗いとは、華麗であるはずのナイツの、何とも美しくない話で
ある。
475女体化ウェインその後 02/18:04/05/16 01:16 ID:vdSAHamf
「あー…」
膝に腕を置き、項垂れる。用を足す目的で入った訳ではないが、何となく癖で白いスラックスは膝まで下ろして
いた。だらしのない格好のまま思考に耽る。やはり頭に浮かぶのは職務についてのことばかりだ。
明日のこと、だとか。
翌朝は午前五時に起床だ。ダグラス卿の元へ必要な書類を届け、国王陛下に挨拶をした後、城内を見回り、
リーヴス卿と実技訓練の内容について検討をする。
正午からは兵を指導しての訓練、それから―――。
途中までぼんやりと分刻みの日程について考えていたが、夕方辺りで思考を中断した。想像しただけでこんな
にも疲れる。
はは、と自嘲気味に乾いた笑い声を上げ、再びがくりと項を垂れた。
自分がこの責務から逃れる術は無く、ただぼうっと座っていても仕事は片付かない。
ウェインは勢い良く頭を振ると、深呼吸をした。こうしていても溜まった仕事は何も終わらない。少しでも動ける
時は働いておこう。そう前向きに思うことにし、腰を上げ、便座から立ち上がった。
―――正確には、立ち上がろうとした。
しかし、それは叶わなかった。
――――――どくん!
「……っ!」
その時、怖気に似た冷たいものが、彼の背筋を、頭から爪先までを、全身をざっと走り抜けたのだ。
激しい動悸が胸を打ち、身体が内側からじりじりと熱を持つ。
それは、味わったことのある感覚だ。慣れざるを得なかった身体の変異。
また、なのか―――。
ウェインはぎゅうと目を瞑り、いつもの感触に身をぶるり震わせた。熱気、それに奇妙な快感が断続的に身体を
襲う。
中腰のままでは辛くて、また便座の上に尻をついた。は、と息を何度も吐いて、手をもぞりと脚の付け根や胸に
這わせたり、擦るようにまさぐる。こうすれば少しは気が紛れる、感じがする。
476女体化ウェインその後 03/18:04/05/16 01:17 ID:vdSAHamf
股間で存在を主張する箇所を、自慰をする時のように輪郭をなぞり、布一枚越しにきつく撫でる。そこは下着を
ゆるく押し上げる程度に硬くなっていた。
自分の肩を抱き締め、身体を触り、どうにか違和感をやり過ごす。妙な気分になりながら時間が経つのをただ
待った。
そうこうとしている内に。
――――――ぽんっ!
例によって、何か抜けたような音がした。
「……」
ウェインは恐る恐る自分の身体を見下ろしてみた。
ふっくらと存在を現した大きくも小さくも無い胸の膨らみと、逆に質量を無くした股間。
栄えあるナイツの制服の襟に手を掛け、ぶち、と乱暴に胸元を肌蹴た。いかにも柔らかそうな白い谷間が身体
の線ぴったりのシャツの中に、留め具が千切れそうなほど窮屈に収まっていた。
中途半端に脱げかけた下着をスラックスと同様に膝まで下ろし、直に足の間へ手を突っ込む。そこに先程まで
触れていたものは無く、柔らかい感触の裂け目が中心を通っていた。
―――また、この瞬間が来た。
「……本気か」
タイミングが悪過ぎるんじゃないか。脱力し、信じられないような気持ちで呟く。
ウェインは再び、女になってしまっていたのだ。


さて、どうする。
相変わらず便器に腰掛けたままウェインは眉間に皺を寄せた。その表情は難しく、美しい琥珀色の目も険しく
細まっている。
―――明日までだ。
477女体化ウェインその後 04/18:04/05/16 01:18 ID:vdSAHamf
翌日には人の目のある場所に出て行かなければならない。陛下の御前にも、同僚の前にも、兵士の前にも、
民の前にも。
いつもなら、女になった場合には、休暇を利用するか全ての職務を一時中断してある場所へ向かうため王都を
発っていた。迷いの森に住むライエルはウェインの親友であり、この事柄に関して常から協力してくれている。
毎回このような事態になれば、真っ先に彼の所へ厄介になっていた。
今回もそうしたい。その思いは山々なのだ。が、仕事を放棄してまでとはいかなかった。迷いの森へ行くには
馬車等を使っても数日は掛かる。余裕のある時ならジュリアやオスカーに任せて時間を割くことも可能だが、
自分の仕事を彼等には回せそうな状況ではなかった。
ならば、他に身近な男で手っ取り早く済ませるか。
―――いや、それは駄目だ。ウェインはすぐさま自分の考えを却下した。
彼、いや彼女がライエルに拘っているのは、何も事情を知っていることばかりが理由ではない。
嫌悪感が無く、ついでに上手で、何よりも信用が置けるという拍子が揃っているからなのだ。
こう言うと都合が良いだけのように聞こえるが、結局は単に彼のことが好きなのだろう。ウェインは認めたがら
ないが。
とにかく、何かこう、出来るだけ早く彼の元に行ける方法はないか。
そう必死に思い起こす。と、ウェインの脳裏に一人のグローシアン少女の姿が浮かんだ。
アリエータならテレポートなる瞬間移動の魔法が使える。彼女へ伝達を送り、ライエルの元まで魔法で転送して
貰うのはどうだ、と考えてみた。
だがそれを行うとなると彼女に一から事情を説明しなければいけない。彼女のことも憎からず思っている自分と
しては、とても嫌だ。
ならば、どうする。
どうすればライエルの居る場所に行けるのか。
どうすれば、男に戻れるのか―――。
そんなことをずっと、周りのものが目に入らなくなるくらい、それこそ周りの音が何も聴こえなくなるくらい考えて
いたものだから、扉一枚越しに隔てた人の気配にすぐは気づけなかった。
478女体化ウェインその後 05/18:04/05/16 01:19 ID:vdSAHamf
――――――がちゃり。
眼前で金属の擦れる物音が立つ。
化粧室のものにしては彫刻等が施され、美しい造りのドア。自分のすぐ側にあるそれが開いていくのを、少女は
呆然と見た。真っ白になる頭。
―――そういえば個室へ入る時、鍵をかけていなかった?
思い返し、彼女の顔がさあっと青褪める。ウェインは狐に摘まれたような気持ちで前を見た。そう待たずドアは
完全に開扉し、照明の下に一人の青年を映し出した。
「……」
普通、手洗いに赴いてうっかり個室で先客と出くわしてしまった時、慌てて扉を閉めるとか謝るとか、とにかく
そんな類のことをするだろう。
だが自分と同じ制服に身を包むその青年は、そうしてくれようとはしなかった。
むしろ束の間だが、碧眼を見開いて此方を凝視していたくらいで。
その整った面を驚愕に固まらせ、不可思議そうに歪める。信じられないものを目にしたように。
しかし、それも仕方の無い話かもしれない。
ここは上級士官の―――男子専用の化粧室、である。
別にウェインが居ること自体はおかしくない。ないのだが、如何せん現在の格好に問題があった。
胸元は大きく開き、白い乳房がこぼれ落ちそうに覗いている。スラックスと下着はずり下ろされ、ぴたりと閉じて
はいるが股の間には片手が突っ込まれていた。今し方まで自分で慰めていたかのような、何とも淫靡な姿。
いや、そんなことよりも―――。
「ウェイン」
硬直していた青年が、ぎこちなく口を開く。
そしてその口元を手で押さえ、視線を泳がせる。今頃になって目のやり場に困り出したのか微妙に目線を外し
ながら、彼は眉根を寄せた。
「君、は…」
479女体化ウェインその後 06/18:04/05/16 01:19 ID:vdSAHamf
短く言うと、唇を半開きにしたまま、また何かを言おうとしたり、だがその動きを止めたり、首を横に振ったりして
みせたりした。明朗な彼らしからぬ煮え切らない態度。この状況では、やはり無理のない話ではあるが。
気まずさに耐えかね、先にウェインが話しかけようとした。が、やはり何を言えばいいのか解らず、そのまま唇を
閉ざしてしまう。そうして数秒の、少女に取っては永遠に近い沈黙が流れた。
そんなことをしていると、漸く青年が―――自分と同じインペリアル・ナイトであるオスカーが、意を決したように
口を開き始めた。
「君は」
その疑問は。
「……女性だったのかい?」
―――ウェインが思わず脱力し、便座からずり落ちそうになるほど、本当に、シンプルな問いだった。


実は女でした、と、もう一人の同僚であるジュリアのような落ちがある訳ではない。
ので、仕方無く一連の事情を説明した。
まず、とある事故で女になってしまったこと。
そして一度は治したものの、また女に戻ってしまったこと。それは今も続いていること。
自分の都合の悪いことは省きつつ隠しつつ、ああだこうだと考えながら話すものだから、時間が掛かり要領を
得ないところもあった。
ただ、元に戻る方法云々の箇所は正直に打ち明けてみた。
自分が男に戻る為には、胎内に男の精子を注入しなければならないことと、簡単に言えば性交が必要になると
いうこと。今までも、そうやって治してきたと伝えた。
勿論ライエルとのことも隠さずに話す。もしかしたら、オスカーが良い案を思いついて、彼の居場所まで届けて
くれるかもしれない。その為なら多少の気まずさは覚悟の上だった。
「それは、大変だったね」
480女体化ウェインその後 07/18:04/05/16 01:20 ID:vdSAHamf
あのまま外に出る訳にもいかなかったので、狭い個室の中、一人は相変わらずの格好で便座に座ったまま、
一人は扉に背を凭せかけ、面と向かい合う。
オスカーが少し痛ましそうに顔を顰め、腕を組み直した。もしかすると、笑い飛ばされるか呆れられるか、最悪、
軽蔑されるかもしれないとも思ったのだが、彼は意外なほど真剣に、親身に聞き入れてくれている。
そう言えばライエルもそうだったなとウェインは思い返す。インペリアル・ナイトになれる者は、やはり人格者でも
あるのだろうと思った。決して自画自賛している訳でなく。
「なるべく皆に知られたくないんです。……情けないし、恥ずかしい、し」
ウェインがぎゅ、と膝の上で拳を握った。思いつめた表情をし、自分の爪先を見つめる。
その様をオスカーは、やはり神妙な面持ちで見遣った。
「うん、解るよ」
言うと、青年は少女の頭に軽く手を置いた。
さらさらとした黒髪が彼の指に絡まり、ゆるりと撫でられる。ウェインが顔を上げた。大きな瞳がオスカーへ瞬く。
不安そうに揺れるそれが自分へ上向けられると、縋るような視線に、オスカーは柔和な微笑を返した。
「そう心配しないで。僕も協力してあげるから」
「……オスカー先輩」
青年の言葉を聞いて、少女の目が潤んだ。
―――ああ、この人に相談して良かった。むしろ、どうして今まで思いつかなかったのだろう。
そう、神々しいものを目にしたかのような、うるうるとした感動の眼差しを彼へ向ける。
そんな大袈裟なくらいの喜びの表情を浮かべるウェインへにっこりと笑いかけると、オスカーは一歩足を踏み
出し、彼女へ近づいた。
そして―――。
おもむろに身を乗り出すと、がたりと音を立て、何故か少女の背にある便器の蓋に手を置いたのだ。
「大丈夫、治してあげるよ」
顔を上げれば、オスカーのそれが間近にある。覆い被さられるような体勢に目を見開いた。
481女体化ウェインその後 08/18:04/05/16 01:21 ID:vdSAHamf
自分の予想とは少し違った展開に、ウェインの思考回路は一瞬、停止してしまった。
「ち、ちょっと…あの、オスカー先輩っ?」
じりじりと迫ってくる端麗な面に、思わずウェインは後退った。
とは言ってもこの狭い個室の中。しかも彼女は便座へ腰掛けているので、ただ背中が蓋に当たってがつんと
音を立てただけなのだが。
それでも出来る限りオスカーから離れようと少女は身を捩り後ろへ下がった。
「どうして逃げるんだい?」
「え、いや…」
「別にアーネストじゃなくても、男ならいいんだろう?」
―――例えば、僕でも。そう続けた青年の表情はいつもの穏やかなものと全く変わりが無く、却ってウェインを
不安がらせた。
どうしよう、俺、食われてしまうんだろうか。そう怯えた目を向ける。
オスカーは吐息がかかるほどに近づき、鼻先が触れるぎりぎりのところで止まった。ウェインの先程とは違った
意味で潤む瞳に、くす、と笑む。
「私的なことだけど、もうずっと執務室から出られていなくてね。欲求不満なんだ。色々な意味でさ」
薄紫色の癖づいた髪が額に触れた。余りにも近い位置にある碧の瞳に、少女は息を呑む。
仕事が山積みで身動きが取れないというのはナイツ全員に共通することだ。況してオスカーは現在の筆頭で
ある。ジュリアやウェインに対応しきれないものは全て、彼に回される。
結果、缶詰だったという訳だ。そしてその間は勿論、職務を成すこと以外は何も出来ない。
ナニも出来ない。
つまり、欲求不満というのは、そういう意味で。
「君は元に戻れて、僕も良い思いをする。…ギブアンドテイクじゃないか」
「……」
「今からアーネストを呼ぼうにも、明日にはとても間に合いそうもないし」
482女体化ウェインその後 09/18:04/05/16 01:21 ID:vdSAHamf
「……う…」
「良い解決策だと思うんだけれど」
青年は悪戯っぽく笑った。さてどうする、と言わんばかりにウェインの顎に手袋に包まれた指先を掛ける。
「……僕では不満?」
「いえ、……そういう訳じゃあ…ないんですけど」
少女はもごもごと語尾を濁した。確かに不満な訳じゃない。不満な訳では、ないのだが。
別段この青年に対しての嫌悪も無かった。
むしろ彼のことは好きだ。ナイツとして憧れ、信頼し尊敬出来る仲間と思っている。
ウェインの脳内を様々な葛藤がぐるぐると巡った。嫌じゃないなら、良い。そんな簡単な問題なんだろうか。
「それなら構わないね」
言ってオスカーは、未だ思考の海に浸る少女の前へ片膝をついた。
その様に気づき、驚いて目を瞠るウェインにゆったりと笑ってみせ、細い膝に絡まる脱げかけたスラックスを
足首まで下ろさせる。下着も一緒に、片足から床へ抜け落ちた。
流石に王宮内の設備は美しい。化粧室とはいえ、素足で入っても問題の無い位に床も壁も磨き抜かれている。
オスカーがウェインの前に、騎士が主へ誓うかのごとく跪いた時、ぼんやり思った。一般兵士の使うそれより
使用頻度も少なく、手入れも行き届いている場所だからこそ出来ることだろう。ウェインは感心する。
そんなことをぼうっと考えていたら、剥き出しの膝頭へキスを一つ落とされた。くすぐったさに思わず息を呑む。
青年の唇が滑らかな皮膚の感触を楽しむように足を滑る。膝から太腿、太腿から内股、足の付け根にじりじりと
薄紫の頭が迫り来る。
羽根が掠めるような軽い口づけが幾度かされた後、オスカーは傷一つない真っ白な内腿にゆるく歯を立てた。
かぷりと可愛らしい音でもしそうなほど力無いそれは、だがそのままじゅう、ときつく吸い上げたことによって
鋭利な痛みになる。
「…っ、……」
少女の咎めるような視線に唇を離すと、赤い歯形がついていた。鬱血した皮膚を見て、新雪を踏み躙り足跡を
つけるような暗い悦びをオスカーは覚えた。
483女体化ウェインその後 10/18:04/05/16 01:25 ID:vdSAHamf
ウェインが俯くと、青年の碧眼と視線が合った。下から此方を窺うように顔を覗き込み、長い睫毛が縁取る目を
すうと細めてみせる。痕をつけられたことに文句の一つも言ってやろうと少女は思っていたのだが、一連の動作
に見惚れてしまい、止まった。容姿が整っているということはそれだけで得が出来る。
―――このまま流されてしまってもいいか、とウェインは思い始めてきた。そんなには嫌じゃないし、気持ち良い
とも思う。それでもどこか釈然としないのだが。
そう難しく眉を寄せるウェインの様子は無視して、オスカーはおもむろに少女の膝の後ろへ手を掛けた。
そしてそのまま、ぐ、と左右に脚を開かせる。
「…や」
慌ててウェインが手を伸ばし、そこを隠そうとした。が、一瞬早くオスカーがそれを掴み上げ、阻止してしまう。
彼の手に取られた手首は、ゆっくりとした動きで少女の肌蹴かけた胸の辺りに戻された。オスカーがウェインに
微笑みかける。
「駄目だよ」
そして、穏やかな口調でそう言った。それだけでもう、抗う気が失せてしまう。
青年は再度、彼女の白い膝を持ち開脚させようと力を込めた。抵抗は、無かった。
開かせた脚の間を見て、オスカーは数度目を瞬かせた。やはり男のものは無く、代わりに綺麗な桃色をした
秘唇が薄く陰毛の下から覗いている。
白い手袋の覆う指で、柔らかそうな花弁を少しだけなぞってみる。ふにゅ、と頼りない感触のそれがしっとりと
絡みついた。布に水気が染み、指先が湿る。
間近にあるそれは、触るとひくん、と可愛らしい反応を返し、青年の指を呑もうと蠢いた。入口にじんわりと蜜が
滲み、濡れてくる。すぐ上にある肉の突起も、彼に触れて欲しそうにぷくりと勃っていた。
誘われるように、オスカーはそこへ顔を近づけた。そしてさも愛おしい恋人の唇へするかのように、ひくつく秘裂
へゆっくりと口づけた。
「んっ…」
ウェインが息を詰まらせる。瞠目しびくりと足を引き攣らせ、奥歯を噛み締める彼女に、オスカーは喉を低く鳴ら
して笑んだ。
484女体化ウェインその後 11/18:04/05/16 01:26 ID:vdSAHamf
ちゅ、ちゅ、と触れるか触れないかのキスを幾度か施すと、その唇はねっとりと潤んできた。一筋の透明な液体
がオスカーの顎を辿り内腿を伝う。
秘所を覆う柔らかな黒い毛に鼻先を埋めて、もう少し深く唇を押しつけた。ちろりと舌先を伸ばし、間を探るよう
に舐め上げる。肉芽を食まれ、熱い蜜がじわりと溢れ出た。
舌先で、表面全てで、それを吸い舐める。じゅると卑猥な音を立て、わざと少女の羞恥を煽るように。
「ふ…あ……」
青年の髪が下腹を掠めた。ふわふわとしたそれを思わず掴み、動きを止めさせようと軽く引っ張る。
そんな彼女の意に反し、オスカーの生温かい舌はぬるりと中に侵入してきた。
舌先を窄め、蜜口をつつく。ぬぐ、と湿った舌を押し込まれ、動かされた。
内側から襞を舐め上げられる感触に、ウェインの全身の皮膚が粟立った。秘所がじくじくと熱を持ち、どうしよう
もない疼きが襲う。
「先輩……きたない、からっ」
少女の泣きそうな声にオスカーは上向いた。
透明な液体に濡れる唇を手袋で拭い、つうと糸が引く唇の端を吊り上げてみせる。
「汚くなんかないさ」
言いながら、ふ、と尖った肉芽に冷たく息を吹きかけた。面白いほど素直にウェインの身体が跳ね上がる。
やめてと口にしながら、もっと、と続きを望むように、目前で媚肉は愛液を垂らし蠢いている。ウェインは堪らなさ
そうに青年の頭を掻き抱いた。
オスカーは自分の手の甲に口を寄せると、指先までを包む白い布地を噛み、手から抜き取った。湿った手袋が
足元にぱさりと落ちる。
剥き出しになった指先を、びっしょりと濡れた秘所に忍ばせた。膣口は悦びに震え、男にしてはやや華奢に見え
る指を嬉しそうに咥え込む。何の抵抗も無く、つぷりと少女の秘裂を割り挿入されていった。
差し入れられた一本の指がとろとろの内壁を軽く擦っては抜き、未だ秘所から離れない舌がクリトリスを舐る。
「あっ!…ひあぁ…」
485女体化ウェインその後 12/18:04/05/16 01:27 ID:vdSAHamf
切れ切れになる吐息の中、癖づいた髪を掴み、快楽に蕩け切った声でせんぱい、と呼ぶ。くちゅくちゅと秘所を
掻き回す動きは止めないまま、オスカーは顔を上げた。少女は泣きそうな表情で下を向き、彼を見返した。
腰をぶるりと震わせ、オスカーの頭を掻き抱く。絶頂が近いらしく、内壁が青年の指をきつく締めつけ、隙間から
は許容量を越えた愛液が溢れた。ウェインが喉を反らせる。
「…イキたいのかい、ウェイン?」
肉びらを唇で食みながら、オスカーが問い掛ける。彼女はこくこくと幾度か頷いてみせた。初めは恥ずかしそう
に閉じがちだった内股もしどけなく開かれ、誘うように花弁から蜜を滴らせていた。
「……そう」
オスカーは笑みを漏らし、目を細めて少女の乱れる姿態を見遣った。
探るような動きを繰り返す指の動きに、ウェインは浅く早く息を吐く。だらりと床に落としていた足がぴんと攣り、
爪先がかつ、と音を立てた。入口を擦り、最も感じる箇所を押さえた愛撫に身悶えする。
陸に揚げられた魚が水を求めるかのようそこはひくりと収縮を繰り返した。与えられる刺激に、堪らず少女が
絶頂を迎えようとした。
―――と、その時。
ぴた、と前触れ無くオスカーの指戯が止められた。
「んんっ……!」
もう少しで達してしまえそうだったのに、直前で流れを堰き止められてしまい。
半端な感覚に少女は思わず喉の奥から声を漏らした。もどかしさに、ウェインは薄紫の髪をくいと引く。
無意識のものだろう仕草に、オスカーの瞳が猫のように細められた。
「イキたい?」
そう、重ねて問い掛ける。
少女は琥珀の瞳に涙をいっぱいに溜め、先よりも切羽詰まった表情で何度も首を縦に振った。
が、青年はそれにも笑ってみせるばかりで、指先は動かされなかった。
そればかりか。
486女体化ウェインその後 13/18:04/05/16 01:29 ID:vdSAHamf
「じゃあ、お願いしてみせてくれないかな」
そう低く囁くと、ずる、と指を抜いてしまった。
喪失感にウェインが腰をびくりと跳ねさせる。蚊の鳴くような細い声が咽喉の奥から漏れた。
オスカーの手がすっと目の前に伸びてきた。愛液が滴るぬるんだ爪先。今し方まで自分の中に入っていたそれ
で、半開きになった唇をなぞられる。
指が小さな口の中へ入り込んだ。舌先に自身の流した淫らな愛液を感じ、身体が勝手に興奮する。ぬるついた
青年の手指を甘く噛んで、舐め上げた。それだけでぞくぞくと背筋が震えた。
これを自分の中で激しく動かして欲しい。掻き回して欲しい。突いて欲しい。
ううん、もっと―――。
本当はこれ以上の熱が欲しかった。
「何をしてほしいのか……ちゃんと、言えるよね」
宥めるような言い聞かせるような、優しく威圧的な声音。
決意をしたように目をきつく瞑り、ウェインは文字通りオスカーの目前で、自分から脚を大きく開いた。
「……っく…」
股関節が引き攣る寸前まで開脚し、ぐっしょりと濡れ蕩けきった秘裂を照明の下に、青年の視線下に晒す。
それだけでは足りないと、両手を陰唇に添え、左右にぱっくりと開いて見せた。秘所の全てがさらけ出され、
充血した赤い肉芽も、膣口も、尿道孔さえ外気に触れた。生々しい幾層かの桃色の肉が愛液をたらたらと
流し、むっとした雌の匂いがオスカーの鼻腔をくすぐる。
「も…熱くて、どうしようも、ないんです。……お願…だから、オスカー先輩の…を、ここに、挿れて」
イかせて。
言いながら、膣を人差し指で弄った。ここ、と強調しながら、ねだるようにオスカーを見つめる。
こうするのも羞恥に死んでしまいそうだった。だが、直接的な言葉はどうしても口に出来ない。
それでも言った後、自らの台詞に腰がぶるぶると震えた。自分がこんな淫らな、こんないやらしい人間になって
しまうなんて、と。
487女体化ウェインその後 14/18:04/05/16 01:30 ID:vdSAHamf
浅く早く息をつき、震える指で襞を開く。
―――お願い。
お願いだから、早くイキたい。
硬くて熱いもので、貫いて、抜き差して、ぐちゃぐちゃに掻き回して―――。
想像するだけでまた、開帳しているそこが濡れてきた。とろりと蜜が臀部にまで滴り落ちる。
もういっそ、膣口を示している自分の指でしてしまおうかと、そこをぐりゅ、と弄くったその時だった。
「っ、あん!」
桃のように白く柔らかな尻にオスカーの手が伸び、爪が食い込んだ。ちりりと痛みが襲う。だがそれにすら少女
は快感を見出して鳴いた。
ウェインが自らしてみせていた以上に、割れ目がぐいと開かれ、びっしょりと濡れた花弁やその先にある蕾まで
外気に晒される。程無くして、秘裂にひたりと熱く固い先端があてがえられた。ひんやりとした空気と、気の遠く
なりそうな熱さに、ウェインはふる、と背筋を震わせた。
そのまま、貫かれるのを焦がれる思いで待つ。
それなのに、オスカーは裂け目になぞらえて亀頭を滑らせてみたり、くにゅくにゅと膣口を擦ってみたりする
ばかりで。
熱くてもどかしくて気が狂いそうだった。こんなになってまで焦らそうとする青年を、目の縁に涙を溜めて咎める
ように睨む。
余裕のある笑みでそれをかわして、オスカーはウェインの腰を大きく持ち上げた。収縮する膣口に丁度それが
あてがえられるよう位置を調節して、そして。
「よく出来たね、いい子だ」
ずぷ、と一息にそれを。
奥まで、充分な質量を持った肉棒を叩きつけた。
「…ん、ああああっ!」
閉め切られた個室に、可憐な悲鳴が響いた。
488女体化ウェインその後 15/18:04/05/16 01:30 ID:vdSAHamf
蜜口を抉じ開け、膣内を擦り上げるそれ。ぐちゅりと粘液の混ざる音が耳につく。
ずん、と腹に響く感覚。少女は待ち侘びた灼熱の塊に全身を戦慄かせた。
身体が二つ折りになるほど足を高く抱え上げられ、付け根が軋んだ。だが痛みは全く無く、ただ圧倒的な快感に
下半身が打ち震える。
「欲しかったんだろう、僕の、これが」
オスカーが掠れた声で言った。ウェインは無我夢中に頷いた。目の前の首筋に顔を埋め、腕を回ししがみつく。
「…こ、これ、が、…欲しかったんです……ひあっ!」
待ち侘びた肉の擦れ合う感触に、ウェインはひたすら悶えた。自らもオスカーの背に抱きつき、一心不乱に腰を
動かしてみせる。愛液が結合部からだらしなく流れ落ち、青年の制服を汚した。
「……あ、ああぁ…」
動く度に淫らな水音が立ち、聴覚からも性感を刺激され、頭の中は快楽を追うことばかりになる。
そう、気持ちいい。そればかりに意識を奪われた。胎内を出入りする肉棒だけが鮮明な感触をウェインに与え
る。鼻から抜けたような声が少女の唇から無意識に漏れた。
オスカーの腰が強く打ちつけられる。きつく締め上げる膣内を無理矢理ぐちゅぐちゅと掻き回し、華奢な肢体を
揺さぶった。
散々焦らされた挙句の与えられたそれは、過ぎた快楽になり少女を追い詰める。
下腹部から蕩けていくような感覚。深く、早く、繰り返されるその律動にウェインはすすり泣いた。
「もう、だめ…っ、イっちゃうぅ……!」
一際強く、ずぶり、と、最奥に猛ったものを突き立てられる。
そして、ぎりぎりまで引き抜かれる。
また根元までを勢い良く収められる。
激しい突き上げに内壁がきゅううと収縮し始めた。がくがく揺すられ、乱れた制服の胸元からふるんと白い乳房
がこぼれ落ちる。薄紅色の先端ごと手のひらで包み、指を食い込ませながらオスカーは少女の耳朶に口づけ
た。
489女体化ウェインその後 16/18:04/05/16 01:32 ID:vdSAHamf
「イって、ウェイン」
荒く息をつきながら、青年の腰が痛いほどに打ちつけられた。
濡れそぼった膣内が、奥へ捩じ込まれようとする肉棒を、引き絞るように、きつくきつく締めつける。
ウェインは涙を流しながら背を仰け反らせた。
「あ、も…こんな…やあああああ…!」
少女の内股の間で、熱く飛沫が弾けるのを感じた。
同時に、オスカーの肉茎がびくびくと痙攣する。断続的に吐き出されるそれを腹の奥に感じ、ウェインは唇を
噛み締め青年の肩にしがみついた。
溢れた粘液が青年のそれをしとどに濡らし雫を垂らした。


こめかみがどくりどくりと脈を打つ。身体中が火照り、心臓と同じ鼓動を刻むそこは、熱さで今にも裂けてしまい
そうに感じた。
額や頬、胸元に玉のような汗が流れ落ちる。オスカーの制服もじっとりと濡れていく。
彼の長い足にぴったりと張りついた清楚な白いスラックスなんて、どちらのものともいえない液体にまみれ悲惨
なことになっていた。今も尚、少女の太腿を伝い流れ落ちていく二人分の体液が、長い裾までを濡らしていると
いうのに。
「制服が」
ぐしゃぐしゃになった互いの衣服を見て、オスカーが掠れ声で呟いた。
「汚れてしまったね」
「……、すみません」
「どうして君が謝るの?僕がやったことだろう」
頬を朱色に染めて下向く少女にオスカーは笑いかけた。汗で頬に張りついた黒髪を払ってやり、柔らかく笑む。
仕草の一つ一つが様になる青年を見て、ウェインは胸を締めつけられた。
490女体化ウェインその後 17/18:04/05/16 01:32 ID:vdSAHamf
少女の視線に気づき、オスカーがその柔らかい物腰に相応しい、また優しい微笑を浮かべる。それを正面から
直視出来ず、ウェインはそっと目線を外し俯いた。頬が熱い。
精液に満たされた膣内がじゅん、と疼く。あれだけ激しくされたのも初めてで、まだ奥が痺れているような気さえ
した。熱を持った秘所へ意識を集中していると、きゅうと入口が収縮する。それは結果的に、未だ中にいる青年
のものを締めつけてしまうことになった。ん、とオスカーが喉を鳴らす。
「…まだ、したいのかい?」
聞かれ、ウェインは慌てて首を振った。先程以上にかあと頬を染め、明後日の方を向く。
内部にある青年のものは未だ硬度を保っていて、意識するとむず痒い快感が下腹部を襲った。貫かれたまま
の入口がまた熱を帯び始める。愛液が溢れたような気がして、恥ずかしくなり、少女は彼から離れようとした。
が、引きかけた身は、程無くオスカーの手に捕まえられた。
「わっ…」
そのまま何故か、ぐい、と抱き寄せられる。
汗ばんだ胸が押しつけられ、ウェインはきょとんと瞬きをした。
「もう少しこのままでいよう」
そう、終わったらすぐさようならなんて即物的じゃないか、と。
彼女の耳元で囁いたついでにオスカーは腰も押しつけた。二人の足の間で流れ出た体液がくちゅりと音を立て
る。微妙な動きに粘膜が刺激され、ウェインのそこはひくつき蜜を垂らした。
「ん…あぁ…」
甘い声が漏れる。それを塞ぐようにオスカーの唇が少女のそれに重ねられた。
どうやら自分は、優しく、ほんの少し意地悪なこの同僚のことも嫌いではないようだった。
温かい唇も、背を撫でさする細い手指も、どれも胸を高鳴らせて止まないみたいで。
―――ああ、どうしよう。
このままじゃ俺、本格的に変態になってしまう―――。
一刻も早く男に戻れるよう、更なる努力を誓って、ウェインはオスカーの胸にしがみつき目を閉じた。
491女体化ウェインその後 18/18:04/05/16 01:33 ID:vdSAHamf
数分の時間を置いた後、扉が軋む音と、がたがたと便器の蓋が立てる音が、個室から再び漏れ出してきた。


翌朝、無事にウェインは男の身体で出仕した。
そして。
半分以上は事務処理に消えたものの、休暇を終えたばかりのウェインが、疲労した表情でだるそうに身体を
引き摺りながら現れたのと。
逆に、それまで休み一つ無く部屋に籠ったまま仕事漬けになっていたであろうオスカーは、血色も良くすっきりと
した顔で現れたのと。
余りにも対照的な二人を見比べ、ジュリアはひどく不思議そうな顔をした。
理由を聞いても彼等は何でも無いと答えるばかりだった。


つくづくと。
―――インペリアル・ナイトというものは大変だ。




                                                               END
492229:04/05/16 01:36 ID:vdSAHamf
以上です。またの長文失礼しますた。
493名無しさん@ピンキー:04/05/16 06:45 ID:9gy62ogJ
再び神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
さり気なく欲求不満解消に走るオスカーに(;´Д`)ハァハァ
素晴らしい。乙ですた。

ところで、アーネストが帰ったら、今度はウェインがどっちに頼むのか
禿しく気になるわけだが。
494名無しさん@ピンキー:04/05/16 15:40 ID:cA8QaA21
神乙ーーーーーーー!!
いつもながら素晴らしいです、ハァハァ

>493
いっそのこと3Pでどうだ?(w
495名無しさん@ピンキー:04/05/16 18:30 ID:J7uxlTL7
ぐっじょぶ。
優しいようでオスカーのやってることにハァハァ 。
「……女性だったのかい?」 というボケ?には笑わせてもらいました。
496名無しさん@ピンキー:04/05/18 05:06 ID:nXcbSbbE
ところで、ルートによっては、ウェインはランザックに長期派遣されてしまうんだが。

その場合はやっぱり、偶然通りかかったマックスが出現するのか!?
497名無しさん@ピンキー:04/05/19 23:29 ID:RTZRJ2di
保守
498名無しさん@ピンキー:04/05/22 09:00 ID:PIMm/FsX
ほしゅ。
そして、



229です。感想ありがとうございます。大変励みになります。
ライエル&オスカーで3Pとシュナイダー編、どっちもいいな…(;´Д`)ハァハァ
499名無しさん@ピンキー:04/05/22 18:39 ID:3ssXOYpJ
今からイライザ×フレーネを投稿します。
名前欄は「イライザの望郷」にしておきますので宜しくです。
500イライザの望郷:04/05/22 18:39 ID:3ssXOYpJ
 昔はここからの景色に憧れていた。でも今は白雪の降るあの景色が見たい・・・。
 窓を通してイライザの瞳に映るのは憎らしいほど緑の木々。これが美しく見えていたのは、ファンデルシアの雪景色と異なる趣があったからである。ファンデルシアがデュルクハイム軍に占領された今、屋敷から雪景色を眺めることは二度と叶わないことかもしれない。
 また、ファンデルシア解放のためにレジスタンスを組織しているらしいという彼女の父親のことも気掛かりであった。イライザにできることはただ彼の無事を祈ることだけである。
「帰りたい・・・」
 もたれかかるように窓に左手をかけながら呟く。
 口にしたからといって帰れるわけではない。故郷に、そして平和だった日々に。
 イライザが気付いたときには、緑だった景色に白が混ざっていた。
「え?」
 よく見るとそれは窓で反射して映るフレーネの姿だった。いつの間にか寝室にまで入って来ていたらしい。
「・・・出て行って」
 振り返ることなく、イライザは声を絞り出した。
 しかし、フレーネは首を横に振ってイライザに近づいてくる。
「・・・出て行って」
 今度は瞼をぎゅっと閉ざして同じ言葉を発するイライザ。
 フレーネにはその様子が強がっているけど心の底では安心できる何かを欲しているように感じられた。
「怖く、ないですから」
 フレーネが後ろからイライザをそっと抱き締めると、イライザの瞼を閉ざす力が少しずつ緩んでいった。
「このままでいさせて」
 イライザは目をゆっくり開けて、しばらくフレーネの温もりに包まれていた。
501イライザの望郷:04/05/22 18:41 ID:3ssXOYpJ
 少しの間を置いてイライザは窓の中のフレーネに語りかけた。
「このごろね、夢を見るの。お父様やお母様が消えてしまう夢。クリスやアルフ、それにレヴァンもいなくなって、闇の中で一人取り残されて。
 どれだけ叫んでも誰も応えてくれないし、どれだけ走っても光が見えてこないの。夢から覚めてもね、いつもと同じ屋敷なのに私だけどこか別の世界にいるような気がして・・・」
 イライザは右手をそっとフレーネの右手に重ねた。
「ねぇ。フレーネは怖くないの?気が付けば知らない世界にひとりでいるわけでしょう?」
「初めは怖かったです。でも、この世界にいることができてよかったです」
 イライザの耳元でフレーネは優しく答える。
「どうして?」
「大切なひとが出来たから・・・」
 答えてからすぐに、フレーネはイライザを強く抱きしめた。
 窓に触れていたイライザの左手は力が抜けてするすると滑り落ちてゆく。
「イライザさんが置かれている状況は分かってます。でも、ひとりでそれを悩んで抱えたままでいるのはもっと辛いはずです。わたしはその辛さを一緒に分かち合いたい」
 イライザの後ろから伝わってくる胸の鼓動が次第に速くなる。
「あなたを・・・愛しているから・・・」
 気が付いた時には、その言葉を紡いだフレーネの唇はイライザの頬に優しく触れていた。
「え?何を言ってるの?そんなの、そんなのって・・・」
 イライザの瞳からは涙がぼろぼろと零れ落ちる。フレーネに辛い気持ちをぶつけているのか、不意の告白を受けたからなのか自分でもわからない涙。 
 鼻をすんすんと鳴らしながら肩を震わせて泣き続けるイライザが泣き止むまで、フレーネは強く抱き続けた。
502イライザの望郷:04/05/22 18:41 ID:3ssXOYpJ
「・・・泣いたらすっきりしたわ。お父様やファンデルシアのことを考えても、今の私には何も出来ないのは分かっているの。駄々をこねてるだけってことも」 
 指先で涙を拭い、窓に映るフレーネの輪郭をその指でなぞりながらイライザは呟く。
「でも、貴方達と一緒に戦い続ければいつかファンデルシアへ帰れる時が来るって信じているわ」
「ええ。みんなで協力してこの戦争を早く終わらせた時には・・・。」
「みんなで・・・ね。そうよね、私はひとりじゃない。今更だけど私も仲間なのよね?」
「もちろんです。ただ、わたしにとってイライザさんは―――」
「単なる仲間ではなくて愛してるひと、でしょう?」
 微笑みで応えるフレーネにイライザは胸が締めつけられる感覚をおぼえた。
「教えて下さい。イライザさんにとってわたしは・・・」
 答えを探すように窓の表面をイライザの指がさまよう。
(マーキュリアに漂着した時からずっと気になっていた。確かに歳の近い女の子で私に妹ができたような親近感もあった。けど、それだけじゃない。この胸の疼きは・・・)
 窓をさまよっていた指がフレーネの唇でぴたりと止まる。
「私は、貴方のことを―――」
 想いを伝えてくれたフレーネを。
 気弱で儚いように見えるけど心の奥に強い芯を持っているフレーネを。
 今みたいに私の心を優しく包んで満たしてくれるフレーネを。
「―――愛してる」
 そのことばを合図に2人は唇を重ねた。
「んっ・・・」
 想いを遂げた相手からのやわらかな温もりが唇を通して伝わってくる。
 窓から手を離してイライザが身体の重みを預けてきたとき、フレーネは抱きとめてから彼女に囁いた。
「わたしは、イライザさんをもっと感じたい・・・です」
 イライザはこくんっと頷き、腕を伸ばして窓のカーテンを閉ざした。
503イライザの望郷:04/05/22 19:10 ID:dOgo28Cu
 はじめてみせる、自分のありのままの姿。はじめてみる、相手のありのままの姿。
 2人は裸でベッドの上で向かい合って座っているが、少し恥ずかしいようで視線を合わせようとしない。
 どこに目を向けて良いのか、どう声を掛ければ良いのかお互い分からず、しばらく沈黙に身を任せていた。
「抱いて、いいですか?」
 フレーネが沈黙を破る。
「ええ」
 フレーネはイライザの背に腕を回し、ふわりと包みこむ。
「不思議ね。貴方の温もりって私の心の隙間を埋めてくれるみたい」
 今度はイライザがフレーネとの距離を縮め、胸と胸をぴったりくっつけた。
「わかるでしょう?胸がどきどきしているの。」
「はい。わたしの胸にイライザさんの鼓動が伝わってきます。もっと、どきどきしてくださいね」
 フレーネはイライザに軽く唇を重ねた。
「あっ・・・」
 イライザは声を上げる。
「もう一度・・・」
 フレーネは再びイライザに口を重ねた。
「んっ・・・」
 自然に力が抜けてイライザの口が少しずつ開くと、フレーネも口を開いて舌をイライザの口の中へ入れてゆっくりと撫でてゆく。
「んっ・・・んむっ・・・んん・・・」
 イライザはフレーネに圧されるように手を横について体を支えながらも少しずつ後ろにもたれる。
 はじめはフレーネにされてばかりだったが、イライザは時折フレーネの舌に自分の舌を絡み合わせた。
 フレーネはそれが嬉しくて、舌の動きを早めて夢中でイライザの口内を貪った。
504イライザの望郷:04/05/22 19:11 ID:dOgo28Cu
 顔を離すと2人は唾液の糸で繋がっていた。しかし、すぐにその糸は切れてイライザの口元から胸板にくっついてしまった。
 フレーネはそれが名残惜しくて、イライザの体についた糸に舌を這わせていく。
「あっ・・・や・・・っ」
 イライザの口元から零れる甘いBGMを耳にしながら、フレーネは口元から胸板まで綺麗に糸を舌で掬いとっていった。
「ふふっ。ごちそうさまでした」
 イライザの胸元から上目遣いでフレーネは微笑む。
「・・・ばかっ」
 真っ赤な顔をそっぽ向けてイライザは小声で返した。
「だって、とってもおいしかったから」
 そう言ってフレーネはイライザの乳房を指で突いた。
 くすぐったいだけだったその感覚は何度も指で突かれるたびに心地よいものへと変わり、さらに手のひらで乳房が覆われて何度も撫でられるうちにイライザは腕で身体を支えきれなくなってそのまま仰向けに倒れた。
「ねぇ・・・こっちにも・・・お願い・・・」
 フレーネは手の動きを止めることなく、もう片方のふくらみも唇で撫で始めた。
「ふぅ・・・んっ・・・はぁっ・・・んんっ」
 時折舌で舐められているのが感じられる。五指と唇、そして舌の動きはちぐはぐだったが、それが逆にイライザを更なる快感へと突き動かす。
「あっ・・・はぁ・・・んぅ・・・っ」
 ばらばらだった動きが初めて揃う。フレーネは片方の先端を指で摘むと同時にもう片方の先端を軽く噛んだ。 
「くっ、あぁっ」
 左右のふくらみから同時に雷撃のような感覚が一瞬、イライザの身体を駆け抜けた。
505イライザの望郷:04/05/22 19:12 ID:dOgo28Cu
 フレーネは胸から下の方へと唇で撫でてゆき、ついにイライザの秘裂に辿りついた。
「ああっ」
 甘い悲鳴を上げ、身体を強張らせるイライザ。
 フレーネはイライザの潤んだ割れ目に沿ってゆっくりと舌を往復させる。
「はぁっ・・・あっ・・・んっ・・・んんっ」
 イライザは呼気を荒げながら快感に身を委ね、フレーネを誘うように脚を少しずつ開いていった。
フレーネは指でその付け根を開き、花弁の入口に舌を進ませた。
「ふぅっ・・・はぁ・・・」
 イライザは表面を撫でられているときよりも敏感にフレーネの舌に応える。
 なかから少しずつ湧き出る蜜を掬い取りながら、フレーネは花芯を舌でつついた。
「やっ、ああっ」
 イライザが脚をぎゅっと閉ざす。頭が脚に挟まれるのを感じながらフレーネは花芯を舌で撫でまわす。
「んっ・・・ふぅ・・・んんっ・・・はっ・・・あぁ」
 イライザは抗えず、再び脚を開いていった。
 未知なる刺激に瞳はとろんとして、顎がだんだん反ってゆく。
 顎がある程度反った時、イライザは思わず声を上げた。
「フレーネ。・・・どこ?フレーネっ」
 怖くなって愛しいひとを呼ぶ。
 さっきまで見えていたフレーネの姿が、顎を反らしたことでイライザの視界に入らなくなったのである。
 イライザは、フレーネが見えなくなったことで夢の中のようにひとりだけ取り残された錯覚に陥った。
「ここにいます」
 フレーネは顔を上げて、何かに怯えたような表情のイライザの手をぎゅっと握った。
「だめ。・・・顔を・・・見せて、頂戴」
 フレーネはイライザの頬に手を添えて顔を近づけた。
「わたしは、フレーネは、ここに」
 その言葉と共にフレーネの顔がはっきり見えて、イライザは漸く安堵の表情を見せた。
506イライザの望郷:04/05/22 19:13 ID:dOgo28Cu
「こうすれば顔が見えますよね?」
フレーネは身体をイライザの方へ向けて横になった。
「ええ」
イライザも仰向けの身体を捻ってフレーネと向かい合った。
「怖くなったら、握ってください」
 フレーネが顔の前に片手を差し出すと、その手はイライザの両手で包みこまれた。
 もう片方の手はイライザの脇腹から太腿を優しく撫で、さらに内腿にそって往復する。
「ふ・・・あぁ・・・」
 脚をもじもじさせながらイライザは甘い溜息を零す。
 フレーネは中指を内腿の付け根の溝にあてがい、何度も軽く曲げては伸ばして柔らかな感触を楽しんだ。
 指が溝に食い込むたびに水の音が聞こえる。目の前にいるフレーネにも聞こえていると思うとイライザの中からますます蜜があふれ出る。
「やっ・・・恥ずか・・・しい・・・っ」
「嬉しいです。こんなに・・・なって」
 フレーネの言葉がイライザを煽りたてる。
「んっ・・・言わない・・・で」
 フレーネをもっと求めるように身体から蜜が溢れ出しているのは自分でもわかっている。
 突然、フレーネが指の動きをぴたりと止めた。
「指、入れていいですか?」
「う・・・うん」
 フレーネの問いかけにイライザは少しの間を置いてから答えた。
 人差し指と薬指で扉が開かれ、中指の先がイライザの入口に触れたとき、イライザはフレーネの手をぎゅっと握った。
「本当に、いいんですね?」
 もう一度イライザの意思を確認。
「貴方に・・・貰ってほしいの。中でフレーネを・・・感じていたいから」
 イライザの決意を耳にしてフレーネはイライザの中にほんの少し指を進めた。
507イライザの望郷:04/05/22 19:13 ID:dOgo28Cu
 イライザの中にフレーネの指が入ってくる。
 さっきまでフレーネに愛でてもらったおかげで、蜜が指と内壁との摩擦を和らげて、痛みを少し軽減してくれた。それ以上にフレーネの顔が見えていたことがイライザを安心させてくれていた。
 時々激しい痛みが伴ったが、それに耐えるように顔をしかめたりフレーネの手をぎゅっと握ったりすると、フレーネは指の動きを止めてくれた。表情が戻り、握力を緩めるとフレーネはまた指を進めた。
 それを何度か繰り返すうちにフレーネの指先がイライザの奥にある純潔の証に触れた。
「―――っ!」
 ところが、フレーネはそれ以上指を進ませず、逆に少し指を引いた。
「え?・・・どうして?」
 破瓜の痛みを覚悟していたぶん、拍子抜けしてイライザは呟く。
「指、入れたの初めてですよね?」
「そう・・・だけど?」
 一人でコトをしたことはあっても中に指を入れたことはない。
「これ以上、イライザさんが痛がるのを見たくないから・・・」
 先ほども指を受け入れただけで痛がっていたのをフレーネは心配してくれていた。これが優しさと言えるのかわからないけど、イライザにはこの心遣いが嬉しかった。
「ありがと。でも、いつかきっと貴方にあげるからね」
「はい」
 フレーネはこくんと頷いた。
508イライザの望郷:04/05/22 19:14 ID:dOgo28Cu
「今はもう慣れてきたから、指、動かしても大丈夫。・・・だから、私を、もっと感じて」
 その言葉を聞いてフレーネはゆっくりと指でイライザのなかをかき混ぜはじめた。
「んっ・・・もっと・・・して、いい・・・よ」
 指の動きが少しずつ速くなる。
「あ・・・んっ・・・はぁ・・・あっ・・・んんっ」
 イライザの内壁がときどきフレーネの指をきゅっと締めつける。
「イライザさん・・・愛してる」
 フレーネは言いながら指を引いたり進めたりする動作も加え出した。
「あ・・・わた、しも・・・ああっ・・・あい・・・して・・・るっ」
 イライザの顔が上気し始め、目も虚ろになってゆく。
 更なる快感を求めて僅かに腰を振っている。
「はっ・・・あっ・・・あぁ・・・あっ・・・はぁっ」
 イライザの両手がぎゅうっとフレーネの手を締めつける。
「だめ・・・んんっ・・・はぁっ・・・」
 イライザの内壁がフレーネの指を一段ときつく締めつける。
「フレーネっ、・・・ああぁっ!」
 愛しいひとの名を叫びながら、イライザは背中を丸めて頂点までのぼりつめた。
 フレーネは内壁の圧力と一気に溢れ出す蜜を感じながら、自分の手を包むイライザの手のひらにそっと唇を重ねた。
509イライザの望郷:04/05/22 19:15 ID:dOgo28Cu
 意識を戻した時には、イライザの頭の後ろにやわらかな感触があった。
 イライザが目を覚ましたのに気付いたフレーネは何も言わず額や頬を撫で続けた。
 このままでいることが心地よかったので、イライザも黙ってフレーネの膝枕でしばらく甘えていた。
 お互い何も言わないけど、気持ちは肌の温もりから伝わってくるように思った。
 もう、怖くない。
 私はひとりじゃないから。
 みんなが、仲間が、いてくれるから。
 貴方が、愛しいひとが、いてくれるから。
 この想い、届いているかしら―――イライザがフレーネと目を合わせると、フレーネは微笑みで返してくれた。想いは、届いているよね?
「イライザさん」
 フレーネが口を開く。
「あの・・・ウィンドエッジの魔法、レベルは1で唱えてください」
「え?う、うん」
「合図しますから、そのときに発動させてください」
 身を起こし、言われるがままに呪文を紡ぐ。フレーネも何か呪文を唱えている。
 フレーネが合図を送ってきたので、イライザは呪文を発動させた。
「ウィンドエッジ!」
「アイスバレット!」
 フレーネが同時に発した呪文を聞いてイライザはすぐに窓に駆け寄った。
 ウィンドエッジとアイスバレットを掛け合わせてできる魔法は―――。
510イライザの望郷:04/05/22 19:15 ID:dOgo28Cu
 カーテンを開けると、ブリザードの魔法が織り成す白銀の世界。
「ファンデ・・・ルシア?」
 雪が舞っている間、イライザは故郷にいるような錯覚を起こした。
 やがて魔法は終息し、束の間のファンデルシアは元の風景へと戻ってしまったが、イライザには十分だった。
「どうでした?」
 フレーネが隣に来て尋ねてきた。
「ありがとう。故郷を見せてくれて」
「イライザさんの喜ぶ姿を見ることができてよかった・・・」
「でも、いつかきっと・・・ううん、絶対に・・・ファンデルシアを、取り戻すから。その時は貴方と・・・」
「はい」
 窓に映る緑の木々を背に、2人は唇を重ねた。
(Fin) 
511名無しさん@ピンキー :04/05/22 19:19 ID:dOgo28Cu
>>500-510
以上です。
512名無しさん@ピンキー:04/05/22 19:52 ID:1xCa+hkX
正座してお待ちしております(;´Д`)ハァハァ
アリオストはその後も、懲りずにあれこれ妙な薬を作っていることでしょう。

先輩の実験に付き合った結果、大変なことになってしまうミーシャとか…。
513名無しさん@ピンキー:04/05/22 22:52 ID:16zz498s
>>500-510
乙です。今回はフレーネ×イライザなのですね(*´Д`)ハァハァ
二人の恋物語は心の癒しになっています。とても相思相愛で良いなあ。
毎回良作をどうもありがd。いつも楽しみにしてます。
514512:04/05/23 08:57 ID:Je/UX4Lj
ありゃ、寝る前にカキコしようとおもたら、いつのまにか別の神が…。

最後の窓からの風景が素晴らしいです。
515名無しさん@ピンキー:04/05/23 11:11 ID:jJn8NAaC
いやー最後美しい!
ブリザードをギミックに使うなんて素晴らしいアイデアですね。
516名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:44 ID:dMOwZvJg
>>513->>515
感想レスありがとうございました。
最後のブリザードは特に書きたかったので、それを誉めていただけて嬉しいです。
517名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:47 ID:JDiCe+AT
作品の投下も感想も少なくないのに止まりがちだな。何故だろう…。
つかこのスレには今どれだけの人が常駐しているのか気になる。
点呼取っていいですか?

1 (゚д゚)ノミ
518名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:54 ID:vKaZ049B
んじゃ2
このスレは(゚Д゚ )ウマーな職人さんばかりで嬉しい
519名無しさん@ピンキー:04/05/26 01:25 ID:sWPsobXI
3ノシ

SSの書けない漏れは、せめて小ネタも枯れ木の賑わいで。
ラシェルの看護制服でゼノスを押し倒すリビエラって…どうよ。
520名無しさん@ピンキー:04/05/26 11:10 ID:nb3Hc53F
4( ・∀・)ノシ
止まりがちなのは無駄に雑談とかしないからじゃないかと。
SSが投下されないと誰も書き込まないし…
521名無しさん@ピンキー:04/05/26 11:23 ID:gFaVwXky
点呼うざい

といいつつ5
522名無しさん@ピンキー:04/05/26 19:51 ID:FlrWlv1+
そうか、そう言われれば他スレに比べると雑談少ないね。
もっとキャラ萌えや読みたいものを語り合うべきか。

とりあえず>519の小ネタ萌え。コスプレなリビエラ×ゼノス(・∀・)イイ!
モノホンナースのカレンも入れて三人仲良くして欲しいものだ。
523名無しさん@ピンキー:04/05/26 20:37 ID:OuiYQBbA
ん〜、確かに雑談少なくて、たまの書きこみが保守の一言だけだと寂しいかな。
でも一度もスレが荒れたことがないから今の雰囲気も結構好きだったりする。

このスレで初めてSSを書いた自分としては>>519に頑張って書き手になって欲しいと思う。
524名無しさん@ピンキー:04/05/26 21:58 ID:hgrzNqui
今までエロなんて書いたことないけど、
このスレで私もエロデブーしてみようかと考えてしまった。
ネタはないがやる気だけはあるので閃いたらすぐにでも書いてみたい。

525名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:15 ID:fnXCptYX
>519と>524、がんがれ!新たな職人に期待sage
526名無しさん@ピンキー:04/05/27 13:14 ID:NeodjHWD
うざいと言いつつちゃんと点呼する>>521萌え
つーか五人なんだな…
527名無しさん@ピンキー:04/05/27 21:12 ID:W2esN0NR
はいーい(6)
もっといるとは思うが単にロムってるだけだとオモ
528名無しさん@ピンキー:04/05/29 13:41 ID:IuIInqzu
イルヨー(*´∀`)ノシ (7)
529名無しさん@ピンキー:04/05/31 03:42 ID:t/c43IIi
しかし、ゼノスはデフォで受キャラなんだな…。
漏れもそうだが。
530名無しさん@ピンキー:04/06/01 22:09 ID:Rb4ELk8/
まあ、人それぞれだ。

ちなみに、漏れはナースリビエラにいろいろされて、思わず『…カ、カレン…』と
口走ってしまうゼノスが(・∀・)イイ!!
531名無しさん@ピンキー:04/06/02 00:16 ID:UMdsrXwY
ノシ8人目か? >>519>>522を見て即興で……

「ようやく効いて来たみたいね」
「……どうゆう意味だ?」
「痺れ薬よ。単純な手に引っ掛かるんだから」
「さっきのケーキにか?」
「お茶の方よ。ケーキには別の薬をね。そろそろそっちも効いて来たんじゃない?」
 淫靡な笑みを浮かべて、ゼノスの股間に手を伸ばすリビエラ。
「あの精力剤は強力よ〜。もう我慢できないんじゃない?」
「かっ……カレン! 助けてくれ〜!」
「呼んでも無駄よ? だって彼女……」

パターンA
「……彼女も今頃光の救世主さんに、一服盛って押し倒してるところよ?」
「お、大声出すぞ!」
「それは女の台詞よ? それにこうすれば……」
 自分の襟元に手をかけて一気に引き裂く。
「こんな格好の私を見たら、どんな風に思うかしら? だ・か・ら、覚悟を決めて……ね?」
「ж☆Θ※◆〜!!」

パターンB
「……彼女が首謀者なんですもの。さてと、薬が効いてきたわ。入って」
 リビエラに呼ばれて、おずおずと部屋に入ってくるカレン。
「カレン! 冗談だよな? な? 冗談だと言ってくれ〜!!」
「ごめんなさい……兄さん。私……どうしても兄さんのことが諦められないの! だから――」
「それで私の出番って訳よ。それに私もゼノスのことが……ね。
こんな美女二人がお相手するんだから、もっと喜びなさいよ。それじゃあ……」
「兄さん……」
「ж☆Θ※◆〜!!」
532名無しさん@ピンキー:04/06/02 01:13 ID:bUD3daq3
>>531
即興でこんなに・・・凄い。
パターンBで自分も即興で続けてみた。

「兄さん……」
 カレンはゼノスに口を重ね、舌を割りこませていった。
「ん……あむ……にい……さ……んっ」
 これまで“兄妹”という言葉で自身の思いを抑えていた反動だろうか。カレンは夢中でゼノスの口の中を味わっている。
「カレ……ン、やめ……ろ」
 薬のせいだろうか?理性ではカレンを止めたいと思っているが、身体の自由がきかない。本能はカレンに反応してゼノスの身体は少し火照ってきた。
 もちろん、脚の付け根もその例外ではなく、ズボンが少しずつ膨らんでいった。リビエラはズボンの上から膨らみに触れた。
「羨ましいわ。キスだけでこんなになって。……ちょっと妬けるわ。でも、私もあなたを今から喜ばせてあげる……」
 そう言うと、ズボンを一気に下ろし、隠れていたゼノスのモノに顔を近づけた。

リレー形式で続く・・・のか?
533名無しさん@ピンキー:04/06/02 01:31 ID:rU98kYfh
シグマ「大変だな」
ゼノス「黙れやパーフェクト総受け体質」
534名無しさん@ピンキー:04/06/03 09:48 ID:q2CG4vJ7
>>533
禿げワロタ
535プチエロイライザ1/2:04/06/05 19:14 ID:NjYQqYl1
エロだけならなんとか思いつくけど、ちゃんとした話に仕上げるのは難しいんだな…
初めて書いたんでお手柔らかに。プチエロシーンのみの投下です。

じゅぷりと音を立て、固く赤黒い肉棒がイライザの膣から引き抜かれる。
「はあんッ! …… やだ……そんな……んっ」
「どうした、抜けといったのはお前だろう」
「……そんな……」
「続けてほしいのか」
「そんな、こと」
ない、と言おうとした。が出来なかった。
なぜか一瞬躊躇ってしまった。
嫌だ。
嫌なはずなのに、それが口に出せない。
これは強姦だ。
自分は今見知らぬ男に強姦されているのだ。
いいように秘所を弄られて、男性器を挿されて、めちゃくちゃにされて。
そして、よがっている。
声を上げて腰を振って。
それが現実だった。
それでも認めたくなかった。
認めてしまったら、自分はきっと堕ちてしまう。
自分の好きだった気高く潔いイライザ=メイフィールドはきっといなくなってしまう。
それは嫌だった。
536プチエロイライザ2/2:04/06/05 19:15 ID:NjYQqYl1
「そんなこと……ないわ――!」
震える口をどうにかしながらイライザはそう言い切った。
しかし、男はそんなイライザを一瞥し鼻で笑う。そのままイライザの両足を掴み一気に自分のもとまで引き寄せた。
「あるんだろう、ほら!」
「あああッ!! やあっ!!」
急に声を荒げると、片手でイライザの胸を押さえつけ、下でとめどなく汁を垂れ流しているそこに指を2本突っ込んだ。有無を言わさずに掻き回す。
「ん、はあっ、ンァッ――!」
先ほどの不満も相成って、乱暴な刺激にビクンビクンと体が打ち震える。
「やあん、あああっ、そこ……」
「そこが、どうした」
ピタリと男が指を止める。
「な……」
自分は今、何と言ってしまったのだろう。
「ここがよかったのか?」
先ほどの位置より若干脇に逸らした部位を擦られる。
位置こそ違えど、指の節がさっき感じた場所に微かに当たり、それがもどかしい刺激をイライザにじわりじわりと伝えていく。
「んっ……んっ……」
無意識のうちに腰を振っていた。まるで男の指を自分の突起にあてがうように。
いや、実際あてがわせようとしていた。
「ここがいいんだろう?」
指の動きは止めずに耳音で男が囁く。
「やぁ……そ……んなこ……」
「ほう、そうか」
指をまた抜く。ヌチャリとわざと音を立てて。
「ところで、俺はバカなんでな」
唐突に男がそう口にした。
「どこを触ればお前が嫌らしく汁を垂れ流すのか判らないんだ。だから」
「だから、自分でしてみろよ」

ぬるくてスマソ。エロパロの奥深さを思い知りますた
537名無しさん@ピンキー:04/06/05 23:11 ID:xpEgmmcA
>>535
GJ!(・∀・)b
>エロだけならなんとか思いつくけど、ちゃんとした話に仕上げるのは難しいんだな…
自分も何作か書いた事あるんですが、自分は全く逆のパターン。
幾つか書いていくとエロの描写がネタ切れになってくるんですよ、自分の場合。
自分なんかが言うのもなんですが、
書き慣れてくれば筋の通った話を書くのも楽になってくるでしょう。
何はともかく乙です。
538名無しさん@ピンキー:04/06/06 22:37 ID:Nbo/IdyK
このスレっていろんなジャンルのSSがあって面白いけど、
キャラ・カップリング名とジャンル(純愛・陵辱など)を予告してから
本文を投下してもらった方が、読み手が苦手なものを回避しやすくなると思う。

例えば同じキャラのものでも相手やジャンルによっては読み手を選ぶものがあるので、
>>123>>249>>306みたいな予告は、内容問わず必ず入れてもらえるとありがたいですけど・・・。
539名無しさん@ピンキー:04/06/07 00:58 ID:x7tBLc2Q
>>538
陵辱ものや特殊なジャンルについては概ね同意なんだけど言い方がなあ。

>読み手が苦手なものを回避しやすくなると思う。
>例えば同じキャラのものでも相手やジャンルによっては読み手を選ぶものがあるので、
>予告は、内容問わず必ず入れてもらえるとありがたいですけど・・・。

職人さんがそこまで気を使わなきゃいけないのかな。
540名無しさん@ピンキー:04/06/07 20:21 ID:DupySbg9
今でも、大体やってるやん。

特殊っつーと、女体化とか百合とか?

ところで、シュナイダー仮面エンド後、優性政策として強制的に子作り
というシチュは、パラレルとレイープ、どっちに入れるべきだろう…。
541名無しさん@ピンキー:04/06/07 21:39 ID:qAwMene4
>>538の言い方はともかく、何が言いたいのかは分かる気がする。
陵辱ものでも警告があるものとないものがあるから、途中まで読まないとスルーのしようがないものも確かにある。
そのあたりをスレ全体できちんと決めてほしいんじゃないかな。
逆に注意書きさえ入れておけば何を投下してもOKってことか?

>特殊
女体化・ふたなり・やおい・百合・スカトロ・SM・調教とか?
下手するとラブラブな和姦以外全部入りそうな予感がする。

>>540
多分、パラレルじゃない?洗脳されちゃって当人が嫌がっていなければ・・・。
542名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:44 ID:4zJ4tPTT
>>541

      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |

よかったのか 801なんて書いて
俺はホモだって かまわないで 食っちまう 人間なんだぜ
543名無しさん@ピンキー:04/06/08 02:31 ID:293XRoUN
先生! 使い魔タンを弄くり回すのは
「特殊」の範疇に入るんでしょうか!?
544名無しさん@ピンキー:04/06/08 03:17 ID:M1EFb+cM
リカちゃん人形が生きてると仮定していじくり回してハァハァしてるSSがあるとしたら、特殊だろ。
じゃあ、特殊の範疇だ(w
545名無しさん@ピンキー:04/06/08 03:23 ID:qbQXN/UQ
>>543
1・「マスターをサポートするのが使い魔の役目ですから……そのまま私に……」
黒唇の性欲処理のために、全身を使ってご奉仕する使い魔→特殊系

2・「ゲルを……と、取って……嫌ァ! このままじゃ……」
服を溶かされて、恥ずかしさで悶えている使い魔を見てハァハァする黒唇→特殊系

3・「夢の中なら、私も他の皆さんと同じに……。マスター……」
サキュバス風味→特殊系

……あれ?
546名無しさん@ピンキー:04/06/08 03:41 ID:S/xBz5cj
特殊だの回避言ってるやつらはいったい何が読みたいんだ?
極普通の何の変哲もない平凡なSSが読みたいのか?
どんどん投下の窓口を狭めていって、スレが衰退してゆくのを望むのか?
「狭めてない」なんて言うなよ
ここで特殊と言われたものをわざわざ投下する書き手などそうそういないだろうし
もはや生温い純愛モノしか受け付けない雰囲気が漂っている
要するにラングリッサー最高
547名無しさん@ピンキー:04/06/08 09:59 ID:2q6BU6Mt
まあまあ落ち着け。
自分は投下もしているけど、特殊とは何か?について語り合ってただけだし、
この流れで投下枠を狭めているとは自分は思わない。
ただこうは思う。
ワガママサンダナァ( ´∀`)σ)`Д´)ノ ←>>538 & 541

自分の苦手なものを向こう側からスルーさせてくれるなんて甘いぞ。
警告が最終的なネタバレになりえることもあるし。
まあ出きるだけするつもりはあるけど、
エロパロスレに来ている以上ある程度は黙って目を瞑っとけ。な?
548名無しさん@ピンキー:04/06/08 15:13 ID:OhUK3Hin
名前欄を「望郷のお礼に」としてイライザ×フレーネを投稿します。
一応、話としては前に書いた>>499からの続きになっています。
549望郷のお礼に:04/06/08 15:14 ID:OhUK3Hin
 とんとんとん、とんとんとん。
 規則正しくリズムを刻む包丁の音がひとりきりの厨房に響き渡る。
 オレンジ色のドレスに身を包んだ少女は、銀杏切りされた果実を一切れ摘んで口に入れた。
 しゃきっとして甘く、少し酸い。
 戦争が終わるまでは二度と口に出来ない最後の果実。
 その果実を、バターを熱した鍋に入れ、砂糖などを足して煮詰めてゆく。
 鍋を見守りながら、イライザは愛しいあのひとのことを想う。
 煮詰まった果実を生地に流してオーブンで焼いている時もずっと、フレーネのことを想い続けていた。
 頃合いを見てオーブンから取り出す。美味しそうな、こんがりきつね色。
 フレーネが、喜んでくれるといいな・・・。


「おいしいです」
 笑顔で答えてくれたフレーネの言葉に、イライザは胸をなでおろした。
 フレーネの部屋で過ごす昼下がりのひととき。
 先日、ひどく望郷の念に駆られた自分に故郷を見せてくれたフレーネへお礼がしたくて、イライザは彼女のためにアップルパイを作った。
 現在、彼女達がいるのはマーキュレイ国内。一年を通して温暖なため、ここでアップルパイの材料である林檎が育つことはない。
 しかし、イライザの故郷ファンデルシアは寒冷な気候のために林檎がよく採れ、イライザは幼い時から林檎をよく口にしており、特にアップルパイは大好きなお菓子であった。
「本当?ありがとう。最後の林檎で作って良かった」
 イライザはミルクティーの入ったカップを手に取った。
550望郷のお礼に:04/06/08 15:16 ID:OhUK3Hin
「最後・・・」
 フレーネはフォークを皿の上に置き、耳に引っかかった言葉を繰り返す。
「ええ。最後なの。林檎はイグレジアス国内でしか採れないから、ここではもう食べられないわね。ポラックさんのお店を通じて林檎を取り寄せていたの。だけど戦争の影響でお店にも林檎が入らなくなったからね」
 カップに口をつけ、ミルクティーを少し喉に通す。
「そんな大切なものをわたし一人で食べてしまっていいんですか?」
「いいのよ。この前のお礼っていうこともあるけど、貴方に食べて欲しくて作ったんだから。・・・それに、貴方の喜んでくれる顔が見られるだけで十分だから」
 頬をミルクを入れる前の紅茶のような色にさせながら、イライザはミルクティーを飲み干した。
「ふふふっ、ありがとうございます」
 フレーネは再びフォークを手に取り、アップルパイを一口サイズの大きさに切ってからフォークを刺し、それをイライザの口元に近づけた。
「やっぱり、2人で食べませんか?わたしがイライザさんに食べさせてあげますから、口をあけてください」
 イライザがカップをテーブルに置いて口を少し開くと、フレーネはアップルパイを口の中に進めてきた。噛むと、パイ生地のさくさくっとした感触と、少し溶けかかった林檎の感触がする。口の中に林檎の甘い香りが広がる。
 作った自分が言うのも変だけど、おいしい。そして懐かしい。
「今度は私が食べさせてあげる」
 イライザはフレーネの手からフォークを取って、さっきフレーネがしてくれたように食べさせてあげた。
 大好きなアップルパイを食べながらすごすティータイム。
 大好きなフレーネが隣にいることがイライザをさらに心地よくさせてくれていた。
551望郷のお礼に:04/06/08 15:17 ID:OhUK3Hin
「最後の一切れですね」
「そうね。貴方が食べて。私はもういいから」
 イライザはそう言ってフレーネの口元にフォークを差し出した。
 しかし、最後の一切れがフレーネの口に入った瞬間、寂しげな表情を見せたのをフレーネは見逃さなかった。
 フレーネはイライザの頬に手を添えて口を重ねた。
「んっ・・・」
 舌でイライザの唇をノックすると、すぐに唇は開かれた。
 その直後、イライザは口の中に何かが入ってくるのを感じた。
 やわらかくて甘い、林檎の欠片。
 フレーネが口を離した時、イライザは欠片を飲み込んで問い掛けた。
「林檎・・・どうして?」
「さっき、イライザさんが寂しそうだったから。最後の一口は2人で食べたかったんです。・・・もしかして、嫌でした?」
「ううん。ただ、いきなりだったからびっくりしたけど」
 イライザはポットを手にとって空になった2つのカップにミルクティーを注ぎこんだ。
 フレーネにカップを差し出すと、彼女は「ありがとうございます」と言って受け取り、カップに口をつけた。
 口の中がミルクティーで満たされてゆくにつれて、アップルパイの味が消えてゆく。
 一方、イライザはカップを手にしてはいるけれども、なかなか口を付けようとはしなかった。もう少しアップルパイの余韻に浸っていたいのだろうか。
 そんなイライザがミルクティーを口にするまで、フレーネは何も言わず見守り続けていた。
552望郷のお礼に:04/06/08 15:18 ID:OhUK3Hin
「さっきはありがとう」
 カップをテーブルに戻しながらお礼を言うイライザ。
「そんな。お礼なんて」
「なかなかミルクティーを飲もうとしなかった時も、林檎を口移ししてくれた時も、私が何を考えていたのか分かっていたのでしょう?」
「ええ」
 イライザがファンデルシアのことを考えていたのは分かっていたけれども、フレーネは敢えてそれを口に出さずにあいづちを打つに留めた。
「不思議ね。この間もそうだったけど、貴方は私の望む以上に私を満たしてくれるの。自分でも見えない心の奥底まで見ていてくれているみたいに・・・」
 イライザはフレーネの手を取り、自分の左胸に引き寄せた。
 とくん、とくん、と優しい鼓動がフレーネの手に伝わってゆく。
 二人は目を瞑ってこの鼓動にしばらく身を委ねていた。
 心というものが実在するのかイライザにはわからないけど、こうして胸の鼓動を感じてもらうことでフレーネに心を捧げているような気になれた。
「キス・・・しても、いいかな?」
 目を開き、イライザはフレーネの背中に手をまわす。
 フレーネも目を開いて、イライザの背中に手をまわして頷いた。
 イライザはフレーネを抱き寄せて、キスをした。
「んっ・・・」
 唇を重ねるだけの、やわらかで、甘く、優しいキス。
 唇が離れるとイライザはフレーネの胸に顔を埋めた。
 ふわふわと柔らかい乳房からフレーネの温もりと鼓動が伝わってくる。
「このまま、貴方に包まれていたいな・・・」
 フレーネの背中を撫でながら囁く。
 フレーネは何も言わず、イライザをぎゅっと抱き締めた。
553望郷のお礼に:04/06/08 15:19 ID:OhUK3Hin
「ねぇ、横になってもいいかな?」
「はい」
 2人は重なるようにソファーに横たわる。フレーネはイライザの重みを全身で感じた。
「幸せ・・・」
 イライザは薄紫の髪に指を通しながら言葉を続ける。
「フレーネの胸の中にいられるなんて夢みたい。これが夢だったら・・・醒めないでほしいな」
「・・・夢じゃ、ない、ですよ。身体の温もりや胸の鼓動、それに指の優しさは夢では感じることができないですから」
 胸元にあるイライザの頭を撫でながらフレーネは言葉を返した。
「うん・・・」
 イライザは同意とも吐息とも判別のつかない声を漏らしただけだった。
 その後、ことばを交わさないけれど、お互いの身体を指で愛撫し合うことで2人は心を交わせる。
 海の上でゆらゆらと揺られているような気持ち良さに、イライザは少しずつ眠りへと落ちてゆきそうだった。
「イライザさん」
「んー?」
「アップルパイ、ありがとうございました」
「ん・・・」
「今度は、2人で一緒に作りましょうね」
「うん・・・」
 イライザの腕の力が抜けてソファーからだらりと垂れ下がる。
 そして、寝息を立ててついに眠りへと落ちていった。
 イライザの髪に指先を通して何度も優しく梳いた後、腕をイライザの背に回す。
(素敵な夢が・・・見られるといいですね)
 愛しいひとを包みこみながらフレーネもイライザを追うように瞼を閉ざして眠りについた。
554名無しさん@ピンキー:04/06/08 15:35 ID:OhUK3Hin
>>549-543
今回はここでひと区切りです。
ここまではエロ無しでしたが、次回にはエロに入ります。

回避・特殊の件ですが、>>548みたいなことを書くことで苦手な人に回避して住み分け出来るならそれでいいです。
流石に前書きで注意を入れたのに後から苦情を書かれる、もしくは「貴方の書いたモノ全部スルーしたいからコテハン名乗れ・トリップ付けろ」と言われる、
となると投稿するのをやめるでしょうけどね。
555名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:32 ID:INOBbTIi
GJ。エロ無しだけど、添い寝でも十分萌えました。
556名無しさん@ピンキー:04/06/11 18:59 ID:5MFQmAvL
>554
乙。続きも楽しみにしているよ(;´Д`)ハァハァ
557名無しさん@ピンキー :04/06/15 14:39 ID:2Plths+M
保守
558名無しさん@ピンキー:04/06/17 15:08 ID:lDKwpC3K
保守age
559名無しさん@ピンキー:04/06/18 09:02 ID:hXZq2brZ
レオナタンに主人公が性教育するスチュ…。読みたいけどダメかな?在り来たりすぎるか?
560名無しさん@ピンキー:04/06/19 01:42 ID:gf87EqFq
一人前のフィロとして、ご主人様にご奉仕するレオニャたん(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
561名無しさん@ピンキー:04/06/19 19:23 ID:RgYG43HS
名前欄を「望郷のお礼に」として>>553の続き(イライザ×フレーネ)を投稿します。
562望郷のお礼に:04/06/19 19:24 ID:RgYG43HS
「・・・う・・・ん」
 小一時間ほど過ぎたころ、心地よい眠りからイライザが目を覚ました。
 フレーネの胸に埋めていた頭をゆっくりと上げて彼女を見ると、まだ眠っているようだった。
 フレーネの微かに聞こえる息遣いと愛らしい笑顔はイライザの心に潜んでいた衝動を呼び覚ます。もっとフレーネに触れていたい―――イライザはその衝動を抑えることができず、フレーネの襟元から服の中へ少しずつ指を差し入れていった。
 その刹那、イライザの手首がぐっと掴まれた。一瞬何が起こったのかわからなかったが、気がついた時にはフレーネがイライザをじっと見ていた。
 寝ているフレーネを手にかけようとした後ろめたさで、イライザはフレーネの瞳をまともに見ることができず、顔を横にそむけた。
「起きて・・・いたの?」
 フレーネの瞳を視界から外したままイライザは尋ねた。
「はい。一度、目が覚めていましたけど、目を瞑ってずっと考え事をしていました。・・・想いを伝えたあの日、イライザさんはわたしを受け入れてくれました」
 イライザの手首を掴んでいた手が頬にそっと触れる。
「今度はわたしがイライザさんを受け入れたい―――そう望んでいるけれど、どうしたらいいのか分からなかったんです。・・・だから、すごく嬉しい」
 その言葉に動かされるように、イライザはそむけていた顔をフレーネへと戻して彼女の瞳をじっと見つめた。
 応えるようにフレーネが頷くと、イライザはフレーネに唇を重ねた。
「んっ・・・」
 唇から伝わる温もりが心を優しく包みこむ。
「んんっ・・・んむっ・・・」
 舌が触れ合うたびに、心が昂ぶってゆく。
 他の部分にも触れたいという気持ちが高まり、イライザは唇を離して再び襟元から服の中へ指を入れようとした。
563望郷のお礼に:04/06/19 19:26 ID:RgYG43HS
「待って下さい」
 先ほどと同じように、フレーネはイライザの手首を掴み、それを制した。
「この服・・・身体とぴったり合っていますから」
 そう言いながら、両腕についている白いリング状の留め金をぱちりと外した。
 そして、服の袖を摘んでぱたぱたと動かすと袖口から服の中に空気が入ってゆく。
「こうやって空気を少し入れてからでないと脱げないんです」
 イライザがフレーネの胸元を見ると、今までまで身体と密着していた服が、空気が入ったことで少し余裕ができていた。
「さっき、服の中に指を入れようと苦労していたみたいですけど」
 強引に指を入れようとしたのがばれていたのが恥ずかしくて、イライザの顔が真っ赤になった。それを忘れたくて首をぶんぶんと左右に振る。
「今は楽に指が入りますから・・・」
 その言葉を聞き、今度はこくんと首を縦に振った。
 三度目の正直。イライザが襟元に十指を潜りこませて服を下ろすとついにフレーネの肩が露わになった。
 イライザの目に映るその身体はあまりにも綺麗で、ちょっとした衝撃で壊れてしまいそうに思えた。
 白い花を手折ってしまわないようにフレーネの両肩に手のひらをそっと触れてから、首から肩へと続いている、白くてなめらかな曲線を撫でてゆく。
「あ・・・」
 フレーネは思わず甘い声を上げる。
 手を肩に添え、イライザは唇を鎖骨へと降ろす。
 溶けてしまいそうなほどの白い肌を支えるように緩やかなカーブを描く一対の柱の上を、優しく両肩の間を往復させていった。
 幾度か往復を繰り返したとき、ちょうど鎖骨上の中間地点でイライザは唇を少し離し、フレーネにふうっと息を吹きかけた。
「はぁ・・・っ」
 それに応えるように声を上げながら、フレーネの身体はわずかに震えた。
564望郷のお礼に:04/06/19 19:26 ID:RgYG43HS
 イライザはフレーネの胸が現れるぐらいにまで服を下げると、フレーネの腕は服によって拘束されてしまう形になってしまった。
 腕の自由が利かなくなっているフレーネにこのままコトを続けることは躊躇われ、イライザは声を掛けた。
「腕、抜ける?袖を押さえてあげるから」
 イライザが袖を摘むとフレーネは服の中から腕を引き出した。
「ありがとうございます。ちょっと気になっていましたから」
 フレーネが束縛の解けた腕をイライザの後ろへとまわすと、イライザは顔をフレーネの胸に埋めた。
 服の上から埋めたときよりもフレーネの柔らかさと温もりと鼓動が伝わってくる。
 埋めたイライザの顔が動くたびに、彼女の前髪がフレーネの胸をくすぐる。
「くすぐったい・・・です」
「ごめんね。じゃぁ、動かないように抱いてくれる?」
 イライザが息苦しくならないように顔を横に向けると、フレーネはイライザの頭が動かないようにぎゅっと抱き締めた。
 イライザはフレーネの温もりに包まれたまま、鼓動に耳を澄ませていると、さっきよりも鼓動の間隔が短くなっていた。
「すごくどきどきしているのは、私が貴方に触れたから?」
「はい。肌でイライザさんを感じているから・・・」
「ふふっ、ありがと」
 目の前にあるふくらみの頂点を指で弾いた。
「あんっ」
 フレーネは可愛い悲鳴を上げる。
 フレーネの腕の力が抜けるとイライザは頭を少しずらし、頂点のまわりに唇を這わせていった。
「あ・・・はぁっ・・・」
 唇を押し当てると、自分よりもほんの少し大きなふくらみはやわらかな感触とどきどきと鳴る鼓動をイライザに伝えてくる。
 そして、イライザが乳房の蕾を唇で軽く挟むと、フレーネは目を閉じてすがり付くように腕に力をこめて再びイライザを抱き締めた。
565望郷のお礼に:04/06/19 19:27 ID:RgYG43HS
 イライザはさらに口を開いて蕾とふくらみの一部を口に含む。
 時折舌で撫でながら、イライザはフレーネの蕾に赤ちゃんのように何度も吸い付いていた。
「んんっ・・・はぁ・・・んっ・・・」
 イライザに愛でられることで硬くなった蕾は、吸われるたびにイライザを敏感に感じとり、フレーネの神経に甘い疼きを伝える。
 その疼きを受け続けるうちに腕の力が次第に緩んでゆく。
 イライザを包みこんでいるのは自分のはずなのにフレーネは自分がイライザに包まれているような感覚になっていった。
 口に含まれていた蕾がふたたび外気に晒される。
 イライザが乳房から口を離して顔を上げ、フレーネの服を少し下ろす。
 露わになった脇腹の上でイライザの指がゆっくりと軌跡を描く。その軌跡は服に辿りつき、指が服に掛かってもなお軌跡を描き続けようとしていた。
「全部・・・一気に脱がせて・・・いいです」
 フレーネの言葉にイライザは両腿のプロテクターを外してから、服をずるずると下ろす。膝のあたりまで脱がせてゆくと、腹から腿まで全てイライザのもとに晒された。もちろんフレーネの大切な場所も。
 しかし、そこにあるはずだと思っていたものがないことにイライザはふと気付いた。
「あの・・・フレーネ。貴方、下着はつけていないの?」
「え?ええ。この服は直に着るようにできていますから」
「じゃぁ、この服じゃないときは?」
「寝るときは部屋にあったバスタオルやバスローブに包まっているか、裸で寝ていますから・・・着けたことってほとんどないです」
「着けた方が良いわ。だって、女の子のいちばん大切なところを可愛く守るものだからね」
566望郷のお礼に:04/06/19 19:28 ID:RgYG43HS
そう言うとイライザはフレーネの花びらにそっと唇をつけた。
「はぁっ・・・」
 その接吻に甘い吐息を零すフレーネ。
 イライザは花びらのまわりに既に溢れている蜜を丁寧に口に含んでから、ふたたび花びらに口をつけて、中から溢れ出る蜜を吸いとってゆく。
「やっ・・・はぁ・・・ん・・・んっ」
 イライザが蜜を吸う音が火照ったフレーネの身体をますます焚き付け、イライザに求められるがまま蜜はとろとろと湧き出てくる。
「あっ・・・うぅ・・・」
 その蜜を吸われるたびに、花弁の中に隠れている芯も一緒に吸いこまれるようになびいていた。
「ああっ」
 イライザが花弁の中に舌を差し入れてその芯に触れた。これまでとは違う強い刺激がフレーネに伝わってくる。
「ふ・・・あぁ・・・」
 少し強張っていた入っていたフレーネの身体は、舌による花芯への愛撫が続くにつれて少しずつ力が抜け、今ではイライザの愛撫を素直に受け入れていた。
「ねぇ、フレーネ」
 花芯への愛撫をやめてイライザが話しかける。
「指・・・入れて、いい?」
 フレーネが首を縦に振ったのを見て、イライザは指をいったん自分の口に入れて唾液を纏わせてからフレーネの脚の付け根の溝にあてがった。 
 ここまでは前に自分にしてくれたことと同じ。自分のなかにも指を入れたことがないのに、ましてやフレーネのなかに指を入れるのが少し怖かった。
「握っていてあげる。怖くなったら、握り返して」
 イライザの言葉にフレーネは片手を差し出す。差し出された手をイライザはそっと握った。
 これも前にしてもらったこと。だけど、今回は指を入れられるフレーネよりも指を入れるイライザの方が手を繋ぐ事を求めていた。
567望郷のお礼に:04/06/19 19:29 ID:RgYG43HS
 イライザはフレーネのなかに指を進めてゆく。
「大丈夫?」
 少し進めるごとに一旦止めてフレーネの表情を見る。
「大丈夫です」
 返事を聞いてイライザは指をふたたび進めていった。
 指が軽く締められることがあったもののイライザが思っていたほど怖くなく、すんなりとフレーネの中に指が入る。
「温かい・・・。フレーネの中が指から伝わってくるの」
「わたしもイライザさんの指が入っているの、わかります。こうしてイライザさんをわたしの中で感じることが出来るなんて」
「ふふっ、私も思ってなかったわよ」
 イライザの指先がフレーネの奥の扉に触れた。
「これが、純潔の証?」
「ええ。ところで、イライザさん」
「なぁに?」
「この前のこと、覚えていますか?わたしに・・・くれるって、言っていましたよね?」
「ええ」
「わたしも・・・イライザさんに貰ってほしいです」
 そう言うとフレーネはイライザの手をぎゅっと握った。
「ありがとう。だけどね、今はいいの」
 フレーネの中からイライザの指がゆっくりと引き抜かれる。
 純潔の証をくれるって言ってくれたことは嬉しかった。だけど、今は身体の温もりが欲しい。
「おいで、フレーネ」
 繋いだ手をイライザがぐいっと引き寄せると、それにつられてフレーネは身体を起こす。
568望郷のお礼に:04/06/19 19:29 ID:RgYG43HS
 イライザは一度フレーネを正面からぎゅっと抱き、今度はフレーネに身体の向きを変えてもらって背中からぎゅっと抱き締めた。 
「温かい。ううん、ちょっと熱いかな」
 頬をぴたりとフレーネの頬にくっつけるイライザ。
「さっきよりもどきどきしているわね」
 右手でフレーネの左胸を覆い、鼓動を感じる。
「イライザさんがわたしに・・・してくれたから」
 フレーネは言葉を返しながらイライザの左手を掴んで脚の付け根のやわらかな扉へと導いた。
「ここにも・・・もっと、イライザさんを感じさせてください」
 イライザは頷いて入口にある芯に触れる。
「はぁ・・・」
 フレーネは熱くて甘い吐息を零す。
 芯がゆっくりとイライザの指で転がされる。
「んっ・・・ふぅっ・・・あ・・・あっ」
 手のひらで覆われていた乳房のふくらみも五指で撫でられる。
 イライザの指の優しいリズムに応えるように身体から蜜が溢れ出る。
「や・・・ああ・・・はぁ・・・」
 イライザに触れるフレーネの頬は少しずつ熱くなり、胸の鼓動も早くなる。
「イライザ・・・さん。わたし・・・あぁっ」
 身も心もこのまま溶けてしまいそうな感覚に意識は朦朧としかけていた。
「愛し、て・・・んんっ・・・あああぁっ!」
 イライザに抱かれたまま身体を震わせてフレーネは果てた。
「私も、愛しているわ」
 左手で熱い飛沫を、右手で胸の鼓動を感じながらイライザはフレーネの耳元で囁いた。
569望郷のお礼に:04/06/19 19:32 ID:RgYG43HS
「それにしても・・・不思議ね」
 呼吸を荒げてぐったりとしているフレーネをいたわるように包みながらイライザは呟いた。
「ん・・・」
 フレーネが身体の昂ぶりを落ちつかせて意識を戻したようだ。
「嬉しかったです。・・・イライザさんにしてもらえて」 
「ううん。してもらったのは私の方かな。私がしたはずなのに、貴方が私にしてくれているみたいな気持ちになるの」
 アップルパイを食べてもらった時も、こうやって抱いている時も。
「それが満たされるってことでしょうか?」
「わからないけど、たぶんそうなのかな。・・・でも、貴方が私にしてくれた時に私が同じように気持ちを返しているか、ちょっと不安だわ」
「大丈夫です。ちゃんと伝わってきていますよ」
 そう言うとフレーネは身体の向きをかえてイライザを抱き返した。
「温もり、鼓動、もちろん気持ちも」  
 そう言ってくれるけどやっぱり自信がない。
 安っぽいかもしれないけど、不安な時にはちゃんと言葉と行動で示すと良いのかしら?こんな風に―――
「愛しているわ」
 そのことばと共にイライザはフレーネに唇を重ねた。
(Fin)
570名無しさん@ピンキー:04/06/19 19:34 ID:RgYG43HS
>>562-569
以上で「望郷のお礼に」は完結です。
前回投稿時から間が少し空いてしまってすみませんでした。
571名無しさん@ピンキー:04/06/20 00:52 ID:tQC3NU7k
>>559
読みたいと思ったら、覚悟を決めて、書いてみるベシ!!
…投稿した作品に触発されて、このスレの常連サンもレオニャ物を色々と書いてくれるかも知れないだろ!?
てか、そのシチュ俺的にも、かなりツボ…。読みてぇ…。

>>562-569
GJ!!
572名無しさん@ピンキー:04/06/23 02:07 ID:oaRcxleW
ほしゅさげー。
レオニャも良いけどウェイン以外の女体も見たい・・・。
573名無しさん@ピンキー:04/06/23 04:57 ID:qLuQxmL3
じゃ、小ネタの女体化マックス×ウェイン

前回(んなもんあるかい)までのあらすじ:
ウェインに付き合って入ったある遺跡で、異性体化の呪いを受けたマックス。
男とエチーしないと(男体化の場合はどうするんだ)呪いは解けないらしい。
果たして、無事マックスは男に戻れるのか

「…というわけで、協力してもらうよウェイン」
「って、ちょっと待てマックス!!なんでいきなりのし掛かる…!むっ胸があたるからっ…」
「そんなに遠慮しなくても、触るなり揉むなり舐めるなり、君の好きなようにしていいよ。
…なんなら、一度これでイカセてあげようか?」
「〜〜〜〜!!!!」
「大丈夫、やり方は心得ているからね。君は僕の言う通りにすればいい。
…それとも、協力してくれないのかい?」
「……い、いやその…はぁっ!!…こ、心の準備が…って、そんなとこに指を…っつ!!」
「ふーん…花街の姐さん達の言ったとおりなんだね…。こんなに元気になって…。」
「ぅわあぁぁぁぁぁぁっ!!


お目汚しスマソm(_ _)m
574名無しさん@ピンキー:04/06/23 15:22 ID:oaRcxleW
>>573
ワラタ!
女体化が相手でも受なウェインに萌えvv
>むっ胸があたるからっ…
この台詞が可愛いvvvv萌えをありがとう!!!!
575名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:04 ID:5/FxIf/W
女体化マックス…萌えの新境地に目覚めるね。
元がフケg(ry
なので大人っぽくて、ぱよんぱよんの18歳キボンヌ。
576名無しさん@ピンキー:04/06/24 03:54 ID:95CVcfNC
女体化ハンスもカワ(・∀・)イイ!!…と思ってしまった漏れ…。
ゴーグル&短パン&生足(*´Д`)ハァハァ

しかし、攻めがウェインだと、何故かシャロとのバトロワになりそうだ。
577名無しさん@ピンキー:04/06/24 17:02 ID:qmKgaUwr
そこでシャロ×女体化ハンスをプッシュ
傭兵ルートの「馬鹿な子ね!」発言には萌えたものだ…
578名無しさん@ピンキー:04/06/24 18:08 ID:/NpCIEjo
シャロ×女体ハンス萌え!
ハンスが女体でなくてもシャロ×ハンス萌え・・・。
579名無しさん@ピンキー:04/06/24 22:02 ID:95CVcfNC
ハンス受?
580名無しさん@ピンキー:04/06/24 22:43 ID:w0LzK+us
ハンスが女体でなくてもシャロが主導権持ってるんだろうなぁ。
581名無しさん@ピンキー:04/06/24 23:56 ID:95CVcfNC
結局、2の女性キャラで、受要員はアリエータだけか?
582名無しさん@ピンキー:04/06/25 04:16 ID:CwqhGUEQ
リビエラもシャロも気の強い女の子だしね。
それはそうと受要員アリエータたん(;´Д`)ハァハァ
583名無しさん@ピンキー:04/06/25 19:46 ID:pcnzVt3/
でもシャロは受じゃないか?イベント見る限り。
少し弄ればすぐ…なぁ。
584名無しさん@ピンキー:04/06/26 01:14 ID:IQB33Dn/
>>583
シャロ×ウェインにまで萌えたシャロ攻マンセーでスマソ…。

アリエータたんは受ダロ!
585名無しさん@ピンキー:04/06/26 03:48 ID:Gk9ua1oQ
ライバル意識→憧れ、というより、むしろ途中から
「隊長は私が守るのよっ!!」
と言わんばかりの気合いが、シャロから滲み出てたな。

ウェインが攻めになれるのは……アリエータとハンスと他は…教えてエロい人。
586名無しさん@ピンキー:04/06/26 12:18 ID:IQB33Dn/
エロい人参上。
ウェインは俺的に総受希望により攻になれるのは
アリエータたんとハンス相手だけで十分。
腐っててスマソ…。
つかもともと2には攻が多い希ガス。
587名無しさん@ピンキー:04/06/26 14:31 ID:Q0MW3s1I
萎える人参上。
2はウェイン受けが主流っぽいが、3はスレイン攻めが似合うと思う。
588名無しさん@ピンキー:04/06/27 01:44 ID:51PdezAA
>>587
確かに3は攻キャラが少ないな
589229:04/06/28 00:22 ID:B2R327Px
バーバラたんは攻だと思うに一票( ゚д゚)ノシ

ついでに小話でも投下。ティピの覗き+自慰モノです。
カーマインが相手のような違うような。あと小さいサイズなので特殊かも。
そんなにエロくはないです。ご注意を。
590慰めティピ 01/10:04/06/28 00:23 ID:B2R327Px
草木も眠る丑三つ時。辺りは静まり、木の葉が風にざわめく音だけが響いていた。
今日はもう野宿だな、と言ったのは義手義眼の戦士だったか。夜も更け街も遠い。魔法を使う気力も残って
おらず、年長者である彼の意見に反発する者は居なかった。
火を焚き、交代で番をしながら、少しずつ仮眠を取る。
金銀妖瞳の少年は、最初に見張りについた妹を早々に自分と交代させ、炎の前へ座りこんだ。木の枝を放り
込んでは爆ぜるのをぼうっと眺める。長い間それを繰り返すのを、彼の肩の上で小さなホムンクルスは退屈そう
に見ていた。
暫くは欠伸を噛み殺して少年の話し相手をしていた彼女だったが、どうにも瞼の重さには勝てなかった。少年の
通る声が心地良く耳元に響く。ああ、コイツの声って小さいし低いし、妙に眠気を誘うのよねぇ、と思っていると、
意識が遠のいていった。
「……ティピ?」
何度呼び掛けても返事が無いので、少年は肩の上のホムンクルスを見返った。
小さな少女は彼の首筋に頭を凭れさせ、長い睫毛を閉じすうすうと可愛らしく寝息を立てていた。


暫く後―――。
冷たい空気にぶるりと震え、思わずティピは目を覚ました。
いつの間にか掛けられていた布が腰までずれ落ちている。寝相の良くない自分に軽く息をつき、ハンカチと
思われる白いそれを手繰り寄せた。
さあまた寝直そう、と寝返りを打ちかけ、ぼんやりと思い出す。そういえばこの清潔そうな布は少年の所有して
いたものに似ている。彼が被せてくれたのだろうか。
彼は、どうしたのだろう。
自分の周辺を軽く見回しても、眠っている仲間達の中に少年の姿は無かった。まだ火の番をしているのかと
思い炎の照る方を振り返れば、長い金髪と薪をくべる義手が見えた。見張りはウォレスに代わっているらしい。
591慰めティピ 02/10:04/06/28 00:23 ID:B2R327Px
眠気を払うように頭を振り、ハンカチを折りたたんでその場に置くと、はたりはたりと半透明の羽を動かして火の
側まで飛んだ。それに気づいたウォレスが此方を仰ぐ。ティピは彼の目線に合わせるため高度を落とした。
「どうした」
「ウォレスさん、カーマイン、何処に行ったか知らない?」
「カーマイン?」
左手を顎に添え、ウォレスは少し間を置く。
「寝つけないからその辺をぶらぶらしてくる、とか言っていたな。そんなに遠くには行っていねぇと思うが…そう
いや帰りが遅いな」
「その辺、って?」
「さあ、そっちの林の方へ歩いていったように見えたがな」
彼は硬質な右手を木々の茂る奥まった方へ向けた。疎らな木の隙間から月光がほのかに照る道が続く。
暗闇に包まれた道の行方が気になり、ティピはとん、とウォレスの腕をついて勢い良く羽をはためかせた。
「アタシ、探してくる」
「あ、おい!」
言うが早いか、くるりと方向を変え、小さなホムンクルスは飛び立った。ウォレスは呼び止めようと立ち上がり
かけたが、あっと言う間に暗闇の中へ姿を見失った。
上げた腰をもう一度下ろし、ウォレスは溜息を吐いた。もう暫くして二人共帰って来なけりゃ探しに行くか、と
枝を割りながら考えた。


もしかしたら面倒なことに巻き込まれていたりして、などと不穏なことを思いつつ、ティピは林を散策していた。
少年は何らかのトラブルが起きる度、その中心に近い位置に居ることが多かった。また、原因であることも
しばしばある。そして彼は世間知らずだ。自分がしっかりし、守ってやらなきゃ、と思うのだ。
―――あいつは、アタシが居なきゃダメなんだから。
592慰めティピ 03/10:04/06/28 00:24 ID:B2R327Px
ティピがそう、ぎゅっと拳を握り締めた。あいつって本当、人を心配させるのが得意だ。
全く、苛々する。
自分は少年が傍に居ないだけでこんなにも不安になるのに―――。
そんなもやもやする思いを振り払うように強く羽をはばたかせた。
そうして林の中を飛んでいると、十数本の木を通り過ぎたところで、少し開けた草むらに出た。入口からそう
離れてはいない所でそこは広がっていた。
そして。
―――見覚えのある黒髪が、月明かりのその下で光っていた。
「…!」
不意に見つけられた人影に、ティピは桃色の瞳を瞬かせる。
視線の先では、整った造りの横顔が何処か遠くを見ていた。片膝を抱え、木を背に彼のシルエットは座って
いた。
意外なほど早くに、障害も無く見つかり、少年が無事だったことに小さく安堵する。そして、ぱたぱたと羽音を
響かせ、ティピは彼に近づいた。
人間の歩幅にしてあと四、五歩くらいの距離というところで、漸くカーマインが彼女の存在に気がついたらしく
金銀の色違いの目を此方に向けた。小さなホムンクルスを確認すると、今度は彼が驚いたように瞬きをして
みせた。
「…ティピ」
「アンタ!こんな所で何やって……」
駆け寄り、ティピがきゃんきゃんと甲高い怒り声を上げようとする。
―――と、カーマインは素早い動きで、何故か小さな身体を自分の手の中へ掴み入れた。
「っんぐぅ!」
御丁寧に親指をティピの口元にあてがえて声を出させないようにする。いきなりの苦しさに訳も解らず、むぐむぐ
と抗議らしきものを叫ぼうとしている彼女に、カーマインが息を潜めてそっと囁いた。
593慰めティピ 04/10:04/06/28 00:25 ID:B2R327Px
「静かに」
顔が、近い。見慣れているし今更珍しくもないと思っていたそれだが、月光に照らされたこの場所で、こうも至近
距離にあれば、その美しい面立ちに嫌でも胸が高鳴ってしまう。
どくどくと鼓動に気を取られ、惚けてカーマインに見入っていると、不意に手の力が弱まった。片手で緩くティピ
を包み、もう一方の手は自分の口元に運ぶ。
そして見せつけるように、しぃ、と人差し指を唇へ立ててみせた。
「……静かにするな?」
子供に言い聞かせるような柔らかい囁きに、普段なら腹を立てるところだったが、この時ばかりはティピも大人
しく頷いてみせた。
こくりと頭が縦に振られると、カーマインも表情を和らげ手のひらを開いた。ふわ、と小さな身体が彼の膝上に
下ろされる。
カーマインがティピの顔を窺うよう覗き込んだ。が、機嫌を悪くしたらしい彼女は、向かい合った顔をぷいと背け
てしまった。
「…アンタ、こんなところで何してたの」
そのまま、つっけんどんな態度で問う。心配してたんだから、とも付け足した。じろりと横目に少年を睨むと、彼
は少し困ったように笑んでみせた。
カーマインは黙ったまま、答える代わりにヘテロクロミアの瞳を細め、目線を草むらの奥へ流した。
釣られてティピも其方へ振り向く。
「……」
―――茂みの先には、一組の男女が居た。
林の奥地にひっそりと、軽鎧に身を包み腰に剣を携えている戦士らしき男と、長いローブを纏う髪の長い魔術師
らしい女。
暗がりではっきりとは見えないが、二人の距離はやたらと近い。
そう思いよく見てみれば、何故か戦士が魔術師の衣服に付いた装飾品に手を掛けている最中だった。
594慰めティピ 05/10:04/06/28 00:25 ID:B2R327Px
もう少し観察すると、留め具やら何やらを外してローブを捲り、女の下着を脱がそうとしている。
いや、もう既に大方は脱がされ、ローブの下は殆どまともに布地を身につけていなかった。
剥き出しの皮膚の上に男の手が置かれる。魔術師は艶めいた喘ぎを一つ上げると背を反らせていた。
これは、もしかしなくても―――。
ティピが暫し呆然とし、そしてみるみると顔を赤らめる後ろで、少年はいつものような淡々とした調子で口を開い
た。
「その辺りでぼうっとしていたら、さっき彼等が来たんだ」
桃色の瞳を瞠らせ、思わずその光景を凝視する彼女に、そっと耳打つ。カーマインは声を潜めて続けた。
「場所を移しても良かったんだけど、物音が立ちそうでさ」
「…う、ん」
「邪魔をするのも悪いと思ってね」
「………」
「ま、こういうのも社会勉強になるし、いいかなと」
「……アンタ」
覗きしてたんでしょ、と彼女も努めて小さく問い掛けた。すると、彼は肩を竦め苦笑いをしてみせる。
「っ、何やってんのよ!」
ティピが再びつぶらな目を見開いて、怒りに声を張り上げた。
「そんなこと許さないからね、さっさと帰……ぅぐぐぐ」
「だから、黙っていろ、って」
先程と全く同じ遣り取りを繰り返し、音を立てないよう注意しながらもばたばたと慌ただしく揉める。
が、女の悩ましい声が一際大きく耳に届くと、それに気づいた二人は、思わず息を呑み動きを止めた。
そのままゆっくり其方に視線を移す。
騒がしい二人を差し置いて、すぐ側での行為は次第に深いものとなっていた。
595慰めティピ 06/10:04/06/28 00:26 ID:B2R327Px
初めは半裸の女の肌に触れるだけだった男の手が、彼女の足の隙間に潜り込み上下に動かされる。その度に
ぬちゅりとくぐもった水音が響くのは気の所為ではなかった。
その間も、夜目にも白い乳房を揉みしだいたり先端に噛みついたり、忙しく愛撫は繰り返されていた。幾度か
それを続けた後、男は小声で何事かを女に囁いた。
聞くと女は、男の鎧になよやかな指を掛けた。剣を腰に留めさせていた革帯のバックルも外す。
がしゃん、と音を立て、鎧が剣が脇に落とされた。彼の身体を覆う硬質が無くなると、男は女を強く抱き締める。
そして男がまた何かを呟いた。女が頷いているように見えた。
彼女の腰が屈強な手によって持ち上げられる。男はローブをずらし、白い太腿の間に自分の身体を収めた。
「…あっ」
二人の接触に、魔術師の女ではなく、小さなホムンクルスの声が上がった。思わずに出てしまっただろうそれ
を、再びカーマインが指で塞ぐ。んぅ、と息を詰まらせ、ティピは恨みがましげに彼を上目で見た。カーマインは
知らぬ振りをして男女の絡みに目をやった。
程無くしてそこから、ぱしん、ぱしん、と肌のぶつかりあう音が生まれ出した。
何時の間にか魔術師のローブは腹部までずり上がり、女の白い臀部や太腿、秘められた箇所までに月光に
さらけ出されていた。
そして愛液を垂らしじゅくりと熟れるそこには、猛った肉棒が突き立てられていた。遠目にも赤黒く暴力的な男の
自身に、ティピが思わず目を背ける。
カーマインはそれまで忙しない交わりを表情一つ変えずじっと見ていたが、彼女のその様に隣を見返った。
小さな少女は目元をぱあっと染め、恥ずかしそうに顔を横向けていた。かと思えば、女の喘ぎ声が上がる度、
びくりとなりながらも其方を見遣ろうとする。
金銀の目は少しの間落ち着きの無いホムンクルスを見つめていたが、そのうちにふい、と二人の睦み合いに
その目線を戻した。眉根が僅かに寄せられる。彼の頬もほんのりと赤く色づいていた。
「……」
愛してる、愛している。小さく囁きあっている声が聞こえた。
596慰めティピ 07/10:04/06/28 00:27 ID:B2R327Px
名を呼び、そして愛を謳う。生を確認しあい、互いを慈しみ命を育む行為。
―――時間は過ぎ、そんな男女の情動にも終わりが訪れる。
数度目かに引き抜いた男の肉棒がびくつき、白く濁った液体をどくどくと吐き出す。それが女の尻や脚を汚して
いくのを、カーマインとティピは目を離さずに見ていた。


少しの間を置いて。
件の男女が余韻を残し立ち去った後も、二人は暫く黙り込んでいた。
どこか、何とはなく、どうしてか、気まずい沈黙が続く。それに焦れて、ティピが何か声を掛けようとカーマインに
向き直った。
―――が、そこで彼は、おもむろに立ち上がった。
そのまま何故か、ティピを見返ることなく歩を進めようとするカーマインに、彼女は慌てて背の羽を動かす。
と、引き止めるべく彼の指をぐいと引っ張った。
「ちょっと、何処に行くのよ!」
「…少し独りになりたいんだ」
漸く足を止め、だが彼女を振り返ることはしないで、溜息混じりに彼は言う。ティピはその真意が掴めずに首を
傾げた。
「独りにって、皆が心配するじゃない。…一緒に戻ろうよ」
指を掴んだまま揺する。心配そうに上目を使うティピに、カーマインはもう一つだけ息を吐くと、やっと彼女へ
ゆっくりと顔を向けた。
「……抜いてくる、って、はっきり言わせたいのか?」
そうして。
いつもの静かな調子で彼は苦笑した。
―――抜く、って。
597慰めティピ 08/10:04/06/28 00:27 ID:B2R327Px
ぽかんと呆けた顔でカーマインを仰いでいたティピだったが、暫くして意味を飲み込めたのか頬を真っ赤に染め
た。
目尻を思い切り吊り上げて、地面に落ちていた楊枝大の小枝に手をやる。
そして―――。
「サイッテー、この、バカ!」
勢いをつけ、それをぶん、と彼に狙いを定め振り投げる。
カーマインは小枝をひょいと避けると、小さく笑い声を上げて夜の闇へ消えていった。


少年と別れた後、ティピは仲間の元に向かった。
相変わらずウォレスが火の番をしていたので、カーマインはもう少し帰らないことを伝えた。彼はそうか、と一言
だけ口にすると、深くは追求しなかった。
それから先程まで眠っていた場所に戻った。
少年の白いハンカチはそのまま置かれていた。
近づいて、布の端を持ち上げる。そっと頬を押し当ててみた。仄かな匂いが鼻に届く。少年の肩に乗っている時
に嗅ぎ慣れた、彼のにおい。
―――ああ。
最低なのはアタシの方だ。
思い返されるのは、先刻の映像。記憶のビジョンは生々しく、男と女の絡みを映し出していた。
ティピはごろりと地面に転がり、自分のショートパンツへ手を遣った。
下着の中で絡みつく恥毛はもうしっとりと濡れている。
指先に纏わりつくねっとりとした水分に一瞬ぴくりと躊躇したが、きつく目を閉じて秘唇に指を差し入れる。
先刻、男が女にしていたように秘所を弄る。
この指が。
598慰めティピ 09/10:04/06/28 00:28 ID:B2R327Px
この指が、彼のものならいいのに。
何故かそう思いながら、浅く突き動かした。
ゆるゆる動かしていると次第に快感が生まれてきた。じんとそこが熱くなり、むず痒さが股間を襲う。ぬるりと
愛液が溢れ出した。気持ちいい。
考えることも身体の構造も、こんなにも人間に近いのに、どうしてアタシはこんなに小さな作りモノなんだろう。
アタシが人間なら。
アタシがあいつと同じ、ヒトだったなら。
同じ大きさだったなら。同じ存在だったなら。
あいつを包んだり、抱き締めたり、あいつに抱かれたり出来る、のに。
「……カー、マイン」
彼も女を抱き身体を重ね、あんな切なげな表情をして、快楽に溺れるのだろうか。
白い布地の端を噛み締める。想像すると、胸が苦しくなって、そこが熱を持って、じわじわと快感が増した。
自分が極めて人間に近い情緒を持って造られたことに、生まれて初めて創造主である美しい宮廷魔術師を
恨めしく思った。
「…んっ……!」
ひどく熱い秘所に指を差し込み、奥へ奥へと掻き回すように動かす。ひくつき絡むところへ何度も引き抜いては
挿送を続けた。
彼女の耳にしか届かないような小さな水音が暫く間くちゅくちゅと響いた後、やがてぴたりと止んで、吐息が
大きく漏れた。
「……はぁ…」
何、考えているんだろう、アタシ。
あんなこと考えて、あいつのことを考えて、こんな。
こんなこと、する、なんて―――。
ハンカチに顔を埋めると、ティピはゆるやかに続けていた呼吸を、そっと殺した。
599慰めティピ 10/10:04/06/28 00:28 ID:B2R327Px
甘く疼くそこには、きっと自分の指以外触れるものはない。
それを思うと、どうにも瞼が熱くなって仕方が無かった。


「………」
少し離れた木の陰ではカーマインが、また背中を木に凭れさせ、ずるりと座り項垂れていた。
金と銀の双眸がぼんやりと上向いて、つい先刻ホムンクルスと別れた場所へ向いている。彼は何度目かの
溜息をつくと、やや乱暴にジーンズの金具へ指を掛けた。
―――唇が、ティピと呼ぶ。そのことを小さな少女は知らない。




                                                               END
600229:04/06/28 00:31 ID:B2R327Px
以上です。今回は短めに失礼しますた。
601名無しさん@ピンキー:04/06/28 23:11 ID:ysmpdlW8
GJ!!
ティピ可愛い
602名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:00 ID:nxhvBRd8
激ナイスでつ( ;´Д`)ハフハフ
続編はあるんでしょうか?
もしあるなら今度は「慰められティピ」という事でひとつ・・・
603名無しさん@ピンキー:04/06/29 01:52 ID:uhbK6s9W
続編きぼん!

あれだ、ティピが大きくなって、ってのじゃ当たり前すぎるからカーマインが小さくなる展開でw
604名無しさん@ピンキー:04/06/29 02:17 ID:0HzzQiO2
むしろ、大きさが違うからこそ出来るアレとかコレとかをキボン
605名無しさん@ピンキー:04/06/30 13:40 ID:eiHQaDgU
ほっしゅ。
アレとかコレとかってなんだよ(w
606名無しさん@ピンキー:04/06/30 15:58 ID:WUKeU7hm
すっげティピ可愛い!
余韻がたまらん。
607名無しさん@ピンキー:04/07/02 14:22 ID:2ZCfnSsg
読んでいくうちにめっちゃ切なくなっていきました。
行為としてはあっさりしているのにそれをエロくさせる内面描写が素敵過ぎです。
608名無しさん@ピンキー:04/07/02 14:31 ID:2ZCfnSsg
1000到達よりも512KB到達が近いのでもうじき次スレへ移行?
とりあえずテンプレっぽいものを↓作ってみた。

前スレ:グローランサーエロパロスレッド
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076050764/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

エロパロ板ガイド
http://hhh111.s4.x-beat.com/

何時の間にか保管庫が移転してたんだね。
609名無しさん@ピンキー:04/07/03 19:58 ID:d2Sx01qd
もう次スレの季節かぁ。
テンプレはそれでいいとしてなんかこう、謳い文句みたいのもほしいね。

新スレ立てて、容量に余裕を持って、
そして職人の皆さんもっともっと投下プリーズ(;´Д`)ハァハァ
610名無しさん@ピンキー:04/07/03 21:11 ID:wuxdKmnk
なあ…
ラングリッサーの扱いはどうするよ
スレタイにもテンプレにもはっきりと明記するか
それとも、完全に住み分ける?
611名無しさん@ピンキー:04/07/03 22:05 ID:S6hM2Q7a
>>609
パッケージの文章や本編の台詞を上手く改変した謳い文句きぼん、と言ってみる。
真っ先に浮かんだのがレイチェルの「満足した?」だったorz

>>610
書き手も読み手もかなり被るから一緒でいいんじゃないかな?
探しやすいように両方スレタイに入れて「グローランサーとラングリッサーのエロパロスレ」とか。
612名無しさん@ピンキー:04/07/04 02:09 ID:1se0vMpi
ラング書いてる人ほとんどいないがスレタイには入れときゃいいんじゃないか?
613名無しさん@ピンキー:04/07/04 19:42 ID:A2lO7zJs
スレタイ作ったことはないが、こんなのか?

【エロチックが】グロラン・ラングでエロパロ2【止まらない】
614名無しさん@ピンキー:04/07/04 22:51 ID:cOnz77k0
>>613
(・∀・)イイ!!
615名無しさん@ピンキー:04/07/06 19:52 ID:1SciCkgB
ラングのSS書いている人は別スレにいるワナ
616名無しさん@ピンキー:04/07/06 23:08 ID:Y139k+uc
>>615
俺、ラングのSSってかなり特殊な嗜好のスレでしか見たことないんだが。

そういうのじゃなくて普通のエロパロ?
617名無しさん@ピンキー:04/07/07 09:38 ID:4vBJXYk0
まあ、ちゃんとした受け皿としてこのスレを使って貰うのもいいんでは?
塚、むしろ個人的にはラングщ(゜∀゜щ)カモーン

一応、制限事項も付ける?
801は専用板へはまあ基本として、
801要素ありの男女もの・グロ・残虐・女体化・リョジョーク・百合のような人を選ぶ要素はNGワード推奨
万が一NGワードなしで投下されてしまった場合、記憶を抹消してスルーでどだ?
今はわりとなんでもありな状態だし、この状態が続いてほしいからな。
618名無しさん@ピンキー:04/07/07 11:31 ID:dgybhpj5
そんな感じでいいと思う。
619名無しさん@ピンキー:04/07/07 13:02 ID:rjN4VlzV

【エロチックが】グロラン・ラングでエロパロ2【止まらない】

--------------------------------------------------

グローランサー&ラングリッサーの総合エロパロスレッドです。
sage推奨。わりとなんでもありでマターリいきましょう。
お約束と過去スレ・関連サイトはこちら↓


・801は専用板へ
・801要素有の男女もの・グロ・残虐・女体化・陵辱・百合のような人を選ぶ要素はNGワード推奨
・万が一NGワード無しで投下されてしまった場合、記憶を抹消してスルー


前スレ:グローランサーエロパロスレッド
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076050764/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

エロパロ板ガイド
http://hhh111.s4.x-beat.com/

--------------------------------------------------




…こんな感じ?
620名無しさん@ピンキー:04/07/07 19:47 ID:4vBJXYk0
荒らし&スルーできない奴は、ティピちゃんキーック!!

も追加しとく?
621名無しさん@ピンキー:04/07/07 20:09 ID:2C4y4zK+
>>620
それは却下したいな
むしろ率先して荒らす
622名無しさん@ピンキー:04/07/07 20:47 ID:b+Epa72I
>>619
グロはさすがに無しのほうが良いのでは?
専用スレもありますし
623名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:23 ID:4vBJXYk0
線引きが難しいな…。そういえば、某コバルト系スレでも、グロ連投で荒れて問題になってたな。

しかし規制しすぎると、かえって荒らしを呼ぶような希ガス…。
624名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:31 ID:MOhmRYhf
じゃあ簡単にグロをカットして

・801要素有の男女もの・女体化・陵辱・百合のような人を選ぶ要素はNGワード推奨

でいいんじゃない?
グロを投下したい奴は要相談ってことで。
625名無しさん@ピンキー:04/07/07 21:40 ID:dgybhpj5
619氏作のテンプレを拝借

【エロチックが】グロラン・ラングでエロパロ2【止まらない】

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グローランサー&ラングリッサーの総合エロパロスレッドです。
sage推奨。わりとなんでもありでマターリいきましょう。
お約束と過去スレ・関連サイトはこちら↓


・801は専用板へ
・801要素有の男女もの・女体化・陵辱・百合のような人を選ぶ要素はNGワード推奨
・万が一NGワード無しで投下されてしまった場合、記憶を抹消してスルー
・グロ・残虐は基本的に禁止。投稿したい香具師は要相談


前スレ:グローランサーエロパロスレッド
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076050764/

2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/

エロパロ板ガイド
http://hhh111.s4.x-beat.com/

626名無しさん@ピンキー:04/07/07 22:10 ID:cz+kLvVl
テンプレはそれで良いと思うけど、香具師→職人or書き手に言い換えた方がいいかも。
627名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:25 ID:XytEYaap
・・・・・・・ダークリとかレムネアとかキラリティーとか…は?
628名無しさん@ピンキー:04/07/07 23:30 ID:FJbr8vLW
それはあきらかにスレ違いなんでは。
629名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:10 ID:uppPjH+0
それではミレニアムは?
と言って見る。
630名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:19 ID:Qq4EYI4h
うるし総合なるスレが昔はあったそうだけど、ダークリとかラグナロックはエロパロ書く意味があるのだろうか?

>>629
それはいったい何の事でしょう?・・・といいたいけど、一応ラングの名が付いているんだよね。
631名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:42 ID:9xIXEEtN
ミレニアムはラングとは認めない





とか心の狭いことを言ってみるテスト
632名無しさん@ピンキー:04/07/08 08:31 ID:kAaUzusS
……一体何があった…とミレニアム未プレイの香具師が言ってみるテスト。

投下されたらスルーしとけ。
633名無しさん@ピンキー:04/07/08 17:55 ID:HJlVl0XD
絵師がうるしじゃない&ラングリッサーどこ?
634名無しさん@ピンキー:04/07/08 19:54 ID:kAaUzusS
じゃあ、ロリ絵も乳絵もイ○クラ服絵も筋肉男もなし?

……ホントにラングか?普通のゲームやん…。
635名無しさん@ピンキー:04/07/10 00:51 ID:xpfFhaAW
なんとなくAGEておこう。

今夏のテレかはフレーネ・イライザ・レジーナ・レオナ・ユニあたりかねえ?
636名無しさん@ピンキー:04/07/10 00:53 ID:0yRoUsPx
マギーさんです
637名無しさん@ピンキー:04/07/10 06:40 ID:T6wpFx8K
うるし初心者なんだが
そのテレカの絵柄っていつ頃分かる?
チェキするのはアースワークのHPでオケ?
638名無しさん@ピンキー:04/07/10 15:38 ID:u4cWCQZi
>うるし総合なるスレ
2ch用の検索エンジンで調べたけど半角二次元板のような画像交換なスレばかりだった。
エロパロ板のスレだったけどSSを見かけなかったw

>画像
多分RPG板の本スレでも話題になるからそっちもチェキ。
ただ、エロパロスレで話題にしすぎるとうるし総合スレのようにSSが投下され難くなってdat落ちor板違いになるので程ほどに。
639名無しさん@ピンキー:04/07/12 15:45 ID:ahVF3Xlk
保守。
ランミレのタジとネイはグロラン2のウェインとシャロと同じではないかと言ってみるテスト
640名無しさん@ピンキー:04/07/12 17:38 ID:SIJ8J/DP
他のうるし原作品のエロパロも見たい
ラングリッサーシリーズ
レジェンド・オブ・レムネア(漆黒の翼バルキサス)
キラリティー
プラスチックリトル
ダーククリムゾン
エイドロンシャドー
ファム!ファム!バッカニア
フロントイノセント
いっそグローランサーを抜かしたうるし原智志総合スレを立てるか?それとも他の作品もここに書き込むか。
他の人はどう思う。
641名無しさん@ピンキー:04/07/12 18:10 ID:Y6Iaweq+
別にここで書いてもいいだろ。
642名無しさん@ピンキー:04/07/12 19:50 ID:alzisqy5
>640
【エロチックが】グロラン・ラングでエロパロ2【止まらない】

ラングは次スレでの導入が確定済み。
そしてグロラン、ラングはうるし単体の作品ではないし(うるしというよりはキャリアかと)
ダークリとかフロントとかとはまた違った傾向になるので
書きたいのなら別スレにした方が良いと思うんだけど。
643名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:55 ID:BJz4zKHR
>>642
うむ同意
ただ藻前さんのスレタイも検索性が悪すぎるなあ
644名無しさん@ピンキー:04/07/12 21:29 ID:xWNSBHFu
>>642
同意。
傾向が違うっていうのもあるけど、うるし原作品全てとなると元が元だけに過去のスレのように画像交換・情報交換がメインとなってSSが投下されない可能性が有る。
あと、作品の数や読み手の需要と書き手の供給が違いすぎるからここではラング・グロランに絞った方が良いと思う。

>>643
一応>>613で挙がったものをみんな良しとしてるみたいです。(私もそうだけど)
スレタイは検索性を考えるとこんな感じが良いってこと?他に案があれば誰かお願い。
【エロチックが】グローランサー・ラングリッサーのエロパロ2【止まらない】 (字数超えるかも)
【エロチックが】キャリアソフト作品のエロパロ【止まらない】(キャリアで検索する人っているか微妙)
【ラングリッサー】キャリアソフトのエロパロ【グローランサー】(字数超えるかも)
645名無しさん@ピンキー:04/07/12 21:37 ID:tHinUe0Y
>>644
>あと、作品の数や読み手の需要と書き手の供給が違いすぎるからここではラング・グロランに絞った方が良いと思う。
同意。
640のレスで名前が上がっているゲーム、一つも知らないよ俺。
646名無しさん@ピンキー:04/07/12 22:12 ID:BJz4zKHR
>>644
あーなるほど、失敬した。

「スレタイはシンプルで機能性一点張り」厨、な漏れの私見だが、括弧を削って
グローランサー・ラングリッサーのエロパロ2 辺りが無難かと思う。
647名無しさん@ピンキー:04/07/12 23:13 ID:AskBwZxe
>>645
>>644のは、ラングとグロラン以外はアニメと漫画だよ

>>646
同意。シンプルイズベスト。
648名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:04 ID:GcIcFlTF
そ、そんな!!なら俺はダークリのマリアママンのSSをどこで書けばいいというのだ。
………マイナーキャラのスレか、スマン。
649名無しさん@ピンキー:04/07/13 00:35 ID:k3Oj8ZFT
グローランサー・ラングリッサーのエロパロ2 でスレタイはおk?
それにしても【エロチックが止まらない】惜しいね…どっかに入らないものか。

>>648
物分かりのいい藻前がいとおしいよ(w
書いたら見に行くからね。
650名無しさん@ピンキー:04/07/13 13:12 ID:OiqGHRRQ
>>648
つうか、あのスレは延々と○○ハァハァ言い続けるだけのスレだからなあw

スレが無い作品のエロSSを書くスレ 2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076217352/

こっちの方がいいんじゃない?
651名無しさん@ピンキー:04/07/13 19:06 ID:R4WKro5W
>>649
せっかくなので1のパッケージの改変コピペで煽り文を考えてみた。

【ノンストップエロチックシナリオ】
この文章はアタリです。このスレッドは、2つのシリーズ作品を舞台に繰り広げられる、
数奇な運命を背負った人間たちの、壮大なドラマです。このドラマを盛り上げるのが、スレ住人

スレタイに入れるのが無理ならテンプレの>>2にでも何か煽り文を入れたら良いんじゃないかな。
652名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:33 ID:+JdmhGwF
>>531
Aパートも欲しい…カー×カレンはファーストプレイのカップリングだったから好きなので。

>>651
『この文章はあたりです』は?w
653名無しさん@ピンキー:04/07/16 21:05 ID://Bngf/P
ミレニアムは結局どーなったかと聞きたい!
OK?
それともNG?
そういえばワンダーースワン版というシロモノもあったような・・・

>>616
たぶんそれだと思う。
654名無しさん@ピンキー:04/07/17 20:33 ID:uop2laPQ
>>652
「この文章」=「ノンストップドラマチックシナリオ」を指すようなので敢えてそこは残しました。
中途半端な説明文とともに「この文章」の指すものは妙に可笑しいですがw

>>653
ミレニアムはうるし原じゃないけどラングなんで一応OKじゃないかな。
ただ、肝心の書き手さんがいるのだろうか・・・。
655名無しさん@ピンキー:04/07/20 20:44 ID:IE5s2e7Y
ほしゅ
656名無しさん@ピンキー:04/07/21 20:30 ID:YQmYcd9g
ルーミスとウィラー提督はヤン=ウェンリーがモデルと言ってみるテスト。
657名無しさん@ピンキー:04/07/22 05:09 ID:fsNRvBfI
ルーミスさんにも美人の副官をつけてほしかった…。
658名無しさん@ピンキー:04/07/22 07:51 ID:R/hmmJ4Q
>>657
激しく同意。ウィラー提督にはセレナ将軍いるのにねぇ。ルーミスにはバウアー一人だけですか。
659124:04/07/22 17:33 ID:F6WjGu/U
いままで百合しか書いたことなかったのですが、初めて男女の絡みを書いてみました。
グロラン4のクレヴァニール×イライザです。
多少、終盤の告白イベントのネタばれ要素があるので注意してください。
名前欄は「告白→暗転の出来事(イライザ編)」にして投稿します。
 デュルクハイムとの戦いも一応の決着がついて大陸全土を巻き込んだ戦争は終結へと向かっている。ファンデルシアも取り戻すことができたし、お父様もお母様も無事だった。
 この辺りのことはアリシア姫たちが何とかしてくれるだろう。
 私たちがしなければいけないことは魔法を消すこと。マギーさんが魔法消去装置を完成させるまで、戦いでの疲れを取ることも兼ねて明日は休暇を取ることとなった。
 今は何も考えずに寝てしまうのがいちばんいいのかもしれない。でも、シャワーを浴びてベッドに入っても私はあの人のことを考えてしまって寝ることができないでいた。
 そんな時、あの人の方から私の部屋にわざわざ来てくれた。私は嬉しくて、彼を部屋の中に招き入れた。
 そして、思いきって、彼に私の想いを伝えた。本当はファンデルシアでお父様を助けに行くときに伝えたかったのだけど・・・。
「返事を、きかせて。もし、貴方も私と同じ気持ちなら・・・」
 言葉で思いを伝えたときも怖かったけど、彼の返事をきくのはもっと怖かった。
 返事なんかきかずにこの場所からいなくなりたかった。
 だって、ふられちゃったらどうしようって嫌でも考えちゃうから。
 だけど、それって勝手に気持ちを押し付けているだけで彼に迷惑がかかるし、「私は臆病です」って言っちゃってるようなものじゃない?
 だから、私は勇気を持って彼の目をじっと見つめた。
 永遠のように感じられる、ほんのわずかな時間。
 どきどきしながら待つ私を、彼は優しく包みこんでくれた。
「ありがとう。私・・・貴方が好き。他の誰よりも・・・」
 夢、じゃ、ないよね?確かめるように私は彼の背に手をまわす。
「ずっと・・・ずっとそばにいてね・・・」
 顔を胸に埋めて彼の鼓動を耳に入れながら呟く。
 それに応えるように、彼の指が私の頭を撫でて、髪を梳いた。
 指が髪を通りぬけるたびに、私の鼓動が乱れる。
 身体の中から湧きあがってくる衝動を抑えきれなくなって、私は顔を上げ、キスをした。
 マーキュリアでしたときと同じように、つま先で立って彼と高さをそろえて。
「ん・・・っ」
 しっとりとした温もりとマシュマロのようにふんわりとした優しさ。
 それが唇だけでなく全身に染み渡ってゆく。
「きゃぁ」
 つま先で立っていられなくなって身体のバランスが崩れる。
 倒れてしまいそうになった私を、彼はぐっと抱き寄せて支えてくれた。
「・・・ありがとう」
 言葉は素直に出たけれど態度では素直になれず、私は顔がかあっとなって俯いた。
 自分からキスをしたのにこんなのじゃ恥ずかしかった。それに、キス以上の ことをしたいっていう気持ちが強くなってまともに彼を見ることができないでいた。
「あ、あのね」
 思いきって顔を上げて彼を見る。
 もう、私が私じゃなくなったような感覚。
 女の子から求めるのってはしたないことかもしれない。それでも私は求めずにはいられなかった。
「貴方と・・・したいの」
 この言葉を耳にした彼はかなりびっくりしていた。まぁ、その前にもいきなりキスしたっていうのもあるけど。動揺を落ちつけるように一度ため息をついてから、彼は私に聞き返した。
「結ばれて、1つになりたい。私のすべてを、もらってほしいの」
 軽い気持ちで言ってるんじゃないの。さっき、倒れそうになった身体を支えてくれたように、心を支えて心を貴方で満たしてほしい・・・。
 ねぇ、私の目を見て。嘘、ついてないでしょう?心の底から望んでいるんだから。
 彼はこくんと頷くと、しゃがんで私の膝のうしろに片腕をくっつけた。
「え?」
 ぐらりと背中から倒れそうになる。と同時に、ふわりと脚が浮く。
 気がついた時には、私は彼の腰の高さで抱きかかえられていた。
 この格好って“お姫様抱っこ”じゃない。本当にアリシア姫がされていたら思わず笑ってしまいそうだけど。それだけ私のことを大切にしてくれているって考えて良いのかしら。
 寝室への扉を開ける時はちょっと大変だったけど、彼は私をベッドの上まで運んで仰向けにしてブーツを脱がせた。
 天井を見ながらこれからのことを思うと、期待と不安が入り混じっている。
 不安な部分は2人で和らげることができるといいな。
 ベッドがきしみ、私の身体が少し沈む。彼が靴を脱いでベッドに上がってきた。
 適度に筋肉のついた上半身が私の目に映る・・・って、上は全部脱いじゃったの!?
 枕元に脱いだ服を置いてから、私の耳元で囁いた。
「わ、私にも、服を脱いでほしい、ですって?」
 そんなの反則じゃない。だって、貴方は上を脱いでも下はズボン穿いてるけど、私の服ってワンピースのドレスなんだよ?上を脱いだら下も脱げちゃう。
 しかも、この服って胸の部分が開いているからブラをつけていないの。
「後だと、だめかな?」
 彼はあいまいに微笑むだけ。脱いで、って言われているようなものね。
「わかったわよ。すぐに脱ぐわ。・・・でも、恥ずかしいから、後ろを向いていてくれる?」
 彼は少し顔を曇らせたけど、素直に後ろを向いてくれた。
 私は起き上がって服を脱いで彼の服の隣に並べた。
「いいわよ」
 胸を両手で覆い隠してから私は彼に声を掛けた。
 服を着ていない姿をはじめて見られる。今の私の姿、貴方にはどう見えているのかしら?
 彼の視線が顔から胸、そして腰の辺りへと落ちてゆき、再び顔へと戻って私たちは見つめ合う。
 彼が身体を寄せてくる。そして、私の頬に手を添えて唇を重ねた。
「んっ・・・」
 二度目のキス。一度目よりも彼の唇は熱くなっていた。
 彼の舌先が私の舌を撫でる。
 口を少し開けると、彼の舌が滑りこんできて私の口のなかをなぞってゆく。
 私はおそるおそる舌で彼の舌に触れてみた。
「んんっ・・・んむっ・・・」
 ほんのちょっと触れるだけだったのに。いったん触れると止められなくて私は彼の舌を何度も求めていた。
 舌が絡むにつれて私の口のなかで2人の唾液が混ざり合う。
 ときどき飲みこむけれども、飲みこみきれなかった分が口元から溢れて顎まで伝う。
 彼は唇を離すと舌を這わせて溢れた分を掬い取っていった。
 首に巻いている紅いバンダナに彼の指がかかる。
 ほどきやすいように私が顎をそらすと、バンダナはするりと解かれた。
 これって、プレゼントのリボンが解かれるのと似ていないかしら?
「ふふっ」
 思わず私が笑みをこぼすと、彼は不思議そうな表情をしていた。
「唇だけじゃなく、全て貴方のものだから・・・あっ」
 三度目のキス。バンダナを巻いていたところを彼の唇がなぞってゆく。
 彼が動くたびに前髪が私を掠めて、くすぐったい。
 身体に力が入らなくなって私は崩れるように後ろに倒れた。
 それでも彼のキスは止まらなかった。
 胸を隠していた手が取り払われて露わになると、彼の唇は胸の谷間にも熱を落とす。
「はぁ・・・」
 彼の手が私の乳房へと降りる。ふくらみが手のひらにおおわれて優しく撫でられ、時には強く揉まれる。
 そのたびに先端部は甘い疼きを私に伝えていつの間にかぴんと硬くなっていた。
「ひゃ・・・あっ・・・んんっ」
 胸から手が離れたと思ったら今度は彼の口が乳房を撫でる。
 唇がふくらみを辿ったり、舌が先端を舐めたりつついたり。さらには口に含まれてちゅっと吸われたり。
 彼が乳房に熱を伝えた分だけ、私の身体はかぁっと火照って頭のなかがぼーっとなっていった。
「やっ・・・ああっ・・・ふぅっ・・・」
 胸から離れていた彼の手が私のウエストから腰、太腿をゆっくりと撫でまわす。
 最初はウェストのあたりがぞくぞくってなったけど、幾度と無く愛でられるうちに私の体はくすぐったさを通り越して彼の愛撫に心地よく浸りだしていた。
 太腿を撫でていた彼の手がショーツにかかる。
「どう・・・かな?」
 白地に紅いギンガムチェックの柄で、真ん中にリボンが付いていて可愛いから、私のお気に入りなんだけど。
 でも、こういう時って大人っぽい方が色気があっていいって言う人もいるみたいだから、ちょっと不安・・・。
「あん・・・」
 よく似合ってるって言いながら、彼は下腹部にキスをした。
 そしてリボンを指で数回突いてからゆっくりとショーツを引き下ろしていく。
 これって彼に気に入ってもらえたってことかしら?って思っている間に脚からショーツが抜かれた。
 彼は私の脚を開いて頭を潜りこませる。そして、脚の付け根にある女の子の大切なところに口づけた。
「ああ・・・は、恥ずか・・しい」
 自分でもあんまり見たことのないところを見られて、口づけされて。
 しかも私は脚を開いて彼にされるがままになって。
 でも、その相手が好きになったひとだから、彼だから、こんな格好になってこんなことをされてもいいって思う。
「ふぅ・・・んっ・・・あんっ・・・」
 身体は素直に彼に応える。
 扉や入口を彼の舌が撫でるたびに甘い声と吐息を零し、身体の奥からはこんこんと蜜が溢れ出る。
「やぁ・・・はっ・・・んんっ」
 入口にある敏感な部分も彼の舌が撫でる。
 つつかれたり、転がされたりと彼の舌の動きに翻弄されて、そこから伝わる快感に私は身体だけじゃなくて頭のなかまで蕩けてしまいそうになっていた。
 顔を上げて彼が尋ねてきた。
 私が何も言わずにただこくんと頷くと、彼は穿いていたものを脱いだ。
 待ち望んでいたことだけど、怖い。彼とひとつになりたいって思っているけれど、私のなかに入ってくるときの痛さを想像してしまう。
 彼が私の脚の付け根に何かをあてがった途端、思わず逃げるように腰を引いてしまった。
 身体ががくがくと震える。首を左右にぶんぶんと振って怖さを紛らわそうとしたけれど、身体の震えはもう止まらなくなっていた。
 彼はそんな私をぎゅっと抱き締めて耳元で囁いた。
「なっ・・・」
 その言葉に私は絶句してしまった。
 これからのことに怯えている私に「杞憂だ」なんて、かけるべき言葉じゃないでしょう?
 そういえば、ファンデルシアでお父様を助けられるのか不安だったときも同じ言葉を掛けてくれたわね。
 あの時もとんでもないことを言うのねって思ったけれどもその一言が私の心を楽にしてくれたの。
「ふふっ・・・。ファンデルシアの時と一緒ね。本当に、貴方の言葉には妙な響きがあるわね」
 止まらなかった体の震えがぴたりと止まった。
 なぜだかわからないけど、彼の言葉は私にとって魔法のようだった。
 再び脚の付け根に熱い何かがあてがわれたけれど、今度は逃げなかった。
 入口に押し当てられるような異物感に私はシーツをぎゅっと掴む。
 私のなかに彼がほんの少し入ってくる。身体のなかから切り開かれる痛みに私は歯を食いしばった。
 彼は私に気を使ってくれたようで、ゆっくりと少しずつ入ってきた。
 一気に貫かれるような思いをしないのはいいけれど、それでも少しずつ身体を裂かれるような痛みは戦いで受けたどんな痛みよりも辛くて、優しかった。
「―――っ!・・・痛・・・い・・・」
 一段と大きな痛みが全身を支配する。彼に心配をかけまいと堪えていたけれど、この痛みには我慢できずに声を上げてしまった。
 彼が心配そうに私をみてる。
「大丈夫。大丈夫だから・・・」
 嘘をついた。泣きたいぐらいに痛くて痛くて、本当はもうやめてほしかったけど、彼を最後まで受け入れたいっていう気持ちが痛みを上回った。
 彼の動きが止まった。
「全部・・・入ったの?」
 彼が首を縦に振る。彼をすべて受け入れた喜びがしばらくの間、私の痛みを忘れさせてくれた。
 彼が私に覆い被さってぎゅうっと抱き締めてくる。私も彼の背に腕をまわして抱き返す。
 2人の鼓動が1つになってる。鼓動だけじゃなくて、2人のすべてが1つに繋がっているんだね。
「んっ・・・」
 2人の唇が重なる。いままでのなかでいちばん熱いキスだった。
 彼が身を起こしてから腰を少し動かす。身体のなかの痛みが呼び戻される。
 でも、いいの。気持ちいいとは思えなくても。この痛みは彼に愛されているからこそ感じることができるものだから。
「あんっ・・・はぁ・・・ああっ・・・」
 なかから突き動かされるたびに私の身体が揺れる。
 私はその動きに身も心も委ね続けていた。
 しだいに身体の奥が熱くなってきて、頭のなかに白いものがぼーっと浮かぶ。
「貴方を・・・愛し、て・・・る・・・っ」
 意識が沈んでいきそうな感覚のなかで私は彼への想いを何度も繰り返す。
「あい、して・・・あぁっ、ああぁっ」
 身体が強張って、頭の中が真っ白に染まる。
 そのとき、私はいたわってくれるような心地よい圧迫感に包まれていた。
 気がついた時には彼が寄り添うように私の隣にいた。
 私が意識を戻したのに気付くと髪を撫でてくれた。
 彼とはもう繋がっていないけど、脚の付け根がじんじんしている。でもそれ以外の何か違和感を感じてそこに目をやると、ハンドタオルが宛がわれていた。
「あの・・・これは?」
 彼に聞いてみると、シーツが汚れないようにとのことだった。
 初めてだったら血が出るらしいからって、そこまで気を使ってくれてたのね。
 もう一度ハンドタオルを見ると紅い染み―――彼と結ばれて“純潔の証”を捧げた印―――ができていた。
 洗っても洗ってもその血は洗い落とすことはできないだろう。むしろ、ずっと残ってくれてばいいって思う。タオルとしては使い物にならなくなってしまったけど、見るたびに初めて結ばれたこの夜のことを思い出してほしいから・・・。
「ありがとう」
 その優しさに。そして私とひとつになってくれたことに。
「んっ・・・」
 私は彼と唇を重ねる。いままでのなかでいちばん甘いキスだった。
「あのね」
 今の私と彼の姿を見てふと気付いたことがある。私、裸よりもえっちっぽい格好してる。髪飾りはともかくニーソックスを穿いたままだったの。
「これは・・・貴方の趣味?」
 彼の顔が真っ赤になる。私と視線を合わせようとしてくれない。
 もしかして、図星だったのかしら。
 悪戯っぽく笑って私は彼の頬を小突く。
「ふふっ、いいわ。今度もニーソックスを穿いたまましてあげ・・・んんっ」
 言い終わらないうちに私の口が彼の口で優しく塞がれてしまった。
 2人でこうやってじゃれあってるのってすごく心地いい。
 “純潔の証”を捧げたけれど、彼への気持ちはずっとずっと純粋なまま、これからも変わらないわ。
 だから、これからも一緒にいて・・・ね。
(Fin)
>>660-667
以上です。
告白成功→暗転→翌朝はイライザの部屋でデートスタート、なので暗転時の出来事を書いてみました。
本編同様、一切喋っていませんけどクレヴァニールがそこにいることを感じてもらえれば嬉しいです。
669名無しさん@ピンキー:04/07/22 20:08 ID:wuqKKM0q
>>668
素晴らしかったです。
クレヴァニールを喋らせないのは正解でしたね。
雰囲気が出てました。
それにしても124氏の書くイライザは可愛いなぁ…(*´Д`)
670名無しさん@ピンキー:04/07/22 21:24 ID:whLagvdA
そろそろ次スレ立てないと、
残り10kb切ったよ
671名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:41 ID:sctQpc6a
イライザ可愛いッ!!
GJ!
672名無しさん@ピンキー:04/07/24 02:35 ID:RhXwZPfv
673名無しさん@ピンキー
次スレ立てました。
グローランサー・ラングリッサーのエロパロ2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090663693/l50

テンプレは>>625を使わせてもらいました。
スレ立て直後の即死防止のため、最初は点呼でも保守でも何か書いた方が良いかもしれません。