ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1069657864/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067986563/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065351321/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1062425345/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059225815/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054652749/
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034752307/

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
2名無しさん@ピンキー:03/12/12 13:37 ID:5/Q1Tth3
>>1乙。
とりあえず即死防止という事で。
3名無しさん@ピンキー:03/12/12 13:40 ID:oDMS+Y1R
>>1
乙。即死って32KBだっけ。
定期的に書込みあれば大丈夫だよな。
4ポチ@駄文職人:03/12/12 13:41 ID:K7BWmuj0
華麗に3(σ^∀^)σゲッツ!


>>1さんお茶ドゾー
    ∧_∧
   (^∀^)
    О旦Ο)
    (ε )〜
     ∪∪



ポロリ Λ_Λあっ!
  Σ(゜д゜)
 日 /⊂  \〜
     ゝω( )
      ̄ ̄ ̄


ごめんなさい!
    ∧_∧
 °・(゜∩д∩
 ε≡( J J
  〜〆_)ω_⊃
ズダダダダ−−−!
5名無しさん@ピンキー:03/12/12 13:42 ID:uY15fxtq
644 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:03/12/12 13:14 ID:uY15fxtq
せっかくですから変更しませんか?

ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

あとはまだのようです。

では、次スレの際ご利用下さい。
6ポチ@駄文職人:03/12/12 14:01 ID:EKKhpz/R
じゃあ即死防止の意味も込めてこちらに投下させて頂きます。

改めて注意事項です。
以下のSSは前スレのキララクの続き完結編。
エロ無しギャグ作品化。
キララクよりアスカガ濃し。
某アニメをちょっぴりパクリ気味。

では逝きます。
7ポチ@駄文職人:03/12/12 14:03 ID:EKKhpz/R



「ん…んん…っ!!…アスラン!!」
チュンチュンと小鳥のさえずりがカガリの意識を覚醒させ飛び起きる。
深い眠りで消えていた記憶が一瞬にして甦り、カガリは昨日アスランと再会してこの部屋に辿り着いたことを思い出した。
しかしベッドで寝ているはずの彼はいない。
「あれは夢だったのか?」
自分が彼を求めすぎた故に見た幻かとカガリはアスランが寝ていたベットのシーツを撫でる。
そこは温もりも何も無く、ひんやりと冷えていてやはり彼はいなかったんだとカガリは泣きそうになった。
「…でも…夢にしてはいい夢だったよな」
8ポチ@駄文職人:03/12/12 14:05 ID:aA2jA2E/
いつでも前向き…カガリは落ち込みながらもいつも通りにキラを起こしに行こうと足を床に着いた時、グニャリと柔らかな物を踏み、小さい悲鳴を上げながらまたベッドに戻る。
「うわぁ…な、なんだ…」
と、恐る恐るその物体がある床を覗き込むと、死んだようにピクリとも動かない藍色の髪の人間…アスランがいた。
「アスラン!アスランだ!やっぱりお前ここに居たんだな!」
パッと花が咲いたように喜びを露にし、その存在を確かめるようにペタペタと彼の身体を触る。
9ポチ@駄文職人:03/12/12 14:07 ID:QuIIozCo
カガリは自分の寝相が悪くアスランを蹴落としていたことや、先ほど踏みつけたものは彼の股間だったことに全く気付かない。
「まったく…お前は寝相が悪すぎるぞ、今私はキラを起こしに行ってくるから大人しく寝ていろよ」
もし彼が起きていたら元々から大人しくしているぞとツッコミがあったであろうが、未だ深い眠りのアスランにそれは叶わず、汚名を貼られたままとなった。




トントン
キラの部屋に着いたカガリはノックをし、返事が無いのはいつものことと、入るぞと声をかけながら扉を開けた。
10ポチ@駄文職人:03/12/12 14:09 ID:4VbIY9Wy
「キラ起き…っ!?きゃああぁあ!!ご、ごめん!」
カガリは蒸気が出そうな位に顔を真っ赤にさせ物凄い勢いで扉を閉めた。

「ぁん…今何か聞こえまして?」
「…んん…わかんない…それよりラクス」
「もう1回しますの?」
クスクスと笑いながら汗と精液で所々濡れた身体を密着させ、ベットが悲鳴を上げる程2人は激しく重なり合った。

「…今のキラとラクスが…」
エッチな本さえろくに見たことがないカガリには刺激が強すぎた光景に、へなへなと通路の隅にしゃがみ込んだ。
11ポチ@駄文職人:03/12/12 14:13 ID:9w2h0vEn
「カガリ!!どうした!?敵の侵入か!?」
そこへ先程のカガリの悲鳴で目が醒めたのか、マシンガンを構えながらまるで敵を追い詰める映画俳優のように現れたアスランに、カガリは思わず何処からともなく持ち出したハリセンを彼の頭めがけ力一杯振り落とした。

スパーン!!

「何処からそんな物持ってきてるんだ!バカ!」
乾いた音が通路に響き渡り、アスランもまた深い眠りについた。


そして夕方…
「キラ〜、ピンクちゃんこっちですわ〜」
「はは、待て〜ラクス〜」
『ハロハロ〜』
夕日をバックにアスハ邸の庭で追いかけっこをしているキラとラクスをアホらしいと思いながらカガリはボーッとそれを眺めていた。
12ポチ@駄文職人:03/12/12 14:15 ID:5yKbt7eg
「捕まえたラクス!」
「きゃんっ…キラったら」

プチュ

そして唇を重ねる2人にカガリは1人溜め息を吐いた。
あんなにあの2人の仲を心配していた自分が馬鹿みたいに今ではラヴモード全開なキラとラクスに歩み寄る。
「オイお前ら!私達を今まで色々心配させたんだから…その…こっちも少し上手く行くように手伝えよな」
彼らとは違い、なかなか進展しない自分とアスランの仲を取り持ってくれと頼むと、キラとラクスはニッコリ微笑み顔を見合わせる。
「もうそのことは考えておりますわ」
「うん、大丈夫だよカガリ」
13ポチ@駄文職人:03/12/12 14:17 ID:5ft9UEiX
その言葉にカガリはお前ら良い奴だなと感激していると、意識を取り戻したアスランが現れた。
「ラクス、そろそろプラントに帰らないと…」
「ええ、そうですわね」
「お、おい!何だよ!昨日来たばかりなのにもう帰るのか!?」
カガリはアスランと離れたくないと涙目になりながら言うと、アスランもすまなそうに瞳を伏せる。
「ごめんなさいカガリさん…私はキラと共に今からプラントへ帰りますわ」
「え…キラも行っちゃうのか!?」
そしたら私は1人ぼっちじゃないかと不安に震えるカガリの肩をキラがポンと叩く。
14ポチ@駄文職人:03/12/12 14:19 ID:lUuh4OgP
「うん、僕はラクスと一緒に行く…でも心配しないで」
「……え?」
「アスランはここに置いて行きますわ」
「はい?ラ、ラクス?」
アスランはラクスの発言に一瞬頭の中が真っ白になる。
「プラントのことは僕とラクスにまかせて、アスランはカガリとオーブの国をお願いね」
勝手に話を進める2人に呆然とするアスランにカガリがしがみつく。
「…お前、ここに…私の傍に居てくれるのか?」
行かないでと主人に従順な犬のように縋る瞳を向けるカガリにアスランは思わずコクリと頷いた。
「アスラン!絶対だぞ!ずっと私と一緒にいるんだからな!」
15ポチ@駄文職人:03/12/12 14:20 ID:eOmoLIdC
もう撤回は許さないとばかりにはしゃぐカガリに振り回されつつ複雑な思いでアスランは苦笑いする。
「心配なさらないでアスラン、荷物は後で纏めて送って差し上げますわ」
「じゃあカガリ…アスランも…またいつか会おうね」
そう言いながら手を振り2人はプラントへ帰って行った。


「本当に行ってしまったな」
「アイツら幸せそうで良かった…なぁアスラン…私達も…」
まだ現実と受け止められないアスランを余所に、カガリはモジモジと彼の体にぴったり寄り添う。
16ポチ@駄文職人:03/12/12 14:22 ID:+VTfo8sg
「ん…寒いのかカガリ?…そういえば地球では寒さに耐え得る身体を作るために乾布摩擦という運動をするらしいな…カガリもしてみるか?」
そう言いながらカガリが着ていたセーターを掴みペロンと一気に捲り上げた。
「きゃああぁあ!いきなり何するんだ!このバカぁ!!」

スパーーン!!

そしてまた乾いた音が庭一杯に響き渡った。


「今頃あの2人…我慢出来ずにやりまくってるかもね」
「あらあら、キラったら少しお下品ですわよ」
「というか…僕も我慢出来ないかも…」
と、少し前かがみ気味に話すキラにラクスはシャトルの中では駄目ですわと軽くあしらう。
17ポチ@駄文職人:03/12/12 14:24 ID:Kd5fZlUK
「イジワル…ラクス」
ウルウルとアメジスト色の瞳を揺らすキラにラクスは根負けし、キラの下半身に毛布を掛けるとその中に手を入れ彼のモノをしごく。
「うっ…いい…ラクス」
「キラ…可愛らしいですわ」
そして誰も見ていない隙に口付けし、イチャイチャと2人の世界に浸るのであった。





END
18黄昏の文芸作家:03/12/12 17:28 ID:DZ5uQuya
>>1
乙…華麗。

>ポチ氏
乙…。なんてイチャイチャっぷり…。

18ゲット…って解釈で…いいのかな?
19團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/12 19:09 ID:ApFdpkVs
>スレ立て乙でした!
20269:03/12/12 19:20 ID:/2IKIG1E
>1氏
スレ立て乙です。即死防止の意味で挨拶だけで失礼します。
煽り上等。夜露死苦!!なんてね。
21名無しさん@ピンキー:03/12/12 19:39 ID:UEoYiIMl
定期的に書込みがあれば、容量足りなくても落ちない?
22名無しさん@ピンキ:03/12/12 23:32 ID:HyjffrCo
確か即死回避を逃れる為には50k必要かと。
今日初めてお絵描きのほう覗きました。ナタルくわっワロタ。萌え。
デスマーチ…、キラはマ板住人の神、崇めてます。
一杯のニラ茶も泣けるよ。
23名無しさん@ピンキー:03/12/12 23:42 ID:CSlOMQU3
32KBじゃないっけ?
PINK鯖は違うのか。
24名無しさん@ピンキー:03/12/12 23:55 ID:iM6cKim4
>>23
スマソ、そっちが合っていると思う。
さらに回避逃れるって…アヒャ。萌え絵お待ちしてますよー。
管理人さま、いつも癒しの泉をありがとうございます。
25名無しさん@ピンキー:03/12/13 00:01 ID:lc1OYv+s
何か意味わかんねーぞ。
コワイヨ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
26名無しさん@ピンキー:03/12/13 00:37 ID:POTdelzh
安心しろ、今は自重しなければならないと思いつつ。
たねっぴねた萌えです。言わずにおれんほど、かわええです。
スレ違い上等。
27名無しさん@ピンキー:03/12/13 00:49 ID:SYNqFhRa
スレ違いってか、話がよく見えないのは自分だけか……。
28名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:04 ID:mQU8c6ZG
「新 キラ・ヤマトの女難」早くもうぷされてた、4P好きなのでおすそ分けがツボでした。
これでまた神の作品をゆっくり堪能できます。
これでわかったかな。
29名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:05 ID:f2nbnRp/
自分もよくわからん。
人の多いスレの宿命か、たまに電波が来るからな。スルーしる。
30名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:06 ID:diBcaUG1
こっちはどれくらい持つだろーな。
前スレは半月くらいしか持たなかったわけだが。
31名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:09 ID:hn0HweZF
このスレってどれくらい人がいんだろーな。
書き手は…、10人くらい?
読み手はもっといんだろうな。ROMも含めればどれくらいになんだか。
32名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:14 ID:nZYtoKlf
>28
南の極みの条(をち)を約する
所の事らしいな…。
33名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:17 ID:mQU8c6ZG
>>32 アリガd、その通りです。判らなかった方スマソ、ちょっと萌え走ってしまいました。
書き手はもう少し多いのでは。
34名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:32 ID:nZYtoKlf
いまさら思ったんだが、
ここのスレタイナンバリングって、PHASEじゃなくてPartなんだな。
ほんと、どーでもいいな。すまん。
35名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:59 ID:NbKXt2gs
もうシホの性格も設定されているのですか?
今までナナシとして書いていたから前スレ情報とは正反対の性格付けしてしまったんだよなぁ…。

どうしよう…どうしよう…どうしょう…

自分のはシホではなくナナシで通すか無理矢理シホで進めるか…

なんか独り言のような書き込みでスマソ。
いいアイデアあったら下さい…。
36名無しさん@ピンキー:03/12/13 02:10 ID:NUvkiWrT
>>25
これ見れ↓
エロパロ板総合情報室分室2(dat落ちの条件)
http://hhh111.s4.x-beat.com/info2.html#menu
37269:03/12/13 02:38 ID:pUNnbBjT
皆さん今晩は。いいかげん自重しろと罵られそうな269です。
手が勝手に書くんだよ。本当。
前スレのアスカガの続きです。今回はエロ満載。(のつもり)しかも長い。
まだまだ続くよ何処までも〜
あんまりろりくないので普通に読んでください。
投下。


38269:03/12/13 02:39 ID:pUNnbBjT
外は相変わらず雨が降り続いていた。窓ガラスが時折ガタガタと大きな音を立てる。
カガリはアスランのベットの中で丸まったまま、風の音を聞いていた。
アスランの胸元に耳を押し付けてその鼓動を感じていると、あれほど怖かった雷鳴も木々のざわめきも
遠い出来事のようで、全く怖くなくなるのだった。
「きらたんはらくすがきらいなのかな・・。」
心細げな声でカガリはアスランに問いかけた。
それだけでカガリの目にはみるみるうちに涙が溢れてくる。
アスランは指先でその涙をぬぐってやり、よしよしと頭をなでてやる。
「・・いや・・それは無いだろう。絶対に。」
アスランはきっぱりと言い切り、そして毛布の中のカガリを優しく抱きしめた。
「カガリは何も心配しなくていいんだよ。あれは・・そうだな。キラはラクスのことが好きだよ、って言いたくて
ちょっと意地悪をしていたんだと思う。」
アスランは腕の中のカガリを安心させようと、言葉を選んで説明した。
そうしている間にもカガリの体温が心地よく、アスランはつい抱きしめているその手を動かしたくなってしまう。
39269:03/12/13 02:40 ID:pUNnbBjT
アスランはぴったりと寄り添っているカガリの背中にそっと手を回すと、パジャマの上からさするように上下させた。
アスランの答えに、カガリは不満そうに口を尖らせていた。
「きらたん、かがりのことも好きっていったよ。でも、かがりにはあんなことしないもん。あすらん、うそついてる。」
アスランが愛して止まないカガリの琥珀色の瞳でじっと見つめられて、思わずアスランは口ごもってしまった。
「いや・・だから・・その・・」
アスランはどう説明したら今のカガリに理解して貰えるだろう、と必死に頭を回転させる。
「だから、それは・・キラがしていたのは『特別に好き』な一人にしかしてはいけないことなんだ。
キラの『特別に好き』はラクスだから、別にいじめていた訳じゃない。」
「でも、らくす、痛そうだった。」
尚も食い下がるカガリに、アスランは苦笑しながらその体をぎゅっと強く抱きしめた。
「とにかく、この話はお終いだ。カガリも・・・いつか・・・大人になったら・・分かるよ。たぶん。」
本当はもう大人だけど、とアスランは心の中で付け足した。
40269:03/12/13 02:41 ID:pUNnbBjT
「おやすみ。もう寝たほうがいい。」
アスランはそう言うと、カガリを抱きしめたまま眠りにつこうとした。
相変わらず、外では風が木々を揺らしている。
「あすらん」
カガリは目を閉じたアスランの頬を軽くつつく。
「もうねた?」
「・・・」
「あのね、かがり、考えたんだけど。」
「・・・なに?・・・」
「あすらんの『特別に好き』ってだあれ?」
思わぬカガリの問いかけに、アスランの閉じていた瞼が開いた。
目の前のすぐそこに、カガリの顔がある。
そんなこと、カガリが一番良く知っているじゃないか・・・
アスランは無言でカガリの顔を見つめていると、カガリは毛布の中の足をアスランの足に絡めてきた。
「かがり、きらたんもらくすも好きだけど、一番すきなのはあすらんなんだ。だから、カガリの『特別に好き』はあすらんなの。」
そういうとカガリは真っ赤な顔をして毛布を引っ張り上げた。
アスランは真剣な顔で答えた。
「オレも『特別に好き』はカガリだけだ。」そしてつい、我慢できなくなりカガリの耳元で囁いた。
「『特別に好き』だから、かがりに意地悪したい。」
アスランはそう言うと、カガリの毛布をそっと引き下ろす。「返事は・・・?」
たとえなにがあろうと、カガリはカガリなのだ。
「いたくない?」アスランを見てカガリが不安そうに聞き返した。
「全然」
アスランは自信たっぷりに答え、微笑んで見せた。
41269:03/12/13 02:41 ID:pUNnbBjT
アスランはまずカガリの隣に横たわり、優しく髪を撫でて、額にキスをする。
カガリは目を閉じてアスランにすべてを任せていた。
「カガリ、何も怖くないから・・。俺の首に手を回して。離れないように・・。」
こくり、と頷きカガリは素直にアスランの首に手を回した。
アスランは愛しむように額に、瞼に、頬にと口付けの雨を降らせる。
アスランの手は何度もカガリの髪を撫でて、それから頬のラインをなぞり、首筋を伝い、胸へと降りていく。
カガリは少しくすぐったそうに笑い声を漏らしたが、すぐにアスランがキスで唇で塞いだ。
「ん・・・」
カガリの柔らかな唇の感触にアスランは思わず舌を差し込んでしまう。
アスランの舌は柔らかな唇の感触を楽しんでからその僅かな隙間にもぐりこむように侵入し、
カガリの咥内に滑り込むとそのまま相手の舌を捕らえた。
ぴちゃりぴちゃりと音を立てて唾液を流し込み、舌を絡ませあう。
「カガリ・・もっと舌を出して。」
アスランは熱に浮かされたように囁くと、カガリもそれに応えようと口を開け桃色の舌をアスランに差し出す。
無意識のうちに誘うようにカガリの舌が唇をなめ、そんな姿が扇情的でアスランは噛み付くようにカガリの唇を貪った。
既に唾液が互いの唇の端から溢れ出て透明な糸を引いて流れ落ちている。
42269:03/12/13 02:42 ID:pUNnbBjT
カガリの胸に降りてきていたアスランの手は布越しの乳房の感覚に満足できず
素早くパジャマのボタンを外すと、柔らかな白い乳房を手のひらでなぞりながら捏ねるように愛撫していた。
それほど肉感的ではないが、年相応に実っているカガリの体は驚くほど何処もかしこも柔らかで
アスランは夢中になって赤い所有印を付けていく。
カガリは初めての感覚にうつろな目をしてただアスランの首に腕を回し、
時折からだの奥からこみ上げてくる感覚に戸惑いながらも流されていくしかなかった。
「・・あすらん・・なんだか・・・こわい・・」
カガリが小さく呟いたが、アスランの耳には届いていなかった。
白いまろやかな乳房の上に飾られた桃色の乳首は既に立ち上がり、早く摘み取って欲しいとばかりに震えている。
アスランがそれを口に含むとカガリは「・・はぁっ・・んっ・・」と大きく息を吐き出し、体の中に電気が走ったように体を震わせた。
「・・カガリはここが気持ちいいの?」
アスランは乳首から口を離さないまま問いかける。
「・・んん・・いま、びりびりって・・」
呼吸を荒げながらカガリは目に涙を浮かべながら応えた。
「・・痛い?」アスランは歯を立てて軽く乳首をかむ。「ひあっ・・!」
背をのけぞらせてカガリが反応する。
「い・・痛くない・・けど・・びくってなるの・・」
アスランはそんなカガリが可愛くてワザと反対側も甘咬みをしてみる。
「・・や・・あっ!」カガリはびくっびくっとその度に体を震わせ、声を上げる。
「それは気持ちいいって事・?」
アスランは舌を使って硬く立ち上がったカガリの乳首を転がし、乳房全体を少し乱暴にもみしだく。
「・・・ああんっ・・いやぁっ」カガリは頭を振りながら、必死に快感を捕まえようとしていた。
アスランは確実にカガリの中心へと近づいていく。
「好きだから・・・カガリのこと『特別に好き』だから意地悪するんだよ。」
43269:03/12/13 02:43 ID:pUNnbBjT
いつの間にかアスランはカガリに覆いかぶさるように体を移動させており、カガリの両足の間には自らの片足を差し入れて
膝でカガリの局部を押すように固定していた。
アスランの膝はカガリの溢れ出した熱い蜜でじんわりと湿り、少しの刺激でその湿りは範囲を広げていくようだった。
「カガリ、下も脱いでみせて。」
アスランはカガリの耳に舌を差し入れてそう囁いた。
「カガリはいい子だから、オレのいうこと聞くよね?」
カガリはうつろな視線のまま頷き、アスランの言うままに自分でするりとパジャマのズボンとパンティを足から抜き取る。
「いい子だね。ご褒美だよ。」
そういってアスランはカガリに口付けをする。
ぴちゃぴちゃと音を立てて舌を絡ませて離れると、そのまま
アスランは徐々に唇を這わせて、やがてカガリの淡い茂みへと辿り着いた。
カガリは本能的に膝をあわせ、アスランの舌の侵入を阻もうとする。
「あ・・あすらん・・なんかへん・・・もう・・・やだ・・・。」
カガリは分からないながらも何故かこれ以上進んだらもう引き返すことは出来ない、と感じ怯えた声で訴える。
しかし、アスランは無言で強引にその膝を押し広げた。「はあっ・・だめ・・」
あらわにされたカガリの秘所はすでに今までの愛撫でぐっしょりと濡れており、白い腿と肉色のクレバスが
鮮やかなコントラストでアスランの目に飛び込んできた。
「カガリ、可愛いよ・・。こんなに溢れてる・・。ほら・・」
アスランはそう囁くと潤みきったクレバスの先端にある小さな花芽に指を滑らした。
「・・あああっっ!!」
カガリは今までに無い強い刺激に悲鳴のような声を上げた。
44269:03/12/13 02:44 ID:pUNnbBjT
アスランの指はそのまま蜜で濡れ光っているひだを掻き分けるようにクレバスをなぞり、じらすようにカガリを煽り立てる。
カガリの蜜壷からはますます甘い蜜が溢れ出てくる。
「あすらん・・っ・・だめ・・へんなの・・・・ああんっっ・・はあぁ・・」
すすり泣くようなカガリの声も、いつの間にか喘ぎと欲情の色が濃くなり、
もっと強い刺激を欲するかのごとく自然と腰をうごめかしていた。
「・・カガリの声・・すごく感じる・・。もっと・・いじめたくなる。好きだよ・・。」
アスランはカガリの両足を肩に担ぐとその谷間に顔をうずめ、熱い蜜を音を立てて舐めすすった。
湿った水音とカガリの喘ぎ声が部屋の中に響き渡る。
舌をねじ込み熱い中を擦り上げる。カガリの両手は更なる刺激を求めるようにアスランの髪に差し込まれた。
「・・はああっ・・あ・・すらん・・もう・・!」
最後にそう叫ぶと、一瞬体をこわばらせてカガリはぐったりと果ててしまった。
荒い息で体を投げ出すカガリを見てアスランも我慢できず、いきなりカガリの足首を掴み開かせると
既に硬くそそり立った自身をその中心に埋め込もうと掴んだ瞬間
「あ」
45269:03/12/13 02:44 ID:pUNnbBjT
なんとアスランは自分で掴んだ瞬間に達してしまった。
「あ・・あ・・・!」
カガリの下腹部にアスランの白い精が迸り、みるみるカガリの肌を汚していく。
アスランは成すすべもなく、精を吐き出す自分自身を握り締めていた。
カガリも呆然と自分の体に降り注ぐものを見ていたが、ひどく驚いたように顔を上げた。
「なんかでた!あすらん、どぴゅってなんかでたよ!」
カガリが興奮したように自分の体に付いた粘液を指に取り、しげしげと眺めていた。
アスランはひどく落ち込んで肩を落とし、俯いてカガリに背を向けると
「カガリ・・・頼むから・・・少し黙って・・・。」と絞り出すような声で言った。
しかし、カガリはそんなアスランにかまわず、興奮しまくっている。
「ね、ね、あすらん、今のもういっかい!もういっかいして?」
カガリはアスランの前に回りこみ、その前に座り込む。
「カガリ・・・そう簡単に出来るものでは・・」アスランは苦笑して、ふとカガリを見つめた。
カガリはアスランの前でぺたりと座り込み、きょとんとしてアスランを見上げていた。
「もう一度、見たい?」
アスランは探るような目でカガリに問いかけた。
こくん、とうなずくカガリに向かい、アスランは半分萎えかけている自分自身を指差して言った。
「カガリが舐めてくれたらもう一度できるかもしれない・・」
ごくり、とアスランはのどを鳴らしてカガリの様子を伺った。「カガリがイヤなら無理にとは言わないよ。」
カガリは少し考えてから「やる。」と短く応えておずおずと舌を差し出した。
46269:03/12/13 02:46 ID:pUNnbBjT
カガリの舌先がアスランのものに触れる。
先程の名残がカガリの舌に広がり、その味にカガリが少し眉を顰めた。
そのままちろちろと先端をくすぐり、やがてくびれの部分にも舌を絡めてみる。
誰に教わったわけでもないのにカガリの舌は確実にアスランの快楽を深めていった。
先端やくびれだけでなく、立ち上がった裏側や根元付近まで舌を這わせ、口付けをする。
「・・くっ・・ああ・・カガリ、いい気持ちだ・・。」
アスランは目を閉じてカガリの頭に手を置き、その柔らかな金髪の感触を楽しんでいた。
カガリは子猫が身繕いをするように、丁寧にアスランのものを舐め上げる。
だんだんとアスランのものは硬さを増していき、いつの間にか熱く脈打つほどに大きくなっていた。
頬を上気させ、熱心にアスランのものを舐めるカガリに向かい、「カガリ、舐めるだけじゃなく咥えて。」と
アスランが要求する。二人はいつの間にかお互いの頂点を探す、というゲームにすっかり夢中になっていた。
カガリは言われた通りにアスランのものを咥え込み唇と舌を使い、さらに頭を前後に動かしアスランを追い詰めていった。
「はぁ・・はぁっ・・カガリ・・すごく・・いい・・ああ」既に敏感になっているそれはあっという間に上り詰める。
「もう・・カガリ、ごめん!」アスランは荒い息でそう言うとカガリの頭を押さえつけ、激しく自分からも腰を振った。
「んっ・・あぐっ」いきなり喉の奥まで突き込まれてカガリは咽返ったが、アスランにしっかりと頭を抑えられているので逃げられない。
カガリの口の中でみるみるアスランのものは熱を帯び、それはアスランのうめき声と共に熱い迸りを放っていた。
強制的に喉の奥に流し込まれたそれはかなりの量があったため、嚥下しきれなかった分はカガリの唇の端から淫らに滴り落ちていた。

47269:03/12/13 02:51 ID:pUNnbBjT
今日はここまで。
おらおらとっとと本番いけやー!とお思いの皆様、もう暫らくお待ちさい。
シリアスなんだかギャグなんだか微妙なラインだな。
早くこれ終わらしてこてこてのギャグエロパロ書きてー。
48269:03/12/13 03:21 ID:pUNnbBjT
そうそう、言い忘れた。
前スレ600氏どうもありがとうございます。
あなたのおかげで続きが書けた、といっても過言ではありませぬ。
ちょっと泣けた。
49ポチ@駄文職人:03/12/13 04:10 ID:b0xwyWM2
>>269
乙です。269氏は強いなぁ〜、それに比べ自分はヘタレだわw


さっきからイザナナシがどうたら書いてたの自分です。ナナシの名前と性格が公表されたらしく動揺してました…。
だってオリジナルな性格設定で話を進めていたから(´・ω・`)

前々スレでイザナナシをリクしてくれた578さん…自分挫折していいですか?ゴメンなさい。色々な意味で書く気力が失せてしまいました。私の力不足をお許し下さい。

でも折角書いた分は見てもらいたいなと思いますので途中までですが投下させて下さい。即死防止の駄文としてでも…続きは脳内補完でヨロ。

…自分投下しすぎでスマソ。これ終わったらネタぎれなので静かになりますから。
50ポチ@駄文職人:03/12/13 04:13 ID:uYMZ+/4B
イザシホ




宇宙での戦乱が続く中、ヴェサリウス艦内で1人の少女が長い栗色の髪を靡かせ山済みの資料を抱え運んでいた。
「うぅ‥無重力とはいえこれはキツイです」
最近になり軍に入隊した少女は非戦闘員として雑用を任されていた。
「はぁ…早くモビルアーマーで戦えるようになりたいなぁ」
打倒ナチュラルを掲げ早く自分もその役に立ちたいと意気込んでいると前方から来た兵士と激突してしまう。
「きゃああぁっ!」
その瞬間、持っていた資料がパラパラと宇宙空間を飛び回りぶ厚いファイルが少女の顔面を直撃した。
51ポチ@駄文職人:03/12/13 04:15 ID:eAV+aZkt
「あいたたた…‥」
「大丈夫?‥君」
「はい!大丈夫です!私の不注意です!申し訳ありません!」
痛む顔面に堪えつつ、ビシッと相手に敬礼し詫びるとその人物が赤の軍服を着たエリートだったことに緊張する。
(あわわ‥赤を着た人とこんな風に出会ってしまうなんて…)
なんて自分は最悪なんだろうと悔やんでいると赤を着た藍色の髪の少年がハンカチを差し出してきた。
「……‥え?」
「…血が出てるよ」
その言葉に視点を変えると目の前に赤い液体が漂っているのに気付き、顔に手を当てると鼻からポタポタと血が滴っていた。
52ポチ@駄文職人:03/12/13 04:17 ID:heUCrViV
「…あら‥鼻血出ちゃった」
その言葉に赤を着た少年はクスクスと小さく笑うとハンカチを鼻に添えてあげる。
「あ‥あの‥困ります!こんなことまでして頂いて…」
そう言いつつ既にそのハンカチで鼻を押さえている少女に苦笑いしつつ、散乱した資料を集め始める。
「気にしなくていい‥前をよく見ていなかった俺も悪いしね」
「…‥赤服さん」
何ていい人なんだろうと感動していると後ろから来たまた赤に身を包んだ人物に怒鳴られる。
「むっ…何をやっているんだ貴様ら!?邪魔だ!早く片付けろ!」
53ポチ@駄文職人:03/12/13 04:18 ID:kjsJ6xrs
少女はその声に驚き、その人物に視線を向けると透き通るような真っ白い肌と銀色のサラサラしたおかっぱ‥そしてアイスブルーの瞳に吸い込まれるように見入ってしてしまった。
 しかし次の瞬間、ギロリと鋭く睨まれ我に返る。
「ひゃあっ‥ご、ごめんなさい!すぐ片付けます!」
銀髪の少年に睨まれ少女は鼻を押さえつつ、慌てて資料を集めようと顔を上げると、また例のぶ厚いファイルとぶつかりそうになった。
「‥きゃっ!」
また痛い思いをするのかと思い咄嗟に目を瞑がその衝撃は来ず、恐る恐る目を開ける。
54ポチ@駄文職人:03/12/13 04:20 ID:HxBNJ2/u
「…‥あ」
そこには少女の顔にぶつかる寸前、銀髪の少年がファイルを手で掴みそれを阻止している姿があった。
「あ…ありがとうございます!!」
「………ふん」
ペコリと感謝の言葉と共に深く頭を下げると素っ気ない態度を取りながら、手にしたファイルをソッと少女に渡し去って行った。
最初は怒鳴られ恐い人なのかと思ったが、渡されたファイルからは何となく素直じゃない優しさが伝わってきた。
「はい、どうぞ」
ボーッと銀髪の少年の後ろ姿を目で追っている間に散乱していた資料を集め終わったもう1人の少年がそれを差し出す。
55ポチ@駄文職人:03/12/13 04:23 ID:dDbBI21B
「あぁあっ!す、すみません!全部集めて貰っちゃって‥」
「いいよ‥じゃあ失礼する」
そう言い去ろうとする少年に慌てて声をかける。
「あ‥あの…貴方のお名前は?…私はシホです!」
「俺はアスラン…‥さっきの彼はイザーク・ジュール」
「‥え…あ‥ありがとうアスランさん!」
なぜ銀髪の人の名前まで教えてくれたのだろうかと疑問に思いながら彼の姿が見えなくなるまで敬礼し、ふと手にしていたファイルに目を移す。
「…‥イザーク・ジュール…か」
彼の名を口にした時、ほんのりと甘い胸の高鳴りをおぼえたがシホはその意味に気付かない。
56ポチ@駄文職人:03/12/13 04:26 ID:rFF5U/2X
(あの人達がいる赤に入れるよう私も頑張ろう!)

そしてシホは数ヶ月後、念願の赤を着ることとなる。


ダークレッドの軍服を身に纏った1人の少女が作戦会議室へ走り込む。
「遅くなりまして申し訳ありません!本日付けでクルーゼ隊配属となりましたシホです!宜しくお願いします!」
ピシッと息を切らしながら敬礼すると、会議室がシンと静まり、そこに居る全員がシホへと視線を向ける。
(うっわ〜っ…どうしよう‥赤に配属早々遅刻だなんてゲンコツじゃ済まなそうだ‥)
57ポチ@駄文職人:03/12/13 04:28 ID:PskKp+ff
ミスをする度にアデス艦長から喰らったゲンコツの痛みを思い出し眉をしかめる。
「貴様っ!大事な作戦会議に遅れて来るとは何様のつもりだ!!」
そこに突然の怒鳴り声が降り掛かりその方向へ視線を移すと、見覚えのある銀髪が綺麗な少年が立っていてシホは思わす声を上げる。
「イザーク・ジュールさん!!」
嬉しそうにキラキラとした瞳で自分を見る少女にイザークは一瞬押されるが、すぐに立ち直り言葉を続ける。
「貴様のような奴にこの赤を着る資格など無い!!」
そして立ち去れと言おうとする前にシホが口を挟む。
58ポチ@駄文職人:03/12/13 04:32 ID:dLoCM0e/
「はい!わかりました!!」
シホはそう言うとテキパキと着ていた軍服を脱ぎ始める。
「きっ貴様!何をしている!?」
初めにブーツ‥そしてズボンを脱ぐという、マニアには堪らない格好になったシホにイザークは顔を紅潮させながら叫んだ。
「はい!私は赤を着ることはふさわしくないとのイザークさんのお言葉を習い軍服を脱がせて頂きます!」
周りの男達の目が、露になったシホの脚に釘付けとなる中、ついに上着に手を掛けたその時…



脳内補完へつづく
59名無しさん@ピンキー:03/12/13 16:08 ID:dhN96ZpN
>269氏
エロ描写マジ(゚д゚)ウマー。
続きと次回作にも期待してます。

>ポチ氏
乙。投下多くてありがたかったよ。
60名無しさん@ピンキー:03/12/13 18:37 ID:CaLENkXV
ポチ氏お疲れー。
自分は貴方の一連のアスカガ作品のファンです。
気力充実したらまた読ませて下さい。待ってるよ。
出来るだけ早いうちにナー
61名無しさん@ピンキー:03/12/13 21:15 ID:luXCnqT1
お、もうすぐ即死判定回避されるな。
職人さんたち、投下乙。
今年一杯もつかね、このスレ。
62名無しさん@ピンキー:03/12/13 21:24 ID:PKGcRd/G
>ポチ氏・269氏
乙です。
63名無しさん@ピンキー:03/12/13 23:09 ID:mQU8c6ZG
>269氏、モエ…挫けず待っていた甲斐がありました。前半で十分エロイです、これから本番てハアハアハアハア。
ポチ氏、次回作お待ちしてます。ポチ氏味のシリアス、ギャグ味一度ツボに入るとやめれません。
前スレ650氏アスラクイイヨイイヨー、なにもかもわかっていての関係、この金妻風味、お子様にはわからんのですよ。

なんか週に数えるほどしか書きこまないのに自分のすぐ前後ってよくageられているんだよな。
リアルで投下に遭遇してハアハアして感想書き込みしたいのに、最近書き辛い。
269氏、ポチ氏は強いです、自分はなんかageられてんなーと不審に思いSS読みの控え室(現待合室)
を覗くと「感想がない〜(ry」と書きこんでやったとのレスにリアル遭遇。筆が止まりました。
エロイですよとレス下さった方、ありがとうございます。自分それ支えにしてます。
前々スレ711氏、もしかして投下されてるのでは。こちらでもエロなしでもイイので是非。
ラクカガ、もし待って頂いている方いらっしゃったらすみません。
遅くなっているのは前記とは関係なくて、エチーは用意済みなのに、その前のシーンが出来てなくて。
てか、ラクシズがどうしても邪魔になるんですよ。一番イイのがラクスは狂信的ファンにやられて港であぼん、
キラカガアスも英雄は星になりました。カナーパガンガルワ、が一番つじつまが合うような気がして。
某放蕩オペラな神が、オーブはWW2後のポーランドもしくはベルギー、がんばってフェザーンと
仰せになっていたので、ベルギー路線でいこうと思っています。
そろそろムウマリュ職人さん、ナタル職人の方々が降臨されるかな。決算で疲れた者達へ癒しをー。
64黄昏の文芸作家:03/12/13 23:38 ID:4PX164yl
みんな乙。

早速、俺も投下…
しようと思ったら…明日は日曜でつね。
早く寝た方がいい…って解釈で、いいのかな…?
65團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 00:47 ID:Mpr2QVTx
55○ですな。

三国志読んでました。
イザカガ投下しようとして、ちっともエロくならないので躊躇い中。
読み直してみたが、やっぱりエロくならないです。
違うカプやれって、事ですね……。
66名無し@ピンキー:03/12/14 02:04 ID:qQoJ7KfK
>>63
自分もここでは何書かれても平気なフリをしてるけどリアルでは物凄くショック受けてますよ。でも一部の人が自分の作品読んで感想くれたりするので(稀にだけど)何とか頑張れてます。
だから>>63氏もめげずに頑張ってください!自分もあなた様のSSを心待ちにしております(´∀`)ノ
67團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:42 ID:Mpr2QVTx
皆様、ガンガレ! 作品読むの楽しみにしてます。

イザカガ書き直したので投下逝きます。
68團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:43 ID:Mpr2QVTx
 ばしーっ!
 火花が散った。
「うわー。ゴジラ対メカゴジラ?」
 イザークとカガリのメンチきりに傍観者キラが暢気そうに言う。
「うるさい! ボケ男!」
「泣き虫は黙ってろ!」
 同時にキラに向けられて言葉が吐かれる。キラはシクシクと泣いてアスランに慰められていた。
「一度、がつんと言わなきゃいけないと思ってたんだ」
 とカガリが凄めばイザークも、
「聞くだけは聞いてやる。言ってみろ」
 と言葉を返す。竜虎の対決さながらのその光景にギャラリーも興味はあるが、こわごわと視線を
そらして立ち去ってしまう。立ち去らないのはキラとアスラン位だ。
「最初から気に入らなかったんだよな。おかっぱだし」
「髪型で文句を言われる筋合いはない。男女」
 ぱっしーん! 何かにヒビが入った音がする。ヒートアップしていく二人にアスランはこりゃ退散した方がいいかな? とキラを引きずって食堂の外に出る。
「私が、男女だったら、お前だって女男だ。髪型といい、一見しただけじゃ判らない」
 カガリは吐き捨てる様にいった。イザークの顔が怒りで見る間に真っ赤になっていく。
「人の事言えた義理かー!」
「ああ! 私にはラクスよりでかいオッパイがついてるんだからな!」
「ラクスを馬鹿にするなー!」
 さすが、腐ってもファンである。しっかり聞き逃さない。いや、逃せないだろう。
69團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:45 ID:Mpr2QVTx
「胸だけでかくても、頭の方はさっぱりだな! 指揮官の癖に戦場に出て! ああ、それともオッパイ
でかい女は頭悪いって、本当なのを証明するためですかね?!」
「指揮官が、現場を知らないでなんとするんだ!」
 その言葉を最後に睨み合いが始まる。
「イザーク、カガリ、もうやめろよ」
 アスランが止める。
「「黙ってろ!」」
 途端に二人から怒鳴られてしまい、泣き出してしまったアスランにキラがよしよしと頭を撫でる。
「ちょっと、顔かせ!」
「望むところだ!」
 武蔵と小次郎のごとく二人は睨み合いながら移動していく。
「キ、キラ、と、止めないとあの二人」
「大丈夫でしょう。コーディネーターとナチュラルだし、男と女だし。その辺イザークも判ってるから
血の雨はふらないでしょ? まー降ったら、僕がイザークをただじゃおかないけどね」
 くすっとキラが黒い笑いを浮かべた。最強のシスコンは怒らせると怖いとアスランはぞっとした。
 
 言葉に乗ってイザークの部屋で来てしまった二人はそこでもにらみ合う。
 いきなりイザークが上半身裸になった。
「どこが、女だ!」
 これをしたいがためにイザークは部屋にカガリを連れ込んだらしい。さすがに人前で上半身とはいえ裸になるのはためらわれたのだろう。
 ぷ、とカガリが嗤う。
「まさか上半身裸になる為にここに来たわけじゃないよな。だとしたら随分女々しい事になるしな」
 カガリの言葉にカチンと来てイザークは全裸になると仁王立ちになった。
「どうだ!」
「!!」
 さすがにこれにはカガリも驚いて慌てて目をそらす。
70團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:47 ID:lJ8p3KEv
「判ったから、早くしまえ!」
「ほう、随分おんならしい態度だな」
「女だといってるだろ! 私が悪かった。もう、服を着ろ!」
「ふん、判ればいいんだよ!」
 いきなりカガリの携帯電話が鳴った。キサカに無理矢理持たされているのだ。持たないと首筋に
GPSシステムを埋め込むといわれたので仕方なしに持ってる。
「はい」
 ふてくされた声で出るとキサカの静かな声が聞こええう。
「カガリ様。ラクス様がお見えになりました」
「アスランとキラにゆずるよ。私は明日でも明後日でもいいから」
「承知しました」
 電話を切って重いため息を付く。
「何だ。ラクスが嫌いなのか?」
 衣服を身に着けたイザークが不思議そうに尋ねる。
「あ、いや。好きだよ。大好き。ただな」
「ただ? 何だ?」
「うるさいやつだな! 気を使って少し黙ったらどうだ!」
「だったら最初から話すな! 気持ちが悪い」
 それもそうかとカガリはため息を付くとベッドに腰掛けた。ぽんぽんと隣を叩いてイザークに座る
ことを促す。
「大体会うときってさ、キラとアスランと私で会うんだ。でもさ、やっぱ、男って可愛い女の子に弱
いだろ。もー何かそれわかるからさ、一緒にいるといたたまれなくて」
「二人が好きなのか?」
71團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:48 ID:lJ8p3KEv
「は?」
「キラとアスラン」
「は?! あ、いや、キラは内緒だが姉弟かもしれないんだ。アスランはその一回キスされただけだから、好きか嫌いか判らないな」
「キスー?! 手が早い奴だな」
「あははは。挨拶みたいなもんだって」
 実際には、ラクスにあえて嬉しいキラと、カガリに対して緊張して話せなくてつい、ラクスに話しかけてしまうアスランというのが真相だ。
「貴様も、大変なんだな」
「貴様じゃない、カガリだカガリ」
「カガリ」
「そうそう」
 良く出来ましたとばかりに微笑むカガリの笑顔にイザークはどきりとした。
 確かにぱっと見は男っぽいが、細かい仕草の一つ一つが妙に女の子して可愛らしいのだ。
「お、俺ならカガリがいい。お前は可愛い。自身を持て」
 真っ赤になってイザークが告げると、カガリも真っ赤になって、目を逸らす。
「キ、キスしてやってもいいぞ」
「お前がしたいならいい」
 目を閉じてお互い唇を寄せ合う。
 音を立ててしたキスはすぐ離れてしまい、二人とも真っ赤になって俯いている。
72團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 02:49 ID:lJ8p3KEv
今日はここまで。

ねまつ。おやすみなさい。

あ、ポチ氏前スレにも書いたけど、キラナタ気長にまってます。
73名無しさん@ピンキー:03/12/14 03:30 ID:yo2KpVES
>團鬼八さん
イザカガ小説を読むのはまだ二回目なんですが、
なんかほんとじゃれ合いってカンジで
このふたりえらいかわいいです。
続き楽しみにしております。
74名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:00 ID:UVo8SaaL
キラナタ



「ヤマト少尉、そこで何をしている?」
今は誰もいない格納庫。
自分が操る機体の前で立ち尽くす僕に不審な目を向ける女性。
「…ナタルさん」
黒く艶のあるショートヘア−…そして自分と同じアメジスト色の瞳が僕を冷たく見据えている。
カツカツと鉄と靴底がぶつかる音を格納庫内に響かせ彼女が僕の前に立った。
「…僕がこの機体を盗んで逃げるとでも思ったんですか?」
僕はあなた達とは違う異質な存在。
そんな僕が軍の重要機密である機体を動かしている事実をあなたが快く思ってはいないのは知っている。
75名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:01 ID:XFROltyn
「今はここにいる必要は無い、無駄な疑いをかけられたくなければ部屋に戻り次の出撃に備え休養するべきだ」
「…僕はもう戦いたくありません」
本当はあなたも僕の存在が疎ましいと思ってるんでしょう?
だって僕は軍の敵であるコーディネイターなのだから…。
「……ヤマト少尉」
「ごめんなさい、ナタルさん…もう暫く1人にさせて下さい」
軍に忠実である彼女の傍にいると、今までの地球軍への不満や僕の煮え切らない気持ちをぶつけてしまいそうで怖い。
そう思い俯き黙るが彼女は僕から一向に離れようとはしない。
そんなに僕が信用出来ない?
76名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:03 ID:0rH90Xvf
段々と苛立ってきた僕は顔を上げ彼女を睨んだ…いや、睨もうとしたけど出来なかった。
だって僕の目に映った彼女の顔は悲しげで…僕は初めて見たその表情に見惚れてしまった。
「…私は君に感謝している」
「……え?」
彼女の口から出た言葉に目を見開く。
真っ直ぐ見据えていた瞳が僕の反応に照れくさそうに逸らされゴソゴソと軍服のポケットをまさぐっている。
何をしているのだろうと黙って見ていると、取り出された手に何か握っているらしいそれを僕の前に突き出した。
「…?」
77名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:05 ID:e63bdRjx
促されるまま手を出すと、僕の手の平に小さいピンク色の包みが置かれた。
…これって飴玉?…所謂キャンディと言う甘いお菓子なわけで…。
「…甘い物を食べると気持ちが落ち着く…君も試してみればいい」
ナタルさんとお菓子…そのギャップに僕は思わず吹き出してしまった。
「…ぷっ…あははっ」
「な、何がおかしい!?」
本気で怒るナタルさんに僕は更に口を滑らせてしまう。
「いえ…ナタルさん…すごく可愛らしい人だなと思って」
これは僕の本心だった。
今まで融通の利かない厳しく真面目な軍人である彼女の女性らしい一面を垣間見て、僕は初めてナタルさんを異性として見ることが出来た。
78名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:07 ID:lWspJNTl
「…わ、私はもう失礼する!」
顔を真っ赤にさせ立ち去ろうとする彼女を僕はその手を引き、引き止める。
「もう少し…一緒に居てくれませんか?」
もっとあなたのことを知りたい…一瞬にして僕はあなたに惹かれてしまった。
「…1人になりたかったんじゃないのか?」
少し不機嫌に答えられ、僕は苦笑いする。
「ごめんなさい、でも今はナタルさんと話がしたい気分なんです」そう言いニッコリ笑うと彼女は仕方ないという顔をし再び僕と向き合った。
本当はとても優しい人なんだな…困っている人を放って置けない。
79名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:10 ID:LFOBoqQz
形は違うにしろ彼女なりの優しさと正義感が軍に仕えるあの厳しさの顕れとなっているのだと思った。
 そして僕は暗証番号を入力し、ストライクのハッチを開ける。
「何をしている?ヤマト少尉」
「この中で話をしましょう」
「…ここでも話ぐらい出来るだろう?」
僕の提案に怪訝な顔をして拒む彼女に構わず言葉を続ける。
「誰にも邪魔されたくないから」
そう言うと渋々とコクピット内に足を踏み入れたナタルさんは、初めて見る様々な設計にキョロキョロと興味深そうに目を泳がせている。
そして僕はハッチを閉じて一瞬暗くなったコクピットの一部を起動させ明かりをつけた。
80名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:12 ID:iZs1shLn
「…いつも君はこれに乗って戦っているのか」
シートに座る僕の横に足を折り腰掛けた彼女は感慨深そうに言葉を発する。
「僕はこれで何人もの人を殺したんです」
少し皮肉めいたことを言うとナタルさんの瞳が揺れた。
本当はこんなことを言うつもりは無かったのに彼女の前だと自分を抑えられず次々と言わなくてもいいことまで言ってしまう。
「次はこの機体で僕の親友を撃つ…それとも今度は自分が撃たれて死ぬのかな…」
自分の口から出た死とゆう言葉に僕は震えた。
81名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:15 ID:6PXAzsgE
人を何人も殺しておいて、いざ自分が死ぬことに恐怖を感じている…僕はなんて滑稽な人間なんだと思ってしまう。
「…ヤマト少尉」
僕の名を呼び震える手をソッと包むように触れる彼女の僅かな温もりが僕の恐怖を溶かしていく。
「……ナタルさん」
彼女の顔を見ると、何も気の利いた言葉が出なくて申し訳ないと言わんばかりの顔をされ、僕は苦笑いしてしまった。
「…僕…やっぱり気持ちを落ち着かせなきゃいけませんね」
そう言いながら、握ったままのキャンディの包みを破り取り出した。
「ナタルさんの分は?」
82名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:17 ID:3vZCPhy/
どうせなら彼女と一緒に食べたいと思い聞いてみる。
「それだけだが、気にせず食べなさい」
「……でも」
最後の一つと知って何故か申し訳ないような気がして彼女に返すことにする。
「私はいらないと言っているだろう」
「……でも…ナタルさんに食べて欲しい」
「私が食べたら意味がないだろう」
「ナタルさんが食べても気持ちは落ち着くよ」
一つのキャンディを巡り、暫く譲り合いをしていたが最後は疲れたのかナタルさんが折れ、彼女が食べることになった。
「はい、あ〜ん」
「なっ!じ、自分で食べれる!」
83名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:19 ID:LHnj85mG
僕の行動にナタルさんは顔を赤くしキャンディを奪い取ろうとするが僕はそれを許さない。
「コーディネイターの僕に敵うと思ってる?」
その言葉にナタルさんはキッと睨み立ち上がった。
あぁ…僕はまた余計なことを言ってしまった。
彼女は僕の一言に怒り、ここから出て行くのだと思った…でもそれは違っていた。
84名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:21 ID:LMP5kPv6
「こんな狭い所なら私でも勝てる」
「…ナ、ナタルさん?」
勝てるって?一瞬気を取られた僕からキャンディを奪い取ろうと彼女の手が素早く伸びる。
「うわっ…」
それを間一髪で躱し互いに一歩も譲らない。
ナタルさんが動く度に甘い女性の匂いが僕の鼻腔を刺激する。
「キラ・ヤマト!…いい加減に…」
「ナタルさんこそ大人げない」
僕は彼女からの攻撃を躱す為、シートから離れようとした時バランスを崩し、ナタルさんもそれに釣られて僕の上に倒れ込んだ。
「…っ」
ナタルさんの柔らかな胸が僕の体に密着し、息がかかるくらいまじかに接近した顔を見合わせた。
85名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:23 ID:gQsSCc66
「…はい、ナタルさん」
僕は目の前にあるナタルさんの綺麗な顔に緊張しながらパープルに塗られ整った唇にキャンディを軽く押し付けた。
「……ん」
彼女も観念したのか潤った唇を開け、それを受け入れ一瞬見えたピンク色の舌に僕は少し興奮してしまう。
一方キャンディを手に入れたナタルさんは何事も無かったように元の位置に戻る。
僅かの間だけ感じた女性特有の柔らかさに浸りながら僕もシートに腰掛け視線だけ彼女に向ける。
「なんだ?ヤマト少尉」
先程はあんなに子供のようにムキになっていたのが嘘のようにいつものナタル・バジルールに戻っていて僕はガッカリした。
86名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:25 ID:i8Df2dji
もっと乱れるナタルさんを見たい。
僕の中にそんな悪戯心が沸き起こり行動に遷させる。
「やっぱり僕も食べたいな」
「…何をだ?」
「ナタルさんの口の中にあるモノ」
「!!」
僕の言葉に動きを止め睨む彼女に甘えるように顔を近付ける。
「ふざけるのもいい加減にしろ…キラ・ヤマト」
ハスキーな声が更に低くなり、僕は平手打ち覚悟で口を開ける。
ナタルさんの瞳から視線を外さず凝視すると、気まずいのか左右にキョロキョロし意を決したように僕を見据えた。
その後の彼女の行動に、僕は眩暈がする程驚いた。
87名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:28 ID:jcyOIYJA
何故ならナタルさんは両手を僕の頬に添え、顔を少し斜めにし唇を重ねたからだ。
そして舌に乗せたキャンディを僕の口内に移しゆっくり離れてた。
僕はそこまでの展開を予想していなかったので思わずキャンディをそのまま飲み込んでしまった。
「…んぐっ…ナタルさん…」
多分真っ赤になっているであろう僕の顔を見てナタルさんはしてやったりという感じでニヤリと微笑んだ。
何だかそれを見て悔しくなった僕は素早くナタルさんの唇を奪う。
「なっ…んんっ…ヤマト…少尉」
僕の押し付けるだけの不器用な口付けに、まるでキスのやり方を教えるように舌を差し出し僕をリードした。
88名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:31 ID:Ms+41mgp
「…はふ…んっ…」
彼女の器用なキスに翻弄されながら、僕が今までイメージしていたナタル・バジルールを思い出していた。
そう…僕が思っていたナタルさんは真面目で厳しく恋愛…もちろんそっち方面は何も経験がない不器用な人なのだと勝手に想像していた。
だが現実は違っていた。
いま目の前にいる彼女は僕の反応を伺いながらキスをするという余裕を見せつけている。
「…これで満足か?ヤマト少尉」
キスを終え、僕を見つめるナタルさんに今度は違うところが反応してしまったことを訴える。
「…ナタルさんのせいでこっちが…その…」
89名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:34 ID:BqMiBEjY
彼女の甘い口付けのせいで膨らんだ股間を手で隠すとナタルさんは少し頬を染め苦笑いする。
「…処理してやろうか?」
その言葉に僕はゴクンと唾を飲み込んだ。
処理って…つまり…その…。
ナタルさんあなたは何時何処でそんなことをマスターしたんですか?と余計なことを思いながら僕は調子に乗って言ってみた。
「僕…ナタルさんとエッチがしたいです…」
流石にこれは図々しすぎるだろうと自分でも思ったが、またナタルさんは僕の予想を裏切る行動に出た。
「…わかった、少し待て」
え?え?ナタルさん?
90名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:35 ID:3rje8BuK
動揺する僕を余所にタイトスカートを捲り、タイツと下着だけ脱ぎ捨て彼女は座っていた僕の上に跨った。
厚くガードされていたナタルさんの生脚が艶めかしく動いている。
それだけで興奮して息を荒くしてしまう自分が情けない。
ナタルさんは手慣れた手付きで僕のズボンのジッパーを下ろし、性器を取り出す。
興奮の境地で限界にまで高まった熱で僕のペニスが先走りの液を出しながら勃ち上がっている。
僕は何だか恥ずかしくて思わず先端を手で隠そうとして阻止される。
「君はそのまま大人しくしていなさい」
91名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:38 ID:z5V/Sag7
そう言い優しく微笑みナタルさんは僕のペニスを掴み、自分の秘部へと導いていく。
温かく湿ったところにペニスが包まれていく感触に身震いする。
気持ち良い…自分の手でするのとは大違いですぐに達しそうになるのをなんとか堪える。
「…はぁん…んっんっ」
ゆっくり…そして次第に早くなる腰の動きに合わせてナタルさんが甘い喘ぎを発する。
頬も汗ばみ色っぽい表情で黒髪を揺らす姿に僕はもう限界だった。
「ナタルさんっ…もうっ」
「ぁん…キラ…」
初めてナタルさんが僕の名を呼んだ…その嬉しさと同時に精を吐き出した僕は豊満な胸に顔を埋め、その余韻に浸っていた。
92名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:41 ID:D3bg2XaW





「…ヤマト少尉?」
「ごめんなさいナタルさん…もう1回いい?」
一度では足りずムクムクとナタルさんの中で固さを増したモノに苦笑いすると、あと1回だけだと許可してくれた。
「今度は僕が動かしていいですか?」
「え?…あぁんっ!」
そう言ってナタルさんをモニターの前に手を置かせ、突き出したお尻を引き寄せ挿入した。
「くっ…今度は僕がナタルさんをリードしてみせますよ」
「…ふっ…出来るものならしてみなさい」
そうして僕達はお互い譲らず性行為に溺れていった。




おしまい
93名無しさん@ピンキー:03/12/14 12:55 ID:D3bg2XaW
>團鬼八氏
長らくお待たせしててゴメンナサイ。昨日一気に書き上げることが出来きました。全然エロくなくてスマソ…。


さて自分、アスラン専門SS職人へと戻ります。もうアスラン以外のキャラカプは…
(;´−`)
94團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 12:57 ID:H6AgHuEU
>ポチ氏
キーラーナーター! 神様! ありがとう!
(大興奮)丁度来たら投下中でF5連打(駄目人間)幸せだー。充分エロかったです。
特に処理してやろうかの下りがエロロ。しゅてきです。

>69の6行目。
次の一文差し替えお願いします。

×> アスランが止める。
○> ハラハラと食堂を覗いていたアスランが状況を見て慌てて止めに入る。
95名無しさん@ピンキー:03/12/14 16:57 ID:A5LifTIo
好きなもんを好きな時に書くのが一番だよ。

関係ないが、女キャラの胸のでかさって、
魔乳>>フレイ>>>ラクス>>カガリ>ナタル、ミリィ
ってとこなんだろうか。
ミリィは下着姿の設定画あるけど、あまりでかくないしな。
カガリも下村があまり大きくないとか言ってたしな。
ラクスがでかいと言ってたのがびっくりだ。
フレイはあの歳であのでかさはびっくりだな。
でも、ナタルは胸揺らしてたな…。割と大きいのか?
おっぱい星人じゃないから、別にいいんだけど。
96名無しさん@ピンキー:03/12/14 18:38 ID:Yy26Nzxy
乳揺れ三連発はビビった。
97名無しさん@ピンキー:03/12/14 19:00 ID:H6AgHuEU
同じく。
98名無しさん@ピンキー:03/12/14 20:25 ID:YJtUQAqi
本編見る限りでは
魔乳>>ナタル>>フレイ>カガリ>>ラクス、ミリィ
ってな感じだったな、自分は。
99黄昏の文芸作家:03/12/14 21:05 ID:OISQEULz
公式じゃあ、身長・体重とか公開してるのに
3サイズは未公開だねぇ、>SEED

100名無しさん@ピンキー:03/12/14 21:22 ID:ex7Ncn0e
別にスリーサイズは必要ねーだろうしな。
まぁ、それを言うなら、身長はともかく、体重もあまり必要ないだろうが。
101黄昏の文芸作家:03/12/14 22:44 ID:OISQEULz
>>100
そういや、3馬鹿の身長・体重はどの紹介本
見ても「不明」とか「データ無し」って書いてある。
が、実は劇中でナタルのパソコンに映ってたのよね…
本を発行した編集部のチェックミスかな?
放送終了後に発売された角川の公式本3にも
載ってなかった…ちょっと扱いが寂しい…。
102團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:43 ID:QI1ppbJz
スリーサイズ、個人的に知りたい。男も女も。
きっと常夏は徳間さんの方で多分、きっと、載せてくれるはず!

ところでエロパロってペ ニ スって、規制対象だったのね…。昨日初めてしった。
よって、今回から伏字っす。投下行きます。
103團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:44 ID:QI1ppbJz
あ、イザカガです。
104團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:45 ID:QI1ppbJz
「は、恥ずかしいものだなその、キスって」
 カガリが答えるとイザークはぶっきらぼうに
「そうでもない」
 と答える。男の余裕というか、年上の余裕を見せたいのか。そんな雰囲気がして、カガリは思わず微笑んだ。
気が強い男って、案外見栄っ張りで意地っ張りで可愛いものだと思ったのだ。
「そうか。じゃあ、もう一回キスしてもらおうかな」
 と目を閉じて顔を向けると、イザークは身体を一瞬引く。
 経験がないわけではないが、それは義務みたいなものだったので気持ちいい事は良かったが、相手が好きだっ
たのかと聞かれると、義務だからとしか答えようがない。少子化の進むコーディネーターでは婚姻制度で、若い
うちからの婚約は当たり前で、十七歳になると婚約者のいない者、又は婚姻を望まない者は、精子、卵子を提供
しなければならず、自分で持ち込むか相手の身体に直接注ぐかのどちらかが選択される。病院のベッドの上で顔
を隠した女とやる本当に味気ないものだったのだ。その際、催淫剤なんか用いられるので尚更だ。
「馬鹿者! 好きでもない男とキスなどして、間違いが起こったらどうする気だ!」
 真っ赤になって、イザークが叫ぶ。
「コーディネータの癖に、古い頭してるな」
「お前が、い、いや、カガリが常識外なんだ!」
 きょとんとカガリがイザークを見る。
「え? 私イザーク好きだぞ」
 ドッカーン! まあ、マンガだったらそんな擬音が聞こえてきそうなほど急激に、ますます赤くなるイザーク。
「貞操観念とか、やらはお前にはないのか?!」
 きっとイザークは何言ってるかわからないだろう。
105團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:46 ID:QI1ppbJz
 きっとイザークは何言ってるかわからないだろう。
「えー。キスとかペッディングはキラと何時もしてるし。キスもアスランとはしたけど、それ以外の人とするの
は初めてかな? やっぱキラ以外だと照れるな。アスランの時も照れた」
 さらりとカガリ凄い事を口走る。真っ赤になっていたイザークの頭が一瞬で冷えた。
「ちょっと、まて、今、何ていった?」
「え? アスランとキスした」
「違う、その前!」
「え? キラとしてるってやつか?」
「何をしてるって言った?」
「キスとかペッディング」
「姉弟だとさっき言ってただろ?!」
 ああ。そのことかとカガリはにっこり笑った。
「キラが、気持ちいいオナニーだと思えばいいよって」
 言いつつ顔を赤らめていく。下の会話はあまり苦手らしい。
 騙されてる。
 そうは思うのだがイザークの頭はまだグルグル回ってる状態でそう言われればそうかも? とかまともな思考
をしてはいない。
「そう言えば、お前、たまってないのか?」
「若い娘が! そんな下品な言葉をつかうなー!」
 叱られてカガリが捨て猫のような目で見上げてくるのでイザークの男の部分が反応してしまう。
「う、いや、すまない。怒ってはない、いや、いるのか?」
 気質が真っ直ぐと、素直は似て非なるものなのだ。固いブロックの四角と柔らかいスポンジの四角のように。
106團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:47 ID:QI1ppbJz
「ごめんな。そんなに嫌がると思ってなかったから」
 ショボーンとカガリがうなだれる。
「いや、嫌がってはない。むしろお前が好きだ!」
 取り繕うようにイザークが叫ぶ。言ってから、自分が告白してる事に気がついて真っ赤になった。
「本当か?」
 疑うようにカガリが見るので、イザークは右手を取ると自分の股間に当てた。
「あ」
 少し立ち上がりかけたものを感じてカガリが真っ赤になる。
「先程から、その、カ、カガリの仕草とか言葉とかに反応して、この状態になってる」
 名前を呼ぶたびにドモルので、可愛くて仕方がなくカガリは微笑んだ。
「特別だぞ。キラとしかやったことないんだからな」
 イザークの前のファスナーを降ろすとボクサーパンツの中からペ○スを取り出す。
「お、おい」
 焦りはしたが、イザークは止めようとしない。カガリの手がリズミカルに上下に動いた。
「う!」
107團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/14 23:48 ID:QI1ppbJz
今日はここまででつ。

ねまつ。お休みなさい。
108名無しさん@ピンキー:03/12/15 00:02 ID:z/Nmdecz
>團鬼八氏
ぉぉぉおおおおおイイ所で・・・!(´Д`;)ナマゴロシデスカー
なんか伏字にすると余計に意識してしまうような気がするのだが(笑)
イザk・・・いや、カガイザ? とても(・∀・)イイ!
続きも楽しみにしてます。
109名無しさん@ピンキー:03/12/15 00:06 ID:HObRjsIA
種キャラはちょっと体重重過ぎだな。
キラなんてどういうこっちゃ。
ラクスもアイドルにしちゃ、重杉。
キラが福田、ラクスがその嫁の高校時代の身長体重と言うのはネタだよな。
110名無しさん@ピンキー:03/12/15 00:52 ID:ZqspyV/B
それはさすがにデマだと思うけど、種のキャラ、特に女キャラは重めだな。
111名無しさん@ピンキー:03/12/15 00:53 ID:rURncLHv
>>109
アイドルの公式発表スリーサイズとか本気で信じてるタイプの方ですか?

まあ、筋肉質なんでしょ。
ラクスなんか歌姫なら腹筋6つに割れててもおかしくないだろうし。
ただ、キラの体重は109の言うとおりちょっと重い様な気が・・・
112名無しさん@ピンキー:03/12/15 01:05 ID:b7c0fhdh
キラとアスランのシャワーシーンを見て
さもあらん、とか思ったけどな。>キラの体重
113名無しさん@ピンキー:03/12/15 01:22 ID:ZqspyV/B
じゃあ、OPのまっぱキラには修正掛かってんのか(w
114黄昏の文芸作家:03/12/15 01:22 ID:T/EbK9zw
>>102
徳間さんなら載せてくれるって…俺は、信じてます。

エロと関係なしでスマソ、なんだけど…やはり
身長・体重はコーディと言えど、住む環境とか食べ物に
よって人それぞれ…と思ふ。太らない様に遺伝子操作されててもね。
俺の両親、戦時中の生まれなんだけどさ…子供の頃の栄養不足
が祟って俺より身長かなり低いの…。
115269:03/12/15 01:41 ID:RZQsMxWf
皆さん今晩は。小心者の269です。
続きを書いたんだけど微妙に路線が変わってきました。
とりあえず投下しますが、今後どうなるか自分でもわかりません。
心の師、ポチ氏の休業宣言に自暴自棄になりながら書いた物なのでキャラにも影響が出たのかもしれません。
それから前回分、今読み直すとエチー描写に力を入れすぎてて心理描写がうすっぺらでどうもノリが悪い。
萌えの神様、どうにかしてくれ。
では投下します。
116269:03/12/15 01:41 ID:RZQsMxWf
立て続けの射精で心地よい疲労に浸ったアスランは気だるげに体を横たえ、カガリを抱き寄せた。
「ありがとう、カガリ・・。とても気持ちよかったよ。ちょっと・・休ませて・・くれないか・・。もう・・・・。」
そのままアスランはカガリをしっかりと胸に抱き、目を閉じる。
するとすぐに規則正しい寝息を立ててアスランは深い眠りへと落ちていった。
外はいつの間にか風が収まり雨もその勢いを弱めたようだった。
クライン邸は静寂に包まれていた。キラやラスクもお互いの温もりを確かめながら眠りについていることだろう。

カガリは幸せだった。
アスランは自分のことを『特別に好き』と言ってくれた。
そのうえ『特別に好き』な一人にしかしないキスをしてくれた。
自分はアスランにとってたった一人の特別なんだ・・・。
カガリは規則正しく寝息を立てるアスランの寝顔をじっと見つめた。
藍色の髪と長い睫毛、端正な顔立ちにカガリは惚れ惚れと見惚れてしまう。
「あすらんはきれいだなぁ」
眠っているアスランを起こさないようにそっとその腕から抜け出し、カガリは全裸のまま窓に近寄り自分の姿を映す。
鏡のようにガラスに映った自分の体を眺め、所々に散る口付けの跡の数を数えてみた。
「ここと、ここと、ここ。」
何もかもが夢のように、嵐のように過ぎ去っていった。
「ん・・・」ベットの中でアスランが寝返りを打つ。
117269:03/12/15 01:42 ID:RZQsMxWf
カガリはそれを見てクスリと笑った。
「ふふっ、あすらん、すぐねちゃって赤ちゃんみたいだ。そういえばあのときも、
こうかさくせんでつかれてるっていってすぐねちゃって・・・あれ?」
不意にカガリの頭の中で光が炸裂し、記憶が激流のように流れ込んできた。
あの日、自分はスカイグラスパーで小島に不時着して・・アスランもイージスでその場にいたのがはじめての出会いだった。
その次に会ったのはアスランがキラを殺した、と言った時だった。
それから・・いろいろあったけどアスランは自分を愛し、守ると誓ってくれた。
そして戦争は終わったのだ。
「思い・・だした・・・。」
カガリは膝の力が抜けてその場にしゃがみ込んでしまった。
その際に窓ぎわにあったテーブルにがたりとぶつかり、飾られていた花瓶が床に落ちて大きな音を立てて砕け散る。
その音に熟睡していたアスランも眼を覚ました。
そして窓際でへたり込んでいるカガリに気が付き、慌てて手近に掛けてあった自分の軍服をとるとその肩に上着を掛けてやった。
「カガリ!一体どうしたんだ?それよりも怪我は無い?」
「アスラン・・」ビックリしたような顔でカガリはアスランを見上げた。
「なんで・・?」
「なんでって・・こっちが聞きたいよ。それよりもほら、見せてごらん。足。」
「あし?」
怪訝そうにアスランを見るカガリにかまわず、アスランはカガリをひょいと抱え上げるとベットへと運んだ。
「ちょ・・ちょっと、アスラン!?」
アスランはカガリをベットに下ろすと、わずかに血を滲ませるその白いふくらはぎに口をつけた。
「破片で切ったみたいだ。でも、たいした事なさそうだな。破片も入っていないし。舐めておけば治る・・」
アスランがそういい終わらないうちにカガリはもう片方の足でアスランの体を蹴り飛ばした。
「!!」
118269:03/12/15 01:43 ID:RZQsMxWf
不意を突かれたアスランはそのまま勢いよくベットの反対側に転がり落ちる。
「アスラン!」カガリは慌ててベットの上からアスランを覗き込んだ。
「ごっ・・ごめん!だっていきなりあんな事するから!!しかもおまえ、裸だし!!」
真っ赤な顔で謝るカガリを見て、アスランは飛び上がり、カガリの腕を強く掴んだ。
「カガリ!戻ったのか!?本当に!?」
「痛い!アスラン、痛い!それより前くらい隠せよ!!」
やっと我に返ったアスランはカガリを掴んでいた手を離すと、急いで投げ捨ててあった下着を身に着け
再びカガリに向き合うようにベットの上に腰掛けた。
カガリはといえばやっと自分も裸なのに気が付き、アスランの上着の前をしっかりと押さえてとりあえず
アスランの目に素肌が晒されるのを隠してみる。
アスランとカガリは無言でベットの上で向き合っていた。
「とりあえず、なんでわたしはここにいて、しかも裸なのか説明してくれないか?」
カガリは勤めて冷静な声を出し、アスランに質問した。
「カガリ、もしかして・・さっきの事覚えていないのか・・?」
アスランは探るようにカガリの目を見て反対に聞き返した。
「カガリは地球で爆弾テロに巻き込まれて、それで危険だからとプラントに連れて来た。
しかもカガリは記憶を無くして子供の状態に戻っていたんだ。
ここはラクスの家で、それで・・オレたちは・・その・・」
最後のところで口ごもるアスランにカガリは肝心のことを聞こうと身を乗り出した。
「それで、アスランは何も分からないわたしのことを抱いたのか?」
カガリの声は軽蔑の色を含んでいるようだった。
「記憶を無くして子供に戻っていた、そんなわたしを・・それって卑怯じゃないか?」
119269:03/12/15 01:44 ID:RZQsMxWf
「カガリ!」
アスランは今更ながら自分の軽率さに唇をかんだ。
そうだ。確かにカガリはカガリだが、あれは本当のカガリではなかった。
小さいカガリは自分のことが『特別に好き』と言って体を許してくれたが、本当のカガリにしてみればそんなこと全く与り知らぬ事で、
この状態をみるとアスランが抵抗できない自分を無理やり抱いたようにしか思えないのも無理は無い。
カガリは黙って俯いてしまったアスランから目を逸らすと、ぽつりと「卑怯だ・・」と繰り返した。
それからベットから降りると部屋から出て行こうとドアに向かって歩き出す。
「明日の朝、わたしは地球に戻る。」
カガリの悲しげな声にアスランははっと顔を上げた。
「こんな形で・・お前が・・こんな事するなんて・・見損なったよ。アスラン。」
カガリが最後にドアノブに手を掛けて言った一言に、アスランの中の何かが切れた。
アスランの中にいる黒い凶暴な感情がアスランをけしかける。

アスラン、いいのか?カガリはお前のことを軽蔑して去っていくぞ。
口ではあんなことを言っているが先刻までのあの乱れようを思い出してみろ。
幼いカガリはあんなに素直にお前を受け入れ愛してくれたではないか。
心の底ではお前を愛し欲しているからこそ、今のカガリはこんな形で怒りを表しているのではないか?
だったら抱いてしまえ。
おまえがどれだけカガリを愛し欲しているか体に解らせてやれ。
それこそがカガリを引き止める唯一の方法だ。

普段のアスランならば、そんな悪魔の囁きには決して惑わされなかっただろう。
しかし今、カガリは自分の元から去ろうとしている。
アスランは一度は消え去った欲望の炎に再び火がついたのを感じた。
しかも、それは先程のものより暗く大きい黒い炎であり、アスランはその感情をもはや止めることは出来なかった。
120269:03/12/15 01:44 ID:RZQsMxWf
アスランは瞬時にベットから飛び降りカガリの腕を掴んだ。
「カガリ、行くな。」いつに無い強い口調で言うとカガリの腕を引き寄せ、その体を自分の胸に抱くと唇を重ねる。
「ふざけるな!」カガリは無理やり塞がれた唇から差し込まれた舌に噛み付き、引き剥がすようにアスランを突き飛ばす。
アスランは口の中に苦い血の味を感じ、ぺっとその場に吐き出した。
カガリも荒い息をしながら1歩離れてアスランを睨み付けた。
いくらなんでも、接近戦ではアスランに勝てないことをカガリは身をもって知っている。
何とか隙を見て部屋の外に出てしまえば何とかなる。
カガリはアスランを牽制するようにじりじりとドアに近寄っていった。
しかしアスランはそんなカガリの動きを読み、先回りしてドアの取っ手を掴みロックを掛けた。
かちり、と音がしてロックが掛かる。
そしてまたしても二人は無言で睨み合う。
カガリは強がって見せていたものの、内心恐怖で怯えていた。
「アスラン・・一体どうしたというのだ?」
声が震えないように、ぎゅっと手を握り締めてカガリがアスランに問う。「なんか・・変だぞ。」
「変じゃないよ。」アスランは冷たい目でカガリを見据えいていた。「オレはカガリが欲しい。」
そう言うとゆっくりとカガリに向かい腕を伸ばす。「逃がさない。絶対に。」
カガリは真っ赤な顔をしてその手を払いのけた。
「な・・・なに言っているんだ。逃げるも逃げないもないだろう。わたしは、ただ・・」
「ただ・・なに?」
「わたしはただ、こんなふうにじゃなくて、もっと・・その・・」
カガリはうまく言葉が見つからず、自然と涙がこみ上げてくる。
121269:03/12/15 01:45 ID:RZQsMxWf
カガリにとって性行為とは、お互いに愛し合い信頼しあった者がする行為でなくてはならないのだった。
もちろんカガリはアスランしかいないないと思っていた。が、しかし、こんな気持ちのすれ違ったまま、レイプまがいに抱かれたくはない。
「もっと・・なに?さっきはあんなに感じて腰を振っていたじゃないか。カガリだって気持ちいいのが好きなんだろう?」
アスランは冷たい目をしたままカガリの腕を捕らえ、そのまま後ろでにねじり上げた。
「アスラン!痛い!」カガリは悲鳴をあげ振りほどこうとするが、アスランはその手を緩めず
ベットの上にあったカガリのパジャマの袖を口を使って引き裂くと、縛り上げた。
「イヤだ!アスラン、こんなの変だよ!もうやめて!」
「でも、まだ最後まではしてないから・・カガリが明日、どうしても帰るって言うのならいまここでカガリが欲しい。
さっきも言っただろう?カガリのことが『特別に好き』だから意地悪するって。」
カガリは何のことだか解らなかったが、アスランの様子が異様で悪い夢を見ているようだった。
「今更はずかしいなんて・・・さっきのカガリ、すごく大胆だったよ・・。」
「そんなの、嘘だ!わたしは・・わたしは・・」カガリは悔しさと恐ろしさで体が震えていた。
アスランはカガリをベットの上にうつ伏せにおくと、後ろから覆いかぶさり首筋に舌を這わせた。
「また蹴られちゃかなわないからな・・。いい子にしていたらこの手も解いてやるよ。」
122269:03/12/15 01:52 ID:RZQsMxWf
今日はここまで。
このままアスランが鬼畜系に走るか、それとも愛でラブラブモードに戻るか。
すべては萌えの神様の気分次第。
自分はカガリスキーなので泣かせて(以下略
本番が無くて申し訳ないです。
123名無しさん@ピンキー:03/12/15 02:08 ID:+mordSD5
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
夜中に笑っちまった。269氏、おまい神。
124名無しさん@ピンキー:03/12/15 02:53 ID:WawQ5DOm
>123 ミートゥー。
269氏たんに意表をつかれますた。
好きにつっぱしって下さい。ハァハァしっぱなしですよ最初から!
125ポチ@駄文職人:03/12/15 03:17 ID:vdy5s/NL
>269氏
乙(●^ο^●)デス。
そうそう、書いている時の気分で内容がかなり左右されますよね。自分アスラン好きなので彼が幸せな最後に期待w
ところで休業宣言と言っても多分土曜日あたりに復活します。懲りずにシリアスアスカガ執筆中(;´−`)マタカヨ


前々スレ576様
貴方様がリクしてくれたアスカガもう少しお待ち頂けますか?
内容も頭の中で出来上がっているのですがギャグなんで…今はギャグ書くテンション無いので無理ポなんす。すみません。忘れているわけではありませんよと一言言っておきたかった故、コテで書き込みさせて頂きました。

>團鬼八氏
キラナタ読んでくれたのですね。ありがとうございます。またお会いしましょう。

>黄昏氏
投下こっそり潜んでお待ちしております。

あとレスくれた皆様どうもです。これからアスカガ専で頑張ります!
126名無しさん@ピンキー:03/12/15 14:57 ID:32SShwVA
神、萌えサソクス!

アスカガにハァハァしながら
フラマリュ投下を待って待って待ち続ける・・
127名無しさん@ピンキー:03/12/15 22:09 ID:tv1exlz8
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ…
通常の3倍どころじゃない萌えをありがとう字書きネ申’s _|\○_
128名無しさん@ピンキー:03/12/15 22:29 ID:tdLaFuGq
ワロタ、絨毯轢いて本格的に祈ってそうな姿だな。
129名無しさん@ピンキー:03/12/16 00:10 ID:2hvVzoVq
照明 ピカッ(雷)
アカ  「・・・はあはあ」
269氏(メガホン握る)「いいよいいよー、そのまま喘いで〜」
アカ  「・・・はあはあ・・・はあはあ」
@ピンキーAD(269氏の足元へ駆け寄り耳打ち)「・・・ごにょごにょ・・煽り・・発生」
269氏「クァット、カット、グワァットォ!・・・徹底的に粘っこくしてやる。煽り上等ゴルァ!」
******休憩******
カ  「また撮り直しかよ・・・」
ア  「・・・(最近我慢汁役ばっかで身体に悪い・・・)」
横切る隣スタジオ役者
フ  「なーに、あんた達また撮り直し?ちゃっちゃと適当にやればいいのよー、
   ラクス、あんた暇そうね。最近干されてるんじゃないの〜」
ラ  「わたくしは仕事をえ・ら・ん・でいるだけですわ。
   ギャラはアスカガ10本分ですものホホ。キラもそうですわよね?」
キ  「・・・」
269氏「脚本書き直し終了!!おっしゃーー本番っ!!」
カ 「(台本ペラペラ捲る)まじかよ、これ本当にやれって・・・?」
ア 「・・・SM、ロリ、レイープ網羅・・・身体持たない・・・」
269氏「フォルァァ!!悶絶エロ気合いが足りねえ!!読者さまが待っているだろが!!!」

読者 ( ゚д゚)ポカーン・・・ハッΣ(゚Д゚;) −now(*´Д`)ハァハァing−
130名無しさん@ピンキー:03/12/16 00:27 ID:R+t0flHi
わらた。
131名無しさん@ピンキー:03/12/16 00:42 ID:EeYE4Mdj
続編あるのかねー。
あるなら、まだまだ伸びそうだな、このスレも。
132團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 00:55 ID:R+t0flHi
私の書くカガリが何時も暴れん坊なので可愛く書こうとか思ったら、
や り す ぎ た。

投下いきまつ。今日も短いです。
133團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 00:56 ID:R+t0flHi
 たまらずイザークがうめく。リズミカルに動く手は、自分の感触とは明らかに違っていた。普段何とも思わない様な場所が物凄く微妙な力加減で抜かれると快楽が湧き上がる。
「ほら、大きくなってきた」
 無邪気にカガリが笑ってイザークを見る。
 大きくなっていくペ○スを楽しそうに見つめる。エッチというよりも、興味津々で楽しんでる風情である。イザークはどうしたものかと悩んでいた。
 てっきりアスランの女だと思っていたのだが、フリーでしかも、近親相姦まがいの事をしてるみたいで、エッチには抵抗がない(というか、キラに騙されてる気がする)様だし。
 しかも打ち解けると子猫のように甘えてくるので可愛くてしかたがない。
「気持ちいいか?」
 知ったことか! 思い切りアスランの顔に大きくバッテンをつけてイザークはカガリの肩を掴んだ。
「ん? キスか?」
 ちゅ。っと唇に音を立ててカガリの唇が触れる。その唇をイザークは捻り込む様に奪う。
「ん」
 カガリはほんの少し唇を開けてイザークを迎える。
 片手で揉んだ胸は物凄く柔らかく、軽く揉みながら片手でシャツをたくしあげた。
「ふ、」
134團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 00:57 ID:R+t0flHi
 もぞもぞとイザークの手から逃れる様にカガリが身体を動かす。ブラをずらして直に触れる。乳首が指先に触れるのでコロコロと転がすと喘ぎ声が聞こえた。
「シャツ、脱ぐか?」
「あ、ああ」
 子供のようにシャツを脱ぐので、イザークは手をかしてやる。
 やっぱり、恥ずかしいんだな。一応。
 脱いだシャツで胸を隠すカガリが照れたように笑うのを見て、イザークの胸がきゅんとした。
「ほら、シャツ離せ。脱いだ意味ないだろ」
 くいと引くとカガリが引きかえす。
「イザークも裸になれ。服着てるなんて、卑怯だぞ!」
「判った」
 イザークは再び全裸になると、どうだ? とばかりに笑ってカガリを見た。それが何かに触ったらしく、カガリも慌てて全裸になる。
「これで、対等だな」
 にこっと微笑まれ、イザークは押さえが利かなくなりそうだったが、それよりも照れくさくて目を逸らしてしまう。
「お前、綺麗だな」
135團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 00:58 ID:R+t0flHi
「ば! それは俺が言う台詞だ!」
 思わず怒鳴って顔を向けるとニコニコ笑ってるカガリと目が合う。何か負けたなと思う。本当はそう思いたくないのだが、カガリになら負けてもいいかなと思ってしまう。
「お前は、可愛いぞ」
 そういって、カガリの鼻をつまむと痛そうに目を閉じる。そのまま上を向かせてキスをする。
 手をゆっくり頬へと移動させる。頬から首筋へ流れるように手が動いていく。
「ん!」
 びくりと肩をすくめるかがり。どうやら弱いらしい。
 ぴくぴく反応するカガリが面白くて暫く遊んでいると、涙目でイザークを見上げる。
「そんな目で見るな」
「うー……」
「判った。他も撫でるから」
 イザークの言葉にシーツで胸を隠すとコロンとカガリは身体を横たえた。猫が撫でてくれといわんばかりの体勢だ。
「シーツを離せ。撫でられないだろ?」
136團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 00:59 ID:R+t0flHi
「やだ……」
「やだって、子供か、お前は」
 しかし、これが先程睨みあって怒鳴りあっていた少女だろうか。イザークに甘えきって、今まで見た事のない笑顔や姿態をこれでもか! とばかりにイザークの目の前にさらしている。
「キラと、しているのだろ?」
「だって、シーツの中で何時もしてる」
「……」
 イザークはカガリの手からシーツをとるとばさりと自分達の上に広げた。シーツが降ってくる。
「これでいいのだろ?」
137團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/16 01:01 ID:R+t0flHi
ここまででつ。
どうやら、ペ○スも書き込み規制があるっぽい。違う表現しろって事か?

ねまつ。おやすみなさい。
138名無しさん@ピンキー:03/12/16 01:47 ID:NHpudx8A
やっぱ、キララクが少なくなったのって、福田発言のせいなのか?
139名無しさん@ピンキー:03/12/16 01:53 ID:kkU9xQJ3
いや…その前から少なかったような気もする。
140名無しさん@ピンキー:03/12/16 02:02 ID:/c01rQ05
イザカガキタ━━━━━━(*゚∀゚)━━━━━━!!
シーツの中で(*´Д`*)ハァハァ

かわいいカガリたん萌え。
141名無しさん@ピンキー:03/12/16 02:02 ID:EeYE4Mdj
福田発言って、何かのインタビューにあった、キラはフレイのこと
で一杯一杯だったから、カガリやラクスに恋愛感情なしと言ってた
奴だっけ?カガリがキラの女癖の悪さを見抜いて恋愛対象外とした
って下りにはワロタ
まぁ、書く気なくしたって愚痴ってた職人さんは前々スレあたりで
いたよーな気もする。
が、エロパロ板だから、別に福田が何を言おうが構わんと思うが。
142名無しさん@ピンキー:03/12/16 04:06 ID:CZgiTSc8
用は、



エロければいいのですよ(*´Д`)
143269:03/12/16 06:25 ID:/xaTZmTG
皆さんおはようございます。通常の3倍粘着な269です。
>129氏
うはっ!?お客さん、盗撮は困ります。スタジオは関係者以外立ち入り禁止ですよ。
撮影中は企業秘密満載なんですから・・・。なんてね。
それからここの住民の方々はろりはNGでもソフト陵辱系はOKなんですか?
またageで荒らされるのもムカつくので一応確認させてください。
ss続きはまた後日。申し訳ない。
144名無しさん@ピンキー:03/12/16 06:58 ID:9eYxh7lP
わし的にはキャラがきちんと立ってればどんなシチュでもご馳走様でふ。
145名無しさん@ピンキー:03/12/16 07:24 ID:ME0IOo3I
〉ポチ氏
アスカガをリクエストさせていただいた者です、お気遣いありがとうございました。
マターリお待ちしてますのでご心配なく…
146名無しさん@ピンキー:03/12/16 08:07 ID:jIx/ejtn
>>141
なんか、昔、キラが婚約者持ちの女にしか興味ない究極の横恋慕男と呼ばれて
いたことを思い出した。
147名無しさん@ピンキー:03/12/16 11:52 ID:aauGOR2T
>143
ロリもソフト陵辱もどんとこーい!
最後には二人が幸せそうならいいな、と。
148名無しさん@ピンキー:03/12/16 12:08 ID:zL5lmj+w
遅レスですが、キラナタのコックピットセクースよかったです。

なんとなく過去ログ読んでいたら名前が上がっててびっくりしましたが、
ナタ専の人は現在不調なので現行スレでの投下は無理かも。

荒らされるときっかけになった発言の人も居心地が悪くなるのは常ですが
荒らす人が悪いだけなので気にしないに限ります。
荒らしを変に刺激するような発言こそ控えた方がよろしいかと。
149名無しさん@ピンキー:03/12/16 13:52 ID:kzmI6Xtc

結構スルー出来てますよ…ココは基本、大人が多いです
150名無しさん@ピンキー:03/12/16 14:46 ID:uOhliYSu
今日知った。
アスランとマリュー、身長・体重おんなじなのね・・・
151名無しさん@ピンキー:03/12/16 15:07 ID:kQ6xBIkr
>>150
サイもですよ。
152名無しさん@ピンキー:03/12/16 19:44 ID:0yuWS3nf
種の少年キャラは年齢の割に身長が引くくないか?
153名無しさん@ピンキー:03/12/16 23:06 ID:R+t0flHi
きっと某タレント事務所の様に育たない薬をしこまれているんでしょう。
154名無しさん@ピンキー:03/12/16 23:47 ID:A3xSEWGZ
まぁ、Wよりは高いけどさ。
155名無しさん@ピンキー :03/12/16 23:57 ID:BpKhUomp
シホってジュール隊姫カットのことかね。
なんでシホなん?2でついた名前?
156名無しさん@ピンキー:03/12/17 00:00 ID:85Amaa5p
>>155
今月のアニメ雑誌で発表された。
ゲームやらなにやらで登場予定らしい。
157黄昏の文芸作家:03/12/17 00:04 ID:abB6SJgO
>>156
ゲーム…バンダイのPS2種ゲームは2〜3日で中古逝きにしたなぁ…。
アスカガの続き書いて寝るか…でも…また暗い内容なの…。

『何故理解しようとしない!? これが結果ッ! これが…君達の望んだ世界だ!』
「勝手なことを…! 誰も戦争なんて望んじゃ…いないッ!」
『そう言うのならば、そっくりそのまま君の言葉を返そう…それはエゴだよ!』
 粒子が火花となって舞う剣撃、また剣撃。
ジャスティスとプロヴィデンスは刻の流れを無視するかの如く、時に切り結び、時に
離れ、時にぶつかり合う…それを繰り返していた。
「ゴホッ…ゴホッ…俺は…カガリと添い遂げる…争いの無い世界で…ッ!」
『フハハ…今の君には重過ぎる願いだな! 戦うことが罪ではないと、誰が言い切れるッ!?』
「ッ…!?」
 シールドごと左腕を失ったのは痛い。ドラグーンの攻撃も先程に比べれば幾つか
減ったものの、それでも執拗にジャスティスを攻め立てている…。
『君がこれまでしてきたことが…全て綺麗事だとでも思ったのかねッ!?』
「…俺は」
 クルーゼの言ったことは、決して間違ってはいなかった。
アスランがこれまでに葬ってきた人々の数…ヘリオポリスの人々、地球連合の兵士達…。
 死ねば、間違いなく地獄行きだろう…けれど。
「…俺は、もう…!」
 
 ズバシュッ!

『ムッ!?』
 また2基、ドラグーンがビームサーベルによって堕ちた。右腕を巧みに振り回し、
ジャスティスはその跳躍を止めることは無かった。
「逃げないッ!」
 襲い来るビームをくぐり抜け、プロヴィデンスに一太刀を見舞う!
『う…おッ!?』
 ビームライフルごと右腕を切り落とされ、プロヴィデンスは黒煙を上げながら後退する!
「…戦いの中で…戦いを忘れるところだった。戦うことが罪なら…俺が…俺が全部、背負ってやる!」
158黄昏の文芸作家:03/12/17 00:05 ID:abB6SJgO
 そしてこれは、この戦いの数日前のお話…。
「んッ…ふ…ぁ…ッ」
 ジャスティス・コクピット内。木霊するのは少女の小さな喘ぎ声。
「おま…今日…ッ…ぅんッ…」
「今日…何?」
「積極的…過ぎ…だ…ッ!」
 少女を一方的に抱き、一方的に愛し、一方的に支配しようとする少年の姿もあった。
頭部と左腕に包帯をグルグルと巻き、どこか虚ろで寂しげな表情を湛えるその姿…。
「…俺、さ」
「ぁ…ッ…な、に…?」
 彼が耳元で何か呟く度、彼の吐息が耳にかかる度、彼の指からクチュクチュと
卑猥な音が聞こえてくる度、少女は恥ずかしそうにしながらも小さな声で喘ぐ。
「…いや、やっぱりいい」
「自分で言って…んッ…じらすなよ…」
 その少年―――アスランが少し指に力を込めただけで、その少女―――カガリは
力を失い、従順となる。いつもと同じ行為。いつもと同じ体温。いつもと同じ声。
「(でも…今日のコイツ…何か…変…)」
 アスランに抱かれながら、何も映らないコクピットモニターを見つめるカガリ。
時折、溢れる涙で視界が霞む。別に彼に抱かれるのが嫌なワケではない。
どうしても涙が出てくるのだ。痛いワケでもない…もう慣れた。でも……どこか痛い。
「…カガリはいつも泣いてるな」
「ふぇ…?」
 彼女の首筋に舌を這わせていたアスランの指が、不意にカガリの涙をせき止める。
いつもの様に余裕に満ちた表情…不安を感じさせない笑顔…安堵を与えてくれる笑みだった。
「無人島の時も…俺がジャスティスでオーブに降りた時も…こういうコトする時も…」
「わッ、私は…好きで泣いてるワケじゃあ…!」
「別に責めてるワケじゃない(攻めてるけどナ…)」
159黄昏の文芸作家:03/12/17 00:06 ID:abB6SJgO
 必死で弁明するカガリの涙を払い、再び彼女の肩に唇を戻すアスラン。
首筋にこれでもか、と刻まれた独占欲の証…後でカガリは何と言うだろうか…実は、
それすらも楽しみだった。最期くらい…そういうことがあってもいいんじゃないか、と。
「…二回目、だな」
「も、もう…何度も…やってるだろ…」
「そうじゃなくて…ココでするのが『二回目』ってコトだよ」
 カガリは覚えている。かつて、彼とここで愛し合ったことを。
あの時はイザークのアサルトインバネスの出現で、結局中途半端なカタチで終わったが…。
「…約束、覚えてるか?」
「う、うん…」
「まだ…俺に、してほしい?」
「そ、それは…そのぅ…」
 目を合わせない様にしているカガリだったが、内心では彼のその言葉を待っていたと
言えるかもしれない。特にここ数日間はアスランが病床に着いていたために、寂しさも
一入であった。だから、いつも彼の体温を感じるためにジャスティスのコクピットで
眠りに着いていた…その彼が、今一度、自分に問うたのだ。
「わ、私は…」
「(俺はカガリの答えを求めてる…けど、俺自身が求めたものの答えは…?)」
 意味ありげな苦笑いを浮かべたアスランの指が、カガリの髪をすくう。
他人から見れば自意識過剰とも思われるかもしれないが、アスランは彼なりにカガリの
想い人であることを誇りにしていた。例え、馬鹿とか変態とか罵られても、
最後は絶対に自分を受け止めてくれるカガリ…それが、たまらなく嬉しかった。
 キラの母にも似た様な感情を抱いていたのかもしれない…いや、多分そうだ。
「…見て、欲しかったのかも…な」
「え…?」
「寂しかったから…構ってほしかったから…俺を見てほしかったから…」
 呪文を呟く様に、アスランは己を戒める。
「だから…俺はお前を求めたのかもしれない」
 もう平和なあの時には戻れない。けれど彼女となら、もう一度…踏み出せるかもしれない。
160黄昏の文芸作家:03/12/17 00:09 ID:abB6SJgO
もう1人の主人公の割りに…影が薄いアスランびいきな俺って…。
でもストライクとフリーダムに比べてイージスとジャスティスも
好き…なのよね。でも↑の文見る限りじゃ…アスランそろそろ、あぼ(ry
161風と木の名無しさん:03/12/17 00:10 ID:NEZcFsJx
>>156
へぇ、そうなんだ!知らんかった。
明日にでも見てみよう。
ゲームってことはこれからまた種のゲーム出るのかな。
162名無しさん@ピンキー:03/12/17 00:26 ID:85Amaa5p
>>160
そろそろ終わりですか、乙。

>>161
Q.イザーク隊にいた、可愛い女の子が気になるんですが……。なんて名前
なんですか?
A.彼女はシホという名で、無口で負けず嫌い、でも内心は女の子らしい子
です。MSVのエースパイロットとして、今後ゲームなどで活躍の予定です。
御期待ください!

「ジュール隊に女性隊員がいるんですよ。こちらとしては、名もない隊員
Aのつもりだったんですが、放映直後、関係各所から『あれは誰ですか!?』
と問い合わせが殺到しました。あまりに好評なので、シホ・○○○○とい
う名前をつけて正式キャラにしちゃいました。今後、ひょっとしたら外伝
かなにかで登場する事があるかもしれません」

だそうだ。上がアニメディア、下がNT。どっちも回答は下村。
163名無しさん@ピンキー:03/12/17 00:33 ID:culuSvVc
>黄昏の文芸作家氏
乙です。結果は予告されてわかっているのに、
つい、このまま、幸せのままでとか思っちまいます。
164名無しさん@ピンキー :03/12/17 01:27 ID:NEZcFsJx
>>162
わざわざサンクス!
これでナナシからシホになったわけですなw
165269:03/12/17 06:17 ID:lDYJplE7
皆さんおはようございます。これから出勤の269です。
ネムイヨーネムイヨー
じつは萌えの神様がイイヨーイイヨーこのまま陵辱汁まみれ路線で行こうと囁いていたのですが、
自分はもう少しロリカガリの設定を使いたかったので、チョット寄り道。
前回1回分、前 に遡って読んでください。
あくまで寄り道なので、本筋も後日ちゃんと仕上げます。
では、投下。

・・・・・前回までのあらすじ・・・・・・
事故のショックで記憶が3歳児程度に戻ってしまったカガリ。
そんなカガリにあんなことやこんなことをしてしまうアスラン。
とうとう言葉巧みにカガリに咥えさせてしまいましたとさ。
いいのか、こんなので?
166269:03/12/17 06:18 ID:lDYJplE7
白い雫はカガリの口の端から顎を伝い、そのまま膝の上にぽたりと垂れた。
外はいつの間にか嵐も収まり、先刻までの雷も嘘のように静まり返っている。
部屋の中には今までの激情が名残となって漂っているかのように、気だるい気配が満ちていた。

立て続けに放出したアスランはすっかり疲労してしまった。
そうでなくとも連日の激務の上に幼いカガリを抱えて精神的にも参っていたのだ。
「ありがとう・・カガリ・・。すごく、良かった・・。」
そう言うと、優しくカガリを抱きしめゆっくりと瞼を閉じた。
「あすらん、ねちゃうの?」
カガリはアスランの腕を逃れ体を起こし、暗闇の中を透かしてアスランをのぞき見る。
「・・・んー・・」アスランの腕はカガリを抱こうとぱふぱふとベットの上を探すように叩く。
カガリは不満げにアランの上に覆いかぶさり、ゆさゆさとアスランの肩を揺さぶり耳を引っ張ってみる。
「あすらん、ねちゃだめだよ。」
「ごめん、カガリ。オレはもう・・眠くて・・」既にアスランの眠気は限界点に達していた。
「だめだってば。」
167269:03/12/17 06:19 ID:lDYJplE7
カガリは強引にアスランの目を開かせようと鼻をつまんでみる。
「あすらんっ、寝ちゃったらもう『特別に好き』って言ってあげないよ!それに舐めてもあげないし手もつないであげないから!」
なんか恐ろしいことをさらっと言われてアスランは慌てて目を開けた。「ちょっと、待て。」
カガリは怒った顔でアスランを見下ろしている。
やれやれ、とアスランは万歳のポーズをとりカガリのご機嫌を伺うために苦笑してみせた。
「オーケー、わかった。大丈夫。もう眠くない。」
ようやくカガリがにっこりと笑う。そしてそのままアスランの唇にちゅっとキスをした。
「よかった。あすらん、『特別に好き』のつづきをしよう。」
「はっ!?」
カガリの言葉にアスランは本気で驚いていた。続きって・・まだやる気ですか?????
「ちょ・・ちょっと待ってくれ。続きって・・何のことだ?」
アスランは慌ててカガリにストップを掛けてみるが、カガリはアスランの腹の上にまたがり
自分の股間を前後させ、こすりつけるように腰を振っていた。
「さっき、きらたんがらくすとしてたの。こうやっていちに、いちにって。」
カガリは一生懸命に腰を振っている。
どうやらカガリの目にはキラとラスクの営みがこのように映っていたらしい。
確かに間違ってはいないが・・いいのか?これで・・・。
アスランは複雑な気持ちで揺れるカガリの頭を見ていた。
仕方が無い、適当なところで「あー気持ちよかった、ありがとうカガリ。」とでも言えば
カガリも満足して終わりにするだろう。
アスランは暫らくカガリのしたいようにさせてやろう、と思い、おとなしく横たわっていた。
168269:03/12/17 06:20 ID:lDYJplE7
アスランの腹筋の上で前後しているうちに次第にカガリの股間が熱を帯びてくるのがわかる。
腰を動かすたびにカガリの秘所にある花弁が擦れ、その刺激が甘痒く広がっていく。
「は・・ん・・」
次第にカガリの息に熱いものが混じってきた。
それでもカガリは腰を振るのを止めなかった。いや、止められなかった。
だんだんと動くスピードが早くなり、いつのまにかカガリの擦りつけた跡に蜜が塗り広げられる。
そんな様子を見ているうちにアスラン自身もだんだんと興奮が高まってきた。
気が付けばアスランのものも硬く立ち上がっている。
アスランは自分の腹の上で揺れているカガリの乳房を下から持ち上げるようにすくい上げた。
「んっ・・」
カガリはぴくり、と体を震わしアスランを見た。
その目はすでに目元を赤く染め、誘うように潤んでいる。
アスランは暫らく下からの乳房の感触を楽しんでから、その頂点にある小さな突起に指を伸ばし
その長い指の関節で摘まむように挟んだ。
「・・ああんっ・・」
痺れるような快感にカガリは思わず甘い声を漏らす。
カガリの秘所は既に潤みきっており、少しの刺激で恥じらいも無く蜜を垂れ流している。
「カガリはとても敏感なんだね。」アスランはカガリの反応を楽しむように囁いた。
「こっちを触ったら、どうなるのかな。」
アスランはカガリの薄い草むらを掻き分け、その下に慎ましく隠れているクレバスを空いているほうの指でそっと押し広げた。
綺麗なピンク色のクレバスの先端には震える花芽が隠されている。
そこは薄く色づき、まるでアスランの愛撫を待ち焦がれるように可憐な姿で立ち上がっていた。
「・・・ああっ・・あすらんっ・・いやあっ・・・」
アスランの指が花芽を押しつぶすように刺激を与えると、カガリは背をのけぞらせ悲鳴のような声を上げた。
そんなカガリにかまわず、アスランはなおも強く弱くつぼみに愛撫を与え続ける。
「あっ・・ああっっ・・」
既に腰を振ることも忘れ、アスランの愛撫に浸っていたカガリは堪えきれずアスランの脇に倒れ込んでしまった。
169269:03/12/17 06:20 ID:lDYJplE7
小さく震えるカガリの背を見てアスランは後ろに回りこみ、白いなだらかな背中から続く双丘へと視線を走らせる。
「カガリ・・可愛いよ・・もっと・・感じて欲しい。ここで・・」アスランは後ろからカガリの中心に指を差し入れる。
「・・あっ・・」
ずぷり、と音を立てて蜜を滴らせていたカガリの秘所は易々とアスランの指をくわえ込んだ。
その中は思っていたよりも狭く熱い壁がアスランの指を包み込み、虜にしようとざわざわと蠢いている。
「あっ・・あっ・・はあっ・・」カガリは初めて異物が体内に入る感覚に頭の芯から痺れるような疼きを感じていた。
「カガリ・・すごく熱い・・」アスランはくちゅりと音を立ててカガリの内部をかき混ぜる。
卑猥な蜜の音と途切れ途切れの喘ぎ声に、アスラン自身も固くそそり立ち既に熱く脈を打つのが感じられるほどになっていた。
カガリも自ら進んで腰を高く上げて、アスランの指から送られる快感を逃すまいと挑発するように淫らにくねらせる。
アスランは攻め立てる指を2本にしてカガリの入り口を広げるように掻き回し、それから内部の壁を擦るように出し入れする。
聞くだけで空気が熱を持つような湿った音を響かせて、アスランはひたすらカガリの体を解していった。
「・・あすらぁん・・」
媚びるような甘え声に、アスランはカガリの秘所からずるりと指を抜いた。その瞬間カガリは「ああんっ」と名残惜しげに声を漏らす。
「カガリ、このまま入れるから・・腰を上げていてくれ。・・もう・・我慢できない・・」
アスランはそう言うとカガリの答えも待たずに、後ろから腰を押さえると自らの欲望をカガリの秘所にあてがい一気に突き入れた。
愛液で潤みきっているとはいえ、初めて受け入れるアスランの欲望の太さに、カガリは体が引き裂かれるような痛みを感じた。
「・・ひっ・・・あっ・・あすらん!」カガリは思わずベットに顔をうずめ痛みに堪えるようにシーツを握り締める。
「いっ痛い・・あすらんのうそつき!・・・すごくっ・・・痛い・・!!!はうっ・・」
170269:03/12/17 06:21 ID:lDYJplE7
カガリは目に涙を浮かべて心の中でアスランに噛み付いた。
痛くないって言ったじゃないか!なのにこれはあの島でアスランに腹を殴られたとき以上の痛さだぞ!
「・・・はぁん・・・あ・・れ?アスラ・・ン?」
カガリは思わず大きな声を上げ、がばっと頭を上げた。
その瞬間ぎゅっとカガリの内部がアスランを締め付け、痛みがカガリの全身に走った。
「なっ・・」再びカガリは痛みに耐えかねてシーツを握り締める。
「なんでアスランがここにいる?そしてわたしたちは一体何をしているのだ・・・・」
カガリは今まで霧の中を歩いているような感覚だったが、激痛の中ではっきりと眼前が晴れた瞬間だった。
「んっ・・カガリ・・狭くて・・気持いい・・」
アスランは挿入の余韻に浸った後、そろりそろりと腰を動かしだした。
「も・・もしかして・・わたしはアスランと・・・・繋がっているのか・・?」
素肌に他人の体温を感じ、下半身からは激痛と共に鈍い快楽の予感が交じり合いカガリはまだ夢を見ているようだった。
「そうか・・これも夢なんだ・・きっと・・」夢だ・・夢だ・・ゆめだ・・カガリはもう考えるのを止めた。
カガリの痛みもはじめの一時だけで、緩やかなアスランの動きにあわせて
徐々に甘い感覚が体内から湧き上がるのを感じ取り、思わずきゅんとアスランを締め付ける。
ゆっくりと引かれ出口ぎりぎりのところでアスランの括れがかりりと内壁を擦る。
それから再びゆっくりと差し入れられ最奥のところをこつんと突付かれる。
その間にも熱くて硬いものが湿った内壁を擦りあげ、柔らかな肉壁が太い雄を締め上げる。
「はあっ・・はっ・・・」
緩慢な動きは二人が漏らす喘ぎ声にあわせて次第に早く激しくなってくる。
171269:03/12/17 06:22 ID:lDYJplE7
「ああんっ・・・もっと・・・もっとぉ・・・」
アスランが激しく打ち付けるように腰を動かし、カガリはそれに合わせて腰を突き出す。
「くっ・・」がんっがんっと打ち据えるような激しい音が響き、その中にぐちゃりぐちゃりと粘液のかき混ぜる音が伴う。
カガリのシーツを握り締める指はいつしか痛みを堪えるものではなく、快楽を堪えるものへと変わっていた。
「・・はあっ・・奥まできて・・もっと・・つよく・・ああんっっ」カガリは我を忘れて声を上げる。
「もう・・少し・・」アスランも目を閉じ、何かを捕まえようと強く腰を動かし続ける。
秘所を貫くアスランのものはますます硬く、大きくなっていた。
「・・あ・・・アス・・・ラン・・いっちゃう・・・・だめぇ・・もう・・!」
カガリはアスランの激しい一突きに体を震わせ細く悲鳴を上げると、そのまま崩れるようにベットに沈み込んだ。
それとほぼ同時にアスランもカガリの体内に自分の欲望を破裂させ、カガリの背に重なるように倒れ込んだ。
心臓が早鐘のように鳴り続け、呼吸は早く手足は脱力してベットに投げ出された。
暫らく二人は放心したようにベットの上に横たわっていたが、
ふと、目線が合いお互い満足げに微笑みあう。
「満足した?」カガリが恥ずかしげに問いかける。
「『特別に好き』だから、頑張った。」アスランも笑いながら答えた。
二人はお互いの指を絡ませ引き寄せ合い抱き合いながら、心地よい眠りにつくのであった。
172269:03/12/17 06:22 ID:lDYJplE7
・・・・・次の日・・・・・

「きゃあっっっ!!!!!!」
クライン邸はカガリのものすごい悲鳴で朝を迎えた。
「何事ですの!?」
「今のはカガリ!?」
キラとラクスが慌ててアスランの部屋に駆けつけると、そこにはシーツに包まって悲鳴を上げているカガリと
下着姿でおろおろしているアスランの姿があった。
「キラ、ラクス、助けて!!アスランが・・・アスランがぁっ!」
カガリは目に涙を溜め、必死にシーツで体を隠している。しかしよく見るときわどいところまで足が露出しており
シーツの下のカガリが裸であるのは間違いない。
かたやアスランは下着1枚という弁解の仕様も無い姿である。
「っ・・アスラン!君は一体何を・・・って、聞くまでもないよね。その格好。」
ぐすぐすと泣くカガリを連れてラクスが部屋を出ると、キラは軽蔑の眼差しで親友を見た。
「いくら恋人だからって、今のカガリは普通じゃないんだよ。それをわかっていながら・・」
はあ、とわざとらしくため息をつくキラにアスランは慌てて弁解をする。
「い・・いや、これは事情があって、その・・いろいろと・・。キ・・キラ、そんな目で見ないでくれぇ。」
「と、に、か、く。アスランは幼女趣味だっていうのがわかりました。今後カガリには指1本触れさせないから、そのつもりで。
仮にカガリの記憶が戻ったとしても、カガリはぼくの大事な姉弟だから、ロリコンアスランとの交際は考えさせてもらうからね。」
一方的にキラに言われてアスランはへなへなとその場に座り込んでしまった。
ち・・違うんだぁ・・・いや、違くないかも・・アスランは今更ながら自分自身を呪った。
173269:03/12/17 06:25 ID:lDYJplE7
ラクスの部屋に戻り、服を着て落ち着いたカガリはラクスの入れたお茶を飲みながら昨晩のことを話し出した。
「実は、よく覚えていないんだけど、夢を見て・・気が付いたら裸でアスランのベットに寝ていたんだ。
そうしたら隣にアスランがいて・・その・・いきなり触ってきたから・・びっくりして・・」
真っ赤になって話すカガリに、ラクスはまあまあ、と言いながら今までカガリが記憶喪失だったことを話した。
「それにしても、記憶が戻ってよかったですわ。その間のことは無かったことと同じですし・・アスランも反省しているはずですわ。」
「反省・・」カガリは複雑な心境だった。
もしかしたら自分の知らない間にアスランと・・してたかもしれないなんて・・・。いや、間違いなく、している。あれは夢じゃなかったわけで・・。
カガリは頭がぐらぐらしてきた。もう何がなんだかわからない。アスランと・・・したのはわたしであってわたしではないなんて。
「アスランに、確かめてくる!」
カガリは急に立ち上がると、そのままばたばたとラクスの部屋を走り去った。
「アスラン!」
アスランの部屋にカガリが走り込むとアスランははっと顔を上げた。「カガリ!」
あの後、散々ロリコン、変態とキラにののしられ、一人部屋に残されたアスランは俯いて立ちすくんでいた。
カガリはたたたっ、とアスランの元に走り寄るとそのままの勢いで見事な右ストレートをアスランの顔面に叩き込む。
不意を食らったアスランは見事に壁際まで吹っ飛んだ。弾みで壁に掛かっていた絵がごとんと落ちてくる。
「今ので昨晩のことは無かったことにしてやる。いいな、アスラン。」
そう言うとカガリはにっこり笑って軽く手を振った。
「あー、今のでちょっとすっきりした。」
アスランは訳がわからず、頬を押さえながら呆然とカガリを見る。
カガリは笑いながらアスランの所へ行き、その体を助け起こし、そっと耳打ちした。
「その代わり、今晩もう一度はじめからやり直そう。今度はちゃんと、『本当のわたし』と、な。」
アスランも『特別に好き』をもう一度やり直すのに、全く異存は無かった。

・・・・おわり・・・・・
174269:03/12/17 06:27 ID:lDYJplE7
今日はここまで。
次回はちゃんと本筋の方を書きます。
いつになったら完結するんだろうね。とほほ。

ところで今日、誕生日だったりする。
おめでとー269! チョットムナシイ・・
175名無しさん@ピンキー:03/12/17 08:06 ID:culuSvVc
おめでとー。
面白かったっすー。
176名無しさん@ピンキー:03/12/17 10:06 ID:QPo0Orqh
おめでとー
って言って貰いたいのか。
177名無しさん@ピンキー:03/12/17 12:05 ID:ejor1zrW
おめでd!
誕生日なのに、住民にプレゼントくれてありがとうw 269氏に幸あれ!

殴って水に流すカガリが漢前! 『特別に好き』のやり直しも見てみたいな。
本筋の黒ザラも楽しみにしております!
178名無しさん@ピンキー:03/12/17 13:05 ID:d+VN5yDr
>>269
早朝から投下、乙。
誕生日おめっとさん。いつも萌え、サンクスな。
269 氏が生まれてこんかったら、ここの萌えもなかったしな。
賛否両論激しいみたいだが、そりゃ強い酒と同じだ。
ファンも多いが、受け付けない奴もいる。
まさしく「21歳以下はダメ」ってやつかもな。
自分は酒、大好きだが。
がんがってくれ。

数ある神作品に感想レスしたいが、
昼なのでタイミングはずせねえものだけでスマソ。


179名無しさん@ピンキー:03/12/17 15:46 ID:bjeUHz2h
前までは269の文好きだったんだけどね。
社会不適合な趣味持ってたとはショック。
180名無しさん@ピンキー:03/12/17 15:55 ID:YlXODCMk
269、乙&おめ。
本編も待ってるですよー。
陵辱オケですが、269の幸せな文が好きなので
ラストはおしあわせEDを期待しつつ投下待ちします。
181名無しさん@ピンキー:03/12/17 16:16 ID:WF5S9tPl
どんな趣味をもっていようが、世間様に迷惑を掛けない限りはいーんじゃないの?
と煽りにマジレスしてみる。
アニパロしかもエロなんかを嬉々として喜んで読んでいる自分らだって、普通の人から
みりゃ、立派な社会不適合な趣味の持ち主だわさ('A`)
182名無しさん@ピンキー:03/12/17 19:40 ID:5E7j5g9U
アツクナラナイデ
マケルワ
183名無しさん@ピンキー:03/12/17 20:58 ID:TlBm9GrZ
296氏おめでとー
ロリも萌えたけど自分は本筋の陵辱の方が(*´Д`)ハァハァしちまったんで楽しみにしとります。
184名無しさん@ピンキー:03/12/17 21:27 ID:yQxgOtVE
 旦~     旦~ 旦~
     ヽ )ノ    旦~ 旦~
旦~ ⌒(゚д゚)ノ 旦~ 旦~ 旦~
    /. ( ヽ 旦~ 旦~ 旦~
 旦~     旦~ 旦~  萌え作品続々投下で、毎日充実。

(´∀` ) つ旦 269氏めでと。
中の人のツッコミ、吹いた。住人に一足早いクリスマスプレゼントありがと。つうかO(。Д。)O
269氏のカガリは身持ちが堅くて、記憶喪失ぐらいにしないとエロにならない。
ノシ ドアを巡る攻防、イイ。自分も本編待ってるですよ。
185黄昏の文芸作家:03/12/18 00:12 ID:IUSWfCog
>269氏
遅ればせながら尾目。
光陰矢のごとしだよねぇ…気がつけばいつの間にか年末だよ…。
まさに師走だ。俺もちょっとカキコできなくなるなぁ…。
186レーザースライサー:03/12/18 01:26 ID:sWUcv5Pc
>174
御目出とう御座います!
187名無しさん@ピンキー:03/12/18 05:32 ID:WeCQkyJw
唐突だが前スレ672、お前が好きだ!!!!!
…次回作いつまでも待ってます。
188名無しさん@ピンキー:03/12/18 18:04 ID:03PJDLKY
アツクナラナイデ
エロイワ
189團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/18 19:35 ID:IVPibhI6
やっと、アク禁解除だよー!
190名無しさん@ピンキー:03/12/18 20:41 ID:4D/pxnIQ
種フェスでは何かあるのかねぇ。
191名無しさん@ピンキー:03/12/18 21:38 ID:SFj3X+88
チケ余っているらしねぇ。
続編でもあるのかね。
192名無しさん@ピンキー:03/12/18 21:42 ID:LgP0Mlzv
>>189
アク禁でしたか。おつ。 ( ´∀`)ノ旦
團鬼八さんのカガリたんは大好きだー。
一緒にクリスマスをすごしたいくらい好きだー。
また楽しみにしてます。
193名無しさん@ピンキー:03/12/18 21:44 ID:3JhxRUu9
馬鹿話です。頭悪い話です。
えろいシーンはありますが、えろくないです。寧ろ、グr(ry
どんなカプでもどんと来い!と言う方だけどうぞ。
キラが好きな人はスルーした方が良いかもしれません。
寛大な方だけ、読んでやって下さい。
8レス頂戴します。
194(1/8):03/12/18 21:45 ID:3JhxRUu9
「と、言う訳で、第一回男だらけのエロ話大会をはじめようぜ!」
「何が、『と、言う訳で』なんだ、貴様ぁっ!」
高らかに宣言したディアッカに向って、イザークが噛み付いた。
「それより、何で俺が貴様に付き合ってこんなところにいなければならんのだ! しかもこの面子
は何だ? 何の意味があって集っているんだ?」
その場にいたのは、ディアッカ、イザーク、キラ、アスラン、サイ、カズイの六人。
各々、部屋にてんでばらばら好きなように座していた。
「それは聞いちゃいけないお約束って奴よ」
「何がだ! 訳がわからん!!」
「まぁ、とにかく。ナチュラルとコーディネイターの親睦を深める為、男同士で語り明かそう飲み
明かそうって画期的な企画だ。親睦を深める為には酒! そしてエロ! これしかないっしょ」 
オーバーアクションでディアッカは場を煽った。しかし、その場は既に白けたような雰囲気が漂い
はじめている。
「何だよ何だよ。ノリが悪ぃなぁ。もーっと明るく行こうぜ?」
詰まらなさそうにディアッカが肩を竦めた。
アスランは興味なさげにぼうっとしており、イザークは腹立たしげに腕を組み、カズイはおろおろ
と周囲を見回し、サイは苦笑し肩を竦めている。そして、キラはピッチ早く、ぐいぐいとビールを
飲んでいた。
「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む。――昔の人は良いことを言うよね」
既に酔い掛けているのか、歌うようにキラは言うと、更に缶を呷った。
「おい、キラ。お前、飲み過ぎだぞ」
咎めるようにアスランが言うと、キラはふっと自嘲の笑みを浮かべ肩を竦めた。
「放っといてよ、アスラン。人は飲まずにはいられない時があるんだ」
常になく荒んだ雰囲気を身に纏うキラに、アスランは戸惑いがちな視線を向けた。
そんなアスランに、ディアッカは明るく声を掛ける。
「さぁ、じゃあまずトップバッターはアスランだ! 彼女持ちなんだから、エロ話のひとつやふた
つくらい、あるだろ?」
「何で俺からなんだ。言い出したお前からやれば良いだろう」
アスランが思いきり嫌そうな顔を向けたが、ディアッカは全く堪えた様子を見せない。寧ろ、益々
テンション高く言葉を続けた。
195(2/8):03/12/18 21:47 ID:3JhxRUu9
「俺は司会者だから、パス。第一、百戦錬磨の俺のエロ話は、お前たちには刺激が強過ぎるし?」
自信満々に言うディアッカに冷ややかな視線を送ると、アスランは溜息混じりに語りはじめた。
「……隣の家で大きな黒い犬を飼っているんだが。今、発情中で困っている。何故って、家の前を
通る俺の脚にまで欲情するからだ。俺に向って切なく吠えるのは止めて欲しい。――以上」
「何だ、それは」
イザークが低く唸る。
「……そういう話をすれば良いんだろう?」
「それがエロ話なのか、貴様はそれで興奮するのか!?」
髪を掻きむしり、イザークは叫んだ。
「何だかんだ言いつつ、イザークが一番楽しみにしてたんじゃん?」
「喧しいぞ、ディアッカ! アスラン、貴様。女持ちの癖にそのネタは何だ、この腰抜けえっ!!」
「まーなぁ。もっと彼女とのエロエロトークをかましても良いじゃんな。すっかした奴」
「詰まらん奴め」
畳み掛けるようにイザークとディアッカがアスランを責め立てる。そんなふたりをサイとカズイは
呆れたように見遣った。
「つーか、ひょっとして、まだキス止まりなんてことは言わないよな?」
からかうようなディアッカの言葉が、アスランの逆鱗に触れる。
「煩い! 大体、キサカ一佐の妨害をかわし、乳母のマーナさんの目を逃れて、カガリに手を出せ
ると思うのか!!」
溜りに溜ったフラストレーションを吐き出すかのように、アスランは怒鳴った。そのまま、ぐいっ
と自棄気味にビールを呷る。
「……まだ手を出してないってことか。じゃあ、次はイザークな!」
「よし、じゃあ、この俺が取って置きの話をしてやろう! 貴様ら、有り難く聞くが良い!!」
胸を反らしてイザークが高らかに言い放った。
――小1時間後、うんざりとした聴衆の前で、イザークは世界に伝わる男根信仰を嬉々として語り
続けていた。
「……それのどこがエロ話よ? 男根信仰だの子孫繁栄の信仰だの民俗学の話を延々とされても
なぁ」
呆れたようにディアッカがぼそりと呟く。その呟きを耳聡く聞きつけたイザークが、ディアッカに
勢い良く噛み付いた。
「何だと、貴様ぁっ! 充分エロいだろうが!」
196(3/8):03/12/18 21:49 ID:3JhxRUu9
「あー、はいはい。エロいエロい。さ、次行こうぜ、次!」
憤るイザークをさらりと往なすと、ディアッカは次の人間に話を振った。指し示されたサイは戸
惑ったように首を傾げたが、諦めたような溜息を吐くと、やがてぽつりぽつりと語りはじめた。
「……じゃあ、俺。アークエンジェルに乗ってた頃、砂漠の虎と戦った後のことなんだけど――」

サイは休憩時間に入ると、いつものように艦橋から部屋へと戻ろうとした。
深夜交替の為、周囲には人気がなく、静まりかえっている。
そんな中、自室から明るい声が聴こえてきた。そっと部屋を覗き込むと、二段ベッドの一段目に
トールとミリアリアが腰掛けて、いちゃいちゃと戯れあっていた。
「やだぁ、トールったら! もうっ!」
「あはははは、ごめん、ミリィ」
拗ねるミリアリアを抱き寄せて、トールは明るく笑った。
「好きだよ、ミリィ」
「トール……、私も……」
ふたりは手と手を握り締め、うっとりと見詰めあっている。既にふたりの世界だ。
サイは溜息を吐くと、部屋に戻ることを諦め、通路を引き返した。
当て所もなく艦内を彷徨っていたならば、いつの間にか格納庫へと出ていた。
非常時には忙しなく動いている作業員たちはひとりも居らず、ここもまたしんと静まりかえってい
る。サイは何かに引寄せられるように、ふらふらと格納庫全体を見渡せるキャットウォークから階
下を覗き込んだ。
途端、巨大なモビルスーツがサイの目に飛び込んでくる。
――GAT-X105ストライク。
彼が数週間ほど前、動かそうとして動かせなかったもの。苦い思いが胸いっぱいに広がり、サイは
俯き、ぎゅっと目を閉じた。
そんなサイの耳に、苦しげな呻き声が微かに届いた。
ごくり、と唾を呑み込み、周囲を窺う。
「……はぁっ、くうっ」
確かに聴こえてくる。幻聴ではない。
――誰かが倒れて苦しんでいるのだろうか?
そんなことを思い、サイはもう一度、周囲を窺った。
197(4/8):03/12/18 21:50 ID:3JhxRUu9
どうやら、その声はストライクの方から聴こえてくるようだった。良く見れば、ストライクのコッ
クピッドのハッチが開いている。
確か、以前、キラがストライクのコックピッドで寝泊まりしていていたことがあったと耳にした。
もしや、またキラがコックピッドの中で寝ていて、悪夢にうなされているのだろうか、と思いなが
ら、サイはコックピッドの中が覗き込める位置へと移動した。
そろそろと首を伸ばして、ストライクのコックピッドを覗き込む。
瞬間、目に飛び込んで来た光景に、瞬く間にサイは凍り付いた。
「あぁん、キラ、もっとっ……! もっと強くっ……!!」
キラの膝の上で、半裸のフレイが激しく腰を振り、喘いでいた。
そしてキラはフレイの腰を両手で支えながら、彼女を激しく突き上げている。
「フレイってすけべだよね。僕の上でそんなに腰を振ってさ」
「いやぁっ、キラぁっ! そんなこと言わないでぇ」
甘く媚びるように言いながら、フレイはキラの唇に貪るような口付けを落した。
ぴちゃぴちゃと淫靡な水音が、サイのところまで届く。
愕然と、サイはふたりが絡み合う様を見詰めていた。
「でも、フレイはどうせ、僕なんかより、サイの方が好きなんでしょ? 好きでもない男とこうし
てるなんて、フレイって本当にいやらしいよね……」
「違うの、キラっ! サイよりキラが凄いの、サイよりキラが良いのぉっ!!」
フレイは一層激しく腰を振って、快楽にのめり込んでいる様子だった。
「やぁん、凄いの、キラぁ! サイなんかより、ずっと良い。凄いの、サイよりずっと――!!」
言うなり、フレイは背を仰け反らせて達したようだった。
サイより。サイなんかより。サイよりずっと。フレイの言葉が殷々と耳の奥で木霊する。
――そうだ、俺なんかがキラに敵う訳がなかったんだ。
サイはふらふらと元来た通路を戻っていった――。

周囲の視線がキラに集る。キラは居心地が悪そうに、視線を空に彷徨わせた。
「確かに俺はキラには敵わないけど。あんなに、サイよりサイよりって言うことないよな……」
アスランは、隣で膝を抱え、ぶつぶつと呟くサイの肩に、慰めるように手を置いた。
気まずげな雰囲気が部屋に満ちる。
198(5/8):03/12/18 21:52 ID:3JhxRUu9
「さーあ! 場も盛り上がって参りました! 次行こう、次!」
「盛り下がってきたの間違いだろうが!」
イザークの突っ込みを敢て無視し、ディアッカが次の人間へと話を振る。
僕の番だとばかりにカズイが目を輝かせて、おずおずと語りはじめた。
「じゃあ、僕が行くね。アークエンジェルに乗りはじめた頃のことなんだけど――」

カズイのアークエンジェルでの仕事は通信だった。積極的に望んでこの仕事についた訳ではない
が、生来、気弱で生真面目な質だった為、彼は怠けることなく勤めていた。
そして、カズイにはもうひとつ、重要な仕事があった。
艦内のありとあらゆる出来事を把握すること――、それが彼のもうひとつの仕事だった。
アークエンジェルのあちこちには、カズイが仕掛けた盗聴盗撮装置が仕掛けられている。アークエ
ンジェルで、カズイの知らぬことは何もないと言っても過言ではなかった。
もちろん、誰に指示された訳ではなく、カズイの独断で行っていることだ。けれど、カズイは本来
の仕事よりもよほど熱心に、こちらの仕事に勤めていた。
そして、カズイはとある部屋にも当然のごとく、盗聴盗撮装置を仕掛けていた。
今現在、その部屋の主人は、プラントの歌姫である少女、ラクス・クライン。
カズイは自室のベッドにて、イヤホンを付け、小さなモニターに映る映像を熱心に見詰めていた。
そこには、ラクスと、そして工業カレッジでのカズイの同級生であるキラの姿が映っていた。
キラは食事をラクスの元へと運んできたようだった。彼は食事の乗ったトレイを、部屋に備え付け
られている机の上に置く。
「まぁ。いつも有り難うございます。わたくし、キラ様に御迷惑を掛けてばかりですわね」
「あなたのお陰で、僕たちは助かったんですから……、これくらいは、当たり前のことです」
ラクスの言葉に、キラは項垂れて辛そうに呟いた。そんなキラを、ラクスは痛ましげに見詰める。
「キラ様……。キラ様はいつもお辛そうですのね。わたくし、あなたを慰めて差し上げたい……」
そっと囁くと、ラクスはキラの唇にそっと口付けた。
「な、何を、ラクスさんっ……!」
驚くキラを余所に、ラクスは身に着けている衣装をゆっくりと脱いでいった。
「ラクスさん、何をするんですか!」
199(6/8):03/12/18 21:53 ID:3JhxRUu9
全裸になったラクスを前に、キラは悲鳴のような声をあげた。
「わたくし、キラ様が好きですの。好きな方と身体を重ねたいと思うのは不思議なことですか?」
小首を傾げて、ラクスが愛らしく訊ねる。
「で、でも、あなたはアスランの婚約者で……」
「キラ様は、わたくしのことがお嫌いですか?」
悲しげにラクスは俯く。
「そんなことは……」
「でしたら、よろしいではないですか。今宵一度だけ、わたくしを愛して下さいませ……」
ラクスはキラの胸に飛び込んだ。キラは戸惑いがちに、けれどしっかりと彼女の身体を受け止め
た。
ベッドの上で、激しくふたりは絡み合う。
熱い吐息が部屋に満ち、淫らな音が大きく響く。
「はぁっ、キラ様ぁ、大好きですわ! ……あぁん、気持ち良いですわ、キラ様ぁ!!」
抜き挿しを繰り返すキラを受け止め、ラクスは大きく喘いだ。
腰の律動を速め、キラはラクスの中を行き来する。
その度に、ラクスは快感に甘い嬌声を放った。
「ラ、ラクスさんっ……! 僕、僕はもう……」
切羽詰まった声で言うと、身を震わせ、キラはラクスの中に欲を放った。
「凄いですわ、キラ様ぁ! あぁん、もう、アスランなんかより、良いですわ!!」
キラの欲を受け、絶頂に感極まった高い声をあげると、ラクスはぐったりとその身をベッドに沈め
た。
やがて、ラクスは上肢を起こすと、熱の篭った眼差しをキラに投げ掛ける。
「……アスランより、ずっとキラ様の方が素敵でしたわ」
ふたりは潤んだ瞳で見詰め合うと、深い口付けを交した――。

再び、周囲の視線がキラに集る。キラは居心地が悪そうに、視線を空に彷徨わせた。
「――そうか、ラクスがそんなことを」
今度はサイが、隣で膝を抱え、項垂れるアスランの肩に、慰めるように手を置いた。
君にはもう別に恋人がいるじゃあないか、とサイが微妙な慰めの言葉を掛けた。
気まずげな雰囲気が部屋に満ちる。
200(7/8):03/12/18 21:54 ID:3JhxRUu9
「……さーあ! 場も盛り上がって参りました! 次行こう、次!」
「まだやるつもりか、貴様ぁっ!」
「ここまで来て、途中で終わらせられるかよっ!」
自棄になったように、ディアッカは怒鳴った。
「さあ、残すはキラだけだぜ。お前なら、さぞや凄い武勇伝があるんだろ?」
この盛り下がった空気をどうにかしやがれ! と、ディアッカはキラに詰め寄った。
キラは諦めたように長く息を吐くと、静かに語りはじめた。
「……じゃあ、この間あったことなんだけど――」

アスハ邸に、暇を持て余したカガリからキラが呼び出されたのは、つい数日前のことだった。
はじめは他愛もない会話をしていたのだが、いつの間にか酒の飲み比べをしようと言うことになっ
てしまった。何故、そんな事態になったのか、今となっては記憶に残っていない。
ただ、カガリは随分と酒豪で、瞬く間にふたりの廻りには空の瓶が転がっていった。
杯を重ねている内にキラの意識は朦朧とし、気が付いたら誰かの肩を借りて廊下を歩いていた。
酔っている為か、キラの視界に映る世界は、酷く頼り無かった。
そんなキラを甲斐甲斐しく介護してくれる人がいた。視界はぼやけ、その人の顔は定かではない
が、触れている部分の柔らかな感触から、女性と言うことだけは判断が付いた。
彼女はキラをベッドまで連れていくと、ぐずる彼を優しく寝かし付けようとした。
――誰だろう。でも、酷く安心する。
彼女は、『よしよし』とキラの背中を優しく撫で擦った。母性すら感じられる、その仕種。
いつか、誰かに同じことをして貰ったような気がする。
――誰だっただろう。思いだせない。
頭の隅に引っ掛かる記憶を呼び覚まそうとしても、上手くいかない。
でも、今もあの時も、抱き締められた温もりに、酷く気持ちが落ち着いた。
途端、彼女に対する、切ないほどの愛しさが胸に沸く。
その思いに突き動かされるまま、キラは彼女を抱き締める。勢い、ベッドに押し倒した。彼女が息
を呑む気配が伝わったが、キラは構わず、彼女のふくよかな乳房に顔を埋めた。
止めて、と彼女がか細い声で制止したが、最早、キラには止める術はなかった。
剥ぎ取るように、彼女の衣服を脱がせていく。
201(8/8):03/12/18 21:55 ID:3JhxRUu9
両手に掴んだ乳房は、豊かだった。硬度を持った頂を、舌先で突いたり舐めたりして、愛しんだ。
そのなめらかな肌に、夢中になって指先を滑らせる。熱い肌と柔らかな身体に、キラの欲は昂って
いく。
彼女も、はじめの内こそ抵抗していたが、やがて、キラの愛撫に身を任せてきた。柔らかな腕が、
キラの背中に廻る。
キラは嬉しくなって、一層愛撫に夢中になった。
堪え切れなくなったキラは、自分の昂った欲を、彼女の潤んだ中心部にあてがった。腰を進め、彼
女の中へと自身を埋める。
彼女の中は熱く、キラの頭の芯を蕩けさせた。
抜き挿しを繰り返し、彼女の身体を堪能する。今までキラが味わったことのないほど、その身体は
素晴らしかった。
蠢き、締め付け、母のように自分のすべてを受け入れてくれる熱い肉に、キラの限界は訪れる。
キラは熱い思いを彼女の中に吐き出した――。

「――そうして朝が来て、僕は彼女の温もりに抱かれながら目覚めたんだ」
生々しい話に、ごくり、と少年たちの喉が鳴る。皆、身を乗り出してキラの話に聞き入っていた。
カズイなどは、しっかりメモ帳まで取出し、話の内容を詳細に書きとめている。
「僕は彼女の顔を見た。そして、驚いた。だって、僕の隣に眠っていたのは、カガリ――」
キラの口から出てきた自分の恋人の名前に、アスランは愕然とする。
心が一瞬にして凍り付いた。
――まさか、カガリが? キラと!? そんな馬鹿な!!
真っ青になったアスランを余所に、キラは酷く暗い声でぽつりと続けた。
「カガリの乳母の、マーナさんだったんだ……」
そりゃ、母性を感じる筈だよね、と肩を落し、この世を儚む表情でキラは呟いた。
えっ!? と少年たちの目が点になる。
「それから、僕は女の人を見ると、皆、マーナさんに見えちゃって。女の人相手に勃たなくなっ
ちゃってさ。――お酒って、怖いよね……」
膝を抱え、しくしくとキラは泣き出した。
天罰だ、と思いつつも、何とも言えない表情で、少年たちは落ち込むキラを見詰めるのだった。

酒は飲んでも飲まれるな
202名無しさん@ピンキー:03/12/18 21:57 ID:3JhxRUu9
以上です。
お酒は二十歳になってから。
皆、彼女を知っているのか?ってことは置いといて。
キラ好きな人、エライ済みません済みません済みません済みま(ry
御拝読下さった方、どうもでした。
203名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:04 ID:IVPibhI6
>202氏
わらたよ!
204名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:05 ID:IdZI6xME
皆、マーナかよ!と突っ込んだと思われw

乙!楽しめたよ。
205名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:06 ID:4lMJnX7A
野郎同士のワイ談、激しくワロタ。
ってか、キラよ…。
206名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:28 ID:Ic0MoplX
吹いたw

キラ、あんたは男だよ・・・
207名無しさん@ピンキー:03/12/18 23:00 ID:LgP0Mlzv
激しく笑わせてもらいますた。オチ最高。
新種(珍種)のカプ誕生に立ち会えて感動だ。
208名無しさん@ピンキー:03/12/19 00:23 ID:Y1p4QkCl
ありがとう
もうキラ×マーナしか…
209名無しさん@ピンキー:03/12/19 00:25 ID:kb1/WXlI
age
210團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:33 ID:PlCvx/3s
すいません。最初に考えた方のイザカガを先にあげさせていただきます。
途中までなんですが。
乙女向けなので、ご注意ください。
211團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:34 ID:PlCvx/3s
「何か、飲むか?」
 冷蔵庫を覗きながらイザークはソファーに座ってるカガリに聞く。カガリはやや興奮したような赤
い顔でくたりと背もたれに身体をあずけていた。
「水、あるか?」
「ああ」
 緑色のドレスをソファー一杯にふわりと広げているが、先ほど倒れこむ様に座ったのでお尻の下の
方は皺になってるに違いない。
 マーナにしかられるな。
 まだ目の奥でフラッシュがチカチカ光っている様な気がして目頭を押さえていると、目の前にグラ
スが差し出された。
「ありがとう」
 イザークに微笑み、グラスを取ると水を少し口に含んだ。冷たい水が幾分ほてったカガリの身体を
冷やしてくれるようで、ほっとため息が漏れる。
 ソファーの肘掛部分にイザークは腰をあずけカガリを観察する。グラスを持ちながらカガリはトロ
ンとした瞳を空中に向けていた。ピンクの口紅をひいた唇からは白い歯が少し見えている。
「……すまないな。茶番につき合わせて」
 イザークの言葉にカガリは首を振る。カガリが被害者なら、イザークだって被害者だ。
「お前だって被害者だろう。気にするな」
 カガリがプラントに表敬訪問すると言う話が出て、戦争中に危ない目にあった所をザフトの兵士が
救ってくれたというカガリの話に、マスコミは食いついた。オーブの姫とザフト軍の兵士。ナチュラ
ルとコーディネーター。金の髪の姫君と銀の髪の騎士。和平を求めている世界には格好の餌だったの
だ。世間ははマスコミが流す餌にくらいついた。しかも、イザークはプラント最高評議会、主戦派の
エザリア・ジュールの子息、方やカガリは平和の国オーブの姫。人々は勝手にロミオとジュリエット
まがいの物語を作り上げ噂する。いつしか人々は、この二人にロマンスが生まれればいいのにという
期待を持つ用になった。
212團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:35 ID:PlCvx/3s
 本人達は会ったこともないというのに。
 食事会でお礼を述べるという話はマスコミの連日の問い合わせにより、急遽ホテルで行われる事に
なり、大勢押しかける取材申し込みはくじ引き制にする程の大騒ぎとなった。
 カガリがうんざりしたのは、いきなり渡されたレポート用紙で、イザークとの対面を事細かく台本
のように書かれていた。イザークが手にキスをするなんて、でっちあげもいいところだ。何度も練習
させられ。馬鹿じゃないのかこいつらとカガリは本気で思った事は二度三度。イザークといえば慣れ
ているのか無表情に事の成り行きを見ているだけである。
 
 
「靴、脱いでもいいか?」
「ああ」
 イザークはグラスに口をつけながら返事をする。ヒールを脱ぎ捨てるとあまりの開放感にカガリは
足をあげた。するりと太ももまで足が見えて慌てて降ろす。その仕草を見てイザークが微笑む。
 部屋に一つしかないソファーはカガリのドレスで占領されており、腰を降ろせそうなベッドは折り
たたんである。
 カガリは改めて行儀悪いかなと、思いながら室内をぐるりと見回した。シンプルな家具に民芸品が
ぽつぽつとあり、壁の片側にはハードカバー中心に難しそうなタイトルの本がぎっしり並んでる。
「あ、そうだ」
 イザークに向き直ってにっこり微笑む。その微笑をイザークは不思議そうに見返した。
「ありがとう」
「ん?」
「私、まだちゃんとお礼を言ってなかった」
 苦い笑いをイザークは浮かべる。
213團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:36 ID:PlCvx/3s
「お礼なら、いやと言うほど聞いたさ」
「私も、うんざりするくらい言った」
 本当にうんざりした様子で深く腰掛けるので、イザークはその素直な反応が可愛らしいと感じて笑
いをかみ殺す。
「あ、お前、笑ってるな!」
「ああ。あんまり素直な答えなんでな」
 くくく、と笑い声をかみ殺すイザークを見てカガリが膨れる。
「お前が先に言ったんだぞ。笑うなら私の方だ」
「じゃあ、笑えばいい」
 意地悪そうな笑顔を浮かべてカガリの顔を覗き込むと、きょとんとしていたカガリが頬を真っ赤に
染める。顔が近すぎる。ぱっと顔をそらして、意識してしまった事が恥ずかしくてカガリはむくれる。
「いい。笑わない」
 すねて横を向くと広がる自分のドレスが見える。そのせいでイザークが座れないのだと言うことに
今更気が付いて慌ててグラスを持つ反対の手で裾をかき集めた。
「悪い、気が付かなくて」
「ああ。別にいい。それより、皺になるぞ」
「別に、皺になってもいい」
「似合ってるのに、皺にしたら勿体ないだろ?」
 かき集めているカガリの手を取ると、昼間マスコミの前でしたようにそっと指先に口付ける。カガ
リの手を失ったドレスは再び波の様に広がる。
「お前、いい奴なんだな。本当に」
 イザークはそれには返事をせず、静かに口の端をあげる。
 あんなに大勢の前に立つ上、演技をしなければならず、カガリは緊張と興奮が極度に達してしまい、
マスコミ会見が終わると、クタクタとへたり込んでしまった。
 慌てて役員達が右往左往する中ひょいと、イザークがカガリを姫抱きにし、「俺の家に連れて行
く」と言って自分の車に乗せてしまう。
214團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:38 ID:PlCvx/3s
 役員たちは、イザークの言う「俺の家」が、ジュール邸だと思い込んでしまい、それなら大丈夫だ
とオーブの外交に連絡を入れたが、実際、カガリが連れて来られたのは、軍で借り切っているマンシ
ョンの彼の部屋だった。一度アスランの部屋を見せてもらったが作りは一緒らしい。
「俺の服でよければ着替えるか?」
「え? ううん……」
 カガリはちょっと考え込んだ。イザークは見るからに細身の体型をしている。カガリは腰から下が
大変立派なので、かしてもらって実はあなたより太っていて着れませんでしたと言うみっともない自
分を想像して、本気で悩んだ。一応女の子のプライドがあるのだ。
「どうした?」
「いや、その。私、お尻物凄く大きいから、お前の服入らないかもしれない」
 変にごまかしても後からばれたら余計恥ずかしくなるだろうなと、カガリは恥ずかしいと思いなが
ら素直に告白する。
「へえ」
 興味深そうにイザークがお尻のほうを覗くので、むくれながらカガリはその瞳をにらみつけた。
「見るな! 馬鹿!」
 隠そうとして思わずグラスから手を離してしまう。プラントにも重力はあるわけで、ドレスの胸元
が水で濡れた。
「あ! ご、ごめん」
 ドレスをクッションにしたグラスは割れもせずコロコロと床を転がってゆく。
「どっちにしろ、着替しないとな」
 グラスを追いかけようと立ち上がりかけた、カガリを手で制してイザークはゆっくりとグラスを拾
い上げソファーの前のガラステーブルに置く。
「割れてないか?」
「大丈夫だ。座っていろ。今、着替えを出す」
215團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:39 ID:PlCvx/3s
 チェストから大き目のクリーム色のセーターとシャツを選び出す。
「これでいいか? ワンピースだと思って着てろ。向こうへ行ってる」
 バスルームの方にイザークの姿が消え、渡された服を持ってカガリはどうしようかと迷ったが思い
切って着替える事にした。
「……」
 イザークは思ったより大きいらしい。背丈はもちろんだが、肩も会わなくてセーターだけでは完璧
に胸が見えていたはずだ。シャツだって首周りはゆるゆるしてるし、袖は長いし改めて男の人は大き
いのだなとカガリは思った。
「着替えたぞ」
「ああ」
 戻ってきたイザークが一瞬目を眇める。一瞬なので嫌がってるのか好意的なのかはわからないが、
裾が大きめとはいえ腿丈なので、恥ずかしくてしかたがない。イザークはドレスを受け取るとハンガ
ーにつるした。
 照れて窓を見ると水滴が一面についてるのに気が付いてカガリは窓による。
「雨だ」
「もうそんな時間か」
 壁の時計を見上げながらイザークが呟く。
 カガリは窓に寄ると、空を覗き込むように見上げた。グレーの厚い雲が天を覆っている。
「雨が好きなのか?」
「ハリケーンじゃなければね」
「体験した事ないな」
「凄いよ。なんか自然に怒られてる感じがするんだ。物凄い大きな木とか強化ガラスに叩き付けられ
て。怖くてシーツの中で丸まって、早く通り過ぎますようにって、お祈りするんだ」
 シーツに潜り込み小さく身体を丸めてがたがた震えているカガリを想像して可笑しくなる。可笑し
いというより可愛いと思ってしまう。
 カガリの後ろに立つと窓に押し当てた手にそっと自分の手を重ねて雨空を見上げる。こんなにまじ
まじと空を見上げたことはない。
216團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:39 ID:PlCvx/3s
 ぴくりとカガリが震えるのを感じて、意識してるのだとわかり嬉しくなる。もっと意識させたくて
追い詰めるように身体を押し付ける。
「きついー!」
 カガリが怒って振り返る。小動物の様な仕草にイザークは可愛らしいと微笑んだ。
「もー! なんだよ!」
 そのまま唇を奪うと、カガリの動きが止まる。
「……暖かいものでもいれる」
 真っ赤な顔でカガリはイザークの後姿を見つめる。
「か、顔の傷消したんだな」
「あのままでも良かったんだが、女にもてないんでね」
「かっこよかったのに」
 それを聞いてイザークが笑うのをカガリは、本当だぞ。と呟きながら再び雨空を見上げる。プラン
トに降る雨は見たことないので、どんな仕組みで雨を降らせているのかカガリは興味があったのだ。
空の向こう側を透かし見ようとしても、どんよりとした雨雲に阻まれて見えない。
「何時まで見てるつもりだ?」
「もーやめる」
 満足したようにカガリはソファーに戻る。その仕草が猫のようで見ていて飽きない。目の前のテー
ブルにお茶を出すとイザークは胸ポケットからピルケースを取り出した。
「お前、病気なのか?」
 パキリと音を立てて、二錠だけ取ると元に戻す。
「いや」
「でも、お前薬」
 イザークはタブレットの錠剤を口に入れ、水を口に含むとカガリを引き寄せ、無理やり錠剤を飲ま
せた。咄嗟の事に対応も拒むことも出来ずそのまま錠剤を飲み込んでしまう。
「うわ! 何するんだ!」
217團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:40 ID:PlCvx/3s
 どんと突き飛ばすようにイザークから離れると、警戒するようなまなざしを向け、ぐいと拳で唇を
拭う。
「お前、二度もキスした!」
 泣き出すのを堪える様な声。室内は雨のせいで薄暗く、雨はピークなのか激しく窓ガラスを叩く。
「可愛いから」
 意地悪そうに笑うイザークに本格的に怒ったのか、そっぽを向いてソファーのなるたけイザークか
ら遠いところに腰を降す。
 雨脚が弱まったのか柔らかい雨音に耳を傾けていたカガリは少しぼんやりとしていた。こんなにぼ
んやりとした時間は久しぶりだ。
 一時間もするとすっかり雨は止んでしまう。
 異変に気が付いたのは身体を動かしたその時だった。
 熱っぽいなとは思っていたのだが、さらりとシャツが動いた瞬間に、カガリはくすぐったさを覚え
て身体を振るわせた。気のせいか股間も熱くなりはじめている。
「どうした?」
 どうしたもない。原因は一つしか考えられない。先ほどイザークが飲ませたタブレット錠だ。
「何、飲ませた…?」
「悪いものではない。プラントじゃ薬局に行けば不通に買える」
「でも、これは」
 苦しそうにカガリは肘掛にすがった。動く布に感じてしまって仕方が無い。
「コーディネーター用の催淫剤」
「な!」
 カガリの瞳に見る間に涙が盛り上がる。イザークが手を伸ばすと自分を守るように身体を折り曲げ
た。
「な、何で?!」
「男にいい人なんて、言うな。むかつく」
218團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:40 ID:PlCvx/3s
 無理やり顔を上げさせ、唇を奪う。そのまま肘掛に背中を押し付け胸元を押さえるとカガリは動け
なくなった。唯一動かせる足は片方を背もたれに乗せられてしまう。あまりにもいやらしい格好にカ
ガリは羞恥で真っ赤になりイザークの肩を押し続ける。しかし、薬のせいか段々と力が抜け、ただ泣
くことしか出来ず責める様な脅えたような瞳でイザークを見る。
「怖いだろ? 俺が」
 身体全体を押し付けるようにして、カガリの耳元で囁くとカガリはぎゅっと瞳を閉じて顔を逸らし
た。小刻みに震えているのに気が付いてイザークは意地悪く笑う。
「だが、安心しろ。俺はお前が気に入ったから抱くんだ」
「ふざけるな!」
 セーターを脱がしシャツの前ボタンを開ける。抵抗なのかカガリが弱々しく叩くのを疎ましく思い、
イザークはカガリを後ろ向きにさせると、カフスボタンを互い違いにはめ、腕の自由をうばってしま
う。肩口の布を引き降ろし、項に口付ける。そのまま少し身体を持ち上げ下の方からブラジャーの中
に指を入れる。
 人差し指と中指で捕らえた乳首を軽く転がしていると次第に硬くなり形をとリはじめる。カガリは
胸も身体もどこもかしこも熱くなっており、触れれば過剰なくらい反応する。
「あっ!」
 耐え切れずにカガリの口から出た甘い声にイザークが笑う。
「んっ! んっ!」
 それでも声をかみ殺そうとして唇をかみ締めるが、その声がまた欲情をかきたてる。
「お前、小さいな。すっぽりと俺の腕の中におさまる」
 カガリの耳元で囁いて身体を起こさせる。
219團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:43 ID:PlCvx/3s
 睨みつけてくる涙に濡れた瞳もゾクゾクしてしまう。
 初めて会った瞬間にその琥珀色の瞳に魅せられた。目が離せなかった。ぞくぞくして、どんな手を
つかってもいいから、この女を手に入れたいと思ったのだ。
 すべるように体を撫で回すイザークの愛撫にカガリは唇をかみ締めて耐えている。
「憎いか? 俺が」
 カガリは
 ぎゅっと目を閉じた。本当なら憎くて仕方ない相手なのだろうが、この行為が嫌じゃないのだ。二
人きりになって、イザークに見つめられた瞬間、不謹慎にもこんな事をされたいと願っていた。しか
し、カガリの想像はもっとロマンチックで乙女チックなもので、こんな、乱暴な愛され方は望んでは
いなかった。こんな恥ずかしい格好で愛されたくなかった。
「や!」
 ショーツを脱がせようと両脇に手を差し込んでくるので、身体をよじり抵抗するが、その捻りを利
用して、器用に脱がせてしまう。外腿から這い上がるように撫でられる。
「や…ぁっ!」
 普段なら出さないような叫び声も、どうにも抵抗できない身体の変わりに出してしまう。悔しくて
恥ずかしくてカガリは眼も、唇もぎゅっと閉じたままイそのままイザークの愛撫を感じていた。
220團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/19 01:45 ID:PlCvx/3s
ここまででつ。寝ます。

おやすみなさい。
221名無しさん@ピンキー:03/12/19 03:01 ID:j1wKKsPN
イザカガキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

神様ありがとうございます。
夜中にハァハァ(*´Д`*)ハァハァが止まりません。
222269:03/12/19 06:37 ID:qAV8jNrb
皆さんおはようございます。遅刻寸前の269です。
>202氏
乙です。笑わせていただきました。
「ディアッカ 必 死 だ な 」のフレーズがコダマシテイマス。
アスランの語りもはまりすぎてて怖いぞ。
>團鬼八氏
乙女系、期待してます。遺作、カガリ姫をヒイヒイ泣かせたってくれ。おもいっきりな。

それから皆さん誕生日コールありがとうございました。
あまりの嬉しさに涙やら鼻水やら変な汁やら垂れ流して喜び悶えてしまいました。
自分の書くカガリはそんなあなたにプレゼントふぉーゆーです。
煮るなり焼くなり挿入するなり(アヒャ好きにしてください。
ウチのカガリはおぼこ(死語)なので記憶喪失かレイープか一服盛らないと
なかなかヤらせてくれないのが欠点ですが。
ちょっと忙しいので少しだけ投下します。
223269:03/12/19 06:38 ID:qAV8jNrb
首筋を舐められ、その冷たい感触にカガリはぞくりと震え上がった。
「はっ・・離せ!」カガリはなおもアスランから逃れようと激しくもがき、暴れている。
しかし後ろ手に縛られている上、アスランはコーディネーター、しかも正規の軍人である。男の力にはかなわない。
肩口を押さえ込まれ、腰を膝で押さえつけられるとわずかに自由になる足先をばたばたとする以外、抵抗するすべは無い。
「そんなに暴れるとオレも手加減できないよ、カガリ。それとも・・・無理矢理っていうのもおもしろいか・・」
冷淡に言い放つアスランの言葉に、カガリは全身の血の気が引く思いだった。
「嘘・・だろ・・?アスラン、冗談だろ。お前が・・こんな・・。」
カガリは気力を振り絞り、首筋に舌を這わせているアスランに訴えた。
「・・・お前はこんなことするヤツじゃない・・はうっ!?」
いきなり背後から足の間に手を差し込まれ、カガリは思わず背中をしならせて仰け反った。
アスランの長い指は、何の迷いも無く、カガリの中心にある深い海へ突き刺すように潜り込んだ。
「オレはずっと、こうしたいと思っていた。」指が動き、くちゅりと淫らな水音が部屋に響いた。
「戦争が終わって離れて過ごしている間、何度もこうしてカガリを汚したんだ。」
くちゅりくちゅりと水音は次第に熱を帯びてくる。
「カガリのこんな姿を想像しながら、自分で・・」
「やめろぉ!!」
血を吐くような声でカガリがアスランの科白を遮った。
「・・アスラン・・頼むから・・もう・・」
最後は涙が溢れて言葉にならなかった。
カガリはうな垂れ、その体は力が抜けたようにおとなしくなる。
224269:03/12/19 06:41 ID:qAV8jNrb
アスランは無言でカガリの中の指を抜き取った。
その指をカガリに見せ付けるようにカガリの目の前に持っていき、
それから自分の口元へと運ぶと、ワザと音を立てて指に絡みついた透明な粘液を舐め取った。
その恥ずかしい音にカガリは体を硬くする。
「どうして?カガリだってこなに濡れているじゃないか。体は喜んでいるのに。・・それとも淫乱体質なの?」
アスランは容赦なくカガリを言葉で攻め立てる。
黒い欲望に支配されたアスランは自分自身の暴走を止めることが出来なかった。
ただ無性にカガリを傷つけ愛することしか出来ない。
「だめだよ。『特別に好き』なんだからカガリは全部オレのものにならなくては・・・ね?」
そういうとアスランはカガリの羽織っている上着の裾をまくりあげ、白い陶器のような双丘をあらわにした。
その狭間は今しがたのアスランの愛撫によって溢れ出した淫水でぐっしょりと濡れひかり、内股まで糸を引くように雫が伝っていた。
225269:03/12/19 06:42 ID:qAV8jNrb
今朝はここまで。
すみません。マジ、時間がない。仕事に逝ってきます。
226名無しさん@ピンキー:03/12/19 16:05 ID:XWVBXt5O
>>269
遅刻寸前なのに投下ご苦労さまです。
凌辱物イイヨーイイヨー(;´д`)ハァハァ。アスラン、もっとカガリタンをいぢめてやってくれw
227名無しさん@ピンキー:03/12/19 19:37 ID:zIhM/pZh
いいぞ、本筋(*´Д`)ハァハァ
228名無しさん@ピンキー:03/12/19 20:09 ID:U5RhIUcD
イザ―ク×フレイ×シホで3P

とか言ってみる。
229名無しさん@ピンキー:03/12/19 20:14 ID:d3VE7GeV
アスカガ萌ゆる。
230名無しさん@ピンキー:03/12/19 20:17 ID:UlR2DQK8
DVDに後日談5分追加ケテーイか。
231名無しさん@ピンキー:03/12/19 23:23 ID:F1viinF8
アク禁くらった〜。

あぁ…自分も早く投下したいなぁ( ´-`)
232名無しさん@ピンキー:03/12/19 23:47 ID:TwJfxAM3
最近、規制多いな。
まだ冬休みには早いよな。
233名無しさん@ピンキー:03/12/20 00:00 ID:8uea8kss
>231
どのカプかは知らんが待ってまつw
234黄昏の文芸作家:03/12/20 00:53 ID:Tyc0LcFN
>>228
ワカタ、何とかしましょう。

「まだだ…まだ、終わらん…ッ!」
『イザーク…逃げて…! もう…いいから…』 
 あと数秒でデュエルのエネルギーは尽きる。即ち、フェイズシフト・ダウンである。
そうなれば、せっかく救出したフレイも…そして自分も足つきの主砲の餌食となるのだ。
「チィ…こうなれば…!」
 何を思ったか、突然デュエルは残った右腕を背中へと回し、ビームサーベルを引き抜いた。
そのままサーベルを起動させ、バックブースター点火部に突き立てる!

 ドゥンッ!!!!!!!!!!!!!

『! イザークッ!?』
「翔べェ、ガンダァ――――――――――――――――――――――――ムッ!!!!!!!!!!!!」
 イザーク最後の苦肉の策だった。ブースターにビームサーベルを突き立てることによって
爆発を生み、その爆風に乗ってフレイの脱出ポッドと共に大きく翔ぶ!  
「何でもいい、掴まってろ!」
『は、はい…ッ!』
 イザークがそう叫んだ瞬間、デュエルにタイムリミットが訪れた…フェイズシフト・ダウン。
 そして…。

 ズッ…ドオォォォォ……………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

『イザーク、艦が…ドミニオンが…』
「…ああ」
 足つきから放たれた渾身の一撃が宇宙(そら)に疾り、ドミニオンを直撃した。
フレイは食い入る様に見ている。イザークも…ただ、呆然と見ていた。
 後もう少し、イザークがブースターを破壊して推進力を得ることを考えつかなければ、
きっと2人ともドミニオンを共に消し炭となっていたことだろう…まさに最後の賭けだった。
235名無しさん@ピンキー:03/12/20 00:53 ID:bNclBnnn
待ってますよー。
ワロタ。キラ、ストライクゾーン広い。マーナさんもいい味だしてるし。
お隣の犬、友情出演していただきました、無断借用すみません。
更にエロが…。舐めるのありますけど…。
236黄昏の文芸作家:03/12/20 00:54 ID:Tyc0LcFN
「(…以前の俺なら、きっと…怖くてできなかっただろうな…)」
 今も微かに震える手を見つめつつ、イザークはぼやいた。
『(バジルール…少佐…)』
 ナタルは命を張って自分達を逃がしてくれた。けれど、こうしてフレイは彼女の死を
見取ることとなる…知っている人間が目の前で死ぬのは、これでもう…。
『(2度目よ…パパ…)』
 フレイの瞳から溢れる涙が、ポッドの中を音も無く漂った…。
「おい、泣いてる最中に悪いが…」
 通信機を通して、イザークがフレイに呼びかける。
「そのポッドには…食料くらいは積んであるだろうな?」
『う、うん…』
「なら、荷物を纏めてこっちに来い。そのポッドはもう持たん…」
 これはイザークなりの判断だった。ただでさえ、あの戦線の中で無茶をしたのである。
デュエルも傷ついていたが、フレイの脱出ポッドもまた、傷ついていたのだ。
 このままでは、空気が漏れる可能性もある。デュエルの方がまだ安全かもしれない、
そうイザークは判断したのだ。
『ま、待ってて…すぐやるから…』
「ああ…」
 ここで一旦、フレイとの通信を終えた。そのままイザークはモニター越しに何かパチパチ
と打ち、この宙域の地図を読み込み始める…。
「(…あの3体と戦っているうちにこんな所まで流されたか…果たして信号が届くかどうか…)」
 出撃前、万が一の遭難に備えてイザーク率いるジュール隊は、その辺のケアに対しても
準備を怠らなかった。つまりは、救難信号である。
「(…連合以外なら誰でもいい、気づけ…!)」
 一応、連合にも傍受されないとは言えないので、ザフトの救難信号は暗号化されている。
しかもイザークの考えた暗号である。一筋縄では解読でないだろう…と。
『イザーク…いいわよ』
「よし、ハッチを開けて出ろ。俺も出る」
237黄昏の文芸作家:03/12/20 00:55 ID:Tyc0LcFN
「さて…これからどうするかな…」
「…何か考えがあったから、私を呼んだんじゃないの?」
 イザークによってデュエルに移らされたフレイ。確かに、脱出ポッドの耐久度と
戦闘用MSであるデュエルの耐久度の差は明らかである。流れ弾に当たるとも限らないし、
この前の様に小惑星帯に巻き込まれないとも言えない…。
「別に…。どうせ俺の方も酸素があと半日もあれば尽きるんだ…だったら」
「…だったら、何?」
「お前と一緒に死ぬのも面白そうだ」
「…のん気ね」 
 イザークの膝に腰掛け、彼の胸に体を預けるフレイ。フェイズシフトダウンのために
エネルギーが切れ、コクピット内の予備電源だけでは宇宙の寒さは厳しすぎる。
「…もっと強く抱いてやろうか?」
「私が壊れない程度なら…いいわよ」
 実際、フレイはオーブ生まれなので寒いのは苦手だった。プラント育ちのイザークも
実は寒がりなのか、ノーマルスーツ越しに彼女の感触を確かめ、そして守っている。
「…前にもこんなコト、あったわね」
「ああ…」
「あの時は…イザーク、本当に死んじゃうかと思った」
「だが今、俺は生きてる」
 極力、フレイの不安を駆り立てない様に鼻を鳴らすイザーク。それでこそ、いつもの彼だ。
「でも今、死にかけてるじゃない」
「…うるさい」
 今生の別れの会話となるかもしれない、というのに…随分と2人は淡白だった。いや、
そうではない。むしろ、これこそ、2人の…。
「もうすぐ死ぬかもしれないのに…何故かしら…全然、怖くない…」
「…喋るな、酸素が惜しい」
238黄昏の文芸作家:03/12/20 00:57 ID:Tyc0LcFN
 イザークは待った。辛抱強く待った。今頃、戦闘はどうなっただろうか…。
 プラントは勝ったのか? それとも地球軍の核でやられてしまったのか?
「(フリーダムとジャスティス、バスターの動向も気になるな…)」
 先程、イザークが「酸素が惜しいので喋るな」と言ったので、フレイは一言も口を
開かなくなった。イザークも黙り込んだ。が、別に雰囲気が重苦しくなったワケでは
ない。生き残る可能性を少しでも伸ばすためには必要なことであると、2人とも
分かっているからこその沈黙だったのだ。が、もう十分に待ったはず。それでも…。
「(助けは無し……か)」
 見れば、フレイの乗っていた脱出ポッドはいつの間にかあちこちの部品が融解し、
破片があたりに散らばっている…やはり、デュエルと共に行動したダメージが大きかった
のだろう。そのまま、どこへ行くともなく、暗い宇宙の彼方へと消えて行った…。
「(…こっちもそろそろ限界か。もう予備電源もわずかだ…)」
 持って5〜15分、と言ったところか。自分の隊の部下達を信頼していないワケでは
ないが、ここまで待っても救助に来ないということは…全滅、も考えられる。
「イザーク…寒い…」
「…俺が抱いて…やってるんだ、寒いはず…がない…」
 どうやら、ついにコクピット内の空調機能もイカレたらしい…そして酸素もそろそろ…。
「…死んじゃう…のかな…私達…」
「……」
 まどろむ2人。息も心なしか、苦しくなってきた気がする…ここまでか? ここまでなのか? 
が…もう一度、奇跡は起こった。消え入る意識の中で、イザークはモニターが微かに点滅
したのを見た…気がした。否、それは気のせいでは無かった! 
『隊長ッ…ジュール隊長…ッ! 応答願います…隊長…!』
「(その…声……シホ…か…?)」
 ぐったりとしたフレイを支えながら、混沌とした意識を振り払い、イザークは
モニターに向かって、静かにこう呟いた。“あぁ、聞こえている”と…。
『たッ…隊長!? こ、こちら、シホ機! ジュール隊長機・デュエルを発見しました!』 
 その後、血相を変えたシホのゲイツが救助に当たったのだが…後に一波乱起こることに
なるとは、この時瀕死のイザークは思いもしなかった…。
239黄昏の文芸作家:03/12/20 00:59 ID:Tyc0LcFN
>>235
あ、ケコーンしてしまった。スマソ。リロードしなかったからか…。

取りあえず、まえに投下した遺作と不霊の温泉ネタは無かったことと
言うか、黒歴史…という解釈にしてもらっても…いいのかな?
240名無しさん@ピンキー:03/12/20 01:24 ID:bNclBnnn
ヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノケコーン
 TДT)ああ、、黄昏氏の3Pに…。スミマセン、スミマセン
翔べェ、初っ端から笑わせていただきました。しかもフレイの2度目に泣かせられて。
こ、これは歴代ガンダムのあれの流れですかというところへシホーー。3Pの匂いハァハァ。
温泉、ずっと待っています。
書き直しするので、朝投下します。逝きます。
241名無しさん@ピンキー:03/12/20 06:55 ID:XvLhvGKt
書き手さんたち、投下乙です。
何だかんだ言いつつ、ペース早いよな。
最近規制多くて、書き込める人が少ないはずなのに、毎日のように
投下あるもんな。
ありがたいこっちゃ。
242名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:02 ID:Rh7zQ0jl
本当に乙彼です。
外は寒いけど、このスレは熱いな。
243名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:37 ID:bNclBnnn
おはようございます。朝投下しますと言っておきながら朝ってどの時間帯なんだと。
明け方や6時台、8時台に投下される職人さんもいらっしゃるのに。
規制解除で待たれていた職人さん、すみません。
244名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:39 ID:bNclBnnn
「いい天気だなー、まるでオーブみたいだ」
カガリが両手を伸ばし、深呼吸する。
明日は地球に戻らなくてはならない。
プラントへの小旅行最後の前日、アスランはカガリを乗せ、郊外へエレカを数十分走らせた。
ランチボックスには手作りのサンドイッチとコーヒー。
公園でのんびりピクニックを愉しもうというのだ。
サンドイッチはカガリが自分が作ると意気込んでみたものの、危なっかしい手つきを
見かねて、実質アスランが作ったようなものだ。
てきぱきと野菜をカットするアスランを余所にカガリの手が入った食材といえばカット
されたパンの耳ぐらいだ。

休戦後、プラントの治安は悪化する一方である。
生還したものの、外傷を負った者、精神を病み目の空ろな者、続戦にネオ・ザフトを叫ぶ者。
宇宙に煌く夢の都市。搾取はされていたが、戦前は希望に溢れていたはずだ。
アスランが案内した公園は、世間の喧騒から遠く安全な場所であった。
癖で一頻り辺りの様子を警戒した後、プラントでは珍しい老樫木の下にシートを敷き
二人ごろりと寝そべる。
暫くすると暇を持て余したのか、アスランがリブレットPCをポケットから出し、
なにやら操作しだす。
「おい、こんな時にまで仕事する事ないだろ」
カガリが頬を膨らまし、アスランの背に拳を軽くいれる。
「いや、ちょっとだけだから」
先ほどから、同じ回答を繰り返している事に本人は気付いていないらしい。
「なにやってんだ?」
金髪に光を反射させながら軽く彼女が覗きこむと、瞬時リブレットを畳む。
「ばか、人の画面覗くな」
どうやらシュミレーションゲームらしい。画面を四つに割り、グラフが立ち並ぶ。
カガリとてテストパイロットだったのだ、動体視力は人並み以上にある。
グラフは商売人の国、オーブでは馴染み深い線を描いていた。
245名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:40 ID:bNclBnnn
「アスラン…、今のローソク表…、まさかお前、相場やってんのか…?
――お前、いくら軍人辞めたからって、デイトレする事ないだろ!?
お父さんの資産食いつぶす気か!?」
目が点になる。
「え…、なにいってんだ、確かに俺、今はしがない三等書記官だけど…。
ただの日足表だって。実際手を出そうにも、取引所のないプラントで売買なんて出来ないさ」
カナーパ議員からある多国籍企業の動向を監視しろと命を受けているから、などと
素直に答える事はできない。
プラントへ戻ったアスランは残務整理の為、軍部へ一時籍を戻したが、暫くしてから
除隊を許可された。
暫定政権は国家機密を争奪、逃走、諸々の重犯は不問にする条件に、カナーパ議員直下の
秘書として公務につく事を要求したのである。
戦時中、大衆に支持されていたパトリック・ザラは軍を掌握しきれてはいなかった。
むしろクライン穏健派のほうが軍部に影響力を持っていたといってよい。
しかし戦勝気分を味わえない現在、強硬派勢力は下級士官を抱き込み、勢力をじわりと
拡大しているのである。
カナーパの優勢は只、強硬派が頂点を失い統制を失っていることにある。
従って求心力抑制の為、歳若いパトリックの息子を側近に担ぎ出すことを画策したのである。
なおも続戦を求める世論に対してのプロパガンダにもなる。
アスランは、裏事情を解し軟禁より楼篭される事を選んだ。
どうせ暇を持て余す生活は性分に合わない。
なにより自責の念を少しでも晴らす事ができる、と取引に応じたのである。
246名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:41 ID:bNclBnnn
宗主国北大西洋連合の下、計画経済を推し進めてきたプラントには市場理念がない。
第一、不可思議な経済変動は理性を重んじるコーディネイタの性に合わない。
「だって、今のすごい乱高下表、あれ絶対仕手株じゃないか」
「カガリ…女の子はあまりそう言う事言わないように…」
「お前の身体を心配してるんだ」
カガリが目を潤ませる。地球でもコーディネイタを持て囃した時代があった。
しかし明晰な分析力、計算力を武器にコーディネイタ・トレーダーが華々しく活躍し
注目を集めた時期はそう長く続かなかった。
むしろ驚くほど短期間でコーディネイタは使えないという判断をファンドは下したのである。
優秀故に英断力に富む、訳ではない。
体力と頭脳に過度の自惚れを持つコーディネイタは不眠不休で弱り切るまで画面に
張り付き、「自分はミスを犯してはいない、市場がおかしいのだ」と逆恨みした遺言と、
ファンドには巨額の負債を残し、ばたばたと過労死する事件が続出したのである。
数年で金融業者は口裏を合すかのように、システム設計の外注を出す程度にしか
コーディネイタを活用しなくなった。
「あー、色気ないよな、全く」
アスランが空を仰ぐ。危険を介して寝室に侵入したものの事は未遂、その日から
客室は厳重に鍵を二重三重にかけられ、挙句の果てには「今後お前の言葉は信用しない」と罵られる。
次に会えるのは何時かもわからないのに。
清清しい木陰に気不味い空気が流れる。
そこへ黒い大型犬がすんすんと鼻を啜りながらよって来る。
「へえ、可愛い。そういやプラントに来てから犬や猫ってあんまり見た事ないよな」
食料事情を反映してかプラントでは生物をペットにする事は珍しい。
カガリが頭を撫でてやると、細い尻尾を振りながらカガリの膝に足を乗せぺろぺろと
頬を舐めてくる。
247名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:43 ID:bNclBnnn
「人懐っこいよな…って、ちょちょちょっとっ!?」
犬は一瞬鼻の下を伸ばしたような表情をした後、ハッハッと息を荒くしながら、
カガリの立てた膝の下に潜りこみ股間を布越しに舐め始めたのである。
そして結構立派なものをカガリのやわらかな脹脛に擦り付ける。
「う…そ…ひゃあ!!」
片腕で身体を起こして事を呆然と眺めていたアスランがはっとして、犬を制する。
「おい、人のものに勝手に触るな。ああっ!?」
今度は何を勘違いしたか、犬は鼻を鳴らしアスランの足に登り事を続ける。
頬を赤らめながらアスランが助けを求める視線を投げるが、カガリはニヤニヤと頬を
緩めながら無視を決め込む。
「なんだかお前みたい、いやキラを思い出すな」
キラが聞いたら何というだろう、酷い姉だと呟く。
気不味い雰囲気を打破してくれた事には感謝したいが、頭に血を上らせてしまい
恥かしいやら呆れるやらである。
和んだ空気が二人を包んだ頃、柔らかな声が頭上から降る。
「これこれエドワード、若いものとくると見境がないとはの。老いた身を自覚せよ」
見上げると、人工の日照を背に老人が杖をつき穏やかに微笑む。
長い白髭を撫でながら老人が呼ぶと、ラブラドール犬はゆったりと歩み寄り側に座す。
「…おじいさんの犬ですか?そうかお前、エドっていうのか。」
警戒に眉を上げるアスランだが、カガリは町内の顔見知りのように声をかける。
名前を呼ばれエドワードが嬉しそうにカガリに再び擦り寄る。
「ふぉ、ふぉっ。若いのが二人、この晴天にきちんと恋を語らわんからじゃの」
248名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:45 ID:bNclBnnn
エロがない…。ミニスカラクスまで辿り着けない…ツライ。
色々な考察スレで覗いて、プラントかの国説にパクッ。らせていただきました…。
登場人物みんな説明キャラ化してるし…逝ってきます。
249名無しさん@ピンキー:03/12/20 07:50 ID:ATUP5ZAB
アスランの前で犬に犯されるカガリタソハァハァ。
250名無しさん@ピンキー:03/12/20 09:29 ID:5ShgCNVU
職人の皆様乙です。
>248氏
株式の下り興奮してしまいました。企業小説大好きなもので。
251名無しさん@ピンキー:03/12/20 10:49 ID:lsf3SvEh
犬は欲求不満が高じれば、人間相手にもマウント行為をしてしまうらしいな。
犬の中の人も大変だ。
252名無しさん@ピンキー:03/12/20 11:54 ID:0kUcMKEY
投下すると予告していた土曜日がキタ(;´д`)

しかし自分も投下したらカガリ祭りになってしまうw

>黄昏氏
シホ登場に興奮しました!黄昏氏のシホはどんな子なのか楽しみです。
253名無しさん@ピンキー:03/12/20 12:57 ID:8uea8kss
>>252
投下、お待ちしております。
254名無しさん@ピンキー:03/12/20 17:51 ID:Js7S/Prc
ここへ来てアスカガに萌えてしまった。
255名無しさん@ピンキー:03/12/20 18:12 ID:lhWuzX+i
かもーん! 小説読ませてくれ!!!
256名無しさん@ピンキー:03/12/20 22:18 ID:LR9tmj/E
>>244
政治学を勉強した身としては、戦後のプラントの描写がGood!
勝たなかった戦争って疲弊するんだよね。

にしてもリブレットPC?東芝、生き残ったのかw
もしやタブレットPCか!
257黄昏の文芸作家:03/12/20 23:57 ID:Tyc0LcFN
>>244
ネオ・ザフトと聞いて真っ先にハマーンを思い出した俺って…。
258名無しさん@ピンキー:03/12/21 00:28 ID:gBMOcTVl
土曜の夜はあんま投下ないね。
259名無しさん@ピンキー:03/12/21 00:45 ID:h1VHz7vk
これであまり投下ないってのも、贅沢なこっちゃ。
ほぼ毎日投下あるからな。
ところで、前スレ落ちたな。HTML化するのはいつだろなー。
ログ持ってるけどな。
260名無しさん@ピンキー:03/12/21 05:43 ID:fcwZngdl
>>194
男だらけのエロ話ワラタ

キラ・・・おまへって奴は・・・
261團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/21 08:25 ID:Om278shm
投下したいんですが、監禁中です。
ああん。
262名無しさん@ピンキー:03/12/21 11:28 ID:I/zwXgLk
DVD最終巻の追加エピってどういうのだろうな。
三月下旬か。
このスレはどうなっている事か。
263269:03/12/21 12:32 ID:9l30r9jH
みなさん、おはようございます。惰眠を貪る269です。
エチー描写がワンパターンでだんだん苦痛になってきました。文才無いのを痛感しています。
これが終わったら修行に行こう。
少しだけ投下します。
264269:03/12/21 12:34 ID:9l30r9jH
「さてと・・やっぱり初めては正常位がいいよね?オレもカガリのイク顔をもう一度見たいし。」
そう言いながらアスランはカガリの白い尻を掌全体で撫でまわす。
そのまま太腿に手を這わせ、薄い草むらのある丘もなぞるように指で辿る。
「はあっ・・ん!」その微妙な感覚にカガリは思わずその手を太腿で挟み込んでしまった。
そんな様子に目を細めてアスランはカガリの耳に舌を差し入れた。
「やっぱり感じるんだ。あれほど嫌がっていたのに。」
アスランの舌はカガリの耳孔を嬲るようにぴちゃぴちゃと音を立てて舐めあげる。
湿った水音はダイレクトにカガリの脳内に響き、下半身に熱いうねりを湧き起こした。
「あ・・・」
耳孔から伝わる欲情はカガリの穴という穴すべてに疼きともどかしさを広げていく。
カガリは知らず知らずのうちに内股に挟み込んでいるアスランの手をきつく締め上げ、こすり付けるように腰を動かし始めた。
アスランはすっかりおとなしくなったカガリの肩を抱え、そのまま仰向けに横たえた。
アスランの上着を羽織ったまま後ろ手に縛られ自由を封じられているカガリは、アスランにされるがままになっている。
265269:03/12/21 12:34 ID:9l30r9jH
素肌の上に男物の上着を羽織り、後ろ手に縛り上げられ、苦しげに目を閉じ眉を顰める金髪の少女。
これだけで十分、男の征服欲を刺激する。
ましてやカガリは自分の想い人であり、高潔な魂を宿す一国の姫君なのだ。
その穢れを知らぬ、まだ誰も触れたことの無い聖域を今この自分が踏みにじる。
アスランの分身は暗い興奮によって既に熱く立ち上がっていた。
カガリは既にあきらめたかのように、力なくベットに横たわっている。
「カガリ・・・カガリ・・」
うわ言のようにカガリの名を呼びながらアスランはカガリの白い乳房にむしゃぶりついた。
片方の乳房にたっぷりと唾液と愛撫を加え、その立ち上がった乳首をなぞるように舌で転がす。
もう片方の乳房には指の後がつくほど強く弱く捏ねるように揉みしだき、
桃色に震える突起には痛みを感じるほどの強さでつまみ上げ刺激を与える。
「・・っく・・ひぃ・・・んっっ・・」
無言で歯を食いしばり、アスランの愛撫に耐えていたカガリはついに堪えきれずすすり泣くような声を出した。
アスランはカガリののけぞる白い喉に口付けをし、それから鎖骨に沿って赤い小さな刻印を落としていった。
「もっと・・声を出して。カガリの声、聞きたい。」
その一言が合図のように、もはやカガリは嬌声を抑えることが出来なくなる。
カガリの体はアスランの与える愛撫に翻弄され、刺激を与えられるたびにびくんびくんと痙攣するように跳ね上がった。
アスランはそんなカガリの痴態に満足げに唇を舐めると、いきなりカガリの膝裏に手を添えてその足を大きく開かせた。
限界まで押し広げられたその付け根には、ほの暗い茂みと淫らに濡れ光っている肉色の裂け目が誘うように息づいている。
266269:03/12/21 12:35 ID:9l30r9jH
「・・アスラン・・腕・・ほど・・いて・・」
喘ぎ声の下からカガリは頼み込むが、アスランは聞き入れなかった。
「だめだ。それはお仕置きだから。」アスランは無造作にそう答えると、ひくつくカガリの中心に舌を差し入れた。
「ああっっっ!」カガリは高い声で叫び、その刺激に腰を浮かせて体を震わせる。
カガリの秘所は溢れ出る蜜とアスランの流し込む唾液で潤み、舌を差し込まれかき混ぜられるたびに濃厚な水音を奏でていた。
熱く透明な粘液はカガリのクレバスを伝い落ち、シーツに小さな染みを作る。
「それはオレの事を忘れていたことの罰。そしてこれは、嘘をついたことのお仕置き。」
アスランの舌は容赦なくカガリの澱みを掬い取り、塗り広げるように舐めまわし、啜り上げる。
まるで別の生き物がカガリの秘所から羞恥心を吸い尽くそうとしているかのように、執拗に音を立てて欲望を煽り立てる。
「・・はあんっ・・嘘・・なんて・・ひぃっ・・わたしは・・・つい・・ていない・・。」
カガリは激しく喘ぎながらも、アスランの言葉に異議を唱えた。
アスランは顔を上げ腕を伸ばすとカガリの頬を優しく撫でながら囁くように言った。
「ついたよ。さっき。・・カガリのここはこんなに感じて濡れているのに、口ではイヤだって言った。」
アスランの指はカガリの唇をなぞり強引にその咥内に差し込まれる。
「だって・・それは・・アスランが・・・」カガリは目を逸らし、口ごもった。
「だったらどうして欲しいか言ってごらん。それで許してあげよう。」
「・・・えっ・・?」カガリは意味がわからずアスランの指が咥内を犯すのをされるがままになっている。
アスランはその指をつつ、とカガリの唇から顎に滑らせ、それから喉を通りみぞおち、臍、と辿りそれから湿った蜜壷へくちゅりと差し入れた。
「・・やぁっ・・んっ・・」いきなりの刺激にカガリは頭の芯まで電気が走ったように体を震わせた。
「さあカガリ、これからどうして欲しいのか、正直に言ってごらん?」
くちゅりくちゅりと緩い指の動きに、カガリの体はもっと激しい愛撫が欲しいと貪欲に腰をうごめかす。
散々焦らされているカガリの秘所は熱を持ち、恥知らずなほどにアスランの物を求めていた。
267269:03/12/21 12:36 ID:9l30r9jH
「・・・ほしい・・・の・・・・。」聞き取れないほどに小さな声でカガリは言った。
アスランは容赦なく言葉でカガリを責める。「聞こえない。」
「・・・・欲しいの・・。」目を伏せ、声を震わせながら再びカガリが言葉を発する。
「もう一度。」
アスランの指が抜き取られ、代わりにもっと太くて硬いものが秘所の入り口にあてがわれる。
カガリは叫ぶように声に出して言った。
「アスランが欲しいの。めちゃくちゃにして。淫乱でもいい、もう、自分でもどうしたらいいかわからない・・・!」
「カガリ!」
カガリの言葉と同時にアスランは既に硬く張り詰めていた自分自身の欲望をカガリの中心に一気に打ち込んだ。
「・・ん・・はあっっん!」カガリは体内に打ち込まれたアスランの硬さと激しさに思わず声をあげがくがくと体を震わせながらきつくアスランのモノを締め付けた。
初めてなのにいきなり根元まで深々と突き刺さったアスランのモノはそのまま休むまもなく前後に動き始める。
「・・・・!」
いくら唾液と愛液で潤い、指で解されていたとはいえ、さすがにそれはカガリに苦痛をもたらし、カガリの口からは言葉にならない声が絞り出された。
それでもアスランは動きを止めるどころか、ますます激しく叩きつけるように腰を打ち付ける。
「カガリ、オレだけのカガリ!」貪るように、えぐるように打ち込まれるアスランの熱はやがてカガリの苦痛しか感じられなかった体にも飛び火して
いつしかカガリの漏らす声から苦痛の色は消えて、その声も表情も快楽と興奮が支配していった。
部屋の中には二人の発する粘膜の擦れ合う卑猥な音と淫らな喘ぎ声だけが響き渡り、激しく絡み合う影が壁に黒く浮かび上がる。
カガリの大きく開いた足の間で腰を打ち込んでいたアスランは次つぎに体位を変えてより深く、より奥に自分の先端を届かせようと激しくカガリを攻め立てた。
268269:03/12/21 12:36 ID:9l30r9jH
恥骨がぶつかり合い、二人はその刺激に更に煽り立てられる。
下半身はお互いの欲望で疼き求め合う淫肉で埋めあい、上半身は激しく舌を絡ませ唾液を流し込む。
「・・カガリ・・・いいっ・・・すごく・・・ああっ」
アスランはカガリの二つの柔らかい乳房を揉み上げ乱暴に捏ね回した。
その青く筋が浮かび上がる白い象牙のような乳房はアスランの手の中で次々と形を変え、先端にある突起は触れてほしいと頭をもたげ色を染める。
「はあっ・・アス・・ランッ・・・奥まで・・当たるのぉっ・・だめぇっ・・・ああっ・・!」
カガリは背をのけぞらせ、それでも足を絡ませて腰を振り、急な階段を上り詰める。
「ああっっ・・アスラ・・・ン・・もう・・・ひっっ!」
大きく叫び、痙攣したかのように体を震わせてカガリは限界に達し、その瞬間に熱く爛れた肉壁でアスランをぎりりと絞り上げるように締め付けた。
「・・くっ・・はあっ!」
アスランもほぼ同時に限界を迎え、カガリの内部に自分の精を叩きつけるように吐き出した。
どくどくと脈打ち、欲望を吐き出す感覚にアスランは背筋が震えるような快感を覚える。
「う・・あ・・・・っ・・・ああっ・・」
アスランはすべての精を吐き出し、ゴリゴリと恥骨を擦り合わせてすべてをしごき出すと
がくりと体を倒しカガリの体をその胸に抱きこみ荒い息をつきながら、放心したようにベットに体を投げ出した。
269269:03/12/21 12:38 ID:9l30r9jH
そして269華麗にげとー、ずさー。
今日はここまで。続きはまた後日に。
今年中には完結させますから。もう少しお付き合いください。
270名無しさん@ピンキー:03/12/21 13:44 ID:Om278shm
待ってたですよー! もっとよみたいですよ!
271名無しさん@ピンキー:03/12/21 14:12 ID:sAiRYwT3
>>269
濃ゆいエロイイ!言葉攻め(;´д`)ハァハァハァハァ
続き待ってます
272名無しさん@ピンキー:03/12/21 15:13 ID:Om278shm
>271
ID葉鍵板ならネ申だったね。T3も入ってる。凄い。
273271:03/12/21 15:23 ID:sAiRYwT3
>>272
マジかw
葉鍵板に行った事無いから分からんが…
274名無しさん@ピンキー:03/12/21 17:27 ID:Om278shm
>271
ごめんT3はターミネーター3ね。AIRはギャルゲー(泣きゲー)があるんだよ。
雑談ごめそ。引き続きネ申の作品をお楽しみください。
275名無しさん@ピンキー:03/12/21 23:07 ID:I2AvI5fS
ぎりりっ表現にハァハァ。なにより華麗な中の人にも笑わせていただきました。
続きお待ちしております。
276名無しさん@ピンキー:03/12/22 02:50 ID:pi0/9IHy
最近投下されるペースがグンと落ちたな・・。
いや、こんなことを言うのはワガママだってことは判るが消えたあの人やこの人のことを考えると・・。
いつまでも待っているので職人様の復活期待しています。
277名無しさん@ピンキー:03/12/22 06:01 ID:ipYp3WxV
年末だから、忙しくて投下出来ないと言うこともあるだろう。
あと、大量に規制されたっぽいから、巻き添え食らって書き込み出来ないとか。
278團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/22 23:06 ID:is99duIB
冬の祭りに急遽巻き込まれ(原稿のみ)。
気分転換に描いた絵は、サイズオーバーで投稿されず。
がっくしだ。
279名無しさん@ピンキー:03/12/22 23:27 ID:nh7YXuWA
やはり年末は忙しいんだな。
贅沢は言うまい、しかし神降臨を期待して毎日通う俺・・。
280名無しさん@ピンキー:03/12/23 00:23 ID:Om0CVuIy
職人さん達は冬祭りに力を注いでいるのか…
是非オンラインもヨロ
楽しみに待っとりやす
281ポチ@駄文職人:03/12/23 00:51 ID:IQhP3G1K
久々参上のポチです。
自分は別に忙しくもなく冬祭りにも無縁な寂く仕事一筋な日々を送っております。

アスカガSSも黙々と30レス分くらい書き上げ済み、あとは投下するタイミングを見計らっているわけでありまして…。

元旦か次スレ辺りで投下したいと思っているのですが、元旦は込み合い重くなるのかなぁ…。

あぁ…でも元旦にふさわしくない暗い話だからなぁ…。

独り言スマソ。またロムに戻ります。
282名無しさん@ピンキー:03/12/23 12:51 ID:4J2e2W/t
>>280
そうでないにしろ、今日はイブイブ、その後はクリスマス、年末、年始と続くし。
1月中旬くらいになんないと、前のペースに戻んないんじゃないか?
283いもげん:03/12/23 19:08 ID:/mwaJoiP
ノイマンの十年後、ってな好き勝手な妄想虚言話投下でスマソです。種オリジナルキャラは彼のみなので
興味の無い方は以下8レス(予定)を、どうか飛ばしてください。
どうしても今日12月23日に書きたかったもので。
しかし自分はとことん、視覚で物を書けない人間なことを再認識しました。_| ̄|○
284Birthday 1/8:03/12/23 19:09 ID:/mwaJoiP

「テロリスト?」
ノエルは訝しげな声を上げた。
「元、だけどな。あの人は元々地球連合軍の所属で、それが連合軍に対し反逆を犯すグループに身を転じたということだ」
「そんな。とてもそんな風には見えませんけれど」
話題にしている人物の容貌を彼女は脳裏に思い浮かべる。中肉中背でほんの少しだけ白髪の混じり始めた黒髪の、物静かな三十代半ばのベテラン操舵士の男性。
この艦をもう何年も動かし続けているという男。
この世の全てに距離を置いているような表情をめったに崩さない男。
「連合軍に楯突いて、またコーディネイターのザフト軍とも交戦した第三勢力としてうちの軍に協力した関係で、戦後はこちらに亡命して現在に至るって話だ」
「亡命?」
「反逆罪を犯した身でのこのこ古巣に戻ったら、銃殺刑だからな」
新米軍医である白衣の彼女に解説をする古株の整備兵はあっさりと言う。テロリストに亡命に反逆罪に銃殺刑に、穏やかならざる単語の羅列にノエルの胸はざわつく。
「でも、そんな人がどうしてこの艦に?」
この艦の誰よりも長く乗組員として働き続けているという男。誰よりもこの艦に詳しいという男。地上勤務を拒むような形で。
「当人の希望だとさ。なんでもキサカ陸将やアスハ代表とも懇意で、上層部にはコネが利くとか」
軍と行政の中枢にいる人物の名が上がり、彼女は胸の中で些か驚く。
「昇級も拒否しているらしい。操舵士の仕事ができなくなるような出世は要らんとさ」
年齢からしてもう少し上級官位に就いていてもおかしくない二尉の男性。コネの使い方が間違っているとしか思えない。
「変わった人ですね」
「全くだ。ただ操舵の腕は一級品で艦についての知識が豊富なのは間違いない。だからこそ、そんな我侭も通るんだろうなあ。ああ、他にこの艦には……」
ノエルは初めてその人と言葉を交わした日のことを思い出していた。

「君がこの演習からの新しい軍医か」
「はい、ノエル・デュラックです。以後お見知りおきを、ノイマン二尉」
「こちらこそ宜しく頼む、ドクター。その名前からすると、クリスマスが誕生日か」
285Birthday 2/8:03/12/23 19:10 ID:/mwaJoiP
これまで何度となく受けたその質問に彼女は少しばかり嫌気が差す。その微かな表情の変化を見て取ったように男が尋ねる。
「違うのか」
「12月24日です、私の誕生日は」
「そうか」
「朝の時刻の生まれですから、実際クリスマス・イブですらありません」
「そうか、すまなかった」
一瞬遠い目になる男性の表情に彼女は気付く。
「私の知っている人に、君と同じような女性がいた」
過去形で静かに語る男性。
「彼女も君と同じで、24日生まれの、クリスマスにちなんだ名前の持ち主だった」
「だった?」
「やはり嫌なものなのかな、自分の名前がそういうのは」
彼女の小さな問いかけを無視した形の質問。
「誕生日祝いもクリスマスにまとめられてしまいますし、その元凶が自分の名なんて、愉快な気持ちではありません」
「はっきり物を言う人だな、君は」
「よく言われます」
「そうか」
男性の顔に一瞬浮かんだ微笑はすぐに消え、世界の全てに距離を置いているような穏やかな表情へと戻った。

「甘い香りがするな」
「これのことでしょうか、ノイマン二尉」
シフトの合間に過ごす食堂での休憩時間。
「ココアか」
「はい」
「艦の物ではないだろう」
「ええ。これは私物での持ち込み品です。これがないと時々落ち着かなくて」
「甘い物が好きなのか」
「はい」
「そうか」
286Birthday 3/8:03/12/23 19:11 ID:/mwaJoiP
彼女の返答に微かに笑ったような男の瞳。距離を置いているいつもの表情とは僅かに異なる雰囲気に、好奇心の強い彼女は思い切って口を開く。
「一つ質問しても宜しいですか」
「何だ」
「どうしてテロリストになどなったのですか」
瞳の微笑が消える。
「………なりたくてなった訳ではない」
「本当だったんですか」
彼女の言葉に沈黙で答える年長の男性。
「連合軍に反逆したのは何故なのですか」
沈黙と長い溜息の後に素っ気無い言葉が返る。
「そんなこと、つまらない話だ」
「つまらないって」
「ただ言えることは、当時は戦況も、軍の組織自体も、私が乗っていたこの艦も滅茶苦茶混乱していた状態だった」
先ほどの微笑とは異なる、どこか自嘲が微かに浮かんだ瞳。
「そうだな、若しあの時、私がテロリストになどなっていなければ……」
その自嘲はすぐに悲しげな色に変わる。
「やめよう。仮定の話をしても、つまらない」
いつもの表情に戻り、食堂を静かに立ち去る人。

「そう言えば、結構な美人があの人に面会に来たことがあるぜ」
いつぞやの古株整備兵が医務室の白衣の彼女にのんびり声をかける。
「美人?」
「一年ぐらい前だったかな。彼と同じぐらいの年齢の栗色の髪の女性で、ブロンドの可愛い女の子を連れていた」
「奥さんとか?」
「いや、俺偶々それを見かけた後本人に聞いてみたんだよ。そしたらあの人、ただ笑って古い友人だとだけ答えた」
「古い友人ねえ」
何とでも解釈のできるような関係。
「妬けるかい?」
287Birthday 4/8:03/12/23 19:12 ID:/mwaJoiP
「別に」
そう答える彼女の口がほんの少しだけ尖がる。
「思い出したからせっかく教えてやったのにさ」
「ありがとうございました。シフトの方は宜しいんですの?」
「冷たいねえ、軍医殿は」
肩を竦め苦笑いで去る兵を、若い女性軍医は笑顔で小さく手を振り見送る。

「ドクター、頼みがあるんだが」
「何でしょうか、ノイマン二尉」
「君のココアを一杯分だけ、これに分けてもらえるかな」
差し出される空のドリンクボトルを受け取りながら白衣の彼女は答える。
「それは構いませんが」
「ありがとう。恩に着る。後で取りに来る」
医務室から立ち去ろうとするその横顔に彼女は問いかける。
「甘い物がお好きなのですか、二尉も」
「いや」
男の去り際の小さな呟きに、彼女は呆気にとられる。
「嫌いだ」

「この空域に来るのはあれ以来初めてだ」
ボトルを受け取りに来た人が現れたのは遅い時刻。散々待たされた若い軍医はその後に付いて行く。星の海が広がるほの暗い展望デッキに静かな言葉が響く。
「大勢の人がここで死んだ。ナチュラルも、コーディネイターも」
甘い物の嫌いな男が手にしている甘い飲み物。そのボトルが手から離れ無重力に浮かぶ。
「俺が知っている人も、知らない人も」
遠い目で星の海を見つめる人。
「明日は君の誕生日だったな、ドクター」
「はい」
「いくつになる」
288Birthday 5/8:03/12/23 19:13 ID:/mwaJoiP
「26です」
「そうか」
その数字に彼は軽く頷く。
「あの人も生きていたら、俺と同じ年になる筈だった」
明日は12月24日。
「もう悲しまないと、決めたのに」
デッキの外に投げ掛けられていた男の視線が、傍らにいる女性の顔に向く。
「君は前に、どうしてテロリストになったのかと尋ねたね」
「はい」
「それ以外に生きる道がなかったからさ。他に行き場所なんてなかった」
話している内容とは裏腹に、奇妙なまでに明るい口調で男は語る。
「敵軍を罠に引き込む囮を演じさせられた身だ。下艦して軍に出向いても、故郷に逃げても、敵前逃亡罪で結局は銃殺刑に処せられるだけだった」
彼女は声も出ない。
「俺は生きたかった」
簡潔な言葉。
「生き続けたかった」
淡々と言葉が続く。
「そうすれば、いつかはまたあの人に会えるという思いでいた」
男性の視線が再びデッキ外の虚空に向く。
「だから艦を動かし続けた。操舵士として」
二人の呼吸の音だけがその場に漂う、しばしの沈黙。
「でも」
低く掠れる声が続く。
「若しあの時、俺が下艦して銃殺刑になっていれば、生きて36歳の誕生日を迎えることができたのは、彼女の方だった筈だ」
自分と同じ12月24日生まれの女性。
「そうすれば、彼女は俺のことも忘れて、誰か他の人と一緒になって、子供の一人でももうけて、幸せに暮らしていたかもしれない」
虚空を見つめる瞳から宙に舞い出す小さな雫。
「あの時、そうしていたら」
289Birthday 6/8:03/12/23 19:14 ID:/mwaJoiP
小さく混じる噛み殺された嗚咽。
「あの時、下艦していれば」
「仮定の話はつまらないと仰ったのは、御自分ではないですか」
小さい声だが強い口調の女の言葉が傍らから飛ぶ。
「それに、今生きている貴方自身、その人のことを忘れていないではないですか」
はっきり物を言う女。
「誰か他の人と一緒になって、子供の一人ももうけて幸せになんか、暮らしていないではないですか」
「君に、俺の何が分かる」
「貴方が銃殺刑になっていたら、今の貴方の苦しみを引き受けているのは、その人ではないのですか」
「一人にしてくれないか」
「飲まないんですか、これ」
無重力の中、傍らに浮かぶボトル。
「嫌いだと言ったろう、甘い物は」
「困ります。大事な私物をお分けしたんです。飲んでくれないと困ります」
「放っといてくれ」
「貴方が飲まないのなら、私が飲みます」
宙に浮かぶそのボトルを右手で引ったくりそのチューブを咥え、中身を僅かに含む。甘く、そして冷たく、舌の上に小さく広がる味。
「やめろ」
ボトルを持つ女の右手首を掴む男の強い握力。間近で女の顔を強く睨み付ける男の濡れた双眸。
「死者への、供物ですか」
男の顔の前で言葉とともに漏れる女の吐息。微かな甘い飲み物の香り。
「やめてくれ」
「そんな考えを持ったまま向き合われても、その人は喜ばないと思います」
女の唇から漂い続ける微かな甘い香り。甘い物が好きだった人。
「黙ってくれ」
「自分が銃殺刑になっていたら、幸せになれただろうなんて」
黙らせるように、微かな甘い香りに惹きつけられるように、そう激しく囁く唇を男は塞ぐ。
「キスが、甘い」
甘い物が好きだった人と嘗て交わしたキスは時折甘い味がして。貪る唇。探る舌。触れる粘膜。甘い味。
290Birthday 7/8:03/12/23 19:14 ID:/mwaJoiP
「何年ぶりだろう」
身体が熱くなる。鼓動が早くなる。頭が痺れ出す。
「俺を止めてくれ」
女の返事は再びチューブを咥え、甘い飲み物を小さく僅かに含むこと。薄まりかけた味が何度目かの重なる唇の間で、甘く燃える。

どうやって自分の士官室まで戻ってきたのか彼自身にも分からない。
髪の色も眼の色も違う。声も違う。背もほんの少し低い。でも細身の身体と、滑らかな肌と、キスの味と香りが同じ女性。
「俺を軽蔑してくれ」
裸にした身体に唇を這わせ、掌でその輪郭を弄り尽くす。
「君を抱かせてもらう」
潤み出した温かい入り口に、先端が潜り込む。
「彼女の代わりに」
突き入れた女の中の少し硬い感触を、彼は自身のものに覚える。
覆ってくる女の両掌の柔らかい感触を、彼は自身の両の瞼に感じる。
女の顔のすぐ傍らには、甘い飲み物の入ったボトルが一つ。彼女は顔を背けそれから甘い雫を舌に乗せ取り、男の目を覆ったまま下から口付けをする。
女の体温の暗闇の中で、滑らかになりだす女の感触と甘い口付けの味が全身を満たす。
甘い許諾の暗闇の中で、彼はその人に逢えるように痺れる頭で思う。
優しく小さい暗闇の中、見えない女の身体の中を丹念に愛する。
今までこんなに感じたことはなかったように彼女は思う。まるで自分の身体でないような。そう、自分の身体では。
「ナタル」
女が作る甘く優しい闇に覆われた男が愛しげに囁く掠れた単語。それは、クリスマスを意味する名前。
身体の奥で、強い拍動とともに熱く迸るものを彼女は感じる。両の掌の中に、熱く流れるものを感じる。
彼女は再び顔の傍らにあるボトルのチューブから、その甘く冷たい液体を舌に乗せる。
脱力して身を凭せ掛ける、身体の上にいる人の唇にそれを運ぶ。
身体の中で力を失いかけていた男のものが、熱さと硬さを取り戻す。
媚薬のような、幸福な幻をかき立てるような甘い飲み物は、少しずつ二人の唇の間に消えてゆく。

291Birthday 8/8:03/12/23 19:15 ID:/mwaJoiP

日付が越えたベッドの中、薄く瞳を開いた彼女の耳に男の囁きが届く。
「26歳の誕生日おめでとう、ノエル」
「あの人には、言わないのですか」
嫌味でもなく、皮肉でもなく、ただ同じ誕生日に生まれた者として。
「貴方が愛しているあの人には」
「死者は、年を取らない」
ぽつりと返った言葉。
「あの人はいつまでも、25歳のままだ」
その人の年齢を越えた刻。
「死者と一緒に、年を取ることはできない」
「ノイマン二尉」
ほんの少し戸惑ったような表情で男の口が開く。
「よかったら、俺のことをアーノルドと呼んでくれないか」
その表情にほんの少し距離が近くなった思いで女は答える。
「アーノルド。もうすぐシフトでしょう」
「ああ。準備しないと」
「私も支度しないと」
「休憩時間になったら、一緒にお茶でも飲まないか」
「ココアではいけませんか」
「俺は別ので頼む」
「分かりました」
ベッドの片隅に転がったままの空のボトル。
小さく微笑が交わされた後どちらからともなく重ねられた唇の口付けは、もう昨夜の甘い味は消え去り、今日の新しい味のものへとなっていた。


<了>
292名無しさん@ピンキー:03/12/23 19:26 ID:ltHHeeuH
タイトルと女性軍医の名前でなんとなく展開がわかって
1レス目から泣いてしまったのですがどうすればいいでしょうか。
とても良かったです。でも切ない。

これだから自分にはノイナタは書けない…
293名無しさん@ピンキー:03/12/23 19:39 ID:cPKOR8/6
思わず落涙。いいもの読ませて頂きました。
有難う。
294名無しさん@ピンキー:03/12/23 19:50 ID:MNGNVSlW
イブイブなのに今回も泣かせてくれます。
いもげん氏の物語って、本当はこういう悲しい話だったのだけどお子様に夢持たせるため
本編はこういう話に編集したんですよ、と思わせるほどリアルで、幻想的で。
【その扉】やシナリオ、海とナイフなんてゾクゾクします。あー現実にもどって年賀状書こう…。

295269:03/12/23 21:15 ID:qNPgHblp
皆さん今晩は。病人の269です。
自分も悲しすぎでイノナタは書けません・・。(つд`)
美しくも悲しい話、ありがとうございました。

ところで、ここ2日ばかり寝込んでまして今も起き上がっているのが辛い。
自分の続きは来週くらいになりそうです。シゴトモヤスンデルヨ・・ゴメンナサイゴメンナサイ
皆さんに良いクリスマスが来ますように。
おやすみなさい。
296名無しさん@ピンキー:03/12/23 21:35 ID:MNGNVSlW
269氏、( ゜Д゜)⊃旦ダイジョブ?←シャンパンのつもり
もしや精魂SSに注ぎこんだせい?
ゆっくり休んで養生して下さいね、濃いーのお待ちしております。
297_| ̄|○:03/12/23 22:15 ID:iRv1WsVb
こんばんは…。
いつものペースより少し遅くなってしまいましたが、例のごとく
フラマリュです。というか、今回はノイナタ風味にもなっていた
りするわけなんですが…いもげん様のお話しはいつも読ませても
らっているので、かなり切ない気持ちになってしまいました。
金髪の女の子の名前、気になりますね…。
自分のところの二人は純愛の予定なので、もし書けたとしても
ここには投下出来ないかな・・・。

話が少し逸れましたが、そんな事もあってエロは少なめです。
でも、15レスあります…なんかエロが無い方が長くなるような
気がしますね。
取り敢えずは、エロは次回頑張ります、という感じでしょうか。
では、投下します。
298_| ̄|○:03/12/23 22:17 ID:iRv1WsVb

LOVED《KISS》


「少佐は・・・なんで戻ってらしたんですか?"JOSH−A"で・・・」
「えっ?!」
マリューのその問いにフラガは驚き、そのままガックリと肩を落と
した。
「・・・今更聞かれるとは思わなかったぜ」
そして、呆れたようにそう答えてから笑みを浮かべてウインクする
と、何の事か分からずに見つめているマリューの腰に手を回し、当
たり前のように引き寄せて・・・唇を合わせた。
「―――――・・・!」
突然の行為に、マリューは一瞬戸惑った。
何度か身体は重ねたものの、口付けられるのは初めてだ・・・そう思
いながらそっと瞳を閉じる。愛しおしげに指で触れたくせに何故し
なかったのだろうか、とあの別れの朝に不思議に感じていた事だっ
た。もしかしたら、フラガはキスという行為をある種の約束のように
考えていたのかもしれない。
だから、今フラガはきっと・・・――――――。
唇が離れ、フラガと目が合って・・・マリューは頬を染める。
フラガはそんなマリューの様子を見て、満足そうに微笑んだ。
その笑顔に、マリューは何故だか悔しさが込み上げてしまう。まる
で意のままに操られているようだ。強引で滅茶苦茶な事ばかりする
酷い男なのに、どうしようもなく惹かれてしまっている自分がいる。
「わ、私は!モビルアーマー乗りは嫌いです!」
299_| ̄|○:03/12/23 22:18 ID:iRv1WsVb

何とか反撃してやりたくて、マリューはそう言い放った。
しかし、フラガは全く意に介していないようで、表情ひとつ変えない。
「あ、俺、今モビルスーツのパイロット」
「・・・あ!」
そんな抵抗も虚しく、フラガに再度抱き寄せられ口付けられた。
二度目のキスは優しく、慈しむように・・・そして、少しずつ激しく。
「・・・マリュー」
一瞬唇が離れ、そう呼びかけられる。マリューはその甘い囁きに
誘われるようにゆっくりと唇を開き、フラガの舌を受け入れた。顔の
角度を変えながら、何度も深く唇を重ね、舌を絡ませる。
マリューの腕が首に回ると、フラガはその身体を強く抱き寄せた。
軍服の上からではあるが、その温もりをはっきりと感じる・・・。
「・・・ん・・・ふぅ・・・ん」
マリューのそんな小さな喘ぎ声に、フラガはたまらない衝動にから
れていた。激しい口付けを交しながら、脳裏にふつふつと沸き上が
ってくる不埒な思い。先刻、なーにたそがれてんの、などと軽く声
をかけながらも、考え込むようなマリューの艶っぽい表情にすっか
り目を奪われてしまっていた。
マリューの身体から、ほのかないい匂いがする。
マリューの匂いだ。
自分を狂わせる、甘美な香り・・・。
とてもキスだけなんかじゃ収まりそうに無い。
こんな場所で自制が効かなくなりそうで、フラガは部屋へ誘ってか
らこうすれば良かった、などと後悔していた。
「・・・失礼します!」
そんなことを考えていると、突然艦橋のドアが開いた。
300_| ̄|○:03/12/23 22:20 ID:iRv1WsVb

その音にマリューは慌てて唇を離し、フラガに抱きついていた腕を
解いた。しかし、フラガの方はというと三人を一瞥しただけで、まだ
腰に手を回したまま放そうとしない。
艦橋に入ってきたノイマン、トノムラ、チャンドラは唖然とした様子
で二人を見つめ・・・動けずにいるようだった。
なんと説明をすれば良いか、とマリューの頭に色々な言い訳が浮ん
だが、これはもう正直に言うべきだろう。
「あ・・・あのね、実はね」
しかし、フラガはそんなマリューの言葉を遮る。
「・・・じゃ、あと頼むわ」
フラガは三人の方を向いて、意味ありげに笑みを浮かべそう言った。
傍らのマリューは何の事か分からず、その横顔をきょとんとした表
情で見ている。
「――――――・・・え?!」
腰を掴まれた、と思った時にはマリューの身体は宙に浮き、フラガ
の肩に担ぎ上げられてしまっていた。
「・・・きゃあっ、少佐・・・何をっ・・・!」
「ほらっ暴れちゃだめ、落っこちちゃうよ?」
「降ろして下さい、こんな・・・」
呆然とその様子を見ているノイマンらの視線が、マリューには気に
なって仕方がない。
「大人しくしててよ・・・ね?」
フラガはそう言いながら、もがくように足をばたばたとさせている
マリューを落ち着かせようとするかのように臀部を軽く撫でる。
「きっ、きゃあっ!」
勿論、それは逆効果でマリューは赤面し、悲鳴を上げてフラガの顔
を睨みつけようとしたが、この体勢では後頭部しか見えない。
301_| ̄|○:03/12/23 22:21 ID:iRv1WsVb

「さ、行きましょうか」
「行くって・・・」
「俺の部屋まで」
「ちょ、ちょっと待って下さい、もう時間が・・・」
「そうねぇ、早く部屋行かないと時間が無くなっちゃうね。艦長室
の方が近いかな?」
「・・・そういう事じゃないでしょうっ!」
痴話喧嘩にしか聞えない二人の言い争う声が少しずつ遠くなって、
硬直したままだった三人もようやく我に返る。
「助けなくて・・・良かった・・・んだよな?」
トノムラが艦橋のドアを指差して言うと、チャンドラは深く頷いて
言葉を続ける。
「やっぱり艦長は少佐か・・・」
ぽつりと言うと、トノムラも思い出したように口を開いた。
「つまり・・・だ、戻って来たというのがそういう事だ・・・よな?」
「当然だ、今更何を言っている、お前達」
ばっさりとノイマンにそのぼやきを切り捨てられ、二人は苦笑する。
「・・・・・・全く・・・どうせなら、バジルール中尉も連れて戻って来いって
いうんだ」
「・・・・・・は?」
「何でバジルール中尉なんだ?」
「・・・・・・何か聞えたか?」
「・・・」
トノムラとチャンドラがいつもは穏やかな操舵手の、目が笑ってい
ない笑顔を見つめる。
302_| ̄|○:03/12/23 22:30 ID:iRv1WsVb

「きっと空耳だ・・・そうだろう?」
その地の底から響いてくるようなノイマンの声に、二人は無言で何
度も頷くしかなかった。


「はい、到着っと」
フラガはそう言ってマリューを自分の肩から下し、艦長室のベッド
の上に座らせた。
「・・・・・・」
艦橋を出てからマリューはすっかり大人しくなり、無言で俯いてい
る。
「・・・マリュー?」
そんな様子にフラガはさすがに不安になり、隣に腰掛けて顔を覗き
込んだ。マリューは自分の膝をじっと見つめ、口をきゅっと結んで
いる。
「・・・あ、そうか」
フラガは何かを思い出したように、声を上げた。
「・・・?」
マリューがその言葉に視線をフラガに向けると、穏やかな笑みがそ
こにあった。そして、ゆっくりとその唇から言葉が発せられる。
「愛してる、マリュー」
「・・・え・・・」
一瞬絶句したマリューの瞳が見開かれ、見る見るうちに頬が朱に染
まっていった。その様子を見つめなから、フラガはそっと唇を合わ
せる。
「愛してる・・・」
303_| ̄|○:03/12/23 22:38 ID:iRv1WsVb

駄目押し、とばかりにフラガは言って、マリューの返事を待った。
「・・・・・・」
「・・・マリューは・・・?」
しかし、見つめ返されるばかりで、マリューからの返答はない。
「返事が無いなら、このままやっちゃうよ?」
フラガはそう言うと、マリューの軍服に手をかけて胸元を開いてい
く。
「・・・!」
その行為にマリューはびくん、と身体を震わせてフラガの身体を押
し返し、ゆっくりと花のような唇を動かした。
「―――――・・・ずるい人ね・・・」
フラガは、そのマリューの言葉に苦笑する。
確かにその通りだ。無論、嘘で言ってはいる訳ではないのだが、マ
リューを抱きたくてたまらず、気持ちが追いついていないかもしれ
ない。
「・・・そんなふうに言われたら、ダメなんて言えないじゃない」
それに気付いているらしいマリューは、どうしても一言言ってやり
たかったのだろう。
「男ってずるいもんよ?知らなかった?」
マリューは、その言葉にようやくしょうがないわね、という笑みを
浮かべてフラガの首に手を回して抱きついた。
「・・・・・・戻って来てくれて嬉しかった・・・。ありがとう、大好きよ・・・
ムウ」
「マリュー・・・」
フラガはマリューの耳元にそう囁きながら、ゆっくりとその身体を
ベッドに押し倒していった。
304_| ̄|○:03/12/23 22:44 ID:iRv1WsVb

「・・・でも、こんなこと・・・してていいの・・・?」
了承はしたものの、マリューは未だ出撃時間が迫っている事が気に
かかっているらしい。
「いいの、いいの」
それに対し、フラガは軽く答え、マリューの頬を撫でる。
「でも、やっぱり私は艦長で・・・すぐにひとりの女には戻れないわ。
クルー全員に対して責任がある」
「もう、ここは軍じゃ無い・・・。各自の判断で戦う、それだけだ。君
は確かに艦を指揮する立場だけど・・・いいんじゃない?こうなった
以上、クルーの気持ちをまとめるのが君の勤めで、自分の責任は自
分自身で取るのさ」
「・・・そういう事なのかしら・・・」
「そうそう」
丸め込まれてしまっているように思うのは、気のせいだろうか、と
マリューは思わずにはいられない。しかし、フラガはその話の間に
も手を動かし、マリューが着ているシャツをたくし上げていた。
色気もなにも無い寝話だ、と思いながら、フラガはこれ以上何も言
わせないとでも言うように、マリューの唇を強く吸い上げる。
「・・・でも、少佐・・・んふぅん・・・」
マリューの言葉は、唇で塞がれてしまった。
フラガは口付けながらマリューのブラジャーを器用に外し、もう片
方の手はスカートの中に差し入れ、少しずつ裾を持ち上げてゆく。
「・・・お」
スカートの中に手を滑らせるとタイツが太腿で止まっている事に気
付き、フラガは思わず唇を離し声を上げた。ガードの固さを示すよ
うに、いつもはショーツまでしっかりと包まれていたのに。
305_| ̄|○:03/12/23 22:54 ID:iRv1WsVb

「もしかして、待っててくれた?」
「・・・バカ・・・」
都合の良い解釈をするフラガに、マリューは呆れた声を出す。
フラガはマリューの膝を立てさせると足を開かせ、そのいやらしい
格好を鑑賞するように見つめた。
上半身は上着を着たままシャツを持ち上げられた上、豊かで柔らか
く白い乳房をあらわにし、スカートは腰まで上げられて足を開かさ
れ、ショーツは薄い紫色で透ける素材の為、秘部の形がうっすらと
見えている。それを自覚し、恥かしそうにフラガから瞳を逸らすマ
リューの表情も実に官能的だった。
「軍服って味気ないと思ってたけど・・・こうしてみると結構悪くない
ねえ・・・」
フラガはいやらしい笑みを浮かべながら言って、ショーツの上から
中指を押し付けるようにして秘部をなぞった。
「・・・あっ!ああぁんっ」
マリューはその行為に身を震わせる。
「ごめん、マリュー・・・先に謝っとく」
フラガはそう言いながらマリューの下着をずらし、秘部にそのまま
指を2本さし入れた。
「―――――・・・っ!いっや・・・ああんっ・・・」
痛みから、マリューは声にならない悲鳴をあげる。
充分に潤っていないその場所は、唐突な侵入を拒絶していた。
「もう、ヤバイかも・・・このまま挿れていいかな」
尋ねるような口調ではあったが、フラガは強引だった。指でぐりぐり
とマリューの中で掻き回すと、すぐに引き抜く。
「ダメ・・・よ、そんなっ・・・入らな・・・っ」
306_| ̄|○:03/12/23 23:01 ID:iRv1WsVb

マリューは身体をずらして腰を引き、覆い被さってくるフラガの肩
を手で押して侵入を拒否する。
しかし、それはフラガの怒りを買う結果となった。
「・・・そんなに、無理矢理されたいの・・・?」
自分を拒絶するマリューから、前の男の影が見え隠れするような
気がした。今までどんな女性を抱いた時にも、こんな気持ちにな
った事などない。愛しくて愛しくてたまらず・・・どうしようもない程に
押し寄せてくる、負の感情。
「・・・私、は・・・!」
苦悶の表情を浮かべ、マリューは尚もフラガの身体から逃れようと
していた。フラガは軍服の下のファスナーを開け、自身を晒け出し
た。我慢していた時間が長かった所為か、それは充分な固さを持ち
心臓の音に合わせて脈打っている。その間、マリューは身体を反転
させてフラガに背を向けベッドから降りようとしたが、あっさりと腰を
捕えられてしまった。
「・・・逃げるなよ」
「・・・・・・や、いや・・・っ」
呟くような・・・低い声が降ってきて、マリューが身を震わせる。
「いやあっ!」
マリューの腰に引っかかっていたスカートと、ショーツが強引に剥
ぎ取られ、その勢いでタイツの太腿の部分が裂かれる。そして、身
体を仰向けに戻されたマリューは、怖い、という思いのあまりフラ
ガを直視出来なかった。
「挿れるからな・・・」
フラガはそう言って太腿を開くようにしてを掴み、マリューの身体
をベッドに押しつけるようにして覆い被さった。
307_| ̄|○:03/12/23 23:07 ID:iRv1WsVb

「・・・い・・・いや、だめ・・・」
身動きが出来なくなりマリューは力なく首を横に振るが、フラガは
容赦なく秘部に性器を当てゆっくりと押し込めていった。
「・・・いや、やめて・・・っ・・・いや・・・」
快感など何もない。マリューは必死に痛みを堪えていたが、瞳から
涙が後から後から溢れてくる。
確かに時間の無い中で抱かれてもいいと言ったけれど、こんなふう
にされることを望んでいたわけではない。これではまるで、情欲処
理の道具のようなものではないか、とマリューは思う。あの最初の
時でさえ、ここまで強引ではなかったように思えた。
少しずつ侵入してくるフラガの性器の異物感にマリューは肩で息を
しながらも、シーツを掴んで必死に耐える。
マリューの秘部が性器を全て飲みこむと、フラガはゆっくりと腰を
動かし始めた。
「動かさないで・・・っ・・・いや・・・痛い・・・っ」
「・・・動かしていくうち、慣れる・・・って」
フラガはマリューの言葉を無視するかのように、そんなふうに言っ
て腰を動かし続けた。
「それに・・・こんなに締めてるだろ?」
「・・・それは、痛い・・・から・・・っ」
こんな行為は強姦と何も変わらない、とマリューの頭の中は恐怖か
ら怒りに変わっていった。好きだからこそ、自分勝手な相手の行為
が許さないと思う。
「・・・中で・・・出していい?」
「・・・もう・・・嫌いっ!放して、もうイヤ!」
マリューの言葉に、フラガは反射的に自身を引き抜いた。
308_| ̄|○:03/12/23 23:15 ID:iRv1WsVb

その途端、フラガの性器から白濁したものが勢い良く噴出され、マ
リューの胸から顔に向ってかけられた。
「・・・は・・・あ、あっ」
マリューは思わず声を上げ、戸惑いながら手で顔を拭う。
「・・・あ」
気まずい間があり、フラガはゆっくりとマリューの顔を覗き込んだ。
「―――――・・・気が済んだのかしら?」
目が合った瞬間、マリューは冷めた瞳で言った。
「・・・マリュー・・・」
「どいて下さいます?」
「マリュー、俺は・・・」
「どいて下さい!」
フラガは声を荒げるマリューに驚いて、太腿を掴んでいた手を放す。
その瞬間、マリューの平手がフラガの頬を打った。
「・・・って・・・」
突然の事に、フラガは何が起こったか分からないといった表情で、
じっとマリューを見つめ返す。
「恋人だからって、何をしてもいいだなんて思わないで!」
マリューは身体を起こし、胸元を隠しながら言った。
その瞳に宿る光と・・・涙の痕。
フラガはこんな時だというのに、マリューが好きだと強く思う。
思い通りにしようなどと思っても、決してそうはならない。
マリューはそういう女で、だからこそ惹かれずにはいられなかった。
フラガはふっ、と口の端に笑みを浮かべると、そのままマリューの
唇を奪った。ぶつけるような、一瞬の口付け。
「え・・・?」
309_| ̄|○:03/12/23 23:20 ID:iRv1WsVb

唐突な行為に、マリューは言葉が出て来なくなる。
「俺は・・・謝らないよ」
フラガはそう言うと、瞳を大きく開いて自分を見つめているマリュー
に微笑みかけた。無意識なのだろう・・・マリューの頬が染まって、困
惑した様子で俯く。
「・・・まあ、死ねない理由が出来たかな」
「・・・・・・!」
その言葉にマリューが弾かれたように顔を上げて、表情に後悔を滲
ませていった。考えていなかったわけではないのだろうが、改めて
言われてその言葉の重さがのしかかって来たのだろう。
「・・・あ、私・・・は」
「あー、やめやめ。そんな顔しない」
フラガはそう言いながら、マリューの頬にそっと触れる。すると、
マリューの目が閉じられ・・・フラガは鼓動の高鳴りを押さえながら
その花片に唇を重ねた。
「―――・・・必ず戻るよ・・・マリューをもう一度抱く為にね」
唇を離すと、フラガはそう言いながらマリューの手を除けて左の乳
房を鷲掴みにし、乳首を指で挟んでくりくりと動かす。
「きゃあっ!・・・あぅん・・・っ」
身体をびくん、と震わせてマリューが喘ぐと、フラガは嬉しそうに
笑った。
「んじゃ、行ってくるわ」
名残惜しげに手を離すとベッドから降り、てきぱきと身支度を整え
てフラガが艦長室を出て行く。
少し照れていたように感じられたのは、マリューの思い過ごしだろ
うか。
310_| ̄|○:03/12/23 23:25 ID:iRv1WsVb

「・・・もう・・・っ」
本当に仕方のない人だ、と思いながら苦笑し・・・マリューは心が温か
くなるのを感じる。
地球連合艦隊との戦いまで、あと数時間・・・。
マリューは口元を引き締めると、自分も身支度を始めた。


フラガは格納庫へと駆けて行く足取りが、何故か普段と違うように
思えた。そんな自分に少し呆れながらも、思い出し笑いにも似た感
情を噛み殺す。
「・・・少佐、何をニヤニヤしているんですか」
通路の反対側からノイマンが現れ、苦々しい表情でそう言った。彼
は艦内の最終チェックをしているらしい。
「・・・・・・何って・・・」
先刻の事もあって、フラガは言葉を返すのを躊躇した。しかし、そ
れ以前にノイマンの言葉の端々に悪意のようなものを感じる。
「個人的な事に口出しはしたくはありませんけど、艦長を疲れさせ
るようなことは極力避けていただきたいのですが」
「分かってるって、そんな怖い顔すんなよ」
フラガは、ノイマンのその迫力に押されていた。
「今度から、僕がバジルール中尉の代わりに・・・厳しく言わせてもら
いますからね」
「・・・あ、ん?」
何故そこにナタルの名前が出てくるのだろう、とフラガは一瞬思っ
たが、すぐに気が付いて口元を歪ませた。
「そうか、なるほどな・・・。そういえばあの朝・・・お前、中尉の部屋
の前で何か話してたな」
311_| ̄|○:03/12/23 23:30 ID:iRv1WsVb

その言葉にノイマンの表情が一変し、耳まで真っ赤に染まっていっ
た。
「・・・なっ・・・なんでそんな事を・・・」
「だって俺、朝まで艦長室に居たもん」
焦るノイマンに対し、フラガは涼しい顔で答える。艦長室とナタル
の居た部屋は近くにあり、フラガが部屋を出た時に二人の姿を見た
のだった。自分の方も出来れば誰かに見られたくはなかったし、今
まで記憶の彼方に葬り去っていた事だった。
「でも、割り切れよ・・・。地球連合軍と戦う、って事は中尉も敵だ」
その言葉に、ノイマンが表情を固くする。
「・・・分かっています。でも、あなたが中尉を連れて戻っていたら・・・
と思わずにはいられない」
「そりゃあ・・・もし、中尉も同じ船だったら俺と一緒に戻ってきたか
もしれないけど」
ナタルの事だ、自分の乗艦も大事だろうが、忘れもん、などといい
加減な事を言って走り出したフラガを追わないはずはない。
そうなれば、恐らくナタルも戦闘機に乗せてアークエンジェルに戻
る事になっただろう。ナタルは放心状態になって、すぐに使い者に
はならないだろうが、マリューのあの言葉を聞いたら正気に戻った
かもしれない。そして、この男・・・ノイマンに支えられ、変わってい
くナタルを見てみたかったとフラガは思う。
しかし、もうそれはただのたとえ話に過ぎないのだ。
もし、をいくつ重ねても、真実になる事はない。
「そんなこと考えても仕方ないでしょ。俺に八つ辺りしたいんなら
甘んじて受けても良いけどね」
312_| ̄|○:03/12/23 23:36 ID:iRv1WsVb

「・・・そんなつもりはありませんよ。今の僕に出来るのは、中尉の
代わりにあの人が大事にしていたアークエンジェルを守る事だけ
ですから」
ノイマンのキッパリとした口調に、フラガは少しホッとする。
迷う事は命取りになる。少なくとも、アークエンジェルの操舵手と
して、迷いを口にして欲しくはない。個人的に、マリューの近くで
彼女を補助すべき立場の人間としても、そう思う。
「・・・そうか、まあ俺がどうこう言うようなことでもないけどな・・・」
フラガは頭を掻きながら、言葉を続けた。
「だけどさ、マリューのことは・・・俺だって苦労したのよ?」
そう、最初から上手くいっていたわけじゃない。
マリューが自分のものになるまで、あり過ぎるくらい色々な事があ
った。今となっては、よく修復出来たものだと思うくらいの。
「そうでしょうね・・・艦長は、優しいだけの方ではないし」
その通りだとノイマンの言う事に、フラガが頷く・・・が、続いて出て
きた言葉とその表情には、ただ絶句するしかなかった。
「でも、中尉も・・・厳しいだけの方ではなかった。だから、僕が少し
あなたを羨む事くらい、許されると思いませんか?」


「アークエンジェル、発進します!」
ゆっくりとゲートが開いて行く。地球連合軍が放ったミサイルが投
下される中、アークエンジェルは発進した。不毛な戦場へと・・・。

おしまい。
313_| ̄|○:03/12/23 23:45 ID:iRv1WsVb

また途中から連投規制だったようで時間がかかってしまいました。
どうしても投下に1時間以上かかってしまう…○| ̄|_
もっとサクサク出来たらいいのですけど…

次回は年明けになりそうですね。
年末年始の休暇中にでも、1度、と思っております。
話としては、オーブ崩壊直前頃でしょうか。
ちっとも大人じゃないフラマリュですが、まあ徐々に落ち着いて行くかと
思いますのでお付き合いいただければと思います。
314名無しさん@ピンキー:03/12/23 23:58 ID:ZKqszYQN
待ち続けていて良かった!

_| ̄|○氏、お疲れ様です! 乙です!
今回も萌え燃えでした。
さりげなく、ノイマンとフラガの会話の緊張感が良かったです。
315ポチ@駄文職人:03/12/24 00:17 ID:Ki4K8qzF
素晴らしい作品の後で恐縮ですがクリスマスSSを書いたので投下させて頂きます。

久々のバカップルアスカガです。

5レス程です。
316ポチ@駄文職人:03/12/24 00:18 ID:Ki4K8qzF


今日はクリスマス・イブ

戦後離れて暮らすアスランに内緒でカガリはこっそりプラントに来ていた。
「やっぱりクリスマスは恋人と一緒に過ごしたいからな」
カガリはアスランを驚かせようとミニスカサンタ姿で彼の部屋へと向かう。

その頃アスランは…

「…カガリ…君は一体何処へ?」
昨日今日と連絡を取ろうとしても取れない最愛の人に不安が募る。
(まさか他に好きな人が出来て今頃地球で○○○を…)
脳内に広がる卑猥な映像にアスランは崩れ落ちる。
「…っカガリ…俺を捨てないでくれ!」
317ポチ@駄文職人:03/12/24 00:20 ID:uJ8SW3wf
そう言いながらエッチなカガリを想像し違う所が切なくなってくる。
「はぁはぁ…カガリ」
最近処理していなかった為か敏感になったソレを慰めようとジッパーを下ろし性器を握ったその時…

バタン!

「メリークリスマス!アスラ…きゃあぁあ!バカ!何してんだお前!?」
アスランの恥態に目が釘付けになりながら叫ぶカガリにアスランはイチモツを仕舞うのも忘れ飛び付いた。
「カガリ!!本当に君か!?」
涙を流しながらミニスカサンタカガリにペタペタと触りその存在を確かめる。
「やっ…アスラン…ひゃん!変なとこ…触んな」
318ポチ@駄文職人:03/12/24 00:22 ID:rfCEGuqD
何だかんだ言いながらカガリも久々なためアスランの手の動きに感じまくり身体を捩る。
「…ゴクン…カ、カガリ…君どうしたの?そんな格好して」
スカートの下に覗く白い太股に生唾を飲みながら聞くアスランに恥ずかしそうに答える。
「だって今日はクリスマスだぞ…だからアスランが喜ぶかなって思って…」
モジモジと脚を擦り寄せ話すカガリにアスランは感動する。
「嬉しいよカガリ…とても綺麗だ」
「…アスランも…相変わらず元気だな」
頬を染めまだ出しっぱなしのイチモツを見ながら呟く。
319ポチ@駄文職人:03/12/24 00:24 ID:Jv4uP+mr
「そういえばカガリサンタからのプレゼントはないのか?」
「ふふ…プレゼントなら用意してあるぞ!」
そう言うとカガリは抱えていた白い袋を逆さにし中身を出した。
「こ、これは!!?」
それは女物の下着と服…そして生写真であった。
「これは私が愛用していた下着でこっちは私のセクシー写真だ!」
会えない間のオカズセットをプレゼントされアスランは目頭が熱くなるのを感じた。
「…カガリ…君って人は…」
感動に浸るアスランにカガリが擦り寄る。
「あのな…私、明日の夜までしかここに居られないんだ…だから」
320ポチ@駄文職人:03/12/24 00:26 ID:gUGBitBK
潤んだ瞳でイチモツを摘むカガリにアスランは意味を察し口付ける。
「じゃあそれまでに君を食べ尽くしていいか」
「うん…私もアスランをいっぱい食べたい」
「カガリ!」
「アスラン!」
そして2人はベッドに倒れ込み時間が許すまで愛し合うのであった。





おわり
321名無しさん@ピンキー:03/12/24 00:44 ID:0PLF83UF
乙。そしてメリークリスマス
忘年会で酔った頭に最適の馬鹿馬鹿しいエロ、いいなぁ。

いもげん氏は相変わらず秀逸。
本編ではマリューとムウ以外カップルらしいカップルは
いないと思っていたが、ノイマン×ナタル大好物になったよ。
アスラン×カガリもここで好きになったな。

322名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:11 ID:PS8E2X3h
乙です
初心者ですがアスカガ書いております
完成したら投下したいと思うので生温かい目で見守ってくれっす
323名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:21 ID:GUkUTGum
自分もクリスマスSS書きますた。
4レスほど頂きます。エロ無しでスマン。
キラカガの予定がキラフレに…
324名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:22 ID:GUkUTGum
失くしたものを想いながら、人は生きていくの?
あの日、あの時流した涙も抱えて、生きていくの?
…生きて…いくよ…
それが過ちだとしても。なけなしの強がりでも。自分を苦しめても。
全てを忘れる事が…僕にとって幸せであっても―――

「キラ、ちょっと買い物に付き合ってくれないか?」
「…僕、ちょっと一人で行きたい所があるんだけど…」
カガリの一言に、キラは否定の言葉を返す。
カガリが、そんなキラの態度にむっとした表情で言った。
「…じゃあ、お前は私がブルーコスモスや過激派の連中にさらわれてもいいって言う
んだな?」
「わ、わかった…わかったよ。じゃあ…行こう…」
キラはアスランにカガリを守って欲しいと頼まれて、彼女と共にオーブに帰ってき
た。
アスランはプラントで、父の過ちを清算するためにプラントに残る事にした。
平和をオーブの代表者として主張するカガリを、戦争を糧に生きる者は邪魔に思い、
何度もキラはそういった連中からカガリの窮地を救っていた。
彼女に何かあれば、親友の怒った顔が目に浮かぶ。
キラは一人で出かけたかったが、やむなくカガリと二人で買い物に行くことになっ
た。

オーブの街は復興してきて、巨大なツリーが街の広場に飾られて人で賑わっている。
その様子を見る度に、キラの表情はなぜか曇る。
街を見るのは、嫌だ。どこか、そんなことも思わせる。
オーブは雪が降ることは滅多にないものの、冬は人々の吐く息も白く、寒い。
「こんな風に、お前と街で買い物に出るのって久しぶりだよな? なんか、懐かしい
な…」
「そうだね…」
砂漠での買い物。今となっては、それも思い出…
325名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:23 ID:GUkUTGum
「あ! ちょっとこの店に入ってもらえるか?」
「…うん」
カガリが不意に立ち止まり、店の中にキラの手を引いて入っていく。
マフラーや手袋、そういった小物が立ち並ぶ売り場で二人は足を止めた。
「あの…さ、アスランって…何あげれば喜ぶかなぁ?」
「え…?育毛剤とか?」
不意にカガリに向けられた質問に、キラは真顔で答える。
「バ、バカ! そんなん貰って喜ぶか! 私は真面目に…」
「痛…! でも、僕は昨日アスランに育毛剤送ったよ?」
カガリがキラの頭を思い切り叩くと、キラは涙目で頭を抱えて言った。
カガリはもはや呆れて、品定めを再開する…
「…お前なぁ…まあ、いいや。 えっと…マフラーとかって…やっぱありきたりかな
?」
「アスランの場合、カガリから貰ったものなら何でも喜ぶと思うよ」
「ホントか? いや、実は手編みも挑戦したんだけど…私、不器用だろ? 全然上手く
編めなくてさ…」
「…だろうね」
「お前…もうちょっと否定するとかさぁ…はぁ、もういいよ…このマフラー買ってく
る」
「あ、僕も買うよ。悪いけど一緒に買ってきてもらえるかな?」
キラが不意にカガリの手を掴み、マフラーをもう一つ手渡した。
カガリがぱちくりと目を見開いて、そのマフラーを見つめた。
「…ラクスの分か?」
「いや、ラクスには花を送ったんだ。プラントには咲かない、冬の花を…」
「…? まあ、いいか。一緒に買ってくるぞ」
カガリがキラに渡されたマフラーを受け取り、会計を頼んだ。
ラッピングは別々に頼み、二人はその店を後にした。

326名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:25 ID:GUkUTGum
「じゃあ、僕は…ここから寄る所あるから」
「待、待てよ! 私も付き合うよ」
「…来たって何も面白くないよ?」
「私が買い物付き合ってもらったろ? 今度は私が付き合うよ。 それに、一人で帰っ
たりしたら、キサカに何で一人で出かけたんだって怒られるだろ?」
「…わかったよ…」
キラはやむを得ず、カガリと二人で目的地に行く事になった。
キラは歩く速度を落として、カガリに歩く速さを合わせた。
歩いていくたびに、街の賑わいが、人のざわめきが遠ざかる。
カガリは辺りをキョロキョロと見回しながら、キラを見つめた。
「お前、何処に行くつもりなんだ?」
「そのうちわかるよ」
どのくらい歩いたろうか。
二人の頬を冷たい風が切りつけていく。いつも以上に吹く風が冷たい。
街の灯は遠くなり、二人は小高い丘へと着いた。
「ここって…」
カガリが目の前の光景に声をあげる。
立ち並ぶのは、白き十字架の群れ。
多く立ち並ぶその十字架は、先刻のネオンで彩られた街と一変して、暗い印象を与える。
「うん。 墓地…だね」
キラはやっと口を開いた。
街の賑わいとはうって変わって、静寂が辺りを支配して、二人に戦争の記憶を呼び覚
まさせる。
そんな中、キラが歩を進めていく一つの墓があった。
どこか感慨深そうに、キラの瞳が再び曇る。
「…フレイ」
キラの口が紡ぐその名前に、カガリはやっとキラの瞳を曇らせた理由を理解した。
「ごめんね… 本当は毎日来たかったんだけど。 僕も…忙しくてさ。 寒かったで
しょ?」
キラがさっきカガリと一緒に買ったマフラーを、その十字架にかけた。
327名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:27 ID:GUkUTGum
風に飛ばされないよう、強く縛り付けていく。
マフラーを縛り付けると、キラは目を閉じた。
彼女のことでも考えているのかもしれない。
「…街は。賑わいを戻してる。まるで、何事もなかったかのように…みんな、笑って
る。誰もが、この地で起こった事、悲劇を忘れようと…笑いながら生きてる。
それが、普通さ。僕もそれでいいと思ってる。だから人は、どんなに傷ついても、
傷つけても…立ち上がる。時が少しずつ人の痛みを和らげていく…
辛い事なんて、何もかも忘れてしまえばいい。でも…僕だけは何が起こったか覚えて
いるから。君の事…いつまでも覚えているから。たとえ、皆が戦争の傷を、君の事を
忘れてしまうとしても…僕は君の事をいつまでも覚えているから」
キラはそう言い残すと、墓に背を向けた。
遠くの街の灯が彼の目に宿り、光をたたえた。
「僕も…大丈夫だから。 君が泣かないでって言ったから…もう、泣かないから。ど
れだけ涙を流しても、この胸の痛みは止まらなかった。 君に言いたいことも、何も
言えなかったけど…今は、何とか歩いてるよ。自分の足で。もう…君みたいな子を傷
つけさせない世界を創るために…」
328名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:28 ID:GUkUTGum
僕が今此処に居るのは…友達に大事な人を守って欲しいと言われたからじゃない。
彼女を助けることが。この世界を変える為に、今僕が出来る事だから。
キラは、墓に再び振り向いて微笑んでみせる。
「…メリークリスマス…フレイ…」
キラは、とうとうフレイの墓から離れていくと、カガリを待たせていた事に気付く。
「あ、ゴメンね。カガリ…長くなって。じゃあ、帰ろう…か…?」
だが、キラはカガリの様子にその身を凍らせる事になる。
「うっ…うぅ…ぐすっ…」
「あ、あのさぁ…何で、カガリが泣いてるの?」
「だって、だって…お前…ぐすっ…バカッ…」
「…そうだね。 僕は…バカだ…」
それでも構わないよ。彼女をずっとこの胸に抱き締められるなら。
泣きじゃくるカガリの涙で温まった手を引いて、キラは十字架の立ち並ぶその地を後
にする。
だから、カガリは連れてきたくなかったんだ。
キラはそんな事を思いながらクスッと微笑んだ。

君を傷つけた僕は、また…歩き出す。

329名無しさん@ピンキー:03/12/24 01:34 ID:GUkUTGum
4レスのつもりが5レスに…申し訳ない。
しばらく来れないといいつつ、時間が突然空いたので即興で書いてしまった。
今度こそは、しばらく来れないと思います。嘘つきでスマソ。
ポチ氏、キララク書いてもらってお礼も言えずすいません。
團鬼八氏、キラカガも書かず消えてすいません。
この埋め合わせは…いつか。
330名無しさん@ピンキー:03/12/24 04:48 ID:4ok4xJXg
>>323
乙でした。
いつもは涙もろくなんかないんだけど・・・おかしいな、涙が出てきたよ。
331名無しさん@ピンキー:03/12/24 06:08 ID:bBFimhdh
>ポチ氏
オカズセットにワロタ。ミニスカサンタカガリに萌えますた。

>323氏
切ないですね…。キラ、がんがれよ!
332330:03/12/24 07:53 ID:+jxP81V3
>>323
すみません、呼び捨てにしてしまいました。
ついでに上げてるし・・・

逝ってきまs・・・
333名無しさん@ピンキー:03/12/24 08:54 ID:pIpWhIZW
書き手さん達、乙。
投下ある時は、一度にどかっとあるね。
皆、24日を狙ってたりしたのか?
だとすると、今夜あたりも投下あるかも。
期待。
334名無しさん@ピンキー:03/12/24 11:03 ID:xvKB+e5H
投稿する前にスレタイをよく嫁。
335黄昏の文芸作家:03/12/24 13:44 ID:RzrAaNYy
久々に>>158の続きでも…コソーリと。プレゼントやらディナーやらで
忙しいんで、ここ数日間は姿消す…かも。

「(キラはラクスを救出してくれただろうか…いや、アイツならきっと…)」
 ふと、一瞬だけ桃色の髪の少女がアスランの脳裏を霞めた。囚われの身となり、
ネメシスの生体コアとして機械の一部とされてしまった歌姫…そして自分の元婚約者。
 かつて彼女の歌声は、全ての者を癒した。だが、今の彼女の歌はMSの駆動系を
狂わすレクイエム…禁忌の歌と化している。キラとカガリならば何とか彼女を助け
出してくれるだろう…だが、自分はどうか。
「(…負けられないッ!)」
 こちらも早くジェネシスのコアを破壊しなければ…みんなのこれまでの頑張りを無駄に
しないためにも…!
 しかし、クルーゼは…。
『(ムッ…この反応は…チッ、ネメシスが堕ちたか…ッ!)』
 アスランが向かい来る中、プロヴィデンスのコクピット内でクルーゼが唸った。
元々、ネメシスとはギリシャ神話における夜の女神ニュクスの娘とされている。
そして天帝ゼウスとの間に絶世の美女ヘレネを産んだ、とも…そのため、
プロヴィデンスはある程度ネメシスとリンクして戦況を確認できていたのだが……
どうやら、キラ達の別同部隊の作戦が成功したらしい。
『(フッ……最後に勝つのは、やはり私だ!)』
 
 ズシュッ…ッ!!!!!!!!!

「しまっ…ッ!!!!!!!!!」
 あろうことか、ビームサーベルのグリップ部を切断されてしまったジャスティス。
虚しく機動音が響き、エネルギーの粒子が漏れている…まずい!
『さらばだ、アスラン・ザラッ!!!!!!!』
 プロヴィデンスのビームサーベルが、ジャスティスに迫る!
「(ファトムー00が動かない…ッ!?)」
 これではプロヴィデンスを迎え撃つことができない…!
336黄昏の文芸作家:03/12/24 13:44 ID:RzrAaNYy
 そしてこれは、この戦いの数日前のお話…。
「なぁ…」
「ん?」
 ジャスティス・コクピット内。シートに座るアスランに体を預け、項垂れる少女が1人。
服は身につけていない。裸だ。生まれたままの姿。当のアスランの方は上半身のみ、
何も着ていない状態で、少女を抱き続けている。
「おま…アスランはさ、戦争が終わったら欲しいモノとか…あるか?」
「うん、そうだな…気分のいい日はベランダで本を読んだり、部屋で何かを作ったり…
あの頃の、平穏だったけれど満ち足りた日々…もう一度、それが欲しい…かな」
「…そっか」
「そういうカガリは…戦争が終わったら、何が欲しいんだ?」
 アスランはただ聞き返しただけだったのだが、それを聞いたカガリは行為の最中以上に
顔を明らめ、彼の鎖骨にこうべを垂れた。時折、吹きかけてくる呼吸がくすぐったい。
「そりゃあ…オーブを復興しなきゃいけないし…取り合えずは時間と予算…かな」
「弁解は罪悪だよ、カガリ」
「何だソレ?」
 …どうやらカガリにこのテのシャレは通じないらしい。それはそうだ。かつてアスラン
が子供の頃に見ていたアニメの上等文句だったからである。地球に住んでいたカガリが
知っているはずがない。 
「で、でもな…もう一つ、欲しいモノ…あるんだ…」
「へえ…何だ?」
「…笑わないか?」
「笑わないよ」
「絶対に笑わないな?」
「絶対に笑わないよ」
「本当に本当だな?」
「…本当に本当だ」
337黄昏の文芸作家:03/12/24 13:47 ID:RzrAaNYy
 このやり取りをしていて、アスランが気づいたことが一つだけある。
カガリが、初めてあの無人島で出会った時の何倍も可愛らしくなった…ということである。
無論、オーブ滞在中にも何度とそう思った。だが、今のカガリは格別だった。
 丁度、ストライクルージュに搭乗すると決めた辺りからだろうか…戦う女性というのは
こんなにも美しい生き物であったとは、今更ながらに思い知らされてしまう。
 少しモジモジとしながら…それでいて、気高さを失わないその姿。どうして、今まで
もっと早くに気づけなかったのだろう…それが、ちょっとだけ悔しい。
「あのな…私…」
 カガリがゆっくりと口を開き、言葉を紡ぐ。顔は先程同様に、真っ赤である。
「…子供が欲しいんだ…アスランの子供…」
「…えッ?」
 今度はアスランが真っ赤になった。普段、性に無頓着なカガリの口からこんな言葉が
聞けるとは…変われば変わるものである。が、勿論、彼女の申し出は嬉しい…。 
「や、やっぱり…嫌…だったか…?」
「そ、そんなことはないけど…何か、カガリがそういうこと言うのが、ちょっと…な」
「な、何だよ! 私がそういうこと言うのは似合わないって言うのかよ!?」
「誰も…嫌だなんて…言ってないだろ」
「あ…ッ」
 少しだけ憂いを秘めた表情を浮かべながら、アスランがカガリを抱いた。
もっと強く、絶対に離さない様に…力強く。
「…ありがとう、嬉しいよ」
「ほ、本当に…いいのか…?」
「…戦争が終わったら、だけどな」
「…うん」
「全部カタが着いたら…俺も地球に行く」
「…うん」
「そして…カガリがもうちょっとだけオーブの指導者らしくなったら…そしたら…」
「……」
「…いや、この言葉は…来るべき時のために…取っておくか」
 カガリは何も言わず、ただ嬉し泣きしていた。彼へ、自分の想いが通じたから…。
少なくとも、今はそれで十分だった…けれど、運命は残酷だった。
338まったり桃色:03/12/24 13:48 ID:snWw1Hj2
あなたは私だけを見てくれますか?
あなたは・・・誰のことを見ているのですか?
私は・・・自分だけを見てほしい。
それがたとえ・・自分の立場に反していても・・・・


壮大な宇宙・・・何もかも飲み込まれてしまいそうな黒い空間に
3隻の巨大な戦艦がいた。
その中の1つエターナルの中を1人の少女がフワフワと漂っていた。
裾の短い着物に、戦争には似合わぬ桃色の長い髪をフワフワと揺れていた。
「キラ・・・・」
小さく・・しかしハッキリとその名を呟きながら少女は・・ラクス・クラインは
1人の少年を探していた。
339黄昏の文芸作家:03/12/24 13:50 ID:RzrAaNYy
少し幸せ。でも暗い…。
本当はみんなでケーキ囲んでバカ騒ぎした後に…とか言う展開も
考えたんだけど…時間と予算の都合のためにボツ。
みんな、いい夜を…。
340まったり桃色:03/12/24 13:57 ID:snWw1Hj2
自分の平和への願いを受け止めてくれた人。
自分を「歌姫」としてではなく女として見てくれた・・・愛しい人。
綺麗な栗色の髪に優しい紫色の目の少年・・キラ・ヤマトを。
常に冷静で、いつも笑顔、時には厳しい表情の独立軍の総指揮官も、
今この瞬間は好きな人を探すためウロウロしている恋する乙女である。
・・しかし、先程から目的の少年はなかなか見つからない。
指揮官としての仕事が多く、休憩時間の短いラクスにとって、出来るだけ早く、そして
長くキラと話したいのであ。
「どこに・・・いるんでしょう?」
そんな自分の考えに反して、なかなかキラが見つからず、ため息をこぼしながら、必死に
探している。
その時・・・・
「あはは、なんかカガリらしいね」
(・・・キラの声!!)
ラクスはようやく見つかったと思い、声の聞こえた場所へと向かう。

341まったり桃色:03/12/24 14:10 ID:snWw1Hj2
(っ!!!)
「な!そんな笑う事ないだろう!?あの時は本当に怖かったんだからな!」
「あはは!でもそれって・・・・」
ラクスの見たのは、金色の髪にオーブの服に身を包む少女・・カガリ・ユラ・アスハと
仲良く話すキラの姿だった。
ラクスはそれを見た瞬間、心の中に突如黒く、ヒドイ感情が渦巻いていた気がした。
すぐに話しかければいいとは思うのに、体が言うことをきかず、立ち尽くしていた。
(なぜですか?カガリさんと話してるだけなのに・・それだけなのに・・こんな・・)
いまだラクスがいる事に気づかず、カガリとキラは話していた。
「ちぇ・・キラなら笑わないで聞いてくれると思ったのに・・」
「ふふふ。せっかくエターナルに来たんだからアスランにもその話聞かせたら?
 きっとすごく楽しんでくれると思うよ?」
「な!お前他人事だと思って!!・・・ってあ!ラクス!」
楽しく話していたカガリがラクスに気づきラクスのほう向いた。
カガリに呼ばれ、ラクスははっとした。なぜかこの場に居たくなくて無言でその場を
去ろうとする。
「え?あれ?ラクス!?」
ラクスがいた事に気づきラクスに近づこうとしたキラだが、ラクスが無言で立ち去って
しまった事に驚き、あわてて後を追った。
「ラクス!!あ!カガリ。ちょっとごめんね。また後で!」
「あ・・ああ。早く追いついてあげろよ!」


342まったり桃色:03/12/24 14:24 ID:snWw1Hj2
(キラがカガリさんと仲良く話してる。キラが私に気づかずに他の女の方と話している・・)
ラクスは、先程から渦巻く黒い感情、そしてカガリと仲良く話すキラの姿に耐えられず
思わずキラ達のいた場所から立ち去って来てしまった・・。
(キラがカガリさんと・・・・・あ!)
ずっと先程の光景に頭を奪われていた自分に気づき、ラクスはようやくキラのいた
場所からかなり自分が離れてきてしまった事に気づく。
「キラ・・・・・」
無言であの場から立ち去ってしまった自分にラクスは自己嫌悪した。そして再び
キラとカガリが話していたのを見た瞬間出た黒い感情が渦巻くのがわかった。
「キラに・・・嫌われてしまったでしょうか?」

「ラクス!!!」
その声にラクスははっとする。先程まであれだけ探していた少年が、無重力空間で
どれだけ強く蹴っても一定のスピードしかでないというにも関わらず、必死になって
ラクスの元へ来ようとしていた。
ラクスは今の自分を見て欲しくなくてキラに対して背を向けた。
「ラクス・・どうしたの?」
いきなり無言で立ち去ってしまった事、そして今背を向けた事、両方に対しての
質問であろう。
「いえ・・・なんでもありませんわ」
背を向けたままラクスは答えた。意識したわけではないが、
かなり冷たい口調になってしまった。
そんなラクスを後ろからキラは抱きしめた。
「僕・・・何かした?」


343まったり桃色:03/12/24 14:40 ID:snWw1Hj2
そう言うキラの口調はすこし寂しげだ。ラクスには見えていないが、キラの表情も
ラクスに冷たい言い方をされてしまったせいか悲しそうな顔をしていた。
「い、いえ・・・本当に・・なんでも」
ラクスはキラの悲しい声や顔に非常に弱い。心のどこかでキラが他の女性と話していた
事を謝ってほしいと思っていた感情も、キラのこの声と後ろから優しく抱きしめられた事で
すこしづつ崩れ始めていた。
「ラクス・・・・」
静かに呟いたキラは後ろから抱きしめたままの格好で、ラクスの首にそっと口をつけた。
何度も・・・何度も・・・。
「っ!!き、キラ!な、何を!」
突然の出来事にラクスは思わず声を張り上げた。
そう言うラクスに反して、キラは首に口をつけたままだ。そしてキラの右手がラクスの
丈の短い着物へと伸びてゆく・・。
「き、キラ!や、やめて・・くださ・・」
キラの突然の行為にラクスは混乱していた。突然戦艦の・・しかも道端で物凄い
事されているということ、というより、キラがこのような事しているという事・・
とにかく説明できないほどラクスは今の状況に混乱していた。
キラの右手がラクスの着物のスカートの中へと侵入してゆく。さらにラクスの下着へと
手が伸びる。
「っ!!ぁ!・・き・・・ら」
いまだキラはラクスの首へ、そして後ろから頬にキスを続けている。そしてさらに自分のスカートの中
に手が伸びている事に、ラクスは反抗できないでいた。
そしてキラの手が下着に触れるのがわかる。
344まったり桃色:03/12/24 14:54 ID:snWw1Hj2
「っあ!!」
先程からずっと、ラクスは今まで感じたこともない快感が押し寄せていた。
もはやキラの手はラクスの下着の中へとさらに侵入し・・その手は無造作に動き続けている。
「き、キラ!本当にもう・・や、やめ・・・んぁ!」
ラクスは自分の下着の中でキラの手が動いている事に、恥じらいで顔は真っ赤だ。
というよりなぜキラがこんな事を・・そう思うとラクスは泣きたくなってくる。
そんなラクスにキラは耳元で呟く。
「おねがい・・ラクス・・・どうしてさっき僕達の所から逃げたの?」
キラの声は男性とは思えないほど甘く、誘惑的だ。さらにキラはラクスの耳に息をフッと
吹きかける。
「あ・・んあぁ・・そ・・それはぁ」
ラクスはキラの言葉に、まるで魔法をかけられたように素直に話し始めた。
「それは?・・・教えて?ラクス」
そう呟いてキラはラクスの首に舌をあわせ舐める。
「あ・・キラが・・カガリ・・んぁ・・さんと・・話してて・・わたくしは・・」
ラクスはキラのする行為に、目が無意識でとろんとしてしまっている。このような
行為をされるのは初めてなのにも関わらずだ。
「わたくしは?ラクスは?どうしたの?」
「わかり・・ません・・でも・・とても・・・あぁん・・・悲しくて・・
 つらく・・て・・・」
そんなラクスを見ながらキラはクスクス笑いながら下着の中で手を動かし続けている。
「ラクス・・カガリにヤキモチやいてくれたの?」
「やき・・・も・・ち?」
(そうか・・私は・・・カガリさんに・・キラと楽しく話すカガリさんを・・妬んでいたのですね・・)

345まったり桃色:03/12/24 15:07 ID:snWw1Hj2
「キラぁ・・・お・・ねがい・・です・・んぁ」
自分の気持ちに気づいたラクスは、いまだに続く快感に耐えながらキラに悲願する。
「なぁに?ラクス」
なおもキラはラクスに快楽を与え続けている。愛しい少女の下着の中を・・まさぐっている。
「どうか・・・おねがい・・・します・・ぁ・・・わたくしだけを見て・・ください」
先程からずっとキラに背を向けたままだが、ラクスの目は・・キラに縋る目だ。
「他のだれで・・も・・なく・・あぁん・・わたくしだけを・・どんな・・時も・・ぁん」
そんなラクスを、キラは抱きしめる力を強める。
「そんなの・・当たり前でしょ?」
呆気なく言い放つキラに、ラクスは全てを預けた。
いつ他の誰かが通ってもおかしくないこの場所で・・1人の少女の淫声は響き続ける。
「ああん・・・んはぁ・・・キラぁ・・キラぁ・・はぁ・・はぁ・・んぁぁ!」

終わり。
346まったり桃色:03/12/24 15:09 ID:snWw1Hj2
ちゅうかエロ描写下手すぎ&無理矢理すぎでスマソ;;
途中からほとんどの描写がめちゃくちゃ雑すぎてスマソ;
キラに縋りつくほど愛してるラクスってのを書いてみたかったんで・・。
347まったり桃色:03/12/24 15:11 ID:snWw1Hj2
というか途中誤字もありすぎてスマソ;;
348名無しさん@ピンキー:03/12/24 15:12 ID:06qma6Ye
>>347
次からは、もっと推敲してからアップしような。
とりあえず、乙。
349名無しさん@ピンキー:03/12/24 15:16 ID:VZyRhngG
とりあえず割り込みはよろしくないかな…
もし直接書きながら投下してたんだったら、
まずはエディタとかでまとめて書いて分割投下にした方がいいかと。
それだけ気になったんで…小言だけでごめん。
350名無しさん@ピンキー:03/12/24 15:41 ID:ws2XTrNj
>>1に注意書きでも書いておくか。
投下はエディタ等でまとめて書いてから一括投下推奨とでも。
定期的に出てくるし。初心者の人もいるだろうし。
351名無しさん@ピンキー:03/12/24 16:14 ID:zCv8sVYp
乙です。
キララクが来て嬉しかったりする。
今後は349さん、350さんの言ってる事に留意してくだされば。
めげずに、頑張って欲しいです。
352まったり桃色:03/12/24 16:24 ID:snWw1Hj2
本当にスマソ(−−;)
次からはルール守るなり。気をつける事するなり(−−;)
353名無しさん@ピンキー:03/12/24 17:03 ID:cUkHlnpQ
>>352
HNの通りマターリマターリですよ。(w
自分にはキラもラクスもどちらも書けないんだわさ。楽しみにしてまつ。
354名無しさん@ピンキー:03/12/24 21:24 ID:eHiXO5YO
ヘタクソイラネ
355名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:05 ID:yEBOFQui
大人な人は、そんな事は言わない。
356名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:09 ID:iZrI1Rl3
今日だけは優しいキモチになろうよ…つД`)
寂しい日だなぁ。
357黄昏の文芸作家:03/12/24 23:21 ID:RzrAaNYy
ナタルの誕生日だからオルタナ…もとい、オルナタを投下しよう
とオモタけど…もしかして投下できる状況じゃない…って解釈で、いいのかな?
358名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:23 ID:JOByqaaK
>>357
お願いします○| ̄|_(土下座
359イザークの覇道:03/12/24 23:37 ID:MPGQGpZA
訳あって携帯から投下してます。

前回あらすじ
ナナシがイザークにおフェラする所を見てしまった風花ちゃん。隣にはスヤスヤ眠るイライジャ君がいたのでした。


風花は眠っているイライジャの隣に寄った。
「明日は…」
明日はイライジャとイザークが対決するというデモンストレーションが行なわれる日だ。
風花はイライジャの事を信頼している。彼の実力を―ひいてはサーペントテールを馬鹿にする人達は明日、その認識を改めざるおえなくなる筈だ。
そのためにも体調管理はしっかりとしておくべきなのだが…
(ちょっと…見る…確認するくらいなら)
マブタの裏に焼き付いたナナシとイザークの情事が離れない。
風花は好奇心に負けてしまった。
360名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:43 ID:sFyEJsFv
キララクの凄いのがキタ。気持ち悪くなってきた。
361イザークの覇道:03/12/24 23:43 ID:MPGQGpZA
なんかかぶりそうなので一時退却します。
(まして黄昏さんじゃ畏れおおくて、邪魔出来ませんや)
362名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:51 ID:e1C0SrwF
何か変なのが沸いているなぁ。
時節柄、冬厨と言う奴か?
でも、この板は関係ないよな、年齢的に。
363名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:54 ID:RznLZdGW
イザークの覇道ずっと首を長くしてお待ちしておりました!
楽しみにしています
364名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:56 ID:JOByqaaK
>>362
沸いてくるのは関係のある香具師ってことでしょ。
365名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:58 ID:cCf+aa17
>>364
まぁね。でも、一応年齢制限ありの板だからな。
皮肉込めて。
にしても、ホント雰囲気変だなー。
夏頃も変だったか、そう言えば。
366名無しさん@ピンキー:03/12/25 00:10 ID:TmC5/nju
こんな奴がアスカガの時もいたね。もしかして同じ奴?
367名無しさん@ピンキー:03/12/25 00:13 ID:D56wLuzW
せっかくデビューしても、荒らしがいるんじゃ…ね。
初書きの時なんて、誰だって他の人から見れば拙く見えるに決まってるのに。
そういやアスカガん時は801厨だったな。
368名無しさん@ピンキー:03/12/25 00:17 ID:qqMf78ZK
やっぱり最初にあたたかく迎えられたら意欲も沸くし、次また違うカプを書くように
なるかもしれないし。
最初にそういう事するのは損だと思うけどなあ・・・
369名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:00 ID:ajcG/4Wj
と言うか、他の書き手さんも投下し難くなるわな。
以下、何事もなくいつも通りにマターリマターリ
370團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/25 01:08 ID:LNuRkkji
キラカガ南極に投下してきた(ちょっぴり)。
オリ設なのでここには書けないので。

>キラカガ
何時までもお待ちしてますよー。
371名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:13 ID:LNuRkkji
>職人様
乙です。最高のプレゼントでした。

>まったり桃色氏
・・・は…に変えたほうが良いかと思います。キララク面白かったです。
次回作期待してます。
372名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:25 ID:wfTyL8Sq
>>357
オルナタ期待させていただきます。どうか、ぜひお願いします!
373名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:34 ID:YrPizKRy
ただでさえ、今は微妙な雰囲気なんで、ageないでくれ…。
なんか杞憂だったのかな?

続き▼
―その頃のイザーク。
「ナナシ!何故だ!そんなに嫌なのか?キョシヌケェ〜」
「嫌に決まってますっ!いぃやぁぁぁ〜」
イザークは必死な目をしていた。ママンに怒られる時でも、こんなに必死ではないだろう。
「明日戦う俺をねぎらう気持ちが無いのか!」
イザークはナナシの瞳を、その一点の曇りの無い銀色の瞳で強く覗き込んだ。
「オーブでは、決闘の前には女を遠ざけ、武器と一晩すごすっていいますっ!」
それでもナナシは譲らなかった。
「俺の部屋に来てて言うことかぁ!」
珍しく正論。
「珍しい言うなぁぁぁ!」
業を煮やしたイザークは、ついに実力行使に出る。
そこには一匹の獣がいた。
「きゃあっ!た、隊長…」
元々、恋人同士の愛の営みをする寸前だったのでナナシは薄着だ。
イザークに押し倒されるそのさま、まるで補食動物の関係。
「フハハハ!ナナシ!絶対“お医者さんごっこ”するからなぁ!ナナシッ!」
(目が据わってる……(泣)
ナナシは刻の涙を見た。
風花は、無針注射器を取り出した。
押しつけるだけでよく、痛みもあまり感じない。
(万全を期して臨むのは、傭兵の鉄則だもんね)
イライジャの首筋に注射器を押し当てる。
「うっ…」
一瞬の呻きの後、規則正しい寝息が部屋に戻ってくる。
風花は、その美しい寝顔に少し見とれた後、頬を叩いたりして、睡眠薬が効いてるかどうかを確認してから、イライジャのズボンをパンツごとずり下げた。
「うわ…」
真近で見ると、こう…何とも…
「取り敢えず…松茸には似てないかな?」
よく、形容される食物を思い浮べてみる。
…やはり似てない様に感じる。
それから、全身傷だらけのイライジャでも、さすがにここには傷が無かった。
それはそうと、風花は腑に落ちない。
「人によって、個体差があるのかな?」
ナナシがめいっぱい口に頬張っていたのと比べて、イライジャのは、風花の小さな手にすっぽり納まる。強度もない。
「…あれ?」
暫らく、そうやってこねくり回していたら、変化が顕れた。
「大っきく…固くもなってきている!」
(面白い!)
変化は、好奇心を促進させる。
もっと強く刺激を与えると、比例して天井を向き始めた。
これなら納得だ!そう思える大きさと固さになった時、風花の脳裏によぎる事があった。
――果たしてコレをナナシの様に頬張れるか?、と。
(イライジャの…イライジャのか…)
―その頃。
「痛いところはないですかぁ〜♪」
(ノリノリじゃないか…)
目の前に揺れるピンク色のお尻に目を奪われながら、イザークは思った。
ピキーン!
「…何か不愉快な感じがしたんですけど」
きょろりと栗色の瞳がイザークを射ぬいた。
「っ!?」
「センセ!ナースはお医者さんとの連携が大事なんですからね……あんっ!」
揺れ動く果実に堪らずかじりつきながら、イザークは答えた。
「わかってる。だからこうして…スキンシップを取ってるだろう?健康診断つきでな…」
短いスカートを捲り上げながら、ナナシの秘所をなぞり続けた。
「おや?さっそく病気の様だな。何か…染みだしてるぞ?」
その染みの部分をくにくにと押して言った。
「あっ…ふぅ…」
ナナシの眉が八の字を作る。
「どんな具合だ?いって貰わねば治療出来んだろう?」
白いタイツの上から、ナナシの足をイザークの指が滑らかに走った。
「あっ…は、はい…あぁ……せ、切ない…です」
「あまり、説明になってないぞ」
イザークは忍び笑いをした。
ナナシはこの顔が好きだった。
イヤミに見えるくらい自身に満ちた顔。初めて好きだと感じた時の顔だった。
その下に激情が秘められてると知ったのは少し後。
それを自分に…自分だけに向けて欲しいと思った時、ナナシは赤い背中を、白銀の髪をずっと追い続けていたのだと気付いた。
「…好きです。隊長」
思わず…声に出てしまった。
「ますます遠ざかってるじゃないか」
笑うイザークにナナシは続けた。
「だって…隊長が好きだから、こんな風になるんですよ?説明なんて出来ないですよ」
ナナシはイザークの怒張をズボンから解放すると、その先にキスをした。
「俺がどんな名医でも治しようが無いようだな」
くるくるとタイツを脱がしながらイザークはクールに言った。
もっとも、心の中はナナシが愛しくて堪らない。
「とりあえずチュウシャだな」
そう囁くと、ナナシの耳がほんのり赤くなってるのをイザークは見つけた。
風花はイライジャのモノの前で考えていた。
自分にとってイライジャとはなんだろう?
サーペントテールは家族の様なものだ。
じゃあイライジャはお兄さん?少し違う気がする。
兄にするなら、ジャンク屋のロウの方が嬉しい気がする。
やっばり恋人候補かな?
イライジャの美しさに見とれる女の人から、羨望の目で見られるだろうな。
少し頼りないというか、悩みやすい性格だけど、恋人なんだから慰めてあげよう。
仲間としてじゃなくイライジャを見るなら、そんなイライジャの性格も気にならなくなり、目の前のモノも何だか可愛く見えてきた。
「…あむっ」
ついに風花はイライジャのモノを喰わえた。
(…なんか、微妙…)
イライジャは綺麗好きだし(といっても、仕事柄綺麗に出来るときのみだが)今日もしっかりお風呂入ってたけど…
「う…」
「っ!?」
ビックリした。
「……れろ」
「あぅ…」
風花が刺激を与える度、イライジャが喘いだ。
(イライジャ…かわいいっ!)
少しナナシの気持ちが分かった風花であった。
380名無しさん@ピンキー:03/12/25 02:29 ID:7CCV35p4
結構下がったかな…

携帯のメモ張で用意出来たのはここまで。
なので、続きは今度
携帯だと字数や、改稿の調整が分からないや。難しいなぁ…
381名無しさん@ピンキー:03/12/25 08:27 ID:cBJlzQyW
書き手さんたち投下乙。
382名無しさん@ピンキー:03/12/25 08:43 ID:z+n6fmXw
メリクリ!
職人さんたちのクリスマスプレゼントウマー
383名無しさん@ピンキー:03/12/25 13:00 ID:aoARsnel
今年も残す所、後1週間か。
今年中にこのスレを使い切るのは流石に無理だな。
種フェスで何か新しい情報でも出てくるんだろうか。
ミゲル専ジンが欲しい。
ミゲルと言えば、ミゲルの写真飾っていた女の人って嫁さん?
ちょっと年上っぽかったけど。
384名無しさん@ピンキー:03/12/25 18:25 ID:iw008Ptp
>383
ミゲルのお姉さん&弟らしいぞ
どっかの本に載ってた
ミゲルは意外と若い設定らすぃ
385名無しさん@ピンキー:03/12/25 18:29 ID:/ixu1tya
ミゲルのお母さんと弟と聞いたが。
そしてミゲルは17才。
386名無しさん@ピンキー:03/12/25 19:50 ID:G6unNXvX
ヤマもオチもない、ただイチャついているだけのアスカガであります。
御注意下さい。
10レス頂戴します。
387アスカガ (1/10):03/12/25 19:51 ID:G6unNXvX
久しぶりに会ったカガリを前にし、アスランは途方に暮れていた。
場所はオーブ首都にあるホテルの一室。アスランがオーブ訪問に際して手配し求めた部屋だった。
プラントとモルゲンレーテ社との技術提携の件で、アスランがオーブを訪れたのは今日の夕方のこ
と。そして、アスランの部屋にカガリが訪ねてきたのはつい先程のことだった。
数カ月振りに会うふたりだったが、テーブルを挟んでソファに腰を下ろし、どちらも押し黙ったま
ま、緊張に身体を強張らせている。いつもならば、カガリが他愛もない話題を次から次へと繰り出
し、それにアスランが茶々を入れ、笑い合っている筈だった。
しかし、今日は気まずい雰囲気が流れ、ぎこちなく挨拶を交したっきりで、まともに会話が続かな
い。
アスランはそっと溜息を零した。
ディアッカとの熾烈な争奪戦の末に、手に入れたオーブ行きの権利だ。
そうまでしてオーブを訪れた目的はカガリと会う為だろう、と誰かに指摘されれば、その通りだと
頷くしかない。公私混同と言われても仕方がないが、日頃、碌に休みも取らず、昼夜もわかたず、
身を粉にして働いているのだから、たまにはこんな褒美を貰っても良いのではないかと、アスラン
は自分自身に言い訳をする。
もちろん、仕事は決して手を抜くつもりはないが、空いた時間を彼女と会うことに充てるくらいは
見逃して欲しい。
そうまでして手に入れたカガリとの時間なのに、アスランは彼女とまともに目を合わせることも出
来ない有り様だった。
カガリもカガリで、上ずった声で「久しぶり」と再会の挨拶の言葉を発したっきり、アスランの言
葉に相槌を打つ以外は黙り込んだままだ。
緊張し、渇いた喉を潤す為に、アスランはカップを手に取る。熱い紅茶を口許に運んで、息を吹き
掛けて冷し、喉に流し込む。ほんの少しだけ、落ち着かない気持ちが鎮まる。
今日に限り、いつもと違って一歩引いて自分に接するカガリの態度の理由は、わからなくもない。
いや、易々と予測がつく。
前回会った時のことが、原因なのだろう。
388アスカガ (1/10):03/12/25 19:52 ID:G6unNXvX
――前回、自分たちは、口付けを交し、思いを確かめ、ぎこちなくはじめて肌を重ねた。
あの時のことを思い出すと、微かに頬に熱が集るのを感じる。あれから会えない時間を重ねてし
まった分だけ、一層面映い思いを抱いてしまう。
こっそりとカガリを窺うと、彼女もまた、心持ち、その頬は赤かった。
部屋に満ちる気詰まりな雰囲気を打破しようと、アスランは掠れがちな声で話題を振った。
「……カ、カガリは仕事の方は大丈夫なのか? まだまだ忙しいんだろう?」
壁に掛けられている時計を見て、アスランが訊ねる。今は決して早い時間ではなかったが、常であ
ればカガリはまだ仕事をしている筈だ。
突如問い掛けられ、カガリは顔を上げ、ぴくんと背筋を伸ばしてそれに答える。
「ん? 仕事はちゃんと終わらせてきたぞ! お前の休暇にあわせて休みを取るつもりだからな、
手を抜かずにやってきた」
「でも、ひとりでここに来るのは、さすがに反対されたんじゃないのか?」
「大丈夫だ! ちゃんとばれないように抜け出してきた。皆、私は部屋に篭っていると思っている
筈さ。慣れているからな、抜かりはない、完璧だ!!」
胸を反らし、少し威張った風に堂々とお忍びしてきたことを明かすカガリに、アスランは呆れたよ
うな眼差しを向ける。次いで、仕方のないお姫様だとばかりに可笑しげに肩を震わせた。
こんな調子では、さぞや側近の者たちは大変だろう。
突っ走るじゃじゃ馬娘の手綱を引くのは、並み大抵の苦労ではあるまい。
「あ……、ア、アスランこそ、今日は何も予定は入っていないのか?」
「今日は取り合えずは移動だけだ。明日から、色々と関連施設の方で会議やら何やらがあるけど
な。それが終われば、そのまま休暇に入る予定になっているよ」
「そ、そうか」
話題が途切れ、再びふたりの間に気まずい雰囲気が流れる。
カガリは顔を伏せて視線を手元に落し、じっと押し黙ってしまった。
いつもと比べれば、まるで借りてきた猫のように大人しいカガリを前に、アスランは僅かに苦笑を
洩らした。
カガリは、端から見ても可哀想になるくらいに緊張している。
全く意識されないのも悲しいものがあるが、反対にこうも緊張されると困惑してしまう。自分だっ
て、緊張していて、こんな時にどうすれば良いのか、わからないのだから。
389アスカガ (3/10):03/12/25 19:52 ID:G6unNXvX
今まで碌に恋愛経験がないのは、アスランも同じだ。恋愛の手管に長けている訳でないから、自分
でも苛つくほど不器用に求めることしか出来ない。
慣れている人間ならば、こんな時、器用にカガリの緊張を解きほぐすことが出来るのだろうと思っ
たら、一層自分が情けなくなった。
はじめて無人島で出会った時より、よほど緊張している。いや、まだしもあの時の方が寛いで話せ
たのではないだろうか。
アスランの動きにいちいちびくついて反応するカガリを見て、彼はどうしたものかと思案を巡らせ
た。
しかし、何も妙計は思い付かず、アスランは軽く目を伏せ、溜息を吐く。
はじめて肌を重ねた時のことを思い出す。
あの時のことは、後悔はしていない。決して遊びでカガリを抱いた訳ではないのだから。
恐らくカガリだって後悔していないだろう。断言するには些か自信がないけども。
でも、こんな風にふたりの関係がぎくしゃくしてしまうのならば、やっぱり時期が早過ぎたのかも
しれない、と思った。
目を閉じれば、カガリのしなやかな肢体が、今も目裏にまざまざと甦ってくる。アスランは微かに
頬を赤らめ、これはいけないと軽く頭を振って、身体の奥を刺激して止まない妄想を追いやった。
さすがに今のカガリを前にして、それでも尚、手を出そうとするのは、無思慮にも程がある。
そうは思っていても、一度知ってしまったものは、おいそれとは忘れられない。もっと、カガリを
知りたいと思ってしまう。
アスランは、無けなしの理性を力にかえて、カガリを安心させようと喉の奥から何とか言葉を絞り
出した。
「……大丈夫。何も、しないよ」
「えっ!?」
アスランの言葉に、弾かれたようにカガリは顔を上げた。
「……何だ? カガリは何かして欲しかったのか?」
悪戯っぽくアスランが訊ねると、カガリは両手で彼を制しながら真っ赤になってかぶりを振る。
「ち、ちちち違うぞ、何でそうなる!」
「冗談だよ」
澄ました顔でさらりと言うと、たちまちカガリは頬を膨らませた。
「お前、いっつもそれだ! そんなに人を馬鹿にして面白いか!!」
390アスカガ (4/10):03/12/25 19:53 ID:G6unNXvX
「カガリがいつもいつも他愛もなく引っ掛かってくれるからなぁ。それで、ついつい、な。少しは
人を怪しむことを覚えた方が良いぞ」
堪え切れないといったように、アスランは口許に拳を当て、笑い声を洩らした。
「そうでないと、こっちも安心出来ない」
緊張の為、自分がやや饒舌になっていることをアスランは自覚した。からかいの言葉も仕種も、張
り詰めた心を隠す為だ。
「どうせ私は単純だよ! 悪かったなっ!」
拗ねたように恨めしげ言うと、カガリはテーブルの紅茶へと手を伸ばした。しかし、緊張の名残り
で取っ手が上手く掴めなかったのか、震える指先がカップを弾いてしまう。
「熱っ!」
カップが揺れた拍子に、紅茶が僅かに彼女の手に掛かった。
「大丈夫か!?」
アスランは慌ててソファから立ち上がり、カガリの側に寄る。
「ん、大丈夫。だいぶ冷めてたから……。吃驚しただけだ」
「本当か? ちょっと見せてみろ」
火傷をしていないか確認する為、アスランは膝を折り屈み込むとカガリの手を取った。
「うわっ!」
カガリは思わず、といった様子で掴まれたその手を引っ込めた。
「ご、ごめん……!」
さすがに今の態度はないと思ったのか、慌てふためきながらもカガリは謝る。
「……いや、別に」
「…………」
又しても気まずい沈黙が落ちる。そのことに堪えられないといったように、カガリがわめいた。
「こ、こういうのは、慣れてないんだ、私は!」
「俺だって、慣れてないさ」
「……その割に随分と余裕があるな」
さも疑わしげに見られ、アスランは苦笑を洩らした。
391アスカガ (5/10):03/12/25 19:54 ID:G6unNXvX
「虚勢を張ってるんだよ。格好悪いと思われるのが嫌だから。――意気地無しなんだ、俺は」
するりと、そんな本音が喉から洩れた。
ふとした折に、本当の気持ちをカガリに出せる。それはきっと自分にとって何ものにもかえ難いも
のなのだと思う。自分は本音を吐き出すことが、余り得意ではないから。
カガリの前だと自分を偽らなくても良い。無理をして背伸びをし、自分を飾らなくても良い。そう
思ったら不意に張り詰めていた気持ちが解れた。
改めて、自覚する。
カガリが大切だと。
頭の芯を焦がす、苦しくなるほどの恋しさ。
溢れんばかりの、胸を満たす愛しさ。
ただ、ずっと一緒にいたいと希う。
堰を切って溢れだしてくる感情に身を任せ、アスランはカガリをきつく抱き締めた。
「わわっ!」
狼狽えたようにカガリは身体を強張らせた。相変わらずの物慣れないカガリの様子に、小さくアス
ランは笑う。
「ア、アスラン、お前なぁっ! いきなりこういうことするなよ……っ」
憮然とした声音でカガリが言う。
腕をゆるめて身体を離しカガリを窺うと、案の定、彼女の顔は林檎のように真っ赤になっていた。
「ごめん」
「……べ、別に、良いけどさっ」
優しく微笑みながらアスランが謝ると、カガリは面映そうに顔を伏せ、視線を逸らそうとする。ア
スランはそれを許さず、カガリの顎を指で捕らえると、自分の方へと向けた。
カガリは潤んだ琥珀の瞳で、戸惑いがちにアスランを見詰めてくる。そんな彼女に、そっと目を伏
せ、口付けを落した。
息を詰める気配が、重ねた唇から伝わってくる。
カガリの唇の柔らかさを存分に味わった後、舌を彼女の口腔に侵入させた。カガリはびくりと身体
を震わせたが、抵抗はせず、おずおずとアスランの背中に腕を廻してきた。
カガリがキスに気を取られている隙に、アスランはソファの上に彼女を押し倒した。
392アスカガ (6/10):03/12/25 19:55 ID:G6unNXvX
「うわっ」
ソファに組み敷かれ、カガリが驚きに声を上げた。アスランはカガリの首筋を辿るように唇を這わ
せていく。
「ここじゃ、嫌、だっ……!」
カガリが身を捩り、アスランを押し退けようと腕を突っ張る。
「ここじゃなければ良いのか」
「……また、お前はそういうことを言う」
膨れっ面をしてカガリがアスランを睨み付けてくる。
「お前、そんな顔していると、頬袋に餌をいっぱい詰め込んだハムスターみたいだな」
アスランは可笑しげに肩を震わせながら、カガリの頬を軽く抓む。
「なっ……! 何だよ、それは! 人を馬鹿にするなぁっ!!」
勢い良く噛み付いてくるカガリに悪戯っぽい笑みだけを返し、アスランは彼女の身体の下に腕を差
し込み、抱き上げた。そのまま、寝室へと向う。
「わわっ! 降ーろーせっ!!」
「そんなに暴れると、落ちるぞ」
その言葉に、居心地が悪そうに身じろぎしつつも、カガリは一先ずは暴れるのを止め、大人しくア
スランの腕に抱き上げられるままになった。
それでも、何か言ってやらないと気が済まないといったように、カガリは拗ねたように呟く。
「……前は、大変だったんだからな! あの後っ!」
相変わらず膨れっ面をしていたが、その頬は微かに上気し、琥珀の瞳は甘く潤んでいる。その瞳を
見詰めながら、アスランは不思議そうに首を傾げた。
「前?」
「だ、だから、その……、前、会った時だよっ!」
彼女が何を言わんとするのか察し、アスランは微かに笑いを洩らした。
「……ああ、ごめん」
「ごめん、じゃあない! お前はな、もう少しこっちの身も考えろよなっ!」 
「カガリは……、嫌だったのか?」
ふと、不安になって問い掛ける。
393アスカガ (7/10):03/12/25 19:56 ID:G6unNXvX
「お前はなっ! どうしてそういうことを、いちいちいちいち訊くんだよ!!」
「……カガリは訊かないと怒るし、訊いても怒るんだな」
呆れたように呟くと、カガリは怒ってアスランの襟元を掴み上げた。
「お前がっ! 恥ずかしいことをしたり訊いたりするからだろう!」
「はいはい、俺が悪いんだよな、全部」
苦笑し、アスランは抱き上げていたカガリをベッドの上にそっと横たわらせた。スプリングが軋
み、カガリの身体がベッドに沈み込む。
慌てて上肢を起こそうとしたカガリの両手を取り、指を絡めてベッドに押さえ付ける。
「……ア、アスラン」
怯えたようなカガリの視線がアスランに向けられたが、構わずに額に優しく口付けを落した。カガ
リの手が、アスランの手をきゅっと握り締めてくる。
「ん……」
誘うように、カガリは唇から甘い吐息を紡ぐ。アスランは、焦がれたように、今度は唇に深い口付
けを落した。舌を絡ませ、熱い吐息を重ねる。
唇を解放し、カガリを見詰めると、彼女ははにかみながらも溶けるような笑みを不意に閃かせた。
カガリの、いつもは見せない艶かしさに目眩がした。匂い立つような色香が、アスランを強く熱く
刺激する。
鼓動が知らず知らずのうちに速まり、息が荒くなるのがわかった。身の内の奥底から、昂る熱が迫
り上がってくる。
「カガリ……」
掠れた声で彼女の名を呼ぶ。逸る気持ちを抑え、緊張に微かに震える指で、カガリの衣服をゆっく
りと脱がせてゆく。
肌が空気に晒されてゆく度にカガリが息を呑む気配を感じたが、彼女を気遣う余裕は、最早、アス
ランにはなかった。
愛撫をしながら、衣服をすべて脱がせると、カガリの健康的な肢体が露になった。
幾ら鍛えているとは言え、矢張りその身体は女のものだ。
丸みを帯びたなだらかな身体の線、柔らかな胸、細い腰。
アスランは一旦自分を落ち着かせるように瞼を閉じ、長く熱く息を吐いた。動悸が少しおさまった
ことを感じ、閉じていた瞼を上げると、身に着けている衣服をすべて脱ぎ捨てる。
394アスカガ (8/10):03/12/25 19:56 ID:G6unNXvX
陽の光を浴びることが大好きなカガリらしく、肌はうっすらと健康的に焼けている。焦がれるよう
に、アスランはカガリの肌に唇と指を滑らせ、なめらかさと柔らかさを味わった。その柔らかさに
溺れそうになる。離れていた時、ずっと感じたいと願っていた熱。ずっと焦がれていた熱。
「……カガリ」
吐息混じりに名前を呼ぶ。繰り返し繰り返し、カガリがここに在ることを確かめるように。
自分の名を呼ぶアスランの声に応えるかのように、カガリは甘い眼差しを投げ掛けてくる。その潤
んだ琥珀の瞳に、一層欲は煽り立てられる。
「ん……っ!」
小振りな乳房を些か乱暴気味に捏ねると、堪えるように、カガリはきつく眉を寄せた。
「ご、め……、カガリ」
自分でも呆れるくらいに余裕がない。苦しげに吐息混じりに謝れば、カガリはぎこちなく微笑みな
がら両手を伸ばし、アスランのネイビーブルーの髪を愛しげに梳いた。
カガリの微笑みに、身の内が熱く戦慄くほどの愛しさが溢れ出る。
その思いを吐き出すように、アスランはカガリの柔らかな乳房を愛撫した。
乳房を上下に揉みしだき、両手の親指の腹で頂を軽く押し、左右に転がして刺激を与える。快楽に
堪えるように、カガリの手がシーツの上を這う。
「ひゃっ……!」
頂を舐める、吸うなどして弄ぶと、カガリはびくりと身体を大きく震わせた。
戸惑いがちな甘い声がアスランの耳を打つ。徐々に嬌声は高く大きく、カガリの喉から洩れ出る。
カガリの手が、アスランの背中を彷徨い、益々彼の情欲を煽り立てた。無意識の動きだろうが、背
筋にぞくぞくするような快楽が走る。
熱を帯びた身体を持て余し、アスランはカガリの身体を激しく愛撫した。
「あっ、ふぁっ! ……あぁっ」
指先で、舌で、カガリの肌を溺れるように愛しむと、彼女はその身体を擦り寄せて、悦びに甘い声
を出す。
掌で、下腹部の方まで丸く大きく撫でる。ふくらはぎまで一気に手を伸ばし、優しく撫で擦った。
そして、膝裏の辺りから太腿へとそろそろとなぞり上げ、焦らすようにゆっくりと中心部へと向
う。その度にカガリは大きく身を震わせた。
「アスラン……」
自分の名を呼ぶいつもより甘い声が、アスランの頭の芯をゆるゆると溶かしてゆく。
395アスカガ (9/10):03/12/25 19:57 ID:G6unNXvX
熱く潤んだカガリの中心に手を忍ばせると、彼女は息を呑み、悦びに身体をしならせた。
「あっ、い、やだぁっ……!」
堪え切れないといった様子でシーツをきつく握りしめ、琥珀の瞳に涙を浮かべるカガリに、不意に
アスランの嗜虐心が煽られる。
アスランはちろりと上唇を舐め、カガリの中に指を埋めると、激しく掻き乱した。
「……っ、ふっ、う、……んんっ、アスラン……っ!!」
強い刺激にカガリは腰を浮かせ、一層高い喘ぎを放った。湿った水音が密かに耳に届く。カガリの
熱い吐息が甘く頬に掛かり、アスランを一層酔わせる。
上肢を起こし、熱く締め付けるカガリの中から指を引き抜くと、ぬめった蜜が糸を引き、アスラン
を妖しく誘った。
既にアスランの欲は熱く脈打ち昂っていた。堪えることは、もう出来ない。
「カガリ、良い?」
吐息混じりの掠れた声で問い掛ける。
答えを待たず、彼女の足を高く抱え上げ、潤んだ中心部に熱の昂った自身を押しあてた。びくり、
とカガリの身体が震えるのを感じたが、構わず一息に貫いた。
「ああっ!」
喉を仰け反らし、カガリが大きく喘ぐ。
もっとカガリを大切にしたい、もっとカガリを滅茶苦茶にしたいという、相反する思いに突き動か
され、アスランは一心に腰を突き動かした。
熱く絡み締め付けてくるカガリに、酔いしれる。
カガリの切ない喘ぎと、アスランの熱い吐息、そして濡れた音が周囲に響いた。
何もかにもが、アスランとカガリを追い立ててゆく。
どうしてこんなにもカガリを求めるのか、どうしてこんなにもカガリが愛おしいのか。
わからないまま、ただ抜き挿しを繰り返し、カガリの中を激しく掻き乱した。
「あぁっ、ア、スラン、……んっ、もう、やあっ!!」
カガリは身体を大きく仰け反らせると、絶頂に達した。
びくびくと締め付けてくるカガリに、愉悦は深まり、アスランを追い詰めてゆく。昇り詰める熱
が、昂る衝動が、愛おしさが、ひとつの塊となって、出口を求めてアスランの中で荒れ狂う。
アスランは押し殺した呻き声を洩らし、堪え切れない思いをカガリの中へと吐き出した。
396アスカガ (10/10):03/12/25 19:58 ID:G6unNXvX
薄闇に沈んだ部屋を、ゆるく時間が流れてゆく。
カガリは子猫のように身体を丸めて、アスランにぴたりとくっ付いて眠っている。すうすうと健や
かな寝息をたてて眠るその顔は、酷くあどけなかった。
眠りは深く、目覚める気配はない。
アスランは瞳を和ませてそれを見遣ると、カガリの身体をしっかりと抱き直した。
腕の中に捕らえた温もりに、酷く安堵する。何があっても大丈夫だと、根拠のないこどもじみた自
信が胸に満ちる。そんな強気な自分に、アスランは小さく苦笑を洩らした。
カガリの頬に掛かるやや硬質な金の髪を、指先でそっと払ってやると、彼女の瞼が微かに震えた。
「ん……」
暫くして、ゆるく瞼が押し上げられ、焦点の合わない琥珀の瞳が、ぼんやりと彷徨う。その瞳がア
スランを捕らえると、カガリは口許に柔らかな笑みを浮かべた。
「ごめん。起こしてしまったか?」
済まなさそうにアスランが言うと、カガリは彼の胸に顔を擦り付けて甘えてくる。まるで今にも猫
のように喉を鳴らしそうだ。
こんな風にカガリが素直に甘えてくるのは珍しい。まだ、寝惚けているのかもしれない。
そう思いながらも、甘えるカガリに嬉しくなって、僅かに抱き締める腕に力を込めた。
カガリはもう一度淡く微笑むと、再び瞼を閉じ、夢の中へと落ちていった。
次第にアスランの意識も霞掛かる。心は満たされ、身体は心地良いけだるさに包まれていた。
夜はまだ深く、暁は彼方にある。
もう暫くだけ、腕の中にあるこの温もりを独占していられる。
カガリの艶やかな金の髪に顔を埋めると、アスランはそっと目を瞑った。
幸せに、酷く胸がくすぐられる。
温もりを抱いて、アスランの意識は夢の中へと溶けていった。
397名無しさん@ピンキー:03/12/25 19:59 ID:G6unNXvX
以上です。
やっぱギャグの方が書いてて楽ですな。
エロパロでカガリメインで書くのは非常に(゚д゚)ムズー
遺作と言い、カガリと言い、血圧高い喋りになりますな。
読んで下さった方、サンクスです。
398名無しさん@ピンキー:03/12/25 21:23 ID:0RZz79H5
>>397
乙です!!
幸せなアスカガ(・∀・)イイ!!
文章も(゚д゚)ウマー
ちょくちょく投下されてる方ですよね?
丁寧な描写が好きです。
エロもいいけどむしろ会話に萌えるかも。
399名無しさん@ピンキー:03/12/25 21:59 ID:cFc4NeTH
前スレのもウマー、エロに至る過程もイイです。秀麗な美文で語られるぎこちない初々しさイイヨイイヨー。
400名無しさん@ピンキー:03/12/25 22:11 ID:ecL0Vpf6
>397 萌えました。激しく萌えました。
有難う…………!!!!!次も期待してます。頼むよ。
401名無しさん@ピンキー:03/12/26 00:43 ID:ojZN9VnN
372です。空気の読めない行動をしてしまい、本当に申し訳ありません。                              
402名無しさん@ピンキー:03/12/26 00:48 ID:QjWqRVcA
だったら、ageんなよ。
わざとか?
403名無しさん@ピンキー:03/12/26 01:10 ID:2RNF+TKn
>ID:G6unNXvX氏
乙です。カガリが可愛くて、萌えました!
404名無しさん@ピンキー:03/12/26 07:06 ID:t0BDwsBY
キラ女体化スレのアスカガ厨を引き取れアスカガ厨共
一生ここから出すなよな、ウザイ
405名無しさん@ピンキー:03/12/26 08:00 ID:2RNF+TKn
>404
ごめん。釣られるけど。
ここで女体化の話すんなヴォケ。嫌いなカプならアボーンしろ。大人だろ?
406405:03/12/26 08:05 ID:2RNF+TKn
俺もスルーしろってな。大人気なかった。すまん。
407名無しさん@ピンキー:03/12/26 08:39 ID:qU8u+B7Y
つか、そんなスレあったんか。
俺痔スレはあったような気がするけど。
新シャア板の方には、アスランと遺作の女だったらスレがあったような気がするけど。
まぁ、何にせよ、マターリマターリ
408名無しさん@ピンキー:03/12/26 09:18 ID:EMB/S6mW
ヤパーリ最近の微妙な雰囲気は、冬休みのせいなのだろうか。
夏休みの時も同じような感じだったしね。
一応、ここは21禁の板なんだけど。
変なのが寄ってこないように荒れないように、常時sage進行、荒らしは
スルーで行けば良いんじゃないだろうか。
409名無しさん@ピンキー:03/12/26 09:20 ID:UhiRlB7P
んなに自治されると、反発したくなるのが人情。
410名無しさん@ピンキー:03/12/26 09:37 ID:EMB/S6mW
良いけど、そんな風にして反発して荒れると、書き手さん達も投下し
難くなるとだけだと思うが。
そんなに自治されてる?
どの変が?
411名無しさん@ピンキー:03/12/26 11:37 ID:cFZSt0QE
アツクナラナイデ
マケルワ
412名無しさん@ピンキー:03/12/26 11:46 ID:N+pgUgNp
>>409
で、反発するメリットはどこに?
413名無しさん@ピンキー:03/12/26 11:55 ID:cFZSt0QE
アツクナラナイデ
エロイワ
414名無しさん@ピンキー:03/12/26 13:20 ID:nI35CsBh
女体化スレでも相手にされなかったからこっち来て暴れているんだろ。
415名無しさん@ピンキー:03/12/26 13:22 ID:nI35CsBh
こいつらどこでも鼻つまみ物だから。同胞からも呆れられてる。
416黄昏の文芸作家:03/12/26 17:37 ID:SMj3mrQ7
これは…荒れてる、って解釈でいいのかな…?
417名無しさん@ピンキー:03/12/26 18:44 ID:cwomJHlM
>>397
幸せそうでイイ!
カガリがすごく丁寧に可愛らしいく描かれていました。
418名無しさん@ピンキー:03/12/26 20:09 ID:rSNbhyVt
>416
有明冬の祭りが近づいてきて、皆ハイになっているのかも。
419レーザースライサー:03/12/26 23:26 ID:tug960Bp
>416,418
あれです、ここは一つ、エロエロな作品を投下して頂いて自治厨(>408-410)や女体化フェチ(>414-415)を満足させ、お腹いっぱいにし、余計な事をうだうだ言わせないようにとのことで。

黄昏様、ここは一つ素晴らしいのをどどーんと!(もみ手しつつ)
420名無しさん@ピンキー:03/12/26 23:29 ID:3hpQ/ktS
余計に厨を挑発するようなことを言うなや…。
421棟梁:03/12/26 23:48 ID:rLEzlLMC
ハズメマスて。キラカガニコとかカキタイト思ってらっしゃる神様。オネガイシマス。
422269:03/12/27 03:54 ID:zQjIGkrC
みなさん今晩は。というか、おはようございます。
毎度微妙な時間に出没する269です。
間が空きましたがアスカガ完結です。
しかし、今回は完結編なのでエチーは 全 然 あ り ま せ ん 。
エロパロスレにあるまじきssです。
ご注意ください。
それでは投下。
423269:03/12/27 03:54 ID:zQjIGkrC
「あ・・・・ん・・」
カガリは乳首に甘い刺激を受け、目を覚ました。
窓から差し込む朝日は昨日の嵐が嘘だったかのように暖かく輝いている。
カガリはゆっくりと目を開けると、隣に眠る藍色の髪の青年を見た。
アスランの手はカガリのむきだしの乳房を包むように添えられ、その長い指の関節が桜色の乳首をはさむように止まっている。
そっとその手を外し、カガリは小さく伸びをする。
「・・んっ・・」
その瞬間、鈍い痛みが下半身に走り、思わず顔をしかめてしまう。
アスランの付けた『特別に好き』の証・・・。
カガリは泣きたいような笑いたいような、でも心の奥底がほんのりと暖かいような不思議な気分だった。
が、すぐに厳しい表情に戻るとゆっくりとベットから降りて床に散らばっていた衣服を集め、腕に抱えた。
体内から何か生暖かいものが伝い落ちる感覚に一瞬怯んだが、かまわず拾い集めた服を身に着ける。
カガリは部屋を出る前にもう一度ベットの中のアスランを見つめた。
微かに胸を上下させ眠るアスランの表情は昔の様に辛く苦しげな翳りは一片も無く
聖母マリアの胸に抱かれて眠る幼子のように、安心と幸福に満ちているように見える。
「・・・さよなら・・アスラン・・。」
小さく声をかけ、カガリは部屋を出た。
424269:03/12/27 03:55 ID:zQjIGkrC
アスランが目覚めたのは日も高く上がってからだった。
穏やかに晴れ渡った空は青く澄み渡り、小鳥が楽しげに囀る声が聞こえる。
昨晩の嵐の名残であった水溜りが光を反射してきらきらと輝き、より一層木々の緑を鮮やかに映し出していた。
アスランはまだ夢の中にいるような感覚で、ゆっくりと体を起こし自身の傍らを見た。
そこは人間一人分の空間がぽっかりと空いており、既にそこは冷たく冷え切っている。
「・・・夢・・・?」
アスランは昨晩のことが未だに信じられなかった。
シーツに微かに残るカガリの匂いと、破瓜のものと思しきごく少量の血痕、そして自分の体に残る心地よい疲労感が無ければ
すべては自分の浅ましい欲望が見せた夢と納得がいく。だが、それらは昨晩の出来事はすべて現実だと物語っていた。
アスランは昨晩の自分の痴態を思い出して一人赤面してしまった。
・・・自分では理性的な人間だと思っていたが、ことカガリのこととなるとオレは・・・・。
アスランは苦笑しながら大きく背伸びをした。
「そういえば、カガリは・・?」
425269:03/12/27 03:56 ID:zQjIGkrC
アスランがシャワーを浴びてすっかり身支度を整えてから居間へ行くとそこにはカガリの姿は無く、ラクスが花瓶に花を活けていた。
ラクスが手にしている色とりどりの薔薇はすべて彼女が丹精込めて育てたもので、中にはこのクライン邸の庭でしか見ることの出来ない貴重な品種もあった。
ラクスはアスランに気が付くと手を止めて微笑んだ。
「おはようございます、アスラン。」
「おはよう、ラクス。綺麗な花ですね。」アスランはきょろきょろと部屋を見回しラクスに尋ねた。
「ところで、カガリは?部屋にもいなかったようですが・・」
ラクスはあら、という表情で紅茶のポットを手に取った。
「そういえば・・今朝はまだお会いしていませんわね。てっきりアスランと一緒にお寝坊しているのだとばかり思っていましたわ。」
「・・・!!」
ラクスにからかわれていると分かっていながら、アスランは真っ赤になってしまった。
そんなアスランを見てラクスはくすくす笑い、その前にかちゃりと紅茶のカップを置く。
「きっと朝のお散歩でお庭に出ているのでしょう。お昼までには戻って・・・あら、キラ。」部屋に入ってきたキラを見てラクスが顔を輝かせた。
キラはコート姿で出先から帰ってきたようだった。
「おはよう、アスラン。ずいぶんゆっくりだね。」キラはコートを脱ぎながらにっこりと笑いかけた。
「カガリはちゃんと空港まで送り届けたから。ラクス、僕にも紅茶をくれる?」
「・・空港!?」
アスランはキラの言葉に驚いて飛び上がり、その拍子に紅茶のカップを倒してしまった。
「空港って・・カガリは地球に帰られてしまったのですか?」
あらあら、とラクスはこぼれた紅茶を拭きながら、アスランに代わってキラに聞いた。
「うん。」キラは短く答えた。
426269:03/12/27 03:57 ID:zQjIGkrC
その晩ラクスと激しく愛し合ったキラは、行為の後自室に戻り、一人でベットで眠っていた。
そのままラクスの部屋で眠ってしまっても良かったが、同じ屋根の下にアスランとカガリがいる。
名残惜しかったが、キラは一人自室に戻っていたのだった。
朝方、誰かがドアをノックした。
「誰・・?」目を覚ましたキラが小さく声をかけると、小声で名を呼ばれた。「・・・キラ・・」
「カガリ?」驚いてベットから降りドアを開けると、真っ青な顔をしたカガリが立っていた。
「カガリ、どうしたの?」
キラはカガリを部屋に入れようとしたが、カガリは無言で首を振った。
「こんな時間に・・しかも、そんな格好で・・」
カガリは襟のついたコートを着て、目深に帽子を被っていた。しかし顔色は悪く、傍目にも体調が悪く震えているように見える。
「カガリ、真っ青だよ。具合が悪いのならラクスを・・」そう言って歩き出そうとしたキラを、カガリは慌てて制止した。
「・・キラ・・頼むから・・わたしを地球へ連れて行ってくれないか・・。」
カガリが震える声でそう言うと、キラは驚いてカガリを見た。
「カガリ・・?もしかして、僕が分かるの?」カガリは俯き、体を震わせて小声で答えた。
「・・分かる。思い出した。何もかも・・。」そしてまたカガリは地球へ帰りたい、と繰り返すのだった。
とうとう根負けしたキラは、車を出す用意をするため自らもコートを羽織る。
427269:03/12/27 03:57 ID:zQjIGkrC
車に乗り込み、ドアを閉めてからキラは大事なことを思い出した。「アスランは知っているの?」
カガリはびくん、と体を強張らせて「記憶が戻ったことは知っている。」とだけ言った。
その答えを不審に思ったキラは車のエンジンをかけながら再び問いかける。「・・・地球に帰ることは・・?」
カガリはそのまま無言で首を振った。
キラはその様子を見て、暫らく無言でカガリを見つめていたが「そっか・・」と小さく呟くと車を発進させた。
キラは何も聞かず、カガリも何も喋らなかった。
車が空港に着くとカガリは「悪かったな。」と一言残して車から降り、キラが続いて降りようとするのを制止してカガリはここからは一人で行く、と言った。
キラはふらふらとゲートに向かうカガリの背に「着いたら必ず連絡をするんだよ。」と呼びかけるのが精一杯だった。
カガリの乗ったシャトルが飛び立つのを見送ってから、キラは帰宅の途についた。
そして、カガリからの連絡はいつまで待ってもキラやアスランの元に届くことは無かった。

428269:03/12/27 03:58 ID:zQjIGkrC
はじめ、カガリからの連絡が来ないことに業を煮やしたアスランは、何度も地球のオーブ連邦本部に連絡を入れるが
「アスハ代表はただいま療養中です。」との答えしか返ってこず、
キサカならばカガリの行方を知っているだろうと問い詰めようとしても「多忙」を理由に連絡がつかない上、
その行動や任務はきわめて極秘事項となっているらしく、カガリを探す手がかりは断たれてしまった。
アスランは自ら地球へ行きカガリを探そうとするもプラントでの仕事が忙しく思うように時間が作れずにただいたずらに時間が過ぎていくのみであった。
キラとラクスも心配して何度か地球に行き、心当たりを探して回ったがまるで手がかりは無く、カガリが消えて1年ほど経ってから
ただ1通、アドレスが無い手紙がキラ宛に届き、カガリの筆跡で一言「元気です」と書かれていたのみであった。
429269:03/12/27 03:59 ID:zQjIGkrC
あれから4年の月日が流れていた。
ついにカガリの有力な情報を手に入れたアスランは一人地球に降り立った。
辺りは延々と広がる砂漠だが、ところどころにオアシスと小さな町が点在する、そんなところだった。
メモに書かれた住所を頼りにいくつもの路地を曲がり、街中から少し離れた所に建つ小さな屋敷がアスランの目指す場所であった。
「ここか・・。」アスランは車を止めると、静かに目を閉じ心を落ち着かせる。
   ・・カガリ・・何故、君はオレの前から消えたんだ・・?・・二度とオレには会いたくないから・・だから・・・それでも君の口から、聞きたい。・・・・
アスランは落ち着くために一度深呼吸をしてから、呼び鈴を鳴らした。
はーい、と中から声がして中年の女性がドアを開け、アスランの顔を見てそのまま驚いたように立ちすくむ。
「久しぶりです。マーナさん・・」アスランは見覚えのある女性に丁寧に挨拶をした。
カガリの幼い頃からの乳母であり、母親代わりでもあるマーナがここにいるということは・・
「どうした、マーナ。押し売りだったらわたしが殴り飛ばして・・」
家の奥からブロンドの髪と琥珀色の瞳を持つ、アスランが捜し求めていた姿が現れた。
いなくなった時より少し大人びて見えるのは、髪が肩まで伸びているせいだろうか。
「カガリ、相変わらずだな。」アスランは腕を伸ばし、カガリを捕まえた。二度と目の前から消えてなくならないように。
「・・・・アス・・・ラン・・」地面に根が生えたように立ち尽くすカガリはそのままアスランの胸に抱きこまれる。
「・・・カガリ・・・会いたかった・・ずっと、探してた・・・。」
きつく抱きしめられ、我に返ったカガリもアスランの背に腕を回す。「・・・・わたしだって・・アスラン・・」
アスランはその時、小さな瞳が自分を見上げているのに気が付いた。
女神は小さな天使を連れていた。
430269:03/12/27 04:01 ID:zQjIGkrC
部屋でマーナが用意してくれたお茶を飲みながら、二人はしみじみ見詰め合った。
マーナは二人の邪魔にならないように子供を連れて買い物に出て行ったらしい。
暫らく無言の後、アスランが口を開いた。
「聞きたいことがありすぎて、何から話したらいいか・・。でも、どうして・・オレに黙っていなくなったりしたんだ?」
決して責める口調ではない。それがアスランの優しさであり、愛し方でもあった。
「ごめん・・。」カガリは目を伏せてポッリポツリと語りだした。
「わたしも何処から話したらいいか・・うまく説明できないけれど。あの日、っていうか、わたしが地球で爆弾テロに巻き込まれた日、
オーブで新しい法案が採択されたんだ。わたしが提議したものだったんだけど・・。」
話が見えなくてアスランはお茶のカップを口に運んぶ。
「その法案というのが・・その・・古いオーブの文献に載っていた家族の再生っていうところなんだけど、
ほら、最近のナチュラルとコーディネーターの種の存続について、わたしもいろいろ勉強していて・・・
種というものをもっと尊重するために・・・できることからはじめようと思って・・
『婚姻関係を結ぶ前に性的関係を持ってはならない』とか『婚姻関係を結んでいる者以外とは性的関係を持ってはいけない』とか。」
潔癖なカガリらしい考え方である。しかもそれを実行に移してしまったのがカガリらしい。
「・・・で・・それから事故にあって、プラントに行って・・それで・・その・・アスランと・・。でも、それは私の立場上許されないことだから・・こっそり地球に帰ったんだけど。
少しほとぼりが冷めたら職務に復帰しようと思っていたんだけど・・その時既に、あの子がおなかにいて、マーナもキサカもこのまま静かな環境で産んだほうが良い、
って言ってくれて・・。でも、それは全くわたし一人の我侭だからアスランには迷惑かけられないし、だからもう二度とアスランには会わないし、
子供はわたし一人で育てることに決めて・・・。」
カガリはぽろぽろと涙をこぼしながらすべてを語り終わるとそのまま口を閉じた。
431269:03/12/27 04:02 ID:zQjIGkrC
アスランはカガリの話を聞いてひどく混乱していた。
「ち・・ちょっと待った、カガリ。あの子は・・君の・・君とオレの子供・・なのか・・?」
あの子・・カガリに良く似た美しい金髪と、エメラルドのような明るい緑色の瞳を持った天使のような子供。
カガリはこくりとうなずき、アスランを見た。
「あの子が・・アスランがいたから・・わたしは生きてこれたのだと思う。それに・・・アスランを愛しているから・・
愛しているから、神様がこの子を授けてくださったんだと思う・・。」
小さな天使はアスランという名前だった。
カガリがこの世で最も愛し、最も大切にした名前。それをカガリは我が子に名付けたのだ。
アスランは立ち上がり、静かに涙を流すカガリを後ろからそっと抱きしめた。
「ありがとう・・カガリ・・」
アスランはこの4年間、カガリを捜し求め続けた。
そしてついにこの手に捕まえた。
琥珀とエメラルド、この世にたった二つしかない、自分だけの尊い宝石を。

・・・おわり・・・

432269:03/12/27 04:11 ID:zQjIGkrC
以上で完結です。
長い間お付き合いくださり、どうもありがとうございました。

ふんがー!エロが無いー!!!とお怒りの皆様、
次回はこてこてギャグエロパロでお会いしましょう。
それでは、さようなら。
433名無しさん@ピンキー:03/12/27 04:29 ID:y8BgFNvX
乙。
記憶喪失ロリからはじまりレイープそして2世誕生…
この話の半分はギャグで出来ている。
>>165の前回までのあらすじが個人的にツボ。

(´ー`).。oO(ロリエロ最高だったなんて言えないよね


434名無しさん@ピンキー:03/12/27 04:39 ID:9qULtLUH
269お疲れ。いやおもろかったよ。
アンタやっぱり最高だ。次も待ってるからまた来いよ
435269:03/12/27 07:06 ID:jtGGmB0o
>433氏、>434氏、早速の感想ありがとうございます。
一呼吸おいて自分心身の反省。
ラスト、変な昼メロの最終回みたいだぞ・・エロssッテチャクチガムズカシイネ

『シド○ィシェ○ダンも真っ青なジェットコースターエロSSが読めるのは2ちゃんだけ!!』
436名無しさん@ピンキー:03/12/27 12:25 ID:Zp2mDSIt
よかたよー
437名無しさん@ピンキー:03/12/27 15:51 ID:TWPd6Wbd
>>269氏
お疲れ様です。マジ良かったです。
次回作も待ってます

438名無しさん@ピンキー:03/12/27 19:01 ID:gOvJuFtV
269氏、シリアスもイイヨー。
ここで笑っては逝けないと思いつつ、余韻なしにさっさと地球に帰ってしまうところやJr.誕生にワロタ。
1回百中!(・∀・) ヴィアママンなカガリイイ。
>>433
ノシ…自分ももう一回ぐらいロリエロ投下キボン。

團鬼八氏、いつも萌えをありがとう。しかしじっくり読んでみると。
>十七歳になると婚約者のいない者、又は婚姻を望まない者は、精子、卵子を提供
しなければならず、自分で持ち込むか相手の身体に直接注ぐかのどちらかが選択される。
かわいい絵とセリフの流れにホンワカ読んでいたのだけれど、結構グロイ設定があって、アアン。
439269:03/12/27 20:55 ID:NPKN+axo
皆さん今晩は。笑っていただけて嬉しい269です。
今日は久しぶりにまる1日だらけていたのでちょっと小ネタをば。
投下。
440269:03/12/27 20:56 ID:NPKN+axo
ここ最近大きな戦闘もなく、静かな日々が過ぎている。
こきこきと首を左右に振り、軽く肩を回す。それから眉間をぎゅうっとつまんで最後に大きく伸びをした。
キラは最近ひどい肩こりに悩んでいた。
一日座り込んでコンピューターのOSを書き換えていたり、プログラムの解析をしたりするのが仕事だからだ。
薄暗い格納庫でモニターをじっと眺めているので、疲労がまず眼に来るのは仕方が無いことだが
それが積み重なり慢性肩こりとなってしまったのだった。
「んんー、我ながら不健康かもしれないなァ・・。」
キラはよいしょ、と立ち上がるとコーヒーを取りに食堂へ向かった。
441269:03/12/27 20:57 ID:NPKN+axo
食堂に行く途中でラクスと出会った。
相変わらずふわふわと浮かぶように廊下を漂っている。
キラの姿を見かけてニコニコと笑いながら寄ってきた。
「もう、お仕事は終わりなのですか?キラ?」
キラはラクスの着地に手を添えて、向き合うように立ち止まった。
「まだまだ終わりそうに無いけど、ちょっと息抜きに。」
キラはそういいながら、無意識のうちに自分の肩に手をやりもみもみと揉んでいた。
その仕草に目を止めたラクスはぽん、と手を打ち合わせてにっこり笑った。
「肩こりでしたらわたくし、良い物を持っておりますの。いまお持ちしますわ。」
そう言うとラクスはキラをその場に残しふわふわと漂っていってしまった。
442269:03/12/27 20:58 ID:NPKN+axo
「お待たせいたしました、キラ。」
暫らくすると手に菓子箱のようなものを持ってラクスが戻ってきた。
「どうぞ、たくさんありますのでどれでもお好きなものをお使いくださいな。」
そう言いながらラクスが箱から取り出したモノは色とりどりの・・・・
「ラクス、これは・・・もしかして・・。」
キラはそのうちの一本を手にとって見た。
全長は30センチ程で太さは直径5センチ近くある筒のような物体で、先端の手前は括れており尚且つ突端は滑らかな楕円形、
全体につぶつぶの突起があり、根元にあるスイッチを入れると頭を左右に揺らしういんういんとモーター音をたてる物体。
これはもしかして・・いや、もしかしなくても。
箱の中を見れば、太さや長さ形状は其々多少違いはあれど、どれもがたぶん同じ目的を持って作られたモノなのである事は一目瞭然であった。
「・・ラクス、これ・・」
キラは可愛らしく頭を振るモノを握り締めたまま、唖然としてラクスを見た。
443269:03/12/27 20:58 ID:NPKN+axo
ラクスは天使もかくや、という微笑を浮かべてその中のわりと小ぶりな一本を手に取りスイッチを入れる。
それはご丁寧にも根元のあたりで二股に分かれていて、枝分かれした一方の先端にはハート型の飾りがついていた。
ぷるぷると全身を震わせているモノを自分の肩に押し当て、ラクスはうっとりと眼を閉じる。
「先日、雑誌のインタビューで『最近お仕事が忙しくて恋しい殿方とゆっくり過ごす時間も無く、寂しく過ごしております。』とお答えしましたら
わたくしの熱心なファンとおっしゃる方がお手紙と共に送ってくださいましたの。
『本当は自分が側に付いていてあげたいが、代わりにこれであなたの寂しさを埋めてください。』ですって。
それから毎晩こうしてコリをほぐしておりますの。とても気持ちよくて、便利ですのよ。よろしかったらキラも使ってみてくださいね。
くすくす、キラはその『ピンクのきらめき、極太真珠入り』がずいぶんと気に入ったのですね?
あらあら、どうしたのですか、急にそんなに引っ張られては・・そっちは立ち入り禁止のエリアですわよ?
・・・まあキラったら、いつの間にそんな下着姿に・・???・・あっ・・あっ・・はあんっ・・・あんっ・・・
・・・・いけませんわ、キラ・・そんなところに・・ああっっーー!!」

キラの手で肩だけでなく股間までほぐされてしまうことになるとは、ラクスは夢にも思っていなかったそんなある日のAAの日常の一こま。

・・・おわり・・・
444269:03/12/27 21:01 ID:NPKN+axo
今日はこれで終わり。
年内にもうひとつくらい小ネタを出して終わりたいのですが
仕事と体調しだいですな。
それでは、また。
445名無しさん@ピンキー:03/12/27 21:35 ID:daGJZCDU
269氏…。カバー範囲の広さに愕然。
天然ラクス、真珠入りハート型、使い方違いますよ!ちゃんと理解できたか心配しつつ笑わせていただきました。
446ポチ@駄文職人:03/12/27 22:22 ID:wvFxJIlT


もうすぐ新年を迎えるオーブで相変わらずアスランとカガリは仲良く過ごしていた。

「あん…アスラン」
「カガリもう1回いいか?」
ベッドの上で肌を重ねる2人…アスランは何度も放ちながらもまだ固さを失わない肉棒をカガリの膣口に押し付ける。
「ダメ!1日5回までって約束したろ?」
「…うぅ」
確かに約束したことは破る訳にはいかないと大人しく引き下がる。
「よし、いい子だアスラン」
ヨシヨシと頭を撫でられ気持ち良さそうな顔をしつつ勃ち上がったままの痛々しいアスランのモノにカガリは少し同情する。
447ポチ@駄文職人:03/12/27 22:24 ID:/bhZRNKo
「コーディネイターって絶倫で大変だな」
「…ああ、でもコーディネイター同士なら何度でも出来るし…あっ」
アスランのその言葉にカガリはショックを受けた。
「…そっか…私はナチュラルだからお前ら程体力無いしな…ぐすっ…アスランを満足させてあげられなくてゴメン」
「…カ、カガリ…すまない…そんな意味で言ったつもりじゃ…」
あたふたと慌てて弁解するが既に遅し、カガリは俯き立ち上がりゴソゴソと物置を探る。
(…まさか離婚届けじゃ…)
まだ結婚さえしていないのに愛する人を泣かせた動揺ゆえかアスランの頭がおかしくなったその時…
448ポチ@駄文職人:03/12/27 22:26 ID:tqOluqr5
ピシィッ!!

目の前に空気を切る音と床に何かが叩きつけられる音が同時にし、アスランは驚きで顔を上げる。
「カガリ!?」
そこには鞭とロウソクを持ちアスランを冷たく見下ろすカガリがいた。
「ナチュラルでもコーディネイターを満足させることが出来ることを証明してやる」
ニヤリと笑うカガリにアスランの背筋が凍る。
「…ちょ、ちょっと待てカガリ!いくら俺がマゾだからってそれは…」
ジリジリと詰め寄るカガリにアスランは床を這いずり逃げる。
「私に意見するのか?アスラン」
キッと睨まれガクガク震えながらアスランは観念する。
449ポチ@駄文職人:03/12/27 22:29 ID:KXTP6S03
「いえ…申し訳ありません…カガリ様」
「ふふっ…可愛いアスラン」
そしてカガリは足でアスランの股間を踏みつける。
「あぁあっ!カ、カガリ…痛い!」
「何か言ったか?アスラン」
グリグリと肉棒を嬲られアスランは快感と痛みで身体を捩る。
「ふぁ…いえ…気持ち良いですカガリ様」
「よし!次はこれをやる!」
そう言いながらカガリはロウソクに火を付けた。
「カガリ様のお好きなように…」
アスランは彼女を傷付けてしまった罰だと思い黙ってそれを受け入れた。
そしてこれがキッカケでアスランとカガリはSMプレイにハマるのであった。



おわり
450ポチ@駄文職人:03/12/27 23:15 ID:LZFDC9K1
華麗に450ゲトー
カガリにインリンポーズをしてくれと頼むアスランを書こうと思い書き始めたSSが…もうダメポ(;´−`)
451名無しさん@ピンキー:03/12/28 03:28 ID:9SV8W5RQ
>269氏
完結乙です。出だしのロリからは想像付かないendで楽しめますた

>ポチ氏
満足させようとSMに走るカガリにワロタ。かわええのぉw
452名無しさん@ピンキー:03/12/28 03:47 ID:Y9eFeDMN
ポチ氏の文章、作品からはキャラへの愛がひしひしと伝わってくる所がええのぅ。
またぼちぼち読ませてくれると嬉しい。あったまります。
453名無しさん@ピンキー:03/12/28 10:47 ID:7cldOIkf
>269氏
面白かったです! 氏のキララクもっと読みたいです。

>ポチ氏
わらかせてもらいました! ゴチ!
454團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/28 10:53 ID:7cldOIkf
>438氏
あはは。結構グロイ事書いてますよ。他も。
友人に言わせると「(よく読むと)さらっと酷い事書く」らしいです。
455名無しさん@ピンキー:03/12/28 18:50 ID:uzQuc+zf
職人さん達、乙華麗様〜!
何毛にツボでした〜w
456名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:16 ID:yM1/2kNl
最近キラカガが少なくて寂しいぞウワァァンヽ(`Д´)ノ

…ということで自分で書いてみたので投下しまつ。途中ですが。
なにぶん初書なので多々見苦しい所もあると思われますが見逃してやってください。
457名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:17 ID:yM1/2kNl


「……ん?」
「あ、キラ。目がさめたのか?」
ゆっくりと開かれたキラの目に最初に映ったものは、自分の片割れであるらしいカガリの見慣れた姿だった。
「カガリ…?ここは…?」
「ここはエターナルの中だ。お前あの後すぐに気を失ったんだぞ」
心配したんだからな、と拗ねた風にカガリが言う。
あの後…?
段々と意識がはっきりしてきた頭で考える。
確か、ジェネシスの爆発に巻き込まれそうになって、
それで、フリーダムも壊れて宇宙を漂っていて…?
そうだ、そこにカガリとアスランが来てくれたんだ。
「そっか、僕あの後気絶しちゃったんだ」
よっと、体を起こしながらなんでもない事のようにキラは言う
458名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:18 ID:yM1/2kNl
「お、おい、起きて大丈夫なのか?」
「平気だよ、そういえばアスランは?」
カガリのほうを向いて表情も変えずに言うキラにカガリは戸惑いを覚える。
「え?ああ、あいつなら今はブリッジの方に行ってるけど…」
「そう」
キラの返事は簡潔だった。
まるで分かっていた事を確認しただけの様に。
そんなキラの様子にカガリはますます疑問を募らせる。
その間もキラはじっと無表情のままカガリの顔を見つめ続けていた。
カガリはキラのそんな態度を不信に思いながらもなぜかその視線から目を背けられないでいた。
気まずい沈黙が2人の間を支配する。
時間にしてみればほんの数分。
だがカガリにとっては永遠にも似た長い時間が流れる。
やがてその空気に耐え切れなくなったのかカガリがそそくさと席を立つ。
「そ、そうだ、皆にもお前が気づいた事を教えてやらないとな」
そういって逃げるように部屋を出ようとする。
いや実際に逃げてしまいたかったのだろう。
だがそういって立ち去ろうとしたその時、キラにガシッと手を握られる。
459名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:19 ID:yM1/2kNl
「キ、キラ?」
「カガリ、なんで逃げるの?」
そこでキラはようやくその表情を変えて笑みを作った。
だがそれはとても普段のキラの笑顔などではなく、どこかうつろな目をして浮かべられたその笑みは、まるで「逃がさないよ」と言っているようにカガリには思えた。
その態度に気圧されて動けないカガリを見つめ続けながらキラもゆっくり立ち上がる。
「そんなに僕と一緒にいるのは嫌?」
キラの目がすっと細められる。
そんな今まで向けられた事のない冷たい視線にカガリは思わず息を呑む。
「ん…!?」
その一瞬を見計らったかのようにカガリの唇にキラの唇が思いきり押し付けられる。
驚きに目を一杯に見開いて目の前のキラを見る、だがキラはそんな視線に構う事もなくカガリの口に舌を進入させてくる。
この行動にカガリも思わず逃げようとするがキラに頭を抑えられる。
「…ん…んやっん…ん!」
キラは自分の舌をカガリの舌に絡め、舐めまわし、その口内を蹂躙する。
カガリのほうも抵抗しようとするが、すでにキラに頭と肩をがっしりと押さえつけられていてほとんど動く事も出来なかった。
460名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:20 ID:yM1/2kNl
そのままキラはカガリの口内を攻め続けていたが、しばらくして唐突にカガリの体を解放した。
「っぷはっ!…はあ…キラ…なんで…こんな…」
カガリは息を切らしながらも顔を真っ赤にしてキラを睨みつける。
「なんでかって…?わからない?」
しかしキラはカガリの眼光に怯むどころか、その顔に貼り付けた笑みをさらに深くする。
その顔とは裏腹にその目はうつろなまま、決して笑ってなどいない。
キラの表情にカガリはぞくりとした寒気と恐怖を覚える。
キラとの距離を取りたくて思わず後退る、がさして広くもない部屋の中、すぐに壁に背をつける事になる。
カガリはドアの方に逃げなかった自分の愚かさを呪うが今となっては後の祭だった。
キラはそんなカガリの行動を楽しむように見ながらくすりとわらう。
「教えてほしい?」
言いながらキラは自然な動作で部屋をロックする。
そしてそのワライをかたどった顔のままカガリに近づいてくる。
カガリは恐怖に囚われつつも何とかその手を逃れようとする。
だがキラの行動はそんなカガリのささやかな抵抗も許さないほど素早かった。
「あっ!?」
「カガリが悪いんだからね」
そのキラの言葉が耳に届いた時、カガリの体はすでにベッドの上に組み伏せられていた。
461名無しさん@ピンキー:03/12/28 23:22 ID:yM1/2kNl
ここまでです。
エロまでいっとりませんが。
残りも出来るだけ速いうちに書き上げたいと思っとりますので見捨てんでください。
では。
462名無しさん@ピンキー:03/12/29 00:55 ID:MujKf8V5
>>461
乙です。キラカガ少ない…か。
何とかしましょう。途中までだけど。
とはいえ、キラカガなんだけど欲張ってアスカガ、キララクも入ってしまうのだった。
当て馬が嫌いな人は読むとかなり不快になると思われるので、スルーを推奨します。
7、8レスくらいを予定。
463名無しさん@ピンキー:03/12/29 00:57 ID:MujKf8V5
僕達はまた、大切な何かを失くしました。
どれだけのものを失くせば、僕達は悲しまなくて済むの?
いくつの別れを超えれば、どれだけ何かを傷つければ、僕達は笑えるの?

僕達が…きょうだい?
もしこの世に神様がいるのなら。本気で神様を恨みたいと思った。
「キラぁ…私…私…」
「……」
目の前で泣きじゃくる少女を抱き締める。
その事実を知る前に、僕達は出会い、一度…肌を重ねた。
でも、それがどうしてかひどく胸が痛んだのを覚えてる。
こんなに、好きなのに?

「じゃあ、いくよ。カガリ、力…抜いててね」
キラがカガリの秘所に肉棒をあてがい、ゆっくりと膣内に挿入していく。
ずぶずぶと肉棒がゆっくりと挿入されていく度に、キラを狂おしいほどに膣壁は締め
付けた。
「あ…あぁっ! キ…ラ…痛、痛い…!」
涙を流して両腕で胸を押さえて、カガリの呼吸は乱れていく。
「ゴ、ゴメン! まず、一回抜いて…」
「待、待て! 痛いのは…違うんだ。 胸が…すごく、痛くて…」
「胸…? そっか、カガリも…なの?」
「キラも…?」
「おかしいよね、こんなの…」
体を重ねていて、お互いを求めているのに、どうして胸が痛むのか。
この心は彼女を求めて、この体は彼女を拒む。
不思議だった。でも、今にして思えば―――
「んっ…いい、続けて…」
「平気なの?」
「キラも…痛いんだろ? お前と一緒なら、平気だから…」
464名無しさん@ピンキー:03/12/29 00:59 ID:MujKf8V5
ギュッとカガリはキラの背中に腕を回して、キラを抱き締めた。
「わかった。いくよ…」
ゆっくりとキラは再び挿入を再開した。
奥に肉棒が侵入していくほど、その締め付けは強くなる。
胸の痛みのせいか、カガリは膣内に走る痛みは気にならず、快楽へと変わっていった。
「あ、あはぁっ…ああんっ…!! キ、ラぁ…」
「カガリ…くっ…」
やがて肉棒が最奥部に到達し、刺激していくと、カガリの体がビクンと反応した。
「ふぁっ…」
「んっ…動くよ」
キラが先端部で最奥部を確認すると、ひたすらそこを突き込んでいく。
「か、はぁっ…あああっ、ふぁんっ…キラ…胸っ…! 痛…い…」
「僕も…うっ…ぐ…」
快楽を味わいつつも、どこかその行為を中断させようとするのは、胸の痛み。
「カガリ…! どうしても痛いなら、動くの止めるけど…」
「や…だっ…! いいから…このままで、大丈夫だ…。胸は…どうしてか痛いけどお
前が…気持ちいいから」
「わかった。いいんだね…」
さらにカガリは腕に力を込めて、自分の体の上のキラを抱き締める。
離れて欲しくない。この心はそう思ってる。だから…
「あぁぁぁっ!キラ…キラ…も、もう…私…」
「くっ…僕も…もう…!!」
キラは腰の動きを早めていき、射精感を昂ぶらせていく。
「もう…出るっ…抜くよ…」
「や…な、か…中で…いいから…」
カガリが涙目で顔を赤らめながら懇願すると、キラを離すまいと両足をキラの背中に
回して力を込めた。
465名無しさん@ピンキー:03/12/29 01:00 ID:MujKf8V5
「うぁ…だめ、だよ…もうっ…出る…」
「あっ、あああああ―――!!ふあぁぁぁぁっ!」
カガリの膣内に全てを放った後の胸の痛みは、二人、張り裂けてしまいそうだった。
そう、今にして思えばあの痛みは、僕達の過ちを止める為の歯止めだった。
遺伝子か何かがお互いを拒否したのかもしれない。

過ちを犯し、真実を知った今。
もう…僕達は今までのようには話せない。会えない。
その現実に心許せなくて、どうすればいいのかわからなくなった。
ただ…彼女に会う度に起こる胸の衝動を抑える日々が続き、いつしか一緒に居ること
さえ辛くなった。
好きになっちゃ、いけないんだ。
自分の気持ちに嘘をついて、僕達は目を背けた。
黙る事を覚えた。

「カガリと…一緒に居てやらないのか?」
「…一緒にいると…考えこんじゃいそうだから」
カガリが?違うよ。僕が…
不意に向けられた友人の一言に、僕はまた嘘をついた。
アスランはいつしか、カガリと一緒に居る事が多くなった。
それでもいい。それで、彼女が幸せなら。
アスランといるカガリは、楽しそうだ。
事実を知ってからの僕達は、会う度に顔も合わせられない。
顔を合わせれば、僕は自分の気持ちを吐露してしまうだろう。
君を想う気持ちは、今も変わらないって――
466名無しさん@ピンキー:03/12/29 01:01 ID:MujKf8V5
キラとカガリはぎこちない関係のまま、アスランは父の説得の為にプラントへと向か
うと、思いがけない人物と帰ってきた。
「父が…死にました…」
「――!?」
目の前で泣きじゃくる、桃色の髪の少女をキラは抱き締める。
わなわなと小さな肩を震わせて、泣いていた。
どこかそれが…事実を知ったときの彼女に重なって見えた。
だから、ラクスを抱き締めるその手を…どうしても放せなかった。

「カガリ…」
泣きそうな顔で、カガリはキラとラクスの抱き合う瞬間を目撃していた。
「やっぱり、キラのこと…」
「…アスランは。今まで好きだった相手が、突然好きになってはいけない相手だと
知ったらどうする?」
カガリを心配するアスランに、カガリは突然思いもよらない質問を返した。
「――!?」
「運命って言葉で片付けられるか!? 知らなかった…知らなかっただけなんだ…!!」
知らなきゃよかった。
愛すれば、愛するほど…どうして傷つかなきゃいけないんだ?
たった一枚の写真が…どうして私達だけを否定するんだ?
何度も、破り捨てようと思った。
でも、父の言葉を思うと、どうしてもできなかった。
―お前は 一人じゃない―
…どういう意味で言ったのだろう?
家族がいなくなったわけじゃないって事か?
それとも…
467名無しさん@ピンキー:03/12/29 01:02 ID:MujKf8V5
「カガリ…」
「わかってるよ。それでも、現実だもの…な。受け入れなきゃいけないよな?」
父の死だって…受け入れられたんだ。だから、今回も…
カガリは、泣き笑いの表情をアスランに向けた。
ひどく辛そうな表情が、その仮面の下には隠されているのだろう。
「俺じゃ…ダメか?」
「え…?」
「俺じゃ…ダメなのか?俺は絶対に、君を悲しませたりはしない…」
「アスラン…でも…」
「好きなんだ!」
アスランが強くカガリを抱き締めた。腕に込める力が強く、痛い。
「ア、アスラン…痛いっ…」
「…ごめん…でも、俺…」
カガリは、自分を強く抱き締める少年を見つめた。
キラは…好きになっちゃいけないんだ。
キラには…あの子が、ラクスがいるんだ。
私がいつまでたってもこんなだから…キラだって辛いんだ。
私と居ると…辛そうに目を背けて…
たった一言でいいから、言いたいのに。
今でも…お前が好きだって…
でも、言ってはいけないんだよな?
私と居ると、キラは辛いんだもんな?
だから…
「私…お前のこと、好きだよ…アスラン」
「…本当か?」
嘘じゃないけど、私は嘘をついた。
アスラン、すごくいい奴だ。好きだ。
でも、キラと一緒にいたい。
でも、キラと一緒にいると…キラが傷つくなら。
私は―――
ゆっくりと、二人は唇を重ねていった。
468名無しさん@ピンキー:03/12/29 01:03 ID:MujKf8V5
「――!!」
キラは、不意にカガリとアスランが唇を重ねる瞬間を目撃してしまう。
その時、キラはやはり自分がカガリを傷つけてしまうのだと思った。
胸がひどく痛んだ。
同時に、世界でたった一人になってしまった気がした。
もう、彼女は…カガリは――
「キラ…私、私はもう…一人になってしまいました…」
「……」
僕も。そう、目の前の少女に言ってしまいたかった。
「でも、あなたに逢えることを信じて、ここまで来れました…」
「ラクス…」
「キラは、私を受け入れてくれますか?」
突然の、目の前の少女の告白。
カガリはもう…僕を忘れてしまう事が幸せなんだ。
僕と居ると、カガリは傷つく。
本当は…今すぐにでもカガリの元へ行ってしまいたかった。
自分の気持ちを伝えるために。
けど、違うよ。僕と居ても辛いだけなんだ。
なら、僕も早く彼女を忘れなきゃいけない。
忘れなきゃ…
「もちろんだよ…」
キラはラクスに笑顔で答を返して、彼女の唇に自分の唇を重ねた。
もし、これが傷つくだけの生き方になってしまったとしても…構わないんだ――
469名無しさん@ピンキー:03/12/29 01:04 ID:MujKf8V5
みんな、振り返る事も知らずにただ歩いてた。
先の見えない道。がむしゃらに前に進んでた。
四人、歩幅も合わせずに歩いていた。
時には振り返る事も、転んでみる事も必要だって、何も分からなかった。
その先には、欲しいものなんて何もなかったのに。
――暗闇の中。
見せかけの太陽に照らされて、僕達は嘘をつくことを覚えた。
その太陽しかり、嘘だけが勇気だった。
孤独でつぶれそうな僕達の背中を押していた。




続く?
470名無しさん@ピンキー:03/12/29 03:41 ID:2Z1zcXH0
職人さん達、投下乙。
種フェスで配られたチラシに後日談に登場するっぽい私服姿の
メイン4人がいたんだって?
本当にその後をやるんだな。
471名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:31 ID:34Z6q0dd
キラマリュ


「ごめんラクス…僕は君のこと…好きじゃない」
僕はラクスとフレイを大切な人だと思っていた…けれどそれは愛ではなかった。
「……キラ」
淡青の瞳に涙を溜めるラクスの姿に心が痛む。
「さよならラクス」
でも僕は本当に愛する人の元へ向かわなければならない。
彼女もまた傷付き泣いているから…。

その人は愛する人を亡くし傷心のまま艦の指揮を取るアークエンジェル艦長…マリュー・ラミアス
「マリューさん」
何かを探すように宇宙空間をぼんやり見つめるマリューに声をかける。
472名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:33 ID:JrRrMkoJ
「…キラ君?」
栗色の髪をフワリと浮かせ振り向くマリューにキラは微笑む。
「少し休んだ方がいいですよ…マリューさん疲れてるでしょ?」
「キラ君こそ…あなたが一番辛い想いをしてる…ごめんなさい…あなたを巻き込んでしまって」
ずっと心の中に引っ掛かっていたこと…キラ・ヤマトを戦いの道へ進ませたのは自分。
マリューは申し訳ない気持ちで一杯になりながらキラを気遣う。
「…僕のことはもういいんです…マリューさんこそ…ムゥさんが…」
「言わないで!」
キラの言葉を遮るようにマリューは声を荒げる。
473名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:35 ID:UHQVHTwv
認めたくない事実…自分の愛した人は死んだ…言葉に出したら本当に何もかも終わってしまう…マリューはその恐怖に怯え震えていた。
「…マリューさん」
僕はずっとあなたが好きだった。
でもあなたの隣にはムゥさんがいて…マリューさんは幸せそうな顔をしていたから僕は身を引いた…だけどもう彼はいない…そして彼女が泣いている。
「…僕が傍にいます…マリューさんが寂しくないように」
「…キラ君」
キラは床を蹴りフワリとマリューを抱き締める。
「僕はあなたが好きです」
その言葉に腕の中のマリューはビクンと体を震わせ顔を上げる。
474名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:37 ID:NCt9gBCa
「キラ君…何言って…あっ」
キラは戸惑うマリューの胸を触れ唇を塞ぐ。
ーーずっとこうしたかった。
腕の中で必死に逃れようともがくマリューにキラはスカートの中に手を侵入させる。
「…あの人の代わりでもいい…だから」
「あぁ…キ…ラ…」
マリューの体を這うキラの手が愛しい人のそれと重なり刺激を与える。
角度を変え繰り返される口付けと下着に包まれた双丘を愛撫されマリューは快感と彼への罪悪感に嘖まれ顔を歪めた。
そしてキラはマリューの下着を降ろし膣に指を挿入する。
「いゃあぁっ…だめぇキラ君」
475名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:39 ID:78ZXi7HD
グチュグチュと音を立てながら抜き差しを繰り返し引き抜いた愛液に塗れた指をマリューの口に押し付ける。
「こんなに濡らしてるのに…本当に嫌なの?」
「んんっ…あぁ…やぁ」
淫らな行為にマリューは耐えられず逃げようとするがキラに腰を引き寄せられ熱い固まりに貫かれた。
「ぁっあぁあ…やぁ…キ…ラ君…ひぁあ」
「ふぁ…マリューさんの中すごい…温かい」
容赦なく腰を打ちつけられマリューはキラのモノを締め付ける。
「…あん…私…キラ君のこと…そうゆう…風に…見れない…だからもぅ」
476名無しさん@ピンキー:03/12/29 05:40 ID:gHZ78KA3
止めて欲しいと懇願するマリューにキラは泣きそうになりながら抱き締める。
「僕は…諦めない…マリューさんを愛してる」
そしてキラはピストンを加速させマリューの中に想いを打ちつけた。




end
477ポチ@駄文職人:03/12/29 17:14 ID:e0NGCLTH
連カキコスマソ
アスカガバカップルです。エッチまではまだ辿り着いていません。バカ話を許容出来る人だけ暇潰しにどうぞ。
478ポチ@駄文職人:03/12/29 17:15 ID:e0NGCLTH


「死ぬな!アスラン」
「ああ…ゴホッ…今まで色々ありがとう…カガリ」
「…嫌だ!逝くなアスラーン!!」
そしてアスランは号泣し縋る最愛の人カガリに看取られ深い眠りに就いた。




「うわぁあぁん!アスラァン!!」
カガリはアスランの死に泣き崩れた。
「…大袈裟だなぁカガリは」
「大丈夫ですわカガリさん、アスランは眠っているだけですわ」
「…え…本当に?」
そう言われアスランを見るとスヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立て眠っていた。
「アスラァン!良かった!ふぇえん!」
479ポチ@駄文職人:03/12/29 17:16 ID:2TmQSQPM
安心してまた号泣するカガリにキラとラクスは呆れた。
「アスランがお亡くなりになるとお伺いしてましたのに」
「風邪を引いただけだったなんて」
でも大事には至らなくて良かったと2人は安堵した。
「でもコーディネイターでも風邪引くんだね」
「ええ…でもコーディネイターはお腹を出して寝たぐらいでは風邪はひきませんわ」
ラクスの言葉にカガリはピクリと反応する。
「…私のせいだ…私があんなことしなければ…」
カガリはここ最近の出来事を思い出していた。
(私…アスランを裸にしてロウソクかけたり鞭で叩いたり…)
480ポチ@駄文職人:03/12/29 17:18 ID:XHNSh3HP
「アスランごめん!もうあんなことしないから目を醒ましてぇ!」
取り乱すカガリをキラが慌てて宥めた。
「ほら落ち着いてカガリ…アスランは死んだりしないから」
「そうですわ、私達もアスランが回復するまでここにいますから」
「ありがとう…お前ら本当に良い奴だな」
そして3人は病床のアスランの看病をするのであった。


風邪引きアスラン1日目

「何で私だけアスランに会っちゃいけないんだよ!」
アスランの部屋の前でカガリは子供のように駄々をこねていた。
「ナチュラルであるカガリさんは風邪か移りやすいのでいけませんわ」
481ポチ@駄文職人:03/12/29 17:20 ID:6DMKHEa1
「だからアスランの世話は僕たちにまかせて」
「ヤダヤダヤダ!私がアスランの世話をするんだ!!」
カガリを心配するキラとラクスの言葉にも耳を貸さない彼女に2人は困り果てる。
そのカガリの手には熱のせいで汗をかいたであろうアスランの体を拭くための一式が抱えられていた。
(私がアスランの体をキレイに拭き拭きしてあげるんだ!)
そう意気込み頬をホンノリ桜色に染めるカガリにキラが割り込む。
「アスランの体なら僕が拭いてあげるから」
482ポチ@駄文職人:03/12/29 17:22 ID:5f8c4GNX
キラはそう言うとアスラン拭き拭きセットを奪い取ろうとする。
「バカ!そんなことは801板でやれよ!!」
互いに譲らず引っ張り合いをしているとラクスがポヤポヤとした天然風味で口を開く。
「では私がアスランの体を隅々まで拭いて差し上げますわ」
その言葉に争っていた2人の動きが止まる。
「ラクスは僕の体だけ見てればいいの!」
「アスランの裸を見ていいのは私だけなんだ!」
通路一杯に声を響かせキラとカガリは同調するとアスランの部屋の扉が開く。
483ポチ@駄文職人:03/12/29 17:24 ID:zHFtSSay
「……みんな声が大きい」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にして現れたアスランにカガリは飛び付く。
「アスラン!会いたかった!」
感動の再会を果たしカガリはアスランに頬ずりしベタベタいちゃつく。
「…カガリ、キラ達の言う通り君に風邪を移す訳にはいかない…だから離れてくれ」
「…ア…アスラン」
彼の冷たい言葉にガックリうなだれるが直ぐに顔を上げる。
「私はアスランの為に死ぬ覚悟は出来ている!だから拭き拭きさせてくれ!!」
484ポチ@駄文職人:03/12/29 17:29 ID:+1MaQpW5
準備は万端と桶とタオルを握り締めるカガリにアスランは涙を流した。
「カガリ!君を愛している!死ぬ時は一緒だ!!」
そうして2人はヒシッと少女漫画の1シーンのように花を背負いながら抱き締め合った。




拭き拭き編へ続く(?)
485   :03/12/29 18:08 ID:nkJtilXS
>ポチ氏
乙です。笑わせていただきました!!ゲラゲラ
しっかし、ここ最近自分の中のポチ氏のイメージが変わりつつあるよーな。
486名無しさん@ピンキー:03/12/29 18:11 ID:dDckvwak
職人さんたち乙です。
キラ×○○祭りでつか? というかキラ×カガ二本も。幸せだ。
487269:03/12/29 18:16 ID:hHlWEm15
うひょーポチ氏のバカップル、素敵過ぎます。
拭き拭き編までいっちゃってください。プリーズ(*´Д`)

ところでどなたか、自分の初アスカガとディアミリのログを持っていたら南極の金髪スレに
コピペしていただけると助かるのですが・・・。
あの頃の作品は書きあがると全部削除していたので手元に残っていないのです。
作者名 某269
作品名 手作りのご利益は通常の3倍効く(アスカガ)
白い雪の降る日にビデオを観よう(ディアミリ)
他力本願で大変申し訳ありません。
488名無しさん@ピンキー:03/12/29 18:41 ID:tq2czCU7
>>487
ログは持っているよ。
初アスカガって、お守りの奴?
で、痔ミリがAV鑑賞の奴でオッケーっすか?
489269:03/12/29 20:04 ID:hHlWEm15
>488氏

あああありがとうございます。
そうです。
なにとぞ、よしなにお願いいたしますです。
490名無しさん@ピンキー:03/12/29 20:48 ID:ztM/l8Ui
>>489
コピペしたっす。
けど、あれで良いのでしょうか。
不手際があったらスマソ
491269:03/12/29 21:05 ID:62ZeYhZT
今、確認してきました。
ご面倒をお掛けして申し訳ありません。
どうもありがとうございました。
これであったかいお正月さんを迎えることが出来るw
492名無しさん@ピンキー:03/12/30 00:02 ID:OOp7v8Xl
拭き拭き編激しく期待。
カガリが風邪引いて、アスランがふにゃふにゃなカガリとセクースして
コーディだから風邪ひかない自分に伝染させて治すというSS書いてたら…
ポチ氏と立場は逆だけど被ってしまうっぽいのでもうだめぽ。

493ポチ@駄文職人:03/12/30 00:42 ID:CDGLiKP+
>>492
そんなこと言わずに書いて欲しいです。ぶっちゃけ風邪引きカガリの方が萌えますし。お願いします。自分も読みたいです(*´д`)ハァハァ


いまシリアスアスカガが停滞中でギャグにはしったり別カプ書いたりと寄り道してる…ちなみに上のキラマリュも自分が書いた物です…。
拭き拭き編は近日中に…正月SSも企画中です。
494黄昏の文芸作家:03/12/30 00:47 ID:+0YOJhoM
みんな正月は実家とか故郷に帰省するから
正月の間は人が少なくなる…って解釈で、いいのかな?
俺も帰省するつもりだけど…マア…イツモニギワッテルカラ、アンマカンケイナイネ.
495名無しさん@ピンキー:03/12/30 01:12 ID:vlkKXzeu
ポチ氏、やっぱ面白い!>>449 のセリフ面白すぎ。
>>457-460 いい所で…続きお待ちしております。
>>463-469 なんかその暗さイイヨー。
黄昏氏、今年は台風で大変でしたね、乙です。ご実家からもできれば投下キボン。
496團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/30 03:41 ID:+16+JZNE
ただいま、明日の祭りに向けてすり出し中。
キラナタ一本書き下ろし、絵は二枚も書き下ろした。
早く続き書きたい……。
正月はのんびり書きます。
497黄昏の文芸作家:03/12/31 00:15 ID:2TZvQP8m
>>495
サンクス。今日帰るつもり。もし実家のフロッピーに何か
残ってたら投下するかも…でも、03年2〜3月辺りのだから、
すごい雑なこと書いてるかも…この頃はまだ砂漠編だった…かしら?
498名無しさん@ピンキー:03/12/31 01:29 ID:1Rmv0ZkO
ディアミリ フラマリュ が スキダ。
499名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:26 ID:bDJuTO5R
すみません、全然違うものが来てしまいました。厄避けだと思ってスルーしてください。

>>249 うう。糧にします。
>>250 ありがとです、M&Aやりたかったのですが話が纏まらなくなりました…。
>>251 犬=書いてる中の人…
>>256 うっ、そんな方がいらっしゃるとは。種はファン層が幅広いです。
雰囲気で流して見逃して下さい…。
これは違うだろ、ちょっと酷いんじゃというのばかりだと思うのですが、
本人の為にコソーリ指摘してやって下さい。
>>257 黄昏氏、自分もハマーンちょっと浮かべながら書きました。エザリアママンにがむばって欲しい。
家でばれないように、投下お待ちしてます。

前振りばかり長くて、百合です。
500名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:27 ID:bDJuTO5R
白と青のコントラストが美しいシャトルが月からプラントへの軌道にのると、
次々にオーブ軍の護衛艦、M1が離れていく。
そして領宇区域にて待機していた一団にシャトルを委ねる。
白獅子に百合の紋章をあしらった胴体にMSが一機近づく。
「こちらザフトジュール隊、プラントへご案内します」
「かたじけない」
シャトル艦長が目前を横切るMSへ軽く敬礼する。

光を反射させ踝まで覆う長い緋色のマントを翻し、一団がシャトルからキャットウォークへ降りる。
カナーパ臨時委員長以下プラント幕僚が、最礼遇にて迎える。
全員頭上には頭髪をすっぽりと覆う冠のような大きな帽子を揃えて被る。
中央に位置する細身の者の帽子は一際大きく、小さな百合の紋章が刺繍されている。
表情は…黒いベールが遮る。数人背の高い黒スーツのSPが囲む。
「地球生まれのコーディネイタが護衛か」一等書記官が呟く。
コーディネイタというだけではない、スーツ越しにでも確認できる筋肉はかなりの訓練を
積んでいる証拠だ。
「ほう、仰々しい一団だな。彼女は本物か?」
「…恐らく」
アイリーン・カナーパ臨時委員長が問うと、側につくアスランが呟く。
アスランは現在、カナーパ最高評議会臨時委員長付きの秘書、つまりかばん持ちをしている。
赤の軍服を脱ぎ、官僚用である灰色の制服を着用している。
クーデターによりたてられた暫定政権ではあるが、今回の首脳会談にて対外的に正統性が
承認されることを狙う。

アスラン自身、公の彼女の姿を見た事はない。交渉国の人物解析のため目にした映像は
気さくな彼女とは程遠く別人のようであった。
酋長代理は影武者を何人も控えさせており、元連合軍エースパイロットを恋人に持つとも噂される。
警備は厳重で映像は少なく、本物は男性だという噂もきく。
ある記者が極秘に撮影した写真は、華奢ではあるが骨格は男性のものであったからだ。
その時の彼女が影武者だったのか、本物であったのか。
501名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:30 ID:bDJuTO5R
プラントとオーブの二国間条約は主催されたプラント首都の名をとりアプリリウス宣言と呼ばれる。
オーブがヘリオポリス損害賠償請求権を恒久的放棄。
査証取極、航宇協定、租税協定、通商協定を一気に締結、相互安全保障に基づく協議を今後
行なうことが約束される。
既に書面は用意されており、後は双方元首が署名するだけである。
締結内容はオーブが大幅に譲歩したものであり、プラントとしては異議のないものである。
にも関らず難航したのは、宣言のたった一文「国交樹立交渉において、経済、技術的、
人的協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした」という下りの解釈を巡ってである。
オーブは損害賠償請求権を放棄する条件に、農業プラントを共同建設、収穫物は市場を通す事、
種苗は大西洋連邦下のモンツァント・カーライル社からの調達を取り止めモルゲンレーテ社の
流通独占、を迫ったのである。
署名後、カナーパとアスハは人払いをし、首脳密談を行なった。

フォーマルを纏った煌びやかな男女が揃い、晩餐会が厳かに始まる。
弦楽器の奏でる粛々とした音楽とは隔てたモニター・ルームへ入ると見知った声がアスランを迎える。
「よお、アスラン。お疲れさんだな」
「ディアッカも」
ディアッカは父エルスマン議員の警護件見習いをしているのだ。
椅子を後ろに倒しながら世間話をする。
「ミリィが来なくてよかったよ、物騒だからな。でも次回は一緒に来るってさ」
「そうか、よかったな」
「おまえさん、話せたのか?」
旧戦友同士の会話は、所狭しと入室している官僚達に遮られる。
「おい、あの胸。小さいからってシリコンパット入れまくっているよなー、ばれてんぞ」
モニターの一角をズームに切替え、鼻の下を伸ばしながらぼやいているのは、前列に座る少し
恰幅の良いカナーパ付き二等書記官か。
「でかいだけがいい女って訳ないっしょ、コーディの馬鹿ってやだねぇ」
なぜかディアッカが応酬し、一斉に非難の目を向けられる。
「お前が言わないから俺がこんな目に」と呟く。
502名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:32 ID:bDJuTO5R
モニターに映るテーブルには、山羊のチーズのタルト、赤カブのソース、ホタテ貝と海老のサラダ、
スープが並ぶ。この後主菜に子鹿のロースト、苔桃、シナモン風味ソース、秋根菜ソテー、
ラッテジャガイモ添え、デザートに洋梨とシャンパンのシャーベットというメニューが給仕される。
ワインは、シャブリ・グラン、シャトー・ラトゥール、ペリニョン、どれも逸品ばかりである。
「俺の実家なんて、その日の三食にも事欠いているのに。ある所にはあるんだよな。
どうせあいつらほとんど食わねえのにもったいね」
仕事をする気があるのか、気怠そうにぼやくものもいる。
書記官たちはレセプション・ルーム隠し室にて怪しい者が紛れ込んでいないか、
SP達とは別にモニターを監視しているのだ。
挨拶、乾杯が滞りなく終了したのち数十分、化粧直しに席を立ったアスハ代表代理が席に戻る。
相変わらずベールで表情を遮ったままである。
「すかしてやんの、ナチュラルがそんなお上品なお顔してんのかよ」
胸の内を表情に出さないアスランにディアッカが腕を突き、耳元で囁く。
「な、アスラン、あれ、おかしいと思わないか」
「…え、何が」
「何がって、あの胸、本物になってるぞ」
目を凝らすと確かにパールグリーンのドレスから豊かな胸元が覗く。嫌な予感が胸を過ぎる。
「あ、おい、どこ行くんだ」
「トイレ!」
その違いは恐らく余程のマニアか、素顔の彼女をよく知った者でなければ判らなかったであろう。
先回りをすると、予想通り貴賓室から目深く帽子をかぶった少年のような人物が二人のSPと
ビジネススーツを着用した女史に囲まれ出口を目指し、通り過ぎようとする。
503名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:38 ID:bDJuTO5R
「どちらへ」
通路の壁に凭れかかり待っていたアスランが声をかけると、帽子を被った人物がぎくりと肩を窄める。
「厳戒態勢の為、晩餐会が終了するまでどの出口も封鎖されていますよ。
お待ちになってはいかがですか」
紺の髪、ピンクの眼鏡と揃いのスーツを着た女史が、眼鏡を上げながら答える。
「私はアスハ代表代理付き第一秘書官です。侍従の一人が体調を壊してしまったので、
部屋まで送るところです。なんならIDカードを御覧になられますか」
「いえ。簡易の医務室は用意していますが…まあいい。こちらへ。ご案内します」
一行を促し回廊を歩きながら通信機を制服から出す。
「こちらザラ、オーブスタッフに体調不良者が一名でた模様。計四名。
ホテルまで案内しますので、ゲート通過許可願います…は…了解」
リムジンを爆弾類が仕掛けられていないかオーブSP達と点検し、当然のように助手席に乗り込む。
てきぱきと警備の者に敬礼をし、IDカードを差出しゲートを抜ける。

「助かったわ、新人書記さん。全く、公式行事の間に逃亡を図るなんて。
酋長代理のお考えになんて全てお見通しですからね。
替え玉用意してなかったら今ごろどうなっていた事か。
いいですか、代わりにみっちり明日のスピーチの練習をさせますからね」
ホテルへ到着すると、女史がウィンクをし、カガリが帽子から覗かせた目を助けを求めるかのように
アスランへ向けたのが唯一の接点であった。
明日オーブ一行はプラント施設を友好訪問、午後はラクス・クライン復帰平和コンサートを観劇、
その後帰路へつく予定である。
労う女史に「仕事ですから」と冷淡に言い放ち敬礼するとさっさと踵を返す。
504名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:38 ID:bDJuTO5R
アスラン達官僚たちは歓迎会の後、評議会ビルに戻り徹夜で仕事を詰めなければならない。
宴もそろそろ幕を閉じる頃だろう、控え室に篭っていた者達も会場に顔を出さなくてはならない。
ああいう場所は自分も嫌いだ。逃亡とはカガリらしい、くすりと笑う。
人工の月明かりに照らされた街路を一人歩くと、警戒態勢のためか夜空の一角に赤いネオンが映える。
気のせいか焼けた匂いが風に混じる。いや、空を充満していくかのようだ。
サイレンが遠く鳴り響く。おかしい、官邸の方向だ。
通信機に手をかけた時、緊急回線が入る。
「官邸に装甲車が突入を試みた模様!臨時委員長以下全員無事確認!
死傷者第三ゲートにて2名!」
「な…」
全速力で走ると官邸周辺は封鎖され、混乱の最中であった。

ゲートはジグザグに突破された後を残し、官邸目前の庭園に黒焦げの装甲車が倒れ、
周囲にはまだ火が燻る。
「おーい、アスラン捜したぞー、大丈夫だったかー?」
ディアッカが、立入禁止の黄テープをあげて出てくる。
「カナーパ臨時委員長は!?」
「無事無事ー、幕僚も全員無事。みんな評議会ビルに避難している。
オーブご一行も無事で、念の為に病院に搬送された後。俺達も戻るぞー」
評議会ビルへ到着した二人を待っていたのは更なる混乱であった。
「ホテルヴァルトブルクにて火災発生!対アーマー用ロケット弾が着弾した模様!」
「港でオーブ酋長代理専用機爆破!」
通信員の胸倉を掴む。
「ホテルのオーブ一団は!?」
「いえ、無事です。狙撃された最上階は幸運な事に誰も居なかったようです」
「…ディアッカ」
汗をたらしたディアッカが頷く。
間違いなく軍部の者が関係している、しかも組織的犯行だ。拳を握り締める。
505名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:39 ID:bDJuTO5R
カガリは間一髪無傷であった。階下のスタッフ用の部屋に軟禁されスピーチの練習を
させられていたのが思いのほか幸運を呼んだのだ。
「シュロスホテルにお泊りのクラインさまが最上階ロイヤル・スィートをお譲りです。
すでにペントハウスへ移動されたとの事です」
プラントからホテルの移動を薦められた時、カガリは即申し出を受諾しようとしたが、
側近が制止した。
カガリはあの古いホテルが気に入っていた。プラントでサービス業は敬遠されているため
受付等は全て無人化されているが、あのホテルは初老のコンシェルジェが、さりげなく気を
効かせてくれる。
なによりラクスと同じホテルなら、遊びに行く事も出来ると軽く考えたのだ。
しかしプラントの姫であるラクスを差し置いて最上階へ宿泊となると若者が暴動を起こす発端になる。
また、ナチュラルがオーナーのホテルを贔屓する事は今回の訪問ではしては為らない事である。
大人しく北ウィングに移動する。

混乱の中迎えた次の日、記念レセプションを兼ねたラクスの復帰コンサートが開かれることに
なっていたが、テロを警戒し中止、シャトルも爆破された為足止めされたオーブ一行は
ホテルに軟禁状態である。
徹夜状態で処理にあたっていたアスランはその夜ふと不安が過ぎり、オーブ一行を見舞おうと
ホテルへ足を向けた。
専用エレベータに乗り最上階へ到着すると、女史が腕組みし怒り狂っているところであった。
「酋長代理は」
「ああ、あなた。いえ、カガリ様はそのう…いいですわ。全部お話します。
先ほどクライン様がお見舞いにプライベート・コンサートを開いて下さるとご連絡があったのです。
クライン様はお越しになるおつもりだったのですが、カガリ様があちらのホテルの方が
落ち着くからと、制止を振り切って出かけられたのです」
「なんだって!?」
冷静沈着そうなプラントの書記官が慌てふためく様子にオーブの側近達が驚く。
カガリがラクスのところへ。
鴨がねぎを背負ってわざわざ蛇巣へ赴くようなものではないか。
女史が何か呼びかけているのを無視し、エレベータに飛び乗る。
506名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:40 ID:bDJuTO5R
カガリがラクスの宿泊するシュロスホテル、ペントハウスに到着した時、ラクスは豪奢な銀色の
舞台衣装を艶やかに纏い、白いグランドピアノに突っ伏していた。
芯の強さを見せるラクスが今夜は泣き濡れていた。
「カガリさん、どうして、争いは絶えないのでしょう」
「…ラクス」
「わたくしは何時になればキラと会えるのでしょう」
「すまない、がんばってるんだけどさ、なかなか上手くいかなくて」
苦笑いしながら答える。
「もう、わたくし耐えれません…」
「ラクス、ほら、涙を拭いて」
カガリはラクスの足元に膝をつき、顔を覗き込む。
ラクスの頬を伝う涙が、何時でも舞台に立てる様に化粧していたどうらんを流す。
深い瞼と長い睫はアイブロー、アイシャドーを必要とせず、流れる雫は真珠色に光る。
「ラクス、しっかりして。
皆、お前は何時も幸福そうに微笑んでいると思っているんだから。
綺麗な顔が台無しじゃないか、顔を洗って」
ラクスはふるふると顔を横に振る。
「…虚像ですわ!酷い、カガリさんまで…」
「聞き分けないな…」
カガリが頭を引っ掻き、なにか妙案はないかと考えた時、ラクスの瞳が妖しく揺らめき、
カガリの顎に人差し指をあて顔を上げさせる。
「ではカガリさん…一緒にお風呂入りましょう、…用意は出来ておりますわ」
見ると広い居間から一段降りた全面ガラス張りの一角にジャグジーの風呂が設置されており、
既に湯が張られ、コポコポと心地よい音色を弾ませる。
カガリを立たせると仕官服のボタンを白く長い指で解いていく。動揺したカガリが頬を
真っ赤にさせて抗議する。
「ちょちょちょっと、一人で入れるだろ」
507名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:41 ID:bDJuTO5R
桃色の髪を梳き、ラクスが首を擡げる。
「…女同士お背中、流し合いましょう。慰めていただくおつもりだったのでしょう?」
気がつくと掌を絡ませ、ジャグジーまで連れて行かれている。
胸を撫でつけながら上着を脱がせる。
「…ちょ…っと、ラクス!?」
「キラの胸板は厚いですけど…うふふ…柔らかいのも好きですわ…」
尻を撫でながらチャックを下げ、下着に指を這わせる。
「ほら、御足をあげて下さいな」
「自分で脱げるって…ラクスお前も脱がなきゃいけないだろ」
「あ…そうでしたわね。脱がしてくださるかしら」
「…え…ああ」
ラクスのドレスは簡単な作りだった。背中のリボンを解いてやると一気に全裸を露呈する。
恥かしそうに白い胸を隠しながら、ハイヒールを脱ぐ。
「ラクス…ノーパンだったのか…」
「舞台では大抵、下着類はつけませんわ…」
カガリがざぶんとジャグジーに入ると、後を追ってラクスが細い足を入れる。
膝から指先を湯から出し、撫で洗う。映画のワンシーンのようで、ふとカガリは見惚れてしまう。
「いい湯だなー」気を取り直しカガリがタオルを頭に載せ、淵に腕をかける。
泡とミルクの芳香剤に癒される。
一段と甘い匂いが背後に漂ったかと思うと背に柔らかな重圧を覚える。
耳元に吐息を吹きかけられ、カガリが思わず切なそうに目を瞑り背を反らす。
ラクスが再度背中に抱きつき、滑らかな指を回しカガリの乳房を鷲掴みする。
「…ん…少し育ったようですね…」
執拗に撫でた後、蕾を軽く摘む。
「…っ…はぁ…ん…ラクス…何を…やめ…」
懇願する鳶色の瞳はラクスを掻き立てる。するりと前に回り込むと、口唇を合わせる。
ラクスの口唇は蕩ける様に柔らかく、ついカガリは舌を絡めてしまう。
瞼を開くと一筋の銀の糸が引き、深海色の瞳に吸い込まれそうになる。
ラクスは微笑むとカガリの首に手を回し、乳房に頭を埋めていく。
508名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:42 ID:bDJuTO5R
「…ふふ…勃ってますわよ…」
ラクスがその髪と同じ桜色をした口唇を少し尖らせる。乳房を丁寧に舐められ、先端をこりこりと
甘噛みされ、うなじを弓なりにし喘ぐカガリが、思わずラクスの背に腕を回す。
満足気に湯を波立たせながらラクスが身体を預けると桃色の長い髪が湯面に朧にたゆたう。
「お嫌だなんて…カガリさんもいい気持ちなのでしょう…こことか」
ラクスが指を乳房から下腹部へと指を這わせていく。
薄い茂みをしばらく撫でつけると、カガリがびくりと肢体を震わす。
「…ここも勃ってますわよ…」
ラクスは執拗に花弁を嬲る。
どろりと体液がカガリから流れ、糸を引きながら湯に浮かびあがる。
「…んっ…ラクス…お前同じ身体なんだからさ、自分のでやれよ…」
一瞬ラクスの表情が硬直し微笑を浮かべる。
「…カガリさん、あなたが眉を顰めるその表情がキラそっくりですの…とても…」
カガリが水面から跳ねあがる。
ラクスが人指し指を少し膣に入れてやり、カガリの膣壁を刺激してやったのだ。
「…ふふ、熱いですわ…さあ、手順は覚えましたわね…。
同じ事を今度はわたくしにして慰めてください…」
509名無しさん@ピンキー:03/12/31 05:42 ID:bDJuTO5R
では、良いお年を。除夜の鐘と共に星の彼方まで逝ってきます。
510名無しさん@ピンキー:03/12/31 09:59 ID:chxOW7YJ
つ・・・続きーーーーーーーーーーーーーーー!?
511名無しさん@ピンキー:03/12/31 11:53 ID:y4m9AIcB
ラクカガまってたー!!!
512團鬼八 ◆Micq87azYs :03/12/31 11:56 ID:y4m9AIcB
祭りはものごっつ寒かったです。某人の本を買っただけで震えてました。
それでは皆様良いお年を。ご挨拶まで。
513名無しさん@ピンキー:04/01/01 00:13 ID:74tcMuDQ
あけましておめでとうです。
種卒業された方も、お正月は戻ってきてほしいですね。
さて、新年一番職人さんの降臨を願う!
514ポチ@駄文職人:04/01/01 02:00 ID:d4kkBdCH
職人様&読み手様
明けましておめでとうございます(^∀^)

今年初は無理ですが、次スレからハイペースで投下しまくりたいと思い色々書き貯めております。
いつまで続くかはわかりませんがアスカガ熱が覚めるまで頑張りますので皆様宜しくお願いします。
515黄昏の文芸作家:04/01/01 03:13 ID:bL2fTibK
大宰府天満宮に行ってきたよ…。
すごい混んでてねぇ…3時間近く並んでしまった。
素直に2〜3日、間をおいてからと小一時間(ry
家族はみんな爆睡…俺も早く寝ないと…。
というワケで、みんな明けましておめでd。
今年も何とか頑張って書いてみるよ…。
516ポチ@駄文職人:04/01/01 12:41 ID:w3bFv3ZM
あぁ…新年一発目は無理だと言いつつ投下させて頂きます。

落ち無し意味無し当て馬炸裂アスカガです。新年早々申し訳ない。寛大な心をお持ちの方のみ推奨です。

ではどうぞ( ´∀`)ノ
517ポチ@駄文職人:04/01/01 12:42 ID:w3bFv3ZM

「ひぁあ…明けまして…おめ…ぁん…でとう」
「くっ…ハァハァ…今年も…宜しく…カガリ…ウッ」
年越しのカウントダウンならぬ年越しエッチをしていたアスランとカガリは0時0分に絶頂と新年を同時に迎えた。
「…やん…アスランいっぱい出しすぎだぞ」
「すまないカガリ…少し気合いを入れすぎた」
アスランはそう言うとカガリの中から自身を引き抜きベッドに倒れ込む。
「そういえばキラとラクスに新年の挨拶をしてきた方がいいかな」
「バカ!アイツらもきっと私たちみたいにエッチしてるに違いないからソッとしておいてやれよ」
518ポチ@駄文職人:04/01/01 12:43 ID:4SJdbtXI
「…えっ…そうなのか」
カガリの言葉にアスランの脳裏にキラとラクスが交わる映像が浮かび頬を染めた。
「…お前、今ラクスのエッチな姿を想像したろ?」
「っ!!…鋭いなカガリは」
素直に白状するアスランにカガリはムッと頬を膨らませ起き上がる。
「カ、カガリ!すまない!もう2度とそんな想像はしない!君のエッチな姿しかオカズにしないから行かないでくれ!」
アスランはカガリを怒らせてしまったと思い必死に縋る。
「別に私は怒ってないぞ」
そう言うとカガリはアスランの上に跨り萎えかけのモノを上下に擦った。
519ポチ@駄文職人:04/01/01 12:45 ID:vX4/XIkr
「…うっ…またしていいのか?」
「アスラン…今年は私だけを見てるんだぞ」
「当たり前じゃないか…俺は君しか愛せない」
「…アスラン」
「だから君も俺だけを見て…俺だけを愛してくれ」
「うん!大好きだアスラン!」
そしてカガリは勃起したアスランのモノを秘部に導き腰を沈めてゆく。
「…何度しても…ハァハァ…カガリの中は熱くて締め付けがいいな」
「アスランのも…大きくて…好き」
自分の上でよがるカガリにたまらず身体を反転させ覆い被さると激しく腰を打ちつけた。
「あぁあぁ…ひゃぁ…あっあっあぁ」
520ポチ@駄文職人:04/01/01 12:47 ID:xw+O9+d+
身体の中を行き来する熱い肉棒にカガリは甘い悲鳴を上げる。
「ハァハァハァ…カガリ…気持ちいい…」
「あんぁあん…私も…」
アスランとカガリは夢中で互いの身体を貪る中、キラとラクスは…

「あらあら、アスランとカガリさんに新年のご挨拶をと思いましたのに」
「………ははは」
アスランの部屋の前でおせちを持ったキラとラクスは立ち尽くしていた。
その扉の向こうからはカガリの喘ぎ声とベッドが軋む音が生々しく聞こえキラは呆れつつ頬を染めた。
「ねぇラクス…僕たちも…その…」
エッチがしたいとラクスを見ると彼女はニッコリ微笑んだ。
521ポチ@駄文職人:04/01/01 12:49 ID:2HnBnWYs
「わかりましたわキラ、私たちもカガリさん達と一緒に致しましょう」
「うん!…って一緒!?」
キラはその意味に気付いたが既に遅し、ラクスはアスランの部屋の扉を開け中に突入した。
「うわぁー!ラクス駄目だよ!」
「あけましておめでとうございます」
「あっあっ…ふぁ?…きゃあぁ!ラク…あぁん」
「ハァハァ…ラクス?」
突然のキラとラクスの訪問にカガリは叫びアスランは今いいところだと腰を振り続け、ラクスはテキパキと服を脱ぎ捨てた。
「私たちも仲間に入れてくださいまし…さ、キラも早くいらして下さいな」
522ポチ@駄文職人:04/01/01 12:51 ID:4MZ/N+fF
そう言いながらラクスはアスラン達がいるベットに乗るとアスランが全裸の彼女に気付く。
「ハァハァ…えっ!?ラ…ラクス!」
真っ白く華奢な身体とピンクの恥毛が目に入りアスランはゴクンの息を飲んだ。
「あっ!バカァ!お前いまラクスに欲情したろ!?」
カガリはそんなアスランが許せず腰を振り自分に気を引かせようと必死になった。
「うぁ…いい…カガリ」
「まぁ、アスランもカガリさんも可愛らしいですわ…早く私たちも致しましょう、キラ」
ニッコリ微笑み手招きするラクスにキラは苦笑いし立ち尽くす。
523ポチ@駄文職人:04/01/01 12:53 ID:/TM+YCoF
「…キラがしてくださらないのならアスランと…」
「わかった!だからラクス待ってて!」
ラクスの言葉に慌てて服を脱ぎ捨てるとベッドに乗りラクスを抱き締めた。
そして互いのエッチに刺激されながらおせちを食べるのも忘れ交わり続けるのであった。



おわり
524まったり桃色:04/01/01 13:10 ID:BURlQvbp
どうも前回ルールに反した書き方した上感想を書いてくれた人にろくにレスを
つけず、キララクを行き当たりばったりなリアルタイムで書き込んだまったり桃色です(−−;)
ええと・・こんな自分がまたここに来ていいのかわかりませんが、近日中にキララクを投下したいと思います。
というかすみませんキラカガやアスカガが多い中・・自分はキララクしか書けなくて・・
小説を書く事自体素人なので、また読んだ方を不快にしてしまうかもしれませんが、
ヘタクソなら即煽ってください(−−;)

テーマは一応「最終回後の(エターナルに運び込まれた後の)キララク」です。
今度はしっかり書いてから投下しますので、(現在制作途中です)よろしくおねがいします。


525名無しさん@ピンキー:04/01/01 13:15 ID:dFwuJKBX
>>523
今年最初の投下乙です。

>>524
キニスルナー
前に注意された事がクリアされれば、大丈夫大丈夫。
キララクは供給が少ないから、待っている人は滅茶苦茶待ち望んでいると思うよ。
ガンバレ
526團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/01 13:53 ID:0gFF291D
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
友人の実家に拉致られてますのでご挨拶まで。近日中にイザカガあげます。
527名無しさん@ピンキー:04/01/01 13:56 ID:WGuv4uh+
>まったり氏
少し言わせてもらいたい・・あまり自分のことを卑下するのはイクナイ。否定する意見を求められているようで見ていて気持ちのいいものではないので。
あと他カプのことも持ち出すこともどうかと。周りのことは気にせず自分が書きたいものを書けばいい、どのカプが多いとか言われると他の職人さんも投下し辛くなるからな。
なにはともあれまったり氏のキララク期待して待ってるぞ、ガンガレ!
528黄昏の文芸作家:04/01/01 14:36 ID:bL2fTibK
ポチ氏もまったり氏も團鬼八氏もピンキー氏(?)も
明けましておめでd。
今年もブレイド…ではなくSEEDで盛り上がろう。
團鬼八氏と同じく、ご挨拶まで…って解釈で、いいのかな?
529名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:39 ID:GxzzpP3j
明けましておめでとうございます。
>>463-469の続きなんか書いてたりするわけですが。
注意としては、当て馬嫌いの人はスルーした方が。
しょっぱなからエチでアスカガ、キララク。話としてはキラカガ…かな。
14レス頂きます。
530名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:40 ID:GxzzpP3j
「はぁ…あっ…! ひぁっ…」
部屋の中で、少女の嬌声が響く。
「カガリ…」
「アス…ランッ…!! あふぁっ…、あはぁぁぁ…」
熱っぽい瞳で、カガリはアスランの名を呼び、彼をその瞳に映していた。
ただそれだけのことが、アスランには嬉しくて堪らなかった。
…本当は。
彼女が瞳に映しているものは、自分ではないと気付きながらも…嬉しかった。
しかし、いつもその喜びの後、行為の後には寂しさが募る事があった。
自分はキラの代わりでもカガリが自分を瞳に映してくれる喜び。
さらに、自分を見てくれない不満、どうしてもカガリを自分のものにしたいという欲
求の葛藤だった。
でも、体を重ねている今だけは…君は俺の名を呼んでくれるんだろう?
正直君が俺を見てくれないのは…悲しい。
どれだけ傍に居ても、君は俺のずっと遠くを見つめてる。
それでも俺は、君が好きだ。
だから、少しでも長く傍にいたい。
今のままじゃ、何一つ報われないけど…ちっぽけで、ささやかだけど。
いつかは…俺を一瞬でもその瞳に映してくれるかな?

アスランはベッドに腰掛けて、カガリはアスランの膝の上に足を開いて座っている形
となっていた。
彼の右足がカガリの太股を割って、彼の指が秘所に侵入しては、とめどなく愛液を漏
らすこととなった。
さらに、アスランのそそり立ったものが、カガリの尻肉に触れて鼓動を伝えていた。
秘所に挿入した指の数を、二本に増やしてアスランはカガリをさらに責め立てていく。
531名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:41 ID:GxzzpP3j
「カガリ…すごいよ。もう、こんなに濡れて…」
「やっ、あ…! ふぁ、ああああ…!!」
内部で媚肉を擦っては、指関節を曲げて敏感な部分を弄るたびに、指がギュウッと締
め付けられていく。
暖かなカガリの体温と、柔らかなカガリの感触と、美しくも聞こえる嬌声。
その全てがアスランを酔わせると、アスランはさらに肉棒を大きくさせて、軽く腰を
動かして尻肉で肉棒を擦るようにする。
ヌルヌルとした愛液が温かく秘所から足を伝って流れ落ちていった。
「あっ…ひぅぅ……ふあ、あああぁぁぁっ…」
アスランが指の動きを早めていくと、秘所からグチュグチュと淫音が響き、愛液がさ
らに激しく溢れ出した。
敏感な部分を激しく責められて、カガリはとうとう限界に達してしまう。
「ふぁ……あはぁ…は…ぁ……」
ふにゃ、と力の抜けて自分にもたれかかる肢体をしっかり抱き止めると、アスランは
まだ息の荒いカガリの秘所に肉棒をあてがった。
「!? ま、待…て…私は…まだ…」
「ごめん…でも、もう俺…カガリの中に入りたくて仕方がないんだ…わかるだろ?」
アスランはカガリに自分の想いを知ってもらおうと、肉棒でまだヒクヒクと痙攣して
いる秘所を擦り上げた。
「あぁぁ…そん…な……バカ…」
涙目でアスランの肩に頭を置いて、彼を見上げる。
彼の肉棒はもう、熱く固く、はちきれんばかりに大きくなっているのがその感触で分
かった。
「カガリが悪いんだからな…もう、入れるぞ…」
「ちょっ…まだっ…あああああぁぁぁぁっ……」
532名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:43 ID:GxzzpP3j
アスランはカガリの言葉も聞かずに肉棒を濡れそぼった膣内に挿入した。
先程達したばかりということもあり、カガリの中は熱く、アスランの肉棒にぬるっと
した愛液を絡ませては締め付けていく。
それにもかかわらず、アスランはカガリをひたすら突き上げて犯していった。
収まった肉棒が外部に先端の近くまで表出すると、力強く再び淫裂の中へと根元まで
吸い込まれていく…
根元まで挿入された肉棒は、ちゅぷっという音と共に、愛液を滴らせていた。
「あぁ…カガリの中、すごいよ…こんなっ…」
「ふぅぅう……はぁ…あっ!ああっ…ふあぁぁぁ…」
「挿れてるだけで…もう…」
「いやぁ…あぁっ…!!」
アスランは遠くもない絶頂を予期したのか、さらに力強く、激しくカガリを突き上げた。
「ひぅっ、うあぁぁっ…!はあぁぁぁぁっ…! あっ、あっ…、ああっ!!」
突き上げて先端部が最奥部に触れるたびに、カガリは体を仰け反らせてアスランの体
に体を預ける。
力の抜けた彼女の体を抱きとめ、なおもカガリを激しく突き上げては犯し続ける。
キュン、キュンと彼女の膣は突き上げるリズムに反応しては、肉棒にさらに愛液を絡
ませて、滑りを加えて動きを促す。
突き上げ、吸いつかれては、締め付けられ…この連動にアスランは限界を悟る。
「カガリ…俺、もう…だめだ……このまま、中に…」
「い、やぁ…中は…あは……や……ぁ……」
カガリの拒否の言葉を聞きながらも、アスランはカガリを突き上げる動きを早めていく。
「ごめんっ…!! カガリ…」
「や…ぁぁぁぁぁ!! 熱、熱いっ…ふあああぁぁぁっ…!!」
ビクンとアスランの肉棒が律動すると同時に、カガリの体から完全に力が抜け落ちる。
結局、アスランはカガリの膣内に欲望の全てを放出した。
カガリは言葉、心ではその行為を拒否しながらも、膣内は嬉しそうに痙攣してはアス
ランの精液を吸い取っていった…
533名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:44 ID:GxzzpP3j
「カガリ…その、ごめん…」
「いや…もう…いいよ」
先程アスランはカガリの膣内で射精してしまったことを謝っていた。
「でも…カガリ、キラだったら…その、『いや』だなんて言わないのか?」
何を聞いている…俺は。
「バカなこと言うなよ…」
カガリはそう言い放つと、布団を被ってアスランに背を向けた。
どうして、俺を見てくれない? 君は、やっぱり…
「本当は、キラと…………!?」
アスランの言葉を遮るように、カガリはそっとアスランに振り向き口付けた。
唇を離し、カガリは笑ってアスランの唇に指を置いた。
「…寝るぞ」
俺の唇を塞いだのは…キラのことを聞けば、キラへの想いを抑えられなくなるから?
そうなんだろ…? カガリ…
今も…キラが好きなんだろ? 一緒にいたいんだろ?
君の幸せは、何だ?
キラを忘れる事か?それとも…キラと共にいる事か?
答は…わかっていた。だから余計に…寂しくなった…
534名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:44 ID:GxzzpP3j
「キラ…お願いです…抱いてください…」
「………ごめん」
「だって…私を受け止めてくれるって…」
「でも…ごめん…」
…誰かを想ったまま、他の誰かを抱くなんて、僕には出来ないよ…
「私は…あなたの望む事なら…何でもしますっ……だからっ…」
「ラ、ラクス…」
ラクスがキラの体を両腕でふわっと包み込むと、キラの体をベッドに押し倒した。
「!?」
「んっ……」
瞬間、ラクスの唇がキラの唇に重ねられた。
そして、キラの閉じた唇に暖かい、ぬめりのあるものが唇をなぞっていった。
ラクスの舌が、キラの唇をなぞっている。
やがて、キラの唇からわずかな隙間が開くと、ラクスはすかさずキラの口腔に舌を侵
入させ、キラの舌と自分の舌を絡ませていった。
絡まりあう舌から唾液が流し込まれては、それを絡め合い、淫らに部屋中に水音が響く。
「…んっ…んん…」
ぴちゃ…ぴちゃ…と音を立てては、何度も執拗に舌を絡めあう。
口腔内をかき回すように、ラクスの舌が動き、性感を刺激されていく。
「ふぁぁ……」
やっとラクスはキラの舌を解放して、唇をゆっくりと名残惜しそうに離していく。
つう、と舌と唇を唾液の糸が橋を架けていった。
「あの…キラが…キラが……私を見てくれなくてもっ…私はあなたが好きです。だか
ら…今だけは私を見てください…」
「ラクス…君は…… でも……ああっ…!!」
ラクスはキラの言葉を遮るように、キラのズボンから大きくなった肉棒を取り出した。
535名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:45 ID:GxzzpP3j
細く白い指がキラの肉棒を包み込むと、優しく擦り上げていった。
「くぅ……」
キラが声にならない声をあげると、キラの肉棒の先端部から先走り液が滲み出てきた。
ラクスがそれを見逃さずに、ねっとりと舌を這わせては舐め取っていくと、さらに多
くの先走り液が分泌された。
それすらも逃すまいと、ラクスは先端部を口に含むと、唇を窄めて吸い付いていく。
「あぁ……」
キラの口から悦びの声が漏れ、ラクスは目を細めて嬉しそうな表情を見せると、次第
に根元の方まで肉棒を口に咥え込んでいった。
唇を使って肉棒を根元から先端部まで扱いていく…
「ン…んんっ……ふぅ……ン…」
鼻息をかすかに漏らしては、ラクスはキラの肉棒に舌を絡めては、上下に何度も扱いていく。
唇の端から、唾液と先走り液の混じった液体が滴り落ちていく。
それでもラクスは、ちゅぶっ…ちゅるっ…と卑猥な音を立てながらキラの肉棒に吸い
付いていった。
頭を捻るように動かし、唇をきつく締めて先端部まで抜いていくと、キラの肉棒がさ
らに膨張していった。
「うぁ…あ……ラクス、もう…」
そう言って、キラはラクスの頭を撫でて、長くしなやかな髪に触れる。
ラクスは上目遣いでキラを上気した顔で見つめて、唇をさらにきつく締めて肉棒に吸
い付いていく。
「もう……出るっ……」
キラの言葉とともに、口内の肉棒がドクン、と大きく脈打って口腔内を大量の精液が
犯していく。
「ンっ……!! んんんっ…! んぶぅ……ふ…ぅ……」
全てを口内で受け止めると、ラクスはゆっくりとキラの肉棒から唇を離していく。
すると、唾液と精液の混ざった液体が糸を何本も引いては垂れていった。
536名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:46 ID:GxzzpP3j
「はぁ…はぁ…ラク…ス…」
「ふぅ……ん…」
ごくりと喉を鳴らして、ラクスはキラの精液を全て愛しそうに飲み込んでいった。
唇の端にこびりついた精液を指で拭うと、ラクスは服を脱いでキラの肉棒の上に跨った。
すでに彼女の秘所は濡れそぼっていた。
「あ…そんな…まだ…」
ふるふると痙攣する肉棒は、固さを取り戻してはいるものの、まだ敏感なままである。
「もう…私、だめです…あなたが…欲しい」
ラクスはその言葉とともに、腰をキラの肉棒の上に下ろしていく。
「くぅぅぅぅっ……ああっ…いいですわ…」
うっとりとした表情を浮かべながら、ラクスは激しく腰を上下させた。
「はぁぁ…キラぁ……好き、です…」
「うっ、く……ぅ…ラクス…!!」
次第に上下動だけでは物足りなくなったのか、根元まで肉棒を咥え込むと、腰を左右
に捻らせる動きを加えていく。
その度にラクスの最奥部が、キラの先端部でぐりぐりと刺激される。
するとその時、ラクスの体を衝動が貫いた。
「!? はあぁぁぁぁぁん……!! キ、ラ…だめっ…壊れちゃいます…!!」
キラが腰を力強く突き上げ始めたのだ。
最奥部がビクビクと痙攣しては、膣壁が激しくキラに吸い付いていく。
それでもキラは、ラクスを突き上げていった。
「ふぁ、ああああっ!ああっ…!はあんっ!そんなっ…キラ…もっと……ゆっく
り……ひああああぁぁぁぁっ!!」
ラクスの言葉も聞かず、キラはなおも激しくラクスを突き上げていく。
突き上げていくたびにラクスの美しい髪がなびき、ラクスの肢体はビクビクと震えていく。
537名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:47 ID:GxzzpP3j
「キラ、キラぁ…! もう、わたくし…だめ……だめ、です…!ふぁ…あああああああっ!!」
「くああっ…!! ラクス、そんな…締めたら…うあ、ああああっ…!!」
キラはラクスの胎内に全ての想いを放出する事となった。
精液を全てその身に受け止めた体は、キラの体の上に倒れこみ、涙を流しながらヒク
ヒクと震えながら気を失っていた。
「ラクス…ごめん…僕は…」
――私を見てくれなくても、私はあなたが好きです――
その言葉がひどく、キラの胸を打った。
どうして彼女が自分の心を読めたのかは、どうでもいい。
ただ、自分は何か間違ってる気がした。
もしかしたら、今此処にいることが全てを傷つけているのかもしれない。
言いたい事も、何も言えずに……僕は……

数日後、アスランがキラに話があると言ってキラの部屋にやってきた。
「アスラン…話って、何?」
「カガリの…事なんだけど…」
あれから、何度体を重ねてみても、カガリが見ているのは俺じゃない。
俺がここに来たのは…カガリの幸せを願いたいから。
だから…言うんだ。
カガリは今も…お前が――
けれど。
彼女を自分のものにしたいとも思う、その心の狭間で。俺は…過ちを犯してしまった。
538名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:48 ID:GxzzpP3j
「カガリは…もう、お前とは会いたくないって…」
…違う。俺は…こんなことを言いに来たんじゃない。
「お前と一緒にいると…辛いんだって…」
何を言ってる?どうして…たった一言が言えない?
「彼女は…俺が…幸せにするから」
カガリは今も、お前が好きだって、お前と一緒にいたいって思ってる。
そう伝えたかっただけなのに。
「だから…キラも幸せになって欲しいって…」
自分の放つ言葉が…キラを、カガリを苦しめる事にしかならないのに…
どうして…俺は…?
彼女の幸せを願いたかっただけなのに。
「そう…だよね。僕と一緒にいるだけで傷つけてしまうのだから…一緒にいられるわ
けが…ないよね…?」
「キラ…」
「アスラン。カガリのこと…頼むね。 カガリも…いっぱい苦しんで来たんだ。お父
さんの事や…僕達の事で。だから…幸せにしてあげてね」
キラはそう言って、微笑んだ。
それが作り笑顔だって事は、すぐに分かった。
泣き虫のお前が…必死に涙を隠して笑ってる。
痛かった。
その笑顔が心を縛り付けて、脳に焼きついて、罪悪感が胸を締め付けて痛かった。
ごめん…キラ。俺は…最低だ。
カガリからキラへの想いを失くせないのは分かってる。
俺じゃ、彼女の心の隙間を埋められない事も、分かってる。
だから、俺は…こんな―――
539名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:49 ID:GxzzpP3j
キラは、笑顔のまま俺の前から逃げるように部屋を出た。
最後まで、笑ってた。
でも…俺に振り向けた背中はかすかに震えていた。

しばらくして、カガリが部屋にやってきた。
「あれ…?アスラン…キラは?」
「キラは…いないよ。ここには…」
「そっか。アスラン、私…やっぱりキラとちゃんと話す事にしたんだ」
「…!?」
「だって…好きなんだ。やっぱり、好きな相手とは一緒にいたいだろ? どんなに…
辛くてもさ…」
ああ。だから俺は…嘘をついた。
君の傍にいたかった。それがどれだけ周りを傷つけるかも知って。
今まで、嘘なんて嫌いだった。冗談の孕んでない嘘なんてついた事もなかった。
「やっぱり、自分の気持ちに…嘘はつきたくないんだ。 私…キラが好きだ。 私がキ
ラを苦しめているとしても…伝えたい言葉があるんだ」
彼女の一言一言が痛かった。
嘘はつきたくない。キラが好き。
俺はつくづく彼女の幸せを壊しているようだ。
「カガリ…俺、ごめん…」
「え…?」
「嘘をついた。カガリが…好きだから。嘘をついた。カガリはもう、キラに会いたく
ないって思ってるって…キラに嘘をついた」
「……」
突然の告白に、カガリはただ目を見開いて俺を見つめた。
540名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:50 ID:GxzzpP3j
「キラは…それで部屋を出て行った。それが、キラを、カガリを傷つけるって…分
かっていたのに」
俺を殴ってくれ。貶してくれ。
でも…君の事を好きだっていう事だけはわかってほしい。
カガリの手がそっとアスランに伸びた。
アスランは殴られる事を覚悟して、目を閉じる。
だが…
ふわっと彼女の両腕が、アスランの背中に回された。
優しく背中を抱き締められたのに、彼女の両腕から痛みが走った気がした。
「そっか。アスラン…私がキラと会ったら傷つくと思って…」
「…違う」
「お前…いい奴だもんな。だから…」
「違うんだ…俺は…」
アスランの瞳から大量の涙が流れ落ちる。
どうして君は…俺をそこまでして救おうとする?
好きだから傷ついて欲しくないとでも解釈したのか?
違うよ。ただ、俺は君が欲しかった――
君を失う勇気がなかった――
「私は、お前の事…好きだよ」
「――!?」
カガリがアスランにそっと唇を重ねた。
「でも…私は、アイツの傍にいたいんだ。泣き虫で、いいかげんで…でも優しくて、
きょうだい、かもしれないけど…一緒にいたいんだ…だから、ごめん…」
カガリが涙目で、すっとアスランに回した腕を放し、背中を向けて扉を開こうとする。
541名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:51 ID:GxzzpP3j
「…私達、出逢うのが少し、遅かったんだ…」
「……ああ」
少し、ほんの少し…遅かっただけ…
アスランはカガリの背中を見送って、そっと呟いた。
その背中を抱き締めたい。だけど、これ以上過ちは犯せない。
これから、過ちを背負って、踏みしめて、歩いていくのだから――

―誰も傷つけずに生きていけたらなって思うよ。
傷つかずに守れたものなんて、何があったかな?
まして、自分が此処にいることで大切な人を傷つけているのなら。
何処に行けばいいのかな?
何処に行けばよかったかな?
行く当てもなく、キラはただ俯いてうろついていた。
誰かに泣き顔は見られまいと、俯いていた。
頭の中をよぎっていくのは、アスランの言葉。
―カガリは、もうお前とは会いたくないって―
…わかってる。わかってるけど。
―お前と一緒に居ると、辛いんだって―
…知ってる。だけどっ…
「それでもっ!本当は…一緒にいたいんだ!!」
つい、キラは自分の気持ちを大声で叫んでしまった。
「キラ…」
不意に自分の名を呼ぶ声に、キラは涙を拭って振り向いた。
「ラクス…」
「キラ…一緒にいたいって…?」
とうとう、この時が来たのですね。ラクスはそっと心の中で呟いた。
542名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:51 ID:GxzzpP3j
今、私はどんな顔をしているのでしょうか?
「カガリさん…」
ぽつりとラクスがその名を呟くと、キラはラクスから目を伏せた。
「ごめんっ…僕、僕はっ…!」
ラクスの眼も見れずに、ただ背中を震わせて俯いた。
涙は止めたハズなんだ。
でもどうして、この瞳は…乾く事を知らないのだろう。
ラクスがすっと細い両腕を伸ばして、キラを抱き締めた。
「…いつか。この時が来るって覚悟をしていました。私は、あなたの幸せを願わな
かった事は…ありません。だからっ…」
「ラクス…」
「キラがカガリさんと一緒にいたいと言うのなら、私に止める事などできません…そ
れが、キラにとっての本当の幸せであるのなら…」
「ごめん…僕は…僕はっ!!」
キラの瞳から止め処なく涙が溢れる。
僕は…また…大切な人を傷つけた――
「キラ。前にも言いましたけれど、私はあなたが例え私を見てくれなくても。私はあ
なたを好きでいます。それは…変わりません。ただ、あなたを想っているだけで…私
は幸せなのですから――」
嘘を…つきました。好きな人が自分を見てくれないこと。
これほど、寂しいことなどありません。
でも…キラの幸せを願わなかった事はない。これは…本当なんです。
笑顔で送り出したい。
きっと私が涙を流せば、彼はまた自分の気持ちを抑えてしまうでしょう。
543名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:52 ID:GxzzpP3j
「だから…早くカガリさんのもとへ行って、伝えたい言葉を伝えてあげてください」
にこっと屈託のない笑顔を、ラクスは見せた。
「…ごめんね」
キラはそう呟いて、ラクスに背を向けた。
ラクスはその背中を見送っていたが、彼の背中は霞んでく。
頬を暖かく…熱く流れる涙。
振り向かないで…キラ。
かすかに震える唇は、そう呟いた。
「うっ……くっ……ぐすっ……」
もう少し…キラが自分の前から離れなかったなら、きっと涙が溢れていたでしょう。
振り向いてしまってなら、きっと私を抱き締めてしまったでしょう。
でも、これで…いいのですよね?
ずっと、あなたを想い続けていくだけで…
544名無しさん@ピンキー:04/01/02 01:54 ID:GxzzpP3j
自分で書いてて、どっかの昼ドラにありそだなぁ…と。
アスランが嫌な奴みたいに見えたらごめん。
続けば…いいな。
545名無しさん@ピンキー:04/01/02 11:47 ID:+JWX1krz
>>544
乙!
大作ですね。切ないですな。

>昼ドラにありそうだなぁ…
いや、SEEDは普通に昼ドラ要素満載だと思いますよ。
546269:04/01/02 13:33 ID:lb0M5hx+
みなさん、あけましておめでとうございます。
年末に小ネタを書き上げたかったのですが宴会続きで体力が持ちませんでした。
しかも我慢していたのにいい年こいてカレンダー買ってしまった。・゚・(ノД`)・゚・。
我が家は既に年末の暦です。
今年もよろしくお願いします。
547名無しさん@ピンキー:04/01/02 16:31 ID:tlVkaDVu
ラクスとかのエロ画像ってどこにあるのですか?おしえてくらさい。
548名無しさん@ピンキー:04/01/02 16:45 ID:o9FTl98x
>>546
こちらこそよろしく。
549名無しさん@ピンキー:04/01/02 20:08 ID:loiZAhMU
>>547
sageれな。
画像だったら、虹板のがあるんじゃねーの。
つい最近あった。ラクスエロ。
550名無しさん@ピンキー:04/01/02 23:17 ID:iD3wqqIr
>>544
乙。
切ないねえ。アスラン、頑張った。
551黄昏の文芸作家:04/01/03 00:42 ID:x25tos09
折角の正月だから、イザシホとか考えてみた…でもね、エロくないの。
正月だからバカ話みたいになっちゃって…不霊との対決のヨカーン。

「また死に損なったか…」
 病室の窓の外に広がる外界を見ながら、イザークはぽつりと呟く。
あの地球軍との激闘から2週間…自分が寝込んでいる間に休戦協定やら何やらが
結ばれたらしいが、それは彼にとってさほど問題ではなかった。
「全く…こう病室に缶詰ではロクに運動もできやしない…」
 全壊寸前のデュエルのコクピットに取り残されたイザークとフレイ。
彼の部下が救援に来るのがもう少し遅かったら、生きてはいられなかったと言う。
 部下に借りを作ってしまったのは隊長としても面目ないが、それよりも
フレイが無事だったことが喜ばしい。彼女も違う病室で療養中なのだが…。
「…そろそろ、アイツが来る時間…か?」
 フレイのことばかり気になっていたイザークだが、彼の脳裏を掠める
事象が浮かぶ。ふと、壁の時計を見上げると正午になろうとしていた。
 彼の言うアイツとは、そう…つまりは…。
「失礼します、隊長」
「ああ、構わん」
 自動ドアであるにも関わらず、律儀に断りを入れて入室する一人の少女…。
キリッとした美しい表情がブラウンの長い髪を束ねたその姿と相まり、なかなか
の好印象を齎している。また、少しの無駄のない規律のとれた歩き方も彼女が
一般人ではないことを物語っている…。
「今日も来たんだな…シホ」
「隊長、お元気そうで…」
 イザークに“シホ”と呼ばれた少女は、ニコッと微笑む。
少なくとも、訓練中では見せない笑顔…それは全て、イザークだけに向けられている。
 ジュール隊に入隊した時からシホは、イザークに対して憧れにも似た感情を
抱いていたのだが、まさかこんなカタチで彼の世話をすることが出来るとは…。
 シホにとってはこの上ない幸運だったことであろう。
552黄昏の文芸作家:04/01/03 00:42 ID:x25tos09
「今日はリンゴを持ってきたんです…隊長、食べますよね?」
「そうだな…病院食にも飽きた頃だ。ご馳走になるか…」
「ハ、ハイ!」
 いそいそとカゴの中からリンゴを取り出し、果物ナイフで皮を剥き始めるシホ。
リンゴと言えど戦後のせいか物価が上昇し、普段の2倍近い値段であった。
 しかも舌の肥えたイザークである、リンゴも最高級品を用意しなければならなかった。
 しかもイザークに害の無い様、自分の手も滅菌処理する程だった(やり過ぎ…)。
「…うまいな」
「え…何がですか?」
「リンゴの皮剥きだ」
 器用にクルクルとリンゴを回しつつ、ナイフでキレイに皮を剥いていくシホ。
さすがコーディネーター…こういう何気ないことまで器用らしい。だが…。
「(アイツは…リンゴの皮さえまともに剥けなかったな…)」
 イザークの脳裏を再び思い出が掠めた。つい数週間前のことだったはずなのに、
もう随分昔の出来事に感じられてしまうのはどうしてだろう…時が経つのは早い。

“貴様…リンゴの皮もまともに剥けないのか?”
“し、仕方ないじゃない…やったことないんだから!”
“じれったい…貸せ! 俺が見本を見せてやる。”
“いーわよ! これくらい、自分で何とかするから…。”
“不器用な女だな…やはり俺がする。”
“もう、1人でできるってば!”

「(あぁ…あんなこともあったか…)」
 自分の屋敷に連れてきた頃は、リンゴの皮もまともに剥けなかったフレイ。
きっと今も剥けないだろう。別に彼女がナチュラルだからと言って卑下するワケでは
ないのだが、やはり嗜みとしてリンゴくらいを剥けて欲しかった気もする…。 
553黄昏の文芸作家:04/01/03 00:43 ID:x25tos09
「隊長、どうぞ」
「ん、あぁ…」
 思い出に浸っている間に、どうやらシホはリンゴを剥き終ったらしい。
見事に切り揃えられたリンゴは、フレイが剥き終わった後の無残なモノをは比べ
ようがない…そう思うと、何だか無性に笑いが込み上げてくるのは何故だろうか…?
「フォークもありますから」
「…シホ」
「ハ、ハイッ…!?」
 リンゴを乗せた皿にシホがフォークを添えようとすると、不意にイザークに
よって呼び止められてしまう。無論、彼によって名前を呼ばれる…ということは
シホにとって至福とも言える瞬間である。まるで思春期の女学生の様に、胸がドクン
と高鳴り、思わず間の抜けた返事をしてしまうのだった…。
「な、何でしょうか…?」
 恐る恐る、イザークに尋ねてみると…。
「一度やってみたかったんだが…」
「な、何をですか…?」
「リンゴを持って“あーん”というヤツだ…俺はしてもらったことがない」
 意外なイザークの頼み…彼女でもない、ましてや部下であるシホにそんな恥ずかしい
ことを素で頼めるあたり、イザークの大物っぷりと言うかマザコンっぷりがよく分かる
と言えよう…だが、それを頼まれたシホは……。
「(キ…キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(   ゚)━(  )━(゚   )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!)」
 普段はクールを装いつつ、内心はかなり乙女なシホ…この時ばかりは
思わず心の中で喜びを顔文字で表現してしまった程であった。そこまで嬉しいとは…。
「嫌なら別に…」
「い、いえ! 隊長のご命令なら、喜んで…」
 一応、平静を装ってはみたが、やはり顔がニヤけてしまう…それはいけない。
イザークの…隊長の前では自分は“部下”なのだ。ましてや“恋人”でも何でもない。
 気を引き締めなおしたシホは刻まれたリンゴの一つにフォークを刺し、落ちない
様に手を添えて、ゆっくりとイザークの口元へと運んでゆく。
 それに向かい、銀色の髪が揺れ…。 
554黄昏の文芸作家:04/01/03 00:45 ID:x25tos09
「た、隊長…あ、あ〜ん…」
「ムシャ…ムシャ…」
「(た、食べてくれた…!)」
 自分達を叱る時のみ、大きく開かれていたイザークの口…。
彼の唇に触れることのできる女性は、さぞかし幸せ者だろう…そんな気さえしていた。
 そのイザークの口に、自分が剥いたリンゴを運んで“あーん”させる幸せ。
 もう、シホは真っ赤な顔を隠す余裕も無い程であった…。
「ど、どうですか? お口に合えばよろしいのですが…」
「…あぁ、悪くない。もっとくれ」
 撃沈。丁度、病院食に飽きていたため、イザークも久々に庶民的なリンゴを
食べたことで思わず笑みがこぼれた。それによって、シホは撃沈してしまったのだ…。
「…どうした?」
「あ…いえ…」
 こうして、静かな病院の昼は過ぎていく…。

「美味かった。また、頼む」
「ハ、ハイッ!」
「それと…」
 別れ際、イザークがシホに言った言葉…それが彼女の耳から離れなかった。
「俺はもうジュール隊の人間じゃない…母上も議員の座から追われた。
どうして俺が軍の施設病院ではなく、一般病院への入院を希望したか…分かるか?」
「そ、それは…」
 シホは返答に困った。彼が言ったのは事実である。本来ならば、イザークは当に
シホの上司ではないのだが…それでも、彼女にとってかれはいつまでも…。
「だから…俺を“隊長”などと呼ぶ必要はない。堅苦しいのは嫌いなんでな」
「え…で、ですが…」
 これはシホにとって意外な答えだった。でも、「隊長」では無かったら何と呼べば…?
「何を迷う必要がある? イザークと呼べばいいだろうが…それが俺の名だからな」
 
 その後、呪文の様に“イザーク・イザーク…”と呟くシホが目撃されたとかしないとか…。
555黄昏の文芸作家:04/01/03 00:46 ID:x25tos09
シホのイメージが壊れたらスマソ。もっとネチっこいエチを
書きたかったんだけど、いつもと環境が違うせいで…今夜はこのくらいで。

               5…5…5…変身!
556名無しさん@ピンキー:04/01/03 01:12 ID:JADwmw3G
キラ×ミリアリアで寝取られ読みたい。
病んでるかなぁ??
557黄昏の文芸作家:04/01/03 01:33 ID:x25tos09
>>551-554
ゴメン…よく見たら誤字脱字がイパーイ。酔ってるのかも…。
リンゴの皮むきについてだけど、ヤフーのニュースで

「リンゴの皮むきは前頭前野を刺激する。
前頭前野は、人間の理性や想像力、判断力などの高度な働きを
司るとされる。危険な刃物を制御しながら、リンゴを動かして
上手に皮をむくという複雑な動作が、前頭前野を働かせるらしい。」

というのを見かけたモンで…つい。
リンゴの皮をむきながらシホが理性をコントロールできなくなる
様な話を考えてたら…思いっきりギャグ路線に…マイッタ。
558名無しさん@ピンキー:04/01/03 03:20 ID:dTDw4y73
>>517-523
ポチ氏、年越しエチーワロタ。そう来なくては。
>>530-543
濃いです。ラクス結構泣ける。
>>551-555
イザシホ、キター!!泣かせ所が…ブレエエ-イ! あーんの乙女チックシホイイ!
しかし黄昏氏、変身ってツッコミ…。環境…良くも悪くも大切ですよね。
559269:04/01/03 05:55 ID:lQQ7KTAK
皆さん、おはようございます。

>黄昏の文芸作家氏
シホタン可愛い過ぎです!!乙女系っていいなぁ。
しかしキターがでるとは、サホタンなかなかの2チャネラーなのか?
新春初ss、ギャグのはずが二日酔いで訳分からんモノになりました。
しかも途中だったりする。
投下。
560269:04/01/03 05:55 ID:lQQ7KTAK
年が明け新たな1年が始まった。
戦争も終わり、人々は新たな年に平和を祈り二度と過ちを犯さぬよう神や愛する人に誓う。
そして若者達は新たな未来へと歩き出す・・・地球でもプラントでも、それは変わらない。

「あけましておめでとう!今年もよろしくね。」
初詣に行く人の波の中で探していた顔を見つけ人ごみを掻き分けるようにミリアリアが近づいてくる。
ディアッカもそんな彼女を庇うように手を伸ばし、なんとか流されないようミリアリアの手を捕まえた。
「・・・ったく、だから家まで迎えに行ってやる、って言ったのに。なんでわざわざこんな駅で待ち合わせるんだよ。この混雑の中さぁ。」
幾分うんざりした口調でディアッカがぼやくと、ミリアリアは手を合わせ謝るポーズでディアッカをなだめた。
「ごめんね。パパがすっかり酔っ払ってて、いまディアッカが家に来たらきっと絡まれて大変なことになりそうだったから・・。
私だって抜け出すの、大変だったんだから。」
愛娘のミリアリアを目に入れても痛くないほど溺愛している父親は、娘の恋人を目の敵にしているらしい。
電話もろくに取り次いでもらえないディアッカもそれは十分承知していた。
「それにしても、よく抜け出してこれたな。」
「ふふっ、ちょっと年賀状出してくるね、って言ってそのまま来ちゃった。嘘はついていないわよ。」
にっこり笑いながら言うミリアリアに苦笑しながらディアッカはまじまじとその姿を見た。
今日のミリアリアは正月らしく艶やかな振袖を着ている。ディアッカの視線に気づき、ミリアリアがちょっとポーズをつける。
「どう?」
「馬子にも衣装。」
「あのねぇ、素直に『いつもの3倍可愛いよ』とか『グレィト!惚れ直したぜ』とか言えない訳?」
二人はそんな他愛も無いことを言い合いながら、神社へと向かう人の流れに乗り、やがて紛れていった。
561269:04/01/03 05:56 ID:lQQ7KTAK
初詣も終わり日が傾き始めた頃、ディアッカがミリアリアを自宅に誘った。
「親父がさ、是非ミリィに会いたいって言ってるから、少しだけ・・・だめかな?」
突然の申し出にミリアリアは驚いたが、親に紹介してくれるという嬉しさにミリアリアは二つ返事で承知した。
ディアッカは喜んですぐさまタクシーを止めると、そのまま二人は乗り込んでディアッカの自宅へと向かった。
アルスマン邸はプラントの中心部にあり、外観は近代的だが一歩敷地内に入るとそこは
古い日本の和を現した趣のある庭と風格のある家屋の佇まいで、初めての来訪者を圧倒するのであった。
庭には大きな池があり色とりどりの錦鯉が悠々と泳いでいる。
車を降りて家に入るまでの間、ミリアリアは何度もスゴイ、スゴイと驚いていた。
「ね、大きな池ねぇ。プールみたい。」
「ああ、オレもガキの頃何度も落っこちて死にかけたり、池の鯉を釣り上げて親父に吊るされたりしたよ。」
「吊るされ!?」
ずかずかと家に上がりこむディアッカの後ろからミリアリアも慌てて付いていく。
長い廊下を歩いて豪華な襖の部屋の前に着くとディアッカはその前でぴたりと立ち止まり、音も立てずに流れるような動作で正座した。
「ここ、親父の部屋。」そう言われてミリアリアも慌ててディアッカの後ろに正座した。
「親父、ミリィを連れてきたぜ。」
ディアッカはそう言いながら襖をあける。が、部屋には人気が無く、緊張して座っていたミリアリアは思わず息を吐いた。
「なんだよ、親父のやつ。自分から呼びつけておいて・・。ごめんな、ミリィ。親父のヤツ、たぶん稽古の弟子達と飲みに行っちまったんだと思う。」
すまなそうにそういうディアッカに、ミリアリアは笑いながら大丈夫、と言った。
「ううん、ご挨拶はまた今度にしましょう。今日はもう帰るわね。」そう言って立ち上がったミリアリアをディアッカは慌てて引き止めた。
「そんな、折角来たんだしお茶でも入れるよ。オレの部屋にいこうか。」
ミリアリアもあまり遅くなるとまずいかな、とも思ったが、ディアッカの部屋を見ることが出来るチャンスに
それじゃちょっとだけ、とディアッカに案内されるまま後ろから付いて廊下を歩いていった。
562269:04/01/03 05:57 ID:lQQ7KTAK
ディアッカの部屋は母屋とは渡り廊下でつながれた離れにあり、
外観は和風の茶室を模して作られているが中はいまどきの青年の部屋らしく絨毯にベット、それにモニターとパソコンが置いてあるごく普通の部屋だった。
ただ、変わっていることといえば壁には正装用の羽織が掛けてあり、
日本舞踊で使うのであろう、綺麗に細工が施された扇子がいくつもケースに飾られている。
「ふーん、これがディアッカの部屋なの。」ミリアリアは珍しげに部屋の中を見回した。
ディアッカはそんなミリアリアの後ろに回り、じっとその姿を眺めた。
「ん?なに?」ミリアリアは着物の後ろに泥でも撥ねたかと心配になり、きょろきょろと後ろを覗き込む。
ディアッカはニヤニヤしながらベットに腰を下ろし、ミリアリアを手招きした。
「ねえ、何か後ろについているの?」
心配顔でディアッカの所に来たミリアリアを隣に座らせると、ディアッカは早速その唇に自分の唇を寄せる。
「んもう、ふざけないでよ。ディアッカ、着物の後ろに何か付いていたんじゃないの?」
ミリアリアに抵抗されてディアッカはくすくすと笑い出した。
「いや、何にも付いてない。着物にパンツの線が無かったから、ラッキー!と思っただけ。」
ミリアリアは一瞬、何のことか分からなかったが、すぐに真っ赤になって立ち上がろうとした。
しかしその瞬間、ディアッカに腕を掴まれてそのままベットへと押し倒されてしまう。
「んー、正月早々姫初めなんて今年はついてるなぁ。」ディアッカはうきうきとミリアリアの着物を脱がしに掛かった。
かたやミリアリアは驚いて足をばたばたさせディアッカに抵抗するがそれは余計に着物の裾をはだけさせてあられもない姿になるだけで、
かえってディアッカにとって好都合でしかなかった。
「ちょっと!変なことしないでよね!」
「平気、平気。オレ、着付けできるから。」
「ちがーう!!!」
563269:04/01/03 05:58 ID:lQQ7KTAK
さすが普段、着物を着慣れているディアッカは手際よくミリアリアの着物を脱がしていく。
とりあえずミリアリアの抵抗をかわしつつ振袖と帯を剥ぎ取ったが、肌襦袢を留めている紐が硬くてなかなか最後まで脱がすことが出来ずに
とうとうそのままでいいや、とディアッカは勝手に自分を納得させた。
確かに素っ裸より、肌襦袢の襟元からこぼれ落ちる乳房とか、裾から覗く太腿とかのほうがより扇情的で官能的であるのは
時代物エロビデオを観ればよく分かる。
「ミリィ、すごく綺麗だ・・」甘い声で囁かれ、ミリアリアの抵抗もだんだん力が弱まっていくのが分かる。
ぴちゃぴちゃと音を立てて口付けをかわし、ディアッカは乱れた裾の間から手を差し込み
いまや大人しくなったミリアリアの足の合わせ目にある深い切れ込みに沿うように指を差し込む。
「・・ああんっ」
ミリアリアは思わず声を上げ、びくんと体を震わせる。
ディアッカはミリアリアの肩をはだけさせ、首筋から鎖骨にかけて舌を這わせていく。
その間もディアッカの指はミリアリアの花弁をなぞり、敏感な部分をゆっくりと円を描くようになぞっていく。
「・・んっ・・はあっ・・ディアッ・・カ・・ああん・・」
甘えた声で名前を呼ばれ、ディアッカは夢中で服を脱ぎ再びミリアリアの上に覆いかぶさった。
何度キスを交わしてもまだ足りず、舌を絡ませ髪に手を差し込み唇の端から涎が滴り落ちてもまだ舌を解くことが出来ずに
繰り返し咥内を嬲り貪りあう。
口付けだけで既にディアッカのモノは半分程立ち上がり、その存在を主張し始めていた。
静かに唇を離すと二人の間に透明な糸がひかり、名残惜しげに消えていった。
564269:04/01/03 05:58 ID:lQQ7KTAK
「・・ミリィ・・上にきて・・」
ディアッカはベットに横たわるとミリアリアを促し四つん這いにさせ、そのまま向きを変えさせる。
そしてミリアリアに自分の頭を跨ぐような体勢をとらせた。
ディアッカの眼前には顕わになったミリアリアの秘所が恥ずかしげにひくひくと震えている。
ミリアリアは自分の目の前にあるディアッカの雄に愛しげに口付けをした。
舌を使って先端を舐めてから、くびれや先端の溝を丁寧に舐め上げていく。
「・・んんっ・・ミリィ・・いいっ・・」その妖しい刺激にディアッカは思わず声を上げてしまう。
ディアッカは目の前にあるミリアリアの秘所を両手で広げ、優しく息を吹きかけた。
「・・ひぁっ・・ん」
突然の刺激にミリアリアはびくんと体を震わせ、背をのけぞらせた。
ディアッカはそのまま肉色の裂け目に舌を差し込むとワザと大きな音を立てて嘗め回した。
先端にある豆を軽く啄ばみ、そのままなぞるように深いクレバスを辿り蜜壷の入り口に舌をねじり込む。
ひれを何度も繰り返すうちに、最後には蜜壷の入り口にだけ、集中的に舌で愛撫を加えると
やがて唾液だけではなく、もっと湿った淫らな音が部屋の中に響き渡る。
ミリアリアの秘所からは後から後から蜜が流れ出しディアッカの口元だけでなくその顎を伝って首筋まで濡れ光っている。
懸命にディアッカのモノをしゃぶっていたミリアリアもディアッカの送り込む快感に耐え切れなくなり
舌の動きも止まってただ湧き上がる欲情に翻弄されるだけになっていた。

565269:04/01/03 06:02 ID:lQQ7KTAK
今日はここまで。
ここ3日間、普通に白い米を食べてないな。
炊き立ての白米と梅干、焼き海苔が食べたい・・。
続きはまた後日。
566269:04/01/03 06:18 ID:lQQ7KTAK
559訂正。サホタン→シホタンです。
サホタンって自分の親戚の娘さんだよ。とほほ。
567名無しさん@ピンキー:04/01/03 06:22 ID:WWmEH0r0
>黄昏氏&269氏
乙です。新年早々楽しいSSをありがとうございます( ´∀`)


ちと質問宜しいかな?カナーバのフルネームってあるのか知りたくて…あとアスランは母親のこと母上って呼んでいたっけ?それともお母さん?
スレ違いだゴルァで申し訳ない。SS書く上で必要だったもので…。
568名無しさん@ピンキー:04/01/03 09:21 ID:H0BwrQT3
アスランのことは知らないのですが
カナーバは アイリーン・カナ−バです。
SS期待してます!
569名無しさん@ピンキー:04/01/03 21:03 ID:E2ssZ+p8
父上ってんだから、母親は母上なんじゃないか?多分。
570名無しさん@ピンキー:04/01/04 02:06 ID:LWjUxcbp
567です。
>568さん&569さん
ありがとうございます。
どこかでCDでアスランがお母さんと呼んでるって書き込みがあったような気がして…やっぱ母上なのかな。

しかしこれだけの質問だと母性を求めるアスランがカナーバに…な内容が思い浮かんでしまう。
571名無しさん@ピンキー:04/01/04 15:39 ID:sBIou8r7
姫初めキテター!!!!
572團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/04 22:37 ID:0AL01obK
HPの更新も終わってほっと一息っす。
色々職人さんの作品見て幸せにひたっていたり。
イザカガ(乙女向け)投下します。
573團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/04 22:38 ID:0AL01obK
 尻を持ち上げそのまま頂に口付け、ゆっくりと下降する。
「あっ!」
 敏感な部分にイザークの唇が触れたとき、カガリは背を反らせた。舌先を尖らせ蜜ツボに差し込む。
「ああ!」
 腰を振って逃げようとするのだが、その姿がますますいやらしく、イザークは静かに微笑むと指と
舌で愛撫した。溢れる蜜を舐め、指でクリトリスをつまむ。
「ひっ!」
 怖いのか気持ちよいためなのか、カガリの目からは涙がこぼれている。
 指の腹を少しヴァギナに押し込む。
「あ……!」
 少し入れてそのまま前にすっと指を走らせる。濡れた音にカガリは恥ずかしくて顔を伏せた。
「ん……!」
 荒い呼吸音とイザークの愛撫する音だけしか聞こえない。抵抗しようとして動かす身体はイザーク
の目を楽しませるばかりだ。
 抱きしめれば、すっぽりとイザークの腕の中に納まってしまう小さな身体。柔らかな金の髪。手の
ひらから少しこぼれる大きさの胸。全て自分の物にしたくてイザークは人差し指を中に入れた。
「やだ!」
 第一間接まで入れるとカガリは今までに無く抵抗した。
「どうした?」
 出来るだけ優しく声をかけて項にキスをする。
「怖いのか?」
 カガリは眼も口も引き結んだままソファーに顔を押し付けている。
「強情だな。薬で苦しいだろ? 素直になればたっぷり可愛がってやるぞ」
 言いながらイザークはカフスを外し腕を自由にする。自由になった腕でカガリは自分を抱きしめた。
どこもかしこも触られれば感じてしまい、そんな自分が情けなくて、可愛そうだと思った。
「ふん。自分でするか?」
 イザークが離れるのを涙目で見上げる。
574團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/04 22:39 ID:0AL01obK
「つらいだろ? 自分でオナニーでもして満足するか?」
「……」
 何度も唇を舐めてその言葉を吐き出そうか、とどめようか迷っている。苦しいのだが、その言葉を
出せない。出したくない。
「薬のせいだ。薬のせいでお前は淫らになってるんだ。俺を求める位な」
 痺れを切らしたイザークが乱暴にカガリの顎を持ち上げ口付ける。咄嗟にカガリはイザークにしが
みついた。お互いの舌がお互いを求める。
 カガリの腕に残っていたシャツを脱がせイザークは再びカガリを押し倒した。
 金の瞳がイザークを見上げる。この瞳が欲しいと、ずっと思っていた。唇も髪も身体も全て欲しい
と切望した。しかし、出会いが遅すぎた。既に彼女の隣には何時もアスランが寄り添うように立って
いた。悔しくて悲しかった。もっと早く出会っていれば、彼女の隣に立っていたのは自分だったのか
も知れないと思うと、やりきれなかった。
 今の自分をとても卑怯だと思う。思うのだが、イザークは止める気はない。どんな方法でもいいか
らカガリが欲しかった。一度だけ抱ければいいのだ。一度だけその瞳に映してもらえればよかったの
だ。
「お前は、悪くないんだ。悪いのは俺なんだ」
「馬鹿、そんな事いうな!」
 強い口調でカガリが叱責して、その頬を両手で挟みこむ。
「お前、自分を責めるな」
575團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/04 22:39 ID:0AL01obK
 自分から口付ける。動いた瞬間肌にイザークの服が触れて、ピクリと震えた。
「いいんだ。お前は私を抱いても。これは私がお前に出来るお礼なのだから」
 初めは怒っていたが、イザークが自分自身を責めているように見えてカガリは何か訳があって、自
分を抱くのだろうとぼんやりした頭で考える。それならば少しだけイザークの負担を減らしてあげた
いと思ったのだ。
「ふ…」
 首に腕を絡ませため息を漏らすカガリ。
 イザークはカガリの背中に手を当てると抱きしめた。
 首筋に顔を埋め、軽く歯をたて、両手で胸を揉む。柔らかい胸の感触を楽しみ唇を移動させる。カ
ガリは自分から身体を倒し、差し出すように胸をそらせた。
「あ、ふぅ……」
 元々感じやすい体質だが、薬のせいでますます感度が増してるようで、少しだけ寄せたイザークの
唇の熱にも、滑るように軽く動く手のひらや、動くたびに触れる、布にまで反応してしまう。
「凄く、気持ち、いい!」
 カガリの背が湾曲する。
 乳首に舌を這わせ、転がすと面白いようにカガリがなく。イザークは足の間に手を忍ばせた。
「いくぞ」
 人差し指を突き入れる。小さく悲鳴を飲んだカガリの唇にキスをしてかき回すように中を探る。
「――!」
 我慢できなくて、イザークはアンダーパンツごと太ももまでズボンを降ろすとカガリに重なり、入
れようとペニスをあてがった。
 ゆるゆるとペニスを入れると、カガリが指を噛もうとしたので、イザークは代わりに自分の指をカ
ガリの口の中に入れる。
「辛かったら噛め」
576團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/04 22:42 ID:0AL01obK
すいません。とりあえずここまで。
夜中か明け方にまた投下くるかもしれません。
577團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/05 00:36 ID:PExh+QqT
すいません。もう一寸アップしようかと思ったら、
睡魔に負けました。今日はここまででつ。
おやすみなさい。
578名無しさん@ピンキー:04/01/05 20:52 ID:8r4pDtOD
正月明けたら、一杯投下されていますな。
職人さんたち、乙。
本年もよろしゅう。
579名無しさん@ピンキー:04/01/05 23:28 ID:ATb5C/rU
お茶漬けさらさら食べたい。
イザカガきてた…。放置ですか、ああそうですか…。
出会う順番、先着順。バーゲンみたいだなハアハア。
580名無しさん@ピンキー:04/01/06 08:34 ID:CV/PL8HK
うーむ、やはり、前スレ前々スレみたいな神のスピードは止まったか。
それでも、1ヶ月弱でこのスレ消費速度は凄いと思うけど。
581名無しさん@ピンキー:04/01/06 13:13 ID:sh5YTyu3
今でも十分はやいけどな。
一度贅沢に慣れてしまうとなー。
582名無しさん@ピンキー:04/01/06 22:47 ID:7mowNsOi
誰もいない・・投下もない・・

そういや昨日の再放送見てラクスの別人ぶりに(゚д゚)ポカーンだった。あれが放送してた頃はどのカプが多かったのだろうか・・。
583名無しさん@ピンキー:04/01/06 22:58 ID:a5ZObzd6
多分、アスラクとキララク。
勿論、一番多いのは8(ry
584名無しさん@ピンキー:04/01/06 22:58 ID:wlJLmziH
序盤はキラフレの独壇場だしょ。
このスレでは比較的少ないカプではあるが。
585名無しさん@ピンキー:04/01/06 22:59 ID:wlJLmziH
すまんぬ、まだキラフレが形成される前だったか。
586名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:00 ID:a5ZObzd6
エロ系だったら、キラマリュの方が多かっただろ。この時期は。
587名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:33 ID:sakzL6AR
キラ関係ばっかだったな。
キラカガ、キラフレ辺りが多かったんじゃない?
懐かしいね。
588587:04/01/06 23:36 ID:sakzL6AR
585と同じミスしてた。スマソ
589名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:40 ID:fuJKzed4
>587
キラ関係ばっかというより、キラしかいなかったんだよな。
アスもラクスもカガリも、この時期は出番待ちか出ても時間を割いてもらえなかった。
基本的にAA内の状況説明が主だったんだよな、ここら辺り。

590名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:40 ID:LvRr7xGM
その時期は、シャア板の方ではエロ系の規制が割と緩やかだったから、
そっちでエロやってたよな。
魔乳スレの乳神様とかさ。
591名無しさん@ピンキー:04/01/06 23:46 ID:HB4Jt0MM
このスレは、初代はキラの独壇場だったな。
もう一人の主人公らしいアスランは、キラキラキラキラ言ってただけだった
から。
592黄昏の文芸作家:04/01/06 23:58 ID:yv7cgVU9
>>584-591
初代スレからイザフレとか書いてた俺って…_| ̄|○
当時はキラカガ推進派だったのに、未だにキラ中心の話書かずに
遺作とか大佐ばっか…でもヘタレな遺作は大好き。
593名無しさん@ピンキー:04/01/07 00:04 ID:dmV5OUQx
キラとラクスは後半は書き難いかもしれねーな。
達観している面もあるから。
594名無しさん@ピンキー:04/01/07 00:22 ID:6OJeuQS7
過去を振り返るになっているな。
投下がないからか。
595名無しさん@ピンキー:04/01/07 01:41 ID:+t/Rimip
投下できる作品はあるけど長いし未完だしで次スレに持ち越しそうだからな…。

便乗するけど初期の頃はアスラク好きだった。で、カガリ登場でアスカガに。フレイも当初は何だこの悪女は!?って思ったけど最後の方は好きな女性キャラNo.1になってたw

ということで神の投下を待つとします。
596名無しさん@ピンキー:04/01/07 02:09 ID:W59qpS57
もう次スレの季節か…
>>595
カップリングに関しての遍歴は自分も一緒。
ただ、あの頃してたポジションの予想を良い意味と悪い意味で裏切られたからなぁ…気が付いたら最萌えはラクスからカガリになってたw
フレイは最初から嫌いじゃなかった。周りは凄かったがw
597名無しさん@ピンキー:04/01/07 07:04 ID:GixpReNS
フレイは死んだのがやっぱり大きいな。
パラレル設定にするか、AAに居たころの痛い関係を書くしかないのはつらいところ。
598名無しさん@ピンキー:04/01/07 08:22 ID:vridov8r
フレイは最初の頃のパワー溢れる頃が大好きだった。
後半は流されるだけになって、ショボーン
カテ公を期待してたわけじゃないんだけどな。
何をやらかすかと、毎週期待していた頃が懐かしい。
599名無しさん@ピンキー:04/01/07 08:23 ID:vridov8r
>>596
いや、気が早過ぎだろ。
次スレ立てるまで、100KBは先だぞ。
まだ、370KB弱。
600棟梁:04/01/07 12:49 ID:THKg658F
キラカガがなつかすぃ…
601名無しさん@ピンキー:04/01/07 14:57 ID:XRkaOatb
このスレと南極はキラカガが一番多いじゃん。キラカガを書く職人さんも多いしさ・・はっきり言って羨ましいよ。
602棟梁:04/01/07 15:55 ID:THKg658F
そうですかね?近頃は消えてキテマスヨ。
603名無しさん@ピンキー:04/01/07 16:01 ID:7FDbsHqX
いいから、sageろよ。
あと、読み手なのにコテなのもどうなんだ?
それとも投下してくれるのか?
604ポチ@駄文職人:04/01/07 17:10 ID:fsl6z9bI
風邪引きアスラン拭き拭き編



「さぁアスラン!服を脱いで!」
お湯で濡らしたタオル片手に気合い十分なカガリが叫ぶ。
「はは、カガリは元気だなぁ」
熱のせいで動きが遅いアスランにカガリはソワソワと落ち着かない。
(…そういえばアスランと1日エッチしてないんだな)
いつもの今頃は激しい夜を迎えている筈なのにとちょっぴり寂しさを感じていた。
そして次第に露になるアスランの身体にカガリは息を飲んだ。
白い肌がうっすら汗ばむ艶めかしい姿に見惚れてしまう。
「…カガリ、ヨダレ出てるよ」
「えっ!ジュル…何でもないぞアスラン!!」
605ポチ@駄文職人:04/01/07 17:13 ID:XYJNpV9y
「お腹空いたんだろ?可愛いなカガリは」
クスクス笑うアスランが上着を脱ぎ終えるのを確認するとカガリがつかさず口を開く。
「下も脱げよアスラン」
「えっ…下は自分でするからいいよ」
恥ずかしそうに頬を染めるアスランに構わずカガリが意気込む。
「大丈夫だ!私がアスランのオチン○ンもキレイに拭き拭きしてあげるから!」
そう言うとカガリはベッドに乗り上げアスランのパジャマのズボンをずらしイチモツを取り出した。
「あわわ…ちょっと…カガリ」
熱のせいか萎え萎えのアスランのチ○コにカガリの目が釘付けになる。
606ポチ@駄文職人:04/01/07 17:15 ID:Td7ojx5e
(アスランの萎えチンも可愛いな)
そして温かく湿ったタオルで萎えチンを包み上下に擦り始めた。
「…うぁ…うっ…カガリっ」
「アスラン可愛い!」
次第に勃ち上がってくるチ○コにカガリも興奮し我慢出来ず先端を口に含み追い上げてゆく。
「あっあぁあっ…カガリ…出るっ!」
「…ちゅぱ…え…アスラン早い…やんっ!」
カガリが唇を離した途端、アスランのチ○コから白濁の液が飛び出しカガリの顔に直撃した。
607ポチ@駄文職人:04/01/07 17:18 ID:B+cuieQ+
「……うぁ…カ…ガリ」
「あふっ…あぁ…アスランの熱い…え…アスラン!?」
カガリがアスランの精液を浴び余韻に浸っているとアスランがベッドに倒れ込んだ。
「いやぁあぁあ!アスラン死なないで!キラ!ラクス!アスランがぁ!」
カガリは愛する人の容体急変に精液塗れの顔のままキラとラクスを呼びに部屋を出た。




カガリ欲求不満編へつづく…かも
608名無しさん@ピンキー:04/01/07 19:18 ID:m85pWeis
>>ポチ@駄文職人 氏
乙です。
ホントにサイコー!!余は満足です。
609團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/07 21:50 ID:ekVzdVud
>ポチ氏
乙です! はわー毎回カガリ可愛くて萌え死にそうです。

>過去
私は種やって、二ヶ月たちますが(すまそ。浅くて)最初から(友人にはめられて)キラカガでした。
でも本当は(中略)です。
610レーザースライサー:04/01/07 23:41 ID:nyAZ05ts
>592
そう言えば、最初にイザフレ言い出したのは誰なんでしょうか?
611269:04/01/08 21:02 ID:/9Aq+Qum
皆さん、今晩は。すっかり正月ボケの269です。
間が空いてしまいましたが痔ミリの続きです。
投下。
612269:04/01/08 21:03 ID:/9Aq+Qum
「あっ・・あっ・・もういっちゃうぅ・・・。」
ミリアリアは上擦った声でそう言うとがくがくと体を震わせ、秘所をすぼめて昇り詰めようとした。
全身の感覚が下半身に集中して、体中に分散していた快感が圧縮して絞られる。
それがどんどん一点に集まり爆発する寸前・・・。
その瞬間ディアッカはミリアリアの秘所から舌を抜き取り最後の階段でたたらを踏ませた。
「・・えっ・・?・・ディアッカ・・なんでぇ・・・?」
散々煽られておきながら最後の最後で寸止めを喰らったミリアリアの肉欲は疼きとなって全身を焼け焦がす。
そんなミリアリアを見ながらディアッカはニヤニヤと体をずらし、腹這いになりながらミリアリアのほうに向き直った。
「いや〜今年初エッチだからさ、ちょっと趣向を変えてみようかと。」
「・・・・?」
我慢しきれずにもじもじと腰を動かすミリアリアにディアッカは涼しい顔をして言った。
「そんなにイきたかったら自分でしたら?」「・・・ええっ!?」
・・・・自分で・・・しかもディアッカの目の前で・・・?
あんまりな言い様に、ミリアリアは唖然とディアッカを見返した。
「そんな・・恥ずかしい・・」
しかしディアッカはすっかり見物を決め込むつもりなのか、わざとらしく唇を舐めるだけだった。
「いいじゃん。オレは見てみたいなぁ、ミリィが自分でするところ。ほら、早くしないと親父が帰ってくるかもよ?」
そう言われればそうかも知れない。
普段のミリアリアだったら死んでも人前で自慰などしないのだが、
いつ家人が帰ってくるか分からないというスリルと興奮が最後の理性を吹き飛ばした。
ミリアリアは目を閉じると正面にいるディアッカに見せ付けるように大きく足を開き
片手は青く血管を透かした白い乳房に、もう片方の手は自分の溢れさせた愛液でてらてらと濡れ光る太腿の間にある
貪欲な肉の割れ目に滑り込ませた。
613269:04/01/08 21:03 ID:/9Aq+Qum
「あふぅん・・・」
既に堅く立ち上がっていた乳首はただ指先でつまむだけでも電流のように快感を走らせた。
そのままこりこりと愛撫し、余った掌で乳房全体を大きく揉みしだく。
弾力のある丸みは次々に形を変え、それでも先端を飾るピンク色の突起は痛々しいほどに堅く上を向いていた。
かたや薄い茂みの中にある熱い沼地に差し入れられた指先は
親指は先端にある花芽を押しつぶし、中指は深い蜜壷を探るよう抜き差しされていた。
その指には溢れ出た蜜が絡みつき、くちゅくちゅと卑猥な音を響かせている。
「・・あん・・あん・・」
ミリアリアの口から漏れる悩ましげな吐息と喘ぎ声がただ見ているだけのディアッカを挑発するようにまとわり付く。
次第にミリアリアの指の動きは激しくなり、淫水をかき混ぜる指は二本に増え
乳房に添えられていたもう片ほうの手も下の突起をいじりだし、ディアッカの存在すら忘れたかのようにひたすら敏感な部分に愛撫を加える。
「・・ひぃんっ・・いっちゃうっ・・もう・・・だめえっ・・」
堪えきれずにミリアリアは仰向けになり、大きく足をMの字に開いて背をのけぞらせ、すべてを曝け出して自慰に耽る。
「ミリィ!」
ミリアリアの痴態を見ながら大きく張り詰めていたディアッカの先端は既に欲汁を滴らせており、
ついに我慢しきれず激しく秘所をかき混ぜるその手を無理矢理掴みどかすと一気に肉棒を突き入れた。
「ああああっっっ!」
自らの指とは比べ物にならない硬さと太さに一気に貫かれ、ミリアリアは大きく声を上げた。
ディアッカは一気に根元まで突き入れ、そのままの勢いで激しく腰を動かす。
熱く爛れたミリアリアの肉壁がもっと激しく突いて欲しいと締め付ける。
もはやテクニックも何も無い、ただ己の欲求を満たす為だけの本能の攻撃が、より一層二人の興奮を高めていった。
614269:04/01/08 21:04 ID:/9Aq+Qum
「ああっっ!・・・だめえっ・・ディア・・カ・・・壊れちゃううっ!!」
口では拒絶しながらミリアリアの足はディアッカを離すまいとその腰に絡みつき、
ディアッカも眼を閉じて更に激しく自分自身をミリアリアの体内に打ち込み続けた。
「・・・・くっ・・・はあっ・・でるッッ!」
「・・んっ・・!!」
一瞬ディアッカが体を硬直させて渾身の一突きを打ち込んだ瞬間、熱い衝撃がミリアリアの際奥に走りそのまま二人は同時に達してしまった。
ミリアリアを汚しつつそこに収まりきれずに白濁した粘液はどろりと肉の溝を辿って落ち、シーツに小さな染みを作る。
何度か痙攣のように体を震わせ絶頂の余韻に浸っていたが、大きなため息をつくとミリアリアは静かにディアッカに寄り添った。
ディアッカも満足げに横たわり、優しくミリアリアの髪を撫でている。
「いやぁ、正月早々燃えたなぁ。やっぱえっちはこうじゃなくっちゃなー。」
能天気に言い放つディアッカの言葉にミリアリアは苦笑するしかない。
「やっぱさ、エッチするのにシュチエーションって大事じゃん?次は・・そうだなぁ、ミリィの部屋でしない?
親父さんとおふくろさんが出かけた隙に・・・ってどう?くくくっ。」
「あんた何言ってんの?ばっかじゃないの?」
ミリアリアは口ではさもあきれた風に答えたが、心の中では
そういえば来月、田舎で法事があるって言っていたわね・・などと考えていた。
正月は幸せな恋人達に幸せな夢を運んでくるのだった。

・・・・おわり・・・
615269:04/01/08 21:05 ID:/9Aq+Qum
・・・おまけ・・・

その頃のディアッカ父は。
丁度二人がお互いのモノに奉仕し合っている時刻。
ほろ酔い加減でのんきに鼻歌など歌いながら帰宅したのだった。
「ふふん、ふん。おや?お客さんかな・・・?」
玄関に見慣れぬ女物の草履を見つけ、はたと息子との約束を思い出す。
「おお、いかんいかん。すっかり忘れていた。」
今日は息子がお付き合いをしているというお嬢さんを自宅に連れてくる、と言っていたな・・。
ディアッカ父はいそいそと客間に行ったが、そこには姿が見えずお茶を出した形跡も見当たらない。
ということは・・お宅訪問のお約束、ディアッカの部屋で昔のアルバムでも見ているのだろう。
ディアッカ父は渡り廊下を歩き、息子の部屋のドアに手をかけた、がその時
「・・いゃあん・・はあっ・・すごい・・はぁはぁ・・」
「・・はぁはぁ・・・・ミリィのここ、すげぇぐちょぐちょだぜ・・もっと足広げろよ・・」
ドア越しに聞こえる卑猥な喘ぎ声と、すすり泣くような少女の声が聞こえた。
616269:04/01/08 21:05 ID:/9Aq+Qum
「・・・・・・・」
ディアッカ父は黙ってドアノブにかけた手を離し、少し前かがみになりながら母屋へと帰っていった。
「・・やれやれ、いつまでも子供だと思っていたら・・・ディアッカも一人前になったものだ・・」
ディアッカ父は少し寂しそうにそうつぶやくと、軽く頭を振った。
ぱちり、と自室の電気をつけるとそのままテレビ台の裏に隠すように置いてあった1本のビデオを取り出す。
「親子ドンブリパラダイス、息子は出張同居は最高」
ディアッカ父はビデオをデッキにセットすると、すかさずヘッドホンを装着した。
「・・・はぁっ・・お義父さま、駄目ですわ・・そんな・・あっ・・あの人のより太いわァ・・」
「・・まだまだ息子には負けんよ・・やはり若い肌はいい」
もちろんミリアリアはディアッカ父とは面識が無く、二人が顔をあわせるのはまだまだ先の話である。

・・・おわり・・・

617269:04/01/08 21:15 ID:/9Aq+Qum
以上です。
それにしても自由の火力は反則だよなぁと思う今日この頃。
さようなら。
618名無しさん@ピンキー:04/01/08 21:34 ID:wcRUPo08
キター!!前半は斬新な体位で、ハァハァさせていただきましたが、後半は自慰視姦ですかーー。
痔パパン、隠しビデオ義理父嫁、若妻ものですかー。ワロタ。
619ポチ@駄文職人:04/01/08 23:34 ID:0jXoF37W
風邪引きアスラン
カガリ欲求不満編



「まったくカガリは…」
「カガリさんたら大胆ですのね」
「…だからごめんってば」
顔に付いた精液をハンカチで拭うカガリにキラとラクスは呆れた。
病人を襲い、更に射精させ容体を悪化させたカガリにキラはある命令を下す。
「アスランの風邪が治るまで性行為は全面禁止!」
「ええぇ!?ヤダヤダァ!アスランとエッチ出来ないなんて嫌だぁ!」
「カガリさん、あまりアスランに無理をさせると本当に昇天してしまいますわよ」
「……うぅ」
ラクスの言葉にカガリは諦めキラの命令に従うことにした。
620ポチ@駄文職人:04/01/08 23:37 ID:MlzW4wxy
「まぁ、欲求不満なら僕が手助けしてあげるけど」
冗談混じりで言うとラクスもクスクス笑う。
「あらあら、キラったら…生身で宇宙空間を漂いたいのですか?」
目が笑っていないラクスにキラは凍りつく。
「私はキラの赤黒いチ○コよりアスランのピンク色のチ○コが好きなんだ!!」
カガリの更なる追い打ちにキラは粉々に砕け散った。





「はぁ…アスランとエッチしたいな」
カガリは自室のベッドに寝転がりながらアスランとの熱い夜を思い出していた。
自分の上に覆い被さり腰を動かすアスランを想像しカガリは自然と足を開く。
621ポチ@駄文職人:04/01/08 23:38 ID:hEKxH7hk
「…アス…ラン」
そして手をズボンの中に入れ、直接クリトリスと膣を刺激する。
「…ぁん…はぁはぁ…アスラン…あっあっ」
カガリはひたすらアスランを思い浮かべ指を動かす。
「ひぁあっ…欲しいよ…アスランの…可愛い…オチ○チン」
膣の中に挿れた指をアスランのチ○コの代わりにピストンさせるが絶頂を迎えられず諦め引き抜いた。
「ふぇ…ん…やっぱりアスランのじゃないとイケないよ」
ぐすんと蹲り泣いていると風邪で苦しんでいるであろうアスランの姿が目に浮かぶ。
622ポチ@駄文職人:04/01/08 23:40 ID:kbS4hjpM
「…あいつお腹空かせてるかも…そうだ!私の愛情料理で風邪を治してやるぞ!」
そう思い立つとカガリは直ぐにキッチンへと向かった。



キッチンに到着したカガリは色々ある食材を並べ調理を始めた。
「まずは鍋に水を入れてキムチの素を投下!」
そして更に豆板醤をタップリ加えてネギと炊いてあるゴハンをブチ込み仕上げは卵を乗せて完成した。
「カガリ・ユラ・アスハ特製!激辛キムチおじやだ!!」
これを食べさせればアスランが元気になると思い急いで彼の元へ向かった。
623ポチ@駄文職人:04/01/08 23:42 ID:+57YLUBe



「アスラーン♪」
「…うぅ…カガリか…」
可愛らしい彼女登場にアスランは末期の病人のようにフラつきながら上体を起こした。
「見ろアスラン!お前の為におじやを作って来たぞ!」
「カガリが?…ありがとう」
アスランはカガリの手作り料理に感激しミスター味っ子のごとく派手なリアクションで彼女を喜ばせようと密かに意気込んだ。
「じゃっじゃーん」
そしてカガリはハシャギながらアスランの前に料理を出した。
「うっ!これはっ!?」
それを見たアスランは声を詰まらせた。
624ポチ@駄文職人:04/01/08 23:45 ID:XmIfTeJX
目の前には土鍋の中にグツグツと煮え立つ真っ赤な具が存在し見ているだけで汗をかいてしまった。
「どうだ、美味しそうだろ?」
ニコニコと邪気の無い顔で微笑まれアスランは拒否出来ずに恐る恐るそれを口に含んだ。
「アスランどうだ?もっと食べろよ!」
キラキラと目を輝かせながらカガリは休む間もなくおじやをアスランの口に運ぶ。
「…うぐっ…お…いし…い…カ…ガリ…グハァッ」
「えっ、美味しいのか!?やったぁ!…あれ…アスラン?おい!しっかりしろアスラン!」
625ポチ@駄文職人:04/01/08 23:50 ID:eMnbgGkU
高熱を出してる上に激辛料理を食べたアスランは更に体温が上昇し意識を失った。
「いやだぁあ!アスラン死んじゃイヤだよぉ!キラー!ラクス!助けてー!!」
そしてまたカガリはキラ達に説教されることとなる。




百合編へ続く
かもしれない(謎)
626名無しさん@ピンキー:04/01/09 00:42 ID:J2Y8WzwE
>>625
>百合編 (*´Д`)ハァハァハァハァ/ \ア/ \ア/ \ア/ \ア
ラクスとの絡み見たいよぅ…お盛んなカガリたんもいいですね…

というかこのアスラン、コーディじゃなかったらとっくに昇天してそうw
頑張れアスラン!
627名無しさん@ピンキー:04/01/09 21:36 ID:Sbkkm+Gp
職人さんたち、投下乙。

所で、過去ログ全部、もうhtml化してんだな。
pink鯖ってhtml化早いね。
628名無しさん@ピンキー :04/01/09 23:05 ID:HDPxgJ3w
お腹いっぱい。
629名無しさん@ピンキー:04/01/10 00:14 ID:dUbdW8sw
キラマリュが読みたい今日この頃…

ザラ隊の筆下ろしをするカナーバなんてのもいいな

正月明けたのにアスカガの人とか黄昏氏とか_| ̄|○氏とか来なくて寂しい…あと217氏の復活もこっそり待ってたりします。
630名無しさん@ピンキー:04/01/10 00:42 ID:WIbTlMpP
まあ、神々も実生活では事情がいろいろあるだろうしね。
…でも、神々の復活は期待してる自分。
631名無しさん@ピンキー:04/01/10 01:10 ID:ynWr10Cr
今までのスレ消費速度が異常だっただけなんだ。
632ポチ@駄文職人:04/01/10 02:21 ID:a4ZOnw+p
風邪引きアスラン
百合編



「いよぅ!アスラン生きてるか?」
「…その声は…ディアッカか…ゴホッ」
何処からかアスランが重体との噂を聞き付けたディアッカが見舞いに来ていた。
「…こんにちは」
その後ろにはミリアリアもいてアスランは動揺した。
「ゲホゴホ…き…ゲボ…み…ゴホゴホ…は…」
「おいおいアスラン、無理すんなよ」
「よしよしアスラン…冷えピタ貼ってイソジンうがい薬でうがいしてリンゴ味の風邪薬飲んで安静にしてろ」
「ああ…すまないカガリ」
過保護なカガリにディアッカは羨ましそうにミリアリアを見ると逆にキッと睨み返され身を縮ませた。
633ポチ@駄文職人:04/01/10 02:23 ID:6kZm/x6P
「うふふ、折角いらして下さったのですから殿方同士にお任せして私たちはお風呂に入りませんか?」
「そうだな!いつでもアスランを受け入れられるように体をキレイにしておくぞ!」
「そうね、女同士の方が楽しいし」
ミリアリアはさりげなくディアッカにトゲを刺し浴場へ向かった。





つづく
634ポチ@駄文職人:04/01/10 02:41 ID:dPMYisFE
たった2レスなら後でまとめて投下すれば良かったな…と今更思った。

果たして自分に3P百合が書けるのか…いや書けない…きっとあのオチになる。ということで百合はあまり期待しないでね(; ゚∀゚)
635269:04/01/10 08:03 ID:nDMje8AH
前、前々スレ、読めるようになったんだ。
思えばポチ氏のすれ違いアスカガで種にはまったまだ種初心者の自分。
そんな自分がまさかssを書くとは・・ね。
ギャグも良いけど、またシリアスをお待ちしています。
胸が締め付けられるヤツを・・・。
636ポチ@駄文職人:04/01/10 08:42 ID:qpRs5wVD
こんにちは269氏

自分が書いたスレ違いアスカガって何だっけ?虎アスカガかな。
私もまさかマ○ガ○を目指す自分がssにハマるとは思わなかった(シミジミ)

過去スレ見たいけど携帯だから100レスぐらいまでしか読めない…そろそろドリキャス稼働させるか…(しょぼいな自分)

シリアスは書いてまっせ。アマアマエログロスカキチクレイープウワーキ物の超シリアスを… それが停滞した時に風邪引きアスラン書いてるので今メインで書いているのはシリアスです。

というか雑談スマソ…たまには許して(´・ω・`)

自分の書いたSSの感想くれた方々、職人様の作品、269氏、團鬼八氏、の書き込みはとても励みになっております。ありがとうございます。

269氏のおかげで停滞中のシリアスを書く気になったので逝ってくる。
637名無しさん@ピンキー:04/01/10 14:34 ID:tR03DH19
職人さんたちはがんがってください。
楽しみにしてます。
638名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:26 ID:sIRPUkcK
現在383KB、まだまだ大丈夫ですよね。
>>66 ありがd、煮詰まった時、レス読み返してます。
他にもレス下さった方ありがとうございます。

ポチ氏のギャグは予想の斜め上をいかれるので、よく液晶に茶吹いてます。
3P!ドキドキ、シリアスもお待ちしてます。

627氏のミリカガ「元気少女と活発少女」ミリィが積極的でイイ!
堪能させていただきました。綺麗な絵も蕩けるようでモエモエ。
お風呂といえば217氏、ガンガッタのですがやはり影響力大です。スミマセン。

前回のオーブ服は似非FSSコーラス王家、今回はゴルゴ調です。
巷では鯨とお話できると言われてるラクスですが、人間止めてませんから
…椅子投げないで下さい。百合です。
639名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:27 ID:sIRPUkcK
−−ダンッ!
アスランが琥珀色のダブルドアを乱暴に押し開ける。
ラクスのボディガード達は突然の訪問に驚きつつ、婚約者であるアスランを
通過させてしまったのだ。
入り口ギャラリー、白亜のグランドピアノが設置されているリビングを通過すると
奥間利から微かにミルクの甘い匂いが漂い、コポコポと心地よい泡の弾ける水音、
少女達のくすくすと楽しげな囁きが聞こえる。どうやら風呂らしい。
アスランは二人の嬌声を聞き、深い溜息つきながらミニバーカウンターに凭れる。
女の風呂は長い。肝を据えて待つ事にしたのである。
カーキー色のハロがアスランの周りを飛び回る。軽く叩き向こうへやる。
「ふう…」
腕を組み直すと徹夜で注意力が散漫していたのか、カウンター上の布巾に触れてしまい
ひらりと舞い落ちる。
拾い上げようと腰を屈める時、かさかさという音と脚に柔らかな感触を覚える。
足元を見ると、拳ほどの大きさの茶色い毛玉がアスランの脚に蹲っていた。
「ラクスの新しいペットか」
ハムスターを掌で掬って背中を撫でてやる。
頬袋からひまわりの種を出し齧っていたかと思うと、尻尾を丸くしすやすやと
寝てしまった。
置き場に困り硬直していると、非難めいた鋭い視線を向けられているような気がする。
カウンターの陰からだ。
視線を動かし、はっとする。
赤い二つの瞳が、鉄格子越しにまるで憎悪するかのようにアスランを睨んでいたのだ。
カウンターの陰にはケージが二つ並んでいた。
一方は滑車や紙筒が配置され、ハムスター用のケージという事がわかる。
もう一方の檻が若干異様であった。太い鉄格子で仰々しいのだ。
中にはアスランの掌ですやすや寝息を立てているハムスターより一回り大きい
ハムスターが檻越しに艶のない紅毛を逆立て威嚇する。
鼠なのにどこか人間臭さを感じる。
そいつに触るな、まるでそういっているかのようだ。
640名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:27 ID:sIRPUkcK
アスランがなんとなく掌のハムスターをケージの前に置いてやると、威嚇行為をやめ
目をうつろにして蹲る。
どうやら病気のようだ。暫くして、痙攣を起こし始める。
「おい、大丈夫か!?」
つい、人に対するかのように声をかけてしまう。
赤いハムスターの視線を辿ると、ミニバーに置かれている竹細工の籠にあたる。
「これが欲しいのか!?」
ケージにはブリキ缶が入っており、更に蓋開ける。
「…ラクス!! まさか!?」
ストローを一本摘み出し、アーミーナイフでコルクを慎重に弾く。
トンと軽く叩き詰められた粉末を掌に出し、小指で白い粉を掬い軽く鼻先にもっていく。
「…フェンサイクリジン…PCP!?」
眉を一層顰める。
思考は、かたかたと震え悶える音に遮られる。
紅毛のハムスターの息がだんだんと荒くなり悶え始める。
もう一匹の茶毛のハムスターが心配そうに檻に張りつくと、懸命にくんくんと
鼻を動かしまるで心配するな、と言うように格子に身体を摺り寄せる。
縋るような視線を再度向けられ、アルミケースに添えられていたピンセットを取り出す。
奥の袋に入れられたパトロン紙を一枚摘み、山折りにし鉄格子の中へ挿し入れてやる。
すんすんと鼻を鳴らし、恍惚といっていい表情で貪るように紙を吸引する。
やがて大量の鼻水、涎を垂らし始める。
数分で紅毛のハムスターは落ち着いたようで、知的な瞳をアスランに向ける。
どうやら礼を言っているようだ。
小さく溜息をつき、布巾を拾い上げカウンターの元の位置に置こうとし、目は再び見開く。
ガラス板、ガラス棒、そして小型注射器。
「…間違いない…」
アスランの疑心が確信に変わったとき、悲鳴が空間を裂く。
時折聞こえていた感極まった妖艶な喘ぎが、一段と高い悲鳴に変わったのだ。
641名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:34 ID:sIRPUkcK
居間を更に奥へ進むと、床が絨毯から大理石へと変化する。
囁きは奥角へ歩を進めるごとに輪郭を明確にする。
鼻を擽る乳の匂いが強くなり、思わずロフトへ通じる白亜の螺旋階段下の
パルテノン式円柱の背後に姿を潜める。
そこは桃源郷のようであった。
薄闇に温かみのあるオレンジがかった灯が蝋燭のようにぼんやりと照らす。
薄長い人陰が壁で折れ、二つになったかとと思うと一つに重なり揺らめきあう。
「…カガリさん、そこは…!!」
ラクスが切なそうに白い肢体を捩り喘ぐ。
雫けた桃色の長い髪の合間から金髪が時折覗き、白い両腕はカガリのしなやかな背に
巻きつき、時折爪がたてられる。
ちゅっ、ちゅっと乳房を吸う水音が泡の音に混じる。
ざぶっと湯面を波立たせカガリが顔を上げると、ラクスが白陶器のような乳房を
押し付ける。
身を預け暫し互いの肌の温かさを確かめた後、カガリの肩に腕を擡げ湯中で開脚すると
360度回転させる。
「わぁ、ラクス、身体柔らかいな」
うつ伏せに桃丘を乳色の湯面からぷかぷか浮かせ、カガリの首筋へ抱きつく。
「うふ、職業柄ですわ。
カガリさんこそ、格闘技には身体のしなやかさが必要でしょう?」
わっと驚く声と同時にラクスがカガリの足首を軽く持ち上げ、肩に乗せる。
642名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:34 ID:sIRPUkcK
「…?」
首を傾げるカガリにかまわず太腿を肩に担いだまま抱きつくと股間へしなやかな
太腿を挿し入れる。
ビクッとカガリが肢体を痙攣させる。
どうやらラクスが秘所へと指を沿わせ撫でたようである。
「…ラクス! 今私の番だろ」
「…ごめんなさい…つい」
ラクスがカガリに肢体を預けて甘え、高層からの夜景を眺める。
「…キラと同じ夜空を眺める事ができるのは…何時の事でしょう」
小さな呟き。
人工の夜景にうっとりとするラクスの深海色の瞳が、窓に反射する柱の陰を映し
幸福そうな表情が一瞬硬直する。
ふうっとカガリの溜息が聞こえる。
「ラクス、そろそろ上がろう。湯当たりするもんな…満足した?」
妖艶な微笑みを浮かべ、ざんっとラクスが湯を跳ね上げ立ち上がる。
裸体を捻らせ、胸の谷間から下腹部へ掌を這わせながら湯を弾く。
「ラクスは綺麗だな」
素直に賞賛し、カガリも立ちあがる。
643名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:36 ID:sIRPUkcK
「…カガリさん、クライマックスがまだです…」
え!?、まだやるの、という惚けた答えに、柱に潜むアスランが思わず微笑を押し殺す。
ラクスは金髪を梳き、カガリの頬を両手で包みこむ。
二人暫く見詰め合った後…思わず目を背ける。
くちゅっくちゅっと卑猥な音を立たせ、お互いに唇の位置を変えながら貪る。
ラクスがカガリの乳房を鷲掴み、足指を反らせながら右脚を程よく鍛えた背に絡み沿わせ
尻を撫でる。
「…う…あっ…気持ちいい…ラクス!」
カガリが喘ぐ。
ラクスはカガリの肩に手をかけ、右脚を再び背に絡みつける。
両腕を肩にかけると、乳房を下から跳ね上げるかのように擦り付けながら
カガリの裸体に絡み登る。
「…ラクス…なに?」
抱っこ状態になり、濡れた裸体を支えていた手が滑り、ラクスの桃丘を鷲掴みする。
644名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:37 ID:sIRPUkcK
「…ん…んっ…」
ラクスが喘ぎ上半身を反らせ腰を捩りながら、恥骨を乳房から下腹部へ上下に
擦り付けるとカガリの乳丘がラクスの体液で妖しく光り反射する。
白く形の良い指が、自身の尻を抱えているカガリの掌に沿り下り、指を絡ませ
桃色の唇へ持っていくと軽くキスを降らせる。
擦り焦がしていた自身の秘部へ誘導すると、カガリの指は花弁を撫で摘む。
白い躰体が徐々にびくびくと震え始め、湯面を波立たせる。
戦慄き切なそうに眉を顰めるラクスの反応を見ながら中心を捜しあてると、
体液で潤い綺譚のような秘口がふるりと痙攣する。
「…そのまま…カガリさん」
震える声でラクスが優しく囁く。
「…え…でも…」
ゆっくりと浅く膣壁を刺激してやる。
「…奥ではありませんの…そう…もう少し前…あっ…!」
ラクスが高く絶頂に到達した嬌声を上げ、だらりとカガリの首に絡ませていた両腕を離し、
柔軟な肢体は頭が湯面につくほどに仰け反る。
桃色の長髪が湯に広がる。
気怠さに苦悶しながらも両脚をカガリの腰に絡ませ躯体を支える。
鍛えた両腕でも、倦怠感に全身力の抜けたラクスを支えきれないと判断したカガリは
180度に開脚しながら湯に裸体を沈めていく。
645名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:38 ID:sIRPUkcK
二つの荒い呼吸が不規則に泡の音と混じり合う。
肩を荒く上下に動かし、ぐったりしたカガリがジャグジーの縁に頭を擡げて呼吸を整える。
すでに息を整えたラクスが金髪を梳きながら抱きつき、互いを称え達成感に酔う。
淵から金髪を落とし白い意識の中、背を反らせて橙色の天井を眺める。
ふと目の前が陰り、金褐色の瞳によく見知った顔が映る。
二人は瞳を合わせたまま見つめ合う。
危険を察知したラクスがカガリの首へ絡めていた両腕を解き、すうっと離れていく。
「…なんで…お前…いつからそこに…」
「さっきから」
「…見てた?」
顔を覗きこみ、中腰になると青藍色の髪がさらりと落ちる。
「ん、見てた」
「…いつから?」
翡翠色の瞳が優しげに細められる。
「だから、ずっと」
カガリが火照った肢体を捩るように艶めかしく首を傾げる。
「…なあ、アスラン…もう少し顔、近くに寄せてくれないか…」
「…ん」
アスランが腰を沈め、互いに息がかかる距離まで顔を寄せる。
暫し見つめ合った後カガリがアスランの首に両手を回す。
甘い雰囲気に口唇を合わせようと屈み始めると、カガリの濡れた右腕がアスランの肩へ
少しずつ滑らかに這う。
「…この、×××ーー!!」
制服の襟首を掴まれ肩に入り身をされたと気付いた時には、乳色の湯面が目前に
迫っていた。
ボチャリと大きな水音と共に湯面が波立つ。
「アスラン、お久しぶりですわね」
ラクスが濡れた髪を結い、にっこりと何事もなかったかのように微笑し挨拶する。
「ラクス!出るぞ!おまえはあっち向け!」
腰と両手足を湯底につき頭から湯を被ったまま、暫く事態を把握できず
呆然と湯に浸かるのであった。
646名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:39 ID:sIRPUkcK
そろそろオリジナル設定イラネと言われそう。次回はアスラク、お医者さんゴッコです。
647名無しさん@ピンキー:04/01/10 22:50 ID:WS3Azt5P
リアルタイム乙!
なんつーか哲学的というか…表現がウマーで最高でした!次はアスラクっすか!?待ち切ない(*´д`)ハァハァ
648名無しさん@ピンキー :04/01/10 22:51 ID:sIRPUkcK
あ、!?多い…。誤字も多いし何度も見直ししてるのに。
気分はロンギヌスの槍。大気圏外まで逝ってくるわ。
649269:04/01/11 00:23 ID:hSpZjyjb
皆さん、今晩は。
ウホッ!?もしかして百合祭り開催ですか?
よーしパパ頑張っちゃうぞー(もう古いな)

投下します。
650269:04/01/11 00:24 ID:hSpZjyjb
ある静かな晩、フレイは一人食堂に座っていた。
本来ならば自分も自室に戻り(いやこの場合キラの部屋だろうが)ぬくぬくとベットで眠りについている時間だ。
しかしフレイは椅子から立ち上がることができなかった。部屋に帰るのが苦痛だったのだ。
あの日、キラと関係を持ち・・それから何回か肌を重ねた後
突然キラはストライクのコクピットで寝起きをするようになったのだ。
フレイは何度もキラに部屋で眠るように説得したが、いつもは自分の言い成りになるキラが
頑として聞き入れないことにフレイはかなりプライドが傷つけられていた。
「そんなに居心地が良いなら、死ぬまでそこにいればいいんだわ!
もちろんキラは戦って戦って、やるべきことをやってからでなければ死ねないけど・・ね。」
フレイは内心ぎりりと歯軋りしながらそんな素振りは微塵も見せずに
表面上はキラの体調を心配している風を装い、甲斐甲斐しく世話を焼いていた。
651269:04/01/11 00:25 ID:hSpZjyjb
しかしこんな夜はやはり一人で暗く冷たいベットに戻るのは嫌過ぎる。
一瞬、サイの顔が頭をよぎったがすぐに頭を振って追い払った。
ふぅ・・と大きくため息をつくとフレイは重い腰を上げて席を立った。
食堂のガラスに眼をやると疲れたような顔をした自分自身が映っている。
「そういえば・・まだ少し残っていたっけ・・・。」
ふと、フレイは少ない私物の中に使いかけのボディシャンプーが残っていたのを思い出した。
AAが地球に降りてからはなんとか反乱軍の物資を補給できるようになったというものの
それはもちろん必要最低限の生活物資や食料、武器燃料に限られてのことであり、
フレイが望むような高級ブランドの化粧品や嗜好品などはどれだけ金品を積んでも見ることすら出来ない。
しかも降下地点が砂漠ということもあり、いまだ艦内では取水制限がされており
シャワーも一日おきにしか使用できない状況だった。(もちろんキラとフラガは別待遇である)
幸い艦内は寝静まっており、フレイはこっそりとシャワー室へと向かった。
652269:04/01/11 00:25 ID:hSpZjyjb
フレイはシャワー室に入り、そそくさと衣服を脱ぐと足早にブースに入る。
蛇口を捻ると勢いよく熱い湯が降り注ぎフレイの肌の上で弾けて流れていった。
「気持いい・・・」
誰もいないのをいいことに、フレイは蛇口を全開にし髪や体を洗っていく。
残り少ないボディシャンプーを丁寧に体に塗り、泡立てて隅々まで念入りに洗い上げる。
フレイは自分の胸を洗っているときに何故か無性に寂しさがこみ上げてきた。
「・・・キラの・・・馬鹿・・・」
フレイは体を洗いながら、キラとの情事を思い出してみる。
キラはいつもしつこいくらい執拗に胸を愛撫していたっけ・・・。
まずはじめに乳房を優しく手で揉み、それから乳首を舐めるのよね。
フレイは目を閉じて自分自身の乳房を大きく揉んでみる。
強弱をつけすくい上げ、それから両手を使って二つを擦り合わせるように揉みしだく。
その刺激だけでフレイのピンク色の乳首は徐々に硬くなり頭をもたげてきた。
「・・ああん・・・」
誰もいないシャワー室には水音のほかにフレイの漏らす喘ぎ声が響き渡った。
653269:04/01/11 00:26 ID:hSpZjyjb
くりくりと指先で両方の乳首を刺激し、そのまま硬く立ち上がった乳首を意識してフレイは自分自身を煽り立てる。
はじめは軽く触るだけの刺激がいつの間にか本気で高みへ昇るための愛撫へと変わっていった。
やがて片方の手は徐々に下へと降りていき、フレイはとうとう我慢できず最も敏感で危険な部分へと滑り込ませた。
「・・んっ・・んっ・・・・」
フレイの秘所は既に甘く潤っており、肉色の裂け目をくちゃくちゃと卑猥な水音を響かせて掻き混ぜるその指を易々と咥え込む。
動きはだんだんと激しくなり、ただ掻き混ぜるだけでなくもう片方の手も下の裂け目にある小さな花弁を擦りあげ
先端にある肉の突起を痛いほどに愛撫した。
フレイは自らの指の動きにあわせてがくがくと腰を振り、
きつく締め上げる肉壁に逆らうように更に激しくその指をピストンさせる。
「ああっ・・いくうっ・・・・・っっ!」
絶頂を迎えてフレイの体は弓なりに反り、引きつるような声を上げて全身を硬直さると
それから力が抜けたようにへなへなとその場にしゃがみこんでしまった。
まだ蜜壷に差し込んだままの指はフレイが垂れ流した愛液でべとべとに濡れており、
それでもほんの少し動かして刺激を送ると、絶頂を迎えた直後で極限に感度の良くなっている体は恐ろしく敏感に反応して
フレイの体の中に官能の電流が何度も走りぬけるのだった。
「・・あ・・はぁ・・」
荒い息をつきながらシャワーブースの床に座り込み、フレイはぼんやりと床を眺める水を眺めていた。
654269:04/01/11 00:26 ID:hSpZjyjb
「誰かいるのか!?」
いきなりシャワー室の扉が開き厳しい声で誰何され、フレイは驚愕のあまり悲鳴を上げた。
声の主はずかずかとシャワー室に入り込むとフレイの使っているブースの前に来た。
「・・・ナタ・・ル・・さん・・・」
フレイが怯えた眼で見上げるその先にはAA副艦長、ナタルの姿があった。
ナタルは怒りを抑えた表情で腕を組んで全裸のフレイを見下ろしている。
「フレイ・アルスター。こんな時間に何をしている。」
フレイは何も言えず、ただ怯えた表情でナタルを見つめるだけであった。
「・・・・・」
ナタルはそんなフレイの様子をじっと見つめ、暫らく何かを考えた後おもむろに軍服を脱ぎだし、
とうとう下着も外して全裸になるとそのままフレイのブースに足を踏み入れた。
「・・・!?」
フレイはわけも分からずに唖然とナタルの行動を見つめていたが
その手が自分の太腿の間に差し込まれるのを感じたときにやっとナタルの目的と自分の置かれている状況を理解することが出来た。
655269:04/01/11 00:27 ID:hSpZjyjb
ナタルの長く細い指がフレイの熱く湿った沼地にずぶりと沈み込む。
それと同時にナタルの舌はフレイの首筋をなぞりだす。
「・・い・・いやぁっ!・・・なんで・・・?」
フレイは必死に抵抗するが、ナタルは余裕でその動きを押さえ込み更に深く指を沈めて
揶揄するように言った。
「こんな夜中に一人で処理するとは・・・・それではあまりに寂しかろう?私が手伝ってあげよう。
それに・・・・君は割りと私の好みのタイプなのでね。」
フレイはその言葉を聞いて眼を剥き、びくんと体を震わせた。
「・・ナタルさん・・嘘でしょ・・?」
絶頂を迎えたばかりのフレイの体は早くもナタルの愛撫に反応しだし、
掻き混ぜられている秘所からは新たな淫水を涎のように垂れ流し始めていた。

656269:04/01/11 00:36 ID:hSpZjyjb
今日はここまで。続きはまた後日。

ナタルは悲しくて書けない・・と思っていたら
なぁんだ、イノマンと絡めなければ楽勝だぜ!と気が付きました。
自分のナタルは百合専用ということで。

>ポチ氏
すれ違いアスカガとは「アスランサイド、カガリサイド」のアレです。
両者の視点で書かれていて、より二人に感情移入でき、
もう痒いところに手が届く演出に舌を巻きました。
私信レスで申し訳ありません。以後、控えます。
657名無しさん@ピンキー :04/01/11 00:40 ID:nc/D3kEl
うおおおーーーー。ナタフレ!!!!
269氏の毒牙に次々とかかっていく登場人物達ー。ハァハァ。
658名無しさん@ピンキー:04/01/11 01:05 ID:r/+8NqqB
百合祭り便乗で自分もいいかげんマリュナタ上げるべきか。
何か最近だめぽ。待ってる人いたら忘れて下さいと言って見るテスト。
659名無しさん@ピンキー:04/01/11 02:30 ID:hvPmmzcN
最近停滞気味だったのがまた稼動しだしたようで嬉しいナリ
660名無しさん@ピンキー:04/01/11 08:58 ID:0QnE+ky/
この三連休にどれだけ投下されるのか楽しみだな。
期待してます。
661   :04/01/11 13:21 ID:/kvzOJ7E
あっ、ほんとだ!!3連休だ!!!
>660氏、ありがとう。おれこれ見なかったらキット明日会社へ行っちゃってるよ・・・。
662名無しさん@ピンキー:04/01/11 15:08 ID:r4H7b8EC
>>656
>なぁんだ、イノマンと絡めなければ楽勝だぜ!と気が付きました。

いのっちみたいですな。(w
663ポチ@駄文職人:04/01/11 15:56 ID:EmZnJLvm
>648氏
アスランに(*´д`)ハァハァさせて頂きましたwつか、ラクスにカガリの膜を取られるのではとハラハラドキドキでした。美文に惚れました、次のアスラクも待ち遠しい。

>269氏
自分思いっきり勘違いしてました。すれ違いだったのですね…てっきりスレ違いかと…恥ずかしいので逝ってきます。
フレイが可愛い!ナタフレとは意外なところつかれました(´∀`)
664名無しさん@ピンキー:04/01/11 17:25 ID:XGNSWjWB
>>658
しつこく待ってちゃダメですか・・・(´・ω・`)
665名無しさん@ピンキー:04/01/11 20:44 ID:BfGfoKNz
>269氏
前半の心理描写、フレイ好きの私にはたまりません。そして百合ナタル興奮しました。
続きを期待してます。
666名無しさん@ピンキー:04/01/11 20:47 ID:RKpT7Qzn
アスカガ書けたんだが、長い&重いので次スレになってから投下するべきか悩み中…
667名無しさん@ピンキー:04/01/11 21:36 ID:Hp5Lh2Xp
>>666
じらさないで投下キボン!次スレまだまだ先だしなー。
668627:04/01/12 01:10 ID:DnB9zdGV
>>638

遅レスですが、喜んでいただけて良かったですよ。
今は別の作品を手がけてるんで、次のSSはもうちょっとかかりますから
気長に寝転がって待っててくださいw 変更が無ければミリマリュカガかな…
669名無しさん@ピンキー:04/01/12 04:01 ID:cgWY3O6D
何気にもう400KBこえたんですね、早いなぁ
670名無しさん@ピンキー:04/01/12 15:17 ID:+NsoTizj
>666
投下キボン! 
671名無しさん@ピンキー :04/01/12 21:38 ID:4i/x6xvV
鯖、重い。
627氏、降臨されていた!ガンタ○ーン、○ーズ萌え。これでもかというストーリーにワロタです。
ミリマリュカガっていったいどうなるんですか。待ってますよー。
269氏のも細かい校正されていて、また読んじゃいましたよ。
672umizzz:04/01/12 21:50 ID:Ikoh9T5o
>667
>670
暖かい言葉アリガトン
これから投下させていただきやす
673meteor:04/01/12 21:56 ID:Ikoh9T5o
アイリーン・カナーバによる停戦協定申し入れにより、ひとまず連合・ザフト、そしてオーブやクライン派と言われる第3勢力全てが武器を降ろし停戦した
多くの命が失われ哀しみにくれる中、生き残った者達は互いの無事を喜び合った
それはクサナギ・アークエンジェル・エターナルそれぞれの鑑の中でも繰り広げられた光景だった
肩を叩き合う者、抱き合って喜び合う者、そしてもう還らない命に思いを馳せ涙を流す者…



アスランはカガリを、カガリの生命を確かめるように強く抱きしめていた
生きていてくれた、自分に生きろと強く願い、呼びかけてくれた少女
彼女がいなければ自分は今、ここにはいない。
感謝とも愛情ともつかない、言葉にならない想いを伝えるように強く強く抱きしめる
そんなアスランの想いに応えるようにカガリもアスランの背に腕を廻し抱き返していた
指先に込められた力がアスランの服の背に皺を寄せていく…
アスランの胸に埋めた頬には涙が光っていた

「もう泣くな」
アスランはカガリの髪を撫でながら優しく、諭すように耳元で囁く
「判ってるっ…でもっ…!」
祖国の理念を、父の想いを、共に紡いでいく仲間達を数多く失った。
何も出来ずに、目の前で。
アスランだけは、死なせたくなかった。絶対に失いたくなかった
そのアスランが生きて、目の前にいる…
それだけで嬉しくて、嬉しくて。
普段からてらうことなく感情を表す彼女だが、今はそれ以上にこみ上げてくる想いを表現出来ずにいた

674meteor:04/01/12 21:58 ID:Ikoh9T5o
彼女の涙を止めたい。その衝動のままにカガリの頬に口づける
両頬に手を添えてアスランは優しくカガリの涙を唇で受け止めていった
彼女の驚きが背中に廻された腕から伝わる。だが拒絶の意志はそこにはなくて…
「やっと泣きやんだな」
瞳をのぞき込むようにようにして言うと、驚きから覚めたカガリが顔を真っ赤にしている。
その可愛らしい表情に思わず笑みがこぼれた
泣き濡れた瞳に、赤く染まった頬に引き寄せられるようにアスランはカガリに口づけていった



初めてのキスはどこか悲壮な気持ちだった。だけど今はこんなに違う
暖かくて、包み込むように優しくて。
唇から熱が伝わる。生きて、動いて、抱きしめている…
いつしかアスランは深く、カガリを求め始めていた
唇を離すと耳元に唇を寄せる
「カガリ…」
熱を含んだ声で名前を呼ぶと軽く耳たぶを噛んだ
ぴくん、とカガリが反応する
アスランはこみ上げてくる愛しさに流されるように片手でカガリを抱き寄せ、もう片方の手で髪をかき上げながら唇をうなじに押し付けていった


「アス…ラン…」
恥じらいを含んだ声で名前を呼ばれる
カガリの首筋にはアスランのつけた跡が咲き始めている
それら全てが、彼女が生きてこの腕の中に中に居ることを実感させてくれる
もっと…もっと彼女を確かめたい。
熱っぽい瞳で、まっすぐに見つめるとカガリは恥ずかしそうにうつむいた
675meteor:04/01/12 21:59 ID:Ikoh9T5o

抱きしめる腕に力を込めながら、うつむいたカガリの耳元でアスランは
「いい…?」
と低く囁いた。
いつのまにかアスランの胸に沿わされていたカガリの手がぎゅっ、と服を握りしめる
だがそれはすぐに緩められ、金の髪の揺れと共に小さくこくん、と頷いた


ゆっくりとベッドにカガリを横たえるとアスランは壊れ物を扱うようにキスをしていった
唇から頬へ、そしてうなじへと唇が降りていく
胸元へ手を差し入れるとジャケットのボタンを外し服の上から優しく胸をまさぐっていった
体の形を確かめるかのように触れながら、ジャケットと赤いTシャツを脱がせていく
カガリが恥ずかしそうに両手で裸の胸を覆うのを見下ろしながらいつしかアスランは微笑んでいた


カガリは綺麗に微笑むアスランに魅入られたように見とれていた
だから気付いた時には彼の両手に自分の手首を掴まれて両脇へと押し付けられていた
隠していた白い胸が露わになる
恥ずかしさで上気する肌をアスランが鎖骨から胸元へと口づけていく
唇と舌で胸の膨らみを、その暖かさを確かめていった
頂きに辿り着くと桜色の先端を唇で柔らかく噛む
思わずカガリが「あっ…」と声を上げるのを聞きながら、そのまま先端に舌を立ててちろちろと舐めると口の中で少しずつ硬くなってくる
もう片方の乳房を手に含むと指先で先端を挟み込みながら掌ではたっぷりとその柔らかさを堪能していた

676meteor:04/01/12 22:02 ID:Ikoh9T5o
「んっ…」
押し殺したような声でカガリは頬を上気させて瞳を潤ませている
アスランの指が、唇が、肌に触れる度に不思議な感覚に襲われる。恥ずかしいのに、どこか心地良くてもっと触れて欲しくなる…
だけどまだ恥ずかしさの方が上回る彼女は顔を横に向けて、零れ出る声を押し殺そうと自由になった片手で枕を掴んでいた。
その姿が尚更彼を煽っている事も気付かずに



アスランはもう片方の手をカガリの体に沿わせるように腋から腰、そして足の方へと
撫で下ろしていった。カガリがくすぐったそうに「やぁんっ…」と声を上げる
その声に乳房を口に含んだまま目を向けると、カガリと目が合った
カガリはアスランのその姿を目の当たりにしてたちまち真っ赤になってしまった
アスランが口に含んだ乳首に軽く歯を立てると
「やっ…」
ビクンッとカガリの身体がしなる。思わず動いた太腿がアスランの腰を刺激した
「っ…!」
思わぬ動きに躯が反応してしまう
ごくり、と息を呑むのを聞かれないようにするのが精一杯だった

はやる気持ちを抑えるようにゆっくりとカガリのズボンに手を掛けていった
やがて現れた、すんなりとした脚に触れるとびくっとした反応があった
カガリの表情を窺い見れば恥ずかしそうに目を閉じて小さく息を吐いている
普段の男勝りな言動からは考えられない、恥じらう少女の姿
こんな彼女は誰も知らない…
そう思うだけで熱が高まる

677meteor:04/01/12 22:04 ID:Ikoh9T5o
アスランは手早く服を脱ぐと片手をカガリの背中に廻し口づけながら片手で素早く彼女の下着を下ろしてしまった
そのまま膝を割り指先はカガリの中心を求めて太腿を撫で上げていく
カガリの熱を含んだ吐息を感じながら、辿り着いた中心に沿って指を這わせると
カガリがひゅっと息を呑むのを感じた
何度も何度も中心を撫で上げているととろり、と指を濡らすものがある
カガリが自分を感じてくれている…その反応が尚更アスランの躯を熱くする
濡れた指をさらに擦りつけるように中心に向かって撫で続けると
更に溢れ出る蜜に指は滴り、滑り入るようにカガリの中へ入っていった
「っ…んっ…!」
初めての感触に押さえていたカガリの声が零れる
アスランは躊躇うことなく指を挿し入れていくとゆっくりとかき回しはじめた
「…っは…ぁ…っん…」
指の動きに呼応して声が溢れる。それと共にくちゅ…という音も部屋の中に響き始めた


自分の声に、濡れた水音に、驚きと恥ずかしさを感じたカガリは思わず脚を閉じようとして却ってアスランを奥深く迎え入れてしまった
「…あぁっ!」
扇情的な声が零れる。こんな声を自分が出している事が信じられない
恥ずかしいのに、声が、熱の昂まる身体が押さえられない
自分の中を動き回るアスランの指に何も考えられなくなっていく…


678meteor:04/01/12 22:05 ID:Ikoh9T5o
驚き、戸惑い、恥じらい。全てを足して割ったらこんな声なんだろうか
カガリの奥深くに入り込んだ指の動きを休めずにアスランはカガリの声を聞きながら
頭の片隅でこんな事を思っていた
こんな声を出すカガリを誰も知らない。俺だけのものだ…
カガリの中はアスランをもっと、と誘うように蠢いていた
それと共にカガリの甘い声も潤いを帯びていく
自分だけが知るカガリをもっと見たい。
アスランは更に挿し入れる指を増やすとカガリを傷つけないように気遣いながら掻き回す勢いを増していった


「…っ!いやぁ…っ…はぁん…っ」
強められた刺激に耐えられずカガリはアスランの腕を掴んでいた
視線の片隅にアスランの二の腕の銃創が映る
これ…私が無人島でつけた傷…
ぼんやりと思ったのもつかの間、休むことの無い指の動きにカガリは昇りつめていく
「やぁっ…あぁ…っ…んっ…!」
部屋の中にはカガリの喘ぎ声と滴る水音と、アスランの零す熱い吐息
それらを聞きながらカガリは初めての快感に達していった


679meteor:04/01/12 22:11 ID:Ikoh9T5o
ぐったりとしたカガリを見下ろしながらアスランはゆっくりと指を抜いた
濡れた指を舐めているとカガリがトロンとした目でぼうっとしている
淫蕩なその表情に引き寄せられるようにゆっくりとカガリの太腿を掴むと押し広げ
蜜を滴らせる中心へ自分自身を押し付けていった
カガリが息を呑む気配がして身体を強張らせる
「大丈夫」
優しく、低く囁く自分の声がどこか遠くから聞こえるようだ
熱に浮かされたようにアスランは自身に手を添えると一気にカガリの中へ挿し入れようと腰を押し進めた


指とは違う圧倒的な質量をもつそれ、にカガリの身体は心とは裏腹に、無意識に上に向かっていざりながら逃げ始めた
逃げようとする事に焦れたアスランは、カガリの両肩を押さえつけると一気に挿し入れようとする、と
「いっ…!」
痛い、という声をかろうじて飲み込んだカガリだがその目には涙を浮かべて
両手を突っ張らせてアスランの胸を押し返そうとしていた


僅かな抵抗に驚いてカガリを見つめた。だがしかし彼女の表情に気付くと
「…ごめん」
と呟いて視線を落とす
優しくするつもりだったのに。
逃げようとするから、つい捕まえようと強くしてしまった
後悔が胸に広がる

680meteor:04/01/12 22:17 ID:Ikoh9T5o
「ごめん」
カガリを見下ろしながら謝るアスランは自分が悲しそうな顔をしている事に気付いていなかった
少し熱を含む吐息とともにカガリはアスランの顔を両手で挟むと
「何で謝るんだ?」と聞いた
「怖がらせて…ごめん」
カガリは頬を挟んでいた両手をアスランの頭に廻すとゆっくりと抱き寄せ口づけた
驚くアスランが目を見開くと真っ赤な顔をして
「じゃあ優しくしろよなっ」と照れ隠しなのか、少し乱暴な口調になって言い放った
アスランは呆然とカガリを見つめると―       
小さく「ああ」と応え、花がこぼれるように笑った


681meteor:04/01/12 22:19 ID:Ikoh9T5o
カガリの両手を取ると自分の指と絡めるようにしてベッドへ押し付け、今度はゆっくりと腰を進める
息を詰めた表情と指先から、カガリが痛みに耐えている様が伝わってくる。
「カガリ…力、抜いて」
と呼びかけても首を横に振りながら
「んっ…出来、な…っ」
と涙を浮かべている
「出来るよ」
優しい声のアスランに思わずカガリが思わず仰ぎ見れば、そこにはとても優しい表情の彼がいた
「ゆっくり息を吐いて…」
「ん…」
強張ったカガリの身体から段々力が抜けてくるのを感じる
その様子を窺いながら少しずつ少しずつ、その身を全て沈めていった



いつの間にか、ふたり絡め合った指先は白くなる程強く握られていた
アスランはそっと指を解くとカガリの背に腕を回し抱きしめる
入れたそばからまとわりついてくるカガリの中、にすぐにも突き上げたい欲求がこみあげてくる
だがそれ以上に優しくしたいと思う気持ちと共にアスランは
カガリの呼吸が整うのを待つように目を閉じてじっとしていた



682meteor:04/01/12 22:20 ID:Ikoh9T5o
カガリは身体を二つに引き裂かれるかと思うような痛みに耐えていた
痛い、アスランを中心に身体が裂けてしまいそう
…でもこの痛みは生きている証
アスランが生きていてくれるから、私にくれる痛み…
小さな呼吸を繰り返しながらカガリは必死に痛みごとアスランを受け入れていた


683meteor:04/01/12 22:22 ID:Ikoh9T5o
「…アスラン」
小さな吐息と共に呼ばれてアスランは目を開け答える
「なに?」
「もう…大丈夫だから」
少し恥ずかしそうにカガリが答えると腕を背中に廻してしがみついてきた
その仕草に自分を受け入れてくれるカガリへの、暖かな想いがこみあげてくる
必死に押さえていた衝動が再び沸き上がる
アスランは少しずつゆっくりと腰を動かし始めた


「…んっ…あっ…」
痛みを堪えた喘ぎ声をカガリがあげる
可哀想だ、と心の中で思っても今更止めることは出来ない
熱くなる腰を尚更に動かしカガリを突き上げる
「あっ…はっ…やぁ…っ」
アスランを受け入れるかのようにカガリの蜜が後から後から零れ出る
それはアスランの動きに合わせてとろとろとカガリを、アスランを濡らしていく
ぬめる蜜に助けられてアスランの動きは激しさを増していった
「んっ…ふっ…あぁん…」
アスランの熱を伝え返すかのようにカガリの中も熱くアスランを締めつけ始めた
突かれる度に奥深くへと導くように絡みつき蠢いていく


684meteor:04/01/12 22:23 ID:Ikoh9T5o
「はぁ…っん!」
カガリが白い喉をのけぞらせて声を上げた
アスランは深く突き入れるとその喉に口づけながらゆっくりと腰を回した
アスランを求め、誘う襞に自身を擦り付けてゆく
「あぁっ!」
痛みとは違う感覚を感じ始めたカガリが嬌声に近い声をあげ始めた
その声がアスランを煽り立てる
もっと俺を感じて…
もっと…もっと
アスランの熱と欲は楔となってカガリへと打ち込まれていく


685meteor:04/01/12 22:25 ID:Ikoh9T5o
「あっ…んんっ…」
−身体中が、熱い−
アスランの熱が波打つように身体全体に広がる
もう、何も考えられない。アスランの事以外、何も…
「んっ…ア…スラ…ぁんっ…アスラ…ン…」
いつの間にか名前を呼んでいた
「っ…なに?」
乱れた呼吸で答えるアスランと目が合う
カガリは上気して潤んだ瞳で、わき上がってくる想いを心のままに伝えようと
翠の目を見つめて
「んっ…すき…」
と囁いた


686meteor:04/01/12 22:26 ID:Ikoh9T5o
−アスランは一瞬目を見開いた−
カガリが好きだ、と言ってくれた
あまりの幸せにくらくらする。夢なんじゃないだろうか?
でもこれは幻なんかじゃない
腕の中で喘ぐ彼女の姿が、そう伝えてくる
彼女の言葉に、自分の中の熱がこの上無く昂まる
もう、俺以外何も見えなくなればいい−
自分の中の独占欲がどんどん膨れ上がってくる


アスランは全てをぶつけるかのように何度もカガリへ自身を打ち込み続けた
突き上げる度にぐちゅぐちゅと音が上がり二人繋がっているそこがぬるぬるする
濡れた音に煽られるように一層激しく突き込んでいく
それに応えるようにカガリの中も、アスランを絡め取ろうとするように襞が蠢きアスランを締めつけてくる
「はぁ…っ…んっ…やぁ…っ…あぁんっ」
高まる喘ぎ声が感じ入っている様を伝えてくる




687meteor:04/01/12 22:28 ID:Ikoh9T5o
カガリの中、熱い
何度も深く、強く締め付けられて頭も身体もとろけそうだ…
このまま、どうか僕を包み込んでくれ…




昂ぶった身体が限界を訴える。全ての熱が一点に集まる
「くっ…!うぁっ…」
アスランは全てを伝えるようにカガリに命の水を注ぎ込んだ
「やぁ…っあぁんっ…!」
アスランの熱を受け止めてカガリが甘い悲鳴をあげる
残滓を出し尽くすようにアスランはゆっくりと腰を回す、と
カガリの中はひくひくと蠢きながら全てを飲み込んでいった



688meteor:04/01/12 22:29 ID:Ikoh9T5o
アスランはくたり、と片手をついてカガリの横に倒れ込んだ
ベッドに半分埋めかけた顔をカガリに向けながら片手で
カガリの頬を、金の髪を、触れながら慈しむように見つめる
カガリはくすぐったそうな笑みを浮かべていた
手を伸ばして胸に彼女を抱き込むと互いの鼓動と体温に相手の存在を実感する
「カガリ」
耳元で優しく呼べば胸に顔を埋めたまま甘えるように
「…なんだよ」
と返ってきた
「好きだ」
と囁くと抱きしめる腕に力を込める
カガリは首筋も腕も肩も目に見える部分全てを真っ赤にしながら
「…うん」
と小さく答えた
まどろみながら2人はとろとろと流れる時間のままに、お互いのぬくもりを感じながら眠りについていく
−この時間が永遠に続けばいいと願いながら−


2人の願いの行く先は空に流れる星だけが見つめている




689umizzz:04/01/12 22:34 ID:Ikoh9T5o
終わりでつ
エロは初めて書いたがこんなに大変だとは思わなかった。
一応meteorの歌詞とリンクさせて書いたのでBGMはmeteorで読んで貰えると嬉しいかも
歌詞のどこの部分とリンクしてるか判って貰えたらもっと嬉しいかもしれん

690名無しさん@ピンキー:04/01/13 00:35 ID:0KIDfCXr
>>689
乙です。心理描写がイイ!
すごく丁寧でよかったです。
691名無しさん@ピンキー:04/01/13 02:20 ID:segJf5y5
>689
乙!純愛な初体験(・∀・)イイ!!
meteorをBGMに、もう一度読み直してきまつ。
692名無しさん@ピンキー:04/01/13 05:28 ID:O//Grj7X
めっさ綺麗な文章で(・∀・)イイ!!です。
優しさが画面を通して感じられました。
>689氏ありがとうございます。
693名無しさん@ピンキー:04/01/13 11:35 ID:cnQZwWj0
>689氏
初々しいえちー、ウマー(*´Д`*) 心理描写との相乗効果でかなり(;´Д`)ハァハァしました。
ごちそうさまでつ。
694269:04/01/13 17:05 ID:CNJJ+3At
皆さん、こんにちは。
なんでこんな時間に書き込んでいるかというと、
今日、仕事中にぎっくり腰もどきになりまして早々に帰宅したからで・・。
いやー本当にぴきゅーんと来て、種が割れたかと思った。(嘘
完結ですが、ナタルスキーには納得行かない終わり方かもしれん。ゴメンナサイ。
投下します。
695269:04/01/13 17:06 ID:CNJJ+3At
「・・・ああんッ、もっとぉっ・・・!もっとしてぇ!」
閉め切った部屋の中にフレイの嬌声が響く。
明かりを落とした真っ暗な部屋の中で、二つの白い裸体が蛇のように絡み合っていた。
ぴちゃぴちゃと湿った音がする度に、熱い吐息と淫らな喘ぎ声が部屋の空気を澱ませて、
まるで空気そのものに淫靡な液体を流し込んだように二人の行為に拍車をかける。

シャワー室で何度もナタルに玩ばれ絡み取られたフレイの肉体は、
部屋に誘われるままふらふらとナタルの後へと続き、そのまま何かに取り憑かれた様にベットに横たわり
禁断の園の快楽へと溺れ浸っていった。
「・・んっ・・ああん・・」
お互いの局部を擦り付け合い、溢れ出ている愛液を混じり合わせて卑猥な音を立てる。
艶やかな唇は既に唾液でぬらぬらと光り、それでも離れることが出来ずにお互いの舌で舐めあい啜りあった。
もちろんナタルの手はその間も休むことなくフレイの敏感な乳首を抓みあげ、刺激を送ることを忘れない。
フレイは時たま我慢できずに切なげな声を漏らし、眉を顰めるがすぐにその表情は恍惚と快楽に彩られ、
もっとして欲しいとばかりに熱く熟している局部を更に強く押し付け腰を振る。
696269:04/01/13 17:06 ID:CNJJ+3At
「ふふふ・・可愛い娘・・。」
糸を引くような濃厚な口付けを交わした後、ふとナタルがデスク脇の机に手を伸ばした。
ナタルが引き出しの奥から取り出した物は大人の女が一人寝の寂しさを紛らわすために作られた男性の性器を模った物で、
しかし、まだ男性経験がキラしかないフレイにはいささか大きすぎて、フレイは初めそれが何なのか見当も付かなかった。
ねっとりと舌を絡める口付けを中断されてフレイは非難の眼差しでナタルを見上げる。
そしてナタルの手にあるモノに目を止めていぶかしげに首をかしげた。
「ナタルさん・・それは・・・?」
フレイの問いかけにナタルは妖しく笑うと目を細めて手にしたものに舌を這わせた。
「わからないか・・・?」
ナタルはそのままイヤらしい仕草で手にしたモノに舌を這わせて先端をちろちろと舐めて見せる。
先端から括れの部分まで何度も舌を往復させ、それから先端の部分を口に含み
わざとフレイに見せ付けるように出し入れして見せた。
唇の端から唾液が溢れ出て顎から滴り、それにもかまわずにナタルは舌を使って玩具を愛撫した。
「・・・!」
フレイはようやくナタルが手にしているモノが何なのか気が付き、愕然とした。
「・・・・そんな・・・だってキラのとは全然違うし・・第一そんな大きなもの入るわけ無い・・・・」
「ようやく理解したようだな。それでは、無理かどうか、体で確かめてもらおう。」
ナタルはそう言うとフレイの足を大きく開き、中心部でひくひくと蠢く肉の割れ目に手にした物を押し当てた。
697269:04/01/13 17:07 ID:CNJJ+3At
「いやぁっ!そんな大きいの、無理よ!ナタルさん、やめてくださいっ!」
フレイは恐怖に駆られナタルの元から逃げようと必死で体をずらそうとしたが
片足は既にナタルの肩に担ぎ上げられて、もう片方の足は体重を掛けるようにナタルが押さえ込んでいる。
「フレイ・アルスター、君のここはこんなにも溢れているではないか。
本当は待ち焦がれていたんだろう?これで壊れるくらい激しく貫かれることを・・・。大丈夫、すぐによくなる。」
押し付けられた玩具は肉襞を掻き分けるように暫らくの間湿った入り口を嬲っていたが、
ナタルはくちゃくちゃと粘液を掻き混ぜる音にいつしかフレイの喘ぎ声が混じりだしたのを確認すると、
一呼吸置いてからそのまま捻り込むようにフレイの秘所へと沈み込ませた。
既に十分に潤んでいたそこは、思っていたよりも易々と太くて硬い玩具をずぶずぶと呑み込み、
ナタルはその様子を見下ろしながら冷たい笑みを漏らした。
「どうかね?下の口は美味しそうに咥え込んでいるが?」
秘所の奥深くに差し込まれたモノを今度はゆっくりと後退させ、ぎりぎり先端が残された所まで行ってから、再びゆっくりと突き入れる。
「ああっ・・・入ってくるぅ・・・・すごく・・いい・・・」
フレイは目を閉じて体中の感覚を一点に集め、ひとかけらの快感を逃すまいとシーツを握り締めた。
698269:04/01/13 17:08 ID:CNJJ+3At
「・・・こんなに・・・感じるの・・はじめて・・・。体中が溶けそう・・」
「そうだろう。女同士ならばお互いの感じる場所が手に取るようにわかるからな。例えば、こうすると・・」
ナタルはフレイの裂け目の先端にある、小さな花芽をくりりと指先で擦りあげた。
熱を持って固まっていた其処は、いきなりの刺激に恥らうように小さく震えた。
それと同時にフレイの全身には電流が流れたように強い快感が走り抜ける。
「ひっ・・・はあああっ!」弾むように背をのけ反らし、淡い茂みを曝け出しながらもフレイはシーツを握る指を離さない。
すかさずナタルはフレイの秘所に差し込んでいるモノを激しく前後に動かし始める。
肉壁の締め付けはきつく、異物を握りつぶすかの強さで締め上げる、がしかしそれが反対に強い快感となり、フレイ自身に跳ね返ってくる。
「あああっ!いやあっ・・!そんなにしたら壊れちゃうっっ!」
フレイの痴態を満足げに眺めるナタルはそっと耳元で囁いてみる。
「止めてもかまわないが・・いいのか?フレイ・アルスター。」
うっすらと目を開け肩で息をしながらフレイは激しく首を振った。
「っだめ・・!もっと・・めちゃくちゃにしてぇ・・!」
699269:04/01/13 17:09 ID:CNJJ+3At
湿った音と、少女の喘ぎ声、それこそがナタルの興奮を高める唯一の手段だった。
・・・昔、士官学校に入学したとき、年上の男性教官に淡い恋心を抱いたことがあった。
しかしある時、たまたま教官の部屋に同期の男子生徒が入っていくのを目撃して、
何気なく前を通り過ぎたとき、部屋の中から呻き声が聞こえた。
何事かとドアの隙間から中を窺ったとき・・・ベットの上で絡み合う二人の姿が見えた。
ナタルは激しい衝撃と嫌悪に打たれてその場に立ち尽くした。
・・・そんな・・・汚い・・・男とはなんて汚い生き物なんだ・・・・
それ以来ナタルはすっかり男には興味を示さず、その反動かのように少女を辱め愛するようになった。
もちろん、そんな素振りは外部には微塵も感じさせず、
時たま長期休暇が取れたときなどに全く素性を伏せて地球やコロニーに降り立ち、
後腐れの無い通りすがりの娼婦などでその欲望を処理していたのだが
さすがにAAに乗り込んでからはそうすることも出来ずに一人道具を使って自分自身を慰める。
そこへ、救命ポットから赤毛の少女が現れた。
我侭で美しく、強さと脆さを併せ持つ少女。
いま、ナタルは最高の玩具を手に入れた気分だった。

「・・・ふふふ・・・さあ、もっと楽しいことをしよう。お楽しみはこれからだ。」
ナタルはぺろりとそのルージュの塗られた形の良い唇を舐めた。


・・・・おわり・・・

700名無しさん@ピンキー:04/01/13 17:16 ID:F1zc8JFf
>>269
こんな時間にリアルタイムで!濃厚〜

ギクーリ腰、お大事に。
701269:04/01/13 17:17 ID:CNJJ+3At
以上です。

>689氏
綺麗な文章でアスカガの魅力が通常の3倍ですな。ウマー(*´Д`)
やっぱりカガリタンは永遠の初体験で萌え決定。
それでは。
702名無しさん@ピンキー:04/01/13 23:55 ID:ZPbvja+6
(*´д`*) 萌え〜 初めてとは思えん。 甘いエロもやっぱ( ・∀・)イイ!
詩的な文章が美しくて、ひたりました!ゴチ!
703名無しさん@ピンキー:04/01/13 23:56 ID:ZPbvja+6
上のは>689


>269
ナタルのサディスティックな感じ、似合いますなあ。
最後の唇を舐めるところが個人的に(・∀・)モエッ やらしくて( ・∀・)イイ!!
704レーザースライサー:04/01/14 00:31 ID:0z8b6Wh6
ナタフレ…………桑島さんの一人芝居……(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
705名無しさん@ピンキー:04/01/14 00:39 ID:fx74MZS8
そう言う考えもあるか(w
706217:04/01/14 01:00 ID:/FPyylmS
新たな神が…
ご無沙汰してます。作品も持って来ずカキコしてすいません。
>>629
まさか名前でてるとは。ありがと。今やっと忙しさから解放されてきますた。
>>638
風呂…偶然だか何だか今、初スレでキラカガとキラフレ熱を蓄えてお風呂エチーを三本製作中…
女難でまた三少女でそれぞれ一本ずつ…

この次来るときはどれか落とさせて下さい。
707名無しさん@ピンキー:04/01/14 01:10 ID:nRx/poYI
>>706
いつもの超濃厚でおながいします。
初スレかぁ、懐かしいな。再放送に合わせて自分も見てみようかな。
708團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/14 19:37 ID:Cxk4HgVo
神様達がいっぱーい!
今からじっくり拝読させていただきます!
709名無しさん@ピンキー :04/01/14 20:11 ID:K/5+ZTHE
團鬼八氏キテター!充電中ですか?待ってます。
>>673-689 新神誕生!ムネムネしますた。
>>695-699 ナタフレひゃあ。後腐れの無いよう女買うナタルすげ。
後ろ立っただけ「私の後ろに立つなといっただろう」と凹られそう。
269氏、癖になると大変、腰は大切。暖めるとよいですよ。
>>704 (・∀・)人(・∀・)ナカーマ 吹き替え無しで演じそう。
217氏、乙です。ハアハア、お風呂エチー濃いのきそう、待ってますよ。
710名無しさん@ピンキー:04/01/14 23:40 ID:YfCJ/sXg
711269:04/01/15 09:19 ID:cf9j0pbc
皆さん、おはようございます。
先日は腰痛にお気遣いいただきありがとうございました。
仕事を休んで養生するはずが、パソコンに向かってちゃダメダメですな。
埋め立ての小ネタを投下します。
750くらいの人が次スレ立てで良いのでしょうか?
では。
712269:04/01/15 09:19 ID:cf9j0pbc
激しい戦闘の間の、つかの間の休息。エターナルは暗く静かな宇宙を漂っていた。
人影のない静かな廊下を、海馬仕様お殿様コスチュームを身にまとったラクスがふわふわと漂っていた。
「ラクス」
不意に声を掛けられ驚いて振り返ると、廊下の曲がり角にキラが立っていた。
「あら、どうかなさったのですか?」微笑みながらくるりと向きを変えて、ラクスはキラの前にふわりと舞い降りた。
「パンツ、見えてるよ。」
キラもニコニコ微笑みながらそっとラクスの手を取った。
「・・・・・?」
「なんでもない。ねえラクス、ちょっと時間ある?」
キラはラクスの目を覗き込むと、少し照れたように問いかけた。
「ここじゃ何だから、僕の部屋に来てほしいのだけど・・。」
「まあ、なんでしょう・・・。わたくし、これからバルトフェルドさんと作戦会議があるので、お話はその後ではいけませんか?」
ラクスが申し訳なさそうにそう言うと、キラは慌てて手を振りつつ首を振った。
「いや、いいんだ。そんなに大事なことじゃないし、ラクスの時間があるときで良いんだ。急いでいるときにごめんよ。それじゃ!」
キラは真っ赤な顔をして、逃げるようにその場を離れていった。
「・・・?キラの用事とは何だったのでしょう・・?」
ラクスは不思議そうな顔をして離れていくキラの背中を見送った。
713269:04/01/15 09:20 ID:cf9j0pbc
ラクスはその後、作戦会議を終わらせて艦内をキラを探しているときにアスランとカガリに会った。
二人は仲睦まじく寄り添い何事か囁きあっており、時々目を合わせてくすくすと笑っている。
「だからさ、そこで大佐はこう言ったわけ。『八頭身の大佐はキモイだろ?ハアハア』」
「カガリ、それ変な掲示板の見すぎだよ。」
そしてまた二人はくすくすと笑い合う。完全に二人の世界だった。
「アスラン、キラを見かけませんでした?」
ラクスが声を掛けると、カガリが顔を上げてにやにやラクスに笑いかけた。
「なんだ、ラクスもお守り作ったのか?キラもこれで安心だな。」
ラクスはカガリの言うことが理解できずに、きょとんとしながら「お守り?」と聞き返した。
一体何のことだろう?
「あれ?今朝キラに会ったときに、今日ラクスに作ってくれるように頼む・・・って言ってたけど、その様子ではまだのようだな。」
カガリは、全くキラはどんくさいなー、と言いながら、例の手作りお守りの話をした。
もちろん、効き目が3倍になる重要項目もみっちり手振り身振りをつけて事細かに説明した。
「・・・・・と、言うわけ。ちょっと・・アスラン!なんだよ、その目は!」
「ハアハア、思い出したら興奮してきた。カガリもう一回、いや一回といわずに五回くらいしよう!」
「うそっ!はっ離せ!お前は8頭身かーーーっ!!!」
興奮して目をギラギラさせたアスランはそのままカガリを横抱きにすると、ものすごい勢いで走り去っていった。
一人その場に取り残されたラクスは一刻も早くキラを探さねば、と足早にその場を離れた。
714269:04/01/15 09:20 ID:cf9j0pbc
その頃キラは、サイやイノマン、フラガなど主だったAAクルー達と食堂でコーヒーを飲んでいた。
誰もが来るべき決戦に思いを馳せて、言葉少なにコーヒーの温もりを確かめるよう口に運ぶ。
そこに、ラクスが思いつめたような表情で食堂に入ってきた。
「ラクス、会議終わったの?」
キラが問いかけるよりも早く、ラクスはキラの目の前の机の上に 仁王立ち になると、がばっ!!スカートを捲り上げた。
キラの真正面にラクスのピンク色の草原がさわさわと風になびいていた。
「さあキラ、どれでもお好きなのを1本お取りくださいな。わたくし、キラの無事を祈る気持は誰にも負けてはおりません。
もちろん、カガリさんがアスランを思う気持ちにだって。お裁縫はまだ出来ないけれど、きっと覚えます!」
真剣に言い放つラクスの目の前で、キラは盛大に鼻血を吹き上げつつ遠のく意識の中でラクスの声を聞いていた。
「さあ、次はベットに行きますわよ。5回でも10回でも、腰が抜けるまでお相手いたしますわ!」
キラは「戦闘よりもラクスに殺されそうだ・・・」と涙目になりながら気を失った。

・・・・おわり・・・・

715269:04/01/15 09:23 ID:cf9j0pbc
以上です。

431KB。2.3日で次に行きそうですね。
他の職人さんは次が立たないと現れないのかな?
(長編待機の人が多そうだし。)
それではさらばです。
716ポチ@駄文職人:04/01/15 10:25 ID:oFeOjWxO
>269氏
最高です!笑わせて頂きました!やべぇ…ハマった。またこうゆうギャグきぼん( ´∀`)これ自分の中の永久保存決定って程よかたよ…(*´д`)ハァハァ269シグッジョブ
717名無しさん@ピンキー:04/01/15 18:49 ID:xECm5wMm
269、お前は本当に馬鹿で可愛い奴だ!!!=好きだ!!!!!
この調子で次回作も待ってます。
718名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:28 ID:LOacg4r2
乙です。
最近、投下少ないなぁ。
一時期の勢いはどこに。寂しい。
719名無しさん@ピンキー:04/01/16 00:35 ID:E+Qf4Y6T
それでもまだ投下は多い方だけど、今までと比べちゃうとそう思っちゃうよな。
720269:04/01/16 06:43 ID:T4UMVP+N
皆さん、おはようございます。
最近、連続投稿で心苦しい269です。

投下が少ないというレス、最近多いですね。
読者さんの正直な気持だといわれればそれまでなんですが、
自分はそういうのプレッシャーになる性質なので見ていて辛い。
(誰もお前の作品は待っちゃいねーよというツッコミはなしで)

せめて「○○さんお待ちしていますよー」とか
「○さんのあの作品、ここが良かった、こういうのが見たい」とか
雑談につながるレスをしたほうが楽しいと思います。
職人さんから近況報告が入るかもしれないし。

んで、手ぶらもなんなので投下します。
721269:04/01/16 06:44 ID:T4UMVP+N
地球連合軍がオーブに攻撃を仕掛けたその日。
結局、連合軍が投入した新型ガンダム3機の華々しい活躍でキラのフリーダムは撃沈され、
オーブは無条件降伏、ウズミ他、主だった面々は全て拘束され、
もちろんカガリも例外なくアズラエルの乗船する艦に捕らえられてしまった。

「くそうっ!離せっ!」
後ろ手に縛られ、カガリが艦内を歩かされる。
「一体わたしを何処に連れて行くつもりだ!?お父様はどうした!?」
ウズミやキサカは既に此の艦ではなく、別の場所へと移されたのは知っている。
多分、大西洋連邦の本部へと移送されたのだろう。
だがなぜ自分だけここに残されたのかその理由がカガリには分からなかった。
抵抗してみるものの両手の自由を奪われ、後ろから銃口が狙いを定められているこの状況では
いくら叫ぼうにもそれは全て徒労に終わる。
「入れ。」
後ろで銃を持つ男に促され、カガリはその部屋へと足を踏み入れた。
ばたん、と扉が閉められ、鍵の掛けられる音が響く。
「・・・ここは・・?」
がらんとした部屋にベットが3つ。壁も床も白く塗られていてそのほかに家具らしいものはひとつも見当たらない。
カガリは用心深く辺りを見回した。
この匂い・・・どこかで・・・・?
722269:04/01/16 06:44 ID:T4UMVP+N
「そうだ、消毒液の匂い。病院みたいだな、ここ。戦艦の中になんでこんな部屋があるんだ?」
カガリはそう言うと部屋の隅に行き、その場に座り込んだ。
「お父様・・・・・。」
小さくつぶやくと、今まで堪えていた涙が溢れ出した。
「どうか、ご無事で・・・」
その時、鍵の外される音がして今カガリが入ってきた扉が開かれた。
驚いてカガリが顔を上げると、見たことのない少年が3人立っている。
「へぇ〜これがオーブのお姫様?全然イメージじゃねぇじゃん。」
「まったく、おっさんなに考えてるんだか。」
「うざーい。」
何だ・・?こいつら・・・。何もない部屋。3台のベット。そしてただならぬ雰囲気を持つ3人の少年・・・。
カガリはこれから起きる出来事を想像して、背中に冷たい汗が伝うのを感じた。
723269:04/01/16 06:45 ID:T4UMVP+N
ブルーコスモス盟主、ムルタ・アズラエルは満足げにソファに座っていた。
「所詮オーブなど我々の敵ではなかった、ということですね。」
ムルタはゆっくりとブランデーグラスを口元に運ぶ。
「後は・・あのオーブの娘から脱走戦艦のAAの情報を引き出せれば、全てが終わりだな。
まあ、他にいろいろと使い道のある娘だから手懐けておいて損はないと・・・。」
くつくっく、と嫌らしく笑いムルタはデスクの上のインターホンに手を伸ばした。
「ああ、どうだい、そっちの様子は?」
「おっさん、やべぇよ!あの女ただもんじゃねぇ!」
インターフォン越しにオルガの切羽詰った声が聞こえた。
「やっぱ3人がかりじゃカッコワリィと思って・・・おいっ!?クロト、しっかりし・・・・・!」
ぶちっと通信が切れ、そのまま沈黙が流れる。ムルタはぎりっと歯軋りをした。
「一体どうしたということだ!?やはりあの3人に任したのは無理があったか!」
そのまま乱暴にグラスを置くと、慌てて部屋を出てカガリを監禁している奥の船室に駆けつけた。
ムルタは用心して鍵を開け、中を覗き込む。
724269:04/01/16 06:46 ID:T4UMVP+N
「くっそぉぉぉ!このアマぁ手加減してやりゃいい気になりやがってぇっっ!」
「へっ、負け惜しみは借金を耳を揃えて返してから言うんだな。」
「破・産!」
「うざ〜い。まだやるの〜」
4人はモノポリーの板の前で青くなったり赤くなったりしながら駒を進めていた。
扉の前で呆然としているムルタの姿を見つけ、オルガが涙目ですがり付く。
「おっさん、どうにかしてくれよぉ。この女、一人でビルも株も買占めやがるんだぜっ!」
ムルタははっと我に返るとゲームボードを蹴散らした。
「なにをする!」カガリがムルタに食って掛かった。「もう少しで完全世界征服だったのに!」
「ええーいっだまれっ!」
ばんばんと足を踏み鳴らし、ムルタが大声を上げる。
「そもそも何事だ!お前ら、この娘を犯って犯って犯りまくって口を割らせるのが任務だろうがっ」
額に青筋を立てて怒鳴りまくるムルタを、オルガ、クロトは冷めた目で見た。
シャニはというと、壁際に転がりすぴーと寝息をたてはじめている。
クロトはちっちっと指を振り、「そんなの今時流行りません。もっと気楽にいこうよ。」などとホザイタ。
「ふふふふふふふざけるなぁっっっ!!!」
とうとうぶちっとムルタの堪忍袋の緒が切れた。
「いいか、こういう場合はとっとと嫌がるヒロインを3人がかりで陵辱するのがお約束ってモンなんだ!
読者様もおまえら3人とこの娘とのねちっこくも激しいエチーを待っているんだ!ええいっ、もういい!
僕が手本を見せてやる!!」
ムルタはそう叫ぶといきなりカガリを押し倒して馬乗りになり、その服を引き裂いた。
引き裂かれた服の間から白いカガリの乳房がこぼれ落ち、
隠す間もなくカガリの両腕はムルタに押さえつけられてしまった。
「・・・なっ・・・・いやああっっ!!」
いきなりの展開にカガリの顔は恐怖で真っ青になり、それがまたムルタの嗜虐心を煽り立てた。
725269:04/01/16 06:47 ID:T4UMVP+N
今日はここまで。続きはまた後日。
仕事に逝ってきます。
726名無しさん@ピンキー:04/01/16 08:27 ID:bxcjdXc9
>>725
乙。
うん、お約束だったなぁw
何冊か冬のエロ同人でアズラエルに捕われたカガリが…ってのを
見掛けたよ。
269氏がどう料理するのか楽しみっす。
727名無しさん@ピンキー:04/01/16 14:47 ID:hVTGu4An
>>714
「お裁縫はまだ出来ないけれど、きっと覚えます!」
っていうラクス嬢の台詞に笑った。
クラリス〜っ!!
728名無しさん@ピンキー:04/01/16 14:59 ID:YfEtYcJU


俺は目の前の存在に恐怖していた。
それは今まで見たことの無い…黒々として長い触覚を持つ未知の生物。
俺は危険を察知し銃を構えた。

その時!

「あっ!ゴキブリ!」
突如現れたカガリはその生物を発見しズカズカと歩み寄る。
「危険だ!離れろカガリ!!」
愛する人の危機に声を上げたが間に合わずカガリは黒い生物に手を伸ばしそれを掴んだ。
「ふふ、アスランはゴキブリが怖いのか?可愛いな」
そう言いながら窓を開けその生物を投げ捨てた。
「もう家の中に入ってくるなよ」
俺はその凜々しい姿に惚れ直した。
729名無しさん@ピンキー:04/01/16 15:03 ID:vMtiG+1G
「カガリ…君を抱きたい!」
「よし!ベッドへGO!」
そして俺達はベッドへ向かって行進した。


おわり


黄昏氏最近来なくて寂しい…217氏の復活もお待ちしております。
730名無しさん@ピンキー:04/01/16 15:41 ID:wepQt2L1
>>728
藁田。その銃は勿論オープンボルトの銃なんでしょうね。(w
731名無しさん@ピンキー:04/01/16 20:51 ID:GoIOpeag
書き手さんたち投下乙。
このペースだったら次スレは480KB位でちょうどいいよな。
現在439KB。
まだまだ余裕あるね。
732名無しさん@ピンキー:04/01/16 21:33 ID:ianRAt1T
職人さまいつも投下ありがとう。
次スレは480KBか。じゃあ来週ぐらいかな。長編待機の人もじらさないで投下して欲しいなと思ったり。
733名無しさん@ピンキー:04/01/16 22:35 ID:ThcSN7Ht
まぁ、長編だと投下し難いタイミングではあると思う。
せっつかずにマターリ待とうよ。
734名無しさん@ピンキー :04/01/16 22:36 ID:vhGDtiTe
269よ、おまい、なんというかすげえ。
ピンク色の草原、吹いた。
只者じゃないってそっちの意味!
人生ゲーム?シムシティ?気になる。ムルタもいつのまにか一緒夢中になってやってたり。
>>728
ゴキ素手でとるところ想像してしまた。
735名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:11 ID:A2Z2btVf
もしもフレイが生きていたらのラクフレキラです。 チョトアスカガ要素も入ってます。
壊れラクスにやや壊れフレイ、登場する人たちがすべて微妙なので、御注意下さい。
長い割にえろいシーンも少なめなので、その点も御注意下さい……。
前々スレ>665-672に投下させてもらったものの続きみたいなものです。
13レス頂戴します。
736名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:12 ID:A2Z2btVf
停戦後、アークエンジェル以下船艦が待機を命じられてから数日。
アークエンジェルのある一室にて、キラはぐったりと疲れ果てた身体をベッドに沈めていた。
連日に渡って、ラクスとフレイ、ふたりの少女に責め立てられ、今やキラの精神は限界だった。体
力はともかくとして、さすがにあのふたりに挟まれて平気な顔をしていられるほど、キラの精神は
強靱ではない。
両手に花と喜べたならば、どんなにか楽だっただろう。しかし、両手に花どころか、両手にジェネ
シスと核をぶら下げているような思いだった。
「大丈夫か、キラ?」
目を閉じ、身体と心を休めていたキラに、心配そうな声が掛けられる。瞼をゆっくりと押し上げる
と、色眼鏡を掛けた友人の姿が目に入った。サイは心配そうにキラの顔を覗き込んでいる。
サイは枕元に屈み込むと、安心させるようにキラの耳許にそっと囁いた。
「フレイとラクスさんは、諦めて立ち去ったよ。多分、当分来ないんじゃないかな」
部屋に押し掛け、キラと会わせろと言っていたふたりの少女を、サイは追い払ってくれたのだ。
「また、来るかもしれないけど。ごめんな、キラ。俺にはこんなことしか出来なくて……」
申し訳無さそうにサイは項垂れた。自分の力不足を嘆き、悔しそうに拳を握り締めている。
「ううん、有り難う、サイ。本当に、有り難う……」
「……キラ、前言ったよな。『君に出来ないこと、僕には出来るのかもしれない。でも、僕に出来
ないこと、君には出来るんだ』って」
「…………」
「まぁ、今の俺にはこれくらいしか出来ないけどな」
照れたようにサイは笑った。キラはそんなサイを涙で潤んだ瞳で見上げた。
今のキラにとって、サイは誰よりも頼もしく見えた。あのふたりの少女を追い払うことなんて、と
ても自分には出来やしない。
「充分だよ、サイ。……有り難う」
万感の思いを込めて、キラは再び礼を言った。
「でも、やっぱキラは凄いよな。俺にはフレイだけでも手一杯だったのに、キラはあのラクスさん
もだもんな。俺には出来ないけど、キラには出来ることって奴なのかな、これも」
サイは実に清々しく爽やかに言うと、嫌味のない軽やかな笑い声を立てる。
それはちょっと違うんじゃないかな、とキラはそっと涙を零した。
737ラクフレキラ (2/13):04/01/17 00:13 ID:A2Z2btVf
アークエンジェルの長い通路を、ラクスとカガリは連れ立って歩いていた。
「なぁ、ラクス。キラはエターナルの医務室にいるんじゃなかったのか?」
不思議そうにカガリが問い掛ける。その問いにラクスは謎めいた微笑みだけを返した。
「キラが過労って、一体あいつ、何をしたんだよ」
更にカガリは疑問をぶつける。
「過労と言っても、精神的なものなんですって。けれど、大したことはない、と思いますわ」
「精神的?」
「ええ。色々ありましたもの。ここにきて今までのことが一度に伸し掛かって来たのでしょうね」
「そうか、そうかもしれないな……」
今までの出来事を思い返すかのように、しんみりとカガリが言う。
ふたりがそのまま通路を進んで行くと、ピンクの制服を身に着けた赤毛の少女の後ろ姿が見えた。
「フレイさん!」
ラクスが抑えた声で少女の名を呼ぶ。その声に、何処かの部屋を窺っていた少女は勢い良く振り向
いた。
「あ、あんた、何処行ってたのよ! サイが丁度居なくなったって言うのに――」
ラクスに文句を言い掛けたフレイの言葉が、カガリの姿を認め、一旦途切れる。
「……何で、その子も一緒な訳?」
フレイはあからさまに邪魔者を見る目をカガリに向ける。
「一緒にキラのお見舞いに行くのですわ。カガリさんがいれば、キラも余計なことは出来ないと思
いますから」
「何でその子がいれば、キラが余計なことをしないっていうのよ?」
訝しげにフレイがカガリを眺め回す。
「あら、御存知ありませんでした? カガリさんはキラの――」
「まさか、この子もキラと付き合ってるとか言うんじゃないでしょうね!?」
フレイはぎらつく目で、カガリを捕らえた。その勢いはまるで捕って食わんばかりで、カガリは思
わず震え上がった。
「――……。大概キラも信用がないようですわね……」
「だったら一体何だって言うのよ」
「カガリさんは、キラの双子のお姉様なのですわ」
「……ええっ!?」
738ラクフレキラ (3/13):04/01/17 00:15 ID:A2Z2btVf
「ほら、驚いたお顔とか泣いているお顔とかちょっと苛めたくなるところとか、そっくりじゃあり
ません?」
さらりととんでもないことを言い放つラクスを、カガリはぎょっと見詰めた。
「……言われてみれば、似ている……かしら?」
しげしげとカガリの顔を見詰める。
「第一、カガリさんはアスランの恋人ですもの」
「アスラン? ……あぁ、キラの友だちであんたの元婚約者だか言う、あの陰気な顔した奴のこと
ね?」
「フレイさんも随分と手厳しいですわね」
ラクスはこほんとひとつ咳払いをし、引き攣った口許を誤魔化した。
「まぁ、アスランもそれなりに良い方ですのよ? 暗くて引き蘢りがちで同性の幼馴染みを追い掛
け回して、挙げ句、その幼馴染みの双子の姉に手を出すような方ですけれど、でも優しい方」
「……手厳しいのはどっちなんだか。そんなに良い奴ならば、ヨリを戻したら? あんた、婚約者
だったんでしょ」
嫌味をふんだんに塗した口調で、フレイが言う。そんなフレイの言葉に、ラクスはやんわりと反論
した。
「わたくし、キラが良いんですの。いいえ、キラでないといけないのですわ。キラのあの、背筋が
ぞくぞくするような嗚咽を聴くと、本当に堪らなくて、どうにかなってしまいそうですの……」
「あんたも大概ヤバい奴だわよ……」
うっとりと瞳を潤ませ身体を震わせるラクスに、さすがのフレイも引いたように後ずさる。
「ちょ、ちょっと待て、お前ら! 何を好き勝手なことを言っているんだ!!」
アスランを散々虚仮にされたカガリが怒りの為、顔を真っ赤にしてふたりに食って掛かる。
「あらあら、ごめんあそばせ」
「そんなに怒ることないでしょ。ちょっとした冗談じゃないの」
カガリの勢いに気圧されたようにふたりは首を竦める。
「にしても、あんたみたいながさつな女に、恋人がいるなんて吃驚だわ」
「お前、喧嘩売っているのか!」
「あら、本当のことじゃないの。私、ちょっと驚いちゃったわ。それでどこまで行っている訳?も
う一線をこえちゃったりしたの?」
興味津々と言った様子で、少女らしい好奇心を露に、フレイが身を乗り出して訊ねてくる。あから
さまな問い掛けに、カガリは身を引き、今度は羞恥の為に頬を赤らめた。
739ラクフレキラ (4/13):04/01/17 00:16 ID:A2Z2btVf
「な、なななな何を言って……!」
「まだでしょうね。何せ、アスランは好きなものは最後に食べるタイプですから」
狼狽え吃るカガリの代わりに、ラクスがさらりと答える。
「もっとも、とって置きし過ぎて、他の方に奪われてしまうんですわ」
困ったことですわね、とラクスは肩を竦めた。
それをお前が言えるのか、とカガリは思ったが、藪をつついて蛇を出すこともあるまいと、彼女に
しては賢明なことに口には出さなかった。
「それはそうと、フレイさん。あの方――、サイさんと仰りましたかしら。あの方が居なくなった
のですって?」
「そうそう! 多分、休憩時間が終わって艦橋に行ったんじゃないかしら。当分戻って来ないと思
うわよ」
勢い込んで、フレイが言う。
「全く、何よサイったら! まるで人のことをキラを襲う猛獣か何かみたいな扱いをして! キラ
と面会謝絶だなんて、何でサイにそんな権利があるのよ!!」
フレイは腹立たしげに腕を組んだ。
「面倒なことですわね。でも、あの方、苦手ですわ。無理を通そうとすると、こう――、如何にも
自殺でもされそうで怖いですわ」
「まぁ、ねぇ……。サイ、真面目だから。だからこそ、何を仕出かすかわかんないのよね」
ふたり揃って盛大に溜息を吐く。
ひとりだけ訳がわからないカガリは、訝しげに訊ねた。
「何でサイって奴が、お前たちとキラを会わせないんだ? それに、キラが余計なことをするっ
て、どういうことだ?」
「サイさんもキラも何か勘違いしているのですわ。ちょっとした意見の食い違い、みたいなもので
しょうか。大したことではないので、お気になさらないで下さいな」
ラクスはおっとりと聖女のような微笑みを浮かべる。
その笑みに、カガリは首を傾げながらも、そうか、と頷いた。
「さぁ、それよりも、早くキラのお見舞いに参りましょう? こんなところで時間を潰していても
仕方ありませんもの」
ラクスに促され、カガリとフレイは、キラがいる部屋へと向った。
740ラクフレキラ (5/13):04/01/17 00:17 ID:A2Z2btVf
何かあったら、通信で連絡しろよと言い残し、艦橋へとサイが消えて暫く。
キラはゆっくりとした時間を過ごしていた。
最近はいつも傍らには、ラクスかフレイ、或いは両方いることが多く、ひとりきりでいられる時間
がほとんど持てなかった。
しみじみと、幸せを噛み締める。何とも言えない開放感に酔いしれた。
ラクスとフレイが嫌いな訳では決してない。
ただ、雁字搦めに束縛され、自由に行動出来ないことが、気詰まりだった。
あれでふたりがもう少しだけ、寛大で大人しくて優しくて儚げでか弱かったらもっと良かったのに
なぁ、と贅沢なことを思った時だった。
小さく音を立てて扉が開き、部屋に誰かが入ってきた。
サイが戻ってきたのかと、キラは閉じていた目を開け、首を巡らせて扉の方へと視線を向けた。
瞬間、ぎくりと身体を強張らせる。
「ラ、クスっ、フレイ!?」
キラはふたりの少女の姿を認めると、勢い良く飛び起き、部屋の隅まで脱兎の勢いで逃げ出した。
「あらあらまあまあ、随分とお元気そうですこと」
「やっぱり、仮病だったのね!?」
ふたりの少女から冷たい瞳で見詰められ、キラは恐怖で竦み上がった。
「あれ、キラ。体調は元に戻ったのか?」
ふたりの少女の後ろから、ひょっこりとカガリが顔を覗かせて訊ねる。
「カ、カガリ!」
三人目の少女の出現に、キラは驚き息を呑み込んだ。
「カガリ! 何でこんなところに……!」
まるでカガリの迂闊さを咎めるかのようなキラの態度に、金髪の少女はむっとした表情を浮かべ
る。憮然とした声音で、不満げに言った。
「何だよ。お前が過労で倒れたって言うから、見舞いに来たんじゃないか」
741ラクフレキラ (6/13):04/01/17 00:18 ID:A2Z2btVf
「そ、それは有り難う! ごめん、心配掛けたね。でも、僕は大丈夫だから! だからカガリは早
くクサナギに戻った方が良いよ……!」
必死になってキラはカガリに訴える。しかし、どうしてキラがそんなに焦っているのか理由がわか
らないカガリは、呑気に首を傾げて不思議そうに彼を見遣った。
「うん、アスランに迎えに来て貰おう! そうだ、そうしよう!!」
慌てて通信機に手を伸ばそうとしたキラを、ラクスは言葉でやんわりと制した。
「あらあら、キラ。何をしようとしていますの?」
「な、何って……、アスランを呼ぼうかなぁ、と。それから、サイに用事があるのを思い出したか
ら、サイも呼ぼうかな、って」
「必要ありませんわよ。それとも、何か? キラは彼らを呼ばなければ何か都合が悪いとでも?」
「そんなことはないけど。でも、サ、サイが、サイが、暫くの間、ゆっくり休めって言ってたん
だ。サイが、誰にも会わずに寝てろって。何かあれば俺を呼べって。だから、僕は……」
「何よキラっ! さっきからサイサイサイって! あんた、サイと私、どっちが大切なのよっ!!」
サイの名前を連呼するキラに、切れたようにフレイは噛み付いた。
「どっちも大切だけどっ! でも、だ、だって、だって、サイは優しかったんだ……っ!」
「あんた、優しければ男でも良いっての!?」
くわっと目を見開き、フレイは怯えるキラに食って掛かった。
「フレイさん、落ち着いて下さいませ。キラとカガリさんが怯えていますわ」
ラクスがフレイの肩に手を置き、猛り狂う彼女を宥める。
「そんなことよりも急ぎましょう。早くしないと、また邪魔者が入ってきますわ。アスランがここ
を探し当てるかもしれませんし、サイさんがまた戻ってくるかもしれませんでしょう?」
「何を急ぐってのよ」
「ですから、キラの大事なお姉様のカガリさんを人質に、キラに言うことをきかせるんですわ」
ラクスの言葉に、彼女を除いた三人が驚きに呆然となる。
「ちょっとちょっと。人質って何よ。それじゃまるで悪役みたいじゃない」
742ラクフレキラ (7/13):04/01/17 00:19 ID:A2Z2btVf
「悪役ですか? それも良いかもしれませんわね。こう、鞭なんかを持って、言うこと聞かない子
を折檻するんですわ」
そう言いつつ、ラクスはいまだ呆然としているカガリの顎を掴んで上向かせた。
「あんたが言うと、それ、洒落にならないから」
「フレイさんも、わたくしにそんなことを言いつつ、何を手際良くカガリさんの腕を縛っています
の」
呆れたようにラクスが言う。フレイは何処からか持ち出したのか、手慣れた仕種で、細い紐を使っ
てカガリの腕の自由を奪っていく。次いで、呆気に取られていたカガリが我にかえる前に、その口
にタオルで猿轡を噛ませた。
「あら、逃げられたら困るんでしょ?」
「それはそうですけれど……」
そんなことを一体何処で覚えてきたのですか、とラクスは微かに眉を顰めた。
「ん、んん――!」
両手の自由と言葉を奪われたカガリが、身を捩って抗議する。
そんなカガリに、ラクスは相変わらずの穏やかな笑みを向けた。
「安心なさって。カガリさんには何もしませんわ、取り合えずは。カガリさんはそこでゆっくりと
見物してくださいませ」
「ま、まさか、ラクスっ!」
キラが青ざめる。
「まぁ、察しが早いですわね、キラ」
嬉しそうにラクスが言う。
「何か可笑しなことをするのならば、キラの代わりにカガリさんにわたくしたちのお相手をして貰
うことになりますわよ? 大事なお姉様を見捨てるなんてこと、キラには出来ませんわよね?」
「ちょっとちょっと。それって、この子の前で……、その、する、ってこと?」
さすがにフレイは頬を赤らめ、躊躇した様子だった。
743ラクフレキラ (8/13):04/01/17 00:21 ID:A2Z2btVf
「それはさすがに不味いんじゃないかしら」
「たまには観客がいるのもよろしいのではないでしょうか。いつも同じではマンネリに陥りがちに
なりますし。それに、カガリさんにとっても性教育になって、一石二鳥ですわ」
小首を傾げて、ラクスは天使のように愛らしく微笑む。その微笑みは、語る内容さえわからなけれ
ば、正にピンクの妖精と呼ばれるに相応しいものに見えた。
「カガリさんみたいなタイプは、男女の秘め事はシチュエーションにこだわっていそうですもの。
はじめての時などは、海辺のホテル、白いカーテンが風にそよぎ、薔薇が窓際に飾られた部屋で、
愛する人とロマンチックな一夜を過ごす――なんてことを本気で考えてそうで、夢が壊れたと
ショックを受けるかもしれませんわね。別にそんなに夢見るようなものでもないと、現実を知るの
も良いことですわ。大人の階段昇るのも悪くありませんわよ」
ラクスがさも可笑しげにころころと笑った。
「ああ! そう言えば、バジルール少佐も同じようなタイプだわ。知ってる? あの人、ハーレク
イン小説をこっそり愛読してるのよ。しかもコッテコテのだだ甘な奴」
ぽんと手を打って、フレイが納得したように頷いた。
「そういうタイプは、一見恋愛には興味なさげにしていて、実は妙に理想が高くて潔癖で少女趣味
なんですわ。もっとも、理想が高い割にアスランを選んだのが、わたくしには不思議で不思議で仕
方ないのですけれども」
元婚約者を痛烈に貶す発言を、軽やかな口調でさらりと言い放つ。
「少女趣味も過ぎれば毒よね」
フレイもうんうんと同意するように何度も頷く。
「まぁ、それはとにかく。キラ、どうしますか? わたくしたち、何日も我慢して、随分と寂しい
思いをしましたのよ? 今日くらい、お相手をして下さってもよろしいではないですか」
「そーよう! 最近、ずっとサイに邪魔されっぱなしだったんだから!」
「う、うぅ……」
「キラ? どういたしますの?」
「キラぁっ! どうするのよ!」
人質をとられ、進退極まったキラは、ただ少女たちの言葉に頷くしかなかった。
744ラクフレキラ (9/13):04/01/17 00:22 ID:A2Z2btVf
キラの熱い喘ぎ声が部屋を満たしていた。
堪えようとしても洩れ出てしまう快楽の呻き声。愉悦が思考を支配し、残り少ない理性を侵食して
いく。
「うっ……、くぅっ、は、ぁ」
自分自身の雄はラクスの口によって丹念に攻められ、背後からフレイに肌を愛撫され、キラは既に
何も考えられなくなっていた。
「ふふっ、キラ。あんなに嫌がっていたのに、もうこんなになっていますわ……。いつもより、
ずっと反応がよろしいのは、カガリさんに見られて興奮しているからですの?」
心の中まで透かし見るかのようなラクスの視線に、キラは気まずげに目を逸らした。
「違う……っ」
キラは掠れた声で否定する。
「素直になった方がよろしいですわよ?」
「うあっ!」
キラの言葉とは裏腹に屹立したそれにラクスは軽く歯を立てる。そのまま、ちゅくちゅくと音を立
てて執拗に舐った。
それにあわせるかのように、フレイは笑い混じりにキラの耳朶を甘く噛む。耳の穴に舌を差し込
み、その中を気侭に蹂躙する。両手はキラの胸板を弄り、乳首を攻め立てていた。
ふたりの少女から、続けざまに甘い刺激を与えられ、キラは仰け反り快感の呻きを洩らす。
双子の姉であるカガリに見られ、こんなに感じている自分。女の子にこんな風に身体を弄ばれ、抑
え切れない快楽を感じている自分。
全てが、キラを追い詰めてゆく。
肌に痛いほど、部屋の隅にいるカガリの視線を感じる。
それがわかっていても、もうキラは限界だった。恥も外聞もなく、ラクスに懇願の視線を向けた。
「ぼ、僕、もう、もう……」
キラの切羽詰まった声に、ラクスは顔を上げる。唾液に濡れた上唇をぺろりと舐め上げ、目を眇め
てキラを見遣った。
「ふふっ、キラは随分と嫌らしいですわね。あんなに嫌がっていた癖に、もうこんなになって」
ぴん、とキラのそそり立つものを指で軽く弾いて、ラクスは笑った。
「良いですわ。わたくしも、そろそろ我慢出来ませんもの……」
既にラクスの秘部は熱く潤み、止めどなく蜜が滴っていた。
745ラクフレキラ (10/13):04/01/17 00:23 ID:A2Z2btVf
「狡いわ、あんただけ! 私だってずっと我慢してたんだから!!」
フレイが不満げに頬を膨らませて抗議する。
「今回はわたくしに先を譲って下さいませ。次はフレイさんに譲りますから」
「ん、もう。仕方ないわね」
「有り難うございます」
少女たちのやり取りを、キラは切羽詰まった思いで見守る。フレイに向けていた視線をキラに戻す
と、ラクスはにっこりと微笑んだ。
その微笑みを合図にするかのように、キラはラクスの身体を強い力で引寄せた。
「きゃ……、キ、キラ!?」
さすがに驚いたようにラクスは焦った声をあげた。
それに構わず、キラはラクスを俯せに組み伏せる。ラクスの腰を持ち上げ、後ろから彼女を熱い欲
で貫いた。
「あぁあっ!!」
ラクスが背を撓らせて、大きく喘ぐ。そんな彼女にキラは強く欲を打ち付けた。
「やぁん、キラぁっ……、あ、まり、激しくしないで……下さい、ませ……っ!!」
息も絶え絶えにラクスが懇願の声を上げる。
「駄目、だよ、ラクスっ……! だって君たちが誘ったんだから! だから、僕は……っ!!」
先程とはまるで正反対の立場になり、自分が優位に立っていることに、キラは満足感を覚えた。よ
り深い快楽を得る為に、腰の律動を早め、ラクスの中に打ち込んでいく。
ラクスの身体が揺れる度、誘うようにその白い乳房もゆらゆらと揺れ、一層キラの情欲を煽った。
「はぁ、んっ、ふわっ、あ! キラぁ……! わたくし、わたくし……っ」
快楽にラクスは強くシーツを握り締める。激しいキラの動きに、少女は目尻に涙を溜めて甘い声を
放つ。
迫り上ってくる熱はふたりを追い詰め、高みまで押し上げてゆく。
「は、あっ、んんっ、もう駄目……! わたくし、もう駄目ですの……!! キラぁっ!!」
ラクスは一際高く喘ぐと、びくびくと身体を震わせた。ざわめくラクスの秘肉は熱くきつく、キラ
を締め付ける。それに後押しされるかのように、キラは白い欲を吐き出した。
ぐったりとベッドに沈み込んだラクスから、ずるりと自身を引き抜くと、キラは大きく息を吐く。
欲を放ったとは言え、いまだキラのものは硬度を持ち、そそり立っていた。それをフレイが怯えと
期待が入り交じった眼差しで見詰めている。
746ラクフレキラ (11/13):04/01/17 00:23 ID:A2Z2btVf
ラクスは最早声も出せず、虚ろな眼差しを空に投げ掛け、荒く息を吐いていた。そんな彼女の様子
を満足げにキラは見遣る。次いで、そっと部屋の片隅に目をやると、放心したようにカガリが大き
く目を見開いてこちらを見詰めていた。
今となっては、キラの心には羞恥ではなく、仄暗い満足感といまだ尽きぬ情欲だけが満ちている。
「キラ……?」
甘く誘うように、フレイがキラを呼ぶ。同時にキラの背後から手を伸ばし、いまだ力を帯びている
彼のそれに指を絡めると、そっと撫で擦った。
キラが低く呻きつつ後ろを振り向くと、フレイは彼の唇に己の唇を寄せてキスをする。舌と舌を絡
ませ合い、唾液を舐らせ、深いキスに溺れた。キスに熱中しながらも、フレイの手は妖しく動き、
キラのものを扱いている。
高められる欲にキラは一層熱く息を零すと、唇を離して身体の向きを変え、フレイに対した。
「フレイ……」
キラが名を呼ぶと、熱く潤んだ瞳でフレイは誘うように見詰めてきた。
ラクスの時とは違い、余裕を持っているキラはゆっくりとフレイを押し倒す。フレイの膝を割り、
脚との間に自身を滑り込ませた。
「キラぁ、早くっ……」
待切れないといったように、フレイが身体を揺らめかせる。その様子に僅かに口の端を吊り上げ、
キラは一息にフレイの中へ自身を押し入れた。
やがて焦らすように緩慢な動きで腰を動かすと、それに合わせるようにフレイも腰を揺らめかせ
る。ゆるい腰の動きに、フレイは嘆願する視線をキラに投げ掛け切なく嬌声を放った。
「ひゃんっ、はぁ、キラぁっ! も、っと、ああっ!!」
フレイの甘い声に煽られるかのように、キラは腰の律動を速める。眉を寄せ、快楽を得ることに夢
中になる。
「やぁっ、キラぁ! いつもより、激し……! やだぁっ、壊れちゃ……、ああぁっ!!」
強く激しくフレイの中を行き来するキラに、フレイは高く声を上げることしか出来ない。久しぶり
の愉悦を身体は貪欲に求める。脚をキラに絡め、更なる快楽を求めた。
「や、……もう、い、いっちゃうの……! キラぁ!!」
フレイは感極まった声を上げ、キラの背中をきつく抱き締めると、大きく背中を撓らせた。
「フレイ……、僕も、駄目だっ、出るっ!」
強く抱き締めてくるフレイを抱き締め返すと、キラは熱く低く呻いた。
747ラクフレキラ (12/13):04/01/17 00:27 ID:A2Z2btVf
ぐったりと力の抜けた身体をベッドに沈め、三人は荒く息を吐いていた。
部屋の隅で何かが動く気配がし、熱から冷めたキラははっとしてそちらへと視線を向けた。
いつの間に腕の拘束を解いたのか、カガリはよろよろと立ち上がり、涙を浮かべた琥珀の瞳で三人
をきつく睨み付けていた。特にキラには軽蔑の篭った視線を向ける。震える手で猿轡を外し、タオ
ルを投げ捨てた。カガリの視線に、我に返ったキラはたちまち青ざめた。
「お前らっ……! 皆、変態だっ! 不潔だっ!!」
三人を責める言葉を投げ掛けつつ、カガリはじりじりと扉の方へと向っていた。
「あら、これは人としては当たり前のことですわ。愛しいと思う方と肌を合わせ、愛を確認しあ
う。誰に恥じることもない、当然のことですわ」
「これはかなり特殊だと思うけど……」
フレイの突っ込みを敢えて無視し、ラクスは更にカガリを追い詰める言葉を続ける。
「アスランだって、いずれ同じことをカガリさんにすると思いますわ」
「……ええっ!?」
カガリが驚きに目を瞠る。そんなカガリをラクスは面白そうに見詰めた。
「いいえ、もっとずっと凄いことをするかもしれませんわね。あんなことやそんなこと、それはも
う口では言えないようなことを」
「ま、まさか」
だらだらとカガリは額に冷や汗を浮かべる。
「何せ、アスランはむっつりさんですから」
「…………」
カガリはアスランの元婚約者であるラクスの言葉を、半ば以上信じかけているようだった。
それでも、信じられない、と言ったように、かぶりを振った。
「う、嘘だ……」
「信じる信じないはカガリさんの御自由ですけれど」
最早、カガリは半泣きになっている。
そこへ、小さく音を立てて扉が開き、息を切らせたアスランが姿を現した。
「カガリっ、無事だったか!?」
ラクスに連れ去られたカガリを捜して、あちらこちら駆けずり回ったのだろう。息は荒く、額に汗
を浮かべていた。
それでもカガリの姿を認めると、アスランはほっと安堵の溜息を零す。しかし、カガリは反対に怯
えたように身体を強張らせ、アスランから一歩身を引いた。
「大丈夫だったか? カガリ、何も、何もされなかったか!?」
748ラクフレキラ (13/13):04/01/17 00:29 ID:A2Z2btVf
アスランを見詰めるカガリの瞳に涙が浮かぶ。その様子にアスランは訝しげに眉を顰めた。
「ど、どうしたんだ、カガリ?」
「ア、アスランの……、へ、変態っ! 不潔だっ!」
「ええっ? 変態って、俺? 何で、カ、カガリ!?」
何故自分が責められるのか、まったく訳がわからず、アスランは驚きに目を瞠る。
「アスランの裏切り者――っ!!」
言うなり、アスランの鳩尾に拳を放つ。
アスランは避ける間もなくまともにそれを受け、よろめいた。
「――カガ、リ、何で……」
苦痛に喘ぐアスランを残し、カガリは泣きながらその場から駆け去っていった。
「ちょっ、ちょっと、ま、待て、カ、ガリ……!!」
暫し、カガリの言葉と攻撃に呆然としていたアスランだったが、我にかえると、よろめきながらも
鳩尾を押え、慌てて彼女の後ろ姿を追っていった。
「アスランも随分とタイミングがよろしいですこと。それにしても忙しないことですわね」
「あんたも、酷いことするわね」
「人はとてつもないお馬鹿さんを前にすると、どこまで自分の言葉を信じ込ませられるか、限界に
までチャレンジしてみたくなるものなのですわ。わたくし、はじめて知りました」
胸の前で両手を組み、夢見るようにラクスが囁いた。
「カガリさんは随分とおつむが弱い……、もとい、単純な方ですから、やりでがありますわねぇ。
何とも言えない快感がありますわ」
大層楽しげにラクスは笑い声を立てた。そんなラクスを、一層呆れたようにフレイは見遣る。
「悪趣味だわよ、全く」
「お馬鹿さんなカガリさんを使って、アスランで遊ぶのは楽しいと思いません?」
「あんただけね」
「もちろん、一番楽しいのはキラと遊ぶことですけれど。わたくし、キラが大好きですから」
「そこは同意しとくわ」
ラクスの言葉にフレイは大きく頷いた。
「では、もう一度、キラと遊びましょうか? まだ時間はあるようですわ」
「ふふっ、そうね」
ふたりの少女は顔を見合わせ、楽しげに笑いあう。
双子の姉の信用を完璧に失ったキラは、ただ虚ろにそんなふたりを見詰めることしか出来ないの
だった。
749名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:29 ID:A2Z2btVf
以上です。
キャラ壊してスミマセソ
アスランは不幸な方が書き易い。脇でもメインでもキラは書き難い。
えろいのはやっぱりムズー('A`)
読んで下さった方、どうもです。
750名無しさん@ピンキー:04/01/17 01:16 ID:EQ9Y/a4O
>>749
面白かったです。ハゲワラしっぱなしでしたよ〜
ラクスがいい味出していて最高っす。
フレイ様も相変わらずで何よりですw
やっぱりカガリは受け受けが似合うなあ〜
751名無しさん@ピンキー:04/01/17 01:32 ID:NNs/S3k+
乙鰈
楽しかったです。
また読ませてください。
752名無しさん@ピンキー:04/01/17 01:56 ID:iO1IjCYZ
749お疲れ、面白かったです。
続きありますか?読みたいです。
753名無しさん@ピンキー:04/01/17 11:36 ID:a+458K7d
そういやナナシの人とかアスカガ予告だけ置いてった人、あれ以来来ないな。
まぁマターリ待ち続けるか。
754名無しさん@ピンキー:04/01/17 12:02 ID:aHteqKmf
初代スレから見返してみたけど、結構未完の作品もあるよ。
やっぱりはじめはキラ絡みしかねーのな。
755umizzz:04/01/17 14:14 ID:MLYp3DeW
レス下さった方々、どうもありがとうございました。
この板の雰囲気と違うモノを投下したような気がしてたけど
受け入れてもらえたので安心しますた
好評頂いたお陰で自分の文章力にも自信が持てますた
またいつか書けたら投下しようと思いまつ
その時はどうぞヨロ
756名無しさん@ピンキー:04/01/17 14:26 ID:MuxGYTEq
>>755
スレの雰囲気とか気にすんな。十分楽しませて貰ったよ。また書いてくれなー。


初スレの進行速度にワラタよ。雑談ばっかだもんな。あれ見たら今がいかに恵まれているのかがわかる。
757名無しさん@ピンキー:04/01/17 14:37 ID:GCFfK3TM
Part1(02/10/16-03/06/05)
Part2(03/06/04-03/07/30)
Part3(03/07/26-03/09/06)
Part4(03/09/01-03/10/05)
Part5(03/10/05-03/11/07)
Part6(03/11/05-03/11/24)
Part7(03/11/24-03/12/13)
こんな感じだもんな。
やっぱり最終回付近から消費スピードがとんでもない事に。
そしてPart4から1000行く前に容量が一杯になって次スレだし。
本編での補完を求めて来ている人もいっかもしれんね。
758ポチ@駄文職人:04/01/17 15:32 ID:GA+uLP7H


愛とは何なのだろうか


俺は目の前で繰り広げられる光景に呆然とたたずんた。

「あぁ…はぁん…パトリック」
父上は母上を愛し母上の仇とプラントの民を守るため戦っていたのではないのか。
俺はそんな父を尊敬していた…しかしそれはまやかしだったのか。
「…エザリア」
「ぁんあぁ…いい…そこ…ひぁあぁ」
自分が居ることにも気付かず艶めかしく行われ続ける情事に俺は嫌悪を感じ部屋を出た。

父上は母上を愛していない?
それとも性欲処理だけの目的なのか…どちらにせよ自分には理解し難いことだったが一つ答えが見えた。



永遠の愛など存在しない
759ポチ@駄文職人:04/01/17 15:34 ID:ZuN68CZO
「どうしたんだ?アスラン」
「…いや、何でもない」
プラントと地球は停戦しエターナルに帰還したアスランは死んだ父のことを思い出していた。
「…無理すんな…お前、少し休めよ」
カガリはアスランの手を引きベッドに座らせた。
「俺、プラントに戻る」
「…アスラン?」
突然の彼の言葉に驚き見開かれる瞳に構わずアスランは立ち上がり部屋を出ようとする。
「ま、待てよ!アスラン!!」
カガリは慌ててアスランの服を引っ張り引き止める。
「…アスラン…私たち…これからどうなってしまうんだよ」
760ポチ@駄文職人:04/01/17 15:36 ID:aMpexot/
好きとは伝えていないものの、口付けし互いの気持ちは一つになったと思っていたカガリはアスランの行動に不安に駆られ身体を震わせた。
「…君は…一生1人の人間を愛し続けることが出来る?」
「……え」
「身体も心も死ぬまで…他人に触れさせることは許されない」
アスランはカガリの金髪を指に絡めながら冷淡な表情で見つめた。
「…で…出来る!私は…アスランだけを…愛してる」
本当に彼を愛し続けることが出来るのかわからない。
しかし今の自分の気持ちは一つ、カガリはアスランに告白した。
761ポチ@駄文職人:04/01/17 15:38 ID:BnCvg/Hr
「…カガリ」
アスランはその言葉に絡ませていた金髪を掴み強く握る。
「……っ…アスラン」
「…もし裏切ったら…」
冷たい瞳でアスランはカガリの心臓が位置する場所を指で触れ爪を立てた。
その行動にカガリはゴクリと息を呑む。
「…いいよ…アスランの好きにすればいい」
その言葉にアスランはカガリを抱き締めベッドへ押し倒す。
「…カガリ…君を愛してる」
「…アス…ラン」
性急な彼の行為にカガリは戸惑うがアスランの中にはそうさせてしまう心の闇が見えた気がして黙って受け入れた。
762ポチ@駄文職人:04/01/17 15:43 ID:BnCvg/Hr
以上です。

中途半端ですまそ。
本当はパトリックとエザリアがケコーンしてイザークとアスランが兄弟になる話が書きたかったんだけど、ホモくさいかなと思って止めた。
763名無しさん@ピンキー:04/01/17 17:13 ID:6FKpWsOl
>>762
乙です。
ポチ氏の暗い話は好きです。
ギャグの方も読みたかったような気がしますが。


そう言えば、何でパトリックはカナーバは姓で呼んでたのにエザリアは
名前で呼んでたんだろうな。
単にエザリアと派閥が同じだから?妙齢のカナーバを呼び捨てにすんの
はちょっとヤバいから?
それともエザリアと愛人関係にあったから?w
764ナナシの人ですが…:04/01/17 17:39 ID:CDvKvpTD
>753
パソコンがウィルス食らっちゃったんでつ…(T_T)
(これは携帯から送ってまつが…)
765名無しさん@ピンキー:04/01/17 17:41 ID:fkcCnerA
>>763
愛人に1000パトリック
ええな〜大人の恋愛
766名無しさん@ピンキー:04/01/17 18:26 ID:VI37cLov
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071202685/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
767名無しさん@ピンキー:04/01/17 18:29 ID:VI37cLov
ちょっと早いけど、テンプレは>>766でいいんだろうか。
HTML化しているし。
このスレは容量一杯になったらHTML化するまで、

ttp://hhh111.s4.x-beat.com/eroparod/

ここで保管して貰うように依頼しとく?
何だかんだ言ってそろそろ次スレの時期だしな。
早いよやっぱり。
768269:04/01/17 22:14 ID:lfqWDohI
皆さん、今晩は。先日の続きを投下します。
 
 が エロ無いしギャグだしで場違いなモノに成り下がりました。
このスレの〆となるべき作品がこんなんで良いのかと小一時間・・・
ゴメンナサイ ゴメンナサイ
769269:04/01/17 22:14 ID:lfqWDohI
ムルタに圧し掛かられ、カガリは足をばたつかせて必死で抵抗する。
「いやだぁっ!」・・・どごっ!!
「く゜っはぁっ!?」
暴れていたカガリの膝蹴りが綺麗に決まり、ムルタは腹を抱えてもんどりうった。
カガリは慌ててはだけた胸元を押さえて起き上がり、武器になるものは無いかと部屋を見回すが
あいにく手ごろなものは見当たらず、仕方なくいつでも逃げ出せるように中腰のまま構え、ムルタの様子を窺った。
そんな二人の様子を見て、オルガとクロトは顔を見合わせて肩をすくめる。
「あ〜あ、おっさんってば今の蹴り喰らって完全にスイッチ入っちゃったぜ?オレ知らね〜。」
「こうなると誰にも止められないんですよねぇ・・・」
全く他人事のように喋っている二人に、カガリは非難するように叫ぶ。
「お前ら、わたしを助けたら借金はチャラにしてやるぞ!
そもそも、いたいけな少女が危機に瀕しているのにその態度は何事だっ!」
カガリは自分で言っておきながらツッコミを入れたくなったが今は非常事態なので止めた。
「・・・・・ま・・・・。」
ムルタは腹を押さえたままゆらりと起き上がり、そのまま焦点の合わない目をしてカガリに迫ってくる。
ぎょっとして、そのまま怯えて後ずさるカガリの足に、ムルタは恐ろしい力で抱きついた。
770269:04/01/17 22:15 ID:lfqWDohI
「ひいいっっ!!!!」思わず恐怖の叫びを上げるカガリ。
「・・・ご主人さまぁっ!」
「・・・はいぃっ!?」
ブルーコスモス盟主、ムルタ・アズラエルは瞳をウルウルさせてカガリの足に縋り付いていた。
オルガとクロトはまたか、という顔をしてため息を付いた。
「おっさんってとことこ M 気質なんだよなぁ。」
「普段はいかにも S 属性のくせに、いったんスイッチ入るとベタベタの M になるのが笑っちゃうよね〜。」
「そうそう、この前転属してきた・・えーと、なんていったっけ?あの女。」
「確か・・ナタル・・何とかって・・」
「そうだナタル。その人にもさぁ、弾みでスイッチ入っちゃって、おっさんいきなり『女王様〜』とか言っちゃって靴舐めだして・・・
流石にあれは俺たちもビビッたよなっ。」
「でも、あれはあの人だってノリノリだったじゃん。鞭とかローソクとか、あの扱い方はそうとう慣れてたぜ。」
そんな会話を交わす二人と、ムルタに縋り付かれ鳥肌を立てて真っ青になっているカガリ。
「ご主人様〜もっと、もっと苛めて下さいいっ〜!」
「イヤだあっ!わたしはマゾと801は死ぬほど苦手なんだぁっ!!!」

それから数ヵ月後・・
すっかりムルタを調教したカガリは連合軍を手中に収め、大きな戦闘も無く、プラントと停戦条約を結んだというのは内緒の話である。

・・・・おわり・・・・

771269:04/01/17 22:19 ID:lfqWDohI
以上です。

あ、まだ474KB。もう少しいけますね。
次はエチーく出来るようにガンガリます。

それにしてもポチ氏のシリアスはうまいなぁ。
さらばです。
772名無しさん@ピンキー:04/01/17 22:42 ID:zmHjN0KT
269お疲れ。今回もウケたよー。
また269のアスカガ見れるといいなとお星様に祈ってみます。
773名無しさん@ピンキー :04/01/17 23:00 ID:wDB0xXXL
いつも予想を斜上回るよな、イイヨイイヨー。
774名無しさん@ピンキー:04/01/17 23:07 ID:/T5m9dum
今日は随分書き込みが多いな。
次スレに向かいラストスパートかけてるのか。
775名無しさん@ピンキー:04/01/17 23:18 ID:/PtkQMWv
>>774
それもあるかもしんないけど、単に土曜日だからなんじゃない
だろうか。
後は投下が多いから。
書込みも多くなると。
776 ID:QWNAwp88 :04/01/17 23:59 ID:XPMoWLeO
容赦なく肌を焦がす強い陽射に右手を掲げ、その陽射しを遮った。
働く男達の汗と工場機械独特の脂のにおいが沸き立つ。
額と言わず、頬と言わず、伝い落ちる汗をアスランは首に巻いた手ぬぐいで拭った。
「ふぅ…」
清楚な雰囲気を持つプラント社会から置いて行かれた過去の時間に“それ”は存在していた。
農業・工場プラント…まだ、コーディネーターによる宇宙進出が初期の段階に於いて
その屋台骨を支えたこれらの施設は、時代の変換と共に日陰の存在となっていった。
しかし、戦争の影響がなかったわけではない。
元々が鉱物を加工する目的で開発された設計上、戦地に於ける殺戮兵器の生産は
極当たり前の流れであった。しかし、戦火がこの地に及ぶ事はなく、この『浮島』に暮らす人々にとって、
戦争はどこか遠い世界の出来事でしかなかった。
その渦中にあったアスランでさえ、このときの流れから切り離されたような
過去の世界にいると、自然、全てが夢であったような気さえしてくる。

777ID:QWNAwp88:04/01/18 00:00 ID:Xgb6uqqe
日給を貰う列に並んだアスランの後ろで、酷く俯いた格好の男が、彼の耳元でぼそりと何事かを呟いた。
「――――…」
「……分かった」
アスランは瞑目し、一言そう答えた。


アスランは目の前の古びた木製の扉を押した。
古い蝶番が酷く軋んだ音を立ててゆっくりと開いていった。
店内は驚くほど静かで、耳に心地いい音楽がゆったりと流れているのみであった。
天井から吊り下げられた照明はカウンターの上のみを照らし、室内は暗く闇に沈んでいた。
カウンター席の中でギリシャ彫刻の様な深いしわをその顔に刻んだ老人が一人、黙々とグラスを拭いている。
「待っていましたよ…」
カウンターの席に見覚えのある男の顔を見つけ、アスランは黙って彼の隣の席に腰を下ろした。
アスランが席に付くのを合図にしたかのように、老人はキープしてあるボトルを取り出し、グラスと共に目の前に置いた。
アスランは内心、舌を巻きながら、よくこんな店でやっていけるな、と独りごちた。
「今度は何処です――?」
早々にアスランが男の方を振り向こうともせずに尋ねた。
その殺伐とした姿に、赤毛の青年…マーチン・ダコスタは溜息混じりに言った。
778ID:QWNAwp88:04/01/18 00:02 ID:Xgb6uqqe
「そう、急くことはありませんよ…今日は、その…定時連絡で来たようなものです」
「悪いが、用がないのなら帰ってくれ。俺はもう軍の人間じゃない…監視される覚えはない」
「……――いや、まぁそれはそうなんですが…あなた、少し無理してませんか?」
「無理?」
アスランは言葉を反芻して聞き返した。
「えぇ。わざわざこんな所で働くなんてって、ウチの隊長が嘆いてましたよ、
水臭いにも程がある…そうです」
「…どんなに慎ましやかにやってても金はいる。軍を退役した以上、
何か代わりとなる職業で働いていかないと生活していけないのは当たり前じゃないか」
「その事なんですがね…毎回毎回、こちらの要望で出撃してくれるのはありがたいんですが、
その成功報酬を一切受け取らないってのは…頼んでる側としてはかなり心苦しいものだと思いませんか?」
「人を殺して金は受け取れない…それだけだ」
アスランは懐から財布を出すと、紙幣を何枚かテーブルの上に置き、席を立った。
「ちょっと、待って下さいよ!」
慌ててダコスタもその後を追った。

「待って下さい! 定時連絡、まだ済んでないんです」
背後から投げかけられる声にアスランはその足取りを止めた。
見上げた空にかかる三日月が、赤に染まっていた。

妖しく――…
779ID:QWNAwp88:04/01/18 00:07 ID:Xgb6uqqe
完全な続編です。
今回も何とか完結まで持っていければなと思ってます…

長編しか書けないな―――…
780名無しさん@ピンキー:04/01/18 06:04 ID:7fYgMdmC
779、待ってました。
今後の展開が心底楽しみです。
781269:04/01/18 06:18 ID:iDYrULzZ
>QWNAwp88氏
情景が目に浮かぶ見事な描写、さわりの部分でこれじゃさぞ本編は・・・
続編、激しくお待ちしています。引き込まれました。

(自分の訂正)
おっさんってとことこ M 気質なんだよなぁ ×
おっさんってとことん M 気質なんだよなぁ ○

782名無しさん@ピンキー:04/01/18 06:22 ID:iDYrULzZ
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071202685/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
783269:04/01/18 06:37 ID:iDYrULzZ
申し訳ない。新スレ立てチャレンジしたけどうまくいかない。
次の人にお願いします。
ちなみにテンプレは766氏が作成してくれました。感謝。
784名無しさん@ピンキー:04/01/18 08:29 ID:WUNJ+z3p
じゃー、行ってみら。
ちょいと待っててくれ。
785名無しさん@ピンキー:04/01/18 08:32 ID:WUNJ+z3p
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/l50

立てた。
どうぞっと。
786名無しさん@ピンキー:04/01/18 09:12 ID:2sV5EL66
>>785
新スレ立て乙鰈!

>269氏
480KBまでの埋め立て乙。もしかして269氏は長編待機だったのかと期待してみたり。
787269:04/01/18 09:27 ID:xVFWSxH2
こちらでも>785氏、スレ立て乙です。
もうここから先は雑談でOKだよね?

>786氏
自分、行き当たりばったりSS書きなので待機はしていませんが
全ては萌神様の思し召しなので、生暖かく見守ってくださいw
788ポチ@駄文職人:04/01/18 10:13 ID:COsbwf8H
>>785さん
新スレ立てオツカレー

じゃあ269氏のお言葉通り、ここで雑談していいのかな。

500KBギリで衝激的告白でもしてみようかな。(たいしたことではないが…)
789ポチ@駄文職人:04/01/18 10:41 ID:yCPOFg4b
暇だったので>>758-762 をギャグ化してみた。


愛とは何なのだろうか


俺は目の前で繰り広げられる光景に呆然とたたずんた。

「さぁ…跪きなさい…パトリック」
父上は母上を愛し母上の仇とプラントの民を守るため戦っていたのではないのか。
俺はそんな父を尊敬していた…しかしそれはまやかしだったのか。
「…エザリ…いや…女王様」
「ふっ、いい子ね…可愛がってあげるわ!」
自分が居ることにも気付かず艶めかしくムチの音を響かせ行われ続ける情事に俺は嫌悪を感じ部屋を出た。
790ポチ@駄文職人:04/01/18 10:43 ID:DvyM/g0P
父上は母上を愛していない?
それとも性欲処理だけの目的なのか…どちらにせよ自分には理解し難いことだったが一つ答えが見えた。


永遠の愛など存在しない

「どうしたんだ?アスラン…悩んでばかりいるとハゲるぞ」
「…いや、何でもない」
プラントと地球は停戦しエターナルに帰還したアスランは死んだ父のことを思い出していた。
「…無理すんな…お前、少し休めよ」
カガリはアスランの手を引きベッドに押し倒した。
「ぁっ…俺、プラントに戻る」
「…アスラン?」
791ポチ@駄文職人:04/01/18 10:45 ID:0jbxVav5
突然の彼の言葉に驚き見開かれる瞳に構わずアスランは立ち上がり部屋を出ようとする。
「ま、待てよ!アスラン!!」
カガリは慌ててアスランの耳朶を引っ張り引き止める。
「…アスラン…私たち…これからどうなってしまうんだよ」
好きとは伝えていないものの、ファーストキッスを奪った責任を取らせなければと思っていたカガリはアスランの行動に怒りに駆られ身体を震わせた。
「…君は…一生1人の人間を愛し続けることが出来る?」
「……え」
「身体も心も死ぬまで…他人に触れさせることは許されない」
792ポチ@駄文職人:04/01/18 10:47 ID:+FTbLg2k
アスランはカガリの金髪を指に絡めながら冷淡な表情で見つめた。
「…で…出来る!私は…アスランだけを…愛してる」
本当に彼を愛し続けることが出来るのかわからない。
しかし今の自分の気持ちは一つ、カガリはアスランに告白した。
「…カガリ」
アスランはその言葉に絡ませていた金髪を掴み強く握る。
「……っ…アスラン」
「…もし裏切ったら…」
冷たい瞳でアスランはカガリの心臓が位置する場所を指で触れ爪を立てた。
793ポチ@駄文職人:04/01/18 10:49 ID:V5xOGtMA
その行動にカガリはゴクリと息を呑む。
「…いいよ…アスランの好きにすればいい」
その言葉にアスランは潜ませていたSMグッズをカガリに渡しベッドへ横たわる。
「…カガリ…君を愛してる」
「…アス…ラン」
性急な彼の行為にカガリは戸惑うがアスランの中にはそうさせてしまう心の闇が見えた気がして黙ってロウソクに火をつけた。


おわり
794團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 13:20 ID:0XPNZtby
穴埋めSS投下します。
795團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 13:22 ID:0XPNZtby
 夜間、甲板へ出ることはアークエンジェルでは禁じられていた。
 そんな事は良くわかっていたが、誰もいない部屋にいるのは辛すぎる。
 キラは階段を二、三段抜かしにして駆け上がると、乱暴にドアを開けた。
 遠くの街明かりがゆくっくりと遠ざかって行くのが見える。
――ひょっとしたら、あの中の一つにフレイがいるのかも。
 そう、期待してしまう。同時に、もう彼女はいないのだと再確認させられる。
 キラは膝を抱えて暫くその明かりに見入っていた。
「可愛そうなフレイ。戦争終わったのに死んじゃうなんて」
 少しの同情。少しの意地悪。死んでしまった少女が憎かった。
 ほんの少しの復讐。
 少女の名前を呼んで、キラはうつむいた。
796團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 13:23 ID:0XPNZtby
終わり。すいません。短くて。
797名無しさん@ピンキー:04/01/18 14:56 ID:foX/Tzro
こっちはゆっくり埋め立てていけばいいな。
埋め立て終わったら保管依頼に行けばいいよね。
798名無しさん@ピンキー:04/01/18 15:15 ID:UuH6ZVtj
余裕持って依頼した方が良いと思うけど・・・
DAT落ちすることもあるわけだし。
799名無しさん@ピンキー:04/01/18 15:26 ID:Gy3EmnQY
pink鯖は中々dat落ちしないよ。
1000になる前に容量オーバーになってしまえば、1週間位は落ちないし。
平気じゃね?
800團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 16:05 ID:0XPNZtby
埋め立てSSキラカガ投下しまつ。
またーり。
801團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 16:05 ID:0XPNZtby
 キラが裸のカガリを見下ろしていると、カガリは照れて顔をそらした。
「こーら、カガリ」
 片手で軽く顔を元に戻される。紫色の瞳が優しく睨みつける。
「恥ずかしいの判るけどさ。僕を見てよ」
「う〜」
「うーじゃないの。やってるときは僕を見てよ」
 ちゅっと、唇が触れてカガリはますます照れる。
 室内は充分明るくて誤魔化しがきかない。カガリは何時も電気を消してとお願いするのだが、キラ
がそれを許さないのだ。
 何時も恥ずかしくて泣き出してしまうカガリを、可愛いとキラは愛撫する。
「恥ずかしいから、電気消せ」
「カガリの可愛い顔見えないじゃない」
「いいだろ! もう! 何時も電気つけてるんだから」
「だーめ。僕、いっぱいカガリの可愛いところ見たいの。見逃しちゃったらやだもん」
「ばかー!」
 じたばたと暴れるがあっさりと押さえ込まれる。
 小ぶりだが形のよい乳房をキラは揉んだ。柔らかい感触にキラ自身もゾクゾクしたが、カガリ自身
も感じた様で、ぎゅっと目を閉じて唇を引き結んだ。カガリは何時も声を出すのを嫌がる。キラとし
てはその声を聞きたかったので、一度無理やり声を上げさせたのだが、終わった後から一週間くらい
口を利いてくれなかった。あれは辛い。
「カガリ、声聞かせてくれないの?」
「馬鹿! いいだろ! 電気許してあげてるんだから声くらい出さなくても!」
「うん」
 既にカガリは涙目で睨みつけてる。その姿が可愛いくてわざと意地悪を言うのだが、声の事の様に
やりすぎると機嫌をなかなか直してくれない。
802團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 16:07 ID:0XPNZtby
「はいはい」
 ちゅっとカガリの唇にキスを落とし改めてカガリの上半身に目をやる。
 無駄というものが無いバランスの取れた身体。キラよりは白いがうっすらと日焼けを残す肌。
 似てるようにも似てないようにも見える顔。
 姉弟。
 ずきりと胸が痛む。
「カガリ、ごめんね」
 何度心の中で呟いた言葉だろう。言ったらお仕舞のような気がして、その代わりにキラは何時もカ
ガリの頬を撫でる。
 お互い相手がいるのに寝てしまうこの関係。逆に言えば、お互い付き合えない関係だから相手を探
した。
「カガリ」
 好きも愛してるも言えないし、それ以上の言葉を思いつかない。
 そっと何度目かのキスをすると、キラは柔らかな首筋に軽く歯を立てた。
「ふ」
 引き結んだ唇から少しだけ漏れる声にゾクリとする。舌を這わせるとカガリはキラの下で悶えた。
柔らかい感触が肌に当たり興奮してくる自分がわかる。
「カガリの全部舐めたいな。全部。可愛がりたい」
 耳元で囁くとくすぐったそうに頭を動かした。言いながら耳を舐め、再び乳房を柔らかく揉みこむ。
「や、やぁあぁん」
 キラは驚いてカガリを見た。カガリ自身も驚いた様に唇を押さえてる。
 何時も恥ずかしがって声を出さないようにしてるのに、どういうわけかカガリは甘い声を聞かせて
くれた。
「可愛い」
 スリスリと頬に頬を擦り付けると、カガリの熱が伝わってくる。真っ赤な顔で膨れていた。よっぽ
ど不本意だったのだろう。
「い、今のは、間違いだからな!」
「間違いなの? 気持ちよくなかったの?」
803團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 16:07 ID:0XPNZtby
とりあえずここまで。また書きあがったら投下しまつ。
804名無しさん@ピンキー:04/01/18 17:38 ID:KjkLFCqC
そういえば、黄昏氏はどうしているのか。
ライダーも終わったことだし、さぞ落ち込んでいるのでは・・。
年始年末あたりからご無沙汰?
はやくイザフレ続き読みたいと言ってみるテスト。
805團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:47 ID:0XPNZtby
>804氏
あの終わり方は、ライダーファンにはべっこり気分だと思われ。
そりゃねえよ。
私も黄昏の文芸作家氏復活に挙手ノシ。
806團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:49 ID:0XPNZtby
そんで埋め立て小説投下。
807團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:50 ID:0XPNZtby
 わざとらしくキラがしょんぼりする。
「き、気持ち良かった! だから声がでたんだ!」
 態度が物凄く偉そうなのに、ちっとも態度に余裕が無くてカガリだなあと改めて思って嬉しくなっ
て、胸に唇を寄せる。何時も以上に感じやすくなってる身体にキラは不審がってカガリの顔を覗き込
んだ。そんなキラの態度をカガリも不思議そうに見上げてる。
「何時もと、違うね」
「う…」
 かあっとカガリの全身が染まった。顔を隠すように両手で顔を覆うが、キラの手がそれを引き離す。
少しだけキラは焦ったのだ。自分と寝る前にアスランと寝たのではないかと思って。理不尽な嫉妬心
が湧き上がる。
「何時もより、感じやすい」
「い、言うな馬鹿!」
「なんで?」
「キラ…?」
 カガリの瞳に映る自分が相当醜い顔をしていたので、キラははっとなって、カガリの手を離した。
「ごめん。痛かったよね」
「! ご、ごめ」
 慌ててカガリがキラの手を掴む。
「? 何で謝るの? 悪いの僕なのに」
「だって、キラ、怒った。私の事嫌いになっちゃうだろ?!」
「僕が? カガリを? なんで?」
「嫌いにならないで」
 キラばかりが余裕が無いように思えたのだが、カガリも余裕が無いらしい。精一杯の表現でキラの
心を求める。
「嫌いになんかならないよ。ずっと」
 永遠にと言いそうになったが、作られた台詞の様だったので止めて、その代わりに優しいキスをす
る。
 口を開いてカガリはキラを迎える。一生懸命答えてくれうのだが、カガリの愛撫はぎこちない。ぎ
こちなさがたまらなく愛しくて、自分からリードしてカガリを気持ちよくさせる。
808團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:51 ID:0XPNZtby
 唇を離すとトロリとした瞳でカガリがキラを見つめていた。
「あのな…今日、初めて、オ、オナニーしたんだ」
「したの?」
「うん。キラのこと考えたら、シタクなって…」
「どんな風に?」
 カガリの手を掴んで自分のヴァギナに触れさせる。
 カガリが自分を思ってオナニーしたとのかと思うと興奮した。意地悪ではなく純粋に自分を思って
しているカガリの行為を見たいと思ったのだが、カガリにはそれが理解できずにじんわりと涙を浮か
べてキラを睨む。
「……」
「怒った?」
 拗ねて横を向くカガリ。
「ごめんね」
 とキスをすると、まだちょっと膨れていたが許してくれたようで、キラの方を向いてくれる。
「じゃあ、ご褒美あげなくちゃね。いっぱい気持ちよくしてあげるね」
 バード・キスを全身に落としながらキラは両手で乳房を揉む。
「ひゃ!」
 色気の無い声だったがキラにはその声が聞けることが嬉しくてグイグイと乳房を揉んでいた。とい
っても力任せにではない。力を入れすぎれば痛がるので強弱をつけながらゆっくりとまわす様に揉み
こむのだ。真正面よりは脇の方が感じやすいのかカガリはきまって、気持ちよいほうへと自分の身体
をずらす。もっと触れて欲しいのだ。脇からすくい上げるように乳房を揉むとカガリは面白いくらい
に乱れた。
809團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:52 ID:0XPNZtby
「はぁあんっ」
 乳首を口に含みながらカガリを見上げると、丁度キラを見る目にあった。優しく微笑まれ抱きしめ
られる。
「わ」
 キラの方が照れた。腕をすり抜けるように下腹部へと唇を移動していく。
「う、ぅん!」
 膝に手をかけると軽く抵抗があったが、開いてくれる。濡れたヴァギナはおいしそうに濡れている。
何時もより赤みがましている。
「おいしそう」
「! や、あぁっ! ひ」
 ゆっくり舌を這わせるとカガリはいい声で鳴いた。
 足が何度も上がりかけてその度に押しとどめられる。キラは指を沈めながら尚もそこを愛撫した。
「や、キラっ! やぁ!」
 早く入れたくて仕方が無いのに、キラはゆっくりとカガリを愛撫する。
「カガリが嫌でも、僕は好き。だって、カガリめちゃくちゃ可愛いんだもん」
810團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/18 17:53 ID:0XPNZtby
また来ます。ノシ
811名無しさん@ピンキー :04/01/18 23:42 ID:ZgVIZGtR
>>807-809
キラカガイイ!青い空読んでからというもの、子猫がじゃれあっているような双子が
哀しくて哀しくて。イザカガの続きもお待ちしてます。
812名無しさん@ピンキー :04/01/19 00:30 ID:uJ+BbTtF
團鬼八氏のキラカガ大好きです!
今回もすばらしく(・∀・)イイ!!
なんか可愛く、切ないですよね。

ID:QWNAwp88氏
おもわずキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!となってしまいますた。
連載楽しみにしてます!!
813名無しさん@ピンキー:04/01/19 05:27 ID:mKIfL21k
>>749
敬礼!またお願いします!
814名無しさん@ピンキー:04/01/19 08:14 ID:w8r9A/OB
ここでコソーリ弱音
久々長編書いて投下し始めたけどもうムリポっぽい。あと書き貯めが35レス分もあるけど多すぎてもウザイし完結まで多分総計100レス分いくかもしれないし。

途中で強制完結させるかな…色々な意味で辛く苦しい。


さて癒しの神の続きを待ちつつもう1度寝よう…起きたら鬱気分が解消してるといいな。
815ポチ@駄文職人:04/01/19 11:11 ID:Gbp+wscn


「俺は…君のことを愛していた」
「私も愛していましたわ…アスラン」
停戦協定が宣言されカガリと共に地球へ降りるアスランと、キラと共にプラントへ帰るラクスは密かに合流し証せなかった互いの想いを口にした。
あと数時間で別れの時が来る…アスランは誰も居ない部屋にラクスを導き壁にその華奢な躯を押し付けた。
「…最後に…君と離れる前に…」
アスランの言葉にラクスは頷き桃色の髪を揺らす。
「はい、私も貴方と最初で最後の契りを…」
そして2人は互いを慈しむように唇を重ねる。
816ポチ@駄文職人:04/01/19 11:13 ID:aJoJprQp
柔らかく甘い膨らみの感触にアスランは唇の隅から隅まで舌で舐めラクスの口内に入り込む。
これからキラのモノとなるこの愛しい人を彼より先に触れ証を付ける。
この綺麗な髪も雪のような肌も未だ見ない秘となる躯をすべて自分の色に染め上げたい。
アスランは嫉妬と欲望…そしてラクスへの想いに衝き動かされ彼女の躯を犯していく。
いつしか互いに一糸纏わぬ姿になるとラクスの躯をベットに横たえ全身に口付け舐める。
817ポチ@駄文職人:04/01/19 11:14 ID:w94pyZms
「ふふ、アスラン…お犬さんみたいですわよ」
脚を持ち上げふくらはぎを舐めるアスランにラクスは困ったように言うと躯を反転させられ四つんばいにされた。
「じゃあ、その犬のようなプレイをしようか?」
意地の悪い笑みを浮かべるアスランにラクスはいつもと違う彼を感じ呑まれていく。
そして突き上げられた双丘に顔を近付け中央の割れ目に舌を差し込む。
「…あぁ…いけませんわ…アスラン」
自分でも未見の場所(そこ)を見られ舐められる行為にラクスは羞恥で頬を紅潮させた。
818ポチ@駄文職人:04/01/19 11:16 ID:685BIqsr
「ラクスのここ、ひくついてる」
割れ目の少し濃く色付く場所に息を吹きかけるとラクスの躯が跳ね上がりその小さな穴もヒクヒクと蠢いた。
「…ぃや…アスラン…見ないで」
シーツに顔を埋め懇願するラクスに構わず双丘を左右に広げ更にそこを晒させるとアスランは舌先で突き、弛んだ隙を見て舌をねじ込んだ。
「あぁっ…アスランっ…許して…」
腰を揺らし逃げようとするが押さえ込まれそれは叶わない。
内部に侵入した舌は内壁を隈なく舐め上げピストンさせる。
819ポチ@駄文職人:04/01/19 11:18 ID:XCk7AreH
「ぁふ…あぁ…」
行き来する舌の感触にラクスは快感を感じ始め甘い喘ぎが洩れる。
「…次はここをしてあげるよ…ラクス」
そう言ってアスランは双丘を突き上げたまま放心状態のラクスのヒダを捲り膣口を指で撫でた。
「…ひぁ…アスランっ」
それに反応するラクスの秘部は愛液で十分濡れていてヌルヌルとアスランの指に絡まり付いた。
「すごいな…見て…俺が欲しくてこんなに濡れたのか?」
アスランは愛液で濡れた指をラクスの唇に這わせた。
820ポチ@駄文職人:04/01/19 11:20 ID:fh5Pi4nF
「…アスランが…好きだから…私…」
自分の蜜で濡れた唇を震わせ言うラクスにアスランは勃ち上がった自分のモノをラクスの頬に擦り付けた。
「…キラよりも?…だったらその証拠を見せて」
アスランの肉棒が頬に触れその熱さと固さが伝わってくる。
「アスランは…カガリさんよりも私を愛してますか?」
先端から漏れる液を唇で拭いながら聞くとアスランは微笑み頷いた。
それが堪らなく嬉しくラクスは小さな唇を精一杯開けてアスランのモノを口に含んだ。
821ポチ@駄文職人:04/01/19 11:53 ID:/dOLYYsn
「…ラクス…綺麗だよ」
自分のモノを咥え躯をもどかしそうに揺らす姿が淫隈でアスランの欲をかき立てる。
咥えたもののどうしていいか判らずラクスの舌が遠慮がちに動くのを物足りなく感じてアスランは腰を引き先端だけを口に含ませる。
「…そのまま唇で咥えて…俺のモノの形と味…覚えて」
優しい声でそう言われラクスは頷くとゆっくりとアスランの腰が動き口内の奥に入ってくる。
ギリギリまで入れまた引き抜く…それを繰り返し次第に動きを早めていく。
ラクスもアスランに言われた通りに彼のすべてを感じようと唇を締る。
822ポチ@駄文職人:04/01/19 11:55 ID:XZmfTU3s
「…ふっ…いいよ…ラクス」
そして最後の追い上げでラクスの頭を掴み揺らすと急激な射精感が遅いアスランは身体を震わせた。
「…んぅ…」
その瞬間生暖かい液体が口内に放たれラクスはその味を確かめ覚えようと舌に乗せ飲み込んだ。
「はぁはぁ…ラクス」
アスランはラクスの口内から自身を引き抜きまだ足りず勃ち上がったままのソレを膣口に添えた。
823ポチ@駄文職人:04/01/19 12:00 ID:XZmfTU3s
500KBまで突っ走ろうと思ったのに携帯と自分の電池が切れた。

続きはないので後お好きなようにドゾー。
824名無しさん@ピンキー:04/01/19 13:39 ID:DZNpP1KM
>>814
100レス分なんて大作は楽しみなので、そんなこと言わずにガンガッテ下さい。
このスレには長編連載している人も何人かいらっしゃいますしな。
825團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/19 19:00 ID:BHvMOTK2
>811、812氏
ありがとうございます。もう、そのお言葉でやる気出てきます。

あーもう2KBしかないからこのキラカガはまたどっかで。次回の埋め立てか、
南極さんの金髪あたりにでも。では、みなさん次スレで!
826名無しさん@ピンキー:04/01/19 20:29 ID:EeRKU3+M
>團鬼八氏
(;゚д゚)ガーン!
自分がアスラクを投下したせいで…穴埋めとは言わず次スレに投下してください。
團鬼八氏の作品を待ってる人は沢山いらっしゃいますし。
團鬼八氏待ちのロムさん達に悪いことをしてしまいました。申し訳ありません。
827團鬼八 ◆Micq87azYs :04/01/19 20:48 ID:BHvMOTK2
気にせんでください^^;。穴埋め様に軽く書いたものなので。
書き直しとかしますので。
私こそ無責任な発言をして、ポチ氏に申し訳ないことを。
828名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:02 ID:IsdXFXx8
ageage
829名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:19 ID:fp4NFl9K
>>828
なんでsageなのにageなんだw
埋めちゃってもいいんだよな?
830名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:29 ID:sPn43m1O
>>829
良いんじゃないの?
後3レス位しか書き込めない容量だし。
831名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:30 ID:igE57To/
祈念カキコ
832名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:52 ID:igE57To/
もうひとつ
833名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:53 ID:4Hqf21vo
記念じゃないのか。
834名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:53 ID:4jv2X0Zm
じゃ、依頼行って来ようかな。
835名無しさん@ピンキー
ラスト