触手・怪物に犯されるSS

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1名無しさん@ピンキー
女が、触手や怪物など、モンスターに犯されるSSキボンヌ
ネタは、オリジナル、版権モノ問いません
2名無しさん@ピンキー:03/11/03 22:52 ID:vQyhCAyk
2
3名無しさん@ピンキー:03/11/03 22:52 ID:tfi0XwYV

類似スレにご注意下さいw

小さい生き物が女の子によって集るシーン【二匹目】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1049378356/

不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1000205453/

41:03/11/03 22:54 ID:XtkQoYl8
>>3
フォローサンクスです。

上記シチュの場合は、該当スレへお願いします。
51:03/11/03 22:56 ID:XtkQoYl8
他板の関連スレです↓

異種姦【触手蟲獣妖し機械人外】総合スレ15匹目
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1067244305/
61:03/11/03 23:03 ID:XtkQoYl8
とりあえず、呼び水がわりにSS貼ります。
(HDDに眠ってたヤツなんで、どっかに投下したものかも……)
71:03/11/03 23:05 ID:XtkQoYl8
 ガサササササ―――
「ひッ・・・!」
 草むらから踊り出たモンスターに息を呑む。イヤなヤツに遭遇した。しかも
状況は最悪。嫌悪と恐怖が背筋を駆け上がる。
(ヤバい―――!)
 仲間とはぐれた。昼なお暗い森で出口の方向もわからない。MPも使い果たし
た。武器は短剣のみ。非力な女魔法使いであるアタシひとりでは、このモンス
ターは倒せない。しかもこいつに、この触手の塊に捕まったら―――
 アタシには逃げ出す以外の選択肢はもちろんない。きびすを返して駆け出そ
うと―――
 ずべしゃっ!
 ―――して、派手に転んだ。つまずいたんじゃない。何かに足を払われた。
何か―――それはもちろん、振り返るまでもなく、ヤツの触手。振り返ってい
る暇はない。ヤツの触手の届かないところへ、一刻も早く―――
 ずしゃあッ!
 起き上がる前に足首を引っ張られた。うつ伏せに体ごと引きずられる。足首
を締め上げる太い触手の感触。腰の短剣を抜き、振り返りざまにそれを振り上
げたアタシの見たものは―――
 足首に巻き付く、アタシの腕ほどもある太い触手と、今まさにアタシを飲み
込もうとでもするように扇状に広がり、四方から迫る無数の触手―――
「―――――ィっ!!」
 心臓が縮み上がる。足首に巻き付く触手めがけて短剣を振り下ろした。でも、
その腕に別の触手が巻き付くほうが早かった。同時に、腕に、足に、首に、腰
に、無数の触手が―――
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――ッ!!!」

 悲鳴をあげながら、触手を振りほどこうと力いっぱいもがく。
「離せ、このッ―――いやっ、離せぇ――――っ!」
 ぬらぬらと粘液で滑る触手は思いのほか力が強い。巻きついた触手から腕を
引き抜こうとしても、滑ったぶんだけまた絡みつく。全身に絡みついた触手で
四肢は全く自由に動かせなくなった。
81:03/11/03 23:06 ID:XtkQoYl8
「助けてっ、誰か――誰か、助け――――むがっ」
 悲鳴を塞ぐかのように口に触手をねじ込まれた。あごが外れそうなほど太い。
(こ、このッ―――)
 初めてモンスターへの攻撃が実る。噛み付くという原始的な方法ではあれど
も。でも、それはあまりに無力な攻撃だった。歯は触手の表面に食い込む事さ
えなかった。そのかわりに、触手のでこぼこした先端から染み出す粘液の味が
口一杯に広がった。
「うえッ―――」
 苦甘い味覚。でも、それを感じたのは最初だけで、すぐに口の中が痺れてき
た。熱く感じた触手の先端よりも、自分の口の中のほうがじんじんと熱くなる。
これは――毒――? そう考えていたのに、喉の奥に溜まった粘液と自分の唾
液を思わずごくりと飲み込んでしまった。
(しまった―――!)
 じんじんと熱い感触が喉から胸へ、そしてじわじわと全身へ広がっていく。
―――もう、駄目だ。
 力が抜けた。握っていた短剣が手からこぼれ落ちた。それが最後の抵抗の証
であったかのように。

 全身に絡みついた無数の触手は、それぞれがまさぐるように先端を押し付け
る。アタシは本来は戦闘に直接は参加しない魔法使いだから、堅いアーマーの
類は身に付けていない。厚手のローブと、その下は下着のみ。そのローブの上
から、触手の愛撫が容赦なく続く。
「ふンっ―――」
 胸の膨らみを押し上げられて声が漏れた。アタシ、感じている―――触手に
責められて。これも毒のせい―――?
 いつしか、アタシの体は仰向けに持ち上げられていた。腰から背中に、お腹
に、触手が滑る。ローブがはだけて肌があらわになる。内股を滑っていた触手
のひとつが下着の上から秘所に触れた。
91:03/11/03 23:07 ID:XtkQoYl8
「ンッ!」
 快感が背筋を走る。触手が滑り、下着を押しのけた。そこには触手のものと
は別の粘液が溢れていた。触手は狙いを定めるように、すっかり潤んだスリッ
トを何度か往復し、そして先端を体内への侵入口に合わせる。そ、そこは、お
しり―――
「ンン―――ッ!」
 触手に塞がれた口から声が漏れた。ぶっとい触手が、アタシを押し広げて入
ってくる。ずる、ずるる、という感触。
 今度は、お腹を滑っていた触手が下りてきた。前から下着を押しのけ、膣口
を捉える。そんな、両方いっぺんになんて―――
「―――――ッ!!」
 あそこが限界まで広がってる。もう一本、入ってくる。お腹の奥へ、奥へ。
なぜか痛みは感じない。快感が腰から背筋を伝って脳天に突き抜ける。全身が
わななく。あそこが、おしりが、二本の触手を締め上げる。
「くは―――あぁ―――ッ!!!」
 快感が弾けた。同時に、無数の触手の先端から熱い白濁液が勢いよく噴出し
た。もちろん、口の中の触手からも、お腹の中の二本からも。膣奥が、お腹が、
熱い粘液で満たされる。喉から流れ込み、入りきれなかった白濁液が口からど
ろりと溢れる。

 朦朧とした頭でぼんやり思い出していた。図鑑でこのモンスターを見たとき
の事を。あれは、まだ魔法学校に通っていた頃。
『触手で動物を捉え、その体内に1000〜2000個の卵を産み付け、繁殖する。孵
化した幼生は線虫状で、苗床となった動物を餌とする。苗床として特にヒトの
♀を好む。攻撃は強力ではないが、捕まった場合の危険度は非常に高いので、
生息域では必ず複数人のグループで行動しなければならない』
 モンスターとその幼生のイラストを見て顔をしかめた覚えがある。でもその
ときは、まさかアタシがこんな目に合うとは夢にも思っていなかった。

 涙が流れた―――
                                          END
101:03/11/03 23:08 ID:XtkQoYl8
お粗末。
もっとエロエログチョグチョなショクーシュSSをキボンヌです。
111:03/11/03 23:15 ID:XtkQoYl8
ショクーシュもいいですが、漏れはモンスター姦も萌えるんですよ。
強大なモンスターに捕まり、為す術もなくぶっといナニをぶち込まれて…とか。

妄想レスとかもキボンヌ。
シチュリクあれば、書くかもです。(漏れで良ければ)

もしくは、「1邪魔」「1ウザ」とかあれば、引っ込みます。
どっちにしろ、スレが盛り上がってきたら引っ込みますけど。
12名無しさん@ピンキー:03/11/03 23:20 ID:tfi0XwYV
>>10
お疲れさまです。
SS書きさんだったんですね。それなら維持も心配は要らなかったかな?

それにしても触手はやっぱ良いですねえw
これでパーティの仲間の見てる前での陵辱だったらもっと萌えたかも。

ところで、氏のSSを当方の保管庫に収蔵しても宜しいでしょうか?
http://a dult.csx.jp/~database/index.html (スペースを抜いてください)
131:03/11/03 23:34 ID:XtkQoYl8
>>12
Q&Aスレでは、どもでした。
保管庫管理人さんでしたか。
拙作でよければ、喜んで。

羞恥の要素が入るのもいいですね、次作の参考にします。
14名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:55 ID:m5XouQlS
>>13
ありがとうございます。

「エンティティー 霊体」みたいに、目に見えない幽霊に犯されるというのもいいなあ。
決して服を脱がしたり破いたりしないから、周りからは犯されているとわからないの。
15名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:02 ID:m5XouQlS
あの映画は、悪くはないんだけど、
肝心の犯られ役が三十路過ぎの子持ちなのでイマイチ萌えてこなくて。
もっと若い子で…
16名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:48 ID:sHJR06bt
フェミノナの頃のジェニファーでその内容なら・・・・激しくハァハァ
17名無しさん@ピンキー:03/11/04 02:43 ID:m5XouQlS
例えば広いグラウンドの真ん中でいきなり襲われる。
よく見れば体操服が、下に何かが潜り込んでいるように盛り上がっているが、
周りからは突然倒れ込んだようにしか見えない。

例えば満員の通学電車。
ギュウギュウ詰めで腕を差し入れる隙間もない程密着した状態なのに、
胸を鷲掴みにされ、両脚が無理矢理持ち上げられて大股開きにされ。
18名無しさん@ピンキー:03/11/04 03:47 ID:zY913RcL
>>17
それじゃ透明人間だ(インビジブル?)
色情霊ならむしろ夜の方がいい、昼だったら周囲に人気の無い場所の方が雰囲気が出る
19名無しさん@ピンキー:03/11/04 06:53 ID:+GaEdgtG
幽霊とは、思いがけないシチュですな。
20名無しさん@ピンキー:03/11/04 07:23 ID:sHJR06bt
妖怪でもいいんだよね?
本当は自分でスレ立てようと思ったんだけどちょうどいいのが立ったみたいなんで
後で「うしおととら」の真由子陵辱SS投下します。
これが初めてのSSだし、最後かもしれないけどとりあえず堪能してください。
21うしおととら石喰い編1:03/11/04 07:26 ID:sHJR06bt
「おまわりさん!ここよォ私達ここよォ!」
「ねええ!聞こえないのォ!?」

 麻子と真由子が他の女生徒達と共に行方不明になり数刻が過ぎていた。
現場の旧校舎では、事件の報告を受け駆けつけた警官たちが現場検証を終え引きあげようとしている
それを2人は見ていた、妖怪「石喰い」が作る結界の中から・・・。

「待って !行かないでェ、私達はここよ!」
 麻子の助けを求める声も、結界にさえぎられ警官達に届くことはない。
結界にさえぎられた2人はその外の者に見えることも、感じることも、声を聞くこともあまつさえ
触れることなどできはしないのだ。

 麻子と真由子の2人以外の女生徒は「石喰い」の妖力により、すでに全身石と化し
また2人も制服のところどころが石化しボロボロと崩れ落ちていた。
『ひひ・・・・恐ろしいか?』
 背後から響く石喰いの不気味な声。
『恐ろしいなら怖がれ!怖がりながら石になれ!!そしたらさくさくと食ってやる!』
 鎧武者姿の石喰いが2人の表情を覗き込む様に伺う
涙を流し、ガタガタと振るえながらも2人の目はキッと石喰いを睨み返していた。

『・・・・・・・・・・・・・・・』
 石喰いには不可解だった。
ただの少女達がなぜ妖怪を目の前にして強くいられるのか、そして2人はとっくに石化していても
おかしくないだけの妖気を浴びているのだ。

「あ・・麻子ォ、あたし・・・怖いわ・・・・・。」
「あたしも・・・・よ、真由子ォ。・・・・でも・・・・・負けないもん・・・・・・・!」
「あ、麻子・・・・・。」
「こんな奴に・・・・・負けるもんか!」

『・・・・・・よかろう、ならばその体の内より石になれい!』
そう言うと石喰いはその不気味な口の中から2人に向かって石の蛇を放った。
22うしおととら石喰い編2:03/11/04 07:28 ID:sHJR06bt
 石蛇が麻子の体に巻きつくと、制服がパキパキと音を立てながら石と化していった。
「いやーっ!麻子ー!!」

『ひひひひひ!心地よいな心地よいな人の恐れは心地よいな!お前も怖がれ怖がれ!!』
「・・・・・怖がるもんですか・・・・ばかあっ!!」
 すでに顔の半分までも石化していた麻子だが、石喰いを睨みつけながら怒鳴ると
パキィンという音と共に、石化した肌も石と化した制服も共に割れ、その艶やかな肌を露出させた。

「麻子っ!」
「はぁ・・・・はぁっ・・・・あたしは負けない・・・・!!」
 ほとんど下着姿の麻子に再び石の蛇が巻きつく、そして麻子の元に来た真由子にも。
体の石化はかろうじて免れてはいるものの、2人は裸も同然の格好だった。

『ひひひひひ!これは面白い、意思の強さの賜物か、お前らの霊力が強いのか?』
 石喰いのその無表情な兜の目の奥が妖しい輝きを放つ。
『先ほど言ったよなぁ・・・・』

「・・・・・・・・・・・・・?」
 いぶかしげな表情を見せる2人に石喰いは言い放つ。
『体の内より石になれと!・・・・それはな、お前らの穴という穴に侵入するということだ!!』
 石喰いは大量の石蛇を放った。
それらは今までの石蛇より先細り、どこか淫靡な印象を漂わせていた・・・・。
23うしおととら石喰い編3:03/11/04 07:32 ID:sHJR06bt
 かろうじて真由子の腰の周りに巻きついていた、スカートの残骸と下着はあっという間に
石となり、そして砕けていった。

「いやあんっ・・・・!」
 得体の知れない妖怪と同姓の麻子しかおらず、このような状況でも、肢体を曝け出された
恥ずかしさで真由子は声を洩らしてしまった。
 ようやく生え始めた秘部の産毛を隠そうとしても、それは蛇に全身を蛇に絡めて取られている
真由子には不可能なことだった。

「くっ・・・!真由子ォ・・・・・・!」
 一方の麻子も状態は同じだった。
2人の一糸纏わぬ健康的でスレンダーな裸体に纏わりつく石の蛇、それらが違う動きを見せ始めた。

「あ・・・ひゃうっ・・・・・・・!だ・・・・あ・・くぅっ・・・・・・・!」
 蛇が乳首の先端に吸い付き真由子が小さな悲鳴を上げた。
「んんっ・・・・・くぅっ!・・・いやぁ・・・・・あんっ・・・・!」
 敏感な乳房の先端にチクチクとした刺激を感じるたびに真由子の体がビクッと震える。
慣れぬ性的な刺激に、真由子はハァッ・・・とため息を洩らした。
 石喰いが真由子の表情を覗き込むと快楽に惚けていた瞳に理性の光が戻ると
恥ずかしさのあまり彼女の顔が真っ赤になった。
(あ、あたし・・・・こんなエッチな娘だったなんて・・・・麻子もいるのに・・・・・恥ずかしいよぅ・・・・・)
 そんな真由子の様子の変化を伺っていたいた石喰いが口を開く。
『ひひ、お前が先か・・・・』
 巻きついた蛇が真由子の両足をM字状にガバッと広げる。

「い・・・・・いやあ〜!麻子・・・!お願い、見ないでえっ・・・・・・・!」
「ま・・・真由子・・・・・・」
 曝け出された真由子の秘部は、すでに綺麗なピンク色の秘肉を覗かせ、内から溢れる愛液が
テラテラと淫靡に輝き恥毛を濡らし、普段の明るく開放的ながらも品の良さを感じさせる真由子からは
とても考えられぬほどに雌の香りを漂わせていた。

『娘よ!絶え間ない快楽に悶え、石と化すがよい・・・・・!』
24うしおととら石喰い編4:03/11/04 07:37 ID:sHJR06bt
 石の蛇が真由子の秘部を弄ぶたび、彼女のそこは淫猥に形を変え、クチュクチュと厭らしい音をたてる。
「はぅん・・・!くぅ・・・・・あぁ・・・・・・!」

「真由子ォ!しっかりしてよォ・・・!そんな奴に負けないでよォ・・・・!」
 そういう麻子も真由子の痴態を見て、そして石の蛇が肌を擦る感触に股間から熱いものが
湧き出すのを自覚していた。

「んうっ・・・!ひゃあぁうっ・・・・・・・!!」
 蛇にクリトリスをかぶりつかれ、真由子が一際甲高い嬌声を上げる。
その清楚な裸体をピクッっと痙攣させ、すっかり開いて奥の内臓まで覗かせた秘部は
トプトプと絶頂の証の液体を滴らせた。
「・・・くぅ・・・・・・はぁぅ・・・・・・・・んんっ・・・・・・ひうっ・・・・・!」
 敏感な部分への立て続けの刺激に真由子は幾度も気をやってしまい、快楽の中で恐怖を忘れている
その惚けた表情と、上気しピンク色に染まった肌は、物の怪の類いでさえ劣情をそそるだろう。

『ひひひひひ!さあ、仕上げに入るぞ・・・・。』
 蛇が真由子のあそこのビラビラの部分に食いつき左右に目一杯広げる、その拍子にまた
奥から愛液がこぼれ床のシミを広げた。

「はぁ・・・・・・・・・はぅ・・・・・・・・んっ・・・・・・・・・。」
 絶頂の余韻に浸る真由子は、自分の膣に狙いを定めた蛇を、何がおこなわれるか理解できない
霞んだ意識でただ見つめていた。
 先端が秘部の入り口に触れ、そこをクチュクチュと掻きまわす。
「んっ!・・・はあぅ・・・・・・・・んくっ・・・・・・!」
 石の蛇が蠢くたびに真由子の嬌声による淫靡な歌が辺りに響いた。
『心地よい鳴き声でもっともっと鳴くんだぁ・・・・!』
「待ちなさいっ!この化け物ォ!!」
 一気に真由子の秘所の奥まで到達しようと、一呼吸置いた石喰いに麻子が叫ぶ。
『・・・・・興を削ぎおって・・・・・・!』
「・・・そ・・その娘に手を出す前に・・・・・あたしを石にしなさいよォっ・・・・・・!!」
「あ・・・麻子ォ・・・・・・・。」
 ボンヤリとした意識の中でそこまで知覚し、真由子は気を失った。
25うしおととら石喰い編5:03/11/04 07:38 ID:sHJR06bt
「・・・・・・・・・・!・・・・・・・・・!・・・・・・んぅ・・・・・・ふぅっ・・・・・・あっ・・!んくっ・・・・・・・・!」

 誰かの喘ぎ声を耳にしながら、真由子は意識を取り戻した。
(あ・・・・この声、麻子かなぁ・・・・・何してるんだろう・・・・・・・?)

 記憶がはっきりしない中で、ある刺激が知覚されたとき、それは思いだされた。
乳首に感じるチクチクとした刺激に、真由子は思わず「んっ!」と声を上げると
それを待っていたかのように、彼女の裸体に纏わりついていた蛇達が喜ぶように再び蠢き始めた。
 あるものは陰核にむしゃぶりつき、あるものは秘部の内側にその身を擦りつけた。
「はぅんんっ・・・・!くふっ・・・・・こ・・こんな・・・・・・・・あうっ・・・・・・・・!」

 まともに意識が戻らぬ内に再び肉体を蹂躙され、真由子の肉体は一気に登りつめる。
「んっ!んっ!ん〜〜〜〜っ!」
 真由子は口の端からだらしなく涎を垂らし、快楽にビクビクに身体を痙攣させた。

 しかし、自分の代わりに石喰いに身を捧げ、陵辱されている親友の変わり果てた姿が彼女の理性を
一気に現実に引き戻す。

「麻子〜〜〜〜!!!」
 そこには、石喰いの操る鎧武者に抱きかかえられ、その股間から伸びる触手により秘部を
蹂躙され尽くした麻子の姿があった。
 その姿は顔と股間の一部だけを残して石と化し、もはや閉じることもできぬ口からは涎をこんこんと
垂れ流し続けていた。
「・・・・ま・・・・ゆ・・・・・・・・・こォ・・・・・・・・・・・に・・・・・・・・・・げて・・・・・・・・・う・・・・・・・し・・・・・・・・・・・お・・」
 麻子はそこまで言うと、最後に秘所からプシュっと愛液を飛散させ、完全に石と化した。

「い・・・いやあーーーっ!麻子ォーーーーーーーーーっ!!」
 真由子の悲痛な叫びももはや親友の耳には届くことはなかった。
26うしおととら石喰い編6:03/11/04 07:40 ID:sHJR06bt
『悲しんでいる暇などないぞ娘よ!わしはまだ味わい足りぬ・・・・・・・!』
 石喰いはそう言うと蛇を使い、真由子をまんぐり返しの体勢にし、また一匹の蛇を放つ。

「・・・・・!い・・・いやぁ!いくらなんでもこんな格好なんて・・・・・!」
 快楽を求めピクピクと蠢く秘部、そこから流れ落ちる淫液、力が抜け今にも内臓の壁を曝け出しそうな
菊座が石喰いの眼前に晒される。

『淫靡だ・・・・厭らしい雌の匂いだ・・・・・!娘よ、可愛らしい顔をして思わぬ好色よなぁ!』
「はぁあぁぁぁぁぁんっ・・・・・・・・!」
 剥き出しになった秘部と肛門の周りを何度も身を擦りつけながら往復する石蛇に
真由子は身体をよじらせ身悶える。
 激しく動き回る蛇により、股間からは真由子の体液が飛び散り自身の顔に降り注ぐ。
そして彼女の喘ぎ声と体液の爆ぜる音がもたらす厭らしいセッションが石喰いを歓喜させる。

「クチャクチャクチャ、ピチャ、ブジュッ、ジュルン、ピチャピチャピチャッ、ジュプッ、プシッ・・・・」

「あああぁぁ・・!うんっ・・!くあ・・・!ふ・・・んぁああぁぁぁっ・・・!あ・・・うんっ!はぅんっ・・・・・!」

『もっと!もっとだ!もっと悶え狂え!狂い死んでしまえっ!』
 股間を這いずり回っていた石蛇は一瞬その動きを止め、快感に緩みきった菊座へと
その身を一気に潜り込ませる。

 ズヌヌヌヌ・・・・と、直腸の内壁を擦りながら体内へと侵入する異物に
真由子の頭の中は真っ白になっていた。

「・・・・・・んふっ!・・・・・はっう!・・・・・・・・・・くぅ・・・・・・・・・・んくっ・・・!あ・・・ぅ・・・・・・・ひゃうん・・・・!」
 真由子の腸内を石蛇が擦るたびに秘所が痙攣し、そこから大量の淫液を撒き散らす
彼女の涎を垂れ流し、白目を剥きながら悶絶する姿を見下ろしながら石喰いが呟く。

『娘、最後の仕上げだ!最後の鳴き声、美しく響かせろォ!!』
 石喰いの鎧の股間の部分から伸びる、人の亀頭を思わせる先端を持つ触手が
真由子の膣の入り口にあてがわれた。
27うしおととら石喰い編7:03/11/04 07:42 ID:sHJR06bt
 石喰いの触手が、ブルブルと激しく震えながら真由子の膣の中へと侵入しようとする。
多分に柔軟性があるように見え、また石蛇が彼女のその小さい淫唇を目一杯に広げている為か
ブツッという処女膜を破る感覚とともに、簡単に膣内へと埋没していった。

「〜〜〜〜〜〜〜っ!・・・・・!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
 真由子は口をパクパクさせ、声にならない悲鳴を上げ涎をたれ流しながら身悶えする。
『くくくくく!痛かろう?だがそれはすぐ快楽へと変わる!』
 真由子は膣と菊座を同時に蹂躙され、中で肉壁ごしにぶつかり合うのを感じながら
激痛と絶頂をもまた、同時に感じていた。

「んはぅ・・・!くぅっ・・・・!うんっ・・・!あふ・・・!い・・あはぅ・・・!あ・・・はぁ・・・・・んあぁっ・・・・・・!」
『狂え!狂え!快楽に気をやってしまえ!まだだ、まだだ!たっぷりと味わええっ!!』 

 触手が子宮に達するたび、石蛇が腸壁を擦るたび、その牙がクリトリスにかぶりつくたびに
真由子は気をやり、淫らな雫が辺りに撒き散らされる。

「ジュプッ!ジュクッ!ジュッ!ピチャッ!チュプッ!グチュッ!ビチュッ!ジュッ!ブチュッ!ジュプッ!」

「はぅ!あん!くあ!ああん!ん・・・あぅ!きゃふっ!く・・・んん・・・はあんっ!・・・・・・・・・・・・あ・・あふうっ!」

「あっ!あっ!あっ!あっ!んっ!はっ!あっ!あっ!んはあああああああああああぁぁぁぁっ・・・・・!」

「ピクッ・・・ビクッ・・・・ビクンビクン!」

「プシャッ・・・!パシャッ!ピシャ・・・ピシャシャッ!」
 飛び散った愛液が真由子の顔面に降り注ぎ、石喰いと彼女の周囲には卑猥な水溜りができていた。
28うしおととら石喰い編8:03/11/04 07:43 ID:sHJR06bt
『可愛い娘よ・・・堪能させてもらったぞ!さあ、最後の仕上げをたっぷりと受け取れ!』
 石喰いの鎧が身震いし、触手の先端から熱いものが真由子の体内に迸る。
子宮に注がれる妖怪の妖液を感じるたび、真由子の身体は踊るように跳ねた。

『お・・・!おっ・・・!おっ・・・!お・・・・おうっ・・・・!お・・・!おおおおおおおおおおおおっ・・・・!!!』

「ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!」

「あ・・・!あっ・・・!あっ・・・!あ・・・・ハァッ・・・・!熱い・・・・・・!い・・いやあっ・・・・・・!くうぅん・・・・・・・!」

 子宮に収まりきらない妖液が、触手と膣の接合部から溢れ噴水のように噴出す。
「あ・・・・駄目っ・・・・・溢れるぅ・・・・・・・ん・・・くぅ・・・・・・・・・」
 真由子は身体を満たす強い快楽の中、同時に石化が身体の自由を奪っていくのを感じていた
そして、そのまま意識が闇に閉じ込められるのも知覚していた。

 その後、蒼月潮と獣の槍の力、妖怪であるとらの活躍により「石喰い」は退治され
真由子と麻子、女生徒達は助け出されることになる。




   完
29名無しさん@ピンキー:03/11/04 18:48 ID:Pp2DXgwU
>>18
嗜好が反対ですねw

周りに人が大勢いて、犯され悶えているのを見られる、しかも助けて貰えないというシチュの方が萌える質です。
30名無しさん@ピンキー:03/11/04 18:56 ID:sHJR06bt
>>29
さらにそのまま、リアルでも犯されるというのは?
内外からのダブルパンチで
31名無しさん@ピンキー:03/11/04 19:13 ID:sHJR06bt
人間の女の子が魑魅魍魎に犯されるのは妖怪娘とかよりも正統派だと思うんだが・・・
良スレage
32名無しさん@ピンキー:03/11/04 22:53 ID:sHJR06bt
ageても誰も来ない・・・・>>1も立て逃げじゃないんだよな?
33名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:01 ID:Pp2DXgwU
>>32
既にSSを一本投下してるし、リクがあれば更に書くって言ってるけど?
34名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:13 ID:sHJR06bt
>>33
それに、基本的にスレの流れを見守るって言ってるね・・・・
よくレス確認してなかった・・・・・スマヌ
35名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:23 ID:Tsm8XevS
記念パピコ
36名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:32 ID:sHJR06bt
リクしたいけど>>1さんはどういう作品が好きなんだろうか?
ファンタジーRPG系なら触手もモンスターでもなんでもありだろうけど・・・
37名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:40 ID:Pp2DXgwU
>>36
とりあえず、駄目もとでリクしてみれば?
運が良ければ他の職人さんが降臨するかも。

そしてあなたのネタから雑談が始まりスレが活性化するなら万々歳ですし。
38名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:50 ID:sHJR06bt
じゃあ、古いけど・・・
ヴィルガストとルナシリーズを希望!

ヴィルガスト=ファンナ、魔法少女(名前忘れ)
ラナ=ルーナ、ミア

この娘たちをぐっちょんぐっちょんにしちゃってくださいな♪

怪談、幽霊ものでは
ぬ〜べ〜、学校の怪談、アウターゾーン、もっけ、ここら辺かな

ぬ〜べ〜=のろちゃん
学校の怪談=さつき(だったっけ?)
アウターゾーン=ミザリー以外の端役
もっけ=主人公姉妹♪

ここらのSSを誰か書いてくれると嬉しいです
391:03/11/05 02:48 ID:kekmvE+L
今日は今まで仕事してますた… _| ̄|○
>>21-28
SSキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
ヘビにショクーシュ、禿げしく(;´Д`)ハァハァ
>>38
ごめん、その作品はよく知らないです。
他の職人さんに期待。
てゆーか、漏れ実は版権モノ弱いんです…
40名無しさん@ピンキー:03/11/05 02:50 ID:cV34YNO3
なかなかスレが伸びないので再びヘタレSS投下
内容は懲りずにまた「うしおととら」の真由子陵辱ものです。
ストーリーは2巻の餓眠様という空飛ぶ首の妖怪の話を元にしてます。
運命のすれ違いで、街では真由子ととらは出会わず
その場合のIFストーリーです。

とりあえず完成したところまで・・・
41うしおととら餓眠編1:03/11/05 02:54 ID:cV34YNO3
「はぁはぁはぁ・・・・・・何で、どうしてこんなことになっちゃったの・・・・?」
 真由子が首だけの物の怪に襲われたのは、一人で街へショッピングに行った帰り道に
川の土手をブラブラと歩いているときだった。
 助けを求める為に人の多いところまで逃げ、そこで起こった惨劇を見てしまったが為に
日が暮れて後、人通りの少ない見本林の公園へと逃げ込んだのだ。

「何人、死んだんだろう・・・・あたしがあの人たちのいるところに行かなければ・・・・・。」
 真由子は林の暗闇の中で座り込んで動く事もできなかった。
「でも、でも・・・!お父さん・・・!お母さん・・・!麻子ォ・・・!うしお君・・・・・!・・・・怖いよォ!」
 泣き続ける真由子の耳に、再びあの不気味な声が聞こえてきた。
『日崎イィィィ!どこに隠れたァ・・・日崎御角オォォォォ!!』

「嫌ァ・・・・・!」
 真由子は目をつむり耳を塞いだものの、それらが少しずつ近づいてくるのが感じられる気がした。
(嫌・・・嫌ァ・・・!来ないで!わたしは井上真由子よ・・・日崎なんて人知らないわ!)
 どれくらいの時が経ったのか、1時間?2時間?いや、30分とも経っていないかもしれない
ともかく、周囲から禍禍しい気配が消えた事を感じ、真由子はそっと目を開いた。

「きゃあああああああああああああああっ!!!!!!」
 目を開いた真由子の顔前には憎悪に満ちた視線で真由子を見下ろす5つの首(餓眠)が浮かんでいた。
『もう逃げられはせぬぞ、日崎御角オォ!積年の恨み・・・・貴様の身体に刻み込んでくれる!』
42うしおととら餓眠編2:03/11/05 02:57 ID:cV34YNO3
「ひっ・・・!い・・嫌、来ないで!」
『日崎ィ・・・ただでは殺さんぞォ・・・・我らを封印した貴様に地獄を味あわせてくれるわ・・・・・!』
 餓眠たちが真由子に飛び掛り、その両腕を口で地面に押さえつける。
「ま・・・待って!わたしは井上真由子って・・・・・!」
 地面に仰向けに押さえつけられた真由子の目に、闇の向こうから人影が浮かび上がる。
(だ・・誰っ・・・・?ここに来ちゃ駄目よ・・・・でも・・・・・・・)

『くひひひひ・・・・・来たなあ・・・!』
「ひぃっ・・・・・!!な・・なな・・・・・!そ・・そんな・・・・・首が・・・・・・。」
 暗闇から光に照らされ浮かび上がった5人の人間には、首がなかった。
『この近くにいた人間の身体だあ・・・我等はこうして・・・・・』
 餓眠たちが回転し、首を失った憐れな犠牲者たちの身体の上に乗る。
『人間に化けることができるのだよ!ひひひひひひ・・・・・!』
 若者の身体を操る2人が真由子の手足を抑え、屈強な男の餓眠が左右に広げられた両足の間に入り
スカートを捲り上げ、彼女の身体に覆い被さる。

『日崎御角ォ!まずはお前の心が壊れるまで陵辱してくれよう・・・!人から獣へ落ちろ・・・・!』
 屈強な男が真由子の白く清純なパンティの上から股間を擦りながら言い、男に憑いた餓眠が
彼女の可憐な唇を割り、蛇のような舌を入れる。
「んんっ・・・?んぐぅ・・・!ん〜〜〜っ!!・・・・ん・・・・・・・・ぅ・・・・・・・・・・。」

 舌を絡め取られ、まともに息もできない真由子の意識はすぐに霞みが掛かったように真っ白になる。
左右に付いた2人が服を捲り上げ、ブラジャーをもぎ取って
まだ小さいが形の良い乳房の先端にあるピンク色の乳首にむしゃぶりつく。
「んっ・・・・・ふぅ・・・・・ふぁ・・・!ん・・んぅ・・・・!・・・・・・ぷはぅ!・・・・あっ・・・あはぁぁぅ・・・・!」
 屈強な男が弄ぶ清楚な下着には、愛液がうっすらと性器の形を浮かび上がらせていた。
43うしおととら餓眠編3:03/11/05 02:58 ID:cV34YNO3
「ピチャッ・・ピチャッ・・・チュルンッ・・・!チュブッ・・・ピチャ・・・チュッ・・・ピチャッ」

「いやあ・・・・・・・ひっ・・・・ぅん!も・・・もう・・・・やめ・・て・・・・・・・・・・・・・あぅんっ!」

 餓眠が真由子の乳首をむしゃぶる音と彼女が喘ぐ声が暗闇の林の中で響く。
『くく・・・!美味!美味!若い娘の味は格別じゃ・・・この乳首など、早く噛み切ってしまいたいものだ!』
『まだ止めておけ・・・早く壊しすぎては我等の恨みは晴れぬ・・・・・』
 屈強な男が太い指を真由子の下着の中に滑り込ませ、愛液に濡れた薄い恥毛を掻き分ける。
「やっ・・・・!そんなところに・・・・・んっ・・・!ああっ・・・ん・・あああぅ・・ん・・・・!」
 誰にも触れられたことのない秘部を指で弄ばれ、真由子は過敏に反応してしまう。

「くちゅっ・・・ぴちゅぴちゅ・・・・・・ちゅぶぶっ!」

「・・・・・・っ!!ん・・ああああぁぁぁぁっ・・・・・・・・!」

 一気に狭い膣内に指を突き入れられ、真由子の身体が激痛と快感の狭間で跳ねる。
餓眠は遠慮なしにその汚れなき聖域を蹂躙し、真由子の女性もそれに応え性の喜びを表している。
 突かれるたびに卑猥な音を辺りに響かせ、歓喜に愛液が止め処なく溢れ出す。

「ちゅっ!ちゅぶっ!くちゅくちゅっ!ぴちゃっ!ちゅっちゅっちゅっちゅぶぶっ!くちゃっ!ぴちゅっ!」

「あっ!くぅん!・・あ・・・はぁんっ!んっ・・・!あぅん・・・うぁ・・・・・ひゃぅん!くふっ・・・!ふ・・・あ・・ぅん!」

 餓眠の妖気に当てられたのか、真由子は何も考えられないほどに乱れていた。
そこには普段の明朗快活で誰からも好かれ、清潔感溢れる美少女の姿はなかった。
44うしおととら餓眠編4:03/11/05 03:00 ID:cV34YNO3
 餓眠は真由子の愛液でぐしょぐしょになった下着を脱がせると、両足を肩に乗せ腰を上げさせた。
「にちゅっ・・・・・。」
 眼前の淫唇を指で左右に広げると、淫らな液体が音を立てて糸を引き
中から溢れ出た愛液は菊座にまで零れ落ちる。
 餓眠はその触手のようにしなる舌を伸ばすと、曝け出された真由子の綺麗なピンク色の秘部から
溢れる淫液を一回り舐め、その膣口に狙いを定めた。

「ちゅるんっ・・・!じゅるじゅるじゅるじゅるっ!ちゅぷっ・・!くちゅっ・・・ちゅっ・・・じゅぷっ!」

「・・・・・・・んああっ!はあぁぅあぅぁぁぅっ・・・・!んっ・・・!・・・はぁっ・・・・・ぅん・・・・あふぅ・・んっ!」

 餓眠の細くしなる舌は一気に真由子の子宮まで達し、その内臓の中までも舐めまわす。
「はふっ・・・・!んぅ・・・・・・・はぅん!は・・・あぅんっ!・・・・んふっ!」
 真由子はあまりにも強い快楽の刺激に背中を反らし、よがり声を上げ続ける。
別の餓眠の舌が愛液に塗れるビラビラを舐めまわし、淫核を吸い上げると真由子は全身を
激しく痙攣させ、秘所からプシュッと潮を噴いた。

「・・・・・・・・・・・んくっ・・・・・・・・・んぅ・・・・・・・・・・ふぅ・・・・・・・・・・・・・・・んっ・・・・・・・・・・・・はふっ・・・・・・・・・・・・・・・・」
 絶頂の余韻に浸り、ピクピクと痙攣する真由子を見下ろし餓眠たちがなにやら話をしている。
『この身体が持っていたものの中にこんなものがあったぞォ・・・・・・・!』
 女の身体に取り憑いた餓眠がその持ち物のバッグから、女の生前の趣味であったろう
SM関係の道具を取り出したところであった。
45うしおととら餓眠編5:03/11/05 03:03 ID:cV34YNO3
 放心の真由子を屈強な男の上に乗せ69の体勢にさせると、餓眠は眼前の快楽で緩みきった
秘部にむしゃぶりついた。
 真由子に男の勃起した性器を無理やり咥えさせようとしたが、激しい抵抗を見せ
その柔らかな唇に無理やりに陰茎を押し付けた瞬間にそれは爆ぜ、少女の可憐な顔面を汚した。

『いひひひひ・・・!これはここに入れるものかァ・・・・・?』
 触手状の舌に子宮まで舐めまわされるたびにヒクヒクと収縮する、真由子の菊座を指して言う。
その手には、2cm程の玉が幾つも紐で結ばれ連なったアナルビーズがある
 女の身体の餓眠はそれにローションを塗り、その先端を親指で肛門に押し込んだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?」
 膣内と子宮への責めで恍惚状態にあった真由子は突然の違う刺激に戸惑った表情を見せる。
『二つ・・・・。』
 後ろを振り返ることはできないが、直腸に異物が侵入したのを理解した。
『三つ・・・・・・・・・・・四つ・・・・・・・・・・・・。』
 女の餓眠が一つ、また一つと真由子の体内にビーズを押し込んでゆく。
「は・・・ぁっ・・・はぅ・・・・・はっ・・・・あくぅ・・・・ん・・・・・はぁっ・・・・・。」
 真由子は腸内が異物で満たされてゆく感覚に息も絶え絶えになりながら耐える。
『五つ・・・・・・・・六つ・・・・・・・・・・・最後、七つ・・・・・・・・・・・・・。』
 すでに真由子の表情は何かを懇願するかのように眉をしかめ、涙でくしゃくしゃだった。

「あ・・・ふぅ・・・・はっ・・・・もぅ・・・ゆ・・・・許し・・て・・・・・・・・んふぅ・・・・・はぁ・・・・。」

『くくくく・・・!日崎ィ・・・・苦しいのかあ?じゃあ、楽にしてやろう・・・・・!』
46うしおととら餓眠編6:03/11/05 04:22 ID:cV34YNO3
 膣内を子宮まで掻きまわされ、同時に腸内にアナルビーズを入れられて
息も絶え絶えの美少女の肛門からは、ビーズを引っ張り出す為の紐が伸びている。
 女の餓眠はその紐を指に掛けると、一気に引きずり出した。

「ずりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ・・・・・・ちゅっぽんッ!」

「・・・・・・・・・・・・ぁぁぁあああああああああああああああっ!!!!」

 真由子はビーズを引き抜かれた強烈な快感に、一気に登りつめ背を反らしながら痙攣した。
「はぁっ・・!んっ・・!いぁっ・・!あぅん・・!はぅ・・!あっ・・!はんっ・・!ひあっ・・!」

「ぷしゃあぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・・・・・・。」
 下半身に力が入らず、真由子は思わず黄金水を漏らしてしまう。
『はははははァ!お漏らしか日崎ィ・・・!みっともないぞォ・・・・・!ひひひひひひ!』
 小水を浴びせられた拍子に、真由子の顔前のペニスから精液が迸る。
また、左右にいた2人の若者の餓眠も真由子に大量の熱い精液のシャワーを浴びせる。

「はぁっ・・・・・・あ・・つ・・・・・・・い・・・・・・よォ・・・・・・・・・・・・!」

 全身を白く覆い尽くすほどの精液のシャワーを浴びて、その繊細で艶やかな黒髪も
清純で健康的な美少女の顔も厭らしく染め上げられた。
 口に流れこんできたエキスを、真由子は喉をこくんと鳴らして飲み込んだ。

『日崎御角ォ・・・!これで我等の恨みが晴れたと思ってもらっては困るぞォ・・・・・!』
 屈強な男に憑いた餓眠が、絶え間ない快感に身動きとれぬほど疲労した真由子に覆い被さる。
47うしおととら餓眠編7:03/11/05 05:20 ID:cV34YNO3
 餓眠は真由子の両足を抱えると、その逞しい一物で一気に奥まで貫いた。
「・・・・・・・・・ん・・・・・はぅんっ!あ・・あぁぁぁぁぁっ・・・・・・・・・!」

「ぱちゅんっ・・・!ぱちゅんっ・・・!ぱしゅっ・・・!ぴちゅんっ・・・!ぱちゅんっ・・・!」

「はぁっ・・・・・!ん・・・あぅっ・・・!ふぁ・・・あんっ!くぅん・・・・・・!や・・・はぅんっ・・・!」

 敏感になっている真由子の性感は、数回のピストンで再び快楽の渦を生み出す。
餓眠は繋がったまま真由子を抱き上げ、駅弁の体位へと持っていく。
 若者の餓眠が少女の背に周り性器を菊座にあてがうと、そのまま突き入れる。

「や・・・そんなっ・・・・・!」

「ぬくちゅっ・・・・・・ぬぬ・・・ずぬぬぬぬぬぬっ・・・・・・!」

「あっ・・・!ひゃうんっ・・・・・・・!」

 2つの肉棒が少女の小さな身体に納まると、再び激しいピストンが始まる。

「ずっちゅっ!ぬくちゅっ!くちゅっ!ぬちゃっ!ぴちゅっ!ずちゃっ!ぬぶっ!ちゅぶっ!」

「ふぅ・・あっ!うん・・あふっ!はぅっ!んあっ!はぁんっ!あぅっ!や・・・あんっ!ふぁ・・・あぅん!」

 真由子の膣と直腸越しに、妖力で肥大化した2つの肉棒が擦れ合う。
その破壊的な快感に真由子の意識は飛んでいた。
 餓眠に身を預けきり、締まりのない表情で、口はだらしなく開きっぱなしで
身体が揺れるたびに涎を辺りに飛び散らしている。
 そこにはもう、学園有数の美少女の面影は残っていなかった。
48うしおととら餓眠編8:03/11/05 06:41 ID:cV34YNO3
『そうれ!日崎ィ・・・!その身体で受け止めろォ・・・・・・・!』
 真由子の尻に挿入していた若者の餓眠が、その絶頂の近いことを知らせるが
もちろん彼女の耳には届いていない。
 妖気でたっぷりと膨れ上がった欲望の種子が真由子の直腸で爆ぜる。

「どぴゅるっ!どくんっ!どくんっ!どくんっ!どくっ!どくっ!どくっ!どくっ・・・・・!」

「・・・・・・・・・!!あぅ・・・ん!あ・・・・つ・・・い・・・・・・や・・・・・・ぁ・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・。」

「ぬ・・・・ぬちゃっ・・・・・・ちゅるん・・・・・・・・・・ぼ・・・じゅ・・・・・・ぶじゅっ・・・・・・・・・・・・・。」
 真由子の菊座から餓眠が肉棒を抜き取ると、直腸に満たされた精液が耐え切れずに逆流した。
「やっ・・・・!ひゃっ・・・・・・・・!ひ、いやあああああぁぁぁぁっ・・・・・・!」
 けたたましい音と共に肛門から白い液体が噴出し、それにともない直腸の中身もこぼれ落ちた。
『ひっひっ!日崎よォ・・・・今度は糞まで漏らしたなァ・・・・・・!ひひひひひ!』
「やァ・・・・・・もぅ・・・・嫌よぅ・・・・・・・・う・・・・・し・・・・・・・お・・・・・・・・・・・・・・君・・・・・。」
 気を失う暇もなく、再び真由子への陵辱が始まる。

「じゅぷっ!ぶじゅっ!じゅぷっ!じゅくっ!ぐちゅぷっ!ちゅぷっ!ぐじゅっ!にゅぶっ!」

「・・・・んぅ・・・・・・はふっ・・・・・あぅ・・・・・んっ・・・・・ひゃぅ・・・・・ふぁっ・・・・・んっ・・・・・はぅん・・・・・」

 幾度となく直腸の中に精が放たれたが、膣を蹂躙している屈強な男の餓眠は
一度も子宮には種子を放たず、妖気が溜め込まれた肉棒は真由子の恥部を限界まで広げて
それでも納まりきらずに、膣を破壊してしまいそうなほどまで膨れ上がっていた。
49うしおととら餓眠編9:03/11/05 07:46 ID:cV34YNO3
 すでに屈強な男以外の死体は全ての精を吐き出し、餓眠たちは本来の
生首の姿で真由子の全身を舐めまわしていた。
 最後に残った餓眠は、その子宮にありったけの精を注ぐべくラストスパートを掛けていた。

『聞こえるか日崎ィ・・・!これでお前は化け物の子を孕み、子はお前の腹を食い破り生まれる・・・!』
 真由子は辛うじて意識を保ち、否定したく首を振ろうとしたがその力も残っていなかった。
『そしてェ・・・!子はお前を滅ぼすべく全てを食らうのだ・・・!うひひひひひ!』
 その運命と、未だにその身に快感を感じる自らの不甲斐なさに真由子は涙を流す。

『受け取れェ!我らが子を宿せェ・・・・・・・!行くぞォ・・・日崎ィ・・・・・!』

「ちゅぱんっ!ぱんっ!ちゅぶっ!ぐちゅっ!ちゅぱんっ!にゅぷっ!ちゅぐっ!ぱんっ!」

「やっ・・・!やめ・・・・!許して・・・・!お願・・い・・・・!だ・・・・めぇ・・・!んぅ・・・!やぁん・・・・!」

『けっ、くだらねえことしてやがんなぁ!』
 そう聞こえたかと思うと、雷鳴が轟き稲妻が餓眠たちを撃った。
『後はてめえだけだよっ!!うまそうな娘をばっちくしやがって!』
 黄色い体毛の化け物がその鋭い爪で屈強な男の頭部であった餓眠を吹き飛ばす。
しかし、男は真由子と繋がったままでビクビクと痙攣し、最後の精を真由子の中に解き放った。
『ちっ、しまったか!』

「あ・・・・あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・・・・・!!!」
 あまりも大量の精液が子宮に注ぎ込まれる苦しさと熱さに真由子は気を失う
主を失った男の身体が、その勢いを支えきれずに吹き飛ばされ、辺りに体液を撒き散らした。
『ちっ・・・!こんなに汚れちまっちゃ喰えねえじゃねえか!仕方ねえなぁ・・・』
 真由子は最後にそんな声を聞いた気がした。

 目を覚ますとそこには潮の父である紫暮がいた。
彼が真由子を介抱し、子宮に宿った化け物の子も払ったのだ。
「今回のことは潮には・・・言えねえなぁ・・・・・・・。」
 紫暮はそう言うと、泣きじゃくる真由子の頭にポンと優しく手を乗せた。
50名無しさん@ピンキー:03/11/05 07:55 ID:cV34YNO3
やりすぎましたスミマセン・・・・・・・反省
スレの主旨からも外れてますね・・・・・・・・・・更に反省
ここまで下品にするつもりはなかったのに・・・・・・・・・・・更に更に反省
鬼畜、外道過ぎだよ・・・・・・・・・・・・海より深く反省

>>1さん変なもの投下して御免なさい・・・・・・・・・すみません、すみません、すみません!



最後に真由子、苛め過ぎて御免よ・・・
51名無しさん@ピンキー:03/11/05 13:40 ID:+r2Qw0dM
>>50
反省なんてとんでもない!
GOD JOBでしたよ。


誰か「妖魔夜行」のラウ×湧なんて書いてくれないだろうか…
52名無しさん@ピンキー:03/11/05 14:07 ID:cV34YNO3
>>51
レスありがたや〜
誰も来ないから完全放置されてるのかと思ったよ・・・・

安心+感謝!
531:03/11/05 14:13 ID:R7eKYRyN
>>41-49
GJ!陵辱(・∀・)イイ! かなり(;´Д`)ハァハァしますた。
考えてみれば、モンスターものって、基本は陵辱ですよね。
慈悲のカケラも感じない絶望感とか恐怖畏怖とか、萌え。


さて、スレも無事始動したようだし、漏れもそろそろ名無しになりまーす。
54名無しさん@ピンキー:03/11/05 14:15 ID:R7eKYRyN
>>52
すんまソン、今やっとサボって巡回するヒマができたんで(ニガワラ
55名無しさん@ピンキー:03/11/05 14:23 ID:cV34YNO3
この板って強制的にIDが晒されるみたいだから
自演で盛り上げるのが不可能なのが悲しいなぁ・・・
56名無しさん@ピンキー:03/11/05 20:02 ID:cV34YNO3
誰か他作品のSSを投下してくれると嬉しい・・・
57名無しさん@ピンキー:03/11/05 21:22 ID:XOSfVDnz
ほのぼのスキー、純愛スキーだから最後はラブラブになるようなのが欲しいなあ。

「美女と野獣」みたいな感じのキボン。
最後に”愛”の力で人間に戻るみたいなw
58名無しさん@ピンキー:03/11/05 21:42 ID:XOSfVDnz
SF系も欲しいなあ。
研究途中の完全自律型介護用ベッドが暴走、
被験者となっていた、研究班の主任の娘が襲われるの。

着替えさせる為のマニピュレーターが服を脱がし、
マッサージ機能で愛撫、排泄を強制的に補助し…
59名無しさん@ピンキー:03/11/05 21:43 ID:cV34YNO3
>>57
しばらくは無理かなぁ・・・・?
誰か頼みますン!!
60名無しさん@ピンキー:03/11/05 21:56 ID:XOSfVDnz
獣になってしまった潮を助けるために集まった娘たち。
だが、その方法とは、その身で精を吸い尽くすことだった…
61名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:00 ID:cV34YNO3
>>60
それは考えた。獣の槍じゃなくてけだものの槍で。
自分は基本的に真由子オンリーなんで、純愛系なら真由子×とらのカップルなんてどうかな?
まぁ、今晩投下するSSはまた陵辱ものなんだけど・・・・。
62名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:02 ID:EwUXMWlG
ラブラブ触手はありえないでしょうか。
63名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:04 ID:XOSfVDnz
>>61
真由子×とらだと、最終的にはほのラブになりそうな。
まさしく美女と野獣みたく。
64名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:05 ID:XOSfVDnz
>>62
ラウ×湧で、触手有りの縛り有りの…
65名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:08 ID:cV34YNO3
6巻の鏡の話を扱ったSSが途中までできてるんだけど投下した方がいい?
原作でも結構エロで、漫画に出てこない空白の部分の話なんだけど
66名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:11 ID:XOSfVDnz
>>65
まさか拒否するとでもお思いか?

是非とも読みたいです。
67名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:15 ID:cV34YNO3
>>66
了解、でもまだ中途半端だよ続きは待ってね
68うしおととら鏡魔編1:03/11/05 22:18 ID:cV34YNO3
『ム・・・ムスメ・・・・・ 若い・・・・・・・・・・・女!』

 潮ととらが北海道の旭川への旅に出ていた頃の話である。
真由子の両親はヨーロッパ旅行に出かけ、親友の麻子が泊りがけで遊びに来ていた。
 2人がおやつを食べながら昔話に花を咲かせているところで異変は起こった。

『どくん・・・!どくん・・・!どくん・・・!どくん・・・!どくん・・・!どくん・・・!どくん・・・!』
 心臓の鼓動のような音が部屋中に響き、徐々に大きくなってゆく。
「な・・・何の音?」
 麻子がTVの台の上にある古い円鏡に注目する。
「あの・・・鏡から? なんで鏡からこんな音がするのよぉ!」
 それは真由子の父親が趣味で骨董品屋から仕入れてきたものである。

「つるんっ・・・・・・。」
 2人の前、鏡の中より異形の物の怪は這い出してきた。
鯨のような髭もある「それ」は鯨が潰れたような姿をしており、軟体の生き物のようでもある。
 異形の物の目らしきものが、鏡の近くにいた麻子を見下ろした気がした。

「危ない、麻子っ!」
 それは一瞬の出来事であった
異形の物が麻子に襲いかかろうとしているのを感じた真由子が、とっさに彼女の腕を引き
代わりに自身が頭から「それ」に飲み込まれてしまったのだ。
 そして、真由子を飲み込んだ異形が鏡に戻った部屋には、呆然とする麻子だけが残された。
69うしおととら鏡魔編2:03/11/05 22:21 ID:cV34YNO3
「んっ・・・・・・・。」
 真由子は肌の上を何か濡れたものが這いまわる感覚を感じ目を覚ます。
「どこぉ・・・・ここは・・・・・・・・・・わたし・・・・えっ・・・・・・・・裸っ?」
 周りを見渡そうと身を起こそうとするが、何かが腕や足に巻きつき身体の自由を制限していた。

「はっ・・・・・・・!うんっ・・・・・・・!やっ・・・・・・んぅ!」
 白い腹や乳房で蠢く生暖かい触手のこそばゆい刺激に、真由子が声を洩らす。
それはまるで蛇のように自在に動き、濡れた表面は肌の上に舌で舐めたような跡を残した。
 なんとか触手から逃れようと身をよじり、全身を使って束縛を解こうとする
首を動かした拍子に、巨大な目玉が真由子の顔を覗き込んでいることに気がついた。

「きゃああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
 悲鳴を上げた真由子は自分が置かれている状況を完全に理解する。
自分が拘束され、寝かされている柔らかいもの、それ自体が異形の一部であった。
 真由子はその異形の全身をベッドにするかのように寝かされているのだ。

「あっ・・・・ぅん!だ・・・駄目よぉっ・・・・・!ふぅんっ・・・・・!はふぅ・・・・・・!」
 触手が乳房の肉を弄ぶように蠢き、その先端の突起を突付きまわす、わき腹に濡れた跡を残し
太ももの内側を這いずり回り、秘部を彩る薄い恥毛を撫でまわしていた。
 真由子が刺激を受けるたびにピクリと反応するのを目玉は面白そうに見つめていた。

『若い・・・・娘・・・!もっと・・・・!もっと・・・その鳴き声を聞かせろォ・・・・・・!』
70うしおととら鏡魔編3:03/11/05 22:22 ID:cV34YNO3
「はぁ・・・・・・はぅん・・・・・・・・ふぁ・・・・・・・ぅん・・・・・・・・あっ・・・・・・・・んあっ!」
 触手による執拗な愛撫に真由子の思考能力は低下していた。
異形の上で喘ぐ真由子の両足を触手が左右に広げると、秘所へ向けてまた多くの触手が群がった。

 器用に小陰唇を掴むと膣口が曝け出されるまでに引っ張り、ビラビラの内外から挟み込むように弄ぶ。
秘部の上部にある陰核の包皮を剥き、綺麗なピンク色のクリトリスを突付きまわす。
 膣口の入り口をドリルのように掻きまわし、ヒクヒクする菊座に先端を擦りつける。
多数の触手に性感帯を刺激され、真由子は強制的に絶頂させられて、何度も昇天した。

「にゅるっ・・・ちゅっ・・・・くちゃっ・・・・ぴちゅっ・・・・にちゃっ・・・・ちゅくっ・・・・ぬちゃっ・・・・ちゅぷっ・・・・」

「じゅっ!ぬちゅっ!ちゅぐっ!じゅぷっ!ぬじゅっ!ちゅっ!ちゅぶっ!びちゅっ!にちゅっ!」

「あ・・んふっ!はぁ・・んっ!あっ・・・はんっ!ふぁ・・んぅ!やっ・・くぅんっ!はふっ!はっ・・・はぅん!」

 触手が卑猥な音を響かせ淫液を掻きだし、それに合わせるように真由子が可愛い鳴き声で囀る。
身動きが取れぬこともあり逃れられぬ快楽、そしてそれに抗えぬ自分に涙が零れた。
 幾度もの絶頂により霞みがかかったような意識の中、真由子は足元に人影を見た気がした。

『おお・・・!女・・・女・・・・・!もっと鳴いて、もっと!もっと・・・・!』
 まるで古代王朝時代の中国のような格好をした男が両足の間に割って入り真由子の腰を上げさせると
愛液を指で汲み取り、菊座の周りに塗りたくると指を突き入れた。

「ぴたぴたっ・・・・ぬりゅぬりゅ・・・・・ちゅぐっ・・・・ぬ・・・ぬじゅじゅじゅっ!ぬ・・・にじゅっ・・・・・!」

「はぅ・・・・やっ・・・・!んぅ・・・・・・・・・ふぅ・・・・あ・・・・・・・・んあああぁぅ!ふぅん・・・・・・あはぅっ・・・・!」

「にゅるっ・・・・・・ちゅぽんっ・・・!」

「はんぅぅ・・・・・・・あぅんっ・・・・・!」

 男は真由子の愛液と腸液に塗れた指を抜き取ると、オタマジャクシのような妖魔を腸内に滑り込ませた。
71うしおととら鏡魔編4:03/11/05 23:42 ID:cV34YNO3
「んっ・・・!はぅんんっ・・・・・!」
 肛門から入ったオタマジャクシがそのまま脳天まで突き抜けるような感覚に真由子の裸身が跳ねる。
『花嫁よ・・・・まだまだ鳴いておくれ・・・・!もっと・・・・!』
 二つ、三つと菊座にオタマジャクシを入れられるたびに、真由子の秘所がぷしゅっと潮を噴く。

 全身をピクピクと痙攣させて悶え狂う真由子の肛門を指で広げ
男は大蛇のように太く長い妖魔を腸内に侵入させる。
 それはピチピチと身を捩じらせながら、少しずつ真由子の体内へと埋没していった。

「んっ・・!んっ・・!んっ・・!んっ・・!んっ・・!んっ・・!んっ・・!は・・・ぅんっ・・・!」
 それは直腸に侵入した後も、腸内でうねうねと蠢き真由子に快感を与える。
膣を指で掻きまわし、触手と共に真由子の秘部にむしゃぶりつく。
 男は止め処なく溢れる淫液を啜りながら、それと同じくらいの涎をだらしなく開いた口から流す
少女の恍惚の表情を嬉しそうにながめていた。

「はぁ・・・はぅ・・・・んぅ・・・・あふぅ・・・・ふぁ・・・・ぅ・・ん・・・・・ひゃ・・・・・あぅ・・・・・・。」
 男は愛液をこんこんと溢れさせ開ききった花弁に陰茎をあてがい
絶頂の余韻の中で状況を知覚できない真由子の腰を一気に引き寄せる。

「ぬちゅっ・・・くちゅっ・・・・・・ず・・ちゅぶぶぶっ・・・ずちゅんっ!ぬぐちゅっ!ちゅぐちゅっ!ぬぶちゅっ!」

「・・・・・・ん・・・・・・ふぅ・・・・・・んっ・・・はぅんぁああっ!んくっ・・・!あ・・ぅん!んっ・・・んふっ!ふぁあぅん!」

 処女膜が溶けてなくなってしまったのではないのかと思わせるくらいにあっさりと挿入されたが
2人の接合部からは一筋の血が流れ、それも絶え間なく溢れ出る淫液によりあっという間にわからなくなった。
72名無しさん@ピンキー:03/11/06 12:49 ID:CjKmCCs9
>>68-71
拘束触手キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
続き期待
73うしおととら鏡魔編5:03/11/06 13:31 ID:5+jayLiD
『おっ・・おっ・・おおっ・・・!娘よ・・・花嫁よ・・・・・・わたしの子を孕んでおくれ・・・・・・・・・!』

「ずっ・・・!ずちゅっ・・・!ぬちゅっ・・・!にゅぶっ・・・!ちゅぶっ・・・!じゅっ・・・じゅぷっ!」

「はんっ・・・!くぅっ・・・・!あ・・・・ぅんっ!はふっ・・・!やぁ・・・ぅん!ひゃうっ・・・・あくぅっ!」

 男(鏡魔)は貪欲に真由子の唇や乳首をむしゃぶり、激しく花弁を突き上げる。
膣に陰茎を締め付けられ、男は背筋をブルッと震わせるとその欲望の種子を子宮に開放した。
 男は歓喜の叫びを上げ、真由子は絶望に嘆きの呻き声を洩らす。
「はぁ・・・・・・んっ・・・!・・・あ・・熱いよぉ・・・・・・いやぁ・・・・・・・・赤ちゃん・・・・で・・きちゃうぅ・・・・・。」
 精を全て吐き出し終えると、男は再び腰を打ち付け始める。
先端が膣奥に達するたびに、接合部からはぐじゅぐじゅと音を立てながら白い体液が逆流する。
 直腸の中でオタマジャクシが身をよじる刺激が性感を高め
這いずり回る触手により、少女の裸身はネバネバした粘液で覆い尽くされた。
 真由子は何度も絶頂を迎え、その子宮には幾度となく生命の元が注がれた。

「ぬじゅっ・・!ぶじゅっ・・!ずっちゅ・・!じゅぶっ・・!ぶじゃっ・・!にじゅっ・・!じゅぷぷっ・・・・!」

「んっ・・・!はぅんっ・・・!ん・・・あぅ・・・!ふぁ・・・・・!あふぅ・・・んっ!くぅ・・・!あっ・・・・はぁんっ!」
 
「どぷっ・・・どぷっ・・・どぷっ・・・どぷっ・・・どぷっ・・・・・・・」
 相当な回数を吐き出したにも関わらず、まるで勢いの衰えぬ熱い奔流が子宮を満たす。
男が零れる白濁液を指ですくい、真由子の顔面に塗りたくる。
 少女の清純な顔が涙に濡れ、2人の唾液が塗れ、白濁液に汚された。
74うしおととら鏡魔編6:03/11/06 16:16 ID:5+jayLiD
 真由子が目を覚ましたときには、誰かに助けられ麻子の隣に並んで寝かされていた。
古鏡に憑いていた妖怪「鏡魔」を潮ととらが退治し、うっすらと彼らに抱きかかえられたことも覚えていた。
 身体から陵辱の跡は伺えなかったが、真由子の女性の性の本能は
陵辱された刺激と快感を忘れることはないだろう。
 真由子は、若い娘の身体を堪能し、待ちわびた嫁を見つけた感動に歓喜する鏡魔の姿を思出いだすと
その存在を哀れにも感じた。

『どれだけの時を待ったか・・・・俺の女・・・・!俺の嫁・・・・・!俺の子を・・・・・・・!ううっ・・・・・おおっ・・・・・・!』

「ずちゅ!ずちゅ!ずぬっ!ちゅっ!ずちゅ!ずちゅ!ぬっ・・ずちゅっ!ずんっ!どぷん・・・どぷっ・・・!」

「んっ・・!はぅ・・!んぅ・・!あっ・・!ふぁっ・・!くぅ・・!ふぅ・・・・んっ!はぁ・・・うっ!んふ・・・ふぁ・・・・ぁ・・。」

(可哀想な人・・・・・温かいよォ・・・わたしで・・・・・・いいのなら・・・・・・・・・。)
 子宮に満たされる精液に対し、汚されるという感覚はもう真由子にはなかった。
むしろ、安っぽい同情心であっても鏡魔の子を宿したいとさえ彼女は感じていた

 その後、鏡魔は滅ぼされた為、真由子の体内に子が宿ることはなかったが
あの時の事を思い出すたび、彼女は今でも子宮の辺りが温かくなるのを感じるのだった。


  完
75名無しさん@ピンキー:03/11/06 20:51 ID:4pxEkajr
完結お疲れさまです。
妊娠しなかったのは残念でしたが、とても興奮しました。
是非、今後も触手な作品をお願いします。
76名無しさん@ピンキー:03/11/06 20:54 ID:DAvLpFHQ
乙です。堪能させていただきました!マユコ萌エー
77名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:02 ID:WCqKLvqX
乙!
しかしこんなに書いて貰えて、本スレの人たちに悪い気がするw

誰か「おとぎ奉り」で書いてくれないかなあ。
いろりがイカ型の眷族に犯られてしまうの。

「玄武の盾」は衝撃波を撃ち出す神器なので、軟体なイカには効果が薄い。
攻めあぐねている間に催淫剤入りの墨を浴びてしまい…
最後は交接腕を挿入されて孕まされると。
78名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:07 ID:5+jayLiD
>>75>>76
アリガトン!
妊娠した方が良かった?
前のが(脳内で)酷かったから控え気味にしたんだけど・・・。
次はHシーンがあるかもわからない
まゆこ×キチオのSS<九印を絡ませるか?
79名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:08 ID:5+jayLiD
>>77
本スレ?
80名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:16 ID:WCqKLvqX
>>79
藤田和日郎作品のSS
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1050404086/

今はからくりがメインだけど、うしとらも何本か投下されている。
まあここは純愛がメインだから、陵辱ものを投下したら浮いてしまうかも知れないがw
81名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:21 ID:5+jayLiD
>>80
気が付かなかった・・・サンキューです。
真由子×きりおはそっちの方がいいかもね。
82名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:18 ID:8FcbiVLP
真由子×きりおSSを投下
とりあえず藤田スレにも投下したところまで
こちらではその後ダークな展開になります
83名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:18 ID:yhh0tfoa
>>77
「おとぎ奉り」はマイナー過ぎかなあ…
結構好きなんだが。
84きりおとまゆこ1:03/11/07 00:19 ID:8FcbiVLP
「キリオちゃん、先にお風呂入っておいで。」
 真由子の母親がキリオに言う。
「あ・・・はい。」
 キリオは母親として育てられきた女の正体が、全ての人間と妖の敵である白面、その分身であった
ことを知り、失望の中で各地を放浪していた。
 そんな時、静岡の祖父の家へと遊びに来ていた真由子と再会し、妖怪による猟奇事件を解決
その中で2人は絆を深め、キリオの境遇を知った真由子は、自分の家で彼を引き取る事を申し出たのだ。

 キリオは湯船に浸かりながらぼんやりと考えていた。
(おじさんも、おばさんもいい人だ・・・・・・・もちろんお姉ちゃんも・・・・・・。)
 そこでキリオがふぅっとため息をつく。
(でも、僕は上手に接することができない・・・・・・悪いなぁ・・・・・・・。)
 突然、浴室の戸をガラガラッと開き、キリオはぎょっとする。
「キリオくんはいるよぉ〜。」
 さらにその姿と声でひっくり返って湯船に沈むくらい驚く。
「お・・・お・・・お姉ちゃん・・・・・な・・・なな・・・・・なんで・・・・・・・・・?」
 キリオが恥ずかしさにお湯の中に顔を半分ほど沈めて聞く。
「うん、キリオくんの背中を流してあげようかなと思ってね〜。」
 ろくに前も隠さずに、さもなんでもない事のように真由子が言う。
「い・・・・・い・・・・いいよっ!ぼ・・・僕もう子供じゃないし・・・・・・・・・自分でやるから!」
 そう言いつつもキリオは真由子の裸身から目をそらすことができない。
「なまいき言わないの、わたしから見たらまだまだ子供よぉ。」
 真由子の小さい胸の先端にあるピンクの乳頭が目に入り、キリオはますます顔を赤くした。
「い・・・・・いやっ・・・・僕もう出るし・・・・・・・・あっ・・・・・・?」
 湯船から立ち上がろうとしたところを止められて、キリオが声をあげる。
「駄目よ、まだ入ったばっかりでしょう?ちゃんと暖まらないと風邪ひくんだから。」
 目の前にまで乳首が迫り、キリオが固まる。
「う・・・・うん・・・・・。」
 再び肩までお湯に沈み込ませたキリオは、今立つわけにはいかないことを自覚する。
その股間の、まだ子供のものが勃起していたからだ。
85名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:19 ID:yf6u00Tt
>>77
それいいな、ヨモギもついでにカモーン!!
86きりおとまゆこ2:03/11/07 00:23 ID:8FcbiVLP
「ふん♪ふん♪ふ〜ん♪」
 キリオは身体を洗っている真由子から目がそらせないでいた。
顔を横に向けようと思っても身体が言うことを利かないし、目をそらしても気が付くと真由子の
裸身の方を向いてしまっているのだ。

「わたしの心はふん♪ふん♪ふ〜ん♪」
 キリオの心情など知らぬ真由子は相変わらず能天気な歌を歌っている。
(・・・・・はぁ・・・・お姉ちゃん・・・・・・綺麗だなぁ・・・・・・・・・。)
 艶やかな長髪を滑り落ちてゆく水滴の輝き、形の良い微乳に残る湯の軌跡が
真由子の裸体の美しさをより一層引き立てている。
 真由子が立つと、可愛いヘソ、白い下腹部のさらに下には、生い茂る薄い恥毛が濡れて
美しさと同時に淫靡な青い性の魅力をも醸し出している。
 少女が湯船に身を浸そうとキリオの方へ歩み、左足を上げ・・・・・。

「♯×Ψ§♀※〆∞・・・・・・!!???」
 キリオの視界が真っ暗になると、ブッと鼻血を噴出し卒倒してしまった。
その拍子に湯船のカドに頭をぶつけその身体が湯船に情けなくぷか〜っと浮かぶ。
「きゃああああっ・・・・!キリオくんっ!大丈夫!?」
 気絶したキリオの身体を抱き起こそうとした真由子の手が何か硬いものを握った。
「Ψ∈※♂≠∀∞×・・・・・・!!!!!!」
 それがキリオの歳の割りには大きく、勃起した男性器だとわかり真由子は赤面する。

 キリコはあまりにもはっきり目にしてしまった。
真由子が瞬間、シャワーのお湯の濡れ水滴を滴らせる恥毛のさらに下の秘所
 それは綺麗な薄桃色をしていて、割目に入り込んだお湯が一層それを厭らしく魅せていた。
純情な少年にはあまりにも過ぎた刺激だった。
 それがあまりに鮮明に目に映り、キリオの興奮は限界を超えてしまったのだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 まだ上せたような表情のキリオに九印が言う。
『キリオ、どうしたのだ?やけに興奮しているようだが・・・・。』
 キリオが風呂から救出された後、2人がまともに目を合わせられなかったのは言うまでもない。
87名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:50 ID:mzbiE/QI
さすがに飽きてきたな
88名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:57 ID:yhh0tfoa
>>85
よもぎだとどんなシチュがいいんだろうか。

蛾タイプの眷族に襲われるよもぎ。
見鬼の力で押し止めようと睨み付けるが、羽に描かれた巨大な目玉の催眠模様によって意識を失う。
目を覚ましたとき、そこは眷族の巣(蛾が巣を作らないと言うツッコミは不要w)。
そして周りには、人の腕ほども大きな芋虫の群。
植物だけを融解する消化液を浴びて溶けていく服、そして…

おキツネさんに連れられて妖介が助けに来たときには既に…

邪眼を使う蛇型の眷族というのも面白いかな?

89きりおとまゆこ3:03/11/07 02:09 ID:8FcbiVLP
『キリオ、寝つきが悪いのか?』
 身体が火照って眠れないため夜風に当たっていたキリオに九印が聞く。
「うん・・・何かね・・・・・身体が熱くて眠れないんだ・・・・・・・。」
 そういうと、また昼間の風呂場でのことを思い出したキリオの頬が紅く染まる。
『先ほども同じような事を言っていたな、何か心配事があるのか?』
 九印の問いに一瞬躊躇しながらもキリオが語りだす。

「さっきも話したけど、お風呂場で真由子お姉ちゃんの裸を見てしまったんだ・・・・。」
『聞いた、それと何か関係があるのか?』
「・・・・寝ようと思って目蓋を閉じるんだけど、頭の中にお姉ちゃんの裸が浮かんで・・・・・。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
「ぼ・・・僕にはまだ生えてないんだけど、その・・・・・股間の毛とか・・・・・・思い出して・・・・・。」
『・・・・・・キリオ・・・・。』
「あのおっぱいに吸い付きたいとか・・・・触りたいとか・・・・・そしたら、ここが大きくなって・・・。」

 九印の方を向き、今度はキリオが訊ねる。
「僕ってヘンタイなのかな・・・・・・何か、おかしくなっちゃたのかなぁ・・・・・・・?」
 九印の表情などは伺えないが、その人造妖怪には答えられそうもない問いにあっさりと答える。

『キリオが大人になりつつあるということだ。』
「え・・・どういうこと?」
『人間は思春期と呼ばれる時期になると強く異性を求めるようになる。』
「じゃあ・・・・僕はお姉ちゃんを?」
『そうだ、真由子の裸を見たことによりキリオの中の男性が目覚めたのだろう。』

「じゃ・・・じゃあさ・・・・・九印はこれをどうすればいいかも知ってるの?」
 キリオが先程から治まることのない、股間の脹らみを指して言う。
『その性欲の対象である異性が治めることができる。・・・・キリオの場合は真由子だ。』
「お姉ちゃんが・・・?でも、どうするの・・・・・・。」
『それを教えるためにも真由子の部屋へゆく、キリオ。』
 思いがけぬ九印の言葉に戸惑ったが、真由子の寝顔を見たいという衝動もありそれに従った。
90きりおとまゆこ4:03/11/07 06:06 ID:8FcbiVLP
 キリオと九印は真由子の寝室へと侵入していた。
『部屋の外に音が洩れぬように結界は張ったな。』
「う・・・うん。」
 窓際のベッドの上には何も知らずに真由子が眠り、スースーと寝息を立てている。
(お姉ちゃん・・・ちょっと間抜けだなぁ・・・・・。)
 真由子の寝顔を見たキリオはそんな感想を抱き苦笑いをした。
半開きの唇の端から、涎がつうーっと一筋垂れているからだ。

『キリオ、準備はいいか?』
 九印が確認するとキリオが頷いた。
「どうするの・・・・・?」
 その問いに九印は答えず、黙ってその触手を真由子のベッドへと向かわせる。
『真由子に術をかける、これは2人の為でもある。』
 掛け布団を捲くり真由子の両手両足を触手で拘束すると、半開きの口の中へと滑り込ませる。
「んんっ・・・んぅ・・・・・。」
 真由子が声を洩らしたのでキリオは心配になったが、彼女が目を覚ますことはなかった。
「こくんっ・・・。」
 その細く白い喉が何かを飲み込むような動きを見せる。
「九印・・・・・・お姉ちゃんに何か飲ませたの?」

『心配はいらない。2人の為の薬、媚薬という快楽を与える為の薬だ。』
 真由子の唇から唾液の糸を引いて触手が離れる。
『後は、真由子の身体をキリオの好きなようにすればいい・・・・。』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 キリオはひょっとするといけない事をしようとしているのではないかと思いつつも
その寝巻き姿の胸の僅かな脹らみ、流れるような美髪、カーテンの隙間から零れ入る月光に照らし出される
清純な寝顔、そして今彼が最も覗きたいと願う少女の秘密の花園・・・・・。
 真由子の全てが彼を誘惑し、その欲望に逆らうことなどできはしなかった。
91きりおとまゆこ5:03/11/07 08:46 ID:8FcbiVLP
「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・・お・・・・お姉ちゃん・・・・・・・・・・。」
 キリオは真由子の身体に身を預けそのぬくもりを味わうと、パジャマのボタンを外し始める。
一つ、また一つとボタンを外すたびに、胸からへそに向かって白い肌が曝け出されてゆく。
 全てのボタンを外し終えると純白のブラジャーを上へとずらす
その美乳とピンクの乳頭がキリオの目を捉えると、飛びつくようにむしゃぶりついた。

「お姉ちゃん・・・・真由子お姉ちゃん・・・・!僕、ずっと本当はこうしたかったんだと思う・・・・・・。」
ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅっ。くりゅ、くりっ、くりゅ、くりくりっ。
 赤子のように乳首を吸い上げ、舌の上でころころと転がす。
乳房に唾液を塗りたくり、乳頭を指で摘み、擦り上げ、捻り、弄ぶと真由子がくぐもった喘ぎ声を上げる。
 キリオはマシュマロのように柔らかな乳房の柔肉と飽きずに戯れつづけた。

「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・・・はぁ・・・・・・・綺麗だよぉ・・・・・・・・・・。」
 下半身の切なさに、キリオは勃起した股間をパジャマの上から真由子の恥丘に擦りつけた。
キリオが腰をグラインドさせるたびに真由子の身体も上下に揺れ、それに合わせて僅かな胸も揺れる。
 それを逃すまいと両の手は乳房を掌に収め、ふと切なげな表情の少女の顔に目を向ける。
柔らかな髪が揺れ、身体への刺激で僅かな喘ぎ声と吐息を洩らす、その様に少年は劣情をそそられ
真由子の唇を蹂躙すべく襲い掛かった。

「ん・・・・ちゅぱっ・・・う・・・んっ・・・・ぷはっ・・・・・んぅ・・・・・・・ぴちゅっ・・・・・・ふぅ・・・・ん・・・・・はぁ・・・。」
 キリオの唇が口を塞ぎ、舌でその柔らかな唇の表も裏側も舐めまわし、歯茎の裏側までも
蹂躙しつくすべく真由子の口内を走りまわる。
 息を封じられた真由子が苦しげに眉をひそめ、身を捩り、頬に熱い鼻息がかかる感触
少女の全ての反応が、少年をより一層張りきらせた。
92名無しさん@ピンキー:03/11/07 15:06 ID:yf6u00Tt
>>88
なるほど、それはいい!
まあ、よもぎの力はまだそんなに強くないから
どの眷族が来ても勝てないので、好きなようにできるな。
93名無しさん@ピンキー:03/11/07 22:00 ID:K4ZualXp
>>92
九尾のキツネというのはどうか。
上位種の妖力によって下位種のキツネさん達が支配されてしまう。

友達だったはずのキツネさん達に寄って集って責められるヨモギたん
94名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:58 ID:n1D7stZj
>>93
九尾キツネか、なるほど思い付かなかった、それもいいな。

俺はイロリの方で一つ思い付いたんだけど
蝙蝠の眷族で「玄武の盾」の衝撃波が蝙蝠の超音波で中和されてしまう、てのはどうだろう
攻撃も防御も出来ず、なすすべも無く………て言う感じだけど!
95名無しさん@ピンキー:03/11/09 05:43 ID:apQtmO53
ttp://muttsy.e-city.tv/flash/movie01.html

SS来ないし・・・皆さんこれで遊んでてください。
96名無しさん@ピンキー:03/11/09 23:49 ID:mA+lV1fG
ぅおお!こんなところにうしとらのSSが!
めっちゃハァハァでつ、書き手さんがんがって下さい〜!
97名無しさん@ピンキー:03/11/11 16:22 ID:AnU1AJ36
98名無しさん@ピンキー:03/11/12 12:32 ID:AdQAIyF8
ほしゅしゅしゅしゅ


吸盤やいぼだらけの触手が太腿にからんで無理矢理開かせたり、
細い触手が乳首をなぶって立たせて巻き付いてこすったり
するようなSS、誰か書いてくんないかな〜
99名無しさん@ピンキー:03/11/14 08:58 ID:7jqBDZPz
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1051/10511/1051109575.html
これの981-986なんかどうだ。
エロくは無いが原作を知っていると激藁必至。
100名無しさん@ピンキー:03/11/14 15:16 ID:uLLGnvtb
それをだすのか。
やるな。
101名無しさん@ピンキー:03/11/14 21:36 ID:uLLGnvtb
良く分からんがワロタ
102名無しさん@ピンキー:03/11/14 22:43 ID:/4XebKae
あれ? IDが。
103名無しさん@ピンキー:03/11/15 09:49 ID:KOkqpIaP
>>91 続きは・・・・どうした
104名無しさん@ピンキー:03/11/19 15:06 ID:FGW93y90
保守
105名無しさん@ピンキー:03/11/20 22:45 ID:rCJDyeGG
和姦ものを書いてみました。
ヘタレ文章、お許しを。
106105:03/11/20 22:47 ID:rCJDyeGG
月の光だけが見守る夜の海を、一人の少女が泳いでいた。
複雑に入り組んだ磯にある、秘密の洞窟に行く為だ。
その奥の潮溜まりから這い出してきたのは、彼女の何倍もある大蛸だった。
「ほら、お食べ。」
少女は、自分で捕ってきた魚や貝を与えた。

彼女は、数ヶ月前に偶然見つけたこの洞窟で、傷つき泳ぐ事が出来ずに身を潜める大蛸に出会った。
最初は怖かったが、何度も餌を与えているうちに心が通うようになった。

大蛸は、食事を終えると彼女の体をピチャピチャと触り始めた。
それは、初めて見せた彼女への愛情表現だった。
紺色の水着が、ねっとりとした粘液で汚される。
「やだっ!何するの?……ふふっ、くすぐったい……うっ……うん!」
(水着も上からでも、こんなに感じちゃうなんて。直接さわられたら、どんな感じだろう?)

「ちょっと、待って。」
彼女は水着を脱ぎ、誰にも見られたことのない美しい裸体を露にした。
目の前には、ぬるぬるした粘液に包まれた触手が蠢いている。
「いいよ……おいで。」
ドキドキしながら体を優しく愛撫される事を願った。
セックスを経験した事が無い彼女の、ちょっとした遊び心だった。
しかし、大蛸は触手を一斉に伸ばし、獲物を捕らえるが如く、一気に彼女の体を巻き包んだ。
107105:03/11/20 22:52 ID:rCJDyeGG
「あっ!待って!……ううっ!……くうっ!」
いきなり全身に絡み付いてきた触手と、吸い付く無数の吸盤の感触に息が詰まりそうになった。
触手が大蛇の様に体を締め付けてくる。
「うっ……ああ。」
しかし、少しの苦しさも感じなかった。
愛しい人に強く抱き締められている感覚だった。

乳房や尻は揉みほぐされ、吸盤が体中をキスするように這い回った。
乳首が転がされると、甘い吐息を漏らさずにはいられない。
体の中心が熱くなってゆくのがわかる。
(ああ……すごい……こんなに気持ちいいなんて……もう、どうなってもかまわない。)

太腿に絡み付いた触手が両脚を左右へと広げようとした。
彼女は抗う事なく、脚を広げた。
薄桃色の花びらが満開に広がり、その中心はしっとりと蜜で濡れている。
そこに一本の触手が近づき、そっとあてがった。
ビクン!!
彼女の体が電撃を浴びたように反応した。
触手は、その表面をそっと撫で回す。
「ああっ!ああっ!」
溢れ出る蜜と触手の粘液が混ざり、糸を引きながら滴り落ちた。
そして、彼女の処女の証を傷つけない様に、ゆっくりと中へ進入してきた。
奥までたどり着くと、舐め回す様に快感のポイントを探り、反応があると執拗にその場所を攻めた。
全身に纏わり付いた触手の動きは激しさを増し、無数の吸盤が体中のあらゆる性感を刺激する。

彼女は、かつて誰一人体験した事の無い程の、極限の性的快楽に浸った。
「ああっ…いっちゃうっ…いっちゃうっ…いっちゃっ……ううっ!……ああああっ!!」
快楽という大海原で、絶頂の大波が何度も押し寄せた。
少女と大蛸とのまぐわいは、夜明けまで続いた。
108105:03/11/20 22:53 ID:rCJDyeGG
少しばかりの眠りから少女は目を覚ました。
洞窟に大蛸の姿が無い事に気付くと、必死に海を探した。
そこには、悠々と泳ぐ大蛸の姿が有った。
傷が完治し、泳げるようになったのだ。
それは、別れの時でもあった。
「一年経ったら、戻って来おいで!そうしたら、もう一度私を抱いて!」
大蛸は少女の頬をそっと撫でると、故郷の海へと帰っていった。
109名無しさん@ピンキー:03/11/20 23:13 ID:gGlhEHXK
禿げしくワロタ
110名無しさん@ピンキー:03/11/21 01:18 ID:fOBPxcHl
>>105-108
蛸キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
吸盤(;´Д`)ハァハァですよ。
淡々とした語り口も味がありますね。
111名無しさん@ピンキー:03/11/21 20:53 ID:VVkoQTXZ
久しぶりにSSキター!祝いage!
112名無しさん@ピンキー:03/11/21 22:20 ID:NBbUFid4
これで感動しちゃった俺はやっぱり変なのかな
113名無しさん@ピンキー:03/11/22 02:19 ID:PXqOB6V8
ホント久々、なかなか良かったッスよ!
これからもドンドン来てくれ!!
114名無しさん@ピンキー:03/11/22 02:26 ID:HJOi1rkz
あと、>1にも現役復帰して欲しい。
1151:03/11/24 01:29 ID:6kC5I2TW
>>114
すまそ、仕事が禿げしく忙しくなっちゃって、今は書く暇がありません。
必ずまた書きます。
でも、年内くらいはムリぽ……
116名無しさん@ピンキー:03/11/25 05:28 ID:aIovf59U
古いライトノベルの「妖魔夜行」にでてた
蛇の妖怪うわばみ×生け贄の女の子ss
を投下してもいいですか?
ラノベスレじゃひかれそうなもので。
117名無しさん@ピンキー:03/11/25 08:31 ID:DprqkQ/E
投下しまくってください
118名無しさん@ピンキー:03/11/25 11:48 ID:LDg/msPF
>>116
古くなんか無いやい!
おいらの中じゃリアルタイムじゃあ!

てなわけで大いにキボン。
でも有月さんは生贄を(文字通り)喰ったことはないと言ってるので、
そこら辺は忠実にして欲しい。
最後には情を通じ合って、その子を嫁さんにする展開でお願いしたい。
あと、若き日の未亜子さんにもゲスト出演して欲しい。
119名無しさん@ピンキー:03/11/25 13:52 ID:DFFt/20b
>>118
その作品知らないけど、SS出る前からあまりシバリ入れるなよ…
>>116殿、>>118の期待に添えない場合は、一言断り入れてから投下で
かまいませんので、よろしゅうに。
120116:03/11/25 15:52 ID:UF4/c5c1
じゃあ、投下させてもらいます。
「妖魔夜行」の蛇妖怪うわばみ(有月成巳)×生け贄の女の子です。
121へびのかみさん:03/11/25 15:53 ID:UF4/c5c1

「かあさま。今までお世話になりました。
 お月の分まで達者でお暮らしください」
辞世の挨拶を述べお月は深々と頭を下げた。
島の生け贄として蛇神様にささげられる事が決まってから
十度目の朝。
ついに来た別れの日。
不思議とお月の心は落ち着いていた。
死ぬのが怖くないわけではない、ただ覚悟を決めた。
お月が生け贄に決まってから母親はしきりに逃げろと言ってくれた。
だが、自分が逃げれば残された母はもう島には住めないだろう。
生まれた頃から病弱で母親には迷惑をかけっぱなしだった。
女手一つで育ててくれた母にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない。
その思いが彼女の心肝を染めていた。
明日には散る自分の命よりも
母親の明日からの暮らしが気掛かりであった。
涙で埋もれてしまうのではないかと思うほど彼女の母は痛嘆した。
畑にもいかず一日中お月と一緒にいてくれた。
二人でお風呂に入るのは照れくさく
同じ布団で眠るのはとても暖かかった。
懐旧の情を振り払い頭をあげると母は笑顔で泣いていた。
閉じかけたまぶたは震え端を上げた口はひきつって
声をあげる事すら出来ていなかった。
せめて笑顔で送り出そうと試みた母心がお月の胸に染みた。
122へびのかみさん:03/11/25 15:54 ID:UF4/c5c1

外にでるとすでに島の長と五、六人の男衆が御輿と共に待っていた。
御輿といっても半畳程の板に
棒が四本くっついているだけの簡素な物だ。
お月を見ると長と男衆は地に座り拝礼した。
彼等のそばを通り御輿の前まで来ると男衆が御輿をかつぐ。
膝ほどの高さに上げられるとお月は御輿に乗り正座した。
「かあさま、お元気で」
努めて平静に振舞い言葉を振り絞る。
お月の言葉を合図に男衆は御輿を肩までかつぐと歩き出した。
「お月っ!!お月ーっ!!!」
叫びながら御輿を追おうとする母を残った男衆が力づくで止める。
例え生け贄の家族であろうとついていくのは許されない。
そのしきたりは娘の為か親の為かはわからないが。
羽交い絞めにされても、しばらくもがいていたが
お月の姿が見えなくなると母親は崩れ落ちた。
「すまんが島の為、諦めてくれ」
生け贄にお月が決まったとき島長はそういった。
だが、子の命を諦められる親などいはしない。
123へびのかみさん:03/11/25 15:54 ID:UF4/c5c1

御輿の上からの風景に飽くと様々な事が思い出された。
母が畑を耕すのを一日見ていて熱をだし一晩中看病してもらった事、
わらじを編んだらとっても喜んでくれた事、
初めて粥を作った日の嬉しそうな顔、
学び屋でいじめられた日お手玉をしてくれた事、
歌ってくれた子守り歌、聞かせてくれたおとぎ話。
思い出されるのは母の事ばかり。
今朝、白装束に着替える時抱きしめてくれた事を思い出すと
母の匂いが鮮明に浮かび上がってきた。
(かあさま・・。かあさま、私こわい、こわいよ)
ずっと抑えてきた生への執着が今になって蘇る。
それをさらに押さえ込んだ。
死の恐怖も生への渇望も母への思いには及ばない。
逃げ出したい衝動を必死に押さえ込んでいると
蛇神の社に臨む崖についた。
その崖から洞穴のある小島が見下ろせる。
そこに蛇神様が住んでいるとされており、
小島と崖の間にある海の渦に十年に一度
生け贄として若い娘を放りこむのがこの島のならわしなのだ。
崖のふちに立った長の前に御輿が下ろされた。
長の口から祝詞があげられはじめた。
次に御輿があがる時、お月は海に放り投げられるのだ。
124へびのかみさん:03/11/25 15:56 ID:UF4/c5c1

いつごろであったろうか。
まだこの地が出雲と呼ばれていた頃、ふたつの大きな戦があった。
だが、それを両方知る人間はいない。
ひとつは人間の戦ではなかったからだ。
妖怪。
そう呼ばれる存在たちの戦さだったのだ。
彼等にはそれほどの間ではなかったが
その戦が終わる頃には人間たちの間では年号が二度変わり
戦国時代が終わりを告げていた。
その間、彼はどちらの戦にも関わらずほとんどを寝てすごした。
酒が供えられた時だけ起きて酒を舐め
無くなるとまた寝るのである。
戦が終わってもその生活に変化は無かった。
その日もいつものように社で寝ていた。
社といっても自然にできた洞に彼が住み着いたので
人間がそう呼ぶようになっただけだが。
夢うつつの中、彼の耳に祝詞が聞こえてきた。
その声に何か引っかかるものを覚え、ふと目を覚ます。
(なんじゃったかな・・)
しばらく目を開けたまま動かなかった大蛇が
突然、弾けるように飛び出した。
(しもうた!!わすれちょった!)
125へびのかみさん:03/11/25 15:57 ID:UF4/c5c1

洞を飛び出しながら大蛇は先日の訪問者を思い出していた。
まるで人間の女性のような姿をして洞の入り口に立っていた。
ずぶぬれの女は静かに話し始めた。
『母親が嘆いているわ。
 父親をなくして女手一つで育ててきた娘、
 その子が幸せになることだけにすべてをそそいできた娘が、
 村のために我が手から失われる事を・・・・
 わたしには、彼女を見捨てることはでないの』
切願する彼女に、彼は生け贄を止めさせることを誓った。
濡れ女の言葉には深い哀しみと憤りがこめられていた。
濡れ女の殺気に怯えたわけではない。
ただ、彼女の心に動かされたのだ。
しかし、生来の怠け癖のせいで忘れてしまっていた。
必死で泳ぐが、渦のせいで思うように進まず蛇の顔に焦りがうかぶ。
もうすぐで島の崖に到達するというところで悲鳴が聞こえた。
慌てて波間から顔を出すと娘が降ってきた。
瞬時に長い体を近くの岩に巻き付け首を伸ばし頭を海面に滑らせる。
(間に合えよ・・・!)
娘が頭から勢いよく落下してくる。
まさに海面に衝突しようとする瞬間、娘の体を蛇が横からかっさらった。
間一髪で助ける事ができ蛇はほっと一息ついた。
(・・しかし、どうしたもんかな・・)
落下の恐怖で気を失った娘をくわえたまま彼は少し思案したが
他の方法が思いつかず海に潜った。
娘を岩に当てぬように気を使いながら泳いで社に帰った。
126へびのかみさん:03/11/25 15:58 ID:UF4/c5c1

彼にはさっき飛び出してから百年はたったように感じていた。
なにしろ、慌てたのも焦ったのも気を使って泳いだのも初めてだ。
洞の奥まで行くと動かない娘を地に下ろした。
海水で濡れた娘の胸に顔を近づけると心音と呼吸音が聞こえた。
蛇は胸を撫で下ろし、ため息をつく。
しばらく見ていると娘のまぶたがゆっくりと開いた。
「・・・・・・っ・・やぁっーー!!!!」
つんざくような悲鳴が暗い洞に響き渡る。
娘は悲鳴をあげると座ったまま壁に背中をおしつけている。
蛇は悲鳴に驚き目を見開いて少しあとずさった。
「嬢ちゃん、すごい声だすのう。びっくりしたわぃ・・・」
ようやく落ち着いて蛇がつぶやく。
「しゃ、しゃべった・・!」
「ん?どした?びっくりしたんか?」
蛇の声はのん気な調子だ。
「は、はい・・」
お月は少し落ち着いてくると蛇の姿をまじまじと見た。
とぐろを巻いているので正確にはわからないが十尺はゆうにあるだろう。
幅は自分よりも太く、体を覆ううろこは深緑にキラキラ輝いている。
深緑の鱗と白い腹で構成された体は
蛇神と呼ばれるだけの神々しい威容を誇っていた。
大きい口は自分ぐらい一飲みだろう。
「わ、私を食べるんですよね・・。
 あの、できれば痛くないようにして下さい」
自らの使命を思い出し覚悟を決めてお月は目を閉じた。
「やめんかい。わしゃ人間など食べやせん」
蛇の意外な言葉に驚いて目を開ける。
「そ、そうなんですか」
「そうじゃ」
そういって蛇がにっこりと笑った。
127へびのかみさん:03/11/25 16:00 ID:UF4/c5c1

蛇の笑顔というのは不思議な光景であったが
その意外と愛嬌のある姿にお月の心は和んだ。
人を食べない事を信じさせる笑顔だった。
よくみればあまり普通の蛇のような顔ではない。
蛙っぽくもあり、哺乳類的でもあるような、表情豊かで
愛らしいとすらいえるようなはっきりとした顔だちだ。
「おおそういえば・・」
そういって大蛇が突然、宙に舞った。
きらきらと虹色に透き通る皮を残して姿を消す。
変わりに現れたのは人間のおじさんだった。
「人間に化けれるのをわすれちょった」
明るく笑う中年は、髪はボサボサでひげボーボーだ。
だが、不思議と不潔な感じは無い。
手入れをすればなかなか整った顔のようでもある。
「うわっ・・は、はだかですよ」
お月は顔を赤くして手で顔を隠した。
男性のはだかを見るのは初めてだったのだ。
変身したことは喋ったことに比べれば大した事じゃないらしい。
それより恥じらいの方が先にきている。
心が余裕を取り戻したからかもしれない。
「お、こっちがよかったか?」
おじさんはそう言ってまた蛇の姿に戻った。
「ぷっ・」
のんきな声にお月は思わず笑った。
「あははっ」
何故か笑いが止まらない。
笑いながら自分が長い間笑ってなかったことに気付いた。
お月の笑いが止まるまで蛇は不思議そうな顔をして見ていた。
128へびのかみさん:03/11/25 16:00 ID:UF4/c5c1

お月は息を整え目じりの涙をぬぐう。
「ありがとうございます」
そう頭を下げるお月に蛇が聞き返す。
「なんじゃ?」
「食べないでくれて」
微笑を浮かべたお月に蛇は明るく笑い返した。
「おんし名はなんちゅうのかい?」
「あ、お月っていいます」
「月ちゃんか。ええ名前じゃな」
蛇はニッと口の端を上げた。
「月ちゃんみたいな可愛い娘いじめたらバチあたるわい」
お月の頬がほのかに赤くなった。
可愛いなど母以外からは初めて言われる言葉だった。
それはただ単にお月が滅多に外にでらず
男と知り合った事がないからで、顔立ちは美しかったのだが。
しかし、お月は体が年の割に小さく華奢で肌も透き通るように白かった。
それは、頑丈な嫁が良い嫁である農村では決して誉め言葉ではない。
現にお月は十四歳と適齢期なのに嫁の貰い手などいないかった。
その自分に可愛いと言ってくれた事が、
例え相手は蛇だとしても嬉しかった。
「へびさんのおなま・・ぁっ」
クシッと小さくくしゃみして鼻をすする。
「だいじょぶかい?」
言葉がとぎれたお月を蛇が心配そうに覗き込む。
「はい、だいじょ・っ・」
返事をしようとしてまたくしゃみをする。
「服ぬぎな?」
そう言う蛇は本当に心配しているように見える。
確かに海水でびしょびしょの服は脱いだ方がいいとは思う。
しかし・・・
129へびのかみさん:03/11/25 16:01 ID:UF4/c5c1

お月にはもう目の前にいるのが蛇には見えなかった。
一度、男の姿になった事もあるし喋るし笑う姿はわりと可愛いかった。
ただ、服を脱がないと風邪をひくだろうとも思う。
しばらく葛藤した後ちらりと蛇を見る。
まさか、いやらしい事を考えているとは思えず決心がついた。
お月は知らなかったのだ。
男妖怪というのが大抵の場合、好色だという事を。
ご多分に漏れず目の前の妖怪も好色である事を。
せっかく命が助かったのに病気にかかるわけにはいかない。
そう思い、お月は羞恥心を抑え白装束を脱ぎ始めた。
その間、蛇はただ眺めていた。
お月が一糸まとわぬ姿になると蛇が素早く巻き付いてきた。
「わっわっ」
あっという間にお月の全身に絡みつき蛇の顔がお月の顔のそばに来る。
蛇の体は見た目とは裏腹にふわふわと柔らかく人肌のように暖かい。
蛇がそのように体を変化させているのだ。
「嫌か?」
蛇はお月の顔を見ながら尋ねてきた。
「え?」
「蛇が嫌いだったりせんか?」
再度優しく尋ねてくる。
「う、うん。大丈夫です。あったかいもん・・」
お月が赤い顔でそういうと蛇は嬉しそうに目を細め
チロチロと細く赤い舌をだした。
凍えた体に蛇の暖かさが染みとおってくる。
ぐるぐるに巻きつかれたまま抵抗もせず身を任せた。
優しく締め付けたまま、蛇はお月の体を少しだけ浮かせる。
先の割れた蛇の舌がお月のほほを舐め始めた。
130へびのかみさん:03/11/25 16:02 ID:UF4/c5c1

どうやら海水を舐め取ってくれているようで
舌の通った所からべたべたが消えていく。
顔を舐め終わると舌はそのまま首に降りてくる。
「ひぁ!?」
お月の悲鳴にかまわず蛇の舌は動きつづける。
二人が形づくる円筒からはみ出したお月の腕を舐め終わると
お月の胸に蛇の頭が近づいた。
巻きつけていた胴を緩め、締める場所をずらすと胸が露わになる。
ほのかにふくらんだ乳房に舌が伸びるとお月の体がピクリと動く。
それから、ゆっくりとふくらみの頂点にある薄桃色の突起に舌が伸びる。
「はぁっ・・だめ・・やめて・・」
お月の声に蛇は動きを止め、頭をもたげ首をかしげる。
(へびさんは親切でやってくれてるのに・・)
不思議そうに見つめてくる蛇の目を見ると
まさかいやらしい事を考えているようには思えない。
むしろ過剰に反応する自分の方がいやらしいように思えてくる。
「ううん・・なんでもない・・」
お月がちいさく首を振ると蛇の舌が固くなった乳頭に絡む。
「やっ・・あっ・・・んん」
長い舌が巻きつき先端を舐める。
執拗に責められお月の露のような声が甘く変化してくる。
お月の息にせつない響きが混じる頃ようやく胸を解放し
細く真っ白なおなかを舐める。
そして、まだ稚い局部に舌は伸びていった。
「ゃんっ!」
生え揃ってない繊毛に包まれた割れ目を舌がなぞっていく。
お月は舌から逃れるため、お尻を引こうとしたが
宙に浮かされ体中に巻きつかれて何もできない。
131へびのかみさん:03/11/25 16:02 ID:UF4/c5c1

秘裂をなぞっていた舌が内に入り込み小陰唇を舐め始めた。
「やっ!ぁぁ・・やぁん・・」
胸を優しく締め付けている胴体に両腕でしがみつく。
それを意にも介さず細長い舌は小陰唇から上に這う。
包皮につつまれた女芯をつつくとお月の体がピンと伸びる。
女芯に舌を巻き付けクニッと包皮を剥いてしまうと
露わになった突起を舐めつけた。
「んぁっ!あっ・・あっ!ふぁっぁ・・」
一瞬だけ腕が緩み、もう一度、今度は前以上の力で蛇にしがみつく。
ぐりぐりと突起に巻きつけた舌を擦りつけられると
お月の口から甘い悲鳴があがる。
必死に足を閉じて守ろうとするが
お月の薄いふとももでは細い舌の侵入を防ぐ事はできない。
「あっあっらめ・・んぁぁっ・・めぇっ・・」
蛇にしがみついて襲いくる快感の波に耐える。
しかし、休む事ない舌の動きについにお月は崩れ落ちた。
「あっ・・あっ・・」
体が痙攣し放心すると今攻め立てられていた秘所から
小水が勢い良く飛び出してきた。
蛇が舌をひっこめ頭をあげると
お月は恍惚の表情で身を震わせていた。
すべて出きってしまうと瞳にすこし光が戻ってくる。
「ご・・ごめんなさい・・」
息も絶え絶えに漏らした事を謝罪する。
その様子を見て蛇はにんまりと笑った。
「ええよ。それより月ちゃんどうじゃ?良かったか?」
お月も今になって蛇の下心の存在に気付いたが
抵抗する気力は既に無く
初めての快感に、抵抗する気持ちすら奪われていた。
132へびのかみさん:03/11/25 16:03 ID:UF4/c5c1

上気した顔で恥ずかしそうに頷く。
「そうか。ならもっとやっちゃるな」
そういって蛇はまた頭をもぐらせた。
小水で汚れたお月の細い足を舐めベタベタからサラサラへ変えていく。
汚れた足を白くきれいにすると
ふとももの間から可愛らしいお尻をくわえ局部を口の中にいれてしまう。
局部に送られる酒気の混ざった息が媚肉に染みる。
捕らえられた陰裂にまた舌を這っていく。
今度は女芯をいじるのもそこそこに
陰門をぬけさらなる奥地へ侵入していった。
「んくっ・・」
何者の侵入を許した事のない少女の聖域へ舌が這っていく。
肉ひだを刺激しあふれる愛液をすすり、舌はさらに奥へと突き進む。
処女膜のあいだを抜けピタリと合わさっている陰肉をこじ開ける。
ヌチッと湿り気のある音をたて媚肉は蛇の舌を受け入れていく。
お月の愛液は彼女よりも蛇を味方し侵入を容易にする。
秘部の最奥につくと、二股にわかれた舌が暴れだす。
「ぁっ!はぁぅうっ・・」
お月のふとももは蛇の頭を力いっぱい挟み込み
両腕は胴体にしがみつく。
お腹の中に感じる異物感がそのまま快感へと変わる。
長い舌の根元は陰核を擦り上げ
中程はうごめく膣壁に対抗するかのようにうねうねと這いまわり
先端は子宮口を舐めあげる。
「やっ・・ふぁぁ・・あっあっんっ」
だらしなく開いた口から悦楽の悲鳴があがる。
「んぁ・・ぅっ!」
脳の裏を舐められるような快感が電流となってお月の体に走った。
ぐいっと膣が締まりお月の全身から力が抜ける。
快楽の波が媚体を内側から溶かし意識を奪っていった。
放心しぐったりとしたお月を見て蛇は満足げな笑みを浮かべた。
133へびのかみさん:03/11/25 16:06 ID:UF4/c5c1
ちょっと長いのでわけます。
明日、残りを投下します。
134名無しさん@ピンキー:03/11/25 16:34 ID:FdsHm0xj
>>133
すごいです。
私が求めていた物語そのものです。
有月さん(このころはまだ名無しだったかな?)も結構女好きだし納得できる展開です。
明日も期待しています。
135名無しさん@ピンキー:03/11/25 22:32 ID:UvS6ChCj
妖魔夜行は知らないけど、この作品は面白いです。
良ければ簡単に教えてください
136名無しさん@ピンキー:03/11/25 22:47 ID:FxePAF3E
>>135
元ネタをってことかな?
角川のスニーカー文庫から出ているライトノベルのシリーズ。
山本弘、友野詳等、グループSNEの作家陣による共作。
現在は百鬼夜翔と名前を変え、主役交代して継続中。

人間に化け、人間社会に潜り込んで生きている現代の妖怪たちの物語。
137名無しさん@ピンキー:03/11/25 22:50 ID:FxePAF3E
・分類:うわばみ
・個体名:有月成已
・所属ネットワーク:うさぎの穴
・外見的特徴:緑のきらめく鱗に覆われた大きな蛇。
・武器武装:敵を麻痺させる酒気を吐く。
・特殊能力:目が合ったものを金縛りにする。体を揺らめかせて眠らせる。水を操る。
・嗜好食性:酒。女性。
・弱点弱み:煙草のヤニ。
・人間の姿:髭モジャで、着たきり雀中年男。
・職業:ホームレス。
・初登場:真紅の闇 真紅の闇
・その他:

かつては、日本海に浮かぶ小さな島で神として崇められていた。豊穣をもたらす蛇として。また、恐ろしい渦の蛇神として。
しかし、生来の怠け癖のおかげで、捧げられる酒を舐めるばかりで御利益を授けることは希にしかしなかったので、やがて信仰は廃れ、島から人間がいなくなった。その後、島を出て、日本中をさすらうようになった。
江戸時代の初め頃まで、生け贄の儀式として10年に一度乙女が捧げられていた。その風習を止めるように説いたのが未亜子で、全国をさすらっていた時、東京に立ちよった彼を<うさぎの穴>に誘ったのも未亜子である。
138名無しさん@ピンキー:03/11/25 22:51 ID:FxePAF3E
作成途中のキャラデータなり。
イメージの助けになれば幸いです。
139へびのかみさん :03/11/26 17:08 ID:pqn1GRr/

次に目を覚ました時、お月は蛇の布団に包まれていた。
暖かい胴体がぐるぐると巻きついていて
岩の地面からお月の体をふわふわと守ってくれていた。
見慣れぬ岩の天井に驚いたが
すぐに眠る前の事を思い出し、かすかに照れ笑いを浮かべる。
ぼんやりと今日あった出来事を思い出していると
枕になっていた蛇の首が伸びて大きな目がお月を覗き込む。
「起きたんか」
蛇の酒くさい吐息がかかる。
「おはようございます」
寝転がったまま挨拶をする。
「おは・・おはよう・・か。そういう言葉もあったのう」
そういって蛇は目を細めた。
「おはよう月ちゃん」
蛇はひさしぶりに聞いた目覚めの言葉を口にすると
首を伸ばして洞の入り口の方を見る。
「けんど、まだ夜みたいじゃなぁ。
 朝になったら島に送ったるけん」
お月はぐっと力をいれて暖かい布団から腕を出すと
真面目な顔で優しく言ってくれる蛇の顔を両手でつかむ。
両手ではさんだ蛇の顔を
自分の顔の前まで持ってきてお月は蛇をみつめる。
「へびさん。
 わたし、へびさん大好き」
お月は言葉と同時に蛇の顔をギュッと抱きしめた。
頬を擦り合わされ蛇の顔に戸惑いの色が浮かんだ。
140へびのかみさん:03/11/26 17:09 ID:pqn1GRr/

お月にせがまれ蛇は適当に昔話をした。
思い出しながらの適当な話だったが
お月は面白がりもっともっととせびる。
いろんな話を聞かせ疲れてくると
蛇はお月に話をさせはじめた。
お月は話したがらなかったが
蛇にうながされぽつりぽつり話し始めた。
生まれつき病弱で母親に迷惑ばかりかけていた事、
幼い頃いじめられた事、
あまり家から出たことすらなかった事、
母親が無理して手に入れてくれた本を何十篇と繰り返し読んでいる事、
生け贄に決まってから今日までの事。
蛇の舌がお月の頬を撫でる。
話し終えたお月の頬はしょっぱい味がした。
お月は目を閉じて顔中を撫でる舌にうっとりと酔った。
「・・へびさん。
 あの・・・またしてくれませんか・・」
蛇の息に酔っ払ったかのようにお月の頬が桜色に染まる。
可憐な唇から囁くような媚声が漏れた。
未熟な体に芽生えた肉欲は時と共に大きくなっていた。
141へびのかみさん:03/11/26 17:09 ID:pqn1GRr/

夜が明け渡るまでにお月は三度、天に昇った。
肉体を蹂躙される悦びにお月の心は浸った。
心地よい疲労感がただよう夢うつつの中、
蛇に包まれて昇る朝日を見ていた。
「そろそろじゃな」
「・・・うん・・」
消えそうな返事を聞いて蛇がシュルシュルとお月の体を解放した。
洞の冷たく暗い空気が火照った体を冷やす。
地に下りると自分の体が重い。
久しぶりに踏んだ地面は固く冷たい。
白装束はじっとりと不愉快に濡れていた。
のろのろと着終わると蛇の言う通りに背中にまたがる。
「行こうか」
お月を乗せて蛇は島へ渡った。
お月が落ちないように気をつけながら、海の渦をさけ遠回りして泳いだ。
砂浜を見つけそこから上陸してもお月を降ろさず島の中へと入っていく。
お月も何も言わず蛇に乗っていた。
途中、二人を見た何人かの島民が悲鳴をあげて走っていった。
意にも介さず人間の集落のほうへ進んでいると
島長を先頭に多くの人が駆け寄ってきた。
しかし、急いできた割に一定距離を離してそれ以上近寄ろうとはしない。
そして、深緑に輝く大蛇の厳かな迫力にひれふし地に頭をつける。
「お月っ!?お月なのっ!?」
円をかいたように周りを囲む人々の間から懐かしい声が聞こえてくる。
「かあさま!?」
蛇のそばでがっしりと母子が抱き合った。
「無事だったの!?生きてるんだね!」
「うん、うん。いきてるよぉ・・」
それだけ言うと抱き合って泣いている。
蛇はその二人を穏やかな目をして見ていた。
142へびのかみさん:03/11/26 17:10 ID:pqn1GRr/

蛇は抱き合う二人をしばらく見守っていたが
一歩踏み出している人間に視線を移した。
「おう、いうちょくけんどわしゃ人間を食べたりせんぞ。
 じゃからもう生け贄とかやらんでええ」
大蛇が喋ったことに人々がどよめいた。
目を見開いた島長が話す前にまた蛇が口を開いた。
「それより、酒じゃ。
 酒くれた方が嬉しいわぃ」
蛇の言葉を聞いて長が後ろを振り返る。
視線に気付き慌てて何人かの者が走っていった。
お月と母親のすすり泣く声が静寂に響き渡る。
誰も口を開くことが出来ずに時が過ぎていく。
お月の無事をしっかりと確認しようやく母親がお月を解放した。
「蛇神様、ありがとうございます。ありがとう・・」
涙で曇った声でお月の母親も頭を地につけている。
妖怪には親子の情などわかりはしない。
それでも、お月と母親の姿は蛇の心に響くものがあった。
蛇はどう声をけていいのかわからず、長の方に向き直った。
「おう、おまえら月ちゃんいじめたりすんじゃねえぞ」
口調こそ険しくないが、その言葉には殺気が込められていた。
「は、はい。それはもう・・」
蛇の目に宿る冷たい殺気が人々の背中に冷たいものを走らせる。
143へびのかみさん:03/11/26 17:11 ID:pqn1GRr/

張り詰めた空気を壊すように、うるさい音をだして荷車が押されてきた。
男たちが運んできた酒樽を降ろし蛇の前に置く。
蛇は嬉しそうに酒樽に顔を突っ込んだ。
ふたが木片となって飛び散り、ぐびぐびと音をたてる。
蛇は軽くなった樽を大きな口でくわえ持ち上げ
あっという間に飲み干すと樽を置いた。
ぷはぁ〜と息をつく蛇の吐息はうっすらと桃色に染まっている。
「もうないんか?」
「は、急いで作りますが今は・・」
「そげか・・。まあええ」
残念そうに言うと蛇は体を反転させた。
「月ちゃん、元気でな」
そういうと蛇は海へ帰ろうとする。
「蛇神様!あの、お願いが!」
長の言葉に首だけ振り返る。
「今、この島は日照りがつづいて困っておるのです。
 なにとぞ、なにとぞ雨をお恵み下さい」
両手を地面につきながらも、しっかりと蛇をみつめて、長が懇願する。
周りの村人は同じようにひれ伏し、頭も地につけている。
蛇神の機嫌を損ねる危険を冒してでも言わねばならぬ程
今のこの島は苦しんでいた。
このままでは餓えが島を滅ぼしてしまうかもしれない。
かといって幕府は何もしてくれない。
だからこそ、生け贄の風習が終わらない。
「ふうん。まあええよ」
軽い調子で返事をして蛇は帰っていった。
「へびさん・・」
蛇は振り返らずお月の声に尻尾だけを振って答え
島民が見守る中、悠々と社に帰っていった。
144へびのかみさん:03/11/26 17:11 ID:pqn1GRr/

蛇は知り合いの妖怪に雨を降らせた後、眠りについた。
たった一日で今まで生きてきた間と匹敵するほど色々な事があった。
今までも人間に関わった事はあったがこれほど密接にではなかった。
女の子をいじくるのは好きで何度もやったし
彼の舌技に虜になった娘も大勢いたが
「好き」と言われたのは初めてだった。
くるくると表情の変わるお月を思い出し蛇はにんまりと笑った。
(人間ちゅうのもなかなか面白い・・)
そんな事を考えながら、うつらうつらと過ごす日々が数週間続いた。
いつものように寝ていたある日、かすかに声が聞こえた。
気になって洞から出ると島の崖から娘っ子が手を振っている。
「へびさーん!」
娘がお月だとわかると驚いて蛇は島へと急いだ。
島まで泳ぎ着いて崖を上っていきお月の元へといく。
見ると樽やつづらなど色々な物がお月の後ろにある。
「へびさん。これお酒だよ」
お月が指差した樽に蛇は嬉しそうにむしゃぶりつく。
がぶがぶと一気に飲むとげっぷをした。
「ありがとな」
にかりと笑う蛇にお月は抱きついた。
「へびさん・・。私をお嫁さんにしてください」
145へびのかみさん:03/11/26 17:12 ID:pqn1GRr/

大きく見開いてぱちぱちと瞬きをする蛇の目を
お月の瞳が真摯に見つめてくる。
「ダメですか・・?」
潤んだ瞳がさらに濡れてくる。
蛇はとまどって言葉につまった。
「そ、そりゃ、わしゃええが。
 お母さんはなんちゅうたんだ?」
蛇の言葉に好感触を感じてお月の顔が輝く。
「いいって言ってくれました。
 説得に時間かかっちゃったけど
 あんたが幸せになるんならいいって」
そこまでいうと息をついで少し声を低くする。
「私を貰ってくれる人なんていないし、それに・・」
そういってお月はうつむき蛇を見る。
「私、もう蛇さんじゃないと・・
 わたし、へびさんのせいで変態になっちゃったから」
上目遣いに甘えた声をだして媚びてくる。
どうやら本気で言っているようだ。
後ろにある道具も押しかけるつもりで持ってきた物らしい。
蛇は戸惑っていた。
お月が嫌いなわけではない。
むしろ、その逆だ。
だからこそ心配してしまう。
妖怪である自分と結ばれていいのだろうか、と。
「わかった」
ひとつの考えが浮かび、蛇はそう返事をした。
そう返事をして蛇はお月を社に連れ帰った。
146へびのかみさん:03/11/26 17:13 ID:pqn1GRr/

小船にお月とその荷物をつんで連れ帰ってくると
お月のほうから蛇に抱きついてきた。
蛇の口にくちづけをしてくる。
お月の短い舌は蛇の口腔にすらとどかず唇を舐めただけだ。
反対に蛇の舌がお月の口に侵入し、なぶる。
こまかな舌に細長い舌が巻きつき、
ふたまたにわかれた先っぽが歯茎をなでさする。
蛇はお月の口を蹂躙すると少し距離をとった。
そして、お月の名を呼ぶと蛇の下腹からモノがせりだしてきた。
「月ちゃん、わしの嫁さんになるならこれをいれなあかんぞ
 わしは体の大きさを変えられるが、コレだけは変えられんから」
蛇はそういってお月を脅してくる。
せり出してきたモノは人間の男性器にそっくりである。
本来の蛇のモノのようにトゲなどは生えていないが
赤黒く光るモノは、はちきれそうにふくらみ凶悪な姿をしている。
これをいれる、そういえばお月も諦めるだろうと蛇は思った。
本来、妖怪は種の保存を考えてない為、性交にはそれほど興味は無い。
彼も色欲は強いがそれは女の子の痴態をみる事に費やされ
性交まではめったに及ばない。
彼が本気になったら一日中やることになるので
人間には耐えられないというのもあるが。
「うん、お嫁さんならそうだよね。
 大丈夫だよ。がんばるから」
諦めると思っていたお月は恥ずかしそうに笑って承諾した。
自分で慰めても到底とどかない快感を植え付けられ
蛇に会えなかった間にふくらみ続けた肉欲はすでに理性を凌駕していた。
お月の目に宿る淫欲の炎を認め、蛇はお月の唇を舌で愛撫しはじめる。
酒気まじりの吐息が、お月には愛しい香りになっていた。
147へびのかみさん:03/11/26 17:13 ID:pqn1GRr/

口の中を犯されながら、お月は着物を脱いだ。
簡単に脱げるものではなく時間がかかったが
その間も蛇はお月の口を楽しんでいた。
お月が裸になると蛇は性器をひっこめ巻きついた。
柔らかい尻尾が体を締め付けてくる、
その感触だけですでにお月の秘部はじっとりと濡れ始めていた。
島に戻った日から、お月はこの状況を夢想していた。
自由を奪われ蹂躙されることに餓えていたのだった。
蛇は巻きつけた尻尾でお月をもちあげ
牙を引っ込めた大きな口に少女のふくらみを収めてしまう。
胸をあま噛みし乳頭に舌をまきつけで弄ぶ。
ふくらみの根元からさきっぽまで
何度もあま噛みしながら口を動かす。
時々は強めに噛み付き柔らかさを楽しむ。
「あっ・・!あっ・・ぅあっ」
お月の甘美な悲鳴に胸のふくらみをゆるし、蛇は獲物を変えた。
顔が腹の上を滑ると、濃桃色の秘肉を舌でこじ開ける。
膣の中を生き物のように這い回る舌の動きに応え
どろどろと愛液があふれだす。
陰核を舐め上げられるとお月の体がピクピクと震えだす。
「いくぞ」
蛇がお月の唇を舐めながら囁くとお月はこくりと頷いた。
仰向けに宙に浮かされた姿勢で、受け入れる為に少し股を開く。
お月の陰裂に蛇の胴体がぴたりと添えられる。
期待と不安が混ざり合う
覚悟を決めて自分を巻きつけている尻尾にしがみついた。
お月の局部にあてがった胴から性器がせりだし、秘肉を切り裂いた。
148へびのかみさん:03/11/26 17:14 ID:pqn1GRr/

「〜〜っ!」
声にならない叫びがあがる。
蛇のモノを受け入れるにはお月はまだ未熟であった。
しっぽにしがみついて体を内側から焼く痛みに耐える。
蛇の性器はゆっくりとお月を突きさしていく。
蛇が体から全てだしてしまうと密着していたひな尻が離れた。
やはりまだ全ては入っていかなかったのだ。
一つになったまま、蛇は上の胴体でお月に巻きつき尻尾を離す。
そしてつながった所より下の尻尾だけで支え
お月の体をさらに高く持っていった。
お月は尻尾の変わりにやってきた蛇の首を胸にかかえ抱きしめる。
痛みを紛らわせてやるように蛇はお月の口に舌を入れて愛撫した。
激しい痛みの中、色欲がお月の中で咲き始める。
育った獣欲が痛みすら快感へと変えようとしていた。
しばらくは、じっとしていた蛇がお月の体を動かし始めた。
上半身を固定、お月の腰をぐるんぐるんとまわす。
はげしい動きに刺さったモノが抜けかかり、また突き挿す。
ぬちゃぬちゃと淫らな水音が洞の中を響き渡る。
「んっ!んっ!」
こらえきれずにお月のくちから声が漏れる。
それは痛みに耐えるだけの悲鳴ではなく、せつなく甘い。
肉壁をこする快感に蛇は目を閉じる。
張り詰めた肉棒が堪えきれずにお月の中に精を放った。
まだいきり立ったままの肉棒を引き抜くと白濁液が逆流しふきだす。
ひしゃげた桃色の割れ目から流れる白濁液に赤いものがまじっていた。
ようやく痛みから解放されたお月の目にはうっすら涙が浮かんでいる。
「っ・・へびさん・・・これで・・わたし、お嫁さんだよね・・」
苦しそうに胸を上下させながら嬉しそうにつぶやく。
紐のような舌がお月の涙をなめる。
お月の性器からぼたぼたと精液が出ている間、お月の顔を愛撫した。
149へびのかみさん:03/11/26 17:17 ID:pqn1GRr/

「いいか?」
「・・うん。だいじょうぶ」
蛇の問いに、もう一度するのだと思いお月はうなづいた。
囁くような甘い返事を聞いて蛇は体勢を変えた。
とぐろを巻いた中心にお月が置く。
重なった蛇の胴体の間から白く細いすねがはみ出している。
お月は足をのばし、お尻で蛇の肉棒に座っていた。
蛇は挿入はせずにただ自分の性器の上にお月を乗せていた。
そして顔をもぐらせてお月の陰唇を慰めた。
無残に引き裂かれた秘唇は閉じきっておらず
ポッカリと楕円に口をあけている。
蛇は丁寧にお月のいたいけなくちびるを舐めて陰芽を愛撫する。
その優しい舌使いにおなかの異物感が溶けていく。
じわじわとこみ上げてくる快感は
局部の刺激よりも蛇の優しさによってもたらされた。
お月は蛇の渦の中で、不自由がもたらす快楽に浸った。
お月が満足した事を知ると蛇は顔を上げた。
蛇の肉棒がゆっくりとお月の秘裂をこすり始める。
お月は蛇の頭をつかまえて口づけを繰り返した。
だんだんと速く擦り上げてくる肉棒の上で、
可愛い口からつややかな悲鳴が途切れがちにあがった。
蛇の精が地に放たれてもお月は蛇の顔を離さない。
「まだ痛いけど、ちゃんと出来るようになるようがんばるね」
けなげな事を言うお月を見て蛇がつぶやいた。
「祝言をあげないかんなぁ・・」
150へびのかみさん:03/11/26 17:18 ID:pqn1GRr/


― 賑やかな街の静かな路地で有月は空を見上げていた。
 都会の赤く錆びた夜空にぽっかりと穴があいている。
 美しい光を浴びて彼は蜜月を思い出していた。
 (月はいい。優しく闇夜を照らしてくれる。
  わしは月がおらんかったらまだ闇をさまようておったかもしれん)
 一升瓶に直接くちをつけ、いつになく感傷的に月見酒をきめている。
 妖怪は死んでも本当に死ぬ事は無い。
 存在を信じるものがいれば復活してしまうからだ。
 だから、もう添う事はできない。
 それをわかっていたからつけた名だ。
 今は、あの頃ほど充ちていないが、その前ほど虚ろでもない。
 「がらじゃねえか」
 自嘲するかのようにつぶやき、思慕の情を振り払う。
 狭い路地で眠る蛇の守り神を、月が空から見守っている。
 
151へびのかみさん:03/11/26 17:20 ID:pqn1GRr/
これで投下終了しました。
書き上げてから数日間投下する場所に悩んでいたので
このスレがあって良かった。
受け入れてくれてありがとう。
152名無しさん@ピンキー:03/11/26 18:24 ID:g9rTWsO7
へびのかみさん、最高でした!!
萌えました!
有り難う御座います。
もとネタ分からないですけど、辻褄しっかりしてて感動しました。
153名無しさん@ピンキー:03/11/26 21:27 ID:OpW8MGaM
なんか凄いSS職人さんが降臨してらっしゃる・・・。
乙!これからも頑張ってくださいなー!
154名無しさん@ピンキー:03/11/26 21:50 ID:MUSxlRtt
悪いが言わせてもらおう。



ライトノベルスレでも何ら問題ない内容ですよ。

キャラもしっかり掴めてるし、エピローグにいたるまで原作らしさがあった。
できればまた妖魔or百鬼で書いて欲しいです。ラウ×湧とかで。
155マイイン電車:03/11/26 22:45 ID:+NHMzCLC
「あ、ヤヤーン」怪物ん触手が、真宮寺さくらの肢体お縛り、オッパイからアソコにも。さくらは、もちオールヌード。焼け行く帝都と逃げ惑う住民の前にさらされながら、さくらもsexyに崩れゆくのであった。
156名無しさん@ピンキー:03/11/26 23:11 ID:xha7+cxr
>>154
大賛成。

ええもん見せてもらいました。グッジョブ!
157135:03/11/27 11:59 ID:v1pGnu3p
>>136
丁寧に教えてくれて ありがとうございます!
十分イメージの助けになりました、文庫の方も探してみます!
ホントありがとう!!

「へびのかみさん」面白かったです。
また、思い付いたら書きに来てください!
158名無しさん@ピンキー:03/11/27 14:16 ID:OFQLv06h
妖魔夜行の雰囲気がよく出てるよね。

蔦矢×沙菜のラブラブ新婚性活なんてのを読んでみたいです。
159151:03/11/27 16:51 ID:yt+fsxpR
レスくれた方ありがとう。
とても嬉しいです。
また何か書けたら投下させて貰います。
160名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:22 ID:6e59kYsL
>>158
自前の鞭でSMプレイハァハァ、触手プレイハァハァ


まあ、どう考えても蔦矢の方が尻に敷かれてるのは確定っぽいがw
161ノーパン:03/11/28 14:13 ID:WVYj63wk
複数の怪物の触手に縛られたのばたのお母さん。生まれたままの姿になったお母さんのボインモミモミ。アソコナメナメ。ドラえもんとのび太は、風俗に行ったきり帰って来ない。
162名無しさん@ピンキー:03/12/02 06:37 ID:aX1OenXG
>151
SF板常駐で山本弘だいっきらい人間だがこれは良かった。
山本より上手いや。人間できてるし。
163名無しさん@ピンキー:03/12/02 11:35 ID:YkFq6DVl
>へびのかみさん
遅レスで失礼。
原作知らないけど最高でした。
純愛と倒錯した肉欲が(・∀・)イイ!
有月のキャラもいい。
原作読んでみたくなりました。

次作、超期待して、蛇のように首を長くして待ってます。
164名無しさん@ピンキー:03/12/02 18:37 ID:cV+7dibI
俺も山本弘だいっきらい人間だがとても良かった。
165名無しさん@ピンキー:03/12/03 14:09 ID:PitNDpNI
ファイブリアのシリーズが好きな自分は逝ってよしか・・・
166名無しさん@ピンキー:03/12/03 20:07 ID:npno4Ep/
>>165
そりゃ友野じゃ
167名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:45 ID:t2g3SQ2w
(1)
薄ぐらい迷宮はわずかな先もうかがえず、ほとんど手探りで進むしかない。
頼りになるのは、額のティアラに嵌められた宝石が照らす薄赤い光だけ。
しかしカイは心にいささかの怯みも無く、女神イシターの神託を受けた昂揚に疲れも忘れ、
悪魔ドルアーガによって産み出された塔を登っていた。
果てが無いかと思わせるような長大な塔は、小さな足音でさえ巨人のそれのように反響する。
それが途切れ途切れにしか聞こえないのは、イシターより与えられた、
勇気を身軽さに換えるティアラの力だった。
塔内には数は少ないとは言え魔物が跳梁していたが、
半ば飛び、半ば滑るように魔塔を進んで行くカイの存在に気付きもしなかった。
しかし、それも突然終わりを告げる。
順調に塔の頂を目指して回廊を進むカイの目の前に、何かが現れた。
あまりに巨大過ぎて気付かなかったそれは、全く気配を感じさせなかったが、紛れも無く生物だった。
そしてこの塔に、カイに友好的な生物などいない。
巫女であるために武器など持たないカイは闘う術も無く、
このような至近距離で出会った時点で既に敗北を意味していた。
振り向く暇もなく、後ずさりで距離を置こうとする。
音を立てないよう、すり足で慎重に左足を下げ、
残した右足から体重を移そうとした瞬間、その右足が何かに取られた。
たまらず冷たい床に尻餅をつき、足を掬ったものの正体を確かめようと腕を伸ばす。
ぬるりとした生暖かいものが手に触れ、その奇妙に快い手触りに悪寒を覚え、
急いで足から引き剥がそうとすると、それに呼応するように身体がずるずると引き摺られはじめた。
硬い皮のブーツ越しでさえ感じる粘質の触感に本能的な不快感をそそられ、
懸命に床の継ぎ目に指を差し込んで抵抗すると、あっけないほど簡単に止まる。
訝りながらも指先に力を込め、再び逃げようとした瞬間、もう片方の足が絡めとられた。
「嫌っ……!」
この塔に入ってからはじめて恐怖を感じたカイは、もうなりふり構わず逃げようとした。
しかし絡みついたものは少しずつ身体を上り、同時に本体の方へと引き寄せていく。
遂にブーツに完全に巻きついたそれが、素肌に触れた。
168名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:45 ID:t2g3SQ2w
(2)
「……っっ!」
ぬめぬめと何か液のようなものが肌を犯し、蟻走感が走る。
たまらず床を蹴ったカイの目に、本体とおぼしき生物が映った。
天井まで届きそうな高さのぶよぶよした塊。
薄い灰色の肉は、上の方からぼたぼたとその一部が落ち、また吸収されてかろうじて形を保っている。
吐き気を催すような生命活動を行うその身体からは毒々しい色の触腕が無数に生えていて、
自分の足に絡みついているのも、その中の一際大きな二本だった。
自然の生物ではあり得ないおぞましい姿に、恐怖は小さな身体を押し破りそうなほどに膨らみ、
触腕をなんとしても引き剥がそうと懸命になる。
しかし、触腕は掴もうとするとずぶずぶと沈みこみ、掴むことさえままならない。
肘の先まで埋めながらなおも努力を続けていたカイだったが、
突然、腕がいうことを聞かなくなった。
見れば、太い触腕から枝分かれするように小さな触手が生まれ、びっしりと腕に張りついている。
残された左腕にもすぐに触腕が絡みつき、四肢の自由を奪われてしまった。
「なっ……やだ、こんな……嫌よ……」
カイの恐怖は限界に達したが、もはやどうすることも出来ず、
醜悪な触腕が身体を這い上ってくるのを見ているしか無かった。

人間の腕よりもわずかに細い程度の触腕は、全体から厭らしい液を分泌しながら、
獲物の身体をそれ自体に意味があるかのように遠慮無く穢していく。
全くと言っていいほど硬さのないそれはしっかりと留められたブーツの中にもたやすく潜りこみ、
足先へ汚辱の先端を進め、行き場を失った粘液がブーツの中であふれる。
ぐちゅぐちゅと言う嫌な音が響き、足の裏を侵食する粘りに、
カイの背筋をぞくぞくとしたものが疾った。
もがけばもがくほど液体は染みこみ、更に触腕から派生した小さな触手が爪の間にまで入り込んでくる。
169名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:46 ID:t2g3SQ2w
(3/9)
指を折り曲げて逃れようとしても、そんな場所などあるはずも無い。
たちまち足首の辺りまで浸かってしまい、触手がそれを塗り伸ばしていく。
「いや、何、これ………助け……っ、ん………」
自分の足が自分のものでなくなったような感覚。
その中にわずかに存在した、快楽めいたものにカイは慄然とした。
あまりにも場違いなこんな場所で、感じてしまう。
カイ自身は王妃になることが決まっていたから違ったが、
イシターの巫女は聖娼とも呼ばれ、神殿で世の男と交わるのを使命としていた。
だから性に対しては決して否定的でなく、
むしろ積極的ですらあるのだが、それも相手が人間ならばの話だ。
こんな、意識も持たないような怪物に陵辱されて感じてしまうなどあっていいはずがない。
カイは頭を千切れそうなほど振って、必死で芽生えた情欲を振り払う。
すると、激しく暴れた為に、水分を含みきった右のブーツが重みで脱げ落ちた。
踵が床を蹴りつけ、ぐじゅ、という陰湿な音がして触腕を踏み潰す。
無論それは本当に潰れた訳ではなく、すぐに元の形を取り戻し、足の裏にまとわりついてしまった。
迷宮の冷たい空気が一時肌を冷やしても、
すぐに触腕が分泌する液がえも言われぬ快楽を伴って身体を火照らせる。
「ひっ……くっ、ぅん……っ」
右足の触腕はもう膝を超え、太腿の辺りまで登ってきている。
蛇が木に絡みつくように、螺旋を描いてじんわりと侵食していく様に、
カイは身体の震えが止まらない。
ねっとりとした粘液のせいで、薄い闇の中でも自分の足と、黄緑色の触腕がはっきりと見える。
意識を持たないはずの怪物は、どこかを目指しているかのように、
身体の中心へとその毒牙を伸ばしていた。
自分は取りこまれ、消化されてしまうのだろうか。
若い女性にとって、その想像はとても耐えられないものだ。
助からないと判ったら、せめてそうなる前に生命を断とう。
170名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:47 ID:t2g3SQ2w
(4/9)
そう悲愴な決心をしたカイの心が、突然跳ねた。
「くぅぅ……っ!」
内腿の、最も柔らかな部分、もうほとんど付け根の所を、触腕が侵略したのだ。
奇妙な弾力を持った触腕は、吸い立て、貼りつく動きを繰り返しながら、
敏感な場所を好き勝手に動き回る。
「はぁ……っ、こ、んな……気持ち……う、そ……んぅっ」
身動きしやすいようにと裾を詰めた短衣は、こんな事態にはまるで役に立たず、
秘められた場所を惜しげもなく晒けだしてしまっていた。
飾り気の無い清楚な下着に、触腕が粘液を吐きかける。
生地の厚かった純白の布はたちまち透け、秘裂と、
それを控えめに覆う茂みがくっきりと浮かび上がった。
「う、あぁっ……い、や……だめ、お願い……」
神聖な場所を踏みにじられる恐ろしさに、カイは理性を失って怪物に懇願する。
無論その生物が頼みを聞き入れることなど、無い。
触腕はそれが務めであるかのように下着の隙間からカイの下腹に潜りこむと、
容赦無く体内にその慄然とした魔腕を侵入させた。
「!! …………いやぁあぁぁっっ!!」
絶叫が、塔内に響く。
誰も聞くものとていない、哀しい叫び。
しかし、その声の中におぞましさによる狂乱はあっても、痛みによるものは入っていなかった。
触腕は、その柔らかさゆえに、未だ処女のカイにいかほどの苦痛を与えることもなく
女性器へ入りこんだのだ。
そして、一度入りこんだ触腕は、体液をまとわりつかせながら、
形を媚肉の複雑な表面の全てに適合させていく。
それがもたらす快感は人間には決して生み出せないもので、
普通の性の歓びさえほとんど経験していないカイが耐えられるはずもなかった。
171名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:48 ID:t2g3SQ2w
(5/9)
「やっ、やぁ…………ん、んっ……っ、くっ、な、に……これ……んぁあっ」
頭の中を染め上げる背徳の悦びに、カイは戸惑う。
ちかちかと灯りだした白い光が、怪物に体内を掻きまわされる度に間隔を詰めて目の裏に輝き、
思考を奪うのだ。
既に触手の支配化に置かれている掌を空しく開閉させ、遠ざかる意識を繋ぎ止めようとする。
しかし、必死に努力して爪先ほどの理性を取り戻したところで、
下腹が爆発したような感覚がやってきた。
「はぁうぅぅっ……っっん、あぁぁんんっ!」
膣が、押し広げられる。
最奥まで辿りついた触腕がなお侵入を止めず、
後ろから入ってくる触腕と混じり、体内に溜まったのだ。
圧倒的な質量に体内を塞がれ、想像を絶する苦しみと、
同時に、それを凌駕するほどの狂悦がカイを苛む。
伸びやかな足をぴんと伸ばし、末端まで張り詰めさせて激痛に耐え、
細く白い手を固く握って快楽を拒み、背反する動作を本能で行っていたカイに、更に触腕が伸びてきた。
本格的な陵辱が始まったのだ。
襟元から、腋の下から、服の合わせ目から、ありとあらゆる隙間から触手が忍び込み、
神とギルガメスにのみ捧げるはずの身体を穢していく。
全身が濁液にまみれ、更にその上から触手が覆い、カイの身体は隙間無く蝕まれてしまった。
「うぅ……ぁ、っ……や、ん……ふぁ、はぁぁ……っ」
抑えることの出来なくなった声が、快楽に囚われたカイの口を衝く。
全身をまさぐる触手の全てから、淫蕩に満ちた愉悦がもたらされる。
啜り泣く口はいくつあっても足りず、呼吸さえ出来ない有様だった。
172名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:50 ID:t2g3SQ2w
(6/9)
王国最上質の絹よりも美しいと言われた漆黒の髪は、
半透明の汚濁がところどころ乾いてこびりつき、
宝石に比肩する輝きを放っていた瞳も瞼に垂れる液体で白く濁っている。
使命に燃えていた秀麗な顔は、今やただれた欲望を映し出すだけになってしまっていた。
首に巻き付いていた触腕の先端が、顔を舐め回す。
唇に触れた時、カイはたまらず強く口を閉じてしまった。
しかし、それはかえって触腕に関心を抱かせることになってしまう。
ぴったりと閉じているはずの唇に、軟質のものが忍びこんでくる。
「んっ、んんぅぅ……っ」
歯を硬く閉じ合わせても、その隙間から触手が入ってきて、
未知の場所を触られる愉悦にあえなく陥落してしまう。
喉近くまで侵食した触手はまとまった形を取り始め、口内をほとんど塞ぐほどの大きさになった。
べちゃべちゃと音を立てて体液を吐きかけ、触手が口内をまさぐる。
嫌悪感に泣くことでしか応えられなくても、上顎を擦られると、少しずつ力が抜けてしまう。
「ふぐっ、んぐぅ……っ、んっむぅっ……!」
呻き声さえ触腕に呑まれ、強制的に体液を流しこまれる。
喉を滑り落ちていくどろりとした塊が、カイにはいやにはっきりと感じ取れた。
無味無臭──いや、わずかに甘味を感じる液体を飲まされ、嫌悪感さえ消えていく。
それは、もう快楽から逃れられないカイに対する慈悲だったのかもしれない。
年齢相応に実った胸の果実を、穢れた手がもぎ取る。
なだらかな曲面をぴったりと覆い、紅潮した肌に淫らな被膜を施した触腕は、
更にその頂きにある可憐な蕾にも取り付いた。
完全にしこった薄桃色の尖りに、むしゃぶりつくように先端を絡ませ、粘液を垂れ流す。
「あぁ……んっ、んぅ……」
もう粘液の重みだけで感じてしまうカイは、切なげに身体を揺らす。
173名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:51 ID:t2g3SQ2w
(7/9)
どろりとした粘液が乳首を滑り落ち、身体を存分になぞって下腹へと落ちていった。
その下腹の更に先、恥毛がひっそりと覆う秘唇は、
既に触腕が己の物とし、液体さえ流れこむ余地が無い。
行く場所を失った粘液は、身体の後ろ側、
床のおかげでかろうじて触腕の侵入を防いでいる場所へとただれ落ち、
小さくすぼまった孔にぬるりと落ちた。
「んっ……!」
わずかに尻が浮き上がる。
その隙を見逃さず、新たな侵入口を見つけた触腕が潜りこんだ。
「! ぐぅううっ! んんんんーっっ!!」
尻の間に淫猥な衝撃を覚えたカイは、触腕に口を貪られたまま激しく叫ぶ。
それを糧にするように勢いを増した触腕は、何の遠慮もみせずに最後の孔を犯した。
「ふぅぅンっ、むぅうぅ、んむっッうぅ……!!」
とうに用を為さなくなった、ぼろぼろに溶けた下着が、なお最後まで守り続けていた不浄の場所。
もちろんギルガメスにさえ見せたことのない排泄器官を、触腕にたやすく与えてしまった。
カイの頬を大粒の涙が伝ったが、それもすぐに粘液に溶けていく。
悲しむことさえ許されないカイの心に、堕淫が満ちる。
下腹が膨れ上がるおぞましさ。
それと同時に、あり得ない場所にあり得ないものが入ってくる快感。
形を持たない触腕は前後から、カイの身体のほとんど中心を同時に嬲った。
「ぁ、がっ……くはっ、い、あぁ……」
それまでとは比べ物にならない異物感が、カイの身体を貫く。
排泄する場所を掻き回され、尻を二つに裂かれたような感覚。
それなのに、内側を侵す触腕はほのかな暖かさで体内を満たし、
神の摂理に背く行為を禁断の快楽へと変えてしまう。
174名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:52 ID:t2g3SQ2w
(8/9)
「んぅゥっ……あぁ、ぁぁっっ……」
顎を目一杯反らせ、悶えるカイのそばで、何かが床に落ちる音がした。
澄んだ、およそこの場に似つかわしくない音に、カイはけだる気に顔を向ける。
「いや……いやぁぁァッ!!」
粘液に半ば閉ざされた視界の中に、薄赤い光を見出した時、カイの心は完全に潰えた。
イシターの命も、ギルガメスのことも全て忘れ、身体を嬲り尽くすものだけに全てを委ねる。
「ふぐッ……んむっ、うぐっ、ぐぅぅッ……」
上と下から、大量の淫液がカイの体を犯す。
それはもはや化け物ではなく、ただ快感に溺れさせてくれるもの。
柔らかな触腕は優しく抱き締める母の手となり、生温かい粘液は身体を優しく包む毛布となる。
カイはいつしか足を大きく開いて触腕を迎え入れ、
口内の触腕にも舌を絡めて愛撫に近いものまで与えていた。
上下から、そして全身の内と外から、爆発するような狂悦が襲い、
喘ぐことさえ許されないまま果てる。
その波は繰り返しカイを高みに持ち上げ、達することに疲れた肢体を痙攣させる。
永遠に終わらないかと思われた淫楽にも、とうとう最後の時が来た。
もう人としての意識など無く、ただ刺激に反応して腰を振る人形と化していたカイに、
束の間、静寂が訪れる。
一瞬の半分の間、人間に戻ったカイに、次の半瞬、全ての触腕が一斉に粘液を叩きつけた。
「!! ふぐッ、ふむぅ……ッ、んむぁ……ぁあぁぁあっ!!」
所構わず吐きつけられた粘液はたちどころにカイの身体を覆い尽くし、
粘液の海の中に沈めてしまう。
おびただしい数の触腕が離れ、持ち主の体へと戻っていく。
最後に下腹の触腕が抜けると、カイ自身の蜜と混じって白く泡立った液体が、
終わりを告げるように垂れ、零れた。
「あ…………かッ……ふゅ…………は…………」
しかし、もう満足に言葉さえ紡げない忘我の果てで、カイはひとつの救いを見ていた。
その証拠に、抜け殻のようにくずおれたカイの表情には、笑みにも似た物が浮かんでいた。
175名無しさん@ピンキー:03/12/03 23:53 ID:t2g3SQ2w
(9/9)
陵辱を終えた怪物は、つい今しがたの出来事をまるで何も無かったかのように、
新たなる獲物を求め、厭らしい音を立てて去っていった。
濁液の溜まりの中で死んだように横たわるカイの前に、仄暗い光が現れる。
ほどなく光が消えた後、そこには一人の女性が立っていた。
その姿を今のカイが目にしていたなら、敬愛する女神の名を呼んでしまったかもしれない。
しかし良く見れば、ほんの少しずつが微妙にイシターと異なっている彼女の名は、サキュバスといった。
ドルアーガと行動を共にしている、淫魔と呼ばれる種族。
「完全に壊れてしまったら、生贄として使えなくなってしまうものね」
灰色の女神は面白くも無さそうに呟くと、掌を穢れた巫女の身体にかざす。
邪な光が迷宮を包み、消えた時、そこにカイの姿は無く、あったのは子供ほどの大きさの石だけだった。
大きさほどには重さが無いその石を片手で持ち上げたサキュバスは、
傍らに薄赤く光るティアラが落ちているのに気付き、拾い上げる。
「この石の正体を知った時、彼はどうするかしらね……
そして、今のことを知って彼は、それでも貴女を愛してくれると思う?」
ティアラを石に被せ、愛おしげに語りかける。
物言わぬ石を撫で、軽く口付けた次の瞬間、サキュバスの姿はかき消すように無くなっていた。
後に残った空間には、ただ、わずかな甘い匂いが漂うだけだった。
176名無しさん@ピンキー:03/12/04 00:06 ID:kVLgjZRl

                      | ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|\
                       |      ||      |\|
                  | ̄ ̄ ̄     ||      ̄ ̄ ̄|\
                  |   .○ヽ   ||   / ○    .|\|
    ┏┓    ┏━━┓    |____.  ヽ---||---/ ..___|\|               ┏━┓
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┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━   ̄ ̄l   ヽ ||. /   .|\| ̄ ̄ ̄ .━━━━━━┓┃  ┃
┏━┛┗━┓┃┏┓┃┃  | ̄ ̄ ̄     ヽ||/    || ̄ ̄ ̄|\.           ┃┃  ┃
┗━┓┏━┛┗┛┃┃┗━|           ||     .||      |\|━━━━━━┛┗━┛
    ┃┃        ┃┃    |___     ||     .||      |\|             ┏━┓
    ┗┛        ┗┛   \\\|      ||            |\|             ┗━┛
                    ̄ ̄|      ||            |\|
                       |___||______,,|\|
                      \\\ \\\\\\


激しくハァハァ!
177名無しさん@ピンキー:03/12/04 00:13 ID:W0Qjauff
懐かしいなドルアーガの塔
ていうかザ・リターン・オブ・イシターの方か。

最高!
178名無しさん@ピンキー:03/12/04 15:03 ID:+RTz2JJr
確かに懐かしいなドルアーガは!
エロくて良かった。
179名無しさん@ピンキー:03/12/06 00:12 ID:3otCo297
>>167-175
そうだったのか!
小学校の時に必死でクリアしたリターン・オブ・イシターとドルアーガは
そういうストーリーだったんですねw!
堪能させていただきました。
ありがとうございます。
180名無しさん@ピンキー:03/12/09 21:03 ID:6OHtYV0g
今発売してる(12月9日現在)週刊神潮に犬の獣姦未遂小説が掲載されていた。

181名無しさん@ピンキー:03/12/11 01:58 ID:p498W9DU
イマカラカテクル
182名無しさん@ピンキー:03/12/11 02:09 ID:O2v8PHUm
おそらくもう最新号に変わってると思われ。
183名無しさん@ピンキー:03/12/11 09:07 ID:yBvid9l/
>>167-175
これって『カイの冒険』…だよね? て、マジレスしちゃいけなかったのか?

あ、とにかくもごっつあんです。激しくグッジョブ!
184名無しさん@ピンキー:03/12/12 17:57 ID:Fz4ox2GY
天井に頭をぶつけて頭を抑えてしゃがみこむカイに萌えたら駄目ですか?
185名無しさん@ピンキー:03/12/12 23:11 ID:BGHoNiiu
許可。漏れも一緒にハァハァ。
186名無しさん@ピンキー:03/12/18 18:35 ID:JMBkUONE
保守ピタル
187名無しさん@ピンキー:03/12/20 00:40 ID:5GXugfwW
188名無しさん@ピンキー:03/12/23 19:07 ID:9R3E5ZJO
n
189名無しさん@ピンキー:03/12/29 02:53 ID:MEEBJQbp
新たな神の光臨はまだでつか?
190名無しさん@ピンキー:03/12/29 23:42 ID:fdXvuin/
師走は忙しいからなぁ。
191名無しさん@ピンキー:04/01/04 02:20 ID:UtU2SxpZ
ホシュ
192名無しさん@ピンキー:04/01/08 12:32 ID:ufXAgKsV
有月SSの職人さんにまた新作を書いて欲しいなあ。
百鬼の新刊も出たことだし。

大ムカデ×雪の話とか、蔦矢×沙菜の新婚ものとか
193名無しさん@ピンキー:04/01/09 20:30 ID:wra8hzce
初めてこのスレに来て
「へびのかみさん」読ませてもらいました。
エロ小説なのに、なんでこんなに涙が出るんだろう。
エピローグがとても切なくて良かった。
神が再降臨しますように。
194名無しさん@ピンキー:04/01/12 05:42 ID:VHK02wfL
>192
蔦矢×沙菜の新婚もの自分もキボン…
漸く結婚に辿り着いてくれて無性に嬉しい。
195名無しさん@ピンキー:04/01/12 13:32 ID:4TLLoxzE
>>194
普段は尻に敷かれっぱなしなのにベッドの上では変貌する蔦矢がイイな。

当然触手プレイで鞭でバシバシで。
196名無し:04/01/16 23:43 ID:GrKva4jx
百期の方は読んでないんだけど蔦矢がでてきたの?
197名無しさん@ピンキー:04/01/17 00:03 ID:n+bAZNjW
>>196
ちょっとだけね。
プチ大決戦の助っ人として登場したのと
スーリエ・ルージュでの結婚式の予定で。
あんまりセリフもないけど。
198931K2:04/01/17 14:45 ID:hzCYIzhU
西暦300X年。人類は環境の変化や戦争など、数多の危機に面しながらも、粛々と
歴史を刻み続けていた。文化や風習は少しずつ形を変えていったが、人々の暮らしの
中に、『犯罪』の二文字は消える事は無い。世界規模で貧富の差が拡大し、富める者
と貧しい者が二分化されると、金にまつわる犯罪が急増していった。そのため、国の
東西を問わない国際犯罪捜査機関が設立される。もちろん、イリーガルな行動が中心
となるために、一般にその存在を知られる事はなかったが、人知れぬ所で捜査官たち
が闊歩し、犯罪を抑止せんと身の危険も顧みず、戦いの日々を送っていた。

人々が寝静まった深夜、あるペットショップの前に、二人のうら若き女性が立ってい
た。彼女たちは身を潜めるようにして、路地裏に面したショップの裏手に周り、
「エリカ、装備の再確認。銃のセーフティも外しておきなさい」
「はい、カズミさん。防弾チョッキは着ないんですか?」
「動きが鈍るから、いらないわ。どうせ9ミリでも食らえば、あの世逝きよ」
と、囁いた。声を潜めているのは、隠密行動のためらしい。
「令状は持った?」
先ほどカズミ、と呼ばれた女性が、同行の少女に問う。敢えて少女と記したのは、
その容貌があまりにも幼く見えるからだ。
「はい」
カズミにエリカ、と呼ばれた少女はぽんぽんと胸を叩き、答える。カズミの言う、
令状とやらがここにある、ということを示しているのだ。
199931K2:04/01/17 15:20 ID:hzCYIzhU
「いくわよ、エリカ。バックアップお願い」
カズミがショップの勝手口をこじ開け、ドアをくぐる。エリカも身を低くして、
それに続いた。二人とも、表情に緊張感を漂わせ、静かにペットショップ内に
進入していく。実はこの二人、前述した国際犯罪捜査機関のエージェントであ
る。銃を片手に、切れ長の目を光らせながら店内を詮索する美女の名は、カズミ・
サイトー、二十四歳。もともと、犯罪心理学のエキスパートだった彼女が、分析
力の優秀さを買われ、捜査官に招聘されたのは二年も前の話だ。その後を、少々
心細げについていく愛らしい少女の名は、エリカ・カナザキ。まだ、十七歳に
なったばかりの新米捜査官である。
「誰もいない・・・?」
カズミは、店内に所狭しと並ぶ檻に入れられた動物たちを横目にしながら、呟いた。
二人はこのショップで、条約違反に該当する動物が売られている、という情報を
得て、捜査に踏み切ったのである。もちろん、違反動物を購入した人間もすでに取り
押さえ、身柄を確保してあった。証拠も揃い、磐石の態勢で臨んで来たのである。
しかし・・・
「静かですね・・・誰もいないみたい」
エリカがカズミの背後を守りながら、言う。気丈に銃を構えてはいるが、緊張で身が
竦んでいるようにも見える。なにせ、彼女はこれが初陣。緊張も止むを得ない。
「待って」
カズミが足を止めた。すると、ローファーの下がぎしりと軋む。薄暗い店内で気づき
にくいが、何故か板張りの床に取っ手がある。それに手を伸ばすカズミ。
「地下室だわ」
取っ手が引き上げられると、床下にぱっくりと穴が開き、地下へと続く階段が現れた。
それと見たエリカも、驚きを隠せない。
「怪しいですね、カズミさん・・・どうやら、ただのペットショップではないみたい」
「そうね。なにやら不穏な空気を感じるわ。でも、引き返すことは出来ない」
「行きましょう、あたしが後ろをカバーします」
「お願いね、エリカ。ううん、頼もしい相棒さん」
二人は互いの呼吸を合わせ、銃の引き金に指を掛けながら、階段を下りていった。
200931K2:04/01/17 15:48 ID:hzCYIzhU
「店主って、どんな奴なんでしょうね?」
エリカが声を潜めて先行くカズミに問う。
「普通のペットショップのオーナーよ。ただ、経営が行き詰まって動物の密輸に
手を染めたらしいわ」
「ありきたりですね」
「ええ。でも、それを看過しないのが、あたしたちの仕事よ」
カズミはそう答えながら、階段を一段、また一段と降りていく。そうして、階下
まで歩を進めた時、
「ガオウッ!」
という獣の咆哮と共に、薄暗い地下室の中を何者かの影が舞った。
「あうッ!」
何者かはカズミに体当たりをかませ、またもや闇の中へ消えていく。この時、
カチンという金属音が地下室内に響き渡った。カズミが銃を落としたのだ。
「カズミさん!」
まだ階段の途中にいるエリカが、異変に気づいて叫ぶ。声が震えているのは、
恐怖のためであろう。誰かが、自分たちに攻撃を仕掛けてきたという事実が、
か細い少女の心を怯えさせたのだ。
「エリカ、明かりを!階段の下に、それらしいスイッチがあったわ」
カズミは姿勢を正し、エリカに向かって命じる。銃を落とした今、自分は丸腰
である。そうなれば、白兵戦しか道がない。
(いきなり撃ってこなかった所を見ると、相手も武器は無いみたいね)
カズミは冷静に自分の置かれた立場を分析し、思いを巡らせる。美麗な顔立ちと、
しなやかな肢体を持つ彼女だが、格闘訓練も十分に受けているので、たとえ相手が
男でも、簡単にやられはしないという自負もあった。
「明かりをつけます!」
階段のほうでエリカが叫ぶと、室内灯があかりをともす。地下室内は十畳ほどだろ
うか、なにやら妖しい雰囲気が漂っている。
201931K2:04/01/17 16:12 ID:hzCYIzhU
「こ、これは!」
辺りを見回したカズミが、室内の有り様に驚愕した。なんと、地下室の中には、女を
責めるためだけに作られた、淫具の類が散乱していたからである。そしてその傍らに、
「グルルル・・・」
と低いうなり声を上げ、明らかな敵意を剥き出しにした獣がカズミを見据えていた。
容貌は犬のそれに近いが、なにより体が巨大である。
「ウオウッ!」
獣が吼えると、地下室内の空気が振動した。すさまじい咆哮である。まるで、そこに
いるカズミとエリカを、食いつくさんばかりの勢いだ。そして、獣はじりじりと間合い
を詰め始める。獲物は、カズミらしい。
「カズミさん、伏せて!」
危機が迫っていると見たエリカが、銃を構える。するとカズミは、
「撃っちゃ駄目!見かけは犬だけれど、遺伝子操作された化け物よ。とても、あなた
の持ってる銃じゃ、倒せない」
そう言って、引き金に指を掛けているエリカを止めた。哀れにも、この十七歳の乙女
は恐怖で顔を引きつらせ、黒目がちな瞳には涙をうっすらと溜めている。猛獣の威嚇に
心底怯えているのだ。
(どうやらここは、女性を辱める調教部屋って所ね)
猛獣と緊張した対峙をしながらも、カズミは冷静に部屋の中を探ってみる。手枷や足枷
があるのは、女を戒める道具と思われた。性交に使われるベッドと思しき寝具は、足を
開かせるためのバーがついていて、しかもしっかりと使い込んだ跡も伺える。まるで、
その場所で辱めに遭った女性たちの叫び声が、聞こえて来そうなほどに。
202931K2:04/01/17 16:33 ID:hzCYIzhU
「ガアアッ!」
カズミが逡巡をした時に、猛獣が飛び上がった。両手足を伸ばすと、全長が二メートル
近くある。しかも、動きが俊敏だ。
「あッ!」
油断をした!と思う間もなく、カズミは猛獣に組み伏せられてしまう。冷たい床の感触
が、彼女の背を怯えさせた。
(殺される!)
猛獣の息遣いまでもが頬に感じ取れる。先ほど吼えた時には、禍々しい牙も見えた。
とても、素手の人間が適う相手じゃない、とカズミは観念してしまう。
「あ・・・ああ・・あ・・」
猛獣に覆い被されたカズミを見て、エリカは放心状態になっている。銃を引く力さえ
残っていないのか、呆けたままにうわごとを繰り返しては、涙を流していた。しかし、
「エリカ、エリカ」
てっきり、猛獣の餌食になったとばかりに思っていたカズミが、エリカを呼んでいる。
まだ、猛獣に組み伏せられてはいたが、怪我もない様子だ。
「カズミさん?」
頬に幾筋もの涙跡を残したまま、エリカが答えると、
「こいつ、愛玩用の改造犬らしいわ。あっ、こら・・・」
カズミが顔を赤らめながら、囁いた。この時、猛獣は組み伏せている獲物の胸元を
鼻でつつき、匂い立つようなふたつの膨らみを嬲っている。
「愛玩用?」
エリカもその意味を理解し、安堵しながらも顔を赤らめた。カズミのいう愛玩用の
犬とは、一部の金持ちの間で流行っているペットで、普通の性交では絶頂を得る事が
出来なくなった婦人たちが飼う生き物。遺伝子操作で体を大きくし、性器も並みの
人間では持ち得ないほどの逸物を携えている。精力も旺盛で、うまく躾ければ人間の
ように腰を振って、女性を犯す事が出来ると言われている。
203931K2:04/01/17 16:54 ID:hzCYIzhU
「そう、だから、人を食い殺す心配はないわ。もちろん、お腹が減っていればわから
ないけれど・・・あっ、ちょっと!」
カズミがエリカに向かって説明していると、猛獣は牙を上手に使い、ブラウスの合わせ
目を開けていく。愛玩用と銘打たれているだけあって、服を脱がす事も仕込まれている
らしい。
「カズミさん、どうしよう・・・?」
「どうしようって言われても・・・あんッ!」
エリカが問い掛けている間に、猛獣はブラジャーをずらし、長い舌を使って乳房を
愛撫し始める。生肉を当てられているような感触に、カズミは慄いた。
「ちょっと、やめなさい・・・ああ・・」
猛獣の舌は、乳首を締め上げるように絡んでいく。可憐な苺蕾を、吸われるような
甘噛みされるような切ない愛撫が、カズミの女体を嬲っているのだ。
「い・・・いや・・」
猛獣から顔をそらし、身悶えるカズミ。体を押さえつけられ、乳首を責められている
事が、心底恥ずかしいようだ。それを見たエリカが、
「カズミさん、あたし応援を呼んできます」
そう言って階段を上がろうとした。すると、
「ガオウッ!」
猛獣がエリカの背に向かって一喝。逃げるな、そう言っているらしい。
「いけない!エリカ、逃げたらこいつに飛び掛られるかもしれないわ」
獣の咆哮で室内の空気が震える中に、カズミの声が飛ぶ。しなやかで強靭な猛獣が
エリカに襲い掛かれば、彼女は階上に辿りつくまでに捕らえれてしまうだろう。
そうなれば、命の保障は無い。
204931K2:04/01/17 17:13 ID:hzCYIzhU
「じゃあ、どうすれば・・・?」
エリカは、今だ猛獣の戒めに身を任せたままのカズミを心配そうに見る。カタカタと
膝が震えているのは、やはり恐怖のため。
「とりあえず様子を見ましょう。どうやら、お腹がすいてるって訳じゃ無さそう・・・」
カズミはそう言いながら、猛獣の股間を見て頬を紅に染める。何故ならば、彼の股間
は隆々と反り返り、カズミの女に狙いをつけていたからである。
「グルルルル・・・」
猛獣はカズミをうつぶせに転がし、膝立ちの姿勢を取らせた。獣同士が交わる、バック
スタイルである。
「カズミさん、大丈夫・・・?」
もはや、耳まで真っ赤になったエリカが聞いた。この姿勢が何を意味するのかは、十七
歳の乙女にも理解出来る。
「大丈夫じゃ・・・ないかも・・・」
四つんばいの格好を取らされたカズミは、肩越しに猛獣のペニスを見遣った。大きい。
長さが、三十センチはあるだろう。太さもまるでビール瓶のようだ。一メートル六十
センチの身長しかないカズミに、二メーター強はあろうかという猛獣が重なり合えば、
体格差は明らかだ。しかし、
「パンティを穿いてるから、大丈夫だとは思うんだけど・・・」
カズミはそう言って、猛獣の出方を待つ。愛玩を目的にされた改造犬ならば、少なく
とも人間の方は、自分の意思で下着を取らねばなるまい。そう考えていた。だが、
「クウ〜ン・・・クウ〜ン・・」
猛獣は愛の囁きでも語っているつもりなのか、怯えるカズミの首筋をぺろりと舐める。
それがあまりにも唐突で、彼女の体をエビ反らせた。
205931K2:04/01/17 17:30 ID:hzCYIzhU
「ヒイッ!」
顔を上げ、悲鳴が漏れた所でカズミのヒップが少し前にのめった。そこに、猛獣の
ペニスが滑り込んでいく。
「ガウウ・・・」
猛獣のペニスはヒップの割れ目に添い、パンティのゴムを引っ掛けた。そして、
「ああ!いやッ!」
なんと猛獣は、人間が指で引っ掛け下ろすように、己のペニスでカズミのパンティ
を、するすると下ろしてしまったのである。
「まずいわ・・・ここまで仕込まれているとは・・・」
自分の性器が外気に触れると、カズミは急激に不安となった。しかも、女唇には
猛獣のたくましいペニスがあてがわれている。たとえ侵入を拒んでも、力ずくで
思いを遂げてしまうに違いない。いや、そう躾けられているのだ。
「ううッ・・・!だ、駄目・・・」
猛獣がカズミの背中に体重をかけた。ペニスの挿入を試みているのだろう。息遣い
も荒くなっている。
「ああッ!い、いや・・・だ・・は、入ってきちゃうッ!」
女の入り口をこじ開けるように、猛獣のペニスが蠢いている。女孔が狭いと見ると、
この愛玩用の改造犬は左右に腰を振り、ゆっくりゆっくり己の分身を埋没させよう
とする。人間の女を犯し慣れているようだ。
「ガウッ!」
と、猛獣が吼えた。その瞬間、カズミは目を見開き体を大きくバウンドさせる。
「うわあああーッ!」
恐ろしく逞しい肉の杭が、自身の女芯に打ち込まれた事を知り、身悶えた。なんと
いう大きさ、なんという太さ。カズミは、未だかつて経験のない交わりに、ひいひい
と泣き叫ぶばかり。
206931K2:04/01/17 17:51 ID:hzCYIzhU
「カズミさん!」
猛獣に女を貫かれたと分かり、エリカが両手で顔を覆った。とても見ていられない、
そんな状況だった。
「あッ!あッ!あッ・・・」
猛獣はカズミを征服したと見るや、あつかましくも腰をリズミカルに振り始める。
これも仕込まれた事なのか、動きが規則的で人間の交わりに酷似しており、それが
カズミの低いため息を誘う。
「いやあ・・・太い・・裂けちゃうッ!」
猛獣のペニスはまさに肉の凶器といった逸物で、どれほど荒淫を重ねた女性でも、
たまりかねるだろう。しかも、精力は人間の比では無い。
「カズミ・・・さ・・ん・・・」
地下室の壁にもたれかかりながら、エリカは力無く崩れ落ちた。よりによって、
こんな化け物に女の操を奪われてしまうとは・・・その心情が、察するにあまり
ある。
「うッ!ううッ!うッ・・・・・」
悔しいのだろう、カズミの頬には涙が光っていた。無理も無い。このような浅ま
しい獣に犯されてしまうとは、微塵も考えてはいなかったに違いない。
「グルル・・・」
カズミの反応が鈍いと見たのか、猛獣が腰を激しく揺すった。すると、
「ヒイーッ!イヤーッ!」
女孔を抉るペニスを揺さぶられたために、カズミが泣き叫ぶ。そして、なんとか
この忌まわしい状態から脱しようと試みるが・・・
「ガウッ!」
カズミが這いつくばったまま前に進もうとした瞬間、猛獣が吼えた。逃がさない、
そう言っているらしい。
「ヒイッ・・・」
一旦、逃げようとはしたものの、猛獣の咆哮で身が竦むカズミ。そして、観念した
ように、再び猛獣の辱めを受け入れる姿勢を取った。
207931K2:04/01/17 18:08 ID:hzCYIzhU
「逃げないから・・・もう、逃げないから・・」
しゃくりあげ、涙を流しながらカズミは哀願する。どうやっても、この猛獣から
逃げる術が見当たらないのだ。
「グルル・・・」
観念したカズミを見て、猛獣は満足げに唸る。そして、また腰を動かしていく。
「あッ・・・」
今度はゆっくりと、それでいて力強い腰使いがカズミの女を犯す。ペニスが粘液
を滴らせたのか、肉壷の中がぴちゃぴちゃと音を立て、艶かしい動きさえ始めて
いた。
「あんッ!あんッ!あんッ・・」
深く浅く突き入れられるペニス。それが、カズミのため息を低いものから高いもの
へと変化させている。大きさや太さにも慣れ、女肉が馴染んでくると妖しい愉悦が
彼女を包んでいくのだ。
「あッ!ああッ!あああッ!」
猛獣の動きが早まった。それとシンクロするように、カズミの喘ぎも早まる。そして、
「ああーッ!な、中はやめてぇッ!」
カズミの体が叫びと共に、床へ崩れ落ちた。猛獣の方は腰を戦慄かせ、低く唸りを上げ
ている。どうやら、この化け物はあつかましくも彼女の中で射精しているらしい。
「やだあ・・・出てるゥ・・・いっぱい・・・い・・・」
床に突っ伏したまま、すすり泣くカズミ。種の異なるオスに犯され、その子種までも
受け止めてしまったのだ。彼女の悲嘆も止むを得なかった。
「グルル・・・ルル」
猛獣が腰を引くと、ようやくカズミの女は異種姦の戒めから開放される。ペニスが
抜かれると、花弁を伝って白濁液が滴り落ちた。言わずもがな、獣の男液である。
「ガゥゥ・・・」
次いで、猛獣はいまだ階段下でへたり込んでいるエリカを見て、低く唸る。どうやら、
今度は麗しい十七歳の乙女に狙いをつけたらしい。
208931K2:04/01/17 18:25 ID:hzCYIzhU
「い、いやッ!助けて!」
自分が獲物になった事を知るや否や、エリカは背を向け階段を駆け上がった。その
後を、柔軟なバネを持った猛獣が追う。
「いけない!エリカ!」
犯された身を置いて、カズミが叫んだ。しかし、その時猛獣はすでにエリカを捉え
ていた。そして・・・
「やだあッ!助けて、カズミさんッ!」
抵抗した分、エリカは力任せに押さえつけられ、辱めを受けたカズミと同じバック
スタイルを取らされていた。さらに猛獣は、十七歳の乙女の下半身にペニスをあて
がい、ぐいぐいと腰を押し付けていく。
「やめてえッ!やめなさい!」
カズミが半狂乱になって叫んだ。ペニスの前には乙女の女苑を守るように、純白の
パンティが捲れ上がったスカートの裾から見えている。しかし、カズミはこの猛獣
の膂力を体で味わっていたため、恐ろしい想像が脳裏をよぎった。
「やだ!やだ!入ってきちゃう!」
猛獣のペニスは逞しさに任せ、少女の女芯を下着ごと突き破ろうとしている。見れば、
パンティのクロッチ部分が食い込み、侵入までに幾許の予断も無い。十七歳の少女が
味わうには、あまりにも無法な悲劇である。
「カズミさん、助けてーッ!あーッ!」
「ガゥゥッ!」
そんな声がカズミの耳に届く。しかし、助けを求められた彼女は顔を伏せ、涙する
ばかりであった。何も出来ない自分を責め、エリカの悲運を嘆きながら・・・
「いやあーッ!」
まさに断末魔のような叫び。びりっという衣が裂かれる音と共に、エリカの操も
破かれた。
209931K2:04/01/17 18:40 ID:hzCYIzhU
「イヤーッ!ああッ!やめてーッ!」
地下室の中に、十七歳の乙女が上げる悲鳴が響いた。それを聞くカズミは、
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・エリカ・・・」
猛獣に犯され、おぞましい異種姦に打ち震えるエリカへ詫び続けるのであった。

「カズミさん」
「なあに?エリカ」
数刻の後、地下室の中で二人は互いの名を呼び合った。見ればカズミもエリカも全裸姿
で、猛獣の前に傅いている。しかも驚く事に、股間から隆々と反り返る逞しいペニスに、
唇を使った愛撫を捧げているではないか。猛獣は二人の口唇愛撫にご満悦のようで、
ふんふんと鼻を鳴らして、したり顔。
「応援とか、来ますかね?」
猛獣のペニスを舌でなぞりつつ、エリカが問うと、
「たぶん、明日の朝には来るでしょうね。あたしたちがここに来る事は、捜査課長
しか知らないから、ちょっと時間がかかりそう」
同じく唇でペニスの雁首をしごくカズミが答える。猛獣の方は二人の奉仕が気に入
ったようで、尻尾を振って気分上々といった様子だった。
「それまで、こいつの相手しなけりゃいけないのかあ・・・やだなあ・・」
エリカはそう言いながら、ペニスを手でしごき出す。その動きはいかにも嫌々と
いった風情で、カズミの失笑を誘った。
「命があっただけでも、儲けもんよ。エリカ」
そう言ったカズミも、猛獣の機嫌を損ねない程度に、愛撫を続けているだけである。
210931K2:04/01/17 19:00 ID:hzCYIzhU
「冗談じゃない!あたし、処女だったんですよ、処女。それを、こんな化け物に
奪われて・・・」
エリカがカズミに迫る。責めている訳ではないが、何か言わなければとても気が
済まないといった様相だ。猛獣は、エリカの純潔を奪った後も、交互に二人の女
を犯し続けていた。エリカもカズミも全身に男液を浴び、あの独特の生々しい
臭気を放っている。そして、幾度交わっても尽きない猛獣の精力に、ほとほと困
った二人は、別の方法で彼の者を喜ばせる事にしたのだ。
「クウ〜ン・・・」
ペニスに新たな刺激を受けた猛獣は、すっかりいい気分。するとカズミが、
「命拾いしたのはいいけど、どうする?エリカ。もし、応援がここへ来たら、あたし
たちがこいつに犯された事がわかっちゃうわ」
と、呟いた。そこに、エリカが言葉を繋ぐ。
「その時は、応援のみんなを誘惑して、口止めさせちゃいましょう。もう、怖い物
なしですよ。あはは!」
「うふふ、いいアイデアだわ」
カズミも半ばやけになって答え、笑った。すると、
「ガゥッ!」
会話の最中、二人の愛撫がおろそかになった事を嗜めるように、猛獣が吼える。
それと同時に、びくんと肩を竦める二人。
「はいはい、分かりましたよ。さあ、カズミさん。もうひと頑張りです」
「そうね、エリカ。せいぜい、食い殺されないようにご奉仕しましょ」
そう言いながら、カズミとエリカは、猛獣の忌まわしいペニスへと、麗しい身
を寄せていった・・・・・。     

おしまいです。
211名無しさん@ピンキー:04/01/17 19:49 ID:lcMRQm+q
GJ!
212名無しさん@ピンキー:04/01/17 22:30 ID:d1jcZt9q
只今のペニス数、21回
213名無しさん@ピンキー:04/01/18 01:40 ID:0y9oe9f4
待った甲斐があった!職人さん乙!
214名無しさん@ピンキー:04/01/18 13:29 ID:m87BAWVe
悲惨な結末になりそうなのに何故かほのぼのしてるw
215名無しさん@ピンキー:04/01/18 13:40 ID:SgyUE9WF
ちゃんと心から屈服させられないあたり、このワンコもヘタレだな……。
216名無し:04/01/21 15:01 ID:+qB6cCE3
触手率はどれくらいからありでしょうか?
互いにつながってる二本のSSを書いたんですが
片方は一応触手もの(30レスくらい)、
もう片方は普通の(40レスくらい)何ですが
両方とも投下していいもですか?
217名無しさん@ピンキー:04/01/21 21:11 ID:rvnZdOjk
>>216
両方OK!
っていうか、人外♂×人間♀のカップリングなら、ことさら触手に拘らなくても良いと思う。
218名無しさん@ピンキー:04/01/22 04:21 ID:7uwenwk1
どんどん投下してください!
219蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:40 ID:HB70kudV
じゃあ、投下させてもらいます。
ネタは妖魔夜行の湧。
タイトルは原作の法則に乗っ取って
蜘蛛女の奇妙な休日(A spider woman's strange holiday)
220蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:41 ID:HB70kudV

朝、あたしは目覚ましの鳴き声で目を覚ますと
自分の脚が寝床の中で蜘蛛のものに変わっているのを発見した。
いつもの事なのでもう驚く事でもない。
下半身が蜘蛛になっているだけだ。
もう一度目を閉じて心を落ち着かせるとすぐに人間の脚に戻った。
あたしの名前は穂月湧。
心はいたって普通の高校生だ。
残念ながら体の方はごらんの通り普通というわけにはいかなかったけども。
穂月家の血をひく女性はごくまれに蜘蛛女になるのだ。
こんなこと言われても、ハア?と思うだろう。
そりゃそうだ、あたしだってそう思うと思う。
けどなっちゃったもんは仕方ない、嘘であって欲しいのはあたしの方だ。
こんな話を聞いてすぐに納得した上
喜ぶのはわたしの父さんみたいな変人だけだろうしね。
まあ、ホント言うとわたしだって蜘蛛女の全てが嫌なわけじゃない。
暗闇でも見えたり、すごく耳がよくなったりしたのは役に立つし
色んな特殊能力だってけっこう便利なものだ。
けど、それはいつでも自分の意志で変身できたらという条件付きの話。
ちょっと言い方がおかしいかな?変身するのはいつだってなれるんだから。
問題は戻れなくなる事なのだ。
エッチな気分になると人間に戻れなくなる、というのが嫌なのだ。
おかげで下着をはいて眠れないし(いつエッチな夢みるかわかんないからね)
下手なこと考えるわけにはいかないし、恋愛だってできない。
大好きな三条院先輩が卒業する時も告白できなかった。
かといって諦める事もできなかったけど。
普通の人間のままだったら付き合えたわけじゃないだろうけど
少なくともアタックする事ぐらいはできたのに。
そう思うと自分の体が恨めしくなるのも仕方ないと思わない?
221蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:43 ID:HB70kudV

あたしの恨み言をさえぎるようにピンクのトリケラトプス型目覚ましが
もう一回ギャオーっと鳴き出した。
目覚ましを止めるとタンスから下着をとりだす。
毎朝のこの作業のたびに自分が変態っぽくて嫌になる。
あたしだって好きでノーパンじゃないんだからね。
ぼやきながら下着を履き終わるとある事に気が付いた。
今日は日曜日。その上、今日から連休だ。
くっそー、なんか損した気分だ。
目覚ましの設定をいつも通りにしていたあたしが悪いんだけどさ。
あーあ、せっかく三条院先輩の夢見てたのに。
…三条院先輩の通う体育大学の校門で待つあたし。
(一回、見に行った事があるんだよね)
そこに三条院先輩がさわやかな笑顔を見せながら走ってくる。
『待ったかい?』
『ううん、今来たとこ』
ホントはずっと待ってたくせに夢の中でもいじらしいあたし。
そして二人で並んで歩こうとすると、たくましい手があたしの肩に置かれて…
おっと、いけないいけない、履いたばっかりのパンツ破いちゃうとこだった。
はぁ、空想すら自由にできないなんて改めて自分の体がうらめしい。
なんだか寝直す気にもなれないから、朝ご飯でも食べようと思って
顔を洗ってリビングに行くと、なんとすでに父さんがいた。
平日でもあたしが家を出る前に起きることなんて無いのに。
「おはよう」
「おお、おはよう」
父さんはあたしをちらっと見るとまたすぐにテレビの方に向き直った。
なんだろうと思ってテレビを見ると、気持ちの悪いぶよぶよの物体が映っていた。
『未確認巨大物体が南米で発見!!その正体とは!?』
という派手なテロップが踊り、どっちかというとテレビカメラの方に
興味を持っている人々の間で、興奮したおじさんがリポートしていた。
そういえばなんかニュースでやってたな。
巨大なぶよぶよが南米の海岸に打ち上げられたとかなんとか。
222蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:43 ID:HB70kudV

なんとなく父さんが早起きしている理由がわかってため息をついた。
あたしが妖怪だとわかる前から妖怪はいると信じきっていたくらい
父さんは妖怪大好きなんだけど、実はUMAとかも大好きなんだ。
といっても、ネッシーはいる、とかいう風に思ってるんじゃなくて
ネッシーももしかしたら妖怪かもしれんな、という風に思って好きなのだ。
今テレビで特集されてるこの巨大ぶよぶよも
UMAの死骸なんじゃないかって説があるらしい。
それで父さんは早起きしてこの特集番組を見たかったんだろう。
馬鹿馬鹿しくなってあたしはテレビから目を離した。
食パンをオーブンにいれて冷蔵庫から牛乳を出す。
朝ご飯の方が巨大ぶよぶよよりも大切だもんね。
焼きあがったパンをかじりながらテレビを見ると
画面はすでにスタジオの中へと切り替わっていた。
何の漫画を書いてるのかわからない漫画家とか
何の映画を撮ったのかわからない映画監督とか
笑えないお笑いタレントとかが何かコメントしている。
その下らないコメントを聞いてるとあたしはラウを思い出した。
ラウってのは前に知り合った巨大な蛇のような胴体に触手がある
心を読める優しい妖怪だ。
あの見るからに怪物のような外見のラウを見たら
この人達なんて言うんだろう?
めちゃめちゃビックリするんだろうな。
ラウはいい奴だからこんな奴らに紹介なんかできないけど
このしたり顔で講釈をたれてる人達が驚く顔は面白いかもしんないな。
ま、子供っぽい考えなのはあたしだってわかってるけどさ。
223蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:44 ID:HB70kudV

そんな事考えてたらテレビの中のアシスタントの女の子が
『未確認生物の死骸って話もあるんですよ〜』
とのん気な口調で言った。
するとコメンテーターの一人のおじさんが呆れたような声を出した。
このサイズの生物が未確認だなんてどこに住んでいるのか、とか
餌はなんなんだ、とか怒ったような口調でまくし立てている。
そんなことアシスタントの女の子が知るわけないじゃん
とテレビにツッコミそうになった。
未確認生物って言ってるんだからわかるわけないのに。
要するにこの人はUMAなどいない、
と言いたいんだろうけど論点ややり方が思いっきりずれてるんだよね。
父さんみたいな妖怪・オカルト大好きなのも困るけどこういう人も困っちゃう。
あたしの存在を否定されてるみたいじゃない。
実際、存在を信じられなくなったら妖怪は消えちゃうらしいし。
ひとりで怒鳴ってるおじさんを無視して
テレビはスポーツコーナーに変わった。
あー、もう今のコーナー終わっちゃったんだ。
しかも、あんな終わり方で。
あたしは嫌な予感がして父さんの方をちらっと見たら
やっぱり不機嫌な顔をしていた。
そして予感は的中し、あたしはこの後たっぷりと
父さんが思うUMA論というのを聞かされた。
全くもってつまらない始まり方をした日曜日。
そんな今日が人生最高の日曜日になるなんて
この時は想像すらしていなかった。
224蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:45 ID:HB70kudV

新幹線が駅を出た。
次は新神戸。
ようやく目的の地に着く。
なんでこんな所にいるかって言うと
霧香さんから一本の電話がかかってきたからだ。
『人間にする妖術をもった妖怪がいる』
そんな内容の電話だった。
実は詳しく覚えていない。
初めは霧香さんが何を言ってるのかわからなかった。
わかったらもう、どこに行けばいいのか
どうすればいいのか聞いていたと思う。
危険かもしれないとか霧香さんは言ってたような気がするが気にしない。
このまま、誰とも付き合えず蜘蛛女のまま一生を過ごすくらいなら
多少の危険には目をつぶれる。
新幹線代も痛かったがなんとかなった。
今の時間から出かけたら帰ってこれないかも知れないけど
幸いな事に学校は明日も休みだ。
人間になったらどうしよう、とか本当になれるのかとか
期待と不安で色々な事を考えてたら、新幹線が速度を緩め停車した。
新神戸駅。
新幹線から降りたあたしはまっすぐ改札口へ向かった。
初めて来た所だが周りを観察している余裕なんて今のあたしには無い。
スポーツバッグを担いで改札を出ると霧香さんを探した。
周りを見渡してもどこにもいない。
駅で待ってるって言ってたのに。
キョロキョロしていると格好いい男の人がこっちに歩いてきた。
どうしよう、あたしの方を見てるような気がする。
気のせいじゃない、明らかにあたしを見ている。
格好いい男の人がまっすぐに
あたしを見ているという事に胸がドキドキし始めた。
225蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:47 ID:HB70kudV

「失礼ですが穂月さんでしょうか?」
もう少し遅かったらあたしはこんなとこで変身しちゃってたかもしれない。
すごく丁寧な口調で話し掛けてきたその男の人はそれぐらい格好良かった。
「あ、はい。そうです。あの霧香さんの・・・」
しまった。声がうわずった。
「はい、龍宮寺隆です。よろしくお願いします」
そういって龍宮寺さんは頭を下げた。
こんな挨拶をされた事が無かったあたしは
どうしていいかわからなくてうろたえてしまった。
差し出された手を慌てて握り返した。
「お疲れのところ申し訳ありませんが早速案内させてもらいます。
 少し歩きますが、いいですか?お疲れでしたらタクシーを使いますが」
すごく丁寧な話し方だが気障っぽくはない。
あたしよりちょっと年上ってぐらいなのに、なんかすごく『大人』って感じの人だ。
「あ、だ、大丈夫です」
返事をすると龍宮寺さんは遠慮する暇も与えずに
あたしのバッグを持って歩き出したので
慌てて龍宮寺さんの後をついていった。
この格好いい人も妖怪なんだろうか?
一体、何の妖怪なんだろう?
あたしは妖怪と人間を見破る能力はない。
龍宮寺さんの背中を眺めながら考えたが答えがでないので
あたしを気遣って振り返ってくれた時に思い切って聞いてみた。
「あの龍宮寺さんも・・・?」
誰に聞かれているかわからないのでこんな言い方をした。
「いえ、違います」
すると龍宮寺さんは悲しそうな苦しそうな顔でこう言った。
龍宮寺さんが嘘を言ってないとすれば、龍宮寺さんは真人間という事になる。
あたしの頭の中を色んな疑問が駆け抜けていった。
人間なのになぜ妖怪の仲間なのかも不思議だが
それ以上にさっきの悲しそうな表情が不思議だった。
226蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:47 ID:HB70kudV

レンガ作りのお洒落なアンティークショップの前につくと
龍宮寺さんがここが神戸のネットワークの<かすみ>だと教えてくれた。
店内に入ると爽やかな匂いが充満している。
その匂いとは不釣合いに落ち着いた内装の店内に
霧香さんと大樹さんと<かすみ>のマスターの和田夏樹さん
(多分だけど龍宮寺さんから聞いていた通りの外見なので)がいた。
「よく来てくれたわね」
「霧香さん!あの、本当なんですか?人間に戻れるって」
あたしは挨拶も忘れて霧香さんに駆け寄った。
失礼だったと思うけど、この時のあたしはそれほど余裕がなかったのだ。
だって、人間になれるかもしれないって聞いてきたんだもの。
「正確にいうと人間の姿になる、という事なんだけど・・」
霧香さんはそういって大樹さんの方を振り返った。
大樹さんの話は長いので簡潔にまとめさせてもらうと
「妖怪というのは妖怪の姿が本当で人間の姿は仮の姿。
 だから、ただ妖術を封印されたら人間の姿になれなくなるけど
 今度、出てきた奴は相手を人間の姿に固定して
 妖術を使えなくする奴」なんだそうだ。
そうなのだ。
あたしは断固として認めたくなかったけど
本当の姿は妖怪の方で人間の姿は仮の姿なのだ。
だから、今まで人間になれなかったのだ。
(人間が本当の姿なら霧香さんに映してもらえばいいもんね)
この後も何か色々と霧香さん達は言ってた。
あたしも聞こうとは努力したが耳に入ってこなかった。
「人間の姿に固定される」ってなんて素敵な響きなんだろう。
危険が無いわけじゃないとか、そんなものはどうだっていい。
あたしはこれから人間の姿に固定される。
その素晴らしい作戦にうっとりして店を出た。
227蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:49 ID:HB70kudV

霧香さんの探知したその妖怪の居場所というのは
神戸の繁華街だった。
現場付近に来ると霧香さんは離れて観察すると言い
あたし達から離れていった。
そのせいで夜の繁華街で龍宮寺さんと二人きりだ。
ここらへんで立ってたらそのうち向こうから来るというので
あたし達は道の端っこで待っている事になった。
本当にあたしは人間になれるんだろうか?
店を出る時は有頂天になってたあたしだけど
今になって不安になってきた。
霧香さん達の話によると問題の妖怪はどうやら敵のようだし
人間にするなんてあたしの望み通りの事をちゃんとしてくれるんだろうか?
「大丈夫ですか?」
声の方を向くと龍宮寺さんが優しい顔であたしを見つめていた。
あたしの不安を読み取ったのだろうか?
あたしが大丈夫だと言うと
龍宮寺さんは微笑んで人の行き交う通りに顔を向けた。
並んで立っているあたし達の前を腕を組んだ男女を通り過ぎた。
カップルかあ、いいなぁと思ってみているとあたしはある事に気がついた。
もしかしてあたし達もそういう風に見られてるんじゃない?
その考えはあたしの顔を熱くし胸をドキドキさせた。
三条院先輩に悪いような気がしたけど
(付き合ってもいない人に悪いも何も無いって気もするけど)
夜の繁華街で格好いい男の人と二人で何かを待ってるという
ロマンチックといってもいい状況なんだからドキドキぐらいしてもいいよね。
まあ、実際は妖怪を待ってるだけだから
全然ロマンチックじゃないんだけどさ。
いけない、いけない、こんな事かんがえてる場合じゃなかった。
少し恥ずかしくなって隣に立っている龍宮寺さんをそっと見ると
龍宮寺さんは真剣な顔で人の流れを見つめていた。
228蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:50 ID:HB70kudV

端正な顔の龍宮寺さんはよく見ると少しやつれているようにも見える。
あたしの視線に気付いていないみたいで真剣な顔して正面を向いている。
その表情は少し怖いくらいだ。
この人は一体どういう人なんだろう?
妖怪ネット―ワークに出入りしてて霧香さん達とも知り合いで
あたしが妖怪だってわかってるのに心配してくれる。
どう考えても普通の人間とは思えないんだけど。
「来た。こいつがそうだ」
あたしは考え事をしていたので龍宮寺さんに言われるまで
不審な人物の存在に気付かなかった。
はっとして視線を移すと目の前に冴えないおじさんが立っていた。
「こいつって・・この人がそうなんですか?」
あたしはまさかと思って小声で聞き返した。
妖怪が人間の時の見かけによらないのはわかってるけど
こんな冴えない風貌のおじさんが
本当にすごい能力を持った妖怪なのだろうか?
ちょっと信じられない。
だけど、あたしはこの妖怪に人間にしてもらう為
わざわざ神戸までやってきたんだ。
作戦通り人間にしてもらわないと。
「あの、あたしを人間にしてもらえませんか?」
あたしはおじさんに聞こえるようにゆっくりはっきりと出来るだけ丁寧にこう言った。
しかし、おじさんの反応は意外なものだった。
「君は人間じゃないか!何を言ってるんだ!」
顔を真っ赤にして怒鳴ったのだ。
いや怒られたのは別にいいけど「君は人間」ってどういう事だろう?
あたしが妖怪だってわからないんだろうか?
このおじさん、やっぱりただのおじさんじゃないの?
だけど、ここまで来て人間になれなかったら大変だ。
そう思ってもう一度同じ事を言おうとした時
隣に立っていた龍宮寺さんが前に出た。
229蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:51 ID:HB70kudV

「菜穂姉を元に戻せ」
龍宮寺さんの声は静かだったが、ゾッとするほどの殺気が感じられた。
あたしに向けて言ったんじゃないけど怖くて口を挟めない。
「何の事だ?」
「昨日の女の子だよ。
 お前がやったんだろ?元に戻せ」
今にも飛び掛りそうな様子で龍宮寺さんはおじさんに詰め寄った。
暴力に打って出た時の相手の反応がわからないので禁止だと
霧香さんから言われている。
多分それは龍宮寺さんを心配して霧香さんは言ったんだと思う。
龍宮寺さんもそれがわかっているから
詰めよってはいるが掴みかからないのだろう。
だけどこのままじゃ時間の問題だ。
「昨日の娘なら初めから人間だったじゃないか。
 私はなにもしとらん!」
おじさんがこう言った時、あたしは龍宮寺さんに飛び掛ろうと身構えた。
おじさんの喋り方があまりにもむかつく言い方だったので
龍宮寺さんがキレると思ったからだ。
だけど、龍宮寺さんは何もしなかった。
いや、しようとしたが出来なかったのかもしれない。
おじさんはさっきの言葉を捨て台詞に走って逃げたのだ。
あっという間に人込みにまぎれてしまい、もうどこにいるかわからない。
その逃げ足の速さに呆気にとられていると龍宮寺さんが振り返った。
龍宮寺さんが穏やかな表情に戻っていたのであたしはほっとした。
「大丈夫ですか?何か変わりましたか?」
そう言われてハッとなった。
あたしは何か変わったのだろうか?
何かされたようには思えなかったが
もしかすると今の間に術をかけてきた可能性もある。
ここで変身する訳にはいかないのであたしは試しに能力を使ってみた。
230蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:51 ID:HB70kudV

あたしはこの瞬間をきっと一生忘れないだろう。
蜘蛛女に変身した時を忘れないように。
聞こえないのだ。
通行人の会話が聞こえない。
何を当たり前の事をと思うかも知れない。
だけどあたしはその当たり前を求めてきたのだ。
耳を澄ましても通行人の会話が雑音にしか聞こえない。
それが普通の人間の聴力なのだ。
これだけじゃ間違いかも知れないのであたしは指先に力を入れた。
地面に向かって指を振る。
何も出ない。
糸が出ない。
きっと周りの人から見たら変な女の子だっただろう。
にたにた笑いながらずっと地面に向かって手招きをしていたのだから。
でもいいのだ。
変な女の子でいい。
まともな蜘蛛女よりずっと良い。
この時は心の底からそう思った。
231蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/22 14:53 ID:HB70kudV
一回目の投下終了です。
232名無しさん@ピンキー:04/01/22 21:23 ID:LUHUWmDN
乙です。

いったいどんな妖怪なのか気になりますね。
続きを楽しみにしてます。
233名無しさん@ピンキー:04/01/23 00:40 ID:FSb9mu1m
後半、楽しみにしてます。
234蜘蛛女の奇妙な休日 :04/01/23 14:10 ID:JL9gvcA5

今日はもう遅いという事であたしは龍宮寺さんの家に泊めてもらう事になった。
といっても龍宮寺さんはまた<かすみ>に戻るそうだから
一緒に泊まるわけじゃないよ。
龍宮寺さんが格好良くてもそれはいくらなんでもね。
タクシーを拾う前に龍宮寺さんは少し話をしてくれた。
龍宮寺さんの話では今は親はいないけど二人の女の人が家にいるらしい。
両方とも<かすみ>のメンバーで一人は戸籍上はいとこの龍宮寺菜穂さん。
この人は元々龍宮寺家を守護する化け猫だから一緒に住んでるのだそうだ。
ただ、龍宮寺菜穂さんはあの妖怪のせいで今は人間の姿にされているらしい。
もう一人は大岩三衣さんといって蛇石から生まれた妖怪だそうだ。
この人は倒れた菜穂さんの為に無理をいって家にいてもらってるんだって。
そもそも霧香さん達が神戸にいるのも、あたしが呼ばれたのも
菜穂さんがあの妖怪に人間にされたからなんだそうだ。
この時の龍宮寺さんの話し方で、あたしはピンときた。
多分、龍宮寺さんは菜穂さんの事が好きなんだろうと思う。
彼女なのかもしれない。
ま、当たり前か。
彼女いないはずないもん、この人。
でもいいんだ、あたしは人間になったんだもん。
これからは誰にも遠慮せずに付き合えるんだ。
タクシーでは下手な事をいえないので黙っていた。
静かにしていても嬉しさが後から後から沸いてきて
歌いだしたい衝動を抑えるのに一苦労した。
それに、先に<かすみ>に帰った霧香さんの言葉もあたしを喜ばせた。
なんと、霧香さんの真実を映す能力でも
人間の姿にしている封印が解けないのだそうだ。
あの妖怪を倒さない限り解ける事はないらしい。
これであたしが心配していた、すぐ効果が切れる可能性もなくなった。
今朝の夢は正夢になるかもしれない。
あたしがそんな浮かれた妄想をしているうちに
タクシーはあっという間に龍宮寺さんの家に着いた。
235蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:11 ID:JL9gvcA5

龍宮寺さんの家は古風な家だったけど大きかった。
龍宮寺さんは夜の暗さに浮かれるあたしに
(あたしは暗視能力があったせいで夜も明るかったのだ)
家の中から出てきた女の人を紹介してくれた。
それから、龍宮寺さんは菜穂さんの様子を聞くと
乗ってきたタクシーですぐに立ち去ってしまった。
この出てきた女の人がさっき話してもらった大岩三衣さん。
薄い茶色の髪であたしよりちょっと長い程度のショートカット。
二十代半ばぐらいの元気の良さそうな美人だ。
「よろしくね、湧ちゃん」
三衣さんは愛想よくあたしを迎えてくれた。
そしてまるで自分の家みたいに慣れた様子でリビングに連れてってくれた。
広い部屋の真中に大きな木製のテーブルが置いてあって
周りを囲むように椅子が置かれている。
龍宮寺菜穂さんはその椅子の一つに腰掛けていた。
短い黒髪に白い肌。それにとにかく小さい顔。
そして、パジャマでもわかるスレンダーな体形。
菜穂さんはあたしと同じ歳ぐらいの、まるで人形のように美しい人だった。
あたし、いつも思うんだけどなんで女妖怪は美人が多いんだろう。
男の妖怪はおじさんとかも多いみたいなのに、
女の妖怪って美人ばっかりなんだよね。
だったら、あたしももうちょっと美人でよかったと思うんだけど。
いや、あたしだってそう捨てたもんじゃないとは思ってるけどさ。
「あの、あたし穂月湧です。
 よろしくお願いします」
「あ、うん。龍宮寺菜穂・・です」
・・ど、どうしたんだろう?
菜穂さんが凄く珍しいものを見るような顔してあたしを見てる。
236蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:11 ID:JL9gvcA5

「どうしたの?椅子に座って」
料理を運んできた三衣さんにうながされ
菜穂さんの正面の椅子に座ると菜穂さんも視線をテーブルに移した。
鯛の炊き込み御飯に鶏肉と大根の煮物、いわしの生姜煮。
水餃子にトマトオムレツ、あさりのサラダに豆腐汁。
ごちそうでありながら家庭的な料理の数々がテーブルに並んだ。
三衣さんによると妖怪は好き嫌いが多くて
下手すると○○を食べたら死ぬとかいう奴までいるのだそうだ。
(そう考えるとそんな制約の無い蜘蛛女はマシな方かも)
だから三衣さんは出来るだけバリエーションを増やして作ったのだそうだ。
「蜘蛛女って聞いてたからまあ大丈夫だろうとは思ったけどね」
笑ってそう言った三衣さんはとっても格好良かった。
あたしが来るってわかったのって早くても昼過ぎぐらいだと思うんだけど
こんなご馳走をそれだけの時間で作れるってすごい。
それに三衣さんの料理は
あたしが幸せという事を差し引いてもとても美味しかった。
食事が始まると、すぐに菜穂さんの態度の意味がわかった。
菜穂さんは龍宮寺さんがどうしてたのか気になっていたのだ。
三衣さんに聞かれてさっきまでの事と龍宮寺さんの事を話したら
菜穂さんの顔が明るくなった。
体調は優れないみたいだけど、それからは笑顔も見せてくれた。
いいね、カップルはさ。羨ましい。
でもお似合いだと思うな、あたしは。
へへ、昨日までのあたしだったらこんな素直に祝福する気持ちには
なれなかっただろうけど今のあたしは純粋に応援できる。
なんたってあたしも恋愛していいんだもんねー。
明日からの事を考えると胸が躍る。
お腹も減るってモノさ。
あたしは全く遠慮せずに三衣さんの作ったご飯を食いまくった。
237蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:12 ID:JL9gvcA5

食事が終わると三衣さんは廊下にでて電話をした。
電話の内容は聞こえなかったが、戻ってきた三衣さんが話してくれた。
<かすみ>の方では順調に相手の正体がわかりかけているそうだ。
電話の話はそれだけで終わり、三衣さんはあたしに話を振ってきた。
「ねえ湧は”わざと”なんだよね。そんなに妖怪って嫌だった?」
三衣さんはそういってあたしを見つめてきたのでドキドキした。
同性とはいえ美人に見つめられるとドキドキする。
「・・・はい」
あたしはちょっと迷ったがそう答えた。
妖怪に対して妖怪は嫌って言うのもどうかと思ったけど
変な風にとられるのも嫌だし、それなら自分から話すべきだと思ったのだ。
「なんで?」
「あたしも能力とかは便利で良かったと思いますけど、
 エッチな気分になると変身しちゃうってのは…」
「そんな体質だったんだ。あーそれはつらいねぇ。
 ん!?という事は湧は今好きな人がいるんだ!?」
三衣さんの言葉に顔がにやけてしまう。
今までは恋愛の話なんてつらいだけだったから、その反動かもしれない。
こんな話が出来るという事が嬉しくてたまらなかった。
「どんな人?格好いいの?」
「あー、ですね。へへ、うん、格好いいですけどー…」
「どういう関係なの?」
「部活の先輩だった人で三条院さんっていって優しくて格好良いんですよ。
 あたしの片思いなんですけど・・・」
あたし達はしばらくそんな話で盛り上がった。
こうして三衣さんとこんな話をするのはとても楽しかった。
考えてみると初対面の人と話す内容じゃなかったと思う。
だけど、涌きあがる喜びがおさえられないから
あたしの口は言葉を出さずにはいられなかった。
238蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:13 ID:JL9gvcA5

「菜穂はいいよね。隆がいるもんね」
恋愛話が盛り上がった所で三衣さんが黙っていた菜穂さんに話し掛けた。
「あ、やっぱり二人は付き合ってたんですか」
だろうと思ってたよ、あたしも。
「ちっ、違うってば!そんなんじゃない!」
菜穂さんは驚いた顔で慌てて手を横に振った。
「じゃあ、何なの?」
「隆は当主で、あたしはその守護者だよ!」
「それだけ?」
「それだけ!」
三衣さんは普通に聞いているだけなのに
菜穂さんは少し不機嫌な様子で三衣さんを見つめている。
その様子がすでに二人の仲を証明しているように思えるんだけど。
「でも、隆は菜穂の事好きだよ」
面白そうに口元をほころばせながら
三衣さんがそう言うと菜穂さんは目を丸くした。
「・・・そんなわけないよ」
少しうつむいて菜穂さんが答える。
なんでそんなわけないんだろう?
一回ふられたとか?
それこそ、そんなわけないか。
「なんで、そんなわけないの?」
「っ!!知らない!!」
菜穂さんは三衣さんから顔をそむけるようにテレビの方を向いた。
「じゃあ、なんで隆が誰とも付き合わないんだと思う?
 隆がモテるのは知ってるでしょ。なんでだと思う?」
うん、たしかに龍宮寺さんはモテるだろうと思う。
でも付き合うとかは勝手だと思うんだけど
三衣さんもなんかムキになってるような気がする。
なんでかは知らないけどね。
三衣さんが誰にも相手されてないテレビを消すと静かな空気が満ちた。
239蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:14 ID:JL9gvcA5

「なんで、隆ここに帰ってこないの?」
「なんでって・・知らない。隆に聞きなよ」
ありゃ、三衣さんがしつこいもんだから菜穂さんすねちゃったみたい。
けどあたしも玄関まで来て
自分の家に入らない龍宮寺さんは不思議に思ってたんだ。
二人の間になんかあったからなんだろうか?
ドラマみたいな展開にあたしはちょっとドキドキし始めていた。
「いいの、聞いて?」
三衣さんがこういうと菜穂さんは沈んだ表情でうつむいた。
「……駄目」
少しの沈黙の後、菜穂さんは小さく首を振った。
「何があったの?」
ついに菜穂さんは観念したのか、昨日の事といって話してくれた。
あたしが聞いてていいのかなと思ったけど
席を外せとは言われなかった。
菜穂さんが言いにくそうに話してくれた話は凄いものだった。
菜穂さんもあのおじさん妖怪に力を封じられたらしい。
ただ、そこら辺の記憶はちょっと混乱してるからよくわからないらしい。
気が付いたら自分の部屋で寝てたんだそうだ。
そして、自分が妖怪の力を失った事に気付いたので
その事を龍宮寺さんに告げてこの家を出て行こうとしたんだそうだ。
菜穂さんは龍宮寺家を守るために生まれた妖怪なので
守れないのならここにいる資格がないから。
で、当然のように龍宮寺さんは菜穂さんを引きとめた。
そして突然、菜穂さんに抱きついてキスしたと思ったら
何故か龍宮寺さんの方が出て行ったらしい。
菜穂さんは驚きはしたけど別に龍宮寺さんを拒んだわけじゃないそうだ。
好きにしていい、とまで言ったらしい。
だけど龍宮寺さんは飛び出していったんだそうだ。
240蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:15 ID:JL9gvcA5

「隆ったら可哀想・・・」
話を聞き終えた三衣さんがポツリと漏らした。
「可哀想?」
あたしは思わず聞いてしまった。
だって、可哀想なのは菜穂さんじゃない?
力を失ったからって、この家を出て行く決意までしたのに
押し倒されそうになったなんて可哀想すぎるんですけど。
龍宮寺さんなんか酷い人にしか思えないけどな。
「だってさぁ、菜穂が出て行くとか言うから引き止めたわけじゃない。
 結果抱きしめてしまった、と。そこでキスしちゃったのは不可抗力でしょ。
 隆も男なんだから好きな子を抱きしめたらキスぐらいしたくなるよ。
 どう考えても、好きだからって奴でしょ、それは。
 それをそういう風に言われちゃったらさー。
 菜穂を傷つけたと思って傷ついてるんじゃないの。
 隆ったら純情だから」
なるほど、そういう事か。
体だけが目当てだったら菜穂さんが言った「好きにしていい」
ってのは嬉しいかも知れないけど龍宮寺さんはそうじゃなかったんだ。
だから、自分が菜穂さんを傷つけた事を悟って出て行っちゃったんだ。
そういわれれば龍宮寺さんにも同情の余地はあるかな。
「隆、あたしの事好きなのかな…」
話し終えた菜穂さんがうつむいたままつぶやいた。
確実に好きなんだと思いますよ。
あたしがそう言おうとしたら先に三衣さんが口を開いた。
「決まってるじゃない!隆が好きでもないコにキスすると思う?
 そういう奴じゃないのは菜穂が一番知ってると思うんだけど」
三衣さんの言葉を聞いても菜穂さんは暗い顔のままだ。
「もしかして、嫌い…なの?」
「違う。嫌いじゃない。けど…」
「けど?」
「あたしは妖怪で、隆は人間だから…」
241蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:16 ID:JL9gvcA5

菜穂さんの言葉にあたしの胸はえぐられた。
浮かれていたあたしの心を醒ますにはこれ以上ない言葉だった。
「・・妖怪じゃ駄目ですか?妖怪だっていいじゃないですか!
 好きなんだもん!妖怪でも好きなんだもん!
 しょうがないじゃないですか!」
あたしは胸の痛みを吐き出すように言葉を吐き出した。
妖怪と人間・・・。
あたしは妖怪で・・人間・・。
あたしはエッチな気分になっても妖怪の姿に戻らないんなら
問題は解決すると思ってた。
それで万事OKなんだって思ってた。
だけど違うんだ。
そんな事、本当はあたしもわかってた。
あたし達は寿命が無いし、歳をとらない。
滅多な事じゃ怪我すらしない。
妖怪の姿を封じられてても、あたしはやっぱり妖怪なんだ。
「まあまあ、別に菜穂も湧に言ったわけじゃないんだからさ。
 いいと思うよ。妖怪と人間が愛し合ったって何の問題もないわよ」
三衣さんの慰めの言葉であたしは少し冷静になれた。
ものすごく失礼な事をしてしまった事に気付いて謝った。
「ごめんなさい」
頭を上げると菜穂さんは悲しそうな顔であたしを見つめていた。
「でも、湧は一族として長く続いてるから人間の子供が産めるんでしょう?
 蜘蛛女は子供が産めるってきいてるもの。
 でもあたしは違う、親なんていない。
 子供も産めない。
 隆があたしの事を好きでいてくれるんなら、なおさら駄目だよ。
 龍宮寺家を守る為に生まれたあたしが
 龍宮寺家の繁栄を妨げるなんて……」
菜穂さんはこの言葉を最後に黙ってしまった。
242蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:17 ID:JL9gvcA5

菜穂さんが部屋に引っ込んでしまったので、話はなんとなくお開きになった。
あたしはお風呂を借りた後、リビングで考え事をしてた。
もちろん、龍宮寺さんと菜穂さんの事だ。
菜穂さんの言葉はあたしの胸に深く突き刺さっていた。
妖怪と人間だから、好きあっていても結ばれない・・・。
菜穂さんの場合は龍宮寺家を守る使命があるからで
あたしはそんな使命はない。
それに、蜘蛛女は子供だって作れるから
菜穂さんが抱えている問題はあたしには関係ない。
だけど、だからって本当に無関係なのだろうか。
あたしは人間と付き合えるのだろうか。
「どうしたの?」
リビングに残ったまま考え事してたら、
お風呂からあがってきた三衣さんが声をかけてくれた。
Tシャツにジャージという油断しまくった格好だけど
三衣さんが着ているととても色っぽく感じられた。
あたしも似たような格好なのにこの差はなに?
「ビール飲む?」
冷蔵庫を覗きながら三衣さんが尋ねてきた。
「あ、はい」
あたしが返事すると三衣さんはビールの缶を二本持って
あたしの正面の椅子に座った。
お礼を言って受け取るとギンギンに冷えたビールのプルタブを開ける。
「かんぱい」
ビール缶がぶつかる鈍い音をさせて、三衣さんが小声で祝ってくれた。
小声なのは菜穂さんに遠慮しての事だと思う。
人間の姿になった喜びが半減してた時だったので
三衣さんの心遣いがとても嬉しかった。
三衣さんは乾杯してにこっと笑うと喉をぐいぐい鳴らしてビールを飲んだ。
その飲み方はもすごく豪快で驚いたけどものすごく格好良かった。
243蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:18 ID:JL9gvcA5

「はぁー、有月のおじさんじゃないけどやっぱおいしいわね」
「三衣さん、有月さんと知り合いなんですか?」
有月さんってのは<うさぎの穴>に所属してる妖怪うわばみのおじさんだ。
あたしが驚いて聞くと三衣さんはきょとんとした顔であたしを見た。
「あっ、湧は有月のおじさんと同じネットワークだったわね。
 忘れてた。うん、まあ腐れ縁みたいなそんな感じなの。
 同じ蛇妖怪だしウマがあうっていうか・・・そういうのよ」
三衣さんはそういって新しいビールを取りにまた冷蔵庫に向かった。
三衣さん、少し慌ててない?気のせいかなぁ。
「あの、聞きたい事があるんですけど聞いてもいいですか?」
三衣さんが戻ってくるのを待って質問をぶつけてみた。
「いいわよ」
「あの、菜穂さんにしつこく聞いたのはなんでですか?
 もしかして三衣さん龍宮寺さんの事・・好きだったりするんですか?」
失礼な質問だったかも知れないけど思い切って聞いてみた。
あたしは怒られるかもしれないと思ってたのだが
三衣さんはあははと笑って手を横に振った。
「違うわよ。そうね、あたしはもっとこう渋い人とかがいいかな。
 ああいう子供じゃなくてもっとこう大人!って感じの。
 隆も顔はいいんだけど、純情で糞真面目だから。
 その上、重度のシスコンだし」
二本目のビールを開けながら軽い調子で三衣さんは笑った。
「じゃあ・・?」
「・・・湧は人間と妖怪が恋愛できると思う?
 もちろん正体を知った上でよ、それでも付き合えると思う?」
あたしは返事出来なかった。
今まで出来るって思ってたけど・・・
出来るって信じてたっていった方がいいかも知れない。
そう考えないと自分の正体に押しつぶされそうだったから。
「わたしは、出来ないと思う」
あたしの迷いを断ち切るように、きっぱりと三衣さんは言い切ってしまった。
244蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:19 ID:JL9gvcA5

「さっきはさ、気休めに適当な事言っちゃったけど
 女の妖怪と人間の男は結ばれないのよ。
 男妖怪はね、天狗とか龍とか結構うまくいった話もあるけどね。
 だけど、女妖怪と人間の男が結ばれる話は
 ほとんど正体がばれると破綻するじゃない」
たしかに三衣さんの言う通りだ。
正体を知られた上で人間と結ばれた話なんて
ほとんど聞いた事がないような気がする。
そういえばあたしのご先祖も蜘蛛女だとばれて破局したんだった。
「でもさ、そう思うのと同時にそうじゃなくて欲しいなとも思うんだ。
 隆は妖怪を化け物扱いしない。
 菜穂と暮らしてるからそうなったんだろうけど。
 隆は菜穂を妖怪と知った上で好意を持ちつづけてる。
 だから、隆と菜穂にはうまくいって欲しいの。」
三衣さんの気持ちはあたしも痛いほどわかった。
妖怪の正体を知った上で
好意を持ち続けてくれる人でも上手くいかないのなら
もう誰だって無理なような気がするもの。
あたしが龍宮寺さんに、あなたも妖怪なんですかって聞いた時の
龍宮寺さんの悲しそうな顔を思い出した。
龍宮寺さんもきっと苦しんでるんだ。
人間と妖怪の間にある壁に。
・・・あたしにもそんな人現れるんだろうか?
あたしの正体を知った上で愛してくれるような人が。
間にそびえる壁を乗り越えようとまでしてくれる人が。
あたしは握っていたビールを三衣さんの真似をして一気に飲んでみた。
少しぬるくなったビールが喉をごいごいと通り過ぎる。
喉の痛みが胸の痛みを中和してくれた。
慣れないことしたもんだから少しだけ涙がでた。
245蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:20 ID:JL9gvcA5

「おおー!いい飲みっぷり」
「へへー、あたしもいっちゃいました。
 ・・・でも菜穂さんはいいですよね。
 あんな格好いい人がいつも傍にいて
 正体知ってるのに好きでいてくれて・・
 あたしからしたら、羨ましくってしょうがないですよ。
 それに正体は猫娘って可愛いじゃないですか。
 あたしなんて蜘蛛女ですよ。
 猫好きは多いけど蜘蛛好きなんて聞いた事ないですもん」
あたしは調子に乗って二本目のビールを空けた。
体が熱くなってきてるのはわかったけどもう止められない。
「いいじゃん、蜘蛛女。美人で有名だし」
「そうなんですか?」
「そうなのよ。
 ただ、その美貌で男を罠にはめて
 食べちゃうっていうイメージも一緒にあるけど」
「えー!?」
「まあそんなもんだって。
 蛇女だって恨んだり、執念深かったりするイメージがあるからね
 怖がられちゃうのよ」
「へー・・」
「大体さ、男ってのは女が弱くないと嫌なんだよね。
 だから、女妖怪ってうまくいかないんだと思うよ。
 自分より強い女といれるほど自信がないっていうの?」
あたしはおおげさにうなずくと三本目のビールを開けた。
この夜、あたしは三衣さんと女妖怪としての愚痴をぶつけ合い
楽しくビールを飲んで
初めての二日酔いを体験する事になった。
246蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/23 14:22 ID:JL9gvcA5
二回目の投下終了です。
247名無しさん@ピンキー:04/01/23 21:49 ID:pWvTuGB5
乙です。
人間と妖怪の違いに苦悩する様が妖魔らしくて最高です
248蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:51 ID:IUeRH+J7

頭痛とともにやってきた月曜日。
朝から<かすみ>に顔を出したら
あたしにできる事はもうないとの事なので
また遊びに来ると約束して昼過ぎに東京に帰ってきた。
(往復の新幹線代も龍宮寺さんに貰った。)
その頃には吐き気も頭痛も大分よくなっていて
人間の姿に固定されたという喜びが全身を支配していた。
ここで家に帰ってれば良かった。
だけど、あたしは調子に乗って三条院さんの大学を見に行ってしまった。
どうせ今日は休みだし会えるはずなんて無かったのだが
万が一にも出会って、万が一にも付き合う事になったとしても
今のあたしなら付き合えるんだって思いがあたしを動かしていた。
失恋は一瞬だった。
三条院さんの通っている体育大学の前に行くと
どこかで見たことのある綺麗な女の人が校門に立っていた。
そこに万が一という確率で三条院さんが現れた。
昨日から奇跡が続いてると思った。
だけどあたしの奇跡はそこで打ち止めになり
三条院さんは待っていた女の人と肩を組んで出て行った。
声をかける暇もなくあたしは立ちすくしていた。
その女の人が三条院さんと同級生だった平林さんだって
思い出した時にはすでに二人の姿は消えていた。
気付かれもしなかったあたしは
その光景をただ見ているだけしか出来ず
ドラマチックに間抜けな失恋をした。
不思議と悲しくなかった。
あー、やっぱりね。
そんな感覚が強くあたしの中にあった。
告白すら出来ずに長かった片思いは終わりを告げ
あたしは他にする事がないので家に帰った。
249蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:52 ID:IUeRH+J7

父さんは出かけていて家には誰も居なかった。
あたしは何をしていいのかわからなかったので
とりあえずベッドに寝転がった。
布団の柔らかさが懐かしい。
楽しかった昨日が不意に思い出された。
ビールがあんなに美味しかったのは初めてだった。
頑張れって言ってくれた三衣さんの優しい笑顔が浮かぶ。
菜穂さんはどうしてるんだろう。
まだ、悩んでるのかな。
龍宮寺さんとうまくいくといいけど。
また神戸に遊びに行きたいなぁ。
三条院さんの顔が浮かんで来た。
思い出しても別に悲しくなんかない。
詩織と亜紀にはなんて言おうかな。
可哀想がられるのもやだし、しばらく黙っとこっかな。
ちょっと胸がムカムカする。
二日酔いはつらい。
こうして見ると天井って結構汚れてる。
ため息をついて首を動かしたら机の上にある大きな水晶が目に入った。
前にラウがくれた奴だ。
失恋したって言ったらラウはなんて言うんだろう。
そんなこと考えてたら、半年前ラウに言った言葉を思い出した。
『可能性はあるって信じてる。信じたいの。
 だから、あせらず、のんびり行こうと思ってる』
あの時、ラウは笑ってくれたんだった。
その通りだってうなずいてくれた。
あたし、あせってたのかなぁ。
あたしはあんまり悲しくなかったけど
あの時の自分がちょっとかわいそうだったので
仕方なく泣いてあげた。
どってことない失恋で最悪の月曜日は終わった。
250蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:53 ID:IUeRH+J7

わりと目覚めの良かった火曜日。
あたしはジャングルの中を歩いていた。
何の比喩でもなく、夢でもなく本当のジャングルだ。
池袋の<銀三角>に行って弥々子さんに連れてきてもらったのだ。
弥々子さんってのは河童で昔は悪党妖怪だったんだけど
ラウに欲望を食われて今は大人しい妖怪だ。
水から水へワープする力があるので
ラウの所へ連れてってくれるように頼んだのだ。
人間の男性と女妖怪は上手くいかないなんて三衣さんと話してたけど
考えてみたら上手くいってる人がいたんだった。
鶴田大吉と鶴田弥々子の夫妻だ。
元々は悪党同士の利害関係から手を組んでただけらしいが
なんだかんだで気付けば二人ともちゃんと夫婦をやってるみたいだ。
あたしが頼むと弥々子さんはラウの住む世界に連れてきてくれて
一時したらまた来るといって帰っていった。
ラウの世界は相変わらず太陽が無かったが、今日は霧は割と薄かった。
透き通った水の流れる川を上流へ歩いていると大きな湖に出た。
あたしが呼びかける前に湖の中からラウが現れた。
くちばしの無い白鳥のような頭に大蛇のような体に触手が四本生えた妖怪。
半年振りに会ったラウは相変わらず神秘的な美しさで優しい目をしていた。
『久しぶりだな、湧。会いにきてくれて嬉しい』
ラウの嬉しそうな声が頭に響いた。
ラウは心を読めるしテレパシーで会話できるのだ。
「久しぶりだね、元気だった?」
『ああ、だが湧はあまり元気じゃないみたいだな』
「・・・うん、ちょっとね。
 それよりさ、頼みたい事があるんだけどいいかな?」
ラウは心を読めるんだから隠し事したって無駄なのはわかってる。
けど失恋した事はあまり言いたくなかった。
ラウがそこまであたしの心を読んだのかわからないけど
何も言わずにあたしの体を触手で持ち上げて触手の上に座らせてくれた。
251蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:54 ID:IUeRH+J7

「出来るかな?」
あたしは昨日考えた事をラウに話した。
あたしの考えとは菜穂さんをここに連れてきて
龍宮寺家を守るという使命だけをラウに食べてもらうという事だ。
それなら龍宮寺さんと菜穂さんは遠慮なしに付き合えるだろうから。
余計なお世話かもしれないけど
あたしもあの二人には上手く行って欲しいし
最終的にやるかどうかは菜穂さんに任せるのだから
出来るのならこういう選択肢もあるという事を知ってもらおうと思ったんだ。
『出来無い事もない』
「出来るの?やった!ありがと、ラウ。
 本当にしてもらうかはわからないけど話してみる」
『湧・・・話をしてくれないか?何があったのだ。
 話したくないところは話さなくてもいい。
 何があったのか聞かせてくれ』
やはりラウにはお見通しだったようだ。
あたしが蜘蛛女の姿になれなくなった事も。
あたしは霧香さんからの電話を受け取った辺りから話をした。
あたしの話はあまりわかりやすかったとは思えないが
ラウはじっと聞いてくれた。
初めは話すつもりは無かったのだが
気付いたらあたしは失恋した事も話していた。
あたしは誰かに話を聞いて欲しかったのだろうか。
ラウに話しながらあたしの目から涙がこぼれ始めた。
なんでかはわからない。
ただ、にじんで見えたラウの瞳はとても優しかった。
あたしが言葉になってない言葉を発していた時、
ラウは触手で背中を撫でてくれた。
252蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:56 ID:IUeRH+J7

涙が一段落するとあたしが座っていたラウの触手が動いた。
少しだけずれてショートパンツの上からではあるが
あたしのふとももの付け根の間にあてがわれた。
そこに体重がかかり、軽い痛みとふわっとした快感が伝わってくる。
ちょっとだけ覚悟はしていた。
ラウはあたしが振られたら花嫁にしてやるって言ってくれてたし
前にやられそうになったように処女を奪われるかも知れないと思ってた。
そして、それでもいいかって気持ちもあった。
ラウはあたしが蜘蛛女でもいいって言ってくれた。
あたしの真の姿を見て、それでもいいって言ってくれたから。
あたしが抵抗しないでいると一本の触手があたしのパーカーの下に潜り込み
胸を包むように巻きついた。
「んっ・・」
胸を優しくまさぐられあたしは思わず声を出してしまった。
その声が思ったより色っぽくてびっくりした。
別の触手があたしの脇の下に廻ってあたしの体をぶら下げた。
食い込んでいた触手がショートパンツのジッパーを下げて入り込み
下着の上からあそこをなで始めた。
最後に余った触手も後ろの方からショートパンツに入り込み
下着の中にまで入ってきた。
触手にお尻を直接なでられて、ぞわぞわが全身を駆け抜ける。
あたしはゆっくりと全身が熱くなっていく中、覚悟を決めた。
ラウにならいいかなって。
ラウは優しいし、いい奴だし、あたしを好いてくれているから。
だけどそれは甘い考えだった。
お尻をなでまわしてた触手はあたしの隙をついて
お尻の穴に入ってきたのだ。
「あっ!駄目っ!」
すぐに力を入れたけど少し遅かった。
253蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:56 ID:IUeRH+J7

触手を入れられたせいでお尻が痛い。
『力を抜いた方がいい、痛いぞ』
力を抜いたらもっと入ってっちゃう。
そんな事出来るわけが無い。
必死にふんばっているとラウはお尻からようやく触手を抜いてくれた。
『ふむ、困ったな。そんなに嫌か?』
うーん、そういわれると困る。
興味が全くないわけじゃないけど、怖い。
処女を奪われる覚悟はしてきたけど
お尻の方をされる覚悟はしてなかったし・・・
『わかった、お前が痛がったら止める事にしよう』
ラウはそういうとあたしのショートパンツと下着を
触手に引っ掛けてずり降ろした。
ひやっとした空気が下半身を包んだ。
裸のお尻を見られていると思うと顔から火が出そうだが
触手をつかんでないと落ちそうな気がして顔を隠せない。
ショートパンツと下着が木の枝に引っ掛けられる光景は
妙にエッチな気がした。
「やっ・・」
ラウの触手はあたしのお尻とあそこを優しくなで始めた。
ぞわぞわむずむずして、くすぐったい。
「・・はぁ・・あぁ・・・」
自分の呼吸音が色っぽく聞こえてきて不思議な気分。
なんだか暑い。
ぬちゃぬちゃという音がジャングルに響き始めた。
『力を抜け。あまり力を入れると痛いぞ』
お腹に巻きついているラウの触手があたしを持ち上げ
お尻を突き出した格好にされた。
あそこを触っていた触手が動きを止めると
お尻にゆっくりとなめくじのような触手が入ってきた。
254蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:57 ID:IUeRH+J7

正直なんだか気持ち悪い。
だけど、とても優しくしてくれているのはわかったので
あたしは出来る限り力を抜いた。
まだ、そんなに入ってないみたいだけど
おなかが圧迫されて息苦しい。
あそこをいじっていた触手がまた動きを再開してきた。
触手はまるであそこを舐めるように触り少しずつ圧迫感が消えていった。
お尻のなかの触手もうねうねと動き出した。
だんだん頭が真っ白になっていく。
いつもならここで弾けるような感覚があって変身していただろう。
だけど今のあたしの体は何も起こらない。
別の衝動が湧き上がってきた。
お腹が熱くなってきた。
おしっこがしたい。
『いいぞ、出せ』
駄目だ、出したくない。
恥ずかしすぎる。
ラウ、降ろして。
もう駄目・・・本当にもうでちゃう。
『恥ずかしがる必要は無い、だしてくれ』
お尻の中を引っかかれ、浮くような快感に体の力が抜けてしまった。
「やっ・・っぁ・・・」
・・・・・・・・・・・・・
やっちゃった。
漏らしてしまった。
恥ずかしい、けど、なんだか今のすごく気持ち良かった。
宙に浮かされておしっこするのが癖になったらどうしよう。
255蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:58 ID:IUeRH+J7

ラウはあたしを普通の、お尻を下にした状態にすると
触手であそこに湖の水をかけてから洗ってくれた。
おしっこして洗われるなんて子供みたいで恥ずかしかったけど
すごく優しい触手の動きが嬉しかった。
洗い終わると触手はまたあそこを撫で始め
お尻の触手はさらに深く入ってきた。
あたしはもう一切抵抗しないことにした。
気持ちよくしてくれるのならそれでいいや。
お尻から入った触手があたしの頭にまで伸びてきて
あたしをエッチに変えていっているような気がする。
「あ・・あっ」
お尻の中の触手が動くたびにあたしの口から声が漏れる。
その声はしびれたあたしの頭でもわかるほど甘くて
自分の声じゃないみたいだった。
頭の中が白くなっていくのがわかる。
キタナイ話だけど、入り込んだ触手がうねうねと動くたびに
あたしはトイレの時の感覚を味わっていた。
し続けているような脱力感は不思議な感覚だった。
あたしは自分が壊れてしまいそうで
脇の下に廻された触手にしがみついた。
あたしの中で触手がぐるぐると回っている。
触手に操られてあたしは踊るようにお尻を振っていた。
256蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 11:59 ID:IUeRH+J7

あたしがどんなにせつない声をだしても
ラウは動きを止めてはくれない。
おだやかに弄ってくれるのがせめてもの救いだ。
「ぁん・・・」
ヌチャヌチャという音が聞こえてくる。
ぷわぷわと空を歩いてると
あたしの中から何かがこぼれ落ちていく。
時々、全身に電気が走る。
「ぅんっ・・・んっ・・んっ・・」
出し入れされると声が漏れる。
出すつもりが無いのに出てしまう。
ゆっくりと触手が出たり入ったりしている。
ラウにいじられるたびにあたしの体から
いやらしい音がでているのがわかった。
あたしの体はどうしちゃったんだろう。
声をこぼす度に少しずつ意識が薄れていく。
本当なら、とっくに変身してるだろうな・・
『湧、我慢するな
 恥ずかしがる事はない』
ラウの声が響く。
あつい。体が内側からやけている気がする。
本当にあたしの体なんだろうか。
鳥の鳴き声が聞こえる。
・・またおしっこが出そうになってきた。
これがイクって奴なんだろうか・・
・・あたし、お尻でいっちゃうんだ・・・
・・・駄目だ・・・ラウが何か言っている・・
聞こえなくなってきた・・・・
257蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 12:00 ID:IUeRH+J7

・・・どうして?あたし覚悟を決めてきたのに。
『湧は男に振られて、自棄になっているようだった。
 処女を失った事を後悔して欲しくない』
お尻にこだわったのって、あたしの事を思ってだったんだ。
確かにあたしは自棄になってかもしれない。
けど、だからって誰だってどうだっていいって
思ってたわけでもないんだけどな。
『それにな、実は私も人間の姿になる修行をしているのだ。
 処女の方は人間の姿になってから貰おうと思ってな』
ラウが・・?人間の姿に?
『そうだ。この間、お前が言ってただろう。
 そんな姿で花嫁を欲しがるな、と。』
・・・ごめん。確かに言った。
自分の事を棚に上げて酷いこと・・・。
『私は別に傷ついてなどいない、気にするな。
 いつになるかわからないが
 変身できるようになったらお前を貰いにくる』
ふふ・・うん、待ってる。
だけど、あたしと付き合うなら一夫一婦制を守ってね。
『前もそういっていたな。
 なんだ?イップイップセイとは?』
男と女が一人同士で付き合う事だよ。
つまり、奥さんいっぱい作ったりしちゃ駄目なの。
『なんと!?そうなのか!?
 ・・・・・・・・だが、仕方あるまい。
 湧がそうしろというならそうしよう』
ラウったらそんな悲しそうにしないでよ。
当たり前の・・・・な、なに、これ?
『どうした?』
258蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 12:02 ID:IUeRH+J7

『「っ!!」』
この感覚は・・・。
懐かしく忌まわしい感覚が体内を駆け巡ると
ピクリとも動けなくなっていた体に力が漲っていく。
毛むくじゃらの脚が宙でわしゃわしゃと動いた。
そして、あたしは蜘蛛女になった自分を発見した。
「なんで・・・!?」
『おそらく、湧が言っていた妖怪が倒されたのだろう。
 だから封印が解けたのだ』
この間までのあたしだったら怒っていたかもしれない。
倒しただけで封印が解けるなんて思ってなかったから。
だけど、今のあたしは怒る気になれなかった。
あたしは蜘蛛女だから、告白も出来なかった。
だけど、蜘蛛女だから三衣さん達とも知り合えた。
蜘蛛女だからラウと出会えた。
彼氏が怪物ってのも正体が蜘蛛女なのも、そんな捨てたもんじゃない。
それに、あたしは再び蜘蛛女になったけど前とは少し違っていた。
エッチな気分の時でも人間の姿になれるようになったのだ。
なんでかはわからない。
もしかして女の悦びって奴を知ったからだろうか。
しばらくすると弥々子さんが迎えに来たので
あたしはラウにまた来るって約束のキスをしてジャングルを後にした。
人間にも女にもなり損なった火曜日。
あたしは蜘蛛女になった事を喜ぶ自分を発見した。
259蜘蛛女の奇妙な休日:04/01/24 12:04 ID:IUeRH+J7
これで蜘蛛女の奇妙な休日は終わりです。
この話とつながってる、もう一つのSSは明日から投下します。
260名無しさん@ピンキー:04/01/24 12:05 ID:ttQFGxO9
>>259
乙!
261名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:05 ID:ZPETOrcM
>>259
乙華麗。良い話だったよ。やった後の会話に萌え。
262名無しさん@ピンキー:04/01/25 00:25 ID:FleiPY2f
ピロートーク?を大事にするのは良いことだ。
堪能しました。
次回作も期待しています。
263名無しさん@ピンキー:04/01/25 12:54 ID:FleiPY2f
公式では存在を抹消されてしまった輝之介に愛の手を…
264川の中で:04/01/25 16:37 ID:FA8LKc0c

東京都渋谷道玄坂一丁目――
JR渋谷駅のすぐ近く、深夜でも賑やかなこの街の一画に
ある不思議な店の存在を知っている者は数少ない。
四階までしかない雑居ビルの五階にある、その店の名は<うさぎの穴>。
当然、そこの常連客は普通の人間ではない。
今夜もまた、一人の女性客が店に現れた。
日本的な端正な顔立ちの美女で
ワンピースを優雅に着こなし勤め帰りのOLのように見える。
見かけは三十くらいの彼女の年齢が
実は千歳超えているなど誰が想像できるだろう。
「おや、いらっしゃい霧香さん」
カウンターの中にいた初老のマスターが顔を上げた。
「ちょうど良かった。連絡しようと思ってたとこだよ」
「私に?」
 霧香は優雅な動作でスツールに腰掛けながら尋ねた。
「さっき、<かすみ>から電話があってね。
 応援を頼みたいそうだ。あんたをご指名でね」
「<かすみ>から?」
霧香は眉をひそめた。<かすみ>は神戸にあるアンティークショップで
<うさぎの穴>と同じく妖怪たちの地方ネットワークの拠点として機能している。
同様のネットワークは日本中に点在しており
絶えず連絡を取り合っているもののいずれも基本的には独立した集団である。
その地域で起きた事件は大抵の場合、その地域の妖怪たちによって処理され
よほどの重大事件で無い限り他のネットワークに応援を求める事はない。
つまり、<かすみ>は大きな厄介事を抱え込んだわけである。
「放っておけないわね。」
「じゃあ、行くんだね。・・・誰か一緒に行かなくていいかい?
 といっても今は大樹君しか空いてないんだけど」
「そうね。何があるかわからないからついて来てもらおうかな」
恐らく同朋である妖怪と戦う事になるだろう、その事を憂い霧香はため息をついた。
「・・・でも、今夜は飲ませてちょうだい」
265川の中で:04/01/25 16:38 ID:FA8LKc0c
                     
 街には多くの人がいる
 仕事で急いでる人家に帰る人目的がない人
 様々な人が様々な思いを抱えて街を歩く
 ひとつひとつの音は人の音
 重なればどこか無機質な街の音
 街が奏でる雑踏の中
 人々の間を漂うようにふらふらと徘徊する
 目立たぬように遮らないように
 周りの人も自分に気を止めるものはいない
 それはとても平和な世界
 人の群れに身を浸し誰も自分に気を止めない
 望み通りの世界
 幸福の時
 だが、それは長くは続かない
 幸せをかみ締めているとその幸福の時を乱す奴がいる
 許せない
 非常識である
 排除せねばならない
 そのような輩は指導し矯正せねばならない
 自分の為ではない
 そうだこれはあくまでも自分の為ではないのだ
 みんなの為
 みんなの為に
266川の中で:04/01/25 16:38 ID:FA8LKc0c

四月も終わろうとしている神戸の繁華街。
一見するとカップルに見えるような、人目をひく男女が歩いている。
男の名を龍宮寺 隆という。
端正な顔に細身で長身、若者にしては落ち着いた服装で
優男といった雰囲気の、普通の人間である。
だが、普通の大学生ではない。
それは隣にいる女の子が主な理由である。
女の名は龍宮寺 菜穂(なお)。
確かに人目をひくだけの美しい容姿に同性が憧れるような体形をしている。
しかし、今日の彼女が人の視線を集めているのは理由が違う。
明るい黄色のオーバーオールの上から赤いフレアスカート
インナーは白いYシャツという常軌を逸した服装をしているのだ。
しかし、それでも普通じゃないのは服装よりもむしろ素性のほうだ。
戸籍上は隆の従姉妹だが、実は人間ですらない。
隆よりも少し幼く見えるほどだが、彼女の年齢はまもなく四百を数える。
江戸時代初期に起こった鍋山の猫騒動と呼ばれる事件をご存知だろうか。
戦国大名の龍宮寺家の実権を鍋山家がのっとり
恨みに思った龍宮寺家当主は妻を殺害した後、切腹し果てる。
鍋山家に対する恨みの言葉を残して――。
ここまでは史実である。
龍宮寺家の飼い猫が主人の恨みの為に鍋山家を祟ったというのが猫騒動。
これはフィクションだ。いや、だった、というべきか。
劇作家が作ったフィクションだったのだが作者や鍋山家の関係者が
急死してしまった事から猫の祟りは真実ではないかと噂された。
そして、菜穂が生まれた。
龍宮寺家を守護し当主に仇なすものを祟る妖猫として。
佐賀から神戸へと龍宮寺家の住所が変わってもそれは変わらない。
一緒に引っ越してきて同居し現・龍宮寺家当主の隆を守っている。
実際のところは守っているかというと疑問である。
菜穂に助けられた事より菜穂のせいで窮地に陥った事の方が多いからだ。
それでも、隆はこの居候を迷惑と感じてはいなかった。
267川の中で:04/01/25 16:39 ID:FA8LKc0c

昨日から隆の母が旅行に出かけた。
なんとかという定期だか保険だかの特典の旅行らしいが
隆も正確には覚えていない。
とにかく料理を作ってくれる人がいなくなったため
朝から、二人で朝食を食べに<かすみ>に行ったのだ。
<かすみ>はアンティークショップだが一階はホームバーになっており
軽い食事ぐらいなら出して貰える。
妖怪達の憩いの場でもあるのでそれくらいは当然という事だろうか。
その<かすみ>で面白い話を聞いた。
三宮で妖気が感知されるというのだ。
<かすみ>の常連である大岩三衣からの話らしいが
微弱な妖気が三宮の繁華街に残っているというのだ。
<かすみ>の主人である和田夏樹によれば
「三衣ちゃんの話によれば弱い妖気の形跡があるだけで
 発生源がわからないらしいしけっこう前からあるらしいけど
 それらしい事件も全く起きてないのよ」
との事だ。
三衣というのは、<かすみ>の常連で蛇の妖怪。
今は人間の姿で看護婦をやっているが
元々は祟りをとりのぞくと信じられた蛇石である。
病気を治したり起こさせたりする能力があり
その能力に関与して妖怪のオーラを感知する事ができる。
その能力を持った三衣が感知したと言ってるのだから
”何か”がいるのは間違いないのだろうが何も起きてはいない。
事件になってなければ放っておいてもいいのだが
とにかく事件などの好奇心をくすぐられる話をきいて
菜穂は黙っていられる性格ではなかった。
なかば菜穂にひきずられるようにして
隆は三宮センター街までやってきていた。
268川の中で:04/01/25 16:40 ID:FA8LKc0c

まだ昼前だが三宮は土曜日と言う事もあり人が多い。
人ごみの中、菜穂は鼻をひくつかせた。
菜穂も妖気の匂いを感知する能力がある。
「なんかあった?」
菜穂は隆の方を向いて首を振った。
「ううん、何も…。もうちょっと付き合って」
隆としても別に異存はない。
夏樹が特に何の警告も発しなかった所をみると
感知された妖気には邪気は無かったようだし特に危険も無さそうだ。
隆も死にたくはないが好奇心を完全に押さえ込めるほど老成していない。
しばらく繁華街を二人で歩いていると菜穂が再度、鼻をひくつかせた。
「・・・なんかいる」
菜穂がつぶやいて周りを見渡すのを見て隆も周りを見た。
人ごみが鬱陶しいだけで変わったものは見えない。
「弱っちい妖気だけど隠してて弱いわけじゃないみたい。
 元から弱い奴かな?」
特に緊張した様子もなく菜穂がつぶやいた。
迷惑にならないように、道の端によって人の流れから外れた。
きょろきょろと周りを見渡す二人の前に、一人の男が立ち止まった。
ひょろっと痩せていて、立派な紺のスーツが全く似合っていない。
七三分けの髪に骨ばった顔で銀縁のメガネをかけており
どことなく虫のような印象の男だ。
「あんた何者?」
菜穂の言葉が、目の前の男から妖気が出ていた事を物語っている。
しかし、表情に緊迫感もなく、隆に避難を呼びかけない事を見ると
目の前にしてもどうやら大した妖気を感じていないらしい。
「何者?とはなんだ。失敬な。」
妙に甲高い耳障りな声が男から発せられた。
声も、だがそれ以上に男の話し方は神経に障る話し方をしている。
269川の中で:04/01/25 16:40 ID:FA8LKc0c

「君、非常識だよ」
男の声に隆は菜穂の方を見た。
たしかに非常識な服装だな、と隆は思った。
「何が非常識だって!あんた八つ裂きにするわよ!」
菜穂の顔が怒りで紅潮した。
「ここに来ていいのは人間だけだ。
 いや君も人間だったか、失敬」
男の口調は丁寧なようで高圧的だ。
「誰が!あんたあたしを誰だと思ってんの!あたしは――」
菜穂がイライラのつのった声で男に詰め寄ろうとすると
菜穂の言葉をさえぎって突然、男が大声をだした。
「なんだっていうんだ!?ええ!?ないんだ!!いない!
 そんなのもの!ない!ない!ない!いなぁーーい!!」
男は体をぶるぶると震わせて必死の形相をしている。
突如として変貌した男の態度に隆は呆気にとられたが
はっとして、菜穂の方を見た。
何か妖術でも使ったのかと思ったのだが、菜穂は全く変わらず平然としている。
男が大声をあげたせいで周りの通行人がじろじろと三人を見はじめた。
その視線を感じ、男がそそくさと逃げ去ろうとする。
「待ちなさ・・いっ!?」
「菜穂姉!?」
菜穂が逃げようとする男を追いかけようとして――
転んだ。
信じられない光景だった。
揺れるロープの上でも平気で走る菜穂が転んだ。
猫の妖怪が転ぶなど、ましてや受身もできずにそのまま倒れこむなど
誰だって信じないだろう。
「菜穂姉!?」
隆が慌てて倒れこんだ菜穂に駆け寄る。
菜穂は自分に何が起きたのか理解できず
冷たい地面の上で隆の声が薄れていくのを感じていた。
270川の中で:04/01/25 16:41 ID:FA8LKc0c

受話器を置くと隆は急いで菜穂の部屋に向かった。
隆は倒れた菜穂を抱え家まで連れて帰ってきていた。
姿は人間にしていても妖怪の体は構造が違う事がある。
血液検査や、レントゲンなどで詳しく調べられると
ボロがでる場合があるので普通の病院に行けないと隆は聞いていた。
そうなれば隆には<かすみ>に事情を話し助けてもらう事しか出来なかった。
気を失ったままの菜穂を見ていると嫌な想像ばかりが浮かんでくる。
あの時、現場にいたにも関わらず
何が起きたかもわからない自分に嫌気がさした。
最悪の事態を想像してはそれを打ち消す。
打ち消しても、また湧き上がってくる。
菜穂の無事を祈りながらも
あの男に対する憎悪と自分の無力さに対する怒りがこみあげてくる。
もしもこのまま目覚めなかったら、という不安がそのまま恐怖に変わる。
今までは菜穂の正体がバレるかもという心配や
無関係な人を傷つけないかという不安はあっても
菜穂の無事を心配した事はなかった。
妖怪達の戦闘は自分が心配できる次元の戦いではなかったし
その中でも菜穂の戦闘力は相当に高いと(本人からだが)聞いていた。
だから身を案じたのは自分だけであった。
しかし、こうしてみると自分よりも体は小さく、華奢と言っていいほど細い。
妖怪だからと安心していた自分のうかつさが恨めしい。
いつも元気で強気な菜穂の姿がまぶたに浮かぶ。
目を閉じている姿からは
ほんの数時間前まで元気にしていた事が信じられない。
隆の願いが「完全に元通り」から「無事でさえあれば」に格下げされた頃
ようやく菜穂のまぶたが動いた。
271川の中で:04/01/25 16:42 ID:FA8LKc0c

「菜穂姉!」
菜穂の黒々とした瞳に隆の心配そうな顔が映りこむ。
ぼんやりと隆を見ていた菜穂が頭を起こそうとして顔を歪ませた。
とっさに隆の手が菜穂の背に伸び、ゆっくりと菜穂の上半身を起こす。
手を借りて上半身だけ起こした菜穂は
不思議そうな顔で自分の手を見つめている。
菜穂が起きてくれた事で、ひとまずは安堵したものの
その様子を見て隆の胸にまた不安がひろがって来た。
隆が見つめる中、菜穂は不思議な行動をし始めた。
拳を握ったり開いたり自分の頬を叩いたりしている。
「隆、悪いけどちょっと出てて]
それから、菜穂は隆を部屋から出した。
隆には菜穂の行動がさっぱりわからなかったが
仕方なく部屋をでて<かすみ>に電話した。
菜穂の意識が戻った事を伝えると夏樹も安心したようだったが
念のため三衣か古河をよこすとの事だった。
古河というのは<かすみ>の常連で正体は河童。
河童は一族に伝わる秘薬を持っているので治療に長けた妖怪だと言える。
内科の三衣と外科の古河といったようなものだ。
二人とも暇なわけじゃないので、すぐという訳にはいかないだろうが
とりあえず意識は取り戻したのだ、それでいいと伝えて隆は電話を切った。
冷蔵庫からお茶の缶をとり菜穂の部屋に向かった。
「入っていい?」
ノックして呼びかけると部屋の中から衣擦れの音がしてから返事があった。
扉を開けると菜穂はYシャツにスカートだけで部屋の中央に立ちすくしていた。
オーバーオールが部屋の隅で丸まっている。
「お茶持ってきたけど・・。どうしたの?」
隆の言葉にゆっくりと菜穂が振り向く。
「あたし・・・人間になっちゃったみたい・・・」
聞こえてきた言葉があまりにも突飛な発言だったため、
隆は菜穂の言葉の意味を理解するのに数秒を要した。
272川の中で:04/01/25 16:43 ID:FA8LKc0c

隆が近寄ろうとすると菜穂が隆をよけて無言で出て行こうとする。
「どこ行くんだ、菜穂姉ェ!」
お茶の缶が畳に落ちて鈍い音がする。
横を抜けようとした菜穂の腕を隆の手がつかんでいた。
とっさにつかんだ腕がまるで普通の女の子の腕で隆が驚く。
体形が変わったわけではない、
妖力があった時の運動神経や怪力のイメージとのギャップに驚いただけだ。
「だって、これじゃ守れないもの・・・。
 隆を守れないんじゃここにいる資格なんてない・・」
普段から想像も出来ないほど菜穂の言葉は弱々しい。
「待ってくれよ。出て行くことないだろ!」
「駄目なの!あたしは龍宮寺家を守るために生まれたのよ!」
隆の言葉に、菜穂が泣きそうに怒鳴る。
腕を振り切ろうと暴れていた菜穂の動きが止まった。
「人間じゃ・・守れないよ・・・」
隆に背を向けたままつぶやく。
それでも出て行こうとする菜穂の腕を隆はグイッと引っ張った。
「菜穂っ!!」
小さな悲鳴があがり、柔らかい衝撃が隆の胸を叩く。
ボタンを留めてなかったYシャツが引っ張られたせいで脱げかかり
菜穂の白い肌が露わになっていた。
しかし、隆の目はそこに向いていなかった。
隆の腕の中で見上げている菜穂の瞳から涙が流れていた。
初めて見る菜穂の涙。
その光景に隆の秘めていた感情が染み出してきた。
戸惑う菜穂の顔と腕の中のぬくもりに隆の理性が決壊した。
隆は菜穂の後ろの髪をつかみ小さな唇を、自らの唇でふさいでしまう。
見上げていた大きなどんぐり目がますます丸くなった。
273川の中で:04/01/25 16:43 ID:FA8LKc0c

部屋に濃密な静寂が訪れる。
二人の間に挟まれている菜穂の腕が隆を押した。
しかし菜穂の腕はぷるぷると震えるだけで
隆を僅かですら動かせなかった。
菜穂はすぐに抵抗をやめ、されるがままに唇を合わせた。
凍った時間が動き出すと、隆はようやく我に返り菜穂を離した。
「ご、ごめん」
無意識にとった行動を認識し、隆は罪悪感に包まれた。
解放された菜穂がうつむいて首をふる。
そして、顔を上げると涙顔のまま微笑を浮かべた。
「ううん、いいの。
 人間になっちゃったあたしなんか他に出来る事ないもんね。
 隆がしたいようにしていいよ」
言葉が出なかった。
そんなつもりじゃなかった。
だけど、やったことはそうとられても仕方のない事だった。
「違う!!そうじゃない!ちがうんだ!」
ようやく出せた言葉は言い訳すら作れていない。
自らの行動を認識すると罪悪感が加速度的に増していく。
(まさかそう受け取られるとは思っていなかった)
(ならどう思われると思ったんだ)
(オレは一体何を―――)
心が心を苛み傷つけてくる。
傷ついた菜穂をさらに傷つけてしまった、
弱った隙に力づくで無理矢理せまってしまった、
犯してしまった事実が隆の心に突き刺さった。
そんなつもりでは無かった、など言い訳にならない。
自分の行為に対する謝罪すら思いつかない。
潰れてしまいそうな心に耐えきれず
隆はその場から逃げ出した。
274川の中で:04/01/25 16:44 ID:FA8LKc0c
一回目の投下終了です。
275名無しさん@ピンキー:04/01/25 22:46 ID:DmLoUViR
いいねえ
276川の中で :04/01/26 15:07 ID:QPPnOIri

「はい、ありがとう。
 …菜穂ちゃん家にいたそうよ」
受話器を置いた夏樹の言葉に隆は少し安堵した。
これで菜穂が出て行っていたら
隆は自分を呪い殺していたかもしれない。
隆は飛び出した後、<かすみ>に来ていた。
菜穂が心配だが合わせる顔も無い、
そうなれば自然とここに来るしかなかった。
夏樹は一度だけ何があったのか聞いてきたが
隆が答えないとわかるとそれ以上は問わずハーブティーを出してくれた。
三衣からの電話に少し落ち着いた隆が
冷め切ったハーブティーを一気に飲み干した。
「何があったのか教えてくれない?
 菜穂ちゃんが倒れた経緯だけでいいから」
夏樹の笑顔が隆には温かかった。
いつも人を安心させるような笑顔を浮かべている人だが
それが今日はことさらに強く感じた。
それは夏樹の妖力ではない。
だがなによりも高い能力である。
夏樹の優しい口調にうながされ隆が事件のあらましを話し出した。
結局、隆は自分が菜穂にした事は言えなかった。
隆が話し終えると夏樹は神妙な顔で頷き考え込んでしまった。
あの男が菜穂に何かしたのは明白である。
それはわかっているが、(治るとすればだが)菜穂の治療法や
その男に対する調査方法など問題は多い。
なにしろ、菜穂がいつ何をされたのかもわからないのだ。
夏樹がしばらく考え込んでいると隆が一つの提案をした。
隆の提案を聞いた夏樹は少しだけ考えて微笑んだ。
277川の中で:04/01/26 15:09 ID:QPPnOIri

霧香と大樹が<かすみ>に着いたのは次の日の午前だった。
隆が駅まで迎えに来たのだが、助けを求めた理由を聞いても
『今の自分には筋道をたてて話せないから夏樹さんに聞いてくれ』
というような事しか話さない。
それが霧香と大樹にはますます大事件を思わせた。
「何があったの?」
<かすみ>のカウンター席に腰を下ろすとさっそく霧香が尋ねた。
他の妖怪ネットワークに助けを求めるなど相当な事だ。
さらに隆の様子だと大事件のように思われる。
しかし、夏樹は焦った様子もなくコーヒーをいれながら説明をした。
夏樹が事件のあらましを簡単に説明すると少しだけ二人とも考え込んだ。
「菜穂ちゃんはどうなったの?本当に人間に?」
妖怪を人間にする能力など聞いた事も無い。
本当に人間にする能力があればこれは妖怪全体にとって大事件である。
「三衣ちゃんによるとかなり微弱だけど妖気はあるみたい。
 人間になったんじゃなくて
 人間の姿に封印されたって言った方がいいかもね」
夏樹が霧香の疑問に答えると二人はうなずいた。
どうやら得心がいったらしい。
「人間の姿をとっていた、というのが謎ですね。
 人前で目立った行動をとった事など、どうも行動が幼いというか
 まだ自由意志を獲得していないように思うんですよね」
黙って話を聞いていた大樹が喋りだした。
妖怪というのは存在を信じられたら生まれてくるのだが
生まれたての頃は制約に縛られている。
例えば河童なら相撲をしたがったり、いたずら者だったりと
信じられた通りの決まった行動をとる。
長く生きていくうちに自分の意志で行動できるようになり
それからようやく人間の姿をとれるようになるのだ。
生まれたてで人間の姿をしている場合は、くちさけ女のように
人間の姿である事が最初から条件に含まれているような場合のみだ。
278川の中で:04/01/26 15:09 ID:QPPnOIri

事件のあらましを夏樹から聞くと、
霧香はやつれた様子の隆に声をかけた。
「心配なのはわかるけど、隆君が責任感じることじゃないと思うわ」
霧香の慰めの言葉に隆は顔を苦しそうに歪ませた。
「いえ、僕は守れなかっただけじゃなくて・・」
うめくようにつぶやく隆に霧香がもう一度慰めの言葉をかける。
霧香は隆の事を気に入っていた。
品のいい立ち振る舞いも、端正な外見も多少は関係しているだろうが
なによりも妖怪を特別視しないところが素晴らしいと思っている。
妖怪の体は強い、だが精神は人間とそうは変わらない。
妖怪の存在を知っている人間ですら少ないのに
そこまで理解してくれている人間など滅多にはいない。
真剣に心配されている菜穂が少しだけ羨ましい。
大妖怪とはいえ、そう思ってしまう辺りが霧香も女性である。
「まあ、当然人間に憑依するタイプの可能性もあります。
 むしろ、そっちの方だと考えた方が自然でしょうね」
すぐに話の続きをし始めたのは大樹なりの優しさだろう。
場が無言である事が、大樹の説に反論が無い事を示している。
「それで、わざわざ私を指名したって事は夏樹には何か考えがあったんでしょう?
 教えてもらえるかしら」
間が空いて霧香が夏樹に話を振った。
「いえ、僕が夏樹さんにお願いしたんです。
 霧香さんなら近づかないで
 妖怪の位置を特定できると教えてもらいましたから」
”雲外鏡”の霧香の探知能力は
関東圏でも匹敵するものがいないとまで言われている。
あるていどの目星がついている妖怪一匹簡単な物だろう。
「居場所がわかったからってどうするつもり?」
霧香が隆に顔を向けた。
279川の中で:04/01/26 15:10 ID:QPPnOIri

「もちろん菜穂姉を元に戻させます」
菜穂を妖怪に戻す、それから自分の思いを伝える。
隆には他に贖罪の仕方を思いつかなかった。
「それは危険だよ。
 前回は無事だったかも知れないけど今回もそうとは・・」
「大丈夫ですよ」
丁寧な話し方は変わらないが、隆の声の調子は強い。
「隆君が行ったところで、その妖怪が菜穂ちゃんを元に戻すと思う?」
穏やかに霧香が反論する。
だが、隆も引き下がらない。
「おとなしく従うとは思いません。
 でも、もう一度会えばあいつの正体がわかるかも知れません
 そうすれば治す手立てやあいつの倒し方がわかるかもしれない」
自分が冷静でないのは隆自身もわかっていた。
会ったからどうなるのだ、と思う。
こうは言ったが隆が一人で行って
有効な情報を集められるなど希望的観測にすぎない。
無事で帰ってこられるという保証もない。
あれだけがあの妖怪の力とは限らないのだ。
しかし、それでも菜穂が涙を流していた光景が目に焼き付いている。
隆を見つめる霧香の瞳が鋭く光った。
「隆君、菜穂ちゃんはあなたを守る為にいるのよ。
 自分のせいであなたが危険な目に会えば、きっと悲しむわ」
全てを射抜くような霧香の眼光に晒されても、隆はひるまなかった。
280川の中で:04/01/26 15:11 ID:QPPnOIri

「オレがここにいれるのは菜穂姉のおかげです。
 それなのにオレは菜穂姉を傷つけてしまった。
 ずっと菜穂姉に守られ続けていたくせに
 菜穂姉が倒れた時に助けるどころか傷つけて何もしないんじゃ
 オレここに来る資格ないじゃないですか!
 守られる資格も、一緒にいる資格も無い!
 ただ、龍宮寺家の人間だから守られていただけのくせにオレは…」
隆はうなだれて口を閉ざした。
隆はずっとその思いを抱いていた。
自分は菜穂のおまけでここに来れている、
その思いは菜穂への好意が強くなるごとに負い目となる。
自分と菜穂が”違う”という事を意識させられる。
自分が何をしたわけでもない
運が良かっただけの無力な人間だと思い知らされる。
「・・・夏樹、電話を貸してちょうだい」
電話を受け取ると霧香は穏やかに言葉を続けた。
「今から一人、仲間を呼ぶわ。
 協力してくれるかはわからないけど
 そのコがこっちに来てくれるならどうにかなるかも知れない」
霧香の言葉は隆に協力することを表していた。
たとえ悪い妖怪でも同胞と戦ったりする事を霧香は好まない。
隆はその事を知っていただけに
自分に協力してくれるという事が嬉しかった。
281川の中で:04/01/26 15:12 ID:QPPnOIri

新神戸駅。
隆は一人で霧香が呼んだという助っ人を待っていた。
大樹は全国の妖怪ネットワークから情報を収集しようと
<かすみ>の事務室のパソコンにかじりついている。
霧香は今ごろあの妖怪の居場所を探知している事だろう。
目的の人物が現れてもわからないかもしれない、と
隆は一抹の不安を覚えていたがそれは杞憂に終わった。
改札口手前あたりからキョロキョロとしている仕草で
すぐに目的の人物はわかった。
「失礼ですが穂月さんでしょうか」
改札口を出るのを待って隆が失礼の無いように声をかけると
高校生ぐらいの女の子が緊張した面持ちでうなずいた。
黒髪のショートで化粧っ気のない、純朴そうな可愛らしい少女だ。
普通の女子高生にしか見えないが彼女も妖怪である。
「あ、はい。そうです。あの霧香さんの・・」
霧香が直接来ると思っていたのか、
助っ人の女の子は戸惑った様子をみせた。
「はい、龍宮寺隆です。よろしくお願いします」
「は、はい。こちらこそ。穂月湧です」
隆が握手を求め名を名乗ると湧は慌てて隆の手を握った。
「お疲れのところ申し訳ありませんが早速案内させてもらいます。
 少し歩きますが、いいですか?お疲れならタクシーを使いますが」
湧の持っていたバッグを手にもち、返事を聞いて歩き出す。
隆も少女の足にあわせようと思うのだが、どうしても気持ちがはやる。
意識的に歩く速度を調節していると湧が質問してきた。
「あの龍宮寺さんも・・?」
歩きながらとはいえ誰が聞いているかわからないので抽象的な質問になる。
続く言葉は「妖怪なんですか?」だろう。
「いえ、違います」
複雑な思いが胸中を駆け抜け隆の顔に映し出されていた。
282川の中で:04/01/26 15:14 ID:QPPnOIri

今日は人払いの結界にひっかからず<かすみ>に到着した。
ここの結界は強力すぎて常連である隆ですら
気付かずに通り過ぎることがあるのだ。
「よく来てくれたわね」
店内に入ると東京からやって来た湧を霧香がねぎらう。
「霧香さん!あの、本当なんですか?人間に戻れるって」
店に入った途端、勢い込んで話し掛ける湧に
霧香が席に座るようにうながすと夏樹がティーオーレを湧の前に置いた。
「正確にいうと人間の姿になる、という事なんだけど・・」
霧香の視線をうけると大樹が立ち上がりはりきって話し出した。
「それではこれまでにわかった事を説明します。
 まずですね、これは今さら説明するまでもありませんが
 僕達は人間の姿に変身しているのであって
 妖怪に変身するわけではありません。
 だから、今回現れた妖怪はただ妖力を封印するだけではないのです。
 それなら変身能力も封印されて人間の姿になれなくなりますからね。
 こいつの特異性はここにあります。
 人間の姿に強制的に固定して妖力のほとんどを使えなくする。
 この特異性が正体をさぐる大きな手がかりになると思います」
大樹はここまで一気に言うと用意してもらっていたカフェオレをガブリと飲んだ。
「まだあるけど、わかっているのは大体こんなところね。
 他のネットワークも心当たりが無いらしいし、正体はいまだにわからない」
大樹の言葉を霧香が継いだ。
身を乗り出して聞いている湧に霧香の視線が移る。
「この妖怪の力を使えば人間の姿に固定されるわけだから
 特定の状況になっても変身が解けるという事は無いでしょう。
 それは湧ちゃんが望んでいた事だと思うのだけど」
湧の顔はきらきらと輝き、霧香の言葉にうんうんと大きくうなずいている。
すでに椅子から立ち上がり、話が終わるのを待ち構えている様子である。
湧の協力も無事にとりつけ、作戦は決行された。
283川の中で:04/01/26 15:15 ID:QPPnOIri

「お疲れ様」
予定していた行動を終え<かすみ>に帰って来た隆を夏樹達がねぎらう。
席に座るのも待たずに大樹が話し掛けてきた。
「さっそくだけどいいかな?聞きたい事があるんだ」
正体不明の妖怪に湧を襲わせる作戦はほぼ予定通りに行われた。
隆が菜穂の事で多少感情的になった面もあったものの
特に支障もなく無事、湧は人間の姿に固定された。
この作戦が成功か失敗かはまだわからない。
これにより集められた情報であの妖怪の正体が判明し
菜穂を元に戻す方法がわかったら成功といえるだろう。
体力まで妖力に含まれていた菜穂と違い
人間時は妖力がほとんどない湧は封印されても平気そうだったが
浮かれているから体調が悪くなった事に気付いてないだけという事もある。
それに今日はもう遅いという事もあり、隆は湧を自分の家に連れて行った。
今なら、母親もいないし三衣もいる。
広さには困っていないので寝る所ぐらいあるだろう。
「・・・なるほど」
作戦の結果を報告すると大樹がうなずいた。
その姿はどこか嬉しそうですらある。
”そろばん小僧”の大樹は妖力はほとんど無いが
多くの知識と情報を持った妖怪である。
こういった情報から相手の正体を探るような作業が楽しいのだろう。
大樹は隆から話を聞き終わると情報をまとめると言って二階の事務室に向かった。
戻ってきたのは、三十分ほどしてからである。
「何かわかった、大樹君?」
霧香が声をかけると大樹は満足そうな顔でうなずいた。
「ええ、大体見当はつきました。
 ちょっと信じられないような気もしますがこれしかないと思います」
もったいつけたような言い回しをして大樹はカフェオレを飲んだ。
これからたっぷりと話すつもりなので喉を潤したのだ。
284川の中で:04/01/26 15:15 ID:QPPnOIri

「まず、あいつは確かに幼い妖怪ですが
 あの封印する能力だけは相当に高いと判明しました。
 霧香さんが跳ね返すという作戦は止めた方がいいと思われます。
 跳ね返す能力すら封じれる可能性は高いでしょう」
これは実際妖術を使う瞬間を霧香が見ていて判明した事だ。
「それから、憑依型ではなく人間の姿をした妖怪であること。
 これは霧香さんが直接見て見破った事なので確定です。
 そして、妖気を感知する能力は極めて弱い。
 どうやら目の前にいるものを妖怪かどうか区別できるというだけのようです。
 離れた所にいた霧香さんに全く反応しませんでしたから。
 また隆君が怒った時、反論めいた事を言ったところから
 強迫行動段階だとしても知性は高いと思われます」
湧を襲わせるという作戦中に隆が菜穂の事で怒ったとき反論してきたのだ。
ある程度の自我が芽生えているのか
生まれる初期条件に知性の高さが含まれている可能性が高い。
「さらに発言の内容も興味深い。
 あいつはどうやら妖怪を人間にしているつもりのようです。
 そのくせに、湧ちゃんが『人間にして下さい』と言った時
 『初めから人間だろう』と怒ってきたという矛盾。
 そして人ごみが好きで、
 ずっと人の流れに沿って動いているくせに目立つと逃げる」
そこまで一気に言うと大樹はメガネの位置を修正した。
「あいつの正体はずばり、”絶対いるわけない”です!」
大樹が言葉を区切った為に一瞬だけ静かになる。
「・・・なんですか、それ?」
隆の質問に答えるかのように夏樹が口を開く。
「もうちょっと詳しく説明してくれない?
 妖怪とかを信じない人の思いが作った妖怪って事?」
夏樹の問いに大樹は大きくうなずいた。
285川の中で:04/01/26 15:16 ID:QPPnOIri

「妖怪などの存在を否定する人達の中でも科学的に検証して
 「いない」「ない」という結論に達する人は関係ないんです。
 そういう人達は周りがなんと言おうといない事は
 自分がよくわかっているという状態になるから
 すっきりしちゃって、妖怪を生み出すほどの思いは出てきません。
 問題は、”とにかく何が何でもいないったらいない!”という人です。
 科学的検証というのを自分でやれるほど能力も時間もないが
 常識的に考えて”いない”に決まっている、と言う人達は結構います。
 その人達は”いない”事にするのに都合の良いデータだけを見たり
 学者さんやらの意見を鵜呑みにしただけの話で”いない”と言い張る。
 そんな否定の仕方じゃ自分でもすっきりしないから
 いつまでも肯定派と論争を続けてしまいます。
 そういう人達の
 ”とにかくいないったらいないんだ。そんな事もわからん奴は馬鹿だ”
 という鬱屈した思いが、こいつを生んだんだと思います」
熱弁を終え、大樹は満足げな表情で聴衆を見渡した。
「妖怪の存在を否定する心が妖怪を生んだって事ですか?」
そんな矛盾した事が起こるのかと隆は驚いた。
「僕も信じられなかったけど、恐らくこの結論で間違いないよ」
大樹が得意そうに答える。
「人間の姿をしているのはなぜかしら?」
黙って聞いていた霧香が静かに口を開いた。
「妖怪を否定している以上、あいつは自分を人間と思っているはずです。
 だからですよ。人間型じゃなければ自分を人間と思い込めないじゃないですか」
大樹の説をそれぞれ検討しているのだろう、静かになった。
「なるほどね。さすが大樹君」
納得した様子で霧香が大樹を褒めた。
「…という事は自分が妖怪だと気付いたらあいつはどうなるんですか」
隆が当然の疑問を口にする。
しかし、その問いには誰も答えなかった。
286川の中で:04/01/26 15:17 ID:QPPnOIri
ニ回目の投下終了です。
287名無しさん@ピンキー:04/01/26 17:57 ID:NElsS1hV
乙です。
一つの事件を異なる視点から記述って、面白いですね。
続きも期待です。
288名無しさん@ピンキー:04/01/26 19:19 ID:OF9WLJRo
もしも、もしも書けるなら、
おっとりセイレーンハーフの和音、総天然系ゴ−レム娘の舞ちゃんで書いて欲しいです。
289名無しさん@ピンキー:04/01/27 14:37 ID:AZZ5/yZI
乙。非常に楽しいです。
290川の中で:04/01/27 15:30 ID:U5/nLF2c

一方、その頃の龍宮寺家。
食事を終えるとくつろぎもせず三衣は<かすみ>に電話した。
電話をきると三衣は、二人に偽りの報告をした。
菜穂は問題が解決してから隆に聞くべきだと思ったからだ。
「ねえ、湧はわざとなんだよね。そんなに妖怪って嫌だった?」
三衣はまるで映画の感想でも聞くかのような調子で湧に話し掛けた。
「・・・はい」
「なんで?」
全く遠慮の無い唐突な質問に湧は思わず恥じらいも忘れて答えてしまう。
ずっと抱えていた悩みが解消された嬉しさがそうさせたのかも知れない。
「あたしも能力とかは便利で良かったと思いますけど、
 エッチな気分になると変身しちゃうってのは…」
「そんな体質だったんだ。あーそれはつらいねぇ。
 ん!?という事は湧は今好きな人がいるんだ!?」
三衣に図星をつかれ湧が思わずにやける。
「どんな人?格好いいの?」
「あー、ですね。へへ、うん、格好いいですけどー…」
蜘蛛女と蛇女、会話だけ聞けばただの女の子である。
話に入れない猫女は楽しそうな二人を黙って見ていた。
菜穂も自分でした事はないが
恋愛というのがどういう事は大体わかっている。
ただ、菜穂には龍宮寺家を守るという使命がある。
そのような事をしていては使命が果たせなくなると思っていた。
だから、そういう意味では恋愛禁止なのは菜穂もなのだが
菜穂はその事をつらいと感じた事など一度もなかった。
妖怪の力を失った事の方がつらい。
つらいというより何か胸に穴があいたような空しさがあった。
だから、エッチできないからという理由で
湧がわざわざ力を失いに来た事が
菜穂には理解できなかった。
291川の中で:04/01/27 15:31 ID:U5/nLF2c

「菜穂はいいよね。隆がいるもんね」
じっと黙っていた菜穂に三衣が笑いながら不意打ちをかけた。
「あ、やっぱり二人は付き合ってたんですか」
「ちっ、違うってば!そんなんじゃない!」
慌てて菜穂が否定する。
「じゃあ、何なの?」
「隆は当主で、あたしはその守護者だよ!」
「それだけ?」
「それだけ!」
むきになって反論する菜穂を三衣がじっと見つめる。
「でも、隆は菜穂の事好きだよ」
三衣の言葉に、菜穂が止まった。
「そんなわけないよ」
ようやく出た菜穂の言葉は力が無い。
「なんで、そんなわけないの?」
「っ!!知らない!!」
菜穂が癇癪を起こしてそっぽを向いた。
しかし、それでも三衣は言葉を続けた。
「じゃあ、なんで隆が誰とも付き合わないんだと思う?
 隆がモテるのは知ってるでしょ。なんでだと思う?」
菜穂はテレビを見ている振りをして返事をしない。
三衣の手がリモコンに伸びてテレビの電源を消した。
「なんで、隆ここに帰ってこないの?」
静かな緊迫感に包まれた居間に三衣の声だけが響く。
「なんでって・・知らない。隆に聞きなよ」
すねたように菜穂が答えた。
「いいの、聞いて?」
三衣の声はあくまで穏やかだ。
息苦しい沈黙が続くと、うつむいてしまった菜穂の口がゆっくり開いた。
「……駄目」
292川の中で:04/01/27 15:32 ID:U5/nLF2c

「何があったの?」
諭すような三衣の言葉に観念し菜穂は昨日の事を話した。
おとなしく菜穂の話を聞き終わった三衣はため息をついた。
「隆ったら可哀想・・・」
「可哀想?」
聞いたのは湧だ。
「だってさ、菜穂が出て行くとか言うから引き止めたわけでしょ。
 結果抱きしめてしまった、と。そこでキスしちゃったのは不可抗力でしょ。
 隆も男なんだから好きな子を抱きしめたらキスぐらいしたくなるよ。
 どう考えても、好きだからって奴でしょ、それは。
 それをそういう風に言われちゃったらさー。
 菜穂を傷つけたと思って傷ついてるんじゃないの。
 隆ったら純情だから」
三衣の言葉をじっと聞いていた菜穂がぽつりとつぶやく。
「隆、あたしの事好きなのかな…」
「そうに決まってるよ。隆が好きでもないコにキスすると思う?
 そういう奴じゃないのは菜穂が一番知ってると思うんだけど」
菜穂は隆が生まれた頃から見守ってきたし
前当主が亡くなった、隆が中学一年生の頃からは同居している。
三衣の言葉通り、隆がそういう人間じゃない事は誰よりわかっている。
あの時の自分の言葉を悔いて、菜穂はうつむいてしまった。
「もしかして、嫌い…なの?」
菜穂の予想外に沈んだ表情をみて三衣が驚きの声をあげた。
「嫌いじゃない。けど…」
「けど?」
「あたしは妖怪で、隆は人間だから…」
今は妖力を封じられているが、それでも妖怪なのだ。
寿命がほぼ無い、歳もほとんどとらない妖怪と
百年も生きれず、一年と同じ姿をしていられない人間。
その間にある壁は無視できるようなものではない。
293川の中で:04/01/27 15:33 ID:U5/nLF2c

菜穂の言葉にしばらく黙っていた湧が突如、反応した。
「妖怪だって!妖怪だっていいじゃないですか!
 好きなんだもん!妖怪でも好きなんだもん!
 しょうがないじゃないですか!」
怒鳴りながら、湧の言葉には涙がにじんでいた。
自分が妖怪だったと知ってまだ一年。
それも突然、自分が妖怪だと判明した湧にとって
一番言われたくない言葉だった。
「まあまあ、別に菜穂も湧に言ったわけじゃないんだからさ。
 いいと思うよ。妖怪と人間が愛し合ったって何の問題もないわよ」
軽い調子で三衣がなだめる。
湧は我に返ると怒鳴ってしまった事を謝罪した。
菜穂が悲しそうな瞳で湧を見た。
「でも、湧は一族として長く続いてるから人間の子供が産めるんでしょう?
 蜘蛛女は子供が産めるって聞いてるもの。
 でもあたしは違う、親なんていない。
 子供も産めない。
 隆があたしの事を好きでいてくれるんなら、なおさら駄目だよ。
 龍宮寺家を守る為に生まれたあたしが
 龍宮寺家の繁栄を妨げるなんて……」
愛し合えば、付き合えば当然そういう関係になるだろう。
性欲の為に、遊びで抱くというのならまだいい。
隆が望むならそれくらいしてやっても構わないと思う。
だけど、隆はそうはしないだろう。
そういう事の出来る男ではないのは誰より自分が知っている。
子供を作るためだけに他の女を抱いたりもしないだろう。
菜穂はそれがわかってしまう自分が悲しかった。
菜穂はリビングを出ると自分の部屋ではなく隆の部屋に入った。
隆の布団は冷たくて柔らかく菜穂の心を慰めてくれた。
布団の匂いに抱きつかれた感触を思い出すと
心が温かく締め付けられた。
294川の中で:04/01/27 15:34 ID:U5/nLF2c
                 
 人の流れの中を漂うように歩く
 妨げないように
 遮らないように
 とても安らぐ空間である
 多くの人の中で目立たずにいるのはとても
 とても楽しい
 満たされた気持ちになる
 自分の存在は肯定されている
 ここにいてもいいのだとみんなが言ってくれている
 当たり前だ
 当たり前だが嬉しい
 自分が人間の流れを構成しているのが嬉しい
 昨日も一昨日もおかしな奴が来たが人間にしてやった
 いや初めから人間だったな奴らは
 そうだ教えてやっただけだ
 人間ですよと教えてやっただけ
 とても良いことをした
 ああいう非常識な輩がくれば教えてやらなければ
 みんなの為
 みんなの為に
295川の中で:04/01/27 15:35 ID:U5/nLF2c

「また会ったな」
まさか声をかけられると思っていなかったのか
隆が声をかけるとそいつは少し驚いた様子で振り返った。
「なんだ?」
「菜穂姉を元に戻してもらおうと思ってな」
人間の姿の妖怪がにらんでくる。
「ちょっと話したい事があるんだ。ついて来いよ」
「嫌だね。君と話す事などない」
「妖怪がいるって事を証明してやるよ。
 それとも怖いのか?自分の考えが破られるのが?」
隆の言葉は全て台本どおりである。
人間である隆が行けば議論で打ち負かそうとしてくると読んでの作戦だ。
大樹が正体を見破ってから、みんなでこいつを倒す為の作戦を練った。
台本自体はそう時間はかからなかったが、隆が覚えるのに時間がかかり
結局、湧を封印させてから丸一日と半日たっていた。
妖怪は案の定、隆の言葉にまんまと乗っかり人のいない路地裏についてきた。
「で、どうやって証明するって?できるならしてみろよ」
妖怪は小馬鹿にしたような口調で隆に話し掛けた。
「まず言っておくが、お前。妖術使うなよ」
「何を言ってるんだ!?私は人間だぞ、そんな馬鹿げた非常識な事できるか」
「ふっ、ならいい」
このやりとりには深い意味はない。ただの嫌がらせだ。
相手をイライラさせるために言ったのだ。
もちろん隆の言葉使いもむかつかせる為にわざとやっている。
「お前はなんで”いない”と思うんだ?」
「私は見た事がないからだ」
「見れば納得するのか」
「見ただけじゃ駄目だ。私の目を欺く手品なども考えられる。
 それを調べるか、生き物なら解剖させてもらわん事には納得できんな」
296川の中で:04/01/27 15:36 ID:U5/nLF2c

「ほう、それでいいのか。対象にたいしてよく調べる事ができたらいいんだな」
「ああ、本当にそういう非常識な事が起きたり
 非常識な生き物がいるんならだしてみたまえ」
相変わらず見下しているかのような態度で妖怪は答えた。
ここでようやく妖怪は隆がビデオをまわしている事に気付いた。
「なんだ?」
「後から言った言ってないの水掛け論になったら困るからな。
 議論する以上は記録が必要だろう」
そういわれるともっともな事なので妖怪は黙ってしまった。
「ところで、お前名前はなんだ?」
「なに?」
妖怪の顔が怪訝な表情に変わった。
「名前だよ。聞いておかないと話が進みにくいだろうが?
 オレの名前は龍宮寺隆だ。お前は?
 人間なら無いって事はないだろ」
「わ、私の名前は・・・よ、ヨシノ ケンタだ」
隆は思わず苦笑した。
繁華街でみかける牛丼屋と軽食屋の名前を合体させただけだったからだ。
適当な名を名乗るだろうと大樹が言っていた通りだ。
「何を笑う!人の名前で笑うなんて最低だよ、君!!」
「すいません。失礼しました。
 ところで名刺はお持ちですか?
 僕はまだ学生だから持ってないんですが、よかったら一枚くれませんか?」
ここで隆は丁寧な言葉使いに変えた。
自分が怒っているのに相手が冷静というのはとても腹立たしいものだからだ。
それに、途中で言葉使いを変えられると馬鹿にされている気分になる。
それも見越して相手に感情的になってもらおうという作戦だ。
「あ、あいにく今切らしていてね。今度用意しておくよ」
「そうですか。どうせ持ってないんでしょうけどね」
後半は小声で、しかし相手にはしっかり聞こえるように喋る。
297川の中で:04/01/27 15:37 ID:U5/nLF2c

「では、今日は何を食べました?」
さらに素早く質問し、(自称)ヨシノケンタにキレる暇を与えない。
「な、なんでそんな質問に答えなきゃならんのだ!?
 真面目にやれ!」
「質問に質問で返してはいけないって、学校で習いませんでしたか?
 もう少し理性的になって下さい」
(自称)ヨシノケンタの顔が怒りで紅潮する。
神経を逆撫でする隆の言い方に腹が立つが、
理性的でないと思われるのはそれ以上に腹が立つ。
「今日は何も食べてない!!これでいいか!」
「結構です。では最後に食べたのは何時で、何ですか?」
隆たちは(自称)ヨシノケンタが何も食べた事がないだろう、と読んでいた。
人間の姿をしていてもまだ生まれて間もないし
相手の妖力を封じてから論破するといっただけの妖怪だ。
食事する能力は持っていない可能性が強い、
そう推理し長らく偵察していたがやはり食事している様子はなかった。
おそらく人の流れに合流し自分も人間であると自分に思い込ませるのが
エネルギーとなっているのだ。
そうでなければ目立つと逃げるくせに常に人ごみにいる理由が無い。
「忘れた!そんな事いちいち覚えてられるか!!」
もう理性的に見られるのは諦めたのか
(自称)ヨシノケンタは怒りを露わにし始めた。
「じゃあ、あなたが見せろと言っていた非現実的な者って奴。
 妖怪を見せますよ、ほら」
隆はビデオの本体の横についているテレビ画面をまわした。
そこにはただ路地がうつっているだけで人物は誰も映っていない。
「な、なんだと!?」
「さっきからあなたが映ってないのはなんででしょうね?
 あなたが妖怪だからでしょう?わかってるんですよ」
隆の冷たい視線がヨシノ(仮)に刺さる。
298川の中で:04/01/27 15:39 ID:U5/nLF2c

「そんな…そんなものインチキだ!!」
インチキである。
(自称)ヨシノケンタもカメラに映る能力ぐらいは持っている。
ビデオに細工をしているのだ。
「人間は、人込みをさがして一日中彷徨ったりしないし
 食事しないと死んでしまうんですよ。
 ご自分で自分の体を解剖したらいかがですか?
 とても珍しいものがみれると思いますよ。
 あなたは人間じゃないんですから」
深くビデオに突っ込まれないように隆はたたみかける。
「わかりますか?あなたみたいなのは人間って言わないんですよ」
一呼吸あけて、大きくはっきりと声を出す。
「そんなの、常識じゃないですか」
自分の信じる法である常識に裏切られ、
(自称)ヨシノケンタの理性が切れた。
「馬鹿な!!映らないはずが無い!!
 私はちゃんと映るように・・・!!」
カメラに映る能力をつかっていた事を認めてしまい
(自称)ヨシノケンタの体が崩れ始めた。
「私はっ!ワタシは人間だぁぁぁ………」
断末魔の雄叫びを残し(自称)ヨシノケンタは宙に溶けた。
ようやく倒したという安堵と一つの命を奪った罪悪感が同時に隆に訪れた。
路地には何も残されていなかった。
つい先ほどまで一つの命が確かにあったというのに。
自分が消してしまった命を隆は見つめていた。
これは菜穂を元に戻す為にやった戦いだった。
そのはずだが、菜穂のおまけじゃなくなるのでは
という考えが無かったわけでもない。
隆はそんな自分勝手な理由で一つの命を奪った事を実感しはじめていた。
自分の身勝手な行為を償おうとしたのにまた自分の身勝手さを認識させられた。
この思いが、苦しさが欲しかった物なのだろうか。
299川の中で:04/01/27 15:40 ID:U5/nLF2c

隆が立ち尽くしていると離れて見ていた大樹がやって来た。
「ご苦労さん。よくやったね」
「いえ、みなさんのおかげです。
 作戦のほとんども大樹さんが作ったものですし…」
「でも、実行したのは君だよ。
 こいつは妖怪としては幼かったけど
 どんな大妖怪でも戦いたくない相手でもあった。
 人間である君だからやれたんだ。
 もっと胸をはっていいよ。」
大樹にねぎらわれ、隆は下げていた頭を上げた。
「どうしたんだい?」
「…考えてみるとこいつ何もしてないのに僕のせいで消えたんですよね」
隆の暗い顔に大樹は驚いた。
妖怪の、それも敵対していた妖怪の死を悲しんでいる
隆の精神構造が理解できなかったのだ。
「でも、こいつは僕らにとっては危険な妖怪だった。
 今はまだ妖力を封印する程度だったけど成長したら
 妖怪を消滅させるようになったかもしれない。
 今でも人間の姿をしていない妖怪には
 どんな牙をむいたかわからないんだ。
 僕らも君に感謝している」
大樹の言葉に隆は少し楽になった。
自分の行いを正当化するつもりは無いが
菜穂を助けるためには倒すしかなかった。
そう思うとようやく、戦いが終わった。
喜ぶ気にはなれないが後悔もしていない。
空しさもあるが達成感もある。
大樹に礼を言うと隆は菜穂の待つ家に急いだ。
300川の中で:04/01/27 15:42 ID:U5/nLF2c
3回目の投下終了です。
301名無しさん@ピンキー:04/01/28 00:30 ID:x1cJFdUq
ご苦労様です。
なんていうか、力ずくでなく弱点をついて倒す辺りが本職顔負けですね。
続きも宜しくお願いします。
302川の中で :04/01/28 17:15 ID:z+fSV0A3

謝るしかない。そして自分の気持ちを伝えよう。
許してくれるかはわからないが、やる事はやった。
そう開き直り隆はドアをノックした。
「菜穂姉、入ってもいい?」
何度も言った事のある言葉なのに喉にひっかかってしまった。
「いいよ」
隆にとって、とても長い一瞬の後に返事が来た。
隆はゆっくりドアを開け、中に入った。
菜穂が何日もこもっていたからだろう、
部屋はほのかに甘い空気が充満していた。
陽の光が差し込む派手な内装の和室の中で
菜穂はパジャマ姿のまま、椅子の上で膝を抱えて背を向けていた。
「菜穂姉・・・この間の事はごめん。
 物凄く身勝手な事をしたと思ってる。
 謝る事しか出来ないけど、
 出来れば許して欲しい」
菜穂の丸まった背中に隆は頭を下げた。
「オレは菜穂姉の事が好きだ。
 こんな時に言っていいのかわからないけど
 ずっと好きだった。今も好きだ」 
隆の告白が終わると菜穂は何も言わず椅子を回転させ
振り向いてから抱えていた足を床におろした。
そしてゆっくり歩いて隆の前に立った。
ほのかな石鹸の匂いが隆の鼻をくすぐる。
「隆も大きくなったねぇ。
 昔はあたしよりちっちゃかったのに」
菜穂は隆を見上げると感慨深げに眺め始めた。
隆は茶化されてるのかと思ったが
夜色の瞳に魅入ってしまい言葉を発する事が出来なかった。
あまりにも近くに菜穂が来ているため、心臓がうるさく鳴りだしている。
動こうとすればまた無理矢理抱きしめてしまいそうで動けなかった。
303川の中で:04/01/28 17:26 ID:z+fSV0A3

菜穂は両手を隆の両肩に乗せると、かかとを浮かせた。
隆の唇を菜穂の舌が通り過ぎた。
柔らかくザラッとした感触に、隆は驚きのあまり動けなかった。
「・・・返事のつもりなんだけど・・」
白い顔を桜色に染めて菜穂が口を開いた。
隆に菜穂の言葉が染みとおっていく。
隆はゆっくりと菜穂の口を唇でふさいだ。
硬直していた隆の腕がおずおずと菜穂の背中にまわり頭を抱く。
求めつづけた柔らかさを確認し
ようやく隆はこれが現実である事を認識した。
触れていた唇の間から遠慮がちに舌が進み出てくる。
再会した唇は別れをこばみ抱き合いつづける。
くちづけに慣れていない二人は互いの口の周りを唾液で汚してしまう。
息苦しさから菜穂が唇を外すと隆はいっそう強く菜穂を抱きしめた。
呼吸が整うのを待ちきれず、隆はすぐに菜穂の唇を襲う。
「んっ」
少し驚いたが菜穂もあきらめて動きを止めた。
まるで何か探しているかのように菜穂の口の中を隆の舌が這い回る。
柔らかな粘膜が荒々しく暴れまわる舌に蹂躙される。
二人は息継ぎをしながら何度も何度もくちづけを交わした。
隆は桜色の唇をついばみ、小さな口腔をなぶり、ザラッとした舌を弄んだ。
それでも満足しないのか抱きしめる腕の力は弱くなる気配もない。
隆の腕の中で唇を奪われつづける菜穂の胸に隆の右手が伸びた。
「ん・・・」
一瞬、ぴくりと反応した菜穂だったが抵抗はしなかった。
隆の大きな手がパジャマの上から菜穂のふくらみをまさぐる。
むにゅっむにゅと揉みしだく手の動きが激しさを増す。
304川の中で:04/01/28 17:28 ID:z+fSV0A3

「いっ!」
菜穂が痛みに声をあげ思わず唇が外れる。
「ご、ごめん」
「う、ううん」
くちづけを再開すると隆はゆっくりと優しく胸をまさぐった。
そして手をスライドさせ菜穂のパジャマのボタンに手をかけた。
脱がせやすいように菜穂は体を少し傾けた。
あまりスムーズではなかったが上から一つづつボタンが外されていき
ついに菜穂のパジャマの前がはだけた。
隆の指がパジャマの中に入り、ふくらみとふくらみの間を撫でた。
手が少し横に伸びた時に直接おっぱいに触れてしまい
隆はようやくブラジャーが着けられていない事に気付いた。
石鹸の匂いと下着を着けていない事で
菜穂の覚悟に気付けるほど隆は経験豊かではなかった。
初めて触れる菜穂のおっぱいに感動してそれどころではなかったとも言える。
風呂上りの菜穂の肌はまだ渇きっておらず、しっとりとして
隆の手の平に吸い付き、隆の指を歓迎している。
隆は興奮して荒っぽくなる手でなるべく優しくふくらみをまさぐり乳頭をつまんだ。
指先でくにくにと乳首を揉み、指の腹で引っ掻く。
キスを止めて菜穂のパジャマを脱がせた。
上着を脱がされ露わとなった胸を隠すように菜穂は隆に抱きついた。
隆はもう一度キスをして抱きしめたまま、かかえるように布団まで運んだ。
ゆっくりと隆が体重をかけると
菜穂はしがみついたまま布団の上に倒れていった。
菜穂を寝かせてしまうと隆は輝くように白いふくらみに顔を近づけ
桃色の突起にキスをして口の中に収めてしまった。
「ニャンッ!」
くすぐったかったのか菜穂の口から笑い声があがったが
しばらくすると笑い声は甘い悲鳴に変わっていった。
おっぱいを吸いながら舌で突起をなぶる。
はむはむと唇で甘噛みし胸のふくらみを愉しむ。
305川の中で:04/01/28 17:30 ID:z+fSV0A3

胸を揉んでいた手を止め口を離すと、隆の手が菜穂の下のパジャマに伸びた。
隆は指を少しだけパジャマの中に入れ下着を同時に掴んだ。
菜穂はこれからされる行為を想像し、紅い顔を横に向けた。
隆の手が下着も同時にゆっくりとずり下げていくと菜穂の秘部がさらされていく。
真っ白な菜穂の体にふさわしくそこも真っ白で
ぴったりと閉じた秘裂まで同じ色をしていた。
初めて人の目にさらされた恥丘は
一本の筋が綺麗にひかれているだけで他に何もない。
その美しい姿に見とれてしまい隆の手が止まる。
はやる気持ちをおさえパジャマをずり下げていく。
菜穂は足をピッタリと閉じているので簡単に脱がせられてしまった。
パジャマを放り投げてしまうと隆は
何にも覆われていない菜穂の秘部に顔を近づけた。
隆の視線がぴったりと足を閉じて硬直している菜穂の恥丘に注がれる。
荒い鼻息がかかり、嫌が応にも熱い視線を意識させられ
菜穂の体が内側からしびれるように熱くなっていく。
猫の姿の時はいつも裸で、何度も隆に見られた事があるのに
体毛のない姿を見られるのはなぜか猛烈に恥ずかしかった。
隆の震える指がすべすべの恥丘をそっと撫でる。
「にっ!」
思わず出てしまった声をかみ殺し菜穂は羞恥から耐える。
ぷにぷにと柔らかい感触の恥丘を隆の指が遠慮がちに擦った。
割れ目に指を這わせると噛み殺した声があがり菜穂の体がますます硬直する。
隆が指をさらに下にいかせようとすると閉じた足がそれを許さなかった。
「力抜いて」
隆の声を聞くとほんの少しだけ力が緩まった。
その隙を突いて隆は太ももの間に手を差し込み足を開かせる。
菜穂は恥ずかしさのあまりまたすぐに足を閉じようとしたが
そこには既に隆の頭が潜り込んでいた。
妖力を取り戻した菜穂が本気で力を入れてしまえば隆を怪我させてしまう。
その事がわかっている菜穂は足を閉じる事が出来なくなってしまった。
306川の中で:04/01/28 17:32 ID:z+fSV0A3

抵抗をやめた菜穂の震える太ももをつかんで広げさせ
隆は菜穂の秘所を間近で眺め始めた。
色素の沈着していない恥丘の真中から
ピンク色の秘肉が顔を覗かせている。
その亀裂の下にはお尻の穴が
恥ずかしそうに震えながらたたずんでいる。
石鹸の匂いで隠し切れなくなった女の匂いが隆の鼻をくすぐり始めた。
その匂いをしっかりと嗅いで、眺めていると
恥ずかしさに耐え切れなくなったのか、また菜穂の足に少し力が入った。
隆が太ももから腕を外し指で割れ目を少しだけ広げると
菜穂から小さな悲鳴があがった。
触っていいものか悩んだ末、隆は割れ目に舌を添えた。
「やぁっ!」
やり方がよくわからず恐る恐る舌を動かし愛撫した。
初めて舐めた女性器はしょっぱい味がした。
「ん・・はァっ・・・」
体をそらし耐えようとする菜穂の口から声がこぼれる。
隆は立ち上がり急いで服を脱いだ。
隆は知識としてはもっと愛撫すべきだと知っていたが
これ以上は我慢する事ができなかった。
裸になってしまうとすぐに菜穂の上に覆い被さった。
顔を重ね唾液を交換する。
そのまま隆は自分の膨張したモノを握り菜穂に侵入しようとする
が、入り口がよくわからない。
隆がしばらく悪戦苦闘していると隆のモノを菜穂の熱い手が握った。
その手が冷たく感じられるほど隆のモノは熱く、張り裂けそうになっている。
誘導されようやく入り口がわかった隆の視線を感じ菜穂が目を閉じた。
それを合図に隆の腰がゆっくりと菜穂に落とされた。
307川の中で:04/01/28 17:34 ID:z+fSV0A3

「んにぃっ!!」
菜穂は目を閉じたまま、宙を握り締めた。
菜穂が本気で隆をつかめば怪我させてしまう為につかめないのだ。
菜穂が痛がる様子を見て、隆は一瞬だけ躊躇した。
しかし、すぐに思い直し一気に腰を突き入れた。
なかなか思うように菜穂の中に入っていかずゆっくりと浅く前後させていく。
菜穂が少しずつ受け入れる事ができるようになってきた所で
隆は一気に菜穂を貫いた。
菜穂の中に収めてしまうと隆の動きが止まった。
強烈に締め付けてきて痛いほどだが
一つになれたという喜びに体は打ち震えていた。
隆はしばらく初めて味わう女に浸っていたが
菜穂が目を閉じて必死に耐えている姿を目にして腰をひいた。
早く終わらせてあげた方がいいような気がしたのだ。
強く握り締めてグーを作っている菜穂の手を隆の手が包んだ。
隆が突き入れるたびに少しづつではあるが菜穂のなかが広がっていく感覚があった。
粘膜同士が擦りあい刺激する。
加減もわからず激しく腰を前後させていると
動きに合わせて快感が膨張していく。
菜穂の方は何が行われているのか把握すらできていなかった。
何百年と守ってきた純潔を失った痛みに下半身の感覚を奪われ
ただ、行為の終了を待つだけである。
荒々しく動いていた隆が止まると菜穂は中に精液を流し込まれた。
一滴残らず注ぎ込むように隆はすぐには引き抜かず余韻に浸った。
息が少し整うとゆっくりと菜穂の中から引き抜いた。
大量に流し込まれた精液が、腫れ上がった濃桃色の割れ目から
赤いモノをともなってこぼれだす。
「…終わったの?」
まだ、異物感が消えていないので菜穂は抜かれた事がわからなかった。
しかし、隆の様子の変化で行為の終わりをさとり目を開けた。
すぐ目の前に隆の顔があり驚かされる。
308川の中で:04/01/28 17:36 ID:z+fSV0A3

「ありがとう」
隆が見つめたままお礼を言ってきたが
菜穂は何を言っていいのかわからず黙っていた。
隆はもう一つの手で、グーのままだった菜穂の拳をひらかせて指を絡めた。
握り締めすぎて感覚を失いかかっていた手が、大きな指にほぐされていく。
触れ合う唇が優しくて暖かくて、菜穂の瞳から涙がこぼれた。
菜穂は今日でこの家から出て行こうと決めていた。
隆が自分の事を好きだといったら抱かれてから出て行こう。
そして離れた所から龍宮寺家を見守ろう。
それが自分に出来る最良の道だと思った。
龍宮寺家を守り隆を裏切らないのはこれしか無い。
だけど、なんで嬉しいのだろう。
なんで悲しいのだろう。
望まれたから抱かれただけのはずなのに、なぜこんなに嬉しいのだろうか。
離れるのは昔と同じようになるだけなのに、なぜこんなに悲しいのだろうか。
自分でもおかしいと思うのに涙が止まらない。
唇を外した隆が、自分を見ている事に気付く。
隆の表情がにじんで見えなくて、不安になっていると抱きしめられた。
きつく抱きしめてくれる優しさが嬉しかった。のしかかる重さが暖かかった。
まわされた腕の中ではっきりと自分の気持ちに気付いてしまった。
今なら、力を失ってでも好きな人に抱かれたいと言った湧の言葉がわかる。
隆の胸板で涙を拭くと、まわされた腕の片方が外された。
その腕につられるように、密着していた隆の体が少し離れる。
隆は優しい眼差しで見つめながら、
曲げた人差し指と中指の関節で菜穂のあごの下をくすぐるように撫でた。
菜穂の大きな目が細まり、ゴロゴロと喉をならしながら
細いあごが少しづつ突き出される。
思わず甘えてしまった菜穂がはっとして軽く睨む。
菜穂の可愛らしい仕草に隆の顔が笑顔に変わる。
隆は謝罪の代わりに菜穂の顔中にキスをした。
最後に唇をあわせてから離れると隆の真剣な眼差しが菜穂を捕らえた。
309川の中で:04/01/28 17:38 ID:z+fSV0A3

「菜穂姉、出て行くなよ」
菜穂は一瞬、何を言われたのかわからなかった。
菜穂を映す目は真剣で、そして優しい光をたたえていた。
「なんで…?」
やっと出てきた言葉は出て行こうとしていた事を認める言葉だった。
隆の目をみてしまい、思わず本音がこぼれてしまった。
「菜穂姉さえよければオレとずっと一緒にいて欲しい」
穏やかだが力強い言葉に、思わずうなずいてしまいそうになる。
うなずけたらどれだけ楽だろうか。
だけど、それは許されない。
「だ…め…。だめ…だよ」
目覚めたばかりの感情を裏切ると心が突き刺されたように痛んだ。
菜穂が必死に振り絞った声はかすれていて、ほとんど声になっていなかった。
「三衣さんから聞いたよ。
 うちの事を考えて出て行くと言ってるんだろ」
返事は無い。
菜穂は片手で涙を隠し体を震わせている。
「そんな事は気にしないでいいんだ。
 菜穂姉は、菜穂姉の気持ちを聞かせてくれよ」
返事は無い。
隆はしばらく待ったが、返事をしてくれない事を悟り言葉を続けた。
「龍宮寺家を存続させる上に菜穂姉がうちにいれる方法があるんだ。
 聞くだけ聞いてくれないか」
菜穂が手をどけて涙でぐしょぐしょの顔を見せた。
「あ、ある…の?」
「ある。
 菜穂姉がオレの子供を産んでくれたらいい。
 そしたら、後継ぎができるんだから菜穂姉が出て行くことないだろ」
310川の中で:04/01/28 17:40 ID:z+fSV0A3

隆の提案を聞いた菜穂の顔に失望の色が浮かぶ。
「あたし・・・あたし産めないもん。
 そんな能力持ってないもの」
できるのなら悩んでいない、無神経とも思える隆の言葉に腹が立った。
「産めるようになればいい。思いが命を作るんだろ。
 オレは菜穂姉が好きだ。
 命を誕生させるだけの思いを持っている。
 だから、産んでくれ」
諦念に支配されていた菜穂の顔に僅かではあるが変化が現れた。
「産めるように…?」
「前に菜穂姉、言ってただろ。
 昔は人間の姿になれなかったって。
 なれるようになってからも人間と暮らしは出来なかったって。
 猫娘の姿になれるようになったのも、
 戦後の猫娘伝承と混ざったからなんだろ。
 どんどん変わってるじゃないか。
 だから、子供を産めるように変わってくれたらいい」
菜穂は今までそのような事を考えた事も無かった。
確かに隆の言うとおり、今までも色々と変化はあった。
だが、そのほとんどは”いつのまにか”で”人間の思いによって”だった。
自分から変わると言う発想を持った事が無かった。
しかし、確かに変わってきた。
当主や仲間が死んだわけでもないのにめそめそと泣いている自分も
明らかに昔と違っていた。
「・・か、変われる?
 ・・・・あたし子供産めるのかな?」
戸惑った表情のまま菜穂がつぶやく。
「産めるさ。オレは菜穂姉と一緒にいたい。
 菜穂姉にオレの子供を産んで欲しい。
 まだ、学生だけど・・・きっと幸せにするから。
 オレの子供を産んでくれないか」
311川の中で:04/01/28 17:44 ID:z+fSV0A3

重なった肌が隆の胸の鼓動の速さを菜穂に伝える。
涙まみれの顔で菜穂の小さな口がほころんだ。
「・・・それ、プロポーズ?」
「そうだ」
「・・・うん、あたし産む。
 頑張って子供産んでみせるよ」
そこまで言うと菜穂は隆を抱きしめて唇を奪った。
下になっていた菜穂は隆に抱きついたまま反転し上になった。
くんくんと匂いを嗅ぐように口と口を近づけると唇を隆の唇に擦り付けた。
唇の間からチロッと出した菜穂の舌が隆の唇をザラザラと刺激する。
隆の手が菜穂の胸をもみ始めると、菜穂が甘い吐息を漏らし始めた。
今度はリードしようとしたのに、またリードされ始めた菜穂は
隆の手から逃げるように立ち上がった。
隆をまたいだ菜穂は少しだけあとずさり、排便する格好でしゃがみ始めた。
ゆっくりしゃがんでいく姿は隆から見れば秘所が丸見えである。
菜穂は陰毛すらないので隠すものが何もない。
菜穂がしゃがんでいくと精液と血で汚れテラテラと光る媚肉があらわれていく。
扇情的な光景にすでにはちきれんばかりの隆を菜穂の手がつかみ
秘裂にあてがおうと誘導する。
菜穂はしゃがんだままつま先で前後にずれて位置を調整する。
隆は菜穂の白い膝の間から見える結合していく様子を見守っていた。
頭だけが入ると菜穂の小さいお尻がビクッと浮いてまた抜けた。
もう一度、菜穂が戻り結合していく。
「ん・・・」
菜穂は肉棒から手を離すとゆっくりと体重をかけていった。
目を閉じたまま膝をつかんでゆっくりとお尻を隆に乗せていく。
さっきほどではないがやはりまだ痛い。
しかし、その痛みも隆がくれたものだと思うと愛おしい。
「ん・・・はぁ・・はぁ・・」
まだ全部は飲み込んでいないが、つま先で立っている
今の姿勢ではこれ以上は無理なのか菜穂の動きが止まった。
312川の中で:04/01/28 17:45 ID:z+fSV0A3

そのままの姿勢で息を整えていた菜穂が目をあけて隆に微笑んだ。
ゆるやかに菜穂の腰が前後に動き出す。
「んっ・・・あっ・・」
ほんの少ししか動かない菜穂の口から音が漏れ出す。
膝の間から結合部を見せつけていた菜穂の動きがとまった。
膝を床に降ろし足の甲も床につけてさらに深くめり込ませる。
そして自らを貫く肉棒に遠慮するように
上半身をおそるおそる前に倒した。
「ごめん、隆動いて・・。あたし・・・」
息も絶え絶えに菜穂が声を出すと隆は菜穂の腕と腰をつかんで
反転させ、また菜穂を下に敷いた。
「・・ゆっくり・・して」
隆が腰を動かそうとすると菜穂が懇願する。
菜穂の肉付きの薄い締まった尻を隆の指が撫でまわす。
じっとりと濡れた尻を揉むと
菜穂の口からくーくーとせつない音が漏れた。
その柔さを存分に愉しんでから隆はゆっくりと腰を動かした。
「あ、あ・・出て・・ってる・・ぅ・・んっ・・くる・・」
菜穂は少しづつ今何をされているのか把握できるようになっていた。
隆は片手で菜穂の細い腰骨をつかみ、
もう片手はぷるぷると揺れる菜穂の胸をつかんでいた。
だが、ゆっくりと動くのに我慢できなくなると
片手を菜穂の頭の後ろにまわし
もう片手で菜穂の背中をつかむと激しく腰を動かしだした。
抱き合った姿勢でごりごりと菜穂の中をえぐる。
可憐な秘唇を責め立てられた菜穂は隆の首に片腕をまわして耐える。
粘液まみれの粘膜が擦れ合い、淫らな音を奏でている。
激しい責め苦が終わると耐え切ったご褒美に猫娘は精液を流し込まれた。
突き立てられた肉棒からさらに搾り取るように菜穂の中が締まった。
313川の中で:04/01/28 17:47 ID:z+fSV0A3

快感に身を任せ呆ける隆にしがみついたまま
菜穂はうっとりと目を閉じた。
隆の首にまわしていた手でお腹を撫でる。
「・・・これで、赤ちゃんできるかな・・・」
目を閉じたまま幸せそうにつぶやく菜穂に
快楽の波から帰ってきた隆が答える。
「できるさ。出来ると願ってるんだから出来る」
力強くそういわれると本当にそんな気がしてきて菜穂は目を開いた。
息も整わないうちに隆が唇を奪ってくる。
唇を重ねたままみつめあい二人は笑った。
「あっ、ごめん隆。痛かった?」
行為の最中に思わずしがみついてしまい
菜穂は隆の背中に引っ掻き傷を作ってしまっていた。
血が流れ肉がみえるほどの傷だったが、菜穂にむかって隆は微笑んだ。
「菜穂と結ばれた証だから勲章だよ」
さりげなく呼び方を変えられた菜穂のほほがピンクに染まる。
「あたしも・・あ、あなた。とか言ったほうがいいのかな・・?」
「好きなようにいいよ」
軽いキスで菜穂の口を封じて隆がささやく。
菜穂の嬉しそうな顔で隆は妖怪との勝利を心から喜べた。
自分が人間だったから勝てたのだと思うと誇らしくなる。
今まで、妖怪になりたいと思った事がある。
自分と菜穂に流れる時の違いを思うたびに妖怪になりたいと思った。
だが、今は違う。
菜穂を守れない妖怪になるぐらいなら
守れる人間でいたいと思った。
314川の中で:04/01/28 17:50 ID:z+fSV0A3

二人は布団の中で互いの方を向いて横になり見つめあった。
「名前なんにする?」
隆の言葉に菜穂がくすくすと笑う。
隆はもう子供の名前を考えているのだ。
生まれてくる事に決まっているらしい。
「どうなるのかなぁ?
 隆の子だから当主で
 あたしの子だからその守護者でもあるんだよね・・」
「凄いナルシストだったり
 自分の体に凄く気を使う、健康マニアにだったりするんじゃないか?」
「えー!?」
「ま、あくまでも予想だから・・
 でも自分を守る為に強くなろうとしたりはするかも」
「そうだね、そういう子がいいな」
「きっといい子だよ」
「うん・・」
今朝起きたときはこの家を去る決意をしていた。
なのに、いま未来の子供の話をしている。
隆はなんて凄いんだろう。
あんなに悩んだ事をたった一言で解決してしまった。
こんなに凄い能力はきっとどんな妖怪だって使えない。
隆の事を思うと胸が高鳴る。
菜穂はすでに変わり始めている自分に気付いた。
熱っぽい視線を感じ、隆の手が菜穂の頭を撫でた。
「菜穂、・・・幸せにするから」
菜穂は隆に抱きついて、隆の胸に顔を擦り付ける。
四百年ほど前に龍宮寺家に飼われていた猫は
今日、隆の腕の中で龍宮寺家の花嫁になった。
お腹に感じるぬくもりに菜穂は目を閉じる。
「もう・・・してもらった」
315川の中で:04/01/28 18:02 ID:z+fSV0A3
これで全部投下終了です。
長い間スレを占拠して申し訳ない。
途中感想くれた人ありがとう。
スレ違いなSSを怒らないでいてくれた人もありがとう。

>>192ごめん、百鬼は読んでない。
>>288百鬼?リプレイのキャラだっけ?ごめんよくわからないです。
316名無しさん@ピンキー:04/01/28 22:14 ID:xgvoGbom
>>315
乙です!二人の相手を想いやる気持ちが感じられる、いい話でした。
また作品書いてください。
317名無しさん@ピンキー:04/01/28 23:32 ID:BOeebTxr
>>315
ダメだ、これはダメだ!
読んでて萌え死んでしまう、転がってしまう。
にゃあとか声を漏らすところなんか、ゴロゴロ喉を鳴らすところなんか可愛くって仕方ないです。
人と妖怪の愛にこんな形で幸せにできるなんて感動です。

その一方で読みながら、「処女膜の防護点は何点だ?」とかいらんことを考えてたりw

あと、百鬼やリプレイは読まれてないのですね、残念です。
だったら、ケロヨンの今井浅香とか、お釣り妖怪の堂花とかは更にマイナーだなあw
本命としては湧と輝之介のドタバタ学園ラブコメ、そこに転校してくるラウとか読みたいなあ。
人狼の大上恭子と流なんてのも読みたいなあ。

まあ好き勝手に言ってるだけなのでうっちゃっておいて、
また何か書く意欲が湧いたらお願いします。
318名無しさん@ピンキー:04/01/29 03:09 ID:YG10HM7u
>>315
感動しますた。
319名無しさん@ピンキー:04/01/29 03:29 ID:BtEAJ2yT
グッジョブ!
えてして鬼畜・凌辱系になりがちな触手・妖怪スレで
ほのぼのとした感動系の純愛をかける貴殿を、
神と称しても差し支えないのではなかろうか?

>>318
最近、SS職人に萌え殺される読者が増えています。
お気をつけ下さいw かく言う俺も…
萌えすぎてツッコミ箇所忘れたし

一通りマンセーしたところで、次回作も期待してますの( ∩゚∀゚)∩age
320名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:09 ID:fbxBvbmk
>>315
もしかして「へびのかみさん」の作者さんと同一人物でしたか?
321名無しさん@ピンキー:04/01/29 21:22 ID:NQyhh1Ex
>>315
スバラシイ。
てか、こんな良作をにちゃんに投下しちゃっていいのか?
322315:04/01/29 21:22 ID:KGgB2Mnh
感想ありがとう。
また何か書けたら来させてもらいます。
>320
はい、そうです。
323名無しさん@ピンキー:04/01/29 21:59 ID:OHXTTP/O
ご注進!ご注進!
こんなところに無断引用されてますよ!
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/2029/1053455681
324名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:22 ID:fbxBvbmk
>>315

>>323ということになっておりますので、事後承諾になってしまい申し訳ありませんが、
この掲示板(ラ板・卓ゲー板の妖魔百鬼スレの外部保管サイト)への収蔵を許可して頂けますでしょうか?
NOということでしたら、管理人に連絡をとって削除して貰いますので。
325名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:32 ID:OHXTTP/O
著作権を犯さぬよう、争いごとにならぬよう、
(許可をもらってないなら)NO扱いにするのが世間のたしなみ。
326名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:34 ID:fbxBvbmk
>>325
2chは著作権の適用外、と思ってる人が多いんだよなあ。
327名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:41 ID:OHXTTP/O
基本的に作者(著作権所有者)不明だからね。
歌なら作者不明だと著作権協会に金払わずに済むらしいし。
328名無しさん@ピンキー:04/01/29 23:01 ID:fbxBvbmk
蔦矢×沙菜のラブラブ尻に敷かれもの書いて下さい。
329315:04/01/30 00:00 ID:KWCqSiKN
>324
はい、わかりました。

すげーいっぱい感想ついてると勘違いしたのが悲しいけど。
330名無しさん@ピンキー:04/01/30 00:11 ID:J2v5/Sjc
とりあえず、無許可でやった以上、削除だろうな。

>感想
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)
ttp://comic.2ch.net/test/read.cgi/comic/1066491513/l50よりの引用
331名無しさん@ピンキー:04/01/30 00:38 ID:CGr9r6Ft
バイオハザードのBOW(生体有機兵器)の行動原理は「男は殺せ、女は犯せ」だと脳内設定
した上でプレイしてる人はいますか?
332名無しさん@ピンキー:04/01/30 01:12 ID:ao6UBZkL
>>331
ノシ
333315:04/01/30 17:13 ID:KWCqSiKN
書き忘れ。
川の中で、の一レス目は原作「身飾り」のプロローグの改変です。
本編とつながって無いと叩かれてたので
あれはこの事件につながってたって感じにしたくて拝借しました。
334名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:04 ID:XpTfUldW
>>333
そんな叩きあったっけ?
二次創作なんだし、必ずしも本編に繋げる必要もないと思うが。
本人さんの拘りでそうしたいならそれも有りだろうけど。
335名無しさん@ピンキー:04/01/30 22:24 ID:blpeK0lU
削除依頼出したの?
336名無しさん@ピンキー:04/01/30 22:28 ID:Dx4ZxBbM
バイオハザードネタの場合、人間同士はバイオスレで、BOW(クリーチャー)×人間はここで
って事になるのかな?
337名無しさん@ピンキー:04/01/30 22:49 ID:vRX8z27P
むしろ人間×クリーチャーで
普段の屍姦とはまた一味違う体験が

おえっ
338名無しさん@ピンキー:04/01/30 23:08 ID:XpTfUldW
>>336
まあなんだ、
ここがスレ違いとは言わないけど、本スレが寂しいんだからそっちで盛り上げた方がいいと思ったりも。
339名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:21 ID:V1PEgp4j
ぬいぐるみコンビの三太×マーナで書いてほすい。
人間に変身する方法を三太から手取り足取り腰取りで教えて貰うマーナきぼん。
人間に対する不信感に囚われてしまったマーナを子供達の純粋な愛情で解きほぐし、
子供を守るために命をかける保母さん達を見て、少しずつ心を開いていくような感じで、
内面描写をしっかり書いたのをきぼん
340名無しさん@ピンキー:04/02/01 05:44 ID:Bvd621Pw
もっと怪物が力づくでやっちゃうようなのキボン
341名無しさん@ピンキー:04/02/01 13:40 ID:rPsML9/L
愛が欲しい
342転載人:04/02/01 23:04 ID:fJmd/gsL
妖魔夜行SSの作者様。
>>323に無断転載した「川の中で」は管理人に削除していただきました。
大変ご迷惑をお掛けしました。
343名無しさん@ピンキー:04/02/02 17:17 ID:zRhK01st
「川のなかで」に激しく萌えてしまった後なので
説得力もクソもないが…

これって一応スレ違いだよな?
「蜘蛛女の〜」が辛うじて触手だから、その別視点版と割り切ればありかもしんないけど。

しかし、誰もそんな指摘しなかった事に作品への評価の高さが伺える希ガス

最近、触手や怪物の出てくる凌辱モノ投下されないね。
妖魔夜行SSマンセーな雰囲気のせいで書きにくいとか?

職人さん&新人さん、期待してますよ
344名無しさん@ピンキー:04/02/04 00:40 ID:B4lkiPBr
海外のこの手の小説を勝手に翻訳しているんだが、需要はあるんだろうか?
ここにあげるのは権利的にマズイかなあ。
345名無しさん@ピンキー:04/02/04 01:01 ID:BQl2vGo3
それはさすがにどうかと思うが
346名無しさん@ピンキー:04/02/04 01:10 ID:JT1khnhZ
>>344
海外って、かえって権利関係がガクガクブルブルな気が…
347344:04/02/04 02:10 ID:B4lkiPBr
権利といってもフリーのweb短編小説なんだけどね。
礼儀の問題として、筆者達に連絡とれば無問題なんだろうけど、
さすがにそこまでは腰が重くて・・・リンクが消えちゃったのもあるし。
まあ、あげるかどうかはともかく趣味なんで翻訳は個人的に進めとくです。
348名無しさん@ピンキー:04/02/04 08:28 ID:3oaP7Xko
怪物に犯されてるのが読みたい
349名無しさん@ピンキー:04/02/04 08:53 ID:shrfgveQ
>>344
私は読んでみたいです。
ぜひあげてほしいです。
350344:04/02/06 01:41 ID:+2UPJnTO
いろいろ考えたのですが、そのままあげるのはやっぱり作者に悪いし
(実害はないと思いますが)、芸もないかなあ、と。
今のところ固い訳しかできてないし、もうちょっと個人的にこうしたら、
みたいなところを付け加えたり、いじったり「翻案」みたいな形にしてみようかと。
ちょっと逃げっぽいですが、そんなのでもいいでしょうか?
どっちにしろ時間はちょっとかかりそうですが・・・
>>349
351昔してた触手モノの妄想:04/02/06 02:05 ID:ITZul6V7
今僕の前には一人の女の子がいる。
10年ごとに僕に捧げられる生贄のこだ。
まぁ、食べるわけじゃないよ?
違う意味では食べちゃうけどさ。
…ともかく話を聞いてみようかな。
『お嬢さん、本当にいいのかい?』
「はい、山神さまにこの体を捧げることが
 今まで私の面倒を見てくれた皆への恩返しですから」
ふむ、一応覚悟は出来てるか。
それじゃあ、いただきますかね。
交わりによって僕は神通力を得る。
そして雨降らしたりする、なんとも素晴らしい関係だこと。
僕は人が見ればでっかいマリモと思う体から
触手を出して女の子を持ち上げた。
『それじゃあ、はじめるよ』
「は、はい」
とりあえず何か初めてっぽいし優しくしてあげないとな。
知り合いの神は無理やりしちゃうのもいるけど
こういうのはやっぱりお互いが気持ちよくならないとね。
352349:04/02/06 20:33 ID:TM9y3t2a
>>350
こちらもまったりと、344さんの翻案が完成するのをお待ちしてます。
353名無しさん@ピンキー:04/02/12 22:43 ID:SWRdFpDS
354名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:04 ID:/YOWUes3
おとぎ奉りキボン
355名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:11 ID:dASiCbH5
おとぎ奉りってBATSUGUNの人だよね。
アクション系苦手だしシューティングなんかそれまでやったこともなかったけど
絵で惚れてあれだけは何回かプレイした。
コミック版を単行本だか同人誌だかでまとめたのがあるそうなんで読みたいなあ。
356名無しさん@ピンキー:04/02/18 18:58 ID:djX38+Xx
ウネウネホシュ
357名無しさん@ピンキー:04/02/21 00:22 ID:76Y2yiOV
〜ホシュ中〜
358名無しさん@ピンキー:04/02/22 18:04 ID:rUeC1Tai
ここはあくまでオリジナルを書き込むスレなのかな?
こんなのを見つけたんだがガイシュツでしょうか。

ttp://blue.ribbon.to/~shinonome/contents/reimei/reimei_menu.html
ttp://blue.ribbon.to/~shinonome/contents/souzou/souzou_menu.html

この作者タンにはこの手のをもっと書いてほしい・・・
359名無しさん@ピンキー:04/02/29 18:10 ID:kIB1+Tbm
ほす
360名無しさん@ピンキー:04/03/01 08:38 ID:P6E0tbk2
よし、この流れなら書ける。オリジナル女戦士、陵辱ものです。


どれだけの戦いの時間が過ぎたであろうか。
私は目の前で黒々とそびえ立つ魔物へと剣を向けた。
まるでメデューサのように無数の触手を靡かせる化け物。
愛用しているロングソードはすでに触手の体液で赤黒く染められている。
もはやぬるぬると濡れる刀身に切れ味は無くなっていた。
だが、いま目の前の触手達から私を守るのは、この愛剣しか無かった。
女――それもまだ少女といっていい歳である私にとって、重い鋼鉄のロングソードは持ち続けるだけでも体力を消耗してしまう。
これで騎士のように鉄製の鎧でも着けていたなら、とうに私は倒れていたことだろう。
薄い皮のビキニのみを纏っているので、なんとか立ってられるのだ。
しかし、その身体も流れる汗でじっとりと濡れていた。

化け物――無数の触手を蠢かせるそれを倒した者には、この地の領主より懸賞金が与えられる。
私たち一行は、その金と名誉を求めるべく化け物の潜む洞窟の奥深くまで入っていったのだ。
だが、私たちが想像していたよりも遙かに――化け物は強かった。
その自らへの過信の代償として、五人のパーティは私を除いてすべて床に死体となって転がっている。
いずれも私とは長い付き合いだった。そんな彼らが恐怖に目を見開いたまま地面に倒れている姿は正視に耐えない。

しかし今、私はそれどころではなかった。まるで鞭のように無数の触手が私へと襲いかかってくる。
びゅんびゅんと風を切りながら、薄いビキニしかつけていない身体へと。
私はそのたびに、右へ避け、左へ飛び、避けきれない触手は剣を振るって弾き飛ばす。

私はいつしか防戦一方になっていた。
361名無しさん@ピンキー:04/03/01 08:40 ID:P6E0tbk2
すでに私に残された体力は無かった。もはやフラフラになりながら触手を避け続ける。
怪物がその気になれば、私などあっという間に殺すことができるだろう。
(なのに何故私を……他の四人のようにひと思いに殺さないの? その気になれば、もう簡単でしょうに……)
その時、突如として触手達がほぼ同時に私の足へ向かって伸びた。
ぼんやりと考えていた私は、それをかわすタイミングが一瞬遅れた。
辛抱強い魔物がかけた罠に、私はかかってしまったのだ。
「あッ!?」
私は自分の両足に触手がからみつく感触がした。
ひんやりと冷たい感触。氷を当てられたように肌がすくむ。
それと同時に触手の獣じみたむっとする臭いが伝わり、私は意識が朦朧としてしまう。

すぐに両膝に絡みついた触手がぐいっと引かれた。
私は悲鳴を上げる余裕もないまま、尻餅をつかされた。私の臀部が床へと叩きつけられ、痛みに顔を顰める。
魔物は一気に勝負をかけてきた。残された触手がほとんど同時に私へと襲いかかり、持っていた剣を床の奥へと投げ飛ばす。
「しまった!!」
私が叫んだ時、両腕にもそれぞれ二本ずつ触手が絡まり、私は自由を失ってしまった。
(な……しまった……油断していたわ!!)
パニックで頭が働かないまま、とにかく本能的に逃げようと仰向けのまま両手両足を暴れさせる。
だが触手はがっしりと私の身体へと絡みつき、びくりともしなかった。
恐怖が、遅れて私のもとへと訪れた。
私は魔物に捕捉されてしまったのだ。
362名無しさん@ピンキー:04/03/01 08:42 ID:P6E0tbk2
突如、両膝に激痛が走った。私は視線を走らせる。
そこでようやく、無数の触手によって足が絡まれ、左右に大きく開かれていくのに気づいた。
最初、私はなにが行われているのか理解できなかった。たちまち両膝はM字型に開脚させられた。
魔物の目の前で恥ずかしい格好をさせられ、羞恥に赤くなる。
「な、なにを……するのッ!」
魔物は無論、私の問いに答えることは無かった。しかし次の行動によって、その答えを示していた。
さらに触手が私のパンツへと伸び、左右の脚の隙間から中へと押し入ってきたのだ。
冷たい感触が私の下半身を撫でていく。
「やぁ!! やめ……ッ!」
悲鳴をあげる間もなく、触手が私の中へと無理矢理に挿入されてきた。
それと同時に、私の胸の双丘へ触手が絡みつき、ビキニ鎧ごしに揉みしだいていく……。
「ヒィ!!」
ようやく魔物が私にしようとしている事を悟り、私は恐怖に顔をこわばらせた。
激痛が私の下半身から伝わり、私は海老ぞりに背筋を反らす。
反射的に手足をばたつかせたが、触手はここぞとばかりに力を込めて私を縛り付ける。
私の中に冷たい触手がナイフのように切り込んでくる――
まだ処女である私の膣口が強く締め付けていくが、触手はお構いなしに押し込んでくる。
激痛に私は気が狂いそうになった。
「いやぁーーーーーーーッ!!!」
私はいつしか涙を零していた。
残った触手が嘲るように私の顔を撫でていく。そして私の口の中にまで触手が押し込まれていく。

意識を失う寸前、魔物の触手の先端から何かの熱い液が私の子宮の中へと流れ込んでくるのを感じた……。
363名無しさん@ピンキー:04/03/01 23:19 ID:/9+rViAp
一人称なのがいまいち
364名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:04 ID:dk5oXL9Y
俺は1人称好きだけどなあ。

もっと恐怖や羞恥の感情をねっぷりと描写して欲しい気もするが。
365名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:31 ID:mDXOeqPt
ともあれGJ。
366名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:33 ID:q7XNiz+a
うーん、
前ふりが長いわりに挿入されてから至極あっさりなのが残念ですなあ。
気絶させることでエロ描写を書くことから逃げている、ともとれます。
367360:04/03/02 02:39 ID:IW6UNmVg
なるへそ。
まぁ、職人さん待ちの時間つぶしに
短めのやつを軽く書こうと思ったんで。

次はもっと、ねっぷりとしますわ(w
368名無しさん@ピンキー:04/03/02 03:13 ID:q7XNiz+a
>>367
いやいや、待ちなどとおっしゃってるが投下した瞬間からすでにあなたも立派な職人さんなのです。
> 次はもっと、ねっぷりとしますわ(w
楽しみにしてますよ。
369931K2:04/03/06 16:21 ID:8UK88Qd4
「なんで、こんな辺鄙なところに住んでいるんだろう」
と、孤島に向かう小さな船を運転しながら、エリッサはふてくされた。
彼女は小さな港町の郵便局員。とは言っても、正規の局員ではなく、
単なるアルバイト。
「小遣い稼ぎも楽じゃあないな」
今、エリッサは港から少し離れた島へ向かっている。そこには、一人
の変わり者が住んでいると評判で、余程の用事が無い限り、誰も近
づこうとはしない。言ってみればいわく付きの場所であった。港を出て、
すでに五分。目的の孤島が、彼女の視界に入って来る。
「相変わらず、気味の悪い島ね」
海は青く、雲ひとつ無いような快晴の空模様。だが、その島にだけは、
何故か不穏な空気が垂れこめている。それを、エリッサは肌で感じて
いた。
「よいしょっと・・・」
島の浅瀬に錨を下ろしたエリッサは、白い砂浜をてくてくと歩き出す。
海水が透き通っていて、ここが文明に汚染されていない事が、良く
分かる。
「さて、行くか」
そう言って、ビキニの紐をきゅっと締めなおすエリッサ。日焼けした
素肌に白いビキニの上下。それが、海育ちの彼女が好むスタイル
だった。
370931K2:04/03/06 16:46 ID:8UK88Qd4
「届け先の名前は、ヒタチ・・・?海洋・・・研究所?なんだ、そりゃ」
エリッサは、船でこの島を通りすがった事こそ何度もあったが、上陸
するのは初めて。そんな彼女が、宛て先を見て小首をかしげている。
「こんな所に海洋研究所?名前も変わってるわね」
この島は港に近く、別段この海域に珍しい生き物が生息している訳
でも無い。その事は、エリッサも良く知っている。だから、変に思った。
「また、日本人が魚でも買いにきたのかしらね?」
噂では、奇妙な東洋人がこの島を買ったという。それで、エリッサは
魚好きの日本人が、貿易まがいの事をやっているのではないか、と
考えたのだ。
「まあ、荷物さえ届ければ、それでよし!もし、日本人だったら、色々
珍しい話が聞けるかも・・・」
生まれてこの方、港町から出たことが無い彼女は、東洋から来た
人間に会ってみたくなった。そうなれば、足取りも軽くなる。
「サムライだったら、サインを貰おう。ゲイシャだったら、一緒に写真
も撮りたいな」
ふふん、と鼻を鳴らし、スキップ混じりで島の中心へ向かうエリッサ。
彼女の視界には、孤島には不釣合いなほどに真新しい白い建物が
入っている。ここには建物など一つしかないと聞いていた彼女は、
それが目的地である事を自然に悟った。
371931K2:04/03/06 17:06 ID:8UK88Qd4
「ちゃんと道があるんだ」
島を少し歩くと林があり、その中にはしっかりとした道もある。それが、
エリッサには意外に思えた。ただ、僅かに気になった点は、道に何かが
這ったような跡がある事。だが、彼女は特に気にも留めず、呟いただけ。
「大きな荷物でも、運んだのかしら?」

ビキニのボトムを尻肉に食い込ませながら、エリッサは林道を進んで
いく。すると、間もなく荷物の届け先と思しき建物がお目見えした。
「ごめんください。お届け物ですよ」
ヒタチ海洋研究所と書かれた看板の前で、エリッサが叫ぶ。しかし、
返事は無い。
「お出かけ中?」
建物の裏手に回り、人気の有無を確かめようとエリッサが足を出す。
・・・その時、
ひゅんっ!
と、いう音と共に、生ぬるい風が彼女の背中を通り過ぎた。
「何?」
背後に『何か』の気配を感じ、エリッサが振り返る。すると、そこには
見るも忌まわしい、異形とでも言うべき風貌をした大蛸の姿があった!
「あ・・・な、何?こいつ・・・」
大蛸は二メートルもあろうか、全身を粘液でぬめらせ、おぞましい煌き
を放っている。足元を見れば、八本の触手がざわざわと蠢いており、
何か敵意めいた物を、目前の少女に向けていた。
372931K2:04/03/06 17:22 ID:8UK88Qd4
「化け物!」
そう叫ぶと同時に、エリッサは走っていた。すると、背後から何かが
這うような音が追って来る。この時、彼女は林道に残された、何かを
引きずったような跡の正体を知った。
(あれは、こいつが通った跡だったんだ!)
建物を折れ、裏庭に回ったエリッサ。そこで、彼女は再び悲鳴を
上げる事になる。
「きゃーッ!」
エリッサは叫ぶと同時に目を見張らせ、思わず足を止める。何故ならば、
そこには白骨化した骸が仰臥していたからだ。おそらく、これは例の
東洋人のなれの果てなのだろう。そして、その周りには大蛸が這い
ずり回ったような跡があった。
「殺されたんだ!あの、化け物に!」
そう悟った彼女の背後に、触手を伸ばした化け物の影が迫る。そして・・・
「いやーッ!助けてえーッ・・・」
叫びが建物に跳ね返った瞬間、エリッサの体は宙に舞う。だが、彼女
の助けは誰にも届かず、今や物言わぬ骸だけが惨劇を悲しげに見て
いるだけであった・・・
373931K2:04/03/06 17:41 ID:8UK88Qd4
島に夕闇が迫っていた。鳥たちが夜に備え、止まり木に帰ってきている。
だが鳥たちも、林の中で起きている異変に身を捩じらせ、戦慄いていた。
「た・・・助けて・・・」
林道のど真ん中で、エリッサはビキニを毟り取られ、大蛸の触手を
全身に這わされていた。美しい顔を涙で曇らせ、ただ救いを求めて麗しい
女体をくねらせている。
「誰か・・・」
林道に敷き詰められた砂の冷たさを背に感じながら、エリッサは空を見つ
め、手を伸ばす。が、しかし、その先に希望らしき物は見えてこない。
大蛸の膂力は凄まじく、非力なエリッサでは戒めから逃れる術を見つける
事が出来そうに無い。また、恐怖で身が竦み、そうする気力も失せていた。
「い・・・いやだッ・・」
仰向けのまま半身を起こされ、股の間を割られたエリッサは、そこへ触手
の侵入を許している。弾力に富む逞しい触手は、粘液をぎらつかせ、彼女
の秘部へ挿入されていた。
「ああ・・・」
吸盤が膣肉を吸うと、エリッサは仰け反って泣かされる。大蛸はまるで
人間の女を犯し慣れているかのように、触手を巧みに使っていた。
ズズ・・・と大蛸が地を這うと、いよいよエリッサ女芯は、触手の肉感で
満たされていく・・・・・
374931K2:04/03/06 17:54 ID:8UK88Qd4
「いやッ・・・いやッ・・・」
触手は丁寧に出し入れを繰り返し、エリッサを辱めた。花弁を左右に
広げられ、女肉をあけすけにされると、悪寒が走る。
「ちくしょう・・・この化け物・・」
まさか、この大蛸が人語を解する訳も無いが、それでもエリッサは
毒づかずにはいられない。乙女の純潔を、この異形の生物は思うが侭
に嬲っているのだ。すると、二本の触手が彼女の両足を左右に割り、
高々と持ち上げていく。
「な、何をする気?」
腰が浮いた格好で、大股開きにされたエリッサの瞳に、恐怖の色が
浮かんだ。それと同時に、毒づいたことを少し悔やむ。その刹那、
「きゃあッ!」
ひゅうん!という風音と共に、彼女の股間へ触手が振り下ろされた!
そして、か弱い女の悲鳴と一緒に、ぴしん!と肉を打つ恐ろしい音が、
林の中に響く。
「やめてーッ!」
触手は二度、三度とエリッサの股間を打った。その様は、膂力の勝る
男が、女を無理矢理襲っている図に等しい。
「ごめんなさい!許して!」
エリッサは涙を流して許しを乞うが、大蛸は意に介さず触手を振り続
けた。その度、彼女の股間からは生々しい肉音が立ち、性臭を伴った
粘液が弾け飛ぶ。
375931K2:04/03/06 18:06 ID:8UK88Qd4
闇が孤島を包んだ頃、エリッサの体は潮騒が耳に清々しい砂浜の
上にあった。林から少し移動し、波打ち際まで連れて来られたのだ。
「・・・・・」
エリッサに言葉は無い。ただ、うつろな表情で夜空を見ているだけだ。
時折、口元が動いたが、それが叫びになる事は無かった・・・
(パパ・・・ママ・・・誰か助けて・・)
彼女の頬には、幾筋もの涙の跡が残っている。すでに体には力が
こもっておらず、脱力した状態で大蛸の責めを受けていた。この
あさましい化け物は、泣き叫ぶエリッサの股間を触手で散々に打った
後、ぐったりとした女体を、いよいよ本格的に嬲っていった。彼女の
膣内には大蛸の粘液が溢れ、汚らしい欲望を果たした残滓を、まざ
まざと見せ付けている。
「・・・・・」
乳房に触手が絡んできても、エリッサは無言のまま。乳首が吸盤で
きゅうっと戒められても、ぴくんと僅かに身を揺すっただけだ。先細り
した触手が、エリッサの乳首を締め上げた。それと同時に、また彼女
の頬に涙が流れる。もう、こんな事を何度繰り返したのだろう・・・と、
思うたびに、涙が止まらないのである。
376931K2:04/03/06 18:17 ID:8UK88Qd4
月が夜空の真上まで来た時、不意に大蛸の触手がエリッサの尻肉を
割った。
「な・・・何・・・?」
おぞましい感触を尻穴に感じ取った彼女は、ようやく口を開く。じっと
していたのが幸いしたのか、体力が戻りかけているようだ。しかし・・・
「や、やだ!お尻に何を・・・」
エリッサは折角取り戻した体力を、恐怖で身悶えさせる事で消耗して
しまう。彼女が半身を起こしたその時、大蛸の触手は粛々と伸び、見
るも可憐な尻蕾を侵していったからである。
「いやあーッ!」
触手は根元に近づくたびに太くなっていく。そうなれば、エリッサのすぼ
まりはめりめりと押し広げられ、世にも忌まわしい感触を経験する羽目に
なるだろう。
「やだーッ!やめてーッ!」
狂ったように泣き叫び、砂を掻くエリッサ。しかし、上半身は別の触手に
よって戒められている。逃げる術は無かった。
「ひいーッ・・・」
ぐぐっと触手に尻穴を広げられると、エリッサは目を見開いて叫んだ。
更に、
「いやあーッ!何か・・・何か、入ってくるッ・・・」
とくん、とくんと何かの胎動を、尻穴で感じ取ったエリッサ。そう、この化
け物はあつかましくも、彼女の尻穴に射精したのである。
377931K2:04/03/06 18:40 ID:8UK88Qd4
時を同じくして、日本の某所。
「なあ、ヒタチのやつから、何か連絡はあったか?」
「なにも。あいつ、何やってるんだろう」
そこは、Vビデオカンパニーと銘打たれた看板が掲げてあるマンションの
一室。室内には、女が辱めに遭っている姿ばかりが映された、ビデオの
パッケージが散乱している。どうやら、ここはアダルトビデオ製作会社らしい。
そこに、お世辞にも綺麗な格好とはいえない男たちがいた。
「なんでも、蛸に知性を持たせて、北斎漫画を二十一世紀に蘇らせるとか
言って、外国に行ったきりだ。メールひとつないよ」
「あほくさい」
「駄洒落かい?」
男たちがそう言って笑う。どうやらエリッサが、大蛸の辱めに遭った起因は、
ここにあるようだ。

そして、再び孤島。日が昇った砂浜には、相変わらず大蛸に圧し掛かれた
エリッサが、四つんばいの姿勢で尻を振っていた。
「まだやるの?」
大蛸に尻穴を穿たれたままの格好で、エリッサは毒づいている。いい加減に
して、そう言っているらしい。
378931K2:04/03/06 18:58 ID:8UK88Qd4
結局、エリッサは受精の辱めに遭いながらも、逞しくあった。大蛸の
方は力尽きかけているのか、彼女の全身を戒め続ける事が出来なく
なり、ただ股間にへばりついている格好となっている。
「あんた、縮んでない?」
日差しが大蛸から水分を奪ったのか、化け物の体は小さくなっていた。
しかし、性欲というか本能というか、触手は相変わらずエリッサの股間
へ纏わりついてはいる。しかし・・・
「お腹空いたなあ・・・」
大蛸を横目で見つつ、エリッサが立ち上がった。何か食物は無いかな、
と辺りを見回す仕草をした時、
「ありゃ?落ちた」
いよいよ力尽き、大蛸はぽろりと砂浜の上に身を横たえた。ただ、エリッサ
に対する憧憬だけは持ちつづけているらしく、切なげな視線で彼女を
見上げている。
「仕方ないなあ」
自分を犯した相手ではあったが、この化け物に死なれても夢見が悪そう
だと思ったエリッサは、海水を手で掬い、大蛸にかけてやった。すると、
大蛸は少し元気を取り戻し、自ら波打ち際へ向かう。
「お礼をしに来なさいよ。港にいるから」
きっと眉間に皺を寄せ、大蛸を見送ったエリッサは、ふうと一息つくと、
「さて、ビキニ捜して帰るかな・・・」
焼けた素肌を隠そうともせず、林道の方へと歩いていったのであった・・・

おしまい。
379名無しさん@ピンキー:04/03/06 19:02 ID:eTzAEhnD
あ、雄犬獣姦の人ですね。
あなたとは趣味が合うようで今回もエロくてよかったですよ。
前回に比べ触手も入ってお得な感じ。
380349:04/03/06 21:33 ID:7r2ecK2z
蛸姦とても良かったです。
エリッサのキャラも良かったです。
犯した相手に対する気遣いもよかったです。
また出てきて欲しいです。
381名無しさん@ピンキー:04/03/07 00:46 ID:RtpAyvsW
>「お腹空いたなあ・・・」

食うんかと思った……
382名無しさん@ピンキー:04/03/08 23:49 ID:epFT2Fhk
 このスレにいるとSSかける人をうらやましく思います。
383名無しさん@ピンキー:04/03/12 06:53 ID:gJGPCt4F
「スレッドカクニン……」
384名無しさん@ピンキー:04/03/12 20:13 ID:jpg1pFPX
hoshu
385甜菜:04/03/14 05:00 ID:2+yBu3+C
あれは去年の夏のことです。
西日本にある陰須磨栖海岸に友人と泳ぎに行ったときのことでした。
仮設トイレを探して海岸沿いの岩場を歩いていたんです。
U字形に岩が張り出していて、ちょうど和式トイレみたいになっているところを見つけたんです。
そこは水深がかなりあるみたいで深い藍色を湛えていて、魔が刺したのかもしれません。
海に向かってオシッコしちゃったんです。
しかもオシッコしているうちに便意を催しちゃって大きい方…ウンチもしてしまいました。
すっきりした後に、どうやってお尻を拭いたらいいのかに気づいたんです。
岩場に脱いで置いてあるビキニのパンツで拭くわけにもいかず
そのままお尻を海面につけて洗えばいいか、って考えて腰を下ろしてお尻を海につけた時でした。
タコみたいな触手が腰に巻きついたんです。
386甜菜:04/03/14 05:01 ID:2+yBu3+C
腰をグイッと引きずり込まれそのまま海の底に連れていかれるのかと思いました。
そこで、とっさに岩を手で掴んだのですが、下半身が浸かったところでその力は弱まったんです。
けれど、頭はパニックでした。
何かロープが引っかかったのかと思ったりもしました。
しかし、深い緑色したタコの吸盤みたいな触手が下から身体に巻きついてきた時、現実が吹き飛んだのです。
怪物に食べられる!!

…現実はもっと残酷でした。
その触手は私との生殖活動が目的みたいでした。
触手の先の細いところで、襞をなぞり、クリトリスを弾いたり、優しく擦り…
澱んでちょっと温かった海の中、執拗に繰り返された愛撫で私はすっかり濡れてしまいました。
387甜菜:04/03/14 05:02 ID:2+yBu3+C
とうとう触手が私の膣に差し込まれました。
触手の先が奥へ奥へと進み、膣の中で暴れあらゆるところを刺激していきました。
私はいつしか両手を岩からはなしていました。
そうなんです、触手は私の身体を支えていたんです。
やがて細かい抽送がはじまりました。
突かれたときに吸盤が膣の内壁に張り付き、出て行くときに軽く引っ張っていくんです。
無数の唇に吸われている感じでした。
気づけば胸も乳首も尿道もクリトリスもお尻も触手にいじられていました。
軽い絶頂を何回か迎えていた私ですが、触手の先が子宮口に入り込んだとき大きな絶頂をむかえました。

イクゥ! あぁぁぁああぁぁ! イッちゃうぅぅ〜〜!!

その瞬間、私の子宮の中に何か得体の知れない怪物の精液が注がれたのでした。
388甜菜:04/03/14 05:04 ID:2+yBu3+C
解放された私は気絶したまま岩場に残されました。
少しして自然に目が覚め自力で戻ったんです。
外傷は無く、膣に違和感が無ければ夢だと思ったのかもしれません。

しかし夢ではありませんでした。
私は怪物の仔を宿していました。
秋に入ったころ、お腹の奥深くで何かが動いたのです。
初めは気のせいかと思ったんです。
しかし、子宮を中から撫でられる感覚…どのように表現したらいいのかわかりません。
子宮を撫でられるたびに私の身体は疼き、そのたびに私は自分で慰めなくてはいけませんでした。
誰にも相談できず、一人暮らしのため誰にも気づかれず…私は恐怖に震えていました。
コンビニでアルバイトをしているときも、電車に乗っているときも、街で買い物をしているときも、その感覚は襲ってきました。
そのつど、トイレに駆け込み、熱く潤んだ身体を慰めたんです。

秋が終わるころ、下腹が少し膨らんできていました。
子宮の感覚は撫でるというより、何かがグルグルと動いている感じでした。
そして…
12月20日、私は出産しました。
389甜菜:04/03/14 05:05 ID:2+yBu3+C
早朝、突然子宮の中で仔が暴れたんです。
そして子宮が下りて収縮する痛みが遅いました。
死ぬ!!
あまりの痛さにそう思ったとき、変化が訪れました。
汗がどっと噴き出し、痛みが快感に変わったのです。
あの時私は感じていました。
子宮口が開いて仔が出てくるのを。
身体を揺らしながら膣を通り抜けていくのを。
膣から抜け落ちるときに膣口が閉じるのを。

快感は3回襲い、私は3匹の怪物の仔を産み落としました。
それは親とは違い白色をした軟体動物でした。
タコに似た外見、しかし見たことの無い生き物でした。
手を差し出すと、それは怯え、おずおずと触手を伸ばし私の手に触れました。
手に乗ったそれは触手を震わせていました。
異形の外見をした生き物…けれど、私の子でした。
390甜菜:04/03/14 05:07 ID:2+yBu3+C
話が長くなってしまいました。申し訳ありません。
後は簡単に触れますね。

年が明けた今でも3匹の子供たちは私とともに暮らしています。日中は私の帰りを待って家でうろうろしていますが、おとなしいものです。
大きさも、丸くなればまだ鶏の卵くらいなんです。
食べるものは人間の食べるものならなんでもいけるみたいです。ただ辛いものはだめみたいでした。
まだ生殖行為はできないみたいで、そのときを心待ちにしてる私に気づいたりして複雑な気持ちになったりします。

ただ寝るときは…私の子宮の中に入ってきます。
タコ壷みたいなものなんでしょうか、ふふふ。
膣を押し広げ、子宮口をこじ開け、順番に入っていくんですよ。
おかげで私の子宮口はゆるゆるになっちゃいました。ときどき寝返り打つときもあって私は子供たちにばれないようにオナニーしているんです。

最近私は考えることがあるんです。この子たちが大きくなったとき、私の子宮に入りきれないとき。
お尻でも大丈夫かな? って。
391名無しさん@ピンキー:04/03/14 09:49 ID:UdpMiXGc
>>385‐390 ありがトン。朝立チンにいい刺激になりますた。
 最後の母子姦ハァハァっす。
392名無しさん@ピンキー:04/03/15 01:11 ID:HVBX02xf
>>385
良いものを読ませていただき、ありがとうございます。
393931K2:04/03/19 10:25 ID:y0rupEmo
四角いリングの中では、半裸姿の女。それと、食虫花を思わせる
怪物が、対峙している。
「ちくしょう・・・この、化け物・・・」
女は息を荒げ、焦燥感に包まれていた。目前にある化け物は、美し
い花を実らせてはいるが、粘液にまみれた触手を持ち、獲物を
狙っている。獲物とは、もちろんリングの中にいる女だ。
「せりゃあッ!」
女が叫びと共に、前へ出た。触手の間を抜け、花を狙いにいく。女に
は手持ちの武器など無く、完全な徒手空拳だった。それでも、前に
出る。ブロンドの髪をなびかせ、怪物に食らいつこうとしているのだ。
しかし・・・
「あッ!」
怪物の触手が女の足を掬う。怪物は、植物から進化した異形と見え
たが、動きが早い。その上、幾本もの触手を使い、獲物を捕らえる事
を、得手としているようだ。女は、あっという間にリングへ這わされ、
怪物に圧し掛かられた。
「やめてーッ!」
女が悲鳴を上げる。下半身は完全に触手の元にあった。
「ああ・・・」
女は突っ伏してリングの上でもがく。だが、怪物の戒めからは逃れ
られそうにない。その内、女が身に付けていた衣服が剥ぎ取られた。
「ああーッ・・・」
尻の割れ目を伝って、触手が女の秘部へ潜り込むと、哀しい悲鳴が
上がった。怪物が、女を犯したのである。
394931K2:04/03/19 10:46 ID:y0rupEmo
「面白い趣向でしょう」
リングを見下ろすように作られた席上から、長身で痩躯の男が言う。
男は、隣に座ったうら若き女性へ、同意を求める様な眼差しを送った。
「ええ。とっても」
そう答えたのは、高橋夏見。今をときめく、高橋財閥の一人娘である。
夏見は、目下で怪物に犯されている女には、憐憫の欠片も見せてい
ない。今、怪物に組み伏せられた女は、リング内を這いずる様にして
犯されている。その様が、夏見には面白くてたまらないらしい。
「十七歳の夏見お嬢様には、少々過激すぎるかとも・・・思ったんですが」
痩躯の男はそう言って、ワイングラスを手に取った。
「いいえ。素晴らしい退屈しのぎです、葛原さん」
夏見が答えながら、男の名を親しげに呼ぶ。痩躯の男の名は、葛原丈。
貿易会社を経営し、財界に縁が深い人物だった。
「女性が静かになりましたわね」
リング内を指差しつつ、夏見は葛原へ問い掛ける。見れば、戦っていた
女は崩れ、今や微動だにしていない。怪物の前に、屈してしまったようだ。
「次の趣向へ移りましょうか」
葛原がぱちんと手を鳴らすと、リングがフロア下へ降りていった。女も怪物
も共にである。
「あの女性はどうなるんです?」
夏見が好奇心一杯に問うと、
「さあ」
葛原は、表情も変えずに答えた。
395931K2:04/03/19 11:03 ID:y0rupEmo
葛原が、金持ち相手に面白い趣向を凝らしている・・・と言うのは、財界
においては、常識となっていた。諸々の事情で、首の回らなくなった女を
集め、怪物や猛獣と戦わせている。そんな忌まわしいショーを催しては、
金持ちの退屈をまぎらわせているのだ、と。リングの周りを良く見ると、
テーブル席がいくつも設けられ、金のかかった装いをした男女の姿が
確かめられる。リング上のライトを強めてあるので、席についた客たちは
互いのシルエットしか見られない。だから、身分が分からなくて済む。
彼らは飲食をしながら、女が怪物に犯されるのを見て愉しむのである。
悪趣味の極みと言えた。

「夏見お嬢様、次の趣向です」
「楽しみ!」
葛原が夏見を促した。高橋財閥は、並みの金持ちとは違い、VIP扱い
なので、いつも特等席を設けてある。誰をも見下ろし、優越感を満たして
やるのも、葛原のしたたかさだった。
「今度の女は、難民です。この戦いに勝ったら、大金を遣って入国を認め
させてやる、と言ってあります」
リフトでせり上げられるリングの中に、褐色の肌を持つ女がいた。年は
二十代後半といった所か。筋肉質で、長身の娘であった。
「何と戦わせるのです?」
夏見が問うと、葛原が、
「獣人です。知性を持たせてあります」
と答え、頬を歪めた。
396931K2:04/03/19 11:20 ID:y0rupEmo
リングに現れた新たな挑戦者は、怯えていた。何故、自分がここに?と
でも言いたげに、辺りを見回しては訝っている。身なりは、ビキニの水着
だけ。豊かな乳房と、脂の乗った腰周りが官能的な女である。そこへ、
一匹の獣が唸りを上げながら現れた。
「あれが、獣人です」
葛原が指差した先に、獣人はいた。全身を体毛に覆われ、虎のような風貌
をしている。二メートルを越す巨躯に、全身鋼鉄とも言える筋肉。見るからに
遺伝子操作で作った怪物であった。
「アア・・・」
怪物が目前に現れると、女が後ずさる。この時点で、彼女に戦意は無さそう
だった。涙目になり、これから己の身に起こる悲劇を、察した様に見える。
「ガウウ・・・」
唸りを上げる獣人は素っ裸だ。しかも、股間からは男根が二本も生えている。
それが、挑戦者の怯えを倍加させていた。だが、彼女に逃げ場など無い。
「助けて!」
女がリングを囲っている柵に手を伸ばし、テーブル席にある人々に救いを
求めた。しかし、誰一人動こうとする者はいない。
「ガアアッ!」
獣人が吼えた。それと同時に、女は頭髪を捕まれ、早々と囚われの身となる。
「助けてッ!助けて・・・」
泣き叫ぶ女を、獣人は担ぎ上げた。そして、ヒップを包んでいるビキニのボトム
を荒々しく毟り取ってしまう。
397931K2:04/03/19 11:32 ID:y0rupEmo
「ウウウ・・・」
獣人は立ったまま、女の尻肉を掴んだ。そして、そのまま己の股間へ
と導いていく。二本の男根は、すでに隆々と反り返り、おぞましい欲望
に包まれていた。
「やめてーッ!」
女が抗う。抱きかかえられ、女の急所を割られた。そうなれば、次に
来るのは陵辱しかない。女は渾身の力を込め、怪物に掴みかかって
見るのだが、とても戒めから逃れられそうには無かった。

「あの怪物・・・ペニスが二本もあるのですね。ああ、早くあの女を犯せ
ばいいのに!」
特等席で夏見が叫ぶ。興奮状態にあるのか、拳を握り締めリング内で
泣き叫ぶ女の悲劇を、今か今かと待ち望んでいた。それを見た葛原が、
「もうすぐですよ」
そう言って、ワイングラスを干していく。

「イ・・・ヤ・・アーッ・・・」
叫びが途切れ途切れに飛んだ。女が目を見開いて、背を仰け反らせて
いる。女の秘部と、尻穴へ二本の男根それぞれが穿たれていた。
「ガウッ!」
獣人が腰を揺すり、勝ち鬨を上げた。もっとも、相手には初めから戦意
など無く、ただ一方的に陵辱されただけである。その女は失神したのか、
ぐったりと体を獣人に預け、ぴくりとも動かなくなった。
398931K2:04/03/19 11:46 ID:y0rupEmo
「あら・・・もう、終わり?」
夏見が言いながら、不満を顔に表している。彼女は、リング内で女が
泣き叫び、犯される姿を期待していた。だから、いとも容易く終わった
獣姦ショーに、腹立ちを隠せないでいる。
「つまらないわ」
葛原に向かって、夏見が言う。すると・・・
「いえ。メインイベントはこれからなんですよ。夏見お嬢様」
夏見の目を見つめながら、葛原はゆっくりと身を起こした。そして、
一片の紙切れを懐から取り出すと、夏見に広げてみせる。
「これが、なんだか分かりますか?」
紙切れにはこんなくだりが書き付けてある。

『私、高橋義男は葛原丈様より、百億円のご融資を受けました。
ここに、それを証し、一筆書き残します』

高橋義男。それは、夏見の父の名である。それを見た夏見が驚愕した。
顔から、血の気が引いている。
「あなたのお父上は破産なさいました。ついでに言うと、どこかへ
身をお隠しになられました」
葛原がそう言って、夏見から視線を外した。それは、まるで夏見を
見放したとでも言うような、冷たい動作に見える。
「わ・・・わたくしは・・・どうすれば・・・?」
引導を渡された夏見は、がくがくと震える手を葛原に差し伸べた。
だが、葛原は一瞬押し黙った後、
「あそこに立つしかありませんな。もし、化け物と戦って勝てれば、
お貸しした金はお返ししなくても結構です」
と、リングを指差した。
399931K2:04/03/19 11:58 ID:y0rupEmo
リングがせり上がっていく音を、夏見は放心のまま聞いていた。身には、
パンティとブラジャーしか着けさせて貰ってない。
「どうして、わたくしが・・・」
ぶつぶつと呟く夏見。葛原の計らいで、怪物との戦いに勝てれば、借りた
金は無しにしてくれると言うが、お嬢様として今日まで生きてきた夏見に、
勝てる見込みなど、万に一つも無い。
「ああ・・・あれは!」
リングがフロアに上がると、夏見は絶望する。そこには、二メートルを越す
巨大な犬の姿があった。しかも、股間にはおおぶりな男根が欲望を突き出
している。
「グルル・・・」
犬が低く唸った。それに怯える夏見。ついには恐慌し、リングから逃れようと
するが・・・
「助けてーッ!誰か!お願い!」
夏見がいくら叫んでも、誰も救いの手を差し伸べてはくれなかった。観客
たちは知っているのだ。この女が、高橋財閥のお嬢様『だった』夏見である
事を。そのお嬢様が、恐ろしい容貌の化け物に犯される様が見たい、と、
この場にいる全員が思っているのだ。泣き叫ぶ夏見が二度、三度柵を
揺すった。その刹那・・・
「あーッ・・・」
やはり、前の挑戦者たちと同じような叫びを、夏見は上げたのであった・・・・・


おちまい。
400名無しさん@ピンキー:04/03/19 14:13 ID:bnjhfeRR
グッジョブです。
相変わらずいい仕事してますね931K2氏
401名無しさん@ピンキー:04/03/22 22:28 ID:Hwi/lMrs
>>393‐399 乙です
402名無しさん@ピンキー:04/03/28 08:25 ID:+ER2vsgC
新作期待あげ
403390から続き:04/03/30 02:40 ID:27uN1UIh
陰須磨栖海岸で怪物に仔を宿され
三匹の仔を産んだ私です。
みなさん、覚えてらっしゃいます?
おひさしぶりです。

タコみたいな子供たちも少し大きくなりました。
あ、名前つけたんです。
触手が三匹の中で一番長いのが始。
ちょっと頭にアザができちゃった(生まれつきみたいです)のが続。
一番小柄で好奇心旺盛のが終。
元ネタわかりますよね?w
四匹いたらよかったんだけどw
けどそれだったら、この仔たちの寝床が大変です。
だって、まだ私の子宮を使ってるから。
404名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:41 ID:27uN1UIh
普段は部屋でテレビを見たりしてるんですが
夜寝るときは私の子宮が恋しいのか
潜りこんでくるんです。
一日閉じていた私の子宮口は塞がっているんですが
触手でグイッて開くことができるんですよ。
もうユルユルになっちゃいました。
あ、私、この仔たちを産んだせいか子宮の感覚があるんです。
変わってるでしょう?
中でこの仔たちが寝返りを打ったり
触手で子宮壁を叩いたりするんたびに感覚があるんです。
おなかの底から(実際底なんだけどw)
ジワジワと感じるんです。
クリをいじったりするのとは少し違う感じかな。
ジュンって熱くなるんです。
だからこの仔たちが就寝するとき私は大変w
握り拳くらいのこの仔たちが一匹づつ膣を通って
子宮口をこじ開けて入っていくんです。
なんだか満たされていくんです。
下腹もポコッて膨らんで三匹も入ったらすっごく充実感を感じるんですよ。
405名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:44 ID:27uN1UIh
中に入ったあとも、寝るポジションを決めたり
じゃれあって触手をもつれさせたりして
もぞもぞ動くんです。
口から触手を出して膣壁をひっかいたりして
私が感じてるのを楽しんだりします。
「こら、眠れないでしょ」と言って
下腹をぺチって叩くとおとなしくなるんですよ。
ふふふ、かわいいでしょ。
まあ、私もこの仔たちが子宮に入ったあとはオナニーしてるんで
動いてくれたほうが嬉しいときもあるんですがw
ただ、2時間も激しく動いてたときがあって
8回もイっちゃって、ヘトヘトになっちゃいました。
406名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:46 ID:27uN1UIh
あれ…? 何を書こうと思ったのかな?
あ、そうだ昨日の出来事なんですけどね。
昨日講演会にいったんです。
私の住んでる九頭流市の市民会館で
毎月一回いろんな人を呼んで講演をしてるんです。
昨日はアメリカのミスカトニック大学ってところから
超心理学の博士がきて面白いお話を聞いたんです。
けどね、会場について鞄を開けたら…
終が………w
びっくりしましたよぅ。
誰かに見られたら大変ですし。
はぁい、なんて触手(手のつもりかな)を振るんです。
さいわい、時間が早かったのもあって周りに誰もいないんで
「終、あんた何で着いてきたのよ」と小声で怒りました。
ピクッと身体を震わせて、私が怒ってるのに気づいたのか
しょんぼりとしてるので私もかわいそうになって
「鞄でじっとしてたら許してあげるから」と言いました。
終ったら、触手でピシッて敬礼なんかして、ちょっと笑いましたw
407名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:53 ID:27uN1UIh
講演が始まりました。
なんて言っても、まず司会の人が博士の経歴、業績の紹介をして
パネルやプロジェクターで博士のやっていること簡単に説明していきました。
超心理学に基づく人の行動原理、とか
ほかに超古代歴史学とかを研究しているんだって。
たっぷり1時間聞いたあと小休憩になりました。
そうしたら、隣の人から
「鞄に虫みたいなのが入ったように見えた」なんていわれました。
「だいじょうぶですよ」と笑ってごまかしたんですが
終の仕業に決まってます。
慌てて鞄を掴んでトイレにいきました。
ところが女子トイレは混んでいたので
三階まで移動してトイレの個室に入りました。
たっぷり叱ったあと、終にはベッドに入ってもらいました。
あ、ベッドって子宮のことなんですよ。
一匹だけだったんで圧迫感もあまりないし
終も喜んで入っていきました。
408名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:58 ID:27uN1UIh
第二部は博士が登場しての講演でした。
超心理学における人の行動原理とその衝動の結果にもとづく心理の変移。
なんて難しい話でしたけど、分かりやすく説明して
ときどきユーモアも混じって楽しく聞け………たはずなのに。
終がおとなしくしてくれなかったんです。
子宮壁を三々七拍子で叩いたり
子宮口を開いたり閉じたり
膣の感じるところを触手でこすったり
しまいにはクリを触手でつねったりするんです。
一時間のお話を半分くらいしかまともに聞けず
周りに人がいるため声を殺して
私は3回イキました。
409名無しさん@ピンキー:04/03/30 02:59 ID:27uN1UIh
次の小休憩で私は表のコンビニにいきました。
タンポンと換えの下着を買ったんです。
パンツはぐちょぐちょでした。
座席が湿ったくらいでしたし。
そのままコンビニのトイレを借りて
トイレットペーパーできれいに拭いて
生理でもないのにタンポンを入れていきました。
終が子宮からでれないようフタをしたんです。
そうしたら……膣が広がっちゃってるから一つで足りなくてw
結局12本全部使いました。アプリケーター式のを買ったんですが
アプリケーターのピストンが12本膣口から覗いてるのが
どんなにマヌケかw
抜いたあとも紐が12本垂れてるし……w
けど、これで膣が埋まっちゃったんで終が出てきて悪戯することはありません。
その代わり膣が思い切り広がってるんですけどねw
410名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:00 ID:27uN1UIh
パンツも履き替えて私は会場に戻りました
時間ぎりぎりでした。
第三部は会場の中から5人選んで超心理学の実験でした。
実験といっても☆△□などの5つのマークのついた
ESPカードの同調実験と透視テスト。
それを超心理学と手品、両方で博士が種明かしを含めてやるんです。
それを私たちにも教えてくれたんですよ。
そーなんです、私、5人の中の一人に選ばれたんです。
舞台に上がってカードを選んだりしたんです。
他の4人と面白がってしてたんですが
……また、終が……w
子宮口のすぐ側にタンポンを並べたから出れなくなってるんで
子宮の中ですごく暴れるんです。
まあ、一匹だから下腹が膨れたりしないだけど
気持ちいいには代わりなくて。
411名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:01 ID:27uN1UIh
壇上の上でみんなが注目してるのに
司会の人に「お顔が赤いですよ、だいじょうぶですか」
なんて言われてしまいました。
すっごく恥ずかしかったです。
しかも、終が暴れて気持ちよくさせるから濡れてくるんです。
タンポンがそれを吸って膨張していくから
膣がすごく拡がってしまいました。
服着てたから見えなかったけど
そっと触ると下腹になんだか硬いものが……w
我慢してるとどんどん気持ちが昂ぶっちゃって
すっごく濡れて、タンポンも大きく膨らんでいくんです。
デフレスパイラルじゃないけど、際限なかったです。
壇上での実験も終わって司会の人が
「みなさん、5人の挑戦者兼協力者のかたにも拍手をお願いします」
とか言ってるときに、
とうとう終の触手がタンポンの一つをずらしたんです。
膣の入り口近くまでタンポンがずれてすごく焦りました。
412名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:02 ID:27uN1UIh
内心は焦ってるんだけど、平気な顔して壇の階段を降りていくとき。
終の仕返し(っていうか終が悪いんだけど)があったんです。
一本だけ隙間から抜けた触手が……
……その…私の尿道を刺して。
その瞬間イッてしまいました。
そのはずみで階段をこけてしまってw
「大丈夫ですか?」と聞かれて
別に打ち身くらいしか痛み無かったんで、すぐ起きたんです。
そうしたら目の前にパンツから転がり出ちゃったタンポンが……。
慌てて拾ってポケットに仕舞いました。
バレてないといいけど…。
終がずーっと尿道を責めるんで腰がじんじんしちゃって
席まで戻るの大変でした。
「足くじいたの?」とか通りすがりに聞かれたんですが、
私軽くイキながら歩いてたんで歩き方が変にw
413名無しさん@ピンキー:04/03/30 03:04 ID:27uN1UIh
あ、長くなっちゃいましたね。話は終わりです。
結局、あのあとすぐ帰りました。
講演会の事務局の方がタクシー代出してくれたんで
タクシーで家に帰りました。
その間も終は尿道をイジッてくるんで少しオシッコをしてしまいました。
タクシーの座席にちょっぴり地図を作ってしまいました。
家でたっぷり終を叱りました。
始と続は私の肩に乗って触手を終の方に向けて
一緒に叱ってくれてたのかな?
すごく大変だったけど…
これからこの仔たちと外出するのもちょっぴりいいかも
なんて思ったりしたのは内緒ですよw
                              完
414名無しさん@ピンキー:04/03/30 10:38 ID:sTtZkemg
(・∀・)イイヨイイヨー エロエロダヨー
415名無しさん@ピンキー:04/03/30 20:49 ID:+gZe8K4m
>>403-413 神降臨。一人称が上手いです。
 ラブラブ異種姦はツボです。特に尿道プレイとかエロエロだぁ。
できれば、
「朝ベッドから這い出る時(タコさんと主人公両方ね)。遅刻しちゃわないように失神を我慢する」
とかも余裕があればお願いします。
416名無しさん@ピンキー:04/03/30 21:55 ID:H21gW7Z1
>ミスカトニック大学
ワロタ
417名無しさん@ピンキー:04/03/30 22:53 ID:kX20Td1F
異種姦【触手蟲獣妖し機械人外】総合スレ20匹目
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1078552972/696
こっちに>>403-413関連の神光臨。
418名無しさん@ピンキー:04/04/04 02:23 ID:KROniXZc
orz~
↑入ろうとしている触手にみえない?
419名無しさん@ピンキー:04/04/04 15:13 ID:zC6RMamW
>>418
↓こんなののほうがw
or2~
420名無しさん@ピンキー:04/04/04 19:29 ID:YbWCDX6N
>>419
セクシーすぎ
421418:04/04/05 00:08 ID:pPTXagF0
>>419
なんか負けたような気がw
422名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:18 ID:LoRTddp9
or2〜

シッポに見えるなw
423名無しさん@ピンキー:04/04/05 03:29 ID:YnbpTB5p
>419
プリケツGJ!!
424名無しさん@ピンキー:04/04/06 00:12 ID:kwIr4rll
              n                 n.   
              (ヨ )    /\___/ヽ  ( E) 
              | |   /    ::::::::::::::::\||
           三\ ⌒  ,,-‐‐   ‐‐-、 .::|/,,/
.                 ̄|  、_(o)_,:  _(o)_, :::|/
            三     |    ::<      .::|  うわあああああああああああああああ
                 \  /( [三] )ヽ ::/
            三    \    -―'' ̄ ̄ ヽ
                     ゝ_(__,,-―''、_,ゝ
           三  _    /  /        \ \_/|
             /_( ̄( ̄ _/          k/''丿
             | `y ̄ ̄               ゙ー'' 
425名無しさん@ピンキー:04/04/06 00:48 ID:4MJfnpX7
>424

超 







426名無しさん@ピンキー:04/04/06 08:58 ID:8QR5rHvM
>>424に犯されるSSきぼん
427名無しさん@ピンキー:04/04/07 02:36 ID:WB5QJKHP
シーバースエロいなぁ
428931K2:04/04/10 16:38 ID:Bv36u4Qk
浮世を離れ、魔物の住む森に一人の少女が住んでいた。名はリナ。
まだ十四歳になったばかりの、黒髪が美しい少女である。今、リナは
森の奥深くにある泉で、水浴びと洒落込んでいた。
「ふん、ふ〜ん・・・」
泉の澄んだ水が、美しい少女の体を清めている。滑らかな肌は水を
弾き、元より持っている潤いに満ちていた。そこへ、
「おい、リナ」
草叢をがさがさと鳴らし、一匹の銀狼が声をかけてきた。
「あら、ジャック」
素肌を隠そうともせずに、リナは声の主を見遣る。銀狼は艶かしい少女
の肢体を見て、どぎまぎとしていた。
「す、すまん!覗く気はなかったんだが」
「別にいいわ。なにかご用かしら?」
「い、いや・・・学校に行く時間だから、誘いに来たんだ」
「あら、うれしい。ちょっと、待ってね。すぐ着替えるから」
人語を解する、ジャックと呼ばれた銀狼は、律儀にもリナが着替える
様から目をそむけ、衣擦れの音に心を逸らせている。
「お待たせ」
薄手の黒い下着姿にマントを羽織ったリナ。実は、彼女は十四年前、
歪んだ信仰を持つ民から、この魔物が住む森に生贄として差し出さ
れた赤子だった。
429931K2:04/04/10 16:52 ID:Bv36u4Qk
「困ったなあ・・・」
魔物に住むゴブリンが最初に赤子を見つけたとき、出た言葉がそれ
だった。人間は勝手に魔物が人を食らうと信じ、時々こうやって生贄
を差し出してくる。他所はどうあれ、この森に関しては、人食いの魔物
は存在しない。だから、生贄を差し出されても、迷惑この上なし、と言
うのが、魔物たちの共通した理念であった。
「仕方が無い、魔法使いのばあさんの所へでも連れて行くか」
赤子─後にリナと名づけられるその子供は、ゴブリンの手に抱かれ、
森で一番の識者である、魔法使いの元へと預けられた。
「仕方が無いから、あたしが育てるよ。魔法使いの素質があれば、
あたしの跡でも継がせるさ・・・」
老いた魔女、ドワースは赤子をリナと名付け、養育する事にした。
「見れば愛らしい赤子じゃないか。こんな子を、生贄に出せるなんて・・・
人間どもは、なんて残酷なんだろうね」
ドワースはリナをことの他可愛がり、立派に育てていく。そうして、十四
年の月日が流れた。

「ロンドン橋、落ちた・・・」
銀狼の背に揺られながら、リナは歌を口ずさんでいる。手には道中
毟ってきたリンゴを持ち、時折パクついては目を細めていた。
430931K2:04/04/10 17:02 ID:Bv36u4Qk
「ねえ、ジャック」
「なんだい?」
「学校に遅れるわ、走って」
「わかったよ」
頭上でしゃりしゃりとリンゴを頬張るリナに命じられたジャックは、迷惑
顔だった。彼は巨躯を誇り、魔物の中では暴れん坊の部類に入ってい
るが、事リナに関してはからっきしである。ただ一人、人間としてこの森
に生きる彼女を、最初は憐憫の気持ちで接していたが、今は違う。
(惚れた弱みかね)
地を蹴って、ジャックが走り出した。リナの命令であれば、何でも聞いて
やりたい、と彼は思っている。美しく成長したリナに、この銀狼は恋をして
いた。膂力に優れる自分が触れれば、壊れてしまいそうな少女、リナ。
彼女を一生守ってやりたいと、ジャックは心に秘めていたのだ。

「あれ・・・?なんだか、背中が軽い気がするな」
走り出してすぐ、背中にあったリナの重みが消えている事に気づくジャック。
そして、おそるおそる後ろを振り向いてみると・・・
「こらー!落ちてるわよ、あたしが!」
拳を振り上げ、怒り狂うリナの姿があった。
431931K2:04/04/10 17:12 ID:Bv36u4Qk
「足をすりむいたわ。見て、ここよ」
「す、すまん」
ひざ頭をちょっぴりすりむいたリナが、ジャックに食ってかかる。
魔物の誰もが恐れている、森一番の暴れん坊に向かって、やれ、
粗忽者だとか、レディを思いやる気持ちが無い、などと、好き勝手
な事を言うのだ。そうして、ひとしきり怒鳴りつけた後、
「傷を舐めてちょうだい」
と、リナは銀狼の鼻先へ、ひざ小僧をひょいと突き出した。
「あ、ああ」
ジャックは戸惑いながらも、傷を舐め始める。すると、
「アハハ!くすぐったいな!」
きゃあきゃあとはしゃぎ、くすぐったそうに身を揺するリナ。そして、
「ねえ、ジャック」
「なんだ?」
「いい?今から言うことは二人だけの秘密よ」
秘密と聞かされ、ぴん、と耳を立てたジャックの頬へ、リナがそうっ
と頬を寄せていった。
「あのね」
「ふんふん」
「あたしね、最近何ていうか・・・この、おしっこをする所・・・ここを
いじるとね・・なんだか、体がびりびりするのよ」
リナがそう言うと、ジャックは聞き耳を伏せ、顔を赤らめる。彼は、
リナよりも僅かに年を経ているので、それが何を意味しているかが
分かるからだ。
432931K2:04/04/10 17:21 ID:Bv36u4Qk
「おばあさんに聞こうかとも思ったけど、中々言い出せなくて・・・
ねえ、ジャック。あなた、これが何を意味するか知ってる?」
「い、いや。知らない」
「そうね、あなたは男の子だし。あたしは、女ですもの。でも、本当
に困ってるの。そこが疼くと、なんだか触りたくなっちゃって・・・」
リナはそう言うと、ショーツの上から秘部をそうっと撫ぜてみせた。
「ああ!」
ちょうど、裂け目の一番上の辺りにリナの指が這わされている。
もっとも敏感な、女性の急所であるそこは、成熟しようとするリナに
淫靡なシグナルを発しているらしく、薄手の下着をふっくらと膨らま
せていた。
「さ、触っちゃ、駄目だよ・・・リナ」
銀狼はまるで途方にくれる犬のように、自分の尻尾を追ってくるくる
とリナの周りを回りだす。愛しい少女が見せた痴態に、混乱している
らしい。
「駄目!止まらないの!ああ!」
リナは往来で四つん這いになり、自らの女を慰め始めた。下着の
上から、触れてはいけない─だが、触れたい─そんな葛藤を見せ
ている。そして、指はとうとうショーツの中へ滑り込まされた。
433931K2:04/04/10 17:30 ID:Bv36u4Qk
「やめろよ、リナ!」
「駄目!止まらないの!」
ジャックの制止にも構わず、リナはショーツを太もも辺りまで下げ、
桃尻を高く突き上げてしまった。それは、銀狼であるジャックにとって
見れば、発情期のメスがオスを誘う姿に他ならない。
「ああ、ジャック・・・お願いがあるの」
「なんだ?」
「・・・さっき、あたしの傷を舐めてくれたみたいに、あたしの・・・ここを
舐めてくれないかしら」
「なんだって!」
先ほど、傷を癒してくれたジャックの舌で、疼く女を同じように慰めて
欲しい、とリナが言う。それを聞いた銀狼は困惑のあまり、卒倒しそう
になった。
「お願い、ジャック・・・あたし、気が狂いそう!」
リナは桃尻をくねらせ、自ら女穴を指で開いてしまった。まだ、汚れ
を知らない少女の女肉は美しく、型崩れなど微塵も見せていない。
「でも・・・」
ジャックはまだ、逡巡している。そこを、舌で愛撫する事は容易いが、
もしそれを行えば、自分が理性を保ってられるかどうか。悩ましい
リナの乱れる姿を見て、すでに男根は強張り、浅ましい汁を垂れ流し
ている。正直、今、リナを犯したい。そう思っているのだ。
434931K2:04/04/10 17:40 ID:Bv36u4Qk
「早くゥ・・・ジャック・・・意地悪はやめて・・・」
はあはあと息を荒げ、リナの目が蕩けている。ぼんやりと視線を
宙に泳がせ、気もそぞろといった感じだった。
「分かった!」
リナの身悶える姿を、直視する事に耐えられなくなったジャックは
意を決し、少女の尻に近寄った。そして、長い舌をぺろりと桃尻へ
這わせていく。
「ああーッ!あ、ありがとう、ジャック」
自らの両手で、目いっぱい尻肉を開くリナ。銀狼が急所を舐め、鼻
息が敏感な場所へかかると、たまらなくなった。無意識のうちにくい
くいと尻を振り、温められた生肉のような銀狼の舌による愛撫に、
狂喜する。
「やっぱり、あたしの読みは当たっていたわ!あなたの舌で舐めら
れると、こんなに気持ちいいなんて!」
女肉を舌で掻き分けられるという行為は、リナにとって素晴らしい
快楽をもたらすと共に、それ以上の物を貪る事への誘いとなった。
ジャックは生真面目に少女の性器を舐め、淫汁を啜ったが、リナは
中々満足せず、
「ああ、もっと・・・もっとよ、ジャック・・・」
涙混じりにおねだりをして、尻を振るのみであった。
435931K2:04/04/10 17:56 ID:Bv36u4Qk
「おかしいわ・・・ああ、ジャック・・・あたし、どんどんおかしくなって
いくみたい」
リナは息を荒げ、地に突っ伏していた。女穴からは愛液がとろりと
溢れ、舌による愛撫ですっかりとほぐされた肉襞をぬめらせている。
「もう、やめようよ、リナ」
口の周りを愛液で光らせたジャックが言った。もう、十分だろうと。
無垢な少女がこんな事をしてはいけないと、彼の良識が語っている。
だが─
「いいえ、ジャック・・・あたしはもう駄目・・・このまま、狂い死ぬ運命
なんだわ。だって、どんどんここが疼くんですもの・・・」
リナはそう言って、女穴を指でぐいと広げて見せた。そこは、僅かに
開いた処女穴が何かを求め、ひくひくと蠢いている。
「今までありがとう・・・あたし、あなたの事が好きだったわ。お友達と
してじゃなく、一人の男の子として・・・」
仰向けになり、今際の言葉を捧げるリナ。彼女は、成熟する自分の
体の変化を知り得ないがために、女の異変を命の燃え尽きる様と思
い込み、ジャックに別れを告げた。
「バカ!何言ってるんだ」
目に涙を光らせたリナを一喝するジャック。だが、少女の女穴は今
も愛液を漏らし、何かを欲していた。それは、ジャックも持っている
物・・・そう、すなわち、男根である。
436931K2:04/04/10 18:07 ID:Bv36u4Qk
「いいか、これは、別におかしい事じゃなくて・・・女が男を求めているんだ」
「それは、どういう事?」
「そ・・・それは・・・」
「慰めはもういいわ・・・ジャック、あなたって昔から優しい所があって、あたし
をいつも励ましてくれてたものね。ありがとう、そんなあなたが大好きだったわ」
ジャックがいくら説明しても、リナは理解しようとはしなかった。もっとも、事ここ
に至っては、解決方法は一つしかない。
「あたしが死んだら、亡骸は泉の近くに葬ってね・・・それで、時々は顔を見せ
てちょうだい・・・クチナシの花を持ってきてね・・・あたし、あの花が好き・・・」
いよいよリナは落胆し、勝手に自分が黄泉の世界へ旅立った後の事まで頼み
込む。こうまで身勝手だと、さすがのジャックも呆れ顔。しかし─
「ここが、疼くんだな?」
ジャックが男根でリナの女を突つきながら問うと、
「ええ、そうよ。あら、それは何かしら?」
リナは大きく反り返った銀狼の男根を見て、興味をそそられた。ジャックのそれ
は大ぶりで、三十センチ近くはある。並みの人間の女であれば、たとえ娼婦でも
裸足で逃げ出したくなるような逸物だった。
「疼きをおさめて欲しいんだな?」
ジャックがまた問うと、リナは無言で頷いた。ええ、という言葉が声にならない
ほど、女が昂ぶっているためである。
437931K2:04/04/10 18:20 ID:Bv36u4Qk
「俺が、おさめてやるよ。その疼きを」
そう言ったジャックの男根が剥き身になった。犬のようにこぶを持った逸物は、
ほぐされきったリナの女穴の前まで来ると、その本性をあらわしていく。
「ああ・・・ジャック・・・何をする気?まさか、あたしを救ってくれる術を知ってい
るとでも?」
「そうだ。だがな、泣いてもやめないぞ」
「いいわ。あなたに任せるわ・・・もし、あたしが生きてたら、きっとお礼を言うわ。
それで、キスしてあげる・・・」
そう呟いた次の瞬間、リナは目を丸くし、悲鳴を上げる羽目となった。男根の
こぶの部分が処女宮をこじ開け、少女の純潔を打ち破ったからである。
「入った!」
男根を女穴へねじ込んだジャックが身を起こすと、リナは潰れたカエルのよう
に五体を地へ放り出し、喚きに喚いた。
「きゃあーッ!な、何をしているの?ジャック!暴力はやめて!」
女穴へ初めて受け入れた異性は、巨大な男根を持つ銀狼。しかも、雁首には
合体時に抜けないように携われたこぶが付いている。そんな異物で破瓜を迎
えた無垢な少女は、これをただの暴力と勘違いし、許しを乞う。
「いてて!引っかくなよ!」
リナがジャックの顔に爪を立て、抗っていた。ぽかすかと拳を当て、耳を引っ張
ったり鼻をつまんだりと忙しそうである。だが、リナの抵抗は及ばず、男根はし
っかりと処女穴に収まったまま。
438931K2:04/04/10 18:31 ID:Bv36u4Qk
「すぐにやめるのよ、ジャック!こんな暴力、あたしは許さないわ!」
涙を目にいっぱい溜め、リナは叫ぶ。しかし、下半身に受けた衝撃が、
彼女を気弱にさせている。先ほどまでの疼きは消え、破瓜の痛みが
じんじんと女穴に満ちていた。
「さっきは、疼きをおさめてくれって、言ったじゃないか。もう少し、我慢
してくれよ。すぐ、終わるから」
銀狼がリナを押さえつけ、情けなく頼み込んだ。森一番の暴れん坊も、
恋焦がれるリナの前にあっては、どうしても弱腰になる。
「こんな・・・こんな事・・許さないから・・・ううッ!」
膣内で男根がぷっくりと膨らむと、リナは急激に体の力が抜けて行く
のを認め、顔をジャックから背けた。小声で、悔しい、とか、後でひどい
わよ、などと呪詛の言葉を呟きながら。
「リナ・・・」
それに対し、ジャックはリナの純潔を奪った事が満足だった。ずっと
好きだった少女を抱けたという事実が、嬉しいのである。考えてみれば、
森一番の乱暴者であった自分に、優しく接してくれたのは、この人間の
少女だけだった。
『お友達になりましょう』
その昔、リナはそう言って握手を求めてきた。まだ、五歳か六歳の頃だ。
その小さな手のぬくもりを、ジャックは今でもはっきりと覚えている。
439931K2:04/04/10 18:39 ID:Bv36u4Qk
「リナ・・・」
少女は地に横たわりつつ、はあはあと息を荒げていた。少女から、大人の
女へ少しずつ変わっていく様だ。
「もうすぐ・・・終わるから」
ジャックの男根が子種を送り込み始めた。それらはこぶを経て、どくどくと
処女宮へ注がれ、あさましく吼える。
「ああッ!」
女穴が銀狼の子種で満たされると、リナは目を剥いて仰け反った。異種間
との受精行為を強制され、泣かされたリナはそのままがくりとこうべを垂れ、
気を失ってしまう。そして、頬を伝う涙をジャックは舌で掬い取り、
「ごめんよ」
そう言って、最後の一滴をリナの女穴へ注ぎ込んだ後、ようやく男根を抜いた。

一時間ほど後、森の往来でリナはジャックに馬乗りになって、頭へ鉄拳を下し
ていた。
「この、ケダモノ!」
「まったくその通り・・・いてて!」
リナに罵られながら、ジャックは頭を抱えてうずくまっている。何度も詫びたが、
リナの怒りは収まらず、言いたい事を言い、思うが侭に詰った。
440931K2:04/04/10 18:53 ID:Bv36u4Qk
「あなたみたいな乱暴者、見た事が無いわ!大嫌い!」
「ごめん・・・リナ」
ぷりぷりと膨れっ面を見せ、リナは往来を歩き始めた。その後ろを、
森一番の暴れん坊が、ひょこひょことついていく。
「ついて来ないで!」
ジャックに向かって言うリナは、少し歩きにくそうだった。つい今しがた、
処女を喪失したので、女が痛むのだろう。すると、
「送ってくよ。いや、送らせて下さい・・・ほら、背中に乗って」
くーん、と犬のように鼻を鳴らし、リナを誘うジャック。それに対し、リナ
はこの申し出を拒みたいとは思ったが、正直、女が痛むので、無言の
まま銀狼の背中に乗ってやった。そして─
「今度は落とさないでよ」
「うん」
ふっさりと生い茂る銀狼の体毛を掴みつつ、リナは言う。いい加減、
怒りをぶつけるのにも疲れた彼女は、この銀狼を許してやる事にした。
「まったくもう・・・学校遅刻じゃないの!」
「す・・・すまん」
「あなたったら、すまん、ばっかりで・・・もっと気の利いた言葉は無いの?」
リナがジャックの耳を引っ張りながら問うと、
「好きだ」
銀狼はそう言って地を蹴った。それを、リナは聞いたのか聞きそびれたの
かは分からない。何故ならば、彼女は走り出したジャックの背中から再び
落ち、往来のど真ん中で伸びていたからである・・・・・

おちまい。
441名無しさん@ピンキー:04/04/10 20:03 ID:MXcL56mW
メシクイニイクマエダッテノニタッチャッタヨ(;´Д`)ハァハァ

オチニモワラタ
442名無しさん@ピンキー:04/04/10 22:56 ID:sbz95cMj
マターリしていて…良い
443名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:39 ID:7P5K2KT7
あぁ、いいなぁ、こういうの
444名無しさん@ピンキー:04/04/11 01:55 ID:h74IJWJr
獣姦なのにラヴラブなのが(//▽//)イイ!!
っていうか、ジャックガンガレ(汗)。
続編期待してます!
445名無しさん@ピンキー:04/04/11 03:44 ID:KxasQF+6
ああ、癒される・・・
931K2タン、乙!!
446名無しさん@ピンキー:04/04/11 09:21 ID:YmhLfkgZ
ほのぼのもたまには良いかも、とても面白かったです。
447名無しさん@ピンキー:04/04/13 02:26 ID:PmFIeTxZ
保守リンク貼り

不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068536826/
448名無しさん@ピンキー:04/04/13 02:33 ID:wAHZo9/o
ageてみる
449M・S:04/04/13 10:53 ID:Eju4nkby
書かせて頂いていいでしょうか?エターナルメロディ、触手ものです。

 ・・・夕闇が、辺りの空間をゆっくりと夜に浸し始めていた。
 時折虫や鳥の声が聞こえるだけの、静かな山道である。本来、まだ夜が世界を黒く染
め抜く時間ではないが、山の中の光が落ちるのは早い。灯りもろくにない山道では、既
に夜かと思えるほどに闇は濃く落ちていた。
 そんな中。
 ささやかな程の光を携えて、およそ夜の山の中では不釣合いに思える、金髪の少女が
道を歩いていた。
 子供っぽく幼い顔は、まだ12,3歳程度に見える。美しいが生意気な色も見え隠れ
している少女の顔は、流石に周囲の闇に対して不安と怯えを隠せない様だった。
「アイリス〜・・・どこにいるの?」
 もう何十回目かになる心細そうな呼びかけが、一瞬鳥の声を静まらせただけで空しく
溶けていった。
「うー・・・」
 心細そうな表情を打ち消す様に、憮然とした声を出す。
(・・・ま、仕方ないか・・・初めてはぐれた訳じゃないし)
 少女の名は、レミット・マリエーナといった。
 人一人見えない山道である。不安や恐怖が無い訳はないが、少女は無意識の内にそれ
をなるべく無視しようと努めていた。ただ強がっているだけの精神作用ではあったが、
暗がりや風の音から目を逸らす様にして、足音を立ててずんずんと進んで行く。早歩き
というべき寸前の歩調ではあったが、少なくとも当人にその自覚は無かった。
(うー・・・今夜、どこに泊まろう・・・)
 もう日が完全に落ちてしまう時刻も近い。手元に灯りもない以上、流石に全くの闇の
中を手探りで歩く勇気は少女には無かった。
 山の中というと、幽霊やお化けといった子供っぽいと自覚している恐さの他にも、無
論熊や狼といった野生動物の具体的な危険も思いつく。さらに、幼いとはいえレミット
も女の子だから、万が一男の浮浪者や犯罪者に見つかりでもした時の身の危険というも
のも考えてしまう。勿論、具体的なイメージがある訳でもないのだが。
450M・S:04/04/13 10:58 ID:Eju4nkby
(どこか・・・木の上とか、がいいかな?)
 正直、あまり寝相に自信がある方ではないので、不安がない訳ではなかったが、地面
に直接木の葉でも敷いて寝るよりはずっと安心出来そうだった。
 日が暮れるまでに眠れそうな大きな木を探そうとして、レミットは少し歩き回った。
やがて、少し低いところに枝が張り出していて、上に登ったところでまとまった木の枝
が固まっている丁度いい大木を見つけて、レミットはそこを自分の寝床にすることに決
めた。荷物を木の枝にかけてしまってから、
(体洗いたいな・・・)
 少し体が汗ばんでしまって気持ちが悪かった。顔も洗いたいし、服も替えたい。もっ
とも着替えを持っているのはアイリスだったが。
 顔を洗うことを考えた時、お手洗いを連想してしまったせいか、ふと少女の下半身に
尿意がこみ上げてきた。考えてみれば、歩いている間中、一度もトイレになど行くこと
が出来なかった。
 ・・・一度尿意を意識してしまうと、股間がうずくのを止めることが出来ない。
 仮にも王宮住まいだったレミットには、野外で用を足すことは勿論未だに抵抗があっ
たが、顔を赤らめながら辺りに人がいないことを見渡して、もぞもぞと木陰の草むらへ
と入りこんでいった。
(誰も見てないよね・・・)
 もう一度、気休めの様に周囲を見渡すと、少女は恥ずかしそうに横の叢へと分け入っ
ていった。スカートを捲り上げて、子供っぽい柄のパンツをそっと下ろす。まだ繊毛が
全く生えていない、生まれたままの割れ目が、恥ずかしそうに顔を出した。
 草むらの中にしゃがみこむと、少女は股間の尿意を解放して、我慢していたものをゆ
っくりと放出し始めた。
 しーという音をたてて、金色の液体が一筋になって草むらへと出ていく。放尿感が、
快感に似たものになってレミットの体を包んだ。時折飛沫が、草にあたって弾ける。
「・・・ん・・・」
 誰も見ていないとはいえ、草むらのなかで自分の恥ずかしいところを露出させている
という事実に羞恥心を刺激され、目をつぶるレミット。体は、それと裏腹に放尿感に浸
り切って時折ぶるっと震えている。
451M・S:04/04/13 11:08 ID:Eju4nkby
 やがて、金色の筋の放出が止まった。
「・・・・・・」
 余韻を楽しむかの様に、しばらくそのままの姿勢だったレミットの股間を、ちくっと
奇妙な感触が刺激した。
「あ、うっ・・・?」
 単純にびっくりして、視線を自分の股間に移す。
 風に吹かれて浮き上がってきたらしい丈の低い雑草が、レミットの幼い性器をさわさ
わと撫でていた。
 ・・・奇妙に不自然な動きだったが、そこまで気にしている余裕は不安と放尿の弛緩
の中にいる少女にはなかった。
 目を逸らした瞬間、草が少女の割れ目をなで上げ、ちくちくとしたソフトな刺激が神
経をくすぐって来た。
「んっ・・・?」
 二度、三度、同じ様な感触がレミットの下半身に訪れる。殆ど刺激といえる程の刺激
ではなかったのだが、放尿で濡れた割れ目と、僅かに顔を出した小豆の上を草がちくち
くと通りすぎていった時、羞恥心に晒された少女の幼い体はゆっくりと反応を始めてい
た。
 体に走るソフトな快感が、表にさらされた下半身をぴくっぴくっと揺らす。自慰の快
感と同じだ、と気付いた途端、じんわりとレミットの股間に熱が集まってきた。
「・・・ん・・・」
 自分の体を幼い欲情が作動させ始めたことに気付いて、レミットは更に赤くなった。
こんなところで体が快感を求めることになるとは、少女には想像もつかなかった。性の
知識がない訳ではないが、それ程自分の性欲が強いと思ったこともない。しかし今、雑
草の刺激によるほんの軽い快感が、じわじわと少女の性感を焦らし始めていた。堤防が
決壊する直前の様に、快感が引きがねとなって連鎖的に少女の体を欲情で埋め尽くそう
としている。一度自慰のことを思い浮かべてしまうと、本能は途端に快楽を求めて騒ぎ
出し、それが下半身の小豆に熱を持たせるのを止めることが出来ない。
452M・S:04/04/13 11:09 ID:Eju4nkby
 屋外で放尿をしてしまった開放感が、自慰への羞恥心をも希釈していた。周りに人の
気配がないことを確信してしまうと、羞恥心に快感を求める性感が打ち勝って、やがて
レミットは恐る恐る指を自分の股間に伸ばした。
 ベッドの角に押しつける時の様な感覚で、ぎゅっと股間の恥ずかしい部分に指を押し
付ける。そのまま、指は自然と割れ目をこすり上げていた。
「ふっ、あぁ・・・」
 思わず声が上がった。体がびくっと震え、草むらを通りすぎた指に早くも透明な液体
が姿を残す。
 感じたことのない程の快感だった。体中が、少女の意思によらず一斉に女としての作
動を初めてしまう。股間の丘に恥ずかしそうに顔を出す萌芽のような突起がぴくっと起
きあがり、膨らみ始めたばかりの胸のピンク色の乳首がつん、と頭をもたげる。全身が
熱くなった様な感覚と共に、ゆっくりと体中が紅潮し始める。
 レミットは気付かなかったが、その快感は草がちくちくとなぞり上げた部分から生じ
ていた。未開発な体にとっては経験すらしたことがない快感に、少女の幼い性感は不自
然さを感じることも出来ずに翻弄されていた。屋外で性器をいじっている恥ずかしさも
時折浮かび上がって、挟み撃ちとなった感情により一層快感を高められて、夢中で指を
動かしてしまう。
「くふっ、ひゃっ、・・・はぅ・・・あっ、あんっ・・」
 片方の指を割れ目にあてがって、クリトリスに細かい刺激を与える。細い指がクリト
リスをなで上げる度に、電気が走った様な快感が下半身を激しく震わせた。本能のまま
にもう片方の指を下に伸ばし、殆ど躊躇なく割れ目の中にこすり入れる。体のどこより
も熱くなったその部分が、少女自身の指に犯されて、指の出し入れの度に淫らな透明の
蜜をぷちゅぷちゅと湧き出させた。指が小さな丘を押しつぶし、こすり上げ、離れる度
に、細い糸がその指を追う様に後を引く。
 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
「はぁぁぁっ!あっ、あっ!」
 割れ目の肉唇を少しだけめくって肉壁をこねると、レミットの四肢が突っ張る様にび
くっと動き、どうしようもなく腰がくねってしまった。割れ目は相変わらず、刺激を求
めて貪欲にぱくぱくと開閉を続けている。
453M・S:04/04/13 11:11 ID:Eju4nkby
「ふぁっ・・・はっ・・・くふっ」
 ・・・ろくに感じたこともない筈のクレヴァスの中や肉ヒダまで強烈に感じてしま
う。少女の幼い経験からすればこれは異常としか言い様がなかったが、既に異常を異常
と感じ取れる思考回路は快感で真っ白に染め上げられてしまっていた。
 空いた方の手を、着たままの上着の下から差し入れ、すっかり固くなった乳房にまで
あてがう。胸を自分の手で揉みしだき、乳首をいじると、そこからもじわじわと体を染
める様な快感が這い上がってくる。レミットの口から、規則的な喘ぎ声が漏れた。
「はっ、はっ・・・は、うっ・・・」
 少女の指は、肉壁の中を貪欲に、存分にいじり回すと、幼い割れ目には不釣合いな程
の愛液をこびりつかせたまま、おろそかになっていたクリトリスの方へと伸びた。既
に、とめどなく滴り落ちる蜜は膝まで下げたパンティにまで小川となって辿り着いてし
まっている。一瞬、下着が汚れることに対する警告が頭をよぎったが、もうそれを処理
するだけの余裕は少女にはなかった。既に、パンティを履いていたとしても、それはぐ
っしょりと濡れきってしまい容易に少女の女の部分を外に透けさせてしまっていただろ
う。割れ目から湧き出した愛液は、少女のお尻の方までも糸を引かせてしまっていた。
 蕾の様な形をした突起を二本の指で摘み上げ、押しつぶし、こねくり回す。
「ひっ、あっ、・・・ひぁっ、ああぅっ!!」
 幼い体は貪欲に快感を求め、まだ足りぬとばかりに激しく腰を振ってしまう。下半身
に神経が集中してしまい、上半身からは力が抜け、だんだんと前のめりになっていくレ
ミット。
「あっ、いっ・・・いい・・・っ!気持ちいいっ・・・」 
 既に、人目があったとしても気にならなくなっていただろう。本能の求めるままに、
放尿をした時の姿勢のまま、執拗なまでに激しく指を割れ目に出し入れする。恥ずかし
い部分をこすり上げる様に中に押しこまれたかと思うと、淫肉の壁とヒダを一緒に掻き
出す程強烈に引きぬかれる指。既に、幼い筈の少女のオナニーは完全に戸惑いを失って
いた。
454M・S:04/04/13 11:12 ID:Eju4nkby
 レミットの膣口は、淫らに蠢いて刺し入れられる異物を締め付け続けた。
「ひぁっ、ひっ、いやぁぁっ!」
 指全体が、レミットの股間からお尻にかけての溝全体を大きく撫ぜ上げた。
 もっと・・・もっと。
 快感を求める回路が命じるままに、レミットは絶え間なく自分の恥ずかしいところを
いじり続けた。
 上着の着衣はそのままに、下半身を剥き出しにして自慰を続ける少女の姿は、暗がり
に隠されていなければひどく淫猥な姿をさらしていただろう。
 本能のまま、殆ど四つんばいになってしまったレミットは、屋外で自慰をしていると
いうことすら忘れはて、小さなお尻を突き出して股間をまさぐった。割れ目から漏れて
くる愛液は、既に太ももを伝って完全に下着を侵食している。淫らな花が、とめどなく
液体を吐き出し続けていた。
(だ、だめ・・・止められない・・・)
 処女壁の前までではあったが、裂け目の中も外も自分の指で蹂躙しつくす様に少女は
自慰を続けた。くちゅくちゅという音が次第に大きくなるにつれ、レミットの性感がや
がて限界を告げる。感極まった肉体は、もうどこを触ってもどうしようもない程感じて
しまう様だった。
 程なく、体の全ての神経が、押し寄せる快感に屈服した。
「くふっ・・ひっ、あっ、はあああっ、ああああああっ!」
 激しい快感に、四肢が突っ張ったかの様に硬直して、幼い姫は絶頂を迎えた。背中が
反り返り、猛る様な快感の嵐が全身を貫く。ぴゅっ、ぴゅっと、股間の割れ目から可愛
い音を立てて液体が迸った。がくんがくんと腰が震えるため、液体の筋も不規則な軌道
を描いて体の下の草を濡らす。未熟な少女にとっては異様なまでの快感に満ちた絶頂
は、幼い体を30秒以上も震わせ続けた。
455M・S:04/04/13 11:14 ID:Eju4nkby
「はっ・・・っ・・・はっ・・・」
 草むらに四つんばいになったレミットは、左手一本で身体を支えて、荒い息を吐いて
いる。
 びくっびくっと、まだ時折体が震え、その度に割れ目からこぷりこぷりと愛液が吹き
出してくる。しかし、本能が未だに快楽に満足し切っていないことが、絶頂を味わった
ばかりの少女には分かった。股間が未だにうずき、クレヴァスはびくびくと動いて新た
な刺激を貪欲に求める。
 もっと、したい。
 再び、のろのろと股間に手指を伸ばす。
(な、なんで・・・なんでこんなに気持ちいいんだろう・・・)
 愛液に濡れきった指を夢中になって動かしながらも、レミットはぼんやりとそんなこ
とを考えていた。
 自慰を覚えたのは、最近だった。まだ王宮にいた頃から、股間に何か刺激を加えれば
全身に快感が走ることは知っていたのだ。
 覚えたての頃は、枕や机の角。ふと股に挟んでこすり続けていた。
 感じやすい体だったのかも知れない。一度レミットは自室で、人がくることに怯えな
がらも、ざらざらした壁に股間を押し付けてずっと体を上下させていたことがある。最
初は薄い布地越しだったのだが、我慢出来なくなって途中から下着も下に下ろして
しまった。べとべとになっていたことに驚いた覚えがある。その後、体はひきつ
けを起こした様な快感を覚えるまで上下に震え続けた。押さえつづけてはいたが、喘ぎ
声も出てしまっていたに違いない。隣室の侍人などに気付かれてしまったかも知れない
が、途中から何が何だかわからなくなってしまい、そんなこともどうでも良くなってし
まっていた。
 びくっびくっとした快感に満ちた震えの後、何も身につけていない小さなお尻を床に
へたり込ませてしまい、壁に残った粘液の跡を始末するのに随分と手間取ったものだっ
た。
456M・S:04/04/13 11:15 ID:Eju4nkby
「あ、ひぁっ・・・」
 こぷ。
 その時のことを現在の刺激と結びつけて考えた途端、新たな快感と共に、また新しい
粘液が一瞬水溜りを作った後びしょ濡れの割れ目から押し出されてくる。
「・・・・・・」
 数瞬ためらった後、レミットはのろのろと、まだ絶頂の余韻の快感が走る体の向きを
変えて、股間をざらざらとした木の表面に押し付けた。流石に剥き出しのままでは抵抗
が残るので、下着を上に引き上げる。もう少女の理性は、着替えのことすら考えられな
くなっていた。
 数秒そのままの態勢でためらった後、大きな木に抱きついたまま、おそるおそるぷっ
くりとしたお尻を上下させ始める。
 ざら。
「ひっ・・・・・・・」
 割れ目を、目の粗い刺激がこすり上げた。走った快感に、思わず悲鳴の様な声が漏れ
る。
 ざら、ざら、ざら・・・
「あん、・・・ふっ、ふぁ・・・あっ」
 割れ目からくちゅくちゅと漏れ続ける粘液が、少女の股間が通り過ぎた部分にねっと
りとした後を残している。下着は、とうの昔に性器を隠すという役には立たない程
に蜜を染み通してしまっていた。光を当てれば、幼い少女の股間に張りついて、すっか
り割れ目を透けさせてしまっていただろう。
 既に辺りをほぼ覆い隠している夜の闇に紛れて、少女は夢中になって腰を動かし続け
た。
457M・S:04/04/13 11:17 ID:Eju4nkby
 しゅる。
 少女の股間からの淫らな音に混じって、周囲の植物が、ゆっくりと、奇妙な物音を立
て始めた。
 しゅるしゅるしゅる・・・
 快楽に溺れきっている少女は、全く気付かない。あたかも蛇が地面を這うかの様な物
音が、すっかり自分を包囲してしまったことに。
 再度の絶頂が近づいていた。お尻を上下させる動きを速めるレミット。
「ああんっ、ああっ、はぁっ・・・ふぁぁっ・・・・」
 しゅるっ。
 その時、タイミングを見計らったかの様に、少女の足に何かが絡みついた。
「えっ!?」
 足元を唐突に拘束したものが、急激に上へと這い登ってくる。
「えっ、なっ、なにっ!?」
 混乱して腰の動きを止めたレミットに向けて、周り中から、暗がりの中を何かが襲い
かかってきた。瞬く間に少女の手足に絡みつき、拘束する。上着の中に入りこみ、胸を
撫ぜあげられる感覚に、少女は我知らず体を震わせた。
 蛇、の様に思えたが、蛇ではない。レミットが正に自慰に用いていた木から伸びる、
幾本もの触手の様な蔦だったのである。
「いっ、いっ、いやぁぁぁっ!!」
 レミットは必死に暴れたが、触手は明らかに意志を持っていた。半ば下半身をさらし
た少女の体を、微動だにせず抑えつける。
「なっ・・・なんなのぉ・・・」
 混乱のあまり一瞬泣き声になったレミットの体が、不意に触手の力で強烈に木に向っ
て引き寄せられた。数本の細めの触手が、にゅるんと下着の中に侵入してきて、不意に
愛液で既に濡れきった股間の割れ目を撫で上げる。
「あふっ・・・」
 絶頂寸前で快感を差しとめられた体は、全身を絡めとられたこの異様な状況でも、少
女に対して強烈な刺激を提供してきた。抵抗しようとする意志に反して思わず口から幼
い喘ぎ声が漏れ、体の動きが止まる。
458M・S:04/04/13 11:18 ID:Eju4nkby
 二度、三度、膨らみきって割れ目から顔を出したクリトリスもろとも、お尻の溝から
割れ目に至る股間が数本の触手にこすりつけられる。
「あ、んっ、くっ・・・はぁ・・・っ・・・」
(だ、ダメ・・・駄目・・・)
 本能的に、触手が自分の体に快楽を強制していることに気付いたレミットだが、理性
の抗弁はあまりにもはかなかった。感じまい感じまいとしても、既に自分から快感に浸
りきってしまっている下半身は、クリトリスから受ける刺激を耐えがたい快感に変えて
レミットの精神を犯していく。
(駄目・・・気持ち良くなっちゃ・・・き、気持ち良くならないで・・・)
 細い触手が、緑色の粘液を垂らしながら少女の小さな乳房を侵略し始めた。柔らかな
双丘に粘液が足跡を残す度に、全身を峻烈な快感が襲い、幼い体がどうしようもなくく
ねる様に動いてしまう。
 不意に触手が動いて、少女の体を幹に対して後ろ向きにした。抵抗のしようもなく、
レミットは必死に気持ち良さに耐えようとしていた。濡れきってぐしょぐしょになって
しまったパンティが、触手によって引き摺り下ろされる。抑えつけられていた割れ目
が、空気に触れてぴくぴくと動いた。
「な・・・なに・・・?」
 木の幹に、ゆるやかな段差の様に突き出している部分があった。触手はそこに、少女
のお尻を後ろ向きにあてがう。
 股間の溝を段差にしっかりとくわえ込ませた後、触手はおもむろにレミットの体を前
後に揺さぶり始めた。
 途端に、レミットの下半身全体にピンク色の刺激が走った。
「・・・ふぁぁっ!あっ・・・、あぁっ、ああんっ!?」
 一番大事な部分からお尻の穴に至るまで、くまなくざらざらとした幹にこすりつけら
れる。いわゆる後背位の態勢で、レミットはたちまち襲ってくる快感の波にさらわれて
しまった。割れ目からあふれ出る様に蜜が分泌され、幹に淫らな後を残す。その間、上
半身には無数の細い触手が服の裾から入りこんで、未発達の胸に細かい刺激を送り続け
ていた。菊座にまで感じたことのない感覚を加えられてしまうところに至って、レミッ
トの理性は限界を悟った。割れ目の肉壁が自動的にきゅっと締まり、お尻が震える。
459M・S:04/04/13 11:20 ID:Eju4nkby
「あ、はっ、あぅっ・・・ひぁっ・・・」
 必死に身体の自由な部分を動かして抵抗しようとするのだが、結果的に快感に悶えて
全身をくねらせている様にしか見えない。事実途中から、結果だけではなく、少女の身
体は流れこんでいる快感に翻弄されて自然に動いてしまっていた。
 やがて、限界が来た。割れ目からの快感の波が一つになって爆発しようとするのが、
経験の乏しい性感にも分かる。
「い・・・いくっ・・・!!あ、ぅっ、いっちゃう・・・!」
 がくがくっと少女の裸身が、激しく揺れた。その瞬間。
「はっ、はぅっ!?」
 お尻が唐突に宙に浮いた。木の幹から花弁に与えられていた快感を突然に打ち切られ
て、肉壁がひくひくと痙攣してしまう。
(なっ、なんでっ、なんでっ!?)
 ほぼ完全に快感に屈服しかけていた頭が、思わず悲鳴を上げた。濡れきった割れ目か
ら蜜が地面に向って滴り落ちる。
 その時。
 ずるり、と。ひときわ太い触手が、周囲の触手の間から頭をもたげてきた。先端から
は白っぽい液が僅かに漏れ出しており、その形状は明確に男根を連想させる。
「あ、ぅ・・・」
 恐怖と不安にじっと見つめるレミットの眼前で、触手はゆっくりとレミットの股間に
向って鎌首をもたげた。
 レミットの乏しい性知識でも、その一際太い触手がこれから何をするつもりなのかは
想像がつく。というより、すっかり快感漬けになった頭が、どうしようもなく想像して
しまうのである。少女の一番大切な割れ目に触手がじゅるじゅると押し入ってきて、中
を思う存分に蹂躙し、掻き回す時のことを。
 処女喪失の恐怖を圧して、その想像はレミットの神経を揺さぶった。
460M・S:04/04/13 11:20 ID:Eju4nkby
 入って来る・・・中で暴れて・・・小豆を潰して・・・壁をひっかいて・・・掻き回
して・・・奥をつっついて・・・ヒダをめくりあげて・・・
「は、はぁっ・・・あくっ・・・」
 思わず息が漏れる。自分の想像だけで、割れ目からちゅくちゅくと大量の愛液が漏れ
出てきていた。性器とお尻が、刺激を求めてそれぞれぴくぴくと震える。
「ダ、メ・・・」
 それでもまだ余力を僅かに残していた理性は、声帯に拒絶の声を出させていた。がっ
ちりと触手に固定されている腰を、必死に動かそうとする。
 しかし、レミットの意志とは全く無関係に、太ぶととした触手は少女の、誰にも触ら
せたことのない小さな割れ目をすぐにも犯し、蹂躙する。レミットの本能も性感も、そ
れを知っている・・・筈だった。
 くちゅ。
 触手が、割れ目のとば口に辿り着いて、濡れた音を立てた。
「はぁぅっ・・・・!」
 太いものが押しこまれる衝撃を予想して、またそれだけで快感を受けてしまい、レミ
ットは全身を硬直させた。
 しかし。
(えっ・・・えっ?)
 触手は、レミットの入り口に頭を押しつけたまま、微動だにしなかった。20秒・・・
30秒。動かない。周りの細い触手群も、レミットの身体を絡め取ったまま、動こうとし
ない。
「あ・・・・う・・・・・」
 殆ど無意識のうちに下半身をくねらせてしまったことで、レミットは、腰の束縛が解
かれていることに気がついた。
 前後に、動かせる。
(逃げな・・・きゃ・・・)
 弱々しく呟いた理性と裏腹に、レミットの股間は、既に火種を抱え込んで熱く燃えあ
がってしまっていた。幼い筈のクリトリスが痛い程に充血し、割れ目は異物を求めてぱ
くぱくと開閉する。
461M・S:04/04/13 11:22 ID:Eju4nkby
 何か、入れたい。入れて欲しい。犯して・・・
 ついさっきまで全身を舐め尽くしていた快感を、身体中が求めていた。羞恥心も恐怖
も、だんだんとその声を小さくしている。
「くふっ・・・」
 息が漏れた。
 それと同時に、レミットの中で何かが枷を解いた。
 もう、我慢出来ない。
「んっ・・・んんっ・・・くっ・・・」
 ずぶ。
 しっかりと割れ目に押しつけられていた触手のカリ首が、ゆっくりと少女の中に沈
む。
「くふぅっ・・・はぅ・・・」
 ずぶ、ずぶ。
 レミットは、自分から腰を動かして、割れ目の中に触手を受け入れた。まだ浅くでは
あったが、待ち望んでいた刺激は、肉壁をこすり上げ、クリトリスを押しつぶし、少女
の性感に歓喜の声を上げさせた。
「ひっ・・・はぁっ・・・」
 カリ首が入り口に侵入しただけでも、無理な拡張を強いられていることが分かる。し
かし、多少の痛覚はもう、ひくつく肉壁を止めることは出来なかった。潤滑油は、もう
十分以上に少女の割れ目と触手の双方をぬらしている。
「はっ。はぁっ・・・はっ・・・んっ・・・」
 腰を前後に振り始めるレミット。最初はゆっくりと、徐々に早く。既に理性は再びそ
の役目を放棄していた。
 次の瞬間、全ての触手が一斉にその動きを再開した。
462M・S:04/04/13 11:26 ID:Eju4nkby
「はっ、ああああああぁぁぁっ!!」
 ずぶっという音をたてて、太い触手が少女の割れ目の最奥部まで膜を破って一気に貫
き通す。凄まじい衝撃と痛みと、・・・快感。
「あ、あぁぁあああっ・・・うっ・・・・・・」
 ぐったりと、少女の身体から力が抜ける。
狭いトンネルに限界まで拡張を強いた触手は、きつきつの肉洞の感覚を楽しむ様に数秒
その動きを止めた後、蜜壷の中をゆっくりとこね回し始めた。
 赤い処女喪失の印を引きずったままとば口近くまで引き上げ、再び奥まで押し入る。
肉ヒダをめくり上げ、円を描く様に掻き回し、無理やり押し広げられた膣道は縦横無尽
に触手によって犯された。
 やがて、レミットの割れ目は、触手の周りから染み出させる様に愛液をあふれさせ始
めた。揺さぶられるだけだったレミットの下半身が、再び快感にくねり始める。激しい
痛みを圧して下半身から快感が充満して来て、それを抑えることが出来ない。
「ひっ、はっ、あっ、あぅっ・・・」
 触手の動きに規則正しく反応する様に、喘ぎ声が自然と漏れ始めた。肉壁からは既に
とめどなく蜜が分泌され、潤滑油と化して触手の動きをたやすいものにしている。
 ずぼっ、ずぼっと、果蜜が溢れ、泡立つ音を立てながら、触手はレミットの腰の間を
ひたすら前後した。その動きも段々と激しいものになり、自分の意思と無関係にレミッ
トの背中も快感に反り返る。他の細い触手群も、レミットの小さな胸や乳首をさかんに
攻めたてていた。
463M・S:04/04/13 11:27 ID:Eju4nkby
 すぐに限界がやって来た。こすりつけられる肉壁が一斉に激しい快感を主張し、ただ
でさえヒダをまきこんでいる触手をより激しく締めつける。
「はっ、くふっ、はあああああああああああああっ!!」
 凄まじい快感に、少女の体は前以上のオーガズムにさらわれた。全身を激しく痙攣さ
せ、割れ目と触手との隙間からはより一層の蜜がこぼれ出す。それは、咥えこまされた
肉棒を本能が歓迎している姿でもあった。
 レミットには知り様が無い。自分にあまりにも強烈な快感を与えているのは、この触
手群の分泌する媚薬効果の液体のせいであることを。この触手群の生態や、これから自
分がどれだけ快楽の魔宴に引きずり込まれてしまうかを。
 幼い姫は、ただ快感をむさぼる様に、きつく目を閉じてオーガズムに身体を震わせて
いた。
464M・S:04/04/13 11:29 ID:Eju4nkby
以上です。結構前に書いたものですが、こちらのスレに合うかと思って
書かせて頂きました。
長文失礼しました。
465名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:22 ID:BuSbjpSn
>>M・S氏
GJ!GJ!
466名無しさん@ピンキー:04/04/13 23:27 ID:a1r4splg
触手モノあるよぉ。
http://americanworm.ath.cx/ca_an01.html
467名無しさん@ピンキー:04/04/14 01:00 ID:yO7iI6+N
M・S氏GJですっ
次回あるのかわかりませんがよろしくお願いします!
468名無しさん@ピンキー:04/04/14 01:54 ID:oKD/q7p4
すげー・・・>M・S氏

個人的に放尿→オナもストライク
469名無しさん@ピンキー:04/04/14 09:22 ID:yVvulxK2
個人的に全てストライク。抜いたー(;´Д`)ハァハァ
470M・S:04/04/14 12:39 ID:WR0NKyST
投稿したの初めてなので不安でしたが、ご好評頂けた様で嬉しいです。
ちょっと展開がしつこいかとも思ったんですが(汗

また書いたら投下させて頂きます。遅筆ですが。
4711/2:04/04/14 18:24 ID:15GpPrcn
角煮異種姦スレに投下させていただいたイラスト↓のおまけに書いたSSを貼らせていただきまする。
ttp://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/clip-board/img/7954.jpg
へっぽこいですが、ご容赦を。

『敗北』

締めつける、と云う感覚ではなかったもののその怪物の触手はしっかりと四肢を掴みびくともしなかった。
「…くそぅ…」
己に腹が立ち、らしくもない悪態が口をつく。
シュリン……
何かを引きずる音に顔を上げると、眼前に大剣の切っ先が突き付けられていた。
この怪物を屠る為に携えてきた己のものである。
だが、普段頼りにしているその美しい刃は今自身に向けられているのだ。
「ち…っ」
殺られる。そう覚悟し、きつく目を閉じた。
ビュン!ビュン!ビュン!
逞しい腕によって力強く風を切って振りまわされる剣。
しかし、いっこうに痛みは襲ってこない。鼠を前にした猫のように甚振るつもりなのだろうか。
キン!…ガラン…ガラン……カラン……
急に肌寒さを感じ目を開くと、
己の体はいっさい傷が付いていないのに鎧だけがきれいに切り落とされほぼ全裸に等しい姿を晒していた。
「な!…」
今まで人前で肌を晒したことなどない剣士の顔は恥ずかしさに見る見るうちに真っ赤になっていく。
これで緊張の糸もあっさりと切れてしまった。
4722/2:04/04/14 18:27 ID:15GpPrcn
「き・貴様!何のつもりだ!人思いにやれ!!」
恥辱、怒り、悔しさ。感情が爆発し一息に捲くし立てる。
その言葉に答えるように剣の切っ先が上段に構えられた。今度こそ最期か。そう思った。
だがまたしてもその「期待」は裏切られる。
くるり
刃を下に向けると、
ガキン!
深深と地面に突き立てたのである。
「え…?」
怪物の意図するところが掴めず、呆然としている剣士の体が触手によってゆっくりと持ち上げられ始めた。
身を捻って足掻くが、やはりまったくそれらが緩む気配は無い。
ほどなくして突き立てられた剣の真上にくると、
がば!!
両足に絡みついていた触手が左右に引っ張られ大の字に近い格好となった。
「ちょ、ま、まさか!?」
顔が引きつる。嫌な考えが頭をよぎる。
そのまさかであった。
少しずつ剣士の体の真芯をそそり突き立つ剣の「柄」に向けて下ろしだしたのである。
「いやだ!やめろ!やめて!それだけは!!」
頭を振り乱し半狂乱になってもがく。
しかし、そもそも人の力でどうこうできる相手では無いのだ。
更に、音も立てずに左右から伸びてきた触手ががっちりと腰を掴んだ。
「やだ!はなせ!やめろ!やめろぉぉぉっ!!」
叫び声だけが虚しく響く。そして、
「ひぃっ!!」
柄頭が秘裂の入口に触れ、終に、
すぶぶっ
「っ!!…かはっ……ぁ…!」
処女の秘肉を割って太い柄が胎内にねじ込まれた。
473名無しさん@ピンキー:04/04/14 18:31 ID:15GpPrcn
お目汚し失礼いたしました。
このシーンのみを文章化したものですので、この前後はありません。
各々皆様の脳内で補完下さいませ(汗
474M・S:04/04/14 19:19 ID:WR0NKyST
あ、続き書いてみましょうか?w
475名無しさん@ピンキー:04/04/14 19:23 ID:Esl8vhiD
>>474
是非!
できれば楊雲の参加キボン。
476M・S:04/04/14 19:33 ID:WR0NKyST
あ、今のは>>471-473さんの
の続きを書いてみようかなーと思ったんですが・・・エタメの方も、そのうち
書かせて頂きたいです。
477475:04/04/14 19:51 ID:xZzapCZ+
うわ、読み違え…ちょっち恥ずかしいw
でも、お待ちしてます。
478SS保管人:04/04/14 21:06 ID:4Eq8ln4u
>>471
SSと共にイラストも収蔵させて貰いましたが、宜しかったでしょうか?
479角煮からの流れ者:04/04/14 21:55 ID:15GpPrcn
>474
自分、上記のように場面単位でしか画面も文章も構成できないので
ここからストーリーをひねり出して下さるのなら大いに光栄であります。
>478
かなり恥かしいから勘弁して欲しくもありますが、OKです。光栄です。
480M・S:04/04/15 18:16 ID:uxGFrJKR
>>479
書き始めてみました。遅筆なのでちょっとお待ち頂いちゃうかも知れませんが、
2,3日中には書き込めるかと思います。
・・・あんまりしつこくない方がいいですか?

どなたかリクなど頂けたら、可能な範囲で盛り込んでみます。

>>475
楊雲なら、一見冷静さを装っているけど、だんだん感じてきちゃって・・・というのが
えちくてよさそうですね。
481名無しさん@ピンキー:04/04/15 23:35 ID:PtYBayjN
?
482名無しさん@ピンキー:04/04/15 23:52 ID:+qFZy6VO
>>480
違ったらすいません。M・Sさんて、もしかして女性?
知ってるSS書きさんと、雰囲気とか書き方とか
ジャンルとかかなり似てるんだけど・・・
483名無しさん@ピンキー:04/04/16 00:04 ID:Ao4vj1aC
そんなことは詮索してもしかたがない
484M・S:04/04/16 00:16 ID:FYSdZRjM
>>482
すいません、こういうところでそういう質問はちょっと困り・・・(汗
私が誰かとかは、このスレではどうでもいいことですよね。
485名無しさん@ピンキー:04/04/16 00:23 ID:bk3tQ/hZ
エロパロ板のあちこちのスレで神って呼ばれてる人だろ?
486名無しさん@ピンキー:04/04/16 01:34 ID:Ao4vj1aC
ほれ見ろ
やっぱり困ってんじゃねーか
487名無しさん@ピンキー:04/04/16 09:43 ID:gg6t347a
>>480
期待しつつマターリと待っております
488名無しさん@ピンキー:04/04/17 21:16 ID:yf/Xy5xv
触手に犯される無垢な少女たち
http://americanworm.ath.cx/ca_an01.html
489名無しさん@ピンキー:04/04/18 01:25 ID:VJ41uW9K
>488
えらく安いな。コピーもかね?
490名無しさん@ピンキー:04/04/18 06:59 ID:WqLpaNJZ
アメリカはDVDが驚くほど安いんだよね。
491名無しさん@ピンキー:04/04/18 10:26 ID:TTCon9vu
むしろ日本のCD、DVDの値段が異常という話も。
492名無しさん@ピンキー:04/04/18 11:31 ID:VJ41uW9K
市場がねぇ。人口は単純にアメリカの方が倍だし。
493名無しさん@ピンキー:04/04/18 16:57 ID:ZZAf1+ND
TVアニメなんか二話で6000なんて暴利もいいとこだもんなあ
494名無しさん@ピンキー:04/04/19 13:39 ID:jnPj57WB
アニメDVDは何処も殿様商売だからなぁ。
世界市場で売り出せば原価を下げられるとかほざいてた
会社があったが今の値段でもためらい無く買うヲタがいるから
絶対にありえない。働いているヲタはそれ以外払うものが
無いからこういうものには本当に金をかける。
495M・S:04/04/19 17:21 ID:ziLl9NqE
先日>>480で言った、>>471-472さんの続きが出来たので、アップして
いきたいと思います。ちょっと短い、かな?

>>485
私、書き込んでいるのは今のところこのスレでの前回一作だけですよ?
お邪魔させて頂いています。
496M・S:04/04/19 17:25 ID:ziLl9NqE
「か・・・・・・はうっ・・・あ・・・あ・・・」
力ない声が、辺りに弱弱しくこだまする。
異様な光景が、その場に展開されていた。
鬱蒼と茂った森の中で、何かの間違いの様にぽっかりと開けた空間。
その中心に、肌色の十字架があった。
地面に突き刺さった剣。周囲を這い回る、無数のタコの様な触腕。
そして、剣の柄の上に、一人の女の姿。
まだ少女、といっても違和感の無い程度の年恰好だった。
体の各所には、鎧を着ていたと思われる装飾がまだ所々残ってはいたが、それは「体を
守る」という鎧の役目を既に全く果たしていない。それどころか、女性にとっての最低
限の衣服すら、少女には残っていなかった。
白い肌で出来た背中の平面が、
頂点に慎ましやかなピンク色の蕾を有した胸の小振りな双球が、
未熟な中にも女らしさを有した尻の曲線が、
顕わになって広場の真中に空気に晒されていた。
そして、女にとって最も隠したい筈の恥部に、剣の柄が突き刺さっていた。
まるで剣の柄に跨るかの様な格好で、少女は恥ずかしい開脚を強いられている。
薄い恥毛。まだ殆ど使われた様子もみれない淫裂が、剣の柄によって淫靡に開放されて
いることが、恥毛をかきわけてはっきりと見えた。
「く・・・くーーーっ・・・はぁぁっ・・・」
処女膜は、既になかった。激しい運動を常とする彼女の様な人間には、別段珍しいこと
でもない。しかし、まだ男を受け入れたこともない蒼い肉体に、突然異物が挿入された
のだ。激痛こそあれ、快感などかけらも感じられない、筈だった。
「う・・・く・・・ぅっ・・・な、なんで・・・」
彼女の手足や尻は、太い触手に巻きつかれ、固定されていた。白い裸肌に赤黒い触腕が
巻きついている様は、人影など全く無いこの広場にあって、途方もなく淫猥だった。
497M・S:04/04/19 17:26 ID:ziLl9NqE
巻きつかれている足が、尻が、揺れる。
内太ももを、つーっと一筋、無色透明の液が流れ落ちていった。
「な・・・なんで、んっ・・・あっ・・・なに・・・これ・・・」
体が、熱い。どこよりも、太い柄が突き刺さった恥部の中が、熱い。
全裸に近い白い姿が、くねる様に動き始めた。
「や、やだ・・・あ、あっ・・・んっ・・・」
つい一刻も前までは、勇ましい鎧に身を包んで、醜い妖魔を蹴散らしていた筈の、自分が。
少女を何よりも動揺させていたのは・・・快感だった。
(な、何で・・・感じちゃう・・・の・・・)
深い吐息が漏れる。そして、その事に自分自身で動揺する。今の吐息には覚えがあった。
眠れない夜、自らの秘所に手を伸ばして、いやらしい水音を立てた時の吐息と同じだっ
たからだ。
「はぁっ・・・」
この瞬間、少女は自分の秘所の変化を自覚する。
濡れた。
剣の柄と自分の体との隙間から、こぷり、こぷりと何かが染み出ていくのが分かる。
訳がわからなかった。
柄を突っ込まれた時の激痛はいつの間にか熱さの中に飲まれ、それにとって代わった感
覚が、自分の体を支配しつつある。少女は、その認識に純粋な恐怖すら覚えた。
「くっ・・・くっ!は、はな・・・せっ!ばけ・・・ものっ!」
とってつけた様な抵抗。まるで自分自身に言い訳をするかの様に、少女は周囲の触腕を
振り払おうと、空しく手や足に力をこめた。
498M・S:04/04/19 17:27 ID:ziLl9NqE
尻を抱えていた触手が、ぱっと拘束を解いた。
ぐらっと、体全体が揺れる。
「はぁうっ!!??」
中が、えぐられる。そんな感覚すらあった。体の角度が変わった拍子に、剣の柄が自分
の内側をこすり、少女の最も感じる部分を、無遠慮に殴りつけていった。
ぶしゅっ。
痛みではなく、凄まじい快感が走り抜ける。頭に電流が流れる。真っ白になる。
その瞬間・・・少女は、絶頂した。
ぶしゅっ。ぐちゅっ。
淫靡な音を立てて、少女の陰部から愛液が漏れる。最初は勢いよく、段々とこぼれ落ち
る様に。
「か・・・はぁっ・・・はっ・・・」
びくびくと体中が痙攣する。手足は触手に抱えられたまま、足がぴんと伸びる。そして、
後ろに傾いた剣に合わせるかの様に、後ろに丸い尻が突き出される。結果的に、少女は
剣の上で立ちバックに近い格好を取らされていた。
「はぁ・・・っ・・・んぁ・・・」
脱力。荒い息をつく。いつのまにか、恥ずかしい程に乳首が凝り固まり、固く立ってし
まっていることを自覚する。全身が、快感を受け入れ紅潮しはじめている。
499M・S:04/04/19 17:27 ID:ziLl9NqE
じゅぽっ。
「あぁんっ・・・」
新たな快感が、敏感になった全身をびくっと振るわせる。
じゅぽっ、じゅぽっ、じゅっ。
触手が少女の尻を再び抱きかかえ、ゆっくりと上下に振り始めた時、少女の声に抵抗の
色は無くなっていた。一度迎えた絶頂が、少女の中の抵抗心を打ち砕いてしまっていた
様だった。既に、自分の体の異常な反応も、周囲から丸見えの状態で犯されているこの
状況も気にならない。
「あっ・・・あぁっ・・・胸・・・胸もぉ・・・」
じゅっ、じゅっ、ちゅぽっ、くちゅっ。
リズミカルに体を振るわされる中、少女はついに甘える様な要求すら出した。固くしこ
った乳首を、いじりたい。舐めまわされたい。
その言葉に答えるかの様に、左の乳首に細めの触手が吸い付いた。触手の先についた無
数の小さな繊毛が、一斉に乳首にとりすがる。
「んぁっ!!」
数人の子供に一度になめられているかの様な快感が、少女の脳を直接襲った。既に恥ず
かしげもなくぬるんだ液を垂れ流している秘部から、またしても勢い良く愛液が流れ出す。
「・・・はぁ、はぁ、あんっ・・ん・・・?」
右手が、動く。いつの間にか、右手の肘から先が、触腕から解放されている。
数瞬のためらいを経て、右胸はゆっくりと、自分自身の右胸に降り立った。
乳首をいじり、丘全体を揉む。
500M・S:04/04/19 17:28 ID:ziLl9NqE
「あっ、あっ、んっ、はぁっ・・・」
声がリズミカルなものになり始めた。再びの絶頂が近づく。淫液がしとどに流れ出し、
時折尻全体がびくっと震える。
いつの間にか、剣の柄の上、少女のクリトリスの周囲に、イソギンチャクの様な細かい
淫毛が吸い付き、刺激し始めていた。
「はぁぁっ・・・んくっ・・・あ、あぁっ・・・またイくっ・・・」
限界だった。右手で強く自分の乳首を押し込んだ瞬間、少女の体は再びの快感の波動に
飲まれ、びくびくと痙攣した。
やがて、少女の尻は剣の柄から引き抜かれ、じゅぷっといやらしい音を立てる。その時
もまだ、少女の体は快感の余韻に翻弄され、全身をびくびくと震わせていた。
森の中からゆっくりはいずりだして来た触腕の本体も、その先端についた産卵管も、今
の少女の目には入らない。ただひたすら、体の中を駆け巡る快感の余韻を、限界まで味
わうことだけが、彼女の脳裏を占めていたのだった。
501名無しさん@ピンキー:04/04/19 17:30 ID:ziLl9NqE
以上です。物足りなかったらすいません。
502名無しさん@ピンキー:04/04/19 17:51 ID:MINm+UU8
>496-500
っしゃキター!!
個人的かなり最高に嬉しいでっする。GJ!!
でも、比べて俺の文章のへちょいことへちょいこと…_ト ̄|○
503名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:03 ID:2lodkMQ3
>>496-500
GJです
出来れば、ほ、本体にやられちゃうのもキボンですw
504名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:06 ID:Y5UOSqL7
>>495-501M・S氏
 チンコたちまくりです。このあと少女剣士はどうなるのですか?
ぜひ続きキボンです。
505名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:08 ID:A9XigTRx
は、孕ませですか!
続きがほすい

できれば一端、理性を取り戻させてからw
506名無しさん@ピンキー:04/04/20 01:02 ID:ZZL/Pk47
>M・S氏
台詞の展開がGJ過ぎ
神だ・・・
507名無しさん@ピンキー:04/04/20 09:23 ID:MJXkJRKN
今回も抜けました。禿しく良いです。
本体いってくらさいいい。
孕ませきぼん!
508M・S:04/04/20 09:41 ID:0J6j+jfP
ご好評頂きありがとうございます。
ちょっと時間がなくて、なんか後に続く感じになっちゃって
すみません。
続き、また書いてみますね。
ただ個人的嗜好で、痛いものが書けないという弱点が(汗
509名無しさん@ピンキー:04/04/20 23:04 ID:ZZL/Pk47
痛いのは俺もダメだw

やっぱ触手ものは気持ち良くしてあげないとな。
510名無しさん@ピンキー:04/04/22 12:19 ID:ke4Agc9e
ageとくか
511M・S:04/04/23 13:06 ID:r+tdXmFY
今この前の続きを書いてるんですが、8KBを越えてまだ終わらない・・・(汗

すいません、また続きになっちゃうかも知れないんですが、書かせて頂いても
いいですか?
512M・S:04/04/23 17:09 ID:r+tdXmFY
「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・んっ・・・」
草の上に四つんばいの格好で投げ出された少女が、荒い息をついている。
全裸、ではない。未だ足の先にはブーツを履いているし、肩には肩当て飾りの名残が
見えたが、他の白い肌が汗にまみれて艶かしく曝け出されている今では、それは却って
淫靡さを深めている様にしか見えない。本人は気付いていないが、四つんばいになって
お尻を突き上げる様な格好が、濡れそぼった秘所をはっきりと外気に触れさせてしまっていた。
「んっ・・・」
まだ快感の名残が体の各所を走っているのか、断続的にびくっと全身が震えている。
その度に、口からは僅かに声が漏れ、既にとろとろに溶けた秘所から新たな液が流れ
出してしまう。
だが、少女の目には、段々と理性の光が戻りつつある様に見えた。
触手は相変わらず周囲を這いずりまわり、少女の秘所辺りの反応を調べる様に、盛んに
自らを伸ばしては、まるで匂いを嗅ぐかの様な素振りを見せる。ただ、わざわざ近づく
までもなく、周囲一面に性臭は顕わに流れ出していたのだが。二日間程も男女が交わり
あった後であるかの様な匂いが、周囲一面に漂っていた。
(うご・・・ける・・・)
少女の脳裏に、ようやく快楽以外の思考が割り込んできた。ゆっくりと五感が戻ってくる。
(すご・・・かった・・・)
男女経験すら殆どない自分が、何故これだけ感じてしまったのかが分からない。普段の
自慰など比較にすらならない程の快楽。右手を自由にされて、激しく自らの胸をいじって
しまったこと。
完全に快感に敗北してしまっていた記憶がまざまざと戻ってきて、少女は屈辱感と恥ずか
しさに顔を紅潮させた。
513M・S:04/04/23 17:10 ID:r+tdXmFY
「くっ・・・」
せめて、まだ周囲をはいずっているこいつらだけは、

斬る。必ず。

まだ体を走る弱い電流の様な快感を無視し、少女は身を起こそうとした。急に動いた
反動で秘所がこすれ、「はうっ・・」と声が漏れる。秘所の辺りにまとわりついていた触手が
はがれる。なんとか膝立ちになる。
(油断さえしなければ・・・剣さえあれば、こんな連中・・・!)
振り向いて剣に手をかけようとしたその瞬間、ようやく彼女は、気付いた。
周囲の触手が、何かを迎えるかの様に道を開けていることに。
そして、その向こうにいる本体の、おぞましい姿に。
「・・・・・っ!!」
慄然とした。
全体としては、先ほどまで自分を犯していた触手を大量に束ねた様な姿をしていた。女を
犯すだけの為に存在する様な、無数の触腕。イソギンチャクの様な細かい触手群に、先が
カリ首の様に膨らんだ吸気管。イボの様なものが大量に付着した触覚に、
巨大な産卵管。
それを見た瞬間に、少女は理解した。自分が何の為に、何をされていたか。何故自分が
ああも感じさせられ、秘所を恥ずかしい液体でまみれさせなければならなかったか。
おぞましい前戯。自らの子供を人に孕ませようとする、怪物の淫らな生態。
総毛だつ様な恐怖。同時に、あの本体に犯される時の感覚がリアルに股間に浮かび、
少女は激しく動揺した。
あの触手に捕らえられ、全身をくちゅくちゅに犯されれば、自分は一体どうなって
しまうのか。
思考を強いて断絶し、少女は剣に手をかけて素早く立ち上がろうとした。
514M・S:04/04/23 17:11 ID:r+tdXmFY
「っ!!??」
足首がもつれた。
剣を引きずったまま、後ろにしりもちをつく。Mの形に足を開く恥ずかしい格好に
なったが、気にしている余裕もない。
膝から先が、動かない。立ち上がれない。
「なっ・・・!」
麻痺という訳ではない。感覚はあるのに、力が伝わらない。
辛うじて抜くことは出来た剣を片手に、尻餅をついたままで必死に後ろに下がる。
(う、動け、動いてっ!)
何か、毒の様なものでも注入されたのか。まるで腰が抜けたかの様な格好のまま、
少女は必死に剣を振り回した。周囲の触手すらろくに切り払うことが出来ない。
悔しさのあまり、紅潮した顔に涙が零れそうになる。
ずる。
巨大な本体が、ゆっくりとはい寄って来た。
刺し違えるか、自決するか。
覚悟を決めた。
毒を注入したとすれば、獲物は殆ど動けないと思っている筈だ。
再びあんな痴態をさらしてしまうくらいなら、刺し違えて死んだ方がはるかにましだ。
そう思った。
しゅっ、と一本の細長い触手が、彼女の性臭に誘われるかの様に飛んできた。
斬った。
切断面から、赤黒い液体が跳ね散る。
下から、上。跳ね上げる様な剣筋。自分の剣技が鈍っていないことに勇気付けられる。
しゅっ、しゅっ。次々と襲い掛かってくる触手を、剥き出しの尻を地面に密着させた姿勢の
まま左右に切り捨てる。意識が昂揚する。
いける。そう思った。
515M・S:04/04/23 17:12 ID:r+tdXmFY
気付くべきだった。周囲の触手の数に比して、あまりに散発的な攻撃。まるで獲物を
なぶっているかの様な、あまりに鈍い動き。
変化は唐突に現れた。剣を握っている右手の、強い脱力感。手首から先しか動かない。
「なっ・・・!!」
足先と同じだった。感覚は消えてはいない。あまりに急激な体の変化に、剣を取り落とし
そうになる。
悟った。右腕一面にべっとりと付着している、赤黒い体液。
「くっ・・・くそっ・・・っ!」
最後の力を振り絞って、剣を怪物の本体に投げた。狙いたがわず、深々と突き刺さる。
(やった・・・!?)
そう思ったのは一瞬だった。
剣が突き刺さったと見えた、その傷跡から、びしゅるっと音を立てて、数本の触腕が
矢の様な勢いで飛び出してきた。
「し・・・っ!!」
意識の隙を突かれた。飛び出してきた触手を含め、一気に襲い掛かってきた十数本の
触手が、一斉に体中に撒きつく。手が、足が拘束される。尻に細い触手が巻きつく。
「やっ!!やめろぉぉっ!!」
暴れることも出来ない。舌をかみきろうとした瞬間、一本の細い触手が少女の舌に
絡みついた。まるでディープキスでもしているかの様に、巧みに紅色の蛭を愛撫する。
「んっ・・・うむぅっ・・・やへろぉ・・・」
数本の触手が力の抜けた足首に絡みつき、尻もちをついた少女の体をひっくり返した。
手が万歳の格好をとらされる。足が開かれる。全てが晒される、まんぐり返し。
「むっ!!むーーーーっ!!!」
恥ずかしさと悔しさのあまり、少女の目に再び涙が湧く。まだ動く太ももや背中、腹筋
まで使って暴れるが、傍から見れば尻を淫らに振って男を誘っている様にしか見えない。
516M・S:04/04/23 17:13 ID:r+tdXmFY
数本の触手が、未だ乾いてはいない少女の淫扉をノックする。表面をなぞる様に、一本の
触手が走り抜けていく。
「・・・はふっ・・・」
体に再び、異常な快感が走り抜けていった。一瞬尻が浮く。
びしゅっ。
少女の少し小振りな乳房に、また一本、触手が螺旋状に巻きついた。全体を蠕動
させると同時に、乳首をいやらしく転がす。
それと同時に、絨毯の毛先の様な細かい繊毛が、少女の恥部へと這い寄っていった。
こすり上げる。
「ん・・・・・・っ!は・・・・・ぁっ・・・・」
少女の表情が歪んだ。一瞬全身が震える。きつく目を閉じ、声を出すのを我慢
しようとするが、強制的に送りこまれる淫らな感覚に、ともすれば一瞬で押し流され
そうになる。
(くっ・・・ダメ、だ・・・め・・・感じちゃダメぇ・・・)
既に少女の舌は戒めから逃れていたが、それに気付く余裕もない。秘所全体をすっぽり
と覆う様に張り付いたざらざらとした繊毛が、膨らみつつある恥核から尻までゆっくり
と舐め上げる様に上下する。胸と比較すれば大きめな尻が、その度にびくびくと震える。
ぷっくりと、クリトリスが凝固してきた。それを見逃さず、先端に濡れた触角を下げた
触手が、舐め上げる様に淫らな小豆に襲い掛かる。
ねとっ。
「はっ・・・!あ、あぅっ・・・・うっ・・・」
ピンク色の衝撃。声を抑えようにも、口を抑えることさえ出来ない。乳首から、クリトリス
から、恥ずかしい入り口から、一斉に流れ込んで来る快感の前に、少女の意識は決壊寸前
まで追い詰められつつある。
517M・S:04/04/23 17:14 ID:r+tdXmFY
(か、感じないで・・・っ・・・あ、気持ち・・・い・・・あ、ダメ・・・)
こぷり、こぷりと愛液が流れ出し始めた。意識より一足先に、体が触手に屈服する準備を
始める。どんなに抵抗しても、快楽が流れこんで来るのを止められない。
ざらっ・・・ざらっ・・・
ぬめりきった草原を撫で上げる、淫靡な絨毯。
(こ、これ、だけ、じゃ・・・イけない・・・)
淫靡な心の声。
必死に首をぶんぶんと振ったが、少女は気付いてしまっていた。自分の内部が、ひくひくと
痙攣している。何かをくわえ込みたいと、何かにえぐられたいと、卑猥な主張が始まって
いる。尻がくねくねと揺れる。
「く・・・ぅっ・・・は・・・は、はぁあっ・・・」
もう、止められなかった。
自分から尻を動かして、自らの股間を撫で上げ続けている絨毯に秘所を押し付ける。刺激が、
じわりと強くなる。自分から求めてしまう屈辱に唇を噛むが、動き出してしまった快感の
プロセスはもう止めることが出来ない。
「あぅ・・・あ、あぁんっ!はっ・・・ぁっ・・・」
指程度の太さの触手が一本、淫らな洞窟の中に侵入して来た。まだきつきつの穴の感触を
楽しむ様に、ゆっくりと奥へ奥へと這い進む。ただそれだけの刺激で、少女の腰はがくがくと
震えてしまっていた。中に入ってくる、ただそれだけのことでとてつもない悦びが下腹の
方から湧き上がってくる。自分の体が絶頂を求めだすことを、もはや少女は止められなかった。
くちゅ・・ちゅっ・・・じゅぷっ・・・
中の触手が動き出す。それに合わせる様に、少女の背中がつっ、つっと反っていく。
518M・S:04/04/23 17:21 ID:r+tdXmFY

「あぁぅっ!はっ!きゃふっ!はっ!はぁっ!!」
声を抑えようという枷も、少女の中でとっくに打ち砕かれていた。全身で自らが受けている
快感に対して歓迎の合図をする。触手が動く度に、狭い隙間から愛液が飛び散る。尻が跳ねる。
少女の全身ががくがくと震え始めた。つま先が丸められ、力がこもる。
触手が、ぬるぬるとした洞窟を走り抜けて、少女の一番奥へと襲いかかった。
「あ・・・ぁぁっ!!!い、いく!いくぅっ!!!」
背中が反り返った。愛液が、ひときわ激しくぶしゅっと迸る。
口から涎すら垂らしながら、自分の体がずっと求めつづけていた絶頂にようやく辿り着けた
ことを、少女は認識したのだった。
それは、少女の身でありながらいくつもの戦いを経てきた剣士が、完全に敵に屈服した
瞬間だった。

「は・・・ぁっ・・・はぁっ・・・あ・・・」
まだぴくぴくと震える、腰や尻。その動きを止めることも出来ない少女の体が、浮いた。
脱力しきった少女の白い裸体が、無数の触手によって持ち上げられ、空中でくるっと
ひっくり返される。触手以外に支えるもののない、淫猥なバックスタイル。
丸く白い尻が宙にさらされ、秘所から菊門まで、女の見えてはいけない部分が全て見える。
体がひっくり返された拍子に、ぼとぼとと愛液が地面に滴った。
「は・・・あぁん・・はっ、はっ、あっ、あふぅっ・・・」
その間も、周囲を支える触手は愛撫の手を休めない。乳首を、クリトリスを、先ほどとは
打って変わって抑えたペースで刺激しつづける。結果的に、少女の体はイきっぱなしの
様な快楽地獄の状態に陥っていた。
519M・S:04/04/23 17:31 ID:r+tdXmFY
もはや抵抗する力も残っていない太股に、少し回りの触手よりも太めの触腕が巻きついた。
秘所の周囲に割り入り、ぐっと広げる。
「ひぅっ・・・」
股間を開き切った、いやらしい後背位。ねとっという刺激がクリトリスを襲い、少女の
秘所はもう何度目か分からない淫液の迸りを見せた。
(な、なに・・・まだ何かするの・・・)
殆ど快楽色に染まりきった少女の脳裏に、微かに警告の声が響いた。だが、それに答え
ようにも、もはや自分を縛る淫らな戒めを解く力など、体のどこにも残っていない。
少女に許された動きは、ただ快感に尻を振るわせるだけだった。
膣内を蹂躙していた一本の触手が、突然周囲を広げはじめた。
「ああぅっ!?な、あぅっ、なにっ!?あっ、あぁっ、んっ!くっ、はぁぁっ!」
突然加わった新たな刺激に、少女はひとたまりもなく絶頂を迎えた。触手に戒められた
ままの両腕が、跳ねる様に暴れる。
異形の怪物は、そんな少女の動きなど全く気にするそぶりを見せず、自らの産卵管を
伸ばした。
ひだのついた、巨大な管の様な形をしていた。先端にいくに従って細くはなっているが、
周囲にはいくつもの醜いイボが付着し、無数のヒダが刻まれている。
自分の秘所に何かが押し付けられるのを感じた少女は、必死で顔を後ろに向け、
自分が何をされつつあるかを悟った。
「や、やめ、やめてぇぇっ!!いや!あうっ!そ、それだけはいやぁっ!!」
叫ぶ間も、クリトリスからの快感に襲われる。
無論、異形がそんな声に耳を貸すはずがない。
産卵管が、ゆっくりと少女の中に沈みこみ始めた。
520M・S:04/04/23 17:41 ID:r+tdXmFY
「く!くふぅっ!あっ!・・・ふぁっ!!」
少女の体が、嫌悪感とそれ以外の感覚にくねる。苦しげな声こそ出したが、
痛みが殆どないことに少女は慄然としていた。
ただ、自分の体が何かに満たされていく様などうしようもない充実感と、下腹部から
体全体に染み渡っていくじんわりとした快感に、少女の体は激しく弄ばれる。
「く・・・ぅっ・・・はぁぁっ」
大きく息をつく。自分の秘所が、ほぼ完全に異形のモノで満たされてしまった感覚。
少女の脳裏には、既に諦念と屈辱感と、そして快楽しかなかった。
程なく、異形のグロテスクな本体と少女の紅潮した裸体が、産卵管を介して完全に
繋がった。
ぼこ。
鳥の卵程の大きさの何かが、管をゆっくりと登っていく。
「・・・!・・・うっ・・・ううっ・・・あぁっ・・・」
苦しげな声と、涙と・・・快感の喘ぎ声。異形の卵を胎内に送りこまれることと、
そんなときにすら激しい快感を覚えてしまう自分の体に、最早少女は涙を流すことしか
出来なかった。ただ淫液にまみれた体だけが、びくびくと震える。
異形と少女の淫猥な産卵劇は、いつ果てるとも知れなかった。
521名無しさん@ピンキー:04/04/23 17:43 ID:r+tdXmFY
以上です。書き逃げ失礼しました。
522名無しさん@ピンキー:04/04/23 19:37 ID:7otXJNic
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!キターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
 M・Sさん、God Job!
ついに産卵ですか。ありがたく使わせていただきます。
523名無しさん@ピンキー:04/04/23 22:52 ID:SBPkaRAr
>M・S氏
GJ過ぎーーーー! 抜けますた。バックスタイルで触手イイ!

ところで、実はお尻スキーですか?w
524名無しさん@ピンキー:04/04/23 23:24 ID:QvF7o8JK
神キタ---!!!
乙です!

はい、尻という単語は何回出たでしょう?
525名無しさん@ピンキー:04/04/23 23:49 ID:SBPkaRAr
二桁にはなってると思うw いや、漏れも尻好きだしいいけど別に。
526M・S:04/04/25 03:48 ID:K5d+Iav4
こんばんは。ご好評ありがとうございます。精進します。
そういえば前回は直接触手とはシてなかったなー、と思ったので
こんな構成にしてみました。また何か、良かったらリクエストなど
頂けると幸いです。

>>523-525
ギクッΣ(゚Д゚)
527名無しさん@ピンキー:04/04/26 01:11 ID:Dz5mMpKQ
触手好きって少ないのかねぇ・・・
528名無しさん@ピンキー:04/04/26 08:49 ID:Heqz3Eqw
好きだ!!
529名無しさん@ピンキー:04/04/26 10:54 ID:Kj42f1pW
ここで久しぶりに妖魔夜行&百鬼夜翔をきぼんしてみる
530名無しさん@ピンキー:04/04/26 21:28 ID:zMUsSGkn
('A`)ノ 触手マンセー
531名無しさん@ピンキー:04/04/26 22:18 ID:wW0Pwa3N
結構すき。

でもかけないんだよね…エロイの
532名無しさん@ピンキー:04/04/26 23:55 ID:R+pA3o1d
好きなんだが、痛い方が好きなんだよな。

イヤッ……ヤメテヤメテ……
        ↓
ダメ……コレイジョウハムリ……
        ↓
ハヒィ!!!……イィ……ギャァァァァァァァ!!!!!

って感じに、最初は気持ちいいんだけど最後は苦痛にかわるようなのが……
ええ、変態です。
533名無しさん@ピンキー:04/04/27 00:17 ID:dT1R0rk3
>>532
とすると細いのたくさんより太いののが好きかね?
私は細いのたくさんが好き
534名無しさん@ピンキー:04/04/27 00:22 ID:bkvLkckd
触手はあんまり硬くなくて、なまこっぽい柔らかさと触感がマイベスト触手。
535名無しさん@ピンキー:04/04/27 05:17 ID:qfvlPUuN
>>449-463を見て>>512-520見てたら楊雲のを見たくてたまらなくなってしまった
>>532みたいな壊れるくらいなの……
536M・S ◆7VourjYAV6 :04/04/27 10:53 ID:3rzLplXV
楊雲ネタはちょっとアイディアがあって、書いてみたいと思っています。
妖魔夜行はよく知らないので他の方に期待・・・orz
個人的事情で、GW中に書く時間があるか分かりませんので、もうちょっと後になるかも
知れません。ノリ始めると速いんですけど・・・
まったりとお待ち下さい。
537名無しさん@ピンキー:04/04/27 14:04 ID:rpaBfCcY
おとぎ奉りをキボンしてみる


マイナーな漫画なので期待はしてない…
538M・S ◆7VourjYAV6 :04/04/27 14:24 ID:3rzLplXV
>>537
ちょっと調べてみたんですが、エスプレイドの人が描いてるみたいですね。
虫にたかられる回とかがなんだかネタとして美味しそうでしたw
今度みつけたら読んでみますね。
539名無しさん@ピンキー:04/04/27 18:32 ID:jYfTEqnX
>>538
言ってみるもんだなあ。
反応があると思わなかったよ!

ちなみに以前にもリクはあったりする…
>>77>>88>>93>>94
540名無しさん@ピンキー:04/04/27 22:58 ID:dT1R0rk3
>>536
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
楽しみにしておりまーす。

キャラが具体的に出てくるとやっぱシチュとか考えやすいのね。
541名無しさん@ピンキー:04/04/29 05:55 ID:Z1rJL+nF
>>536
ありがとうございます
楊雲……ドキドキしながら待ってます……
542名無しさん@ピンキー:04/05/02 01:03 ID:23bpo9ne
そろそろ保守
543名無しさん@ピンキー:04/05/05 10:47 ID:h5V/IR7t
GW中は静かだな・・・M・Sさんも旅行かね。
544名無しさん@ピンキー:04/05/08 21:07 ID:gOpYn+bK
hoshu
545名無しさん@ピンキー:04/05/09 04:16 ID:2PUUJBRW
かもーん
546名無しさん@ピンキー:04/05/10 14:25 ID:PvNvmdOt
触手好きなら魔法少女アイははずせない
547名無しさん@ピンキー:04/05/10 23:34 ID:1sEkpowk
アイはイイ。
548名無しさん@ピンキー:04/05/11 08:19 ID:brdBPZzD
アイ3はまだでないのだろうか・・・
549M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:22 ID:EtK2Nfkv
お待ち下さっていた方、すいません。エタメロの楊雲(ヤンユン)編、書いております。
前回と同じく二回に別れてしまいそうですが、取り敢えず書かせて下さいませ。
550M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:27 ID:EtK2Nfkv
闇の中に、少女が一人。
額にうっすらと汗を浮かべ、静かに佇んでいる。
長い黒髪。ゆったりとした装束。長く黒い髪は闇にそのまま溶け込む様に艶やかで、紫暗の
瞳はどこか虚ろで、神秘的な美しい顔立ちを演出していた。
きしっ。
どこかで、古い木造りの住居が軋みをあげる様な音が響き、少女の眉間に僅かに力が入った。
きし、きしっ。
奇妙な空間だった。一面が黒一色で塗り尽くされているのに、少女の姿だけがまるで切り抜かれた
様にはっきりと見える。
ゆったりと楽そうな姿勢で立ってはいるが、少女の両手は臍の辺りで結び合わされ、いわゆる
印を形作っている。
少女の名は、楊雲といった。
ぴしっ。
ひび割れの様な音が、また一つ。手に、汗がにじんだ。表情は変わらない。
闇の様な空間は、ピラミッドの様な正四面体の形をしていた。その中心に、少女。
その周囲は・・・一面の夜。暗がりの中に、ちらちらと白い塊が蠢くのが見えた。
怨霊だ。
ぼこぼこと泡立つ様に蠢きつづける不定形な白い塊は、楊雲が形作る結界を取り巻く様に、周囲
一面にとぐろを巻いている。幾本もの大小さまざまな触手が、黒い結界に侵入を試みていたが、
触れる度に弾かれる。
影の民の、結界。目的が時間稼ぎにあることは明白だった。程なく、朝が訪れる。そうすれば、
怨霊はその形を保っていることが出来ない。
ぴしっ。
網の目の様な結界の隙間を抜けて、細い触手が一本、這いずりこんできた。
しかし、楊雲の顔に焦りはなかった。たかが一匹だ。結界の網が荒かったかも知れないが、元来
怨霊はそれ程力の強い存在ではない。この程度の細さでは、印を結んでいる細い両手を引き剥がす
ことすら出来ない。
そう、思っていた。
551M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:31 ID:EtK2Nfkv
しゅる。
楊雲の足元に、人差し指ほどの太さの、白くぬめぬめとした触手が這い寄ってきた。
足首に絡まる。
そのまま、足を這いずる様に、上へ。装束の中へ。
その時、初めて楊雲の表情が僅かに動揺した。
湿った感触が、自分のふくらはぎに、太ももに、上ってくる。直立したままの足に、絡まる
白い触手。
(・・・まさか・・・)
印を結んだまま、楊雲は 動く訳にはいかない。
服の中を、上に向かって這い上がってくる。ふくらはぎ、膝、腿。段々と上へと移動する感触に、
羞恥と嫌悪、そして動揺が呼び起こされる。
汚らわしいものが、自分の服の中を這いずってくる。頬に赤みが差す。だが、動けない。
振り払うことも出来ない。ただ不安げに、感触を無視しようと努めるだけだった。
ねとねとした質感が、太腿まで登ってきた。液体が滴るのが気持ち悪い。
(・・・!)
更に、上へ。
楊雲の股間は、長細い襦袢の様な下着で包まれていた。布地は、薄い。
その布地を、股間へと押し付ける様に。
指ほどの長さの触手が、唐突に、楊雲の秘所をこすり上げた。
一瞬、少女の体が揺れる。僅かに。だが、触手はまるでその反応を予想しているかの様に、
連続した刺激を下着越しに送りこんできた。
「・・・・・・っ」
本当に僅かな綻び。表情すら変わらない。
だが、体ははっきりと、自分の体の変化を感じ取っていた。
552M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:32 ID:EtK2Nfkv
楊雲にとって不運だったのは、彼女の体が既にこの感覚を知っていることだった。
それ程強い刺激ではない。快感をまだ知らない体であれば、反応することすらない程度の
刺激だろう。
しかし、彼女の体は、僅かな刺激をスイッチとして、次から次へと快楽へのステップを準備
し始めた。乳首がゆっくりと膨らみはじめる。体が紅潮する。そして、

体の奥に、豊かな泉がたゆたい始める。

決して誰にも明かすことのない秘密だったが、楊雲は、人一倍性欲が強い体質だった。いかに
汚らわしいことだと思っていても、一度反応してしまうと、自分の体が快感を求めて疼き始める
ことを食い止められないのだ。
更にまずいことには、彼女の性欲は、極めて魔力に敏感だった。
かつて数人の仲間達と旅をしていた時、いつも通りの無表情の陰で、ざわめき経つ性欲を必死に
抑えていたことは何度もあった。魔術の訓練をした後など、使い切れなかった影の民の魔力が
体に溶け残り、それが激しく楊雲の性欲を責めたてるのだった。立ち寄った町の宿で、トイレで、
あるいは草むらに一人隠れて、自らを慰めてしまった経験すら数え切れない。装束の袖を噛んで
声を押し殺し、裾を自ら臍まで捲り上げ、後から後から湧き上がる愛液の中、秘所を必死に
かき混ぜるのだ。
結界を維持する集中の中、下着の上をこすり上げられただけで、体が記憶している快感が蘇る。
ぴし。ぴしっ。楊雲の心の乱れに乗じる様に、次から次へと細い触手が結界へと這いずり入って
くる。少女の足元から、胸元から、白い肌を伝って装束の中へと潜り込み、胸へ、尻へ、淫らな
指先が絡みつき始めた。
553M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:35 ID:EtK2Nfkv
「・・・!・・・・・・・っ!!」
声のない声。ゆったりとした楊雲の装束の中で、既に濃い染みを作っている長細い下着の中に、
ついに一本の触手がもぐりこんで来たのだ。指先程度の細さだったが、べろりと湿った秘所の
表面をなぞり上げられた刺激は、それまでの刺激の比ではなかった。全身がびくっと震え、
楊雲の顔が僅かに上向く。
小振りの胸にもぬたぬたと触手が絡みつき、全体をもみ上げつつ乳首をつまむ様にいじり回す。
股間から伝わってくる感覚とはまた違った、鈍いが質量のある快感に、楊雲の体はますます
追い詰められた。
もこ、と装束の各所が触手の形に膨らみを作った。装束の中で、少女の裸体の上を怨霊の指先が
這いまわっている。
これでもまだ、楊雲の手は印を結びつづけていた。屈辱と快感の中でも精神を集中し続ける、
その精神力は17の少女にしては賞賛されるべきだったろう。
(もう少し・・・もう少し、我慢すれば・・・っ)
くちゅ。
音が響いた。
「・・・っ!!・・・んっ・・・!」
背中がつっ、つっとそる。声が漏れる。
男を知らない少女の入り口に、今、一本の触手が這いずり入ってきたのである。
もはや濡れきっていた淫谷は、まるで自分の中に入ってくるモノの滑りを良くするかの様に、
歓迎の蜜を吐き出し続ける。触手が前後する度に、淫らな液体がじゅぷじゅぷと外に掻きだされ、
楊雲の体は荒波にもまれるかの様にびくつき続ける。まるでそれを狙ったかの様なタイミングで、
胸をもみしだく触手の動きが激しさを増した。時には強く、時には撫でる様に、巧みに乳首を
くりくりと回しながら嬲りまわす。
「!!・・・!・・・・っ!!」
体を激しく揺さぶる快楽を、もう抑えることが出来ない。背中を、胸を、微妙なタッチで嬲り
続ける幾本もの触手も、それを助長していた。
554M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:36 ID:EtK2Nfkv
ついには、ゆったりとしている筈の装束の外側にまで、蜜が染みをつくり始めた。太股の
辺りに濃い彩りが出来、それが見る見る内に広がっていく。楊雲の頬が、羞恥のあまり赤く
染まった。
その時。闇一色だった周囲に、光が微かに差しこみ始めた。・・・夜明けだ。
周囲に色が戻り始める。東の丘の上に、金色の線がはっきりと見える。
(あと、たった3分・・・3分、耐えれば・・・!)
希望が差した。遠くなりかけていた理性に、輝きが戻る。

それが致命的なミスだった。

一瞬、ほんの一瞬、途切れた集中を、怨霊は見逃さなかった。
じゅっ。
突然、全く唐突に、今まで完全に放置されていた淫核を、一本の触手がなぞり上げた。
「ぁぅっ!!」
全身を、強烈な快感が貫いた。びくびくっと、全身が震える。今まで必死に我慢していた声が、
淫らに周囲に響く。
同時に、楊雲の中に入り込んでいた触手が、ざらざらとした上側の壁の辺りを激しくこすり
上げはじめた。
「あっ、あっ・・・あぁっ!!」
一度漏れ始めた声は、止まらなかった。今まで必死に築き上げてきた心の堤防が、快楽の大波に
いとも容易く突き崩されていく。全身を嬲る快感が、楊雲の意識を絶頂へと突き上げていく。
555M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:40 ID:EtK2Nfkv
じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ、じゅっ。
厚い服の布地を通して、淫らな音が響いてくる。自分が感じきっていることを否応なく知らされ、
楊雲の感情が羞恥に染まる。そしてその羞恥すら、倒錯した快感となって跳ね返ってくる。
楊雲の全身がぶるぶると震え始め、程なく限界がきた。
「あ・・・・・・・ふっ・・・う、うっ!!」
腕が、背中が、尻が、がくがくと震える。理性が絶頂の快楽に染め上げられ、楊雲はきつく目を
つぶって、全身を震わせる快感を貪った。
気持ちいい。どうしようもなく、そう感じてしまうのを止められない。足の先がぎゅっとすぼめ
られ、思考が白く染め上げられ、

印が、解けた。

思考が戻ってきたときには、もう何もかもが遅かった。無数のガラスが同時に割れる様な音が
響き、楊雲が編み上げた黒い空間が、辺り一面に撒き散らされた。周囲を囲んでいた白い塊が
一斉に動き出す。腰が落ち、四つんばいの様な姿勢になっていた少女に襲い掛かる。
イった直後の余韻に脱力しきっていた少女には、それに対抗する術がなかった。
体中に触手が撒きつく。触手が分泌する、白く泡立つ液体が、少女の服を濃い色に染める。
楊雲は、四つんばいの様な姿勢のまま、宙に持ち上げられてしまった。尻を突き出す屈辱的な
体勢で、裾が捲り上げられる。下着が破られる。濡れきった秘所が、丸く白い臀部と共に、
宙に曝け出された。上半身は乱されてすらいないのに、尻穴から淫核まで、全てがはっきりと
見える。
556M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:43 ID:EtK2Nfkv
・・・そのまま。
怨霊は、楊雲を辱める手を止めた。秘所を嬲ることも、胸を揉みしだくことすら止め、じっと、
何かを待つ様に動きを止める。秘所が、まるで挿入を求めて寂しがるかの様にひくつき、愛液が
とろりとこぼれだした。太ももを伝う。
(・・・・・・!)
楊雲には、分かった。異形の存在が、何に気付き、何を待っているのか。
(く・・・る、来るっ・・・あ・・・ふ・・・う・・・っ)
不吉な予感が、太股を中心に楊雲の体をぐるぐると渦巻きはじめた。
結界を失って、行き場をなくした魔力が、彼女の体の中で逃げ場を求めている。
既に体は完全に発情しきっている。一度イかされた性器は、見ることこそ出来なくてもべたべたに
濡れそぼっていることが感触だけではっきりと分かるし、再び刺激を失った陰核は、いじってくれる
指を求めて痛い程に疼ききっている。
しかし、この乱れきった快楽すらほんの触りに過ぎないことを、楊雲は知っていた。
「や・・・め・・て・・っ!はな・・・して・・・っ!」
止めようのない体の感覚が、楊雲を完全に動揺させた。初めてはっきりと言葉を話して、手を
もがかせる。しかし、既に全身を絡めとった怨霊の触手は、勿論戒めを解くことはない。両手を
あわせてせめて魔力を放出しようとするのも、無駄な試みだった。
始まりは、熱だった。下腹部を中心に、何か熱いものを押し付けられたかの様な感覚が足先までを
多いつくし、

そして、ピンク色の地獄が襲ってきた。

「や・・・嫌っ・・・あッ!ああッ!あぅああッ!」
快感の奔流。他に表現のしようがない。刺激を受けてすらいないのに、頭から足の先まで、全身が
快楽に晒される。自分の体ががくがくと震える際の、服の衣擦れすら秘所をこすり上げられる様な
快感だった。
楊雲の秘所から、ぶしゅっと液が噴き出した。
557M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 15:49 ID:EtK2Nfkv
しかし、絶頂に達することはない。少女は、知っていた。一度この状態になってしまえば、自分の
体を慰め尽くすまで、決して快楽が鎮まることはないのだ。
そして、怨霊がこの状態を待っていたことも、楊雲には分かっていた。・・・分かっていても、
どうすることも出来なかったが。
じゅぶっ。
犬の様な四つんばいの姿勢のまま、背後から触手が押し入ってきた。
「うっ!あっ!あふっ!」
じゅっ、ぷちゅっ、じゃぶっ。淫らな音を立てながら、人外の指が前後運動を始める。楊雲の
体は、それに合わせるかの様なリズムで激しく揺れ始めた。
上半身の着衣も無残に破り捨てられ、ところどころに絹の布切れが残るまま、楊雲は白い裸体を
後ろから犯され続ける。
闇一色のその空間は、淫靡な地獄絵図の額縁と化していった。
558名無しさん@ピンキー:04/05/11 18:37 ID:SyuZfPvO
仲間に内緒でトイレで自慰する楊雲が素敵。
そして触手に弄ばれる楊雲…、続きを早く読みたーい!
559名無しさん@ピンキー:04/05/11 19:13 ID:SyuZfPvO
…冷静になって読んでみると完結してるみたい……。

すんませんでした。
犬の様によろこぶリトル愚かなわし(恥)
560M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/11 22:46 ID:R+sypYMW
あ、ごめんなさい。一応区切りましたけど、まだ終わらせてません。
ただ、最近ちょっと忙しくて、少し続きに時間がかかるかも知れません(汗
561名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:13 ID:N2egN6m3
GJ!
562名無しさん@ピンキー:04/05/12 04:01 ID:TJ0w+CpE
GJ!
563名無しさん@ピンキー:04/05/12 17:22 ID:drRsCGM2
GJ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
564名無しさん@ピンキー:04/05/13 04:20 ID:35rT8d0N
GJ!…です。
続き楽しみにしております。
565名無しさん@ピンキー:04/05/13 21:23 ID:H/jiYKLM
ほしゅ
566名無しさん@ピンキー:04/05/16 23:25 ID:GNBa+zrE
期待待ち
567名無しさん@ピンキー :04/05/17 07:23 ID:wgniLI5U
誰か栞と紙魚子で書く猛者はいないだろうか
568名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:54 ID:Grka9BkR
M・Sタン…まだかな…
569名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:29 ID:ZsXvMfLg
>>568
最高の快楽は耐えに耐えた、その先にある。
つまり今は我慢の時、だってことさ。

しかし、続き待ち遠しいな……。
570名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:50 ID:FYvMUQI2
待ちに待って早12日。
この溜まり溜まった欲望の解放を、早く……早くぅ……。
571名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:51 ID:ulLFYUBG
あげ
572名無しさん@ピンキー:04/05/23 20:55 ID:eHBq02xi
「おとぎ奉り」待ち
573名無しさん@ピンキー:04/05/24 02:22 ID:qpX/vtub
やんゆん……
574名無しさん@ピンキー:04/05/24 15:04 ID:JWZz2ma9
575M・S ◆7VourjYAV6 :04/05/24 15:05 ID:4CGFdSvn
期待してくださってる方、お待たせしちゃってすみません(汗 色々なことに忙殺されていたら、
いつのまにか二週間経っちゃってました。
書きたいんですけど、書くとなると結構時間とって集中しなくちゃいけないので・・・もうちょっと
お待ち頂けたら幸いです。
576名無しさん@ピンキー:04/05/24 17:57 ID:gninE1Ee
何時まででも待つです(;´Д`)ハァハァ
577名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:55 ID:a7CdBrKm
職種萌えのおまいらにこれでもドゾー。
ttp://cryptozoo.monstrous.com/pictures/Hokusai_le_pecheur_et_la_poulpe.jpg
578名無しさん@ピンキー:04/05/25 22:59 ID:UWsFx5mv
がいしゅつです。
579名無しさん@ピンキー:04/05/25 23:12 ID:a7CdBrKm
ガ━━━(゚Д゚;)━━━ン!!
しかも誤字ってるしな……
580名無しさん@ピンキー:04/05/26 03:50 ID:gbqVUu0K
朽ち果てるまで待ちますです。
581名無しさん@ピンキー:04/05/28 12:09 ID:L48QdF9z
582名無しさん@ピンキー:04/05/29 01:49 ID:5bmSf9fl
触手好きなのに、こんなスレを見落としていたとは…

))M・Sさん
あぁぅ、楊雲がえろえろ〜 (*´Д`)ハァハァ
前半、楊雲っぽく無口で頑張ってるのに、後半耐え切れず喘ぎまくってるのが…
辛抱たまらんですわ。


583名無しさん@ピンキー:04/05/29 17:24 ID:wj20ZCU9
なにげに楊雲認知度高いのな
584M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:20 ID:GFu0PhCB
大変長らくお待たせしちゃいました。楊雲、続きいきます。
585M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:21 ID:GFu0PhCB
黒と、白。周囲の闇一色の中、その空間の只中に、ぬめぬめと蠕動する白い海と、その中に
捕らわれた黒髪の少女が映し出されていた。
「・・・・・っ!・・・・・・・っ!!!」
少女は両足を触手に拘束され、四つんばいの格好をとらされていた。両手は縛められては
いないのだが、腰が僅かに持ち上げられている為、地面につかざるを得ない。
下半身の衣服は完全に剥ぎ取られ、真っ白な臀部が、まだ発達しきってはいない丸みを周囲に
晒している。
半ばは自由意志の、屈辱的なドッグスタイル。しかし今は、楊雲の秘所は嬲りを受けていなかった。
太ももに、足首に、触手は絡みついて動きを拘束してはいたが、つい先ほどまで自分を犯し抜いて
いた触手は、一向に動きを再開する気配を見せない。
「・・うっ!・・・・ぁふっ・・・!」
顔が跳ね上がる。長い黒髪が流れる。必死に声を抑え様とする度に、形の良い眉がきゅっと
しかめられる。
上半身の着衣もそこかしこが破り捨てられ、残っている布地の方が少ない有様だったが、
胸を覆う下着はほぼそのままに残されていた。
その下着の布地の上から、強くもなく弱くもなく、触手はゆっくりと小振りの乳房をくつろげて
いた。触手がもみしだく度に、柔らかな乳房が形を変える。充血しきった乳首がある筈の部分を、
時折布越しの刺激が通り過ぎる。その瞬間、楊雲の口から耐え切れない喘ぎ声があふれ出る。
先ほどから、ずっとその繰り返し。背中や尻の丸みなど、僅かに性感帯から外れた部分に触手が
這いずり、淫らなバイブレーションを送り込まれる。その度に、微かな快感にしがみ付いた感覚が、
全身をぶるっとびくつかせる。
この姿勢になってから、まだ一度もイかされていない。それがここまでの拷問になるとは思わなかった。
中途半端に押し入られた刺激の記憶が、秘所を痛い程に疼かせている。触られてもいないのに、後から後から
液が湧き出してくるのが分かる。体中を走る快感の解け残りが、発情しきったお尻をびくつかせる度に、
ぼたぼたと地面に愛液が滴る。
586M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:22 ID:GFu0PhCB
「いやっ…あっ…」
拒絶の声は、与えられることに対してか、それとも与えられないことに対してか。
楊雲の体は、自らが解き放てなかった魔力のせいで既に発情しきっていた。乳首も淫核も、刺激を
求めて既に膨らみきっている。軽くなでられるだけの刺激にも、胸を押し付けたくなってたまらない。
強い理性で自分の性欲を押さえつけてきた少女は、ついに限界がきたことを悟った。
もうこれ以上、我慢出来ない。
羞恥に顔を真っ赤にしながらも、楊雲の体は快感の予感に震える。
右手が、地面を外れた。上半身が触手に委ねられることになったのだが、気にしている余裕もない。
くちゅ。
「んんぁっ!!」
中指が、自らの肉の裂け目を捕らえた時、抑えきれない切なげなうめき声が楊雲の口から漏れた。
くちゅ、ぴちゃ、にちゃ。指が、自らの谷間をまさぐる。薬指と中指が、ぱっくりと濡れた唇を
とらえる。入り口の辺りから、ずぶずぶと沈みこむ様に二本の指が押し入っていく。とろけきっている
自らの感じる部分に、楊雲自身の指が淫靡な波動を送り込む。待ちきれなかった戦慄にも似た快感が、
楊雲の背筋を通り抜ける。
「くっ・・・あっ・・・」
四足の動物がスープを啜る様な音にあわせて、甘い吐息が少女の口から零れる。下の割れ目からは
とめどなく透明な液が零れ落ちる。下級霊の目の前で快感を貪ってしまう。普段の物静かで、羞恥心の
強さ故に自分の強い性欲を隠している少女にとってみれば、死にたくなる様な屈辱と羞恥。二つの感情に
苛まれながらも、楊雲の体は、強烈な快美感を全身で歓迎していた。
587M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:23 ID:GFu0PhCB
「あっ、うっ、んぁっ・・・あっ・・・!!」
指の動きは、手馴れていた。自分の一番感じるところ、一番感じる責め方を指が覚えている。もう何度
自らを犯したかすら思い出せない中指が、巧みに濡れた谷間の間を這い回り、楊雲自身を追い詰めていく。
びく、びくっ。尻が震え始める。思うままに感じる個所を蹂躙する中指が、陰唇の中深くに押し込まれ、
親指が淫核をこねくりまわす。殆ど瞬間的に、全身が絶頂に向かって駆け上がり始め、

触手が、すくいあげるように少女の白い尻を舐めあげた。

「ああぅっ!?」
ただそれだけの刺激が、引き金となった。今まで全く動く気配を見せなかった下級霊の淫腕が、
突然楊雲の全身をくまなく舐めまわし始める。あっという間に白い肌が白濁した粘液で染め上げられて
いく。
「んんっ……あんっ……あはあぁぁっ!」
楊雲の中指を追い抜く様に、楊雲の淫壁の間に、数本の触手が割り込んでいく。淫核をしこられる。
谷間の間に、ざらざらとした冷たい快感が走る。
くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……。
殆ど瞬間的に、性欲に溺れきった音が少女の股間から響き始めた。
羞恥にまみれながらも、自分の手で絶頂を迎えるのであれば、まだ楊雲のプライドは守られたかも
知れない。だが、始まってしまった絶頂のプロセスは、明らかに穢れた怨霊に与えられたものだった。
……くちゅ……くちゅ……くちゅ……ぬぷっ!
誰よりもそれを理解しつつ、焦らされきってしまった楊雲の体は、与えられる喜悦を歓迎するばかり
だった。全身が反る。足指の先がぎゅっとすぼめられる。とてつもない嫌悪感と、それを遥かに越える
自虐的な快感が、楊雲の下腹部を埋め尽くし、意識を押し流そうとしていた。
588M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:25 ID:GFu0PhCB
(だ、ダメ・・・も・・・う・・・我慢・・・出来・・・)
「あ、ぅぁ・・・やめ、て、それ以上・・・しないで・・・イ、イカせないでっ・・・」
切羽詰った声。いくら抵抗しても無駄だと思いつつ、完全に追い詰められた少女の性感は、楊雲にすがる
様な台詞さえ口走らせていた。下腹部を中心に、不吉な気配が蠢き始めている。何度となく、自らの手で
体に迎え入れたことのある生理現象。しかし、他人の手で無理やりに迎えさせられたことは一度もなかった。
まして、普段なら体に触れさせもせず葬っている筈の、こんな低級霊の手でなど。
最後に残った理性が、必死に抵抗をした。しかし、どんなに下半身を暴れさせても、僅かに尻を振る程度の
動きしか出来ない。
情けも容赦もなく、最後の一撃が濡れきった淫裂を貫いた。びく、びくっと体中が強烈な痙攣にさらされる。
「あっ、あっ、で、出るっ、ああぁぁぁっ!」
ぶしゃぁぁぁぁっ。潮吹きという表現そのままに、四つんばいのままの楊雲の股から愛液が噴出した。
二度、三度、勢いを変えずに白い筋が橋を作る度に、楊雲の背中はくいっくいっとのけぞり、ようやく
与えられた快感の頂きを全身で味わった。
「あ・・・はぁっ・・・うっ・・・あ、あぁっ・・・!?」
脱力していたかに見えた楊雲の声が、動揺した。快感がおさまらない。絶頂を貪り尽くし、快楽に
満足した筈の性感が、全身を嘗め尽くす触手からの刺激に反応を始めていた。固くしこった乳首が、
舐め上げに反応してぴくんと震える。小振りな胸が、遠慮なくこねくりまわされて粘土の様に
荒っぽく形を変える。
589M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:26 ID:GFu0PhCB
「う、うぁっ、あふぁっ・・・!」
そしてその度に、完全に陥落しきった楊雲の性感が、彼女の全身を無遠慮に揺らす。悔しげな、
しかし快楽に蕩けきった表情が、少女の眉目を彩っていた。
残っていた僅かな衣服が剥ぎ取られる。リズミカルな喘ぎ声を漏らす楊雲の中では、既に数本の
触手が荒っぽく暴れ狂っていた。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ・・・
完全に淫靡な男女の交わりの声と化した陵辱の効果音が、楊雲の股間から淫らに響く。四つんばいの
状態から無造作にひっくり返され、尻を地面につけたあお向けの体勢を取らされると、楊雲は自分から
両足を開いた。快感を貪ることだけが、秀麗だった少女の脳裏を埋め尽くしている。
口元に擦り寄ってきた細い触手に自ら舌を絡め、尻元をまさぐってきた触手を迎え入れる様に淫肛の
力を緩める。
「あ、あぁぁっ、ふぁぅ・・・ひっ・・・んくううううっ!っ!!」
快楽へと堕ちきった楊雲は、女という生き物そのものの様にイき続けていた。
590M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/01 19:29 ID:GFu0PhCB
以上です。インターバル長い割に短めですいません。む、難しい・・・。

今月のトライガンって漫画でかなりえっちな表現がありまして、ちょっとネタを
考えちゃったんですが分かる人いますか?
591名無しさん@ピンキー:04/06/01 19:35 ID:eF0OsviR
トライガンマキシマムはまだ見てないな…。田舎だし…。
もうクライマックスなのにそんな表現の入る余地があるものやら。
592名無しさん@ピンキー:04/06/01 21:39 ID:QAJ6+fcr
筋肉を操る微細な金属糸、完全に自由を奪う虫達の毒…
どれをネタにするのでせうか。

でも朝霧の方が気になってる自分。コマさんハァハァ(w
593名無しさん@ピンキー:04/06/01 21:42 ID:kThkr/3Y
M・Sさん例によってGJ過ぎです。

このスレ的にはやっぱり虫でしょうかw>トライガンのネタ
594名無しさん@ピンキー:04/06/01 22:03 ID:kThkr/3Y
>>楊雲
自慰描写と、潮吹きが個人的にクリティカルでした。
抵抗しつつ、最後には自分から・・ってシチュがお好きなのかな?
595名無しさん@ピンキー:04/06/02 08:59 ID:KCcO//1R
>>584-590 M・Sさん Good Jobです
 自分の手でイクところを触手で絶頂される楊雲さんに(;´д`)ハァハァです。
今月のトライガンはエロかったですね。蟲も糸も( ̄∀ ̄)好きです。
596M・S ◆7VourjYAV6 :04/06/02 12:28 ID:Qph6vkkS
感想ありがとうございますー。拙いSSで恐縮ですが、○○の部分が
気に入った気に入らない、など言って頂けるとホント参考になります。

>>トライガン
いえ、えちい所に蟲を入れておいて、ファスナーを下げてそれを取り出す・・・という
描写があったので、ちょっと妄想脳が働いてしまいました。でも触手とは
ちょっと違うでしょうか?

おとぎ奉り、ブックオフとかで探してるんですがなかなか見つからない・・・。
597名無しさん@ピンキー:04/06/02 20:42 ID:TqRG3vwd
>>でも触手とはちょっと違うでしょうか?
大丈夫だと思います。っつか少なくとも私は読みたいですw
598名無しさん@ピンキー:04/06/03 08:18 ID:FfhfZjQa
むぅ、神が居るなぁ・・・・
こっちのスレの活性化にも協力してくれねぇ?

【触手】魔法少女アイ【陵辱】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1085703633/l50
599名無しさん@ピンキー:04/06/03 09:26 ID:UDTpZpub
M・Sさんぐっじょぶ!
萌えました!
>拒絶の声は、与えられることに対してか、それとも与えられないことに対してか
↑この1文、好きだ〜
600名無しさん@ピンキー:04/06/03 14:01 ID:q9pmNZu4
なんかSS投下する訳でもないのに固定つけてるのいまいち恥ずかしいので名無しで
書きますね。

>>597
えーと、私が妄想したのは、なんかこんな感じでした。
・カモフラージュの為蟲を中に挿入。中で動かれて、ちょっと気持ち良くなってしまう。
・何の気なしに触っていたら、その内本格的に自慰開始。
・その気持ち良さに反応して中の蟲が暴れだして、その内周囲の砂虫まで・・・
とか。うわー何昼間からバカな妄想してるんだろうorz
>>589
Hゲーですよね?うーん、Hゲーってやったことないからいまいちイメージが
わかなかったりします。でもHPみたらCGエロいですね。
ただ、私なんかが書いてもゲーム内の状況劣化焼き直しにしかならない気がする(汗
>>599
ありがとうございますっ。また何か書いたら、良かったら読んでくださいー。
601名無しさん@ピンキー:04/06/03 23:32 ID:RuxmQrQg
>>600
 ウォ!いい妄想じゃないですか(orzとなる羞恥心は大事ですよ)。このスレだけでなく下のスレでもいいかもしれませんね。。
不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!Part2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1068536826/

SSでなくても妄想を箇条書きしたものだけで結構(;´д`)ハァハァな俺って_| ̄|○..............
602名無しさん@ピンキー:04/06/03 23:38 ID:B1+PLbq/
羞恥心・・・むしろ自分の妄想に顔を赤らめるM・Sたんに・・・(;´Д`)ハァハァ
603601:04/06/03 23:55 ID:RuxmQrQg
 読ませていただいているだけではなんか悪いので、自分もちょっと書いてみました。
(いつも保守としか書いていなかったし)
が、SS書くの初めてなので稚拙です。というか書けない。特に女性の感情とか・・・
書いてみないと難しさは分からないものですね。

604601・触手ふしぎ大自然:04/06/03 23:56 ID:RuxmQrQg
触手ふしぎ大自然(タンスイオオダコ)

 今日の触手は、淡水にすむというオオダコです。
タコが淡水にすむだけで驚きなのに、なんとこのタコは陸に上りヒトに卵を産んでもらうのです。
さてさてこれはいったいどんなタコなのでしょう?
 舞台は亜熱帯の巨大な湖です。今は新月の真夜中、あたりは真っ暗です。おや、何か大きなものが湖から這い上がってきました。
今日の主役のタンスイオオダコです。体表の色を変えて暗闇に溶け込み姿が見えなくなってしまいました。
けどオオダコは何十匹もいるようで、あちこちからヌチャヌチャと音がします。オオダコたちはどこへ向かうのでしょうか?
オオダコの一匹を追いかけてみましょう。(このタコは充分成長しており、体の大きさは1m以上あります。腕の長さは2mになりそうです。)

このオオダコが村はずれの民家にやってきました。吸盤のついた腕を使い2階まで上り、器用に腕で窓を開けて部屋の中に入ります。
(腕の先には吸盤が変化した細かい触手をもち、人の手以上に細やかな動きができます。)
 室内に入ったオオダコは一人の女性を見つけました。この地方は暑いためか寝巻きを着ずに寝ています。発達した胸やお尻、ウェーブのかかった金髪と美しい顔がしっかり見えます。
オオダコも気に入ったようです。オオダコは美女の横にゆっくり静かに近づきます。この美女を食べる気でしょうか?
605601・触手ふしぎ大自然:04/06/03 23:58 ID:RuxmQrQg
いきなりオオダコが動きました!すばやく腕を伸ばして美女の手足に絡め、腕の先を口に突っ込みます。
女:「?!・・・・ゥン」
もう美女は逃げ出せず助けも呼べません。彼女にオオダコは腕の中に隠れた嘴を開けて・・・・・
『プチプチ』『ニュパッニュパッ』なんとオオダコは、腋毛を食べて脇を吸っています。腕は太ももや乳房を撫で回し、腕先の触手は乳首を摘み舌を犯しています。吸盤は女性の全身にキスしています。どうやらオオダコに彼女を食べる気はなさそうです。
オオダコから新たに2本の腕が出て来ました。ほかの腕より白く細くて毛のような触手が生えています。ヌメヌメとして液体もでています。
1本はクリトリスをそぉっと触り、もう1本は陰唇に張り付いて触手を押し付け液体を塗りこんでいます。さらには美女の尻を撫で回していた腕が伸びて、彼女の肛門に吸盤を吸いつけてきます。吸盤は肛門をほぐすように吸い付き、触手がしわの一つ一つをなぞります。
タコに襲われた美女は、手でオオダコを引き剥がそうそしてますがとても無理でしょう。
606601・触手ふしぎ大自然:04/06/04 00:01 ID:0CcU1Cnf
この先、どうしよう(いや、することは決まっているのですが)。
中途半端なことしてすいませんorz。。。後日、書く予定でs
607名無しさん@ピンキー:04/06/04 00:54 ID:DgIsSZC5
乙ですー。って、なんかちょっと寸止めな香りorz
608名無しさん@ピンキー:04/06/04 02:29 ID:XlPWvlWS
ここ数日、アニメ・漫画系の板を収容しているcomic4鯖が不安定な状態が続いています。
これは、いつもの鯖落ちとは違い、携帯電話からのアクセスの増大が関係しています。
具体的には、パケット代定額制に伴いアクセスが急増し、携帯のアクセス先である
c.2ch.netをcomic4と同居させたことが原因です。
現在、c.2ch.netとcomic4のアクセス比率は9:1であり、折角快適に使えていた鯖を
ほとんど携帯に占領されてしまっている状況です。

6/3のoyster鯖の争奪に参加して、携帯との同居をやめようという意見も出ましたが、
折角獲得した高性能な鯖を手放すの惜しい、立ち退かされるようで嫌だ、
携帯用の鯖ができるまで我慢した方がいい、等の理由により参加は見送られました。

今後をどうするかについて、以下のスレで議論しています。
興味のある方は是非参加して下さい。
また、comic4鯖住人がいそうなcomic4鯖以外のスレに、この文章を転載して、
何が起きているのか少しでも多くの住人に知らせて下さい。

【漫画アニメ系】comic4が重い重い重い重い重い重い×4
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1086280890/l50
609名無しさん@ピンキー:04/06/04 19:05 ID:9myY0oUH
楊雲さんの夢を見た…
自分は触手で…うねうね責める役


……起きたらすごいことになってましたw
610名無しさん@ピンキー:04/06/04 19:16 ID:c3pNVrKl
あらまあw
611名無しさん@ピンキー:04/06/04 19:22 ID:Ns8COyHu
楊雲ってなんか、責めがいのあるキャラだよね。

実は性欲が強い、という設定は個人的に物凄くポイントが高い
612名無しさん@ピンキー:04/06/04 21:46 ID:9myY0oUH
>責めがいのある
それだけに幸せになっていただきたい、と思う娘なのだけど

…本能は正直だよ
613931K2:04/06/06 14:29 ID:yh3W3+ey
ある山深い僻地に、
『けだもの姫』
なる少女が存在する・・・と、巷ではまことしやかに語られていた。その少女
は魔物を駆り、野を蹴って空を舞うと言われ、世上においてはある種の伝説
となっている。もっとも、その姿を見たものに言わせれば、少女は幼く、また
まれに見る美しさを持っているとの事。それ故、山の麓ではけだもの姫を崇め、
恐れてもいた。

僻地に興された小さなお社。それが、けだもの姫こと小夜子の住まいである。
「サンザ、飯にしよう。直れ」
小夜子が山男のサンザと差し向かい、夕餉の支度などをしていた。見れば小夜子
はまだ十歳かそこらという幼さで、手にした膳を運ぶ姿が危なっかしい。
「姫さま、手前が持ちます」
サンザは、小夜子の持つ膳を取ろうと手を差し伸べる。全身毛むくじゃらで、目だけ
が異様な輝きを放っているのは、山男ゆえか。だが、彼の者は魔物という立場に
あっても、小夜子を敬っていた。
「いただきます」
膳が並べられると、少女と山男が神妙に手を合わせ、箸をつける。そして、共に
今夜の糧にありつけた事を、感謝していた。
614931K2:04/06/06 14:42 ID:yh3W3+ey
小夜子の住む社は、打ち捨てられた村に残された寂れ物。だから、
障子は破れ、瓦が葺いてあるはずの屋根からも、雨漏りがする。
しかし、小夜子は別段気にも留めない様子で、飄々と暮らしていた。
「姫さま」
「なんじゃ」
サンザが沢庵をぽりぽりとやりながら、小夜子に問いかける。姫さま
、という言葉から察して、この二人が主従の関係にある事は、容易に
読み取れた。もっとも、この荒れ社に住まう小夜子にとっては、姫など
という呼び名は、くすぐったいだけなのだが。
「麓の村から、お囃子が聞こえますね」
「だからどうした」
「山の魔物たちが、騒いでいます」
「祭りに行きたいのか?まったく、しょうがないやつらじゃな」
サンザに言われると、小夜子が顔をしかめた。山の麓にある村で、五穀
豊穣の祭りが行われているのは、小夜子も知っている。ただ、その賑わ
いに、魔物たちが誘われている事が、気に入らないのだ。
「姫さま。この山に住まう王として、魔物たちにお慈悲を」
サンザがお茶を啜りつつ、乞う。この山男は、小夜子へお願い事をする
時には、決まって遠まわしな表現をする。若年ながら聡明な小夜子は、
その意を素早く読み取り、
「考えておく」
とだけ答えた。
615931K2:04/06/06 14:55 ID:yh3W3+ey
小夜子は、魔物の父と人間の母を持つ異形である。その生まれから、
人間界からは忌み嫌われこそしたが、魔物界においては敬意を以って
受け入れられ、今やこの山の王の座にある身だ。御年十歳。幼くはあった
が、八百万(やおよろず)の魔物を統べる、異界の姫ぎみなのである。
「ごちそうさま。出かけてくるぞ」
小夜子が夕餉を済まし、外へ出ようとした。蝋燭の火に照らされた御姿が
麗しい。
「いずれへ?」
「あやつらの所じゃ」
サンザが問うと、小夜子は山の方角を指差した。そこは、魔物たちが住む
魔界を指す。
「祭りに行く事を、お許しになるので?」
「逆じゃ!誡めに行く!」
小夜子の顔に、呆れ顔が浮かんでいた。まがりなりにも、物の怪の類が
祭囃子に心惹かれるとは何事ぞ!と、でも言うつもりなのか、握り締めた
拳にも力が入っている。すると、サンザは頭を掻き掻き、
「姫さまのけち」
ぼそりと呟いた。

山の夜は闇が深い。しかし、小夜子は特に明かりも持たず、山道をすたすた
と歩いていく。彼女自身異形ゆえに、夜目が利くようだ。
616931K2:04/06/06 15:12 ID:yh3W3+ey
「あっ、姫さまだ」
「わーい、姫がきたぞう。みんな、出て来いよ」
ざわめく闇の中から、魑魅魍魎の類が現れ、小夜子を出迎える。やはり
異界の姫、魔物たちから敬愛されているようだ。
「揃ってるか?」
万を越える魔物を前にしても、小夜子は何ひとつ怯えてはいなかった。
それどころか、王の貫禄と威厳を見せ、人々が恐れる魔物を物の見事に
統べている。そして、何の前置きもなく、こう言った。
「祭りに行っちゃ、ダメ!以上!」
その途端、ええ!という無念の叫びが、魔物たちから漏れた。ある者は
地団駄を踏み、狐狸の類は大げさに哭いてみせる。その様は、まるで
学級会で騒ぐ悪戯坊主の如し。
「貴様ら、それでも魔物か!魔物としての誇りを持たぬか、ばか者め!」
魔物たちのブーイングは、まだ続いていた。だが、小夜子とて負けては
いない。
「騒ぐな!貴様たち、我を誰かと思うか!恐れ多くも、異界の王、小夜子
であるぞ!」
ぴしゃり──と小夜子が言い放つと、魔物たちが静まった。見れば、小夜子
の髪が逆立ち、恐ろしいまでの怒気が表れている。その姿はまさに異形の
それで、居並ぶ魔物たちを震え上がらせるには、十分過ぎるほどの迫力だった。
617931K2:04/06/06 15:27 ID:yh3W3+ey
「は〜い・・・」
小夜子の気迫に押され、魔物たちは次々と姿を消していく。口にする
者こそいなかったが、誰もが不満を抱えている顔であった。
「やれやれ・・・」
山が再び闇に包まれると、小夜子は怒気を収め、人心地つく。異界の
王も楽ではない──そう思いながら。しかし・・・
「帰る・・・か・・つうッ!」
帰途に着こうとした瞬間、小夜子は己の体の異変に気づき、その場へ
蹲る。そして、魔物と人間の間に生まれた事を呪い、毒づき始めた。
「う、疼く・・・体が・・・くそッ・・・魔物の血が・・・騒ぐッ!」
がたがたと体を震わせ、小夜子は夜空を見上げた。彼女の中に流れる
魔物の血──それが、先ほど怒気を見せた事で、奮い立っているのだ。
「ああ・・・アソコが・・痺れるゥッ・・・」
巫女服の袴を掻き分け、女を指でさぐるとはしたない蜜が溢れている事に
気づく。まだ、性毛すら生えていない恥丘がぱっくりと割れ、淫らに色づい
た女肉が顔をのぞかせ、泣いているのだ。
「ゆ、指が・・・」
勝手に──その言葉を押しとどめ、小夜子は自らの女を慰め始める。
幼いながらもしっとりと濡れそぼったそこは、何かを求めるように口を開け、
切ない疼きを癒して欲しいと叫ぶのであった。
618931K2:04/06/06 15:40 ID:yh3W3+ey
小夜子は、適当な木の幹に股間を擦りつけ、まるで畜生の如く腰を
振りつけていた。幹から出た小ぶりな枝を女へあてがい、淫ら極まる
自慰に酔い、しくしくと涙を零している。
「あッ・・・ああッ!」
枝の感触が滑らかな事を幸いに、小夜子は無垢な体を快楽に任せ
た。枝が男根を模し、疼く女を慰めてくれる事が、至福にも思える。
「何で・・・こんな事を・・アウッ・・・」
猛々しい魔界の血が、か弱い人間の身を併せ持つ自分を責めるのは、
本能の部分で感じていた小夜子。しかし、時を経るにつれ、どんどん
淫蕩になっていく事が、少女の身には恐ろしくて仕方がなかった。
「アソコがじんじんするよう・・・誰か、助けて・・」
幼さゆえ、小夜子は女を満たす男根の存在を知らない。しかも、異界の
王という立場もあって、この情欲を発散させる術を誰かに尋ねる事も
出来ないのだ。と、その時──
「あれ?姫さま・・・」
闇を裂き、のっそりと山男のサンザが現れた。彼は、主が魔物たちを
ちゃんと言い聞かせられるかが心配で、ここへ馳せ参じたらしい。
619931K2:04/06/06 15:55 ID:yh3W3+ey
「ああ、サンザ・・・見ないでくれ」
木の枝に尻を擦りつけ、腰を振る姿が惨めな事は、小夜子にも理解
出来ている。だが、そのあさましい行為がやめられないのだ。まして、
魔物を統べる王たる自分が、畜生のような格好でいる事は、狂ってし
まいそうなほど、恥ずかしい。そんな逡巡が、小夜子を惑わせていた。
「物狂いですか。姫さま、こちらへ」
事情を察したサンザが小夜子を抱える。魔物の血が、少女の人間の
部分を侵し、狂わせている事がこの山男にはすぐ分かった。
「い、いやじゃ・・・もっと、こうしていたい・・」
尻を丸出しにしたまま、サンザに抱えられた小夜子は目を蕩けさせ、
恥ずべき行為を続けたいと願う。しかし、ここでそんな事をすれば、他の
魔物に見られないとも限らない。だから、サンザは走った。
「姫さま、少々のご辛抱を」
あふん、と甘く鼻を鳴らす小夜子を見て、異形の業深さを思うサンザ。
そして、山間をムササビの如く駆け、向かった先は小さな泉であった。

「姫さま、体の火照りはここで癒しなされ」
泉のふちに小夜子を立たせ、サンザが退がった。小夜子はまだ、夢遊病
者のようにふらつき、自らの女へ指を突きこもうとしている。
620931K2:04/06/06 16:10 ID:yh3W3+ey
ピイッ──とサンザが指笛を噴くと、泉の水面が泡立った。そして、泡の
中から何やらイゾギンチャクさながらの姿を持つ、魔界の植物が現れる。
「グ・・・ゴゴ・・・」
魔界の植物は知性を持ち得ないらしく、唸り声しか上げていない。だが、
おぞましきはその風体。太さの異なった何百本という触手で天を突き、泉
の淵に立っている少女を見やり、ゆっくりと体を揺らす、その姿である。
「あ・・・こ、これ・・は・・なに・・・?」
半目になり、今だ股間を弄る小夜子へ、魔界の植物が覆い被さっていく。
うねる触手が体を持ち上げた時、小夜子は少しだけ驚きを見せたが、疼く
女に気を取られているためか、逃げようとはしなかった。
「肉食ではありませんので、ご安心を」
イソギンチャクに酷似した魔界の植物が、頂点にある口と思しき部分へ、
小夜子を跨らせた時、サンザは泉のほとりへ陣取る。
(忍びないが)
触手が小夜子の足を取り、口の部分が女へと吸い付いていた。魔界の植物
は肉食でこそないが、動物の分泌液を好み、激しく吸うという習性をサンザは
熟知している。それが、今の小夜子にとって、何を意味するのか──
621931K2:04/06/06 16:23 ID:yh3W3+ey
「ああーッ・・・・・」
がくん、と小夜子の体が弾む。しかも、目を剥いて唇を震わせ、顔面蒼白
という様相を見せている。
「始まったか」
サンザは、泉のほとりを動こうとはしなかった。小夜子が、魔界の植物に
襲われているというのに。
「あーッ!あーッ!」
哀れにも、小夜子は両足を触手によって水平に近い状態まで広げられ、
女の部分へ別の触手を迎えていた。細く、妖しいぬめりを持った責め具が、
少女の女をこじ開け、悲鳴を上げさせていたのである。
「姫さま・・・」
サンザが見てるうちに、小夜子の体はすっかりと触手に覆われ、今や完全な
囚われ人と化していた。まだ膨らみを持たぬ乳房を這う触手は、母乳を授ける
乳腺を求めるように乳首へと絡みつき、容赦なく絞り上げる。
「キャーッ・・・」
驚嘆の連続。小夜子は乳首を締め上げられ、泣き叫ぶ。何と言っても、人間の
年齢で言えばまだ十歳なのだ。しかし、魔界の植物に少女を慮る気配は無い。
彼の者が最も好む分泌液──それが滴る場所を全て蹂躙し、甘露を味わい
尽くすまでは、決して小夜子は解放されないであろう。
622931K2:04/06/06 16:37 ID:yh3W3+ey
「う・・・あ・・ああ・・・あ・・あ・」
小夜子が逆さ釣りにされ、女を責められていた。触手は分泌液を吸うために、
小さな吸盤をいくつも供えている。それを使って、魔界の植物は少女の女を
穿っていた。その間、小夜子はうめきを漏らすだけで、大した抗いは見せて
いない。もっとも、抗った所で数え切れない触手に戒められていては、自由に
なる事は不可能だった。
「お・・・お尻の・・穴・・が・・ひいッ・・・やめ・・て」
触手が小夜子の肛門内へ侵入した。そこは、最も臭いが強い場所ゆえに、
触手の容赦ない責めを一身に背負う事となる。
「ひ・・・ぎいッ!うわあッ!うああッ!」
釣り上げられた海老のように、小夜子が仰け反った。仰け反り、足をばたつか
せては正気と狂気の狭間を行き交っている。その様はまさに悶絶という表現が
相応しく、哀れな異形の業をまざまざと見せ付けていた。

「姫さま、おかわいそうに」
サンザが微動だにせず、一部始終を見守っている。主である小夜子が魔界の
植物に犯される様は何とも忌まわしく、また、淫らでもあった。しかし、こうしなけ
れば、小夜子の業は癒されないのである。魔物と人の間に生まれた、危うい
バランスの結晶、小夜子に課せられた、悲しい性は・・・
623931K2:04/06/06 16:52 ID:yh3W3+ey
泉に静寂が戻っていた。魔界の植物はすでに姿を消し、そこには
犯され抜かれた小夜子が、仰向けにぷかりと浮かんでいるだけ。
「姫さま」
サンザが小夜子に近寄ると、彼女自身の性臭と触手が零した粘液
の臭みが鼻を抜けていった。そして、幼い少女の恥穴から漏らされた、
様々な異臭も。
「良かった。物狂いはおさまったようだ」
小夜子が人心地ついているのを見て、サンザは安堵する。植物に嬲
られはしたが、魔の血がもたらす淫靡な疼きは影を潜めていた。
「・・・サンザ・・・迷惑をかけたな」
泉に浮かんでいる小夜子にも、正気が戻っている。だが、全身に至る
触手の感触は、今だ生々しく残っており、身動きが取れそうにない。
小夜子は震える手をサンザへ差し出し、済まなそうに目を細めた。
すると・・・
「いいのです。これが、私の使命と心得、姫さまと共に業を背負って
参ります」
山男のサンザは出された手をしっかりと握り、小夜子の体を抱いた。
「帰りましょう、姫さま」
「うん」
ふっさりと柔らかな山男の体毛を素肌に感じたとき、小夜子はふと、
揺りかごにでも揺られているような気持ちとなる。そして、魔界の闇
が案外温かな事に気づきながら、軽い睡魔に襲われ、眠りについた
のであった。
624931K2:04/06/06 17:06 ID:yh3W3+ey
翌朝、魔界では緊急の通達が行われた。その内容は、以下の如く。

『麓の祭りに参加する事を許可する  但し、すべからく人間の姿に
化けていく事。  草々 小夜子』

それを聞いた魔物たちが、飛び上がって喜んだ事は言うまでも
無い。元々、魔物とは人間の因果が生んだ物。だから、祭りが好
きでも致し方ないと、小夜子は譲ったのである。そして、お社では・・・

「サンザ、飯にしよう」
「はい、姫さま」
と、いつもながらの朝餉の風景があった。勿論、小夜子とサンザの
差し向かいで。
「飯をよそってやる。椀を寄越せ」
「申し訳ありません、姫さま」
小夜子がおひつから飯をよそい、サンザがうやうやしく受け取る。そ
んなほのぼのとした光景は、いつまでも変わらないようだ。最後に、
巷では今日もこんな噂話が飛んでいる事を追記し、おしまい。

『山奥に、けだもの姫なる少女がいて、魔物を統べているそうな』
625名無しさん@ピンキー:04/06/06 17:16 ID:j68y2xkl
おとぎばなし調でエロもあり。
GJです。
626名無しさん@ピンキー:04/06/07 00:31 ID:pOuRS1mU
いいですなあ。
乱れてる姫さまをただ冷静に見つめているサンザさんがストイック。
裏日本むかしばなしって感じですな。
627名無しさん@ピンキー:04/06/07 08:28 ID:wg36jmUC
931K2さん、GJ!
 小夜子姫の淫らで哀しい血がいい感じです。
取り巻きの魔物さんたちのノリも楽しいです。でも姫が成長したら、魔物さんたちの目が変わると思う。
628名無しさん@ピンキー:04/06/07 08:34 ID:ZU19t0+b
あまし2chはこないのだけど、こういうスレがたってるんだ。
おもろいし参考になる〜。ハケーンなかんじ。

ttp://hx.sakura.ne.jp/~kiri-rei/imas/novels/mayu1.htm

よかったらこれ批評してください。
(続きも同サイトにアリ)
629名無しさん@ピンキー:04/06/07 19:11 ID:5LBMqUmd
>>628
スレ違いでは?
630名無しさん@ピンキー:04/06/07 20:57 ID:ZU19t0+b
>>629
激しくそうかも……失礼しました。
しかしここのSSは勉強になりました。
ありがとです、出直してきまーす。
631名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:30 ID:kMaA4Mhy
>>624
GJ…だが、ひとつだけ。
「すべからく」の使い方がちょっと違(ry
632名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:35 ID:vqu/GTxR
「超昂天使エスカレイヤー」で、主人公が怪物になってエスカを陵辱しまくるイベントがあるが、
あれでエスカの後ろにぶち込まれる時の悲鳴がすばらしい。
633名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:05 ID:wreT5XlS
保守カキコをしてみようー。おとぎ奉り見つからない・・・

次は何を書いてみようか考え中です。ザジのも個人的には
気になるんだけど、上手いまとめが思いつくまでは封印。
634601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:26 ID:FHmTt/+I
 では私が保守をかねて。といったって>>605の続きなんですけど。(もう一週間たっている_| ̄|○)
なんというかもうムリヤリ終わらせました。挿絵つけるので許して(挿絵も下手なのですが)。
ttp://cgupload.dyndns.org/~upuser/up2/img-box/img20040611000701.jpg

妄想を形にするのがよく分かりました。
635601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:29 ID:FHmTt/+I
女:「あぁ〜、ぁ」
1時間後。美女の口からは明らかに快感からの声が漏れ(すぐに触手にふさがれますが)、腰は妖しく上下するようになりました。
オオダコの粘液ではない液体によって濡れた性器はヒクヒクと動きます。
ついにオオダコは、白い腕の先を膣口にあて、ゆっくりと女性の胎内に沈めて行きます。
残った白腕はクリトリスや陰唇を触手でなぞり、アヌスを責めていた腕も先を直腸に入れていきます。

女:「ちょっと、そんな深く!」 

女性は体を痙攣させぐったりしました。それでもオオダコの腕も触手も動きます。下腹部の凸影から膣内で腕が動いているのが分かります。
肛門に先だけ入れていた腕は、変幻自在な軟体である事を活かして細くドリル状になり、さらに直腸に進んで行きます。
肛門が切れないのはタコ独特の柔らかさのおかげでしょう。
乳房を揉んでいた腕は掴むような動きになり、吸盤は美女の腋や背中や尻へ無数のキスマークをつけていきます。
女性は目覚めましたがもう目の焦点が定まっていません。息も獣のように荒くするばかり。
636601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:31 ID:FHmTt/+I
膣に埋まっていた腕が突然細かく震えだしました。それにあわせて彼女も腰を激しく動かし排尿し、またも気を失ってしまいました。
オオダコは少しずつアヌスと膣から腕を抜いていきます。抜いたとき膣からどろりと彼女の愛液が漏れ出します。
きっとオオダコの腕が埋まっている間、漏れることを許されなかったのでしょう。この時、女性の子宮にはオオダコの卵が産みつけられているはずです。

オオダコは、名残惜しそうに美女の顔を白い腕でひとなですると、ゆっくりと離れて来たときと同じように音を立てずに野外へ去りました。

 後日、オオダコに襲われた女性にインタヴューしました。
女:「もう、すごかったわ。最初はパニックになっちゃったけど、タコさんの責めに何度もイっちゃった。
だって全身を何十人分もの舌で舐められて吸われた感じだったもの。途中で『早く入れて』って叫びたかったのに口も犯されていて何も言えず困っちゃった。
お尻の初めてがタコさんの軟らかいものでよかった。次の満月が楽しみだわ。」
そういって彼女は妖艶に笑っていました。


<<タンスイオオダコのふしぎ>> その1:なぜ淡水湖にすむのか?
 海にいるはずのタコがなぜ巨大な淡水湖に住んでいるのでしょうか?それはこの淡水湖の形成過程に関係があります。
もともと海洋にいたオオダコの祖先は、シャチ・サメ・アザラシといった天敵から逃れるために河の上流まで登ってきたことがあったようです。
しかし河口付近が地殻変動で隆起し、行き場をなくした河の水は巨大な湖となりました。タンスイオオダコはそこに取り残された海洋性オオダコの子孫なのです。
 湖から湖へと移動し、母体(主に人の女性)を探したり、餌となる昆虫を捕らえるため陸上に上がる必要性がありました。
そのためタンスイオオダコは陸上でも動き回れる強い筋肉と乾燥に強い皮膚をもったと考えられています。
続いては、オオダコが女性の胎内に産卵した理由について見てみましょう。
637601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:33 ID:FHmTt/+I
 私たちは、タンスイオオダコによって子宮に産卵された女性を追跡取材しました。
 あの新月の夜から徐々に女性のお腹はすこし膨らんできています。食欲も増えました。女性から栄養をもらい卵が成長している証拠です。
満月の夜、月明かりが写る湖に女性が歩いてきます。周りを見渡せば他に何十人もの女性がいました。
彼女たちはこんな夜中に何をしようというのでしょうか?
 彼女たちはゆっくりと湖の中に入り腰を浸けています。亜熱帯のこの地方なら水浴びはよく行われていますが、どうも違うようです。
女性は湖の中で座り足を広げました。

女:「う、這い出てくる。」
 おや?女性の性器から何か出て来ました。
女性に近づいて広がった桃色の性器を見てみると、膣口から小指の爪ほどの小ささで青白い半透明の生物が這い出てきました。
タコです。とても小さいけど形はタコと分かります。湖に入った女性たちはタコの赤ちゃんを産みにきたのです。

女:「あー、だめ!中で吸い付いちゃっている。」

産みの母親と離れたくないのでしょうか。産まれた赤ちゃんタコは、女性の花びらやクリトリスに腕を巻きつけて吸い付いています。
膣内でも赤ちゃんタコたちが、肉ひだに腕をもぐりこませ、吸盤でチューチューと吸い付き、愛液を飲んでいるのだと思います。
赤ちゃんタコは一度に300匹前後産まれますから、女性の子宮から膣内までギッシリと蠢いているはずです。
638601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:34 ID:FHmTt/+I
女:「うゎ、そこそんなに吸っちゃ!」

急に女性の声が上擦り、腰をガクガクと振りました。そしてボァっと赤ちゃんタコたちがいっせいに水中へと放出されます。
女性の膣からは水とは違う液体が流れていました。いわゆる「潮吹き」です。赤ちゃんタコたちはこの潮の流れに乗って湖へと泳いで行きました。

女:「またくる」

 女性はまたGスポットを責められているようです。赤ちゃんタコはまだ胎内に200匹以上はいるでしょう。
女性は今夜、何度も水の中で産まれたばかりの赤ちゃんタコによって絶頂を迎え、タコを湖へと産み出していくことでしょう。

<<タンスイオオダコのふしぎ>> その2 なぜヒトの女性に卵を産みつけるのか?
 なぜタンスイオオダコは女性の子宮へ卵を産みつけるのでしょうか?
それはタンスイオオダコの祖先の性質です。タンスイオオダコの祖先に近い海洋性のオオダコは、マーメイドや魚人(♀)の子宮に卵を産みつけます。
こうする事で母ダコは卵の世話をする必要がなく、また母体の亜人が遠くへ子孫を運んでくれます。
 タンスイオオダコも海洋性オオダコと同じ祖先なので、ヒト・亜人の子宮に卵を産みつけるのです。
淡水湖では河童や淡水性マーメイドやリザードマンなどの亜人が生息しており、タンスイオオダコは彼女たちも襲います。
しかしそれだけでは同じ湖の中だけでオオダコの数は増えてしまいます。
そこでタンスイオオダコはわざわざ陸上に上がって人・亜人の女性をも繁殖活動の対象にしたと考えられています。
639601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:36 ID:FHmTt/+I
 満月の夜、湖で美女がキラキラひかる赤ちゃんタコを産み出す光景は美しく官能的でした。
私たち取材班は数ヵ月後にこの女性のもとに再び訪れました。
すると、サッカーボール大の1匹のタコを女性は引き連れていました。

女:「この子は最後まで私の子宮にしがみついていたタコなんです。ずっとお腹にいたのだけど、1月前にやっと産まれてくれたの。
  名前はアナヴィ。今では害虫を食べてくれるかわいいペットよ。
  もっと大きくなったら、きっと野犬や野人も追っ払ってくれるわ。私のお母さんは、タコを8匹も飼っているの。」
 
 オオダコがヒトを襲うのになぜ反撃されないのか分かりました。
オオダコは女性に卵を産みつけ繁殖に使う代わりに、女性のボディーガードとなる我が子を残すのです。実に上手い共生関係です。
 またひとつ触手のふしぎがわかりました。(終わり)
640601・触手ふしぎ大自然:04/06/11 00:38 ID:FHmTt/+I

ttp://cgupload.dyndns.org/~upuser/up2/img-box/img20040611002248.jpg
 終わっていない、終わっていない。挿絵?を忘れていた。
641名無しさん@ピンキー:04/06/11 11:56 ID:wV60U+TB
乙。
642名無しさん@ピンキー:04/06/11 18:19 ID:H+CNzfze
怯える少女のまだ幼く未熟な花弁に容赦なく触手は食い込む!!
http://americanworm.ath.cx/ca_an01.html
http://americanworm.ath.cx/ca_an02.html
643名無しさん@ピンキー:04/06/11 21:53 ID:HOwkcIgk
>>633
もしかしてM・Sさん?鳥付け忘れてますよ。

次回、なんにせよ期待してます。
644名無しさん@ピンキー:04/06/12 01:43 ID:F1br9+OD
>>643
>>600だそうだ。
まぁ、それなら作者と匂わせる言動は控えるか、普通にトリップで発言してくれた方がいいような気もするが。
こっちがなんか落ち着かないし、このような混乱も生じる。
645名無しさん@ピンキー:04/06/15 08:50 ID:RegQASpx
淡水タコ…なにげに興奮。
646名無しさん@ピンキー:04/06/16 09:30 ID:25IxSVh8
保守っとこう。
M・Sさん再降臨キボン。
647名無しさん@ピンキー:04/06/17 00:36 ID:KUipDhMN
静かだねぇ…
648名無しさん@ピンキー:04/06/17 11:17 ID:EjgdlFLc
触手書きって希少なんだねえ・・・

やっぱ普通のSSより書くの難しいのかな。
649名無しさん@ピンキー:04/06/17 18:17 ID:32mtU26w
 このスレの人たちは
みんな「こんな触手生物になりたい」「こういう触手を生やしたい」と妄想することが一度はある。
そう思うのだけど、でも、これを形にするのは難しいんだよね。
650名無しさん@ピンキー:04/06/17 22:02 ID:TbBStlRE
「こんな触手生物に触られたい」って妄想もあるぞ
これも実現難しいけど
651名無しさん@ピンキー:04/06/17 22:04 ID:TbBStlRE
実現じゃないや
作品にするのは、ですスマソ
652名無しさん@ピンキー:04/06/17 22:06 ID:TbBStlRE
実現じゃないや
作品にするのは、ですスマソ
653名無しさん@ピンキー:04/06/18 09:40 ID:j09NzyXO
どっちかとゆーと襲われる側で妄想してるな。
654名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:47 ID:Lwhzehpg
ここの住人はMが多そうだな。
655名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:51 ID:vkJI9Uie
セラムンスレとどっちに投下すべきか迷いましたが、
特にこのキャラである必然性のない話でしたのでこちらに。
ネプチューンものです。

ある日の事。
ネプチューンは散歩を兼ねた町の見回りをしていた。
といっても、町はいつも平和なので
いつしか自分の気に入りの場所である森の方へ足が向かってしまうのだが。
そして今日も森の中を歩いていると、急に開けた場所に出た。
この森はとても深く、毎日歩いている彼女でさえ知らない所があるのだが、
ここもそれのようだ。
目の前には大きな、透き通った湖がある。
湖を見た瞬間、体がべとついていたのが気になり出した。
このごろは気温も高く、ちょっと動き回っただけですぐ汗だくになってしまう。
どうせ湖があるのなら今すぐに身を浄めたい。
ネプチューンは周りに誰もいない事を確認してから服を脱いで、湖に入る。
水はやや冷たいが、逆に身が引き締まる感じで良い。
しばらくの間、ネプチューンは泉で水浴びを楽しんでいた。
「あら……?」
泉の底に、ぶよっとした感触の何かがある。
水浴びの開放感からか、ネプチューンはつい無防備に足でそれをつついてしまった。
突然、足下の物体が膨れ上がりネプチューンに絡み付く。
「きゃあっ!」
蔦のような形状をした無数の触手がネプチューンの体を水面すれすれまで持ち上げる。
この形状の化け物には覚えがある。
彼女は悔しさに唇を噛み締めた。
656名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:52 ID:vkJI9Uie
実物を見るのは初めてだが、数年前に一度だけ図鑑で見た。
スライムのようなぶよぶよとした物体に包まれた種子は、
そのスライムに含まれる栄養を摂取して育つのだという。
そして繁殖期になると手近な所にいる動物の雌に種子を植え付けるのだそうだ。
おぞましい運命に、ネプチューンは身震いした。
そしてなにか対策はと考える間もなく触手が太ももに絡み付く。
敏感な部分を這う感触に、びくんと体をはねさせる。
「……っ!」
そんな自分の反応がとても不愉快で、
目の前を挑発するかのように動いている触手に思いきり噛み付いた。
ぎりぎりと歯を立てると、その傷口から苦い粘液が滲み出てくる。
「んっ……んー……」
吐き出そうとしても、口の中の触手が頑固に栓をしていて叶わない。
そのうえ、粘液の分泌が止まる気配はなく、段々苦しくなってきた。
と、その時、腕に絡み付いていた触手がちょいと脇腹をなぞった。
勢い、口の中にたまっていた粘液を飲み込んでしまう。
食いちぎって触手の先端を吐き出すが、もう遅い。
飲み込んでしまったものはどうしようもない。
食いちぎられた触手が緑色の粘液を滴らせながら、ネプチューンの体に近付く。
「いやぁっ」
拒絶の叫びなどものともせず、触手が豊かな乳房に巻き付いた。
白い肌の上を緑色の粘液が滑る。
そしてその粘液を塗りたくるかのように別の触手が動き回る。
「あ、あぁっ」
触手の動きによってふにょふにょと乳房が変形する。
どうにか逃れようとするが、執拗に迫ってくる触手にどうにもできない。
いや、それどころか、心の奥底でもっとと叫んでいる自分がいる。
体が動くのも、逃れるためというより更なる快楽を求めているようにも思える。
657名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:53 ID:vkJI9Uie
「はふっ、はんっ」
いつしか、ネプチューンは固く尖った乳首を擦り付けるように動いていた。
電流が流れるような快感が体全体に走る。
プライドの高い彼女にとって、それは普段ならとても屈辱的な事だったはずが、
今はどうでもよくなっていた。
理由は考えるまでもない。
軽々しく触手に攻撃を加えた自分に心の中で毒づきながら触手の愛撫を受ける。
しかし、もしあの場面で触手の粘液を飲み込まなければ
ここまでの快楽を引き出されなかっただろうと思うと残念な自分を発見し、
愕然とする。
もうどこまでが粘液の効果なのかわからない。
そもそも、粘液には催淫効果などなくて、
元から自分が淫乱なだけだったのかもしれない。
「あっ、んんっ」
その証拠に、自分はこんな気持ちの悪い化け物に体を弄られて
快感を得ているではないか。
休まる事のない触手の愛撫に喘ぎ声をあげながらも、
ネプチューンは悔しさに唇を噛み締めた。
そんな内心の葛藤など、当然化け物にわかるわけもなく、
化け物は脚に巻き付いていた触手を動かし、ネプチューンの脚を開かせた。
そして充分に潤っているそこに先ほどの傷付いた触手が粘液をすり付ける。
固まりかけていた傷口がちょうどいい刺激になって、
さらに蜜が溢れ出る。
ネプチューンの愛液と触手の粘液が交わりあって淫猥な音が響く。
「やっ、んんっ……」
腰をくねらせながら声をあげる。
それに合わせるようにして触手も動く。
一番敏感な箇所を擦られ、もう我慢が出来そうにない。
658名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:54 ID:vkJI9Uie
と、そこに、湖の底からひときわ太い触手が現われた。
先端に穴が開いている所から察するに、
これが種子を産みつける役目を果たすのだろう。
身構えるネプチューンだったが、もう抵抗する気はなかった。
彼女自身、恥ずかしい箇所がひくひくと動いているのを自覚しているのだ。
触手の先端が正確に入り口を捉え、中に入っていった。
「あっ、あぁーっ!」
簡単に達してしまった彼女の中を、更に触手がかき回す。
さらに、敏感になってきた彼女の乳房やその尖った先端、
それにクリトリスなどに他の触手が絡み付く。
「はあっ……あぁっ……」
感じ過ぎて息が苦しい。
中に入っている触手が前後に動きながらも奥へ奥へと入っていっているのがわかる。
それに加え、無意識に閉じてしまった脚の内側を触手が這う感覚。
二度目の絶頂に達してしまいそうだ。
やがて、中の触手の動きが止まった。
「うっ、あぁっ……」
触手が収縮しながら中に種子を送り込む。
苦しさと快感の両方でネプチューンは呻いた。
そして種子も出尽くしたのか収縮は終わり、再び触手はピストン運動を始めた。
「ふっ、ふあぁっ」
じゅぷじゅぷといういやらしい水音を聞きながら、
ネプチューンの気持ちは二度目の絶頂に向けて高ぶっていった。
そしてそれに合わせるように、今度は勢い良く、何かが中に放出された。
「んん、あんっ、あぁーっ!」
叫びながら、ネプチューンは意識が遠くなっていくのを感じた。
659名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:54 ID:vkJI9Uie
「……ん」
意識がはっきりした時には、もう夜だった。
頭上には満天の星空。
湖のほとりに横たえられていた体を起こす。
なんとなく、腹の奥になにかが入っている感触がした。
確か、あの化け物の種子は早ければ3日、平均でも一週間程度で産み落とされるという。
ネプチューンは誰にも見つからない場所を探すべく、よろよろと歩き始めた。
660名無しさん@ピンキー:04/06/19 07:10 ID:dsar6Iqr
カイオウ キタ━━(;´Д`)ハァハァ━━━!!!!!
ありがたく読ませていただきました。

う、産む気まんまんっすか!?
661名無しさん@ピンキー:04/06/19 14:09 ID:Q1ypuIw3
いやいやきっとかき出すか堕胎しようとあがくに違いない。

…残酷ですか、そうですか…λ
662名無しさん@ピンキー:04/06/19 18:04 ID:/Tv91Xz8
イイ(・∀・)!!
663名無しさん@ピンキー:04/06/19 20:51 ID:QCp46tfY
>>655 Good Job!

 種は、ほかのセーラー戦士にお裾分けするとか。
さらに妙にエロい妖魔さんにもお裾分けするとか。
664名無しさん@ピンキー:04/06/21 23:00 ID:KnGEqSCb
>>655
GJ!
何気にセラムンは ウホッ、いい触手 なシーンが多いな。
映画Rでセーラームーンが触手ハリツケにされてエナジー根こそぎ吸い取られる場面は
表情といい悲鳴といい、最高に抜ける。
665名無しさん@ピンキー:04/06/23 07:44 ID:GYij/CIm
保守る。
 ところで、ここの書き手さんはどれくらい日数をかけて作品を書くのですか?
666名無しさん@ピンキー:04/06/23 09:29 ID:oo/0qmHW
書き始めたら1、2時間なんだけど、書き始める前、プロット浮かぶまでの
時間が長いんだよね。触手ってワンパターンになりがちだから。
667名無しさん@ピンキー:04/06/23 15:10 ID:iKREORSI
668665:04/06/24 21:04 ID:JMYWKuaa
 1,2時間で書けるのですか。
自分は、触手の形態・生態・人間への影響についていろいろ思いついちゃうけど、
それだけで終わってしまう。小さいころから文章読み書き嫌いだったしょうがないか
(と思いたい)。
669名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:56 ID:kD9+pNyk
hoshu
670名無しさん@ピンキー:04/06/27 21:47 ID:E3m4r0sa
上げておく
671名無しさん@ピンキー:04/06/29 10:01 ID:SghKKdct
保守
672名無しさん@ピンキー:04/07/01 12:34 ID:xgTCJLMA
捕手
673名無しさん@ピンキー:04/07/01 23:26 ID:jdXKMmOE
触手
触手ふしぎ大自然(ウキシマアンモナイト)
 世界にはさまざまな触手生物がいます。触手のふしぎを紐解いてみると、そこには新たな発見とドラマを見られます。

 今日の触手は、海に点々と見えるこの島々です。じつはこの島は1匹の触手生物なのです。海に浮かぶ島にしか見えないこの生物はいったいどういう触手をもつのでしょうか?
今日の舞台は、美しい海とサンゴ礁のある大海原です。
サンゴ礁から数kmはなれた沖合で点々とある島々、苔や草で緑多く大きくても200mほどの小島ですが、れっきとしたアンモナイトの仲間です。名前をウキシマアンモナイトといいます。
 一匹のハーピー(鳥類亜人)のメスが飛んできてゆっくりと島に下りてきました。器用に着地すると芝生の上に寝ころびます。
♀ハーピー「魚も売れたし、ちょっとくらいお昼寝して帰るの遅れてもいいや。こんなに遠くまで飛んで疲れちゃったよ。」
 このあたりのハーピーは、海で魚を獲り、新鮮なうちに陸へ売る事で生計を立てています。このメスもその一人なのでしょう。水着状の衣類も漁師である証だそうです。
 ♀ハーピーがうたた寝してしばらくすると、海面から細い触手が上ってきました。地面に沿って音もなくハーピーに近づいてきます。
彼女は気づかず寝たままです。ハーピーの鳥足についに触手が絡みつきました。
♀ハーピー「?!  何ヨ」
ハーピーは飛び立とうとしますが、体重が軽いので触手は簡単に引き戻されてしまいます。
彼女はナイフをとりだして斬りつけようとしますが、たちまち数十本の触手によって彼女は押さえつけられて身動き取れなくなってしまいました。
彼女はやっと、自分が昼寝していた場所がただの島ではない事に気づきました。しかしもう手遅れです。
♀ハーピー「ちょっと、離して!イャー」
触手一本一本は3cmほどの太さで細かい繊毛が生えています。力はそんなに強くなさそうですが、その分を本数で補っています。
いつの間にか彼女のビキニがずれて、小ぶりでかわいい乳房が見えてしまいました。荷物もどこかに転がってしまったようです。
♀ハーピー「痛い、痛い」
ウキシマアンモナイトの触手繊毛には毒があります。普段はプランクトンや小魚を捕らえるためにあり、人間大の生物にはたいして効き目はありません。
しかし何十本もの触手に絡め獲られたハーピーにはチクチク痛いはずです。
1時間以上、彼女は触手になぶられ続けました。もう彼女は触手の毒に抵抗力をもち、痛みも感じなくなっているはずです。
♀ハーピー「あぁ、何で?毛の一本一本まで分かっちゃう?いぁ、乳首が!」
触手の毒が抜ければ痛みはひきます。しかししばらく皮膚は外からの刺激に敏感になります。
体で風や気圧を感じることができる鋭い皮膚感覚をもつハーピーが、触手毒によってさらに敏感になったのです。ですから彼女の皮膚は今、繊毛の細かい動きまで分かってしまうのです。
この状態でかわいい乳房を触手でなでられ桃色の乳首を繊毛で突付かれれば、彼女はどうしても性的興奮をしてしまいます。ハーピーの穿く紐パンツも性器のシルエットがはっきり分かります。
グニュリと触手の1本が彼女のパンツにもぐりこんできました。パンツの中でモゴモゴ触手が動き、パンツの止め紐が切れてしまいました。
ここぞとばかりに数本の触手が女ハーピーの股間に集まります。
♀ハーピー「いやだ、入ってこないで。」
猛禽類特有の筋肉の発達した両脚を閉じますが、股間に集まる触手を押しつぶすなどできません。
秘裂をなぞり肛門をノックする触手、クリトリスと包皮の間にもぐりこみ尿道口にまで入り込もうとする繊毛。これらの有機的に滑らかな動きは彼女を責め続けます。
♀ハーピー「ふぁ、感じちゃうう。そんなに責めないで。」
彼女の言葉に触手が耳を傾けるはずがありません(耳などないです)。
乳房や股間を攻めていない触手郡は、女ハーピーの鋭い爪をもつ指の間や翼の羽毛の中にもぐりこみ、敏感な皮膚を撫でていきます。
抜けた羽毛は触手に張り付いて彩っています。
『じゅぷり』「ぁ〜〜」
触手が彼女のヴァギナとアナルに入り込んできます。女ハーピーは失神してしまったのですが、触手はさらに動きます。
膣内でぐちゃぐちゃと捏ねくれば、先端で子宮口をつつき、繊毛でGスポットを擦ります。
アナルに潜りこんだ触手はもっと激しい動きをしているようです。彼女の下腹部が膨らんでいるのです。
触手は直腸にとどまらず結腸部をとおり大腸まで進入している事が分かります。
ウキシマアンモナイトの触手は、ほかの動物の排泄物を集める事が知られています。
排泄物はプランクトンの栄養分となり、増えたプランクトンをアンモナイトは食料にできるからです。
今、女ハーピーの腸内では触手がゆっくりうねりながら押し進み、触手に生える繊毛が腸壁の細かい隙間から排泄物を掻き出す動きをしているはずです。
ここで、少し違う触手が数本海面から上ってきました。太さはほかの触手と同じくらいですが、先に黒い網が絡まっています。網の中には白い塊が絡みついています。
実はこれ、ウキシマアンモナイトの卵です。黒い網のなかにピンポン球大の卵が1つ入っています。
女ハーピーの膣とアナルに入り込んでいた触手が抜け出します。このとき排泄物も一緒にでますが、ほかの触手によってきれいに舐めとられました。
♀ハーピー「恥ずかしい。いかないでぇ。」
触手が体内から無くなる事がさびしいのか排泄物をもらした事が恥ずかしいのか、彼女は触手を引き寄せようとします。そこに、
『ズズ……』卵の入った網をもつ触手が、彼女のピンク色の膣口と肛門に一気に挿入されました。ほぐされた膣道と直腸を触手たちはグルグル回転しながらドンドン奥へと進みます。とにかく進みます。
最後には子宮と大腸の中間まで入り込んだ触手はそこに卵入りの網を子宮と腸壁に押付けると、今度はとてもゆっくりと、卵が彼女の外に出ないように慎重に抜け出てきます。
このゆっくりとした排泄の感覚に女ハーピーは腰をカクカクゆすって何度目かの絶頂を迎えました。
数十分後、彼女が気づくとそこにはもう触手はおらず、元通りの芝生になっていました。
いいえ、触手は残っていました。いつの間にか彼女は口を犯した触手を食いちぎっていたのです。彼女の枕元に干からびかけた触手が残っていました。
お腹がすいた女ハーピーはその触手を早速食べながら(この辺は、海の動物を食べるハーピーらしいですね)、
♀ハーピー「お腹の中がなんか冷たい?なんかヌルヌルしている物が残っているのが分かる。」
子宮と大腸の中に残る卵に違和感をもちます。ウキシマアンモナイトの卵だけでなくそれを包む網まで胎内に残っているから当然です。
この網は、彼女の体温で溶けて子宮と腸の影に癒着し、卵を体外へ排出されないように保護する役割があります。こうなると最新の外科手術でも卵を取り出すことは難しくなるのです。
このハーピーは、1ヵ月後にウキシマアンモナイトが産まれるまで体内で卵を育て続けるしかないでしょう。
♀ハーピー「遅くなっちゃった。早く帰らなきゃ。なんとか飛べそうかな。」
触手を食べて栄養をえた彼女は、散らばった自分の荷物を体にくくりつけると、
ただの離れ小島と思っていたウキシマアンモナイトから飛び立ちました。


♀ハーピー「友達、誘おうかな。」
少し淫らな考えをもちながら。
<<ウキシマアンモナイトのふしぎ>> その1:ウキシマアンモナイトの一生
 
 女ハーピーの体内に産みつけられたウキシマアンモナイトはこれからどのように成長していくのでしょうか?
今までの研究からウキシマアンモナイトの一生が少し解ってきたので予想してみましょう。
 まず女ハーピーの大腸に産みつけられた卵ですが、彼女の体温で温められ3日ほどで孵ります。そして漁などで彼女が海中を泳いでいる時を見計らって、肛門からウキシマアンモナイトの幼生は這い出てきます。
このとき母体であるハーピーの機嫌をそこねて攻撃されないように、幼生は直腸と肛門を刺激して彼女を喜ばせるそうです。
アンモナイトですが肛門から出やすい軟らかい体でいるために、身を守る殻をもちません。代わりに卵に付着していた黒い網状物質で身を守ります。幼生は全長5cmほどと小さくすべてオスになります。
その後オスの赤ちゃんアンモナイトは、3日間で硬い殻を作り上げ、数十年かけ5mほどに成長するとメスを求めて回遊します。
 次に子宮に産みつけられた卵ですが、こちらは1ヶ月近くも母体から栄養を吸収し大きくなります。そしてオスと同じように母体が海中にいるときに「出産」されるのです。
大きさは全長20cmにもなりますが、オスと同じように殻がまだ無く軟らかいので産道も難なく通ります。自分を産んでくれたお礼に、母体のGスポットやクリトリスを愛撫して喜ばせてくれるそうです。
大腸で産まれたアンモナイトが全てオスであるのに対し、こちらは全てメスです。このメスの赤ちゃんアンモナイトも、海中ですぐに硬い殻を作りプランクトンを食べて成長します。
数十年かけて5mほどに成長しオスと出会うと、海底に触手を伸ばして体を固定します。そして人魚など襲い卵を産みつけるようになります。
 ウキシマアンモナイトのメスは、寿命が長く死ぬまで大きくなり続けるといいます。今まで観察されている中では、年齢3000歳以上、殻の直径300m以上のメスもいます。
しかしウキシマアンモナイトの殆どは、成長するまでにサメに食べられ嵐に遭い死んでしまいます。
だからこそ島に間違えられるほど成長したアンモナイトは、ハーピーや魚人といった女性を必死に捕まえて卵を育ててくれるように産みつけるのです。
682名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:25 ID:PCpS3PDT
リアルタイム遭遇キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

すいませんちょっと気になったんですが最後にかじってた触手は
彼女の排泄物を掻き出していたやつでは‥


いやいいです。聞かなかったことにしてください。
本編
 さて、自分の卵を産みつけるためにハーピーや人魚を襲うウキシマアンモナイト。アンモナイトたちは亜人の彼女たちから嫌われていると思われるでしょう。しかし違うのです。
海洋を飛び続けるハーピーたちにとってウキシマアンモナイトは貴重な休憩地になります。
ウキシマアンモナイトが死に殻が海底に沈むと、巨大な殻は人魚たちの住家になります。
ですからウキシマアンモナイトを聖地とし、そこにウキシマアンモナイトの卵を身ごもる巫女をさしだす人魚もいるそうです。
島と見間違えるウキシマアンモナイト・近づく亜人のメスを捕縛して卵を産みつけるウキシマアンモナイト。それを排除せずにむしろ聖地にしてまで大事にする亜人たち。
また一本、触手のふしぎがわかりました。
 保守かねて「触手ふしぎ大自然」第2弾です。
相変わらず文章の書き方が分かりません。「ですます」調はさらに分かりにくい(^−^;)
レスも改行が多すぎたり一文が長すぎたりで上手くいきません。
保守代わりだと思って大目に見てください。

あと、ウキシマアンモナイトとハーピー(萌えない)の挿絵描いたので、そのうち張ろうかな?
元ネタが分かる人がいたらいいなと思ったり。

>>682
 ちゃいます (*´ω`)。ウキシマアンモナイトは触手数十本がかりで獲物を押さえ込みます。
そのうちの何本かがハーピーの口に入ったのですよ。
動物の最大の武器は「口」です。
ウキシマアンモナイトはそれを封じ込めよう&獲物を空腹にして凶暴にしないよう
触手を犠牲にしたのです。
 なんか、自分は「触手に犯される女」ではなく
「子孫繁栄のために女を利用する触手生物。その触手生物を利用する女性たち」
の共生関係に萌えるのか?
自分でもよく分からなくなります'`,、('∀`) '`,、

 クモやらイソギンチャクやらみると触手生物のネタに考えちゃうけど、
やっぱそれを文章にするのは苦手です。
686名無しさん@ピンキー:04/07/03 01:23 ID:WX4rbonB
なんというか教育テレビのようなノリが結構好き。
このまま、ほのぼの出来る触手シリーズとして名を馳せてほしい。
687名無しさん@ピンキー:04/07/03 06:46 ID:xf73s/47
>>686同意。


職人さんお疲れ様(^-^)v
688名無しさん@ピンキー:04/07/03 16:37 ID:loNrH0NG
うはーw面白かったです。こんな生物は実際にもアリかもね。
何かほら、虫に卵を産みつけられるドングリとか想像してしまったことを
お許しくださいw
ホントに和み&面白ですた!
689名無しさん@ピンキー:04/07/03 19:32 ID:yCnIflnR
イイ(・∀・)!!
 レスありがとうデス。
ttp://akm.cx/2d/img/4234.jpg
>>674-685の挿絵?のようなものです。
ウキシマアンモナイトはこんな感じです。
自分の中ではハーピーの衣服もこんな感じです。
文字がつぶれちゃってますね。_| ̄|○画像の加工・見せ方が下手ですいません。

>>688
 人大のマンドラゴ(雌株)に寄生する害虫。
その害虫と闘い、成長が難しいマンドラゴを大事に育てるお百姓さんを想像したりとか
でもこのスレではちょっと違いますね。

691名無しさん@ピンキー:04/07/04 03:11 ID:fGIM7Nws
>>690
軽く劇画調でワラタ
設定細かくてすげー
 昨日、「地球!ふしぎ大自然」みていて、
何万というカニ軍団にたかられる女性たちというのもありかなと思いつつ。

古代獣ソレノドンの模型はなんとなくエロいと思う。
ttp://www.nhk.or.jp/daishizen/
693名無しさん@ピンキー:04/07/06 23:04 ID:XR3jvchS
オートバックスのCMってどうよ?
694名無しさん@ピンキー:04/07/07 01:42 ID:u5SOuJts
>>692
それは流石にスレ違いなような。
「小さい生き物が〜」のスレの方がいいとオモ
695 ◆6dFZ7NXRSg :04/07/07 20:00 ID:2kg/AxB5
保守
696名無しさん@ピンキー:04/07/08 00:35 ID:7pW/pK7o
age
697名無しさん@ピンキー:04/07/08 04:17 ID:7xzvlvu3
昔、ダイの大冒険3巻でマァムが触手巻きにされていたのが、漏れの最初の触手萌えですた
698名無しさん@ピンキー:04/07/08 04:18 ID:M0aL6U/Q
おお!同志!
699名無しさん@ピンキー:04/07/08 11:36 ID:/fh74gCD
俺はセラムンRの一話かな…
触手なかったっけ?
700名無しさん@ピンキー:04/07/08 18:07 ID:n4I0oeFv
初期セーラームーンの最後あたりの敵が確か触手っぽいのを使ってたと思う。
触手に目覚めた後見てあっと思った記憶が。
701名無しさん@ピンキー:04/07/09 20:27 ID:m/86G+K0
無印セラムンの初期の頃、亜美ちゃんが触手(と言うか蔦)にギチギチにされる回がありまつ。
映画Rは非常に触手率高いのでおすすめです。
702触手ふしぎ大自然:04/07/09 20:46 ID:EvmSHE1a
 セーラー月は、敵さんのほうがエロエロだったなぁ。
俺がタキシード仮面なら、間違いなく妖魔さんたちに寝返る。

セーラームーンの触手は↓だと思う。
tp://slime-girl.homelinux.net/jaamanen/jellax001.jpg

現実にいるスライムといえば、アメーバと粘菌かな。
 
 
703名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 08:34 ID:oX43Hg7B
hoshu
704名無しさん@ピンキー:04/07/12 19:15 ID:qtrWF6G9
あれどこだっけ
あのなんかクノイチの女がジジイに陵辱されてて最後の方に触手シーンある奴

ああぁ〜マジどこのサイトだったけなぁ
お気に入りから消したような覚えはなかったんだけどなぁ
誰か教えてくれぇ・・・
705名無しさん@ピンキー:04/07/12 20:00 ID:Js/FNk+U
http:// www.hx.sakura.ne.jp/~asanagi/adult/novel/m01_00.html

   _
  彡_、_ミ
 ( ,_ノ`) 間違っていても私は謝らない
706名無しさん@ピンキー:04/07/13 10:15 ID:Kw6tyJJR
ショチョー!ナズェイルンディス!! (0w0;)
707名無しさん@ピンキー:04/07/13 20:16 ID:1b1F/Pso
>>705
ここだーーー!!!
マジdd!!
708名無しさん@ピンキー:04/07/14 23:45 ID:20rclWzk
触手じゃなくて保守
709名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:31 ID:584Rz9W1
「お願い……もう、離して。私を解放してぇ…あぅん! やぁ…」
必死で自らを襲う現実から目をそらし、意識を手放すことで心だけでも逃げ出そうと
する少女の願いも空しく、するすると伸びてきた触手が更なる快楽へと導くために
活発に動きだした。
たくし上げられたシャツの隙間からこぼれる双丘に取り付いた幾本もの触手は、
その一本一本が指先であるかのように蠢き、乳輪に沿ってしつこく触れるもの、
二三本結託して乳首を摘み上げるもの、引っ張られ伸びた乳首に巻きつくものと、
様々である。
少女の細い足を大きく開かせるために、触手が両足首から螺旋状に巻つき、足の
付け根あたりに辿りついた先端は、足だけでなく子宮口まで見えるように両側から
秘唇をめくるために吸い付いている。
だが実際は少女の奥は見えることはなかった。
何故ならそこには、大小様々の触手が不規則に蠕動運動をしながら何本も常に
出入りしているからだ。
膣内でそれぞれがばらばらに動くため、少女は常に真新しい快感を覚えさせられ、
嫌悪感とは裏腹に胎内の触手達をきゅうきゅうと締め付けている。そのたびに、
触手達の先端からは分泌液が搾り出され、狭い穴は潤滑をよくされ、さらなる触手の
進入を許してしまう。

「お願い…もう、眠らせて…スレの底に沈ませて…」

だが少女――スレ――は眠ることは許されない。
無数の保守という触手にその身を絡め取られ、いつ終わるともしれない
快楽の宴にその身を捧げられ続けるのだ……。

ただ保守するのもあれなんで、触手ものっぽくしてみた。
710名無しさん@ピンキー:04/07/15 00:33 ID:584Rz9W1
ゴメン……既に保守されてた。
遊び心起こしてしまって恥ずかしいよ。
穴があったら入りたい……まさに私は今、触手気分。
711名無しさん@ピンキー:04/07/15 02:39 ID:UlLWm6m+
その心意気にGJ
712名無しさん@ピンキー:04/07/15 07:30 ID:0+8LUDiW
GJ!
713名無しさん@ピンキー:04/07/15 10:04 ID:a9TKxi37
>>709 Good Job!
こういう遊び心はいいよね。
714709:04/07/15 22:49 ID:584Rz9W1
いつも職人さんに楽しませてもらってるので、待ってるだけじゃ悪いかと
思って…つい遊び心を出して挑戦してしまったが、優しい言葉ありがとん。

では職人さんの降臨を待ちわびる名無しに戻ります。
715名無しさん@ピンキー:04/07/18 14:33 ID:cVEQJh4M
ほしゅ
716触手ふしぎ大自然:04/07/18 16:56 ID:cVEQJh4M
いま別の触手生物を書いているのですが、「触手」ではないのです。
スレ違いはやめたほうがいいですかね。
↓こんな生き物
 クリオネのように半透明で姿かたちが見えない生き物(ゾウクラゲのような生き物)。
透明なので人魚とかが気づかず近づいてしまう。
 ↓
生き物は群れで人魚にまとわりついて、人魚の胎内で産卵・放精。

 「小さな〜」スレの方がいいですか?
717名無しさん@ピンキー:04/07/18 18:23 ID:1QvAi3yv
>>716
小さな怪物と解釈すればいけるw
718名無しさん@ピンキー:04/07/18 22:52 ID:DdoJk/xh
>>716
「触手・怪物に犯されるスレ」であって、触手ないので、全く問題ないと思う
>>1で「女が、触手や怪物など、モンスターに犯されるSSキボンヌ
ネタは、オリジナル、版権モノ問いません」って言ってるし
719名無しさん@ピンキー:04/07/19 09:57 ID:1/uy19Yc
いっそのこと両方に投下とかw
720名無しさん@ピンキー:04/07/20 22:07 ID:1fSQzArI
m9(・∀・)ソレダ!
721名無しさん@ピンキー:04/07/21 17:34 ID:VUExGboB
保守
 それでは駄文ですが、どうぞ。
下は挿絵です。左の絵ですけど、変な字は無視しちゃってください。
設定考えないと訳分からなくなるので。
ttp://akm.cx/2d/img/4620.jpg
触手ふしぎ大自然(ムレゾウクラゲ)

触手生物には、まだまだ不思議がたくさん詰まっています。
   触 手 ふ し ぎ 大 自 然
触手をひも解いていった時、そこには必ず感動が待っています。

今日の生物は、殻をもたない貝です。
貝なのに殻をもたないだけでも変わっているのに、この貝は、魚のように100匹以上の群れで海を泳いでいて、しかも全く目に見えないというよく分からない生き物です。
いったいどういう貝なのでしょうか?

舞台は広大な大海原です。スタッフはムレゾウクラゲという貝の仲間を探しています。
ムレゾウクラゲとは、貝の仲間ですがクリオネと同じように殻をもたず海中を泳いでプランクトンを食べています。
ムレゾウクラゲは100匹近い群れで泳ぐのですが、体がゼリーのように半透明で不思議な粘液で体を覆っています。
そのためムレゾウクラゲは水中からも上空からも見えないそうです。
いったいどうやって見えないゾウクラゲを探すのでしょうか?

 ムレゾウクラゲを探して10日目、海面を猛スピードで泳ぐメスの人魚を発見しました。
外洋に生息する人魚は、サメよりも速く泳ぎ大洋を渡ります。
突如、人魚の動きにブレーキがかかりました。もがいているようです。
いったい人魚に何が起こったのか?近づいてみますがよく分かりません。

『バッシャァ♯♪』
 メス人魚が海面から6mも飛び跳ねました。すごいジャンプ力です!
おっと、太陽光に照らされて水とは違う透明の物質が見えました。
人魚の体にくっついています。
『バッシャァ♯♪』
またも人魚が大ジャンプ。人魚は体にくっついた透明の物質を振り払おうとしているようです。
人魚から剥がれ落ちた『透明の物質』をとってみると、魚の形をしたナメクジみたいです。
これこそ捜し求めていたムレゾウクラゲです。水中では見つけにくいムレゾウクラゲも空中なら分かるのですね。

<<ムレゾウクラゲのふしぎ>> その1:ムレゾウクラゲが見えないわけ

 水中では発見が困難なムレゾウクラゲ。彼らはなぜ見えないのでしょうか?
彼らはクリオネのように貝殻のない泳ぐ貝類です。
ですから身を守る殻がない代わりに、魚から見えないように透明の体になりました。
しかしこれでは心臓や目、消化物は透けて見えます。
ムレゾウクラゲは泳ぎながらプランクトンを食べ続けるので、いつも消化物が見えてしまいます。
そこでムレゾウクラゲは体表にジェル状の物質を出し、光を散乱させて体をぼやかしています。
さらにムレゾウクラゲはその名のとおり群れる性質があります。
群れる事で個体1匹1匹が見えにくくなります。
 体自体を透明にする・体をぼやけさせるジェルを身にまとう・群れる。
この方法でムレゾウクラゲは水中で全く見えなくなるのです。
さて、この見えない群れにぶつかってしまった動物はどうなるのか?この後見てみましょう。

 ムレゾウクラゲに纏わり付かれたメス人魚を観察してみる事にしました。
100匹はいるムレゾウクラゲから人魚は逃げられないようです。
人魚は海草を加工した服を着ています。その服の下が凹凸にうねっている事から、ムレゾウクラゲが服にもぐりこんで暴れている事がわかります。
暴れたせいで服が脱げていきます。おっと人魚の生殖口を肛門が見えてしまいました。
彼女の生殖口と肛門は両方とも大きく開いています。
膣奥も直腸のピンク色もはっきり見えてしまいます。
なぜこんなに広がっているのかはすぐ分かりました。透明のムレゾウクラゲが彼女の中に入り込んでいるのです。
膣がさらに広がりました。ゾウクラゲがもう1匹入り込んだのです。
そして子宮口を押し広げて子宮に入っていきます。軟体動物のゾウクラゲには簡単な事なのです。
ゾウクラゲ自体は見えなくとも人魚の体を見ることで何をしているのかはっきり分かりますね。
乳首もクリトリスも勃起しています。そして引き伸ばされたりゆがんだりしています。
ゾウクラゲに吸い付かれているのです。
人魚の膣は広がったままです。ピンクの壁がうねっている事から、ゾウクラゲがさらにもぐりこもうと暴れているのです。

人魚「いや〜〜〜、もう入らないで!」
いつの間には彼女の下腹部は少し膨らんでいます。子宮内にどれほどムレゾウクラゲが入ったのでしょうか?
軟体動物ですから数匹ではすまないでしょう。

人魚「ハゥ!うゎ、ハ」
 人魚が声にならない声をだし、痙攣しました。海面でぐったりしています。
しかし彼女の下腹部と生殖器はグネグネ激しく動いています。
彼女はたまらず尿を出しビクビクと動く事しかできません。
いま、彼女の胎内でムレゾウクラゲたちが絡み合い激しく動き回っているのです。
この行動は最近の研究から産卵をしていることが分かっています。
ムレゾウクラゲたちは♀人魚の子宮内で産卵と放精を我さきとしているのです。

『ゴボ』
♀人魚の膣が大きく広がるとムレゾウクラゲたちが出て来ました。
すぐさま別のムレゾウクラゲたちが彼女の生殖器に集まってきます。
ムレゾウクラゲはまだまだたくさんいるのです。全てのゾウクラゲが彼女の子宮内に産卵し終わるのは夜中になるのでしょう。
その間、♀人魚は彼らに犯され続ける事でしょう。
<<ムレゾウクラゲのふしぎ>> その1:ムレゾウクラゲが人魚の子宮に産卵するわけ
 
 ムレゾウクラゲが♀人魚の子宮に盛んに産卵しました。体のもろいムレゾウクラゲは人魚に簡単に引きちぎられてしまいしまい危険です。
なぜわざわざこのようなことをするのでしょうか?
一説にムレゾウクラゲの食べ物についてかかわっていると考えられています。
彼らは回遊しながらプランクトンを丸呑みして食べています。
ですから自分たちの卵や幼生までも誤飲する可能性があります。
しかし人魚の子宮に産みつけられた卵ならムレゾウクラゲが誤って食べる事はありません。
またほかに、子宮内なら精子も卵子も海中に拡散せず、確実に受精できるという説があります。
本編の人魚の子宮内では、ゾウクラゲの表面のジェルが精子と卵子に絡まって、簡単に膣から海中に流れ出ないようになっています。
 ムレゾウクラゲの一生でもっとも弱い時期である卵の時期を、自分自身や捕食者から守る彼らなりの工夫なのです。


♀人魚の胎内にあるムレゾウクラゲの卵は、孵化したのち人魚が泳ぎ回るうちに一気に海中へ放出されていきます。
そしてまた仲間と集まって大洋を泳ぎ回る事でしょう。
敵から全く見えなくなることで身を守るだけでなく、自分の卵のために♀人魚に果敢に立ち向かっていくムレゾウクラゲ。
またひとつ触手生物のふしぎがわかりました。

 う〜ん、実に自分の言葉の少なさが分かります。
絵も単調ですし。学校の美術もうちょい真面目にやればよかった。

挿絵の左は、クマノミのようにイソギンチャクと共生関係している人魚さんという設定。
人魚にはかなりMy設定入ってます。
728名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:26 ID:xzK1NDZJ
挿絵なくても萌えれる。
729名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:47 ID:5LAVdsD3
いやもうはっきり言おう。
正直絵は要努力、まだ他人に見せる段階じゃないと思う
730名無しさん@ピンキー:04/07/23 02:32 ID:RKj0i/WZ
笑えるしいいじゃ〜ん
731名無しさん@ピンキー:04/07/23 08:13 ID:+3d9zdc1
やけに立体感があるのは切り取って別の紙に貼り付けたのか?
732名無しさん@ピンキー:04/07/23 11:43 ID:7AOtPyB2
絵は正直見ていない。
環境的に今画像解像度を極限まで落とさないといけないので。

……んでも、十分萌えた。
何で挿絵がなくてはいけないのかがいまいちよくわからん。
733名無しさん@ピンキー:04/07/23 12:07 ID:qTZbq2gR
俺の脳内では、723-726をなぜか柳生博が語ってた。

文章だけでも十分じゃないかな。
絵についてはまだ要修行かとは思うけど、味はあると思う。
一般向けに受ける方向で画風を変えるか、
722独自の画風と言うことで突き進むか、だね。

ともあれ乙です。
楽しませてもらいました。
734名無しさん@ピンキー:04/07/23 17:44 ID:UpmwVGQr
イイ(・∀・)!!
 駄文すいません。
挿絵は、自分は触手生物の外見・生態をまず絵の形で考えるのと、
生物の形状は絵があったほうが分かりやすいと思ったからです。


ようするに外見を文章で説明する力がないわけです。
ゾウクラゲなぞ写真のほうがいいことに今気づきました。
tp://www.izu-oshima.or.jp/~pare/page020.html

しばらく私事で忙しくなるので、名無しに戻って職人さんを待ちます。
736名無しさん@ピンキー:04/07/24 02:22 ID:e8uVektn
イメージしやすいようにわざわざ貼ってくれてるわけだ
見たくなきゃ見なければいいし
737名無しさん@ピンキー:04/07/25 19:55 ID:BCKPWqGq
738名無しさん@ピンキー:04/07/26 19:41 ID:ChHc7vCN
 保守
誰かいないのか_| ̄|○
739名無しさん@ピンキー:04/07/26 20:09 ID:XqcNZa6n
書けない男なら一人いる
740名無しさん@ピンキー:04/07/27 00:03 ID:PHUw8/PN
もう、しばらくSSなど書く気のない男もいる
というか、ひさしぶりに来た
741名無しさん@ピンキー:04/07/27 03:01 ID:Z34E5AbU
M.Sさんはもうこないのカナ…?
また楊雲で書いてくれないかなぁ
今度は産卵ものとか読んでみたい…。
742名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:55 ID:LIL1qpJX
 フタバは、近年都会化が進んできたが、
 まだ自然も多く残る町に住む女子高生だ。
 今は、弟と両親の4人で暮らしている。
 特にファッションに興味はなく、髪は短め。
 性格は大人くさくてあまり女の子らしくなく、口調もそのようであった。
 一見地味かと思われるが、
 その顔は性格に似合わず、幼さを残した可愛らしいものであり、
 胸も標準よりはかなり大きめで、街に出れば男共の視線を集める。
 性格に難があるが、学内でもかなり評判の美少女だった。
「ただいま…」
 今は、そのフタバが今学校から帰ってきたところである。
 まだ誰もいない居間の横を通り過ぎて、自分の部屋へと向かう。
 そして自分の部屋のドアを開けて中に入った。
 部屋の床には、いろいろな物が乱雑に散らかっている。
 パキッ…
「ん? 何だ?」
 フタバが妙な音に気づき、足元を見る。
 今フタバが踏んでしまった物は、どうやらDVDのようだ。
(また奴か…)
 弟は、フタバの部屋にしかないDVDプレーヤーを使いに、
 よく勝手に部屋に入っていることがある。
 このDVDも片づけていなかったものであろう。
(完全に割れてしまっているな。これではもうダメだろう…。)
743名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:55 ID:LIL1qpJX
 フタバが踏んでしまったDVDは、無惨な姿となってしまっていた…。
「あ、姉ちゃん帰って……って、あーっ!! 俺のDVDが…」
 そこにその持ち主の弟が現れる。
 弟はかなり怒っているようだ。その様子を見てフタバが反論する。
「勝手に人の部屋に入るお前が悪いのだろう?」
「そんなっ! でも踏んづけたのは姉ちゃんの過失だっ!!」
 子供にとってはそんなに安い物でもないDVDを破壊され、
 弟もそう簡単には引かなそうだ。
「D・V・D! D・V・D!」
 弟が謎のかけ声を発しながら、
 割れたDVDの破片を手ににじり寄ってくる。
「五月蝿い。着替えるからさっさと出ていけ」
 フタバはそう冷たく言い放つと、弟を部屋から追い出した。
「ひどすぎるヨ!うわああぁぁぁぁん!!!」
 そして弟はすごすごと引き下がっていくのだった。
744名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:56 ID:LIL1qpJX
(ん…? 奴め、DVDを置いていきおって…。)
 着替えを終え、割れてしまったDVDの破片を片づけようとフタバが手を伸ばす。
「えーと……、なっ…!?」
 表面に書いてあるそのDVDのタイトルはとてもいかがわしいものだった。
「全く、まだガキの分際でこんな物を…」
 フタバは、なかば呆れながら部屋の掃除を始めた。
 すると、数分も経たないうちにそのDVDのケースと思わしき物が出てくる。
「なんだ、意外とまともそうじゃないか…」
 DVDのケースの表面だけ見れば、
 いたって普通のファンタジーものといった感じだ。
 しかし、フタバがケースの裏面を見ると…。
(こ、これは…)
 そこにはまだ年端もいかない見た目の少女が、
 触手によって蹂躙されている絵などが載っていた。
 それは、自分の性格もあって、
 今まで異性と何の接点もなかったフタバには衝撃的なものだった。
「あ、あいつめ…。こ、こんなものどこで買ってきたのだ…」
 フタバはそう文句を言いながらも、
 そこに載っている少女の絵をまじまじと見つめてしまう。
(き、気持ちよさそう…)
 思わず、フタバは自分の股間に手を伸ばす…。
「ハッ!? いけない、私としたことが…」
 フタバは、どうにか思いとどまるのだった。
745名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:57 ID:LIL1qpJX
 翌朝…、弟と顔を会わせると、
 まるで何かに取り憑かれたかのように、その表情はどこかおかしかった。
「おい。顔色が良くないようだが大丈夫か?」
 フタバが心配して弟に尋ねる。
「ククク…。姉ちゃん…、帰り道には注意しなよ…」
「何?」
 意味のわからない事を言う弟に、フタバは聞き返す。
「あっ、もう俺出かけないと…」
 しかし、それに答える前に弟はさっさと出かけてしまう。  
(なんなんだ…?)
 フタバは弟の行動に首を傾げながらも、急いで登校の準備をしたのだった。
 そして、放課後の帰り道…。
 いつものように一人で下校していたフタバは、
 家に帰る途中で、弟が林の中に入っていく姿を見た。
(あいつ…、何をしている?)
 普段のフタバであれば、
 別段気に留めることなく、家への歩みを進めていたかもしれないが、
 朝、弟の様子がおかしかったこともあって、後をつけることにした。
746名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:57 ID:LIL1qpJX
 そして数分後…。
(あいつめ…、どこまで行くつもりだ?)
 もう普段の道は全く見えないほど奥まで進み、辺りの雰囲気も変わってきた。
「ここまで来ればいいかな…」
 そこで突如、弟が振り返る。
「し、しまっ……」
 気づかれないように後をつけてきたつもりのフタバだったが、
 不意をつかれ弟と目が合ってしまう。
「ああ、姉ちゃん。大丈夫だよ。」
 弟は、何か勝ち誇ったような目でフタバを見ている。
「初めから気づいていたし…」
 ガサッ…
 弟が話している間に、何か野生の生物が近づいてくるような音が聞こえ、
 フタバは警戒する。
(な、なんだよ…。私、動物ダメなんだって…)
「そもそも、姉ちゃんがここに来るように、わざわざ俺がおびき寄せたわけだしね…」
 弟がそう言うと、突然フタバの背後から何かが勢いよく向かってくる。
「ハッ!?」
 しかし、振り返るのが少し遅かった。
 ガシッ!ギュルッ!グッ……
「くぅっ!!」
 フタバは、背後から伸びてきた何かに手足を拘束され、
 身動きがとれなくなる。
747名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:58 ID:LIL1qpJX
「な、何だ……?」
 身動きがとれなくなったフタバは、恐る恐る後ろを振り返る…。
「ひぃっ……」
 思わずフタバが絶句する。
 そこには身長4、5メートルはあろうかという太い柱状の本体から、
 数え切れないほどの触手を生やしているグロテスクな生物がいた。
 普通の動物でさえ苦手なフタバにとっては、相当キツい。
 その触手の中のいくつかが、フタバの手足を拘束していた。
(いやあっ…、ヌルヌルして…)
 拘束されている手首や足首を通して、触手の感触が伝わってくる。
(あれ…? でも何だか力が抜けて…。)
 その様子を見た弟がニヤリと笑みをこぼす。
「今、その触手は姉ちゃんを催淫状態にしようとしてるんだよ」
「さ…いいん…?」
 体の異変を感じながら、フタバは弟に問いかけた。
「そうさ。触手に掴まれている両の手首と足首から全身に熱が伝わっていく感じがするだろ?」
「う…ん…。あ、熱い…、それに…、なんか…キモチ…イイ…」
 体を駆けめぐる感覚により、フタバは途切れ途切れに答える。
 そしてついにフタバは、触手に掴まれているだけで快感を感じるまでになった。
748名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:59 ID:LIL1qpJX
「あ…、はぁっ…」
 しかし身動きのとれないフタバは自分の体を慰めることが出来ない。
 切なげな喘ぎ声をあげながら、何かを懇願するような目で弟を見つめる。
「ふふふ…、どうしちゃったのさ? そんな目で俺を見て…」
「こ、これ…、は、離してよぉ……」
 その涙目で弟に助けを乞う姿は、いつものフタバの姿からは想像できない。
 口調もいつの間にか女の子らしいものに変わっていた。
 その姉の姿を見て、弟は笑いをこらえるようにしながら、触手に次の行動を促す。
「姉ちゃん安心してよ。ちゃんと気持ちよくさせてあげるからさ…」
 弟が命じると怪物は触手を伸ばし、
 セーラー服の上から、フタバの体をゆっくりと這いずり始める…。
 ぬる……、ずるっ……、
「あっ…くっ…、はぁっ…、こ、こんなの……」
 今のフタバは、全身が性感帯と言っても過言ではない。
 服ごしに這いずり回る触手…、
 うなじ、耳たぶ、首すじ、太股など敏感なところも滑るように撫でられて、
 フタバはどんどん快感を強めていく。
(ダメぇ……、これじゃ余計におかしく……)
 ずうっ……、ずるうっ!
「あああっ!!?」
 フタバは快感を強めて、撫でられるだけで大きな声を上げるまでになった。
749名無しさん@ピンキー:04/07/28 13:59 ID:LIL1qpJX
「くくく…、姉ちゃん、あのDVDのケース見たでしょ?」
 触手が愛撫を続けたまま、弟が話しかける。
「はあっ…、え? み、見た…んっ! けど…」
 どうして今そんなことを聞くのかと疑問に思いながらも、喘ぎの混じる声で答えた。
「期待しててよ。そこに描いてあった絵のようにしてあげるからさ…」
「えっ…?」
 弟の答えにフタバは、昨日見た怪物に犯される少女の姿を思い出し、
 一瞬背筋が凍り付くような思いがした。
(うそ…? いやだよぉあんなの…)
 いくら気持ちよさそうだと感じたことがあっても、現実を見ればやはり違う。
 今は、怪物に犯されるという恐怖が、その好奇心よりも大きいのは当然だった。
 フタバがそう考えているうちにも、触手は次の行動に移る。
 ず…ずっ…するっ……
「えっ? いやあああ!!!」
 触手が服の中へと侵入を開始した。まずは上半身…。
 セーラー服の中へと侵入していった触手は、ブラジャーを引きちぎり、
 フタバの豊かな双丘を、服の中で直に弄び始める。
 ぐにぐに…、ぐりゅっ…ぎゅっ……
「あっ!? そんなっ…やめっ……ああっ!! 私、胸弱い…はんっ!!」
 人一倍胸が敏感なフタバは、軽く揉まれただけでかなりの刺激を受けてしまう。
「ふーん。姉ちゃんの胸は大きいだけじゃなくて、すごく感じるんだ…」
 姉の新たな秘密を発見した弟は、満足そうに頷いている。
750名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:00 ID:LIL1qpJX
「はあっ…、気にしてるのにぃ……あっ!?」
 そして触手が愛撫を強めていく。
 ぎゅるっ、ぐりゅっ、ぎゅうっ、ぎゅむぎゅむ……
「くうっ!! はぁぁぁ……、ダメェ…強すぎる……っ…ああんっ!!!」
 触手はその巨大な乳房に巻き付き、きつく締め付けながら、
 その触手で揉み…、擦り…、あるいは押し込み…、フタバの胸を弄んだ。
 セーラー服の胸元で結ばれたタイが妖しく動き、
 その中で行われている行為の激しさを物語っている。
「どんどん気持ちよくなってきたろ…?」
 弟がそう言うと、触手は乳首をも激しく責め始める。
 細かい繊毛なども入り乱れ、ビンビンに勃ってきたその乳首を弄んだ。
 フタバの胸は触手だらけになって犯されていく。
 ぎゅうっ…ずりゅっ!ぬりゅっ!くりっくにっくにっ!ぎゅむぎゅむ!
「あああっ!!! 乳首ぃっ、ダメっ…はあああっ!」
 触手から見ればはるかに小さいフタバの体が、快感に震えている。
 そしてフタバをイかせようと、
 触手はその豊かな双丘を、母乳を搾り取るように激しく締め付けた。
「ああっ!! そんなっ…、搾っちゃ…だめぇっ……」
「ふふ……。じゃあ、そのエロおっぱいでイっちゃいな」
「えっ!? あっ!! なんか…くる…。
 うそっ…、おっぱい…おっぱいで…イっちゃうっ……!!!」
 ビクンッ!!…ビクッビクッビクッ………
 フタバは胸だけで達してしまうのだった……。
751名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:01 ID:LIL1qpJX
「はあっ…はあっ……」
 絶頂の余韻で、フタバは呼吸もまだ荒々しい。
 しかし、両の手足はまだ触手に拘束されたままだった。
(なんで…? まだ解放してくれないの?)
 そうフタバが思っていると、弟が話しかけてきた。
「姉ちゃん、なかなかいいイキっぷりだったよ」
「お、お願い…、もう許して……」
 イったばかりのフタバであるが、拘束している触手からは、
 催淫作用を持つものが絶えず体に流れ込んできていて、またすぐに熱くなってくる。
 このまま続ければはおかしくなってしまうという恐怖を感じていたのだった。
「何言ってるの…?」
 しかし、そんなフタバに弟は冷たく反応する。
「言ったでしょ、あのDVDみたいにしてあげるってさ」
「そ、そんなのいやぁ……あっ!?」
 不意をつかれたフタバは、思わず体をビクンとさせる。
 触手がスカートの中に潜り込み、
 パンティの上からフタバの秘部を撫で始めたのである。
 ぴとっ…、なでなで…、すりすり……
「はああぁぁ……」
 その優しい愛撫に甘い吐息が漏れる。
 胸への愛撫と催淫効果により、そこはもうかなり濡れ始めていた。
752名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:01 ID:LIL1qpJX
「お願い…、やめて…やめてぇ……」
 その姉が必死に懇願する姿を見た弟が、一瞬よろめく。
「くっ……、何っ?」
 しかし、次の瞬間立ち直った。
「う、うるさい口だ。これでもくわえていろ!」
 すると、ちょうどフタバの口に収まるぐらいの太さの触手が、
 フタバの口内に侵入していく。
「むぅっ!?んんっ…むぐ……」
 そして激しく抽挿を繰り返す強制フェラが始まる。
 ずっずっ、ぐちゅっ、ずぶうっ……
「ここはさっさと出してもらうか…」
 弟がそう言うと、口内の触手がピクピクしだしたのをフタバは感じ取った。
(え、うそ…、まさか中で……?)
 そして次の瞬間…
 ドクッ…ドプッ!ドプッ!ドクン!ドクン!ドクン!
 触手がフタバの口内に激しく射精した。
 フタバはそのキツい匂いと味のする液を、一刻も早く外に出したかったが、
 出そうにも口を触手で閉じられて、それを飲むことを強要された。
「う、うう……、こくんこくん…こくん………苦いよぉ…」
 そしてフタバは大量に出されたそれを、全て飲み込んでしまう。
 しかし次の瞬間…
 ドクンッ…
「え? な、何…? 体が……」
「ははは。それがただの液とでも思った?
 それは一滴飲むだけでも催淫作用が出るものなんだ。
 それをあれだけの量飲んだんだから…」
 フタバの顔がみるみる紅潮していく。
753名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:02 ID:LIL1qpJX
「うっ…、はあっ、くうん……」
 何もしてないのにフタバは声が出てしまう。
「これでもイヤって言えるかな…?」
 すると触手が再びフタバの秘部をパンティごしに撫で始めた。
 ぐっ…、くちゅくちゅ……
 もうそこはぐちゃぐちゃに濡れており、フタバの快感の凄さを物語っている。
「あんっ…! はああぁぁ……」
「ふふ…、もうイヤじゃないみたいだね? じゃあ…」
 そして触手が一気に愛撫を強める。
 もはや愛撫と言うよりは素股になってきた。
 ずるっ!ぐちゅっ!ぐちゃっ…ずっ……!ずるうっ!ずりっずりっ……!
「あああっっ……!! す、すごすぎるぅ……」
 性感がすさまじくなっている今、
 秘部を撫でなれる強烈な快感を身に受け、
 フタバは体全体を震わせて、それに応えていた。
 しかし、しばらくしてフタバはあることに気づいた。
 もう快感的にはいつ絶頂を味わってもおかしくないはずが、
 自分が達しようとすると触手が動きを弱め、
 少し絶頂にイキそうな波が去ってからまた激しく動かれる…。
 フタバは激しすぎる快感を感じながらも、
 イキそうでイけない状況におかれていたのである。
「あっ! あんっ…くっ…あっ! ああんっ……!
 な、何で…? 切ないよぉっ……はああっ!!」
 そして、また絶頂の波が押し寄せ達しようとしたその時、
 急に触手がフタバの体を離れ、拘束も解かれる。
754名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:03 ID:LIL1qpJX
「くっ!? はあっ、はあっ…?」
 またイけなかったフタバだが、弟が命じたものであると察し、
 そちらの様子を伺う…。
「姉ちゃん…、イキそうでイけないのは苦しいでしょ?」
 そしてゆっくりとフタバの方に歩み寄ってくる。
「ここからは…、姉ちゃんに選ばせてあげるよ」
「え…らぶ…?」
 快感で頭が朦朧としながらも、フタバは何とか問い返す。
「そっ。ここでやめてその体のまま家に帰るか、触手に体を委ねて最高の快楽を味わうか…」
 そうは言っているが、弟はフタバが快楽を選ぶことを確信めいた顔で聞いてきている。
 実際、フタバもその誘惑に負けそうになっていた。
「もっと……」
 フタバがそこまで言いかけたところで、弟が膝をつく。
 その時、フタバが弟の目にいつもの光が一瞬戻ったように見えた。
(やっぱり、何とかしないと……)
 拘束を解かれたことで自由になったフタバが、自分の鞄に手を伸ばす。
 そして、中から何かを取り出した。
「う…、ね、姉ちゃん…、それは…?」
 なぜか苦しそうな弟がフタバに尋ねる。
「昨日はすまなかった…。確かにDVDを壊したのは私の責任だ…。
 昨晩お前の部屋から泣き声がずっと聞こえていてな…
 さすがに悪いと思って…、その…新しいの買ってきたんだよ」
 フタバが快感を堪えながら、必死に弟に話しかける。
「す、すごく恥ずかしかったんだぞ…、これ買うの…」
「姉ちゃん…」
「だからもう…こんなことやめないか?」
755名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:04 ID:LIL1qpJX
 フタバは必死に説得した。そして…
「うわあああああああ!!!」
 突然弟の凄まじい絶叫と共にあたりから邪悪な気がなくなっていく。
 そして次の瞬間に、触手怪物は忽然と姿を消した。
「おいっ、大丈夫か!?」
 その後倒れてしまった弟に、フタバが駆け寄る。
「う…、ね、姉ちゃんゴメン…。昨日DVDを壊されてからすごく気が変になっちゃって…。
 復讐しようって誰かが語りかけてきた気がしたんだ…。
 それで気づいた時にはこんな事に……」
 そう言われ、フタバは考えた。 
「お前の恨みに、壊されたDVDの怒りがつけこんで、私を罠にはめたのだろう。
 しかし、新たなDVDでまた見られることになって、お前の恨みがなくなることで浄化した…。」
 そう結論づけた。
「ゴメン…。本当にゴメンね姉ちゃん……」
「ふふ…、気にするな。本当のお前はこんな事をする奴じゃないってわかってるよ……」
 そう言ってフタバはよろよろと立ち上がる。
756名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:05 ID:LIL1qpJX
「姉ちゃん! そんな体で無理しちゃダメだよ。ほら肩貸して…」
 弟がフタバの腕を掴む。
「きゃっ!?」
「ねっ、姉ちゃん!? やっぱりどこか痛いの?」
「ちっ、違う。ちょっと驚いただけだ。私は一人で大丈夫だから…その…帰るぞ」
 そう言ってフタバはすたすたと行ってしまう。
 今、フタバの体は超敏感な上にイク寸前で止められたために、
 誰かに体を触られるなど、もってのほかだったのだ。
「まっ、待ってよ!」
 弟も後に付く。そしてこう話しかけてきた。
「あの…、あんな事があった後でアレなんだけど…」
「なんだ?」
 フタバが聞き返す。
「その…、DVDせっかく姉ちゃんが買ってくれたんだからさ…
 い、一緒に見ない?」
 その言葉を聞いたフタバが弟を殴る。
「い、いてっ!!」
「馬鹿者。どこに淫猥なDVDを姉弟揃って見る奴がいる?」
「そ、それもそうだよね…」
「だ、だけどな……」
 フタバが弟に問う。
「えっ、何、姉ちゃん?」
「その……、後で一人で見たいから今晩貸してくれないか……?」
その夜、弟は隣の姉の部屋から喘ぎ声がいつまでも聞こえてきたという……。
                            −完−
757名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:07 ID:LIL1qpJX
このスレでは初めて書き込ませていただきましたが…
「よっしゃ! 触手ものやるぜ!」と意気込んでいたのが、
なぜかいたって普通の作品に…
産卵とかがデフォのこのスレでは威力不足は否めないですよね。
これから精進します…。
758名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:49 ID:DfDnYmHJ
乙!
すごくいいんだけど、個人的にはイかせてからまとめた方がよかった気もします
今後に期待します
759名無しさん@ピンキー:04/07/28 14:59 ID:LIL1qpJX
>>758
その後、火照る体を弟に悟られないように、耐えながら帰り、
家に帰ってからも、夜みんなが寝静まるまで健気に我慢する…。
そんな主人公にハァハァしてほしい…。





すいません言い訳ですごめんなさい_| ̄|○
760名無しさん@ピンキー:04/07/28 17:50 ID:78Aa+8F/
実用性は微妙なところだが
なによりフタバが可愛い…続編希望。
761名無しさん@ピンキー:04/07/28 19:39 ID:vcYaw+sp
イイ(・∀・)!!
762名無しさん@ピンキー:04/07/28 20:14 ID:+4zj2xJs
>>742-757
 GJ!フタバかわいい。
弟は、自分の妄想触手を具現化する能力者ですね。
てことは、綺麗な実姉に情欲の念をもつたびに触手が産み出され(;´д`)ハァハァするわけですな。
しかも弟は、童貞のくせに姉をイカせられないよう調節する。かなりつわものですね。
763名無しさん@ピンキー:04/07/29 18:14 ID:+0BAcR3V
触手に犯され、その後・・・みたいなネタを思いつく。
でもスレの趣旨にあってるのかていうか既に誰か書いてたらと思うと
脳内保管に留めておかずに入られない
764名無しさん@ピンキー:04/07/29 19:01 ID:SWfQgmad
>>763
まあ、俺が書いた>>742-757みたいな
触手率の低さでも許容範囲みたいだし大丈夫なんじゃない?
触手が入ってるなら投稿してもいいと思う個人的意見。
まだこのスレには来たばかりですが……

と言う俺も、続きほとんど書き終わったわけだが、
また結構長くなりそうで、投稿するのが少し怖いんだよ…。
みんな怖いのは一緒さ…
765名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:06 ID:0ZQr6zmU
書ける人間は書いてくれよ
大盛況なスレってわけじゃないんだし、
いくら書いたって迷惑がるやつなんていないさ
766赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:17 ID:ru0oi/7v
ブレイブナイト〜リーヴェラント英雄伝〜 を原作に、怪物に犯される女の子小説を書きました。
フェリルの告白イベントを元にして主人公が助けに入らず怪物に犯されるという物です。
767赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:17 ID:ru0oi/7v
一日の勤めを終えて部屋へ戻ろうという時ふと今日一日フェリルを見ていないことに気
づく。同僚のアルフが近くを通ったので呼び止めて訪ねた。
「おいアルフ! フェリルを見てないか。今日一日見てないんだが……」
それを聞いてアルフ、にやにやとして「おや? 気になるあの子の心配かい」と言う。
「からかうなよ! 仲間として心配してるだけだ」
「そうかい、まあいいや。あいつなら今日非番で、出掛けるとか言ってた。なんでも狩
 りがしたいとか」
そこまで聞いて、僕は駆け出す。慌てたアルフの言葉が背中に掛かる。
「カーライルよぉ、今から出るのか? なら場所は――」
本当、こいつの情報収集能力は有り難い。目指すはトルヴァの森。傾いた日を浴び長い
影を伸ばしながら一路馬を走らせた。
768赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:17 ID:ru0oi/7v
迂闊だった。怪我をした足を庇いながら木にもたれながら座って、私は思った。
休み一日、趣味の狩りを思いっきり楽しもうとやって来た森で、こんな目に会うなんて。
怪物が出たのだ。不意打ちを食らってここまで乗ってきた馬が一撃で殺された。そして
地面に転げ落ちて片足の膝を負傷した。剣を振り回しけん制し、転がるように奴から逃
れた。その間に剣は失ってしまった。今、手持ちの武器は弓と矢が2本。
この場でやり過ごすか、それとも森を抜け助けを求めるか。どうしよう。どちらにしろ
リスクはある。この場にいても、血の臭いを嗅ぎつけ見つけてしまうだろうし、逃げ出
せば音で自分のいる場所を教えるようなものだ。
「せめて一矢報いて……」
と呟いたとき、がさりと草が踏みつけられる音がした。音の方を見る。
全身毛むくじゃらの二足歩行の猿のような生き物。奴だ! 私を襲った怪物。
ついに見つかってしまった。
「来るなっ!」
叫んで矢を放つ。奴は簡単に避ける。だが、それはフェイント。続けざまに二本目を放
つ。二本目は奴の脳天目掛けて飛んだ。
殺った! と確信した。
だが、奴は私の必殺の矢すらも片手で掴んで受け止めてしまった。
奴は矢を追って、地面に放り投げる。そして薄気味悪い笑みを浮かべ、余裕を持ってゆ
っくりと近づいてきた。
このままじゃ殺される。に、逃げよう……。
「うっ! うわああぁぁっ!!」
私は、恐慌をきたし狂ったように叫び声を上げてその場を逃げ出した。
鎧の重さが恨めしかった。やけに冷静になって、私はそう思った。
769赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:18 ID:ru0oi/7v
森へ着いた。馬を下りて手綱を近くの木に結わえる。
「お前はここにいろよ……」
たてがみをなでて言う。馬は、わかったと言う様に身震いした。
まず、フェリルの手がかりを探そう。注意深く木々や地面を調べる。
「なにか……臭うな。生臭い……血!?」
慌てて、臭いの方向へ走る。段々、生臭さは強くなる。地面に何か倒れているぞ。
「馬か?」
腹を裂かれた馬が地面に倒れ絶命していた。内臓がぐちゃぐちゃだ。食われたのか?
フェリルの身に危険が迫っていると察して慌ててあたりを見渡す。
草が倒れている。何かの足跡ある。それが奥深くへと続いていた。
「この先に……」
焦る気持ちを抑えて、剣の柄に手をかけ進んだ。
何か、声が聞こえる。雄たけびのような男の声と悲鳴混じりの女の声。
自然と足が速くなる。草を掻き分け走る。どんどん声が大きくなる。見えた、あそこだ。
「フェリル! 無事かっ!?」
次の瞬間、僕は信じられない物を目にした。
770赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:18 ID:ru0oi/7v
鎧の重さもあったが、何より足の怪我が問題だった。私は奴にあっけなく追いつかれた。
「は、放せっ!」
体を掴まれ、反射的に腕を振る。二回三回と体を撃つが、奴はまったく意にも解さない。
鎧の金具に力が掛かる。奴が引っ張っているんだ。振り返えって見る。奴は筋肉が盛り
上がって腕に力を込める。
がちゃっ! ばりぃぃっ!!
凄まじい音を立てて、奴は一気に私の鎧を引き裂いた。
勢い余って、私は地面に倒れる。肌の露出した部分が擦れて痛い。それも我慢して這っ
て逃げる。
だが、直ぐに追いつかれ私は奴に掴まれた。片腕でがっしりを腰を固定され、空いた腕
をズボンに掛けてくる。そして奴はその腕を勢いよく下ろした。
「そ、そんなっ!? まさか、止めて……いやぁぁーっ!!」
私の絶叫とズボンが破れるように脱がされる音が重なった。
「グゥルル……フゥフゥッ」
初めて聞いた、奴の声だ。見ると、目が血走り口の端にはよだれがこぼれ、まるで発情
した獣のようだった……。発情!? そんな、それで私をっ!?
毛だらけの腕を伸ばし、私の下腹を触り始める。腕が下着に到達し、一瞬止まった。
下着を引っ張られる。外気が陰部に触れ、寒さで身が震える。そしてそのまま下着は引
き裂かれ、私の陰部は剥き出しとなった。
「ひぃっ!」
何か熱い物が股に触れた。鼻を突く生臭ささ。これって……男の部分!!
「いやぁっ! いや!! 止めて、放してーっ!!」
まったく無駄な抵抗だった。奴は私の体をしっかりと固定していた。やがて疲れて、私
の抵抗は終わった。
それを待っていたように奴は大きなそれを陰部に沿えて、突き立てた。
「はぁぁーっ! あっ! あぁぁーがっ!! いやっいやっ……」
ぱくぱくと口を動かす。でも声にならない。股の辺りが酷く痛む。初めて抱かれたあの
人の物と全然大きさが違う。
771赤い垢すり ◆ojEY7H1URU :04/07/29 21:19 ID:ru0oi/7v
「グフゥ……グフゥグフゥ……」
獣の声を発しながら、奴は立ったままで腰を振る。
突き上げられる度、まるで飛び上がるように体が跳ねた。こ、こんなの初めて……。
痛い……苦しいのに……なのに、私感じてるの? 怪物に犯されてるのに!
「グホォォッッ!!」
奴が高く吼える。それと同時に腰の動きが早まる。
「あっあっあっ!! はぁぁぁっ! いい……っ!!」
気持ちいい!? い、いやっ! 私は騎士なのに。怪物を退治する事も仕事の一つなの
に、こんな風によがって声を出してるなんて。
「ホォォッ!! グルオォォッ!!」
一段と咆哮が大きくなり、今までに無いほどの激しい突きが私に打ち込まれた。
熱い物が私の中に流れてくるのを感じる。あああ……っ! 怪物の精子が。
私、怪物のお母さんになるのかなぁ……?
そこで私の意識は途切れた。

さて、その頃カーライルはどうしていたかというと――。
(す、すごい光景だ。フェリルが怪物に犯されて……)
助けに入るも忘れて、その光景を見入っていた。
(僕が抱いた時よりも、激しく喘いでるじゃないかフェリル……。 な、なんだか……
 興奮してきた)
剣の柄を握っていた手を放し、ズボンのジッパを下ろす。すでに彼の物は完全に起き上
がっていた。
そして、はぁはぁと息を荒げながら、剣の代わりに己の棍棒を握り、扱き始めたのだった。

772名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:33 ID:SWfQgmad
危ねぇ!
俺が後一足早く完成させていたら
投稿時間がぶつかるところだった…。

では感想を…

獣姦ハァハァ…
好きな女を見殺しにするが、
自分の息子は見殺しにしない主人公がいい味出してる。
装備武器は自分のハイパー兵器ですかw
773名無しさん@ピンキー:04/07/29 23:04 ID:z+CDjRUc
短めであっさりしてるけど
ウホッ いいモンスター・・・
774名無しさん@ピンキー:04/07/29 23:59 ID:SWfQgmad
じゃあ、そろそろ日付も変わりますし…
俺も>>742-757の続き…いきます。
775名無しさん@ピンキー:04/07/30 00:00 ID:p18QMzlu
「ただいま……」
「ただいま」
 その後フタバと弟は、
 あんな事があった直後と言うこともあって、
 あまり道中の会話もなく家に到着する。
 もう辺りは暗くなり始めていた。
「あら、今日は二人とも遅かったのね?」
 帰りの遅い二人を心配していたであろう母が出迎える。
「う、うん。そ、そ、そうなんだ。と、途中で姉ちゃんと一緒になってさ…」
 弟が、あたふたしながら母に答えている。
(馬鹿…。そんな様子じゃ余計怪しまれるだろ…)
 フタバは、こいつはホントに隠し事が下手だなと改めて感じていた。
「母さん…。ちょっと疲れたから夕食まで休んでるから…」
 フタバはそう言って、疲れた表情で母を横切る。
「あら…、フタバ? あなた今日ブラしていかなかったの?」
(しまった…)
 フタバは胸が大きいこともあって、
 近くで見ればブラジャーをしていないことはバレてしまう。
「そ、その…、壊れてしまって…」
「まあ…。あなた胸大きいものね…。また育ったのかしら」
 フタバの母はこういうことには気を遣わないタイプで、
 そういうことに恥じらいのあるフタバにとっては、
 厄介な点もある性格であった。
「あ、あの母さん。あまりここでそう言う話は…」
 母がフタバの視線の先を見る…。と、そこにはまだ弟がいた。
 顔を真っ赤にしてうつむいている。
「あら、ごめんなさい。でもフタバ…、
 サイズが合わなくなったらちゃんと私に言ってね?
 新しいの買ってあげるから」
「は、はい…」
 
776名無しさん@ピンキー:04/07/30 00:00 ID:p18QMzlu
 何とかその場を切り抜けたフタバは、自室へと入る…。
 そして、その場にへたり込んでしまった。
「あぁ…」
 フタバは、自分の体を慰めたい気持ちをここまでずっと抑えてきたのだ。
 ようやく一人だけになることが出来たことの安心感が、
 さらにその欲を強くさせる。
(もう…、我慢できない……)
 もはや限界にきていたフタバは着替えもしないまま、
 自分の体を慰めようと手を伸ばす…。
 しかしその時、自分の部屋のドアをノックする音が聞こえ、
 慌ててその行為をやめた。
「姉ちゃん、開けてもいいかな?」
 どうやら弟のようだ。フタバは落ち着いて呼吸を整え、
 何事もなかったかのように対応する。
「何だ…?」
 と、弟を見ると、その手に例のDVDを持っている。
「これ、今のうちに渡しておくよ」
「そ、そうか。ありがとう…」
 フタバは恥ずかしがりながら、そのDVDを受け取る。
「あ、それからもうご飯できたらしいよ」
「えっ、もうか?」
 いつもよりはかなり早い。フタバは聞き返した。
「うん。今日は父さんの帰りも早いみたいだし…」
 なんともなタイミングである。
「わかった…。着替えたらすぐ行こう」
 ともかくこの性欲を発散するのは、後の機会になりそうだった。
777名無しさん@ピンキー
 夕食中、フタバのモジモジした様子に父親からも心配されたが、
 母が「女の子にはそういう時もあるのよ」と、
 からかい混じりのフォローをしてくれ、何とか事なきを得た。
そしてフタバは、みんなが寝静まり、
 誰にも邪魔されることのない時間を健気に待ち続けた。
 そして…
 意外にも、かわいらしいパジャマに身を包んだフタバが、
 いつもより早くみんなが床についたことを確認し終わって、
 ベッドの上にちょこんと座る。
 すぐにでもオナニーといきたいところだったが、
 折角なのでDVDを見てみることにする。
(ど、どういう内容なんだろう…)
 DVDをプレーヤーにセットしてから本編が始まるまで、
 フタバは胸の上あたりで手を組み、ドキドキしながら待っていた。
 そして本編が再生され始める。
 始めは魔物達と戦う少女の活躍が続いた。
 あまりアニメなどが趣味というわけでもなかったが、
 それが逆に良かったのか、フタバは話に引き込まれていく。
しかしそこは大人向けDVD。
 少女は強敵を倒す寸前のところで触手に絡まれ、
 そこからは、ひたすら陵辱の限りを尽くされていくのだった…。