ガンダムWのエロパロ小説

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1名無しさん@ピンキー
最近種の小説が増えてきたのでたまにはWもいいかなと思う。
2名無しさん@ピンキー:03/10/09 20:42 ID:ld09ko67
よっしゃー!!! ザフトの貴公子アスラン・ザラがブリッジしながら>>2ゲットだ!!!

               /ヾ    >1ザーク・ジュール    隊長にもなれなくてそれでほんとにエリートか(プ
                ゝイノ   >3イ・アーガイル     キラに女寝取られてんじゃねえよ(プ
              / /     >3リアリア・ハウ      お前の出てるところほとんど使いまわしだな(プ
       n_     ./ /     >4ーゲル・クライン    もうすぐお迎えだな(プ
      (  ヨ    / /     ニ>5ル・アマルフィー   結局4クールまで生き残れなかったな(プ
       | `|.     /⊂//     ハ>6             とっととあの電波女始末して来い(プ
       | |.    /⊂//     >7タル・ヴァジルール  おいおいあの無能艦長ごときに殺られるなよ(プ
      / ノ ̄ `/  /       キラ・>8マト        ハァハァハァハァ…ウッ
    / / イ  O○ヽ       ラウ・ル・>9ルーゼ    アデスのケツでも掘ってやがれ(プ
   ( `ノ )/(/|  |'^ \ \     ラ>9ス・クライン      ハロは嫌がらせだっていい加減気付け(プ
   (、Д , < .!|  |   \ \    >10ール          生身でミラコロ展開してんじゃねえよ(プ
    ((,、)从 !|  )    |  )   >10リィ           ちゃんとキラ見張ってねえとスクラップにすんぞ(プ
   ヽ__,.__ _ / /     / /
       / /      ∪
       ∪
3名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:06 ID:jHFdgf48
その時だった。
いきり立ったガンダムナタクの淫茎がガンダムデスサイズの腿部へと擦り当てられた。

「……!!」

あまりに突然の発情に、隣で見ているガンダムああしんどもうやめた
4名無しさん@ピンキー:03/10/10 21:06 ID:gfie9ttL
5名無しさん@ピンキー:03/10/10 21:07 ID:jbyJtKp4
こら!期待してんだからちゃんとやれ!!
機体よりキャラにハァハァしたいんだyo

ヒイリリとかドロリリをキボンヌw
6名無しさん@ピンキー:03/10/11 10:05 ID:fNjnovyk
age
7名無しさん@ピンキー:03/10/12 02:29 ID:X5qzxJBK
>5
ヒイリリなら>4のスレにたくさんあるってば
8名無しさん@ピンキー:03/10/12 03:01 ID:I5m+ex+M
というか、>1は即死判定も知らんのか?
とっとと自分で書き込まないとあっというまにdat落ちだよ
9名無しさん@ピンキー:03/10/13 00:19 ID:SaX3Cu2i
保守age

なんでもいいから萌えカポー書き込もうyo!
せっかく珍しいスレたったのにもったいない
10名無しさん@ピンキー:03/10/13 11:05 ID:CK6FfoX0
っていうか重複スレだよな、実際。
11名無しさん@ピンキー:03/10/13 21:34 ID:SaX3Cu2i
落ちる前にコソーリつぶやいとく・・・

マイナーだけどデュオリリ好きだw 不良とお嬢サマに萌え〜
12名無しさん@ピンキー:03/10/13 22:42 ID:6rp78Lhd
11にならってコソーリとつぶやいとく・・・

ゼクノイ好きだw
13名無しさん@ピンキー:03/10/14 21:11 ID:OOnNkP0j
ほしゅ
14名無しさん@ピンキー:03/10/14 22:03 ID:4RG0cQ3R
W界でみた異色なカップルにデュオ・ノインとかヒイロ・ヒルデとかキャスリン・カトルとかあって、妄想力ってすごいなぁと思った。
これを上回る組み合わせが好きな人っているのかな・・・・・・
15名無しさん@ピンキー:03/10/14 22:22 ID:MXwpQ322
ウーフェイ×メイラン
16名無しさん@ピンキー:03/10/14 23:05 ID:dOCOa/Jn
ドロシー×カトル
17名無しさん@ピンキー:03/10/15 00:36 ID:nQye3zGp
異色より定番。
ゼクス×ノインまだ〜?
18名無しさん@ピンキー:03/10/15 01:26 ID:ekvzmw6K
王道なんだろーが、ヒイロ×リリーナ好きだよ。
19名無しさん@ピンキー:03/10/15 03:07 ID:mkI5bhgD
(*´Д`)ノ上に同じーっ。
ヒイロ×リリーナ大すきです。
絶対ヒイロはむっつりスケベだと思うのデスが。
20名無しさん@ピンキー:03/10/15 03:37 ID:2A9Yy8lD
同じく王道だがデュオ×ヒルデが好き
放送時、腐女子に散々な叩かれ様だったけど・・・。
良い感じだったよ。
エンドレスワルツ特別版のラストのシーンはかなり好き。
21名無しさん@ピンキー:03/10/15 16:39 ID:Uk5VZkph
トロワ(・・・だっけ?)×レディ・アン
22名無しさん@ピンキー:03/10/16 14:41 ID:IBhirJ1N
ほす
23名無しさん@ピンキー:03/10/16 19:55 ID:LU9oVGZe
で、職人の降臨って実のところありそうなの?
24名無しさん@ピンキー:03/10/16 20:08 ID:ZXJ8hHOx
実質重複スレがあるからなぁ
25名無しさん@ピンキー:03/10/17 08:55 ID:Bby+ahUa
>>24
その重複スレ、ここ最近の職人さん達の活躍により、Wネタを投下しづらい雰囲気になってる。
(某氏の発言とか、それって皮肉?と邪推してしまったyo)

だが何よりも辛いのは、職人がいないってコトか…
26名無しさん@ピンキー:03/10/17 19:00 ID:t0MGLaLJ
(´ω`)ノ
ヒリリ投下用を執筆中でつ。
このスレが落ちなければ投下したいんですが…
よろしいでしょうか?
(筆が遅いのでもう少しかりそうなのがネックなんですが)
27名無しさん@ピンキー:03/10/17 19:58 ID:EDflalzg
>>4のスレでリリヒイのSS書いてる者です。
専用スレもたちましたし、もしSSを書くようなことがあれば
ここで書いてもよろしいでしょうか?
向こうはF91やVが主流になってきましたし・・・・・・
SS見れば分かるように文書くのが激しく下手糞な者ですがよろしければ・・・

>>26
期待しております。がんばってください。
28名無しさん@ピンキー:03/10/17 22:38 ID:EKOUTABZ
こうして細分化して、挙句の果てにそれぞれのスレごとに過疎化するんだよなあ。
別に主流がどうこう言わずにあっちで一緒に書けばいいのに。
29名無しさん@ピンキー:03/10/17 23:38 ID:Bby+ahUa
>>28
その意見には納得するが、実際>>4のスレではF91やVの流れが出来ちゃってて投下しづらい
だろうなと思われ。
さらにSSのレベルも高いので、初心者がSS投下出来る雰囲気ではないような…。

26氏と27氏には、ガンガッテ欲スィ。






後はS原氏のフカーツを、個人的にのんびり待ちたい。
30名無しさん@ピンキー:03/10/18 01:33 ID:TaGcZw9e
いやん、小説書いてる方ガンがってくだちい。めっちゃ期待していまつ。
私もネタは沢山あるのですが、書くとなったらむずかしいですよね。

いつかここに投下したるー!と気合いをいれてみます。

S原タン復活して欲しいですね。ヒイロはヒイロらしく、リリーナはリリーナ様らしくて
とてもよかったから。
31名無しさん@ピンキー:03/10/18 02:20 ID:yMGJc4hd
そう、頭の中で腐っていったネタは数多くあるのに〜……お話にするのは大変v
その点でS原サンのヒイリリは絶品だ!表現がこれまた上手いんだよな〜

とりあえず26氏のヒイリリが投下されるまでこのスレを死守することに(勝手に)決めた。
……ああ、漏れもいつかは愛ある鬼畜エロSSを初投下w………なんて出来たらなぁ。
32名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:12 ID:TaGcZw9e
>31
おぉ〜好敵手(と も)よ。
愛ある鬼畜エロ(・∀・)イイ!!ヒイロは身体で愛を語る男ですもんねw
なかなかハゲしそうです。

ヒソーリ言って見る…カトドロみたい。(夜のカトルはブラック仕様)
このカプール好きなんだけど、自分じゃ話が浮かばないんだよな。

結構需要ありそうじゃないですか、このスレ。
書きたいけど、初心者だしー…と思ってる方も書いて見ましょうよ〜
私もまず1本!
33名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:32 ID:81T6ciBQ
>>29
見てきた。あれは投下しにくいわ。
あれだけのレベルのが投下されることはそうそうないのに、
それが二つ同時だからなぁ。>F91
腕によほど自信があるか無謀かのどっちかじゃないと・・・
一般論としては>>28の言う通りなんだけど、いきさつはどうあれ
せっかく立ったスレだし、ここを有効に使えばいいと思う。
34名無しさん@ピンキー:03/10/18 06:52 ID:HmccziFS
>>33
自分も見てきた。あれだけレベルの高いSSが続くと、生半可なモノは投下できんな。
F91ファンを羨ましく思いつつ、自分もここで職人さんを待とうかと思う。

S原さん、また降臨してくれんもんかねぇ。 この方のヒイロ×リリーナSSはまさしく
絶品でしたな。今でも良く読み直してるよので、ご本人が見てるかどうか不明だが、
叫んでおこう。

(1) の(シャンハイ ヒイロサン リベンジ)が見てみたかったですよぉ〜〜!!!!!!!!
35名無しさん@ピンキー:03/10/19 00:39 ID:DCiLwsEU
(2)の(ハダカ タンクトップ ノ リリーナタン)もハゲシク気になる〜〜
  ……だめだ、うっかりビジュアルを想像すると顔がニヤけてしまふw
36名無しさん@ピンキー:03/10/19 06:17 ID:YzFjz2jI
>>35
勿論、タンクトップはヒイロさんのですなw
37名無しさん@ピンキー:03/10/19 23:31 ID:N27Y6vmj
他のスレで書き込めないって人が出てたんで、念のため保守を兼ねて紹介

【ノートン入れたら2chに書きこめない】人へ12
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/qa/1066410406/
38名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:08 ID:PfCj41Sz
しかし凄まじいな、あのF91作品は。
エロパロ板で、エロなしでも読みたいと思わせたら本物だ。
羨んでいても仕方ないんだけど、やっぱり羨ましかったり。
39名無しさん@ピンキー:03/10/20 11:59 ID:zZcj3Jaq
ttp://red.sakura.ne.jp/~nankyoku/otoko/data/IMG_006461.jpg

この絵の女王様的リリーナ様に禿萌えたんで
リリーナ×トロワ×ヒイロの3PSSが見たくなった・・・
・・・・・・書いてみようかな(爆
40名無しさん@ピンキー:03/10/20 12:10 ID:EqZG4eVY
>>39
がんばれ!!職人が増えるのは大歓迎だ!!!
41名無しさん@ピンキー:03/10/21 08:32 ID:JLdfhrDZ
職人さんの降臨を祈って、保守
42名無しさん@ピンキー:03/10/21 23:26 ID:V+qotiye
>>39
よ、読みてぇ…書いてくれ。すごく難しいと思うが……大丈夫か?ハラハラドキドキw
43名無しさん@ピンキー:03/10/22 21:34 ID:iR1Ndz/v
ttp://red.sakura.ne.jp/~nankyoku/otoko/bbsnote.cgi?fc=continue&No=6034
リリーナ様(*´д`)ハァハァハァハァ
4439:03/10/22 22:36 ID:jf7BV+Q0
>>42
挑戦してみますたが
激しくムズいです・・・・・・
まず、何故相手がトロワなのか、何故3Pになってしまったのか。
要するに、このような出来事が起きたきっかけですね。
次にリリーナ様をどう彼女らしい女王様にするか。
あの絵にマジ萌えて、その絵をベースに考えてSS作る方針なんで
やはり攻め気味な彼女になってしまうわけで。
下手するとドロシー化の危険性。(普通にしてもあそこまで行かないかとは思うけど)
あとヒイロとの絡みもどうするかというのも非常に深刻な問題。

ほかにも問題は幾かあるので、作るとなると非常に時間がかかると思いますが
希望者もおりましたのでがんばってみるつもりです。よろしこ。

45名無しさん@ピンキー:03/10/23 06:36 ID:+QGKs6CW
>>44
ガンガッテ下さい!!確かにその状況を考えるのは大変そうですが!
リリーナ様らしい女王様というキーワードに萌えまつた!
46名無しさん@ピンキー:03/10/23 21:09 ID:qmAe30Ju
サンクキングダム辺りで百合モノとか、見てみたい。
「マ○ア様が見てる」のような感じで…。どっかにないものか。
47名無しさん@ピンキー:03/10/24 20:36 ID:x4neG25Y
職人様が降臨する日を待ちつつ、保守
48名無しさん@ピンキー:03/10/25 00:07 ID:vdR3960q
切ない本格ビアン物ってないかなぁ…サリィ×ノイン、ドロシー×リリーナで出来そうな
感じなのに……やっぱ自分で書くしか術はないのか………資料探しから始めるかな。
49名無しさん@ピンキー:03/10/25 06:05 ID:+USHlWTn
>>48
切ない系の本格百合は、確かに見たことがないな。
ノインもリリーナも本命がいるから、その組み合わせだと望む路線になりそうだ。
期待してるんで、ガンガッテくれ。
50名無しさん@ピンキー:03/10/25 19:04 ID:XT6qjs5d
ウーフェイと老師の絡みキボン
51名無しさん@ピンキー:03/10/25 20:46 ID:OwpVwJhK
>>50
婆さんは勘弁して・・・
52名無しさん@ピンキー:03/10/26 15:13 ID:mjmLPBQq
王道でキャスリン×前髪キボン。
53名無しさん@ピンキー:03/10/26 15:13 ID:rcjI/mbT
ウーフェイにはメイランという妻がいるというのに…
どうせならそっちのがみたい…
54名無しさん@ピンキー:03/10/26 20:06 ID:oRNSp5lj
だいぶ前にS原様がちらっとおっしゃってた
ヒイロ、リリーナ、デュオの三人モノが見てみたい
5526 ◆7YPAQtxQ/I :03/10/26 20:50 ID:9x8snXba
>26です。
ようやく出来上がったんですが…もうだめぽな出来上がりで
どうしようかともおもったんですが
即死回避のバイト数稼ぎにでもなればいいと思ったので、投下します。
気に入らない場合は、どうかスルーをお願いします。

タイトルは『早くわたくしを、殺(ry』で
(題名つけるのが苦手です…)
 再会は、最低の物だった。
「わたくし、あなたに会いたかったの」
 ライトブラウンの長い髪を海風に弄らせながら、少女はそう告げた。
 コロニーからの破壊者に。彼女の純潔を奪ったテロリストに。
 にっこりと他意無く微笑む少女を見た時に、ヒイロは自分の中に、今まで経験した事の無い
感情が湧きあがってくるのを感じた。
 ――それは、間違いなく憎悪だった。


 アジア圏において秘密結社OZが潜伏する、最大の連合軍基地・上海(シャンハイ)。 
 その基地が襲撃された事件から、あと少しで、ちょうど24時間が経過しようとしている。 
 長期滞在中のホテルの自室で、リリーナ・ドーリアンは、窓の外に浮かぶ光景を見るとも無く
視界に入れていた。襲撃に伴う火災は、昼には殆どが消し止められていたが、それでもまだ
なお燻っているところが幾つか残っている。航空機用燃料も多く備蓄されていた海上基地では、
消火隊も思うように動くことができず、完全に鎮火するには数日を要するとも言われている。
 部屋の灯りも点さずに、リリーナはその蛍火のような赤い光へ魅入られるていた。
 夕べは、これ以上の轟音と光と――硝煙と火薬の匂いがこのホテルにまで届いていた。
 あれは、罪の証。彼ら、宇宙からのテロリスト達が犯した、襲撃の結果。
 それでも、リリーナにとって眼下に映る惨状は、違う意味を持って彼女に何かを促していた。
 ――いや、その「何か」の正体に、リリーナは気がついている。ただ、それを肯定する勇気が
持てないだけだ。
 あと、半歩。それを踏み出すために必要な物は、自分の中に存在しているはずなのに。
 リリーナは深く溜息をついた。
 今までお嬢様育ちでぬくぬくと育ってきたリリーナにとっては、たった半歩の距離を詰める事
すら難しいのだ。そんな自分の甘さが厭わしかった。禁忌を容易く越えることができる人間が、
彼女のすぐ側に存在しているからこそ、尚更に。
「――強くなりたい」
 残骸の中に点在するオレンジの焔(ほむら)を瞳の中で揺らめかせながら、リリーナは低く
呟いた。
 ――強くなりたい。目的の為には決して後ろを振り返ることの無いような、精神的な強さが欲しい。
「わたくしは……強くなりたい。あなたのように……ヒイロ…」
「俺は強くなど無い。」
 予想だにしなかった声が、リリーナの言葉を継ぐ。驚いて部屋の入り口に視線を向けると、
当の本人がそこに居た。鉄面皮の瞳の奥に、これ以上に無いほど不機嫌な色を浮かべている
ヒイロ・ユイが。
 既視感を覚えるシチュエーションだったが、ホテルの部屋と男子寮とでは状況が違う。
「……一体、どうやってここに入ってきたんです?」
 ホテルの施錠は電子ロックが一般的だ。リリーナが呟いたのは当然過ぎる疑問だったが、
ヒイロはそれに応えない。相も変わらず、自分に対して臨戦態勢を崩さないヒイロの頑なさに、
リリーナはわずかに苦笑しながら肩をすくめた。
「それで、一体こんな夜更けに、なんの御用です?」
 そういう問題でもないのだが、リリーナは一向に気にするそぶりもみせない。悠然とした動きで
ヒイロに向き直り、笑みを浮かべて会釈する。
 だがヒイロはそんな彼女に応えなかった。つかつかと彼女に歩み寄り、あと数歩のところで
ぴたりと止まった。
「――ヒイロ?」
「……遺言があるのなら、聞いておく」
 おもむろに、とんでもないことを切り出すヒイロ。だが、リリーナの平静さはまったく崩れない。
 驚愕どころか動揺すら表さぬ彼女の様子に、ヒイロの無表情が苦々しく歪められていく。
「俺が、冗談で言っているとでも思っているのか?」
「いいえ。わたくしを、殺しにきたのでしょう?あなたが本気なのは、承知しています」
 海上基地を襲撃したのは、間違いなく彼と、彼の同輩に他ならない。そんな事は解りきった事だった。
コロニーから差し向けられた、代弁者という名のテロリスト達。この地で彼らの正体を知っているのは、
唯一、リリーナしか存在しない。
 ならば、真実を知る者が始末されるであろう事は、当然の結果にすぎないとも言える。
 ――しかし、その認識を十二分に持ちながら、リリーナは彼に恐れを向けようともしない。
 その噛みあわない会話に、ヒイロの眉間のしわが深くなる。苛立ちに噛み締められる奥歯が、
わずかにきしる音を立て、静かな部屋の中で意外なほど大きく響き渡る。
「――殺されると解っていながら、何故そうも余裕でいられる。俺が、おまえを殺せないとでも?」
 リリーナの襟元を掴み、彼女の顔を引き寄せる。窓外のわずかな光源が、彼女のアイカラーを
瑠璃色に染めていた。そこに映る自分の顔は、滑稽なほどに歪んでいる。
 だがヒイロは、彼女に近づきすぎた自分の失策に気がついていなかった。研ぎ澄まされた己の
感覚が、ヒイロの意志などおかまいなしに、「彼女」の断片を彼に感じさせていく。
 ――真っ直ぐに突き刺さる、彼女の強い視線。やわらかな曲線と幼い生硬さを併せ持つ、華奢な
肢体。身じろぐ彼女にあわせて軽やかに揺れる、艶やかな蜜色の髪。そして、ふわりとヒイロの
鼻腔をくすぐる、リリーナの甘い香り。
 それら全てが、ヒイロの怒気を煽り立てる。ヒイロの中にある「何か」を挑発されているような
錯覚が、常の冷静な彼ならば有するはずの、判断力と思考を削り取っていく。
 そして、対峙の均衡は、音を立てて崩れ落ちた。
 動いたのは、ヒイロが先だった。

 リリーナが、ゆっくりと目を伏せた瞬間。
 ヒイロの中で、なにかがぷつんと弾け、全身を衝動が支配した。 
 力任せにリリーナを床に引きずり倒し、馬乗りになって彼女の抵抗を封じた。
 両の手は襟元から彼女の首へ。少女の細い首周りは、大きくも無いヒイロの手ですら、容易く
掴めてしまう。
 ――以前は、殺せなかった。銃を向けておきながら。銃口とトリガーは、常の従順さを見せずに
彼を裏切った。
 ならば、直接。こうやって、くびり殺してしまえばいい。
 身体の下で苦しげに跳ねる身体を押さえつけ、ぎりぎりと、ヒイロは渾身の力をすべて指に込める。
 床の上に乱れ広がるリリーナの髪が、沈着さを欠いたヒイロの視界に、意味を持たずに映し出される。
 彼女の抵抗は、次第に弱々しくなっていく。彼女の爪が手首に食い込む鋭い痛みは、次第に
薄れてきているのが知覚される。それは決して、興奮時に分泌されるアドレナリンの所為だけでは
ないだろう。
 ヒイロが組み敷く彼女の身体は、次第に反応が鈍くなっているのが分かる。
 耳に聞こえるのは、ただ、破裂するような自分の心臓の音。外界の音は、耳に入ってはいるの
だろうが、もはやヒイロ・ユイの意識に認識されない。
 視界に映る物すべてが、次第にコマ落としのようにゆっくりとなっていく。
 あまりにも陳腐な表現でしかなかったが、それでも、永遠にも一瞬にも感じられる瞬間が
存在する事を、ヒイロは今、始めて知った。……彼女を殺すための、この数分で。

 だが――。
 経験と知識から少女の限界をヒイロの思考が捉えた、その瞬間。
 ヒイロは、自分の目を疑った。
 そして、あまりの状況の推移に、込められていたすべての力が一気に抜けていく。
 ――彼女、は。リリーナ・ドーリアンは。
 ゆっくりと、ヒイロを見つめながら笑みを、唇に刷いた。
 ……微笑んだのだ。
 ただ、おだやかに。まっすぐに、ヒイロ・ユイを見あげながら。


 呆然と彼女を組み敷いたまま、ヒイロは魂が抜けたが如く、ゆらりと上体を起こす。彼の下で、
扼殺を免れた少女は酸素を求めて、音高く咳を繰り返していた。
 自分が、力を抜いていたわけではない事は、少女のつらそうな咳き込み方でも明らかだ。自分を
殺そうとしている相手に向かって笑顔を向けるなど、どう考えても正気の人間がすることではない。
 かといって、リリーナは正気を欠いていた訳ではない。目を見ればそんなことは容易に解る。
 ――では、何故だ?
 解らない。解らなかった。ヒイロにとって、この少女の行動はすべて理解の範囲外にあった。
 言葉にならない混乱がヒイロの意識を完全に支配して、ぐるぐると回っていた。
 嫌な汗が背中を伝っている。頭に血が上っている自分を、どこか遠くから眺めているような
錯覚がヒイロの行動を束縛している。
 完全に自失しているヒイロの下で、リリーナはようやく息を整える事に成功した。緩慢な動作で
体を起こし、殺人未遂犯の焦点のあっていない瞳を覗き込んだ。
「今度こそ、殺されるかと思いました……」
 語尾に絡む咳に、リリーナは再び身体を揺らす。そして彼がリリーナを凝視していることに
気がつくと、リリーナは再び相好を崩した。
「……どうしました?」
「どうした、じゃないだろう……」
 それだけ呟くと、ヒイロは精神的疲労に目眩を感じて、視界を閉ざす。
「どこの世界に、事の最中に加害者に笑いかける莫迦が居る……」
 がくりと頭(こうべ)を垂れ、ヒイロは脱力して腕を床についた。ふたたび彼女を組み敷く体勢に
なったが、それは意識しての事ではなかった。腕の間に封じ込められた、リリーナからの視線も
感じている。だが、もはや何もかもが億劫だった。目蓋を固くつむり、大きく息をついて緊張した
全身を弛緩させる。
 そのまま、静寂が部屋の中に満ちる。間近に聞こえる互いの吐息のみが、天井に反響する
唯一のBGMだった。
 しかし、沈黙は破られた。ひそやかな、少女の声によって。
「笑っていたんですね。わたくし」
 不思議そうに、リリーナはそっと囁いた。まるで部屋を包む静けさに憚る(はばかる)かのように。
「……殺されたかったわけではありません。わたくしには、やらなければならないこともありますから。
……でも」
「『でも』、なんだ……」
 低く、投げやりに応えるヒイロの様子に、リリーナは小さく笑いながら呟いた。
「でも、ひょっとしたら。わたくしは、その『やらなければならないこと』から逃げたかったのかも
しれません。ヒイロになら、殺されてもいいと思う気持ちは、わたくしのどこかにきっとある……」
 彼女の語尾がわずかにかすれている事に、ヒイロは気がつかないふりをした。ほとんど
密着している彼女の身体からは、わずかな震えがヒイロに伝わってくる。
「あなたを、わたくしの『逃げ道』にしている……そうなんでしょうね、きっと。だから、わたくしは」
「もう、いい。黙れ」
 ヒイロがそうであったように。無意識の内に、自分を殺そうとする彼に笑いかけていた「リリーナ」に、
彼女ですらも愕然としていた。
 リリーナもまた、何かに打ちのめされ、そして与えられる死に縋りそうになっている弱さを持って
いる、たった15歳の少女にすぎないことを、ヒイロはこの時に理解した。
「……強く……なりたい」
 リリーナは祈るように呟く。ひとしずくの涙と共に。
 そして、リリーナはヒイロのタンクトップを握り締めた。
「――ヒイロ……」
 呆然とヒイロは腕の中の少女を見詰める。リリーナは彼の頬を撫で、そのまま両の手で
ヒイロの首を引き寄せた。
 どうしてされるがままにしておくのか、ヒイロには解らない。
 だが、動けなかった。
 彼女の濡れた瞳とつやつやと光る唇が、ヒイロの身体を硬直させてしまっていた。
 半身を起こし、彼女を制止しなかった彼の唇に、リリーナはそっと自分のそれを近づけていく。
 ふれるだけの、軽い口づけ。少女の吐息は信じがたいほどに甘かった。幾度も重ねられ、
時折舌先で引き結んだ唇をつつかれる。彼女の無言の要求を理解した瞬間、薄く開いた唇の
隙間から、リリーナの熱い舌がヒイロの歯列を軽くなぞる。
「ん……っ、ふぅっ……」
 首の後ろに回ったリリーナの指が、幾度もヒイロのうなじを撫でる。脇の下から背に回された
もう一方は、そっと彼の身体を引き寄せている。
 瞳は決して閉じなかった。それでも、ヒイロはリリーナの行為に抗わなかった。彼女が望む
ように動きをあわせ、己の自重を彼女にかける。
 求められるそのままに、舌を幾度も絡ませる。
 数分ほど、そうしていただろうか。彼女の唇は、名残惜しげにヒイロから離れていく。交歓された
体液は、一筋の跡を残してリリーナの頬を伝い落ちて行く。無意識の内にその滴をぬぐいながら、
ヒイロは熱に浮かされる己の存在に、半ば以上自失していた。
 眼前に。ほんの、握りこぶしほどの空間の先に、瞳を潤ませ、頬を紅潮させているリリーナが居た。
 ――まずいと、思った。必死にヒイロが守ろうとしていた物。それが、もはや崩壊の直前にある
ことを、ヒイロは知ってしまった。
 だから、ヒイロは彼女が――リリーナが憎かったのだ。
 ヒイロを、ヒイロでなくさせてしまうから。自分でも知らない、「ヒイロ」という少年の弱さを、
リリーナは容易くさらけ出させてしまうから。
 そんな物は、知らなくて良いはずだったのに。知りたくなど無かったのに。
 ――自分が兵器などではなく、その辺の輩と同じく、弱さや感情を持ち合わせた15の少年である事を。
 そして、自分が目の前の少女に惹かれていることを。
 ――決して、ヒイロは自覚したくなかったのだ。
 それなのに。あの日、彼女はそれを自分に気付かせてしまった。自分を追ってリリーナが
上海に――自分の目の前に再び現れた、あの日に。
 だから、あの時。あの瞬間に。彼女が――いま、自分が組み敷くこの少女が、たまらなく憎かった。

 だが、彼女の瞳に、ヒイロはどうしても抗えない。訴えかけるように向けてくる眼差しの意味を
悟り、ヒイロは心の底から途方にくれる。自分の中から、抑えきれない激情が湧きあがってくる。
常ならば容易く感情の制御もつくというのに、どうしても、彼女に対してだけはそれが抑えられない。
「ヒイロ……」
 そっと、かすれた声が、ヒイロの耳朶を打つ。それが、最後の堤を決壊させる一押しだった。
 ヒイロは床に組み敷く彼女を抱きかかえると、そのまま乱暴に、部屋の隅にあるベッドに
彼女を投げ出した。
「――っ! あ……ヒイ、ロっ…」
 唐突なヒイロの行動に、虚を突かれたようにリリーナは彼を見つめる。だが、その紫紺の瞳に
怯える色はかけらも無い。
 ヒイロは彼女を枕に押さえつけ、今度は彼から唇を重ねた。わずかに身を固くはしたが、
リリーナは彼のキスをすんなりと受け入れた。共にそっと目蓋を閉じ、感覚だけで互いを感じ合う。
 たぐるように、服の上からリリーナの胸をまさぐり、あたかも慣れているかのような手つきで、
ヒイロは少女の胸を愛撫する。敏感に身をよじるリリーナの動きを膝で封じながら、ヒイロは巧みに
彼女を追い詰めていく。
「ふっ……うぅんっ……! あ、やっ……」
 滲む涙は、甘く籠もる熱と共にリリーナの視界を霞ませる。彼の乾いた手がブラウスの
合わせを開き、なめらかなリリーナの肌を直接なぞっていく。
 ぞくんと、部屋の外気と人肌の感触にリリーナの全身が強張る。それと同時に、体が覚えている
記憶がよみがえっていく。
 初めての、あの時の感覚。ヒイロに組み敷かれ、貫かれたあの夜の……。
「リリーナ」
 見透かされたかのようなタイミングで、低い声が彼女を呼ぶ。びくりと身を震わせると、ヒイロは
まっすぐに彼女を見据えて言葉を継ぐ。
「選ぶのは、おまえだ。」
 不本意なことながら。言外にそう言いたげな、彼にしては珍しい微妙な表情と共に、ヒイロは告げる。
「殺されるか、犯されるか。今だけは……付き合ってやる」
 それが最大限の、ヒイロの譲歩表現なのだろう。彼の不器用な優しさに、胸の中にこもっていく
熱い物を感じながら、リリーナはぎこちなく微笑んだ。
「いいえ、ヒイロ。犯されるのではないわ。……これは、わたくしが望んだ事です」
 彼の身体を引き寄せ、リリーナはそのたおやかな指を、そっとヒイロの頬に延ばす。
「わたくしを、抱いてください」
 強い光を宿す瑠璃色の瞳が、ヒイロの意志を拘束する。
 迷いの失せた宇宙(そら)色の瞳が、リリーナの退路を完全に塞ぐ。
 ――彼と彼女の唇が、互いを求めたのは同時だった。
 重なり合う口唇が、相手を食み合うかのように幾度も角度を変えていく。吸われた舌が、脳天の
奥を痺れさせ、次第に理性が崩壊していく。
 キスの合間に衣服を剥ぎ取られ、露わになる肌には指が滑る。それは、何もリリーナだけでは
ない。彼のタンクトップがずりあげられ、ヒイロの滑らかな筋肉を少女の手が愛撫する。
 リリーナが彼の胸に口付けると同時に、ヒイロは彼女の乳房を優しくつまむ。
 胸の頂にある敏感な尖りに指がかかったのは、二人とも同時だった。背の弾ける瞬間すら
シンクロさせ、彼らは互いの顔を覗き込んだ。
「――少し、おとなしくしてろ……」
「それは、不公平なのではなくて? わたくしだって……ヒイロに、触れてみたい」
「……後で、な」
「だって……あ、きゃっ……! あ、や……ヒイロ、ずるいっ…」
 反論は快楽で封じ込められた。ヒイロは彼女の乳首を捻り上げ、耳の裏にある柔らかな部分
をそっと舐め上げた。
「んっ……あぁぁっ……!」
 やわやわと、小振りだが感度の良い双乳を、ヒイロは同時に揉みあげる。
 その都度、リリーナはびくびくと跳ねる。ヒイロの指からこぼれるかの如く、柔らかな白いふくらみは
吸い付くようにヒイロの掌で形を変えていく。
 そのまま、ヒイロの唇は首をたぐり、鎖骨に歯を立て、そして固く尖った赤い果実を口に含ませた。
「あっ……ひ、ぁ……」
 頬を火照らせ、彼の肩口に両手を押し当てながら、リリーナは甘い衝動に身悶える。舌先で
舐られ、転がされる尖りはリリーナの息を荒くさせる。乳首に灯った愉悦の焔は、リリーナの
体奥を焼き焦がすかのごとく広がっていく。
「はっ……ああっ、やっ…」
 意味も無くこぼれる言葉は、どうしようもなく悦楽に蕩けている。普段の彼女からは想像も
つかぬほどに甘く、耳にした者を誘惑せずにはいられぬほどに。
 ヒイロは咥内の果実を甘噛みしながら、欲求のままに、片方の手をそっと下におろす。彼女の
くびれた腰をたどり、すらりとした腿を撫ぜ、そして未だ薄布に覆われた、彼女の一番大事な
ところに指をしのばせる。
「あっ……だ、駄目……ヒイロ…」
「足を開け、リリーナ」
 制止が恥じらいに過ぎないことは、とっくにヒイロには分かっている。リリーナはわずかに
ためらってはいたものの、それでも素直に、そっと下肢を動かした。自ら膝を折りたたみ、
ヒイロの視線に羞恥の表情を刻みながら、少しずつ股を開いていく。小刻みに震える全身と、
涙すら浮かべてヒイロを仰ぎ見るリリーナの風情は、ヒイロの中にある雄の部分を確実に
煽り立てた。
 自分がどうしようもなく凶暴な気持ちになっているのが、ヒイロ自身にも感じられる。
 興奮の余り、喉の奥がカラカラに干上がっている。
 眼前にほの白く浮かび上がる、リリーナの裸体。下肢を開き、潤む瞳に浮かぶ物は
ヒイロへの信頼と怯え。
 考えるより先に、体がすでに動いていた。
 彼女を覆う最後の一枚が、ベッドの端から床へと落ちる。すでに蜜に濡れていた秘処に、
ヒイロの指が滑り込む。
「あっ……あ、あぁっ…」
 びくりと、リリーナの体が大きく跳ねた。感覚より羞恥が勝る。だが、クレバスの熱とヒイロの指の
温度差は、リリーナの思考を混乱させる。
 自分ですら手繰った事の無い最奥に、無遠慮な指が容赦なく走る。
「ひぁぁっ!あ、嫌っ……嫌ぁっ」
 快感と呼ぶには、その不慣れな触感は強烈過ぎた。異物感も大きいが、それより何よりも、
彼に自分の全てをさらけ出しているような気がして、その事の方がリリーナには恐ろしい。
 全身が痺れて、彼の下から逃れる事もできず。リリーナは、ぎゅっと目を閉じ、身体を硬直させる。
「……力をもう少し、ぬいたらどうだ?」
「で、でも……」
「――指が、これ以上入らない」
 冷静な声で紡がれた言葉に、リリーナは一瞬、虚を突かれる。何を言われたのかすぐに
把握ができず、ぱちくりと視界を開くと、生真面目な表情に、わずかに朱を浮かべるヒイロの顔が
すぐ目の前にあった。
 そして、唐突にリリーナは理解した。彼が、何を言っているのか。
 ――隙を突いて滑り込む、二本の指の存在で。
「んっ……ぁああっ! い、やっ……ぁぁああっ」
 確かに、以前はもっと太いものが抜き差しされた事はある。だがそれ以来、一度たりとも
リリーナの『そこ』に、入り込むものは無かったのだ。
 押し広げられ、ねじ込まれる苦痛とショックに、リリーナはきつく背を仰け反らせた。
「痛いっ……ヒイロ、やっ……! そんな、急に……っ」
 指をヒイロの肩に思い切りくいこませ、リリーナは息を荒げてゆく。
「だから、力を抜けと言ってるんだ……俺に、まかせておけ」
「だって……だって、わたくし、怖い……」
「――」
 その言葉に、ヒイロの体がぴくんと強張る。リリーナは肩を大きく上下しながら、涙を丸く溜めた
瞳で彼を見上げた。
「何が、怖いんだ。俺が、か?」
「違います」
 即答するリリーナに、ヒイロはわずかに笑みを向ける。
「自分でも、解らないの……でも、こうしてヒイロと居る事は嫌じゃない。それだけは、信じてください」
 無言のまま、ヒイロは得心したようにひとつ頷く。
 ヒイロは彼女の頬に口づけ、開いている指で彼女の胸をすくうように揉みはじめた。
「んっ……や、あ……」
「怖がるのは、無理もない。だが、今は忘れろ。……感覚だけに意識を集中しろ」
 未知の感覚に怯える少女の心は、想像がついた。なまじ、ヒイロにも覚えがあるが故に。
 ヒイロは、唇で優しく彼女の滑らかな肌を愛撫する。そして、少しずつ、秘苑に穿った指を動かして行く。
 苦痛の声をあげる彼女を宥めすかし、円を書くように彼女の中をかき回してゆく。
 ――次第に、彼女の強張りは溶け、ヒイロの指の動きが自由になっていく。
「ふぁっ……あ、あぁぁっ……んぁ、うっ…ん、ぁぅ…」
 彼女の声が、甘くヒイロの耳朶をくすぐる。音を立てて二人の間に愛蜜の音が響き、リリーナは
そのたび、恥ずかしそうに眉を寄せる。
 強引な指の動きに身を震わせているが、リリーナの身体はとうにヒイロの指を受け入れている。
「はぅ……っ、はぁ、はぁ…んっ……!」
「――まだ、痛いか?」
 淡々と――その実、確信を帯びた声音でヒイロが問う。
 リリーナはふるふると首を振り、そのままヒイロをにらみつけた。
「どうして……わかってるくせに、そういうことを訊くんです……?あ、ぁっ、ああっ……んっ」
 言葉の途中でヴァギナの弱い所をヒイロに攻められ、彼女は悩ましげな悲鳴をあげた。
 すでに全身は快楽にそまり、全身に珠の汗が吹き出ている。
 ヒイロはその汗を舐め取りながら、少しずつ舌の愛撫をおろしていく。
 その感覚に、ヒイロの意図している事に気がつき、リリーナは彼の髪を梳く指を強張らせた。
「あ……っ、やっ…! まさか……。だ、駄目です! ヒイロっ」
 だが、彼がリリーナの懇願を意に介した様子は無い。なおも言い募ろうた少女の反論を
封じるかのごとく、ヒイロはちろりとヘソを弄る。ぞくりと甘い感覚が背を駆け上がり、リリーナは
びくびくと身悶えした。
 やがて、彼の唇はリリーナの茂みへとたどり着く。恥丘に生える、髪よりも若干濃い色の
それを掻き分け、スリットに埋もれた突起に指がたどる。
「いやぁ……っ。見ないでぇ……」
 快楽と恥ずかしさに、小動物のように怯えるリリーナ。しかし、少女の躰はヒイロの意図に
素直に従っていた。蜜壺の縁を割り広げると、すでに埋まっているヒイロの指を伝って、
透明な粘液が滴り落ちる。てらてらと光る秘唇から、最も敏感な小さな芽を露わにし、ヒイロは
其処に舌を這わせた。
「ひゃぁああああんっ!」
 今までに無いほど、リリーナの反応が強くなった。同時に、溢れる愛液の量が目に見えて増していく。
 緩急をつけてなお強く指を挿入し、快楽に充血するクリトリスを舌で押しつぶす。
「はっ……はっ…あ、あぁぁあっ!! イヤぁっ!」
 指を鉤型に折り、ざらざらとした内部を小刻みに擦ってやると、リリーナは全身を強張らせて
わなないた。喜悦の強さに涙を滲ませ、シーツを強く握り締めながら、リリーナは頂点の
感覚に高く鳴いた。
 リリーナの痴態はヒイロの欲情をも、強く煽り立てる。ヒイロは彼女の手を誘導し、己の
一物を彼女に握らせた。
 快感に放心していたリリーナは、その行動で我に帰った。熱く脈打つヒイロの存在を感じ、
まっすぐ見据えてくる彼の表情に呆然と視線を向ける。
「……リリーナ」
 わずかに切羽詰った彼の声音に、リリーナは花のような笑みを浮かべた。
「今度は……わたくしにやらせて下さい」
 リリーナは身を起こし、唖然としている彼と身を入れ替えた。ヒイロの身体を軽く押し倒し、
彼の上にぎこちなく跨る。
「おい……おまえ…っ」
 確かに、そろそろ彼女の中に猛りを突き立てたいとは思っていた。だが、こうなる事は
計算外だ。表情ではわずかに、だがしかし心の中では大いに、ヒイロは狼狽していた。
 しかしリリーナは、小さく首を振りながらヒイロを見つめた。
「お願い……わたくし、あなたのように強くなりたいんです」
「――…リリーナ?」
 リリーナは、泣き出しそうな表情でヒイロに笑いかけた。
「馬鹿馬鹿しいと思うでしょう? でも、わたくしにとっては真面目な事なんです。だから……」
 ヒイロはゆっくりとした動きで半身を起こし、彼女の表情を観察した。
「勇気が……欲しいの……」
 リリーナの中で、何がしかの葛藤が存在しているらしい事は、ヒイロにもうっすらと解っていた。
その領域に踏み込むつもりはヒイロにもない。自分の領域を彼女にも踏み込ませないかわりに。
 ――だから。
「……好きにしろ……」
 観念したかのように瞳を閉じて、ヒイロはひとつ溜息を漏らす。
 リリーナは彼の胸に抱きついて、そっと触れるだけの口づけを落とした。
「ありがとう……ヒイロ」

 そして、リリーナは真剣な面持ちで、高く天にそびえる彼のペニスに指を添え、恐る恐る
腰を落としていく。
 背に枕を当てて楽な姿勢をとり、リリーナの腰を支えながら、ヒイロは彼女を注視していた。
「……少しずつでいいんだ。無理に入れようと思うな」
「大……丈夫です……っ。ん、んんっ! んぁっ」
 わずかずつではあったが、彼女の下の口に、ヒイロの剛槍が飲み込まれていく。微妙に
めくれ上がった花びらには露が滴り、ヒイロの棹と笠の部分を濡らしていく。
 しかし、充分に潤っているはずの秘処であるにもかかわらず、やはり抵抗は少なくない。まだ
経験の乏しい(何しろまだ二回目であるのだから)リリーナに、この体位は無謀だったかも
しれない。そうヒイロが思いはじめた時、リリーナはヒイロにいたずらっぽく笑いかけた。
「だめよ、ヒイロ。もう少しですから、我慢して……」
 見透かされたようなタイミングに、ヒイロの口元に思わず笑いが刻まれる。
 ヒイロは彼女の尻たぶを掴み、彼女の姿勢を誘導してやる。
「んっ……あ、あぁぁんっ! ヒイロ……っ!!」
「そのまま、腰を落とせ。……そう、それでいい……ん、くっ……」
 熱い粘膜に包み込まれる感覚に、さすがのヒイロにも、思わず声が漏れる。
 入り込む感覚に大きく悶えながら、リリーナはとうとう彼の滾りを最奥まで飲み込んだ。
「ん……あぁぁっ……! あ、あ、お……大きい……」
 全身を貫かれているような衝撃に、リリーナは思わず背を仰け反らせる。強烈な感覚に
胸の尖りが一層固く充血し、ヒイロの胸板を強く擦っていく。
 びくびくと閉まる洞奥のぬめりと摩擦は、ヒイロですら思わず放ってしまいそうなほど強烈な
愉悦をもたらしていた。大きく息を整えて、ヒイロは彼女の腰を強く抱いた。
「リリーナ……まだ、だ。手を出せ」
「……こう…?」
 指を絡め、彼女の両の手を己の肩に誘導する。
「ここに力をかけていい。上下に動くんだ」
「――わかりました……」
 リリーナは、はにかむように微笑み、そっと足に力を込めた。
 膝立ちになり、ヒイロの首にしがみ付くようにして、リリーナは動き始めた。
 最初の振幅は浅く、ゆっくりとした物だった。
 膣奥が擦られる強烈な感覚に、リリーナはぎゅっと目を瞑り、びくびくと全身を強張らせる。
 だが、少しずつ動くためのコツが解ってきた。彼の剛直を巻き込むように、勝手に腰が
動いていく。
「あぁっ……あ、あぁんっ……」
 思わず切ない声が漏れる。ゆさゆさと胸が揺れているのが自分でも感じられ、リリーナは
その感覚に泣きそうになる。
「んっ……くっ、そ、そうだ……リリーナ…っ」
「ヒイロ……大丈夫……? わたくし、あなたに、ちゃんと……」
「……大丈夫だ…。それより、おまえは…」
 とぎれとぎれに、互いを気遣う少年と少女。その声が甘くかすれている事に気付く余裕は
なくなっているのかもしれない。
 ごつごつと、ヒイロのペニスは彼女の膣襞を突き破るかのごとく、強く当たっている。
 リリーナの陰花は、彼の太い陰茎に巻きつき、妖しく見事に咲き誇っている。
 快楽の深さが、互いの動きを性急にさせる。ヒイロは無意識の内に腰を突き上げ、リリーナは
それに応えて大きく尻を振った。
「ひぁ、ああああぁぁあんっ!! やっ、ダメっ……ヒイロォっ…!」
「あ、くぅっ、リリーナっ! 駄目だっ! まだっ……そんなに、締め上げるな……っ」
 ヒイロの顎が思わず仰け反り、眉根は悦楽にぎゅっと寄せられる。
 リリーナは彼にしがみ付き、無我夢中で大きく腰をグラインドさせた。
 粘るような水音が二人の耳朶を犯し、ベッドのスプリングが軋む響きは、天井で跳ね返る。
 甘いあえぎと、熱い吐息。意識が快楽に強く集中し始めて、視界が徐々に狭まっていく。
「あ、んっ……あ、ああぁーーーーーっ!!」
 快感のあまり、こぼれる涙が頬を伝う。脳髄すら焼き焦がすような絶頂感に飲み込まれ、
リリーナは大きく身を震わせた。 
 それと共に、膣壺はびくびくとヒイロの猛りを絞り上げる。
 熱く、どろどろと、溶けるような感覚がヒイロの愉悦を引きずり出す。
 ヒイロは迷わず精を放った。放心するような、脱力するような強い満足感。
「くぁっ……あぁっ……」
 深く深く、息をつき。ヒイロは、腕の中の少女を、強く抱き潰した。


 時間を置いてからの二度目は、普通の体位でヒイロが一方的に彼女を貪り尽くした。
 体力の面で決定的に劣る少女は、ぐったりとうつぶせになって眠っている。 
 ヒイロは彼女の顔にかかる髪を梳いてやりながら、シャワーの後で水滴の残る自身の髪を、
タオルで無造作に拭いた。
 その気配に気がついたのか、リリーナはうっすらと目蓋をあける。
「……行ってしまうの?」
 力無く、だが心から安らいだ笑顔でリリーナが問う。
 ヒイロは無言で頷き、彼女の髪を優しく撫で付ける。
「明日また、学校でな」
 そう言いながら、ヒイロは自分の嘘が見透かされなければ良いと思った。
 二度と、この少女と会うつもりは無かった。
 これ以上、彼女に壊されてしまう自分を見つめていく勇気が無かった。
 リリーナはそんなヒイロの思惑に気がついた様子も無く、ひとつ頷くと、柔らかな微笑みと
共に再び眠りの縁へと沈み込んでいった。
 ヒイロはそのまましばらく、彼女の寝顔を見つめていた。
 静かな、おだやかな表情で。
 そんな自分の様子に、ヒイロ自身はまったく気がついていなかった。


「リリーナさん! 大変!」
 翌朝、いつもの通り登校したリリーナは、級友のそんな叫びに迎えられた。
「――ヒイロが転校したのね」
 それは、予感が的中した瞬間だった。当然のように受け止めている自分に気がつき、
リリーナは自分の中で何かが熱を帯びているのを感じた。――朝、立ち上がったとき。彼の
樹液が太腿を伝って落ちていく様を見つめていた時と同じような、昂揚感。
 それは、彼がくれた自負だった。自身がつかみ取った、彼と対等になれた「自分」への誇りと、
そして勇気。
「ヒイロ……戦うのね」
 夕べの、最後の彼の嘘に、リリーナは騙されていなかった。何故なら、彼はあの時、
優しすぎた――。
 リリーナは無意識のまま、高い襟に隠された首元に指をやる。そこに在るのは、夕べ
ヒイロに首を締められた跡。
 リリーナは瞳を伏せ、その目蓋の裏に、彼の瞳に宿っていた光を焼き付けた。
「わたくしも……自分の戦場へ向かいます……」 






80S原 ◆7YPAQtxQ/I :03/10/26 21:12 ID:9x8snXba
……と、言うわけで。
新しい職人さん光臨、だと期待された方は申し訳ありません。
>26=S原@シャンハイリベンジ ですた。

前のほうのレスで、皆さまからとても恐れ多いレスを頂き、本当に
嬉しかったです ・゚・(つД`)・゚・
でも、皆様。正直誉めすぎですよぅ……
期待に添えなかったんではないかと、本当に不安です。
(前振り長すぎるし)
次回こそは、なんにも考えないエロ!を目指してガンガリマス

(全レスはウザーだと思いますんで、個別のレスは控えますが、本当に
ありがとうございました…!)
81名無しさん@ピンキー:03/10/26 21:21 ID:xwoTMrCS
ありゃま!?煤i゜∀゜;)
まさかまさか、ですな!

見覚えのあるよ〜なIDと文を見てて「これは、イイ!」とは思ってましたが
まさかS原様とは!
それにしても流石ですな、やはり。
お互いの性格が見事に引き出せてるかと。
激萌SS、ゴチソウ様ッス!
82名無しさん@ピンキー:03/10/27 00:21 ID:XgsRoqgn
いや、よかったです。
もう萌え萌えですた。
83名無しさん@ピンキー:03/10/27 00:37 ID:YumqjVkx
S原様、良いものを拝ませていただきありがとうございます…!
原作っぽい雰囲気と丁寧な心情描写に感動しました。
素敵過ぎて本当に萌え死ぬかと。愛っていいなあ。
84名無しさん@ピンキー:03/10/27 00:50 ID:LTD/fSE2
S原さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

ヒイロとリリーナ、それぞれの困惑と葛藤。端々に滲み出るWらしい世界観の描写が
さらに作品を深め、非常に素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
それもこれも、S原さんの描写力と構成力ゆえなのでしょうね。
本気でリリーナを殺そうとしていたヒイロの心情の推移。彼を動かした「逃げていた」
というリリーナの告白。展開される二人のやりとりに魅了され、その真摯で直向きな
だからこそ錯綜する感情に圧倒されてしまいました。
これぞヒイロ×リリーナの醍醐味なのだと再確認しつつ、最初から最後まで『ガンダ
ムW』のヒイロとリリーナのお話を読んでいるんだ、という充実感にも浸ることができ
ました。

とにもかくにも、またS原さんの作品を読めたことが、ひたすら嬉しかったです。
いろいろお忙しいと思いますが、無理はなさらずにこれからも頑張って欲しいです。
次回作が読めるのを楽しみにしつつ、気長に待ってますので。
本当に素敵なSSを、ありがとうございました!!!!!!
85名無しさん@ピンキー:03/10/27 02:13 ID:+CN4QnaH
S原さんキテタァ━━━━━Σ(´∀`)━━━━━!!!
シャンハイリベンジが激しく気になっていたのでもの凄く嬉しくなってしまいますた!
しかもしかも再びS原さんのヒイリリが読めるとは…!
嬉しすぎてオナカ(*゚д゚)イパーイ!!
やはり二人のあらゆる表現が本当にもう脱帽です。良すぎてもう…!
素敵な萌えお話をありがとうございますた!
マターリとしつつ次のお話も楽しみにしておりまつ(*´д`*)ハァハァ
86名無しさん@ピンキー:03/10/27 09:27 ID:LTD/fSE2
S原さんキテタ━━ヽ( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )´Д`)=゚ω゚)ノ━━!!!
激!萌え!!なヒイリリは、相変わらずのウマーな表現で、ググッと引き込まれてしまいマスィタ!!
特に15歳らしい表情を見せるリリーナタンが可愛くて(*´Д`)ハァハァハァハァ

次回作も楽しみにしとりまつ!!これからもガンガッテクダサイネ!!!!!
8786:03/10/27 09:35 ID:LTD/fSE2
昨夜の自分の書き込みが妙に固すぎで、何だが読み直すと痛かったので
刺激された萌え心を軽いタッチでを意識して書き直して投下したら、何だか
さらに余計に痛くなりました…。ごめんなさいS原さん、それだけ燃えで萌え
だったんです(´д`;)
88名無しさん@ピンキー:03/10/27 18:28 ID:Lr1j8EAx
>67
とりあえず、もちつけ(AA略)

S原さん、乙でした
相変わらずGJですな。堪能させていただきました
89名無しさん@ピンキー:03/10/27 18:32 ID:Lr1j8EAx
×>67
○>87
自分がもちつけだな…
逝って来る
90名無しさん@ピンキー:03/10/28 01:09 ID:JKRvZc3c
S原タン、有難うございました。
いやーもう待ってた甲斐がありますた…ホントに。
途中で泣いてしまいました(;´Д`;)
この2人、チョイせつない感じがたまらんです。
また、書いてくださると嬉しいです。
91名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:29 ID:rffmrcDo
>>52と同じく、キャスリン×トロワが見たいでつ。
お姉様に遊ばれるサーカスのピエロ、みたいな感じで。
92名無しさん@ピンキー:03/10/29 00:33 ID:NAEtYr6M
デュオリリがみたいってのは邪道?
93名無しさん@ピンキー:03/10/29 01:00 ID:wyVjkL8J
92>>個人的には嫌いじゃないけど、ヒイロの嫉妬がすごそうだな(w
以前デュオリリ本出してた人が原稿やってる途中プリンタやパソコンがイカレまくって
ヒイロの呪いを思い知ったって描いてあったけど?
94名無しさん@ピンキー:03/10/29 01:41 ID:T1ECIa7Z
>>93
おいおい凄い話だなそりゃ!w
95名無しさん@ピンキー:03/10/29 20:59 ID:NAEtYr6M
呪われるか試すためにヒイロの嫉妬入りでデュオリリとか…
難しそうだな
96名無しさん@ピンキー:03/10/29 21:32 ID:A7JojQav
昔考えてたデュオリリのシチュを思い出した。
結局シチュ考えるだけで痛くて挫折したんだが・・・(爆
デュオリリというよりリリデュオかもしれんが。

(寝ていたデュオの部屋に下着姿のリリーナが入って来る。)
D:「な、何やってんだよ!お嬢さん!?」
R:「私、あなたに夜這いを掛けにきたの」
D:「よ、よせ!!あんたにゃヒイロがいるだろ!」
R:「いいの。わたくし、本当はあなたが好きなの。だから・・・」
D:(ま、まいったなぁ・・・・・・でも、まあいいか!!お嬢さん、綺麗だしなぁ!)
D:「よぉし、やってやらぁ!!」

いけない恋だと思いつつも彼女の魅力に引かれ
リリーナを溺れさせるデュオ。
D:「ん、あぁ・・・たまんねぇぜ、お嬢さん・・・」


・・・何がしたいのやら…(´・ω・`) ショボーン
痛すぎるぞ、漏れ。





97名無しさん@ピンキー:03/10/29 21:34 ID:XSbwyrI4
ヒイロ以外、異性として見てなさそうなリリーナ様とデュオのエロって、どーしても
陵辱、つかゴウカーンしかありえん気がするが・・・
9896:03/10/29 21:35 ID:A7JojQav
>>97
そうなんだよ。そういうシチュ考えてる間に
その事に気づいちゃって(笑
99名無しさん@ピンキー:03/10/29 22:23 ID:NAEtYr6M
無理やりモノをファンサイトでみたような…
いやあれはカトリリだったかも。
無理やりモノも見てみたいのが正直なところ。
鬼畜すぎずなの。
100名無しさん@ピンキー:03/10/30 01:31 ID:AZJXbVI5
デュオリリか〜
やっぱアブノーマルがみたい!三人モノとか…
過去に書いたヒイロ×デュオ×リリーナみたいな!?
ああ…漏れに文才があればなぁ(つД`)
しがないアナログ絵描き。>>我
101名無しさん@ピンキー:03/10/30 02:06 ID:5Vba7t8W
デュオリリをプッシュする漏れは単純にリリーナファンなので、彼女が頭の弱いバカ女に
描かれてさえいなければ安心するYO!

>>100
いいなぁ、漏れなんてアナログ絵どころか落書きヤローでしかないよ。でもいつか○極にこの
萌えを投下しようと練習してるとこだ。よかったら一緒にガンガッテみないか?
102名無しさん@ピンキー:03/10/30 03:12 ID:AZJXbVI5
>>リリーナが頭の弱い馬鹿女にさえ書かれていなければ…
激しく同意ですよ!
CG描ける環境がある程度整ったら、
いつか自分みたいなヘタレ絵でも投下してみたいですねぇ、へへへ
103名無しさん@ピンキー:03/10/30 05:57 ID:L5Nmsp04
リリーナ様とヒイロ以外のエロは、やっぱり鬼畜リョージョク系しか想像できん…
辱めを受けたら舌をかんで死にそうなくらいのプライドの持ち主のリリーナ様だが、
ヒイロの事を考えると、自害は出来なそう。
んっ、屈辱に耐えるリリーナ様はかなーり“萌え”じゃないか…

>>100
むかーし、どこぞの流行モノ陵辱系が得意のエロ大手同人誌サクールが描いてたな。
デュオ、カトル、ヒイロと4Pさせられてるリリーナ様。
あそこは個人的に犯ってりゃイイだろ臭を感じるサクールなんで、今ひとつだったが…
104名無しさん@ピンキー:03/10/30 18:33 ID:rUebQSJd
105名無しさん@ピンキー:03/10/30 19:29 ID:qX4P3Zwy
いっそヒイロがいなくてさびしくて…
なんてパターンはどうだ。
…自分には思い浮かばないが。
106名無しさん@ピンキー:03/10/30 19:39 ID:qX4P3Zwy
すまんあげてしまった…
107名無しさん@ピンキー:03/10/30 21:05 ID:wCViHmK/
カップリングにリリーナはいらないよ〜。Wはやっぱり
BLじゃないと。
108名無しさん@ピンキー:03/10/30 21:10 ID:m3qzI65F
↑死ね
109名無しさん@ピンキー:03/10/30 21:25 ID:UFu5ThGi
デュオ×ヒルデ
キボン
110名無しさん@ピンキー:03/10/30 22:21 ID:qX4P3Zwy
…BLは801板に行ってくれ…
111名無しさん@ピンキー:03/10/30 22:59 ID:XcdI9xO5
カトドロキボンヌ。

ヒロリリやデュオヒルの裏はあれども、
カトドロはサイト自体も皆無に等しいんで。
112S原 ◆7YPAQtxQ/I :03/10/31 00:23 ID:DSM29XP1
こんばんは。お礼に参上いたしました。
自分のへたれSSを、待っていてくださった方がいて下さった事に
驚くとともに、感謝の気持ちでいっぱいです(´ー`*)

ところで、>54さん。
>ヒイロ、リリーナ、デュオの三人モノ
この件を覚えている方がいらっしゃるとは思ってませんでした;;
実は結構挑戦していて、エロ部分は結構書き散らかしているんですが、
皆様がおっしゃるように、「リリーナサマが2さんを受け入れる事」への
説得力をつけることが、意外に難しかったりします。
『ラブエロ鬼畜ヒイロサンとロリ風味受けリリタン』路線から反対方向の突き抜け方を
しないと、SSとして形にするのは、力量に乏しい自分には難しそうです…
なんとか形にできたら、こっそり投下させてください
113名無しさん@ピンキー:03/10/31 00:47 ID:9gsl96GQ
>>104
笑いをありがとう(w
114名無しさん@ピンキー:03/10/31 01:02 ID:QauFxcgl
>104
ぜ、絶句した…。
よりによってスターズ…
お団子があれば完璧だw

これで思い出したけどシスターリリーナを最近知り驚いた。
ヒイロはよほどリリーナがすきなんだろうとは分かったが…
115名無しさん@ピンキー:03/10/31 01:20 ID:9gsl96GQ
シスターリリーナって何?
116名無しさん@ピンキー:03/10/31 01:32 ID:QauFxcgl
小説に出てくる修道院での潜入捜査でヒイロが女装したときに
使った名前…
117名無しさん@ピンキー:03/10/31 03:06 ID:U6US597Y
>>112
>ヒイロ、リリーナ、デュオの三人モノ
54氏じゃないが、どういう形になるのか楽しみだったり。
あんまり無理しないでガンガッテ下さいne。
118個人的主観だが:03/10/31 13:50 ID:QgigFg8M
デュオとリリーナの絡みを見たがる人は、少女漫画の王道パターンの一つ
お嬢様と不良の組み合わせに萌えるタイプなんでは?と思ったり。
ヒイロとリリーナも、ある種王道の少女漫画パターンな気がするが、色々と
混ざってるヨーna

ちなみにデュオ×ヒルデの方には、幼なじみ属性があるような気がする。
なんつーか、世話焼き娘と駄目男萌えとでもいうような…
119118:03/10/31 13:52 ID:QgigFg8M
>なんつーか、世話焼き娘と駄目男萌えとでもいうような…
よく考えたら、これはゼクスとノインの関係を表すような気が…。
暴言スマソ
120名無しさん@ピンキー:03/10/31 19:05 ID:QG6/mevk
ヒイロとリリーナはいろいろなパターンがあると思うな。
鬼畜だったり、ラブラブだったり、少女漫画風味(+α)だったりetc・・・
裏道で「女王様と下僕」パターンだったり?(それは・・・
作者さんによっていろいろ違ってきそう。
どちらが行為にいたるまでの切っ掛けを作るか、なども要素の一つになるでしょうな。

ラブラブ+鬼畜というパターンはS原様のSSがやはり萌えですね。

個人的には
リリーナ様萌えスレ(http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1061719239/l50
の173さんが言ってる「ぎこちなく行為に至り、戸惑う2人」ってのが見てみたい。
そっちの方向に疎いヒイロ君とリリーナ様、てな感じで。


121名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:52 ID:P0qxdS7o
こどちゃを初めて読んだとき子供のヒイロとリリーナだと重ねて見てしまった。
122名無しさん@ピンキー:03/11/01 08:34 ID:0cpZMyh2
>>461
だといいけど、Wは非富野作品なんで少し不安…
123122:03/11/01 08:38 ID:0cpZMyh2
>>122
うわっ、ゴバーク!!!スマソ逝ってくる…
124名無しさん@ピンキー:03/11/01 14:17 ID:pp0Jah4z
あ、あの、S原さんのssは南極に投稿されないのでしょうか?
125名無しさん@ピンキー:03/11/01 14:20 ID:5DTEHhDO
>>124
マターリ待つ
126名無しさん@ピンキー:03/11/02 02:01 ID:HgcIDKAC
>120
ぎこちないヒイリリ、いいかも…
しかしヒイロは経験ありなのかなしなのか?
127名無しさん@ピンキー:03/11/02 02:35 ID:KUpESlDm
>126
そのパターンだと、知識はあっても経験無しのが萌える!!!
ヒイロが経験ありなのか無しなのかは、実際良くわからんのだが。
128名無しさん@ピンキー:03/11/02 03:52 ID:Mj1KgVLO
>127
ヒイロは訓練ばかりで女っ気のない生活をしてたと思う。
そして降下してリリーナと出会って…(中略)…ずっこんバッコンあっあっあっの生活になったんだよ
129名無しさん@ピンキー:03/11/02 11:27 ID:u5N1xa1g
ヒイロ=童貞は
緑川さんも、富岡さんも言っているから
ヒイロは経験なし、ということは間違いない!
・・・と信じていたい(;´д`)
わりと中途半端に知識がありそう。

リリ「あ・・・あん・・・痛!!」
(あまりに痛そうな声と顔をみてあわてるヒイロ)
ヒイ「な・・・い、痛いのか!?リリーナ?」
(ヒイロの様子を悟り必死にごまかそうとするリリーナ)
リリ「あ、いや、違うんですけど・・・えっと・・・」

とりあえずパニクって見る。
漏れもぎこちないヒイリリ見てみたいな
130名無しさん@ピンキー:03/11/02 14:03 ID:HgcIDKAC
>129
即興で萌えますた。
131名無しさん@ピンキー:03/11/02 19:09 ID:jkWhDRs1
>129
萌えるシチュでつne
実際の経験は無いとしても、知識は結構ありそうなだなと思ってました>ヒイロ
しかし、学校で学ぶ保健体育程度の知識しかなかったとしても、それはそれで面白そうだ…
経験が無かったが故に、その手のことにサルのようにはまったりしたら笑えまつna
132名無しさん@ピンキー:03/11/02 23:35 ID:mLGH6Yiw
何かのSSで、
「女を抱く、男を抱く、男に抱かれる、女に抱かれる―――それが諜報員だ」
みたいなことを言ってのけたヒイロを見て以来、そういうイメージがありますわ(w
133名無しさん@ピンキー:03/11/03 00:17 ID:JjatQt7R
ってことは801もあり?
うげろ…
工作員としてそっちの訓練も受けてはいそうだけれども。
134名無しさん@ピンキー:03/11/03 00:59 ID:JK/RrsVD
>133
この板では不要でしょ>801
それはよその板にまかせておけばよし。
自分もヒイロは結構手馴れてるイメージがあるなぁ。
でも、元々はストイックな人にも見える。
好きで習得したわけではない技能だったけど、思わぬところ(リリタン)に
役に立ってしまった、エージェントなヒイロさん萌えw
135名無しさん@ピンキー:03/11/03 01:39 ID:n51HnOeL
>132
あー自分もそんなイメージで話考えてた事あったよ。全くのチェリー(wでもなさそうなんだよな〜。
只、かといってあれでテクニシャンでも何か違う気がするし、やっぱり知識だけはありそうだなと。
多分医学書を読む様な感じで習得したんじゃなかろうか。
136名無しさん@ピンキー:03/11/03 02:28 ID:48Q7lJMa
知識はあるだろうけれど、実際痛がってるリリーナとか見ると
やっぱ焦りそう。>>129のように。
137名無しさん@ピンキー:03/11/03 09:08 ID:KW1BXxfm
>>126-136
何だか皆さん、色々と熱い萌えをお持ちなんでつね。
是非その萌えをSSへと昇華して、投下して頂きたい!!!!!
138名無しさん@ピンキー:03/11/03 17:18 ID:n51HnOeL
いやあ、そこで書けたらいいんだけどなかなか難スィ。

ここでは「リリタンが痛がったらヒイロ引きそう」という意見が多くて何か新鮮だなー。
今までに見たものは痛がっても止めない方が多かったかな・・・?
鬼畜モノを選んでた訳でもないんだけど。
139名無しさん@ピンキー:03/11/03 17:50 ID:DuL8GuNU
WのヒイリリSSって鬼畜系多くね?
140名無しさん@ピンキー:03/11/03 18:09 ID:DuL8GuNU
あ、鬼畜というより無理矢理系?が多いかな
141名無しさん@ピンキー:03/11/03 20:50 ID:jKcK4tJ9
TV話の中でのエチーなら無理矢理ゴカーンの予感。
EW後ならほのぼのエチーヒイロ君奮闘編になりそう。
142通りすがりの新入り:03/11/04 10:47 ID:yLbYT209

「鏡」



 リリーナ・ドーリアンは、眼を閉じてしまうのが嫌だった。
 眼を閉じれば彼に負けてしまうような気がしたし、暗闇に逃げ出すことで彼の顔を
見られなくなるのも残念だった。
 二人きりになるのは二ヶ月ぶりだ。
 プライヴェートで取ったホテルの一室。
 バスルームを出て鏡の前に立った彼女のうなじに、冷ややかな唇が這っていた。
 天井から腰の位置まである大きな鏡の真下には、壁に備えつけの重厚なボードが
ゆるいカーブを描いている。椅子に座って、化粧道具などをそこに並べながら鏡を
覗くのには便利な作りだ。だが今は二人とも立っていたし、リリーナはまだボードに
すがりつくわけにはいかなかった。……彼の前で、なるべく醜態はさらしたくなかった。
 そんなことを思った瞬間、不意に、鏡のなかで眼が合った。
 ヒイロ・ユイが愛撫を続けながら、深い群青の瞳をわずかに上げて彼女を見た。
「……?」
 どうかしたの、と尋ねそうになったリリーナは、自分の声がすでに甘く震えそうに
なっていることに気づいて、発言を自粛した。
 そんな判断の一つ一つさえ、すべてヒイロに読まれてしまっている気がする。
 だが彼に、意志の力で負けるわけにはいかない。
 ヒイロの片腕が、彼女の腰にまわった。素手でも人を殺せる、引き締まって無駄のない、
危険な腕だ。リリーナにとっては、誰より愛する人の腕でもある。
「……っ」
 耳を軽く噛まれた。背後から愛されるのは、本当は得意ではない。ただ彼の望むように
してほしいと思うから、リリーナは緊張を胸で押し殺し続けた。
 鏡の中の、頬を赤らめつつある若い女の姿を、見たくはない。目をそらしてしまいたい。
恥ずかしかった。だが彼女の体を慎重に扱うヒイロの様子は、どうしても見ていたいのだ。
(わがままだわ、わたくしは……)
 リリーナは、ほんの少し眼を伏せた。
143通りすがりの新入り:03/11/04 10:49 ID:yLbYT209

 ヒイロが彼女の薄いローブの裾を、太腿から滑らせた手で自然にまくり上げていく。
リリーナは、ボードに片手をついてしまった。外側からゆっくりと脚を伝う手の平は、
激しくないだけに、高貴な彼女の羞恥心を余計に煽った。
 部屋があまりに静かすぎるせいだ。溜め息まではっきりと聞こえてしまう。
 ヒイロが、はだけた彼女の肩のラインに埋めていた顔の、瞳だけをまた上げた。
 彼の指が彼女の秘部を滑ったのは、そのときだった。
 下着など、はじめからつけていなかった。
「……あっ……」
 リリーナは途方に暮れた。たとえ敗北だろうと、もう真っ直ぐに顔を上げていられない。
 ヒイロの指は、彼女の割れ目を往復し始めた。やや速い動きだ。指の数が増えて、潤み
だしたリリーナを攻め始める。表情を消した瞳が、鏡の中の彼女を見ている。クリトリスを弾いた。
「あッ、あ、あ……!?」
 同時に、中指が膣に入った。続いて二本目の指が。ヒイロの愛撫は、いつもこうだ。
リリーナの隙を突くように、慎重さを急激に壊してくる。まるで獲物を狙う野生の獣だ。
少しずつ間合いを詰めて、喰らうときは容赦をしない。
「ヒイ、ロ……っ」
 眼こそ閉じなかったが、もう彼の姿を見ていたいなどと、甘いことは考えていられなく
なった。体が悦んでいる。もっとさわって欲しかった。指だけではなく。もっともっと。
 他でもないヒイロ・ユイに。
 瞬間、まるで心を読まれたように腰を抱えられた。シルクのローブを上半身にまとわり
つかせたまま、リリーナはボードについに両手でしがみついた。
 むき出しの秘部が彼の目の前にあるはずだ。濡れていて、いやらしい。
 リリーナはまぶたを強く閉じて唇を噛んだ。
 同時に、たくましいモノに根元まで貫かれる。
 反射的に美貌がゆがんだ。
「あッ、あぁ、あぁぁ……!」
 ひっ、と悲鳴が喉で痙攣を起こす。ヒイロの挿入にはもう慣れている。だがいつも心臓が
締めつけられる。勝手に腰がうごめいた。
144通りすがりの新入り:03/11/04 10:49 ID:yLbYT209

(なんて淫らで、浅ましいの、わたくしは……っ)
 泣きたいほど恥ずかしかったが、それでもヒイロが欲しかった。
 できれば彼にも、彼女を欲しいと思ってほしい。
 だからぎりぎりまで鏡の中の彼を見つめていたかった。
 それも今となっては、無駄な努力だったが。
「あんっ、ア、アッ、ヒイロ……ヒイ、ロ……!」
 ぐちゅっぐちゅっと、音の響きそうな勢いで激しく突かれる。
 鏡の中の女は、今頃とんでもない嬌態を見せているに違いない。
 それが恋人の前でだけ表れる、ドーリアン外務次官の特別な姿なのだ。
「……なぜ見ない」
 不意に、貫くことをやめないままヒイロが尋ねてきた。
 低い響きだ。片手を彼女の腰から離して、やわらかな乳房を握った。
「……っ」
「鏡を見ろ。……リリーナ」
 静かな脅迫は、貫いた姿勢のままホテルの床に落ちていった。
 リリーナは、ゾクゾクと腰を震わせた。
 いまやヒイロの声までが、たまらない刺激のように気持ちよかった。
「あ……ダメ……っ、いや、ヒイロ……」
「……見ろ」
 潤みきり、滴り落ちる中に、強い一撃が送り込まれた。
 リリーナは悟った。顔を上げて、鏡を見るまで続けるつもりだ。
「あんっ、やっ、……ヒッ」
 ずん、ずんと犯される。
 やがて上半身が斜めに抱え上げられた。顎を手でつかまれて、リリーナは観念し、そむ
けるようにしながら前を見た。怒りをはらんだ、きらめく蒼いまなざしだった。
 抱くときのヒイロは意地悪だ。
「……っ」
 だがやっと直視した鏡の中の光景は、予想を半分裏切っていた。
 交わったままの二人。その部分が見えないのは救いだ。リリーナの紅潮した頬は、少し
乱れた艶やかな髪や汗ばむ素肌は、予想通りだった。
145通りすがりの新入り:03/11/04 10:50 ID:yLbYT209

 だが素っ気ない眼をしていると思われたヒイロの表情は、違っていた。
 彼はほんの一瞬、鏡のなかで目を合わせただけで、その鋭い視線をゆっくりと移した。
 リリーナの首筋に。静かに舌を這わせて、瞳を閉じた。
(……まさか)
 そんなはずはない。けれど、彼は拗ねていたのか、と思い至った。
 リリーナは驚いて、瞳をみはった。
「ヒイ……」
 ロ、と声にし終える前に、攻めが再開された。
「……んッ、あ、あぁ!」
 ふたたび上半身がボードに倒されて、もはや必死にしがみつくしかなくなってしまう。
 静かな部屋に、やや乱暴に、そして激しく甘美に犯される音だけが響き渡る。リリーナの
恥じらう嬌声と。だが彼女は失神しそうになりながらも、ひどく幸せだった。
「あ、……もう、あ、アッ……ヒイロ……ッ」
「……リリーナ」
 いけ、と告げられたようだった。
 そんなことは、彼は口にしないが。
 次の瞬間、ひときわ深く強く突かれたリリーナは、高く鳴いて達した。
「あああぁぁぁぁん!!」
 直後、自分の中にヒイロの精が解き放たれるのを感じる。
 ボードの上に覆い被さるように崩れ落ちながら、彼女は意識の最後に、もう一度自分の
名前を呼ぶヒイロの声を聞いた。
 ――あの暗い髪のプリベンターには感情がない、などと。
 誰が言っただろう。的はずれもいいところだ。
 これほど低く、抑えた愛おしげな声を、リリーナは他に知らない。


 END
146通りすがりの新入り:03/11/04 10:53 ID:yLbYT209
ごめんなさい、途中まで気づかなくてあげ続けてしまいました。
醜態だ〜。・゜・(ノД`)・゜・。
そしてあまりエロくなくてゴメソ
そそくさと去ります。
147名無しさん@ピンキー:03/11/04 10:57 ID:ZwBtNI8I
>>146

いや萌えさせて頂きました。さんくす!!
文才ありますね。お上手だ〜〜
  
148名無しさん@ピンキー:03/11/04 14:30 ID:wngN4yhH
>146氏、乙です!そしてイイものをありがd〜!!
鏡エチー、エロくて…イイ。たまらなくイイヨイイヨー(*´Д`)モエ!!
うまいまとめ方されるなあと思いますた。こういった
エロショートも(・∀・)イイ!と思う!
去らずにまた投下してほすぃyo(*´∀`*)
149名無しさん@ピンキー:03/11/04 14:44 ID:OJSbQ3tp
いやーよかった。
萌えました。ヒイロもいい。
また読みたいでつ
150名無しさん@ピンキー:03/11/04 18:17 ID:UoIO+PGy
リリーナ様リョジョーク、調教、雌奴隷化って需要ある?
ちょい書いてみたいんじゃが…
151名無しさん@ピンキー:03/11/04 18:18 ID:YdAk3ZSE
>>150
イイ!
待ってますよ。
152名無しさん@ピンキー:03/11/04 18:34 ID:UoIO+PGy
>>151
うおっ、即レスサンクス。ここ女性の方が多そうなんで、どうかなと少々不安だったんでホッとしまスィタ。
今はまだ妄想中でつが、ロームフェラに身柄を拘束されたリリーナ様をデルマイユとかトレーズとか、
もしくは適当に有力者のオサーンでもでっち上げて、いたぶりたいなと。

自分手が遅いうえに、ネタスレくらいでしかSS作成の経験ないんでつが、それでもダイジョブそうなら
チャレンジしたい。
153150:03/11/04 18:35 ID:UoIO+PGy
>152
これは自分の発言です。
154名無しさん@ピンキー:03/11/04 20:59 ID:OJSbQ3tp
せめてトレーズがいいな…

ってか、ここ女性多かったのか…
155通りすがりの新入り:03/11/04 22:57 ID:oHpxkN9S
コメント下さった皆さま、ありがとうございました。
エチーなのは読むのは好きでも、少女漫画レベルまでしか書いたことがないので、
あからさまにヘタレで申し訳ない(つДT)

でも1リリ好きだー!
というわけでまた短いものを投下いたします。
今朝のよりは焦らずに書きますた。緊張して手は震えるわ、アゲてしまうわ、
ろくに読み返す心の余裕もないわで、今朝はさんざんですた(w
156通りすがりの新入り:03/11/04 22:57 ID:oHpxkN9S

「I'm yours」


 暗がりの中に背中が見える。
 ベッドサイドに腰掛けた青年の背中だ。
 放心したまま横たわっていたリリーナは、無駄のない筋肉質の、孤独なその曲線を
ぼんやりと見つめた。
 つい今まで愛し合っていたことが信じられないほど、彼の背中は硬く冷たく感じられる。
 ふと、気づいた。
(爪の……傷だわ。……わたくしの)
 右肩に近いあたりに、小さな半月形の赤い痕が残っている。
 悪いことをした、と思った。同時に、どこか安堵していた。
 ヒイロ・ユイの体に残った、リリーナ・ドーリアンの痕だ。
 あれくらいの傷なら、死ぬまで消えなくても良いのに、と思い、小さく笑った。
 彼が残してくれるなら、自分の体にも消えない傷跡があっていい。
 あまり健康的な思考ではなかった。情熱の名残が、急に心許なくなったせいかもしれない。
自覚があるから、リリーナは声なく笑ったのだ。
 まるでその気配を察したように、彼がゆっくりと振り向いた。
 リリーナは、一度またたいてみせた。
「……いいえ、なんでもないの。なんでもありません、……ヒイロ」
 まだ気だるい声のまま、微笑んで応じる。
 ヒイロは眉をひそめた。
 そのわずかな目線だけで、彼が誤魔化されてはくれなかった事がわかってしまった。
 鋭い群青の瞳が細められ、腕が伸ばされる。シーツに広がったライトブラウンの髪を、
無言で手先に絡めてきた。リリーナは何も言わなかった。ヒイロは身を乗り出して、
彼女に唇を重ねた。
157通りすがりの新入り:03/11/04 22:58 ID:oHpxkN9S

(……あたたかい)
 見た目に反して、彼の唇は温度を持っていた。
 求められていることに、胸の奥が満たされる。
 互いに柔らかく口を開き、舌と唾液をすり合わせた。リリーナはうっとりと眼を閉じた。
 しなやかで白い両腕を上げて、彼の硬い背中を抱き寄せると、ヒイロはそのまま拒絶も
なく、今夜二度目の愛撫を始めた。



「あんっ、あ……あっ……!」
 震える声が天井に響く。
 その甘さに恥ずかしくてたまらなくなる。だがヒイロは違う意見のようだ。その証拠に、
休みなく深く、時には角度を変えて、リリーナを冷徹でひたむきに攻略し続けている。
 矛盾のある欲望。
 端正な無表情の中で、何かに渇いたような鋭い瞳が伏せられていた。
「……リリーナ」
 時々、錯覚かと思うほど低く名を呼ばれた。
 大きく割り開かれたリリーナの下肢は、彼の肩まで担ぎ上げられている。
 難なく腕で持ち上げられてしまったのだ。何もかもをさらけ出された格好だった。だが
リリーナの羞恥心が抗議するより先に、身体が貫かれる快楽に反応するほうが早かった。
いわば、ヒイロの無言の思惑通りに。
「……ぁう……ッ」
 その苦しい体勢は、彼のモノをより深くへと導いてしまう。すでに強弱の変化を心得た
ヒイロの腰の動きは、シーツにしたたり落ちるほどまでリリーナの中を濡らしきった。
「んっ、い……っ、はぁ、あぁっ!」
 ズブン、ズブン、と叩きつけられるたび、喘ぐ口元から唾液がこぼれた。ヒイロは顔を
近づけて、彼女の顎から透明なそれをなめ取った。
 まるで、儀式のような動作だ。
 そして唐突に、突き出す速度を上げ始めた。
158通りすがりの新入り:03/11/04 22:59 ID:oHpxkN9S

 決して性急ではない。計算され尽くしている。――無論、すさまじい快感を招く。
 リリーナは首をふるって、瞳を見開いた。
「あんっ、あッ、あ、あっああぁぁ」
 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっと淫猥な音が響き渡る。
 天井にも、ベッドにも、窓にも。
 そのたびに、濡れて絡んだ陰毛の中でクリトリスまでこすられる。
 とても正気ではいられなかった。リリーナはまぶたをきつく閉じた。
 ――もう、ダメだった。
「あっ、ヒイロ……あん、あ、あぁぁぁぁ!!」
 大きく開いた両脚を激しく震わせて、彼女は達した。
 同時に身体の中に、熱い液がほとばしるのを感じた。

 

「……何度抱いても」
 ひどく冷静に、彼女の脚を肩から降ろしたあと。
 ヒイロが不意に、視線を上げずにつぶやいた。
 右手を伸ばし、親指で、まだ喘ぐ美しい外務次官の唇をなぞりながら。 
「何度抱いても……おまえは、俺のものにはならない」
159通りすがりの新入り:03/11/04 23:00 ID:oHpxkN9S

 静かな声だった。リリーナは驚きのため、せわしい呼吸さえ一瞬止めた。
 だが直感と立ち直りの、誰よりも早い彼女のことだ。
 ヒイロの心なら、一瞬で把握した。その共感は、甘い痛みを伴った。ベッドサイドに
腰掛けた彼の冷たい背中を見つめながら、先ほどまで彼女は何を思っていただろう?
 ――リリーナは、いたずらっぽく笑った。そして、少し驚いたらしいヒイロの唇に、
同じように自分の人差し指をあてた。
「そっくりそのまま、その言葉を返します。ヒイロ」
 片方の手の平で、抱くように彼の頭を間近まで引き寄せた。
「……でも、ひどい誤解だわ」
 凛と、優しくささやいた。
 少女の頃から少しも変わらない、真っ直ぐなまなざしで。


「――こんなにあなたを愛しているのに」



 END
160名無しさん@ピンキー:03/11/04 23:39 ID:OJSbQ3tp
うわー萌えますた…
ヒイロもリリーナも魅力的でイイ!
またお願いします
161名無しさん@ピンキー:03/11/05 00:06 ID:ShGpY6WK
新入りタン、今日二度も楽しませてくれるなんて・・・!
漏れも1リリ好きだー!大好きだー!!
新入りタンの表現の仕方好きです(;´Д`)ハァハァハァハァ

>>150タンもがんがれ!応援してまつ!
陵辱中も心の片隅にヒイロタンがチラチラキボンと言ってみるテスト
162名無しさん@ピンキー:03/11/05 00:40 ID:GLD2KsK9
つか素で上手いよ新入りタン……
急いで書き流してるみたいだが、それでも読ませるのがスゲェ。
確かに本来はエロ向きではない書きっぷりだが、なんなら旧シャア板の
リリスレにも投下してくれぃ!
163名無しさん@ピンキー:03/11/05 07:51 ID:67+PkuO4
とにかくエロ〜ンエロ〜ンなのが読みたいな〜
164通りすがりの新入り:03/11/05 08:22 ID:B3TBGp9q
すみません、では今度もしまた書きたくなったら、>162さんのおっしゃった
スレのほうに行ってみますね。
お目汚し失礼しました〜。
165名無しさん@ピンキー:03/11/05 08:28 ID:Yo99DWmY
>164
162は、良かったらエロ無しSSもリリスレに問投下してくれってつもりで書いたんでは?
ここに投下するなって意味ではないので、謝んなくってイイよ。
166名無しさん@ピンキー:03/11/05 08:29 ID:Yo99DWmY
>165
リリスレに問×
リリスレにも○
167名無しさん@ピンキー:03/11/05 09:06 ID:kh3aUbvW
どっちかっつーと>163の書かれたタイミングを気にしたんじゃないかと思われるが。
漏れは向こうのスレにも顔出してるから、書いてくれるんならいいや。
新作待ってまつ!(・∀・)
168名無しさん@ピンキー:03/11/05 13:07 ID:67+PkuO4
ああタイミング悪かったね、スマソ(´・ω・`)
気を悪くしないでね通りすがりの新入りタソ…
169名無しさん@ピンキー:03/11/05 15:11 ID:4eJ/ChMj
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) ?

し、新入りタン行っちゃったの?
漏れ的にはスンゲー期待の星だったわけだが_| ̄|○
あのくらいのエロで幸せになる住人もいるから、いつでも戻ってきてね…
170名無しさん@ピンキー:03/11/05 15:33 ID:aclRdU3I
>新入りタン
おおお!乙です!
艶っぽさがイイ!読みやすいですし、最高です。
自分は、あっさりエロでもいいと思いますよ。ここで続けて欲しいです。
濃厚エロはまた別に書かれる方も出てくるでしょう。
171名無しさん@ピンキー:03/11/05 18:20 ID:CjL3jbLJ
十分エロいと思ってたんだが…
つかまた読みたい…
172Broken Heart 〜HEERO SIDE 1:03/11/05 19:19 ID:GrNf0EbG
薄暗い部屋を、僅かな電光だけが照らしていた。
 ヒイロとリリーナは、そこで生まれたての赤子と同じ姿で、お互いの愛を確かめ合おうとしていた。
 清い体を持つ2人が、初めて通すお互いの体……。
「あ、うっ……」
 亀頭が少し入っただけで、苦しそうに喘ぐリリーナはヒイロを戸惑わせた。
 彼女の蜜壺に突き挿そうとしていた己の塊を、中途半端に挿したまま思わずその動きを止めた。
 ――分かってはいた。予測はしていた。純潔を保っていたリリーナの体が、初めての性行為に痛みを覚えることは。
 それは避けられない情事なのだ。それは当然の情事なのだ。
 しかし、いざとなると不安になって、どうすればよいか分からなくなる。
 こうした性行為の知識だって人一倍はあるし、さまざまなシチュエーションを自分は教えられてきた。
 このようなときはどうするか、こんなときはこうすればよい、そういった対処法もいくつも学ばせされているはずなのに…。
 自分の脳にインプットされた性交のマニュアルは、いざとなったら何の役にも立たない、ただのトリビア
でしかなかった。頭の中に嫌というほどに詰められた知識は、今となっては全く浮き出てこない。
 怖い、怖い、とてつもなく怖い。
 自分がリリーナを傷つけてしまいそうで…。自分がリリーナを壊してしまいそうで…。
「大丈夫か?」
 気休めにしかならないと思ったが、こう言うことしかリリーナを慰める術が無かった。
 それほどにヒイロは情緒不安定に陥っていた。
 もしかすると、これが始めてかも知れない。自分をあまりに情けなく感じ、責めた事は…。
「大丈夫ですよ、…痛くないから………」
 意外とあっさりした返事が返ってきたが、その返事も明らかに嘘だと分かった。
 彼女の作ったような笑顔、涙を含んで潤った瞳、今にも消えそうな擦れ声、細い腕の震え、
掴んでいるシーツに寄る強い皺、そして自分の竿を伝わって来た、リリーナの赤色に染まった下肢が
彼女が発した「痛くない」の言葉よりも深く、その痛みを教えてくれた。
173Broken Heart 〜HEERO SIDE 1:03/11/05 19:23 ID:GrNf0EbG
彼女が必死に痛みに耐え、必死に痛みをごまかしていることがヒイロにも相当な強さで伝わってくる。
 それでも崩れない。それでも「痛い」という言葉を発しはしない健気なリリーナを、
自分は見ていられなくなった。下手な嘘で、下手な演技で自分を安心させているリリーナを。
 本当はリリーナも、痛くて苦しくてつらい気持ちでいっぱいであるだろうに。
「痛く…ないからぁっ……」
 もう一度ささやく彼女だが、説得力はまるで無い。
 それどころかそれは、ますますヒイロに圧力を掛けた。
 これ以上リリーナを傷つけたくない。いや、傷つけてはいけない。

「もう……終わろう」
「…え?」
「……止めてしまおう」
 何か怖いものにでも圧迫されたような、おびえてるみたいな声で出たヒイロの言葉は…挫折の言葉だった。
 なんと情けない言葉なのであろうか。
 自分が無様なやつだ、という自覚は痛いほどにある。でも、今の自分ではそれしか対処のしようがなかった。
 他にどうすればよいか分からない。
 できることならこのまま彼女を放さずに、自分という存在の中に閉じ込めていたい。
 しかし、リリーナを傷つけたくない、その純心な気持ちが彼の欲求から彼女を突き放していく。
 そして、引くことにした。これでいいんだ…自分が退けば、少なからずリリーナはこの憂苦から開放されるだろう。
 後先のことや、これからのこと、戸惑いと焦りはヒイロにそれらを考える余裕すら与えてくれなかった。
「リリーナ、許せ……。痛んで苦しむお前だけは、俺は見たくないんだ…」
 自分を正当化させて、自分を開き直らせて、男根をゆっくりとリリーナの負担にならないように
引き抜いていく。くやしさと歯がゆさと何より自分の無力さを、胸の中に閉じ込めながら…。
 だがリリーナがそれを見た瞬間、シーツの強い皺を作っていた彼女の手がヒイロの背中にすばやく回ってきた。
「イヤッ!!」
174Broken Heart 〜HEERO SIDE 3:03/11/05 19:35 ID:GrNf0EbG
 ものすごく悲愴さを感じさせる声で、リリーナの手は口惜しそうにヒイロの背を捕らえた。
 そして彼女の手が、ヒイロの腰を落すように下げて、肉茎を自分の内壁へと沈めた。
 ヒイロにとって思わぬ行動だった。その動作に激しい勢いがあったのだろうか。
 ズブズブと、ヒイロの熱槍がすごく激しいグラインドで彼女の最奥を突き刺した。
 突然来た強い電撃のような刺激に、ヒイロもリリーナも大きな喘ぎ声を上げる。
「ううっ…!!」
「アアッ…!!」
 自分の体を深くまで沈められたヒイロの目の前には彼女の体があった。
 汗に満たされながらも、高貴でかつ朗らかな香りを秘めたリリーナの裸体が…。
 リリーナの華奢な腕は自分を逃がしはしない、と彼の体を強く締め付けていた。
 その締め付けによる束縛は、ヒイロにとってはいとも簡単に外せそうなほど非力であった。
 だがヒイロは縛りを解かなかった。解けられなかった。
 小刻みな彼女の腕の震えが、自分の腰に伝わってくる。
 リリーナが甚だしく自分を必要としているのが感じられた。
 彼女の必死さを見ると、抵抗のしようがなかった。
「お願い、逃げないで!!」
 いつもの落ち着いて凛々とした態度とはうってかわって、物を強請る子供のような
 顔と声と口調でリリーナは懇願した。その顔は涙でびしょびしょに穢れている。
 執行に迫られ、再びヒイロの動きが止まった。しばらく何もいえなかった。何もできなかった。
 白い時間が点々と流れていき、彼女のやわらかい唇から言葉が漏れた。
「わたくしを心配してくれる気持ちは分かります。あなたは、優しい人間だから…」
 たくさん涙を流して、落ち着いたのか。安らいだ表情でヒイロの胸に顔を寄せ、
締めていた手を少し緩めて、その手をヒイロの肩に持っていった。
「…でも、逃げるなんてあなたらしくないわ」
 反論のしようもなかった。リリーナの言うことに間違いは無い。
 リリーナに落ち度があるわけでもない。
「……今、わたくしの体は、あなたのためにあるの。だから、
 あなたの体も、今はわたくしのために在りなさい、いいわね……」
 言い切った彼女の顔は赤かった。でもとても嬉しそうで、
一途な少女の精一杯の笑顔であった。
175Broken Heart 〜HEERO SIDE 4:03/11/05 19:43 ID:GrNf0EbG
「リリーナ………」
 その顔に慰められた。当然の情事から逃避し、彼女の心を傷つけていた自分を
リリーナは笑顔で迎えてくれた。本当は怒っても良いくらいなはずなのに。
 彼女の笑顔は、自分の欲を再起させてくれた。
 自分を求めているのなら、与えてやらねばならない。
 たとえ彼女を壊してでも…。それが俺の…せめてもの償いである。
「リリーナ……なら…」
 その後を言わずとも、リリーナが静かに首を縦に傾け、愛する人を
飲み込もうとするがため、目をグッと閉じた。

「…あ…あぁん!!!」
 リリーナの覚悟を分かったヒイロも、全力で腰を振り、自分の肉棒をリリーナの秘泉へと入れ、膣壁をえぐりこませた。
 もうそこに躊躇いはなかった。
「あぁ…はぁ…ああん!!…いいです…ヒイロ…」
「…良いのか?」
 静かに、リリーナは首を縦に振るった。自分の出た声に戸惑ったのか少し恥ずかしそうな顔をしていたが
 この時間を大切にしたいのだろう。リリーナは快楽に素直に答えた。
 長さに焦れて、愛する男を受け入れるため濡れた下腹部は、もうすっかり衝撃を和らげており、
 ヒイロの鉄のような槍と混ざり合い淫らな音楽を奏でていたが
 この音楽も、今では幸せの歌のように聞こえた。
 ヒイロはもう止まらなかった。
「ああ……あぁん、凄い…」
 激しい動きがどんどんエスカレートしていき互いの絶頂も次第に近くなってきた。
 ベッドが激しく揺れ動き、二人は股間から歓喜の露を流れ落としながら
 嬌声をあげて喘ぐ。
176Broken Heart 〜HEERO SIDE 5:03/11/05 19:47 ID:GrNf0EbG
「ヒイロ、もうダメ!わたくし…おかしくなりそう……」
「安心しろ。俺がずっとついている……」
「ヒイロ、あ……いして…いま…す、だから、ヒイロォ!」
「リリーナ、リリーナ……」
「もう、離…れな…いで、あぁぁぁぁっっ!!!」
「くあっ、あっ…」
 途切れ途切れながらも、リリーナの想いをしかと理解し、受け止めてやった。
 ヒイロの方も、口には出さなかったが自分の想いをリリーナへと送り込んだ。
 熱い自分の精とともに。

 …俺はもう、離れはしない。

「さすがに疲れましたわ…もう…寝ますね」
安らかな表情でリリーナが夢の世界へと落ちていく…。
そのリリーナの露体に、ヒイロはゆっくりとシーツを掛けてやった。
「リリーナ…ありがとう」
彼女が深い眠りに落ちたあと、ヒイロは何度も何度もそうささやいた…。
177ZEPETTO:03/11/05 19:52 ID:GrNf0EbG
↑のSSの作者です。ZEPETTOとでも名乗らせていただきます。
ドウモ m(_ _)m
S原様と通りすがりの新入り様の素晴らしいSSに触発されて、「自分も何か書いてみたい!!」と
愚かなコスモが浮き出してきたので思い切って書いて見ますた。
ちょっと前に話題になってたの「痛がっているリリーナ様をみて引きそうになるヒイロ君」を作ったつもりですが、
なんだかよく分からないものになった気もします。
ほのぼのにしようかなと思ったら純愛(?)シリアスに…。
しかもエロのかけらもない…。
こういうSSを書くのは初めてな上に
個人的に芯の強いリリーナ様が最高に萌えなんで、それが出てしまったようで…。
偽カプールになっちゃった予感がしまつ(∩´д`;)アセアセ

タイトルを見れば予想できるのでしょが、これはヒイロ視点バージョンです。
つってもかんだかどっちがどっちかも分からなくなってしまったかも…。
リリーナ視点もあるのですが、それはまだ未完成であり、SSのレベルも考えると…。
もしこんな腐った文章でも、興味を持って読んでみたい、という方が
いらっしゃればそれも投下してみたいと思います。それでは。
178名無し@おひつじ座:03/11/05 23:52 ID:QN9nyto+
新入りでつ。長持ちしそうにないハンドルを変えますた。

皆さまコメントをありがとうございました。
一応リリスレに引っ越しましたが、お言葉に甘えて、またエロが
書けそうになったら戻ってきます。
エチーの盛り上げ方が自分でもイマイチわからないので、アサーリ
ぬるいとは思いますが……(;´Д`)
そのときはよろしくお願いします。
179名無しさん@ピンキー:03/11/06 02:57 ID:ILervhfI
おぉ・・・今、ちょうどケーブルでWやってて、見ている最中なんだが、こんなスレと遭遇できるとは・・・
・・・それにしても1リリ祭り状態だなぁw
個人的にはゼクス×ノインの方が燃える。
絶対ぇ南極対決の前夜、あの二人の間に何かがあったと勘ぐっているのは漏れだけか?
180名無しさん@ピンキー:03/11/06 05:21 ID:9nF7JimL
おひつじ座さん、いつでもお待ちしてまっす!
181名無しさん@ピンキー:03/11/06 06:17 ID:DTvbX2nf
>>179
そこら辺をガンガッテ書くべし!!!
182名無しさん@ピンキー:03/11/06 20:59 ID:TGDOEUt1
カトル×ノインとか、トロワ×レディとか、恐らく異端な組み合わせに萌える自分も
自給自足するしかないのか…、その前に石投げられそうだが。
183名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:07 ID:cAQsKFdA
>182
海外のサイトにはそういうの多いらしいよ。
英語だけどがんがって読んでみては。
184名無しさん@ピンキー:03/11/07 00:45 ID:k/fdOpgm
ブラックカトルものが見たい。
相手はドロシーかリリーナあたりで。
しかし素で過激なドロシーだと怖いかもな…
185名無しさん@ピンキー:03/11/07 01:06 ID:k/fdOpgm
おっと書き忘れていた。
>177さん
萌えました。
ヒイロ純粋ですなー
こういう話もイイ!
186名無しさん@ピンキー:03/11/07 03:21 ID:DTp4y7aT
ハイレベル揃いですな…((( ;゚Д゚)))
187名無しさん@ピンキー:03/11/07 20:50 ID:IfpRDzPj
即死スレかな、って思って
ずっと来てなかったが、勇者が3人も!

S原さんも、おひつじ座さんも、ZEPETTOさんも
GJでつ!!皆さんのSS とってもイイ!(・∀・)

>>184
漏れも黒カトみてみたいでつ。

最初は眉毛女王さまの言うがままにされてたけど
途中からゼロシステム発動(笑)で鬼畜化して立場逆転……。

みたいな感じのカトドロ見てみてぇー。

188名無しさん@ピンキー:03/11/07 23:53 ID:CM723TCl
やい藻マイら!


おひつじ座タンのエロ無し1リリもなかなかグッドでつよ(・∀・)!
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1061719239/488-491

まぁあそこはなかなかハァハァした感想は書き込みにくいんだがなー。
189名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:17 ID:yJ1Xus6T
>188
>まぁあそこはなかなかハァハァした感想は書き込みにくいんだがなー。
いや。あそこはハァハァレスもつく所だよ。*リリーナに関して*は。
あっちは「リリーナ萌えスレ」だからね。
どっちかというと「ヒイロ萌え」寄りのエアリーズタンのSSにハァハァ感想がつきにくいのは
ある意味当然ではないかと思われ。
とはいえ、グッジョブなSSだという事には同意なので、こっちに戻ってきて
くれないかと期待しているんだが…
190名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:34 ID:0M0ZW1dx
単純に向こうは男子が多くて、おひつじ座さんのSSは女子受けするタイプ
なんだと思うよ。私もこっちに戻ってきて欲しいな。
191名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:47 ID:buK090RF
てか、誘い受け&自演ウザ
スレの空気も読めずに投下するなyo
せっかく住人がスルーしようとしてるのに…
192名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:55 ID:yJ1Xus6T
>191
エアリーズタンがやや誘い受けっぽかったのは否定しないが、
そういう事をわざわざ書き込むお前の方がウザ

>190
その区分では、男子の俺の立場が…w
193名無しさん@ピンキー:03/11/08 01:27 ID:XAjqKbn7
>190
あそこ男子が多かったのか!?女子だがコッチと両住人で正直すまんかったw
つーか男女関係なく好かれるキャラっていいなーと思ってみたりする(*´ー`)
194名無しさん@ピンキー:03/11/08 01:31 ID:r41xGtIE
女でヒイロ萌えではあるがそれよりもリリーナ萌えのが勝る自分って…
195名無しさん@ピンキー:03/11/08 02:44 ID:1Js9Ba9D
女子だが、Wの中で一番リリーナ様好きだよ。至上。
もう様なしで呼べない程好き。
一時期ヒイロに嫉妬していた程さ(w
196名無しさん@ピンキー:03/11/08 03:35 ID:yZZ0NLD9
>>195
解る…その気持ち
197名無しさん@ピンキー:03/11/08 06:06 ID:dSgDOdDZ
>194-196
自分もリリーナ様最萌えだ!!正直ヒイロが羨まスィ…
ちなみに同志達、これは見たかne?
ttp://red.sakura.ne.jp/~nankyoku/otoko/bbsnote.cgi?fc=continue&No=6208
眼福じゃ(;´д`)ハァハァ
198名無しさん@ピンキー:03/11/08 07:02 ID:1Js9Ba9D
>197
うおおおおおおおおおおお!?
(;´д`)ハァハァハァハァハァハァ!!
なんて素晴らしい!!!萌え!燃え!
ん、この猫ってもしやヒイロ?またしても貴様かあぁぁぁ。
ゼクスにいいつけるぞゴルァ!

はあ…自分女なのにいいのだろうかホントこんなんで(笑)
でもやっぱりリリーナ様激ラブなんだよなぁ…。
お礼に私もあそこに何か投下すべくがんばってみるよ。
199名無しさん@ピンキー:03/11/08 10:03 ID:RbiL6E7f
いいから落ち着け。
文章が痛くてたまらんぞ、オマエ。
200名無しさん@ピンキー:03/11/08 12:53 ID:UOua3F9q
ちょっと迫り気味なリリーナ様が一番マンセー
201179:03/11/08 13:14 ID:lx1/X75V
>181
ガンガってみる。いつになるかはわから(ターン)

>187
・・・あれ?確かどっかでリリーナの態度にキレた黒4がリリーナをゴカーンするってSSをどっかで見たよーな・・・
202名無しさん@ピンキー:03/11/08 19:15 ID:z9qHIvvj
>>198
あふれんばかりの萌え魂を感じる!是非ガンガッテ投下して、神の仲間入りを!
ちなみに
>>197で紹介された絵には元ネタがありまつ。
ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/606/1056721105/l100
詳しくは読んでみてne
203名無しさん@ピンキー:03/11/09 07:39 ID:7ItxTmOt
>>201
>・・・あれ?確かどっかでリリーナの態度にキレた黒4がリリーナをゴカーンするってSSをどっかで見たよーな・・・
しょ‥詳細情報をキボンヌ!!!



あっと、もしかして南極のあのSSのこと?
204名無しさん@ピンキー:03/11/09 17:16 ID:JzaVdITP
>>202
南極最近からロムり始めたので、そんなネタがあるとは知ラなんだ・・・
セラムンで、ヴィーナスが一番好きだったので、何だか嬉スィ!
アルテミス=ヒイロってのも笑えるが、なかなか美味しい&萌えでオモロかった。
教えてくれてありがトン
205179:03/11/09 23:17 ID:owfUUnTc
>203
>あっと、もしかして南極のあのSSのこと?
いや、全然別物。
確か、ガンダムWがメインのサイトのSSで、他にも1×リリのエロ有りが2本。
・・・お気に入りに何故入れなかったと言う指摘は却kうわぁ何をすr#$%':*;+rbsow.ntq!!
206名無しさん@ピンキー:03/11/11 22:52 ID:QnjGkQ9s
神はまだか…
207名無しさん@ピンキー:03/11/12 01:05 ID:TG/GweCK
>>206
某所に降臨してまった。
517 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:03/11/12 00:51 ID:???
(´∀`)⊃
ttp://revery.net/~niku/cgi/img/img20031112004926.jpg

お早めにどうぞ〜
208名無しさん@ピンキー:03/11/12 16:11 ID:Zy4hmulZ
南極に皆さんのSSが載りましたよ!!
209名無しさん@ピンキー:03/11/12 19:57 ID:+xZeSSZK
だ、だれか挿絵を〜(´д`;)ハァハァ(;´Д`)
210名無しさん@ピンキー:03/11/12 22:48 ID:7hrQu0Ec
>210
依頼が無いと描いてはいけないというルールではないから、このスレの
住人で、我こそはと思う者は自発的に描いてくれ〜
勇者キボン!
211名無しさん@ピンキー:03/11/13 01:12 ID:3luXOCIp
カトル×ノインに萌えた…
212名無しさん@ピンキー:03/11/13 13:11 ID:nHt+2/ck
ゼクスとノイン希望!
ノイン初登場の回の、
バーみたいなところで部下の報告受けてるゼクスにノインが剣(?)をかつかつって鳴らしてたやつ。
あのあと絶対やっただろうなとかさ。
あながいします。
213名無しさん@ピンキー:03/11/13 20:00 ID:h/UrXuwq
>>212
お願いする前に、まずは自分でチャレンジしる!
214名無しさん@ピンキー:03/11/13 21:19 ID:Wtjs1krr
五飛×妹蘭……萌え。
215名無しさん@ピンキー:03/11/14 01:52 ID:vzthKH4A
>214
それ見たい。

ところで5人で経験あるのはデュオ、トロワ、五飛だと
どっかで読んだので、ヒイロは経験なしかと…
裁縫も家事も習ったようだがこれは習わなかったようだ
216名無しさん@ピンキー:03/11/15 17:21 ID:jFmeBLTq
5はともかく、2と3はいつダレと済ませたんでしょうなあ。
217名無しさん@ピンキー:03/11/15 22:30 ID:1pCiFNrh
>>216
2は浮浪児仲間、3は傭兵のお姉さんに奪われたと思われ。
218名無しさん@ピンキー:03/11/15 23:54 ID:BmO2dRzS
5以外は皆、経験アリーベデルチに思える自分は腐ってるのだろうか…
1はカラダ使って敵の情報探るためとか。4は坊ちゃまだから処理してくれる人は
沢山いそうだし。

なんだかんだいって 全 員 上 手 そ う ★
219名無しさん@ピンキー:03/11/16 15:01 ID:2fPcpevW
>218
それだと1タンの相手は男だという想像にしか至らない私。
220名無しさん@ピンキー:03/11/17 02:46 ID:mHgHgmqK
見返していてなぜかゼクス×ドロシーに萌えた。
トレーズ×ドロシーも面白いかも。
カトドロも萌えだが難しそうだ
221名無しさん@ピンキー:03/11/17 09:57 ID:iGPAqT6i
>>218-219
過去の彼らの状況を考えると、5と妹蘭は清い関係のままだった気がする(そこに萌えるが!)。
お坊ちゃんな4は、その手のことに不自由しないようになっていたんではと確かに思うね。
2と3もそれなりにやるこたやってそう。

しかし1とかは色々と抑圧された幼少期過ごしてそうなんで、それ故に実は異常性癖の持ち主
だったりして…などと考えてしまう自分。
222名無しさん@ピンキー:03/11/18 01:03 ID:LzXQgFy2
夜のカトルはブラックかな〜とか妄想してみて萌え。
なんか、ハゲしそうだなーオイ。

>221
そう、友達とも言ってたんだけど、1は変態的行為に走るか性欲無いかの両極端
ぽい。攻撃的だし独占欲も強そうだから、リリーナ様縛ったりしてそう。
リリーナ様はそっちの知識うといのでエチーはそんなもんだと思ってたり(*´Д`*)

2はジャンク屋仲間に、3は元祖トロワみたいな人に娼癇につれていかれたのでは
ないのかと。「おめーもそろそろ大人になってこい」みたいな。
5ってそっち方面想像つかないんだよなー。潔癖っぽいし。

こんな腐った目で見てしまってごめんよ…5人達。
223名無しさん@ピンキー:03/11/18 09:47 ID:4jH7Uxk0
>222
「そうそう、そんな感じ!」と思てしまったよ。
1は性欲の無い不感症人間だったぽい。ガンダムあっさり乗り捨てたりするとこからも、
執着心も薄そう。その反動からかリリーナ様に対する自分の気持ちに素直になると、禿しく
執着して、独占欲の固まりになってまうのではと。
ゆえに、妙に攻撃的なエチーする1って何か納得してしまったりする。
224名無しさん@ピンキー:03/11/18 15:20 ID:ezbCJi5f
>222
そんなもんだと思っているエチーの相談をするリリーナ様を
想像してしまった…突っ込むべきか困る相談相手共にハァハァ

      〆⌒⌒`ゝ
     . |λノヽ)ヽ)/⌒⌒ヽ
      〃(  ‐"‐)((((ハ))))
    ((  /丶   ノ);´ o`)ソ  アッアッ
.      /  つ⌒ " 《つつ
   (( (  /ソ´./ | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
       ヽ__)し' ∪ .|       .|

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          O 。
   /⌒⌒ヽ    /⌒⌒ヽ
   | ノ)ノ)ノヽ)   (((`'))))-i
   リ ;゚ ヮ゚) 煤@  (゚o ゚*リ|| <ヒルデさんは辛くありませんか?
__(__つ__丶____./___⊂ヽ___
225名無しさん@ピンキー:03/11/18 17:05 ID:McjccIwD
ヒイリリエロはゴカーンも多いが中田氏も多いなーなどと思ってみたりする。そんなに出しまくって大丈夫なのかと要らぬ心配をしてしまう・・・。

226名無しさん@ピンキー:03/11/18 17:26 ID:JOz0BQLb
>>222
それ、俺も思った。
ヒイロってものすごく鬼畜化しそうな予感が。
夜とかも、リリーナ様を失神させるまでしちゃいそう。
失神してもやりそうだな…。ドキドキ

でも、ヒイロはもともと「本当は心の優しい人間(ドクターJ、リリーナ様談)」
であるし、リリーナ様と出会って、その優しさがさらに育つわけであるから、
逆にリリーナ様とかには優しく接するような気もする。

リリーナ様の方は…どうだろ?多分あのような不自由ない、高貴な生活してたら
姦通経験はほぼないだろうし、知識も薄いだろうな。
でもヒイロが「優しくてストイック(笑)」とかなら意外と自分から求めたりして(笑
めちゃめちゃ恥ずかしそうにして、ヒイロを求めたりしているところを想像するのも…(: ´∀`)ハァハァ
かも。




227名無しさん@ピンキー:03/11/18 21:01 ID:Uj4Tqee5
か、姦通って…

それはともかくエロ想像しようとしたら
失敗して「自爆する!」、なんてネタしか思い浮かばなかった自分…
228名無しさん@ピンキー:03/11/19 02:40 ID:qShc2seW
ちくしょー、ここの皆とケコーンしたいze!

ヒイロってば、実際の所リリーナ様になかなか手を出せずにいるのかも。
それでも迷ってやめようとしたところでリリーナ様に「やめないで…ヒイロ」「オレはオマエを
傷つけてしまうかもしれない」「かまいません。私はあなたが欲しいのだから」ってな具合に
押しきられてコトに及んでしまうんかなー。
激しいエチーをした後で、ぐったり寝込んだリリーナ様の寝顔見つめて優しくチューとかはしそう。
てゆうかやれ!ヒイロ。

カラダはヒイロが、心はリリーナ様が攻めって感じ。
読んだ小説で、お仕事中にヒイロが求めてきて及んでしまう…っていうの何篇か読んだ。
ところ構わずなのかー護衛タンは(w
229214:03/11/19 22:46 ID:1vGyopF/
>5×妹蘭
こいつらは絶対あったと思ってる。
ある程度の時間を一緒に過ごし(暮らし)ていった中で
「他の誰かよりは、こいつがイイ」という意識に至ったあたりで
契りを交わしとるのではないかな。周りの空気もうるさいだろうし。

ぶっちゃけ、先ずセックスありき、という政略結婚にあるがちなパターン。
ようやく心(=愛情)がついてきたかな、というところで先立たれてしまったという。

あの話の終盤を見ても、お互い拒絶しとる風には見えんし。冒頭とは明らかに違っている。
(妹蘭が苛烈なのは己の責務(一族のためにナタクとして生き戦うこと)から
来るものであって、5を拒絶してるわけではない。
一方5はかなり優しい…「バカな女だ(でも、だから、それをもひっくるめて愛しい)」)

うわあぁあ、2chで語ってどうするよ、わし。スマソ
五妹のエロでも書いてみるか…
230名無しさん@ピンキー:03/11/19 23:43 ID:Z8vCwgTW
>>229
いやわかるよ。
公式設定?では女経験ナシ組みが1と4、有りが2、3、5だから5が
あったとすれば妹蘭相手としか考えられないし。
231名無しさん@ピンキー:03/11/20 00:17 ID:tw8bXrm+
>229
よ、読みたい五妹…
あれで五を好きになったもんで…
232ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :03/11/20 00:51 ID:51xBOq0D
以前、腐敗物を置いていった者です。感想を下さった方、遅かれながらお礼をさせていただきます。

>>228
自分もその「カラダ攻ヒイロ×ココロ攻リリーナ」派です。
ヒイリリならどんなのも好きですなんが
男性を愛する女性、女性に愛される男性が一番萌え…。

 「たとえ傷ついてでも、わたくしは今だからこそ得られる幸せを感じたいの」
 「リリーナ………」
  リリーナの今の心境は羞恥心よりも、欲求のほうが遥かに勝っていた。
  これほどにいとおしくて優しい男性に出会ったのは初めてだ。
  この人になら、この人になら、何をされても許せる。
  …抱いて欲しい。わたくしをギュッと、ギュッと。今だけでもいい。今だけでもいいから。
  ヒイロも…彼女の想いにそっと答えたのだろうか。
 「覚悟はできてるんだな?」
  彼女は、コクンと頷いた。

  リリーナのネグリジェと下着が、ベッドのシーツの上に落ちた。
  今、自分は裸なのだ。心も体も。自分のすべてを、今ヒイロに晒している。
  でも、そこにあったのは恥じらいだけではなかった。何というのだろう、
 軽くなった開放感?今、ヒイロの前で体を露出させているだけでも、気持ちが良かった。
  安らぐ体は、今はヒイロに従う。


…ああ、何が書きたいんだ。とりあえずココロ攻めなリリーナ様が書きたかったんです(笑
すいません、早めに逝きます。   
233名無しさん@ピンキー:03/11/20 02:26 ID:CKOVbtvo
>232
即興でのss素敵です。是非ともまた書いて下さいな。

やぱーり精神的にはリリーナ様が強そう。
ヒイロはリリーナさまが死んだら後追いしそうだけど、リリーナ様は思い出を胸に生きていきそう。
わたしは悲劇的な話はキライだけど、この2人って不幸なのも似合っちゃうから困り者…
234名無しさん@ピンキー:03/11/20 23:07 ID:yFmbP6kV
遅レスだが…

>>228
ところ構わずな護衛タンに>>221-226で語られている理由から違和感を感じなかた…

>>229
自分は政略結婚だし、まだ若いからやってないんじゃと思てた>5×妹蘭。でも、
>ぶっちゃけ、先ずセックスありき、という政略結婚にあるがちなパターン。
に、なるほどと思い、それ以降の意見で考えを改めさせられたよ。
229氏には是非ガンガッテSSを書いて貰いたい。
235名無しさん@ピンキー:03/11/22 23:10 ID:ha4D4N6o
リアで見ていた時の頃の妄想なので、面倒い方はスルーしてくだちい。


本編中盤で、サンクキングダムおったてますね。リリーナ女王様で。
数年後(つか10年後ぐらい?)の話で、ゼクスが大公とかなんです。
(無論ノインと夫婦。つまり大公夫妻)
んでリリーナ様は、子持ちの未婚の女王って設定。
完全な警備の隙を盗んで、火星辺りで出稼ぎしてるヒイロが忍んで来て
ラブラブイチャイチャする話。
いや表舞台に立つリリーナでは、どうしてもヒイロをくっつける手段を、
当時思いつかなかったんで。
若かったよなー。
236名無しさん@ピンキー:03/11/23 03:00 ID:9tqvnL+a
あの時代ならシングルマザーも珍しくはないだろうな
237名無しさん@ピンキー:03/11/27 01:29 ID:TrnCiWYG
ミ・д・ミ ホッシュホッシュ
238名無しさん@ピンキー:03/11/27 08:48 ID:wOU1uu3R
静かだな…
239名無しさん@ピンキー:03/11/27 23:11 ID:5JYu9Dci
神降臨待ちなのでせう。
あるいは某所に神が連続で萌え絵を投下されてるので、そっちにいってるのか?
240名無しさん@ピンキー:03/11/28 00:45 ID:7yyX30bZ
>239
それって某寒い所のヤホイ板のことですかい?ってゆうかモホだったよ…
:゚・(ノД`)・゚・。どうせならノーマルカプでかいておくれよぅ〜

なんか今日はカトドロの激しいエチーな夢で目が覚めた。
241名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:34 ID:pe6qxTIa
>240
文句言ってないで自分で描きなされ
神に失礼じゃ。まったく。
242名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:54 ID:GG6War2S
>>240
801板に自分から行っといて、その言い草はないのでは。
801板にモホがあるのはごくごく普通の事だし。
そんな事言うんだったら行かなきゃよかったじゃん。自業自得だよ。
それに絵師さんが何を書こうが(某寒い所の場合は猟奇ダメだけど)絵師さんの勝手。
いちゃもんつけるな。
243名無しさん@ピンキー:03/11/30 02:03 ID:hJUvEIBy
お、ここは801オケィなの?
ノーマルだと思ったから240の中の人はそんな発言したのでわ・・・
244名無しさん@ピンキー:03/11/30 02:43 ID:At/BIQrl
ノーマルスレだと思ってたが・・・
ただ、801板や絵師に文句をつけるのはお門違いだからヤメレ。
という事ではないか?>>241-242は。
例えノーマルだけのスレだとしてもやっぱりどうかと。

とりあえずやはり(;´Д`)ハァハァが一番良いかと!
245名無しさん@ピンキー:03/11/30 03:49 ID:hJUvEIBy
んだねー、マターリマターリ。

クリスマスネタを…と考えておるのだが、難しいよー。
しゃべりすぎるヒイロはヘンだし、リリたんも気高さとか凛とした感じがムズイね。
246ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :03/11/30 17:30 ID:ZS6JDB6v
「テラフォーミング・プロジェクト実行前夜のヒイリリSS」
を書こうかなという計画を立ててます。
前書いたように体がヒイリリで心はリリヒイ(?)っぽなので
相変わらずヒイロ君は、ストイックてか控えめですので
>>221-226でかかれているようなヒイリリが理想のかたには、つまらないかも
しれません。それ以外が理想な人にも、つまらんことには変わらないですが…(´・ω・`)

スレ保守にでもなればってことで、ご迷惑でしょうが
完成したらまた投下させてもらいますね。
247名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:23 ID:k6E4jdnb
>>245さんも>>246さんもがんがれー!
248名無しさん@ピンキー:03/11/30 23:43 ID:uM2hQOJ+
迷惑だなんてとんでもない。
首を長くしてまってまつ。
249名無しさん@ピンキー:03/12/02 00:52 ID:505o1T1M
精神的にリードするリリ様は大すきなので、楽しみれす(*´Д`*)
250名無しさん@ピンキー:03/12/03 01:17 ID:YeNGHLBz
>>245サン
>>246サン
激 し く 期 待 し て ま す
とくに>>246サン。
萌えポイントが同じ人と巡り会えるって事はいいっすねぇ…
(つД`)ヨヨヨ
251名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:54 ID:Meuvn6wA
カトリリ書いてみました。まだ半分くらいしかできてないんで、
途中まで投下します。苦手な方は、スルーしてください。
252名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:56 ID:Meuvn6wA
 大きな窓から斜めに日の光が差し込む部屋で、金髪の少年が一人、ピアノを弾いている。
やんわりと整った優しい顔を曇らせて、その繊細な指が奏でるのは心に染み入るほど穏や
かな音色。
「……誰か、そこにいるんですか?」
 演奏の手を止めて、少年はドアの方を振り返った。柔らかな誰何の声を受けて、音楽室
の厚い扉がカチャリと開く。現れたのは、少年と同じ年頃の少女。蜂蜜色の長い髪に凛と
した瞳の美しい、サンクキンダムの王女である。
「リリーナさん?」
 びっくりして少年が椅子から立ち上がると、少女は申し訳なさそうに、小さく微笑んだ。
「ごめんなさい、ドアが少し開いていたものですから……。つい、聞き入ってしまいました」
「そんな……、遠慮なんかしないで、入ってきてくれれば良かったのに」
「でも、お邪魔かと思って…」
 少年に笑顔で招きいれられて、リリーナはくすくすと笑った。
「カトル、あなたはピアノがお上手なんですね」
「いいえ、それほどでも。ほんの嗜み程度ですよ」
 面と向かって誉められて、照れたカトルが謙遜する。他愛のない会話を交わしているだ
けなのに、並んで立っているだけでどことなく俗物の割り込めない品の良さが匂いたつの
は、二人が貴族の子女だからだろうか。
「謙遜するものではないわ、カトル」
 花のような笑顔を綻ばせて、リリーナが軽くカトルの顔を覗き込んだ。
「…本当に、心が癒されるようでした。良かったらもう一曲、聞かせてもらえないでしょうか?」
253名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:57 ID:Meuvn6wA
 蜂蜜色の髪がさらりと肩を滑って、芳しい香りが鼻腔を刺激する。
「ええ、喜んで」
 答えながら、カトルはどきどきと胸が高鳴ってくるのを感じた。椅子に座ろうとしたと
ころで、はたと思いつく。
「…あっ、そうだ。良かったらリリーナさん、弾いてみませんか?」
「えっ、私が…?」
 ちょっと小首を傾げて、リリーナがきょとんとしている。普段毅然として他人に隙を見
せないこの少女にしては、珍しい素顔だ。
「こんな時でもないと、お互い忙しいですし。僕でよければ、教えますよ」
「そんな…いいのですか、カトル?」
「ふふっ、座ってください」
 にっこりと笑って、カトルは椅子の背に手をかけた。促されたリリーナは頬を少しだけ
緊張させて、それでも嬉しそうだ。菫色の瞳に少女めいてはしゃぐ光を宿らせて、ふわり
と椅子に腰掛ける。
「私、あまり弾けないんです。小さい頃に教えて下さった先生も、手を焼いていました」
「大丈夫ですよ、リリーナさんなら」
 確信をこめて、カトルが頷いた。
「何でもいいですから、何か弾いてみてください」
「はい」
 頷き返して、リリーナはピアノの鍵盤に指を置いた。とっさに頭に浮かんだ、昔習い覚
えた楽譜をなぞって、一小節、二小節……。久しく触る機会のなかった鍵盤になかなか馴
染めずに、その音色はいささかぎこちない。
「あっ…」
 音を間違えてしまった。カトルが悪戯っぽく、くすりと笑った。
254名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:57 ID:Meuvn6wA
「リリーナさん、人差し指はこっちです」
 カトルの手がリリーナのほっそりとした指に触れると、二人の間に弱い電流のようなも
のがピリッと流れた。リリーナの指がピクリと震え、カトルは一瞬ドキッとする。
 短い空白を置いて、何事もなかったかのように、リリーナが口を開いた。
「カ、カトル……、あなたは今私の先生なのですから、呼び捨てにしてかまわないのですよ?」
「…えっ?で、でも、リリーナさん。あなたはサンクキングダムの元首なんですから、呼
び捨てになんてできませんよ」
「それを言うなら、あなたもウィナー家のご子息ではありませんか。対等でと言うなら私
は、これからカトル様と呼ばなくてはなりません」
「そ、そんなぁ…」
 カトル様だなんて。
 つい情けない声を上げると、リリーナが口元に手を当てて可笑しそうに笑った。仕草に
漂う気品は育ちの良さから来るものだが、その寛いだ微笑みは完全に素の少女のそれであ
る。やられっぱなしでなるものかと、カトルは姿勢を正した。
「じゃ、じゃあ、リリーナさん…じゃなくって、…リリーナ」
「はい、カトル先生」
 ふふっと笑って悪戯っぽく見上げてくるリリーナの眩しさに、カトルは惹きこまれた。
間近で輝く深い菫色、癖のない柔らかな髪。リリーナという少女特有の、甘い香り。
「―――リリーナ」
「……カトル?」
 怪訝そうに首を傾げるリリーナを見下ろして、その頬にカトルはキスをした。ふわりと
暖かな感触に、少女の頬が朱に染まる。目をぱちくりさせて片手で頬を庇い、驚きのあま
り言葉もない。
255名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:58 ID:Meuvn6wA
 リリーナの華奢な両肩をそっと捕まえて、カトルはゆっくりと顔を近づけた。反射的に
逃げようとする唇を素早く奪い、そのまま柔らかな隙間に舌を挿し入れる。
「んむっ…!」
 抵抗すればするほどかえって舌が絡み合い、今まで想像だにしたこともない濃厚な口付
けを受けて、少女は甘い吐息を漏らした。
「んっ……」
 抵抗が次第にやんで、おずおずと舌が応えてくる。目を瞑ってされるがままになってい
るリリーナの、初々しい感触を夢中で味わってから。ようやくその唇を解放する頃には少
し息を切らして、カトルもリリーナもお互いに顔を赤くしていた。
「カトル、どうして…?」
 リリーナは恥ずかしさに顔を上げられず、俯いたまま胸を押さえている。
「ご、ごめんなさい……そ、その」
 やっと我に返ってリリーナの肩から手をどけると、カトルはあたふたと自分の口を押さえた。
「リリーナさん、イヤでした…?」
 言いながらも、舌に残る甘い感触の生々しさに身体が疼く。
「イヤって、イヤですよね。僕、何言ってるんだろう」
 キスした言い訳ができずにしどろもどろになって、パニックに陥った少年は壊れた笑い
声を上げた。
「イヤに決まってますよね、あ、はは、は……」
 どうしよう。
 目の前が真っ暗になってうろたえていると、リリーナの指がそっと、手に触れてきた。
「…イヤではありません、カトル」
256名無しさん@ピンキー:03/12/04 05:59 ID:Meuvn6wA
「えっ?」
 カトルは耳を疑った。リリーナは顔を赤らめたまま、今度はほっそりとしたその両手で、
カトルの緊張した手を包み込んだ。
「私、……イヤでは、ありません」
 良かったとか、うまい言葉を言いたいのだが、リリーナには恥ずかしくてとても口にで
きないのだ。動揺と緊張に震えている少女を、ぎゅっと抱き締めてしまいたくなる衝動を
何とか押さえ込みながら、カトルは気になっていたことを聞いてみた。
「リリーナさん、でもあなたはヒイロのことが好きなんじゃ……?」
「それは…」
 返す言葉に詰まって、リリーナは困ったように眉をひそめる。
「確かに、ヒイロは私に強さを与えてくれます。一緒にいて、安らげる人です。
でも………、好きなのかどうかは、私自身よくわかりません」
 ふるふると横に首を振って、リリーナの瞳は切なく揺れている。
「………」
 やっぱりヒイロのことが好きなんだろうかと、カトルの胸はずきりと痛んだ。
「じゃあ、僕のことは……?」
 玉砕覚悟で。
「……ごめんなさい、よくわからないの…。でも、カトル。私は……」
 凛とした強い瞳が潤んで、まっすぐにカトルを見つめた。ある決心を秘めたその瞳の奥
に、悩ましいほど情熱的な光を見て取って、カトルは思わずごくりと咽喉を鳴らした。
 チャンスは、まだある。
 もしもヒイロがリリーナを好きで、リリーナがヒイロを好きなのだとしたら。ひょっと
したら、汚い手段なのかもしれない。それでも――――
「確かめても、いいですか……?」
 期待のこもったカトルの瞳に、リリーナはためらいながらも、はっきりと頷いた。
257名無しさん@ピンキー:03/12/04 06:00 ID:Meuvn6wA
書いたのここまでなので、とりあえず。
次はエロ行きます。
258名無しさん@ピンキー:03/12/05 00:51 ID:gWPcd3+b
う、うれしい…
続きを心待ちにしております。
カトリリ読みたかったんでもう・・・
259名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:25 ID:47ZbYWQj
カトリリ続き、投下しますね。
260名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:26 ID:47ZbYWQj

 パタンと窓をしめて、カーテンを閉じる。日の光に和んでいた音楽室が、ぼんやりと薄
暗くなった。閉ざしたドアに内鍵をかけて、カトルはリリーナを振り返った。上着を脱い
で、広いソファの真ん中にちょこんと腰掛けている。
 薄暗いとは言っても、カーテンの布地越しに午後の光がいくらか入ってくる。カトルと
目が合うと、リリーナは恥ずかしそうに視線を逸らした。
「リリーナさん、怖いですか…?」
 自分で制服のボタンを外す少女の指が、震えている。
「……いいえ」
 平静を装った声は緊張を含んで、固い。
「…僕が、やりましょうか?」
 白い頬がほんのりと朱に染まって、リリーナは恥じらいからカトルを拒んだ。
「……ありがとう、カトル。でも服くらい、自分で脱ぎます」
「リリーナさん、あんまり緊張しないで下さい。大丈夫ですから…」
 実を言うと、カトルだって初体験はまだだ。知識ぐらいはあるが試したことなんてない
し、もちろん試そうと思ったこともなかった。彼女に、出会うまでは…。
 自分の上着を脱いで、シャツの前をはだける。ベルトを外して上着と一緒に床に置くと、
カトルはリリーナの両手首を掴んだ。
「カトル、私、自分で……」
 リリーナが慌てた。
「僕に任せてください」
 自分でも、ちょっと大胆な台詞だったかなと、恥ずかしくなってくる。
261名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:27 ID:47ZbYWQj
 微かに震えている少女の手首を、そっと押し返した。ぎこちない手つきながら手早く制
服を脱がして、下着の上から胸元に手を滑らせる。
「きゃっ…」
 反射的に上げかかった声を飲み込んで、リリーナがぎゅっと目を瞑る。
「リリーナさん……」
 恥らう顔が可愛くて、カトルはリリーナの唇に軽くキスをした。抱き締めるようにして
少女のほっそりとした背中を撫で回しながら、指に引っかかった下着のホックを外す。
 小ぶりながらも形の良い乳房が露になった。指で触れると、柔らかくて温かい、それで
いて張りのある感触が返ってくる。カトルは両手に包むようにして、そっと揉んでみた。
「あっ……」
 リリーナの肩が震える。はじめは恐々と、そのうちその柔らかな温もりに酔わされて、
だんだん力が入ってくる。
 少女の顔が苦しそうに、少しだけ歪んだ。
「カトル…っ」
「あっ、痛かったですか…?」
「少し……」
「ご、ごめんね」
 謝って、慌てて手の力を和らげる。反省から桜色の乳首を指の間に挟むと、転がすよう
にして、今度は優しく揉んでみた。
「気持ちいいですか……?」
「…ええ、カトル……」
 苦痛の表情が薄らいで、感じ始めた悦びに少女は戸惑ったような微笑を浮かべている。
未知の体験に緊張しながらも、自らも相手を愛そうとして、リリーナがたおやかな腕を伸
ばしてきた。温かい指先が、おずおずと少年の頬に触れる。
262名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:28 ID:47ZbYWQj
「リリーナさんっ……」
 たまらなくなって、カトルはリリーナの唇を奪った。息が苦しいほど深く口付けられて、
行き場を失って背中に落ちた少女の腕が、そのまますがりついてくる。額、鼻、頬、唇と、
リリーナの顔に立て続けにキスを降らして、更に細い顎から首筋へと舌を這わせた。
「あぁっ……」
 抑えきれずに飛び出した甘い吐息に、リリーナが羞恥を覚えて身を捩る。
 カトルはもう、夢中になっていた。マニュアルなど思い出そうとしなくても、自然と体
がリリーナを求めて動いている。リリーナの傍にいるという喜びと、リリーナをこの手に
抱いているという高揚感だけで、理性が半分以上吹き飛んでいた。
 軽く汗ばみはじめた、眩しいほど白い柔肌を思う存分貪りつくす。
「やっ……」
 上向いた桜色の天辺を吸うと、リリーナの腰が浮き上がった。激しい愛撫に翻弄されて
どうしようもなく喘ぎながら、乳房に吸いつくカトルを切なく胸に抱きしめる。
 優しげな少年とはいえ、小柄ながらその身体は少女よりも強い。少年にしてはきれいな
手でスカートを膝までたくし上げ、そのまま太腿を撫で摩る。下着の上から、執拗に秘部
をなぞった。
「カ、カトル……」
 瞳を潤ませて何か言いかけた唇を、キスで塞いた。背中に回した片手で支えてやりなが
ら、ゆっくりとソファの上にリリーナを押し倒す。思いのほか引き締まった少年の胸に少
女の柔らかさがむにゅりと触れて、カトルは自身のモノが膨らんでくるのを感じた。既に、
痛いくらいだ。
263名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:29 ID:47ZbYWQj
 下着の上からでも、少女が濡れているのが分かる。背中に回していた手を抜いて下着を
脱がせると、中に指を潜りこませた。敏感な場所を求めて温かい襞を探るたび、ぴちゃぴ
ちゃと卑猥な水音がたった。
「やっ、カトル、ああっ……」
 恥ずかしさのあまり身を捩らせながら、リリーナの声は言葉にならない。カトルの指が
ある場所をくすぐると、リリーナの身体がびくんと跳ねた。
「あぁんっ…!」
 見つけた。
 カトルの指がそこを愛撫すると、リリーナは甘い嬌声を上げてのけぞった。もがく肢体
を自分の身体で押さえつけて、更に攻めたてる。カトル自身も、既にもうイキそうだった。
「カトルっ…!」
 悦びに震える少女の身体を感じながら、カトルは片手でズボンを脱いだ。下着を下ろし
ながら、取り出す手間ももどかしい。
 淫らに濡れた箇所から指を抜くと、リリーナの身体が少し強張った。
「カトル、私…」
 彼女が口を開くたびに、拒まれるのではと怖くなって、カトルは皆まで言わさず口付け
る。濡れたところに自身をあてがうと、互いの液が混ざり合った。
「あっ…」
 ぴたりと触れてくる温かさに、リリーナが不安そうに瞬いた。
「わかってます、リリーナさんっ……」
 多分、入れないで欲しいって言いたいんだろうな。
 カトルはそう思った。指で探っている間に、何か拒むような感触を感じたから。それを
気まぐれに破ってこの少女を妊娠させてしまうほど、カトルは浅はかではなかった。
 彼女のことが好きだから…。大好きだから……。
264名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:29 ID:47ZbYWQj
 爆発寸前で、カトルは少女の上に身体をずり上げた。直後、どっと溢れ出してきた熱い
ものがリリーナの腰を濡らす。
「きゃっ…!」
「リリーナさんっ……!!」
 初めての感触に戸惑って身を竦めたリリーナを、カトルは思いっきり抱き締めた。「好き
だ」といいたいけど、ひょっとしたら返ってくるかもしれない拒絶の言葉が怖くて、いえ
ない。これ以上は、できそうにない。
 はっきりと拒まれたわけではないのに、彼女が許してくれてその身体を抱いたというの
に。胸にずっしりと重く、鈍い痛みが疼いている。その痛みを誤魔化すように、カトルは
リリーナの首筋に赤い跡をつけた。
265名無しさん@ピンキー:03/12/06 05:34 ID:47ZbYWQj
まだ続きますが、書いたのここまでなので…筆が遅くてすみません。
エロいといいんですけど…。
>>258
ありがとうございます!
リリーナ萌なので、自分もカトリリとデュオリリ探してたんです。
なかなか無いので挑戦してみたんですが。読んでる人いてくれて、嬉しいです。
266名無しさん@ピンキー:03/12/08 01:17 ID:wCkyRiE7
カトリリ投下した者ですが。
ひょっとして自分の作品の出来が酷くて、書き込み止めてたりしてます……?
自分、流れぶった切ってたら本当にすまないです。(謝罪
感想クレクレとかじゃないんで(むしろ雑談ネタにこき下ろしてくれても構わんです)
どうか住人の方々、神の降臨をお待ちしつつスレ保守続けて下され。
リアルの忙しさにかこつけて暫く消えますんで、どうかマターリとお過ごし下さいますよう……
|
| ミ
|       逝
267名無しさん@ピンキー:03/12/08 01:34 ID:/JX+Wo02
スマソ正直自分はヒイリリ以外のリリ受けは興味ないのでスルーしておった身。
でもカトリリで喜んでる人もいるんだから気にせず投下してほすぃと思うよ。
神はいつでも大歓迎。

ただ自分のせいか?なんてわざわざ言いに来ない方がいいよ。
もともとすごく人の多いスレじゃないしこういう時もあるさ(・∀・)

とりあえず保守。
268名無しさん@ピンキー:03/12/08 01:57 ID:D89GYr9R
>>266
カトリリ良かったぞ。気にせず続き投下していってくれ。
269名無しさん@ピンキー:03/12/08 02:08 ID:FrlZn5AV
>266
カトリリ、既にこの時点で激しく 激しく萌えております…!
ヒイリリでカトドロな者ですが、あなたのカトリリに出てくる2人が
可愛すぎてツボにはまって、読んでて思わず身悶えてしまいました。
こっちが赤面してしまうくらいにウブな二人(*´Д`)タマラン!

完成したのをちゃんと読み終わってから感想書こうと思っていたのですが
せっかくなのでこの機会に。
続き楽しみにしてます。
270266:03/12/08 23:59 ID:wCkyRiE7
…どうやら無問題だったようで、ホッとしました。
時間が足りずに遅々としてますが、出来次第残りも
投下させていただきたいと思います。
皆様、ありがとうございます!

有名なところなので既出かとは思いますが、燃料代わりに貼ってみました。
自分もヒイリリ大好物です…。
ttp://aquadrops.net/
271名無しさん@ピンキー:03/12/09 00:07 ID:/E7AHSjm
>>270
良かれと思ってはったんだと思うけど、個人のサイトをはるのはやめた方が良いのでは…
ここにのってしまったせいで、ネット活動やめざる終えなくなった方もいるし。
何か影響あったらと思うと心配なのですよ。
272名無しさん@ピンキー:03/12/09 00:27 ID:JeGCPLgD
ゲッ、それ本当ですかっ!
うぁ〜誤爆……萌スレのノリでつい、やっちまいました…。
以後控えます、すみませんでした。ご忠告、ありがとうございます。
273名無しさん@ピンキー:03/12/09 00:44 ID:f5NAzC6t
一応突っ込んでみると、萌スレでもやめたほうがいいと思われ。
本音では、自分の知らないHPが知れたらいいな〜とも思うんだが
2ちゃんはあまりいい影響を出さないから我慢の子だ(´・ω・`)
274名無しさん@ピンキー:03/12/11 01:19 ID:Rz+ctA5O
カトリリ続き期待あげ。
275名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:39 ID:9NE6fpKb
>>273 ご注意、ありがとうございます。
    ともすれば厨な行為、気をつけます。(謝罪

遅くなりましたが、何とか仕上げました。
カトリリ、ラスト投下していきます。
276名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:40 ID:9NE6fpKb

 大きな窓から斜めに日の光が差し込む部屋で、金髪の少年が一人、ピアノを弾いている。
やんわりと整った優しい顔を曇らせて、その繊細な指が奏でるのは心に染み入るほど穏や
かな音色。
 ソファに寝かされていた身体を起こして、リリーナはけだるさを追い払おうと目を擦っ
た。いつの間にか、元通りに制服がきちんと整えられている。身体にかけられていた上着
が滑り落ちて、パサリと床に落ちた。
「あっ…」
(初めてのときは痛いって、聞いていましたが……)
 全然、そんな感じは無い。多分カトルはしなかったのだろうなと、リリーナにもなんと
なく察しはついた。
 慌てて上着を膝の上に拾い上げると、持ち主独特の優しい匂いのする温もりが、ふんわ
りと伝わってきた。少年はあの後何度も抱き締めて、口づけをして、身体も心もすべて傾
けてリリーナを愛した。リリーナ自身も頑張ったのだが、応えて接吻しようとする傍から
カトルの激しさに呑まれてしまって、結局はされるがままになっていた。
(私、ひょっとしてカトルを失望させてしまったのでしょうか…)
 リリーナは不安になった。初めての愛撫を受けて蜜が湧いてきたときに、それがなんな
のか分からなくて、最初戸惑った。カトルの指が蜜に触れてきて、その戸惑いはもっと大
きくなった。そんなところに触れて平気なのかなと聞いてみたかったけれど、恥ずかしく
て言えなかったのだ。
277名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:41 ID:9NE6fpKb
(私の身体は……良かったのでしょうか…?)
 絶対に聞けない。抱かれている間何度も口にしかけたが、それでも言えなかった。カト
ルというこの優しい少年は、相手を思って嘘をついてしまう人だから……。
 まだ視線に気づかずにピアノに向かっている少年を、リリーナはじっと見つめた。
 前のボタンを留めずにざっと袖を通したまま、シャツ越しにピアノを弾く少年の上半身
が、陽光に軽く透けている。シャツとズボンを身に着けただけの少年の身体はどことなく
セクシーで、鍵盤に打ち込む眼差しにはうっとりするほど柔らかい強さがあった。
 少女の胸が、とくんと、音を立てて高鳴った。

278名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:42 ID:9NE6fpKb
 一曲を弾き終えて、既に情事に乱れて落ちかかっていた金髪を軽く掻きあげる。すぐに
少女の方を見て、目が合った。
「あっ、リリーナさん…」
 どこかぼんやりとした、熱い眼差しだった。瑞々しい唇は思いつめたようにきゅっと引
き結ばれて、ほっそりとした手が少年の上着をしっかりと膝に抱えている。
 既に散々ドキドキした後なのに、またドキッとした。しかも、今までの倍くらい…。
 言いたいことはあるのに、お互いになかなか言い出せない。二人はぎこちない微笑を交
わした。
「…もう一曲、今、聴かせてもらいました」
「あ、うん…。そうですね」
 意識しすぎて、会話が続かない。いっそ、ソファとピアノの間にある距離がもどかしい。
「えっと…、その」
 意を決して、カトルは聞いた。
「大丈夫、ですか…?」
 同時に、少年と少女の頬に茜がさす。
「え、ええ。大丈夫です。…ありがとう」
「…そうですか。良かった……」
 カトルとリリーナと、どっちがより緊張してるのか分からないくらい。頬を染めて視線
を逸らしたリリーナを見つめているうちに、胸がだんだんと切なくなってくる。
279名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:43 ID:9NE6fpKb
 自嘲気味に、カトルは笑った。
「確かめるって、答えは最初からはっきりしてたのに……。かえって僕が、中途半端にし
ちゃったのかもれません。……ごめんなさい」
「そんなことはっ……」
 リリーナが弾かれたようにソファから立ち上がった。
「いいえ、カトル。カトルのおかげで私、……気づいたことがあります」
「えっ…?」
 少年の上着を無意識に抱き締めて、リリーナがゆっくりとピアノの傍まで歩いてくる。
菫色の瞳が緊張して、少年の青い瞳を見下ろした。
「…カトル。あなたの優しさに、甘えてもいいですか……?」
 少女の華奢な肩が震えて、菫色が切なく揺れている。
「……リリーナさん、それは…」
 本当に、僕を選んでくれるの?
 カトルは恐々と尋ねながら、上着を抱き締めるリリーナの腕にそっと手を伸ばした。た
めらいがちに掴んで引き寄せると、少女がこくりと頷いた。
 信じられない……。
「リリーナさんっ…」
 その名前を愛おしく呟いて、カトルはリリーナを強く引き寄せた。足を開いて、後ろか
ら抱き締めたまま間に少女を座らせる。はだけた少年の胸に、少女の背中がふわりともた
れかかった。
 背後から頬に、顎に、首筋に夢中でキスを落とす。少女特有の甘い香りがして、蜂蜜色
の髪がさらりとカトルの顔をくすぐった。
280名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:43 ID:9NE6fpKb
「好きです、リリーナさん…」
 自然に言葉が出た。抱き締めた腕の中で、少女の身体が小鳥のようにぴくっと震える。
「私も……、嬉しいです」
 キスの合間にちらりと振り返ったリリーナの顔が、赤い。喜びと恥じらいに潤んだ瞳を
閉じて、リリーナはそのままゆっくりとカトルの胸に身体を預けてきた。
 少女の唇が少年の唇に重なった。そっと唇を甘く吸い上げて、二度、三度と口付ける。
少年が少女に、そうしたように……。
「んっ……」
 リリーナの、手荒くしたら壊れてしまいそうな小さな顎に指を添えて、カトルは初々し
い接吻の主導権を奪い返した。薄く開いた唇の間から舌を入れて、息が続かなくなるまで
執拗に絡めあった。
 午後の日の光を受けて、紅潮した白い肌が透明な艶を放ち、金色と蜂蜜色の髪が溶け合
って不思議な輝きを添えている。
 唇を離して息をつくと、二人して笑った。
「もう一回、確かめてもいいですか…?」
「ええ。………でも、できればベッドがあった方が……」
「…ふふっ、そうですね」
 恥ずかしそうに口ごもるリリーナの髪を優しく撫でて、カトルは額にちゅっと口付けた。


 それから数日後、二人は愛を確かめる暇も無く、サンクキンダムは崩壊の日を迎えるこ
とになる―――。
281名無しさん@ピンキー:03/12/11 19:45 ID:9NE6fpKb
ちょっと短かったかな、という反省点…。とりあえず、終わりです。
カトリリ挑戦者でした…。
読んで下さった方、スレ上げて下さった方、本当にありがとうございます。
282名無しさん@ピンキー:03/12/13 00:18 ID:3bYkbvV5
お疲れ様です。萌えました…
カトリリ好きだ…

つぢはデュオリリなんかもみてみたひ
283281:03/12/15 22:32 ID:+KyP3JUg
>>282
ありがとうございます!ノд`
また時間ができたら、腕磨きがてら、デュオリリ挑戦してみます!

リリーナが犯されるシチュって、実際には困難そう……
あの毅然としたリリ様から言葉攻めとか視線攻めにされたら、ションボリしちゃいそうで。
なんか、負けそう。(ヒイロはそうでもないかもしれないが
284名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:16 ID:aoyfibBV
むしろヒイロのほうが切羽詰りそうだがな。
負けるかどうかは別として。
285名無しさん@ピンキー:03/12/16 12:13 ID:kHT8OOnv
リリーナ様を前にして、色んな意味で切羽詰まるヒイロか・・・
みっ見てみてー
286名無しさん@ピンキー:03/12/16 14:20 ID:5y8UbUDG
ヒイロになってリリーナ様に迫られたい(;´Д`)ハァハァ

そして切羽詰りたい(;´Д`)ハァハァ
287名無しさん@ピンキー:03/12/16 23:52 ID:7gDaM1+D
ヒイロはえちーする時もゴルゴのようにやぱーり無表情なのだろうか…
切羽詰ってても、それを顔に出したりはしないような気がする。
そんでもって経験あるのかわからんがテクニシャンぶりを発揮するのでつね…

よし、リリーナ様になってヒイロを切羽詰まらせるze!
288名無しさん@ピンキー:03/12/17 07:13 ID:TSiB1Yms
「ヒイロ、わたくしを見て」
窓から入る月光だけを受けて、リリーナは全裸になった。
宇宙生まれヒイロにとって、「月」は暗い無機質な場所でしかない。
だが。
この月光の下の彼女は、初めて地上で見た冴え冴えとしたあの月のように美しかった。
--まさしく、月の女神・・・・・・・・
ヒイロは知らず、喉を鳴らした。
ばかな。
彼は自嘲する。
リリーナを名づけなるなら、「地上の女神」だろう。
その月と地の女神に、今彼は魅せられ、囚われていた。
--もう逃れられない・・・・・・・・・・・、
「ヒ、ヒイロ? あの、」
応えのない男に、リリーナは自信をなくす。
「お前はすごいよ」
「え?」
滅多に笑わない彼が、微かに笑っている。
「ヒイロ?」
ヒイロはあっという間に距離を詰め、彼女を強く抱きしめた。
「俺をここまで追い詰めることが出来るのは、この世でお前だけだ」
リリーナの耳に囁くと、ヒイロはキスを落とした。


============
即興ですみません。
289名無しさん@ピンキー:03/12/17 09:36 ID:bkBALpuN
>>288
(・∀・)イイ!
月光の下のリリ様(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
290名無しさん@ピンキー:03/12/17 22:09 ID:F1GEuJHG
うわーいいホント
291名無しさん@ピンキー:03/12/17 23:39 ID:0r6tCXI2
もうこの際だからヒイロを
リリーナタンにいじめてもらいたい。
292Before you leave... :03/12/22 00:03 ID:7PtF4eCL
 真夜中のホテルの自室。
今日も仕事があった。
 長時間の仕事により、疲れたリリーナは部屋に入った後、バスルームへと向かった。
 そしてシャワーを浴び、湯を張った広いバスタブの中にその身を預けた。

「行っちゃうの…ヒイロ…」
 少し熱めの湯を小さな手で顔や腕に塗りながら彼女が呟いたのは、聞こえるわけも無い
彼への想いだった。
 
――マーズ・テラフォーミングプロジェクト。
 それはリリーナが提唱した、火星を人類が恒常的に生活できる場所にしようとする計画である。
 そのプロジェクトは、明日からいよいよ実行される。
 今回の計画にはヒイロも参加する。第一陣調査団としてかつての戦友達と共に
火星へ旅立つのだ。彼女にとって、ヒイロ・ユイという少年は大切な人である。
 そのヒイロが、明日は地球から離れる。それがとてもさびしくてたまらなかった。
 永遠の別れではない。でも暫くの別れであることは事実。
 その「暫く」はどれほど長いのだろう。どれほどの期間であると感じるのだろう。
 きっと期間自体の言葉よりも長く感じるに違いない。
 ヒイロの帰還は、この先幾度となく彼女をせっかちにさせるであろう。
 その度にさびしくなるのは自分でも目に見える。
 只でさえ滅多に会えなくて、さびしい思いをしているというのに。
 不服を漏らしてはいけない。それは十分に分かっているつもりである。
 でもわたくしは! わたくしはいつもヒイロの側にいたい。
 わがままであるのは分かってる。だけど、だけど彼が好きだもの!
 
 入浴により、疲幣は流れた。しかしどんなに身体が癒せても、心までは癒えなくて。
 リリーナは寝巻きを着て、熱った体を自室にあるソファの上に委ねた。
 収拾しようのない落莫感を抱えながら、ぼうっと。そして――――
「行かないで…ヒイロ…」
 聞こえない想いを、またつぶやいた……。
293Before you leave... :03/12/22 00:06 ID:7PtF4eCL
それから何分かの空白が続いた。
突然、肩を叩かれて、目をうっすらと開けた。どうやら眠っていたようだった。
 寝ぼけ眼で、叩かれた肩の方向を見るとそこには―――
 タンクトップとスパッツを身に着けて、少し困惑気味の表情をした少年の姿がぼうっと見えた。
 ――ヒイロ?
「ヒイロ!」
 その少年の風格を悟ったリリーナは思わず叫んだ。
 眠りからさめるのは割りと早い。起こしてくれたのがヒイロであるなら尚更。
 先程、あんなことを考えていたのとなると、リリーナが飛び起きるのは確実であろう。
「そんなところで寝ていては風邪を引く」
「なぜあなたがここに?」
 彼の忠告には耳を傾ける気もなし。
 無視する気は毛頭ないのだが、彼がここにいることに一番の驚きを感じ
 注進の言葉なぞ、彼女の耳には入ってこなかった。
「最後にお前に会いたくてな」
「わたくしに……?」
 この少年の顔も…しばらくは見れなくなる。
 クールな顔も、優しい顔も、知的な顔も、すべての貴方の顔を。
 当分見ることができなくなる。そう思うと余計に切なくなる。
 でも、なんだか嬉しかった。彼の顔を見れただけでも。彼が会いに来てくれたのだ。
そして彼女はヒイロに近づき――
 
294Before you leave... :03/12/22 00:16 ID:7PtF4eCL
「!」
 彼の身体に精一杯の力でしがみついた。決して大きくは無いが、固くて強い彼の身体に。
「リリーナ!」
「わたくしを抱いて頂戴!」
「な………」
 こんな時に…とは思う。でもこんな時だからこそ…とも思う。
 どうして、そういう考えに行き着いたのか…。
 それは自分でも、よく分からなかった。
 ただひとつ、分かっていること。

 ――ヒイロの温もりを知りたい。
 今後、ヒイロにこういうことをは言うことすらできなくなるのだ。
 だから、だからぬくもりを手に入れるのなら今のうち。

「…………よせ」
 感情をめったに変えない少年。もともと無表情の少年。
 その少年から焦りや照れが感じられるのは気のせいだろうか。
 彼の腕がリリーナの抱持を解こうとしている。
 彼女の腕はそれを許さなかった。
「今だけでいいの!今だけでも…今だけでも……抱いて!!」
 次第に口が擦れていく。喉はカラカラ、胸はドキドキだった。
 もう何が何だか分からないほど混乱したが、まずいとは思っていない。
 これでいい。ヒイロに抱かれたいことに変わりは無い
「…………シャワーを借りる。考えを整理しておけ」
 そういいのこし、彼はバスルームへと向かった。
295Before you leave... :03/12/22 00:18 ID:7PtF4eCL


 熱を持った雨に打たれながら少年は困惑していた。
(整理するべきなのは俺なのかも知れん…………)
 突然の要求。とりあえずは受け止めたこと。それは良い。
 だけどこのまま執行するべきか、それとも断つべきか。躊躇ってしまう。
 これまで異性とは全くと言って良い位に関わったことが無いとはいえ
ヒイロ・ユイも思春期真っ只中の少年だ。
 リリーナ・ドーリアンは彼にとっても普通の女性ではない。
 自分に人間としての心を呼び戻してくれた、掛け替えの無い女性…。
 その女性からの据え膳…。食わぬことが許されるか。
 彼女の目は本気だ。やすやすとそんな事を言うほど彼女の決意も軽くないし、そんな女でもない。
 だから、だからこそ―――
 このまま実行しても良いのか? 行為に至る事を躊躇う。
 回数はゼロ、であった。互いに肉体を交じらせることは初めてだ。
 リリーナを傷つけないか、それが不安だ。
 かといって彼女の望みを、このまま叶えてやらなくてよいのか。
 2つの想いが混ざり合う。
 普通の日ならまだ良い。それを切っ掛けに何度も何度も身体を通し慣れれば良いだけ。
 普通の恋人達なら、そうして幾度と肌を合わせることで痛みを淫らなほどの快感に変えていくもの。
 だが、明日は火星に旅立つ日。もうしばらくは逢えなくなる。逢う回数がただでさえ少ない二人。
 リリーナに痛みを味あわせてそのまま、自分は旅立ってしまう。
 それが彼女の苦痛にならないだろうか。
296Before you leave... :03/12/22 00:19 ID:7PtF4eCL

 
 気持ちの整理が満足につけられないまま、ヒイロはシャワーから出て
 バスローブを身にまといリリーナの待つベッドへと足を向けた。
 そしてベッドに腰掛けている彼女を見る―――
(リリーナ…………)
 その姿に驚いた。
 身にまとった夜着はすべて床の上に落ちていた。
 そう、彼女は今、何も着ていない。
 いつもはそうでもない、彼女の女としての魅力を、その姿は見事に引き立てていた。
 この女にこれほどまでの魅力があったのか。彼女とは幾度となく関わって来たが
 ここまでリリーナに色気を感じたことなどなかった。
「待っていたわ」
 ヒイロに自分の裸身がよく見えるようにリリーナはベッドの上に膝を立てて立ち、両手を横いっぱいに広げた。
 期待を見せた表情の中にも、何やら緊張が見える。
それは当然か。
「……綺麗?」
 彼女がこういっているのに、自分と来たら。
 かけてやれる言葉が見つからない。
―無力だ。
 女のほうから行為を嗾けることは簡単なことではない。
 恥じらい、羞恥…さまざまな感情を乗り越えないとならない。
 こういう境地にたったときこそ、男は女を支えてやらねばならんというのに。
 今の俺はあまりにも――――無力だ。
「ああ」
 ようやく放った言葉。
 その言葉を聞いて、嬉しかったのか。頬を紅潮させつつもそこに両手を添えて微笑むリリーナがそこにいた。
 ……そう、綺麗だ。実に綺麗だ。綺麗過ぎるから…お前は俺を戸惑わせる。
 どうすればいい、どうすればいいんだ。俺は。
297ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :03/12/22 00:27 ID:7PtF4eCL
こんばんは、ZEPETTOです。

テラフォーミング前のヒイリリなんですが、実はまだ未完成なのでございます。
完成してから投下するべきなんですがなかなか仕上がらず
スレの状況も見て、つなげになればいいかなと思い投下させていただきました。

なんとか早く仕上げて続きをあげればいいな、と思います。
駄文が続きますがご了承くださいませ。

>>247-250
応援ありがとうございます。
萌えポイントが同じである方がいることは嬉しい限りです。
満足させれることは私では到底無理でしょうが、これからも応援してくだされば嬉しいです。
298名無しさん@ピンキー:03/12/22 00:37 ID:GJSbCyZs
うわーい、神キタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!!
こりからヒイロはリリ様に喰われちまうのでつね。楽しみにしとりまつ。デフェ〜
299名無しさん@ピンキー:03/12/22 13:19 ID:djDean57
(;´Д`) '`ァ..,'`ァ.., イイヨーイイヨー
連日の俵祭りですさんだ心に光が・・・
300Before you leave... :03/12/25 00:06 ID:X8bDnrCp
 リリーナがヒイロを自分の座るベッドに手招いた。
 誘惑に乗り、ヒイロはバスローブを脱いで、リリーナと同じ、全裸となり、彼女の横に座った。
 大きなダブルベッド。そこに素肌のままの少年と少女が触れ合う。
 
 ヒイロの腕を彼女の手が優しく掴んだ。
「あなたの手…綺麗ね」
 戸惑うヒイロ。こういうとき、どうして自分の気持ちを素直に言葉にできないのだろう。
 驚いた。まさか自分がこんなにナイーブな人間だったとは。そんなことは決してないはずなのに。
 彼女に言い寄られるたび、切羽詰って動けない。
「ヒイロ…………どうかしたの?」
 先程からやけに反応の鈍いヒイロに、リリーナも少なからずの違和感を感じていた。
 そんな彼を気にして、その綺麗な瞳で彼と視線を合わせようとするが彼は頑なに視線を
反らす。
「ねえ、わたくしの目を見て」
 やめろ、やめろ!そんな目で俺を見ないでくれ…。
 リリーナに顔を向けるたびに危惧や恐慌が自分の心を攻めていく。
「……大丈夫よ」
「?」
 この恐怖を、悟ったのだろうか。リリーナはヒイロの顔をじっと見つめながら言った。
「あなたのことだから、迷っていると思うの。わたくしを傷つけないか。わたくしを悲しませないか。
時期が時期ですもの。無理もございませんわ」
「でもね、これはわたくしの望みなの」
「…リリーナ」
「あなたがシャワーを浴びている間に、わたくしもわたくしなりに自分の考えを纏めていたの。
でも、纏める度纏める度、抱かれないときが済まなくなってくるの!」 
「リ、リリーナ!」
 その時。ばさっと、自分にのしかかってきたのは、彼女の白くて細い裸体。
 素肌にじんわりと伝わってくる温かみ。
「あなたに…抱かれたい」
 体をヒイロに預けた彼女は、満面の笑みでそう答えた。 
301Before you leave... :03/12/25 00:07 ID:X8bDnrCp
「リリーナ!!」
「!」
 このとき、彼はどういう気持ちでいたのだろう。
 自分の胸の中身を潜めていたリリーナを、強い勢いで抱きしめ
 押し倒し、そしてキスをする。
「ヒイ、ん……んむっ…………」
「んっ…」
 その柔らかな空洞に柔らかい舌を挿入する。
 同調した彼女の舌も、ヒイロの舌遣いと同じように動きたがいの少し苦しそう、でも甘い吐息が
 ホテルの部屋の中に響く。
 
 ヒイロも、不安が吹き飛んだわけではなかった。でも彼女の放つ言葉のフェロモンの誘惑に
 はどうしても勝てない。…それに、リリーナは傷つくことを恐れていない。
 そんな弱い人間ではない。それに気づいて。
 だから、もう「傷ついたら」なんて考えたくない。今は欲のままに動きたい…。
 ヒイロの理性の種がはじけた。
 
 長い口付けが終わった。ヒイロが切羽詰った中で起こした行動であったにもかかわらず
リリーナは驚く顔一つしなかった。むしろ、その心は待ってましたといわんばかりに高鳴っている。
 今から始まる愛の行為に胸をどきどきさせながら、ヒイロの腕の中に入り、その人肌の温かさに浸っていた。
(男の子の肌って、こんなに温かいのね……)
 目がくらみそうだった。しかしここで落ちてはいけない。 
 時間が無い。時間がないのだ。早く、この人に愛されたい…。だから温もりを惜しみながらも
彼女は頼む。
「ヒイロ…始めてください」
「…わかった」
 それは始まりの合図。
 声の号砲が鳴り男の唇が少女の細い首筋、鎖骨、そして胸へと渡る。
 吸い上げられるその感覚に、今にも引きこまれそうで甘い喘ぎ声を上げる。
302Before you leave... :03/12/25 00:09 ID:X8bDnrCp
「ふぅ………ん……」
 それによる重力だけでも、強い刺激だったが、これで参ってるわけにはいかない。
 もっと凄い爽快感がこの先、自分を襲うのだから。
 彼の手はリリーナの乳房を掴み取った。服の上からは、分からなかったがリリーナの胸は豊満であった。
 こんなに大きいなんてな。すこしいたずら気味にヒイロはその胸を揉みくだく。
 かすかに漏れる官能の声を、しっかりと聴きながら固くなった果実を口にほおばり、その味を堪能した。

「足を開けていいか?」
「…お願いします」
 リリーナからの承諾を得ると、そっと。閉じていた足をあけていく。
 次第に、露となった彼女の局部。
(綺麗だな…………)
 その壮麗さに思わず唾をごくりと飲み込み感銘する。
 逆に戸惑いも見せた。この綺麗さを自分が汚してもいいのか?
 消えていた恐ろしさはよみがえろうとする。だが――――――
(何をしているんだ、俺は!)
 傷つくことを恐れてはいけないと、言い聞かせたのは自分のほうではないか!
 リリーナの望みだ。俺がかなえてやら無くてどうする。
 彼女に説得されて一度、なんとか覚醒した身だが、今度は大丈夫。
 もう迷わないから。
 目を瞑って自分の心を少し落ち着かせて。
 彼は肉の芽に舌先をころころと転がした。先程の攻撃での反応とまた違った嬌声は
ヒイロの耳を犯した。
 その声に翻弄されながら彼の小指が濡れた内部を突き刺していく。
「あん………」
 その行動に激しさは無かった。まだ純粋な体だ。無闇にかき回してはいけない。
 そう考えていた彼なりの思いやりだった。
 しかし、初めてであるリリーナにとっては
 その穏やかな指の愛撫が、かえって快楽の焔を静かに燃やしたてた。
303Before you leave... :03/12/25 00:11 ID:X8bDnrCp
「あ…ああ…ああっ…あああっ……」
 小指の挿入で十分に慣らしてから、入る指を中指、人差し指へと変えていった。
 潜り込みがエスカレートしていくごとに彼女の秘部から水音がそそり立つ。
 初めてなのにこんなに感じている自分をリリーナは淫らに思った。
 でも―――それでもいい。
 彼をこの目で感じられるのであれば。いくらでも壊れてやる。
 今まで感じたことの無い気持ちのよさにまどろみながらも快楽に喘いだ。 
「あんっ!!」
「泣い……てるのか?」
 喜悦の激しさに彼女の瞳から涙が零れ落ちる。
 ヒイロの口から出る言葉は、彼女を気遣うような優しい言葉が殆どだった。
 だが、それすらも彼女は愛撫として受け止める。
「違うの……とても気持ちいいから」
 愛撫されて気持ちがいいだなんていえるのはヒイロ、あなただからなのよ。
 もしこれが、ほかの人にだったらわたくしはどんな反応をしていることでしょう。

「気持ちいい」という言葉に息をついたヒイロは行為を続ける。
 指の本数を増やしていき、彼女を甘美の渦へと落とし続けた。
 始めはゆっくりだった指使いも彼女の要求により次第に早さをあげていく。
 花芯を突く指の本数と比例して、彼女が鳴らす官能のシャウトも甘く、激しくなっていく。
304Before you leave... :03/12/25 00:14 ID:X8bDnrCp
「ヒイロ!ダメ!ダメ!あっ…あん!!」
 甘い愛撫で時間を過ごしていると、リリーナの態度が急変した。なにか困っている?
 急に拒みだすような激しい声を上げた。
 どうしたんだ?
先程まで、口でも体でも。快楽を正直に受けていたのに。
 ここまで来て初めての拒否反応にヒイロも慌てて動きを止めた。
「リリーナ?」
「ヒイロ……もうダメ。我慢………できない」
 言葉の意味は早く理解できた。彼が愛撫に尽くした時間が長かった。
 リリーナの本能は、焦れに耐えることができず爆発した。
 彼の労わりなのだから、たとえ時間がかかってでもたっぷりと受け止めたい。
 しかし、どうしても自分の体がこれ以上の快楽を求めてしまうのだ。
「ヒイロ…繋がりましょう」
「そうだな…俺ももう、我慢できそうに無い」
305Before you leave... :03/12/25 00:15 ID:X8bDnrCp
 すっかり濡れて開いた下腹部にゆっくり、優しく、そのそそり立つ男根を挿入していく。
 ヒイロの愛撫が相当効いたのか。処女としての痛みはある程度は感じたものの、その痛みなど直ぐに快楽の波に飲まれた。
 甘い声が漏れる。指が入ったときと同じく、穏やかな動きがかえって彼女を気持ちよくさせた。
「あ…ああ……」
 次第に彼の攻撃も強さを増した。
 この衝撃に負けたくない、ヒイロから離れまいと、ギュッと彼を抱きしめ、足で彼の背を捕らえる。
 愛撫のときの声と比べて、明らかに艶かしい声でリリーナは大きなエクスタシーに侵食された。
「あんっ!あ!ヒイロ!あっ、あっ、そこー、もっと!」
「…っ!!リリ…待て!!」
 優しい突き上げの中に肉棒が彼女のGスポットを見つけた。
 それを突かれたのか。彼女のもともと強かった収縮が著しく強くなった。
 グッ、グッと彼が貫かれていくたびにたまらない快楽が体中に溢れる。
「だめだ…リリーナ。締め………すぎだ」
「あんっ、あんっ、あ、あーーーーー」
 熱く溜まっているものが自分の肉茎から出そうになる。
 もうだめだ。抑止ができそうにない。
「リリーナ…もうでる……その手を…」
「い、いや…ヒイロ、わたくしの中に出して……あ、あーーーーーーーっ!」
「あ、ああっ…」
 体が反応して出る精の流れはさすがに抑制できず、彼はありったけの量のそれを流し込む。
 その熱さと至高の爽快感で、リリーナも体を痙攣させた。 
306Before you leave... :03/12/25 00:18 ID:X8bDnrCp
 体がようやく熱を沈めた頃。
「ヒイロ」
「…忘れないから、今日のことは」
 ヒイロの鼻に細い人差し指を添えていたずらにクスリと笑った。
「俺もだ…」
「…うん」
 想いがひとつになり、ヒイロはリリーナは互いの肌を摺り寄せあい、抱きしめあった。
 その温もりと行為による疲れで、2人はその姿勢のまま眠りについた。



  ―――翌日。火星へと向かうシャトルがリリーナの目の前で飛びたつ。
 旅立ちの前だけは、どうしても見ておきたい。
 昨日の激しい行為に、すこし体を重たくしながらも彼の乗るシャトルの飛翔を彼女はしっかりと見る。
 アスファルトを走るシャトルがしだいに空へと駆けていく。
 数分たつとシャトルはもうリリーナの目の前から見えなくなっていた。
「行っちゃったわね…」
 ぽつりと呟くが、索然としているわけではない。 
 次に会えるのはいつになるかは分からない。だから不安だ。
 けれど!昨日という日で、あなたの優しさを知った。
 体を交じらせて、あなたの温かさを知った。
 それで十分…。それがあればあなたを恋しく思ってもきっと!きっと悲しくはならない。
 そう信じている!

「そうよね、ヒイロ!!」
 
 首筋についている愛の証を手に当てながら、彼女は空に向かって大きな声で呼びかけた。
307ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :03/12/25 00:21 ID:X8bDnrCp
どうも。ようやく完成しました。
…でも、またしてもよく分からんストーリーになってシマイマスタ(´Д`lli)ゞ
駄作しかかけない私にエールを送ってくださった方々、どうもありがとうございました。(そしてスイマセン…

それでは、またお会いしましょう。

メリークリスマスヽ(´ー`)ノ
308名無しさん@ピンキー:03/12/25 01:07 ID:3H1RCacl
>>ZEPPETOさん
先程小説うpにリアルタイムで遭遇〜!ヾ(・∀・)ゞ
とりあえず乙です、お茶ドウゾ ⌒旦~~~~

せつなく甘々なのがX'masの夜にぴったりですな!
悶え〜(*´Д`)ハァハァ
309名無しさん@ピンキー:03/12/26 13:59 ID:mosxECRs
甘甘(゚д゚)ウマー
310名無しさん@ピンキー:03/12/30 11:21 ID:oRG233qL
ハァハァ(゚д゚)ホッシュ
311名無しさん@ピンキー:03/12/31 13:39 ID:8vhMrD6H
皆さん、先日の祭典での収穫はいかほど?自分的には結構ウハウハ(;´Д`)ハァハァ
この手の話題、禁止だったらスマソ。スルーしてくれ。
312名無しさん@ピンキー:03/12/31 20:59 ID:MyzW27pc
>>311
自分行けなかったのですが、どのくらいヒイリリサークルさんありました?
313名無しさん@ピンキー:03/12/31 22:19 ID:WobZ1Qrn
「RとC」さん行ってきたよーー(*´Д`)うはうははぁはぁ新刊落ちてたけど幸せ
314ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :03/12/31 23:25 ID:cR8qIYXL
お礼参りに(ry

読んでくださった方々、どうもありがとうございました。
改めて読み直すとさまざまな反省点が…句点少ねぇ〜……(読みにくくてスイマセン
描写の難しさにヒイヒイ(;´Д`)言ってしまうのはなんとも情けない限りだな、と。
でもリリ&1大好き人間なんで、またネタがあれば修行がてら書いてみたいなと思っております。

>>308
遅かれながら、お茶いただきます。
ってもう、温くなってますね。遅レスすみませぬ。
 
( ´∀`)⊃旦

>>311-313
行くことができませんでした…
「RとC」さんの同人誌は好きだったので残念です。
「M●T●潟」さんの新刊も見たかった…。

315名無しさん@ピンキー:04/01/01 01:12 ID:MqUdg6wa
あけおめ!今年もリリーナ様にハァハァするぞ(・∀・)!!

自分も祭典行って来ますた。
あっちもこっちも(*´Д`)ウハァハァ
>>312
311じゃないがヒリとリヒを合わせればイパーイだったとおも。
316312:04/01/01 06:24 ID:ecrlENKL
>>315
やーんまじですかぁ!!
無理してでもいけば良かったよぅ…。
それにしてもまだまだヒイ&リリサークルさんってたくさんあるんですね。
なんだか嬉しくなってしまいます。

今年でWも9年目突入なんですね。
今年もリリーナ様に萌え&燃えまくりましょう皆の衆〜〜
317名無しさん@ピンキー:04/01/02 11:48 ID:s2pleJ5O
>316
自分、レディ萌えなんだが…
せめて女性キャラって表記してくれよ
318名無しさん@ピンキー:04/01/03 14:32 ID:nYWqRSVh
某所の神絵に、新年早々(;゚∀゚)=3ハァハァハァハァ…∞
今年も萌え萌えっ!!!
319名無しさん@ピンキー:04/01/05 00:21 ID:+fmcjWMd
>>317
そんなレディ萌えのあなたには
「様」ページ。
320名無しさん@ピンキー:04/01/06 01:50 ID:6Pdy0alZ
下がりすぎあげ
321名無しさん@ピンキー:04/01/06 01:57 ID:6Pdy0alZ
machigaeta///
322S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/07 02:45 ID:HrsmzPk5
今更ですが、新年明けましておめでとうございます。
みなさまと、今年もWにハァハァできますように……


えと、以前に予告してた物を投下しにきました。タンクトップリリタンの方は
前フリが長くなってしまって焼き直し中なのです。
それで…ひょっとしたら誰も読みたくないかもしれませんが。


ヒ イ ロ × リ リ ー ナ × デ ュ オ ネタです。
お嫌いな方はどうかスルーでお願いします(´・ω・`) (切実に……)

タイトルは『unrealistic』でつ
 正直、どーしてこんな事になったんだろうと、自問しなかったら嘘になるだろうな。
 俺の目の前には、淡い紫色のブラジャーとパンティしか身につけていない、リリーナ
お嬢さんがいる。ベッドの上で、俺は後ずさりをするしか術はなく……普通なら
据え膳を喰わないのはどういうことだと、俺ですら詰め寄る状況なのは間違いなんだが、
ベッドの向こう側にあるソファの上で、鬼神もかくやと言わんばかりの眼光で、無表情の
ヒイロ・ユイがこちらを睨みつけている状況で、下手なリアクションをかえすのは
明らかに自殺行為だ。
 よくよくみると、リリーナお嬢さんの頬はうっすらと赤く染まっている。特に目元の
色が濃くて、注意して周辺を見回してみると、氷のはいったワインクーラーに一本、
そしてその脇に開封済みの白と赤のワインボトルが一本ずつ。
 ――飲んだから、こういう状況になったのか。それとも、こういう状況になったから、
お嬢さんが大トラになったのか。
 ……果たして、どちらが先だったのかは解らない。
 だがまぁ、ヒイロの頬にも微妙に赤い手形が片側だけに残っていることからも確かな
ように、めずらしくも奴と大喧嘩をしたらしい酔っ払いのリリーナお嬢さんは、恐ろしい
事に、俺を押し倒そうとしている、というわけだ。よりにもよって、ヒイロの目の前で。
「……あの、さ。お嬢さん。俺としては……できれば、あんた達の痴話げんかに俺を
巻き込んで欲しくないんだが…」
「ヒイロなんて、関係ありません! あなたは、わたくしのこと……お嫌いですか? 
デュオ・マックスウェル」
 うわ。
 お嬢さんが、俺のフルネームを覚えてる。なんか、そんな些細なことが妙に嬉しい……って、
そーいう問題じゃなくて!!
「いや、嫌いとか……そういうことじゃないだろう!? 第一、そこにヒイロがいるだろーが!」
「そこにいる人は、無視していただいて構いません。ただの、身辺護衛の方ですから」
 さらりと、こともなげに。一瞬ひやりとする声音で、リリーナお嬢さんは即答する。
「そうでしたわよね? ヒイロ・ユイ?」
「――……」
 ヒイロはかえして何も答えず、微動だにしない。
 俺は、なんとなく今回の確執の原因が判ったような気がした。
 これは案外、根の深いネタかもしれない。
 ヒイロの奴がお嬢さんに骨の髄から惚れているのは、俺たち・元ガンダムパイロットの
間では周知の事実だが、その一方で、奴(やっこ)さんが常に、彼女から一歩引いた態度で
接しているのも、また確かだったからだ。
 かつて、Gのパイロットとして破壊工作に勤しんでいた事とか、その過程で何十人という
人間を殺してきてしまった事とか――そういった過去が、世界平和の象徴ともなりつつある
彼女の横に立つ人間としてふさわしくないと、常々気に病んでいるらしい事も、俺たちは
言葉によらず知っている。
 だが、リリーナお嬢さんにしてみれば、そういった奴の態度が不満だったようだ。
 もっと自分の側にいて、自分を愛して欲しいというのが本音だが、それでもヒイロの心情も
理解できないわけではないので、あいつの懐に踏み込めない、というところだろう。
 おたがい、相手に惚れ抜いているくせに、いつもどこか相手を気遣って寸前で立ち止まって
いる――それが、俺たちから見たヒイロとリリーナというカップルの姿だった。
 いい加減にじれた俺たちが色々と画策したおかげで、どうやら時々は身体を重ねる関係
くらいにはなっているらしいと……思っていた矢先にこの様か!!
「あのな……何を言われたかは大体想像もつく。けどな、やけになって、後悔をするような
ことはしないほうがいいと思うぜ? お嬢さん」
「……」
「ヒイロもヒイロだ。惚れた女が身体をはって意地を通そうとしてるんだから、止める
くらいの事をして見せろ!!」
「リリーナの意志は、彼女自身の自由に委ねられるべきだ。……俺が彼女の行動に口出しする
権利は無い」
 ――そーきたかーーーーっ!?
 ああ、目の前のお嬢さんから、怒りのオーラが立ち上っているのが解ってしまう……。
「そう、ですわよね。あなたは、いつもそう。それは、尊重と呼べる物ではないわ。逃げている、
というのよ。ヒイロ・ユイ」
 ……はっきり言って、怖いというより、その言葉に心の底から同意したくなるほど、彼女の
様子があまりにも痛々しかった。
 ヒイロのほうには視線を向けず、俺の胸元に視線をおいて(多分、俺とも目を合わせ
にくかったんだろう)、手を突いたベッドのシーツにリリーナは爪を立てている。
 だが。だが、しかし。
 これとそれとでは、明らかに別問題だろう……。
 もはや壁に押し付けられて逃げ場も無く。あまりにも扇情的な風情のリリーナお嬢さんに、
おれはくらくらと目眩がしそうになってきた。
 正直に言おう。俺は、彼女が嫌いじゃない。もし、彼女とヒイロの関係を知らなかったら
……一度ならず、口説いていたであろう事は間違いない。
 だが、実際にはヒイロがいる。そして、俺はヒイロの奴も嫌いじゃない。少なくとも、
女を寝取った・寝取られたという関係で終了するような間柄にはなりたくない。
 それが俺の本音だった。これは掛け値なしに本当の事だ。
 それでも。俺は、自分が「男」なんだということを、否応も無く自覚させられる状況に
陥っていた。
 目の前のお嬢さんは――リリーナは、そんな俺の思惑を吹き飛ばしてしまいそうに
なるほど、蠱惑的だった。
 鼻先で薫る、ワインと彼女の香水の混じった甘い香り。アルコールと憤りに潤む紫水晶の瞳。
押し付けられてきた、柔らかく頼りなげな「女」の姿態。
 我知らず、俺は息を呑んでいた。嗚呼……。
 ――俺の理性は、明らかに多大なる試練を課せられていた。普段の俺の思惑を一蹴して
しまいそうなほどに、俺にせまるリリーナの誘惑は強烈だった。正面から突き刺さるヒイロの
眼光すら、俺の興奮を助長しているのが手に取るようにわかった。
 ヒイロへのあてつけとして、俺が――たまたま奴と共に護衛任務についている俺が選ばれた
のだ、という事は解っている。それでも、いま彼女を胸に抱いているのは、他ならぬこの俺だ。
 どうにでもなれ、と、やや投げやりな欲望が、俺の理性を上回ってしまった。
 リリーナの顎に指をやり、彼女の視線を上向かせる。わずかに震え、傷ついたような色を
浮かべる瞳の色に、俺はかすかに苦笑する。
 そっと、彼女の唇に自分の唇を重ね合わせる。隙を突いて、彼女の咥内に舌を入れると、
リリーナはびくりと背を強張らせた。視界の端で、ヒイロがわずかに表情を強張らせるのが
解ったが、俺はそれに気がつかないふりをした。こうなってしまっては、かえってあいつに
配慮しているというそぶりを向けるほうが無神経だと思うから。
 予想通り、リリーナの唾液はこれ以上に無いほど甘かった。わずかにワインの酸味が混じる
それを俺の物と混ぜ合わせ、彼女が飲み込むように誘導する。こくんと、喉の奥で可愛い音が
して、溢れた透明な滴りが彼女の首筋を通って胸の谷間に落ちていく。
 充分堪能させてもらった口から喉首に俺の唇を這わせると、リリーナはかすかに吐息を
漏らした。
「デュオ……」
 決して、こんな声で呼ばれる事は無いだろうと思っていた、俺の名前。まるでローティーンの
ガキのように、それだけで下腹に力が入っていく。
 彼女をベッドに横たえて、俺は上着を脱ぎ捨てる。早鐘のようにうるさく鳴り響く自分の
心臓が鬱陶しい。初めて女を抱くわけでもないのに、興奮で指先が震えているのが情けない。
 俺は、彼女のまろい胸を、ブラジャーの隙間からそっとすくい上げた。
「あ……」
 ぴくんと、それだけでリリーナは軽く全身を強張らせた。感じやすいんだな、と俺は思い、
同時に、彼女の身体を開発していたであろう、背後の男の心中に思いを馳せる。
 だが、それ以後、そんな余裕は俺の中にも無くなっていった。
 幾度も彼女は俺の愛撫に応えて可憐な声を掠れて上げる。ひくん、ひくんとわずかな刺激
にも敏感に反応し、涙に濡れる瞳で俺を見上げてくる。声にならない声で、『デュオ』と、
何度も俺の名前を呼ぶ。その時の彼女の表情に、おれは目眩が増していくのが判った。
 正気でなど、いられるものか。
 汗に張り付くお揃いの上下をリリーナから剥ぎ取ると、彼女は羞恥に震えて両の手で
胸元を隠す。だが、俺はその手を優しく外すと、胸の先端で揺れる赤い尖りを口に含んだ。
「んっ……あぁっ……!」
 数度、舌で転がしただけで、それはたちまち固くしこっていく。反対側の果実を指の腹で
撫で回し、同時に白い房を柔らかく揉み解す。
「あっ……あぁ……や、ぁ」
 喉を大きく逸らしながら、リリーナはびくびくと全身を強張らせる。
 同時に、ちらちらと、リリーナが視線を泳がせている事に俺は気がついた。
 そこに誰がいるのか――今更言うまでも無い。背後から、かすかにぎりっと、歯が鳴る
ような音がしている事に、二人とも気がついていたのだから。
 だが、俺はそ知らぬ顔で、彼女の充血した乳首に歯を立てる。
「ひぅっ……んっ、あ……!」
 俺の肩口に回されていた彼女の腕が、とがった快感と同時にぎゅっと強張り、爪が肌に
食い込んでくる。その痛みすら、いまの俺にとっては勲章にも等しかった。
 俺の舌先で翻弄される、世界に名だたる『リリーナ・ドーリアン』。なるほど確かに、
彼女という存在に対する恋情以上に、その意味は中々刺激的だ。
 俺は自分が、我知らず笑みを刻んでいることにまだ気がついていなかった。彼女の胸の
飾りを堪能する事を止めぬまま、右手を彼女の秘められたデルタへと忍ばせていく。
「あ……やっ……!!」
 意図に気がついたリリーナが、大きく目を見開いて俺を見つめている。だが、俺は顔を
上げると、容赦なく首を振った。そのまま上体で彼女に覆い被さり、深くリリーナに口付ける。
 同時に、俺は人差し指と薬指で彼女の花びらを割り広げ、真ん中の残る指で蜜に潤む
秘所を撫で上げた。
「ひぃ……ん、んーーーーっ!!」
 刺激ゆえか、それとも拒絶か。固く瞳を閉じ、リリーナは全身を強張らせる。しかし、
俺が組み敷くその身体は、決して抵抗するそぶりを見せていはいなかった。
 その事に勇気付けられながら、俺は彼女の秘苑に穿つ指の本数を増やしていく。
 わざと、奴にも聞こえるように、水音を立てながら。
 悲鳴はあげられぬよう、強引に唇を重ねたまま、俺はくちゃくちゃと、リリーナの蜜壺を
かき回し始めた。決して初めてというわけでもないだろうに、俺の指を巻き込んで、痛い
くらいに締めてくる秘所。かといって、溢れてくる愛液のおかげで、指は決して動かしにくくは
無い。幾度も抜き差しし、時折指をコの字型に曲げて奥を掻いてやると、リリーナは足指で
強くシーツを掴んでこらえている。
 ……多分、リリーナは気がついていなかっただろう。俺が、ヒイロに良く見えるような
位置で、彼女の最奥に指を穿っていた事を。クリトリスを強く擦ってやると、リリーナは
大きく背をのけぞらせながら快感に身悶えた。
「ん……んーーーーっ……!!」
 リリーナの頂点の悩ましい喘ぎが、鼻の奥からこぼれてくる。絡めていた舌をそっと
外しながら、俺はリリーナの耳元で囁いた。
「もう……入れてもいいかな……?」
329S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/07 03:00 ID:HrsmzPk5
…す、すみません。_| ̄|○
こんなネタのなのに終わってません……;;
今夜はここで終了です。
週明けくらいまでには、続きを投下しにきます〜
それでは、しばしこちらと共にお待ちください
(待ってない方は、ご不快でしょうがもう少しだけ見逃してください)

|  |
|  |∧_∧
|_|´・ω・`)   冬祭典で仕入れた同人誌おいていきますね。
|冬| o ヽ
| ̄|―u'  本 本 本 本 本 本 木 本 本 本
""""""""""
330名無しさん@ピンキー:04/01/07 03:41 ID:kDVsIAU1
まさかリアルタイムで見れるとは。ちょっとびっくりですよ。
まあここに来てる人間も毎日来れるわけでもないと思うんで続きはじっくりドゾー

巻き込まれたデュオに合掌w
331名無しさん@ピンキー:04/01/07 07:23 ID:cJ3IYs1o
S原さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ヒイロとリリーナの傍迷惑な痴話喧嘩にワラいつつ、彼ららしいと思いまスィた。
不幸なのかラッキーなのかわかんないデュオの明日はどっちなんだ!?
続き、楽しみにお待ちしとります!!!!
332名無しさん@ピンキー:04/01/07 10:52 ID:+O7NEOtv
相変わらず(゚д゚)ウマーですな
続きが楽しみだ
333名無しさん@ピンキー:04/01/07 14:17 ID:PCE3Sd2M
キター!
これからどうなっちゃうんだ(;´Д`)ハァハァ
願わくばそっちで歯ギリギリしてるヒイロも報われますようにw
334名無しさん@ピンキー:04/01/08 21:55 ID:NPLH1OXR
さ、3Pなんてことにはならんかのう。鼻血噴きそう…
335名無しさん@ピンキー:04/01/09 00:10 ID:TFObm9Jd
り、リリーナ!デュオだけじゃなくて漏れにも迫(ry
336名無しさん@ピンキー:04/01/09 00:11 ID:TFObm9Jd
り、リリーナ!デュオだけじゃなくて漏れにも迫(ry
337名無しさん@ピンキー:04/01/09 01:09 ID:3oJqELsC
いけーっ!!デュオいけーーー!!!そのままやっちゃえーーvv
他の男に抱かれてるリリーナ見て、怒りと興奮にパンク寸前であろうヒイロ萌えw
338名無しさん@ピンキー:04/01/11 00:42 ID:/OdSPQwF
なんかデュオ吉にも萌えたよ(;´Д`)ハァハァ
339名無しさん@ピンキー:04/01/12 15:02 ID:EfOFnYZT
デュオは女の扱いウマそうだもんな〜
私の頭の中ではデュオはエロ専だよ。うん。
340名無しさん@ピンキー:04/01/12 23:39 ID:izv0LjZ+
うむ、オラもデュオはエロ専だとオモ。
デュオとヤッた人は皆昇天しちまうのですね。「オレとヤッたヤツは皆イッちまうぜ〜」

書く人によってヒイロなんかはチェリー気味だったり、鬼畜テクニシャンだったり色々だけど、
あの中の面子では誰がスゴイんでしょうな。(でもヒイロは上手い方に10000ガンダニウム)
ゴヒはなんか下手糞なイメージ…ゴメンよ、うへーい。
トレーズ様はエレガントに致すだろうし。ゼクスは…仮面プレイ?


341名無しさん@ピンキー:04/01/12 23:52 ID:jJ1iNogR
仮面プレイって・・・
あの仮面をノインたんにかぶせる→目隠しプレイ(・∀・)イイ!!
みたいな感じなのだろうかw
うへーは下手っぴに55555ガソダニウム!
342名無しさん@ピンキー:04/01/12 23:59 ID:4ifXpN5D
じゃあ、わたしは、ヒイロは「普通」に8000ガンダニウム。
やっぱ童貞だ(らしい)しw

カトルは…晩成型か?
回数増やすごとに、言葉攻めも体攻めもテクニシャンに!

トロワも…意外とエロ専ちっく?
343名無しさん@ピンキー:04/01/13 00:21 ID:BkBJmaNS
>>482
「ナニ…この感じ…。死…死なのね?!この子はこうやって世界中に子供がいるから、死が恐ろしくないんだわ。や、ヤリにくい…」


キツいか…汁
344名無しさん@ピンキー:04/01/13 00:40 ID:fzjcR4kM
カトルは良いモノをお持ちな悪寒。銭湯の椅子に座って地面についちゃうとかさ。
それ見て、うへい大ショック!「オレは弱い(ナニが?)」

夜はブラック仕様なんだろうな。坊ちゃん。
トロワもスゴイと思ふ。前髪プレイw
345名無しさん@ピンキー:04/01/13 00:59 ID:BkBJmaNS
ヒイロ…骨折プレイ(棒が折れる。けど自分で治す)
デュオ…死神プレイ(ヤったやつみなイかす)
トロワ…前髪プレイ(前髪で刺激する他)
カトル…超巨大(精神崩壊鬼畜)
五張……小さい(マジ小さい)
ゼクス…仮面プレイ(目隠し)
トレーズ…エレガントプレイ(全てはエレガントに)
ベルマイユ…権威プレイ(S)
ツバロフ…インポ(明日があるさ)
346S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/13 01:21 ID:0kA5ccgQ
こんばんは〜。続きを投下しに参りました。
盛り上がってるところにすみません;;
ところで、いま話題のネタですが
デュオっちは、自分の中では普通に経験してる男の子で、
ヒイロさんは耳年増というイメージでつ(=゚ω゚)ノ
知識ばっかりで、実践はリリーナ様が初めてというドリームが;;

ではでは。以下は>>328からの続きです。
 その時だった。強引な、有無を言わせぬ力で俺はベッドから引き摺り下ろされる。
 だが、次にくりだされた拳(こぶし)は、予測がついていた。俺はぎりぎりでそれを
かわすと、無防備になっているヒイロ・ユイの顔面に、思いっきり右フックを叩きつけた。
 さすがにそれを、まともに喰らいはしなかったものの、大きく体勢を崩したヒイロは、
そのまま元のソファのところまで後退した。
「――ヒイロ!!」
 ベッド上から追いかけてくる彼女の悲鳴。――まぁ、俺の名前があがんなかったのは
しょうがないか。加害者だし。
「デュオ……貴様……」
「今更、本音がでたなぁ、ヒイロ! やっぱり、惚れた女が他の男に取られるのは嫌だった
って事だろう?」
「――っ」
 ――だーかーらー。そこで言いよどむなよ、今更……。ここまでしておいて。
「それで、当たり前なんだよ。何が、『彼女の行動に口出しする権利は無い』だ? 結局、
お前は我慢ならなくて俺を叩きのめそうとしてたじゃねーか。」
 そして、俺は彼女の方に向き直る。
「リリーナお嬢さんも、これくらいにしておいたらどうだ? 意地を張って、好きでもない
男に抱かれるのは、あんたの為にも……俺のためにも、良くないと思うけど」
 俺の本音としては、本当はこのままヒイロ無しで最後までやりたかったんだけどね…。
 まぁ、それは言わないが花だし。
 我ながら……結構決まったなと、思っていた。これで元のさやに収まれば、それで万事
めでたしと。
 ――だが、しかし。

「邪魔をして、すまなかった。続けてくれ」
 は?
「デュオ……こちらへ、戻ってきてくださいますか?」
 はいぃぃぃ!?
 ――って、何考えてんだ、このふたりはーーーーっ!?

 ぼーぜんとして、俺は右左と、この訳のわからん男女の顔を交互に見つめていた。
 ヒイロは憮然とした表情で――視線は先刻以上に鬼気迫る、殺気を帯びた風情で――ソファに
座り直し、リリーナは苦笑めいた表情で俺に手を差し伸べる。
 ああ、もう……意地の張り合いもいい加減にしろっつーの。本気で喰っちまうぞ。
 俺はリリーナお嬢さんの手を取り、再びベッド上の人となる。
 彼女の顔にそっと手をやり、真っ直ぐに俺の方へ向けさせる。
「……しらねーぞ……」
 耳元で彼女にだけ聞こえるように、低く呟く。リリーナお嬢さんは、泣きそうな顔で
にっこりと笑った。俺は彼女を胸に抱きかかえると、ヒイロに向かって睨みつけた。
「ヒイロ、ゴム取って来い」
「――なんで、俺が」
「使うつもりで持って来てるだろーが。彼女を妊娠させたくはないだろ」
 ヒイロの表情が、明らかに歪んでいくのが判った。ああ、俺、後で半殺しかな……。
 だが、ヒイロはすたすたと、おそらくは荷物があるだろう別の部屋へ姿を消した。
 そして、俺は腕の中の彼女に視線を移す。怯えているようなリリーナお嬢さんの顔は、
長い付き合いだが初めて見るような気がした。
「……その、デュオ……」
 俺は肩で息を継ぎ、彼女の身体を起こして真っ直ぐ彼女の顔を見つめる。
「突っ込まれるのは、ヒイロじゃないと嫌なんだろう?」
「――デュオ。でも、わたくし……」
 俺は、わかっているとばかりに、ひとつ頷く。
「デュオ……」
「まぁ……しょうがない。俺としては……その方がいいと思うけどな」
 愉悦の名残と、怯えと、意地を張った事への悔悟に満ちた彼女の表情は、やはり魅力的
だった。このまま流されてしまうのも悪くないと、4割方はまだ未練も残ってる。
 けど……けど、それは。
「後悔、するぜ? このままだと。もういいだろう? ……俺もさ。俺も、あんたらと、
まだ付き合いを切りたくはないし――おまえは、どうなんだ? ヒイロ」
 そう言って、俺は背後を振り向いた。
 ついでに身体をずらして、わざと遮っていたリリーナの視界を開かせる。  
 ちょうど正面に、別部屋からポーチを持ってきたヒイロの憮然とした表情が入った事に、
リリーナは驚いたような表情を浮かべた。 
 俺はにやりと笑いながら、可能な限り明るい口調で、奴に告げた。
「選手交代、だな。ヒイロ、来いよ」
 その言葉に、意外なまでに素直にヒイロは従った。ヒイロはベッドの側まで来ると、
シャツを脱ぎ捨てながら俺をにらみつけた。
「――最初から、そのつもりだったな、おまえ…」
 俺はわずかに首をすくめただけで何も言わなかった。俺としては、どっちでも良かったと
いうのが建前で、本音としては最後まで俺がやりたかったんだが、ヒイロの怒りが怖いので
それは言わないで置く事にする。
「というより、お嬢さんの意志を尊重しただけなんけどな」
 そう言って、ヒイロが間違いなく寝台上の人になったのを確認してから、俺はベッドから
下りようとした。
 が、しかし。
 俺は――いや、俺とヒイロは固まった。
 リリーナお嬢さんの手が、俺の手首を捕まえていたのだ。
「……リリーナ……?」
「お嬢……さん…?」
 ヒイロに抱きかかえられるような姿勢になっていたリリーナは、真剣な表情で俺を見つめていた。
「でも……そうしたら、デュオはどうするのですか?」
 俺は、思わず返事に窮した。いや、確かに。俺のジュニアはもう限界間際にまでに
なっておりますが。そんなもん、女の膣奥に突っ込めないとしたら、のこる作業は一つしか
ないんですがね。
 俺とヒイロが思わず顔を見合わせてしまったのにも気付かぬように、リリーナは、やや
恥ずかしそうに、こう告げた。
「……その、下の方は……申し訳ないのですけれど、代わりに、口でよろしければ…」
「「 リ リ ー ナ ! ? 」」
 俺と、ヒイロは同時に絶叫した。
 受けて、お嬢さんは大物ぶりを遺憾なく発揮するかのように、にっこりと微笑んだのだった。


「……ひょっとして、リリーナお嬢さん。とんでもない位酔っ払ってるとか……?」
「あそこのワインを、俺は一滴たりとも口にしていない」
 低く、即答するヒイロに対し、俺はかるく頷き返すにとどめた。まともにヒイロと会話が
成立する事の方が奇跡に近い。そんな俺たちの下で、リリーナお嬢さんの華奢な身体が
揺れている。
 彼女は、言い出したら効かなかった。強硬に俺とヒイロの言に首を振り……そして、とうとう、
俺たちは音(ね)を上げた。
 仰向けの状態で彼女が俺のペニスを、不慣れな舌技でしゃぶっている。そして、そんな
彼女をヒイロが貫き、ゆっくりとした動きで揺さぶっている。
 時折、くぐもった声が彼女から漏れている。とろんと、半眼になっている彼女の表情。
一見するとちょっと頬を染める程度だというのに、おそらくは今夜の記憶すらあやふやに
なるであろうというくらい、彼女が酔っ払っているらしいというのは、ある意味、俺に
とっては好都合ではあるが、ちょっぴり切ない。
 だが、幾度も絡められるリリーナの舌は、そんな俺の感傷を吹き飛ばしそうになる。
 ねっとりと、暖かな――まるで彼女の中に包まれているような、湿った洞奥。
 ヒイロに突き上げられ、快楽に苛まれているのか。幾度となく甘い声が小さな口から漏れて、
俺の肉棒にも伝わってくる。
「んっ……ふぅっ……ん、んんっ……」
 鼻にかかる吐息が、やばいくらいに色っぽい。俺も思わず、くぐもった声が出そうに
なるのを、どうにか噛み殺していると、リリーナは弾む息の下から俺に微笑みかけてきた。
「……リ、リリーナ……?」
「あふっ……デュオ、大丈夫ですから……気にしないで…?」
 いや、気にしないでと言われましても。
「いいから、とっとと終わらせろ」
 氷点下よりも更に低い温度に感じられる声色と共に、ヒイロは俺を睨みつける。
 ……ああもう、しらねーからな……!!
 ――二人の好意に甘えて、俺はこらえていた白濁を思いっきり放出した。背筋に走る、
鋭い射精感の愉悦が俺を追い詰め、そして、俺は脱力した。だが――。
「うっ……あ、だ、ダメだっ!! そん……な」
 俺の粘液を飲み下したリリーナが、ストローを吸うように、俺の剛直を吸い上げる。
尿道に残った樹液が引っ張り出され、すさまじいほどの快感が俺の意識を真っ赤に染める。
 大してフェラチオは上手くなかったくせに、なんでこんな事を知ってるんだ……?
 思わず、手をシーツについて大きく息を乱していると、耳元のそばでリリーナの嬌声が
高くなった。
 ……ヒイロ……ある意味、正直な男だよな、お前……。
「んっ…!! あ、ああぁっ!! やっ、ヒイロ……!! もっと、ゆっくりっ……!!」
 ぱんぱんと、尻が当たる音の間隔が短くなっていく。そして、こぼれる水音もあからさまに
量を増す。ちなみに、ヒイロの奴はゴムをつけていない。お嬢さんに、ヒイロはピルを
飲ませていた。…口移しで。
「ふあぁっ! あんっ! あぁんっ!!」
「はっ……はっ! は……ぐ……っ。 ふぅっ…!」
 二人の動きが、徐々に重なっていく。ヒイロがリリーナの奥を突き上げると同時に、
リリーナの腰が深く沈み、奴の怒張を巻き込んでいるであろう事がわかってしまう。
 ヒイロも――リリーナお嬢さんも、とんでもなくいい表情をしていた。あぶれた事も
忘れて、俺は思わず、自分の分身をしごき始めていた。

「あっ……あぁぁっ!! ヒイロ、ヒイロ、ヒイロぉっ……!!」
「リリーナっ……!!」
 彼女が絶頂に四肢を突っ張らせるのと、ヒイロが限界を迎えて彼女の中に放つのは
ほとんど同時だった。
 身体を震わせてヒイロの精液を受け止めるリリーナは、これ以上に無いほどやらしくて綺麗だ。
 そして、そんな彼女を見つめるヒイロの、無防備で誇らしげな、柔らかい笑み。
 ――なんだか、本当にいい物を見ているような気がして、俺は思わず息を殺す。しかし、
当然ながら俺もまた、こいつらと時を同じくして達した興奮が収まっていないわけで……。
「――デュオ」
「あ、ぁあ?」
 思わず、声がひっくり返ってしまった。本当に、思いがけなく。まだ彼女と繋がったままの
ヒイロが、俺に声をかけてきたのだ。
「キチネットに行って、オリーヴオイルを取って来い」
 ――はぁ!? なんで?
 そう言おうとしたのだが。俺が応える暇も無く、ヒイロはリリーナから身を起こし、
彼女を横抱きにして部屋を出た。
「ヒ…イロ? なに……?」
 甘く痺れたような声音で、奴の腕の中にいるリリーナがヒイロに問い掛ける。かえして
ヒイロは、彼女に言うでもなく、そっけなく呟く。
「リリーナの口をゆすがせてくる」
 そう言って、ヒイロはすたすたと、部屋を出て行った。
 その理由に思い至り、俺はまたもや溜息ひとつ。
 ……あー、はいはい。彼女の口が、俺のザーメンにまみれたまんまなのは、我慢できないっすか……。
 まー、彼女も確かに、そのままっつーのは嫌だろうしなぁ……って、そーいえば。
 何故にオリーヴオイル?


 スィートルームってのは、ご存知の通り寝室の他にリビングがあるわけだが、簡単な調理を
するための厨房(キチネット)も、わりとついていたりする。当然ながら調味料も
常備しているから、ヒイロ所望の品をみつけるのは簡単だった。
 んで。
 一応、部屋に戻る頃には、なんでヒイロがこれを俺にとって来させたのか、なんとなく
解ったような気がした。……でも、なぁ……? まさか。
「何が、まさかだと?」
 いつの間にか背後に立っているヒイロと、相変わらず腕の中にいるリリーナ。ただし、
リリーナお嬢さんはヒイロの首に腕を回してしがみ付いている。……震えているような気が
するのは、見間違いではないような? あー、ひょっとして……。
「これって、ローションの代替品なわけだな……?」
「普段は必要ないものだから、持ち合わせていない」
 きっぱりと、ヒイロは若干座った目つきで俺に答える。
 あーうー。まさかとは思ってたが。
 ――だがしかし、ヒイロは彼女をベッドに横たえると、俺の手から瓶を奪うように取り上げた。
 そして、ためらう事無く彼女をひっくり返して、可愛いお尻に手をかける。
「あ、い、嫌ぁっ……! そこは……っ」
「デュオ、これをとっとと着けろ」
 リリーナお嬢さんの訴えを無視して、ヒイロは俺に小さなビニールパックを投げつける。
「――本気(マジ)かよ」
 掌にオリーヴオイルをいくらか受けて、ヒイロは指先にそれをすくう。
 そして、ためらう事無く、指を双丘の奥に伸ばしていった。
「んっ……あ……――あ、あはぁんっ!!」
 びくんと背を強くのけぞらせ、リリーナが苦しげにシーツを大きく掴む。
 菊門の周囲をほぐし始めたヒイロは、決して彼女を傷つけるほど性急ではなかった。リリーナの
背に幾度も口づけながら、ヒイロは数本の指で局部を撫で回している。
 潤滑材がわりのオリーヴオイルで、リリーナの白い臀部は滑るような光を弾いている。
「あっ……あ、あっ……!」
 ぬぷりと、指の先端が差し込まれて、リリーナはなお一層、明らかに快感に濡れた声をあげた。
 背後のすぼまりだけではなく、最も敏感な秘部をも撫で回しているヒイロの指に、彼女は
翻弄されていた。
 その響きに挑発されて、海綿体に血が降りてくる。むくむくと、股座(またぐら)が
痛いほどに、いきり立つ。
 俺も、ヒイロも。この類稀な麗しの外務次官殿の痴態に、欲望が高まっていくのが解った。
 ヒイロは彼女の脇に腕を差し入れて上体を起こすと、そのまま彼女を正面から抱きかかえた。
強い愉悦にぐったりとしているリリーナは、その動きに抗うそぶりは見せなかった。
 俺はリリーナの背に、そっと上から下へと、「つい」と一筋、指を撫で下ろした。リリーナは
びくんと強い勢いで全身を弾けさせ、そのままヒイロの首にしがみ付く。
「……何を、やってる」
「悪い……」
 シミ一つ無い白い背中に流れるさらさらの髪が、俺の目の前で揺れていた。
 細く華奢な背骨が浮き出て、肩甲骨は翼の跡のようで。
「お嬢さん……ごめん、な」
 やっぱり、この言葉が口をついて出た。
 ヒイロは軽く眉間に皺を刻んだだけで、何も言わなかった。
 リリーナお嬢さんは、首だけを捻って俺の方を向き、唇をかすかに動かした。俺の名前の形に。
 俺はゴムをつけた自分のイチモツを握り締め、そのまま彼女の後背へあてがった。
「あ、ぁあ、あ……ん、んっ! あ、嫌ぁっ……!!」
 入り口の狭さを通過してしまえば、残りの部分でアヌスを広げているから、わりと
簡単だった。俺は彼女の膝を抱えてリリーナを受け取り、ヒイロの目の前で大きく股を広げさせる。
「や、やめてっ……デュオ、あ、あぁっ…!」
 ――よーするに、これは先刻のリリーナへの意趣返しで、俺は人間バイブに過ぎない
わけだ。なんというか、ヒイロ・ユイという人間を怒らせることの恐ろしさがしみじみ
感じられる。 
 声を出すたび、きつく閉まる彼女の菊門。充分にほぐしてあったとはいえ、ここは本来
男根を受け入れる場所ではない。だが、リリーナの身体はそれを嬉々として受け入れ、
明らかに愉悦にうち震えている。……それは、間違いなく目前の男が為した仕業の賜物だった。
俺は若干、意識がくらくらとしてきた。勿論、きちきちに締め付けてくるリリーナお嬢さんの
具合のよさとは、別の理由で。
 しかし、『一体いつの間に、お嬢さんの身体をここまで仕込んでいたのか』という
ツッコミは、心の中で毒づくにとどめておいた。さすがに、後が怖い。
 そして、当然ながら、ヒイロもまたお嬢さんの中に己の肉棒を挿入する。
 ぬちゅ、という音がしたかと思うと、薄い内膜ごしにも、太い異物がリリーナの中に
侵入してくるのが解った。
「あ、あ、あぁぁあっ……!」
 正直、きつい。同時に二本で刺し貫かれた衝撃に、リリーナの身体はひどく強張り、
あたかも俺たちを拒絶するみたいに締め上げてくる。ぎちぎちとした、圧迫感。中で擦れて、
ヒイロの太い肉棒の形状すらも俺のブツに伝わってくるかのようだ。
「い、やっ……あ、あぁっ!! 痛いっ……おねが、い……抜いてえっ…!!」
 ぼろぼろと涙をこぼし、幾度も首を振りながらリリーナが懇願する。しかし、俺が宥めるように
揉み解した乳房の頂点は、ぴんと快楽に硬くなり、ヒイロが手を伸ばした先にある淫花の
めしべは、たちまちリリーナに嬌声をあげさせた。
「ひぁっ、あぁぁっ!! あ、やっ、やぁぁ!!」
 ヒイロが律動を開始させ、俺はそれに合わせて彼女を支える。ぐちゅ、という濡れた音と、
出し入れするたびにこぼれる空気の音が、俺たちの間でループして響く。
 俺も、こういう経験はさすがに初めてだったが――きついけど、癖になりそうなほどに
気持ちがいい。リリーナお嬢さんの尻の味は、想像以上だった。おそらく前はもっと
いいんだろうな、とは思うのだが、俺がそれを堪能する事はまずないだろう。それに、
これだけでも充分だった。
 俺のペニス全体を包むように締め上げる直腸の温かさ。なめらかな肌が擦れる感触。掌で
ふにふにと形を変える、とろけそうなほど柔らかな乳房。どれもこれも、極上といっていいほどの
感触に、俺の正気が剥離していくのがわかる。
 それに――これは意外な盲点だったが。
 ヒイロと、リリーナと。普段決して見ることのない、この二人の表情がまた絶品だった。
 リリーナを見つめ、欲情と興奮と……それと、途方も無く優しい表情を浮かべて腰を揺するヒイロ。
 快楽に大きく身悶え、俺とヒイロを視界に入れながら、時折安心させるかのような笑みを
淫楽の底から引き出して、俺たちに向けるリリーナ。
 そして……この二人は時折、互いを慈しむかのように唇を重ね合わせている。舌と舌が
当然のように絡み合い、上と下とでハーモニーを作るが如く、音高く互いの体液を交換し合っている。
 俺は、なんとなく幸福感と疎外感の双方を味わいながら、わざと大きく身体を揺すってやった。
「あ、ぁぁああんっ!! は、あぁっ!」
「くっ、ふぅっ……! デュオっ!」
 眼光厳しく俺を睨みつけるヒイロに、俺は舌を出してやる。
 やかましい。俺にだって、それくらいの権利はあらぁな。
 ――と、子供のような意地をはってみたところ。俺たちにはさまれたリリーナお嬢さんは
くすくすと、楽しそうに笑いながら、俺に向かってそっと唇を差し出してきた。
 ありがたく押し頂き、感謝の意をこめて、両の手に収まる柔らかな双乳を揉み解す。
 すると、今度はヒイロが己を主張するかのごとく、彼女を俺ごと突き上げてくる。
 快感と衝動に圧され、リリーナは俺たちの腕の中でぶるぶると全身を揺らす。…まったく、
大人げのない奴め。
 結局のところ、俺とヒイロは奪い合うように彼女のキスを貪りあった。最終的には、
リリーナは俺とヒイロの舌、双方に応えながら、突き上げこね回される悦楽に身を任せ、
惜しみなく俺たちに濃密な時間を提供してくれたのだった。

 ――そして、限界は、どんな場合にも訪れる。
 真っ先にそれを向かえたのは、言うまでも無く二本差し状態のリリーナだった。ヒイロが
下になり、そのヒイロに跨るお嬢さんを、俺が背後から突き上げる。ヒイロもまた容赦なく
お嬢さんを下で揺さぶってるもんだから、お嬢さんはどっちかといえばよく頑張ったと思う。
「あ、あぁぁっ!! ヒイロ、ヒイロ……っ! デュオ…っ…、っやぁああああっ!!」
 涙と涎と、汗でぐちゃぐちゃになったお嬢さんは、それでもやっぱり美人さんだった。
 絶頂の締め付けに、俺たちもまた抗う事を放棄する。前方の洞奥に、勢いよく何かが
注がれる気配が俺の棹にも伝わり、その痙攣が俺を更に追い詰める。
 くたりと力の抜けたお嬢さんから俺のペニスを引き抜くと、彼女はそのまま、下のヒイロの
胸へ倒れこんだ。そのままぴくりとも動かないところを見ると、どうやら彼女は失神したようだ。
 俺と、ヒイロと――そして彼女の荒い息だけが、部屋の中でこだまする。
 彼女ほどではないが、さすがに俺も疲れた。俺はヒイロに片手を上げると、服を拾って
そのまま部屋を後にしようとした。
 ――が。
「デュオ」
 声をかけられ、俺はゆっくと奴に振り向く。
 彼女を腕に抱えたまま、ヒイロが身を起こして俺のほうを見ている。
 憤怒に燃えているような――そのくせ、どこか困っているような、仏頂面。それは、逆にいえば、
普段のこいつの表情だった。俺はにやりと、いつものように奴に笑って見せてやった。
「今夜の事は、夢だよ、ヒイロ。夢ってのは、現実にありえないから夢なんだと、
そうおもわねーか?」
「……――」
 俺の言葉の意図を瞬時に悟り、ヒイロが何かを言いたげに口を動かす。だが、俺はその
言葉を引き取った。
「そういうことにしとけって。お嬢さんにも――リリーナにも、な。俺もそうするつもり
なんだから」
 勿論、そう簡単に心情はついてはいかないだろうが。そういう事にしておくのが、一番
無難だろうと俺は思うから。
 ヒイロは、しばらくの間瞳を閉じていたが、ふと、かすかに笑いながら、俺にこう告げた。
「落とし前は、後日につける。首根っこを洗って待っておけ」
「御免こうむるよ」
 そして俺たちは、お互いに苦笑を交わす。


 それからの事は、大体、お察しどおりだ。
 あの夜、俺が自室に引きこもった後、バスルームからお嬢さんの甘い声が聞こえてきたのは
確かだが、その辺の詳しい事は俺の関与するところではない。
 翌日の視察が午後からに延長され、政府機関その他の調整が大変だったらしい事も噂に
聞かされたが、その辺のことも、俺には預かり知らないことだ。
 お嬢さんとは、翌日の朝にスィートのリビングで挨拶した。いつもどおりに。何事も
無かったように、平然と。戸惑うリリーナお嬢さんよそに、俺とヒイロは通常業務に、
ごく自然に戻っていった。
 なにか言いたそうだったお嬢さんは、結局何も言わず、俺たちはごく普通の友人という
間柄のまま、その仕事を終えた。
 ヒイロには、後日蛸殴りにされた訳だが、まったく反撃しなかったわけでもないので、
その辺はまぁ、よしとしよう。

 そして俺は、時折あの夢を反芻している。
 殴打された代償だとしても充分すぎる程の、あの瞬間を。
 ――甘く濃密な、ありえない、夢のひとときを。
359S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/13 01:35 ID:0kA5ccgQ






終わりです…予定ではデュオが前のはずだったんですがー;;
_| ̄|  ○))) ニゲラレタ…
やっぱりヒイロさんの呪いがデュオも怖かったんでしょーか
終わりがなんかポエミーな感じでスマソです。

お読みいただきありがとうございました〜〜
360名無しさん@ピンキー:04/01/13 01:40 ID:fzjcR4kM
神キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
さすが読ませますね。スゴイです〜デュオは良い思いをしたのですなぁ。

今度はリリタン攻めでヒイロをヒイヒイ言わせてくださいw
361名無しさん@ピンキー:04/01/13 01:49 ID:BkBJmaNS
リアルタイムだったのに読むのが追いつかなかった…
なにはともあれ、S原氏、乙です!本当にデュオが羨ましい…
一番羨ましいのはそのリリーナを好きにできるヒイロですがw
362名無しさん@ピンキー:04/01/13 03:04 ID:d0qgFZ0e
キタタ━━━((*゚∀゚*))━━━ !!!
乙です!いつもいいものを有り難うございます!
前ゲッツできて良かったなぁヒイロぉ〜(つД`)ノシ☆( ̄- ̄)

謎のベールなバスルームが気になりまつw
363名無しさん@ピンキー:04/01/13 04:26 ID:cRgD2yHd
やっぱりS原氏のSSは絶品ですな。
いつも素晴らしい作品をありがとうございます!
やっぱり譲らないヒイロがいいなぁ(w
デュオもいい男ですね!
364名無しさん@ピンキー:04/01/13 17:44 ID:XPoNwu/z
ふはー、一気に読みましたです。
ゴチソウサマ!
サンドイッチ(´¬`)ウマー
365名無しさん@ピンキー:04/01/13 17:59 ID:iI2GadUg
Wに出てくる、女性陣で、恋人との行為のありかた(漏れの痛い妄想)
考えてみる。

リリーナ…攻め受けどっちもできそう(万能マンセー)
ヒルデ…早いことイクことを体験しそう(それくらいにヤられる)
キャスリン…受けかな、とも思うが案外、弟苛めかも(過保護?)
ドロシー…一方的にヤるか、一方にヤられるか(すべてはカトルによる)
サリィ…五飛が小さくて下手糞だから怒る(ぜんぜん気持ちよくない、ってか)
366名無しさん@ピンキー:04/01/13 21:21 ID:J66ohInf
職人さん乙!ごち!美味しく頂きました
何だかんだで前とってるのなヒイロw

365>>ブラックカトルになった瞬間にスゴそうだw
キャスリンはリードしてるつもりでもあまり上手じゃなくて結局
トロワのペースに乗せられるってのだったらイイなぁ。個人的キボンだけど
トロワってねちっこそう

五:前(堂々と脱ぎながら)「俺は、貴様と闘って(ヤッて)みたかった」
五:後(部屋の隅で膝かかえて)「俺は・・・弱い・・・」

トレーズは変な体位とか好きそう。四十八手全部試してみたり。
それに一晩つきあってるレディ・・・・・。
367名無しさん@ピンキー:04/01/13 22:36 ID:rMqfRdtT
ああ、ねちっこいトロワいいなw
あの冷静な説明口調で、くどくどと言葉攻めしていただきたい!

五飛は生え際もヤバイ、ナニは小さいじゃあまりにかわいそうだから
一族に伝わる快楽のツボとか駆使してほしかったり。

ゼク×ノイは、口数少なく、熱い視線バチバチで絶頂GO、なのがイイっす。
368名無しさん@ピンキー:04/01/13 23:57 ID:4ek0m9Wt
うへいってば…小さくて早くてへたっぴでゲハで…
なんだか可愛そうになってきたよ(つд`)

現実やるとしたらトレーズ様がいいyo!薔薇風呂でジャグジーでマーライオンのお口から
お湯がドバー。プリテイウーマソみたいな気分になれそう。
意外にマグロだったりするのかなぁ。高貴なお方だから自分から動く必要ないとか。

ゼクスは…あの髪、邪魔クサイ。いたしてる最中に思わずふんずけてゼクスの方が痛そ。
本編でゼクノイってエチー有りな関係だったのかな…皆さんはどうお思いですか。
369名無しさん@ピンキー:04/01/14 00:12 ID:c+BvZcDP
ノインやレディはそのひと一筋っぽいから
(ノインは)ゼクス、(レディは)トレーズに
行為をせがまれてもわりと嫌がらず(むしろする気満々で?)合意してくれそう。
押し倒されたりしてもある程度受け止められたりしてなw

370名無しさん@ピンキー:04/01/15 00:02 ID:DtYXzHYS
遅レスですが…、S原さんの新作を読みましたよ!
展開が非常に気になっていましたが、とりあえず良かったなヒイロ!と声をかけて
やりたくなったり、リリーナタン大変そうと思ったり、非常に楽しく読めました。
大作、お疲れさま&ありがとうございました!
371名無しさん@ピンキー:04/01/17 12:48 ID:F7XKj5yt
黒リリーナ様は邪道ですか?
372名無しさん@ピンキー:04/01/17 14:19 ID:xok2/oyU
可愛けりゃオッケーだとオモ
373名無しさん@ピンキー:04/01/17 14:20 ID:xok2/oyU
可愛けりゃオッケーだとオモ
374名無しさん@ピンキー:04/01/18 00:25 ID:Yi4FPhcR
いつもあの調子のヒイロにイジワルをしてみたくなったというかんじで十分に有り得ると思われ。
375名無しさん@ピンキー:04/01/21 00:17 ID:wj/TGKdE
hosyu
376名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:40 ID:jjH/Ka1U
守る
377名無しさん@ピンキー:04/01/25 02:11 ID:uBqTdaGj
守れ
378S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:18 ID:L0FFu3lU
こんばんはー。
先日はイレギュラーなネタをお読みいただき、ありがとうございました!
正直、激しく引かれてしまうかと思ってましたが、意外に受け入れていただけたので
ほっとしてます(=゚ω゚)ノ

それで、今回はお礼もかねて、短めのコネタです。
仕事中にワンフレーズ浮かんで、勢いだけで書いてしまったのですが、
砂を吐きそうな甘甘ネタになってしまいますた。
殺伐としたヒイリリがお好きな方はスルーにておながいします。
タイトルは「do not」でつ
379do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:18 ID:L0FFu3lU
「あ、んんっ、あぁぁーーーーーっ!!」
 腕の下に組み敷いた姫君が、絶頂の声と共に背を弓なりに逸らす。収縮するざらついた
内襞がもたらす快楽を、ヒイロは眉間にしわを刻みながら堪能する。
 萎えた陰茎に加えられる甘い刺激に、逆らう事を放棄して――。


 常ならば、彼女が達したの事を見計らって己の激情を放つのだが、今日に限っては、とうに
彼は己の精を開放していた。別段、堪えきれなかったというわけでもない。脳波すら己の
意思で制御可能なヒイロ・ユイにとって、勃起や射精の衝動を押さえ込む事など児戯にも
等しいからだ。
 だが――あえて、ヒイロはそうしなかった。深刻な理由などありはしない。常に同時に逝く
必要も無いことは勿論だが、加えて言うなら、そうやって自身の生理を常に完全に、意思の
支配下におく習性を持つ「兵士」の自分に、わずかばかりうんざりしていた。そんな他愛の
無い、意地に過ぎなかったのだ。
 リリーナの中で、彼女より先に果て、秘裂に穿っていた己の肉棒が力を失っていく。
 その事に戸惑うリリーナに、ヒイロは、問い掛ける為の隙を与えなかった。
 ぬめりの中できゅうきゅうに締め上げてくる、締まりの良さを楽しみつつ、ヒイロは彼女の
クリトリスを強くこする。律動の深い快楽とは違う、尖った鋭い淫楽の刺激に、リリーナは
大きく全身で反応を返す。
「あっ、あ……っ! あ、やっ!! ヒイっ……」
380do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:19 ID:L0FFu3lU
 逃れるようにずりあがる彼女の肢体を強引に押さえつけ、喉首に噛み付くように口付ける。
 同時に、愛蜜に濡れた花芽に加える刺激を容赦なく増やしてやる。 
 つながったままの下腹は、普段とは違うところがこすられて、リリーナの感覚を狂わせる。
 そして、リリーナはとうとう、彼の狡猾な指の攻めに屈したのだ。

 汗にしっとりと濡れた身体を密着させ、互いの吐息と体温を全身で感じているふたり。未だ
下から沸きあがってくるような官能の残滓が、ヒイロの心を暖かく満たしていく。
 腕の中にある、それは――「幸福」と、言うのだろう。
 数年前まで特攻兵だった自分にそんなことを考える日が来るとは、夢にも思わなかった。
 「平和」というぬるま湯の中で確実に培われた『堕落』。しかし、今のヒイロは、それすらも
肯定して受け入れる自分を知っている。
 かすかに、己への揶揄を口の端に貼り付け、ヒイロはようやく整った息を深く吐き出し、
ベッドに腕をつく。そのまま起き上がって、ヒイロは彼女とひとつになった部分を引き
剥がそうとした。
「――あっ……!」
 せっぱつまったような、リリーナの声に、ヒイロは思わず彼女を見遣る。
 そして、思わず絶句した。
「いやっ……! いや、いやなのっ……! まだ、抜かないでぇっ……!」
 彼女のしなやかな下肢が、ヒイロの尻のあたりで交差して、彼の動きを束縛する。顔の
あたりで寝具に投げ出されていた腕が、縋り付くようにヒイロの首に回される。
381do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:21 ID:L0FFu3lU
 予測を超えたリリーナのリアクションに、ヒイロは唖然として固まってしまった。
 逆の言葉なら、何度も言われた事がある。執拗に彼女を貪り、精根尽き果てるまで
彼女の中で蠢動するヒイロに、リリーナが「もう抜いてくれ」と懇願した回数は、片手の
指の数ではきかないほどだ。
 ――だが、抜くなと言われたのは初めてだ。
 ヒイロ・ユイの虚を突くという難事にただ一人成功したリリーナは、半泣きになりながら、
震える頬を彼の肩口に押し付けた。
 渾身の力でしがみついているらしく、ヒイロからは彼女の表情を見ることが出来ない。腕を
彼女の身体の下に回し、宥めるために、ヒイロはそっと背中をなでてやる。
「――リリーナ……?」
「っ!! やっ……だめっ」
 小刻みに首を右左し、リリーナはなお一層、ヒイロの身体を引き寄せる。
 彼女の様子に観念したヒイロ・ユイは、その動きに逆らわぬまま、己の自重を彼女にかけて
身を沈めた。
 脈打つ心臓の響きすら感じあえるほど重ねあわされ、より密着する二人の身体。首筋に
埋めたヒイロの鼻先には、汗とシャンプーの混じったリリーナの甘い香りがたちこめる。
「ごめんなさい……でも、ダメなのっ。もう少し、もう少し待ってっ…」
「――いったい、どうした」
382do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:22 ID:L0FFu3lU
「ヒイっ……ん、んんっ!!」
 ヒイロの問いにかえすのは、リリーナの鼻から抜けた、くぐもった嬌声。
 思わずヒイロが脱力しかけると、泣きそうな声のリリーナが謝罪を幾度も口にした。
「ごめんなさい、ごめんなさいっ! でも、もう少し、このままで……いさせて……っ」
 そういいながら、それだけでリリーナはびくびくと身体を跳ねさせる。
「あ、やぁっ……! どうしてぇ……? やっ……わたくしっ……」
「――まだ、逝ってなかったのか?」
「だめっ! しゃべっちゃ、やっ……」 
 どうやら、声を出した時の振動すら、つながった部位でリリーナを刺激するらしい。ならば、
早く離れた方が良いのではないかと思うのだが、リリーナは混乱したままヒイロに訴えかける。
「今、あなたが引き抜かれたら……それだけで、わたくし、どうにかなってしまいそう……」
「……」
 その言葉に、胸の奥からふつふつと湧き上がる甘やかな感情を、ヒイロは不本意ながら
自覚する。
 情事の後、余韻を楽しむこのひと時。ひくひくと蠕動する膣襞の締付を堪能するヒイロと
共に、普段なら、身じろぎするたびに擦れるヒイロの存在を、彼女もまたいつもは享受して
いる事に間違いなかったのだが。
 ――どうやら、今夜に限っては。リリーナの感覚は、恐ろしいまでに研ぎ澄まされ、彼女を
苛んでいるらしい。
383do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:23 ID:L0FFu3lU
 腕の中で震えるリリーナの、体温の暖かさを心地よく思いながら、ヒイロは意味の無い
推論の輪に思考をなぶらせていた。
 その間にも、彼女とひと連なりになった洞奥は、ゆるやかに彼の男根を巻き込みつづけて
いる。ぬめる花蜜は途切れるどころかますますあふれ、呼吸のための身じろぎにすら水音が
高くあがってしまう。
 ふるふると、時折背を走る愉悦の刺激に反応して小さく声をあげる彼女の様子に、ヒイロ・
ユイはとうとう観念する事にした。
「――リリーナ」
「んっ……や、まだっ……っあ、ああっ!?」
 膣に収まっている彼のペニスが、唐突に体積を増していく。しがみついていたリリーナの
腕を強引にひきはがし、ヒイロは正面から彼女の顔を覗き込んだ。
「ふぁぁあっ! あ、いやっ……! ヒイロっ!」
「中途半端にこのままでいても、つらいだけだろう? ――終わらせてやる」
 そう言って、ヒイロは彼女の下肢を肘にかけ、強く律動を始めた。思わずシーツに爪を
立て、大きくのけぞりながら、リリーナは打ち付けられる熱い剛直の衝撃を受け止めた。
「あっ、あ……んんっ!! あ、やっ……いやっ、いやっ、いやぁぁっ!!」
 言葉の拒絶とは裏腹に、リリーナの身体は貪欲にヒイロの猛りを飲み込んでいく。白く
しなやかな裸体と浅黒い均整の取れた男のそれが睦みあい、指を絡め、幾度も口付けを
交わすその光景は、まるで一幅の絵画のようだった。
384do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:23 ID:L0FFu3lU
「だめっ……だめぇっ!! ん、あ、あぁぁぁーーーーーっ!!」
 ふたたび足をヒイロを抱き込むように交差させ、リリーナは絶頂の悲鳴を天井に反響させた。


 乱れた吐息の中、リリーナは彼女を組み敷く男を見上げる。自分の中で、まだ力強く
脈動する彼の存在がたまらなく愛しくて、リリーナはにっこりとヒイロに微笑みかける。
「まだ……今度は、あなたが……?」
 ヒイロは、苦笑するように頷き、彼女の額に口付ける。
「おまえが嫌なら、やめてもいい」
 そして、ふとヒイロは、心の底からおかしそうに、くつくつと喉の奥で笑い声を立てた。
「『抜かないで』、か。昔からおまえには驚かされてきたが……ここまで強烈なのは
初めてだな」
「やっ……ヒイロ、それは…っ!!」
 その言葉に、リリーナは頬を真っ赤に染める。
 秀麗な美貌を羞恥にゆがめ、リリーナは彼を勢い良く引き寄せながら、その胸に顔を
うずめようとする。表情を隠そうとする彼女の思惑を看破したヒイロは、彼女の手首をつかみ、
そのままたやすく、彼女を白い布の波間に押し付けた。
 視線が絡まり、互いになんとも言えず、決まり悪そうに微笑みを交わす。
 そして、ヒイロはリリーナに問いかけた。
385do not ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:24 ID:L0FFu3lU
「――それで、どうする? もうやめるか?」 
 リリーナは幸福そうに笑いながら、彼の頬に指先を寄せた。
「いいえ、やめないで。……あなたの、思うとおりにして」


「……抜かないで……」










386S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/25 03:27 ID:L0FFu3lU
…自分でも、なにを書いているんだろうと思いますヽ(´ー`;;)ノ
ちなみに、浮かんだフレーズはメルランですた。

では、お読みいただきありがとうございました〜
387名無しさん@ピンキー:04/01/25 03:36 ID:fXqb+cbB
逝きっぱなし…ハァハァ 、萌えますた
388名無しさん@ピンキー:04/01/25 03:53 ID:Q5aPSVL5
(;゚∀゚)=3 ムッハー
いや、お見事。今夜は良い夢が見られそうです(w
389名無しさん@ピンキー:04/01/25 13:34 ID:V6mPZqNl
抜かずで甘々(;´Д`)ハァハァ
ビンカーンなリリーナ様(;´∀`)ハァハァ
390名無しさん@ピンキー:04/01/25 14:23 ID:Anxu05N0
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
391名無しさん@ピンキー:04/01/25 21:53 ID:Zn13PGIy
神降臨シテタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
リリーナタンが可愛すぎ!!!!禿しく萌えさせて頂き、dクス!!!!
392名無しさん@ピンキー:04/01/28 12:49 ID:sf8aSdQj
真のM作戦発動あげ
393蜂蜜(予告編?):04/01/28 23:23 ID:SdBFB0qQ
 頬に伝わる感触に、目を覚ました。
 誰かの手だった…とても温かかくて、優しい人間の手だと思う。
 珍しく、よく眠っていた。これほどに深い睡眠をしていたのは、久しぶりだった。
 眠りからまだ、完全には覚めていない目からは、アッシュブラウンの髪をなびかせた少女が、かすれて見える。
(リリーナ…か)
 姿は良く見えぬものの、この少女が誰であるかは、すぐにわかった。今日は彼女の護衛として、同じホテルに泊まっていた。部屋は別々だったが、もしもの時のために、鍵は彼女にも持たせていた。
 彼女のことだから、ヒイロの部屋にくること自体は珍しくもない。ただ、こんな時間に何のようなのだ?それは気になった。

「ヒイロ」
 リリーナだと思われる、少女の甘い呼び声が、耳に響く。
 まだ少ししか開いていなかったその目は、次第に、ゆっくりと開いていく…。
 しかし、瞼を半分ほど、開けた頃だった。
「お、お前!」
 緩やかに開いていくはずであったその目は、一瞬にして開いてしまった。
 開いていった目から見えたリリーナが
"服を着ていない"
かのように思えたからだ。
(まさか…)
 このときは、目の前のリリーナが、自分の寝ぼけのせいで変に映っているのだと思った。
 だから、仰向けに倒していた上半身を素早く起こし、指で目を擦って、もう一度リリーナの姿を見る。

 だが、ヒイロは寝ぼけてはいなかった。
 眼前に移るリリーナは、間違いなく裸であった。何度見直しても、自分の前に移るリリーナの姿は変わらない。身に何も纏わぬままの彼女が、目の前にいることは変わらなかった。
 眠っていた目は完全に覚めた。だが事の理解ができない。何故、リリーナは裸で、俺の目の前にいるのか。
 あたりを見渡してみた。リリーナはヒイロに被さるかのように、ヒイロのからだの上に、体重がかからないように乗っていた。
 ベッドのシーツの上に、彼女が着ていたと思われる、衣服と下着が、少しぞんざいに落ちている。自分がじっと見ていても、リリーナは裸体を隠そうとはしない。むしろ、見せているような。分けのわからぬ状況の下で、彼は思わず口をおさえて、困惑する。
 しばらく、何も言わぬままでいると、リリーナが、顔を桜色にほんのりと染めながら、溜息をひとつもらしたあと、彼の顔に自分の顔を近づけて言った。
 
「夜這い…というのかしらね。これは」

〇 〇 〇 〇 〇 〇

また、こいつです(w
リリ様が、ヒイロ君を襲っちゃう(?)みたいなシチュの、少し黒め(?)なリリ様を書こうと思っております。
今回は、「こんな話、執筆中」のようなカンジで、出だしの部分だけ書いてみました。
じきに続きもアップできると思います。(中途半端ですいません

S原様の、素敵SSのあとに、駄文書いて、「空気嫁!」としか言われようがありませんが
頑張らせて下さい…。

そしてS原様のSSマンセーと言わせてもらいます。いつも萌えなSS、ありがとうございます。
395名無しさん@ピンキー:04/01/29 17:39 ID:D3gfFCPG
ワク(・∀・)ワク
396S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/01/30 02:08 ID:6EBEmfwi
レスをありがとうございます!
>387さんのレスを読むまで、リリタンが話の中で
「逝きっぱなし」状態だった事に気がついていなかった
オオマヌケです_| ̄|○ ゴメンヨリリタン
ラブエロネタが続いたので、次はどうしようかと思考錯誤中でつ。

>393-394
キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━)━━!!!
お待ちしてました! ウブなヒイロさんと強気なリリーナ様に萌え萌えでつ。
完成を楽しみにしてます!(お言葉もありがとうございますた〜)
397名無しさん@ピンキー:04/02/01 19:36 ID:jPTOGFiG
S原さん、投下乙でした!

>ラブエロネタが続いたので、次はどうしようかと思考錯誤中でつ。
あ、あのぅ…ヒイロさん、怒りのお仕置き編とか見てみたいでつが。
駄目だったら一ファンの要望ってことで、スルーしたって下さい。

398S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/02/03 00:41 ID:pMoWx7WP
|∀・)ノシ こんばんはー

>397さん
>ヒイロさん、怒りのお仕置き編
…面白そうでつね(゚∀゚)アヒャ
シチュエーション的にはどういう風な物をお好みでしょう?
――ひょっとしなくても、3Pネタの後日談でつか?…(゚∀゚;;)


ところで。今回、またもやコネタ投下でつ。
ヒイロさんにオヤジ入ってますので
そういうのがお嫌いな方は、スルーでよろしくです。
399S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/02/03 00:42 ID:pMoWx7WP



「そういえば、以前から少し気になっていたんだが」
「――? なにかしら、ヒイロ」
「リリーナ。おまえ、ひょっとしてピンク色が好きなのか?」
 唐突に、ごく真面目な口調で問われた事の内容に、リリーナは半瞬きょとんとしてしまう。
「この前の遊説の時に身につけていたツーピースはローズピンクだったし、思い返せば以前、
マリーメイアにとらわれた時も桜色のパンツスーツだったろう。今日は朝からピンク基調のメイク
だったし、ルージュもネイルもピンクで統一してる」
 そういうと、ヒイロはシーツの中から彼女の手をつかみ、まるで確認するかのように目の高さ
まで持ち上げる。 
「……ええ、好きな部類に入ります。ですが、どうしてですか?」
「いや、この間ふと思い出したんだが。たしか、おまえの愛用していたキャデラックのペイントが
そうだったろう。普通ならおよそ塗られる事の無い色だけに、かなり強烈に印象に残っているん
だが」
 生真面目にかえす恋人へ、リリーナはにこりと微笑みながら、軽く頷きを返す。
「おとうさまが――わたくしの義父がむかし、プレゼントしてくださったんです。女の子の乗る車
だからと言って、特注してくださって、内装もかなり凝っていました。……そうですね、思えば、
わたくしがピンク色を好きになったのは、あの車がきっかけだったかもしれません」
 そう言って、リリーナは懐かしそうに瞳を細める。
 その様子に、ヒイロはわずかに面白くなさそうな表情で生返事をかえした。
 だが――ふと、ヒイロはにやりと、意趣返しを思いついた時の不敵な笑みをうかべる。
「なるほど、な。だから比較的、ピンク色を身に付ける事が多い、と」
「ええ。言われてみれば、そう……ん、んっっ……!」
400S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/02/03 00:43 ID:pMoWx7WP
 唐突に唇を奪われ、彼女の腰に腕が回る。もとより、情事の合間の枕言(ピロートーク)。
覚めやらぬ熱をかき集められる事は当然のことなのだ。
「んっ……ふぁっ、ああっ……」
 唇から喉首へとたどる熱い舌に、リリーナは抗うことなく身を任せる。ヒイロは優しく愛撫を
増やしながら、彼女の顔を覗き込む。
「確かに、おまえにはピンク色が似合うな。……ほら、ここにも」
 そう言いながら、ヒイロは指をなめらかに滑らせる。自らがつけたキスマークの上を。
「――っ……あっ……」
「ここも。こんなに……綺麗な色になってる」
「やっ……っ!!」 
 耳元でささやかれ、リリーナの頬にさっと朱がはしる。胸の頂きでつんと尖った可愛らしい
乳頭が、言葉と共に摘まれる。
 指の腹で転がされ、リリーナの正気を灼く焔が瞬く間に生み出されていくのを止められない。
「おねがいっ……そんな風に、言わないでっ……!!」
「――どうしてだ?」
「だって……恥ずかしい……」
 ヒイロは一度だけ、くっと声をかみ殺し、そして楽しそうな光を瞳に浮かべた。
「恥じる事は無い」
「でも…!!」
「似合っている」
 その言葉に、ぴたりとリリーナは震えを止める。
「――なに、が?」
401S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/02/03 00:44 ID:pMoWx7WP
 その言葉に答えず、ヒイロは彼女の下肢を大きく割り広げた。
 そこに咲くのは、露をまとわせた、美しく妖しい桃色の花弁。
 ヒイロの言葉の意を悟り、リリーナは一気に全身を上気させた。真っ白な肌は、たちまち
ピンク色に染まっていく。 
 ヒイロは喉の奥で笑いながら、硬直する彼女に優しく覆い被さる。
「ばかばかばかばか! ふざけないでっ!!」
 わずかに暴れる彼女を抱きしめながら、こんな軽口を叩けるようになった自分も悪くないと
ヒイロは思う。やがて、ぽかぽかと彼の胸を叩いていた腕が彼の背に回り、ぶつぶつと文句を
呟いていた唇は彼の肌をたどるようになっていった。
 ヒイロは硬くなった分身をあてがいながら、シーツに組み敷く彼女の顔を覗き込んだ。
「――本当に、おまえにはピンクが似合ってる。……きれいだ」

 リリーナは呆然と……陶然とした風情で、彼の瞳をじっとみつめていた。
 頬をなお一層、彼の気に入りな「桃色」に染めながら。
402名無しさん@ピンキー:04/02/03 08:23 ID:ev6lzfgf
S原さんのコネタ新作キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!
ほのぼのラヴラヴで(・∀・)イイ!! 恥じらうリリーナ様に(;´∀`)ハァハァ
一度リミッター外れたら、ヒイロの香具師めは臆面もなく気障なセリフを吐くなぁと、本編
最終2話とEW&ボイスカセットで認識してたんで、なんつーか緑川声で想像してしまい
まスィた(*´∀`*)
403名無しさん@ピンキー:04/02/03 13:54 ID:CILSRbpw
キタ━━━━━(*´∀`*)━━━━━!!!
オヤジなたわむれハァハァ
S原さんのバカップルヒリリに禿萌なのでこういうノリ(´Д`*)イイヨイイヨー
404397:04/02/04 20:52 ID:fkEDHLjV
新作キテタ━━━━(〃▽〃)━━━━━!!!!
幸せラヴラヴは大好物なので、堪能させて頂きました。リリーナ様が禿しく可愛い!!!

>シチュエーション的にはどういう風な物をお好みでしょう?
>――ひょっとしなくても、3Pネタの後日談でつか?…(゚∀゚;;)
ええっと、後日談でもイイのですが、「大丈夫」と言い張って結構無茶するリリーナ様に、
ヒイロ遂に切れる!とか妄想してまスィた…。
何か(`・ω・´) シャキーンと来るものがあったら嬉しいですが、無理ならスルーでいいです。
S原さんの作品、大好きなのでこれからもガンガッテ下さい!!
405S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/02/06 23:20 ID:zBzqm7NT
(=´ω`)ノ こんばんは。
今回はお礼だけです。 ごめんなさい;;

>397さんのリク内容が、投下予定のネタに近かったのでビクーリでつ。
次回はそのネタか、真面目なネタのどちらかで投稿する予定です。
ちょっと間が空くかもしれないのですが、忘れられない内になんとかしたいです
406名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:27 ID:uGFogC8O
>394ZEPETTOさん、>405S原さん、
相次いで嬉しい投下予告がキテタとは(*´∀`*)!!!
お二人とも、ガンバッテください!!!!!!
407名無しさん@ピンキー:04/02/07 16:44 ID:p4zWS2po
第一話
処女→リリーナ、ヒルデ、シルビア
非処女→レディ・アン、ノイン、サリィ、キャスリン、ドロシー(ちょい微妙だが…)

最終回以降
処女→ヒルデ、シルビア
非処女→レディ・アン、ノイン、サリィ、キャスリン、ドロシー、リリーナ

の様な気がする…
408名無しさん@ピンキー:04/02/07 18:58 ID:+yq7D1lL
ttp://kiapurity.leamonde.net/gwpix/episodezero/relena.jpg

エピゼロにあった、戦災孤児とやっちゃった、なんていたい妄想した俺を殺しにいらっしゃーい!
409名無しさん@ピンキー:04/02/07 19:37 ID:4A06y+v9
>407
いや、最終回以降はヒルデも非処女組じゃねぇ?
なんたって相手は「俺の姿を見た奴は皆逝っちまうぞ〜」な三つ編み小僧だしw
410名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:06 ID:SGU3sWlw
ドロシーはちがうんでは…
411名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:25 ID:HvPsYqcT
シルビアって誰? と思ったけど、卑怯だわとか叫んでた女か。
あんな1話限りのキャラまで対象なのね。
412名無しさん@ピンキー:04/02/08 02:20 ID:/hkwwQvv
>408
意味がわからんかったが画像見て納得、ブラック・アルファのことか。“謎の少年”ていう紹介に
当時ワロタよ。どう見てもヒイロじゃんw ヒイロ=クローン人間の布石か?話作った野郎の。
どうせなら二人でリリーナ奪い合う話にしてくれたら素直に萌えるだけで済んだのに……
413名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:02 ID:212YKjpj
カトルとドロシーの絡みが見たいが…。
自分で書くしか無いのか…。
書いてみたいけど暇が無いヽ(`Д´)ノ
414名無しさん@ピンキー:04/02/08 21:19 ID:lgeOZYGf
>>409
どうだろう、なんつーかデュオは健全に女遊びもしてたような気がすんだよね。
だからどうでもイイ相手となら適当にHも出来るけど、本命にはちょっと手を出しづらい
イメージがある。

>>412
別人だとしたら、ブラック・アルファとヒイロの関係ってどんな風になんだろ…
415名無しさん@ピンキー:04/02/08 22:51 ID:9w69tc4j
>407
妹蘭はどっちでしょう(*´Д`)ハァハァ
416名無しさん@ピンキー:04/02/09 16:00 ID:hzz2cMNE
>412
ハゲハゲ同意。
それにデュオはもっとグラマラスなネエちゃんが好きそうでもある。
417名無しさん@ピンキー:04/02/09 16:37 ID:hzz2cMNE
などと言ってみるも、よく考えたら15、16歳の話なんだよね。
みんな早熟だなあ(*´Д`)
418名無しさん@ピンキー:04/02/09 23:09 ID:mFQa/cd/
>>414
デュオは適当に遊んではいるが本命ちゃんには手は出せない
とかだったら(*´Д`*)モエ〜ですよ。
419名無しさん@ピンキー:04/02/10 02:52 ID:d5MCTP0H
>413
カトドロ書いて下さいお願いします
ラブラブエチーで幸せそうなの読みたいです
飢えてます…。


エハ ナントカ ジキュウジソク デキテモ SSハ カケナイノ…(涙) _| ̄|○
420名無しさん@ピンキー:04/02/11 00:12 ID:enZzMAs1
漏れは2ヒルデに飢えてるyo
海外のエチー小説を辞書片手に読み漁ったさ…
421名無しさん@ピンキー:04/02/11 12:57 ID:IgQnmsLy
2ヒルも4ドロも好きだが、5サリ(本命)にも激しく飢えてるYO!
422名無しさん@ピンキー:04/02/11 13:14 ID:uoG7J01t
5メイランはだめでつすか…?
423名無しさん@ピンキー:04/02/11 13:37 ID:tyoum0uO
3キャスって見ないね
やっぱ姉弟説があっては抵抗もあるかw
424名無しさん@ピンキー:04/02/11 14:23 ID:QyD3JXJg
>419
時間がありません…。
425名無しさん@ピンキー:04/02/11 16:21 ID:/+WYPWnP
>422
5メイランは萌えなサイトがあったyo探してみそ
知ってたらスマソ
426名無しさん@ピンキー:04/02/11 19:07 ID:Kz8oVCz8
>424
うう、そうなのですか(ノД`゜)。
お時間できたら是非。お待ちしてます…!

萌えをくれくれ言うばかりなのもなんなので
バレンタイン絵でも描いて投下してきます。
427名無しさん@ピンキー:04/02/12 00:26 ID:xLZrihdq
69って……ないですなあ
好きな人少ないのかな?

実は結構濃厚なエチーしてたりしそうだ
なんせ69だけにw
428名無しさん@ピンキー:04/02/12 18:30 ID:cqpSFSca
トロワスレのノインの印象が強烈過ぎて…(笑)
429名無しさん@ピンキー:04/02/12 19:54 ID:iur1ENRx
423>姉弟説あっても気にしてない奴もここにいまっせ(*´Д`)
久しぶりにEW特別編見てラストに萌。
430名無しさん@ピンキー:04/02/12 21:37 ID:duDThMJS
>>428
禿しく同意!自分、あのスレのおかげでまともにノインを見られなくなったよ。
431名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:27 ID:Yu0dAkfp
うーへいのが見たいな
432名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:56 ID:7FLoHJFo
バレンタインだというのに、愛あるラヴストーリーの投下が無いのが哀しいのぅ…





神、降臨きぼんぬ
433名無しさん@ピンキー:04/02/14 22:33 ID:vLUN8RVX
では、せっかくのラブラブデーなのでひとつ。
チョコ全然関係ない話ですが、ご容赦を。
434氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 22:39 ID:vLUN8RVX


その日は日中から天には厚く黒雲が垂れ込め、冬という季節に相応の、身震いするような冷たい風が
吹いていた。
乾燥しがちなこの時期には珍しく湿り気を帯びた空気にヒイロは雨を予感していたが、その予想は
深夜も間近に迫った時刻に的中した。
地球に幾つかあるプリベンダーのセーフハウス。近隣の家々からはやや離れた場所にポツンと建つ
こぢんまりとした一軒家。その一室でキーボードに指を走らせていたヒイロは、窓を叩く雨音で、
自分の予想が当たったことに気が付いた。
とはいえ、こんな時間に外出する予定などはなく、雨が降ろうと降るまいと、さして自分には関係も
関心もないことだったので、水滴の伝い始めた窓ガラスに一瞥を投げただけで、ヒイロはすぐにパソ
コンのモニターへと視線を戻した。
それからしばらくはプリベンダーへの報告書類を作成する作業に集中していたので、書類を書き上げ、
送信手続きを完了させ、パソコンの電源を落としたヒイロが次に窓の外に目を向けた時には、雨足は
かなり激しいものへと変化していた。
(今夜はやみそうもないな)
そんなことを考えながら、椅子から立ち上がり、机の前を離れる。
予定していた作業は先ほどので全てやり終えた。軽く首を鳴らして、ヒイロは身につけていた
パーカーを脱いで、椅子の背へと放り投げた。
……することもなくなった。今夜はもう寝てしまうことにしよう。
ヒイロは同じ室内にあるベッドに足を向けた。タンクトップにジーンズの格好のままで、シーツの上に
ゴロリと転がる。

435氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 22:47 ID:vLUN8RVX

パジャマなどというものは端から用意がなかったし、わざわざ着替えるのも面倒だった。──ちなみに、
現在滞在しているこの家には他にも部屋が幾つかあり、その全てを自由に使っていいと言われて
いたが、ヒイロが使用しているのはこのベッドのある寝室と、あとは浴室くらいのものだった。理由
は先と同じ──どうせ数日しか滞在しないのだから、わざわざ移動するのが面倒だったから──だ。
頭の下で組んだ腕を枕に、仰向けに寝転がって目を閉じる。リズミカルな雨音が静かな夜の世界を
乱していたが、眠りを妨げるほどにはうるさくなかった。
起きたら一度プリベンダーの本部に戻り、長官であるレディ・アンに口頭で任務完了の報告をし、
それから恐らくは次の任務に就くことになるだろう。
武力を兵器を廃絶し、完全平和を基本理念として歩を進め始めた地球圏統一国家。だが、その歩みを
妨げる火種は地球の、そして宇宙のそこかしこに依然として存在している。
その火種が燻るより以前に、早急に、秘密裏に鎮圧する──それが”火消し”、それが、”プリベンダー”。
ヒイロはプリベンダーの正式な隊員というわけではない。元ガンダムのパイロットとしての経歴、
そして技術と能力を買われて、主にとある人物に関わりのある時に限り、請われて任務に就く、いわば遊軍だ。
『ある人物』とは言うまでもなく──リリーナ・ドーリアン外務次官。ガンダムパイロットとしての、
テロリストとしてのヒイロに様々な意味で影響を与えた、今や地球圏統一国家内で最も多忙を極める少女だ。
今回も、この地区にある、かつては軍事施設であった宇宙港を民間の機関として解放する為の視察に訪れた
リリーナの護衛の名目で、ヒイロは地球に降りてきた。
436氷雨 nuku:04/02/14 22:49 ID:vLUN8RVX

今回の任務にそれほどの危険性はなく、ヒイロが警護についたのも、安全を万全にする為のものであった。
実際、視察そのものは特筆すべき事柄もなく無事に済み、リリーナが滞在先のホテルに戻った時点で
他のプリベンダー隊員に警護を引き継ぎこのセーフハウスに引きあげてきた。今頃はリリーナも、
ホテルの部屋で休んでいる頃だろう。
ただでさえ忙しい少女だ。その上、単なる外務次官として以上の期待と希望を一身に背負い、地球と
宇宙の橋渡しをするという重責まで担っている。休める時に休んでおいた方がいい。
(あいつは見かけによらず無茶をするからな)
そんな取留めのないことを考えるとも無しに思いながら、ヒイロは目を閉じ意識を闇へと手放した。
──枕元に放り投げてあった携帯が着信のコールを電子音で知らせてきたのは、正にその瞬間のこと
であった。
何を思う間もなく瞬時に意識が浮上する。機体を手に、ヒイロは寝具の上に上体を起こした。
このナンバーを知っているのは数人しかいないはずだと思いながら、携帯のディスプレイに目を落とす。
液晶の画面に映し出された発信者のナンバーを確認して、ヒイロは微かに眉をしかめた。
(なにかあったのか?)
こんな時間にと訝しく思いながらも通話のボタンを押して、ひんやりとした機体を耳に当てた。

437氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 22:53 ID:vLUN8RVX

「……どうした」
『もしもし? ヒイロ?』
電波を通じて届いた声は、僅かにノイズの混じった少女のもの。
『ヒイロ? ごめんなさい、もしかしてもう眠っていたのかしら?』
時刻を気にしてかそう訊いてくる彼女の声は、不安を含んだ分だけいつもより少し低い。ヒイロは
ベッドに腰をかけたまま、足だけを床に降ろしていや、と答えた。
「気にするな。それより、なにか問題でも起ったのか?」
『…………』
沈黙の背後からノイズとは別の、なにか細かな音が聞こえてくる。
「……リリーナ?」
無声の機体。届くのはリリーナの呼吸と雑音だけ。吐息の中にはどこか思いつめたような気配が
混じっていて、ヒイロの裡に不審と緊張とがにわかに膨れ上がる。もう一度、リリーナ、と問いかけよ
うとした時に、ヒイロの耳はおずおずと名を呼ぶリリーナの声を拾っていた。
『ヒイロ、あの……お願いがあるの。これからそちらに伺っちゃ、いけない……かしら?』
「は……? それは、どういう理由でだ?」
『理由、というか、ただ貴方に会いたいから、ヒイロの所に行きたいのだけれど、ダメ……』
「訊くまでもない。論外だ」
彼女の台詞を遮って、ヒイロはキッパリと言い放った。こんな深夜に外務次官が私用で外出?
そんなもの、許可出来るわけがない。それがリリーナであるのなら尚更だ。僅かでも彼女を危険に
晒すような行動をとらせる訳にはいかなかった。

438氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 22:57 ID:vLUN8RVX

「そもそもお前は明日──いや、もう今日だが、夕方にはまた宇宙に向かわなければならなかったはずだ」
『ええ、でも出発の時間まではわたくし、なにも予定が入っていないの。半日だけオフをいただいた
のよ。だから』
「オフなら余計にだ。お前は自分のことが分かってるのか? 普段休めない分の休息をとっておけ」
『ヒイロ……』
懇願を含んだその声を、ヒイロはダメだ、と一蹴した。冷たいようだが仕方がない。
リリーナがなにかを言い返したが、窓にあたる雨音がうるさくて聞きとれなかった。携帯の音声も
電波の状態が悪いのか雑音が気になる。
ヒイロは携帯を耳に当て直し、彼女を説得する言をつなごうとして──その時になって、気がついた。
携帯から絶間なく漏れ聞こえてくるこの太鼓桴を打ち鳴らしたような雑音は。雨が何かにあたる音。
そんなに固いものではない……柔らかな、布のような何か。例えば、そう、傘をさしている時のような──。
「リリーナ、お前……今どこに居る?」
考えるよりも先に口がそう問うていた。携帯からリリーナが息を飲むような気配が伝わってきて、
ヒイロは反射的に手にしていた機械をベッドの上に放り投げ、身を翻した。
寝室のドアを開け、廊下を駆け抜ける。まさか、という思いとあいつならやりかねないという思いとが
同時に脳裏に閃いて、嫌な予感を覚えながら、ヒイロは玄関の扉を勢い良く開け放った。
「きゃっ……!」
機械を通していない悲鳴。突然開いた扉に驚いて、玄関の外に立っていた人影がよろめいた。その拍子に
手が滑ったのか、それとも扉がどこかをかすったのか、人影の手から傘が離れて濡れた地面に転がった。
「…………」
「ヒイ…ロ」
廊下のライトに照らし出されてヒイロを見上げるその人物は、やはり、思った通りに、リリーナ・ドーリアンに間違いなかった。
淡いブルーのスーツ姿のリリーナを、雨が容赦なく濡らしていく。何も言わないヒイロにリリーナが
気圧されたように一瞬、身を縮めた。あの、と躊躇いがちに口を開く。

439氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:02 ID:vLUN8RVX

「こんばんは、ヒイロ」
「…………」
「ごめんなさい、黙って来て驚かすようなことをしてしまって」
「…………」
「事前に訊いたらきっと貴方はダメだと言うと思って。でも、ここまで来てしまえば大丈夫かもしれないって
……そう、思って」
だから、と言って、リリーナは口をつぐんだ。プレッシャーに耐えかねたように瞳を伏せる。
ヒイロは更に十秒程を無言で過ごした。威圧しようとか、そう言った意図があったわけではない。
黙ることで、噴き出しそうになる感情の波を落ちつかせただけだ。
「……どうやってここまで来た」
低く抑えた声でそう訊く。
「パーガンにお願いをして。ホテルからここまでは車で送ってもらったわ」
雨粒が彼女の蜜色の髪を濡らす。リリーナの口から吐き出される呼気がいかにも寒そうに夜気に溶ける。
タンクトップ姿のヒイロの身にも寒気がひしひしと染みてくるから当然だろう。
一体どのくらいの時間、こうして表に立っていたのか。
ヒイロは無言のままリリーナの手首を取った。想像以上に冷えた身体。もともと彼女の肌は北欧系の
色素の薄い透き通るような白さを有していたが、今は寒風に晒され氷雨に打たれ、血の気配を感じないほどに
青ざめてしまっている。思わず小さく舌打ちすると、リリーナは怒られた子供のように身を縮めた。
「……ごめんなさい」
震える唇から、吐息のような、やはり震えた言葉が零れ落ちた。濡れた髪が俯いた頬に張り付いている。
ヒイロは答えずに、少し強い力で彼女の腕を引いた。
「あっ!」
よろける彼女には構わずに、そのままグイグイと腕を引っぱって廊下を突っ切る。ヒイロ、と戸惑ったような
リリーナの声が背中にかけられたが、ヒイロはただ黙って廊下のつきあたりの扉を開け、そのままバスルー
ムへと踏み込んで、タイルの壁にリリーナの身体を押し付けるとシャワーのノズルをひねった。

440氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:06 ID:vLUN8RVX

熱い、湯の粒が、服の上から勢い良く二人の身体に降り掛かる。
「! きゃあっ!」
「動くな」
反射的に逃れようとしたリリーナの身体を両腕で押さえ付けて、ヒイロは彼女の耳許に口を寄せた。
「まずは身体を温めろ。お前を怒るのは、その後だ」
ピクリ、とリリーナの身体が揺れた。
雫を避ける為に伏せられていた瞳がおずおずとヒイロに向けられる。懇願するように。躊躇いがちに。
淡い菫の双眸が上目遣いにヒイロを見上げる。
「……やっぱり、怒っている……の?」
「怒っていないとでも思ったのか?」
こんな夜のこんな寒いこんな雨の日にたった一人で出歩く不用意さへの叱責を言外に込めて、
殊更に酷薄に問い返す。
真直ぐ、射抜くように彼女の瞳を見据えると、リリーナはもう一度小さくごめんなさい、と呟いて、
ヒイロの視線から逃れるように目を逸らし、でも、続けた。
「貴方に会いたい、と思うのは、そんなに悪いことかしら? たまにはわたくしだって、少しくらいの
無茶をしてでも貴方に会いに来たい時があるのよ」
「だめだな」
そんな彼女の言い分に内心で苦笑しながらも、ヒイロは強いて真顔のまま、徐々に上気してくるリリーナの頬を、首筋を、胸元を……見つめて言った。
「どうして? だって……」
「会いたくなったならおれに言えばいい」
抗議の台詞に開かれたリリーナの唇がそのままの形で止まる。熱気に視界が白く曇っていく。
ゆっくりと、睫毛についた雫を弾いてリリーナは瞬いた。困惑を含んだ紫の視線がヒイロの上で揺れる。
「分からないか?」
ヒイロは言葉を無くした唇に自らの唇がぎりぎり触れそうな距離で囁いた。
「分からない?」
もう一度訊く。微かに、顎が上下に動いて、肯定の意を伝えてくる。
「無茶ならおれがする」
リリーナの腰と頭とに両腕を回して。
「おれが、お前に会いに行く」

441氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:08 ID:vLUN8RVX


──だから、お前は無理をするな、と。残りの台詞は閉ざした彼女の唇の中に呟いた。



顔に当たる熱い雨粒。
だが、重ねたリリーナの唇は、絡めとった柔らかな舌は、それよりもなお熱く、痺れるほどに甘かった。
「……ふ……っ…ん……」
口付けの狭間から、リリーナの吐息が零れる。
ヒイロは彼女の両足の間に膝を割り入れて、腰に回した腕をグイッ、と引き寄せた。たっぷりと水気
を含んだタイトスカートがめくれ上がり、真白な両脚が付け根まで露になる。ヒイロの腿にリリーナ
の股間を擦り付けるようにすると、リリーナは眉間に微かにシワを寄せてあぅっ、と小さく叫んだ。
くつくつと、ヒイロは喉の奥で笑う。
「もう感じてるのか? まだ始めたばかりだぞ」
「そんな、だって……あんなキスをされたら、わたくし……」
少し掠れたリリーナの声を聞きながら、ヒイロは彼女の上着を脱がし放り投げる。濡れて肌の透けた
シャツとブラジャーも同様に。それらは重い水音をたてて、空の浴槽の中へと姿を消した。

442氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:10 ID:vLUN8RVX

リリーナの手が伸びて、シャワーのノズルを閉めた。肌を叩いていた細かな刺激が止んで、
鼓膜に反響していた落水音も同時に消えた。ヒイロは僅かに眉をひそめた。触れる彼女の指先は、まだ少し冷
たい。
「まだ早い」
ノズルを掴もうとするヒイロの手のひらに、するりとリリーナの指が絡められた。
潤んだ瞳と艶やかな唇がヒイロに向けられて、大丈夫、と微笑混じりに言った。
「もう、平気ですから。だから、あとは貴方が……」
「『おれが』?」
恥じらいに途切れた台詞の続きに察しはついていても、リリーナの口からそれを聞きたくて、ヒイロは
笑みを潜めて問い返した。
「『おれが』……なんだ? 言ってみろ、リリーナ」
「貴方が、その……」
「聞こえない」
焦らすように、彼女の秘所を布越しになぞる。リリーナは羞恥とささやかな快楽とに耳まで朱に染めて、
熱のこもった瞳ですくうようにヒイロを見上げ。
「貴方が、わたくしを、熱く……して」
同じように熱っぽい口調で、懇願、した。
「……いいだろう」
ゾクゾクと、歓喜にも似た情欲の衝動が体内を駆け巡る。ヒイロ自身も、自分の一部が痛いほどに
昂っているのを感じていた。
誘われるまでもない。ヒイロ以外の男の目には晒されたことがないであろう、薄紅の乳首を口に含ん
で吸い上げる。ころころと舌先で転がし軽く甘噛みしながら、片手でちょうど良い大きさの乳房を弄ぶ。

443氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:13 ID:vLUN8RVX
空いた片手はリリーナの下半身へと走らせて、薄い茂みのその奥へ──既に潤み始めた花芯へと指を埋めた。
「あっ……あんっ……ん……んんっ…う……ん……」

存在を主張しはじめたクリトリスにリリーナ自身から溢れた蜜を絡めとって指の腹で擦りあげてやる。
と、リリーナは身をくねらせて、一際高い嬌声をあげた。
「ひあっ……! ああ…ん、ヒイロ……! あっ、あっ……ヒイ……ロぉ……!」
粘膜の中で指を抜き差しする音。リリーナの膣内は、ヒイロの指の動きに合わせてひくひくと、まるで
意志を持っているかのように蠢き、絡み付いてくる。
「堪らんな……」
ひとりごちて、ヒイロは浴室の床に膝をつき、邪魔なショーツを無造作に取り去り、直接リリーナの
秘部に口をつけた。
「や……! ヒイロっ……あっ……!」
リリーナの両手がヒイロの頭を押しとどめるように弱々しく動いたが、それはすぐに抵抗の力を失った。
逆に快楽に溺れまいとするかのように、必死でヒイロの首に縋り付く。
光の許に露になったリリーナの秘所は、まるで海のようだった。
人の体温と同じ温度の蜜の海。
ヒイロはリリーナにも聞こえるように、わざと音をたててそれを舐めあげ、すすり、飲み干した。
「嫌っ、止めて、ヒイロ飲んではダメ……そんな、もの……飲まないで」
「お前だっておれのを飲むだろう? なぜ嫌がる?」
「だって、それは……」
哀願を、同じことだ、と一蹴して、ヒイロは花芯の更に奥へと舌を差し入れ吸い付いた。
リリーナが悲鳴にも似た長い嬌声をあげ、微かに身体をわななかせてヒイロにしがみついた。

444氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:16 ID:vLUN8RVX

ククッ、とヒイロは笑う。
「軽くイッたか?」
ヒイロの肩に体重を預け、せわしない呼吸の合間から、拗ねたようにリリーナは答える。
「……知りません」
「嫌がる割に、これに弱いのはなんでだ?」
「知らないったら。意地悪を言わないで、ヒイロ!」
「お前が感情に逆らおうとするからだ。感じたならそう言えばいい」
「だって……」
達した直後で敏感になった部分に再び指を忍ばせる。
「んっ……!」
花弁をかきわけくちゅくちゅと音をたてて掻き回すと、頑な態度はいとも容易く氷解し、蕩けるような
艶めいた声が彼女の唇を震わせた。
「あんっ……っ……はあ……あん……ああっ……ああっ……」
「気持いいんだろう?」
「やっ……そん……ひあ……あっ……ん……」
「リリーナ」
「…………」
悦楽に瞳の縁がうっすらと紅く染まって艶っぽい。リリーナは根負けしたようにヒイロのバカ、と呟いて、
それから恥ずかし気に面を伏せて、そうしてようやくヒイロに聞こえるか聞こえないかの小さな声で、
気持いい、と囁いた。
「ん?」
「気持……いいわ、とても……んっ……」
「どれくらいだ?」

445氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:18 ID:vLUN8RVX

内心の興奮を制して重ねて問いながら、ぷっくりとふくれたクリトリスを親指の腹で押しつぶす。
コリコリとした感触。とたんにリリーナの身体が面白いように反応して、真白な喉から甘い悲鳴がほと
ばしった。
「ひゃあ……んっ! やあっ、だめ……え! おかしく……なっちゃ……」
ヒイロの腕の中で、少女が彩なる狂乱を見せる。決して他者は知ることのない、姿態。
快楽に霞んだ紫玉から零れ頬を伝う涙の雫。快感の波に耐えるように歪められた泣き顔はひどく扇情的で。
欲情と嗜虐心と彼女への愛おしさとがマグマのように膨れ上がってくるのをヒイロは感じていた。
ヒイロは熱の泉に浸していた指を引き抜いて、リリーナの身体から一旦、身を離した。快楽の熱に
ぼんやりと霞んだ瞳をリリーナが向ける。
その身体を抱え上げ、両手を浴槽の縁に掴まらせ、ともすれば崩れ落ちてしまいそうになるリリーナを
背後から抱きすくめるような形で、ヒイロは一息に彼女の中を貫いた。
「んんっ………! んーーーーーーーー!!」
言葉にならない艶声があがる。ヒイロはつられて零れそうになる吐息を飲み込んだ。ねっとりと、
根元までを、熱い肉の壁がやわやわと圧迫する。
最初は心持ちゆっくりと、味わうように律動を開始する。先端から根元までを使って内壁を擦りあげ
るように。
「はう……んっ……ん………んん…っ……」
腰の動きを速めるに伴ってリリーナの喘ぐ声にも色が点る。最奥を突き上げるごとに、鮮やかな色彩が
今にも眼に見えそうなほどの熱い吐息を彼女は吐き出す。
「ああっ……ああっ……あっ……あっ……ヒ……ロ…………ヒイロ……!」
「っ……く……」
キュウキュウと締め付け絡み付いてくる柔肉に、ヒイロ自身の口からも思わず声が漏れた。
二人から零れ落ちた、シャワーの水気とは明らかに異なったぬく水が、足許を濡らす。
気を抜くとすぐにでも達してしまいそうだった。それほどに、リリーナの中は猥らに心地良い。
リリーナは熱に浮かされたように何度も何度もヒイロの名を呼ぶ。
「なんだ?」
耳許に口を寄せ囁いてやると、リリーナは上半身を反らして子供のようにヒイロの首にしがみつきながら、
夢中で唇を重ねてきた。

446氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:23 ID:vLUN8RVX

「ヒイロ、お願い……ん……お願い……」
「なにがだ?」
「顔が……、貴方の顔を見たいの……」
「今、見ているだろう」
「違っ……あん……!」
唇を、絡めた舌先を吸いながらも、速度を緩めずに突き続ける。リリーナは息を継ぐのも苦し気に、
重ねた口の端からくぐもった喘ぎ声を漏らす。
「分かってる、くせに」
「さあな。なんのことだ?」
言いながら、ヒイロは腰を押し付けて、音をたててリリーナの中を掻き回した。
「や……! いやあ! そんなことしちゃダメえ……!」
立っていられなくなったのか、リリーナの足から力が抜けた。ヒイロは崩れ落ちかけたリリーナを
抱き留めると、タイルの床に座り込み、秘所が繋がったままの状態で彼女の身体を反転させて、
正面から両腕で抱き締めた。
ヒイロの首に腕を回し、体重全部を預けるように胸にもたれかかって喘ぐリリーナに、笑い含みに囁く。
「これでいいんだろう?」
「……はい」
涙に鼻を鳴らして、けれども安堵したように、リリーナは頷いた。
ヒイロはリリーナの両脚を抱え上げ、彼女の身体を揺するように、ゆるゆると上下の律動を再開した。
「はっ……はあ……あ……あんっ……んんっ……んん……!」
濡れた髪を乱し、常の凛とした外務次官の顔を影に潜ませて、少女は内外から生み出される快楽を享受する。

447氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:26 ID:vLUN8RVX

下から彼女を突き上げながら、ヒイロは眼前で揺れる白い乳房に顔を埋めた。固く張り詰めとがった
乳首を口に含む。それと同時に花芯から溢れ出す甘い雫をすくいあげ、たっぷりと親指に絡ませると、
ヒイロはその蜜を纏った指先をするりとアヌスに滑り込ませた。
「ダメダメダメ…え……!! いやっ! ああっ! ヒイロ、ダメーーーー!!」 
三点を同時に攻められて、壊れそうなほどにリリーナが乱れる。
潜り込ませた親指をやわやわと動かすと、その動きに呼応して、リリーナの悲鳴も高まった。
「んんっ……ああ! いや……ヒイロ、お願い、抜いて……! お願……っ……わたくし……壊れ
ちゃ……!」
「大丈夫だ」
曝け出された喉元に唇を這わせてヒイロは呟く。
「おれの腕の中だ。……安心して壊れろ」
そんなヒイロの呟きが聞こえているのかいないのか。必死にヒイロにしがみつき、快楽の波に翻弄さ
れて、少女は美しく狂乱していく。
限界だった。ヒイロ自身も。
「くっ……う……」
爆発しそうな己を叱咤して抜き差しを速める。極限まで堪えて、耐えて……。
「…っ………あああぁぁぁ……! ああーーーーー!!」
ヒイロが達するより一瞬早く、弾けるような悲鳴がリリーナからほとばしった。激しく身体を震わせて。
ギュウ、とヒイロにしがみついて。
紅潮した顔に恍惚の色を浮かべて、壊れんばかりに絶叫した。
その、何よりも美しい調べを聴きながら、彼女の中に、ヒイロは自らの精を放った。

448氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:28 ID:vLUN8RVX


「ん、ん……」
ぐったりとしたまま、固く瞳を閉ざして荒い呼吸を繰り返していたリリーナが、小さく呻いてうっすらと
眼を開いた。
未だ余韻が残っているのか、微かに身を震わせている。
ハァ、と彼女はどこかうっとりとした吐息をつくと、赤味の残る頬に花のような笑みを乗せてヒイロを
見上げた。
「すっかり、温かくなったわね、ヒイロ」
「ああ。お前のリクエスト通りだ」
「そうね。本当に熱いくらい」
ふふ、と笑って、リリーナは自分の下腹部の辺をそっと撫でた。それから素早くヒイロの唇に軽い
キスをすると、少しふらつきながらも立ち上がった。行為の間中ずっと感じていた心地良い重みが
膝の上から消えて無くなる。
「さあ、もう出ましょう。濡れたままでは、また身体が冷えてしまうわ」
「そうだな。……リリーナ」
すっかり満足した風に浴室から出て行こうとするリリーナを、ヒイロは腕を掴んで引き止めた。
「ヒイロ?」
驚く彼女をよそに、ヒイロはリリーナの身体を両腕に抱え上げた。
そのままスタスタと浴室を後にして、寝室へとリリーナを運ぶ。

449氷雨 ぬく水 甘い雫:04/02/14 23:30 ID:vLUN8RVX

「ヒ、ヒイロ? あの、なにを……?」
「身体は充分に温まったようだからな。次は、約束通り説教の時間だ」
「え……? だって、それはさっき、もう……」
ベッドの上に柔らかく落とされたリリーナは、困惑気味に、けれどもささやかな抗議を述べた。
そんな彼女の上にのしかかるように。スプリングを鳴らしてヒイロはリリーナに顔を寄せた。
「まさか、さっきので終わりのはずがないだろう?」
「で、でもでも……」
「二度と無茶ができないように、今夜はじっくりと教えてやる」
「…………」
「いいな?」
念を押してからの、キス。
唇を離すと、リリーナは観念したのか、僅かに困ったような微笑を浮かべて、ヒイロの背に腕を回した。
「お手柔らかにお願いしますね、ヒイロ」
「さあ、な。確約はできないが……」
善処はする、と意地悪く答えて、ヒイロは彼女に教えを説くべく、リリーナの身体に手を伸ばした。




end
450433:04/02/14 23:35 ID:vLUN8RVX
改行失敗……。
読み辛くて申し訳ない。_| ̄|○

451名無しさん@ピンキー:04/02/14 23:36 ID:T0VoBvxr
VDの神様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ヒロリリだよキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
452名無しさん@ピンキー:04/02/15 00:15 ID:PGocjx8+
うわーリアルタイムで追いかけながら堪能しますた!
ありがとうバレンタインありがとうヒイリリの神様!
激しくたまらなくハァハァハァハァ!!
乙カレー様&マリガトウ(*´∀`*)!!!
453名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:06 ID:i+fy7PrM
リリタソに飲ませたい・・・ハァハァ(*´д` )
454名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:14 ID:s7s0cW4o
ヒイリリの神様!ありがとー!!
455名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:23 ID:7mjZ4OLG
ヒイリリの神様乙でーす( ゚Д゚)⊃旦
>454たん、そんな事したら使用人と呼ばれた男に殺されますよw
456名無しさん@ピンキー:04/02/15 15:48 ID:yrH37/lM
>455たん
多分レスアンカーずれてるゾ(* ´∀`)σ)Д`)プニ
457名無しさん@ピンキー:04/02/17 02:42 ID:t5eJbjSz
ヒイリリの神様サイコー!!(*´∀`*)
特にここ!
>「無茶ならおれがする」
>「おれが、お前に会いに行く」
ここに萌えました!
最近ここに来はじめた者なのでつが激しく良スレ(・∀・)イイ!!
458名無しさん@ピンキー:04/02/17 02:46 ID:t5eJbjSz
アワアワ(;´Д`)
スミマセン!あげてしまいました
459名無しさん@ピンキー:04/02/17 02:47 ID:t5eJbjSz
アワアワ(;´Д`)
スミマセン!あげてしまいました…
460名無しさん@ピンキー:04/02/19 19:34 ID:cMtyapyv
圧縮回避&人大杉対策あげ
461名無しさん@ピンキー:04/02/25 22:17 ID:mdu1H4eK
保守(´・ω・`)
462名無しさん@ピンキー:04/02/28 00:42 ID:KbxmgExu
お前を守る
463名無しさん@ピンキー:04/02/29 13:03 ID:9JAaLK82
人がいないなぁ…点呼でもしてみようか

【1人目】ROM、たまに感想カキコ
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ カトル×ドロシー
【W歴】放映当時からなので、今年の4月で9年目(笑)
464名無しさん@ピンキー:04/02/29 18:33 ID:3p/sy6P0
点呼に参加ノシ

【2人目】完璧にROM。極々まれに感想カキコ
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、五飛×妹蘭
【W歴】1人目と同じく放映当時から。今年の4月で9年になるのか…。
    月日が経つのは早いな。
465名無しさん@ピンキー:04/02/29 18:43 ID:vWrIxZDr
【3人目】完全にROM これが初カキコ
【好きカプ】デュオ×ヒルデ トレーズ×レディアン ヒイロ×リリーナ
【W歴】放映半ばから細く長くたまに途切れつつ…もう9年かい!
466ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/02/29 18:53 ID:Qd6lNKM+
点呼に呼ばれて…

【4人目】ロムラーでいるべきなのに、駄文投下してますw
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ(逆か?) トロワ×キャスリン ゼクス×ノイン コソーリと百合でドロリリ、ヒルリリ
【W歴】わりと短いです…。3年くらいになるのでしょうか。
467名無しさん@ピンキー:04/02/29 21:55 ID:JVfZzUQz
【5人目】ここでは完全にROMです。
【好きカプ】デュオ×ヒルデ、トロワ×キャスリン、五飛×妹蘭
【W歴】↑の人よりもっと短い…1〜2年程度かな?(ちなみにスパロボから入った)
468名無しさん@ピンキー:04/02/29 22:06 ID:N/hy6DIF
【6人目】ROM。まれに感想カキコ
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、カトル×ドロシー、
【W歴】1人目と同じく放映当時から。今年の4月で9年になるの!?
    気づかなかった――ああ、時の流れが見えるよ、ママン。

469名無しさん@ピンキー:04/02/29 22:54 ID:bndvaCxx
【7人目】うっかりROM。初カキコ(今度から感想も書きます)
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、デュオ×ヒルデ、五飛×妹蘭
【W歴】放映翌々年より。放映当時彼等と同い年で、OVA(映画)でもそうだった。
    懐かしい。
470名無しさん@ピンキー:04/03/01 20:57 ID:fWG1rE98
【8人目】ショートっぽいのを書いた気がする。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、ゼクス×ノイン、トロワ×キャスリン
【W歴】本放映第1話から。デスサイズにすっころび、初めてガンプラ買った。
WのAC195年ってのは1995年のことですから、覚えやすいですね。
(ちなみに初代ガンダムの宇宙世紀も西暦準拠)
471名無しさん@ピンキー:04/03/01 21:29 ID:L236ioNj
【9人目】たまに感想カキコと、南に挿絵とか色々。
【好きカプ】カトル×ドロシー、デュオ×ヒルデ、ヒイロ×リリーナ
【W歴】やっぱり放映当時から。彼らと同い年でした。もう9年ですか…。
    初めて自分から見ようと思ったアニメで、自分の萌え原点。
    ここ数年はマッタリと好きでしたが去年の今頃から激しく再燃しました。

いつもSS読んではモエモエさせてもらってます。職人様方ありがとう。
願わくばカトドロも(ry
472名無しさん@ピンキー:04/03/01 21:57 ID:lM08rujR
【10人目】ROMとかカキコとか
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、五飛×妹蘭
【W歴】放映当時から浮気もしたがやはり好きですYO!
473名無しさん@ピンキー:04/03/01 22:03 ID:DQI+5Gk2
【11人目】ロム&感想カキコ。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、
【W歴】私もリアルタイムで見てましたよ。嗚呼、彼らは同い年だったなぁ・・・
このカプリングでノーマルカプ専になった。
仕事サボってヒイリリ駄文書いて(・∀・)ニヤニヤしてる今日この頃。
474名無しさん@ピンキー:04/03/02 13:40 ID:RlVwxb/F
【12人目】ROM時々感想カキコ。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、トロワ×キャスリン
【W歴】放映当時からずっと大好きです。
475名無しさん@ピンキー:04/03/02 20:26 ID:keePOM4P
【13人目】ROM&感想カキコ程度。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ
【W暦】リアルタイムから見てました。
私も彼らと同い年でした、もう9年になるんすね。

いつも職人様のSSに萌え萌えしております。
ここにくるのが癒しのヒトトキです。(w
476名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:24 ID:SxkKjwmW
【14人目】ROM&感想カキコを少々。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ
【W暦】つい最近です。人から薦められてみて、はまりました。。

まだまだ、新人?ですが、職人さまのSSと南極の絵にもえています。
477名無しさん@ピンキー:04/03/03 21:35 ID:TKTBdSKV
【15人目】時々感想カキコ&雑談参加
【好きカプ】デュオ×リリーナ 五飛×サリィ
【W暦】ようやく1年経とうかというところ。
実は801サイトをやってますが、ノーマルも萌え萌えなのです。
478名無しさん@ピンキー:04/03/03 22:31 ID:/m/k8yaQ
遅ればせながら点呼に参加。

【16人目】ほぼROM、たま〜に感想カキコ
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ、トレーズ←ドロシー
【W暦】リアルタイムからなので、もう9年も経っていたのかと、感慨深かったり…。
愛が覚めるどころか益々深まっていく今日この頃。
  
479名無しさん@ピンキー:04/03/03 23:44 ID:V1l1yV8g
【17人目】ここではROM専。職人さんいつもありがd。。。
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ
【W歴】放送当初は都合で放送時間に観られなかった。なぜ殺せないんだですっ転んでビデオレンタル屋にあわてて走ったw
もう9年ですか・・・
480名無しさん@ピンキー:04/03/04 03:02 ID:0i4ozHmR
【18人目】感想とROM、序盤はよく雑談してたよーな…
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ
【W暦】エンドレスワルツ二巻発売頃から。
殆んどアニメ観ない自分が何故にここまでドープなハマり方したのか謎であります
ぶっちゃけWキャラは単体でどれも好き(とくにヒルデ、素朴少女萌え〜!!)
敢えて好きなカプ挙げるなら王道ながらもダントツでヒイリリだな〜と。

多分墓場まで持ってくだろーな・・・タハハ
481名無しさん@ピンキー:04/03/05 19:22 ID:uBlqgsnY
なんだ、結構人いるんじゃん。

これだけいるんだから、誰か投下キボンヌ
482名無しさん@ピンキー:04/03/05 20:53 ID:yZx11pT/
つか、書く人は自サイトに上げてんだろうな
483名無しさん@ピンキー:04/03/06 08:32 ID:u8qpZJvr
>482
?どーいう意味?
484名無しさん@ピンキー:04/03/06 12:54 ID:UolhyULO
>>483
わざわざ自分の作った小説をここに上げるんじゃなくて
自分のHPに上げて(紹介して)るんだろうなってこと。
485名無しさん@ピンキー:04/03/07 21:39 ID:w/wXbDlo
>484
なるほど。神職人の皆さんが、そうして消えていくのか…。
仕方がないのかもしれんが、残念だ。
黒リリーナ様…予告までしたのにつまってしまった…(恥
いつになるか微妙ですし、需要あるかも微妙ですがこんな香具師でよかったら待ってて(w
487名無しさん@ピンキー:04/03/08 03:21 ID:fhMNEoIR
>>ZEPETTOさん
がんがれ!!あくまでマイペースで〜
楽しみにしてます(・∀・)
488名無しさん@ピンキー:04/03/08 03:29 ID:Yx28GDQV
黒リリーナとか最高にイイじゃないですか。期待あげ。
489名無しさん@ピンキー:04/03/09 17:46 ID:jt6n82ZT
いなくなった職人さんのサイト。南○のリンクとか見ても探せんのだが、やはり地道に検索すべき?

未練がましいとは思うが、好きな職人さんのSS。新作がUpされているなら是非見たいのよ。
490名無しさん@ピンキー:04/03/10 21:56 ID:LfycwaHD
地道に検索する以外に何か方法が?
491名無しさん@ピンキー:04/03/13 10:48 ID:1iaMGBPA
【19人目】 コテハンでSS投下してます
【好きカプ】ヒイロ×リリーナ
【W暦】放映終了直後に友人からビデオを回してもらいました。

ごぶさたしてます。
オフの私事があり、中々SSを落とせずにいます…。
忘れた頃に投下がありましたら、流していただけると幸いでつ
492名無しさん@ピンキー:04/03/13 11:30 ID:3tswlRyW
>491
|Д`*) 正座でマッテルヨー
493名無しさん@ピンキー:04/03/13 19:53 ID:Vcr3+jE2
>491
いつまでも待ちマスです!ガンガッテ下さい!
494名無しさん@ピンキー:04/03/14 21:16 ID:V+IFwJAP
圧縮が近いらしいので、職人様方を待ちつつ支援age!
495名無しさん@ピンキー:04/03/18 00:44 ID:fQBNZEWt
     カッ  __
 ☆====  /^^^^ミ|
       (`Д´ Y、

うへの輝きで保守しときます
496名無しさん@ピンキー:04/03/23 02:58 ID:0sWOxPDE
やらせはしない
497名無しさん@ピンキー:04/03/29 01:28 ID:0uM4iEQW
すっきゃねん〜リリーナ
498名無しさん@ピンキー:04/04/04 16:59 ID:BfOokkxN
ほしゅ ってたまにはしなくちゃなのですね。
わりと遊びに行っていたスレが落ちていた。気をつけねば。

499ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/04/08 00:35 ID:M0ajcWm8
黒リリの続きを投下しに来ました…。といってもまだ未完成ですが…(何

393-394の続きなわけなのですが、ちょっと事情で、タイトルを「ぬいぐるみ」に変更させていただきます。

それ以外にはなにの変化もありませんので、続きからいきなりいきます。
攻め気味でちょっとヤバいリリーナ様が苦手な方は、お手数ですがスルー、お願いしますね。

>>491
私も首を長くして待っております!
500ぬいぐるみ:04/04/08 00:36 ID:M0ajcWm8
 起き上がった身体が、リリーナによって再び倒され、ヒイロは彼女の口づけを受ける。
 それは、ヒイロの抗議より早かった。彼の唇は、まるで全てを吸い取られてるかのように奪われる。
 軟らかい唇と唇の間で、巧みに動く彼女の舌に、シンクロするように、ヒイロの舌も動く。
 自分の意思とは違う。それは、無意識というものだろうか。

戯れは実に長かった。互いの舌と吐息が絡み合う、とても濃厚で熱いアンブラッセ。
 離したくても離せない。彼女の生暖かい唾液が、さらさらと流れ込んでは、ヒイロの口内で艶かしく絡む。
 
「駄目よ…ヒイロ。お薬が効いているんだから、動いても疲れるだけよ」
唇に惑わされながらも、ヒイロは手足を動かしては、リリーナの元から離れようとしていた。
 だが、力が出ない。体が熱い。そしてリリーナの発した「お薬」―――――――――――
 媚薬でも入れられたのだろう。いつ、どこで、どうやって―――それは分からなかったが、ヒートする躰は、リリーナの吐息も混ざって
 どんどん彼女の思惑に飲み込まれる。もはや逃げることはできないようだ。
「…ヒイロ。あなたも悪いのよ。わたくしがこんなにあなたを想っているのに、あなたったらこれっぽっちもわたくしの気持ちを分かってくれない。
 どんなにあなたがわたくしにとって大切なのか、教えてあげます」
 寝巻き代わりに着ていたタンクトップが、彼女の細い手によって刷り上げられる。
 露になった、ヒイロの上半身。細い彼女の指が、彼の体を丹念に撫でる。鎖骨から首や腕、胸…。
 滑るように動く指に微かに震えるヒイロの反応を愉しみながら、リリーナは、女性のものであるかのように、膨らみ、固くなった彼の胸の突起に指をのせる。
501ぬいぐるみ:04/04/08 00:38 ID:M0ajcWm8
「あなたの赤いお顔、初めて見たわ」
 乳首を愛撫され、かすかに体を振るわせ、かすかに顔を赤らめ、かすかに喘ぐヒイロを見て、リリーナはまるで小悪魔のような笑みを浮かべる。
「では…こうすれば……どうかしら?」
 そういうと、彼の寝巻きといえるスパッツ越しに、彼の下肢を撫でた。目の前に立つ全裸のリリーナに反応したそれは、もうすでに大きく硬直していた。
 そして、スパッツに指を引っ掛けて一気に―――――――――彼のスパッツ及び下着を脱がす。
 衣服による束縛のなくなった男根は、折れそうなほどに反り返っており、予想ができるとはいえリリーナは驚きの声を上げ、それに見入ってしまう。
「すごい…」
 天を見上げる大きなペニスに感銘したリリーナは、すぐに彼女はその根に顔を近づけ、小さな口でそれを咥えこんだ。

「く…くくっ………」
 表皮を腕でしごき上げられ、尿道を舌にくすぐられると、快楽に耐えきれずに声が漏れる。
 
 羞恥なんて感情、自分にあるはずがない。そう思っていた。今まで、ずっと。
 快楽にだって、自分なら容易に耐えることができるはず。
 そう、訓練させられたから―――感情のコントロールなんて彼にとっては造作も無いことだ。
 なのに今、口淫を受けている自分にあるのは、とてつもない羞恥と背徳感――――
 リリーナに快楽を与えられる度に、顔も歪み、曇り吐息を吐き出す。
 いつもそう。リリーナは時々、俺を狂わせる。俺に無いはずの感情を生み出す。
 どうして、いつも、いつも。俺を困らせるんだ。
 
 リリーナの奉仕は大して上手ではなかった。
 聞いた知識を、いかにもそのまま使いました、みたいな感じ。
 しかし生まれたはにかみが、喜悦を増幅させていた。今の彼は、まるで女王の元で弄ばれる下僕のようにしか見えない。愛しさで魅了させ、可愛がってもらう――まるでぬいぐるみのような立場だった。
502ぬいぐるみ:04/04/08 00:39 ID:M0ajcWm8
「う…あ…出るぞ……リリーナ」
 ヒイロの絶頂も、次第に近づいてきた。
 下肢に与えられている電撃のような衝撃に、彼の、尿とは違う「何か」は、もう爆発しそうであった。
 でも、彼女は躊躇しない。愉悦を耐えている赤い歪み顔を上目遣いで見つめ、出してといわんばかりに微笑んだ。
「ああっ…!!」
 もう限界であった。
 熱く煮えたぎる液体を、彼はそのままリリーナの咥内にぶちまげていく。
 出しても、出してもまだ収まらない精液は、ついにはリリーナの口から溢れ、飲み込みきれないその白濁がヒイロの肉棒を汚す。それさえも彼女は舌で舐めとり、彼の肉棒をきれいに浄化する。
「…飲むな!」
 すべてを吸収するかのように、リリーナはヒイロのミルクを口の中に入れていく。
 あまりの量を一気に口に含んでいるため、油断をしているとはき出てしまう。だからリリーナは、上を向き、一気にそれをのどの中に入れた。ヒイロの言葉を聴く耳一つ持たず…。
「ヒイロの、いい……………」
 すべての彼を飲み干した後、彼女はさも満足そうに、その味を満喫していた。
 正直、リリーナ自身も驚いていた。
 あの感情表現の殆どないヒイロ・ユイが、あの、完璧といわれている無徹の少年ヒイロ・ユイが、今、私の下で踊っている…。
 ヒイロのとった動作は、リリーナの欲情を更に高めるものとなった。
―――こんなやり方は…と言われても無理は無いと思った。
 いけない、と思わないわけはない。ためらいもあった。
 でも、大切に想う人と、愛し合いたい、一つになりたいと思うことがそんなに無謀なことなの?
 口だけでは、伝わらない感情もたくさんある。想うだけの恋なら、必要ない。
 ヒイロ・ユイという人間は、今まで女性となんて付き合ったことが無かったひとだもの。わたくしが、わたくしが強くなくてはならないの。
「今度は、ヒイロが…わたくしに奉仕なさい」
503ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/04/08 00:43 ID:M0ajcWm8
今日は、ここまででつ。
こんなに痛い作品なのに、こんなところで終わってしまってて申し訳ないです。

今日はリリーナの誕生日でもありますし、神が降臨することを祈りつつ、一刻もはやくこれを完結させたいと思います。

それでは…。
504名無しさん@ピンキー:04/04/08 00:55 ID:gHFKl8pe
やった新作キタ:*:・。,☆゚'・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚'☆,。・:*:!!!

リリ様お誕生日おめでとうございます〜
505名無しさん@ピンキー:04/04/09 14:04 ID:0bfzntjU
どこで祝ったらいいかわからないので便乗する。

リリーナたん誕生日おめでとん━━━━━(*゚∀゚*)ノシ━━━━━!!!!!
506名無しさん@ピンキー:04/04/12 22:28 ID:wXw5xbXn
移転記念age
507名無しさん@ピンキー:04/04/15 04:48 ID:ccu4EhEr
神様お願いします、デュオヒルデを授けてください…ナムナム
508名無しさん@ピンキー:04/04/15 22:12 ID:tuZngT0n
>507
他力本願はイカーン!まずは自分でチャレンジ、チャレンジ!
そうして職人さんは生まれるのですよ!
509名無しさん@ピンキー:04/04/16 01:57 ID:0q+NA1ju
>507氏は「ネタを授けてください」とお願いしているのかもしれないぞw

…そうだと言ってよバー(スレ違いにつき以下略)!
510507:04/04/17 20:18 ID:38LhPe18
>509
マジレスするとご明察。エロくならないのですよ…_| ̄|○

【20人目】基本ROM、たまに他スレを爆撃。
【好きカプ】デュオ×ヒルデ 五飛×妹蘭、ゼクス×ノイン
【W歴】放送2年後くらいに腐女子つきあいで見せられたので知ってた。
    思い立ってGシリーズ小説コンプしたら何故か1stとWがストライク。
    
好きカプがあまり投下されていないようなので、バランス取る意味でも
是非参戦したいんだがイマイチいいネタが降りてこなくて連日挫折。
叱ってくれナ(ry
511名無しさん@ピンキー:04/04/18 13:12 ID:yJYu/zQ1
2ヒルのエロエロなやつってあんまり見たことないなあ。
そういうのやってるサイトさんってあるのだろうか。
512509:04/04/18 23:18 ID:MUXY0oDe
>510
マジだったのか!Σ(゚ロ゚
激しく激しく見たいでつ…でも確かに難しいですのう
513名無しさん@ピンキー:04/04/19 12:52 ID:QXaOZjGx
>511
それ以上に見あたらない五飛×妹蘭はどうしたら…_| ̄|○
514名無しさん@ピンキー:04/04/19 18:56 ID:VizPkz7n
>513
SS自体は結構見かけるぞ?
ただし、  エ  ロ  じ  ゃ  な  い  が  な  。

トロワ×キャスリンって実は五飛×妹蘭より少ないんじゃないか…? _| ̄|○
515名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:02 ID:lk92FbSm
デュオヒルのエロが難しいのって、昼出の色気不足が原因じゃない?w
だって2はあんなにエロいのに…(*´Д`)ハァハァ
516名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:30 ID:y1Bcc0Ok
>515
むしろ2が変に教会育ちだから、本命にはなかなか手が出せないんじゃないか?
昼出の色気が不足してるのには同意だがw
517507:04/04/19 21:32 ID:03kJiAp4
>>513
エロじゃなければちらほら見かけるけどなあ、うーへーめーらん。
あそことかあそことかあそことか。

ていうか2ヒル、友達属性高すぎ…_| ̄|○
518名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:41 ID:03kJiAp4
ヒルデ、エロ足りないかなあ。
初登場時のOZ制服姿と細腰に(;´Д`)ハァハァなんだが。

プリベンター非常勤なデュオに武器お届けに上がるヒルデとか
思いつきはするものエロにいかん…_| ̄|○

>513
IDがOZ。
>515
IDがノインデュオですよ…どうしろとw
519名無しさん@ピンキー:04/04/19 21:56 ID:lk92FbSm
あ、ホントだ92だねー。
6に構ってもらえず欲求不満の9さんが…って展開かしら?

ところで517がうーへーらーめんに見えたのは私だけだろうか。
520名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:17 ID:VizPkz7n
>519
ノシ

漏れは絵は描けない事も無いが、文章はさっぱりだしなぁ・・・
521名無しさん@ピンキー:04/04/19 22:57 ID:03kJiAp4
ノインさん、EW小説版ではデュオに「ボランティアのおばさん」呼ばわりされてたからなあw
まあピースミリオンで保母さんor引率の先生化してそうな気はするが。
522名無しさん@ピンキー:04/04/20 01:42 ID:CCbBOVQJ
なんか、デュオヒルって、ヒイリリとはまた違ったプラトニックな感じがすダス。
ヒルデの事大事なんだけど、エチーは他の女としちゃうvみたいな。
デュオってそうゆう割切り方が出来そうだ。
523名無しさん@ピンキー:04/04/20 02:02 ID:c9FK6Mc2
漏れは、大切すぎて手出せないイメージかな。
遊びはイパーイこなしてきたが、いざ本命はどう扱うべきかアハァ。
とりあえず健康な少年なので性欲処理はその辺で済ませてくる。

けど、アニメ中でヒルデの元を離れガンダム出陣した話の前に
らぶらぶエチーもありだと思うyo。
524名無しさん@ピンキー:04/04/21 00:07 ID:t0Srqu0l
>ヒルデの事大事なんだけど、エチーは他の女としちゃうvみたいな。
 2ヒルデのエロは思い浮かばんのに、ヒルデに浮気がばれて必死で言い訳してる姿はいくらでも思い浮かぶのは何でだろ。
525名無しさん@ピンキー:04/04/21 03:12 ID:CCN62RdC
>524に加えて、
他の男に振られたヒルデの愚痴を聞くデュオとか、
他の女と破局したデュオを慰めるヒルデとか、
内心で「なんで私(オレ)にしておかないかなあ」と首をかしげたり
「どうせ自分のところに戻ってくるだろう」とタカを括ってる二人なら想像つくw

で、肝心のエロが想像つかないんだが…orz
526名無しさん@ピンキー:04/04/23 03:17 ID:cYg8v6gx
そういう雰囲気になってもヒルデたんガード固そうで、デュオも出だしするの
躊躇いそう。でもデュオはこなれているから上手いはずだ、間違い無い!

ヒルデってあのメンバーの中の女性陣で普通に男の為に頑張ってたよなぁ。
リリーナ様も、ヒイロの為に、っていうのはあったとは思うけど全人類レベルっつーか、宇宙的つぅか。
良くも悪くも男の為に動いた点でヒルデとノインさんはスゴイと思うなり。
一番女のこっぽいなーと見てて思った。でも、小説をかくのは難しい( ‐"‐).
527名無しさん@ピンキー:04/04/23 03:54 ID:/O+dHuTN
>>526
ノインさんは尽くす女を地で行ってましたな。
あの健気さはええ…

私か誰かに69の神様が降りてきますように…ナムナム
528名無しさん@ピンキー:04/04/23 19:47 ID:BDozZM9i
ヒイロをEDの犬のようにして、足コキして遊ぶリリーナ様とか
三回転半ひねりしながらプレイするトロワとか
ゼロシステムで暴走しちゃうカトルとか

そんなのにも萌えちゃう俺って…。
なんかギャグエロ、ってのもいいかな、って思ってw

>>526
リリーナ様は結局、ヒイロのためってのがみんなのため、ってのになっちゃってる、ってのが多いと思う。
その点、尽くしてる、となればやっぱヒルタンや9タンなんだろうな。
とくに9タンは、その人一筋、ってほどに尽くしてるから尽くされてるゼクスのほうもうれしいだろうし。
529名無しさん@ピンキー:04/04/24 20:20 ID:mlQ2Ok/l
 昔、Wの小説板でデュオが記憶なくしたトロワのとこに行こうとするシーンで、
「隣の部屋で寝ているヒルデを起こさないように」を「隣で寝ている」と読み間違えてぎょっとしたことがあった。
530名無しさん@ピンキー:04/04/25 13:31 ID:zH3ncSLI
>529
それはそれでイイ!(・∀・)
531名無しさん@ピンキー:04/04/26 01:32 ID:nA9Y/3Uy
確かにデュオとヒルデのカップルって、エロをしてるシーンが思い浮かばないな…。
隣ですぴすぴ寝てる相手の寝顔を眺めてたり、なんとなく頭をなでたりしてるシーンくらいまでなら想像ができるんだが。
532名無しさん@ピンキー:04/04/27 20:51 ID:coi1qnwH
勢いでデュオヒル書いちゃったので投下してみます。
連投しますがご容赦を。
533証が欲しくて・1:04/04/27 20:52 ID:coi1qnwH
「帰ってくれ! あんた達と話す事なんか何も無い!」

そう叫ぶデュオの声が聞こた後、数人の男達があたし達の家から出て行った。
あれはホワイトファングだ──あそこに入ればデュオは英雄になれるのに……何故?
「あいつらは信用出来ない。ちょっと前のOZと同じ臭いをしてやがった」
でも、それじゃ辛すぎるよ。
「俺は死神のままでいいのさ……」

多分、その時だ。デュオがまた戦場に戻ってしまうと感じたのは。
あたしはその時傍にいられない。今度は生きて帰って来られるかも判らない。
……だから、あたしは一つの決心をした。


シャワーも浴びた。歯も磨いた。パジャマはいつものだけど、下着はなるべく吟味した。
緊張で思わず手が震える……でも今夜しかないんだ! と無理矢理自分を奮い立たせて、
あたしはあいつの部屋のドアをノックした。
「よぅ、どうしたんだ? ヒルデ」
「あ、あの……話があるんだ。部屋に入ってもいいかな?」
「? ああ、別に構わないぜ」

一歩歩く毎に心臓がうるさい位に鳴っているのが解る。
部屋の照明は落とされていて、唯一モニターだけが明かりを放っていた。
顔がもう真っ赤だろうあたしにとって、この暗闇はありがたかった。
──多分、デュオには見えちゃってるだろうけど。
「で、話ってなんだ?」
あたしとデュオは今あいつのベッドに並んで腰掛けている。
あまり広くないこの部屋ではそうするしかないのだけど……でも、意識しないではいられない。
「ヒルデ?」
黙りっぱなしのあたしを不審に思ったのだろう。デュオが問いかけてくる。
そうだ、黙ったままじゃ何も進まない──
534証が欲しくて・2:04/04/27 20:53 ID:coi1qnwH
「あ、あのねデュオ……その……」
あたしの様子がいつもと違うのに気付いたのか、
珍しくデュオは軽口を叩かないでじっと聞いてくれている。そして……

「……あたしの事、抱いてくれないかな」

遂に言ってしまった。凄く恥ずかしかったけど、本気だって事を知らせたくて。
あたしはデュオの顔をそのまま見つめ続けた。


どのくらい見詰め合っていただろう? 不意にデュオが口を開いた。
「……本気で言ってるのか?」
「こんな事、冗談で言える訳無いでしょ」
「それじゃ、何で……」

──何でですって? あんたはまた戦場に戻っちゃうじゃない!
だから、あたしは……
「あんたがもし遠くに行っちゃっても、何処かであんたを感じていたい。
 繋がってるって証が欲しいんだ」
「……」
「好きだよ、デュオ」

本当はここまで言うつもりじゃなかったけど。でも、デュオには知っていて欲しかった。
一緒に行く事が出来ないなら、せめて身体だけでも繋がってる証が欲しい。
そんな……ささやかとはちょっと言い難いあたしのワガママを。

「本当に……本当に俺でいいんだな?」
長い沈黙の後に囁かれた問いに、あたしはただ黙って頷いた。
535証が欲しくて・3:04/04/27 20:54 ID:coi1qnwH
暗闇の中で、あたしはデュオに押し倒されていた。
始めは触れるだけの口付けがだんだん深いものに変わっていく。
舌が絡まるたびに鳴るピチャ……という音が響く度に、あたしの身体はビクリと震えた。
それと同時に、身体中が熱くなっていくのを感じる。

その間にもデュオの手はどんどんあたしから服を奪い去り……
気が付けば、あたしに残されたのは白いブラジャーとお揃いの白いショーツだけになっていた。
解ってはいたけど、こうして脱がされるとやっぱり恥ずかしくて。
デュオだってもっと胸の大きなスタイルのいい女の子の方がいいに決まってるのに……
でも、あいつはそんなあたしに、
「可愛いぜ、ヒルデ」
耳元でそっと囁いてくれた。でも、敏感になり始めた身体にはそれだけでも十分刺激的で。
……あたしはまるで魚にでもなったかの様にビクビクと身体を震わせていた。

残された砦の一つであるブラジャーのホックが外されて、
あまり大きいとは言えないあたしの胸が露になる。
デュオの手が胸に触れ、普段のあいつからは想像もつかない程にそこが優しく揉み解されていく。
「あ……」
時折指が乳首に触れるのがくすぐったくて、あたしは小さく声をあげた。
あいつはその反応に嬉しそうな顔をすると、今度は集中的にそこを攻め始めた。
それは指だけじゃなく、舌で、時々は歯で、まるで容赦の無い攻撃に、
あたしはまるで身体の奥底から熱くなる様な甘い痺れを感じ始めていた。
536証が欲しくて・4:04/04/27 20:54 ID:coi1qnwH
しばらく胸を弄んでいたデュオの手と舌は、
そのままあたしの身体を滑るようにゆっくり下降していき……
ついに最後の砦となったショーツに手がかかった。
「俺のテクもまだまだ現役かな? ここ、もう濡れちゃってるぜ♪」
「……バカ」
やっといつもの調子に戻ったのか、デュオがそんな軽口を叩いてきた。
その言葉を聞いて、あたしの顔はきっとキャンサーよりも赤くなっていただろう。
(もしかしたら、あいつなりの照れ隠しかも知れないけど)

でも悔しい事に、あいつの言うとおり、あたしのショーツはもう湿り気を帯びていた。
そのショーツの隙間からあいつの手が進入し、自分以外誰にも触れられた事の無い場所に触れる。
「んっ……」
胸なんかよりももっと強くて甘い痺れがあたしを襲う。
デュオの指が動く度にそこからはクチュ……と水っぽい音がして、
もうその音すら愛撫の様に感じてしまう自分が淫乱みたいで恥ずかしくて堪らなかった。
すると、急にデュオが顔を上げて問いかけてきた。
「ヒルデ……一応聞いとくけど、始めてか?」
今更何を言っているのだろうと思いつつも、肯定の為に頭を上下に動かす。
「そっか。それじゃ、もうちょっと濡らしといた方がいいかな」
そう言ってデュオは湿ってもう役に立たないショーツを取り去り、そこに顔を近づけていった。
537証が欲しくて・5:04/04/27 20:55 ID:coi1qnwH
「やっ……デュオ、あっ、そんなところ舐めちゃ……」
「大丈夫、ヒルデのここ凄く綺麗だぜ♪」
汚いよ、と続けようとしたあたしの言葉を遮る様に、またあいつは恥ずかしい事を言って来た。
「デュオ、ちょ……やぁ…………」
ピチャピチャとあいつはまるで犬みたいにあたしのそこを舐めている。
柔らかくて湿った熱い舌の感触に、否応無しにあたしは身体を溶かされていくのを感じていた。
すると、不意にあたしの「中」に何か入ってくる感触を感じた。デュオの指だ。
その指はまるでそこをほぐすかの様に動き回り、新たな刺激をあたしに与えてきた。
「ぁん…………はぁ……あっ……」
その刺激もまた強くあたしを攻め立て、抵抗出来ないそれにあたしはただ喘ぎ続けていた。

立続けに与えられる甘い刺激に頭がボーッとしてきた頃、いささか切羽詰った様な声でデュオが言った。
「悪ぃ、俺、もう我慢の限界……」
え? という間も無く、先程まで指が蠢いてたそこに指よりも遥かに熱くて大きなものが宛がわれ……
「あっ……い、あぁっ!!」
デュオの分身が性急にあたしの中に押し入ってきたのだ。
先程までの甘さが吹き飛び、予想外に大きなそれの進入に鋭い痛みが走る。
それでもあいつはあたしを気遣ってくれたんだろう。
その後すぐに動く事はしないで、そのままじっと待ってくれていたからだ。
「ヒルデ……大丈夫か?」
あたしが痛そうな顔をしていたからだろうか、デュオが心配そうな顔をしながら聞いてくる。
そんな顔のあいつを見ている内に、徐々にだけど痛みも引いてきた。
「……もう大丈夫だよ」
ここまで来てやめる、なんて言わせない様に、今出来る精一杯の笑顔を向けて。
「だから……来て、デュオ」
538証が欲しくて・6:04/04/27 20:56 ID:coi1qnwH
ギシギシと安物のベッドが軋み、その上であたしとデュオは今繋がっていた。
「ん……あっ、あぅ……」
デュオが腰を揺らす度にあたしの身体も揺れて、そのリズムに合わせて喘ぎが漏れる。
ハァハァと口を開け、舌を出すその様はまるで犬の様だった。
さっきはデュオを犬みたいって思ったけど、今度はあたしの番らしい。
「くっ……ヒルデ、お前の中最高にいいぜぇ」
「はぁ…………ぅん……あたしも、もう、溶けちゃいそうだよ」
本当の事だった。
今では痛みすら快感に繋がるらしく、デュオに奥まで突き込まれると、
もうそこからぐちゃぐちゃに溶けちゃいそうで……あたしはデュオの首に腕を回してそれに必死に耐えていた。

「嬉しい事、言ってくれるねぇ!」
律動のリズムがより早くなる。あたしは腕に力を込めて耐えてきたけど……それももう限界が近かった。
「あっ、あぁっ! デュオ、あたしもう…………もう駄目ぇ!!」
「ああ……一緒に地gじゃなかった、天国に逝こうぜ!」
「あぁん! デュオ、デュオぉーーーーっ!!!」
白くスパークする快楽の絶頂の中で、あいつの熱い迸りを感じながら、あたしは意識を手放した……
539証が欲しくて・ラスト:04/04/27 20:56 ID:coi1qnwH
次にあたしが目覚めたのは、日が既に昇りきった朝だった。
「デュオ?!」
意識がハッキリした後に思い出したのはやっぱりデュオの事で。
慌ててあいつの姿を探せば、あいつはまだあたしの隣で寝息を立てていた。
まだここにいてくれた。
その事が凄く嬉しくて、隣でまだ眠り続けるあいつの額にそっとキスをした。
「絶対……生きて帰って来てね、デュオ」

──大好きだよ。
540532:04/04/27 20:58 ID:coi1qnwH
以上で終わりです。
自分で少女漫画かよ、と突っ込みいれたい……デュオへたれだし。
お気に召さない場合は脳内あぼーんしてください。
541名無しさん@ピンキー:04/04/27 21:32 ID:UKYNv6w8
デュオ×ヒルデキターーーー(゜∀゜)ーーーー!!

もう、ずーーーと待ってますた!532サンthx
542名無しさん@ピンキー:04/04/27 23:20 ID:hbmDKVYp
532たん!!!!!!あんた最高!!!!マンセー!!!
543名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:18 ID:MKdL/1hO
>>532
\(゜∀゜)/イイ!!GJ!!
544名無しさん@ピンキー:04/04/28 00:45 ID:dAiKe5m6
ありがとう、ありがとう!532神!
545532:04/04/28 21:38 ID:EvcZpEID
>>541-544
正直こんなに反応が来るとは思ってませんでした。
纏めて申し訳ありませんが、皆さん本当にありがdです。

いつか本命カプのトロキャスも書いてみたい……
546名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:52 ID:iIwf74um
マリーメイアのSSって見かけないよな。
547名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:59 ID:16Q9Ct+R
>いつか本命カプのトロキャスも書いてみたい……

書いて!お願いシマス!
大好物っすよ
548名無しさん@ピンキー:04/05/03 05:30 ID:CPGKA9Ne
GWなのにGWスレに誰もいない(´・ω・`)
549名無しさん@ピンキー:04/05/03 15:12 ID:zlnakcPC
>548
種に流れていったのさ。それか顧客の多い801に逝ったか。
どっちにしろ神の降臨は、もうありえん。

よってこのスレ

        ∧∧  ミ _ ドスッ
        (   ,,)┌─┴┴─┐
       /   つ.  終  了 │
     〜′ /´ └─┬┬─┘
      ∪ ∪      ││ _ε3
               ゛゛'゛'゛

550名無しさん@ピンキー:04/05/03 15:52 ID:lvpR5tU1
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;; ズザー

終了阻止だ。
GW中のカポーでも想像してハァハァしる。
551名無しさん@ピンキー:04/05/03 17:26 ID:jMgdis0r
GWは皆、東京湾岸某所に馳せ参じてるから人いないのではw

私はいけまへんでしたが…
552名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:08 ID:qL6U1Axm
……キョウダイネタッテ ケッコウムズカシイネ…… =■●_
553名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:50 ID:rimdMEy1
>>552
ゼクリリorトロキャスネタ降臨のヨカーソ
554名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:01 ID:OrS+YrQO
そういえばゼクリリって読んだことないわぁ。
555名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:05 ID:rimdMEy1
近視相姦ならカトル×イリアってのも…スマソ、逝ってくる。
556名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:56 ID:T6wMli4c
ゼクリリ!
ちょっとみてみたい…
お兄様攻めでしょうか妹攻めでしょーか。
溺愛してるなら変態兄のほうか?
557名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:00 ID:eVhNWfJ8
漏れ的にはどちらでも(*´д`*)ハァハァ
でも、女王萌えとしては攻めリリがいいな。
いっそヒイロと一緒にたべちゃ(ry
558名無しさん@ピンキー:04/05/04 01:50 ID:Dws+O6zx
かわいい妹に密かにハァハァする変態兄貴か…
流行りの学園物みたいな設定で誰か書かないか?

関係ないがリリーナはせぇらぁ服よりブレザーが似合うと思う。黒いニーソックスをはかせてみたいw
559名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:42 ID:OYNt0tZ8
そういや都市祭りの戦利品、どうでしたか?
良いのありましたかね。いいなぁ。逝けた人。
噂でWノマールオンリあるつぅのきいたんですが、ホントのとこどうなんだろう。

>558
それなら、ベル薔薇描いてた人の『おにいさまへ…』のようなやつ見たいなぁ。
560名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:03 ID:50nwmS8S
思わず兄×リリーナの超SS書き始めたじゃないかぁぁ(つД`)
眠れないっつーの。
冷蔵庫に寝かせ中のクッキー生地も泣いてるよぉぉ
561名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:22 ID:jbKn+YCl
おぉっ>560さん楽しみにしてるよ〜近親ソカーン(;´Д`)ハァハァ

今なら言える気がするからどさくさに紛れて言わせてくれ。
ドーリアソ父×リリタンもいいかもなって思u#&@lq;%
562名無しさん@ピンキー:04/05/08 08:01 ID:gq/pvK9T
>561
そして婦人にバレテ親子3人仲良く3P(;´Д`)ハァハァ
563名無しさん@ピンキー:04/05/08 19:21 ID:bH1ZkX5m
近視相姦ではないが団長とキャス…

もうなんでもありじゃねーかw
564名無しさん@ピンキー:04/05/12 23:22 ID:WmIhNCN7
     ☆ チン
        ☆ チン  〃   ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・ ) <   560タンの兄リリまだー?
             \_/ ⊂ ⊂_)_  \___________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄/|                     
        |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |         .|/   放置プレイはイヤ〜ン
565名無しさん@ピンキー:04/05/13 12:03 ID:4uON6/hq
良スレ認定状を差し上げまする。

ミャハ!
566560:04/05/13 18:08 ID:xl4JkB9j
>>564
今煮詰まってるずら(´Д`;)ハァハァ
567名無しさん@ピンキー:04/05/14 22:00 ID:N9mHA/rW
>566
おおっ、書いてくれてるんだね。マターリ待つから無理せずガンガレー!

ところでここには絵をうpする人はいないのだろうか。
らくがきでもいいから見たいってほど飢えてる者がここに居ります。
568名無しさん@ピンキー:04/05/14 22:13 ID:2IgZ+K71
>567
○極にいったらどうだろう?
569名無しさん@ピンキー:04/05/15 22:50 ID:PmlQVSHV
極地はモロ見えガッチュン絵がもれなく付いてくるからなー・・・
服は着ててかまわない! イチャコラしてるシチュに萌え〜(*´Д`)
570名無しさん@ピンキー:04/05/16 03:24 ID:X/H9XtA9
最近南極もW(男女カプ)少ないからなぁ…誰か描いてー

え?漏れが描けって?
それができたら苦労しない…OTZ
デモガンガッテレンシュウシテミルヨ
571名無しさん@ピンキー:04/05/16 08:59 ID:SozaBX6k
結合絵よりもイチャコラ絵の方が萌えるに禿同。
Wの男女カプはあからさまなガッチュンエロよりもほんのりエロの方が萌える…。

最近男女カプ描いても萌えで満足してしまってエロくならないので
困っている絵師がここに一人 _| ̄|○
572名無しさん@ピンキー:04/05/16 10:28 ID:laOe17ag
絵師になろうと修行中でありまつ…。
まだまだ「何、この物体?」としかいえないような絵だけど。

大丈夫なのか… _| ̄|・。;:..、.-=○
573532:04/05/16 15:10 ID:allGhkcy
……エロくないカプ絵を描いてみたけど、何処にうぷすればいいんだろ?
いい所があったら教えてエロイ人。(スレ違いだったらスマソ)
574名無しさん@ピンキー:04/05/16 15:11 ID:allGhkcy
クッキー喰い残しちゃったよママン…… l||li _| ̄|○ il||li
575名無しさん@ピンキー:04/05/17 11:06 ID:Cc1W84A/
N極でもオケィぢゃない? あすこって、らぅ゛絵に優しいし。オラもW絵みたいです。
576574:04/05/17 19:37 ID:zM5tQEv6
>>575
dクス。勇気を出して突貫してきますた。

始めるか、漏れの自爆ショー……
577名無しさん@ピンキー:04/05/20 22:24 ID:cV8euIUp
このスレ、終了?
578名無しさん@ピンキー:04/05/21 00:02 ID:KJXj0mwV
>>576タソががんばったんだからオラホもちっと勇気を出して描いてみよう・・・。
見てきたよ〜カワイ〜ヽ(*^^*)ノ
579名無しさん@ピンキー:04/05/21 02:16 ID:V9Yd2ZG/
みんな投下の準備してるんだと思っていいのかな…。
かくいう自分もお絵描きしてる最中。投下するPC環境ないから自己満足だけどね。

自分で描いたコスプレリリタンを眺めて幸せに浸っとりまつw
カプ絵にすると幸せ倍増なので、無理してヒイロやカトルも練習してみたり。
580名無しさん@ピンキー:04/05/21 19:48 ID:4roY8VSd
よーーし、ガンガル
581名無しさん@ピンキー:04/05/21 20:37 ID:J5J6BpS6
>579
独り占めはずるいぞ!是非環境を整えて、萌えを共有しようよ!
582名無しさん@ピンキー:04/05/21 21:43 ID:iNGwRTfM
初めはこのスレ用にSSを書いていたんだけど、
夏を目指してサイト開くことに決めました。
エローリ満載SSサイト目指してがんばるです。
ここのスレの方々にも来てもらえますように。ナムナム
583名無しさん@ピンキー:04/05/21 22:39 ID:4roY8VSd
>>582

ホントー!?私もヒイリリサイト持ちでつよ。
ガンガレー
遊びにいきたひ
584名無しさん@ピンキー:04/05/21 23:59 ID:vNq1ThAx
age
585名無しさん@ピンキー:04/05/25 12:02 ID:CMfW1B+L
ZEPETTOさーーーん続きおながいしまつー
586名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:01 ID:2EVVy596
S原さんの新作も、気長に待ちたいと思。
587名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:04 ID:2EVVy596
IDの最後がノイン×ゼクス…。何かトロワスレを思い出しまつ。
588ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/05/25 19:01 ID:jckKpdD4
>>585
アワアワ(´Д`;) まだ覚えていてくださる人がいらしたなんて、感激です。
だいたいの話はできているのですが、それをまだ纏め切れてないままになっています。
もうすぐできると思うので、もう少しまっていてくださいな。遅筆ですいません。

あと、ずっとヒイリリばかり書いている(そこまで何個も書いていないけど)ので
これの次はゼクノイをかきたいと思っております。
589名無しさん@ピンキー:04/05/25 21:20 ID:OgBlDszG
>>588
気長に待ってますよー。
楽しみにしてますハァハァ
590585:04/05/25 21:58 ID:CMfW1B+L
>ZEPETTOさん

呼びかけてみるもんだ…!!
せかすようなことして申し訳ないです!

でも非常に楽しみに楽しみにしてますので…。
いつまでも待ってます
591名無しさん@ピンキー:04/06/02 02:06 ID:VflIVSeM
ほっしゅ
592名無しさん@ピンキー:04/06/04 22:55 ID:YKoUlZYS
何気に来てお宝スレハケーン!
過去スレ遡って、3Pがアタマから離れませんよ(´Д`;)ハァハァ
職人様がんがってくだちい(゚∀゚)エヘ
593名無しさん@ピンキー:04/06/06 01:02 ID:cUp1+6V6
>592
自サイトをお持ちの職人様もいらっしゃるので、是非探して行ってみることを
お薦めする。
594名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:41 ID:e49+wI2m
hoshu
595名無しさん@ピンキー:04/06/13 22:25 ID:XtBCHTNf
まだ大丈夫だとは思うけど、職人さん達が戻って来る日を祈ってage
596名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:22 ID:7EjdVgzR
ほっしゅ
597名無しさん@ピンキー:04/06/19 01:38 ID:GfkL5CRz
>582
今更ながらに応援しております(*´Д`)ハァハァ

そして保酒だ。
598名無しさん@ピンキー:04/06/22 20:16 ID:8RTopYKv
デュオタソが女でもイイなと思い始めた。
599名無しさん@ピンキー:04/06/22 20:50 ID:DGKDTMIQ
>598
出来れば女体化ネタは勘弁して欲しいです。801板では駄目なんでしょうか?
個人的な意見なんですが、かなり苦手なジャンルなもので。
600名無しさん@ピンキー:04/06/22 23:37 ID:4Hv0S1HI
>>598
女体化か…。
元キャラが♂だ、て思うと少しブルーになったりすることはあるからな…。
たとえばデュオヒルでヒルデを男、デュオを女、みたいな性転換みたいなのならいいかもしれんが
とりあえず801板でイインデネーノ?
601名無しさん@ピンキー:04/06/23 10:52 ID:w15Z4l3H
801板にさっそくスレが立っていたw
602名無しさん@ピンキー:04/06/23 23:57 ID:7lrEDgsN
南極のごーごーまっくすうぇるはワロタよ(゚∀゚)
603名無しさん@ピンキー:04/06/24 00:55 ID:mpp4Xxls
>>600
デュオ>女らしいのは長い髪だけのがさつなアメリカ娘
ヒルデ>理想に燃えて軍隊入りしたガチガチの優等生
……いいかもしんない
604名無しさん@ピンキー:04/06/30 00:42 ID:1bnb0enE
|_∧ ダレモイナイ…
|∀゚) オドルナラ
|⊂    イマノウチ
|

 ♪ ∧ ∧ ランタ
♪ヽ(゚∀゚ )ノ タン
  ( ヘ)ランタ
   く  タン

 ♪ ∧ ∧ ランタ
♪ヽ( ゚∀゚)ノ タン
  (へ )ランタ
     〉 タン
605名無しさん@ピンキー:04/07/01 04:27 ID:pIrvTDhB
トロキャス少ないな…
Wのカポーではかなり自然にスキンシップとってるっぽいし
逆にエロが想像しにくいのか(´・ω・`)

トロワ「キャスリンは俺のことをどう思っているんだ?」
キャス「え?どうって…大事に思ってるわ。ほんとの弟みたいに…」
トロワ「弟…」
キャス「…どうしたの?トロワ…、…きゃっ!(押し倒される)」
トロワ「俺はキャスリンが好きだ。一時期は本当の姉のように慕っていたが…
   でも今は女性としてのキャスリンが好きだ。抱きたいと思った事だってある」
キャス「ト、トロワ…」
トロワ「駄目なのか?俺では弟以上の存在にはなれないのか…?」

ああ…確かにここから先は想像に難いorz
606名無しさん@ピンキー:04/07/01 06:53 ID:YmVLCnso
も、萌えたよ。
トロワは苦悩が似合うなあ
607名無しさん@ピンキー:04/07/01 07:22 ID:giI7o1SI
>>605
GJ!そうなんだよ、ラブラブまではいっても
どうにもエロに行き着かないんだよなこの二人……
608名無しさん@ピンキー:04/07/01 08:07 ID:lBhV6X4G
でも大好きなのよトロキャス。静かながらも内なる情熱。
この際エロ未満でもいいからラブラブ読みたいな。
>605さん、GJ! カナーリ萌えたよ。
609605:04/07/01 17:36 ID:pIrvTDhB
>606-608
ギャー単に妄想垂れ流しただけなのに
ありがとうございます((((((((((*´Д`*))))))))))

>エロ未満
そうですね。AまでとかBの途中までとかでもいいし
この際それすらない精神的ラヴでもいいので読みたい。・゚・(ノД`)・゚・。
610名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:25 ID:cpcrc100
あ”−、トロキャスね。
サーカスの花形のキャスリンは、スポンサー様のご接待もしなくちゃならない。
昼間それに出かけた彼女を、興行がハネた後で、トロワがジェラって押し倒し。
とゆーネタなら考えたことある。

「ちょっとトロワっ!」
キャスリンは、興行がハネて遅い夕食を軽く取った後、
トロワにテントの外へ強引に連れ出された。
彼女の左腕を強く掴んで先を歩く。
「トロワ! どこまで行くの?!」
テントの姿が少し向こうに見える深い木々の下、トロワは
キャスリンを緑の闇に沈んだ木に押し付けた。
「ったいじゃない、トロワ! こんなところまで連れ出して
一体、」
その先は、トロワの唇で塞がれて出なかった。
キスは勿論のこと、体も重ねた間柄だ。
何を今更、というわけではないが、理由もなく、というのは
流石のキャスリンも困惑した。
慣れたトロワのキスから逃れようとする。
だが−−−−−
今夜のトロワは少し・・・・・、そう少し聞き分けが良くなかった。

ここで挫折。スマソ。
611名無しさん@ピンキー:04/07/01 23:04 ID:YmVLCnso
いままでそんなにトロキャス興味なかったのに>605.610で
すごく萌えた。もっと萌えをプリーズ
612名無しさん@ピンキー:04/07/02 00:58 ID:QJGc9lFJ
ああああーいい流れっ!
トロキャスもっと萌えあがれ♪

私も今の多忙状態が落ち着いたら書きたいー。
でもいつ落ち着くのかわからない(´・ω・`)
エロ妄想だけが膨らんでいく夏の夜。
613名無しさん@ピンキー:04/07/02 08:06 ID:RAq3Jx1o
今夜は満月・・・。妄想も膨らみやすいに違いない!
ルナティックパワーを浴びながらトロキャスを待つことにしよう。
あ、五サリも読みたいような気がするグフフフフ。
614名無しさん@ピンキー:04/07/08 08:26 ID:s2B6eRos
ごめんください。どなたかいらっさいませんか?
615名無しさん@ピンキー:04/07/08 14:57 ID:oPCWzgrA
おりますよ。ノシ

>>613
五サリイイネ!345のノーマルエロってあんま見ないので激しく読みたい。
616名無しさん@ピンキー:04/07/08 18:32 ID:l3xcgyRY
3×キャス、2×ヒル好きならここに ノシ
文才の無い自分が恨めしい……
617名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:22 ID:Pyv7IOdI
4ドロ好きならばここに〜 ノシ
カトルぼっちゃんが白か黒かで攻守交替という気が…しないのは何故かしら。
618名無しさん@ピンキー:04/07/08 23:44 ID:nz4TMlcb
5妹がぼんやりと好きさー ノシ
ウブ×ウブという感じがイイ
619名無しさん@ピンキー:04/07/09 00:01 ID:HVn8iCaF
>>617
4泥好きだ…
はじめ泥が攻め、途中で反対にって感じとか?
620名無しさん@ピンキー:04/07/09 14:27 ID:VkUeZCZV
トロキャス〜トロキャス〜(;´Д`)ハァハァ
五サリ〜五サリ〜(;´Д`)ハァハァ

とにかく攻めていただきたい。でも紳士的じゃないとやだ。ワガママな私。
621名無しさん@ピンキー:04/07/09 22:00 ID:M3kQGyQf
私もトロキャス、五サリ(;´Д`)ハァハァ
ついでにトレレディ、ゼクノイ(;´Д`)ハァハァ
ちょっと大人っぽい雰囲気感じられるカプ大好き (;´Д`)ハァハァ
622名無しさん@ピンキー:04/07/09 23:20 ID:6mbLsqKP
くれくればかり言わずに、SSにトライしれ!
623名無しさん@ピンキー:04/07/10 09:57 ID:s2yFxcgj
石田敦子の画集で何故かトロキャスが一枚あって大喜びしたワシ。
624名無しさん@ピンキー:04/07/11 00:58 ID:XbO/uzqz
五サリ、ちょいっと検索してとあるサイトで読んでみた。
萌えて帰って来た。
625名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 18:19 ID:eHwb3LtG
 
626名無しさん@ピンキー:04/07/12 01:09 ID:R7FqQKDt
最近、某板トロワスレにはまってしまい
あのスレのイメージが頭にこびりついてしまった。(;´Д`)
どうしよう。
627名無しさん@ピンキー:04/07/12 06:48 ID:kmqB0y7g
諦めろ、あのスレの電波は強力すぎるw
そこで新たな萌えを探すのも又一興。
628名無しさん@ピンキー:04/07/14 00:39 ID:cFP5m4Pw
まあ、確かにあのスレのネタをつかったらわりと簡単にエロパロ書けそうではあるなw
ノインに絞りとられるゼクスとか、ボコボコにされながらも迫ってくるトロワに根負けするキャスリンとか、
ドロシーの眉毛に触手プレイされるカトルとか。
629名無しさん@ピンキー:04/07/16 14:12 ID:Bw0NqWqY
だーれもいない(・A・)
630名無しさん@ピンキー:04/07/16 21:17 ID:5R9eIoFh
しばらく待ってくれ。
今トロワで書いてる。
エロ度は薄め。
631名無しさん@ピンキー:04/07/16 21:58 ID:nU2mPNGg
+禿しく待機中+
632名無しさん@ピンキー:04/07/17 09:41 ID:Z8qejLyX
>630
待ってる!(・∀・)
633名無しさん@ピンキー:04/07/20 14:46 ID:FFZeN7lb
引き続き待機中
634名無しさん@ピンキー:04/07/21 19:16 ID:NEwmpqMn
麦茶を飲みながら大気中
635名無しさん@ピンキー:04/07/23 01:07 ID:1uznuKK3
今1から大雑把に読んできたが1リリ以外は
エロが書きにくい、との声が多いな。
やっぱ1タソとリリタソはエロ度を高めやすいのは
本編中で「殺す」とか「殺しにいらっしゃーい」とか
そういうのを想像させるやり取りが多かったからなんかね?やっぱし。

いま1リリSS構想中
636名無しさん@ピンキー:04/07/23 16:48 ID:+eAlCmn4
今更ながらW全巻やっと見終わった〜!
637名無しさん@ピンキー:04/07/23 19:57 ID:0yhIU8jb
ヒイロ「ikaせてくれ・・・」
638名無しさん@ピンキー:04/07/25 21:56 ID:VTFNIE+9
ひたすた待機中 (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
639名無しさん@ピンキー:04/07/26 18:19 ID:zjLFswaN
誰かフォモも書いてほすぃ
640名無しさん@ピンキー:04/07/26 19:05 ID:VvjhdCjx
何で必ず湧いてくるんだろう・・・
801板にお行きよ。
641名無しさん@ピンキー:04/07/26 21:44 ID:ThsZcfjm
ヒタヒタ待機中
642名無しさん@ピンキー:04/07/27 10:46 ID:d4KUOkfY
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/x3/1061719239/922
急行することを、お薦めする。特にリリーナ様ファン。
643名無しさん@ピンキー:04/07/28 09:56 ID:JGaKZ73i
やっぱり待機中 (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
644ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/07/29 22:44 ID:mcoBhLsV
ええと…待っていてくださった方、お待たせしました。

続きが完成しましたので、この静かな間に投下します。
こんなに時間かけたのに、えっ、これだけ?みたいな質と量な気がしますが
>>630様や>>635様のSSまでの繋ぎにでもなればいいな、と思います。

それではどうぞ
645ぬいぐるみ:04/07/29 22:45 ID:mcoBhLsV
羞恥心に頬をかすかに染めているヒイロにやさしく微笑むと、彼女は足を広げ、ヒイロの顔にゆっくりと腰を下ろし跨り、彼の顔に、もはやかなり濡れている自分の膣をしっかりと押し付ける。
その上を激しく動き回り、顔に秘部が擦られるたびに、湧き出てくる愛液が、ヒイロの顔を汚していく。
甘酸っぱい臭気にヒイロの思考はますます狂いだす。彼女自身もまた、体全体を通して出る快楽に狂う。
「あ…あぁ…んあ…」
「な……何……してんだよ……!!」
目の前に写る、淫らな露で光るリリーナの秘部。激しい摩擦による快楽にますます濡れていくリリーナの秘部。
その淫らさとそれがかえって引き立てる美しさ。
その美しすぎて残酷なる光景に彼は脅え、目を瞑ってしまう。だけど、目を瞑ったとしても、ある意味での恐怖感は避けられない。
気高くて凛々しいリリーナ・ドーリアンが、自分をこんなに堕とそうと、自ら淫らに動いて、自ら快楽を得て、喜んでいる。あまりにも能動的にerotismeに走るリリーナの姿にヒイロはある意味、脅えた。
普段彼女が見せない、隠れた顔―――――それを見ることが、ヒイロにとってはつらかったのかもしれない。
「ヒイロ、見て…そして舐めて……わたくしのを舐めて……」
彼女も、今まであまり体験したことがないせいか、強い快楽に声を震わせて、ヒイロに善がる。
凛々しさも高貴さも捨て、今は「気持ちいい」という感覚にただただ走る。
そんな顔をしつつ、必死に善がっている彼女の声を聞いて、無意識にヒイロの舌は伸びた。
「あ!…はぁっ、ああっ!!!」
ぴちゃぴちゃと、水音を響かせながら舌で、彼女の秘部を擦るように舐める。
柔軟なヒイロの舌が彼女の秘穴のツボを刺激して、彼女をさらに狂わせる。
桃色の恥肉を舐められながらも、彼女自身も下半身を動かすことをやめず、獲られる喜悦はすべて受け入れる。
646ぬいぐるみ:04/07/29 22:48 ID:mcoBhLsV
「はぁん…いいっ!…もっと舐め…」
ハイピッチで慰みを受け入れて、リリーナは喜んでいるかのように、笑みを浮かべ、その瞳からは快楽のあまり、涙を流している。
だが、だんだん愉悦が強まっていき、動きもわずかつつだが、勢いをなくしていく。それは彼女の限界が近いことをあらわしていた。
やがてリリーナの動きが止まる。動く必要はもうないのだ。ヒイロが自分を舐めているから。その舐められる感触で、もう彼女は動くことも出来ない。あとは、ヒイロの暖かい舌の暖かさを優しく受け入れるだけ。
「あ…ああーん!あん…あぁ…気持ち…いい」
愛液の独特の匂いや、女性器を舐めるたびに嫌な位に聞こえる水音、そしてリリーナの嬌声が狂わせるヒイロの思考は、彼をさらに大胆に動かす。
花肉に唇を押し当て、舌先を巧みに動かしている。蜜はますます溢れ、ヒイロの顔を、さらに艶かしくデコレーションしていく。
ヒイロは、さらにリリーナの肉穴へ、その舌を突刺し、内壁をも刺激する。
「あ…ヒイロ!!あ…もう……っちゃうっ!!あああっ!ああ―――――――っ!」
抑止なんてもはやできないし、する気も無い。白い尻を振り、ヒイロの舌の暖かい感触も味わい彼女はためらいも無く絶頂に達した。
体や眼から、雫を流し、雌としての至福に、体をがたがたと振るわせて、彼女はヒイロの体の上にぱったりと倒れこむ。



これで、2人の夜は終わるだろうか。いや、まだ終わらないはず。
「あ…だめ…まだ足りない……また…感じ…」
わたくしが本当に欲しいものは…何なの?答えはもう出ている。
ヒイロの分身が欲しい―――――活力に満ち溢れたその分身そのもの…。
どんな愛撫を受けようとも、どんな自慰を行おうとも、ひとつになれなければ意味が無い。
恍惚の笑みを浮かべたリリーナは、興奮により再び勃起するヒイロの男根をキュッっと握って、小悪魔チックな顔でヒイロを睨んでいた。
もうヒイロは何も言わなかった。言えなかった。ただリリーナのしたいままに、動かされるだけだった。虚ろとなっている表情で、彼女のすることを、ただ見ている。
647ぬいぐるみ:04/07/29 22:50 ID:mcoBhLsV
これで、2人の夜は終わるだろうか。いや、まだ終わらないはず。
「あ…だめ…まだ足りない……」
ヒイロの分身が欲しい―――――活力に満ち溢れたその分身そのもの…。
どんな愛撫を受けようとも、どんな自慰を行おうとも、ひとつになれなければ意味が無い。
恍惚の笑みを浮かべたリリーナは、興奮により再び勃起するヒイロの男根をキュッっと握って、小悪魔チックな顔でヒイロを睨んでいた。
もうヒイロは何も言わなかった。言えなかった。ただリリーナのしたいままに、動かされるだけだった。虚ろとなっている表情で、彼女のすることを、ただ見ている。
「あなたがどう言おうと、わたくしは…しますわよ。さっきも言ったでしょう?あなたが私の気持ちに気づいてくれないから悪いって…わたくしに触れてくれないから悪いって…」
白いベッドに体重がかかり、次第に軋んでいく。そしてリリーナの潤んだ秘処が、ヒイロの先端を食うかのように咥えこんでいく。
リリーナが体を沈めれば沈めるほど、ヒイロの陰茎から、あまりにも柔らかい秘肉の感触――――秘肉が自分を締め付ける力が強くなる。
その感触に、ヒイロもリリーナも打ちのめされる。強すぎる衝撃に顔を歪ませつつも、リリーナはじっとヒイロだけをみている。
ヒイロも、自分を見るリリーナに、同調するように彼女に視線を合わせた。こうして互いが互いを見つめ合うことで、互いに安心感のようなものが生まれた。
そしてリリーナがゆっくりと腰を動かす。
「んあ……ああぁ……」
苦痛が快楽になるのは、あっという間だった。下から突き上げられるような、激しく強烈な刺激。お互い、すぐに絶頂に達してしまってもおかしくなかった。
膣壺に蓄えられた淫蜜が、彼の剛直を顔と同じように、汚し、絡んでいく。
体を上下に躍らせるたびに、胸も踊り、長くて蜂蜜のようなきれいな髪の毛が波を打っている。
その様子と、リリーナが必死にその喜悦に耐えている顔を見ているヒイロ。
648ぬいぐるみ:04/07/29 22:51 ID:mcoBhLsV
「だめ……もっと、もっと奥まで……」
これだけ急激なエクスタシーであるにも関わらず、もっと上を目指そうとする。
巨大な肉竿をもっと激しい動きで、子宮近くまで突刺す。その度に、リリーナの白い裸背が反り返り、体は痙攣しているかのようにガクガクと震える。
だけど動きは一向に衰えない。豊満なヒップを振り、腰を躍らせる。泣き叫ぶように、発狂するかのように喘ぐリリーナの声が、部屋中に響き渡った。
「あ…リ、リリーナ…そんなにすると……」
熱い肉棒を、包み込む柔らかい双璧、激しいグラインドは、ヒイロですら耐え切れない状態だった。
「いいです、ヒイロ…あっ!ああん!!中に…中に…!!」
「だが…」
「だめよ!出しな…さい!!わたくしの中に…ほらっ、ヒイロ!!」
リリーナを妊娠させるわけにもいかない―――だから中へ出すことは拒みたかった。
だがリリーナは、それを許さない。 絶頂を拒めば、リリーナは柳眉を逆立てて、さらに自分を絶頂に追い込むためにペースを上げていった。そしてリリーナももう――――
「あ、あぁあ、あ、あああああぁーっ!」
限界だったのだ。失神してしまうぐらいの快楽にリリーナは頭を真っ白にし、大きな悲鳴を上げる。
絶頂により、リリーナの秘孔は痛いほどにヒイロを締め上げ、溶けそうになるような感触にヒイロは体のしまりがなくなってしまう。
それでも少しは耐えたが、だめだった。抑圧された分だけ多く、自分の精が彼女の膣に放たれる。
「ぐぁ…」
出るな、と思わんばかりに体をコントロールしようとしても、股間から込みあがるものはこらえるのが難しかった。
彼女の膣に、大量の精液が凄い勢いで迸る。
「ああ…凄い…いま、わたくしの中に…ヒイロが…」
だんだん収縮して、小さくなるヒイロの男根を、リリーナがゆっくりと抜いていく。
2人をつないでいた箇所からは沢山の液が溢れ出ていた。
それがヒイロには背徳を、リリーナには最高の至福を与えていた。
649ぬいぐるみ:04/07/29 22:52 ID:mcoBhLsV

「まだ寝ては駄目よ。夜が明けるのはまだまだ先ですのよ」
荒い息をあげつつ、ヒイロを見つめさらなる快楽をもとめ続けようとするリリーナ。
彼女にとって夜はまだ始まったばかりなのだ。体力はあまりないリリーナが今にも倒れそうなさまでいながらも、快楽を求めるのは、それほど彼に愛情をもっているという証拠なのかもしれない。
ヒイロのほうは、ぐったりとしており、衣服としての役割を果たしていないタンクトップとスパッツを着たまま、虚ろな表情でいた。
体力面では、誰にも負けないぐらいであるし、ヒイロ・ユイともあろう人間だから、体力の限界なんてことはない。
だが精神面で、今のヒイロは完全に劣っていた。やるせない気持ちが、彼を無気力にしてしまうのだ。
そして、少し弱ったような声でつぶやく。
「もう……無理だ」
そんなグロッキーなヒイロを、リリーナは持ち前の鋭い眼で、見つめて疑うかのような眼をする。
あなたほどのバイタリティある人が、できないわけないじゃない。
そう言わんばかりにして、今度は彼の萎縮したペニスを見た。それをおしゃぶりを咥えるかのように口でまた愛撫する。
「うくっ!…」
また少しだけ大きくなった彼の陰茎を、今度は手で扱きあげる。すると面白いぐらいに、また彼の肉竿が、大きな大きな物となる。
「…嘘つき。……まだまだできるではありませんか」
嘘を見破り勝ち誇ったような生意気顔で、リリーナはヒイロにそういった。
もう逃れることはできなさそうだ。彼女が失神するか、はたまた動けなくなるか―――――そうなるまで。
いったいこの少女に、どれだけの力が込められているのだろうか?俺の何が、リリーナをここまでエロティックに変身させるんだ、と。
ヒイロ・ユイは苦悩したが、そんな余裕はもうなかった。またリリーナが、俺の性器を、自分の秘部に挿入しようとしている。
もう流されるしかないのだ。

「うふふ、ヒイロ・ユイ……あなたはわたくしだけの物なの。その美しい体、声…何もかもが全部…」
そう言いながら微笑むリリーナは、少し怪しげな雰囲気を漂わせていた。
650ZEPETTO ◆O7GW8ucn7I :04/07/29 22:56 ID:mcoBhLsV
以上で終わりです…。リリーナ様をかなり汚してしまって…もうしわけありません。
黒さと可愛さと高貴さを併せ持たせることはわたしには難しかったようです…(´・ω・`)
前回の予告どおりに、今度はゼク×ノイを書きたいと思ってますが、もっと良い文章を書くために修行したいと思ってます。  それでは
651名無しさん@ピンキー:04/07/30 12:58 ID:NxDZCqj+
神サマーーー!!
ZEPETTOさん、ああああありがとうございました!
黒リリ様サイコーです、GJですーーーーー
652名無しさん@ピンキー:04/07/30 23:15 ID:KAxw+b/w
GJです!リリタソに搾り取られたい‥
653名無しさん@ピンキー:04/07/30 23:18 ID:dflocNge
神キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!
黒リリもまたイイ!ですねえ。ゴチになりました。
654名無しさん@ピンキー:04/07/31 03:58 ID:s542zJSg
>>ZEPETTOさん
乙です!GJです!黒リリもまたいつもと違って新鮮でハァハァしました。
よかったらまたこのスレにヒイリリ(リリヒイ)投下して下されば幸いです!!

ゼクノイの方もがんがって下さいませっ( ゚ー^)ъ
655名無しさん@ピンキー:04/08/03 13:03 ID:s7jIcJmj
お疲れ様です
萌えです
656名無しさん@ピンキー:04/08/05 12:01 ID:CP1QD436
>630さんのトロワを密かに待ち続けております・・・
657名無しさん@ピンキー:04/08/06 00:33 ID:4UUAgukr
トロキャス自分も見たい。
カトドロも萌え。
658名無しさん@ピンキー:04/08/06 20:25 ID:vmBRqeTY
ヒイリリはええのー。ええのー。
659名無しさん@ピンキー:04/08/06 22:07 ID:iT6fhqdn
>>656
IDがQD4

カトル×ドロシー×カトル…w
660名無しさん@ピンキー:04/08/07 08:11 ID:op3HjuNZ
>>659
むむ?CP1QD436?

「カップリング・ヒイロ×カトル×ドロシー×カトル×トロワ×6」・・・6って・・・
661名無しさん@ピンキー:04/08/07 10:38 ID:wUu520Ni
>>660
ゼクスは?
662名無しさん@ピンキー:04/08/08 22:59 ID:+QUQc6i+
とりあえずカトルはヤル気マンマンなのだな
663名無しさん@ピンキー:04/08/09 00:07 ID:FizyLHFs
>>662
コトの後ドロシーに「下手ね」と罵られた(?)SS
何処かで昔読んだことがあるような気がするw
664名無しさん@ピンキー:04/08/09 07:38 ID:P/lb8JKR
>>663
それすごく読みたい…
665名無しさん@ピンキー:04/08/09 11:37 ID:mIHt5JjE
>>663
そ、そんなコト言ったらますますカトルがウォォォォォォ…になるじゃないかw
666名無しさん@ピンキー:04/08/09 21:52 ID:SAbfxy0J
移転保守AGE
667名無しさん@ピンキー:04/08/10 22:58 ID:n52lTwzm
移転してたのか。

>663

まあ情けない。
吼える気力が残っているなら、それを性欲に換えるのよ!
わたくしはまだまだ満足しておりませんわ。さあカトル!

みたいな?w
個人的にカトドロって苦手だったけど、おもしろそうかも。
668名無しさん@ピンキー:04/08/12 23:47 ID:/sMM2RUQ
ここって保管庫あるの?
669名無しさん@ピンキー:04/08/12 23:59 ID:VEWQkqxm
>668
南極
670名無しさん@ピンキー:04/08/14 20:56 ID:A7dnuw88
>>668
何なら作っても…っつったって
南極でも十分だし挿絵描く絵師さんとかもいらっしゃる時点で
南極にはかなわないしなぁw
671名無しさん@ピンキー:04/08/17 21:28 ID:QHMGw7kM
あ・・・あの。
南極ってなんですか?
672名無しさん@ピンキー:04/08/18 00:19 ID:ulr2bUac
南極ってのはシャア板派生のお絵描き&SS保存サイト「南極条約」のこと。
673名無しさん@ピンキー:04/08/18 22:53 ID:ZK9/0+gF
>672
ヤフにもググルにもひっかからなくなちゃったね。
674名無しさん@ピンキー:04/08/19 10:50 ID:tzIr2gbF
>>672
ありがとうございます。
シャア板いけばわかるかな・・・
675名無しさん@ピンキー:04/08/19 22:00 ID:OPKKkY1x
676名無しさん@ピンキー:04/08/20 23:48 ID:C1Wgg/hK
>>675
ありがとうございます。

神様っているところにはいるんだなぁ・・・
677名無しさん@ピンキー:04/08/22 10:58 ID:sLC4Fmyf
>676
IDがウイングガンダム

SSは難しいな。才能の無さを痛感するよ。
特に1タソとリリタソは関係が微妙絶妙なだけに・・・・・・・
どっちが攻めなのか書いてて未だにわかんねぇ(´Д`)
導入部とオチだけでまだ全然進まね〜よ。
678名無しさん@ピンキー:04/08/22 23:11 ID:ZTIYsd6g
神を切望…
679名無しさん@ピンキー:04/08/22 23:23 ID:BBLF7vHI
S原さんの新作…
ZEPETTOさんのゼクノイ…
630さんのトロワ…
635さん&677さんのヒイリリ…


楽しみが多い分、それらがかえって待ち遠しいよママン(*´д`*)!

みなさん、がんがってください。
(´-`).。oO(南極が知れたことをきっかけにW絵師さんやWのSS書きさん増えないかな…)
680名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:42 ID:1S/znxKJ
トロキャス待ってます。
681名無しさん@ピンキー:04/08/25 20:48 ID:tbJYrzLI
S原さん待ち。
もちろん、他の神々も。
682名無しさん@ピンキー:04/08/26 22:55 ID:a9ejj9vG
ゼクノイとかトレアンってあんま見ないね。好きなんだけどなぁ…
683名無しさん@ピンキー:04/08/27 08:23 ID:KnGgQNEy
ノイゼク……某スレ……((;゚Д゚)ガクガクブルブル
684名無しさん@ピンキー:04/08/27 12:29 ID:i6VkYo7q
>>683
絞られるんだな?w
685名無しさん@ピンキー:04/08/27 21:39 ID:iGxABM/h
ゼクス「殺人的な×××だ…!」
   「…死ぬな、このままでは」
686名無しさん@ピンキー:04/08/28 21:43 ID:+LFEWFx5
>>683
ど、どこだ?!ヒントきぼんだマジで!
お願いしまつ
687名無しさん@ピンキー:04/08/28 22:08 ID:JCLMqkYz
>686
旧シャア板、トロワで検索。しかしこの日記のキャラは全部ぶっ壊れてる…。まあ、そこが良いがナ。
686が期待しているブツじゃないと思われ。逆にガックリかと…。
688名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:29 ID:Ejuc19a5
hosyu

ところで、686は大丈夫だったのだろうか…
689名無しさん@ピンキー:04/09/04 11:21 ID:pWoXEWwO
>>687
686じゃないけどトンクス。そこ、ものすごく面白いw
690名無しさん@ピンキー:04/09/07 03:21 ID:fgVM5Mxs
ちょっと質問。

ヒイロが経験ナイのにリリーナが経験アリって嫌ですか?

逆はしょっちゅう見かけるんだけど…。女側があるのは駄目?
691名無しさん@ピンキー:04/09/07 04:08 ID:GJb7lCWz
だめとは思わないけど、イメージ的にわかぬ…
性的なイメージを抱けないんだよなぁ。リリーナ単体では。
簡単に体を開くようなタイプではないと思うし。
あくまで私のイメージなのですが。
ネタがあるならここの活性化の為に投稿してみては?
692名無しさん@ピンキー:04/09/07 07:45 ID:Qrr4q63f
別にいいんでない?
確かに自分もヒイロ以外に体許しそうにはないと思うが
そういうイメージだからこそ、そんなキャラにしてみるのも面白いでしょうし
リリーナさまもヒイロに対しては割りとエチーに積極的になりそうだし。

なによりネタがあるなら是非、投下してほしいです!!
693名無しさん@ピンキー:04/09/07 20:02 ID:eyx+dPfb
ヒイロ以前だったらドーリアンパパとやってるとか
694名無しさん@ピンキー:04/09/07 20:38 ID:1vfYrcEB
原作より先の話ならアリかなー
15歳当時ではちょっと想像できまへん。漏れは。
695名無しさん@ピンキー:04/09/08 10:25 ID:grYZn4v1
>>690
原作当時では想像できない→原作以降だとヒイロ以外に相手が考えられない

・・・・俺も含めヒイリリカプ厨だったら大体こんなところではないかと。
箱入り娘だしお姫様だしあまつさえ世界の女王様なんで経験済みを想像出来ないな。

つまるところ690は経験があってヒイロをリードする(あるいはもてあそぶ)
リリーナ様がみたいということか?(ヒイロはもちろんドーテー設定)
まあそれはそれで(・∀・)イイとは思うがね。
696名無しさん@ピンキー:04/09/08 15:12 ID:wr8+zExk
同じく。ヒイロ以外想像できん一人だが、それはまあ個人的なもので
リリーナファンといえども皆好みはまるで同じではないだろうし
一重にリリーナ(;´Д`)ハァハァでも、受けとか攻めとか鮪とか黒とか
萌え所もそれぞれだろうから、色んなリリーナ様の話があってイイ!と思うよ。

しかし、>693にコソーリ同意(;´Д`)
697名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:37 ID:M2B8IpKl
いや、幼女リリーナ様人質にとった兵士とか、その時一度だけ会ったゼクスとか(ry
698名無しさん@ピンキー:04/09/08 20:40 ID:8AazAmec
そういえばパパは長期出かける時いつも(作中では2回だが)奥さんほったらかしてリリーナ連れまわしてるな

あ や し い
699名無しさん@ピンキー:04/09/08 21:28 ID:9wVsEEIH
やっぱ15歳でセクースはきついんじゃないか?
リリさんに限らず。(どうしてデュオ、五飛、トロワがなんで経
験済みなのか小一時間問い詰めたい、ってことは置いといて)

俺的には
処女でもいいから
ヒイロを(身体的には無理でも精神的に)
リードして行ってほしいな、と思う。

>(あるいはもてあそぶ)
こういうシチュは幾度の夜をヒイロと経験したあとってのがいいな俺は


700名無しさん@ピンキー:04/09/08 22:56 ID:MDFRiZhV
俺もオサーンが幼女を調教してハァハァする展開は正直

      勘 弁 し て 欲 し い

マジでそれだけは見たくない。炉利はだめなんだ受け付けない。
まあ職人さんの意向には何人(なんぴと)も逆らえないけどね。。
701690:04/09/09 01:06 ID:EvmYedIc
予想外にたくさんレスついててすごくびっくり&感謝です。
近親 (この場合違うかな)相姦は考えてませんでした〜。
私も幼女虐待みたいなシチュは嫌です。

詳しく書かなかったので申し訳なかったのですが、私の中では、リリーナ嬢はヒイロが初恋ではないっていう
マイ設定があったりもして。外からはお嬢に見えるように装ってても実は…。
好奇心が強く、行動力がありすぎて知ったことはどんどん試したくなるタイプで、
そういうことに関しての羞恥心はあまりない…みたいな。…って私のリリーナ妄想語ってどうすんだ(笑)
どうもすいません。
これを踏まえた上での>>690の質問は果たして世のヒイリリスキーはどう思うかな〜と思ってみたりしたのでした。

でもそうですよね、普通のヒイリリファンだったらそんなの嫌or思いつかないって人のが多いですよね。
ですから投下したりはしません^^;;

ありがとうございました!
702名無しさん@ピンキー:04/09/09 04:53 ID:n1U7w2z2
>>701
そんなΣ( ゚Д ゚;)!!
投下待ってたのに…!
703名無しさん@ピンキー:04/09/09 13:00 ID:8aXkUeDe
>>701
なにとぞ投下してくだされ。
職人さんの意向にはだれも反対できないんですから。
俺は>>701設定だったら是非読んでみたい。

ヒイロを逆レイープなんかするリリーナ様も(;´Д`)ハァハァ
704名無しさん@ピンキー:04/09/09 21:05 ID:OaTTg6RL
>>701
漏れはむしろそんな設定に同感しますぜ。
原作のリリーナさまの真の強さやヒイロに興味持つところや
EDの豪快(?)な彼女見てるとこの子、何気に攻めでは…みたいなw

ってことでドキドキしつつ投下を願っております
705704:04/09/09 21:08 ID:OaTTg6RL
× 真の強さ
○ 芯の強さ

本当に強い心、って考えれば「真」でも…いいかなw

706名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:35 ID:B9QAmU6u
707名無しさん@ピンキー:04/09/10 00:39 ID:B9QAmU6u
すまん、ミスった。

俺もリリーナは恋のひとつやふたつはしてると思う。15だろ?絶対あるって。
しかも確かにリリーナはお嬢様だけど、例えば「純真無垢」って表現は彼女には当てはまらないと思うんだよね。

701安心して投下せよ!(笑)
708名無しさん@ピンキー:04/09/10 02:01 ID:ODUA6DxP
ミリアルド×ノイン書いてくれる神はいらっしゃいませぬか…。
某スレのも好きなんだが幸せなノインさんが見たいっす。
709名無しさん@ピンキー:04/09/11 21:53:03 ID:eI4uck0Z
トロキャス、カトドロみたい。
710名無しさん@ピンキー:04/09/11 23:45:57 ID:7451UQu2
ノシ トロキャスに私も一票!
711名無しさん@ピンキー:04/09/15 00:35:36 ID:O4ayoIe1
こんばんは〜。お留守みたいなのでメモ置いときます。
「トロキャスひとつお願いします」
712名無しさん@ピンキー:04/09/15 11:00:50 ID:UDi2pZrY
おねだりばっか…
713名無しさん@ピンキー:04/09/15 19:40:49 ID:NZp0LyFh
しょうがないよ。
世の中の人間は「神」と「哀れな子羊」に分けられるんだから。
714名無しさん@ピンキー:04/09/20 02:55:26 ID:5RAZ5s//
誰かリリーナをガンダムパイロット5人で輪姦な話書いてください
715名無しさん@ピンキー:04/09/20 12:09:45 ID:Sc3WWZBJ
>714
そ〜いえば、そんなドジンシ持ってるな…。
まあクレクレ言う前に、自分でもチャレンジしてみようや。
716名無しさん@ピンキー:04/09/20 16:47:44 ID:0cBq5h/X
トロキャスって恋愛感情かなあ
キャスリンはトロワのこと手がかかるけど出来のいい弟みたいな認識っぽいんだが
717名無しさん@ピンキー:04/09/20 18:02:35 ID:25EnsUJZ
nankyoku.sakura.ne.jp/riku/bbsnote.cgi?fc=thread&log=7
この絵はやはりこのスレの話題の影響だろうかw
718名無しさん@ピンキー:04/09/21 00:05:53 ID:PesoqOnW
トロキャスってなんかやっぱ姉貴、弟分な関係っぽい

やっぱトロミディが萌えかな〜
719名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:44:18 ID:Qy4YvEvD
ところで今はどの位住人がいるのだろうか・・
前に点呼した時から時間が立っているから、減ったり増えたりしているのでは?
と、言っている俺も新しく来た者なのですが・・
皆様が良かったら又点呼してみませんか?


【一人目】ほぼROM、たまにカキコ、点呼一回目
【好きカプ】デュヒル、五妹、ヒイリリ
【W歴】スパロボαのデュオとヒルデの会話で興味を抱きGWサイトを漁る
それから転がるようにGWにドップリ、ついでに五妹やヒイリリにも心撃沈

デュヒルのネタはあっても文がへたれなGW暦2年生。
720名無しさん@ピンキー:04/09/22 13:23:13 ID:ZcgvJ3K+
平日の昼間じゃ人少なそうだな。
折角だし書き込んでおくか。

【2人目】♂、同じくほぼROM、作品を投下しようとがんばるも現在挫折中。
物書きの才能が( ゚д゚)ホスィ・・・・・・ ○| ̄|_ orz
【好きカプ】ヒイリリ
【W歴】リアルで視聴してますた。といっても途中11〜24ぐらいが途切れてて
本格的再視聴が31話からだった。46話のヒイロとリリーナ様の会話に萌えた。
その後去年あたりまでいったん離れていたが最近になってフカーツ。
ダビングしたVを見て再燃し、DVDBOX全部そろえてEWのラストの
リリーナ様にギュッと抱きしめられるヒイロ見てカプ厨も再開。
721名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:37:46 ID:rS90NHGw
>五妹

妹って誰?
リアルで視聴しててDVDBOXも持ってるけど知らねえ。
サリィのことですか?
ヒルデとかキャスリンが好きかな。
722名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:44:49 ID:d1iHsyI4
>>721
エンドレスワルツの小説版に載っている妹蘭という
5の亡くなった奥さん。
723名無しさん@ピンキー:04/09/22 14:50:54 ID:d1iHsyI4
あと妹蘭は漫画のエピソードゼロにもでていたかも

ついでに点呼も参加。
【3人目】ROM,投下には挫折組。
【好きカプ】ヒイリリ 、カトドロ、トロキャス、五妹…ほとんどじゃん
【W歴】ここ一年ではまった新参モノ
724名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:49:34 ID:rS90NHGw
はあぁぁぁ?
そんな設定あったのか
それオフィシャルなん?
てーか五飛って結婚してたのか(゚ロ゚)
725名無しさん@ピンキー:04/09/22 18:04:12 ID:UOAO4RSP
黒歴史と取る人と(原作は映像のみ派)、オフィシャルと取る人と二通りいる。
基本的に好きなほうを選べば良いが、双方を刺激する発言は慎んだ方が良いかと。
726名無しさん@ピンキー:04/09/22 19:22:53 ID:NYFzklSo
コッソリ参加。
【4人目】何度か投下したことはあります そしてまた懲りずに創作中…
【好きカプ】ヒイリリ ゼクノイ トロキャス
【W歴】3年ぐらい…かな
727名無しさん@ピンキー:04/09/22 19:39:49 ID:XXnym1lc
また点呼やってんのかよ

といいつつ参加するw
【5人目】ずっと読み専。一念発起しトロキャス書いてみるも、どうもエロが濃くならず
中断してます。いつかサイト作るか、既存サイトに置ける日が来るといいなと。
【好きカプ】3キャス 69 2攻めなイレギュラーカポー
【W歴】1年半ほど
728名無しさん@ピンキー:04/09/22 22:17:08 ID:8Hp4GEWh
【6人目】他スレではSS書きだが、Wは書いたこと無い。それというのもリアルタイムで一度見ただけだから…
【好きカプ】1リリ、2ヒル、3キャス、4ドロ、5サリ、ゼクノイ、トレアン。
【W歴】 リアルタイムで一度見たきりなので内容は忘れたところが多いが、
なんだか忘れられずにここ覗いてる。キャラは大好き。
729名無しさん@ピンキー:04/09/23 00:47:16 ID:EtKs2uaf
前回参加できなかったので混ぜてくださーい^^

【7人目】ここではROM専・・・です。
【好きカプ】リリーナ受けなら多分なんでも
【W歴】リアルタイムで毎週楽しみにしてました。FAN暦9年になる?
ここには投下したことないけど、実は現在Wでサイト運営してたりもしてます。
730名無しさん@ピンキー:04/09/23 01:02:34 ID:GSOjpsUY
少なくなったなぁ・・・

これから来ると言っても2〜3人だろうし
そうなると合計10人前後だろうなぁ。

前の半分じゃん
731名無しさん@ピンキー:04/09/23 01:16:05 ID:/0mZzU+B
>>724
ぐぐればまあそれについてもいろいろでてくると思う。
漫画と小説でははっきりと書かれているけど、いかんせん映像ではさっぱりでてこないからな…
732名無しさん@ピンキー:04/09/23 01:29:16 ID:IibgcESu
【8人目】この板ではROM専。(某トロワスレには何度か書いたことあるけど)
【好きカプ】ヒイリリ、カトドロ、トロキャス
【W歴】スーパーロボット大戦で知り、ビデオで見てはまる。FAN暦5年前後。
W男女カプ同人イベントにも2回ほど買い専として行きました。
733名無しさん@ピンキー:04/09/23 02:05:36 ID:CF7Czgxa
>730
住人全員が毎日覗いてはいないんじゃないかな?
前に書いたし、という人もいるのでは。
という俺もそうなんだが。でも変わらず好きだぜ(゚∀゚)ラヴィ!!
734名無しさん@ピンキー:04/09/23 02:23:34 ID:TBdMIUMw
【9人目】ROM専。
【好きカプ】ヒイリリ、デュオヒル、五妹
【W歴】放映当時から。初めてアニメ毎週見て、ラジオも聞きました。アニメV買ってました。
OVAエンドレスワルツの発表後ヒイリリで同人デビュー。
今は別ジャンルだけど、いつかもう一冊殺伐とした
ヒイvsリリ・デュオvsヒル本を作りたい。
735名無しさん@ピンキー:04/09/23 03:36:13 ID:jMU2Wh0C
【10人目】ROM専。小説は書きかけて断念、絵を描こうにも
ペンタブレット故障で断念・・・。
【好きカプ】デュオヒル・トロキャス・トレーズレディ。
【W歴】放映当時はあまり興味なかったのでほとんど観ていなかったけど
スパロボの影響でビデオ見て嵌る。FAN歴1年程。
736名無しさん@ピンキー:04/09/23 09:08:35 ID:R9Wzn/Vu
【11人目】ここでは読み専です。SSは書くけどWでは何故かネタが出てこない・・・
【好きカプ】69 五妹
【W歴】CSからなので1年半くらい?
9の一途さと6のストイックな中に見え隠れする情愛に惹かれて以来一押しですよ(;´Д`)ハァハァ
ちなみに五妹はアニメVで知ってお気に入りになりますた。
737名無しさん@ピンキー:04/09/23 13:33:18 ID:tII14PMS
【12人目】
結構頻繁にROMってます。
激しく、SS書く能力に乏しいものだから投下できません…すみませんorz
【好きカプ】
ヒイリリ、デュオヒル、最近サリィ×五も読んでみたい…
【W歴】
8年ぐらい?某アニメ誌を買ったきっかけでエヴァヲタからWヲタに転身(ノ∀`)
738名無しさん@ピンキー:04/09/23 15:07:19 ID:h7Yeofj2
スパロボからってのが少なからずいるのか
ちょっと意外だな
739名無しさん@ピンキー:04/09/23 23:37:11 ID:3RtiofO5
そういえば最近S原さんのサイト見つけた
番外とか、短編があったなぁ・・・

やはり、職人さんが減っているなぁ・・
740名無しさん@ピンキー:04/09/24 01:26:30 ID:GprdwgHc
【13人目】
数日前からここ見てる新参者です。
まだまだ世界観諸々勉強不足なのでROM専。
【好きカプ】
デュオリリが最萌って邪道…?ヒイリリは教授される側です。
【W歴】
2年前ビデオをざっと見て、リリーナに注目。
1年のブランクを挟んで再燃してW同人を求めフラフラ。
1年の間に色々記憶が抜け飛んでしまって
もっとちゃんと見とけばよかった(;´Д` )と後悔の嵐…
741名無しさん@ピンキー:04/09/24 05:30:30 ID:X1kjNYnv
【14人目】ROM専です。

【好きカプ】1番はやっぱ1リリですが、リリ様なら何でも。

【W歴】6年

リリ様至上でサイトやってます。
742名無しさん@ピンキー:04/09/24 08:53:55 ID:bZHakX/h
・15th
ロム専。
紅の海のブタも言ってたように飛ばないブタはただのブタであるからして、
SS投下もしないのにSS書きだと主張するのは意味がないし。

・好き
デュオとかヒルデとかゼクスとかノインとか。キャスリンもいいね。

・歴
4時間てところか? さっき夜を徹してDVD見終わった。
それは冗談として、リアル視聴だから9年てことか。
743名無しさん@ピンキー:04/09/25 14:09:28 ID:+9o2uHSg
最後の書き込みから一日以上・・・
15人ですか、書き込んでない人も含めると18人くらいか
前は20人だったけど今は18・・・やはり過疎化が進んでいますね、このスレは
744名無しさん@ピンキー:04/09/25 16:38:44 ID:+XNXtO2C
仕方ない。もう終了して10年近く経った作品だ。種にかなり住民の移動があったと思われる。
さらに種デスが始まれば、即死確実!
745名無しさん@ピンキー:04/09/25 17:34:20 ID:aLx6XM/M
なんとなく15番目が感じ悪いから止まってるのかと思ったw
746名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:21:45 ID:jk+EPi/I
住民の移動・・・しかしこのスレは長生きして欲しいものですね
でも、こう言っておいて落ちたら目も当てられないけど。

種デスでの即死・・即死を回避する方法は無いかな
でも、即死はしないと確信しているけど

15番目より13番目の方が不吉だと思う
それよか、15番目って不吉な数字だったっけ?
747名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:59:43 ID:uJ5pgDMY
不吉とかでなく、文面の印象の方なんじゃ……
そんな俺は16人目。

【16人目】
以前一度だけSS投下しますた。現在ROM専です。

【好きカプ】
デュオヒル、トロキャス、ゼクノイ、五妹

【W歴】
スパロボαから入ったのは覚えてるんですが……すみません、忘れますた。
748名無しさん@ピンキー:04/09/26 00:00:49 ID:jrGh6XQC
【17人目】ROM専です。

【好きカプ】少し前までヒイ×リリでしたが、
最近は某スレに影響されトロ×マリに・・・いかん炉利は○| ̄|_
ゼク<ノイの純愛もいいかも

【W歴】リアルタイムでちょこっと見て気に入ったので
再放送でほぼみました。
最近ビデオ借りて一話から見直して「やっぱWだよな」と思た。

>>743
過疎化進んでるとか思われるのいやなんで初カキコ。
実際もっと見てるよ。
749名無しさん@ピンキー:04/09/26 02:17:13 ID:1mFXLRJl
では18人目ですよ
750名無しさん@ピンキー:04/09/26 02:37:31 ID:GMl3Yt+i
【19人目】
ROM専

【好きカプ】
ゼク×ノイ、トロ×キャス、ヒイ×リリの順に萌

【W歴】
チャンネルNECOで見たのが最初だから一年前後か?
ちなみにスパロボRでは、ゼクスしか使ってなかったw
あのカットインに惚れた。
751名無しさん@ピンキー:04/09/26 17:54:33 ID:tncX0yt+
では【20人目】Rom専…トロスレでなら、過去に数回投下しました。

【好きカプ】
6×9 キャス×3 4×ドロ 5×梅 
3受801スキーでも有る為か、
お姉様(キャスリンさん)に可愛がられるトロワ、というシチュに萌えてしまう…。
3×キャスでも当然好き。

【W歴】
97年程にSFC版エンドレスデュエルでハマる。
ブランクが何年かあって、今年初頭に最熱。
一応Wサイト持ち。
752名無しさん@ピンキー:04/09/26 18:20:11 ID:BG0kDWqB
【21人目】
読み専

【好きカプ】
カトドロ筆頭にデュオヒル、ゼクノイ、ヒイリリ

【W歴】
本放送時から。ちょこっとブランクを経て再燃し
仲間を増やそうと周りにビデオを貸しまわる日々です。
753名無しさん@ピンキー:04/09/26 18:53:19 ID:vw3UTWFx
デュオタンナンバーゲト!!

22人目です。読み専です。
W歴は7年くらい?
754名無しさん@ピンキー:04/09/26 21:11:13 ID:cunawKwI
>>751
梅て誰…?
本気で分からん
755名無しさん@ピンキー:04/09/26 22:09:22 ID:/h48TeWw
>>751

梅?・・・・誰?
俺も真面目に知らない・・
756751今気が付いた:04/09/26 22:42:32 ID:tncX0yt+
変な辞書が残ってて変換ミス。「妹」です。
757名無しさん@ピンキー:04/09/27 13:50:09 ID:fdtKpFHs
そういえば、デュオは公式でも体験ありなんだよな
758名無しさん@ピンキー:04/09/27 17:00:07 ID:9Jmleper
23人目。ロム専。
全て美味しく頂きます。

>>757
詳細を希望。
759名無しさん@ピンキー:04/09/27 17:24:59 ID:fdtKpFHs
>>758

富岡が代表で答えてる
誰か(メテオより前?)としたみたい

他は違うそうだ・・けど。
760名無しさん@ピンキー:04/09/27 17:31:31 ID:fdtKpFHs
他にも、
最初リリーナとヒイロが行っていた学校は
日本の伊豆半島とのコメント(藁

ちなみに富岡の言う所ではヒイロとリリーナは結婚しないらしい
761名無しさん@ピンキー:04/09/27 17:38:41 ID:V2hZi+L8
どっかの工作員と外務次官?ではどう考えても無理だ罠。
762759〜760:04/09/27 17:44:35 ID:fdtKpFHs
759の訂正

調べ直したら3と5もあるそうだ
勘違いスマソ
763名無しさん@ピンキー:04/09/27 20:45:26 ID:GmbIucW6
>>760
てかくっつくのか自体も疑問だ。
764名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:00:01 ID:EVLI0hDB
くっつく、の定義がよくわからんが(結婚?
765名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:09:05 ID:YsVb1A+C
(゚∀゚)ラヴィ!! な関係になる事さ
766名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:16:06 ID:C4W+9jTa
758です。
>>759-765
ありがとうございます。
大変おいしゅうございました。
767名無しさん@ピンキー:04/09/27 21:19:55 ID:EVLI0hDB
>765
じゃー時間の問題だね!!
まだあの時点じゃ二人とも16、7なんだよな考えてみれば。
もう少しゆっくりとお互いへの感情を育んで欲スィね

>(゚∀゚)ラヴィ!!
言い方が可愛いすぎだよ!!w
768名無しさん@ピンキー:04/09/27 22:10:36 ID:FolmSXdR
自分で2と3と5は関係ありって情報を流していてなんだけど
5と2は何となく解る気がするが3は一体どうやって関係を持ったんだ・・
用兵仲間?それとも敵の女捕虜ゴカーン?
769名無しさん@ピンキー:04/09/27 22:28:20 ID:9O0PQNi7
このスレの最初の方でも同じ話題あった希ガス
770名無しさん@ピンキー:04/09/27 22:48:00 ID:FolmSXdR
>>769

いや、正式な記録は無いのかなって事だったのだけど・・
冷静に考えれば無いか・・・と思いつつも記録は無いのかと言ってみるテスト
771名無しさん@ピンキー:04/09/27 23:16:24 ID:FolmSXdR
職人さんへ
デュヒル希望でソ
(自分で書けるものはエロではないのです・・しかも短いし暗い・・)
772名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:19:10 ID:1xWdDIh/
でもあの記事だと細かい設定があるわけではなく
ただ何となくその時の思いつきで言ってそうな気がする。
たしか同時に5人の身体能力と肉弾戦の順番も言ってたけど
かなり適当そうに言ってた。
トロワは上背があるから強いはずとか何とか
773名無しさん@ピンキー:04/09/28 00:39:00 ID:/Dy8AyNc
>767
(゚∀゚)ラヴィ!!を知らないようだね
是非いってみてみ
ttp://kimishine.ddo.jp/
774名無しさん@ピンキー:04/09/28 07:19:44 ID:kSOlmPTv
>>773

767ではないが行って見た
頭から離れなくなった・・・○| ̄|_・・・orz
775名無しさん@ピンキー:04/09/28 18:44:37 ID:Mh2XA4/P
処で、此処の住人さんは南極の「GOGO!まっくすうぇる」系のお話
(よーするに女体化って奴です)おけですか?
776名無しさん@ピンキー:04/09/28 18:52:40 ID:t2DaE6Mj
>>775
う〜ん詳しくは解らないけどそれは801では?(不確か・・・

前に女体化は801に行け!とどこかのスレで聞いた気が・・・
しかし南○でも漢板にキラの女体化とかあるからなぁ・・・どうなんだろ

個人としてはGPの女体化(特にカトルは)は止めてホスィ・・
いや、なんだかキャロル思い出すから・・・
777名無しさん@ピンキー:04/09/28 18:53:25 ID:hkjvxC3S
女体化自体はおけだが、あの話のデュオはどうも親父臭くて苦手かも。
778名無しさん@ピンキー:04/09/28 18:55:11 ID:hkjvxC3S
>>776
南極では女体化は漢板でも801板でもおけですよ。
つまり801でも普通のエロでもどっちでもないって事では?
779名無しさん@ピンキー:04/09/28 19:14:28 ID:t2DaE6Mj
で、>>775さんは女体化のネタを投下するのかな

俺は↑でGP達の女体ブーな事言ってますが、1と2の女体化は大丈夫ですので
もし投下するならガンガッテくださいね


>>778
俺も今見てきた・・・どちらでもいいでしたね
しかしどちらでもないってのは微妙ですな
でも、SS自体は男女の漢の所に区別されていたからどちらかと言えば普通なのかな・・(又しても微妙)
780名無しさん@ピンキー:04/09/28 19:23:32 ID:tMnoVtAa
ってか南極とここを一緒にして考えるのはやめないか
あくまで南極は南極、ここはここのルールってもんがある。

かといってここでの女体化はOKかNGかどうかは分からんけどな…
781名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:18:32 ID:xQKnJGqQ
エロパロ板見渡してみると、女体化は801板、又は別にスレが立ってるのが
多い希ガス。
自分は苦手なんで、出来れば別物としてわけて頂けると頂けると嬉スィ…。
まあ、あくまでも個人の一意見なんだが。

>>774
同志!!(゚∀゚)ラヴィ!!
782名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:32:22 ID:V3o36hTQ
こんな斜陽でこれ以上スレ増やせませんぜ
801板もSS投下できる感じじゃなさそうだしな。
苦手な方は専用ブラウザであぼーんするなり対処しれ
783名無しさん@ピンキー:04/09/28 20:58:59 ID:66hsUwaI
前に話題になったときは801板でって事になったような。
個人的には801の延長線に見えるのでやはりそちらで願いたいと思うが。
784名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:04:01 ID:hkjvxC3S
でもあっちはSS投下する感じのスレじゃないぞ……?
個人的には>>782に同意。
IDか、作者さんにその時だけコテつけてもらうとかすれば十分対処可能だと思う。
785名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:41:03 ID:2O3cwKJa
確かに最後のSS投下から130以上・・・

ここら辺でSS投下する人いないかね?
786名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:12:00 ID:CJxFwJba
801板にして欲しいです。
専用ブラウザできない人間もいるってことで。
787名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:24:59 ID:rzDuZ9Ql
荒れそうな気がするから女体化は従来どうり801でいいと思う。

てかそもそも誰も投下する、なんて言ってないわけだし。
788名無しさん@ピンキー:04/09/28 22:56:31 ID:2O3cwKJa
じゃあ、俺(私)はこんなシチュがいいなぁとかで語り合いますか
誰も投下しないのなら自給自足をちょっと他人に分け合うみたいな

簡単に言えばこんなシチュは萌え!ってのを発表する・・・ダメか
789名無しさん@ピンキー:04/09/28 23:45:27 ID:M+AWsQxM
ID違いますが775です。

色々御意見有難うございました。
女体化、自分自身は読む方も書く方もわりと好きな方なんですが、
苦手な人が非常に多いネタなんで、話題のすみっこに出ちゃうのもまずいかなぁ
……と考え付いて伺った次第です。

此処ではRom専なので、投下の予定は一切有りません。
それに、へたれでギャグ書きなので、エロ書けませんし。


トロキャスかトレレディ書いてくれる職人さんの降臨を祈りつつ名無しに戻ります…
790名無しさん@ピンキー:04/09/29 14:40:14 ID:FoLVpE2f
勘違いだろうが、このスレはエロパロ板でもっとも腐女子の割合が多い気がする
791S原 ◆7YPAQtxQ/I :04/09/29 21:50:27 ID:PRIZxW9h
点呼応答。2回目です。
【24人目】
SS投稿してます。

【好きカプ】
ヒイロ×リリーナ

大変ご無沙汰しております…orz SSの投下に参りました。
>>739さんのおっしゃる通り、ここに投下させていただいたSSの保管サイトを
某所にて構えてますが、気持ちとしてはあくまで、このスレの投稿者のつもりです。
でも、もし何か不都合がありましたら、その際はどうかご指摘おながいします…


では、以下、相変わらず前振りの長い(;´Д` )SSを投下いたします。
微妙に続き物なんですが、読まなくても多分大丈夫です(w
「ガンダムキャラに萌えるスレ」
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10097/1009782805.html
↑の>366-372 と、このスレの>>56-79と同時間軸のSSです。
 硝子のサンクキングダム――そう呼んだのは誰であったのか。
 言い得て妙だとヒイロは思う。きらきらと、外見ばかり美しくて、見る者にとって
都合のいい像ばかり映す、箱庭細工。そのくせ材質は呆気ない程に脆くて、外から力を
加えてしまえば容易く壊れてしまう。そしてその破片は鋭利で、触れるもの全てを傷つける。
 まるで、『彼女』そのものだと――そこまで思考をめぐらせて、ヒイロ・ユイは強引に意識を
手の中の歴史書へと引き戻した。
 13年前のサンクキングダム滅亡史を記したその本を紐解く気になったのは、決して叙情的
理由からではない。いま現在、まさしくこの本と同じ状況に陥らんとしているこの国で、いかにして
効率的に防衛網を敷くことが出来るか――その参考になればと、他ならぬ国家元首殿の書棚から
拝借してきたのだった。
 活字に目を滑らせながら、ヒイロは脳裏の片隅で己を冷笑する。
 解っている。破壊工作員としての、本来の『ヒイロ・ユイ』は、この行為に――サンクキングダムを
一秒でも長く存続させようとする、己の思惑を常に糾弾している。
 この国の盛衰など、自身に一片の関係もない。
 そして、この国はもはや、長くはない。
 ――そんなことは、最初から承知していた。
 なのに自分は、リリーナを助ける事に手を貸した。「トロワの捜索」を請け負うという彼女の言葉を
『根拠』にして、モビルスーツまで出して、彼女をOZの侵攻から守り抜いた。
 その理由はなんだったのか――。
 そこで、ヒイロはまたもや、思考を停止させる。それは、ほとんど習性に近かった。散文的事象
以外の――特に内省的な思惟をめぐらすことを、彼は不得手としていた。
 『任務』以外の事を考える経験に乏しかったが故に、いま現在の自分自身を、ヒイロはどうしようも
なく持て余していたのだ。
 だが、元よりそんな物はガンダムのパイロットには不要なのだと。
 己の立ち位置を正当化させ、ヒイロ・ユイは自身の闇から目をそむけ続ける――。

 
 
 中庭のベンチに注ぐ初秋の陽射しはやわらかく、吹き抜ける風は優しくヒイロの髪をなぶる。
 そして、そこに降ってきたのは、未だに耳慣れない、少女のものとしては低めな、落ち着いた声。
「こんなところにいたの……」
 マゼンタと白のコントラストが映える学園の制服に身を包み、ゆっくりと歩み寄ってきたのは、
先までヒイロが思考をめぐらせていた当の相手に他ならなかった。
「リリーナ……」
 低くかすれた声で、ヒイロは少女の名を呟く。いま、世界で最も有名な、最年少の国家元首。
 はにかむように笑いながら、リリーナ・ピースクラフトは彼の顔を覗き込み、伺いを立てる。
「隣、いいかしら」
 それに対してかえすのは、我ながら馬鹿げていると思うくらい平坦な、しかし当然の応え。
「――好きにしろ。ここはおまえの国だ」
 その言葉に、リリーナは少し寂しそうに――そして、諦めにも似た苦笑の表情を閃かせる。
 だが、彼の言葉に返す彼女の口調は、表情とは対照的に軽やかだった。人ひとり分ほどの
距離を開けて、彼女はベンチに腰を降ろした。

 そこから、奇妙な空白の間が続いた。居心地の良いような、悪いような――ヒイロにも納得の
いかない、矛盾した感情が胸の中に満ちていく。
 ヒイロは一瞬だけ彼女の方を盗み見る。光を弾いてけぶる睫毛や、少女らしく隆起した胸の
厚み――そして、白いフレアスカートから伸びる、すんなりとしたふくらはぎ。そんなものが一瞬で
ヒイロの視覚に焼きつき、彼は、その事実に著しく戸惑いを覚えた。
 そんな彼の動揺も知らずに、リリーナはふわりと彼に笑いかける。
「ヒイロ、どうしてわたくしの国にいてくださるの? 以前のあなたなら、わたくしがいくら
止めても、すぐ戦いに行ってしまったでしょう」
 疑問形を取りながらも、その実、リリーナは返答を期待していないようだった。ヒイロのことばも
待たず、淡々と言葉を続ける。
「宇宙に帰っていたのね。でもあなたの故郷は、あなたに優しくはなかった。……つらかったの
でしょう?」

 ――それは、どうだろう――?
 彼女にそう言われて、ヒイロは半瞬、自問する。【トレーズ暗殺によるOZ打倒】という
シナリオも瓦解し、目的を失った事は確かだった。その事に対する苦痛や迷いは、なるほど
自分の中に存在している事も認める。しかし自分は――はたして、そんな事がつらかったの
だろうか?
 彼女の意外な言葉に、思わずヒイロは、隣に座る少女を見つめる。
 リリーナはその視線を受けて、淡く透明な微笑を浮かべた。
 虚を突かれたヒイロは、彼にしては呆然とした表情で、眼前の少女に視線を注ぐ。
 ヒイロの沈黙がいつものように拒絶を含んでいない事に気がつき、リリーナは先刻とは違う
種類の笑みを返してきた。それは先刻からの、どの表情とも違う、思わず目を惹かれるような、
嬉しそうな笑顔だった。
 わずかに目を見開くヒイロに、彼女は告げる。
「それでもヒイロは戦う事をやめないのですね。その厳しさを秘めた瞳は、初めて会った時から
変わっていないもの」
 その言葉に、慄然とした。
 彼女の中で、一体どれほど、自分は「強い存在」となりはてていたのだろう?
 リリーナという少女は、どうしてそこまで自分を――ヒイロ・ユイを評価するのだろう?
 ……認識が熱となって、思考回路を侵蝕する。ぐるぐると空回る、意味のない単語の羅列。

 ――それはまるで、屈辱にも似ていた。

「俺は……」
 続く言葉も思いつかぬまま、つぶやくヒイロ。
 少女は何も言わぬまま、ただその続きを待っている。
 同じ高さで交わり続ける、群青と海色の視線。
 粘土を噛み潰したかのように口内で溜まる沈黙と、対照的に肌にそよぐさわやかな風の感触――。
 その落差に、いらいらした。制御のつかぬ感情を彼女にぶつけてしまいそうな自分の衝動が
理解できず、ヒイロは呆然と目前の少女を凝視している。

 ――しかしその沈黙は、半瞬の後に破られた。自信と高慢さに満ち溢れた少女の問いかけによって。
「お話中失礼いたします、リリーナ様」
 声音からは微塵も恐縮など伺えないが、完璧で一ミリの隙も無い礼儀作法と共に。
敵地からの賓客は、優雅に微笑んだ。
「ドロシー……、なにか御用でも?」
 ――ドロシー・カタロニア。秘密結社OZの母体組織である、ロームフェラ財団幹部の血縁。
 しかし、リリーナが推し進める平和教育を受講すべく自らサンクキングダムに滞在し、
緊張と混乱の種を密かにまき続ける、はた迷惑な内憂のひとつ。

 一瞬、表情を探るように視線を向けてきたドロシーを、ヒイロは鉄壁の無表情で意識から
跳ね除ける。
 そのことに大して興味も示さず、ドロシーは、とっておきの爆弾を投下するかのように
嬉々として、リリーナに一通の封書を差し出した。

「ロームフェラ財団からの招待状です」


                   ○●○●○


 その場で開封し、読み上げた内容は、『ばかばかしい』の一語に尽きた。
「おまえは――あんな陳腐な罠の口上にひっかかるつもりか」
 不機嫌すれすれの、詰問の半歩手前の語調で、ヒイロは目の前の少女に口を開く。中庭の
ベンチから歩を移し、彼女の執務室までついてきてしまった自分のうかつさに気付く事も無く。
「……ロームフェラ財団は――デルマイユ侯爵は、サンクキングダムに助言を求めてきたのです。
これに対して拒絶をすることは、サンクキングダムの選択肢にはありません。」
「殺されるのが解っていてか?」
「――」
 執務机に着席している少女の瞳に怒気が閃き、正面に憤然と佇む(たたずむ)ヒイロを
見据える。しかし、ヒイロは黙さない。
「あのロームフェラが、そんな殊勝な真似をするはずがないだろう。その程度の事も判断が
つかないくらい莫迦でもあるまい。ならば、その思惑に乗ってやるメリットは、いったいなんだ?」
 リリーナは短く首を振り、目の前の少年を諭すように、強く言葉をつなげた。
「そうではない。そうではないのよ、ヒイロ。そんな風に人を最初から疑ってかかるのは、
完全平和主義の考えには存在しないの。彼らが手を差し伸べてきた――そして、それを振り払う
事は、この国のあり方を否定する事に他ならない」
「建前のお題目は止せ、リリーナ」
 一刀両断に言を否定され、リリーナはますます瞳の力を強くする。
 しかし、それに気圧されるヒイロではなかった。彼はまっすぐにリリーナを視線で射抜き、
彼女の詭弁を完膚なきまで叩きのめす。
「自分が納得していない論理で、他者を論破できると思うな」
「―――!!」
 真っ赤にそまる、繊細な美貌。淑女たる彼女らしくも無く、大きな音を立てて立ち上がり、
わずかに目をすがめて浮かべる彼女の表情は、ようやく歳相応の物になっていた。有体に
言ってしまえば――リリーナは、とても口惜しそうな表情をしていたのだ。
 ヒイロは心の奥で、ひそかに溜飲を下げる。この国に来てからずっと主導権を握られて
いた事に対する、ささやかな意趣返しにすぎなかったが、それでも予想以上の効果をあげた事に
ヒイロ・ユイは満足した。――次元の低い言い争いではあるが……。
 それでも、彼が告げた現状評価は、決してその場限りの嫌味などではない。
 彼女は――リリーナは、サンクキングダムが標榜する「完全平和主義」を、完全に己の信念と
していない。少なくとも、その基本概念はともかく、今回のようなあからさまな謀略をいなす
ことができる程には、その理念を自らの思考の血肉と化してはいないだろう。
 表層的な定義で今回のような微妙な外交問題を判断する危険性を、ヒイロは彼女に理路整然と
語る。リリーナはその内容を受け止めながら、観念したかのようにうなだれていた。
「――わかっただろう。おまえのやろうとしていることが、どれだけ無為で短慮なものだったかを。
理解したのなら、安易に招待など受けないことだ」
 何故、自分はこんなことを親切にも告げてやっているのだろう。売り言葉に買い言葉だった
とはいえ、そんな義理が在ろうはずも無いものを。
 ――そんな自嘲を後半は覚えながらも、ヒイロは仏頂面で眼前の少女をながめやる。
 リリーナは俯き加減だった視線をゆっくりとあげ、固い表情で彼を正面から見据えた。
 そして――彼女は、首を振る。
「招待は、お受けします。これは決定事項です、ヒイロ・ユイ。ご意見は良く胸にとどめておきます」

 空気が凍った。唖然として思わず目を見開いたヒイロに、リリーナは薄く微笑みかける。
その表情に既視感を覚え、ヒイロは己の記憶を目まぐるしくまさぐった。それは――公的な、
『王女としての』対外的な笑みなのだと気がつき、ヒイロは盛大に舌打ちを漏らす。
 自分がしくじったことを、ヒイロは悟った。彼女の表情は、一切の拒絶に他ならなかった。
 ――お互いに意地を張っている。そんな事は承知していた。だが、自分がここで引く気が
無いのと同様、彼女もまた、自説を曲げるようなことはしないだろう。その点において、彼女と
ヒイロがまったくの同類なのだと言う事は、不本意ながら、すでに経験によって確認済みだった。
 ヒイロは深く深く息を継ぎ、身内に溜まる脱力感を少しでも吐き出さんと、強張っていた
全身の筋肉を弛緩させる。
 目前でつかれた盛大な溜息に、王女殿下は小さく眉を上げた。
「どうしました? そろそろ呆れてきましたか?」
「そんな感慨は、この国に入る前からとっくに済ませてきている」
 無造作な切り替えしに、大して気分を害した様子も見せず、リリーナの唇は綺麗な弧を形作る。
「ひどいわね。では……どうして」

 一瞬の、間。

「どうして、あなたは……この国に――サンクキングダムにいらっしゃったの? ヒイロ」


《……どうして、わたくしの国にいてくださるの?》

 それは、意味を等しくする、彼が現れてよりの問題全てに対する、根幹の問いかけだった。
 その表情と声音ほど、リリーナは余裕を持っておらず。
 そしてそんな彼女の様子に気がつく為の冷静さを、ヒイロ・ユイは欠いていた。
 ――しん、と。殺気すら帯電していそうな沈黙が、二人の間に横たわる。その距離は
二メートルも存在しない。視線だけで人間が殺せるのだとしたら、ヒイロはとうに数十回
リリーナを射殺している事だろう。
 だが、それはリリーナも同様だった。
 彼の鋭すぎる眼光に臆する事も無く、泰然と受け止め、流すことができる少女など、リリーナの
ほかに存在するはずも無かった。

「……ヒイロは、この国が嫌いですか?」
「――前にも、言ったと思うが。俺の頭に完全平和は無い。ガンダムは戦うためにある」
「反抗の象徴である、『ガンダム』は――そうね。では、あなたは?」
「――」
「あなたは? ヒイロ・ユイ」
「……俺は、ガンダムのパイロットだ」
「そんなことを聞いているのではないわ、ヒイロ」
 視線を一秒たりとも外す事無く。外せば喰われるとでも言わんばかりに。
「あなたは、どうなの? 誰に命令されているのでもない、誰に強要されているのではない
――任務とか、大義名分とか――そういったものを全て取り除いたあなたは……」
「リリーナ!!」
 彼の悲鳴にも似た制止に、リリーナは素直に口を閉ざした。
「――何故だ」
「……」
「何故、お前は俺を追い詰める――」
 ヒイロは大きく首を振る。
「何故、俺を……俺の中から、俺も知らない『俺』をさらけ出そうとする? 俺は……俺は……」
 怒りで真っ白になりそうな意識を、気力と自負で押さえ込む。目前の少女がわずかに目を
みはる様にも、気付く余裕はなく――。
「もう――たくさんだ。お前に……お前に、俺の何がわかる……っ!」
 怒りは、彼女に向けての物などではない。それは、ヒイロ・ユイ自身に対する怒りだった。
 リリーナ・ピースクラフトごときに己の脆弱な部分にまで踏み込まれ、こうして惨めな
狼狽振りを露呈している。そんな己の愚かしさにウンザリしていた。
 己の弱さが――これほどの醜態を晒す自身の脆弱さが、吐き気を覚える程厭わしかった。


 痛々しく揺れる彼の瞳に罪悪感を強く感じながら、リリーナは一歩、足を踏み出す。
 わずかの距離を詰めるのは、3歩で足りた。リリーナはヒイロの虚を突き、服が触れ合う
ぎりぎりのところにまで彼に近づいた。
 この近レンジに、普段の彼ならば決して侵入を許すはずもなく――。
 それだけに、彼の動揺の深さが慮られた。
「ヒイロ」
 何を言うべきかも、何を応えるべきかも迷いながら。
 それでも、いま自分が彼に対して持っているすべての感情を込めて、リリーナは彼の名を呼んだ。


「――リ、リ」
 喉の奥からようやく搾り出した、かすれた声。その響きが現実感覚を麻痺させるトリガーに
なるなどと、ヒイロ・ユイはこの瞬間まで、爪の先ほども思っていなかった。
 刹那の空白が意識下に形成され――そして、ヒイロは硬直する。
 己の置かれている状況を自覚して。

 ――ふわりと、花のような芳香がヒイロの鼻腔を刺激する。
 腕の中にすっぽりとおさまる、やわらかくて暖かい重み。
 手の指をすり抜ける、滑らかな絹糸のような感触。
 ……吐息がかかるほどの場所にある、奇跡のような存在を己の胸の中に引き寄せているのだと。
 ヒイロがそれを自覚したのは、それからたっぷり1分は経ってからだった。
 腕の中の少女は逃げるそぶりも、応える気配も見せずに、ただじっとそのまま彼の肩口に
額をあてている。
 呆然としたまま彼女の顔を覗き込むと、リリーナは瞳を閉じていた。長い睫毛の影が落ちる
頬は、紅を刷いたように薄赤くそまり、彼女の可憐さを引き立てている。そして、わずかに
目尻に溜まる涙の滴を見た瞬間。ヒイロは彼女の上腕部を握り締めていた指に、意図せず力を
入れてしまった。
 まるでそれが合図だったかのように、リリーナは目を見開き、ヒイロと視線をあわせる。
 鼻先に感じる、互いの吐息。
 必然のように、それは唇で溶けあい、絡み合った。

 ただ唇を重ねるのではなく。互いに舌を貪るほど深くも無く。
 それは、「食み合う」という表現が、もっともしっくりとするかもしれない。
 相手の体温と。
 生々しい触感と。
 そして舌先に温む、体液のぬめり。
 決して初めて味わうものではないというのに、言葉に尽くせぬ、未知の衝動が己の奥から
せり上がってくる。
 決して視線はそらさぬまま。半ば、陶然とした表情を浮かべながら。
 ヒイロは彼女の――そして、リリーナは彼の存在を夢中で受け止めていた。


 長くも短くも無い、偶然を装ったにしては不自然すぎるほどの「接触」から身を引いたのは、
リリーナの方が先だった。顎を引き、それでも視線は逸らさずに、リリーナは腕を突いて
姿勢を立て直す。先ほどと少しも変わらぬ凛とした風情の中、だが一ヶ所だけ、明らかに
異なっている部分がヒイロの目を惹いた。
 それは、彼の唾液に濡れた彼女の唇だった。窓から差す淡い光を弾いて、艶やかな色合いを
映すその様子に、ヒイロ・ユイは眉根をわずかにゆがめた。
「――何故だ……」
 言葉は先刻の繰り返しだが、その声質は著しく異なっていた。それは疑問でも吐露でもなく
――ほとんど独白に近かったからだ。
 リリーナは小さく首を傾けて微笑み、そして、その表情のまま低く呟いた。

「わたくし、知りたいの。貴方のことを」
 それは、以前にも聞いた言葉だった。その時ヒイロは、返答として彼女に銃を突きつけた。
 だが、今は――。
「無駄だ。お前の望む返答など、俺は持っていない」
「そう思っているのは、貴方だけではなくて? ヒイロ」
 拒絶の言葉とは裏腹に、ヒイロの指は彼女の腕を掴んで放さず。そしてリリーナは正面から
彼を見つめたまま。
「貴方はさっき、『自分の何がわかる』のかと、言っていたでしょう? でもそれはわたくし
だって同じだわ。ヒイロ、貴方に、わたくしの何がわかるというの?」
「――――」
 言葉も無く彼女を注視するヒイロに構わず、リリーナは言を継ぐ。

「別に、『あなただから解らない』といっている訳ではないわ。誰だって、他人のことなんて
そう簡単に解るはずもない。だけど――【解ろうとする努力】をするからこそ、人はお互いに
歩み寄れるものなのだと――わたくしはそう思っています。」
 先刻の、恍惚とした眼差しはどこへやら。今では強い意志の光を宿した碧玉の瞳が、
ヒイロを射抜くかのごとく見据えている。
「けれど……あなたは誰の事も、何もかも、『解ろう』としていない。わかるつもりも無い。
それは、その方が楽だから。他人に触れ合わずにいれば、自分が傷つく事も無い。それなのに
――他人を理解するつもりも無いくせに、自分のことだけ解かって貰おうとするなんて――。
それは随分虫のいい話ではなくて?」
 目前で語りかけてくる彼女の声はわずかに低く、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
それは滑らかにヒイロの耳朶をくすぐる、柔らかな物だったが――その声質に似つかわしくない、
手厳しい糾弾に、ヒイロは完全に呑まれていた。
 だがリリーナはそんな彼に笑みを向け、そっと彼の胸に手を置いた。
「でも……それでも。――いいえ、だからこそ、わたくしは貴方の事が知りたいと思っているわ」
「どうして」
 間髪入れぬ合いの手に、リリーナは軽く頷いた。
「貴方にも、わたくしの事を知って欲しいと思うから。」
 瞬間、返答に窮するほど簡潔な答えに、ヒイロは思わず目を見開いた。
 彼の様子を意に介した風も無く、リリーナはあでやかな表情と共に続ける。
「そして、貴方とわたくしが『解り合う』事ができると信じたいから」
「そんなことが――できるものか……」
 半ば反射的に悪態をつくヒイロ。しかしリリーナは、いたずらっぽく目を細める。
「いいえ、できます。だって、あなたは今、こうしてここにいる」
「――――……リリーナ?」
 目の前の少女が頭(こうべ)をたれ、うつむき加減になる所作を、止める事も出来ず。
 再び彼女の額が肩口に落ち、艶やかなライトブラウンの髪が二の腕をくすぐる感触を、
硬直したまま甘受する。

「ドーリアンのお義父さまは亡くなってしまった。わたくしの本当の両親も――コロニーの
英雄ヒイロ・ユイも。亡くなってしまった方々とはもう、決して言葉を交わすことはできない。」
 彼女の表情は良く見えない。だが――。 
「でも、あなたは、生きている――生きて、こうしてわたくしの目の前に居る。」
「――ああ」
 彼女の腕を掴んでいた手を、ヒイロはゆっくりと放し――そのまま、彼女の背にそっと回した。
 リリーナはわずかに身じろぐだけで、拒絶するそぶりをまったく見せない。
「それなら――いくらでも機会はあるはずだわ。貴方のことを知る機会も、わたくしのことを
知ってもらう機会も」
 リリーナは、つと、視線を上げた。その頬はわずかに上気しており、なにかの決意に満ちた
紫紺の瞳は心なしか潤んで光を弾いている。
 少女が鷹揚に頷き、頬に羞恥の朱を昇らせる様を認めて、ヒイロ・ユイは苦笑した。

「何を――考えている」
「多分、貴方と同じ事を」
「本気か? ――これだけ挑発しておいて、あとで怖気づいたなんてことを言っても、今さら
聞く耳を持つ気はないぞ」
「それはないと――思います。努力しますから」
「――努力、か」
「あ、その、いいえ。そうではなくて――その……」
「だから?」
「ヒイロ、茶化さないで! 努力というより……覚悟というか、ふんぎりというか……お願い
だから、これ以上言わせないで頂戴」
 そう言うと、リリーナは彼の胸に体重を預けてきた。ヒイロの胸元で制服を掴んでいた指が
小刻みに震え、耳からうなじにかけては、まるで湯気を噴出しそうなほどの鮮紅色に染まっている。
 うっすらと金色の産毛に覆われた、無防備で柔らかな急所――。

 ヒイロは殆ど無自覚のまま、誘われるかのように、そのかわいらしい耳たぶに吸い付いた。
唇で輪郭をなぞり、尖らせた舌を耳の穴にためらいもせず差し入れる。
「きゃっ!? あ、やだ、そこっ……」
 だが、言葉とは裏腹に。ヒイロから逃れるどころか、かえって彼にしがみ付きながら、
リリーナはびくびくと全身を震わせる。
 彼女が返す予想以上の反応に気をよくしたヒイロは、なおも彼女の過敏な性感帯を舐めねぶる。
「あ、ぁ……ん、んんっ!!」
 刺激の強さに、リリーナは大きく仰け反ろうとした。だが、背に回るヒイロの腕は、彼女が
逃れる事を許さない。
 腕に絡む彼女の髪ごと、ヒイロは幾度も彼女の背筋を撫でさすった。あたかも、彼女を
宥めるかのように――。

 そして、耳を弄ることに飽いた唇と舌は頬を伝い、彼女の可憐な『それ』にたどりつく。
 本日二度目の、より一層、深い口づけ。
 先刻とは違い、奥の方まで手前勝手に舌を割り込ませ、彼女の咥内を存分にまさぐり続ける。
上あごをざらついた味蕾でこすり、歯の付け根や舌の裏に自分のそれをなすりつけていく。
 それに応えるかのように、わずかに抗議とも取れる、くぐもった喘ぎをリリーナは漏らす。
 だが、その響きをヒイロは意に介さない。先に宣言した通り――。
「ん――ん、ふぅ、ん……」
 言葉にならぬリリーナの声が、鼻から漏れる。しかし、そこに苦痛の色彩はかけらも存在
しない。それどころか、徐々に熱っぽさを帯びるその様子は、ヒイロの舌技から躊躇を一切
取り除いていく。

 そして、リリーナはとうとう、完全に陥落した。
 ぴちゃぴちゃと、時折からむ水音が音量を増す。彼が撹拌するだけでなく、彼女の舌も
また、ヒイロに応えて積極的に絡められたのだ。

 食みあい、擦れあい、突付きあい――そして、相手の咥内を求め、嘗めしゃぶる、
ふたつの赤い舌。
 半眼で相手の様子を伺いながら、陶酔のままに唇を貪りあう少年と少女の様子は、ある意味、
崇高な儀式にふけっているようにも取れなくは無かった。
 鼻にかかる媚声と、切ない吐息と、湿り気を帯びた喘ぎがブレンドされた双方の声が、
およそ最も似つかわしくない学園の執務室で、音高く反響する。煙るような午後の陽光は
彼らの足元ではかなく踊り、リリーナの髪を時々きらきらと通り過ぎていく。ヒイロは
彼女の髪を時おり戯れに撫ぜながら、光に透けるその様を横目で見つつ、目元だけで笑う。

 それから5分も過ぎただろうか。
 ようやく満足したのか、ヒイロはちろちろと名残に震える舌を、リリーナの唇から
抜き取った。同時にブレザーの襟元から手を滑らせ、ブラウス越しにリリーナの胸を
ゆるく揉みしだく。
「え……あ、やっ……!!」
 口づけの名残に呆けていたリリーナは、かろうじて拒絶の言葉を口に昇らせはしたのだが、
身体は彼女のいう事を聞いてくれないようだ。
 わずかにもがく彼女の動きを利用しながら、ヒイロは後ろからリリーナを羽交い絞めに
して、抵抗を封じ込めた。それからヒイロの指は巧みに布地をかいくぐり、大して制服を
乱れさせもせずに、直接彼女の肌に触れていく。
 ヒイロの固い指が、柔らかなふくらみの輪郭をなぞり、敏感な尖りを探し当てる。二度、三度と
しごいてやると、リリーナは喉の奥で息を詰めて硬直した。
 瞬く間に勃ちあがるこりこりとした感触に、ヒイロは我知らず笑みをこぼす。直接見えない
のが惜しいほどだ。おそらく、この禁断の果実はこれ以上に無いほど赤く色づき、彼を誘う
かの如く揺れていることだろう。
 ヒイロは指の股で乳首をはさみながら、円を描くように彼女の乳房をこね回す。小柄な
肢体に相応の薄い胸は、それでも確かな質感と重みをヒイロの掌に感じさせてくれる。
「あ……あ、あ、あぁっ…!! ん、んんっ…、ふぁぁあっ……!」
 熱を振り払うかのように何度も大きく首を振り、ヒイロの手の甲に爪を立てながら、
リリーナは力無く抗う。しかし、もはや足にも力が入らないのか、すでに背をヒイロに
預け、自力では立つのがやっとという風情だった。
 目の前で赤く染まる耳を再び甘噛みし、ヒイロはリリーナの太腿の間に己のそれを
滑り込ませた。
 支える目的が半分。そして、残りは――。
「あ、い、いや。嫌ぁ……ヒイロ、そこは、駄目……」
 耳裏を這う生暖かい感触と、幾度も股間を圧迫される強い刺激に、リリーナはびくりと
大きく背を弾けさせた。
 そんな彼女の哀願を意に介した風もなく、ヒイロは彼女を堪能する手を止めない。
 逃れられぬよう、顎を固定するべく回した左手の中指を、ヒイロは彼女の小さな口内に
差し込んだ。戸惑いながらもそっと指をくわえ、舌をすり寄せる彼女の様子に、ヒイロは
満足げに頷いた。そしてその間、右手は絶えずリリーナの胸を、頂(いただき)ごと
愛撫し続ける。
「は……ん、ふぅ……ん――」
 『ちゅぷ』『くち』と、まるで下肢の付け根を犯しているような水音と共に、ヒイロは
指を幾度も彼女の咥内から抜き差しする。擬似的な性行為に興奮してきたのか、もじもじと
身震いするリリーナは、腿の間で存在を主張する彼の足に同調しながら、腰を揺らす。
「あ、ふぁあ……あ、ダメ、駄目……あふ、んんっ…はぷっ……」
 リズミカルに胸を交互に揉み上げられ、上あごの粘膜をこそげられ、そして最奥の秘処は
擦られてじんじんと熱を持っている。理性と常識が、快楽の熱に塗りつぶされていくのが解る
のだが、リリーナにはそれに抗う気力が剥がれ落ちかけている。
 それでも、どうしても――。
「あ、……あ、ヒイ……ロ…。ヒイロぉ……」
「どうした」
 憎らしいくらいに冷静な声で応えるヒイロに、リリーナは最後の気力を振り絞って懇願した。
「お願い、待って……、こ、こんなの……ダメ」
「――待つ気は無いと、言ったはずだが」
 言葉と共に、まるで揶揄するかのごとく、乳首を強く捻り上げるヒイロ。
 喉の奥で甘い悲鳴を詰まらせながら、リリーナは何度も首を振った。
「だって、まさかここで――こんなところで今すぐに、だなんて思っていなかったんですもの……」
 その言葉に、ヒイロは軽く鼻を鳴らす。
「俺も、そんなつもりはなかったんだがな」
「でも――あ、だったら……お願い……せめて、せめてどこか、ベッドに連れて行って……!」
 それはある意味、妥当な要求であったと言えるし、リリーナに非はまったく存在しない。
 だが――。
「……断る」
 と、酷薄に応えるヒイロ。

「もう――待てない」

 ――今となっては、もはや、衝動を押しとどめることは不可能だった。



 ヒイロは右手を、そのまま彼女の下肢へと向かわせた。サイドからフレアスカートを捲り
上げ、リリーナが抗う間もなく、指を彼女の最奥へと割り込ませる。
「――あ、やぁぁーーーっ!!」
 ヒイロの意図を察したリリーナは、身体を幾度もよじりながら、彼から逃れようとあがく。
しかし、さほど体格差は無いはずなのに、彼女を羽交い絞めにするヒイロの腕はびくともしない。
 彼女の抵抗も空しく、ヒイロの指はリリーナの奥まった部分に届いてしまう。
 ひたりと指に伝わる感触で、リリーナの下着と、内股部分がぐっしょりと濡れそぼっている
事に気がつき、ヒイロはにやりと唇をゆがめた。
 だがあえて指摘するような事はせず、ヒイロはショーツの脇から指を差し入れる。
「ひっ!! ああぁ、あんっ…」
 指ですくえるほどの愛蜜の量を確認して、ヒイロは穿つ指の本数を3本に増やした。
親指の腹で敏感なクリトリスを刺激しながら、ざらつく膣奥の急所を幾度も攻め立てる。
 リリーナの、躰の反応は顕著だった。彼の胸にしなだれかかる脱力した肢体とは裏腹に、
愉悦に蠕動する襞肉はヒイロの指を締め付け、まるで食いちぎらんばかりなのだ。しかし、
それ以上に溢れる淫液は、彼女の体奥で蠢めくヒイロの指を助長する。ひくり、ひくりと
喉を鳴らし、全身をびりびりと震わせながら、小ぶりな唇から彼女が漏らす声音は、これ
以上にない程に蕩けきり、ヒイロの股間をも強く刺激し、いきり立たせる。
「あ、あっ、あぁぁあ……あんっ! あぁんっ!! あ、やっ、やぁぁ」
 細い腰が、快感に大きく揺れている。わずかに薫る、甘い汗の匂い。そして、聴覚と
視覚の刺激は、ヒイロの中にある何かを強く揺さぶっていく。

 リリーナはがくがくと全身を震わせ、膣内で蠢くヒイロの指を強く締め付けた。呼気が
早くなり、大きく肩を上下させているのは、一度絶頂に達してしまったからだろう。
 指を抜き取ると、リリーナの身体がずるずると下がっていく。床につく寸前のところで
ヒイロは彼女の腕を引っ張り上げ、執務机の上にもたせかけた。
 どうやら彼女は足の力が萎えてしまって、まともに立てないようだ。
「――リリーナ、足を開け」
「は、はいっ……」
 素直な返事と共に、かろうじて身じろぐリリーナ。しかし、どうやらそれは、ほとんど
反射的な行為だったらしい。彼の言いなりになって尻を突き出す形になった事に、彼女が
気がついた様子は無い。
 ヒイロは苦笑を噛み殺した。堅牢だと自身が固く信じていた自制が、見る影も無く霧散
しているのは、否定しようも無い事実だった。
 ヒイロは己の欲望の証を取り出し、彼女を後背から抱き締めた。
「あ、あ、やだっ…嫌、それっ……」
 即座にあてがわれた熱く固い物の存在感が、リリーナの全身を強張らせた。熱に
浮かされた思考回路の中で、かろうじてその正体に思い当たったらしく、リリーナは
大きく目を見開いた。

「逆らわずに力を抜け。……苦痛を与えたいわけじゃない」
「ちが……違う、違うの……。本当は嫌ではないんです……けど、だけど、わたくし……」
「――……」
「こんな格好は、イヤ……」
 首を捻って彼を仰ぎ見るリリーナの様子に、ヒイロは身体の奥にある熱の塊が
脈打つのを認識する。それは奇妙に痛みを覚え、締め付けられるような圧迫感を感じさせる
くせに――それでいて、どうしようもなく甘く、そしてほろ苦い。
「リリーナ」
「ヒイロ……あ、あぁっ!?」
 花弁にかすめていた指を肉芽にスライドさせながら、随分と気に入ったのか、ヒイロは
彼女の耳朶を何度も音をたてて嘗めねぶる。
 そして――ヒイロは低く呟いた。
「もう遅い。諦めろ」
 言うなり、すでに弾けんばかりに硬度を増した怒張を、ゆっくりとヒイロは突き上げた。
 下着をずらした隙間から、ヒイロの熱棒が押し入ってくる感触に、リリーナはぶるぶると
全身を揺らす。
 圧迫感の強い、少女の未熟な肉筒は、だがしかし、初めての時ほどヒイロを拒絶している
わけではない。充分すぎる程のぬめりと、何より、彼女自身の協力が、ヒイロの侵入を
容易にしてくれている。
 勿論、その事実にヒイロは気がついていた。
 自分でも不思議なほどの昂揚感と――そして、欲望と共に。
「あ、あっ……んあぁっ! あ、やぁ……ヒイロ……」
 こぼれる声は、すでにこれ以上に無いほど高く、糖度を増している。
 ヒイロの肉棒を飲み込み、自らも熱く脈打つリリーナの身体にも問題はないと踏み、ヒイロは
彼女の腰に手をかけた。
「リリーナ――いくぞ。つらくなったら言え」
「は…はい……」
 こくこくと、慌てたように頷きながらリリーナは俯く。両肘で上体を支える彼女の、形よい
ヒップをたどりながら、ヒイロは上下の律動を開始した。
 
 みちみちと巻き込むような膣襞の動きは、ヒイロの昂ぶりに深い愉悦をもたらしている。最初は
ゆったりとしたテンポにしていたが、やがてヒイロは注送の速度や動きに緩急をつけ始めた。
 幾度か強く突き上げたかと思えば、ねじりこむように深く腰と膝を使う。
 当初は緊張に強張っていたリリーナも、徐々に慣れてきたのか、彼の動きと呼吸をあわせている。
 くちゅくちゅという卑猥な水音と、制服の服地が擦れて生まれる衣擦れの音。そして、
ふたりのかすれた喘ぎ声が、重厚な理事長室の壁に反射して、より淫蕩な空気を醸し出す。
「ん、んんっ……は、あぁ、あっ…」
「は、ふ、ぅ……うぁっ……あ、あ、はぁ……リ、リリーナ…」
 クルミ材の机上にこぼれる亜麻色の髪へ、ぱらぱらと汗の滴が降り注ぐ様子を視界に
入れながら、ヒイロは悦楽を貪る事に没頭し始めた。
 痛々しいほどに強くデスク握り締めている、彼女の指。その上から己の手でそっと包み込み、
もう片方の手で、彼女の胸をブラウスごと揉みほぐす。
 艶やかな髪から垣間見える盆のくぼみに舌を這わせると、彼女がびりっと背を反り返らせる。
その様子に口の端を歪めながら、幾度もねじるように、ヒイロはリリーナの中に自身の剛直を
たたき込んだ。
 天井のざらざらとした部分を意図的に、重点的に攻めれば、彼女の締まりと感度は一気に
高まった。まだ片手指の数すらも抱いていないというのに、ヒイロはすでに彼女の弱い部分を
把握しつつあった。

「あ、やんっ……あ、ヒイロぉ……」
 ――すでに呂律が怪しくなっている彼女の声は、これ以上に無いほどに艶っぽく――。
「ヒイロっ、駄目、そこはっ……あ、あぁっ、ん、いやぁっ!!」
「本当に駄目なのか? ……ふ、凄いな……こんなに強く…」
 ――懇願するすみれ色の瞳は隠しようも無く快楽に潤み、ぬれそぼる珊瑚色の唇がわななく
様子は、どうしようもなくヒイロの情欲を煽っていく。
 彼女の背に密着するように前傾姿勢をとり、強く膣口付近を刺激してやると、リリーナは
より一層、切なげな悲鳴をあげた。
「ひんっ…! いや、ダメ、ヒイロっ! そんなことしては、イヤ…っ!」
「……この辺も弱いのか。だとしたら…」
 ピストンのタイミングを早め、彼女の身体がずり上がるほどに強く腰をゆする。すると
リリーナは半オクターブも高い嬌声と共に、机に爪をたてた。
「だめ、だめぇ……そこ、いやぁっ!! あ、ひぁぁっ!!」
「――ここは感じないのか。それなら……」
「ち、違います! ダメなの。感じすぎて……わたくし、壊れてしまいそう…」
「…………」
 その言葉を聞き、ヒイロの動きがなおも精力的となる。リリーナは彼の激しい動きに
翻弄され、息もたえだえに容赦を請う。だが、ヒイロは一向にそれを聞き入れなかった。
「あ、ぁぁ――はぁ…ぅ……ふ、あ、あっ!! ああぁぅっ!!」
「――は、ぁ……リリーナ…っ! は、くっ……」

 リリーナを背後から抱き締めるヒイロの腕は、もうずっと密着したまま離れていない。
まるで彼女を手離すことに恐怖するかのように。
 そんな戯言が頭に浮かび、ヒイロは彼女に気付かれないようにそっと己を嘲笑した。
 そして、ふと腕の中の彼女をみやる。
 そろそろ、リリーナの限界は近い。そう判断したヒイロは再び上体を起こし、最初の
ポジションに戻る。そして彼女の尻たぶを両の手で優しく抱え込んだ。
「あ……ヒイロ……?」
「リリーナ……」
 ヒイロはスカートを大きくめくり、彼女の白桃のような尻を、優しげな手つきで撫で回す。
ショーツの裾から差し入れた掌に吸い付くような、すべすべとした肌の感触に内心で
感嘆を覚えながら、そのまま手指を腿のところまで下げて行く
 無駄な肉など見当たらない、流麗な曲線を描く白い両の足を抱えるようにして、ヒイロは
再び彼女へ突き上げることを再開する。
「あ、ああ……っ! いや、あん、あぁぁぁっ! は、あぁ」
 わずかな休息は、彼女の中に生まれた焔を消し去るにはいかなかったらしく、ヒイロが
もたらす快感の波に、リリーナは容易く溺れていく。その時――きゅうきゅうとヒイロを
締め付ける淫襞のぬめりが彼女の足を伝い落ちて、床にいくらか丸く溜まっているのが
ヒイロの視界の隅に映った。
 ……おそらく、この水溜りにはヒイロが溢れさせている腺液も混じっているに違いない。
だからこれほど大量に溢れ出しているのだと思い至り、ヒイロは思わず苦笑いをもらした。
 その声は当然、腕の中で身悶える少女にも届いたのだが――。
「――? え、……ヒイ、ロ?」
「なんでもない…気にするな」
 そう言って、ばつの悪さを隠すかのごとく、ヒイロは律動をより強く高めていく。
 その動きは、湿った音を結合部からあげさせ、彼と彼女の快楽が引きずり出されていった。
 リリーナは大きく背を仰け反らせ、ヒイロをなお一層締め上げながら全身をひどく強張らせる。
 そして、すでに幾度かたどり着いていた絶頂の飛翔感が、ヒイロと連なっているところから
リリーナの全身を貫いていった。
「あ、あぁ、あっ――やぁぁ……っ!!」
 その瞬間を見逃す彼ではない。極度に研ぎ澄まされたヒイロの本能は、こんな状況でも
遺憾なく発揮されるのだ。
 さながら音をたてて擦り上げられたかのように、強烈な一突きが、リリーナの意識を
大きく、高く押し上げた。

「あぁっ!! んぁ、ぁああああーーーっ…!!」 

 まるでヒイロを絞り尽くすかのように、リリーナの蜜壺が収縮する。
 明らかに頂点の衝撃にうち震える彼女に主導権を引き渡し、ヒイロは衝動のままに自身の
精を放出した。



 彼女の中から未だに固いままのペニスを抜き取り、掴んでいた足を自由にしてやる。
すると彼女は荒く息を継いでいたデスクの上から、へなへなと床に座り込んでしまった。
萎えた足は正座をくずしたような形でぺたりと外側に折れ、ついさっきまでヒイロが突き
上げていた秘処は直接床に落ちてしまう。しかし、その様子はふわりと広がる制服のスカートに
隠されて、ヒイロの目には映らない。
 大して意図するものがあったわけではないが、ヒイロは彼女の服装をいくらも乱さなかった。
だからだろう。そうしてへたり込んでいるリリーナは、頬をピンク色に染め、息を乱し、
かすかに涙こそ浮かべてはいたものの、この情交が行われるほんの十数分前と、それ以外は
なんら変わるところを見出す事はできなかった。
 ヒイロの視界に映るのは、きっちりとプレスされた清潔な制服を着こなし、わずかの
ほつれも見当たらない、くしけずられた長い髪をした、労働など知るはずの無い白く細い指と、
滑らかな肌と――そして、見る者を惹きつけずにはおれない繊細な美貌を持つ少女の姿だった。

 その事実が、どうしようもなくヒイロのカンに触った。
 間違いなく、ほんの数十秒前まで自分の下であえいでいたくせに。
 今ここに力無く座り込んでいる少女は、完全なまでに、『【平和国家の王女殿下】の肩書を
持つリリーナ・ピースクラフト』のままなのだ。


 ヒイロは彼女の腕を乱暴に掴み、無理やり彼女を引っ張り上げる。
 驚いたリリーナは目線で何事かと問うが、ヒイロはそれには答えない。
 そのまま彼はぐいぐいとリリーナを引きずり、執務室に隣接する応接室の内扉に手をかけた。
「ヒイロ……? ど、どうしたの!?」
 リリーナがこらえ切れず、動揺を映した声で詰問する。しかしヒイロは無言のままだ。
 ヒイロが放った精液がずるりと降りてくる感触を気にしながら、リリーナはなんとかヒイロの
手を振り解こうとする。しかし、男子でしかも訓練されたヒイロの腕力にリリーナが適うはずも無く。
 そのまま半ば放られるように、乱暴に隣室へ連れ込まれた。
 リリーナに続いて部屋に入ったヒイロ・ユイは、後ろ手にかちゃりと金属音を立てる。
 それが、鍵をかける耳慣れた音なのだと気がついた時、リリーナは背後にある二人がけの
ソファに押し倒されていた。
「――ヒイロっ!? 何をするの! せめて、訳を――話し……て」
 瞬間、かっとなって噛み付いたリリーナだったが、自分が追い込まれた体勢にあると
いう事に気がつき、語尾が霞む。リリーナを押し倒し、のしかかっていたヒイロは、先の
名残に額にかかる汗の珠を拭いながら、胸元のスカーフを緩めているのだ。
 何をヒイロが望んでいるのか――それは、あまりにも明白だった。
「あ……ヒイロ、そのっ……」
「これで、満足か? ベッドとまではいかないが――ソファでも充分広さがあるだろう」
「だ、だって……もし、誰か来たら…!」
「さっきもその危険は十二分すぎるほどあったが、お前は拒絶しなかった。いまさら
そんな事をいっても、説得力が無い」
 その言葉に、リリーナは困ったように眉をしかめる。
 だが、リリーナの困惑など意に介さず、ヒイロは己のブレザーとベストを、応接セットの
テーブルにばさりと放り投げた。
 無造作に引きはだけたカッターシャツの下に覗く浅黒い肌が、リリーナの眼前に
惜しげもなく晒される。
 彼が手早く制服を脱ぎ捨てる経緯を、頬を染めながら呆然と見つめるリリーナに、
ヒイロの唇はわずかに弧を描く。
 自身が裸になったところで、ヒイロは組み敷く少女の上着に手を延ばした。手がかかった
瞬間、リリーナはびくりと全身で反応したが、その後はヒイロに逆らう事も無く、彼の
為すがままになっている。
 彼女の従順な様子に気がついたヒイロは、満足そうに小さく頷くと、押し倒すまでの
乱暴さが嘘だったかのようにやさしく、リリーナの着衣を脱がし始めた。
 最初は上着。そして、ブラウスのボタンひとつひとつを、丁寧にヒイロは外していく。
そこに現れるのは、シルクのキャミソールとブラに覆われた、ふたつの小振りで柔らかな
ふくらみ。しかし、ヒイロはまだそこに触れる事は無く、冷静にスカート脇のファスナーを
下ろしていく。
 脱がせた衣服を、自分のものと同じくすぐ脇のテーブルに投げながら、まるで壊れ物でも
扱うように真剣な眼差しで、ヒイロはリリーナを見つめている。
 まだ日の高いこんな昼間から、彼に素肌を曝け出していることへの抵抗は、無いと言えば
嘘になる。しかし、彼のこんな表情を見ているうちに、リリーナにはそれがどうでもいい
ことのように思えてきた。だから、彼に逆らわない――逆らえない。
 彼の節くれだった指がリリーナのストッキングを抜き取り、残った全てのランジェリーを
器用に剥いでしまったその瞬間すら無表情の癖に――どこか楽しそうで、それでいて真剣な
表情を浮かべているような彼の強い眼光に、リリーナはまるで自分が標本の蝶になって
しまったような気分を味わっていた。

 そして――最後の砦たる小さな薄布も、躊躇の無い手つきで彼に取り払われる。
 身を覆うすべてを取り払われ、リリーナはわずかに不安げ視線をヒイロに向けるが、
ヒイロは薄く微笑む事でリリーナの反論を一切封じてしまった。ヒイロは彼女の胸元に
唇をあて、緩慢な動作でそこに軽く吸い付いた。
「……あんっ!」
 リリーナが、短く甘い声を思わずこぼす。その声につられて、ヒイロは唇を離し――そこに
浮かぶ桜色の印に釘付けになった。
「――あ……」
 呆けたような声が、ヒイロの唇から漏れる。
 綺麗だと――不意打ちのようにヒイロはそう思った。まっ白なリリーナの肌に浮かぶ
その色は、かつて幾度か見たことのある春の花を連想させた。
 吸い寄せられるように、ヒイロは彼女の肌に唇を当てる。強くしすぎても、弱くしすぎても、
この微妙な色は生まれない。そのことを数度目にヒイロは悟り、彼はその加減の難しさに
眉をしかめる。そして、ヒイロは気がつく。視界の隅で、桜色の小さな尖りが、ヒイロを
誘うかのように揺れている事を。
 ヒイロは迷わなかった。指の腹で軽く刺激すると、彼はリリーナの乳首に舌を這わせ、
吸い上げた。
「ふぁあっ……」
 ちゅぱちゅぱと、音を立てながら幾度もヒイロは嘗めねぶる。舌先で何度もつつき、時折
軽く歯を立てながら、その独特の芯のある感触を、ヒイロは口内で楽しむ。彼に触れられた
ところ全ての刺激と感触が神経を伝い、呑み込み、リリーナの意識を溶かしていく。
 ――やがて、両の乳房に一杯の唾液を塗りつけ、てらてらと光らせる事にだけで満足
しなかったヒイロは、再び彼女の肌に唇を落とし始めた。
 それは、執拗な愛撫だった。唇で幾度も彼女の小柄な裸体に吸い付き、桜色のキスマークを
散らすことに腐心するヒイロの表情は真剣そのもので――故に、どこか子供じみている事も
否定できない。くちゅりと音を立てながらリリーナの秘裂に指を埋め、小刻みに揺らして
彼女の悦楽を引きずり出しながら、ヒイロは確実にリリーナを追い詰めて行く。

「――あ、やぁ……っ! ん、んんっ……、あふっ…」
「リリーナ……」
 彼に名を呼ばれると同時に、リリーナは彼を優しく抱き寄せた。ごく自然に体が動き、
互いをフォローするかのように呼吸がぴたりと重なっていく。
 リリーナの下肢をヒイロが押し開き、再び剛直があてがわれたその瞬間すら、当然の
ように相手の所作を受け入れていた。リリーナも――そして、ヒイロも。
「……ヒイロ…」
 うっとりと、リリーナが彼の名を口にする。ヒイロは促されたかのように、彼女の中へ
己の分身を分け入らせていった。

「――あぁ……」
 溜息のような、快楽に潤んだ甘い吐息が二人同時に漏れ出でる。
 相手の熱にとろかされるような、脳天をどろどろに塗りつぶす愉悦が、繋がった所から
駆け上っていく。膣圧と鼓動がヒイロの棹を張り詰めさせ、異物感と体温がリリーナの
愉悦を高めていった。
 ヒイロは、静かに腰を引く。掠れる彼女の声に合わせて再び押し込むと、腕の下の少女は
敏感に反応してヒイロの猛りを包み込んでいく。
 それを幾度も繰り返す。彼女が断続的にあげる甘い悲鳴に耳をすまし、的確に急所を
突き上げていくと、リリーナの淫洞は忠実にヒイロにも快楽を返してくる。
 その感覚に夢中になっている自分の危うさを、ヒイロは誰よりも自覚していた。
 だが、止められない――。焦燥感が、馬車馬に鞭をかけるかのようにヒイロを追い立てて
いく。

「あ、あぁ!! ヒイロっ――ヒイロ、ヒイロ、ヒイロ……!!」
「――リリーナ……」
 幾度も自分の名を――仮初めのコードネームではあったが――切なく、甘い声で口にする
少女は、かすかに涙を浮かべている。それが生理的な反応に過ぎないのか――それとも、
何かの衝動に瞳を濡らしているのか、ヒイロには分からない。
《――だが、それでいい》
 その判別など、つかないままで構わない。
 わからないままにしておけばいいのだと、ヒイロは思った。
 こうして世界中の誰よりも密着しているこの少女の挙動一つですら、ヒイロには解らない
事の方が多い。だが、互いを十全に知ることなど無くても、こうして一つに溶け合う事はできる。
 

 彼女は、わかり合いたいのだと言った。
 ヒイロは、わかりあう事が可能だと思えるほど、楽天家ではなかった。
 実際に、彼と彼女の進もうとする道は平行線のままで、交わる事も無いだろう。

 しかし――こうして肌を重ねたことで初めて『分かる』事も、確かに存在しているのだ。
 全てをわかり合えなくとも、こうして自分達は歩み寄る事ができる――。
 さすがに、その事実を認められないほど、ヒイロは狭量な人間ではなかった。
 

「ひ、あ、あぁんっ!! ヒイロぉ…!!」
 幾度も錐のような快楽に意識を切り裂かれ、そのつど全身で身悶えている彼女には、
限界が近い。秘処にこもる熱と酩酊は決壊ぎりぎりの縁にあり、彼女の正気を苛んでいる。
「も、もう……ヒイロ、もう許して……」
 だが、リリーナの懇願を無視したまま、ヒイロは真剣な面持ちで彼女の秘肉をかき回す。
 白いにごりをまとわり突かせた彼の指は、皮を捲られてしまった肉の珠や後ろの菊花をも
丹念に愛撫していた。鮮紅色の淫花に施される物とは異質の、だが強烈な快楽の波動は
確実にリリーナを追い詰める。ヒイロの肉棒が彼女の絶頂に何度か締め付けられたにも
関わらず、彼の律動は止む事を知らない。
「アッ……アッ、アァッ――! あ、だめ、ヒイロ、ヒイロォっ!!」
 狂わんばかりに身悶えし、全身を硬直させるリリーナを、電流のような快感が走り抜けて
いく。
 ぐちゃぐちゃと、喜悦を助長させる粘着質の音が彼女の聴覚を犯している。リリーナは
股の間で蠢く男の背に足を回し、腕の中で幾度も上下する彼の髪をかき回し、背を限界まで
のけぞらせた。
「は、ぁっーーわたくしっ……わたくし、もうっ……」
「――リリ、ナ……ちから……抜けっ」
 途切れ途切れに、普段の彼から想像もつかないほど切羽詰った、愉悦を滲ませた声が
リリーナの鼓膜を震わせる。リリーナは半ば放心するように頷き、動きを妨げぬよう、彼の
言葉に従った。
「あ、もう……もう、お願い、お願いっ! ヒイ……」
「リリーナッ……! あ、くっ……うぁぁっ!!」
「いやぁぁっ!! ひっ、あ、あぁぁーーーーっ!」

 どくん、と腹の奥で音高く、熱い飛沫が勢い良く弾けた。脳髄を焦がすような衝撃が、
質量をもつかのごとく駆け上がり――びるびるとほとばしる精液が、リリーナの膣襞を叩く。
 断末魔の振動にのたうつ亀頭が、子宮口近くにある彼女の急所を強く擦り、リリーナは
絶頂の声を高く、長く上げた。


                   ○●○●○


 わずかの間、意識が飛んでいたのだと気がついたのは、ヒイロがまっすぐリリーナを
覗き込んでいる表情がすぐ目の前にあったからだ。自分でも信じられないくらいの嬌声を
あげ、彼に翻弄されていたのだという気恥ずかしさと腹立ちは、その群青の瞳を見た瞬間に
薄らいでいった。
 リリーナは彼の肩にそっと手を伸ばし、安心したように微笑んでみせる。
「――わたくし、どれくらい気を失っていたんですか」
「正確に測ってはいないが――3分もないと思う」
 応じるその言葉はそっけない。だが、額に落ちかかる長い髪の毛をそっと直してくれる
彼の所作に、リリーナは彼の気遣いを見た気がした。
 リリーナは指をヒイロの頬に回し、彼の輪郭をそっとたどる。
「――……いまさら、俺の顔がめずらしいか?」
「そうね。こんなに近くで――しかも明るいところで貴方の顔を見るのは初めてですから」
 以前の接触は、夜半の上に灯りは消していたから、見る事はできなかった。――言外に
その事を匂わせながら、リリーナは彼の肩や胸を、指の腹で撫でさする。
 まるで報復のように――ヒイロもまた、同じように彼女の鎖骨や頬、そして髪を愛撫する。
 数分前の激しい接触を忘れたかのような、優しい触合い。その落差に内心の笑いを噛み
殺しながら、ふたりはお互いを手で確かめ合っていく。
 腕の中の少女がこれほどにも華奢で可憐な存在であることに、改めてヒイロは感嘆の
溜息を心中で漏らす。風にも折れんばかりのこの細身で、いったいどこに、ヒイロを圧倒
するほどの気概を秘めているのやら。快楽の名残に火照る身体や潤んだ瞳――そして、
陶然と呆けた、蠱惑的な表情からは想像もつかぬほどの芯の強さを併せ持つ彼女の在り方は、
ヒイロの認識を混乱させる。
 ヒイロはその動揺を切り捨てるように、静かにリリーナに問い掛けた。
「それで――まだ、考えを変える気は無いのか?」

「……結局、そこへ戻るのね。貴方らしいといえばその通りだけれど」
 リリーナは少し困惑したような笑みを浮かべながら、だがしかし、はっきりと頷いた。
「ロームフェラ財団からの招待はお受けします。あなたは、わたくしの理想が借り物だと
否定したけれど――本当は貴方の言う通りかもしれないと、わたくし自身も思わなくは
無いわ。ですけど……、ならばそれを、少しでも自分のものにしたい。――お義父様や、
実の父上が唱えたから『完全平和主義』を標榜するのではなくて、心からこの理想を
信じたいと、願っているの」
 彼に組み敷かれ、虚飾も何も無く、ただ素裸のまま言葉を紡ぐ彼女の瞳に迷いは無い。
 リリーナが、先王たちの思想をすべて無批判に信奉している訳ではないのは、ヒイロ自身も
解っていた。しかし、この頑なさは――単なる無思慮とは一線を画しているものの、意地を
通そうと胸を張る、彼女の負けん気の強さには呆れるばかりだ。
「財団の帝国主義的な施策は、貴方に言われるまでも無く、わたくしも承知しています。
無条件にそれを受け入れるなんて、わたくしだって考えていません。――その位は、
わたくしを信じてはもらえないかしら、ヒイロ?」
「――……要するに、何を言っても無駄ということか」
 そう言いながらも、ヒイロの言葉に刺々しい響きは含まれて居なかった。そのことに
リリーナは気付いたのだろう。嬉しそうな表情と共に、彼女はヒイロの胸板に頬を
すり寄せた。



 その後に結局、ヒイロとリリーナはもう一度、身体を重ねた。成り行きと衝動の結果とは
いえ、この少女に対してこれほど執着を持っているのだという事に、ヒイロ自身が最も驚愕
していた。
 疲れきったリリーナは、応接室のソファの上で、安らかな寝息をたてている。適当な
口実をつけてノインに持ってこさせた毛布をかけてやり、ヒイロはそっと応接室を後にした。

 そして、自室へ戻る道すがら、ヒイロは密かにある決意をする。
 それは――サンクキングダムから、離れるという事だった。
 そうしなければ――自分は、『ガンダムパイロット』としての自分は、瓦解してしまう。
 自身の『変化』を受け入れる事も、拒絶する事も適わず。そして、その原因たる存在は、
とうに看破しているのだが、それを認めることだけはどうしても出来なかった。
 ただの意地かもしれなかった。自負と言い換えても良かった。
 しかし、それだけがヒイロに残された、ただ一つのよすがだった。
 彼と言う存在が「在る」為の、唯一の手段。
 ――そして、少女と対等に渡り合うための、最後の矜持。


「……確か、OZのモビルドール部隊が宇宙で終結しつつあるな……」
 サンクキングダムへの侵攻を臭わせる動向を見せていなかった為に放置しておいたが、
同輩のガンダムパイロットや近衛兵に提示する口実としては丁度いい。
 ヒイロは計略を組み立て、思考の淵に沈みながら一人言ちた。
 体に纏わり付く気だるさを――体奥に存在する快楽の残滓を、意志の力で切り捨てながら――。









……長いよ_| ̄|○


次回はもっと、えろえろ〜んで、短めのものにしたいと思います…
それでは、お読みいただきありがとうございますたヽ(´ω`)ノ
825名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:27:18 ID:UzWsMKX3
S原さん、御馳走様でした!
826名無しさん@ピンキー:04/09/29 22:37:03 ID:ozoF9QVo
GJですた!!
827名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:15:35 ID:JsJ2yVz8
>792-824
S原さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!
続きのヒイリリキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!! マッテオリマスタ!
萌え萌えキタァアアァ━━━━━(゚∀゚*≡*゚∀゚)=3━━━━━ !!!

新作長編が久しぶりに読めて嬉しくて涙でかすんで目の前が#@k”。・゜・(ノД`*)・゜・。
執着第2ラウンドにハァハァ。弱点探しな絡みにハァハァl \ァ l \ァ…!
828名無しさん@ピンキー:04/09/29 23:56:49 ID:qa8D+kDb
S原様━━━━━━(゜∀゜)キテタ━━━━━!!

もうGJ!GJ!GJすぎです!もう腹が砕けそうなほどお腹いっぱいです!

いやもう素晴らしすぎて何と言うか・・かんと言うか・・(゜∀゜)ラヴィ!
829名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:54:11 ID:4Mz0rEcm
S原様お疲れさまでしたーー!!S原様のヒイリリはどれもほんとに素晴らしいです!
これからも頑張って下さい(*´∀`*)
830名無しさん@ピンキー:04/09/30 03:11:41 ID:2YZCqNok
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ  ⊂(。A。)S原さんキタ━━━━━━━!!!!!!!!

今夜来てよかったーーー長い前振り大歓迎でッす

で、点呼に応えて
【25人目】ROM専です。 ほんのときどき感想パピコ
【好きカプ】ヒイリリですかねー
【W歴】本放送中盤から

いつもありがたくごちになってます。
831名無しさん@ピンキー:04/10/01 08:59:35 ID:AmMqJghr
(・∀・)ラヴィ!!
832名無しさん@ピンキー:04/10/01 14:27:09 ID:1OhvSJvp

ネ申様 イム様 S原様

いつの間に降臨されてたんですな。

サイコーですた。(゚∀゚)ラヴィ!!
833名無しさん@ピンキー:04/10/01 20:42:49 ID:jT4Oo91O
何かえらくスレが伸びてんなぁと思ったら…、おおっヒイロとリリーナが(;゚∀゚)=3ハァハァ
神キテタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η*・゜゚*:.。..。.:*・゜!!!!

S原さん激しくGJ!!!!乙でスィタ!!!!!
834名無しさん@ピンキー:04/10/02 13:19:23 ID:e7jEhu3O
S原様のを観てしばし愚考。

このあと勝手に出撃したヒイロを責めるリリーナ様、
という展開が考えられるな。
なんか萌える。(*゚∀゚)=3ハァハァ
835名無しさん@ピンキー:04/10/03 12:31:22 ID:IiqgtshF
ムッハー!!!
ヒイリリだぁぁぁぁぁぁぁぁ。
836名無しさん@ピンキー:04/10/05 18:58:12 ID:ZvAO8/tr
海外のガンダムW女性キャラファンサイト

ttp://www.sexystickman.com/gwwomen/
ttp://www.geocities.com/lady_pyro00/gallery.html
837名無しさん@ピンキー:04/10/10 23:56:35 ID:/7xPiag3
なんか、書き込み少ないな・・・
最後の書き込みから5日か・・・
838名無しさん@ピンキー:04/10/11 22:26:00 ID:NtquRx6R
そんな現状を打破すべく、職人さんカモーンщ(゚Д゚щ)
839名無しさん@ピンキー:04/10/12 20:35:49 ID:H82q6g/0
たしかに職人さんカモーンщ(゚Д゚щ)だけど・・・

少しは会話でもしようよ
職人さんの息抜きにも、ネタにもなるかもしれないし
840名無しさん@ピンキー:04/10/12 22:12:51 ID:QzdY2KHj
>>839
そういうなら、ネタを振ってくれ・・・。

僭越ながら振りましょか。
「アテクシ(漏れ様)的、このシュチュエーションは外せねェ!!」をお書きなせェ。

好きなのはヒイロ。カップリングはヒイリリ。
ヒイロと言えば潜入。潜入といえば、夜 這 い。ベタな発想だけど、私の中では王道です。
この男に「普通」という言葉はないので、感情が走るままに夜 這 い。
日中に動かない辺り、テロリスト根性が発揮されている。そのまま拉致っても可。
リリーナ様の意志はもちろんありません。お得意の完全無視で。
見てたら、後ろからハリセンで「アホかー!!」と突っ込みいれたくなるような。
デュオがいたら、小一時間ほど正座でコンコンと語られるような。
五飛がいたら「正々堂々と日中に行かんか、貴様ぁ!!」と怒られるような。
そんな感じがお似合い。だから、夜 這 い。・・・甘いかしら。
841名無しさん@ピンキー:04/10/12 23:22:19 ID:megh5X0v
じゃ、漏れもネタを一つ。

リリーナにはヒイロの、ノインにはゼクス(ミリアルド)の、レディ・アンにはトレーズの代わりをさせられる・・・

デ   ュ   オ

なんか、ヤツってそういうイメージがあるんだよななぁ・・・て、うわ、やめrmフェ尾rt儀くぇrvネイqpfm李rうぃえ
842名無しさん@ピンキー:04/10/12 23:32:32 ID:QzdY2KHj
帰ってこい、>>841
デュオはヤられ系だと思う。相手が自分以上に強気だと、特に。
843名無しさん@ピンキー:04/10/12 23:33:12 ID:QzdY2KHj
スマソ、ageちゃった・・・。
844名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:01:41 ID:tBCU7gMx
じゃあ、ネタ一つ

自分の中ではヒイロは知識はあっても経験無しなので
経験豊富なデュオの所へ行き詳しく聞きそう
そこへヒルデが来て女性からの要望とか色々と語って、ほのぼのしてる感じがあるなぁ。

・・・エロネタじゃないよ_| ̄|○・・・
845名無しさん@ピンキー:04/10/13 00:03:03 ID:4pCqdoju
「アテクシ(漏れ様)的、このシュチュエーションは外せねェ!!」

ヒイリリ好き。

とにかく喧嘩。敵対。互いに猛烈に腹を立てている。
勿論沸点なんかとっくにぶっちぎってる。
ぐぐっと顔を近づけて、一見「キスするか!?」と思いきや
睨みあってるだけ。見つめ合ってるとかありえない。
意地の張り合いって子供かアンタら。ほんとに子供だった。
トロワがいたら、「いいものだな…感情のままに相対出来る相手がいるというのは」とか
どこ見てるか分からない目線でつぶやかれるような。
カトルがいたら「喧嘩するほど仲がいいっていいますしね…」とか
茶ーしばきながらゼロシステムの起動を始められちゃうような。
そんな感じがお似合い。だから、喧 嘩 。…殺伐としすぎるかしら。

え?エロパロ的?
リリーナが夜b…イヤイヤ一緒に行動している時にリリーナがヒイロに喧嘩売ったら
なぜかそういう事になってるわけですよ。
ヒイロが上になってガンガンやっても、終わってみるとリリーナに嵌められたような
気分になるわけですよ。

デュオはリリーナ・ノイン・レディ・ドロシー・サリィ・キャスリン皆にヤられて
背中丸めてひきこもってるところをヒルデに背中さすられて涙ぐんでそうな
イメージが…     トロワ
846名無しさん@ピンキー:04/10/13 19:34:40 ID:j0v7GXmk
トロワどうした?!
847名無しさん@ピンキー:04/10/13 20:23:54 ID:xEdyDzNk
S、SMなんぞに…興味持つのは邪道なのだろうか?
ドロシーやリリーナなんかに鞭もたしてヒイロとかカトルを…
(でもカトルはゼロシステムが怖そうw)
2人ともそういうキャラじゃないかもしれないけれどさ
ドロシーも「早く戦争になーれ」なんて恐ろしいこと言っちゃってるし
リリーナはEDのイメージもあって、ライオンにさえ勝てるくらいの人だから
結構スゴソウ…


なんかアブノーマルなこと言っててゴメン…
848名無しさん@ピンキー:04/10/13 20:56:47 ID:js0G4Cf2
>>847
SMもイイ!が、
個人的にはその、普段は凛々しかったり勝ち気だったりするリリーナやドロシーが
夜になると立場逆転しちゃうのとか好きだなぁ。カトドロではありえなさそうなシチュか?(w
必死に気を張ってたのがふっつり途切れて急に弱気になったりするともお、萌え。
849名無しさん@ピンキー :04/10/13 23:28:08 ID:DduV9oxe
>848
いや、しかしカトドロだからこそ、落差に萌えるシチュだぞ。
850名無しさん@ピンキー:04/10/13 23:34:28 ID:Sf6jOpTe
カトドロって、なんか明確な描写あったっけ
生身とゼロシステムどっちが強いかってやっただけじゃん
カトルとドロシー余ったからくっつけちまえみたいなノリ?
851名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:25:52 ID:mAMuT+DN
>>850
何を言うか!
ブチ切れたら何するかわからないカトル様と、もんのすげぇ強気のドロシー嬢だぞ!
これをくっつけないとは、何とする!!
852名無しさん@ピンキー:04/10/14 00:47:48 ID:hFIicFSz
それいいなぁ、暴走中のブチ切れカトル様が
普段強気なドロシーを泣くまでいびるなんて……!!
853名無しさん@ピンキー:04/10/14 01:31:59 ID:s66aFlsk
>>845といい
なんかトロワ日記に毒されてる奴多いな。





俺もだが。
854名無しさん@ピンキー:04/10/14 09:20:45 ID:mHrVwu3j
俺的にヒイリリでぬちゃぬちゃにエロエロしてくれるんなら何でもいいw
あとは>848に同意(*´∀`)
855名無しさん@ピンキー:04/10/18 21:36:31 ID:SiR6VUcF
>>848
同じくドウ-イ!!
強気な娘さんが垣間見せる弱さ萌工エエェェ(´д`*)ェェエエ工
856名無しさん@ピンキー:04/10/19 00:14:40 ID:Ljhb9M/S
>848
847なんだが、なるほど…単純に原作通りにしか考えられないmy脳だったんで
あんまり考えたことなかったが、いいなそれ(((;-д- )=3ハァハァ

ドロシー、リリーナに限らずウイング勢の女性はみんな強いひとばっかだからね。
そんな人たちを、敢えて彼らが…。
857名無しさん@ピンキー:04/10/20 23:32:27 ID:1JbuY0F6
>>856

原作通り・・・素晴らしい
トロワスレを見た者には戻れない世界ですぞ、その世界を大切に!
てか、原作とあのスレとを区別できる奴は居るのかいな?
858名無しさん@ピンキー:04/10/21 21:46:17 ID:C2TKJTbY
>857
原作とトロワスレを区別できないのにここにいて楽しいのか?とマジレス
859857:04/10/24 11:25:39 ID:SR/1xn2k
>>858

完璧に区別は無理
楽しいですが、何か?
860名無しさん@ピンキー:04/10/24 11:57:01 ID:BG3rF2nZ
つーかトロワスレってなによ
861名無しさん@ピンキー:04/10/24 13:44:29 ID:sHzvTOFc
>>857はちょっと頭冷やしたほうがいいと思った。
862名無しさん@ピンキー:04/10/28 00:55:29 ID:f7wNHozt
丸一週間 書き込みナシか…
863名無しさん@ピンキー:04/10/28 02:48:31 ID:/97qZXOM
お前の一週間は何日だ
864名無しさん@ピンキー:04/10/28 21:53:57 ID:nxZlRvTk
ワロタ
865名無しさん@ピンキー:04/10/30 12:00:24 ID:EgUejzH4
トレーズ様
866名無しさん@ピンキー:04/11/01 01:08:53 ID:ba7em9Dp
何となく雑談ネタ投下。

最近フと思ったんだが、Wにおけるカプのエチーで・・・

ア オ カ ン が 似 合 う カ プ が 居 ね ぇ

ヒイリリ辺りはアリかと思ったが、むしろヤツらの場合は屋内で場所を選ばない感じがするしなぁ・・・
てーか、Wに限らずガンダムのエロパロでアオカンって見たことねぇが。
867名無しさん@ピンキー:04/11/01 02:07:36 ID:JNIif/qx
デュオヒルデだとアオカンでもあまり違和感ない気がする。
一番似合わないのはカトドロかw
868名無しさん@ピンキー:04/11/01 07:15:18 ID:rpnDpQdn
トロキャス。サーカステントから二人きりで離れてこっそりエチー
869名無しさん@ピンキー:04/11/01 12:47:16 ID:sP5eceH+
五妹が自分的には青姦だ。組み手した後次なる組み手へ…
870名無しさん@ピンキー:04/11/06 02:48:21 ID:1Qi2SJYe
ドロシーが金が好きな理由
871名無しさん@ピンキー:04/11/06 16:48:31 ID:rxOyLdim
ああ、カトルの髪も金だった。
872名無しさん@ピンキー:04/11/06 16:53:15 ID:PFO7+ua6
アオカンかあ…。
そういや以前にヒイリリでウィングのてのひらの上でやるってのを
考えたことがあったな。
873名無しさん@ピンキー:04/11/06 20:59:59 ID:h0bs87qh
>872
激しくウPキボンヌ!!
874名無しさん@ピンキー:04/11/06 23:17:47 ID:el55rr6G
>>872
て、手のひら?ウイングの? ・・・それはかなりスリリングな状況でつね。
果たして集中してコトに及べるのかどうか。もしかして危ないときのほうがお互いに燃えるのかな、ヒイリリは。


ジャングルの滝壺で水浴びするリリとドロシーをヒイさんとカトさんが探しに来る、というネタにもならない妄想ならいくらでも出来るんだがなぁ。

875名無しさん@ピンキー:04/11/07 07:18:35 ID:2z0b50KW
>ジャングルの滝壺で水浴びするリリとドロシーをヒイさんとカトさんが探しに来る
は、激しく読みたいのですが…っ! (;´Д`)ハァハァ
876866:04/11/08 01:09:55 ID:rGQ9H/9i
>867-869,872-875
うわぁ。
己の想像力不足を痛感 orz
お詫びに即興で思いついた小話を投下。

----------------------------------------------------------------------
「やっぱマジぃって。だれか見つかったらどーすんだよ」
「今さらそれは無いんじゃない?『外でしよーぜ』なんて言い出したのソッチじゃない。」
「いやま、確かにそりゃそーなんだが・・・」

そんな会話を茂みの影から聞いている人物が二人・・・

「止めないで下さる?」
「今行ってどうする。二人の邪魔をするのか?」
「えぇ。もちろんですわ。私の知っている人物があんなハレンチな真似をするのは許せません。」
「そうか。・・・だったらお前を引き止める方法は一つしかないな。」

男の目に危険な光が宿った。

「お前もそのハレンチなマネをすれば良い。」
「え?」

リリーナさん。新境地開拓の予感?
----------------------------------------------------------------------
あっさりしすぎか。orz
877866:04/11/08 01:55:47 ID:Ir6pHBhX
うわぁ、今さら気付いた。
ageてスマンカタ ∧‖∧ オワビニツッテクル・・・
878名無しさん@ピンキー:04/11/08 21:14:47 ID:rYqkNwHw
ワロタ。
面白かったよ
879名無しさん@ピンキー:04/11/09 04:19:43 ID:J5UxD5KB
880名無しさん@ピンキー:04/11/09 09:26:29 ID:ARokaveH
ヒイリリ超らぶ。はまってからもう9年たちます(笑
いつかえろいやつホムペで公開したいぞー
881名無しさん@ピンキー:04/11/10 11:03:15 ID:Myh/GDjs
>>876
上がデュオとヒルデで下がヒイロとリリーナ?
リリーナってですわなんて口調だったかよ
少なくともヒイロにはそんなふうに喋ってなかったと思うけど
882名無しさん@ピンキー:04/11/10 23:56:51 ID:CIC1qHFx
リリーナは「〜わ」という言葉をあまり使わないよね。
「〜ですわ」はお嬢様言葉というイメージがあるけど、
実は下品な言葉として一流の階級の人たちは使わない言葉なのだと聞いた事がある。
883名無しさん@ピンキー:04/11/11 00:10:49 ID:Q3NjXKbc
確か「てよだわ言葉」とか言って明治だか大正だか女学生(当然成金)の間で流行の口調で、
今で言う「チョー○○って感じ? ヤバッ」とか、そんな感じ。
遊郭女の人が男を振り回す口の悪い子悪魔的な言葉でもあったらしい。
当時の女学生が口の悪いまま成人して使用し続けて、当時の女学生は金持ちの家出身だから
裕福な家庭の女子が使う言葉というイメージが定着。

だから本当の令嬢は「てよだわ言葉」は下品なものとして使わない…だったかな。
勘違いお嬢さん言葉(「あたくし」とか)の一種みたい。
884866:04/11/11 01:22:32 ID:N9owBMl7
>881-883
あ・・・正直スマンカタ orz
最後に見たの、結構前なモンで各キャラの口調がどんなモンだったか、もう結構あやふやだったりする・・・
今見直すとリリーナっつーか殆どドロシーだわな、ありゃぁ。
やっぱ即興で書き込むモンじゃねぇな ∧‖∧モイッペンツッテクル
885名無しさん@ピンキー:04/11/13 04:34:32 ID:lXTRBTRD
たしか机上の空論という名前だったかな?
ヒイロ、リリーナ物の純愛エロっぽいSSがあったサイト
どうなったか誰か知らない?
886名無しさん@ピンキー:04/11/13 07:30:57 ID:cw6k2v/d
個人サイト名を出すなんてアフォでつか?
俺は知らんけど、万が一知ってる人がいても良識ある人はここではアド出さないよ。
887名無しさん@ピンキー:04/11/13 12:18:39 ID:jf/1dH/C
>885
知ってるけど今はない。

前にとあるスレでその人っぽい書き込みがあって、
個人的な推測だけどPNを変えてオリジナル18禁に移行したんじゃないかと思う。
888 885:04/11/13 23:31:27 ID:lXTRBTRD
個人サイト名出してしまったのは本当に申し訳ない。
以後注意します。

ググっても全然見つからなかったから
やっぱり無くなっていたのね。
889名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:50:22 ID:tbLgu4Ja
>888
その人のサイト、元URLさえ見つければ
InternetArchiveにまるまる保存されているよ。
890889:04/11/13 23:57:02 ID:tbLgu4Ja
ごめんもう見られなくなってた。半年くらい前は見られたんだけど。
891名無しさん@ピンキー:04/11/14 10:05:45 ID:nfmg6Pla
トロワスレ・トロワ日記って何ですか?
892名無しさん@ピンキー:04/11/14 10:25:04 ID:jRnjCaNA
シャア板行ってトロワで検索しる。
(ただ、今はちょっとバカが暴れてるからROMに徹した方が良いと思われ)
893891:04/11/14 11:04:02 ID:nfmg6Pla
>892
thx.


このスレ見てたら懐かしくなった
あの頃はWにはまりまくったなぁ(遠い目)
漏れもカトドロ書きたくなってきた



ホンメイハヒイリリダケドw
894名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:08:50 ID:0QYHGSKd
>>893
カトドロ書いてくれ!
895名無しさん@ピンキー:04/11/16 12:42:53 ID:txlXv1TD
>>887
生まれて初めて買った同人誌がその人の本だった。
雰囲気があって、すごくいい文章書く人で、大好きだったよ。
推測でも消息が聞けてうれしかった。
896名無しさん@ピンキー:04/11/16 20:27:10 ID:uR2/xLFt
>895
つい一週間前くらいの、その人の消息ならしってるが(w
晒してたページはもう消されてた。残念。
どうしても消息が知りたいなら、元ヒイリリ大手の
アスキラサイトに行くのが吉。

ついでに言うと、18禁ではなかったよ。裏はあったけど。
897名無しさん@ピンキー:04/11/17 21:57:41 ID:f4cieQCd
>>896
なんとか元ヒイリリ大手には辿り着いたんだけど、その先がわからん…orz
898名無しさん@ピンキー:04/11/17 23:30:46 ID:RXdUhyeq
ときどき日記に出てくるという事ではないか?
前に売り子してた気がする。
899名無しさん@ピンキー:04/11/18 00:19:48 ID:1JgETqtO
元ヒイリリ大手ってどこなんだ?
ググってもヒイリリサイトしか出てこないし
誰かヒントください
900名無しさん@ピンキー:04/11/18 00:32:37 ID:h/u+0lI6
900
901名無しさん@ピンキー:04/11/18 21:43:06 ID:wTbSb1KR
>899
わからないならあきらめろ。
つか本当にググったのか?当時でもヒイリリで大手なんて2箇所位しかないぞ。
902名無しさん@ピンキー:04/11/19 07:56:32 ID:9JEJdvE+
消息が聞けてよかった。
あの人の本だけは、未だに手放せない。
多分ずっと手元に置いておくと思う。
古本屋でも見つからないんだよなぁ。
あったら速攻で買うのに。

オリジナルが書ける人だから楽しみ・・・とはいえ、
自分はネット新参者だから当時のオン大手と言われても
誰だかさっぱりわからないのが残念だ。
903名無しさん@ピンキー:04/11/19 19:14:49 ID:9b7jQeKH
>902
オフ大手だよ。
904名無しさん@ピンキー:04/11/19 20:47:50 ID:FCtVJrw/
元ヒイリリ大手はのきなみ別ジャンルのフォモに逝ってしまった……
なぁ〜ぜぇ〜にぃ〜?

逆にフォモからノーマルへ移行してきたり、フォモ・ノーマル取り混ぜて活動してるのを発見するとすげー嬉しい。
まぁそんなサークルは極小なわけだが…探し出すのも又楽しいもの。
905名無しさん@ピンキー:04/11/25 22:30:44 ID:X58MC0yd
hosyu
906名無しさん@ピンキー:04/11/29 18:30:49 ID:1VEeOEKZ
>フォモ・ノーマル取り混ぜて活動してるのを発見するとすげー嬉しい
そういえば友人の2×1人が
「デュオがヒイロとセクース中、突然乱入してくるリリーナ様」
ってのを描いてた気がする。構造的に無理でやめたらしいけど。

一部スレ違いスマソ。
907名無しさん@ピンキー:04/11/29 18:47:07 ID:5nNF5hrl
>  906
露骨に文字にしやがって(怒
おまいのIDをNG登録したぞ。
908名無しさん@ピンキー:04/12/01 00:45:19 ID:mg7XrFez
それは、フォモ・ノーマル合わせてっつか、当て馬のような感じがする・・・。

一番嫌いなパターンだな。
909名無しさん@ピンキー:04/12/01 16:16:23 ID:U3jPB5q0
>790
910名無しさん@ピンキー:04/12/01 21:31:40 ID:RK4evFLF
「取り混ぜて」と言う言葉の解釈の問題
まあ、普通嫌だろそういうのは。
911名無しさん@ピンキー:04/12/06 18:03:38 ID:DtPBMe9l
下がりすぎなんで、age。
ところで、ここの次スレって、どのくらいで立てるのが良いかな?
あんまり新スレが早すぎても、30レスつかないと落ちるからなぁ。
職人さんの新作発表報告を待ってからが、一番ベストな新スレ立ての
タイミングだと思うんだが、果たしてSS制作中の職人様が、このスレに
いるのかどうか…。
912名無しさん@ピンキー:04/12/06 19:40:56 ID:l9fmacwv
今書いてる。もうちょっとで書き上がるとオモ。
913名無しさん@ピンキー:04/12/06 21:01:11 ID:KMv250K2
>>912
おおぉ!!大期待!!
正座してお待ちしております!

通常950で立てるモンだと思ってるけど、この板では早過ぎるのかな?
914名無しさん@ピンキー:04/12/07 19:40:08 ID:OlgmfR2D
だいたい950〜970辺りで良いんでない?<次スレ
テンプレはまだ良いかもしれないけれど、スレタイに関してはリクあるんだが…

【G,W】アナザーガンダム総合エロパロ・雑談スレ【そしてX】

…ってのはどーか?
富野ガンダム知らない人間には本スレは居づらいからさ…



まぁ、単にSS書く前にXスレが消滅したのが最大の理由なんだがな…orz
915名無しさん@ピンキー:04/12/07 19:52:29 ID:GgYRokt5
個人的にはWはWの単スレがいいなぁ……
確かにその方が色々いい事はありそうだけど、W抜きで他作品が続いた場合がかなり寂しい。

ずーっと以前に本スレだったかでF91の上手いSSが連続投下された事あったじゃん?
あの時みたく一つの作品、一定レベル以上の職人しか入れなくなる空気になるのが個人的に嫌だ。
まぁ、結局はWマンセーな俺のワガママなわけだが。
916名無しさん@ピンキー:04/12/07 20:12:18 ID:rXR6SmfI
>914
大変申し訳ないがGXは未見なので、一緒にされるとスレに居づらくなる。
>914氏が富野ガンダムを知らないから本スレに居づらいと主張するのと同じく。

914氏がXネタのSSを書きたいのならば、総合スレでXネタをふってみてはどうだろうか?
今、あそこは人もいないし。
Wだってそうやって人を誘導してきんだから、Xでも出来ない事はないと思う。

「ガンダムキャラに萌えるスレ3」
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091797596/
917名無しさん@ピンキー:04/12/07 21:33:57 ID:eNCvshYG
自分は>>914とは別人だが、GやXも一緒だと嬉しいなあ。あくまで強制するつもりはないけど。
GWX全部好きだから。自分は富野Gファンでもあるけど、富野Gファンは非富野Gをあまり好きでない人が結構いる。
毛色が違いすぎるのが一番大きい理由だとは思うんだけど。
あと、Wが一番人気あるからW抜きでGやXばっかりが投下され続けるって可能性はかなり低いと思う。
個人的には時々GやXを居候させてくれると嬉しいなって感じ。

ただWのみのこのスレを職人さんや住人さん達が落とさないように立派に回してきたわけで
Wだけが好きな人には特にメリットがないことも認めるから、大多数が嫌だというなら
無理に一緒にしない方がいいとも思ってる。駄目だったら一緒にガンダム萌スレに戻ろう、>>914
918914:04/12/07 21:51:47 ID:OlgmfR2D
>>915-916
仰っている事は確かなんですが、Xファンは居場所が無いのも事実なんです…
富野派からは「NTの冒涜」と呼ばれ、種派には話が通じにくい…
ソレ故>>917氏が言うように「居候」が目的で提案した次第なんです…


>>同志>917
代弁サンクス
919名無しさん@ピンキー:04/12/07 21:52:59 ID:9sSWjwb9
総合スレの衰退を何件か見てきたことがあるので、出来れば次スレは
やっぱりW単独の方が良いように思う。
スレ保守代わりのレスも付けやすいと思うし…。
平成三部作と一括りにされてるけど、GWXを全部視聴している人って、
そんなに多くない気がする。

>914、917
スレを維持出来る住人と職人を募って、単独スレを立ててはどうかな?
このスレも>916が言うようにそうやって出来たスレだし。

エロパロ板初心者にも、その方が分かりやいんじゃないかと思われ。
tu-ka、ティファスレって今ないの?自分アレがXスレだと思ってた。
以前たまたま覗いた時、冒頭からティファ・アディールのSSだったし。
920919:04/12/07 22:09:03 ID:9sSWjwb9
ごめん。今板検索したけど、もうFFのティファスレしか残ってないんだな。

書込した後に>918のレスを読んだが、Wも似たような状況の中、職人さんや、
ロムラーによって決起し、単独スレ立てに至った。
やってやれないことではないと思うので、ガンガッてスレ立てを推奨する。
その際には、即死に注意されたし。ここの次スレもだがなぁ〜。
921915:04/12/07 22:13:48 ID:GgYRokt5
ワガママ言った915ですが、少なくとも俺はW以外は1st、Zしかわかりません。
場繋ぎの会話の時にWの会話してるのも楽しみの一つなんで、やっぱり別スレでやって欲しいのが本音。
そして上でも出てますが、Wで大丈夫ならXやGの単独スレでも持つんじゃないかな?と単純に思います。
922名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:21:08 ID:NrWSJIdB
>916と>920に同意。
ガンキャラ萌えスレで様子を見れば?
XとWは「ガンダム」という名前を冠しただけの別作品なんだから、スレ違いでしょ。(現在のエロパロ板で複数のガンダムスレが並存しているのも、そういう理由から自治スレ内で認められたのだし。)
たとえが悪いかもしれないけど、>914とか>917の言ってることは
シャア板の作品単独スレに他作品が乗り込みをかけているようなものだと思う。
923名無しさん@ピンキー:04/12/07 22:43:38 ID:Mmzij19x
そうだな。南極さんや萌えスレもあるし
また別にスレ立ててみてもいいかもしれないし。
924名無しさん@ピンキー:04/12/08 06:36:48 ID:7Ja25NXU
>>922
>XとWは「ガンダム」という名前を冠しただけの別作品なんだから、スレ違いでしょ。
ここには大いに反論したい。
しかし収集つかなくなるのは目に見えてるので、「喧嘩売ってんのか」で済ましとくが。
925名無しさん@ピンキー:04/12/08 13:21:10 ID:vIjD9/P+
SSの合間のWエロについてのマターリ雑談がしにくくなるのは嫌だ。
GもXも見たことがないし(キャラと大まかなストーリーくらいしか知らない)。
「ガンダムシリーズ」「アナザーガンダム」というふうにくくれば
その二つがWと並列で語られるのもわかるが、結局は別作品なのには
違いない。
922じゃないけど、喧嘩売ってるつもりなんてないよ。
キャラもストーリーも違えば別作品だと思うのですが。
926名無しさん@ピンキー:04/12/08 15:02:13 ID:gGi4nQoR
「ガンダムという名を冠しただけの別作品」って…何かおかしいかな?
まったくその通りだとおもうんけど…?
WとXにつながりなんてないでしょ?ACとAWだし。
てか一部除いた殆どのガンダムはそれぞれ別作品だと思われ。

そして自分はここがWのエロパロだから居るわけで。
たまに点呼とってまったりするようなこの雰囲気がスキなわけで。

…なので非常に心が狭いようで申し訳ないが、単独スレ希望に一票です。
927名無しさん@ピンキー:04/12/08 17:25:50 ID:0dsc6FTU
自分も単スレに一票。
ガンダムキャラに萌えるスレから独立して、何とか
今までこうしてやってこれた経緯をずっと見ている者としては
やはり我が儘かもしれんがこのままいきたいと思ってしまう。

色んな作品が混ざればやはりそこは同じガンダムいえど
別のファン層をもつ世界観も違う別作品であると当方も思う。
作品を混ぜると、前スレである萌えスレと同じ流れを
辿りそうだとも思えてしまうんだな…
あと、どの作品のSSや語りが出ても、他の作品のファンには
居づらい空気がどうしても出ると思う。こればかりはどうも。

でも賛成意見もあるって事は、そちらの単独スレをたてても
それらを好きな人がきっと集ってくるんだと思うんだ。
イッチョスレ立てがんばってみるのも有りじゃないかな。
928名無しさん@ピンキー:04/12/08 18:00:33 ID:ovBta5Kn
色々なガンダムが混ざれば作品ごとに好き嫌いで叩き合いとかになりそう
929名無しさん@ピンキー:04/12/08 21:32:10 ID:otp0IzXC
>928
現に今、微妙にそうなっている気がする…。
>924が突っかかっている>922の「XとWは「ガンダム」という名前を冠しただけの別作品」
と言う意見にも926と同じく、全くその通りだと思う。世界設定もキャラも全然別物。
唯一の共通点は、『ガンダム』が出てくるロボットアニメと言うだけ。
例えばFF7とFF9が共通点は多くても、全く違うゲーム作品だってことと同じじゃね?
まあ、完全にスレ違いどころか板違いな話題だけどな。

ここはエロパロ板のWエロパロ小説スレ!ってことで、次スレのテンプレ考えた方が
真っ当じゃないか?
930917:04/12/08 21:37:45 ID:0BQbJcUK
>>924の言ってること、映像ガンダムを種以外全て見ている者として、とてもよくわかるよ。
……荒れかねない話題に触れてしまってスマソ、ただ>>924にそう伝えたいんだ。


とにかく了解。騒がせて本当にスマソかった。
すでに何度かスレが立っては落ちている(それが自分が>>914に賛成した理由)ので、
スレを立てるにしても今すぐは無理だと思うけど。
では自分は二度とこの話題を持ち出さないので。ノシ
931924:04/12/08 21:46:37 ID:GzoQumxY
誤解を招いてしまって申し訳ない。
俺は「ガンダムという名を冠しただけの別作品」をアナザーとUCとの区別
(というか差別)って意味にとってしまったんだ。
ほら、他所だとよく「アナザーはガンダム違う」とかいうUC厨がいるじゃん。あんな感じかと思った。

正しくはWとXとの違いって意味だったんだな。本当、申し訳ない。
しかしその意味でも俺はガンダムはガンダムだと思うんだけども。
この考え方はどうも少数派みたいだね。

↑のような考えだけど、スレに関しては単スレに賛成一票です。
932914:04/12/09 01:07:51 ID:KzEFjMBF
>このスレの全ての住人及び投稿神
荒れかねない話題を持ち込んだ責任としてWのTVシリーズとOVA版EW、劇場版EWと全て見てきます。
とりあえず、ガンガッテ単独すれ立ててみます。



・・・1ヶ月生存を目標に。
933名無しさん@ピンキー:04/12/09 16:02:24 ID:9UVfU8a1
流れを完全無視して書き込んでみる。

福井晴敏の「川の深さは」に登場する少年はまんまヒイロ・ユイ。
冗談かと思うほどまんま。
決め台詞まで一緒。
934名無しさん@ピンキー:04/12/09 16:28:53 ID:C+a3E2Wd
福井氏は「GW見たことネ」って言ったらしいけど(未確認情報、間違ってたらスマソ)
んなわけないよなー。あれはどう考えてもヒイロだ。
福井氏はGヲtだし。



935名無しさん@ピンキー:04/12/09 16:40:04 ID:9UVfU8a1
でも小説自体はおもしろいからアナザーワールドヒイロを見たければおすすめ。
親父もいい味出してるし。
936名無しさん@ピンキー:04/12/09 19:55:57 ID:m72fQ0rx
>>933
他所では散々既出だぞ、それ
937名無しさん@ピンキー:04/12/09 23:55:56 ID:uMJwfep1
まぁそうだけど、新規さんは知らないかもしれんじゃないか。
漫画や映画でWキャラに変換できそうなのけっこうあると思うんだけど、何かお薦めの作品あったら教えて〜

最近ではWJにトロワが出演したこと位しか知らないんだよ。
(しかし、まんまピエロって・・・・・・w)
938名無しさん@ピンキー:04/12/10 07:12:34 ID:Uk7NuJEi
↑詳細きぼんぬ
939名無しさん@ピンキー:04/12/11 19:19:38 ID:D46HQCR0
>938
937じゃないが、11月の頭あたりのWJで(号数忘れ)
ハンターの代稿で載った「ハ/ピ/マ/ジ」(/は抜いて下さい)。

普段WJ読まないんだが、これの為に私は買った。
作者本人のサイトにトロ絵もある。

……只、どっちかと言うと、ビジュアルはスト3のヤンの方に似てると思った。
940名無しさん@ピンキー:04/12/13 20:48:22 ID:jaDn3Akd
98年に発売されたエロゲー「せ・ん・せ・い」のサブヒロインの一人、榊原睦美の
ビジュアルは、リリーナっぽいと思う。生徒会長だしな。
彼女とのEDもあるんだが、凌辱ゲーだしメインヒロインじゃないので、隷属ED
が一つだけ。残念。
去年の夏にDVDPGになって復活したので、興味のある人は探してみれば?
↓参考までに画像もドゾ〜
ttp://www.do-game.co.jp/release/soft/pg_sensei/data/01.jpg
ttp://www.do-game.co.jp/release/soft/pg_sensei_2/data/04.jpg
941名無しさん@ピンキー:04/12/14 00:58:49 ID:e6Sn+iGt
>940
しっかし良くもまぁそんなの見つけられたな・・・・でも確かに似てるねそれ。
942名無しさん@ピンキー:04/12/14 16:00:49 ID:zpR5vl0X
>>940
ああ自分もリリーナ様みたいだなぁ〜って思ってたよ
(そのゲームはやったことないから見た目だけw)
現在になってここで話題に昇るとは…懐かしい〜
「けがれた英雄」ってゆうエロゲにもリリーナ様っぽいキャラがいたな
金髪のキツめな女騎士、しかし巨乳だったw
けどやっぱり本物のリリ様がいい〜
943名無しさん@ピンキー:04/12/14 19:11:10 ID:StrHwR/w
>942
この子か、サブサブヒロインって感じの子やね。
ttp://clockup.net/eiyu/keen.htm
944名無しさん@ピンキー:04/12/16 00:28:16 ID:wHw+3Nyc
リリーナ様っぽい娘さんは、結構18禁PCゲーにいるやうだ。
つーことで、エロゲー便乗。
自分は「いきなりはっぴぃベル」の”パステーテ姫”がリリーナ様っぽく見えた。
性格はテンプレのようなおてんば、わがまま王女様だが。
参照画像
ttp://www.terios.net/frame.html
945名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:06:19 ID:XJi/HmwI
最近エロゲーに手を出し始めたんだが
偶然プレイしたゲームで、ヒイロの中の人が出演していてかなり驚いた。
「主人公の宿敵」という役回りのキャラだったんだが、
しっかり濡れ場シーンもあったし。

ヒイロまんまの声が、エロいシーンで「くっ」とか呻いている光景は
衝撃的だった…。
946名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:29:16 ID:k/lyfntV
ほとんどの声優はエロ仕事してる
別に驚くことでもない
947名無しさん@ピンキー:04/12/16 07:05:38 ID:EM1i9O2C
あおかわひかる
948名無しさん@ピンキー:04/12/16 09:22:45 ID:1Wl8Z0Xq
男の声優さんは名前隠さずに801ゲームに出てるよ
949名無しさん@ピンキー:04/12/16 23:31:11 ID:Au7EIyCl
女性の声優さんはどうなのよ?教えて、エロイ人!!
950エロイ人:04/12/17 00:01:29 ID:nYlLDu7h
>949
女性はもっとスゴイ。聞いた話では肉体関係まであるらしいよ。いや、マジで。
例えば宮村とか・・・・最も、出来ちゃった結婚をしてる位だけどね。
951名無しさん@ピンキー:04/12/17 15:44:32 ID:XwNJD7NT
ゲームが多く出たところで漫画を一つ。
バリバリの少女漫画なので苦手な方は注意です。

「ミモザでサラダ」森生まさみ(鼻夢コミクス)
肉親が泣くなり莫大な遺産を相続することになったミモザは
遺言で彼女の身の危険を守るためにボディガード、カイルを雇います。
無口で無愛想、チョコとお酒で動くロボットだと信じて疑わないミモザ
ですが…
みたいな話ですが、説明上手くなくてスンマソン。
ミモザとカイルは年の差結構あります。それにカイルは天然エロです。
あんま自覚ないようです。
読む人選ぶとおもいますので気になったらブクオフでも行ってくると
よいかも。カイルがまんまヒイロでふ。
段々感情を取り戻してくカイルがヒイロとかぶりました。


952名無しさん@ピンキー:04/12/18 20:03:35 ID:h9vAWi0l
>>951
それ、日参しているサイトで紹介されていたので、読んだ。確かにカイルは
ヒイロっぽい。ヒロインがWの女性キャラにあてはまらないのが残念。
強引にあてるとしたらシルビア・ノベンタ?と思ったが、知り合いの姐さんに
女体化カトル!と自信たっぷりに言われたorz

そういえば、富士見のフルメタの主人公もヒイロっぽいよ。ヒロインが苦手な
タイプの上に、女体化デュオなのって叫ばれて、自分は挫折したが。
なんか個人的にヒイロっぽいキャラ、地雷なのかも。
953名無しさん@ピンキー:04/12/18 20:26:36 ID:0TOXHrsm
ソノラマのクールフェイスが主人公のヒイロっぽさではトップクラスだと思うが


かなめが女体化デュオとか言ってた奴って脳がオカシイんじゃねえのか?
あのタイプはWには被るキャラいねえぞ。無理にでも当てはめられる奴なんていない。
954名無しさん@ピンキー:04/12/18 23:57:28 ID:gEyUajYX
>952
どっちの作品も残念ながらヒロインが自分の立場を弁えない上白痴なので
余計地雷な気がする
955名無しさん@ピンキー:04/12/19 01:06:01 ID:kqHdSUgc
お嬢様と彼女を守る無口なボディガード、みたいな話はチョイ前は
少女漫画でごろごろあってかなりよんだはずなのに、なんだろ
思い出せないなぁ。どうも自分その手の設定に弱いらスィ。
956名無しさん@ピンキー:04/12/19 09:09:24 ID:sh5gTWtV
似ているキャラは萌えたりもするが少なからずカップリング萌えの
ところがあるので相手役が別人の別カップを見ているようで空しくなることもある
957名無しさん@ピンキー:04/12/19 18:27:34 ID:+sBw1tt+
ヒイロに近いキャラは少女漫画でもよくいると思うし、
「ボディガードネタ」はヒイ×リリ同人誌でもけっこう常套手段だから
「ミモザでサラダ」に既視感を持つのはわかるんだけど、
やっぱりミモザが普通の女の子なんだよね。
リリーナだったらただ守られて黙ってスイスの学園に行ったりしないと思う。
むしろ「あなたがこれ以上傷つくのをわたくしは見ていられないのです」とか
言ってヒイロに戦いをやめさせようとして、敵対者に対して「あなたは間違っています!」
とか正面切って説得に行って、挙句の果てには「このような世界はよくありません」
みたいになって結局政界の人になってしまうんじゃないだろうか。
ここまでくると少女漫画といえないし、ここまでするキャラが滅多にいないから
リリーナって貴重なんだと思うけど。
958名無しさん@ピンキー:04/12/19 22:13:26 ID:7SUBLMI7
というか、ミモザはリリーナ様と違って初登場時はょぅι゛ょだったんだから、
さすがにリリーナ様ほどの行動力を期待するのもなぁ…

行動力ばっちりのお嬢様だったら、同じく花夢の「てるてる×少年」にでてくる
しの姫がけっこう当てはまってるかも
(ワンレンだった前髪を、敵に切られてしまって眉前になったあたりからが特にw)
959名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:05:23 ID:+sBw1tt+
>958
ドウーイ
ミモザとリリーナはそもそも違う路線のキャラだと思うのです
少女漫画のヒロインにリリーナを期待するのは難しいと思う

忍は良かったね。「てるてる」自体が終わってしまって残念だが。
960名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:23:19 ID:kqHdSUgc
じゃあエロゲでヒイロみたいなキャラっていないの?エロゲじゃなくてもいいんだけどさ。
中の人、ボブゲや乙女ゲ、エロゲでもブイブイいわしてるから似てそな感じの
キャラやってそうなんだけど。生憎エロゲはわかんないし。

ヒイロに似てるってわけではないのだけど、乙女ゲのメモGで(落とす対象の声が
ヒイロの中の人がいる、性格も孤独で意外と喧嘩っぱやい)
「リリーナ」と呼ばせて転げまわった経験ありのだめ人間…
だってEVSの設定上手く変えるとすんげー甘く囁くんだもん。
961名無しさん@ピンキー:04/12/20 17:48:21 ID:GZgrR99n
>960
エロゲの主人公は、黒髪、前髪ウザイ系が多いので(プレイヤーキャラだから?)、
ビジュアルだけならヒイロっぽいのは多いかも…。
例えば「顔のない月」の羽山とか、原画師のラフデッサンがまんまヒイロでワロタw
だから髪の色が黒に出来なかったんだろうな。まあメインヒロインの髪が黒だって
のもあるだろうけど。
ttp://www.orbit-soft.com/product/root/nsm/chara/hayama.html
「顔のない月」主人公、羽山 浩一
962名無しさん@ピンキー:04/12/20 22:54:53 ID:1/9c/4Fq
顔立ち、性格と共に基本は没個性なエロゲー主人公に何か求めようとしてもな
963名無しさん@ピンキー:04/12/22 05:19:00 ID:xsw443oF
カップリングだのヒイロっぽさだの、おまえら同人女か?
964名無しさん@ピンキー:04/12/22 07:33:41 ID:BL5nH4yc
同人女だろうよw
カプ萌えカプヲタの腐女子同士で騒いでるくさい
ついさっきここ見てきたからますますそう感じるのかもしれないが
http://t2.i2ch.net/z/-/16/AzyQA/i
965名無しさん@ピンキー:04/12/22 07:36:26 ID:BL5nH4yc
966名無しさん@ピンキー:04/12/22 15:01:24 ID:aHuPLQaf
Wが好きなのであって、「ぽい」とか変換萌えとか興味ないので
この流れは正直ツラかった
どうせ雑談するならWそのもののことで盛り上がりたい
967名無しさん@ピンキー:04/12/22 18:36:17 ID:NNUAaZLB
>963-965
ジエン乙
この板のこのスレで、一体なにを言いたいんだか。タイトル読めてるか?

>966
そう思うなら、黙って別ネタをふれ。
968名無しさん@ピンキー:04/12/22 19:29:45 ID:aHuPLQaf
そういうおまいは何を言いに来たんだ
969名無しさん@ピンキー:04/12/22 20:12:47 ID:BL5nH4yc
タイトル読めてるかだって?そっくりそのまま返したい
女体化○○とかボーイズゲーだのゆう言葉が普通に出てくる辺りも
なんだかムズムズしてたんだ、もう少しTPO弁えろと
あんまり行きすぎると只のカプオタ変換厨の妄想語り垂れ流し
図星だと自演扱いか…スレの雰囲気悪くなるの覚悟でずっと突っ込みたかった
970名無しさん@ピンキー:04/12/22 21:51:45 ID:Gh80EF2l
話ぶった切りスマソ。
自分が多分970になると思うが次スレはどうする?ここは比較的マターリ進行なんで
まだ大丈夫かとも思ってたけど、最近流れ早いので心配。
980ゲットで次スレ立て、それまでにテンプレ考えておくのが良いかと思うのだが。
問題は次スレの即死回避かな。現在もしもSS書いてる職人さんがいたら、是非とも
次スレで発表してもらいたいところだが、果たしてこのスレにまだ神はいるのか…。
971名無しさん@ピンキー:04/12/22 22:21:29 ID:/wz+NfOY
容量が420KBになってたし、話を振った責任を取ってテンプレ案考えてみた。

ガンダムWのエロパロ小説Part2

ここは「ガンダムW」のエロ小説スレです。

前スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065699339/

関連スレは>>2-5辺り。

んで、関連は旧シャアの総合と、後トロワスレとかも入れるべき?
972名無しさん@ピンキー:04/12/22 22:53:16 ID:SPzDpL66
変換萌えもいける口だから、ここの情報はうれしかったよ。
書き込んでくれた皆様ありがトン! 色々さがす楽しみが増えたよ〜

>>971
こっちはピンク板だし、年齢制限なしの本スレとの関連とかはマズイんじゃない?
973名無しさん@ピンキー:04/12/22 23:17:32 ID:7TPw9v2b
こっちからハルのはイイんじゃね?
トロワスレ知らなかった人もいたし。
974名無しさん@ピンキー:04/12/22 23:26:45 ID:yIGdvM0n
ネタスレのネタ持ってこられても困る
1年以上前種スレでディアッカと俺のエロ書けとかネタ持って来た奴がいたけど
スレは荒れてわけわからん専用スレまで立つ始末
このスレ見るためにはそんなネタスレも把握してなきゃいかんの?
975名無しさん@ピンキー:04/12/23 07:50:37 ID:SQxkpj+m
今のトロワスレの状況見ると貼らない方がいい。
あそこは前スレあたりから変な粘着に取り付かれてる。こっちも巻き添えで荒らされるかも知れん。
976名無しさん@ピンキー:04/12/23 10:02:17 ID:UXBXi/Zb
>>975
トロワスレの恥部を晒したくて必死だね。こっちからリンクするぐらいで荒らしが移動してくるわけ無いだろ。
ちょっとは頭を冷やせよ(w

リンクを貼らなくていい、っていうのは賛成。そもそも互いに独立したスレッドだから大して必要性
感じない。ざっと見たところ、そこそこ読者層かぶってるっぽいし。
977名無しさん@ピンキー:04/12/23 18:12:51 ID:DhCdLSdC
>>976
オマエこそ落ち着け。なんで975が必死なのかワケワカランぞ。
それと、実際問題トロワスレには新板のスレからリンク貼られて荒らしが流入した過去がある。
なのでリンクは荒らしを呼ぶ原因には十分成り得る。
978名無しさん@ピンキー:04/12/23 18:41:23 ID:UXBXi/Zb
ワケワカランなら黙ってれば?それに落ち着くのは君の方だと思うよ?

>それと、実際問題トロワスレには新板のスレからリンク貼られて荒らしが流入した過去がある。
>なのでリンクは荒らしを呼ぶ原因には十分成り得る。

>>975は「こっちにリンクを貼ったら」「こっちが荒らされる可能性がある」って言ったんだよ?
君が言ってるのは「あっちのリンクを貼ったら」「あっちが荒らされた」出来事でしょ?全然別物。
979名無しさん@ピンキー:04/12/23 19:03:06 ID:hfnlJJg+
>>978は正しいんだろうけど激しく感じが悪いな。高飛車ってかさ。
980名無しさん@ピンキー:04/12/23 19:29:00 ID:Ypd4eZFe
まぁこっちから貼る分には支障ないデショ。
でもいらないと思うけどね。
トロワスレあまりスキじゃない人だっているでしょ。カトルが基本ホモ設定だし。
981980:04/12/23 19:32:00 ID:Ypd4eZFe
って何気に980とっちまいましたが。
立てていいんですか?前スレ紹介以外にテンプレとかいらんよね?
982名無しさん@ピンキー:04/12/23 21:38:53 ID:2j5PFxOa
へたにいじくろうとするから荒れるのだ
このままマターリで不都合ないし、それでいいと思います
983名無しさん@ピンキー:04/12/24 01:17:33 ID:ZAK5ObJ4
まあ冬休みだし。
ということで980次スレお願いします。
984980
遅くなった。
立ててきたよ。
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1103862859/l50