ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
本編に反するようなカプがあっても、それは萌えている人の自由です。
カップリングについて論じるのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1062425345/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059225815/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054652749/
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034752307/

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part10
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1060395546/
2名無しさん@ピンキー:03/10/05 19:56 ID:YPPDDc5H
2ゲット
3名無しさん@ピンキー:03/10/05 20:05 ID:m6/yHDMa
乙彼。
4名無しさん@ピンキー:03/10/05 20:44 ID:0pUP6Sun
>>乙です
とりあえず即死回避にカキコ
5名無しさん@ピンキー:03/10/05 20:48 ID:I3EUHHqq
801とも違うと思うのでリンク。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059815393/l50
女体化キラハァハァスレ。やたら神多し。
6名無しさん@ピンキー:03/10/05 21:23 ID:StTUC8a8
・・・吐いた
文字だけで女体化ってキツイな
7名無しさん@ピンキー:03/10/05 21:57 ID:yRzpVCJt
即死判定ってKBで?
8黄昏の文芸作家:03/10/05 22:04 ID:lWi0+dsx
>>1
乙…華麗…。
9名無しさん@ピンキー:03/10/05 22:18 ID:Rin5esLx
>>6
ちょっと801の香りはしますが、中々力作揃いだと思うんですが。
>>7
シャア専と同じなら32KBですかね?
>>8
オルナタ待ってます♪
10名無しさん@ピンキー:03/10/05 22:41 ID:yRzpVCJt
   `ーゝ三' r'゙ノ_ノ_,,..∠、-─'''""___,.r;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
      \,r‐''"´_,,、 -─'''"¨ ̄、-' ,.r'゙,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;`;;l,
       Lr‐''"´    _,,.、-_,.ィ-;;'゙;;;;;;;;;;:'';;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i,
     /   _,,.、-_,,..、-;;'''ニ、」;;;;;;; ,; ,, ;; ;;ハ「`ヽ;;;;;;;;;゙i,
    /   _,,、-<:´:レ'゙f'゙「`),゙)リi;;;;;;';;' .;;;' ;;;;;リ ゙! ヾ!;;;;;;;;;;|、
  /,.、-''゙( i、ト:Fヘ : : :゙:┴''"..:;!ノ|;;;;;;;;;:;;;;;;;;;ノテ、`'゙ l;;;;;;;;;;;l`
  ´    ゝi'ー',.シ'゙: : : :    ' ;';;;;;;/レi;;;;;/r'_ノ,ノ゙,;;;;;;;;iリ   即死回避ィーーーーーーー!!!
           <         /;;/: ノ,イ  _/,,;;;;;;;;;;/
            `!  _     ''"  :    「'''''');、;;;;;f
           `'「  `>、      :   ノ    \「ヽ
            ヽ,、i゙ ノ     .: _、-''   _,、-''゙´ !、
            `i 二    .:_,-''゙;:''  _,、-'゙.:'      ヽ.
             ゙':、._,.、-'ニ,  _,:-<'゙  .:'       ,.>、
                 ,r'∠>:<ヽ ゙i ゙i, .:'      ,r''",r''"ー-、
                 ゙ヽい.  ゙i,゙i ゙i ゙i     ,.-'゙,.-'゙
                ,/゙i ト,゙!.  ゙i,゙i ゙i_゙i   //
               /゙i゙  ゙i゙i゙; !  _゙i ゙i ゙i_゙i.//
                  _i゙.|,rてl.〔y''" ヽヽ//`''-、.,_
              ハ//  `^ミ{-‐''" `ー'゙
11名無しさん@ピンキー:03/10/05 22:41 ID:23Dq+cPv
217氏のキラフレはまだですか?
12名無しさん@ピンキー:03/10/05 23:09 ID:8goH3f43
>>6
このスレは原作イメージ重視だけど
そっちのスレはいかに原作イメージを壊すか、ってかんじだな
13217:03/10/05 23:11 ID:k6jS6SjI
>>1
乙です!
>>11
投下できるとしたら、真夜中になりそうでつ。遅くても明日の真夜中までには落としたいです。
今日投下できるように頑張ってはみますが…
14名無しさん@ピンキー:03/10/05 23:13 ID:LDRX9Dn8
>>12
女体化の時点でイメージ壊してるわけだしな。
まあ萌えは人それぞれだし、別にいいんでない。
好きな人は見る、受け付けない人は見ないでさ。
15名無しさん@ピンキー:03/10/05 23:19 ID:8goH3f43
>>14
いや、ただ、それで色々プレイが広がる分自由だなと思っただけさ
輪姦、SM、果てはスカとか。なかなかハードだ
16名無しさん@ピンキー:03/10/06 00:02 ID:bOMF7ri6
>>前スレ927
アスランとラクスは、20話でアスランが別れの挨拶に頬にキスをしただけらしい。
他はなにもしていないとか、小説に書いてあったような
17名無しさん@ピンキー:03/10/06 00:10 ID:ry/wV9k9
おお。じゃあアスランは童貞ってことで問題ないね!
よっしゃ!
というわけで童貞アスの活躍にご期待ください。
18ID:QWNAwp88:03/10/06 01:03 ID:wvR7MNye
閃光が弾け、眼前を極彩色が覆う。
振り下ろされた光の刃は、迫り来る敵モビルスーツ【ストライクダガー】の装甲を
断ち切り、紅蓮の炎へといざなった。
アスラン・ザラの駆る【ジン】は敵の深奥。カガリ・ユラ・アスハの捕らえられた
旧地球軍施設を目指し、鬼神の如き勢いで突き進む――

敵モビルスーツ群から放たれる無数の光線の軌跡。
「くっ……!!」
神業的な反射速度でこれを避け、反転した状態から素早く反撃に転じる。
構えたビームライフルの銃口が火を噴き、瞬く間に戦場に紅い花火が幾つも上がった。
天賎の才能ともいえる操縦技術。
が、機体の性能についてはGシリーズのうち最も汎用性に富み、
高い性能を見せた【ストライク】のデータを元に造られた
【ストライクダガー】には、どうしても劣ってしまう。
量産機…しかも後の【ゲイツ】などに比べれば旧式の部類に入ってしまう
【ジン】では,こうして複数を相手に互角に応戦していること事態が驚異的ですらある。
19ID:QWNAwp88:03/10/06 01:05 ID:wvR7MNye
(ジャスティスがあれば……!…)

かつての愛機の名を思ってみても、それは見果てぬ夢に過ぎない。
アスランは自己の妄念を振り払う様にレバーを力強く前へ倒した。
――こんな所でもたついているわけには行かない。
彼の精神の高潮に呼応して、覚醒を促す象徴の種子が弾けて七色の光を生む。
それは【ジン】に想定されるスペック以上の加速性能を与え、
かつてのGさながらの動きを可能とした。音速の壁に迫る神速で、
迎え撃つ二体の【ストライクダガー】を盾ごと横一文字に両断し、頭部ユニットを破壊する。
「邪魔をするなあああああぁぁぁぁぁぁ―――――――――――!!!!」
親友の操縦よろしく、しつこく群がる五月蝿い蝿を上段の蹴りで一蹴する。
激突した互いの装甲が火花を散らし、凄まじい衝撃が機体全体を走り抜けた。
それでも、アスランの勢いは止まらない――
むしろ、より一層速さを増して、目指す者の在り場所へと機体を駆動させる。

(待ってろよ、カガリ…必ずそこから救い出す―――!)


20ID:QWNAwp88:03/10/06 01:06 ID:wvR7MNye
「おやおや、“白馬に跨った王子様”かと思えば…随分、醜悪な馬に騎乗している
ようですね…あれでは、悪魔の使いだ――」
「――あなたもそう、思うでしょう?」
敵陣を突破して進撃する敵機を満足げな視線で見つめながら、
エリゴールは傍らのカガリへと向き直った。
「ハイ…」
瞳に光を失い、カガリは虚ろな口調で応える。
既にその拘束は解かれているのも関わらず、彼女はその場所から逃げようともしない。

この先に二人を待つ残酷な運命――…
その筋書きをあれこれ散策しながら、エリゴールは一人、悦に入った笑みを浮かべた――
21ID:QWNAwp88:03/10/06 01:10 ID:wvR7MNye
今日、資料として参考になればとビデオをレンタルしてきました。
ちなみに見たのは第24話『二人だけの戦争』です。
一応、この話に即発されて書き始めた代物なので・・・
まぁ、上手く生かせればいいんですけどね…それはともかく新スレおめでとうございます。
22217:03/10/06 02:01 ID:T4n2TTNW
>>21
すごく文が上手ですね!話も面白いし。
続き待ってます。

んでもって、キラフレいきます。
フレイ様の慰安に…なるのかな?精一杯書きました。
リクしてない人も見てくれると嬉しいです。
23和解:03/10/06 02:03 ID:T4n2TTNW
キラはポッドで射出されたフレイを救出する事が出来て、エターナルに着艦した。

「……ごめん…なさい…」
「―――!!」
それが、フレイが消え入りそうな声で放った第一声。
なぜ彼女が謝るのかわからなかった。
悪いのは…僕で…!彼女を利用して、傷つけたのは…僕で…!
彼女の父を守ると約束して、守れなかった。
それからだ。フレイが僕を使ってコーディネーターの絶滅という狂気じみた目的を
持つようになったのは。彼女がおかしくなったのは僕の…せいなんだ…
僕が…守れなかったから…!!
なのに、僕は誰かを傷つける自分や、守りたいものを守れない自分が嫌で、
どうかしてしまいそうな時…心に空いた穴を埋める様に彼女を抱いた。
彼女が何を思い、僕に抱かれたかを知っていて、抱いた。
彼女を傷つけたにもかかわらず、彼女を…フレイを利用していた。
そんな、自分が嫌だった。
過ちに気付きつつも、彼女を抱き続ける自分を認めるのは、もっと嫌だった。
―――だから、自分一人で痛みに耐える事を誓って、彼女と決別した。
帰ってきたらどれくらい叩かれたっていい。何を言われても構わない。
とにかく、彼女を利用してきた事、守れなかった事を謝りたかった。


24217:03/10/06 02:04 ID:T4n2TTNW
なのに。
今、目の前にいる謝りたい相手は肩を震わせて、僕の胸の中で…泣いている。
何度も何度も、ごめんなさい。ごめんね…と言いながら、僕の胸の中で泣いている。
「どうして、君が謝るの…!?君を利用していたのは…僕でッ…!!
 僕は君に…何もしてあげられず…守れなくて…!!」
「違う…私が、私が…!!私が全部、悪いの…!!
 キラのせいじゃないって、わかってたのに…私…!!」
フレイは、また大粒の涙をぼろぼろと零しながら、キラの胸の中で泣いた。

フレイは、父を亡くした時、心の支えを失った。
彼女に残ったのは、父を殺したコーディネーターに対する、憎悪の心。
もちろん、そんな心だけでは正気など保てない。だから、誰かのせいにするしかなかった。

「アンタ!自分がコーディネーターだからって、本気で戦ってないんでしょ!?」

誰のせいでもなく、キラのせいでもなく…本当はわかっていてのかもしれない。
全てキラのせいにして、キラにコーディネーターの絶滅をさせるために、彼に近づいた。
ただ、そうするしかなかった。
彼に殺戮させる為だけでなく、自分の心の隙間を埋める為に彼に抱かれた事も事実だった。
体を重ねていく度に、不思議とキラに対する独占欲が湧いていった。
彼は、自分の道具―――。ずっと、そう思っていた。
だから、彼を自分のものにしたいのだと思っていた。

25217:03/10/06 02:06 ID:T4n2TTNW
けれど…

「僕達、間違ったんだ…!!」

その言葉を聞いた時、フレイは心の支えを全て失った気がした。
芽生えてきた自分の想いを認めたくなかったのかもしれない。
まして、父を殺したコーディネーターを好きになるなど、
自分の抱いていた思惑とは大きく矛盾しすぎていた。
それでも。
ダメ。キラがいないと、私……!!
自分が自分でなくなってしまいそう。だから、私の側からいなくならないで…
「キラ…!あの、私…」
「ゴメン。また…後でね…」
結局、言いたい事も何も言えず、彼は死んだ。死んだと聞いた。

その後、私はザフトに捕らえられた。父の声をしたあの人に、捕らえられた。
自分が毛嫌っていた種族の中に、私は一人でいる。父を殺した野蛮な人種…
コーディネーターの捕虜になって、コーディネーターの手伝いをさせられて。
彼らが何を思い、戦っているのか。ナチュラルが実行してきた恐ろしい作戦、思惑。
見えなかったものが、たくさん見えてきた。
ナチュラルもコーディネーターも…何も…何も変わらないじゃない…!!
認めざるを得なかった。
コーディネーターという、フィルターをかけて物を、人を見る事は、間違っていた。
26217:03/10/06 02:07 ID:T4n2TTNW
戦争を終わらせる鍵とやらを持たされて私は一人、戦場へと投げ出された。
―――怖い…!!
今まで、彼は…キラは…こんな世界に居たの…!?
戦場に響く爆発音。人の悲鳴が木霊しているよう…
嫌…!!私、キラがどんな世界にいるか…何も、何も知らなかった…!!
自分の命を守ることで精一杯の戦場で、何かを守る?
それがどれほど過酷で、残酷かも知らずに私は彼に守ってほしいと頼んだの?
さらには、あんなひどい言葉を浴びせていたの?
コーディネーターも、ナチュラルも何も変わらないのに、
彼にコーディネーターを殺させるよう、私が仕向けたの?
あんな、あんな優しい子に。私なんかに…ううん。
誰よりも優しい彼に、私が人を撃たせたの?
ごめん…なさい…!!私、何も…何も分かってなかった…!知らなかった…!
もし謝れば、あなたは私を許してくれるの?ううん、許してくれなくたって…いい。
けど、謝りたいのに、あなたはもう…いない。この世に…いない。
胸が…苦しい。苦しいよ…キラ…!!
そんな時だった。
「フレイ――――!!」
彼の声を聞いたのは。聞き違える筈もない、キラの声。生きてた…!キラ…!!
「キラッ……!キラ――――!!」
必死に、必死に叫んだ。また、逢いたい。逢って、あなたに言わなきゃ…
ごめんなさいって…!!
27217:03/10/06 02:08 ID:T4n2TTNW
―――私は、キラに助けられた。
キラの乗る機体の手にポッドを掴まれ、彼の帰投する戦艦へと連れられた。
彼を見たとき、涙が止まらなかった。堪らなくなって、キラに抱きついた。

「ごめんなさい…!!ごめんな…さい…キラ…!!」
「もういいから…フレイ。謝らなきゃいけないのは、僕の方なんだから…ごめん…」
お互いが涙をぼろぼろ流して抱きしめあった。
「ねえ…?あなたは私を…こんな私でも許してくれるの?何も知らなかった私を…」
「許すも何も、僕が…」
「違う…!あなたは何も悪くなんか…だから、もう謝らないで…」
フレイとしても、自分が悪いと認めていて、相手に謝られるのは何よりも辛かった。
「許して…くれるの?」
「当たり、前じゃないか。僕達、間違ったけど間違いに気付けたんだ…」
「また、やり直せるかな…?私、本当にあなたが好き…あなたがいないと…ダメなの…」
やっと、自分の気持ちを言えた。苦しかった。自分の気持ちを認められなくて…
「これだけは、言える。人は、いくらでもやり直せるよ…!」
キラとしても、本気で殺しあった親友と和解をして、今では再び親友として、
仲間として、向かい合い、認め合う事ができた。
キラとアスランが同じ場所に居る事が、キラの言葉の証明となった。
「僕も、フレイがいたからここまで来れたんだ。僕には君が今までも、これからも
 必要なんだ。君は、僕を今も必要としてくれるのかい…?」
「当たり前じゃない…私、あなたが居ないとダメって言ったでしょ…」
「そうだね…ゴメン…」
28217:03/10/06 02:10 ID:T4n2TTNW
場所を移動して、何もかもを脱ぎ捨てて、二人はベッドに入った。
二人とも何度も体を重ねたはずなのに、初めて体を重ねる様な気持ちを抱いていた。
互いの気持ちが違うとこうも変わるものなのか?
体の繋がりだけの、あの頃。
ひたすらに心の隙間を埋める様に互いに求め合っていた、あの頃。
今は、心も繋がってる。
互いに必要として、本音を言えた現在。
心の隙間を埋めるのではなく、気持ちを確認して愛し合い、求め合う現在。
「ね…ぇ、キラ…来て…」
フレイの言葉を聞き、キラは肉棒をフレイの秘所に宛がった。
そのまま、ゆっくりと肉棒を内部に潜り込ませていく。
「うっ…く…」
「あはぁぁぁぁああ…」
挿入の快感に、二人は声をあげる。フレイは暖かく、きつくキラを締めつけた。
「くぅ……フレイ、そんな締めたら…」
「…ずっと、ずっと…本当のあなたが欲しかったから…」
キラとしても、この快感にずっと耐えていく事は酷であった。
きゅうっとキラのものに吸い付いてくるそこは、ひどく淫靡な動きでキラを刺激していく。
「はぁっ……んっく…フレイ、動くよ」
「んン…ッ、…んっ…ぁぁ…キラぁ……」
キラは、ゆっくりと腰を前後させ始める。
その度に、フレイが甘い声を上げ、キラに甘えていった。
フレイも、キラも気持ちが高まり、じくじくと厭らしい液を放出していた。
29217:03/10/06 02:12 ID:T4n2TTNW
「ね…ぇ、キラぁ…気持ち……いいよぉ…」
「っく…僕も、もっと動くよ」
キラは次第に腰の動きを早めていき、フレイの奥の衝動を突き動かす。
たぶん、気のせいだとは思うが、フレイの中は以前より暖かいような気がした。
しかし、少なくとも前よりもキラを締め付け、愛しそうにキラを包み込んでいるのは確かだった。
キラが…好き。その本当の想いに拠るものなのかもしれない。
いわば、これは二人の初夜の様なものでもあるからなのだろうか。
それはもちろん、思惑を持って抱きあったあの時の初夜とは違う、初夜。
「あっ…あはぁっ…!キラ…好き…好…き…」
「フ、フレイ…!んくっ…ああっ…!!」
フレイが潤んだ瞳でキラを見つめて唇を奪う。
舌を絡め合い、さらなる快感を得て、二人は次第に高みに登っていく。
キラの腰の動きも、それに伴って加速度を増していった。
フレイも、少しでももっと快楽を得ようと腰をキラに合わせて動かし始める。
「ひぃん…!ふっ…ぅ…ああっ…!ああっ…!あは…、も、もう…」
「はぁっ…はあっ…フレイ、フレイ…!すごい…フレイの中が吸い付いてきて、僕っ…」
「やぁ…キラ…そんなこと言わない…で…、ひんっ…」
最奥をここぞとばかりにキラは付き込んでいき、フレイにかつてないほどの快楽を与えていく。
しかし、フレイが快楽を与えられる度に、キラ自身も締め付けられ、
吸い付かれるように刺激を加えられる。結合部から響く卑猥な音も、
大きくなって二人の耳に入り、気持ちまでも高揚させていく。

30217:03/10/06 02:14 ID:T4n2TTNW
本当に愛しい人の内部を突いて、突かれて、二人は既に限界を迎えようとしていた。
全身が蕩けてしまいそうな程、二人は快楽を感じて果てようとしていた。
「フレイ…もう、出…るっ…」
「あ、ああ…ん…出し…て、全部、中に……お願いっ…」
「うっ……く……」
「あっ…!や…あ…………熱いよ…キラぁ…あ…ん…」
キラはとうとうフレイの中に今の彼女への想いの全てを放出していく。
それはどこか暖かく、熱く、フレイの中を満たしていった。
フレイは薄れゆく意識の中、キラの想いを全身で感じていた。

「じゃあ、もう行くよ。これが最後の戦いになるかもしれない」
下された、出撃命令。
地球にジェネシスを発射させる事も、プラントに核を落とさせる事も、絶対にさせない。
さらに…
「僕が、君を守る。必ず守る。僕が犯した過ちにかけて…絶対」
キラは、フレイを真っ直ぐ見つめて話す。
何があっても彼女を守るという決意は、確固たるものだった。
それはキラが唯一出来る償いだった。
そして彼女が一番大切な存在だと気付く事も出来た。
31217:03/10/06 02:15 ID:T4n2TTNW
「必ず帰ってきて。自分を犠牲にしてまで、私達を守ろうとなんて思わないで…」
「それはわからない。今までも、何かを犠牲にしなきゃ、何も守れなかった」
「キラ…」
「けど、また君に逢いたいと思うから、帰って来るよ…きっと」
キラは、フレイを後に部屋を出ようとドアに手をかけた。
「待って!」
「―――!?」
フレイの静止を聞いて、キラは振り返る。すると、フレイがキラに唇を重ねてきた。
あの時と同じ。
「私の本当の想いがあなたを守るから…帰ってきて。絶対…」
「ありがとう」
本当の想い。その気持ちに、偽りなどない。だから、必ずキラを守ってくれる。
キラとしても、必ずフレイを守り抜く。
やっと分かり合えた大切なものを守るために。
今度こそ、彼女を守れるように。
彼女と新しい未来を築くために。
いつの日か、彼女の側にずっと居られるように。
少年は再びドアに手をかけて、新たな決意を胸に戦場へと向かっていった…
32217:03/10/06 02:18 ID:T4n2TTNW
終わりです。みなさんの期待に応えられてるか自信はないけど、
とりあえずキラフレ、書いてみました。
フレイ様には幸せになって欲しかったし…
読んでくれると、本気で嬉しいです。
次は、キラアスカガ…かぁ。
それでは、また
33名無しさん@ピンキー:03/10/06 02:22 ID:/cS5XvHO
夜中まで待ってた甲斐があったというもの…217氏のは文が綺麗な流れをしていて
とっても読みやすいです。二人の情緒があり、エロもハァハァで…

二度目の"初めて”はとっても愛が溢れてていいなぁ…・゚・(つД`)・゚・アレ、ナンカナミダガ
34ポチ@駄文職人:03/10/06 02:33 ID:448dRQ7c
>217氏
乙です〜。
いまバイトから帰ったら217氏のキラフレ投下されててすっげ嬉しい!仕事の疲れが癒されます( ´∀`)ノホホン

やはり217氏は上手いな〜。漏れも見習わねば。

前スレで頂いたリク只今執筆中です。もうすぐアスミリ書き終わりそうでし。今週中には投下します。
35名無しさん@ピンキー:03/10/06 12:23 ID:Yln+3/L1
アスミリ・・・ってミリファンからしたら微妙だなぁ。
36名無しさん@ピンキー:03/10/06 13:46 ID:e4w77d32
>35
ポチ氏はリクに応えてくれてるだけなので
苦手な方はスルーでお願いします。

37名無しさん@ピンキー:03/10/06 16:39 ID:obA2iLE8
217さん、投稿乙彼です。
改心フレイってええなー。
数スレ前で処女作を投稿した人が、こうも(・∀・)イイ!文を書くなんて、
「才能」って言葉をしみじみと感じました。
38名無しさん@ピンキー:03/10/06 23:55 ID:x6R6Wo+m
はァ…フレイあぼーんが今ごろになって聞いてきたなァ…(´;ω;`)
39ポチ@駄文職人:03/10/07 00:38 ID:hgEUaMAB
前スレ725のリク
アスランがラクスのご主人様になるというアスラク

途中までですが投下します。ちなみにラクスは初期の天然設定です。
40ポチ@駄文職人:03/10/07 00:38 ID:hgEUaMAB
「どうしたらよろしいと思いますか?ピンクちゃん」

アスランと婚約者という関係になってから1年が経つが未だキスさえしていない現状にラクスは1人悩んでいた。

(私はこんなにもアスランのことを愛していますのに・・)

『ミトメタクナイ!』

ぴょんぴょんと跳ねるハロを見ながら小さく溜め息をつくとふと考えが浮かんだ。

「そうですわ!」

(ああすればアスランは私を愛してくださいますわ!)

ピンポ−ン

その時、ラクスが待ちわびた人物が現れた。

「こんにちは、ラクス」
41ポチ@駄文職人:03/10/07 00:40 ID:qrenPJzh
白のシャツに紺のジャケットとズボンという私服姿で玄関に立つアスランをラクスは出迎える。

「おかえりなさいませ、ご主人様」

「・・・・た、ただいま?」

いつもと違う出迎えに困惑気味のアスランを余所に更に言葉を続ける。

「ご主人様、ご用がございましたら何なりとお申し付け下さいませ」

「・・・・・ああ、ありがとう」

(うふふ、男性は従順に尽くす女性がお好きとのこと。私もアスランに尽くせば愛して頂けるかもしれませんわ)

そう考え命令があるまで傍を離れないラクスにアスランの方はどうしたらいいのかと混乱した。
42ポチ@駄文職人:03/10/07 00:42 ID:C43ynvXm
(今日のラクスはどうしてしまったんだろう・・・はっ!もしかしたら俺をからかっているのでは!?)

そう思いラクスを見るとニッコリと意味ありげに微笑みかける。

(俺にまいったと言わせたい気だな・・・ふっ、その手には乗らないぞラクス!俺は負けない!!)

勝手に解釈し闘志を燃やすアスランはラクスを降伏させようと命令を下す。

まずは手始めに

「ラクス、お腹空いたんだけど何か作ってくれないか?」

「はい、なにがよろしいですか?」

「そうだな・・シチュ−が食べたいな」

「はい、かしこまりました」
43ポチ@駄文職人:03/10/07 00:44 ID:g0a3zzmN
(確かラクスは自分で料理を作ったことが無い筈、だから鍋を爆発させて「あらあら、大変ですわ〜。アスラン私の負けですわ」と言って降参するはずだ!)

自信満々でその時を待つアスラン。その頃ラクスは・・・

「お料理を作るのなんて初めてですわ」

とりあえずレシピ本を手にし鍋や材料を集めるとついに包丁に手をかけた。

覚束ない手つきでジャガイモの皮を剥いていると案の定ラクスの細い指が血に染まる。

「あっ・・!」

(・・アスランに喜んでもらえるよう頑張らなくては)
44ポチ@駄文職人:03/10/07 00:46 ID:TIXtTqSm
キズは浅いもののピリピリと痛むのを我慢してラクスは愛する人のために料理を作った。

「お待たせ致しました、ご主人様」

自分の予想とは裏腹に料理を完成させて来たことに驚き目を見開く。

「・・ああ、ありがとう」

目の前に出された物は具が歪ながらもシチュ−そのものでクリィミィ−な香りが漂っている。

「ご主人様、お熱い内にお召し上がり下さいませ」

「じゃあ・・いただきます」

促されるまま一口含むとまろやかでコクのある味が口の中に広がった。

「美味しい!」

思わず声を上げるとラクスは嬉しそうに喜んだ。
45ポチ@駄文職人:03/10/07 00:49 ID:A6vQms6H
その姿を見ると指の所々に痛々しい痕を見つけこの料理を作るために負ったものだと分かりアスランの胸が高鳴る。

(命令とはいえラクスが俺のためにここまでしてくれるとは・・)

アスランは初めてラクスのことを愛おしく感じる。

一方ラクスは

(アスランの気に入るものが作れて良かったですわ)

自分が作った料理を最愛の人が美味しそうに口に運ぶ姿にラクスは言いようの無い幸せを感じていた。

(もっとアスランのために何かしてあげたい)

「私、ご主人様のためでしたら何でも致しますわ、さぁ次のご命令を」

「!!」
46ポチ@駄文職人:03/10/07 00:51 ID:zE4rS5nJ
(ラクス・・君はそうまでして俺を負かしたいのか・・しかし俺は負けられない!こうなったら最終手段に出る!)

「何でも?本当にどんなことでもしてくれるのか?」

「はい、ご主人様」

その言葉にゴクリと喉が鳴る。

「じゃあ・・・キ・・キスをしてくれ」

「えっ!」

突然のことに思わず声を上げるラクス

(今、キスとおっしゃいましたの?・・アスランと私が・・)

それは待ち望んだことだったので嬉しさと恥ずかしさで顔が火照るのを感じた。

「・・ラクス」
47ポチ@駄文職人:03/10/07 00:54 ID:DxoCiCMV
(ふっ・・これはさすがに出来ないだろう。俺すらキスには緊張してかなりの労力を消費するからな)

そう思いラクスが降参するのを待っているとまた予想外の展開が訪れる。

「・・はい、ご主人様」

チュッ

ラクスはアスランの唇に触れるだけのキスをした。

「!!!!!」

頬チュウを超えるキスにアスランは思わず石化する。

(アスランとキスをしてしまいましたわ〜///)

石化のアスランを余所に火照る頬に手をやりクルクルと喜びの舞い(アイキャッチ参照)を披露するラクスはもっと色々したいと思いアスランを見る。
48ポチ@駄文職人:03/10/07 00:58 ID:bnLPJ0Wq
「さぁご主人様、次は如何致しましょうか?」

と、物欲しそうな瞳を向けるラクスにハッと我に返るアスランだったがまたしてもそんな想いに気付くことはなく・・・

(ラクスとキスをしてしまうとは・・しかもまだまだ余裕という顔をしている・・恐るべしプラントの歌姫!軍人には刺激が強すぎるがここで負けるわけには・・)

そして次なる命令を下す。






つづく
49名無しさん@ピンキー:03/10/07 01:00 ID:EmvAvGD4
つづくってそんなァ…(´・ω・`)
50名無しさん@ピンキー:03/10/07 03:20 ID:SiK3Ul33
>>21
燃える展開になりそうで期待してます。

しかし、エリゴールは小悪党ぽくてイイ!!
シチュ的にT・Tの顔と重ねて思い浮かべてしまいそうです。
51217:03/10/07 19:38 ID:s5x/tmne
>>33
わ…わざわざ待っていて下さったとは…そこまでして読んでくれてありがとうございます。
なんつーか、書いて良かったと思います。
>>ポチ氏
ありがとうございます。アスラク、リクしたせいもあってか楽しんで読みました。天然ラクスたん…ハァハァ
今更ながらアスラクに萌えつつ、続き待ってます!
>>37
そういう言葉を頂けるなんて…かなり恐縮です。
次も頑張ります。

やはり、人の期待に応えるというのは難しいですね。
けど、次も精一杯書きたいと思います。
こんな俺だけども少しお付き合いしてくれると嬉しいです。
52ポチ@駄文職人:03/10/07 21:25 ID:h3VA0xUe
前スレ738のリク
鬼畜アスランがト−ルを忘れられないミリアリアが痔の前でレイ−プ

アスラク終わってないけどこっちが先に書き終わったんで投下します。
53ポチ@駄文職人:03/10/07 21:26 ID:h3VA0xUe
そんなに憎いなら俺を殺せばいいのに

絡みつく少女の視線。

初めてそれに気付いたのはオ−ブでAAと合流した時、俺に憎しみを帯びた瞳を向けてきた

理由は分かっていた。俺が君の大切な人を殺したから・・・

君はずっとそうやって俺を責めたてる気なのか

「・・ミリアリア・ハウ」
54ポチ@駄文職人:03/10/07 21:28 ID:mT50T6rJ
「あっ、おまえ・・」

「ああ、アスランの女」

「ばっ馬鹿野郎!私はそんなんじゃ・・」

宇宙に上がったAAとクサナギが今後の進路を協議している中、カガリはキラとアスランがいるAAに来ていた。

「えと・・お前・・アスランの仲間だったよな、こんなとこでウロウロと何してんだよ」

「オレはディアッカ・エルスマン。あんたこそここへ何しに・・って、ヤボなこと聞いちまったな」

ニヤニヤと話すディアッカにカガリはムッとする。

「・・ふん、お前の方こそあの女の子・・ミリアリアだっけ・・その子のことが好きなんだろ」
55ポチ@駄文職人:03/10/07 21:30 ID:zMb7Q6VH
そう言われディアッカは苦笑いする。

「・・・お前・・ちゃんとあの子を掴まえとけよ・・」

意味有りげなカガリの言葉にディアッカは眉を寄せる。

「・・あいつ・・苦しんでるから」

カガリはアスランとミリアリアのことを知っていた。

ミリアリアがアスランを憎んでいること、そしてアスランがそのことで悩み苦しんでいることも・・

「・・ああ、ミリアリアもな」

お互い苦しいんだ、と言うとカガリは静かに頷いた。
56ポチ@駄文職人:03/10/07 21:32 ID:HWPYYczE
ト−ルを・・私の大切な人を殺した奴がいま目の前にいる。

偶然、格納庫でジャスティスを整備しているアスランを見つけ書類を持つ手が震える。

「・・ミリアリア・ハウ」

突然名前を呼ばれビクンと心臓が跳ね上がる。

翡翠色の瞳がジッとこちらを見ている。

「・・話がしたい」

その言葉にミリアリアは自然とアスランの前へ歩み寄る。

ト−ルを殺した人物が一体何を言うのか興味が有った。

「なに?」

凜とし自分の前に立つ少女に目を細めた。

今はこの2人しかいない空間はシンと静まり返る。
57ポチ@駄文職人:03/10/07 21:35 ID:M5QCD4RY
「君は俺を殺したいほど憎んでいる」

「・・・・」

「なのになぜ殺さない?」

淡々と話すアスラン。

「・・アンタ、キラの友達でしょ?それなのにどうして分からないの」

「・・殺されたから殺して殺したから殺されて?・・・そうしているとこの戦いは終わらないってこと?」

「・・・そうよ、アンタを殺してもト−ルが帰ってくる訳じゃない」

「はっ・・はははっ!」

突然低く笑い出し次の瞬間、人が変わったように声を荒げた。

「そうやって君はっ!何も言わず俺に憎しみの目を向けるだけ!そうして俺を一生責め続けるのか!?」
58ポチ@駄文職人:03/10/07 21:37 ID:MOOGx+5F
激しく捲し立てる声は格納庫内に響き渡る。

その声に通りがかったディアッカとカガリが気付く。

「アスラン!」

「ミリアリア!」

あの2人が一緒にいることに驚き慌てて近付く。

「ディアッ・・きゃあ!」

突然腕を捕まれ悲鳴を上げるミリアリアをジャスティスのコクピットに投げ飛ばすと自らも中に入りハッチを閉じる。

「っ!何す・・んん!」

抗議の声を上げようとした瞬間、唇を塞がれる。

荒々しく重ねられる唇から逃れようとするが強くシ−トに押し付けられ身動きが出来ない。
59ポチ@駄文職人:03/10/07 21:40 ID:ZdmG1mFe
ドンドン!!

「おい!アスランお前どうゆうつもりだ!!ミリアリアを放せ!!」

「アスランここを開けろ!!」

ディアッカとカガリはジャスティスのハッチを叩き必死に叫ぶ。

「・・っ!」

ミリアリアは唇に噛み付いて抵抗するとやっと解放され制服の袖で先程の行為で濡れた口元を拭う

アスランは唇の端に溜まる血を舐め取り冷たく微笑むとミリアリアはその表情にゾクゾクと背筋の寒気に襲われ体を震わせる。

「・・アンタの大切な人が呼んでるわよ・・こんなことして・・どうするつもりなの?」
60ポチ@駄文職人:03/10/07 21:43 ID:6buw6vSg
沸き上がる恐怖を必死に堪え震える声で言うとアスランはシ−トの下からナイフを取り出す。

「こうするんだよ」

そう言いミリアリアの手にナイフを握らせ自分の体に押し当てた。

「!!」

「・・俺を殺せ」

あまりの行動に前にディアッカを殺そうとナイフを振り上げたときのことを思い出す。

「・・・・・」

確かに彼のことが殺してやりたいほど憎いが同じ過ちを犯さないと誓った。

「・・私は・・殺さない」

「こんなことされても?」

アスランはミリアリアの制服に手をかけると一気に引き裂いた。
61ポチ@駄文職人:03/10/07 21:46 ID:Oan/aIBp
「きゃあああぁ!!」

下着ごと裂かれたためミリアリアの乳房が露になりアスランはそれに強く掴みかかる。

「・・っ!」

「さぁ・・俺を殺せよ」

乳房を掴み親指でグリグリと乳首を押すように弄り攻めたてる。

「・・ぅう、嫌ぁ・・」

目に涙を浮かべるも自分を殺そうとはしないミリアリアに苛立ちスカ−トを捲り上げ下着を破り取る。

「!!いやあぁぁ!もう止めて!」

ついにポロポロと涙を流し抵抗するもそれも叶わず両足を持ち上げられ秘部に指を捩じり込む。

「ひっ!・・やだぁあっ・・抜いてぇ!」
62ポチ@駄文職人:03/10/07 21:49 ID:eu7whj8v
「止めて欲しければそれを俺に突き刺せばいい」

あくまでも自分を殺させようとするアスランにミリアリアはそこまで彼のことを追い詰めていたのかと思う。

「・・何度も言わせないで・・・私はアンタを殺さない」

そう言い意思の強い瞳を向けると秘部に挿れられていた指が離れ安堵したのも束の間、更に大きく両足をM字型に開かれ指とは違う熱い固まりが押し当てらる。

それが何だか分かったミリアリアは必死に抵抗する。

「お願い!もう止めてぇ!」
63ポチ@駄文職人:03/10/07 21:51 ID:HvzRD9HE
腕で押しても男に、しかもコ−ディネイタ−に適う筈もなくその抵抗は何の意味も無くミリアリアはまだ握っていたナイフに目をやった。

(この男を殺せばここから解放される・・・でも・・)

その時、俯き僅かに震えながらアスランが声を出す。

「・・殺して・・頼む・・」

泣いているのであろうその声は弱々しく切実さが感じられる。
64ポチ@駄文職人:03/10/07 21:55 ID:hjlYn9zE
ミリアリアはそんなアスランの姿にもナイフを捨て拒絶する。

「アンタを・・死なせはしない」

「・・っ!」

その言葉を聞いた瞬間アスランは秘部に押し当てていたモノを一気に突き刺した。

「ああぁあぁぁ!」

まだ濡れていないソコに指とは比べ物にならないモノがねじ込まれ激痛で体をこわばらせアスランのモノを締め付ける。

「くっ・・俺を殺さなかったことを後悔すればいい」

「あぁ・・痛い・・やだぁ」

激しく抜き差しされる秘部からは愛液と血が絡まる水音が狭いコクピット内に響く。

「ぁん・・ひぃあぁ」
65ポチ@駄文職人:03/10/07 21:58 ID:swYzjYwn
段々と痛みが薄れ内壁を熱い肉棒で擦られる度、快感が押し寄せ艶のある声へと変わる。

「ひあぁんふっ・・あぁん」

「・・君のその姿、ディアッカが見たらどう思うだろうね」

「・・え?」

そう言い薄く笑うとジャスティスを起動させる。

「なっ!!」

「アスラン?」

突然起動したジャスティスに驚き顔を上げるディアッカとカガリだったがすぐにディアッカが何かに気付き近くにあったバスタ−へと走る。

「お、おい!お前!」

カガリもそれに付いて行く。

クチュ

「あぁあん!」
66ポチ@駄文職人:03/10/07 22:00 ID:T8DU4t0L
「ふっ、抜いただけで感じてるのか?」

ミリアリアの中から自身を取り出すとそれを見せつけるようにする。

ソレはミリアリアの愛液でヌラヌラと艶を出し勃ち上がっていた。

「・・ぁっ・・」

ソレを見たミリアリアは秘部がヒクつくのを感じ股を擦り寄せる。

「君のその顔をあいつに見せつけてやろう」

「え・・きゃあ!」

モニタ−の前に移動させ代わりにアスランがシ−トに座りその上にミリアリアを乗せ挿入させる。

「ひぁああぁっ!」

貫かれる快感に悲鳴を上げたと同時にディアッカから通信が入る。

『ミリアリア!!』
67ポチ@駄文職人:03/10/07 22:03 ID:HybFen09
その声にビクンと体を震わせる。

「ディ・・アッカァ・・ふあぁっいやぁ」

「これが最後・・俺を殺せば君の淫乱な姿をあいつに見せなくて済む」

「・・・・嫌よ」

そう言い振り向くとアスランに口付ける。

「んっ・・!」

「忘れないで・・ト−ルを殺したこと・・私にしたこと・・・忘れず一生苦しんで・・」

「・・ミリアリア」

許されず死ぬことも出来ずボロボロと涙を流すアスランとミリアリアは激しくキスを繰り返す。

ピッピッ

アスランは体を重ねながら通信を開く。

「・・ミリ・・」

「あっ・・・」
68ポチ@駄文職人:03/10/07 22:10 ID:9BNGz3UW
バスタ−のコクピットからジャスティスへ通信を送っていたディアッカとカガリはモニタ−に映ったアスランとミリアリアの姿に絶句する。

そこには口づけを交わし腰を動かし揺らされる姿が映し出されている。

「アスラン!」

その姿に目に涙を浮かべ必死に愛する人の名前を叫ぶ。

「あっふぁ・・呼んでるわよ・・いいの?」

「・・・・」

何も言わず自分を抱き続けるアスランにミリアリアは優しく頭を撫でる。

「あの子・・可哀想・・」

そう小さく耳打ちすると僅かに震えるのを感じ取り小さく微笑む。
69ポチ@駄文職人:03/10/07 22:14 ID:19mGFJYm
それをモニタ−越しで見ていたディアッカは何も出来ない悔しさに俯き唇を噛み締めた。

いつしか立場は代わりミリアリアがアスランを追い詰める。

「あっあぁん・・もっと・・いぃ」

(可哀想な人・・こんなことをして苦しむのはアナタだけなのに)

先程まで自分を凌辱していた人物が今は自分の一言一言に泣き震える姿に不思議な感情が沸き起こる。

「そう・・もっと苦しんで・・」

そうしてミリアリアは身を任せた。




END
70名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:18 ID:fA4Xsqgz
怖いよぅ(((((;゜Д゜)))))ザクグフゲルググ

でも…なんか32話のミリィたん思い出したらこうゆうのはありかもとか思っちまった…
最後の「そう・・もっと苦しんで・・」が話を締めててイイ!と思うです



というか…かつてのあの方に似て…いやまさかそんな…………女って怖いねw
71名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:19 ID:FDx3VBJX
遅らばせながら新スレ乙!

前スレ>>920
すごぉく、はぁはぁしまつた!
ここまででおしまいなんでしょうか?
もったいない!是非続きをオナガイしまつ!
72ポチ@駄文職人:03/10/07 22:23 ID:19mGFJYm
一生懸命書いたのですがワケワカメですな。
ディアッカのいる意味が・・(;´д`)

結論
シリアスは苦手だw

738さんリクありがとうございました!アスミリ書けて良かったです。次があればもっと良いものが書けるように勉強したいと思います。
73名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:38 ID:3tnaOj/U
>>72
ぶっちゃけ、ここまで萌えるとは思わなかったw
普通に話が面白いと思ったのは自分だけなんだろうか?
とにかく乙です。シリアスイイヨイイヨー

エロパロだからヤらないわけにはいかないだろうけど、
この二人の会話とか本編で見たかった(トールの事に関しての内容が見たかった)から
組み合わせ的にも嫌いじゃないし、嬉しい。
74名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:47 ID:5cH+f5tv
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
75名無しさん@ピンキー:03/10/07 23:24 ID:CXeenogd
理屈がどきゅんぽい
76名無しさん@ピンキー:03/10/07 23:32 ID:TFQlqwiI
種だから
77名無しさん@ピンキー:03/10/08 00:33 ID:rvU7cj5q
>ポチ@駄文職人さま

アスミリをリクした者です
我ながら無茶なリクをしたと、ひとしきり後悔をしていたのですが
予想を遥かに越えた素晴らしさでした。

痔の前でってのは、なんとなくオプションで痔が居た方が面白いかな?と…
78名無しさん@ピンキー:03/10/08 00:53 ID:B2pdf3K6
痔ミリみたい
79名無しさん@ピンキー:03/10/08 01:12 ID:Go1skCTC
ありえねーカプだと思ったが、面白かったです。
これからも期待!!
80名無しさん@ピンキー:03/10/08 01:18 ID:6Sw+y7lB
前スレの神々の作品は南極に転載しないのでしょうか?
失われるにはもったいなさすぎると思うのですが…
81ID:QWNAwp88:03/10/08 01:41 ID:SZ5sy6fF
破損・被弾した機体が降り落ちる様に、ただ一点を目指して降下する。
敵の中枢。
その只中である要塞の発進経路に機体を半ば、ぶつけるようにして強引にねじ込む。
どどっ、と凄まじい音を立てて【ジン】はその機能を停止した。
コクピットのハッチから、紅いパイロットスーツに身を包んだ一人の兵士が降り立った。
突然の特攻。それに伴う発進経路の破壊。
予期せぬ敵の行動に、右往左往する敵陣の者達。それを尻目に、潜入を行なう。
鈍い光を放つ銃を構え、アスラン・ザラはその先へ歩を進めた。
(待ってろよ…カガリ。今、助ける――!!)
胸の護り石を握り締め、決意を固める。
82ID:QWNAwp88:03/10/08 01:43 ID:SZ5sy6fF
【ジン】の特攻により、基地の至る所で火災が発生していた。
誘発に伴う爆発が、紅蓮の炎となってアスランの背景を彩る。
混乱のさなか、彼は一陣の風の如くその場を走りぬけた。
目指すは、深奥。愛する者の捕らはるる場所――…

「――ただでは、行かせてくれない、か……」

急く気持ちに苛立ちを覚えながら、その歩みを止めた。
――その眼前。
屈強な黒づくめの男達が仁王立っていた。その数、六人。
「どけ…と言っても退けてくれそうにないな……」
眉間に皺を寄せ、険しい表情で言い放つ。
男達とアスランの周りを囲うように炎が燃え盛っていた。
その内と外では時間の流れが違っていた。
「―――――…!!」
アスランは地面を蹴り、高く跳躍した。
83ID:QWNAwp88:03/10/08 01:44 ID:SZ5sy6fF
跳躍の勢いのまま、近くにいた二人に強烈な当て身を食らわせる。
二人撃破。
倒れこんだ男達を後ろに着地したアスラン目掛け、
三人の男達から銃弾が浴びせられる。
常人はおろか、コーディネーターとて避けられたものではない。
しかし、アスランは避けた。
銃弾の軌道を予測し、すれすれの位置で交わしていく。覚醒を促す発芽が再び起こっていた。
「!!」
人間業とも思えぬアスランの動きに動揺を見せる男達の懐へ回り、
急所と思しき箇所に最短距離から拳を叩き込む。
頭。
胸。
頭。
戦時下に於いてさえ、破壊される事の無かった彼等の肉体は
悲鳴を上げ、その傷みに意識を手放した。
三人撃破。
戦闘に有した時間は一分に満たなかった。
「ひっ…!」
怯え、最後の一人が震える手で銃を、ゆっくりと歩み寄ってくるアスランへと向ける。
素早い動作でアスランが男の背後へと回りこみ、両手を締め上げた。

「カガリの…捕らえられている者の居場所を言え…知っているんだろう?」
84ID:QWNAwp88:03/10/08 01:45 ID:SZ5sy6fF
先の大戦で地球軍の使用した要塞。
それの最高指令の執務室は、軍事施設の中枢というイメージからあまりにかけ離れていた。
四方の壁は大理石で出来ており、正面には巨大なパイプオルガンが備え付けられている。
床は一面に赤を基調とした複雑な刺繍の施されたペルシャ絨毯が敷かれ、まるで、教会の様な佇まいを見せている。

教会ならば祭壇の置かれる場所にエリゴールの執務用の机があった。
表面のディスプレイには、戦闘の様子をリアルタイムで送られてくる。
その光景にエリゴールは激怒していた。
「殺せ!! そのコーディネーターを生かして帰すなっ!!」
その顔に脂汗を滲ませ、彼の部下へと怒号を飛ばす。
たった一人のコーディネーターに基地に従事する全ての人間…自分すら翻弄されている。
「くそっ!…こんなはずでは――…」
親指の爪を血が出る強さで噛み締める。こんなはずでは――…
その隣には、瞳に光を失ったカガリが呆然と立ち尽くしていた。
その時、重い扉が音を立てて軋む音が背後から全身に響いてきた。
はっとして後ろを振り向く。
その視線の先。
全身傷に傷を追った少年が現われる。
「カガリを…返してもらうぞ……」
85ID:QWNAwp88:03/10/08 01:50 ID:SZ5sy6fF
>全身傷に傷を追った少年が現われる。
全身に傷を―でした。すみません。
今回もバトル中心です。本当はカガリを助けたかったからすごい力が出た、
というのをもっと上手に表現できればベストなんですが……
それはさておき、次回はようやくカガリとアスランの対面です。
ご贔屓の程…

あ、エリゴールのモデルは僕です。
86名無しさん@ピンキー:03/10/08 02:31 ID:YtS9C07A
>あ、エリゴールのモデルは僕です。

ワラタ

てか、アスラン強っ
主人公らしくて、新鮮
87名無しさん@ピンキー:03/10/08 09:51 ID:2w8hS6EN
>>86
>主人公らしくて、新鮮


>主 人 公 ら し く て 、




・゜・(ノД`)・゜・
88名無しさん@ピンキー:03/10/08 14:27 ID:Qz6/k8HU
>>84
乙です!前回の続きのレス番もつけてくれると良かった。
しかしアスランかっこいいなw
24話や42話みたいなシーンがもっとあればもっと主人(ry
89名無しさん@ピンキー:03/10/08 18:55 ID:8G26wfbw
>>86-87
激ワラw
90名無しさん@ピンキー:03/10/09 00:57 ID:KaQaQBaW
ここ暫く、この板での奴は主人公らしいと思うぞ
カガリとの熱愛ぶりのせいかな
91名無しさん@ピンキー:03/10/09 01:58 ID:1PmccR/p
エロパロ板での主人公と言われて喜ぶべきなのかどうかw
92名無しさん@ピンキー:03/10/09 02:07 ID:Hk0qO1mp
漢の勲章だろ。
93名無しさん@ピンキー:03/10/09 04:47 ID:UZSYUvDT
アスランは本編中でも主人公なんですが。
94名無しさん@ピンキー:03/10/09 07:02 ID:hNt62SUo
>93
うそまじで!?
95名無しさん@ピンキー:03/10/09 07:37 ID:Hk0qO1mp
当初はそういう構想があったらしいね。
96名無しさん@ピンキー:03/10/09 07:43 ID:AXrRDnO5
たまに誤表記か、もうひとりの主人公なんて書かれていることがあるな。
97名無しさん@ピンキー:03/10/09 08:23 ID:eN45AhG7
皆さん釣りですか?w
釣果はどんなもんで?w
98名無しさん@ピンキー:03/10/09 14:53 ID:4xROtoA4
釣りって言葉の意味知ってるのか?
軽いネタだろ。アスランは間違いなく主人公だよ。



イザークやカガリにおいしい所全部持っていかれただけで。
99名無しさん@ピンキー:03/10/09 16:11 ID:Hk0qO1mp
設定は主人公。
現実は端役。
以上。
100名無しさん@ピンキー:03/10/09 17:19 ID:PaNe5e1h
最近このスレじゃ、キラじゃなくてアスランのが目立つな。
はじめの頃は、アスランのがあっただけで珍しがられたものだが。
最近のキラってやっぱ書き難い?
101名無しさん@ピンキー:03/10/09 17:43 ID:M5W6In1U
ほら、アスランのほうが童貞だから。
102名無しさん@ピンキー:03/10/09 19:56 ID:t4Mbntym
遺作も周りに女がいたら、それなりだったかもな。
103名無しさん@ピンキー:03/10/09 20:31 ID:+l6z14wj
ぶっちゃけアスランのほうが応援したくなる。
本編がアレだったぶん。
104名無しさん@ピンキー:03/10/09 21:58 ID:wIJh4szY
腐女子がアスキラいうように、アスランの方が攻め気質ぽいから
キラよりラブコメ、エロパロ向きなんだろうな
105名無しさん@ピンキー:03/10/09 22:14 ID:s+M50L3d
遺作はみごとに女と絡まなかったわけだが
それはいいとして、普通の会話の場合女に対しての口調がいまいちわからん。
母親や位の高い相手には敬語でフェミニストなお坊ちゃん。
フレイや下っ端兵士にはいつものアレ。

106名無しさん@ピンキー:03/10/09 22:38 ID:WO8d34TU
カナーバ×遺作希望。
カナーバのあの低い声で尋問口調で責めらる遺作。
107名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:00 ID:wIJh4szY
ラクス×遺作はどうだ?1クール辺りで。
アスランがなかなか構ってくれないから
欲求不満の余り、遺作を襲うラクス
108名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:05 ID:UkuWw7W6
イザークのズボンを脱がせて、『可愛いピンクちゃんですわね』と。

番組放映前に公式ページ見たとき、アスランのこと女だと思っていた。
実際に声聞くまで気がつかなかったし。
109名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:09 ID:WO8d34TU
>>107
遺作をラクスが襲うのか(w
110名無しさん@ピンキー:03/10/09 23:21 ID:vy4l4dIW
>>109
まぁ、歌姫様なら何でもありかもw
111名無しさん@ピンキー:03/10/10 00:25 ID:HvRFioHe
フレイの幻影に惑わされているキラによって襲われるラクス。
ラクスは泣きながらフレイを求めるキラを拒否できない。
事後、キラの部屋を出たラクスは廊下で意識をなくす。
そんな彼女を見つけたのは、たまたま通りかかったサイだった。
その姿から何が起こったかを理解し、ラクスを助け相談にのるようになる。
次第に心惹かれていくサイとラクスだが二人にとってキラは大きな存在だった。

…という話を考えていて行き詰まった。
誰か代わりに書いてくれないだろうか?
112名無しさん@ピンキー:03/10/10 01:50 ID:ZQysK9DL
またダークな…。
113名無しさん@ピンキー:03/10/10 02:38 ID:MqNpNgqY
>>105
白い巨塔の唐沢でも見れ
114名無しさん@ピンキー:03/10/10 02:58 ID:9c2dl0Fv
アスラン×カガリって同人系サイトでも人気っぽいけどエロはほとんど見当たらないねえ。
115名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:32 ID:TbAXCxCB
アスランものが続いている中、なんですがバレスレの書込み見て書きたくなった戦後アスラク。
アスランが激しくヘタレで嫌な奴です。ラクスも天然じゃなくてアレです。そして長い。御注意。


それを告げた時、その言葉の意味がわからないと言う風に、カガリは首を傾げた。
「アスラン、何を、言っているんだ?」
冗談を言うな。そう言って笑い飛ばそうとしたのだろうが、途中でその笑みが強張る。
「冗談じゃないよ。……ごめん、カガリ。もう、カガリのことは恋人として思えない」
「突然、何で! この間通信で話した時は何も言ってなかったじゃないか!」
アスランに掴み掛からんばかりの勢いで、カガリが食って掛かる。
「……ごめん」
「ごめんじゃない! ちゃんと納得出来る理由を説明しろよ!! こんな、こんな風にいきなり言われ
ても……」
オーブとプラント。遠く離れていたふたりが、約一年半ぶりに再会した今日。
カガリがオーブ代表として、断絶されていた国交回復の為にプラントを訪れたこの日、アスランは彼
女に別れを告げた。
先刻まで、久しぶりの再会に喜びに溢れていた顔が、今は泣きそうに歪んでいる。
「前から、思ってたことなんだ。なかなか言い出せなかったけど……」
「……ラクス、か?」
カガリがぽつりとつぶやいた名前に、アスランはぎくりと肩を震わせる。
「ラクスが好きだから、やっぱり私は必要なくなったって、そう言いたい訳なんだな」
「違う、カガリ」
「違わないだろ!」
カガリは目に涙を浮かべて、声を荒げた。
「アスランがラクスを好きだって、知っていたよ。でもラクスはキラが好きで……。だからアスラン
は諦めたんだって、知ってた。でもそれでも良いって思ってた。そんなことは過去のことだって」
ぽろぽろと大粒の涙を零す。
116名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:34 ID:IIJOJ/iM
「でもアスランは、はじめからずっとラクスのことを想っていたんだな……。私がお前の心に入り込
む隙なんて、はじめからなかったんだ」
「カガリ……」
顔を伏せ肩を震わせて涙を零すカガリに、思わず手を伸ばした。しかしその手は途中でカガリに振払
われる。
「お前なんか、大嫌いだ……!」
カガリはきつい眼差しでアスランを睨みつけると、その場から駆け去っていった。アスランはその背
中をただ見送ることしか出来なかった。
覚悟していたとは言え、酷く心が痛かった。
重い溜息を吐くアスランの背に、聞き覚えのある柔らかな声が掛けられた。
「……酷いことをしますのね、アスラン」
「ラクス」
驚いて振り向くと、そこには柔らかなピンクの髪の少女が佇んでいた。
「立ち聞きとは、行儀が悪いですよ」
バツの悪さに居たたまれなくなる。一番見られたくない相手に見られてしまった。
「聞かれたくないのなら、こんな廊下でするお話じゃありませんわね」
さらりとラクスは受け流す。自分のことも話題になっていたと言うのにまるで他人事のようだった。
そんな彼女にアスランは苛立つ。そこまでラクスにとって自分は眼中外の存在なのだろうか?
そう思うと、頭の中がカッと熱くなった。
ラクスの肩を掴み、乱暴に壁に押し付ける。一瞬驚いたようにラクスは目を見開いたが、キッとアス
ランを睨み付けた。
「何をするのですか。離して下さい」
「嫌です」
低く押し殺した声で、アスランは尋ねる。
「貴方にとって、俺は何なのですか? 婚約者時代からそうだった。いつも貴方は俺に本心を見せ
ず、微笑んでいるだけ。貴方にとって、俺はその程度の存在なのですか!?」
117名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:35 ID:AbjwZGmi
激昂するアスランを見ても、ラクスは揺るがなかった。ただ、アスランから視線をそらし静かに空を
見詰めているだけ。それが益々アスランの激情を煽ると知ってか知らずか。
やがて、ラクスはぽつりと呟いた。独り言のように。
「わたくしは、キラが、好きです」
「……知っています」
そんなことは言われなくても知っていた。わかっていた。
この少女が唯一本心を露に出来る相手。そして想いを寄せる相手。
それは、アスランの幼い頃からの親友であるキラただひとりであると言うことが、更に自分の心を
抉っていたという事実を、ラクスこそ知っていたのだろうか?
「キラが、わたくしを何とも思っていなくても、違う女性を愛していたとしても、わたくしはキラが
好きです」
細く美しく響くその声は、微かに震えていた。
そしてその青い瞳は微かに潤んでいた。
それに気付いた時、アスランは思わずラクスの細い身体を強く抱き締めていた。
「構いません……! それでも、俺は、貴方が好きだ」
「……っ」
アスランの強い言葉に、はじめてラクスが揺れた。
その細い腕で、抱き締めるアスランの身体を押し返そうとする。しかしアスランはそれを許さず、抱
き締める腕に力を込めた。
ラクスが抵抗するのを諦めた頃、彼女の繊細な顎を片手で捕らえる。
アスランはそっと顔を寄せると、唇でラクスの唇を塞いだ。
長いこと焦がれていた柔らかな感触に溺れそうになる。角度を変え、何度も何度も口付ける。
やがて、アスランの激しさを受け入れるかのように、ラクスもそっと目を閉じ彼の背中に両腕をまわ
した。
118名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:36 ID:AbjwZGmi
「駄目。行かないって言っているでしょ」
「でも、ちょっと位……。折角プラントに来たんだから、遊びに行こうぜ」
必死に食い下がるディアッカに対し、ミリアリアは素っ気なくあしらう。
「駄目! 私もオーブ使節団の一員なんですからね。忙しいの、あんたに構っている暇はないの!」
ミリアリアは強い口調で言い放つと、つんと顔を背ける。それでもディアッカはめげずに彼女に食い
下がる。生身で会える機会なんて滅多にない。これを逃すと再び会えるのはいつの日になることか。
「余り根を詰めていると、身体に毒だぜ? 気晴らしに行こうって」
「し、つ、こ、い!」
うるさいディアッカにミリアリアが切れたその時だった。
「きゃっ!」
廊下の向うから走って来た人物と思いきりぶつかってしまった。
「痛ぁ……。ちょっと、ちゃんと前を向いて――」
ミリアリアはぶつかって来た相手に文句を言おうとしたが、言葉が途切れる。その人物はカガリだっ
た。いつも元気一杯の少女が無言で大粒の涙を零していることにふたりは仰天する。
「どうしたの、カガリさん」
「ごめん。何でもない」
手の甲で涙を拭いつつ、立ち去ろうとするカガリの腕を掴み、引き止める。
「何でもないってことはないでしょ。ひとりで泣いてちゃ、悪いものを溜め込んでしまうわよ」 
ディアッカに対する態度とは一転して、優しく言葉を掛ける。カガリは暫くその顔を見詰めていたが
堪え切れず、彼女の胸に飛び込み泣き出した。ミリアリアはあやすようにカガリの髪を撫でてやる。
「おい、ミリアリア……」
「なによ、あんたまだ居たの? 取り込み中よ、さっさと向こう行きなさいよ」
犬の子を追い払うような仕種で、ディアッカにどっかに行けと促す。
「ちぇっ、何だよ……」
溜息を吐いて、立ち去ろうとするディアッカの背に、小さくミリアリアの声が掛けられた。
「ごめん。また、今度ね?」
驚いて振り向くと、少し照れたように顔を背けるミリアリアの姿があった。ディアッカは嬉しげに笑
うと、ひとつ頷いてからその場を後にした。
119名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:37 ID:AbjwZGmi
その部屋は、ゲストハウスに主催のひとりであるラクスの為に用意されたものだった。
アスランは、その広い部屋に設えられた広いベッドの上で、ラクスを組み伏せ、細い身体をドレス越
しにゆっくりと愛撫していた。ラクスは抵抗せず、それどころか積極的にアスランを求めてくる。白
い腕を伸ばしアスランの首に巻き付け、彼を引き寄せてキスを強請る。
それに応じ、キスをする。舌と舌を激しく絡め、お互いを求める。お互いの熱を高めていく。
「っ、ふぅ……」
キスの合間に漏れるラクスの熱い吐息に、頭の芯が益々過熱する。彼女の纏っている甘い芳香に溺れ
そうになる。
アスランにとって、今、目の前にいる少女こそがすべてだった。もはや、キラに対する後ろめたさ
も、カガリに対する罪悪感も、すっかり消え去っていた。
今、自分がラクスを組み伏せている。ラクスもそれに応じ、自分を受け入れてくれている。その事実
が今まで胸の奥に沈澱していたキラへの劣等感と相まって、暗い悦びをアスランに与えた。
早く早くと焦る気持ちを押さえ、彼女が着ているドレスを、ゆっくりと脱がせていく。
意外にもドレスの下のラクスの肢体は十分過ぎる程成熟しており、ピンク色のブラに包まれた豊潤な
胸がアスランを誘っていた。はじめて見る女の裸体に、アスランは目を奪われる。
「……アスラン?」
見愡れていると、ラクスが恥ずかそうにアスランの名を呼ぶ。
「あ、あぁ、すまない……」
ハッと我にかえり、アスランは愛撫を再開する。
暗闇の中でもなお白い双丘に顔を埋め、その柔らかさを味わう。谷間にチロチロと舌を這わせると、
びくんとラクスの身体が跳ねる。
「……はぁっ」
ラクスの吐息を感じながら、アスランは刺激を与えつつ、ブラを外した。
右の膨らみを舌で蹂躙し、左の淡く染まった中央の頂きを親指の腹でぐりぐりと押しつぶす。
「ぅ、……はぁっん、……ぁっ」
堅くなった乳首が、今ラクスが感じている快感をあらわしている。自分の与える刺激でラクスが快感
に酔い、喘いでいると思うだけで、目眩がする。
120名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:38 ID:AbjwZGmi
乳首を舌で散々に舐りつつ、手をそっと下腹部へと伸ばした。
下着越しに、柔らかな秘部にそっと触れる。ラクスがびくりと身を震わせた。
「あっ……」
そこがじっとりと濡れていることに、アスランは驚きつつも喜びを感じた。
ラクスの顔を見ると、頬を染め恥ずかしそうに視線をそらす。
その仕種に思わず笑いを漏らし、アスランは秘部への愛撫を続ける。
「っく、はぁ、あぁああ、んっ、あっ、はぁっ……」
秘部への刺激が強まる度、ラクスの喘ぎ声も大きくなる。いつもは聖女然として美しい歌を奏でるそ
の喉が、今はアスランの与える快感から淫らな声を紡いでいる。
「そんなに、感じるのですか? こんなになってしまう程」
ラクスよりも自分が上だと言う状況に少し余裕が出て来たのか、秘部を弄りながらアスランが意地悪
く尋ねる。下着は溢れ出る蜜ですっかりぐちょぐちょになっていた。
「……ぁふ……っ、ち、がい、ますわ……。あぁっ、んっ……」
「そうですか」
素直でないラクスの言葉に、アスランは秘部から手を退ける。
そして焦らすように、太股、腹の辺りをさわさわと撫でる。
「ぁ、アス、ラ、ァン」
秘部への愛撫が中断されたことに、ラクスは潤んだ瞳をアスランに向けて抗議する。
そんなラクスを見て、アスランは悪戯を仕掛けた子供のように笑う。
「何ですか、ラクス」
「っつ、くぅっ、あっ、……は、も、もっと……」
「もっと?」
「もっと、っく、……触って下さい、お願い……」
「触るって、どこをですか?」
「いやぁ、お願い……焦らさないで、ください……。あぁっ、お願い……ですから……」
腰をくねらせ懇願するラクスに、アスランの下半身は熱くなる。
121名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:39 ID:AbjwZGmi
ラクスの腰を浮かせ、ただ一枚残されていた下着を剥ぐ。
身体をずらし、ピンク色の恥毛に包まれたそこに、アスランは躊躇わずにキスを落した。
「っふ、ぁ、ん」
待ち望んでいた刺激に、ラクスは悦びの声をあげた。
舌を伸ばし、奥に隠れていた粒を舐めあげる。その刺激にラクスはびくんと背を反らし、高い呻き声
をあげ快感を訴えた。
「ぁ、ああっ、ア、スラン、ああっ、……はぁ、ん」
ラクスの喘ぎと、淫らな水音が部屋に響く。
「んんっ……あっ、あぁん……っ」
更なる強い刺激を求めて、ラクスはアスランの頭を両手で掴み、秘部に押し付ける。
「アスラン、あぁっ、はぁ、ア、スラン」
アスランはとめどもなく溢れる蜜を舌で掬いあげ、秘部の芯を捏ねあげ、舐めつける。
「くっ、あぁはっ、き、気持ち良い、良いん、ですの、アスラン……!」
快感を訴えるラクスの声は、ほとんど泣き声に近くなっている。その声と、ラクスの中心から立ちの
ぼる雌の匂いにアスランは酔いしれる。例え寂しさからと言えど、彼女が自分を求めていることに喜
びを感じる。
自分の名前を繰り返し呼び求めるラクスの声にかつてない程の高まりを感じた。
「あっ、くぅっ、ふ、はぁん」
もう既に、ラクスの秘部は溢れ出る蜜とアスランの唾液でぐしょぐしょだった。溢れ出るそれは、太
股を伝い、シーツを汚している。
「もう、アスラン、もうっ……、駄目ぇっ!」
ラクスはいやいやをするように、顔を横に振り、快感の高まりを堪える。
アスランが、ラクスの粒を甘噛みした瞬間、
「あぁ、ん、あはぁっ、いやぁ、もう、もう……っ、あ、ぁあああぁっ!!」
太股でアスランの頭を強く挟み込み、ラクスは天を仰いで達した。
122名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:40 ID:AbjwZGmi
荒い息を吐きながら、ラクスは暫く達した余韻に浸っているようだった。
「……ラクス」
名を呼ぶと、潤んだ瞳をこちらに向けてくる。
ラクスを抱き寄せて、ピンクの髪を撫でる。ラクスはうっとりと目を細め、アスランに身を寄せた。
「次は、わたくしの番ですわね」
「え?」
何を、と問う間もなく、ラクスは身体を起こして、その繊手で屹立したアスラン自身を掴んだ。
「うわぁっ、ラクス、何を……っ!」
慌ててアスランが身を起こす。ラクスは動じず、慣れた手付きでアスランのモノを弄りはじめた。
「……っくぅ」
眉を寄せ快感を堪えるアスランの顔を見て、ラクスが忍び笑う。
「ふふっ、気持ち良いですか、アスラン?」
先程のおかえしとばかり意地悪そうに聞く。
「ら、ラクスっ……」
「わたしくは貴方と違って意地悪じゃありませんから、もっと気持ち良くして差し上げますわね」
そう言うと、身を屈め、アスランのモノに口を寄せた。
ラクスは、屹立したそれを、そっと舐めあげてから、口に含んだ。ぬるぬるとした生暖かい感触に、
アスランは射精感を堪えるだけで精一杯だった。しかしラクスは容赦なく愛撫を続ける。
白い尻を揺らしながら、アスランのモノを舐めるラクスの姿は酷く卑猥だった。ラクスの舌が、棹
を舐めあげ、唾液を擦りあわせる。
尖端から根元まで、丹念に舌を這わせる。甘く歯を立て、刺激を与える。
「ラクス、もうっ……」
アスランの切羽詰まった声に、ラクスはモノを食わえながら彼を見上げ、満足そうに微笑む。
ラクスと目が合った瞬間、アスランは堪え切れずに、彼女の口腔に己の欲望を吐き出した。
躊躇わずにラクスはそれを飲み干した。飲み切れなかったものが、ラクスの口の端から流れ落ちる。
ラクスはそれを指で掬い、ペロリと舐めた。そして目を細め、上目使いにアスランを見て、艶やかに
微笑む。そのラクスの淫蕩な笑みに、再び己の下半身に血液が集ってくるのをアスランは感じた。
123名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:41 ID:AbjwZGmi
「アスラン」
何かを強請るような声で名を呼び、ラクスがアスランに身体を擦り寄せる。
アスランは頷くと、ラクスをそっと横たわらせ、屹立した自身を潤った秘部にあてがう。ラクスの秘
部が挿入を待ち望み、ひくりと蠢く。ラクスの両足を抱え、アスランは一気に挿入した。
「ひ……っ! くぅうんっ……」
待ち望んでいたものを飲み込んだ悦びから、ラクスは身体を仰け反らせ、高い喘ぎ声をあげた。
アスランも愉悦を味わうように、ゆっくりと腰を動かしはじめた。じっとりと熱く絡み付く秘肉に、
頭の芯が蕩けそうになる。今、自分はラクスの中にいる。あれ程に焦がれたラクスの中に。
「はぁん、ふぅっ、あぁん、あはぁ……っ」
アスランが中を行き来する度に、ラクスは声をあげる。
「もっと、もっとアスラン、もっと、はぁん、あ、くうっ」
より強い快感を得ようと自ら腰を揺らすラクスの顔は、酷く卑猥で、それでも美しかった。
「んんっ、ふぅっ……」
ラクスはアスランの首に腕を巻き付け、顔を引き寄せてキスをする。舌を絡め、熱い吐息を重ねる。
ただお互いだけを感じられるように。
暫くキスに熱中していたが、やがてアスランは唇を外し、ラクスの腰を引き寄せた。
ラクスもより深く繋がろうと、アスランの腰に己の足を絡める。
「あぁん、ああっ、良いですの、アスランっ、良いですのっ……!!」
部屋の中に、アスランの熱い吐息とラクスの高い喘ぎ、そして淫らな水音と、肉と肉のぶつかる音が
響いた。それが更にふたりの愉悦を高めていく。アスランは律動をはやめ、立続けにラクスの中に己
を打ち込んでいった。
「アスラン、アスラン、あぁっ、わたくし、もう駄目ですわ……っ、はぁん、ああぁああっん!!」
ラクスが一際高い声をあげ白い喉を仰け反らせる。と同時にアスランをきつく締め上げた。
「……俺もっ、もう、ラクスっ……」
それが刺激となって、アスランは己の欲望をラクスの中に吐き出した。全て飲み込むかのように、ラ
クスの中が伸縮を繰り返す。
激しい絶頂を迎えたふたりは、抱き合い荒く息を吐く。
潤んだ瞳でお互いを見詰め、再びキスを交した。
124名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:42 ID:AbjwZGmi
目が覚める。
まだ、カーテンの隙間から覗く外は暗く、夜が明けていないことを告げている。
だが、朝は近いだろう。人工とは言え、プラントにも朝があり夜がある。誰かに見咎められないうち
に、自分の部屋に戻らなくてはいけない。
夕べの名残りか、酷く頭の中が霞掛かっている。あれから何度交わっただろう。貪るように、お互い
の身体を求め続けた。
ラクスはこちらに背を向け、眠っている。表情はわからない。流れ落ちるピンクの髪に、呼吸を繰り
返す度に緩やかに動く白い肩と背中が見えるだけ。
どんな表情をしているのかなんて、確かめる勇気はなかった。
ベッドから抜け出し、床に散らばっていた服を拾って手早く身に着ける。音をたてないように、そっ
と扉を開く。
目覚めて自分が隣に居ないと知った時、彼女はどう思うだろう。寂しいと、感じてくれるだろうか。
寂しいと、感じてくれたら良い。少しでも。
そう思いながら、そっと扉の向こうに身を滑らせる。
辺りは静かだったが、廊下には毛足の長い絨毯が敷き詰められている為、気を使わなくても足音は響
かなかった。
そのせいで、廊下の角を曲がった先に人が居ると、自分も相手も気付かなかった。
角を曲がろうとした時、向う側から来た人物とぶつかりそうになる。咄嗟に身を避ける。
「す、すまない」
「いや、こちらこそ……」
謝罪の言葉が、途中で止まる。
「……アス、ラン」
驚き目を丸くしてこちらを見詰める人物は、夕べ別れたばかりのカガリだった。
最悪、としか言い様がなかった。
「ふぅん。朝帰りか。お盛んなことだな」
アスランの姿を一瞥し、カガリは不機嫌そうに吐き捨てた。
125名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:44 ID:AbjwZGmi
返す言葉もなく、俯く。よりによってと言う思いが胸に溢れた。何とか掠れた声を振り絞る。
「……こんな時間に、こんな所を歩いてるのは、余り感心しないな。お前も自分の立場を――」
「ミリアリアんとこで、思いっきり泣いて来たんだよ。理由は言わなくてもわかるだろ?」
突き刺すようにびしりと言う。カガリの顔を見ると、確かに目蓋が腫れぼったく、目は赤く充血して
いた。一目で泣きはらしたのだとわかる。
――そんな風に、泣かせたい訳じゃなかった。
「夕べは、頭来て悲しくて、どうしようもなかった」
顔を伏せぽつりと呟くカガリの姿に、胸が痛む。
「でも一晩中泣いて、お前の悪口をミリアリアとドカドカ言いまくったら、ちょっとすっきりした」
顔を上げ、カガリは明るく言う。
彼女は、もうアスランとの関係を過去のものとして振り切り、前を見ようとしている。自分には最早
必要のない存在だと、割り切ろうとしている。
そう思うと身勝手ながら、寂しさを感じた。
「男はアスランだけじゃないしな! 優柔不断で流されやすくて未練がましい男より、もっと良い男
はいる、そうミリアリアにも言われたし」
容赦ない評価に、苦笑するしかなかった。当然だろうが、よほどミリアリアにとって自分は印象の悪
い男なのだろう。今回の件でまた評価はぐんと下がったに違いない。
「……そう、割り切ろうとしても。やっぱり今でも頭来ていて、お前を殴りたくてたまらないんだ」
「殴ってくれて構わない。お前にはその権利がある」
カガリはちょっと考え込んでいたが、
「いや、殴らない。殴ってなんか、やらない」
悪戯っぽく笑った。
「殴ったらお前、すっきりしちゃうだろ! そんなこと許すもんか。暫く罪悪感で悶々と悩め!!」
明るく言うカガリに、顔を伏せ苦笑を漏らす。まったく、カガリにはかなわない。
126名無しさん@ピンキー:03/10/10 03:45 ID:AbjwZGmi
「……でも、それでもやっぱり、アスランと会えて良かったよ」
囁くようなカガリの言葉に、驚いて顔をあげる。その時には既にカガリはアスランから背を向け、立
ち去ろうとしているところだった。
多分これは、ただのアスランとカガリとして会うことの出来る、最後の時。今度会う時は、公人のプ
ラントのアスラン・ザラ、オーブのカガリ・ユラ・アスハとして。
「……っ」
アスランは、その背中に声を掛けようとして、でも何と声を掛ければ良いのかわからず、唇を噛み締
める。
何を言おうとしているんだ、今更。彼女を捨てたのは自分なのに。
アスランがきつく拳を握りしめた時、カガリが立ち止まり、振り返る。
「後悔しても、知、ら、な、い、か、ら、なー!」
笑顔でそう言うと、再びアスランに背を向け、夕べと同じく風のように走り去って行ってしまった。
――後悔なら、既にしている。
いつも前向きなカガリ。彼女といれば、自分はきっと幸せになれたろうと思う。失ったものの大きさ
を、今更ながらに思い知る。今すぐにでも追い掛け、その背中を抱き締めて引き止めたくなる。
けれど、それでも自分が欲しいと思ったのは、側にいて欲しいと思ったのは、カガリではなく――。
アスランは暫くその場に佇んでいたが、ひとつ溜息を吐くを、再び歩き出した。
過去への思いを振り切るように。


おわり。
エチシーンよりそれ以外が長いってどうなんだ?
つーか、ミリィたんとカガリたんのエチシーンを入れたかった。凡々漫画でカガリたんがミリアリ
アって言ってたよハゥハゥ(*´д`)メアメア
このふたり良いよね。ナタルたんも良いよね。エリカさんも良いよね。アサギたんも(ry
127名無しさん@ピンキー:03/10/10 05:24 ID:Rd1230bd
乙!
アスラクはその後どうなったんだろう…(´д`)
表現とかもウマーだと思う。
エチシーン以外も、立派なSSの一部だから、俺は長さとかはあまり気にしないんで
これからも何か書いて欲しいです。
128名無しさん@ピンキー:03/10/10 05:30 ID:DtycE0RW
大作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ラクスたん萌えの俺にはかなり美味しかったです!
種再放送するくらいならこの4人のその後とか描いてくれればいいのにな
129名無しさん@ピンキー:03/10/10 06:30 ID:wn0Zd4JM
(つ▽`)ラクスモイイガ、カガリモエェコヤ・・・
130名無しさん@ピンキー:03/10/10 06:36 ID:rvMdpaSP
なんかネットでSEEDの補完をするらしい。
そこの活動次第で「2」の芽が出るの鴨。
131名無しさん@ピンキー:03/10/10 07:02 ID:/Owm9dq0
>>126
…そして私はミリィが最高だと思ったよ…もち、カガリも。
エロの描写もさることながら、それ以外の部分が丁寧だからその分深みが増している…凄いッス
132名無しさん@ピンキー:03/10/10 09:55 ID:vItf3GjC
素晴らし杉。エロもいいけどそれ以外の部分の細かい描写とかすごい良い
アスラクハアハアだけどミリカガにも期待ー
チョイ役の痔がいい味だしてるな(つーかこのスレで主役なことは少ないよな痔)
133名無しさん@ピンキー:03/10/10 15:05 ID:fKO0BGHE
遺作×女(ヒロインの誰か) が見てみたいが
書きづらいんだろうなー。本編の絡みが無いしな。
俺的にジュール隊の女子にも目をつけてるんだが。
134名無しさん@ピンキー:03/10/10 17:08 ID:NRM2bjd3
48話?だかに出てた髪の長い子が気になる
名前なんていうんだろー
135名無しさん@ピンキー:03/10/10 18:09 ID:eyq5xlz+
>>133
戦後、なかなか会えない上に不能になったキラに欲求不満がたまった
ラクスが、遺作を襲うってのはどーだ?
136名無しさん@ピンキー:03/10/10 19:59 ID:z5AK4xro
>>107でラクス恐怖症に陥った遺作
だが戦後のプラントで、ラクスに再会(((( ;゚Д゚)))ガクブル
そして>>135。アスラン自爆後も可能だな
137名無しさん@ピンキー:03/10/10 21:04 ID:2b/Icb1V
イザークVSピンクたん

こ・・・・こいつは・・・・!
ピンク色だ!・・・・まず・・・・間違いなく・・・・・


と・・・言うことは・・・・ハッ!









エース!?
138名無しさん@ピンキー:03/10/11 14:52 ID:7W2yz4zL
遺作絡みのエロはムズイだろうな、そりゃ
フレイ(故)やママン以外の女と絡みないし、戦後もイイ女には大体男がいるし、
SSでセックルするにしても、大体は女共の気まぐれ次第…
なんか遺作が凄く不憫に思えてきた…
139名無しさん@ピンキー:03/10/11 15:38 ID:TEWj0Sko
まー、ひとりくらい、硬派な奴が居ても良いんじゃねーの?
せめて、あのジュール隊の女の子が顔がはっきり出て名前ありだったらな。
140ポチ@駄文職人:03/10/11 15:51 ID:3UKf6mUr
>>40アスラクの続き


「む、胸を触らせてくれ・・」

(言ってしまった!勝負のためとは言え、俺は何て卑猥なことを・・・しかしこれで終わるはず)

自己嫌悪に陥りながらも勝利を確信するアスランだったが・・

「・・ご主人様」

(アスランったらやはり男の子ですのね。私は貴方が望むなら何でも致しますわ)

ラクスは頬を染めながら徐に身に着けていた純白のワンピ−スを肩から脱ぎ始める。

ポロロン

「うわああぁあ!ラ、ララ、ラスク!?」

服の中から形の良い乳房が露になりアスランはパニックになった。
141ポチ@駄文職人:03/10/11 15:53 ID:NAYh6PCN
「さぁ、ご主人様お好きなように触って下さいませ」

と乳房をアスランの前に差し出す。

アスランはテンパリながらも透き通るように白く柔らかそうな膨らみに目が離せないでいた。

(くっ・・俺の無茶な命令にもあっさり答えるとは、しかも服までで・・・そ、それにしても柔らかそうな胸だな・・では遠慮なく触らせてもらうぞ)

気持ちを奮い立たせおずおずとラクスの乳房に手を伸ばし人差し指で触れてみる。

プニ

「・・ぁ」

(うわぁ・・柔らかくてスベスベしてるな)

アスランは感心しつつ今度は掌全体で撫で回した。
142ポチ@駄文職人:03/10/11 15:55 ID:6QAE5o1E
「ぁふ・・んん」

触れられる度、甘い喘ぎを発するラクスに段々と乗ってきたアスランは膨らみの中心にあるピンク色の果実に指を滑らせる。

「ふあぁんっ」

(あぁ・・アスランの指とても気持ちいいですわ)

暫く指でクリクリと乳首をいじっていたアスランは次第に固くなり立ち上がる突起に喉が鳴る。

(な、舐めてみたいな・・)

そう思い乳首を親指と人差し指で摘んでクリクリと揉みながらラクスの顔を覗いてみる。

「ぁっ・・アス・・ご主人様ぁ」

愛する人に見つめられラクスの瞳が揺れる。
143ポチ@駄文職人:03/10/11 15:58 ID:SiaXDjVX
(もっとアスランに触られたい・・)

もどかしそうに体を震わせるラクスにアスランの中に悪戯心が沸き起こる。

「ラクス・・気持ちいいのか?」

「はい、ご主人様」

その言葉にクスリと小さく笑うと摘んでいた乳首を引っ張る。

「次はどうして欲しい?」

「え・・?」







つづく
144ポチ@駄文職人:03/10/11 16:04 ID:SiaXDjVX
どうしてこうアスラクとなると遅筆になるんだかな自分・゚(ノД`)゚・

アスミリ意外と好評だったようで嬉しいです。ありがとうございました( ´∀`)
145名無しさん@ピンキー:03/10/11 16:16 ID:pUSURIJr
キララクって意外と少ない?
146名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:04 ID:0ozy+fUC
つづく(´・ω・`)
147名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:29 ID:LjMbxfWC
46話ラスト後キララク。ラクスは天然じゃなくて激しく痴女な人です。キラは常に受け身。
御注意。


「泣いても、良いのですよ」
優しくラクスがそう言うと、キラは堪え切れずに涙を零し、嗚咽をあげはじめた。ラクスは少年の頭
を膝に乗せ、ゆっくりとその頭を撫でる。
一頻り激しく感情を解き放った後、キラは泣き疲れ、やがて深い眠りに落ちていった。
ラクスはキラをベッドの上に戻し、シーツを身体に掛けてやる。
ベッドの端に腰掛け、聖母のような穏やかな表情で、キラの寝顔を見詰めた。
その寝顔はまるで少女のようだった。優しげな顔は、眠っているとより一層、幼く見える。
ラクスは優しく少年の柔らかな髪を梳く。
その丸みを帯びた頬には、まだ幾筋も涙の跡が残っており、酷く痛々しかった。
だが、そんなキラを見ている内に、ラクスは次第に自分の中の奥底が疼きはじめている事を感じ、目
を閉じ僅かに熱くなった息を吐く。
ベッドの上で眠る少年を見て、もの欲しそうに赤い舌がちろっと上唇を舐める。
少しだけなら、良いのではないか。
眠っているキラの頭に置いていた手が、ゆっくりと下半身へと向う。
シーツを除け、下着の上から、膨らみにそっと触れる。最初は僅かに触れるだけだった遠慮がちな手
の動きが、次第に大胆になってゆく。
ラクスはキラの上に跨がると、彼の膨らみを擦り、摘み、撫で付けた。すると膨らみも堅く、大きく
なっていく。
ラクスはこのささやかな悪戯に夢中になる。相手が眠っていることも、更に彼女を興奮させた。
いつ目が覚めるのか。いつこの悪戯がばれるのか。そういったスリルがたまらなく楽しい。
目覚めて自分の行為を見咎めた時、キラはどんな反応をするのだろう?
そのことを考えると、背筋がぞくぞくし、ラクスはぶるっと身を震わせる。
ラクスの手は暫く迷っていた後、そっとキラの下着の中に潜り込んでいった。
148名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:30 ID:LjMbxfWC
下半身に違和感を感じ、キラは目を覚ました。
「ラクス……?」
まだ覚醒しきっていない頭で、自分の上に乗り、蠢いていたピンクの髪の少女の名を呼んだ。
「あら……。起きてしまいましたの、キラ?」
自分の上にのしかかっていた少女を、キラは驚きをもって見詰めた。
少女は悪戯っぽく笑いながらも、キラのモノを弄る手を止めない。
身を起こそうとしても、自分の上に跨がっている少女がそれを許してくれなかった。
この華奢な少女にそんな力があるとも思えないのに、どう足掻いてもそこから身体を抜き出す事が
出来ない。
頭がぼうっとしている。
――これは、夢、なのだろうか……。
ラクスはいつもキラが目にしている穏やかで優しげな微笑みとは違い、艶やかな、大人の色気が混
じった笑みを浮かべている。
「ラ、クス……、君は何を……?」
混乱する頭で痺れる舌を何とか動かし、キラは問い掛ける。
「キラを、慰めようと思いましたの」
「慰める……?」
「えぇ。とても、キラは傷付いていましたでしょう? ですから、わたくし、ほんの少しでもキラを
慰めたいと思いましたの」
そう言って、キラのモノをぎゅっと握りしめた。その刺激にキラは思わず息をのむ。
「うぅっ……!」
キラの反応を満足そうに見ながら、ラクスは言葉を続ける。
「キラはいつも悲しそうですわね。アスランといる時も。カガリさんといる時も。……誰といる時で
も。でも、わたくしの前ではそんな顔をしないで欲しい。喜んで欲しい。ですから、わたくし、少し
でもキラが笑ってくれれば、と。そう思いましたの」
それは幾許かの嘘を孕んではいたが、紛れもなくラクスが心の内に抱いていた思いだった。
149名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:31 ID:LjMbxfWC
キラはいつも悲しそうに微笑んでいるか、困ったように微笑んでいた。
そしてひとりぼっちで泣いている。
どうしてひとりぼっちで泣くのだろう。泣くのならば、自分の胸の中で泣いて欲しい。それははじめ
て会った時から、キラの泣き顔にどうしようもない程の愛しさを感じつつも、ラクスが抱き続けてき
た願いだった。
「だって、ァ、アス……ラ、ン、は……」
キラの言わんとしている事を察し、ラクスは、ああ、と頷いた。
――君には婚約者のアスランがいるではないか、と。
そう言えば、キラはまだ知らなかったのか。
「その事でしたら……、大丈夫、と言っては何ですけれど。アスランとわたくしは、もう婚約者同
士ではありませんから」
その言葉に驚いたようにキラはラクスを見上げる。
そんなに驚くような事だろうか。
プラントを離れ、反逆者として追われる身になった、アスランと自分。こんな事態になってしまって
も、自分とアスランの間に婚約関係が続いている方がおかしいだろうと思う。
「でも、でもアスランはラクスのこと……」
それでも尚、自分の元婚約者の存在にこだわるキラの唇に、焦れたようにその唇を重ねた。
「……ん、っふぅ」
唇の線をその舌でゆっくりとなぞり、抉じ開ける。歯を割りその舌を捕らえ、遊ぶ。
存分にキラの口腔を味わってから、その唇を解放した。
ラクスの唇は、ふっくらとしたキラの頬を辿り、耳朶へと移動する。唇でその輪郭をなぞりつつ、
息を吹き掛けゆっくりと囁く。
「アスランの事でしたら、お気に為さらないで。アスランも今頃違う相手とお楽しみでしょうから」
金髪の少女と連れ立って部屋を出て行った元婚約者。自分とアスランの間には、もはや精神的な意味
でも枷はない。
御縁がなかったのですわ、と言うと、キラは一瞬驚き目を見開いた後、すぐに寂しげに目を細めた。
――アスランとその相手を思い浮かべたのだろうか。
寂しげな様子のキラに苛立ちを感じる。
150名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:32 ID:LjMbxfWC
「キラは。キラはわたくしのことが嫌いですか?」
「ま、まさか」
「では、好き?」
小首を傾げながら、無邪気さを装って尋ねる。
「す、好きだけど、でも、こんなこと……」
瞳を潤ませて哀願するように自分を見上げるキラに、一層身体の芯が熱くなる。キラが欲しくてたま
らなくなる。
「でしたらよろしいではないですか。キラはわたくしが好き。わたくしもキラが好き。わたくしはキ
ラを慰めたい。そして、キラを、もっと、もっと、知りたいのです」
「ラクス……」
ラクスの手がキラの下着を上下とも躊躇いなく脱がせる。キラの上に跨がったまま、身に纏っていた
上着を脱ぎ、帯びを解いて袷をはだけた。すると、豊かな白い乳房が露になる。
キラは一瞬それに目を奪われたが、罪悪感からそっと視線を外し、目を伏せた。
ラクスはキラの胸に、自分の豊かな双丘を押し付けうっとりと目を細めた。乳首が擦られ、堅くなっ
ていく。
はぁっと熱い吐息を漏らし、ラクスはキラの胸板を弄った。白い繊手がキラの脇腹を撫で摩る。
ラクスはキラの身体を確かめるように、淡いピンクの唇でそこかしこにキスを落していった。
「っ、ふぅ……」
ラクスの髪が、服が、指が、唇が。触れられるくすぐったさに、キラがひくりと身体を震わせる。
キラがラクスの動きに反応を示す度、彼女は満足げに目を細める。ちろちろとキラの身体を舐め、た
まに強く吸い、刺激を与える。
少女の淫蕩な手管に、益々キラの雄は昂っていった。ラクスは屹立したそれを掴むと、きゅっと握り
しめる。キラは目を瞑ってその刺激に堪えた。
更に刺激を与えようと、ラクスはキラのモノに唇を寄せる。握りしめ、先端部を尖らせた舌先で突い
た。ねっとりと、円を描くように舐めながら、根元へと舌を移動させる。
「キラ……。たまには愉しい夢を、見てくださいな……」
ラクスはいつものふんわりとした微笑みではなく、艶然とした微笑みを浮かべた。キラはその微笑み
を霞がかかった頭でぼうっと見詰めるしかなかった。
151名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:32 ID:LjMbxfWC
ラクスは、身に纏っていた残りの衣服をすべて脱ぎ捨てると全裸になった。躊躇うことなく、白い裸
体をキラの眼前に晒す。
キラのモノを片手で支え、ゆっくりとそれに腰を落していく。
すっかり弛んだラクスのそこは、蜜を滴らせ、雄に埋められることを今か今かと待ち望んでいた。
ラクスは先端部までをゆっくりと呑み込み、堪えるようにきゅっと目を瞑る。そしてすべてを呑み込
むべく、一息に腰を落した。
「はぁんっ……」
ラクスは待ち望んでいたものを受け入れた悦びに、キラの上でその白い肢体を艶かしくくねらせた。
熱く蠢くラクスの中に己を呑み込まれ、キラは頭の中が蕩けそうになる。熱い息を吐くと、ぎゅっと
シーツを掴んだ。
ラクスは白い頬を仄かに赤く染め、更なる快楽を得るべく腰を振りはじめた。
「っく、ふ、キラぁっ、あぁっ」
うっとりとした表情で、ラクスは高い喘ぎ声をあげる。
キラも、大きく息をあえがせ、交りあう悦びに酔うラクスを見詰めていた。
夢でも、見ているようだった。今はまだ、これが悪夢か瑞夢か判断はつかないけれど――。
「あぁん、……キラっ、キ、ラ、が……入って……キラがっ……」
今、自分がキラを呑み込んでいると言う事実に、ラクスは益々自分が昂っていくことを感じる。もっ
と欲しいと、もっとキラを感じたいと強く願った。
「キラ、はぁっ、ああっ、キラァッ、キラァ、んんっ……」
ラクスはより深い快感を得る為、キラの腹に手を置き、円を描くように一定のリズムでゆっくりと腰
を振る。時々、リズムを崩し、ぐりぐりと強く腰をキラに押し付ける。昂る熱の為、ラクスの身体は
じっとりと汗ばみ、呼吸が次第に荒くなっていく。
キラは貪欲なラクスの腰の動きの前に、ただ与えられた快楽を享受するしかなかった。
「ふぅっ、ああぁはっ、っふ、ああん」
「ラ、クス……っ」
ラクスの身体が自分の上で激しく踊る度に、どうしようもなく身体の奥から熱が迫り上がって来る。
152名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:33 ID:LjMbxfWC
友人の婚約者を奪う。以前と同じ間違いを犯している。頭でそう理解していても、もはやキラにこの
状況から逃れる術はなかった。
――もう、良いではないか。慰めも欲望も愛情も憎しみも、すべて受け入れてしまおう。
諦めたようにそう思い、ラクスの身体に手を伸ばす。そっとその細腰を両手で支え、己の腰を強く打
ち付けた。
「っ、は、あぁあぁんっ!!」
下から強く突き上げられて、ラクスが仰け反る。豊かな白い乳房が重たげにふるりと揺れた。
「キ、キラぁあっ、ふぁっ、ああんっ」
受け身だったキラからの行為に、ラクスは悦び、涙目でその名を呼んだ。
ラクスが腰を振り、キラが下から突き上げる。その行為を繰り返し繰り返し行い、一心不乱にふた
り、悦楽を求める。
激しくなる一方の動きに、強まっていく快感の波。キラはもはや堪えることが出来なくなった。
「ごめ、ん、ラクスっ……!」
そう叫ぶと、キラはラクスの中に欲望を放った。
「も、う、……キラぁっ、はぁん、もう、キラ、キ、キラぁっ……!!」
熱いものが体内に吐き出された衝撃に、ラクスもすすり泣くようにキラの名前を連呼しながら絶頂に
達した。
ラクスがゆっくりとキラの上に倒れ込む。びくびくと波打つラクスの身体を受け止めながら、荒く息
を吐きキラはぼうっと天井を見詰めた。
強く残る快楽の余韻の為、頭に靄がかかり何も考えられなかった。いや、考えたくなかったのかもし
れない。
――僕は、僕は……。
キラはそっと目を閉じる。
やがて、キラの頬を涙が一筋落ちていった。


おわり。
153名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:34 ID:LjMbxfWC
前、アスランの服脱がせるの忘れてた。




( ´_ゝ`)マァ,イイカ…
154名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:35 ID:LjMbxfWC
アスラン×アサギ。アスランが激しくヘタレです。43〜48話。御注意。


いつものように、ジャスティスの整備を終え、ロッカールームにてパイロットスーツから軍服へと着
替えをしている時の事だった。
シュンと音を立て扉が開く。視界の隅で金色の髪が揺らぎ、アスランはハッとして扉の方を向いた。
そこに立っていたのは、M1アストレイのパイロットのひとり、アサギ・コードウェルだった。
「……あぁ、君か。何か、用か?」
期待していた金髪の少女ではなくアサギであったことに、声のトーンが少し落ちる。少々態度が素っ
気無くなってしまうのは、そのせいだけではなく、元来の気質ゆえだ。
そんな無愛想なアスランの態度を気にもせず、アサギは床を蹴って部屋に入って来た。
「カガリ様だと思って、期待しました?」
悪戯っぽく笑い、アサギは小首を傾げる。あからさまな問いかけに、ぎょっとする。しかし、内心の
動揺は見せずに、そっけなく、別に、と呟いた。
「着替えの途中なんだが――、用がないのなら席を外してくれないか?」
ディアッカあたりが聞いたなら、『女の子にはもっと優しくしろよ』と呆れるような口調でアスラン
は告げる。どうにも女の子と話すことは苦手なのだから仕方ない。どんなに頑張ってもディアッカみ
たいにはいかないのだ。
「用……、用ならありますよー。ちょっと遅くなっちゃいましたけど、お礼を、言いに来たんです」
「礼?」
眉根を寄せアスランは考え込む。礼を言われるようなことを、自分はしただろうか。
「ほらほらほら。忘れちゃいました? クサナギに引っ掛かったワイヤーを斬っている時、敵のモビ
ルスーツに襲われた私を助けてくれたじゃないですかぁ!」
アサギは不満げにぷぅと頬を膨らませた。
「……すまない。しかし、別に礼を言われる程のことじゃない。当たり前のことをしただけだ」
「当たり前って言っても、そのお陰で私、助かったんです。お礼をするのは当然でしょ?」
「気にしなくていい。あの時は君だけでなく、クサナギも危なかった」
155名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:35 ID:LjMbxfWC
「そっかー、カガリ様も危なかったですもんねぇ〜。そりゃ放っておけませんよね」
きゃらきゃらと笑う少女にアスランは憮然とする。先程から、妙にカガリとのことを当て擦られてい
るような気がする。
「あ、怒っちゃいました?」
アサギは不機嫌そうに身体を背けたアスランの顔を覗き込む。
「別に貴方をからかいに来たわけじゃないんです。ホント、ただお礼を言いに来ただけで。……ごめ
んなさい、ちょっと調子に乗っちゃいました」
そう素直に謝られると本気で怒っているのも馬鹿らしくなる。ひとつ溜息を吐くともう一度アサギに
向き直った。
「そんなに言うのなら、礼の言葉は受け取っておくよ。が、次は気を付けた方が良い。いつでも誰か
の助けが入るとは限らないのだから」
「わ、かっ、て、ま、すー!」
本当にわかっているのだろうか、とアスランが疑いを抱くような明るさで、アサギは応えた。
しかし、アスランが礼を受け取っても、アサギは部屋から出て行こうとしない。
「……まだ、何かあるのか?」
「んー。ちょっと聞きたいことがあるんですよねー」
「何をだ?」
嫌な予感がしつつも、聞き返す。
「カガリ様との、仲。どれくらい進んでいるのかなーって」
「…………」
「あ、黙り込んじゃいましたね。あやしーあやしー」
「君にそれを言う必要はないだろ」
言外にその話題に触れて欲しくないと言う思いを込めて、不機嫌に言い放つ。そんなアスランの態度
にへこたれもせずに、アサギはなおも言葉を続ける。
「別に、からかっている訳じゃないんですよ? これでも心配しているんです。カガリ様、普段は威
勢が良いクセに恋愛事となると、てんで奥手なんですもん。あれじゃあ中々手も出し難いでしょ?」
156名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:36 ID:LjMbxfWC
遠慮無しにずばり指摘するアサギの言葉に、思わず頷きそうになる。確かにカガリ――、アスランの
思い人である少女は、恋愛の駆け引きにとんと疎く、いつもやきもきさせられている。アスランのこ
とを憎からず思っているであろうことは態度から察せられたが、それが恋愛感情なのかどうかカガリ
本人が判断出来ているのか、甚だ疑わしい。
「うちのうるさぁい保護者もしゃかりきになって邪魔しますもんねー。キサカ一佐、この間も『カガ
リに近付く害虫は排除あるのみ!』って息巻いていましたよ。あれじゃあ馬に蹴られても文句言えま
せんよねぇ」
――そうか。妙にキサカ一佐に邪険にされていると思っていたが、気のせいではなかったのか。
アサギの口から明かされた事実に、アスランの気分は暗くなる。
「それに。貴方もどうも女性の扱い方がなっていないようですしー。そんなんじゃ、おじいさんおば
あさんになっても今の関係のままですよ!」
落ち込むアスランを更にアサギの言葉が追い討ちを掛ける。
「…………」
すっかり黙り込んでしまったアスランをアサギは暫く見詰めていたが、良いことを思い付いたと、ポ
ンとひとつ手を打った。
「よし! 決めた。私、ちょっと教えてあげます」
「教えるって、何を」
明るく響くアサギの声に先程より嫌な予感がし、アスランは後ずさる。
「女ってものを、ですよ」
きゃぴきゃぴとした態度から一変して、アサギは艶やかに微笑む。アスランはその微笑みに引き込ま
れたように、ぽかんと彼女を見詰めた。
その隙にアサギは距離を詰め、アスランの首に己の腕を絡める。アサギに押された勢いで、ロッカー
に背中がぶつかる。気付いた時には、アスランの唇はアサギのそれによって塞がれていた。
はじめて味わう柔らかな感触に目眩がする。鼻孔を、アサギが纏っていた甘やかな香りがくすぐる。
やがてアサギはアスランの唇を割り、口腔に己の舌を侵入させてきた。アサギの舌が、戸惑うアスラ
ンの舌を絡め取る。
にゅるりとした感触に、アスランは思わずぎゅっと目を瞑る。
157名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:36 ID:LjMbxfWC
アスランがキスに気を取られている間、アサギは己の服を脱ぎはじめた。
朱色のジャケットが無造作に脱ぎ捨てられ、空中に漂う。ブーツを脱ぎ、足で蹴って脇に除ける。
アサギがサスペンダーを肩から外し、パンツとタンクトップを脱いだところで、アスランは我にかえ
り、思わず少女を強く突き飛ばした。
「いったぁい!」
「す、すまない。でも何でこんなことを!」
手の甲で口元を押さえ、真っ赤になりつつも、アスランは怒鳴る。
「だから、教えてあげるって言ったじゃないですか。助けてくれたお礼も兼ねて」
「よ、余計なお世話だ!」
怒鳴ってから、アサギが下着姿と言うことに気付き、慌てて視線をそらす。
女性の裸に対して免疫がないアスランには、下着姿と言えど刺激が強過ぎた。
――そう言えば、カガリの下着姿も見たことあったっけ。こっちの方がカガリより胸は大きいけど、
俺はカガリ位の方が……。
ちょっと目にしただけの割にしっかりチェック済の感想が頭の中を駆け巡り、アスランは思わず舌打
ちをした。
何を考えているんだ、俺は!
「そんなに重く考えることないじゃないですか。社会勉強の一貫だと思ってくださいな」
「好きでもない相手と、そんなことをするつもりはない! 君だって、その、そう言うことは……、
好きな相手とやりたいと思うだろう?」
「私、貴方のこと好きですけど」
あっけらかんと言うアサギの言葉に、驚き思わず目が丸くなる。
「モビルスーツの操縦が上手い人は大好き! 良いなぁって思いますもん」
「……そんな理由で」
アスランはがっくりと肩を落す。
「そんな理由、じゃないですー! 私にとっては大切な理由なんですから!!」
ぐっと拳を握りしめてアサギは力説する。
158名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:37 ID:LjMbxfWC
「そりゃ、コーディネイタ−の貴方達にとっては『そんな理由』かもしれませんけど! 私、M1を乗
りこなすようになるまで、すっごく苦労したんですから!」
「だからと言って……」
「もーう、いちいちいちいち! 往生際が悪いですよ。男なら据え膳のひとつやふたつ、遠慮せずに
パクっといっちゃったらどうですかぁ!!」
アサギの勢いの前に、無茶苦茶だと思いながらもアスランは反論出来ない。
その勢いのまま、アサギは身に着けていた下着を脱ぎ捨てた。ぎょっとしつつも、アスランはじめて
見る女の裸に目を奪われる。
あらわになった豊かな双丘から、緩やかな曲線を描く腰から、すらりとした足から、目が離せない。
何とか無理矢理視線を引き離し、顔を背ける。アサギはそんなアスランの抵抗を許さず、彼の顔を両
手で挟み込み、こちらに向けた。
「カガリ様、あれで意外と夢みがちですから、醜態見せたら冷めちゃうかもしれませんよ」
アスランの耳元で、吐息を吹き付けつつ小悪魔のように甘く囁く。その囁きは、アスランの頭の芯を
痺れさせるのに十分な効果を持っていた。
「だから、ねぇ。ちょっとした勉強と思って、楽しみましょ?」
抵抗の弱まったアスランを見て、アサギがチェシャ猫のように目を細め、笑う。
アサギは、アスランの着ていたパイロットスーツゆっくりと脱がせた。シャツ越しにさわさわと胸板
を触り、その堅い感触を楽しむ。
もう一度、アサギはアスランの唇に己の唇を重ねる。
柔らかな女の唇の感触に、自分の胸に押し付けられている豊かな乳房に、アスランは酷く狼狽えた。
下半身に血が集っていくのを否応無しに感じる。もはや通常の思考は困難な状態に陥っていた。
唇を外すと、アサギはアスランの右手を掴み、ゆっくりと自分の胸へと誘導した。
おずおずとアスランがアサギの乳房に触る。はじめは軽く、次に力を入れて。胸はアスランの手の中
で柔らかくかたちを変えた。暫く乳房を揉みしだくことに夢中になっていると、淡く染まった頂が堅
くなっているのに気付く。そっとそれを摘んでみる。
「あっ……」
アサギはびくりと身体を震わせ、アスランにしがみついた。
159名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:38 ID:LjMbxfWC
アスランがぎくしゃくとアサギを見ると、彼女は喘ぎながらも頷いた。アスランは大きく息を呑み込
むと、愛撫を続ける。
柔らかですべらかな女の乳房に、むしゃぶりつきたくなる。その感触を味わいたいと思った。
アスランはゆっくりと豊かな双丘に顔を寄せる。躊躇いがちに舌を伸ばして、その膨らみを舐めあげ
た。びくんとアサギの身体が跳ねる。
谷間や膨らみの部分をうろついていた舌が、淡い色で染まった尖端を突く。
「んんっ」
ぎゅっとアサギの手がアスランの肩を掴む。アスランはそのまま堅くなった突起を口に含み、ころこ
ろと舌先で遊びはじめた。空いていた手で、アサギの腰や腿を緩やかに撫で上げる。
一頻り豊かな乳房を堪能した後、顔を上げアサギと視線を合わせた。彼女は小さく喘ぐと、疼く腰を
アスランの腿に押し付け擦り寄せて来た。
押し付けられたアサギの秘部に、アスランはおずおずと手を伸ばした。そっと触れてみる。
「ひっ……」
びくんとアサギの背が反り返った。その反応に驚いて、アスランは思わず手を引く。
「良い、から……、んっ、そのまま……」
わななく唇で、アサギはもっと触れて欲しいとせがむ。
アスランはもう一度、アサギの秘部に手を伸ばす。既にそこは熱く濡れそぼっており、アスランを驚
かせた。はじめて触れる女の中心は、酷く柔らかで熱かった。
「……ふぅっ……」
アスランの指がぎこちなくも秘部を踊る度、アサギは堪えるように唇を噛む。やがて辺りに微かに淫
蕩な水音が響きはじめる。溢れ出る蜜が、アスランの指に絡み、アサギの白い太腿を伝って、流れ落
ちていく。
「あぁ……、ふぅん、はぁ、あっ」
遂には堪え切れず、アサギは喘ぎ声をあげはじめた。切羽詰まったように高く低く響く女の嬌声に、
アスランの心は酷く掻立てられる。甘い疼きが中心から迫り上がってくる。
「もう……っ」
身の内にたぎる熱に堪え切れず、アサギは潤んだ瞳でアスランに懇願した。
160名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:40 ID:LjMbxfWC
一瞬、躊躇いがあったが、欲望に昂った自身にアスランもまた堪えることが出来ず、アサギの腰を強
く引寄せた。身体を反転させ、彼女をロッカーに押し付ける。アサギの片足を抱え上げると、下着の
中から屹立した自身を取出す。アスランは己の切っ先を秘部にあてがい、ゆっくりと挿入していく。
「……っ」
はじめて知る熱い女の肉の感触に、アスランは大きく息を吐く。自慰行為では決して味わえない感覚
だった。アサギは自分の中を満たすアスランに、息をあえがせた。両腕をきつくアスランの首に巻き
付けると、軸となった片足を中心にして、ゆっくりと腰を動かしはじめる。
アスランもそれにあわせるように、腰を打ち付けはじめる。ロッカールームに肉を打ち付けあう淫ら
な音が響く。次第に激しくなる動きと共に、ぴちゃぴちゃという水音と熱い喘ぎがそれに混じる。
「……ひっ、ふぅ、あぁん」
激しく律動を繰り返すアスランの腰の動きに、アサギは切なく喘いだ。アスランも、己に絡み付き締
め上げる熱い肉に、もはや何も考えられなくなる。ただ悦楽を貪るべく一心不乱に腰を動かした。
「はぁっ、あっ、ふぅっ、ああっ、も、うっ……!」
打ち付ける間隔が狭まり、早くなる。アスランの腰の動きにアサギは涙目になりながら喘ぎ、彼にし
がみつく。アサギの身体は小刻みに震え、限界が近いことを告げていた。
「あ、ああぁっ、いやあっ、い、くっ……!!」
アスランが強く突き上げると、アサギは大きく身体を仰け反らせ高い声をあげて、絶頂に達した。
伸縮を繰り返すアサギに強く締め上げられ、アスランもまた限界を迎えようとしていた。
「……くっ!」
低く呻き、アスランはアサギの中に精を放った。
精をすべて放った後、アスランはその場に崩れ落ちそうになるのを、ロッカーに片手をつき己の身体
を支えることで何とか堪える。荒い呼吸を整えようと、目を閉じた。力の抜けたアサギは、アスラン
の首に絡ませていた腕を解き、彼の身体を伝いながら床にずるずるとしゃがみ込む。
「……だ、大丈夫、か?」
床に片膝をつき、アサギの目線と合わせながら、アスランは掠れる声で問いかける。彼女はまだ肩で
息をしながらも、それに頷いた。
161名無しさん@ピンキー:03/10/11 17:40 ID:LjMbxfWC
「……なぁ、んだ。何か、余り、私が教えること、なかったですねぇ」
戯けた口調でそう言い、ふふっと笑うと、アサギはもう一度アスランに抱きつき、キスをした。


名残惜しげにゆっくりと唇を離す。
閉じていた目を開き、カガリが上目遣いでアスランを見た。その頬ははじめてのキスの余韻からか赤
く染まり、金褐色の瞳は潤んでいた。アスランと視線が合うと、カガリは恥ずかしそうにそっと顔を
伏せ、何度か目を瞬かせる。
その仕種に、アスランはたまらなく愛しさを感じた。胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
もう一度、口付けようと思った時だった。
「……お前、妙に慣れているな」
「え?」
ぽつりと呟かれたカガリの言葉に、ぎくりとなる。
「そのぅ、こう言うのが――キスが妙に手慣れているな、って。そりゃ、お前は婚約していたんだか
ら、慣れててもおかしくはないけどな」
カガリは少し拗ねたように唇を尖らせる。
「ち、違う、カガリ」
「何が違うんだ? いや、別に私は気にしていないぞ、うん。だって当たり前のことだからな!」
アスランを片手で制し、自分に言い聞かせるように、うんうんと頷きながらカガリは言う。
「いや、ラクスとは、その、別に……」
ラクスではなく、違う女が相手だったが、そんなことは口が裂けても言えない。
「だから気にしないで良いって! 私も気にしていないから、うん。結婚するつもりだったんだもん
な、お前たち。キスのひとつやふたつ、やってて当然だよな! ま、まぁ、その先も、そのぅ……」
何を想像しているのか、カガリは更に赤くなった。耳まで赤くしながらぶんぶんと手を振る。
自分とラクスとの関係をすっかり誤解しているカガリに、アスランは慌てて弁明する破目に陥るの
だった。


おわり。
書き捨てに近いですが、読んでくれた人、どうもっす。ROMに戻ります。ほんでは。
162217:03/10/11 17:59 ID:62o2lIvQ
>>ポチ氏
アスラクキタ━━━━━━━━━━!!
アスラン…喜びすぎよw
やはり場馴れしてないあたりが…
…でもってまたいい所で…焦らなくても、待ってますよ。
>>161
ロ、ロムに戻っちゃうんすか…
って、自分が言えた義理じゃないけど、こんな素晴らしい作品をニ作品も投下したのにですか…
脇役のカガリたんがいい味出してる。
前のアスラクもすごくよかったです。

なんか、久々にラクスたんがイパーイで嬉しいです。
忘れ去られてるかもしれんが、俺のはまだまだかかりそうだなあ…
しかし、素晴らしい文を読むとエロパワーが補給されますな。
163名無しさん@ピンキー:03/10/11 18:44 ID:lM39KtRj
>>161
『逃げるな! 書く方が戦いだ!』とカガリも最終回で叫んでいたではないですかw

…あれ、違ったっけ?w ともあれ。エチいシーンも好きですが、オチがいい話は
もっと好きです! 流れが頭に浮かんできて、すんげー良かったです
164名無しさん@ピンキー:03/10/11 19:06 ID:pUSURIJr
自分ラクス&カガリ萌えなんであまりパロといいつつ
女キャラが当て馬にされるのは好きじゃないですなあといってみるテスト。
まあ書く側は自由でしょうけどね
165名無しさん@ピンキー:03/10/11 20:11 ID:ZCaWQFjG
>>164
何度も言われていることだが、嫌ならスルーしる。
166名無しさん@ピンキー:03/10/11 21:23 ID:QtnqZemH
>>162
自分は毎日この板チェックして投下を待ってますよw
217氏が△関係をどう調理するのか今から楽しみです。
のんびり待っているので、ご自分のペースで楽しんで書いて下さいね。
167名無しさん@ピンキー:03/10/11 22:39 ID:PDcpgdqQ
アスラン関係で悪いが…大作に紛れてコソーリ投稿。
ひさびさ公式ページ見てたら、こぐれ氏のコメントのところで
つい思ってしまったアスカガネタ。多くの人が思ったことだろうが…
168名無しさん@ピンキー:03/10/11 22:40 ID:PDcpgdqQ
もしも、24話、蟹でなく原案の蛭が通ってたら

「服の中にも蛭がいるようだぞ」
蟹のときと同じように、カガリをからかうアスラン。
カガリが服の中を覗くと、本当に蛭が一匹、胸にちゅーちゅー吸い付いていた。
「…あ?…本当だ…って、げぇっ!吸ってる!き、気持ち悪いっ、と、と、取ってくれっ!」
「えっ?」
下乳、半チラ状態で助けを求めてくるカガリに、顔を赤らめてうろたえるアスラン。
「だから早く取ってくれってば!気持ち悪いんだよ〜ッ!!」
それってちょっとやばいんじゃないか?とアスランは思うが、カガリに涙目で迫られ…
「し…仕方ないな…取ってやるから、じっとしてろよ…」
ごくりと喉を鳴らし、胸を見ないようカガリの背後に回り、捲り上げられた上着の裾から手を入れる。
緊張に指を震わせながらも、カガリの服の中に手をゴソゴソ…
169名無しさん@ピンキー:03/10/11 22:41 ID:PDcpgdqQ
「………こ、ここか?」
…プニュッ
「…あッ!……ち、違うっ、そこじゃない…」
「…っ!…す、すまない…じゃ、これか?」
…クリッ
「…ひゃうっ!…ばッ、ばかっ!どこ触って…あっ、あ、あ、やあんっ!」
ビクビク震えながら喘ぐカガリに、アスランは自分が摘んでいるものが乳首だと気付いて衝撃を受ける。
性感帯なのだろう。触った方、触られた方。二人とも顔が茹蛸化していた。
アスランがなんとなく、くにくにといじってみると、カガリがひゃん、と喘ぐ。
「――ぅお〜ま〜えぇ〜!!」
「―――――――っ!ごっ、ごめん!…じ…じゃあ、ここか?」
焦ったアスランはさっさと蛭を取ってしまおうと、両手でカガリの胸を弄りまくる。
だがやはり。蛭と間違えて、乳首をこねたり潰したり捻ったり引っ張ったりと、いじくりまくってしまい…
「…な、なんだ…どんどん固くなっていくな…、こいつか…?」
「…やっ…だ、だから、ソレ…違……あっ、ふぁっ、あ、やぁあぁっ…!」
服が首元まで捲くれ上がり、ピンク色の乳首が両方いじられている、やらしい光景がカガリの視界に入る。
さわさわ、もにゅもにゅ、ぷりっ、きゅうぅ〜、こりこり、くにゅぅっ…
「…おっ、お前…ホント…やめっ、ああ…や…あ、あ、ひゃああん…」
カガリは結局、数分間両胸の頂点を攻められ続け、イってしまうのだった。
…数分後。蛭も取れ、真っ赤になって黙り込む二人。
「…グスッ。…ばかぁっ!私、もうお婿さんを貰えないじゃないかぁっ!」
「……だから………ごめん」
半泣き状態のカガリの横。
必死に鼻血を抑えながらも、何処か幸せそうなアスランの姿があった…。

…なーんて……ならない…?よなぁ…ハハ( ´_ゝ`)
170名無しさん@ピンキー:03/10/12 00:41 ID:vLXExHrT
>>168-169
カワ(・∀・)イイ!
171ID:QWNAwp88:03/10/12 01:13 ID:HPaddoCX
今日は新作目白押しだな…自分も密かに投下させていただきます……
>>89の続きです…
172ID:QWNAwp88:03/10/12 01:15 ID:HPaddoCX
その胸に去来する怒り。強く願った再会。
燦然たる光を背景に、立つ。
「カガリを…かえしてもらうぞ……」
一言、一言を噛み締める様に、押し殺した口調で言い放つ。

「貴様は――…!!」
一方。相対する男の胸にもまた、伝来するある感情があった。
「そうか…貴様か……フフフ、あくまでこの私の邪魔をするというのだな、ザラ」
エリゴールはそう言うと、深く瞑目し、やがて再び元の平静を取り戻した。
「これは、これは。ようこそ…と迎え入れるわけにはいかないようですな、
前プラント議長パトリック・ザラの御長子アスラン・ザラ」
「…………」
「先の大戦でのG強奪後、【イージス】に搭乗。クルーゼ隊の一員として他の三機を
率いて、地球軍第八艦隊所属艦【アークエンジェル】の追跡・及び破壊に従事。
【イージス】破壊後は、プラントにて極秘裏に開発の進められていた【ジャスティス】の
パイロットとして地球・プラントのどの陣営にも属さず、戦争を終わらせるという、
夢思想を追い求め、戦場を駆け回る…そして、今は――」
科白をアスランが遮った。
「もう、いい…俺の事など、どうでもいい。エリゴール、降伏しろ。
この場所は既に抑えられている…お前はもう、終わりだ」
「…もう、終わり、とは?」
余裕の笑みを絶やさずにエリゴールはふてぶてしく聞き返した。
「――分らないのなら今はそれでも構わない。直に思い知る事になる…
しかし、オーブの姫をさらった罪は重い。すぐに、彼女を返還しろ。
そうすれば…いくらか情状酌量の余地が出来る」
173ID:QWNAwp88:03/10/12 01:16 ID:HPaddoCX
「降伏? 返還?? あなたの言う事はさっきから理解できませんな。私が何をしたというのです…突然乗り込んできてこの様な勝手な振る舞い。いささか目に余る」
「ふざけるなッ!!」
激昂し、冷たい輝きを放つ銃口をエリゴールへと突きつける。
「どうしても、還さないつもりなら力づくでも連れて帰る…」
「おやおや、困ったお人だ。その言いようではまるで私がカガリ様を幽閉したようではありませんか……」
ふぅ、とわざとらしい溜息をついてエリゴールが開き直る。
「貴様…しらを切るつもりか――?」
「しらを切るも何も…存じ上げぬ事柄に応じるわけには参りませんな…」
――これでは、埒が開かない。
「カガリ、帰るぞ…迎えにきた。一緒に、帰ろう!!」
アスランはエリゴールの傍らで立ち尽くすカガリへと呼びかける。
しかし、アスランの呼び掛けにカガリが応える事は無かった。
「カガリ――?」
彼女の普通ではないその状態にアスランは何かを悟る。
まさか―――
「カガリ様は、私どもとの大事な交渉の最中なのですよ。あなたの様に、銃を振りかざすような野蛮な輩にお渡しするわけには参りませんな…ねぇ、カガリ様」
「…………」
瞳に失われた光。かつての快活さを喪くした彼女は、まるで意思なき人形だ。
「貴様、カガリに何をしたっ?!」
174ID:QWNAwp88:03/10/12 01:17 ID:HPaddoCX
「――やれやれ…随分派手に立ち回ったものですな。
確かに…あなたの言うようにこの基地はもう、終わりのようだ……」
エリゴールは、まるでアスランの声が聞こえていないかの様に机の上のコンソールに目をやりながら言った。
「そもそも、あなたは何をしにこの基地へいらしたのです…?あなたが暴れ回った
お陰で多くの忠臣たちが命を落とした…そうやって、また戦火を再燃させるおつもりか?」
「戦火の再燃を望んでいるのはお前達の方だろう!!」

「埒が開きませんな…まぁ、いいでしょう。いい機会だ。ここは一つ、平和の国の姫に裁きを頂く事にしましょう――」
そう言って、カガリへと向き直る。
「我々がいくら平和を望む声を張り上げたとしても…あのように銃を振り回し、戦果の鎮火を認めたがらない者たちは大勢います…そのような連中には話し合いなど意味を持ちえません。対抗する手段は…即ち、力」
「振り下ろされた刃は…太刀で受け止めねばならないのです……」
そう言いながら、エリゴールは懐から銃を取り出すと、カガリにしっかりと握らせた。
175ID:QWNAwp88:03/10/12 01:18 ID:HPaddoCX
「さぁ、私か彼か…真に平和を望むものはどちらか、ご決断を。オーブの姫よ―――!!」
大袈裟に両手を広げ、何も持たない様をあからさまに示す。

「騙されるな、カガリ!! 銃を下ろせ! 振り下ろされた刃に刃を
当てていたのでは、いつまでも平和は掴めない――憎しみは憎しみを呼び、
その果てにあるのは破滅でしかない!!」

「詭弁ですな!! カガリ様。どうか、お耳をお貸しになりませんように。
力の無い正義など無力だ…だからこそ、平和への祈りを込めて、人は戦うのです。
戦争を望むものは戦争をしたらいい…しかし、戦争を望まぬものが平和な時代に生きる事のできる世界を築くためには、あえて武器を取らねばならないこともあるのです――!!!」
176ID:QWNAwp88:03/10/12 01:19 ID:HPaddoCX
カガリに構える腕に震えが生じた。その銃口がアスランへと僅かに傾く。
(……カガリ―――!!)
アスランの隣でエリゴールが狂気を帯びた笑みを浮かべる。
そうだ――撃て。そうすれば、お前は、もう、引き返せない―――
「うわああああぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁあああああ――――――!!!!」
静寂を破る雄叫びにも似た叫びを上げ、カガリは銃を地面へと投げ下ろした。
「カガリ――!!」
咄嗟にアスランがその身を呈してカガリに覆い被さる――


「オープンボルトの銃を投げるなって、前にも言っただろ…」
「あすらん…?」
久方ぶりの、彼の笑顔。優しく自分を包み込む、どこか憂いも含んだその表情。
やっと…会えた。
しかし、手に違和感を感じ、己の右手を仰ぎ見る。
真赤な鮮血が、手を濡らしていた。紅く。
くっ…と呻き声をあげてその体躯が冷たい床に転がった。
「アスラン…アスランっっ!!」
その手に、約束の石が握られていた。血で濡れたそれは、もはや輝きを失っている。

「アスラン――――――!!!!」

少女の悲痛な叫びが、窓の無い部屋に何重にも木霊した――…
177ID:QWNAwp88:03/10/12 01:26 ID:HPaddoCX
>>84の間違いでした…すみません。
アスランがえらいことになってますが、ご心配なく。
前にもいいましたが殺すような真似は致しませんので…
前回の投下の際には、おおむねご好評を頂き、嬉しい限りです。
新人が育ちやすい環境だな、と思います。
エロパロなのにH要素が少なくてスミマセン。
次回はその反動が来るはずです…たぶん。
178名無しさん@ピンキー:03/10/12 01:45 ID:hbyxT6bJ
>ID:QWNAwp88氏
めっちゃ(・∀・)イイ!
新鮮な展開でドキドキしますなぁ(´Д`*)
次回のエロも楽しみに待っとります!

>177読むまでアスラン死ぬかと思ってた(・∀・;)ヨカッタヨカッタ
179名無しさん@ピンキー:03/10/12 01:57 ID:QjFSTJHw
>ID:QWNAwp88氏
乙です!
毎回続きを楽しみにしてます! がんがってください!
格好よすぎるですよアスラン。
180名無しさん@ピンキー:03/10/13 01:20 ID:NyhuBBti
>>177
ナディアの最後の方思い出してしまいますた。

がんがってください
181名無しさん@ピンキー:03/10/13 01:37 ID:Rvp7g5dF
エリゴールは塩になるのか?
182名無しさん@ピンキー:03/10/13 03:28 ID:af64Tms4
最近、投下多いな。
やっぱ最終回後の方が話をつくりやすいのかね。
183名無しさん@ピンキー:03/10/13 07:35 ID:e00oI+xB
しまった…!前スレ落ちた。
保守するの思いっきり忘れてたよ。
184名無しさん@ピンキー:03/10/13 08:50 ID:JRhCmSJT
>>147-152
(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!
痴女なラクスたんも萌え(´Д`*)
それと、>>153にワラタ
185名無しさん@ピンキー:03/10/13 11:13 ID:yXix5ndC
age
186名無しさん@ピンキー:03/10/13 19:21 ID:JdlZBi8M
>>183
保守もなにも、500KBこえてたからもう書き込めなかったよ。
900ちょっとこしただけだったのにな。前スレはよっぽど投下多かった
んだな。
このスレも、200弱レスでもう100KBオーバー。
950じゃなくて、900くらいで立てた方が良いのか?
187名無しさん@ピンキー:03/10/13 22:44 ID:e00oI+xB
>>186
許量オーバーだったのか、無知で恥ずかスィ。
917で次スレ立てて、927でオーバーしてたから今度は900で次スレが丁度良いかもな。

ところで、前スレのssって南極条約にまだうpしてないよな。
いつも転載依頼出してくれている人はお忙しいんだろうか?
188黄昏の文芸作家:03/10/13 23:56 ID:ZoKl8vkX
ここ一週間程…九州から離れてたけど…ここは変わりない様で…ヨカタ…。
189名無しさん@ピンキー:03/10/14 08:19 ID:Kxo5qH9h
>>188
オルナタ首を長くしておまちしてまつ
190名無しさん@ピンキー:03/10/14 21:05 ID:gkz2iJZn
マリューさんのあのちょっと目を細めた「うふ」って感じの顔に萌える。
タプーンももちろんだが
191217:03/10/15 03:25 ID:599ZkN2O
ひっそりと投下しときます。
キラアスカガです。それでは、どぞ。
この話は、南極にも保管されている「少女の涙」という話の続きです。
知らなくても楽しめるようには作ったつもりですが、もしよければ
そちらを先に見て頂けたらなぁと思います。
192217:03/10/15 03:25 ID:599ZkN2O
今日は、アスランの日。
キラの日は、昨日、そして明日…
あの日。カガリが父を失い、二人を必要としたあの日以来、
キラとアスランは、一日置きに交代でカガリを抱いていた。
今日はアスランの日であるため、キラは自室で一人、寂しく過ごしていた。
今頃、アスランとカガリは…などと思いながら過ごしていた。
そんな寂しい夜は、いつも先日カガリと交わった事を思い出して自分で自分を慰め
た。
たぶん、アスランもキラの日には寂しく同じ事をしているに違いない。
今日もいつもの様に自分で自分を慰めるだけ…そう思っていた。

「あっ……ああっ…!」
「うっ…」
アスランとカガリは、カガリの部屋で交わっていた。
先程、快楽を分け合い、一頻りの行為を終えた二人が共にベッドに入っていた。
隣で息を整えているカガリを見て、明日は一人で過ごさなくてはならないのか、と
アスランは思った。毎日、一緒に居たいのに。
「カガリ…」
「な、何だよ…」
突然抱き寄せられて話し掛けられたカガリがどきっとする。
193続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:27 ID:599ZkN2O
「俺と、キラ…どっちが、その…好きだ?」
アスランとしても、想い人と愛し合えるのは本当に嬉しい。
だが、一日置きにしか愛し合えない。
しかも、一日置きに彼女を抱いているもう一人の男性は、自分の親友であった。
今まで、彼女を失ってしまうような気がして、こんな事は言えなかった。
キラを彼女が選べば、自分はもう二度と彼女を愛せないのだ。
暫しの沈黙の後、カガリがゆっくりと口を開く。
「同じ事、キラにも昨日言われたよ…」
「え?」
カガリの言葉に、アスランはキラも自分と同じ気持ちを抱いていたのだなと思い、頭
を掻いた。
「それで、キラには…何て?」
あくまで、自分に、ではなくキラに言った答えを聞こうとするアスラン。
つまりそれは、自分への答えにもなる。
しかし、それはどこか彼の弱気な心が内在している様にも見えた。
やはり、失うのが怖いのか?このままでよかったのか?
不安な気持ちで、彼の表情が曇る。

キラは自室で昨日のカガリとのやり取りを思い出していた。
― 僕と、アスラン…どっちが、大切? ―

― そんなの、決められる訳…だって、二人とも私にとって、
本当に大切…で、お前らが居なかったら、私 ―

― カガリ、泣いてるの?
ゴメン…聞かなきゃ、よかったね。でも、どうしても聞きたかったんだ ―

― お前ら二人が、あの時、私の悲しみを二人で埋めてくれた。
…だから、二人とも居ないと、また悲しみの穴は開いてしまうんだ ―

― カガリ… ―
194続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:28 ID:599ZkN2O
父を失った悲しみ、キラとの本当の関係…その二つがカガリを悲しみの淵へ追いやっ
た。
その二つの穴を埋める様に、二人が慰めてくれて、同時にキラと大切な人として
向き合っていく事を決めたカガリ。そんな彼女を受け入れてくれた、キラ。
キラはキラ。カガリはカガリ。
それは、変わらない。例え何があっても…
それを気付かせてくれたのは、アスラン。
彼女の出した答えは、キラも、アスランも、両方必要。大切な人。
しかし、決して優柔不断な答えでない、理解できる答え。
キラもアスランもいつかは、カガリを独占したいという気持ちを持ちつつ、
彼女がどちらを大切か気付くその時まで、一日交代で待つことにしたのだろう。
だから今になって、カガリにこんなことを聞いたのかもしれない。

カガリは、僕とアスラン…二人を必要としている。
だから、僕とアスランとカガリは、三人一緒じゃなきゃいけないんだ。
今、彼女はアスランと二人。
彼女の言う答えとは、矛盾を孕んでいるんだ。
ずっと、これからも三人でいたいと願う彼女の願いに、
どうして僕達は応えもせず、互いに二人だけの夜を過ごしているのだろう?

キラは、気がつくとカガリの部屋へと向かっていた。
195続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:28 ID:599ZkN2O
「キラに、そう言ったのか?」
「あ、ああ…何つーか、その、私…やっぱりお前ら二人ともいないと、ダメなんだ」
その言葉を聞いたアスランが軽く溜息をついた。
「じゃあ、どうしてここにキラは居ないんだろうな?」
「ア、アスラン?」
アスランの不可解な言葉に、カガリは戸惑う。
アスランも、キラの出した答えに辿り着いたのだろう。
―――同時に、カガリの部屋のドアが開く。
「キ、キラ…!」
カガリは、キラの突然の来訪に驚くばかりである。
「キラ…来ると思っていた」
「アスランも、僕と同じ事を思ったみたいだね」
「な、何なんだ、お前ら。私にわかるように説明しろ!」
カガリは訳が分からず、キラとアスランを交互にせわしく見つめる。
キラがゆっくりと近づきながら、口を開く。
「僕達はもう、カガリを一日置きに抱くという生活にきっと我慢できなくなってたん
だ」
「好きな女を思うように抱けないのは、やっぱり悔しいしな。
だからお前に、俺とキラのどちらが大切かを聞いた」
「………」
カガリは呆気にとられて、二人の話を聞いている。
「君は、僕達が君を抱けない夜、どんな気持ちで過ごしているか知ってるかい?」
「そ、そんなの…」
「前の夜、お前とした事を想って、自分で自分を慰めているのさ…俺も、キラも…」
196続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:30 ID:599ZkN2O
「でもね、もうそんな事をする必要は無くなったんだ」
キラの言葉を聞いて、アスランは突然カガリを自分の膝の上に乗せた。
カガリは、アスランの行為に驚くが、もっと驚くべきことは、
自分のアナルに彼の指が進入していることであった。
「アッ……アス…ひゃうっ…!そんな、トコ…」
「カガリは僕達二人を要ると言ったんだから」
キラは、アスランの上でよがるカガリを見ながら話を続けた。
「俺達を二人とも、これから愛してくれるんだろ…?」
アスランは、さらにこねくり回すようにして彼女の中を柔らかくしていく。
「あっ…!ひゃ…そんなっ……無理っ…」
「無理なもんか。お前は前に、俺達二人を受け入れたんだから」
アスランはカガリの体から指を引き抜くと、彼女の腰を持ち上げて、
再びそそり立ったものをカガリのアナルへと挿入していく。
「…!!ああああ!!アッ…、ひ、やぁ…!」
「前よりもスムーズに入ったな…」
アスランはカガリの太股を掴み、キラに向かって足を開かせる。
キラは、もう我慢ができないと言はんばかりの硬くなったものをズボンから取り出した。
自分の目の前で淫らに足を開かされている少女に、興奮を隠せなかった。
キラの視線は、既に濡れに濡れた秘所に注がれる。
「そんなにココ、ヒクヒクさせて…欲しいんでしょ?」
「……ぃゃ……」
弱弱しくも伏せ目がちに抵抗の意を見せるカガリだったが…
「カガリは嘘ついてる。こんなに俺のを締めつけてくるのに…欲しいんだろ?」
アスランが、カガリの真意を促すために、キュッと指で彼女の乳首を摘み、
フッと息を耳に吹きかけ、性感を刺激してやる。焦らされている様で、こそばゆい。
カガリの体はアスランの上で、ビクンッと跳ね上がる。彼女としても、限界だった。
「…ふぁぁぁぁっ!ダ、ダメ…もうっ…キ…ラ…早く、挿れ……て…」
涙ながらに、カガリは上目使いで本当の意思を懇願する。
キラは、カガリの頬にそっと口付けをして、自分のものをカガリの秘所に挿入していく。

197続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:31 ID:599ZkN2O
「カガリは本当、厭らしいよね。僕達を二人とも、欲しいだなんて…」
「自分の言葉には、ちゃんと責任持てよ…」
「ん……やぁ…あっ…」
耳元で恥ずかしい言葉を囁かれ、カガリはさらに二人のものを締め付けた。
「うっく…アスランの言う通りだよ。すごく締まって、絡みついてきて…
ねぇ、挿れただけでイッちゃった?」
「バ…カァ…そんな……コトッ…もう、おかしくなり…そう…」
「じゃあ、動いてもいいな?キラ、動くぞ」
「うん。いくよ、カガリ」
「ちょっ…待っ、ああっ!!」
カガリの返事も聞かず、二人は腰を動かし始める。
二人としても、このまま動かずにいるのは、限界だった。
目の前に居る少女を、本能のままに愛したかった。
「あっ、うぁ…ふぁ……んっ、ん…あああ!!」
同時に自分の胎内を愛しい人二人に貪られ、カガリは淫らに声をあげた。
腰をくねらせ、アスランに体を任せ、キラの背中に手を回す。
その行為からも、カガリ自身も昂ぶって居る事がわかる。
キラは、そんなカガリを愛しく思い、唇を奪う。
執拗に、何度も何度も貪欲に舌を絡め合い、今以上の快楽を得ようとする。
アスランは後ろからカガリの乳房を掴みながら、彼女の首筋に舌を這わせる。
「んっ…カガリ、すごく締まって、気持ちいいよ…」
「あはぁ…だって……お前らのがぁ…」
「僕達のが…?」
「中、で…擦れてて……イ…イ…もっと……突い…て…」
キラが唇を離して透明な糸を紡いでいく。
カガリは、唇から銀糸を引きながら、普段の彼女らしからぬ言葉を絶え絶えに言う。
「いつからそんな言葉を言うようになったんだ?」
198続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:31 ID:599ZkN2O
「あ…ァ…やっ…だって、気持ち…い……ひゃんっ…!」
アスランがカガリをより一層強く突き上げた。すると、カガリがまた大きく喘ぐ。
二人は、カガリの中に自分のものを最奥部まで挿入させると、
ぐりぐりと彼女の奥に自分のものを擦りつけていった。
時には優しく、時には壊してしまわんかのように、最奥部を刺激していった。
一定のリズムで、二人は動きを合わせて、カガリを高みへと登らせていく。
「あっ…あ、あんっ……あはぁ…あっ、あっ、あっ、あっ…!!も、もうっ…」
次第に早くなる腰の動き。
次第に高く、大きくなる彼女の喘ぎ。
「カガリ、カガリ!僕、もう…」
「俺も…もう、もたないっ…!!」
「出し…てっ!全…部…!!」
カガリの言葉を聞いて、二人はほぼ同時にカガリの中を大量の精液で満たしていく。
意思を持ったそれは、瞬く間にカガリの中を駆け巡り、さらに性感を刺激していった。
「ぃやぁぁぁぁぁぁ…!いっぱい…出て…るぅ…!!ふぁぁぁぁぁ…!!」
カガリが最高の快楽を得て、達していくのを見届けた二人は、
放出を終えた自分のものを、ゆっくりと彼女から引き抜いた。
そのまま三人は、眠りに落ちた…
キラとアスラン…大切な人に囲まれて眠るカガリの寝顔は、どこか満足そうだった。


199続・少女の涙 ―三人で、…―:03/10/15 03:32 ID:599ZkN2O
カガリが目を覚ますと、まだ自分の横でキラとアスランは眠っている。
子供のようなあどけない寝顔で、眠っている。
とても、戦場を駆ける者とは思えない、少年の寝顔。
二人の様子を見たカガリは、クスッと笑う。なんか、可愛いな。
そう思いながら、キラの頬を指で押したり、アスランの髪を撫でたりした。
二人に対しての愛しさを噛みしめると共に、アスランの言葉を思い返した。
― 自分の言葉には、ちゃんと責任もてよ… ―
分かってるよ。カガリは無意識にそう呟いた。
だって、二人とも、本当に好きなんだ。大切なんだ。愛しいんだ。
二人ともいなきゃ、ダメなんだ。その気持ちに、偽りなどない。

お前は、一人じゃない。
父の言葉をいつも、二人と一緒にいると噛みしめられる。
(これからは毎日、毎晩三人で…かぁ。ふぅ…まぁ、仕方ないか。私が望んだ事だし…な)
カガリはバツの悪い表情をしながら、笑っていた。
もう一度、二人の髪を撫でながら、こう思った。
私達は、三人で、一組。
200217:03/10/15 03:37 ID:599ZkN2O
どうも。キラカガ、アスカガ、好きです。でも、キラアスカガの三人はもっと好きだったりします
この三人の微妙な関係、好きだったんだけどな。
だから、最終回のラストで妄想したり…
というわけで、三人一組にしてしまえば何の問題も無し!!
…キラアスカガでした。
でもって、少しの間ロムらせてもらいます。
しばらくして、また何か浮かんだら、そのときはまた暖かく見守って欲しいと思います。
201名無しさん@ピンキー:03/10/15 08:19 ID:k89PBrrG
キラアスカガ、キター!
217さんグッジョブ! 乙です!

またの降臨を心から楽しみにしてます!
202名無しさん@ピンキー:03/10/15 09:36 ID:RdOilAD5
ちょっと来ない間に、新スレが立ってた。
しかも立ってから10日で200レスか。結構なペースだね。
203名無しさん@ピンキー:03/10/15 14:08 ID:PfA3oG/S
初代スレの速度からすると、驚異的な伸びだな。
職人さんが増えたからってことか?
このまま続けばいいなぁ。
最近、文句言うだけ言う奴が多くなったけど、職人さんはモチベーションを
下げないでがんがって欲しい。
204名無しさん@ピンキー:03/10/15 17:48 ID:OgLsZZu6
217氏モツカレー!
+激しくgoodjob+ いいよなぁー、キラアスカガ(´∀`*)
今回のシチュはやけにツボりました!
書きたくなったらいつでも書いてやってください。待ってます!
205名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:41 ID:4c1c85wP
フラガ×マリューです。
少佐は死んでないっって感じでお願いしたいので、
もにょったら「パラレルパラレル」と呪文をとなえて
スルーして下さい。




お休みの日のフラガ家に朝はない。
目が覚めたときには既に昼になっているのだから。

「おはよう、ムウ」
マリューの小さなキスに答えるように、ムウもキスを返す。マリューの胸に。
「おはよう、マリューのプリプリおっぱいちゃん」
うーん、今日もいい張り具合だねえ。と、調子づくムウにデコピンしてマリューもやり返す。
「やっぱり胸が目当てだったんですね。 フラガ少佐」
「そんなわけないでしょー。ほら、マリューちゃんのムウくんは今日も元気だよ」
マリューの腹部に、ムウはイキリ勃ったモノを押しあてて喜んだ。
「もうっ、朝からなんですかっ」
マリューは、ムウをつっぱねてベッドから降りると、ナイトガウンを羽織りながら台所へと逃げた。
「ただの朝勃ちなんだけどなあ」
ムウはパンツをはいてのろのろとマリューの後を追った。
「ま、そんな所もかわいいんだけどね」

206名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:45 ID:4c1c85wP
「ムウったら、ホント、エロおやじなんだから」
マリューは腰に手をあてて呟く。そんなエロおやじとの、昨夜のあんなコトやこんなコトを思い出して赤面した。
パンと野菜をオーブンにかけて振り向くと、ムウがコーヒーメーカーに向かってふんふんと鼻歌をうたっていた。パンツ一丁で。
マリューは脱力した。なんとなく、服を着ろと言う事すら無駄な気がしたのだ。
「ヨーグルトソースしかありませんからね」
冷蔵庫の中には、ムウが、安売りのときに調子に乗って買いまくったヨーグルトソースが何本もあるのだ。
賞味期限内に使い切る事が出来るか、マリューは冷蔵庫の扉を開ける度に、肩を落としている。トーストだろうが、焼き野菜だろうがムウにはヨーグルトソースで食べてもらわなければ。
コーヒーを入れて、大人がゆうに10人は座れそうなおおきなテーブルの端に、角を挟んで隣り合わせに座る。
このテーブルもたくさん人が来る家になるからとムウが選んだ。将来は椅子を買い足すほど家族を増やそうともいった。
それが本気か冗談かわからない所がムウの恐い所である。このまま本当にやりそうで。
けれど、マリューにはこのダイニングがこれからの幸せの象徴に見えた。ただ、ムウ似のお調子モノばっかりの兄弟は嫌だわと、胸の中で苦笑いした。

207名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:53 ID:4c1c85wP
ムウが運んだ食器を洗うマリュー。ムウが最後のコーヒーカップをマリューのすぐ横から差し出した。
「もう、コーヒーはいいの? おかわりは?」
「やっぱ、食後はデザートでしょ」
ムウはカップを置くと、後ろからマリューを抱き締め、その手でガウンの前をずらすと勢いよく乳房が顔をだした。
「あ、やんっ」
洗剤のついた両手を宙に浮かし、ムウに首筋を舐められ、胸を摘まれるままのマリュー。
「早く、それ、洗っちゃってよ。俺、待てないんだけど」
マリューは、昨日の夜あれだけしたじゃないと言いたかったが、なんとなく自分もその気になってきたのでだまっておいた。
ムウは身体をなでながら手を下におとしていく。ガウンの前合わせから手を差し込み、手が止まった。
「なぁっ?! いつのまにパンティはいてんのぉ」
「はくに決まっているでしょっ」
マリューはガウンの前を直しながらムウを睨んだ。なんとなくその気になった自分が腹ただしい。
「ノーパンだと思って興奮してた俺っていったい…」
がっくりするムウを無視して、がちゃがちゃと乱暴に残りの食器を洗い、その場を離れようとしたマリューは、すれ違うときにムウに腕を掴まれた。
「逃げられるとおもってる?」

208名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:55 ID:4c1c85wP
ムウは、軽くマリューを抱き上げ、テーブルの上に座らせた。
「ん、もう」
あきらめ顔のマリューにムウはキスした。軽く口唇を舐めて侵入する。
「んっ…ふぅ…」
マリューに触れている手から、マリューの体温が上昇してくるのを、ムウは、はっきりと感じ取った。
口唇を離す事なく、ムウの両手は、マリューの肌を優しくなでながらガウンを剥いでいく。
テーブルの上で肌をあらわにしていくマリュー。すべすべの肌が窓からの光にも負けずに白く輝く。
このまま深いキスを続けていると、マリューの力が抜けていく事を知っているムウは、今のうちに下着を脱がそうと手をかけた。
マリューは当たり前のように腰を浮かしてそれを手伝うと、今度は逆に恥じらうように膝を閉じた。
ムウは、マリューの口内を強弱をつけて舐めまわす。歯列を、上顎の平らな所を、もっと奥の柔らかい所を。
マリューの吐息ごと、ムウは唇を吸う。その熱い息が、ムウの身体を熱くしていく。
ムウは下着一枚なのにまだ何か脱ぎたいように汗がべとつくのを感じていた。
マリューも太股のつけねにむずむずとした苛立ちを感じ、自然と膝を擦りあわせた。
「マリュー、欲しくなってんでしょ?」
ムウのいじわるな声に、開ききらない瞳で必死に睨むマリュー。
「そんなの…」
「なーんで素直じゃないんだろーね。ほら、おっぱいも『ムウ早くぅ』って言ってんのにさ」
「はぁ…んん」
硬くなったマリューの胸の頂きを口に含み、キャンディーを味わうように舐める。
残った方は手のひらでその感触を楽しんでいる。

209名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:57 ID:4c1c85wP
「ほら、ここ、こんなになってんの、わかってるくせに」
膝を外側に押して開かせる。マリューの身体は抵抗しない。
膝の間に、ムウは自分の身体を割り込ませ、中心部に指を這わせた。
「ん、やぁっ…」
小刻みに指を震わせ、マリューの反応を伺う。
「や、じゃなくて『気持ちいい』じゃないの? 素直じゃないなあ」
言ってごらん。と囁きながら指の位置を変えていく。暖かいマリューの中に吸い込まれていくように指が埋もれていく。
「…あ、ああんっ」
「言わないと、してあげないよ」
ムウは指を差しいれている所に舌を這わせて、マリューをいたぶる。
マリューは自分で片足をテーブルの上にのせて開いてしまっている。
ムウが指を曲げる度に、舌で弾く度に、マリューは身体を後ろ手で支えて仰け反る。
「ムウ…っはあっっ…っ」
「すごくいやらしいな、マリュー」
マリューは言葉にすら身体で答える。ムウの指を締め付ける。
仕事をしているときの緊張感のある表情、人を包み込む優しい微笑み、昔の事を思い出したときの憂いを震わせる唇、そして抱かれているときの潤んだ瞳。
ムウは今まで見たどのマリューをもきれいだと思う。
「きれいだ」

210名無しさん@ピンキー:03/10/16 18:59 ID:4c1c85wP
マリューのテーブルからぶら下がっている足が、力を入れる場所を探してムウの肩に巻き付く。
マリューの中心部は、ムウの鼻や唇、舌と指で、ちくちくとした快感を重ねられ、もはやマリューの意志ではどうにもならない生き物として呼吸をしていた。
「…ムウ…おねが…い…」
上ずってかすれたムウを求めるマリューの声に、ムウは愛撫の力を緩める。
「ちょうだ、い…」
ムウは嬉しそうに微笑むと、マリューの両足を抱え上げ、マリューが欲しがったものをあてがった。
「…はぁ…はやく、きてぇ…」
ムウは焦らすようにゆっくりと欲望を差し込む。
「マリュー、どう?」
「ん…いい…」
「さて、いきますか。動くよ」
ムウは残しておいた体力を、突き上げる力に全て使って、マリューを追い詰める。「あ、あ、あっ…っやっ…ああっ」
焦らされてムウを恋うマリューもかわいいが、奥まで突かれてどんどん理性がなくなっていくマリューもムウは好きだ。
一緒に快感へ上り詰めていく一体感がたまらなくいいと思う。
「やっ…あっ…あっああ…」
彼女の体温よりも暖かく、波うつようにムウにまとわりついてくる内壁は、ムウの理性を締め付けて壊していく。
お互いを呼ぶ声と、お互いがぶつかりあう音だけが生まれては消えていく。
「ああっムウっ」
マリューは、身体を仰け反らせて引きつるようにして、テーブルの上に倒れ込んだ。
ムウも痙攣するマリューの内壁に、白濁した欲望を吐き出した。
「マリュー、さいこー…はぁっ」

211名無しさん@ピンキー:03/10/16 19:02 ID:4c1c85wP
マリューは目を覚ますとまたベッドの上だった。
「お姫さま、目が覚めましたか?」
そんな呼ばれ方をするとなんだかくすぐったいとマリューは思った。ムウの手が胸の頂きをいじっていて実際くすぐったかったのだが。
「王子様が迎えに着てくれるまで、目は覚ましません」
再び目を閉じてマリューは笑った。
ムウは芝居がかった口調で大げさに言葉を発し、マリューにキスをした。
「おお、なんと美しい姫、わたくしのキッスで目覚めさせましょう」
「もう、ムウったら」
こうやってずっと笑っていられる事が一番の幸せだと、マリューは王子様のキスを受けた。
お姫さまは、王子様がまたエッチなコトをしようとしている事を、まだ知らない。




めでたしめでたし…?
212名無しさん@ピンキー:03/10/16 19:11 ID:wQwfAB2I
>>205
乙!
続きが気になったよw
213名無しさん@ピンキー:03/10/16 20:06 ID:dVkbxMJE
本編を考えると泣きたくなる話だな・・・
214名無しさん@ピンキー:03/10/16 23:58 ID:DfROaD1i
>213
 本編の事は今だけ忘れろ。
 マリュータンが気持ちよければいいじゃないか
215名無しさん@ピンキー:03/10/17 00:07 ID:hIr2A6hj
ここを見ていたら、自分も書きたくなってしまって、
つたないながらも、初めてSSを書いてみました。
(まだ終わっていないのですが)
未熟な点も多いと思いますが、投稿させてください。
216赦しを、君へ:03/10/17 00:13 ID:hIr2A6hj
「……フレイが、死んだ……」
 ボロボロになったルージュの中。目の前の二人に向け、キラは聞こえないほどの声で
囁いた。
 いや、それは二人に向けたものではなく、自分に向けた、ただの確認だったのかもしれない。

 3人は、誰も振り落とされないようにゆっくりとした速度でルージュを飛ばしていた。
――エターナルへ。
 戦いは終わった。誰もが傷つくだけの戦いは、一時的なものかもしれないが、終止符を
打たれたのだ。そう思い、安堵の息をついていたカガリとアスランは、キラのその呟きに
彼の顔を見返した。
「え――」
 もっとも、アスランは彼女とキラの関係を詳しく知らないが――カガリの方はすぐに
それが誰のことかわかった。
 キラの恋人だった彼女が――死んだ?
「そ、それ……どういう事だよ。なんでわかったんだ?」
 いつもの癖で早口に言葉を繰り出すカガリに対し、キラは目を伏せて答える。
「さっき……戦闘中に、ドミニオンから射出された救難ボート、あれに彼女が乗っていて
……落とされた……」
「ば……ばかっ、なんであいつが乗ってたなんてわかるんだよ、勘違いじゃないのかっ?
 あいつお嬢さんだろ? きっと、ザフトから戻った後、さっさとこんな宙域からは離脱
して……」
「窓から顔が見えた」
「ま――」
 まさか! この宇宙で、しかも戦闘中に、そんなはずが!
 笑い飛ばしてやろうとして、カガリは目の前にいるのが、自分の常識では図れない能力
を持つ存在である事に気がつき、そのまま言葉を失った。
217赦しを、君へ:03/10/17 00:14 ID:hIr2A6hj
 それを引き継ぐようにアスランが、ぽつりと呟く。
「あの乱戦の中だ――お前は悪くない」
 その言葉を聞き、キラはぐっと下唇を噛んだ。
 ルージュに掛けた手が、ぶるぶると震えている。
 彼がそのまま手を離し、宇宙へ飛んでいってしまいそうな不安にかられて、カガリは
その手に自分の手を重ね、強く握り締めた。
 視界に広がっていく、永遠を捕らえながら。

 エターナルに戻った3人は、他のクルーからもみくちゃにされ、大歓声で迎えられた。
「終わった! 終わったぞ!」
「とにかく休戦だ!」
「プラントも地球も無事だ!」
「おまえら、良く生きて帰った!」
 頭をぐちゃぐちゃにかき回され、色々な人間に抱きつかれ、首を絞められ、どうにか
人ごみを抜け出すと、そこにラクスが立っていた。
「キラ! アスラン! カガリさん! ……よく……よく無事で……」
 目を潤ませ、ふわりと三人に手を伸ばすラクス。
「まかせろ、って言っただろ?」
「……父のした事の、責任をとってきました」
 カガリとアスランはそれぞれに、ラクスの手を握り締める。
 しかし――。
「……キラ?」
 キラは何かに堪えるような表情でうつむき、黙っている。ラクスは、その表情を少し
不安げに覗き込み、
「……キラ、ありがとう。あなたは私の気持ちに応えてくれましたわ」
 そう言いながら、キラの、まだ涙にまみれたままの顔に手を伸ばした。
 だが。
218赦しを、君へ:03/10/17 00:17 ID:hIr2A6hj
「――やめてくれっ」
 キラは反射的に、その手を払いのけていた。
「え――」
「あ……ごめん……。……ごめん、今は疲れていて……。少し、休ませてもらえるかな…
…」
 キラは呟くようにそう言うと、凍りついたようなラクスに背を向け、自分の部屋のほう
へと去っていく。
 アスランとカガリは、呆然とその背を見送った。
 今のキラの反応は予想外で、二人にとっても戸惑うしかなかった。
「……何か、ありましたの……?」
 震える声で尋ねるラクスに、
「……さっきの戦闘中に、ドミニオンに乗っていた、キラの仲間の子が死んだようです。
俺はよく知りませんが――」
 アスランが心もとなげに応じる。
 そのまま三人は言葉を失い、ただキラの去っていった方を見つめるしかなかった。

 それ程小柄なつもりはないが、それでも男物の服は大きい。
 借り物のだぼだぼのTシャツと、オーブのジャケットに袖を通して、カガリは鬱陶しげに
袖をまくりあげた。
 彼女はアスランに伴われて、とりあえずアスランの部屋で着替えを済ませていた。
 エターナルには部屋も着替えもない彼女だが、今の状態のキラを放ったままクサナギへ
戻る気にもなれず、かと言ってパイロットスーツのままというのも落ち着かないので、ア
スランの服を借りるという妥協点に落ち着いたのだ。
219赦しを、君へ:03/10/17 00:18 ID:hIr2A6hj
 ならばラクスの服を借りればいいようなものだが、ラクスにはまだ艦長としての仕事も
あるから、手を煩わせるのは悪い。というわけでアスランの服を借りる事に落ち着いたのは
、カガリなりの配慮だった。
 ラクスの服の趣味に不安を感じたためもある。
 男物の服、それも自分の、恋人とも呼べない微妙な関係の相手から借りる服でも、彼女
は気にしない。恋愛事にはうぶなカガリだが、彼女にとってそれは別次元の問題のようだ。
 彼女が着替えている間、アスランはシャワールームで、シャワーと着替えを済ませていた。

「キラは大丈夫だろうか……」
「ん……戦闘中になんかあったのかもな。
 私も彼女の事は一応知ってるし、今から行って、ちょっと様子を見てくるよ。出来れば
話も聞いてくる」
 軽くカガリが答えると、アスランは不安げに眉をよせる。
「……一人で大丈夫か?」
「おまえっ、私のこと信頼してないなっ?」
 冗談のようにカガリが言い返したが、アスランにとってはまさに図星である。
 泣き虫なキラと、すぐ興奮するカガリ。
 まともに会話が続くとは思えない。カガリが、キラがますます落ち込むような事を口に
するのが目に見えそうだ。
 そうはまさか口に出来ず、言葉に詰まるアスランの前で、カガリはひらりと手を振ると
部屋を出た。
「――じゃあ、行ってくる。クサナギに戻る前に、もう一回寄るよ」
220赦しを、君へ:03/10/17 00:25 ID:hIr2A6hj
 キラの部屋はアスランから教えられてはいたが、そうでなくとも一目見てすぐわかった。
 部屋の前を、ピンクの髪の少女が所在無げに漂っていたからだ。
「その後、キラはどう?」
「カガリさん……」
《ミトメタクナイ! ミトメタクナイ!》
 ピンク・ハロが、ラクスより先に甲高い声で答える。
「さっきから呼んでいるのですが……。会いたくないと言うばかりで……。
 ……私ではダメみたいですわね……」
 悲しげにうつむくラクス。カガリにはキラの気持ちがなんとなく想像が出来た。
 フレイとは、ラクスに出会うほんの少し前まで付き合っていたのだ。
 その彼女が死んで――しかも、一癖もふた癖もありそうな彼女だった――色々思うとこ
ろもあるのだろう。そんな葛藤を、目の前の純粋な少女に、どうぶつけろというのだろう?
 だったら、自分としても、あまり余計な事を言うわけにはいかない。カガリは考えながら
言葉をつむいだ。
「死んだ子が、さ……。キラと、かなり仲の良かった子だから……。それで、あいつも
きっと、混乱してるんだよ。戻ってくる時も、かなりショックを受けてたみたいだったか
ら……。
 私も、死んだ子のことは知ってるから、話を聞いてみるよ。ラクスがどうこうって事
じゃなくてさ、その子の事を知ってる奴が、話し相手になった方がいいと思うんだ。
 大丈夫、心配しなくていいよ」
 あえて明るくカガリが言うと、ラクスは寂しげに頷いた。
「……お願いしますわね」
221名無しさん@ピンキー:03/10/17 00:32 ID:hIr2A6hj
やたら長々と投稿してしまってすみません。
どの辺で区切ればいいかわからず、だらだら投稿してしまいました。
これだけやってから何ですが、こんなレベルでも、投稿していいでしょうか?
(ってのは、本来なら、こんなエロ無し萌え無し場面を
連投する前に聞くべきだったでしょうが)

一応、毎回この量を投稿するならば、次回あたりエチーシーンに入り、
3回ぐらいで完結する見込みです。
自分の文章でエチーを書いても、果たして萌えられるものになってるのかは
微妙なところですが……。
222ID:QWNAwp88:03/10/17 01:26 ID:4v5g6aKr
「アスランっ! アスランっっ!!」
自らの腕の中で意識を手放した恋人を激しく揺り動かす。反応はない。
「起きろよっ! わたしを迎えに来たんだろう!? アスランっっっ!!!」
カガリは、とめどなく流れる血に濡れる事も構わずに叫び続ける。

「もう、正気を取り戻しましたか…案外、早かったですね…」
横から水を差す方向をきっと睨みつけ、カガリはその声の主へと向き直った。
「お前…!」
「そう、哀しがる事はありませんよ…当然の報いです」
「何だと…貴様――!!」
激昂し、床に捨てられた銃を再び拾い上げる。その照準を、エリゴールの胸元に定めて。
「平和の国…と申しましたけれどね。実際はそんなものです。撃って御覧なさい…
撃てるものならね。人を殺した果てに存在する平和など偽りの平和に過ぎない…
誰だって戦争を望むものはいない。ですが、現実にそれは起こり、多くの悲劇を生んだ…誰だって係わり合いになどなりたくはない…
しかし、それでも目には見えない大きな力によって無理やりに戦争の煽りを受け、その人生を、生き方を奪われる者もいる。
その様な者はどうすればよかったのです!?」
「それは…それでも、生きていくしかない!! 
残された者は、生き抜いた者は明日に背を向けて生きてはいけないんだ!! 戦争はもう、終わったんだ!!」
「戦争は終わってなどいませんよ…この私がいる限りは、ね」
エリゴールの瞳に氷の様な狂気じみた光。憎悪・恨み・殺意・嫉妬・嫌悪…
すべての負の感情が織り交ざったその表情に、カガリは恐怖を感じずにはいられなかった。

「さぁ、撃ちなさい! あなた自身の手で、平和への道を血で真赤に彩るがいい――!!」

223ID:QWNAwp88:03/10/17 01:27 ID:4v5g6aKr
エリゴールの瞳から放たれる病的なまでの負の視線はカガリに…というよりは、
まるで何か別のものに対してその狂気の視線を向けているようだ。
エリゴールの姿は通常の何倍にも大きく見える。
正確には、エリゴールの背後に渦巻く得体の知れない何かをカガリは人が潜在に持つ恐怖という名の感情で悟っていた。
目には見えない巨大な威圧感に押し潰されてしまいそうだった。銃を持つその手が震える。カガリは今、エリゴールという一人の人間だけではなく、戦争で虐げられた者達全てを向こうにまわし、銃を向けていた。

エリゴールは、彼等の、『魂』の代理人としてそこに存在していた。
224ID:QWNAwp88:03/10/17 01:28 ID:4v5g6aKr



『撃つな』



両者の間に存在する異様な緊張を破って、一条の光の如く、鋭く…そして力強い一言が飛
び込んでくる。ふわり、とカガリは背中に軽やかな風を感じた。
その華奢な身体を背後から別の何かが支えていた。
「撃っちゃいけない…撃てば引き返せなくなる――…」
「アスラン…」
左腕をカガリの肢体にしっかりと絡ませ、伸ばした右の腕で銃口を掴む。



――君は汚れない…なぜなら俺が守るから……君に降り注ぐ災厄の全てを俺が引き受けるから………


――――何度離れても、絆は俺がつなぐから………



―――君は…一人じゃない
225ID:QWNAwp88:03/10/17 01:30 ID:4v5g6aKr
そうだ、私は一人ではない。
こんなにも、力強く、自分を支えてくれる恋人(ひと)がいるじゃないか。
あいつが犠牲となった人全ての憎悪を背負っているというのなら、わたしもまた、
平和を望んで自らの命を賭した者達の意志を継いでいる――…
わたしは一人ではない。

「わたしはお前を撃たない」
真っ直ぐな視線を伴い、カガリは立ち上がる。
その背中に、父の、恋人の、そして自分が今ある全ての人々の優しさを受けながら。
「人が…互いに銃を、憎しみを向け合う時代は終わったんだ…」

「新しい時代に生きてくれ…」
226ID:QWNAwp88:03/10/17 01:39 ID:4v5g6aKr
>>176 の続きです。
真夜中に投下してる所為か、出来は少々不満なんですが――…
とりあえず出来た所まで。
ナディアという意見を頂きましたが、実は物語のモチーフは『仮○ライダー』だったりします。
アスランは遺伝子操作のコーディネーターですから当然、
哀愁の改造人間・本○猛にかぶせてます。カガリはヒロイン(そのまんま。モチ―フなし)。
エリゴールは敵の幹部。その部下は戦闘員ですね。
書いてるうちにエリゴールに愛着が湧いてきて困ってます。
実は彼にも哀しい過去があるのですが…
本編の流れを考えるとなんか入れられないっポイ……
227名無しさん@ピンキー:03/10/17 01:44 ID:Lhvj5mtE
>>226
乙です〜32話with暁の車とか49話ばりに緊張して読んでました

>>『撃つな』
あぁ、アスラン、なぜにおまいは本編よりも何倍もかっこいいんだ…w
さてエロは来るのか?どきどきしながらお待ちしております〜

しかしまさか仮面ライダーとわ…さすがにリアルではしらない…うぐぅ
228名無しさん@ピンキー:03/10/17 06:13 ID:ncyfZixx
>>221
乙。
というより、どのカプがエチすんのか楽しみです。
キララクかアスカガか大穴でキラカガか…
>>226
毎回楽しませてもらってます。
アスランよ、本編でもこんくらい見せ場があればねえ…
229名無しさん@ピンキー:03/10/17 15:12 ID:8YToVIlC
>>221
どのカポーのエチーが読めるのか気になります。
ここの神は焦らすのが得意ですねw
文章とか私は気になりません。むしろ上手いと思うので次回が楽しみです。
230名無しさん@ピンキー:03/10/17 20:59 ID:wRLsDd5z
どこカプでもいけそうな展開ですね…楽しみですv
231名無しさん@ピンキー:03/10/18 00:28 ID:sGFmv/AU
さらに大穴でキラカガラク3Pとか
…スマソ、逝ってくる。
232名無しさん@ピンキー:03/10/18 00:38 ID:fiTpk8g5
>>231
アスランの立場がないので、キララクアスカガ4Pにしてください。
…自分も逝ってきます。
233名無しさん@ピンキー:03/10/18 00:47 ID:bd99Fu1q
スマソ、終り見て漏れも3Pかも…とか思っちまった。逝ってくる…
まあ、書くのは職人さんの自由なんで、漏れ達の言うことはあまり気にしないでください。
どのカプだろうと続き待ってますんで。
234名無しさん@ピンキー:03/10/18 01:23 ID:3ChlPpP9
アスランの立場がないのは結構いつものこ(ry

続き楽しみにしてます(*´∀`)
235軟弱者:03/10/18 11:48 ID:t90OWag/
>>216-220の人間です。

不評ではないようで、安心しました。
コメント下さった方々、ありがとうございました。
しかし今後の、エロ不足な展開を見たら評価が変わりそうで不安ですが……。
自分が書いたもの読んでると、エロ場面を書いてもエロい気がしないんですけど、
書いてる本人はそんなもんですかね?
それともやっぱ職人さんたちは、自分でも(;´Д`)ハァハァしながら書いてるんでしょうか。
教えてエロい人ヽ(`Д´)ノ

で、さっさと次を投稿したいのはやまやまなんですが、
イマイチ区切りが悪いので、もうしばらくお待ち下さい。

ところで、明日の朝ぐらいには、また一部うぷ出来ると思うんですが、
来週の終わりごろ、全部書き上げてからうぷするのとどっちがいいでしょうか。
文章力不足からか、予想外に長くなってしまい、ちょっと戸惑っています。
(既に、前投稿した量の倍は書きためたのですが、終わる気配がない……)
236ポチ@駄文職人:03/10/18 12:05 ID:s8jO5EzQ
最近スランプ気味かも。今日の日本シリ−ズ阪神勝利記念にリクの小説投下できるといいな〜。頑張ろう・・。
237名無しさん@ピンキー:03/10/18 12:57 ID:3ChlPpP9
>>235
コソーリ…
自分の場合はこうしてこうしてこうしようと脳内で想像している時は(;´Д`)ハァハァしてるけど
実際自分で書いたり読み返しているときはちっとも(;´Д`)ハァハァできん。
むしろ(゚Д゚)ハァ?これってエロイんか(゚Д゚)?て気分ですよ。

そして、そういう質問は職人さんたちの控え室なスレがあるから
そっち参考にするといいと思われ。
SS書きの控え室 9号室
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065626030/

続き楽しみにしてます。カガリたんが絡みそうで(;´Д`)ハァハァして待ってます。
238名無しさん@ピンキー:03/10/18 15:56 ID:sIwnqPMs
カガリとラクスの小説が沢山ある中
それを読み(;´Д`)ハァハァしつつ
実はコソーリとマリュさん投下を
待ち続けてもいる。
239名無しさん@ピンキー:03/10/18 16:03 ID:3ChlPpP9
IDがPpPだ。
3Pキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
240名無しさん@ピンキー:03/10/18 17:36 ID:+RljkXaP
ナタル投下を待つ者もこにおりますよ。
書き込みがあるだけでここは落ちつくなあ。
241名無しさん@ピンキー:03/10/18 19:44 ID:NN4jP9AA
もしかしてこのスレでロウ×キサトとかロウ×ジュリ etc...のASTRAY組を望むのは、まさに道を外れているのだろうか…。
242名無しさん@ピンキー:03/10/18 21:49 ID:WPoakSGC
>>239
エロい奴め( ´∀`)σ)∀`*)
243ポチ@駄文職人:03/10/18 22:15 ID:+ShXPPjT
阪神・・゚(ノД`)゚・

ところでひょんなことから10年前ぐらいにタイムスリップしたアスランが小学生カガリと出会いエチ-するというありきたり設定はどうだろうか?

はぁ・・阪神が勝ったらリクのアスカガを投下しますね。
・・1勝も出来なかったら((((; ゚д゚)))ガクガクブルブル
244名無しさん@ピンキー:03/10/18 22:46 ID:kXN5ciM1
>>243
は、禿げしく犯罪臭いな(゜Д゜;)
しかし、エロエロな漏れは全然(・∀・)イイ!カモ‐ン!
245黄昏の文芸作家:03/10/19 00:29 ID:9WlGzHD6
>>243
福岡に住む俺としては…ダイエーが勝つとバーゲンするから…(ry
前スレの番号すら忘れたイザフレの続き投下して…インナフラッシュ…。

地球とザフトの間に休戦協定が結ばれた世界…これは、本編では絶対にありえないお話…。

『あと…もう少しだと言うのにィ…ッ!!!!』
『イザーク!』
 彼はまたあの時の夢を見ていた。絶体絶命の境地。ストライクとの戦闘で
顔に傷を負った時もあそまで追い詰められた気分になったことは無かっただろう。
『イザーク…もうダメ! あなたも巻き込まれる…!』
「見ていろ…俺が…お前を救い出す…ッ!』
 この言葉に嘘は無かった。だが、救い出せる確信も無かった。ボロボロのデュエルで
果たしてどこまで動けるか…計算高い彼でさえ、我を失い、ただ突っ込んでいったのだから。
『最後の…最後の力を貸してくれ…ガンダムッ…!』
 その後の記憶はない。気がついたら上半身だけのデュエルが脱出ポッドを抱えたまま
宇宙を漂っていた…それだけ。空白の時間。もしかしたら永遠に感じられたかもしれない
無音の空間に取り残された孤独な2人……助かったのは奇跡に近かった。

「…また、あの時の夢か」
 プラントの屋内照明が点灯したという事は、すなわち「朝」が始まったという事。
昨夜の情事の事もあってか、やや寝不足気味にイザークは呟き、小さな欠伸をこぼす。
「…気楽なモンだな」
 隣には己の命を賭けて救い出した女神が静かな寝息を立てながら、まだ夢の中にいた。
悪くない。この女になら、自分の命と等価の価値がある…今なら、そう思える。
「オイ、起きろ」
246黄昏の文芸作家:03/10/19 00:30 ID:9WlGzHD6
 タオルケット以外何も身につけていないフレイの肩を揺さぶり、朝の訪れを告げる
イザーク。けれどまだ寝たり無いのか、彼の愛しの女神は起床を拒否する…。
「もうちょっと…いいでしょ…?」
「お前以外に誰が朝飯を作るんだ?」
 使用人も戦争のゴタゴタで暇を出してしまったので、当然ジュール邸には料理を作れる
者がいない。イザークも作れる事には作れるが、サバイバル料理になってしまうので
フレイからの評判はハッキリ言って悪い…が、そういうフレイも以前は幾度となく食材
を無駄に費やし、失敗作ばかり彼に食べさせていたのだが…。
「そうか…なら、朝飯前に軽く準備運動というのも悪くないな」
「えッ? …ん…あッ…!」
 たちまちフレイの頬が赤く染まる。昨晩の情事で疲れ切った彼女を休ませる間も無く
イザークの指が胸に伸び、突起をいじり始めたからである。それに続いて彼の舌が乳房を
這い、突起を含む。これだけでもフレイの羞恥心を煽るのには十分だが、彼はそこで終わらない。
必ず卑猥な軽口を叩いては、彼女の反応を楽しむのだ。そう、例えば…。
「朝から威勢がいいじゃないか…お前を喰うのも悪くないな」
「はッ…ご飯…作るから…あんッ…もう…このくらいで…あぁ・・・ッ…」
「何事にも準備運動はかかせん…我慢しろ」
「イジ…ワル…」

 そんなこんなで準備運動と朝食終了。
「イザークが朝からあんな事するから…もうこんな時間になっちゃったわよ」
「別にいいだろ? 少しくらい遅刻しても、上の連中に文句など言えやしないさ」
 食器を片付けながら、新聞を読みふけるイザークにボヤくフレイ。
まるで新婚夫婦の様を呈しているが、実際まだ2人は入籍していない。同棲時代…とでも
言えばいいのか。フレイはオーブに帰っても身寄りが無く、イザークも母がザラ議長率いる
急進派の幹部であったため未だに投獄に近いカタチで軟禁状態である。
戦争もまだ完全に終わったとは言い切れないし、イザークにもまだまだやるべき事は
たくさんあるのだ。今日も母の代わりに会議に出席の予定が入っているし…。
247黄昏の文芸作家:03/10/19 00:30 ID:9WlGzHD6
「アスランとディアッカはそろそろ着いた頃だろうな…俺もそろそろ出る」
「もう…今頃になって言い出すんだから」
 時間にルーズになってしまった彼に呆れながらも、フレイはかけてあった上着を彼の
袖に通す。居間から玄関までの長い道のり、イザークは「戸締りはしっかりしろ」とか
「何かあったらすぐに連絡をよこせ」とフレイに言い聞かせた。
無論、フレイも無知ではない。「ハイハイ」と軽く受け答えながら、口やかましくも
自分を気遣ってくれる彼に愛情を感じられずにはいられない…そして玄関。
「イザーク、気をつけて」
「無用な心配だな…帰る時には連絡する」
「期待しないで待ってるから」
「うるさい」
「んッ…ぁ…」
 来た。別れ際のキス。絡んでくる彼の舌。唇から伝わる熱。何度と無く味わっている
はずなのに、どうしてこうもドキドキと心臓が高鳴るのか…乱暴ではないけれど、少し
不器用である彼なりの愛情表現。フレイは、これだけで満足だった。
「…遅れるわよ」
「フン…じゃあな」
 言葉とは裏腹に少しだけ顔を紅潮させながら、イザークはやっと出勤するのであった。

「おはよーさん」
「遅刻だぞ、イザーク」
「ハッ、家庭の事情ってやつだ…少しくらい多めに見ろ、腰抜け共め」
 プラント・会議場の一室。プラント議員が多く集まる中、イザーク、アスラン、ディアッカ
の姿はあった。戦時中の体験談を元に交渉を進めていくことが前提だっただけに、オーブ
サイドとして戦ったアスランとディアッカの証言は貴重であるし、ジュール隊を率いて
連合軍の新型G3機を撃破してプラントを守ったイザークも重要参考人と言えなくもない。
この会議場において、子供であるか大人であるかは関係ない。3人とも15歳は越えている。
つまりは成人である。特にこの3人はクルーゼ隊という経歴も持つことであるし…。
「ま、アレだな、イザーク…ナチュラルの彼女を持つと苦労するよねぇ〜」
「お前らと一緒にするな」
 そう言えば3人共、彼女はナチュラルというもう1つの共通点が…。
248黄昏の文芸作家:03/10/19 00:34 ID:9WlGzHD6
アストレイでは終戦ってことになってるらしいけど…
パラレルだから…いいか…ちゃっかりアスランがプラントに戻ってきてるし…。
んじゃ…。
249ID:QWNAwp88 :03/10/19 00:38 ID:vnHWu1Fv
「新しい時代…だと! ふざけるなッ!! 俺は…俺には新しい時代などこない!!」
――昼も夜も生きられぬ自分に与えられた相応しい生き方。それを否定する平和の世など在ってはならない――激しく動揺する悪鬼。
その時。
天上のシャンデリアがエリゴールの頭上目掛けて、降り落ちる。

「危ないっ!」

咄嗟にカガリが、エリゴールの身体を突き飛ばす。
シャンデリアは盛大な音を立てて地面と出会い、バラバラに散らばった。
「カガリ!!」
血相を変えてアスランが走り寄る。

「大丈夫か…? どんな奴でも死んでいい…ってことはないからな」
「―――――――…!!」
優しく微笑みながら、カガリはその意識を手放した。
「気を失っただけか…ばか野郎……」
言葉では毒づきながらも、アスランはその表情を緩め、カガリの顔をそっと撫でる。
炎は既にこの部屋にも迫っていた。
一種、幻想的な情景の中――
アスランとエリゴール、二人の男が向き合う。
250ID:QWNAwp88:03/10/19 00:41 ID:vnHWu1Fv
「お前も一緒に来い…ここは、さっきも言ったがもう駄目だ……早く脱出しないと…」
アスランが、その腕にカガリを抱き上げながらエリゴールに言う。
「アスラン・ザラ…」
「俺が一番憎んでいたのはお前の父親だ…お前の血だ」
「――――――…」
探る様な目つきでエリゴールがアスランの青い瞳を見つめる。
「知っていたさ…」
アスランの意外な答えに、エリゴールに明らかな動揺が生まれる。
「!!―――――」
「お前が…コーディネーターである事は……そして――…俺の父がお前の人生を狂わせたことも……」
「あぁ…そうだよ! 俺はコーディネーターだ…ただし、出来損ないのな!! 
お前の父親が俺の様な連中に何をしたか教えてやろうか――?」
「………………」
「もう、知っているんだっけな! そうだよ、俺は第三世代型のコーディネーターだ!!
生まれついてのエリートなお前等と違って、俺達はナチュラルと何ら代わらない才覚しか
持ち合わせちゃいない!! だが、それは俺達が望んだ事じゃない! それなのに――」

「コーディネーターは新たなる人類の種という宣伝の手前、俺達の様な失敗作の存在が
世に知れ渡る事を恐れたパトリック・ザラの一派は俺達第三世代型のコーディネーターの隔離を始めた。
ある日、突然に隔離され囚人動揺の扱いを受ける…それがどれほどの苦しみかお前に分るか、えぇッッ!?」
狂気の光を瞳に爛々と燃やし、エリゴールは一気に捲くし立てた。カガリに相対していた時の様な余裕は一切感じられなかった。ただ、激情を目の前の相手にぶつけていた。
251ID:QWNAwp88:03/10/19 00:42 ID:vnHWu1Fv
「…俺は“ある男”の計らいで地球へと向かう事が出来た…俺と同じようにプラントの連中を憎んでいる男さ……そこで俺は始めて俺の事を認めてくれる人物と出会うことができた…」
――君は、コーディネーターでありながらプラントを憎んでいる…どうです? 
あなたに力を貸してあげましょう……その代わり、僕の右腕として働いてくれませんか?
「俺から全てを…人としての権利さえも奪ったプラントに復讐するために…俺はブルーコスモスの一員となった」
更に炎が勢いを増していた。部屋の中にまで舐めるように広がっていく。
「――お前が言った“ある男”の名は、恐らくはラウ・ル・クルーゼ…そして、お前を受け入れてくれたという人物は…ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエル」
アスランはさらりと言いのけて見せる。
「彼等が…本当にお前を受け入れ、認めていたと思うのか? クルーゼの真の目的は全人類の破滅。アズラエルに至ってはビジネスの障害となるプラントの排除を…どっちもまともな理由じゃない――」
「そ・そんな事は俺の知ったことじゃない!!」
アスランの科白を遮り、エリゴールが叫んだ。
「俺の目的、コーディネーターの排除。その最終目的がたまたま奴等の目的と重なっただけの事!! 俺は俺の目的が果たせればそれでよかった!!」
252ID:QWNAwp88:03/10/19 00:43 ID:vnHWu1Fv
「カガリは…お前に死んで欲しくなくて自分の危険も顧みずに助けたんだぞ――…!!」
「なっ――…」
怒りに震える声でアスランが言う。
「あいつは…いつも、そうだ。……自分のことで精一杯の癖をして…他人の心配ばかりなんだよ!! 
あいつは…戦争で父を亡くしている…俺の父と違って、カガリの父親は戦後に於いても重要な役割を
担うはずの人だったんだ!! しかし、死んだお前の…お前達の所為だ。だけど、あいつはお前を助けた」

「それも、知らないというのなら…俺はお前を許さない…!! 俺の父がした事は政治家として…人として在ってはならないことだった……お前が俺の父を恨む気持ちは当然だ…
しかし――…それをプラントに生きる全ての人々に…カガリにぶつける事だけは許さない!! 絶対に!!!!!!」
253ID:QWNAwp88:03/10/19 00:43 ID:vnHWu1Fv
「どけ…」




「俺達二人はここを出て行く……生き残り、それでも俺が…ザラの血が許せないのであれば、それでも構わない…俺は逃げも隠れもしない」
そう言い残し、呆然と立ち尽くすエリゴールを尻目に、アスランは紅蓮の炎がまるで猛獣のごとく燃え盛る扉の外へと歩を進めていく――
「待て」
エリゴールがアスランを静止した。
「お前の乗ってきた【ジン】は訓練機だろう…しかも、既に破損している…そんな機体ではここを脱出する事は、いくらお前でも出来ない…いいか、この部屋を出たなら――」



アスランに力の在り処を示したエリゴールの姿が、風の煽りを受けた炎に隠れる。
その一瞬。アスランはエリゴールの笑顔を…張り付いたものではない本当の笑顔を見た気がした……彼の呟いた、その最後の言葉は誰にも聞き取られる事はなかった。



「俺は…この力を破壊することにしか使えそうもない…だが――…お前達二人ならあるいは…その力を正しき道へ使うことが出来る、かもな」
254ID:QWNAwp88:03/10/19 00:47 ID:vnHWu1Fv
えぇ――…やってしまいました。
エロ無しで長々と…しかも、エリゴールいい人になってるし…

次こそは、次こそはエロには入れますっ!!(言い切り)
255名無しさん@ピンキー:03/10/19 03:23 ID:+L3LoaDa
ID:QWNAwp88さん乙です。
いつも楽しみにしてますよ。
アスランが相変わらずカコエエなー
エリゴールの過去も意外性があって(・∀・)イイ!!
自分はエロがなくっても全然楽しめてますが次はエロありなのか・・・
やはりちょとキタイー(*´Д`)
256名無しさん@ピンキー:03/10/19 22:53 ID:F4qm27Fo
>黄昏氏
ま、まだイザフレ続くんですよね?
続き待ってました。他作品も待ってます。

>ID:QWNAwp88氏
何か、設定とか深かったりして、引き込まれました。
この後エチかぁ。二人の傷は大丈夫かな…なんてw
257無しさん@ピンキー :03/10/20 02:17 ID:2SYDTTje
ぽちさん、217さん、黄昏氏さん、職人さんたち新作お待ちしてます。
ID:QWNAwp88さん、エリゴール、やっぱり泣けます。

エロщ(゚Д゚щ)カモーン状態で
リロードしまくっていたのですが、クレクレはいかんと思い初SS書いてみました…。
キラカガ、アスカガのはずだったのに…・。
258名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:31 ID:2SYDTTje
休戦協定が結ばれた1年後、カガリは非公式にプラントを訪問した。
プラントと連合との講和条約締結は、外交官レベルでの話し合いでも
一向に進展しない。原因はユーラシア連合が地球連邦を脱退する意思
を表明、賠償金をどの連合が多く負担するかという問題で皮肉にも
地球連合の足並みが乱れたからである。民間では第三国を経由して
既にシャトル運行が行なわれている。

到着日翌日、カガリは当初予定通りラクスを訪ねる事にした。
キラから手紙を託されていたからである。必ずラクスに手渡すよう、
彼女が元気でいるか確認してほしい。そう彼女は兄弟から頼まれていた。
ラクスは首都のあるコロニーから最も離れた位置にあるコロニーに
隠居していた。首都から彼女が隠れるように住まうコロニーへ
シャトルは1日わずか午前と午後二便だけである。
一人で大丈夫だと押し切られアスランはカガリを朝早く港ロビーまで送る。
シャトルに乗れば後はラクス邸執事が空港まで迎えに来ているので、
心配ないというが…。帰りは夜、再度港まで迎えに来ることになっている。
259名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:34 ID:2SYDTTje
ラクス邸は市内から小1時間程度のところにあった。エレカは高層建築の
合間を縫い深緑の中に入っていく。敷地内との標識が現れてから更に
数十分走ったところで忽然と森が途切れ小さなコテージが現れた。
エレカが屋敷に到着すると同時に扉が開き、ピンクの髪の女性が
スカートのすそを上品に摘み上げ、挨拶をする。
「カガリさん。遠いところよくお越し下さいました」
「やあラクス、久しぶりだな、元気にしていたか。ここはまるで眠れる森のようだな」
「まあ、カガリさんたら」

それから彼女達はケーキと紅茶で他愛無い世間話に華を咲かせた。
「そうだ、肝心の用事を忘れていた。これをキラから託さていたんだ」
「まあ、キラから?」
「キラはラクスの事すごく心配してて、わたしに必ずラクスが元気か
 どうか直接会って確認して来いって。あのキラの下手糞な字で手紙とはね」
一人で読みたいのだろうとカガリが席をはずそうとするとラクスは
「一緒にいてほしいのですわ」と制した。
 使用人に封切りナイフを持ってこさせ、封を綺麗に切ると、一気に読む、
と同時に頬を涙がつたう。カガリは途方にくれながらテーブルの向かいから
眺めるしかなかった。ラクスが手紙を元通りに封の中に入れるのを
見届けてから席を立ち、嗚咽するラクスの背をぽんぽんと叩いてやる。
ラクスが少し落ち着いた頃、時計を見て我に返る。
「もう帰らなきゃ、シャトルの時間に遅れてしまう」
「まだ、一時間も経っておりませんわ。せっかくですもの、一緒にご夕食を。 
 もっとお話しをしたいですわ。シャトルの予約はこちらで入れ直しますわ、
 ですから…こんなに楽しくお話ししたことなんて本当に久しぶりですもの…」
「でも夕方のシャトルを逃すと明日まで便がないんだ」
「でしたら今日はここでお泊りを、決まりですわ、今夜は女同士語り合いましょう」
 嬉しそうな口調と有無を言わさぬ論調に負け、カガリは頭を引っ掻いた。
260名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:37 ID:2SYDTTje
「あのう、昨日はアスランのところにお泊りでしたの?」
 頬を染めながらラクスがおずおずと聞く。
「いや、ホテルに。わたしはハウメア神に誓いをたて、18歳の成人の
 儀式までそのう…貞操だ。 アスランも待ってくれるって言ってるし」
「まあ」ラクスは頬を手をやる。
「ラクスは?」答えはわかっていたが社交的に問う。
「わたくしは一度だけ、キラと愛を語り合いました」
急に大人びた表情で毅然と答えるラクスの様子にカガリはぶっと
紅茶を吹きそうになった。
まさか、てっきり自分と同じくまだ少女であると思っていた目の前の
高潔な聖女から思わぬ告白が綴られる。
エターナル、クサナギがそれぞれの故郷に進路をとるその前夜に
密会していたという。
「早くはありませんわ。プラントでは一五歳で成人と見なされます。
 婚約者のいるものはお互いの相性を見極める為にむしろ推奨されて
 いる行為です。プラント市民にとって性行為は出生率の問題と直結
 しますから」 そしてプラントでの考え方を説明する。
「成人前に男性にはゴムの装着の仕方、挿入の仕方の基礎から、
 女性には基礎体温のつけ方、着床率のよい体位など徹底的に教育されます」
それからイったフリのしかたも、とため息混じりに付け加えた。
二人は語り合い、笑い合い、気がつけば深夜だった。
261名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:42 ID:2SYDTTje
アスランは自室の中を何度も往復している。
寝る前にもう一度電話すると言っていたのに、どうせ忘れているのだろう。
ベッドに体を横たえたところでベルが鳴った。
「…やあ、アスラン」
「…やあじゃないだろ、…遅い!」つい不機嫌に対応してしまう。
「…ごめん、おやすみの電話をするのを忘れて…。
 ラクスが遅くてもちゃんとしたほうがいい、心配してるだろうからって
 説得するものだから…こんな時間にごめん。さっきラクスが入れてくれた
 カモミールティーがすごくおいしくて…あれ、変だな、えっ、ラクス、
 ちょっとなにっ、っあ…っくう…」 受話器が落ちる音がする。
「…カガリ、どうした、なにがあった!?」
そして微かに擦れ合う衣の音と、交互に荒い息遣い、くちゅくちゅとした水音が聞こえる。
 しばらくして、涼やかな声に変わる。
「お久しぶりですわね、アスラン。カガリさんからの連絡を待ってずっと
 起きてましたのはわかっておりましたわ。
 …あなたとわたくしは似たもの同士。愛する人を束縛せずには
 いられないのですわ。わたくしはキラが話しかけるもの、触れるもの、
 全てに嫉妬してしまいます。あなたもそうなのでしょう?」
「ラクス、カガリに何を盛ったのです!?」
「まあ、人聞きの悪い、何もいれてませんわ、ただお茶に蜂蜜と風邪薬を
 入れただけですわ。もっとも風邪薬のほうはナチュラルのカガリさんには
 少々分量が多かったようですけど」
「なっ…」
262名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:43 ID:2SYDTTje
「…カガリさんはバイブがお好きかしら。いえ、いけません、道具なんて
 使いませんの。わたくしがやさしくいたしますわ」
「何を考えているのですか、冗談もほどほどにしてください!」
「…まだカガリさんの卑猥な声お聞きになってないのでしょう?
 こんなにいいお声なのに」
そしてラクスは金髪の少女の唇をこじ開け 舌を絡ませ、わざと音をだす。
白い指を一回り小さな胸の谷間に這わせ恥ずかしげな声をださせる。
「まぁ、いけませんわ、もうこんなに濡れては…」
「ラクス、あなたにはキラがいるでしょう、キラに罪悪感はないのですか!?」
「赦しなら得てますわ。…キラからの手紙に、こう書かれてましたの。
 『寂しいのなら、カガリを僕の代わりに抱いていいよ』と。
 もう耐えられませんの、人肌が恋しくて。…カガリさんの温かさは
 キラにそっくり…そして声も。カガリさんはキラですの、わたくしを
 キラのように愛してくださいまし」
カガリはキラ、の言葉にカガリの体が反応し、ラクスの裸体に荒々しく
馬乗りになる。細いうなじに齧り付くと同時に指を陰部に躊躇なく挿入する。
「っ…あっ、あっ、いいですわ」
263名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:46 ID:2SYDTTje
書いてみるとエロってすごく難しいです。百合を書きたいわけじゃないのに。
すみません、スルーしてください。
264名無しさん@ピンキー:03/10/20 02:53 ID:HJS78XdE
>>263
いや、そう言わずに続きを…
まあ、確かにエロは難しいですよねえ。自分で書いてみて改めて職人さんの偉大さがわかるというか。
俺は楽しみに待ってますんで、続き期待してます。壊れ気味なラクスたんがイイ(・∀・)!!
265ポチ@駄文職人:03/10/20 03:04 ID:BMbrgsIq
>>256
乙カレ−!
ラクカガですか!(*´д`)ハァハァ
18まで貞操を守るカガリ萌え!できたら膜はアスランに取っておいて欲しいのですがw
続きを楽しみにしております☆


さて・・昨日も阪神が負けまして・・
・゚・つд`)・゚・
いつになったら投下できるやら・・
266ポチ@駄文職人:03/10/20 03:08 ID:BMbrgsIq
あっレス番間違えました。

上は>>257さん宛です。失礼しました。
267名無しさん@ピンキー:03/10/20 10:12 ID:pXa2QdGX
いくら職人さんとは言えど・・・☆は止めた方がいいのでは。房臭いですよ
268ポチ@駄文職人:03/10/20 11:29 ID:JLbpJH3L
>>267
(;´д`)ガ−ン
房臭いのか・・以後気をつけるよ。

即席SS投下!


「カガリ・・」

夜が更けアスランは読書に飽きてカガリに擦り寄る

少し癖のある金髪を撫で覗いた小さな耳にチュっとキスをする

「なぁ・・しよう、カガリ」

そう言いながら胸の膨らみに手を伸ばす

「アスラン?」

服の上から乳首を摘みクリクリと弄っているとその腕を掴まれる。

「駄目だ!今から大事な試合が始まるんだから!」

「し、試合?」

きょとんとするアスランを余所にカガリは熱く語り出す

「そうだよ!万年弱小の虎が勝ち上がりオ−ブ1の座を賭けて最後の決戦に挑むんだ!」
269ポチ@駄文職人:03/10/20 11:31 ID:FzofrZMF
拳を握り上げ興奮気味に話すカガリを呆気に取られつつ見る

「・・そんなにその試合が大事なのか?俺よりも」

「・・アスランも大事だけど、この試合も大事なんだよ。もし勝ったらしてあげるからまっててくれよ」

そう言われ納得いかないもののメガホンを握り締め虎を応援するカガリを隅にちょこんと座りながら眺め試合が終わるのを待った。

そして試合の結果は・・・

「あああああああ!」

虎のサヨナラ負け

がっくりと肩を落とすカガリにやっと終わったのかと近づきキスをしようとするが拒まれる

「勝ったらって言っただろ?」
270ポチ@駄文職人:03/10/20 11:32 ID:4Rm1y6s7
試合に負けたせいか少しむくれながら言われふてくされてる顔も可愛いなと思いつつションボリしているとカガリが頭をヨシヨシと撫でてくる

「明日こそ勝ったらしてあげるよ、サ−ビスしてやるからさ」

「・・サ−ビス?」

なんだろうと考えているとカガリは頬をほんのりピンク色に染めアスランの股間をツンとつつく

「ここ、いっぱい舐めてあげる」

思わぬ大胆な発言に恐るべし虎効果!と思いながらも自分のモノを舐めるカガリを想像し興奮する

「だからさ、明日はアスランも虎を応援しろよ!」

「ああ、まかせろ」
271ポチ@駄文職人:03/10/20 11:34 ID:f3acqYwW
カガリとの行為に期待を膨らませアスランは虎を応援することを誓ったのだった。

そして第2試合

「・・・・・・」

「・・・・・・」

まさかの13対0の大敗

(あぁ・・今日も出来ないのか)

ガックリと落ち込むアスリンに更に追い打ちが・・

「アスランが応援するからこんなにボロ負けしちゃったんだ」

「ええ!?」

なぜか自分のせいにされ困惑する
272ポチ@駄文職人:03/10/20 11:36 ID:A8X4MQd4
「お前、エッチ目的だけの不純な気持ちで応援してただろ!?」

(ギクリ)

それは図星だったがカガリがあんなこと言うから・・と心の中だけで言い訳をする

「とにかく!勝つまでエッチはお預け!」

「そ、そんな・・」

お預けをくらった子犬のようにうなだれるも次はキチンと応援しようと心に決めたのだった。



つづく?
273名無しさん@ピンキー:03/10/20 13:18 ID:Aq5PtpF2
即席SSオモロイ。
早くアスカガエロ読みてー、虎ガンガレ。
ポチ氏、万が一4連○したら・・ドウナッチャウノ?
274名無しさん@ピンキー:03/10/20 13:24 ID:F0JB4/es
>>273
なんか、なりきりの方でも、シャニとフレイ(なんでだ?)が虎vs鷹で賭けをしてるな。

あっちはリアルタイムだったぞ(藁
275黄昏の文芸作家:03/10/20 17:38 ID:3+gxIPgA
>>268-272

「戦うしかなかろう!? 互いに敵である限り! どちらかが優勝を手にするまでな!」
「アンディ…熱クナラナイデ、負ケルワ!」
きっと…寅さんもこんな感じで応援してたんじゃ…ないのかな…。
276名無しさん@ピンキー:03/10/20 18:43 ID:OXqgS2V/
>>275
うまいねw
277赦しを、君へ:03/10/20 20:27 ID:v3uv5os/
>>216-220の続きです。

-----------------------------------------------------
 ラクスの姿が見えなくなってから、カガリはキラの部屋のドアを叩いた。
「キラ。私だ、開けてくれ」
「……カガリ? ……ごめん、疲れてるんだ。一人にしてくれる?」
「いいから開けろって! すぐ帰るし、邪魔はしないから!」
 キラの言葉を半ば無視して強く言うと、しばらくの沈黙の後、ロックを解除する音が聞
こえ、諦めたようにドアが開いた。
「……いいよ」
 キラは、部屋着らしいスウェット姿になっている。シャワーも浴びた後らしく、髪も
まだ濡れたままだが、泣いたあとらしきものははっきりしていた。いや、泣いた『あと』
どころか、まだ泣いていたのかもしれない。
 キラはカガリから顔を背けてはいるが、そんな様子は一目瞭然で痛々しい。
「……なに?」
 キラはカガリに顔が見えないよう、彼女に背を向けて立ち、口を開いた。
 何をどう言おうか。そんな事をまったく考えていなかったカガリは、一瞬ためらった
あと、一番ストレートな答えを返す。
「……お前がそんな風に、一人で泣いてるんじゃないかと思って見にきたんだ」
「……別に、僕は……」
「大丈夫じゃない! 全ッ然大丈夫に見えないからなっ! そんな事は言うなよッ?」
 たたきつける様にカガリが言うと、キラはそのまま黙り込む。
 一瞬の緊張。
 しかし結局、キラは振り向くこともなく、そのまま言葉を続けた。
「……ごめん、でも今は本当に」
 その言葉に涙の気配が混じる。
「言えるような事は何もないよ」
「……おまえっ!」
 その答えにたまらなくなり、カガリはキラに背中から抱きついた。
「そんな風に……ひとりで……抱え込むな! 頼むから!」
「……カガリ」
278赦しを、君へ:03/10/20 20:28 ID:v3uv5os/
「私は……知ってるから。フレイって子と、お前の関係とか……知ってるから。アスラン
やラクスには言えなくても、私にぐらい、溜め込まないで言ってくれ!」
 何も言われない分、キラの痛みの深さが伝わってくるようで、カガリにはたまらなかった。
 むしろ泣き虫で甘えたがりなキラの背中が、甘えることすら出来ない彼の苦しさを示し
ているようで、悔しくてならない。
「だから……そんな風に一人で……泣かないで」
 自分が支えになる事で、キラの痛みが少しでも引き受けられればと、両腕にぎゅっと力
を込める。
 幼い頃、自分が誰かにされたように。

 キラが、ふっと自分の胸元に回されたカガリの腕をほどいた。
「え?」
 そのままキラは振り返り、カガリの体を強く抱きしめた。
 
「……キラ」
「ぼ、僕がッ……」
 カガリの髪に顔を埋め、涙で喉を詰まらせ、切れ切れにキラは叫ぶ。
「僕がッ……絶対に、守らなければいけない人だったのに……ッ。
 何より……誰より……傷つけた分だけ……ッ。
 ぼ、僕にはッ……守ることが出来たはず……もう少しで、彼女を助けられたんだ……ッ。
 なのに……なのに……また僕はァ……ッ!!」
 血を吐くような叫びに、どんな気休めも言う事は出来ず、カガリはただキラの体を抱き
返す。
 カガリの体に回されたキラの指先が痛い。
 そんな事に気を使う余裕すらないのだろう。
 そんな彼を哀れに思うと同時にカガリは、彼が自分の慰めを受け入れてくれた事を少し
だけ嬉しく感じた。
 誰も――こんな風に、一人で泣いて欲しくない。
 それが、自分の大切な相手なら、なおさらだ。
279赦しを、君へ:03/10/20 20:29 ID:v3uv5os/
「……そうだな……」
 キラの震える肩に囁く。
「……フレイは……残念だったな。もう少しで……お前と会えたのに。
 でも、さ、私は知ってるよ。お前が、いつも精一杯やってるって事……」
 カガリの囁きに、キラは肩をふるわせ、続けた。
「ぼくに……もっと力があれば……ッ! もう、ほんの少しだったのに……ッ!!」
「……お前が出来なかった事なら、誰にも出来ないよ」
 ぽん。ぽん。ぽん。
 カガリはゆっくりと、キラの背中を叩く。そのたびキラの体は、ひくっひくっと嗚咽で
震える。
「……私が、ついてるから」
 ――痛みなど、全て吐き出してしまえ。
 そう続けようとした時。体に回されたキラの腕に、さらに力が篭った。
「……フレイは優しかった……そんな彼女をッ……僕は……ッ! 彼女の気持ちは知って
たのに……ッ!」
「んっ……!?」
 ふいに唇に触れた感触に、カガリは目を丸くする。
 キラがカガリの唇に、自分の唇を重ねていた。
「……んっ!」
 ――なにするんだっ!
 とっさに払いのけようとするが、キラが彼女を強く抱きしめているため、払いのけるど
ころかほとんど身動きすらままならない。
「うぁ……」
 唇を割ってキラの舌が、カガリの口内に入り込む。
 キラは舌先でゆっくりと、彼女の唇の裏側をなぞった。粘膜の感触がキラの舌に絡みつ
く。
280赦しを、君へ:03/10/20 20:29 ID:v3uv5os/
 そっと薄目を開けると、カガリは耐えるように眉を寄せている。
 その表情がキラの記憶を刺激し、彼はさらに深く唇を重ねていった。
「フレイ……フレイ」
 彼はゆっくりとカガリの奥深くに舌を差し込んでいく。苦しさから、カガリが無意識に
より大きく口を開くと、彼はカガリの歯列の裏側をなぶり始めた。そうしながら、まだ微
かな抵抗を見せる彼女の髪を片手で掴み、さらに彼女を仰向かせる。
「んっ……」
 その柔らかな舌を吸い、自分の唾液を流し込む。舌先を軽く噛むと、彼女は小さなうめ
きを漏らした。
 ――フレイもはじめは、そうだった。
 キスを誘うのはほとんどフレイの方。けれど彼女の体は、いつも不安げに震えていて
――。
「ん……んんっ……」
 カガリが苦しげに息をつこうとする。しかしキラはそれを許さず、さらにカガリの唇を
貪った。
 カガリは自分の舌にねっとりと絡み付いてくるキラの舌に、どう反応すればいいのか
わからなずされるがままになっていた。
 抵抗しようにも、髪をつかまれ、強く抱きしめられていると、息をつくのも精一杯で。
 キラから注がれた唾液が、カガリのものと相まって口内を満たす。唇の端からとろりと
粘ついてこぼれる感触に、耐え切れずカガリはそれを飲み込んだ。
 抵抗も出来ず、されるがままになる悔しさに涙が滲む。
 カガリが初めてキスをしたのは、ほんの少し前の事で。
 2度目のキスはこんな風に、一方的に、強引に、弟かもしれない相手から――。
「……んふっ」
 強く舌を吸われ、頭の中が白くなる。考えが拡散し、されている口付けの事だけが残った。
 キラが彼女の唇を軽く噛む。そのまま滑らせるように舌がまた差し込まれたとき、カガ
リはそのキスが塩の味である事に気づいた。
(……キラ、泣いてる、のか……?)
 こんな事をしながら。
281赦しを、君へ:03/10/20 20:30 ID:v3uv5os/
 それに気づいて、ますます彼女は身動きが出来なくなった。彼女の抵抗が一瞬弱くなっ
たのを感じたのか、キラの腕がわずかに緩む。
 カガリがそれに気づいた瞬間、キラは軽く床を蹴り、彼女を腕の中に抱え込んだまま、
ふわりと倒れこんでいた。
 ベッドへと。
「! やっ!」
 カガリはさすがに悲鳴をあげたが、キラはカガリの両腕を片手で押さえつけ、また口付
けをして彼女の声を封じる。
「ん、んんっ」
 カガリはもがくが、キラの腕は緩まない。男の力だからだろうか? それとも、コー
ディネーターの力だからだろうか?
 片手で彼女の抵抗をやすやすと封じ、キラはもう片方の手をカガリの胸元へ伸ばした。
容易く着替えられるように作られたオーブのジャケットは、もちろんキラの手を阻むこと
もない。前のボタンを外すと、男物のTシャツに包まれた、意外なほど白い首筋ややわら
かな胸が露出した。キラはその胸にすがりつく。
「んんっ!!」
 ブラをしていないカガリの胸は、感触があらわだ。布越しでも、その形や、乳首の感触
がわかる。
 キラに痛いほど強く掴まれ、彼女は顔を真っ赤にして涙を滲ませた。
「んっ……んあっ……」
 その姿を可愛いと思う余裕もなく。キラは乱暴にシャツもまくりあげ、胸を露出させる
とそこに唇をつける。
「やっ……やめろぉっ」
 ようやくキスから解放されたカガリが声をあげるがキラは頓着せず、乳首を舌で舐め上
げた。
「あっ……」
 快感というより濡れた冷たさが、彼女に声をあげさせる。
 キラはそのまま、乳首を唇に含んだ。
「ん、や、やぁっ……」
 乳首を舌で刺激され、吸われる、初めての感触に彼女は小さく悲鳴をあげた。
282赦しを、君へ:03/10/20 20:31 ID:v3uv5os/
 物心ついて以来、マーナぐらいにしか見せていない体を強引に見られ、もてあそばれる
理不尽さに涙がうかぶ。
 キラの口元から、くちゅ、くちゅっと濡れた音が響く。
 彼は、飢えた子供のような激しさで彼女の胸に吸い付いた。
「はぁっ……な……なんで……」
 組み敷いた少女が涙声で彼を責める。
 なぜ――。――なぜだろう?
 彼はただ、なにかにすがりついていなければ、後悔に押しつぶされそうでたまらなかっ
たのだ。
 少女の優しさとやわらかな体は、たやすくその対象になった。
 耳元に死んだ少女の声が蘇り、目の前の少女のそれに重なる。
『私の想いは、あなたを守るわ――』
『大丈夫、私がいるから――』
「やっ――キラぁ……」
 ひくり、と彼女の体が大きく震える。
 けれどキラは構わず、彼女のズボンに手をかけた。
 サイズの違うズボンは片手でも容易く引き剥がされ、下着と、白い太腿が露出した。
「あっ……い、ゃっ……」
 膝まで脱がされたズボンは、彼女の動きの邪魔をする。
 真っ赤な顔で、涙に潤んだ目をこちらに向ける少女から目をそらすようにして、キラは
はぁっと大きく息をつくと、彼女の両足の間に自分の膝を入れ、さらに彼女の動きを封じた。
「あ……う……やめっ……」
 そのまま下着の上から秘所へと指を這わせる。まだそこは濡れてはいなかったが、最も
敏感な突起に触れると、下腹がぴくっと動く。
 彼女の、押し殺したような反応を確かめるように、キラはそのまま肉芽を指先で弄んだ。
 指先でくりくりと押しつぶしたり、つまんだりするたびに、ぴくり、ぴくりと体が震える。
283赦しを、君へ:03/10/20 20:32 ID:v3uv5os/
 こんな状況なのに、彼女の体は敏感に快感を捕らえていった。彼女が自分自身を恨めしく
思うほどに。
「あぅっ、やっ……やめっ……」
 なんで――こんな事で――なんで――。
 彼女の目からついに涙が溢れ、頬を伝ってベッドへ零れ落ちる。キラはそれを虚ろな目で
眺めると、彼女を責める手は緩めぬまま、そっと胸元に口付けた。キラの眼からも涙が
こぼれ落ち、彼女の胸元ではじける。それに気づき、彼女は抵抗を止めるとキラの顔を
覗き込んだ。
「――キラ」

 部屋に、ノックの音が響いたのはその時だった。

「キラ? カガリ? いるのか?」
 びくっとキラが体を起こす。
 だが、頭に霞がかかったようで、とっさに何が起きているのかわからない。彼はゆっく
りとまばたきをして、扉を見つめた。
 カガリもようやく解放された両腕で体を支え、上半身を少しだけ持ち上げる。誰だ?
 ――そんな事は、決まっている。
「……入るぞ」
 シュッ。
 静かに扉が開く。アスランは一歩部屋に入るなり、凍りついたように立ちすくんだ。
 彼の背中で扉が、音も無く閉まる。
「キ――キラァァアアッ!」
 彼の表情が一瞬で変化した。憤怒に。
「お前――どういう事だッ!!」
 アスランは一瞬でキラに近づき、スウェットの胸倉をつかむと彼をカガリから引き剥がす。
「無理やりに――こんな事をっ!?」
284赦しを、君へ:03/10/20 20:33 ID:v3uv5os/
 アスランの右手が振りかぶられる。静止しようと咄嗟にカガリは手を伸ばしたが、脱が
されかけたままのズボンに遮られ、体勢を崩す。アスランはそのままキラの顔を殴り飛ば
した。キラはそのまま飛ばされ、部屋の奥の壁に背中からぶつかる。
 アスランはカガリをかばうように、彼女とキラの間に彼女に背を向けて立つと、もう
一度キラ襟首をつかみ上げた。
「なんでっ! なんでこんな事をしたんだ!」
 キラはその、怒りに燃える眼を見返し、そしてそっと目を伏せる。
 言い訳もしないその態度にさらに怒りを煽られ、アスランはもう一度こぶしを振り上げ
た。カガリはズボンを脱ぎ捨て、今度こそ、その腕をつかんだ。
「待ってくれッ」
「カガリ――!?」
 驚きにアスランが振り返る。その動きでカガリにも、ようやくキラの顔が見えた。ぼん
やりと事のなりゆきを見守る目。その表情はむしろ、アスランが来た事に安堵しているか
のようにも見える。
「カガリ、なんでこんな……こんな事をされて、キラをかばうんだ!?」
「そ……それはっ」
「お前の事をこんな風に傷つけるなんて……俺は許せない!」
 アスランは、彼女がこれまで見た事がないほど激昂していた。
 キラへの信頼が壊れたこと、カガリが泣いていること、キラが他ならぬカガリを襲った
こと。全てに彼は怒っていた。
 それを心の中で嬉しく思いながらも、カガリはふるふると首を横に振る。
「違う――違うんだっ」
「何が――どう違うって言うんだ!?」
285名無しさん@ピンキー:03/10/20 20:37 ID:v3uv5os/
「私が許したんだ!」
 驚きに、アスランが目を見開く。
 その背後で、やはり同じように驚いた目で自分を見ているキラに、カガリは涙目のまま
呼びかけた。
「そうだよなっ! キラ!」
 アスランは彼女に向き直り、彼女の露出した二の腕をつかむ。
「ま――まさかっ! じゃあ……じゃあお前は、どうして泣いてるんだよっ?」
「……っ」
 図星をつかれて何も言い返せなくなり、言葉の代わりにカガリは、アスランの腕を引くと
扉の方に強くおしやった。
「と……とにかく……私は大丈夫だからっ……。ゴメン、二人にしてくれ……っ!」
 それを言うだけで、ぽろぽろと涙がこぼれる。
 その姿を見て何を思ったのか。アスランはそれ以上は何も言わず、カガリにされるがまま
に扉を出る。
「……ごめん!」
 最後に早口にそう囁くと、カガリは扉を閉じ、今度こそきちんとロックをセットした。
 扉が閉じる瞬間、アスランが傷ついた顔で何か言おうとしていた気がして、カガリは
それを振り切るように一瞬うつむき、目を閉じる。
 ――絶対に、後悔は、しない。
 たとえ、今この瞬間既に、この部屋を飛び出してアスランの元へ駆け出したい気が
していても。
286軟弱者:03/10/20 20:44 ID:v3uv5os/
ということで、続きを投稿させていただきました。
やたら長くてすみません。書いてる時から長いとは思っていましたが、
まさかここまで長いとは。

ポチさんが折角おもしろい作品を投下して下さったところなのに、
腰を折ってすみません。大変面白かったです。

さて、今後もさらに長そうなんですが……読んでくださる方はいるんでしょうか?(;´Д`)
287名無しさん@ピンキー:03/10/20 20:47 ID:Gm2GVnFh
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

>>286
乙です。読んでます、読んでますよイイヨーイイヨーリアルタイムで遭遇してますたよー
キラに襲われるカガリたんもアスカガも萌え萌えですヨー
続き楽しみに待ってます(*´∀`)
288名無しさん@ピンキー:03/10/20 21:25 ID:HJS78XdE
こ…これは…まさか、4Pへの伏線な(ry
とりあえず、カガリたんにハァハァしながら続き待ってます。
289ポチ@駄文職人:03/10/20 23:14 ID:k8s4AkRG
>>273
もし4連○したらアスランはどうなってしまうんだろう・・全然考えてない( ;´∀`)
ショックで種割れしたカガリがアスランをレイ−プとか?w

ところでアスランの誕生日って何日でしたっけ?お祝いssでも書きたいな。

>黄昏氏
アスカガの続きをコッソリとお待ちしております。
290名無しさん@ピンキー:03/10/20 23:26 ID:oGSaj7nI
>286
激しく読みたがっている者がここに(*・∀・)ノシ
すっげ面白いですよー
続きまってマス  (*´Д`)ハァハァハァハァハァ
291ID:QWNAwp88:03/10/20 23:52 ID:M0JHHd2u
目を覚ました時、カガリはまだ夢の中にいるのだと思った。
辺りに上がる火柱。誘発に継ぐ爆発。それは、紅蓮の炎が織り成す極彩の世界。
――誰かに抱きかかえられている?
まだ、朦朧とする意識の中、自分をしっかりと抱く腕の存在は、まるで赤子をあやす揺り篭の様で……
「目が覚めたのか?…もう、大丈夫だ……何も心配する事はない――」
仰ぎ見たその声の主を、カガリは判然としない意識の中に見つめていた。
「あすらん…?」
カガリの覚醒しきっていないその表情が可笑しかったのか、アスランはふっと、口元を緩めた。
「もう少し、寝てろ…」
優しく語り掛けるその言葉に素直に従い、カガリは再びその腕の中で眠りに就いた――…






「――――――――…」
目が、覚めた。
――ここは、どこだ?
意識が完全に覚醒したカガリが一番に抱いた疑問はそれだった。やけに狭い感じがする。どうやら、MSのコクピットの様だ。何故――? 自分は捕らえられて、幽閉されていたはず…それが、どうしてMSのコクピットなんかに――???
そもそも、誰が操縦を――? 操縦…
その時、自分の身体を繋ぎ止める様にしっかりと巻きつく二本の腕の存在にカガリは気付いた。なぜ、今まで気付かなかったのだろう…自分を上に乗せ、ス―ス―と寝息を立てる
アスランがそこにいた。
「お前が…助けてくれたんだよな……ありがとう」
カガリはアスランを起こさないように、そっと頭をアスランの胸元へ沈めた。
292名無しさん@ピンキー :03/10/20 23:52 ID:MWlbVumt
ココニモイルヨー(*・∀・)ノシ 257です。

>>264
レス頂いてたなんて...亀レススマソ、投下直後逝ってた。
うん、ホント、書いて苦しんでみると、改めて職人さんのエロに萌えるよ。
続きかけるようガンバリマソ。
ポチさんからも頂いてたとは...アリガd(;゚∀゚)=3

>>268-272
お預けツン(*´∀`) ハアハア。虎吉カガリカワイイ。
そう、、、虎はまさかというところできっちり期待を裏切ってくれるからな。
負け試合後のうなだれ方ワロタ。
部屋にウズミパパと一緒にミッキーじゃなくてトラッキーに抱きつく写真貼ってるカガリタン。

>>286
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
回想のフレイ様、不安げに震えていたってところが(´Д⊂ヽ
293ID:QWNAwp88:03/10/20 23:54 ID:M0JHHd2u
「…んんっ〜〜〜カガリ……」
寝言を呟く彼の表情にカガリはふふっと、小さく笑った。寝ぼけ眼を擦りながら、アスランも目覚める。
「なんだ、起きたのか…」
もう少し…こうしていてもよかったのに――心の中でカガリはそう呟きながら、アスランへと向き直った。
「なぁ、アスランここは…?」
「施設のあった島の周辺にある孤島だ…」
アスランは、ハッチを開きながらそう答えた。
「孤島…って……おい! そういえば、あいつは!? あのエリゴールとかいう…」
「……………」
「なぁ! どうしたかって聞いてるんだよ、答えろ!!」
怒号を交えてカガリが叫ぶ。
「あいつは…恐らく、死んだ」
人の死。それにカガリは人一倍敏感だ。だから、アスランは真実を告げる事に躊躇した。
「そうか…死んだか……」
自分をさらった奴なのに――自分の父を殺したような奴なのに――
少女の暗く沈んだ表情に、アスランは胸を締め付けられる様な傷みを覚えた。
それは、およそ戦場で負ったどんな傷よりも辛い傷みだった。

――二人、連れ添って外へ出る。
当たり前の事だが、戦争の傷跡が根深い事を思い知らされる。
その痛みは、これから広がっていくものなのか―?それとも、このまま消えてゆくのか…
それは分らない。しかし―――
「あいつ…笑ったんだ」
アスランがポツリと呟く。
「笑った?」
「あぁ。炎に隠れるほんの一瞬だった…けど、確かに笑ってた。あいつが、どんな思いで笑ったのかは俺にはわからない…けど、あいつは最後に『これ』を俺に託した」
愁いを帯びた青い瞳で頭上を仰ぎ見る。その目線を追ってカガリもそれを見やった。
「これは…【ジャスティス】!?」
沈黙する灰色の巨人の威容に思わず叫ぶ。前大戦で破壊したはずのMSの姿がそこにあっ
294ID:QWNAwp88:03/10/20 23:55 ID:M0JHHd2u
った。


【ジャスティス】が漂着した島はいつかの様に無人島で、人の気配はなかった。
核動力で動いている【ジャスティス】を使えばオーブまで行けない事もないが、それを行なうには日も落ちてきているし、なによりパイロットの疲労が激しい。
「連絡は取れないのか?」
出来れば、自分の無事をキサカに伝えたい。
「さっき、やってみたけどダメだった。どうやら、この辺一帯は元から電波の通じにくい海域らしい…」
「ようは、天然の【ニュートロン・ジャマ―】ってことか……」
「そういう、ことになるな…」
自然が相手ではどうする事も出来ない。仕方なく、二人はこの島で一夜を過ごす事にした。
――鼻腔を誘う磯の香り。それに混じって……
「この匂い…温泉?」
磯の香りに混じるかすかな硫黄の匂い。
「らしいな…」
アスランもそれに同意する。
「ちょうどいい。わたしはさらわれてから風呂に入ってないからな。温泉があるなら好都合だ」
「お・おい、カガリ…」
島の奥に踏み入るカガリを慌ててアスランが後を追う。
295ID:QWNAwp88:03/10/20 23:55 ID:M0JHHd2u
「うわぁ――!! やっぱり温泉だ!!」
島の奥に出来た岩の湯船。四方を森に囲まれた天然の温泉が辺り一面に広がっていた。無邪気にはしゃぐカガリの姿に、アスランは微笑む。
「なぁ、アスラン入ろう!」
笑顔でそう切り出され、アスランの顔が赤く染まる。
「入るって…お前……」
輻射熱に当てられ、温泉に入る前から茹蛸の様だ。
「なに、やらしいこと考えてんだよ…岩が湯船を二つに割ってるじゃないか」
彼の変化の意図するところに気付き、じと目で彼を睨みながら、自身も頬を染めてカガリが言う。
「な・なにがやらしいことだ! 俺は…!!」
必死で取り繕うとすればするほど口調は冴えを失っていく。
「まぁ、いいや。私は右、お前は左を使え……覗くなよ?」
「だ・だから…俺は――…」
296ID:QWNAwp88:03/10/21 00:02 ID:ScrvRRQU
やっとエロパロらしくなってきた(ホッ…)
唐突に登場のジャスティスですが、実は当初の予定ではジンではなく、
アスランは最初からジャスティスに乗せる予定でした。
でも、それだと流石に強すぎと言う事と、戦争終わったのに
あんなトンでも兵器の再建はしないだろうと思い立ち、今の形になりました。
歩みはのろいですが、どうか終わりまでお付き合いの程よろしく…
感想、ご批判待ってます。
297名無しさん@ピンキー:03/10/21 00:05 ID:iCbGcru/
>>257
アスセス規制にあって、朝はレス出来なかったのですが。
自分も楽しみにしています。
壊れたラクスが、エロいというか激しく面白い。
でも自分も膜はアスランに取っとくきぼんぬという事で。
298ポチ@駄文職人:03/10/21 00:10 ID:5hS5dAE5
今更気が付いたんだけど1箇所アスランがアスリンになってた。なんかカワイイな・・・
299名無しさん@ピンキー:03/10/21 00:16 ID:04Gwr4SI
>>286
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
めちゃめちゃ萌える。
文章も(゚д゚)ウマー
続き楽しみにしてます。
それにしてもキラカガでもアスカガでも萌えられるとは・・・スバラシイ

>>ID:QWNAwp88さんキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
ホント楽しみにしてるんですよ。
展開が変わりましたね〜
緊張感あふれる展開から温泉とは!
カガリの台詞がなんかツボ。
アスランヘタレ化のよかーん(・∀・)
300名無しさん@ピンキー:03/10/21 00:18 ID:1Z5c2gPS
ラクカガ書きのネ申キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!
俺はラクスに膜破られる展開をキボン
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
301名無しさん@ピンキー :03/10/21 00:21 ID:7D2Dr4hL
>>291>>293-296
うあ゛ぁあ ・゚・(◎Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ

ID:QWNAwp88さんスマソスマソ。
ずっと待っていたのに、まさか自分が横レスを。あ゛ぁぁ 逝ってきます。

>>297 >>300
アリガタヤアリガタヤ。なんとか作品仕上げマス。

>>298
がっくりワンコアスリン AAつくれそう。
302名無しさん@ピンキー :03/10/21 01:16 ID:7D2Dr4hL
温泉ですか(*´Д`)ここはお若いの、まあひとつゆっくりとのう。
エリゴール( ´Д⊂ヽ 最後笑顔だったのが救いです。
袋小路に入る前に誰かが救ってくれていれば…。哀愁。
303名無しさん@ピンキー:03/10/21 01:44 ID:4wZZUkWH
>>ID:QWNAwp88さん
なんか24話のような初々しいアスカガエロの予感・・・
そーゆうの大好物なので激しく期待しております。
304名無しさん@ピンキー:03/10/21 03:03 ID:jPpp/+U8
今SEED再放送みてまつ。
やっぱイイねぇ。
つーかこの時間に再放送するかTBS。
305名無しさん@ピンキー:03/10/21 04:58 ID:lHmM+f/f

あーあ、知らなかった。
その頃このスレを見終わって、昨日みた地獄の夢を元恋人に伝えるべく
メールをひたすら書いていた。
(20話くらいから前はみたことがない)
306名無しさん@ピンキー:03/10/21 08:22 ID:4MJW/3v9
>ポチ氏
273です、アスランの誕生日は29日です。
種割れカガリがアスランをレイープ・・(*´Д`)イイカモ

そういえば黄昏氏のアスカガ途中ダタヨ。
307軟弱者:03/10/21 08:27 ID:wOTfogEL
>287 >288 >290 >292 >299
レスくださった皆さん、ありがとうございました。
エロ度低めの長文なので、本当にいいのかととまどっていましたが
受け入れて頂けて安心しました。

頂いたレスを励みに、次回投下にむけて頑張ります。
反応いただけるとホントに嬉しいです。
あ、批判もお待ちしています。特に文章に関する具体的なアドバイスは切実に。
内容については、例えば
「都合のいい時だけ重力があるぞ(゚Д゚)ゴルァ!! 」
なんてのは目をつぶってください。形式美ということで、重力がないと困る場面が……。
308名無しさん@ピンキー:03/10/21 09:09 ID:3voSZptO
重力に関して突っ込まれると、困るよな。
低重力じゃ、やりにくそうだなと思いつつ、なぁ?(;´Д`)
309ポチ@駄文職人:03/10/21 17:15 ID:XQ9qdg13
今日は大事な第3戦。

ここで負けたら後がない崖っぷちの戦いにカガリは朝から緊張していた。

「今日は地元での戦いだし・・きっと大丈夫だよな」

1人不安を打ち消すように自らに言い聞かせると朝から姿が見えない人物の名を呟く

「アスラン・・あいつどこに行ってしまったんだろ」

もうすぐ試合が始まるというのに・・と心配しているとバタンと勢いよく扉が開く

「待たせたな!カガリ!」

そこには縦縞の虎ハッピと虎ハチマキ、そしてメガホンを首に掛けた虎ファンスタイルのアスラン・ザラが立っていた。
310ポチ@駄文職人:03/10/21 17:17 ID:erA9jsxO
「ア、アスラン!?」

(うわぁ・・全然似合ってないな)

などと思いながらその熱意に感動する

「アスラン・ザラ!今日はカガリと共に虎を応援する!!」

ピシッと元軍人らしく敬礼しテレビの前に正座する

「カッコイイ・・アスラン」

その姿に惚れ直すとカガリもアスランの横に座り試合開始を待つのであった。



つづく
311ポチ@駄文職人:03/10/21 17:24 ID:erA9jsxO
今日は仕事休みなので試合終了したらまた続きを書いて投下してみようかと・・。

>>273さん
アスランの誕生日を教えてくれてありがとうございます。今後のアスカガ虎編見守っててください(; ´∀`)

>>257さん
感想ありがとうです!これを燃料に頑張りますので257さんもガンバッテ〜。
312ポチ@駄文職人:03/10/21 18:20 ID:wUSy7F2X
「・・・・・・」

「・・・・・・」

沈黙する2人

気合いを入れてテレビの前に正座していたアスランとカガリは呆然としていた。

「・・今日は雨で中止だったんだな」

「地球の天候はプラントのように調節できないから仕方ない」

そう告げると立ち上がり背を向けるアスランにカガリは・・

(せっかくあんなに気合い入れて来てくれたのに・・アスラン可哀想だよな)

そう思いアスランのズボンを引っ張る

「!?・・カガリ?」

「ねぇ・・しよっか」

上目使いでアスランに言いながらズボンのジッパ−を降ろし始める
313名無しさん@ピンキー:03/10/21 18:22 ID:1yroacYg
>>311
野球はあまり興味なくて、ダイエーが勝つと割引が良い…という理由でダイエーを応援していたんですが、
(野球好きの方、スマン!)
今日は阪神を応援したくなりました。

ってか虎アスラン…(想像中)…似合わないなw
314ポチ@駄文職人:03/10/21 18:24 ID:jTInUSWv
「・・・カガリ」

ズボンの中の虎柄トランクスに気付き、そこまでしてくれてたのかと思い、カガリはたまらずアスランのモノを出してしゃぶりつこうとしたがそれを制止される。

「試合に勝つまでしないって約束したろ?」

「・・で、でもぉ」

寸前で止められカガリは口寂しそうにピンク色の小さな唇を震わせる

「虎が勝つためだ、その時まで我慢しよう」

自分から言い出したことなのに今はアスランの方が虎の勝ちに拘りカガリは自分の言ったことに後悔した。

「・・わかった、勝ったらいっぱいしような」
315ポチ@駄文職人:03/10/21 18:28 ID:xoqKD++Q
これ以上わがままは言えないとカガリは素直に従うとアスランは優しく微笑み部屋を出た。

「・・・・はぁ、早く勝ってくれよ虎」

そう言いながらカガリは熱くなった身体を抱き締めアスランとの行為を待ち望むのだった
316ポチ@駄文職人:03/10/21 18:34 ID:xoqKD++Q
今日は雨天中止だったんだね。素で知らなかったw
中継待ってたらやらないんだもん・・焦った。っていうか誰からもツッコミなくて悲しい(ノД`)゚・


>>313
虎アスランは本当に似合わないですよね。想像して自分でワロタ
317名無しさん@ピンキー:03/10/21 20:15 ID:+FfMCKVf
>>316
トラキチカガリたん カワ(・∀・)イイ!!
このアスカガのためにも、虎早く勝ってくれえーー
虎が勝って晴れてえちぃできるようになったらぜひぜひカガリには
ttp://www.triumphjapan.com/triumph/release/030716_main.html
着けてほすぃw
318名無しさん@ピンキー:03/10/21 20:43 ID:4MJW/3v9
>ポチ氏
カガリたんの「ねぇ・・しよっか」に(*´Д`) モヘ

今日は雨だろ、と朝から思ってたんだけどね。
やっぱりつっこんだほうがよかった?w
319名無しさん@ピンキー:03/10/21 20:53 ID:4wZZUkWH
>>ポチ氏
トランクスまで虎柄って・・・

>「アスラン・ザラ!今日はカガリと共に虎を応援する!!」
>「カッコイイ・・アスラン」

このセリフのバカップルぶりに素で爆笑。
虎キチのアスカガも萌へです
320名無しさん@ピンキー:03/10/21 22:06 ID:YVQWnKqk
もし0勝4敗になったらどうしよう…_| ̄|○
321名無しさん@ピンキー:03/10/21 22:20 ID:J0f/VXiK
アスランの前でキラと・・
322名無しさん@ピンキー:03/10/21 23:17 ID:1yroacYg
鷹だからムウとか…
323黄昏の文芸作家:03/10/21 23:33 ID:dwks4M0d
>>322
「やっぱ俺って…不可能を可能にする男…かな…」
「ムウ――――――――――――――ッ!!!!」

エンデュミオンの鷹も…草葉の陰からホークスを応援してるよ…きっと…。
324名無しさん@ピンキー:03/10/22 00:04 ID:xyKhieK1
ムウvsバルドフェルドか…
まあ、虎は片腕なかったり、いろいろ不利かもね。
325名無しさん@ピンキー:03/10/22 00:39 ID:4oNuiBZh
あ。ムウはダイエーか。
326名無しさん@ピンキー:03/10/22 02:15 ID:YD5OxAqp
>>319
バルトフェルドから虎スーツを借りてくるアスラン

でも、縦じまはディアッカの方が似合いそう

カガリは虎に抵抗ないのかな
アフメドの事があるからなぁ・・・・・・
327名無しさん@ピンキー:03/10/22 14:26 ID:pjhu5o90
あまり突っ込みたくないけど戦争に関わって虎もカガリもキラも
もちろんアスランもフレイもラクスもミリもみんな人殺しはしたわけで。
許す許さないじゃないけどどこかで気持ちに折り合いつけてると思うよ。
いっちゃ悪いけどアフメドはゲリラ仲間の1人であって他にも仲間は死んだわけで
そこまで引きずるほどのもんかなと思ったりしてる。
アスランにとってのニコルやキラにとってのトールより関係薄い設定だろうしね。

328名無しさん@ピンキー:03/10/22 15:07 ID:cR+mkIU2
まぁ、痔の攻撃で、AAの乗員のひとりふたりはあぼーんしていると
思うけど(25話あたりでね)、その後痔は馴染んでるし、それなりに
折り合いつけてんだろーな。確かにな。
痔とキラも何かそれなりにやってるみたいだし。
329名無しさん@ピンキー:03/10/22 15:54 ID:7Wslaeot
>>327
アフメドには処女を捧げました。
その証拠に、フレイが「キラの部屋に居た」発言をしたとき、
カガリはアフメドとの行為を思い出して赤面してました。
330名無しさん@ピンキー:03/10/22 20:20 ID:7XzZwsoZ
>>326-328
カガリはそもそも、31話(だっけ?)で、
キラを殺したアスランを許したわけで。
(実際には死んでないが)

カガリは、「殺した本人」を憎めば済むわけじゃない、ってもう
理解して、その考えを受け入れてると思うよ。
331名無しさん@ピンキー:03/10/22 20:58 ID:ebh8Osxu
阪神頑張ってるよ
こんなに野球が気になるのも珍しいw
332名無しさん@ピンキー:03/10/22 21:37 ID:ccTcziHs
やった〜!勝った!
333名無しさん@ピンキー:03/10/22 21:38 ID:CZHTeXVc
きた〜!!
334名無しさん@ピンキー:03/10/22 22:11 ID:T55ZgRo1
虎が勝った! アスラン、カガリタンおめでとー(*´Д`*)
335名無しさん@ピンキー:03/10/22 22:36 ID:Se+Vdnls
ついにキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!!
336名無しさん@ピンキー:03/10/22 23:51 ID:fvSzbyyj
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!! …と。

           r"´⌒ミ`、
   ヾ'~^ヽ~ノ~ゝ (ノ^`ゞ》v) 
   ミ~' _、ソリ  i´д`#b}  貴様…
   ヽY ,_ノ`ノ  /  ⌒i
 ζ (__つ/ ̄ ̄ ̄/_i |_
[ ̄]b \/___/ 
337ポチ@駄文職人:03/10/23 00:45 ID:NLslofT/
「今日は試合があるようだな」

アスランはそう言いながらバサッと縦縞の虎ハッピを身に纏う

「うん、今日こそは勝ってくれるさ」

先にテレビの前で正座していたカガリがアスランをチラリと見て頬を染める

どうしても視線がアスランの股間へといってしまう

(私ったら何ていやらしい子なんだ!アスランのアソコ見て変な気分になるなんて)

真っ赤になって火照った頬を両手で挟みソワソワしているカガリにアスランは・・

(はは、カガリはそんなに興奮するほど試合が楽しみなんだな)
338ポチ@駄文職人:03/10/23 00:49 ID:5H2NSVc7
子供みたいだなと思いつつ、そんな彼女が可愛くて仕方ないアスランだった。

そしてテレビ中継が始まり2人は緊張する

(虎が勝ってアスランにアレを見せられればいいな)

そう思いながら胸に手を当て祈るように試合を見守った

序盤は相手に1点先制されその後、カネモトのホ−ムランで同点のまま延長戦へ


そして10回裏、最大のチャンスが巡って来た。

ワンアウトフルベ−ス、バッタ−はフジモト

「頑張れ!フジモト!」

メガホンを振りかざし必死に応援するカガリ

(今、流れはこちらにある。いけるぞ!フジモト!)
339ポチ@駄文職人:03/10/23 00:51 ID:M7D95Es/
静かに燃えながら見守るアスラン

そして・・・

「やったあぁぁ−−−っ!!」

「よしっ!!」

フジモトの犠牲フライでサヨナラ勝ち

カガリは飛び跳ねアスランはガッツポ−ズで喜びをあらわにした。

「アスラン!」

「カガリ!」

2人は両手を広げ抱き合った

「やったよ!やっと虎が勝ったんだ!」

涙目になりながら興奮気味にアスランにしがみつく

「ああ、素晴らしい試合だったなカガリ」

そう言い見つめ合うと荒々しく口付けを交わす

「はふ・・んんっ、アスラン・・チュッチュ」

「んん・・カ・・ガリ」
340ポチ@駄文職人:03/10/23 00:53 ID:l3tTGADp
カガリはアスランの口内に舌を差し入れ舐め回す

余りにも積極的なカガリにアスランは押され気味になる

チュパ

「はぁはぁ・・アスラン」

唇を離し甘えた声で愛する人の名を呼ぶ

「はふっ・・カガリ」

キスの余韻でボ−ッとしているアスランのズボンと縦縞柄のトランクスをずらしモノを取り出すとパクリと咥え込んだ

「あっ・・カガリ!?」

下半身に刺激を感じその方向を見ると小さい舌でペロペロと自分のモノを舐めるカガリが目に入りアスランは真っ赤になる

「わっ・・カガリ・・はぁふっ・・」
341ポチ@駄文職人:03/10/23 00:55 ID:qBkHyGY4
(ど、どうしたんだ?カガリ。すごい積極的だ・・虎の勝利がカガリをここまで変えるとは)

さすが虎だなと妙に感心しつつ自分のモノにしゃぶり付きながら可愛いお尻を揺らす姿にアスランはゴクリと唾を飲み込む

「カガリ・・俺も舐めたい」

チュポン

「ふぇ?アスラン?」

アスランの先走り液で濡れた唇を離すと不思議そうに見上げる

そんなカガリの秘部をズボンの上から指で摩る

「・・ぁっ」

ピクンと震えるカガリにクスッと笑う

「脱いでくれるか?」

「う、うん、アスラン」
342ポチ@駄文職人:03/10/23 00:58 ID:4WFsGxTX
恥ずかしそうにズボンと下着を脱ぐとユラユラと腰を揺らす

アスランはカガリの腿を掴み上げると天井の明かりに照らされピンク色の秘部が露になる

「ひゃあぁっ!ア、アスラン、いやぁん、恥ずかしいっ!」

そんなカガリに構わず舌で膣の入り口を塞ぐヒダをペロペロと舐め小さな突起にチュウッと吸い付く

「あぁあんっ、ふぁあ・・気持ちいいよぉ」

指を咥え快感に身を震わせるカガリの膣の中にも舌を捻じり込む。

「ひぃあぁ・・もう我慢できないっ!アスランの挿れてぇ」

ビクビクと入り口を痙攣させ懇願するカガリにアスランは・・・
343ポチ@駄文職人:03/10/23 01:01 ID:7R5jRs93
「ダメだ!」

「え?」

「このシリ−ズ、即ち虎の戦いの結果が出るまで最後まではしない!」

「ええ!?アスラン?」

予想してなかったアスランの言葉にカガリは呆然とする

「虎の選手達は必死に戦っているんだ!それを見届けるまで俺達も共に苦しみ彼らを応援しよう!」

「・・アスラン」

彼がここまで虎のことを・・・そう思うとカガリはアスランに従い共に最後まで応援することを誓う

「わかったよ、アスラン・・でも・・」

濡れ濡れになった秘部をソワつかせこの熱を冷ましたいとアスランを見ると暫し考え口を開く
344ポチ@駄文職人:03/10/23 01:04 ID:r198vL/y
「カガリ・・俺のを挟んでくれないか?」

「え?・・うん、わかった」

言われるままアスランの反り返ったモノを股に挟む

「これでいいのか?」

熱いモノが秘部と内股に密着しピクピクと痙攣している

「すごい・・アスランの・・」

「カガリ、そのまま強く挟んでいてくれ」

「うん」

言われるがままキュっと股に力を込めるとアスランが腰を動かし始めた

「ひゃああっ・・やん・・アスランっ」

クチュクチュとカガリの内股に抜き差しされるソレに、挿入された時とは違う快感にカガリは身悶える
345ポチ@駄文職人:03/10/23 01:07 ID:uS2Hrt6C
「あんっ・・アスランのが・・・擦れて熱いよぉ」

「はぁはぁ・・気持ち良くないのか?カガリ」

「んんっ・・気持ちいいよ・・あぁん」

秘部にある小さな突起がアスランのモノで擦れる度、ビクビクと快感が突き抜け達しそうになる

「ふぁ・・いい・もうイキそう!」

「一緒に・・カガリ!」

そう言うとアスランは更に動きを速め最後に先端でカガリの秘部の突起を突いて射精する

「はぁっ・・カガリ」

「ああぁ・・アスラン」

白濁の液を突起に擦り付けるようにグリグリと押しながら出し切ると2人は絨毯に倒れ込んだ
346ポチ@駄文職人:03/10/23 01:10 ID:lX0NKFCt
「はぁはぁ・・」

「ふぁ・・」

達した開放感からか放心状態になる

「・・明日もいっぱい応援しような」

「ああ、そうだな」

そう誓い会い手を握り2人は眠りについた。




つづく?
347ポチ@駄文職人:03/10/23 01:26 ID:Neusut+j
>>317
虎が勝ったので例の物を出そうと思ってたのに下半身だけのエッチになってしまって出せなかった!ごめんよ!次があったらぜひ・・

>>318
うん、ツッコミ欲しかったw次は遠慮なく言って下さいね。

>>319
バカップルは書いてて楽しい。特にアスカガはいいと思うんですよ( ´∀`)ノホホン

>>320
勝ちました!よかった・・・゚・つд`)・゚・

試合中は仕事だったのでうちの方は雨降ってたし今日も中止だと思ってずっと中止ネタを考えて家帰ったら放送してて、しかもサヨナラ勝ちしてビックリというか焦りました。ネタ考えてねぇ(;´д`)

で、慌てて書いたのが↑です。疲れたw
348名無しさん@ピンキー:03/10/23 02:06 ID:ZrmYy9Ue
試合終わってすぐHに入る二人にワラタ
おそらくフジモトが「カミさんにいいとこ見せれました」って、言ってる横でスマータ…(* ´∀`)ノホホン
349名無しさん@ピンキー:03/10/23 08:04 ID:SszeaJXP
普段は気にもしなかった野球が気になりますw
350名無しさん@ピンキー:03/10/23 08:10 ID:creaeFIJ
>ポチ氏
乙です!虎が勝ってほっとしました。
スマータエロイヨ(*´Д`*)ハァハァ
351名無しさん@ピンキー:03/10/23 14:15 ID:XhxtfEjI
なんつーかダイエーファンには居づらいな
リアルでテレビ見てもまるで悪者扱いだし(´・ω・`)フゥ…
352名無しさん@ピンキー:03/10/23 19:47 ID:F+QxWmAv
>351
よし、じゃあフラマリュ作家さんの降臨を願うのだ!
353名無しさん@ピンキー:03/10/23 19:53 ID:+xHsLVVL
鷹が勝ったら、フラマリュが……。
あれ、だったら虎が勝ったら虎アイシャじゃねーか(w
354名無しさん@ピンキー:03/10/23 20:06 ID:OvbeWcGp
フラマリュファンの阪神ファンはどうすればいいでつか?(´・ω・`)
355名無しさん@ピンキー:03/10/23 21:06 ID:AyS84/om
>351
ドンマイ。

全然野球に興味ないから、
ポチ氏の話が読めるなら虎が勝つといいな〜、ぐらいでいたけど、
351氏みたいな人もいるなら、あんまりこういうネタを引っ張らないほうがいいのかもしれないな。
政治・宗教・野球の話はモメゴトになる原因TOP3らしいし。
(by某大手テキストサイト)
356ポチ@駄文職人:03/10/23 22:41 ID:y59lRHv7
なんか鷹ファンが居辛い環境を作ってしまってたようでスマソ
(´・ω・`)

今日の分の投下は控えた方がいいのかな。

とりあえずまた来ます。
357351:03/10/23 23:25 ID:XhxtfEjI
>>356
こっちこそいらない一言だったかも(´・ω・`)
気になるのは漏れ一人かもしれないし
とりあえず、しばらくここを見ないでおこうと思います…

>>352 >>355
グゥレイトなフォローアリガd
358名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:27 ID:sryB3Wcm
>>356
「逃げるな! 投下する方が戦いだ!!」…と、脳内で姫様が叫ばれておりますw
359名無しさん@ピンキー:03/10/23 23:52 ID:7NTxSoIJ
バカップル見れると思ったので残念〜(´・ω・`)ショボーン
虎が勝っても、鷹が勝っても、二人がイチャついてたらそれで幸せさ(*´Д`*)
360名無しさん@ピンキー:03/10/24 00:26 ID:jwuN2PHn
>>359
禿同。今宵もバカップルw に会えると思ってみに来たので残念。
けど>351の気持ちもわかるYO! むずかしいねー。
361名無しさん@ピンキー:03/10/24 00:45 ID:qTAkdTVr
確かになぁ…351さんの言ってること、すげぇわかる。
でも、バカップルは俺も見たい。
一番いい収拾法は、他カプを同じく鷹が勝ったときに書くとか?
まぁ、あくまでシリーズ終わるまでだし、ここの人はみな大人なんだからw
どっちになろうが俺は平気…だが。351さんの様な人にはチト悪いが妥協してもらう…?
職人さんとしても、自分の書いたものはやはり捨てられないと思うし。
362名無しさん@ピンキー:03/10/24 00:48 ID:2bwOsegH
「争うことに何の意味があるのでしょう・・」
ということで野球の結果に関係なく・・

・・・なんでもないです(´・ω・`)
363軟弱者:03/10/24 00:56 ID:TJ57BlSz
確かに、鷹側の職人がいないと
鷹ファンがのけ者っぽい気がして寂しいので
もし良ければ、鷹が優勝した暁には、
自分がムウマリュ書かせてもらっていいでしょうか?

もっとも、自分も野球の事はよく知らないので、
ポチ氏のように、笑える内容にはできないと思いますが。
って、もう>351氏は見てないのかな……。
364軟弱者:03/10/24 00:58 ID:TJ57BlSz
あ、>363で「優勝した暁」と書いたのは、
試合のたびに書くだけのネタと余裕が無いからです。へたれでスマソ。
365名無しさん@ピンキー:03/10/24 02:00 ID:LmqMKf8E
野球の話はこのへんで。
以下SEEDのネタどうぞ。
366名無しさん@ピンキー:03/10/24 08:08 ID:nxryI07E
苦手カプ同様、苦手なネタはスルーで良いと思うんだが・・
自分としては折角ポチ氏が新作を用意してくれたなら是非読みたい。
367名無しさん@ピンキー:03/10/24 08:10 ID:nLMROUK8
マリュー マイ ラヴw
368軟弱者:03/10/24 08:16 ID:TJ57BlSz
>363-364
自己レス。
一晩経って思うと、自分みたいな出たての人間が言う事じゃなかったですね。
すみませんでした、出直してきます。。。
369351:03/10/24 09:01 ID:QEyLvU+s
すみません、どうしても気になってもう一度見に来てしまいました。
確かに、自分がスルーすればよかったことだと思います。
そのために、しばらくここを見ない、と言ったつもりだったのですが…
改めて、ポチ氏とその作品を楽しみにしていた方をがっかりさせるような事をし
雰囲気を壊して、すみませんでした。

私もポチ氏のお話は楽しみにしてるのですが、
やっぱりここの住民さんがみんなで阪神応援してると
ちょっと(´・ω・`)となってしまい、厨化してしまいました。ほんとうにごめんなさい。

以下何事もなかったかのようにお願いします…
370名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:02 ID:Z/ngmqRs
鷹・・・・(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア

_| ̄|○<朝っぱらから何してんだか。仕事行こ。
371名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:06 ID:ZjckG93D
まぁまぁ。
野球の話はもうやめとこう。
種に関係ないっちゃ関係ないし。
実際、自分も興味ないし。
スルーすればよいことだけど、過度に野球の話に偏っている気がする
しな。
無意味に荒れる元だ。
372351:03/10/24 09:06 ID:QEyLvU+s
わ、なんか終わった話を蒸し返すみたいな感じになってる…
すみません、もう「351」をNGワードでお願いします…

>>363さん、お気持ちありがとうございました。
野球の結果如何に関わらずドゾー!待ってます、いつまでも。
373名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:18 ID:R6HihClp
>>371
お前が荒らしじゃん
374名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:40 ID:xOomY+6c
他人を荒し呼ばわりする奴も荒しだと思うな。
既に何レスも野球話で消費してんだから、もーいいやん。
375名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:53 ID:uaU8SQRx
ダムA読んだけど、アストレイの方に新キャラ登場するみたいだな。
このスレじゃ、アストレイネタは出てこないなー。
やっぱりマイナーか。
376名無しさん@ピンキー:03/10/24 09:54 ID:R6HihClp
>>374
それならお前も荒らし
377名無しさん@ピンキー:03/10/24 10:34 ID:5lRFSDwz
>375
自分もアストレイ好きなんだけど熱血お馬鹿さんなロウにエロ妄想が降りづらいんだよね。
キサトたんの好き好きビームに全く気付かないつー二人の間柄だからこそ萌えてるせいか。
アジャー親子とかイライジャとかサブも好き。でも挑戦したくてもホントエロが降りてこない。
サイト探したけどロウ×ガイのヤホーイダタヨ…
378ポチ@駄文職人:03/10/24 11:34 ID:slqM/Ccd
アスランのバ−スディSSを企画中なのですが皆様のご意見をお聞きしたい(´∀`)

@カガリ処女贈呈編
Aラクス&カガリ×アスランのハ−レム編

どっちがいいですか?あとギャグぽい(バカップル)とシリアスの希望があればお願いします。


ちなみに例のアスカガのその後は皆様の脳内保管ということでヨロロ( ノ´∀`)ノ
379名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:12 ID:hSzXL/ny
>378
正直どっちも読みたい。
380名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:21 ID:STOvcAPm
>>377
ロウとガイでもホモれるのか……。
腐女子ってのはすげーなぁ。
381名無しさん@ピンキー:03/10/24 13:44 ID:nxryI07E
>>378
迷うなぁ・・・
@ならシリアスAならギャグがいいけど。
382名無しさん@ピンキー:03/10/24 15:12 ID:jwuN2PHn
>>378
両方読みたいけど(特にお初モノは大好物w)、誕生日つーことで
豪勢wに、2にイピョーウ。
383名無しさん@ピンキー:03/10/24 15:26 ID:OIGZd3hP
@kibo-n

2つめの処女贈呈でもいいよんw
普段ヤりまくってるのなら。
384名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:08 ID:AQIxJ2xd
>>378
1キボン。

アスランも童貞だからカガリに捧げることにもなるな。
互いに贈呈だなぁw
アスランはハグキスエチ全てに「ごめん。だから・・・ごめん(by43話)」と
口じゃヘタレなのに体だけは動くタイプに思える。
385名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:08 ID:ies1Q7DG
エロモノは初挑戦ですが…投稿いきます。
アスカガだけど、ヤるのはイザカガです。
苦手な方はスルーお願いします。
386名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:10 ID:ies1Q7DG
気に入らない。
以前、少しは見直そうかと思ったが…やはりあいつは腰抜けだ。
あいつは俺に無いものを持っている。
だから…あいつから大切なものを奪ってやろうと心に誓い、俺は目の前にいる女を睨む。
その視線に負けじと女は、俺をキッと睨み返してきた。
気の強そうな橙色の瞳…すぐに恐怖の色に染めてやろう、と俺はまた誓った。


「ディアッカから聞いたんだが…お前がカガリを助けてくれたんだって?」
「…単なるきまぐれだ」
昔から気に入らなかったあいつ―――アスランがふいに近寄ってきて、そう言い放った。
カガリとかいう女の乗っていた、赤いストライク…なぜ庇ったのか自分でも解らない。
「それがなんだって言うんだ?」
なるべく素っ気なく言ったつもりだ。自分の頭がまだ混乱していて、余計なことは考えたくなかった。
断じてナチュラルの女を助けようと思ったわけじゃない。
それに対してアスランは、ふっと微笑む。
「いや…礼を言っておこうかと思って。あいつのことでさ」
アスランはちらりと視線を移動させた。
387名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:11 ID:ies1Q7DG
そこにはオーブの軍服を着た大男に小言を言われている少女――俺が助けたという例の女がいた。
金髪に橙色の瞳。引き締まってはいるが、細い体の線。
よくこんなナチュラルの女が戦場に出られるな、とつくづく思う。
それだけこの第3勢力は人手不足なのだろうか。
「礼を言われるようなことじゃない。だが、なぜ貴様はそんなことを言う?ディアッカは礼なんか言ってこなかったぞ」
「なんでって…あいつが大切なひ…いや、仲間だから」
そう言ったアスランの頬がかすかに上気していた。
その反応で、俺は全てを悟った様な気がした。
そして、しばらくして落ち着いた頃、行動を開始した。


「…痛いなっ!何するんだよ、礼ならさっき言ったろ!?」
俺は女――カガリを仮眠室に連れて行き、その体を壁に押しつける。
「そんなことじゃない…貴様、あの腰抜けの女なんだろ?」
そう強く言うと、カガリは顔を真っ赤に染める。
ずいぶんと分かり易い奴だ。
「なっ…女って…わ、私は別にそんな…」
カガリはしどろもどろになって否定している。
388名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:11 ID:ies1Q7DG
全く、女の考えることは理解出来ない。あの腰抜けのどこがいいのだろう?
ザフトにいた頃のあいつも女に人気があった…が、あいつは女に対してどこか一線引いてる気がしてならなかった。
婚約者であったはずのラクス・クラインに対してでさえも――。
だからあの頃、あいつは「あっちの趣味の人」じゃないか、とさえ噂されていた。
そんなあいつがナチュラルを恋人に――!?
確かに、この女は可愛い顔をしているが…ザフトにはもっと美人な女が何人もいた。
女の考えも解らないが、あいつの考えもよく解らない…。
ディアッカもそうだが…なぜナチュラルの女を選ぶのだろうか?
こいつら、実は女に惹かれて軍を抜けたんじゃないだろうか、などという考えも浮かんできてしまう。
が、とにかく俺が一番気にくわないのは、あいつに女がいることだ。
だから……奪ってやろう、力ずくでも。
「…ちょっ…だから何なんだよっ!離せってばっ…はなっ…んっ…!」
先ほどからずっと喚いていたカガリの唇を、俺は強引に自分の唇で塞いだ。
突然のことでカガリは一瞬硬直するが、すぐに抵抗を始める。
だが、所詮はナチュラルの女。俺にとっては大した抵抗ではない。
すぐに――泣かせてやる。
「…ふぁ…んっ…!お、お前…一体どういう…!」
俺はカガリを仮眠室のベッドの上に突き飛ばした。
「――痛っ!」
俺は顔をにやけさせた。
あいつから大切なものを奪ってやれる、という今の俺の状況に――。
389385:03/10/24 17:15 ID:ies1Q7DG
とりあえずはここまで。
続きは近いうちにうpしたいと思ってますので。
なんかアドバイスでもいただけると嬉しいのですが…。
390名無しさん@ピンキー:03/10/24 17:20 ID:UlzuWNlo
>>389
イイヨイイヨー

漏れ的には、このまま突っ走ったとして、オチはどうするのかな、と。
全然躊躇しない→奴隷化(?)
躊躇する→?

イザりんの心理、考えがいがあるな、という感じで。
391名無しさん@ピンキー:03/10/24 19:48 ID:PPcdKEd9
>>378
1だったらお互い初めて同士メロメロ純愛モノ、
2だったら明るいノリのアスラン逆レイープキボンしたいです。

>>385
単なる鬼畜モノ(?)にはなら無そうな心の描写が細かくてイイ!
赤くなるカガリたん(*´Д`)萌へ。遺作ガンガレ
392赦しを、君へ:03/10/24 23:35 ID:fHgWrJve
>>216-220>>277-285の続きです。

-----------------------------------------------------
 振り返ると、キラが呆然と自分を見つめていた。
「――なん、で……」
「……さあな。なんでかわからないけど、こうしたいって思ったんだ」
 カガリはクスリと笑ってみせるとキラの方に床を蹴った。手を伸ばして、キラの体を抱き
しめる。
「……ほっとけないんだよ、今のお前を」
 自分からキスをするのはやはり抵抗があったが、カガリはキラの唇に自分の唇を、かす
めるように触れさせた。それはさっきのキスに比べれば挨拶程度のものだったが、キラの
体はびくりと震えた。彼女はそのまま両腕でキラの頭を抱きしめると、ゆっくりと髪を
なでる。
「お前が今……私を必要なら――そうしても、構わない」

 キラはカガリの体を抱きかかえ、ベッドに導くと、先ほどと同じように彼女の寝かせ
その上に這った。
 違うのは、今度は彼女を押さえつけていない事。
 それでも彼女は逃げるそぶりも見せず、されるがままになっている。
 キラがその顔を覗き込むと、カガリは苦笑した。
「お前――まだ泣きそうな顔してる」
「……だって――」
「なんだよ。ほら」
 彼女は両手でキラを抱き寄せた。Tシャツの他は下着しか身につけていないカガリ
の体温が、触れたところ全てから伝わってくる。
 その温かさをもっと感じたくて、キラはカガリのTシャツをゆっくりと脱がせた。
「んっ……」
 外気に触れて、カガリの体に鳥肌が立つ。自分もスウェットの上半身を脱ぎ捨てると、
キラは彼女の引き締まった体を改めて抱きしめた。素肌が触れ合う感触に、心地よさを
感じる。
393赦しを、君へ:03/10/24 23:36 ID:fHgWrJve
 カガリは顔を赤らめて、感心したように、
「お前、体温高いなー……」
「ん……カガリだって、結構高いほうじゃない……?」
 キラよりは低い気もするが、冷たさは感じない。
 フレイの体は、いつもはじめは冷たくて――それが徐々に上気して汗ばんでいき、彼女
自身が夢中になっていくのがわかるのが楽しかった。彼女の、自分に対する拒絶を消して
いくようで。
「あったかいよ……」
 キラはカガリの体を指先で確かめる。
 首筋……鎖骨……乳房……肋骨……へそ……そして。
「んん……」
 下着の上から彼女の秘所に触れると、彼女は恥ずかしげに目を閉じる。先ほどと同じよ
うに肉芽をつまむと、口元からかすかに声が漏れた。キラはそのままそこを弄ぶ。やがて、
カガリはせつなげな息を漏らしながら太ももをすり合わせ始めた。
「あっ……ん……はぁっ……」
「……気持ちいいの?」
「……バカッ……」
 キラのからかうような言葉に、カガリは顔を真っ赤にして答える。秘所に触れられ、
感じてしまっているのをわざわざ指摘され、羞恥心がひどく刺激される。
 彼女らしい答えに、キラは小さく笑みを漏らした。
 唇で乳首をくわえると、そこは既に硬くなっていた。指先に触れる秘芯も、いつの間にか
勃起している。乳首を吸いながら、秘芯をこりこりと少し強くつまみあげると、カガリは
身をよじった。
「やぁっ、はぁん……んっ……」
 キラの指先が動くたび、彼女は快感に声をあげる。それを見て、彼はカガリが身につけて
いた、最後の布を取り去った。
「やっ……あっ……」
 カガリは一瞬抵抗しようとしたが、結局は全て脱ぐんだと気づく。ここで拒否しても
意味はない。
394赦しを、君へ:03/10/24 23:37 ID:fHgWrJve
 かわりに
「キラ……お前も、脱げよ。私ばっかりなんて、恥ずかしいんだぞ」
 恨めしげに文句を言う。その言い様にキラは苦笑して、自分も服を脱ぎ去った。
 当然のごとく、勃起したものが露出する。初めて目にするものに、カガリはキラに悟ら
れないよう小さく息を飲み込んだ。
 ――これが……男の……っていうかキラの……。
 改めて、自分がしている事がセックスなのだと突きつけられ、カガリの緊張感が高まる。
 キラが改めて彼女の上に横たわると、下腹に固くなったそれが触れた。
 ――……ど、どうしよう……私も、何かした方がいいんだろうか……。
 勃起したものが、やたらと自己主張をしてきて恥ずかしい。これが自分の中に入るんだ、
と考えて、カガリは顔を赤くする。
 キラはそんなカガリの両足の間、もはや隠すものも無くなった部分に指を伸ばした。
「あっ……やっ……そっ、そこ……」
「……もう、濡れてるよ」
 肉唇を割り開き、指先でその蜜を確かめる。彼女のそこは、充分に潤っていた。キラは
試しに、指を一本その胎内へとゆっくりと埋めていった。ひくっとカガリが息を飲み込む。
「あああぁぁ……や、やめて……」
 初めて体験する、異物が進入してくる感覚に、彼女は小さく悲鳴をあげた。ねっとりと、
熱くなった粘膜がキラの指を包み込み、彼を興奮させる。指が第二関節あたりまで入り
込むと、彼女は痛みに軽くうめいたが、キラは構わず指を完全に中へと埋没させた。
「痛い?」
「んっ……はあっ……。それほど痛くはないけど……なんだか変な感じで……苦しい。
 ……あっ、やっ、だ、だめだっ……。そんな風にしたらっ……」
 キラが胎内をかきまわすように指を動かすと、カガリは顔をしかめて背をそらし、シーツ
を引きつかむ。
 苦しげに喘ぐ姿に、キラは指を抜いた。蜜に濡れた指先で、彼女の秘芯に触れる。する
とカガリの喘ぎはすぐに、快感によるものに変わった。そのまま彼女の秘芯を弄び、胎内
の痛みの余韻が快感で塗りつぶされる頃、キラは囁いた。
395赦しを、君へ:03/10/24 23:38 ID:fHgWrJve
「――もう、大丈夫かな」
「え?」
「入れて……いい?」
 問われて彼女は、顔を赤くし目を伏せたまま、コクリと頷く。
 その答えを確認して、キラはカガリの両足を割り開くとその膝を持ち上げた。
 不安げに自分を見上げる表情から、その胸のふくらみ、体の曲線、そして濡れたカガリ
の秘所までが全て見える一瞬――キラは自分のもので、その秘唇をめくりあげた。
「力を抜いて――」
 そしてそのまま、腰をゆっくりと進めていく。
「あっ……や……な、なんか――」
 自分のものを包み込む、からみつく熱い粘膜の感触をキラは心地よく感じるが、カガリ
は指よりも遥かに大きなものが、自分の中に侵入してくるという圧迫感にうめいた。
「い――痛……ッ。……っ」
 どうしても口から漏れてしまう悲鳴を、必死でかみ殺す。
 今だけは、自分が初めてだと言う事で、気を使わせたりしたくない。
 それでも、痛みに息を呑むことや、目に涙が浮かんでしまうことまではどうにもならない。
きつく目を閉じ、ひくっひくっと痙攣するように息をするカガリをキラは愛しく見つめる。
 せめてもと思い抱きしめると、カガリはすがりつくようにキラの背に腕を回してきた。
 彼女の体内は、キラのものをきつく締め付け、先に進まれることに抵抗しているようでも
ある。しかしキラにとっては、それを割って奥に進んでいくこと自体が快感だった。
 きつく抱きしめてくる少女の腕も、それは単に苦しさのためなのだろうけれど、まるで
自分が強く求められているようで興奮を呼びおこす。
 キラは少しずつ、しかし決して力を緩めることなく、カガリの奥へと進入していった。
「……うぅっ……あ……。……くっ……」
「……んっ……。……カガリ、全部入ったよ……」
「あ……はぁぁぁあ……っ」
 カガリはその言葉に、押し殺していた息をようやく漏らす。
396赦しを、君へ:03/10/24 23:39 ID:fHgWrJve
 カガリの秘所は、キラのものを根元まで飲み込んでいた。
 熱い粘膜に包まれて、抱き合っていると、自分が全て受け入れられているようで、全て
許されているようで――キラも我知らず、深く息をついていた。
(あ……あ、キラが……私の中に……)
 カガリの体内は、キラのものでいっぱいで。体の中心を貫かれている、その存在感は
キラが動いていなくてもはっきりとしている。
 目を閉じて喘ぐカガリの額に汗の玉が浮かんでいるのに気づいて、キラは指先でそれを
拭いとった。
「カガリ……大丈夫?」
「あ……ッ、う、うん……大、丈夫……」
 溜息の声で少女は答える。
 けれど、耐えている事は確かだろう。キラは腰は動かさず、そのまま彼女の秘芯に触れた。
「えっ……あ……な、なに……んっ……」
 先ほどしたのと同じように、カガリの最も敏感な部分を弄ぶと、ひくりとカガリの体が
震える。
「あ……あぁっ……んんん……、はぁっ……うぅ、ああぁん……」
 痛みや苦しさは消えないまま、同時に湧き上がってくる快感に彼女はとまどったように
声をあげた。
 カガリの内壁も微妙にうごめき、キラの事を刺激する。
「ふうっ……あっ……んんん……んっ、はぁっ……」
 彼女の締め付けが徐々に緩んできたのを感じ、彼は少しずつ腰を動かしはじめた。
 わずかに抜き、ズッと突き込むと、カガリは声も無く背をそらす。
 深く入れたまま奥をかきまわすと、彼女は切れ切れに息を漏らした。
「あっ……はぁっ……はっ……」
「カガリの中、あったかくて……気持ちいいよ」
「うん……あっ……」
 動かれると、まるで内臓を直接かき回されるようで。苦しいのは間違いないけれど、
苦しいだけではなく、もっと別の感覚が彼女の中で生まれる。
397赦しを、君へ:03/10/24 23:40 ID:fHgWrJve
 くちゅっ、くちゅっ……。
 二人の結合部が、濡れた音を立てた。
「ふあ……ああぁぁぁっ……」
 カガリがうわ言のように声を漏らす。それは今までの、必死で抑えた声とは違って、我
知れず漏らしてしまったというような、甘いもので――。
 その声に、キラも興奮を煽られる。動きがついつい大きくなってしまうのを、もう止める
ことは出来なかった。彼女に負担をかけないようにという思考が、わきあがってくる快感に
白くかき消されていく。
「あっ……」
 自分のものを、深く奥へと打ち込むと、彼女はキラの腕の中で背をのけぞらせた。
「あっ……あっ……やぁっ……」
 彼女の膝をつかみ、両膝が胸に触れるほどに足を折りたたむ。カガリの体内がさらに
キラのものを締め付ける。
 カガリの胎内が熱く自分を刺激する感触、眉根をよせ、かたく目を閉じたその表情、
口から漏れる高い喘ぎ声――全てがキラを狂わせる。既にキラ自身も、快楽に夢中になって
いく自分を意識していなかった。
 ――もっと、もっと、もっと――。
「やぁっ……キ……キラぁっ……つよすぎ……るっ……!」
 胎内を激しく突き上げられ、耐え切れずカガリはついに悲鳴をあげる。
 けれど、彼はカガリを抉るのをやめようとはしなかった。
「キ……キラっ……まって……。あぁっ……も、もぅ……ッ!」
「カガリ――カガリ……ッ。ゴメン……もう……イクよ……ッ。うぁ、……あああああ
あ――ッ……」
 どくどくどくっ!
 キラの精が、カガリの腹に白い紋様を描いた。
398赦しを、君へ:03/10/24 23:41 ID:fHgWrJve
「うあ……あ……ふ……」
「はっ……はぁ……。うぁ……あ……」
 カガリは体をひくひくと痙攣させ、荒い息をついていた。
 体が熱くて、疲れて――。すぐには、腕一本も動かせない。
 キラが出したものが、体にかかって、非常に気持ちが悪いのだけれど。
 キラも、射精後の鈍い脱力感にとらわれ、ぐったりとカガリの横に体を横たえた。それ
でも首を回して横を見ると、彼女は目を閉じ、喘ぐように息を整えている。キラは上半身
だけを起こし、カガリの額にキスをした。そっと、慈しむように。
 それからふと我にかえり、後始末のためにティッシュを引き寄せる。下腹にねっとりと
付着したものを拭おうとすると、カガリは起き上がり、真っ赤になってティッシュを奪い
取った。
「い、いいっ。自分でするっ」
「って……あ、うん」
 素直にティッシュを渡すキラ。カガリは豪快にそれを引っ張り出し、キラの精をふき取る。
「うわー……ドロドロ」
「……終わった?」
「あ、うん……わっ? キ、キラっ?」
 カガリの肩に手をやり、抱き寄せる。びっくりしたように金色の目がキラを見つめた。
 我に返ってしまえば、少女はもうフレイに全く似ていなかった。
 フレイとの行為は、もっと扇情的で、艶かしく――そして重苦しく、切ないもので――。
 カガリに覗き込まれ、キラは言葉を探す。なんといえばいいのだろう? ありがとう、
か、それとも――。
「……カガリ、ごめん」
 ぽつりと呟くと、カガリは困ったような怒ったような表情を見せる。
「許した――って、言っただろ?」
「うん……それでも」
 言葉を探すキラの頭をカガリは抱きしめる。キラはそのぬくもりを抱き返しながら、
ぽつり、ぽつりと呟いた。
「僕は……カガリを傷つけたかったわけじゃ、ないんだ。
 さっき……アスランが来た時、正直言って、ほっとした」
 辛いことを告白するように、切れ切れに語るキラの頬にカガリは触れる。
399赦しを、君へ:03/10/24 23:42 ID:fHgWrJve
「それでもあんな風にせずにいられないほど、辛かったって――それだけ私を必要として
たって事だろう?」
「……違う。きっと僕は、全部壊してしまいたかっただけだ」

 フレイを死なせたというキラの罪。
 それを、誰も責めない。誰もが終戦という喜びに浸っている。キラの自責の念に構う
ことも無く。
 罰という形で罪を清算することも出来ないまま、彼の中で自分自身を責める気持ちだけが
膨れ上がっていく。
 そんな状態から抜け出したくて、彼は自分を無意識に、自分を傷つけようとしていたの
かもしれない。それを――死んだ少女への贖罪とするために。

「フレイは、死んだのに――それを忘れて自分だけ、終戦を喜んでいられなかった。アス
ランに殴られて……そのままカガリも僕をなじってくれれば、僕は全てを失えた。彼女は
命を失ったんだから、僕はせめてそれ以外を、全部――」
 そこまで語り、キラは唇を白くなる程かみ締める。カガリはゆっくりと答えた。
「わかってたよ、なんとなく。だけど私は、お前を、そういう風にしたくなかったんだ」
「……カガリ」
「殺されたから殺して、殺したから殺されて――そんな、憎しみの連鎖はなくさなければ
ならないって、お前も思うだろう?
 じゃあ……悲しみの連鎖はどうなんだ? そんな風に、必要ない悲しみを作り出したって
――意味はないんじゃないか?」
 不器用に、言葉を選びながら、彼女はキラに言った。
「だから――。さっき、お前をそのままにしたらダメだと思ったんだ。
 どうしても、一人にしちゃいけない、って――」
 その真摯な瞳に見据えられ、キラはうつむく。
「……。……じゃあ……どうやって……」
 ……じゃあ僕は、どうやってフレイに償えばいいんだろう……?
 キラが最後まで紡がなかった言葉を、カガリは性格に理解した。キラの髪を撫でながら、
囁く。
400赦しを、君へ:03/10/24 23:44 ID:fHgWrJve
「償うことなんて、はじめからないよ。お前は出来るだけの事をしたんだろう? だから、
今は……フレイの事を思い出して、悲しんでやれば――それだけでいいんじゃないか?」
 その囁きを受けとめながら。
 キラの目にまた、大粒の涙が溢れる。
「……フ……フレイ……。うあぁっ……も、もう……」
 嗚咽を漏らすキラの頭を、カガリは胸に抱きしめた。
 彼の涙が止まるまで。

 カガリがシャワーを浴び、服を着なおして出てくると、キラも同じように身支度を整えた
あとだった。
 カガリを見て、キラは気まずそうに立ちあがる。あまりにバツが悪そうなその表情に、
なんとなく彼女の口元に笑みが浮かぶ。
「……もう、大丈夫か?」
「うん……。その……。……ありがとう」
 言葉を選びながらキラが言う。
「ま、泣いてる子には親切にしなきゃいけないからな」
 わざと偉そうにカガリが答えると、キラもわずかに微笑んだ。
「それじゃ、私はそろそろ戻るよ。いい加減、戻らないとキサカが痺れを切らしてる」
「うん……。心配かけてごめん」
「ん、まぁ気にするなって。
 あ、だけど。お前もなるべく早めに、ラクスに会いに行った方がいいよ。きっと心配
してるから。
 ……フレイの事、ラクスにも話せばいいと思うぞ。すぐに全部は言えなくても、少し
ずつは、さ」
「……そうだね」
 キラがうなずくのを見て、カガリは安心したように笑う。
401赦しを、君へ:03/10/24 23:44 ID:fHgWrJve
 そのままひらりと手を挙げ、部屋を出ようとする彼女の腕をキラは捕らえた。カガリが
とまどったように振りかえる。
「あの――さ。
 フレイは……ヘリオポリスの学校では、いつも沢山友達が居て――。いつも皆に囲まれ
てて、楽しそうに笑ってたんだ。僕はそんな彼女が、ずっと気になってて――」
 突然そんな事を言い出したキラを、カガリはきょとんと見つめた。
 ――こいつは、一体何を言いだしたんだろう?
 彼女の戸惑いを無視して、キラは続ける。
「それが……。AAで、僕の部屋に来るようになってから……。
 彼女は、ぽつんと一人で居ることが多くなった。いつも寂しげだったり、苛々してい
て――。
 ……カガリには、そういう風になって欲しくないんだ」
 フレイの、一番魅力的な面を自分が壊してしまったようで――。
 小声で、でも強くキラが言いきると、ようやくカガリも、彼が何を心配しているかに思い当たる。
 キラは、カガリの重荷になりたくなかったし、彼女とアスランの関係を崩したくもなかった。あんな事があったあとでは、難しくても――。
「……私は、大丈夫だ」
 カガリはあえて言い切る。
 そして、笑った。
402軟弱者:03/10/25 00:00 ID:lZUZWYQ1
続きを投稿させていただきました。
相変らずの長さですみません、
読んでくださった方、ありがとうございます。

……という事で、この話は3Pもなければ陵辱もないわけで
期待して下さってた方々には、ホントに申し訳ありませんでした。

この後、もう1場面だけ書きたいのですが
エロ無しなのですが……よろしいでしょうか?
いい加減長すぎなので、邪魔なようならやめておきます。
403名無しさん@ピンキー:03/10/25 00:00 ID:pGlTw8ku
>>402
乙。
いいや、是非是非。
404ポチ@駄文職人:03/10/25 00:12 ID:tmiU8HKo
>>378ですけど
なんだか皆さん曖昧なお返事で(w

ハッキリどっちがいいか言ってくれると嬉しいです。

ちなみに@ならシリアスとギャグどちらでもも書けます。

Aはギャグになります。カガリとラクスがアスランをレイ-プ気味な内容で・・。

とりあえず明日25日お昼の12時までのリクが多い方をアスランの誕生日の29日に投下する予定です。
405名無しさん@ピンキー:03/10/25 00:30 ID:A9WA2rk8
>>402
ぜひぜひおながいします。
カガリたんヨカッター
406名無しさん@ピンキー:03/10/25 00:42 ID:0LMo7UW9
>>402
つづき読みたいです〜
407名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:05 ID:s1vOili4
>>404
 1でおながいします
408名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:20 ID:rS5MpySU
>>402
エロ悲しくて(*´Д`) ハァハァ  
続き激しくきぼーん

>>404
1でシリアスに1票
409名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:27 ID:1VImtOIC
>>404
1)でギャグ風味を希望!
410名無しさん@ピンキー:03/10/25 01:51 ID:vpWnMNOn
>402

残されたアスランにも救いが…
アスカガ修復編きぼーん

>404
1 でギャグに1票
ポチさんいつも愉しみに待ってたよ
虎キチ完結編脳内補完で終了でちょっぴしガカリ
411名無しさん@ピンキー:03/10/25 03:17 ID:GANlx+eY
>>404
2でキボンヌ。どちらでも楽しみです
412名無しさん@ピンキー:03/10/25 04:55 ID:NszYbdWn
1ギャグきぼーん
アナル処女でもいいよーん
413名無しさん@ピンキー:03/10/25 08:52 ID:UlMNj2nq
>>404
1でシリアスきぼん。
カガリたんの処女ウマー
414名無しさん@ピンキー:03/10/25 09:48 ID:nbruCyfl
1のギャグきぼんぬ。
思いっきりどたばたさせてやってください。
415名無しさん@ピンキー:03/10/25 12:13 ID:tj7AzFbP
>>402
楽しみにしてますた。乙〜
続ききぼん!!自分もアスカガがちょっと気になる。

>>404
1でシリアスかな・・・
他も気になるが。
416コジナタ:03/10/25 15:32 ID:TMQzZ6vS
気まぐれに投下してみる。
途中までだしあんまりエロくないので期待はしないでくれ。

------------------------------
「…う、いけねえ。整備しながらうっかり寝ちまった」
 コジロー・マードックは、明かりが消えてすっかり暗くなったドッグの
中で目覚めた。
「チッ、誰も起こしちゃくれねえのかよ。薄情なやつらだな」
 ぶつぶつと誰もいない空間にひとりごちながら自室に戻ろうと立ち上が
る。と、キャットウォークを人影がよぎったような気がした。
「うん? 誰かいるのか? しかしあっちは行き止まりのはず…」
 不振に思ったマードックは影の消えた通路に向かって歩き出した。AA
の駆動音だけが不気味に響くドックを抜け、普段は人気のないデッドス
ペースである通路へと入る。と、通路の行き止まりにうずくまる人影を見
つけた。
「おい、誰かいるのか?」
「!!」
 弾けるように振り返ったその人影の正体を見てマードックは絶句する。
「こ、こりゃあ…バジルール少尉じゃねえですか…」
「そ、曹長…! こ、これは……!」
 普段こんな場所になど絶対に来ないであろうその人物がひどくうろたえ
ているのを、マードックはわけがわからないといった様子で見つめていた
が、その挙動の不自然さに気付いて居心地が悪そうにぎこちなく笑いなが
ら視線をそらす。
「その……誰にも言わないで…くれ。お願いだから…」
417コジナタ-2:03/10/25 15:33 ID:TMQzZ6vS
 バジルールと呼ばれたその女性は、全開になった前合わせの上着のファ
スナーを閉じることも出来ず、震える手で必死に握りしめながら目を合わ
せようともせずに真っ赤な顔で懇願していた。そのスカートは太股が見え
るほどめくれ、ストッキングも真っ白なショーツと一緒に膝の位置までず
り下げられている。上気した肌と荒い息。マードックは確信した。彼女は
この場所で自慰にふけっていたのだ。
 マードックは考えあぐねていた。ここは見なかったふりをして立ち去る
べきか、それとも彼女の言い分を最期まで聞くべきなのか。そして彼は後
者を選んだ。
「えー…と、その、余計なお世話かも知れねえですが、いろいろストレス
が溜まってんじゃねえですか? もしよければ相手になりますぜ。…あ、
いや。変な意味じゃなくて、その…」
 いくら有能とは言え、なりゆきでこれほどまでの重責に耐えねばならな
くなったふたりの女性士官の心中を思いやり、放ってはおけないと思っ
た。と、怪訝そうにこちらを見上げているしどけない上官の姿に改めて気
付き、あわてて後ろを向く。
「あの、必要ねえなら、このまま部屋に戻りやすんでっ!」
418コジナタ-3:03/10/25 15:33 ID:TMQzZ6vS
 しばしの沈黙と気まずい空気が流れる。返事などできるわけがない、こ
のまま帰ろう、と、マードックが思いかけたその時、バジルールは消え入
るような声で重たい口を開いた。
「そばに……来てくれるか…?」
 普段からは想像も出来ないような弱々しいこえにドキリとする。ごくり
と息を飲みながら覚悟を決めて振り返ったマードックの目には、しかし
キッチリと服装を整えてしまったバジルールが膝を抱えて座っていた。少
しだけ期待していた自分を恥じながらも、マードックは言われるままに歩
み寄り、バジルールの隣に腰をおろす。
419コジナタ:03/10/25 15:35 ID:TMQzZ6vS
とりあえずここまで。
一応このままお話して終わりにするつもりはないので
適当にその辺は割愛しながら。続きはまたそのうち。
420ポチ@駄文職人:03/10/25 15:54 ID:wrGXVZrM
皆様ご意見ありがとうございました。
とりあえず@に決定しましたが、はっきりギャグかシリアスをキボンしてくれた方のみをカウントしたらギャグ&シリアスが同率だったんす(;´д`)

ということで今から本日16時半までにまた希望をお伺いしたいです。
ギャグかシリアスどちらがいいかでヨロ。
レス無し、または同率だったら私が勝手に決めてしまいます。

>>402
あまりにもアスランが哀れなので落ち込みショボンなアスランとラクスがエッチする展開きぼん・・。

>>410
ありがと〜!これからもバカップルなアスカガやシリアスなアスカガを書いていくのでお付き合い宜しくお願いします( ´∀`)
421名無しさん@ピンキー:03/10/25 16:45 ID:GANlx+eY
ギャグがいいですな〜
422名無しさん@ピンキー:03/10/25 16:48 ID:rS5MpySU
>>420
@決定!やった〜い
最近ポチさんはギャグが多かった気がするんで、久しぶりに
シリアスで(*´Д`) ハァハァしたい… 
423名無しさん@ピンキー:03/10/25 17:13 ID:oejvtGDZ
ギャグがいいけど乗り遅れた〜
締め切り過ぎてる・・・欝
424ポチ@駄文職人:03/10/25 17:34 ID:Mdg9vAZy
結局指定時間内にレス無かったので勝手にギャグにケテ-イしますた。
遅れてレスくれた方ありがd

>>422
前スレリクでアスカガ超シリアス(しかも長い)を書いてあるのでそっちを暫しお待ちを〜(; ´∀`)
425名無しさん@ピンキー:03/10/25 17:46 ID:46YNnUqC
>>419
ナタルたん(*´Д`)ハァハァ
コジナタってのは、斬新と言うか珍しいですな。
426コジナタ:03/10/25 18:16 ID:TMQzZ6vS
>>425
レスありがとうございます。
投下してからスレの雰囲気にそぐわなかったかと後悔してました。
せっかくのパロディなので可能性の追求と言いますか
ありえそうもないシチュをいかにそれらしく見せるかに挑戦してます。
それと、美女と野獣っぽいカプが好きと言う個人的な趣味です。
427名無しさん@ピンキー:03/10/25 18:49 ID:kSecFC2n
>>426
ああ、私も読んでて美女と野獣だな〜とか思ったですよ。文の流れきれいだし、エロも期待大。
貴君の挑戦を楽しみにしている( ゚д゚)ゝ
428名無しさん@ピンキー:03/10/25 21:59 ID:Uz4kGJHg
>>402
乙!近親は最近少なくなってたんで、激しく嬉しいです。
続きは得ろなくても期待してます!
>>426
今まで見た事ないカプなんで、驚きましたが、意外に、イイ(・∀・)!!
続き待ってます。
429名無しさん@ピンキー:03/10/25 23:30 ID:1TbESxeU
マードック×ナタル
よかったです。

ああ、他にはどんなカプがあるだろう…(妄想中)
430黄昏の文芸作家:03/10/26 01:53 ID:Nw2Xbwqq
>>429
大穴で…キラ×アストレイ3人娘…とか…?
431名無しさん@ピンキー:03/10/26 01:54 ID:5LhAJHps
3人一気に相手するのか。
大変だな。
432名無しさん@ピンキー:03/10/26 03:31 ID:r/BWNPPQ
砂漠の虎なら相手できるかもな。
433ID:QWNAwp88 :03/10/26 12:33 ID:TJD2txCG
脱いだ衣服を風にさらわれぬよう、岩の陰に隠す。
一糸纏わぬ身体にタオルを巻きつけ、カガリは足先で湯の温度を測った。
「うん…ちょうどいい熱さだな…」
ちゃぽん、と音を立てて湯船につかる。肩までしっかり湯につかると、岩を隔てた隣の湯船へと声を投げた。
「そっちの温度はどうだ、アスラン?」
「あ…あぁ! ちょうどいいよ」
「そ・そうか…」
ぎこちない二人の会話。戸板一枚を隔てた場所に、相手の裸身があるかと思うと二人揃って赤面してしまう。
「な・なァ…怪我、大丈夫なのか?」
左右の湯船を分かつ岩越しにカガリが尋ねてくる。
「…大した事はない。これでも、一年間軍人をやっていたんだからな」
身体に負った裂傷は、そのどれもが幸いにも軽傷であったし、カガリを庇った傷も急所は外れている。しかし、正直なところ今は歩くのも辛い。
「そうか…本当に、大丈夫なんだな?」
尚も食い下がるカガリにアスランは同じ答えを穏かな口調で返した。
「大丈夫だ」
芯の強い娘とはいえ、誘拐と言う精神の均衡を崩す大事に巻き込まれたカガリに、これ以上の負担はかけたくなかった。

既に日は沈み、空には弓の様な三日月がかかっている――



――夜が、始まった……
434ID:QWNAwp88:03/10/26 12:35 ID:TJD2txCG
美しい、夜だった。
澄んだ空気の中、まるで宝石箱を引っくり返したかの様に星が燦燦と光り輝いている。
それを、探るような眼差しで見つめながら――

「結局、誰が悪いって、ないんだよな…」
カガリが不意にポツリ、と呟いた。
「…―――あぁ、そうだな。だけど、『戦争だから』この一言で全てが解決するとは俺には思えない…特に、終戦後の世界で問われるのは『責任』だ」
二人は岩を挟み、背を向けて話し合った。満天の星空を仰ぎながら―…
「それは…そうだけど…」
「エリゴールにしたって、あいつの立場から言えば、どうしようもない事だったのかもしれない…けど、結果あいつは他者にその怒りをぶつけた。多くの人が傷ついた」
「…………」
カガリの脳裏に炎に包まれる父・ウヅミのイメージがよぎる。
胸が痛む。その切ない傷みを抱え、カガリは湯に顔を半分沈めた。
「戦争は人の命の値段を安くする……だけど、戦争だから…そんな理由で人の命を奪うことが許されるはずはない…」
無我夢中で走りぬけた戦場。
軍人とはいえ、自ら望んだ道とはいえ、十代の少年が経験するにはあまりに凄惨なその現実。戦後となって、改めてその事実がアスランの胸を苦しめる。
――殺した。この両手から溢れるだけの命を。
成すべき事。出来る事。カガリにはカガリの。キラにはキラのやるべき事がある。
そして、自分には自分の―――…
「戦争が終わって…しばらく考えたんだ。俺に出来る事。やるべき事…見つからなかった。
――でも、見つけた」
435ID:QWNAwp88:03/10/26 12:37 ID:TJD2txCG
「俺は…俺は、まだ、戦う。その決意がようやく付いた…あいつから託された、あの【ジャスティス】で――」
「た・戦うってお前!!」
「世界は未だに小規模な争いをやってる…戦争の終結を良く思わない連中も…だから、戦う。お前がオーブを再興出来るように…“あいつ”みたいな奴が…もう、Gなんかに乗らなくていい世の中を作るために――」

「――俺は、君には相応しくない…」



この先、自分の手は更に多くの血と哀しみに汚れる――…

だから、君には―――…

436ID:QWNAwp88:03/10/26 12:37 ID:TJD2txCG
「ふざけるな…」
押し殺した声。

「ふざけるなぁ!! このバカァ―――!!!」

カガリの怒声が夜の静寂を打ち破った。
「そうやって、なんでもかんでも背負い込んで!! そりゃ…お前は戦争で多くの人の命を奪ったかもしれない…その事実は変えられないし、償わなきゃならないのかもしれない……でも、わたしは認めないぞ!! そんなの! 絶対認めてなんかやるもんか!!!!」
「カガリ…」
「お前一人が犠牲になって…それで、真の平和が来たって私はちっとも嬉しくなんかないからなっ!! だって…そうじゃないか!? お前の…お前のいない世界なんてわたしは嫌だっっ!!」
ひとしきり、叫び終え、カガリは沈黙した。
「――…ごめん」
また、泣かせてしまった。相手の顔が見えなくてよかったとアスランは思う。
嗚咽を必死に堪え、カガリはなるべく平静を装って尋ねた。
「……でも、行くんだろ? お前が自分で決めた事だもんな」
――違うといってくれ…
「あぁ」
「私が行くなっていっても…行くんだろ?」
――嫌だ、行かないで!!
「あぁ…」
擦れ違う想い。
あんなに…一緒だったのに――



今は…もう、違う色。
437ID:QWNAwp88:03/10/26 12:42 ID:TJD2txCG
>>295の続きです…

前回、レス番付け忘れてました…すみません。
アスランの処遇については平にご容赦を。これからの布石なので…
皆さんの声援。大変、励みになっておりますので、感想を一言でもいいので
レスしてくれると幸いです。
438名無しさん@ピンキー:03/10/26 15:14 ID:jVF9izet
>>ID:QWNAwp88
読みますた!
いつも楽しみにしています。
温泉に三日月で(*´Д`)ハァハァなのに
なんだか鬱展開になってきましたね・・・
あぁアスラン、あんたは世界がどうこうよりカガリを守って生きてください!
439名無しさん@ピンキー:03/10/26 15:33 ID:NKU8/ztp
>>437
いつも思うんだけどアスランカコイイ!
本編より断然カコイイ(ノД`)…。
QWNAwp88様のアスランにならカガリたんあげてもいいっす。
いよいよエロかなと思うので引き続きカコイイアスランを楽しみにしております。
440コジナタ:03/10/26 23:36 ID:Wr4lPW5X
続き書けたので投下に来ました。しばらくお付き合いのほどを。

>>429-430
ミリナタとかちょっと考えたこともあります。
ナタ専です。(笑
441コジナタ-4:03/10/26 23:40 ID:Wr4lPW5X
「一体、何だってこんな…」
 マードックの至極当然な問い掛けに、バジルールは吹っ切れたのか、
淀みない声でぽつりぽつりと語り始めた。
「苛々が高じると、だめなんだ……艦橋にいる間は全て忘れていられ
るが、一人になると……歯止めが効かなくなる」
 ふう、と、溜息で一旦区切ると、またすぐに言葉を続ける。
「最初は自室で処理できたんだ。でも、そのうちそれだけでは満足で
きなくなって……居住区の空き部屋や下士官用のシャワー室で……誰
か来るんじゃないかと思うと、そのスリルが堪らなくて……」
「それで…こんなところで?」
 それまでただ黙って聞いていたマードックが遮るように口を挟む。
バジルールは答えず、肯定を示すかのように目を閉じて顔を伏せる。
「新しい刺激を見つけても、慣れてしまうとそれでは満足できなくな
って……どんどん、歯止めが効かなくなって行った。いけないことだ
と頭では分かっていても自制できないんだ……!」
憎々しげに吐き捨てた。
「へぇ、少尉みてえなお人でも人並みの性欲があるんすねえ。結構な
ことじゃねえですか」
 妙な所で感心するマードックに、バジルールは顔を上げて困惑の表
情を向ける。
「一人で抱え込むからいけねえんじゃねえですかね。何もこんなとこ
でこそこそマスかいたりしなくても、ブリッジにゃ色男がいっぱいい
るんじゃねえですか?」
442コジナタ-5:03/10/26 23:43 ID:Wr4lPW5X
「個人的な下らん理由で部下に手を出せと!? それじゃなくともっ…
…」
 激昂したようにまくし立てたかと思うと、急に勢いを無くした声が
尻すぼみになる。
「それじゃなくとも、こんな、可愛いげのない女……」
 最後まで言い切らずにまた顔を伏せてしまった。あとから溜息だけ
が力無くついてくる。
『そりゃ確かに、いつものあの調子じゃ可愛いげはねえわなあ……け
ど……』
 本音はぐっと飲み込み、今この場に相応しい言葉を模索する。沈黙
するマードックに、悟ったようにバジルールは言葉を続ける。
「……男はみんな、ラミアス艦長のような女性に惹かれるのだ。軍曹
だって……」
「何言ってんですかい!」
 彼女の中で妙な結論が導き出されてしまったことに焦ったマードッ
クは慌てて制した。
「少尉にゃ少尉の魅力ってもんがあんですよ! 比べられるもんじゃ
ねえ!」
 確かに「艦長と副長どちらが好みか」と雑談中の部下にでも問われ
れば迷わず「艦長!」と答えるだろう。あの大きな胸と少し甘えたよ
うな話し方に魅力を感じない男なんていないはずだとまで思う。しか
しそれは裏を返せば大して興味もない女性を判断する基準なんてその
程度でしかない、男の悲しい性(さが)なのだ。今自分の目の前で普
段は絶対に口にすることのない弱音を吐き、少なからず自分を頼り甘
えてくる上官にどうして心惹かれずにいられようか。否。今、目の前
にいるのは、少尉の肩書きを持つ自分の上官でも、AAという新造戦艦
の副艦長でもない、「ナタル・バジルール」と言う名の一人のか弱い
女性なのだ。
443コジナタ-6:03/10/26 23:46 ID:Wr4lPW5X
「少なくとも、今の俺にとっちゃ少尉の方が魅力的でさあ!」
 キョトンとした顔でこちらを見るナタルに、マードックは「参った
か」と言わんばかりの荒い鼻息を浴びせた。
「……ならば軍曹は、私を抱けるか?」
「へ?」
 予想外の反応に面食らう。
「いい、わかっている。お世辞や同情で返されても惨めなだけだ。気
遣いは、感謝する。ありがとう」
 少し寂しげにふっと笑うとゆっくりと立ちあがり、しっかりとした
足取りで歩き出す。その通りすぎようとするナタルの細い腕を、マー
ドックは咄嗟につかんで引き倒す。
「そんなこと言って、俺が本気になっても少尉は後悔しねえんですか
い!?」
 いともあっさりとそのたくましい腕の中におさまってしまった弱く
細い肩を力強く抱きしめながら、マードックは湧き上がる劣情と葛藤
していた。
「そういうことは、惚れた男にだけ言ってりゃいいんだ。でないと、
勘違いしちまうでしょうが」
 抱きしめた腕に自然と力が入る。と、それに答えるかのように弱々
しくもしっかりと抱き返されて、いよいよ理性の糸が弾け飛ぶのを感
じた。
「勘違いで結構だ。軍曹こそ、後悔しないのか…?」
「ここでやめちまう方が、よっぽど後悔するでしょうよ」
 照れ隠しにへへっと笑って、マードックはナタルの細腰を引き寄せ
る。
444コジナタ:03/10/26 23:49 ID:Wr4lPW5X
とりあえず本日はここまでです。
次回投下でラストまで行けるかと思います。
ありがちな展開なのでせめてエロパートだけは楽しめるように頑張ります。
445名無しさん@ピンキー:03/10/27 00:12 ID:caDPGinP
>444コジナタ氏
想像もしなかったカップリングだけど、案外紳士なマードック×自虐的なナタル萌え。
二人とも、原作からそれほど雰囲気も変わってないから入り込みやすいです。
楽しみに待ってます〜。
446名無しさん@ピンキー :03/10/27 01:17 ID:jQWscLfH
『「ラクスの敏感なところはこことこことここ。しっかり覚えて彼女を
楽しませるんだよ』」
指に絡んだ粘液を丁寧に舐め上げながら、操られるかのように言葉を紡ぐ。
そしてラクスの首筋、胸元、そして陰唇へと指をなぞる。

鮮やかな金と桃の髪が交じり合い、華奢な躰が絡まる。
一方は白陶器のように透ける肌、もう一方は豹のようなしなやかさを持ち、
窓から零れる光りに照らされ絡む姿は芸術品のようである。
互いに涎を垂らし淫らに唇を貪り、肌の温かさを求め全身を愛撫する。
「…ぁはぁ…ぅくう」
ラクスは無垢に震える金髪の少女を一方的に蹂躙し、恥辱に耐える響きを
堪能するはずであった。今立場は反転し、肢体は覆い被され、快楽に
耽溺しているのは歌姫と仰がれた自分ではないか…。
冷静な思考を余所に、長い指は金髪に、腿は程よく筋肉がついた下肢に
絡ませ、喘ぎにも似た吐息をしどけなく漏らしてしまう。
濃厚な接吻、抗う間もなく下部を弄んでいた指を胸元に差し入れられ、
堪らず背を反らせると今度は白磁のような乳房を滑らかに嘗めまわされる。
力の強弱の付け方はまるでキラそのもののようである。
447名無しさん@ピンキー :03/10/27 01:18 ID:jQWscLfH
「…ッ!!」深海色の瞳を潤わせ声を擦らせる。
「ラクスの胸、とてもきれい。髪と同じ色だ」
先端を指で跳ねられ思わず吐息を吐く。
かまわずカガリは脚間に金色の頭を埋め、花弁を丁寧に舌で愛撫する。
そして指を少しずつ挿入し、性感帯を敏感に刺激する。射精がなくても
ラクスが満足できるように。
「まるで赤子のようだな、ここもコーディネイトされたのか」
「…それは!職業がら…永久脱毛しているのですわ!生まれつきではありませんの!」
急に上肢を持ち上げ顔を真っ赤にして否定する様に、カガリは思わず
笑みを零してしまう。
「なんだ、そんな普通の女の子の表情もできるんだ」
今、カガリを支配しているのはキラに施された擬似意識なのかそれと
もカガリそのものなのか。
ラクスは自分の首にカガリの腕を絡ませて抱き寄せ、ゆっくり腰を動かした。
どちらでもいい、どちらも愛してますもの、ラクスは遠のく意識の間でそう思った。
448名無しさん@ピンキー :03/10/27 01:21 ID:jQWscLfH
クライン邸の朝は小鳥の囀りで始まる。天窓が少しずつ開き、太陽の光が
コロニーに差し込む。朝の穏やかな光が演出されているのは、管制塔の
制御のおかげである。
ラクスは目を覚ますと、隣で軽く寝息を立てる少女の金髪を指で弄ぶ。
この日の朝は若干違った。
ターン、ターン。静寂が破られ、人口の森に銃の音が響く。
「お嬢様、侵入者です!」使用人たちの悲鳴が階下から聞こえる。
ラクスはさっとベッドから離れ、裸体にネグリジェを巻きつけ、客間を離れる。。
階下では、昨日カガリを港に迎えにきた温厚そうな執事が狩猟用ライフルを
構え、侵入者に向けて慎重に弾を浴びせる。
メイドの一人は恰幅のよい体格に物をいわせ持ち上げたレーザー型機関銃を回す。
「…っ」弾をかわしつつ、戸口を塞ぐメイドの頭上を跳ね、階段をかけあがる。
「いけません、そちらは!」
コテージとはいえ、主寝室のほかに客間は数部屋ある。
ダン、ダン、と部屋の扉を荒々しく開け、捜し人を確認する。
数部屋目の扉を開けると、寝ぼけた目をこすり、カガリが起きあがるところであった。
服は…Tシャツに黒ジーンズ、それにジャケットを着れば昨日見送った時そのままである。
449名無しさん@ピンキー :03/10/27 01:22 ID:jQWscLfH
「…アスラン、おはよう、って…なんでおまえがここに?」
拍子ぬけしてアスランは呆然と突っ立つ。
「まあ、アスラン、こんな朝早くにどうなさいましたの」
寝着に幾十にもレースが施されたナイトガウンを羽織り、ラクスが音もなく
客間に入る。
「おはよう、ラクス。…あれ、昨夜一緒に寝ようっていってたのに」
「いやですわ、カガリさんたら。『語り明かそう』とおっしゃってましたのにすぐ寝入られて。
わたくし何度もカガリさんに蹴られて、早々に退散したのですわ」
昨夜の電話は自分の妄想か。いや、通信履歴は何度も確認したはずだ。
果てた声を最後に電話は一方的に切断されたのである。混乱しながらも
ベッドから少し離れた場所に包まった浅葱色のショーツが目に入る。
あの色気のない下着は…。拾い上げようと手を伸ばそうとすると、それを
制しラクスがすばやく拾い上げる。カガリの目にはピンクの残影しか
見えないほどの速さである。
「お洗濯するのを忘れておりましたわ。ちょうどよいですわ、アスランも
朝食をご一緒に。その間に高速乾燥させますから」
450名無しさん@ピンキー :03/10/27 01:24 ID:jQWscLfH
野球ネタゴルア辛いです、ポチ氏の続編楽しみにしてるので…。
お気づきかとは思いますが、ラクスは日記スレ、ガラス張りのサンルームで
360度キラの泣く様を鑑賞するラクスタンからイメージをお借りしております。
無断拝借スマソ…。
451名無しさん@ピンキー:03/10/27 02:19 ID:W6WW0ef+
攻守逆転したカガリたんも、心配しすぎてわざわざ来ちゃったアスラン、
そして何よりラクスたんの高速移動、乾燥にワラタ
日記スレって…道理でラクスたんが壊れてるわけか
何というか、普通に面白いです。続き待ってます。
452名無しさん@ピンキー:03/10/27 16:37 ID:vJWptQRs
今夜はSEED再放送第2話だ!
見れる奴ぁテレビの前で待機だ!
午前4時までな!(w
453名無しさん@ピンキー:03/10/27 18:04 ID:BdAFxK7t
>>452
今日は3時からじゃないんだな
454名無しさん@ピンキー:03/10/27 18:22 ID:jr0a5T6i
>>453
この深夜枠はかなり時間が前後しそうなので注意だ。
ビデオの週間予約で安心してたら泣きを見るぞ。
455黄昏の文芸作家:03/10/27 20:43 ID:dCk5y1jc
…福岡の俺には…無縁なお話でつ…。
456名無しさん@ピンキー:03/10/27 20:45 ID:EurhFxjU
HEY3に出てた平川地一丁目の弟の方、カガリそっくりじゃね?
457名無しさん@ピンキ−:03/10/27 21:31 ID:k2QA6eHt
漏れの脳内では
山田孝之←アスラン
矢口真里←カガリ

が似てるなぁ〜と思ってみたり・・・
458ID:QWNAwp88:03/10/28 00:20 ID:ZAgldirY
――あれから、二人は口を利かなかった。

無言のまま、焚き火を見つめ、アスランが呟く。
「もう、寝よう…」
その瞳から視線をそらし、カガリも答えた。
「あぁ…」
最悪だった。どうして、こうなってしまったのだろう――?
シーツを身体に巻きつけ、カガリは考える。
――いつも寂しげな彼の背中。
求めるのはいつだって自分だった。自分がストライクルージュで出撃するといったあの時も、内心、抱いていた不安を鎮めるために抱いてくれた。キス、してくれた。
戦争が終結したあの時も、父を…目の前で無くしたばかりだったというのに…笑顔で。
「ちょっとは甘えろよな…」
小さな声で言ってみる。手を伸ばせば届く距離。カガリはその白く細い手を伸ばし、彼の背中にぴったりと身体を重ねた。
「カ・カガリ!?」
突然の事に、動揺するアスランの身体に回したその腕に力を込める。
「振り向くな! …いいから、そのまま……」
頬が高潮する。恥ずかしくて、顔なんて見れない。
「あ・あのな…さっきは、ごめん。言い過ぎた。お前の出した結論なのに…」
「いや、いいんだ…こっちこそ、ごめん」
――いつだって、自分の事は二の次で……何もかも一人で背負い込んで…
「お前…わたしは独りじゃないって言ってくれたよな…」
「――…」
薬の作用で朦朧とする意識の中にさした光。それは――…
「あれ、お前にそのまま返す…お前も、独りじゃない。わたしが、いる…それを、忘れるな」
「カガリ…」
溜まらなくなって来る。健気に自分を癒そうとする彼女が。抑えていた気持ちが吹き出しそうになる。
「だから、一人で抱え込むな…」
カガリのその一言を合図に、アスランは勢いよく振り向き、その身体に自らを沈めた。
華奢なその身体が折れるほどに強く抱きしめる。胸に顔をうずめて、きつく目をつむる。
459ID:QWNAwp88:03/10/28 00:21 ID:ZAgldirY
「ア・アスラン…!?」

「ごめん…カガリ」
精神の均衡を崩したのに呼応して、肉体までもが反応する。身体の震えが止まらない。
限界だった。気持ちを抑えられなかった自分がひどく情けない存在に思えてくる。
「…よし、よし。大丈夫だ」
ひどく、彼女に不安を与えてしまったろうというアスランの危惧とは反対に、カガリの反応は穏かなものだった。まるで、泣いた子供をあやす母親の様に優しく抱いてやる。
「言ったろ? お前は一人じゃないって…だから、気にすんな」
豊満な胸の感触と頭上から投げかけられる優しい言葉が張り詰めた神経をゆっくりと解きほぐしていく…自分には、こんな抱き方は出来ない。
寂しさに汚れた腕でしか――それ以外の何かを知らないから――…
460ID:QWNAwp88:03/10/28 00:22 ID:ZAgldirY
戦う事に迷いなんてなかった。
母が狂気の炎に包まれたことを知ったその時から。それでも、人を傷つける矛盾に苦しみながら――…
目を背けていた。自身もまた、悲しみを生む存在となっている事に。


そんな…心の淀みを晴らしてくれたのが君だった。


ゆっくりと、覆い被さるようにして彼の顔が近づいてくる。
背後には、満天の星空。その表情は…笑顔。よかったと、カガリは思う。
――愛してるなんて言葉はいらない。
ただ…気持ちがつながっているという『証し』が欲しいだけ。
「ん! あす…んっ…んん…らぁ…………ぁん…」
唇を重ねる。いつもとは違う、貪る様な口づけ。
互いの舌が複雑に絡み合う。

白く、糸を引いて離れる。
「――はぁ……」
互いの口から息が漏れた。紅潮した相手の肌に、顔を見合わせて笑う。
そして――…再び口付けを交わす。
何度も。何度も。
461ID:QWNAwp88:03/10/28 00:29 ID:ZAgldirY
>>436の続きをお届けします…
なんか、中途半端なところで終わってますね…次回はエロ長めで出せるようにします。
それと、苦肉の策で使い始めた歌詞の引用。
思った以上に使い勝手がよく、頼ってる傾向にあるのでここも戒めねば――!!
精進しますので、どうか感想の程…宜しく。
462名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:44 ID:jWByEbm3
職人さん乙です!
久々に来たらコジナタやらアスカガの続きがきていて萌えますた。
がんがってください!
463名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:49 ID:xemCARFP
鷹、日本一記念で一気に書いたフラマリュ落とします!
実は南極の強姦なフラマリュ絵に萌えて浮かんだんだけど。

一応、まだ恋人じゃない2人です。
464名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:52 ID:xemCARFP
《オーブにて…》


「やめて下さい、少佐」
デスクに顔を伏せたまま、マリューが言う。
「セクハラです」
「え、そう?」
訳が分からないような、フラガの声。
そんなふうに優しくしないで欲しいとマリューは思う。
いくらフラガの方が年上だとはいえ、艦長として上の立場に居るのは
マリューなのだ。上官としてしっかりしていなければいけないのに…
泣いてしまいそうになる。
「セクハラってのはさあ…」
そんなマリューの想いとは裏腹に、フラガはニヤッと笑うとマリュー
の背骨のラインを上に向かって指をつつっ、と滑らせる。
「きゃあっ!」
マリューは驚いて顔を上げ、フラガの方に向き直る。
「お、可愛い声♪」
おどけたようなフラガの表情がそこにあった。
「…セクハラってさーあ…こういう、多少なりともやましい気持ちで
するものでしょ?」
465名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:55 ID:xemCARFP

「…少佐、冗談が過ぎます」
そう言ってマリューがキッと睨みつけるが、フラガはまるで意に介し
ていない様子だった。
「心外だなあ、って思ってさ。俺は艦長のこと、他人事とは思えない
から…」
「…え…」
そう言いながらゆっくりと近付いてくるフラガを見て、マリューは戸
惑いながら無意識に後退っていた。
「少しでも気持ちが楽になればいいな、って思ってるんだけど?」
フラガはそんなふうに言って、至近距離でマリューの顔を見下ろす。
「…いい加減にして下さい…ふざけるのも大概にっ…―――」
マリューはそんなフラガから目を逸らさず、振り絞るような声で言い
放った。
「今度は大声でセクハラですー!って叫んでみる?」
フラガはそう言ってデスク上のマリューの手を掴むと、それを素早く
背中に回す。
「あ…!」
驚いてもう一方の手でフラガを頬を打とうとするマリューだが、易々
と避けられて両手共々背中で一まとめにされてしまった。
466名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:59 ID:xemCARFP

「しょ…少佐、悪い冗談はもうやめて下さい…。こんなことをして、
ただで済むとでも…」
震える声で言うマリューにフラガは覆い被さり、耳元に唇を寄せる。
「…冗談なんかじゃないんですよ、艦長」
その囁きにマリューは背筋がぞくっとなって、抑えていたはずの自分
の中の『女』が目覚めるのを感じた。
「俺はいつだって命がけですよ…?よくご存知でしょ」
そう言いながら、フラガの手がマリューの軍服を脱がせてゆく。
タイトな軍服から開放された胸の、その形がくっきりとあらわになっ
て、フラガは吸い寄せられるように手を伸ばした。
「あ…もうやめて…」
マリューは力なく言った。今にも自分が崩れてしまいそうなのが分か
った。すべてをこの男に委ねてしまいたい、という想いが頭をかすめ
る。しかし、それは出来ない、と思い直す。自分はアークエンジェル
の艦長なのだ。
「ここまで来て、やめる男なんかいませんぜ?」
「あぅ…」
すくい上げるように胸を揉まれ、マリューが喘ぐ。
フラガはマリューをデスクの上にゆっくりと押し倒しながら、少しず
つ唇を滑らせいった。
467名無しさん@ピンキー:03/10/28 01:03 ID:xemCARFP

鎖骨のあたりでフラガが白い肌を強く吸い上げると、マリューの身体
が反り返る。
「…はぁん…!」
「気持ちいい…?」
マリューはそんな自分の淫らな声に戸惑う。フラガに楽しそうに尋ね
られるが、力なく首を横に振るのが精一杯だった。
「そう…?」
フラガが少し不服そうにマリューのシャツを引き上げると、真っ白な
ブラジャーがあらわになる。
「だめよ、そんなっ…」
両腕ごと抑え込まれている為、マリューは口でそう訴えるしかすべが
ない。しかし、フラガは素早くマリューの背に手を回してブラジャーの
ホックを外すと、緩められた隙間に手を入れて胸に直接触れた。
「あ…ああ…っ!く…ぅん…」
乳首を弄ばれ、マリューの身体が熱くなりはじめる。
「…やっぱ、俺の手でも納まりきらねえな…このおっぱい」
「ひ…ぁ…あん!」
フラガがそう言いながら胸を揉みしだき乳首を吸うと、マリューは嬌
声を上げた。その反応を見て、フラガは楽しげに舌で乳首を転がす。
「あ…う…うっ、いやぁ…っ…」
468名無しさん@ピンキー:03/10/28 01:06 ID:xemCARFP
マリューの身体がブルッと震え、何かを振り払うように何度も首を振
っていた。瞳に滲む…涙。それを目にし、フラガの心に迷いが生じる。
「いやなの?気持ち良さそうだけど…やめる?」
フラガがそう尋ねると、マリューの瞳がゆっくりと開かれた。
「…少佐…っ、今なら無かった事にします…だから、もう…っ」
振り絞るように、毅然とした声でマリューが言った。しかし、その言
葉を聞いたフラガから、一瞬で迷いが一掃される。
「へえ…?それで俺にされたことは、艦長の記憶から消去されるって
わけ?」
「…しょ、少佐…?」
乳房を掴む手に力が込められたような気がして、マリューはフラガの
表情を読もうとする。
「残酷な女性だな…艦長は…」
「え…」
フラガの瞳に悲しげな影が落ちる…が、戸惑う間も無くスカートをた
くし上げられ、タイツごと下着を太ももまで下げられた。
「いやあ!!」
「……濡れてる…な」
「あ…っ…」
フラガの指が、確かめるようにマリューの秘部に触れる。
469名無しさん@ピンキー:03/10/28 01:09 ID:xemCARFP

「…どうして…?少佐…」
マリューはここまでされても未だ、フラガの突然の行為が信じられな
かった。ふざけてた言葉を吐いていても、こんなふうに女性の尊厳を
軽んじるような事をするような男性ではないはずなのに。
「言ったでしょ?俺は…艦長を楽にしてやりたいんだ。たまには只の
女に戻ってみても…いいんじゃない?」
フラガはそう言いながら、自らの肉棒をマリューに見せつけるかのよ
うに晒した。
「あ…ああ…」
マリューの身体から力が抜ける。フラガはマリューの下着とタイツを
足首まで下ろすと膝を開いて持ち上げ、自分の身体を入れる。
「俺が信じられないなら…自艦のMA乗りの…性欲処理を手伝った、
とでも思ってりゃあいいでしょ」
そんな言葉と共にフラガはマリューの秘部に性器を押し当て…挿入し
た。
「あ…あ…ああん!」
内壁を擦りつけながら押し進められていく感覚に、マリューはどうし
ようもなく夢中になってしまっていた。こんな酷い行為なのに、快感
が全身を貫いている。
自分が只の女であると自覚させられて…涙が溢れてきた…―――。
「…マリュー…」
そんな優しい声が耳に届いたと同時に、マリューは意識を離した…。

おしまい。
470_| ̄|○:03/10/28 01:13 ID:xemCARFP
雑なわりに、思ったより長くなってた…スマソ。
修行してきます…。
471ポチ@駄文職人:03/10/28 01:16 ID:VruPKvsb
「終わったんだな」

「・・ああ、終わったな」

そう言うと琥珀色の瞳からポロポロと涙が落ちる

「・・カガリ」

アスランは俯き泣き続ける彼女をそっと引き寄せるとキラキラ光る金色の髪に顔を埋め包み込むように言葉をかける。

「終わりだけど、終わりじゃない。また始まりがある、だから泣くな」

「・・ひっく、その時が来るまで・・あと何年、何十年かかるかわからないんだぞ」

「何年、何十年でもカガリと共に待つよ。」

「・・アスラン?」

涙でびしょ濡れな顔を上げると優く微笑んでいるアスランの顔が映る。
472ポチ@駄文職人:03/10/28 01:18 ID:SfaROE+K
「結婚しよう、カガリ」

「・・アス・・ラン」

突然のプロポ−ズに驚きの表情でアスランを見る。

「結婚して、いつか来るその時を共に迎えよう・・俺達の家族と共に、な」

そう告げ涙で濡れた唇にキスをするとカガリは更に涙をこぼすが、その顔は喜びに満ちていた。

「アスラン、愛してる!」

「俺も愛してるよ、カガリ」

そうしてまた二人は身体を重ねた・・・いつ訪れるかわからないその時を待ちながら・・


END
473名無しさん@ピンキー:03/10/28 01:20 ID:FV+mLHXM
>>471-472
その二人の後ろでは、TVの中で王さんが胴上げされてるんでつなw
474ポチ@駄文職人:03/10/28 01:21 ID:otMgLspz
↑すまそ、漏れも勢いで書いてもた。これぐらいは許してくれい(;´д`)

>ID:QWNAwp88
アスカガ最高っす!なんていうか周りの情景を現す言葉が上手いな〜と思います。私はそれ苦手なので勉強になります。
続きを楽しみに待ちしております( ´∀`)


ところで誕生日記念SSまだ書けてない!はたして間に合うのか!?頑張れ自分w
475黄昏の文芸作家:03/10/28 01:29 ID:BUYVStYC
みんな…乙…。俺も…>>247の続きコソーリ投下して…落ちるよ…。

「交渉にMSはいらない、ってね…何かさ、バスターに乗ってた頃が懐かしいわ、俺」
「ついこの間の出来事だったのにな…俺もイージスとジャスティスは2機とも自爆させた
から、もう乗ろうにも乗れないが…」
「いつまでも女々しい奴らだな…MSに乗りたきゃ労働用のジンかゲイツで我慢しろ」
 会議を終え、トボトボとプラントの街中を歩く3人。ディアッカの一言がきっかけと
なり、かつて赤服として戦っていた頃が思い起こされる…。
「ニコル、ラスティ、ミゲル…みんな良い奴らだったよなぁ」
「ニコル達も…プラントの平和のために戦って散った。悲しい事だが、あれが戦争だったんだな」
 故人を偲ぶ2人…無論、イザークとて仲間を失った悲しみは今でも忘れない。
特にニコルが殉職した際の彼の激昂ぶりは鬼気迫るものがあった…口や態度では示さない
けれども、イザークはイザークなりに人を慈しむ心を持っている。ただ、不器用なだけで…。
「ディアッカのバスターは…まだ倉庫か?」
「あぁ、今の所は終戦ってことで修理のメドはたってないってさ…おかげで俺、廃業よ〜?」
「その分、彼女と一緒に過ごせるじゃないか」
「あん? そりゃ、おたくも同じだろ?」
「ま、まぁ…な…ハハ」
 いつの間にか仲良くなってしまったディアッカとアスランだが、イザークはイマイチこの
ノリについていけない。特に恋人関連の話になると全く反応できなくなってしまう。
 いわゆる戦闘バカだったイザークにとっては、そもそも恋愛云々とは無縁だったのだ。
確かに今思えば、何名かの令嬢とのお見合いや婚約の話もあったが断ってきた。それも
全てプラントを守る戦士として、チャラチャラしてはいけない…という彼なりの信念だった
のである(その割りに以前、アスランとラクスが婚約した際にイチャモンをつけたが…)。
「(コイツ等に合わせるというワケではないが…俺もそろそろ身を固めるべきなのか…?)」
476黄昏の文芸作家:03/10/28 01:30 ID:BUYVStYC
「どした、イザーク? 急に黙りこんじゃってさ」
「晩飯を考えていただけだ…気にするな」
 相変わらずイザークはディアッカをはぐらかすのがうまい。が、当のディアッカも
イザークの本心が何なのかくらいは検討がつく。わざと相槌を打ってやるのが筋という
ものだろう。そこで、別の話題を一つ…。
「そういやさぁ…お前のデュエル…どうなったのよ? 発見された時は腰から下が
ブッ飛んでて、腕とかも?げてたって言うじゃん」
「バスターと同じで同じで倉庫行きだ…最も、その後は知らんがな」
 事実、イザークはここ最近忙しくてデュエルのことなどすっかり忘れていた。
いや、もしかすると忘れようとしていたのかもしれない。半年以上も共に戦ってきた機体、
アサルトシュラウド・アサルトパンツァー・アサルトインバネス…3度の改修を重ねた
愛機である。けれど、もうこの世界にMSは必要ないのだ。
「(これからの時代に…G…ガンダムは…存在してはならない)」
 地球軍との戦いでイザークも成長した。これもフレイの存在が大きいだろう。
今の彼には帰りを待ってくれている者がいる…それで十分ではないか。
「じゃあな」
「イザーク、たまにはお前も地球に来いよ」
「フン…気が向いた時にな」
 地球へのシャトルへと向かう2人…憎まれ口を叩きながらも、どこか寂しげなイザーク。
いつかまた、自分も地球へ行こう。そして彼女の故郷へと行ってみよう。いつかは分からないけれど…。
「あぁ…気が向いたら…いつか、な」
477黄昏の文芸作家:03/10/28 01:38 ID:BUYVStYC
「帰ったぞ」
「おかえりなさい、イザーク」
 プラントの屋内照明が翳り始めた頃、イザークは帰宅した。堅苦しい議会服を玄関で
待っていたフレイに渡し、まじまじと彼女を見つめ…。
「…どうしたの?」
「いや、帰った時に出迎えてくれる奴がいるというのは…嬉しいことだ、と思ってな」
「フフ、そう?」
「…あぁ」

 あっという間に夕食終了。風呂にも入ったし、今日もらった書類にも目を通した。
時計の針も午前1時を回り、骨董品のチェックも終わった。残るは…。
「子供は寝る時間だ」
「イザークだって子供じゃない」
「俺はもう成人だぞ…つまりは大人だ。大人は夜更かししてもいいって…知ってたか?」
「イザークの夜更かしって…厭らしいことばかりじゃない」
 1つのベッドに横たわる2人…どちらも衣服は身に付けておらず、タオルケットをその
身に重ねている程度だった。大抵はイザークがフレイに少し意地悪く何か卑猥な
言葉を囁きながら…という展開なのだが、今夜は少し違う。イザークの方から「寝る時間だ」と
言ってきた。つまり、今夜はおあずけ…ということなのだろうか?
「(イザーク…疲れてるのかしら)」
「…何だ?」
「…今日は…しないのかな…って」
「そうだな…俺の質問に答えたら…してやるよ」
 突拍子もなく子供っぽい発言をするイザークに、フレイも思わずキョトンとなる。
「…フレイ、オーブに帰りたいか?」
「え…ッ?」
「行ってみないか? あの時は少ししか滞在できなかったが…お前の故郷を…もっと見ておきたい」
 つまりはイザーク2人で旅行に行かないか、と遠回しに行っているのである。無論、
フレイとしても前回オーブに戻った時は嫌な思い出しかなかった。でも、今は…。
「ど、どうなんだ、フレイ!?」
「そうね…イザークがそういうこと言ってくれるっのって…ちょっと嬉しい…」
478黄昏の文芸作家:03/10/28 01:42 ID:BUYVStYC
旅行…俺も行きたいなぁ…と思いつつ、寝るよ…。
479名無しさん@ピンキー:03/10/28 11:26 ID:0QbZSKOU
なんと神の多いスレだろう、と改めて思う。
480名無しさん@ピンキー:03/10/28 18:52 ID:pnsy03aa
>>479
ホントだな〜
来てみたら神がいっぱい光臨
シテタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
481名無しさん@ピンキー:03/10/28 20:10 ID:kafm3U5+
>>479
 禿同!神たちよ萌え投下ありがとう!!

>>464-469
 イイ…(´д`;)
 ほんのり魔乳さんも合意の上でのレイープ・・萌!!

482名無しさん@ピンキー:03/10/28 21:02 ID:qGISh7u4
最近ありもしない妄想の51話を執筆中。後日談なんだけど、エロがないし、
ちょいと同人臭いので、ここには投下できない…。
かいててフラマリュがとっても好きだった自分をハケーン。
483名無しさん@ピンキー:03/10/28 22:16 ID:y5JA+8a4
>>464-469
館長SSないな〜と思ってたら…
マリューキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

484名無しさん@ピンキー:03/10/28 22:38 ID:PlvQn4eb
ID:QWNAwp88さんの続きキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
ホント楽しみにしてます。
アスランもカッコいいけどカガリも健気でかわいい!!
いよいよエロか(*´Д`)ハァハァ

>>464-470
乙!ムウマリュ切ないな〜
本編のキャラ壊れてなくて(・∀・)イイ!!
(*´Д`)ハァハァしてしまいました。大人組はいいですな。
485名無しさん@ピンキー :03/10/28 22:51 ID:gJiC7BJn
大人カッポー大作続きですな(*´∀`) ハアハア
正直コジナタ最初ウヲエップしてしまったが、何度も読み返すとイイ…。
そういえば現実では見まわすと自分よりチビデブ禿なやつがなんでこんな
かわいいくてしっかりした嫁もらってんだ、ゴルアだもんな(ノД`)
ナタルタンのお相手は軽薄そうなパイロット連中より整備士がイイヨ…。
486名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:22 ID:mOuwlQz+
おーい、マードックはいい男だぞw
ヤシも髭を剃って、身なりを小綺麗にすれば、それなりになるのかもしれん。
でもそれだとマードックじゃないか_| ̄|○
487名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:25 ID:NcIL+crp
フラマリュが好きだ!
ナタルも好きだ!

なぜかフラガは脳内に声優がいるらしく
SS読みながら声変換できている(w
488名無しさん@ピンキー:03/10/28 23:26 ID:OiGQvEmu
こんだけネ申が多いと、やはり個々に好きなネ申が出てくるみたいだな。
唯一神でないところが、このスレのいいとこだよな…
このスレにおはします神々の皆様、がんがってください。
489名無しさん@ピンキー:03/10/29 00:00 ID:5mexl0J9
ムウマリュ(゚∀゚)イイ!
本編が本編だけにこの2人には何時も切なさが漂う。
490ポチ@駄文職人:03/10/29 00:22 ID:GCNy1l0g
アスラン誕生日おめでとう!(●^ο^●)
記念SS投下して宜しいか?しかも無駄に長いくなってもうた・・1時くらいから投下すれば邪魔にならんかな?
491ポチ@駄文職人:03/10/29 01:10 ID:mdKtsaMZ
戦争が終結して私、カガリ・ユラ・アスハとアスラン・ザラは地球で戦後復旧に務めていた。

「オ−ブの復旧にはまだまだ時間がかかりそうだな」

窓の外の荒れた廃墟を見て溜め息をつく少女

「そうだな、だが諦めず頑張ろう。カガリ」

窓から差し込む明かりでキラキラと輝く金髪を撫で優しく微笑む

「うん、ありがとう。アスラン」

翡翠色の瞳に見つめられカガリはドキドキと胸を高鳴らせる。

「・・アスラン」

「・・カガリ」

2人は自然と見つめ合い互いの唇を近付けキスをする。

チュッ

「・・じゃあ仕事に戻るよ」
492ポチ@駄文職人:03/10/29 01:12 ID:JEv2j4s8
触れるだけの口付けを交わすとその場を離れるアスランにカガリは残念そうに瞳を伏せるが気を遣わせまいと笑顔で見送った。

アスランが居なくなって1人、部屋の壁に持たれ掛かり先程のキスの余韻に浸るかのように指で唇に触れる。

「・・はぁ、明後日アスランに何をプレゼントしようかなぁ」

明後日、10月29日はアスラン・ザラの誕生日。カガリは愛する人の為に何をしたらいいか頭を悩ませていた。

恋人としてはまだ付き合いが浅く彼が何が好きか何を贈れば喜ぶかカガリには分からないでいた。
493ポチ@駄文職人:03/10/29 01:14 ID:TSBQLew1
(私って結局アスランのことまだ何も知らないんだな)

そう思いカガリはションボリとうなだれる。

(そうだ!あいつらに聞けばアスランの好きな物がわかるかも!)

カガリは思い立ち通信機を起動させた。

まずはアスランの親友キラ・ヤマト

『え、アスランが好きな物?・・そういえば僕のお母さんが作ったロ−ルキャベツが好きだったなぁ』

「そっか!ありがとう!キラ!」

(アスランに私の手料理を食べて貰うのもいいな)

次はアスランの元婚約者ラクス・クライン
494ポチ@駄文職人:03/10/29 01:16 ID:DvN5IvUK
『アスランがお好きな物ですか?そうですわね・・物ではありませんが、アスランはお昼寝がお好きでしたわ』

「昼寝?」

『ええ、アスランは私に会いに来て下さった時はいつもお庭でお昼寝をしてましたの』

懐かしそうに微笑むラクスにカガリはなんだか悲しくなってきた。

(アスラン・・お前って奴は本当にバカだな・・)

これじゃ婚約破談になるのは当たり前だと思いつつ私の膝枕で寝かせとやるのもいいかもなと思った。

次はザフトの戦友ディアッカ・エルスマン
495ポチ@駄文職人:03/10/29 01:19 ID:RfWI6FUo
『う〜ん、オレはアスランと仲が良かった訳じゃないからなぁ・・あっ!でも女からのプレゼントで男なら誰しも喜ぶものならあるぜ!』

「本当か!?頼む!教えてくれ!」

身を乗り出すカガリにニヤリと微笑む

『それはな・・・』

「うん・・」

ディアッカの言葉を聞き終わるとカガリは耳まで真っ赤にさせ動揺した。

『っていうか、お前らもう済んでんじゃねぇの?』

「ばっ、バカ!そんなことしてる訳ないだろ!」

本当はしたいんだけどと思いつつ必死に否定する。

『じゃあ、丁度いいじゃん』
496ポチ@駄文職人:03/10/29 01:22 ID:3ynE0rLG
「・・そ、そうだな。アスランが喜んでくれるなら」

モジモジと嬉しそうに話すと一抹の不安がよぎる。

「なぁ・・その時、私はあいつに何をしてあげればいいんだ?」

プレゼントなのだから自分も何かしなければと考え込む。

『オレがテキスト送ってやるからそれ見て勉強しろよ』

意味有りげな笑みを浮かべそう話すとカガリは素直に従った。

「うん、わかった!ありがとう、ディアッカ」

そして次の日、ディアッカから小包が届く

「ディアッカから?何だろう。」
497ポチ@駄文職人:03/10/29 01:24 ID:0CWTEonW
アスランはカガリの仕事部屋にあったソレを発見し封を開けようとする。

ガチャ

「あっ!アスラン!!」

ディアッカからの小包を開けようとしているアスランにカガリは2ゲットズサ−のAAのごとくそれを阻止しようと飛び込んだ。

「カ、カガリ!?」

あまりの勢いに唖然とするアスランから小包を奪い取る。

「ハァハァ・・こ、これは私宛だろ?勝手に開けるなよ」

「す、すまないカガリ」

動揺しながらもツンと口を尖らせ抗議するとアスランは素直に謝る。

「じゃっ!私は忙しいからまたな!」
498ポチ@駄文職人:03/10/29 01:28 ID:O0LKGQSl
そう言い残し部屋を出たカガリを見送りアスランはさっきの小包の中身が何だったのかが気になった。

(ディアッカからカガリ宛・・一体中身は何だったんだ?)

暫く1人で考えてハッとする。

(ま、まさか俺の恥ずかしい写真じゃあるまいな!?)

真面目一直線で生きてきたアスランにとって恥ずかしいこと・・・

それは地球で初めて出会ったカガリの下着姿と下乳を思い出し自分を慰めていたことだった。

(あんな姿を見られたら俺は・・・)

カガリが軽蔑の眼差しを向ける光景が目に浮かびアスランは青冷めた。
499ポチ@駄文職人:03/10/29 01:30 ID:JJrvCO79
「くっ!ディアッカからの小包回収にアスラン・ザラ、出る!!」

そう言うとアスランは急いでカガリを探しに部屋を飛び出した。

その頃、カガリは・・

自室でゴソゴソと小包の中身を取り出し、それを見て絶句する。

それは所謂エロ本であった。

(ディアッカの奴!テキストってただのエッチな本じゃないか!)

心の中でそう思いつつ実は興味津々なカガリはパラパラと捲ってみた。

「きゃああぁぁっ!!」

アスハ邸にカガリの叫び声が響き渡る。

あまりの衝撃にバサリと本を落とし顔を真っ赤に染めた。
500ポチ@駄文職人:03/10/29 01:33 ID:0R5y5tna
その本の中には全裸の男性と女性が抱き合い性器を結合させたり男性のモノを咥える女性の姿が掲載されていた。しかも完全無修正である。

(エッチってこんなに生々しいことをするのか!)

アスランと私がこんな・・そんなことを想像していたらカガリは体中が燃えるように熱くなった。

その頃・・

「今の叫び声はカガリ!?」

(まさかアレを見てしまったのでは・・)

アスランは急いでカガリの声が聞こえた部屋をノックする。

「カガリ、俺だ!開けてくれ!」

「アスラン!?」
501ポチ@駄文職人:03/10/29 01:37 ID:St6hiM74
突如聞こえたアスランの声に慌ててエロ本を隠しゆっくり扉を開ける。

「はぁはぁ・・カガリ」

走って来たアスランは薄く汗を滲ませ呼吸を荒くし翡翠色の瞳を細めている。





つづく
502ポチ@駄文職人:03/10/29 01:42 ID:St6hiM74
変な所で終わってしもてスマソ。やっぱり長いのであと2回に分けて投下します(;´д`)


最近217氏来ないですね。寂しいよ〜待ってますよ〜( ´∀`)ノ
503名無しさん@ピンキー:03/10/29 01:58 ID:rd5G6U5v
ポチ様キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!
必死なアスランウケタw
504名無しさん@ピンキー:03/10/29 02:25 ID:96TzQjw6
長い話で一行あけだとちょっと…
それって、なにかの仕様ですか?
ここの職人さんは一行あけの人多いような気がする。
505名無しさん@ピンキー:03/10/29 02:32 ID:PF2BvdDL
>ポチ様
   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒( ・∀・) わくわく  
     `ヽ_つ ⊂ノ
続きを――っ 
506名無しさん@ピンキー:03/10/29 02:38 ID:O9DKOW7p
>>504
そうか?そんなにいないと思うけど。
たぶん携帯投下だと書き込む量少ないから、読みやすくするため一行あけてるだけだと思う。
507名無しさん@ピンキー:03/10/29 03:15 ID:TqKSHbcz
>>ポチ氏
誕生日祝うのハヤッ!(゚∀゚)
ウブなカガリたん最高萌えです。
虎の応援の時といい、相変わらず下らんことに必死すぎる
ポチ氏のアスランが大好きです。は、はやく続きを・・・!ハァハァ

俺も便乗してアスラン誕生日おめと言っとこう
508名無しさん@ピンキー:03/10/29 03:15 ID:96TzQjw6
全体のSSに対する携帯で投下されてる割り合いが多いと言う事なのかな。
自分が出入りしているスレでは効果としてやっている以外の
一行あけの作品をほとんど見ないから、なんだろなーと思っちゃったんだ。
509ポチ@駄文職人:03/10/29 06:57 ID:diuC0V1V
>>491-501のつづき

その姿が自分の上に被さりエッチな行為をしているアスランを連想させカガリは頬を染め身体を震わせた。

「・・カガリ?」

その様子にまさか本当にアレを見てしまったのかと不安げにカガリの顔を覗き込む。

「アスランのエッチ!」

「!!!!!!!」

近付いてくる顔にカガリは恥ずかしくなり声を上げるとバタンと扉を閉じた。

(どうしよう・・アスランとあんなこと出来るかな)

ドキドキと高鳴る動悸を抑え再びエロ本を手に取りカガリは決心する。

(アスランに喜んでもらうためだ!頑張るぞ!)

エロ本を持つ手に気合いを入れ本を読み始めるカガリであった。
510ポチ@駄文職人:03/10/29 07:02 ID:0CWTEonW
「・・・・・・」

1人ポツンと廊下に残されたアスランの頭の中に先程のカガリの言葉がエコ−する。

アスランのエッチ!

「・・・終わったな」

呟きガックリ肩を落とすとフラフラと自室に戻って行った。

一方、カガリは夜になるまでエロ本片手に熱心に勉強していた。

そしてパタンと本を閉じると勢いよく立ち上がる。

「よし、大丈夫だ!アスランの誕生日プレゼントの計画と段取りは完璧だ!」

作戦開始時刻は10月29日0時丁度、アスランの寝室に突入。

(そして私はアスランのモノに・・・)

その時のことを想像しカガリは真っ赤になりながら準備のため浴室に向かった。
511ポチ@駄文職人:03/10/29 07:05 ID:iKTHHx4i
その頃アスランは1人自室のベッドで枕を濡らしていた。

「・・・俺は」

(カガリをオカズにあんないかがわしい行為をしてしまったのだから嫌われて当然だ)

グスンと啜り泣きながら自分を責めるアスランはカガリに捨てられたくない一心である決意をする。

(もうあんなことはしない。邪念を振り払いカガリと共にオ−ブの復興に力を尽くそう)

そう誓いを立てた瞬間バタンと扉が開く

「アスラン!」

「え、カガ・・うわぁあっ!!」

そこにはアスランのザフトの赤い軍服の上着だけを着たカガリが立っていた。
512ポチ@駄文職人:03/10/29 07:10 ID:ykOF3bfr
(男は素肌の上に自分の上着を着た女性に欲情するらしいからな、アスランの軍服を拝借して着てみたぞ!)

ブカブカな軍服から覗く素足が妙に色っぽくてアスランはドキドキする。

(いかん!さっき邪念は捨てると誓ったばかりではないか!)

むくむくと沸き上がる欲望を押さえると必死に平静を装った。

「ど、どうしたんだ?カガリ、こんな時間に・・」

「どうしたって、今日は特別な日だろ?アスラン」

ニッコリ微笑みベッドに座るとアスランを見つめる。

「わっ・・カガリ」

軍服がはだけ白い腿がチラチラと際どく覗きアスランは喉を鳴らす。

(美味しそ・・・ハッ!俺は何を考えているんだ!)
513ポチ@駄文職人:03/10/29 07:13 ID:Wgjcf1fo
ブンブンと頭を振り何かに葛藤しているアスランに構わずカガリは抱き付き至るところにチュッチュッとキスを繰り返す。

「わふっ・・カガリ?ダメだ・・止めてくれ!」

(これ以上されたら俺のイ−ジスがジャスティスに・・)

「・・アスラン?」

突然拒絶されカガリはキョトンとアスランを不思議そうに見つめる。

「アスランは欲しくないのか?」

「・・え、何を?」

「何をって・・・」

(ふふっ、アスランって照れ屋さんなんだな)

そんな彼も可愛いいなと思いつつアスランの上に跨り腰を下ろすと、衣服の上からお互いの性器が重なる形にし擦り付けるように腰を揺さぶった。
514ポチ@駄文職人:03/10/29 07:19 ID:v7fBoaXQ
「うわっ!カガリ!はぁふ・・」

「アスラン・・気持ち良い?」

(これは風俗店で行われるプレイらしい、これならアスランも喜ぶ筈だ!)

そう思い必死に腰を揺らすとカガリも身体が火照り秘部が濡れ濡れになってくる。

(早く・・私をアスランのモノにして)

「くっ・・はぁはぁ」

(今日のカガリはどうしたんだ・・もう我慢の限界だ!)

理性がプチッと切れたアスランはカガリを自分の下に組敷くとピンク色の小さな唇に舌を差し入れながらキスをする。

「はぁん・・んふ・・アスラン」

「・・カガリ、お前が欲しい」
515ポチ@駄文職人:03/10/29 07:23 ID:xAFJWJE6
自分を求められカガリは嬉しそうに頷く。

「うん、私をアスランにプレゼントするぞ」

プレゼントという言葉にアスランはハッとする。

「お誕生日おめでとう、アスラン」

ニッコリ微笑みチュッとキスをするとアスランはたまらずカガリを抱き締めた。

「カガリ、カガリ!」

「大好きだよ、アスラン」

その言葉に先程まで嫌われたと思い込み落ち込んでいたのが嘘のように喜びの涙を流すとカガリはそんなアスランの頭をヨチヨチと撫で宥める。

「私、アスランの為にいっぱい勉強したんだぞ」

恥ずかしそうにそう言うとアスランの股間に手を伸ばす。

「カガリ!?」

「初めてだから上手く出来ないかもしれないけど・・」
516ポチ@駄文職人:03/10/29 07:29 ID:Xmfic/FI
言いながらアスランのパジャマのズボンと下着をずらしモノを取り出した。

「うわぁ・・ちょっ、カガリ・・何をするんだ?」

初めてアスランのモノを見たカガリはまじまじと観察してしまう。

(なんかエッチな本に載ってたモノより小さいな)

まだ反応し始めたばかりのソコは大きさも固さも十分ではなかったが気にせずペロリとソレを舐め始めた。

「ふぁあっ!」

予測していなかったカガリの行動に驚くが自分のモノを一生懸命舐める姿に思わず見入ってしまう。

ピチャピチャと舌を這わせていると段々とアスラン自身がムクムクと勃ち上がり、カガリはその変化に興奮していた。

「・・アスランのココ、大きくなってきた」

「ああ、カガリが舐めてくれるから気持ち良くてこうなったんだぞ」
517ポチ@駄文職人:03/10/29 07:32 ID:b3pJy5Jt
「本当か!いっぱい舐めたらもっと大きくなるのか?」

「ああ、試してみるか?」

段々と乗ってきたアスランは自分のモノを舐める度に揺れる金髪に触れ優しく声をかける。

「うん!やってみる!」

自分のこの行為でアスランが気持ち良い思いをしてくれていることが嬉しく更に念入りに舐め回す。

「はぁはぁ・・そろそろカガリの中に入りたい・・」

「・・アスラン」

その意味が何なのかすぐにわかりカガリは身体を震わせる。




つづく
518ポチ@駄文職人:03/10/29 07:41 ID:b3pJy5Jt
一行空けは自分が読みやすい&書きやすいってだけの理由なんす。
あと1レスごと文字少ないのは携帯のコピ−できる文字数が少ないせいでありまして・・(; ´∀`)

だから今回はコピ−&暗記で少し手打ちして投下したら1レスごと文字間違えてて鬱
519名無しさん@ピンキー:03/10/29 08:17 ID:b7wAKwUd
ポチ氏のアスカガキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
深夜&早朝から乙です。
ポチ氏のヘタレアスラン相変わらず面白すぎる。
続きが楽しみだー。
520名無しさん@ピンキー:03/10/29 08:39 ID:bXSwQZXK
>ポチ氏
正直読むほうとしては、1行あけじゃないほうが読みやすいです。
特に長い話は。
しかし携帯から投下してるんですか……お疲れ様です。

二人ともお馬鹿で面白いですw
521ポチ@駄文職人:03/10/29 09:38 ID:Zma2A4iS
>>491-501 >>509-517

既に完全に勃ち上がっているモノを見て本当にこんなモノが自分の中に入るのかとカガリは不安げにアスランを見つめる。
「・・カガリ、痛くしないように頑張るけど俺も初めてだから・・その・・嫌だったらすぐ言ってくれ」
彼も初めてだという言葉にカガリは安堵する。
「アスランの初めての相手は私なんだな」
「ああ、君が初めてだよ」
恥ずかしそうに話す彼に愛おしさが込み上げ思わず抱き付いてしまう。
「アスランが欲しい。大好きだよ」
「俺もカガリが大好きだ。君のすべてを俺にくれ」
そう言い2人は照れ笑いをするとカガリをベッドに仰向けにし口付けを交わす。
赤い軍服から覗く白い肌に吸い付きながら服を脱がしていくと、ピンク色の突起が付いた膨らみが露になりアスランはそれを揉みながら舌を這わせる。
「はふっ・・くすぐったい」
クスクスと笑うカガリに調子に乗って乳首を口に含みチュウチュウと吸ってみる。
522ポチ@駄文職人:03/10/29 09:45 ID:ZVHAO2Bj
「ふふっアスラン、赤ちゃんみたいだぞ」
「だけど母乳は出ないみたいだな」
吸えば出てくると思っていたらしく真顔で話すアスランにカガリはプッと吹き出した。
「出るわけないだろ?本当の赤ちゃんが出来ないとな」
と、笑うカガリにアスランは真剣な顔をする。
「じゃあ、作るか?」
「・・・えっ?」
突然の言葉にカガリは驚き目を見開く。
「今は駄目でも、いつか俺の子供を産んでくれるか?」
真剣な眼差しで見つめられカガリの琥珀色の瞳から涙が落ちる。
「・・それはプロポ−ズってやつか?」
今まで付き合う約束や愛を誓いあったりしたことも無く、自然と互いを大切に想い傍にいた関係だった為に、今のアスランの言葉が将来も2人は一緒だと初めて約束されたことに嬉しくて涙が溢れ出す。
523ポチ@駄文職人:03/10/29 09:53 ID:ZyVixxWf
「ああ、君を一生大切にするよ」
「アスラン・・ふぇ・・私もアスランを大切にするし子供もいっぱい産むからな」
そう誓い合い口付けを交わすとアスランは秘部に手を伸ばし既に濡れているソコを優しく愛撫する。
「ひゃあぁんっ・・やっ、恥ずかしいっ」
ヌチャヌチャと愛液が絡まる音が部屋に響きカガリは恥ずかしさからシ−ツを被り顔を隠す。
「アスラン・・早く・・」
挿れて欲しいと催促するとアスランはクスッと笑いカガリの足をM字に開き秘部のヒダを捲り入り口を探り当てる。
「やぁあん・・そんなに見ないでぇ」
顔を真っ赤にしながらその時を待つとやっと熱い塊が膣の入り口に押し当てられた。
「カガリ、力を抜いててくれ」
「・・うん、アスラン」
言われるまま全身の力を抜くとアスランのモノがグイグイと入ってくる感触に歓喜と恐怖が入り混じる。
524ポチ@駄文職人:03/10/29 10:00 ID:tdDuZNRK
「あぁあっ・・」
身体の中に異物が入ってくる衝撃に膣がピリピリと痛むが耐えられない程ではないとシ−ツを噛んで我慢する。
「・・カガリ、辛いか?」
心配そうに自分の顔を覗き込むアスランに大丈夫だと言うと彼の身体にしがみつく。
「アスラン・・きて・・」
その言葉にアスランはグッと自身を根元まで押し込んだ。
「はぁはぁ・・今、カガリの中にいるんだ・・わかるか?」
「うん、熱くて大きい・・アスラン」
2人は暫くその余韻に浸りながらキスを繰り返す。
「・・そろそろ動いていいか?カガリ」
「うん、いいよアスラン」
それを合図にアスランは自身を小さくピストンさせる。
「はぁんっ・・あっあっ」
内部でアスランのモノが行き来する度、痛みもあったが、それ以上に内壁を擦られる甘い刺激に快感を感じていた。
525ポチ@駄文職人:03/10/29 10:07 ID:eJuv/Fpf
一方アスランはギュウギュウと自身を締め付けられ今にも達しそうなのを堪え腰を動かし続けていた。
「あっあっあっ・・ふぁ・・アスラン、気持ち良い」
頬を染め薄く汗ばみ快感に浸る顔で見つめる彼女にアスランは安心して動きを加速させる。
「ひゃあぁっ!ふぁっあぁ・・すごい・・あぁっ」
先程とは違い大きく抜き差しされカガリは身悶える。
「ふぁっ・・もうイキそうだカガリ」
「あぁん・・私も」
ギシギシとベッドを揺らしながら最後の追い上げに入り激しく最奥を突き上げた。
「あぁあんっ!アスラン」
「くぅっ!カガリ」
その瞬間、カガリの中にドクドクと射精し果てた。
「はぁはぁ・・」
2人は息を切らしながらベッドに倒れ込むが、カガリはフラフラと上体を起こしアスランの上に被さりキスをする。
526ポチ@駄文職人:03/10/29 10:13 ID:tqz/nYmY
「・・カガリ?」
「アスラン、生まれてきてくれてありがとう。愛してる」
そう言い聖母のように微笑むとアスランもまた微笑み涙をながした。
「ありがとう、カガリ。愛している」
そうして2人は寄り添い眠りについた。





END
527ポチ@駄文職人:03/10/29 10:19 ID:tqz/nYmY
なんか最後は普通に終わってしもてスマソ。誕生日記念なので今日中にと思い一気に投下しました。読んでくれた皆様ありがとう。

1行空けは読みづらいってことで、それを無くしてみたのですがやっぱり空けない方が読みやすいですか?
ご意見聞かせてくださいませ〜( ´∀`)

ちなみに次の予定は前スレリクのアスカガシリアス長編っす。
528名無しさん@ピンキー:03/10/29 16:46 ID:lyHq6SIA
>527
アスラン誕生日記念SS大変美味しく戴きました。
ふたりはこちらが恥ずかしくなっちゃうくらい
ラブラブでなによりw
教えられた事を信じて実行しちゃう
真っさらカガリたんに萌えますた。
529名無しさん@ピンキー:03/10/29 17:43 ID:b7wAKwUd
>ポチ氏
アスラン誕生日おめSSお疲れ様です。
幸せそうな二人、いいですね。
アスランも最後は漢らしく決めてくれましたw
次の作品も楽しみです!
それと行間は空いてないほうがいいですね。
530名無しさん@ピンキー:03/10/29 17:46 ID:eps4HNbE
>527
乙です〜。 いやもう笑いました!バカップル万歳!
1行あけの方が、自分的には読みやすいんですけど・・人それぞれですかね。
ポチ氏の書きやすいやり方でいいと思いますよー。
次も楽しみにしてまつ・・・アスカガ(;´Д`)ハァハァ
531名無しさん@ピンキー:03/10/29 17:48 ID:WqOFhcEc
正直、一行空けの方が読みやすい・・・
532名無しさん@ピンキー:03/10/29 18:16 ID:VJY5kZDI
一行あけだと、内容が間延びして
せっかくの作品がもったいないように思える。
どうのような読み方をするかにもよるとは思う。
かるく、さらっととか、ぎゃぐなら一行あけでもいいかもしれん。

個人的にはいい作品ほどじっくり読んで味わいたいと思うので、
適度につまっていた方が好きだ。
533名無しさん@ピンキー :03/10/29 19:15 ID:hrzDHge3
>>243
ポチさん、自分もそのシチュ考えてみた。

幼女カガリは金髪ロング、お人形さんドレス。
タイムスリップしたアスランと出会う。
「お兄さまのお友達ってどんな方なのかしら」
「がさつで、言葉遣いも悪くて、髪もショートで男の子みたいだけどいい子だよ」
見せた写真がゲリラ服と塚礼服カガリ。
「カコイイ! 私も将来准将さんになって、トリコロル色の礼服を特別にあつらえて着るわ!」

パタリロな悪寒。
534名無しさん@ピンキー:03/10/29 19:19 ID:RfR6xY8u
>>533
そのネタわかったけどさ(w
どんだけ元ネタのパタリロ知ってんだか。
535名無しさん@ピンキー :03/10/29 19:48 ID:hrzDHge3
>>534
即レス恐るべし、わかる椰子がいるとは。

アスカガシリアス待ってます。
536コジナタ:03/10/29 21:12 ID:KvaSWtG2
>>416-418>>441-443からの続きです。
ビデオ見直したら落ちに使おうと思ってたシーンが
微妙に記憶と違ってて焦りました。
とりあえず形になったので最後まで投下します。
初期に投下した分で一部コジロー氏の階級が統一されて
ないんですが、適当に脳内で修正して下さい。スマソ

>ポチ氏
2ゲトズサーなカガリに笑わせてもらいました。
誕生日SSお疲れ様です。
537コジナタ-7:03/10/29 21:14 ID:KvaSWtG2
「あ……」
 密着すると、明らかにお互いの体温が上昇しているのがわかる。
「言っときやすがね、俺ァ優しくなんて出来やせんぜ?」
 太股を撫で上げるようにスカートに手を差し入れ、最初は戸惑うよう
に、それから大胆にストッキングを越えてショーツの中へと侵入させて行
く。ヒップを直に撫でさすられ鷲掴みされながら顎のラインを舌で嬲られ
て、ナタルはビクンと肩をすくめた。そうしている間にもあいたほうの手
で上着のファスナーをおろされて、下着の上からやわやわと乳房を揉まれ
る。
「か…かまわん。軍曹の、好きにし……んふぅっ…!」
 尻の柔肉を存分に犯した手指が新しい獲物を求めてうごめく。と、既に
背後の蕾までをも十分にうるおわせていた水脈を発見し、源流を求めてさ
らに奥へと突き進む。ナタルは自分の秘部をまさぐる荒々しい指先の動き
にあわせるように、不安と期待にさいなまれながらその身を震わせる。
「いけねえ副長さんだなあ。俺としゃべりながらこんなにしちまってたん
ですかい? ケツの割れ目までグチョグチョじゃねえですか」
 何もしなくともすっかりほぐれてしまっている秘裂にゆっくりと分け入
りながら、マードックはお互いの緊張をぬぐい去ろうとわざと下卑た言葉
でちゃかしてみせた。そして、まるでMAの機体をメンテナンスでもする
かのようにナタルの反応をひとつひとつ探っていく。
「…ぁ、ぐんそ……んっ、はぁぁ…っ!」
 侵入させた指がキュッと締め付けられ、夢中で支える腕とその指先に力
が入る。いつの間にかブラジャーの内側に侵入したもう片方の手が先端の
突起をこねるように摘み押しつぶす。ナタルがたまらず白いのどを仰け反
らせると、すかさずその無防備な部分を強く吸われた。
「ぁあっ……! っ、くふ…っ」
 淫らな喘ぎ声がその口から漏れそうになり、慌てて堪える。その健気な
様子に、少し余裕の出て来たマードックは楽しそうな笑みを浮かべはじめ
た。
538コジナタ-8:03/10/29 21:15 ID:KvaSWtG2
「ここがいいんですかい?」
 首筋に熱い息を吹き掛けながらすっかり堅くなった乳房の突起を軽く
引っ張る。
「んんっ、ヤぁ…っ」
 ギュッと目をつぶり、真っ赤な顔でうわ言のように漏らす。
「じゃあ、こっちか?」
 下肢への蹂躙を絶え間なく続けていた節くれだった指を、限界まで突き
入れて勢いよく内部をかき混ぜてみる。
「あぁ!! んぅう……っっ!!」
 それまで以上に入り口がきつく絞まり、背中にまわされた手がその表面
に指先を食い込ませてくる。かすかに感じた背中の痛みに一瞬顔をしかめ
ながら、マードックは勿体ぶるように動きを止めて指を引き抜いてみせ
る。それを逃すまいとする本能が秘肉をヒクつかせ、無意識のうちに切な
げに自らの秘裂をマードックに押し付けていたナタルは、ハッとして慌て
て身体を離そうとする。が、マードックのたくましい腕にはかなわず、再
び内壁をえぐるように指をつき入れられた。
「あぅっっ、ぐ…そう……っ!」
 首筋に絡み付いていた舌が徐々に下方へと進行をはじめる。いつの間に
か背後にまわした手で器用にブラジャーのホックをはずし、控え目な肉付
きの双球をあらわにする、と、すぐさまそれにむしゃぶりつく。下から突
き上げてくる指先に誘導されるように膝立ちになったナタルは、胸の先端
を舌で転がされる刺激と、秘裂の内壁を擦られる快感にただビクビクとそ
の身を震わせるしかなかった。
「もう少し肉つけたほうがいいですぜ。ちゃんと食ってやすか?」
「はぅ…ん、うふぅ…っ」
 マードックのからかいにも力なく首を振ることでしか反応できない。下
腹部を指で突き上げられるたびに、そのあまりの快感に思わず上へと逃げ
てしまう。その体躯の上昇に相反するようにマードックの舌は下方を目指
す。胸の頂きを惜しむように離れ、粘液で腹部を撫でながらストッキング
と愛液に濡れたショーツを一気に下ろし、窮屈そうに目の前で悶える熟れ
た果実を解放する。ナタルはうまく力の入らない腕を壁について必死で上
体を支え、下肢へと集中しはじめている刺激に身をよじった。
539コジナタ-9:03/10/29 21:16 ID:KvaSWtG2
「おほ、こりゃいい眺めだ」
 気付くとナタルは地べたにどっかり座ったままのマードックの顔をまた
ぐように立たされていた。
「やっ、な……こんな…っ、軍曹っ!」
 自分の秘部をまじまじと見上げる視線に、羞恥に染まる潤んだ声で抗議
する。閉じようとした足には力が入らず、すぐにマードックの手によって
制されてしまう。
「さっき少尉、俺の好きにしていいっておっしゃったじゃあないですか」
 ニヤニヤといたずらな笑みを浮かべながら、意外にも肉付きのいいふっ
くらとした土手に両手の親指をあてがい、思いきり左右に押し広げる。
「い、イヤ……」
 しかしその声色は見せ掛けだけのそれとわかる、弱々しい拒絶。あらわ
になった蜜壷からは見る間に淫水が溢れだし、すらりと長く伸びる太股を
つたい流れ落ちるほど。
「ここはそうは言ってないようですぜ」
 言いながら、マードックは綺麗な朱鷺色に濡れ光る花弁に無遠慮に舌を
這わせる。
「ひゃんっ……!」
 ビクン、と身体を弾かせてナタルは冷たい壁にすがりつく。マードック
の舌は生き物のようにひだの一筋一筋を丁寧に舐めあげていく。その隙間
からピチャピチャと言う粘質の淫靡な水音が漏れだし通路一帯に響き渡る
と、ナタルの頭の中は真っ白になった。
「ぐんそ…ぅ、はあぁ…ん」
 まるで喉の乾きを潤そうとでもするかのように蜜壷の周囲を舐めまわ
し、舌を差し込み、ジュルジュルと吸う。
「お……お願いだ……もぅ……っ」
 マードックの執拗な愛撫に、ついに堪え切れなくなったナタルは嗚咽に
も似た声で哀願をはじめた。それを待ちわびていたかのように、マードッ
クはその秘裂から唇を離した。
540コジナタ-10:03/10/29 21:17 ID:KvaSWtG2
「もう、なんですって?」
 油にまみれた作業服の袖で、自分のだ液とナタルの愛液でビショビショ
になった口元を拭いながらヨッコラショと立ち上がる。その下腹部を不自
然に膨らませている正体にチラチラと視線をやりながら、ナタルは困った
ように瞳を潤ませる。
「お願い……軍曹、もう……て…」
 消え入るような声でボソボソとつぶやく。それを聞いたマードックはツ
ナギのファスナーを下ろして上半分をはだけ、アンダーシャツの上からで
もそれとわかる少し日に焼けた筋肉質の上半身を晒す。そして、急に真面
目な顔をすると改めてナタルに問いかけた。
「本当に……いいんですかい?」
 声には出さず、ナタルはコクリとうなずいた。
「それじゃ、いきますよ」
 背後からナタルに覆いかぶさると、とうの前からいきり立っていたそれ
をナタルの秘裂に当てがい、ひと呼吸置いた後、意を決したようにゆっく
りと沈めて行く。
「あぁっ…!」
 肉壁を押し広げながら侵入してくるマードックを受け入れながら、ナタ
ルは歓喜の嬌声をあげる。たっぷりと蜜を貯えた自分の膣内でビクビクと
脈打ちながら最奥を目指していたそれが目的地に到達して動きをとめる
と、徐々にスピードを上げながらリズミカルに動き出す。
「あっ、あんっ、あふぅっ」
 腰を両手で押さえ付けられ背後から突き入れられるのを、最初はされる
がままだったナタルが次第にぎこちなくも懸命に動きを合わせてくる。そ
の初々しさにマードックは高ぶりを抑え切れなくなる。抽送をくり出しな
がらナタルの片足を持ち上げ、さらに奥をえぐるように突き入れはじめ
た。
541コジナタ-11:03/10/29 21:18 ID:KvaSWtG2
「少尉! 辛くねえですか!?」
「あんっ、ぐんそ…い…ぃの、んっ!」
 快楽に溺れる淫らな顔を向けながらナタルが息も絶え絶えに答える。思
わず抱き締めたくなって、マードックは貫いたままにナタルの身体をひね
らせ、向い合せの状態にして抱き上げた。
「ふぁっ、んっ!」
 自らの体重をマードックと繋がっているその一点で支える形になったナ
タルは、慌ててすがりつくようにマードックの首に腕をまわす。と、待ち
わびていたように口腔内に舌が差し込まれ強く吸われた。
「はむ……ん…」
 唇をなぞられ、舌を絡められると、夢中になって絡め返しながら吸い付
く。お互いのだ液を貪るように味わいながらも、マードックは抽送の動き
を緩めない。
「んっ……はぁっ、軍曹っ!」
 堪え切れないように唇を離したナタルが、胸までつたうだ液の筋を拭う
ことも適わず喘ぐ。
「は…んっ、も…ダメ……ん…っ」
 登りはじめたナタルの膣内がジワリと圧力を増す。元よりきつめだった
膣壁がより一層狭くなったことで不覚にも一気に射精感に襲われたマー
ドックが思わず引き抜こうとする。が、首にまわされた腕と抱き上げた両
足が強く絡み付き離そうとしない。
「はっ…、少尉、ダメだ! 出ちまう!」
「ぐんそ…この…まま、お…ねが…ん…――――――っ!!!」

 本能が理性を押し退けるのを感じた。マードックは射精の瞬間、自ら最
奥へと突き入れていた。ドクン、と白濁した欲望が吐き出されて行き上官
の内部を侵して行く。
542コジナタ-12:03/10/29 21:19 ID:KvaSWtG2
「はぁ……、少尉、すまねえ…」
 きびきびとした動きで既に服装を整えてしまったバジルールにマードッ
クは申し訳なさそうに声をかける。さっきまでこの場で見せていた痴態な
ど微塵も感じさせない顔が振り返る。
「安心しろ。私とて考えもなしに受け入れたわけではないぞ」
「と、いいますと?」
「女は何も年がら年中受精が可能ではないと言うことだ」
 つまり安全日と言うことか、と、すっかり自分を見失っているように見
えて妙なところで冷めている女という性に、マードックは感心しつつも末
恐ろしさも心の奥で感じた。
「ところで軍曹……」
 またいつもの調子に戻ってしまった上官をちょっぴり寂しい思いで見送
りかけたマードックに、バジルールはかすかに濡れた声を投げかける。
「もしよければ……またこうしてくれるか…?」
「えぇ? …と、そのぉ、本当に俺なんかでよろしいんで?」
「何度もくどい! ぐ、軍曹こそ、嫌ならハッキリ言っても、いいのだ
ぞ!?」
「いやあ、めっそうもねえ。俺ァいつでも大歓迎でさァ」
 マードックの返事を聞くと、バジルールは軍帽を深くかぶり直しながら
ぎこちない足取りで副長室へと戻って行った。その不器用な後ろ姿をマー
ドックは優しい笑顔で見送った。
543コジナタ-13:03/10/29 21:19 ID:KvaSWtG2
 数日後。
 マードックはキラ達とともに入手したばかりのソナーの調整を行ってい
た。そこにブリッジからの通信が入る。
「マードック曹長、ソナーの準備はどうなっている?」
「今やってまさぁ。坊主が最後の調整中です。もう少し待って下さい!」
「急げよ、それと…自分より上の階級の者を“坊主”と呼ぶのはどうか
な? 規律の乱れることだ。注意しろ!」
 いつに無くぶっきらぼうな物言いにマードックはたじろぎながら頭を掻
く。
「急げってさ」
 傍らのキラに復唱して伝えると、隣にいたフラガがやれやれと言った様
子で口を挟む。
「今日の副長さん、いつになく機嫌悪いみたいだねぇ」
 向こうで調整の手伝いをしていたトノムラやチャンドラも苦笑しながら話に加
わる。
「おおかた、また艦長と意見が合わなかったんじゃ無いっすかね」
「俺達は慣れてるけどなあ。曹長、災難っすね」
 CICのメンバーが口々に茶化すのを、マードックは豪快に笑いながら冗談めか
した。
「なあに、副長殿は俺様の気を引きたくてしょうがねえのよ。控えめなラブコー
ルだと思やァ、いじましいことじゃねえの」
 マードックの物言いでドック内に笑いの渦がおこる。
「ないない、絶対ないって。あの中尉が? ありえねぇ〜!」
「曹長にぞっこんの中尉なんて想像もつかないよなあ」
 ともすればバジルールへの反感が強まるのではないかと思われたその場が和む
のを見て、マードックは胸をなで下ろした。
『まったく……勘弁して下せぇよ、副長殿』
 呼ばれた瞬間人知れずキモを冷やしていたマードックは、ひとり苦笑いを浮か
べるのだった。
544コジナタ:03/10/29 21:22 ID:KvaSWtG2
以上です。アップしたら思ったより長文だったんで反省してます。
今まで感想下さった方ありがとうございました。
また何か書けたら投下に来ます。
545名無しさん@ピンキー:03/10/29 22:19 ID:tqgd0V0l
コジナタ乙です!
コジローの無骨な雰囲気とその中にある優しさみたいな描写いいですねえ。
本編で描かれることはほとんどなかったキャラだったけどこんな感じの
ひとだったんじゃないかと思えました。オチもいいな〜
546名無しさん@ピンキー:03/10/29 23:11 ID:bXSwQZXK
照れ隠しにいつも以上に厳しくあたっちゃうナタル萌え。
予想外のカプ、サイコーでした! 乙です!
またお待ちしています!
547名無しさん@ピンキー:03/10/30 21:35 ID:OgTV5gZ7
コジナタ乙でした。ナタ専マンセー
548ポチ@駄文職人:03/10/30 22:33 ID:5QhmHelK
誕生日SSの感想くれた皆様ありがとうございました!これを励みに頑張ります。

改行の件ですが人それぞれですね。とりあえず無駄にレス消費しないように文字多め&適度に詰めて適度に空けることを心がけますね。

>>533
パタリロ見たことないけど懐かし〜。アス×ロリカガの他にアスランとカガリの人格が入れ替わるありきたりネタ考えてたけど、これじゃ「アンアン」言うのはカガリなアスランだからキモイですよねw

>コジナタさん
乙です!ナタル受けは貴重です。案外ナタルはこうゆい人のがお似合いかも。また意外カプ期待しております(^∀^)

SEEDキャラの誕生日次は誰がきますかね?楽しかったので、また祝いSS書きたいな。
549名無しさん@ピンキー:03/10/30 23:14 ID:bYazsm1j
>>548
次はたしか11/29のフラガだったと・・・
550ポチ@駄文職人:03/10/31 00:17 ID:AfMk6Ej5
>>549
どもです。フラガか・・無理だ(即答w)

漏れが書けるカプは
アスカガ、キラフレ、イザとジュ−ル隊の茶髪の女の子、ミリアス、ラクアス、キラマリュ、ぐらいだなぁ。範囲狭いな自分(;´д`)
551_| ̄|○:03/10/31 00:28 ID:XB48LAWl
>>549
そういうイベントに書くのも(・∀・)イイ!ですな。

先日は情景描写もロクに無いフラマリュ投下したにもかかわらず、たくさん
レスをいただき感激致しました。
これから精進し、定期的に投下フラマリュ投下したいと思っています。
この前はマリュー目線っぽく書いたので、次回はフラガ目線で…。
552ID:QWNAwp88:03/10/31 01:06 ID:hqbJK8zw
「はぁ……」
名残惜しさを微かに胸の奥に感じながら、唇を離す。上気した相手の息遣いが自らの荒い息と重なる。恥ずかしさと息苦しさから火照ったカガリの頬を見て、アスランが微笑する。
「なんだよ…可笑しいか?」
少し、ふくれて見せる。照れ隠しの意味もこめて。
「いや…」
笑顔のまま、再び顔を近づける。
「ん…ぁ……ふっ…」
先程まで、噛み付くようだった彼の口付けが穏かなものになっている事にカガリは気付いた。余裕が生まれたのだろうか。しかし、悦楽が損なわれる事はない。
むしろ、より一層、彼を感じている。口付けを通して、彼の自分への労りと愛情が注がれる。
気持ちいい。
だから、あえて、声を抑えない。彼に感じている事を伝えたい。
もっと深く、彼を感じたい。
彼の手が自分の胸を弄るのがシャツ越しに伝わってくる。
「ん!…あぁ……!!」
―でも、嫌じゃない。
精密機械を操る、彼の女性と見まごう程に細い指が繊細に、しかし、力強く胸の膨らみを愛撫する。まるで…カガリという楽器を世界で唯一演奏できるのが、自分だとでも言う様に――
止まらない愛撫に、カガリの口から喘ぎの音色が漏れる。
「ぁ…! んっ…あぁ……んんっ!……」
乱れる彼女の姿にアスランは悦びを感じていた。一生懸命に自分を慰めようとする彼女がいじらしい。溜まらない。赤いシャツ越しではもどかしくて、下から腕を滑り込ませた。
553ID:QWNAwp88:03/10/31 01:07 ID:hqbJK8zw
「ひあ!?」
肌に直接触れたその手に、指に、カガリが反応する。
「いいか…?」
一応、聞いてみる。断られる事など初めから前提にしていない。ただ、了承は取っておきたかった。
「あ…ぅん……ぃぃぞ…」
消え入りそうな声で、視線をずらしてカガリは答えた。
「そうか…」
満足げな笑みをその顔に讃え、アスランはゆっくりとシャツを上方へ脱がしていく。
カガリはその両腕を伸ばし、彼の動きに従った。ずるり、とシャツが身体から離れる。
シャツを脱がし、アスランは更に下へ、その腕を伸ばした――
それに素早く反応した別の腕がそれを制した。
「お・おい! 下も脱ぐのかよ!?」
思いもよらなかった彼の行動に思わず上ずった叫び声を上げてしまう。
「…えっ……だってお前、さっきいいって言ったじゃないか…」
きょとんとした邪気のない顔でそういわれると、言葉に詰まってしまう。
「うっ…それは…その、上、だけだと思ったから………」
横目で見たアスランはその青い瞳を切なげに震わせている。
――まずい。どうしよう…
逡巡とも、混乱とも付かぬ思いがカガリの中で錯綜する。
「全部じゃないから…上だけ、な?」
アスランからの提案に我に帰る。よくよく考えてみれば妙な妥協案だが、平静を欠いた今のカガリにはそんな事を考える余裕などありはしない。
「そ・そうか…? な・なら、いいぞ…」
にこりと笑って、抵抗力を無くしたその腕をどけ、自らの腕を侵入させる。
「あっ…」
太股に触れた彼の腕に思わず、声を上げてしまう。
「大丈夫だ…」
静かに、力強くそう言いながら、手際よく下半身を覆っていたズボンを脱がした。
554ID:QWNAwp88:03/10/31 01:07 ID:hqbJK8zw
(もっと、可愛い下着をつけておけばよかったかな…)
心の中でカガリはそう、独りごちる。色気のない自分の下着姿を見られるのには抵抗があった。かといって、自分から脱ぐのも気が引けてしまう――

「綺麗だ…カガリ」
月明かりに照らされたカガリの肢体を見つめ、呟く。
抱きしめれば折れてしまいそうな…白く華奢なボディライン。金褐色の瞳と肩までの長さの艶やかな金髪。すらりと長い手足。ごく、と思わずつばを飲んでしまう。身体の奥からこみ上げる熱い熱を感じる。
切なげに潤んだその瞳が彼の欲情を煽り立てる。


――日の出は、まだ、遠い。
555ID:QWNAwp88:03/10/31 01:14 ID:hqbJK8zw
>>460の続きを投下します…

書いてて、エロ描写は本当に難しいことを痛感してます。
一応、参考にしてる作家さんとかもいるのですが、似過ぎてしまわない様に自分の
色合いに噛み砕くのは本当にむずかしい。これからの課題は個性を如何に出すか――?
これに尽きます。
556名無しさん@ピンキー:03/10/31 10:01 ID:3X9IU5ZJ
>ID:QWNAwp88氏
情景がはっきり浮かんで来るような描写の細かさに毎回感心させられます。
日の出は、まだ、遠い。・・という事は時間はタプーリあるとw
続きがますます気になります。
557名無しさん@ピンキー:03/10/31 11:35 ID:2gwj51bk
ここに来てナタルはコジローが一番イイかも!と思い始めた。
ああいうタイプは包容力のある男が安心して任せられるかも・・・。
本編見るとほんとうに。コジナタSS氏乙!

アスカガSS氏の方々も乙です!
いつも続きが気になるので来るのが楽しみです。
558ポチ@駄文職人:03/10/31 12:08 ID:yjdr+wAX
>ID:QWNAwp88氏
乙です〜!本当に情景描写が上手ですね。アスカガのエチ−楽しみです(*´д`)ハァハァハァ

前スレ739さんのリク投下します。
婚約が破談になってもアスランはラクスのことをどう思っているのか?それに悩みアスランを受け入れられず恋愛部分は拒むカガリ。

が、リク内容なんですが微妙に違ってるかも・・今気付いた(;´д`)

今回のSSはアスランサイドとカガリサイドに別れてます。初の試みなので皆さんの反応が気になる・・。
559ポチ@駄文職人:03/10/31 12:16 ID:TFYR+rYZ
窓から差し込む月明かりに照らされて身体を重ねる2人。
ギシギシとベッドが軋む音と結合部に絡まる水音が部屋中に静かに響き渡る。
「・・カガリ、愛してる」
「あふっあぁん・・アスラン」
カガリの身体に自身を打ちつけながら何度も愛の言葉を繰り返すが彼女からその返事が返って来ることはない。
それはいつものことだったが身体だけでも繋がっていたいと毎夜求め抱き続ける。
「・・カガリ」
限界に近いアスランはカガリの腰を持ち激しく突き上げる。
「あぁっ!あふぅもうダメ・・壊れ・・ちゃ・・んん」
アスランは逃げようとするカガリの身体を引き寄せ唇を塞ぐとギリギリまで引き抜き一気に最奥を突き動きを速める。
「愛してる・・君を愛している・・・カガリ」
「ひあぁ・・あっあぁ・・アスランっ」
560ポチ@駄文職人:03/10/31 12:19 ID:VFvrpppB
金髪を揺らしカガリが絶頂を迎えると内部が痙攣しアスランのモノを締め付ける。
「くっ・・カガリ」
アスランは膣の中に擦り付けるように内部で射精しながら何度も腰を動かし引き抜いた。
「あぁん・・」
アスランのモノから解放された瞬間ブルッと身体を震わせ秘部をヒクつかせる。
「カガリ」
愛しい人の名を呼び汗で張り付いた前髪を撫で額にキスをし小さな身体を抱き締めた。
「カガリ、愛している」
カガリはその言葉に答えずアスランの腕の中で眠りについた。
561ポチ@駄文職人:03/10/31 12:26 ID:rohroPFm
ATHRUN SIDE

カガリと出会えて良かった

君がいなければ俺は生きてはいなかった

俺の傍に居てくれるのは君しかいない

君が俺を必要としなければ俺がこの世に存在する意味がない

君は俺を必要としてくれているのか?

それともすべてを失った俺に同情しているだけなのか?

君の気持ちが知りたい

俺の言葉に答えて欲しい

君を愛しているよ・・カガリ

オ−ブでは今、秋という季節を迎えアスハ邸に立ち並ぶ木々が紅葉し赤や黄色と鮮やかに染められている。
「アスラン!」
2階にあるテラスから外を眺めていたアスランにカガリが笑顔で呼びかける。
「どうしたんだ?カガリ」
その様子にアスランも自然と嬉しくなり笑顔になるが、次のカガリの言葉にそれが消え失せる。
562ポチ@駄文職人:03/10/31 12:35 ID:b82RTpRv
「キラが明日ここに降りて来るって!」
それは戦後、ラクスと共にプラントで暮らすキラとの再会を告げるものだった。
本来なら喜ぶべきことなのだがアスランは複雑な想いを抱いていた。
「そうか・・」
「そうかって、お前キラに逢いたくないのかよ」
素っ気ない返事にカガリはツンとする。
「会いたいよ、カガリも随分と嬉しそうだな。そんなにキラのことが好きなのか?」
「当たり前だろ!キラとはあれ以来会ってないんだし色々話もしたいしな」
カガリのその言葉がズキズキと心に突き刺さる。
(カガリ・・君の中には俺よりキラの存在の方が大きいんだな)
ニコニコと上機嫌なカガリにイラ立つがそれを悟られないよう笑顔を作る。
「それは良かったな、カガリ」
「うん!あっ、それにラクスも一緒に来るんだぞ」
「えっ?」
563ポチ@駄文職人:03/10/31 12:43 ID:X8RdZWfx
ラクスという名が出てアスランは安堵する。
(そうか・・キラと一緒に来てくれるのか)
彼女が居れば少しは救われると思い気持ちが和らいだ。
「アスランもラクスに会えて嬉しそうだな」
自然と笑顔になっていたのだろう。その様子にニヤニヤと横目で見ながら話すカガリにアスランは困惑しつつ微笑み返す。
「ああ、嬉しいよ」
「・・そっか、明日が楽しみだな」
(・・もしかしたらカガリは俺とラクスによりを戻して欲しいのだろうか)
そうすればカガリはキラと・・

アスランにとってカガリとキラが姉弟という関係は意味がなかった。
自分と出会う前からキラを頼りキラと共に居た。
その時からずっとカガリはキラのことが好きだったのではないか?
姉弟と判明したからとはいえ、その気持ちが無くなるとは思えない。
564ポチ@駄文職人:03/10/31 12:52 ID:FPSc1Gwb
俺はその気持ちを隠すためだけの存在なのかも知れないと考えた。
(だから君は俺に愛していると言ってくれないんだ・・君が愛しているのはキラだけだから)
「・・カガリ」
「わっ、アスラン?」
自分はカガリに見捨てられるのではないかと不安にかられ後ろから抱き締める。
「ばっバカ、こんな所で・・」
逃げようとするカガリを離さず下腹部に手を伸ばす。
「アスラン!」
何をされるのかを察し声を荒げるが構わずズボンの上から秘部に触れ擦るように指を動かす。
「止めろよ!アスラン!」
「俺に抱かれるのがそんなに嫌か?」
「!?・・何言って・・あっ!」
いつの間にかズボンを下着ごと下ろされカガリの秘部が露になる。
「嫌だ!アスラン!」
外気に晒され小さく震えながら、いつ人が来るか分からない場所での行為に必死に抵抗する。
565ポチ@駄文職人:03/10/31 13:02 ID:1Xr9UT20
クチュクチュと秘部に指を絡めながら片方の手で自身を取り出すと膣の入り口に押しつけた。
「あぁ・・だめぇ」
抵抗しながらもアスランに毎夜慣らされた身体はソレを欲するように愛液が溢れ出す。
「・・挿れるぞ」
耳元でそう囁かれ体中がその時を待ちビクビクと反応する。
「はぁあん・・アスラン」
「カガリ」
アスランはカガリの腰を掴み後ろからゆっくりと挿入する
「ひぁっ!あぁんん・・」
思わず大きな声で喘ぎそうになったのを堪え目の前にあるカ−テンに顔を埋め耐える。
「んんぅ」
アスランはカガリの赤色のシャツの中に手を入れ乳房を揉み腰を動かし続ける。
「・・カガリ」
「んっふぅ・・もうダメぇ・・」
快感に全身の力が抜けていきズルズルと崩れ落ちそうなのをカ−テンを掴み耐えていると途中でアスランのモノが引き抜かれる。
566ポチ@駄文職人:03/10/31 13:13 ID:Pf2WOP30
「ひゃぁんっアスラン?」
カガリは物足りなそうに腰を揺らすと床に倒され四つんばいのまま再び貫かれる。
「あぁっ!やん・・やだぁ」
獣のように激しく抜き差しされカガリの目に涙が滲み視界がぼやける。
(カガリは俺のものだ・・君を離さない)
悲鳴のように喘ぎながら金髪を揺らすカガリの背中にキスをする。
「アス・・アスラン」
揺らされ泣きながらこちらを見るカガリにアスランはズキンと心が痛むのを感じ繋がったまま仰向けにさせ優しく抱き締める。
「ふぇ・・うぅ・・」
すると更にポロポロと涙を流しながらも自らも腰を動かしピストンを繰り返す。
アスランもそれに答えるようにカガリが感じる内壁を集中的に攻めながら動きを速める。
567ポチ@駄文職人:03/10/31 13:21 ID:O6xo7fDc
「あぁんっ!イクぅ」
背中をのけぞり絶頂を向かえるとアスランは自身を取り出しカガリの腹部に射精する。
ドクンドクンと白濁の液を吐き出すそれを呆然と眺めながらカガリは上半身を起こす。
「・・ごめん、カガリ」
その言葉にきゅっと唇を噛み締め精液で濡れた腹を拭わずそのままシャツを戻しフラフラと立ち上がる。
俯いたままのカガリにアスランはたまらず手を伸ばそうとするがそれを払いキッとアスランを睨む。
「・・ばかっ!」
そう言い残しカガリは走って去って行った。
それを何も言えず姿が見えなくなるまでそこに立ち尽くす。
「最低だな・・俺は・・」
拳を握り締め自分のした行為を悔いりながらアスランは窓の外の空を見上げた。




NEXT→CAGALLI SIDE
568名無しさん@ピンキー:03/10/31 14:34 ID:8S22Rtwj
素直になれない二人が初々しくて萌え〜です。
それにしてもアスランはこういう役が合いますね
569名無しさん@ピンキー:03/10/31 22:03 ID:+g0xq+HJ
萌えた。カガリ編が楽しみだ。
個人的にすれ違う系は好きだ。
570217:03/11/01 00:25 ID:L/tdv56n
えっと・・・久しぶり、でもないな。217です。
修行すると言いました。
・・・何もしませんでした。
ロムってると言いました。
・・・書いちゃいました。
だって、神のみなさんの作品見ると、創作意欲が・・・
アスカガだらけな最近で、自分が書いたのは・・・アスカガ。
書きたかったんだよぅ・・・落として・・・いいですか?
571名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:29 ID:cKeF2pp7
>>217
待っていたぞ。ぜひ投下してくれ!
572名無しさん@ピンキー:03/11/01 00:35 ID:Uu/24Btp
>217
読みたいです。すごく嬉しいです。復帰を待っていました。
是非投下して下さい!
573572:03/11/01 00:36 ID:Uu/24Btp
あああ間違えてレスアンカー付けちゃった。
わかると思いますが上の>217というのは、アンカー無しで217氏の間違いです。
574いつから…:03/11/01 00:46 ID:L/tdv56n
俺達は、いつから・・・当たり前の様に抱き締め合い、体を重ねるようになったの
か。
ふと、彼女の寝顔を見て、そう思った。
・・・なぜ今更になって、こんな事を思ったのか、わからない。

今は、朝。
木漏れ日が窓から射して、その光がまどろむ瞳を開かせた。
隣で眠る金髪の少女は、今もまだあどけない表情で眠っていた。
そんな彼女の髪を撫でつつ、クスッと微笑んだ。
やっぱり俺は、目の前に在る存在が何よりも愛しいんだ。そう思いながら。
けれど、いつからその感情を抱いた?
ふと浮かんだどうでもいい、その問いかけに答える事ができなかった。
今思うと、どちらもまだ「好きだ」と言ったわけじゃない。
いや、好きという感情は間違いなく持ってる。 愛してもいる。
だから、こうして体を重ねて、同じ朝を迎えているのだろう。
今にして思うと、俺は彼女の何が、そこまで好きなのだろう?
彼女のことをたくさん、頭の中で思い巡らせる。
がさつで、男勝りで、女の子らしくなくて、素直じゃなくて。
けれど。
彼女は、カガリは、いつも俺の欲しかった言葉をくれるんだ。だから、一緒に居ると
すごく安心する。
好きっていう感情なんて、それだけで充分じゃないか?
戦ってた頃。何度も、何度も彼女に助けられた。

575217:03/11/01 00:50 ID:L/tdv56n
俺はバカだから・・・何かを犠牲にしなきゃ、何も守れない。時には、自分の命だって・・・
でも、彼女は言ったんだ。
生きる事が戦いだって。
こんな、こんな俺に・・・死ぬなって言った。必要としてくれた。
嬉しかった。

「アス・・・ラン?」
思いを巡らせていると、隣で寝ていた少女が眠たげに目を覚ました。
「どうしたんだよ?何・・・考えてたんだ?」
「・・・俺達ってさ・・・どうして、今の関係になったんだ?」
「え?」
突然のアスランの言葉に、カガリは言葉を失う。彼女もまた、そんな事考えてもみな
かった。
「あ・・・ゴメン。変なこと聞いて。ただ・・・なんとなく気になってさ」
「そっか。私達って面と向かっては好きだなんて言ってなかったもんな。何も言わな
くても、それで私の気持ちはお前に届いてるって思ってたし、お前も私の気持ちわ
かってくれてるって思ってたからな」
「俺もそう思ってる。だから・・・ゴメン。ヘンな事言って」
しばし、二人の間に沈黙が流れる。決して気まずいものではなかったけど、どこか部
屋の中は、冷たく張り詰めている気がした。
眩しかった朝日の光も、今は雲に隠れている。
カガリは溜息をついて、ぼうっと天井を眺めて口を開いた。
576217:03/11/01 00:51 ID:L/tdv56n
「いっぱい、いろんな事あったよな。思えばさ、ラクスがキラを好きになって・・・
それからだっけ?お前といっぱい話すように・・・」
「違う!俺は・・・お前をラクスの代わりだなんて―――」
「・・・あんな泣きそうな顔してたのに・・・か?」
悪戯っぽくカガリがアスランに笑う。
「・・・お互い様、だろ?」
アスランも溜息をついて笑い返す。
「俺達、さ・・・婚約破棄だとか、きょうだいだとか、そういった事にも巡り合っ
て、むすびついたのかもしれない。
だから、さ。ちゃんと、言わないといけないって思ってたのかもしれない。
もちろん、君を守る。その一言に俺の想いは詰まっていた。
けれど、大事なことを言ってなかった」
「大事な・・・事?」
「ああ。俺は、ラクスの代わりでも何でもなく、君が好きだっていう事。いつも、カ
ガリが俺の欲しかった言葉をくれるから。いつだって自分を見失いそうになっても、
戦えた。信じられるもの、守りたいものを、見つけられた」
「アスラン・・・」
頬を紅潮させながら、二人の視線が絡み合う。
「俺は君が好きだ。他の誰より、何より・・・君が好きだ」
「アス・・・ラン・・・」
カガリの目に涙が溜まる。アスランは、ゆっくりとカガリを抱き寄せて、優しく彼女
の髪を撫でた。
577217:03/11/01 00:56 ID:tI7490zb
「・・・私だって、そうさ。お前に逢えて・・・よかった」
「こんな、バカでも・・・か?」
「フフ・・・安心しろ。私、バカなやつは大好きだぞ。今まで出逢ったどんなやつよ
り。・・・キラよりバカなお前が。
だから、私だって、誰かの代わりにお前を好きになったんじゃない」
「カガリ・・・」
互いの気持ちを確認し合い、「好きだ」と面と向かって言えた事。
それは二人の距離をさらに近づけた。
二人は、体の距離も縮めて、どちらからともなく唇を重ねた。
強く抱けば折れてしまいそうな細腰を、ギュッと抱きしめ、囁く。
「もう一回・・・いい・・・か?」
「えっ・・・!?あ、あの・・・・・・・・・うん・・・」
二人は、昨夜の様に再び愛し合う事にした。
雲間から、光が再び射しこんで来た。
すごく、すごく・・・・・・眩しかった。

「あ・・・あふ・・・・・ぅ、ん・・・」
アスランは、そっとカガリの乳房をまさぐる。手にちょうどいいくらいの大きさのそ
れは、アスランにとっても、カガリにとっても、気持ちをさらに高揚させるものだっ
た。
彼女の、早い心臓の鼓動が、手を通して伝わってくる。
アスランは、もっとカガリを感じたい。そう思い、片手をそっと秘所に導いた。
「・・・あ・・・・・・ぁ・・・」
突然の指の侵入に、カガリは声をあげる。
「いつもより、濡れるの早いんじゃないか?」
「やっ・・・あ・・・ふああっ!!」
アスランの意地悪な言葉通り、彼女の秘所は既に濡れていて、彼の指を喜んで咥え込
んでいった。
お互いが言いたかった事を言って、大切な想いをより強くしたからだろう。
目の前に居る相手が、何よりも愛しい。
今の二人の心を占めるその想いは、すごく暖かくて、優しくて―――
578217:03/11/01 00:59 ID:tI7490zb
アスランはゆっくりと、愛しい人の内部を指で掻き回し始める。
指にぬるっと絡みつく愛液。締め付ける膣壁。
責められてるカガリだけじゃない。アスランも気持ちを昂ぶらせる。
「あったかい、な」
単純な感想。けれど、伝わってくる彼女の暖かさを表現するには、充分だった。
指を引き抜いて、その味を、暖かさを確かめてみて、舌を伝って、全身で彼女を感じ
る。
味見を終え、満足そうにアスランに微笑み、カガリの口内へとその指を侵入させる。
「バ・・・バカッ・・・ぁ・・・ちゅ・・・」
自分の愛液を舐めさせられるという、恥かしい行為に驚きつつも、カガリは彼の指を
口内に含んでいく。
「バカなやつは、大好きなんじゃないのか?」
「うぅ・・・人の揚げ足を取るバカは・・・だいっきらいだ・・・」
「プッ・・・ゴメン」
アスランはくすくすと笑い、カガリを見つめる。なんだか、バカにされたみたいで悔
しくて、カガリはアスランを押し倒した。
「このっ・・・」
「うわっ・・・」
カガリはそのままアスランの肉棒を握り締める。「んっ」っと小さくうめいて、眉を
ひそめるアスラン。
「きょ、今日だけ・・・だからなっ!」
「え・・・?・・・・・・ぅぁ・・・」
カガリはゆっくりと、愛しそうにアスランの肉棒を口に運んだ。
その行為には、自分を笑った彼への仕返し、彼への一層強くなった愛情・・・
どちらに拠るものとも受け取れた。
けれど、アスランはただその行為に驚き、カガリの頭を掴み、快楽に耐える事しか出
来なかった。
579217:03/11/01 01:03 ID:tI7490zb
ごめんなさい。こんなところで。今日はこの辺で。
この話は、前にリク取った時、アスカガでこの二人は誰かの代わりとして結ばれたんじゃないっての書いて欲しいと言われました。
実は、書きたかったんで書いちゃいました。
ただ、読んでる皆さんとしてはつまらないかもなぁ。
また暇なとき、続き落としてもいいですか?

それにしても、最近アスカガ多いな。他の職人さんに見劣りしないの書ける様頑張ります。
580名無しさん@ピンキー:03/11/01 01:19 ID:Uu/24Btp
乙です! ありがとうございます!
っていうかそれリクしたの自分です……。
すごい嬉しいです、ホントに書いてもらえるとは……。
優しい二人の関係がいいですね。
続きも楽しみにしています!
581名無しさん@ピンキー:03/11/01 06:17 ID:QQ7skMw5
>>579
私は217氏のフェラ・パイズリ・ご奉仕描写をオカズにしたいので続き期待してます。

と、直球を投げてみたりして。
582ポチ@駄文職人:03/11/01 10:34 ID:M9F7yiyW
>>559-567

CAGALLI SIDE

アスランに出会えて良かった

お前に会ってコ−ディネイタ−とナチュラルは何も変わらない、同じ人間なのだと実感できた

そしてお前は私を必要としてくれた

私を愛していると言ってくれた

だけど不安なんだ、私達は会って間もない

戦場の中で生まれた愛はそれが終わると共に消滅するのではないか

それは本当に愛だったのか?

お前には他に想っている人がいるのではないか

愛する人の言葉が信じられない自分が憎い

私はアスランのことを誰よりも愛している

ピ−ッピ−ッ
カガリの自室にある通信機の受信音が鳴り響く。
ピピッ
カガリは回線を開くと久しぶりに見る弟の顔が映し出され驚きと喜びで笑顔になる。
「キラ!キラじゃないか!」
嬉しそうに画面越しに話しかけるとキラも微笑む
『うん、久しぶりだねカガリ。元気そうで良かった』
583ポチ@駄文職人:03/11/01 10:43 ID:lvMZ0j1W
終戦後、お互い戦後処理に追われ連絡を取れないでいたので実に半年ぶりの会話となる。
「どうしたんだ?キラから連絡くれるなんてさ」
『実はこっちの仕事が一段落したからカガリ達に会いに行こうと思って』
「本当か!?」
『うん、いきなりで申し訳ないけど明日、地球に降りるから』
「わかった!こっちも予定を空けておくよ」
『ありがとう、僕とラクスの2人で行くから』
ラクスと言われカガリはピクンと反応する。
『カガリ?』
名前を呼ばれカガリはハッとし顔を上げる。
「そっか、アスランも喜ぶよ」
ニッコリと微笑むとキラも安心したように笑顔になる。
『じゃあ明日』
「うん」
そう言って通信を終えると暫く考え込む。
(バカ!折角キラ達が来てくれるんだ!変な心配するなよ)
そう自分に言い聞かせると早くアスランに知らせてあげようと部屋を出た。
584ポチ@駄文職人:03/11/01 10:52 ID:qKA23q4C
テラスで何かを考えるようにして1人でいるアスランにキラが地球に降りることを伝えたが予想に反して反応が薄いことにカガリは不安になった。
(なんだよ・・お前、まさかキラよりラクスに会いたいとか思ってるんじゃないだろうな)
沈んだ気持ちを押さえつつ明るく振る舞いラクスの名を出してみる。
「あっ、それにラクスも一緒に来るんだぞ」
「え?」
ラクスの名前を出した途端、アスランの表情が変わったことをカガリは見逃さなかった。
それを見て泣きそうになるのを堪え自分の気持ちをごまかすように笑顔を絶やさないようにする。
「アスランもラクスに会えて嬉しそうだな」
わざと嫌味っぽくを言ってみる。
(本当に私のことが好きならもう少し気を遣えよな)
そんなカガリの気持ちはアスランには届かない。
「ああ、嬉しいよ」
そう笑顔で言われ心が空っぽになったような気分になる。
585ポチ@駄文職人:03/11/01 11:02 ID:a0NL7/dN
「・・そっか、明日が楽しみだな」
(アスランのバカ!やっぱりお前はラクスのことを・・)
悔しさと惨めさで歪みそうになる顔を見せないよう背を向けると突然強く抱き締められる。
「わっ、アスラン?」
愛しい人のぬくもりに身を任せようとしたが場所が悪いことに気付き慌てて抵抗した。
「ばっバカ、こんな所で・・」
ジタバタして抵抗するも無言で行為に及んでくるアスランが段々と恐く感じる
(まさか、ラクスへの気持ちを悟られないように私を抱いてごまかそうとしているのか?)
そんなのは嫌だとカガリは更に声を荒げる。
「止めろよ!アスラン!」
「俺に抱かれるのがそんなに嫌か?」
いつもとは違う低い声で言われビクンと体が震える。
(アスランに抱かれるのが嫌なんじゃない!)
ラクスの代わりにされるのが嫌なのだと言いたかったが、それを言ってしまい今の関係さえも崩れたら・・・
愛する人を失うかもしれない恐怖で口に出せないでいた。
586ポチ@駄文職人:03/11/01 11:12 ID:Ty3zisWP
「・・挿れるぞ」
秘部に先端を押しつけられ中に入っていく感触に身を震わせる。
何度も侵されたソコはアスランのモノを迎え入れるようにヒクつき締め付ける。
カガリは息を荒くして腰を打ちつけるアスランに自分の身体で感じてくれていることに最高の喜びを感じていた。
たとえ心が手に入らないなら身体だけの繋がりでも構わないとカガリは思っていた。
しかし他の誰かを思いながら抱かれるのは辛く悲しい、せめてこの瞬間だけでも自分を見て欲しい、そう思うと涙が溢れてきた。
床に倒され背中を向けたままの体制で貫かれ続けるカガリはアスランがラクスを想いながら自分を抱いているから私の顔は見たくないのだと思い、泣きながら振り向き懇願するように愛する人の名を呼んだ。
「アス・・アスラン」
その呼びかけに答えられ彼と向き合い優しく抱き締められたカガリは安心して更に琥珀色の瞳からポロポロと涙を流した。
587ポチ@駄文職人:03/11/01 11:23 ID:FHq12rWR
「ふぇ・・うぅ」
(アスランが好き・・大好きだよ・・だから今は私だけを見て)
カガリは止まっていた動きを自らの腰を上下に揺らし再開させる。
カガリの動きに促されアスランも抜き差しを繰り返す。
「ひぁっ!あっあん」
自分が感じる部分を攻められ今は彼の中に自分がいると実感し喜びでいっぱいになりながら絶頂を向かえる。
「あぁんっ!イクぅ」
(アスランのいっぱい中に出してぇ)
そう思いアスランのモノを逃さぬよう締め付けるがそれは叶わず取り出されてから射精されカガリはまた悲しい気持ちになった。
(いつもは中にしてくれるのに・・どうして?)
熱い白濁の液に塗れながら呆然としているともっとも聞きたくなかった言葉が耳に入る。
「・・ごめん、カガリ」
その瞬間泣き崩れそうな衝動に駆られるが必死に耐え立ち上がる。
588ポチ@駄文職人:03/11/01 11:30 ID:TmqxVbR/
アスランが自分を見て手を差し伸べようとしているのに気付いたが言葉より先に体が反応しパシンッと払い除けてしまう。
もう感情を抑えられずアスランをキッと睨む。
「・・ばかっ!」
そう言いアスランを残し自室へと走って行く。

バタン

「ふぇ・ああぁ・・わぁあん!」
部屋へ入った途端カガリはプツリと感情の糸が切れたように泣き崩れる。
「うぅ・・アスランのばかぁ」
壁にもたれ膝を抱えて泣いていると先程の行為で濡れた腹部に気付き指で精液を掬い取る。
「ひっく・・アスラン」
カガリはズボンをずらし秘部に指を這わせ、精液が付いた人差し指と中指を膣の中に擦り付けた。
「好きだよぉ・・アスラン」
そう言いながらカガリは泣き続けた。




NEXT→ATHRUN SIDE
589ポチ@駄文職人:03/11/01 11:34 ID:TmqxVbR/
>217氏
お久しぶりです!待ってましたよ!しかもアスカガ(*´д`)ハァハァハァ
続き激しく期待してまつ!
590名無しさん@ピンキー:03/11/01 11:43 ID:LxISCo3u
>>582
乙。
カガリが可哀想だな。
アスラン、駄目じゃねーか!
アスラン編楽しみにしてます。
591名無しさん@ピンキー:03/11/01 12:17 ID:aOyHl1Eb
す、すごい・・・
神が降臨しまくってるYO!

>>ID:QWNAwp88さん
アスカガエロキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
いいところで終わるので毎回(*´Д`)ハァハァしてます。
描写ホント上手いですよね。

>>ポチ@駄文職人さん
(・∀・)イイ!!
アスランサイド読んでカガリサイド読むと2人のすれ違いが
激しく切ないですね〜。
不器用な2人に(*´Д`)ハァハァですよ。

>>217さん
お久しぶりです!
どんどん投稿して欲しいです。期待してます。
それにしてもアスカガ祭りでかなり悦ですた。
592名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:41 ID:rqZX31bC
>ポチ氏
誕生日SS、色々研究するカガリタン、イイ…。
シリアスバージョンお互いの気持ちがわかってエロ哀しい…。
コジナタ、ムウマリュ大人の魅力に(*´Д`)ハァハァ
自分の中では黄昏の文芸作家さんのイザフレも大人カップルに入ります。
もう、しっとりモエ…。
>217さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
(*´Д`)ハァハァ お待ちしておりました、アスカガもイイ…。
>ID:QWNAwp88氏
月明かりイイ…。続きキボン…。
>軟弱者氏
その後どうなるんですか。チンチン!
>451氏
日記スレ住人いらっしゃったんですね…。
あのスレでいまいち掴めなかったラクスタンがラブリーに思えてたんです。

神々がイパーイ降臨してる中、ヒソーリ投下。なんでこんなにアナログ…スルーしてください…。
593名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:44 ID:rqZX31bC
ダイニングルームでは緊迫した空気が張り詰める。
テーブルにはフレンチスタイルの朝食が並べられてゆく。
主賓席にラクスが座し、スープを喉に運ぶ。
「…随分早いお迎えでしたわね。早朝の便はございませんでしたでしょうに」
「…貨物シャトルを乗り継いできた」
ラクスは一瞬軽く眉を潜める。
「それにこの森は案外奥深いですのに。GPSは森に遮断され、初めての
お客様は屋敷の者の案内がなければ大抵森を数日さ迷いますのに。
貴方のことですからカガリさんに発信機程度はお付けになっていたかとは
思いましたが」
「…ラクス」
第三勢力の女神として君臨しただけのことはある、内心舌を巻く。
元婚約者たちが静かな火花を散らし始めた時、とぼけた声が空気を和ませた。

「お待たせー、プラントの家電は凄いな。洗濯、乾燥、アイロン掛けまで
15分で済ませちゃうんだから。通りで高い関税かけまくらなきゃ地球のメーカー、
競争にならないわけだー。あれ、二人ともまだ食べてないのか?冷めるぞ」
洗濯済みのシャツとジーンズに着替えたカガリはアスランの向かいの席につく。
と、張り詰めた空気に気づき、気をきかせる。
「あ…元婚約者同士だもんな。…おじゃまだったかな」
ラクスとアスランはあきれかえり同時に肘をつき頭をかかえる。
この鈍感さは、キラといい勝負、さすが双子だ。
594名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:48 ID:rqZX31bC
三人揃ったものの、静寂の間に食器の音だけがこだまする。
耐えかねてカガリが話題を振った。
「ラクス、昨日オーブから取り寄せた特別な食材があるって言ってたけど」
「ああ、そうでしたわ」
ラクスが部屋の片隅に控えていた執事に耳打ちすると、料理人が申し訳なさそうに
船のような形に編まれた藁を皿にのせてきた。
異臭に耐えられず、アスランとラクスは同時に鼻を押さえ仰け反る。
「申し訳ございません、私共もこの食材は初めて目にするもので、
どうやって調理すればよいのかわからずお出しするのを控えておりました」
悶える二人をよそに、カガリは歓喜の声をあげる。
「うわっ、随分本格的だな、オーブでも珍しいぞ。納豆はそのまま、
糸を引くまでかき混ぜて食べるんだ。」
藁を開き鰹だしとからしを器用に混ぜ、軽く焼いたパンに挟みこむ。
そして怪訝な表情を隠せない二人の皿にそれぞれのせてやる。
皿にのせられた即席サンドイッチを凝視し固まる二人をよそに、カガリはうまそうに頬張る。
「どうした?これにほかほかのご飯があれば言う事なしなんだがな。
見た目はよくないかもしれないが、食べるとおいしいんだぞ。
オーブに来たVIPには必ずマスコミのカメラに向かって食べてもらってるんだ。
『こんなにおいしいものがあるなんてオーブはいい国ですね』って。
好感度抜群だぞ、おまえ達にも勿論やってもらうからな」
595名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:48 ID:rqZX31bC
特にラクスは、とカガリは強調する。
今、オーブではラクスがエターナルで逃亡する直前にだしたアルバムが
大ヒットしているのだ。本人は音楽活動を休止しているが、売上全てを
寄付するという姿勢もオーブ市民の心証を掴み、コンサートを切望されているのだ。
条約を締結したら一番にラクスを国賓として迎えるから絶対来てくれ、
そう強く要望されラクスも約束したのだ。
フォークでパンから豆を2,3粒抜き取り、意を決したかのように口に運ぶ。
「……」
なにか感想を言おうとするが言葉がでない。それでも吐かずに飲み込み
笑顔を向けることができたのは、アイドル生活で培った経験のおかげであろう。
「わたくし、キラへお手紙をかかないと。港まで送らせますから、
お二人はシャトルの時間までゆっくりとなさって」
ラクスは優雅に膝をおりお辞儀をすると、瞬く間に二階の自室へと消えた。
596名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:49 ID:rqZX31bC
シャトルの中でカガリはクライン邸を後にするとき滅多に人に弱音を
吐かないラクスが泣きじゃくる光景を思い出した。
肩には昨夜一睡もしていなかったアスランが頭をもたれかけ仮眠をとっている。

「この手紙をキラにお願いしますわね、カガリさん。ラクスは元気、
寂しくなんてありませんと。それから『プレゼントはとても気に入りました』と
お伝え下さいまし」
じゃあな、と背をひるがえすとラクスは背に抱きついてきたのだ。
「うそです、本当は、本当は寂しんですの、キラに会いたくて、会いたくて!!」
迫る時間のなかカガリはラクスの頭を撫でてやったのだった。

首都、プラント創設期から伝統を誇るホテルへ到着したのは夕方であった。
お忍びのため部屋は無難にスーペリアクラスではあるが、アールデコ調の
木目は旅人をほっとさせてくれる。
部屋の前まで送ってくれたのはいいが、アスランは朝からずっと口をきいてくれない。
余程予定を変更したことに憤慨しているのだろうか。
手にしている厚手の布生地に覆われたサッカーボールサイズの物体。
怒ってるからくれないんだ、とカガリは肩を落とす。
「すまなかったな、色々と。じゃあ」
扉を閉めようとする、と。
「…ちょっと待て」
アスランが扉をこじ開け、許可なくずかずかと部屋に入る。
口に指を立てカガリに声を立てないように指示すると、通信機器、
クローゼット、ベッドの下を調べ始める。
「GC2A、調べろ」
布の中から翡翠色のハロが飛び出す。ラクスのハロとは若干様子が異なる。
目はなくかわりに黒いシールドが直線に貼られており、内部でライトが点滅する。
597名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:51 ID:rqZX31bC
「ハロ!ハロ!」
瞬く間に数ミリの盗聴器が二個確認された。
「公安の手口だな、場所を変えたほうがいい」
別のホテルに予約を入れようとするカガリを制し、自分の側が安全だと説得する。
客間にはバスルームが備えつけられているから、一旦ドアを閉めてしまえば
無粋な心配はない。もたげてくる下心を否定する。
第一、一度誓ったことは破らない。アスランは自分の理性に自信をもっていた。

交際が公になり立場が悪くならないかと遠慮するカガリに
「そんなの、すでにばれてる」とチェックアウトさせ、結局アスランは
自邸へ彼女を連れ帰った。

ザラ邸で遅い昼食兼夕食を終わらせた後、カガリは泡風呂を楽しんだ。
トランクはホテルで全て処分したため、着たきり雀ではあるが、風呂に
入っている間に洗濯はすむ。
服を着替え、カガリは髪をタオルで撫でながら居間にはいる。
アスランは既に自室でシャワーを浴び読書をしていたが、入浴剤の芳香に
気づき、顔を上げる。
カガリは読書を中断させた事を詫び、手のデータカードを差し出す。
「ラクスから未公開新曲ビデオ、もらったんだ。さらにサイン入りだぞ!」
一介のファンのようにはしゃぐ様子にアスランはあきれる。請われて
ラクスのプライベートプロモーションビデオをしぶしぶ再生させる。

コテージの居間であろう、グランドピアノの前でラクスがお辞儀をする。
「ネイビーちゃん、こちらですよ、そうその位置」
ネイビーハロにカメラを搭載したのであろう、ハロに向かって手を振ると
表情が引き締まる。
「あの戦争でたくさんの命が失われました。
わたくしもたくさんの命を奪いました。鎮魂を祈る資格はありませんが…。
この曲を捧げます」
ピアノを奏でながら切々と歌い上げる。
歌声が途切れがちになり、最後は涙声になる。そこでビデオは途切れた。
598名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:52 ID:rqZX31bC
「…ラクスの新曲、すごくいいな」
「…ああ」素直に認める。やはり昨夜の事は自分の妄想なのだろう。
「さて、寝るか。今日はいろいろとすまなかったな」
カガリがソファーで欠伸をする。
立ちあがり客間へ戻ろうとするところ肝心の用を思い出す。
「ああ、そうだ、アスラン、塗り薬ないか。虫に結構噛まれちゃって。
ラクスん宅森の中だったからかな」
しぶしぶ立ちあがり、常備薬をさがす。虫?ふと疑念がもたげ薬を手に
取ろうとするカガリのシャツを思わず捲り上げる。
「…っ、ちょっと、何するんだ!」カガリの腕に阻まれ、胸下までしか
確認出来なかったが、特に跡はない。
「別に何ともないじゃないか」
「うん、たいしたことないんだけど、背中に引っ掻き傷みたいなのが…」
言い終わる前にアスランはカガリのシャツを再度引っ張り上げ、背中を
露にさせる。痛々しい数本の傷と深く食い込んだ爪の痕が重なり残る。
赤い傷が白い肌を強調する。視線が離れない。
やはり昨夜の記憶は夢ではなかったのだ。
暫く動けなかったのだろう、カガリが文句を言いながらシャツを直す。
599名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:54 ID:rqZX31bC
「っ…っ…おまえ変だ…ぞ…」彼女の声が遠くで聞こえる。
気がつけば金髪を乱れさせ、困惑し潤んだ瞳が目前にある。
戸惑った吐息が顔にかかりくすぐったい。どうやらいつのまにかソファーに
彼女を運び、押し倒していたらしい。
ぼうっとする意識で今度はそっとシャツを上げる。
胸元まで上げた時にカガリが肢体を捻らせてシャツを戻そうと抵抗する。
腕を掴んで離させ、痛くないよう慎重に頭をくぐらせる。
状況を飲みこめず大きく開いた琥珀色の瞳と視線があったが、かまわず
そのまま両手を上げさせシャツを手首まで引き上げたところで、くるりと
布をねじり腕の自由を奪う。
さらに脚をひらかせ出来た空間に膝を入れ、組敷く態勢を整える。
…ごくりと唾を飲み込む。
標準より若干小さいサイズだが、張りのある白い双丘が無防備に露わになる。鮮血を極限に薄めたようなピンク色の突起、白い脂肪が小刻みにふるふると
揺れる。
心臓上の片房には小さな歯型が乳首を輪にうかび、乳房には幾多のキス痕が
赤く生々しい。
「・・・・!!」
アスランの目に、現実がつきつけられる。ラクスの仕業だ。
自分なら迷わず磯蟹が渡ったほうをまず選ぶ。己の迂闊さを恨みつつ、
かろうじて蹂躙を逃れたまるで新雪のような白い房を左手でそっと包む。
育ちきっていない丘はすっぽりと手のひらに収まる。
荒くなる彼女の呼吸に合わせて柔らかく震え、その感触に浸る。
600名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:55 ID:rqZX31bC
「…や…やめ…っ…!なに−何考えてんだ!」
どうにか振り絞った声に、我にかえる。
金褐色の瞳を潤わせ、懇願するような視線が飛びこむ。
「…ごめん」その言葉に一瞬、カガリはほっとした表情を見せた。
安心し上肢を起こそうとするところを、つい再度覆い被さる。
「…えっ!?ごめんって……!」
体をひねり、狭いソファーから落ちるように逃れようとする細い身体を脚で制する。
頬に手をやると、彼女の唇は色づいて、柔らかそうで。
貪るように舌を絡め、キスをしてしまう。涎を糸のように引きながら
唇を離すと、カガリが苦しそうに息をしているのに気づく。
暫く待ってから、手で頭を支えてやり再度キスをし直しなおす。
戸惑いがちにされるがままだったカガリの舌が少しずつアスランの舌を
舐めるように絡めてくるのがわかり、落ち込む気分が慰まる。
肌を直接触れ合わせたくて自分が着ているシャツのボタンを外す。
「…はぁ…はぁ」自然、息が荒くなる。
「…ぅっ」もどかしくて最後は引きちぎってしまい、ボタンが飛ぶ。
直接肌を合わせると、カガリの胸の突起があたる。
胸板を動かし乳首を転がし、強く抱くと柔らかさを確かめられ、既に熱を
帯びた下半身が全身の血が集中したように更に熱くなる。
胸元に頭を埋め、房の付け根から乳首へと舐めはじめる。
「あぁ…あっ…」
抗うばかりだったカガリの吐息も熱を帯びはじめた。
601名無しさん@ピンキー :03/11/01 23:55 ID:rqZX31bC
百合からノーマルに戻そうとしましたが、やっぱりエロは難しいです。
ワキ乳好きなんでなんとか出そうとしたんですが、力尽きました…。
602217:03/11/02 01:15 ID:XQemVDJg
レスくれた方、ありがとうございました。とても励みになりましたので、頑張って書こうと思います。

暇だったんでまとめてみました。
いつも同じ人に任せるのも悪いですし。
タイトルとか入れてくれたり、カプの訂正とかあれば言ってください。
気が向いたら転載依頼でも出しに行く…かも。
前スレで神々の作品が失われたのがとても悲しかったんで。

ちなみに
黄昏氏は自分で送るということ
ポチ氏のトラキチカガリたんは野球ネタが混じっていること。
ID:QWNAwp88氏の話は前スレからの続き物であること。
上記の3つはこれらの理由から泣く泣く割愛させて頂きました。ゴメンナサイ。

>>ポチ氏
切ない…
ある意味俺の今書いている話とは対極かも。
やはり、この二人のキーは、誰かの代わりなのか?
というものだと思います。ポチ氏のアスカガも幸せになってほしいです。
俺なんかが幸せ?なアスカガ書いてもへタレになってしまうので。
>>601
すごく細かいところや設定に気を配った文がとても上手だと思います。
俺が言うのもなんだけど、自信もってください。続き、待ってます。
603217:03/11/02 01:18 ID:N0zR7XOJ
ポチ氏
アスラン×ラクス
>>40-48 >>140-143 未完
アスラン×ミリアリア
>>53-69
アスラン×カガリ
>>491-50>>509-517 >>521-526
アスラン×カガリ
>>561-567 >>582-588 未完
604217:03/11/02 01:18 ID:N0zR7XOJ
115氏
アスラン×ラクス
>>115-126
ラクス×キラ
>>147-152
アスラン×アサギ
>>154-161

168氏
アスラン×カガリ
>>168-169

205氏
フラガ×マリュー
>>205-211

軟弱者氏
「赦しを、君へ」 キラ×カガリ
>>216-220 >>277-285 >>392-401 未完
605217:03/11/02 01:20 ID:N0zR7XOJ
257氏
ラクス×カガリ、アスラン×カガリ
>>258-262 >>446-449 >>593-600 未完

385氏
イザーク×カガリ
>>386-388 未完

_| ̄|○氏
「オーブにて…」 フラガ×マリュー
>>464-469


コジナタ(416)氏
>>416-418 >>441-443 >>537-543

阿呆 217
「和解」 キラ×フレイ
>>23-31
「続・少女の涙 ―三人で、…―」キラ、アスラン×カガリ
>>192-199

未完作品の続き、待ってます。
黄昏氏の投下が減ったのがすごく寂しい…
606217:03/11/02 01:22 ID:N0zR7XOJ
いけね。コジナタ氏のカプはマードック×ナタルってことで。
607名無しさん@ピンキー:03/11/02 01:43 ID:t1OEhKT2
217氏、乙です。
608名無しさん@ピンキー:03/11/02 02:09 ID:w4H/+Qjp
>>592
黒系ラクスとアスランの攻防戦が面白かったっす。
続き楽しみにしてます。
609名無しさん@ピンキー:03/11/02 02:13 ID:w4H/+Qjp
>>602
まとめ乙っす。

アスラン×ラクス
>>115-126
ラクス×キラ
>>147-152
アスラン×アサギ
>>154-161

は、転載依頼に行かれる場合は外しといて下さい。
よろです。
610名無しさん@ピンキー:03/11/02 07:21 ID:DzZR7hlM
アスラン凄い人気だな。
キラ……。
611名無しさん@ピンキー:03/11/02 08:43 ID:9OQilRvs
当初はほとんどキラオンリーだったからなー。逆転したな。
でも、後半はキラは感情を余り露にしないタイプだったから、書きにくい
のかもしれんな。
612名無しさん@ピンキー:03/11/02 09:19 ID:QsPEhy6R
>>602
まとめ乙です。

無知ですまんのですがこのスレに投下されたSSって
どこかに転載されるんでしょうか?
>>416-418 >>441-443 >>537-543
マードック×ナタルも転載依頼から外して下さい。
このスレdat落ちしたら個人で管理するつもりでおりますので。
613ID:QWNAwp88:03/11/02 09:32 ID:1+cdXdnD
するりと着慣れた朱色の軍服を脱ぐ。
視線を流した表情がひどく色を帯びていて、女のカガリからみても美しい。
つ―…と、その露わとなった胸に指を這わせてみる。華奢ではあるが、硬い筋肉の身体がそこにあった。
――やっぱり、男、なんだよな……
抱きしめられた時にも感じた彼の力強さ。全てを包括するその懐。確かに存在する男と女の違い。
「っ…――――」
小さく、彼がうめく。見れば、その肌には幾つもの傷跡が刻まれていた。赤く裂けたそれが、ひどく痛々しい。
「これ、全部わたしを助けるために負ったんだな…」
むしろ、冷静にそう言い、カガリは顔全体を彼の胸元へ沈めてゆく。
「カガリ…?」
優しく、労わる様に口付けしていく。一つ一つの傷に、優しく。
「はぁ……」
きめ細やかな動きに、初めてアスランの口から熱い息が漏れた。

自分と出会うまで、自分とこのような関係になるまでに、彼はこれまでどうやってこのような痛みを癒してきたのだろう? 一体、誰が、彼が傷ついていることに気付いてやれたのだろう?

――これからは、わたしがいる。

614ID:QWNAwp88:03/11/02 09:35 ID:1+cdXdnD
「だから、もう、一人で抱え込むな…」
先程も告げたその言葉を、もう一度反芻して聞かせる。
「それ…さっきも聞いたぞ」
「お前はバカだからな。一度言っただけでわかるとは思えん」
済ました口調で口付けを繰り返しながらカガリが言う。溜息混じりにアスランが苦笑する。随分な言われようだが、アスランには彼女の意図する事が分かる気がした。
「不安、か?」
探るような眼差し。その問い掛けにカガリの動きが止まった。
「………………」
カガリの表情がにわかに曇る。切なさを感じて。
「大丈夫だ…って、言葉だけじゃ納得できないよな…」
そう言うと、カガリをより深く自身へと抱き寄せた。
「わぁ!」
体制を崩し、倒れこむように彼へと全身を傾ける。
「――――――…」
すぐ、側に彼の顔があった。言葉を発すれば、重なってしまうほどに、近い。
見つめ合う――深く。
互いの視線と視線がごく至近で交わる。
615ID:QWNAwp88:03/11/02 09:36 ID:1+cdXdnD
感情の高ぶりに震えるカガリをしっかりと抱きしめる。自分はここにいる。
カガリの側にいる。一つ一つの動作でそれを伝える。
「証しも、必用かな…?」
首筋に、きつく吸い上げるように。
「アスラ…ンんっ!……なにを……!?」
突然の事に戸惑うカガリの身体を抱く腕に力を込める。
「んんっ! あぁ……!」
赤く充血したそれをいとおしむ様にアスランの指が触れる。
「これ…俺が帰るときの目印だ」
――俺が帰る時。その場所に、君が、いて欲しい。
そっと、カガリも彼の付けた痕跡に触れてみる。
「これを目印に帰ってくるんだな、お前…」
今度はカガリが探るように確かめる。
「あぁ、そうだ」
生きようとする意志。それが、二人を繋ぐ。
二度と離れたくない…だけど――…



――ありふれた優しさは君を遠ざけるだけ…


616ID:QWNAwp88:03/11/02 09:36 ID:1+cdXdnD
せめて、今は、今だけは、近くに彼を感じていたい。
二人の目と目が再び見つめ合う。
震える指で相手の頭を抱き合い、そうして口付けを交わす。
「ん…んん……あすらぁあん――…」
「カガリ…」
乱れる彼女の姿に熱が高まる。熱い。熱くて溜まらない。
そっと、胸を覆う下着に手をかけてみる。
抵抗はない。
静寂の中にあって金属のホックがパチン、と外れる音を立てた。
まどろむ様な視線でカガリがこちらを見つめている。
――柔らかな皮膚しかないわけは、人が、人の痛みを知るためだ。
カガリは肌と肌とが擦り合う感覚に、そんな思いを抱いていた。彼の胸に耳を置いてみる。
トクン、トクンと脈打つ心臓の音が聞こえてくる。
段々、早くなっていく。それに呼応して、自身の心臓も鼓動を早めていく――
「カガリ…俺……」
ふと、彼の発した言葉に乗せた意味を察してやる。
「いいぞ…お前なら……好きに、させてやる」
――気持ちが?がっている。


夜に――今、二つの影がゆっくりと、重なっていく。

一つとなるために。


617ID:QWNAwp88:03/11/02 09:40 ID:1+cdXdnD
>>554の続きです。
616の?は?がるという漢字だったのですが、上手く変換されませんでした。
何でだろ?
そういや、前回の投下で自分555番を取ってましたね。
目指せ!913!!

分らない人ごめんなさい…それはそうと、次で完結させます。
618ID:QWNAwp88:03/11/02 09:41 ID:1+cdXdnD
つながるですつながる!
ほんと、ごめんなさい…
619名無しさん@ピンキー:03/11/02 12:22 ID:BzynEGLK
鷹艦長もの期待してます
620名無しさん@ピンキー:03/11/02 12:29 ID:gJjCjddG
ID:QWNAwp88さんキタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
相変わらず美しい描写ですね。惚れ惚れするします(*´Д`)
なんか切ないけど力強くて自分もこんな2人の関係が好きです。
次で完結ですか!楽しみだけど寂しい。
621217:03/11/02 14:39 ID:Yr2w/2QR
>>609>>612
そうでつか。落ちちゃったら二度と見られなくなっちゃうから、激しくモッタイナイと思ったんでつが。
お二人とも、ものすごく俺好みな文を書いて下さっていたから、
いちロムラーとして、頭を下げてでも転載させてほしかったんでつが。
まあ、ネ申の意思を尊重すべきだと思ってますんで、もしかして依頼する場合は外しときます。
気分を害してしまったならゴメンナサイ
ちなみに、転載してもらう場所は南極でつ。

>>618
す、素晴らしすぎる…
すごく、表現が上手で二人の想いが…
自分も次で最後は寂しいけど、期待してます。
622名無しさん@ピンキー:03/11/02 14:42 ID:AyDBI92o
>>621
落ちても普通に見られますよ。
ID買うかHTML化を待ちましょう。
623217:03/11/02 14:55 ID:Yr2w/2QR
激しく無知でスイマセン。
dat落ちしたのもhtml化して見られるんだっけなあ、と思ってたんで。

まあ、この話は無かった事に…して、逝ってきます………みなさん、スマソ
624名無しさん@ピンキー:03/11/02 15:59 ID:uWYb8lTd
自分は217氏も含め、職人さんの作品が南極に転載されるのは、
激しくキボンなのでつが
625名無しさん@ピンキー:03/11/02 16:04 ID:V77t7PUs
逝く前に続き投下おながいします、ハアハア。
626名無しさん@ピンキー:03/11/02 17:17 ID:uAyXpVH3
自分も職人さん達の作品はできるだけ南極に転載された方が嬉しい
なーって、あくまで希望ですが。
ところで最近お見かけしないT/HLq95UzM 氏や某338氏はどう
なさっているのだろうか?お二人の美文に会いたい…
627名無しさん@ピンキー:03/11/02 18:00 ID:G8KDP66t
クルーゼ「ターンストライクはぁぁぁぁ!!金縛りにしろぉぉぉ!!」
キラ「了解!」
クルーゼ「ユ・ニ・ヴァァァァァァース!!!」
フラガ「このターンストライクスゴイよ!!さすがストライクガンダムのお兄さん!!
    プロヴィデンスのパワーも吸収している!!わかっているのかぁぁぁ??ラウ・ル・クルーゼェェェェ!!!」
クルーゼ「何???」
キラ「これは!」


フラガ「月光蝶であぁぁぁぁるッ!!!」


ってのはどうだ?
628名無しさん@ピンキー:03/11/02 18:16 ID:N1t2wQNP
自分も職人さん達の作品は皆、南極に転載してもらった方が嬉しい。
理由は色々だが、一番は読みやすくなるってことだろうなぁ。
一つの話がまとめて読めて、探さなくて済むし。
でも、職人さん達の意志がそうなら仕方ないね。
629名無しさん@ピンキー:03/11/02 19:40 ID:2IBc06T7
コピペで集めるのはそんなに手間か?
2分もあればできるぞ。
さらに1分もあれば、ツールにぶち込んでHTML化できるし。
630名無しさん@ピンキー:03/11/02 20:00 ID:g1Gv3Qyo
転載依頼もそもそも本人が出すものじゃないのかな。
少なくとも絵に限ってはアップしていいの本人だけなんだし。
このスレどこにも南極への誘導貼ってないから
職人さんのなかに知らない人いても不思議じゃないと思うよ。
631名無しさん@ピンキー:03/11/02 21:36 ID:XmShVKs2
誰か南極への誘導はってください(泣)
初心者でスマソ
632名無しさん@ピンキー:03/11/02 21:37 ID:FKKRFw2Q
URL貼れってことか?
633ポチ@駄文職人:03/11/02 21:51 ID:4LFCQxN6
>217氏
乙です。アスラクのレス番調べるの面倒だなって思ってたので助かりました(;´д`)

南極の件はお任せします。転載する程の作品でもないし・・217氏の心遣い感謝します。
634名無しさん@ピンキー:03/11/02 23:07 ID:9ijHgXwl
age
635軟弱物@赦しを、君へ:03/11/03 00:31 ID:op8ruy7N
>217氏
自分も、もし含まれて居ましたら、南極への転載依頼からは外しておいて下さい。
お気遣い感謝です。
そのうち自分で依頼に行くかもしれませんが……。
ところで217さんの続きを楽しみにしています。
636名無しさん@ピンキー:03/11/03 01:07 ID:tssFoa05
アスランとミリアリアで話が思い付いたので投下したいと思います。
エロなしなんですが自分はこの内容ならエロなしの方が好みなんで
エロをお求めの方はスルーお願いします。
不真面目な話なので一つよろしく。
637アスミリ(:03/11/03 01:09 ID:tssFoa05
深夜のシャワールームでミリアリアは一人服を脱いでいた。
いつもは女の子である彼女はもっと早くにシフトされるのだが、
今回は急病人が出たため時間がずれ込んだのだ。
「ふー、疲れた〜。まずはシャンプーですっきりしよー。あれ?」
ミリアリア愛用のシャンプーは丁度きれてしまっている。
確か隣部屋の倉庫に詰め替えようのがあったはず。
しかし今は服を脱いでバスタオル一枚の姿、着替えはシャワー後には
乾くだろうと乾燥機の中だったりする。
「う〜ん、困ったなぁ。まっこんな時間だし大丈夫よね。」
彼女はドアから顔を出し、廊下に誰もいないことを確認するとその姿のまま
ダッシュで隣の倉庫へと向かった。
シュン
ドアを開け誰にも遭遇せずに到着成功。
安堵の溜め息をつき目的のブツを探し始めた。
すると奥の方からガタッっと物音が…
「だっ誰なの!?」
638アスミリ:03/11/03 01:11 ID:tssFoa05
ミリアリアがその辺にあったタヌキの置物を持ち上げ近づくと
赤い制服を着て青い髪の男が体操座りで蹲っていた。
「うっうぇっぐっ…」
なんと彼は顔を真っ赤にして泣いている。
ミリアリアは彼を知っていた。
彼はキラの友達で今は仲間になったけど、トールを殺した人物。
彼を恨んではいけないとわかっていても会ってしまえば酷いことを
言ってしまいそうで今まで遭遇しないようにしていたのに出会ってしまった。
「あなたは…アスラン・ザラでしょ?こんな所で何してるの?」
ミリアリアがタヌキを下ろして彼の肩に触れるとビクッっと反応した。
顔を上げた彼は一瞬動きを止めた後、赤い顔を更に真っ赤にして後ずさる。
「きっ君は誰だ!それにその格好はっ、はしたないじゃないか!」
「やっだー見ないでよー恥ずかしいじゃない!」
とアスランを思い切り突き飛ばしたら棚を背にしていた彼はその棚に勢い良く
ぶつかり中の物が全て降ってきた。
モクモクと埃が舞いアスランは落ちてきた招き猫で頭を強打したため意識を飛ばした。
639アスミリ:03/11/03 01:12 ID:tssFoa05
「キャーーー、アスラン・ザラ、しっかりして〜」
その瞬間、ミリアリアはピキーンと何かを感じた。
アスランの肩辺りに何かが見える。
それは段々よく見えるようになってきてミリアリアは自分の目を疑った。
「あなたは…もしかして、トール?」
その影の様な物は微かに笑ったようだ。
『ミリィ、会いたかったよ。最近どう?』
このノリは間違いなくトールだ。
ミリアリアは嬉し泣きしながら叫んだ。
「寂しかったよー、トール。私も会いたかった。でもどうして…」
『いや〜、最初はさー。コイツにとり憑いて呪い殺しちゃおっかなーとか
 考えてたんだけどさー。なんかコイツすっげー可哀相なんだよ。
 お母さんは血のバレンタインで殺されちゃってるし、お父さんはプッツンきて
 頭おかしくなっててさ。唯一の友達だと思ってたキラには絶交されて、
 軍の仲間すら信用せずに孤立しちゃってんの。
 ここに来てちったー良くなったかと思えば、未だに気のある元婚約者はキラと
 ラブラブで、ちょっといいなーとか想ってるカガリとの仲をキサカに尽く邪魔
 されてんの。その上、今いる戦艦の中でラクス親衛隊(ダコスタ他)にいじめ
 られててさー。トイレ掃除は当番制なのにいつもコイツがやってんだぜ。
 パイロットだってのにさー。もう見ててなんか愛着が涌いてきちゃってぇ。
 なんか親父にでもなった気分なわけ。ちょっと守護霊にでもなってやろうかなってさ』
晴れ晴れと語るトールを見てミリアリアは彼らしいなと感じた。
死んでもなお彼は変わらず素敵な人だ。
640アスミリ:03/11/03 01:15 ID:tssFoa05
そんなトールを見てミリアリアはある決心をした。
「よし!トールがアスラン・ザラのお父さんになるなら私はお母さんになってあげるね。 この子は二人の息子よ!一緒に守ってあげましょうね、トール。」
『 流石ミリィ、話がわかるなー。愛してるよー。』
「私も愛してるわ、トール。」
ミリアリアがトールの影にキスしようとすると通り抜けてアスランの頬にあたってしまいアスランが目を覚ました。
「う〜ん。痛たたぁ。どうしたんだっけ?うわっ君っ。」
ミリアリアを見て逃げ出そうとするアスランを捕まえ、手を思いっきり引っ張った。
突然の行動に体勢が崩れた彼はミリアリアの胸に倒れ込んだ。
顔が谷間に挟まり片手はしっかり彼女の右胸を掴んでいる。
「うわっごめっん。失礼した。すぐ退くから!」
頭を上げようとするアスランをがっちり抱きしめてミリアリアは微笑んだ。
「アスランは甘えん坊さんね。いいのよ。私がママになってあげるからね。」
それはもうアスランはパニックである。
初めて会った女の子を押し倒して胸を掴んでパフパフ状態でいきなり母親になって
くれるなどど信じられない。
でも彼女の目は狂ってなどいないし、綺麗に澄んでいる。
優しい温もりに飢えていたアスランは彼女に縋り付きたくなった。
「…母さん?」
「そうよ。お母さんなの。お母さんがアスランの身体洗ってあげるからね。」
そう言うとミリアリアはアスランの手を引いてシャワールームへ戻った。
641アスミリ:03/11/03 01:16 ID:tssFoa05
アスランはボーっと何かに取り憑かれたかのように彼女に従った。
埃まるけの赤い制服を洗濯機に放り込み、アスランを素っ裸にするとミリアリアは
自分のバスタオルを外した。
アスランの目には丸みを帯びた女性の象徴が映る。
「いらっしゃい、アスラン。」
正直幼い頃に見た母親の胸とは似ていないのだが、導かれるままに彼女の元へ行く。
風呂用の腰掛けに座るように言われて従うと彼女はアスランの髪を洗い始めた。
他人に髪を洗って貰うなんて母親以外なかったことだ。
目を閉じて彼は失った母親を思い浮かべる。
「痒いところとかない?ちゃんと気持ちいいかしら?」
「うん。気持ちいいよ、母さん…」
すっかり信用して身を任せているアスランをミリアリアは可愛くて仕方がないと
思い始めていた。
身体を隅々まで綺麗にしてあげてバスタオルで優しく拭いていると丁度服が乾いた。
制服を着せて髪もきちんとセットして完璧に支度を整えた。
「よし!アスラン、立派よ。お母さんがいつも見ててあげるからもう泣いちゃダメよ?
 しっかり頑張ってきなさい。もしどうしても我慢出来なくなったら私のところに
 いらっしゃい。思いっきり甘やかしてあげるからね。
 でも母さんって呼ぶのは二人きりのときだけよ。外ではミリアリアって呼ぶの。」
もうミリアリアの中ではアスランは自分の息子に決定していた。
それはアスランも同じだったりする。
「はい、母さん。俺、頑張るよ、ミリアリア。」
642アスミリ:03/11/03 01:17 ID:tssFoa05
二人笑顔でシャワールームから出ると廊下でミリアリアの出待ちをしていたディアッカが
あんぐりと口を開けて間抜け面を晒していた。
「なっなんでミリアリアとアスランが風呂から一緒に出てくんの?
 俺は一体なんなのさ〜、ミリアリア〜」
注:ディアッカとミリアリアはTVの関係のままで肉体関係はありません。
「はぁ?どうだっていいでしょ!大体誰がいつあんたに名前で呼んでいいなんて
 言ったのよ。あんたなんて犬よ、犬。」
ミリアリアは冷たい目線をディアッカに投げつけると今度は優しい目でアスランを見た。
「アスランはいいのよ。ちゃんとミリアリアって呼んでね。」
「ああ、じゃあまた、ミリアリア。」
アスランは軽く手を挙げて帰って行った。
笑顔で見送るミリアリアにジトーっという視線がからみつく。
「何よ、あんたまだいたの?私、部屋に戻るから。」
「なんでだよ。貴方様の彼氏殺したのアイツ…」
「そんなこともういいのよ。それよりもそのことをアスランに言ったら
 只じゃ済まさないわよ。わかったら返事なさい!」
「ワン!」
「よし。じゃーね〜」
素敵な旦那様(トール)に可愛い息子(アスラン)、後はペット(ディアッカ)で
完璧よねっと一人浮かれるミリアリアだった。


ミリアリアが去った後、犬は一匹で涙にくれていたのだった。



【終わり】
643217:03/11/03 01:35 ID:HwZaEY8X
なんか、俺が良かれと思ってやった事で討論になってごめんなさい。
まぁ、俺なんかの作品を南極転載して欲しいなんて言ってくれる人も居て、嬉しかったです。
基本的には南極に転載したほうがよいと言う声が多めなようなので、そのうち自分のだけでも逝ってきます

>>ポチ氏
どちらでもいい、か。俺的にはみんな転載キボンなんですが、
自分で出すものとか、転載しないで欲しいという声も多数職人さんから挙がってますので
今回はちと見送らせてください。作品の続き激しく待ってます。
>>軟弱者氏
そうですか。是非とも転載してほしいと思います。それと、続き激しく待ってます。
>>642
とにかく、いろんな場面で笑わせてもらいました。幽霊ネタ、自分もいくつか
考えているのがあるんで、親近感もって読めました。

たくさんの人に不快感を与えたかもしれないこと。すごく、反省してます。
本当に、申し訳ありませんでした。
お詫びとなるかはわからないけど、続き…を。
644217:03/11/03 01:37 ID:HwZaEY8X
>>574-578の続きです

「んっ……ちゅるっ…れろ…」
「カ…カガリ…」
口内で感じる彼のものは、暖かいというより熱かった。
ビクビクと口内で震え、とぷとぷとぬるい先走り液を放出していく。
カガリは、口で咥えるのは初めてだったので、どうしてたらよいか、どうすれば彼が
喜ぶのかは
わからないが、アスランの快楽に溺れ、頬を赤く染めた顔を上目遣いで見ると、愉快
な気持ちになった。
いつも、からかわれている自分が逆に相手を手中に収めている。
そんな気分すら持てた。
だから、彼が放出する先走り液の味や感触も、それほど気にならずに舌に絡めて飲み
込んでゆく。
とにかく、吸い付いてみたり、舌を這わせてみたり…
「ちゅぅぅ…んっ、んむ……ぴちゃぁ…」
「あっ、ああっ…!!くぅっ…」
刺激を変える度、彼の反応も変わる。
そんな彼が何となく愛しくて、彼の顔を見ながら肉棒を頬張り、顔を前後させる。
唇を窄めて、吸い付いていく様に、何度も、何度も…
アスランも、上目遣いで自分のモノを奉仕してくれる、普段気の強い彼女の様子に興
奮を抑えられない。
気を抜けば、すぐにでも達してしまいそうだったが、少しでも長く快楽を味わってい
たいと、
全身に力を入れて、必死に耐えていた。
カガリは、アスランが我慢している様子が瞬時に察知できた。
普段の彼の様子とは違って、何だか可笑しかった。
645217:03/11/03 01:38 ID:HwZaEY8X
「フフッ…気持ち、いいか…?」
「あ、ああ。うっ…く、カガリ、俺…もう…」
「いい、よ…出し…て…んっ…んっ、んふっ…ちゅ…ぅ…」
カガリが、アスランの限界の意を聞き、口の動きを早めていく。
可愛らしい口に自分のものが飲み込まれていく様子と、必死に自分を愛してくれる
様子は、とてもけなげであり、淫靡なものでもあった。
アスランは、カガリから許可も得ていたので、今まで我慢していた思いのたけを彼女
の口内に放つ。
「んっ!?んっ…んん!!んむぅ…ふ…ぅ、ん…」
射精の勢いで、口内で暴れる肉棒を片手で支え、大量の精液を口内で受け止めた。
その量と濃さに驚いたけど、自分が彼を気持ちよくさせて絞り取ったものと思うと、
何だか嬉しくなった。ゆっくりと、喉を鳴らして彼の想いを飲み干してゆく。
「あ、おい…カガリ」
その様子を見たアスランが心配する。
「ん…こく…ん……ンッ、ケホッ…ケホッ…!」
「大丈夫か?無理して飲んでくれなくても…」
「平気…だ。私が望んだことなんだから…」
カガリが涙目でアスランにそう言うと、アスランはカガリが堪らなく愛しくなって、
彼女の上に覆い被さった。先刻よりも濡れた秘所に肉棒をあてがう。
おそらく、彼のものを奉仕していて興奮したのだろう。
「カガリ…!いい、か?」
「……ウン…」
646217:03/11/03 01:39 ID:HwZaEY8X
カガリの気持ちも確認できたため、アスランは彼女を抱き寄せて自分のものを挿入し
ていく。
「ふぁ…ああ…ん」
ずぶずぶと肉棒が最奥部まで入ると、カガリは声をあげた。
同時に、待ち望んでいたものを咥え込む膣内は、アスランを切ないほどに締め付け
る。
「んっ…くっ…」
情けない声を出す彼を抱き締める手に力を加えて、カガリはアスランの動きを促す。
アスランもそれを察したのか、ゆっくりと腰を動かしていった。
「あっ…!んっ…ふぁぁっ…」
腰を沈めていく度に、彼女の口から歓喜の声が漏れる。
顔を赤らめて喘ぐその姿は、とても扇情的であり、アスランの興奮を促す。
そのため、アスランも腰の動きを次第に早めていく。
「ふああっ!ア、アスッ…ラン…、はや…いっ…そんなっ…ひあっ、あん!」
「ゴメン…けど、止まらない…」
アスランの言葉通り、止められる筈もなかった。
二人、真摯な気持ちで、今までで一番真摯な気持ちで抱き合っているのだから。
お互いの気持ちを確認して、何よりも彼女が愛しくて―――
「あっ…ひぃ、ん…好きぃ…、アス、ラン…好き…だぁ…だい、す……あはぁっ…」
「俺も…好きだ…」
一層腕に力をこめて、抱き締めあい、より挿入が深いものとなる。
そのため、カガリの最奥部が強く、激しく、先端で刺激される。
奥を刺激する度、カガリの中はきゅうっとアスランのものに吸い付き、締め付けてい
く。
「ん…ああっ…深…い、深いよぉ…アスラン…」
「カガリの中も、すごく…締まって!くっ!」
647217:03/11/03 01:39 ID:HwZaEY8X
アスランは迫り来る限界を悟ったのか、さらに腰をカガリに打ち付けていく。
カガリもそれに応えるように、かつてないほどに彼を締め付け、刺激していく。
熱を帯びていくカガリの中。熱く感じられるアスランのもの。
混ざり合う二人の吐息。大きくなる水音。
何もかもが、二人を絶頂に近づけた。
「カガ、リ!もう…で…る…」
「来…て、全部…出して…いい、ぞ…!」
アスランはカガリの許可も半ばに、耐え切れずに彼女の中にその精を放った。
「ひゃああああっ!!熱…い!い、やぁ…い…くぅ…!!」
トクントクンと脈打ちながら、放出を続ける彼の肉棒と、熱い精液にカガリは刺激さ
れ、
彼女も絶頂を迎える。
アスランもカガリが果てたのを見届けると、息が整うまで繋がったまま、抱き締め
あった。
短い時間だったけど、永く感じられた時間。
ずっとこのままでいたい。
そう思えるほど、二人にとって大切に感じた、時間―――

誰かを好きになる。すごく、自然なこと。
いつ、どうして、どこを…
理由なんて、どうでもいいのかもしれない。
けれど、その理由を掴むことが出来て、自分の想いを再確認できたなら。
その想いは、一層強くなるのだろう―――
まして、いつも一緒に居るのが当たり前な相手なら…

いつから、俺は…?
648217:03/11/03 01:41 ID:HwZaEY8X
というわけで終わりです。
アスカガでラブラブなものは初だったかも。
至らない点などたくさんあると思いますが、その辺も許してください。
最後にもう一度。ごめんなさい。
649_| ̄|○:03/11/03 01:49 ID:po/zxxKq
フラマリュです。

この間の・・・一応続きです。
続き物なので・・・まあ、そのうち何とかなるんだろう、という
生温かい目で見て下さると嬉しいです。
650_| ̄|○:03/11/03 01:51 ID:po/zxxKq

《Addict》


「―――りょーかい」
少し困ったような声でフラガが言った。肩に乗せられた手が暖かく
そして、切なかった。
キラとトール・・・この艦を守ろうと戦った彼らの死を、受け入れねば
ならない。マリューは涙を堪えながら、フラガの優しさに戸惑う。
自分をあんなふうに辱めた、酷い男・・・。
やはり、信じられない。あれは自分の夢だったのではないか、と
その後何度思ったことだろう。
『へえ・・・?それで俺にされたことは、艦長の記憶から消去されるっ
てわけ?』
そんなふうに言って責めたくせに、それとは裏腹にフラガの態度は
何もなかったかのようだった。だから、マリューも・・・同じように接
していた。『艦長』になってから切り捨ててきた感情が、胸の奥で止
めど無くあふれ出そうになっている事に気付かずに・・・。


「・・・艦長?」
「え・・・っ」
艦長室に行く途中だったらしい、書類を抱えたマリューがフラガの
部屋のドアを見つめていた。食事を終え休息を取ろうと戻ってきた
フラガは、そんなマリューの姿を見咎めて声をかける。
651_| ̄|○:03/11/03 01:52 ID:po/zxxKq
「そんなところに突っ立ってたら、変に思われますよ・・・?」
からかうようにフラガが言うと、マリューは頬を染めて唇を噛む。
「・・・どうぞ。少し散らかってるけどね」
「・・・え?あの」
「妙な噂、立てられたくないでしょ」
そんなふうにこじつけてフラガは少し強引に困惑するマリューの肩
を抱き、自室に招き入れた。
「・・・で?何か用ですか?艦長さん」
「いえ・・・ただ、少佐がまた・・・2人を探しに行くと言い出すのでは
ないかと思って」
「・・・そう、ですか」
マリューらしい、とフラガは思う。そして、マリューが艦長でさえ
なければ・・・共に命令違反を犯しても2人を捜索に出たかもしれない
と思い、妙に可笑しくなる。
「・・・何が可笑しいんですか」
小さく笑ったフラガを見て、マリューは不服そうにそう言い放つ。
「いえ・・・なんでも・・・それより」
フラガはそういうとマリューに向き合って、その髪をひと房掴むと
唇を寄せた。
「このあいだのアレは、もうすっかり忘れちゃってるみたいで」
「あ・・・」
マリューはびくん、と身を竦める。
「でも、まさか・・・気を失っちゃうとは思わなかったな」
低く笑いながら、フラガが言った。マリューは俯き、その時のこと
を思い出したかのように小刻みに震えていた。
652_| ̄|○:03/11/03 01:53 ID:po/zxxKq
「まあ・・・でも、楽しませてもらったよ、艦長」
フラガの口元が歪む。何も言わないマリューの真意が分からずに、
フラガは苛立っていた。
「さすがに・・・中には出さなかったけどね。艦長の・・・奥の奥まで、
隅々見て・・・堪能させて頂きましたよ・・・」
「・・・どうして・・・」
マリューは小さくそう言いながら顔を上げ、涙が溢れてしまいそう
になりながら抗議の目をフラガに向けた。
その姿に、胸が痛まないわけではない。いっそのこと、優しく抱き
締めてしまいたいとフラガは思う。けれど・・・たとえそうしたところ
で、マリューは決して『女』には戻らない。
「何故ですか・・・?あなたが、何故そんな・・・」
マリューには、そんな酷い行為をされる理由が分からないのだろう。
いや、恐らく・・・分かろうとなどしてはいないのだ。
「それを、聞くんですか・・・あなたが」
フラガがそう尋ねると、マリューの瞳から涙がこぼれ出す。
自分が被害者だとでも言いたいようなその表情にフラガは憤りを感
じた。そして、マリューを辱め・・・思い知らせてやりたい、というどす
黒い感情が沸き上がってくる。
「それを聞くのが残酷だとは・・・思わないわけ?」
「・・・少・・・佐?」
恐らくそれは、マリューにとっては理不尽な怒りでしかないのだろう。
しかし、フラガはもう普段の軽口など叩けなかった。
「・・・きゃ・・・!」
自分の感情をぶつけるようにフラガはマリューの両手を捕え、壁に
押し付けた。マリューの抱えていた書類がばさばさと床に落ちる。
653_| ̄|○:03/11/03 01:54 ID:po/zxxKq
マリューは大きな瞳を見開き、じっとフラガを見つめていた。
それは、必死に平常心を保とうとしている懸命な姿のように見えた。
フラガが覆い被さるように身体を寄せると、マリューの鼓動の早さ
が伝わってくる・・・。
「1度も2度も同じでしょうが・・・」
「あ、ああ・・・」
その屈辱的なフラガの言葉に、マリューは酷く傷ついたようだった。
しかし、それは真実ではない。
本当は最後までなんて抱いていないし、隅々までマリューの身体を
見たなんて嘘だった。マリューに対して、そんな酷いことなど出来は
しないのだ。あの時・・・マリューが気を失ったと気付いて、フラガはす
ぐに自身を抜きベッドに寝かせ・・・乱暴に脱がせたはずの服を着せた。
まるで、マリューに何事もなかったのだと錯覚させたいかのように。
気を失うくらい、嫌いなら・・・もういい。
忘れてしまえばいい・・・。マリューも・・・自分も。
あれは、夢だったことに・・・してしまえばいい。
そんなふうに、らしくもない自虐的な事を考えたりもした、あの日。
フラガはそんな事を考えた自分を思い出し、自嘲気味にフッと笑う。
「・・・それが気に入らないなら・・・艦長が、身体で・・・あいつらを捜索
に行こうとする俺を止めたって事で納得しときゃいい」
フラガはマリューが『艦長』として、そんな感情ごと・・・そういうも
のを切り捨ててしまっていることに気付いてしまった。
でも・・・それならば、自分のこの感情はどうすればいい?どうすれば
報われる・・・?
この・・・残酷で優しい女性の心はどうすれば開くのだろうか・・・。
654_| ̄|○:03/11/03 01:55 ID:po/zxxKq
「な・・・」
「こないだのだって、俺の性欲を処理したって事にしたんじゃな
いの?」
大義名分があれば、マリューは『艦長として』の行動を果している
だけ、と考える事も出来るように思えてそういったのだが、当のマ
リューは不服そうな顔を見せる。
「わ・・・私は、少佐に抱かれる言い訳を考えているわけでは・・・!」
「抱かれる、か・・・ご期待に添えるかねぇ・・・」
フラガはそう言うとマリューのスカートに左手を滑り込ませ、両脚
の間に自分の膝を無理矢理捻じ込んだ。
「・・・いやあっ・・・」
マリューはそう悲鳴をあげて身を固くし、フラガから目を背ける。
「・・・『艦長』はどう思ってるか知らないけどさ・・・身体の方は望ん
でるぜ・・・?」
そう言いながら、フラガはマリューのうなじに口付ける。
「あ、あぅんっ」
くすぐったさに身をよじるマリューを、フラガは身体ごと壁に押し
つけた。
「暴れるなって・・・痛い目にはあいたくないだろ・・・?」
「あ、いや、そこは・・・っ」
マリューのスカートの中で、フラガの手が蠢いていた。それはまる
で別の生き物の如くそこを探っているかのようにさわさわと動き、
マリューを困惑させていた。中心には、決して触れない手・・・。
「・・・どうして欲しい?艦長」
655_| ̄|○:03/11/03 01:57 ID:po/zxxKq
フラガはそう耳元で囁きながら、ゆっくりと右手で押さえていたマ
リューの両手首の拘束を解いた。すると、すっかり身体から力が抜
けているマリューの両腕がだらりと下に落ちる。
「特にリクエストがないなら、好きにやらせてもらうけど・・・?」
フラガは右手でマリューの軍服のベルトを外し、上着のファスナー
をゆっくりと降ろしていった。そして、素早く前を開いて肩口に滑
らせると、ばさりとマリューの上着が床に落ちる。
目の前に現れた誘惑しているかのような、ふたつの膨らみ。フラガ
は薄いシャツの上からそれの片方を乱暴に掴んだ。
「・・・あ、・・・しょ・・・少佐っ・・・」
マリューはその行為に顔を歪め、フラガの肩を押し戻そうとするか
のように触れた。反射的にそうしてしまったのだが、それが拒絶に
思えたフラガはそんなマリューに苛立った。
「――――・・・は・・・あ!いやぁっ!」
スカートの中を撫でるように弄っていただけの手が唐突にタイツの
上から秘部に触れ、マリューは悲鳴を上げる。もう、立ってはいら
れなかった。壁を背にして崩れ・・・フラガの膝の上に座っているよう
な体勢になる。フラガは膝を立て、マリューの秘部に押し当ててぐ
りぐりと動かした。
「く・・・は・・・ぁっ・・・」
マリューが声にならない声を漏らすのを、フラガは満足そうに見つ
める。
「2回目ともなると・・・感じやすくなってるのかな・・・?」
フラガはビクビクと震えるマリューの身体を強引に立たせ、再び壁
に押し付けた。そして、スカートの留め金を外し、邪魔なマリュー
のシャツを脱がせる。
656_| ̄|○:03/11/03 01:58 ID:po/zxxKq
「・・・あ・・・」
もうすっかり抵抗する気力も失なわれている様子のマリューだった
が、ブラジャーに手をかけられた瞬間瞳を潤ませてフラガを見つめ
た。そして、ゆっくりと・・・その唇を開く・・・。
「優しく・・・して下さい・・・。少佐の・・・恋人のように・・・」
「―――・・・っ」
そう言って無理に笑顔を作ろうとして涙をこぼすマリューに、フラ
ガは一瞬絶句した。
酷く、胸が痛んだ。もっと違う方法があったのではないか、という
淡い後悔が押し寄せると共に、この女性はどこまで残酷なのだろう
と思う。これは、艦長という軍務を背負い、フラガに抱かれてあげ
るのだ、という上官としての言葉なのだから・・・。
「・・・そりゃ・・・無理だな」
フラガは感情を押さえているかのような声で低く言い、容赦なくマ
リューのブラジャーを取り去った。
「あ・・・!」
「艦長は・・・恋なんかしないでしょうが!」
出来るなら、優しくしたい。けれど、伝わる事がないのなら・・・いっ
そ残酷に傷つけ、汚す事で忘れられないようにしてやろう、とフラ
ガは思った。もう、自分を抑えたりはしない・・・。マリューを傷つけ
る事を・・・恐れたりしない。
「あ・・・そ、んな・・・」
マリューが何か言いかけるのも耳に入らず、フラガは左足を持ち上
げると下着ごとタイツをずり下ろした。
657_| ̄|○:03/11/03 01:59 ID:po/zxxKq
「・・・ひっ・・・いやぁ・・・もう・・・っ」
太ももをぐっと掴まれ、秘部を晒すように脚を開かされているよう
な格好をさせられてマリューは抵抗しようとするが、その手の力強
さに身動きが取れない。それと同時に、秘部がどうしようもないほ
ど熱くなっている事にも気付かされていた。
「すっげえ濡れてるじゃん・・・。やっぱ、身体の方は男が欲しいっ
てさ・・・!」
「・・・そん・・・な」
その侮辱するようなフラガの言葉を聞いて、マリューは力なく首を
横に振る。しかし、フラガはマリューの秘部を指で軽く擦り、その
粘液をマリューに見せつけてニヤリと笑う。
「これでも・・・?」
「・・・あ・・・」
マリューはそれを見ることも出来ず、頬を染めて俯いた。
「準備万端、ってとこ?」
フラガはそう言いながら自分のズボンのジッパーに手をかけ、自身
を晒した。そそり立つ熱く滾ったそれを目にしたマリューは、ゴク
リと息を呑む。
「・・・いくぜ」
「―――・・・ああっ!」
フラガのそんな言葉と共に、マリューの秘部に先端が押し当てられ
る。内壁をえぐるように・・・しかしゆっくりと、フラガの性器が膣内
に入ってゆく。持ち上げられたままの左脚が、感じるたびにビクビ
クと動いてしまい、マリューは恥かしくてたまらなかった。そして、今
自分がこの男に晒している格好の淫らさといったらない・・・。
658_| ̄|○:03/11/03 02:01 ID:po/zxxKq
上半身・・・両乳房を晒し、左足を太ももごと開かされ・・・右足にはタ
イツと下着が引っかかったまま。身体は壁に押し付けられ、持ち上
げられて・・・フラガの性器を挿入されて・・・揺すられている。
「・・・あ・・・苦し・・・っ・・・もう、許して・・・」
マリューの口から、思わずそんな言葉がこぼれる。
「・・・今やめたら、困るのは艦長なんじゃないの」
フラガが意地悪く耳元にそう囁くと、マリューの身体がびくん、と
震えて・・・瞳から涙がこぼれた。
「こんなに嬉しそうに・・・締めてるのに・・・」
「あ・・・ああ」
その言葉に、マリューは全身がかあっと熱くなるのを感じた。
「・・・たまんねえな・・・」
フラガが腰を動かすたびに、マリューの乳房がいやらしく揺れる。
舌なめずりをしてフラガは上下に揺れるマリューの胸に顔を押し付
け、乳首を咥えた。
「は・・・ああん・・・あ、あ」
乳首を吸われ舌で転がされる感覚に、マリューはそれが快感である
と自覚せずにはいられなくなって唇を噛む。そして、フラガの肩に
添えられているだけだった手を・・・頭部を抱き締めるように回して
いた。
「――――・・・マリュー・・・」
「・・・少、佐・・・?」
優しく、そう名を呼ぶ声が聞こえた気がして・・・この前抱かれた時
の事が蘇り・・・あれは幻聴などではなかったのだとマリューは思う。
その瞬間、目が合って・・・見つめ合った。
659_| ̄|○:03/11/03 02:02 ID:po/zxxKq
さっきまでの事が嘘のような、穏やかでやわらかな表情と、瞳。
そっとフラガの指が伸びてきて、マリューは目を閉じる。
フラガはまるで神聖なものに触れるように、震える指でマリューの
唇をなぞり・・・キス・・・しなかった。
「・・・あ、ああ!」
フラガの腰の動きが激しくなり、マリューはすがるように広い背中
に手を回す。
「あ、あ・・・少、佐・・・どうし、て・・・」
マリューは押し寄せる快感の波の中で、ひどく混乱していた。
先刻の、まるで慈しむような表情が瞳を閉じていると明瞭に浮んで
くる。あれが本当の彼ならば、今自分を辱めているこの男は一体誰
なのだろう・・・。
「あ・・・ああん!そんなっ・・・も・・・やめ・・・」
しかし、だんだんとそんな事も考えられなくなってくる。辛うじて
床に付いている右足の力が抜け、フラガはそんなマリューの身体を
支えようと、腰に回している手の力を込めた。
「あ・・・いやあ・・・っ!」
数回、激しく突き上げられ・・・フラガの性器が一気に引き抜かれる。
マリューは背中の壁をつたってその場に崩れ、フラガの白濁したも
のが自分の胸に射精されるのを、ぼんやりと見つめていた・・・。


おしまい。
660_| ̄|○:03/11/03 02:09 ID:po/zxxKq
217さん、乙でした。以前、他の方がしていたことなんだから、あなたが
謝る事でもないのでは?まあ、これだけ書き手が増えれば色んな意見
があって当たり前です。
で、>>464-469の転載の件ですが・・・。
自分でしてきますので・・・。テキトーの極地だけど、気に入って書いたの
で修正したいんですよw
とか書きつつ、自分でするといってしてない自分は某338ですが。
このPNはキラカガスレからのだったので、ちょっとそのままってのもどう
かと思ってやめたんですが、>>626さんが名前読んでくれたんで明かし
てみました。いやその・・・キラカガの転載は近いうちに。
続きは・・・期待しないで待ってて下さい・・・_| ̄|○
今は・・・こっちが書きたいのです。
(そういえば、鷹が買ったら書くって言ってた方がいたよな?どちらへ
行ってしまったんだろう・・・)
では、またよろしくお願いします。
661名無しさん@ピンキー:03/11/03 02:15 ID:op8ruy7N
>217
好意で言ってくださったのは皆わかってると思うので、
そんなに謝らなくてもいいのではないかと思います。
Part3ぐらいまでは、誰かがまとめて転載依頼を出していたようですし。
>603-605のアンカーはすごく助かります。
むしろお礼を言いたいぐらいです。

それはさておきアスカガマンセー。乙です!
カガリ可愛すぎです。


とレスを書いていたら神がもう一人。
>_| ̄|○氏
フラガせつなすぎ……・゚・(ノД`)・゚・
せつないしエロいしでなんかもうたまりません。すれ違う心ですね。
きっと続きもあるのだろうと心から期待しています。乙です。
……と思ったら、某338氏だったのですか!
過去ログで読んで、めっちゃ好きでしたー!!
その後書いておられないのかと思っていたのですごい嬉しいです。
某338氏の書く話はどれもせつなくてツボです。
662名無しさん@ピンキー:03/11/03 02:22 ID:NUBBnd4m
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ モエモエ

アスミリ、アスカガ、フラマリュ
トリプルキター ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア

663217:03/11/03 02:46 ID:bnt1lbL0
そう言ってくれると、ありがたいです。
書き手がイパーイいて良スレです。ここは。
けど、書き手がいっぱいいると思ったからこそ、一人でも不快に思った方がいたらいけないな
と思った故の謝罪でした…

早くもレスくれた人、ありがとう。
それと、某338氏こと_| ̄|○氏、乙かれです。
やはり、切ない話が凄く上手ですね。


あと、転載依頼の件ですが、自分のだけ出して来ますので、
職人さん方、これからはいちいち断らなくても桶ですんで。
664ポチ@駄文職人:03/11/03 02:50 ID:JuL0isIj
>217氏
乙です。やはり217氏のエロはエロイですねw最高でした!幸せなアスカガ良かったです。
あと皆さん217さんの気遣いをわかっていらっしゃると思うし、そこまで気にすることはないと思いますよ(^∀^)

>_| ̄|○さん
フラマリュ乙です。大人の恋愛いいっすね!あのデカイ乳がフラガに揺らされているかと思うと・・(* ´∀`)ハァハァ


あぁ・・仕事から帰ったばかりなので変なテンションだ・・。
アスカガの続き投下します。
665ポチ@駄文職人:03/11/03 02:58 ID:JuL0isIj
>>561-567 >>582-588

ATHRUN SIDE

「キラ!」

満面の笑顔でその名を呼び金髪の少女は小さい体でその喜びを現すように抱きついた。
「わぁっ!はは、相変わらずだね、カガリ」
倒れそうになるのを堪え苦笑いしながらカガリを受け止める。
その光景に気が狂いそうになるのを抑えラクスを出迎える。
「ラクス、お久しぶりです」
「お久しぶりですわね、アスラン」
ラクスはジッと見つめアスランの頬に手を伸ばす。
「・・少し痩せましたわね」
心配そうに覗いてくるスカイブル−の瞳に、この人には何もかも見透かされているのではないかと思い苦笑いをし自分の頬にある白く細い手に自分のものを重ねた。
『テヤンデイ!』
ピンクハロがラクスとアスランの周りを飛び跳ねている。
「ははっ、ハロも元気そうだね」
「ええ、おかげさまで」
クスクスとお互い自然と笑い合うとカガリが声をかけてくる。
「なぁ、そろそろ家に戻るぞ」
666ポチ@駄文職人:03/11/03 03:07 ID:oceORLCK
ここはシャトルの発着場、カガリはキラの手を引いてスタスタと歩き始めた。
「行こうか、ラクス」
「はい」
そう言い先を歩くキラとカガリを見つめ自分たちも歩き始める。
(カガリはキラと会えて本当に嬉しそうだな)
自分は今どんな顔をしているのだろうか、ラクスは優しく微笑み俺の背中を摩ってくれた、まるで子供をあやす母親のように・・
「ありがとう・・ラクス」
そう言い俺はラクスの優しさに身を委ねた。

「うわぁ〜綺麗だね」
窓を開け外の光景を眺めていたキラは声を上げた。
秋の紅葉と夕日が落ちて景色が赤色に染まっている。
「本当に綺麗ですわね」
ラクスもその光景に目を奪われる。
「なぁ、今日はもう遅いし明日は私が2人にオ−ブの町を案内してやるよ」
楽しそうに言うとキラとラクスは微笑んだ。
「うん、よろしく」
「宜しくお願いしますわ、カガリ・・アスランも」
667ポチ@駄文職人:03/11/03 03:16 ID:Plq+F9Rp
少し離れた所で1人いるアスランにニコリと微笑みかけるとアスランも笑顔を作りそれに無言で頷き答える。
「よし、決まりだな!お前ら長旅で疲れてるだろ?部屋を用意してあるから明日に備えてゆっくり休めよ」
視線を交わすアスランとラクスを遮るように言うと皆それに従い各々の部屋へと向かった。

1人、自室に戻ったアスランは疲れのせいかフラフラとベッドに倒れ込む。
そのままボ−ッと天井を眺めているとキラと楽しそうに接するカガリの姿が脳裏をよぎりズキズキと胸が締め付けられるような思いと急激な吐き気に襲われる。
「うぅ・・カガリ」
(カガリに会いたい・・君を抱き締めたい)

暫くしアスランは重い体を起こし愛しい人を求め部屋を出た。

カガリの部屋へと続く廊下を歩いていると角を曲がってきた人物と鉢合わせになる。
「カガリ!」
「アスラン?」
(こんな所になんで?・・まさかキラに会いに行くんじゃ・・)
668ポチ@駄文職人:03/11/03 03:24 ID:274iccP/
会えたことの喜びより疑う気持ちが強くなりそんな自分に嫌悪感を感じ心の中で舌打ちする。
「どうしたんだよ、お前。ラクスに会いにでも行くのか?」
ニッコリと明るい口調で言われアスランは自分はカガリにまったく必要とされていない存在なのかとショックを受ける。
「・・カガリはキラに会いに行くのか?」
そう言うと2人は沈黙する。

その時、静まり返った廊下の先の方で聞き慣れた話し声が聞こえアスランとカガリはその方向に目を向ける。
そこには恋人同志戯れ部屋へと入っていくキラとラクスがいた。その光景を見て2人は立ち尽くす。

(キラにはラクスがいるんだ・・カガリは俺じゃ駄目なのか?)
そう思い、隣に居るカガリの手を握るとピクンと反応し顔を上げるが、その瞳は今にも溢れそうに涙が溜まっていた。
「カガリ?」
(どうして・・そんなにキラのことが好きなのか?)
669ポチ@駄文職人:03/11/03 03:33 ID:q2B+JBLB
アスランはたまらずカガリを壁に押し付けると荒々しくカガリの唇を奪う。
「はふっ・・んん!」
アスランのシャツを握り耐えるカガリの小さな唇を覆うように塞ぎ強引に舌をねじ込み歯列をなぞる。
ピチャピチャと互いの唾液が絡まり受け止めきれない分がカガリの口から溢れ出し、いつしかカガリからも舌が差し出され、アスランは夢中でそれに吸い付き味わう。

暫くし名残惜しそうに舌を離すと透明な糸が繋がりアスランはペロリと舐めとるとそれを見たカガリが濡れた瞳で身体を震わせる。
「・・君が欲しい、君を抱きたい」
そう言い抱き締めると、その身体がこわばるのを感じアスランはカガリの顔を覗き込む。
「・・私のことが?私なんかでいいのか?」
「・・え?」
何故そんなことを聞くのだろうかと疑問に思い顔をしかめるとグイッと突き放される。
「・・何でもない、今はそんな気分じゃないから・・」
670ポチ@駄文職人:03/11/03 03:51 ID:vS0wXTes
そう言い俯くカガリをアスランは力づくで自分のモノにしてしまおうと手を伸ばすが、昨日のカガリの涙を思い出し寸前でその手を止める。
(また同じことを繰り返しカガリを傷付けるのか?・・俺は・・俺のために笑ってくれるカガリが欲しいんだ)
「・・わかった、すまなかった・・カガリ」
なんとか堪えそう告げると俯き立ち尽くすカガリを残し自室へと戻った。

アスランは先程の行為で火照った身体を冷まそうと服を脱ぎ捨て浴室に入るが、ふいにカガリのあの濡れた瞳を思い出し自然と自分のモノに手を添える。
「はぁっ・・ふっ・・カガリ」
半勃ちだったソレを上下に擦る。
アスランはひたすらカガリを思い掻き立てる。

組敷かれ震えながら上気した肌を晒すカガリ

恥じらいながら脚を開き秘部に指を這わせ入り口を塞ぐ花びらを捲るカガリ

〔ああぁっイクぅ・・アスラン・・一緒にイキたいよぉ〕

瞳を細め汗で張り付いた髪を揺らし懇願するカガリ
671ポチ@駄文職人:03/11/03 04:04 ID:XY/xwrfD
「はぁはぁ・・くぅっ・・カガリっ」
動きを速め添えていた手に力を入れると先端から勢いよく白濁の液が溢れ出す。
アスランはその射精感に浸り身体を震わせる。

吐精後、アスランは虚しさと罪悪感に襲われながら愛する人のことを考える。
カガリ、君はこれからどうするんだ?
このままずっとキラを想い続け俺の傍にいるのか?
それともキラに想いを告げ彼と共に生きていくのか?
(俺は・・君が他の誰かを好きでも君と一緒に居たいんだ)
カガリを誰にも渡したくない、今のアスランの中には愛する人を独占したいという欲望が渦巻き、なんて自分は汚い人間なのかと自己嫌悪に陥る。
人を愛するということは、その人の幸せを尊厳する事ではないのか。
それが出来ない自分にカガリを愛する資格がないのではないか・・と
(俺は何て醜い人間なのだろう)
こんな男ではカガリに愛される筈がない。
「はっ・・ははは」
生気を失った瞳で笑いアスランは力なく倒れ込んだ。
「君の為なら俺は・・」
そう呟きながら瞳を閉じた。


NEXT→CAGALLI SIDE
672名無しさん@ピンキー:03/11/03 09:45 ID:op8ruy7N
>ポチ氏キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚  )━(  )━( ;´)━(;´Д)━(;´Д`)━━ハァハァ

今回のは……今回のはヒキすぎで毎回たまりません……。
続きを……続きを……(;´Д`)ハァハァ
673名無しさん@ピンキー:03/11/03 09:45 ID:NUBBnd4m
ポチネ申さまもキテター━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
感想つけたいがハアハアして、書けない…。
674名無しさん@ピンキー:03/11/03 09:49 ID:NUBBnd4m
>>672
ケコーン(゚∀゚)人( ゚∀)ノ 3連休に何やってんだ…アアン。
675名無しさん@ピンキー:03/11/03 15:34 ID:IMPCx6Zj
フラマリュキテター!
最 高 で す 
676名無しさん@ピンキー:03/11/03 17:47 ID:G4R0cty2
フラマリュ、切なくてイイ!
(*´Д`) ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
677名無しさん@ピンキー:03/11/03 20:44 ID:tfbYdN6C
フラマリュー!!!! キ タ ァ アアアアアアアアア!!!!!!
_| ̄|○氏、マンセー!!萌え尽きました!
続きも期待してまつ!もう、
ど こ ま で も イ ッ ちゃ って 下 さィ


678名無しさん@ピンキー:03/11/03 20:58 ID:WPoc136O
連休の最後は再放送第3話で締めくくり!
今夜はまた3時からだ。
679名無しさん@ピンキー:03/11/03 21:07 ID:24wy1P2R
MATRIXRELOADED実況  11月4日21時から実況chにて

衝撃を呼び醒ませ。革命は近い。



コピペ頼む




680名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:36 ID:NUBBnd4m
南極…。過去ログ堪能させていただいております。
>217氏、アンカーポイント乙です。読みやすくなりました。
ID:QWNAwp88さん
いつも情況が絵になります。エロなのに詩のようで。
>>637-642
トール幽霊になってもイイ奴・゜・(ノД`)・゜・ タヌキの置物ってワロタ。
トールミリは種主人公全員の親になれそう。ほのぼのイイ!
>>644-647
217氏、いいなあ、労わりあってるのがわかって。
最後の独白がエロ哀しいです。
>>650-659
大人です、しっとり濃厚、今週のビタミン剤にさせていただきます。
>ポチ氏
ギャグもイイけど、シリアスイイ…。すれ違いってツボです。
>>602 
217氏からのお言葉…(;゚∀゚)=3 ムッハー、設定厨です…。
神々のあとで気が引けますが、投下させてください。
おかしいところ多々あるのでスルーしてください…。
681名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:39 ID:NUBBnd4m
ソファーではカガリが無防備な白い上半身を露わに、身体をV字型に
横たえられている。
Tシャツが手首を赤い手錠のようにきつく締め上げ、両腕は自由を剥奪
されたまま頭上に押し上げられ、ソファーから零れる。
ぴったりした黒のジーンズ地につつまれた脚は細くしなやかにのびる。
が、股間はこじ開けられ、左足はソファーの背へ、右膝から先はアスランの
脚で脇に追いやられた為、ソファーからだらりと落ちる。
くっきり浮き出る鎖骨のラインは続く白い胸を飾り、彼女が荒く息を
吐くたびに、脇に引きあげられた双丘が上下に揺れる。
左房には恥痕が赤く残り、右房は涎液がてかてかと照明を跳ね返えす。
華奢な腰にはアスランの繊細な左指が絡められる。
臍から臀部は鍛え損ねられたらしくほどよく脂肪がつき、股下の浅い
黒生地に白さを強調される。

アスランは両手を使えない彼女の唇から落ちる涎を手から拭ってやり、
指に絡まった唾液を丁寧に舐める。
金褐色の瞳が潤み懇願する様子を確認したがかまわずさらに金髪をかき分け
頚椎、鎖骨、胸骨へと濡れた人差し指をたて、移動させる。
堪らずカガリが背中を勢いよく跳ね上げる。
つっとそのまま下腹部へ線を描いていくが、厚い布地に阻まれる。
一瞬躊躇した後、慎重にボタンを解き、ファスナーを降ろしていく。
飾り気のないショーツが顔をだす。下げ終わるとそのまま指を這わせ、
窪みを探し当てる。
厚い布地ごしに花弁を確認すると押し殺した喘ぎをカガリが漏らす。
「…っく!ふぅっ…あ…ぁ」
682名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:40 ID:NUBBnd4m
堪らず、腰を支えていた反対の手をジーンズとショーツの間に滑り込ませる。
ヒップが割れていく線にそって指を這わせていたが物足りず、
ついショーツのなかへ手を直接いれる。肌が掌に吸い付き、わしづかみ
弾力を堪能する。
「っ…や…ぁ」
カガリが腰を捻る。
掌をくるりと移動させ、汗でしっとりしているがさわさわとした感触に出会う。
ゴクリと唾を呑み、ショーツの中を堪能した手を一旦外に出し、そろそろと
浅葱色の布をジーンズの中へ押し下げると、金色の恥毛が数本顔をのぞかせる。

「…カガリ…!」
はだけたシャツがうっとおしい。首元には赤い石を光らせたままである。
スラックスの中では割礼済みの陰茎が既に立ちあがり布地を押し上げる。
アスランは左膝でカガリの右腿を牽制しつつ、その滑らかさを堪能し、
吐息を漏らす。
「…はぅっ…っく!」
下から自身を突き上げるソレを慰めようと腰を上下に動かす。
広い空間と新鮮な空気を求め騒ぐために、一旦自身のファスナーに
手をやるが、かろうじて残る理性で手を戻す。
肩で息をしつつ、呼吸を整える。
と、思わぬ逆襲をうける。下腹部の疼きに腿を内股に締め付けようと、
カガリが自由を確保した右膝を立てようとしたのである。
呼吸を整えようと無防備になった瞬間に、既に膨れ上がったアスラン自身を
軽く撫でられたので、それだけでいとも容易く電流が走ったような感覚が
脳へ伝わってしまう。
「…っ…はぅ…っ…」
彼女の上で仰け反り、艶を帯びた声を出してしまい情けなくなる。
このままではと必死に白くなる意識を奮い起こして手をソファーの背に突き、
自分の火照る身体を勢いよくどさりとソファーから落とすことに成功する。
理不尽に解放を中断され悶える股間が熱く痺れ、部屋にはアスランが
荒く息を吐く音が続く。
683名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:42 ID:NUBBnd4m
しばらくしてカガリはおずおずとソファーから顔をだし、その下で
両手を広げ仰向けに苦悶に顔をしかめながらまだぜいぜいと息をする
アスランを確認する。
つい、はじめて見る生理現象に視線を集中してしまう。
「…アスラン、なんか…腫れてるぞ。…大丈夫か」
「…なっ、何ともない!…誰のせいだと思っているんだ」
呼吸を荒げたまま、答える。屈辱を感じ股間を隠すべく身体を起こそうと
するが、どうも脚に力が入らず立ちあがれない。

ようやく落ち着いた頃、顔を少し出したままの姿勢でカガリが詫びる。
「…すまない、アスラン。…そんなにしたかったのか」
「………」
ふて腐れつつ片腕でなんとかく上肢を起こすと、首にかけたペンダントへ
注がれる視線に気づく。
「…ハウメアが御覧だ、おまえ、誓約を破るつもりだったのか」
真摯に問われ、顔を背けてしまう。
「うそつき。…待つって言ったくせに」
「…ごめん…カガリ…」
確かにそう、誓ったが。そんなに俺が。
「…いやなのか?」
カガリは金色の瞳をうるわせ、ふるふると首を振る。
「…だったら!」
「…まだ早い!」
その答えに不満が堰を切ったようにでてしまう。
「って、プラントでは遅いほうだ!
俺が誓約したのは、おまえがいいって言うまで待つって意味だ!!
それを、おまえが勝手に成人までって期限付にしたんだろう!
今度いつ会えるか分からないのに、今日を逃したらいつするんだ!」
いつもの冷静さを失ってしまい、カガリが驚く。
「…今日のおまえ、なんか…言ってる事むちゃくちゃだぞ。
オーブの者以外は理解できないかもしれないが誓約は神聖なんだ」
684名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:43 ID:NUBBnd4m
−歴史あるオーブでは、処女信仰が未だに残る。
民間ではいたるところ老若男女が自由な恋愛に華を開かせているが、
反面氏族には過度な純潔を求める。
まだ酋長を任命されていないカガリに、権力闘争が少しでも有利に
なるよう貞潔を世論が求める。
「今時、おかしい。だいたい、ハウメア神は吉祥天だろう」
「…オーブをばかにしているのか」
「そんなつもりじゃない。…わかった、おまえが誓った事は俺もちゃんと
誓うから」
しぶしぶ宣言すると、本当だな、と細めた目で念を押され、石に
手をかけ誓い直す。
「…よし、じゃあ、今日の事は忘れてやる」
満開の笑顔が太陽のようにそそがれる。
「儀式を終えたらそのう…いつでもいいぞ。今度は怒らないから」
685名無しさん@ピンキー :03/11/03 22:43 ID:NUBBnd4m
フレイスレでコーディネイタ考察、結構深く議論しているの読んで、
間違ってるかもしれないんですが
プラントはウェーバの倫理規範とミルズのパワー・エリート論を実証した
市民国家→禁欲的プロテスタンティズム(*´Д`) →強制割礼(・∀・)
と妄想しますた。
なんかSMも入ってるし…この後、誰しも一度は経験するタマタマ潰しを
予定してます…逝ってきます。
686ポチ@駄文職人:03/11/03 23:20 ID:f1t4xnQ1
>>680
乙です!悶絶アスランに(*´д`)ハァハァハァハァしてしまいますた。カガリよ、アスランのアレをナメナメして鎮めてあげてくれw続き激しくお待ちしております!

>>672-673
深夜ならともかく早朝でケコ-ンとは・・すごいシンクロ率ですな(;´д`)
今日はSEED見てから寝るからそれまでに気が向いたら続き投下しまつ。レスありがとうございました〜。
687赦しを、君へ:03/11/03 23:23 ID:op8ruy7N
>>216-220>>277-285>>392-401の続きです。

-----------------------------------------------------
 扉が背後で閉じると、カガリはふぅっとため息をついた。
 さて、どうしようか。
 キラにはああ言ったものの、さすがに今すぐにはアスランと顔を合わせずらい。クサ
ナギに帰る前に、一度寄るとは言ったものの――。
(……アスランも、わかってるよな)
 胸の中でつぶやいて、彼女はクサナギへ戻るためシャトルデッキへと向かった。アス
ランには、明日、服を返す時にでも、考えをまとめてから会おう。
 ――いや、それとも、彼はもう、会いたくはないだろうか?
 
 と――。

「……お、お前、何してるんだっ?」
 途中の通路で、壁に寄りかかったまま目を閉じる、もはや見慣れた姿を見つけ思わず
カガリは声をあげた。
 その声に目を開いたアスランは、感情を読み取らせないポーカーフェイスでカガリへ
向き直る。
「お前を、待ってた」
「待ってたって――こんなところでかよっ」
「クサナギに戻るなら、ここは絶対に通るからな。部屋には来ないだろうと思ったから」
「って――お前……いつからここにいたんだよ? 誰か、他の人に変な目で見られなかっ
たか?」
 さっき、アスランを追い出してから、優に2時間は経過している。その間ずっとここに
居たのなら、さぞ不審だったはずだ。状況も忘れて思わず突っ込むと、アスランは不機嫌
そうに目を細めた。
「――別に、ずっとここで待ってたわけじゃない。
 そんな事より――来いよ」
688赦しを、君へ:03/11/03 23:24 ID:op8ruy7N
「な、なんだよっ」
「いいから。――ここじゃ、話しにくいから」
「だ、だって――そんな、話すことなんてっ」
「ないのか?」
 冷たく聞き返され、カガリは言葉に詰まる。
 言いたい事は沢山あった。謝りたい。仕方なかったんだと説明したい。あんな風に追い
出したことを。キラと寝た事を。アスランを、傷つけた事を。
 けれど、何を言っても言い訳になりそうで。
 それでも、今彼を振り切って逃げるのは、それ以上の裏切りになる気がする。結局カガ
リは言われるまま、アスランの後に従った。

 アスランの部屋まではほんの僅かにも関わらず、今のカガリにはその時間は恐ろしく
長く感じられた。
 アスランは一言も口をきかず、振り向きもしない。
 いつもアスランと二人だと心地よく感じる沈黙も、ひどく重く感じられる。
 だから、部屋の扉をくぐり、アスランがちらりとこちらに目をやった時には、正直な
ところほっとした。
 けれど――何を話せばいいんだろうか?
 ――あんな風に、自分を助けてくれようとしたアスランの気持ちを、踏みにじるような
態度に出た事は、詫びたい。
 しかし、キラにとって自分が必要だと、そう感じたのも事実だ。
 あそこでキラの傍に居ること選んだのは自分の意志で、今も後悔はしていないから、
それを否定するような事は言えない。
 それは、自分にとっても、キラにとっても……アスランに対しても、誠実ではない。
 カガリはまとまらない思考で、必死に言うべき言葉を探す。

 そのため、不意にアスランに抱きしめられたとき、彼女は一瞬何が起こったのか理解
できなかった。
「……んっ!?」
 息が出来ないほどの強さで抱きしめられ、彼女は思わず呻く。
 それは、これまで二人が重ねてきたような優しい抱擁とは違っていた。
689赦しを、君へ:03/11/03 23:25 ID:op8ruy7N
「……った……ッ。ア……ラン、くるし……」
 キラにそうされた時と同じように。
 力の圧倒的な差の前に全く抵抗も出来ず、カガリはただ、かすれた声で訴える。
 しかし、その声はアスランをいっそう刺激した。
 ――こんな風に……キラにも?
 脳裏にそんな想像が浮かび、彼の体の奥底から、怒りにも似た暴力的な感情が湧き上がる。
 アスランは彼女の服の裾から手を入れ、柔らかなその乳房を掴みあげた。
「――つぅッ! 何するんだッ!!」
 愛撫ではなく、ただ乱暴に揉みしだかれ、痛みにカガリは悲鳴をあげる。同時に、自由
になった片手で、力を込めて彼女はアスランをを突き飛ばした。二人の距離が離れる。
 悔しさに、カガリの目に涙が滲んだ。彼女は無意識に自分で自分の体を抱きしめ、目の
前の少年を射るような視線で睨みあげた。
「お前は――私の事を、何だと思っているんだ!?
 そんな風に――簡単に、自由に出来る人間に思えるのか!?」
 カガリは怒りに身を震わせ、叫ぶ。
 アスランはその金色の瞳を見つめた。
 激昂し、悔し涙で瞳を光らせた彼女は、恐ろしいほど魅力的だった。
 ――壊してしまいたい衝動に駆られるほど。
 けれど、実際に彼の唇からこぼれた言葉は、それとは別の事だった。

「なんで――キラなんだ?」
「……え?」
「どうして、あんな風に、キラと――。お前は、俺の事をどう思っていたんだ!?」
「……ッ、それはっ!」
 アスランの言葉に、カガリは目を見開く。彼女は何か言おうとしたが、アスランはそれ
をさえぎる。
「簡単に自由に出来る人間じゃないっていうなら――キラだから許したっていうのか!?
 じゃあなんで、俺とキスしたりしたんだ! どちらでも良かったのか!? それとも、
お前はキラを選んだと言う事か!?」
「違う!」
 カガリはアスランに訴える。
690赦しを、君へ:03/11/03 23:26 ID:op8ruy7N
「そうじゃない! お前はお前だし、キラはキラだ! 私は……ッ!
 ……私は、あの時、キラに私が必要だと――キラの傍にいるべきだって思ったから!」
「――俺はお前を必要としてないとでも思うのか!?」
 アスランは吐き出すように叫ぶ。
 カガリは、不意に、気づいた。
 ――今、目の前にいる少年も、父を失ったばかりだと言う事を――。
 彼は自制心が強く、滅多に弱みなど見せない。
 父親が死んだ直後でも、彼が見せた表情は悲しみや混乱ではなく、ジェネシス発射を
止めるための決意のものだった。
 アスランは、どんな時でも、自分を律する強さを持っているから。たとえ傷ついても
それを他人に見せたりはしない。
 痛みを表に出さないからといって、傷を負っていないはずはないのに――。
「あ……」
 アスランが、まるで大丈夫な様子で振舞っているから……だから。
 自分はアスランの手を離し、キラの手を取ってしまった――?
「アス……ラン……」
 さっきまでの怒りは、突きつけられた自らの過ちに対する衝撃でかき消された。
 呆然とアスランを見つめる。アスランは彼女に右手を振り上げた。しかしその手は、
途中で握り締められ、力なく下ろされる。彼は苦しげにカガリから視線を逸らした。
「……なぁ。お前は、俺の事をどう思ってるんだ?
 ……ただの危なっかしい奴。……それだけか?」
 彼女が自分を大事な相手だと考えてくれている事はわかる。
 けれどキラも彼女にとって、大切な相手なのだという事を知っている。
 結局、自分もキラも、カガリにとっては等しく大切な相手、でしかないのだろうか……?
「違う」
 眉を寄せうつむくアスランへ、カガリは答えた。
「違う……お前は、確かに危なっかしい奴だけど……。もう、そういうのだけじゃない。
 お前は、私の大切な……仲間で……」
「仲間か……」
 アスランは溜息をつく。だが、そのまま続けられた言葉に彼は目を見開いた。
「でも……そういうのだけでもなくて……。
 ……ああもう! キスだってしただろ!? お前は私にとって特別なんだ!」
691赦しを、君へ:03/11/03 23:27 ID:op8ruy7N
 頬を染め、うつむいてカガリは怒鳴る。が、彼女はすぐに顔を上げると、彼女には似合
わない困ったような表情でアスランを見た。
「……今、お前がどう思ってるかはわからないけどな」
 二人の視線が正面から絡み合う。
 アスランは、特別という言葉にわずかに安堵を感じるものの、それを嬉しく思うことは
出来なかった。何故なら、キラも“特別”な事に間違いは無いから――。
 キラと比べて、自分が、一緒にいて居心地のいい人間でないことは分かっている。
 面白い事も言えないし、自分自身、人と一緒に居るよりも機械をいじっている方が楽で
いいと思ってしまう。キラはアスランにとって、数少ない友人の一人だった。だから、
カガリがキラの方を選んだというなら理解出来なくもなかった。ただ感情がそれを認め
られないだけで。
 彼は何も答えられず、口をつぐんでいた。自分が彼女をどう思っているのかもわから
ない。悔しくて、腹が立っているのは間違いないが、それがカガリに好意があったから
なのか、それとも今も好意があるからこそなのか……それすら把握できない。
 黙りこんだままのアスランを見て、カガリはまた話しはじめる。
「アスラン、すまない――」
「え――」
「――あの時、キラはなんかボロボロになってて……。
 ……キラをなんとかしてやりたかったんだ。それで、お前のこと……ちゃんと考えられ
なかった。
 辛いのはお前だって同じなのに……な……」
「……キラも“特別”だからか?」
 アスランが呟くとカガリは一瞬不思議そうな表情となり、それから微かに首を横に振る。
「いや……キラは大事な仲間で、友達だからだな」
「じゃあ、なんで……そこまで?」
 なぜ寝たんだ、とはっきりとは言いにくく、アスランはぼかした言い方をする。しかし
カガリにもその意図は伝わった。彼女は困ったような顔をして、しばらく考えて口を開く。
 自分の言葉が、少しでも正確に、誠実にアスランに届くようにと願いながら。
「キラを助けられるなら……大したことじゃない、って思ったんだ」
692赦しを、君へ:03/11/03 23:31 ID:op8ruy7N
「大したことじゃない……?」
「ああ。……キラは、フレイを助けられなかったからって、その責任を全部一人で背負って
苦しんでた。
 ……なぁ、全力を尽くしてもどうにもならなかった事なのに、そういう風に責任を感じ
なきゃいけないものなのか? やれる所まではやって……。フリーダムもあれだけ壊れて、
自分だって死ぬ寸前だったのに、それでもキラはもっとやれたはずだって苦しんでた。
 ……あいつが、フレイの死に責任があるなら」
 カガリはそこで言葉を飲み込む。そして、自分の発する言葉を確かめるように、ゆっく
りと続けた。
「……私には、オーブが無くなった責任がある気がする。直接の問題はマスドライバーで、
私には関係なかったかもしれないけれど……。AAを最初にオーブに引き入れ、無用な
注目をオーブに与えた。父や、皆を説得できなかった。……生きて欲しかったのに……!
 それだけじゃない。ヘリオポリス崩壊もだ。ヘリオポリスで連合のMSを建造している
という話を聞いて、私はそれを確かめ――本当だったら止めさせようと考えて、あそこへ
向かった。けれど……私は間に合わなかった。止めることが出来る立場でいながら……」
 カガリは、自分の力が足りなかったことを悔やむキラの姿を、自分に重ねていた。
 ――もっと力があれば――大切な人を、大切な場所を、失わずに済んだ――。
「そもそも私が間に合っていれば、キラがこんな風に戦いに巻き込まれる事もなかった
だろうし、フレイが死ぬことも無かったんじゃないか……!?
 アサギ達だって助けられなかった……! 自分はお前たちに守られて、こうして生きて
いるというのに……っ」
693赦しを、君へ:03/11/03 23:32 ID:op8ruy7N
 話しているうちにカガリの目が熱くなってくる。これまで、こんな事を誰かに話した
ことは無かった。いや、自分の思いをはっきりと突き詰めたことすら、ほとんど無かった。
これまで後悔は、全て前に進むための怒りに変えていたから。
 思い出すと悔しさがこみ上げる。しかし今、涙を見せるのは卑怯だ。カガリはそれを
こらえて続ける。
「だけど……責任を感じるのはいい。でも、それを果たせなかったときに、その後悔に
溺れたくはないんだ、私は……!
 生きているなら……生き残った人間には、次に何をするかを考える務めがある! 何が
自分に出来るのか……どうしたら、もっといい世界に出来るのか……。死んだ人の分まで
……そうだろう!?」
 カガリは泣きそうな顔で語る。
 アスランの脳裏に、ジェネシスでのカガリの言葉が蘇った。
『――生きるほうが、戦いだ!』
 その言葉は、彼女自身に対しても向けられていたのだ。
 カガリはつい感情的になった自分に気付き、かすかに苦い笑みを浮かべる。
「……すまん。なんだか私もめちゃくちゃだな。
 ……キラは、フレイが死んだことで、自分も死んでしまいそうなぐらいだったから。
私は、これまで誰も助けられなかった。だから、キラだけでもどん底から助けたかった
……。前を見て欲しかったんだ。
 そのためなら、その……体くらいなら大したことじゃないと思った」
 カガリはアスランに語りながら、自分がどれほどの無力感を感じていたかを今更ながら
に思い知る。
 そう、自分は――何も出来ない自分がずっと悔しかったのだ。
「それで……キラと?」
 アスランが問うと、カガリは小さくうなずいた。
「うん。……結局、自己満足かもしれないけどな」
 キラを、自責の念から解放してやりたかった。彼が自分に甘えてくれることを嬉しいと
思った。
 それは結局、自分にも何かが出来るんだと――そう思いたかっただけかもしれない。
 だとしたら、キラが自分を必要としていただけでなく――自分もキラを必要としていた
んだろう。カガリは今更ながらそれに気付く。キラに必要とされていたからなどという
のは言い訳でしかない。
694赦しを、君へ:03/11/03 23:34 ID:op8ruy7N
 そしてその行動がまた、今度はアスランを傷つけている。
 ――これ以上は何も言えない。後は、キラと彼女が体を重ね、それによってアスランが
傷ついたという事実があるだけだ。
 カガリは目を閉じ、うつむいた。

 そうすると彼女はひどく小さく、壊れやすいものに見える。そう、年相応の少女のように。
 アスランは少し迷って、一歩前に踏み出すとその肩に手をやった。いたわるようにそれ
を叩くと、彼女の体がびくりとこわばる。
 カガリは顔を上げられなかった。意気地なしではないはずなのに、今は彼の顔が見られ
ない。
 体を硬くするカガリに対して、アスランは囁く。
「お前は一つ――間違ってるよ。
 少なくとも、お前は俺を助けた。お前が居なかったら、俺は死んでた。だから――お前は
誰も助けられなかったわけじゃない」
「――あ……」
 彼女ははじめてそれに気付いたように声を漏らす。アスランはさらに続ける。
「きっとキラも、お前に助けられてる。お前と話しているとなんだか、本音が言えて楽に
なる。たぶん、今日もな」
「あ……う……」
 カガリの肩が、小さく震え始めていた。アスランはまだ顔をあげようとしない、彼女の
耳元に顔を寄せた。
「感謝してる」
「……ぁああ……ああ……ッ!」
 もう耐えられなかった。カガリはアスランのその囁きに、声を上げて泣き出した。
 罵声ならば、アスランの気が済むまで耐えるつもりでいたのに……。思いがけず優しい
言葉をかけられ、カガリの中で緊張の糸が切れた。両腕で顔を隠し、子供のように泣く
彼女をアスランはそっと引き寄せる。
 アスランの中で、彼女をどう思っているかという答えはまだ出ていなかった。
 彼にわかるのは、カガリ自身も悩んでいると言う事――そして、そんな彼女を見ている
と自分も辛いと言う事だけだ。
695赦しを、君へ:03/11/03 23:36 ID:op8ruy7N
 カガリに胸を貸し、ひっくひっくと嗚咽を漏らす彼女の髪をゆっくりと撫でる。
「……スラン……ご……ん……、アスラン……」
 カガリは溢れる涙を止めようと必死で息を飲み込むが、そのたびに新たな涙がこぼれ出た。
 アスランを傷つけた上、こんな風に泣く権利は自分にはない。そう思っても涙を止める
ことは出来ない。むしろ、焦れば焦るほど涙が湧いてくる。しばらくの間、泣き続ける
カガリをアスランは見つめていた。

 やがて落ち着きを取り戻した頃、カガリはふと、まだアスランに伝え切れていない事が
ある事に気づいた。
 今言うべきではない事だ。
 けれど、今言わなければ、もう言える機会はないかもしれない。彼女はアスランの胸に
額を当て、顔を隠したまま鼻にかかった震える声をあげた。
「アスラン……あのな」
「なんだ?」
 アスランの声は、既に普段どおりの、ぶっきらぼうな口調に戻っている。
 先ほどの激情の影は、その声にはもう残っていない。
「さっき……ちゃんと言えなかった事がある。言わせてくれ」
「……いいよ」
「……今さらだけど、……私は……お前が好きだ」
 唐突に告げられたその言葉に、アスランは目を見開いた。
「……って、カガリ……」
 戸惑うようにかけられる声は予想済みだった。自分が言っている事は、本当に『今更』
だという自覚はある。それでも、こうして自分を慰めてくれているアスランに、きちんと
本心を伝えておきたい。
 この事は、余計にアスランを混乱させるかもしれない。けれどこれを伝えなければ、
自分は前に進めない。このまま、彼と離れてしまうにしても。
「さっき……ちゃんと伝わってなかった気がする。
 お前は私にとって、キラとか他の奴とは違う、“特別”なんだ……」
 カガリはそう告げる。アスランからの答えはない。彼女はなんとなくいたたまれなく
なって、自分が顔を埋めているアスランの胸元を軽く叩いた。それにはじかれたように、
アスランもまた、微かに震える声で尋ねる。
「……なんで、キラじゃなくて俺なんだ?」
696赦しを、君へ:03/11/03 23:37 ID:op8ruy7N
「……え?」
 信じられない、という雰囲気で言われ、カガリはどう答えようか迷う。
 ――なんで、アスランじゃなきゃ駄目なんだろうか?
 少し考え、彼女は言った。
「キラを……そういう風に思った事はないよ。そうだな、キラは……あいつは、なんでも
自分ひとりで抱え込んでしまうんだ。自分のほうがよっぽど危なっかしいくせに、ちょっと
MSに乗るのが上手くて、運動神経がいいからって、私の事をいつも守るべきものとして
考えてて、私の事を対等に見ていた事はほとんどない。そういう、抱え込んじゃう所が
心配なんだけどな。
 お前は違う――お前とは初めて会ったときから、ずっと対等だった。……そうだろ?」
 言われて、アスランは過去を振り返る。
 無人島で初めて会った時。自分たちは敵同士として出会った。命をかけて戦い、思いを
込めて言葉をぶつけ合った。
 次に会ったのは、イージス自爆の時――。あの時の事はあまり覚えていないのだけれど、
彼女は泣きながらキラを殺した自分を責めていた気がする。
 その次は、ジャスティスを駆ってオーブへ来てから。飾らない彼女のまっすぐさに惹か
れて、自分やキラをなんとか支えようとする幼い気遣いと、芯の通った強さを見た。
 彼女にならば、自分の思いを全て口に出来た。迷いも、苦しさも。それは、カガリ自身
が自分のそういう気持ちを全く隠そうとしないからだ。彼女は他人の愚かさを哂ったり
しない。自分自身も間違える事があるとわかっているから。
 そして、最後の戦い――。
「……そうだな。俺は、お前の事を、単に守らなければいけない相手とは思ってない。
お前に何度も助けられてる」
 アスランが言うと、カガリはうなずいた。
「うん。私はそういう風に、横に立てる関係がいいんだ。
 アスランと一緒にいるときが、一番居心地が良くて、好きだ……」
 彼女はうつむいたまま少しだけ笑う。
 話しているうちに、涙の残滓は消え去っていた。
697赦しを、君へ:03/11/03 23:39 ID:op8ruy7N
 カガリはアスランから体を離し、顔を上げる。
「アスラン、……ありがとう」
 話を聞いてくれて。胸を貸してくれて。今まで自分の傍に居てくれて。
 万感の思いを込めてアスランの顔を見つめる。その赤い目をアスランは見つめ返した。
「俺も、カガリが好きだった。
 今は……まだ混乱してて、自分でもよくわからない」
 正直に気持ちを口にする。カガリはうなずく。
「うん、当然だ」
「もう少し……時間をくれ」
「ああ」


 そのまま短い沈黙が流れる。
 なんとなく離れがたい気持ちだったが、カガリはいい加減、クサナギに戻らなければ
ならない事を思い出した。
「あー……もう、キサカが、心配するどころか怒髪天を突いていそうだな」
 エターナルに戻ってすぐに、無事だと連絡は入れているが、それっきりである。
 カガリが現実に引き戻されると同時に、アスランもすっかり聞き忘れていたことを
思い出した。
「そういえば俺も今更だが、キラは……もう大丈夫そうか?」
 親友としての普段どおりの気遣いに、カガリはうなずく。
「うん、もう落ち着いた……と思う」
 その言葉に、アスランは少しためらいながらも質問を続ける。
「それで……お前は、キラと付き合ったりするのか?」
 カガリの気持ちは聞いたが、それでもキラが彼女を必要としているのなら――。
 きょうだいの可能性などにはあえて触れはしない。その意味は、本人たちが一番良く
分かっているはずだから。
698赦しを、君へ:03/11/03 23:41 ID:op8ruy7N
 しかし彼女はその言葉に、きょとんとした顔でアスランを見上げて首を横に振った。
「いや――キラにはラクスがいる。私が居なくても、きっともう大丈夫だと思う」
「え……でも、キラにはカガリが必要だったんだろう?」
 よくわからない、という顔で問いかけるアスランに、カガリは首を傾ける。
「うーん、きっと……好きだからこそ、言いにくい事ってのもあるんじゃないかな」
 恋愛ごとへの疎さは天下一品のカガリに訳知り顔で言われ、アスランは苦笑すると
ともに、キラの性格を考えてなんとなく納得した。
「じゃ……私はクサナギへ戻るな」
 後ろ髪を引かれる思いで別れの言葉を口にすると、カガリはアスランの部屋の扉を開く。
アスランはそれを見送ろうとして――ふと、カガリの腕を掴む。
「なんだ? ……――っ!?」
 アスランはそのままカガリを引き寄せ、その唇を奪った。
「――っ!! ……んっ」
 突然のキス。唇を割り舌をねじ込まれてカガリは目を白黒させる。しかし舌を絡めると
彼女は目を閉じ、彼の動きに応えはじめた。その柔らかさを堪能してアスランが顔を離すと、
二人の口元で唾液が細い糸を引き、途切れた。
「……じゃ、また後で」
「……うん」
 カガリは真っ赤な顔でうなずくと、逃げるように通路を遠ざかる。一瞬彼女がちらりと
振り向き、角を曲がっていくのを見届けてアスランは部屋に戻った。
 我知らず口元に笑みが浮かぶ。
 悔しいような、嬉しいような気分で――。
 部屋に一人、彼はいつまでも、くすくすと笑い続けていた。
699軟弱者:03/11/03 23:48 ID:op8ruy7N
非常に長くなりましたが、これで終わりです。

4回分合わせると、40字×1000行という、
ちょっとした中編小説の長さとなりました。
これだけの長さの話を、飽きもせず完結まで書けたのは、
応援してくださった方々のお陰だと思っています。

そして、最終回は予告どおり全くエロが無くて本当にごめんなさい。
これだけ行数使っておきながら……。
エロパロ的に、半ギレのアスランがカガリと強引にエチー、という展開も考えたのですが
それだとバットエンドになってしまうのでやめておきました。

SSはこれが初体験で、実は普段は漫画の方で描いています。
しかし、漫画ではこれだけの内容となると、自分の遅筆っぷりでは1年はかかるので
その点でSSというのはいいなぁと感じました。
結局、表現したいことは、人に伝えられてこそですから……(;´Д`)
と言っても、内容的には本当に未熟で、上手く伝えられている自信はまるでないのですが。
それでもここまで読んでいただき、本当に嬉しく思います。
ありがとうございました。
700名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:03 ID:yXl8IVfH
うお・・・!マジで良いです!私の中で永久保存版になりました!
701217:03/11/04 00:04 ID:SpKj86pB
リアルタイムで見てますた。
ものすごく、良かったとしか言いようがない気がします。
アスカガがすごく不器用で、けどそれがらしくて。
カガリたんの悲痛な叫びが切なくて。
何というか、今回の話を読ませてもらってカガリたんが主役だったんだなぁと改めて思いました。
漫画の方も機会があれば読ませてもらいたいですねw
完結、乙でした。
702名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:15 ID:Ono/MEQX
>>699
乙。SS初挑戦でこの出来か。軟弱者さんも他の神も凄いな。
感心してしまう。自分も書きたいどマイナーカプがあるんだが
時間もないし才能もない_| ̄|○
だがここは一つ腹を括って正月をめどに書き始めるよ。
それまではロムってます。職人さんたちに感謝。
703名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:19 ID:OIgVg87p
ftp://uploader.windy.cx:12102/1300.jpg
遺作Хよしえ(ラジオで発表された婚約者。ザフトで赤着てたヤシ?)誰か書いてくれw
704703:03/11/04 00:22 ID:OIgVg87p
あれ?リンク失敗か?
705217:03/11/04 00:28 ID:DC7XsS6E
>>684
携帯から見てたから投下されてるの気付いてませんでした。
レス付けるの遅れて申し訳ないです。
相変わらず設定が細かくて、感心します。
って、二人了承しちゃったけど、これからどうなるんだろう?
ラクスたんの復活をキボンしながら待ってます。
706ポチ@駄文職人:03/11/04 00:38 ID:zuOiOUb6
>軟弱者さん
乙です〜。実は漏れも本業は絵描きでこのスレが初SSだったもので親近感が・・。ラストは上手くまとまってて最高です。また次回作期待してお待ちしております(´∀`)

>>702さん
マイナ−カプSS楽しみにしてます。頑張ってくださいね!

>>703
よしえって・・w
遺作×赤服茶髪少女は漏れも書きたい。漏れの脳内では茶髪子は髪型が似てるってことで性格は某大戦のエ○カ。
そしてアスランに憧れ赤に入隊、しかし既に彼は居らず思いを秘めたまま任務へ・・それに気付いた遺作が嫉妬でレイ-プ最後はハッピ-エンドとポチの妄想は止まらないw
707名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:18 ID:sFmGchxP
ここはすばらしいエロパロスレですね(;´Д`)カミサマガイッパイ
ここでのアスランはなんでこんなに男前なんd(ry
708名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:19 ID:P+wyrOow
それは本編のアスランがあまりn(ry
709名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:22 ID:h0FehGvx
このスレの初代じゃ、アスランは影うすかったのにな。
710風と木の名無しさん:03/11/04 01:24 ID:Cgjzyt5c
ザフトの姫カットはよしえなのか?
でもきっとよしえじゃないよな、婚約者が軍は入らないだろ
ってゆーかよしえってw

個人的にはエザイザが読みたいよ(ボソッ
711名無しさん@ピンキー:03/11/04 01:26 ID:Kno8u9J8
神、降臨しすぎ…ここは八百万の神がいる良スレですな。

>>コジナタ氏
意外なカプかと思いきや、これは(・∀・)イイ!!
フォローできるマードック…おまいはいい男や…。
楽しませてもらいました!

>>592
待ってましたー! 
黒ラクスながらも不器用な一途さが出てて(*´Д`) ハァハァ 
続きのラクスVSアスラン、待ってます。 

>>ID:QWNAwp88氏
詩のような描写、酔わせていただきました…ああ、美しい…。
あと一回で完結ですか…さびしい気もしますが、お待ちしてます。

>>某338氏こと_| ̄|○氏
以前からファンでしたが、まさか同じ方だったとは。
嬉しすぎる事実です。
キラカガもフラマリュもどちらも切なかった…・゜・(ノД`)・゜・

>>ポチ氏
切ない・・・・゜・(ノД`)・゜・
ギャグもシリアスもいける作風に脱帽っす。
視点転換も面白くて(;´Д`)ハァハァ
712711:03/11/04 01:28 ID:Kno8u9J8
>>63
トール…なんていいヤツなんだおまいは…・゜・(ノД`)・゜・
ほのぼのしてますが、一抹の切なさが残ります。

>>217氏
復活、嬉しいっす!
最後のアスランのモノローグがいい。
これからも楽しみにしてますよー。

>>680
流麗な文体に(*´д`)ハァハァハァハァしますた。
しかし、まさかエロ板で
ウェーバー、プロテスタンティズム、ミルズなんつう単語が
見れるたあ、思いませんでした。
思わぬ収穫に嬉しくも、必死なアスランにワロタ。
自分も設定厨なので、面白く拝見させていただきました。
あの四人はそういう設定なんでしょうかね?
タマタマ潰し、期待してまつ。


>>軟弱者氏
「赦しを、君へ」、大作、乙でした!
カガリよ…あえて困難な道を選ぶか…。
217氏も前述しておりますが、ヒーローは君だ…。
漫画描きさんでいらしたとは!
滑らかな文体してるので…驚きです。
漫画の方もできれば拝見したいですが、機会があれば、ですなw


感想だけで、こんなに長いとは…。
神がたくさんいらっしゃる、嬉しい悲鳴ですな。
神々よ、乙でした!
713711:03/11/04 01:30 ID:Kno8u9J8
>>636
トール…なんていいヤツなんだおまいは…・゜・(ノД`)・゜・
ほのぼのしてますが、一抹の切なさが残ります。

>>217氏
復活、嬉しいっす!
最後のアスランのモノローグがいい。
これからも楽しみにしてますよー。

>>680
流麗な文体に(*´д`)ハァハァハァハァしますた。
しかし、まさかエロ板で
ウェーバー、プロテスタンティズム、ミルズなんつう単語が
見れるたあ、思いませんでした。
思わぬ収穫に嬉しくも、必死なアスランにワロタ。
自分も設定厨なので、面白く拝見させていただきました。
あの四人はそういう設定なんでしょうかね?
タマタマ潰し、期待してまつ。


>>軟弱者氏
「赦しを、君へ」、大作、乙でした!
カガリよ…あえて困難な道を選ぶか…。
217氏も前述しておりますが、ヒーローは君だ…。
漫画描きさんでいらしたとは!
滑らかな文体してるので…驚きです。
漫画の方もできれば拝見したいですが、機会があれば、ですなw


感想だけで、こんなに長いとは…。
神がたくさんいらっしゃる、嬉しい悲鳴ですな。
神々よ、乙でした!
714711:03/11/04 01:33 ID:Kno8u9J8
うお、連続押ししてしまった。
スレ汚し、スマソ。
715名無しさん@ピンキ−:03/11/04 02:01 ID:4IgPh3ZA
>>710
名前欄が・・・某板からの出張ですか?w
716ポチ@駄文職人:03/11/04 02:21 ID:/gB0aKPU
>>559-567 >>582-588
>>665-671

CAGALLI SIDE

キラ達を迎えにシャトルの発着場のロビ−で只ひたすら2人の到着を待つ。
昨日の行為後からアスランとは一言も会話を交わしていない。
本当は色々話をし甘えたいのに話してしまったらアスランから拒絶の言葉が出るのではないかという不安から口を開くことが出来ない。
早くキラに会いたい、キラに会えばこの不安な気持ちを一瞬でも忘れることが出来るのではないかと思っていた。
「キラ!」
その時、半年ぶりに見る弟の姿を発見しカガリはたまらず駆け寄り抱き付いた。
(キラ!キラ!)
「わぁっ!はは、相変わらずだねカガリ」
苦笑いしながら自分を見る懐かしい顔に安堵するが、ラクスの方へ視線を向け凍りつく。
アスランとラクスが微笑み手を重ねている。
まるで恋人同士のような2人に心が震える。
(アスランに触らないで!)
カガリは沸き起こる嫉妬心をキラに縋り耐える。
717ポチ@駄文職人:03/11/04 02:31 ID:HG6jY8ga
「カガリ?」
その様子に何かを察したように見つめるが、カガリは仲睦まじいアスランとラクスから目を離せないでいた。
(嫌だ・・私以外の人とそんなに親しくしないで)
我慢出来ずにカガリはキラの手を引く。
「なぁ、そろそろ家に戻るぞ」
もう見ていられず、そう言いキラと共に歩き出す。
「カガリ、どうしたの?」
心配そうに話しかけてくるキラに泣きそうになる。
「ん、なんでもない」
折角会いに来てくれたキラに心配かけまいと言いながら振り向くと寄り添うアスランとラクスが目に入る。
「・・っ!」
その瞬間、耐えていた瞳からポロポロと涙が溢れる。
「カ、カガリ・・」
「なんでもない!私はお前に会えて嬉しくて泣いているんだ」
気丈に笑顔を作る姿にキラは握っていた小さな手を優しく力を込めた。


家に着き改めて再会を喜び合う。
「ラクス、久しぶり!あの時は世話になったな」
「こちらこそ、カガリさんにはとても助けられましたわ」
718ポチ@駄文職人:03/11/04 02:41 ID:k9N9XyPP
そう語るラクスを見てなんて綺麗な女性なのだろうと思った。
ピンク色のサラサラした髪と美しい声、物腰の柔らかさ、自分とは正反対であるような彼女を羨ましく感じる。
(アスランがラクスを好きになるのは当然だよな・・私なんて男っぽいし・・)

そう考えていると段々と落ち込んでくる。
「カガリさん?」
それに気付いたのかラクスが声をかける。
カガリはハッとし今の気持ちを振り切るように笑顔を作る。
「カガリ、でいいよ。ラクス」
「・・はい、カガリ」
2人は微笑み合うとカガリは明日キラとラクスにオ−ブの町を案内することを提案する。
「うん、よろしくカガリ」
「宜しくお願いしますわ、カガリ・・アスランも」
アスランに視線を送り、それに答える彼の姿にカガリは遮るように言葉を続ける。
「よし決まりだな!お前ら長旅で疲れたろ?部屋を用意してあるから明日に備えてゆっくり休めよ」
早くアスランとラクスを引き離したい一心でカガリはそい言い部屋へと戻って行った。
719ポチ@駄文職人:03/11/04 02:50 ID:uyqjjPQx
夜が更けカガリは早く寝てしまおうとベットに潜り込むがアスランのことが気になり寝付けないでいた。
(あいつ、もう寝たかな・・)
アスランのことを考えていると泣きそうになる。
彼に会いたい、彼に抱き締められたい。
カガリはガバッと布団を払い除けると愛する人の元へと歩き出す。

煌々と人工的な光で照らされている廊下を歩いていると向かう先から足音が聞こえ足を止める。
(誰だろう・・)
そう思いながら角を曲がると今一番会いたい人が目の前に現れた。
「カガリ!」
「アスラン?」
突然現れたアスランに心の準備が出来ていなかったカガリは何を話していいか分からず混乱し思わぬことを口にしてしまう。
「どうしたんだよ、お前。ラクスに会いにでも行くのか?」
(何を言っているんだ私は!折角会えたのに!)
本当は会えて嬉しいのに思わず出てしまった言葉に後悔する。
720ポチ@駄文職人:03/11/04 02:59 ID:dOSXZ3Fq
(・・アスラン?)
カガリの問いに答えずキラの名を出すアスランに不信感が沸く。
(まさかアスラン、本当にラクスに会いに行こうとしてたんじゃ・・)
だから私には会いたくなかったんだ。
そう思うと涙が込み上げ2人は暫く沈黙する。
どちらとも声を発することなく立ち尽くしていると聞き慣れた話し声が聞こえその方向に視線を移す。
(・・キラとラクス)
2人が同じ部屋に入って行く姿を見て彼はどんな気持ちなのだろうかとチラリとその様子を窺う。
彼の顔は悲しげに歪み2人が消えた部屋の扉をジッと見つめていた。
カガリはやはり彼の中にはラクスがいるのだと思い胸が締め付けられる。
その時アスランに手を握られカガリはピクンと身体を震わせる。
(アスラン・・お前はラクスに向けられない愛を私に向けてるだけなんだろ?)
721ポチ@駄文職人:03/11/04 03:11 ID:UJBeJP6u
自分はラクスの代わり、それとも寂しさを紛らわせるだけの存在でしかないと思い込み心が苦しくなる。
そして涙が溢れそうな瞳を向けるとアスランはカガリの名を呼び唇を塞ぐ。
「はふっ・・んん!」
強引な口付けに一瞬、恐怖を感じたが、唇から伝わる温もりに飲み込まれ更に彼を感じようと舌を差し出す。
ピチャピチャと互いの唾液を貪ような口付けを終えるとアスランとカガリの唇に繋がった糸を舐め取る彼の姿にゾクゾクと体中が痺れる快感に襲われる。
「・・君が欲しい、君を抱きたい」
真っ直ぐ見つめられ自分を求めてくる言葉に喜びと疑念で心が揺れる。
(私もアスランが欲しい・・だけど・・)
「・・私のことが?私なんかでいいのか?」
ラクスではなく自分を求めてくれているのか知りたい。

しかし・・

カガリの問いに眉を寄せる姿にズキンと胸が痛み耐え切れなくなり彼の求めを拒絶する。
「・・何でもない、今はそんな気分じゃないから・・」
722ポチ@駄文職人:03/11/04 03:19 ID:NYoolbD3
俯きながらアスランが自分に手を差し延べようとしているのに気付く。
(アスラン・・私は・・)
無意識にその手が自分に触れるのを期待して待つがそれは寸前で止められる。
「・・わかった、すまなかったな・・カガリ」
アスランは謝罪しカガリを残し消えた。

「・・・ふっ・うぅ」
シンと静まり返る廊下に1人残されたカガリは唇を噛み締め声を殺して泣いた。

どうしてこうなってしまったのだろうか

初めて彼が私に愛していると言ってくれたのは戦争が終結して直ぐのことだった。

私も想いを伝えたかったが、心の何処かで彼の心の中にラクスがいるのではないか

伝えて愛してしまったら、いつか別れを告げられた時に自分は壊れてしまうのではないか

自分が傷付くのが怖くて私から愛を伝えることはなかった。
723名無しさん@ピンキー:03/11/04 03:34 ID:REMA8Nwo
世間の15〜18歳の同人女子と接した
腐女子といわれているオタな婦女子だが
とにかくパワフルで愛らしくてハッピーだ。
2ちゃんに叩かれようが晒されようが、そんなことなど彼女たちのパワーの前には無意味だ。

彼女たちと蛆を比べてちょっと本気で蛆が哀れだった。
そして、蛆がおちこぼれた原因もよくわかった。
724ポチ@駄文職人:03/11/04 03:34 ID:UYcAO1TQ
・・しかしあの時、素直に愛していると言っていれば今とは違う結果になっていたかもしれない。
カガリは自分のことしか考えていなかった浅ましい考えに後悔していた。
(・・私が悪いんだ、もっと素直になっていればアスランは私を愛してくれていたかも知れないのに・・)
自室のベッドに潜り込み自分を責め1人啜り泣く。
「ふぅ・・ううっひっく」
アスランと別れたくない、ずっと傍にいたい、抱き締められたい。

「・・・愛してるよ、アスラン」

カガリはひたすらアスランのことを想い、求めていると自然と自分を慰め始める。

彼が優しく触れる胸の膨らみを手で包み乳首を摘み擦るように動かす。
「はぁ・・んっ」
そして秘部を下着の上から触れると段々シットリと濡れてくる。
「ぁん・・アスラン」
725ポチ@駄文職人:03/11/04 03:41 ID:kb6+5qjI
彼を受け入れるかのように身に着けているものを脱ぎ捨て足を開き、指の腹で秘部を撫でる。
「あぁ・・アスラン、きてぇ」
ここには居ない彼の名を呼び、膣に指を滑り込ませ浅く抜き差しを繰り返す。
クチュクチュと淫らな音をたてながら自分を追い立てる。
「あっあぁっ・・もう・・ひぁあっ」
限界に近付きカガリは空いている手で秘部の突起を指で押すように愛撫する。
「アスランっ・・イクゥ!」
ビクビク身体を震わせながら愛する人の名を呼び絶頂を迎えると一筋の涙がこぼれ落ちる。

「・・・愛してる・・アスラン、ごめんね」

ただ傍に居させてくれるだけでいい、だから見捨てないで欲しいと願いながら眠りについた。



NEXT→KIRA&LACUS SIDE
726名無しさん@ピンキー:03/11/04 07:19 ID:Yv84clJB
乙!
727ポチ@駄文職人:03/11/04 13:36 ID:hVZvpQox
>>559-567 >>582-588
>>665-671 >>716-722
>>724-725

KIRA&LACUS SIDE

「地球とは本当に美しい所ですわね」
窓を開け満開の星空を見上げるラクスにキラは寒いだろうとガウンを掛ける。
「ありがとう、キラ」
それを嬉しそうに礼を言うとキラの頬に軽く口付けしキラもまた、ラクスの頬に触れる。
「・・キラ」
名を呼ばれ瞳を揺らすキラに優しく微笑みながら言葉を続ける。
「今日のアスランとカガリのことですが・・」
「・・あぁ、カガリ・・何かいつもと違う感じがしたけど」
心配そうに話すキラにラクスは頷き考える。
「ええ、アスランも・・・とても辛そうでしたわ」
それだけで2人の関係は思わしくないのだと感じたが、ラクスの考えは違っていた。
「互いに相手を愛しすぎた故のすれ違い・・」
「・・え?」
「2人は初めて心から人を愛した・・少なくともアスランは」
一瞬寂しげな表情を見せたがキラは気付かないフリをしカガリのことを考える。
728ポチ@駄文職人:03/11/04 13:46 ID:WKcaRsTy
いつも男勝りで元気なカガリが今まで恋愛をしただろうことが思い付かず同意する。
「お2人の心が通じるよう私達も何か出来ると良いですわね」
「そうだね、ラクス」
そうして互いに見つめ合うとキラは立ち上がり部屋を後にしようとする。
「ここに居て下さい、キラ」
それを引き留めるラクスの顔は悲しくも気丈に微笑んでおりキラの胸が締め付けられる。
「・・ラクス、僕は・・」
「構いませんわ、ただ傍に居て下さるだけで」
ラクスの願いに再び戻ると彼女の華奢な身体を抱き締める。
「ごめん・・ラクス」
「謝らないでキラ、私は貴方の傍に居られるだけで幸せですわ」
たとえ貴方の最愛の人になれなくても・・

キラの中に存在するもう1人の女性への想いごと包み込むように抱き締め2人はベッドに身を沈める。
「愛していますわ、キラ」
「僕も君を愛している」
同時に2人の女性を愛してしまったキラ

それを受け入れるラクス

そんな2人に月明かりが優しく差し込んだ。

NEXT→CAGALLI SIDE
729ポチ@駄文職人:03/11/04 13:54 ID:WKcaRsTy
漏れのシリアスもう種ぽ・・_| ̄|○

描写不足&無駄に長い。
あとカガリサイド→アスランサイド→ファイナルで完結します(多分)

しかし毎度一時間はかけて投下してる漏れはバカですな・・ほかの職人さんのお邪魔にならないような時間にやりますのでお許しを・・・
730名無しさん@ピンキー:03/11/04 14:14 ID:p1aXKQW6
>>729
そんなこと言わないでくらさい。シリアス大好きっ子には堪りません。
投下乙れす。
731名無しさん@ピンキー:03/11/04 15:22 ID:k8GI/g+/
>ポチ氏
乙です、ポチ氏の作品は全部読んでるけど
今回の作品は一番のお気に入りですよ。
続き楽しみにしてます。ハッピーエンドになる事を願って・・・
732名無しさん@ピンキー:03/11/04 16:52 ID:y0gII+i5
か、神が光臨しすぎていて色々と追いつけないYO!
ひとまず皆さん最高すぎます。このスレの住民でよかった(つД`*)

>>ポチさん
時間をかけていいモノ作ってくれる職人さんには、
むしろ声を大にして有難うと言いたいですよ。
今回の長編、自分もポチさんの作品の中で特に好きなお話なので
完結まで楽しみにしてます。
733名無しさん@ピンキー:03/11/04 19:48 ID:JjLRCcgP
>>軟弱者さん
自分も永久保存にしますた!
初めてのSSなんてすごいですね。
キラもカガリもアスランも傷ついて、悲しんで、でも優しくて、エロ云々より読み物として楽しませていただきました。
また書いて欲しいです(*・ω・*)
734名無しさん@ピンキー:03/11/04 20:55 ID:JjLRCcgP
>>ポチさん
乙です!
楽しみにしてます。
アスランカガリのすれ違いが切なすぎる!
ことごとくすれ違ってるYO!
何気にキララクスも切ないですね。
735黄昏の文芸作家:03/11/04 21:49 ID:Ua2GGr9r
みんな…乙…。俺も>>477の続きでも書いて…早めに寝るよ…。

「また来ることになるとはな…ここに」
「うん…」
 しばらく暇を取ることにしたイザークは、結局フレイと共に地球に行くことにしたのだった。
 地球間とザフトの調停会議は代理人を出したことだし、これで有意義に休むことができる。
 もともと自分には会議など性に合わなかったのだ…たまには休暇を取るのも悪くないだろう。
それにフレイのこともある。いつまでも宇宙(そら)にいては彼女も気が休まらないし…。
「ディアッカ達が出迎えに来ているはずなんだが…どうした、フレイ」
「ちょっとだけ…懐かしくて」
「…そうか」
 ちょうどアークエンジェルが被弾してオーブ領海に潜入した際、イザーク達も潜入したこの国。
連合軍からアークエンジェルを逃がすためにマスドライバーとモルゲンレーテの工場もろとも
自爆したオーブの復興はまだ始まったばかりであったが…。
「アスランも興ざめな奴だ…焼け野原を再び元に戻そう、と言うのだからな」
「例え焼け野原でも…生きる意志があれば…どこだって天国なのよ…きっと」
「…そうだな…そうかもな」
 確かに一理ある。住む場所など関係ない…生きていれば、どこだって天国…。

「よぅ、マジで来たなぁ」
「歓迎する、イザーク」
「フン、出迎えご苦労だな」
 ディアッカとアスランも健在であった。ディアッカは相変わらずのノリだが、アスランは
どことなく雰囲気が変わった気がする。地球で見るのと宇宙(そら)では、どこか。
「イザーク、どうした?」
「いや、所帯を持つと人間は変わるもんだ…と思ったんでなぁ」
「ハハッ、そーそー。アスランってばさ、ここの姫さんと…」
「ディ、ディアッカ!」
「今更何を…おい、貴様ら。…俺とフレイの荷物を持て」
736黄昏の文芸作家:03/11/04 21:51 ID:Ua2GGr9r
「やはり、どうせ泊まるなら風情がある場所の方がいい…」
「ディアッカのコネでこの旅館に泊まれることになった…って、どういうこと?」
 そうなのだ。今日からイザークとフレイがお世話になるこの旅館【月光蝶】は、オーブ領海内
でも爆心地から離れた場所にあったために運良く損壊を免れた宿場、しかもディアッカ曰く
「秘湯」がある…らしい。
「なぁに…奴はあれで『日本舞踊』が趣味なんでな…このオーブも元はその日本とやらの移民
の血が混じる国…何か手を回したんだろう、多分な」
「そうね…こんな時に旅行に来る人なんて…私達くらいかも」
 ベランダに広がる海と山を見ながら、イザークの肩に凭れたフレイがクスクスと笑う。
潮の香りを嗅ぐなど…本当にあの時以来だ、とイザークはふと思う。
「…お前の実家が無事なら、そこに泊まりたかったんだが」
「…」
「…すまん、言わない約束だった」
 暗い顔になってしまうフレイの不安を打ち消す様に、イザークは静かに謝った。彼女を嫌な
気分にさせるためにオーブに来たのではない…彼女とここを訪れることによって、もっと…。
「(もっと…お前が知りたい…だから、俺はここに来た)」
 イザークはフレイについて、実は何も知らない。契約という名目と監視という義務で戦時中は
自分の元に置いていた。けれど、戦争が終わった今は…。
「(俺はお前を…どう扱えばいい…? お前にとっての俺は…何なんだ?)」
 そう、不安だったのは…イザークの方。
「で…どうしよっか」
「そうだな…もうすぐ夜だ。先に夕食でも食うか?」
「先に…って?」
「…風呂は寝る前に入ればいい」
737黄昏の文芸作家:03/11/04 21:51 ID:Ua2GGr9r
「チッ…あっという間にこんな時間か」
 闇に浮かぶ月を見上げながら、湯船のイザークは吐き捨てる様に呟いた。別に旅館の食事や
秘湯に不満があるワケではない。実は空いた時間に旅館内の民族伝承の観察でもしようと
考えていたのだが、フレイとのこれからの関係について「あーでもない、こーでもない」と
考えているうちに、結局それだけで時間が過ぎてしまったのである。
「(それにしても…ディアッカめ、こんな宿を今まで黙っていやがったのか…)」
 バシャバシャと子供の様に湯を手ではたいてみる…正直、楽しい。
「(クッ…俺は仮にも元ジュール隊の隊長だぞ! た、楽しいワケでは…)」
 が、小さい頃から母の仕事の都合上、ロクに旅行などしたことのないイザーク。顔は何となく
引きつっているけれど、どう見ても楽しそうに見えてしまうのは…気のせいか? と…。
「イザーク、どうかしたの?」
「な、何でもないッ!」
 とうとう、隣の女風呂のフレイが敷板伝いに心配してきた模様である。なにぶん、今この旅館
はディアッカの計らいというかコネのおかげで、宿泊している客はイザークとフレイのみ。
つまりは貸し切り状態なのだ。そのため、今、風呂に入っているのは2人だけ。旅館の従業員も
ディアッカの口利きで、荷物運びと食事とふとんを出す時以外は姿を見せないし…。
「ならいいんだけど…ねえ、イザーク?」
「な、何だ?」
「どうせ誰もいないし…そっち、行っていい?」
「(゚Д゚)ハァッ!?」 
 マズイ。そう言えば、いつも同じベッドで寝ている割に、イザークはフレイと一緒に湯に
浸かったことがなかった。足が麻痺していた時は、無様な姿を見せまいと自力で風呂に入って
いたし、自分と風呂に入れなどと強制したこともない。が…。
「ま、まぁ…お前がどうしても、と言うのなら…」
「じゃあ、ちょっと待ってて」
 隣でフレイが湯から上がる音が聞こえた。元々、入り口は一つなのだから、隣の男湯に
移動するのは容易い…が。
「(何だ…? アイツの裸なんぞ、毎晩見慣れているはずじゃないか…!)」
 いつもなら顔の傷が疼くイザークだが、どうも今日は別の場所が疼き始めた様子…。
738黄昏の文芸作家:03/11/04 21:52 ID:Ua2GGr9r
風呂と言えば…オルナタ(ナタオル)…忘れてた…。
739名無しさん@ピンキー:03/11/04 21:57 ID:NdVI9uGr
おお、黄昏氏の降臨をリアルタイムで見てしまった!

> バシャバシャと子供の様に湯を手ではたいてみる…正直、楽しい。
>「(クッ…俺は仮にも元ジュール隊の隊長だぞ! た、楽しいワケでは…)」

激しくワラタ。イザーク最高です。
740_| ̄|○:03/11/04 22:24 ID:BM5/1zwF
>>738
そんな事言わないでオルナタもお願いします・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
そういう自分はここの>>1でもあったりするわけです。(微妙にスレ立て失敗
してますけどね)

というか、結構容量が気になるというかヤヴァイかなあ?と思いまして。
これも、どれ程投下が多かったかと言う証明ですね。
この調子では、800越すくらいでオーバーしてしまうのではないでしょうか。
週末のような大量投下はないにしろ、少し気にするべきかもしれないと
思って念の為書き込ませていただきました。
SS職人の方々、容量確認をしてから投下お願いします。
少しでも心配だったら、スレ立て依頼のカキコを遠慮なくして下さい。

それと、フラマリュにレス下さった方々、本当にありがとうございます。
この状況ゆえ細かいレスは致しませんが、レスを頂けるからこそ気持ちが
高揚し、次へと進む事が出来るのです。どれだけ感謝しても足りません。
741_| ̄|○:03/11/04 23:24 ID:BM5/1zwF
すいません!余計な事書いたばかりにスレ止まってますか?_| ̄|○
ちなみに↑で1KBくらいです。今461KB。数行のレスくらいでは容量は
増えませんので・・・よろしくお願いします。
742軟弱物@赦しを、君へ:03/11/05 00:22 ID:q7aiWufw
容量がアレなようですがお礼を言わせて下さい。
感想を下さった皆さん、ありがとうございます。
本当に、こんな無闇に長い話を読んでくださる方がいて、
しかもちゃんと、書きたかったことを読み取っていただけたみたいで
今、めちゃくちゃ嬉しいです……・゚・(ノД`)・゚・
独りよがりな内容になっていそうで不安でした……。

出来ればこの作品の中のキャラ達が、
皆さんにとってのカガリ像、キラ像、アスラン像に少しでも近いものだったら、
そして、作中の彼らの内面を想像する助けになっていたら嬉しいなと思います。

また何か、書きたいことが出来たら投下させていただきます。
その時はよろしくお願いします。
743名無しさん@ピンキー:03/11/05 01:08 ID:fHQ9RBKh
>>742
中途半端に終わった本編の補完を充分にさせてもらいますた。
まじで面白かった。またの投下を首を長くして待ってまつ。
744名無しさん@ピンキー:03/11/05 02:25 ID:RZ+/lGF5
ポチ様、毎度長文お疲れ様です。日本シリーズあたりから少し不安に待っていましたが
待ちがいある出来栄えと、リク実現化に感動しました。・゚・(つД`)・゚・
読んでいる側の自分としては全然いいと思います。
読書の秋という感じがしますね
続きも、よろしくお願い致します。
745ポチ@駄文職人:03/11/05 03:35 ID:PYIiC2Wc
>>730
私が書くシリアスは本当にシリアスになっているのだろうか不安ですが730さんが読んで良かったと思われる作品になるよう頑張ります。

>>731
うはっ、私のSS全部読んで下さってるんですか!?嬉しいです。
今回の作品が一番かぁ〜、自分的にダメポな作品が何故か好評?だったりでフクザツっすw

>>732
ありがとうございます。あのSS気に入って頂けて嬉しいです。ちゃんと完結させますので暫しお待ちを〜。

>>734
すれ違い・・自分もこりゃすれ違いすぎだろうよと思ったけど歯止めが効かず・・最後はどうなるんだろ・・

>>744
日本シリ−ズネタ書いてたせいでリクが遅くなってスマソ〜。このスレでリク全部消費したかったのですがムリポな様子。でも必ずリクは書きますので!もうちょいお時間下さいませ。
746ポチ@駄文職人:03/11/05 03:44 ID:PYIiC2Wc
連カキコすまそ。

無知なので教えて欲しいのですが、ここは何KBまで大丈夫なんですか?
アスカガの続きが10レス程消費しそうなもので・・・。新スレ立ってから投下した方がいいかな。

ちなみにキララクの描写不足の補足。

キラが愛した2人の女性とはフレイとラクス。
あと、キラとラクスはまだ肉体関係はありません。

あぁ・・本当にダメポ。

>黄昏の文芸作家氏
幸せなフレイ最高です・゚・つд`)・゚・
747名無しさん@ピンキー:03/11/05 04:48 ID:OZDxcX4b
ok!ポチ様
 
前スレで、500KBになっている時点で
上の方に赤く『サイズが496KBを超えています。512KBを超えると表示できなくなるよ。』
と表示されていましたが…。
但し、自分も無知なので確信はできませんのでよろしく。
748名無しさん@ピンキー:03/11/05 05:20 ID:je+KlpYu
目安は500KBまでとしたほうが良いようです。
749名無しさん@ピンキー:03/11/05 06:57 ID:8+pqsEA7
現在は約465KBですな。
まだ、50レス位なら大丈夫じゃないかと。
それとももう次スレ立ててしまった方が良いかな。
750名無しさん@ピンキー:03/11/05 07:49 ID:3uvG+4pk
ガンダムSEEDのエロ小説の総合スレです。
本編に反するようなカプがあっても、それは萌えている人の自由です。
カップリングについて論じるのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065351321/
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1062425345/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059225815/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054652749/
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034752307/

801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part11
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066217998/
751名無しさん@ピンキー:03/11/05 07:54 ID:3uvG+4pk
スレ容量を気にして職人さんが投下出来ないのもなんだし、次スレを
上のてんぷらで立ててくるよ。
前スレに引き続き、1000になる前に容量オーバーしそうなのは凄い
な。そんだけ投下されたってことか。
752名無しさん@ピンキー:03/11/05 07:57 ID:3uvG+4pk
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067986563/

次スレ。
753ポチ@駄文職人:03/11/05 08:30 ID:l6wqtF14
皆様、有り難うございます。

起きたら新スレ立っててビク-リしたよ。すごい行動の速さに驚きました。
しかも図々しく2ゲトしてきてしまいました(; ´∀`)キョウハイイコトアルカナ

とりあえずは、まだ続きは投下出来ないので様子みでどっちに投下するか決めます。

感謝感謝ありがとうごさいました(^∀^)
754名無しさん@ピンキー:03/11/05 09:47 ID:vKYVyfzw
>黄昏氏
何か事情があって中段されてるのかと黙ってましたが
オルナタずっとお待ちしてます…。
イザフレも思ったよりよくて今更ながら読み返してます。
755名無しさん@ピンキー:03/11/05 10:02 ID:KHXzq/nQ
この板って即死判定あるんだっけ?
あっても、連続で書きこんでいれば、新スレの方も落ちないか。
756名無しさん@ピンキー:03/11/05 12:28 ID:KJ2gKNNB
>>746
10レスなら充分こっちでも投下可能だと思うよ?
多分、即死判定は24時間以内にレスが1つも無い。
レス数の目安は2〜3日で30レス程で、1週間で30kb以上じゃなかったかな?
757名無しさん@ピンキー:03/11/05 19:57 ID:smHGXA6f
神様…
ディア×ミリを どうかあなたの卑しい下僕におあたえください。
758名無しさん@ピンキー:03/11/05 19:57 ID:ZfvJ13po
どなたか時代が終わったって感じだけどキラとカガリの書かないかな?・・・・・独り言だと思って忘れてください。
759名無しさん@ピンキー:03/11/05 22:20 ID:Sf15Jxvb
>>757
私も祈らせてください… ●| ̄|_ アッラ〜様〜
760黄昏の文芸作家:03/11/05 23:48 ID:fkGEuB18
>>759
ムスリムの…人? ちゃんと…西に祈ってるんだね…。
47話で痔が_に近づくシーンあったけど…あれ、何だったのかな…。
761名無しさん@ピンキー:03/11/06 01:27 ID:k9JfpZYH
すごく長いんですけど……未だ途中で、しかも遅筆で、
あげくエロパロ初挑戦なんですけど…。
もしよかったら、できた分の半分だけでも投下していいでしょうか。
神がいっぱい降臨なされた後で、未熟者の文体ウゲーかもしれませんが…。
戦争終了後のその後を舞台に、アスラクでいきたいと思ってます。
762名無しさん@ピンキー:03/11/06 01:31 ID:A9TwGmcE
>>761
続くのなら次スレに投下してもらった方が
切れなくて嬉しいです。
763761:03/11/06 01:39 ID:k9JfpZYH
神降臨前のスレ汚し。恐ろしいので、とりあえず一番最初のところだけ、
ここに載せさせていただきます。
764761:03/11/06 01:44 ID:k9JfpZYH
「……ごめん」
 しばらく、そっちには行けないから。
 気まずそうにちょっと視線を逸らして、つらそうに謝るキラ。
「忙しいのはお互い様ですもの、仕方がありませんわね」
 モニターの向こうの恋人は、明らかに隣の誰かを意識してそわそわしている。
(わたくしのことなど気にせず、どうぞカガリさんと楽しんでいらっしゃいな。)
 怒りと嫉妬と哀しみと、醜い感情に今にもはちきれそうな胸を押さえて、ラクスは辛うじて厭味の言葉を飲み込んだ。
「身体に気をつけて、キラ。また今度お会いできる日を、楽しみにしておりますわ」
「うん、ごめん。じゃ…」
 キラがそそくさと手を伸ばすと、画面がぷつりと真っ黒になる。露骨で素っ気無いやりとりに、ラクスは脱力した。
みっともない真似は晒すまいと、平静を装って貼り付けた笑顔がはがれてゆく。
(……嘘ばかり。いつも嘘ばかり。これでいったい何度目ですの、キラ)
 乱暴な仕草でモニターのスイッチを切ると、ラクスは暗い画面に背を向けた。
 戦争が終結して、初めの頃はキラもプラントに腰を落ち着けてラクスを手伝ってくれたのだ。
それが今ではオーブに行ったきり、ほとんど帰ってこない。
帰ってくると、不在の埋めあわせといわんばかりに激しく愛してくれるのだが、
あっちこっちとふらついて、いつのまにかちゃっかりとオーブに戻っている。
そして何かと口実をつけて、長くオーブに居座るのだ。
いや、オーブというのは正確ではない。カガリの傍に、だ。
765761:03/11/06 01:50 ID:k9JfpZYH
 あれから数年経てばラクスとてもう、純情でウブな世間知らずではいられない。
キラの匂い、キラの愛撫、その話し方。端々に見え隠れする金髪の少女の存在を、ラクスは女の勘で
はっきりと感じ取っていた。いつか問い詰めようと思いつつも、話すと会うと嬉しくて、
気も狂わんばかりに嬉しくなって、それだけで胸がいっぱいになってしまうのだ。キラがいればそれだけでいい。
キラが傍にいて愛してくれれば、この胸に溢れんばかりのキラへの愛だけで生きていけるのだから。
(…それなのにキラ、あなたはいつもわたくしを裏切りますのね)
 気分を変えようとティーポットを手に取るも、高ぶる感情に手が震えてうまく紅茶がいれられない。
(…こんなに愛していますのに、どうして傍にいてくれませんの?どうしてわたくしの傍にいて、わたくしを愛してくださいませんの?)
「…あっ」
 紅茶が零れたはずみに、指にかかった。反射的に口に咥えるが、痛みはない。ただちょっと、熱かっただけだ。
 何の味もしない自分の人差し指を、ラクスは舌で丁寧に舐めてみた。指の腹から関節から、労わるように、優しく、満遍なく。
舌先の巧妙なテクニックで突いたり、絡めてみたり、口いっぱいに根元までしゃぶってみる。
そう、彼を愛するときのように……。
 しゃぶりきって出した人差し指から口を繋いで唾液の橋がかかると、ラクスは逃すまいとして啜り上げた。
ちょうど指が唇を塞ぐ格好になったあたりで、ラクスはハッとした。
「あら、いやですわ。わたくしったら……」
 コトを思い出して、羞恥に顔が赤らむ。両手で頬を押さえて軽くパシパシと叩くと、いれた紅茶はほったらかしにしてラクスは部屋を出た。
「キラのせいですわ」
 足早に歩きながら恨み言を呟いて、辺りを見回し。ふと、壁際の電話に目がとまる。
 突如頭に浮かんだ計画に、ラクスの顔がぱっと明るく輝いた。
「そうですわ。アスランをお茶に呼びましょう!」
 アスランに会いたい。アスランと話がしたい。なぜだかわからずも、思えば思うほど無性に
アスランが恋しくなって、ラクスは電話に駆け寄った。
766761:03/11/06 01:52 ID:k9JfpZYH
とりあえずこれだけで……
一日くらい待って、需要があったら続けさせていただきます。

コピペ改行難しいですね。めちゃくちゃになってますが……(汗
読みにくくてすみません。
767名無しさん@ピンキー:03/11/06 02:48 ID:N98meoiY
>>761
いやぁいい線行ってますよ続きに期待ですがアスランですか・・・・
(前フリからキラ×ラクスかと思った・・・・)
768名無しさん@ピンキー:03/11/06 04:35 ID:ftDLVj3M
>>761
悪いけどさ。
次スレで初めからやりなおしてくれるとうれしい。
次スレはまだ即死判定から逃れてないだろうし。
769名無しさん@ピンキー:03/11/06 06:09 ID:626WkYpw
>ポチ@駄文職人様
いつもお疲れさまです。毎度(*´Д`)ハァハァさせてもらってます。
新スレでする話題ではないのでこちらで、こそっと書かせてもらいますが
エロパロ板でのコテハンを未成年の住人もいる某したらばに持込むのは
ちょっとどうかと……。
両方の住人には名前かえてもポチさんが書いたとすぐわかりそうですが、
あちらはエロ系の荒らし?みたいなのが最近いるようなのでちと気になりまして。
770ポチ@駄文職人:03/11/06 08:15 ID:CKCDCfIG
アスカガの続きを新スレの方に投下しました。

>>761
アスラクだ−−−!!( ゚∀゚)=3ムッハ-
ここのネ申のおかげでアスラクがマイブレ−ク中なので続きが楽しみです!待ってますね(●^ο^●)

>>769
なんか荒れる要因作っちゃったかなぁ
(´・ω・`)ショボン
正直スマソ。
あそこでの投下は最初で最後にしますのでお許しを・・。
771名無しさん@ピンキー:03/11/06 08:24 ID:+9iBBTsM
>ポチ氏
あちらのSSも読ませて頂きました。
名無しさんか別のコテなら問題無いでしょう。
またお待ちしてますよ。
772名無しさん@ピンキー:03/11/06 11:53 ID:DLrv1T3d
あと26KBか…ホッシュしつつdat落ちを防いでいる方がいいのかな?
見られなくなって困るという人もいるんだろうし…。
773名無しさん@ピンキー:03/11/06 12:00 ID:6ihOL6sz
いっぱいになっても、即落ちるわけじゃないよ。
774名無しさん@ピンキー:03/11/06 12:47 ID:V25P2lms
いつまでも容量のでかいスレ保守し続けるのは鯖に優しくないよ。
用が済んだスレはさっさとdat落ちさせたほうがいい。
どうしても読みたい人はログ保存するなり保管庫作るなりすることだ。
775名無しさん@ピンキ−:03/11/06 17:56 ID:wzHtm3NY
ここの職人さん達でリレ−小説やりたいと名無しでポツリと言ってみた・・|_ `)
776名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:07 ID:nWdCJUtF
埋め立てに、エロくないアスカガ投下しても(・∀・)イイ?
と言うわけで、アスカガ。エロくないです。
777名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:08 ID:nWdCJUtF
「ほんの少しココナッツラムを加えた、ラムティーを御馳走しただけですのよ」
アスランの目の前にいる少女が首を傾げて愛らしく微笑んだ。
――ほんの、少し?
アスランは疑る眼差しを、テーブルの上へと向ける。
そこにはトレイの上に、茶器と一緒に数本空になったラム酒の瓶が並んでいた。
――これで、ほんの少し?
再度、ピンクの髪の少女に目を向ける。相変わらずラクスは悪びれもせず、ふわふわとし
た笑みを浮かべている。
「カガリさんはアルコールに弱かったのですわねぇ。わたくし、知りませんでしたわ」
「……」
のほほんとしたラクスの台詞に、さすがにアスランも眉間に皺を寄せる。
「まぁ、いけません。もうこんな時間! わたくし、これから来月のコンサートの打ち合
わせがありますの。申し訳ありませんが、アスラン。カガリさんのお世話をお願い致しま
すわね」
「え、ちょっ、ラクス……!」
「それではアスラン。カガリさんが目を覚ましたら、よろしくお伝え下さいませね」
一方的に言いたい事を言うと、ラクスは素早くコートを身に着け、逃げるように退室して
しまった。
広いホテルの部屋に残されたのは、アスランと――。
酔っぱらってすやすやと気持ち良さげにソファーで眠っている金髪の少女だけだった。


778名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:09 ID:nWdCJUtF
扉を足で蹴り開け、アスランは寝室に入った。
少々乱暴だと思うが仕方ない。両腕は塞がっているのだから。
両腕に抱えたカガリは、相変わらず目覚める気配がない。実に平和そうなその寝顔を見る
と、今回ばかりはさすがに頭に来る。
カガリがプラントに会議出席の為に訪れたこの日。
『午後からは時間が空くんだ。プラントの街を案内してくれないか?』
そう、笑顔で言ったのはどこの誰だったか。
確か、腕の中で呑気に眠っている自分の恋人だったような気がする。
変装をし普通の恋人同士の様に、街を散策することを少なからず楽しみにしていたのに、
カガリがこの体たらくではこれから出掛けるのは無理だろう。予定を台なしにしてくれ
た、ラクスと、そしてカガリを恨めしく思う。
「ええい、この酔っ払いめ!」
広いベッドに些か乱暴に少女の身体を投げ出す。スプリングが軋み、カガリの身体がベッ
ドの上で弾んだ。
ベッドの縁に腰掛け、カガリの寝顔を見ている内に、苛立ちも大分治まってきた。頬に掛
かる髪を優しく払ってやる。
「この埋め合わせはいつか必ずしてもらうからな」
そう呟くと、その言葉に反応するかのようにいきなりカガリの目がぱちりと開かれた。
「カガリ?」
アスランの呼び掛けには応えず、むくりと上肢を起こす。
「喉、乾いた……」
「え、あ? あぁ、水か。ちょっと待っていろ」
アスランはリビングルームに向い、備え付けられている冷蔵庫から水のペットボトルを取
出す。それをグラスに注ぐと、再度寝室へと戻って来た。
「ほら、水」
「ん……」
カガリは両手でグラスを受け取ると、ごくごくとそれを飲み干した。
779名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:10 ID:nWdCJUtF
空になったグラスをベッドのサイドボードに置き一息吐くと、カガリはアスランを見詰め
不思議そうに小首を傾げた。
「あれ、アスラン……。いつの間に来たんだ?」
「さっきからだ!」
寝惚けた問いに、思わず舌打ちしそうになる。
「なんでいるんだ?」
「お前が呼んだんだろう!!」
寝惚けた問いを重ねられて、語気が荒くなる。
「……お前、まだ酔っぱらっているな……」
アスランは溜息を吐く。酔っぱらいに怒っても仕方がないと、自分を宥める。
「ほら、もう寝てろ。明日は会議があるんだろう? 二日酔いじゃ、様にならないぞ」
とん、と軽くカガリの肩を押し、ベッドに横たわるよう促す。
「んー……、暑い」
「え?」
「暑い」
そう言うと、カガリはノロノロと身に着けていた赤いシャツを脱ぎはじめた。
カガリがカーゴパンツを脱ぎ終えた所で、呆然とそれを見ていたアスランは我に返る。
「こ、こら、カガリ! 何してるんだ、お前は!! 服を脱ぐなぁっ!」
アスランは赤くなりつつも、カガリがベッドに放り投げた赤いシャツを掴むと、それを彼
女の胸元に押し付ける。
「煩いぃー……。あっついって、言っているだろ……」
「ああもう。俺は隣のリビングにいるからな、好きな格好してろ」
あられもないカガリの姿から視線をそらし、立ち上がる。さすがにベッドの上に下着姿の
カガリがいると言うこの状況では、自制心にも自信がない。
真っ赤になって歩き出そうとすると、シャツの裾を掴まれ、引き止められた。
780名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:11 ID:nWdCJUtF
「何だよ……。久しぶりに会ったって言うのにさっきから怒ってばっかり。アスランは私
のことが嫌いなんだ」
ぐしぐしと泣き出す。
「おいおい、脱ぎ癖の次は泣き上戸かよ……。お前な、酒癖が悪過ぎるぞ」
勘弁してくれ、と肩を落す。どうしろと言うんだ、一体。
久しぶりに会った恋人が、酔っぱらってぐでんぐでんな状態だと言う俺の方が泣きたい、
と心の中で愚痴る。
「だって、いっつもアスランは小姑みたいに口煩く怒るし。何かにつけて、前の失敗を愚
痴愚痴粘着質に持ち出してくるし。全然優しくないし」
「……小姑みたいでその上粘着質で悪かったな」
カガリの口から出てくる自分への文句に、アスランは低く唸る。
「嫌いなわけないだろう。ほら、良いから休め」
何度目かの溜息を零すと、もう一度ベッドの縁に腰を落し、あやすようにゆっくりとカガ
リの頭を撫でてやる。沸き上がる下心は無理矢理片付ける。
「本当に?」
酔いの為に上気した頬と潤んだ瞳でカガリに見上げられ、どくんと心臓が跳ねた。薄暗が
りの中でも、タンクトップから覗く白い柔らかな双丘と、すらりとした脚がはっきりと目
に入る。
この状況で、自制心を保てと言う方が無理だ。片付けたはずの下心が更に大きくなってく
るのをアスランは感じた。
――我慢大会じゃないんだから、これ以上は勘弁してくれ……。
そんなアスランの悲痛な思いを知ってか知らずか、カガリは相変わらず無防備に露出した
肌を晒したままだ。酔っぱらいに理を説いても仕方ないだろうが、それにしてもこれは酷
い。今後絶対に自分の目の前ではカガリに酒は飲ますまい、とアスランは心に固く誓う。
「ほ、本当だったら。疑り深い奴だな」
「そっか。私もアスランが嫌いじゃないぞ。大好きだ!」
781名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:11 ID:nWdCJUtF
ぱっと笑うと、カガリは身体を投げ出すようにアスランに抱きつき、幸せそうにその胸に
顔を埋めた。
柔らかくあたたかな身体が胸に飛び込んできて、アスランは硬直する。ぶちんと頭の中で
何かが切れたような気がした。
「カガリ……!」
カガリの顔を上げ、その唇を強引に奪う。カガリは驚き目を丸くしたが、構わずキスを続
けた。ほんのりとアルコールの匂いがする。
「んんん……っ!」
空気を求め、カガリが僅かに唇を開いたその隙に、舌を口腔に侵入させる。逃げるカガリ
の舌を追い、絡める。唾液を絡ませ、捕らえた舌を吸う。カガリの舌を存分に味わった
後、ゆっくりと唇を放した。
カガリはぐったりと力の抜けたその身体をアスランに預け、荒く息を吐いている。
身体の奥底から沸き上がる愛しさと衝動に身を任せ、カガリをきつく抱き締める。抵抗
は、ない。
「カガリ、好きだ……」
熱い吐息と共に、カガリの耳許に囁く。
そのまま、アスランはカガリの身体をベッドに押し倒した。
どくどくと心臓が脈打っているのを強く感じる。全身が熱い。この熱を放つ術は、今は
たったひとつだけ。
組伏せたカガリを見下ろし、アスランはごくりと喉を鳴らした。
カガリは力の抜けた四肢をベッドに投げ出し、その柔らかな胸を上下させている。
酔っている相手に手を出すのはどうなんだとか、はじめてなのだからゆっくり進めた方が
良いとか、もっとカガリを大事にしろとか、頭の中でもうひとりの自分が喚いているのが
聞こえたが、構うものか。自分は聖人君子でも、既に性欲を時の彼方に置き去りにした枯
れた老人でもないのだ。
この状況で何もしない方がおかしい。そう、アスランは自分を無理矢理納得させる。
沸き上がる欲望の前に、実に容易く理性は折れた。
しかし、押し倒し、更に先に進もうとして、アスランは気付いた。
782名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:12 ID:nWdCJUtF
――実に気持ち良さそうに、カガリが眠っていることに。
アスランひとりを置き去りにして。
「………………」
一気に身体中の力が抜けて行くのを感じ、アスランはがっくりと肩を落した。
自分を良い様に振り回すだけ振り回して、夢の中にあっさりと旅立ってしまったカガリを
恨めしく見つめる。
そんなアスランの心中など露知らず、カガリは実に幸せそうに寝息を立てている。
「勘弁してくれよ、カガリ……」
アスランだけその気にさせて、カガリひとり何も気付いていないと言うことは、何もはじ
めてのことではない。が、さすがに今回はきつい。このやる気をどこに持っていけば良い
のか。
恨み言のひとつやふたつ零れてくるが、のほほんとした寝顔を見ると途端に何も言えなく
なってしまう。苦笑と共に胸の奥からあたたかなものが溢れてくる。
結局はどうしようもない程、自分はカガリに甘いと言うことなのだ。
身体を起こし、ベッドから降りようとして気付く。まだしっかりとカガリの手がアスラン
のシャツの裾を掴んでいることに。
「どうしろって言うんだ」
掴まれたシャツの裾とカガリの寝顔を困ったように交互に見やる。
盛大に溜息を吐くと、アスランはカガリの横にごろんと寝転がった。まだ身体の熱は引い
ていないが、仕方がない。今は、これだけで我慢することにしよう。
毛布を引寄せ、カガリの肩まで掛けてやる。
カガリを引寄せ抱き締めると、その艶やかな金髪に顔を埋めた。
胸の中に捕らえたあたたかな熱に幸せを感じながら、ゆっくりと目を閉じる。
彼女の後を追って、夢の中へと旅立つ為に。

――しかしその幸せも、目覚めたカガリの悲鳴と共に放たれた平手によって、脆くも崩れ
去るのだった。
783名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:14 ID:nWdCJUtF
以上です。
寸止めにもなっていやしねぇですね。

まだ16KBくらいあるな。
784名無しさん@ピンキー:03/11/06 18:27 ID:VK26/Enr
>>777-782
(・∀・)イイ!!
ほのぼの(・∀・)イイヨーイイヨー
アスラン、おまいはなんて紳士なんだ!!
785名無しさん@ピンキーす:03/11/06 18:44 ID:hVsRu67c
761ラクスたん切ない。
777小姑ワラタ。
すれ立て乙です。
軟弱物さま、自分も永久保存させていただきました。衝撃の第一回目から完結まで、萌え萌えでしたよ。
たいした事ないってカガリがいうとそうだなと納得してしまう。
って完結、なんでアスランわらってるんですか。解らなかったの自分だけ?気になって寝られません。
黄昏さま、イザフレ、続きをー。二人ゆっくり休ませてやりたい。
ポチさま、萌えがとまらないー、せかしてはいけないと思いつつ続きを。。
投下ラッシュ萌え萌え。
786名無しさん@ピンキー:03/11/06 20:44 ID:VK26/Enr
ポチ様の続きは新スレにあるでよ。
787名無しさん@ピンキー:03/11/06 21:38 ID:qXl7MOIZ
なぬ!覗いてきたらえらいことに。キラカガ萌えしていたら、ラクスたんが。続きをー。
761と777も萌えの責任とれー、あ、取ってください、おながいです、続きを。。
788軟弱物@赦しを、君へ:03/11/06 21:58 ID:fmFHH2i/
>785
読んでくださってありがとうございます、レス頂けると本当に、とても嬉しいのですよー。
特に「わかんねえよ(゚Д゚)ゴルァ!!」というツッコミは大変参考になります。

で、最後アスランが笑ってたの、わかりませんでしたか……(;´Д`)
ひょっとして他の方も、その辺意味不明だったでしょうか。
ええと、その辺は出来るだけ、読んでくださる方々の想像に委ねたいのですが
 1.カガリが自分を好きだと聞いて嬉しかった
 2.赤くなるカガリが可愛かった
 3.っていうかキスしちゃう俺、しょーもねー(苦笑)
 4.ドサクサまぎれにキス奪ってラッキー
 5.人間は限界を大きく超えると笑い出すから
この辺から、納得いく理由を適当に選んで下さい。
789名無しさん@ピンキー:03/11/06 22:07 ID:iUNYmxvX
>>788
自分は1+2+4=5
と受け取らせて頂いてますたw
作品とても素敵でした。
このお話の後のアスカガ模様も気になったりしますが
次回作も楽しみにしてます!
790名無しさん@ピンキー:03/11/06 23:38 ID:3dzcGa9k
789、おまいのfa気に入った!
名無しさん@ピンキーばかだな、だからそれはー、とromしてる方からの解説頂けるかとを期待してたのだが、な、な、なんと神自らのレスを頂いてしまうとは。。ハアハア。
自分は最後カガリがちらっと振り向いたのであーやっぱカガリたんかわええ、かなと。
それだと北風吹きすさむ中カガリらーめんに行列並んでるかぐしと一緒じゃねーかと小一時間してますた。逝ってきます。
完結といわれても尚も続ききぼん。
791名無しさん@ピンキー:03/11/07 01:17 ID:fA3hLUoW
サイとラクス・・・いやキラとラクスの話希望。

>>790
このスレじゃ「たん」とかつけない方がいいんじゃない?
「様」もだけど
792名無しさん@ピンキー:03/11/07 01:24 ID:Ad9zq4Cu
>777-782
いいっすねー何かアスランの話し方とかつっこみ?に
萌えた!是非次はエロものも書いてくだせえ。
お願いします
793名無しさん@ピンキー:03/11/07 01:25 ID:wVdahne0
別にいいんじゃねーの?
○○たんって、今までだってちらほらと使ってた人いたしな。
794217:03/11/07 01:41 ID:8HFJ0Hmc
>>761
乙ですた!続き見たいです
>777
萌え。この一言に尽きます。
>>791
キララク?かなぁ。書きました…けど。今新スレで神降臨中…
795名無しさん@ピンキー:03/11/07 01:43 ID:26zEclSZ
普通に、ミリィたんとかカガリたんとかナタルたんとか使ってたーよ。
なんちゅーか、自分中では、この3人はたん付けだな。アサギたんとか
マユラたんとかもだな。人妻連はさん付けだな。
別に付けなくても良いけど。
そう言えば、カナーバが20代前半だってことにびっくりよ。
母親繋がりでカナーバ×遺作なんかも良いよな。
796名無しさん@ピンキー:03/11/07 07:53 ID:FhHTcXUa
個人的にはカガリはカガリたん、フレイはフレイ様って感じだ。
新シャア板のスレタイを見慣れすぎたせいだろうけどな。
どっちのスレも常駐ってわけじゃないのに、
ついつい付けてしまう。
797名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:36 ID:aVzh8Cy3
時期外れになってしまったし、余りエロくないから、アスラン誕生日
アスカガ、埋め立てでこっちに落すっす。
終わる前に容量足りなくなっても、まぁ良いや。
798名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:41 ID:aVzh8Cy3
後一時間程で日付けがかわろうかと言う時間だった。
アスランがひとりきりの自宅にて、持ち帰ってきた仕事用の資料に目を通していると、深夜だと言う
のに突然エントランス用のチャイムが鳴り響いた。壁に備え付けられてあるインターフォンに目を走
らせると、来客を告げるランプが点滅している。
(誰だ、こんな時間に……?)
不審に思いつつも、アスランは椅子から立ち上がり通信を繋ぐ。
インターフォンのモニターには、茶色いジャケット、緑のスカーフ、丈の短いズボンという出で立ち
の見知らぬ少年が映っていた。その顔は帽子を目深に被っている為、よく見えない。
「どちらさまですか?」
『私だっ!』
間髪を入れずに返ってきた声にアスランは仰天する。
「カガリ!?」
アスランは思わずまじまじとモニターに映る人物を見詰める。帽子の鍔を軽くあげ、モニター越しか
ら不機嫌そうにこちらを睨み付けているのは、確かに自分の恋人であるカガリだった。

アスランは突然の来訪者をリビングへと招き入れた。
「カガリ、こんな時間にどうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもあるか! お前、何で黙ってたんだっ!」
カガリは被っていた帽子を乱暴に脱ぎさり、アスランをきつく睨み付けた。
アスランはカガリが怒っている理由が全く見当がつかず、目を白黒させる。
「黙ってたって……、何をだ?」
「誕生日! 今日、お前の誕生日だって言うじゃないか! キラから聞いて吃驚したんだからな!!」
「ああ……」
納得がいったという風に、アスランは頷いた。
今日はアスランの17回目の誕生日だった。
故意にカガリに伏せていた訳ではなく、言う必要もないことだろうと黙っていただけだった。告げる
のも祝ってくれと催促しているようで気が引けたと言うこともある。
「別に、わざわざ言う必要もないことかなと思って、さ」
「何だよ、それ! お前は私の誕生日を祝ってくれたのに、私にはおめでとうのひとつも言わせない
つもりだったのかよ」
睨み付けてくるその琥珀の瞳に涙が滲んでいるのに気付き、アスランは慌てた。
「お前、ちょっと薄情過ぎ」
799名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:44 ID:aVzh8Cy3
「ご、ごめん……」
そっと指で涙を拭ってやると、カガリは恥ずかしそうに瞳を伏せた。
「私、プレゼント用意出来なかった……」
しょんぼりと肩を落してカガリが呟く。
「俺は、カガリがこうして会いに来てくれただけで嬉しかったよ」
アスランは微笑み、胸に沸き上がる愛しさに動かされるように、カガリの腰に腕を回し抱き寄せた。
本当に嬉しかったのだ。こうして自分の誕生日を祝いに来てくれる人がいることが。そしてそれが愛
しい少女であることが、嬉しかった。
しかしカガリは納得がいかないといった風に膨れっ面をして、アスランを見上げてくる。
「お前はちゃんと私の誕生日にプレゼントを用意してくれたじゃないか。私だってもっと早くに知っ
ていれば、ちゃんと準備をしたのに。お前だけ、ずるい!」
ずるいと言われてアスランは苦笑を漏らした。
「じゃあ、来年に期待しているよ」
「来年じゃ遠過ぎるじゃないか! 何か欲しいものはないのか?」
「今は特に……、欲しいものはないな」
「何だよ、それ。私のできることなら何でもする! 何でもあげる! だからちゃんと考えておけよ」
びしりとアスランの胸に指を突き付け、カガリは偉そうに言い放つ。
「できること……って例えば?」
「……肩叩き、とか、お手伝い、とか?」
少し考え込んでからカガリは答える。幼年学校の生徒のような答えに、アスランは思わず吹き出した。
「何だよ、笑うなぁ!」
カガリは真っ赤になってアスランの腕の中で暴れた。暴れるカガリを笑いながら抱き締め直し、耳許
で「ごめん」と謝る。
「明日までに考えておくよ。今日は泊まっていけよ。オーブへの便もこの時間じゃもうないだろ」
時計に目を走らせると、もうすぐ日付けもかわろうかと言う時間だった。

「お前、黙って来たんだろう? 明日の朝宇宙港に送って行くから。今日は休めよ」
カガリを客室へと案内しながら、アスランは小言めいたことを口にする。
「黙って来てなんかない。仕事も片付けて来たし、書き置きも残して来たさ」
「書き置きだけ残して、だろ。そう言うのを黙って来たって言うんだ。良いから休め。もう遅い」
「……ん、おやすみ」
挨拶をし客室へと入りかけたカガリだが、「忘れてた」と呟くとくるりと振り向いた。
800名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:45 ID:aVzh8Cy3
「どうした、カガリ?」
不思議そうにアスランはカガリを見遣る。カガリは暫し逡巡した後、爪先立ちになりアスランの頬にそっ
とキスをした。
「誕生日、おめでとう」
はにかみながらカガリはそう告げる。
「ちゃんとお前に直接言えて良かった」
ふわりと微笑んだ。
その微笑みを見て、アスランは無性に泣きたいような気持ちに襲われた。
きっと、自分は今、随分と情けない顔をしているだろう。アスランはそれを隠す為に、カガリを引寄せ抱
き締めた。
アスランに強く抱き締められ、カガリは身体を強張らせる。
「お、おい、アスラン……、どうしたんだよ」
無言でアスランはカガリを抱き締めたまま、彼女の肩に顔を埋めた。触れている部分からカガリの熱が伝
わってくる。それはゆっくりと身体中を巡り、アスランを優しくあたためてゆく。
ずっと、戦争が終わってからずっと、生きているのが申し訳ないような気持ちに襲われることが度々あっ
た。喪われた戦友や父のことを思い出している時、悪夢にうなされて目覚めた朝などに、それは訪れる。
それらを全て背負って生きて行くと決めたけれど、矢張り辛い。辛くて泣きたくなることもあったが、自
分には泣く資格など、ない。
泣きたい気持ちに襲われる時は、そんな辛い時や悲しい時だけだと思っていた。でもそれは違うのだと今
改めて感じる。
(酷く嬉しい時も、泣きたくなるものなのか)
例えばキラが生きていたと知った時。例えば生きていることを実感した時。
――そして、こうして自分が生まれて来たことを心から祝福してくれる誰かがいることを知った時。
自分を抱き締めたまま黙り込んだアスランの背中に、カガリは腕を回す。優しく背中をさすられ、アスラ
ンはふっと微笑んだ。
暫く抱き合ったまま黙り込んでいたが、やがてアスランは口を開いた。
「ずっと欲しいものがあったけど、俺にはそれを手に入れる資格はまだないと思って我慢してたんだ」
カガリは黙ったまま、それを聞いている。
「でも、今日、それを欲しいと言っても許されるのなら、我が侭を言いたいんだけど、駄目かな」
「何だ?」
「カガリが、欲しいな」
カガリの耳許で掠れた声でそっと囁くと、驚き息を呑む気配が伝わってくる。
801名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:46 ID:aVzh8Cy3
「駄目か?」
身体を離し、顔を覗き込んで問い掛けると、たちまちカガリは真っ赤になる。カガリは少し迷った後、小
さく頷いた。

ゆっくりとアスランに手を引かれながら、カガリは薄暗い寝室へと入っていく。酷く心臓の音が煩い。
ベッドの前まで来ると、アスランが立ち止まりカガリに向き直る。彼も緊張しているようだった。握り締
めていたカガリの手を引っ張り、胸の中に招く。
アスランの指がそっとカガリの頬に添えられる。顔を上向かされ、視線を絡ませた。
ぎこちなくキスを交し、抱き合う。
舌と舌を熱く絡ませ、吐息を混じらせた。触れ合った部分から甘い痺れが広がって、頭の芯を更に熱く溶
かしてゆく。
やがてアスランの手が、カガリのジャケットの下に潜り込む。カガリは慌てて、身体を離した。
アスランは逃げようとするカガリの手を引き腰に腕を回し、身体を膝の上に引き寄せる。
背中から抱き込まれ、カガリはじたばたと暴れた。
「嫌なのか?」
「嫌って言うか、嫌じゃないけど、そうじゃなくって……!」
アスランがカガリの背後からジャケットの釦を一つずつ外していく。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってってば! シャワーくらい浴びさせてくれっ!!」
「大丈夫、俺は浴びたから」
「何言っているんだ、馬鹿っ! お前が大丈夫でも私は大丈夫じゃ……」
いつの間にかジャケットは脱がされ、スカーフも外されている。アスランの指は既にシャツの釦を外しに
掛かっている。
開いたシャツの袷から空気が忍び込んでくるのを感じ、カガリは一層混乱した。
そんなカガリにお構いなしにアスランはシャツを脱がせる。タンクトップを捲り上げ、カガリの双丘を両
手で包み込んだ。
「ひゃっ……!」
掌の感触に、びくんと身体を仰け反らせる。
アスランはゆっくりとカガリの胸を揉みはじめた。アスランの手を自分の胸から取り外そうとするが、力
が入らずうまく行かない。
アスランに触れられた部分から甘い疼きが次第に広がって行く。カガリはそれに堪えるようにきつく目を
瞑る。アスランの指が胸の尖端に触れる度、アスランの唇がうなじをなぞる度、漏れ出そうになる声を必
死で殺した。
802名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:49 ID:aVzh8Cy3
カガリの胸で遊んでいたアスランの手が、やがて脇腹を辿って下腹部へと向う。ズボンのファスナーを下
ろし、一気に脱がせた。
下着の中にアスランの手が潜り込み、脚の間に触れられ、カガリは大きく息を呑む。そこはすっかり熱く
濡れそぼっており、アスランが指を動かす度に密やかに水音を立てる。
「……っ、ああっ」
カガリは必死で歯を噛み締め喘ぎを押し殺そうとしたが、それも叶わず艶のある声が唇から漏れ出てくる。
アスランは力の抜けたカガリの身体を優しく抱き上げ、ベッドに横たわらせた。
自分を組み伏せるアスランを、カガリは潤んだ瞳で見上げる。
カガリの身体から最後に残った下着を脱がせた。全裸をアスランの前に晒していることに、羞恥を覚えカ
ガリは身体を震わせる。
アスランは身に付けていた服を素早く脱ぎ捨てると、カガリの膝を割り脚を大きく開かせた。
「カガリ……、もう、良いか?」
躊躇った後、カガリは小さく頷いた。
熱くなったものを下肢に宛てがわれて、カガリは息を呑む。やがて、それはゆっくりとカガリの中に侵入
してくる。
「ああっ……!」
熱さと痛みに、思わず悲鳴が唇から漏れ出た。シーツを握りしめ、痛みに耐える。
「ごめん、カガリ」
「へ、平気だから、続けろ……っ」
アスランはもう一度、「ごめん」と呟くと、腰の動きを再開させた。アスランが自分の中を行き来する度
に、痛みが走り悲鳴を堪える。
「……カガリ、俺、もう……!」
切羽詰まったようなアスランの声がカガリの耳を打つ。やがて自分の中に熱いものが吐き出されるのを感
じながら、カガリは意識を手放した。

意識を失ったカガリを抱き締めながら、アスランは荒く息を吐いた。身体にはまだ快楽の余韻が痺れるよ
うに残っている。
そっとカガリの頬を撫でた。破瓜の痛みで流した涙の跡が、痛々しく残っている。そこに口付けを落し、
更にカガリの身体を強く抱き締め直す。
今、自分の胸の中にある存在が、何よりも大切で愛しい。
――いつか、必ず。いつか必ず、今夜だけでなく、全てを手に入れられる資格を得ようと、アスランは固
く心に誓った。
803名無しさん@ピンキー:03/11/07 16:52 ID:aVzh8Cy3
以上です。
あと2KBだな。
804名無しさん@ピンキー:03/11/07 17:08 ID:Tn9qWXot
>>803
イイ(・∀・)!!
805ポチ@駄文職人:03/11/07 17:41 ID:c29NN2OW
アスカガ( ´∀`)イイ!
萌えました!乙です!
あと2KBか・・
じゃあ禁断の虎アスカガ未公開版を貼ろうかな。穴埋めなので・・いいよね?
806ポチ@駄文職人:03/11/07 17:43 ID:kumRnyaJ
今日も虎の地元での第4戦

勝てば2勝2敗で並び負ければ崖っぷち

(今日勝って明日も勝ってそして優勝だ!)

一人闘志を燃やし虎の応援スタイルを身に纏いカガリはシャツを捲り上げ胸の膨らみを包む物を見る

(昨日は下だけでエッチしちゃってアスランに見せられなかったから今日こそは!)

カガリはヨシッと気合いを入れテレビの前へ向かった。

一方アスランは・・

昨日とは違う縦縞の服を着て精神を集中させる

(今日も虎が勝ってカガリの喜ぶ顔が見られるといいな)

その為に全身全霊をかけて応援しなければと力を込め部屋を出た。
807ポチ@駄文職人:03/11/07 17:46 ID:DZggshhB
もうすぐ試合の中継が始まる

「アスラ−ン!始まるぞ−!」

姿を現さない彼を呼ぶと静かに扉が開く

「あ・・アスラン!?」

現れたアスランの格好にカガリは全身が鳥肌が立つような感覚と突き抜けるような衝撃に見舞われる

そこには虎のユニフォ−ムに身を包んだアスランの姿があった、しかも名前入りである

(カッコイイ!!・・アスラン!!)

胸元で手を組み、彼に抱かれたい!いや犯されたい!と思いながらカガリはウットリとその姿を見つめる

いつまでもポ−ッとしているカガリにアスランはニッコリ微笑む。

「さぁ、応援しよう」

「うん!!」

そして2人はテレビの前に正座しその時を待つのであった。
808ポチ@駄文職人
「勝った!勝ったよ、アスラン!これで2勝同士並んだよ!」

「ああ、やったな!」

やっと息を吹き返した虎にカガリとアスランは興奮しながらその余韻に浸っていた。

「な、なぁ・・アスラン」

「ん、どうした?カガリ」

モジモジとしながらカガリは上目使いで頬を染めアスランを見る。

「アスランさ、虎の為に縦縞の下着まで着けてくれたろ?」

「ああ、当然のことだ」

キッパリと言い切るアスランに惚れ直しつつカガリは緊張する