City Hunterの槇村 香で妄想を語るスレです。
香が絡まない限り、できるだけ北条の他の女性キャラのお話はご遠慮下さい。
香萌えの同人誌情報やサイト情報もキボンヌ。
○○って何?どこ?そんな時は過去・関連スレを必ずチェック。
sage進行でマターリ基本。
過去・関連スレは
>>2-3 45さんのお話については
>>4
45さんのお話について
ゲームブック形式のお話です。
45さんがウPした話の最後に次の展開を三択で聞いてきます。
45さんの次にレスする人が三択の選択権があるので、
三択から次の展開を選んでください。
飼育さん等の不定期な小説アップがあります。
過去に投稿して下さった職人さんたちのカムバックきぼんぬ。
素敵な妄想が思いついた方、お気軽にアップを(・∀・)
1さん、乙です
あぼーん
あぼーん
9 :
名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:40 ID:0msz/Lqo
>1
乙華麗!
>>11 うほっ!(・∀・)イイヨイイヨー
なんかコラっぽいけど続ききぼんぬ(藁
13 :
45。:03/05/16 04:45 ID:EjF/fnHH
ども。遅ればせながら前スレにウプいたしまつた。
(なんかもったいなかったから(w)
レスはこちらにお願いしまつね。
14 :
45。:03/05/16 04:48 ID:EjF/fnHH
改めて1さんお疲れ様でつた。
たぶんコピペが業者な8さん。逃避で見に行って時間つぶしてしまいましたよ(w
11さん。あれのアイコラでつね(藁
1
>11
笑わせていただきました。どもです(w
>11
ワロタ(y
や ら な い か ?
まで是非作って〜
20 :
45。1:03/05/17 05:30 ID:xKegBuIt
15さんは1を選ばれました。
それより2時間3分送れて前スレ894さんが1を…
すみません。あっちにも書いておけばよかったのですが(新スレにレスって)
同じだったのがせめてもの救いでつ。
本当にすみませんでした(泣
「本気じゃなかったさ」
香の上で僚はそれに応えた。
「りょ…」
その言葉に香が切れた。
思い切り僚を叩くと、シーツを掻き揚げ、
そのまま潜り込んでしまった。
その盛り上がったシーツは泣いているのか小刻みに揺れている。
「まったくバカな男だ」
そう言うと、海坊主は僚を掴み上げて殴りつけた。
「うおっ!」
僚はその勢いに床に叩きつけられた。
その拍子に、なにか小さな物が僚の身体から飛んだ。
起き上がったところを美樹になじられた。
「こんな状況で、よくそんなことをして、
あんなことが言えたものね」
冴子だけがなぜか無言で笑っていた。
僚はゆっくりと立ち上がると、
憂さ晴らしに横に倒れている東条を踏みつけた。
先ほど自分が東条にしたことを、今は自分が海坊主にされたのである。
東条はすっかり気を失っているが、
まだ油断は出来ないと思った。
21 :
45。2:03/05/17 05:30 ID:xKegBuIt
あの薬を常用しているのだ。
だが、同じ薬でも別々に用意されているということは、
個人差に合わせてあるということだ。
しかし、それすら絶対ではない。
僚は香の膨らみを見た。
「…そして香は、自分用の薬を射たれたわけではない」
僚は冴子を見た。
「電話はなかったのだけど、こちらで問い合わせた時に、
部下たちが妙な事を言っていたわ」
僚は屈んで、落としてしまった小さな盗聴器を拾った。
「聞いていたと思ったわ」
冴子の言葉に僚も苦笑いした。
そして、再び香の許に歩み寄ると、シーツごと抱きしめた。
「本気じゃないってのは、おまえに対しての気持ちじゃあない。
ここでもっこりするってことに対してだ」
(さて3択です。1香、信用しない。2香、信用する。3金子、来る。レスよろしく)
はい、試しはまだこれからでつ…ども…
迷ったけど1で。
あぼーん
24 :
45。1:03/05/18 02:33 ID:NrIYpngO
22さんは迷われたけど1を選ばれました。
23さん。面白そうな場所でつね。時間あるときに読みたいでつ。
そういえば昔厨房の時、図書館で数式が出てくる物語を読んだでつ。
面白かったけど、その数式の意味が分からなかった…
なんだっけ「ホプキンスの不思議な世界」とかいうタイトルうろ覚え(藁
ガレージに入っている車が沁み出して来るとか、
早い時間で移動している人間は年をとるのが遅いとか…
何冊かシリーズであったんだけど、また読みたいものでつ。
もちろん読み物としてでつよ(w
そっと香に触れると、香はビクッと動いただけで何も言わない。
「香…」
僚の呼びかけに、香はますます固まり遠ざかろうとする。
「おい」
僚は香を捕まえ、言い聞かせようとするのだが、
すでに本気ではないと言った僚の言葉が頭にこびりついて、
怖くなるだけだった。
「香、こっちに…」
僚が無理やり抱きとめようとすると、香は必死で叫んだ。
「いや!アニキ!!助けて!!」
香が僚を好きな気持ちに変わりはないが、
僚の本気が分からなくなった。
本当に自分のことを好きでいてくれるなら、
どうして東条に襲われていても助けてくれなかったのだろうか。
そして、あの綺麗な女性たちの存在が香を不安にさせた。
つまるところ香は、一番安らげる兄・槇村を求めてしまった。
僚はいつもならば嫉妬の対象とする相手ではなかったが、
この数日直に会っているために、複雑な気持ちになってしまった。
25 :
45。2:03/05/18 02:34 ID:NrIYpngO
冴子を振り返り「ここは」と言うと、
冴子も了解した。
「ええ。今回のあなたからの情報はチャラってことでいいわよね」
僚が頷くと、冴子はその場の全ての人に撤退を命じた。
そして海坊主に東条兄弟を担がせて、自分は薫を肩に背負った。
美久もとりあえず出て行くことにした。
美樹は、ドアのところで海坊主に耳打ちをすると、
海坊主はいきなり真っ赤になりながらそれを断ろうとした。
だが、美樹に耳元で「お願い」と囁かれ、
しかたなしに大きく咳払いをした。
「あ〜香…
なにか誤解をしているようだが、美樹は…その…
そのモッコリ男の毒牙にかかるような女じゃない…
いや、その…美樹はおれの!」
限界だった。
海坊主は真っ赤になりそのまま立ち往生してしまった。
「もう、こんなことで燃え尽きないでよ」
そういう美樹の声は限りなく優しかった。
香はそっとシーツの隙間からそれを見ていた。
そして、美樹がその腕で大男を引きずって去っていくのが見えた。
(さて3択です。1香、信用しない。2香、信用する。3金子、来る。レスよろしく)
26 :
45。:03/05/18 02:55 ID:NrIYpngO
またやった…選択変更ミス
というか忘れ…でもこのまま行ってください(泣
2。
そろそろいってみよう。(何を?)
イってみよう?!
イかせて…。ハァハァ
まだイかせないよ(クスゥ
おまいらホントにセックルするときそんな会話してるんですか
32 :
飼育:03/05/19 02:06 ID:Pv4NhUy6
新スレおめでとうございます。
もうその7ですか・・・なんか、感慨深いものがありますねえ。
前スレからずるずる長かったですがここで完結です。
読んでくださった方、レスくださった方、ありがとうございました。
閉ざされた固い蕾をゆっくりと広げて押し入ってゆく。
悲鳴に近い吐息が香の口から漏れる。
酷なことをしていると思う。
それでも香は逃げない。ただ俺の肩を掴んで耐えている。
俺だって逃がすつもりなど毛頭無い。
今の俺たちに、他の選択肢など存在しない。
何故もっと早くこうなれなかったのか。俺たちは愛し合っていたのに。
否、それも愚問だなと、こんな時だが独り苦笑する。
こんなに臆病になるくらい、大切で、微妙な関係だったからな。
「・・・っ、んーーっ、リョ・ォ・・っ」
奥まで埋め込んだのと同時に、香が辛そうな声を上げて爪を立てた。
押さえつけた両脚を放して少し力を抜いてやると、
香は涙を溜めた目で俺の顔を見上げて、何か言いた気に口を開いた。
痛いという抗議の声かと思ったが、発せられた言葉は意外なものだった。
「っくぅ・・・ん、・・・リョウ、お願い」
「香?」
「・・・お願い、やめないで・・・・リョウが、あたしのことを欲しいなら、やめないで。
大事にしないで・・・痛くしていいから、もう、二度と・・・・」
あたしを何処かへ遣ろうとしないで、
という言葉は、辛うじて俺が聞き取れるほどの小さな声だった。
33 :
飼育:03/05/19 02:07 ID:Pv4NhUy6
こんなに不安にさせていた。
涙が零れた瞳を逸らす香の顎を掴んで、向き直させると、そのいじらしい涙を唇で啜った。
「何処へも遣らないよ」
遣るものか、と心の中で繰り返しながら、リクエストにお応えして容赦せずに香を貫いた。
高い声を上げた唇を塞いで舌を差し入れた。今夜だけで、何回キスをしただろう。
これから、こうして今迄の時間を取り戻してゆくのだと思った。
霧が晴れてゆく気がした。
足りなかった言葉と、足りなかった互いの体温が満たされて、
俺と香は、グレイゾーンをようやく抜け出そうとしている。
荒い息を溢す唇と、紅潮した頬と、白く絡みつく腕、強く光る瞳、
今夜のお前の全てを、俺は一生忘れないだろう。
そんな柄でもない呑気な惚気も、お前の前では恥じることも無いと思った。
俺は、熱く潤んだ粘膜に夢中になり、この世で一番大切な女を卑猥な動きで犯してゆく。
抽送するたびにずるずると粘液は纏わり付き、筋肉の襞は生き物のように俺に絡み付いた。
皮膚の表面を快感が錯綜し、やがて覆い尽くして薄い膜のように身体を包む。
毛穴のひとつひとつが開いて汗を噴出す。
強烈で圧倒的な快感に、今までに到達したことのないところまで連れ去られる予感がした。
香も同様だったのだろうか、小さく複雑な秘壷の筋肉で、俺をぎゅう、と締め上げた上、
逸れまいとするかのように俺にしっかりとしがみ付いて「離さないで」と言った。
そのまま二人で大きな波に浚われて、あらゆる柵から解放されて真っ白になった。
34 :
飼育:03/05/19 02:08 ID:Pv4NhUy6
ぐったりとした香の汗ばんだ前髪を掻き上げて、額に口づけた。
行為の後の独特の気だるさを共にしている女が、他の誰でもない香であることが、
奇妙に超現実的で、思わず確かめるようにがっちりと腕の中に抱き締めた。
それでも気を失ったままの香を胸に抱いたまま、仰向けになった。
香の身体の重みと体温が心地良く、そのまま香の癖毛を弄んでいた。
「ん・・・・」
気がついた香は夢現のまま俺の身体の上で身体を伸ばしかけて、うっと眉を顰めてまた身体を縮こめた。
その猫のような仕草が可愛くて、「痛かったか?」と声をかけると、
ようやく目が覚めたらしく、かっと頬を染めて、一度合った眼を伏せた。
その顎を引き寄せて、唇を吸うと、香は素直に応えた。
情事の後で、こんなに安らいだ気持ちがするのは初めてだった。
「風呂、連れてってやろうか?」
「え?」
「歩くの辛いぜ、多分」
ぐしゃぐしゃになったシーツに遺る破瓜の血痕を手繰って言った。
「へ、平気、ひとりで行ける」
「遠慮するなって」
浦上とまゆ子に見つかったりしたらどうする気だと抵抗する香を、
シーツに包んで強引に抱き上げて、風呂場へ向かった。
俺としては、いっそ、浦上に見せてやりたいくらいだった。
香が誰のものなのか、はっきり示してやりたかった。
結局浦上親子は大人しく眠っていたが、
俺は、案の定足腰立たなくなっている香を洗ってやるついでに、
その首から胸元、更に念入りに、二の腕の内側にまで抜かりなく、見よがしなマーキングを散らした。
何処へも遣らないで、と言ったのはお前だから。
終了ですー。
はい。冴羽さんが結局コドモなままなんですが、
どうにか一線を越えられて良かったですねということで(汗
激しすぎて傷が開いてないとよいのですが。
飼育さんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人
コドモな冴羽さん、たっぷりと堪能させていただきました。
でも、これからどーなるの?
・・・・・・・・・・
45。さん。お・ね・が・い・♪
37 :
45。1:03/05/19 07:16 ID:3SP9iYtE
27さんは2を選ばれました。
どこにいってみるのでせうか?
28さん。イってみて!
29さんはイかせて…。ハァハァと。
結論。27さん28さんは29さんをイかせてくだされ(w
30さん。それを阻止。(藁
31さん。それは藪の中かと…
飼育さんありがとうご苦労様。リクエストしてウプしていただけるなら、
毎日しないと(w
それにしても、見せつけにいかなかっただけ大人かと思うしかない僚でつねえ…
36さん。これは自分が飼育さんに頼めということでしょか?
というわけで飼育さん続編でも別話でもよろしくでつ!!
「すごい…
あの人、男の人二人をかかえているあの大きな人を、
そのまま連れていってしまった…」
香がえらく珍しいものを見た発言をするのに、
僚は笑った。
「そうか?そんなの普通だろ。
香だって100トンものハンマーを、
ヒョイヒョイと振り回してるじゃないか」
そう言いながら、
こっそりとシーツの隙間からしか見えない香の様子を伺った。
香は首を振って否定した。
だが、少しするとなにかを考えているように、
じっと動かなくなった。
僚は呟いた。
「さっき、東条の名前を叫んだが、
なんで知っていた?」
38 :
45。2:03/05/19 07:17 ID:3SP9iYtE
香は驚いた声で応えた。
「だって、東条は…あたしを……
…?」
途中で声が途絶えた。
僚は続きを待ったが、続かない。
そこでゆっくりとシーツの端を持って引いた。
香は考えこんでいた。
急に明るくなり、びっくりして自分の身体を抱く。
「やだ!返して!」
僚はシーツを後ろに放り投げると、
香に手を差し出した。
「おまえ、悪い薬でいろいろと忘れているようだが…」
香は僚の瞳に引きずられ、思わず手を伸ばしてきた。
僚はその手を掴んで聞いた。
「本当はおまえのことを、
おれがどう思っているのかは、知っているはずなんだが」
香は顔を赤らめながら、首を傾げた。
それでも、小さく呟いた。
「さっきの女の人たち…もしかして本当に…その…」
僚は香の身体を引き寄せると、
香は軽々とその腕の中に滑り込んだ。
「あ…」
香は、そこが一瞬落ち着く場所のように思えたが、
それでもなにかぎこちなく、腕を突っ張った。
(さて3択です。1香、槇村の話題。2僚、聞き込み。3金子、来る。レスよろしく)
三択の中に毎回金子が出てくるのが気になる……w
だが敢えて放置プレイで1を。
それにしても、子どもになる・幽霊(?)・記憶喪失の少女漫画三大お約束を
一気に出した状態でどう収拾つくのか心配でつ……
45。さん、がんがってください。
昼間に読みにきて萌えーーー
飼育さんと45。さんの二連発で幸せ一気飲みって感じです。
いつもありがとうございまつ。心底感謝して仕事に戻りまつ(w
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
飼育さん 御疲れさまでした〜
次回もハァハァよろしく
42 :
45。1:03/05/20 00:46 ID:95XHbepc
39さんは放置の1を選ばれました。
いや、そろそろ終結だから人員揃えないと終わらないと思ったまででつよ(藁
目標は29日でつからね。
この場所に出なくても別の場所で終わることは出来るけどね。
少女漫画三大お約束でつか?
予測しないうちに一気に出揃ってしまって、
うろたえているのは実はウプしてる本人だということを肝に銘じてくだされ(w
ちなみにアニメとかで話に困ると「ロミオとジュリエット」な話を持ってくる
という話を聞いたことあるでつ。
ドラマでは展開につまると誕生日やら結婚式のイベントが出るそうでつ。
歌舞伎では不景気な年末になると「忠臣蔵」が上演されるとかもなんかの本で読んだな。
ところでネタが出過ぎて困っている場合は…
もう力技で押し切るしかないというこってつ(w
でもあるかな?あるといいな力。
まあ。国際問題と医療事情と心霊特集と母性本能とを扱っている先生に比べたらはるかに楽かと…
あ、項目の頭にはすべて”歪んだ”が漏れなく付いてくるでつよ(w
40さん。昼間に…お仕事がんばってくださいってこんな時間では意味ないでつか(w
青文字さん。禿同!
その腕の横で乳房が揺れた。
その意外な大きさに、香は驚いた。
今の意識の中での自分の体型とはずいぶん違っていたのだ。
そして尖ってしまっている乳首が目に入り、
香は隠そうとした。
先ほど東条がシーツ越しに舐め、
その唾液が染み込んでいることに気付き香はうずくまった。
「香…」
僚はそのまま香を押し倒した。
43 :
45。2:03/05/20 00:47 ID:95XHbepc
香は首を振りながら、拒絶する。
「駄目だよ僚。アニキに隠し事出来ないもの」
そう言いながら、必死で隠すように乳首をゴシゴシと拭こうとするが、
敏感になっているそこに触れるだけで痛みが走った。
痛みに喘ぎ、それを押し隠すために口唇を噛み締め眉をしかめる香に、
僚は勘弁してくれと思った。
僚は無言で香の腕をそこから離し、そこに顔を寄せて口に含んだ。
「は…ぁあ…ぁ……ふ…」
香はさっきまで痛みしか感じなかった場所から快感を生み出され、
戸惑いつつも身体中の力が入らなくなっていった。
僚は両方の乳首を味わい、香がすでに脱力しているのをみて切り出した。
「香…よく思い出してくれ」
香は息を荒げながら頷いた。
大きくうねる乳房を柔らかく弄びながら、
僚はいったん言葉を切った。
「な…に…」
香は乳房を揉まれながら、聞いた。
そして、熱い舌から解き放たれた乳首が冷えて、
その口唇を望んでいるのを知り恥じた。
そんな香を僚は抱きしめた。
香は激しくなる鼓動を止められない。
そこが自分のスペースだと知っているような気がした。
そして顔の見えない僚が、なにか苦しんでいるように思えた。
僚は香の髪をクシャッと掴むと、ためらいながら聞いた。
「…香、槇村とは…どこで最後に会った?」
(さて3択です。1香、明日が誕生日だと。2香、さっきと。3金子、来る。レスよろしく)
2
45 :
45。1:03/05/20 23:57 ID:95XHbepc
44さんは2を選ばれました。
香は質問の意味を考えながら、首を傾げて答えた。
「えっと…ついさっき。
ここでだけど、僚たちと入れ替わりに出て行ったのかな」
僚は心の中で、入れ替わりに出てきたのは香だと突っ込んだ。
それを飲み込んで詳しく聞こうと思った。
「どんな風にいて、なにを話したんだ?」
香は考えた。どんな風にと言われても、
すごく自然に側に居たとしか言えない。
それを正直に口にすると、
僚は以外に素直にそれを受け止めてくれた。
かえってそれを不思議に思いながら、
香はなにを話したかを思い出そうとした。
「えっと…
そういえば何を話してたんだっけ」
普段のなにげない会話のようにも思えたし、
なにか特別なことにも思えた。
僚は別の切り口で聞いてみた。
「じゃあ、なにかについて話したのかな。
なにか仕事のこととか事件のこととか」
香は首を振った。
僚はまだ事件の鍵を槇村が握っていると考え、
それを聞きたかったのだが、
香に考えすぎで負担がかかるのを恐れ、
香を離して言い含めた。
46 :
45。2:03/05/20 23:58 ID:95XHbepc
「少し休んだほうがいいかもな」
よくよく考えれば香が眠れば槇村は出てくる。
僚はそんな簡単なことを忘れていた。
なにより、目覚めている香と話がしたかったのだ。
香の姿の槇村というのは、何度遭遇しても、
微妙な嫌さがあった。
それが忘れていたというか、
考えないようにしていた所以だろう。
確かに、実際槇村はこの世の人ではない。
ところが香の心のほとんどは、
槇村が生きている場所にいる。
僚は思いとどまった。
「香。やっぱりちょっと…」
僚が呼びかけたので、香が目を開ける。
「さっき身体についてなにか言ってたな」
香は真っ赤になりながら、頷いた。
「う…ん…。
なんか胸とかが大きくなっていて、驚いちゃった」
僚は乳房を掴むとギュッと力を入れた。
「あ!」
香が呻く。
「どうして…」
抗議しようとする香に、僚は言った。
「自分の身体じゃないって言いたいのか?」
香は怒りながらも頷く。
そして乳首を摘んだ僚に、抗議した。
47 :
45。3:03/05/20 23:58 ID:95XHbepc
「痛い…って!」
目の前に東条がちらつく。
「そ、そういえば、さっき東条に襲われた時、
なんで助けてくれなかったんだよ」
僚は香が東条の名前を呼ぶことに、やはり可能性を見た。
香の質問には応えずに、その身体を抱きしめる。
香はうろたえながらも怒鳴るのだった。
「なに誤魔化してるんだよ!
アニキが来たらなんて言うんだよ!」
そんな香に意を決した僚は、ぼそりと呟いた。
その言葉に、香は声が出ない。
しばらくして、一段と大きな声で叫んだ。
「なにバカな事を言って!どうして!」
僚は自分でも信じられないくらい落ち着いた声で応えた。
「本当だ。槇村は…もう居ないんだ」
「嘘だ!だって…」
香は必死にさっきまでの会話を思い出そうとしたが、
出てこない。
いったい何を話したのだろう。
その時、槇村はなんて言ったのか、
なにを着ていたのか思い出せない。
「香…頼むから…」
僚は香を組み敷くと、
そのまま香の身体中に口唇を這わせていった。
(さて3択です。1僚、計算が勝つ。2僚、欲望が勝つ。3槇村、勝つ。レスよろしく)
2
49 :
45。:03/05/20 23:59 ID:95XHbepc
やった!久々に本日中にウプ出来た(泣
うおう!ホントだすげ!
おお!よく気付いた>50
45。さんおめ!
53 :
45。1:03/05/22 00:20 ID:1CM3EZJw
48さんは2を選ばれました。
50さん。書かれるまで気付かなかった!!ども、そしてありがとう!
51さん。ホントだよ(w なんか嬉しいな。
52さん。どもありがとう。
「あ…ひっ…」
香は僚の舌先を口唇を口唇にも額にも頬にも受けた。
そして耳に、首筋にと移り、乳房に戻る。
香は初めてではないような奇妙な感覚に捕らわれながら、
下半身が疼くのを止められなかった。
くすぐったいだけとは違う感触に、なにかが溢れてくる。
「ん…ぁ…」
粗相をしたわけではないのに、
漏らしたように股間が濡れてくる。
香は僚にそれを知られないようにしようと抗った。
ぴったりと両足を閉じ、僚を止めようと言葉を出した。
「やだって…アニキが…」
香はなんとなく、僚にその言葉を言えば戸惑うのを知っていた。
そして、それは言ってはいけない言葉のようにも思えた。
僚は香に槇村の死のことなどを言い含めようと思ったのだが、
まだ香の中に槇村がいることを知っているためか、
抵抗のような対抗のような位置で躊躇っていた。
それが嫉妬だということに気付いたのは、
皮肉にも、香がその名を連発しだした事にあった。
槇村はたしかに親友だったし、香の良い兄でもあった。
だが、血は繋がっていない。
54 :
45。2:03/05/22 00:21 ID:1CM3EZJw
それを理由は分からないが、香の中に居るという事にも憤慨した。
繋がるどころか入り込んでいやがる。
「渡さない」
そう決めた。声に出したため、香が喘ぎながらも見つめてくる。
僚は香の両足を大きく開いた。
「や…そこはぁ…違うの…」
香の意思に反して、まだ溢れてくる。
僚は笑うと、その注ぎ口に吸い付いた。
「くは…」
身体の芯が痺れ、香は息をする事すら困難に思えた。
「ひ…は……ぁ…は…」
すすり泣きながら香は首を振った。
僚は久しぶりに大人の身体を味わった。
小さい香も美味しかったが、
成熟した香のまったりとしたこの味はどうだ。
「く…死んじゃ…う…」
僚はすでに膨らんでいる真珠を口に含んだ。
香は身体をピクピク痙攣させ、許しを乞う。
「やめて…あ…変になっちゃう…」
もちろん、もう耳を貸す気はなかった。
これ以上変になってたまるものか。
僚は一本人差し指を立てると、
香が気にしている場所に、
栓をするようにゆっくり、ヌッと突き立てていった。
「ひいいっ…」
香の身体が大きく仰け反り、抗う。
55 :
45。3:03/05/22 00:22 ID:1CM3EZJw
熱くぬめるそこは、さらに蜜を垂れ流す。
「大丈夫。もう何回かはやっているから」
僚の言葉も耳に届かず、香は悶えた。
「全然きついな」
僚はそう言いながら、もう一本指を増やした。
「ああ!」
押し広げられ中から圧迫され、香の神経が尖る。
その間にももう一本指は増えた。
僚は徐々に慣らすように、指を出し入れし始めた。
自分の下方で、いやらしい音がするのだが、
香の頭の中では、それを止めたいのか続けて欲しいのかが分からなかった。
初めは痛かったけど気持ちがいい。
これがセックスというものなのだと思った。
どんどんと出し入れが速くなり、
どんどんと奥に入り込んでくるようだった。
僚に身体を奪われ、アニキに合わせる顔がない。
そう思いながらも、それを嫌ではない淫らな女なのだと自分を呪った。
なにかがこみ上げる。そして香は上りつめた。
「あああ!…あ…」
全身痙攣が走り、香はがっくりと力が抜けた。
沈みそうな身体を僚は抱き起こす。
香は涙を浮かべた瞳で僚を見つめた。
56 :
45。4:03/05/22 00:23 ID:1CM3EZJw
「りょ…おれ…僚の…なにになるの?」
遊ばれているだけではという疑念はなかなか消えるものではない。
なにしろこの男は…。この男は…なんだというのだろう。
香な出かけた言葉を形に出来なかった。
そして出たのは「単なる浮気…」という言葉だった。
その言葉を遮り、僚は言うのだった。
「だいぶほぐれてきたな。そろそろ本番いくから」
香は驚いた。それを知ってか知らずか僚な笑いかける。
「もう大人なんだから、多少の痛みは覚悟しとけよ」
(さて3択です。1僚、絶好調。2僚、途中で萎え。3香、泣き出す。レスよろしく)
1
は、はやく続きをっ!
59 :
山崎 渉:03/05/22 02:33 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
絶好調な(W
僚を見たい!
泣きながらもまた良しとは思ったが、それはさすがにキチークか(w
>45。さん、登場人物が揃わず収拾が大変そうですけど、
この手の場合、 後日談 という裏技もあります……
タイムリミットに負けずがんがってください。 ――ファンより(w
63 :
45。1:03/05/23 00:34 ID:0aojdsyQ
57さんは1を選ばれました。
58さん。そんなに急かされたら、僚焦って勃つものもたたなく…(w
59さんな山崎さん。夜中にご苦労様でつ。わざわざ前スレにまで…
60さん。自分も見てみたいでつね。いつ不調なのかが(w
61さん。じゃあ、キ・チ・ク・は・他・で(藁
62さん。アドバイスどうもでつ。裏技でつね。
ふふふ…三十六計という手もあるでつが(ニコーリ
そしてファンとな?もしかしてむ、む、紫のバラとか携えてるでつか?
おかげ様で、一瞬”あなたのファンより(藁”というメッセージを受け取った北島マヤの、
うろたえる姿を想像してしまったではないでつかあ(藁
香は不思議そうな顔をした。
「あの…今のは…?」
僚はまさか誤解してたのかと呆れながら香の蜜で濡れそぼった指を見せた。
「これ?」
「…え?」
それを僚は舌で舐める。
香は恥ずかしさでカーッと熱くなり、止めた。
「やめなよ!汚いよ!」
それでも自分の中で動いていたというその指から目が離せない。
僚は恥らっている香の手を取り、自分の下半身に持っていった。
「次、これだからな」
「コレ…ええええ!コレ?」
確かに今まで何度か見たことはあったような気がするその物体は、
今キチキチに入っていた指の、いったい何倍あるのだろうか。
香は考えないようにしながらも、提案した。
「その…僚…無理…
指で十分痛かったもの」
香の顔が青ざめている。
64 :
45。2:03/05/23 00:35 ID:0aojdsyQ
僚の頭の中には、すでに嫉妬などというものは無かった。
手に入れたい女が目の前にいて、今を逃したらもう後が無い。
そう、このまま記憶があやふやな香を手放せば、
それなりに普通の人生を送ってくれるのは承知だった。
あの金子になんぞは、渡す気はない。
思い出したくはないが、
学校で会ったあの歌手とかは、快く引き受けてくれるのは目に見える。
ここで抱かなければ、香は自分の存在がまだ希薄である今なら、
自由な世界が待っている。
本当はそれがいいのだろう。
こんな自分の手元にいつまでも閉じ込めておくよりは…
「結局おれが不幸になるだけだ」
半ば自暴気味に笑ってみた。
「は?」
香は、突然の僚の呟きに驚き応えた。
「そんなの許さないから!」
その叫びに僚も驚いた。
「…香?」
「僚…いつもなにか我慢している。いつも自分を抑えている。
その…他の女の人みたいに、出来た人間じゃないけど。
おれの前では、なんでも言ってよ!」
まっすぐ見つめる瞳に圧倒された。
僚はおかしくてしょうがなかった。
結局どんなになっても香は香だし、
自分は自分なのだと思った。
笑い出した僚を怪訝な目で見つめている香。
その顎を、僚はそっとすくい上げた。
そして口唇を重ねる。
香もまぶたを閉じて大人しく受け入れた。
65 :
45。3:03/05/23 00:36 ID:0aojdsyQ
かすかに震える口唇の振動が、伝わってくる。
気付かない僚ではないが、それを承諾と受け取った。
香も自分を受け入れてくれると。
そうと決まったら、もう一直線。
さすがに診療台では心もとないので、
僚は香を抱き上げるとソファーに移った。
香はシーツを握り締めていたために、
そのままソファーにまで持って来てしまった。
僚は震えている香に呟く。
「もう後戻りしたくたって、させてやらないからな」
香は目をつぶったまま頷いた。
ゆっくりと僚の手が身体を開いていくのを感じながら、
香はじっと待っていた。
熱い塊があてがわれる。
そうだ。と思い出した。
さっきの指の時とは熱さも恐怖感も違う。
ギュッと覚悟して目をつぶる香に、
僚は耳元で囁いた。
「力…抜いて…
本当は初めてじゃないんだから」
香はびっくりして目を開いた。
「え?そういえばさっきもそんなこと聞いたような…
もしかして、知らない間に誰かに…」
そこまで言うと恐ろしい考えが湧いてきた。
「東条?」
僚は首を振った。
「おれ」
「嘘…だって…」
「ま、おまえが小さい時にだけどな」
香は僚の言っている意味が掴めなかった。
66 :
45。4:03/05/23 00:37 ID:0aojdsyQ
「昔に会ってたの?
その…高校生だった時より前に?」
僚は説明はあとだと思った。
おもむろにあてがっていた塊を押し込んでゆく。
「うあっ!」
香のそこがミシリと鳴った。
成熟して弾力性が増している膣は、
容易に侵入を許しはしなかった。
それでも少しずつ腰を入れてゆく。
「は…う!んんん…」
香は痛みに呻き、なにかにすがろうとする。
手を振り回したために、
持っていたシーツが僚と香の身体を覆った。
僚は香の手首を抑えると、
香の身体は完全に無抵抗な状態になってしまった。
解剖される動物のようだと香はぼんやり思った。
その身体にメスならぬ、巨大な楔が入れられてゆく。
「あ!ああ!」
香は呻きながら目を開くが、真っ白なシーツしか見えない。
そうなると、自分を犯している相手が本当に僚なのか不安になる。
「僚!」
香の叫びはシーツが吸い、広がらない。
それでも僚はそれに応え、ゆっくりと手を伸ばして、
香の頬を大きな手のひらでなぞった。
そして親指を香の口に入れる。
香は夢中でそれを噛んだ。
「っつ!」
僚は呻くが、香の苦痛よりはたいしたことはないと思った。
香は僚の呻きで歯を開き、噛まないようにしゃぶった。
67 :
45。5:03/05/23 00:38 ID:0aojdsyQ
僚はその指を抜くと、シーツを剥ぎ、
そのまま口唇を重ねた。
「ふ…んん…」
香が呻きながらも少し安心したのか、身体の力が抜けた。
僚は一気に腰を押し込む。
以前退いた場所に当たった。
すでに発達している膜が僚の侵入を阻む。
もう横をすり抜けるなんてことはしなくていい。
僚は、再び力む香の抵抗を物ともせずに、
そこを突破した。
いつの間にか僚に抱きついていた香の身体が跳ね上がる。
「ふんんんんん!!」
繋がっている部分から、ゆっくりと熱い物が流れてくる。
このまま塞いでいては苦しいかと、僚は口唇を離した。
「はっ…はああ!…あっ!」
空気を求めて香は激しく呼吸を繰り返す。
そしてあまりの痛みに、声も途切れ途切れに僚に訴えるのだった。
「ほ…本当に…したことあるの?嘘だった…の?」
僚は香の口唇に指を当てた。
「嘘じゃない。ただ、おまえの身体が硬くなっただけだ」
「…」
香は首をかしげながらも、これで終わったと思った。
そう、後は中に…。
そう思った時、香はふと気付いた。
「僚、駄目!中には出さないで!子供が…きらい…」
僚はおやと思いながらも首を振った。
「おまえとのなら、いい」
68 :
45。6:03/05/23 00:39 ID:0aojdsyQ
「え?え?」
香が返事に戸惑っていると、僚はゆっくりと腰を引いた。
「うああっ!」
なにかで掻き出されるような痛みが下半身を襲った。
それと共に、僚はやっぱり中には出さなかったという思いが複雑に交錯した。
「…っふ…」
香は大きく息を吐くと、痛みの原因が去る安堵を味わった。
ところが、それはまた香の中へと突き進んでくる。
「う!あっ!」
香は別の物体でいっぱいになる腹を波打たせ、僚を見た。
その目は疑問で満たされていた。
「あのね。まだ始めたばっかりなんだよ」
僚はそれだけ言うと、なにか言いたげな香の身体を抱き、
腰を動かし始めた。
ジュプジュプと音を立て、香の身体を僚の一部が出入りする。
その都度、香は喘ぎ呻いた。
(さて3択です。1僚、一度で満足。2僚、むさぼる。3槇村、登場。レスよろしく)
2!
2.僚、きっちり味わいつつ、むさぼる。
2! むさぼってぇぇ〜!!
72 :
62:03/05/23 05:16 ID:shJohQ0q
久々に同一選択連続レス見たなあ(藁
便乗してむさぼってくだされ〜
つか45。さん、紫のバラネタわかる人だったんですね……(コメントに禿藁
そりゃ、むさぼる姿を誰でもみたい〜!
ち・な・み・に私も!選ぶ事ができるのなら
2〜!
74 :
45。1:03/05/24 06:37 ID:PeLelQcu
69さんは2を選ばれました。
番号もなかなか美味しいようで(w
70さん。きっちり味わうでつか?
71さん。…も香を所望。
72さん。そりゃあ…(藁
「なにをしているのでつか?マヤ」
「あ、先生。質問があるのでつ」
○影先生マヤのもっているカードをちらりと見て一言。
「答えは自分でつかみなさい」
そこに姫川○弓が通りかかる。
「どうなさったの?」
「亜弓さん…」
亜弓そのカードを見てツンとソッポをむく。
「じい、帰るわよ」
「やっぱり亜弓さんも判らないのか…」
つぶやくマヤに亜弓ば言う。
「この姫川○弓に分からない事があると思って?」
マヤしょぼん。
「お嬢様、先ほどはなにを?」
「まっすぐ家に帰って!調べ物があるの」
「はい…かしこまりまつた」
ここらでやめとくでつ(藁
コミクス持ってるわけじゃないでつしね。
73さん。まあ初めの方が選ばれたから…
「あっ!ああっ!」
香は貫かれる度に声をあげ、
僚はそれを聞く度に興奮し、さらに一段と太くなるのを感じた。
香の秘肉は僚の物に翻弄され、はみ出し押し込まれる。
蜜も溢れてはいるのだが、僚の太さに対応しきれない。
75 :
45。2:03/05/24 06:39 ID:PeLelQcu
「やぁあ……ん…」
麻痺しているのか感じているのか、頭がキリキリとしてすでに分からない。
なにか考えようにも、僚がその暇を与えない。
腰を振りながらも香の身体を愛撫し、吸い付く。
喘ぐ香の口唇を捉え、大事に、しかし激しく犯してゆく。
「んん!」
痛みのためか、
ぎゅっと閉じた香のまぶたからは止めどなく涙が溢れてきた。
さすがに僚も驚いて、口唇を離す。
「はぁっあ!」
香は空気を求めながらも、今は自由になっている両腕を伸ばして僚の頭をかき抱いた。
「うっ!」
僚は香に抱きしめられ、その豊かな胸に埋められた。
香は僚の後頭部を掻き毟るように指を這わせた。
僚は逆らおうとしつつも、押さえつけられる楽しさに萌えた。
そんなことになっていてもまったく衰えない腰の動きは、
すでにそのリズムを香に求めていた。
そして、それに応えられることも出来ない香は、
ひたすら動ける場所をばたつかせ、そして僚の頭をクシャクシャにしてゆく。
「ああ、ああっ!あ〜〜〜っ!!」
振動され揺れる悲鳴。
それは終わりを目指してスピードを上げる腰の動きに合わせて、
だんだんと短くなってくる。
「あ!あ!あ!」
ふと僚は止めてみた。
香は広げられ、奥まで入れられた状態で、
こんな事を本当に以前されていたのかという疑問が湧いた。
(さて3択です。1香、思い出せず。2香、何か引っかかる。3僚、辛抱出来ず。レスよろしく)
すみません。とりあえず…まだむさぼり続行でつので(w
3
シソボウタマラソ
何が辛抱できんかったのか・・・。
79 :
名無しさん@ピンキー:03/05/24 15:28 ID:69/ubP4v
>79
どこか淡々とした半角カナツッコミに
思わずコーヒー吹きますた。
81 :
45。1:03/05/25 05:01 ID:8FQZniW/
76さんは3を選ばれました。
朝からありがとうでつ。まったく…
77さん。そこを堪えるのが…無理か(w
78さん。さてさて。
79さん。代弁(?)ありがとうでつ(藁
80さん。コーヒーの被害が心配でつ。
と、突然僚はそのまま香の身体を抱え上げた。
「…?」
香の身体は差し込まれたままそこを中心に持ち上がった。
中のモノが香の中を抉る。
「きゃああ!」
香は死にそうな声で僚の頭を抱いている力を強めた。
その手を離したら、繋がっている場所が裂けてしまいそうだった。
気がついた時には、僚の上に乗せられていた。
自分の体重により、さらに奥へと突き刺さり、痛みが増す。
足をばたつかせるが、なんの解決にもならなかった。
かえって僚のモノが食い入る。
「あ…っ、あ…っ…」
身体をよじる香の腰を僚は支えた。
少しだけ楽になったと思った。
ところが、僚の手で固定されたまま、
香は僚の腰の動きで跳ね上がる事になってしまった。
「あっ!」
そしてすぐに元に戻る。
「うっ!」
ペタンペタンと香の下半身が僚の腹部に当たり、
そこがどんどんと濡れてくる。
82 :
45。2:03/05/25 05:02 ID:8FQZniW/
香は僚の頭を離す事も出来ず喘いだ。
僚はそのまま舌を出し、香の胸の間を舐めた。
「ひゃうっ!」
驚いた香が腕を離す。
勢いで足から立ち上がろうとしたが、
とてもじゃないが力が入らない。
僚と繋がったまま、そこから移動すら出来なかった。
僚はさらに激しく腰を振ると、
香は僚の胸に倒れこんできた。
僚はその身体を抱きしめ口づける。
「ふ…」
香の苦痛に歪みつつもこぼす甘い息が、
僚をますます狂わせた。
「くっ!」
さらに激しく腰が突き上がる。
香の身体は思うがままだった。
僚は、もう夢見た事が叶った喜びで、
頭もアソコもいっぱいだった。
そして限界に近づく。
僚は再び香を押し倒すと、大きく深く何度か突き込んで、
そして射精した。
「きゃあああ…ぁ…」
香はすでに何度もイってしまっていたのだが、
これには堪らなかった。
勢いよく流れ込んでくる僚の精液が、
香の中を満たし、溢れる。
83 :
45。3:03/05/25 05:03 ID:8FQZniW/
僚はあまりの気持ちよさに、がっくりと香の上に倒れこんだ。
その重みに、なんとか意識を呼び戻した香は驚いた。
そして顔を横にすると、僚の顔があった。
香はこの男の、こんなにも無防備な顔を見たことがないと思った。
まるで子供のように安心し、呆けた寝顔。
思わず頭が撫でたくなり、手を上げた。
その手首を、下からすっと伸びてきた大きな手が掴む。
「僚…」
そしてそのまま起き上がった僚は香を見つめ、
その手を香の頭の横に持っていった。
香は再び僚に捕らわれた。
「僚?」
香は、まだ入っている中の物体が、
またムクムクと膨らんでいったことに悲鳴を上げた。
「きゃあああ!ぁあ!…はぁあ…あっ!」
僚の腰が動き出し、
香は気持ちよさよりも身体は痛みを訴える。
ただ喘ぐしかなかった。
(さて3択です。1僚、香を気遣う。2僚、香に気遣われる。3香、意識なくなる。レスよろしく)
1
4 僚、懲りずにもう一戦
どうせならヌカ6目指せ〜!
ろ、6?!
酸欠やら炎症やら腱鞘炎やらでカオリンえらいこっちゃになると思われ……<6
89 :
45。1:03/05/26 01:52 ID:M7F2/sEp
84さんは1を選ばれました。
85さん。久々に追加選択でつか(藁
いえ、もちろん気遣う前にやることはやらせないと(w
86さん。6?
ヌカはヌカ喜びのヌカでつか?(w
87さん。も、腰ヌカして驚いておるではないでつか!
88さん。ええ?そんなことに…(泣
それでは6以下ということで手を打とうではないでつか(めでたしめでたし
「香…」
僚は香の名前を呼び気遣うが、自分自身が制御出来ない。
確かに少女の香は何度か抱いた。
それはもちろん嬉しかった。香ならなんでもオッケイだ。
しかし僚の中での香はやはり、
今の、一緒に過ごして女に育った香だ。
腕の中で悶える香を、何度夢に見ただろう。
犯してはいけないと自ら禁じていた相手だっただけに、
それは妄想すら許さなかった。
しかし、夢までは操れない。
夢の中での、香は従順だった。
ためらいながらも僚の強いることを次々と受け入れていった。
僚は何度も香の中に放出したが、
いつも目が覚めると空しさが増してゆくのだった。
そして何事もないかのように香に接する。
そしていつもの日常。
現実の香は、女だという自覚がない。
それは僚が長年かけて仕組んだ罠だ。
90 :
45。2:03/05/26 01:53 ID:M7F2/sEp
もともと男のようにさっぱりとしていて正義感のある女だったが、
それをいいことに僚は利用した。
これほどいい女には会った事がない。
美しいとかそういうことではない。
あのまま普通に育っていれば、男という男は放っては置かないだろう。
その上、なんというかそういうことに対して鈍感である。
そして情が深い。
悪い男にでも魅入られたら、それこそどんな目にあってしまうだろう。
きっとそんな男でも、放っておけないとか思ったら、
とことんついていってしまうに違いない。
そう思ったときにふと可笑しくなった。
「それって…おれじゃないか?」
自分でも馬鹿馬鹿しいとは思うが、今まで何をやっていたのかと思う。
さっさと抱いていたら、こんなにもお互い寂しい思いをすることもなかった。
けれど一緒にいる気持ちよさが、それを壊すことをためらった。
もしかしたら…そう考えて僚は気持ちを切り替えた。
香が夢と違う点。
それはたくさんあった。
夢の中ではこんなに嫌がらない。
夢の中ではこんなに喘がない。
夢の中では…
でも夢の中より、本物の香はずっといい。
「りょう…まだ…」
辛いのか腕の中でもがき、逃げようともするが、
それでも香の中は気持ち良く、
ややもすればすぐにこちらがイってしまいそうになる。
91 :
45。3:03/05/26 01:54 ID:M7F2/sEp
「くっ…ん…ぁ…」
香がこんなにイきやすいとは思わなかった。
香の中はキツク熱い。
一回中で出して、やっとちょうど良くなるくらいだ。
思い切り広げた香の股の中に向けて打ち込めることが、
嬉しくてしかたがないのか、
いつもより持久力が利かない。
「くっ!」
僚は倒れ息を荒げている香の中に再び放った。
「んんっ…」
香は眉をしかめて、それを受けた。
「はぁ…」
僚は一息つこうとも思ったが、
身体がそれを許さなかった。
香から抜こうとした途端、ドクンと身体が震えた。
「あら〜」
自分でも呆れてしまうが、再び元気になっている。
香はすでに体力が尽きていた。
僚と一緒になれたことは嬉しかったが、
身体の中でまたムックリときた時には、
本当に死んでしまうと思った。
「僚…あの…」
僚は香に笑いかけた。
「悪い。なるべく早目にするから」
香は目をつぶり、首をうな垂れたが、
僚が再開した途端、
押し込まれた分だけ声が上がるのを止めることが出来なかった。
92 :
45。4:03/05/26 01:54 ID:M7F2/sEp
僚が出し入れする度に、二度分の愛液と精液が吹き零れる。
よくは見えないが、
もしかしたらかなりソファーを汚しているのではと心配もあったが、
それもすぐに頭から飛んだ。
他の女の人ともこんなことを…と考えもしたが、
それも飛んだ。
僚は香の名を呼びながら、唸り、ひたすら責めてくる。
もう世界には二人しかいないような錯覚すら起きてきた。
それもいつの間にか消えて、
香はなにもない空間にいるような感覚に陥った。
不安が口をついて名前を呼ぶ。
「僚!どこ?」
不意に身体が包まれて暖かくなる。
「どうした?」
僚は約束通り早めにフィニッシュを中でしながら香を抱きしめた。
「あ!んんっ…」
香はビュクビュクと注がれる熱さに身体を強張らせながらも、
僚の身体に抱きつくのだった。
(さて3択です。1僚、槇村のことを。2槇村、香のことを。3香、ぼんやりと。レスよろしく)
3げっちゅ!
ぼんやりとナニをする?
ヌカ6とはアレを抜かずに6回戦だと思います。。。
>94
そんなのみんなわかってるから。解説しなくていいから。
96 :
45。1:03/05/27 06:08 ID:4JN5w0Cr
93さんは3を選ばれました。
94さん。あの…大丈夫でつから…
ぼんにゃりとは分かってるでつから…
恥ずかしいのでズバリ言わんでも…
見た瞬間発作的にジョージ秋山先生の「ほらふきドンドン」あたりのせりふが頭に浮かんだでつ。
「まっ!あたち真っ赤よ」
分かる人だけ分かってくだされ(泣
自分の考えが確かなら…二人くらいは分かると思われ(w
95さん。…まあまあ。
「ああ…んくっ…」
息も絶え絶えに喘ぐ香を抱きしめ、
僚はその気持ち良さに困った。
夢の中では今までの女の統計のような香だったが、
実際の香はもっと気持ち良く。
そして…可愛いすぎる。
これでは…
「うっ…」
心配は当たった。
僚はまたもや復活してしまったのだった。
香は足をピクピクさせ、声も出ずに口をパクパクと開いている。
苦しくて涙をこぼす香に、
僚は人工呼吸をしてあげながらも、ゆっくりと腰を動かしていった。
香はすでに朦朧としていたが、
身体はだんだんと扱いやすくなっていった。
意識のない香を抱いていると、
まるで眠らせたままレイプしているような錯覚にも陥る。
97 :
45。2:03/05/27 06:10 ID:4JN5w0Cr
そして、本当に自分が貫いている女が香だということが、
信じられない気持ちにもなってきた。
もしかしたら、またこれも夢ではないかと。
そう思ってしまうほどに、焦がれていた気持ちにも驚く。
不安に香の身体をまさぐり口づける。
「ん!」
香が呻くと、僚は笑った。
「香…」
そして、気持ちを込めて、香の中に押し出していった。
放出しながら香を抱きしめると、
香は堪らない顔をして身体をくねらせる。
さすがに、もうこれ以上は香が無理そうだった。
僚は気持ちを残しながら、復活する前に引き抜いた。
赤いものの混じった大量の精液がそこから溢れ、
また掻き出された。
巨大な楔が抜かれたそこは、無残にも腫れ上がり、
さすがに罪悪感を感じずにはいられなかった。
それで、僚は香が気付いてないうちに、
きれいに汚れを拭い、姿を整えてあげた。
抱き上げ、そして家に帰って風呂に入ろうと思った。
だが、香の眠っている顔を見て、僚はにわかに不安を感じた。
「槇村?」
香は初めて抱かれたのに、
何度もイッたことに恥ずかしくなってしまった。
時々は意識を戻したが、
それでも僚はずっと身体を攻めてくる。
それが辛いのだが嬉しいと感じてしまう。
なんで、こんなにはしたないんだろう。
98 :
45。3:03/05/27 06:10 ID:4JN5w0Cr
こんなことをアニキに知られたら…
と、思うと僚に止めて欲しかった。
でも、嬉しい。
そんな気持ちが交互する中、
ぼんやりと、しかし確実に妙な気分になってきた。
「なんでこんなに…僚が好きなんだろう?」
出合ってから、まだ…
まだ、そう初めては高校の時。
だけど、あれはつかの間の邂逅。
そんなこと、僚は覚えていないだろう。
それくらいの出来事。
あれから数年。ずっと会いたかった。
…でも、会ってどうしたかったのだろう。
僚は、アニキの親友で仕事仲間。
自分はその親友の単なる妹に過ぎない。
もしかしたら住む世界の違う人かもしれない。
女好きで、女ならなんでもな男を好きになっても、
空しいだけかもしれない。
意識が戻りかけると、まだ僚は自分の身体をむさぼっている。
でも、自分のことをどう思っているのだろうか。
さっき居た美人は、僚の恋人ではないと言っていた。
でも、いつもナンパを繰り返している僚の、
本当に好きな人って誰なんだろう。
気持ちが混乱してくる。
混乱の中、僚が呼びかけてきたのに気付いた。
”槇村”と。
香は不思議に思いながらも、つい兄の口調を真似してみた。
「なんだ?僚」
(さて3択です。1香、続行。2美樹、入ってくる。3冴子、入ってくる。レスよろしく)
99 :
名無しさん@ピンキー:03/05/27 07:16 ID:QnpRsPxR
1で。
こんな時間にゲトできるとは。
sage忘れ、スマソ
あぼーん
102 :
45。1:03/05/28 06:19 ID:viUFy8ZT
99さんは1を選ばれました。
こんな時間に(藁
101さん。アニメだったら萌え話数の番号でつが、いったい何を張られたのでしょう?
見たいけど怖くて…誰か見たら報告よろしくでつ(泣
僚は大変嫌な顔をした。
それは香の気持ちをいたく傷つけた。
さすがの僚も、これだけ大量のお互いの匂いの中、
香からの匂いの変化がない事に気付けるどころではなかった。
「やっぱり…出てくるんじゃないかと思ったよ」
うんざりした声で言う僚に、
香は苦しくなりながらも応えるのだった。
「なにを今更。そんなことより、
初めての女相手にひどいんじゃないか?」
香も、僚から初めてではないように言われていたが、
とてもそれを本当だとは思えなかった。
それで、つい本音が口に出た。
僚は急に真っ赤になり言葉を裏返しつつ叫んだ。
「な、おまえが言うかぁ?」
なんだかそれが可笑しくて、思わず笑った香だったが、
少し動いただけで身体が悲鳴をあげる。
そして笑顔は引きつった。
それを見た僚はふて腐れた。
「また、そんな顔して…
もういい加減我慢してたんだ。
おまえが死んで、おれに香を託して何年経っていると思う?」
「はて…」
香は本気で槇村の死も、
そしてその後何年も経っていることも実感が希薄だった。
103 :
45。2:03/05/28 06:20 ID:viUFy8ZT
僚はがっくりとため息をついた。
「おれはな、おまえがどんな気持ちでおれに手渡したのか、
ずっと悩んでいた。
あの時、香を安全な場所に逃がそうとした時、
おまえの仇をとりたいと、この場所に残ると…
おまえの代わりに相棒になると香が言った時の、
おれの気持ちがおまえに分かるか?」
香は無言で聞き入っていた。
なにかが思い出せそうで思い出せない。
その苛立ちに悲しみに顔をしかめる。
「迷惑だったのなら、どうしてさっさと追い出さなかった」
すらりとそんな言葉が香の口をついた。
僚は香の身体を掴みかけ、そしてその手を引き下げた。
香は驚いて身構えようとするが、痛みに眉をしかめるのみだった。
僚は引き下げた拳を握り締め、横を向いた。
「おまえには、…感謝している」
「……」
香は理由を聞きたいと思ったが、
さすがにもう限界に近づいてきた。
意識がさらに落ち込もうとしている。
ただ本当にアニキは死んでしまったのだと言う事の事実。
その後僚と暮らしていたという事実。
そんな信じられないことを、
自分の脳が思っていたよりも素直に受け止めてしまった事にも少々驚いた。
でも夢かもしれない。
アニキの死という夢なら覚めて欲しい。
僚と暮らしていたという夢なら続いて欲しい。
そのことの矛盾が、香をさらに疲労させる。
104 :
45。3:03/05/28 06:21 ID:viUFy8ZT
ぐらりと倒れかけた香だったが、
その身体を僚が止めた。
「大丈夫か?香の感覚は影響しないんじゃ…」
そして、なにより、どうやら僚が本気で自分のことをアニキと思っている事。
そこも夢の一部のように思え、有りな気がしてしまった。
しかし、その僚の腕は現実だと身体が言っている。
本当に死んだのだ。本当に暮らしたのだ。
そして、本当にアニキが…のりうつった状態があったの…か?
香は目を見開いた。
「影響ないといったも、さすがに身体が…」
僚は香から目をそらせた。
「まったく、香の身体なのにおまえだと思うと調子狂うな。
とにかく、香を置いて先に逝ってしまった事は恨むが、
香をおれにくれた事は…」
僚は香の目を見つめ床に下り、深々と頭を下げた。
香は言葉も出ない。
「おれは、戦場を出て日本に来ても、なにも変わってはいなかった。
仕事と生きることは一緒だった。
いつも仕事をしている時だけが生きているという、
この都会に潜んで生き抜かねばというだけだった」
香は僚が戦場に居たと言う告白に、
また遭ったという奇妙な感覚が疼く。
「香がおれのところに来てくれて、一緒に暮らしてくれて、
家に住むという事を教えてもらった。
家族と触れ合うという事。
シティハンターとしてではなく、
冴羽僚という一個の人間として存在していていいという事」
僚は床についていた指をジリッと握った。
105 :
45。4:03/05/28 06:21 ID:viUFy8ZT
「…ずっと欲しかった。それを望んでいたという事に気付いた。
だから、香を失いたくないのに、
それでも香にとっては、
表の世界に帰ったほうがいいのではとずっと悩んだ」
香は疑問を口にした。
「なぜ今まで抱かなかった」
言ってから恥ずかしくて赤くなったが、
頭を下げたまま上げない僚には見られる事はなかった。
「好きだから欲しかった。
でも側にいてくれるだけで幸せだったから…
ふたりの関係が崩れるのを恐れたんだ。
結局、おれは香を帰す気はなかったんだな」
自嘲気味に笑う僚に、香はなにも言えなかった。
こんなにも抱きしめたいと思える男が目の前にいるのに、
香の身体は動けない。
(さて3択です。1僚、気付かない。2僚、気付く。3冴子、入ってくる。レスよろしく)
1でお願いします。
もう少し僚の言葉が聞きたい
107 :
106:03/05/28 06:42 ID:97eUASci
初ゲトうれしー!
45。さん、毎日ありがとうございます。
ガンガッテください!
いかんモエすぎて鼻血が… ブー
禿同。
ティッシュで鼻に栓をせねば・・・・。
漏れはティッシュが足りずに、洗面所に垂れ流していまつ。
111 :
山崎 渉:03/05/28 13:19 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
>108-110
どうせなら献血しれ。
いや、この場合は輸血が必要なのか?(w
漏れも血が足りまへん…
>110
ティッシュというからつい別のものを連想してしまいましたが
>113
ティッシュは男性なら必要でしょうが
女なら生理用品で間に合わせています。
115 :
45。1:03/05/29 06:34 ID:yT6EG4Zz
106さんは1を選ばれました。
初でつか〜こちらこそ毎日どうもでつ。
108さん。例の方?(w
109さん。上向いて後ろ首トントンはいけないそうな…
って今更言われても、昔やられていた人たちの立場が(藁
110さん。それは難儀な…
111さん。ウプしてくれたらね。
112さん。献血ってやったことないけど、やってる人はクセになるみたいでつね。
113さん。はて?なんでしょ(藁
僚は、大きなため息をついて肩を落とし呟く。
「すまない…。駄目なんだ…。
離れたら、どうにかなっちまいそうなんだ」
香は悔しかった。
この男に、こんなにまで言われる自分が見えない。
この男と、ともに歩んできた記憶が見えない。
口唇を噛みしめ、必死に探る。
心がこんなに素直に受け止めているのに、
それに対しての裏づけが見えない。
香は首を振って僚に対してなにか言わないとと思った。
このままでは、僚はきっとひとりで後悔してしまう。
ひとりで、自分を責めることで、
ずっと後ろめたい思いを抱え込んでいってしまう。
それだけは許さない。させてはいけない。
思い出せない苦悩と身体の痛みを押さえ込みながら、
香は微笑んだ。
「僚…こっち向けよ」
僚はゆっくりと顔をあげた。
116 :
45。2:03/05/29 06:35 ID:yT6EG4Zz
そこには愛する者の、限りなく優しい笑顔があった。
それを見て真っ赤になり、また顔を伏せた。
「な、なんだよ。香の顔でそんな顔するなよ…
思わず抱きついちまうとこだった…」
その声はさっきとは変わって、かなり上擦っていた。
それだけで、香は安堵した。
いつもの僚だと思った。
そして、そう思った事に自身を持てた。
今の記憶はどうでも、気持ちはずっと僚を向いている。
それならば、それを頼りに進むしかないと。
それが正しい記憶を引き出せてゆける道しるべだと思えてきた。
気持ちを言葉にしてみる。
「…なにをひとりでぶつぶつ言っているんだ。
おまえ、香の気持ちを考えたことがあるのか?」
僚はじっと身構えた。
「考えない日はないさ。
香は、こんなしょうもないおれの横にいながらも、
ずっと想っていてくれている。
それは分かっている。だけど、怖かったんだ。
それに応えるのが…」
「怖かったって…」
「おれに関わって、敵に狙われるんじゃないかとか。
いや、それは一緒にいるっていうことだけでも十分そうなのだが、
相棒という立場と、おれの女という立場では、おのずと違ってくる。
おれが、その只ひとりの女だけを愛していると知れたら、
敵はどう思う?」
香は複雑な気分だった。
僚が自分だけを愛しているという事が素直に受け止められる。
117 :
45。3:03/05/29 06:36 ID:yT6EG4Zz
そんな傲慢な気持ちすら、記憶なしに受け止めてしまっていいのだろうかと。
香は、その記憶こそが、
その気持ちにブレーキをかけるものだという事を知らなかった。
それでも記憶にある僚の姿に疑問を投げかけずにはいられない。
「どう思うと言われても、それが香を諦め、
香の気持ちを踏みにじるって事の言い訳なのか?
本当は他の女たちと、よろしくやりたいだけじゃないのか?
毎日毎日ナンパばかりして」
それに対して僚はきっぱりと言った。
「あれは、日常の挨拶だ」
そのあまりの清々しさに、香は口元を綻ばさずにはいられなかった。
「おまえ…なぁ…」
僚は、その突っ込みを無視した。
「おれは臆病者なんだ。
敵のこともあるけど、つまりは…その…
香に嫌われたくなかったんだ。
一緒にいる時間が長くなるにつれ、気持ちは募る。
おれの過去もなにも知りながら、それでもいてくれる香だが、
いつ愛想をつかされるか分からない。
今までの状態でずっと来れたのだから、今の状態を保てばずっと…
という夢もみてしまうくらいだ」
「それなのに、今手を出した。記憶のない香はいつ離れてもいいわけか」
(さて3択です。1僚、気付かない。2僚、気付く。3冴子、入ってくる。レスよろしく)
同じ選択肢よろしうでつ。しかし、せめて今日の分は明日に繰り越ししませんようにと祈る。
そんな今日は500日目。今のは499日目のでつねえ…(泣藁
さすがに今日最終回無理そう(泣
おおお、あと一回で500突破おめでつ。
とりあえず選択肢はそろそろ気づいてノロケ状態に入れと2で。
大変でしょうが終わるまで続けて下され〜
119 :
45。1:03/05/29 22:06 ID:yT6EG4Zz
118さんは2を選ばれました。
終わりませんでしたねえ…今日で(泣
めでたし!の一言で終わらせるなら出きるけど…
もしくはまたなんか騒ぎになって香行方不明僚が一言。
「必ず救い出す」で終わりという手も(藁
114さん。レス忘れ… あんな時間に113さんにレスされてるとは…
ええと、とりあえず生理用品は鼻の穴には入れないこと(藁
そんなこんなで500回!おめでたいんだかおめでたくないんだか…
500日、自分は道外しっぱなしな気がする今日この頃(泣
ウプされてたみなさんはお元気でしょうか〜…
初めっからいらしてて脱落されてない方って果たしているのでしょうか〜(泣
僚は眉をしかめた。
どうして槇村はそんな事を言うのだろう。
槇村なら知っているはずだった。
香が撃たれる前にそういう関係になりつつあったのを。
僚はそっと手をのばし、床に転がっていた光るものを引き寄せた。
東条か、その弟が持っていたサングラスの破片だった。
それに角度を与え、そっと香の顔を見た。
香は口唇を噛み締め、じっと僚が答えるのを待っていた。
僚はフッと息を吐きながら、
本人相手にとんでもない告白をしたのを悔やんだ。
「しまっ…た……
これじゃあ、記憶があろうとなかろうと、
おれの立場無しじゃないか…」
知らず脂汗が身体中を伝い、
今更”香に知られた”ということで動悸が激しくなってきた。
120 :
45。2:03/05/29 22:06 ID:yT6EG4Zz
呼吸が乱れ、
それを沈めようと大きくため息をついた僚の肩が、
大きく上下した。
今までどんな強敵に対した時だって、
こうまで無能になったことはない。
香は僚がどうするのかが分からず、
さらに身構えた。
僚に「要らない」と言われる。
そうしたら、どうしたらいいのだろうかと。
ふっと涙ぐんだ香の顔が僚の瞳に映る。
僚はうつむいたまま急に立ち上がった。
そして驚いている香が身体に巻いているシーツの胸倉を掴み、
上へと引き上げた。
「うっ…」
殴られると思い、香は歯を食いしばり目をつぶった。
槇村の振りをしたとはいえ、あまりにもズケズケと僚を探った。
自分だってここまで言われたら、
真実はどうだとしても怒るに違いない。
だが、いつまで経ってもなにも起らない。
ゆっくりと目を開けると、僚と目が合った。
その厳しい瞳は香の心を抉る。
香は逸らしたくてもそれに魅入られ魅入り、動けない。
香が目を開けるのを待っていたように僚の口が開いた。
「ご、ごめん…なさい…」
香が謝った。
僚が何かを言う前に、それだけは言いたかった。
香は震え、困惑していたが、それでも目を逸らす事が出来ない。
僚は言葉を紡がずに目を閉じ、開いた口唇を香の首筋に這わせた。
香は吸い付いた口唇の熱さにゾクゾクした。
121 :
45。3:03/05/29 22:08 ID:yT6EG4Zz
「…は…ぁ……」
不安で冷えてきた香の、身体中の血が熱くなる。
僚なそのまま舌を出して、すっと耳元まで舐め上げた。
ますます熱くなる香の身体の中心から、
残っていたモノがトロリと内ももをつたった。
「あっ…」
慌てて拭おうとする手を僚が掴む。
「ごめん…僚…」
かすれ声で言う香の耳に、僚は囁いた。
「思い出せ」
その吐息と言葉に香はゾクッとした。
(さて3択です。1僚、香に語りかける。2僚、香を東条に会わせる。3僚、香を美樹に会わせる。レスよろし
く)
1でお願いします
こっそり「思い出せないなら身体に聞いてやる」を期待していたんですが、
せくーす中に途中までやってたことを思い出した兆しはありませんでしたし。
ううむ、どうやって思い出すんだろ?
45。さん、こうなったら45スレまで続けてくださ……無理か(w
124 :
108:03/05/30 04:25 ID:neTFj9O2
45。さん、スレ1からずーっと読んでますよ!
今回最後の「思い出せ」でまたまた鼻血噴出ですわ。
長寿スレやねぇ。
鼻血どころか、ヨダレも止まりません・・・。
ティッシュがいくら有っても足りない〜!
鼻血とヨダレもだけど、香同様、パンツを濡らしますた。
次を読む時には鼻栓をして
ヨダレカケをして
パンツにはナプキンをあてて
これで準備万端!
そうね。おりものシートじゃ不充分よっ(w
ぜひウルトラガード羽根付きで!
129 :
45。1:03/05/31 01:12 ID:ZeYie95I
122さんは1を選ばれました。
123さん。そっちを期待しましたか(藁
いやあ、それは今までの自分の書いた記憶を信用すれば、
それは出来ない相談でつ(泣
どうやって思い出すのか…そんで、思い出せるものなのか…
けっこう毎度な無茶で無知で思いつきな設定を展開な予定。
…と大風呂敷(藁
あの漫画もこんなフレーズを売りにすればいいかも(w
45スレって…まだ7っす…大量のウプさんがいらっさらないと無理!
124さんな108さん。108といえば除夜の鐘がらみの(?)煩悩の数でつね。
1からのおつきあいありがとうございまつ。
一言ででつか〜ええと…ありがとうございまつ〜
なんのかんのとこんなへたれ二次元小説でそうなっていただけるってことは、
本当に大元がものすごく良かったからに他なりません…
なのに……(怒泣
125さん。そんな時にはよだれかけを!
ささっと裾をつまんで顔にかければマスクになって流行の病にもいいかもしれませぬ〜
126さん。……おむつ…
あ!それだと違うプレイに(藁
127さん。いろいろとご苦労様でつ(苦藁
128さん。そんなにせんでも大丈夫でつよ。
あ、皆さんの液漏れレスで横滑り妄想。
香はメカおんちという設定だったけど、メカにとっての湿気は大敵。
香はじつはいつも必要以上に潤っていたという設定だと…
収集つかなくなるからやめた(w
「あ…あ…」
香の股間から垂れてくる液体に僚は指を当て、
流れの元に向かわせた。
130 :
45。2:03/05/31 01:13 ID:ZeYie95I
「は…ぃや…ぁ…」
香はガタガタと身体を震わせ、
それでもその指を止めようと太ももに力を入れた。
力の入らないそこは、楽々と指が進む。
僚は熱く腫れた場所の手前で指を止めさすった。
「あ……」
香は耐えられずに全身の力を抜いた。
「香…覚えていないのか?
おまえに入れたおれの熱さも、
おまえを飼い殺しのように扱っていたおれの非道さも」
香は首を振った。
僚に抱かれたのは初めてだった。
なによりも、あの破瓜の痛みと血がそれを印象づけている。
飼い殺しと言われても、香の中での僚は一人暮らしだった。
「アニキ…本当に死んでしまったの…」
それだけが今の香が曖昧に思い出し納得した項目だった。
「ああ、そうだ。
おまえの二十歳の誕生日に敵に殺された」
「敵って…」
「おれの親父…」
そう言ってから、さらに混乱を招く気がして僚は口を閉じた。
「すべては、それからの年月の間に終わったことだ。
香は、立派におれの側で立ち回ってくれた」
香はぼんやりと考えた。
本当になにか出来たのだろうか。たんなる素人の自分に…
ふいに男の顔が香の頭に浮かんだ。
その男の狂気に満ちた形相は恐ろしく、なのにその男の瞳は澄んでいた。
男のまわりは赤く黒く淀んでいる。
その強烈な存在に、香は引きつった。
131 :
45。3:03/05/31 01:14 ID:ZeYie95I
「あ…あ…怖い…でも、
駄目…駄目よ!僚!
その人は、本当は、あなたを!!」
僚は驚いた。
そして香がなにを言っているのか、すぐに分かった。
香の肩を掴み、落ち着くように揺すり、頷いた。
「分かっている香…だが、
そうしないとあの男…海原は止まらなかった。
止めて欲しかったんだよ」
僚は香の身体を抱きしめてから横たえ、
そっと立ち上がった。
突き放された香は、やっと僚から目をそらした。
香は痛みに呻きながら身を縮めた。
少しでも小さく、僚の目に映らないように。
僚はため息をつき、去っていった。
香の耳にドアが開き、そして閉まる音が響いた。
しばらく僚を待ったが、帰ってくる気配はなかった。
寂しさの中、疲れが香を支配する。
そしていつの間にか、うとうとと寝入っていった。
朝が訪れ、香の寝顔に日の光が当たった。
香はゆっくりとシーツの下から起き上がった。
「僚…どこ?
一緒に行くって言ったのに、やっぱり置いていったの?」
呟き、探そうと立ち上がった。
身体がやけに痛む。
どこにいるのかもはっきりしない状態で、
光が射す窓に向かった。
132 :
45。4:03/05/31 01:15 ID:ZeYie95I
眩しさに目がくらみ足元がもつれ、倒れた。
ガツッとガラスに頭が当たる。
「あっ!」
とっさに両手が身体を支えようとガラスに触れた。
冷たい感触に身震いし、そのままガラスに頬が触れた。
香はじっとそのガラスを触り、ゆっくりとそこに口づけた。
「生きて帰ってくる…約束…」
そのまま香の意識は途切れ、身体はずり落ちていった。
暫くすると静かにドアが開き、足音が近づく。
(さて3択です。1僚、一人に協力頼む。2僚、二人に協力頼む。3僚、三人に協力頼む。レスよろしく)
1
134 :
名無しさん@ピンキー:03/05/31 02:19 ID:QsGCxPeP
下がりすぎなので上げときます。
45さんいつも激萌えをありがとう!
135 :
100:03/05/31 06:03 ID:jCE6cge5
お邪魔します。
ええと、とりとめのない話ですが、書いてみましたのでうp。
しょーもないのでスルー全然オッケーです。
初キスネタ、ということで…。
しまったと思った瞬間、あたたかくやわらかい唇が自分のそれに触れていた。
そっと怯えるように触れただけの拙さがリョウの胸を衝く。
思いがけない香の行動に、リョウはただ茫然として身動きできな
かった。彼女の体が離れてようやく、我に返る。
「…ば、バカ、何してんだ」
リョウの声に、うなだれていた香がきっと顔をあげた。上気した
頬に、ぽろぽろと涙の雫がこぼれる。
「バカはどっちよ!」
ぱん、と男の頬が鳴る。たたかれたはずの男より、たたいたはずの
女の方が痛そうな顔で立っていた。
「なんでわざとあんな、あんなこと…危ない橋を渡るような
真似ばっかりしてっ…」
「仕方ないだろ」
「わかってるわよそんなの!」
ふいに声が詰まる。ふりあげた拳は男の胸を二回、三回とうちつける
うち弱々しくなる。
「…こんな大けがして…心配したんだから…」
死んじゃうかと…。
それだけ言うのが精いっぱいだった。くずおれるように男の足元に
しゃがみこんだ香の体を、腕の力だけで強引に引き寄せると、
そっと抱きすくめた。
136 :
100:03/05/31 06:07 ID:jCE6cge5
静かな部屋に、嗚咽が響く。死んじゃいや、死なないで、と泣きじゃくりながら
必死に訴えてくる香の涙を手のひらで幾度も拭った。
すまない、と心の中で謝りながらも、その一方で、きわどい生命のやりとりに
こそ生きている実感を感じる狂った自分もまたおさえつけようがない。こんな
世界に香を閉じ込めてしまうのは酷すぎる。
今もらったきれいな思い出は報酬としては充分だ。このあとは、冴子と教授に
任せれば、槙村、お前も安心だろう…。
そっと、彼女のやわらかな頬に自分の頬を寄せた。ゆっくりと、何度も頬を
あわせ、慈しむ。男の頬に戸惑いながら応えていた香が意を決して、おずおずと
唇を寄せようとした瞬間、リョウははっとして顔を躱して、苦笑いを浮かべた。
「ばか、俺になんかするんじゃないよ。そういうことはな、お前を本当に
幸せにしてくれる男のためにとっておけ」
うそぶきながらなんとか立ち上がる。また泣かせてしまったな、と思ったその
とき、気違いじみた強い力で頭を抱え込まれた。荒々しく唇が何度もおしつけ
られる。
「おいっ」
ようやくおしのけると、香が顔を真っ赤にして怒鳴った。
「バカはそっちよ。あんた以外の男になんて…っ」
137 :
100:03/05/31 06:08 ID:jCE6cge5
そこまで言うと、その言葉に再び茫然となった男の唇を強引に奪っていく。
幾度も。角度を変え、少しずつ舌を割り込ませて。
肩にかけられていたリョウの手が、徐々に香の体のラインをなぞりはじめる。
「…ん、」
リードはリョウが奪いつつあった。顔を傾け、浅く深くむさぼりながら、
体をなぞる手は少しずつ胸元に近付いていく。ふと下に目をやると、襟元から
下着に覆われた胸のふくらみが覗き見えて、リョウの理性は完全にとんだ。
首筋に舌をはわせ、服の上から胸の形にそって丸くなでていく。指先が
乳首に触れるか触れないかの際どいところを微妙に通り、その都度声が高く
あがる。乳首がだんだんしこって服を盛り上げる。
「香…」
再び激しくキスを交わす。舌を出し入れしながら胸をもみしだくと、
体が悶えてはねる。感度のよさに、リョウは下腹部が熱くなる。早く
全てを味わいたい。犯しつくしたい。香、お前を手に入れたい。
背中からなめらかに手を服の中にすべり入れて即座にブラのホックを
外す一方で、片手はスカートをめくり太腿をなであげ、割りいろうとする。
「あっ、…やぁっ…」
「いい声だ」
138 :
100:03/05/31 06:09 ID:jCE6cge5
耳元でささやかれ、香の腰がさらに砕ける。押し倒し、その拍子に、を装って
リョウの手は香の秘部に触れた。
「ああっ!…あっ、んっ…リョウ、やだっ…」
「ダメだ」
もうとまらねぇよ、と口には出さずに香の体中をまさぐった。わざと外れた
ブラの下から手を入れて、硬くなった突起を指先でもてあそぶ。秘部を
絶え間なくなぞる指がショーツの湿り気を感じはじめていた。
片手で一つずつブラウスのボタンを外していく。はだけていく胸のラインに
そってなめあげ、乳首をしゃぶるとひときわ嬌声があがり、ショーツがじっとりと
してくる。上からゆっくりとキスマークを刻んでいくが、だんだん激しくなる
喘ぎ声にあおられていく。
「俺のものだ」
全部。声も、体も、流した涙も、これから流す血も、すべて。
舌と舌をからめると、ショーツを一気におろし、割れ目へと指を
堂々と滑り込ませていった。十分に濡れて、真珠も大きくなりはじめて
いる。指が往復するだけで、香の体がはねあがる。
139 :
100:03/05/31 06:11 ID:jCE6cge5
「ああっ! あ…んっ、やっ、だめっリョウ、足っ…けが、にっ」
ゆっくりと真珠の周囲を丸くなぞり、乳首を舌先でなぶり、しゃぶる。
合間に奥まで指をすべらかすと、どんどん愛液がこぼれ出るのがわかる。
「ケガなんてどってことないさ」
「ダメ、だって、ばっ…あんっ」
「やっと抱けるんだ。黙ってろ」
「ダメだってばっ、ケガひどくさせたくないのっ」
体を無理矢理ひねってリョウの手から逃れると、香はリョウの目を
まっすぐに見つめた。
「…もう一度言わないとわかんない?」
「え?」
素早くリョウはキスすると、耳元でもう一度、かんでふくめるように
ささやいた。
140 :
100:03/05/31 06:11 ID:jCE6cge5
「やっとお前を抱けるんだ。ケガなんてどうでもいい」
たっぷり三秒後、やっとその意味を理解して顔を真っ赤にした香は、
なお、
「で、でもダメ! だ、だだ、だって、あれって運動が激しいって
言うでしょっ」
「お前詳しいな」
「……から、ね?」
「あん? なんだって?」
「…ってから、って言ったの」
「?」
我慢できずに首元にキスをしてくるリョウをなんとか押しやると叫ぶ。
「治ってからねって言ったの! もう、恥ずかしいのにっ」
「…ふーーん」
にやり、といやらしい笑みを満面にたたえると、
「じゃあ、治ったら本番な。リョウちゃんたっのしみーっ」
と再び香の体を責めはじめた。
「ちょっと、わ、わかってないじゃないっ」
「いんや、わかってるよ。今日は本番なしだろ? だから、
指でとことんイカせてやるよ」
「わかってないーーーっ!」
「黙ってろって」
おしまいー。
141 :
100:03/05/31 06:15 ID:jCE6cge5
すんまそん、改行エラーが出てしまったのでびくびくして
無駄に小分けしすぎでしまったみたいです。
冒頭と終わりでまるで別の話のようというか竜頭蛇尾まんまというか
とにかくすみません。逃げます。
100さんありがとう!!・゚・(ノД`)・゚・。
か、香可愛すぎじゃー!!
100さんに愛を。(w
45。さんに続いて100さんもすごひ… モエすぎて失血死。
45。さん、100さんの作品が拝めてありがたいでつ。
この勢いに乗って他の職人さんも戻ってきて欲しいな。
特に完結してない職人さん、途中までなんて(´・ω・`)ショボーン
>145
同意……。忙しいんでしょうけどね。
未完作品の、ミックに決闘を挑んだ香があっさりやられてドロドロな展開になっている
話の続きが気になるな……。
二人を捜し出したリョウがどういう態度を取るのかと。ウズウズ。
自分もなんか書ければいいんだけどね(涙)
>146 それ、100さんのお話・・・
あれは萌え萌えですたので100さん、ゼヒ!!
148 :
45。1:03/06/01 08:09 ID:9DsOG790
133さんは1を選ばれました。
134さん。激っすか…いやいや…まだまだでつ。
それこそ激がつくくらいの「激まだまだ(泣」
100さん!!初チッス話ありがとう!!
しかも香からだよ(w
いろいろ萌え要素満載だけど、一部でちと過去の記憶が蘇っちまいまつた。
それは「頬ずり」
昔なんで始まったかは不明でつが、
妹との間で”頬ずり魔ごっこ”というのが、ほんの一時流行ったでつ。
そっと後ろから忍び寄り、ふっと肩越しに頬をつける。
そこでつけた方の勝ちとは限らない。
接触した途端に動いた方が勝ち。
なぜならすった方はぷにっとした感覚を得られるが、
すられた方はゾワッとした不快感が残る。
もちろん「うひゃあ」という悲鳴があがるでつ。
とてもスリリングなことを…なぜしてたんだろう?謎。
ところで100さん、あちらの続きもマタリ待ってるのでよろしゅう。
急がせるとひどいことする人だから(泣
すっと不自然に香が薄目を開けて、その人物に話かけようとしたが急いでその目を閉じた。
人物には連れがいたのだった。
「ずいぶんな有様じゃないの」
きつい声だった。
「そう言うなって、冴子」
僚が弁明するように言う。
香の中で槇村は毒づいた。
”なんだって今、冴子を連れてくるんだ…”
僚の腕が香の身体を大事そうに拾い上げた。
僚は香の顔を見て少し顔をしかめた。
そして天を仰ぐ。
149 :
45。2:03/06/01 08:10 ID:9DsOG790
「槇村…か…」
それは小さな呟きだったが、冴子は敏感に反応した。
「槇村が?」
僚は首を振って取り繕った。
「槇村がこれを知ったらどう思うかって思ったのさ」
冴子も呆れた声で言った。
「どう思うって?決まっているじゃないの。
こんなもっこり男に香さんが好き放題されたのを知ったら、
もう家の中に閉じ込めて、永遠に誰にも会わせないわよ」
冴子は僚から香を奪い、抱きしめた。
「まだ記憶も戻らないっていうのに、ここまでやらなくても…
香さん、初めてだったんでしょ?」
槇村は冴子の胸に顔を押し当てられ、なんとも言えない顔をしていた。
僚はそれを見て複雑な気分になった。
「おれだって初めてだったんだ。
その…処女とやるのは…」
冴子は怒った。
「加減くらいしなさいよ」
「相手は香だぞ!」
冴子はため息しか出なかった。
僚は香の顔が少々にやけているのを気にしつつも、
冴子に話し出した。
「それで、やっぱりあっちで薬をやられていて記憶のない奴も…」
冴子はゆっくりと頷いた。
「ええ。家族に会わせても一定の時期以降の反応が無かったわ。
ひどい人だと奥さんと出会う前あたりから無いものだから、ひどいものよ」
僚はため息をついた。
「おれは、まだましだったってわけだ」
そう言いながら、不自然にならないようにして香をもぎ取った。
腕の中で香が小さく舌打ちをした。
150 :
45。3:03/06/01 08:11 ID:9DsOG790
僚はそれに気付かない振りをして、
比較的汚れていない診療台の上に寝かせた。
「それで、例の先生方が活躍ってわけか」
冴子は頷いた。
「あの薬は記憶細胞を消すまでは行ってはいなかったの。
でもかなりの範囲に及んでそこにパルスが行かないようにはなっているわ。
それにしても酷いものよね。記憶を取り戻す手段のきっかけが恐怖からだなんて…
あの学校でいたぶられていた人ほど回復が早いの。
でも、その後の後遺症も…」
眉をしかめる冴子に、僚は頷き歩き出した。
「それでも香の記憶が欲しい」
あっさりと答える僚に、冴子は怒鳴った。
「どうするっていうの?
まさかあの東条に香さんを…僚!」
先を歩く僚に、冴子が叫ぶ。
僚は部屋を出ると、少し離れた部屋に入った。
「聞かせてくれる?」
そこには美樹が座っていた。
傍らには、東条兄弟と薫が縛られたまま眠らされていた。
「海ちゃんは?」
僚があたりを見回しながら聞くと、美樹は静かに答えた。
「教授と出て行ったわ。
彼女…久美さんがなにかを打ち明けたいと言って。
それには例の学院に行かないといけないと」
僚は頷き、じっと東条を見た。
美樹は冴子から聞いた事と僚の意図を結んだ。
「この男をどうするっていうの?」
僚は口唇を結んだまま暫く黙っていたが、
やがてゆっくりと口を開いた。
151 :
45。4:03/06/01 08:11 ID:9DsOG790
「香は、この男に襲われかけた。
香は、この男を覚えていた」
美樹は目を見開いて聞いた。
「さっきも香さんを襲っていたのを、
止めさせなかったわね」
僚は黙った。
美樹は続けた。
「まさかと思うけど、
この男にまた襲わせてもいいように、
先に香さんを今…その、
…っていたわけじゃあないわよね」
僚は眉を寄せ、口の端を上げた。
「香は、さっき槇村の死の原因を尋ねた時に、
海原を思い出した。
そして、その前後の記憶を呼び覚ましたみたいだった」
海原の記憶。
それは香にとっての大きな恐怖の一つ。
それは僚に決心をさせることになった。
一番近く、一番てっとりばやいきっかけを。
美樹は東条の前に立ちふさがった。
「許さないわ」
美樹の剣幕に、僚はひるまなかった。
「君のことも思い出すかもしれない」
苦しげに言う僚に、美樹は言った。
「それでも駄目よ」
僚は無言で美樹の肩に手をかけ、
どかそうとした。
だが、美樹はその瞬間に僚の頬を叩いた。
152 :
45。5:03/06/01 08:12 ID:9DsOG790
「あなたこそ目を覚ましなさい!
わたしの特技を忘れたって言うの?」
僚は眠っている東条たちを改めて見て、
美樹を見つめた。
美樹は苦笑いをした。
「あなたが、この男になりきれるなら、
香さんにあなたをこの男だと思わせるくらい出きるわ」
僚はポカンと美樹を見つめ、そして顔を背けた。
再び美樹に向いた時には、穏やかな顔を取り戻していた。
美樹も、今まで見たこともないほどに張り詰めていた僚の事を思うと、
複雑に微笑むしかなかった。
「それでいいわね」
僚は「感謝する」と答えた。
美樹はそれから思っていたことを聞いた。
「香さん…さっき別人のような感じだったけど…
そう、記憶とかそういうものじゃあなくって。
あれの説明ってしてもらえるのかしら」
僚が迷いながらも答えようかとした時、
冴子が入ってきた。
「僚!ここにいるの?」
僚はちらっと冴子を見て、美樹に言った。
「それは…また。
今は…」
美樹もなにかを察し、頷いた。
(さて3択です。1羽鳥、来る。2金子、来る。3誰も、来ない。レスよろしく)
153 :
45。:03/06/01 08:14 ID:9DsOG790
切りが悪いなあとちみちみ足しているうちに寝てしまいまつた(泣
起きたの七時で…そこからまたちみちみ…
今日が休みでよかた(泣
3
155 :
45。1:03/06/01 17:05 ID:9DsOG790
154さんは3を選ばれました。
冴子は僚に詰め寄ると、東条を睨み聞いた。
「いくらなんでも、やらせないわよね」
僚はにやりと笑い、答えた。
「当たり前じゃないか。
こんな男にくれるくらいなら、
一から教え込んだ方がいいさ」
そう言いながら美樹にウインクをした。
美樹はそのあっけらかんとした顔を見て、
まさか一杯食わされたのではと思った。
普通に頼まれても、
自分からは香に僚を東条だと思い込ませるなんてことはやらないと思った。
少し僚を睨んだが、ここは黙って様子をみることにした。
僚は口の端をあげて東条を足で小突いた。
「ただ…な、こいつが香をどうやって襲ったのかを、
ちょっと知りたいと思っただけさ」
「どうしてよ」
冴子が呆れたように言う。
「香に…触れた場所をことごとく切り刻んでやろうと思ってな」
冴子もあまりの馬鹿馬鹿しさに呆れた。
「そんなことより、香さんの側にいてあげたほうがいいんじゃないの?
わたしも、なんだか捜査が詰まっているようだから、戻るわ
美樹さん、僚に馬鹿な事をさせないでね」
冴子は美樹に頼むと、冴子は出て行った。
「…で、東条の襲い方も知りたいって言うわけね。
参考にするために」
美樹が冴子の耳に届かなくなる頃、そう言い出した。
156 :
45。2:03/06/01 17:05 ID:9DsOG790
「さすが、よく分かっているね」
僚は東条の戒めを解いて、美樹に向かわせた。
美樹は思わず聞いた。
「相手…どうするの?」
僚はちらっと薫を見たが、さすがに東条弟を選んだ。
「こいつでいいんじゃないかな?」
美樹は一言断ってから始めた。
「いい?見たくないから、わたしは席を外すわ」
「ああ、その間香を頼む」
僚は美樹にタイミングだけをもらい、出て行ってもらった。
パンと手を叩くと、東条兄弟のやはり望んでは見たくない饗宴が始まった。
美樹の仕事は丁寧だった。
弟には香だという暗示まで与えて、
かよわい抵抗をさせたのだった。
僚もそう思うように見ていると、だんだんと腹が立ってきた。
未遂とはいえ、こんな手口で奴は香を襲ったのかと。
吐き気を感じながらも、僚はそれを記憶していった。
美樹が香を見に行くと、香は大人しく眠っていた。
だが、美樹は気配で”違う”と思った。
「香さん、起きているのでしょう?」
(さて3択です。1槇村、狸寝入り。2槇村、たどたどしく応対。3電話、突然かかってくる。レスよろしく)
2でお願いします。
158 :
45。1:03/06/03 01:21 ID:q7AIhczp
157さんは2を選ばれました。
槇村は冴子が去って行ったのを残念に思いながら、
香の身体を休めるために横を向いて横たわっていた。
そして、突然の美樹の問いかけにどうしたものかと考えあぐねた。
幸い入り口に背を向けていたので、
その表情をすぐに覗かれる事はなかった。
そのまま狸寝入りを決め込もうとしたのだが、
美樹はその身体に手をかけてきた。
「それともあなた。香さん…ではないの?」
美樹は銃口を香の後頭部に当てた。
香の痛覚などを解さない槇村だったが、
その殺気と物体はなにか分かった。
この女は本気だと思った。
槇村はゆっくりと、
降参を示すように片手を上げた。
ゆっくりと身体を返し、相手を見る。
下手なことを言ったら、
なにをするか分からないといったオーラを纏っていた。
それは、つい先ほど、
僚にいいように乗せられてしまったという憤りからも増量していた。
「あなた誰?」
目を合わせたとたん聞かれ、槇村は香の口を開いたがいいが、
どう言ったものか悩んだ。
「香さんをどうしたの?」
そこでしぶしぶと答えることにした。
「香なら、眠っているよ」
美樹の眉がピクリと動いた。
159 :
45。2:03/06/03 01:21 ID:q7AIhczp
「でも、この身体は香さんよね。あなたは?」
槇村は起き上がり姿勢を正した。
「おれは、槇村秀幸。香の兄です」
美樹は目を丸くしたが、
相手が嘘をついているようには見えなかった。
声のトーンまで違っている。
「…どうして、また」
香が首を傾げる。
「それが、おれにもわからないんだ。
気付いたら、ここに居た。
もう殺されてから何年も経っているのに…
あ、僚が墓に連れて行ってくれたが、
壊れていたな…」
美樹は考えた。墓とどんな関連があるのか、
はたまた何年経っているかなどは問題とは違うのではと。
問題は、香の意思とは関係無しに、
ここに存在しているのかということではないかと。
「香さんの意思と関係無しに動けるの?」
香の首が躊躇いがちにコクンと頷いた。
「香さんの意識がある時の記憶とかも持っているの?」
少し考え、槇村は答えた。
「香の、今までの記憶までは分からない。
分かるのは、おれがここに来てからの記憶だけだ」
美樹はため息をついてから話した。
「冴羽さん…これから香さんを襲うのよ」
香の顔が皮肉に笑った。
「さっきも十分襲っていたさ。
あ、ちなみに、感覚までは分からないから、
それがどんなに痛いのか気持ちいいのかまでは分からん。
おれはノーマルだしな」
160 :
45。3:03/06/03 01:22 ID:q7AIhczp
「違うの…
他の人も記憶が、恐怖心で戻っているということを知って、
それで…」
槇村は思い当たった。
「ああ、それでさっきおれの死のことを話していて、
その原因に行き当たったときに少し戻ったというわけか…」
「本当に戻ったの?」
ゆっくりと頷きながら、槇村は答えた。
「はっきりとというよりは点々とした部分だ。
申し訳ないが、まだあなたのことは香の中にない」
「そう…」
がっかりとする美樹だったが、注意はした。
「これから冴羽さんが来る。
わたしを思い出していないなら、それを利用するわ。
その場合、あなたは出てこないようにした方がいいわね。
でも、もし香さんを目茶目茶にしたくないなら…
一応、お逃げすることをお勧めするわ」
(さて3択です。1槇村、逃げる。2槇村、眠る。3香、徘徊する。レスよろしく)
3
このスレ見てる人って何人いるの?
いっぱい
私は毎日来てます。
165 :
45。1:03/06/04 01:30 ID:cEtFKsb/
163さん。多くて20人いるかいないかじゃないかなあ…
前にカウントしてくださった時よりは確実に減ってると思われ…
164さん。自分も毎日来てるでありまつ(藁
「……」
美樹は近づく足音を耳にして急いだ。
「いいわ。逃げずに冴羽さんを信用しているというなら、
あなたはそのまま眠って」
槇村は皮肉めいた笑顔を残し、消えた。
美樹はため息をつき、香を揺り起こした。
「香さん…」
「ん……」
ゆっくりと重いまぶたを開いた香は、確かに本物だった。
美樹は意を決した。
顔を歪ませ、香を突き放す。
「さっきは騙してごめんなさいね。
旦那の前じゃあ、まさか僚の愛人しているなんて言えなくってね」
香は起きざまに、衝撃的な言葉を耳にし、
意味を解するまでに時間がかかった。
「…え?」
泣きそうな顔で美樹を見上げる。
「うそ…よね…」
美樹はその顔を見ていられずに顔を背けた。
「僚は、もう帰ったわ。
あなた、遊ばれたのよ。
これから、あなたに本当にふさわしい相手が来るから待っていなさい」
香は奮えながら首を振った。
166 :
45。:03/06/04 01:32 ID:cEtFKsb/
スマソ!途中でつが始めの2行落ちてたでつ(泣
161さんは3を選ばれました。
162さん。はて?けっこう不明かと…
167 :
45。2:03/06/04 01:33 ID:cEtFKsb/
「嘘よ…だって、僚は…」
美樹は振り向きざまに香の頬を叩いた。
そして、戻した香の視線を捕らえ、術をかけた。
「馴れ馴れしく彼の名前を呼ばないでよ!
あなたには、あの東条がお似合いよ。
僚もあなたには飽きたって。
でも、あなたのために男が要るだろうって、
親切にも東条を逃がして、
あなたに会わせてあげる手筈になってるわ」
美樹はそれだけ言うと、早足で部屋を出た。
香にした仕打ちを思い、泣きたくなって顔を覆った。
それでもこの場にいない方がいいと、早々に立ち去るのだった。
取り残された香はしばし呆然としていた。
僚を信じている。
でも、なぜかさっきの女性を疑う気持ちになれない。
「どうして……」
香は何度もいろいろな言葉を打ち消し、肯定し、混乱した。
「僚に…そうよ。僚に聞かなくっちゃ…
僚に、会わなくちゃ…」
香はまだ痛む身体をおして立ち上がった。
足に力が入ると、まだ残っている僚がこぼれる。
服が見当たらないのでシーツをきつく身体に巻き、胸元で止めた。
そしてドアに向かった。
ノブを回そうとすると、反対側でもそれをしようとする者が居た。
香は慌ててノブをロックすると、必死に窓に走った。
音を立てないように窓の鍵をはずし、開く。
168 :
45。3:03/06/04 01:34 ID:cEtFKsb/
朝の冷たい空気が入り込み、鳥肌を立てた。
ドアのガチャガチャと鳴る音が、香をかきたてる。
「嫌よ…」
香は、窓を乗り越え外に出た。
そのまま芝生に転がり、草にまみれた身体を立ちなおすまで、少々かかった。
「う…」
腕に力が入らず肩から落ちそこを痛め、
転がったためにために、
素肌がむき出しになっている背中と手足を草で切ってしまった。
香は裸足のまま、ふらふらとそれでも見つからないように壁伝いに歩いた。
「帰らないと…
僚のところに……」
(さて3択です。1部屋に来たのは、僚。2部屋に来たのは、金子。3部屋に来たのは、羽鳥。レスよろしく)
1でしょ。
その1の頃から毎日来てるよ。
170 :
45。1:03/06/05 00:24 ID:UR/CNUOD
169さんは1を選ばれました。
1から毎日…どなたか存じませんがご苦労様でつ。
ドアを押さえられ、僚は驚いた。
美樹が去っていく姿は見た。
中には香一人が寝ているものと思って来たのだが、
どうなっているのだといぶかしんだ。
槇村が出ている状態が、まだ続いているのだろうか。
さっきまでここに居た美樹となにか話したのだろうか。
そう考えていると、カチリとロックされた音がした。
僚はさらに驚きノブを回す。
壊すのは簡単だが、一応警備システムを配置してある場所だ。
あとで教授に何を言われるか分からない。
それでも微かに風が吹きはじめると、
中の様子が気になって仕方がない。
僚はドアを蹴破るより回った方が早いと見て動いた。
廊下の窓から伺うと、香の息遣いが聞こえる。
息を殺して移動しているようだが、
僚にはすぐに居場所が分かった。
香は壁伝いに屋敷の出口に向かっていた。
「ちっ!」
僚は飛び降りると音も立てずに着地し、
香の後ろからそっと近寄った。
香はよろけながら歩くため、度々壁にぶつかる。
その度にその勢いで転びそうになっていた。
僚は心が痛んだが、うかうかしていると屋敷の外に出てしまう。
すっと背後に忍び寄り、
バランスを崩して倒れかけた香の顔の前に手を出し引き寄せた。
171 :
45。2:03/06/05 00:25 ID:UR/CNUOD
「うぐっ…」
香は声を出す暇もなく、がっしりと身体を拘束された。
美樹の暗示で男は全て東条だという認識があった。
必死で逃れようと暴れるが、相手の力は只事でなく、
香は抵抗空しく芝生の上にうつ伏せに押し倒された。
馬乗りになられた香は、助けを求めようと腕を伸ばすが、
その腕を折られる勢いで後ろに曲げられ縛られた。
「うう…!」
塞がれた口から呻きが漏れる。
その手に噛み付こうとするが、その前に自分の巻いていたシーツを剥がされ、
その一端を口にねじ込まれた。
香が暴れる度に、その肌が芝で切れてゆく。
僚は香を肩に抱きかかえ、移動することにした。
香はもがき暴れ、僚は落とさないようにするので手一杯だった。
屋敷に入り込むと、手近なドアを開けた。
誰もいないのを確認し、鍵をかけて香を降ろした。
香は身体を芋虫のように動かし、僚から逃げようとする。
僚は目を瞑り、自分に言い聞かせた。
”おれは東条…。
目の前には憧れの香がいる…
ずっと夢に見ていた。
この女を自分のモノにすることを…
おれの愛し方で、おれから離れなくしてやる”
目を開け目の前で脅えている香を見つめた。
香が向けてくる視線は嫌悪と恐怖に満ちていた。
(さて3択です。1僚、成り切る。2僚、耐えられない。3第三者、香を助けに。レスよろしく)
1で
が、がんがれ二人とも……(涙
174 :
45。1:03/06/06 04:40 ID:CoAclI4o
172さんは1を選ばれました。
173さん。同意(泣
ところで前回文字抜け”おれの愛し方で、おれから離れなくしてやる”
”おれの愛し方で、おれから離れられなくしてやる”
で脳内訂正よろしくでつ。
それでも香は逃げようとしているために、
腹ばいでこちらに尻を突き出していた。
僚の顔が歪む。
わざとゆっくり、じりじりと香に近づいていった。
香はさらに奥に逃げようとするが、
剥き出しの乳首が床に擦れ、痛みに止まる。
立ち上がろうとしても、僚との行為の後でなかなか腰が立たない。
手を使って起き上がろうにも、手は後ろで拘束されている。
なんとか口の中のシーツを肩で抑えた香は、
首を振ってそれを引き抜き、口を自由にした。
引きつる呼吸をしながら、助けを求めようとしたが、
すぐには声が出ない。
「たす…」
かすれる声を絞りだそうとした途端、
力強い手で片足を掴まれた。
「…あ…っ!」
高々と片足を引き上げられ、
香は逆さまにされてしまった。
目の下ギリギリに床がある。
そしてもう一方の足は、閉じようとしても力が入らず、
その頭の横に垂れ下がっていた。
「あ…」
香は敵の目の前に、自分の大切な部分が晒されているというのに、
何も出来ず、悔しさに口を結んだ。
175 :
45。2:03/06/06 04:41 ID:CoAclI4o
僚は、香の腫れて開いた秘肉から男の精液がこぼれているのを見ると、
ムラムラと怒りがこみ上げてきた。
「おれに無断でやったのか?」
香は驚き叫んだ。
「あ、あんたに…は関係ないでしょ!」
その瞳は怒りと屈辱に満ち、僚の怒りを煽った。
フッと鼻で笑うと、いきなり三本の指を突っ込み、
ジュポジュポと出し入れを始めた。
香はなんの心構えもないことをされ、
悲鳴を上げた。
「きゃあああ!!」
僚はますます力を入れた。
中の男の存在を掻き出し、消そうとしているようだった。
僚はそのまま香を抱きしめ、
腰を抱え込んで汚れている部分を舐め始めた。
しつこく滑る舌で、香の真珠を嬲り、
口唇を使って残っているモノをチュウチュウと吸い出す。
「やめ…やめ…ろ!」
香は息を荒げ、抵抗するが相手は問題にしなかった。
「……りょ…お…助け…て…」
香が僚の名を呼ぶと、僚はムカムカとしてきた。
この女はなんで自分を拒む。
皮膚も心も自分を拒んで張り詰め強張っているのは何故だ。
こんなにも愛しているのに…。
僚は香の足を持ったまま、その身体を床に戻した。
いったん落ち着いた香だった。
僚は腕の戒めを一度ほどき、
まだ麻痺したままのその腕を頭の上に上げさせて縛ると高く吊るし、
蛍光灯の金具で固定させた。
176 :
45。3:03/06/06 04:42 ID:CoAclI4o
香の足は床にわずか届かず、全体重は手首にかかった。
「ああ…」
その両膝を抱えた僚は、いきなり香に怒張をあてがい押し込んで行った。
「あぐっ!」
ぐいぐいと押し込まれていく香はその異物に対して、
痛みよりは悪寒に鳥肌を立てた。
もがけばもがくほど、深みに嵌まってゆく。
「おれ様の巨大なイチモツをあっさりと飲み込むとは、
大した女だ」
香は首を振り否定しながらも、
すでに頭の中はなにも考えられなくなってきていた。
「僚…」
その言葉を口にすると、心が苦しくなる。
こんな男にいいようにされている姿を見られたら、生きてはいけない。
それでも、呼ばずにはいられなかった。
「…うっ…」
涙を堪えようとしても、止まらない。
僚は香が男の名前を呼ぶことが不快でならない。
腰を押し上げて、香の奥を刺激した。
「やああっ!」
ずっぷりと侵入する男に、香は悶えた。
僚は激しく腰を動かし、悲鳴を上げて拒絶する香に怒りを募らせていった。
それでも達していく快感に酔いしれてゆく。
他の男で濡れている膣内は、本人が拒んでも滑りを増し、
スムーズに抽送を促し、ますます突き上げは激しくなる。
香は苦痛に顔を歪ませ、
男のするがままの行為に悲鳴をあげるしか出来なかった。
僚の快感は頂点に達し、その迸りは香の中を満たしていった。
177 :
45。4:03/06/06 04:42 ID:CoAclI4o
「い…いやあっ……」
香は中に出されてしまった絶望に、身体を震わせる。
それでも僚のモヤモヤとした怒りは治まらない。
「おい、気持ち良かったんだろう?
おれが好きで堪らないんだろう?」
香は首を振るしか出来なかった。
これからどうするかという事より、
早く開放して欲しいという事だけが頭にあった。
「もう…いいでしょう…離して…」
途切れ途切れに言う香に、僚は口を歪め言った。
「まさか、これで終わりってことはないだろう?
こんな好きそうな身体をしていて…」
そう言いながら、僚は香の乳首をすくい、口で弄んだ。
床に擦れた乳首の血の味が、
僚の口の中に広がる。
僚はそれに歯を立てた。
香は顔を背け、呻いた。
「ちょっと疲れているのか?
奴とかなりやったからか?」
香は答えない。
僚は笑った。
「別に、それならそれでいい」
香は以外な言葉にホッとしたが、
なにか解せないと思った。
僚は香の中から、再び固さを取り戻していたイチモツを引き抜いた。
ボタボタと中から液体が零れていく感触に、
香は眉をしかめた。
それでも解放されるという安堵がゆっくりと心に広がってゆき、
香は身体の力も抜けていった。
178 :
45。5:03/06/06 04:45 ID:CoAclI4o
「こんなに大事に思っているんだ」
僚の言葉に香は反応しなかった。
「香ちゃんがおれを欲しいと思うまで、
とりあえずは美久とやっているからな」
香は脳のどこかがチリチリとしてきた。
「み…く……」
口に出た言葉が映像を結ぶ。
さっき見た見知らぬ少女が、香の中に浮かんできた。
「美久…ちゃ…ん」
香はハッと顔を上げた。
「駄目よ!」
僚は香の顎を持ち上げ、その口唇に己を重ねた。
「う……」
香は押し込まれる僚の舌に歯を立てた。
血の味が広がる。
僚は深くなる前に香の肛門に指を突っ込んだ。
香は驚き動きを止めた。
「おれが欲しいんだろう?」
僚が慇懃に聞く。
香は口唇をわななかせ、言葉を選んだ。
「あの子に、酷い事をしないで!
まだ…子供なのよ……」
僚はとぼけた。
「なにを言っているんだか…
美久はああ見えて、なかなかテクニシャンなんだ」
香は怒鳴った。
「駄目よ!もう傷つけないで!」
僚はニヤリと笑う。
「じゃあ、この始末はどうする?
香ちゃんのおかげで、こんなになっているんだが…」
反り返り、ビンビンと脈打っているそれを目にし、
香は目をつぶった。
179 :
45。6:03/06/06 04:45 ID:CoAclI4o
「ほれ…」
僚は香を解き、自由にしてからその口唇にその先端をあてがった。
香は顔を逸らしたいのを堪え、ゆっくりと口唇を開いた。
「なんだぁ、やっぱり欲しかったんだな」
僚は香の頭に手を固定すると、
僅かに開いた口唇に向かって、腰を押し込んだ。
「う…げっ……」
一気に喉元まで押し込まれた塊に吐き気を堪えられず、
香は呻いた。
僚は構わずに何度も奥まで突いては戻しを繰り返す。
そして、さらに大きくなってゆく塊に、
香は気を失いそうになった。
「うっ!」
僚は香が気絶する前に、気をやり、
その口の中に放った。
口の中いっぱいに精を受けた香は、
苦しくて、それを吐き出した。
咳き込んで、口からこぼす香の髪を掴み、
僚は叱った。
「なにをやっているんだ。
キチンと飲み込まないと駄目じゃないか。
美久だったら出来たのに…」
そう言って香の頭を振り、突き放す。
香は倒れるが、すぐに這い戻り、
僚の足にすがった。
(さて3択です。1僚、続ける。2僚、我に返る。3第三者、香を助けに。レスよろしく)
2でおながいしまつ
やったー!初めて選択権がとれたYO
嬉しくて小躍りしそうでつ。45。さん、カオリンを助けてあげてください
うー、もちっと続けてほしかったかも(藁
リョウだし、まいっかとか……
>182
エロければ漏れはどっちでも構わんよ(;´Д`)ハァハァ
184 :
45。1:03/06/06 21:26 ID:CoAclI4o
180さんは2を選ばれました。
助けてあげたいのは山々なんだけど…
助けるにも手順があるでつよお(w
すぐには無理でつ。すまんでつ。
182さん。そんなわけでもうちっとやられてしまいまつ…
183さん。ええ〜エロくなっていればいいのでつが…
ああ、それにしても番地読んだ。
なんだ?あの話は!!
画家ということはヌードでも描かせたか?
僚と会う前に、もう奴と行くとこまで行ったのか?(泣
おまけにどう見ても二十歳過ぎのグラ子つかまえて、娘って思うか?
仮に15(+1年)としても、香の幾つの時の子供だ?
相手はおまえか?画家!
そんな深読み逆切れな自分が非常に腹立たしくも欝であるでつ(泣
僚は振り返り香を見下した。
「なんだ?その手は」
香は僚を睨みつけた。
「行かせない…美久ちゃんのところには…」
僚は不敵に笑うと香が掴んでいる足を蹴り上げた。
香は勢いひっくり返り、倒れた。
「う…」
気が遠のきそうになるのを堪え、香が起き上がろうとすると、
僚は香の腰を掴んでうつ伏せにし、
ダラダラと精液がこぼれる秘肉の裂け目の上の穴に目をつけた。
「こっちは処女かな?
おれの物なのに、勝手に他の男を銜え込んじゃいけないなあ」
じっくりと呟く男の言葉に、
香の脳が危険を察し、それから回避しようと動き出した。
185 :
45。2:03/06/06 21:28 ID:CoAclI4o
香はジタバタと動くが、腰に添えられた男の手はびくともしない。
男の怒張が香の股間にあてがわれ、擦り侵入してきた。
「ああうっ…」
再び塊は香に押し込まれ、香は喘いだ。
僚は香の膣内の気持ち良さを再び堪能してから抜き、
新しいターゲットを貫き始めた。
まだ未開発の場所だったが、
十分に濡らされたそのイチモツの、先端までは軽く入った。
「がっ…か…はっ…」
香のすぼみは目一杯広がり、
その痛みは脳天まで達した。
「いや!助けて!」
僚は香の滑らかな皮膚についている、いくつもの擦り傷に舌を這わせた。
途中治ったばかりのような刺し傷があった。
なにかそこが奇妙にムカつき、僚はそこに爪を立てた。
「あああ…あ…!
や…めて…」
香はガクガク足を震わせ、声を絞り出しながら嘆願する。
「おれのが欲しいのだろう?」
香は首を横に振る。
「いらないのか?嘘をついちゃ駄目だぜ。
いらないのなら美久にするぞ」
香は眉をしかめ、痛みをこらえながら、
首をがっくりと縦にした。
「…つ…続けてく…ださ…い…」
それでも全身の筋肉をピクピクと震わせて、
身体は足掻いてしまう。
僚は香の腰を思い切り引き埋めた。
香のすぼまりは引き裂かれ、血の筋が流れた。
186 :
45。3:03/06/06 21:29 ID:CoAclI4o
「ああっ…くっ…!」
全身悲鳴を上げながら、
香はどうしたらいいのかを考えようとした。
この男から逃げたら、また美久ちゃんがなにをされるか分からない。
美久ちゃんはこの男に捕まって監禁されているとしたら、
この男から聞き出すしかない。
僚は息を荒げながら、香の後ろを犯していった。
「ほら、こっちの処女は貰った!
気持ちいいだろう?いいって言えよ!
おれを愛してるって言えよ!」
香は応えようとするが、歯を食いしばって耐えるのが精一杯だった。
いやな汗が香の全身から噴出す。
こんな男にこんな事をされているということも辛かったが、
これを僚に知られてしまったらと考えると、もっと恐ろしかった。
もう一緒にはいられなくなる。
それ以前に、顔を合わせる事が出来ない。
僚に会って、さっきの女の人が言ったことを尋ねようと思ったことすら、
もう遠い過去になってしまった。
会えない…
そうしたら、さっきの美しい女の人が…
香の思考が止まった。
「誰…
え…?
なんで…美樹…さ…ん?」
僚の動きが止まった。
187 :
45。4:03/06/06 21:29 ID:CoAclI4o
香を刺し貫いたまま、僚は呆然とした。
そして、それが知らず美樹から与えられたキーワードで、
自分まで術にかけられていた事に始めて気付いたのだった。
「かお…り…」
自分が香にしてきた事が、塊となって僚に圧し掛かった。
だが、香の暗示は解けていないようだった。
香はゆっくりと振り返り、憎しみの目で僚を見つめる。
(さて3択です。1僚、自己嫌悪。2僚、演じきる。3第三者、突入。レスよろしく)
1がいいです
2がえがったでつ……トホン。
190 :
45。1:03/06/08 00:55 ID:klmomYth
188さんは1を選ばれました。
189さん。2っすか…まあ、1をするにもエロエロあるでつから(w
僚はとまどいつつも、どうしたものかと思った。
只々己を恥じるしかなかった。
口の中の、香に噛み付かれた舌の血の味が、
香に突き立てた己の快感が、現実だと言っている。
香の記憶が欲しかった。
そのために、香に恐怖を与えるために計画を思い立った。
しかし他の男に触らせたくない。
そして、美樹を騙した。
香が自分を東条だと思っていてくれれば、それで十分。
あとは香を傷つけないように襲えばいいと思っていた。
だが、果たしてそれで大丈夫かという懸念もあった。
それを美樹は見抜いていたのだろう。
確かに今、香は記憶を取り戻しつつある。
しかし…
僚は無残に散らしてしまった事を、
そして心も身体も痛めつけてしまった事。
それを自分がしてしまったという事に嫌悪した。
自分の手に香の細くしまったウエストがあった。
その手を離さなければ、己を抜き出さねばと思うが、
動けない。
その間にも、香からは血がしたたり、
繋がる処からの震えが伝わってくる。
それは痛みからか憤りからかは僚には分からなかった。
香の瞳は僚を捕らえていたが、
やがて力が尽きたのか、まぶたを閉じ、
首をうな垂れてた。
191 :
45。2:03/06/08 00:56 ID:klmomYth
「香……」
香の肩がビクンと震える。
僚はやっと己を取り戻し、香の腰を向こうに押した。
「うああっ……!」
楔を抜かれる痛みに、香が呻く。
僚は今の状態ではかえって危険だと思い、
香を再び引き寄せた。
「すまない…」
僚はそのままで身震いをすると、香の中へと放出した。
「くあっ…!!」
身体中を痙攣させ、香の身体が力を失った。
僚は香から萎えたモノを抜き、しっかりと抱きしめた。
香は力ない仕草で、それから逃れようとする。
僚はハッとして香の身体を離した。
ぐったりと倒れる香の口元からも、股間からも、
赤が混じった白濁とした名残がこぼれ続けた。
香は怒りに震えながら、呼吸を整えようと必死だった。
この男から逃れたい。
触れられた皮膚に悪寒が走る。
だが、このまま逃げても美久の身柄がどうなるか分からない。
香は僚にすがりたい思いを、頭から消そうと努力した。
もう自分は駄目だ。だが、美久には未来がある。
香は男と刺し違える覚悟を心に秘めた。
男の態度が急に変わったのには驚いたが、
この男は自分に惚れているという、嫌な確信はあった。
さっきとは打って変わって、
癒すように愛撫をしてきた男の行為に合わせて、
香は声を出した。
「あ…ぃ…いい…わ…」
僚は複雑な心境で香をいたわる。
(さて3択です。1香、隙を狙う。2僚、香の身体をいたわる。3第三者、突入。レスよろしく)
1
2でお願いします!
なんだかすげー展開になってますね。
どーなるのかすごく楽しみなんですけど!
195 :
45。1:03/06/08 15:58 ID:klmomYth
192さんは1を選ばれました。
193さん。ちょっと遅かったでつ(泣
まあ似たかんじだけど1ってことでそちらに比重が(w
194さん。なんかこんなんなってしまいますた(泣
どーしてなんだか不明でつが(泣
あんまり楽しみにされてもどうなんだか…まあ出来るところまでがんばるでつよ。
なるたけ消化不良起こさんように(w
しかし通して読み返しとかしてないから、不安たっぷり。
今の立場を忘れ、応える香を愛しく抱きしめる。
香の首筋に口唇を当て、その柔らかい肌を撫でさすった。
「あ…ん…」
香は全身鳥肌を立て、気持ちが悪いのを堪えて喘いだ。
僚は香の身体が萎縮しているのに気付いてはいたが、
それはあんな酷い目にあったからだと思った。
首筋に男の息がかかる度に、大きな手で揉みしだかれる度に、
心の中で泣き出したい気持ちを抑えるのに必死だった。
男の腕の力が少し抜け、それに伴い身体の自由が少し増えると、
香は喘ぎながらも手探りでなにか武器になるものはないかと床を漁った。
何もない部屋だった。
その場で手に触れるのは、香が身につけていたシーツしかなかった。
香は感じている振りをしながら、そのシーツを握り締めた。
「はぁ…あ…ん」
僚は堪らず乳房を揉み、そしてその片方の手を香の股間に向かわせた。
ヌルリとした感触に、香は身震いする。
「や…あ…」
再び”される”という悪寒はあったが、香は覚悟を決めた。
196 :
45。2:03/06/08 15:58 ID:klmomYth
ぬちょぬちょと、撫でるともかき回すともとれる手の動きをされ、
香の腰が引ける。
僚は、香の積極性に驚きつつ、いたわるつもりが本気になってしまった。
節操なく起ち上がった己が、改めて想いを遂げたいと主張する。
「く…あ…!…ぁ…り…… 」
思わず助けを求めて僚の名を叫びそうになる。
ギリギリと口唇を噛み締め、香は耐えた。
思ったとおり、男は屹立したモノをあてがってきた。
香は自ら足を広げ、それを受け入れた。
「あ…あああ……」
ズブズブと入ってくる男のモノに気が狂いそうになりながら、
香は心の中で僚に別れを告げ、チャンスを待った。
男が香の腰を掴む。
香の両手が空いた。
香はすかさず手にしていたシーツを男の頭から被せ、
その首の部分を思い切り締めた。
「ぐっ…!」
思わぬ反撃に僚は呻いた。
そして、その刺激は僚の一部をいきり立たせる。
「きゃあああ!!」
香は膨張する内部に叫びながら、腕の力を入れた。
(さて3択です。1僚、気絶するふり。2僚、気絶。3第三者、突入。レスよろしく)
3…でもいいですか?
>197
却下。
と言いたいけど仕方ない(´・ω・`)ショボーン
199 :
45。1:03/06/09 22:44 ID:pAoFa2ZB
197さんは3を選ばれました。
…いいでつよ3でも、だって書いてしまったんだもの。
というか変更サボってたんだもん(泣
実は先日までは3考えていたのだけど、この進み具合では用意していた人物が使えないことに(w
さて、誰にしようかな…
198さん。却下は出来ないんでつ。がんばるでつ。
却下出来るなら、前の時の鬼畜な展開もなかったでつよ(藁
ショボーンさせないように出来る限りがんばるでつ。
それでもショボーンするようでつたらコミック番地で脳みそを歪ませてくだされ。
そしてから、もう一度トライ!
あれよりはなんとかするつもりでつ(泣
向き合ったまま、それでも香はギリギリと絞めてゆく。
「うう……」
シーツの中から男の呻き声が漏れてきた。
香は、男が反撃に出て、香の首を絞めてくると思っていたが、
そうはしてこなかった。
男の腕は香の手首を掴み、
自分の首がそれ以上絞まらないようにするだけだった。
香は不思議に思うより、必死にその手に逆らおうとした。
ここで返り討ちにされてしまったら、
美久の無事を確認する事が出来ない。
自ら男を招きいれた事すら、まったくの無駄になってしまう。
「くっ…!
かお…り…」
男が自分の名を呼ぶ。
一瞬、罪悪感に腕の力が抜けた。
男は再び絞めてこないように香の腕を掴んだまま、
呼吸を整えようとしてむせた。
200 :
45。2:03/06/09 22:45 ID:pAoFa2ZB
「うっ……わあ〜っ!!」
香は作戦が失敗に終わったのを知ると、
今まで耐えてきた気が弾け、大声で泣き出してしまった。
その声に惹かれたのか、誰もいないと思っていた廊下から、
足音が近づいてきた。
香は東条に仲間がいて、様子を見に来たのだと思った。
荒々しい足音が近づき、鍵の掛けられているドアがガタガタと揺らされた。
やがてバキバキという音がしてドアが破られると、
大きな足取りで入ってくる者がいた。
香は腕をつかまれたまま、ゆっくりとそちらを振り返る。
モウモウと煙る誇りの中から、一人の大柄な男の影が現れてきた。
香は叫んだ。
「僚!」
香の手首にかけられた男の力がギュッと入る。
「離してよぉ!
…僚!!助けて!!」
香はその男に向かって叫んだが、返事はなかった。
香の中で男のイチモツがグリッと動く。
それは今の香に、淫らな格好を思い出させた。
「いやあ…」
香が叫ぶが、香と密着している男は、腰を大きく突き上げた。
グチュッ…
落ちて密着が深まった香の中から音が響く。
「ああ…ぅ…」
香は身体を震わせて抵抗するが、男の腰の動きはどんどんと激しくなってくる。
「あ…!」
やはり入ってきた男は僚ではないのか。東条の仲間だったのか。
と、香は苦痛に身を捩った。
「いいことしてるじゃないか…」
新たな男が言った。
「その女はおれのだぜ。勝手にやるのは承知しないぞ」
香の顔が強張った。
201 :
45。3:03/06/09 22:46 ID:pAoFa2ZB
そして、煙が落ち着いた中を、
ゆっくりと近づいてくる男の顔を見た。
「え…あ…?」
入ってきた男はゆっくりとしゃがむと、香の背中に大きな手を置いて撫でた。
香は悪寒で震える。
「なぜ…」
そして、香はシーツの中の男の肩に手を置いた。
先ほどまで感じていた悪寒はまだ継続しているが、
新しく来た男に感じる嫌悪感は、比べ物にならない。
香はシーツを掴み、胸元に引いた。
そして二人の顔を見比べる。
「どうして…
どうして東条が二人いるの?」
香の独白ともとれる囁きに、新しい男が笑った。
「それはこっちが聞きたい。
おれ様が二人だって?
二人どころか、おれの香ちゃんが、なんとおまえで三人目だってこと。
知っているか?
…あれ?香ちゃんを抱いているのも香ちゃんだぁ…
香ちゃんを香ちゃんが抱いていたとは、こりゃ可笑しいや。
まあ、いい。二人ともおれの相手をしろや」
「え?」
香は狼狽しながらも、どうして良いかわからず青ざめていく。
「そうか…おまえ、まわりの人間がみんな香に見えるようにされていたんだっけな」
香の頭の上から、今までとは違う声が響いてきた。
「…え?」
見上げると、やはり東条だった。
それなのに、悪寒はなくなってきている。
「どうなっているの?」
香の戸惑いには答えず、香を抱いている男は囁いた。
202 :
45。4:03/06/09 22:47 ID:pAoFa2ZB
「ちょっと我慢してくれよ」
そう言ったとたん香は入れられたまま立ち上がられてしまった。
その身体の中に入れられた芯が香を中から振り回す。
香は痛みに悲鳴を上げた。
大きな衝撃がさらに香の身体を揺さぶる。
「きゃあああああ!!」
香は悲鳴を上げながらも、少しでも刺激が和らぐためには、
相手にしがみつくしかなかった。
だが、それはすぐに終わった。
気がつくと、香は強く大きな腕に抱きしめられていた。
「ぁはあ…うう……」
涙をこぼしながらうつむいている香の視線の先には床があり、
そこには一人の東条が倒れていた。
香は顔を上げて自分を抱いている男の顔を見るのが怖かった。
香は思い出した。
東条には双子の弟がいたということを。
どちらが本人か弟かは分からないが、
どちらにしても、香は今抱いている男を不快だと思わなくなっている。
それがショックだった。
(さて3択です。1僚、美樹を呼び出す。2僚、そのまま香を納得させようとする。3東条、回復。レスよろし
く)
2
レスはやっ。
毎日来てるのにまだ一回もゲットできず・・・
でもがんばるでつ
206 :
198:03/06/10 05:02 ID:VQSmbO/m
>199
それでもショボーンするようでつたらコミック番地で脳みそを歪ませてくだされ。
それだけは勘弁してくだされ・・・。
207 :
45。1:03/06/11 00:37 ID:+nnkk8jl
203さんは2を選ばれました。
204さん。もっと速い時ってあるでつよ。
ウプ中に読んでこちらがウプ終わった確認してたらレスあったみたいな(藁
205さん。ええと…がんばってください。
まだチャンスはあるでつ(w
206さんな198さん。だって〜あれ読んだあとだと他の作品に対して、
とても優しい気持ちになれるのでつから(泣
そうして、他の作家さんたちが、とても心をこめて作品に取り組んでいるのだと、
しみじみ思わせてもらえまつよ。
”モウモウと煙る誇りの中から”
”埃”でつ(泣
たぶんもっと誤変換とかやらかしてると思われ(鬱
香は悔しさに硬直していると、
男はそっと香を離した。
まだ屹立しているソレを抜くと、
ヨダレを垂らしている香の中をきれいにしようと、
シーツを拾った。
香は力尽きてぐったりと仰向けに倒れたまま、
大きく開かれている股間を男に晒し、
男がなにをするのか見ているしかなかった。
足を閉じようとしても、動けない自分が情けなかった。
「すまなかったな」
東条が言う。香は顔を背けることしか出来ない。
東条の姿が自分の下に消えた。
「う…」
見ようと身体に力を入れても動けない。
それなのに、痛みに痺れてなにも感じないと思っていた部分になにかが当たると、
痛みと快感が走った。
208 :
45。2:03/06/11 00:38 ID:+nnkk8jl
「はうっ…」
ビクビクと痙攣を起こし、香は発作的に膝を立ててしまった。
これでは更によく相手から見られてしまう。
「うう…」
香は足を戻そうとするが、出来ない。
「これでは痛いか…」
男の声が香の耳にぼんやりと届く。
そして、次には熱く湿った柔らかなモノが、
香のそこを拭った。
「ひっ…」
香は筋肉が縮む。
それでも全身震えながら、それ以上動けないと悟った。
熱い肉の滑りが、何度も優しく香のそこを舐め上げる。
「くぅ………っ」
香は気持ちよいと感じる悔しさに悶えるしかなく、
なんて淫乱な女なのだと自分を呪う。
今まで僚と過ごしている間は、
あんなにも敬遠していた女の部分。
やっと結ばれたばかりなのに。
それでも、そんな関係が恥ずかしく、
愛されたいのに拒む心があった。
それが今、敵の手に落ち、いたぶられ、
愛する男ではないというのに、男にされて悶えている。
「死…死んじゃいたい……」
香の口から微かに言葉がこぼれる。
すると、男は香の股間から顔を上げて、
その口唇を奪った。
「うう……んんん……」
香は眉を潜める。
209 :
45。3:03/06/11 00:39 ID:+nnkk8jl
苦しい。このまま息が止まればいいのに。
香は死を考えたが、ふと僚の顔が浮かんできた。
…僚はどう思うのだろうか?
自分の死体を見つけた僚は、なにを思うのだろうか?
衣服を身につけてもいず、
男に陵辱されたままだらしなく転がされる姿を…
香はそれを打ち消した。
それでも、僚に誤解をされたまま生きるよりはいいと思った。
もう息を吸うのも疲れた。意識が遠くなる。
そう香が思った時、身体の中に空気が送り込まれた。
「うっ…」
無理やり口唇から送り込まれた空気は、
香の意識を引き戻した。
霞んでいる目の前にいる男が言った。
「勝手に死なれちゃ困るんだが」
香はしばらく口をパクパクさせていたが、
相手はそれを読み取ったように口に出した。
「いくらでも、好き…にしていいから、
美久ちゃ…んに…は、手をださないで…
そ…して…
終わったら…あたし…こ…ろし…て…?」
香は正しく伝わったことを知ると、
こっくりと頷いた。
だが、相手は鼻で笑った。
「ふざけんなよ。
そんなこと出来るわけがないだろう?このおれが」
香は絶望に目を固く閉じた。
210 :
45。4:03/06/11 00:39 ID:+nnkk8jl
”ごめん…美久ちゃん…”
動けない身体を引き起こされ、
香はそのままガクリと男の胸に倒れこんだ。
男は、香の顔をを持ち上げ、自分の顔の位置に持ってきた。
青ざめ涙を流している香の耳に、
男は口唇を当てた。
ダイレクト入ってくる男の声。
「…誰がおれの誕生日に側に居てくれるってんだよ」
香は、その声と言葉に頭が痺れた。
知らず、違う涙が顔を流れる。
ゆっくりと首を振りながら微かに声を出す。
「誰…?…誰なのよ…あなた……」
(さて3択です。1美樹、飛び込んでくる。2東条、回復してリベンジ。3東条、回復して逃げる。レスよろしく)
211 :
:03/06/11 00:43 ID:G2odgtJg
1でいいですか?かわいそうなので・・・
1がいいね〜。
カオリンかなり記憶戻ったようだし、そろそろ役目を終えたろうから
東条はとっととリョウにぷち潰されて下さい。
213 :
45。1:03/06/11 23:18 ID:+nnkk8jl
211さんは1を選ばれました。
とても優しい方なのでつね…
212さん。ぷち潰され…新しい言葉みたいでつ。
ぷちっと蚤のようにでつね(w
”ダイレクト入ってくる男の声。”
”ダイレクトに””に”抜け…
さてっと(w
香は、もうなにがなんだか分からない。
この男は東条か、その弟なのに、なんでこんな事を言うのだろうか。
そして同じセリフを聞いた記憶を懐かしんだ。
「僚…約束……守れない。
ごめん…」
再び遠のく意識の中に、ふいに声が飛び込んできた。
「こっちに東条が来なかったぁ?」
張りのある気持ちのいい声だった。
「…美樹さん…の声……」
香が目をつむったまま懐かしむように口に出した。
「香さん?!」
美樹は通り過ぎようとした部屋の前に足を止めて、
中に飛び込んだ。
そして、惨状に驚きつつも香に近づいた。
「東条…やっぱりここに来たのね」
「ああ」
香は男が返事をしたので、やっぱりこの男は東条なのだと思った。
そして、美樹にこんな醜態を見られたことを恥じたが、
もう自分ではどうすることも出来ないので、ただぐったりとしていた。
214 :
45。2:03/06/11 23:19 ID:+nnkk8jl
「…それにしても、どうしたらここまで酷く…」
美樹の言葉に男が答えた。
「だって、奴。おれのことも香だって言って襲おうとしたんだぜ」
香は男がそう言いながら自分の身体をギュッと包んだのに困惑した。
美樹に助けを求めたいと思った。
「…さん……けて…」
しばらく沈黙が流れた。
そして、美樹が言った。
「わたしをご指名のようね。
香さんを渡しなさい」
その声はやけに浮かれていた。
香も少し安心したが、男は急にくるりと向きを変え、
香を隠すようにして反論した。
「冗談じゃねえ!
せっかく記憶が戻ったんだ」
香は意味が掴めずにじっとするだけだった。
「…へえ…困っているから助けてあげようと思ったのにね」
美樹が意地悪そうな声で言うと、男が応えた。
「別に香なら、もう大丈夫だって」
「あら、困っているのはあなたの方だって事。
分かってるんでしょ?」
「う……」
やや間があって、男は苦しそうに言った。
「…お、お願いします」
美樹のクスクス笑う声。
「感謝するなら、きちんと今までのツケは払ってよね。冴羽さん」
215 :
45。3:03/06/11 23:20 ID:+nnkk8jl
香の耳がピクンと動いた。
美樹は何を言っているのだろう。
言っていることは分かるが、意味が分からない。
香の混乱に終止符が打たれる。
「さあ、いい?香さん」
パンッという軽い音が耳元でした。
香は意識することなくまぶたを開いた。
(さて3択です。1香、僚に泣きつく。2香、美樹に泣きつく。3槇村、出てくる。レスよろしく)
1
45.さんいつもありがとうございます!
美樹さんは香に泣きついてほしいだろうけど(w
ここはやはり僚で!!!
1がいいです!
どんな展開になってもいいけど
最後はラブラブ感動萌え萌えきぼーん。
ふと疑問。
今の状況でリョウは服着ているんか? 香はもちろんハダカだよなあ。
平然としている美樹タンも萌え(w
そりゃ美樹タンはいつもファルコンのを見慣れているでしょうから。。。(W
221 :
45。1:03/06/13 01:05 ID:DZciAjLh
216さんは1を選ばれました。
こちらこそレスありがとうでつ。
美樹さんはいい人でつ。僚にいったところで恨まないかと(w
218さん。3分送れでつたが、同じ選択でよかったでつ。
どんな展開…いいんでつかぁ?(藁
219さん。僚は卑怯なことに着てたりするでつよ<上。
まあ、はだけてはいるでつが(w
香はすっぽんぽん。
220さん。ええ?…そういえば海坊主って、どんなんだろう?(w
急に脳も視界もクリアになった感じがした。
香は恐る恐る上を見上げると、そこには東条ではなく、
見慣れてはいたが、懐かしい僚の顔があった。
「よう…」
声を掛けられ、香は戸惑った。
そして、僚の肩越しにこっそりと覗くと、
そこには穏やかな顔をした美樹がいた。
香はもう一度見上げる。
「なんだよ」
僚もかなり気まずい感じがしてきて、ぶっきらぼうに応じた。
「あの…」
香は聞きたいことがたくさんあったが、
声が出ない。
それでも、なんとか声を押し出した。
「りょ…だったの?」
これにはさすがにどう答えたら良いのか、僚も無口になった。
不安げに見る香の視線が痛い。
222 :
45。2:03/06/13 01:06 ID:DZciAjLh
「催眠術で、東条だと思うようにしていたのよ」
美樹が代わりに答えてあげた。
香は美樹を見る。
「…ど、どうし…て」
美樹は僚の剥き出しの下半身から、
なにかが持ち上がっているのが微かに覗き見えたので、
距離を保ったまま答えた。
「香さん、薬で記憶が無くなっていたのよ…
まだお兄さんが生きていらっしゃると思っていたし、
冴羽さんと暮らしていたなんて事も忘れていたの。
もちろん、わたしの事なんかすっかり知らない人だと思っていたみたい」
香は言葉がなかった。
そして、かすかに美樹が僚の愛人だと言ったことを思い出し、
それを信じてしまった自分を思い出した。
「…ごめん…なさい…」
それでも、東条の振りをして香をいたぶった僚の行動は分からない。
「どうやら、恐怖というものが、記憶を蘇らせる鍵だったらしいのよ。
それで、一番の最近の恐怖は東条という男だということで、
でも、直接本人に襲わせるなんて出来ないから」
美樹はちらっと僚を睨んだ。
僚は顔を背けた。
「それで、香さんに冴羽さんを東条だと思わせることにしたの。
念のために、冴羽さんにも東条という人物だと思わせる術をかけたわ。
だって、手加減したらせっかくの計画が無駄になってしまうものね」
香はぼーっとした視線で僚を見た。
そして、ポツリと言った。
223 :
45。3:03/06/13 01:07 ID:DZciAjLh
「…でも、あたしが全部を思い出したのは、襲われた時じゃあないわ」
僚と美樹は驚いた顔で香を見た。
「半分くらいは東条だと思っていた僚に…されて…
僚に会わす顔がないって思った時。
そして自分の身体を取引に使おうと思って、
もう、こんな自分は、僚とは……
そう考えた時に、急に今までの事が小さな事まで思い出されて、
本当に哀しくって、怖かった……」
僚は黙ったまま香の身体を抱きしめ、その頭を撫でた。
美樹は苦笑いをして小さく言った。
「そっか…香さんにとっては、冴羽さんを失うという事が、
一番の恐怖だったってわけね…」
ゆっくりと頷く香に、僚は胸がつまった。
香は僚の胸に顔を埋めたまま聞いた。
「あたし…一緒にいて、本当にいいの…かな…」
僚は黙ったまま香の頭を撫でていたが、
他に誰も聞き取れないくらい小さい声で囁いた。
「当たり前のことを聞くな。
こっちだって、お前がいなきゃ生きていけなくなっちまってんだから…
おれからお前を奪う者は、絶対に許さない。
…たとえ、それがお前自身だとしてもだ」
静かな中に、頷きながらすすり泣く香の嗚咽が響く。
美樹はそっと部屋を出て行った。
(さて3択です。1東条、気付く。2槇村、出てくる。3美久たち、帰ってくる。レスよろしく)
3でお願いしますー
ううっ
原作でもこんな台詞が僚の口から聞けたらどんなによかったか・・・。
ずっと待ってたのに・゚・(∩∩)・゚・。
>225
蛮地を読んでればそのうち出てくる
わけねぇ。
ワロタ(w>226
そういえばアニメではあったような・・・・。
蛮地にシテハンなんてあったっけ?(w
イイ事言うねぇ〜>229
225タンのひたむきさに萌えた
232 :
45。1:03/06/14 00:09 ID:1TDwEStj
224さんは3を選ばれました。
225さん。原作で満足したかった…(泣
原作でいいこといっぱいしてくれたら、こんな道にははまらず、
まっとうな同人活動が送れたのにと悔やみまつよ(泣
226さん。番地読んだでつよ今日の新しいの。
中学生の香の初恋でつよ(泣
自分がもらいっこだということを知ってすさんでるのを笑顔で誤魔化しているという設定のようで…
ふう…CHの香はいい子だったなあ…
そうそう、ついでに言うなら、
中学生なのに高校生の時と変わらんのは何故かと突っ込みたいでつね。
227さん。笑って憂さを晴らすでつ。恨みも晴らしたいでつ(泣
228さん。セイラあたりかな?「おまえを泣かす男が…」
ちなみにどっかに出回っていた準備稿なシナリオでは、「おまえに白いドレスを着せたかった」
だそうでつね(w
229さん。禿同(w
230さん。うんうん。
231さん。こういう人たちの純情を、奴は裏切ったのでつね(泣
「美樹さん!」
部屋に戻る途中で、美樹は声を掛けられ振り向いた。
「美久さん…」
「こっちはどうじゃ?」
となりにいる教授も美樹に聞いてきた。
美樹は笑顔を作り、「なんとかね」と答えた。
「よかった」
美久の顔は別れた時とは比べ物にならないくらい、
晴々としていた。
233 :
45。2:03/06/14 00:10 ID:1TDwEStj
「そっちも踏ん切りがついたようね」
後ろから、のっそりと海坊主が入ってくると、
美樹は思わず飛びついた。
驚いたのは海坊主だった。
「な…なにを……
…やめなさい!はしたない!!」
そう叫びながらも、海坊主はすでに全身真っ赤になっており、
頭から湯気を出しながら硬直していた。
「……」
美樹はそんなパートナーを有無を言わさせずに抱きしめ、
口唇を合わせた。
「…う…」
海坊主は、そのまま気を失ってしまった。
美樹が満足そうにふりかえると、美久と教授が呆気にとられて見つめていた。
美樹はふふふと笑い、言い訳をするしかなかった。
「ちょっと、あの二人にあてられてね」
美久は、それを聞くと嬉しそうに笑った。
「香さんに会ってきてもいいかしら?」
美樹は少し考え、首をかしげた。
(さて3択です。1東条、気付く。2僚たち、みんなの所に。3美樹、美久を止める。レスよろしく)
2でお願いします
45。さん。
>>原作でいいこといっぱいしてくれたら、こんな道にははまらず、
まっとうな同人活動が送れたのにと悔やみまつよ(泣
逆に、おかげさまで、阿呆状よりも才能のある方にめぐりあえて、しあわせでつ。
236 :
45。1:03/06/15 01:21 ID:FbobEy65
234さんは2を選ばれました。
235さん。…それはあっしの事でつかい?
文章力もない、一介の妄想チェイサーなのに、
そんな事言われたら……ジタバタジタバタ
…いやでつよう、自分は皆さんの妄想選択に従うだけの、
たんなる”夢見るシャンソン人形”でつよう…(w
って感じに壊れてオタオタしてしまうでつよ。
このオタオタは、オタクの事情ととっても結構でつ(開き直り藁
才能あるのは今時々ウプされる方々と、今ウプされてない多数の方々でつ。
早く戻ってきてくださらないもんでしょうかねえ。
「んん……どうかしらねえ…」
曖昧な美樹の返事に、美久は心配そうに聞いた。
「もしかして…その…あたしの正体を知って、香さん……
会いたくないとか…」
美樹は首を振って否定した。
「香さん。あなたの正体なんて気付いてもいないわ。
仮に知っていたとしても、嫌いになんてならないと思う。
…香さんね、あなたを守るために東条の恐怖を全身に受け止めて、
記憶を取り戻したのよ」
美久はホッとして、顔をクシャッとさせ目を潤ませた。
「そう、よかった…」
教授は食事の支度でもしてくると言って、その場を立ち去った。
美樹はそれを見届けてから、そっと美久に聞いた。
「それで、あなたはそのままの姿だけど、
元の姿には戻らないの?」
美久は頷いた。
237 :
45。2:03/06/15 01:22 ID:FbobEy65
「ええ。学校には金子の姿がなかったの。
本当は金子に一度会ってから、これからを決めようと思ったのだけど」
美樹は意外そうに首をかしげた。
「その割には、さっぱりしてるわね」
「ええ。もう、自分で答えを見つけたわ」
その答を聞こうとした時、
カタリと背後から音がした。
美樹はさりげなく身構えた。
まだ油断がならない。
三人を閉じ込めておいたはずの部屋を覗いた時、
東条の姿はなかった。
残っていたのは陵辱されまくった東条弟と薫の裸体があるだけだった。
美樹は顔を背けつつも再び捕らえるために東条を探した。
そして記憶を取り戻した香と僚に会ったのだが、
倒されていたとはいえ、
東条をそのまんま置き去りにしてしまったことを思い出したのだった。
気付かないふりでゆっくりと確認をとろうとした美樹だったが、
美久がそれに気付いて声を出した。
「あ!冴羽さん!」
美樹は息を抜いて振り返る。
すると、そこにはシーツでくるんだ香を抱いている僚の姿があった。
香は熱でもあるように息があがったまま、
ぐったりと眠っているようだった。
それでも美久の声で目を開いた。
「美久ちゃん…よかった」
かすれる声を搾り出し、香は微笑んだ。
美久は香に向かって走った。
美樹も二人に近づいていった。
238 :
45。3:03/06/15 01:22 ID:FbobEy65
美久は香を見て、なんて呼んだらいいのか迷った。
自分は香が”香ちゃん”だと知っている。
だが、それを香に告げていいものかと。
その迷いを見て、香は微笑んだ。
「美久ちゃん…あたし…香。…よ。
大きくなって分からないかもしれないけれど…」
美久は首を振って香に話しかけた。
「香ちゃん、変わらないもの。
大きくなっても、かわいいままよ」
香は赤い顔をさらに赤らめボウッとしてしまった。
今の状態ではなにを言っても聞こえないだろう。
そう思った美樹は、ちょっと気になっていたことがあったので、
頬を染めつつ僚に耳打ちした。
「…その…どうしたの?」
僚ははじめ意味が分からなかったが、
美樹が股間を見つめているので、ああと思った。
「いや…その…
香がいいって言うから…」
しどろもどろに言う僚に、美樹は呆れた。
「あの状態で、また?」
僚は苦笑いをして誤魔化そうとしていたが、
聞こえていた香に胸をつねられ呻いた。
「って!ばか、落としてしまうぞ!」
(さて3択です。1僚、帰る。2冴子、戻る。3金子、来る。レスよろしく)
2でお願いします。
ひぇ〜全部で何回戦したんだろうね・・・・。
241 :
45。1:03/06/15 14:25 ID:FbobEy65
239さんは2を選ばれました。
240さん。数えてあげてくだされ(w
僚に言われ、香は手を戻したが、
真っ赤な顔で泣きそうに怒りながら脅した。
「変なこと言ったら怒るからね」
と、呟いて目を閉じた。
間もなく穏やかな呼吸になった香を見て、
みんなは口をつぐんだ。
大人しく寝かせてあげたいと思ったのだ。
充分怒ってるじゃないかと言いたいのを抑え、
香が僚と知っている状態で挑んだあの、
?乱れた様子を思い出して股間の盛り上がりを押さえ、
僚は笑みを浮かべて香の身体を抱きしめる。
静かに足音すら忍ばせて移動を始めた三人だったが、
その耳に、いきなりけたたましいクラクションの音が飛び込んできた。
みんなが一斉に音のする方よりも香を見た。
香は眉をしかめて軽く呻いた。
「まったく、誰かしら」
美樹が腹をたてて呟くと、
それまで存在を忘れられていた海坊主が答えた。
「あの音は、冴子のだな」
「言われなくっても分かってるって、タコ」
僚が対抗するように呟く。
間もなく、徹夜明けのぐったりとした顔の冴子が現れた。
「どう?」
それだけ聞いてきたが、それの意味は分かった。
242 :
45。2:03/06/15 14:26 ID:FbobEy65
「香なら、おかげさまで…。
それより、なんだってんだ?あの音は」
迷惑そうに言う僚に、
冴子は叫びたい気持ちを抑えながら詰め寄った。
「僚。あなた、だいぶ薬を持ち出していたようね。
数人の処理が遅れているわ」
僚は思い出して「そういえば…」とこぼした。
「僚。あなた、鍵を持っていたそうね。トンネル通路の。
あれがすぐに使用出来なかったから、いらない手間がかかったわ」
僚は、香を刺激しないようにポケットに手を入れた。
固い感触に、うんうんと頷く。
「僚。あなた、…槇村のお墓がえらいことになっているのを知っているのよね。
管理の人が来てたと証言してくれたわ」
僚は空を見て頷いた。
それからうっかり言ってしまった。
「おまえ、なんでこんな忙しいときに、そんなところに…」
いらん一言で冴子は爆発した。
「僚!!」
そして僚の中で香が目を覚ました。
全員が冴子に向かって人差し指を口にあてて「しーっ」っと言った。
(さて3択です。1香、冴子と話す。2冴子、怒る。3金子、来る。レスよろしく)
1……かな。
どれを選んでもゆっくり寝ていられそうもない香、気の毒に……
>244
なんだろーと思ったら、……!!!
>>208のシーンですね!?
ええもの拝ませていただきますた。これ切りなんて言わないで……(涙
か、かわいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
これって
どこかのエロアニメから持って来たヤシじゃないの?
248 :
45。1:03/06/17 06:52 ID:SxS+89/6
239さんは1を選ばれました。
香かわいそうに…いったい誰のせいだ?(w
244さん。結構なモノを、ありがとうございまつ!!
これ切りなんて言わないで、お願いしまつ!!
245さん。208っすか…あんなことも書いてしまったのでつね自分(ウロタエ
喉元すぎればというけど、すっかり忘却してまつた…大丈夫か自分(泣
246さん。分身しながらのハァハァもかわいいでつ。
247さん。そうなの?でも本人が描いたって書いてるよ?
そんな皆の好意にも関わらず、
小さな呻き声とともに香は目を覚ました。
「ん……」
もごもごと動く香に、僚は眉をしかめた。
「香…」
冴子は、”疲れて眠っている香を起こしてしまったな”
という皆の非難の視線に、あらと思い怒りを止めた。
「ごめんなさい…香さん」
まだ眠たげにまぶたを開いた香は、
冴子に向かって微笑むと、首を振って否定した。
「ううん…大丈夫…」
香の状態は、誰がどう見ても大丈夫とは思えなかった、
冴子は本当に済まないと思った。
「冴子さん…ありがとう」
香に突然言われ、冴子はうろたえた。
「え?」
香を見ると、香は口を引いて泣き出しそうなのを堪えていた。
249 :
45。2:03/06/17 06:53 ID:SxS+89/6
「ずっと、アニキのこと…気にかけていていくれて、
ありがとう」
唐突に改めて言われ、心の準備をしていなかった冴子は、
真っ赤になって言葉に詰まった。
「いえ、その…
たまたまよ。たまたま。
ここに来る途中で、急に最近思い出す事が多くなったなって思って、
それでちょっと脇にそれたらお墓があるなって思って…」
そう言ってから、冴子は考えた。
「そうなのよ…
なんだかここの所、槇村が目の前にちらついているのよねぇ」
かすかな言葉だったが、
それを耳に入れた僚は口元が引きつりそうだった。
(さて3択です。1香、冴子の話を聞く。2槇村、入れ替わる。3金子、来る。レスよろしく)
もちついてここは1でw
こんな時間に。。。。
もちっと早く来れば・・・。
252 :
45。1:03/06/17 20:15 ID:SxS+89/6
250さんは1を選ばれました。
251さん。すみませぬ。
忙しかったのと激しい眠気で、うっかり朝まで寝てしまいもうした(泣
そしてゆっくりと香の顔を覗き込んだ。
香は穏やかな顔で嬉しそうに笑っていた。
それが自分に向けてではなく、
冴子に向けてだという事が、僚には面白くなかった。
「冴子さん、あのね。
あたしも、なんだかアニキの事をいろいろ思い出していたの。
今の仕事を続けていくのに、
あたしが足手まといになるっていう不安はいつも付きまとうわ。
このところ、それがすごく感じられたせいかしら…
アニキならこんな時どうするだろうとか、
アニキなら本当に僚の役に立てるのにとか…」
僚は香がそんなことを考えていたのかと、
少し驚いた。
冴子は頷いた。
「そうね。槇村って、一見ぼんやりしているようにも見られるけど、
事件に関わっている時の洞察力や、対処反応の早さには、
いつも目を見張るものがあったわね…」
頬を染め静かに言う冴子に、香は尋ねた。
「冴子さん…もしかして、アニキのそのギャップが面白かったの?」
すると、面白くない僚がでしゃばる。
「おれだって、けっこうギャップはあるって言われるぜ!」
「あんたはいいの!」
冴子と香は同時に僚を睨んだ。
そしてお互い顔を見合わせて笑った。
253 :
45。2:03/06/17 20:16 ID:SxS+89/6
「まあねえ、僚のことだって嫌いだったわけじゃあないわ」
冴子の言葉に香の顔が引きつった。
冴子は香の頬を手で撫でて笑った。
「安心して。あなたから取る気なんてさらっさらないから」
そして冴子は僚を見つめた。
「僚とわたしは、似ているのよ。
もし、愛しあったとしても長続きはしないわ」
冴子はにっこりと同意を求めるように僚に笑いかけた。
僚もつられて笑った。
「確かに」
冴子は香をじっと見つめた。
「…血が繋がってなくっても、兄弟って似るものね。
香さん…あなたの、
不器用ながらも、
なんにでも真面目で一生懸命なところって彼そっくりよ」
「冴子さん…」
香はなんだか褒められているのかけなされているのか分からない発言に、
なんと答えてよいやら分からなかった。
「そして、その一生懸命さで側にいられると、
なんだかイライラして……
でも、居ないと……ちょっと寂しくって……」
冴子はフッと顔を背け、ドアに向かった。
「冴子さ…」
香はそむけられた冴子の頬から光るものが落ちたのを見た。
そんな香の口を僚の手がふさいだ。
冴子は後ろ向きのまま、挨拶をした。
「いいわ、僚。
今回のいろいろな手落ちは、
今は見逃してあげる。
香さんをちゃんと家まで連れて行きなさいよ。
その後で、きちんと処理はしてね」
254 :
45。3:03/06/17 20:16 ID:SxS+89/6
僚は口元を緩めて無言で笑った。
それから、一呼吸すると大きな声をかけた。
「わかった。
それでおれの今回の報酬はモッコリ一発っ…ぎゃあ!」
僚は思わず悲鳴をあげた。
香が僚の手を噛んだのだった。
僚は香を落とさないように、しゃがみ込んで耐えた。
「う〜っ……」
香は僚があまり痛がっていたので、少し悪いとは思ったが、
それでも怒りもおさまらない。
「あ、僚が…あんなこと言うから……」
僚は手を押さえながら香を見た。
「ばか!たんなる挨拶だってば!
……だって、おれは…おまえとので手一杯だもん」
「…ば!」
香は真っ赤になって絶句してしまった。
冴子は「まったく、やってらんないわ」と呟いてドアから出て行った。
冴子が出て行くと、美樹が僚に囁いた。
「いいの?本当のこと言わなくって……」
僚は意外そうな顔で美樹を見た。
美樹は香に気付かれないように言葉を濁した。
「わたし、本人から聞いてしまったから」
僚は香の顔を見た。
それから美樹に向き直り「本当に?」
と聞いた。
(さて3択です。1香、聞きたがる。2槇村、出てくる。3金子、来る。レスよろしく)
1
兄貴は最近暇でつね・・・。
>すると、面白くない僚がでしゃばる。
>「おれだって、けっこうギャップはあるって言われるぜ!」
僚、馬鹿だ・・・(笑
45。さんいつもアリガd
エロアニメよりもエロゲーの画像っぽく見える。
あきらかに髪の毛がおかしい気が(・∀・)bするんだぞ?
>258
エロゲでは実によくある構図だからねぇ。
今ぱっと思い出しただけで、よく似た構図の1枚絵が4枚あった(w
まぁカオリンと思えば萌えられるからいいじゃん。
260 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 19:43 ID:k6/U61Dj
age
261 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 19:44 ID:SWGQnKTH
262 :
マン毛:03/06/18 19:44 ID:VQesoZm3
263 :
45。1:03/06/19 01:10 ID:ZmlQf8sI
255さんは1を選ばれました。
256さん。自宅待機ってかんじでつかね(w
257さん。僚、いらん競争心出してまつ(笑
258さん。確かに髪は気になっていたけど……
でも妄想出来てかわいいからいいかと…
259さん。好きな方なのでつね(w
260さん。naze
以降の張り込みは、なにが見えるのか興味あるけど怖いでつね。
美樹はゆっくりと頷いた。
僚は「う〜ん」と唸って天井を見た。
海坊主が眉をしかめ割り込んでくる。
「なんの話だ?」
「海ちゃんには関係ないの!」
僚がふざけて言うが、今度は香が尋ねた。
「なに?」
美樹と僚は目を見合わせた。
香は、その視線が同時に自分を見たので、
うろたえた。
「あの…冴子さんに、なにか秘密とか…」
僚は心の中で、”おまえは知らない方がいい”と思ったが、
実際槇村はどんなつもりなのかも知りたかった。
こんな時は、男よりも女の方が機転が利く。
美樹はフッと笑って香に聞いた。
「香さん。あなた仕事について、
不安を持っているって言ったわよね」
「え…ええ…」
「お兄さんのようになれたらと、
何度も思ったようね」
264 :
45。2:03/06/19 01:11 ID:ZmlQf8sI
「ま…、まあ…
それと、その…あたしが男だったら、
僚と親友になって、いろんな事も相談にのれるのにって…」
僚は頭をかかえた。
「冗談じゃない。
なんでおまえが男にならないといけないっていう話になるんだ?」
香はうつむいた。
「だって…あたし、僚に頼って欲しいのに、
なんでも話して欲しいのに、
今のままじゃ、ぜんぜんそんな対象になれないもの。
せめて男同士ならって…」
海坊主は咳払いをした。
「おれが、一応いるのだが……」
言いながら、照れて赤くなる。
僚はそれを見ながら、口元をほころばせた。
「そういうわけだ。
おれは充分おまえに頼っているし、
その優しさにつけこんで甘えているつもりだが」
香は首を傾げる。
僚はそれが可愛く、口唇を奪った。
「うっ……はっん…」
首を逸らそうとする香を捕らえ、
啄ばむように奪ってゆく。
いつしか香も諦め、静かに僚を受け止めた。
美樹と海坊主はその居心地の悪さに、
そっと出て行った。
(さて3択です。1香、聞きたがる。2海坊主、聞きたがる。3金子、来る。レスよろしく)
リアルタイムで45。さんハケーン!!
てなわけで1をお願いします。
266 :
45。1:03/06/19 22:46 ID:ZmlQf8sI
265さんは1を選ばれました。
どうやらウプ中を魚血されていたようでつ(w
「う…ん……」
香は息を荒げながらも僚に頼んだ。
「お…ねがい…
もう、今は……」
僚も香が言わんとしていることはすぐに分かったので。
はぐらかさずに応えた。
「分かってるって。
身体までは求めないから…」
香はホッと気を緩めた。
僚は香の首すじに口唇を這わせると、
香は堪らずに小さく喘いだ。
「は…ぁ…」
僚も安心していた。
香は、もうさっきの事を聞くことはないだろうと。
香の手が上に伸びた。
そして、僚の顎を捉えて顔を上げさせた。
「かお……」
香は驚く僚の口唇を奪った。
おどおどと合わせられた口唇。
僚は”おい”と思った。股間がピクンと反応する。
そんなことには気がまわらない香は、
舌を僚の口に差し込んだ。
そして、その中をぎこちなく弄んでゆく。
僚は眉をしかめつつ、その行為に甘んじた。
267 :
45。2:03/06/19 22:46 ID:ZmlQf8sI
「ふ…む……」鼻から声が漏れる。
それが僚をくすぐった。
すぐにも反撃したいのだが、じっと我慢してみた。
香は息を吸うために、一度僚から離れると、
大きく深呼吸をして僚に尋ねた。
「さっきの話…あたしにも聞かせたくないことなの?
聞かれては困るような……」
僚はドキッとしたが、「いいや」と言ってまだ息を調整している香を襲った。
「うっ!」
香は、息が止まるような僚の口づけにもがいた。
(さて3択です。1香、聞きたがる。2僚、気絶させる。3金子、来る。レスよろしく)
1
269 :
45。1:03/06/21 02:42 ID:43Gkl0ug
268さんは1を選ばれました。
もがくが、力が入らない。
どんどんと僚に取り込まれ、
身体中の感覚が乱れてゆく。
もう、疲れてなにもしたくないのに、
身体が熱くなり、欲しくなる。
香は大きく首を振り、賢明にそれを頭から押し出すと、
欲情の余韻で潤んだ瞳で僚を見つめた。
「お願い…教えて……」
僚は香を見つめた。
思わず生唾を飲む。
しかし長年演じてきた”平静を装う”という技を出し切り抜けた。
「たいしたことじゃあないんだが…
そんなに知りたいのか?」
香は頷き上目使いに僚を見つめる。
僚は全身に命令を下して、
冷静という名の鎧を装着した。
そして、何気なさを装い尋ねた。
「…もしかして、今のキスは色仕掛けだったのか?」
あからさまに言われ、香は真っ赤になった。
僚は”勝った”と思った。
「…おれに向かってそれは100年早いぞ」
今にも襲いたい衝動を堪え、余裕たっぷりに僚が言う。
だが、限界ギリギリのラインだったので、声がふるえる。
270 :
45。2:03/06/21 02:43 ID:43Gkl0ug
若葉マークの香は、まったくそれには気付かなかった。
香は言葉もなく、顔をそむけるだけだった。
僚はぺロッと舌なめずりをし、
ちょっとだけと思った。
「こうやるんだよ」
いやがる香の顎を捉えると、再び口づける。
僚の口唇が合わさった途端、
抵抗しようろする香だったが、
逃げることも叶わず落ちていった。
熱くとろける感触。深く求められ、あっさりと引かれ、追い。
そんな繰り返しが香の神経を麻痺させてゆく。
コレがもらえるのなら、何をしてもいいと思えた。
陶酔の中、香はすっかりぐったりとなり、
口唇を離しても、半ば開いたままの口唇は、
閉じることがなかった。
何度も糸をひいた後が、その周りに残っていた。
僚は、それを拭いながら、やさしく話し出した。
「話してもいい。
だが、これは男同士の約束のもとに、
おまえには内緒にしておいたんだ」
うつろな目をした香は、
物も言えずに首を縦に振った。
「その男と会わないと、
お前に言っていいかどうかの許可がおりない。
許可が下りるかどうかも分からない」
香は頷くだけだった。
271 :
45。3:03/06/21 02:44 ID:43Gkl0ug
息が荒く、身体が火照る。
それでも、もう身体を動かす力もない。
ここで僚に求められたらどうしていいかも分からない。
僚は、それを知ってか知らずか、
抱いたまま歩き出した。
部屋を出て玄関に向かうと、教授が待っていた。
「食事の支度が出来ておるが」
僚は苦笑いをした。
「さすがに、食べるより休ませたいので、
いったん帰ります」
教授はなにも言わずに頷いた。
香もぼんやりと教授に挨拶をして、
二人はそのまま出て行った。
(さて3択です。1羽鳥、そこに来る。2金子、そこに来る。3僚、家にたどり着く。レスよろしく)
3
3でお願いします。
私も3がいいです〜。
>若葉マークの香
この表現、妙にツボにはまりましたでつよ。
いいなぁ、まだ若葉マークついてる人は。
かわいらしいです(´・ω・`) ショボーン
275 :
45。1:03/06/21 22:23 ID:43Gkl0ug
272さんは3を選ばれました。
273さんも、一分後に3を。274さんも、その三分後に3。
3大人気(藁
274さん。ツボでつか?よかたというか、なんというか…
いいなぁって、もしかして熟練さんでつか?
ショボンとされてもぉ…極めるか、初心に戻るしかないかと(泣
香はとりあえず僚が教官(手とり足とり腰とり)のようでつので、
誰かそんな話を書いてくださると嬉しいかと(w
あ!でも絶対仮免すら発行してくれなさそう。
路上でも、手ほどきはするかもしれないけど、
単独で勝手にイカレテモ困るし、誰かを乗せると困るから、
ケキョークいつも助手席…意味ねぇ(藁
「教官!いつになったら、あたし免許取れるのでつか?」
「おれとの勝負に勝てたなら!」
「分かりまつたぁ!!」
…………………………
「…あ!ああ!…イク!!」
「……はい、おれを追い越しでのスピード違反。
駄目だな、違反切符だ!…膣に出すからな」
「はぁ…はぁ…もう、駄目……
違反っていいながら、いつも…」
「なにを言っているんだ?免許が欲しいんだろう?」
「本当に免許取ったら…好きなときに休めるの?」
「……ま、そうだな」
「一日なんにもされなくて、ちゃんとぐっすり眠れるの?」
「…取れたらな。
まあ、とにかく、まだ仮免も取れないんだ。
276 :
45。2:03/06/21 22:23 ID:43Gkl0ug
おとなしくおれに乗られてろ」
ってなかんじ(w
なんか香、騙されてるかんじがする(藁
朝の道を、渋滞に巻き込まれることもなく僚は進んだ。
香はぐったり助手席に倒れている。
信号の度に、起こさない程度、
その身体の触れてみる。
小さく眉を寄せ反応するのを見るのが楽しい。
アパートに到着すると、
僚は香を抱きかかえ、自室まで戻った。
「重いな」と呟く。
そして、小さかった香と比較していることに気付いて、
ひとり笑った。
部屋のドアを開けると、自然口が開き、小さくつぶやいた。
「ただいま」
香を見ると、少し笑っているように見えた。
そのまま自分のベッドに香をおろし寝かせると、
僚は風呂の湯を入れに行った。
(さて3択です。1羽鳥、そこに来る。2金子、そこに来る。3僚、電話で呼び出される。レスよろしく)
すみません。暑さのせいか違う方で乗ってしまいまつた(泣
もうしませんから、誰かなんかウプしてくだされ(泣
3
278 :
274:03/06/22 23:16 ID:vmhmjo7O
45。さん、楽しいお話ありがとうございます*..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:. .。.:*・
私は僚タンが相手ならずっと仮免のままでいいです・・・
279 :
45。1:03/06/23 06:32 ID:U1eHHzCC
277さんは3を選ばれました。
278さんな274さん。
あんなお話しで楽しんでいただけるとは…ありがたい限り。
僚いるのでつか?
香は僚専用ということでつが。
僚は香専用でなくてもということかな?(藁
僚どんどん香を磨き上げてカスタマイズして慣らしこんでいって…
あら?いつのまにか香ったら、運転手から車になってしまってる(w
湯を出し、香の様子を見に行くと、
動かすのが可哀そうなほどに熟睡いていた。
「疲れているよな……」
そっと香の頭に手を置きかけ、やめた。
触れた髪だけを手のひらに感じながら、
少しふわふわと押してみる。
「……」
少しだけ眉が動く。
僚はそれを数度繰り返し、
そして手を引いた。
夢でも見ているのか香のまぶたが動き、
口唇が小さく呟く。
「……」
僚はそっとその口唇に人差し指を当てた。
「はいはい、ここにいるって…」
香の顔が和むと、僚もつられて柔らかくなる。
280 :
45。2:03/06/23 06:33 ID:U1eHHzCC
その時、けたたましい電話の音が鳴り響いた。
僚は忌々しく思いながら、香が目を覚ます前にと、
その場を離れ受話器を取った。
「いるのか?」
僚がなにも言わないうちに、
電話の向こうで男の声が言った。
僚は、まだ相手がなにも知らないであろうことを知っていた。
「なにか?」
相手は怒りの捌け口をやっと見つけた喜びに、
一気にまくしたてた。
「仕事をおっぽりだして、
いったい何をしているんだ?」
僚はしばし沈黙してから、ゆっくりと答えた。
「 」
(さて3択です。1羽鳥、そこに来る。2金子、そこに来る。3僚、電話で呼び出される。レスよろしく)
281 :
45。:03/06/23 06:35 ID:U1eHHzCC
すみません。途中のをうっかりウプしてしまった。
ちと待ってくださいね・
あぼーん
その時、けたたましい電話の音が鳴り響いた。
僚は忌々しく思いながら、香が目を覚ます前にと、
その場を離れ受話器を取った。
「いるのか?」
僚がなにも言わないうちに、
電話の向こうで男の声が言った。
僚は、まだ相手がなにも知らないであろうことを知っていた。
「なにか?」
相手は怒りの捌け口をやっと見つけた喜びに、
一気にまくしたてた。
「仕事をおっぽりだして、
いったい何をしているんだ?」
僚はしばし沈黙してから、ゆっくりと答えた。
「仕事は終わっているのですが、
いったいどうしたって言うのですか?」
「終わってるぅ?
なにがどう終わっているていうんだ?
娘はどこにも居ないし、
なにやら警察が私を捜しているし…
おまけに香ちゃんも居ない」
僚は少し面白くなってきて聞いた。
「娘さんなら警察が保護している。
…で?新しい依頼ですか?
警察から救って欲しいって…
金子さん」
相手は怒りを抑えた声を必死で出した。
「…とにかく。
…こっちに来い…
場所は、学校の外の、森の入り口近辺だ。
…車は回収されてしまって足すらない」
(さて3択です。1金子、新しく依頼。2金子、同じ件と主張。3金子、忍び込み。レスよろしく)
284 :
45。:03/06/23 06:49 ID:U1eHHzCC
ああ、あせった〜
うっかりsageもsで押してしまったし、
途中で寝てしまっておきてから出来ると思って
ウプしてから、実は残り少し書いてないって気付いたり…
とにかく初めの「2」はなかったことにしてくだされ。
…ね、秘密司書さん。お願いしまつ。
2。
次回、僚はますます面白がる。
286 :
45。1:03/06/24 05:51 ID:cou8tcuJ
285さんは2を選ばれました。
おまけに予告まで(藁
朝早くからご苦労さまでつ(泣
僚は少し考えた。
その間にも金子はブツブツと小言を言っている。
仕舞いには、報酬を払わないようなことまで言い出した。
僚はため息をつきながら頷いた。
「分かりましたって…
とりあえずオタクを迎えに行けばいいわけだ」
金子はまだ憤慨していたが、
とにかく今の状況から抜け出したかった。
「分かった!とにかく話は後だ。
すぐ、こっちに来てくれ」
「…あ〜風呂に入ってからでいいかな?」
金子は言葉にならない悪口雑言を吐いて電話を切った。
僚はしばらく受話器を握っていたが、
ため息をついて、それを置いた。
「まったく…
警察もさっさと逮捕してくれればいいのにな」
それでも今まで振り回された報酬は、
たんまりと払ってもらわないと割りに合わない。
僚は風呂の湯を止め、部屋に戻った。
嫌な気分も香を見ただけで飛んでしまう。
まだ眠っている香の口唇にそっと触れ、
囁いた。
「すぐ帰る。待っていてくれよ」
287 :
45。2:03/06/24 05:52 ID:cou8tcuJ
部屋を後にしようと、ドアに手をかけた時、
僚はふと手を止めた。
そして、そのままはっきりと告げた。
「留守の間、頼む」
バタンと閉じられたドアの中で、
香は目を閉じたまま、ため息をついた。
「まったく…昔っから人使いの荒い奴だ…」
僚が金子を見つけるのに時間はかからなかった。
森に着いた時点で、のこのこと木の陰から出てきたのである。
「…まったく!遅いじゃないか!!」
憤る金子に向かい、僚は一人愚痴た。
「こっちは、これからサッパリしようと思っていたのに…」
僚はちらっと金子を見る。
夜中中逃げ回っていたようで、ただでさえ油っぽい男が、
こってりとテカッている。
「サッパリしたいのにコッテリ…」
そのコッテリな手が僚にしがみ付いてきた。
「早くおれを連れて出ろ!」
僚は力なく笑い、頷いた。
助手席に乗せる気分ではなかった。
隣同士でネチネチ言われたくもない。
僚は迷うことなく後ろに乗せ、その場を離れた。
森を後にすると、今まで張り詰めていた金子も一息ついたのか、
静寂を破った。
「まったく!とんでもない目にあった!!」
金子は憤懣やるかたないとばかりに、僚にぶつけてくる。
288 :
45。3:03/06/24 05:53 ID:cou8tcuJ
「とにかく、絶対こっちは被害者なんだ」
僚は呆れてものも言えなかった。
「なんで今回に限って、こんなことになってしまったんだ?」
只でさえ煩いのに、
シートの後ろから蹴られ、僚は腹がたってきた。
「そもそも、なんでお前は家に居たんだ?
こちらの仕事放っておいて!」
僚は怒りを堪えながら、温和に答えた。
「始めっから、依頼は娘さんのことだった
娘さんと会いたいというのが望みだったんだろう?」
金子は唸った。
だが、少しすると急に明るい顔になり反論した。
「いいや、あれは助けてもらってない。
わたしが自力で会ったのだからな。
つまり、君はなにもしていないって事じゃないか」
(さて3択です。1山野、僚の前に。2山野、香の前に。3金子、警察の前に。レスよろしく)
1
290 :
45。1:03/06/24 23:02 ID:cou8tcuJ
289さんは1を選ばれました。
ピンチを脱出し、金の話も自分の方に向かったと確信し、
人心地ついた金子は冷静さを取り戻した。
少々陽気になったのである。
陽気になった金子は、ますます煩わしかった。
僚は無言で運転をしていると、
今まで煩わしいだけだった金子が急に叫んだ。
「おい!」
あまりの大声に、無視することも出来ない。
僚は無人の道だったので、止める事にした。
わざと急ブレーキをかけたので、金子は見事にひっくり返った。
「なにか?」
白々しく聞く僚だったが、
金子は身体の痛いのも忘れて、後ろから僚の髪を引っ張った。
僚もさすがに腹に据え、その手首を掴んで絞めた。
「いたたたたたたたたたた…」
すぐに指を離し、髪は開放されたが、
金子の勢いはそれでは止まらなかった。
呻きながらも僚を罵倒する。
僚も仕方なしに、その手首に与える力を緩め、
主張を聞くことにした。
「急になんだっていうんだ?」
金子は大きく深呼吸をしてから叫んだ。
「ど、どうして…香ちゃんの匂いが充満しているんだ?」
「…あ…」
金子は怒りに燃えていた。
291 :
45。2:03/06/24 23:02 ID:cou8tcuJ
「『…あ…』じゃ、ないだろう?
説明しろ!!」
僚は香をおろした後なにもしていない車に、
女の匂いに関して鼻の利く金子を乗せたということを、
少々後悔した。
「それは…」
「それは?」
金子は聞きながら、助手席を覗き込んだ。
香からこぼれた物でシミが出来ている。
「これは…」
「これは、なんだ?」
金子がそれを指でなぞり、
クンクンと嗅いだ。
眉をしかめ、苦虫を噛み潰した顔になった。
僚を振り返りジロリと睨む。
「やったのか?」
さすがに僚も開き直った。
「もともとおれのモノなんだ。
オタク、関係ないだろう?」
金子は言葉に出来ないくらい憤慨し、僚につかみかかった。
「彼女は、この件が終わったら、
わたしが貰い受けるという話になっていたんだ!!」
僚もプチプチと切れかけてきた。
「誰と、どんな約束をしたって?」
「誰と…」
金子は、改めて思い出し、脳内での妄想だということに気付いた。
それでも負ける気はしなかった。
292 :
45。3:03/06/24 23:03 ID:cou8tcuJ
「うるさい!!
おまえがどんなに彼女をおとしめたって、
わたしの愛情で包んでやるんだ!」
僚は”そりゃ、こっちのセリフだ”と思いながらも、
金子の思い込みの素晴らしさに言葉を失った。
論争する気も失せ、とりあえず香に会いたいと思った僚は、
アクセルを踏もうとした。
だが、その足に力は入れなかった。
運転席の窓に、なにかが張り付いたのだった。
それは、ドンドンとガラスを叩いてくる。
僚は無視しようとしたが、金子がそれを見て叫んだ。
「ど、どうしたんですか。
山野先生じゃないですか!」
(さて3択です。1山野、芝居をする。2山野、脅迫しようとする。3山野、無視される。レスよろしく)
3でもいいですか?
294 :
淫乱香:03/06/26 04:29 ID:UXn7e2kV
今夜はリョウが居ない
毎晩リョウと激しくセックスをしている香はからだの疼きに耐えかねて
深夜一人街をさまよっていた
ほどなくすると香の予想どうり
あまり柄が良くない男たちが好色な顔を浮かべ香に近づき
有無を言わさず暗がりに引きづり困れた。
香は怯えた顔を見せたが内心これから起こることに期待で胸がはじけそうだった。
すでに乳首は硬くとがり、男を欲しがる陰部からは蜜が溢れでていた。
男たちは服を毟り裸にすると自分達もズボンを脱ぎだした
露になった男たちのそこはリョウのものに比べるとかなり小さく短かったが
3本もあればリョウの巧みなセックスに慣れきっている香にも
十分な快感を与えてくれそうだった。
295 :
淫乱香:03/06/26 04:38 ID:UXn7e2kV
「おら 痛い目にあいたくなきゃ 大人しくしてろよ」
男たちは脅しながら香を四つんばいの格好にさせ
一人は香の口に自分の物をねじ込め
一人は背後から乳房をもみしごき
最後の一人は香の腰を掴み舌で香の下半身を舐りはじめた。
「おい、この女。濡らしてるぞ」
男が指で香の陰部を広げるとネットリとした愛液が零れおちるのが
他の二人の男にも見て取れた。
「・・・さては、おまえ男が欲しくて、うろうろしてたな?」
「ほらどうされたい 言ってみな」
そう促すと香の口に突っ込んでいた肉棒を引き抜く。
すでに官能に火がついた香はたまらなくなって
男たちの肉棒が欲しいと懇願した
296 :
淫乱香:03/06/26 04:47 ID:UXn7e2kV
「お願い淫乱な香にいっぱい、ち●ぽぶち込んでください」
あまりにもあけすけな懇願に男たちは驚いたが
こんな上玉を抱けるのはまたとない機会だと各々の肉棒を最大限まで
膨らませ香の体に襲いかかった
香は口元に押し付けられた肉棒に躊躇せず舌を絡め、
カリを嘗め回しあふれでる先走りの汁を吸い取り、
肉棒を深く加え口をすぼめてしごきだす
時折加えた肉棒を外してたまらないといった感じで唾液と嗚咽をもらす
297 :
淫乱香:03/06/26 05:01 ID:UXn7e2kV
「すごい 熱くて硬いの〜」
ジュルジュルと美味しそうによだれをたらしながら肉棒を頬張る姿は
日ごろの純真さとかけ離れ淫乱な女そのものだ。
香は振り向き、後ろに立っている男に
「お願い 早くぶち込んで」
と腰を振ると男が勢いよく打ち込んで来た
「あはっすごっ」
その声に気を良くした男は激しくピストン運動を始めると
肉がぶつかる音と絡みある肉棒と愛液の音とがみだらに共演を始める
「あぁぁぁ・・・入ってる・・・奥まで入ってる・・・」
すると一人香の体をまさぐっていた男が不満の声を出す
「おい、俺のはどうしてくれるんだ」
隆起した肉棒を差ししめすと香はそれを右手に掴み
手でこすってあげる始めた。
298 :
淫乱香:03/06/26 05:09 ID:UXn7e2kV
「すごい・・・」
「あぁぁぁ・・・いい・・・もっと・・・ぐちゃぐちゃにかき混ぜて」
香は体中から汗を流しながら
香は三本もの肉棒に体全体で体全体で奉仕を続けた。
中に入っていた男の動きがラストスパートをかけてせわしなく動きはじめた
香は口にある肉棒を吐き出した。
「だめっ 中に出さないで〜」
「うそつけ 中にたっぷりザーメン出してほしいだろう?
じゃなきゃ これ以上はおわづけだ」
と男が嘯くと香は必死になって懇願した
299 :
淫乱香:03/06/26 05:26 ID:UXn7e2kV
「いやっ やめないで・・・お願い中っ なかにぶちまけて
いっぱい いっぱい出して〜」
「ほらな・・・」
男はニヤリと笑うと再び深く激しく動きを続けた
「ひやっ〜いくぅいちゃう お願いっ香の中に一杯だして〜」
「おら出すぞ」
男が声をかけて射精をはじめると香はあられもなく矯声をあげた
「来る来るの 濃いのがいっぱい 香の子宮に熱いのがドクドク届いてるぅ」
体を震わせてイキいやると
香はほうって置いた2本の肉棒を口に導きき
「香ザーメン大好きなの・・・お口の中に一杯だして 」
右手に握っていた肉棒の持ち主を見上げ
「香にいっぱいぶちかけてね」
そう可愛くお願いするとまた一心腐乱に奉仕を始めた。
「はぅぅぅ・・・それ、それ、いいの!!!」
「あぁぁぁ・・・すごい、すごいの・・・いい・・・」
「あんあんあん。。。あっあっあっ・・・」
その矯声は明け方まで続き香の体の外も内も男たちの精液で真っ白に染められた
END
300 :
淫乱香:03/06/26 05:28 ID:UXn7e2kV
実用重視で書いたら萌え少なくて変態じみていてスミマセンでした
また直に書いて見直しもしてないのでいたるところに
誤字脱字が・・・
逃げます (汗
301 :
45。1:03/06/26 05:34 ID:CMcRTgFy
293さんは3を選ばれました。
もちろんいいでつとも(w
淫乱香さん。書きながらウプしてるでつね。
ウプしようと思っていたら、ぷつんと切れては数分後。
リロードしまくりで待ってましたって(藁
ご苦労様&ありがとうございまつ!!
エロだ〜。キチンとさんなエロだ〜
いいなあエロ書ける人って(泣
自分やっぱりエロシーンって苦手でつ…
実用こそが必要なのに。えらいでつ!!
「た、助かった…」
必死に警察の目から逃げてきた山野は、
知人に出会えて顔をほころばせた。
山野も警察の目を逃れてきたようだった。
僚は、冴子のやつ何をやっているのだかと思ったが、
そこであの鍵の話を出してきた意味を正しく理解するのだった。
みんなあの通路を使って隠れたり逃げたりしたのだと。
僚はポケットの中の小さな硬さを確認し、
苦笑いをした。
そんな思いでうんざりしている僚の後ろでは、
金子が、さも自分が主人で僚が運転手であるかのように振舞った。
「ささ、早くこちらに…」
ドアを開けようとするのを気配を感じ、僚はアクセルを踏んだ。
みるみる山野が遠ざかってゆく。
バックミラーに映る山野の呆然としてる顔が小さくなっていった。
金子は驚いて僚に詰め寄った。
302 :
45。2:03/06/26 05:35 ID:CMcRTgFy
「おい!戻るんだ!!」
「いいや、駄目だ」
「なぜだ!困っている人を見過ごすなんて!!」
「気付かなかったのか?」
「なにを?」
僚はニヤリとして言った。
「すぐ後ろに警官が来ていた」
金子は納得したようにうんうんと頷き大人しくなった。
もちろん僚の嘘だった。
山野も香を襲った。
僚は眉をしかめ、口唇を噛み締めた。
あそこでウロウロしていれば、やがて捕まるだろう。
今は山野に構っている時間はない。
そう吹っ切ってスピードを上げた。
槇村はどうしたものかと悩んでいた。
確かに僚から香を守るようにと言われていた。
だが、この状況は……
とりあえず様子を伺うしかないと思った。
なにしろ突然の出来事だったのだから…
僚が出て行ってから、3時間も経った頃だった。
忍んだ足音が聞こえてきて警戒しようと思っていたら、
いきなりドアの鍵を壊して男が入ってきた。
このドアに鍵が掛かっていることなんてなかったのだろう。
そのまま入ってこようとしてドアに拒まれた事を知った男は、
ぶつぶつと叫んだのだった。
303 :
45。3:03/06/26 05:36 ID:CMcRTgFy
本当に独り言だったようだったのだが、
大きな声で叫んでいたのだった。
「オオ!いったいどうしたってんだ?」
「どうして?」
「リョウ!まだ留守か?」
「いや、留守だってカギかけたことがないハズだ…」
「まてよ。なにか隠したいものが置いてあるってことかな?」
「大金?いや、金には縁がないヤツだし…」
「女?」
その声が聞こえてから急に静かになった。
それからコソリと聞こえる声。
「女…カオリに内緒の女……
それならば納得がいく…」
槇村は相手が達者な日本語を使う外国人だということは分かった。
そして、僚と香の知り合いだということも分かった。
(さて3択です。1槇村、香を隠す。2槇村、様子を伺う。3槇村、ドアを開ける。レスよろしく)
304 :
45。:03/06/26 05:37 ID:CMcRTgFy
というわけで、淫乱香さん、逃げないでウプまたよろしくでつ!!
2でお願いします。
あぼーん
>299
萌えもいいけど実用重視もいいね。
陵辱とか調教もキボン(;´Д`)ハァハァ
id:xyz記念カキコ。
ああっ恥ずかしい!ID変わってるし(汗
スレ汚し大変失礼しました・・・お許しを〜(平伏
310 :
45。1:03/06/26 22:50 ID:CMcRTgFy
305さんは2を選ばれました。
306さん。暇があったら…
307さん。いいんでつか?そんなこと言ったらアニキ鬼畜ものをここにウプしちゃいまつぞ(w
まあ、自分が書くものでつから、おのずと表現が稚拙っつか限界があると思われまつが…
308さん。?分かるものなのでつか?
それにしても外人というものは喜怒哀楽が激しい。
入ってきてもう10分くらい経つのだが、
まだ入り口で困惑したり、笑ったり、怒ったりなどを繰り返している。
槇村は、この男が悪い奴ではないとは思ったが、
僚と同類の匂いを感じた。
”女好き…か?”
違うだろうと一人突っ込みを入れつつ、
槇村は思った。
”ふざけた奴だが、裏の匂いがする…
かなりの腕の主だろう。
僚と同等か?”
そしてやはり女好きという事も加味され、
今下手に動かない方がいいと判断した。
男は一人悶絶にも飽きたようで、そろそろと近づいてきた。
「眠っているのかな?
起こしてしまってはないだろうな?」
好きものな声で囁いていたが、
今までの自分の声量など意に介してはいないようだった。
槇村はじっと動かずにいた。
じりじりと近づく足音。
311 :
45。2:03/06/26 22:50 ID:CMcRTgFy
話は出来ない。
なぜなら知り合いなのに、槇村には面識がなく、
なにを話題にしたらいいか分からない。
男はそっと顔を覗き込もうとシーツを持ち上げた。
「ワーオ!」
口笛も聞こえる。
槇村は”しまった”と思った。
僚が連れてきて、すぐ綺麗にするつもりだったために、
身体にはシーツが巻かれているだけだったのだ。
男は、シーツをどけるとシーツにくるまれだだけに見える女が居て、
思わず興奮してしまった。
「なんて素敵はボディをしているんだ…」
息も荒く、男はその身体に巻いたシーツも取ろうとした。
槇村はしかたなく今にも起きそうな声を出した。
「ん…ん〜〜」
男は慌てて手を引っ込めた。
そしてどんな女なのか顔を見ようと思った。
槇村はゴロンと下を向かせ、顔を隠した。
ところが、そうすると背中から襲われるという心配もあった。
仕方なしに、勢いをつけて寝返りを打ち、
その腕を大きく振って覗き込む男の顔面を打ち据えた。
ガスッという音。
男は見事にそれを受け、顔面を押さえて一歩下がった。
「アウチ!」
それでも打たれ強いのか、すぐに戻ってくると、
女の顔を覗き込んだ。
312 :
45。3:03/06/26 22:51 ID:CMcRTgFy
”やばい!!”
槇村は思ったが、相手は女を認識した。
「カ!…カオリ?!」
そして改めて匂いを嗅いでくる。
槇村は起き上がろうかと覚悟していたが、
一向に向かってこない。
薄目を開けて様子を見ると、
金髪の男がヘナヘナとベッドの脇に座り込んでいた。
しばらく口をパクパクしていたが、
やがて大きな声で泣き出した。
「ヴァージンの匂いじゃない〜〜」
槇村はどうしたものかと思案にくれた。
(さて3択です。1金髪の男、開き直り。2美樹、来る。3僚、戻ってくる。レスよろしく)
3でお願いします
1
あぼーん
あぼーん
317 :
45。1:03/06/28 04:30 ID:kIodp211
313さんは3を選ばれました。
314さん。3分遅れで1。ある意味残念かも(w
どうやら香に好意を持っているようだが、
今ひとつ純粋さに欠けているように思えた。
それにしてもうっとおしい。
泣いている男を放っておいて出て行きたかったが、
出て行くには着替えた方がいい。
着替えるためには立ち上がらないといけないが、
まだ香の身体は疲れている。
ここで無理をしてはかわいそうだ。
とりあえず害はないかも知れないと、
シカトを決め込み狸寝入りを続行することにした。
だが、甘かった。
「ヴァージンじゃないなら、やってもバレないよな」
小声で男がつぶやく。
”おい!”
槇村は焦ったが、すでに遅かった。
一瞬で香の上に覆いかぶさった男は、
香の頬を撫でながら囁いた。
「カオリ…愛しているよ…」
またがる男の股間は無防備だが、
そこにはギンギンにいきり立ったモノが、
今にも自力でズボンを破りそうである。
蹴り上げれば逃げられる。
だが、その時には痛みで香が目を覚ましてしまう。
目を覚ました香は状況が分からないままに…
318 :
45。2:03/06/28 04:31 ID:kIodp211
”くそ…”
なにか手はないかと思案していると、
男は抱きつき顎に口付け、口唇に向かってくる。
手はきっちりとシーツをほどいている。
”やばい!”
男の刺激で香が目を覚ましつつあった。
「…あ…ぅ…ん……」
男はハァハァ言いながらシーツの上から身体をまさぐる。
密着しているのだから、一枚物のシーツを剥がすのは、
ちょっと難儀だった。
香の身体はその愛撫にビクビクと動く。
「…あ…りょ……」
香のまぶたが開いた。
「…え?ミッ…」
顔が凍りつく。
「きゃあああ!!」
その悲鳴を止めようと、
ミックは口唇をガバッと香の口唇に当てようとしたが、
香は顔を背ける。
その中間を縫って弾丸が飛んだ。
すばやく離れたものの、次の攻撃を防ぐため、
ミックは素早く銃を構えた。
再度銃弾が打ち込まれた。
ミックはそれを避け、不敵に笑う。
だが、前からの攻撃はその後ろからの攻撃を防ぐことは出来なかった。
殺気を感じて振り返ろうとしたミックの頭を、
どこからともなく飛んできた丸木の槌が突いたのであった。
319 :
45。3:03/06/28 04:32 ID:kIodp211
除夜の鐘のように…
香の手には紐が握られていた。
「は…あ…」
安堵してその紐を離すと、それは天井に向かって戻っていった。
そして、香は身体の痛みに顔をしかめると、
そのまま倒れた。
それと同時に倒されたミックがよろりと立ち上がる。
「海坊主直伝のトラップか…
こんな場所にも仕掛けてあったとは…」
倒れている香を見ながら微笑む。
「まだあの距離だとすぐには来られまい。
カオリ…お仕置きもしないとね…」
後ろから抱き上げられ、香はイヤイヤと首を振る。
ミックはそのままシーツを上に引いた。
シーツはミックの視界をフワリと宙を舞い、
そして遠ざかる。
「さあ…」
「なにが『さあ』だ」
ミックのコメカミにグリッと銃口が当てられていた。
「僚…」
香が嬉しそうに呟いた。
「早すぎじゃないか?」
ミックはシラッと聞いた。
「どうでもいいが、香を離せ」
ミックは仕方なしに手を離した。
香は僚に抱かれ、ホウッと息をついた。
「まだ来れる距離じゃなかった…」
320 :
45。4:03/06/28 04:32 ID:kIodp211
ぶつぶつと呟くミックに、僚は言った。
「おれは銃なんて撃ってないぜ」
きょとんとするミックに、僚は続けた。
「ちょっと連絡して、
美樹ちゃんにここを見張っていてくれと頼んでおいたけどな」
「海坊主か……」
悔しそうに言うミックだったが、
急にギョッとした顔になった。
僚が不思議に思ってミックを見ていると、
ミックは香を指差した。
「オイ…その…」
僚は香の身体を隠した。
「チョット待て!」
僚は明らかにミックに出て行けという視線を送った。
ミックはワナワナと震えながら聞いた。
「オイ!両方もうやっちまったのか?」
「うるさい!おれたちの問題なんだから、関係ないだろう?」
ミックは震えが止まらなかった。
「カズエだって、ソッチはやらせてくれないのに……」
震えるミックの後ろから、のこのこと金子が入ってきた。
「もういいのかね」
(さて3択です。1カズエ、来る。2金子、怒る。3僚、追い払う。レスよろしく)
3
なんか盛り上がりそうなんで、2。
45。タンのお陰で、早朝のピンク板参りが日課になってしまいましたよ・・・。
323 :
322:03/06/28 04:42 ID:9ynBqoLm
あらま残念。
45さん。アニキ鬼畜話もupきぼー
325 :
45。1:03/06/28 19:48 ID:kIodp211
321さんは3を選ばれました。
322さん。1分遅れでつ残念!
早朝のピンク板参り…すみませんねぇ、眠さに勝てなくって(泣
実際昨夜はウプしようと思いつつ、つい祭りを読んで…
る途中で寝てしまったようでつ(泣
そして二度寝をしてしまい、遅刻ギリギリ(泣
323さん。げ!もうレスないと思って安心してたのに…
だってここってそういうの嫌いだという人が結構いらしたから、
ここでは無理だなって思ってたのでつが、
つい陵辱ってんで、”思い出し書き”をしただけだったんでーつ!
まあ、とにかく今のウプをしながら、余裕があったら女流監督を終わらせないとと(泣
もし鬼畜兄をやるとしても、三択にはしないから(藁
三択しつつになるでつなあ…
その前に陵辱で忘れていたものを思い出したので、
それもなんとかしないと(泣
もう!本当に!!首絞めっぱなし!!
『ご利用は計画的に』@自分の(藁
この言葉が身に沁みるでつねえ…
人間としても物書きとしても”器”ちっちゃいのに、
欲が深くていろいろ入れようとするから、もう(泣
「ダレだ?」
ミックが身なりを整えて僚に聞いた。
「依頼人だ」
僚はそれだけ答えると、金子から香を隠すようにした。
金子は現場の様子を見て、
この金髪の男が僚の女を寝取ろうとしたのだと分かった。
326 :
45。2:03/06/28 19:49 ID:kIodp211
そして、金子の本能は男の存在を無視すると女を見た。
僚の腕の中に抱かれ、こっそりと金子を見る女。
金子は胸がときめいた。
「…お…」
近づこうとするのを、僚の足とミックの銃が止める。
「本当に依頼人か?」
ミックが念を押す。
「そうだ。仕事が終わってこれから報酬の話をするところだ」
僚の言葉を聞き、金子が反論した。
「終わってない!まだなんにも解決してはいないではないか!!」
僚は冷たく言った。
「美久ちゃんは保護されている。
これから言う場所に行けば必ず会える。
…それが依頼のすべてだろう?」
金子は喉を鳴らし、ミックの銃口を見つめた。
「そうだ…だが、香ちゃんの件がある」
僚とミックは同時に嫌な顔をした。
「はぁ?」
「香ちゃんをわたしの養女にするという話が…」
僚は香を見た。
香はぼんやりとしながらも首を振った。
「残念だな。心当たりがないようだ」
金子は香をジッと見た。
ここで見た瞬間心を捉えられた。
そして、欲しいと思った。
大人の女に対して、こんなにも心が動いたのは初めてだった。
金子はあることに気付いた。
327 :
45。3:03/06/28 19:50 ID:kIodp211
「…もしかして…彼女は…香ちゃんなのか?
香ちゃんは彼女が薬で…」
僚は軽く数度頷いた。
金子の顔色が変わる。
ミックの銃口も僚の足先も目に入らない。
ずいっと香に近づいて、その顔を見た。
香は金子に対しても襲われた恐怖があったので、思わず顔を背ける。
金子は真剣な顔で僚を見、手を伸ばした。
「彼女をくれ!金ならいくらでも出す!!」
僚の足が金子を蹴った。
ミックがその指先の横ギリギリを狙い撃つ。
金子は慌てて部屋を飛び出るが、そっと顔を覗かせた。
「彼女と結婚したいんだ!!
必要なんだ!!
香ちゃん…香さんとなら、きっと上手くやれる」
それを聞いて香が顔を上げた。
「大丈夫か?」
僚が聞く。
香はなんとか頷いた。
「美久ちゃんを、幸せにしてあげてください」
金子はうんうんと頷く。
「そうだ!美久には母親が必要なんだ!!
美久の母親になってくれ!!」
僚は美久が金子の妻だったことを知っているので、
それに対しても腹がたった。
「おまえ…
美久の母親には会いたくないのか?」
328 :
45。4:03/06/28 19:51 ID:kIodp211
金子は顔をしかめた。
「ひさみか?駄目だ。あの女は!
打算で生きている!!」
「……」
香がなにかを呟いた。
僚の耳には届いていたが、香はそれを知らない。
僚は香がなにを言っているのか分からずに首をかしげた。
香は決心をして声を出した。
「あたしだって…すごく打算的な女よ…」
金子は言い切った。
「そんなことはない!!」
香は大きく息を吸うと、ちらっと僚を見つめ、
覚悟したように叫んだ。
「あたし!僚の側に居られるなら…なんでもするわ!
でも、あなたのためにはそれは出来ない!
誰にでも優しくありたいとは思うけど、
平等ではないわ…
それが打算的でなくってなんだっていうの?」
ミックはウッとした顔をし、僚は真っ赤になったのを気付かれないようにし、
金子は蒼白になった。
「違う…君は、あの女たちとは違う…」
ミックは気をとりなおして口笛を吹いた。
「…女たち…ときたか…」
香は首を振った。
「あなたが、打算的だと思うのは、
あなた自身に問題があるんじゃないかしら…」
僚はいい加減、この男のために香が消耗していくのを見るのが辛かった。
329 :
45。5:03/06/28 19:51 ID:kIodp211
そして言った。
「とにかく美久ちゃんに会え!」
金子も少し考えながら頷いた。
「まあ、美久に会うか…
だが、道が…」
僚はミックの背中を蹴った。
「こいつが案内してくれるさ」
ミックは不意をつかれて前によろめいたショックを隠しながら、
僚に言った。
「オイ!そんなこと言ったって…」
「教授のうちだ。
さっきのこと、かずえちゃんに言っても…」
ミックはシャキッと立ち上がると、まっすぐ金子に向かった。
「さあ、行くぞ!」
そして僚と香を振り返る。
僚はそれを予想し、香に口づけた。
「ん……」
頬を染め、嬉しそうに喘ぐ香を見、
ミックは声もなく背を向けた。
そして上ずる声で命令する。
「行くぞ!ったら行くぞ!!」
金子はミックに押され、あたふたと出て行くこととなった。
(さて3択です。1槇村、反省。2香、反省。3僚、反省。レスよろしく)
3。反省だけなら猿でもできる。
あぼーん
332 :
45。:03/06/29 04:09 ID:h+TYtYvX
330さんは3を選ばれました。
しばらくすると、車の出てゆく音がした。
僚はそれが遠ざかるのを聞いてから、
ゆっくりと香をベッドに運んだ。
すでに、香は眠っていた。
僚は深いため息をつきながら、
先ほど香が言っていたことを考えた。
「打算…か…」
眠る香の頬をなで、口唇に移す。
起こさないようにつつき、
そしてその横に寝転がった。
「おれが一番打算的だ」
香を自分の住む世界に住まわせたくはない。
香を危険に晒されるような事はしたくない。
香を表に返さなければいけない。
それが真実。
だが、離したくない。
いつも自分の側に居て欲しい。
でも今まで、自分からはそう言い出さないでいた。
曖昧な立場に香を置き、
その中で香の葛藤を見ながら、
いつも自分を見つめさせながら、
香がどう出るのかをじっと待っていた。
いつでも香は自分を見ていた。
それに疲れてしまって本当に出て行ってしまいそうな思いを抱くと、
それとはなしに優しくしたりもした。
「最低だな」
(さて3択です。1槇村、反省。2香、目覚める。3金子、美久に会う。レスよろしく)
とりあえず2で
334 :
名無しさん@ピンキー:03/06/29 22:02 ID:fu65OLUX
sage
336 :
45。1:03/07/01 03:21 ID:5EaHRpAh
333さんは2を選ばれました。
334さん。?
335さん。ありがとう。
いやあ先日某所でいろいろ指摘していただき、ありがたいことでつ。
実際自分でもぼんやり思いつつも、放置していたことがらだから、
あえて教えていただくと「やはり」と思うわけでつ。
毎度ストッパーを務めてくれる友人が長くて飽きて、
チェックと蹴りを入れてくれなかったのってのも災い(w
悪乗りしやすいんでつよ(w
自分話は疲れてるとハイになろうとして出やすいから、
何とか自粛しないとね。
文才に関しては無いのは承知。
話の流れに関しては、読み返す暇がなかったのを「三択だから」
ということでの甘えもありまして、恥ずかしいです。
今回はそろそろお仕舞いなので、このまま流れさせていただくけど、
次回やるつもりなら毎回プリントアウトでもして読み返したいと思います。
ま、なんのかんの言っても好きでやってるんだろうがテメエ!!
忙しい疲れているを言い訳にするくらいなら、さっさと辞めっちまえ!!
…ってこってつね。
そんなこんなを胸に、いつかまたお会いしましょう!!
…今晩あたりにでも(藁
「最低…か…」
口に出すと、それは確定となる。
ぐんと気分は落ち込み、なにかにすがりたくなる。
ちらっと香を見る。
少しでも触れたら、こんな気分は晴れるような気がした。
337 :
45。2:03/07/01 03:22 ID:5EaHRpAh
起こさないように触れようとする。
指先が戸惑う。
あれだけ抱いておきながら、いざ身体を離すと、
まるっきり今までどおりな自分に嫌気もさす。
「う…」
ひとりガマン大会かと自分で突っ込みたくなる気分だった。
指先は振るえ息はつまり、顔は真っ赤、冷や汗まで流れてくる。
じりじりと近づくが、距離はなかなか縮まらない。
いったん手を引くと、自然、深呼吸をしてしまう。
「ふう…」
僚は大きくかぶりを振り、諦めることにした。
「最低…」
繰り返すと奇妙におかしな気分になる。
「はっ!」
頭を掻いて、囁いた。
「おれらしくないな…」
もう一度香の顔をのぞき、そして囁く。
「…すまないな…酷い目にばかりあわせた…
ゆっくり休んで早く元気に…」
香の目が開いた。
僚は思わず口を閉じその瞳を見つめた。
「ここに居て…」
香が呟く。
「一人にしないで…」
香の腕があがり、僚に伸ばされた。
338 :
45。3:03/07/01 03:23 ID:5EaHRpAh
僚はその手を自然に握ると、そのまま自分の頬に押し当て、
そして口づけた。
香は頬を染め、付け足した。
「なにもしないで側に居て…」
僚は苦笑いをしながら答えた。
「ああ」
香はにっこりと笑って目を閉じ、呟いた。
「嬉しい…」
僚はそれだけで、すっかり気持ちが落ち着いたのを知る。
「でも、ちょっとだけ」
僚は囁く。
香は驚き目を開ける。
「抱きしめさせてくれ」
香はにっこり微笑み、「うん」と頷いた。
(さて3択です。1金子、美久に会う。2羽鳥、たどり着く。3槇村、反省。レスよろしく)
2で!!!!!!!
終わりなの・・・?いやだ〜!
こんな楽しい習慣がなくなるなんて・・・・グスッ。
45さーーん!
毎日毎日お疲れ様です。
本当に頭が下がります。
でも、やめないでほしぃ・・・・。
毎日じゃなくてもいいから・・・。
マジで楽しんでるんです・・・・。
今やCHファンは妄想の中でしか楽しめないですし。
342 :
45。1:03/07/02 02:18 ID:8NeSQxDc
339さんは2を選ばれました。
340さん。どうもでつ!まだ終わりぢゃないから〜(藁
♪誰かを泣かせた奴は、いつか自分が泣くんだ〜
って昔の某アニメ(○ルスの不思議な○○)ソングにもあるから、
極力人を泣かせたくはないでつって(w
泣かないでくだされ!
341さん。いやいやどうもでつ。
毎日毎日鉄板で焼かれている”たいやきくん”よか無事でつって(w
っと今回歌でまとめてみまつた(w
楽しんでくださる方がいるのはありがたいでつ。
いやマジで。
僚はそのまま香の身体を抱きしめた。
触れただけで心が苦しくなる。
香も、僚に抱かれれば気持ちが落ち着くと思っていた。
自分の嫌な部分を晒し、それでも受け入れてくれた僚をだからと。
落ち着いて安心していられると思っていた。
けれども、気持ちが昂りこみ上げてくる。
「ん…」
僚に夢中でしがみつき、それを抑えようと思った。
それでも気持ちは昂り涙が零れ落ちる。
「かお…り…?」
僚も香の様子がおかしいのが気になった。
だが、自分の気持ちも抑えようがなかった。
ただ抱き合っているだけで、それだけで達してしまいそうな二人だった。
僚は香が苦しそうなので、そっと囁いた。
「香…声を殺さないで…」
「うっ…」
香は唸り、口唇を開いた。
「ああ…あ…」
そして声が漏れた途端大きな声で泣き出した。
343 :
45。2:03/07/02 02:19 ID:8NeSQxDc
僚は、それを静かに抱きとめた。
しばらく泣いていたが、だんだんと呼吸も落ち着いてくる。
僚がじっとしていると、香は顔を上げにっこりと微笑んだ。
「あの…ありがとう…なんかスッキリした…」
「どういたしまして」
香は改めて僚に抱きついた。
すると、今度は安らぎが訪れた。
「僚…あたしこんなに幸せでいいのかな?」
僚は苦笑いをした。
「そりゃこっちのセリフだ」
香は顔を真っ赤にして小さく囁いた。
「…キス…だけなら…」
僚はなにも言わずにその顔を傾けた。
その時、軽やかな足音が近づくのが僚の耳に入ってきたが、
僚はそれに対して警戒心は無かった。
そのまま、香からの許可を受け取った。
口唇を奪い、深く抱きいれてそっと身体の向きをかえる。
僚がすっと目を開けた方向には、ドア。
足音が止まり、ノックも無しにドアが開く。
僚は客の顔を確認すると、そのまま目を閉じ香に没頭した。
「ん…りょ…そん…な……」
思い切り求めてくる僚に戸惑う香。
「わあ!すみません!!」
ドアを開けた瞬間にその二人に釘付けになっていた客は、
ふと我に返ると慌てふためいて出て行こうとした。
ところが、陶酔し、うっすらと目を開けて振り返る香の姿に身動き出来なくなってしまった。
(さて3択です。1金子、美久に会う。2羽鳥、それでも告白。3羽鳥、胸にしまう。レスよろしく)
2でお願い!
自分も45。さんのお話、毎晩楽しみにしてる一人でつ。
やめないでけろー。
毎日、一日の終わりをここで締めくくってから寝るのが習慣になってますた。
ここで癒されてから心地よく眠るのでつー。
45さん、あなた無しには、もう・・・
346 :
名無しさん@ピンキー:03/07/02 12:38 ID:HhekbvXW
バイバーイ
sage
私もでつー。45。さんのお話、仕事場からかえって飯も食わずにまっ先によみまつ。
349 :
45。1:03/07/03 07:37 ID:DBaQh2jR
344さんは2を選ばれました。
345さん。すみません。時間変則的で〜。そしてありがとうでつ。
とりあえず。夏コミまでは確実に〜(w
その後のことはその時の気力気分で(または切りがいいか悪いか…
346さん。……えーと……ごめんね。
347さん。ありがとうでつ。
348さん。ありがたいでつ。
…ところで、すみませんが読まれている方々。前の部分で消化不良なことがあったらレス願います。
よろしくよろしく〜
「あ……」
頬を紅潮させ、口唇を閉じることすら出来ず、
物憂げに投げかけられる焦点の合わない視線。
羽鳥とて、決して今まで見たことがないわけではない。
女なら、誰でもそうである。という風に思っていた。
「あ……」
それなのに、思わず羽鳥もつられて口を開いてしまった。
香がが羽鳥の存在をぼんやりと認識する。
「……ぁ」
人に見られている。
香は目を見開き、慌てて僚の胸に顔を埋めた。
「なにか用か?」
僚は落ち着いて羽鳥に聞いた。
羽鳥も口を閉じ、我に返った。
「あ…その…」
羽鳥は思わず口ごもった。
なぜここに来たのか。
350 :
45。2:03/07/03 07:38 ID:DBaQh2jR
改めて聞かれると、自分の中の整理が出来ていないことに気付く。
僚の視線には威嚇などなかったが、
それでも早く答えないといけないという焦りがあった。
なぜかを考える。
とても正当な理由を探す。
今回の件で世話になったお礼が言いたいというのもあった。
香に会いたいというのもあった。
香に会いたい……
でもそんなこと、ここで口には出せない。
羽鳥が黙っていると、僚が聞いた。
「なんであの薬を受け入れた?」
「え?」
羽鳥は、答えを見つけようとしていたことが、
無駄に思えた。
「その…ある筋から、話を持ち込まれて…
スランプだったんだ。
だから、飛びついた。
こんな、子供に戻って今の才能をもっと伸ばすなどという、
信じられない話に…」
僚は黙って頷いた。
「今の仕事を始めようと思ったのは、
高校を出てなにもやる事がなかったからだ。
小さい頃からそれを目指していたわけではない」
僚は答えを誘った。
「それで、小さいうちから目標を定めて、
自分を作り上げようと思ったというわけか。
だが、そんな奴らにもスランプというのは来るぞ」
351 :
45。3:03/07/03 07:38 ID:DBaQh2jR
羽鳥は頷いた。
「そうです。でも、あの時は、そんな事すら気付かなかった」
「金を搾り取られたんだろう?費用が膨大にかかるとかで」
羽鳥は顔を背けたかったが、この際スッキリしたいという思いが湧いてきた。
「はい。だいたいの人が身代金という名目で引き出していたようです」
僚は推測が当たっていたのを確信した。
羽鳥の頭の中では、いろいろな事が渦を巻いていた。
そして、一つの答えを出した。
「馬鹿でした。子供に戻って訓練すれば、たしかに熟練はするでしょう。
でも、そうしたら、今までの自分の作品は生まれないかもしれない」
僚は、急にはっきりと話し出した羽鳥に驚きつつも、
それを喜ばしい事だと見た。
「なにかを見つけようと必死に足掻いた、
あの頃の気持ちというのには…
そして、いつも自分の中で乾き欲した情熱を……」
羽鳥はゆっくりと僚たちに近づいてきた。
僚は香の肩を持ち、羽鳥に向かわせた。
香は僚の意図が分からず、僚を見つめた。
そして頷くと、向かされた羽鳥の方を見た。
大きな瞳に見つめられ、羽鳥は心を静めようとつばを飲み込む。
冷や汗が出る。息がとまり、心臓は早鐘のようだった。
それでも見ずには、言わずにはいられない。
それが、自分を今まで支えてきた根幹だ。
ワナワナと震える口唇を開き、腹の奥から声を絞り出す。
「好きです…
愛しています……香さん」
(さて3択です。1香、しゃべる。2香、無言。3羽鳥、反応待たず逃げる。レスよろしく)
1で!
玉砕させてやってください(w
353 :
45。1:03/07/04 02:10 ID:4mVSm3UZ
352さんは1を選ばれました。
玉砕…逆転はやはりありえないでつか(w
真っ直ぐに見つめる羽鳥。
香は驚いた。
確かにここにいるのはあの羽鳥鷹矢である。
いつもブラウン管の向こうから語りかけ、
そして日本中の人々を熱狂させている男である。
それが、自分に向かって愛を告白し、
その答えをじっと待っている。
「…ぇ……」
香はシーツと僚の腕にくるまれたまま、
言葉を失ってしまった。
頭の中では一気に思考が渦巻き散乱して収集がつかない。
身体は硬直し、おろおろするばかりだった。
僚はため息をつくと、香の手を握った。
「彼は答えを待っている」
それは分かっている。
だが、香にはピンとこない。
まったくに現実感に欠けている。
やっと口から出たのは、
その場の誰もが思いもかけない言葉だった。
「…○っきりカメラ?」
空気が凍りつき、そして砕けた。
気が抜けて、大声で笑い出したのは羽鳥だった。
いきなり笑い出した羽鳥に香は驚き、
僚にしっかりと抱きついく。
354 :
45。2:03/07/04 02:11 ID:4mVSm3UZ
僚はきっちりと押し付けられた胸のふくらみに鼻の下をのばしつつ、
目の前のライバルのはずの羽鳥に同情を禁じえなかった。
「悪いな…こんなやつなんだ…」
香はふくれながらも、僚が覆ってきた腕に安心した。
羽鳥は深々と頭をさげ、挨拶をした。
「すみません。なんだかあの件に一区切りがついたら、
どうしても自分の気持ちを抑えることが出来なくなっていました。
…せめて、この気持ちを歌にしてもいいでしょうか?」
僚も笑って答えた。
「それがおたくの仕事だろう」
羽鳥は無言で、改めて挨拶をし、
部屋を出て行った。
僚は内心ホッとしながら、それを見送った。
足音が遠のくと、香がそっと顔をあげた。
僚が香の複雑そうな顔を見て恐る恐る聞いた。
「どうした?逃した魚は大きかったと、
今更気付いたのか?」
香は小さく「ばか」と僚の胸を叩いた。
そして、そっと「羽鳥さん、ごめんなさいね」と囁く。
僚は香を抱きしめ、横にした。
「寝ろ。寂しかったら子守唄でも歌おうか?
あ。奴に歌ってもらった方が…」
僚の口唇は香の口唇で塞がれた。
僚が応えようとすると、香はちょっと意地悪な顔で笑い、
身体を離した。
「あんたの歌…が聞きたいわ」
香がスッと目を閉じると、僚はどこかの国の子守唄を歌い出した。
355 :
45。3:03/07/04 02:12 ID:4mVSm3UZ
それは昔。戦場を去った後、何かの仕事でしくじり、
半死状態でころがった路地裏で聞いた歌だった。
どこかの家から聞こえてきた子供をあやす優しい歌。
この歌を聞きながら、
このまま死ねれば天国に行けると本気で思った。
痛みも苦しみもなくなる。
何度も死線をさまよった自分に、
これ以上の幸福はないかもしれない…
「……」
歌声が止まる。
香は少し目を開けて、僚を見た。
じっと見つめられている。
香は恥ずかしさに目を閉じた。
再び歌いだした僚だったが、
その声はさらに優しく深くなっていた。
香はすっかり安心し、眠りについた。
その寝息を聞きながら、僚は思うのだった。
”生きていればいいことがある”という、
先人の言葉は嘘ではないな。
「まったく…
現世に、こんなじゃじゃ馬な女神がいる天国があるとはな」
眠りながらも、なんとなく悪口を言われた事が分かったのか、
香は少しムッとした顔をした。
僚はその頬に口づけ、そのまま一緒に眠りに付いた。
(さて3択です。1美久、金子を試す。2美久、ミックに興味を持たれる。3金子、美久に相談。レスよろしく
)
1
>355
ええ話や(;´Д⊂
358 :
名無しさん@ピンキー:03/07/04 22:23 ID:0OUHFY4a
?</blockquote>
45さん、激萌えっす!!!
そして、ボケボケカオリン可愛いでつ!
先週のリョウの涙に期待して、案の定裏切られた心がなんだか癒されました!
ありがとう!
360 :
45。1:03/07/05 06:34 ID:6JYx+H7E
356さんは1を選ばれました。
357さん。どうもでつ…ウプする直前に書き足した部分でつ<355
子守唄…書いておいてから、はて?海原が歌ってくれたとは思えないし、
さすがに実の両親のは覚えてないかもしれないということで考えてみたでつ…
あ、眠りに”付く”って字違うじゃん(泣
358さん。?
359さん。ありがとうございます。
番地読みました。せめてカラーと聞いて期待してたのですが、なんか絵が平べったい(泣
あれでは香が身体半分僚にめりこんでるみたいで…買うの断念(泣
教授の家までの道のり、
ミックは気持ちを弄びすぎておかしくなりそうだった。
カオリはリョウが好き。リョウもカオリが好き。
だが、オレだってカオリが好きだ。
リョウはカオリにモッコリしない。それで良かったんだ。
いつか隙を狙ってカオリを頂く!
そのための居住場所じゃなかったのか?オレ。
なにを好き好んでヤツラのアパートの前に住んでいる。
…カオリの着替えを覗いたり…
だがいつもリョウに邪魔される。
…カオリの下着を盗んだり…
だがいつもリョウに先に奪われる。
…カオリの…
ハァ………
「ウオオオオオオオオ!!」
急にハンドルを手放し、立ち上がる勢いで叫ぶミックに、
金子はびびった。
361 :
45。2:03/07/05 06:34 ID:6JYx+H7E
「だ、だだだ大丈夫か?運転代わるか?」
ミックはゼイゼイ言いながら、首を振った。
「ザッツオーライ!ノープロブレム」
少し吐き出したので落ち着いたミックは、
この男に興味を持った。
「で?」
金子は突然に振られ、驚いた。
「わたしはシティーハンターに仕事を依頼したのだ」
ミックは頷いた。
「知ってるさ。
それにしてもさっきの言動。
カオリを奴から奪えると思っていたとはな」
オレだって狙っているってのに…
「わたしはただ…」
金子は俯き言葉を切った。
ミックはイライラし、アクセルを踏んだ。
教授の方には連絡が無かったのか、
静まり返っていた。
ミックは勝手知ったるこの館に入り込むと、
スタスタとドアを開けて回った。
教授は来客の度に鳴る警報を切っていた。
この調子だと。続々来客はあるだろう。
先ほど戻った海坊主と美樹がいれば、
いちいち自分が出なくてもいい。
そう判断したのだった。
とにかく昨夜は千客万来。
362 :
45。3:03/07/05 06:35 ID:6JYx+H7E
すっかり寝不足な教授は、休みを決め込んだ。
美久は眠れなかった。
いろいろあったから休むように言われていたのだが、
やはり目をつぶると、自分が香にしたことなどが思い出され、
なかなか休まるものではなかった。
堂々巡りの中、頭を冷やそうと部屋から出ることにした。
ドアのノブを握る。
同時に誰かがドアの向こうでノブを握った。
ギョッとして手を離すと、開かれたドアの向こうには知らない男が居た。
美久はドアを閉めようとしたが、
その後ろから覗いてきた男の顔を見て手を止めた。
「かね……パパ」
美久はここで金子を試そうと思った。
結論は自分の中にあった。
あとはそれの足固めだと思った。
(さて3択です。1美久、納得。2美久、ミックに興味を持たれる。3金子、美久に相談。レスよろしく)
2
364 :
45。1:03/07/05 23:50 ID:6JYx+H7E
363さんは2を選ばれました。
金子は諸手を広げ、美久を抱きしめた。
美久は笑顔で答えながらもふと顔を逸らす。
ミックは他愛無い親子対面を見るはめになったと思っていたのだが、
その美久に違和感を感じた。
「子供の顔じゃないな…」
金子はいったん美久を離し、顔をよく見せておくれと頼んだ。
美久は無邪気に微笑み、金子を見つめた。
「会いたかったわ、パパ」
「わたしもだよ…美久…」
美久は少し口の端を引きつらせ、笑った。
だが、視線を感じ顔をあげる。
金子と一緒に来た外人が、心を見透かすかのように見つめた。
美久はふと視線をそらせ、金子に聞いた。
「パパ…あの人……」
金子は言われるままにミックを見た。
「ああ、彼は冴羽僚の友人らしい。
ここまで案内してくれたんだよ」
「…そう…」
美久はジロリとミックを見、そして挨拶をした。
「ありがとうございます。美久といいます。
やっと落ち着いてパパに会うことが出来ました」
ミックも挨拶をするために美久に近づいた。
握手をするように右手を差し出すと、
美久も手を出してきた。
「ミック・エンジェルです」
365 :
45。2:03/07/05 23:51 ID:6JYx+H7E
ミックは挨拶をしつつその手を掴むとそっと口唇を当てた。
「な…」
美久が驚いていると、ミックは微笑んだ。
「失礼」
美久は真っ赤になり、それでもジッとミックの目を見つめた。
慌てたのは金子だった。
美久の手を取ると、ごしごしとハンカチで拭き、
自分の後ろに隠した。
「なんだね、君は!
人の娘に!!」
ミックは金子には構わずに美久を見続けた。
「娘?本当に?」
美久は見つめ続けられ、息をのんだ。
この男の目は女を狂わせる。
思わずその腕に抱かれたくなる。
美久は足の力が抜けた。
くらりと倒れる美久を金子が助ける。
「どうしたんだ?美久…」
美久は立ち上がりながら首を振った。
「大丈夫。それより、パパ。
あたし喉が渇いたんで水を取りに…」
金子は美久を押し留めた。
「いい。パパが持ってきてあげるから、
美久は座っていなさい」
金子は慌てて出て行ったが、家の構造が分からずに迷った。
無言で座っている美久の肩を、ミックは抱いた。
366 :
45。3:03/07/05 23:51 ID:6JYx+H7E
美久の身体が硬直する。
「どうしたんだい?」
「な…なんでもないわ…」
ミックは足をもじもじさせている美久を見て意地悪そうに聞いた。
「どうした?オレに抱かれたいのか?」
そう言うが早いが、ミックは美久の口唇を奪った。
「う……」
美久は意識が遠のきそうになるのを堪え、
下着の中に忍び込ませようとしているミックの手の甲をつねった。
「…つっ……」
ミックは身体を引いて笑った。
「とても子供の対応じゃあないな……」
美久は真っ赤になりながらも、乱れかけた服を直した。
(さて3択です。1美久、ミックの案に乗る。2美久、あしらわれる。3美久、拒否。よろしく)
ふーむ
うぷ中というのに初めて遭遇した。
1
でお願いしまつ
あぼーん
370 :
45。1:03/07/07 05:11 ID:n0L1dJXh
368さんは1を選ばれました。
…367さん…それはどうも…で。零時越えて358さんになられたのでしょか?
それとも別人さんでしょか?
美久は下手に探りを入れられ、
金子が戻った時になにか言われるのを避けたいと思い、
仕方なしに打ち明けることにした。
「あなたも関係者なら知っていると思うけど、
何人もの人たちが、例の薬で子供の姿になったわ」
ミックはなんの事を言っているのか分からなかったが、
ここは話を合わせることにした。
「…あ、ああ。あれね……」
「あたしも、そうなの…
あたしは、金子の女だったんだけど、
捨てられたようなものだった。
それで、彼が子供好きということを知っていたので、
子供の姿で彼の前に現れたの」
ミックは驚いた。
「…要するに、キミはキミと金子の子供ってことで?」
美久は頷く。
「彼…この姿には優しかった…」
ミックは頭の中で整理しようと努力しつつ、
表面冷静に対応した。
「他の人たちは、思い直してみんな元の姿に戻ったようだけど、
あたしはこのままの姿で金子と過ごそうと思っているわ」
「…ずっと、子供として?」
美久は頷いた。
371 :
45。2:03/07/07 05:12 ID:n0L1dJXh
「香さんと違って、あたしはこの姿限定で愛される」
ミックは驚きを隠せずに美久の肩を揺すった。
「チョチョチョット、待て!…カオリって言ったか?」
美久は驚きながらも頷いた。
僚の友人なら香の存在ももちろん知っている人なのだからと。
「…え、ええ……
香さんはどんな姿でも冴羽さんに……
それに、金子も彼女に夢中だった」
ミックはいろいろな考えが頭の中に渦巻いてクラクラした。
「小さいカオリ…
リョウもあの男も……」
美久は頷いた。
「ええ。あの学校では、いろんな変態教師がいたけど、
香さん、抵抗出来ずに……」
ミックの頭の中では、さっきの香の肢体が映った。
それが幼い姿になり、相手が複数の………
…なにかが切れた。
美久ははちきれそうなミックの股間に気付き、身を引いた。
その気配にミックは現実に引き戻される。
「ヨ…ヨシ、分かった。
あの金子もカオリにちょっかい出したんだな」
美久はまずいことを言ってしまったかと後悔したが、
頷くしかなかった。
「キミのため。オレのため。
ヤツには少々のオシオキが必要だ」
(さて3択です。1美久、たどたどしく。2美久、うまく。3美久、積極的に。よろしく)
2で。
美久はうまくナニをする?!
ところで美久とミック・・・。
ワザとでしょうか〜
あぼーん
あぼーん
あぼーん
sage
sage
379 :
45。1:03/07/08 02:44 ID:W32H6b5W
372さんは2を選ばれました。
373さん。美久とミックは偶然でつ。
美久が何をうまくするかというと…いやあ…
374さん〜376さん。sageる方法を知らないようでつ(w
377さん。連続にsage。ご苦労様でつ。
ところで374さんたちの真似をしたいわけではないでつが、
友人から貰った検索ソフトで面白いものがひっかかりました。
もしかしたら皆さんご存知かもしれないけど、
アドレスを貼っておきますね。
内容は僚×冴子がメイン(本番)ですが、(香舐めるだけ)
なかなか笑えるので(藁
でも全部で10枚あって、公開ではないようなので、
興味ある方は一枚ずつ根気よくアドレス変えて見てみてくだされ。
タイトルが笑えるでつ。
ttp://www.hentaiserver.com/gahellhentai/nick/nikku01.jpg 美久は、急にこの外人が自分に近い存在に思えた。
たぶん彼は香のことが好きなんだろう。
だが、それは叶わない。
自分も金子が好きだ。
だが、それは叶わなかった。
それでも今の姿を武器に出来ると思ったからこその、
姿の維持だった。
「そうね、少しお仕置きは必要ね…」
「じゃあ、いいか?」
ミックはおもむろにズボンをずり下げた。
香の事でさっきからビンビンになっている肉棒は、
いったんズボンに引っかかり跳ね上がった。
380 :
45。2:03/07/08 02:45 ID:W32H6b5W
「…すご……」
美久は絶句した。
金子がやっとのことで水を見つけて戻ってきた。
「美久〜。
お水だよ〜」
上機嫌の金子だったが、
ドアを開けて中に入ったとたん、凍りついた。
手にしていたグラスが滑り落ち、床に散った。
金子はワナワナとしながら叫んだ。
「なにをしているんだ!!」
背を向けていたミックがくるりと振り返った。
「なにって…ナニを…」
仁王立ちになり、腰に腕を当てているミックの前面では、
かわいい娘の美久が小さな口いっぱいに、
その男をほおばっているのだった。
ジュルジュルと音をたて、リズム的に行っていた。
「や、止めなさい!!」
どちらにともなく金子が叫ぶ。
「オレは別に強要してないぜ。
ほら、手で押さえているわけでもない。
しかし、なかなかのものだ」
ミックは吐息とも喘ぎとも言えない声でよがった。
金子は視線を美久に変え、叫んだ。
怒りに震え、足が前に進まないのだった。
美久は今更気付いたという感じで、
いったんミックを放した。
(さて3択です。1美久、金子を納得させる。2美久、金子を脅す。3美久、ミックによろめく。レスよろしく)
381 :
名無しさん@ピンキー:03/07/08 02:49 ID:qGHtkeWA
3で!
>45。さん
見ますた。リョウのでかすぎです(禿藁
あぼーん
sage
最近広告が目立って見苦しいっすね。
ただの見物人ですのでもちろん強要ではないですが、
下げ奨励します。
45。さん、広告にレス入れなくても。無駄な労力ですよ。
スペースの無駄でもあることだし。
エロひのがよみたひ
387 :
45。1:03/07/09 07:42 ID:f84rY7Ox
381さんは3を選ばれました。
382さん。藁
384さん。ども。
385さん。ごもっとも。
386さん。ごめん。どなたか書いて。
「パパ、どうしたの?」
口を拭うこともせず冷静に聞く美久に、
金子は声を失った。
「パパがあの学校に入ってから、
あたし、毎日やらされてた。
もちろんセックスだって…」
金子は目を潤ませ、声を震わせながら美久に抱きついた。
「す、すまん……」
美久は抱きつく金子の感情を無視して続けた。
「パパ…パパだって、あそこで他の生徒に…
香ちゃんに手を出したでしょ。
あれと同じように、あたしもされていたのよ」
香の名前を聞き、ミックは美久の身体を思わず抱き寄せた。
美久の胸が騒いだ。
謝ろうとする金子だったが、その腕をミックが掴んだ。
「カオリに手を出したんだってな」
金子はどうしてこの外人が怒っているのか分からなかったが、
その形相からして今にも絞め殺されかねなかった。
しかも立派な下丸出しだったので、
身に覚えがある分、余計恐怖が芽生えた。
388 :
45。2:03/07/09 07:43 ID:f84rY7Ox
「いや…いや…未遂だ!
違う!わたしはやっていない…」
金子は必死で思い出そうとした。
たしかあの時、香とやれるつもりで部屋に行った。
いや、案内された。
警備員に…
警備員!
「そうだ!あの学校にいる警備員の男が香ちゃんとやりまくっていた。
…わたしは…それを見せられながら、あの…手近にいた男…」
「男?」
美久が聞き逃さずに聞いた。
「パパ、女の人で物足りず、子供にも飽き足らず、
遂には男の人と?」
呆れた顔で見つめられ、金子は言葉に詰まった。
「警備員……」
ミックはじっと考えた。
「どんな男だった?」
「どんな…」
金子は思い出そうと目を閉じた。
「背は…君くらい高かったかな…
サングラスをかけていて、顔はよくは……
なにしろ、こちらも気持ちが浮いていたし……」
「背がこれくらいでサングラス……」
美久には誰だか分かっているが、あえて聞いてみた。
「東条?」
金子は首を振った。
「東条はその時わたしの下に……っあ!」
口を塞いだが遅かった。
389 :
45。3:03/07/09 07:44 ID:f84rY7Ox
美久の冷たい視線が突き刺す。
「東条は、あたしを抱きまくっていたわ。
パパ…その東条を……」
金子はその事を知り、複雑な怒りを禁じえなかった。
初めは抵抗していた東条だったが、
だんだんと従い喜んだ。
美久も、そうなのか…と。
金子の視線が問うように変わった。
美久は口ごもりながらも話した。
「あたしは抵抗したわ。
でも、力で敵う相手じゃない。
あの場所に閉じ込められ、逃げる事も出来ない。
パパがお金を返すまで……
だから、言うままになったのよ。
もっと酷い事をされないように」
美久はミックにしがみつき、その顔を埋めた。
金子は美久に抱きつく事も出来ずに泣くだけだった。
ミックはミックでその警備員が誰だか目星がついたので、
少し気抜けをしてしまった。
「リョウ…小さいカオリとも、
モッコリしやがったのかぁ〜」
みんなが沈黙している中、
数人のドカドカという足音が響いてきた。
開けられたままのドアの向こうで、叫び声がする。
「美久!覚えてろよ!!
そこの金子!……すぐに出てくるから、…へへへ……」
冴子たちに囲まれながらも、
少し照れた笑みを浮かべる東条がいた。
390 :
45。4:03/07/09 07:44 ID:f84rY7Ox
「東条!」
美久が硬直する。
「トウジョウ?」
ミックはつかつかと歩いて行った。
東条は目の前に下半身丸出しの外人が近づいたので、
少々とまどった。
「カオリ…をどう扱った?」
突然の質問だったが、
カオリという名前に東条の顔が緩む。
「いい女だ……あの肌もいいし、喘ぐ声もいい……
小さいのも大きいのも頂きたいな。
そうそう、変化の途中の股おっぴろげた姿が良かった!
こいつが抑えていたんで堪能できたよ。
こんどは入れたまんま変化してもらいたいな」
東条の股間が盛り上がる。
それを聞いた薫がケラケラと笑った。
「あんな女、どこにでもいるじゃない」
ミックは薫を睨んだが、
さすがにレディには手を出せないとガマンした。
そこで、二人分の怒りを東条にぶつけた。
思い切り殴りつけ、倒れたところ、口の中に己の武器を突っ込んだ。
さすがのミックも警官隊の前で銃を出すのは避けた。
息も出来ない東条に、ミックは言った。
「もし、出てきてもカオリには近づくな」
冴子はミックの頭を小突いた。
「公然猥褻物。…しまいなさい」
391 :
45。5:03/07/09 07:45 ID:f84rY7Ox
冴子が振り返ると、
警官隊は、その大きさに己を恥じて全員股間に手を当てて隠していた。
「まったく男ってやつは……」
眉間の皺を指でつつき、冴子が吐息をついている横で、
薫が潤ませた瞳をそれに向けていた。
ミックも立ち上がり、東条の服で己を拭いてからズボンを履いていると、
後ろから美久が抱きついてきた。
「素敵……」
「オウ?」
ミックも驚いている間に、一行は遠ざかっていった。
金子は美久にすがりつき、ミックから引き剥がそうとするが、
美久は離れない。
「美久!パパが悪かった!!
おまえにママを作ってやりたかったし…
それで、なんとか仕事が軌道に乗っても迎えに…」
美久は首を振り、拒否した。
「そんな事言っても駄目よ」
「おまえだけでも、もうあんな目には合わせないように…」
美久は振り返って金子を睨んだ。
「パパが、あたしをそう思うように、
あそこにいる生徒たちの親もそう思っている。
それが分からないの?
パパは被害者じゃないのよ!
他の子供を引き入れて抱こうとした段階で加害者なのよ!
同じところにいたあたしが同じ目にあっているって、
気付かないでいること自体おかしいじゃない!」
392 :
45。6:03/07/09 07:46 ID:f84rY7Ox
金子は複雑だった。
あの学校のシステムを聞いた時に、驚愕した。
やられ損はしたくないと思った。
美久が貪られる絵を思い浮かべ血が逆流した。
そして…己の欲望で、それを忘れたいとも思っていた。
「すまない…もう離さないから…」
美久は首を振った。
「あの集団の中、あたしだけが助かっても意味がない。
自分の子供だけ無事ならいいってものじゃないでしょ?」
「もう警察が入った。他も無事だろう」
興奮する美久を、ミックがなだめる。
「あたしじゃ、駄目?」
「え?」
ミックが驚いた目で美久を見た。
「あたしじゃ、香ちゃんの代わりになれない?」
「……え?」
ミックの脳裏にかずえの鬼の形相が浮かんだ。
(さて3択です。1金子、反省。2金子、篭絡。3金子、諦め。レスよろしく)
2
取れた〜!
45に向けたつもりでない発言にまでレスするのってどーよ
どーよ、って言うお前はどうなんだよ。
私はいいと思う。
スルーされるよりレスがついてる方が
自分宛てでなくてもホッとする。
IDが…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
396のIDがAHだ!えんがちょー。
>396
sageのみのレスや広告レスにレスするのは如何なものか。
それに45。さん宛てでは無いレスにも返す必要はないと思う。
一行増えればその分容量が増えて、次スレ引越しが早くなるしな。
あと自分宛てじゃ無いレスでもレスがついてるとホッとするというのが
よくわからん。
>399
整理厨やってる暇があったら、エロ文の一つも書いていけや( ゚Д゚)ゴルァ!
どーでもいい。それより新しいネタがほすぃ。ネタの神様…
あぼーん
403 :
45。1:03/07/10 05:55 ID:yVPZPzZq
393さんは2を選ばれました。
395さん。つい行きがけの駄賃で…
396さん。そうでつか?
397さん。しっかり!しかしどうしてIDって分かるんだろうか399さん。ごもっとも。400さん。まあまあ。401さ
ん。あなたもがんばれ。ってな具合にレスついしたくなったのは改行しなければいいかな?(不安だが
386さん。ごめん。どなたか書いて。
「エ〜ト…もっと大人にならないと、
恋愛は……」
ミックはソワソワしながら返事を詰まらせた。
女は好きだが、子供の姿に手を出す趣味はない。
美久が大人に戻ってくれるならよいが…
しかし問題はそこではない。
そろそろかずえもこちらに来るような予感がする。
そちらの勘は最近ばっちり働くのだった。
「やっぱりあたしじゃ駄目なの?
香さ…香ちゃんの魅力には勝てないの?」
「ウっ…」
ミックが困っていると、金子は美久にしがみついた。
「いや、美久は魅力的だ!
親が言うのもなんだが、パパが保障する!!」
必死にフォローしようとする金子を、
美久は哀れむ瞳で見つめた。
「……」
金子は驚いてそれを見つめかえす。
美久は泣き出しそうな顔で口を開いた。
「…ごめん…パパ…」
404 :
45。2:03/07/10 05:56 ID:yVPZPzZq
「え?」
「あたし…パパの本当の娘ではないの…」
「……ぇ?」
ミックも驚いた。ここに来て正体をばらしてしまうのかと。
そして大人に戻ってまで自分のモノになってくれるのかと。
ミックは覚悟を決めようと思った。
かずえにばれない方法も考えないとと。
「いったいそれはどういう事なんだ?」
あきらかにうろたえた金子が、美久に詰め寄った。
「ミクちゃん…」
ミックは美久を金子から庇おうと、肩に手をかけた。
美久はミックの手に寄りかかり、金子に言った。
「ごめんね。…パパに捨てられて、ママったら、
田舎で男の人に………」
「なんだって?」
ミックも口の中でつぶやいた。
「ナンダッテ?」
美久はミックの方にくるりと向きをかえてすがりついた。
「だから、本当はあたし…パパと血がつながってないの…」
「そんな……」
金子は呆然とした。
「あたし。パパのこと好きだから、
ずっと黙っていようと思ったの……
だけど、もう駄目!」
ミックは頷きながら、美久を抱きしめた。
「もう大丈夫だよ。ベイビー。
オレがいる」
美久はミックにギュッと抱きついた。
405 :
45。3:03/07/10 05:57 ID:yVPZPzZq
「美久……」
金子は事実を受け入れようとしながらも、
突然のことになにを考えてなにを言ったらいいかが分からない。
あんなに愛していた娘が、自分の娘ではない。
だが、自分の娘ではないからといって、
あの女に返す気にもなれない。
このワケの分からない外人に持っていかれるなど、
もっての外だ。
金子は美久の身体を後ろから抱きしめた。
「美久…行かないでおくれ…
おまえがいなくなったら、パパは……」
美久は首を振った。
「パパじゃない!!」
振り返る美久の瞳は涙で潤んでいた。
「美久……」
「あたし…
あたし、本当はパパのこと…
愛してしまったんだもの!!」
「え?」
金子とミックは同時に驚き、そして動転した。
「あの学校で、東条に初めて奪われてから、
あたし…ずっとパパのこと考えてた…
あたしが、そうされたいのはパパだけなんだって…」
「え?」
「でも。パパにとって、あたしはただの娘…」
金子は首を振った。
「美久!パパだって、おまえが好きだ!!」
406 :
45。4:03/07/10 05:59 ID:yVPZPzZq
「嘘!」
美久の手がミックの身体から離れた。
金子は美久を腕に抱きながら叫んだ。
「かわいいおまえを、何度抱こうと思ったか…
だが、さすがに血を分けた娘にまで手を出しては……」
「でも、あたし、もうそばでパパが他の女の人に手を出すのを見ていられないわ…」
美久は、再びミックに抱きつく。
ミックは一応それに反応し、条件反射で抱きしめはするものの、
頭の中は”東条が初めて”という美久の言葉に”オイ”と突っ込みを入れたまでで、
思考が停止していた。
「…う…分かった。美久。
もう二度と浮気はしない…
だから……」
「だから?」
美久はちらりと金子を見る。
「わたしのところに帰ってきてくれ!!」
美久は小さな声で聞いた。
「大きくなったらお嫁さんにしてくれる?」
金子は大きく頷いた。
「する!するとも!パパがおまえを素敵な女性に育ててやる!
そして……」
「大きくなったら、ママに似るかもしれないわよ」
金子は首を振った。
「美久は、あの女とは違う」
407 :
45。5:03/07/10 05:59 ID:yVPZPzZq
美久はミックと突き飛ばし、金子に抱きついた。
「パパー!!」
ミックはそのまま尻餅をつき思った。
「女って恐ろしい…」
目の前ではとろけそうな金子の顔があり、
後ろを振りむいた美久の顔があった。
その口はこっそりとこう動いていた。
”あなたの用は済んだんだから、さっさと出て行きなさいよ”
(さて3択です。1ミック、教授に会う。2ミック、帰る。3ミック、教授とかずえに会う。レスよろしく)
2に。
3
410 :
45。1:03/07/10 22:31 ID:yVPZPzZq
408さんは2を選ばれました。
409さん。1分違いで3でつた。すみません。
ミックはすごすごとドアに向かった。
ドアを閉める直前中を覗くと、
濃厚な口づけを交わす二人の姿があった。
ミックは顔を引きつらせドアを閉めた。
なんだか面白くない。
このミック様とあろうものが、
あんな子供に利用されるとは…
もともと自分がオシオキをしてやろうと話を持っていったのに、
まんまとそれを利用された。
ふとガラス窓に目やると、かずえの車が到着したところだった。
一緒にいるのは海坊主と美樹だった。
ミックは、この間抜けな状態で、
誰かと顔を合わす気にはなれなかった。
様子を見計らい、やりすごしながら外に出た。
一瞬海坊主のサングラスが煌いたが、
ミックは慌てて身を伏せた。
絶対に気付かれている。
「あら、ファルコンどうしたの?」
遠く美樹の声がする。
「いや…なんでもない…」
ミックは心の中で「サンクス」と呟くと、
そそくさと教授宅を後にすることにした。
だが、戻らないと足がない。
411 :
45。2:03/07/10 22:32 ID:yVPZPzZq
幸いに僚の車を使ったので、
かずえには自分がいるのはばれてはいない。
頃合を見計らっていったん戻り、
そっと車に乗り込んで静かに出発した。
海坊主は親切も、その音が他の人間に聞こえないように、
わざわざ咳払いをした。
ちょうど話題が僚たちのことだったのもあった。
「大丈夫?海坊主さん」
かずえが聞くと、海坊主は必死に頷いた。
「ファルコンってその手の話が苦手だから」
美樹が苦笑しながら庇う。
「いや、あのモッコリ野郎が落ち着くのはいいことだ」
海坊主はそう言ってから、少し気を使った。
「…その…僚に振り回された女性たちには気の毒だが、
その分、香も苦労したからな」
言いながら真っ赤になり、一気に飲んだコーヒーに、
今度は本気でむせた。
美樹はその背を叩きながら、かずえの様子を見た。
かずえはニッコリ笑って返事をした。
「あ、気を使わないでね。
こちらも幸せにやっているんだから」
海坊主は、かずえの存在を知りながら、
こそこそ帰っていったミックのことを思い出し、
本当に黙っていた方が良かったのか悩んだ。
412 :
45。3:03/07/10 22:32 ID:yVPZPzZq
そして、出て行った車の音が僚のものであることを思い出し、
ガバッと立ち上がった。
「きゃっ!」
美樹が驚いた。
「なにかあったの?」
そう言われ、再び座って考え直した。
「ま、大丈夫だろう…」
美樹がいろいろと推測していということに気付くこともなく、
海坊主は無意識にカラのコーヒーカップを口に当てた。
(さて3択です。1教授、美久と話す。2かずえ、ミックのいた気配を知る。3ミック、冴羽アパートに。レスよろしく)
1で!
>友人から貰った検索ソフト
これってどんなソフトですか?
国内、海外の面白ファンサイトが発見できるのなら、教えていただきたいのですが・・・
フツーの検索ソフトだよ。フリーだかシェアウェア。
"ebot"で検索汁
416 :
45。1:03/07/11 22:50 ID:IOrx6qMT
413さんは1を選ばれました。
415さん。どうも。
「さて…と」
コンピューターの前で一息つき、
教授は立ち上がった。
電源を切り、プリントアウトしてある一枚の紙を掴んでそれを見る。
「ま、こんなもんじゃろうなあ…」
モニターを見ると、海坊主たちが和んでいた。
別のモニターでは美久と金子が抱き合っている。
「僚といい、彼女といい…
ここはラブホテルじゃあないんじゃがのう…」
そろそろ終局なのを見定め、
教授は美久のいる部屋を尋ねた。
「美久ちゃん…
ここにおるのか?」
教授の声に、美久と金子は驚いた。
美久は余韻を振り切って、声を出した。
「あ、はいはい。います!」
「いいかの?」
美久は大急ぎで服を着けると、
金子にシーツをかけた。
「パパ…ちょっと用事みたいだから、
大人しく待っていてね」
なにか言おうとする金子の口唇にキスを押し付け、
美久は大急ぎで出て行った。
美久は教授を引っ張り廊下の隅に行くと、すぐに聞いた。
「ど、どうでした?」
417 :
45。2:03/07/11 22:50 ID:IOrx6qMT
教授は一枚の紙を出し、美久に手渡した。
美久は、それを広げて喜んだ。
それは松井ひさみの戸籍の写しだった。
長女の欄に美久の名前がある。
「ありがとうございます。
…あの…それで…」
教授は頷いた。
「ひさみさんは行方不明。
そして現れないとなると、必然的に亡くなったという扱いになる。
しかし、それでいいのかの?」
美久は頷いた。
「はい…新しい人生をやり直します。
金子は、女に対して、きっと枠を持ちすぎているのです。
子供が好きなのも、
自分の枠どおりになるかもしれないということからでしょう」
教授は頷いた。
「でも、辛くは無いのか?
その枠にはまるという人生は…
おまけに、いくら子供の姿といっても、
寿命までは変えられないようじゃ。
東条の回復力は、ありゃ特異体質の部類じゃ。
君の身体機能は、子供のそれとは違って…」
美久はくすくすと笑った。
「いやですわ。
女の方が寿命が長いんですよ。
大人の姿の時だって、金子のがずっと年上でした」
418 :
45。3:03/07/11 22:51 ID:IOrx6qMT
教授も、それには頷いた。
「それに、
あたし、子供じゃあないんですよ」
「…?」
美久はにっこりと笑って教授に握手を求めた。
「これから金子を、あたし好みに育てていきます。
香さんだって、きっと本人は気付いてないかもしれないけど、
絶対に冴羽さんのなにかを変えているはずです。
そうですよ…ね」
美久は僚が香に対してとる態度を見て、
そう確信していた。
教授は口を開けて驚いていたが、
美久の笑顔につられて笑い出した。
(さて3択です。1香、先に起きる。2かずえ、ミックのいた気配を知る。3ミック、冴羽アパートに。レスよろしく)
1で
あぼーん
sage
あぼーん
sageだよ!
sageとくよ!
sageなの!
426 :
45。1:03/07/13 01:14 ID:vE264OXk
419さんは1を選ばれました。
421さん。423さん。424さん。425さん。サンクス。
「さて、じゃが、金子さんは一度警察にも出頭しないといけないのでは?」
美久も、それには口もとを引きつらせ頷いた。
「そうね。まあ、皮肉なことだけど、考える限り、
そんなに長いこと入っていることもないだろうから…」
教授も頷いた。
「そうじゃな」
「その間に、こちらもいろいろやることありますから。
本当にいろいろありがとうございました。
皆様には後ほどまた改めて…」
教授は頷き、美久の後姿を見送った。
「…」
香は夢を見ていた。
確かに兄が目の前に居る。
だから、これは夢だ。
違和感も、怖いという気持ちもない。
「久しぶり…」
香が言いながら触れようとすると、
槇村は少し身を引いた。
「元気そうだな」
香は頷き、なかなか頭を上げようとしなかった。
その下に、ポタポタと涙が零れ落ちた。
「なに泣いているんだ」
槇村の言葉に、香は首を振った。
427 :
45。2:03/07/13 01:15 ID:vE264OXk
顔を擦り、キッとした顔で前を向いた。
「アニキ…あたし、アニキみたいに強くなりたかった」
槇村はため息をついて応えた。
「おれは強くない。強いのはおまえだ」
香は首を振った。
「あたし、なんにも出来ない!
アニキの代わりに僚のパートナーになったのに、
なんにも出来ないのよ。
あたし、何度も後悔した。
でも……」
「側にいたかったんだろう?」
香は真っ赤になりながらも頷いた。
「…どこがいいんだ?僚の」
香は、なんとなく同じような問答を、少し前にしたような気がした。
槇村が生きてる時には、こんな話はしたことはない。
「…アニキ、側に居たの?」
不自然だが自然に思え聞いた。
「香はおれの代わりは出来ない。
おれは、香の代わりは出来ない。
今の僚が必要なのは香だし、香が必要としているのも僚だ。
おれではない。
…それでいいじゃないか…」
香は首を振った。
428 :
45。3:03/07/13 01:16 ID:vE264OXk
二人が槇村を必要としていると言おうとしたが、
それは言わなくても分かっているはずだった。
香はゆっくりと頷き、そして不意打ちのように槇村に手を伸ばした。
ガクリと呼吸が乱れる。
動悸が激しくなにかにつかまらずにはいられない。
身体が横転し、柔らかい場所にはまった。
手に掴んだものを離したくなく、力を入れると、
だんだんと身体が落ち着いてきた。
「あ…アニ…」
遠くなりそうな影を追おうと目を凝らす。
そして、眠っていたことに気付いたのだった。
開いたまぶたの、その前には僚の寝顔があった。
香は掴んでいるものは、僚の腕だった。
その腕は、香の上に掛けられており、
香の身体が今までその下にいたことを示していた。
「ゆ…め……」
香が複雑な思いでいると、
その腕が香の身体を巻き込み、その身体を下に敷いた。
(さて3択です。1僚、眠っている。2僚、起きている。3ミック、自宅に。レスよろしく)
2
sageにまでレスしないで欲しい
>430
いちいちいちゃもんつけないで欲しい
432 :
45。1:03/07/14 07:46 ID:/KWnGPKT
429さんは2を選ばれました。
430さん。sageていただくと直リン貼られづらくなるから
(まあこのところのは、無差別のとは違う気もしないではないけど(w)
ありがたいからなんですが…まずかったでつか(泣
まあ、そうすると今度はワザとsageで荒らすって手を思いつく人が居るかもと考えると、
またそれはそれでアレでつがね(w
531さん。まあまあ。
「きゃあ!」
香が小さく悲鳴を上げた。
のっしりと圧し掛かる肉体で、
香の身体は潰れそうだった。
「あ…苦し……」
必死に自由を求めて喘ぐ香だが、
僚の身体はビクともしない。
「ん……」
香は下敷きになっていない頭を動かし、
僚の耳の近くに口唇を持っていこうとした。
それに合わせて僚が上へと動く。
香は首を仰け反らせ、喘いだ。
「あぅ…ぁあ……ん……ん?」
声を上げている途中、口唇を奪われた香は、
首を振って逃れようとした。
空気が欲しい。
「ん!」
絡まってくる舌に歯を立てようとして、
はじめて香は開放された。
433 :
45。2:03/07/14 07:47 ID:/KWnGPKT
「かはっ…ゲホッ…」
身体を丸め、咳き込む香だったが、
その身体を僚が抱きしめた。
「…ケホッ……な、なに……」
僚は香が落ち着くまで、後ろから無言で抱きしめた。
やっと咳き込むのを止め、
正常に呼吸が出来るようになると、
香は怒った。
「お、起きていたんなら…どうし……て…」
僚は手をもそもそ動かし、香の身体をまさぐる。
「いやあ……」
香はピクピクと身体を蠢かし、熱い声を漏らした。
整いかけた呼吸は一度つまり、そして崩れた。
僚は香の肩に口唇を押し当てた。
「や…」
逃げようともがく香の耳に、僚が囁いた。
「もう、起きちゃうにか?」
香はその声だけでゾクゾクしながらも頷いた。
「ほ…ら…。
まだ…その、やる事が……あ…」
僚は香の耳たぶを舐め、聞いた。
「おれと一緒にいながら、他の男のこと考えてなかった?」
(さて3択です。1香、夢を話す。2香、否定。3ミック、飛び込んでくる。レスよろしく)
起きちゃうにか?に藁
1でおながいしまつ。
sage
436 :
45。1:03/07/15 07:18 ID:uSsUFPcd
434さんは1を選ばれました。起きちゃうにか?…打ち間違い…
でも受けたなら可ということでもいいでつ(w
寝ぼけてたっぽいということで(w
香は咄嗟に首を振ったが、槇村も”男”だということに気付いた。
僚の勘のいいのは知ってはいるが、
それでもこんな馬鹿げた夢の話をしたところで、
どうにもならない。
返って不審に思ってしまったらどうしようと、
試行錯誤してしまった。
せっかくふたりは結ばれたというのに。
その表情の変化を、僚は見つめていた。
「あの…ね。僚…」
「ん?」
ぐいっと抱き寄せられ、香の鼓動は速まった。
「あ…」
話そうとする香の口の中に、僚の指が入れられてきた。
香は真っ赤になり困惑しつつも、もしかしたら、
これをしゃぶるのかと思い、そっと口唇をすぼめた。
「ん……」
僚は可笑しくなりながらも、もう片手の指も突っ込み、
香の口唇を左右に引っ張った。
「ゲゴウ〜〜!!」
驚いて叫ぶ香から、ポンと指を引き抜いて、
僚は笑った。
437 :
45。2:03/07/15 07:18 ID:uSsUFPcd
「すけべだなあ…香」
香はますます真っ赤になり、振り向いて怒った。
「だ、だ、だって…だって……」
怒りながら僚の胸に拳を叩きつけてくる香を、
そのまま抱きしめる。
「いいさ、おれの側に居てくれるという事だけで…」
香は僚に誤解されたくなかった。
こんな事を言わせたいわけではない。
香は、笑われるのを覚悟で話すことにした。
(さて3択です。1僚、ある事を知っていた。2僚、ある事を知らなかった。3ミック、飛び込んでくる。レス
よろしく)
1
1
ゲゴウ〜〜〜ってなんでしょうw?
441 :
山崎 渉:03/07/15 11:11 ID:vhmwz+RP
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
sage
443 :
45。1:03/07/16 07:45 ID:9J/oW62Q
438さんは1を選ばれました。起きちゃうにか?…打ち間違い…
439さんも1分後に1を。
440さん。はて? 少なくとも”ケコーン”ではなさそうでつ(w
じっと僚の目を見つめ、その頬を撫でながら、
香はどう切り出すかを考えた。
僚は香にされるままでいた。
さっきの捨て鉢ともとれる言葉を、
香がどう受け止めたのかも、興味があった。
香はそっと僚の口唇に口づけると、
「好き…よ」と呟いた。
「あたしは、僚が好き。だけど、アニキのこと…好きだった」
僚はピクッとしながらも、平静でいようと思った。
自分が嫉妬深いということを知ったのは、
香を知ってからだった。
根っからの女好きで、女に相手がいようと合意させればすぐに抱いた。
その抱いた女相手に嫉妬するという感情は持ち合わせてはいない。
ターゲットと狙ったいい女を抱ければそれで満足だった。
ミックと落とすのを競った時だって、
ミックに対する競争心はあったが、
被った女に対してミックに嫉妬するようなことはなかった。
執着心が無いからかもしれない。
執着心を持ったら、相手に危険が及ぶということも、
知らず考慮していたのかもしれない。
それを考えあわせても、この腕の中にいる女は別格なのだろう。
444 :
45。2:03/07/16 07:46 ID:9J/oW62Q
たとえ兄と言えども親友と言えども、
血の繋がっていない男の存在は危うく、
許せない範疇にいる。
僚の腕に力が入る。
「分かってる」
言葉と行動が合わないが、香はそれを気にすることはなかった。
「ずっと、あたしのために働いてくれて…
あたしを育ててくれて…」
兄弟というより、親としてなのかと少しだけ安心しながらも、
それでもモヤモヤと僚はした。
「分かっている」
それでも理解していると思った。
「僚のパートナーとして、ちゃんと…
あたし、尊敬していて…」
「分かっているさ」
香がそんなにも悩んでいることで、来てしまったのかもと思った僚は、
即座に答えた。
「あたしが、そんなだからきっと…
さっき、夢に出てきて」
僚は自然に口に出した。
「知ってる」
香がぴくっと蠢いた。そしてそっと顔をあげた。
「知ってる?」
「…え?…あ、そんなこともあるかと…」
香は納得したのか、僚の腕に戻った。
445 :
45。3:03/07/16 07:47 ID:9J/oW62Q
「それで、あたしに、あたしが悩んでいることを、
解消していってくれたの」
「そうか、良かったな」
「うん…」
僚は香の身体をグッと抱きしめ、そして深く息を吐いた。
”香ときちんと対話したいからって、
なにもおれの身体を借りなくっても良かったんじゃないか…”
そして、現実と悟られぬために香に触れられず、
身を退けた事を思い出して多少の同情はした。
”奇妙な感覚だった”
あの時は本当に、香に対しての欲望はなかた。
あれが、槇村の気持ちなのか、自制した気持ちなのか、
考えても分からないところではあった。
それでも香の心を軽くしてくれた事には感謝した。
「もういい加減、成仏したと思っていたんだけどなあ…」
僚が呟きに、香は驚いた。
「やだ、なに言っているの?
とっくの昔に亡くなったのよ」
僚は「そうだったよな」
と、ため息をついた。
(さて3択です。1ミック、飛び込んでくる。2ミック、覗いている。3ミック、待っている。レスよろしく)
3
初めてとれたみたいでちょっと嬉しい
448 :
45。1:03/07/16 22:53 ID:9J/oW62Q
446さんは3を選ばれました。
微妙に幸せそうで、こちらも嬉しいでつ(w
香にとっては夢で充分なのかもしれない。
ましてや、幽霊になって香に取り付いて身体を操っていて、
さらには香が知られたくない体験まで知らせてくれた。
などとは、とても言えない。
僚は静かに抱きしめるしかなかった。
それでも、このままではなんともやりようがない。
このまま膠着していたら、香はいつまでたっても、
槇村の言葉を自分だけの解釈だと思ってしまう。
僚はこそっと呟いた。
「槇村は、いいパートナーだった。が…」
「…が?」
香は首を傾げて僚を見た。
「…アニキ、なにか?」
驚いて、まん丸の目で見つめる香に、
考えているようなポーズを取りながら、僚は目を逸らした。
答えをハラハラ待っている香に、僚はニッと笑った。
そして肩を掴んで押し倒した。
「や!」
急に倒され、香は声を上げた。
「槇村は男だった」
「ちょっと、僚!…ちょ…」
僚は香の耳元に、「大丈夫」と囁いて口づけした。
449 :
45。2:03/07/16 22:54 ID:9J/oW62Q
「まだ無茶はしないから。
それから、他の理由も教えてあげる」
「う…うん…」
信じていいのか悪いのか分からないままだったが、
そのまま香は抱き上げられた。
「とりあえず風呂いかないとな」
僚の言葉に香は頷いた。
ミックはじっと大人しく待っていた。
教授宅から逃げるように帰ってきて、
それでもすぐに車は返した方がいいという口実をもって、
懲りずに冴羽アパートに忍び込んだのだった。
ミックは車を駐車場に入れてから、
そっと階段を上った。
足音を忍ばせ、そっと上った。
階段を上りきると、じりじりと匍匐全身しながら、
僚の部屋へと向かった。
もしかしたら、まだ眠っているかもしれない。
そういう気配りをしながら、
もしかしたら、僚だけ出かけているかもしれない。
そういう期待を抱きつつ、ミックはじりじりと迫った。
ある欲望を持ってから、なぜか進みは遅くなり、
声にならない痛みを伴ったが、
ミックは負けなかった。
やっとたどりついた部屋からは、
僚と香の声が聞こえた。
450 :
45。3:03/07/16 22:55 ID:9J/oW62Q
耳を澄ませて聞いていると、
どうやら香の亡くなった兄についてのようだった。
ミックは長年の僚との付き合いから、
香には掴み取れないニュアンスを嗅ぎ取った。
”カオリのブラザーは、ゴーストになっている”
そして、香は彼を好きだ。
ミックはニヤリと笑った。
僚と香が風呂に向かうようだったので、
ミックはこっそりと隣の部屋に隠れた。
まだ二人は一緒だが、絶対に別行動を取る。
そうしたら、香に近づいてみようと思った。
槇村が取り付いた振りをして。
ミックはクスクス笑いながら待つことにした。
(さて3択です。1僚、洗いながら興奮。2僚、洗いに専念。3香、悪いので僚を洗う。レスよろしく)
1
1
同じ選択でよかった。
最近読んでいても状況が掴みにくい
読んでる途中に???になること多いよ
読解力不足?
よくあることでつ
456 :
45。:03/07/16 23:26 ID:9J/oW62Q
>454
すまん…自分の睡眠不足による記憶違いかと(泣
今起きていられるので読み返して軌道修正できるよう努力するでつ
洗いながら興奮。。。
楽しみです〜!!!
さてお風呂では何回戦かな〜!
>454
心の眼で読め。
そうすれば見えてくる。
459 :
45。1:03/07/18 07:30 ID:vi0jC2ha
451さんは1を選ばれました。
452さんも同時に1でした。よかったようでよかった。
454さん。がんばってみるけど、まだ読みきれてない(泣)
具体的にあげていただけると、すごくありがたいでつ。
457さん。そんな無茶は身体に悪いかと(w
風呂に入った二人だが、支度をするためしかたなしに、
僚は香を床に座らせた。
香は自分の身体を抱いた。
なるべく僚から見えないように隠したかった。
風呂まで運んでくれて助かったけど、
出来れば僚には出て行って欲しいと思った。
身体に残る跡を、いくら僚が付けたからといって、
見せたいとは思わなかった。
特に、まだ重く痛む下半身の二つの場所は、
目を背けたくなるに違いない。
僚は座り込んだまま、困惑した顔で見上げている香を見ていた。
言いたいことは顔を見れば分かるが、
それに従うつもりはない。
香の顔色を見ないふりで僚は香の身体にシャワーを当てた。
「ぅぷっ……」
「ほら、縮こまってないで!」
香の頭からシャワーをかけながら、
僚は香が頭と背中にしか湯に当たっていないのを注意する。
460 :
45。2:03/07/18 07:31 ID:vi0jC2ha
香も仕方なしに腕を離し、
身体にあたる面積を広げようとするが、
フラフラしてバランスが取れそうにない。
両手を身体の後ろに床につけ、
身体を仰け反らせ、顎をあげる。
シャワーのその飛沫が香の乳房に、腹部にあたる。
さっぱりとしてゆく快感が、
香をだんだんと落ち着かせていった。
だが、そんなポーズを取られたら、
僚の方が落ち着かない。
まるで誘っているようにしか見えない香の姿に、
僚の下半身が熱くなった。
(さて3択です。1僚、洗いながら興奮。2僚、洗いに専念。3香、悪いので僚を洗う。レスよろしく)
同じ項目でつが、よろしくでつ。
461 :
名無しさん@ピンキー:03/07/18 09:05 ID:bDhXb1fk
1で!
1
さぁ下半身も熱くなってきました!
興奮〜興奮〜!
ありゃ・・・思い浮かべるだけで鼻血が。。。
あぼーん
sage
あぼーん
あぼーん
あぼーん
sageんかい!
あぼーん
sage
sageさげ
sage
sage
454じゃないけど、
話が繋がっていないわけじゃなくて
状況が掴みにくいということでは?
例えば最近では
>>426のあたり、
槙兄が僚に憑依してたんでつよね?
そこが自分はわかってなくて、先進んでから
「???」ですた。やはり読解力不足?
477 :
45。1:03/07/19 07:16 ID:qd0qCgYj
461さんは1を選ばれました。
462さんも2分後に1でした。
463さん。そんな先走らなくても(w
465さん。あ?あい?(真っ赤
476さん。状況でつか。そこの部分に関しては、説明微妙なところでつが、
話の終局に向けての布石みたいなものです。
話の流れの中で選択により、状況はまた出てくることもるでつ。
裏づけとか出すならその時あたりとも思っていたのですが、さらりと流しながらいくつもりでつた。
…うん。では、また使うような状況にするので(w
分かりづらくてすみません。流れのノリで出てくることばかりでつ…
ゴクリと息をのみ、シャワーの湯口を取り落としてしまった。
急に湯が途絶え、ゴトリと落ちたものだから、
目をつぶって浴びていた香は驚いて僚を見た。
「りょ……ぁ!」
真っ赤になり顔を伏せる。
僚の下半身は思いっきり反り返り、
僚の顔を香の視界から消していた。
香はドキドキしながらも、
ここでされたら壊れてしまうと思い、
少しずつ後ずさった。
じりじりと動く香だったが、
その努力も空しくすぐに圧し掛かられた。
その状態になり、やっと僚の顔を見ることになる。
香は複雑な顔をして僚の目を見つめた。
「あの…ね…」
「なあ、香…
おれ、起きてすぐ勃ってなかっただろう」
「…は?」
香は唐突な問いに、うろたえながらも思い出してみた。
478 :
45。2:03/07/19 07:18 ID:qd0qCgYj
「そ…そうねえ…
そう言われれば、そうね…うん…」
僚は笑ってさらにぐいっと迫った。
香の乳房がその重みにつぶれそうになる。
「ん…りょ、重…」
僚は香が納得してくれたので、
少し余裕を持った。
実際は槇村のせいで制御された形だったのだが、
それを使わない手はない。
「香を大事に思っているから…
だから、それは男の生理現象をも曲げたんだ」
香は首を振りながら、僚から逃げることだけを考えた。
香は、そう言われても身体が強張るばかりだった。
「そ…う…
ありがとう…でも……あ!」
僚は香の背中を浮かせ、香を仰け反らせる。
「香ちゃんが誘ったんだから、
少しはつきあって」
香は天井を見つめ首を振った。
「誘ってなんかないわ。
お願い…もう今は、これ以上…」
荒ぐ息の中、僚に伝わる言葉を捜すが、
どうにも上手い言葉が見つからない。
僚は、香の胸の谷間に顔を埋め、
もそもそと呟いた。
「大事にするから…」
(さて3択です。1香、あくまで拒否。2香、流される。3香、否定しながら。レスよろしく)
コピペする方も、楽しくてやってるなら仕方ないかも…
自分も、なんのかんのでカキコは楽しいからやっているわけだし……
ここは誰でも書き込める場所だからねえ。でも、出来たら読むものを書き込んで欲しいでつ。
それにしても、こういったリンク貼りつけは痛いと言われないのもまた面白き(w
3
業者にマジレスしてもね…
>480
あんたも頭悪いね
業者のコピペはね
一つ一つ人がやってるわけじゃないのでつよ
荒らすために技とやっているわけじゃないのです
自動なのでつ
だから読む物を書き込めと言っても土台むりなのでつよ
483 :
45。1:03/07/20 07:48 ID:t6TwVQwz
479さんは3を選ばれました。
480さん。全部が全部業者ではないかと。
一応上がってる他のところを見てみたら、
けっこうみんなsageてないで行ってるようで(w
なんだかさっぱりした気分でした。
はやりなにごとも篭ってないで、回りを見たほうがいいでつね。
「え?え?」
香は僚がなんと言ったのか聞き取ることも出来ない。
しかし僚がそのまま続けるのだということは、
間違いないと思った。
僚は香のウエストに手を添え、乳首を啄ばみ嬲っている。
「いや!」
香は僚の脳天を押しやろうと、
自由になっている手を当てて力を入れる。
けれども身体が痛み踏ん張れない。
僚は顔をあげ、香を見上げた。
「駄目だよ。
ほら、ここが…」
僚は香の股の間に手を入れ、
そっとではあるが、同時に二つの器官に触れた。
「ああうっ!」
香は触れられた痛みに、身体を波打たせて悶える。
「痛いのか?」
そう囁く僚の声に、香は必死に頷いた。
このまま僚が離してくれる。
そう思うと口元が少し笑顔になった。
484 :
45。2:03/07/20 07:50 ID:t6TwVQwz
「う…だから…」
目をつぶったまま喘ぎながら声を出すと、
僚の身体が離れた。
安心する香だったが、その身体は裏返されてしまい、
痛む尻を割るように広げられた。
「やめて!」
恥ずかしさに叫ぶ香だったが、その痛む菊花に、
そっと熱い口唇が当てられ嬲られると、
違う声が漏れる。
「ぁあっ!!」
嫌だと思いつつも、痛いと思いつつも、
香は身体が熱くなり、股間が濡れるのを抑えられなかった。
「駄目…よ、りょ……くっ!」
僚の指が、その下にある蜜したたる場所に差し込まれる。
「はっ!ぁくっ!
…だ…だめ……」
「駄目なものか…」
僚の声が香の背後から、そして風呂の狭い空間を跳ね返り響いた。
香は否定するように首を振る。
僚は口唇を離すと香に覆いかぶさり、その身体を背後から抱きしめた。
熱い息が香の耳にかかり、僚の声がダイレクトに伝わってきた。
「ここは、さすがに悪かった」
そう言いながら、蜜の絡んだ指で菊花をさする。
香は目をつぶったまま頷いた。
「りょ…が悪いんじゃない…
あたし…の記憶を取り戻そうとしてくれて……」
僚は香の耳たぶを軽く噛んだ。
「ひゃっ……」
香が身体をすくめると、その指を下にずらす。
そして、そのまま埋めていった。
「あ!」
香の身体がその指を飲み込み、ビクビクと跳ねる。
485 :
45。3:03/07/20 07:50 ID:t6TwVQwz
僚は同時にもう片方の手で、揺れる乳房を掴んだ。
香は悶え暴れるが、そうする度に中に入っている指が香を刺激する。
「やあっ!…」
「やじゃないだろう?
すごく溢れてきている…」
香は首を振った。
「そ…そこも……痛い…」
「本当か?」
すかさず聞かれ、香は必死で首をたてに振った。
僚は指を出し入れし、中の蜜を掻き出す。
香は身体を震わせ、
止めて欲しくて「だめ」と呟き首を左右に振った。
「本当に駄目かどうか試さないと分からないんじゃないか?」
耳元でくすぐるような甘い声で囁き、香を混乱させる。
「だめ」
それしか香は言えなかった。
僚は指を出し入れしながら一本ずつ足し、香の反応を確かめた。
香はもう声も出ず、首を振り身体を痙攣させた。
「……ぁ!」
そして達してしまい、
聞き取れないくらいの声を発して身体中の力が抜けてしまった。
僚は香の強張っていた身体が急に重くなったので、
落ちないように抱きとめ、そっと仰向けに寝かせた。
荒い呼吸を繰り返している香の足を大きく開き、
その欲望に膨らんだままの一物を痙攣を繰り返す中心に当てた。
「…うっ…」
香の眉根が寄る。
僚はそのまま濡れた花芯に突入していった。
(さて3択です。1僚、後悔。2僚、満足。3僚、うしろめたく。レスよろしく)
2
pinkぐらいマターリいかせてくれ。
4香、物足りない。
489 :
45。1:03/07/21 02:29 ID:Yeu1MjwO
487さん。なかなかスレ同様、人生マターリいきませんからなあ…
まあ、ここは一夜の夢ってことでマターリ出来たらいいでつなあ…
こちらも書いてる間は、浮世を忘れてその事だけに脳が専念出来るでつから。
488さん。それは辛いかと(w
すでに充分濡れている香の膣は、
僚を拒む事が出来ない。
ビクビクと震える香の身体は、
どんどんと僚を飲み込んでいった。
そして巨大な異物の侵入は、
香の意識を覚醒させるのだった。
口を大きく開き、息を吐きながら香は目覚めた。
香が逃げようと腰を動かす時には、
すでに突き入れられた塊はズッポリと収まり、
香と僚の間に距離がなくなっていた。
「気がついた?」
僚は嬉しそうに香に抱きつき、身体全体を密着させた。
「や…やだ!」
香は真っ赤になりながらもがくが、
もがくほどに僚が腰をねじ込んでくる。
「う……」
香は僚にしがみつき、それを止めようと勤めた。
「あっ!ふ……」
香に抱きつかれ、その香の喘ぎ声が僚の胸をくすぐり耳に届く。
僚の理性が飛ぶのに充分だった。
「香っ!!」
僚は夢中で香の身体を抱きしめながら、
その腰だけを離し打ち込んでいった。
490 :
45。2:03/07/21 02:30 ID:Yeu1MjwO
「あああああああああああ〜っ!」
まるでジェットコースターにでも乗ったような感覚だった。
香は叫びながらひたすらしがみついているしかなかった。
抱きつき、その激しい抽送を耐える。
僚だから耐えられると思った。
だが、僚だからこそこれほどの痛みと圧迫感があるのだ。
香は幸い他の男に抱かれることはなかった。
だからこそ、普通サイズが分からない。
いかに、自分がとてつもないお宝でかわいがられている。
…という事実に頭がいかない。
知らない。だからこそ耐えられるのかもしれなかった。
それでも限界がくる。
「あうっ……あっ……」
香は目に涙を溜めながら、身体を硬直させて果てた。
すると腕の力が抜け、その体重が、
まだ元気でいる僚を深く銜える形になった。
「うああっ!」
すぐに目覚めた香は身体を仰け反らせ、
そしてまたしがみつつく。
僚は囁いた。
「も、もう少しだ」
激しくなる僚の追い込みに、
香は頷くしかない。
僚は香の口唇を求め、奪い、
その身体をかき抱いて大きく打ち込み放出した。
いっぱいになっている身体の中が、さらに満ちる。
僚は放出しても香から抜こうとはしなかった。
「んっ…んん……」
香は声を飲み込まれたまま、
再び膨らむ僚に対して身体で抗議した。
491 :
45。3:03/07/21 02:32 ID:Yeu1MjwO
じたばたと動く香に対し、
僚は口唇を一瞬離して囁いた。
「悪いな。香……不可抗力だ」
「ふかっ…」
香が驚いて聞き返そうとするより、
僚の口唇の接近の方が速かった。
「んんん……」
再び声を奪われた香は、もう身体を預けるしかなかった。
これ以上抵抗したら、ますます僚が燃えそうな気がした。
大人しくなった香に対し、
僚はさらに積極的に攻めていった。
香も、自分にしがみつき暴れる男を、
だんだんといとおしく思えてきて、
自分からも僚の口唇を求めた。
僚がそれに応える。二人の舌がお互いに絡み合う。
「ふっ…ん…」
すると、香の中に、痛みとは違うものが湧いてきた。
耐え切れず首を振り、その舌の結束を振り切る。
自由になった口唇から、香の喘ぎが搾り出された。
「あっ!…あっ!」
香が僚を締め付ける。
両足で、そして膣で。
「ううっ……!」
僚はその快感に、まだわずかな時間だというのに、
思わず射精してしまった。
(さて3択です。1香、自己嫌悪。2香、逃げる。3香、混乱。レスよろしく)
あ、一行目をコピペしそびれてる…駄目駄目だな(泣
486さんは2を選ばれました。
回線切って…以下略(泣
3で!
底無しでつな(w
>いかに、自分がとてつもないお宝でかわいがられている。
> …という事実に頭がいかない。
香タソ
罪な女よ
495 :
45。1:03/07/22 07:16 ID:kex5+sj8
492さんは3を選ばれました。
493さん。それは怖い(w
494さん。香の罪は、かわいいことでつ(w
「あああっ!」
香は悲鳴を上げてもがく。
「くっ…香…おまえ…」
そして僚は、その気持ちよさに驚きながらも、
香に下手な事を言わない方がいいと思い言葉を切った。
そっと香の身体を離し横たえ、自分の物を抜く。
今はすっかり開いているその場所の、
先ほどの締め付けを思い出すと、
僚はまたもやムラムラときた。
そんなことも知らず、香は横たわったまま、
その余韻で息絶え絶えに喘いでいた。
「あ…はぁ……は…ぁ……」
閉じたままのまぶたに、僚は目隠しをするように手で覆った。
「…あ?」
香が驚いて口唇を開くと、僚はその口唇を奪い、のしかかった。
「んん?」
両手も押さえつけられ、足の間に身体を割って入ってくる。
香はまさかと思い、恐怖に満ちた目を開くが、
手で覆われたそれを僚は見ずにいた。
逃げなければと、香は起きる体制をとろうと膝を立てた。
僚はそのよく開かれた場所に、埋めてゆく。
開いて痙攣を繰り返しているそこは、
確実に成長しているようだった。
496 :
45。2:03/07/22 07:16 ID:kex5+sj8
「ふ…んっ……」
香がその侵入に堪らず足を上げる。
そうすれば刺激が少なくなるような気がした。
僚はそのまま香の身体を練るように押し上げる。
香の腰は持ちあがり、僚はますます侵入していった。
「ひいいいっ!!」
香は顎を上げ、僚の口唇から逃れて悲鳴を上げた。
今まで以上に奥まで届く僚の一物は、
香を突き破る勢いだった。
痛みはこれまでの比ではないのに、
香はこみ上げる気持ちを堪えきれずに、
僚の身体を両足で挟み込んだ。
それが、また僚を深く入れることになる。
「いやあっ!」
「お、おまえ…いやあって…自分で…」
僚は言いかけて黙した。
香は、ただしがみついていれば安心出来ると、
頭で言い聞かせてはいるが、
実際、身体には思ってもいなかった快感が芽生え始めていた。
ギュウギュウと締め付ける香を愛しく思いながら、
僚は腰を振った。
香は、さらに僚が激しくなったのを受け止めながら、
早く終われば。とも、ずっと続けばとも思った。
(さて3択です。1ミック、一人芝居。2香、気絶。3香、朦朧。レスよろしく)
3で。
3
昨日の夜は来てみたけど、うp無くて淋しかったナリー。 でも、
45。さん、朝早くからありがとう(涙)。
500 :
45。1:03/07/23 00:57 ID:bvMjfm2J
497さんは3を選ばれました。
498さんも1分違いで3。
499さん。書き足してる途中で寝てしまいまつた(泣
よく部屋の電気つけたまま、腹の上に電源入ったモバイル乗せたまま朝まで倒れてるでつ。
地球にやさしくないでつ(泣
「ううっ……」
僚は香に負けないよう、がんばって攻めるのだが、
香の身体は、僚を受け入れようと引き込み絞める。
「僚!いや…ああっ!
あ!…あうっ!!…ひ……」
香は耐えるのに必死だが、
僚もすぐにイかないよう耐えるのに必死だった。
キチキチの中なのに、
その肉襞は意思を持っているように僚を弄ぶ。
「くそっ…」
耐えに耐えて、香の意識が途絶えそうになる瞬間まで耐えた。
どくんと放出された精液の勢いで、香は目をさまし、
そして僚をしっかりと抱きしめ直した。
僚も香を抱きしめ、長々と放出をする。
「あ…あっ…ふっ……」
香は眉を寄せ、身体中鳥肌を立てて感じ喘ぎながら、
それでも僚を離そうとはしなかった。
「香!香!」
僚も抱きしめ顔中に口づけながら、香の名を呼んだ。
香はつらそうにしながらも、口元をほころばせ、
僚を安心させた。
501 :
45。2:03/07/23 00:57 ID:bvMjfm2J
安心したが、その瞳を見て僚は驚いた。
どうやら焦点が合ってないようで、あっちの方を見ている。
「香…」
僚が香の頬を軽く叩くと、香の焦点が戻った。
なにか言おうとしているのだが、それをとどめようともしているようで、
小さく口唇を動かしている。
僚はそれをじっと読んだ。
「気持ち良かったのか?」
思わず口に出してしまった僚は、しまったと思った。
香が真っ赤になって僚を押し戻そうとしている。
「いや、いや!」
と叫びながら、僚の胸を叩く。
僚はどうしたものかと思った。
香が感じはじめていたのも身体が求めはじめていたのも知ってはいたが、
それを香に言ったらショックを受けること間違いない。
と思っていた。
今まで女としての自分を否定し、されていた分、
そんな急激に変わるなど、考えてもいないだろうと。
僚は、それを言ってしまったら香がこうなるのは予想出来ていた。
(さて3択です。1ミック、一人芝居。2僚、香を眠らせる。3僚、押さえ込み。レスよろしく)
1
一度でいいから選んでみたい・・・・
504 :
45。h:03/07/24 07:18 ID:8y9EfycJ
502さんは1を選ばれました。
503さん。そんなたいしたもんじゃないかと…でも、ありがとう。
ミックは待っていた。
香が一人になるのを…
だが、僚と香が出て行ってからもうかなり時間が経つ。
ミックはイライラしつつも、
とりあえず香のことを考えることにした。
そもそも、なんで香が僚といるのか。
それは自分より先に出会っているからに相違なかった。
…そこまで考えてから、ミックは思った。
「…まあ、とにかくオレはあっちの仕事で忙しかった」
悔しく思いながらも、
とにかくあんまり若いのとは付き合う気がなかったかもと思った。
なによりあの浮気に対してのハンマー攻撃とかも、
あんまり受けたくはない特典だった。
ミックにとって、たくさんの女性と知り合い、
そして口説き落とす事は、生きがいというより他がなかった。
それなのに、あの香はなかなか身体を許しそうにはない。
堪るストレスは、
きっと自分をレディハンティングに駆り立てるだろう。
「イヤア、カオリ!誤解だ!」
ミックはとりあえず想定して抗ってみた。
そして巨大はハンマーを落とされるの幻覚を見た。
真っ青になった。
「ウン…まあ、でも今はリョウに抱かれて、
やりやすくはなっているのだろうな」
悔しくもあったが、今となっては仕方ないことだった。
「それにしても…
カオリのヴァージンいただきたかった〜!!」
(さて3択です。1ミック、一人芝居エスカレート。2僚、香を眠らせる。3僚、押さえ込み。レスよろしく)
3
全体的に意味わからん
508 :
45。1:03/07/25 06:46 ID:wF5QIQ4q
505さんは3を選ばれました。
506さん、507さん。どうもでつ。最後なんでそっち優先ということにしてしまいました(w
ミックは急に悔しくなり立ち上がると、
バッと腕立て伏せの体勢に伏せた。
「カオリ…」
そしてゴロンと横になると、
今度は仰向けになって脅えたように腕を縮めた。
目を半ば閉じ、小さく震える。
「駄目よ…ミック…アタシ…」
ミックは腕立てに戻り、床に近くなるよう腕を曲げた。
「ダイジョウブ…カオリ…」
ゴロンとまた横たわると、嬉しそうな顔で「ウン…」
と言ってはにかんだ。
ミックはまた腕立てに戻ると、
今度は床に激突する勢いで倒れこんだ。
「カオリ〜!!」
「香!!」
僚は香をそのまま押さえ込み、
その上に圧し掛かった。
「違うわ!違うわ!!」
香は必死に否定し、僚を拒んだ。
僚はその様子を見ながら、
まだほてり敏感になっている肌に指を這わせた。
乳房の端から尖っている乳首に向け、
ツーっと滑らせる。
509 :
45。2:03/07/25 06:47 ID:wF5QIQ4q
香は口を開いたままビクビクと身体を奮わせた。
「これは…いや?」
僚が聞く。
香は首を振りながら困惑している。
僚はもう片方の手を香の股間に持っていった。
少し触れただけで、香の身体は敏感に反応する。
「はあっ……!」
香は息を吐きながら、僚の手はあるが、
まだ揃えてある足をすり合わせるようにして悶えた。
僚は乳首をそのまま摘むと、香は眉を寄せて痛がった。
「痛い?」
香はゆっくり頷く。
僚はそれを口に含んだ。
香の股に挟まれている手の指先に熱い液体の流れを感じた。
そして僚の指は、その源流を目指した。
ツプッと差し込むと、香は喘ぎながらなにかを言おうとした。
僚はその口唇に耳を持っていくが、
すぐに香は口を閉じた。
「んん…んん!!」
声を殺して悶える香の鼻息が僚の耳をくすぐる。
僚の頭も真っ白に飛びそうだった。
(さて3択です。1僚、がまん。2僚、がまんしない。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
2
511 :
45。1:03/07/26 05:06 ID:zXnOLcH0
510さんは2を選ばれました。
それでもいい加減がまんしないとまずいと思った僚は、
己を抑え香をいじることに専念した。
差し込んだ指にもう一本添え、
中に溜まっている魅惑の液体を出すために、
ゆっくりと抜き差しする。
香の身体は反り返り、ギュッとその指を閉めてくる。
そして、またその異物感に反応して香が喘ぐ。
「抜い…て…
あ…ああ……お願い……」
荒い息で切なく訴える香にゾクゾクしてしまう。
出来ればその願いを叶えてあげたい。
しかし、しっかり銜えられた指を抜くには惜しく、
僚は囁いた。
「香が離してくれないんだよ」
香は否定するだけだが、
ますます身体に力が入り締め付けはきつくなる。
滑りも増え抜けぬわけではないが、
それが分かる香ではない。
僚は困った顔をした。
「…このままじゃあ、おれの指がふやけてしまう。
助けてあげないとな」
にっこりと言う僚に、香はただ頷くだけだった。
僚は指が抜けないように、そっと体勢を変え、
そしてもう片方の手の指を端からそっと突っ込む。
512 :
45。2:03/07/26 05:07 ID:zXnOLcH0
「ああっ!」
香が仰け反り、指が抜けそうになる。
僚はそれに合わせて指を移動させた。
だが少し行き過ぎ、もっと中に入らせてしまった。
「うっ!」
香は足を広げ、早く抜いて欲しいと頼む。
「はいはい…っと」
僚は両手の指を広げる。
香は足を閉じたいのを堪えて、じっと待った。
僚はその指の中央に、戒めてはいたはずの塊をあてがい、
そのまま指を引くのと同時に埋めていった。
香は悲鳴をあげ、足を広げたままピクピクと蠢く。
「悪い…これで抑えて指を抜こうとしたんだが」
すでにぐったりとしかけている香に、僚は呟いた。
「ついでに、本当はコレをどう思っているか。
聞かせてくれるまで頑張るからな」
香は首を振りながら、
僚によって目一杯広げられてゆく我が身と快楽に、
鳥肌を立てるのだった。
(さて3択です。1香、降参。2僚、諦め。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1!
早起きして良かった〜。
45。さん、朝早くからありがとー!
515 :
45。1:03/07/27 07:33 ID:kzMLZmxq
513さんは1を選ばれました。
いえいえおはようございまつ。遅レスすぎ(w
それにしても番地…香は幸せすぎて絵のことなど忘れていたみたいで(w
でも、なんで野良犬宣言したのかが未だ不明でつい立ち読みしてしまう(欝
それでもわななく口唇を動かし、
僚の動きに喘ぎながらも言葉を振り絞ろうと努力した。
「こ、これ…を、どう…ぅ……っあぁ!
…ぅ…って?」
僚は全身で打ち込みながら、その口唇を求める。
香の腰はもう感覚など分からないかに思えたが、
それでも僚を引き込む。
僚はその締め付けに脳みそが蕩けそうだった。
「あ…」
僚が腰を大きく引いた瞬間、口唇が離れた。
ふたり同時に声が出た。
なぜかそれが可笑しく二人は動きを止め、見詰め合った。
香はじっと見つめられ、目を逸らす。
はぁはぁと息を吐きながら、それでも僚を締め付ける。
「…くっ…」
僚は顔をしかめ、ぐいっと押し込んだ。
「ああああ〜……」
香はきりきりと指を僚の背中に食い込ませる。
「感じているんだろう?」
僚が聞く。
香は震えながら首を振った。
516 :
45。2:03/07/27 07:34 ID:kzMLZmxq
「そ…ちが……」
僚は香が否定しても、聞こえてはいないように続けた。
「ん…んっ……」
香は痛みを堪えているはずだった。
だが今、だんだんと違うものを堪えている。
それを戸惑いつつも、僚にばれるのが恥ずかしく、
口を閉じて耐えた。
僚は香の表情を見つめながら、
角度を変え、深さを変え、挑んだ。
でも体位を変えるのは控えた。
香は締め付けてはいるが、もう今で限界だろう。
そう思った時だった。
今まで耐えていた香の口が開き、
切なくよがる声を上げた。
「あ!あっ!あっ!…なに…か……
ぁあっ!…もぅっ!!」
首を振り、僚にしがみついて腰を捻る。
「うっ!」
僚も耐えられず香に放出しかけたが、
香が認めるまで耐えないといけなかった。
さらに深く香をえぐってゆく。
「どう…だ?香」
香はもう声にならず、首を振るばかりだった。
「ま…だ…続けてやりたいの…か?」
香は大きく首を振りながら、否定をする。
僚にも余裕がない。
517 :
45。3:03/07/27 07:35 ID:kzMLZmxq
他の事を考えてイカないように気を紛らわしてみようとするが、
目の前に今まで夢で見ることも禁じていた香の表情と、
香の肢体と香の……
”駄目…か……”
香の口唇から漏れる喘ぎと息が、僚の耳をくすぐる。
その中から違う声を聞き取ろうと、
僚は耳だけは冷静にさせていつもりだった。
ピクッと急に脳が命令を出してくる。
”耳!”
僚は自分でも思っていた以上に夢中になっていたようだった。
聞いているつもりが聞いていなかった事に気付く。
いつから言っていたのだろう。
香は叫んでいた。
「ああっ!…あっ!
うっ!もっ……気持ちい…
あっ!でもっ!」
ゾクゾクと鳥肌が立ち、僚も香も上り詰めた。
(さて3択です。1ミック、出てくる。2ミック、熱中。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
うp中遭遇w
ひさびさに選択権ゲッツ!2でw
キスの間に下着が降ろされ、指が滑り込んできた。
「…う…っん…」
「痛いか?」
心配そうな声に首を振る。違うの。分かって。
「や…。なんで見るの…?」
「お前も、そういう顔するんだな。声も…。いやらしくて、すごくイイ」
「やぁあ…」
「ほらその声。もっと出せよ…」
胸に顔を伏せながら囁く。指は容赦なく動き続けていた。
僚は胸の先端を吸い上げながら、その口の中でざわりと舌で撫でる。
「あ…っあっあっ…」
「ほら…ほら、ほら…」
いつも間にか増やされた指が中で折り曲げられ、粘膜を掻き撫でる。
「やぁ…っやっ…だめ…っっーーー!!」
宙に放り出されそうな感覚。そのときいきなり熱い塊が押し入ってきた。
「…ひぁ…っっ…」
「あっ…すげ…っ」
「やあああああ!!」
昇りつめるその瞬間に叩き入れられた。全身が引きつるように強ばる。
そして究極の緊張の後の弛緩。引いてゆく波にさらわれるみたいだった。
「ああ…あああああ…」
「香…」
動き始めた僚に揺られ、もう声を抑えることも忘れていた。
「あんっあんっあんっあんっあああっはんっああんっ…」
腰が入るたびに恥ずかしい声が出てしまう。
体の中であれが硬く反り返ってくるのが分かった。
「っ…く…ぅ…」
やがて僚が震え、熱い液体が流し込まれ、わたしの中で広がっていった…
>519
もうおしまいでつか?(´・ω・`)ショボーン
521 :
45。1:03/07/28 07:27 ID:Tqo2W0V3
518さんは2を選ばれました。
うp中でしたか(w
519さん。またお願いしまつ!たんまり!
僚は苦笑しながらも、余裕を見せ付けないとと、
聞こえてるかどうか分からない香に囁いた。
「…ま、今はそれでいいこと…に…」
そして思い切り、”おあずけ”の言葉の解けた犬のように、
勢いよく香を突き、押し込み、ぶちまけた。
香はもう言葉もなく、苦悶と恍惚の表情を浮かべたまま、
果てた。
僚も真っ白になりながらも、かすかではあったが、
確かに香が一瞬喜悦の声をあげるのを聞いた。
”楽しみだ…”
そして、香の上にそのまま倒れた。
「きれいに…してあげる……
…でも、ちょっと…このままで…」
僚は香が押し潰れないようにとは思ったが、
そのまま心地よい脱力を満喫してしまうのだった。
ミックはだんだんと夢中になってきた。
香が自分の腕の中で悶えている。
そう妄想するだけで、完全に僚に対しての優位も感じた。
いつもベッドで悶えるかずえの影は、
チラとも出てこない。
夢中で床を這いずり回る。
そして、ふと手にしたものを本能的に顔に押し付けた。
522 :
45。2:03/07/28 07:28 ID:Tqo2W0V3
それを躊躇なく深く吸い込む。
「…ウッ!」
ミックの脳内に、香が浸透する。
改めて手にしたものを見ると、それは香の服だった。
なぜかサイズが小さかったが、
たしかに香の匂いがする。
それは冴子が律儀にも寮から持ち帰ったものだった。
自分のものはクリーニングに出して、
返してもらうつもりだった。
あとで連絡しようと隣の部屋に置いておいたのだが、
ミックが暴れたので荷が解けてしまってのだった。
少し首を傾げはしたが、ミックは違う事を考えていた。
キツキツの服を着せられた香の豊満な肉体…
ミックはガバッと立ち上がり、探した。
もちろん下着を。
「あった!!」
ミックはシミのついたパンティを取り出し、
それに顔を埋め吸い込む。
(さて3択です。1ミック、正気。2ミック、熱中。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
2!!!!
>>いつもベッドで悶えるかずえの影は、
チラとも出てこない。
かわいそうな、かずえだけど、でもw。
キャー!!!!!!やったわ!!!
はじめて選択権を取ったでつ。
ここに通いつめて、はや何ヶ月やっと選択権がとれた…。
45。さん、これからもガムバってください。
525 :
45。:03/07/29 06:33 ID:pnil5Fk4
523さんは2を選ばれました。
ええと…初選択おめでとうございまつ。
そんなに喜んでいただけるとこちらもなにやら嬉しくなってしまいまつ(w
これから〜は、まだどうなるやらでつが、
またお目見えするような事があるようでつたら御贔屓にー(藁
…それにつけても、”ふんどし””ヒモパン”誰か書いてくれないかなあ…
思いっきり吸い込み、至福の笑みを浮かべたミックは、
パンティに向かって囁いた。
「キミが、オレをここに呼んだのかい?」
ミックは舌を伸ばし、愛液で硬くなっている部分を舐める。
「…デリシャス……」
ミックはギリギリと痛むモノを開放した。
香のそのパンティは、東条たちにいたぶられた時のものだった。
ぞんぶんに染み込まされているその小さな布は、
ミックを捕らえて離さない。
東条は、例の若くなる薬を多用していたため、
その副作用である激痛を和らげるために、
違う種類のお薬もやっていたようで、
それが不幸にも、僚に倒された時のどさくさに、
脱がされていた香のパンティにもついてしまったようで、
それも……
ミックを捕らえて離さない。
ミックは自分の脳内麻薬とソレとの交互作用で、
ますますのめりこんでいった。
香の幻覚が、ミックを招く。
「お願い…アタシ、本当はリョウより……」
ミックはヨダレがしたたるのも構わずに、
飛び切りの笑顔でソレに応えるのだった。
「知っていたさ…」
(さて3択です。1僚、部屋に戻る。2ミック、エキサイト。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1
SSですら報われねのーな>ミック
>527
妄想の中でえらく幸せそうだからいいんじゃないかとw
529 :
45。1:03/07/30 07:25 ID:f17VK+ZB
526さんは1を選ばれました。
ミックは欲望を抑えきれず、
その場にあった香の服をまとめて抱きしめその中に己を突き立てた。
「クウウウウウッ!!!」
口にパンティを銜え、ミックは幸せの絶頂だった。
「気…気持ちいいよ…カオリ…」
ミックの目には、痛みを堪え喘ぎを押さえ込もうとしている香の姿があった。
「いいんだよ、思い切り声を出しても…」
ミックはフフフと笑い、腰を動かしはじめた。
服の束が、すでに先走っているミックの滑りで湿っていった。
「ふう…」
いつまでもそうしていたいのは山々だったが、
香の事を考えると、そうは言っていられない。
僚は、もうすっかり疲れきっている香の身体を、
丹念にシャワーで流していった。
顔に当たらないように抱きかかえて髪を洗い、
自分のつけた跡だらけの身体を洗った。
時々香はうっすらと目を開けるが、ぼんやりとまたつぶる。
僚は香の乳房に口づけたいのを堪え、
感触を手のひらで確かめながら洗い、
そして肝心のところに降りていった。
うつ伏せにした方が都合がいいかとも思い、
マットを敷いてタイルに寝かせ、
その腰を持ち上げた。
530 :
45。2:03/07/30 07:25 ID:f17VK+ZB
そして、足を開かせぐっと尻を割る。
改めて見るそこは、明らかに亀裂が入っている。
僚は痛々しいすぼまりに口唇を這わせ、
そっと舌で舐めた。
「…ぁ……」
香の口唇から声が漏れ、身体が反応する。
僚は我慢をしながら、
その下にある熱く腫れた花弁にも少しだけ口唇を這わせる。
触れただけで香の身体はうねり、
新たな蜜とともに、中のモノを垂らしていった。
僚はそこをそっと指で開き、勢いを殺したシャワーを当てて清めた。
「あ…ふっ……」
香は目を開き僚を見る。
そしてまた安心したように閉じた。
僚は複雑な顔でつぶやく。
「そんなに信用していい男じゃないんだがな」
香を済ますと、自分もざっと浴び、そして風呂を出た。
(さて3択です。1僚、隣の異変に。2僚、隣無視。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1
おおお・・・これで一段落?香ちゃん乙カレー
533 :
45。1:03/07/31 07:21 ID:Ao68DECe
531さんは1を選ばれました。
532さん。やっとでつよ(w
僚が香を抱き上げ部屋に向かっていると、
なにやら不穏な空気を感じてきた。
誰かが居る。
ミックは一流のスイーパーだった。
…である。
相手に気配を気取られることなく、
侵入するのはお手の物だった。
ここに来た時も、気配を絶っていた。
すっかり香に浮かれ溺れている僚をたばかるなどは、
安易な事であった。
気配を絶ちながら、じっと二人の会話を盗み聞いた。
そして二人が部屋を出る時には気配を消したまま、
隣の部屋へ。
僚は気付いては居ないようだった。
534 :
45。2:03/07/31 07:21 ID:Ao68DECe
「パーフェクト…」
ミックは自画自賛を禁じえなかった。
まるで難度の高い任務を遂行した気分だった。
「ゥオオウ……ォゥ…」
奇妙な声が自室の付近より漏れ聞こえてくる。
僚は瞬時に緊張し、香を抱く腕に力を入れた。
だが、すぐにそれは弛緩した。
聞き覚えのある声だったからだ。
「ナニやっているんだ?」
まさにナニやっている最中のミックは、
すっかり行為の虜と化していた。
喘ぎ、唸り、香の幻を相手に孤軍奮闘している。
「ああ、カオリ……いいよぉ…」
僚のコメカミがピクンと歪んだ。
(さて3択です。1僚、成敗。2僚、騙し。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1で。
たまには嫉妬するリョウが見たいでし。
>僚のコメカミがピクンと歪んだ。
ワロタ〜!どんなお仕置きするのやら・・・・。
537 :
45。1:03/07/31 21:21 ID:Ao68DECe
535さんは1を選ばれました。
嫉妬は嫉妬でも微妙な嫉妬でつなあ(w
536さん。楽しんでいただいてるとはありがたい。
…じつは初めから読み直しているのでつが、
同時進行の用事が多すぎて間に合いそうになく、
だったらもう楽しく終わろうかと思ってるでつ〜
これって8月からのものだったと改めて知り、
ちょっとカルチャーショック受けてる最中でつ。
僚はちらっと腕の中の香を見る。
ここに居るのはもちろん知ってはいるが、
あのミックの乱れようを聞いていると、
あの部屋にもいるような気がしてしまったのだ。
「オオアアアアーー!!カオリ〜〜〜ッ!!」
絶頂を迎えたのかミックが叫ぶ。
それに反応したかのように腕の中の香が身体をむずがらせ、
無意識に眉をしかめて「あ…」と声を漏らした。
プツン……
僚の中で切れるものがあった。
僚は身体中が震えるのを抑えながら、
そっと自室のドアを開けて香をベッドに横たえる。
その間にもミックは回復したようで、
また隣から喘ぎが聞こえてくる。
香はその度に身を硬くするのだった。
僚は口を一文字に結ぶと、大きく鼻で深呼吸をした。
538 :
45。2:03/07/31 21:21 ID:Ao68DECe
そして香をガバッと抱きしめその口唇を求める。
「…ぁ…ぁ……」
僚の腕の中で無意識にもがく香に少々満足しながら、
その耳元に囁く。
「香…愛してるよ…」
香の身体がキュッとしまる。
僚はそっと香の股間に手を持っていった。
すると、ツーッと伝ってくるものが確認出来た。
「よし!」
僚は自己満足な気合を入れた。
「ここで待っているんだよ。
静かにさせてくるから」
聞いているはずもない香に告げ、
僚は出て行こうとしたが、
急いで戻り引き出しを漁った。
「あった!」
僚は香のもとに戻ると、その耳に耳栓を詰め込んだ。
「これでヤツの声に反応することはあるまい」
僚は意気揚々と隣に向かった。
「カオリ〜…カオリ〜……」
夢の中の住人であるミックは、
満面のイヤラシイ笑みを浮かべて服の束と格闘していた。
僚が部屋に入ったのにも気付いてはいない。
僚はそのイカレタ姿を見ると、多少気が抜けた。
539 :
45。3:03/07/31 21:22 ID:Ao68DECe
だが、それとても、
ミックの銜えている香の下着やら服やらに香の延長を見ると、
怒りを止める事は出来ない。
僚は目を細め、ミックの行動をしばし見守った。
その動きを見ていると、まさに服が香に見えてくる。
それは、ミック女体を自在に操る腕で服を動かしているのと、
僚自身がミックのセックスライフを熟知していることもあった。
…ようするに、お互いよく相手の行為を覗き見してたということでもあった。
今、ミックの腕の中では香がいいようにあしらわれている。
頭では香が大人しく寝ているというのを知っている。
だが、感情はそうは言ってはいない。
香がオカズにされているという感覚ではない。
それだけでも許せないというのに…。
僚はミックの髪を掴むと、上に持ち上げた。
(さて3択です。1僚、かずえに電話。2僚、ミックを監禁。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1
とれました〜!
これからが面白くなってくる所ですね。
...ミックが出てきてからなんかキモい。
終わるならさっさと終わらせればいいのに。
ほかの職人さんどうしてるのかなあ。
もうミックのやつ読めないのかなってこれじゃあなあ
そういう物言いじゃ、他の職人も書き込まないだろうよ。
でも今のスレは書き辛い雰囲気になっていると思う。
雑談がほとんどなくて、45。さんマンセーレスか選択肢レスばっかりに
なってるから、新規の職人さんも参入し辛いと思うよ。
ここで100さんとか飼育さんが来てくれたらマジ神なんだけど。
でもスレの流れが100さんマンセー飼育さんマンセー
になったら、本人達も気マズーなんじゃないの?45さんに対して。
546 :
45。1:03/08/01 07:52 ID:PGCobVks
540さんは1を選ばれました。
ええと……(w
542さん。すまんのぅ…走っていたので止まる前の助走をしてるってこって(w
それまでを楽しんでいただきありがとうでつ。
545さん。そんなことはないでつ。面白い物を読むの好きだもの(w
他の方も戻ってきて欲しいし、新しい方も書いて欲しい。
じゃないと、ここで餌として粘ってた本来の意味がないもの(泣
誰か続けてね。
「アウチ!」
ミックは突然の衝撃に叫んだ。
香を攻めている最中、急に上に引き上げられたのだ。
それも、少し気になりだしかけた髪を引っ張られ。
髪に負担がかからないよう、ミックは足を踏ん張って立ち、
相手を見た。
そして今更だが目を丸くして驚いた。
「リョウ……」
気まずいとは思いながら、それでも僚の怒りの形相を見ていると、
優越感が湧いてくるのだった。
頭をさっと整理してみる。
僚は怒っている。それは香を寝取られたからだ。
だが、香は僚より自分を愛していると言ってくれている。
ミックは愛の勝利者だった。
ニヤリと余裕の笑みを浮かべ、
僚を見つめた。
そして床に置いてきぼりにしてしまった香に笑みを贈る。
香はミックによって広げられた蜜壷から二人の愛液を滴らせるままの姿で、
こちらを心配そうに見上げている。
547 :
45。2:03/08/01 07:53 ID:PGCobVks
…とミックには見えていた。
「おい」
僚が重い口を開くと、ミックはその髪を掴んでいる僚の手をつねった。
「離せよ。香が見ている。
みっともないマネはよせ!」
僚はミックが立ち上がったまま立ち上がったのを見て口を歪ませて言った。
「そっちこそ!人の家で、どういうマネだ」
僚が散らかった床を見つめる。
ミックもつられて見る。香がいたたまれない姿で横たわっている。
ミックは僚の服を掴んだ。
「彼女を責めるのはおかどちがいだ。
彼女はオレを選んだのだからな」
自信たっぷりで香を庇っているミックに、
僚はムカつき息を荒げてミックの頬をいきなり殴った。
ガスンという音と共に、
幸せな勝利に酔っていたため不意をくらったミックは、
面白いくらい見事に倒れた。
転がりながらも、それでも香と思しき衣類を守っている。
そして立ち上がることなく、
ミックはその香を抱き寄せるのだった。
「暴力じゃ、人の心は曲げられないんだぜ…」
ミックは確認するように香に深く口づけた。
香はためらい勝ちな瞳で僚を見つめている。
ミックはにやりと笑う。
「大丈夫。オレが守るから…
オレたちの、この愛を!」
そう言いながら、口づけをし、身体をまさぐっている。
あの場所だと乳房と股間であろう。
ミックには香の喘ぎが聞こえている。
僚は安易に想像出来た。またそれがムカつく。
548 :
45。3:03/08/01 07:54 ID:PGCobVks
僚は胸ポケットに入っている録音機のスイッチを入れた。
「ミック!かずえちゃんはどうするつもりなんだ?」
僚の怒りで震える声に、
ミックは意外そうな顔で振り向いた。
「かずえぇ〜?…
ああ、そんな女もいたなあ」
そう言い、にっこりと笑った。
「オレは、もういらないよ。
いるんならやるさ。もってきな」
…気前がいい。
僚はミックに向かって冷たく言った。
「いいのか?」
ミックも交換条件が成立したらしいことに満足だった。
「もともとカズエはおまえが好きだったんだ。
彼女も満足だろうって」
僚は頷いた。
「そうか、それでいいんだな。
では、電話してくる」
ミックは厄介払いが出来たとばかりに大いに頷いた。
そして香を抱きしめ、持ち上げて、
自分の上から埋めてゆくのだった。
ミックが恍惚の表情を浮かべる。
香の悶える様子が手に取るように分かった。
僚はとりあえず部屋に戻り、
教授宅に電話をかけてかずえを呼んだ。
(さて3択です。1僚、かずえに電話。2僚、ミックを監禁。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
今日はちと用事があるので、早めにウプしてみまつた(w
今日の分でつよ。これ。
549 :
45。:03/08/01 07:55 ID:PGCobVks
ああ、そして選択書き換え忘れ…ちとお待ちを
慌てすぎ(泣
550 :
45。:03/08/01 07:57 ID:PGCobVks
(さて3択です。1かずえ、駆けつける。2かずえ、あとで来る。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
1
修羅場を。
>少し気になりだしかけた髪を・・・
ミックもいろいろ大変だな(藁
最近シティハンターにはまったんだが、エロなしのはウpダメかな?やっぱり
エロなしのりょうと香の話を勢いで書いてしまったもののどこにも出すところがなくて…
エロも書きたいので書き溜めてからウpするかもしれませんが
>553
ここは射精スレ。
エロ無しSSなら、イパーンのシテハンサイトでも
投稿受け付けて所はたくさんありまつよ。
最近回ってないが、ドリームロードのサイトはまだあるのか?
>553
ペンギンさんでつか?(w
難民スレでサイト情報を集めてどっかに投稿するとヨロシ
あるいは自サイト作って有名どころとリンクしてもらえば
読んでもらえるアルよ
ペンギンダソ ファイト!
皆応援してるよ!
ここでも粘着叩きが…
難民でやれ、難民で
そろそろ山崎が来そうな悪寒。
新しいエロ職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
>558
ピンク板常駐の粘着キティは難民に来ずに、ピンクで隔離キボン
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
93イラネ
>562
何で93が出てくるのかと小一時間(ry
564 :
553:03/08/02 22:35 ID:M51ihbk7
みなさんアドバイスどうもでした。
>556
>557
ペンギンさん??
確実に違いますので。
ここに書き込んだの初めてだったし。
他の場所でもちっとエロ学んでからもし書いたら来るかもしれません。
そのときはよろしく
551さんは1を選ばれました。
お、恐ろしい発言をしながら(w
552さん。それぞれにいろいろあるものでつねぇ(w
553さんがんばれ!
「はい」
かずえは僚からの電話を訝しく思いながらも受け取った。
今頃は香と一緒にくつろいでいると思っていたからだった。
少しまだ落ち着かない気持ちがあることに苦笑しながらも、
電話口で平静を装った。
「かずえぇ〜?…
ああ、そんな女もいたなあ」
「はぁ?」
その声は明らかに自分の夫の声だった。
「オレは、もういらないよ。
いるんならやるさ。もってきな」
「……」
「もともとカズエはおまえが好きだったんだ。
彼女も満足だろうって」
その声は、いつもベッドでけだるく話す、その口調だった。
かずえはワナワナと震えが止まらなくなってきた。
「も…もしもし…」
自然と声が硬質になる。
「聞こえた?」
穏やかな僚の声が、ミックの睦言が出た同じ受話器から漏れてきた。
「え…ええ……」
僚の声はあくまでものんびりと穏やかだった。
かずえはその声も覚えていた。
かずえが僚たちと出合ったきっかけである事件。
その時にもこんな声を聞いた。
”本気で怒っているわ……”
かずえは、やはりさっきのミックの言葉はただ事でないと察した。
「ちょ、ちょっと…あの…」
かずえは自分の怒りよりも、僚がミックになにをするのかを思い、
止めに入ることを考えた。
「香が……」
僚の声のトーンが下がる。
「か、香さん…えっ…その……待って!
今行くから、待っていて!!」
かずえは教授たちへの挨拶もそこそこに、
血相を変えて出て行った。
車を運転しながらの道行き、自分はミックの心配をしているのだと言い聞かせた。
ミックを僚から守らなければと。
あんなに本気で怒っている僚から守らないと。
自分になにが出来るかはわからないけど…
…だが、ミックはいったい何をしたのか?
僚の声で動揺していたかずえは、
忘れかけた電話での声を不意に繰り返して思い出した。
ミックはかずえをいらないと言った。
そう、いらないと。存在すら忘れていると。
…なぜ?
そして僚があれほどに怒る理由とは…
考えれば考えるほどに結果は一つしかなかった。
「ミック…裏切ったのね」
ギリッと歯を食いしばると、
かずえはアクセルを踏む足に力を入れた。
(さて3択です。1僚、やはり治まらない。2僚、かずえ待ち。3冴子、尋ねてく
る。レスよろしく)
567 :
45:03/08/03 00:17 ID:wzcTU1Li
あーしまったーコテハンを入れるのを忘れてしまったあー
568 :
名無しさん@ピンキー:03/08/03 00:22 ID:vYtfVVa+
1で。
祝。初ゲッツ!!
sage
エンジェルダスト以来、薬で失敗するのはミックの芸風なのねー
あぼーん
sage
573 :
45。1:03/08/04 02:57 ID:f5qMNgG6
568さんは1を選ばれました。
初でつか?お祝いするとはありがたいでつ(泣
570さん。芸風…まあ、たしかに(w
僚は受話器を置いたまま、しばらく動かずにいた。
呼吸を整え、
じっとりと滲んでくる汗を止めようとしているようだった。
かずえはすぐに来るだろう。
ミックを襲う自分を止めに。
だが、僚は予想していた。
途中でかずえが真実に思い当たるだろうということを。
そうなると、かずえの性格から、
けして容赦はしないだろう。
僚は口元が歪むのを否めなかった。
「う……」
香の呻き声で我に返る。
僚はあどけない香の寝姿を見て、
己の心の醜さを一瞬恥じた。
だが、隣からミックの声が聞こえてきた。
それは再び開始した声だった。
壁の向こうを睨み、咄嗟に香に振り返る。
聞こえてないようだったが、
ミックの声に合わせて香が変化するように思えて、
香が汚されて行くように思えて、
やはり、ここはかずえを待っている場合ではない。
…と決めた。
574 :
45。2:03/08/04 02:57 ID:f5qMNgG6
行ってくるとばかりに、
挨拶代わりとして香にそっと口づける。
香の顔が切なく歪む。
ミックの声がそれに被さる。
「カオリ…アア…ァア……」
僚は自分のものだとばかりに、
香の口唇を貪る。
深く眠っている香が「ん…ん…」と、小さく喘ぐ。
激しくなるミックの声。
喘ぐ香。
僚はだんだん墓穴を掘っている気分になってきた。
細い糸を光らせながら口唇を離す。
行為前より乱れた香の肢体。
「オオウ!!ビューティフル……」
ミックが喘ぐ。
僚はカッとなって部屋を出た。
ドンと音を立て、ドアが閉まった。
香が起きてしまうかもしれないという配慮すら、
今の僚には無かった。
ダンッと隣のドアを蹴る。
ワザワザ自分の所有物を破壊することもないが、
僚はそのドアに手を触れるのも忌まわしく思えたのだった。
中を見ると、恍惚と行為に耽っているミックがいた。
ドアの音も耳に入ってはいないようだった。
(さて3択です。1ミック、応戦。2僚、一方的。3かずえ、到着。レスよろしく)
575 :
sage:03/08/04 04:15 ID:Hd2K2fzz
1でお願いします。
あぼーん
あぼーん
sage
sage協力
もういいよ
581 :
45。1:03/08/05 01:13 ID:0olAOmHR
575さんは1を選ばれました。
sageを入れる場所間違えてるでつよ(泣
あん、駄目!そっちの穴は違うの…と香が言ってるでつ(w
ひたすら香である衣類を犯していた。
腰を打ちつけ、喘ぎ。
掻き抱くようにくしゃくしゃにしてゆく。
「カオリ〜〜!!」
思い余って叫ぶミック。
すると隣の壁の向こうから香の声が聞こえてきた。
「いやあっ!駄目!!
あ…ああ……っ!」
ドアを破る音は聞こえなかったくせに、
香の声は届いたようで、ミックはますます熱く激しくなった。
僚は先ほどの香の表情が頭に浮かび、
それがミックの抱いている衣類に投影された。
いきなり懐から銃を抜くと、安全装置を外した。
その音にミックが反応する。
香を庇い、僚に向かって隠し持っていた銃を構え、
その銃口をピタリと僚に合わせた。
「リョウ…キサマがそんなに無粋なヤツとは思わなかった。
残念だ」
精液でグチョグチョの衣類を抱き、
じりじりとミックは僚から遠ざかろうとした。
「その手じゃ、当たらない」
僚は冷ややかに言う。
ミックはコソリと香に言った。
582 :
45。2:03/08/05 01:13 ID:0olAOmHR
「決着がつくまで、危険だからここを出てくれ」
香はまったく動かない。
「オレを心配してくれる気持ちはありがたい…
だが、オレはキミを危険なめにあわせたくはない」
香は動かない。
僚はニヤッと笑い、そっと衣類に先を曲げた針を投げた。
そして呼びかける。
「香、おいで」
その針穴には細い糸が付いていて、
僚の手の動きに合わせて引っかかった布が、
ついっと引かれていった。
あっという間に僚の手元に、
ミックの精液がたっぷりと染みた衣類が届いた。
「カ…カオリ!!なぜ?」
ミックは慌てたが、時すでに遅し。
僚はその衣類を手にし、そしてパンっと横に投げつけた。
「汚らわしい…」
僚が苦々しく言う。
ミックには、やはり僚の元に走った香が、
嫉妬に怒った僚に叩きのめされたように見えた。
「カオリ〜ッ!!!」
ミックの絶叫が響き渡る。
僚がミックを見ると、ミックは怒りに燃えた瞳で僚を睨んだ。
(さて3択です。1僚、もっと煽る。2香、やってくる。3かずえ、到着。レスよろしく)
そろそろ3でミック退散(・∀・)
584 :
45。1:03/08/06 00:36 ID:m7MR3E5M
583さんは3を選ばれました。
箒を逆さに置いて手ぬぐいかけましょう…って、
これは一部地域のまじないだから通じない人多いかも(w
僚はすかさずその衣類をつまみ、ドアの外に放り出した。
もちろんドアはすでに無いので、ドアの影。
自分の部屋方面に投げた。
「アアッ!」
ミックは無残に投げられた香を思い、
僚の横をすり抜けてドアまで駆け寄ろうとした。
その後ろ髪を僚は掴んだ。
「オウッ!!」
勢いついていただけに、
ミックの頭髪がハラハラと抜け落ちた。
その痛みを省みず、僚の手を抜けてドア近くまで走った。
だが、そのミックの前面に、僚の蹴りが入る。
ミックは勃ったままの一部にえもいわれぬ衝撃を受け、
声もなく倒れた。
目は見開き視線定まらず、
口は大きく開けているが、声すら出ない。
しばらく「アウアウ」と口をパクパクしていたが、
それでも香の身が心配なのか、必死で身体を立て直そうとしている。
「あ…あ…」
隣から香の声が漏れる。
ミックはそれがすぐそこからではないのは、
きっと香が隣の部屋に逃げ込んだからだと思った。
「ダ、ダメだカオリ!!
そこにいてはダメだ!!」
585 :
45。2:03/08/06 00:37 ID:m7MR3E5M
ミックは声を絞り出し、香に忠告をしようとした。
すると、静かな足音が階下から近づいてくる。
僚は少し落ち着き、その音を聞き定めると、そっと身を引いた。
ミックは焦点が定まらないままに、
近づいてくる人影に手を伸ばすしかなかった。
もしかしたら隣にいるとばかり思っていた香は、
なんとか下へと逃げたのだ。
でも、ミックのことを心配して戻ってきてくれた。
…そう、ミックは考えた。
両手を広げ、受け入れる体勢で、
やっと元に戻りかけた声を張って叫んだ。
「オウ!!カオリ!!!
オレの青い小鳥!!
アイ!ラッヴ!ユーッ!!
オワウッ!!!!!!!」
それが最後だった。
ミックはその場で、口元に不明な笑みを浮かべたまま、
恐怖に凍りついた瞳で意識を失ってしまった。
ばたりと倒れたその前には、鬼の形相をしたかずえが立っていた。
よほど急いでいたのだろう、
肩で呼吸をしたままピクピクと痙攣しているミックを見下ろしている。
手には、強力に改造されているであろうスタンガンが握られている。
ミックを見ると、その突起していた場所から、なにやら煙が立っていた。
さすがの僚も心の中で、思わず十字を切った。
(さて3択です。1かずえ、ミックを持って退却。2かずえ、香の様子を見る。3かずえ、僚に迫ってみる。レスよろしく)
1
あぼーん
げに女の嫉妬は恐ろしい・・・。
これで利き手に続いてアソコまでダメか〜!
あぼーん
sage
かずえ、後で後悔しそうw
あぼーん
593 :
45。1:03/08/07 05:13 ID:2xdjY0y6
586さんは1を選ばれました。
588さん。利き手が駄目になった時も電気で…
さて、それで打たれ強くなっているか、蜂に二度刺されたらアウトのように…
591さん。かずえ少々マッドサイエンティストな気も(w
ミック(アレ)が無事でなかった場合、
違うことでいろいろ楽しまれてしまいそうでつ(合唱
「香さんは?」
かずえはミックを無視して僚に駆け寄った。
僚は香ばしい匂いが立ち込める中、
複雑な顔をして笑った。
「なんとか…」
かずえはミックがどこまでやらかしたのかは知りたくもなかった。
だが、僚がなんとかと言うからには、
香は大丈夫だろう。
安心すると緊張も解け、思わず僚の胸に飛び込んだ。
「…よかった……」
その肩を抱きしめていいものだか、
僚は顔を引きつらせて微笑むしかなかった。
かずえの手には、しっかりとスタンガンが握られたままだった。
それはかずえの威嚇ではなかった。
たんにミックに対する怒りが報われ、
気が抜けてしまっていたのだった。
そして、どちらかと言えば、抱きしめて欲しいと思った。
だが、僚はしなかった。
スタンガンが怖かったわけではない。
このまま、その気も無いのに抱きしめたくはなかったのだった。
腕の中に欲しいのは…
僚は、ぼんやりとそんな事を考えた自分に驚いた。
594 :
45。2:03/08/07 05:14 ID:2xdjY0y6
”もう、駄目だな。おれ…
これじゃ『新宿の種馬』廃業だな…”
僚はかずえの肩をポンと叩いた。
「おれは香を見る。
かずえちゃんは、ミックを…」
かずえはハッとして顔をあげた。
その顔は真っ赤だった。
恥らったのではなく、プライドが傷ついたのだ。
僚なら、どんな時でも女に優しい。
その定義が崩れている。
本当に、香は僚を変えてしまった。
分かっているつもりで分かっていなかった。
そこに気付かなかった自分にも腹が立った。
それというのも…
かずえはミックを見下ろし、憎憎しげに睨んだ。
そっと僚から後ずさり、ミックの元へ行くために僚に背を向ける。
「二度と、こんなことさせませんから!!」
かずえは勢いでミックを掴み、そのまま引き摺っていった。
部屋から消えて数分後、
階段を引き摺られ行くミックの、絶叫が響いてきた。
そして僚は心の中で、おごそかに二度目の十字を切った。
だが、目を開く頃には、もう口元が緩んでいる。
「邪魔者は…消えた…な」
僚はくるりと隣に視線をやり、目的に向かって走った。
ドアを開け中に入ると、
ベッドの上の香は上半身を起こしていた。
(さて3択です。1槇村、挨拶。2香、槇村に気付く。3槇村、香に説明済み。レスよろしく)
3
あぼーん
あぼーん
sage
599 :
45。1:03/08/08 00:45 ID:U2q5a+P4
595さんは3を選ばれました。
僚は一瞬驚いたものの、すぐに笑顔を贈った。
「起きたのか?」
香は僚を見つめ、ゆっくりと頷く。
そして膝に置いた手の中をじっと見た。
僚もつられてそこを見た。
その中には小さな物体。耳栓があった。
僚は驚き、香に近づきながら聞いた。
「いつ……」
それを香が遮った。
「なにをしていたの?僚」
なにをと聞かれ、ざっと振り返ってみる。
風呂から出て香を寝かせてからの僚のしたことは、
嫉妬に踊らされてミックをいたぶった事くらいだ。
「…その……」
僚が目をそらせ口ごもる中、香の澄んだ声が響いた。
「隠し事をしないで…僚」
ハッとして香を見ると、
香は泣きそうな笑顔で僚を見つめていた。
少し口ごもり、香はゆっくりと口を開いた。
「あたしたち…パートナーでしょ?」
僚は大きくため息をついて頷いた。
「そうだな」
そして改めて香の手を取ると、そっと口づけた。
その手から耳栓が零れ落ちる。
「おまえをおかずにしているミックに嫉妬して、
退治してた」
香は呆れたように僚を見つめ、聞いた。
「この耳栓は?」
600 :
45。2:03/08/08 00:46 ID:U2q5a+P4
僚は口を曲げてからそれを拾い、
しゃがんだまま手の中で弄び答えた。
「奴の声で、おまえが反応するから…」
言いよどみながらチラッと上目づかいに香を見る。
香は呆れてものも言えないといった顔をしていた。
「そんなわけないでしょ!」
「そんなわけあったんだ!」
香は情けなくなり、僚の頬を両手で包んだ。
「?」
僚が驚いた顔をしているのを口の端で笑い、
頬を染めてから、そのまま口唇を奪った。
「…うっ…」
僚は呻いた。
確実に上手くなっている。
柔らかな口唇が、少し控えめではあるが挑戦的な舌の動きが、
僚を虜にする。
僚は血が沸き立ち、そのまま香にのしかかる。
すると、香は仰向けになりながらも両手で僚を押し戻した。
僚は急にお預けをくらった犬のように、
驚き悲しみの瞳で香を見つめた。
「まだなにか隠してない?」
上気した頬を隠そうともせずに香が聞く。
否定しようとする僚を抱き寄せ、再び口づける。
僚は香に弄ばれるに任せ、奇妙な快感を味わった。
そして、ふと香から発せられる匂いの変化に気付いた。
「槇村……」
僚の言葉を香が捕まえる。
「アニキが?」
(さて3択です。1槇村、現れる。2冴子、尋ねてくる。3僚、試される。レスよろしく)
1
あぼーん
あぼーん
さげ
あぼーん
あぼーん
あぼーん
sage
sage
あぼーん
611 :
45。1:03/08/09 01:38 ID:5P+wt1dA
601さんは1を選ばれました。
「いや…」
言い淀む僚に、香が囁いた。
「僚…アニキ、いるんでしょ…」
「え?」
僚は香の顔を見る。
その顔は一変して冷ややかな表情をかもし出していた。
「ま!」
思わず立ち上がる僚の腕を、香の身体が掴んだ。
「まだ成仏していなかったのかぁ?」
僚は呆れて、それだけ言うのがやっとだった。
「おれに言われてもな」
香の口から、さめた声が流れる。
僚はふと眉をしかめて聞いた。
「さっき香が、お前の事を言っていたが…」
香は大きく頷いてぼそっと言った。
「話したからな」
「…はぁ?」
いつまで経っても元に戻らない僚の頬をペシペシ叩きながら、
槇村は続けた。
「さっき…おまえが耳栓をして出て行った後、
香は目を覚ましたんだ」
僚は思い出すように聞いた。
「ええと…待てよ。それはミックの声にまた反応したあの時か?」
「いいや、その前だ。
あの声はおれが出した」
612 :
45。2:03/08/09 01:38 ID:5P+wt1dA
「そ…そいつは名演技で」
思わず股間が反応しかけた事を反省しつつ、
反応しきらなくて良かったと安心する僚だった。
「で?言ったって何をどうやって言ったんだ?」
軌道修正をしながら僚は疑問をぶつけた。
するとあっさりした答えが返ってくる。
「まあ、その…一応夢枕にでも別れを告げようとしたら、
目覚めかけた香の意識と衝突してしまった…と」
ふっと香の手の力が消え、そしてまたぐっと力が入った。
僚はまばたきをして、じっと見つめた。
「…香だろ?」
香は真っ赤になりながら、僚を見つめた。
「僚…その…アニキがいろいろ…
やっぱり、あたしより……」
僚は香の身体を抱きしめて囁いた。
「いや、全然役立たずだった。
おまえの方がずっと活躍してる」
香の身体の硬さが変わる。僚は思わず身体を離した。
「ずいぶんな言い草だな。
まあ、確かにそうだったが…」
僚は真っ赤になりうろたえながら叫んだ。
「出たり入ったりするな!紛らわしい!!」
(さて3択です。1槇村、香が襲われた状況を僚に話したのは話してない。2槇村、香が襲われた状況を僚に話したのも話した。3冴子、尋ねてくる。レスよろしく)
613 :
45。:03/08/09 01:40 ID:5P+wt1dA
そうそうしょうもないものでつが、更新してあるでつ。
お時間ある方寄ってやってくだされ。
2
あぼーん
あぼーん
あぼーん
さげ。。。
しかしこういうのを書き込む人ってマメだねぇ〜。
いくら自動でできるとはいえ
私にはできませ〜ん。。。。
しかも616と617はID一緒だしね。
よくやるよ。
あぼーん
621 :
名無しさん@ピンキー:03/08/09 19:55 ID:DsEhnwt7
sage
sage
sageると本当にスレが下がると思っているの?
あぼーん
626 :
11736:03/08/10 06:22 ID:8Bbl162h
627 :
45。1:03/08/10 07:03 ID:M8B/V+zc
614さんは2を選ばれました。
624さん。気は心だって(w
某所だって上がるとやってるじゃないっすか(w
「まあ、そんなことより」
切り返す槇村に、僚は詰めた。
「そんなことぉ?」
「そうだ」
そう言ってから、香の身体は僚を手で退け起き上がった。
同時に頭がぐっと下がる。
まるで謝っているように見えた。
「おい」
僚が肩に手をかけると、その下がっていた頭があがり、
真剣な表情で口を一文字に引いた。
僚もその異様な真剣さに驚き押し黙る。
香の口が開き、ぼそっとなにかを呟いた。
それは僚の耳には届いた。
「おい!」
僚は香の両肩を掴むと、がしがしと揺すった。
その振動でガクリと香の身体が崩れ、そして起き上がった。
香は僚から逃れるように身体をよじる。
「本当に知ってたんだ…僚…」
香が声を震わせ、うめいた。
僚は香に引っ掛けられたのを知った。
たぶん頭を下げたあたりで入れ替わったのだろう。
槇村だと思っていた香が口にした言葉。
それは”男たちに襲われた状況をおまえに告げたと言った”
…だった。
628 :
45。2:03/08/10 07:04 ID:M8B/V+zc
香自身もそれを聞かされ半信半疑だったのだろう。
それをわざと口にし、
僚の反応を見ることで真実だと知ることになった。
「どうして、アニキは!」
僚は口唇を噛み締める香を抱きしめ、その身体を優しく撫でた。
「おれが…おれが知りたいと…」
香は逃げようともがくが、僚の腕からは逃れられない。
「あたし…ずっと…あの事は、
死ぬまで黙っていようと思ったの…よ。
あ…あんなことを、内容…まで知られたら……」
僚は香の口唇を奪い、そしてそのまま横になった。
口唇を離しても香の表情は固く、顔色は青ざめていた。
僚は香の頬を撫で、再び口づける。
香は、かたくなにそれを拒否しようとするが、
無駄だった。
僚が夢中で香の身体を抱き口づけるが、
香は反応しまいとし、目をつぶって息を止めた。
僚は香の様子がおかしいと思ったが、好きにさせてみた。
やがて、香の意識が遠ざかる。
僚は強い力で跳ね飛ばされた。
「退け」
そう耳に入った直後のことだった。
「おっ!」
ベッドから不意の攻撃で落とされた僚だったが、
そのベッドの上でむせながら深呼吸をしている香を見て、
ホッとした。
629 :
45。3:03/08/10 07:05 ID:M8B/V+zc
「手間かけさせるな…」
「おれの責任だしな……ぁ?」
香の身体がフラッと倒れる。
「槇村?」
僚は勢いよくベッドから落ちる香の身体を受け止め、
抱きしめた。
「香!!」
香は目を大きく見開き、そして僚を見て閉じ、
僚を押しのけようとする。
しかし槇村の時とは違い、
タイミングを逸していた香の好きにはできなかった。
「バカな事をするな!」
僚は香を怒鳴りつけた。
「だって…」
泣き出した香の涙を手で拭い、僚は呟いた。
「おれが知りたかったんだ。
おまえの身が心配だったから…
だから槇村を恨むな」
香は頷くが、それでも気は治まらない。
「あ、あたし…相手が僚でなくても…身体が……」
香は男たちに愛撫されて濡れ悶えたことをリアルに思い出し、
それを恥じた。
僚は香を抱きしめて呟いた。
「それは、身体を守るためのことだし、
反応するのも反射みたいなものだ。
おまえが自分を責めることはない」
630 :
45。4:03/08/10 07:06 ID:M8B/V+zc
それでも香は、
僚の言葉を素直に受け入れることは出来なかった。
僚は続けた。
「おまえが愛しているのは、おれだけなんだろう?」
その驚くほど自信に満ちて発言する僚に、
香は硬直し、みるみるうちに真っ赤になった。
僚も言ってから真っ赤になった。
それでも見つめてくる香に、脅しをかけるように言った。
「そうなんだろう?」
香もその照れている男の迫力に頷いた。
「う…ん…」
(さて3択です。1冴子、電話をかけてくる。2冴子、尋ねてくる。3冴子、飛び込んでくる。レスよろしく)
2
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>630 絵を想像しながら読むと、ますます萌えますた(;´Д`)ハァハァ
あぼーん
637 :
45。1:03/08/11 01:11 ID:L6R8Kdi1
631さんは2を選ばれました。
635さん。なんか久々にハァハァしていただき、
ありがたいこってつ(泣
その途端、香は抱きしめられた。
あまりの勢いよさに息も出来ないくらいだった。
顔が厚い胸板に押し付けられ、
その中で僚の心臓が激しく鼓動しているのに驚かされた。
香の耳元に、まるで安堵したような深いため息が届く。
それが信じられずに思わず顔を見ようとすると、
慌てた僚がそれを阻止する。
「りょ…僚?」
香を脇の下に抱え込む形で、
僚は香と目を合わせる事を避けた。
香は抱きかかえられ、
なんだか変な格好になってしまった。
これではおしおきされる子供である。
しかも香は風呂から出した僚が、
そのままミックを仕置きするために出たので、
丸裸のままであった。
「ええと…」
お互いどうしたらいいのか分からなくなった。
僚は香の返事を聞いて自分でも信じられないくらい安堵し、
とろけた顔をしているのを見られたくなくい。
香は、このままなにかされるのは、さすがに恥ずかしすぎる。
そう思うと、もうこれはある意味、
他の男たちにされた事以上の恥ずかしさかもしれなかった。
638 :
45。2:03/08/11 01:12 ID:L6R8Kdi1
しかし、まだこだわりはあるものの、
どう考えても自分の存在を喜んでくれている僚のことを思うと、
自分の中で消化しないといけない事だと思えた。
そうすることによって、香は僚の側に居る事が出来る。
いや、すでに逃れられる事など出来ないと思った。
そう思うと、この気持ちも僚に打ち明けたいと思った。
「あ…あの、ね僚…」
僚の耳が動く。
そして言いかけた香の口を手で塞いだ。
「静かに…誰か…」
コツコツというヒール音がどんどん近づいてくる。
香の指先が、口を塞いでいる僚の手の甲をつまんだ。
「っ……!!」
声を出さずに僚は呻いた。
「しっ…!
冴子だ…」
「言われないでも分かっているさ」
僚の顔は明らかにがっかりしている。
「おまえが呼んだのか?槇村」
「…いや…」
(さて3択です。1冴子、槇村の存在を疑う。2冴子、香に感謝する。3冴子、僚に感謝する。レスよろしく)
1
640 :
61:03/08/11 01:35 ID:9LIi5h3D
お久しぶりです。忘れられてるかも(笑
ここは1でお願いします。
641 :
45。:03/08/11 01:39 ID:L6R8Kdi1
61さんだ(泣
お久しぶり…
前に選択者はいらっさるけど同じでつたね(w
あとのことはよろしくお願いしまつ…
なにかウプしてくだされ…
あぼーん
あぼーん
まめまめまめまめま〜め〜!だね。
まめ?
あぼーん
広告ウザー
あぼーん
あぼーん
さげ
さーげ
あぼーん
いくらsageてもムダだよ。
どうみても広告はageのせいじゃない
広告貼り付けのターゲットにされてるのかな?
だからサ、なんでターゲットにされたのかなァって
考えてみるとサ。
656 :
45。1:03/08/12 05:29 ID:pbDWZiDe
639さんは1を選ばれました。
640な61さん。本当にお久しぶり!
嬉しいでつ。
653さん〜655さん。結論が気になる……
ドアがノックされた。
いつもなら飛び込んでくる冴子も、
さすがに僚と香が関係を持ったことを知ったため、
慎重にならざるおえなかった。
一人身である冴子に、
パワフルそうな二人の営みは目の毒でもある。
「わたしよ…いいかしら?」
僚は槇村ではあるが香の身体をシーツで覆い、
返事をした。
「ああ、構わないよ」
冴子はドアを開け、
服を身につけてはいるがベッドに座り込んでいる僚を見て、
思わず真っ赤になった。
ちらっと横目でベッドの上を見ると、人型な塊も見える。
「ん、んん!」
思わず咳払いをして冷静さを取り戻した。
「…で?なに?」
僚としてもいろいろと用心したいところもあったので、
今はさっさと引き取って欲しいと思い、急かす。
「ええ…その…」
冴子はじっと塊を見て呼びかけた。
「…香…さん?」
槇村はシーツの中で頷いた。
頷かれ安心した冴子は、僚をじっと見つめ言った。
「香さんから電話を貰ったの」
僚はシーツを見た。
あきらかにギクッとしたのが見えた。
657 :
45。2:03/08/12 05:30 ID:pbDWZiDe
「いつだ?」
僚は少し呆れながら冴子に視線を戻した。
「そう…教授の家にまだ香さんが居た時によ」
「へ〜」
僚は、またちらっとシーツを見た。
「で?どんな用事で?
あの時の香は普通じゃあなかったからな」
冴子は腕組みをして親指の先をじっと噛んだ。
「そう、そのはずなんだけどね。
あの時、僚よりも香さんの情報のが、
あの学校の人間を検挙するのに役にたったのよ」
僚はシーツをはがしたいのを堪え、冴子に聞いた。
「そうなんだ」
「ええ。そうなの…
でもね」
僚は嫌な予感がした。
槇村が香の中で推理した事件の真相を、
冴子にこっそり教えたのは明白だった。
「その時の口調というか、組み立て方というか…」
僚は先手を打つことにした。
「そうなんだよ!最近香の奴、えらく勉強してるらしくて」
頷きながら言う僚を無視し、
冴子はシーツに近づいていった。
僚はそれを止めようとするが、
槇村はその前にシーツから香の顔を出させた。
冴子は少しがっかりした顔をしつつも、
香に聞いた。
「槇村…が、どこか近くにいる気がするのだけど…」
「え?」
(さて3択です。1冴子、勘で。2冴子、非現実を詫び。3冴子、納得。レスよろしく)
あぼーん
1で!
やたっ!選択権ゲトーなり。
45さん、おはようございます&いつもありがとー!
広告が多いのはなにもこのスレに限ったことでは無いのだが
広告ウザって言われるようになってから、ますます広告が増えたような気がするw
やっぱ夏だからじゃないかね<夏厨という意味ではなく
携帯の広告メールも多えてるからなぁ(´・ω・`)
パワフルな二人の営みハァハァ
664 :
名無しさん@ピンキー:03/08/12 18:58 ID:CMJ5GT0V
あぼーん
666 :
45。1:03/08/13 01:13 ID:JKZHDDX+
659さんは1を選ばれました。
こちらこそ朝早くから、ありがっとぅー!!(アニソンの兄貴・水木一郎風にw
あと選択を書くだけってとこで意識がなくなってたようでつ(w
663さん。冴子はそう思ったってことで、実際は…どうなんだろう?(w
香と冴子の目が合った。
じっと見つめていた冴子だったが、
ふと口元を歪ませフッと笑った。
僚と香はビクッとした。
香の目が泳ぎ、僚の目を求める。
僚はカクカクと頷きながら、冴子の肩を叩いた。
「さ、冴子…その…
香は、まあ、その…疲れている」
冴子はちらっと僚を見ながら微笑んだ。
「疲れている?あなたが疲れさせたのじゃなくって?僚」
冴子の後ろでは香が手を上げて首を振っている。
僚は粘る事にした。
「いや〜、そうとも言うこともある。
とにかく、あれだ。
用件は明日にでもしてくれないか?」
「用件?」
冴子に切り返され、僚は焦った。
「よ、用があって来たんだろう?」
冴子はふいに香を見た。
香(槇村)は、とっさにシーツを被った。
冴子はそれを見て目を丸くした。
「…あら…兄妹って、こんなことも似るの?」
667 :
45。2:03/08/13 01:15 ID:JKZHDDX+
「へ?」
僚が香の方を見ると、へんてこな形にシーツがかかっていた。
長い足の指先でシーツの先端をつまみ、
身体が全部隠れるようにその端を掴んで頭から被っている。
「さあ…」
僚は答え様がなく、そう言うだけだった。
冴子はそのシーツの真ん中を掴むと、バッと上に上げた。
全裸の香が錘のように現れた。
掴んだ指先の片足がシーツと共に上に上がり、
僚は慌てた。
香は歪んだ笑いで僚を見て目配せをする。
「おい、いくら女どおしだって…」
僚は冴子の手からシーツを奪い返すと香の上にかけた。
ほっとして冴子に振り向くと、
冴子は狐につままれたような顔をして固まっていた。
「冴子?」
顔の前で手をひらひらしてやると、
冴子はぼんやりと聞いた。
「ねえ、僚…」
「あ?」
僚が生返事をする。
「香さんって女性よね…」
「あ?」
意味がつかめずに聞き返す。
「見ただろう?…その…裸を」
668 :
45。3:03/08/13 01:15 ID:JKZHDDX+
「ええ…
女性の部分まで…
でも、普通あんなに大きく足が開いて丸見えしたら、
足を戻さない?
人から見えないように」
確かに…と、僚も思った。
普段だったらあんなポーズとられた日には、
即股間が対応して盛り上がるのだが、
中身が槇村ということで、
まったく無反応であった。
冴子がじっと僚の股間を見る。
「香さん…よね」
僚はゴクリと唾を飲んで、迫る冴子を見つめた。
冴子はそのままで、声をかけた。
「あんなふうに育てたわけじゃないでしょ?」
「あたりまえだ!」
香の声が答えた。
冴子は僚を突き放し、香に向いた。
(さて3択です。1槇村、冴子と会話。2槇村、誤魔化す。3槇村、僚に頼んで。レスよろしく)
1
よしゃ、久々ゲット
たま〜〜〜にゃ冴子にも愛の手をw
671 :
45。1:03/08/13 22:41 ID:JKZHDDX+
669さんは1を選ばれました。
優しいのでつね。
冴子はベッドの端に腰掛けると、
微妙に微笑みながらシーツで隠れている香の頭の部分を撫でた。
「…今回、わけの分からない事が多くって、
もうなにを聞いても驚かないわ」
トツトツと語る冴子に、僚もなんとなく頷いた。
香の身体は硬直したままで、
冴子が次になにを言い出すのかを待つしかなかった。
「ねえ…」
冴子はシーツを剥がさずに、語りかけてきた。
じっと動かないシーツの塊に、
語りかけるというのも妙なものがあったが、
剥がして香の姿に向かうのも奇妙な気分だったので、
冴子はそのまま続ける事にした。
僚はそれを見て、そっと部屋を出た。
閉まるドアに向かい、冴子は頭を下げた。
それと同時にまさかの疑惑が、
現実の確信だという認識をした。
それに戸惑いもあるが、今を逃すなと心が言う。
じっと身じろぎもしない相手に、
冴子は話しかけた。
「ねぇ…」
そのまま言葉が出ない。
冴子は、自分でも信じられないくらいに緊張していることに、
気付いていなかった。
672 :
45。2:03/08/13 22:42 ID:JKZHDDX+
そのまま目頭が熱くなり、熱いものが零れ落ちる。
久しく覚えの無い感情と現象に、
冴子は呆然とした。
今まで不安で困惑していた槇村だったが、
冴子の変化を感じ取った。
槇村はそのままで冴子の頭を手繰り寄せ、
じっと抱きしめた。
冴子は、シーツ越しの香の身体にすがりつき、
声を殺しながら泣いた。
槇村は香が起きない事を願いつつ、
その身体を抱いた。
しばらくそうしていたが、
これは許される事の無い時間だと、
なにかが告げる。
冴子はそのままで話し出した。
「あんなに早く置いていかれるなんて、
思ってなかった…」
槇村は抱く力を強めた。
冴子はその腕を感じながら、訴えた。
「もっと、あなたと。ずっと…
もし今…わたしが……
そうしたら…」
冴子は顔を上げ、
手に隠しナイフを握り締めてシーツの頭を見つめた。
槇村は首を左右に振り、その手を押さえて止めた。
冴子は口を結び、笑顔を繕った。
「本当に、いつだってあなたは正しいわ。
でもね、それは優しいとは言えないのよ。
嘘でもいいから、付いて来いって言って欲しかったのよ…」
673 :
45。3:03/08/13 22:42 ID:JKZHDDX+
シーツが揺れた。
ふわりと中の人が現れる刹那、
冴子の目には槇村の笑顔が浮かび、
そしてそれは香に戻った。
夢見ていたような香の瞳が、
ゆっくりと開かれる。
冴子はそれを見て、もう槇村はいないと知った。
目を伏せ去ろうとする冴子の後ろで、香はつぶやいた。
「冴子、おれの事は忘れて、
幸せになる道を探して生きてくれ。
それでもまだ、もし人生の最後に覚えていてくれたら…
また会おう……って……」
冴子はしばらく佇んでいたが、
やがてドアのノブを回して足を踏み出した。
「わたしはいつだって自分の思うとおりに生きているわ。
なにが幸せかは教えてあげない。
…でも、今度会う時は、
僚も香さんも抜きで二人っきりがいいわ」
ドアが閉まり、部屋の中に取り残された香はうつ伏した。
(さて3択です。1槇村、いない。2槇村、まだいる。3冴子、僚と会う。レスよろしく)
選択で会話と書いて選択していただいたのに、どうしても香の声で槇村としての会話というのが出来ませんでした(泣
声のない対話(?)になってしまいました。ごめんなさい〜
2で
。・゚・(ノД`)・゚・。
短めのエロが読みたい
677 :
名無しさん@ピンキー:03/08/14 12:25 ID:plFf/GGM
冴子せつない・・・
679 :
45。1:03/08/15 05:10 ID:s/34JvNh
674さんは2を選ばれました。
675さん。え?え?どうして…(泣
676さんに三択でつ。前にチャトで即興創作やった話があるでつ。(それも、なまはげな話(w)
整理してサイトウプする予定でつたが…
1最後まで整理つけてからここにウプ。2とりあえず整理出来たとこまでウプ。3他の人のウプを待つ。
よろしく〜
678さん。冴子は強く生きないと。と。
好きなキャラではないでつが、誕生日ごときであんな理不尽に荒れるのは、見るにしのびないでつ(泣
香は顔を覆い、そしてため息をついた。
しばらく深呼吸をしてから、誰に言うともなく声を出した。
「いいの?本当にあれだけでいいの?」
しばらく返事を待ったが、なにも起きない。
「あ、あたしが冴子さんだったら、耐えられない…
僚にあんなことを言われたら……」
カタンと音がする。顔を上げると僚がいた。
「僚……」
すがるように見つめる香に、僚はそっと触れた。
香がまばたきをし、そして口ごもった。
「違う……ぁ…」
ふいに頭を撫でられ、すぐに離された。
香はその手を目で追い、呟いた。
「ど、どうして…?」
僚の口が動く。「どうしてだと思う?」
そこから発せられる声も確かに僚なのだが、
明らかに違う。
680 :
45。2:03/08/15 05:11 ID:s/34JvNh
声に控えたところがある。
「こんなふうに移動とか出来るなら、
なんで冴子さんに、もっといろいろとしてあげないの?」
僚は頭を振った。
「これは、やろうと思って出来るものでもない。
香の中からではもどかしい時、たまになるくらいだ。
そもそも香の中に現れたのだって、自分の意思とは別のことによって起きたのだから。
それに…冴子に、優しくしてはいけないんだよ」
「ひどい事を言うのね。
冴子さんのこと、愛しているんでしょ?
あたしにだって、それくらい分かるわ!」
香に詰め寄られ、僚の身体がピクッと動く。
「…うっ……」
くらりと頭を振り、僚が目覚めた。
僚は目の前の香を捕まえると、深く抱きしめた。
香はなぜか悔しい気持ちをかかえながらも、
じっと声に出して聞いた。
「どうして逃げるの?」
僚の腕が緩み、そして力を入れてくる。
「香は?香はもう僚から…この場所からは逃げないのか?」
「え…」
香の頭の中で、僚の姿が浮かぶ。
それは目の前の穏やかな僚とは違う。
681 :
45。3:03/08/15 05:12 ID:s/34JvNh
「あたし…ずっと逃げてたのかもしれない。
本当はここに居たいのに、自信がなくって…
それで、もしアニキならこんな時はどうだろうかと、
比べては力不足を痛感して落ちこんでしまっていたのね」
僚はゆっくりと頷いた。
「アニキはアニキ。あたしはあたしで、
やれることをやるしかない」
「そうだ」
香は深く頭を下げ、そして上げた。
「でも、冴子さんに優しくしないってのとは、
話が違うと思うわ」
僚の口が開く。
「優しくしてしまったら、きっと…」
そう言いながら、床を見る。
冴子が忘れていったと思われるナイフが見えた。
香が僚に目を戻した時には、すでに僚が戻ってきた。
香にも分かった。今、槇村は、本当にここには居なくなったのだと。
(さて3択です。1冴子、聞いていた。2僚、感想。3僚、無言。レスよろしく)
682 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 05:58 ID:2REb9sPU
1で!
683 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 08:55 ID:+OSMOstk
684 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 09:47 ID:+OSMOstk
685 :
12403:03/08/15 09:53 ID:+kjZRdeM
686 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 10:20 ID:+OSMOstk
ねぇ〜この赤い文字は何で出てるの?
688 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 13:49 ID:+OSMOstk
689 :
山崎 渉:03/08/15 16:09 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
690 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:49 ID:+OSMOstk
広告うざー
まぁ、夏だからねー
693 :
45。1:03/08/16 08:17 ID:M3i7ZEQw
682さんは1を選ばれました。
「アニキ……」
香は泣きながら僚にしがみついた。
僚としても複雑な心持ちで香を抱きしめた。
「いったのか…今度こそ……」
僚が呟く。
死んだものが再びこちらに現れるというのは理屈に合わない。
だが、それでも槇村は今になって現れ、
そして香の心を落ち着かせた。
香はなにか起きたとき、再び槇村なら…と考えるだろう。
それはどうしようもない事だ。
だが、その時に、自分では駄目だ。
という考えに囚われ、落ち込むことは避けられる。
”感謝する…”
僚は心の中で呟いた。
冴子はドアの外で震えていた。
うろたえていたとはいえ、
愛用のナイフを取り落としたまま出たことに気付き、
慌てて戻ってきたのだった。
ドアにかけた手が動かない。
冴子は大きく息を吐きながら、心を静めた。
ゆっくり頷きそっと手を戻す。
口唇をかみ、堪えながら、
一歩一歩確認しながら足を踏み出して、階段に向かった。
694 :
45。2:03/08/16 08:17 ID:M3i7ZEQw
階段を下りながら冴子は呟く。
「大丈夫、忘れ物は明日にでも僚が届けてくれる」
口に出すと、まさにその通りだと思えた。
冴子はいつもより長く感じる階段を、
いつもよりゆっくりと下りていった。
「わたしは強い女よ」
口に出してみる。
それは言い訳のようだった。
それが自分でもおかしくて笑った。
笑っているのに涙がこぼれる。
早くここから出ないとおかしくなりそうだと、
足を速めた。
カツカツと響く靴音。
心の中では”大丈夫、大丈夫…”という呪文が流れている。
最後の二段。
冴子は安心のあまりに一足で下りた。
「あっ!」
勢いをつけようと激しく打ち続けたヒールが取れ、
冴子は転等した。
床に倒れる刹那、なにかに支えられた気がした。
冴子はすぐに起き上がり周りを見る。
誰もいない。
それでも立ち上がるより先に顔を拭い、
不敵に笑った。
「この期に及んでおせっかいな人ね」
答えはどこからも返って来ない。
695 :
45。3:03/08/16 08:18 ID:M3i7ZEQw
それでも冴子は続けた。
「わたしは、けっこう執念深いのよ…」
そう言うと、すっきりとした笑顔が心より生まれた。
立ち上がり埃を払い、冴子は後も見ずに冴羽アパートを出た。
僚は冴子がいたのに気付いていた。
しかし、どうする事も出来ない。
それでも、信じるしかなかった。
すべては、時間が解決すると。
その解決は個々によって違うだろう。
満足のいく場合もあれば、失意の場合もある。
それでも生きていればいろいろなことがある。
いつかはすべてが昇華されるだろうと。
そして、腕の中の存在を確認する。
香は、今冴子と槇村の事で頭がいっぱいの様子だ。
それは当然のことであるが、自分としては面白くない。
もう現実に返してやらないとと僚は思った。
「香…」
僚の呼びかけに香が目を向ける。
「…え?」
やはり考えに没頭して僚の事を忘れていたようだった。
それが香だし、仕方ないことだと思った。
僚は言った。
「それは、二人の問題だ。
おれたちがどうこうできる事でもない」
香は少し哀しい顔で頷いた。
696 :
45。4:03/08/16 08:19 ID:M3i7ZEQw
僚はため息をつきつつ、笑顔を向ける。
「飯でも食うか?」
香は唐突な僚の言葉に驚きつつも、
反射的に鳴り出したおなかの音に笑った。
「そ…だね…」
「それじゃあ、出かけるか?」
香は驚いた。
「え?あたし…歩けないよ!
…誰かのせいで……」
真っ赤になりながらも言う香に、僚は言った。
「いいさ。抱いていってやるよ」
香は首を振り反対する。
「とにかく服を着てくれ。
それでないと……」
僚の意味深な笑顔に、
香は慌てて差し出された服を身に着けた。
その香を抱き上げ、僚は言った。
「じゃあ、お礼も兼ねてキャッツ・アイでいいな」
「え?」
香も躊躇したが、思いなおして頷いた。
そして呟いた。
「食べ終わるまでは海坊主さんと喧嘩しないでよ」
僚もその言葉を頭のなかで思い笑った。
「じゃ、行くか」
「うん」
697 :
45。5:03/08/16 08:20 ID:M3i7ZEQw
僚は腕の中に得た幸福を確かめながら、
この幸福が続くようにと願った。
すぐそこにあった幸福だが、
それが無くなるのが怖くて触れる事も出来なかった自分。
今になって槇村の言葉が思いおこされた。
「香を頼む…」
槇村は心配していたのだと思った。
保護者がいなくなり、自分を殺した敵が香に及ぶのを。
だが、今思うとそれだけではないと思った。
槇村は相棒である僚の事も気にかけていた。
自分がいなくなったら、僚はまた元に戻ってしまうだろうと。
生きるためだけに仕事をし、
生きることを確認するだけのために女を抱く生活。
そして死ぬときにはなにも残さない。
死ぬことを想定して後腐れのないように、なにも残さない。
だが、香を受け渡されたことにより、
僚の生活は変わった。
きっと槇村が死ぬ時、香が側に居たとしたら言っていたのだろう。
「僚を頼む」と。
ぼんやりと考えにふけりながら運転している僚に、
香が気付いた。
「僚?大丈夫?」
僚は横にいる香を見て、笑った。
「いや〜、本っ当に、
槇村って男はお人よしだなって考えていたのさ」
香もそれを聞いて頷いた。
698 :
45。5:03/08/16 08:22 ID:M3i7ZEQw
「そうだね。アニキについて語れって言ったら、
結局その一言で終わってしまうもんね」
僚も笑いながら、まったくと頷いた。
キャッツ・アイにつくと、美樹が笑顔で迎えてくれた。
海坊主がいつものようにぶっきらぼうに応対してくれた。
それが、また壊したくない一つの光景だと二人は改めて気付き、
顔を見合わせて思うのだった。
おわり。
長い間、レスをいただきありがとうございました。
ちょうど2年7ヶ月と一日。(ちょうどじゃないじゃん(w
長かったような短かったような…
おつきあいいただきありがとうございました。
45。
699 :
45。:03/08/16 09:17 ID:M3i7ZEQw
あ、すみません1年じゃないでつか(w
さいごまで抜けててすみません(泣
ブラボー!
おつかれさまでした
総集編は作られるんでしょうか。ぜひ拝見したいなぁ・・・
45。さん 長い間のウpありがとうございました。
新作お待ちしてます。
45さん、長い間ありがとうございました!!!
新作、ぜひぜひ待ってます!
遅くなりましたが、かおりすのとこの新作に激萌えしました。
45。さん、ありがとうございました!
そしてお疲れ様でした。
新作と共にAV監督の続きも待ってま〜す!
702>同じく!
704 :
45。:03/08/17 04:57 ID:f6CjCjTs
皆様レスありがとうございました。
ここに書き始めてからずっと突っ走ってきて、
なんだか夢でも見てたような浮かれぐあいでした。
その間、環境的にウプ困難だった時に、
連続で代理していただくという迷惑かけたり、
思いもよらないところで迷惑かけてたり、
知ってるところで迂闊なことをしたり…
あらためてネット上などの、顔を付き合わせたことのない”文字だけでの認識の怖さ”というのを、
最近になって思い知る事になりました。
いろいろ考えて、あちらも含め、ここらで消えることにいたします。
でもお約束のAV監督の続きと、鬼畜アニキは、
それぞれ完成させたらウプいたします。
なるたけ早く作業したいと思いますが、
いままで後回しになっていたことが溜まっています。
…それまでここがありますように!
それで、また突っ走る覚悟が出来たら、
なにか始めたいと思います。
それでは、どなたかの新作が読めることを期待して!!
ふんどしヒモパン読みたい。
ウプ途中の方のも読みたい。
新しいのも読みたい。
皆様がんばってくださいね!!
45。さん、長らくありがとうございました。
このスレが盛り上がったのも45。さんが毎日うpしてくれたからこそ。
「お疲れ様!」とビールでも注いで差し上げたい気分です。
これからどーなるかな?
職人さま、お願い、うpしてくだされ!
45。さん、本当に、ありがとうございました。
>705
そうですね。冷たくキンと冷えたビールと、
これまた冷たい枝豆とセットで、差し上げたいですよね。
これまでの労作、お疲れ様でした!
45。さんに沢山の幸あらんことを祈っております!
これから、皆で、楽しく盛り立てていけたらいいですよね。
>706
ペンギンタソ?
あぼーん
夏休み終わって帰ってきたら完結してる…
45。おつかれさまでしたー
2年7ヶ月と1日という長い間 ありがとうございました!
次回作も期待してますよ…
あうっ!! 呼び捨てになってる〜〜
45。さん すみません…
45さん、長い間ありがとうございました。
ほんとご苦労様でした。
やはり二杯目は、XYZを
712 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 19:28 ID:Q4XXklDy
713 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 19:32 ID:NM4KPCRU
さみしいのぅ。
誰かうpを!
715 :
名無しさん@ピンキー:03/08/18 23:59 ID:Q4XXklDy
716 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 00:31 ID:DeMG5w1b
あぼーん
718 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 08:15 ID:6asfb9A3
719 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 10:48 ID:6asfb9A3
720 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 13:59 ID:6asfb9A3
とりあえず、職人さん降臨までホッシュ
ちゅ〜
∧ ∧ ∧∧
イヤン (゚ー゚*) (゚ε゚,,)
ノ つつ | \
〜(_OO ⊂UUO)〜
ちぇ
∧ ∧ ∧∧
. (*゚ー゚) (,,゚Д゚)
ノ .| | \
〜(_UU ⊂UUO)〜
チュ
∧∧ ∧∧ ,
( *^ 3(,,゚Д゚)、
ノ .| | \
〜(_UU ⊂UUO)〜
∧∧ ∧∧ にはは♪
(*゚ー゚) (Д^*)
ノ つと | \
〜(_OO ⊂UUO)〜
こんな感じな萌えほしぃ
>722
そんなのヌルポ
「あんたって本当に独占欲強いし、やきもち焼きだよね」
…ってよ。言われた。
悪かったな。(−o−)ボソッ。
俺はどうせやきもち焼きだぜ。嫉妬深いぜ。
それのどこが悪いってーの?
好きな女のこと、心配して何処が悪いよ。
何度も言ってるけど、決してアイツを信用してないわけじゃない。
そういうのとは別の次元なわけ。
信用していても心配になるのは仕方のねーことだと俺は思うけど?
それに…。
アイツは結構、天然って言うかさ。
男を解ってないとこがあるわけよ。
軽率とかそういうのではなくて、思いっきりガードが固いんだけど、フェロモンを
出しまくりって言うか。
はっきり言えば…「誘ってなくても誘ってるように見えてしまう」わけね。
これは結構、ハラハラすんだぜ?
アイツのお蔭で俺は「何やってんだよ」ってのが口癖になっちまったんだし。
本当に何やってんだよ…アイツは。
先週の旅行の時でもよ?
そりゃ…俺と一緒の時はミニスカート、ホットパンツ全然OKだけどな。
高速道路のサービスエリアで休憩とかするだろ?
もうテキメンなわけ。
輩達のねちっこい視線に晒されてるわけだ。
ムカツク…。
俺、思いっきりガン飛ばしたってんだ。…ったく。
普通に歩いているだけでそれだぞ?
何で、そんなことになるわけよ?
あまりのその厭らしい視線に思わず「何やってんだ!」って…。
アイツに言っても仕方ねーのによ。
何か、アイツに八つ当りってーの?マジで。
おいおい。俺は本当にどうなっちまったんだか。
溜息しか出ねぇし。(´ヘ`;)ハァ
マジで一人で歩かせたくないね。(キッパリ!)
肝心のアイツは「何でそんなに怒ってるの?」って…。
ちったぁ…気付け!馬鹿もん!
お前のその天然色気が諸悪の根源だっつーの!解ってんかっ?おいっ!
「そんなに腕掴まなくても…はぐれないし」って。
…阿呆!はぐれることが心配で掴んでんじゃねぇ!ってんだ!
この鈍感女っ!「何とかなんねーのか?アイツのあの天然色気と鈍感なとこは!
たまには良いじゃん!
とりあえず保守。でも寂しい。。。
ミニスカ、ホットパンツいい!
>724-725
痛いヤマトたんとハーブたんと同じ位わらえた
>728
禿同!
何でここにうぷしたのか小一時間(ry
いや、けっこう面白いかと…
漏れはどんな職人さんでもうpすりゃ神とは思えない。
とりあえず、顔文字やめれ。
なにはともあれ久々に進んでいて嬉しいでつ
ヘタレなSSまでマンセーしてレス伸ばすより
マターリ良いSSを待ちたい。
笑かしてもらったということでいいんじゃないのw?
まあ二度は読みたくないがw
735 :
45。:03/08/24 11:53 ID:FvHg9m51
恥ずかしながら、すみません…
お別れして一週間ほどしかたってないのでつが…
あの…予定になかった不条理でなまはげでファンタジな陵辱ものなのでつが…
だいたいウプ22個分くらいの量なんでつが…
完了しまして…
コソッとウプしちゃいまつね。
嫌な人読み飛ばしてね。
某日2時20分から4時54分までの間にチャットで思いつきに書いたものを書き直したものでつ。
あの頃が一番楽しかったかも…
久しぶりに遠方よりの依頼があった。
「冬に山からとは…」
どっかりとソファーに腰掛けた冴羽僚は、依頼の手紙を読みながら呟いた。
「山? スキーが出来るかな?」
ひょっこりとそれを覗き見した槇村香が、楽しそうに言う。
僚は香から手紙を隠すのだったが、その拍子にヒラリと落ちるものがあった。
「あ!」
僚が声を漏らすが、香はすかさずそれを拾って見た。
「この依頼受ける気ね」
僚はとぼけたように言った。
「…そりゃ… 久々の依頼だしぃ〜」
香はヒラヒラと拾ったものをかざして頷いた。
「…美人からの依頼だしね」
苦笑いをする僚に、香は頭を痛めたが、この依頼を断ったところで次の仕事がいつ入るという予定もない。
僚に写真を返すと、香は言うのだった。
「いい? 仕事は請けるけど、彼女に手を出したらハンマーだからね!」
僚は聞いてるのか聞いてないのか分からない態度で、香から写真を奪うのだった。
香は、なんの代わり映えも無いこの男の態度に、少々疲れも感じていた。
相手に連絡を取り、二人が現場に着いた時には、事件はすでに解決した後だった。
申し訳なさそうに頭を下げる依頼人たちを前に、僚はガックリとうなだれた。
「な〜んだ。せ〜っかあく、雪国の色白美人とお礼のモッコリデートが出来ると思っていたのにぃ……」
「僚!」
逃げる間もなく、僚は香の出した百トンハンマーにつぶされる。
その場にいた青年の瞳が光った。
しかし、二人がそれに気付くことはなかった。
依頼者は、その村一番の美人からのものだった。
写真入りの依頼にを送ったのは、かねがね美人の依頼なら料金が安いということを聞き知っていたためだった。
貧しい村では、都会の物価は恐ろしい限りである。
依頼内容はこうであった。
依頼者の両親がたてつづけに病気で亡くなってからというもの、
どうも誰かに見張られている気がするという。
ところが犯人は幼なじみの青年であったことが僚たちが移動している間に判明。
一人暮らしをしている彼女が心配で、それで陰ながら見守っていたという人騒がせな事件だった。
二人は両思いで、それは見ているこちら側も当てられそうな雰囲気。
僚は悔しがりながらも、羨ましそうに見ている香の肩を抱いた。
「ほら、帰るぞ」
「ん、あ… うん……」
二人がそのままとんぼ返りをしようとしているのを見て、驚いた案内の青年が慌てて引き止めた。
「あ、ちょっと待ってください。
せっかくいらしてくださったのですから、スキーでもして泊まっていってください。
もちろん、こちらで宿などは用意させていただきますから」
「え? いいんですか?」
香が笑顔で応える。どうもレジャーとは無縁の生活が続いていたので、そんな美味しい話には目が無い。
香が喜んでいるので、僚も好意を受ける事にした。
案内の青年が招待してくれたホテルは、依頼人のいる隣の村だった。
かなりの距離を車で移動するかたちだったが、このまま帰るより疲れが取れるのは確実だ。
着いたホテルは、ホテルと言っても名前だけで、木造二階建てのバンガローが二人を待ち受けていた。
別々の部屋を与えられ荷物を置いた二人は、もう陽も暮れかけていたのにも関わらずスキーを始めた。
あまり観光客はいないようで、他に宿泊している人間も数人見かけたくらい。
二人は思い切り誰もいない雪原を滑っていた。それは香の提案だった。
”せっかく人が踏み入らない場所があるのだから”と。
本心は、他の泊り客の女性たちに、僚がかまけているのを見たくないからだった。
だが、途中から雪が降り出し、風が強くなってきた。
山から吹き降ろす風が、獣の吼え声にも聞こえる。
香がぼうっと聞いていると、それは誰かを呼ぶ声に聞こえてきた。
「悪い子はいねーがー。自分の心に嘘をついている悪い子は……」
香はなにか胸が騒ぎ、耳を澄ませた。
「悪いハンマー使いはいねーがー」
ふとハンマーという言葉に反応し、林の中を振り向く。
心臓の動悸が激しくなる。
「どうしたんだ? 香」
側で囁く男の声に安心し、香は笑顔を向けた。
「え?ううん。なんか呼ばれた気がして」
僚は香の気のせいだろうと言って笑った。
「ここには誰もいない…
そうだな、もう日も暮れてきたし、戻ろうか」
僚が先に滑っていくと、香も気のせいだと納得して後を追った。
その香の後を、風が、雪が追いかけてくる。
ホテル… あえて宿といいたくなるが、そこでの食事は結構いけたものだった。
僚と香はすっかりくつろぎ、いつものペースを取り戻した。
いつものペース。それはナンパとハンマー。
僚は手当たりしだいの女客に声をかけ、その度に香のハンマーに追いかけられるのだった。
ついにはホテルの女性従業員が出て止めに入ったのだが、僚はターゲットをその人に絞った。
香のハンマーを程よくかわしてくどき、纏わりつく。
夜も更け、長旅の上にスキー、僚の世話と疲れが出たのか、香は異様な眠さを感じるのだった。
僚に「おやすみ」と告げて自分の借りた部屋に向かうのが精一杯だった。
折角うぷしてくれたものを悪し様に言うのを見るのはすごく嫌なんだけど…
なんていうと反論すごそうだなw
そんな香を少し奇妙に見つめ、僚は囁いた。
「じゃあ。僚ちゃんはナンパタイムの再開をば〜」
普段だったらハンマーと共に戻ってくる香が来ない。
僚は少し以外な顔をしつつも、同じロッジに泊まっている美女たちのナンパに出かけた。
下の階で、いつもの聞きなれたナンパ声と、女性たちの黄色いこえと悲鳴。
そして殴打される音と笑われる声が聞こえる。
香は「ばか…」とつぶやきながらも、異様なだるさと共にベッドにもぐるのだった。
どれくらい時間が経ったのだろうか。
意識も無いほどの深い眠りを貪っていた香だったが、鈍い感覚に襲われ、ふと目を覚ました。
誰かが自分の上に跨っている。
また僚が悪ふざけをしているのかと思った香は、寝ぼけながらも思いっきりハンマーで殴りつけた。
「ぎゃあああああ!」
異様な叫び声がこだまする。
その声に驚愕し、香は目を覚ました。
「え? 僚… じゃないの?」
香は、まだ眩暈を感じながらもベッドに上半身を起こす。
僚でなければ、いったい誰が…
鍵は確かに掛けたはず。
香はふらふらと手元の明かりに手をのばした。
「え…」
声が出ない。
ぼんやりとした視界に見えたのは、痛みをこらえてうずくまっている大きな男の背中だった。
「だ、だれ…」
香はベッドの上からくずれ落ちるように下へと降り、相手を確認しようとヨタヨタと近寄った。
そのとき、相手はガッと立ち上がる。
「う…」
香は、その威圧感に足をもつれさせる。
その男には顔が無い。いや、ないわけではなかった。
なにやら鬼のような面を被っているのだった。
そしてなお異様なことに、その男は部屋の中だというのに蓑を着込んでいるのだった。
香はその相手を前に足腰から力が抜け、よろよろと数歩下がった後にバランスを崩して倒れかけた。
その香を男はがしっとつかんだ。
その掴まれた腕からは冬の冷気が染みてくる。
香は恐ろしさに首をふるだけだった。
「僚… じゃない…」
口に出すと、それが自分の耳に入る。相手はなにも言わない。
掴まれた腕が凍えてくる。振りほどこうとしても振りほどけない。
「助け… て……
たすけてっ!! 僚!!」
腹の底から振り絞った香の悲鳴に、階段をあがってくる足音が聞こえた。
銃声が一発。鍵の飛ぶ音。そしてドアを蹴る音。
やはり鍵は掛かっていたのかという考えが、香の脳裏をかすめる。
香は希望に満ちた目でそちらを見る。案の定、僚が飛び込んできてくれた。
だが、どことなく様子がおかしい。
「僚!」
僚は銃を構え、間合いを取りながら、じりじりと近づいてきた。
「香を離せ」
僚が呻く。
僚の出現にも相手は微動だにせずに、香のパジャマに手をかけ、引きちぎるように脱がせていくのだった。
「や… いや…」
突然のことに、香は驚きもがいた。
驚いた僚も銃口を向けると、おどしのつもりで一発発射した。
その時、面の男は首を傾げた。そのために外したつもりの銃弾が、男の脳天を直撃した。
「ちっ…」
僚は眉をしかめ、相手を確認しようと近づこうとした。だがその足を止めた。
男は何事もなかったかのように平然としていた。そして香を脱がせてゆく。
香の声にならない悲鳴が口唇から漏れる。
「ばかな!」
確かに貫通しているはずだった。僚は眩暈を感じながらも一気に近づくと、男の肩をつかみ振り向かせた。
「どうなっているんだかは知らないが、やめろ!」
睨み付ける僚を見つめ、男は口を開いた。
口。いや、面の口の部分がガッパリと開いたのだ。
「お面じゃない… のか?」
僚はその異形の面と思っていたのが、じつは本物だということに気づき愕然とした。
男の口から発せられる異臭に、僚の神経が麻痺をする。
面の男は、そのまま僚の顔面に手を当てると、まるで子犬を追い払うように払った。
異常な力だった。
僚は思いっきり壁に打ち付けられ、庇う間もなく頭を強く打った。
早く戻らねばと思うのだが、頭の芯がぐらぐらとする。身体も衝撃で麻痺してしまったようだ。
「かお… り…」
かすかに喋った口元から、男の手の匂いも入り込んできた。
僚の身体はどんどんと重くなっていった。
「僚! 僚!」
香も、あっけなく僚が打ち据えられたのを知り、唖然としながらも叫んだ。
僚は香に心配をかけたくなかったが、立ち上がろうとしても無様に尻餅をついてしまう。
「僚〜!!」
心配して叫ぶ香に、面の男は地の底から響く声で囁いた。
「悪い子はいねーがー」
743 :
739:03/08/24 12:03 ID:diUcD+V2
>739は難民への誤爆でちたw
香は首を振り答えた。
「い、いないわ。ここには…」
「悪いハンマー使いはいねーがー」
香はなんのことだか分からずに、それでも口をつぐんだ。
その香の沈黙を返事ととり、面の男は香にのしかかった。
「うぁ…!」
男の異臭と重さで、香は再びしびれたように眠くなるのに必死で抵抗した。
直接肌に触れる蓑のチクチクとした刺激が、眠気を跳ね除けようとする香を皮肉にも助ける。
僚に目をやるが、動く気配がない。
「りょ……」
「悪い子にはおしおきだ」
蓑の下から、女の片腕ほどもある巨大で長い真っ赤な肉棒が、にょっきりと生えてきた。
「あ… いや…」
香は床を這って逃げようとするが、動けない。
男は起用に、残っていた香のパンティも剥ぐと、その両足を大きく割り広げた。
「いやあああああ!」
僚は香の姿を目にし、悲鳴を耳にするが、どうしても動けない。
広げられた足の中心の淡い草むらの中に男の指が入れられ、広げられる。
僚の目にも、ずっと焦がれていた香の秘肉が晒された。
「痛っ!!」
香は強引に広げられた痛みを訴えるが、男には聞こえていない。
男は指で広げた窪みに、大きな鼻を押し付けた。
「あ!」
香のそこはさらに広げられ、痛みは増した。
男はその匂いを嗅ぐというより己を擦り付けるように、ぐいぐいと埋めて行く。
「ひっ…」
恐怖の中で敏感な部分を刺激され、香は動けないながらも足掻き、それでも濡れていった。
男は鼻が埋もれると、ぐいぐいと顔を揺らす。
「ひぃ…」
その鼻の刺激は香の意識を跳ね飛ばし、ジュプジュプと蜜をこぼれさせてゆく。
僚の気はじりじりと急くばかりだが、なにも出来ない。
「やはり、ここが悪いところ… だな」
男は香から鼻を抜くと、その鼻に纏わりついた粘液を大きな舌で舐め取った。
香はガタガタ震えながらも麻痺したように足を広げたままの身体を、閉じる事も出来ない。
感覚だけが研ぎ澄まされ、男の鼻の感触が抜けない。
男がそのまま去ってくれるのを祈るだけだった。
香の視界から男の姿が消えた。
「あ… きゃあああっ!」
一瞬の安心。そして悲鳴。
男はかがみこむと、香の秘肉を肉棒の先で掻きまわしはじめたのだった。
香の腰は逃げようとビクビク痙攣するのだが、男はその度に少しずつ埋めてくる。
グチョグチョと卑猥な音が響く。
「やめ… やめて!」
香が嘆願するが、男は気にしない。
そして、まだ誰も踏み入れたことのない、新雪のごとき中に、躊躇なく突き入れてきた。
「ぎゃああああ!!」
香の絶叫が雪山にまで響く。
男はふーっふーっと息を荒げながら、満足そうに呻いている。
香は反射で動いた足をばたつかせるが、なんの抵抗にもならない。
身体が裂かれる痛みと、男の肉塊の熱さで、頭がどうにかなりそうだった。
「あぅ… あ… ぁあっ…」
「香…」
僚が香を呼ぶが、その声は小さく、喘ぎ叫ぶ香の耳には届かない。
香の耳元に、男の腐ったような息が吐きかけられた。ぞくりと身体が震える。
男は入れるだけ入れて、香の中に落ち着いた。
その巨大なモノは、香の腹を突き上げた。
表面にまで見えるほどの膨らみだった。
香の中いっぱいのそれは、身動きが取れないようにも見えた。
だが、男は激しく揺すり腰を動かせはじめるのだった。
「いや… あ! ああああっ!」
香は悲鳴をあげ喘ぐが、相手はかまわずに己の快楽のみを求めて腰を振る。
僚の耳に、香の悲鳴と肉がぶつかり潤った粘膜が擦れる音が届く。
「う…」
僚は自分の身体を動かそうと、必死でためす。
だが、やっとの思いで立ち上がったところで、足が前に進まない。
一歩進んだだけで、膝からくず折れてしまう。
部屋に戻ったときにもなにか奇妙な眠気を感じてはいた。
それは香の悲鳴を聞いたことで気力で押さえ込むことが出来た。
確かに身体のバランスが良くないときに受けた衝撃で打ち所が悪いという事もある。
しかし、この麻痺感は酷すぎる。
さっき嗅がされた男の異臭に、なにか麻痺させるような成分でも含まれているのだろうかとしか考えられない。
僚が己の身体を気力で動かそうと戦っている間にも、男は香を犯していった。
男の行動はますます激しさを増し、香の悲鳴はだんだんと小さくなってゆく。
「香…」
僚は頭を振り、身体を奮いたたせる。
這い蹲り、それでも匍匐前進しながら少しずつ、必死に二人との距離を縮めていった。
その途中、なにか固いものに手が触れた。
男に飛ばされたときに手から落ちた銃だ。
僚はそれを拾い、握り締めてその痛感で覚醒を試みた。
男の背中が目の前だ。
僚は腕を上げると、香を攻めている男の背にその銃口を当てた。
その途端、男の身体が跳ね上がり頂点に達した。
「うおおおおおおお!!」
男がうなり声をあげ、熱い液体を香の中にぶちまける。
すでにぐったりとしていた香は、その迸りを受け、衝撃にがくがくと震えるだけだった。
「あ… ああ… いやあぁ…」
香の頬に、滂沱の涙が零れ落ちる。
堪らず、僚が香に当たらない部位を狙い打ち抜く。
部屋に銃声が響き、沈黙が流れた。
しかし、男は一瞬その衝撃に動いたが、蚊にでも刺されたくらいにしか感じてはいないようだった。
振り返り相手を確認すると、後ろ足で僚を蹴った。
「うぐっ…」
ままならぬ身体の僚は、再び壁に押し戻されてしまうのだった。
「……ぁ…」
香は僚の呻き声を聞き、僚のぐったりとした姿を見せられ、さらに男を恐怖し背筋を凍らせた。
それなのに身体は熱い。
頭の中では必死で動こうとしているというのに、それすら霧がかかったようにぼんやりとしてくる。
身体は痛み、その中から溢れるものが気持ち悪い。
香は、どうなってしまうのだろうという不安でいっぱいだった。
けれどそれよりも、僚が無事かどうかが心配でならない。
男は、ゆっくりと香に向き直ると、その白濁とした液体の中に赤い筋を見つけた。
男は狂喜乱舞すると、復活している肉棒を再びあてがうのだった。
さっきよりはすんなりと納まったそれだが、痛む傷口を広げられた香は悲鳴をあげる。
男は思い出したように香の顔を両手に挟むと、その口唇を奪った。
「むぅぅ…」
香はその感触にも匂いにも耐えられずにもがく。
だが、男の唾液を流し込まれているうちに、香の身体の麻痺が取れ、動けるようになってきた。
動けると分かった香は必死だった。
狂ったように暴れる香を相手に、男は笑いながら何度も打ちつける。
えぐられる感覚が香をさらに狂わせる。
頭の中は何も考えたくないと思っているのに、それでも目の端に入るパートナーが心配でしかたない。
「りょう…」
香は涙で薄れる視界の向こうに、僚を見つけ呼びかける。
うつろな視線の先で香のあられもない姿を見せ付けられているというのに、僚は動けない。
「や… やだ… 僚…」
香が僚に向き身体を起こそうとすると、男は遮るようにその身体を抱きしめた。
その異様な力に、香は呻く。
少しでも抵抗すれば、たちまち骨を砕かれてしまいそうだった。
「あ… ぅくぅう…」
小さな声で呻く香に興奮したのか、男の迸りが再び香の中をいっぱいにしていった。
「いやぁあ…」
もう泣くことしか出来ない香だったが、
男は香を床にうつぶせにすると、さらに上から覆いかぶさる。
抜いた後の開ききった秘肉の間から、男の欲望がゴボゴボと滴り落ちる。
「…あ… ぅ…」
身体を通り排出される粘液に不快感を感じ、香が喘いでいると、男はその場所に、また割って入ってきた。
「うあああ!」
香はすぐ目の前で倒れている僚を見つめながら、犯された。
手を伸ばせば、あと少しで届くところに僚がいる。
香は膝を立てた。
すると男は、その持ち上がった腰を引き戻し、その反動で突いた。
「うっ!!」
ズブリと深く刺さり、そしてその男の腹で跳ねのけられた。
香は口唇を歪ませ呻く。
それでもその一突きで、やっと香の手は僚に届いた。
「僚…」
香は僚に呼びかけた。
だが、返事を待つ間もなく、すぐにまた男に引き戻される。
僚は、香の手がぱたぱたと自分を起こそうとしているのが判り起きようとするが、身体の麻痺が取れない。
香の手は、男に突かれる度に、空しく何度も僚に触れる。
男が最後に大きく突いた時、香の身体はその勢いで、僚の上に重なった。
「僚…」
香はこんな状況でも、愛しい男に抱きつけた事で、僅かな安堵を得るのだった。
そんな幸福もつかの間、男は容赦なく香の中に放出した。
「ああ!…」
小さく悲鳴をあげる香に、男は満足したように大きく息を吐いた。
「ふぅ〜…」
男はまだ興奮しながらも、一度香からイチモツを引き抜いた。
溢れる精液は、香の中に納まりきれずに溢れ、僚の上にこぼれていった。
自分の精液が香に入っているのか一々確認する男だった。
放出した量を確認した男はさらに興奮し、香の中にねじ込んでゆく。
香は僚にしがみつき、男からの仕打ちをこらえるのだった。
「あ… あ……」
香の指が僚の身体に食い込む。
香の中に挿入される男のイチモツは、香の腹越しに僚にも感じられた。
ゴリゴリと香の中を移動するたび、僚は焦燥にかられる。
やがて香の喘ぎと鼓動。香の身体が揺さぶられる度に揺れる自分。
香の身体が熱い。その熱さが、熱くさせ喘がせている男の存在が、僚の怒りを倍増させた。
僚は口唇を噛み締めて、必死で腕をのばし香の身体を抱いた。
「僚! 僚!」
香は僚が無事である嬉しさで、首にしがみついて泣いた。
男は、僚が香にまわした腕が気に食わないようだった。
自分のものである香の身体を、独占するために引き剥がそうする。
香は必死で、ただ僚にしがみつく。
しかし男の力は強く、香の腕はだんだんと力を失ってゆくのだった。
「いやぁ… 僚…」
僚も力が入りきらず、そして香を引きちぎりかねない男の力を考え、仕方なく腕を離した。
「いやああああ…!」
香は、僚のぬくもりを奪われ叫ぶ。
嘆く香を、男は快く思わなかった。
怒った男はもっと奪おうと、香の後ろのすぼみに目をつけ無理やり己を押し込んでいった。
「あが…」
香は僚の腕を求めるが、その身体も心も、男の手によってずたずたになってゆく。
僚はそれを見つめるしか出来なかった。
男は二人の絡み合う視線には構わなかった。
物理的に離れていれば満足なようだった。
そして、そのキツイ場所で、男は間もなく果てた。
香はもう、何も考えられなくなっていた。
いつかは僚と… そのうち僚と… と、どこかで甘い夢を見ていた。
それなのに、まさか僚の目の前でこんなことになるなんて…
全てを諦めるしかない香は、もう男にされるままだった。
悔しがっている僚の姿も、目に映ってはいるのに見えていない。
何度その中に出され達したのか、すでに判らない。
やがて朝日が窓から差し込んできた。
香は、ふとその明かりに目を細める。
「朝…」
太陽の形が完全に見えたとき、男の様子がおかしくなった。
「う…」
急に香の身体を離し立ち上がると、よろよろと部屋を出て行こうとする。
香は無意識に、落ちていたハンマーを手に持った。
僚と勘違いして男に振ったものだった。
足にも腰にも力が入らない。
それでもベッドにつかまり立ち上がると、去ってゆこうとする男に向けて、そのハンマーを振り下ろした。
すっぽ抜けたそれは空を切り、ゴトリと床に落ちてしまった。
再び倒れた香が悔しがりながらも男を見た。
居ない。
男がいたはずの場所には、なにもなかった。
壊れているドアがあったが、そこから出たという形跡もない。
その場が踏み荒らされてすらいない。
香はぞっとしながらも、這いずって僚に向かった。
「僚… 僚…」
「く… かお… り…」
香は僚に抱きつきいた。
「すまなかった…」
僚は小さく呻くが、香は首をふるばかり。
僚は、まだ痺れている指で香の前髪を掻きあげると、その額に口づけた。
「フッ… ぁ…」
香は全ての緊張が切れ、激しく泣くのだった。
朝食の時間。
本当なら下まで降りてゆかねばいけない決まりなのだが、なぜか案内してくれた青年が運んできてくれた。
その様子はどこかおかしい。
僚も香もなんとか身づくろいしたものの、その部屋を片付けることも出来ない状態だった。
ドアは蹴倒され、部屋の中は荒れているのに、青年はそれについて言及してこない。
黙って食事を置くと目を合わせずに「ごゆっくり」とだけ言って出てゆこうとした。
「ちょっと待ってくれ」
僚がとめる。
青年は、急に足早になって逃げようとした。
だいぶ回復してきた僚は、息を切らせながらも青年に追いつき、壁に押し付けた。
「なにか、知っているんだな」
青年は首をふるが、どうも嘘がつけないらしく、その顔には”知っている”と出ていた。
僚は改めて昨日の事を考え、聞いた。
「夕べ、なにかおれたちの食事に盛ったな」
青年は大慌てで首を振るが、僚は青年の腕を掴むと捻った。
短い悲鳴をあげただけで、青年は折れた。
「あ… あんたが悪いんだ」
僚はきょとんとして相手を見た。
「あ、あんたがおれの婚約者に声をかけたもんだから」
「え?」
ぐったりとしてベッドに横たわり、ぼんやりしていた香の目がきつくなった。
「誰だって都会のものにあこがれる」
「まさか…」
「あんたが誘ったら、都会に出れると思って、彼女は絶対についてゆく」
僚はつかんだ腕をもてあますように離した。
「盗られてしまうのなら、その分盗り返さないとと思った」
僚はしばし呆けたが、それでも怒りは治まらない。
「そんな理由で、香を襲ったのか?」
だが、なにかがおかしい。男が言っていることは真実なのだろうが、微妙に様子がおかしい。
僚は少し冷静になって改めて聞いた。
「で? おれたちに薬を盛って… いったい誰に襲わせたんだ?
おたくでないのは確かなのだが…」
「それが…」
急に小声になった青年は、それっきり言葉を発しない。
その態度に僚はやはりガマンできず、声を荒げた。
「いったい何者だったんだ?」
僚は、薬を盛られたとはいえ、自分をあれだけ軽くあしらった男。
精力的に香を犯しまくったその相手が誰なのかを知りたがった。
「おれも… じつはさっきまで眠っていたんだ。
誰かが、仇をうったような夢を見て…
他のお客さんたちも、なんだか寝過ごしていたし…」
「…えっ?」
驚いている僚の後ろ姿を見ながら、香はぼうっと考えていた。
それからゆっくりと起き上がって、二人の会話に入ってきた。
「僚… あれは人間じゃあなかったわ」
香のつぶやきに男は驚いた。
「まさか…」
「あれは、絶対に人間じゃあなかった!!」
興奮して叫ぶ香を、僚は抱きしめた。
「なにか、違うものだったわ。
そして、あたしの身体を使って残そうとしていたの」
「まさか…」
男が心当たりがあるような声を出した。
そして香に近寄ると、僚に睨まれるのも構わずに聞いてきた。
「それは、どんな男だったか?」
たずねられ、香は一晩中身体をあわせていた男の特徴を告げた。
青年は腰を抜かして叫んだ。
「なまはげ様…」
僚と香は顔を合わせ、そして青年を見た。
青年は香に掴みかかり、聞いてくる。
「まさか… 処女… だったのか?」
香は真っ赤になりながらうつむくだけだった。
その言葉はすでに香の中で意味を失っていた。
そして捧げたかった男の胸に顔を埋めた。
「処女だったらどうだっていうんだ」
僚が代わりに答える。
男は何度も納得したように頷いてから答えた。
「そろそろなまはげ様の世代が代わる。
その祭りをしないといけないのだ。
それをしないと、この村は何かに追突されたような形で崩壊するという言い伝えがある。
だが、その世継ぎを産ませる女が村にはいないんだ。
処女でないといけないというのに、みんな村を出て行く。
そして残っているのは年寄りばかりだ。
たまに残っている年頃の娘がいても、もう男たちが取り合って処女などいない。
観光で来るようなやつらもみんなやりまくり状態。
それで、ずっと祭りが出来ないでいたんだが…」
男の言葉に僚が切れた
「ふざけるな! なんで香がこの村の尻拭いに犠牲にならないといけないんだ?」
僚は香を片腕に庇ったまま、青年に詰め寄る。
だが、男は祭りが出来るという嬉しさを、早くみんなに伝えたいと叫んで去っていった。
僚は男を見送ると、香を抱き上げ告げた。
「帰るぞ。冗談じゃない」
ところが香は、思いつめた顔をして僚から逃れようとする。
「駄目よ僚… あたし…」
僚は拒否しようとする香の顔を引き寄せ、その口唇を奪った。
奥歯の中の睡眠薬が香の中へと流れ込む。
そして、香は再び眠りに落ち、僚の腕の中に落ちた。
香が次に目を覚ました時は、すでに自分たちのアパートにいた。
「う…」
目の前には僚がいる。
香が目を覚ますのを、じっと待っていたようだった。
「僚… あたし…」
香が僚を見つめるその先に窓があった。
ぼんやりと日が落ちるのが見える。
いったいあれから何日経ったのだろうか。
僚は香を抱きしめ、その耳元に囁いた。
「香に許可なく、おれの判断でおまえの身体を…」
苦しげに言う僚を、香は責めた。
「どうして… だって、あたしが産まないと」
僚は香に覆いかぶさりベッドに押し倒した。
「いや… 僚… あたしは…」
僚は今まで我慢してきた分、思い切り香の身体に口づける。
「やめて… よ…」
僚は香の言うことを聞かない。
「こんな… あたし、もう僚とは…
あの村に…」
僚は服を脱ぐと香の口を塞いだ。
「冗談じゃない。なんでおれがおまえを失わないといけないんだ?」
香は首を振った。
僚は自由にならない香に少々腹を立てた。
「それとも、なんだ? 香。
初めての男が忘れられないとかって言うんじゃないだろうな」
「ちが…」
香の身体に自分の印をつける僚に、香は喘ぎながらも答えた。
「あたしが産まないと、あの村は…」
僚は、香が寝ている間に流れたニュースを思い出した。
”突然の局地地震により雪崩が起こり、村は全壊。村人の安否は不明”
そしてその時より以前に、なまはげによって付けられた香の傷が、急速に癒えてきていた。
僚は香に跨ると、香のパジャマをはだけた。
きれいに戻っている肌に指を這わせる。
ゆっくりと乳房を吸い、指を茂みに吸い込ませる。
「や… はっ…あ……」
香の肌がビクビクと反応する。
僚は、香の足を広げると、少しの刺激ですっかり潤っているその熱い場所をこねた。
「ん… あ……」
香は両足をすり合わせ、感じているのを堪えているようだった。
僚はそこから指を抜くと、なまはげの倍はあろうかと思われる肉棒を取り出し香に押し当てた。
香の身体も抱かれることに違和感はなく、戸惑いながらも身体を開く。
「僚… あたし… 処女じゃないよ」
「それがどうした」
僚は香を抱きしめて、その中に埋めていった。
「あ… ぁあ!」
香が僚を感じ、嬌声をあげる。
だが、大きさのせいか痛みが走り、それは悲鳴に変わった。
僚はしっとりと絡みつく香の秘肉をぞんぶんに味わいながら、それを無視して押し進めていった。
「くっ…」
香が身を捩り、僚の侵入を助けようとする。
なまはげにされてしまった。
それでも自分を求めてくれる僚を、これ以上拒む理由はない。
…が、ある一点で香が眉を寄せ、僚も怪訝な顔をした。
「香… おまえ…」
僚が複雑な笑顔をする。
すでに一度は捨てた思いだっただけに、香も微妙な顔をした。
なんだか変だ。だがそれを考える以上に、今は僚が欲しくてしかたがない。
それでも香は、その感触になまはげにされたことをまた思い出してしまう。
つい僚から顔をそらすのだった。
僚はフッと笑うと、ぐいっと腰を進めた。
「痛っ!!」
香は身を縮めて腕をつっぱった。
僚は余裕を持って笑いながら香に言った。
「おい、おれは拒否するのか?」
香はぷるぷると首を振り、僚にしがみつく。
それでも一度通ったはずの、すでにありえない痛みが身体を襲う。
「あっ! あああっ!!」
悲鳴をあげる香の口唇を塞ぎ、僚は乳房をもてあそびながらささやいた。
「さて、思いっきりいくからな。おまえはおれだけのものなんだから」
香は返事をすることも出来ないくらいの喜びの中、乱れ、乱された。
翌日、雪崩があったという事実を知った香は呆然とした。
その事実より、映された画像に衝撃を感じたのだった。
山が、まるでハンマーでぶったたかれたように潰れている。
そこにあったはずの雪と土が、すべて流れたのだった。
声も無い香に、僚は言い聞かせた。
「おまえ… 迷信に振り回されるなよ。
おまえは被害者なんだから…」
香もとても説明出来ない出来事なので、黙って頷くしかなかった。
そんな香に、僚は続けた。
「なんか、こう実感出来ない事件だったよな。
…でも、もっと信じられなかったのは…」
香は言いよどんだ僚の続きが気になって「なにが?」と聞いた。
「いや… おれに初めて抱かれた時、なんでかまだ未使用だったぞ。おまえ」
「え?」
なんとなくは香にも分かってはいた。
あの痛みは、初めての証拠。
するとあの村での出来事はなんだったのだろうか。
そして…
出口のない考えに立ち止まる香の肩に僚が手を置いた。
香はどう反応したらいいのか判らないまま、それを無視するのだったが頬が熱い。
そんな香をそっと抱き寄せると、僚は囁いた。
「香ちゃん。初めての時、すっごく積極的で、りょうちゃん助かっちゃった〜」
「…へ? いや、そんなことは……」
とまどう香が愉快で、僚の食指が疼く。
「じゃあ、もっと試してみよう」
「や… その…」
必死で首を振り逃げ腰になる香だったが、僚の口付けで落ちた。
そして香はそのまま、再び僚の餌食となるのだった。
おしまい。
759 :
45。:03/08/24 12:25 ID:FvHg9m51
すんません、途中通し番号間違えてだぶってしまった。
そんで目測22だったけど21でした…
では、さらば!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
45。さんの新作だあ。
日曜の昼間っから2ちゃんにきたかいがあったなあ。
ありがとうございます!!
あーどうなるかと思ったよ。未使用に戻って良かった良かった。
また読ませてくださいね〜<45。さん
762 :
禁断風:03/08/24 20:50 ID:mQagE1YZ
注意
・これから投下するお話はパラレルワールドです。
・ロリコン風味です。
(「禁断」の意味がわかる方には予想ができる話です。)
・いたしちゃってるシーンはエロいと言うより痛いです。
一応ラブい結末のつもり。全11回です。
763 :
禁断風1:03/08/24 20:51 ID:mQagE1YZ
これはいけないことなの?
禁じられていることなの?
もしそうなら、私は「正しいこと」なんて知らない。
そう。7歳の時、アニキをなくした。
天涯孤独になってしまったアタシを引き取ってくれたのは、
結構なお金を持っているという撩というひとだった。
彼はアタシを何不自由なく育ててくれた。
アタシはそれを感謝していたし、
その理由も慈善か何かだったのだろうと、
何の疑問も持っていなかった。
11歳のあの日までは。
764 :
禁断風2:03/08/24 20:55 ID:vSEWmT8W
小学校も高学年くらいになってくると
必ず目端の利く人はいるもので。
「兄弟でも親戚でもない人と一緒に暮らしてるなんて変よ。」
とクラスメイトから何度か言われた。
そのたびに「慈善事業なのよ。」「税金対策なのよ。」
なんて冗談めかして返してはみたけれど、
なぜか自分で自分の言葉に傷ついていることに
わざと気づかないふりをしたのだった。
だから、訊いてみた。
11歳の誕生日。
アニキが死んだ日。
明日から書類上は6年生になる日。
765 :
禁断風3:03/08/24 20:56 ID:vSEWmT8W
「ねえ?みんながね、アタシと撩が一緒に暮らしてるのは変だって言うの。」
とベッドの端に座って見上げたアタシの目に、撩の黒い瞳が映る。
色素の薄いアタシと違って黒い髪と黒い瞳。
逞しい体からは、友達の保護者なんかと比べたら全然違う空気が出ている。
そうよ。アタシは知らない。
撩が何の仕事をしてるのかってことも。
親子と言うには歳が近すぎる。
だからといってアニキに対するような感情も湧いてこない。
もちろん恋人なんてくちはばったい。
「撩は何でアタシを引き取ってくれたの?」
撩は相変わらず何も言わないでアタシの茶色い瞳を見下ろしてる。
無垢を装っていたわけじゃないの。
本当にあの時のアタシは何も知らなかったの。
アタシのどういう仕草が起爆剤になるかなんて。
その結果があんなことになるなんて。
766 :
禁断風4:03/08/24 20:57 ID:vSEWmT8W
撩の少しはだけたワイシャツの袖をつかんでなおも見上げてアタシは言った。
「撩は何の仕事をしてるの?人に言えないような仕事なの?」
「まいったな。」
撩は困ったように頭を抱えて反対を向いた。
そんなに困るようなことなの?とアタシが不安げな顔をした瞬間、
振り向いた撩と目が合った。
その瞳にはアタシの知らない光が宿っていた。
「まあ、ちょっと早いが、知りたいなら教えてやるさ。」
と撩はアタシの頭を抱え込んで強引に唇を重ねた。
「ん・・・!」
アタシだってそれがどういう行為か知らないほど子供じゃなかった。
ちゃんと学校の授業で赤ちゃんの作り方は知ってる。
キスだけで子供ができるなんて思ってる小学校6年生はイマドキいない。
でもわかってはいてもパニックに陥るには十分な強引さだった。
撩の舌がアタシの口腔を蹂躙する。
アタシの舌を自在に弄り。
アタシの息を絡め取る。
くらくらして何も考えられない。
767 :
禁断風5:03/08/24 20:58 ID:vSEWmT8W
撩の指が服のボタンをはずしている感触はわかっても、
それが何をしているのか理解する理性がなくなっていた。
今度は首筋に吸い付いている撩の唇に全神経が集中していた。
まだわずかなふくらみも見えないアタシの胸を撩は一瞬眺めた。
そしてまだ小さな、本当に小さなピンク色の突起をぺろり、
と軽く舌先でなでてから、その口に含んだ。
アタシは初めての感触に我を忘れた。
撩の頭を必死で抱え込む。
でも、撩がショーツに指をかけた瞬間。
急にアタシの頭にあの日の光景が浮かんできた。
768 :
禁断風6:03/08/24 20:58 ID:vSEWmT8W
その日の保健の授業が始まる前からみんなそわそわしていた。
何か大きな秘密を知るような。
知ってはいけないことを知らされるような。
そんな気分。
でも意外と冷静にそれをうけいれた。
自分の親たちも。
そのまた親たちも。
ずっと連綿と行われてきた営みなのだ。
愛し合う二人が自分たちの遺伝子を残すための神聖な儀式なのだ。
だから、アタシはいけないと思った。
まだアタシは子供だ。
子供を産める体にさえなっていない、子供だ。
撩はアタシの保護者なのだから。
「だめ!」
と叫んで撩の体を押し戻したら意外とあっさり離れてくれた。
恐怖に濡れるアタシの瞳に映ったのは上半身肌蹴た撩の姿だった。
769 :
禁断風7:03/08/24 20:59 ID:vSEWmT8W
「なに・・・?そのキズ・・・」
撩の胸には大小、様々な傷跡があった。
よく見たら少しだけ見える二の腕にも傷跡が刻まれている。
「戦いのキズだよ。」
戦い?
「これは銃のキズだ。」
と撩が左腕のキズを指差すのをアタシは呆然と眺めていた。
「なんでそんなキズが・・・?」
「それは俺が殺し屋だからだ。」
殺し・・・屋・・・?
あまりにも非日常的な単語にアタシはまた恐怖も忘れてびっくりした。
そしてその隙を撩は逃さなかった。
自嘲的な微笑みを浮かべてアタシを見つめる撩は、まさしく狩人だった。
「そう。俺の正体を知ったものや、俺の仕事を邪魔する奴は殺す。」
その瞳にアタシは魅せられてしまったのだろうか?
ゆっくりあたしの体に触れる撩の手を、払いのけることが出来なかった。
「天国へ行かせてやるよ。香。」
そうアタシの耳元で呟いた撩は、今度こそアタシが泣いても叫んでも
その行為をやめてなどくれなかった・・・
770 :
禁断風8:03/08/24 21:00 ID:vSEWmT8W
まだ何も知らないその場所へ撩の指は遠慮なく押し入った。
小さな肉芽を無粋な親指が弄んだ。
そしてアタシはと言うと、叫びをキスで押し返されて、
息をすることさえままならなかった。
ああ、変な気持ちがこみ上げる。
懇親の力を込めて撩の胸を押し返すのに、びくともしない。
あるときはせわしく。
あるときはやさしく。
撩の指が知らない旋律をアタシのその場所に刻み込む。
こわい!こわい!
きもちわるい!
「やっぱガキじゃこれが限界か・・・?」
といって撩の手がやっとその無限にも続くかと
思われた行為から解放してくれた。
だが、それはまだ始まりに過ぎなかった。
771 :
禁断風9:03/08/24 21:01 ID:vSEWmT8W
代わりに堅いものがあてがわれることに気づいたのは
半瞬もしないうち。
それが何だろうと考えつくまでアタシに余裕はなかった。
侵入してくるその痛みで、アタシはそれが何かを知った!
「いやあああああああ!!」
あとの記憶はただ痛みだけ。
撩が何かを耳元で呟いたようだけれど、
夢だったのかも今となってはわからない。
「あいしてる」
なんて撩が言ってくれたなんて思えない。
撩は勝手にアタシの体を貫いて。
アタシの体を前後運動で引き裂いて。
アタシの体の最奥を突き上げて。
勝手に欲望の証を体の中に解き放った。
アタシは痛みと恐怖で意識を失った。
その日以来、毎日ではなかったけれど撩はアタシを殺さずに抱いた。
勝手に欲望を叩きつけられる行為だと思っていた。
アタシはそのために飼われていたのだとずっと信じ込んでいた。
信じ込まされていた。
そしてその行為でゆっくり殺されているのだと思っていた。
この体が大人になったら殺されて捨てられるのだと。
でも撩は1年後に大人の体になったアタシを殺しはしなかった。
これまでよりももっと激しく、だけど優しくアタシを抱いたのだった。
16の誕生日。アタシは撩から信じられない言葉を聞いた。
「香。一つだけ謝らせてくれ。」
「なに?」
「お前を抱くことは謝らない。絶対に謝らない。だけど・・・」
だけど?
「まだ子供だったお前を傷つけたことだけは謝ろう。すまなかった。」
・・・撩?!
その頃までにはアタシはすっかり撩と言う人を知っていたから。
冷酷な大人のようでいて。
でもすごくさびしがりやで。
その残忍さももしかしたら子供のものなのかもしれないと。
そのすべてを愛してしまっていたから。
ただの抱き人形と思われていてもかまわないくらいに愛していたから。
だから、嬉しかった。
あの日の記憶は夢じゃなかったのね。
行為のあと、涙を流すアタシの目じりをなめてから。
「あいしてるよ。」
と甘い声で囁いてくれたのは。
そしてアタシは本当の意味で大人になった。
撩からもらった指輪を左手の薬指に通して。
撩と一緒に地獄に落ちる決意をした。
時折、後悔の色を浮かべる撩の瞳を、今度はアタシがなめてあげた。
774 :
禁断風:03/08/24 21:06 ID:vSEWmT8W
***************
終わりです。
痛い話ですんまそん。
出典を知りたい方は少女漫画板の麻疹スレをご覧下さい。
目指したのは「禁断ーロリーター」の頃の純粋な二人・・・
いちおうこんな撩とカオリンもありかなと。
歳の差は同じくらいでしょう。
マリヤン・萌ゴンかぷーと。
麻疹タソかよ!
それさえ聞かなけりゃ萌えだったのにー。
とりあえず、乙。
もっと濃厚なエチシーンがあるものをキボーンヌ!
意外とみんな知ってるのか・・・?
自分だけかと思ってたが <麻疹タン
778 :
名無しさん@ピンキー:03/08/25 20:50 ID:CwrOoqOZ
麻疹タン嫌いじゃないけどロリコンにもほどがある
780 :
1:03/08/27 00:57 ID:gzI0b05A
「よぉし、じゃぁ、罰ゲームだ。
これからお遣いにいってくるように。」
「なによ。子供扱いして。なんのお遣いなのよ。」
「アレだよ、あれ。
ゴム切らしてるんだよ。買って来い。」
「えっ、ええっ!?これからスルっていうのに、アレなしでどーやってスルのよ。」
「コトの重要性を解っているならつべこべ言わないでマツキヨ行って来い。
ちゃんと店員さんに聞くんだぞ。
『コンドームどこですかー。特大サイズじゃなきゃだめなんですけど。』つってな。」
「えー。いやだよ、そんなの。」
「俺は生でもいいんだけどさぁ。」
じゃぁ始めようか、とおもむろに正面から香の肩を捕らえる。
「駄目、ダメ、だめっ。」
「でないとシテやんない。」
ぷい、と拗ねた様な素振りで雑誌に目をやりそっぽをむく。
そっけなく突き放してやれば香は大体オチる。
もちろんあとでたっぷりとご褒美をあげよう。
781 :
2:03/08/27 00:58 ID:gzI0b05A
かくして香はひとり夜の新宿を歩く。
実は数箇所の監視カメラは我が家の設備から見れたりして。
仕組みは企業秘密で、歌舞伎町のマツキヨのカメラもそのひとつ。
「す、す、す、す…」
レジの前で立ち止まっている香は、ひょっとしてすいませんと言いたいのだろうか。
…恥ずかしい奴だな、なにやってんだよ、
耳まで赤くなってんじゃねえよ、イヤラシイな。
RRRRRR
いたずら心で香の携帯にcallしてみる。
---着信 リョウ---
「わっ なに こんなときにっ!」
財布から小銭を探していた香はますますあわてたようで、可愛い。
「もしもし?何よ、まだ何かあるわけ?」
「あ香ぃ、あとローションもついでに買っといてくれー。
…ほーら香ちゃん、きっと店員さんたらこれから香ちゃんが使うのかなぁ〜?って想像してるよ、きっと。」
格別甘い声を作って携帯向こうの香の耳元へ囁く。
…切られた。
782 :
3:03/08/27 00:59 ID:gzI0b05A
「ただいまぁ」
「お疲れさん。」
…これで疲れてもらっちゃ困るのだけれど。
紙袋を俺に手渡し、香はフローリングの床にぺたりと座り込んだ。
「恥ずかしかったんだから…。」
「はい、付けてあげるから、おとなしくしててよ。」
さっきまでの恥ずかしがりようはどこへやら、俺とふたりだけの時だけ、香は少しだけ大人になった。
「香ちゃんのスケベ。」
嬉しくてくすぐったくてそんな言葉が自然に漏れてしまう。でへへ顔といっしょに。
「なにがスケベよ。」
ぺし、と人差し指で下半身の隆起を軽くはたかれる。痛くはない、けれど「てっ。」声がでてしまう。
ちりり…ジッパーが下ろされてゆく。まるでなにかに侵略されるよう。
ゆっくり、やさしく、香の指先が温かく俺を包む。香を意識すると一気に充血して持ち上がる俺の分身。
ボルテージは最高潮。知らず息があがっているのが自分の余裕のなさを表しているようで、気に食わない。
「…へぇ。リョウのって、おっきいんだ」
「なにを、今更w」
「だって特大サイズって全然売ってなかったし…値段も高いし…。…んん…っ。」
両手の指で一斉に香の全身へサービスを開始する。香にも気持ちよく濡れて頂くために。
「多分もう俺なしじゃ満足できない体になってるよ、香くん?」
「そうかもしれない。
リョウの圧迫感がたまらないの。キツイくらいがちょうどいいの。」
身体のあちこちにキスしたり、まさぐったりしながらすべて脱がせた。
俺は着衣のまま、裸の香を腕の中に強く抱きこむ。
「んん…っ。ちょっと、服、脱いでよ」
そのまま唇へキスしようと顔を近づけるも、ひっぺがすように掌で阻止される。
もどかしい手つきで腰からTシャツを脱がせようと試みる香。
その手を、つないで俺は片手でシャツを取り払う。
「ほら。」香と同じく裸になった胸をさらし、手をひらひらさせてみる。
「そういう動作だけは素早いわよね…ホントに。」
783 :
4:03/08/27 01:01 ID:gzI0b05A
「んんっ…」なるべく急かさないようゆっくり身を香の中に埋めてゆく。
漏れる声、震える指、わななく唇。
俺も香を全身で感じることに集中する。
「あんたじゃなきゃ駄目なんだから、ちゃんと気持ちよくしてよね。」
「…かしこまりました、お姫さま。じゃ…はじめようか」
埋めた己の身をゆっくりと動かし始める。
うちの淫らなお姫さまも少しずつ腰を動かし始めた。
俺に「もっと、もっと」と催促するように。ふたり繋がった部分からは水音がし、粘着質の液体で溢れ、
粘膜がこすれあうたびに絶えず香の小さな喘ぎ声が漏れる。
「キモチいい?…香ちゃん」
快楽を求める行為に集中している中、香の意識に問いかけてみる。
「んぅ…っ…。は…ぁっ りょ…ぉ… 。」
まともな返事は返ってこない。けれど、口の形は俺を呼んでいるのが解って、俺は満足し、その可愛い唇に
深く想いをこめてキスをした。
ーーーーーー
はじめて書いてみました
緊張してsage忘れてるし(´д⊂
これで終わり?
785 :
783:03/08/27 01:29 ID:gzI0b05A
ええそうなんでつ
>783
次はもっとエロイのヨロシコ!!
・・・・ハッキリ言って・・・・
エロくもないし、萌えもなし・・・
788 :
名無し草:03/08/27 06:29 ID:eI4bOZxg
目のつけどころというか、今までない小道具とか面白いと思う。
はじめてというんだから、次にも期待〜
突然罰ゲームが始まる理由が判らないし、香ちゃんがそれに従わなくては
いけない理由も見当たらない。
コンドーム無しが理由としても、ハンマーで叩いて拒んで終了してしまいそうで
理由としても弱い。香ちゃんがH好きになっている設定でも、最初に説明しない
と読んでる側にはわからない。
批評っぽくなっちゃったけど、罰ゲームの必然性をきっちり書いて、
更に買物を恥ずかしがる香ちゃんの描写を細かく書いたら、
良かったと思うよ。
次回作、ガンガレ。
ん〜、漏れは そんな細かい設定の説明はいらないなー。
かえって説明クドいと萎え。子供の作文みたいに全部説明するやつね。
行間を読むようなのが萌え。脳内妄想モード。
ま、感じ方や好みはそれぞれ。っちゅーことで・・・
780>楽しく読めたよ。またかいてねん。
>740
それって、「おまえの文章どうでもいい。適当に
台詞だけ書いとけ」って言ってるみたいだ。
ある意味一番ヒドイ感想だな。
>791
>740??
ハイ次の人ー
∩_∩ノハヽ さ、さわらないれくらしゃい・・・グスン
( ・∀( ;´D`;)_∩
(==つ))・)・)∀・ )<おや?このいやらしい汁は何かな?香ちゃ〜ん
. | | || 人((⊂= )
(___)___(__);(| | |
⊂_ ;(___(___)
ポタポタ ⊂__⊃
∩_∩ ∩_∩
( ;) (・∀・;)<体は正直ってか?ハハハハハハ
| =⊃ハヽヽ/)/ノ
(( | * |つ;´D`;⌒⌒) ) ))カクカク
(_(_) ∪ ∪ ̄ (__)
うわぁ〜ん!!
こんなのキボーンヌ!
>794
リョウとミックに開発される香ならかなりキボンヌ
色んなシチュエーションで読みたいのかと思われ。
从 从,ハ
(゚д゚*っ そうだ、
m/ ヽ もっと舌を使って…ハァハァ
/ ハノと_ )
ζζξ) ≡)) ペチャペチャ
/ つヽ ヽ ジュップジュップ
ととソ ) (__,」
こんな感じでリョウに調教される香タンキボンヌ
___________
|| || ||"
|| || ||
|| (ミ||ミ) ||
|| / /ハヽヽ ||
|| | l;´D`;) アンッ?…アンッ?…
|| ヽ( ・) ・) ||
|| 〉 ,,,, ノ ||
(⌒V二((゚))二V⌒) ∩_∩
(( | | )) (・∀・ )
ウイィィィーン…  ̄ []⊂( )
ウイィィィーン… ゚。 ↑ | | |
゜o ポタッ リモコン .(_(__)
⊂___⊃ ポタッ
800ゲト
しかしいろんなAAがあるもんだ(藁
保守点検
>802
是非に。
>800
IDがなんとなく×箱
805 :
名無し草:03/09/10 00:12 ID:LUpqJXBH
>802
かわいい!
是非是非!!
806 :
802:03/09/10 01:57 ID:JDzNtvne
>806
縄の縛り跡みたいでグー
>806
ありがとう!
またお願いしまつ!
萌えщ(゚Д゚щ)カモーン
810 :
名無しさん@ピンキー:03/09/16 23:49 ID:xSfoai1H
びっくりしたー
一瞬グロ写真かと思ったけど
(・∀・)モエッでした。
ありがとう (w
>810
萌えだけど、スレの趣旨と違う…
↑個人的には好きな作品だったので懐かしく思いました
しかしこれをコスプレするとは(笑)でもやっぱ主旨違うよ〜
ウケたけどw
どうせなら、ハレンチ仮面の格好したリョウを貼り付けて欲しかったところ
816 :
名無しさん@ピンキー:03/09/28 23:33 ID:92MThrxH
落ちそうなのであげ
職人さんщ(゚Д゚щ)カモーン
45。さ〜ん、カムバ〜ック!!
819 :
45。:03/10/07 02:25 ID:vodP+2bl
画像も萌えですが
45。さんとの再会ウレスィ
また暇あれば来てくだされ。
もうここだめだね。
半二次の北条スレに比べたらまだマシだよ…
職人がいなきゃしゃーない
今までウぷしてくれてた職人さんはどこへ行ったんだ?
難民が苛めたから逃げちゃったんだろ
「逃げた」というより、「見限った」のほうが正しい。
タチ悪い香具師大杉。
タチ悪い香具師=やたら攻撃的なレスつけてた住民
攻撃的なレスつけても、書く香具師は書くし
書かない香具師は書かない。
誰かのせいにすれば気分が落ち着くのかもしれないけど、
良い傾向とは思えないな。
なんでもいいからまた書いてくれる神が降臨してくれんかね
なんでもいいとは思わないけど。
>829は自分で気付かずに人を貶めるタイプだな。
今がこのスレのターニングポイントだと思う。
はっきり言ってこのスレの住人、45。さんの毎日のうpに慣れすぎて
頻繁に投下されるのが当たり前、特に保守する必要もないとか
思ってる人が多いと思う。
初期は割と雑談や萌え話とかしてたんだし、その頃の雰囲気に
戻って、たまに職人さんのうpを待つって形になった方がいいんじゃないか?
と、提案してみるテスト
>831
確かにそうだね。
一時期、あまりに良スレだったのでつい要求水準が高めになってるみたい。
しばらくマターリとしてみるのもいいかもね
>>828 はげ同。
何か自分が批判されたことを責任転嫁しているみたいで、自分自身も十分
攻撃的になっているとオモタ・・・
そろそろ落ちそうなので保守。
ついでに小話。
ぱたん・・・とドアが閉まる音がして振り向いた。
撩がいつになく真剣な顔してこっちを見てた。
「なに・・・?」という自分の声が驚くほどかすれてた。
あたしに近づいてくる撩が足音をたてなかったので、
まるで夢の中にいるようだった。
夢じゃないと気づいたのは撩があたしの頬に触れた手の熱さ。
驚くほど熱くて、頬の次にそっと唇に触れられると
キスされてるみたいだった。
くらり、と目が回った。
「なあ?抱いてもいいか?」
その言葉だけであたしは見知らぬ世界へと連れ去られた。
短くて面目ない。エロくないし。
誰か続きを書いてたもれ。
職人さんがこないならリレー小説という手もあるかなと。
おお。リレーいいですね。
やってみまつ。
肩にそっと置かれた手。薄いパジャマの生地越しに、
リョウの熱さが伝わってくる。ゆっくりと肩を撫でおろして
いく手のひらの心地よさに頭がくらくらする。
「…返事は?」
こわごわと顔をあげる。すぐ近く、睫が一本一本わかる
くらいにすぐ近くにリョウの顔があった。
黒光りするリョウの瞳に吸い込まれそうになる。
ふ、とリョウが小さく微笑む。
「…黙ってるとこのままやっちゃうぜ。いいのか?」
どうしよう。どうしよう。どうしよう。
頭の中はダメっていってる。でも喉につっかえてる言葉は
別のもの。
どうしてこんなときに限ってアレなのよ…。
早くダメって言わなきゃ。
ひきつる唇を無理矢理動かそうとしたとき、
耳元に優しい声が降って来た。あたしが一番好きな
低い、やわらかい、静かな口調。滅多に聞けない、
リョウのこの声。
かおり、と一言ささやくと、その唇が
あたしの唇に静かに重なった。
837 :
836:03/10/17 03:19 ID:EdArmViX
次のかたよろしくお願いします…。
アレのときなら、リョウも気にせずがんがん注ぎ込めるかと(爆)
ある意味鬼畜な設定をしてしまいましたが、もし
ダメなら無視して834さんの続きからお願いしまつ。
でわ。
キスの仕方なんて知らないあたしを取り残してリョウは舌で口内を隈なく愛撫する。
その感触が小気味良くて唇を離された時は名残惜しい気持ちでいっぱいだった。
お互い、何も言わないままリョウの指があたしのパジャマのボタンに掛かったとき、
「まって!」
と、ひどく掠れていたけれど何とか声を出せた。
「・・・ダメなのか?」
あたしの制止にリョウは少し悲しげな顔であたしを見詰めている。
そんなリョウの瞳をあたしも見詰めて首を横に振り、今日はアレだと伝える
決心をした。
「その・・あたし・・・今日は危険日なの!」
恥かしくてマトモにリョウの顔を見れないあたしはソッポを向いてリョウの
反応を待つけれど、この止まった重苦しい空気が堪らなく辛い。
「・・・ちゃんと着けるから・・・ 今夜、意を決してここに来た俺の勇気を
無駄にしないでくれ・・・」
リョウは恥かしいのかあたしの耳元でそう囁くとそのままあたしの首筋に顔を
埋めてあたしの応えを待っている。
そんなリョウに今度は首を縦に振った。
すいません、836さんのアレを危険日にしてしまいました。
せっかくの設定を覆してしまってごめんなさい。
危険日の設定がイヤな方は836さんの続きで書いてください。
では、次の方にバトンタッチします。
なんでまた危険日に変更するのさ?
イヤなら藻前がアレの日からの続きを書けば?
「ああのね私初めてなの・・・」
「わかってるさ・・・」
「リョウ・・・最後まで聞いて・・・初めてだから・・・
危険日だって、わかってるけど・・・ちゃんとリョウの全部受け止めたい。」
「香・・・いいのか?」
「リョウがちゃんとしてくれるって言ってくれたから。
私も勇気だせたんだよ」
短ッ しかも台詞だけ (汗
中田氏させたかったので書いてみたり・・・
よい子はマネしないように!!<危険日に中田氏
838=842?
はじめてでもしっかり危険日を認識している香・・・
ずっと襲われる体制万全で待ち構えていたのだろうか・・・?
>846
女なら処女だろうが非処女だろうが自分の
危険日や安全日は分かってるもんだよ。
あげ
>848
問題は、リョウ相手にやっと?!ってなときに
香がそれを口に出すかどうかというところな
わけだが(w
846はそーゆーことを言いたかったと思われ。
知ってる知ってないは別。
女に中田氏してと言われてはいはいと出しちゃう僚もいかがなものかと思うのだが・・・・
まあシテハンのSSでは中田氏は珍しくないようだがね。
SSはファンタジーだしいいじゃん
とか書くとまたすさむのかな
SSでリョウがゴム付けるシーンなんて見たくない罠
・・・・せっかく盛り上げようと
リレー方式で書いてくれてる人達がいるのに・・・
自分は非処女だけど生理不順なため危険日がいつかなんて
知らない。
.
858 :
857:03/10/20 03:25 ID:EnJuLrwY
誤:「スレッドガイドサイトを作成が検討されて 」
正:「スレッドガイドサイトの作成が検討されて」
とりあえず皆様該当スレを一通り読んで下さい。まだそんなにレスは
ついてませんし、詳しい事が書いてありますので。
蛮地に入れるのはいやじゃー ・゚・(∩∩)・゚・
・゚・(∩∩)・゚・・゚・(∩∩)・゚・・゚・(∩∩)・゚・
お願いだから蛮地にだけは〜・゜・(ノД‘)・゜・。 うえええん
バンチは死後の話なので、ジャンプに入れてください是非
あくまでも「CityHunter」の香で射精したいんであって
「AngelHeart」の香ではありません。。。
つーかAHの香でやりたいってったって心臓部分だけで
やれるかよと(ry
心臓と聞くだけで・゚・(∩∩)・゚・
・゚・(∩∩)・゚・・゚・(∩∩)・゚・・゚・(∩∩)・゚・
859さんのコピペしちった。えへ。
・゚・(∩∩)・゚・
これって笑っているように見えない?
心臓とは関わり合いたくないね…
865 :
名無しさん@ピンキー:03/10/27 02:23 ID:on7U/XFA
麗香って処女だったの?
>865
僚には結婚するまでさせないと言っていたが、
それは処女だったのか、はたまた以前に痛い目にあったので、
二の舞踏まないようなのか(w
>865
何でいきなり麗香なの?
職人でサイトもってるのって誰と誰?
今度18禁開くのって職人?
>868
868=ペンギンタソ?
3時のおやつ程度ですが、よろしければどうぞ。
「アンタ、遅い」
香は開口一番に、恨み言だ。
後ろ手にされて手錠を掛けられ、地面と並行に横たわっている。パンプスは、さらわれた時に脱げてしまったのか、見当たらない。
そして香の横には、失神して転がっている男達。
「アンタがナンパしている隙に、あたしをさらわせようっていう作戦でしょうけどね、
…いくらなんでも遅すぎるわよ。レイプされるところだったのよ!」
リョウは失神している男達を縛りながら、くくっと笑う。
「俺がその、レイプされるところを待っていた…って言ったら、お前、怒る?」
「え?」
「だから、お前は向こう見ずで、気ばっかり強いからさぁ、男の怖さっつーもんを
教えてやろうと思ったんだよ。さっきもあいつらを逆撫ですることばかり言ってたろう?」
「………」
「逆上した男がどうなるかって」
「………」
「おとなしく待っていりゃ、いいものを」
「………」
ゆっくりと香に近づくリョウは、獲物を刈る目だ。
その雰囲気に気おされ、香は手錠をされたままを腰を使ってあとずさる。
すいません、続きます。
おお、久々に神が光臨しておられる!
続きを…!
なかなか楽しみな天海だな
>870の続き
「や、やめてよ。手錠を外してよ!リョウッ!!」
香の背は壁に突き当たり、もう行き場が無い。それでも脚を動かし逃げようとする。
リョウはしゃがんで香と目線を合わせると、手を伸ばした。
さらった男達ともみ合った時につくったであろう、ストッキングの伝染をなぞる。
「やめてって、言ってるでしょ!」
蹴りを入れようと振り上げた香の足首を難無く掴む。
そのまま、長躯を脚の間に割り込ませると、香を横に押し倒した。
「ひっ!」
ごろんと無様に香はあお向けになる。
リョウがクリーム色のブラウスに手を掛けると、ゆっくりと身頃を左右に割った。
ブチッと音を上げながら一つずつボタンが弾け飛び、コンクリートの床に落ちた。
薄いピンクのブラジャーが現れる。
「やっ、いやぁっ!」
香は自由の利かない腕を動かして逃れようとするが、のしかかった男の重さでは身じろぎすらままならない。
リョウの手がブラジャーを上にずらすと、白く形のよい乳房が飛び出る。
後ろのホックを取らないので、更にその大きさを強調している。
「いいねぇ」
乳房を鷲掴みにし、乳首をねぶる。すぐに硬く尖るそれを指の間でしごいた。
「…やぁっ…、ヤダッ……」
香は、両の乳首を責められ胸に広がる快楽を打ち消すように、首を振っている。
「そんなに、嫌か?そんな事はねぇだろう?香ちゃん」
大きな掌を腰に当てて浮かすと、香の女の部分を覆っているショーツとストッキングを剥ぎ取る。
リョウは、香の脚の付け根に手を伸ばした。
もう少し、続きます。
>873
もう少しと言わず、どんどん続けてくれい。
>>873 おやつどころか、ディナーだよ!!ありがとう職人さん!!
ところで、ここの香たんは非処女の設定でつか?
>875
ここのって、スレの事か?
その場合は話によって違うと思われ
877 :
875:03/10/29 23:44 ID:fwmc8kOP
>>876 あ、いや、↑の職人ナンバー873さんの話の中で。
この設定で処女だったら、結構な鬼畜やなぁと思って。
処女キボン
>873の続き
逆上しているリョウが処女の香を襲う…というのもオイシイのですが、
今回の話、香ちゃんは非処女の設定です。
その方が感じてくれるから(W
「ダ、ダメえっ!」
香の悲鳴を無視して、指を挿し入れた。すでに滴っている蜜がリョウの指に絡みつく。
「なぁんだ、もうこんなに濡れてるんじゃねぇかよ。おっぱい舐められたくらいで、
こんなに濡らすんじゃ、香ちゃんもけっこう好き者じゃねぇの?」
己の蜜に濡れた指を香の眼前に晒すと、香は一層頬を染め顔を背けた。
腿を大きく割り広げるとミニスカートがたくし上がり、淡い下草と蜜に濡れた花びらが現れた。
「あっ、嫌ぁっ、見ないでっ…」
リョウに視姦され、香は更に蜜を生み出した。
充血している花びらを無骨な指で開けば、蜜がとろりと尻まで垂れていく。
リョウが脚の間に顔を埋めた。
舌を尖らせて、蜜の湧き出る場所を突付き舐めあげる。
「ひっ…あっ…ふぁっ…やぁっ…」
腰をくねらせる香を押さえつけ、舌のかわりに束ねた指を挿れた。
ぐるりと胎内を掻き混ぜながら、残る指で花芽を探す。
縮こまっている花芽を見つけ、指先でしごけばすぐに充血して赤い珠になった。
十分に膨れた頃合を見計らって、指の腹でそれを潰した。
「っっ!やぁぁっっ!!」
香の嬌声が響く。華奢な肩を床につけたまま、背が反り返った。
短くてすいません。もう少し続きます。
もう少しなんてイヤン ・゚・(∩∩)・゚・
倒された敵がむっくりと起き上がってデバガメしてたり(w
…まあ逃げていないとは思うけど、ちと妄想(w
楽しいのでがんばってください〜
>879の続き
「もう降参かよ」
リョウは香の上体を持ち上げると、すでに滾っている自分の一物の上に蜜のしたたる
膣口をあてがった。
香の息が整うのも待たずに、細い身体を落とす。
「あああっ…やっ…リョ…ウッ…」
無理矢理、剛直を呑み込まされ香が揺れる。手錠の鎖がうるさい音を立てた。
香の腰を掴み、突き落とす。リョウ自らも腰を動かし香の最奥を抉った。
「ほうら、イッちまえよ」
リョウが下卑た笑いと共に、香を責める。
「ひいっ…あっ…いやぁっ…も、うっ…っ…」
香が絶頂を駆け上がる。
遠くからパトカーのサイレンの音が聞こえてくる。
それがこちらに向かっていることが分かった。
リョウはピタリと動きを止める。
「冴子、早ぇよ……」
「…え?」
達する寸前に止められて、香は戸惑う。
リョウは香の腰を持ち上げてずるっと己の一物を引き抜くと、手早く身支度を整える。
傍らに落ちていたショーツとストッキングを拾うと、荒く息をつく香の腰と膝下に手を添え抱き上げた。
「んじゃ、続きはアパートでって事で。帰りますか、香ちゃん」
リョウの目はいつもの飄々とした目に戻っていた。
香は抱かれながら顔を背けている。
「どうした?」
「…だって…さっきのリョウ…」
香は涙声だ。
「あれくらいやらなきゃ、お前、分かんねぇじゃん。ヤツらの神経逆撫でして、
レイプされて、首でも絞められたら、それこそシャレになんねぇだろ?」
「……」
「依頼人を庇うのは分かるがな」
「……」
「依頼人も大事だが、お前も大事なの。ちったぁ、俺の事も考えろ」
「……」
「分かったか?」
「……」
「返事」
「………分かったわよ」
香は振り向いてリョウの胸に顔を埋めた。
リョウのシャツが香の涙でじわりと湿っていった。
end
お粗末さまでした。
ご感想、ありがとうございました。
>883
久々の良作! 面白かったよ!
短い中でよくまとめっていてきっちりとエロイ(w
>883
癒しをアリガd
>883
ありがとう!!
また新作書いてくだされえ〜!!(泣
883さんので、「もし冴子が来るのがもう少し後だったら」パターンを
思いついてみた。
パロ作品の更にパロってどうよとも思いますが、ちとネタ練ってみます。
職人さん降臨まで保守
890 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 02:02 ID:dY/+gPp9
あげ
香は、目を開けた。…はずだった。
目を開けているつもりなのに、何も見えない。
目の周りの感触で、何かで目隠しされていることに気が付いた。
「な、何…?」
外そうと、手を動かそうとしても、何かで繋がれているようで動かない。
手を動かそうとするたびに、冷たい金属音が響く。
左右の手が、手錠のような物で繋がれ、それが頭上で固定されているようだった。
な、何なのっ!
必死になって手を動かしていると、人が動く気配がする。
「誰?」
くすり、と笑うと、ベッドを僅かに揺らして、香のすぐ側に腰を下ろす。
「そんなに手を動かしたら、傷になるぞ。」
「僚!?…な、なんで、こんなことするの?早くこれを外して!」
両手を揺らし、金属音を響かせる。
突然、唇に柔らかな感触が触れた。
僚のキスは、優しく、香の抗う力を抜いてしまう。
「おまえが嫌がるようなことや、痛いことはしないから、安心しろ。」
耳元で、そうささやくと、再び唇を合わせてくる。
舌が香の唇をなぞり、するりと滑り込む。香は、それに自分の舌を絡め、求め合う。
唇は、耳元へ移動し、舌がその輪郭を撫でた。
それだけで、身体がしなってしまう。
柔らかな耳朶に軽く歯を立てると、香の甘い声が漏れた。
「おまえ、今、どんなかっこしてるか教えてやろうか?白いキャミソールと、ヒモパンってやつしかつけてないんだぜ。」
耳元で意地悪な僚がささやく。
瞬間、その姿をしている自分が頭に浮かぶ。
恥ずかしさに、太股をすり寄せるようにして、脚を寄せた。
「そんな事しても、無駄だ。おまえの恥ずかしいとこが、レース越しに透けて見えてるぜ。」
いいながら、秘部と胸の頂きを指がなぞった。
「っやっ……!」
「ほんとに嫌か?ここはもう硬く尖ってるぞ」
「っひゃぁ…ん」
胸の蕾をレース越しに摘まれ、身体が大きくしなる。
「ここは、どうだ?」
レース越しに指がクレバスを撫でる。
「っく……ふぅ…ん」
「…もう、こんなに……?」
僚は、香の花びらの中心から湧き出る蜜に、目を奪われた。
「ああっ…!……りょ、…り…ょ…っ!」
レースをしっとりと濡らし、溢れそうになっている。
「もう、やだ…。恥ずかしい…」
自由の利かない身体を最大限によじり、逃れようとする。
逃れられるはずもないのに、抗う。抗いながらも、こんなにも濡れて、感じている。そんな香が、僚を煽っていることも知らずに…
僚の理性は弾け、香の肩を捕まえると、唇を乱暴に奪う。
香は首を振るが、精一杯の抵抗も虚しく、僚の手は、自由に香の身体をまさぐる。
僚は、キャミソール越しに、香の胸を鷲掴みにして揉みしだく。指の先で頂の蕾をくりくりと刺激し、堅さを味わう。
もう片方の膨らみは、キャミソールからむき出しになり、舌が甘く這い、唇が強く吸う。蕾に舌がからみつき、舌を押しつけるようにして弾力を楽しむ。
歯で甘く噛まれ、やわやわと唇越しに歯を立てる。
逃れたいはずの香は、悦びに声を上げ、身体をしならせていた。
僚の指や唇が動くたび、甘い電気が身体を走る。
目隠しされている分、他の感覚が研ぎ澄まされ、触れている部分の刺激がいつもより敏感になっている。
「これは、もう、いらねぇな」
そう言うと、何かを手に取った気配がした。
と、ジャキ…ジャキ…と音がする。
え?…キャミソール、切ってる?
思わず体を硬くする香に、僚は苦笑を漏らした。
「心配すんな。」
キャミソールは真ん中から切り開かれ、二つの膨らみがこぼれ出た。僚に抱かれるようになってから、大きさを増し、誘うように震えている。
「いいな、そのかっこ」
むき出しになった白い肌に、貪るようにして唇を這わせる。
手は、すべすべとした太股の感触を楽しみながら、香の恥ずかしい部分を辛うじて隠している布に触れた。
両側に付いているリボンを引くと、はらりとほどける。
何の役目も果たさなくなった布を、引き抜こうとすると、布が香のクレバスに食い込んだ。
「ひゃっ…あ……っん」
香の蜜でぐっしょりと濡れているそれを、ゆっくりと引き抜くと、香の華奢な身体がふるふると震えた。
声が漏れないように、口を硬く結び、眉を寄せて耐えている。
そんな反応も、僚をたまらなくさせた。
秘部を覆う茂みは淡く、まるで少女のように頼りなげで、愛おしさが込み上げる。
クレバスへ指を差し入れると、すり寄せている脚に、更に力が入る。
「こら。力、抜け」
そう言われても、目隠しのせいで、次にどこを触れられるのか見当も付かず、身体がこわばってしまう。
それが、また、快感を呼んでいた。
「しょうがねぇな…」
と言うなり、香の両足首を掴むと、M字に開かせる。
「っやっ…」
恥ずかしさのあまり、僚の手から逃れようと、脚に力を入れても、びくともしない。
手を固定され、両足も捕まってしまった香には、身体をよじるほどしか、抗う方はなかった。
それすら、何の抵抗にもならない。むしろ、僚を誘う。
ぴちゃ、と音を立て、香のクレバスに舌が触れた。
「っひゃぁっ……あ…」
舌は、何度もクレバスを行き来して、香の秘部を探る。
香の甘い声と、淫靡な水音が、部屋の中に響いていた。
蜜を啜るように花芯に吸い付くと、香は今にも頂点へ登りつめそうになる。
甘く捕らえられ、自由の利かない身体をいたぶられている。この状況に酔ってしまっていた。
「いつもより、感じるだろ?」
意地悪な声に、香の身体は更に熱を帯びた。
「手錠で繋がれて、感じてるんだろ?ここも硬くして、ここはこんなに濡らして…」
ふいに胸の蕾を摘まれ、クレバスに指が差し入れられる。
「っくふっ……ん…」
もっとも敏感な部分をいたぶられ、香の唇から甘い声が漏れた。
「もっと、声を聴かせろ。その声が、聴きたいんだ…」
胸の膨らみに唇が触れ、音を立てて吸い付ける。もう片方の膨らみも、やわやわと揉みし抱かれ、指先でくりくりと蕾をいたぶる。
クレバスには指が差し入れられ、くちゅくちゅと甘い水音を立てていた。
香の唇からは、鳴き声のような嬌声が漏れだし、白い太股を震わせている。
僚の指を、膣壁が締め付け、頂点を知らせている。
そろそろか…
ふいに、香の身体から僚の両手がはなれ、甘い痺れだけが体の中で疼いていた。
そしてすぐに、腰を両手で捕まれ、蜜が湧き出る花びらの中心へ、熱いモノが押しつけられる。
それは、蜜に誘い込まれるように、深く、香の中に自身を沈めた。
「っひゃぁっ……ああぁっ…」
突然の快感に背中をしならせ、一段と声が大きくなる。
「香、そんなに締め付けたら、もたねぇ…」
僚の切ない声が言う。
「あ…あたし…、何にも、してない…」
無意識のうちに、膣壁は僚を締め付け、悦びを与えている。その不規則なリズムが、何とも言えない快感を生み出している。
僚は、思いのままに打ちつける。そんな乱暴な行為も、僚の素直な気持ちを表しているようで、香は悦びを感じる。
もっと、激しく、あたしを求めて欲しい……
口には出来ない恥ずかしい言葉が、心の中で溢れ出す。
すでにいきかけていた香は、再び頂点へ登りつめていた。
泣いているような嬌声を上げ、内股を震わせている。
「いきそうか?」
香はこくこくと頷く。
「いくときは、ちゃんと言えよ」
「っい……いくうっ……!」
香の中は、僚のものを激しく締め付けている。
「っひゃぁっ……ああぁっ…」
背中を弓のようにしならせて、香が果てた。
ふるふると震える白い身体を抱きしめると、再び腰を打ちつける。
いった後の香の中は、更に熱を帯び、締め付けも強くなり、僚を頂点へ誘う。
「っくぅ…」
僚の口から小さな声が漏れ、香の中で自身をびくつかせている。
よかった…。僚も、気持ちよかったんだ…。
僚は香の小さな身体を抱きしめた。その頼りない華奢な身体を、腕の中に包み込むと、不思議な充実感と安心感が心の中に広がった。
気が付くと、僚はシャワーを浴びた後らしく、バスローブに身を包み、オーディオをいじっていた。
「お、気が付いたか?」
香は、側にあったバスローブを羽織り、裸体を隠す。
「なにしてんの?」
「ちょっと、な…。おまえも、シャワー浴びてこいよ」
再び香に背を向け、ビデオデッキをいじりながら言う。
「う…、うん」
あの様子じゃ、途中で入ってきたりしないな…
なにやら夢中で、ビデオデッキに向かっている僚に安心し、香はシャワーを浴びた。
浴室から出ると、部屋の中は真っ暗で、ブラウン管だけが光を放っていた。
音声は消され、何も聞こえない。
何?
正面から見ようと体の向きを変えたとき、急に音が鳴り出した。
悲鳴のような、嬌声……
驚きと恥ずかしさが入り混じり、途端に香の身体は真っ赤に火照った。
や、やだ!何これ?!Hビデオ!?
「いいだろ、これ」
声のした方を振り向くと、ベットの上で香を見つめる僚がいた。
「何、これ。…悪趣味…」
明らかに拒否反応を示しつつ、画面から目をそらす。
そんな香を背後から抱きしめ、耳元へ唇を寄せた。
「よく、見て見ろよ。」
抱きかかえられるようにして、画面の方へ目をやる。
画面の中には、手錠で繋がれ、目隠しをされた、白いキャミソール姿の女がいた。
いやいやと首を振りながら、快感に悶え、悦びの声をあげている。
「ああっ…!……りょ、…僚…っ!」
画面の中の女が、愛しい人の名前を呼んだ。
体中の血液が、沸騰したように熱くなる。
あたしだ……
カメラは、アングルを変え、香の身体を舐めるように映し出す。
たおやかな胸の膨らみも、その頂のツンと尖った堅い蕾も、潤んだクレバスも…
「い、いつの間に…?」
「ずっと。……気付いたら、おまえ、嫌がるから、目隠ししてた。」
僚は、香の首筋に唇を這わせながら、画面を見ている。
香の鼓動は、先ほどから早鐘をうち、息苦しくなっていた。
画面の中の香は、淫らに声をあげ、身体をしならせ、悦びに溺れている。
「きれいだろ。」
バスローブの肩をずらし、剥き出しになった肩に舌を這わせ、胸口の合わせ目から手を滑り込ませる。
「もう、硬くなってる」
弾力を楽しみながら、蕾を指で挟むように刺激を加える。
それまで、人形のように身じろぎもしなかった香の身体がビクンと震えた。
もう片方の手は、するりと太股を撫で、バスローブの裾に潜り込む。指が秘所をなぞり、くちゅりと音を立てた。
「あ……っくふっ……ん…」
かくんと膝の力が抜け、全身が甘い痺れに支配される。その身体を、僚の厚い胸板が抱き留める。
「もう、こんなに濡れてんのか…」
熱い吐息と共に吐かれた声には、悦びがにじんでいた。
また、長い夜が始まる……
ええのお(;´Д`)ハァハァ
>>892-900は
同板内の【少女漫画「花より男子」のエロ小説2】の
道明寺xつくしのコピペですよね?
まぁ、これはこれで楽しめるけど。
ちょっと・・・。
コピペだったのか・・・・゚・(∩∩)・゚・
ちょっとガッカリ・・
900過ぎたが、もうこのスレも新しく立てる必要ないかも…
コピペだと知る前は楽しめたよ・゚・(∩∩)・゚・
職人さん達、途中で止まっちゃってるやつを書きに戻ってこないかな
途中で止まってる職人なんていたっけ?
飼育さんのミックと香のやつとか
>>902 其処のスレは盗作問題多いんだなー。
( ゚д゚)ポカーン
>909
盗作する人には地下に潜ってるしネタの宝庫なんだろう
全角sageはわざと?
もうこのスレは更新不要と思いますが
911 :
909:03/12/06 00:27 ID:GuGE8mcL
>>910 しらないうちに全角でした。
スマソ。
なぜ更新不要なんだかわからないのですが。
少なくとも盗作の問題が起こるまでは楽しめていましたよね。
そして作家さんだって一人ではないのですから。
「その7」までスレがたったのは需要があったからなのでしょうし。
需要自体はあると思われ。
ただ、スレの空気が『雑談は控えろ』みたいな感じになってしまっていて
次スレ立てても即死を回避できるか疑問。
間違いなく需要はあるぞ!
職人さ〜ん、帰ってきてー!!
コピペでも楽しめればよいと思っているのは、少数派?
>914
漏れも別に…
萎えたりAAでわざわざ泣いたりはしない。
でも、より萌えるものがよみたいなぁ
コピペでいいなら自分で置換すれば?
そんなとこで書いてたなんてバカみたいと職人さんは
思っていることだろうよ
読む方はコピペかどうかなんてそんなことわからんからねぇ。
むしろ、置換でそのまま読めてしまうようなSSの方がどうかと(w
そのまま読んで違和感を感じない918がどうかと(w
冴子さんきぼんぬ
ID:d40wki18
私怨がにじみ出ていてコワ・・・
そ
すまん、間違えた>923
一生懸命書いてくれてた職人さんからしたら
コピペでもいいなんてすげい悲しい言葉だと思うんだけどなあ。
(コピペされた職人さんにも、ここで書いてくれてた
職人さんにもってこと。)
まあでも、910の更新不要にドウーイだな。漏れだったら
今までの流れを見ていて922みたいなことを書くヤシがいる
スレには書く気なくすと思うもん。
>924
前半同意。
SSのコピペ゚改変って、吉野家のコピペ改変とかとは根本的に違うだろ。
読む側が元ネタを知らないものの改変って、要はパクリじゃねーかよ。
コピペ桶って賛同者もいるみたいだけど、俺は
>>892のやったことを軽蔑してるよ。
もしかして沈滞しているスレを盛り上げたくてやったことかもしれなくてもな。
>>924 わざわざ「書く気をなくす」とかカキコすんな。
イヤなら黙って去ればいい話。
1.かつての職人さんはすでに黙って去っている
2.否定的な感想を書いてはいけないというルールはない
3.「わざわざ」と言っているところを見ると内心926は
同じことを思っていた(w
でFA。
物書き側としての一意見。
名前をすげ替えてパクるという「行為」の卑劣さと
できあがった「作品」の萌え度は別の話。
読者として読むだけなら、パクリだろうが何だろうが
関係なく、萌える話なら萌えるし、違和感無く読めればそれですんでしまう。
パクるという行為自体は(・A ・)イクナイ!と思うけどね。
パクリだとわかったからと言って作品まで「萎え」にはならんよ。
ぶっちゃけドリーム小説と変わらんじゃね?(w
遼は眠る香の頬にそっと手を延ばした。
いつもは敵を倒すために銃を握る手が、今は愛する者に触れるための
優しくも繊細な手となり、滑らかなその頬を撫でている。
ふと香が目を開けた。
遼は少したじろぎながらも、その手を止めなかった。
香の眠そうな微笑に心を奪われたからかも知れない。
「遼…」
香がベッドに横になったまま小声で言った。
「何見てるの」
「今は…お前だけ、かな」
「馬ぁ鹿」
悪態も何故か愛おしい。
香は再び目を閉じた。
自分を信頼しきった安らかな寝顔が今は憎らしかった。
続き、いります?
続きプリーズ!
続き、いります!キャモンш(゚Д゚)ш!
932 :
902:03/12/18 00:24 ID:V8lo+dro
892-900をぱくりを発見した者です。
発見してからの停滞を寂しく思っています
SSキボーン。
モエモエになりたいー。
っていうか、929さん。
つ、続きをキャモ〜ンミ☆
発見する前も停滞してたじゃん
発見したことに得意気だな
つーか、指摘で益々すさんだんじゃ?
935 :
929:03/12/18 03:59 ID:R7cTFnyi
親友からの大切な預かりもの。
守るべき存在。
だがそれ以上に愛する女としての、香の存在が強く感じられる。
迷い続けた日々に終止符を打ちたかった。
静かな寝息を立てる香に、触れたいという思いは、止めようがない。
暗い闇の中でもシーツに包まれた香のしなやかな姿態が判る。
「香」
遼は香の頬にくちづけた。
「…ん」
香はうっすらと目を開け驚きの声を上げた。
「なッ?何よ」
香は上半身を起こし遼を睨んだ。
「な〜によ遼。最近もっこりと縁遠いからって、
あたしに迫ろうってんじゃないでしょ〜ね!」
936 :
929:03/12/18 04:00 ID:R7cTFnyi
半ば冗談めいた怒りの口調。
だが、それ程本気ではない様だ。
「な、何で黙ってんのよ」
無言でじっと自分を見る遼の様子に不安になった香はやや唇を尖らせた。
「本当、いい加減寝ないとハンマーの餌食にするわよ!」
遼はクスリと笑った。
「殴られてもいいさ」
「はあ?」
「お仕置きの代わりに、キス位もらってもいいのなら」
「ばか…っ」
香の頬が赤く染まる。
照れた様にうつむく仕草が愛しくて、思わず遼は香を抱き締めた。
そのまま頤を指先で持ち上げ、今度は唇を奪う。
「ん…っ」
遼の腕の中で香がもがく。
>936
これも他スレからのコピペですね・・・
そこまでして賞賛レスが欲しいのか〜
938 :
929:03/12/18 11:57 ID:R7cTFnyi
>>937 コピペではありません。
どこを探していただいても結構ですよ。
オリジナルですから。
ご自分が称讚して欲しいのか、このスレを潰したいのか知りませんが
私の書いた程度の文章、コピペする程の価値はないかと…。
929たんは煽られ上手だなあ
940 :
929:03/12/18 15:07 ID:R7cTFnyi
でも、拙いながらも自分で書いたSSをコピペ呼ばわりされるのは
SS書く人なら誰だって嫌なものなんですよ。
好きな作品だからこそ書くんですし。
一応自分の作ったものには責任持ってるつもりです。
これの元ネタがあると言うならどうぞ貼って下さい。
こんなのどこにもないですけどね。
昨日BOAのアメイジングキスを聞いて思い付いた即興のSSだしw
もうお邪魔はしません。
スレ汚し失礼しました。
937は逝ってよしっ!
929 さんもう続き書かれないんですか?
楽しみにしてたんですが…
>929
某スレ見ました。
続き書いて欲しいですが、こんな状態じゃ無理ですよね。
萌え、ありがとうございました。
>943
某スレって?
二次創作で「オリジナル」発言はちとイタイよ...
しかし、一度コピペがあると、次に書いたものも
どうせコピペだろうという先入観が生まれてしまうのも
事実。検索に出てこないからコピペしてないという
条件は真にはならないしね。
946 :
945:03/12/19 01:05 ID:mK/B8vvj
連投スマソ。
特にコピペでもいいじゃんという空気があると
ここではその手の類いのことをやっていいんだってな
勘違い廚も続けてわいてきやすいし。
つか某スレってなんですか>943
そんなこと書くと余計疑いを持たれる気がしますけどね。
>946
「SS書き」で検索しる
948 :
945:03/12/19 02:15 ID:mK/B8vvj
>947
どこのスレかを知りたかったわけじゃなくて、
私にはわかってる、みたいな書き方すると余計
まずいんでないのという意味だったんですが
誤解招く表現でスマソ
949 :
929:03/12/19 03:30 ID:5ufrunff
>>945 …「オリジナル」と言うのは文章そのものの事を言ってます。
エロパロ板でそんな事説明しなくても皆様、ご存じでしょう。
それと、いや本当にもうどうでもいいんですが、どうしても
私をパクり野郎に仕立て上げてここを潰したい方が
いらっしゃる様なので。
私、携帯で投下してるので、コピペは出来ませんw
もし私が誰かのSSをパクろうとする場合、そのSSを暗記するか
紙にでも書き写して、さらにそれをアレンジし
携帯で書き込める256文字にまとめなきゃいけません。
950 :
945:03/12/19 04:50 ID:mK/B8vvj
コテで書くのはこれで最後です。
>949
そもそも他人のふんどしで相撲とってんのが二次創作。
人のアイデアパクって自分の文体で発表してるのが
二次創作なわけで、そこで文体だけオリジナルで
あることを強調するのはなんだかなと。
コピペでないならコピペでないとだけ書けばいいわけで、
携帯で投下だからコピペ不可なんてわざわざ言うことも
ない。(携帯からコピペはできないってのも
理由になってないので余計そう思いましたが。)
言いたい奴は根拠なく誰のでもコピペだろって言うわけで、
証拠もなくて煽るのはほっとけば消えます。
つーかいつからここはあなたのスレになったんでしょう。
悪いけど、あなた一人のおかげでスレがここまで
続いたわけじゃない。いろんな職人さんの盛り上げが
あってこそ。
SS書きスレッドも拝見しましたが、そういうつもりで
書かれてたんですかとがっかりしました。
SS書きスレ見てないけど、いきなりコピペ扱いされたら怒っても
仕方ないかと思われ。
むしろすぐにコピペ扱いする香具師の方が問題じゃないか?
ここは2ちゃんだから、煽り叩きもあるし、それに対する耐性がない人は、
うpをしないほうが、本人のためだよ・・・
うpしてくれるのは嬉しいけどね。
こんなこと言うのもなんだけど、このスレが続いたのって、45。さんが
煽り耐性に強くて、煽りや皮肉にもスラリとかわせてきたからなんだろうなあと
思う。
せっかく来てくれた職人にくだらねぇアヤつけて
長文でスレ独占してんのは
>>945だろう。
何ががっかりしましただよ。
SS読みたかった人たちの方がずっとがっかりしてんだよ!
第一、自分のやってる事の馬鹿さ加減に気付かないか?
>>937、
>>945のやってることは
いきなり職人を犯罪者扱いした上に、その証拠も提示できなくて
「お前はパクッタだろ!違うと言うなら気にするな。でも俺は信じないがなー」
って事なんだぞ?
SS書きスレ逝ったけど、929はおかしい事一つも言ってねえよ。
最低だな。こうまで来ると粘着荒らしとしか言いようがない。
つーか
>>945!
お 前 が 煽 っ て ん だ よ !!
SS書きスレはたしかにがっかりしたけどな。
神扱いしてもらえそうなスレ見つけたら
適当にSS投下してるってことなの?
>もうお邪魔はしません
そうなので929のレスは全然期待しませんが。
>>952 45。さんは散々失礼なこと言われながらも、目くじら立てずに続けてくれた。
ほかの叩かれた職人さん(754さんとか93さんとか)も、
「好きで書かせてもらってるんでなんとでも言って」的な交わし方で、
929さんみたいに直ぐにブチ切れたりはしなかった。
飼育さんも「このままだと荒れそうなので」と言って(秘密の花園の時)個人的な質問に答えてくれて、
スレの暴走にブレーキかけてくれたりした。
それって誰にでも出来ることじゃないし、
言うまでもなく、失礼なレスをつける人が悪いに決まってるけど、
煽りをスルーするのも2ちゃんでは必要な技だと思うんだよね・・・。
いや、929さんに非があるって言ってるんじゃないよ。
956 :
955:03/12/19 14:28 ID:07K4Viwm
ごめん。今SS書きスレ逝ってきたら、正直、929さんの発言には引きました。カナリ。
>ほかの叩かれた職人さん(754さんとか93さんとか)も、
>「好きで書かせてもらってるんでなんとでも言って」的な交わし方で、
この辺から微妙に荒れ始めたような気がしないでもないのだが・・・
書き手も不穏分子を排除できるファンサイトでもなく、2ちゃんだからなあ。
上手だったら、多少煽りがきても、他の閲覧者が書き手を守ろうとするんだろうけど、
やっぱ、素人にはオススメできない。
957の意見だと
93と754のせいでこのスレが荒れたってことでFA?
929さん他スレでss投下しているわりには(ry・・・
久々にスレがのびていると思ったら、随分低レベルなスレになっていたんですね。
次スレは、「他スレの名前変えのコピペで萌えるスレ」でFA?
いやぁ荒れてますね
929サンはこのスレ初めてだったんでしょ。
過去ログ読んで投下してくれたのかな?
過去ログ読んでだら、このスレでは煽りにはのらりくらりと対処した方が得、ってことくらい分かったと思うんだけど。
つか、このスレの職人さんは
929サンみたいに高圧的に物言ったり、
プライド持って書いてますんで!みたいのを全面的に出さないタイプが多かったから、
それに対してつい」過剰反応した香具師もいたと思う・・・
963さんのIDに69(w
確かに958の言う通りだな。
93は職人チャットでロム(=難民とPINKの住人)に喧嘩売りすぎ。
754は住人の誰一人として望んでないブツを投下した罪は重い。
>>965 93については完全に同意。
しかもブツもさして上手くないのが、イタさに拍車をかけた。
754については、ブツが受けるかどうかは投下するまでは分からない所はあるので
そのことを責めるのは可哀想。
但し書きをつけて、批判はスルーしていたら、あんなことにはなってなかったのかなあと。
754のブツ、結構萌えた。
「住人誰一人として望んでない」と決め付けないで欲しい。
職人チャット、ロムってた香具師っていたの?
93が難民でのやりとりに脊髄反応していたのが、難民で実況状態になったことがある。
>967
754本人でつか?(藁
>970みたいな香具師がいるから、「カオリストは痛い」って言われるんだろうな
何故カオリスト
取りあえず保守。
ho
syu
akeome
開けおめこ
とよろ
979 :
名無しさん@ピンキー:04/01/04 13:56 ID:C79NAOFB
あけおめage
ほ
もうだめぽ(;´Д⊂
あきらめるな!
次スレは?
もう立てなくてよしっ!
じゃあ埋めちゃおう。
埋めまーす
埋まっちゃうんだ…
埋め埋め
蛍の光 窓の雪
書(ふみ)よむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞ今朝は 別れゆく
単にCHのエロパロってことで次スレ立てたら・・・駄目かな(´・ω・`)
991 :
45。:04/01/10 01:58 ID:JFRwO+k0
終わるんですね…
続き読みたいものがたくさんあった。
自分のも間に合いそうにないので未完てことで、
あとは皆様の想像にお任せします。
ここのスレを立ててくださった方々ありがとうございました。
自分のつたない文の三択にのって下さった方々ありがとうございました。
素敵な文とイラストをウプされてくださった方々ありがとうございました。
お世話になったここに、改めてありがとうと言いたくて、
ちょっとお邪魔しました〜
>990
駄目とは言わんがスレ落ちするのが目に見えるから無駄だとオモワレ
>>990 テンプレだけ何処か(雑談スレとか)に保管させてもらって
いつの日か神が現れたら(随時募集するとか)その時スレ立てしても
いいのでは? まあ住人さんとしたら「もったいない」という気持ちも
わかるしね。
ちょっと前に「北条司総合スレ」が即死したばかりだもんな
>995乙
997 :
名無しさん@ピンキー:04/01/11 10:49 ID:ilTNMkMA
あげ
>>995乙
そして45。さん本当にありがとう。
随分長い間楽しませてもらって、続きを読むのを日課にしてた。
終わってしまった時は正直がっかりしたし、
今このスレが終わるのも本当に寂しい。
でも住人として参加できたことを嬉しく思う。
他の職人さんもありがとう。忘れません。
埋めるのはちともったいないような気もするんだけどね。
まぁ楽しいものには何でも終わりが来るものなのさ。
45。さんと1000に乾杯
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。