ドラゴンクエスト官能小説Part6.1

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1書き手よ、めざめなさい
前スレが落ちてしまったので、新スレです。

【過去ログ】

DQ官能小説スレッド
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ドラゴンクエスト官能小説Part2
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小説保管サイト「FF・DQ千一夜物語」(過去ログもあります)
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【お願い】
・男×男の小説は801板でお願いします。
2名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:35 ID:tOS+T+1L
14 :sarasa ◆grixsarax. :03/04/17 20:13 ID:1sLMevWc
「…ったーい!」
 気がつくと、宝石……違う、彼女はしたたかに打ちつけた腰の辺りをさすりながら、
恨めしそうにこっちを見つめていた。上目遣いにきっと睨み付けるその視線に、吸い
込まれてしまうような感覚がするのはなぜだろう?
「ちょっと、何するのよぅ!」
 心持ちハスキーな声。けれど、その声の中に、どうにも魅惑的な響きが含まれて
いる。容貌とあいまってか、不思議と官能的に聞こえる。
「声かけてるのに、全然気づかないし! おまけに痛くて立てないじゃないの!」
「あ、すまん……」
 はっとわれに返り、俺は彼女に手を差し出した。彼女はためらいもなく俺の手を
つかみ、ぐっと力をこめて起きあがろうとする。しかし、すぐにふにゃりと崩れ落ちて
しまった。
「っつ…。足ひねったみたい…」
 苦痛に顔をゆがめる彼女。そんな表情がなにかを誘っている、ように感じる。
まて、どうしたんだ、俺は。
「大丈夫か?」
「……そう見える?」
 恨めしそうにまたもきっと睨み付けられる。俺はすっかり困ってしまった。まさか、
女性をほっぽり出して逃げるわけにも行かないし、そうかといって、彼女の傷の
手当てをしようにも、戦士である俺は治癒魔法を使えもしない。薬草は間借りさせて
もらってる宿屋に帰ればあるかも…いや、ちょうど使い切ってしまったところだ。
 う〜む。どうしよう。道具屋を叩き起こして売ってもらうのも手なんだが……。
31:03/04/19 17:39 ID:tOS+T+1L
668 :sarasa ◆grixsarax. :03/04/15 23:43 ID:NIJZoPN/
「ねえ、あんた。力はあるでしょ?」
「へ? あ、ああ」
 予想だにしなかった妙な質問にどきまきしている俺に、彼女は笑いかけた。
「あたしを宿まで連れてってよ。そしたら、薬があるから」
「宿までって……」
「そんなに重くはないわよ、あたし」
 彼女が片目をぱちりとつむる。
 ふう。俺はため息をついた。自分に責任があるからその点に不満はないのだが、
普通、見も知らずの人間に宿まで送らせるものなのか?
「責任とってよ。あんたがぶつかってきたんだから」
「責任」といわれると、さすがに弱い。しぶしぶ彼女を抱き上げた。

 ……軽い。思った以上に軽い。
 そして、微かに漂う、この甘い香りは……?

「どこの宿に行けばいいんだ? お嬢さんよ」
「うふふ。そんな遠くじゃないわよ」
 にこっと微笑む彼女に間近で見つめられて、俺の心拍数が一気に跳ね上がったのを
実感する。そして、あわよくば……と考えてしまい、妄想を吹き飛ばすように
ぶるぶるとかぶりを振った。
 そんな俺を、不思議そうな顔をしてじっと見つめる彼女。そんな一見無垢な表情の
裏になにかあるなんて、そのときの俺は気づきもしなかった。

−−−−−−−−−
やっと、状況設定説明部分が終わったので、
お約束に入ります。
ちょっと気になったとこがあったので、もう1回書きなおしてから、この先はうぷします。
とろくてすみません…。
41:03/04/19 17:40 ID:tOS+T+1L
というわけで、保守がてら、おちた前スレのsarasaさんの投稿のコピぺ。

5名無しさん@ピンキー:03/04/19 18:26 ID:pZzQTvi/
がんがれ
FF官能小説スレはどうなるのだろ・・・なんつって
6名無しさん@ピンキー:03/04/19 18:43 ID:iwFEYYJc
即落ちとは!驚きです。
コピペありがたいです。
7名無しさん@ピンキー:03/04/19 22:30 ID:tOS+T+1L
まじでどうしたもんかな。ネタを思いつくしかないですか
8名無しさん@ピンキー:03/04/19 22:50 ID:EIprH5so
こんな話をキボ〜ン
…ってレスを付け続けるか…
単に荒らしだな( ̄∇ ̄;)
9名無しさん@ピンキー:03/04/20 00:00 ID:9e9YFMKN
>>8
きぼんじゃなくても妄想だけでもいいっしょ。初期のスレは
そーいうのが中心だったし、その方が書き込みしやすい。
10名無しさん@ピンキー:03/04/20 00:21 ID:rMtBuq/m
絶っ対に完結させるっ!とゆー決意を込めて、前スレで中途半端だった自分のSSを最初からコピペ…ってのは反則でしょうか?
11名無しさん@ピンキー:03/04/20 00:29 ID:hnxTIs8Z
何でもいい、二度も即死はイヤ。
12名無しさん@ピンキー:03/04/20 00:40 ID:IV/3eZhX
>>10
完結させてからうぷすればー?
13名無しさん@ピンキー:03/04/20 01:07 ID:rNjZHKpl
>>1
乙です。
即死しないように保守〜。
14ラトーム ◆518LaTOOcM :03/04/20 01:17 ID:k5Ct497t
1さん、乙彼です〜

>>10
前にSS系スレのどれかでそういうスレも見た事があるので、いいかもしれません。
(其の時は、前スレで終わっていなかった作品をいくつもギコガードさんが貼っていたような。
 もしかして千一夜だったかな…… 記憶があいまいでスマソ)
緊急避難措置という意味も込めて。
11さんの意見ももっともなんでアレですが。
15ラトーム ◆518LaTOOcM :03/04/20 01:16 ID:k5Ct497t
1さん、乙彼です〜

>>10
前にSS系スレのどれかでそういうスレも見た事があるので、いいかもしれません。
(其の時は、前スレで終わっていなかった作品をいくつもギコガードさんが貼っていたような。
 もしかして千一夜だったかな…… 記憶があいまいでスマソ)
緊急避難措置という意味も込めて。
11さんの意見ももっともなんでアレですが。
16ラトーム ◆518LaTOOcM :03/04/20 01:31 ID:k5Ct497t
うあ、二重カキコスマソ………。

 しかもタイムトリップしてるし!!!
17名無しさん@ピンキー:03/04/20 03:58 ID:fwr8ZmU6
>>1乙〜
18山崎 渉:03/04/20 04:08 ID:sTzjkZgc
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
19名無しさん@ピンキー:03/04/20 09:43 ID:k5Ct497t
ほしゅほしゅり。
20sarasa:03/04/20 10:49 ID:+ioduykw
1さん、ありがと〜〜〜(><。)
なんか、噂では5kでも厳しいらしいッスけど。<即死判定
人様のPCから書き込みです〜。
#PCとらぶった。
とにかく2度と即落ちはイヤだ〜〜〜!

わし、8さんの意見ありだと思う。
キボンのネタがすぐあがるかどうかわからないんで、
書いてくれないと切れられると困るけど(藁
21名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:54 ID:lvj7BOFO
即死防止&存在証明の為に…。
前スレで書きかけだった男賢者×女勇者、再び最初からうpさせていただきまつ。
22名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:54 ID:lvj7BOFO
 常闇の世界アレフガルド。大魔王ゾーマの呪いにより陽が昇らないこの国でも、夜の度に月は輝き、時と共に星座は移り変わる。
 この世界に朝が訪れる数日前、魔の島に最も近いこのリムルダール地方には何年かぶりの流星雨が降り注いだ。それはあたかも、闇の支配の終焉、そして光の溢れる世界の到来を告げる前兆のようであったと後に人々は語る。

 宿屋のバルコニーで、手すりにもたれながら賢者シヴァは降り注ぐ星々を眺めていた。
―いよいよ、魔の島に渡るのか…。
 携帯食ではない食事を取る事も、魔物の襲撃を気にせず温かいベッドで眠る事も当分叶わなくなる。あるいはこれで最後になるのかも知れない。
―駄目だ、そんな事を考えてはいけない。必ず生きて帰るんだ。
 ふと浮かんだ不吉な予感を慌てて打ち消す。

 だがこのパーティをまとめる彼の幼馴染のエリスは、最悪の状況も考慮していた。
 数日前にこのリムルダールの町に入り、この宿を取った時彼女は皆の前で言ったのだ。
「魔の島に渡る前に、しばらくこの町に滞在するわ」
「えーっ、どうしてぇ? あしたじゃないの?」
 最年少の、まだ子供っぽい無鉄砲さが抜け切らない武闘家ルリが甲高い声を上げる。
「これで最後になるかも知れねえから、ゆっくりしとけ。そういう事だろ?」
 二十代後半という年齢の割に世慣れた雰囲気を持つ戦士フィリオが、彼なりにエリスの真意を解釈する。
「要は、そういう事ね。あまり言いたくないけど、もしかしたら…って事もあるし」
「ま、あんたがそう言うんだったらさ、俺は残された時間を目一杯楽しませてもらうぜ?
酒だろ、うまい物だろ、それにいい女だろ…」
「やだやだ、おんなのひとはダメっ!」
 魔物をも一撃で倒す拳を持つルリが歳相応にフィリオに噛みつく様子に、思わずシヴァとエリスの顔に笑みが浮かぶ。
「分かった。出発までの間、ゆっくり過ごすよ」
23名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:55 ID:lvj7BOFO
 同室のフィリオは、数時間前に飲みに出て行った。酒は飲めないが食べる方専門のルリも一緒である。
 この町に来てから連日そうであったように、今夜も二人は当分帰って来ないであろう。しかしそれには彼らなりに気を利かせた理由があった。

「それでお前、ここにいる間にエリスと思い出作るんだろ?」
 宿の部屋に荷物を置くと、フィリオはにやつきながら尋ねた。
「えっ、何を…」
「見てりゃ分かるんだよ。好きなんだろ、エリスの事?」
 声に出して答える事は出来なかった。だが顔が火照り始める。それは言葉より雄弁に、フィリオの言葉が図星であるという事を証明してしまう。
「見た感じじゃ、俺がパーティに入るずっと前からって感じだよな」
 それも図星であった。だが正確には覚えていない。一つしか歳は違わなかったが、幼い頃から姉弟のようにずっと一緒に育ってきて、気がつけばエリスを慕っていた。僧侶、そして賢者になったのも、父の仇を討とうと頑張る彼女の手助けをしたいという理由からである。
 気持ちを伝えなくても、側にいるだけで十分だと思っていた。想いを伝えれば、きっとエリスを動揺させてしまう。
 否、違う。
 自分は恐れたのだ。想いが受け入れられなかった時、側にいるのが苦痛になってしまう事。幼馴染、共に戦う仲間というこれまでの関係も危うくなってしまう事。
「最後かも知れねえんだぜ? 思い切って言う事言ってさ、潔く振られるなり抱いちまうなりケジメつけちまえよ」
「だ…抱くなんて、ぼくはそんな…!」
 考えさえしなかった言葉に、思わず声が上擦る。
「そこまで出来たら褒めてやるけどな」
 酒場の女給には浅黒い肌に逞しい体躯の男、つまり自分のようなタイプがうけると自覚しているらしい。鎧を脱ぎ、鍛え上げられた筋肉を見せびらかすような袖なしのシャツ姿になると、フィリオは軽やかに立ちあがった。
「この町にいる間、俺は夜になったらルリを連れて出掛けるから、その間にうまくやれよ」
 だが『うまくやる』事が出来ず、今夜に至るのである。
24名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:55 ID:lvj7BOFO
「はあ…」
 思わず溜息をつく。
 冷たい夜風が洗ったばかりの髪をさらさらと冷たく乾かしていく。夜着の上にマントを羽織って正解だったと思ったその時、背中に気配を感じ、振り向いた。
「シヴァ?」
 細い声が自分の名を呼ぶ。広いバルコニーで繋がっている隣の部屋から、エリスが顔を出していた。彼女も湯から上がったばかりらしい。
 普段は束ねている長い髪が半乾きのまま肩から背中を覆い、洗ったばかりの香りを振りまいている。
「フィリオと一緒じゃなかったの? ルリは一緒に行ったけど」
「行き先が酒場だからね。ここで星を見てる方がいい」
「あたしも…あまりお酒って好きじゃないし」
 数日前のシヴァとフィリオのやり取りなど知らないエリスは、夜着一枚というしどけない姿のままバルコニーを渡り、シヴァの側へ寄って来た。
「あ、流星雨? 初めて見るわ、やっぱり残ってて良かった!」
 どぎまぎするシヴァに全く気付かず、エリスは隣に来ると次々に流れる星を見上げた。ほんの少し動けば触れそうなほど、身体と身体が近付く。
「きれいね…」
 ひときわ冷たい夜風が吹き抜けた。思わず身体をすくめたエリスに、羽織ったマントを脱ぎ、手渡してやる。
「温かい…だけど、これじゃシヴァが寒いでしょ?」
 エリスはマントを広げ、背伸びをするとシヴァの肩に半分かけた。
 目線にも満たない身長差ゆえ、自然エリスはマントの中でシヴァに寄り添う形になった。
「この方が、温かいじゃない?」
 こちらを見上げ、微笑む。胸元から頭へとこみ上げ、身体中を走り抜ける衝動を必死に抑えながらシヴァはある一つの事を考えていた。
―今だ。気持ちを伝えるのなら、今しかない。
 今までは、側にいるだけで十分だと思っていた。フィリオの言葉に火をつけられたせいもあるかも知れないが、やはり今はそれだけでは満足できそうにない。
 もしも許されるのならば、ごく無防備に隣にいるエリスの身体に覆い被さって、身動きも出来ないほど強くきつく抱きすくめてしまいたい。
 星の雨が途切れた。
「これで、最後になるかも知れないんだよね?」
 決心を秘めた自分の声を、シヴァははっきりと聞いた。

25名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:56 ID:lvj7BOFO
「…うん。考えたくはないけど」
 囁くように低く響いたシヴァの声に、やや驚いた素振りを見せつつもエリスは応えた。
「だったら悔いが残らないように言っておく…エリス、君が好きだ」
「…!」
「大望のある君の邪魔にならないように今まで黙ってたけど…旅に出る前から、ずっと…」
 自分のものではない、早鐘のような鼓動が伝わる。弾かれるようにエリスはマントの中から抜け、怯えたように後ずさった。
―ああ、ダメか。
「ごめん、忘れていいよ。ただそれだけ言いたかったんだ」
―でも気持ちは伝えた。これでいいんだ。
 己の中の獣を無理に抑え込み、マントを翻すと部屋に戻ろうと背中を向けた。
「待って!」
 背中に投げかけられた声に振り返る。
「ずるいわ…自分だけ言いたい事言って、あたしの返事は聞かないの?」
 月明かりを背にしたエリスの表情はよく見えなかったが、その声は怒っているようにも悲しそうにも感じられた。淡い光に薄い夜着が透け、よく鍛えられてはいるがまだ華奢で女らしい丸みを残した体の線が、影になって浮かび上がる。
 慌てて視線を反らす。だがそれを拒絶と勘違いしたエリスはシヴァに駆け寄り、胸倉を掴んだ。
「言ってしまったらそれで終わりなの? あたしの気持ちはどうなるのよ、ねえ!」
「エリスの、気持ち?」
「好きになったのはシヴァの方が先かも知れないわ、けど、けど…!」
 胸元に額が押し当てられる。
「あなたがずっと側にいてくれたから、あたしは強くなれた、勇者になれたんだから…!」
「エリス!」
 もはや抑え切れず、感極まったシヴァは力任せにエリスを抱きしめた。
「愛してるわ、シヴァ」
「本当に…?」
 わずかに腕の力を緩めると、こちらを見上げるエリスの眼が閉じられる。
「夢、みたいだ」
 再び降り注ぎ始めた流星雨の下、二人の影は一つに重なった。
26名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:56 ID:lvj7BOFO
 触れて擦りつけるだけの、稚拙な口づけを繰り返してどのくらい時間が経っただろう。二人は重ねた唇をそっと離した。
 薄く涙の浮いた眼を隠すように、エリスは見かけより意外に手応えのあるシヴァの腕の中に身体を預ける。
―本当に、夢みたい。
 別に女を捨ててここまで来た訳ではない。だが幼い頃からの志ゆえに、エリスは自然と同年代の他の娘達と同じ、愛する者と共に過ごす幸せに背を向けてきたきらいがあった。
 だがエリスは気付いてしまった。幼い頃から弟分ぐらいにしか思っていなかった幼馴染が、共に旅を続けるうちにいつの間にか凛々しく頼り甲斐のある青年に成長していた事。彼が背中を守っていてくれるという安心感があるから頑張れる事。
 そして何があっても自分を信じ、ここまでついてきてくれたシヴァがいつしか自分の中でかけがえのない存在になっていた事に。
―あたしは勇者。たとえ死んでも、必ず父さんの遺志は継いで見せる。
―だけど今は、今だけは…。
 シヴァに着せてもらった鎧が、今他でもない彼自身によってゆっくりと脱がされていく。まだわずかに潤んだ瞳を上げ、エリスはまっすぐにシヴァを見つめた。
「ねえ、部屋に来て」
 そして、はっきりと言った。
「あたしを…抱いて」
 跳ねるように、シヴァの鼓動が大きくなった。端正な顔に困惑の色が浮かぶ。
「最後かも知れないから一度…普通の女の子みたいに、好きな人に抱かれてみたいの」
「…」
「本気よ…!」
 大きく一つ息を吐くとシヴァは無言でエリスの手を取り、ゆっくりと下へ持っていった。
「えっ…?」
 人間の体とはにわかに信じ難い、熱く固く腫れ上がった物に触れさせられる。抱きしめられた時から気になっていたその部分がシヴァの肉体の一部である事にようやく気付き、エリスの頬に血がのぼる。
「うそ…これって…シヴァ…の…?」
 感触を確かめるようにわずかに手をずらすと、クッ、と声が漏れた。
「本当に…いいんだね? ぼくに抱かれるって事は…これが…」
 ひどく剣呑な凶器と化したシヴァの肉体が、エリスを貫く事を意味すると言いたいのである。
 だが迷いはなかった。エリスは頷くと、再び愛する男の胸に身体を預けた。
27名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:57 ID:lvj7BOFO
 ふわりと抱え上げられ、自室のベッドの上に横たえられる。
 同室のルリが突然帰って来はしないかと不安になったが、シヴァはそんな事などお構いなしにバルコニーへのガラス戸、そして部屋の扉の鍵を閉めた。
 星明りに代わって、ランプの温かい光が夜着を解かれたエリスの肢体を照らし出した。
 眼を細めながらシヴァは、簡素な、それでいて十分に彼の欲情を刺激するエリスの下着をほどいていく。
「きれいだよ、エリス…」
 覆う物をすべて取り去られて羞恥に顔を背けるエリスを眩しそうに眺め、シヴァは自分も服を脱ぎ始めた。
 互いの裸を見るのも、裸を見られるのも厳密には初めてではない。子供の頃はよく一緒に水浴びをしたし、一緒に湯に入った事もある。だが今、エリスの隣に横たわったシヴァの身体は全く知らない成熟した男の肉体であった。
 肉弾戦を本職とするフィリオのがっしりとした筋肉には多少見劣りはするものの、細身だった体にはしっかりと筋肉がつき、引き締まっている。
 エリスの視線はうっすらと割れた腹筋から徐々に下へと移り、さっきからずっと気になっていた下腹部へと移る。子供の頃見慣れたそれと違い、ピンク色に充血した屹立をじっと眺めていると、不意にシヴァは身体を起こし、エリスの上に覆い被さってきた。
「うんっ…」
 背中に腕を回し、シヴァの温もりと重みを身体中で受け止める。ちゅっ、ちゅっと微かな音を立てて首筋、そして肩から胸元に口づけられる度、エリスの身体は歓喜の声を上げた。
「ひゃっ…あん…っ…」
―やだ…何なの、この感じ…!
 快感が背筋を突き抜け、胸、そして下腹がじんわりと熱を帯びていく。
「はぁ…はぁ…っ…」
 呼吸が、まるで思い切り走った後のように乱れ始める。
 白い肌に刻印を残すように何度もエリスの胸に唇を押し当て続けていたシヴァは、不意に頂上の赤い果実に軽く歯を立てた。
「きゃ…」
 か細い喘ぎ声と共に、形の良い膨らみがわずかに揺れた。
 手全体でたわわな肉をじっくりと揉みしだくと、シヴァは甘噛みしたままの敏感な部分を舌で転がし、幼い子供のように飽きる事なく強く吸った。
28名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:58 ID:lvj7BOFO
「や…何するの…!」
 吐息交じりの抗議を封じるように、シヴァはもう片方の乳首を摘んだ。
「あんっ、そこは…ああ…あっ…!」
 感度の良すぎる胸を同時に攻められ、エリスは淫らに身体をよじった。その声、自分の下で力なく動く感触が、シヴァの理性を確実にそぎ取っていく。
 若いくせに自慰さえろくにした事のない下半身は、気を緩めたらすぐに暴発してしまいそうなほど張り詰め、待ちきれず先端から熱い汁をしたたらせていた。
 だがシヴァは、歯を食いしばってぎりぎりの所で自分を抑制した。そして、出来るだけ穏やかな口調で愛する者に話しかける。
「本当に、いいんだね?」
「…シヴァ」
「これ以上行ったら、もう引き返せない…それでもいいんだね?」
 嘘であった。既に引き返せそうにない。それでももしエリスの気が変わったのならば、浅ましく彼女を求めて疼き続けるその部分に剣を突き刺してでも、己の欲望を断ち切るつもりであった。
「…うん」
 シヴァをまっすぐ見ながらエリスは頷く。
「だけど…何か変なの」
「変?」
「すごく恥ずかしいのに…嫌じゃないの。それに身体が熱くて…」
―なんだ、そういう事か。
―嫌がってたんじゃないんだ。
 シヴァの顔に思わず安堵の笑みが浮かぶ。
「嫌じゃないんなら、続けるよ?」
 豊満な胸とは対称的にほっそりとした腰へ唇を這わせながら、シヴァはだんだん覆い被さった体を下にずらしていった。
「んっ…」
 しっとりと湿った内腿を愛撫し、わずかに力を込めるとそっと開かせる。
「恥ずかしいわ…見ないで…」
 誰の眼にも触れず、また誰にも触れられる事のないまま今に至るエリスのその部分は、初めて愛する男を迎え入れんとする歓びに温かい潤いをしとど溢れさせていた。

29名無しさん@ピンキー:03/04/20 13:59 ID:lvj7BOFO
 エリスの言葉に耳を貸さず、シヴァは彼女の大切な部分に唇をつけた。
「恥ずかしがる事なんかないよ、ここもすごくきれい…」
 治癒術を学んだ際に読んだ医学書で、女性の体のしくみは学問的には知っている。だが今シヴァの目の前にある愛する女の体はもっと美しく、彼には興奮と劣情の対象でしかない。
 舌を伸ばし、溢れ続ける潤いを味わう。
「いやぁ…やめて、そんな汚い所…舐めないでよ…」
 消え入りそうな細い声も、彼を更に燃え上がらせる起爆剤にしかならない。
「どこが? こんなにきれいなピンクで…いい香りがして、おいしいのに…」
 可愛らしく膨らみ始めた陰核に舌を這わせると、ふいにエリスの体がびくん、と跳ねた。何かに耐えるようにシーツを握り締め、脚はこわばって震えている。
「あっ…だ…め…」
 お構いなしに舐め続けていると、エリスの声がひときわ大きくなった。
「それ以上は…気が…変になりそう…」
 シヴァは顔を上げ、悩ましく顔を歪めるエリスに眼をやった。
 体も顔も湯上りのようにほんのりと上気している。、これ以上にないくらい固く尖って上を向いた胸の頂点を再度摘むと、小さく吐息が漏れた。
「嫌じゃないの…でも、頭の中が白くなって…あなたを見失いそうで…」
 潤んだ瞳から流れ落ちた涙に頬をこすりつけ、そっと拭ってやる。
「大丈夫、ぼくとエリスは世界で一番近くにいるんだから」
「シヴァ…」
「今からもっと、近付くよ」
 ずっと待ち続けていた自分の怒張に、そっと手を添える。
「だから絶対、見失いはしない。ぼくを信じて」
「本当? 本当…ね?」
 頷くと、シヴァは再び体を下にずらした。未だ溢れ続ける愛液はいつしか粘度を増し、十分過ぎるほど周りを潤しながら、シヴァを受け入れる準備が出来た事を告げていた。
「…っ…」
 互いに童貞と処女のシヴァとエリスには、全く初めての事であった。それでも互いを求める本能に支えられ、どうにか交わろうとする。
「くっ…」
 破瓜の痛みに耐え、それでも尚愛する者を求めるエリスの中にシヴァは少しずつ入っていった。

30名無しさん@ピンキー:03/04/20 14:01 ID:OAbmlN+I
「ああ…っ…!」
 熱く固い肉に突き通され、どこかが軽く裂けたのをエリスは感じた。だが斬られたり打たれたりするそれとはまた異質な激痛が、今はどこか誇らしかった。
―だってこれは、シヴァの…。
 蜜に混じった処女の証が、腿を伝わってシーツの上に赤い花を咲かせる。
「ごめん…痛かった?」
「ううん、平気…」
 ひどく気遣わしげなシヴァの首に腕を回し、その耳元で囁く。
 痛くないと言えば嘘であった。だが身体の中を満たすシヴァの感触、そして愛する男に純潔を捧げられた嬉しさが、痛みに勝る歓びをエリスに与えていた。
「いくよ…いいね?」
 頷くと、新たな涙がこぼれ落ちた。その涙に唇で触れると、シヴァは一呼吸置いてエリスの身体を突き始めた。
「ううっ…くっ…!」
「ぁ…ん…」
 淫らな水音、そして二人の息遣いが響く。
 敏感になった身体の中、快感の中枢を直接刺激される強烈な感触に意識が霞んでいく。自然、シヴァをつなぎ止めようとエリスの腕に力が込もった。
「うあぁ…ああっ…」
 切なげなシヴァの表情、そして声がエリスの身体を射抜く。反射的に下半身に力を込めると、苦痛を堪えるようなそれにも似た、しかし甘やかな声はいっそう大きくなった。
―あたしが感じているくらい、あなたも気持ちいいの?
―いいわ、もっと来て。
「シヴァ…好き…よ…」
 途切れそうな声で改めて想いを伝え、汗ばんだ身体に唇を押し当てる。大人の男の体臭と共に立ち上る、幼い頃から嗅ぎ慣れたシヴァの匂いを胸いっぱいに吸い込む。
 五感を総動員して、エリスはシヴァの全てを感じていた。
「愛してる…エリス…!」
 ひときわ激しく突き上げられる。
 溢れ来る快感と共に、シヴァの顔がぼやけ始める。不思議な事にもう、彼を見失ってしまいそうな不安は無かった。
―ああ、本当ね。
―あたし達、こんなに近くにいるんだもの。
 何より、二人はこの快感を共有しているのである。
 じんわりと身体を満たしていく心地よい浮遊感に、エリスは目を閉じて身を任せた。

31名無しさん@ピンキー:03/04/20 14:01 ID:OAbmlN+I
「ぅん…」
 仰け反った白い喉に、シヴァはまた一つ新しい印を刻んだ。
 律動と共に、絶頂の予感は確実に近付いていた。彼の中の獣は、このまま今すぐにでも想いを遂げてしまえと、身体に再三命じてくる。
 何も考えずにそうしてしまえれば、どんなに楽であろうか。
 だが今は、長い間過酷な戦いに晒され、つかの間の休息を得たこのか細い身体をもっと愛し抜き、癒してやりたかった。また自分の想いに応え、抱かれる事を望んでくれた彼女に与えられた以上の歓びを返したかった。

 痺れた脳に、不意に幼い頃交わした約束が蘇る。
『父さんの仇うちに…大きくなったら本当に、あたしといっしょに来てくれるの?』
『本当だよ。いまはまだ見習い僧侶だけど、それまでにはぜったい…』
 あれから十年以上経った今でも、気持ちは少しも変わらない。
 愛や恋という言葉で表現するにはまだ幼な過ぎたが、あの頃から幼いなりにエリスを想い、自分よりもずっと強いはずの彼女を守りたいと心から願い続けてきた。
 そしてこれから先もいつまでも、この気持ちが変わる事はない。

―覚えていて、エリス。
―ぼくはこれで最後になんてしたくない。
 今にも達してしまいそうな身体に鞭打ち、突き上げ続ける。
―これから先も、ずっと君と一緒にいたい。
―だからこの戦いに勝って、必ず生きて帰ろう。
 組み敷いた愛しい身体に、再び印を刻む。
「くぅ…っ…!」
 突然エリスは小さく喘ぐと、シヴァをきつく締めつけた。
「ぅあ…エリス…」
―ぼくは死なない。
―君もフィリオもルリも、誰も死なせやしない。
「…っ…」
 長い時間をかけてシヴァは、たった今自ら立てた誓いを込めた愛の証をエリスの中に注ぎ込んだ。
32男賢者×女勇者書いた奴:03/04/20 14:09 ID:QhX8SQf6
長文の割に全然進んでなくてスミマセン…。
基準が未だによく分かりませんが、これで即死が免れれば幸いでつ。
33名無しさん@ピンキー:03/04/20 18:07 ID:k5Ct497t
おおっ 
存在証明キタ━━━( ´∀`)゚∀゚)*゚ー゚)・ω・) ゚Д゚)´ー`)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)`Д´)-_-)´Д`)丶`∀´>.`∀´)━━━!!
楽しみにしてる作品なので嬉しいでっつ。

 即落ちはそろそろまぬがれたのではないかな…。
34名無しさん@ピンキー:03/04/21 01:57 ID:fkZYwk8/
 もう大丈夫なのかな……。半日あくとちょっと不安になる。
35名無しさん@ピンキー:03/04/21 10:49 ID:9BxIa4kk
あげとこう
36名無しさん@ピンキー:03/04/21 13:34 ID:fkZYwk8/
なんであげた方がいいの?
sageでも保守はできるっしょ。
このスレの場合、前スレからの職人さんは見てるはずだから
あげて職人さんを呼び込む必要は、ないと思うけど…。

怒ったりしてるんじゃなくて、素直に疑問なんで。
37名無しさん@ピンキー:03/04/21 20:55 ID:9muZsRM5
>>3の続きはどうなった?
38名無しさん@ピンキー:03/04/21 21:38 ID:OQUcVUFu
>37
催促するのはいいけどsageような。
39名無しさん@ピンキー:03/04/22 01:01 ID:pIdnTTPs
ほしゅほぜん
40名無しさん@ピンキー:03/04/22 22:49 ID:Lu+pVNRB
>>38
そうだな、sageようか。
41名無しさん@ピンキー:03/04/22 23:39 ID:T1p2G7+Y
>>40
わざとやってる?


42男賢者×女勇者書いた奴:03/04/23 16:21 ID:9yXpEg8m
すみません…エピローグのつもりでしたが、何か脳内で話がどんどん膨らんでしまって(汗
完結まであと数レスほど余計にお付き合い下されば幸いでつ。
43男賢者×女勇者:03/04/23 16:23 ID:elYDPaYA
 生まれて初めて絶頂というものを覚えてから、どれほど時間が経ったのだろう。
 汗と体液でうっすらと湿ったベッドの上でシヴァの腕枕に頭を預け、エリスは穏やかに彼の身体を愛しんでいた。
 互いの若々しい肌にはいくつもの赤い花が咲き、二人が初めてなりに激しく求め合い、深く愛し合ったという事実を克明に物語っている。
 心臓の上に新たな花を刻むと、シヴァの鼓動を確かめるように胸元に頬を寄せた。
―ずっと、こうしていられたらいいのに。
 だが今は、そういう訳にもいかない。
「そろそろ…フィリオとルリが帰って来る頃かな」
 シヴァもそれを思い出したらしい。エリスの身体を抱え起こしつつ起き上がり、ベッドから降りた。手を借りて床に足をつくと、甘い痛みと共に彼に貫かれた部分から白く熱いものがとろとろと溢れ出してきた。
「そうね…昨日もこのくらいだったし、部屋に戻った方がいいかも知れないわね」
 床に落ちた自分の夜着を無造作に羽織ってとりあえず肌を隠し、後ろを向いてこの部屋に来た時のままに身繕いを整えるシヴァの、少しずつ衣服に覆われていく背中を見つめる。
―さっきまであたし…あの身体に抱かれていたのね。
 改めて胸が高鳴った。未だ絶頂の余韻が残り火のようにくすぶり続ける身体は、シヴァの温もり、そして感触を思い出しただけでまた新たな潤みを帯びた。
 そんなエリスの心中など知ってか知らずか、シヴァは口づけを求め、そして軽く交わす。
「おやすみ、エリス」
「うん…おやすみなさい」
 扉の閉まる音、そして廊下を遠ざかっていく足音を聞きながら、再びエリスはベッドに身を投げ出した。
―シヴァ…。
 素肌の上にじかに着た夜着の胸元に自然に手が伸び、膨らみをシヴァがそうしてくれたようにそっと揉みしだく。
 やがて薄い生地を押し上げた淫らな硬直を探り当てると、指は自然に襟元の合わせ目を割って滑り込み、零れ落ちるようにあらわになった豊かな双丘の頂上を軽く嬲った。
「…ぁ…ぅんっ…」
 まだ火照りの治まらない身体を自分で慰めるこの行為の浅ましさ、そしていやらしさに自分でも呆れながらも、彼が与えてくれた快感をどうにか再現しようと試みる。
―ここも、凄く…。
 逆の手の指が脚の間でくちゅっ、と微かな水音を立てたその時、やや遠慮がちに部屋の扉がノックされた。
44男賢者×女勇者:03/04/23 16:24 ID:elYDPaYA
 はっと我に返り、慌てて床の上に散らばった下着を隠すと崩れた夜着を直しつつ、誰何する。
「エリス、ぼくだよ」
 声の主がシヴァであった事にほっとしながら、鍵を外し扉を開けた。
「今夜は…この部屋で寝かせてくれないかな」
「えっ、だけど…」
「一緒に来れば分かるよ、来て」
 夜着を軽く着ただけで、下着を着けていないエリスにマントを掛けてやると、シヴァは手を引いて廊下へ連れ出した。
「やだ…お酒臭い」
 隣の部屋の扉を開けると、充満した強烈な酒精の臭いが鼻を突いた。確かに、この臭いの中では落着いて眠れないだろうと納得する。
 続いてフィリオのものらしい、酔っ払い特有の大きないびきが聞こえた。
「ベッドを見て」
 むせ返るような酒の臭いに顔をしかめながら、シヴァが指差した先に目をやる。そこにはだらしなくベッドに寝転がったフィリオと、彼の腕を枕にしてすやすやと眠るルリの姿があった。
 十歳にもなる少女が、肉親でもない男と一つのベッドで眠るのはどうかという疑問をも一瞬忘れさせる、まるで年の離れた兄と妹、あるいは年の近い父と娘のような微笑ましい光景であった。
 だがフィリオは勿論、ルリの頬もほんのりと染まっている所を見ると、どうやら今夜は彼女にも酒が入っているらしい。
「フィリオったら…ルリにも飲ませるなんて」
「飲んじゃったものは仕方ないよ、後で薬草を調合するから」
―もう…。
 武闘家らしく指の付け根が節くれだった、だがまだ幼さを残した手がフィリオのシャツをぎゅっと握り締めている事に気付いた。両親を知らず、武術の師であり唯一の肉親でもあった年の離れた兄も魔物に殺されたと語ったルリの境遇を思う。
「…起こせないわね。いいわ、向こうで寝ましょう」
 今は亡きルリの兄が、フィリオと同じくらいの年頃、そしてよく似た背格好であったという話を思い出しながらエリスはシヴァと共に部屋を出た。
45名無しさん@ピンキー:03/04/24 22:47 ID:ckYZ29W9
>>40なにお前。馬鹿にしとんのか?
46名無しさん@ピンキー:03/04/24 23:34 ID:VIH68WFX
>>45
お前もな
47あぼーん:あぼーん
あぼーん
48あぼーん:あぼーん
あぼーん
49あぼーん:あぼーん
あぼーん
50名無しさん@ピンキー:03/04/25 02:51 ID:3QgpJpwd
ほしゅ_?
51名無しさん@ピンキー:03/04/25 08:20 ID:XtmXm4+a
SSが来たのにこの反応?これじゃ職人さんも来づらいんじゃない?スルーされてもめげずに書き続ける、気合入った職人さんでもない限り。
俺も別スレでSS書いてるけど、スルーよかボロクソに批判の方がまだマシ。
書き手を育てるのはROMだよ。仮にもここはSSスレッドなんだからさ。
ちょっと気になったから・・・偉そうな事言ってスマソ。

>続く状態の職人さんたち
全員楽しみにしています。無反応にメゲずがんがって下さい。
52名無しさん@ピンキー:03/04/25 08:24 ID:wfYwupz4
単なる完結待ちだと思われ。
53いちSS書き:03/04/25 08:44 ID:R2G7PFC7
にしてもさ。無反応はツライよ?
スルーとの区別つかんし。
54名無しさん@ピンキー:03/04/25 09:36 ID:3QgpJpwd
う〜ん。でも少なくとも自分は「あと数レス」あるそうだから
それを待ってレスしようと思ってたけど。
(他の方も含め)続きを待っているのはもちろんだけど、あんまり
続ききぼんばかり書かれててもどうかなと思ったし。

でも自分が書いてる時は確かにささいな感想でも嬉しいよなあ。
他の人の作品だと、半端に感想書くのはどうだろう、って思ってしまうのは
なんでかね(ニガワラ)
55名無しさん@ピンキー:03/04/25 10:47 ID:HZPUWH2S
私も余所に書いてますが、どちらの意見も同意できます。(ココではROMって勉強させてもらっています)

ただ、やっぱりSS投下したら反応があった方が嬉しいですね。(喜んでいただけるのが一番ですが、批評も勉強になりますし)

批判も、ただの煽りでなく、こうしたほうがとかもう少しHにとかの方が私のためになりますし、
続きに影響します。


56名無しさん@ピンキー:03/04/25 14:06 ID:wE7Tlx6Q
感想にそこまで求めると、ますます書きづらくなると思うが……>55

ここでは今のところROMだけど、自分もSS書きなので感想欲しいのは
分かる。でも完結してない話の感想は難しいよ。
感想が欲しいのなら、書き手もそれなりの努力はしなくちゃ。
感想が書き手のモチベーションに繋がるってのもわかるんだけどさ、
読み手にも感想を書くモチベーションってあると思うのよ。
完結してないってだけで結構気持ちは盛り下がるよね。しかもいつ
続き読めるかわかんないしさ。

続き物のSSウプ→読み手のモチベーション下がる→感想なし→
書き手のモチベーション下がる→ちょっとしか書けずに続き物になる
のデススパイラル(w
とりあえず、職人さんには頑張って完結してほしいな。んで、ROMで
もっとエロSSを読みたい人は、続き物でもなるべく感想つけようね。


長レスゴメソ。以下は、さらに説教臭い独り言。
2chでSS書く時は無反応に耐えられる図太さも必要だと思う。自分は
妄想を形にするのが楽しいってのがまず前提にあるので、「自分が
書きたい話を楽しんで書いて、そのうえ感想来たらラッキー」程度に
思うことにしてる。
どうしても感想が欲しい人は、感想が来てる人と自分の違いを観察
して内容や方向性や技や、さらには人柄なども盗もうね。
どんなにいいSSでも、スレ住民が望むものでなかったら反応は薄く
なるものだしね。
57名無しさん@ピンキー:03/04/25 23:15 ID:jlYz357P
>>46あれだけじゃあ厨房にはわからなかったか。じゃあ死ねでいいや!
58名無しさん@ピンキー:03/04/26 03:27 ID:x8JJuJXp
つまり完結させてからupすればいいってことでOK?
感想を反映させるのは次の作品からでもできるし。
59名無しさん@ピンキー:03/04/26 03:50 ID:rkNGbeRN
>>58
でも、書き手としては、書けたところまで上げたい時もあるんで、
そういいきられるとちょっとゴニョゴニョなんでつが。

感想がないと書きにくいなあと思うSS書きさんは、完結までまとめて
upした方がいいかもねー 程度の話だよね?
でも一気upしても、感想がつくかどうかはわからんけどな(w
60名無しさん@ピンキー:03/04/26 10:51 ID:muhpVTAD
しかし、完結してまとめてうpすると「長文ウザイ」とかいうやつがいたり。
それ以上に、連投規制かかったり。
ここでのSS書きって難しいよなあ。

書き手の私としては、けっこう保守兼ねてる時があるので、そういう時の感想は気にならないなあ。
もっとも、うpしだすと、他の人もぞろぞろうpしだすんで、自分のSSはスレの起爆剤とか
勝手に思ってたり(w
(そして人のを読みふけり、自分のSSがかけなくなる悪感(マテ)

まあ、いろんな考えの方がいるってことでいいんじゃないかなあ?
61名無しさん@ピンキー:03/04/27 14:42 ID:gQBjHsCj
まぁ何にしても、小説を書けるというのは素晴らしい才能だとは思いまス。
62名無しさん@ピンキー:03/04/28 20:48 ID:UFjYnYqu
保守
63名無しさん@ピンキー:03/04/29 09:28 ID:wnsbQPJH
>>57うわ〜…。
64名無しさん@ピンキー:03/04/29 22:24 ID:92iR2fSy
…マリベル好きってマイナーだよね…ふぅ
65名無しさん@ピンキー:03/05/01 07:00 ID:05qLxC7i
>>64
大丈夫、俺もマリベルが好きだ。
66名無しさん@ピンキー:03/05/01 22:28 ID:Q6r53DzG
久しぶりにアリーナもの読みたいなぁ・・・
67名無しさん@ピンキー:03/05/01 22:57 ID:dVZvh5zZ
前スレで「DQ4」を書く人が多くて、「もうイラネ」とか書いた人が
居たんで、書きかけを投げちゃったんだけど、あれから他の書き手さん達
どこへ行ったんだろう…。
改名さんは自前のサイト立ち上げたのかな〜。
もし、自前のサイトで投稿させてくれたらUPしたい物があるんだけどなぁ。
68名無しさん@ピンキー :03/05/01 23:33 ID:gUR/+CyF
今途中になっているものがあるのに、他の話ができちゃった場合
どうするものか。

ちなみにクリフト懺悔話。ガイシュツかな。
69名無しさん@ピンキー:03/05/02 02:02 ID:FGI/Ob4d
クリフト懺悔系はワンパターンでツマンネ。
ていうか腹一杯。

「俺のは一味違うぜ!」っつー自信のある方でしたら、
お待ちしてますんで是非。
70名無しさん@ピンキー:03/05/02 04:23 ID:PTzRK+Sj
別にオナカイパーイでもいいじゃないか、イラネって人はスルーしる
なので67さんや68さんは折角なので投下していってホスィ
人気キャラを書けば腹いっぱいと言われ完結まで一気に書けば長文ウザイと言われ
続き物書けばスルー?されるという空気の中では無理は言えないけど(´・ω・`)
71名無しさん@ピンキー:03/05/02 11:23 ID:VPd708Ag
続き物は仕方ないが、長文をウザいと言うような読解力無いヴァカなんて
ろくな奴はいません。
これ以上ウザウザ言いたいのならさっさと氏になさい。
72名無しさん@ピンキー:03/05/02 13:38 ID:EoAPtXTc
……このスレでSSに対して長文ウザイって言った人は
みたことないんだけど。
レスに対してならともかく。
73名無しさん@ピンキー:03/05/02 20:17 ID:2U4oOyfh
前スレ、前々スレ辺りで「改名タンは長文荒らしウゼェ」と言ってた人はかなりいた気がする。

もっとも、ウゼェ言う奴はろくな奴じゃないので、無視してよろしいと思いますが。
マンセーマンセーばかりもうるさいけど、自分の好みと会わないものをウザイだの
腹いっぱいだのいってる奴は全部氏んでください。
74名無しさん@ピンキー:03/05/03 00:17 ID:hGsyyLSc
    /\⌒ヽペタン
   /  /⌒)ノ ペタン
  ∧_∧ \ (( ∧_∧
 (; ´Д`))' ))(・∀・ ;)   おまいらもちつけ!
 /  ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O   ノ ) ̄ ̄ ̄()__   )
 )_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(

75名無しさん@ピンキー:03/05/03 00:29 ID:XkZGzug5
>>60さんの
>まあ、いろんな考えの方がいるってことでいいんじゃないかなあ?
に同意。

というか済んだことをウダウダ言ったり、今更「氏ね」なんて使うのは……。
たたでさえ人が少ないのに、これ以上過疎化が進むのはイヤだ。
76名無しさん@ピンキー:03/05/03 21:08 ID:tg5syGBZ
67さん68さんぜひUPして下さい。僕も読みたいです。
急に4減ってかなしい。
77名無しさん@ピンキー:03/05/04 02:58 ID:b7RLYMKX
>>67
クリフトものがすでに完成していて、途中になってるのにすぐに
取り掛かれるようならいい気もするけど。
あれもこれもと手をつけて結果どれも中途にならないようなら。

スレを活性化させたいなら何でもいいからこーい!って姿勢の
ほうがいいんだろうけど。
78名無しさん@ピンキー:03/05/04 05:01 ID:jIHx3gnI
77が意味不明なのは私だけですか?
79名無しさん@ピンキー:03/05/04 19:41 ID:CYBuJu7E
>>あれもこれもと手をつけて結果どれも中途にならないようなら。
ようするに、こう言いたかったわけでだよ、78
なんにせよ、ネタがあるのなら投下してもいいでしょう。
ついでに、4が多くなるのは結構必然的だと思う。最近移植されたばっかりだし。
80名無しさん@ピンキー:03/05/04 19:42 ID:VIMrDeR6
あとはキャラの性格とかある程度はっきりしているからね。
二次創作の場なのにオリジナル色が強いのには拒否感を覚える人もいるし。
81名無しさん@ピンキー:03/05/05 00:12 ID:ovAmwC8x
ウザイ仕切りたがりがいるな……

書きたい人が書きたいものを好きに書いてウプする。
それだけのことだと思うがな。
読みたくない内容なら読み手がスルーすりゃいいことだし。
82名無しさん@ピンキー:03/05/05 00:32 ID:EMdZ55L4
何でもいいから、ドンドンSSはウプしてもらいたいものです。

ところで、男賢者×女勇者の続編をかなりキボソ
83名無しさん@ピンキー:03/05/05 20:59 ID:eWHmZdAK
( ´Д`)ノ アルス×マリベルの続きも激しく待ってまつー
84男賢者×女勇者書いた奴:03/05/05 23:02 ID:bvB6XjF2
えと…仕事&帰省でしばらく来ない間にスレ伸びてて驚きです。
漏れ的にはたとえ途中でも感想なり批判なりあった方が、今後の参考になって嬉しいかもと言ってみるテスト(図々しいようですが)
完結まであと少し…期待はずれにならないように頑張ります。

改名さん、銀さん、アルス×マリベルさん、sarasaさん降臨激しくキボン…。
85sarasa ◆grixsarax. :03/05/05 23:32 ID:CTeo5EeW
なんか、いろいろ意見がでてるようですが。
本当はある程度完結してからうpしたほうがいいんでしょうが。
全然中途半端なのですが、書き上げたとこまでうpしまつ。

私自身は、中途の場合感想がなくてもいい派なのですが、
あったほうがいいという人もいるのは当然ですし。
>>60さんじゃないけど、「人それぞれ」でしょうな。
まあ、うちみたいな小間切れがよくない!って人もいるでしょうが、
それも、まあ人それぞれってことで(逃
86sarasa ◆grixsarax. :03/05/05 23:35 ID:CTeo5EeW
「そっち。そこから入って」
 彼女の言うがままに、町外れの宿屋の裏口をくぐる。確かこの辺りは怪しげな
恋宿が多い地区のはずなのだが、ここは地味でいかにも普通の安宿といった雰囲気の
ところだった。俺は必要以上に大きな足音を立てないように気を付けながら、その
宿屋の2階の角部屋へ彼女を抱きかかえたまま入った。
 真っ暗な部屋の中をそろそろと歩き、ベットだと思われる場所にそっと彼女を
下ろすと、俺はため息をついた。
 あー、やれやれ。
「で、これでいいかな、お嬢さんよ」
 ベットの上でにこにこ微笑んでいる彼女に声をかける。一瞬きょとんとした表情を
見せた彼女。こうして見ると、その顔はやけに幼い。いったいいくつぐらいなんだろうか? 
 やがて、さっきのニコニコ顔に戻ると、
「ついでに傷の手当てもして行ってほしいな」
と、手まねきをする。こうなればやけだ。彼女の言うがままにしたがって、納得する
まで付き合うしかない。改めて考えなおせば、彼女のいいなりになる必要はまったく
無かったのだが、とにかくその時はそう思った。
「わかった、わかった。やくそうはどこにあるのかな」
「ん? こっちこっち」
 相変わらずにこにこと微笑んで、彼女は手まねきをする。彼女の前まで行って、
やくそうの袋を探そうときょろきょろしたその時。
「!!」
 不意に何かが俺の腕を捕まえ、一気に引き寄せる。それがあまりに突然だったもの
だから、俺はバランスを崩し、そのまま倒れ込んでしまった。
 ベットの中に。
87sarasa ◆grixsarax. :03/05/05 23:38 ID:CTeo5EeW
 何がなんだかわからないまま、したたか打ちつけてしまった身体の上に、
ふわりと甘い香りが立ち込める。その香りに注意力がそがれたほんの僅かな隙に。
「ん……!」
 俺の唇が何かに塞がれる。暖かく、柔らかく、甘い感覚。うっすら瞳を開けると、
かすかに潤んだサファイヤが2つ。

 コレハ モシカシテ……?

 ヤバイと何者かが頭の中で警鐘を鳴らしている。だが、それよりも甘美な感覚が勝った。
 そのまま華奢な腰を抱きしめ、離れかかった唇を舌で追い回す。そのまま捕らえた
柔らかいものをなぞりこじ開け、さらに奥へと進入させる。
「んっ……」
 彼女の鼻から甘い吐息がもれる。それすら掬い取るように、歯の裏側を嘗め回し、
お互いの舌を絡め合わせる。ちゅ、ちゅ…という微かな音が、耳の奥で何倍にも
増幅されて聞こえている。
 やがて、それは開放された。甘いため息をつく彼女は、俺の上で馬乗りになっていた。
間近で見て始めて気づいたが、彼女の肌は褐色のそれ。何か頭の中で引っかかるものを
感じたが、あえて無視をした。
「やってくれるじゃん」
 俺はにやりと笑った。彼女がそう出て来るのなら、こちらもそうせねばならまい。
いや、そのつもりならば俺はむしろ大歓迎だ。
「怪我してるんじゃなかったのか?」
 そのまま、彼女の足をぐいっとつかむ。
「あっ……」
 今度は彼女がバランスを崩す番。俺の股の間にこれまたタイミングよく倒れ込むと、
俺は上体を起こした。そして、つかんだ足の先をホーズを履いているその上からそっと
舐めた。
88sarasa ◆grixsarax. :03/05/05 23:40 ID:CTeo5EeW
「ひゃう!」
 さすがの彼女も、そう来るとは思わなかったらしい。ぴくんと身体を硬直させたかと
思うと、プルプルと身体を震わせる。
「しょうがないなあ。俺が傷の手当てをしてあげよう」
 いいながら、すばやく足を覆っているホーズを片方だけ取り去ってしまう。外気に
振れたせいか、その華奢な足がふるりと震えた。
「や、やだぁ!」
 いやいやと彼女は首を振るが、それにはかまわず俺は足首に舌を這わせる。触れた
その先はかすかに熱を帯びている。やはり、足を痛めて腫れているのは確からしい。
そのまま指先まで舌を這わせていきながら、こっそり彼女の表情を盗み見する。
どうやら痛みは感じていないようだ。むしろ、羞恥でいっぱいといった表情を浮かべて
いる。
 痛みを与えるのは、俺の趣味ではないからな。ちょっとだけほっとし、愛撫を続ける。
「やだって。本当はいいんだろう?」
 足の指の股をちろりとくすぐる。そして、爪の付け根を尖らせた舌でそっと撫ぜる。
「あぅっ! や、やだっ……」
 言葉は否定的だが、その声は艶やかなものに変わっている。
「あっ。やんっ…ダメっ……」
「嘘付け。好きなくせに」
 パクリと親指を口に咥え、そのまま褐色の引き締まった太ももをさらりとなで上げる。
「ああああっ!!」
 艶やかな嬌声とともに、彼女の身体は魚のようにぴちりと跳ね上がった。太股も、
かなり弱いらしい。けっこう、敏感な身体なのかもしれない。
 そのまま悦にはいっていると。
「ね、ねぇ…そっちよりも……」
 彼女は俺の手を捕まえ、自分の胸まで持っていった。
89sarasa ◆grixsarax. :03/05/05 23:49 ID:CTeo5EeW
あまりエロくならないのと、エロまでの道のりが異常に長いのは致命的だなあ…。
こう言うのって、自分でこっそり書いてる分にはどーゆーのでもいいんでしょうが、
人さまの目に触れる(=読んでもらう)となると、いろいろ考えてしまう。
みんながみんなマンセー言えるようなものなんか絶対無理だろうけど、ある程度は
面白いと思ってもらえるものを書くべきなのかなあ…と思ってみたり。

いや、思ったところで書けないんですけどね(汗

ちょっとだけこっそり補足……。
ちゃんとDQ3の設定に繋がるようにするため、複線ばら撒いたままエロシーン突入してます。
多分、最後までいかないとゲームに繋がらないと思います……。
オリジ設定嫌いな人、ゴメソ。でも、DQ3ということで…許してください。
90名無しさん@ピンキー:03/05/08 00:23 ID:FuNAL4+3
age
91名無しさん@ピンキー:03/05/08 02:23 ID:eNbey46I
DQ3の女僧侶 女賢者サイキョーーーーーーーー!!!!
92名無しさん@ピンキー:03/05/10 01:21 ID:ytR4ZA4L
マーニャ、ミネア
(;´д`)ハアハア
93あぼーん:あぼーん
あぼーん
94名無しさん@ピンキー:03/05/10 16:52 ID:91M71yxM
トルネコ×ネネってどっかにある・・・?
95名無しさん@ピンキー:03/05/11 20:14 ID:ucx0bi4h
DX主人公×ビアンカ(フローラ)で
主人公以外にやられてしまう話とか
96名無しさん@ピンキー:03/05/11 21:16 ID:OTNjoClY
ヘンリーなら千○一○にあった筈…だが、
アレだったらさらわれた塔の魔物辺りの方が適任っぽい。
97名無しさん@ピンキー:03/05/11 21:21 ID:P/VNJL1X
アンディは?
本当はアンディが好きなのにとフローラが不倫する話とか・・・
98名無しさん@ピンキー:03/05/12 12:17 ID:VTkuWq95
前スレの終わり際の5主人公×ビアンカ密かに期待して待ってまつ。
職人さんが続けるつもりがあるのならですけど・・。
99前スレ落ちゃったのか:03/05/13 04:05 ID:2BgaMlqg
スレ?違い、御法度なんだけど最後なんで見逃して。
“SSの宣伝”→あれは宣伝ではないのです。
>638(ともう一方。ちょっと前の)色々すまソ。  >590-594 ありがとう。助かってしまいました。
>601
削除をよく頼むのは沢山名前が載ると恥かしいから(顔真っ赤っかになる)更に他の人の文が載る事になるのでいい感じ。
保管に対するレスは、大袈裟な位で行こかーと思ってた事なんで心配はないですよ〜。
>685 男武闘家×女戦士。 実にイイねー。(以上、前スレです)

>67 サイトはまだまだって状況です。投稿は是非。

前スレ546のつづき。

 勇者は振り向いた男勇者の紫に腫れ上がった目よりもまず、顔の皺と白髪の多さに心を引かれた。
(年取っちゃった…)
「あ──!!?」
「父さんっ」
「耳聞こえねぇ!!!」
 父は何も変わって居ない。サッと目の引かれる男だった。バリーはヒドラを斬りながら父の目にベホマをかける。
(お…)
「耳はちょっと待ってね」
 老いたが美しかった。戦う姿に普段の高貴な雰囲気は溶けてしまうけれど、漲った男戦士の美しさがあった。
 どうやらいきなり現われたこの女戦士は随分強い。一刃でヒドラは長時間黙った。
「はい…」
 耳を直に触って男を癒す。乱れた息で、腫れは引いたがまだ見えない目をしっかり閉じている男勇者は、
「かしてくれないか、その武器」
「え?」
「頼む」
 重そうにその剣を取った男は重々しく歩む。刀刃が閃いた刹那キングヒドラは潰えた。
「見事。剣じゃねぇ。あんたがさ」
 バリーはときめいた。父からこれ程誉められたのは初めて。しかし兜ごと頭を鷲掴みにされ、それは無理矢理剥がされた。
 そして高く結んであって、兜からおたまじゃくしの尻尾の様に出て震えていた彼女の銀の髪の結び目も、毟り取る様に強引に取られた。
100オルテガ×女勇者:03/05/13 04:12 ID:2BgaMlqg
 初対面かも知れない女に何と言う事だろう。確かにこの男は戦う女が嫌いだ。最前列で戦う女戦士や女武闘家はもっと嫌いだ。だが
「目も耳も随分良くなった。ありがとう」
 言いながらバリーの銀色の髪に指を差し入れ、優しく掴んで来る。何か探す様に薄く開けている目、そして鋭角の額をバリーの丸い額に重ねて双眸を深く閉じた。
「誰だ」
 真摯に聞く男の美声は少し恐ろし気でもあった。王者の剣を取った時から息はずっと弾んでいる。荒く。きっと自分より柔らかい肌を欲している。
 さっきまで食われそうだった男だ、無理もない。多少使い古しては居るけれど命は本能レベルで興奮。
 そして自分の瞼に触れ癒してくれた女の指は色好みだった。そう感じた。
「バリー」
「?」
「父さん、バリーだよ」
 ぼんやり見える女の口からぼんやり音が聞こえて来て懐かしい。男はとても良い気持ちで、
「オリハルコン…」
「うん」
「シャアについて行けるか、従えてるかしてるんだな。凄いなぁ…」
 バリーは照れ捲くって、少女の様にマゴマゴし出した。と、唇が重なって、潤んで滑った。
(あたしを抱きたいの…?)
 18才のバリーはまだ多感と言える。少しだけ考えてみた。
(あたしに抱かれたいの?)
 数え切れない程に重なって来た唇だ。何とか戻れる。
(あたしは駄目)
 オルテガは切なそうで、見ているのが辛くて
(シャア…)
 誰か助けて欲しい。仲間の所に帰ろうとする女を男の腕は許さなかった。
「天使だな。キスしに来た娘と違うな。自分が勇者だったのか意地の悪い」
「誰かとキスしたの…?」
「俺は女が居る。燐(リン)が死んだ後にサンダ。浮気はした事無い。でもあんたの事を、サンダはとても気に入ると思う」
「母娘だもん、私達…」
「俺の女になって呉れ」
「父さん、やめて」
「良い勇者が居るから、教えに来たんだろ」
101オルテガ×女勇者:03/05/13 04:16 ID:2BgaMlqg
 その天使の報告を待っていたらしく、オルテガは体や髪を洗う暇がどこのあるのか清潔だった。
(父さんは、妙に色っぽい事をする時があって…)
 そしてゴソゴソと自分の道具袋の中を男勇者は漁っている。
「俺をどう思う」
「母さんが待ってるよ」
「はい」
「?」
「一緒に覗こう」
 と男が取り出すラーの鏡。眩い光に照らされた女勇者は男の腕にナヨナヨしがみ付いた。
 自分をジッと見詰めて来る女をオルテガは見る事は出来ないが、その雰囲気を、肌の感触を、声が伝える空気の振動を、もう愛していた。嗅覚も弱っていて我が娘の匂いと解らないが、この女から感じ得る全てが殺してしまいたい程…。
 でも殺す事は出来ないので、命果てるまでこの夢の様な愛情を
「父さん、大好き」
 オルテガは聞こえないながら、自分の心に応え得る彼女の愛にポカーッとしていた。
「でもモンスターに呪われたみたいになっちゃって…」
 アレフガルドの公用語はモンスターの言葉だった。バリーもオルテガも少し使う。一昔前のゾーマの支配の素早さと凄まじさの一端が見える。
 オルテガはモンスターを救い、またそれと戦い、そして共に生きる事に夢中に成り過ぎては居なかったか。自分こそが世界を平和にしたいと思う…爽やかな野望に取つかれてはいなかったか。
「どうして一度も帰って来ないのよ」
「ん?」
 オルテガは目の前の女の訴えが、余り良くないものの様に思えて困ってしまった。
「言い過ぎちゃった…」
「あんた、いい女だな。この鏡は孫から貰った。なんか良くない事やって来たみたいで、あいつ…あいつ待ってるんだ。へへ、俺ジイサンだよ」
「あたしも…。家で待ってろって言われたのに。ごめんね。ごめんなさい」
 父の誇りと愛を傷付けてしまったと思って女勇者の目は潤んだ。男としての父のキスはギラの様だなとバリーは思った。激しかった。

 キングヒドラの横で抱き合いうごめく美男と美女は、歳の差36。鎧を脱いでしなやかな二つの体は鎖帷子で守られていた。同じ鉄同士の擦れ合う音がする。
「俺はアリアハンのオルテガ」
 キスの合間に父は言う。
「俺に何かあれば、あんたの口から俺の家族に伝えて欲しい」
「いや…っ」
102オルテガ×女勇者:03/05/13 04:21 ID:2BgaMlqg
「わがまま言うな」
 耳は聞こえないが彼女の心の動きはオルテガ、解る様だ。大きく岩の様な手がバリーの柔らかい腹部に触れた。
「あ」
 神の剣を扱い、壮絶な電撃の呪文を使える勇者はこの世で二人しか居ない。
 父と娘。男と女。
 バリーにしか解らないオルテガの事がある。オルテガにしか解らないバリーの事がある。抱擁すると切ない程に伝わり合う。
 愛よりもっと鮮烈な感情同士がぶつかり合う、切ない程。
「ぁっ…」
 黒い乳房が…白く太い男の指で沈んだ。
「んっ、ん、…」
 切ない刺激に快楽に負けて、若い女は自分の息が血の通った生き物の様に重く思えた。こんな快感を知らない。愛が深まる程切なさと嫌悪感が…そして
 もうどうなってもいい…
 あなたの他に誰が居るんだろう
 二人で思った。
 バリーがクルンクルン暴れるので、オルテガは可愛くて仕方なくなって、乳房を強く握られて
「うぅ…」
 と女勇者は唸る。唸って男に手を伸ばす。
(よし、おいで)
 かくりと顎を上げたバリーの唇が、女を迎えようとしている父の唇にプル…と触れた。
(キスして欲しい…)
 バリーはオルテガにキスされると嬉しい。きっと、色々な事が忘れられる。
(こうなったら、俺の女だ)
 その悪しき夢の中二人を濡らす白い迸りがあった。女の胸から男の指へ。涙の様な迸り。
 甘い香りが、男の指の股から白く零れ落ちた。
 可愛らしい突起から溢れ出て、快感に振るえていた乳房を白く濡らして行く。男の攻めから逃れても自身の息で上下する乳房の上に、白濁した分泌液。
 温かい、母の愛の証し。オルテガは女勇者バリーの…
(赤ちゃんじゃない。父さんです)
 愛情の持ちようと言う点では、彼女の中で相違は定かではない。
 離れた女、どんどん正気に戻る鎧のバリーは、男の手からカシャンカシャンと居なくなってしまった。
 バリーは走り、オルテガは追う。
103オルテガ×女勇者:03/05/13 04:24 ID:2BgaMlqg
 好きな女が何やら大声で話し掛けて来てくれて、オルテガはハッと喜ぶ。
 父に会えてバリーは嬉しい。それ以外に何もない。
「父さん、あたしさっきの事忘れちゃったっ」
 バリーは笑い出したかった。嬉しさでいっぱいの自分が嬉しかった。
(でも、掴まらないぞ)
 父から逃げ御失せた事は一度も無いのだ。一度位勝ってみたいものだ。女勇者は鳥のように跳ねて、父の前を舞い続けた。
 オルテガはキングヒドラが蠢いた気がして振り向く。バリーに完全に背を向けた。

 親子水入らずにさせてあげようと賢者が言った。戦士は沢山居た親の内二人の父に「育てた恩を忘れおって」と背を斬られた事を語った。
 14才だったその時から「戦争だ仕方ない」と戦士はずっと笑っている。
「黒さん、そう言う笑顔はいけない」
 賢者は言う。泣きたかったら泣いた方が。
「俺もバリーに会って変った。俺はこれからだ」
 ブラックはシャアに対してだけ饒舌だった。
 賢者のシャアもバリーに会わなければ
(刀工として魂も能力もカラッポのまま、大勇者(オルテガ)だけを懐かしんで終わっていた…)
 勇者バリーが父さんを見つけたと帰って来た。その父さんが女勇者の後ろからヒョコと顔を出す。
 オルテガはヒドラをよく見定めた後、バリーを追ってトコトコとここまで来た。
「帰って来てよ」
賢者は少し叫んでいた。辛うじて美男だと言う事は解るが呪いの傷や腫れでメチャクチャの顔。
「無茶ね」
「そうかい?」
 許されるなら泣き出したかった。しかしバリーがケロッとしているのに、この男の何でもない賢者は泣けない。
 バリーとうりふたつの目は賢者の魔法で開かれる。耳も復活して実に華やかな男だ。笑顔の男らしさ。戦士は緊張した。
 オルテガの青い目は一人の人間の魂の輝きと言うより、月、太陽の輝きに見えた。生ける体に宇宙を映し、見せてくれた。
(勇者様だ…)
 シャアも初めて会った瞬間にそう思ったものだ。一目で勇者と解るその魅力はサイモンにもバリーにも無い物だ。
 炎や風が彼に惚れ込んで沢山の魔法を授けた理由が解る気がした。
104オルテガ×女勇者:03/05/13 04:27 ID:2BgaMlqg
 闇だ。と、オルテガは婿を見て思う。オルテガはシャアを抱かなかった。彼女の後ろにある闇が恐ろしかった。どれ程の時間彼女の肌に触れたか解らない。だが薄暗い彼女の部屋で勇者は一人怖気付いていた。
 地獄の鎧のロト。彼は時々体が止まりながらも闘っていた。
「大した事ない。それからその名前で呼ぶのもうやめてくれ」
(俺にはきっと相応しくない…)
 とことん、“なんとかしてきた男”である。一人で十分闘える男である。聡明さも見かけ倒しでは無く頭の良い男独得の余裕があって、その穏やかさもある勇者だ。
 そしてオルテガは50を越えてこの頃…若い男にハッとする様になっていた。
 婿に憧れるは、息子サイモンに対する他人に言えない感情は無かったか。孫息子のカンダタに会うと昂揚しないか。
(やめてくれ、そんなに変態じゃない)
 そう、彼は言う程変態では無い。
「天使を知らないか」
 彼は彼女が好きだ。その場凌ぎではない一生の事だ。背後に銀の髪を揺らして青い鎧を着ている女がいた。彼を見て微笑んだ。テレているらしい。
 オルテガ、血が下半身で沸き立ち脳天まで駆け上がった。
(なんだお前は!)
 可愛いとか、色っぽいとか…彼女を見ての印象より、見た男が“俺は男だ”と自分の事を思うのである。それは彼女の生命の強さであり、不安なまでの深さだった。惑わせた。若さの枯れかかっている実の父さえも。
(でもバリーだ)
 オルテガはすぐ気付くのである。父も兄もそうだが、祖父さえも(俺男だったけ…)とバリーを肩や背に乗せては老いた体を楽しくさせていた。
 幼女期に既に備わっていたその色香の源は何やら不可解で彼女自身を謎めかせ、打たれ弱い神やモンスターが不吉な嫌悪や恐怖を覚えるまでに至った。
 バリーは男の老いの美しさを手に入れているオルテガに息を詰まらせた。
 父娘で恋し合い、互いに様子をうかがっている。

「遊びじゃねぇんだぞ、お前等」
 リーダーがバリーな風なのはどうした事だ。相応しいのは戦士だろう。しかし戦士も賢者もポカンとしている。勇者オルテガその二人を見てゴシゴシ目を拭いた。
(確かにこのパーティーで一番強いのはバリーだろうが、あれ?)
 やはり娘の外での顔は客観的に見れない物である。乱暴に目を擦る父をバリーが隣で心配そうに見ている。
105名無しさん@ピンキー:03/05/13 16:57 ID:x0q86Y3H
改名さんキター!
久しぶりにバリーちゃんの話を頭から読み返したくなりました。
106 :03/05/13 21:13 ID:PEzrknIo
前スレのアルス×マリベル氏降臨きぼん
107アルス×マリベル:03/05/14 00:19 ID:UnQmORdk
泣き出したら止まらなかった。様々な感情が押さえきれず、溢れていくらでも涙が零れた。マリベルは
『泣く』という行為に逃避を見いだした。
腰部の昂ぶりも体中の熱い感覚も、ないことのように思いたくて、ただただすすり泣くことに意識を凝らす。
それしか、できることがないかのような――事実そうだったが――思いつめた涙は、思いがけず、
アルスを戸惑わせた。
「そんなに泣いたって・・・ねぇ、本当は欲しいんでしょ?」
マリベルの足を割り、そこに自身を押し付け、確かめるように軽く腰を揺する。
「ん、ふぁ」
微かながらもマリベルが反応を返す。
「ほらぁ」
それでも、マリベルは体を投げ出したまま泣くのをやめない。
浅く挿入を繰り返す。
その度に反応するくせに、マリベルは泣く以外のことをしようとしない。
「泣き止めよ」
焦れたアルスはそんなマリベルに構わず、さらに足を開かせると、ぐぅとそこに身体を沈めた。
「ひ、ぅああ!?」
半ば分離しかけていたマリベルの意識は、強い刺激に瞬く間に呼び戻された。
アルスは薄く笑うと、マリベルの足を抱えて、腰を動かし始めた。
アルスが激しく腰を動かすと、ガードの外れたままだった身体には対応しきれない快感が
身体駆け巡り、マリベルをあっという間に支配した。
「いや、あ!んあっ、あ、あ!」
そして、身体だけでなく、意識も。
逃げという選択を選んだがために、そこに抵抗する用意がなかったマリベルは、非常に容易く
快楽に堕ちていった。自尊心も羞恥心も、マリベルの何かを守るはずだったものは遠くへ追い
やられたまま、与えられる感覚をただ快感として受け止める、そんな状態だった。
108アルス×マリベル:03/05/14 00:21 ID:UnQmORdk
そうなってみると、今までの抵抗が嘘だったかのように、マリベルは身の内に湧き出す快感を、
純粋に追い、貪るのに夢中になった。
もう何もかもどうでもいい。身体の望むままにさえさせてくれたなら!
「んん!あ、いい!はぁ・・・っ!」
少しでも刺激を逃すまいと、アルスに密着するよう、腰がうねるように勝手に動いた。
捩じられるような勢いで乳房をつかまれる。マリベルは快感に飛んでいきそうな身体をアルスの
首にしがみ付いて押さえようとした。
「あぁ!あー・・・!」
押し流されるような大きな波が来る。
「あ!あぁ!あ、あーーー!」
波にさらわれる寸前、マリベルは自分が本当に望んでいたものが何だったのかを知った。


少しだけ、意識を飛ばしていたらしい。
気が付くと、アルスはすでに身体を離し、横に寝そべっていた。
マリベルが視線を向けると、アルスがまた蔑むような顔でマリベルを覗き込んだ。
しかし、マリベルは、それを悔しいとも悲しいとも思わなかった。そんな自分に自分で驚く。
そのマリベルの戸惑いは、アルスにとっても予想外の反応だったらしい。
アルスの目が一瞬泳いだのをマリベルは見逃さなかった。
――笑ってやる。得意の、勝ち誇ったような顔で。
今度は本当に、アルスがうろたえる。
109アルス×マリベル:03/05/14 00:21 ID:UnQmORdk
マリベルは身体を起こすと、布切れになった服をかき寄せて胸を隠し、寝たままのアルスを
見下した。
「ちょっとぉ、気が利かないわね。いつまでもこうしてられないでしょ。何か着る物取ってきてよ」
「え・・・」
「それとも、アルスはお父様や村の皆に、あたしをこんな目に合わせたって知らせたいわけ?
 こんな格好で家に帰れるわけないでしょ」
「あ、うん・・・」
「じゃ、早く取ってきて」
「・・・ああ」
アルスは、未知の生き物を見るような顔でマリベルを見ると、慌てて身支度を整え走って森を出て
いった。
その後姿が視界から消えると、マリベルは堪え切れず声を立てて笑った。
おかしくて仕方がない。
アルスはやり方を―もしくは引き際を―間違ったのだ。
アルスに追い詰められ、自尊心も何もかも捨て、恥態を晒し切っててしまったマリベルは、守るべき
自分がなくなったことで、もう怖いものは一切なくなってしまったのだった。
   (自分でも、自分がこんなに強いなんて知らなかったわ。
    それに――)
マリベルはもうひとつの思いつきに嬉しくなって微笑んだ。
   (次からは、私の望む形でいくらでも欲しいものがもらえそうだし)
そう考えただけで熱くなる身体を押さえながら、マリベルは久し振りに楽しい策略を巡らせ始めた。
110アルス×マリベル:03/05/14 00:26 ID:UnQmORdk
長らく引っ張ってしまって申し訳ありませんでした。
長いこと放置していたせいで話が最初思ってたのとかなり変わってしまった・・・。
最凶マリベル誕生!ということでお楽しみいただけたら嬉しいです。
お声を掛けてくださった皆様ありがとうございました。
皆様のおかげでどうにか終わることができました。

次回またよかったらクリフト懺悔物読んでやってください。<お前かよ!(w
かなり壊れたクリフトなんで、ガイシュツのものとは多分かぶらないと思います。
111名無しさん@ピンキー:03/05/15 02:33 ID:HftUaIiR
>110
アルマリキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
作者タン乙ですー。
女王様マリベルに(*´д`*)ハァハァ
112名無しさん@ピンキー:03/05/18 17:37 ID:/pgL3BYs
age
113名無しさん@ピンキー:03/05/22 13:04 ID:Dd6iR6Ep
保守あげ
114KINO ◆Nq.KINOKeY :03/05/22 14:01 ID:3lHheSh1
改名さんのバリーちゃんはまだかな...
バリーちゃん、大好きです。
他スレでSS書き始めました。
きっかけはバリーちゃんのSSです。
待ってますんで完結目指してくださいね。
115名無しさん@ピンキー:03/05/22 15:32 ID:4ZuPQgHH
キャラバンハートってネタが幾らでもあるなぁとか思ったり思わなかったり。
リップル(踊り子)×キーファとか、魔物×アリス(魔法使い幼女)とか、
ルンルン(遊び人)×キーファorルインとか。
116名無しさん@ピンキー:03/05/22 15:39 ID:p7dpiOk+
>>115
 ショタ属性な話になりがちかもだけど。ショタスキーな人にはウハウハかな?
魔物つかいになりたいって女の人と魔物になっちゃった灯台守の生前の話とかは
切なくていい物語になりそうだー、とか思うけどどうでつか?
117名無しさん@ピンキー:03/05/24 09:17 ID:fl0eYonj
壊れクリフトまーだ?
118名無しさん@ピンキー:03/05/25 18:17 ID:RBRMl/vs
age
119あぼーん:あぼーん
あぼーん
120名無しさん@ピンキー:03/05/28 05:45 ID:brDQ+e1K
ID記念カキコ
121V号毒勇者:03/05/28 11:38 ID:Dy+6R8r0
目覚めなさい勇者ジオル・・・・目覚めるのです・・・・・ジオル

・・・オル・・・・ジオル・・・・・
むぅ・・・なんだよ・・母さんもうちょっと・・ねかせてよ・・
「・・ねぇ、ちょっと起きなよ。ジオルったら・・・」
ぐぅ・・・・・・・・・すぅ・・・・・
「もぅ・・・・しょうがないわね・・・・・・」ごそごそ   あむ
んん・・・んなんだ・・・・
「じゅ・・・・じゅるちゅ・・じゅ・んふ・ん・ん・じゅじゅじゅ」
な・・なんか・・・・
「あん・・・ふふ、もうこんな・・・んんふ・・じゅぱ・ちゅ」
き、気持ち良い・・・・んん?
「うあ?!」
あまりの気持ちよさに強制的に起こされた俺の眼にまずはいったのは、不自然に
膨らんだ毛布だった・・・・。
少しずつ覚醒していく脳細胞が状況を判断しはじめる。
「・・・・なにしてるんだ、ルイーダ・・・・・」
毛布をめくり中で俺のモノを加える女主人に問い掛ける。
「ん・なにしてるって・・見て判らないかしら・・・んじゅううううう」
「うをあぁぁぁぁ、くっ!!じゃなくてなんで朝っぱらからこんなことをぅ・う」
うう・さすがルイーダ最高のテクニックだ・・・・って違う!!
俺は腰を引くとルイーダの口からモノを抜き取る。
「あん・・・・もう、あとちょっとだったのに・・・・」
「なにがだ・・・」
「だ・い・た・い、早くに起こしてくれーって言ってたのは貴方のほうよ・・」
122山崎 渉:03/05/28 13:25 ID:3MGJJ1xD
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
123名無しさん@ピンキー:03/05/28 15:24 ID:t8BMwYGe
前スレの男戦士×女勇者、続き切にキボーンヌ!
124名無しさん@ピンキー:03/05/29 23:04 ID:KWyunf3N
age
125名無しさん@ピンキー:03/05/30 01:44 ID:jJRrqV31
テリ×ミレが読みたい
126あぼーん:あぼーん
あぼーん
127名無しさん@ピンキー:03/05/30 02:43 ID:p7xnlcWr
メルル×ポップきぼん
128名無しさん@ピンキー:03/05/30 15:12 ID:lSahVHoP
ポップさん・・・・
消え入りそうな声でメルルは呟いた。
ポップはバーンたちとの激闘で受けた傷を養うために入院している。
ポップは病室で本を読んでいた。
部屋に誰もいないのは珍しい。
常にマァムかマトリフがいるからだ。
ポップさん・・・
もう一度メルルは呟いた。
「んー・・。」
ポップは雑誌から顔を上げず生返事だ。
メルルは突然椅子から立ち上がりローブを脱ぎだした。
ポップは仰天して両手で己の目をふさぐ。
「バカ、メ・・メルル、なにやってんだ、服着ろ!」
あせって声はうわづっている。
「こうでもしないと・・私を見てくれないでしょ・・・。
いいんです、私、マァムさんに勝てないのは分かってますから・・。」
ポップの制止を無視して脱いでいく。
「バ、バカ・・マァムとはそんなんじゃ・・
いいから服着ろ!」
一糸まとわぬ姿になったメルル。
透き通る白い肌、小ぶりの房、薄い茂み。
「悪い・・・メルル・・・。
マァム、裏切れねぇや・・。
いいから服着てくれよ・・・。」
メルルの頬を涙が通る。
「いっそ、体だけでも求めてくれたらどんなにか・・。」
言葉にならず突っ伏した。
「メ、メルル・・・。」
129名無しさん@ピンキー:03/06/01 18:56 ID:JDrSFJQt
>>127-128
ダイ大関係は↓いこうぜ

☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな☆★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054042032/l50
130pipipi:03/06/03 21:05 ID:JrzqdIky
>110
クリフト楽しみー!
まってるよお
131pipipi:03/06/03 21:08 ID:JrzqdIky
fff
132>103 ○父から逃げ果(おお)せた:03/06/07 22:41 ID:E40raqCd
前スレの(宣伝しろって事…)は、最初からその言葉一つで自虐のレスです。
反応に対して長いレスを付けるのが嫌で流してましたが上記。

そして前スレの「保管される事が一種のステータスになっていないか」
と言うレスについて他の所で言われているのを今見たので、書く事にします。
あのレスは書いた人の偏った見方、或いはただの煽り、叩きと思ってた。真に受けて良いものか?と。
私は議論の根本であるステータス(身分、地位)自体に魅力を感じ難い。嫌な所もある物よと。
133103:03/06/07 22:44 ID:E40raqCd
>105 嬉しいです。忘れられてるかなと思ってました。
読み返して貰えるなんて嬉しい。ところで話の筋は、暗探→生贄→灰色→DED…→竜王→神話で、
エジンベアの姫の話とガイ(女武闘家)の話はこの女勇者シリーズに組み込まれるべき話ではなったんです(詳しくサイトで)

>114 ありがとうございます。(105さんの事もだけど)書いて良かったなと思います。
KINOさんのSS見たいです。サイトに遊びに来てくれる等してくれたり、
機会があれば大切に拝読させて貰いたいです。
バリーは3の女勇者と言うより女勇者ロトを強く意識して書いてて、ゲーム上のゾーマの
個性が有ってはじめて出してました。でも彼女の事を詳しく書いて来れたのは105さん
KINOさんはじめ、バリー気に入ってるとレスくれた皆様のおかげです。

2のあの最後のセリフ、ルビスはゲーム内でロトの妻と決まってないし、ローラは復活の玉で存在を
感じさせるので、ロトか1の勇者じゃないのかと。
喋る偉人の配役wがバランス良く思えるし。(ルビスは“ルビスの守り”等で喋る)
男が言ったとしてもおかしくないし、最後は勇者の言葉なんじゃないか。単純だけどゲームの感想として。
134名無しさん@ピンキー:03/06/08 19:16 ID:YG6uJ3d3
age
135KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/08 19:37 ID:Bc2t0UOQ
改名さん、サイトできたんですか?
検索ヒントを…是非!!
改名さんのファンは自分含めてたくさん居ますよ。
千一夜を読み返しても(過去logも)やっぱり改名さんの
バリーちゃんが一番好きなんです。
136男賢者×女勇者書いた奴改めRSD:03/06/08 20:00 ID:A5sVGRwr
KINOさんと同じく自分もバリーちゃん大好きな一人です(最初から読み返して益々…)
他のスレではぽつぽつSS書いてましたが、このスレで長年温めてた脳内妄想を文章にまとめたのは改名さんの影響です。(そー言えばいい加減に完結させねばなんですけど)
サイト、出来たのでしたら遊びに行きます。検索ヒント宜しくお願いします。

銀さんの男戦士×女勇者、マジでキボンヌ…。
137名無しさん@ピンキー:03/06/09 22:38 ID:Rh2So5VT
>RSDさん
そういや、まだ男賢者×女勇者続いてましたよね?かなり首が長くなったのですが、
成層圏越えない内に投下キボソ
138RSD:03/06/10 13:22 ID:nxeT28YG
>137さん
はう!申し訳ありません…。
他スレのSSと同時進行して、今どーにか書いてまつ…今月中をめどに必ず完結させますんで、期待しないでお待ち下さい。
139お守り:03/06/12 08:26 ID:aT2T9B8s

「どうしたのよ?こんな時間に呼び出したりして。」
フィッシュベルの夜は早い。こんな時間というほど遅い時間でもないが村中の人達はもう寝静まってる時間だ。
「来てくれたんだ、マリベル。」
女の子をこんな遅い時間に呼び出してよかったのか、マリベルがくるまでアルスはずっと悩んでいたのだ。
「呼び出しといてなによそれ。ふ〜ん、元気そうじゃない。どうして今日うち来なかったの?」
いつも冒険してかえってくとアルスはすぐにマリベルの部屋に向かっていた。
どういう所にいったのか、どんな島が現れたのかを話しに。
それは村に閉じ込められ退屈に苦しむマリべルにとって最大の楽しみだった。
それが今日に限って来なかった、アルスになにかあったのかとさんざん心配したのだ。
「・・うん。じつはさ、明日、魔王の城にのりこむんだ。」
それだけ言うとアルスはマリベルをみつめた。波の音がうるさくきこえた。
「なによ、まさかあんたおじけづいたんじゃないでしょうね。あんたね、あたしがいない今
 チームリーダーはあんたでしょうが!びびってどうすんのよ!しゃきっとしなさい!」
そういってマリベルはあきれたように手を腰にあてた。そのいつもとかわらない様子にアルスは少し笑った。
「ありがとうマリベル。元気でたよ。それでさちょっと頼みたい事があるんだけど、いい?」
そういったあとアルスは少し顔をあからめたが暗かったのでマリベルは気付かなかった。
「なあに?ついて来いって?あたしだって助けてあげたいのはやまやまだけどパパがね〜」
「いや、そうじゃないよ。そうじゃなくて・・その・・」
アルスのモジモジした様子にいらいらしたようにマリベルが口を開いた。
「なによ、もう!はっきりいいなさいよ!」
「う、うん。あのねお守りが欲しいんだ。その・・メルビンさんにきいたんだ。すごく効くお守りがあるって。
 それでさ、マリベルのけ、毛を一本くれないかな?」
140お守り:03/06/12 08:28 ID:aT2T9B8s
「なあに?それだけ?いいわよ一本くらい。この美少女の髪の毛を一本くれてやるんだから大事にしなさいよ。」
不思議な物ほしがるなと思ったが、もしかしたらアルスが自分に気があるのかも知れないとおもい嬉しくなった。
ほっかむりをとり髪の毛を抜こうとすると、さっきから真っ赤なままのアルスが口をパクパクさせていた。
「・・・いや、違うんだ髪の毛じゃなくって・・・そのあ、あ、あそこの毛がほしいんだ。」
一瞬何を言われたのか把握できなかったマリベルだったが、アルスの言葉を理解すると真っ赤になった。
「バ、バッカじゃないの、あんた!スケベ!変態!なによそれ!」
赤くなった原因は怒りか羞恥心かは不明だが。
「ごめん。でもそれが最高のお守りだってメルビンさんが・・」
怒鳴り続けるマリベルをなだめながらアルスが発言した。
「本当に?美少女のを貰って来いっていったの?」
怒鳴ったことでマリベルも多少冷静になったようだ。
「いや、その、す、好きな人のが最高のお守りだっていわれたんだ。」
もちろんメルビンの嘘であった。はたからみてたら両思いなのは明白なのに全然進まない二人のためについた嘘だ。
「アルス・・あたしのこと・・すきなの?」
まったく予期してなかった告白に呆然としていたマリベルだった。
だが冷静になってみるとききかえさずにはいられなかった。
「うん。もちろん。好きだよ。マリベルが好きだ。」
ずっと聞きたかった言葉。絶対聞けないと思っていた言葉。まさか聞けるなんて。
それをあそこの毛が欲しいって理由で聞くなんて。
「ホント、サイッテーの告白よね。けど・・」
小声でつぶやいて自嘲気味に笑った。だけどすごく嬉しい。
「・・・わかったわ。いいわ、あげる。
 あたしがあげなかったからあんたが死んだなんて嫌だからね。」
いつものよに胸を張ってそういった。ただ言葉のアクセントが目茶目茶で顔は真っ赤だったが。
141お守り:03/06/12 08:29 ID:aT2T9B8s
「本当に!?」
アルスは信じられないといった顔をした。
「もう何回も言わせないでよ。」
そういってマリベルは真っ赤なままうつむいた。
「それでどすればいいの・・?」
普段からは想像もつかない消え去りそうな声だった。
「う、うん。あのね僕が抜かなきゃ駄目なんだって。だから・・」
「えっ!アルスがやるの!?」
「うん。そうじゃないと駄目だってメルビンさんが・・」
新たな事実にひるみそうになったが、マリベルは覚悟を決めた。
「・・うん・・わかった。いいよ・・」
アルスは、消えそうな声でいうと恥ずかしそうにうつむく少女に
抱きつきたい衝動にかられたがなんとか平静を装うとマリベルの手を握った。
その手は汗でしっとりと濡れていて暖かく柔らかかった。
「どこか・・宿屋に行こう・・。」
そういってアルスはルーラを唱えた。
二人がやって来たのは山の中の小さな宿屋だった。
誰も客がいないことを店主に確かめるとアルスは通常の料金の五倍のGをおいて
貸切にしてもらい他の客をいれないようにした。
そうして二人で部屋に入った。山の中の宿屋だ。
天井に掲げてあるランプとアルスが持ってるランプだけが明かりでは薄暗い。
アルスはランプをベット脇のテーブルに置くとマリベルと一緒にベットに腰掛けた。
手を握った後一言も喋ってなかったマリベルが頭ひとつ高いアルスを見上げて目を閉じた。
アルスは黙ってマリベルの唇に口づけた。マリベルの手に力が入ったのがわかった。
アルスも手を握り返した。唇と唇が触れ合ったまま時がすぎる。
長いキスが終わるとお互いを見つめて笑った。そしてもう一度キスをした。今度は唇の感触をむさぼるように
荒荒しくキスをした。お互いの唇をしゃぶりながらアルスはゆっくりとマリベルをベットに押し倒す。
そして唇を離すとお互いの息の香りをかぎながらみつめあった。
142お守り:03/06/12 08:31 ID:aT2T9B8s
「じゃあ・・」「うん・・」
それだけいうとアルスは体を起こしマリベルのスカートに手をかけた。
ゆっくりたくしあげながら体をひき顔をスカートの中に入れた。
マリベルは恥ずかしさのあまり手で顔を覆っている。
真っ白な脚が薄暗い部屋でまぶしく輝いていた。スカートをたくしあげてしまうと下着があらわになる。
「しましまだ・・・可愛いね。」
「・・ばか・・」
「脱がすよ・・」
そういってアルスは下着をゆっくりずりおろした。マリベルは足をピンと伸ばしたまま動かない。
「ね、足・・ひらいて」
アルスがそういうとほんの少し力が抜け足がひらいた。
それをみてアルスはマリベルの膝をつかんでいっきに開いた。
「あっ!」
マリベルが小さな悲鳴をあげた。だがアルスはおかまいなしに、はじめてみるそこを凝視していた。
「あんまり・・みないで・・」
恥ずかしさのあまり死にそうな様子でマリベルが細い声をだした。
アルスはメルビンに聞いたことをおもいだし顔をマリベルに近づけた。
「ひ・・ア・・なに!?やめて」
アルスは教わったとおり割れ目をなめていた。そうすることで痛がらせずに毛を抜くことができると聞いていた。
だがマリベルはそんなこと知らない、そんな行為があることすら知らなかった。
「も、・・もしかして・ひゃ・なめてるの?」
初めての感触に背筋がぞくぞくする、味わったことのない快感がおとずれている。
シーツを握り締めることでその快感から耐えていた。
「あ・・ぅあ・・ん・・ん・・んァ」
アルスは教わったとおり、豆のようになったところを中心になめながら指で触ったりしている。
「いや・・ああ・あ・やめ・・やめて・」
これを続けられたらどうにかなる、そう思ったマリベルはアルスにやめるよう懇願するがききいれてもらえない。
「いや・・あ・いやあ・・だめえ・・あ!・ああー!・」
ついに耐えきれず快感の波に飲まれマリベルは頭の中が真っ白になった。
アルスはマリベルの異変に気付き放心しているマリベルの顔を見つめている。
143お守り:03/06/12 08:32 ID:aT2T9B8s
「あっ・・だめ!」
突然マリベルがそう叫び、中腰になって股間を押さえた。と、同時にジョーという音がした。
マリベルのスカートにしみがひろがっていく。
「駄目!とまらない・・だめえ」
マリベルはそういってアルスをみて顔を横に振った。見ないでということらしい。
そこでやっとアルスはなにが起きたのか悟った。ベットの上に水溜りが出来る。
ジョーという音がやみマリベルの泣き声が聞こえ始めた。
「うう・・ぐす・・ぐす・・」
おしっこはもう止まったがマリベルは泣き止まない。
「ぐす・・やめてって・・だからやめてって言ったのに・・ぐす・・」
アルスがマリベルを抱きしめる。
「ごめんね、マリベル。けど可愛かったよ」
そういってアルスは笑った。
「ぐす・・ふふ・・ばかね・・もう・・」
アルスのいつもと変わらないのん気な声にマリベルは思わず笑った。
「ねえ、マリベルもういっこお願いがあるんだけどいい?」
アルスはマリベルを抱きしめたまま言った。
「マリベルの初めてをくれないかな?」
マリベルは抱きしめられた状態から少し腕にちからをいれてアルスの腕をはずしアルスの首に腕を回した。
「ホントばかねアルスったら。ここまでしといていまさらよ、もう」
そういって微笑んだ後、口付けた。夜はこれからだ。
144お守り:03/06/12 08:34 ID:aT2T9B8s
終わりです。
駄文失礼しました。
145名無しさん@ピンキー:03/06/12 15:27 ID:BZBDLAaq
(´・ω・`)エ、オワリナノ?
146名無しさん@ピンキー:03/06/12 17:05 ID:+2/zxZzw
>>139-144
 激 し く 続 編 キ ボ ン ヌ

いやマジで
147名無しさん@ピンキー:03/06/12 21:43 ID:Ln4939uX
(;´Д`) ハァハァ シマスタ
148お守り:03/06/13 06:15 ID:WEOC0Hk9

長いキスが終わるとアルスはマリベルの前にしゃがみこんだ。
「手、上げて」
そういってワンピースのスカートの裾をつかみ立ちがりながら脱がせる。
汚れた部分がマリベルにつかないように気をつけながら頭をくぐらせ脱がしてしまう。
「アルスも脱いでよ・・あたしだけじゃ恥ずかしいよ・・」
そういわれてアルスは服を脱ぐ。興奮しすぎて急ごうとしてよけいにもたつく。
最後に下着を脱いで全裸になる。ドキドキしながらアルスが脱ぐのを待っていたマリベルだったが
アルスのアレをみて驚愕した。
(なによあれ!?昔はもっとちいさかったのに・・)
初めてみる本気になった男に動揺してしまう。
(あ、あんなのが、あ、あたしのなかにはいるの・・?無理よ!はいりっこないよ)
「マリベル・・。大丈夫だよ。安心して、無茶はしないから。」
マリベルの動揺を敏感に感じたアルスはすかさずフォローする。
「うん・・。優しいね、アルス。大丈夫よ。ちょっとびっくりしただけ。」
そういってマリベルはぎこちなく微笑む。
その笑顔にこらえきれなくなりアルスはマリベルを抱き寄せまたキスをする。
キスをしながらマリベルの胸の下着をはずす。身につけるものが全てなくなった二人は
抱き合ったまま新しいベットに移動する。
アルスは唇から口を離すと涙が乾ききってない目元にキスをする。
それから顔中に優しいキスをしてまた唇に戻ってくる。唇にむしゃぶりつきながら手で胸をまさぐる。
マリベルの口から軽い悲鳴があがるがそれを唇でふさぐ。
初めて触れるの柔らかさに我をわすれてもみしだく。
149お守り:03/06/13 06:16 ID:WEOC0Hk9

「あ、いたっ・・も、もっとやさしくして・・」
ようやく唇を開放されたマリベルがささやくように抗議する。
「あ、ごめん」
そういって片方の胸から手を離すがすかさず口で吸い付く。
桃色の突起を舌で味わいながら柔らかさを唇で堪能する。
(なんか・・可愛い)
冒険をはじめてからすごい勢いで成長していくアルスに頼もしさとおいていかれたような
不安感があったマリベルだったが自分の胸に夢中でしゃぶりついてるアルスに昔の面影をみる。
当然、体に触れられる快感もあったがそれよりも
アルスが自分の体に夢中になっていることにいいようもない幸福感をかんじていた。
アルスはマリベルの胸から口を離すと無言のまま先刻おしっこをしたばかりのところに顔を近づけた。
「あ、ダメ・・汚ぃ・・よお・・あん・・。」
マリベルの忠告を無視し舐め上げるアルス。
「汚くなんかないよ、だってマリベルだから」
そう言い返すと舐めるだけでは飽き足らず小さな突起を吸いながらお尻を揉む。
マリベルからあふれだしている液体の味を確かめるとアルスの理性が限界に達しようとしていた。
「マリベル・・・いい?」
いよいよだ。そう思うと怖くもあったが幸福でもあった。あんな大きいのが入るのかと不安になったが
アルスに全てを任せようと決めた。そして口付けをせがむように手を伸ばした。
アルスの首にまわされた腕は震えている。安心させるようにマリベルの頭をだくようにしてキスをする。
マリベルの唇を味わいながらアルスは探るように腰を動かした。
そうして狙いがさだまると唇を離しゆっくりと腰を落とした。
150お守り:03/06/13 06:16 ID:WEOC0Hk9

「〜〜〜〜っ・・」
アルスにまわした腕に力がはいる。あまりの痛みに何も考えられなくなる。
「だ、大丈夫?」
あまりの様子にアルスは心配になった。痛がるとはきいていたがこれほどとは。
まだほんの少ししか挿入していないのにマリベルの顔には涙が浮かんでいる。
「だ、だいじょうぶよ。続けて。大丈夫だから」
大丈夫じゃないだろう、あの気丈なマリベルが痛みで泣くなんて余程のことだ。
だがそうは思ってもアルスもここで止められような状態じゃない。
「〜〜〜!くっ・・!うっうう!」
アルスの肩にしがみつきながら必死に痛みに耐える。それでもやめてとはいわない。
アルスは優しいから、そういえば止めるに決まっている。自分に夢中になっているアルスを思い出せば
それは言いたくなかった。最後までやらせてあげたいと思った。
「はあ〜・・あったかい。マリベルの中ってこんな・・」
アルスの方はもうすでにマリベルの中の快感に酔いしれていた。
つながってるだけで満足以上のものがあった。
151お守り:03/06/13 06:17 ID:WEOC0Hk9
「ん・・少しだけ慣れたから・・いいよ動いて」
アルスはマリベルが気持ち良すぎて軽く放心していたのだが
マリベルはそれを自分を気遣ってものだと思ってこういった。
そういわれてアルスは腰を動かし始めた。
「んあ・・はあ・ん〜」
声をだしているのはアルスである、マリベルはそれどころじゃない。
痛くて痛くて声もでない。それでも胸の中には幸な気持ちでいっぱいだった。
アルスは初めての快感にたえきれなくなり遂にマリベルの中に放出した。
熱い液体がマリベルの中にそそがれる。
快感の波がひくとアルスはマリベルのなかから引き抜いた。
「ごめん・・。中にだしちゃった・・」
息遣いの荒いままアルスが謝るとマリベルはにっこりと笑った。
「ん・・いいよ。アルスもはじめてだったんだししょうがないよ。」
そういって体をおこしアルスにキスをした。
「でも、次からは外にだしてよね。」
目に涙を浮かべたままそういうマリベルのけなげな笑顔に
アルスは何がおきようともこの少女を守ろうと誓いをたてなおした。
「その次のために絶対帰ってくるよ。」
そういってマリベルを優しく抱きしめた。
「絶対だよ、アルス。帰ってこなきゃゆるさないから」
そうして二人はくちづけを交わし、
アルスは腰に力の入らないマリベルを抱きかかえてお風呂に向かった。
しかし、先ほどの約束はさっそく破られることになる。
帰ってきてからのはずの「次」がもうお風呂場で行われる事になるからであった。
152お守り:03/06/13 06:19 ID:WEOC0Hk9
自分で読み直してみるとこの終わり方はあんまりだなと思ったので
やっぱり続き書きました。
今度こそ終わりです。
153名無しさん@ピンキー:03/06/13 06:28 ID:UqxLUP93
>>152
素晴らしい!
職人たるもの、そうでなきゃならない!
あなたに称賛を惜しみません
次の作品も、はげしく期待しております

ベッドの上ではネンネのマリベルたん(;´Д`)ハァハァ
154146:03/06/13 16:57 ID:uFrLiSiJ
>>148->>152

…⊂⌒~⊃。Д。*)⊃ 萌 え 尽 き ま す た

ネンネのマリベルたん(w を気遣うアルスたんにも萌え萌えです(;´Д`)ハァハァ
神と呼ばせてくだちい
155名無し:03/06/13 18:59 ID:m5o0VRTQ
レスありがとうございます。嬉しいです。調子にのってまた書きたいです。携帯から失礼しました。
156 :03/06/14 00:06 ID:luXr8qSd
萌えたよ…萌え尽きた…
157名無し:03/06/14 07:17 ID:gRWO3RrF
4の男勇者×ミネアいきます。
158言い訳:03/06/14 07:17 ID:gRWO3RrF

エンドール城下町。まだ陽は高かったがすでに勇者一行は宿屋で休んでいた。
「あ〜あ、今日どうしよっか。暇になっちゃったね〜」
ベットに行儀悪く座ってるマーニャがしらじらしく大きな声をあげた。
「すいません・・・」
部屋のすみっこの椅子でちちこまってる勇者は申し訳なさそうにつぶやく。
「いいのよ、気にしないで。姉さんはカジノにいく言い訳の前振りとして言ってるんだから。
 今日はちょっと調子が悪くて怪我しちゃったけどこれから強くなればいいんだから、ね?」
そうやっていつも通りミネアは勇者を慰めてからマーニャに向き合った。
「姉さん!カジノは駄目よ!」
まるで子供をしかるような口調だ。
「え〜、じゃ何すんのよ、今日。明日になるまでこの子戦えないんでしょ。ひ〜ま〜よ〜」
マーニャがベットの上であぐらをかいたまま揺れはじめると乳房も上下に揺れていた。
勇者はその様子を見ると顔を赤らめてうつむいた。
そんな勇者の変化をマーニャは目ざとく発見するとにま〜っと笑った。
ゆっくりと勇者に近づいてくる。
「ん〜、どうしちゃったのかな?勇者サマ」
そういいながら勇者の目の前までくると、自分の髪が勇者の顔に微かに触れるようにしゃがみこんだ。
うつむいた勇者の顔と向き合うように下から見上げる。
女性に対して免疫のない勇者にはマーニャは本当に自分を心配しているように見えた。
甘い香りが鼻腔をくすぐる、やわらかな髪が勇者の足を刺激する。
勇者の視界にはマーニャの胸が見えていた。上はんぶんしかみえてなくとも
上はんぶんをはじめてみる勇者にはあまりにも刺激が強い。
「あはは、いっただき〜。やっぱりこの子が財布もってたのね」
そういいながらマーニャは部屋を走って出ていった。
勇者の見ちゃ行けないという理性と男の本能が戦ってる隙に財布を抜いたのだ。
「また・・ねえさんっ!」
何が起きたのか悟ったミネアがマーニャを追いかけて出ていった。
部屋の中にはいまだに事態を把握してない勇者が呆然としていた。
159言い訳:03/06/14 07:17 ID:gRWO3RrF
「ねえさん!財布返してもらうわよ!」
カジノにはいる寸前にミネアがマーニャを捕まえた。
「もうしつこいわね。あの場は私が勝ったんだからいいじゃないのよ」
マーニャはすねたようにほほをふくらませた。
「勝ったって・・。何に何が勝ったって!?」
いつだってミネアは真剣だ。姉のおかげで真剣にならざるを得なかったと言う事だろうが。
「だから〜あたしの色気とあの子の注意力よ。あの程度で周りに気を配れなくなってたんじゃ
 この先戦い抜けないでしょ?だから訓練してやったの。」
ミネアは真剣さゆえに相手のゆうことを正面から受け取ってしまう。
だからいつもマーニャの屁理屈にいいくるめられてしまうのだ。
「大体あんなやり方卑怯よ。あの子は山奥の村で質素にくらしてただけの子よ。
 姉さんの色仕掛けに勝てるわけないでしょう!」
「ふ〜ん。ミネアはモンスターにもそうやって
 あの子の生い立ちをはなしたり卑怯だっていうわけ?へ〜」
マーニャは得意げに言い放った。ミネアも言い返したかったが反論が思いつかなかった。
「あ〜あ、白けちゃった。いいよ。財布はかえしたげる。ほら」
マーニャはいかにも興ざめした様にミネアに財布をわたす。
「姉さん・・」
「あたしだってここで無駄使いばっかりしてたら冒険できないって事ぐらいわかってるからね。」
ミネアは礼をいい財布をしまうと笑顔で宿屋に帰っていった。
ミネアの姿が見えなくなったのを確認するとマーニャは満面の笑みを浮かべて札束を下着からだした。
「ほほほ、財布の中は確かめないとだめよ〜。ミ・ネ・ア・ちゃん」
160言い訳:03/06/14 07:18 ID:gRWO3RrF

マーニャが高笑いしているころミネアは宿屋に着いていた。
宿屋の中に入り自分の部屋にいこうかと思ったが財布を取り返した事を
勇者にも知らせておこうと思い、向いの勇者の部屋にはいった。
ミネアは普段ならノックもせずに入るようなことはしない。
それが今日に限って何故かいきなり扉を空けてしまった。
ミネアが扉をあけるとミネアと勇者はお互い見詰め合ったまま動けなくなった。
ミネアは扉を空けたポーズのまま、勇者は自分の分身をにぎりしめたまま。
そう、勇者は自家発電の真っ最中だったのだ。
ミネアの放った痛恨の一撃に勇者は「夜まで待てば良かった」
と死ぬほど後悔したが後の祭、マーニャの胸映像が新鮮なうちに
と思ってしまったのは勇者といえども思春期には勝てないということだろうか。
「ご、ごめんなさい!」
ミネアは勢いよく扉をしめて自分の部屋に向った。
ミネアの顔は体が熱くなった。
(わ、わたしが照れることないのよね、うん。)
驚きが収まってくるとミネアは色々なことに思いをめぐらしてしまう。
ミネアは耳年増というか性に関しても知識は相当あったが実践などしたことない。
こういう時どうしていいのかわからなかった。
(あとで姉さんに相談してみよう。)
ミネアのほうは結論が出たが、勇者の混乱はまだ収まりそうも無かった。
161言い訳:03/06/14 07:19 ID:gRWO3RrF
続きます。なるべく早く完結させますんで。
162言い訳:03/06/14 07:25 ID:gRWO3RrF
×ミネアの顔は体が熱くなった。
    ↓
○ミネアの体は熱くなった。

いきなり間違い発見。すいません。
163名無しさん@ピンキー:03/06/14 08:21 ID:yAzT9IHl
マーニャさん(・∀・)イイ!
続きを激しく期待
164名無しさん@ピンキー:03/06/14 11:37 ID:3mCP7Sae
姉妹ふたりの関係がすごくいい!
勇者も素朴で、冒険始めの頃ってこうだろうなあという雰囲気があってとってもいい!

ただ……。

ちちこまってる勇者 ってのにワロテしまいますた。

乳困ってる じゃなくて 縮こまってる だよね?

ちぢこまってるが正解です。てんてんの神秘。
165名無しさん@ピンキー:03/06/14 11:38 ID:3mCP7Sae
続き、楽しみにしてます(って、前レスに書き忘れてた)
166名無しさん@ピンキー:03/06/14 12:54 ID:35lu5VHk
なんとなくマーニャはライアンに、ミネアはクリフトに片思いしてるという印象があるんだが
どこで植え付けられたものだろう・・・
167名無しさん@ピンキー:03/06/14 14:07 ID:SUdT8Y7L
>166
ライアンマーニャはおそらく小説版
クリミネはゲームブックと思われ。

漏れもこの組み合わせスキー
168名無しさん@ピンキー:03/06/14 16:11 ID:v6oTaLNh
>160
>自家発電 ワロタw
169あぼーん:あぼーん
あぼーん
170言い訳:03/06/15 03:51 ID:a2vJx+D1
その日の夕方、食事時になっても勇者は部屋からでてこなかった。
ミネアがどうしていいかわからず部屋で悩んでいるとマーニャが帰ってきた。
「どうしたのよ、ミネア。」
「ねえさん。あの・・ちょっと相談したい事があるの」
今日の戦利品をさしだしミネアとむかい合わせになる様にベットに腰掛けた。
「どうしたの?これ食べる?」
ミネアは恥ずかしそうに今日の出来事を話した。
「くっ・・くく・・あはは」
その話をきいたマーニャは手をたたいて大笑いしはじめた。
「ねえさん!笑い事じゃなくて・・・私どうしたらいいのか本当に悩んでるのよ」
あくまで真剣なミネアにはなぜ姉がわらっているのか理解できない。
「ぷふ・・何を悩むことあるの?あいつだって男の子なんだからそんなことぐらいするでしょ。
 普通よ。ほっときゃいいの。そりゃあいつはすんごいショックうけてるだろうけどね」
「そんな・・大体姉さんのせいでしょう?あんな風にからかったりするから・・」
お酒を酒瓶から直接あおっていたマーニャが酒瓶を床において反論する。
「あたしのせいだっていうの?馬鹿馬鹿しい。関係ないわよ。むしろ喜んでるんじゃないかな。
 それにもしあたしのせいだったとしてどうしろって?寝てあげろっていうの?」
口調はきついがマーニャは別に怒ってるわけではない。
「どっちかというとさ、あの子を傷つけてるのはあんたでしょ」
ミネアには全く予想外の言葉だった。自分は出会ったときから勇者の為に尽力してきたつもりだ。
「ど、どうして私が・?」
「だってあんたが現場みちゃったわけでしょ。それにもしあたしが見たんだったら
 しゃれですむと思うけどさ、あんたにみられたらつらいと思うよ〜。
 いまごろさ〜、あの真面目で清楚で優しいミネアさんにみられた!もうお終いだ!
 僕は汚れた人間だ!僕なんか消えてしまえー!とか思ってるわよきっと」
芝居がかった勇者の物真似をして勇者の心を再現するマーニャ。
「だから、どっちかというとあんたの責任なわけ。
 ま、ほっといていいって。下手な言葉は余計傷つけるからさ、気にしないほうがいいよ」
171言い訳:03/06/15 03:51 ID:a2vJx+D1

マーニャはお気楽にそういいのこして酒場に出かけていってしまった。
(あたしのせい・・)
気にしなくていい、そういわれて気にしない人間ははじめから気にしないものだ。
ミネアは勇者と出会った頃を思い出していた。
今まで見たことも無い、これからもきっと見ないほどのすさまじい光を放つ男の子。
自分は父親が殺されたとき世界の半分以上がなくなったように感じた。
勇者はそれどころか世界中から知り合いが一人残らず殺されたのだ。
その上自分が世界を救う勇者だという運命を押し付けられ私達に会うまではたった一人で戦い
泣き言ひとついわず運命をうけとめ復讐ではなく世界を救うために頑張っている。
そんな勇者の事を考えれば力になってあげるのが当たり前だと思っている。
そうしてきたつもりだったのに自分が勇者を傷つけたなんて・・・。
気付けばマーニャの置いていった酒に手をつけていた。
ミネアは今の状況で勇者が一番喜ぶであろう事を考え一つの結論にたどりついた。
その結論がさらにミネアを悩ませたが随分なやんだあげく遂に決心がついた
172言い訳:03/06/15 03:51 ID:a2vJx+D1
勇者の部屋の扉がノックされる。返事がない。ミネアはお構い無しに扉を開いた。
勇者は驚いきとまどっている。ベットに腰掛けた姿勢のまま動けない。
「どうしたの?晩御飯も食べに来ないから心配したのよ」
近寄りながら何事もなかったように話しかける。勇者の真横に腰を下ろした。
勇者はなんと返せばいいのかわからずおろおろする。もともと女性になれていない。
その上ミネア達は若く美しい。仲間になって数日たつがいまだになれない。
しかもあんな事の後だ。わかろうはずもない。しばらく続いた沈黙はミネアの方から破った。
「ね・・・今日のお昼のこと・・気にしてないから」
何のフォローにもなってないどころか余計傷つけてしまうミネア。
「・・今日のようなこといつもしてるの?」
天然で羞恥プレイを強いるミネア。もはや自害する覚悟で勇者が口をひらく。
「そんな・・そんなことないです」
「あのね、ちょっと思ったんだけどもしかして戦闘中あたし達が気になってる?」
さらに痛恨の一撃。もっとも知られたくないことを知られてしまう勇者。泣きそうだ。
「・・・。ごめんなさい。」
「やっぱり」
そう勇者は実は強いのだ、ここまで一人で戦ってきたのだから当たり前だ。
ただ姉妹と一緒に戦うようになってから勇者は魔物にぼこぼこにされていた。
勇者の不幸はここの魔物にどれだけ手を抜いて戦っても死ぬようなことが無い強さだったことである。
緊張感の無い戦いのなか半裸で舞うマーニャに気をとられる、思わず前かがみになる、
前かがみになってるのを後ろにいるミネアにみられたくなくてわざと倒れ収まるのを待つ。
これがいつもの勇者の戦闘シーンだった。
「本当ごめんなさい・・」
「いいのよ。話してくれてありがとう」
173言い訳:03/06/15 03:51 ID:a2vJx+D1
そういうとミネアは勇者のほうを向いた。
「私こそごめんなさいね、今まで気付いてやれなくて。でもこれからはそういう時は私に言って」
「え・・どういう・・?」
とまどう勇者のズボンに手を伸ばすミネア。不器用な手つきで勇者の股間をまさぐる。
そんな不器用な手つきでもあっというまに立ってしまう勇者の印。
「うわわ!な、なにするんですか!」
「いいから。・・これどうやって脱がすのかしら・・?ちょっと脱いでくれない?」
「いや、ちょっと?なに?なんですか?」
「いいから脱いで?そうしたら教えてあげるから」
優しく諭すようなミネアの言葉に勇者はとまどいながらズボンを脱いだ。
「あのね、あなたは勇者でしょう。私の占いでもあなたこそが世界を変える力を持った勇者とでたわ。
 私はその勇者の為に協力を惜しまないつもりでいます。あなたを助ける事が世界を救うことだから。
 今あなたは性欲のために苦しんでるんでしょう?
 だから私がそれを発散する手伝いをしようというわけです。わかりました?」
顔中真っ赤になりながらミネアは用意してきたセリフを早口でまくしたてた。
「そんな・・そんなだめですよ。そんなことさせちゃ悪いですよ・・」
勇者はもごもごと口の中で否定の言葉を連ねていたが
ミネアは聞こえない振りして勇者の下着をずり下ろした。
既に膨張している勇者のソレにミネアは軽い恐怖を覚えたが勇者の為だと
自分にいいきかせて手にとった。しっとりとやわらかい手で
二、三度なでさするとミネアは勇者の足の間にはいり口に含んだ。
勇者が初めて感じる感触に目を下ろすと自分のモノをミネアが口にくわえていた。
174言い訳:03/06/15 03:52 ID:a2vJx+D1
舐められている快感もあったが(なんだかすごくやらしいことをされている)
という思いと(あの清楚で美しくて優しいミネアさんが〜)という思いに
あっという間に勇者は果ててしまった。
ミネアは勇者の精を全て口に受けるとハンカチをとりだして口の中の精を吐き出した。
それからもう一度、口に含むと舌で残りを舐め取り先端から吸い出した。
ミネアに口で掃除されると勇者のモノは完全回復してしまった。
今度はさっきよりほんの少し長持ちしたがやはり
(あの清楚なミネアさんの可憐な口が僕のものを・・)そう思うとこらえきれなかった。
ミネアはまたも全て口の中で受け止めてからハンカチでぬぐった。
勇者はあまりの快感に放心してしった。
「まだやりますか・・?」
軽くせきこみながらのミネアが問い掛ける。
「もう・・いいです。ごめんなさい・・ありがとう」
ぐったりしながらも勇者はそう答えた。
「そう・・じゃあまた明日の夜ですね。おやすみなさい」
ミネアはそういって部屋を出ていった。

次の日、勇者は勇者の名に恥じぬ戦いぶりをみせつけ
夕方にいたるまで傷一つおわずに今日の戦闘を終えた。
175言い訳:03/06/15 03:57 ID:a2vJx+D1
まだ続きます。
早ければ今日中、眠くなったら近日中に完結予定です。

>>164
そうです。すいません。
なぜか見直してる時には誤字脱字を発見できないんですよね・・。
176言い訳:03/06/15 08:17 ID:a2vJx+D1
えー、いまさらですが警告です。
純愛ですがやってる事は変態はいってるので
ノーマルなエロじゃないと嫌な方は注意してください

まじで今更すいません。
177言い訳:03/06/15 08:17 ID:a2vJx+D1

一行は戦闘を終え宿屋に帰ってきた。マーニャは珍しく昨日カジノで大きく勝ったらしく
今日も酒場に行くといってでていった。日も暮れはじめたばかりで時間的にはまだ早かったが
姉のいないうちがいいだろうとミネアは着替えはじめた。
昔、マーニャに押し付けられた大胆に胸の開いた生地の薄い服だ。
絶対着る事はないだろうと思っていたその服に着替えると
嬉しそうに鏡で自分の格好をチェックする。
(やっぱりちょっと大胆すぎるかしら・・・でも男の人はこういうのの方が喜ぶのよね)
深呼吸をして扉を開けようとすると先に扉が開いた。
「ミネア・・その格好どうしたの?」
そこには腕組をしたマーニャがたっており、
普段からは想像できないほど真剣な顔つきで問いただした。
「姉さん・・!どうして!?」
「今日のあんた達の様子がおかしかったから出かけた振りして何をするのかみてたのよ」
咎めるような目でミネアを見ている。
「昨日あれから何があったの?話しなさい」
マーニャの声は静かだったか威厳があった、ミネアはおずおずと話し出す。
「それで。あんたそれでいいと思ってるの?あいつの性処理係で」
「私が決めたことよ。それでいいと思ってる。あの子の役に立つって事は世界の為に・・」
「世界のためとかは関係ない!あんたはそれでいいのかって聞いてるの!」
マーニャの怒りをはらんだ声が部屋に響く。
「いいと思ってる。あの子の役にたちたい、本当にそう思ってる」
ミネアはあくまで静かに、真剣に言葉を返した。マーニャはじっと妹をみている。
178言い訳:03/06/15 08:18 ID:a2vJx+D1

「ミネア・・あんた、あいつのこと好きなの?」
静かな物言いだったが先刻怒鳴られたときよりミネアは動揺してしまった。
考えた事もなかった。勇者への思いはただ可愛そうな年下の英雄への憐憫と尊敬のはずだった。
「・・・わからない。」
真剣に考えた結果だ、はぐらかすつもりではない。
「なによそれ。」
マーニャが大きなため息をついた。
「あのね、あんたがあいつを好きだってんならまだわかるよ。
 惚れた男に奉仕して傷つくのもいいよ。けどね好きでもなんでも無いんならやめなさい。
 あんたが傷つくだけよ。こういう時は女が一方的に泣きみるんだから」
マーニャはミネアの瞳を見続けている。
「・・でも、私・・・好きかは・・わからないけど・・あの子の役に立ちたいの」
マーニャは髪をかきむしりながらため息をついた。
「じゃあ・・あの子とキスしたい?それだけ答えなさい」
「・・・したい。キスしたい」
そういってミネアはうつむいた。
ミネアの気持ちをきいてマーニャはちいさく笑った。
「・・わかったよ。いってあげな、あいつんとこへ。」
ハッとしてミネアが顔を上げる。
「けど、覚えておいて。あいつがあんたをもてあそんで
 捨てたりしたらあんたが許してもあたしがあいつを許さない。
 ぎったんぎったんにぶっ殺してから・・・・一緒に泣いてあげる」
「ねえさん・・・」
「だから・・思いっきり傷ついてきな」
そういって微笑むとマーニャは部屋からでていった。

「あの娘も・・初恋ぐらいもっと簡単にしなさいよね・・」
酒場で思わずぼやくマーニャであった。
179言い訳:03/06/15 08:19 ID:a2vJx+D1

勇者の部屋の扉がノックされる。
「はい」
返事をきいてミネアが部屋のなかにはいった。勇者が喜ぶだろうと大胆な服を着てきたのだが
いざ目の前にすると恥ずかしくてたまらなくなる。照れくさいので急いで勇者の傍にくる。
「ミネアさん・・・」
勇者は既に前屈みだ。だが男らしく話しをきりだした。
「ミネアさん、僕の事好きなの?」
ミネアはドキリとする。姉との会話をきかれたのだろうか?聞こえるとは思えなかったが。
「ミネアさん・・・僕ミネアさんの事好きだよ。ミネアさんは?」
胸のなかに甘酸っぱいものがひろがる。勇者が私を好き?まさか。
「はじめて会った時からずっと好きだったんだ。
 だから・・もし僕の事好きじゃないんならもう昨日のような事しないで」
勇者の告白にミネアはどう答えていいかわからなかった。
「・・ね。その話しは保留しておきましょう。私はあなたの役にたつことが嬉しいの。
 あなたは私の体で気持ちよくなってくれたらいいの。何でもいう事きくわ。
 だから、その話しはやめましょう・・・」
必死の告白を思ってもみなかった形でスルーされて勇者はとまどった。
(僕の事が嫌いならこんな事しないよな。けどなんでこんなこというんだろう?
 僕に凄く尽くしてくれて優しいからきっと僕の事すきなんだと思ったのに)
「なんでも・・なんでもしてくれるの?」
「ええ・・。けど・・あの・・あれは出来ないの。その・・ちゃんとしたあれは」
「え、どうして?」
「占い師は処女でなければ力が発揮できなかったりするの。子供がいる人もいるから
 絶対じゃないんでしょうけど・・。まだ冒険は続くでしょう、だから力を失ったら
 あなたの役にたてないもの。冒険が終わってからならいいけど・・。」
恥ずかしい言葉を言っている自分が信じられなかった。勇者は覚悟を決めた。
自分の気持ちは伝えた、やらせてくれるんならやらせてもらう。
「じゃあ、なんでもしてくれるんなら服を脱いで」
そういって自分は素早く服を脱ぎミネアが服を脱ぐ姿をじっくり見続けた。
「どうされますか・・?」
弱弱しい声で問うミネアに寝転ぶように指示する。
180言い訳:03/06/15 08:19 ID:a2vJx+D1

勇者はおもむろにミネアの膝裏をつかみ上にもちあげた。
ミネアの秘所が勇者の眼前にひろがる。
「だ、だめ。駄目ですよ、そこは・・」
「入れはしないから」
勇者はミネアの女性器にしゃぶりつく。ミネアから切ない声が漏れる。
勇者はかまわずに舐めまわし吸いつく。
昨日ミネアに口でされた事にから逆に女性器を口でする行為があることは容易に想像できた。
「ミネアさんのここってこんなんなってるんだね。これがミネアさんの匂い・・
 ミネアさんの味なんだ。」
勇者は考え付く限りの卑猥な言葉を言った。その後も匂いをかいだり舐めたりしていた。
「ねえミネアさん、やっぱり駄目?」
さんざん舐めわましたとことを指で揉みながらミネアの顔をのぞきこんだ。
「だ、駄目です。そこは駄目」
いじられている間息をとめてしまうミネアは息も絶え絶えに答える。
「でも・・じゃあどうしよう?」
勇者はやはり入れたくてしょうがないのだろう、しかし・・・。
「あの・・も、もしよければですね・・そのう・・お、おしりに・・」
恥ずかしさでもうミネアは頭が真っ白になっていた。
「え!おしり?その・・・ここ?ここにぼくのをいれるの?」
そういって勇者がミネアのお尻の穴をさわる。
「あ!・・そ、そうです。そういうやり方が・・あっ・・あるのだそうです」
「じゃあやってみていい?」
「はい・・」
ミネアは受け入れる為に四つんばいになった。
181言い訳:03/06/15 08:20 ID:a2vJx+D1

勇者はミネアのお尻の穴に照準をあわせ腰を押し入れた。
「ぎ・・い・・だ・・ぐぐ・」
激しい痛みがミネアを襲う。痛いのは覚悟していたが尋常ならざる痛みだ。
「ご、ごめん。痛いんでしょ?」
「ハア・・ハア・・お、お気になさらずに・・」
「そういわれても・・・はいんないし・・」
二人とも困りはて向かい合ってすわる。
どうすればミネアのお尻の穴に勇者のチンコがはいるのか会議が開催された。
「・・・そういえば特殊な油をぬったりしていれやすくするとか聞いたことありますわ」
「油・・そんなのないし・・」
すると勇者がアイデアを思いついたのか、再びミネアを四つん這いにする。
この姿勢をとると相手がみえなくなり自分のは丸見えになる
(今見られてる)そうかんがえるとミネアの息が乱れ出していた。
何をされるのかドキドキしながら待っていると先程女性器にかんじた感触がお尻に伝わってきた。
「だめっ!汚いです!」
じたばたするミネアのお尻を両手でがっちり固定し激しく舐める勇者。
唾液でびちょびちょになったお尻に勇者の男根がねらいをつける。
「いくよ。ミネアさんそんながちがちだとはいらないから・・力ぬいて」
返事のかわりにミネアの体から力が抜ける、それを確認して腰をおしいれた。
182言い訳:03/06/15 08:20 ID:a2vJx+D1

激しい痛みとお腹のなかが圧迫されような感覚がミネアを襲う。
ミネアの方は痛くはあるがかろうじて勇者を受け入れる事ができたようだ。
「動くよ」
そういわれると今度はお腹の中が持って行かれるような感覚がミネアを苦しめる。
勇者からは悦びの声が上がる。ミネアのひたいにびっしりと汗が浮かぶ。
(私の痛みはいいの。私は彼の物なんだから、彼の所有物なんだから)
そんな被虐的な考えが浮かぶと何故かミネアの胸はときめいた。
苦痛が和らぐようなあったかい気持ちになる。
押し潰されるような痛みともがれるような痛みが交互に繰り返されたあと、
お尻のなかが熱くなった。ベットに倒れこむ。
(やっと終わった・・。)
苦しみから開放された喜びと満足させてあげられた喜びが快感となってミネアを震わす。
「大丈夫だった?ミネア。すごく気持ち良かったよ」
心配そうに勇者がのぞきこむ。
「ハァ・・ハァ・・大丈夫ですよ。」
そういって力のはいらない体を無理に起こし座ろうとするとミネアのお尻から精液がこぼれた。
「あ・・」
あわててミネアは指でお尻に栓をする。
「お風呂行こうよ」
勇者に従いお風呂場にふたりではいった。
お風呂場で勇者にお尻を洗ってもらう。あれだけの事をしていてもやはり恥ずかしい。
勇者は反対に楽しそうだ。しゃがませたミネアの前からやさしくお尻の穴を洗っている。
「あ、それ・・」
ミネアは勇者の性器の先に茶色いものがついてるのを発見した。
「ごめんなさい・・。」
なぜか性器を露骨にみられたときよりも恥ずかしかった。
「なんで、あやまるの?僕ばっかり気持ちよくなったのに」
「だって私のお尻があなたのを汚したから・・」
ミネアのあまりにも卑猥な言葉に聞いてる勇者も赤面する。
183言い訳:03/06/15 08:23 ID:a2vJx+D1

お互いに洗いあってから風呂桶にはいる。
勇者は自分の上にミネアをのせ自分の方を向かせた。
ちょうど顔のまえに乳房がくる。お互いの体温が心地よい。
しばらくその状態にひたっていたが勇者の指がミネアの性器を撫ではじめる。
「あっ・・だめ」
ミネアが腰をひいて逃げ出そうとするが空いてる手で捕まえる。
ミネアのからだがズレて逆に勇者の胸板にミネアがよりかかる。
「ねえ、ミネア僕のいうことなんでもきくんでしょ」
なでつづけながら勇者がいう。
「じゃあ約束してもらうよ」
「なん・・ですか・・?」
「まず、僕のいうことをきくこと」
「はい・・」
「僕だけにしかこんなことさせないこと」、
「冒険が終わったらここを僕に使わせること」、
ゆっくりよどみなく勇者は約束をさせていく。
184言い訳:03/06/15 08:23 ID:a2vJx+D1
「僕がミネアを大好きだってことを忘れない事」
驚いてミネアは勇者の顔を見上げる。勇者は真剣な顔をしてミネアをみつめている。
「・・はい」
「絶対に死なない事」
ミネアは勇者が泣いてるのかと錯覚した。錯覚させるような声だった。
「はい」
「敬語をやめること」
「・・は、うん」
「今、ここで本当の気持ちいうこと」
「・・・・うん」
ミネアと勇者の視線がまじわる。
ミネアの潤んだ瞳から涙が零れ落ちる。
行為をしたことで気付いた。
あんな恥ずかしい事、痛い事、卑猥な事をさせられて悦んでいたのか
「・・・好きです」
(そうだ、私は彼を好きになっていたのに、彼と結ばれたかったのに
 世界の為だ、彼の為だと自分に言い訳して自分の性欲を正当化してたんだ。)
そのことに気付いてしまった、行為に喜んでいる自分に気付いた。自分の本当の気持ちに気付いた。
ゆっくりと勇者の唇がミネアの唇に近づいてくる。
触れ合うだけの不恰好で優しい幸福なキス。
ミネアのファーストキス。
185言い訳:03/06/15 08:26 ID:a2vJx+D1
終わりです。
186名無しさん@ピンキー:03/06/15 11:00 ID:/Q3qwMTQ
>>185
いやいや、イイですYO!
敢えて変則で来たところに、こだわりを見ますた!
初Hで会議するのも、笑ってしまうがこの2人なら現実的
そして何より、マーニャさんがすばらすい!!

ただ、ミネアファンとして欲を書くと、
せっかく胸の開いた衣装なのに、乳房の描写がほとんどないのが残念
勇xミネだと、母性本能から入るってのが漏れの脳内設定なんで

次回作も期待しておりまーつ!
187名無しさん@ピンキー:03/06/15 17:32 ID:SMdc5ynZ
マーニャ(・∀・)カコイイ!
188名無しさん@ピンキー:03/06/16 11:30 ID:5Nh63a/9
>勇xミネだと、母性本能から入るってのが漏れの脳内設定なんで

マザコンですね。
ドラクエの女性キャラを見てみりゃ分かると思いますが
(ムーンブルクの王女、アリーナ、マーニャ、ミネア、ビアンカ、マリア、フローラ、
 ターニア、バーバラ、ミレーユ、マリベル、アイラ、グレーテ、フォズその他)
これだけ女性がいるのに、母性を感じられるキャラが一人もいません。
そういう女性は堀井氏の好みじゃないのでしょう。
多分、これからも登場しません、ハイ。

ドラクエの女性は強く賢く美しいお姉さんであればいいのです。
母性などいらん。
189名無しさん@ピンキー:03/06/16 13:10 ID:jfNtsHeh
考えの押し付け合いイクナイ!
190名無しさん@ピンキー:03/06/16 15:10 ID:E0sPwutz
キャラの解釈は人それぞれだよね。
191名無しさん@ピンキー:03/06/16 18:08 ID:eOSA5ex7
保移民ネタきぼんぬ。
192KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:55 ID:dZebfXKa
飽きられてるかもしれませんが、
3の女勇者と男魔法使い物、投下させていただきます。
193KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:56 ID:dZebfXKa
ポロメリア


いつ死んでもおかしくない、そんな戦いの中を生き抜いてきた。
いつも、傍に居てくれた。
手をつないだあの日が、なにもかもが今は愛しくて。


「なんでこんなにすぐに死ぬっ!!!」
ジェシカは銀髪を振り乱す。
パーティーの二人が相次いで棺の中に封印されたのだ。
「俺、回復系魔法からっきしだからねぇ」
煙管で煙草を燻らせて笑うのは魔法使いのエース。
黒髪に鷲色の目の青年だ。
「あたしも駄目。そこまで勉強してない」
僧侶のホーリィと武道家のレンはマーマンダインの痛恨の一撃を受けてあえなく
棺行き。
満身創痍ながらもジェシカとエースは船の上で身を横たえていた。
「むしろ俺はお前みたいな女が勇者ってのも疑問だが」
「なんですって!?ごちゃごちゃ言わない!!」
自分のマントを引き裂いて包帯代わりにエースの腕に巻きつける。
「まぁ、辛気臭いよりはいーんだけどよ」
少し皮肉屋で口の悪いエース。
遊びたい盛りに旅に出ることを余儀なくされたジェシカ。
パーティーの中では今ひとつ踏み込めない関係にあった。
194KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:57 ID:dZebfXKa
ホーリィとレンがなにかと邪魔をするというのもあったが。




波音だけが響く船内。
眠れずにエースは隣を見る。
「なぁ…起きてるか?」
「うん……」
なんとなく気まずくて、二人で外にでる。
誰にも邪魔されないで二人きりになれる機会はまず無い。
(あいつにゃ悪ぃが…このチャンス逃したらあとはねぇよな)
後ろから抱きしめようと手を伸ばす。
「ねぇ、エース。あんたなんであたしとパーティ組んだの?」
伸ばした手が、空を掴む。
「なんでって言われてもよ…その…」
「あたしなんで勇者なんだろ…なんであたしだけ…」
風が、銀の髪を散らしていく。
ウエーブのかかった豊かな銀髪が月光を浴びてきらきらと輝く様はまさに戦の女神だった。
「もっと、普通の女の子みたいに生きたかったな」
くすんと少し涙声。
「でも、誰かがやらなきゃいけない訳で…それがたまたまあたしだったんだよね」
かける声も見つからなくて。
「あたしががんばればいいんだよね。そしたら…あたしみたいな思いをする子が居なくなる…
それに、いつかあたしだって普通の女の子に戻れるよね?」
居たたまれずに駆け出して。
195KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:57 ID:dZebfXKa
「あたしにはこんなに素敵な仲間がいるんだし」
手を伸ばして。身体だけじゃなくて、その心まで。
「ジェシカ!!」
後ろからきつく抱きしめる。
「エース?!」
「もう言うな!言わなくていいから!俺が居るから!ずっと一緒に居るから!
もっともっと強くなって大魔導師になるから!!」
叫ぶような声。
「俺といるときは勇者なんてやらなくていい…ジェシカでいてくれりゃ、それでいいから…」
エースの手に、その手を重ねる。
「ありがと…エース」
「俺がパーティに入ったのは…すっげー不安そうにて酒場うろついてる姿見たからだよ…
こりゃだれかにやられんなって…だったら俺がもらってやろーって下心で…でも、いつの
間にか本気でお前に惚れてて…あー、なんでこんな時に言ってんだよ、俺!!」
「エース………」
「本当はもっとちゃんとしたところで言って、泣かせてやろうって思ってのによ!」
思いがけない告白にジェシカの身体がかすかに震える。
「ジェシカ?」
「ごめん、泣いちゃった…」
ぽろぽろと涙をこぼし、ジェシカは無理やりに笑う。
196KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:58 ID:dZebfXKa
「エース…大好き」
頬にちゅっと口付けられて、今度はエースが少し震えた。




ベッドの上でお互い裸のまま向き合う。
月光に照らされたジェシカの肌。少しに日に焼けて、傷だらけの身体。
「傷だらけだよな…」
その傷の一つ一つにキスをする。
「賢者にでもなれりゃ…治してやれんだよな…」
なだらかな身体の線をなぞりながら、その手を下ろしていく。
掌に包み込めるほどの乳房。
小さく歯形をつけるとジェシカがくすぐったそうに身を捩った。
「…やん…っ…」
恥ずかしそうに手で顔を覆う。
その手を取って、戦闘の連続で少し腫れた指に舌を這わせた。
少し骨ばった手がジェシカの秘裂をなぞる。
確かめるようにそっと内部に指をしのばせると、身体が強張ったのが伝わってきた。
「…や…怖いよ…」
これから何が起きるか位はいくら彼女でも分かっている。
「俺が相手でも怖いか…?」
「…ん…多分…怖くない…よ…」
笑った顔はまだ十七歳の少女。
勇者ではなく、ジェシカという名の一人の少女だった。
恐怖心を取り除くためにエースはジェシカの体中を愛撫する。
ほのかに膨らんだ胸も、細い腰も、柔らかい唇も、小さな耳も。
そのたびにジェシカは少しずつ嬌声を上げてった。
指先にとろりとした体液が絡み始め、エースはジェシカの耳元に軽く噛み付く。
「ジェシカ…いいか…?」
197KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:58 ID:dZebfXKa
その言葉が何を意味するかは分かっている。
「…うん……」
濡れた秘所にエースは自分自身をあてがう。
「…息…吐いて力抜け…」
言われるままに大きめに息を吐いたところを見計らってエースはジェシカの内部に
己を沈めた。
「〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
声にならない悲鳴をジェシカは必死にかみ殺す。
ぼろぼろと零れる涙がシーツを濡らして行く。
「…っ…ジェシ…俺に掴まって…」
はぁはぁと苦しそうに肩で息をする。
「…エース…痛いよぉ…」
真っ赤に泣き顔でさえも、愛しくて、その身体も心も全部欲しくなってしまうから。
まるで無様な火傷の様に心が醜く、欲するから。
「…泣かせるつもりは…無かったんだけどよ…ごめんな…」
「…泣いてなんて…ないよぉ…」
無理して笑った顔。
その顔が苦しそうに少しゆがんで、ほんの少しだけ嬉しそうに果てるのを見た。
198KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/16 23:58 ID:dZebfXKa
自分の隣で眠る少女の身体は全身傷だらけ。
飾り気なしで、耳飾の一つも付けない。
(こんどどっかの街でなんか買ってやっか…)
頭を撫でるととろんとした目が見つめてくる。
「悪ぃ、起こしたか?」
「…んーん…平気……」
まだ眠たげにジェシカは笑う。
「なぁ、一つ提案があんだけどよ」
「?」
「もう少しだけ、あいつらには棺の中で眠っててもらうってのは…駄目か?」
少し照れくさそうにエースも笑う。
「ようやく邪魔がはいんねぇようになったんだしよ」
「…少しだけだよ」





その後、教会で二人が蘇生するまで二人の仲がほんの少し進んだのは言うまでも無い。
199KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/17 00:00 ID:RCoxhDtb
以上です。お目汚しかもしれませんが、書かせていただきました。
バリーちゃんもそうですが、銀髪がKINO,萌えなんで…

200名無しさん@ピンキー:03/06/17 16:25 ID:Xagk1v5V
イイんだけど・・・
誰か、若い男魔法使いを描いてくれ
201KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/17 17:05 ID:i2PR9oql
>200さん、
すいません…一応若い魔法使いで書いたつもりでした。
修行しなおしてきます。
202名無しさん@ピンキー:03/06/17 23:15 ID:Tw0ROp0G
KINOさんイイ!
純愛系?イイ!
こういうのまってたよう。
こんなかっこいい魔法使いって・・・
勇者もスキ!
203KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/17 23:45 ID:lXXBap7I
>202さん、
どうもです。職人だらけの官スレに投下するのは緊張しました。
また、機会があったら書かせていただきますね。
ジェシカとエースってのはKINOがゲームするときに
よく使う名前なんで、書くならこの名前って決めてました。

他スレに常駐してるんで、官スレはROMだったんですが…
書きたいものが出来たとき、時々UPさせてください。

改名さんのバリーちゃんを待ってるKINOでした。
204くろねこ 《クリアリ》:03/06/18 00:59 ID:Xrr25hjB
勇者たちとの旅が終わって、もう長い月日が経つ。
つらく、厳しく、そして楽しかった旅・・・。
「はあ・・・。」
サントハイムの城内からみる月は、あの開放的だった日々を懐かしく思い起こさせる。
あの時見た月が、今ではこんなに遠いい・・・。
クリフトは静かにため息をついた。
もちろん彼の頭の大部分を占めているのは神への信仰心と、それを隅へと追いやるようなアリーナへの淡い(とはいえなくなってしまった)恋心である。
無鉄砲な姫のため、強くなりたい、守りたいと必死で戦ってきた旅だった。
自分の立場を忘れるほどに、アリーナを身近に感じてしまっていた。
―――この想いはしまっておくんだ。こんな笑いの種にすらならない想いなど・・・。
クリフトは今でも教会での務めの他に、旅で身に付けた技の鍛錬を怠らない。
その努力のにじんだかたく大きな腕を窓からおろした。
もうすぐアリーナがお見合いをする。隣りの国の王子だ。
クリフトとは違う、身分ある由緒正しいお方だ。
205くろねこ 《クリアリ》:03/06/18 01:00 ID:Xrr25hjB
・・・きっと、姫様を幸せにしてくれるだろう。
このサントハイムも姫様も更に幸福になるんだ・・・。
クリフトはもう一度ため息をつき、寝巻きのままドアを開け、城の外へと向かった。

湯浴みをした青い髪が風にさらわれ冷やされる。
クリフトはアリーナの部屋が見える丘の上へ腰をおろした。
姫はもうすぐ控えた見合い話などまったくしらない。
この見合い話を薦めたのが自分だと知ったら、姫は私を憎むだろうか・・・。
旅が終わってからまじめに政治を学び始めたアリーナ。
昔のように破天荒なままなのに髪型やドレスを、こうすいを気にし始めたアリーナ。
そんな姫の変わりように、次は婿をと王が望むのはあたりまえのことなのだ。
そしてその役目は信用がありブライともに一番の相談役であるクリフトに回ってきたのであった。
そしてそれを断れるはずが無い。
姫様の結婚式の日取りが決まったら、私はもう一度旅へ出よう。
ライアンさんの所へでもいってみようか・・・
その時だった。
「ぐはっ!!」
クリフトの後頭部に激しいとでは言い切れないほどの衝撃が走る!
「前のめりに倒れこみよろつきながら振り向くと、鬼神のような形相のアリーナが立っていた。」
206くろねこ 《クリアリ》:03/06/18 01:01 ID:Xrr25hjB
「・・・ひ、姫さま!」
「毎日鍛錬してる割には相変わらずへっぽこじゃない!!」
「・・・すみません・・・。
と、我に返ったクリフトは、アリーナの服装に気がつく。」
「姫様、今はもう夜中です。こんな時間に一国の姫ともあろう者がそんな寝巻き姿で出歩いてもよろしいと思っておられるのですか?」
そんな口うるさいクリフトにたいして、アリーナはクリフトを冷たく見下ろした。
クリフトもそんなアリーナの態度に気づき、身を硬くする。
「・・・クリフトがきめたんだってね。お見合い。」
その瞬間、クリフトは心臓をつかまれたように息を止めた。
「・・・姫様と、お国のためです。」
クリフトはアリーナの方をみることができなかった。
207くろねこ 《クリアリ》:03/06/18 01:01 ID:Xrr25hjB
「あたしがいやだって言っても?」
「それは姫様の自由です。しかしあなたの将来と国をよく考えた上で答えをお出しください。」
クリフトは立ち上がり、アリーナをふりかえりもせずに森の方へと足を進めた。
「・・・クリフト。」
静かな、かすかな声。その小さすぎる声も、アリーナの唇から漏れたというだけでクリフトの歩を止める。
「姫さ・・・」
クリフトの言葉を待たずに、柔らかすぎる体がクリフトを包んだ。
208あぼーん:あぼーん
あぼーん
209名無しさん:03/06/18 01:36 ID:wZiid4+c
≫207
続くんだよね?
210名無しさん@ピンキー:03/06/18 01:42 ID:d27NluBU
>207
続き激しくきぼんぬ。
211くろねこ 《クリアリ》:03/06/18 01:49 ID:Xrr25hjB
ごめんなさい・・・ちょっとおねむでした。
明日にはアップするんで。

209さん210さん、声かけていだだいてうれしいです。
ちゅうとはんぱにとまってしまってすみませんでした。
212名無しさん@ピンキー:03/06/18 02:53 ID:Zuw7G92/
>>211
女性らしい文章だね。
つーかアリーナ怖い。
213芸術の都のお姫様:03/06/18 03:09 ID:gg9Cxvb7
アルス×グレーテです。
PC不調の為、2レスだけうpさせてください。
今日中に残りもうpします。
214芸術の都のお姫様:03/06/18 03:10 ID:gg9Cxvb7

神を語り世界中を絶望に陥れた魔王はアルス達によって倒された。
世界中が歓喜に包まれた日の翌日、マーディラス城では緊急会議が行われていた。
「グレーテ様、まだはやすぎますぞ」
「いや一刻も早くやるべきですな」
「グレ−テ様はまだ若すぎます。早まった真似されてくれますな」
「グレーテ様が望んだ事ではないか」
圧倒的に賛成派が多いなか一人親代わりの大臣が反対していた。
しかし、グレ−テ自身が賛成派ではその頑張りは報われようはずも無い。
「じい!わらわの事を考えてくれるのはうれしい。
 しかしこれは国にとっても重要な事じゃ。そのような個人感情でものを申すな。
 それにこれはわらわが決めたことじゃ。
 世界を救った英雄、これほどわらわにふさわしい者がおるか?おらぬであろう」
グレーテが大臣を諭す。
「しかし・・」
それでもくいさがろうとする大臣にグレ−テが言い放つ。
「よいか?世界が平和になったと言う事はいままで閉ざされていた国とも交易がはじまる。
 それは良い、良い事ではあるがそれによって戦争が始まる可能性が大きく高まるのは必定。
 さらに豊かでありながら戦力を持たぬ我が国は世界中でもっとも標的にされやすい国じゃ。
 しかし世界を救った英雄が国王であらばその問題は一気に解決するであろう?
 世界一強い上に世界中の有力国とも繋がりがあるのじゃ、どこも手はだせん」
既に一度話した内容ではあったが場内われんばかりの拍手だ。
それをみてグレーテは満足そうにうなずく。
グレーテは完璧な理論武装をしてこの場にのぞんでいる。
さらに絶対に意見を通すため、会議に出席する権利のある諸侯の
グレーテFCメンバーは無理に緊急の用事を作ってある。
今朝、突然聞かされた大臣には反論材料すら残されていなかった。
「さいわいあの者には伴侶はおらぬ。年の頃もちょうどいい。
 なによりわらわはあの者が気にいったのじゃ、それでは決をとるぞ!」
圧倒的多数で賛成に可決した。グレーテは満足そうに頷いた。
「それではさっそくあの者に使者をだせ。一刻もはやく来るように伝えるのじゃ」
215芸術の都のお姫様:03/06/18 03:10 ID:gg9Cxvb7

その日の夕刻、アルスはマーディラス城へ到着していた。
アルス達英雄は世界各国から使者が訪れ正式に礼がしたいので来てくれとせがまれていた。
ルーラでいくので移動は楽だがどこでも凄い歓待と引き換えに話しをききたがり
うちの将軍にと勧誘し大変な思いをした。マリベルとガボは喜んでいたが。
(ここはでもグレーテさんのところだから気が楽だな)
アルスは心の中でそう思いながら謁見の間にはいった。
「アルス!よう来てくれた!」
扉を開けると満面の笑みでグレーテが駆け寄ってきた。跳ねたようにアルスに抱きつく。
「はしたのうございます!」
大臣の言葉にアルスにまわされた腕がほとかれた。
「まったくこれではうるそうてかなわん」
グレーテはアルスの腕をとりさっさと歩き出した。
「わらわの部屋で話をきかせておくれ」
アルスは苦笑しながらおとなしくグレーテの寝室までついていった。
グレ−テの部屋はきらびやかで甘い香りが漂っていて
アルスにはまるで別の世界に来たように感じられた。
「どうしたのじゃ?はやくこっちにきて話をきかせてくれ」
「いや・・相変わらず凄い部屋だなと思って」
アルスが部屋を見渡しながら部屋の中央まできて大きなベットの傍の椅子にすわる。
グレ−テはベットに腰掛けたままアルスが話し出すのを待っていた。
216芸術の都のお姫様:03/06/18 06:40 ID:gg9Cxvb7

アルスは冒険中に出会った人や起きた事などを話し始めた。
グレーテは大きな瞳を見開いてじっとアルスを見つめたままアルスの話を夢中で聞いていた。
笑ったり怒ったり悲しんだり。
様々な表情をみせながら聞くグレーテは普通の女の子のようであった。
「アルスの話は本当に面白いのう。まるで夢の中の出来事のようじゃ」
グレーテはうっとりとした表情で話していた。
「大陸が海に飲まれたり、海底に神殿があったり、同じ日が繰り返されたり・・
 アルスから聞かねばわらわも信じられないような話ばかり・・
 わらわもアルス達と冒険したいの・・・」
最後は少し悲しそうになってしまった。アルスは『すればいい』とはいわない。
『言えない』グレーテが背負ってるものの大きさを知ってるから。
「ここに座らぬか?」
そういってグレーテはアルスを隣にすわらせる。
「実はアルスに折り入って話しがあるのじゃ・・」
そういってグレーテはアルスの手をにぎる。
ろくに力を入れた事もないグレーテの手は信じられないほど柔らかかった。
グレ−テの顔は赤く染まり握っている手は震えている。
「わらわと・・結婚してくれぬか・・?」
アルスの顔が驚きに染まる。グレーテにとって決死の告白だった。
マーディラスの国主として、また一人の少女としての願い。
少しだけ待ってグレーテが勢いよく話し出す。
「もし見初めた相手がおるのならそのものを側室そしてよい。
 王の仕事が嫌なら名前だけでよい、業務はわらわが全ていたす
 わらわを・・もらってくれぬか・・?」
力無く言葉を終えグレーテはアルスの返事を待った。
217芸術の都のお姫様:03/06/18 06:40 ID:gg9Cxvb7
アルスは様々な出来事を思いだしていた。これまでの冒険で知った王の苦悩。
国を守るという事。倒す相手のいない戦い。
そして自由を求めた親友。色々な事を思いだし目の前の少女を見る。
グレーテは潤んだ瞳でアルスを見上げている。
小さな体が震わせてアルスを見つめる少女は国の全てを背負っているのだ。
「・・グレーテ。僕も男だよ。それは僕の仕事だ」
「えっ!?」
アルスは驚くグレーテの肩を両手でつかみ瞳をみながら決意の言葉を発した。
「グレーテ。僕は君が欲しい。僕にあなたをくれないか?」
しばらく呆然としていたグレーテのほほに涙がひとすじ、みちを作る。
「はいっ・・・」
「もう取り消せないよ、君は僕のものだ。」
アルスが優しくグレーテを抱きしめる。お互いの体温が伝える快感に身を浸す。
「だからここも僕のものだ。」
そういってアルスはグレーテの頭を傾けさせ唇にキスをする。
「・・・今日」
アルスの唇がグレーテの言葉をさえぎる。今度は舌を挿し込む。
グレーテも不器用に舌でこたえる。アルスはグレーテの口腔を舐め唇をしゃぶる。
名残おしそうに唇を離しアルスがささやく。
「それも僕の仕事だよ、グレーテ。・・今日は帰らない。君の全てを奪うまでは」
218芸術の都のお姫様:03/06/18 06:40 ID:gg9Cxvb7

アルスは先に全裸になりグレーテの服を脱がせる。
ごてごてと飾りのついたドレスを脱がせ中の大仰な下着を脱がせると真っ白な裸体が現れた。
透き通るように白い体を抱き寄せキスをする。ベットに押し倒して頭をなでる。
緊張で固まっていたグレーテがアルスの手に酔いほぐれてくる。
頭をなでていた手が肩を愛撫する。そのままゆっくりとさがり胸に触れる。
「はぁっ・・」
アルスはじっくりとグレーテの体を鑑賞し胸を下から揉み上げる。
桃色の突起に軽く触り硬さを楽しむ。指の腹で十分楽しんだ後味を確かめる。
グレーテが小さく悲鳴をあげる。舌で転がしながら手がグレーテのお腹をさすりだす。
アルスの手がふとももにのびた時にようやく胸が開放される。
アルスはおへそにキスをしてまた唇を弄ぶ。
「足をひらいて・・」
アルスの囁くような要求に逆らえず少しだけ足がひらく。
アルスの手がグレーテの足をつかみ一気にこじあげる。
見せた事すらないグレーテの秘所をじっくりとながめる。
グレーテは恥ずかしさに負け足をとじようとするがアルスがそれを許さない。
桃色の亀裂はぴったりと閉じられ恥ずかしそうに震えている。
しばらく眺めてから唇を重ねる。優しく舐め上げて唇で揉む。
舌の動きによって陰芽の姿があばかれる。
グレーテの口から声が漏れる。
十分にしめらせるとアルスは自らの肉棒をグレーテの秘裂にあてがった。
219芸術の都のお姫様:03/06/18 06:41 ID:gg9Cxvb7

「いれるよ」
それだけをいうとアルスはグレーテに腰を落とす。
グレーテの女陰がアルスの肉棒に貫かれた。
「うっっくう〜・・・あう・・くう・」
グレーテはシーツを握り締めて痛みに耐える。
なにも考えられなくなりただ時がすぎるのを待っている。
きつくしまった秘肉が吸いつくようにアルスを締め付ける。
「っ・・あっ・あっ・あっ・あっ・あっ・」
アルスは音を刻むようにグレーテの体をうちならす。
その音にあわせるようにグレーテの口から声が漏れる。
二人の音楽が鳴り止みグレーテのなかにアルスが注ぎ込まれる。
アルスがグレーテをみると瞳の淵に涙があった。
繋がったままアルスはグレーテの涙を舐めとりキスをした。
グレーテのなかから血の混じった白濁液がこぼれる。
「大丈夫だった?」
グレーテは無言で頷くとはにかむように笑った。
「ごめんグレーテ」
「あやまらないで・・嬉しいんだから」
グレーテが首を横に振って言うとアルスは微笑んであやまった。
「いやそうじゃなくて、・・また立った」
グレーテのなかに収められたままのそれは果てる前と同じ姿でいすわっている。
「えっ」
「だってあんまりグレーテが可愛いから・・ダメ?」
「もうアルスは・・」
子を諭すような口調で笑うグレーテにアルスはキスをしてまた腰を動かしはじめた。
アルスと繋がるという精神的快楽が肉体の苦痛を打ち消す。
なかの液体が掻き出されまた注がれる。
二人は繋がったまま行い続け、その後疲れ果てて眠った。
220芸術の都のお姫様:03/06/18 06:41 ID:gg9Cxvb7

翌朝、アルスが目を覚ますと腕に柔らかい感触があった。
グレーテの手がアルスの腕を握り締めていた。
アルスはグレーテの顔をじっと見た。
柔らかな髪は陽の光をあびて黄金色に輝き、長いまつげは濡れたようにたたずみ
形のよい鼻から規則正しい寝息がきこえてくる。
可憐な口は紅くぬれて透き通るような白い顔を彩っている。
アルスの胸に昨日の感動が思い起こされる。
美しいものに出会えた感動と美しいものを手に入れた感動。
しばらく眺めているとグレーテが目を覚ました。
グレーテはアルスの視線に気付いて布団で顔を半分隠す。
「ずっと・・みてたの?」
「うん。起きてからずっと見てた」
そういってアルスは布団を剥ぎ取った。
「あんまり綺麗だから」
「そう・・?」
「芸術の都が生んだ最高傑作だよ」
二人は長い口付けを交わし抱き合った。

婚約発表はこの日のうちに行われ世界に衝撃が走ったが
誰よりも衝撃をうけていたのはマーディラスの大臣であったという。
221芸術の都のお姫様:03/06/18 06:42 ID:gg9Cxvb7
終わり。
222名無しさん@ピンキー:03/06/18 07:55 ID:QMt3qpFq
>>214-221
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
アルスxグレーテ、漏れ、かなり好きなんだよ。神降臨、大願成就、大化改新
しかし、だからこそ言いたい
ラブシーンが、普通の女過ぎる!
それが狙いかもしれんけど、それにしては「一人の少女」宣言が弱い!!
(アルスは漏れ的に問題なし。漢になって帰ってきたわけだから…これも妄想か)
……勝手書いてスマン。次回作にも大期待っす!

ところで…グレーテはどんな顔なんだろ。本当にコンニャクのような顔のはずはなし…
貧弱な漏れの想像力じゃサッパリだ。誰かイラスト描いてクレ〜
>>201のKINOさん。>>200はこういう意味です。申し訳ない
223221:03/06/18 21:12 ID:gg9Cxvb7
>>222
感想ありがとうございます。
すごく気になってた部分の感想で嬉しいです。
おかげで自分が表現しようとしてしきれなかった所が明確にわかりました。
何を書きたかったか言うと言い訳と負け惜しみみたいなので作品で書きます。
そのうち続編を書く予定なのでまた読んでもらえたら嬉しいです。
224名無しさん@ピンキー:03/06/18 23:30 ID:YaQ6H2fY
いいんだけど、マリベルはどうするの??
225名無し:03/06/18 23:47 ID:y8SDNbiv
≫224
この話の中ではマリベルとは只の幼馴染みです。
226KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/18 23:58 ID:9pUtEOTP
えーと、もう一つ投下させていただきます。
ただ、清楚な女僧侶が好きな方はスルーしてください。
男武道家と女僧侶です。
227KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:00 ID:4DotoO6K
強く儚い者たち


海賊たちの隠れ里にパーティは身を寄せていた。
風のうわさでここにオーヴの一つがあると聞いたからだ。
女勇者ジェシカは海賊の頭領と意気投合。
しかも、この頭領、女伊達らに海の猛者たちをまと纏め上げる手腕を持つ。
「あんたおもしろーい!」
「あんたもね!」
酒壺をそのまま酌み交わし、二人は大声で笑いあっていた。
それを横目で皆がら煙草をふかすのは魔法使いのエース。
「いまどきの海賊は美人が多いよな」
細身の筋肉質。弁髪の武道家。名前は蓮(レン)。ジェシカのパーティの戦闘隊長。
「あ、そのカードあたり。あたしの勝ちね」
ストレートフラッシュを決めて不適に笑う美少女。
博打好きな僧侶ホーリィ。自らを「堕落僧侶」と称するが、
腕は確かな回復役。
それぞれが際立ったパーティ。それがジェシカを中心としたこの面子である。
「姉ちゃん、強いな」
「まぁね。カードは頭使えば勝てるから」
年代物のワインを流し込んでホーリィは次の手を読む。
肩の辺りで切りそろえられた金髪。
深く蒼い海の瞳。
僧衣に身を包み穏やかに笑う姿は、慈悲の象徴そのものだが、一皮向けば
本性はこちら。
鉄の槍を振りかざし、風の呪文でモンスターを薙ぎ倒す。
愛用のシガレットケース。護身用の聖なるナイフ。
初めてその本性を知ったとき、レンはしばらく立ち直れなかったほどだ。
「ホーリィ。調子はどうだ?」
「あたしに勝てるやつが居ると思う?」
目の前に積まれた金貨は少なく見積もっても三万ゴールドはあろう。
レンはたいしたもんだと笑った。
228KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:00 ID:4DotoO6K
酒場が静かになったのはその数分後だった。
海で魔物に襲われた海賊の死体が運ばれてきたからだ。
必死に応戦したが力尽きた海の男。
仲間の死に海賊たちは哀悼の意を表した。
「………」
その凄惨さにジェシカは目を瞑る。
それに気付いたエースがジェシカの手をそっと握った。
煙草の火を消して、ホーリィが前に歩み出る。
カッと目を見開いたまま事切れた海賊の瞼に指を置き、静かに目を閉じさせる。
「姉ちゃん……」
「あたし、これでもカミサマってのに仕える身だからさ」
ホーリィは静かに祈りこの言葉を紡いで行く。
それは歌うような、それでいて、語りかけるような、独特の詠唱だった。
その声にほぅっとため息が上がるほど。
先刻までカード賭博に興じていた姿は微塵もなかった。
「ありがとうよ。きっとこいつも今頃生みの女神のところで酒盛りしてるだろう……
さぁ!野郎共!!!送り酒だ!!!派手にやろうぜ!!!!」
おお!と歓声が上がり、活気が戻る。
ホーリィも静かにカード場へと戻って行った。
229KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:01 ID:4DotoO6K
波の音は耳の奥に。
潮風は肌に。
「おい」
「何よ」
てくてくとレンが歩いてくる。
「お前、あんなこともできんだな。ちょっと見直した」
「失礼ね、筋肉馬鹿。あたしは神に仕える身なのよ。これでも」
真っ赤な口紅がトレードマーク。
好きなものとは酒と煙草とギャンブル。
気分屋で武器の扱いもそこそこ出来る。
ホーリィは僧侶としては異色な女だった。
「なぁ、お前今度の誕生日で幾つよ」
レンは煙草に火をつけながらホーリィの横に立つ。
「レディに年聞くあたり筋肉馬鹿ね」
その吸いさしを奪い、ホーリィは口にする。
「ったくこの女は」
「二十七よ。年増で悪かったわね」
「俺なんか三十だぜ」
「男は三十路からって言うじゃない。あたしなんか終わってるわ…お子様二人は
あたしが寝てる間になんかあったみたいだし」
「俺も寝てる間にエースにやられたって感じ」
二人にとってエースとジェシカは弟、妹のようなものだった。
その成長が嬉しくもあり、少し寂しくもある。
「なぁ」
「何よ」
「俺、人恋しいのよ」
「…あんたのは人肌恋しいでしょ」
「分かってんなら」
「いいわよ」
ホーリィの髪を風が撫で上げる。
「あたしも人恋しいことがあるから……」
230KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:02 ID:4DotoO6K
与えられた部屋の中、二つの影が重なり合う。
「…んっう……」
何度か口付けを交わしながらレンはホーリィの僧衣を脱がせていった。
隠されていた豊満な乳房に目が釘付けになる。
その頂を舐め上げる。
「…あんっ……」
僧侶ではなく、まるで娼婦。
聖女の名を持つインキュバス。
「僧侶の身体じゃねぇよな……」
「…嫌な男ね……」
三つ編みの紐を解くと、ホーリィの周りに漆黒のカーテンが降りる。
「解いたほうがいい男よ、あんた」
赤い爪がレンの背中に傷をつけた。
男は女の身体を弄り、嬲る。
唇が離れるときにちゅっと音がして、糸を引く。
女も慣れた手つきで男の身体を弄った。
無骨な指が女の内部をかき回し、応えるように女は嬌声を上げる。
とろりとした体液がレンの指に絡みつき、『早くおいで』と誘ってきた。
「あああんっ!!!」
下腹部全体に圧迫感が押し寄せる。
231KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:03 ID:4DotoO6K
忘れた頃にいつもこの男は求めてくるのだ。
汗ばんだ肌と男の匂いが心地良い。
一瞬だけでも『孤独』を忘れさせてくれるのだ。
「や…ぅ…!……い…ぁ…」
男の首にしがみついて、その腰に脚を絡めて。
「…ホーリィ……」
その乳房に顔を埋めて。
今だけ、一人じゃないと感じあえればいい。
「あっ…!!あんっ!!!」
奥まで突かれたかと思えば、浅い所で注入を繰り返す。
男は女を知っている。
そしてまた、女も男を熟知していた。
どうすればお互いがいいのかは分かりすぎていたのだ。
「あああああっ!!!!」
ぎゅっと締め付けられる感覚に男は女の胎に熱を注ぎ込む。
ぐったりと重なりあう体は一組の雄と雌だった。
232KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:03 ID:4DotoO6K
室内に煙草の明かりが灯る。
「なぁ、俺が死んだときもさっきみたいなことしてくれよ」
「何よ急に」
同じように煙草を咥えてホーリィはレンの頬をつねる。
「って〜な。何すんだよ凶暴女」
「や〜よ。祈り言葉なんて上げないからね」
「何でだよ」
「…あたしが死んだとき、ちゃんとやってよね」
その声はさっきまでとは違うトーンだった。
「あたしが死んだら……誰の目にも付かないところに埋めて。時々思い出してくれるだけで
十分だから……」
「な、何言ってんだよ」
「しってる?バラモスに殺されれば…蘇生は出来ないのよ」
ホーリィは知っている。
この先に起こるであろう出来事を。
「花も何もいらないから」
「ホーリィ……」
「命日には煙草もってきてくれりゃ十分だから」
ホーリィは少し悲しそうに笑った。
「…ぜってー嫌だね」
「何よ、意地悪」
「お前は絶対死なない。俺も死なない。もちろんあいつらも。バラモス倒してアリアハン戻って
綺麗なねーちゃんはべらせんのが俺の目標なんだよ」
233KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:03 ID:4DotoO6K
「……そうね。あたしもまだまだやりたいことあるしね」
「だから、んなこと考えんなよ」
ホーリィは笑いながら目を閉じる。
「ありがと」
「なんか言ったか?」
「筋肉馬鹿って言ったのよ」
少し薄い唇が悪態をつく。
「可愛くねぇ女だな」
「あんたに愛想まいても仕方ないでしょ」



しってる。
このさきになにがおきるのかなんて。
このいっしゅんだけのしあわせはうたかただということも。
みてしまったから。
わたしはほんのすこしさきのみらいを………。
234KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:05 ID:4DotoO6K
訂正。
生みの女神→海の女神です。
235名無しさん@ピンキー:03/06/19 00:34 ID:NrnZOfFP
僧侶たんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ふだん勝ち気だけど実は寂しがりやという女萌え(;´Д`)
悲劇で終わりそうだけれども、それもまた良い。
次のお話も早く読みたいでつ。チンチン

ただ、レンの漢字表記はしばらくやめてほすい・・・いろいろと(笑
236名無しさん@ピンキー:03/06/19 00:40 ID:FDWLdSeO
女僧侶タン……切ないでつ・゚・(ノД`)・゚・
237KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 00:45 ID:4DotoO6K
ども、ちまちま投下させていただきますので、
この四人とKINOを生暖かく(w見守ってやってください
238KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/19 01:07 ID:4DotoO6K
子豚の歌(おまけ)


「あー、俺、賢者になろうかな」
「馬鹿には無理よ」
エースの独り言にホーリィがすかさず突っ込む。
「……きっつ〜、姉さん最近眉間に皺よってますよ」
エースも負けじと悪態をつく。
「……よっぽど棺に直行したみたいね、坊や」
ホーリィが鉄の槍を構えて、呪文の詠唱に入る。
風の渦が生まれ、次第に大きくなっていく。
「おわっ!!レ、レン、何とかしてくれよ!!」
「自分でまいた種は自分で刈り取れって言うだろ」
どこ吹く風でレンは煙草を燻らせる。
ジェシかも聞かなかった振りをして目をそらす。
ホーリィの手から生み出される十重二十重の風の刃は一斉にエースの身体に振りそそいだ。
「!!!!って〜〜〜〜〜〜!!!!!
咄嗟に放ったベギラマが幾つかを相殺するが、如何せんホーリィは司祭の資格を持つ女。
能力でエースが勝つにはまだまだ修行が必要だった。
「これに懲りたら口の利き方には気をつけることね」
赤い唇が不適に笑う。
ぼろぼろになったエースをジェシカは必死にベホイミの連続詠唱。


これがこのパーティの日常。


暗い話かいちゃったんで、書きかけですが纏めてみました。
239名無しさん@ピンキー:03/06/19 06:14 ID:unUA4mbQ
>>188
そうか?
漏れはフローラやミレーユは結構母性全開だと思うのだが
240名無しさん@ピンキー:03/06/19 16:02 ID:VUyD70Ch
>>239
激しく同意。
特にフローラの場合、アンディがへタレなので
二人がくっついた時にかなり納得出来た。
241名無しさん@ピンキー:03/06/19 20:59 ID:2sdzbUbj
>235
は す ち ち 
のせい?<れんの漢字表記
242名無しさん@ピンキー:03/06/19 21:51 ID:l/fMjacF
確かにフローラは母性的かもしれないな。
母親を知らない主人公と結婚しても、頼りないアンディと結婚しても、
うまーく包み込んでくれそうだ。

そんな話をキボンとか言ってみるテスト。
243くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:41 ID:Ga19U9zy
世界が反転するかのようなめまいを感じつつ、クリフトはそっとアリーナの体を押しやる。
「はやく部屋にお戻りください、姫。」
と、触れた肩がこ刻みに身に震えているのがわかった。
「・・・泣いているのですか?」
「・・・ばか・・クリフトのばかあ!!」
アリーナが力ずくでクリフトの体を地面に押し倒した。
クリフトに馬乗りのようになり、激しく胸を叩く。
「ちょ・・ちょっ・・、姫・・!!」
月の光にアリーナの泣き顔が鮮やかに浮かび上がる。
胸を叩くこぶしの力も弱い。
244くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:43 ID:Ga19U9zy
クリフトは軽い痛みに胸をしかめながらアリーナの腕をつかんだ。
「・・・なぜなく必要があるのです・・・。」
上半身を起こし、アリーナを正面から見つめる。
アリーナは斜め下を向いて、黙り込んでしまった。
「わたしは、本当に姫を思っての事をしたのです。国と、姫様の・・・」
そこまで言うと、アリーナがキッとクリフトをにらみつけた。
眉をひそめ、その大きな目は赤く、涙にぬれて光っている。
「・・・結婚相手は、あたしが決めるわ」
強い口調でそういうと、つかまれていた両手を振りほどき、クリフトの頬を両手でつかみ、一気にその唇をクリフトの唇へと押し付けた。
「!!」
時が、止まる。
245くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:44 ID:Ga19U9zy
クリフトがそれを自覚するまでに、どれくらいだったのか。
アリーナの髪がクリフトの肩にかかり、柔らかい、熱いものが唇に触れている。
その行為を認識できたのは、息が苦しいと気づいたときだった。
クリフトの頭の中を心地よさと驚きと、そして自分の立場が駆け巡る。
アリーナを引き離そうとするが、がっちりと挟まれた顔はびくともしない。
鼻での呼吸も忘れ、もうだめだと思った瞬間、ゆっくりとアリーナが体をひいた。
はあはあとクリフトは慌てて息を吸い、アリーナはじっとクリフトを見つめた。
「・・・な、なぜ・・・」
クリフトがそうつぶやくと、アリーナは泣き腫らした目を少しだけゆるめ、言った。
「・・・嫌がらせよ。」
「は?」
「あたしの気持ちだってわかってるくせに、あたしのこと姫としてしか見てないんだもん。」
246くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:45 ID:Ga19U9zy
―――それはちがいます!
即座に否定しようとしたクリフトの頭を、《あたしの気持ち》という言葉が駆け巡る。
アリーナは立ち上がり、座り込んだままのクリフトを見下ろして、言った。
「いいわよ結婚するわよ。あたしはすてきなだんなと結婚して子供作って幸せに暮らせばいいんでしょ。・・・そのかわり・・・」
もう一度アリーナの目に涙が光る。
「クリフトのこと、一生恨んでやる」
アリーナが影を伸ばして去ってゆく
月の光にその輪郭が浮かび上がり、闇にまぎれていく。
自分の元から去り、もうけして触れられぬ、遠くへ・・・。
アリーナを泣かした。しかしそれは彼女のその後の幸福のためへの投資であって・・・。
―――姫様は素敵なだんな様をもらって、子供を作って・・・。
その瞬間、クリフトは唇から感じた熱が全身に伝わり、自分でも恐ろしいほどの苛立ちを感じた。
247くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:46 ID:Ga19U9zy
―――姫様を、ほかの男に触れさせたくない・・・。
それが、常に自分の意志を封じ込めていた男の本心であり、何度も口をついて出たため息の理由でもあった。
クリフトの、何かが壊れた。

すばやくアリーナの元へと駆け寄ると強引にその腕をつかみ、腰に手を回す。
「きゃっ!!・・ん・・・ゃあっ!!」
そのまま今度はクリフトからアリーナにキスをした。
248くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 00:55 ID:Ga19U9zy
驚きクリフトから離れようとするアリーナの顎をつかみ、無理に口を開かせ舌を割りいれる。さっきのような触れるだけのものじゃない。
何度も何度も位置を変えアリーナの舌を吸い、押し戻し、歯の裏までなめるように、激しくその唇をいたぶりつづける。
はじめての感覚に、クリフトの態度の変貌に、ただただ圧倒され受け入れるしかないでいた。
抗えないほどの圧迫感と恐怖。
しかしその舌が激しくアリーナの口中をむさぼるたび、背中の方から電流が流れたようにしびれてゆく。
「だ・・だめ・・・」
やっとのことでアリーナが言葉を発すると、クリフトは口の端だけで笑って、悲しそうにささやく。
「姫様が先に私を襲ったんですよ。」
荒々しく、だけれども草の柔らかそうなところへと押し倒す。
249あぼーん:あぼーん
あぼーん
250くろねこ 《クリアリ》:03/06/20 01:22 ID:Ga19U9zy
もう一度アリーナの閉じた唇の上からねっとりと舌をおしつけ、そのまま頬、
顎へとなめ添える
そして耳元までくると、クリフトは息をはくようにして声を漏らした。
「・・・今だけ・・・わたしだけの姫になってください・・・。」
「クリ・・フト・・きゃん!」
アリーナの言葉をまたずに、アリーナの上着を一気にたくし上げた。
白い肌に大きく形の良い双房があらわになる。
隠そうとする両腕を全体重で抑えなおし、舌先でその先端をつつく。
「・・あっ!」
クリフトはアリーナの力が弱まったことを感じ、両手を使って大きく胸をもみしだいた。
根元からつかみ、形の代えた乳房へ、舌を強く押し付ける。
別の生き物のように舌をはわし、吸い上げる。
「いやあああっ!」
クリフトの頭を払いのけようとしたアリーナの両手は、いつのまにかその髪をつかみ、
自分の胸元へと押し付ける形になっていた。
そしてちろちろと舌で責めた時、アリーナの体ががくがくとゆれた。
「ああっ!!・・・んはっ・・はあっ・・はあ・・っ・・」
251あぼーん:あぼーん
あぼーん
252あぼーん:あぼーん
あぼーん
253名無しさん@ピンキー:03/06/20 04:31 ID:jMubknq/
>.230
>聖女の名を持つインキュバス。
じゃあモリガンは男なのか?

と、いうツッコミが山ほどくると踏んでたのは漏れだけか?
254名無しさん@ピンキー:03/06/20 04:54 ID:AJJN9Niu
>>204-207
>>243-248 >>250
くろねこさん最高です!
夏の原稿はっぽらかしてwスレに張ってました。
クリフトらしい葛藤が萌える〜
255名無しさん@ピンキー:03/06/20 06:06 ID:h61FfBXQ
ぐーっじょぶ!
朝からよいもの見させていただきました。文章上手だなあ・・・
続き楽しみです。くろねこさんがんばってください。
256名無しさん@ピンキー:03/06/20 13:02 ID:cwfo/gD5
くろねこさん
頼みますからageながら投稿しないでください
小説の間に広告が挟まっちまって、せっかくの素晴らしい作品が読みにくくて仕方ないので
それと、推敲は一字一句丁寧におながいします
誤字脱字ならともかく、>>248の3〜7行目はアリーナサイドですよね?
257KINO ◆Nq.KINOKeY :03/06/20 20:09 ID:eZev4Dlo
ああああ、すんげぇミスを…

逝ってきます…
258名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:39 ID:1YltIxvK
アリーナは、尿意を催していた。
本来なら隠れて小便したかったけど、クリフトと話がしたかった。
アリーナは、クリフトと一緒に川岸まで行った。
彼女は、仕方なく彼の目の前で立小便する覚悟を決めた。
「あたしは、今から立小便するわ。」
彼女は、堂々と言った。
彼女は、その場で立ったままズボンのチャックを開いた。
さらに、パンツの股の部分を手でずらして女性器だけを見せた。
そして、両手でズボンのチャックとパンツの股の部分を押さえた。
彼女は、手を使わずに股に力を入れて思いっきり大きく女性器を開いた。
クリフトは、驚いてアリーナに尋ねた。
「アリーナ様、その姿勢で小便して大丈夫なのでしょうか。」
彼女は、落ち着いて彼の質問に答えた。
「クリフト、あたしは慣れてるから大丈夫だわ。」
彼は、彼女の自信ある言葉を信用した。
彼は、彼女の放尿の邪魔にならないように少し離れた場所に避難した。
彼女は、勢いよく放尿するために膀胱に圧力をかけた。
ピューーー!と尿道口から、水鉄砲の水のように勢いよく黄金色の小便が弧を描き噴出してきた。
やはり我慢していたためか、小便は彼女の予想より遠くまで飛んだ。
遠くのほうでは、泡立ちながら水溜りができていた。
しかも、彼女の女性器は全く濡れていなかった。
259名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:40 ID:1YltIxvK
「あたしは放尿しているけど、私の女性器は濡れてないわね。」
彼女は、冷静に放尿を続けながら彼に聞いた。
「アリーナ様、見事でございます。」
彼は、驚きの表情で返答した。
彼女の小便は、まだまだ勢いが衰えてはいなかった。
彼女の小便は、すごく長かった。
そして、彼女の小便も終わりに近づいた。
彼女は、尿道口をキュッと閉めた。
尿道口から水鉄砲の水のように勢いよく弧を描き噴出していた黄金色の小便が、急にプチッ!と切れて止まった。
なんと、彼女の女性器は全く濡れていなかった。
「これで、あたしが立小便に慣れていることを認めるわね。」
彼女は、女性器を開いたまま彼に聞いた。
「アリーナ様、それは当然でございます。」
彼は、驚きの表情で返答した。
「だから、あたしは手っ取り早く立小便したのよ。」
彼女は、冷淡に言い放った。
彼女は、彼に女性器を見られたことを内心では恥ずかしかった。
彼女は、女性器を拭かずに閉じた。
260名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:42 ID:1YltIxvK
この続きは、ちょっと難しいな・・・
誰か、書いてくれる?
261あぼーん:あぼーん
あぼーん
262名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:33 ID:GLhZwNGg
>>242に同意。
主人公×フローラより寧ろ
アンディ×フローラが(・∀・)イイ!!よね。
263名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:36 ID:6ZPb9weP
801板のドラクエスレ落ちたんでつか…?(´Д`)
264名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:05 ID:5/5bWmss
改名タンのバリーちゃんが激しく読みたい
265名無しさん@ピンキー:03/06/21 01:57 ID:iQbzRMcc
いや、どっちかと言わなくても主×フローラのが萌えなんだが…。
ここは主人公×ビアンカでアンディ×フローラの人が多いのかね?
まあそもそも世間一般的にもそうなんだろうが。

キボンとか言ってないで自分で書けばいいかとも思わなくもないが
そこまでの余裕がないなー。
266名無しさん@ピンキー:03/06/21 02:02 ID:4z8PHvcB
>256
くろねこさん、携帯からの投稿じゃないかと思う。
とはいってもageと推敲については同意なわけだが。

話の出来不出来を云々する以前の問題として、
「漢字変換するべき語句がひらがなのまま」って
部分があまりにも多くて、いちいち引っかかって話に入り込めない。
267くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:38 ID:IXcM1oyD
254さん255さん、こんなめちゃめちゃな書き物にそんな事いっていただけるとは・・・!
ホント感謝です!!
おかげで頑張れました!
256さん、優しく指摘してくださって、ありがとうです!!
これから気をつけます。あんまし読み直さずに載せてしまい
あんなことになっちゃって・・・。
初めて書いたのでいたらなすぎるところだらけですが、
くろねこは頑張っちゃいました。
かなり時間空いてしまってすみませんでした。
それでは続きです。私は平和主義者なので、もちろん?happy endです。
268くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:40 ID:IXcM1oyD
アリーナの吐く息が熱い。
「・・クリ・・フト・・・」
アリーナの手が、だらりと地面に落ちると、クリフトがゆっくりと顔をあげた。
クリフトの青い髪は汗で張り付き、その隙間からのぞく瞳が暗く鈍い光を放つ。
自分への戸惑いと、行為への後悔と、胸を張り裂かんばかりのアリーナへの思いが激しく交錯している、暗い瞳。
わずかに残った理性で、クリフトがつぶやく。
「・・・姫様・・。今なら私を・・止められ・・ます・・・。」
クリフトの地面をついた両手が、ギリッと土を握る。
「このままでは・・私は・・本当に・・姫を・・傷つけて・・しまいます・・・。」
そんな自分に耐えるクリフトに反し、アリーナは本当に、自分に正直に行動する。
白い腕をクリフトの首に回し、体重をかけたまま顔を持ち上げキスをした。
269くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:41 ID:IXcM1oyD
「傷つけて・・・。クリフトがあたししか考えられなっちゃうくらいさ、心配するような傷をつけてよ・・・。」
クリフトが腕の力を抜き、アリーナごと地面の上に体重を預ける。
アリーナはクリフト頭を抱くようにして、つぶやいた。
「ずっと・・スキだったんだから・・・」
クリフトはその声を聞いて、全てをさらわれていってしまうほどの熱い波を感じた。
そして何かが追い払われたように、言った。
「・・・神に誓います。私はこれまでもこれからも、姫様だけです・・・。」
その真剣な言葉に、アリーナはいたずらな笑みを浮かべた。
「神にじゃなくて、あたしに誓ってよ。」
アリーナがそういい終わるや否や、クリフトはまたアリーナの唇を求める。
「・・・後悔しても遅いですよ。私はもう止まりませんからね。」
軽く口付けをすると今度はアリーナが自然と口を開き恐る恐る舌を伸ばしてきた。
それを吸い、押し込み、クリフトは自分の唾液がアリーナに流れ込んでゆくのを感じた。
「・・・ん・・んん・・。」
アリーナが少し苦しそうにその唾液を飲み込んでゆく。
目を閉じたまま、コクリコクリとのどを鳴らす。
270くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:41 ID:IXcM1oyD
そしてクリフトはその大きな手をアリーナのスカートへと伸ばした。
硬く閉じた腿を、大きく撫で上げ、巧みに薄い下着をおろしてゆく。
アリーナは腿を擦るようにしてクリフトの手から逃れようとしたが、その手は執拗に裏側、付け根を追いかけてやまない。
ついに下着が自分の足首からも消えてしまったことにアリーナは気づいたとき、クリフトの大きく熱い手は、確かにその場所をさぐりあて、優しく指を添えていた。
「あ・・・んン・・・。」
耐え切れずアリーナが声をあげると、クリフトは目を細めてささやいた。
息を吐くように、いつものクリフトからは考えられないほどに、意地悪い声で。
「やらしいんですね・・すごく・・濡れてる・・・」
「い・・意地・・わるぅ・・んんんあっ!!」
割れ目からあふれている蜜を指先に取り、一気に芽に擦りつけた。
アリーナの体を揺らすように激しく、その芽だけを上下に揺らす。
271くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:42 ID:IXcM1oyD
「ふああああっ!!」
アリーナがクリフトの背に両手をまわし、すがるように嬌声を上げた。
「・・・だめえっ・・だめなのぉ・・!」
またアリーナの体がガクンガクンと揺れ、背に回していた腕から力が抜ける。
頭を地面に打ちそうになるところを、クリフトが優しく抱きとめた。
「・・・ンはぁっ・・はっ・・。」
アリーナの熱い息をうなじに感じたクリフトは、突然体を起こし、アリーナの腿を掴んで腰ごと持ち上げ、一気に左右に割り開いた。
「・・いやああっ!!」
アリーナが真っ赤になって、手で部分を覆おうとしたので、クリフトはその手首を片手でまとめて押さえつけた。
月の光をテラテラと反射して輝くものがクリフトの眼にまぶしくうつる。
「・・・すごい・・・ひかってますよ・・・ココ・・・。」
「ヤダぁ・・!」
アリーナは開放された手で顔を隠してしまったが、クリフトはかまわずその部分に顔を近づけていった。
唇がその芯にふれそうなったとき、ふうっとはいたクリフトの吐息に、びくりとアリーナの体が震えた。
272くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:43 ID:IXcM1oyD
それに反応して少し顔を上げたクリフトはわざとそれに息がかかるように言葉を発した。
「・・どうしたんです?姫・・。触れても・・いないのに・・・感じ・・ましたか?」
「ちが・・・!!あ・・・あああっ!!」
突然、クリフトはその芽を舌ではじいた。
そうかと思うとねっとりと押さえるように、そして痛いほど吸い上げるように、器用に舌を動かしてまたアリーナを際まで追いつめる。
「や・・や・・や・・・ンん・・!!・・だめ・・おかしく・・な・・ちゃ・・」
そうアリーナが喘いだが、ほんとにおかしくなりそうだったのはクリフトのほうであった。
突然舌での愛撫を止め、荒い息で、アリーナにのしかかる。
「・・姫様・・、もう、我慢、できません・・・。」
アリーナは朦朧とした意識で、クリフトをもう一度起き上がらせ、また舌を絡めながら、もどかしい様にクリフトのシャツのボタンをはずしてゆく。
そしてクリフトのモノにてをあてて、吸われ過ぎて紅くなった唇から、うかされたように声を漏らす。
「・・・熱い・・・」
273くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:43 ID:IXcM1oyD
そこまでが、クリフトの本当の限界だった。
アリーナの膝の裏を掴み、上へ持ち上げその濡れた部分に自分のモノをあてがう。
「・・・初めてですし・・痛いと思いますが・・・」
「・・・うん・・・」
「優しくはしませんよ。」
言葉に反し、クリフトの表情はひどくあたたかかった。
「・・いいよ・・はやく・・きて・・。」
クリフトの脳裏に、また一筋の痛みが走る。
しかし、もう後には退けない事はわかっていた。
神にも、王にも、これでは忠誠も何も無い。
そう、自分に残されたプライドはもう、ひとつだけ。
―――アリーナ姫を、愛している。
自分の半身を、アリーナの中に突き立てた。
「ひっ・・いいいいい!!」
半分ほど入っただけで、アリーナは悲鳴をあげ、痛みをこらえて顔をしかめた。
クリフトは軽く息を吐いてから、今度はもっと強く、根元まで押し込む。
アリーナの顔は痛みからくる汗と涙でぬれきっていた。
「・・・クリフトが・・はいってる・・・。」
274くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:44 ID:IXcM1oyD
アリーナは少し表情を緩めてから、クリフトの胸に手を当てて、言った。
「・・・あたしから・・・離れようと・・しないで・・・!!」
「ひめ・・さま・・。」
「・あたしだけの・・クリフト・・なんだから・・」
「そうです・・。わたしは・・あなただけの・・。」
「・・・ずぅっと・・そばに・・いてよ・・・?」
「・・・言われなくても・・・結局・・わたしは・・そうしたのでしょうね・・・。」
クリフトは耐え切れず腰をひいた。
ぐちゅっという音と共に、赤色の液体が流れ出てきた。
もう一度、腰を打ち付ける。
闇夜の沈黙の中に、かすかな虫の声と、二人の吐息、卑猥な濡れた音だけが溢れ出す。
ぐちゅっ・・ずっ・・ちゅ・・ぐちゅっ・・
だんだんアリーナの痛みも腰のほうからの痺れに変わってきていた。
「・・・もっと・・ん・・」
275くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:44 ID:IXcM1oyD
クリフトの汗が、アリーナの汗が、熱が、どんどん一つになってゆく。
クリフトはアリーナの腰をがっちり掴むと、快感をむさぼるように激しく動かした。
アリーナはそんなクリフトにしがみつき、ただただ声をあげつづける。
「・・ひ・・姫・・愛・・して・・ま・・す・・」
クリフトがやっとのことで声に出すと、ありーなは抱きついたまま舌先を触れ合わせる。
「・・あっ・・ああ・・・んんあ・・ツ・・フト・・クリフトぉっ!!」
「・・・誰にも・・渡し・・たく・・ないん・・ですっ・・。」
「・・ん・・んんんん・・んはっ・・はあっ・・!も・・も・・だめぇ・・!!」
アリーナは、自分の体がばらばらになってしまうのではないかと思った。
そしてクリフトは、締め上げられるような快感に、このままアリーナの中で消えてしまいたいと思った。
ついに思考が消えて、頭の中が真っ白になった瞬間、クリフトは自分の全てを、アリーナの中に放出した。
どくどくと中に注ぎ込まれるのを感じて、アリーナもまた、大きくはねた。
276くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:45 ID:IXcM1oyD
ずるんとモノを抜き取ると、クリフトは全身から力が抜けどさっと、アリーナに倒れこむ。
―――なんて心地よい後悔なんだろう・・・。
もう戻れない一線を超えてしまったクリフトの心は、いつのまにか柔らかい何かになっていた。
アリーナもまた、不思議な達成感につつまれていた。
「・・・あたし、傷ついてない・・・。だってやっぱりクリフト、優しいんだもん・・・。」
二人はまた、初めは躊躇いがちに、次第にねっとりと口付けを交わし始めた。

「は?・・・今、いま、なんと・・・?
王の間。
あの情事から三ヵ月後、クリフトは今、大変な事態へと巻き込まれていた。
277くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:45 ID:IXcM1oyD
アリーナのお見合い話はあれからすぐ取りやめになり、もう一度、婿探しが盛大に行われていた最中。
王にアリーナが公言してしまったのだ。
「あたしは、ずえええええ―――・・・・・ったい、クリフトとしか結婚しないから!!!」
それを聞いた王は、眼を丸くして、なるほどといわんばかりに頷いた。
「・・・そおかあ、そうだったなあ。こんな頭が切れて、力があって、アリーナに恋している男はいなかったな。」
「は?」
クリフトはあまりの展開にただただ呆然とする。
そしてブライも口を挟んできた。
「そうですな、王。神官という立場もこれまた新鮮ではないですか!!」
ブライと王は、顔を見合わせ《こりゃ盲点じゃった!》といわんばかりの大笑い。
278くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:46 ID:IXcM1oyD
「んで、クリフトよ。」
「は、はあ。」
「あのとおりのおてんばなのは、おまえが一番わかっているとおもうが・・・」
そのとき、アリーナが突然口を押さえて駆け出した。
クリフトはばっと立ち上がり、アリーナを追いかけようとする。
「大丈夫ですか、姫!!」
しかし、ふと王の前であることに気づき、しぶしぶ先ほどの席に戻った。
王がうれしそうにクリフトにいう。
「・・・アリーナを、これからも愛してやってくれ。」
「・・・王!!」
そしてよろよろとアリーナが戻ってきた。
279くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:46 ID:IXcM1oyD
クリフトが神経を尖らせたようにいい詰め寄る。
「大丈夫でしたか、姫!また何か拾い食いでもしたんではないでしょうね、あなたは一国の姫としての・・・」
アリーナが何かを呟いた。
「は?」
「・・・できたみたい。」
「・・・あの・・・今・・・なんて・・・?」
アリーナが両手をあげて叫んだ。
それも、大声で。
「クリフトとの・・あ・か・ちゃ・ん・が、できちゃったよおおおおお!!」
周りの侍女たちや家来たちが、いっせいに声をあげた。
《ウワアアアアアアアアッ!!》
王はあくまでも楽天的に、
「こんなに早く孫が見れるとは・・・。」
ブライはいやらしい眼で、
「何じゃ、あのお見合い話を突然止めさせたのはそういうことだったんじゃな!・・・やることやっとったんじゃのお!」
クリフトに抱きつくアリーナ。
クリフトの胸に、熱い熱いものがこみ上げる。

―――アリーナ姫に誓います。私はこれまでもこれからも、姫様だけです・・・
280くろねこ 《クリアリ》:03/06/21 04:50 ID:IXcM1oyD
終わりです。なんかホントこんなんですみません。
書き終わったってだけでくろねこは満足で、眼に通してくださった方には
ただの迷惑かも・・・。
それではおやすみなさいです。
281名無しさん@ピンキー:03/06/21 04:58 ID:rrRGjzgd
おやすみなさい
282あぼーん:あぼーん
あぼーん
283あぼーん:あぼーん
あぼーん
284あぼーん:あぼーん
あぼーん
285あぼーん:あぼーん
あぼーん
286名無しさん@ピンキー:03/06/21 07:52 ID:u1R14Fdh
くろねこさんへ
以下略
287名無しさん@ピンキー:03/06/21 12:12 ID:qI7Qaq1x
>くろねこさん
ageでの投稿直ってないですよ。256の指摘読んでないじゃん。
あと267みたいな都合の悪い意見はスルーですか?

「sageて下さい」の意味が分かってないようなので一応説明すると、
メール欄に何も書かない状態で書き込むと、このスレが一番上に浮上してきて
282-285みたいにウザイ広告が貼り付けられてしまいます。
メール欄にsageって打ち込んでから「書き込む」ボタンを押して下さいね。


あと、文面から察するに結構お若い方のようですが、ここは21歳未満立ち入り禁止です。
288名無しさん@ピンキー:03/06/21 12:36 ID:tIbkJYLW
くろねこさま
ごちそうさまでした(*´д`*)
おいしくいただきました。
私はどちらかというと、直接行為より心理描写で萌えるんで、248とか、268のへんが、
特に美味しかったです。
後味のいい作品が好きなんで、ハッピーエンドでほっとしました。
またぜひ書いてください。
289あぼーん:あぼーん
あぼーん
290あぼーん:あぼーん
あぼーん
291名無しさん@ピンキー:03/06/21 14:46 ID:lmyDNe5V
確かに文章は下手じゃないけど漢字が少ないんでそれだけで馬鹿っぽく見える。
何だよ「こうすい」って……あと地の文に「」が付いてたり。
292あぼーん:あぼーん
あぼーん
293名無しさん@ピンキー:03/06/21 20:26 ID:ojUqv5Ma
くろねこさんー!
ご馳走様でした!!
またぜひぜひ書いてくださいね☆
294くろねこ 《クリアリ》:03/06/22 00:32 ID:16sgmEiP
あやや。
それは全く知りませんでした(汗
こんなに丁寧に教えていただいて、ホント申し訳ないです!!
ありがとうございました!

全く初心者なもので、気持ちばっかあせっちゃって
変換するの忘れちゃうんですよねー・・・。
読みにくくてバカっぽいという指摘、ズバリですね。
本当に失礼いたしました。
初めなんか、正直全然推敲しませんでした。ごめんなさい!

あ、ちなみにバカっぽいのは大当たりですが
恥ずかしながら、こんなんで21は過ぎてます。
年齢についても言われるとは思ってなかったんで、ちょっとびっくり!
おばか加減はいくつになっても消えないもので・・・。

いやあ、ほんと、皆さんありがとうございますです!
機会があったら今度はちゃんと推敲してsageて投稿しまーす。
295名無しさん@ピンキー:03/06/22 00:33 ID:3JxYxC0S
言ってるそばから……ポカーン( ゚д゚)
296あぼーん:あぼーん
あぼーん
297あぼーん:あぼーん
あぼーん
298名無し:03/06/22 00:50 ID:tS9i74Rn
____      ________             ________
|書き込む| 名前:|            | E-mail(省略可): |sage           |
 ̄ ̄ ̄ ̄       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                             ∧∧   。  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                            (, ゚Д゚) / < ここに「sage」(半角)と
                            /つ |つ   | 入れるとスレがあがらない。
                          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  \___________

 通常、書きこまれると板のトップへスレッドが移動するが、sageを入れると移動しない。
 なお、移動しないだけであって下に下がるわけではない。
299あぼーん:あぼーん
あぼーん
300名無しさん@ピンキー:03/06/22 00:52 ID:PpW6UK+y
天然100%なのか?
是非アゲサゲを覚えましょう。
301名無しさん@ピンキー:03/06/22 00:53 ID:16sgmEiP
ばかちん
302くろねこ 《クリアリ》:03/06/22 00:57 ID:16sgmEiP
301で自分戒め!!
やっぱばかちんだわ、あたし!
303名無しさん@ピンキー:03/06/22 01:33 ID:hZVEfnDw
>くろねこさん

全く初心者というなら、この板に来てる場合ではない。
まず
http://www.2ch.net/guide/
に行って、書かれてる事をきっちり理解するまで帰ってこなくていい。

2chの暗黙のルールを良く分かっていない、今の調子で
他の板に行ったらもっと汚い言葉で罵られても不思議じゃない。
言葉が多少きついと思うかもしれないけど、ここの方々の対応はまだ優しい方。

あと、「初心者向け」と明記してるとこ以外で「初心者だから」とか
「私バカだから」で許してもらおうとするのも2chではウザがられる元。
304くろねこ:03/06/22 01:54 ID:16sgmEiP
>303さん

ありがとうございます!
確かにホントにわかってないんで。
この板スキだから、一閲覧者にもどります!
それではみなさんお元気で!
305名無しさん@ピンキー:03/06/22 02:31 ID:JH807ByO
修行をつんでレベルアップしたら、また帰ってきてくだされ。

小説はかなりツボだった。マジまた書いて下さい。待ってる。
306名無しさん@ピンキー:03/06/22 05:55 ID:HACqh2XZ
   .__△_
   ヽ,,,,,,, ,,,,/  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | ノノノハ))) | だれだって、さいしょは初心者。批判が多いのも期待の顕れよ。
   ノ li゚ ヮ゚ノリ ∠ (でも、どうしてクリフトってエッチ巧いのかな。初めてのはずよね・・・?)
   /( iつ| ̄ ̄|  \____________________
 |\ ̄..丶===┐ ̄\
 |  | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ |
307188:03/06/22 07:03 ID:McaTXFyu
>>239-242 >>262
全然そんなことありません。
あなた方の願望でしょう、そういうフローラ像は。
またはフローラの性格のごく一面を敷衍し過ぎ、とも言えますね。

フローラ全台詞集
ttp://sutton-kyouwa.com/g/dq5flora.htm
↑のどの台詞からそう判断したのでしょうか?
アンディの看病→母性という考えだったら短絡し過ぎですね。

フローラは自分で言っているように「守ってもらうしかできない女」であり、
好きな男性のタイプは強くて頼れる男です。
アンディは昔はヘタレ詩人でしたが、冒険を経て一人前の強い男になりました。
フローラはそこに惚れたのです。
決して「情けなくて母性本能をくすぐられたから」惚れたわけじゃありません。
フローラの母性はせいぜい人並みというレベルであって
母性的な女性のいないドラクエ世界の中では目立つというだけの話です。

ミレーユに至っては、母性的な面が感じられる台詞は全くないですが(w
ttp://sutton-kyouwa.com/g/dq6mirey.htm

すれ汚し失礼しました。
308名無しさん@ピンキー:03/06/22 07:28 ID:HACqh2XZ
          ,. ‐v‐ュ _
         L,.'´    ヽ.
         く ! ノノハ )) 考えの押しつけ合いなんて
         /||*^ ヮ゚ノ!  ドラクエじゃありませんわ
       _ _く θつヾつ
  ∧  / 人丶 ;;;;;;;;;ゝ
 丿ヘヽ/ ノ=v= )
 ((   / /, ^ヮ゚ノ|   そうそう ひとそれぞれ
  ヽくy と)_∀(つ  だから面白いのでしょう
   彡 ソノ_ィ个l_ゝ
       ひJ
309あぼーん:あぼーん
あぼーん
310あぼーん:あぼーん
あぼーん
311釣られてミター:03/06/22 10:22 ID:p5i33uko
>>307の言う、「人並みレベルの母性」の基準を
聴かして頂きたい。
このエロパロスレの中で
>>239-242の様な他人の妄想を否定できる基準を。
312名無しさん@ピンキー:03/06/22 12:07 ID:9hzo5GDp
 スレ違いって言ってるでしょ!
             从
       _ _    从从
  ∧  / 人丶 从 ∴ 从;
 丿ヘヽ/ ノ=v= )ノ ^ ⌒;从;
 ((   / /#゚(フ~^;、 ~∴; ,`リ;
  ヽくy と)_∀(⊃ヽ、 , , : ン;
   彡 ソノ_ィ个l_ゝ
       ひJ

 やめないと火炎の息吐くわよ!
313名無しさん@ピンキー:03/06/22 14:32 ID:802m08c3
>>308同意
だいたいゲーム中の1言や2言のセリフだけで、
キャラの性格を決め付けてしまうのは、面白くない。
人それぞれの解釈だからこそ、このスレが存在し続けているのだと思っているよ。
314名無しさん@ピンキー:03/06/22 14:42 ID:+MzbIkCu
オリジナル設定も度が過ぎればウザいだけだがな。
何のための二次創作なんだ。
315名無しさん@ピンキー:03/06/22 15:42 ID:2rZi6lA2
  .__△_
  ヽ,,,,,, ,,,,,/
   ノ !*゚-゚)! < ボクは二次創作扱いなのか?
  /.( iつ''iつ
  ん.く/_|_j
    ∪∪
316名無しさん@ピンキー:03/06/22 16:00 ID:DPJquEMc
そうじゃないの? 小説も4コマとかのエニックスで出してるアンソロと同次元だろう
317あぼーん:あぼーん
あぼーん
318名無しさん@ピンキー:03/06/22 23:53 ID:mFdjRdVw
漏れ的にはくろねこさんやKINOさんみたいに最近の職人の作品好きだけどな。
でも、こんな議論してるところにSSなんて投下できなうだろうよ。
議論するならSS書くとかさ。
漏れも他ではSS書いてるけども、こんな雰囲気じゃ投下できないな。
319あぼーん:あぼーん
あぼーん
320あぼーん:あぼーん
あぼーん
321名無しさん@ピンキー:03/06/23 16:18 ID:0Ev2Jqyo
>>318
禿同
雰囲気は大切でつ

(´―`)y━~~
322あぼーん:あぼーん
あぼーん
323名無しさん@ピンキー:03/06/24 08:32 ID:Uds5N0md
 | |::::::::::::::::::::::::::::::::| ̄~`l;:;:;:;:;:;:;|
         | |::::::::::::::_;;;;;;;;;;;;;;;j .   |;:;:;:;:;:;:;|
.         | |::::::::::「         ''ー- :;;:|
     ,. ::'';:;| |:::::::::::L. ...----i  . _   ||
     r'::::::::::;::| |:::::::::::::::::::::;:;:;:;:;|  |;:~`''';:;!
.     |:::::::::';:';:| |:::::::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;j . l;:;:;:;:;:;:|
.      |:::::::::':;:::| |;:;:;:;-―'; T''"'''ー〈、,_;:;:;:;:;!
     |:::::::::::';ゝ'" , ,;/l,;、!.     };、)、`ヽ{  
      |:::;:-'" .;' ;'.j'A'-;j-゙;、  j_,!,j,';'; `i
       !"l  l'; l ;j'_,,,.,.,_ ヽ  __ノノl l l , !
.       ! ! .! i'; ';.jl:;;::j. `   i:;:jヽjノ';' l |
      | ';';, '; ! ';,'! ~~       `" .!,!'j;' ,.!`!
      | ;';; ':, !. !'、       '   ,ノ,;',',','ノ ヽ
.      j} '; ';, ':,jヾトミ'   `'''' _,. "; ;'ノ;'ノ
      ,;' ! ':,':,. ! ,;ヾ、`' 、.,,,. '"::::::!'ノ l''!
     '  l':, ._;ノ,,,',,_ヾ:、 i'' ;  ;' .;;、! i ! 
        l/   、ヾ、ー=、、 ; ';, ';, ','; l
        j',.:'   `:、ヾ;、 `!,_:::','; ;,ヾ,ヽ!
        ;';'     ...ヽ''iヽ  `:.、;;'.:';ヾ,ヽ,
.         l       ::; `:!}、   '、;.: ';'.;':ヾ、
.        |     .;'  j;、`"  `、 :..;.;i:';::';゙;ヽ,
          |:.   .::!:        ' , .:.:.i::!,', ゙'
        |:..   :l::          ';:.:.:..;'.:.j j
.         |:    |::::        :r'   '"
.         |:   :|:      '‐-,‐':`く
         |:   |:,        |:::::::::ヽ,
        .|:   |;         |:::::::::::::ヽ、
.         |:   |        |:::::::::::  ::L

324名無しさん@ピンキー:03/06/24 16:26 ID:E7whjYHz
>>314
このスレ、ゲームの特性上かそういうSSもかなり多いので
排除は絶対にイクナイ。
寧ろそのオリジナル設定すら受け入れられるようなSSを
貴様も書け。
このスレのそういった話は自分もある程度受け入れてる。

そして>>308に禿しく同意。
>>307も悔しかったら書いてみろ。
325名無しさん@ピンキー:03/06/24 21:34 ID:sR2QCmoI
>>298
おめぇ、いい奴だな・・・
326運命の日:03/06/25 06:44 ID:Du1wB+gn
>>158〜184
言い訳の続編です。
というか次の日です。
勇者×ミネア
327運命の日:03/06/25 06:46 ID:Du1wB+gn
エンドールの朝は騒々しい。正確には朝も、だ。
ただ夜のきらびやかな騒がしさではなく生命力に満ちた活気があふれている。
ふいに朝早く目覚めてしまった勇者は隣に寝ていたミネアを起こさないようにして街に出た。
街にはテントの小さな店が建ち並び様々な物を売っている。
今の時間はほとんどの店が食物屋だ。それに多くの人が群がっている。
エンドールは大都会で世界中の食材と料理がある
それがさらに混ざり合ったエンドール料理と呼ぶべきものまであるのだ。
田舎育ちの勇者には見た事もない物も多く売られており食事のたびに思わず買ってしまう。
それでもまだ食べた事の無いものは多くキョロキョロと見渡しながら歩く。
人ごみの中いろんな店をうろうろしていた勇者だったが
前から気になっていた食べ物を見つけて店に入った。
その店は魚や肉、野菜などをパンに挟んでソースや果汁をかけて食べる
エンドール料理の店でその都会的な食べ物に前から興味があったのだ。
勇者はその店でいくつか買い、さらに隣の店であったかいスープを買った。
帰りに瓶詰めの果汁を買うと両手がいっぱいになり宿屋まで大変な思いをして帰ってきた。
マーニャの部屋のドアをノックして返事がないので部屋にはいった。
「ん〜誰ー?・・あー」
勇者が部屋に入りマーニャの分の朝食をテーブルに置いているとマーニャが目を覚ました。
「あ、マーニャさん、ご飯買ってきました」
いったん起き上がった後また枕に頭をうずめていたマーニャが顔だけ勇者に向けた。
「んー・・・あんがと・・」
まだ眠そうな声で返事をし、半分しか開いてない瞳で勇者を見据える。
「ふーん・・男の顔になったじゃん。ミネアとしたんだ?」
マーニャの口調はまるで朝食のメニューを聞いてるかのような軽さだった。
「はい」
きっぱりと言い切った勇者をみてマーニャは微笑んだ。
「そ。じゃあ今日は休みね」
そういって布団をかぶりなおした。
「マーニャさん僕ミネアと付き合います。僕らの事認めてください」
「ん・・いいもなにあたし関係ないじゃん。どっちかつうとあの子の方が保護者だし・・
 それよりさあんたと違ってあの子は今日きついだろうからいたわってあげなよ」
マーニャは布団に包まったまま眠そうにそういうとまた眠ってしまった。
328運命の日:03/06/25 06:46 ID:Du1wB+gn
勇者が静かに部屋に入るとミネアはまだ眠っていた。
テーブルに買って来た物を置くと椅子に座りミネアの寝顔を眺めた。
(こうしてみると顔はわりと幼いんだよな、ミネアって)
前から思っていたがあらためてそう思う。
目鼻だちのくっきりとした美しい顔にあどけなさが残っている。
物静かでしっかりしている為大人に見られてしまうのだろう。
子供のように騒々しい姉が側にいることも加勢しているだろうが。
しばらく勇者が見惚れているとミネアの瞳がゆっくりと姿をあらわした。
「・・やだ・・起きてらしたんですか・・」
勇者と目が合うとミネアははにかむように微笑んだ。
つられて勇者も笑う。それからおはようの口付けをかわした。
「顔洗ってきますね」
そういってベットから立ち上がろうとするミネアの肩を勇者が支えた。
「大丈夫・・?」
「え・・」
「昨日・・無理させちゃったかなと思って」
そう言われて昨日の行為を思い出しミネアは赤面した。
「優しいんですね・・」
結局ミネアは一人でいいといって顔を洗いに行った。
ミネアが戻ってくると勇者はテーブルに広げた食べ物を得意げに説明しはじめた。
「これが豆と野菜のスープでこっちが旬の魚と貝のスープ。
 でね、これが油で揚げた新鮮川魚の切り身と野菜を
 ふわふわパンではさんだ奴でこのソースをかけるんだって。
 これは甘辛く煮た肉をさらに焼いてカリカリのパンではさんだのでこの果物を搾って食べる
 さっぱりしてるそうだからミネアも好きだと思うよ。で、これが・・」
勇者が一生懸命に説明してる間ミネアはただ黙って勇者を見つめ微笑んでいた。
この食べ物を食べた事なかったんだろうと思うと可愛くて
さらに自分の好みにあわせて買ってきてくれた気遣いが嬉しかった。
「どうしたのさミネア?」
説明しおわるとミネアがにこにこと笑っていたので聞いてみた。
「ふふ・・なんかいいなあって思って。それだけ」
よくわからなかったがミネアが楽しそうならいいかと思い勇者も楽しい気分になった。
329運命の日:03/06/25 06:46 ID:Du1wB+gn
「くっ・・」
食事をはじめるとミネアが果実を指先で持ったままぷるぷると震えている。
「貸して」
そういって勇者がかわりに果実を搾った。
普通は果実に切り込みをいれてあり搾りやすいようにしてあるのだが
店員がうっかりしていたのか何もされておらず固かったのだ。
こうした些細な行動のひとつひとつがお互いの好きを確かめ合う初々しい食卓であった。
どれをどっちのと決めることもなく全ての食べ物を食べ合い
批評したりするうちにあっという間に食べ物はなくなってしまった。
しばらくテーブルについたまま瓶詰め果汁を飲んで話した。
「今日は冒険はお休みだからゆっくりしよう」
ミネアが戸惑いの表情を浮かべたので勇者は続けた。
「僕は平気だけどミネアはつらいだろうしマーニャさんも休んだほうがいいって」
そう言われてミネアは照れたがその言葉に甘える事にした。
たしかに体に疲労感とお尻に異物感が残っていた。
ミネアをベットに寝かせ勇者は椅子に座る。手を握って話しをした。
手をつないでるだけで心地よかった。
様々な話をした。他愛も無い話。
勇者が都会の風習の不思議さを語りミネアは占いの仕事での笑い話をはなした。
二人は大笑いしながら思いつく限りの話をした。
どれくらい話しただろうか、二人の間に静寂がおとずれた。
330運命の日:03/06/25 06:46 ID:Du1wB+gn
口付けをして勇者は布団にはいった。
上半身だけを起こした状態になり腰の上に向き合うようにミネアを置いた。
柔らかな重みが勇者を悦ばせる。顔が重なる。
「ふっ・・ん」
今までのキスではなかった、勇者の口にミネアの舌が入れられかき回す。
「ふふ・・こういうキスもあるんですよ」
唇をはなしミネアはささやいた。ただの耳年増はすでに女の魔性を身につけ始めていた。
「んんんっんっ」
勇者が舌を入れ返す。舌が絡み合い唾液が溶け合う。
何度も何度もキスをしてうっとりとミネアは勇者の胸に体を預けた。
お互いの体温を確かめ合っているとミネアがゆっくりと口を開いた。
「お話・・聞いてくださいます?それから話してくださいますか?」
囁くような声だったがはっきり勇者の耳に届いた。
「うん」
勇者の承諾があってからもミネアは黙っていた。
しばらくして話し始めた。
優しい父と明るい村人に囲まれ幸せだった日々。
突然奪われたそれまでの世界。
復讐をちかい戦いに身を置く事を決意したこと。
・・そして絶対にかなわない事を悟りながら仇と戦った日の事。
勇者は話の間中ミネアを抱きしめていた。
この時バルザックは勇者にとっても親の仇となった。
「・・ごめんなさい。こんな事きいてもらって・・だけど聞いて欲しかったんです。
 あなたの話がききたいから。あなたをうけとめたいから」
勇者を見上げる瞳には少し涙が浮かんでいた。
ミネアにうながされ勇者も自分の話をした。
なにひとつかげり無く楽しかった日々。
村の襲撃と両親の告白。
身代わりとなった幼馴染の事。
世界が消えた日。自分が死んだ日。
331運命の日:03/06/25 06:47 ID:Du1wB+gn
「・・あれから僕は現実がなにかわからなくなった。
 両親は本当の両親じゃない?僕が勇者?だとしたら僕のせいでみんな死んだのか?
 考えるとどうしようもなくなって手当たり次第に魔物を殺した。
 視界に入る魔物を殺して回った。疲れてぶっ倒れて起きたらまた魔物を殺した。
 それから・・きこりのおじさんに説教されて我に返ったけどやっぱり戸惑っていた。
 そして訳も分からない内にここまできたんだ。
 あの日僕も死んだ。村のみんなと一緒に死んだんだ」
勇者は泣いている。ミネアはとめどなくあふれる涙を隠そうともしない。
「そしてここへ来た。僕はここであなたに会えて勇者になった。
 何物でもなかった僕をミネアは「勇者」っていってくれた。
 大きな光に包まれた勇者だと。僕はそこで生まれた。
 そこで悟ったんだ。僕は勇者なんだな、って。
 そして村のみんなが僕のせいで死んだんならせめて無駄にはしないと思った。
 勇者の使命をはたす、それが僕に出来るたったひとつの事なんだ」
ミネアの胸を深い悲しみと大きな幸福感が同時に襲った。
必要とされているどころではない、君がいなければ生まれてないとまで言われた。
二人はしばらく抱き合ったままミネアが勇者の顔を引き寄せた。
勇者の流した涙を舐めとると勇者もミネアの涙を舐めた。
ミネアが立ち上がり服を一気に脱ぎ捨てた。
「ミネア・・いいの?」
「大丈夫です・・」
ミネアは下着だけの姿で勇者の腰に座りキスをした。
ミネアの舌に勇者がしゃぶりつき吐息が交わる。
勇者の腕と舌がミネアの胸を弄ぶ。
下着をめくり、現れた桜色の突起に舌を這わせる。
「はうっ・・んはぁ」
ミネアの口からせつない声が漏れ始めた。
332運命の日:03/06/25 06:47 ID:Du1wB+gn
唇がミネアの胸の柔らかさを確かめ舌が突起を転がす。
手の平が空いているふくらみを下から持ち上げ揉みしだきこねる。
指の腹で固くなった乳首をしごいた。
顔を胸にうずめながらもうひとつの手が唯一残った衣服をずりおろした。
胸をもんでいた唇が下におりてきてミネアの秘所に舌を這わせる。
「ふぁ・・!あっ・・あんっ!あっ・んん・・」
ミネアは背を反らせかすれた声をあげる。
勇者の舌がお尻の穴を責め始める。
「だめ・・・・きたない・・です」
「きたないの?洗わなかったの?」
いじわるにミネアに問い掛ける。
「あ,洗いました!洗いましたけど・・!」
勇者は容赦なくお尻を責めた後ミネアをみた。
「本当にいいの?」
「はい・・私はいいですけど・・あのまた私ので汚しちゃうかも・・」
消えそうな声で言って恥ずかしそうにうつむく。
そんなミネアを見て勇者はにやりと笑った。
「実はミネアがそういうかもと思っていいもの買ってあるんだ」
そういって勇者は袋から聖水の瓶と水鉄砲を取り出した。
「それ・・」
「わかった?じゃあ後ろ向いてみて」
ミネアは恥ずかしそうに四つんばいになった。
恥ずかしいポーズを取っている事と
これから自分の体にされる事を考えると自然に濡れてしまう。
勇者が聖水の入った水鉄砲の口を
震えているミネアのお尻の穴に差し込むとビクっと体が揺れる。
ゆっくり聖水を注ぎ込むとミネアの体が波打ちお尻がキュウッとしまる。
冷たい液体が入ってくるたびにミネアは悲鳴をあげる。
「こんなもんかな」
そいいって水鉄砲が抜かれミネアが脱力すると勇者の指が差し込まれた。
333運命の日:03/06/25 06:47 ID:Du1wB+gn
「あっ・・な・・」
「栓はしとかないとね」
そういって指をいれたままミネアを起こした。
勇者の腕はミネアの足の間を通ってお尻に差し込んだまま二人は向き合った。
ミネアは恐る恐る後ろ向きにトイレに向かった。
「あんっ」
扉の前まで来て勇者の足がとまった。
「ど、どうしました?」
「もう少し我慢してよ」
そんな,という声は口の中で消えた。
じっとしているとミネアがもじもじし始めた。
さらに待つと汗が浮かんでくる。
「も、もういいでしょ。おねがい」
勇者は無言で首をふった。
ミネアが勇者の腕ごと太ももをこすだした。
さらに力をいれお尻の穴がいっそう窮屈になる。
「はうぅ・・お、お願い。もういいでしょ」
ミネアが哀願するが勇者は聞き入れない。
ミネアの目に涙がたまり始める。
「ねえ・・ふぅっ ね・・ダメ・・もう・ねえぇ・・」
抗議が声にすらならなくなった。
そこでヌポッと指が抜かれた。
「いいよ」
そういわれあわててミネアはトイレにかけこむ。
しばらく扉の前で待っているとミネアがでてきた。
「いじわる・・」
拗ねたように上目でみてくるミネアを抱きしめてベットまで連れて行く。
ミネアはベットの上でまた四つんばいにさせられた。
334運命の日:03/06/25 06:48 ID:Du1wB+gn
綺麗になったミネアのお尻にいきりたった肉棒をあてがう。
「いくよ」
声と同じに突き刺した。
パシンパシンとミネアの尻肉を打ち鳴らす。
「くっ・くっ・くっ・くっ」
ミネアの口から苦しさに耐えるよう為の息が漏れる。
ミネアの粘膜がこすられ勇者に悦びをあたえている。
勇者はミネアの体のあちこちを触りながら前後に揺れる。
「ふあっ!・・はうっ!・・んっ!」
するとある場所を触ったときミネアの反応が劇的に変化した。
勇者はもう一度女性器の突起をさわってみた。
「はうん!〜〜っん!ん!」
やはりそうだ。苦痛に耐えるだけであったミネアが悦んでいる。
その事に気づくと勇者は思いっきりそこを弄り出した。
「ふぁっ!んっ・・んっ・・んっ・・んんん!」
それを繰り返してると突然ミネアのお尻の中がキュッとしまり蠢いた。
その動きがもたらした快感に勇者はミネアに注ぎ込んだ。
肉棒を抜くとミネアのお尻からドロリと白い液があふれてきた。
「もしかして・・気持ち良かった?」
肩で息をしながらミネアに聞くと恥ずかしそうにうなずいた。
ミネアはまだビクンビクン痙攣している。
勇者はぐったりしているミネアの体にキスをした。
「もう一回しようか?」
ミネアは顔を赤らめながらコクンとうなずくとお尻をつきだした。
勇者はぬるぬるになったミネアのお尻につき入れながら
(こりゃ明日も冒険できないな・・)
と考えていた。

             終わり。
335名無しさん@ピンキー:03/06/25 13:39 ID:LStNvjM9
勇者×ミネア

イイ!
お疲れさまですた。
336名無しさん@ピンキー:03/06/25 15:04 ID:eblOc+/k
処女失ったばっかなのにアナール調教されるミネアたん(*´д`*)ハァハァ
ラブラブエロエロマンセー
337名無しさん@ピンキー:03/06/25 18:24 ID:4RccBgrS
ご馳走様です!美味しくいただきました!
338名無しさん@ピンキー:03/06/25 20:16 ID:JTyqdmIa
勇者×ミネアヨカータです(*´∀`)
初々しい関係に萌えました。
心理描写も上手く表現されていて、お互いを気遣う二人の想いが一層エロっぽさを盛り上げていた様でw

続きがあればまた読ませて頂きまつー
339名無しさん@ピンキー:03/06/26 07:50 ID:WYUjaHPf
>>336
まだ処女だよ・・・

つーか勇者はどこから知識を仕入れてきたのかと
340名無しさん@ピンキー:03/06/26 20:01 ID:yxnrzbto
>328の食いもんの説明がやけにリアルで腹減ってきたw
何か高屋敷小説を思いダシターヨ…w
341名無しさん@ピンキー:03/06/26 20:21 ID:ZDn9xJ0J
なんで4からアレになったのでしょう?いまだに怒りが・・。
342あぼーん:あぼーん
あぼーん
343名無しさん@ピンキー:03/06/27 03:54 ID:hSOmCLfq
アレ?あれってなんだろ
344名無しさん@ピンキー:03/06/27 08:29 ID:NWjc+nli
流れからするに、4を書いた久美氏が嫌いって事何じゃないの?
自分は高屋敷氏の方がダメだったが。
人それぞれですな。
345RSD:03/06/27 08:37 ID:cWH3cwl8
高屋敷小説は良かったですねー。
久美沙織書く所の4以降の小説は、たまに入るおちゃらけが何か嫌でした(文章は女性らしく繊細で好きでしたが)

レベル高い職人さんの直後でアレですが、やっと男賢者×女勇者を完結まで持って来れたのでうpします。
346RSD:03/06/27 08:38 ID:cWH3cwl8
「何か…ほっとしたわ」
 シヴァを再び部屋に迎え入れ、部屋の扉を閉める。
「いくら強くたって、本当ならまだあんな風に誰かに甘えていてもいい年頃か…」
 多くを語らなくても分かってくれる彼の、金色の髪に指を伸ばすとそっと梳いて応えた。

 各地から冒険者の集まる酒場で、旅の仲間を探していたエリス達に声をかけてきたのが、小さな島国から密航を繰り返してアリアハンに辿り着いたルリであった。
 魔王バラモス討伐の旅に出るというエリスの評判を聞き、その手助けをしたいと訴えた彼女は、それを心無く笑い飛ばした荒くれ者の集団をたった一人で全員叩きのめし、その幼い外見からは想像できない格闘の腕前を見せ付けたのである。
 よく笑う、明るく人懐こい子供であった。だが。
 生まれ育った村を突然支配した魔物に兄を殺され、彼の遺言通りたった一人で国を脱出したといういきさつを知ったのは、それからだいぶ後になってからである。

 ルリがもうこの世にはいない兄の面影を、フィリオに見出していたというのはうすうす気付いていた。
 だが、兄の代わりなどという陳腐な言葉で表現するのには抵抗がある。
 生まれ故郷、そして近衛隊長を務めていたサマンオサの国で、ある日突然豹変した主君に目の前で家族を処刑された過去を持つフィリオもまた、同じ痛みを知りながらも明るく振舞うルリに出会って多少なりとも癒される所はあったに違いないからである。
 改めて、ごく無防備に安らいだ二人の寝顔を思い出した。

「だけどぼくは、別な意味でほっとしてる」
 そっと自分を包み込んでくる感触に、エリスは顔を上げた。
「?」
「これで一晩中、君とこうしていられるからね」
「…もう!」
 腰に回した腕を強く引き寄せると、そのままシヴァはエリスを抱き止めるようにベッドへと導いた。くすくすと笑い合いながら二人は、子猫が戯れるように互いの服を脱がせ、床に次々と放り投げていく。
 再び生まれたままの姿になると、今度はエリスを上にして折り重なるようにベッドの上に倒れ込んだ。
347RSD:03/06/27 08:40 ID:cWH3cwl8
 赤い印の残る白く豊満な胸が、シヴァの顔のすぐ上でふるん、と揺れる。
 その膨らみの頂点が極端に弱い事を、シヴァは先ほど知ったばかりである。
「…ぅっ…ん…」
 舌を伸ばし、固く尖った肉を嬲る。唇をぎゅっと噛み、だがそれでも漏れ出てくる嬌声を殺し切れないエリスの様子に、また昂ぶり出したシヴァの分身はより熱を増して下腹に貼り付いていた。
 誘われるようにエリスの手がシヴァの急所に伸び、軽く握るように包み込む。
「うぁ…ぁっ…!」
 息がかかり唇が触れる突然の感触に、今度はシヴァが声を上げる番であった。
「っ…! な、何を…」
「あなただって、同じ事をしてくれたわ。そのお返しよ」
 先端からくびれた部分にかけて、丁寧に舌先で舐め上げられる。すっぽりと咥え込まれ、ちゅっ、と尿道を吸い上げられる刺激に、危うく放ってしまいそうになる。
「待って…気持ちいいけど、達するのならまた君の中がいい…」
「いいわ、来て…」
 シヴァは上半身を起こすとエリスの腰を支え、自分の猛りの上に跨らせるようにそっと降ろした。少し前に誰でもないシヴァに拓かれたばかりの秘所は、最初よりだいぶ楽に彼を受け入れ、根元まで呑み込んだ。
 それでも隠し切れない破瓜の痕の痛みに軽く眉根を寄せながらも、より強く繋がるようにエリスは下半身に体重をかけ、向かい合って座ったシヴァの両肩に腕を投げ出した。
「一度抱かれれば…たとえ明日死んでも、もう悔いは残らないって思ってた」
「…エリス」
「だけど今は違う…これから先もずっと、何度だってあなたとこうしていたいの…!」
「だったら…約束しよう、この戦いに勝って、絶対に生きて帰るって」
 痛みと快感の中で彼女が自分と全く同じ事を考え、そして感じていたという事に改めていとおしさを覚えながら、シヴァは己の誓いを反芻した。
「ぼくとエリスだけじゃない、フィリオもルリも…もうこれ以上、ぼく達は誰も大切な人を失うべきじゃない…だから…」
 貪るように深い口づけを交わした後、二人は再び抱き合ってベッドに横たわった。誓いと約束を、互いの身体により深く刻み込むために。

348RSD:03/06/27 08:40 ID:cWH3cwl8
 それから月が何度か昇り、沈んだ頃。
 リムルダールの街から西の、魔の島を臨む岬に4人の姿があった。
「あれが、魔の島…」
 柄に不死鳥の紋章を象った長剣を携え、蒼い鎧兜に身を包んだエリスの唇から、呟きが漏れる。荒れ狂う海峡から容赦なく吹き上げる風に、動き易さを重視した短いスカートと兜の裾からのぞいた長く編まれた髪が強くはためいた。
 眼下に広がる海の闇に飲み込まれてしまいそうな錯覚に、思わず眩暈を覚える。思わず平衡を崩しかけた細い肩は、駆け寄ったシヴァにしっかりと支えられた。
「さあ、行こう」
 エリスの手の中で、虹色の石が光る。その煌きの上に掌を重ねると、シヴァは共に虹の橋を召喚する呪文を唱え始めた。

 岬の先端で手を取り合って虹の雫に祈る二人の後ろで、突然魔物の咆哮、そして鈍い音が上がった。
「あのふたりのじゃまなんて、ゆるさないんだから!」
 鋭く重い拳の一撃でダースリカントを絶命させたルリは、倒れかかってきた巨体を足刀で受け止めると力任せに蹴り飛ばした。
「全くだぜ、ほらよっ!」
 続いて大振りだが狙い澄まされた巨大な戦斧の漸撃が、吹雪を吐く暇さえ与えずスカルドラゴンの頭部を粉々に打ち砕いた。
「悪いがあいつらの幸せを見届けるまで、俺とルリも死ぬ訳にはいかねえんだよ」
「やくそくしたもんね!」
 互いの技の冴えを称えるように掌を叩き合うと、祈りを終えこちらを振り返ったエリスとシヴァの元へ駆け出す。

 アレフガルドに記録的な流星雨が降り注いでから数日後。
 死闘の末に大魔王ゾーマを討ち滅ぼした勇者とその三人の仲間は、誰一人欠ける事なく高く昇った太陽と共に王都ラダトームに凱旋した。
 だが神に近しき者―ロトと呼ばれ語り継がれる伝説の勇者が、神話の戦乙女を思わせる亜麻色の髪の美しい娘であったという事実を、後世の人間で知る者はいない。

                                    <終>
349RSD:03/06/27 08:45 ID:UvfFiy0q
蛇足。
ちなみに>>44からの続きです。本当に長い事放置してたなーと反省…。
350名無しさん@ピンキー:03/06/27 21:14 ID:mp1YIV4e
うーん、ドラクエらしい健全な終わり方だ。
こういうのかなり燃え。
RSD氏、乙!
351クレージュにて:03/06/28 20:51 ID:MwfVBN0L
>>139〜151お守りの続編です。
短編。
なんとなく思いついただけなのでこれはもう続かないです。
352クレージュにて:03/06/28 20:51 ID:MwfVBN0L
精霊達の助力でいんちきくさい神の正体を暴いたアルス達は
魔王との最終決戦に向け力をつけるべくレベルアップにいそしんでいた。
そんなある日のある夜、ある宿屋での出来事。
メルビンとアイラは隣の部屋から聞こえてくる騒音にため息をついていた。
「またやってるわね・・」
「今日もマリベル殿は怒ってますな」
アルスとマリベルが相部屋になるため自動的に彼等も相部屋となる。
彼等の話題といえば大抵が隣の事である。
「最近は喧嘩ばっかりね。喧嘩といってもマリベルが怒ってるだけみたいだけど」
「ここ一週間ぐらいでござるか。二人とも青春でござるの〜」
二人は顔を見合わせて笑った。
隣の二人は隠す気がないのかいつも何をやってるのか丸聞こえである。
「今日もアルス殿がせまって断られたのでござるな」
「そうね。でも今日は結構粘ってるわね」
「ふむ、アルス殿もお若い。我慢できなくなってきたのでござろう」
「原因はやっぱりまだアレ?」
「で、ござろうな」
そういってメルビンはお茶をすする。
「マリベルもそろそろ許してあげればいいのに。
 あんまりじらすと他の女に走っちゃうよ。アルスって結構もててるみたいだし」
「いや、それは大丈夫でござるよ」
「まあね」
二人でお茶をすすりせんべいを食べる。
隣から衝撃音と破裂音が聞こえてきた。
「この音はマリベルの鞭じゃない?」
「そのようでござるな」
隣の部屋の新展開に聞き耳をたてる二人であった。
353クレージュにて:03/06/28 20:52 ID:MwfVBN0L

「マリベル。どうしてそんなに怒ってるんだ!?」
怒りを隠そうともせずにらんでくる恋人にアルスは戸惑っていた。
「なんで!?理由は何回もいったはずよ!」
「だから中で出したのは謝ってるだろ。もうしないよ」
マリベルは部屋の中央で仁王立ちのままだ。
「・・何回もダメだっていった。もうしないもうしないっていつも口ばっかり」
マリベルの冷たい視線と言葉がアルスを刺す。
「今度こそもうしないって」
「・・・お尻もいじるなって言ったのにすぐいじるし。アルスの変態!」
アルスとして言い返す言葉もない。素直に謝った。
「だから反省してるよ。悪かった。ごめん」
「反省してるんなら我慢しなさいよ」
毎日これの繰り返しでアルスは仕方なく我慢してきたが今日は引き下がらなかった。
「だからって一週間もさせてくれないなんて酷いよ。一週間だよ!」
アルスは真剣な眼差しでマリベルを見つめる。
「どこが酷いのよ!それくらい我慢しなさいよ!」
「無理だ!この一週間だって死ぬほど苦しかったんだ!」
男らしく言い切るアルスであったが内容は少し情けない。
「なによ、あんたなんかとはもうしない。あたしはあんたなんか好きでもなんでもないんだから!」
言った後にマリベルも言いすぎたと後悔したが撤回するような性格ではない。
アルスは呆然としていたが、我に帰るとマリベルを見た。
「僕は今からマリベルを抱く。僕が嫌いなら殺せばいい、抵抗はしないから」
そういってアルスはマリベルの方に歩いてきた。
354クレージュにて:03/06/28 20:52 ID:MwfVBN0L

マリベルはとっさにグリンガムの鞭をふるう。
アルスの服が裂け肌に血がにじむ。
だがお構いなしにアルスはマリベルに近づいてくる。
さすが勇者である、アルスの傷口は次々とふさがっている。
マリベルは後退しながら鞭を振るうがアルスは止まらない。
破裂音と衝撃音が部屋を満たす。
ゆっくりとアルスはマリベルを部屋の隅に追い詰め、手首をつかんだ。
鞭が床に落ちる。
「マリベル・・」
「なによ!バカ!変態!」
アルスは身をよじるマリベルの手を自分の首にあてがった。
「マリベル。今呪文使えば僕は簡単に死ぬ。僕が嫌いならそうしてくれ」
アルスはマリベルをのぞきこんで返事を待った。
マリベルの手にアルスの体温が伝わるとマリベルの手から力が抜けた。
「どうしたの?何もしないんなら僕はマリベルを抱くよ」
マリベルの手がアルスの胸の前で軽くにぎられる。
ほんの少しだけマリベルの体重がアルスにかかった。
「・・MP切れよ」
弱弱しくつぶやいたマリベルの言葉にアルスはにっこり微笑んだ。
ゆっくりと顔を近づけマリベルの口を吸う。
「ん・・」
柔らかな唇を楽しみながら腕をマリベルのお尻の下にまわし持ち上げる。
「・・中にだしちゃダメだよ」
「わかってるよ。まだ子供は欲しくないしね。ほら手上げて」
マリベルをベットに運ぶと手をあげさせシャツを脱がせる。
「お尻もだめ」
「いれはしないよ」
もう一度キスをしながらスカートを脱がせる。
「一回だけだからね」
「それはきけない」
そういってマリベルを布団に押し倒した。
355クレージュにて:03/06/28 20:53 ID:MwfVBN0L

「仲直りしたようね」
「まったく若い者は元気でござるなあ。」
ベットのきしむ音と嬌声が聞こえていた。
アイラとメルビンは二人の仲直りした様子に安心してベットにはいる。
(それにしても・・少しは静かに出来ないのかしら)
隣の部屋から聞こえる音につつまれながら二人はため息をついた。
356クレージュにて:03/06/28 20:59 ID:MwfVBN0L
終わりって書き忘れてた。
終わりです。
357あぼーん:あぼーん
あぼーん
358あぼーん:あぼーん
あぼーん
359あぼーん:あぼーん
あぼーん
360あぼーん:あぼーん
あぼーん
361名無しさん@ピンキー:03/06/29 13:36 ID:LdikHOzX
鞭使いマリベル(・∀・)イイ!
なんのかんのと言って押しの強いアルス(・∀・)イイ!

メルビンとアイラは大変ですなあ。
362名無しさん@ピンキー:03/06/29 22:30 ID:fSF1JgeI
結局アルスたんの良い様にされてしまうのか、マリベルたんw
(*´∀`)ゴチソウサマデシタ 乙です>356!
363あぼーん:あぼーん
あぼーん
364名無しさん@ピンキー:03/06/30 19:18 ID:y3UxqnHU
4の小説を投下したいのですが、クリ×ミネとクリ×女勇者はどちらが
みなさんお好みなのでしょうか。
ちなみにどっちも和姦です。
投下前に聞くってのもウザがられるかなあと思ったけど・・・。
365名無しさん@ピンキー:03/06/30 20:04 ID:DN/Yi4wE
>>364
両方щ(゚Д゚щ)カモーン ってのはダメなんでしょうか
366名無しさん@ピンキー:03/06/30 20:04 ID:FKQSkxrB
>365
剥げ同
367名無しさん@ピンキー:03/06/30 22:16 ID:OSUcwb1G
>364
漏れも両方キボンヌ
こういうのは書きたいときに書きたいものを書くのが一番なんで
気の向いた方からドゾ-
368364:03/07/01 01:38 ID:Zpy7/YbG
>365-367
レスありがとうございます。
完結したら一気にうぷしたいと思います。
369あぼーん:あぼーん
あぼーん
370364:03/07/01 20:09 ID:E6QUF+Rz
一気に出すには長くなったので二日くらいにわけます
クリフト×女勇者ですが、まず導入部をupしますので、
「すぐエロが見たい!」という方は途中からのかきこみ(多分5個くら
い後になると思います)から読んでやってください。
「まだエロ前」と導入部はかいておきます。
371クリフト×女勇者(まだエロ前):03/07/01 20:11 ID:E6QUF+Rz
ガーデンブルグでリジー達は濡れ衣を着せられ、仲間の一人を人質として牢屋に捕
らえられることになってしまった。人質を解放するには、真犯人を見つけてこい、
なんていう理不尽なことを言われて一行は正直、まいっていた。
「わたしが、ここに残りましょう。ミネアさんがいらっしゃれば、回復役には事足
りるでしょうし」
そう申し出たのはクリフトだ。リジーはしばしの間不安げに彼をみていたが、
「じゃ、クリフト、お願いしてもいい?」
ついに腹をくくったらしい。クリフトは力強く頷いた。

「リジー、なんだか機嫌悪くない?」
「そうかしら?いつも通りに思うけど?」
マーニャの問いかけにアリーナはそう答えた。
彼等はガーデンブルグから南東の方角に発見した洞窟の中を進んでいる。
実際、リジーは心中穏やかではなかった。
彼女は現在牢に捕らわれている若い神官のことを好いていた。
もちろん彼女のそんな気持ちを彼は知ることはない。
自分が好きな男が、あんな女だけの国で牢に捕らわれていると考えるといてもたっ
てもいられない。
(早く、真犯人を探さないと)
しかし、気持ちだけが焦ってしまい、なかなか洞窟探索は進まない。それが更に
彼女をイライラさせていた。
372クリフト×女勇者(まだエロ前):03/07/01 20:13 ID:E6QUF+Rz
二日経ったけれど洞窟の最も奥には未だに辿り着けないままだった。
絶対怪しい、と思ってはいるし、かなり近くまで近づいたとは思えるけれど、もう
ひといきというところでミネアのMPが少なくなり、リレミトを唱えて出てきたの
だ。
アリーナとブライが代表でクリフトに会いに行っていたものの、二日もかかってこ
のていたらく、と思えばリジーは「わたしも、クリフトに会って謝らなくちゃ」と
いう気持ちにもなる。
意を決してリジーは一人で牢屋に向かった。
兵士達の視線は「あの女が盗賊の一味よ」と言っているような気がして、肩身が狭
い。が、クリフトはもっと嫌な思いをしているに違いない、と気持ちを落ち着ける。
牢屋に繋がる階段の近くで、二人の女兵士の話を小耳に挟んだ。
「ねえねえ、今牢屋にいる男の人、ちょっと可愛いわよね」
「ちょっと今晩さ、遊んでもらおうか」
「昨日は、ジェーンとミッシェルがからかいにいったみたいよ」
「からかいにって?」
「ばっ、って。・・・あの二人もそういうのすきだもんねえ」
「きゃははは!」
二人は笑いころげて、次にはもはや違う話題になる。
「ばっ」って、なんだろう?その内容を知ることが出来ないまま、リジーはその
兵士二人の側を通り過ぎて階段を降りていった。
373クリフト×女勇者(まだエロ前):03/07/01 20:14 ID:E6QUF+Rz
「クリフト」
「リジーさん。御疲れ様です」
「何いってるの!御疲れ様はクリフトの方よ」
「いえ、ここで待っているのも、神に与えられた試練でしょうから」
牢屋の中のクリフトは少しだけ疲れたような表情をしていた。
「ただここにいるだけ?」
「はい」
「何もされてない?その、拷問とか、ひどいことは」
「・・・え、ええ。何もありませんよ」
「・・・」
彼の答えが一瞬遅れたことにリジーは気付く。
昨晩、女兵士が二人来た?
そう聞こうとしてリジーは口篭もった。
見張りの兵士はリジーとクリフトの会話を聞いている。そこでは滅多なことを聞
くわけにはいかないような気がした。
「あの、あのね、明日は、頑張って絶対犯人を捕まえるから」
「姫様もそうおっしゃってました。待っていますよ」
リジーはちょっとだけ胸が痛む、と思う。クリフトの口からアリーナの話が出ると、
いつもリジーは両胸の、本当に真ん中の奥あたりがちりちりと痛む気がするものだ。
「もう一晩、辛抱して」
「はい。一晩でも二晩でも。信じていますから」
そういってクリフトは小さくリジーに笑顔を見せた。
ああ、この人のことが、好きだ・・・。
リジーはそう思いながら頷いて、「おやすみなさい」と挨拶をしてその場を離れた。
374クリフト×女勇者(まだエロ前):03/07/01 20:18 ID:E6QUF+Rz
翌日、その宣言どおりにリジー達は真犯人を捕まえて、クリフトを解放してもらうことに成功した。
安心して最初に疲れがどっと出たのはアリーナと、実ははかなり心配をしていたマーニャとブライは
「今日はもう寝る!」といって夕食後早々に一日を終えてしまった。
リジーは起きているライアンやトルネコ、ミネアにおやすみの挨拶を告げ、クリフトが何故か
みなと一緒にいないことに気付いて慌てた。
リジーは城の中を捜し、そして最後に城門前の広い庭にやってきた。
「リジーさん!どうしたんですか」
クリフトはそこで夜空を見ていた。
「クリフトこそ!どうしたの」
「いえ、たった二晩ばかりでしたが、夜空を見ることが出来ない生活なんて、ひさ
しぶりだったものですから」
ああ、それはそうだろう。
花壇の前のベンチに座っているクリフトに、「隣、いい?」と聞けば「どうぞ」と返ってくる。
「ね、あのね、クリフト」
「はい」
「昨日とか、一昨日とか、なんか、ここの女の人達に、されなかった?」
「え!?」
クリフトは驚いた声をあげ、明らかに動揺を見せた。
あ、やっぱり何かあったんだ。リジーは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「だ、誰かに聞いたんですか」
「うん。この城の兵士さん達が、クリフトのことからかいにいったって」
「は、はあ、実は」
そういってクリフトは突然顔を真っ赤にしてリジーから目をそらした。
「何されたの。ひどいことされたの」
「いえ、ひどいというかなんというか、そのお」
「何。はっきり言って。ことと次第によっては、ここの女王様に訴えるよ」
「そんな大層なことではないんです。はい」
そういいつつクリフトは困ったような顔になる。
「じゃ、なあに」
「そのお・・・何故かみなさん、交代でやってきて・・・わたしに・・・」
375クリフト×女勇者(まだエロ前):03/07/01 20:19 ID:E6QUF+Rz
とてもいいづらそうにクリフトは切れ切れに言葉にする。
「うん」
「裸を見せようとするんですよ。どうも、男性がこの国にはいないものですから、
みなさん、御自分の体が、その、男性からみて魅力的なのかどうかを知ることが出
来ないとかいって」
リジーはその言葉に目を丸くした。
そんな馬鹿な話があるものか。一定の美意識をもてば、いくらなんでもそんなこと
がわからないはずはないし、だからといって裸を見せるわけがない。
(・・・あーあ、きっと、クリフト、からかわれちゃったんだ・・・)
情けない。悔しい。リジーは怒りにも似た気持ちにかられた。
きっと、ここの女兵士達は、困っているクリフトを見て笑っていたに違いない。男
をからかいたいと思う女の気持ちはわかるが、それにしてもやりすぎだ。女ばかり
の国はそういう感覚が違うのだろうか。
「誰が一番綺麗な体か、なんて聞かれても、その、わたしも、じろじろ見るわけに
もいかないですから、ものすごく困りました」
ここの兵士達はなんだかみな綺麗なプロポーションをしている、とリジーは思う。
そう思ったら、なんだかくやしくなってきてしまい、少しだけむきになってクリフ
トに言った。
「みたの?女の人の裸」
「その・・・最初は、そんなことになるとは思っていなかったんで、不意をつかれ
て・・・後から来た人々の分は、みないようにと努めましたので」
「誰のがイチバンきれいだったの?」
「えっ?あの・・・リジーさん?・・・そんなこと、聞いて一体」
「・・・やだ。クリフトが他の女の人の裸見るなんて」
ぽろっと、本音が出た。リジーは立ち上がって、クリフトの腕をひっぱった。
「クリフト、来て!」
「リジーさん!?」
376名無しさん@ピンキー:03/07/01 23:42 ID:QZeGbddp
女勇クリキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ムキになっちゃう乙女心がたまらんっす…。
「・・・わあっ!リジーさん!」
庭園の片隅で、リジーは突然着ていた服の胸元の布をおろした。
下着で乳房は覆われているけれど突然の展開でクリフトは動揺をする。
「い、一体、そんな、しまってください!」
「だって、クリフト、他の女の人の裸見たんでしょ。嫌・・・」
下着で隠された胸元を、さらに手でそっと恥じらいながらリジーは隠している。
「ええ!?」
「他の人の裸なんて、忘れて。クリフトがアリーナのこと好きなのは知ってるか
ら、それはしょうがないって思ってた。でも、今の話は嫌」
「だからといって」
「他にどうしていいか思い付かないんだもん。どうしたら他の女の人の裸、クリ
フトが思い出さなくなるのか」
そういってリジーはそっと胸を覆っている下着に手をかけた。
月明かりにも彼女の頬が高潮しているのがクリフトにはわかる。
そっと下着をずらすと、今にも白い柔らかい乳房と、その中心にある桜色の乳首
が見えてしまいそうになる。慌ててクリフトは叫んだ。
「駄目ですよ!なんてことをするんです!」
「そんな大きい声出したら、人が来るよ。それで、わたしのこの格好、見られちゃ
う。クリフト、静かにして」
それは確かにそうだ。クリフトはそっとリジーの胸元に添えられた彼女の手の上か
ら、さらに胸を隠すように彼の手をそえた。
「御自分を大切になさってください。どうしてわたしが他の女性の・・・」
「わたし、クリフトのこと、好きなんだもの」
「え」
クリフトがリジーの言葉に驚いている隙に、リジーは力を弱めた彼の手をはらい
のけ、月明かりの下、その乳房をさらけだした。
378クリフト×女勇者:03/07/02 00:51 ID:5qkREJVG
「!」
「その・・・これ見たら・・・他の人の・・・忘れられる、かな」
大胆な行動とは裏腹にリジーは恥じらいながらそう言った。
弾力がある白い乳房は、鍛えられた胸筋と若さのおかげでまったくたるみもなく、
つんと上を向いていた。大きさで言えば、多分大きいほうなのだろう。
乳首は薄い桜色で、クリフトが二晩見た女性の中では多分もっとも乳輪も乳首も小
さいだろう。
「忘れますから、もう、やめてください。リジーさん」
「・・・わたし、魅力ない・・・?」
「その、そういうことではなくて・・・」
「だって、わたし」
「・・・好きな女性の、こんな姿を見るのは・・・嬉しい気持ちもありますけれ
ど、その、やっぱり、困ります」
好きな女性?
誰のこと?
リジーは驚いて黙ってクリフトを見る。
その不安そうな視線に、クリフトは苦笑を返した。
「リジーさん、好きです。だから、こんな形であなたのこんな姿を見たくありません」
きっぱりとしたその言葉。意味を飲み込むのにしばらくかかったけれど、ようやく
リジーは歓喜の表情をみせ、クリフトにしがみついた。
「本当・・・?今、わたしのこと、好きって、言ったの?」
「はい」
抱き着いてくるリジーを拒絶せずに、恥かしそうにクリフトは彼女の肩にそっと手
をふれた。
「わたし、クリフトはアリーナのこと、好きだと思って・・・あ・・・」
「・・・そんな格好で、くっつかれると!」
リジーはクリフトの股間に、熱いものがあることに気付いた。
気付かれた、とクリフトはあわててリジーの体をひきはがそうとするが、リジーは
がっちりとクリフトに抱きついていて離れない。
379クリフト×女勇者:03/07/02 00:55 ID:5qkREJVG
「これ、わたしの、胸で、興奮してくれたの?」
「・・・はい」
「あの、ね」
リジーは照れたような表情で、クリフトを見上げて小さく微笑んだ。
「嬉しい。ちょっとは、魅力、あるかしら」
「・・・ちょっとどころじゃ、ないですよ。もう、あなたって人は」
リジーを見下ろすと、嫌でも自分の胸板につぶされる、彼女のやわらかない白い乳
房が見える。自分の胸におしつけられて形を変えているが、それゆえにくっきりと
した谷間が上から見え、クリフトは不本意ながらも自分がそれを見て興奮している
ことを認めざるを得ない。
「こうやってくっつけると」
「わあ!」
さらにリジーはクリフトの胸に自分の胸を強くおしつけた。ますます彼女の乳房は
形をかえる。
「心臓の音も聞こえそう」
「はい。聞こえます」
クリフトは、体中の熱が股間に集中する感覚に支配された。
これはまったくもって、ものすごい誘惑だ。
「ね、クリフト・・・ちゃんと、見て、くれる?恥かしいけど・・・」
リジーは庭園の片隅にクリフトを連れていった。
露になった乳房を左手だけで隠し、クリフトの手首をつかんで歩いていく。
「リジーさん、そのっ!駄目ですう!」
「静かにしてって、言ってるのに・・・」
「あ、申し訳ありません」
リジーは茂みの陰に座り込んで、ぐいとクリフトも座らせた。
クリフトの股間は未だ収まらず、服をぐいぐいと押し上げている。
「・・・そこ・・・わたしの胸見て、そうなっちゃったって、言ったよね?」
「もっ、申し訳ありません」
380クリフト×女勇者:03/07/02 00:57 ID:5qkREJVG
同じ言葉をくり返すクリフトをみて、なんだか可愛いなあ、とリジーは思う。
「わたし、田舎育ちで、あんまり都会のこととか知らないけど、これくらいのことは
わたしでも知ってるのよ」
「リジーさん」
「さっき・・・クリフトが、わたしのこと好きっていってくれて、嬉しかった」
クリフトがそっと顔を覗き込むと、リジーは涙ぐんでいる。
やはり、女性がこんな風に体を見せることは勇気がいったに違いない、とクリフトが
慌ててリジーの服を着せようとすると
「違うの」
「えっ」
「わたし、クリフトは、アリーナが好きだと思っていたから、本当に嬉しくて、それからね」
「は、はい」
「好きな人に、その、こうやって、見られて、それで感じてもらうのって、なんだか嬉
しい。そう思ったら、ちょっと感動しちゃって」
リジーはそう言って、クリフトの服の上から、彼のものをそうっと触れた。
「やめてくださっ・・・!」
そう言って腰をひこうとして、クリフトはなんとか思いとどまった。
ぎこちなく自分のモノに触れてくるリジーの手は、彼が記憶していた以上に小さく、
可愛らしい手だ。しみじみと彼女をみつめると、愛しさがこみあげてくる。
・・・好きな人に感じてもらうのって、なんだか嬉しい・・・
そのリジーの言葉が頭をよぎる。
それは、自分だってきっと同じだとクリフトも思った。
「リジーさん・・・」
「服の、上からでも、熱いのがわかるのね」
頬を上気させてリジーはクリフトを見た。ただそっと触れるだけの行為でも、彼女
は多分興奮しているのだろう。クリフトは、あまり見ないようにと思っていたが、
ちらりと彼女の胸に目をやる。
桜色の可愛らしい突起はすでに先っぽに変化が見られる。外気は寒くないから、そ
れは間違いなくこの行為に「感じて」形を変えたに違いない。
ああ。リジーさんが、わたしのものを感じながら、そんな風に固くしているなんて。
自分達は、一緒だ。
そう思ったクリフトは、そっとリジーを抱き寄せた。
381364:03/07/02 01:00 ID:5qkREJVG
エロまで長くてすみません。エロまでの理由付けが欲しい人間なので・・・。
>376
読んでくださってありがとうです。明日またUPしますね。
382名無しさん@ピンキー:03/07/02 10:37 ID:nMjaQ3i2
>381
お待ちしております。
人質がトルネコだったら、ちゃんと皆の裸を
「鑑定」してやったんだろうかとか思いつつ。
383クリフト×女勇者:03/07/02 13:26 ID:fhRbFuOB
「リジーさん、あなたの体を、見せてくれますか。立ってください」
耳元で囁くクリフトの声に、リジーはびくりと反応する。
「う、うん」
あまりに素直なその返事にクリフトはまた小さく笑った。立ち上がっておずおずと
レオタードのような青い服を脱ごうと手をかけるリジーをとめて
「わたしが、脱がせてあげますよ」
といえば、またその言葉で感じるのか、小さく体を振るわせる。
「恥ずかしいよ」
何を今更、と心の中で思うけれど、口にはださずにクリフトはリジーの服に手をの
ばした。立っているリジーの前で膝立ちになってクリフトは見上げる。
するりと服をおろしていけば、彼女のひきしまった腰が姿を現した。綺麗なくびれ
のラインに触れるのが我慢できず、脱がすふりをしてわざとクリフトは触ってしま
った。
「んっ・・・」
リジーは声を押し殺そうと目を閉じて我慢をした。
そうすればいっそう、自分の服を脱がしていくクリフトの手の動きがわかる。
「リジーさん」
「何」
「綺麗な形のおへそですね」
「・・・やだ!・・・そういうこと、言わないで」
へその下くらいで一度手をとめて、クリフトはむきだしになった彼女の腰を抱きし
めた。
なめらかな肌、細い腰。それに触れたいと思ったか、クリフトは抱きしめながらも
ぞもぞと自分の服の袖をあげた。
肘から手首までがむきだしになって、リジーの肌と触れ合う。
(うわ、すべすべだ・・・気持ちいい)
384クリフト×女勇者:03/07/02 13:27 ID:fhRbFuOB
「きゃ・・・」
彼の顔はリジーの腹部にうずまり、彼女の胸が頭にのっかってしまう。そろそろと
リジーは目をあけた。上から見下ろすその光景があまりに恥ずかしくて、リジーは
かあっと体が熱くなるのを感じた。
クリフトを見ようとすると既に反応して固くなってしまっている自分のいやらしい
乳首が嫌でも視界に入る。それに、あとわずか服をおろすだけで一番恥ずかしい場
所が見えそうになる。そう思えばなおさらだ。
「・・・クリフト・・・!」
腰を抱きしめたままでクリフトはリジーのへそ付近に口付けた。
やだ。初めてのキスが、それ!?
クリフトの唇の感触にびくんと反応してクリフトの頭を掴む。すると、ゆっくり彼はリジーを見上げた。
「リジーさんが、お一人で牢屋にきてくださったとき、嬉しかったです」
「そっか。よかった」
リジーは恥ずかしそうに笑った。
「心細いだろうと思って・・・アリーナとブライが会いに行ってるけど、でも」
クリフトの髪にくしゃっとリジーは指を差し入れた。
「誰も知らないところで、たったひとりなのって、寂しいもん」
「・・・はい」
「わたし、村のみんなが殺されて・・・」
クリフトははっと息を呑んだ。
「一人で、ブランカ、エンドールって旅して、毎日不安だった。だから、クリフトも、不安だと思ったから」
「はい」
「それに、えっと・・・アリーナとブライだけが、心配しているって思われたら嫌だと思ったの・・・わたし、わがままよね」
ためらいがちにそう言ったリジーはとても可愛らしく、胸をさらけだしているはじらいよりも、クリフトに告白をすることを恥ずかしく感じているようにすら見える。
385クリフト×女勇者:03/07/02 13:29 ID:fhRbFuOB
「リジーさん」
クリフトはそんな彼女を見て、心を決めたように言った。
「その、わたしは経験が多いわけではないのですけど・・・一応、こういった性行為は認められているので」
(もお、クリフトってば、マジメなんだから・・せいこうい、だって・・・)
「あなたを、抱いてもいいでしょうか」
「・・・クリフト、あのね」
自分の胸の谷間の下から覗くクリフト。なんて恥ずかしい光景なんだろう、と思いながらリジーは答える。
「誘ったの、わたしの、ほうだよね・・・」
それはOKのサインだ。

クリフトはリジーの青い服を脱がせてから、自分の上着を手早く脱いで、草の上にしいた。
「大丈夫だよ」
「でも一応」
その上にリジーを横たえて、クリフトは覆い被さるように顔を近づけて唇を重ねた。リジーにとっては初めてのキスだ。
「ん・・・」
多分、あまりクリフトのキスは上手ではないのだろう、とリジーは思う。
初めはただ触れ合うだけのキスだったが、そのうち半ば無理矢理舌が入ってきた。
舌をいれようと意識しているせいか、不必要に唇を強く押し付けてくるけれど、それでも素直に嬉しいと感じた。
「クリフト・・・」
「はい」
「好き」
「わたしも、好きです・・・でも、わたしはあなたより力もないし、男として見ていただけているのか不安でした」
「わたしも、クリフトに・・・勇者としての自分しか見てもらえないと思っていた」
「そんなことは、ありません。リジーさんはとても可愛らしい女の人です」
照れくさそうに言ってクリフトはリジーの耳元に口付けた。
「ん・・・」
小さな喘ぎ声。いつもみなの先頭に立って勇ましく剣をふるう彼女からこんな声が聞けるなんて、思ってもみなかった。
「あ、くすぐったい・・・の、か、な」
悩ましいその声を耳にして、クリフトは強烈な欲求に逆らうことが難しくなった。
リジーの耳から首筋、そっと降りていって鎖骨。慣れないながらも微妙な触れ具合で舌を這わせる。
どこでも感じるわけではない。いくつかのポイントで声を押し殺すような呼吸と、小さく体が動く様を感じて、クリフトはすぐにそれを理解した。
386クリフト×女勇者:03/07/02 13:30 ID:fhRbFuOB
どこが感じるのだろうか。いや、場所だけではなくて、どうすれば。
「う、んっ!」
鎖骨の下は、柔らかい乳房だ。途中ではだけたままの服は腰の下にまだ絡んでいる。
仰向けで寝ても横に全部が流れてしまわない胸のふくらみは、それだけでかなり大きいということを示しているのだが、クリフトにはよくわからない。
また、鍛えられた脚はすらりとした、良い形をしていた。
その形に関しては素材が良い、と断言出来る。太もも辺りの、微妙に筋肉以外の、女性らしい肉がついてきている部分がたまらなくそそる。
「触りますよ」
何故か今更そんな風に宣言をすると、リジーは緊張したのか、体をこわばらせる。
クリフトは手袋を脱ぎ捨て、リジーの体に触れた。
「あ、う、んっ・・・あ・・・クリフトの手、あったかい・・・」
腕力ではかなわないけれど、クリフトの手は明らかに男のそれで、リジーの乳房を包むにはとても丁度いいと思えた。
はじめはゆっくりと、痛くないように、と配慮しながら揉む。
「ふう・・・っ・・・」
リジーの肩が時折ひくついてあがる様子がよくわかった。
「ああっ、なっ・・・!!」
中心にある桜色の突起を親指の腹でこすった瞬間、リジーはそれまでになくびくりと反応をして、上半身を振るわせた。
人差し指と親指でつまみあげると、リジーは更に甲高い声を一瞬あげ、それを我慢しようと顔を背ける。
「うっ・・・あ、あ・・・」
「リジーさん、ここ、気持ちがいいんですか」
まるで指と指をこすりあわせるように動かすと、リジーは体をびくびくとふるわせ、腰をよじる。
「あ、あ、クリフト、あっ・・・うん、気持ちいい」
素直だ。その様子がまた可愛らしいと思えて、手を止めてリジーに聞いた。
「ここ、どうすると・・・気持ちいいんですか」
「・・・やだ、そんなこと言われてもっ・・・今みたいに触られるだけで・・・」
「今みたい、って?教えてください、リジーさん」
優しく優しく囁くと、リジーはクリフトに組み敷かれた状態で泣きそうな顔を向けた。
387クリフト×女勇者:03/07/02 13:31 ID:fhRbFuOB
「指で・・・触られると・・・」
「どういうふうに」
「ど、どういうふうに、って」
「こんなですか?」
クリフトはリジーの乳首をちょんちょん、と軽くつついた。
「んっ・・・ふ・・・」
リジーは体をくねらせてじれた。さきほどの刺激の方が強いと誰だってわかるはずで、それは確信犯だ。
「それとも、こうですか?」
乳輪だけをそっとなでる。
いや、これだけでもかなりリジーは感じるのか、息を「はあ」ともらして背をのけぞらせる。
「どうすると」
「もっと・・・先っぽ・・・いじって」
そう言ってリジーはそっとクリフトの剥き出しの腕に手をそえた。その瞬間
「ここですね」
「・・・!!ひあ!」
さきほどまでのじらす動きとは逆に、クリフトは乳首を軽くひっぱってから、こすりあげはじめた。
「やああ!クリフトっ、す・・・ごっ・・・やあん!」
「嫌ですか。でも、固く、なってる」
そんなに経験がないクリフトではあったが、話には聞いたことがあった。
感じて固くなった乳首も個人差があるのだと、彼は知っていた。
リジーのそれは触ってくれといわんばかりに固くしこり、ぷっくりとした先端は心なしか大きくなっているように思える。
「あっ、あ!」
左の乳房に顔をおしつけて、クリフトはリジーの乳首を口に含んだ。
舌でころがしながら右側の先端を指でしごくと、腰をうかせるように動かしてリジーは声をあげる。
「くっ、ふうっ!やだあっ!クリフト、クリフト、こんなの、感じすぎちゃう・・・!」
リジーはクリフトの体を一度離そうと彼の胸元をぐいとおしあげるが、その力は普段の彼女のものとは思えないくらい弱かった。
388364:03/07/02 13:36 ID:fhRbFuOB
続きはまた夜中に・・・。未熟者の文章なのでお気に召さない方はスルー
大変だとは思いますがご容赦ください。
もっと簡潔なエロの方が良いでしょうか?そうなら改めます。
改行規制にひっかかるので改行をしないようにしたため横長になっちゃって
ますが書き込み数をむやみに増やすのもどうかと思うのでご理解いただけると
嬉しいと思います。見づらい方、ごめんなさい。

>382
ありがとうございます。
いいですねー、トルネコ鑑定バージョンってW
鑑定→なかなかのものだ、試してあげよう→エロ・・・とか想像しちゃいました
389あぼーん:あぼーん
あぼーん
390あぼーん:あぼーん
あぼーん
391名無しさん@ピンキー:03/07/02 22:41 ID:VKHseGgB
クリ勇でつか。ういういしいカポーだのう。
続きお待ちしてます。
392名無しさん@ピンキー:03/07/02 23:18 ID:x9Pik/Yu
>>388
>もっと簡潔なエロの方が良いでしょうか?そうなら改めます。

エロに到るまでの過程が書かれているのは、好きです。
と言うより私もそういう書き方をしているよ。
エロシーンのみでも、うまくツボをついて書いてあるのは好き。
ここは、おおらかな人が多いから、自分なりのスタイルを貫いて
書いてもいいと思いますよ。
393クリフト×女勇者:03/07/02 23:45 ID:ceXPZ7mg
クリフトの方も、今、自分の口の中、指と指の間にリジーのかわいらしい乳首があるのだ、これがそうなんだ、と思うだけで自分の股間に集中してくる熱を感じる。
ふと気付くと、リジーは軽く腰をうかせつつも、汗ばんだ太ももと太ももをこすりあわせるようによじっている。
(感じているんだ、リジーさん)
彼女が腰をうかせれば、上から組み敷いた形のクリフトの腹部付近にあたる。
そっといたずら心が芽生えて、クリフトは自分の体をリジーの頭の方へ少しだけずらした。
「あっ!」
軽くうかせた腰付近に、クリフトの怒張があたったことに気付いて、リジーは恥ずかしそうにクリフトの名前を呼ぶ。
「クリフト、クリフト・・・」
「ちょっと、待ってくださいね」
クリフトはそういうと、手早くアンダーシャツを脱ぎ捨てて、無造作に草の上に放り投げた。
彼の上半身が露になったのを、リジーは驚いたように見上げていた。
(男の人の、裸だ)
上半身だけだというのに、それだけでリジーは溜息に似た息を吐いた。
「抱きしめていいですか」
「あ、うん」
今更何を言うんだろう。こんな恥ずかしいことをされているのに、抱きしめられることが嫌なわけがない・・・
そんなとまどいを含みながらリジーは頷いた。
クリフトの体がリジーにかぶさる。
「!!」
お互いの体が、肌が、ぴったりとくっつきあい、体温を伝える。
(クリフト、熱い・・・)
(リジーさんの胸・・・柔らかい・・・)
そうっとリジーの腕がクリフトの背中に回されようとしたとき
「・・・ああんっ!」
クリフトは自分の体をおしつけるように、上半身を上下させてこすりあわせた。
「あっ!あっ!ふ、ああっ!」
固く尖った乳首の先端が、自分の乳房とクリフトの胸板にのみこまれ、こすられ、リジーはたまらず声をあげる。
394クリフト×女勇者:03/07/02 23:52 ID:ceXPZ7mg
「やだ!乳首、もげちゃうう!感じるっ!」
おしつけすぎては乳房の中に押し込められてしまう突起を感じるために、クリフトは微妙な力加減でこすりつけていた。
胸に当たるリジーの乳首の感触が生々しい。
手をリジーの腰にそえると、その動きにすら彼女は反応して声をあげる。
「ああんっ・・・ふあっ、あ、くっ・・・クリフトっ・・・お・・・」
クリフトは体をおこし、リジーの腰あたりにまとわりついていた、レオタードのような服に手をのばした。
「あ・・・」
「脱がしますね」
「や・・・」
「見てくれっていったのは、リジーさんでしょう」
クリフトはリジーの頭を軽くなでてから、服を脱がせにかかった。
下着を残して足元まで下げる。このままでは足を開かせることがままならなくなってしまうため、左足だけを抜いた。
右足首に服を残したままで、荒い息があがっているリジーをみつめる。
左足をもも付近までおおっているレッグカバーは、あせばんだ肌に張り付いていた。
そこだけを切り取ってみれば旅の間にときどき見る姿ではあるが、今は違う意味を持っているように感じる。
クリフトはリジーの足を無理矢理開かせて自分の体をねじこんだ。
「ふああんっ・・」
「うわ・・・ここも、やわら、かい」
クリフトが手をリジーの股間に手を差し入れる。下着の上からでもその部分の柔らかさがわかった。
柔らかさと、湿っぽさと、そっと閉じられている割れ目の位置。
「濡れてますね」
荒い息と共にクリフトはそう言って、リジーの下着の上から秘部をもみしだいた。
「はっ・・・ああっ、ああ、んっ・・・クリフトお・・・」
「はい」
「は、ずかしいっ、はずかしいよ・・・」
せつない声をあげてリジーは腰をくねらせた。
首を横にふると、ぱさぱさと豊かな巻き毛がゆれる。
395クリフト×女勇者:03/07/02 23:56 ID:ceXPZ7mg
「あ」
クリフトは彼女の下着からわずかにはみ出した、髪と同じ色の茂みに気付いた。
月明かりは微妙な光を送り込んでその色を確認させてくれる。
妙に、クリフトは興奮した。
「きゃ!」
ぐい、と恥ずかしい部分を覆っている下着を手で掴んで強引にずらすと、クリフトの目の前にリジーの秘部が現れる。
あまり多くない茂みが、何故かきらきらと光っている。
(濡れてるんだ・・・わたしが下着を押し付けて前後に揉んだから、毛にもついちゃったんだ)
(・・・駄目だ、リジーさん、もう、我慢出来ない!)
「・・・ひっ・・・あああ!やああだあああ!!恥ずかしいっ、やだ!」
クリフトはたまらず花びらに手をのばし、親指と人差し指で左右に開いた。
既にねっとりと濡れているそれは、糸を引きながら開かれる。
「ちゃんと、見せてください。兵士のみなさんも、きちんとみせてくださいましたから」
「う、うそっ!?」
当然、それは嘘だ。
それでも誘ってしまった手前、そう言われてはリジーは「見ないで」というわけにはいかない。
「リジーさんがご自分で、あまり大きな声を出すなとわたしにおっしゃったんですよ」
「あ、あっ・・・そ、だけど・・・きゃはっ!」
クリフトはリジーの花びらを指で開いて、舌を差し入れた。体をびくんとうねらせて、リジーは自分の体の下に敷いてあるクリフトの上着を握りしめる。
がくがくと汗ばむ足が震える様子と、自分の口元を濡らすリジーの愛液の量で、よほど感じているのだということがクリフトにもわかった。
好奇心が湧きあがり、クリフトはリジーの花びらの少し上側にある、既に感じていることを主張している小さな突起を舐め取った。
「うわああぁぁんっ!」
感じた声、というよりもただの泣き声にも聞こえる。リジーは足をつっぱって力をいれ、腰をびくんと跳ね上げた。
間にいるクリフトをはさみ込むような淫らな姿だ。
396クリフト×女勇者:03/07/03 00:01 ID:U6b2H/TU
じゅん、と液体がまたリジーの花びらの間から流れ出てくる。
それを手ですくいとるように押し付けると、そのクリフトの動きがまた刺激になって更に声をあげ、愛液を流す。
何度も何度もそれを手でこすりつけるクリフト。まだ、リジーの中には指すらいれていないのに、愛液は尻を伝って下敷きになっているクリフトの上着を濡らしていた。
「すごい・・・リジーさん・・・」
「クリフト、わたし、変なの・・・っ」
「変?」
「恥ずかしいのにっ、もっと、してって、思っちゃうの・・・気持ちいいって思って」
別にそれは普通ではないだろうか?とクリフトは思う。
「わたし、いやらしいのかな?」
「そんなこと、ないですよ。わたしも・・・」
「クリフトも・・・?」
「わたしも、気持ちよくなりたい、と思っていますから」
その言葉を聞いて、そういえば、どうもさっきから自分ばかり気持ちが良いのではないかとリジーは気付いた。
「えっと・・・そこ・・・」
リジーの視線がクリフトの股間に注がれる。
それに気付いてクリフトはもぞもぞと、既にそそりたって熱をおびたソレをリジーの目の前に出した。
特にクリフトは自分のモノに自信があるわけではなかったが、おおよそ標準だろうとは思ってはいたが、多少は不安だ。
大きいとか小さいとか評価をされては嫌だなあと思いつつそれを見せると、思いもよらない言葉が返ってくる。
「あ・・・男の人の、ここ、も肌色じゃあないのね」
「・・・えーと・・・」
まさか色のコメントが来るとは思わず、クリフトは苦笑いをした。
いや、昔は肌色だったんだけど、とかなんとか言うのも面倒で曖昧に流す。
と、リジーの言葉をもう一度思い返して、ふとクリフトは気付いたように
「・・・リジーさんは、ご自分の、ここ・・・見たことがあるんですか?」
「ひゃっ・・・!」
濡れそぼった花びらの周りをぐるりと一周、親指でなでるとリジーは体をきゅっと縮めた。
397クリフト×女勇者:03/07/03 00:05 ID:U6b2H/TU
「えっと・・・」
恥ずかしそうに顔を背けてリジーは律儀に答えた。
「見ようと思ったんだけど・・・一人で見るのは勇気がなくって・・・」
「それで?」
「笑わないでくれる?」
「はあ・・・?」
「シンシアと・・・。幼馴染の女の子と、ここ、見せ合ったの」
うわ!なんて恥ずかしいことを言うんだ、この人はっ!
残っていたクリフトの理性を飛ばすには、そのセリフは十分すぎる。
もう駄目だ、いれたくていれたくてしかたがない。
なるほど、とかかなり適当な相づちをうって、クリフトはリジーの足を軽くかかえた。
「リジーさん、いれますよ」
「・・・う、うん。あの・・・初めてだから・・・」
「知っている限りの努力はします。それしかお約束できないのですけど」
優しくする、といいたかったけれど、それは断言できなかった。
指すらまだいれてもいないのに、クリフトは自分の股間のものをリジーの花びらに押し当てた。
ぬるぬると滑ってうまく場所を探し当てることが最初は出来なかったが、リジーも腰を押し付けてその場所に導いてくれる。
「・・・あああっ!クリフト!やだ!入ってくるっ・・・!!い、痛いっ・・・いたっ・・・くうっ!」
その声にはっとなってクリフトは腰を引きそうになる。そのとまどいを察知したかリジーは叫んだ。
「いいの!我慢するから、いれてっ!」
「・・・すみません。経験不足で、痛くないように出来ないと思いますけどっ・・・」
まあ、経験を積めば完全に痛みを防げるわけではないのだが。
謝りながらも、リジーが自分を求めてくれたことが嬉しくて、クリフトはリジーの腰を掴んで、いきり立った自分のものを突き入れた。
「ぐっ・・・ううっ・・・イッ・・・・!!」
ああ、そうだ、少しでも気をそらしてあげないと。
思いついてクリフトは、リジーの花びらの上にある小さな突起を軽くつまんだ。
「ひあああーっ!!」
398364:03/07/03 00:10 ID:U6b2H/TU
すみません、あと少しだけ続きます。今日はタイムアウトなので・・・。
二日であげる、と前もって言っていたのに実行できずに申し訳ないです。
終わるのを待っている職人さんがもしいらっしゃったら、構わずどうぞ
UPしてください〜。
>391
ありがとうございます。明日は絶対最後までUPします
>392
アドバイスありがとうございます。お言葉に甘えて書いたままUPさせて
いただいています。
>エロシーンのみでも、うまくツボをついて書いてあるのは好き。
わたしもそういうものは大好きです。
自分でもそういう風に書きたいとは思いますが、難しいですね・・・。

ちゃんと抜ける、濡れるエロが書けるようになるといいなあ〜。
もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
399クリフト×女勇者:03/07/03 10:31 ID:B6uu3tcB
あまりの反応にクリフトは驚いた。リジーは声を荒げる。
「クリフト、クリフト、い、痛いっ、痛いけど、痺れるっ・・・!!」
その声と共に、クリフトは自分のものが更に深くリジーの中に侵入していくのがわかった。
「う・・・わあっ!リジーさん、すご、すごい・・・ぬ・・・ヌルってる・・・」
普段の彼からは想像もつかない、おかしな言葉が口から発せられる。
リジーの中は熱く、愛液ですっかり潤い柔らかくなっていた。少し動くだけでもびくり、と反応をしてクリフトのものを締め付けてくる。どちらかといえばリジーの中は狭いが、ぬめりが強いため、クリフトにとってその締め付けは痛くないどころかものすごい快感だ。
「クリフトのっはい、った、の?入ってるの?全部?」
「は、はい。入ってます。全部っ・・・奥に・・・ほら」
クリフトが腰を突き動かした瞬間、リジーはのけぞって叫んだ。
「きゃはあっ!!やああだああっ、こすれちゃうっ・・・」
「リジーさんの中っ・・・溶けそうですっ!」
クリフトはぐいと腰をおしつけ、手をのばしてリジーの乳房をつかんだ。
深く突き入れられてリジーは「ああ」と声をあげながら、多分、楽になろうと自然に体が動くのだろうが、股を大きく開いて腰を浮かせる。二人は想像以上に淫らな恰好で繋がっている。
きゅんと尖っているリジーの乳首を指でこすると、更に彼女は腰を浮かせて押し付けてきた。
うわあ、すごい、いやらしい恰好だ・・・
きっとリジーは自分が今とっているポーズをよくわかっていないに違いない。
それを可愛いと感じて、クリフトはほんの少し口元に笑顔を作ったが、きっとそれも彼女は気付かないのだろう。
「少しずつ、動き、ますからねっ・・・うわあっ、うわあっ・・・気持ち、いい・・・」
「ああっ・・・!痛っ・・・な、のにぃっ!イイ・・・っ!」
「あ、ああっ・・・」
ぬるぬると絡みつく感触にクリフトは少しだけ自分の快楽だけが優先になったように動き出した。
初めはぎこちなく前後に小さく動くだけだったが、それでも動くたびに繋がっているところからリジーの愛液がくちゅくちゅと音をたて、クリフトの耳に淫猥な響きを与える。
やがてクリフトは我慢できずに動きを増していった。
400クリフト×女勇者:03/07/03 10:33 ID:B6uu3tcB
リジーの中は、熱くて、ぬるぬるとまとわりついて、彼のモノを痛くない程度に締め付ける。
感じて大きく声をあげる時には、少しだけ強い締めつけが来るのがわかった。
「ううっ、あっ、リジーさんっ・・・気持ちいいっ・・・」
「あっ・・・ああっ!クリフトっ、そこっ!ああっ!」
痛みを訴えていたリジーではあったが、クリフトのその動きにあわせて少しずつ自分で腰を動かし始める。
ぐちゅぐちゅという音、リジーの動きに合わせて、草をぱさぱさと巻き毛がかする音、それからお互いの息づかい。
「クリフト、熱いのっ、熱い・・・」
「わたしも、熱いです、リジーさんっ」
夢中になってリジーの中をかきまわすと、ぽたぽたと二人の愛液がまざった液体が浮かせた腰からリジーの尻をつたって、どんどんクリフトの上着に落ちてゆく。
「うわあっ・・・」
足を抱えていた手をリジーの尻の割れ目にまわすと、そこまで愛液は届いている。クリフトはぐちゃぐちゃに濡れた指先を拭くように、リジーの形のよいすべすべの尻にこすりつけた。
「リジーさん、リジーさん、すごい、濡れてます」
「やだぁ、言わないでっ!」
「感じてくれているんですね!?」
「う、うん!感じる!クリフトの、感じるよお!好きっ、好きっ、好きっ・・・・」
何度も「好き」と繰り返しながらリジーは目の端に涙を溢れさせ、がくがくと首を横にふる。
それほどに気持ちが良いのか、それほどにクリフトのことを好きということなのか、それはどっちの涙かはわからない。
彼女のその姿を見てクリフトはいっそう腰の動きを早め、それに集中した。
401クリフト×女勇者:03/07/03 10:34 ID:B6uu3tcB
「あっ、あっ、リジーさん、イきそうです!」
「いいよっ、いい、イッて・・・っ!」
「リジーさんはっ?まだ、まだですかっ」
「まだ、みたいだけどっ・・・クリフト、イって・・・!」
「あ!そんなにっ・・・しめつけるとっ!」
リジーは涙を浮かべながらクリフトに手をのばす。
もうすぐ達してしまう、という意識だけが強まる中でなんとかそれに気付いてクリフトも左手だけをのばした。
指をからめて、リジーの手を草におしつけたまま、片手でリジーの腰をささえてクリフトは腰を動かす。
「ああ!ああ!イっ・・・!!」
「あっ!クリフト!すごいっ、こすれてっ・・・あっ、あっ、あっ・・・!!」
「出ちゃうっ、出ちゃいますっ・・・そ、外にっ・・・」
もう、限界だ、と悟ってクリフトは激しい動きの途中で自分のそれを勢いよくリジーの中から抜いた。
「あはああんっ!!」
クリフトのモノが出て行ったために、突然入口が強くひっぱられるような感触で声を高くあげるリジー。
「出るっ!」
リジーの手に絡めていたクリフトの手に、ぎゅっと力が入った。
「くうっ・・・!!」
「ああっ!なにっ・・・!」
次の瞬間、どぴゅっと勢いよくリジーの白い腹、太もも、乳房にまでにも、クリフトの精液が飛び散る。
「やっ・・・はぁぁんっ!熱いのがっ・・・」
リジーは泣きながらそれを受け止め、目を閉じた。
ぴゅっ、ぴゅっ、と何度かに分けてクリフトの生暖かいそれが自分の体を汚していく感触にすら感じて、既に抜かれているのにびくりと腰をふるわせるのだった。
402クリフト×女勇者:03/07/03 10:36 ID:B6uu3tcB
「あーあ・・・すごいことになっちゃった・・・」
「す、すみません、これ、もう、わたしの上着で拭いてください・・・」
二人は余韻に少しだけ浸った後、草の上に座り込んで向かい合わせていた。
おろおろとするクリフトとは対照的に、リジーは冷静に自分の体にまき散らされたクリフトの白い液体を拭いた。
しかし、これでは城内にある宿屋まで帰るのも一苦労だ。
「すみません・・・その・・・中に出すのは、よくないと思って」
「うん・・・ありがとう。気をつけてくれたんだよね」
「勇者であるあなたを、その、間違いでも孕ませるようなことがあってはいけませんし」
中にいれている時点でヤバいんじゃないのかな、なんて思いながらも、リジーはそれとは違うことでむっとした表情を作った。
「じゃ、わたしが勇者じゃなきゃよかったの?」
「あっ、いえ、その」
「・・・ううん、いいの。その・・・クリフトの子供だったら、いやじゃないもん・・・」
そう言いながらクリフトの上着で腹部をふいて、うつむくリジー。
「リジーさん・・・」
愛しさがこみあげてきて、クリフトはそっと彼女を抱きしめた。
駄目だよ、まだ、綺麗じゃないから、と言っても彼は離さない。
「でも、クリフトは嫌かしら。だって、わたし、天空の血が・・・」
「嫌じゃないです。嫌じゃないですけど」
リジーの髪をなでながらクリフトは体を少し離して笑った。
403クリフト×女勇者:03/07/03 10:38 ID:B6uu3tcB
「その、中に出すより先に・・・リジーさんをいかせてあげたいですね」
さすがに後片付けの大変さを痛感した今では、もう一度すぐしよう、とはいえなかった。
「・・・うふふっ・・・それは、また、そのうち・・・してくれる?」
「・・・はい!」
「ね、ルーラで、どっかに水浴びに行こう」
リジーは笑いながらそう言って立ち上がった。
月明かりに照らされたその体を、本当に綺麗だ、とクリフトはほれぼれとみつめる。
「はい。お願いしてもいいでしょうか」
「うん。MP残っててよかったわ」
そういって差し伸べたリジーの手にそっと自分の手を重ねてクリフトは笑う。
「リジーさんが、一番綺麗です」
一番って、なんのことだっけ。
一瞬とまどってからリジーも思い出したように
「嬉しい。でも、クリフトのことを好きなのも、一番だよ」
クリフトにそっと触れるだけの可愛らしいキスをして、照れくさそうに笑顔をむけた。
404364:03/07/03 10:43 ID:B6uu3tcB
以上です。長くて申し訳ありませんでした。しかも最後「終」の字がくっついてて
わかりづらいです。
女勇者じゃなくてもよさそうな話になっちゃってごめんなさい。
クリミネも、といってたんですが、これだけでクリフトおなかいっぱいになっちゃ
ったので書けるかどうか自信なくなってきますた。

こういうのも悪くないなーってちょっとでも思っていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。
405名無しさん@ピンキー:03/07/03 22:55 ID:S+soqWhU
>>404
乙です!
堪能させていただきました!

そしてクリミネ激しくキボン・・・
406幸せな憂鬱:03/07/04 06:29 ID:dtR9/pkZ
>>327〜334「運命の日」の続編です。
407幸せな憂鬱:03/07/04 06:29 ID:dtR9/pkZ

ミントス。商売の神様とまで言われたヒルタン老人がいる事で有名な街だ。
商売で生計をたてる者にとっては聖地とあがめられる街である。
じっさい次の目的地がミントスと決まったときからホフマンとトルネコは興奮気味だった。
街についたらホフマンは突然別れを宣告しヒルタンのもとへ走っていった。
トルネコも少しだけと言ってホフマンについていき今宿屋にいるのは三人だけだ。
「ねー、これからどーすんの?」
ベットに寝転んでままマーニャが勇者に問い掛ける。
「この街になにかあるはずよ。何か重要な出来事が起こるはずなの」
勇者より先にミネアが答えた。進路を決めたのはミネアの占いだったからだ。
「なにか、か・・なんだろう・・仲間がいるのかデスピサロの手がかりか・・」
椅子に座っている勇者がつぶやく。
「ま、なんか起きるまでこの街にいろって事でしょ」
「嬉しそうね、姉さん」
「まあね、カジノはなかったけどいい街だもん、ここ」
言葉通りにマーニャは嬉しそうだ。
都会がいい街のマーニャにとってはすごくいい街なのは間違い無い。
「じゃあとりあえず今日はもう自由行動だね」
そういって勇者は自分の部屋に帰った。
ミネアは少しだけ待った後ベットから立ち上がった。
「仲良くやんなよ〜」
ドアに手をかけると後ろからマーニャの声がした。
何も言わなかったのにマーニャにはミネアの行き先がわかってしまったようだ。
少し恥ずかしかったがミネアは口の中で返事をして部屋を出た。
ミネアが隣の勇者の部屋に入ると勇者は何も言わずにミネアを抱きしめた。
勇者の膝が少し曲がりミネアの踵が浮く。唇が重なる。
勇者の舌がミネアの口を犯しミネアの舌が勇者の舌を愛撫する。
唾液が溶け合い、勇者の指がミネアの髪にからむ。
勇者の手がミネアの胸のふくらみに伸び
ミネアの小さな悲鳴が勇者のなかに消えた時、
隣の部屋から物凄い音が聞こえてきた。
408幸せな憂鬱:03/07/04 06:30 ID:dtR9/pkZ

何事かとあわてて勇者達が廊下に飛び出すと奇抜な髪型の老人が何か叫んでいた。
勇者とミネアが顔を見合わせていると老人がこちらを向いて申し訳なさそうに頭を下げた。
「お騒がせして申し訳ありません」
そういって一度は部屋に帰ろうとしていた老人だったが振り返って勇者を見つめてきた。
「どうしました?」
「いや、あなたからただならぬ気配を感じたのじゃ。よければ話をきいてくれんか」
なんだか訳ありの老人の頼みをむげに断れず勇者達は話を聞くことになった。
(久しぶりだったのに・・バカ)
ミネアは老人と勇者の後姿に少しだけ恨みがましい視線を送ってから
勇者の後から老人の部屋に入った。

部屋に入ると一人の若い男が眠っていたが一目でわかるほど衰弱していた。
老人はブライと名乗り話をし始めた。ブライの話を要約するとこうだ。
今まで三人で冒険してきたがその一人の神官が病気にかかってしまった。
かなりの難病で治療手段もわからなかったが先ほどある男から一つの情報が入った。
その男によればパデキアという植物の根っこがあれば治せるのだという。
それを聞いた仲間が飛び出して行ってしまったという事だ。
「あのアホたれが路銀を全て持って行ってしまったのじゃ。
 路銀がなければ船に乗る事もできん。それにわしの足では追いつけん。
 見ず知らずの方に言うのは心ぐるしいが協力してもらえんじゃろうか」
そういうとブライは深々と頭を下げた。
勇者がミネアを見ると何も言わずうなづいてくれた。
「わかりました。協力しますよ」
勇者の言葉が余程嬉しかったのかブライは顔を輝かせてもう一度頭を下げた。
「じゃあ僕等も支度してきます。ブライさんも準備してください」
そう言い残し勇者達は部屋を出て顔を見合わせた。
「ごめん。ミネア」
「謝る事ないです。正しい事をされたと思います。それより・・」
二人はこれからマーニャを説得する事を考え深いため息をついた。
409幸せな憂鬱:03/07/04 06:30 ID:dtR9/pkZ

潮風が勇者達を慰めてくれる。既に一行は海の上であった。
骨が折れるであろうと思われたマーニャ説得はあっさり成功した。
ただ毛皮のコートを買わされ酒代を要求され
二度と重い荷物を持たない事を承諾させられただけだ。
おかげでマーニャは上機嫌である。
ホフマンに作らせた一見ベットのような長い椅子にすわり日光浴をしている。
勇者とミネアは二人並んで海を見ながらなにやら話し込んでいる。
その様子をブライはじっくりと観察していた。
(こやつら何者なのじゃ・・この若さで船を持っているとは・・
 それにあのリーダー格の青年。相当な人物ではあるまいか。
 落ち着いた物腰、冷静な判断力、軽々と海の魔物を撃退する強さを持ち
 見知らぬ老人を助ける善良さ・・一体彼奴は何者じゃ・・)
推測するのに飽きるとブライはある疑問を晴らす為に勇者に話し掛けた。
「ひとつ聞いてよろしいですかな?あの商人を連れてこなかったのはなぜなのです?」
それはミネアも疑問であった。
トルネコが今回だけは残らせてくれと言った時勇者は引き止めなかったのだ。
「なんでって言われると・・残りたいって言われたからです。
 トルネコさん・・彼はトルネコっていうんですけど
 トルネコさんにとってあの街は夢にまで見た街なんだそうです。
 僕等は仲間ですから彼の夢を邪魔したくない、そう思っただけです」
ミネアは勇者の話をきいて瞳をうるませている。
勇者の答えにブライは覚悟を決めて話し始めた。
「ふむ。あなた方は信頼できそうですな。失礼をしました。
 黙っておったのですが実は私はサントハイムの姫の教育係なのです。
 寝込んでいた神官もサントハイムの者。
 そして飛び出していったアホたれというのはサントハイムの姫なのです」
410幸せな憂鬱:03/07/04 06:30 ID:dtR9/pkZ

ブライの告白を聞いた勇者の反応は
「ヘー」
だけであった。
ちなみにマーニャは
「ふーん」
である。
だがミネアにはそう簡単に流せる話ではなかった。
考えたくなくても考えてしまう。
勇者がサントハイムの姫に心を奪われるのではないかと。
姫君と勇者が恋に落ちたりしないかと。
ミネアはまだ見ぬ姫と勇者が抱き合ってる姿を想像し落ち込んでしまった。
元々船に弱かったミネアは具合もわるくなり
回復魔法を使うのだが気持ちまでは治せずミネアは船の上で悩みつづけるのだった。
ソレッタに着くと既に夜だった為、ひとまず宿屋に泊まる事にした。
ソレッタはド田舎で宿屋もかろうじて屋根があるだけだ。
当然個室などというものがあろうはずがない。
(今日も・・・か)

翌日、パデキアと姫の情報を聞き込みすると簡単に欲していた情報が手に入った。
どうやらここにきた姫というのはソレッタの人達に
強烈な印象を与えてでていったようである。
この国の王によるとパデキアはもう無いが種だけなら洞窟に存在ある、
しかし魔物だらけでとりにいけないのだという。
簡単に目的地が決まったのは良かったのだがブライは頭を抱えていた。
「男を四、五人連れていたなど・・・姫は何を考えておられるのか・・」
だが頭を悩ませているのはミネアも同じだ。
(・・お姫様ってそんな男の人をはべらかすような人なんだ・・・
 どうしよう・・勇者様は格好いいし狙われちゃうんじゃないかしら・・
 きっとお姫様もお姫様だから綺麗な人だろうし
 勇者様だって私みたいな暗い女よりお姫様の方がいいだろうから・・)
ミネアの苦悩は止まらない。
411幸せな憂鬱:03/07/04 06:32 ID:dtR9/pkZ
続きます。
明日中には完結する予定です。
412364:03/07/04 11:16 ID:Ozs0mRZn
>405
ありがとうございます。クリミネ、試しに書いてみますね。
自分はFC版の勝手なイメージで書いてるのでクリミネのイメージがあうか
どうか心配ですが。

>411
期待してます
413幸せな憂鬱:03/07/05 06:09 ID:FgM6CSG5

他に聞くべき事はないと判断し
勇者達は早速パデキアの種があるという洞窟に向かった。
「ねえブライさん、お姫様ってどんなコなの?」
ソレッタでのいわれようにマーニャは興味が出て来たようだ。
聞かれたブライは顔をしかめている。
主君の為に言葉を選んでいるのか考え込んでしまった。
「そうですな・・・姫はお転婆であまり礼儀作法という物に疎い方で・・
 行儀が悪いため一見粗暴にみられがちですがお優しい御方です。
 まあほんの少し男勝りだったりもされますので
 庶民から誤解されてしまう事もおありのようですな」
自分はアホタレ呼ばわりしていても他人からは言われたくなかったようで
ブライは必死に主君の姫君をかばっていた。
ソレッタでの悪評をどうにか誤解という事にしたかったのだろう。
だがそのブライの努力は洞窟につくとあっさりと無駄に終わった。
洞窟に入ると意外と広く長い道が続いておりその先に扉があった。
いや扉だった物だ、ボコボコにへこみ蝶番は壊れ情けなく壁にぶらさがっている。
「アリーナ様・・・」
ブライが哀しそうな声でつぶやいた。
「もしかして・・」
「はい。アリーナ様が、うちの姫様がやったのでしょう。
 実に見覚えのある壊し方ですから・・」
ブライのため息が洞窟に響く。
「一体どんな人なの・・・?そのお姫様って・・」
マーニャの呆れた声が洞窟に響いたがブライは答えなかった。
扉の先は氷が張った洞窟で気温が低く床が滑る。
滑らないように慎重に歩いていると角を曲がったときに妖しい人影が滑ってきた。
「うわっ!」
先頭を歩いていた勇者がもろにぶつかり倒れこむと、そこには一人の女のコが倒れていた。
414幸せな憂鬱:03/07/05 06:09 ID:FgM6CSG5

ムニュ。勇者の顔に柔らかい感触が触れる。
勇者は倒れた衝撃に気を取られていたが
その感触が女のコの胸である事に気付いて慌てて起き上がった。
一瞬遅れて気付いた女のコの鉄拳が勇者に振り下ろされる。
「どきなさいよ!エッチ!」
「グハッ!う、ご、ごめん」
勇者は謝りながら慌てて立ち上がったが
女のコは上半身だけ起こし真っ赤な顔で勇者を睨み付けている。
「姫様!ご無事でしたか!」
「ブライ!?なんでここにいるの!?」
ブライとの会話でどうやらこのコが噂のアリーナ姫様だとわかる。
しかしブライがいなければ到底このコが姫だとは思わなかっただろう。
薄汚れた布の服に分厚い手袋をはめ肌は黒いタイツで覆われ
さらに腕には鉄製の鋭い爪が装着された明らかな戦闘スタイルである。
彼女を見て一目で姫と見抜く者は、百人いても一人もいないに違いない。
「パデキアは私が見つけるんだからブライは引っ込んでていいわよ。
 そんなエッチな人なんかどうせ役に立つはずないんだから!」
しばらくブライと言い争っていたアリーナは
それだけ言い残すと怒ったようにずんずんと先に歩いていってしまった。
「あれがお姫様かぁ・・・」
「お恥ずかしい限りです・・・どうしてあんなお転婆になってしまわれたのか・・」
(お転婆って問題かしら?)
マーニャが哀しそうなブライの言葉に心の中で突っ込みを入れた頃
ようやく我に返ったミネアの怒声が洞窟に響いた。
「ぜったいに!パデキアを見つけますから!さあ、さっさと行きますよ!」
(勝手にぶつかってきて勇者様に胸を押し付けて!
 挙句の果てにエッチですって!どっちがよ!大体勇者様もなによ、へらへらして〜!)
ミネアの怒りはなかなか収まらず
空気の読めないイエティ達が実に可哀想な運命をたどるのであった。
415幸せな憂鬱:03/07/05 06:09 ID:FgM6CSG5

パデキアの種は意外とあっさり見つかった。
勇者が床の滑り方の不自然さに気付き
仕組みを見破ってしまえば後は特に遮るものもなかった。
さっさと洞窟をでてソレッタに行く。
王に種を渡すとパデキアはすぐに生えるというので待つ事になった。
「ねえミネアなんか機嫌悪そうだね」
大きな池のほとりで膝を抱えて座っていたミネアに勇者が近づいた。
「・・・そんな事ないです」
すねたように顔をそむけるミネアの隣に勇者は腰をおろした。
「どうしたのさ?」
そういいながらミネアの腰をつかみ引き寄せる。
「・・・さっきアリーナさんのおっぱい触ったくせに。不潔です。」
ミネアは膝を抱えたまま顔は向こうを向いている。
「あ、あれは不可抗力だろ。やりたくてやったわけじゃないよ」
勇者の手がミネアの頭をなでる。
「・・・嬉しそうでした。勇者さん」
勇者の方に向き直り上目でにらむ。
「そんな事ないって。気のせいだよ」
ミネアは少しほほをふくらまして勇者を小さくにらむ。
頭を撫でられるのを嫌がらない辺りそんなに怒っている訳ではなさそうだ。
そう判断した勇者は顔をミネアに近づける。
「そうやってすぐキスで誤魔化す。ずるいです」
唇に触れる寸前にミネアが抗議する。
かまわず勇者がキスをする。唇が触れ合った瞬間ブライの声が聞こえてきた。
「生えましたぞ!早速帰りましょう!」
触れ合ったまま目を合わせため息をついてからブライとマーニャに合流した。
ソレッタの王達の礼もろくにきかない程急いで
ルーラでミントスに帰ると宿屋には既にアリーナが帰ってきていた。
416幸せな憂鬱:03/07/05 06:10 ID:FgM6CSG5

「あっ!エッチ男!」
「なにを言われます姫様!彼のおかげでパデキアを取って来れたのですぞ!」
「うそ!?パデキアあったの?全然見つからないから無いと思ってたのに」
「ブライさん。それより早く彼にパデキアの根を」
「そうじゃった!」
勇者にうながされブライがパデキアの根をすりつぶし寝こんでいる神官に飲ませる。
みんなが固唾を飲んで見守っていると神官が目が開いた。
「・・何か楽になりました・・ありがとうございます・・みなさん・・姫様・・」
今でも苦しそうだが喋れるという事は効いたという事であろう。
神官の言葉を聞くとアリーナは隣にいた勇者に飛びついた。
「キャー!やったやった!助かったんだ!すごい!ありがとう!」
ぴょんぴょん飛び跳ねながらアリーナは勇者の首の手を回し抱き着いている。
「姫様ぁ〜そんな・・やめてください・・」
少し元気を取り戻した神官がうろたえながら抗議していた。
だがそれ以上にうろたえているのは勇者だ。
恐る恐るミネアをみると案の定にらんでいる。
何も言わないところが更に恐ろしい。
「クリフトさっさと全快せいよ。ぐずぐずしとる暇はないのじゃからな」
「そういえばブライさん達の旅の目的はなんなんですか?」
アリーナに抱きつかれたまま話題を変えようと勇者が問い掛けた。
毅然とした態度をしておかねば後でミネアに何を言われるかわからない。
「あのねデスピサロって奴をぶったおしに行くんだよ!」
ブライの代りに答えたアリーナの言葉に運命は紡がれていく。
こうしてアリーナ達は勇者達に同行していく事になった。
(仲間になるんだ・・アリーナさん・・
 さっきから勇者様に抱きついて気があるのかしら・・
 顔もわりと可愛いわね・・子供っぽいけど。
 どうしよう勇者様が子供っぽいコが好きだったら・・
 勇者様も嫌ならさっさと離れればいいのにいつまでもくっついて・・)
そのおかげでミネアの苦悩は加速する。
417幸せな憂鬱:03/07/05 06:12 ID:FgM6CSG5
まだ続きます。
今日中に終わりませんでした。
明日中にはきっと終わらせます。
418名無しさん@ピンキー:03/07/05 10:06 ID:nqRJ+jgK
いやいや、とてもイイ(・∀・)でつ。
連日投稿で大変だと思いますがガンガって下さい。
419名無しさん@ピンキー:03/07/05 14:34 ID:8ofJvVWQ
>>417
すねてるミネアが可愛いYO!
420名無しさん@ピンキー:03/07/05 15:40 ID:SvVdkUWp
>404
おつ。クリフトの上着はその後どうなったんだろう……
421あぼーん:あぼーん
あぼーん
422あぼーん:あぼーん
あぼーん
423幸せな憂鬱:03/07/06 07:26 ID:LyqiRH4A
勇者も自分の素性を明かし旅の目的をつげるとアリーナ達は仲間として加わる事になった。
今夜はアリーナ達の合流とクリフト回復記念という事で全員で食事をする事になった。
ミントスは商人の街である。一筋縄ではいかない。
高級店もあれば屋台もある、極上の店からぼったくりまで幅広い。
そのミントスで素晴らしい店の一室を貸し切れたのはトルネコのおかげだ。
彼は短い時間でヒルタン老人に気に入られ宝の地図をもらったばかりか
常連の推薦がなければ入れない店まで紹介してもらったのだ。
「広いなー。ここ全部貸し切りなのか?」
勇者達の入った部屋は見た目こそ質素だったが実に素晴らしい部屋であった。
靴を脱いで入る部屋は絨毯で敷き詰められ真中に大きなテーブルがある。
テーブルの周りには深めのゆったりとした椅子が囲んでいる、
大きなテーブルと椅子があっても壁には遠く開放的な空間となっている。
照明や椅子テーブルの高さなど使用するには最高の部屋であった。
口々に感想をいいながら席につくとさっそく飲み物が運ばれてきた。
「む。これは麦酒であろう?姫様はまだ子供であるゆえお茶にでも・・」
「いいよ私だってもう子供じゃないんだから。飲めるよ」
「まあまあいいじゃありませんか今日は。無礼講という事で」
反論しようとするブライの言葉をさえぎりトルネコが勇者をうながした。
「それでは・・新しい仲間に!」
「私達の旅の成功を祈って!」
「かんぱーい!!」
ガシャンと麦酒のグラスが合わさり快感が喉を潤す。
「っく〜〜!おいしー!」
グラスの音に誘われたかのように店員が次々と料理を運んできた。
魚介類の鍋に鳥の飴焼き、蒸し海老、牛の焼き内臓、魚の活き造りに肉の刺身
黄金色のスープに具沢山の潮汁、麺類に多種多様の野菜サラダ。
お腹に野菜を詰められた鶏を調味料に漬け込んで丸焼きにした奴もある。
とりわけ勇者達を驚かせたのは皿に敷き詰められた貝に熱した油をかけた奴だ。
見た事もないような料理に大きなテーブルはあっという間に埋まってしまう。
424幸せな憂鬱:03/07/06 07:26 ID:LyqiRH4A

何にどれをかけて良いのかわからないぐらいソースが出てくる。
世界中から集められた酒が食欲を増進する。
色とりどりの料理は視覚も楽しませてくれ香ばしい香りが鼻腔をくすぐった
新しい街に行く喜びに食べ物が占める位置は意外と大きい。
新しい食べ物に興味と食欲が沸くのは当然といえる。
だが並べられた食べ物は見飽きても食べ飽きないのではないか、
そう思わせる程に彼らの舌を満足させた。
「ねえ、それとって」
「ふぉれ?」
「おかわり!」
「姫様!肉ばかりではなく野菜も食べなされ」
「クリフト病み上がりなんだから食べなさいよ」
「勇者さんお口にソースがついてます」
「ん、ありがと。なんかとろうか?」
「ありゃ、もうそれありませんでしたか」
「そのお酒どんな味?ちょっと飲ませてよ」
「姫様・・ちゃんと噛まないと歯がわるくなります」
「うっさいわね」
「これは・・おししいですな。ネネが好きそうな味です」
「はいはい、ごちそーさま。さっきの酒おかわり〜」
心地よい喧しさが旅の疲れを癒してくれる。
よく食べよく飲みよく笑った。
旅の苦労も戦闘の苦しさも辛い記憶さえも
忘れさせてくる幸福な時間が彼等を仲間にしていく。
その幸福な時間も終わりが来る。
またその時を味わうために彼等は帰路についた。
まあ帰る先も同じ宿屋なのだが。
425幸せな憂鬱:03/07/06 07:26 ID:LyqiRH4A

「ここにいたんだ。どうかした?」
ミネアが宿屋の屋上で夜風にあたっていると勇者が顔をだした。
ミネアは振り返っただけで何も言わない。
長い髪が風にたなびき街の灯をみつめる瞳はどこかやさしげだ。
その光景に見惚れていた勇者がゆっくりとミネアに近づいた。
なにもいわずにミネアの隣に立った。
夜もふけようとしているが街の灯は衰えをみせずに浮かんでいる。
しばらく街からきこえる小さく煩い音に耳を傾ける。
「私・・ずるいです・・」
ぽつりとミネアが声をだした。
勇者は何も言わずミネアを見た。
「考えてみればちょっと運良く先にあなたに会ったからって
 あなたにくっついて・・みんなあなたを頼りにしているのに・・」
勇者の手がミネアの肩に乗る。
「僕だって君を独り占めしてるよ。それを反省もしない。
 ずっと独り占めしたいと思ってる」
勇者が優しくそういうとミネアは哀しそうに眉をしかめ勇者に向き合う。
「駄目なんです・・私・・おかしいんです。
 いつもあなたの事ばかり考えてるし・・
 あなたが他の女の子と喋ってるだけで嫌な気持ちになるし・・」
「僕の事考えてくれてるのは嬉しいけど」
「でも、ずっとです。一日中・・こうしたら嫌われるんじゃないかとか
 どういう風な格好が好きなんだろうとか・・そんな事考えてるし
 そのくせにあなたを困らせたりするし・・ずるくて卑怯なんです、私」
ミネアは初恋が勇者のため、恋するが故の心の葛藤に戸惑っているのだろう。
またエッチな事を不潔な事と思っていた潔癖症でもあった。
それゆえ自分がエッチな事を考える事を汚いと思ってしまう。
426幸せな憂鬱:03/07/06 07:26 ID:LyqiRH4A

「僕もずっとミネアの事考えてるよ。君を守りたいし純粋に心配もする。
 けど今度はこんな風に抱こうとかそういう事もしょっちゅう考えてる」
勇者はじっとミネアを見る。
「僕は今すごくキスしたい。ミネアは?」
ミネアは勇者の問いに少しうつむいて顔を赤らめる。
「・・したい・・キスしたい・・です」
顔が熱くなって、下を向いたが勇者の優しい視線を感じ顔を上げた。
そのまま踵を上げて目を閉じる。
唇に唇の感触を感じた後、ミネアの口のなかを勇者の舌が蹂躙する。
歯茎から歯の裏を舐めミネアの舌をなぶる。
「んん・・んふ・・ぅん」
息苦しくなる程、口を吸い舌を絡めとる。
ようやく唇を離されると細くきらきらとした糸が二人をつなげていた。
もう一度キスしようとした時
「勇者殿どこにおられますか?」
またもブライの声がした。
勇者は黙ってミネアを抱き物陰まで移動する。
「ありゃ?ここにもおられぬか」
ブライに見つからないように物音を立てず抱き合っていると
相手の鼓動すらうるさく感じられる。
息を殺して見詰め合う。
ブライの足音が遠ざかっていくのを感じ勇者が動こうとするとミネアがそれを止めた。
「もっと・・抱きしめてください。ギュウってして」
お互いに背中に手を回しきつく抱きしめる。
冷えた夜空にお互いの体温があったかい。
体温に心が愛撫され快感に体が動かない。
しばらく抱き合ったまま動けずにたが勇者の口だけがかろうじて動いた。
「ミネア・・実はもう一個部屋とったんだ」
二人は離れなくなってしまったように抱き合ったまま部屋に移動した。
427幸せな憂鬱:03/07/06 07:29 ID:LyqiRH4A
勇者が密かに取った部屋に移動するとようやく二人は離れた。
二人とも服を脱ごうとすると、勇者がミネアを止めた。
「待って。まずこれからしよう」
勇者が取り出したのは水鉄砲だ。二人の間ではそれは別の器具であったが。
「えっ・・そんな・・」
口では反抗するものの勇者にじっと見られると言うとおりにしてしまう。
服を着たままベットに四つん這いになる。
長いスカートをたくし上げてミネアの下着を秘部がかろうじて見えるぐらいにずりおろした。
服を着たままというのが羞恥心を一層あおる。
ミネアからせつなげな吐息が漏れ、体はこれからされる事に期待してしまう。
しかし一向に予想される感触がこない。
疑問に思い振りかえろうと身をよじると勇者の手がミネアのお尻をつかんだ。
「駄目だよ、動いちゃ。いつもいやらしい事考えてるミネアのココを観察してるんだから」
そういわれてお尻をつきだした格好にもどされる。
見られてる、じっくりと見られてる、そう思うとお尻が熱くなる。
「お尻の穴がひくひくしてる。なにかして欲しいのかな?」
「ハァん・・そんな・・事・言わないで・・」
勇者はなにもせず見てるだけである。だがミネアの吐息の乱れが大きくなってくる。
ミネアのお尻の穴が震えその下に秘所が濡れてくる。
「ミネアは本当にいやらしいなあ。見てるだけなのにこんなになって」
「いや・・や・・」
いまだ何物の侵入も許した事のない秘裂に勇者が指を這わせる。
「ハぅ・・ん・・んん・・ふぅ・んっ!」
勇者が触り出すとトロトロと粘液があふれてくる。
粘液にまみれた指をお尻の穴に撫で付けるとお尻がきゅっしまった。
しばらく反応を楽しんだ後水鉄砲をとりだした。
予告もなしに水鉄砲をあてがい聖水をいれるとミネアの体が波打ちお尻に力が入った。
「んあ・・はう・・ハアァ」
冷たい液体を入れられる感触にはまだ慣れないが全て入れられるまで動かずにいれた。
「よし全部入った。じゃあ服を脱ごうか」
勇者はそういうとミネアが自分で脱ぐのを見学しようと待ち構えた。
勇者がどうしたいのかすぐにわかったミネアだったが逆らいもせずに脱ぎ始める。
428幸せな憂鬱:03/07/06 07:29 ID:LyqiRH4A

ミネアは羞恥心にたえながら勇者の前で服を脱いだ。
服を脱ぐ様をじっくりと舐めるように見られるのは
恥ずかしかったがさっさとやらないとトイレにいけない。
いつもなかなかトイレに行かせてくれないので急いだ。
全て脱ぎ終わるとトイレに行こうとしたのだがやはり止められた。
後ろから抱きとめられおっぱいを揉みしだかれる。
ゆっくりと優しく下からもみ上げてこねくりまわす。
じらすように指が乳輪だけを触りおっぱい全体を絞る。
しばらく揉みつづけ突然乳首をつまむとコリコリといたぶる。
ミネアは胸をいじられる快感とお腹の痛みに声を殺して耐えていた。
「もう・・おトイレいかせて・・これ以上は無理・・」
ミネアの言葉を確かめるように勇者の指がアヌスを触る。
「まだ大丈夫だよ」
勇者はそういってアヌスをいじりつづける。
「・・だ、だめ・・本当に・・や、やめ・・」
呼吸が乱れ声がかすれる。そこでようやく体を開放された。
ゆっくりと内股でふんばりながらトイレに行く。
かろうじて間に合い部屋を汚すにすんだ。
トイレからミネアが出てくると勇者が風呂場から呼んだ。
ミネアは風呂場に入ると勇者の前に座った。
出した後はいつも洗ってくれる、さっきまでのいじわるな様子からうって変わって
とても優しくお尻の穴をていねいに洗ってくれる。
石鹸の泡だらけの指が穴の周りをこすりアヌスに浅い挿入を繰り返す。
「ン・・」
勇者の指に酔いしれ目を閉じた。
ミネアは排泄を我慢させられるのは嫌いだったがこうして洗ってもらうのは好きだった。
指が抜かれると軽くお湯をお尻にかけられた。
それから対面にだっこされてベットまで連れていかれる。
429幸せな憂鬱:03/07/06 07:29 ID:LyqiRH4A

「今日はこのまましてみようか」
対面に抱き合ったまま勇者がそういった。
ミネアが小さくうなづく。
「いれる瞬間のミネアの顔がみたいんだよね」
顔の赤いミネアの腰をつかみ位置を調節する。
勇者の勃起したモノの上にミネアの菊座があてがわれた。
「ミネア。顔見せて?」
勇者のお願いに断れずそむけていた顔を目を閉じて勇者に向ける。
ミネアの腰が落とされ勇者の男根がミネアのお尻を犯していく。
「ふあァ・・んんー!くうっ・・」
一気に最深部までとはいかない。
浅く振動しているとすこしづつ勇者の肉棒がミネアに飲みこまれていく。
ミネアの中は熱く柔らかくきつく締め上げてくる。
(ああ・・勇者様の形がはっきり分かる・・熱い・・)
「あん・・うン・・んん・・んっ・・あっ」
繋がったままキスをする。今だけはミネアの頭が上にある。
キスをしたままミネアを布団のに押し倒す。
正上位と呼ばれる体位になるが入っている場所が違う
そのためミネアの足を上げさせ腰を浮かさせて前後というより上下に動くようにする。
勇者が腰を打ち下ろすと肉棒と粘膜がこすられる。
「ふぅん・・んんん・・ん・・うぁぁんっ・・ふぁ・・」
ゆっくりと深く刺したりすばやく突いたりとペースを変える。
「んっ・・んっ・・んっ・・んああ」
深く埋めこんだまま腰を回すとミネアのリズムが乱れた。
430幸せな憂鬱:03/07/06 07:29 ID:LyqiRH4A

「ミネア・・やばい・・もういきそうだよ・・」
「はぁん・・イって・・イって下さい・・わ、私も」
勇者の肉棒から白い欲望が放たれミネアの中に撒き散らされる。
放たれたときのびくびくと肉棒が動きミネアを絶頂に誘った。
「んふっ・・くふぅんん・・・」
「うわっ・・しめつけが・・」
ミネアが絶頂に到達した時勇者からさらに搾り取ろうとお尻をしめつけてきた。
乱れた息が溶け合い二人をつなぐ。
「ミネア・・お尻だけでいっちゃったね・・」
いままでもイッた事はあったがそれは女性器を触りながらの交わりでであった。
お尻への挿入だけでイってしまったのは今日がはじめてだ。
「はぅ・・私やっぱりいやらしい・・」
ミネアは恥ずかしそうに手で顔を伏せた。
その手を勇者がはがす。
「そうだ。ミネアはいやらしいんだ。でもいやらしくていいんだよ
 僕はいやらしいミネア好きだから」
ミネアは組み敷かれたまま潤んだ瞳で勇者を見上げた。
「本当ですか?・・いやらしい私きらいになりませんか・・」
けなげな事を言うミネアに勇者のモノがいち早く反応する。
挿入したまま大きくなったのでミネアから精液があふれだす。
「ほら、またミネアの中で大きくなってきた。わかるだろ?」
ミネアは自分のお尻の中でまた大きくなっていくモノをはっきり感じていた。
「ね?じゃあ早速二回目・・いい?」
「うん・・あのその前にキスして下さい」
繋がったままミネアの体を引き起こし口付けをする。
この日ふたりは真夜中までやり続けた後、ばれないようにこっそり部屋に戻った。
431幸せな憂鬱:03/07/06 07:29 ID:LyqiRH4A

次の日当然ながら勇者は寝坊した。
真夜中までやりっぱなしだったのだから当たり前だ。
アリーナは当然そんな事知らない。
それでなかなか起きてこない勇者を起こしにいった。
ここまでは実に普通の事なのだが、
アリーナははじめて自分より強そうな男にあってはしゃでいたのか
勇者の部屋に勢いよく飛び込むと勇者にフライングボディアタックをしかけた。
衝撃による苦しさであお向けになった勇者にアリーナはそのまま馬乗りになった。
「おきろ〜!勇者なんでしょー!おーきーろー!」
勇者にとっては最悪の寝起きであったが傍から見るとどう写るのだろうか?
タイミングよく廊下を通り,開けっ放しの扉からこの光景を見たミネアには・・・
これ以上語るのは酷というものだろう。
勇者の苦悩は止まりそうにない。


    終わり
432あぼーん:あぼーん
あぼーん
433あぼーん:あぼーん
あぼーん
434名無しさん@ピンキー:03/07/06 18:54 ID:ZTElvJ2J
ここはイイ!!(・∀・)
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
435名無しさん@ピンキー:03/07/06 22:44 ID:3ixwvpnU
>>431
勇者とミネアの関係がすごく(゚∀゚)イイ!!
勝手なことを言わせてもらうなら、冒険の最後まで見たいような。
マーニャとかアリーナとかブライとか、他キャラも雰囲気出てて好きです。
ここで終わるのは惜しい気がする。
436名無しさん@ピンキー:03/07/07 04:46 ID:b7czsDg5
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ここはイイ!!(・∀・)
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
↓↓↓↓↓
>>423>>431

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
437幸せな憂鬱:03/07/07 22:13 ID:jevlAxpi
レスありがとう。
多分続きも書かせてもらいます。
次も読んでくれたら嬉しいです。
438364:03/07/07 22:17 ID:oHZBpp5K
>420
遅レス申し訳ないです。ありがとうございます。
クリフトの上着は水浴びしながらきっと洗ったと思います。

>437
御疲れです。尻プレイイイ!
エロ以外の部分もとても楽しく読ませていただきました。キャラのセリフが
少しあるだけでも生き生きとしていますねー。
読んでてめちゃめちゃお腹が減りました・・・。
次も期待してます!
439あぼーん:あぼーん
あぼーん
440名無しさん@ピンキー:03/07/08 14:31 ID:OlcR59h2
美少女のオマ○コ…美人お姉さんのオマ○コ…
>>423->>431
ここでバッチリ見れますた。(*´Д`*)ハァハァ
441あぼーん:あぼーん
あぼーん
442名無しさん@ピンキー:03/07/09 02:22 ID:Kp2yLihY
>幸せな憂鬱書いてくれた人
エロなしでもキャラの性格とかストーリーだけでも楽しめる…イイ(・∀・)!!
これからも頑張ってください。応援してます!
443名無しさん@ピンキー:03/07/09 02:23 ID:Kp2yLihY
あげてしまった…
逝ってきます…
444名無しさん@ピンキー:03/07/09 23:21 ID:FJwOX15m
ええと、4女勇者がガーデンブルク南東の洞窟でバコタに…
って需要ありますかね?
445名無しさん@ピンキー:03/07/10 00:53 ID:yKDUaKd+
あります!
446あぼーん:あぼーん
あぼーん
447あぼーん:あぼーん
あぼーん
448あぼーん:あぼーん
あぼーん
449名無しさん@ピンキー:03/07/11 17:50 ID:8niNqt0X
勇クリと勇ミネ(・∀・)イイ!
どっちもキャラが立ってるね。
作者のみなさんお疲れさまでした!
450名無しさん@ピンキー:03/07/11 20:40 ID:DFnbfjUD
それにしても広告ウザー...
451あぼーん:あぼーん
あぼーん
452444:03/07/13 03:16 ID:BSGT5jTi
オジャマシマツ…
ええと、短いですが一応書きあがりましたので投下します…
453地下:03/07/13 03:18 ID:BSGT5jTi
(…居た!)
ガーデンブルグ南東の洞窟の最深部、ブロンズの十字架を抱えて、その男は眠っていた。
(人のものを盗んで、しかもその罪を他人の所為にして、その後でこんなにぐっすり眠れるなんて…!)
理解できない、とレイアは眉をひそめた。
とにかく、こいつを捕まえて自分達の身の潔白を証明しなくては…そう思ったその時、気配に気付いてか、盗賊バコタは目を覚ました。
「貴女は……!おっと、ここで捕まる訳にはいきませんね」
「あっ!待ちなさい!」
ベッドから飛び起きて走り出すバコタの逃げ道に回りこみ、レイアは剣を抜き放つ。
「盗賊バコタ…一緒に来て貰うわ」
「ううっ…」
その剣の腕を感じ取り、バコタは足を止めた…が、すぐにニヤリと笑い、じりじりと後ずさり始めた。
「…ところでお嬢さん、貴女、ガーデンブルグでお会いした時にはお仲間と一緒でしたけど、ここには独りで来たんですか?」
「…ええ。私独りよ。だったらどうしたの?」
454地下:03/07/13 03:19 ID:BSGT5jTi
「…いや…」
ベッドの脇にあった香炉に火をつけ、先程まで寝ていた場所に腰掛けると、バコタは余裕たっぷりに足を組む。あたりにはすぐに不思議な香りが立ち込めていった。
「…それは、運が悪かったですねぇ…」
「何ですって?どういう… !!!」
カラン……
言い終わらないうちに、レイアの手から剣が落ち、彼女はその場にがくりと膝をついた。
「な…何…これ…!」
次第にはあはあと荒い息をつき始めるレイアに、悠然とバコタは歩み寄っていく。
「女性にだけ効く媚薬効果があるんですよ。こいつを盗み出すついでに面倒がおこったら使おうと思ってたんですけど…あいにく面倒は起こりませんでしたからねえ、残念ながら」
言いながら、レイアの顎に手を掛け、無理矢理前を向かせる。
「でも、貴女ほどの美人は、あの国にもいないですからねえ…私としては嬉しい限りですよ」
「ぐっ…」
レイアは必死で立ち上がろうとするが、すでに身体がいうことをきかない。
455地下:03/07/13 03:20 ID:BSGT5jTi
その様子を見て、バコタは満足そうにニヤリと笑うと、服の上からレイアの乳房を軽く揉んだ。
「ああ…っ!」
たちまち白い肌が粟立ち、ビクンと身体が震える。
「ふふ、これは楽しみだ…あ、ちょっと待っててくださいね」
バコタは立ち上がり、部屋の入り口の壁に隠してあったボタンを押した。
ごうん…
低い、くぐもった音と共に、部屋への道が岩の扉で塞がれていく。
「…!!」
「こうしておけば、外から見ても解らないんですよ。便利でしょう?さて…」
「…ひ、卑怯者…!」
「ふふ…そんなこと言ったって、貴女もう欲しくて堪らないって顔してるじゃないですか、ねえ」
バコタは再びレイアに近付き、その身体を抱き上げると、ベッドの上に荒々しく押し倒した。
456地下:03/07/13 03:22 ID:BSGT5jTi
「やっ…!」
「いい顔してるなあ、そそりますねえ…」
言いながら、自分の懐からロープを取り出し、片方の端でレイアの白い両手を縛り上げ、もう片方の端をベッドの桟に結びつける。
「私結構こういうの好きなんですよねえ…ほうら、これで万が一香りが消えても逃げられませんよ」
「や…やめ…っ!」
レイアの制止の声を無視して、バコタはその上着の胸元を掴むと、一気に下まで引き降ろした。
「…い、嫌あぁっ!」
真っ白な乳房が、ふるんと震えて露わになる。白い双丘の頂は、すでに淡い桜色に色付き、丸い突起が存在を主張し始めていた。
「ほう…!思った以上だ…」
両胸を掴み、激しく揉み始める。
「やあっ…!!あああ…っ!」
すでに媚薬に身体を蝕まれていたレイアは、ビクンと震えて反応する。
「あんっ…ああっ…ああんっ…!」
「ふふ、良い声だ…久し振りなんで、興奮しますねえ…」
掌で柔らかな乳房を掴んだまま、指先で、立ち上がってきた桃色の突起をくりくりと苛めはじめる。
「ひぁっ!あっ…うあっ…あああ…っ!」
「可愛いなあ…」
バコタはレイアの背中に手を回し、細い身体を反らせると、差し出された乳首に舌を絡め始めた。
「ひゃ…あああっ…あああん…っ!」
457地下:03/07/13 03:23 ID:BSGT5jTi
「気持ちよくて堪らないんじゃないですか?それともイッちゃいました?」
激しく乳首を吸われ嘗め回されて、ビクビク感じながらも唇を噛んでレイアは首を振る。だが、その様子が逆にバコタを喜ばせてしまう事に、彼女は気付いていなかった。
「なら、こっちの方も苛めてあげた方がいいみたいですねえ」
嬉しそうに言い、下半身にわずかに残る布を掴むと、荒々しく引き剥がす。
「やんっ…!」
抵抗する術もなく全裸に剥かれ、レイアはバコタの眼前にその美しい裸体を露わにされた。
「さあて、さっきまでビクビクしてた貴女のココはどうなってるんでしょうねえ…」
既に股間を固くしながら、バコタはレイアの脚を大きく開いた。
「やあ…っ」
くちゅっと淫らな音がして、紅く色付いたその部分が晒される。
「あれ?濡れてますよ?」
レイアはいやいやをするように弱々しく首を振る。
「無理矢理されてる割に…好きなんですねえ?」
そんなレイアに意地悪く言いながら、バコタは容赦なく手を伸ばし、その真ん中にある紅い突起を指で弄り始めた。
「きゃ…!あっあっ…あああんっ…!」
458地下:03/07/13 03:24 ID:BSGT5jTi
白い身体がそれに反応し、激しく悶える。それに併せて、バコタのやり方も熱を帯び、激しくなっていった。
「ああああ…っ!」
一際高い声を上げて、とうとうレイアはカクリと力を失った。だがそんな彼女のそこに容赦なくバコタは自身のモノを当てがい、その細い腰を掴んだ。
「…まだまだ、これからですよ」
ズッ…
「ひぁ…っ!ああっ!ああああーっ!」
自分の中に侵入される痛みに、レイアは悲鳴を上げる。だが既に濡れそぼり、男を迎える準備を終えていたそこは、その侵入を阻むことは無く、次第にレイアを快楽が支配していった。
「は…あっ…ああん…っ!」
「…ううっ…凄いな…ヌルヌルですね…」
ぱんっ!ぱんっ!
バコタは夢中になって激しく腰を振り始める。
「どうですか?貴女も気持ちいいでしょう…?」
「あんっ!うああっ、ああんっ!」
自分の動きに合わせて発せられるその声に満足して、バコタは思う存分レイアを犯し続けた。
ぱんっ!
「あっあっ…ああああーっ!」
幾度となくイッた後、視界が真っ白くなったかと思うと、ついにレイアは意識を手放した。
459地下:03/07/13 03:25 ID:BSGT5jTi


「行き止まりだわ…レイア、どこまで行っちゃったのかしら?」
洞窟の最深部(に見える場所)で、アリーナが首を傾げて言う。
「あの後、凄く怒って飛び出して行ってしまわれましたからねえ…」
と、クリフト。
「仕方がありませんな。一旦ここを出て、ガーデンブルグに戻ってみましょう」
ライアンが言い、一同はその言葉に頷いて踵を返す。
「…」
「…あれ、姫さま、どうかされました?」
一瞬振り返ったアリーナを見て、クリフトが声をかける。
「…ううん、ごめん、なんでもない。行きましょう」
(気のせい…よね?)

三人の話し声は、次第に洞窟の出口へと遠ざかっていった…
460地下:03/07/13 03:27 ID:BSGT5jTi
終わりです。
シツレイシマツタ…
461名無しさん@ピンキー:03/07/14 23:15 ID:Bmw0Kz8P
>460
乙。短編あっさりもいいね。
漏れ的にはなかなかツボですた。
462名無しさん@ピンキー:03/07/15 00:16 ID:Y2Eu3Sz4
463山崎 渉:03/07/15 11:05 ID:7GpObfWE

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
464名無しさん@ピンキー:03/07/15 23:30 ID:qJ4x3YMO
age
465あぼーん:あぼーん
あぼーん
466あぼーん:あぼーん
あぼーん
467あぼーん:あぼーん
あぼーん
468名無しさん@ピンキー:03/07/17 18:31 ID:wUCttQ5o
age
469(タイトル未定):03/07/17 21:02 ID:b4/CISGF
「ごめんなさい…初めてじゃなくて…」
今しがたヘンリーが迸らせた白濁液を、その可憐な唇の端からこぼしながら、マ
リアはうつむき加減に詫びる。
「出来れば…貴方に…初めてを捧げたかった…。黙っているつもりはなかったん
です…。婚約から挙式まで慌ただしく過ぎてしまったから、話そう話そうと思い
ながらついずるずると…。私…」
「いいんだ」
目に涙を浮かべながら自分の過去を語ろうとするマリアの言葉を、ヘンリーは優
しく遮る。
「君が過去にどうだったかなんて俺にはどうでもいいんだよ。俺は君の過去も含
めて愛したんだ。昔付き合ってた男のことなんか気にしちゃいない」
「あなた…。」

嘘だった。
470(タイトル未定):03/07/17 21:03 ID:b4/CISGF
悔しくてたまらなかった。一体どこの誰がマリアに仕込んだのかわかりはしない
が、未だ童貞のヘンリーにわずか数分で絶頂を迎えさせた口での奉仕は、相当な
ものであり、ここまで上達するほどだから以前の男に相当尽くしたに違いないと
思う。勿論初体験のヘンリーには比べる対象が無いのでどの程度凄いのかはわか
りはしないのだが、少なくとも「経験値をかなり稼いでいるな」…と思うのである。
純情で可憐な(少なくともヘンリーはそう思っていた)マリアの事だから、きっ
と愛した男の言うがままに奉仕し、尽くしたのだろう。

最も、数分で果ててしまったのは、長い間ヘンリーが女体に接することが無く、
溜まりまくっていたせいもあるのだが。
471(タイトル未定):03/07/17 21:04 ID:b4/CISGF
『こんなに素敵なマリアの純潔を奪い、あまつさえこれほどまでの奉仕を覚えさ
せるとは…』
もし、その男に会えるのならば、『なぜマリアを捨てたのだ?』、『ここまでや
らせて、奉仕を覚えさせて、なぜ別れたのだ?』と小一時間は問いつめたかった。

勿論ヘンリーは、マリアが奴隷として落とされる前に、一体教団内部でどのよう
な生活をしていたか知りはしない。もしかしたらその頃に男が居たかも知れない
し、教団に入る前に既に「大人の女」になっていたかも知れないのだ。
それに経験した相手が一人とは限らない。
しかしヘンリーには、よもやこの可憐なマリアが男をとっかえひっかえ渡り歩い
たなどとは想像できようも無く、ほとんど自分に都合の良い解釈で…と言うか

「初体験は奴隷になる前。抱かれた男は一人。そいつに仕込まれた。そして捨て
られた。マリアは騙されて、いいように遊ばれた」

と勝手に想像しては思いこんでいるのだ。
472(タイトル未定):03/07/17 21:04 ID:b4/CISGF
『話したくない…』
マリアは悩んでいた。
『でも、嘘は付きたくない…正直に話して…それで受け入れて貰えなければ、そ
の時は…』
しかし、既に挙式を上げ、今は新婚初夜である。
もし、自分の過去をヘンリーに打ち明け、その結果初夜直後に別れることになっ
たら、国民や他国に対するラインハットの威信が揺らぐやもしれず…。

それに…思い出したくはなかった…。「白馬に乗った王子様が迎えに来て、花に
囲まれながら清らかに愛し合う」…などと、そんなつまらない少女趣味でいたわけではない。まぁ、「白馬に乗った王子様」は確かに迎えに来たが。

愛した人に優しく愛撫されながら、「痛っ…」と呟きながら迎え入れるだろうな
…と、耳年増な少女達がどこからか仕入れる「初体験話」やちょっとエッチな小
説などを読んでは想像し顔をあからめてはいた。

しかし、現実は無惨にもマリアの淡い妄想を打ち砕き、その可憐な純潔を散らし
た。愛してもいない男達による陵辱により…。
473名無しさん@ピンキー:03/07/17 21:51 ID:zpkcUNPW
なんか面白そうなのがキタ!
続きキボンヌ
474名無しさん@ピンキー:03/07/18 00:58 ID:8aFWERem
DQ5キターーーーーーーーーーー
だれか主人公×ビアンカ(フローラ)書いて下さいませ。
475名無しさん@ピンキー:03/07/18 00:59 ID:wznWMYkH
>>474
漏れはフローラきぼんぬ。
476名無しさん@ピンキー:03/07/18 02:24 ID:GOs05cJm
>>473
超同意!

>>472
続きがすごい気になる! 楽しみに待ってまっせー!
477あぼーん:あぼーん
あぼーん
478あぼーん:あぼーん
あぼーん
479あぼーん:あぼーん
あぼーん
480名無しさん@ピンキー:03/07/21 01:48 ID:VA3NYzcz
5記念にアンディものが激しく読みたいな。
んでもって>>472の続きもキボン
481(タイトル未定):03/07/22 11:37 ID:ZY9DUgbN
>469-472です。
反応いただきありがとうございます。世間様は3連休でしたが、うちは今日が休みなのです。
実は469-472は話の途中のシーンで、ちょっと長い前置きが有ったのですが、
エロシーン導入までが長いので割愛しました。次はやっぱり省いた部分を
UPさせていただきたいと思います。
ちょっとゲーム本編で分からないところが有りまして、只今「PCで」再プレイ中です(w。

1年ほど前にもコテハンでお邪魔してて、書きかけがほったらかしですので今回
コテハンは伏せさせて頂きます( ̄∇ ̄;)。
まぁ、誰も待ってないと思いますけど
482名無しさん@ピンキー:03/07/24 22:33 ID:Qbrbtc1S
わくわく期待保全
483名無しさん@ピンキー:03/07/25 21:59 ID:OXB2zpgx
age
484あぼーん:あぼーん
あぼーん
485名無しさん@ピンキー:03/07/30 13:38 ID:j7yRgmHT
流石に保守
486KINO ◆Nq.KINOKeY :03/07/31 00:19 ID:9fsRNT4y
改名さんはまだかな……(゚∀゚)

えーと近いうちに持ち込ませていただきます
しばし時間をくださいです〆(゚▽゚*)
487あぼーん:あぼーん
あぼーん
488あぼーん:あぼーん
あぼーん
489あぼーん:あぼーん
あぼーん
490あぼーん:あぼーん
あぼーん
491名無しさん@ピンキー:03/08/01 02:44 ID:s8suEFfC
広告が広告を呼ぶ・・・
492あぼーん:あぼーん
あぼーん
493TAM:03/08/01 17:29 ID:lkbQ1OUy
初めまして!
TAMです!
469のやつイイデスネ!
494あぼーん:あぼーん
あぼーん
495あぼーん:あぼーん
あぼーん
496あぼーん:あぼーん
あぼーん
497あぼーん:あぼーん
あぼーん
498あぼーん:あぼーん
あぼーん
499あぼーん:あぼーん
あぼーん
500あぼーん:あぼーん
あぼーん
501あぼーん:あぼーん
あぼーん
502あぼーん:あぼーん
あぼーん
503あぼーん:あぼーん
あぼーん
504名無しさん@ピンキー:03/08/03 17:58 ID:gDaqD69b
ここは広告スレかよ(´・ω・`)
505名無しさん@ピンキー:03/08/04 00:04 ID:zt5WPR8M
広告スレ(・A・)イクナイ!!
506あぼーん:あぼーん
あぼーん
507あぼーん:あぼーん
あぼーん
508あぼーん:あぼーん
あぼーん
509あぼーん:あぼーん
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510あぼーん:あぼーん
あぼーん
511あぼーん:あぼーん
あぼーん
512名無しさん@ピンキー:03/08/05 07:24 ID:X34m2iYj
ヒマだし何か書くか・・・
513あぼーん:あぼーん
あぼーん
514あぼーん:あぼーん
あぼーん
515名無しさん@ピンキー:03/08/05 20:36 ID:65PAdNcd
下がるまでしばらく投稿控えよう…
516あぼーん:あぼーん
あぼーん
517名無しさん@ピンキー:03/08/05 22:26 ID:t8wzQOvP
やっと職人さんの姿が見えたのに…
・゜゜・(ノД`)・゜゜・
広告が憎くてたまらねぇ!!!!
518あぼーん:あぼーん
あぼーん
519あぼーん:あぼーん
あぼーん
520名無しさん@ピンキー:03/08/06 03:15 ID:kcaS0x+b
さて、だいぶ下がってきたわけだが。
521あぼーん:あぼーん
あぼーん
522あぼーん:あぼーん
あぼーん
523名無しさん@ピンキー:03/08/06 14:24 ID:rxNqDYx2
広告貼ってるの、業者じゃなくて荒らしだと思うなあ。

いや業者も荒らしの一種なんだが(w
524あぼーん:あぼーん
あぼーん
525あぼーん:あぼーん
あぼーん
526名無しさん@ピンキー:03/08/06 20:37 ID:X4HrqZbe
意図的に広告貼ってる奴いるな、絶対。
527名無しさん@ピンキー:03/08/06 21:23 ID:hkk3tKBA
一応削除依頼出すか。何レスぐらいから依頼すればいいかな?
528名無しさん@ピンキー:03/08/07 00:42 ID:UB6c3H/k
>>527
494からでいいんじゃない?TAMさんの初書き込み以降ってことで…

それにしても、同じ広告のアドレスが何回も書き込まれているのって、多分全部
一人の人がやったんだろね。さすが夏だ。
529名無しさん@ピンキー:03/08/07 02:01 ID:I7cMpD0q
詳しくは知りませんが、一度取得したアドレスに定期的に爆撃するスクリプトが
使われているそうですが。
530名無しさん@ピンキー:03/08/07 19:17 ID:aEmNCOW7
 
531名無しさん@ピンキー:03/08/07 19:28 ID:O1hzFrJ1
削除依頼乙。
綺麗になったねえ
532あぼーん:あぼーん
あぼーん
533あぼーん:あぼーん
あぼーん
534あぼーん:あぼーん
あぼーん
535名無しさん@ピンキー:03/08/07 22:02 ID:ZZOI/VbP
早速、降って来るんだからやりきれん('A`)ア゙ー
536名無しさん@ピンキー:03/08/07 23:34 ID:Jp/R3pHN
せっかく綺麗になってたのに…
(´゚д゚`)ナンダコレハ
537あぼーん:あぼーん
あぼーん
538あぼーん:あぼーん
あぼーん
539あぼーん:あぼーん
あぼーん
540あぼーん:あぼーん
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541あぼーん:あぼーん
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542あぼーん:あぼーん
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543あぼーん:あぼーん
あぼーん
544あぼーん:あぼーん
あぼーん
545名無しさん@ピンキー:03/08/09 00:06 ID:DsEhnwt7

ものすごい数のサンプルと画像を集めてみました。モロ
動画系サンプル集、新たにアップ!
こきすぎ注意
http://vs2.f-t-s.com/~moemoe/index.html
546あぼーん:あぼーん
あぼーん
547あぼーん:あぼーん
あぼーん
548あぼーん:あぼーん
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549あぼーん:あぼーん
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551あぼーん:あぼーん
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552名無しさん@ピンキー:03/08/10 16:44 ID:svQ7+zqY
必死に広告貼ってる馬鹿は、アンチドラクエ厨房
553あぼーん:あぼーん
あぼーん
554名無しさん@ピンキー:03/08/10 18:33 ID:wMPOt6aA
このスレ捨ててpart6.2でも立てた方がいいの?
555名無しさん@ピンキー:03/08/10 19:56 ID:Hv5Cx7pv
また貼られまくる罠。板全体に室用に貼ってるみたいだし。
556名無しさん@ピンキー:03/08/10 20:36 ID:YUvb3KCK
最近2chに来始めて、反応を悦んでる廚だろうか…
単に業者なのか…
改名さ〜ん、自サイトおたてになられました?
もうここは見てませんか?
もし一般投稿受け付けるなら参加させて下さい
557あぼーん:あぼーん
あぼーん
558名無しさん@ピンキー:03/08/11 03:33 ID:zqsggjBP
559あぼーん:あぼーん
あぼーん
560あぼーん:あぼーん
あぼーん
561あぼーん:あぼーん
あぼーん
562あぼーん:あぼーん
あぼーん
563あぼーん:あぼーん
あぼーん
564あぼーん:あぼーん
あぼーん
565名無しさん@ピンキー:03/08/12 00:49 ID:tC4jtY3e
もうダメポ('A`)
566あぼーん:あぼーん
あぼーん
567あぼーん:あぼーん
あぼーん
568133振り:03/08/12 12:50 ID:6mUjsYl7
>135>136 
他の人の文読みたい為にここで書いてましたので感激です。
お二人の文は嬉しかったです。読んでる読者としての感謝です。
自分の文の事で言葉を貰うのは思いがけないプラスで。
SSは書かないけど読んでる、感想批評書いた事あると言う方にも勿論感謝です。
最初に貰った批評の事はずっと心にとめてます。

サイトは期待しないで居らして下さいませね。
>556 一般投稿
そう、それを待つ事が出来るからサイトも考える事が出来たわけです。受け付けまくります。
でも検索ヒント等言えるのはいつになるかわかりません。
もしサイト出来ましたら556さんも是非。お待ち申し上げております。
569133振り:03/08/12 12:52 ID:6mUjsYl7
>>264さん、KINOさん、RSDさん
遅レススマソであります。
ミイラ男+大王イカ×女勇者
エルフの女王×女勇者 (勇者を男と思い恋した女王がびっくりする話)
ラダトーム王(ラルス一世)×女勇者(ロト) (王対勇者の戦闘。云々)
カルロス(昼に馬の男)×女勇者(子供)
地球のへその女勇者 (エロはエロだけど…。FC版DQについてマニアックなパロディ) 
このスレに乗せられそうな内容と長さに限り、女勇者は上記です。でアッサラーム書きます。

KINOさん
蓮(レン)に(;´Д`)。他の所で書いてるとおっしゃってたので、
まさかここで書いてくれるとは思ってませんでした。ヒョー(;´Д`)

RSDさんの勇者の雲隠れ良かった。銀さんの男戦士も良かった。
古い話だけどlonpyさんの女勇者の仲間が気になる、と言ってみる。


3の男勇者も良いです。男が主人公じゃないと書けない事柄もある。(男勇者シリーズを書くと、エロはほぼ皆無ですが)
570104の続き:03/08/12 12:54 ID:6mUjsYl7
オルテガ、バリーの袋の中の大地の鎧に着替える。
(しかし本当に俺の娘なんだろうか?いい女だなぁ…)
なんだか本当にいい女だ、信じられない…と、いつか父は娘に言ってやりたい。(照れるぜ)
帰れと言えない。娘は勇者と呼ばれる人になってしまった。
「お前も沢山の人と、約束して来た」
(死ぬなよ。俺が守ってやるからな)そう思いながらオルテガは言った。

 緑の小さい飛龍が「ピィ」と現われ、オルテガと見詰め合う。
(お前が元気ないと、俺も元気がないよ)龍は生まれたばかりらしい。元気が無い。オルテガは涙した。
 龍はそして戦士の指にモグと噛み付き、力尽きたのか消えてしまった。
(俺は、戦う)この男はその為に生まれて来たのだ。無防備だった頭に古い冠を男勇者は被った。
 鎧を着たオルテガの前ではバリーは緊張する。憧れよりも畏敬に近い。天井知らずで勇者オルテガは輝く。
 父の誇りと威厳を守る為、いや信じている、信じたい為に、父の命が消えて行くかも知れない。しかしそれが戦場でのこの勇者親子の死に甲斐であり、生き甲斐。
 バリーは龍の伝えていた事がなんとなく解っていた。
 オルテガに(ジイサン帰れ。死ぬから)と言い、戦士に(勇者はただの救世主に過ぎない。お前の野望の道具にするな)と噛み付いた。
(なによ)とバリーも泣きそうになった。ある勇者が偲ばれたのである。戦士も続いてオルテガにサイモンを語る。
 オルテガがこの短期間でこれ程大魔王に近付けた理由は、サイモンの事での怨念に間違いない。
 その勇者が化けて出てまで導き、オルテガの前に送り込んで来た勇者がバリーである。
 オルテガの旅よりはずっと回り道の多かったバリーの旅。その間に、生ける人々の思いだけでなく、亡者の思いまでその体に入れて黒く精悍な女がそこに立っていた。
571神話の時代は終わった:03/08/12 13:02 ID:6mUjsYl7
(俺に足りなかったものが)
 サイモンの気持ちを、彼が何を思っているのかを、オルテガはこの旅で持ち得なかった。
 目の前の毅然とした女勇者。(これが、お前の答えか)
 目の前の、自分の殆どを育ててくれた勇者。(私生きてて、父さんの娘であると言う事だけでも幸せでした)
 いつか、声に出してはっきり父に伝えたい。
(私を使って下さい)
 バリーは思う。父の事もサイモンの事も愛している。
「よし、俺と一緒に行こう。守ってやる」
 世界を揺るがした大魔王の城の中、神の姿はなく、勇者達の約束があった。
 長々喋ると歌う性行為の様な艶やかな女勇者の声が「はい」と凛々しく返事した。

 オルテガが頭上に頂くのは、キングヒドラの腹を切り裂き出て来た勇者の冠だった。
 龍は勇者の強さを求めた。勇者も又、龍の強さを求めるのである。いつしか求め合う二つは道を間違い、確執を生み、争い、
 争いは、どちらかが意志を持って犠牲になると決めた瞬間に終わる。遠い未来、犠牲を選ぶ者は現われるだろうか。
 
 ゾーマは神龍の神殿に上ろうとしていた。 
 ルビスの心は潰した。その後に神龍を倒すつもりでいたが、素晴らしい敵がやって来た。彼に取って最大、最高の敵。沢山の未来達をその体から生み出し、背負い、元気に育てるあの母。
 滅びを愛するゾーマは男性的と言えた。彼の次を行くのはやはり女。
 ラーミアはテドンの大地豊饒と繁栄を司る母神の名だそうな。
 龍が進化した生物、鳥(ラーミア)の姿を鎧、守り、盾、剣に刻み、光と言う名のその青い鎧を纏う勇者は大空に溶け込みそうだ。

 彼女は戦うだけではない。きっと勇者の事、龍の事、闇さえも、抱く。
 
END 女勇者、オルテガ、ゾーマ他


↓これ結構前から出来てて一気に乗せたかったけど、途中までの状態で書き込みます。
(急ぎたかったのに今からちょうど丸一日半、ネット繋がらなかった)
572ターン:03/08/12 13:03 ID:6mUjsYl7
勇者は紐の様な赤い水着を体に当てて鏡を覗いた。殆ど紐なのだから後ろ姿はほぼ裸だ。
女勇者はコソコソそれを着出した。
腰まわりと乳房がきゅうくつ。
乳首の辺りが深々と赤い生地に押されて、乳房がはち切れそうに隆起している。
脱いだら体に水着の跡が付いているだろう。
後ろ姿も見てみる。
(H…)
自分の背や、臀部の上、尾てい骨辺りに悪戯描きされた様に赤い線が走っている。
淫奔な曲線を描く臀部が鏡に写って、これもはち切れそうである。
若い娘はチョロチョロまわりながら自分の体を見ている。
ポコポコ子供を産みそうだと言われた事もある臀部と水着のデザインの卑猥さ。
赤い布に押され、可哀相な様子の乳房。
実際片方の乳房を開放すると、もう跡が付いていた。
勇者はマントを首に巻き付け水着を脱ごうと手を掛けると、仲間の武闘家が部屋のドアを叩いた。
武闘家が入ると大きなマントを胸元に当てて体を隠している勇者が居た。
イイ女がちょっと困った顔をして、肩の辺りの肌を露出させている婀娜な姿。
武闘家は爽快となる。とても良い気分で、簡単な旅の会議をし、去り際武闘家は勇者の肩に触れた。
勇者は自分の肩にある男の手を見た。好きな手である。
少し気持ち良さと嬉しさで彼女は目を伏せた。
武闘家は妙な手触りに気付く。下着かと思っていた肩の赤い紐は、
「あの水着?」
(ヤダ、バレちゃった…)「うん、着てみたの」
「見せて」
これは試作品でタダで貰った。デザインも違って生地もずっと少ない。「だめよ…」

マントが開かれた。(あぁ…)プルンと飛び出す乳房。
「これは…恥かしいな…」
「だから、言ったのに…」
嗄れていて低く潤むセックスアピールのある声の彼女だが、今は高めの声でヒイヒイと力無い。
573ターン:03/08/12 13:06 ID:6mUjsYl7
「ごめん…あ、おへそだね」
「わぁん」
腹まで見られた。
その時男の体に変調が…(わっ)そして彼女の水着にも。水着の色は紫に変わっていって、二人でびっくりした。
「いいね。とっても」
「そう?」
男がふいに離れる。(?…あっ)男の変調と興奮に、女は気付いた。(どうしよう…)
「後はどうなってる」
「うん…」
と勇者はベッドにうつ伏せに転がった。美しく見えるよう、気を付けた。
しかし臀部はマントで隠している。
「なんで」
「…後はほとんど裸なの」
仰向けに転がると武闘家は思ったより近くに居た。
「赤も良いけどね…どっちにしてもきつそうだ…」
「あっ、引っ張んないで…」
「触っていい」今水着を引っ張った所、乳房の所を。「だめ」
勇者はクルクルと華麗にマントを体に巻き付ける。「もう終わり」と男が言うと勇者は冴えた微笑みで
「また夜に」

勇者はもう一人の仲間の戦士の所へ行った。こうなったら二人に見てもらおう。今日はそう言う日にしようと。
「あの水着、着たの」
武闘家が見たと言う。恥かしついでかも知れないが見せに来た。
戦士はびっくりしながらなんとなく華やいで
「俺にも見せるの?なんで?」
そう言われている途中から、ユルユルとマントを取る彼女の姿はイけた。
とてもお世話になるその姿との出会いの瞬間に戦士はひたすらボケーッとしていた。
彼女の体はすぐにマントの中に隠れてしまったけれど
「ねぇ、夜に劇場に来て」
574ターン:03/08/12 13:10 ID:6mUjsYl7

「なんだ、あんたもか」
勇者が武闘家に言った“夜に”とは、戦士と同じ約束であった。
アッサラームの劇場、観客は男二人。それで満員なのである。
音楽が鳴ると、ステージに女が一人跳ねる様に現われた。
灼熱の炎に燃えた様な黒い肌。悶える様に腰を振るその踊りはベリーダンス。
厚い腰はたわわに熟れた桃の様な嬌艶のライン。それが妖しく動き、夜に円を描いた。
女がハーレムパンツの足でパンと舞台を蹴るのが合図か音楽が止み、女がサッと顔を上げた。
そして見えを切る様に顎を下げ、女の顔は正面になる。
女勇者らしい凛々しい彼女の表情が、チリチリ踊る金色の耳飾りに演出され共に鳴った。
(バリー…)
その素晴らしい肉体は彼女だとわかっていたけれど、綺麗に化粧したその顔を見てまた確認する。
髪飾り、腕輪、乳房の先を少しだけ隠す胸当て、全て煌びやかな黄金の混じる金色で、上半身はこれだけの装い。
下半身は足首に小さな鈴。透明過ぎる布のパンツから、金色の下着がはっきり見えている。
575ターン:03/08/12 13:12 ID:6mUjsYl7
妖しい音楽が鳴ると勇者はまた舞い始める。ステージの空白、そこに男が居る様な顔付きと腰の動き。
これも芸術なのかも知れないが、それ程見せ物として完成していない所がえも言われぬ危険なエロチシズム。
ギリギリの艶めかしさ。まだまだ売り物にならない。ダンスとして売るには危険だった。
彼女ならではの野生味。美しさだけをただひたすらに讃美出来ない肉欲の舞台。
勇者は、仲間と楽団の人間達と座長にだけこの踊りを見せ、終えた。
「バリーちゃん素晴らしい」
「途中間違えちゃった」
惜しいな、残って欲しいなーと言われ、楽団にピーピー口笛を吹かれ、やっと入場を許された客に
「お、可愛い娘入ったね」「いや、この娘は違うの」
「勿体無いなー」
云々と騒がれつつ、踊り終えてすぐマントを着ていた勇者は、踊りを教えてくれた踊り子達の楽屋へ入っていった。

武闘家と戦士は夜の町を男二人で静かに歩いた。
「遅い時間に誘っちゃったから、今日はお昼までゆっくりしようね」
リーダーはパーティーにちょっとお休みを取った。
「あたしもたまに絵を書いて人に見せたり、踊ったりしたくて。
そしたら舞台貸してくれるって言うのタダで。踊りも教えて貰ったし見て貰いたくて」
アッサラームに来てから勇者は劇場に入り浸っていた。
後に立派な石盤を自ら作る勇者には絵心があって、絵で奉仕する事で舞台と楽団を借りた。
ダンスの練習量も形ばかりのゴールドでおしまい。
戦士が「綺麗だった」、武闘家が「H」と踊りを褒めると「やった」と勇者は笑っていた。
その後踊り子達にキャーキャー呼ばれ、女同士で何か相談しだした。
(あいつ、何か企んでるな…)
勇者はなにやら居るだけでHだ。その為によくチヤホヤされて、
可愛い色気、甘い色気も持っているが、毅然とした色気もあるので女にもモテた。
そんな勇者はたまにエヘンエヘンとふざけるものの、基本としてさっぱり奢らないは、自分が弱い事を知っているからだ。
勇者であると言う事も他ではない。
暗殺家。暴力で物を言う。いくら乱世だろうと堂々とは生きられない存在だと彼女は思っていた。
その事を彼女はしっかりと抱いていたい様である。だが勇者である事を誇りにも思っていた。
576ターン:03/08/12 13:15 ID:6mUjsYl7
そうして生きて来た人間達が居て、その血を受け継いで自分があると言う事。
長い時間を飛び越えた、素直な愛である。
誇りに思っている事はちょっとだけ内緒だ。彼女一人が大事にしている物らしい。
戦士は勇者を愛していた。
何者にも怯まず、打ち解ける事も出来る強い心優しい心を持っているが、暗い男である。
その黒くて暗い部分が彼女に会えて喜んでいる。
勇者と戦士はお互いの悪い所こそを愛せている。違う所こそを求め合っている。そう生きて行ける。
野生的なSEXがしたい。彼女だけと。
「あいつかっこいいなぁ」
武闘家が言った。
勇者がこの男にどれ程の好意を寄せているのかを思うと戦士は時に胸を痛める。
先程劇場で武闘家はちょっと興奮していた。
この男のこんな顔はめったに見れなくて、勇者は踊るわ、鈍くて重い変な動悸を戦士は繰り返した。
珍妙な顔をしている。しかし男にも性的興奮を与える男である。長い黒髪を後に引っ詰めて三つ編みにしている風貌も彼に色を添えた。
会心の一撃を繰り返し、朗々とした美声で戦場を支配した。
空から光臨したと言うより、大地から生えて来て、しっかりと地に足を付けて戦う重々しい闘神を思わせた。
「あんた、帰って来たの」
武闘家に話し掛ける女は勇者かと思ったが違った。似ている。
背が低く髪が短く体付きも貧相だけれど、肌が黒く凛としたイイ女。
「いや、帰って来た訳じゃない」
「…そう」
武闘家はサッと戦士に手をかざして見せて、その短躯の美人と消えてしまった。
(あぁ…胸の小さい娘も良いなぁ…)
あーして、こういう具合に…と詳しく羨ましがっていた戦士だったが
(俺と飲もう、バリー)
デカイ男はキメラの翼で真っ直ぐにアリアハンへ飛んだ。
(アッサラームの酒じゃ酔えねぇぜ)ルイーダの所で買って帰るのだ。

酒乱の気がある勇者は仲間二人からの言い付けをちゃんと聞いて、劇団の人間と飲んだ時にかなり控えた。
(言い付け…守った)
少し酩酊している彼女は、宿屋で一人そう思って満足して眠りに付く。
577ターン:03/08/12 13:17 ID:6mUjsYl7
宿屋の主人は魔が差した。ほんのり酔った勇者にフロントで会い、欲情。
覆面被って夜這いを敢行した。ドアはスペアの鍵で開けた。
妖女は寝ていた。酔っていたらしいからほのかに大胆な寝姿。誘われるまま一気に主人は抱き付いた。
最初はうぅん…と小さく唸りを上げた勇者だったが
「なに、誰?」
両手を捕まえて来ようとしているので、力に物を言わせているこの男が何をしたいのか勇者はわかった。
勇者が逆に男の両手を掴み、捻り上げる。
「どこから入って来たの」
主人は足が付くのが嫌な一心で、窓の方向を顎で指した。
「じゃあね」
と、勇者は窓の外に男を追い出した。
空手も組み手も体当たりも、主人は勇者に全く敵わなかったので、窓から外の地面に降りソソクサと消えてしまった。
それを確認して勇者は寝むる。(うーん…宿屋の人に伝えて置こうかな)今行ってはいけない。

武闘家は眠らなかった。寝入った女をおいて宿屋に帰って来た。三人パーティが三つ部屋を借りて
(俺の部屋だけが鍵開いてる筈…)
少し目が冴えてしまった勇者は上半身をムクリと起こす。(あれ、鍵閉め忘れたかな?)
いや、そんな筈は…しかし、武闘家は勇者の目の前に立った。
「あれ…何でお前ここに居るんだ」
「ここ、あたしが借りた部屋」
「適当な事言いやがって…」
ズシン…と武闘家は勇者のベッドに落ちて、彼女を抱いて来た。(キャー、ぅわー)
勇者を胸にスッポリと入れて、武闘家は「フゥ」と色付いた吐息を漏らした。
そして勇者の耳に優しく口付ける。「やんっ」
(おぉ?本当にまだ元気なの?)
それに答える様に、女の手が男の肩に優しく触れた。男は女の上半身の服を全て剥ぎ取った。(わぁっ…)
578ターン:03/08/12 13:19 ID:6mUjsYl7
「あんた…どうしたの」
武闘家は何も答えず、勇者の胸の谷間に顔を埋めて、乳房に顔を挟まれたりしつつ、ズルズルと顔を動かし彼女を愛撫した。勇者は堪らず、
「あぁん」
低い嬌声で叫んだ。胸の柔らかかった突起は男の唇に捕えられて、ジワリ…と固くなった。
「瑠璃…なによ…」
勇者はそんな小さな声を上げているスキに、下の服も脱がされる。彼女の素肌は直にベットのシーツと男に触れる事になった。
男の大きな両手が、両の乳房を鷲掴み。そして左右にタポンタポン遊ばれた。「あぁ、あっ」
「すごい…デカイ…」
(やぁん…)
「なんで…」
とボソと言った後、武闘家は勇者の乳首に激しく挑み、勢い良く食み、吸った。
「ぁ、ぁ…」
ペロと舌で弄ばれ、舐め上げられる激しい快感に、勇者は顎を下げ目を閉じてもう声が出なくなり、強い吐息を漏らした。
まるで傷でも負わされた様な低く苦しそうな声なら出る。時に、何度でも。
「もっと、甘えな」声で聞かせて欲しい。
「だって…苦しい…」与えてくれる快感をもっと、緩めて欲しい。
「変わらないな…お前」
スルスルと唇を下腹部まで滑らせ、武闘家は勇者のヘソにキスした。「ぅ…ぅ…」(やらしい声、体…)
男は一瞬だけ何かに気付いた様子に見えた。
女の肩を掴み、少しだけ女と見詰め合った。勇者は片手で武闘家の頬と顎に手を滑らせ包んで来る。
勇者は乳房が大きいと言われた時から誰かと間違われている事に気付いていた。
「あたしの名前、呼んでみて」

続く
579名無しさん@ピンキー:03/08/12 14:57 ID:zXkKTx35
規制?なら解除ー。
580あぼーん:あぼーん
あぼーん
581あぼーん:あぼーん
あぼーん
582名無しさん@ピンキー:03/08/15 14:52 ID:wWRnkPKR
とりあえず保守
583山崎 渉:03/08/15 16:46 ID:7WSqfyM8
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
584名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:06 ID:l/HPEULz
age
585あぼーん:あぼーん
あぼーん
586KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/16 07:59 ID:D+GN5rUK
改名さんキテタ━━━━(*゚∀゚)(*゚∀)(* ゚)(  )(゚* )(∀゚*)(゚∀゚*)━━━━!!!!!!
待ってましたよう。・゚・(ノД`)・゚・。
しかもバリーちゃんだけでなく瑠璃まで……
嬉しいよ〜。もう、この二人は読めないと思ってたから……

続き待ってます!!!
587名無しさん@ピンキー:03/08/16 23:13 ID:iOaUmUnq
改名さん、そんな中途で、、殺生やぁ

KINOさん復活キター!!!!
早く続きが見たいです!
588名無しさん@ピンキー:03/08/16 23:41 ID:iBieA0EY
続き激しくキボンです!!
あとZのアイラ×アルスってある?
589KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/17 00:11 ID:y0jCNbpV
あらら、待っててくれた人が居たとは…。
改名さんも来てくれたし、わしも続きをさくさく書きますか。
これでまた、ここに活気が溢れれば言うことなしだし。
もう、改名さん、待ってましたよ〜〜!!!
バリーちゃんには及びませんが、うちの娘(ジェシカ)もお供につけてやってください

どーもわしも連作にする傾向が……〆(゚▽゚*)
590名無しさん@ピンキー:03/08/17 01:14 ID:8fTJc4Xd
>>588
アルアイでしたらアイラ萌えスレへどうぞ〜・・・って違うんかな
591あぼーん:あぼーん
あぼーん
592KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:06 ID:G9atBpe1
改名さんの後の投下はどきどきものですが、DQ3です。
それでは投下させていただきます。
593KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:06 ID:G9atBpe1
〜〜〜眩暈〜〜〜



幾つもの川を交わらせたその源流にテドンという小さな村はある。
「いつになったら着くのかしら…日焼けは女の敵なのよ」
「ホーリィ、地図とって」
一番年少の勇者がこのパーティのリーダー。
理力の杖を先端に立て、魔法力を使って船は進むのである。
もちろん、航路を決めるためにある程度の知識は必要だ。
「テドンの村ってどんなとこなのかしら」
「小さいけれども、民族としての伝統を大事にするところらしいわよ。
アリアハンみたいなところとはまた別な文化ね」
その知識にジェシカは時折驚く。
決してそれをひけらかすことをしない。
ホーリィには彼女の美学があった。
「もうじきね。でも、テドンに着くまでは一つだけ難関がるのよ」
「何?」
「すぐに分かるわ。みんな、準備して」
ジェシカは愛用の剣を構える。自分の身丈ほどもある巨大な剣だ。
父の形見のその一刀は彼女に華を添える。
レンは気だるそうに鉄の爪を。
エースはホーリィと同じように理力の杖を手にした。
594KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:07 ID:G9atBpe1
「来る」
ジェシカが小さく呟く。
見渡す限りのバーサーカーの群れ。
伐っても伐っても次から次へと沸いてくる。
「エース!!あたしの後ろに回って!!レンとジェシカはそのまま続けて!!」
ホーリィが指示を出す。
呪文の詠唱と共に発生する風の刃。
僧侶系呪文としては攻撃力のあるバギマだ。
同じように詠唱の終わったエースがその風にメラミの炎をぶつける。
風のは炎を帯び、熱風となって魔物の群れを一掃した。
同時に群れの中心に居た魔物をジェシカの剣が刎ねる。
頭を失った群れは散り散りに逃げるほか無かった。
そしてようやくテドンの辿り着いたのだ。




村の有り様は目を覆うようなものだった。
魔物たちに蹂躙されたのかそこかしこに転がる骨。
食い散らかられたのかその骨ですらばらばらになっていた。
「ホーリィ……」
ジェシカが不安げに見つめてくる。
「夜まで待ちましょ。どっちにしても疲れて動けないわ」
そう言ってホーリィは煙草に火をつけた。
レンも草原にごろりと横になる。
「ってわけか。ジェシカ、俺らも少し休もうぜ」
595KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:07 ID:G9atBpe1
日が沈み、空に星が瞬くころ、状況は一変した。
朽ちたはずの村に明かりが灯ったのだ。
「ど、どういうこと!!??」
「よくあることよ。自分たちが死んだことに気がつかないってのは」
何も無かったかのように村人たちは生活を営んでいる。
「さ、お目当ての人のところにいくわよ」
ホーリィはパーティを率いて村の奥を目指した。
このパーティはそのときに応じてリーダーが変わる。
小さな森を抜けると、行き止まりにあったのは小さな神殿。
招き入れるようにその扉が開いた。
『やっと来てくれた……待ってたの』
そこにいたのは一人の美少女。
腰まで伸びた長い銀髪に血のような赤い眼。
そして白絹のような肌は同性でも魅力を感じられるほどだった。
「あんたがこの村の神官ね」
少女はこくんとうなずく。
神官であるが故の思念強さが村人たちに死を受け入れさせることを不可としていたのだ。
「何が望みよ」
ホーリィは誰が相手でも物怖じはしない。
それが幽鬼相手であってもだ。
少女はホーリィにこそこそと耳打ちする。
ホーリィはあははと笑って、そんなことならと快諾した。
「ちょっと、レン」
「あんだよ」
「…………………」
「あぁっ!!!俺が!!!!!」
「あんたなら多少多めに吸われても大丈夫だから。エースなんか即死よ、即死。
さ、後はレンに任せてあたしたちは酒場にでも行きましょ」
ホーリィはジェシカとエースの肩を抱いてそそくさと小屋を後にする。
ドアを閉める間際に投げられるウィンクにレンは閉口した。
596KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:08 ID:G9atBpe1
「レンは何やってんのかしら」
「お勤めよ。アイツじゃなきゃできないこと」
地酒に口をつけながらホーリィはあははと笑う。
「まーた嫌な笑い方するね、この女」
「あんたでも良かったんだけどあんただったら即死しそうだったからね。体力と気力のあまってる
ほうがいいかと思ってね」
豪快に二杯目を飲み干す。
とても僧侶とは思えないその姿だが胸には確かに銀の十字架。
じゃらじゃらと揺らして女は強かに笑った。
「あんたは精々ジェシカを大事にしなさい。泣かしたら承知しないわよ」
「へいへい。姉さん怒らすとザキ食らうからなぁ」
「ライデインとどっちがいい?」
小さなコップに口をつけ、銀の髪を揺らしてジェシカはエースをちらりとみる。
「……どっちも嫌に決まってんだろ」
残りを飲み干して、唇を拭う。眩暈に似た感覚に膝が笑うのを感じた。
(やべぇ……回ってきた……)
悟られたくないと思うのは一端の男のプライド。好きな女の前なら殊更格好つけていたい。
帽子のツバを深めにして、表情を隠す。
「酔ってんなら帰りなさいよ。ガキ」
「酔ってなんかいねーよ。姉さんも飲みすぎると身体に響くんじゃないの?」
だん!とジョッキを叩きつけてホーリィが睨みつける。
「じゃあ勝負する?あたしと。ガキには負けないわよ」
「……正直酔ってます……すいません……」
「よろしい。ジェシカ、そいつ連れて先に戻ってて。あたしはもう少しここに居るから」
見送りながらひらひらと手を振る。
注がれた酒に満足気に笑って彼女はそれに唇を当てた。
597KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:08 ID:G9atBpe1
白い身体は光を浴びて妖しく男を誘う。
神官は穢れなき身体のままで無ければ成らないと定められたもの。
それでも、誰も知らぬまま死に行くのは嫌だと彼女の魂が言うのだ。
それがたとえこの小さな空間を歪ませても。
「本当に死んでんのかよ……お前……」
こくんと、少女は頷く。
「もっと……生きたかったよな……」
つっ……と頬を涙が伝った。
『私、好きで神官になったわけじゃなかったの。ただ、他に誰もいなかったから』
まるで鈴を転がしたような声。
「安心しろ、もう、お前みたいなやつが出ないように俺たちが何とかするから」
『もっと色んなことしたかった。色んなところに行きたかった……』
小さな額にキスをして、レンは少女を宥めた。
まだ十四、五であろう。
祀り上げられた少女は成す術も無くその運命に翻弄された。
唇を落として、ちゅっ…と触れる。
最初は軽く。重ねるごとに深く。
『男の人とキスするの……初めて』
笑う顔。
「ああ、その先のことも教えてやるからよ……」
小さな身体を膝抱きにして、ベッドに優しく下ろす。
覆い被さって、ローブを剥ぎ取って鎖骨を噛んだ。
『どきどきするね……』
「そうだな。最初はみんなそうさ。回数重ねていい女になるらしいぜ」
甘い乳房に噛み付けば、嬌声が上がる。
男の背を抱きながら、少女は嬉しそうに笑った。
破瓜の痛みも、何もかもを受け入れて、女として死にたいと。
絡まったまま二人、闇の中で飽きるまで抱き合っていた。
598KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:09 ID:G9atBpe1
「あんた呑み過ぎじゃないの?」
若い男がホーリィの隣に座り込む。
「あんた、死相が出てるよ。こっちに来るのもそう遠くないね」
「分かってるわよ。そんなことくらい」
テーブルにつっぷして、はぁとため息をこぼす。
「だってさ、あたしの役目はそれだから。世界のためなんかには戦う義理なんて無いけど……
好きなやつのために散るのは悪くないじゃない」
赤い唇が笑う。
「いいのよ。あとはあいつらが居る。あたしはあたしのすべきことをするだけ」
銀の十字架は自分が僧侶であると忘れないための戒め。
享楽に溺れてもどんなときも。
『ホーリィ』と名づけられた時から定められた運命。
「やられっぱなしは嫌よ。腕の一つくらい奪ってやるから」
「頼もしいな。あんたみたいな人がもっと早く来てくれれば……」
これは泡沫。淡い夢。
生きることも死ぬことも奪われたものたちの歪んだ世界。
「楽にしてあげる。もう少しだけ待ちなさい」
青年は笑って彼女のグラスに酒を注いだ。
599KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:09 ID:G9atBpe1
朝焼けは紫の空。
青い顔をしてふらつきながらレンはパーティと合流した。
「痩せたわね」
「ああ、この借りは倍にして返してもらぞ」
指先が額に触れて、ホーリィは小さく呪文を詠唱する。
「これで帳消しね。それより早く案内しなさいよ」
町の明かりは日が昇るにつれて消えて行き、レンは来た道をパーティと共に進んだ。
小さな神殿の奥深く。
牢獄の中で少女は穏やかに笑った。
『ありがとう』
その言葉と共に姿は消え、朽ちた骸が一つ。
腕の中、宝玉を一つ抱えていた。
魔物から必死に守り抜き、彼女はこの牢獄で生き絶えたのだ。
そっと取り出し、それをジェシカに手渡す。
「今度は……幸せになるために生まれてくるのよ……」
祈りの言葉。
ゆっくりと夜が明けていった。


何時の世も、守るべきものがるものは強く、そして弱く。
運命に立ち向かうものは儚く美しい。
待ち受ける未来を知りながらも、それにあがらうその姿。
後の世にその名は残る事となる。
600KINO ◆Nq.KINOKeY :03/08/18 21:11 ID:G9atBpe1
以上です……最終決戦までもうちょっと。

>改名さん、サイトのヒントを……わしにとっては改名さんのバリーちゃんが
一番おっきな存在なんですよ。わしだけでなく、改名さんを待ってる人は沢山居ますよ。
601名無しさん@ピンキー:03/08/18 21:57 ID:Q4XXklDy
覗きカメラ画像!!
http://66.7.65.90/sou/nozoki/
218.41.123.78 , p297b4e.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
602ドラクエ好き:03/08/19 00:10 ID:+jxmTB8d
誰かターニアちゃんのエロ小説書いて
603名無しさん@ピンキー:03/08/19 01:03 ID:ocHtKCM/
>>602
要望書くのはいいがageないでもらえないかねえ・・・
604あぼーん:あぼーん
あぼーん
605ドラクエ好き:03/08/19 01:20 ID:+jxmTB8d
>>603
ごめんつい上げちゃった
606578:03/08/20 16:08 ID:3REsOLgK
変な続かせ方スマソ。最後まで書込みます。 KINOさんキテター!! 後でジックリ読ませて頂きます。

>579  571の事?でしたらどうも >丸一日半、ネット繋がらなかった
私の特殊なパソの所為でした。こんな事がたまにあります。
と、思ったら今度は二日程規制に引っかかってました…
607578の続き:03/08/20 16:10 ID:3REsOLgK
「バリー」
「キスして」
今は自分(勇者)とわかっているのだ。嬉しい。
しかし「ん…」と男は全停止状態に一瞬だけ陥っていた。
(キスしてよ…)
武闘家は勇者と一線を隔している…いや、そう言い切るよりは、口付けをしない男であると言うべきか。
勇者を女として見ているようだが、一緒に生きる気も、一緒にイク気も無いようである。
(つらいよ、つらい…)
男の髭か、髪の毛か、顔がくすぐったいと思ったら勇者の唇は男の唇に重なっていた。
彼女は唇もくすぐったくなって、(ウフフ…)やっと笑った。
「元気出しな。悪い酒だったね」
「あたしは元気だよ」
「死んだ様な顔してたぞ今。俺の事が嫌いですか?」
勇者は一緒にふざけようと思って、即答しようと思ったが、揃えて曲げていた膝をグッと男に割られてしまった。
勇者の顔はたおやかさを増して色めく。ふせられた目には羞恥の色が見え、開かれた陰部と共に潤んでいた。
男も潤んだ様なその淫蕩の声で静かに言う。
「かわいい…大きいね」
「えっ…どこ…」
勇者も頬を染めた官能的な顔で聞く。
男は下から上に軽く指で撫でてていく。女性の生殖器と呼ばれる所
「全部」
「あたし…大きいの?」刺激され、吐息を漏らしながらやっと勇者は聞く。
「大きい方だね」
男の舌が、男で言うカリと言うべき女の肥大した部分をペタ…と舐めた。
(…!!…)
快感が駆け上がって来て、女は眉間を強く締めた。
なおも深く、浅く…男の舌が女の熱い突起をゆっくり愛撫する。ヌル…と滑る。
「あ…ぁ」
男の舌は下方に少しのびる。ピチャリ…と大きな音が鳴った。フッと勇者は顎を上げる。
608ターン:03/08/20 16:11 ID:3REsOLgK
ピチャピチャ…とずっと音の鳴り続けるゆっくりとした愛撫。彼の太い指も、彼女の襞を弄び始めた。
「あぁぁっ…あんっ…」
彼女はグイと腰を持ち上げられた。座る男の顔が見え、自分の茂みと少しだが桃色の陰部も見えた。
それが男に舐められている様も、はっきりと。
「んんっ…ん、ぅあっ、あっ」
宙にだらしなく投げ出されている自分の足が、彼女の心をもっと卑猥にさせて行く。
下半身の桃色の突起が彼に食まれる。「ぁん…」
足が男に掴まれる。武闘着を淫らに肌蹴させた武闘家の舌と唇だけが彼女に吸い付く。
もう、男の口の中よりも彼女の桃色の方が濡れていた。滴り落ちそうな程。
彼の艶めかしさを借りて、彼女も淫蕩、淫靡、淫奔な世界に飛び込める気がした。
その世界で、彼の世界でずっと、もっと食べて味わいたい。自分自身さえ魅力的にさせて、性の世界、恋の世界をもっと。深にエロティックに。
勇者は武闘家の目を見た。微かに開け、まつ毛で視界を曇らせて。
男も見る。男が舌を動かし、女が柔らかい桃色をヒクつかせながら見詰め合った。
先に視線を反らしたのは男で、彼女の襞は強く弄ばれ始める。
女の喜ぶ場所を的確に捕え、強く優しい男の舌の動き。
「ぁあぁぁ、イ、…」
(もうイク、イッちゃう)と甘く可愛い声でも出せたらこの男の情欲を煽れただろうか。
しかし激しい快感にびっくりして声どころでは無かった。
(いつかもっと声、出せたらなぁ…)彼女は願いもエロティック。
「好き…」
武闘家は別段動きを止めずその声を聞いた。
勇者はベッドに深く肩を押し付け、厚い唇を半開きにして、熱い絶え絶えの呼吸を。愛しさと息苦しさを綯い交ぜにして、柔らかそうなシーツの上で柔らかい女の体がゆっくり揺れていた。
乱れた髪がかかっている彼女の肩に少し力が入った。
彼女は絶頂を迎えようとしている。とても長かった。
「…はぁっ…」
と強く一息出した後も、まだあの世界に居た。
ずっと見ていたかった。
(もっといけ、ずっとそのまま…帰って来るな)
満ち足りて行く勇者の表情を武闘家はずっと見続けていた。
609ターン:03/08/20 16:13 ID:3REsOLgK

いっていた彼女の顔が可愛くて武闘家は悶え。いかされた勇者は目を閉じて小さな呼吸を繰り返している。
「好きだって?」
「ん…あんたが聞いたから」
「嫌いじゃないって事ね」
そう言い武闘家は目を閉じた。(あら…)男は自分の欲求を見せてくれなかった。
さっきまで他の女とどれだけ激しい時間を過して来たのか。
(いつか…ね)
いつかこの男と。
(好き、好き。全部あげる)
女勇者は恋をすると旅が続けられないと思っていた。
しかしこの男は勇者としての自分を支えてくれた。“勇者”であれと願ってくれている。
(嬉しい…愛してます)
勇者は自分も武闘家の誇りを支えている事に気付いていない。
勇者として武闘家として求め合って、愛し合っていた。
武闘家としての彼の魅力を抱ける女は彼女だけだ。しかし男としての彼の魅力に気付く女は彼女以外にも沢山居る。そこが彼女はちょっと気に入らない。
沢山の女からこの男を奪う…“無理だ”と諦めなければ何とか成ったのに彼女は一生気付かなかった。
(くすぐってやれ)
それは愛情表現に近い。彼の三つ編みの先を、彼の鼻の穴の所でコチョコチョ動かした。
くしゃみまでしてくれるとは思わなかった。嫌がって寝返りした。
その男の背に勇者は胸を押し付けた。
勇者は魔王を倒すのはこの男だと思っている。その拳一つで世界を救う武闘家だと。
この男の功績を、勇者と言うだけで自分が奪う形になってしまう事を彼女は心配していた。
寝入りそうな男の唇に勇者はチュッと吸い付き
「修行つけて下さい」
自分がこの男と行動しても恥かしくない位強くなりたいと彼女は思った。
勇者は勇者、武闘家には武闘家の戦い方があると彼女は思っていたが、そんな事は言いたくなくなった。
610ターン:03/08/20 16:14 ID:3REsOLgK
「なんでも教えて」
身になる事ならどんな事でも。上体を起こし、彼に向いて座る彼女の元気で艶めかしい顔と乳房が男の目を少し醒ましてくれる。
「わかった、わかったよ」
うつろな目で男が答えると、女は今度彼の額にキスする。
男の堅い肩に押されている乳房さえ嬉しがっている様な可愛い口付け。
(武闘以外には…何を教えようかな…)
彼女はこのままで居て欲しかった。
どこか品がって、とてもワイルドで、ちょっと可愛い渋めのイイ女。彼女の女っ振りはこの男も時にオロオロさせた。
このままで誘惑され続けるのを望んだ。

裸の勇者を横に置いて大男は寝てしまった。この男はオモシロイ顔をしているが猥褻物陳列の如きモロの色気があって、女勇者はドキドキした。彼の持つその猥褻物も
(デッカイ。やだぁ)
やだぁとは失礼な。(でもあたしもデッカイみたいだから…)
つい、結合を想像した。(ん…)勇者は熱っぽくなってクラクラとした。
この人の事をもっと(好きになり過ぎたら…どうしよう…)
モンゴロイドは固いと言う。彼の長い黒髪を見ながら(素敵…)と勇者は思った。
男性を“あそこ”の事も(かなり)含めて“素敵”と思ったのは初めてだ。
(私は…)寝ている男の横で、自分の卑猥さが恥かしくなって勇者は丸くなった。

戦士はアリアハンでルイーダに誘われて、聞こえない振りをした。
女の旅人が話し掛けて来て、戦士はそちらと話し出す。高そうなワインを肩に掛けて戦士は店を出た。
女勇者の事ばかり考えて、ソワソワして、楽しくて、景気付けに飲み過ぎた。
ルイーダが誘い、シブメの格好いい処女がつい初めてのキスをしてしまう様な男に、戦士はどうやらなっていた。
加えて戦士は美貌と言える。肢体なら彫刻の様な完成度。バランス。
(どうだろうか?バリー)
と夜空に訪ねても虚しい。童貞は意を決してその夜空にキメラの翼を投げた。

勇者の部屋の扉を叩くと、寝ているのか返事がない。鍵は開いていた。
勇者と武闘家が二人で寝ていた。シーツをめくると勇者は素っ裸。(あぁぁぁぁぁぁっ)
戦士は裸の勇者を胸に抱いた。勇者はうむぅ…と可愛く唸った。
このやろうと戦士は武闘家を足で押して床に落とした。
勇者は自分がなにやら挑まれたかなと勘違いして、ムニャと返事した。
611ターン:03/08/20 16:15 ID:3REsOLgK
「よう、ブラック」(おぉ、やるか)
「お前が女だったらねぇ…」
武闘家の寝言だった。寝ながらも戦士の気配を感じたか。そしてまだ女が欲しいのかこの男。
二人の間に何があったのか。戦士は勃起していた。
不安に立つ…。悲しい哉立つ時は立つ。裸の勇者を抱いている今その先端が濡れて来た。
この魔法の世界、一晩寝ただけで魔法力も体力も回復する。日が昇ってから彼女に触れると、折角回復した彼女の体力を奪うだろう。太陽が上らなければ…。
上るな、と戦士は思った。
(こいつを、俺にくれ!)
二番目でも、恋されてなくても良いから。
勇者は目を醒ましたらしい。「あんた…」と見詰めて来る。こんな可愛い彼女の顔を見た事がなかった。
「あっ…」
戦士と気付くと勇者は離れる。武闘家を探した(どこ?)
戦士は抱き付いて、彼女をベッドに倒す。乳房にのめり込んだ。
(いたいっ、いたい)
彼女の乳房が風船だったら割れている。硬く鋭利な髭。
「だめ…ちょっ……と」
乳首を吸われた。さっきの男と同じ様に。しかし戦士の方が弄んで、やんわりと、悪戯の様に吸って舐めて来る。
「あぁ…もう、H…」
腕力も体力も全く敵わない。そこは勇者、戦士に一生敵わない。
勇者と戦士はレベルも違う。戦士がずっと上。しかし飛び抜けて強い男が一人居る三人パーティー。
勇者と戦士は傷を舐め合う事が無かったと言い切れない。仲も良くキスも沢山した。
しかし今、心のこもったキスは勇者はちょっと困った。
戦士は深々と勇者の唇を捕えて、舌でゆっくり自己主張する。(やめて…)
「!」勇者がビクリとする。(きもちいい…)と男が思った。
挨拶上手な彼女の“そこ”である。指にチュッと吸い付いて来た。
この貪欲な性器、それに伴う自分の性欲を抑えたりしながら、しっかりとそれを抱いて彼女は生きている。
(いいよ、俺としよう)
男の指が動いて彼女の下半身の勃起がグニュと変形した。
「あっ…」
612ターン:03/08/20 16:17 ID:3REsOLgK
「見て良いか」
戦士は女の陰部が大好きだ。“この女の”…と付くともっと好きだ。
「だめ…」
彼女は自分の陰部を手で隠した。
「なんでだよぉ」
「いやぁ…」
と勇者はうつ伏せになってしまった。その背を戦士の舌がとても微かに走った。
勇者は強く音を立て、息を吸った。
(やめて…イキたくなっちゃう…)
男と“一緒にイキ合う”と言うは甘い誘惑。戦士にはその用意がある様だ。
戦士と勇者のキスを覗いている男がいた。
上半身裸の男がチュッと音を立てて、恐らく全裸の女に吸い付いている様を“前”を突っ張らかせて見ていた。
(女の娘が…凄くH…)
この男も人の目を気にせず、ここで一人で“やって”しまおうかと思っていた。
「ねぇ、寝ておかなくちゃ…」「ん…」「だめぇ」
あの娘は声もHだなと、男は心もあそこもズキズキさせた。そして
(嫌がってるじゃないか)
媚び、女の甘えは感じられたが。凛々しくあろうとする健気な彼女も感じられた。
「こらこら、止めなさい」
(あっ、あんた誰よ)
隣の部屋に宿泊していた旅の男である。この男の仲間三人も廊下に居て、事態に気付いた。
(すげぇHな娘!)
ベッドに座りその黒い体をシーツに隠している娘は、新しい三人の男も喜ばせた。
しかし彼女を愛撫していた大男は恐い。
男達は女勇者の様子を見た。戦士にソソと寄り添ってこちらの様子をうかがっている。
(なんだ、愛し合ってる様じゃないか)
男が覗いていたその気配に目を醒ました男が居た。四人の男達と真っ先に対峙したのはこの武闘家だった。
彼が二言三言話すと男達は居なくなっていた。
「いやぁ、バリーモテモテだね」
と言う武闘家だが、戦士が横に寝ていてびっくりした。
橙色の朝日が部屋に差し込んで来た。(あぁ、もう駄目だ…)と戦士は断念する。
戦士は勇者に自分の気持ちを伝えるのは恐かった。自分の大切な物も全てをつぎ込む事になりそうで。それでも
613ターン:03/08/20 16:18 ID:3REsOLgK
(いつか好きだと言えたら…)
それを望みつつ、戦士は寝むった。

「よしよし」
そう言って来る武闘家の胸や腹を、勇者はポコポコ殴った。
勇者は戦士の煙草を取った。「畜生。俺もやるか」
中年と若い娘は一緒にムセた。
勇者は寝ている戦士の額もポコと叩いた。
しかし戦士は「うわー…眠らせてくれぇ…」完全に二日酔い。
勇者はちょっと脱ぎ過ぎ、男二人は飲み過ぎ。三人の失態が一気に集まった町もない。
煙の中で武闘家と勇者が少し笑った。

色々足が出て…人生台無しだろうか、宿屋の主人が逮捕されてしまった。(あらー)

勇者はダンスに何を企てていたのか。ポルトガ王落とすのに参加。と言う事だ。
ベリーダンスに対し失言あって、踊り子達をがっかりさせた大帝皇である。
「バリー、やるのよ!」
「やる、やる」
殆ど冗談で構成された踊り子達との楽しい別れ。勇者一行はアッサラームを去る。
後の話、ポルトガ王は勇者を見初めた。冗談になってない格好悪さ。
船を貰う時の勇者のバツの悪そうな顔に、戦士と武闘家は笑った。

武闘家の女は、彼の妻だったと言う。盗賊に関わり(その事は彼が助けてやったが)、彼の武闘の事を結局理解してくれなかったので別れた。
「でも好き合ってるんでしょ」
武闘家があの女の事を好き…と言うのは感付かれたかも知れないが、あの女が武闘家を好きだと何故勇者にわかる。
蛙が逆立ちした様な大胆な格好で、どこも隠さず舐められる。
武闘家の唇を見た時、その記憶が蘇って勇者は体をジワリと熱くした。
「だって、好きでもない人に…苦しくなる程感じないよ」
しかし留まる事は出来ない。武闘は捨てられない。
614ターン:03/08/20 16:19 ID:3REsOLgK

バハラタに到着。占い師の声に勇者は一人、足を止めた。
「魔王は全てを滅ぼすもの。凍てついた暗闇と死の世界の支配者じゃ」
今の乱世を滅ぼすのも男かも知れない。勇者は不意に父オルテガを思った。
そして時は旋回している。
先見の明のある者はなんとなく女を見ていた。滅びの次にある舞台を。

勇者は又二人の前で踊ろうと思う。武闘家の歌、戦士の楽器がプロで混じるのは恥かしいのだけれど。
三人は仲が良い。勇者は自分の仲間を自分の目で選んだ。
運命に導かれた仲間でも、伝説の血族集団でも無い。
だから別れがいつもすぐそばに。
酒が入った時勇者は寂しい、と言った事がある。三人の旅が終わるのが寂しいと。
「俺はバリーちゃんにずっとついてくよ」
「お前が大事なんだよ」
「本当?」
たまに本音を言う彼女が可愛いと思って、又始まってしまう。
「あん、もう、駄目だってば」

END
615名無しさん@ピンキー:03/08/21 03:00 ID:+6I7O70g
バリーちゃん(;´Д`)ハァハァ
616キラ:03/08/24 06:37 ID:gUVgEiib
(;´Д`)ハァハァ
617名無しさん@ピンキー:03/08/24 19:33 ID:mJBdSSIp
なんか、ウザイ広告のせいでアク禁が行われるそうですが、
ここも静かになるかな〜
618名無しさん@ピンキー:03/08/27 00:28 ID:cCwAUZi+
現在、キャラバンハートで一本書いてみてます。
数日かかると思いますが、完成したら投下よろしいでしょうか?
619名無しさん@ピンキー:03/08/27 04:12 ID:7TW7kqEU
>>618
激しく期待・・・といってもキャラバン知らんけど(藁
620名無しさん@ピンキー:03/08/31 08:54 ID:5CDPSDW/
621名無しさん@ピンキー:03/09/05 00:56 ID:95LX2MSH
保守
622名無しさん@ピンキー:03/09/05 01:12 ID:g6ymGkTV
マリベルモノを思いつきそうなんだけど…
623名無しさん@ピンキー:03/09/07 03:14 ID:NYbMHeTv
>>622
ふぁいとぉー
624名無しさん@ピンキー:03/09/07 17:01 ID:nK1zy64r
質問です。小説書くのに百合ネタとかOKですか?
625名無しさん@ピンキー:03/09/07 17:14 ID:5NaAjtVS
http://web.quipo.it/monika2001/xxx/


218.41.123.89 , p297b59.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
626名無しさん@ピンキー:03/09/07 17:43 ID:rH3i1sSl
>>624
漏れは百合もキライではないぞよ
627名無しさん@ピンキー:03/09/07 18:23 ID:AEVThKhn
正座して期待。
628624:03/09/08 13:36 ID:jx4hxpvX
百合ネタ書く前に、テリー×ミレーユ書いていいですか?
何分、小説書くの初めてなもんでよろしくお願いします。
629名無しさん@ピンキー:03/09/08 13:48 ID:xeQtAWI5
>>628
キンシソンカーソ?何でもいいから早いとこきぼん

しかし何で801は駄目で百合はオーケーなんだ?
漏れはどっちも嫌いなんだが・・・まあ事前注意つけてもらえばいいわけだがな
630テリー×ミレーユ:03/09/08 14:02 ID:jx4hxpvX
皆が寝静まった夜、二人の兄弟はいつもの様に肌と肌を合わせる…
例え、血が繋がっていようとも…
「…テリー……」
ミレーユは、複雑な気持ちだった。実の弟と毎晩、交わっている事実…
あの日、あの夜あの子が体を求めて来たのを拒めなかった…
「テリ―!!!嫌!!駄目よ、ヤメテ!!」
口ではああ言ったが嫌ではなかったのだ。体がそういっていた。
その日を境に、二人は毎晩の様に肌を合わせていた。
そして…今日も…
コンコン
ドアを叩く音がする、テリーだ。
「開いてるわ」いつもの様にミレーユが答える
テリーは、黙って中に入ってくるとミレーユが座っている。ベッドの隣に腰かけた
631続き:03/09/08 14:27 ID:jx4hxpvX
今日こそは…あの子にちゃんと言わなきゃ…
「テリ―…あのね…」ミレーユが口を開いて話そうとした瞬間
テリ―は話しなんか聞きたくないと言わんばかりの唇に口付けをしてきた
「ふ…あぁ…」テリーはミレーユの口の中をまるで生き物の様に貪り執拗に舌を絡ませた
苦しい…力が抜けてく…でも、気持ち良い…
「ヌチャァ」テリ―がようやく唇を離すとミレーユはもう、放心状態だった。
そんなミレーユを見てテリーは満足げに笑みを浮かべると耳を優しく舐めながら
「もっと気持ち良くしてあげるよ。姉さん…」
そう、言うとテリーはミレーユを優しくベッドに寝かせ夜着を脱がせ股を大きく開かせた
「やぁ!テリ―!!そこは!!!見ないで!!」嫌…見ないでぇ…お願い…
ミレーユは、足を閉じようと抵抗したが男の力にかなうわけがなかった…
そんなミレーユを見てテリーは意地悪に笑いながらミレーユの穴を左右に思いっきり広げた
「姉さん、もうこんなになってるよ。いやらしい…」
やだ…言わないで…見ないで…
632続き:03/09/08 14:47 ID:jx4hxpvX
そう言うとテリーは、いきなり指二本をミレーユの穴の中に突っ込んだ。
「ヤァ!!!」ビクンとミレーユの体が鮮魚の様にはねる…
グチュ…グチュ…嫌らしい音が部屋中に響きわたる
テリーは、指を激しく中をかき混ぜる様に動かすと同時にクリトリスをきつく吸い上げる
「やぁぁ…ああぁ…テリーお願…い。私達…きょう…だい…」
そうミレーユが言うとテリ―は動きを止めた
ああぁ…テリー分かってくれたのね。ミレーユはホっとした…だが…
「じらさないで欲しいんだろう?姉さん」そう冷たく言い放つといきり立った物をミレーユの
膣穴に一気に押し入れてきた。
「嫌ぁ!!!テリー!!!駄目!!今日は!!お願い!」今日は…今日は…危険日なのよ…
いつもなら危険日だけは…辞めてくれたのに…
ヌチャァァ、ズプズプ激しくテリ―は出し入れをする。
「ふぅぅ…あぁぁ…」駄目…快楽に溺れそう…
「今日、危険日なんだろう?」
633続き:03/09/08 15:10 ID:jx4hxpvX
「!!!!!」な、知ってるなら…何で…ま、まさか…
「だったら、たっぷり中に出してあげるよ…姉さん」
テリーは恐ろしく冷たい笑みを浮かべミレーユをひっくり返し獣同士が交わる体位にした
「テリー!!嫌!!こんな獣みたいなのは」嫌、こんな…犬みたいなのは…
まだ、あきらめがつかないミレーユを見てテリ―は大きくため息をついた…
「姉さんみたいな嫌らしい雌犬には避妊なんかいらないね。一晩で妊娠するぐらい濃いの
たっぷり出してあげるよ」
ミレーユはもう、絶望していた。反抗する気力もなくなってしまったのだ
落ちた…もう、どうなっても良い…
テリーは、ミレーユの細い腰を掴むと激しく腰を動かした
ズニュ、パンパンパンパン、グチャ
「テリ―ぃ、あぁぁ、気持ち良い!!!!もっと!!」
ミレーユはもう、雌犬になり下がっていた。自ら腰を振りあえいでいる。
「テリーぃぃ!!!気持ち良い!!いい!いくぅぅぅ!」
ミレーユがそう、叫ぶとキュウっと締り
「クっ…」ぴゅ―ドク、ドク、ドク…すさまじい量の精液がミレーユの膣内に放たれる…
634続き:03/09/08 15:18 ID:jx4hxpvX
そしてその日を境にミレーユはテリーの為なら何でも言う事を聞くただの雌犬になって
しまった…
「アーッハハハハ!!ハハハ」テリーは大声を出して笑った。
「ハハハハハ…ハ…ハァ」
これで、姉さんは俺無しじゃ生きられない…やっと、姉さんを手に入れた…
俺だけの姉さん…
きっと、姉さんも嬉しいよね?


終わり
635名無しさん@ピンキー:03/09/08 15:24 ID:jx4hxpvX
下手な文ですいません。
頑張ります。
636629:03/09/08 15:37 ID:xeQtAWI5
>>635
・・・わかってるならいい

おまいにゃ罪はない。新人に過度な期待をした漏れが_| ̄|○ なだけだ
描写はある程度のレベルだが、台詞ストーリー心理の流れが・・・精進してくれ
637名無しさん@ピンキー:03/09/08 15:52 ID:jx4hxpvX
ごめんなさい
638名無しさん@ピンキー:03/09/08 19:14 ID:WShq2h2u
>>636
描写云々の前に、句読点や改行にせめて統一性を…
639名無しさん@ピンキー:03/09/08 21:17 ID:PveJJwY2
嫌いな香具師もいるからあまり大きな声で言えないが
テリー×ミレーユ萌えの人間なんで楽しませてもらったよ。
滅多に読めないからキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!とフィーバーですた。
今後の精進に期待してまつ。てなわけで頑張れ635タソ!
640名無しさん@ピンキー:03/09/08 22:05 ID:Fpk0T4YH
まあ、でも最後があまりに無理があるっていう以外はよく見るレベルだと思う。
最後まで丁寧に書き込めばそこそこのものになるんじゃないかね?
641名無しさん@ピンキー:03/09/08 22:20 ID:J3EGR82v
>>639さんに同じく。
テリー×ミレーユ萌えなので嬉しかったよ。
これからもがんばってくださいまし、635さん。
642名無しさん@ピンキー :03/09/09 00:13 ID:vewbPolV
>>639
私も同じく!!!萌えさせてもらったですよっっっ萌えー
テリミレって大声で主張しにくいカプだから(近親相姦だから当然か)
ココでエロ読めて幸せッス♪

635さんまた出来ればテリミレも書いて欲しいです、がんがってくんさい。
643名無しさん@ピンキー:03/09/09 04:43 ID:El8o8xp3
せっかく書いてくれたんだし、文句つけんなよ。
廃墟寸前のスレに差し込んだ、一筋の光だぜ?
644名無しさん@ピンキー:03/09/09 06:54 ID:rtbdKAnR
次スレは立てないんだから良いじゃん?もとから糞スレなんだし。
645名無しさん@ピンキー:03/09/09 15:52 ID:R2kCBau8
FFDQ板荒氏厨ハケーン
646名無しさん@ピンキー:03/09/10 21:28 ID:MF7vTTCj
テリミレとミレテリ、どっちが需要あるんだらう・・・
647名無しさん@ピンキー:03/09/10 22:38 ID:Dsu328os
>>646
なに、書いてくれんの?テリミレキボン(w
648名無しさん@ピンキー:03/09/11 00:24 ID:r1JPXQET
>>646
「S人とM人、どっちが多いんだろ」と翻訳してみた。

両方ともトントンってとこでは?
649635:03/09/11 02:34 ID:d7XruPMu
みなさん色んなレスありがとうございます。
読み返してみると確かに最後の方無理やりでした。
なんか、書いてて一杯×2になってしまい強引に終わらせちゃいました
まだまだですね。
テリミレ好きな人がいて嬉しいです。
650名無しさん@ピンキー:03/09/14 03:42 ID:LZi8GMUB
あの嫌いな人もいると思うんですが今後も、懲りずにテリミレ書いていいですか?
651名無しさん@ピンキー:03/09/14 03:54 ID:uJPFgHrB
>>650
どうぞどうぞ。ただし・・・・・・わかってるよな?
652名無しさん@ピンキー:03/09/14 04:07 ID:06Uqpl8+
>>651
何をでしょう?
653名無しさん@ピンキー:03/09/14 12:30 ID:grIY131+
包み隠さずに言えば「文章のスキルアップ」
654名無しさん@ピンキー:03/09/14 18:40 ID:VV13wZPl
>>650
楽しみにしてまつ。
655名無しさん@ピンキー:03/09/14 20:39 ID:opV6pD8i
>>650
まあ新芽も枯れ木も山の何とやらだ。書いてみそ
漏れも主バとかテリミレとか書いてみたいけど、
どうしても無駄に長くなるんだよなあ・・・
656名無しさん@ピンキー:03/09/14 23:19 ID:BQxQTtME
>>650
期待!
657名無しさん@ピンキー:03/09/14 23:41 ID:L/mg+U69
>>655
無駄に長くてもいいので主バ書いてー
658名無しさん@ピンキー:03/09/15 01:09 ID:ze/Y8+e3
期待age
659名無しさん@ピンキー:03/09/15 01:47 ID:HiriBQfT
俺は、やっぱり主×ターニアでしょう。(ラブラブな感じ)
お願いします。
660名無しさん@ピンキー:03/09/15 10:41 ID:sGtkNRSe
age
661名無しさん@ピンキー:03/09/16 03:36 ID:owFe6L/O
文句があるなら自分で書きやがれ!
662名無しさん@ピンキー:03/09/16 05:21 ID:H0MrNAOB
ググって小説を色々探してたんだけど、川村美亜って人の小説が良かった
作者さんのサイトもう閉鎖してて残念
663名無しさん@ピンキー:03/09/16 18:04 ID:z8JmjIF8
>>662
あの人のは(゚∀゚)イイね
ちょっと誤字が気になるけど・・
664名無しさん@ピンキー:03/09/16 18:06 ID:z8JmjIF8
顔文字間違えた・・
(・∀・)こっちだった・・_| ̄|○
665662:03/09/16 22:40 ID:OqqI89A6
>>663
うん
自分DQ5好きなんだけど、オラクルベリーでの主人公の初体験と、
ポートセルミでのクラリスとの話を寄稿先で読んだんだよね
続きものになってるっぽかったから、その続きも読みたかった_| ̄|○
666名無しさん@ピンキー:03/09/16 23:35 ID:ZGvwgHSm
しかし、名前でクグッてみるとヒットするサイトが知れていたから、
なんでサイト閉鎖したのかも、わかってしまったよ。おそるべし。
667名無しさん@ピンキー:03/09/16 23:49 ID:1Itw5rp8
>>666
なんで閉鎖しちゃったの?
668名無しさん@ピンキー:03/09/17 00:15 ID:xnEHzjy7
だから、ググッたサイトを片端からみてみると、わかるよ。
真実かどうかは知らないけど。
669名無しさん@ピンキー:03/09/17 02:10 ID:ckxaApQx
職人さん来なくなったね…
670名無しさん@ピンキー:03/09/17 03:24 ID:RetVCWkD
>>665
その続きのビアンカとケコーンした後のお話を含めた
川村美亜さんの小説の保管サイトなら一応あるよ

・・俺、川村さんのサイトに辿り着いたの閉鎖した三日後なんだよね_| ̄|○
671662=665:03/09/18 01:00 ID:r7qhZTmU
>>670
マジっすか?
是非教えていただきたいです・・・
672670:03/09/18 01:07 ID:BtnfLH74
晒していいものか迷うけど、ググッってもヒットしないし保管サイトだからいいか・・

ttp://members.at.infoseek.co.jp/maria_a/index.htm

ここの保存館(DQ)ね
誤字が多いとか野暮なツッコミはナシよ
218.216.231.231 , kctv8231.ccnw.ne.jp ?
673671:03/09/18 02:38 ID:GhHiVDEe
>>672
激しくありがとう
674名無しさん@ピンキー:03/09/18 04:30 ID:J3UD7Crl
アニメのアベル×ティアラとか、ヤナック×デイジーとかはないでつか?
675名無しさん@ピンキー:03/09/18 18:14 ID:rsw2uxrv
>>666
スマソ、ググって出てきたもの全部読んだけれども、
閉鎖の理由がわかんないっす( ´Д⊂
教えてくだされ・・
676名無しさん@ピンキー:03/09/18 22:56 ID:KEeX7LjE
>675
大雑把に言うと、カップリング厨のせい
677名無しさん@ピンキー:03/09/18 23:07 ID:Z03CNrId
原因ってさ、ぐぐって三番目に出てくる本かなやっぱり。
そしたら犯人はだいぶ限定されるな。
678名無しさん@ピンキー:03/09/18 23:11 ID:kYNXyEon
>>675
クグッて出てきたものの中の2chのスレ嫁。
尚且つ某サイトを見るとカプ厨が誰なのかもだいたい判ってしまう。

それで川村さんがDQエロパロから離れてしまったとしたら、
なんだか悲しいなと思う。
679名無しさん@ピンキー:03/09/18 23:16 ID:kYNXyEon
>>677
おお、ほぼ同時に同じようなことを。
680675:03/09/19 02:00 ID:qJmgmoEe
>>676~679
ありがとうございます、ばっちりわかりました。

とにかく、川村さんカムバックして欲しいですね・・やめてしまわれるなんて勿体無い!!
681名無しさん@ピンキー:03/09/19 13:39 ID:o0CUe8a1
あの濃酵さはクセになりまつね。オリキャラのすごさが逆に仇だったんでせうか

職人じゃないけど何か書いてみたいと思って約一週間
主バ書きはじめたのに翌日テリミレ書いて、その次の日は別の主バ話で・・・
誰か、浮気者の漏れに一発萌えるSSを〜
682名無しさん@ピンキー:03/09/19 20:15 ID:hH8qt5zn
川原さん検索して、月之満欠さんの名前に出会うことになるとは思わなんだ。
683名無しさん@ピンキー:03/09/20 23:57 ID:FeYP0ULa
age
684でんでん:03/09/21 01:55 ID:9fNP6NMm
「さて、ここらで休憩にしますかな」
ライアンはそう言うと手綱を引いて馬車を止めた。
外に出て景色を見渡すと前後に道があり、左右は全て森に包まれている。
他のみんなもぞろぞろと馬車の中から出てきた。
ブライが大きな石に腰を掛ける。
「はぁ・・・あんまり馬車の中にいると腰が痛くなって仕方ありませんな・・」
トルネコが大きな袋から何個か弁当箱を出し始めた。
「さ、お昼にしましょう」
俺(勇者・名前はユーリル)はクリフトと一緒に大きな布を地面に敷いた。
ミネア、マーニャがそれぞれ靴を脱いで布の上に座る。
「あ、あたしちょっと・・・」
アリーナはそう言うと、森の中へ入って行った。
それを見たクリフトがついて行こうとしたが、マーニャに首根っこを掴まれて引き戻された。
「はいはい、デリカシーないんだからまったく・・・」
パンを食べながらマーニャはそう言った。
まぁ・・・用を足しに行ったんだろう、クリフトもそれぐらい気付けよな。
そして談話しながら俺達は昼飯を食べていた。
だが、20分たってもまだ戻って来ないアリーナにクリフトが慌て始めた。
「ああ、もしや姫様の身に何かが・・・私、ちょっと見て来ます!」
クリフトはそう言うと、靴を履きながら森に入ろうと。
しかしクリフトはバランスを崩し、ケンケンをしながらブライが座っていた石に近づいて行く。
「わっ・・とっとっ・・・・だあっ!?」
ガン!!
鈍い音と共にクリフトは頭を石にぶつけて倒れた。
「お、おいっクリフトっ!?」
俺はクリフトの側に近寄った、どうやら頭を打って気絶したらしい。
頭の右横には大きなタンコブができていた。
685名無しさん@ピンキー:03/09/21 02:10 ID:TS7EFe+W
つ…続きはマダ?

寝ようと思ってたのに寝られなくなったよ
うれしい゜・(。´▽⊂)゜。・悲鳴
686でんでん:03/09/21 02:17 ID:9fNP6NMm
「仕方ないな・・・ミネア、ホイミでもかけてやってくれ。
俺が代わりにアリーナ捜してくるよ」
俺がそう言うと、ミネアがクリフトの頭を触りながら呪文を唱え始めた。
俺はしぶしぶ森の中へ入って行った。
中は色々な植物が生えており、日の光が見えないくらい木が生い茂っている。
数分間歩いて行くと、アリーナがしゃがみ込んで何かを探していた。
俺は後ろから声をかけた。
「おいアリーナ、何してんだ?」
アリーナがくるりと振り返る、その顔は目が赤くなっていて今にも泣きだしそうだった。
「ゆ、ユーリルぅ・・・お母様の形見のペンダントが見つからないの・・・。
どっかに落としたみたい・・・ううっ・・・」
「あ、な、泣くなよ!俺も一緒に探すからさ」
俺がそう言うと、アリーナはコクリと頷き、また探し始めた。
俺もしゃがみ込んで草をかき分けて探し始めた。
しかし以外だな、凶悪なモンスターを軽々と投げ飛ばすあのアリーナがこんな事で泣くなんて・・・。
まあ無理もないか・・・母親は子供の時に亡くなり、今は父親や知り合いのほとんどが行方不明なんだもんなぁ・・・。
何分たっただろうか・・・いくら探してもペンダントは見つからなかった。
「もう・・・いいや。ユーリル、もういいよ・・・」
アリーナが涙目で俺に言う。
「・・・大事なモンなんだろ?」
「もうこれだけ探しても見つからないんだもん・・・無理だよ」
「諦めるなよ、絶対見つかるって!」
俺はそう言うと、再び草をかき分け始めた。
「ありがとう・・・ユーリル」
アリーナも再びペンダントを探し始めた。
687でんでん:03/09/21 02:31 ID:9fNP6NMm
数分後、草をかき分ける俺の手に何かが当たった。
それを手にとって見ると、真ん中にトパーズが埋め込まれた金のペンダントだった。
「あ、あった!あったぞアリーナ!!」
俺が叫ぶと、アリーナが立ち上がって俺に近づいて来た。
「これだろ?」
俺はアリーナにペンダントを差し出す。
「うん・・・ユーリル、ありがと・・・ありがとぉ・・・!!」
何かが切れたようにアリーナは泣きだし、俺に抱き付いてきた。
石鹸の香りが漂い、俺の胸の鼓動は明らかに早くなった。
「あ、アリーナ・・・その・・・」
はっと気付いたようにアリーナは俺から離れた。
「ご、ごめんユーリル・・・」
「はは・・別にいいよ。それよりこのペンダント付けてやるよ」
俺はそう言うと、アリーナの首の後ろに手を回した。
カチッという音と共にペンダント同士が重なる。
またアリーナのいい匂いがしてくる・・・そしてピンク色の唇が俺の目に入った。
次の瞬間、無意識のうちに俺はアリーナにキスをした。
「んんっ!?ん・・ん・・・」
アリーナの目が驚きの表情を見せる。
それでも俺はやめず、そのままアリーナを後ろの木に押しつけた。
そして俺は調子に乗って舌まで入れ始めた。
噛まれるかもしれないという恐怖は無かったのか・・・ホント男の欲望ってのは無防備なもんだ。
「んうう・・・んん・・・・ん・・・はあ・・・」
だがアリーナは嫌がらずに俺の舌を受け入れ、さらに自分の舌を俺に舌に絡めだした。
「ん・・・はあ・・・んう・・・・っ・・・はあ、はあ・・・」
俺とアリーナの唇が離れた。
アリーナの顔は紅潮し、甘い吐息が漏れていた。
688名無しさん@ピンキー:03/09/21 02:33 ID:TS7EFe+W
ツヅキマダー(≧∀≦ )っノシ凵 ⌒☆チンチン

15分ごとに急かしている自分…気が短いんだ、ごめん
689名無しさん@ピンキー:03/09/21 02:46 ID:rAS/ITpu
>688
オチケツ(´(エ)`)クマクマ
690でんでん:03/09/21 02:47 ID:9fNP6NMm
「ご、ごめん・・・アリーナ・・・俺、アリーナの事・・・好きで・・・。
それで・・・我慢できなくなって・・・」
俺はうろたえながらアリーナに言い訳をした。
言い訳、と言っても俺がアリーナの事を好きだというのは本当だ。
二人で話しができる時は何よりも楽しかったし、間に入って来るクリフトに嫉妬を感じた事もある。
はあ・・・それにしても一歩間違えればモンスターを一撃で倒す鉄拳が飛んできそうだ。
よくもまあ俺はこんな大それた事をしたな・・・。
あれ・・・でもアリーナ、キス受け入れたよな・・・?
そんな事を考えていると、アリーナがそっと口を開いた。
「・・・あたしも・・・好きよ・・・ユーリルの事・・」
「・・えっ?・・・マ、マジで?」
アリーナは恥ずかしそうにそっと頷いた。
「で、でもさ、アリ−ナにはクリフトが・・・」
「クリフトは・・・お兄ちゃんみたいな感じで・・・好きなのは・・・ユーリルなの」
さらにアリーナの顔が赤くなる。
俺は嬉しさからか、妙にハイテンションになっていた。
「う・・・嬉しいっ!!」
俺はぎゅっとアリーナを抱きしめた。
そして再びアリーナにキスをし、木を背にしたアリーナをズルズルと下に降ろした。
「んん・・・んっ・・・ユーリル・・・ダメ・・・」
だが俺は欲望を止める事はできずにいた。
アリーナの帽子を取った・・・亜麻色の髪があらわになり、またあの香りが俺を狂わせる。
「アリーナ・・・アリーナ・・・」
俺は譫言のように繰り返し、アリーナの服を脱がせ始めた。
「だめ・・・だめだよぉ・・・」
アリーナは嫌がる素振りを見せたが、その手に力は入っていなかった。
いつもなら俺なんかすぐに殴り飛ばせるのにね・・・。
そして俺はアリーナの上半身は裸にした。
白い胸が丸見えになり、アリーナは両手でそれを隠そうとしていた。
691でんでん:03/09/21 03:02 ID:9fNP6NMm
「だめ・・・恥ずかしいよぉ・・・」
「恥ずかしくなんてないさ・・・キレイだよ、アリーナ・・・」
後々聞いたらさぶいぼが立ちそうな言葉で俺はアリーナの腕をどけた。
キュッと上向き加減の2つの胸があらわになり、乳首は薄いピンク色をしている。
俺は欲望のまま、触ったり口に含んだりした。
「あっ・・ひゃぁっ・・・んん・・・んあっ・・・・」
さらに俺はアリーナの胸を愛撫し続けた。
「んうっ・・・はぁ・・はぁ・・・ああっ」
聞いたことの無いアリーナの声が森に響き渡る。
「あ・・ああっ・・・ん・・・ん・・」
そして俺はアリーナの下半身に手を伸ばす。
ベルトを外し、スカートを脱がせ、そして下着を脱がした。
そして俺はアリーナの生まれたままの姿を初めて見る。
キレイとしか言いようのないこの体・・・とてもモンスターと闘っているようには思えない。
そして俺はアリーナの陰部に手を触れた。
「ああっ・・・」
ほんのり濡れており、そして温もりを感じた。
俺は好奇心からか、さらに触れ続けた。
「ひゃ・・ああっ・・・んん・・・んっ・・・」
さらに愛液が出てくる・・・そして俺はヌルリと指を中へ入れた。
「ひゃあっ!!ああっああっ・・・ああっ!!」
アリーナが大きく揺れる、それを見て俺はさらに指を動かす。
「あんっ・・・ゆ、ユーリル・・・ひ・・・ああっ!」
俺は指の動きを止め、ゆっくりと抜いた。
そして・・・自分の腰のベルトに手をかけた。
692でんでん:03/09/21 03:13 ID:9fNP6NMm
俺は下半身だけ裸になった、はたから見たら多分マヌケな格好なんだろう。
だが、そんな事はどうでも良かった。
願いは一つ・・・アリーナとしたい・・・。
「ゆ、ユーリル・・・こんなの・・・やっぱりまだ早いよ・・・。
まだ好きって言い合えただけで・・・こんな・・・」
「もう無理だよ・・アリーナ。好きなら・・・いいじゃないか」
俺はそう言うと、アリーナの陰部に自分の物を向けた。
そしてゆっくりとアリーナの中へ入って行く・・・・。
ズブブブ・・・・メリッ・・・
「ひ・・・あああっ!!!い、痛いっ・・・」
アリーナがそう叫ぶと、俺はぴたっと動くのをやめた。
だが、俺の物はアリーナの奥まで入っている状態だったけど。
それにしてもモンスターにやられて怪我しても泣き言一つ言わないアリーナが痛いって・・・。
男には考えられない痛みなんだろうなあ・・・。
そんな事を考えていると、アリーナがそっと呟いた。
「・・・はあ、はあ・・・もう・・・大丈夫だよ、ユーリル・・・」
アリーナが涙目で俺の顔を見つめた、何か罪悪感を感じるなあ・・・。
「・・・なあ、ホントに大丈夫か?やっぱりやめようか・・・?」
アリーナがクスリと笑った。
「ここまでやって何言ってるのよ・・・あたしの好きなのはユーリルなんだから、
最初はユーリルじゃないとイヤなの・・・・・・いいよ、して・・・」
俺はアリーナのその言葉を聞くと、妙に興奮した・・・。
そして、再び腰を動かした。
693でんでん:03/09/21 03:23 ID:9fNP6NMm
「はあっ・・・ああっあっあっあっ・・・ああっ」
俺が腰を動かすたび、アリ−ナが激しく悶える。
亜麻色の髪が激しく乱れ、胸も激しく上下に揺れた。
「んあっ・・・あんっ・・・・あああっ!!ひ・・・んああっ」
俺は動きながらアリーナと再び舌を絡ませた。
甘い吐息が俺の体に伝わってくる。
「ん・・・んんんっ・・・んっんっんっ・・・ぷはっ・・・んああっ!!」
・・・そろそろ限界・・・みたいだ・・・。
さらに俺は動きを激しくした。
「ああっああっああっ・・・んああっ!!」
アリーナの喘ぎ声も最高潮を迎えたようだ。
「あっ・・アリーナっ・・・くうっ・・・」
「ゆ、ユーリルぅっ・・・ああっ・・・あああーーーっ!!!」
俺はアリーナの中で果てた・・・。
同時にアリーナの動きもゆっくりと止まる。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・・」
俺はアリーナを抱きかかえ、二人で余韻に浸っていた・・・。
694でんでん:03/09/21 03:47 ID:9fNP6NMm
「・・・ごめんな、我慢できなくて・・・それと中に出しちまって・・・」
俺はすまないと思い、アリーナに謝った。
「ううん、別にいいよ、今日は生理前だから多分できないと思うし。
それにもうしちゃったモンは仕方ないでしょ?」
アリーナが優しく微笑みかけた。
「そう・・・だよなっ・・・はははっ・・・」
二人で笑い合った、幸せな瞬間だ。
ふと俺は仲間達の事を思い出した。
「あ・・・いけねっ!みんなだいぶ待ってるぜ!」
「ホントだ・・・早く帰らなきゃ!」
アリーナはそう言って立ち上がった。
するとアリーナは下腹部を押さえ、少し痛そうな素振りを見せた。
「ま、俺の責任だしな・・・」
俺はそう言うとアリーナをおんぶした。
「これなら楽だろ?」
俺が少し照れながら、格好付けたように言う。
するとアリーナがクスッと笑い、俺の前に手を回して抱き付いてきた。
「ありがとう・・・ユーリル」
そして俺の頬にそっとキスをした。
俺は何も言わず、顔を赤くしながら仲間達の元へ歩いて行った・・・。
695でんでん:03/09/21 03:48 ID:9fNP6NMm
俺達は仲間の元へと戻り、ペンダントがなかなか見つからなかったと言い訳をした。
馬車の中で足を捻ったとウソをついたアリーナに、クリフトが必死にホイミをかけ続ける。
なんとなく・・・ゴメンな、クリフト。
するとアリーナが俺を見てニコッと笑った。
俺は恥ずかしくなってそっと横を向いた。
するとマーニャが俺の横にやって来て、耳元でそっと囁いた。
「初体験のお味はどうでしたか?」
唖然とした顔をする俺を見て、マーニャは笑い出した。
はぁ・・・この人には全部お見通しって事か・・・。
まあいいや・・俺とアリーナは素直になれたんだしね♪


そして俺達は再び旅を始める・・・・。

696でんでん:03/09/21 03:51 ID:9fNP6NMm
ほぼ二時間かかった・・・・。
待たせた人、寝ちゃった人、どちらもスマソ。
次書く時はもっとスピードUpしますねー。
697名無しさん@ピンキー:03/09/21 04:25 ID:RCnvVw3D
(;´Д`)ハァハァ良かったでつ・・・
読みやすいし、勇者もアリーナも、それに栗&姐もいいキャラクターしてて
しっかりしたキャラで官能書かれると、モウタマランわ
てんでんさん、次回作激しく期待しまつ!!

ただ、アリーナを押し倒す理由が、キスシーンのときの「我慢できなくて」だけを引っ張ってる感じで、
一人称なら、もう少し言い訳が欲しかったような
「ハイテンション」で勢いでやっちゃったにしては、Hがスマートすぎる気がする
心理描写が少ないだけに、コイツ本当にアリーナが好きなのか?と勘ぐってみたくなったり
と、生意気に批評もしてみる。ま、漏れみたいな素人など気にしなくてもよろしいかと(逃
698でんでん:03/09/21 05:10 ID:9fNP6NMm
>>697
た、確かに・・・。
我慢できないとか言っておきながら、エチー途中でやめようか?って言うのは変ですもんね。
うーん・・・いつもながらツメが甘い・・・上達せねば。
699名無しさん@ピンキー:03/09/21 16:56 ID:D1qNPr6b
幸せな勇アリ、よかったでつ〜。
読みやすくてキャラがたっててイイ。
難を言えば、ご自分でおっしゃるとおり、「やめようか?」をいう
タイミングがちと遅すぎるような・・・また、前から好きだったと
言う割に、葛藤がなさすぎるのがなんだかなという気もしましたが、
クリフトならともかく、この勇者のキャラならそれでいいのかも
しれない。後味が爽やかなとこがとてもよかったです。ごちそうさまでした。
700名無しさん@ピンキー:03/09/22 00:01 ID:8xMFuc30
701名無しさん@ピンキー:03/09/24 01:16 ID:9komenvV
ビアンカネタキボンヌ
702名無しさん@ピンキー:03/09/24 01:17 ID:wn/Q5A2u
ヘンリー×フローラマダー?
703名無しさん@ピンキー:03/09/24 02:44 ID:DpFm1Ueq
http://manko2.netfirms.com/bbs/


218.221.254.111 , pddfe6f.t128ah00.ap.so-net.ne.jp ?
704名無しさん@ピンキー:03/09/24 08:54 ID:GkqmDXbp
>>701-702
自分で神にならないか?
705名無しさん@ピンキー:03/09/24 18:14 ID:TtwId+0r
自分で書くといろいろ罵倒されるレベルだし。
706名無しさん@ピンキー:03/09/24 18:18 ID:uYsGo2uh
罵倒されないとSSはいつまでたっても自己満足。巧くならんぞ
人のことまるで言えんけど・・・
707名無しさん@ピンキー:03/09/24 21:28 ID:d3P94qVZ
FFDQ板から来た者だけど、テリー×ミレーユもあるとは。
自分も書いてみようかな…
708名無しさん@ピンキー:03/09/27 10:41 ID:Pk8i1BmI
>>705-706
ここは、へこむほど罵倒する人はいないと思われ。
だから、頑張って書いてみて。
709名無しさん@ピンキー:03/09/27 15:44 ID:mDaP3/iX
そう、気に入らないと、絶望したレスがついたあと
閉鎖したサイトはよかったね! あれはいいよね!!
と書いた人と後続の人のやる気を断ちきるだけ。
だから気にせずに書いていいよ。
710名無しさん@ピンキー:03/09/27 23:12 ID:aiQpsakA
とはいえ、自己サイトで公開したりテキストのままうpするのとはワケが違うので、
上のレスにある職人さんたちの作品を参考に、読みやすい形式で載せてほすい
あと、長くなるならばその旨を事前に

・・・などと、自治厨みたいなことを書いてみる
711名無しさん@ピンキー:03/09/28 15:36 ID:cbwSYTpn
スミスG

おでは、スミス。
腐った死体、としか呼ばれていなかったおでだけど
トンヌラ様って魔物使いのおかげで改心して、名前までもらったんだ。
そのトンヌラ様がビアンカ様という女性と結婚をなさった。
奥様はそりゃあ綺麗で、なんていうんだ……。
わがんねぇけど、昔おでが生きていたころのなにかを思い出させるだ。

テルパドールっつう砂漠の街に到着したときのことだぁ。
砂漠は、死体のおでにはきっついんだけんど、
いいことがあったんだ。
うへ、うへへ、うへへへへへ。
712GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 15:45 ID:cbwSYTpn
ageてしまった・・・ごめんなさい・・・。
71374243:03/09/28 16:12 ID:mb6Tz1Um
援交は禁止・・・2003/9/28更新済み
http://sagisou.sakura.ne.jp/~deai2/cgi/out.cgi?diclub
714GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 16:44 ID:cbwSYTpn
トンヌラ様は、テルパドールにつくと
みんなの防具を良いものに変えようと防具屋に行ったんだ。
銀色の鎧やらを買っていったんだけど、
ビアンカ様用の防具にはびっくらした。
レースのビスチェってのを買ったんだ。
ビスチェって・・・。
これって、下着だと思うんだな……。
テルパドールでは気候から、
薄い布をまとった人か露出が高い人が多くそんなに目立つわけではながったけど、
奥様がこのビスチェをつけられて、街中を歩く姿におでは興奮をした。
715GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 16:47 ID:cbwSYTpn
――興奮。
おではそんなものを感じなくなってずいぶんとたっていたんだけども、
その時、たしかに興奮をしていた。
ほかのモンスターの仲間は別になんとも思わないようだったが。
いつもどおり、トンヌラ様が必死の説得をして宿屋に泊まることになった。
モンスターの集団を泊めてくれといわれて、
すぐにうなずいてくれる宿主はすぐねぇ。
トンヌラ様にはいつもご迷惑をかけでいるだ。
お金を払って、モンスター用とトンヌラ様ご夫婦のお部屋にわがれた。
716GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 16:50 ID:cbwSYTpn
他の仲間たちと一緒にモンスターの部屋にはいったおでは、
しばらくボーッっとしていた。
他の仲間は寝てからも、しばらくボーッとしていた。
ヒマになって、身体をポリポリとかいているうちに股間に手がのびた。
腐ってはいるものの、まだついているおでのモノを触れるともなしに
触れていると少しずつ硬くなっているのがわがった。
なしてだ?
なして、勃つんだ?
足りない、というか本当にちょっと欠けている頭でおでは考えた。
・・・・・・理由がわがった。
奥様のビスチェ姿だ。
あの姿を見て、おでは興奮をしたのだった。
おでは、そのモノをこすりはじめた。
昔、こうしたとどこかでおぼえでいたからだ。
717GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 16:58 ID:cbwSYTpn
他の仲間たちと一緒にモンスターの部屋にはいったおでは、
しばらくボーッっとしていた。
他の仲間は寝てからも、しばらくボーッとしていた。
ヒマになって、身体をポリポリとかいているうちに股間に手がのびた。
腐ってはいるものの、まだついているおでのモノを触れるともなしに
触れていると少しずつ硬くなっているのがわがった。
なしてだ?
なして、勃つんだ?
足りない、というか本当にちょっと欠けている頭でおでは考えた。
・・・・・・理由がわがった。
奥様のビスチェ姿だ。
あの姿を見て、おでは興奮をしたのだった。
おでは、そのモノをこすりはじめた。
昔、こうしたとどこかでおぼえでいたからだ。
718GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 17:03 ID:cbwSYTpn
頭の中に広がる奥様のお姿。
腰を覆うだけのビスチェで、その下部から見えるパンツ。
上にあわせでなのか、レースのパンツでそれが見えでいるのだ。
おではそのレースの模様を思い出すだすだけで興奮をした。
ビアンカ様の秘所を隠している布を凝視しでしまった……。
トンヌラさまに申しわげねぇと思いつつも、舐めるようにみでしまった。
けれど、おではビアンカ様のそこに挿入するなんでことは考えなかった。
それは考えちゃならねぇことだ。
んだども、手の中で大きくなっちまったものをどうにかしでぇ。
ビスチェに隠れていて乳首はみえなくても、
大きなあのおっぱいを考えることにした。
その間におでのマドハンドみだいなモノをはさんでいただけたら……さぞ。
ビアンカ様はオデのものをはさみ上下に動かしてくれている。
金色の髪が結われたビアンカ様のお顔は、楽しそうにしている。
白い肌におでのちょっと茶色いモノがはさまっで、
やわらかく暖かいものの間を行ききする。
ああ、ああ、奥様!
もうしわけねぇっっ!!
ビャビャビャッと、おでの液体が奥様の顔にまで跳ねとんだ。
719GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 17:06 ID:cbwSYTpn
実際のおでのモノからニュルルとだらしなく出る白いバブルスライム。
おでが死んでから射精してなかったため、とまらない。
ピクピクと体がなみうつ。
ガタンッ!
ドアが開いた。
「みんな、寝ている〜?」
ビアンカ様だった。
だらしなく出るおでのバブルスライム。
あがる悲鳴。
う わ ぁ ぁ ぁ !

おではモンスターじいさんのところにいぐことになった。
うう、トンヌラさまぁ……
720GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/28 17:09 ID:cbwSYTpn
以上で完です。
なんか途中2重投稿になってるし、
ごめんなさいです。では。
721名無しさん@ピンキー:03/09/28 18:35 ID:oDIT0qM2
>>720
感想を書きようがない・・・
頭では楽しいんだろうとは思いつつも、精神が受け付けない
とりあえずはそんだけ
722名無しさん@ピンキー:03/09/28 20:13 ID:ekJTV4r9
>>720
楽しく読ませていただきますた。
自分はこーゆーの別にキライじゃないし、文章うまいなーと思いました。

>>721
書き手のやる気をなくすだけのレスならしない方がマシ。
723名無しさん@ピンキー:03/09/28 20:26 ID:K/pZvqe3
>>720
おもしろかったっす
724名無しさん@ピンキー:03/09/28 22:03 ID:ozPHHZKH
GBHさんてガーデーンブルグハーレマーのGBHさんですか?
725GBH ◆WoueFxyFoA :03/09/29 00:01 ID:EsaecofF
>>724
そうです。覚えてくださっていて、嬉しいです。

保管サイトのほうは最近は更新されていないようですね。
管理人お忙しいのかな。
726名無しさん@ピンキー:03/09/29 17:43 ID:1tcAWKlk
>586  瑠璃まで……
KINOさんのレン見てこの話をここに書きたくなりました。ありがとうございます。

実は瑠璃のキャラは自分の思う武闘家の雰囲気と全然違います。
ストイックな方が感じだなと思っていつつ、それと少し違うものを自分で書いてました。
でもあちこち見ると、エロに奔放な武闘家を書く人多くて意外でした。
結局何が言いたいのかと言うと、体力余ってるレンが良いです。
瑠璃もSFCでタフガイだったりしました。

テドンでグリーンオーブを持ってる囚人は、気になるキャラです。
まさか神官で来るとは思いも寄らず。おもしろかったヨ〜。
んでエースに関してもレスしたいんですが、今度自作を書く時の後書きで書かせて下さいな〜。

>>615-616 どうも(;´Д`)。ついでに次回、バリーはお休みです
727名無しさん@ピンキー:03/09/30 01:05 ID:IxUGS5KX
>>725
おお、やはりそうでしたか。また頑張ってくださいね。

改名たんもお久しぶり。サイト作ったのかな?
728名無しさん@ピンキー:03/09/30 22:56 ID:c8agYqq+
>改名さん
サイトのほうは順調ですか?自分もちょっと名無しに戻ります。
先にサイト立ててしまったんですが……改名さんのサイト待ってます!
やっぱり改名さんのバリーちゃんが一番好きです。

>GBHさん、毎回切り口上手いですよね。
楽しませてもらってます。
729名無しさん@ピンキー:03/10/04 20:27 ID:B+yKaJhp
hoshu
730名無しさん@ピンキー:03/10/07 22:38 ID:ql8Wpp/J
age
731名無しさん@ピンキー:03/10/08 20:23 ID:9rsS7fqM
下げろやヴォケ
732名無しさん@ピンキー:03/10/08 22:21 ID:4d0weRdO
age
733名無しさん@ピンキー:03/10/09 09:29 ID:w8CRkE7K
          ヽYvV/
      ,; ⌒ヽ、ノ  `ヽ、,,r'⌒ヽ
     ( (  )   ノ' 'ヽ (  ) ) ホジホジ
      ミ / ,-=・-、 -=・-、ミ'´       
    ,;彡   .,,..rー''´(Ciと'⌒^^ヽ、   
    彡   /        .).ヽ   ヽ        (プゲラ
    彡  人     ,ノ⌒) ト、   ヾ          
    彡彡 ヽ     ヽニソ ノ`、   `ゞ 
    /彡ミミ彡``ヽ  ー/シミシ シ    ゙ヽ,
  /     ヽ 、 ` ー- イノ ` 、 ミ     `ミ
 /          ` ヽ-ィ    ヽシ     ミ
..|  _ヽ ノ         ヽ    ヽ    彡
.| /,ィ'"⌒`'-;,._       `    )  ,,;シ'´
..|        ``'-;,._ FIGHTERS  i^'"
 ミ、           \| <(Ω)>||  |
 ̄`゙ミ、_,,,,,,;;彡ヽ,,,   ヽ YY_ノ  ノ 
           `、ソノノ;, )    /
http://p20.aaacafe.ne.jp/~chart/erozlee/index.htm
734フリダム:03/10/09 09:56 ID:nOhkT1p4
東京都新宿区2丁目
男女でも男性一人か女性一人でもステキナ時間が過ごせるお店です。

営業時間OPEN 19:00〜8:00 年中無休
セット・・2,000円
初回割り物2本付き 追加1本500円  カラオケ有り
JR「新宿」駅から徒歩10分、営団丸の内線・都営新宿線
「新宿3丁目」「新宿御苑」駅から徒歩5分
落ち着いた雰囲気の店内でゆったりとお過ごしください
http://www.bar-freedom.com/
735名無しさん@ピンキー:03/10/14 21:11 ID:JfyiCRQa
あげ
736名無しさん@ピンキー:03/10/14 21:54 ID:O5WK5cyT
業者きぼんぬ
737名無しさん@ピンキー:03/10/14 23:10 ID:lLfKmM9x
業者はいらぬ、職人キボンヌ
738名無しさん@ピンキー:03/10/15 16:18 ID:CUcqVM4U
2のロ王子の名前は「アレン」がデフォですか?
小説にならったほうがいいかな…
739名無しさん@ピンキー:03/10/15 21:11 ID:kiYu4S0i
http://www.usiwakamaru.or.jp/~mshimizu/asuka/asuka_index.html
エヴァのエロ小説サイトだ。
かなり前(1997年)ぐらいのやつ、ちなみにイラストはキモイアスカのエロCGがあるから注意。


740名無しさん@ピンキー:03/10/16 11:38 ID:AhMqNOQR
>>738
(゚ε゚)キニシナイ!!
741名無しさん@ピンキー:03/10/18 03:39 ID:TEVFlja8
Uに出てくるルプガナの娘さんがあのままモンスターにやられちゃったり、
ターニアがちょっと散歩のつもりで外に出たらスライム数匹に囲まれてしまうとか
戦う力を持たない子がモンスターに理不尽に蹂躙されるのキボン
742名無しさん@ピンキー:03/10/22 18:29 ID:LqkX424v
神はいねーがー、DQのエロを書いてくれる神はいねーがー
743名無しさん@ピンキー:03/10/22 19:30 ID:gwjsZsVz
キャラは?
744名無しさん@ピンキー:03/10/25 05:33 ID:IaHqdEWH
エロなら何でも。
745名無しさん@ピンキー:03/10/25 21:57 ID:/g4iFo8A
age
746名無しさん@ピンキー:03/10/26 04:49 ID:8Uy0+JzH
リクなら過去ログに吐いて捨てる程あるのに
747tttt:03/10/26 16:43 ID:EAAWM7xk
トルネコのエロ希望
748名無しさん@ピンキー:03/10/26 17:07 ID:O6HnSI/6
749名無しさん@ピンキー:03/10/26 21:05 ID:K+j22KyP
750名無しさん@ピンキー:03/10/26 22:01 ID:t34Lkweo
>ターニアがちょっと散歩のつもりで外に出たらスライム数匹
どなたかお願いできませんか(*´∀`)
751名無しさん@ピンキー:03/10/27 03:03 ID:FMxVyNRu
せかっく書いても下手とか言いやがるから書きたくねえよ。
752名無しさん@ピンキー:03/10/27 19:47 ID:02K4ZiFV
「せかっく」なんて言う香具師を職人とは認めん
「俺様がいっしょうけんめい書いたんだから読め!」なんてのに同情して、
好意的なレスしかしないような住人だらけの小説スレは結局馴れ合いと私物化に繋がるだけ
WEB上に公開する以上、どんな批評されても「わかりました精進します」って言えるだけの気持ちがないと
753名無しさん@ピンキー:03/10/27 20:10 ID:meIa2csr
751じゃないけど、参考になる意見も無しに
イラネ…ってのがくるとなぁ…
754名無しさん@ピンキー:03/10/27 21:18 ID:qJEIDDsp
社会や人生ってのはそんなもんじゃないのか。
755名無しさん@ピンキー:03/10/28 00:24 ID:mnsZ0h0M
754がいいことを言った!
756名無しさん@ピンキー:03/10/28 18:33 ID:SKj7lmHo
もう何でもいいから、ドラクエのエロSSが見たいんだYO!!
757名無しさん@ピンキー:03/10/28 22:48 ID:So2eXbLN
>>756
保管サイトへ行って、自分の萌えキャラ、カプ以外の
話も読んで見れば?以外と良作に出会える可能性あり。
758名無しさん@ピンキー:03/10/29 00:22 ID:d04o/WvC
5のリメイクでここも活気を取り戻すか・・・

と思ったが5は画像もSSも萌えスレがしっかりしてるからな
おこぼれでヘンリーxマリアとかか。そういや続ききぼん!
759名無しさん@ピンキー:03/10/29 04:11 ID:n1JRlu/r
ミレーユの性奴隷時代の話とか・・・
760名無しさん@ピンキー:03/10/30 22:06 ID:Ky23kREo
ミレーユとバーバラが過去のタイジュの国に時間移動して
6歳のテリーにいろんなことする話を希望
761名無しさん@ピンキー:03/10/31 22:21 ID:SeviYmbj
       /:
   ∧∧ /  :
  (,,゚Д゚/    :
_ / つ/) _  :
〜(⌒)__)  /| ,, :
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/,,, .

ギコは太平洋で釣れます
762GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 00:08 ID:5GXS9LxE
雲に近い村。
切り立った崖の上に、ライフコッドという村があった。
精霊の祭りのあるその村から、二人の青年が旅に出た。
一人は後に勇者となる青年と、もう一人はランドという名前だった。
くすんだ金髪の彼には好きな少女がいた。
後に勇者となる青年の妹、ターニアである。
青い髪は澄んだ空のようで、瞳も同じ色をしていた。
田舎の娘らしく素朴ではあるが、可愛いという表現にあてはまる顔立ちだった。
ランドは彼女にどうにかして良いところを見せたいのだが、
見せたところでいきなり恋人になるというわけではないことは、
まだ若く、村育ちの彼にはわかっていない。
ともかく彼はターニアの兄が旅に出てから半年後、
ブチスライムとの激戦を経て得たボディとともに旅に出たのだ。
目指すは最近復旧したというダーマの神殿である。
そこでは、呪文などを使うことができる職業につけるという。
その技能を精錬することは、モンスターのいる世界では必要な能力として世間体もよくなった。
763GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 00:10 ID:5GXS9LxE
4ヶ月ほど過ぎ、ランドはダーマから僧侶になってもどってきた。
職業レベルは、……まだ「修行中」である。
行きと違いホイミを覚えたことでずいぶん楽に戻ってくることができた。
「みならい」から「修行中」になったことでバギを習得し、
いままで厄介だった数の多い相手もサクッと倒せるようになったことも、
3ヶ月かかった道のりを1月でもどることを可能にした理由だ。

まだ日が昇る前にシエーナについた。
どの時間でも営業をしている冒険者用の宿屋に部屋を取る。
シエーナからライフコッドならば半日も歩けばつくところなのだが、
旅人であったランドである。
無精ひげがはえ、髪は砂を含みざらざらとしている。
これで、ターニアに会うのはランドには気が引けた。
くわえていえば、旅で得たお金は往路では薬草に大きく消えていたものの、
復路では宿屋一泊程度なら気にしないでよい額を得たこともあった。
レイドックにもよったのだが、
レイドックの装飾店にあるアクセサリーはターニアには派手すぎるとランドには感じられた。
シエーナの煌びやかすぎないけれど、小さく優しい光をまとったアクセサリーのほうが喜ぶと思ったのである。
764GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 00:20 ID:5GXS9LxE
ランドは髭をそり髪を整えると、しばらくシエーナの街をぶらつくことにした。
旅も一応終わりということ、ダーマ近辺にくらべると周辺のモンスターの強さが心配無用なこともあり余裕がでてきて、
通りを歩く女の子に目がすーっと引き寄せられる。
「シエーナあたりの娘でも、ターニアとは違ったよさがあるよな〜」
さっきまでのターニアへの思いはなんなんだ、という感じだがそれもまあ、男の性か。
茶色の髪をポニーテールにした、元気のよさそうな少女が左手に紙袋を抱えてランドの前から歩いてきた。
青いワンピースで、下はプリーツスカートの服装だ。
膝が隠れるか隠れないかくらいのそのスカートを見て、ランドのなかにちょっとした悪戯心がわいた。
ライフコッドやシエーナ、レイドックまで含めてもダーマまで行くものはすくない。
あまり魔法など目にかからない地方だということだ。
少女までの距離があと十数歩というところでランドは口の中である呪文を詠唱した。
二つしかないから、どちらを唱えたかは明白だろう。
765GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 00:22 ID:5GXS9LxE

「ホイミ」

少女の歩く速度が少しはやくなった。自分の体の異変に気づいて、少女が立ち止まる。
紙袋の重さに疲れていた腕が楽になった感覚を不思議がっているようだ。
ここで話しかければ、不思議がってちょっとしたホストチックなトークができるというわけか。
ランドはずいぶんと面白い出会いを演出する。
しかし、ランドはなにかあわてている。
なにかをつぶやいているようだ。
「やばい、いつもの癖でホイミをしちまった……」
間 違 い か 。
少しの間、首をかしげていた少女だったが気にかけ続ける理由もないと思ったのか足を踏み出した。
そのタイミングだ!

「バギ!」

真空状態を作り出し、そこに竜巻を発生させる呪文。
これが決まればブチスライムはイチコロだ。
それを一般人の少女にかける。死ぬんじゃないのか?
否、服が破ける。
――それも違った。
ランドは基本は善良な若者であった。
地面を対象に起こした竜巻は少女から離れたところで、その渦を発生させていた。
起きる事象はといえば、少女のスカートが舞い上がった程度である。
「きゃっ!?」
右手でスカートが舞い上がらぬようにあわてて手をやる仕草も含めての戦利品である。
チラリと見える薄い緑の薄布にランドはしっかり元気になった。
少女が「見たでしょう!」といった顔をするがランドは何食わぬ顔でそのまま歩いていった。
何食わぬ顔でも、ナニが立っているわけなのだが。
ランドはそのままシエーナの広場へと向かった。
766GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 00:29 ID:5GXS9LxE
人為的に起こせるということは、いつでも彼は楽しめるということ。
自然顔にはニヤリという文字が浮かぶような表情になる。
こんな僧侶いない、という顔だ。
僧侶といって、便宜上そういう呼び名なだけなのだから仕方ないのだが……。
そんな顔の奴がいれば怪しまれるのも当然といえば当然だった。
露店のおっさんに捕まり、問いただされる。
なにも悪いことをしていないに等しいうえに、
中身を自白したわけではないのだが根は田舎者のランド。
こわもてのおっさんにびびり、すっかり萎縮し宿にもどった。
とはいえ宿についたあと、
さっきの料理で自分の股間にメラをしたのはいうまでもない。

翌日、彼は山肌の道をライフコッドへ上っていた。
昨日の悪事をちょっと後悔しながら梯子をのぼっている。
バッグにはターニアへの贈り物。
と、最後のほら穴を出たところだった。
767GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 01:04 ID:5GXS9LxE
青い空からの光に目を細めるランド。
ライフコッドと同じ高さにある尾根というには緩やかなところに、
一人の少女がいた。
柔らかい青さのある髪が風にそよいでいた。
「ターニア!」
聞き覚えるのある声に振りむく少女。
目に驚きが浮かんでいる。
「ランド!?」
「ああ。ダーマまでいってきてやったぜ!」
ランドが口の端を不敵にあげ、手を突き出し親指を立てた。
ターニアは、そんなランドに微笑む。
「馬鹿なんだから。みんな、心配していたのよ」
「へへ……でもよ、しっかり有言実行したんだぜ?」
「うん……でも……」
「なんだい?」
「お兄ちゃんみたく、帰ってこないのかなって」
ターニアにとって、兄はたった一人の家族なのだ。
兄が旅に出たきりもどって来ないことを、とても寂しがっていたのをランドは知っていた。
だからこそ、ランドは幼いなりに彼女の支えになりたかったのだ。
子供じみた男の使命感でもある。
「ターニアがいるのに俺が戻ってこないわけないじゃん?」
ランドはちょっと顔を斜め上に向けながら、その告白をした。
ターニアもランドが自分に好意を抱いているのは知っていた。
けれど、はっきりと気持ちを告げられたのは初めてだった。
顔が朱にそまっていくのが分かった。
「その……ありがとう……」
ターニアの反応にランドは有頂天になった。
「ターニア、じゃあ……?」
しかし、すぐ好きと返事をできないのもターニアである。
これは、ライフコッドという村にいる人間の特性だ。
ランドは、とにかくとバタバタとバッグをあさった。
768名無しさん@ピンキー:03/11/01 02:26 ID:B6FDTOFy
連投規制でつか・・・?
769GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 02:30 ID:5GXS9LxE
ターニアのために買った腕輪をだした。
「これ、これさ。貯めたお金で買ったんだ。ターニアに似合うと思って!」
「あ、え、こんなのもらえないよ」
「いいんだって、受け取ってよ!」
気持ちが成就したことに浮かれている状態では、自分の浅はかさに気づかない。
まだつきあってもいないのに、高価そうに見えるものをもらうほどターニアは図々しくはない。
しかし、ランドはなにかをしなければと急かされている気分になっていく。
「そうだ、俺さ、僧侶になったんだよ!ホイミと、あとほらバギって呪文も使えるようになったんだぜ!」
そういうと彼はバギを唱えた。

やらかした。

彼は対象を選ばないで唱えてしまった。
指定をしなければ、原則攻撃魔法は近い相手にかかる。
あわてて、呪文の発動を抑制しようとするが真空の刃がターニアを襲った!
「いやぁーっ!」
ターニアのたっぷりとした山仕事向けのターコイズ色の服がみるみる切り裂かれていく。
腕、足、肩、胸、尻。
あらわになっていくターニアの身体にランドのボルテージはバイキルトがかかった。
下着だけがのこった胸を右手で隠し、左手で下腹部を隠す。
「なにするの!?」
ターニアはさっきとは違い、羞恥と怒りで顔を赤くした。
ランドは謝ろうと思ったのだが、なにしろ旅の理由にまでなっている少女の裸身に近い姿である。
股間の硬さはスクルト2倍のスカラ級確定である。
「ターニア、いいだろっ!」
岩陰に強引に押し倒すランド。
よく聞く田舎の初体験は田んぼ、みたいである。
ランドはずばっとズボンを脱いだ。
「やめてください!」
770GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 02:35 ID:5GXS9LxE
ターニアがうっすらと涙を浮かべながら、ランドに抗議をした。
「ほかに好きな男がいるのかよ?」
「いないけど……さっきの嬉しかったけど……早すぎますっ!」
「う……」
そう言われてしまって、凍りつくものの彼の年でここでとめられれば苦労はない。
ここは強引にねじ込む一手だ。
「だって4ヶ月ぶりに好きな娘と会って、告白して! その上受け止めてくれて。だったら、自然……」
「自然じゃないでしょう! バギってわざとだったんですか!?」
ターニアもなかなかやる。
「いや、ちがうけどさ! ごめん。……でも、やっぱ駄目?」
上目づかいにみるランドに、ターニアは軽いため息をはくと苦笑した。
「いいです。ライフコッドじゃなかなかできないだろうし、遅かれ早かれ……でしょ?」
眉を八の字にして手を合わせるランドであった。

ターニアのまだ膨らむ可能性の秘めた胸にランドの手が綿を包むようにふれていく。
「ん……」
胸をさわっていた左手は、ターニアのへその辺りを人差し指なぞりながらターニアのトライアングルへ向かっていく。
ランドの唇が、ターニアの唇に重なる。
重なった口の間に、赤い下が絡み合い溶け合った。
「はぁ……ん……」
初体験の男女にはディープキスでも、びっくりするほど性的快感が与えられる。
ランドのエビルワンドは、透明の皮膜をその先端につくっていた。
ランドの伸ばした手が、ターニアの薄い叢に分け入る。
771GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 02:45 ID:5GXS9LxE
他人の手によって初めて触れられるそこにはもうすでにアモールの水がわきでていた。
ターニアの舌を堪能したランドの口は、ターニアの薄桃色の乳首を口に含む。
「…やぁあ……ん」
舌が乳輪の部分を行き来する。
そのたびにターニアの身体には、電気のようなピリリとした感覚が通り過ぎる。
ターニアの体も、ランドの身体も体温をあげていく。
「痛っ!」
指が少女の部分に触れると、ターニアがびくりと身体をそらせた。
「痛いの? どうすればいいのか……」
「ん…平気よ……」
ターニアが無理をしているのが見て取れる表情なので、彼は手を彼女のなだらかくびれを描いている腰へもっていった。
好きでたまらない少女の肌を感じられるだけでランドには満足なのだ。
その間も、左右の胸を舌が這い続けている。
ターニアもなにか、ランドにしなければとは思うのだが兄弟二人で一部屋に暮らしていたのでは疎いのも仕方なかった。
どうすればいいのかわからず、ただ波に漂っていた。
それでも、ターニアの口から漏れる声がランドの前戯になるのだ。
乳から顔を離すとランドは肩で息をしながら、彼女にたずねた。
「ハアハア……いれたい……いいかい?」
不安におびえながらも、ターニアはターニアがうなずいた。
ランドが彼女の足をひろげる。
「恥ずかしい……」
手で顔を隠すようにする。
その行動も、エビルワンドにドラゴラムをかけるだけだ。
「入るよ……」
少女の部分に、エビルワンドがあてがわれ、わずかに入る。
液体と液体が混ざる音がしてランドの身体に、自慰では得られなかった感触が与えられる。
しかし、
「んあぁぁ…ひぎぃ……」
苦悶の声としか表現できない声。あわてて引き抜く。
「無理?」
ターニアは、涙が珠をつくっている目を閉じて身体を震わせている。
772GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 02:50 ID:5GXS9LxE
少女には初体験では痛みのほうが強い。
続けることは無理なように感じたランドだが、自分のエビルワンドはまだまだドラゴラムがかかっていた。
すると、ターニアが小さく目を開けた。
「奥までは無理だけど……ちょっとなら平気……です……」
ターニアの健気な言葉に、ここは我慢すべきだと考えることもしたがやはり本能は強かった。
「なるべく浅くするよ。……ありがとう」
ランドは再び乗りかかった。
緩やかなグラインドで浅くても、味わったことのない快感にランドは1分後には果てた。
白濁の液体が、ランドのエビルワンドからターニアのあらわな股の間にはねとぶ。
ランドは射精し終ると片膝をたてた姿勢になった。
ターニアは、村のおかみさんたちの下世話な話を思い出して起き上がった。ランドはさっきの痛がりようから心配をした。
「大丈夫なの?」
「うん、もう平気です……」
そう言いながら、ランドの股間に顔を近づけるとまだ余韻でそれなりの大きさのあるエビルワンドを口に含んだ。
「んおっ?!」
ターニアの裸を目にしながら、彼女の奉仕という行為に出尽くしたと思われたエビルワンドはまたスクルトがかかった。
かわいらしく穢れをしらなかった舌が、すこし動くとランドの体が震える。
しかし、口をすぼめて動かす、といったことまでは知らないターニアである。
「ほうふへば、いいのはわ?」
しかし、この口に含んだまましゃべるというのが、ちょうど尺八になった。
グッと力がこめられるエビルワンド。
だが、男のオルガズムがどういうものかわからない彼女は自分が失敗したのかと思い、顔をひっこめた。
それが最後の刺激になった。
エビルワンドから、さっきよりは控えめにそれでも勢いよくターニアの頭にとんだ。
青い髪に白い液がとび、空のようなコントラストを描いた。
顔にもとびちったそれは、ランドの知識になくても原始的にクルものがあった。

こうしてランドとターニアの初体験は、初体験にふさわしいんだかふさわしくないんだかの形で幕を閉じた。

その後、ランドは旅で稼いだ金で一軒の家をたてターニアとアツイ新婚生活を送っているというのが
下世話なおかみさんたちの話である。
773GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 02:51 ID:5GXS9LxE
以上で、投下終了です。
「ランド僧侶変」とでもいっておきまする。
時間が空いたのは、ちょいと野暮用ででかけてしまったためです。
ご迷惑をおかけしました。
774名無しさん@ピンキー:03/11/01 03:03 ID:hWlCC1HX
>>773
乙〜!これこそがドラクエSS!!
エビルワンドか・・・確かに白い息吐くしなヤツは(w
ランドの暴れっぷりもターニアの遠慮がちさも、そして何より童貞処女どうしのHも、
この2人のキャラの味がしっかり出ていて、読んでて楽しかったでつ

と言いたいところなんでつが・・・
ターニアの口調が全くもって安定してないところが、ターニアファンの漏れには納得いかん!
(いや相手がランド云々だからというわけでもなくて・・・ゴニョゴニョ)
ゲーム中じゃランドに一度も丁寧語を使ってないのに何故ですます調なのかと
あと、先っちょ挿入したなら直接描写してもらわないと(;´Д`)ハァハァできない・・・

以上、勝手な意見どした。次回作も期待しとります
775名無しさん@ピンキー:03/11/01 06:44 ID:BIg9F+jz
>>773
斬新な言い回しが面白かったでつ(*´∀`)
こう言う作品大好きだw
次回作があればまた読みたいです。
776名無しさん@ピンキー:03/11/01 08:05 ID:R0OMrmUU
age
777GBH ◆WoueFxyFoA :03/11/01 10:40 ID:5GXS9LxE
拙作ながら、レスをいただけると次を書く励みになります。

>774
せっかくのキャラクターを生かしきれず、もうしわけないです。
ですます調にかんしては完全にミスです。
ただ、口調が安定しないのは意図的な面も多少あります。
ここで、それを言うのは言い訳っぽいですね(苦笑)
精進いたします。

>775
遅筆ながら、最近は投下がないようなので援護射撃といったところでしょうかw
楽しんでいただけたならば、幸いです。ありがとうございました。
778名無しさん@ピンキー:03/11/01 13:08 ID:03hBU3SP
ムーンブルクの王女は「パルプンテ」を唱えた!

何やら股間がむずむずしてくる。
よく見たら股間にナニが生えている。

ムーンブルクの王女はおどろきとまどってる(w
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1067658953.jpg
(↑「ふたなり」なので嫌悪感を抱く方は見ないでください!)



↓次のは以前他のスレで書いた物でつ。
779名無しさん@ピンキー:03/11/01 13:09 ID:03hBU3SP
呪いで犬にされたムーンブルクの王女を元の姿に戻すためにラーの鏡を手に入れたローレシアの王子とサマルトリアの王子。
犬「くーんくーん。」
ローレシアの王子はラーの鏡を覗き込んだ。なんと鏡は王女の姿を映し出した!
鏡が砕け散り、姫に掛けられた呪いが解ける。
王女「ああ、元の姿に戻れるなんて・・・。もうずっとあのままかと思いましたわ。」
 ブルブル・・・
安心したせいか急に尿意を感じた王女。
王女「ちょっと、おしっこして来ますね!」
四つんばいになって目の前にあった木の根本をめがけ勢いよく放尿しはじめる。
犬の時の習性がまだ抜けないようだ。
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1067659584.jpg
用を足して戻ってみるとローレシアの王子は真っ赤な顔をして見て見ないふりをサマルトリアの王子は
きょとーんとした顔をしている。
二人の反応を見て自分が人間の姿に戻っているのを実感し照れて真っ赤になる王女であった(w
780名無しさん@ピンキー:03/11/02 00:08 ID:lItkXjBc
>>778
ナニが生えたのになぜ栗が残っているのか、とフタナリマニアとしてツッコミを。
781名無しさん@ピンキー:03/11/02 01:33 ID:OPkvqI7P
>>779
実は片足上げて小用をたすのはオスだけ。
782名無しさん@ピンキー:03/11/03 02:22 ID:OAQkSS5/
>772
小説はとても良かったんですが・・・ランド×ターニアっていうのはちょっと抵抗が
あったなあ。
ターニアっていえばやっぱり主人公が一番お似合いだと思います。(俺だけかも知れないけど)
783名無しさん@ピンキー:03/11/03 12:47 ID:5T+fmnuA
>782
漏れはランド×ターニア萌え。
ただし下の世界限定。
784名無しさん@ピンキー:03/11/03 13:17 ID:QtADVYb6
785名無しさん@ピンキー:03/11/03 13:57 ID:CBSczTQh
マーニャがよみたい、、、
786名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:07 ID:9xzddIdD
ダイの大冒険を与えてくれる神に祈りたい。
祈るからどうか授けて!
787名無しさん@ピンキー:03/11/04 00:27 ID:7nHyAZQX
>>786
☆★ダイの大冒険の女キャラって萌えるよな☆★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054042032/
788名無しさん@ピンキー:03/11/08 00:23 ID:TFrPq77R
age
789名無し:03/11/10 13:40 ID:L5kkEqeZ
≫431「幸せな憂鬱」の続編を書いたら
長編になってしまったので
分割して投下しようと思うんですがいいですか?
今は困るという方がおられるなら待ちます。
790名無しさん@ピンキー:03/11/10 14:23 ID:NDpArrNt
>>789
停滞してるわけだからどんどん頼みます
791名無し:03/11/10 17:33 ID:lA02WrIl
>>407〜431「幸せな憂鬱」の続きです。
792承け継ぐモノ:03/11/10 17:33 ID:lA02WrIl
「しかし、姫さま達が行かれてから随分たつのう・・・」
「そうですね。やはり私達も行くべきだったでしょうか」
「心配しすぎですよ、二人とも。見た所そんなに心配するほど
 お姫様は弱くなさそうでしたよ。それに勇者殿達もついておられるし」
「いや、強さに関してはわしらも心配はしておりませんのじゃ。
 ただ姫様は少々単純というか・・搦め手に引っかかりやすい性質でして
 迷子になっておられやせんかと・・・」
ブライはため息をつくとぬるくなったお茶を飲み干した。
テーブルに置かれた湯呑みにクリフトが新しいお茶をいれはじめる。
「あなたはその錬金術師が作ったという洞窟に行ったことないのですか?」
突然話し掛けられ部屋の隅にいたスライムは目を丸くした。
「お、おいらは知らないよ。
 おっかないから行かない方がいいってみんな言ってたし・・」
スライムの言葉をきいてブライとクリフトはまたぶつぶつ言い出した。
(お城の人達というのが王族の心配をするのはどこだってそうでしょうが
 この人達はそれにしても心配性ですねぇ。
 元々なのかそれとも他のお城の人達が消えたから余計なんでしょうか?)
トルネコは他人の家で堂々とくつろぎながら些細な心配をする二人に
興味をひかれたが、深く詮索するのはまだ早いかと思い自重した。
「大丈夫。元気に帰ってきますよ。魔法のカギを手に入れてね」
トルネコは二人に気休めの言葉をかけるとスライムに向き直った。
スライムとはいえ一応は魔族である。
魔族からの情報をきけるチャンスを逃すわけにはいかないのだ。
情報は世界で最も価値の高い商品、それがトルネコの信念であった。
793承け継ぐモノ:03/11/10 17:35 ID:lA02WrIl
その晩、男性陣だけでミネア達の家から宿屋に向かう時
トルネコはそうきりだした。
その問いの意味するところはミネアとマーニャの様子である。
トルネコが{勇者を探す人物がキングレオに向かったらしい}という情報を
手に入れてから姉妹はすっかり無口になってしまったのだ。
魔法のカギの手がかりのため彼女達の故郷であるコーミズ村に帰ってきた時も
今朝、魔法のカギを手に入れに出て行く時もそれは変わらなかった。
それが魔法のカギを入手し帰ってきた時彼女達「何があったんですか?」
の表情は穏やかであった。
それどころか、村のおじさんに貰った野菜で夕食を作るミネアは楽しそうで
スライムをからかって遊ぶマーニャは笑い声をあげていた。
トルネコでなくともその変化は気になる所であろう。
「お父さんに会えたから・・じゃないかな」
勇者はそう答えた。トルネコは何か察したのかそれ以上は問わなかった。
穏やかな村の静かな夜に四人の足音が響く。
重なっていた足音の一つが一人の人物に気付き音を止める。
「おじさん野菜ごちそうさまでした」
「おお、あんたたちか。いやまあエドガンさんには昔世話になったからの。
 あんぐらい恩返しにもならんが食べてくれたんなら良かった」
暗い闇に農家のおじさんの歯が白く浮かび上がる。
「・・まだ働いてるんですか?」
すでに日が沈んでから随分と過ぎている。
太陽と暮らしを共にする農家の働く時間ではない。
「まあなあ、最近年貢がきつうての。新しい畑つくっておるんじゃ」
おじさんは笑っていた。
「きっと明日からはそんな事なくなりますよ」
そう言って勇者達は宿屋に向かった。
気休めや慰めではない、決意の言葉だった。
「あのような暮らしの中私達に施しをしてくださったのですね・・」
「むう・・キングレオといえば善政で知られておったというのに・・!」
「私は物の価値のわかる男です、明日は期待してもらって結構ですよ」
宿屋につくと決戦へ向けそれぞれの思いを胸に眠った。
794承け継ぐモノ:03/11/10 17:36 ID:lA02WrIl
ミネアはその日起きると一つの奇跡を目撃した。
マーニャが自分より先に起きていたのだ。
「姉さん・・・」
マーニャはミネアの言葉に反応せず
テーブルに肘をつき宙を見つめたままだった。
「姉さん、大丈夫。今日は勝つわ」
ミネアはマーニャのそばに来てもう一度声をかけた。
「占ったの?」
ゆっくりと振り向いたマーニャにミネアは首を振った。
「ううん。
 けどわかるの。この間とは違う。
 私達には力強い仲間がいる」
自信に満ちた表情のミネアを見てマーニャは神妙な面持ちで見つめた。
「そうね。
 あたしは占いの力を持ってないから
 占いなんて信じないけど
 ミネアの事は信じてる」
「姉さん・・」
「だから勝つわ」
そう言ってマーニャははにかむように笑った。
795承け継ぐモノ:03/11/10 17:36 ID:lA02WrIl
勇者達、男性陣が姉妹の家に来たのはそれから程なくしてだった。
全員揃った所でおじさんから貰った野菜のスープとサラダで朝食をとった。
まるで普段どおりの賑やかな食卓だったが
ひそやかな緊張感が満ちているのを全員が感じていた。
質素な食事を終えるとそれぞれに支度をする。
ミネアは素早く準備を終えると静かに裏口に向かった。
先にいたマーニャの隣で父の墓に手を合わせる。
目をとじて瞑想していると隣に気配を察し目をあけた。
「勇者さん・・!」
隣を見ると勇者が目を閉じて手をあわせている。
「みなさん・・!!」
勇者の後ろにはアリーナ、トルネコ、ブライ、クリフトも手をあわせていた。
ミネアの胸に暖かいものが広がってくる。
見ればマーニャも驚いたような顔をしている。
「あんたたち・・・」
「水臭いじゃないか二人とも。
 僕達を紹介してくれてもいいだろ」
「そうよそうよ」
みんなの笑顔に熱いものがこみあげてくるがぐっとこらえた。。
「ごめんなさい。
 お父さん、紹介するわ。
 私達の仲間を」
そして、姉妹を守る騎士たちは誇らしげに名を名乗った。
796承け継ぐモノ:03/11/10 17:38 ID:lA02WrIl
キングレオ城。
かつては善政で知られた王のもと栄華と繁栄の象徴であった。
だが今はすでに威光の影もなく、禍々しい空気が漂っている。
「随分人がいないな。警備すらほとんどいない」
「前もこうだったわ。まさか自分達にはむかう奴がいるなんて思ってないのよ」
「だが、邪悪な空気がただよってるからのう。油断は禁物じゃ」
城の敷地内に入るとマーニャが勇者に話し掛けた。
「ちょっと待って。城の中より先に行きたい所があるの」
そういってマーニャは正門から離れた所にある別棟の扉を目指した。
全員何も言わずマーニャの後に続く。
特に何の障害もなく別棟にたどりつくとわずかな警備も呪文で眠らせる。
マーニャを先頭に扉をくぐるとそこは牢獄であった。
かび臭い静寂と湿った闇に小さなたいまつが精一杯の抵抗をしている。
居眠りしていた警備の兵士が起きようとしたが
ミネアが即座に呪文で眠らせて、マーニャがカギを奪い急いで牢獄の扉を開ける。
「おじいさん!」
薄暗く照らされた老人はすでに生気が無く静かによこたわっている。
「この方はキングレオ王・・!このような所で・・」
「何という・・!このような事、神は決してお許しになられません!」
それそれがキングレオ王の冥福を祈る。
勇者は小さく震えるミネアの肩を軽く抱いた。
事情は聞いている、捕らえられたミネア達を逃してくれた捕らえられた王。
人の死など見飽きている。今さらどうという事でもない。
だけど、それでも、背負わずにはいられない。
勇者として、人として。
「行こう」
勇者の声を号令に牢獄をあとにする。
薄ら寒い妖気と絡みつくような闇の中
ミネアの体に勇者のくれた熱が頼もしく灯っていた。
797承け継ぐモノ:03/11/10 17:40 ID:lA02WrIl
マーニャの道案内を受け勇者を先頭に進む。
城内に入っても驚く程手薄で何の妨害も無く件の部屋の前まで来た。
すると赤い鎧に身を固めた屈強の戦士が暴れていた。
幾人もの兵士に囲まれながら一歩もひかない。
むしろ圧倒していると言ってもいいほどだ。
どうやらこの戦士が暴れてくれていたおかげで
勇者達は妨害をうけずにここまで侵入できたようだ。
勇者が助太刀しようと飛び出したがその直後
赤い戦士は雄たけびをあげて部屋の中に突っ込んでいった。
囲んでいた兵士達もあとを追おうとしたがブライに眠らされてしまった。
勇者を先頭に部屋の中にはいると
赤い戦士は大量の兵士に囲まれ吼えていた。
だがその光景より目に付いたのは
部屋の中央の玉座でニヤニヤとその光景を見ている男だった。
高そうな服を着て輝く王冠をかぶっているが
ねっとりとした邪悪な空気を漂わせ、まともな人間には到底見えない。
「バルザックがいない!?」
「あいつは・・!」
姉妹の反応を見るまでも無く玉座の男が偽りのキングレオだとわかった。
玉座の男は勇者達に気付くと笑みが止まりにらみつけてきた。
そのまま立ち上がると体が醜く歪み始める。
「トルネコ、アリーナ、クリフト!あの戦士を助けてくれ!
 ミネア、マーニャ、ブライ!力を貸してくれ!!」
すでに玉座にいた男は人の形をしていない。
青い体毛に覆われた異形の獅子へと変貌を遂げている。
勇者の指示を受け仲間たちも素早く陣形を整える。
青い獅子が吐いた炎が開戦の狼煙だった!
798承け継ぐモノ:03/11/10 17:40 ID:lA02WrIl
対峙した時にすでに雌雄は決していたのかもしれない。
どれだけ腕を生やそうとも勇者達の心を折る事は出来ない
どんな熱線も勇者たちの絆を切り裂く事ができない
どれほどの炎も勇者達の背負った思いを焼く事はできないのだから。
部屋中が焼け焦げた匂いと血生臭い香りに支配され床に亀裂が走る。
異形の怪物も必死で抵抗していたが
勇者に三本目の腕を切り落とされついに動きを止めた。
怪物の動きが止まったのを見て兵士達の戦意も消失したようだ。
いや、兵士達も怪物の敗北を喜んだのだから
戦意など最初から無かったというべきか。
熱く重々しかった空気が和らぎゆっくりと涼やかに流れ始める。
勇者が仲間達の状態を確認していると赤い鎧の戦士が近寄ってきた。
「失礼ですが勇者殿ではござらんか?拙者バトランドの戦士ライアンと申す」
ライアンと名乗った戦士は勇者の全身をながめ歓喜の声をあげた。
「いや、間違いない!勇者殿でござるな!
 はっはっは、お告げ所で聞いた通りの風貌でござる!
 それに先ほど拝見した腕前も指揮もまさに勇者と呼ばれるにふさわしい!
 是非、拙者もご同行させていただきたい」
ライアンは言いたい事を言うとこうべを垂れた。
放っておいてもついて来そうな勢いである。
勇者としても腕の立つ戦士の協力を断る理由はない。
承諾するとライアンは顔を崩した。
「なーんか熱血な人ねー。ちょっと苦手・・」
「腕の立つ戦士が加勢してくれるのはありがたい事ですね」
「なかなか腕が立つ人だわ。そのうち手合わせしてもらおうっと」
「姫様!またそのような・・」
「だって勇者は戦ってくんないしさー」
それぞれ新しい仲間の加入に感想をもらした後挨拶をする。
和やかな空気の中まず異変に気付いたのはマーニャだった。
799承け継ぐモノ:03/11/10 17:41 ID:lA02WrIl
「ちょっと、あれ・・!」
マーニャが指差した先には動かなくなったはずの怪物がいた。
人の三倍はあろうかという巨大な体がすでに半分ほどになっている。
「縮んでる・・!」
勇者達が警戒態勢を取る中
怪物はみるみる縮んでいき人の姿にもどっていった。
床に突っ伏していた男はしばらくすると起き上がり回りを見渡し始めた。
「ここは・・・?僕は・・一体・・」
呆然とつぶやく男は確かに先ほどまで玉座で笑っていた男だ。
まるで雰囲気が違うが顔は同じ、キングレオの王子。
悪魔の誘惑に負けた男。
「僕は一体何をしていたんだ・・!わからない・・!」
その言葉をきいてマーニャはあっという間に
頭を抱える男に近づき、拳を男の顔面にめりこませる。
「!!・・な、なにを・・!」
「てめえでやった事ぐらい!」
マーニャが再び拳を振り上げるとブライがバイキルトを飛ばす。
「覚えてろーッ!」
マーニャの二撃目がクリーンヒットし男はもう一度気を失った。
勇者がゆっくりとマーニャに近づき激しく上下するマーニャの肩を軽く叩いた。
無言で視線を交わしてから白目を向いて倒れている男の顔に手をかざした。
「ザメハ!」
呪文で強制的に覚醒させ襟首をつかんで引き起こす。
「ぁぁぁ・・」
失神するほどの痛みの中無理やり起こされた男が苦しそうにうめいている。
勇者は苦しみもだえる男を見下ろし眺めた後、襟首をつかみ引き起こした。
男のまぶたが微かに開いたのを確認すると静かに話し掛けた。
「貴様は誘惑に負け悪魔と取引した。
 その結果キングレオ王は死に、民は今も重い年貢に苦しんでいる」
勇者の声が響き渡り、部屋が静寂に包まれる。
800承け継ぐモノ:03/11/10 17:43 ID:lA02WrIl
張り詰めた静寂の中、勇者はもう一度同じ事を言った。
「ぅぅ・・お・・・・!」
男が苦しげなうめき声をあげる。
突き放すように勇者が手を離すと男は尻餅をついた。
「お主何をしている!」
突然、ライアンが声をあげ入り口に走った。
情けない悲鳴が聞こえ小太りの中年がライアンに引きずられてきた。
「あ、大臣じゃん」
「わ、わたしはあ、あいつらに脅されて無理やり協力させられてたんです。
 ほ、ほ、本当です。信じてください」
覗き見していた大臣はペラペラと自己弁護の言葉を連ね続ける。
「そ、そうだ。バルザックの居所を教えます。
 聞きたいですよね!あいつサントハイムにいるはずです。へへ、本当ですよ」
「・・!うあ・・!ぅぁあ」
バルザックという単語をききうずくまっていた男が目を見開き頭を抱えた。
「お、思い出した・・俺は・・おれが・・!」
自分がやった事を思い出し先ほどよりも苦しそうな声をあげている。
勇者は男を見下ろしていたがゆっくりとしゃがみ込み話し掛けた。
「思い出したんなら何をすればいいかわかるね」
男は涙を流して何度もうなずいた。
「お主もだ。仮にも大臣なら国の再建と国民の生活のために出来る事があろう?
 今すぐにお主に出来る事をいたせ。わかるな」
「は、はい。それはもう!」
ライアンの言葉を聞くと大臣は飛び上がり、慌てて部屋を飛び出していった。
「お、おれを・・許してくれるのか・・?」
「許したわけじゃない。ここであなたを殺し更なる混乱を呼ぶより
 生きてもらった方が国民の為になると思っただけだ」
勇者はそういい残すと部屋を出た。仲間達もあとに続く。
「お、おれもこうしちゃいられない・・」
自我を取り戻した王子がふらふらと部屋をでると部屋の隅の影がうごめいた。
影たちは怪しげにゆれたかと思うと音も無く消えていった。
801承け継ぐモノ:03/11/10 17:46 ID:lA02WrIl
一回目の投下終了です。
また明日続きを投下します。
802承け継ぐモノ :03/11/11 19:55 ID:D2Ulfmfh
大臣が言ったバルザックの情報にブライとクリフトは激昂していた。
「我がサントハイム城に魔物が住み着いているとは許せませんぞ!」
「そうです!そのような狼藉、神は許されません!」
アリーナは顔を紅潮させて静かに拳を手で研いでいる。
マーニャもミネアも黙っているがあふれでる闘志を隠そうともしていない。
「サントハイムならわしの呪文で一気にいけますぞ!
 さあ勇者どの、早速まいりましょう!」
勇者は仲間達を見渡し承諾した。
「わかった。行こう」
ブライが呪文を唱えると瞬く間にサントハイム城近郊へと到着した。
潮の香りをかき消すように獣くさい匂いが流れてくる。
その発生源は言うまでも無くサントハイム城だ。
城の周りを警護団気取りの魔物がうろついている。
城の中からはキングレオ城以上の暗い妖気が漂い
ギャアギャアと下品な鳴き声がきこえてくる。
相当の数の魔物がいる事が予測される光景に皆一様に息を呑んだ。
だがその光景も皆の闘志を衰えさせるにはいたらなかった。
「みんな待ってくれ」
アリーナを先頭に全員が城に向かおうとした時勇者が静かに口を開いた。
足が止まり全員の視線が勇者に注がれる。
「やはり今日はやめよう」
少しの沈黙の後アリーナが勇者に詰め寄った。
「どういうこと!?なんで!」
アリーナほど過激な反応ではなかったが
何を言い出すのかと、他の仲間も不思議な顔をしている。
「・・僕達は絶対に負けるわけにはいかないんだよ。」
「わたし達が負けるってゆうの!?」
「そうじゃない。ただ最善を尽くすべきだと思う。
 ・・みんな自分を見てみるんだ」
勇者の言葉に全員がうつむいて自分の体を見直した。
803承け継ぐモノ :03/11/11 19:55 ID:D2Ulfmfh
「万全の状態といえるだろうか?
 もし敗北した時後悔しないだろうか?」
勇者達の体には血が焦げ付き疲労が体を蝕んでいた。
戦闘を前にした高揚状態にあるため気付きにくいが
一つの決戦を終え精神もだいぶ消耗している。
沈黙が彼らをつつんだ。
「たしかに私はもう疲れましたな・・。」
トルネコが先陣をきってそうこぼすと場の空気が弛緩していく。
そんな中、アリーナだけが反論する。。
「なによ、これぐらい!一日でも早くお城を解放しないといけないのよ!!」
「・・アリーナ。
 城の魔物を倒すのが一日遅れる事で何が起きるかは分からない。
 でも、僕達が敗北してしまったら世界がどうなるのかは分かってるんだ」
アリーナの叫びに勇者は少しだけ間をおいて説得する。
「いくじなし!なによ魔物が多かったからびびってるんでしょ!」
勇者は何も言わない。ただいきり立つアリーナをみつめている。
「なんとか言ったらどう!?
 いつもわたしとも戦わないし!
 うまい事いって逃げてるだけでしょ!!」
沈黙していた勇者が口を開いた。
「・・・わかった。
 そんなに戦いたいなら僕と戦おう。
 その代わり僕が勝ったら今日は帰る。それでいいね?」
勇者の意外な答えに場が緊張し、アリーナの顔が紅潮する。
二人とも戦闘態勢になるとアリーナが数歩後ずさり間合いをはかる。
気合の雄叫びとともにアリーナが一足飛びに突っ込んでくる。
アリーナの巻き起こした風が勇者の前に吹いた時
勇者の口からラリホ―マが放たれた。
ふらふらと倒れこんだアリーナを勇者が受け止め決着がついた。
804承け継ぐモノ :03/11/11 19:56 ID:D2Ulfmfh
次にアリーナが意識を取り戻したのは馬車の中であった。
意識を取り戻してからもしばらく事態を把握できずぼんやりとしていたが
眠る直前の記憶を取り戻すと目からポロポロと涙がこぼれた。
「うぁぁーん!ゆ”う”じゃの”バァガー!」
一度泣き始めるとせきをきったように涙が止まらない。
「ひぎょうぼのぉ!$#%&!」
「すいません。勇者殿」
勇者と一緒に馬をひいていたブライが頭を下げた。
「わしのような年長者こそが冷静にならなければならないというのに
 熱くなってしまって・・。恥ずかしい限りです」
馬車の中からは涙声の罵声がきこえてくる。
「いえ、僕の判断が正しかったかわかりません。
 ・・・僕は本当にいくじなしなんです。
 もう失いたくない。失うのが怖いんです」
勇者の寂しそうな声を継いでライアンが感嘆の声をあげる。
「ふむ、拙者はご同行させてもらって
 まだ幾ばくもたっておらず事情もよくわかりませぬ。
 だが!!
 勇者殿の判断はまさに勇者というべきものであったと思いますぞ!
 踏み止まる勇気!立派なものです!」
ライアンが野太い声で話し掛けてくる。
「私は嬉しかったですよ。疲れてるって言いにくくて困ってましたから」
トルネコがのん気な声をあげる。
みんなの気遣いが暖かく心に染みた。
馬車の中から「ヒックヒィック」という音がきこえてくる。
いつのまにか泣き声はしゃっくりに変わったようだ。
805承け継ぐモノ :03/11/11 19:57 ID:D2Ulfmfh
アリーナが顔をおさえてわんわん泣き続ける姿に
クリフトは何をしていいのかわからずうろたえていた。
マーニャはしばらく楽しそうにアリーナを見た後、優しく頭を撫ではじめた。
その感触にアリーナが気付き一瞬だけ顔を開ける。
「ふぁ?」
マーニャの手に引かれるままその豊満な胸に顔をうずめ、また泣き始めた。
そしてクリフトはますます何をしていいのかわからなくなってオロオロする。
「姉さん・・良かったの?」
しばらくしてミネアがマーニャに問い掛けた。
「・・あたしも、信じる事にしたんだ。」
しゃっくりをあげる少女の髪を撫で付けながら
マーニャはゆっくりと語り始めた。
「あの洞窟でさ、父さんの隠し部屋見つけて・・
 中に魔法のカギがあったじゃない。バカバカしいけどあれ見た時、
 父さんが今のあたし達の為に作ってくれたんだって思っちゃったんだよね」
ミネアは頷いた。全く同じ思いをミネアも抱いていた。
「でさ、あいつあの部屋で魔法のカギを握ってブツブツいってて・・
 何いってんのかなーと思って聞き耳たててたらさ
 「あなたの分も守って見せます」とかなんとか言ってんの」
ニャハハとマーニャは照れ笑いをした。
「そんだけ。
 そんだけなんだけど、嬉しかったの。嬉しかったんだ」
口元をほころばした後、誇らしげな顔になる。
「本気で世界を守ろうとしてるんだよね。本気でみんなを・・」
アリーナはマーニャの胸に顔をうずめたまま聞き耳をたてていた。
泣いてる理由がわからなくなってきた頃からマーニャの話を聞いていたのだ。
「まっ、というわけであいつも悪気があったわけじゃないから
 アリーナも許してあげてくんない?」
突然話し掛けられアリーナの肩がビクンと動く。
マーニャにしかわからないほど小さくだったがアリーナは首を縦に動かした。
ただ、恥ずかしくなったのかサランの街につくまで顔をあげようとはしなかったが。
806承け継ぐモノ :03/11/11 19:58 ID:D2Ulfmfh
サランの街の入り口につき馬車をとめる。
「ついたよ、サランの街だ」
勇者が馬車の中に声をかけるとクリフト、ミネア、マーニャと降りてきた。
そして最後にアリーナが降りてくる。
「あのっ!・・」
馬車から出てきたアリーナはまだ目が赤く涙の跡も消えてなかった。
一言だけ発したあと、キュロットスカートのすそをギュッと握り締めた。
少しの沈黙の後、地面に向いていた視線をほんの一瞬勇者に向ける。
「わがまま言ってごめんなさい」
暗く沈んだ表情で謝った。
「いや、謝る事じゃないよ。
 僕の言い方も悪かった」
勇者の笑顔を見てスカートに食い込んでいた指がふっと緩む。
「あ、ありがとう」
それだけ言うと恥ずかしかったのかマーニャに隠れた。
ブライは何も言わず涙ぐんでいる。
クリフトはやっぱりうろたえていた。
勇者たちからすれば不自然に感じるほどまだ陽は高い。
トルネコの提案で今日は自由行動という事になった。
とりあえずみんな宿屋に荷物を置いた。
自由行動といったものの結局全員で酒場に向かう事になった。
明日の事を考えると夜は飲めないから昼のうち、という事だ。
ライアンの仮歓迎会もかねている。
807承け継ぐモノ:03/11/11 19:58 ID:D2Ulfmfh
さすがにまっ昼間だけあって酒場には誰もいない。
とりあえず乾杯すると料理が運ばれてきた。
サントハイム、サラン辺りは海に面しているので
海の幸が豊富だがその中でも特に貝類が名産とされている。
焼いたり蒸したりの他にも様々な食べ方があるが今日は
一般的な殻ごと焼いて中身をくりぬいて食べるのを選んだ。
高級な店などは中身だけが皿にのってきたりするのだが
それは邪道である、とはブライの弁だ。
「こうだよ、こう。・・そうそう」
「いやいや、まず貝をこう持つのです。で、ひねるようにですな・・」
「あのう、私がむきますよ。・・そうですか、じゃあこうゆう風にして・・」
慣れない内はなかなか上手に殻から中身をだせないのだが
サントハイム組に教わって悪戦苦闘しながら味わった。
とうてい上品な食べ物とはいえないが
こうした不恰好な食べ物のほうが優れている事もある。
気取らない食べ方を見せ合う事で
お互いの仲が深まったりする事もあるのだから。
食が進みライアンが改めて自己紹介をした。
バトランドの王宮戦士といえば世界に知れた職で
剣の腕で身を立てようとする人間の憧れである。
その武骨なイメージとは裏腹にライアンは割と話がうまく
そして感情の起伏が激しい人間であった。
それぞれの旅立ちの理由を聞けば涙を流し
お互いの出会いを聞けば大きくうなずき
冒険談を聞けば感嘆の声をもらした。
その人柄のせいか全員に軽く酔いがまわる頃には
旧知の仲であるかのように打ち解けていた。
808承け継ぐモノ:03/11/11 19:59 ID:D2Ulfmfh
あれから随分と時がすぎ日も傾きかけている。
すでに食事は終わり勇者も宿屋に帰ってきていた。
酔いを覚ますために風呂に入った後
ベットに腰掛け赤い空を眺めていた。
背にしている扉がノックと同時に開き寝巻き姿のミネアが入ってくる。
勇者の横に座ると視線を追うように空を見上げる。
ミネアは何もいわず勇者の腕をかかえ寄りかかる。
勇者の半身に柔らかなぬくもりがもたれかかってくると
石鹸の香りと香水だけでは隠し切れないミネアの甘い香りが漂う。
しばらくそのまま二人で空を眺めていると空が急に暗くなる。
勇者がミネアの方を振り向くと
「・・怖くて・・・慰めてほしくて」
ミネアはそう言って勇者の目を見つめてきた。
少し間が空いてミネアが勇者の足の付け根あたりに乗っかってくる。
抱きしめるとささやくようなミネアの声が聞こえた。
頬と頬がくっついたまま勇者の指がミネアの髪をサラサラととく。
それからゆっくりと唇が重なり舌を絡めていく。
唇を口でもてあそびながらミネアの薄いワンピースの上から胸を揉む。
しばらく胸をまさぐっていたがまだるっこしくなり服を引き裂いた。
布の間から見えるふくらみをわしづかみにしていたぶり
褐色の肌にポツリと浮かぶ桜色の突起をコリコリと弄びしゃぶりついた。
入れ替わるように胸にあったてがミネアの尻たぶを揉みほぐす。
片手で尻肉をもちあげながら余った片手で自分の着衣を脱ぐ。
そして手を尻から腰にまわしもう片方の手をスカートの中にさしこむ。
ミネアの唇から甘いため息が漏れる。
下着を力づくでひきちぎるとミネアが軽い悲鳴をあげたが
かまわずに腕をひざの裏からとおし汗ばんだ臀部を持つ。
そのまま勇者が立ち上がると
ミネアの体は軽々と持ち上げられてしまう。
809承け継ぐモノ :03/11/11 20:00 ID:D2Ulfmfh
勇者のみなぎった肉棒が
無防備にひらかれたミネアの女性器の入り口をこする。
入れるわけでは無くただこすりつけ
とろっとした愛液が肉棒を濡らすとミネアのお尻の穴にあてがい
じぶんの肉棒にミネアをおさえつけた。
強引に押し入れられた穴はめいいっぱいにひろがって
必死に受け入れようとするがそれでもゆっくりとしかはいっていかない。
だが勇者はそれを無理やりめりこませていく。
「ぅあ・・あっ!・・ぅん・・ん!」
ミネアが苦しそうな息を吐く。
勇者の首に回した腕に力をこめてしがみつく。
深くつきたてたままミネアをベットに置きひっくりかえす。
「ふぁ・・!」
うつぶせにさせおしりを高くあげさせると肉棒を一気に引く。
尻の中の肉が吸い付き、引かれていく時にめくれて
突き立てられる時におしもどされる。
ぎゅうぎゅうに締め付けてくるお尻をえぐるように腰をうごかすと
悲鳴にも似た声と尻を叩きつける音が混ざり合う。
ひらひらと舞うスカートをつかみ
ミネアのきゃしゃな腰におさえつけると結合部があらわになる。
ミネアの腰骨を両手でつかんだ勇者はわがままに彼女の下半身を支配する。
勇者の動きに合わせてミネアの口から音が漏れる。
柔らかな体を引き裂いた痛みが徐々に快感へと変わっていく。
勇者の刻むリズムがだんだんと早くなり
ミネアのお尻のなかに精液を撒き散らした。
810承け継ぐモノ:03/11/11 20:08 ID:D2Ulfmfh
ミネアのお腹がベットに着地しうつぶせになると勇者が覆い被さってきた。
そのままミネアに乗っかったまま休んでいたが
乱れた息が整ってくると横にごろりと転がった。
そして寝転がっているミネアの服を脱がせはじめる。
ミネアは仰向けになると勇者にされるがまま服を脱がされる。
遅ればせながら二人とも裸になると勇者はミネアを引き起こし
座った状態のミネアを後ろから抱きしめた。
火照った体が冷めてくるが触れ合ったところだけは熱いままだ。
「ありがとう。・・ごめん」
勇者は感謝の言葉を言うと間をおいて謝罪した。
「え?な、なんです?」
ミネアはその二つの言葉の意味するところがわからず聞き返した。
「怖いからなんて嘘だからさ。
 本当は僕を慰めに来てくれたんだろう?」
ミネアにまわされた腕にちからが入る。
ミネアが否定するより先に勇者が続ける。
「僕がもっと強かったら・・。
 僕が守ればいいのに。・・守れればいいのに。
 俺に任せろとすら言えないなんて格好わるいよな」
勇者が情けなくそう言うと
ミネアはまわされた腕をふり解き元気良く振り向いた。
「私、何て言ったらわかんないけど勇者さんの優しさは
 格好いい事なんかよりよっぽど格好いいです!
 あの、なんていうか・・その素敵というか・・」
意気込んで話し始めたが本人を目の前にして誉め言葉を連ねるのが
恥ずかしくなってだんだん声が小さくなり顔もほんのり赤くなる。
その様子がおかしくて可愛くて勇者の顔がほころんだ。
811承け継ぐモノ:03/11/11 20:09 ID:D2Ulfmfh
「あ、あの・・謝ったのはなんでですか?」
恥ずかしさから逃げるためミネアが話題を変えると
勇者は一瞬だけためらう。
「慰めに来てくれたのに八つ当たりして
 自分勝手にやっちゃったから・・・痛かったろ?」
ミネアは勇者の言葉を聞くと
ほんの少しだけ間があった後、顔を真っ赤にしてうつむいた。
その意外な反応に驚いたが罪悪感のくさびが取れてほっとする。
勇者の手がうつむいたままのミネアの乳房をふにゃふにゃと揉む。
「ん・・」
柔らかさをたのしむと桜色の乳頭を指ではさんでひっぱる。
「あんっ・・」
甘い悲鳴と共にミネアが顔をあげる。
余っていた片方の手で頭をひきよせ唇を重ねる。
唇が離れると乳房を刺激していた手も止まった。
そしてミネアの体を両腕できつく抱きしめる。
「明日勝つから、それから続きをしよう」
勇者は昂ぶる欲情を抑え言葉をふりしぼる。
ぼろぼろになった服を着たミネアは
勇者に布団をかけ寝顔にキスして部屋をでた。
勇者はミネアの魔法でぐっすりと眠る。
優しい香りに包まれて。
812承け継ぐモノ:03/11/11 20:26 ID:D2Ulfmfh
2回目の投下終了です。
続きはまた明日投下します。
あと2回で全部終わると思います。
813名無しさん@ピンキー:03/11/11 22:43 ID:Q6MgxZuh
(・∀・)イイヨイイヨー

ガンガッテー
814名無しさん@ピンキー:03/11/12 01:47 ID:yUNk5R01
改名さん、まだかな。
SARASAさんや、クリアリさん、KINOさんとか来ないだろうか。
815名無しさん@ピンキー:03/11/12 05:14 ID:8zh9ekVg
わーい、久々の新作ーー。
続きが楽しみです。
816名無しさん@ピンキー:03/11/12 11:35 ID:9xLGFbLl
>>812
キィィィィ……タ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
俺はあんたを待ってたんだよ!
勇ミネ(・∀・)イイ!! 良すぎ!
なんとも言えないあまあまな雰囲気が好きだ。
続きも待ってるよ。
817承け継ぐモノ:03/11/12 19:24 ID:7NAowBov
勇者が朝早くに起きて廊下にでるとライアンがいた。
すでに一汗かいてきたという。
特別な日でも普段どおりにする事が大切なのだと言ったライアンは
さすがは歴戦の戦士であった。
流浪の旅を続けながらそれを実践するのは口で言うほど容易くない。
なにしろ普段というのを規定するのが難しいのだ。
他の仲間達はというとラリホ―でも寝付けなかったらしい者が
複数いて勇者は朝からザメハを唱えるはめになった。
各自それぞれに朝食をとり準備の出来た者から馬車にのりこんだ。
勇者が来た時すでに全員がそろっていたため
勇者が馬のたずなをひき、馬車はゆるやかに動き出した。
馬車のスピードが遅く感じるほど気合が漲っている。
走っていきたくなるほど体調は万全。
城に近づくほどに増す邪な空気に比例するように
勇者達の闘志がメラメラと燃えあがる。
城の外観が見えると勇者が皆に声をかけた。
馬車から仲間達が降りてきて円をえがく。
勇者は全員をグルリと見渡すと
ライアンに早朝教えてもらった言葉を仲間達に伝えた。
「みんな、倒す事より倒れない事を考えるんだ。
 無理はするな。傷ついたらすぐに回復する。
 クリフト、ミネア頼むぞ。
 無理はしないが素早く敵の頭を叩く。
 「王のいない兵は戦士にあらず」
 いいか、負けなければ勝つ!」
勇者の凛とした声を号令に
懐かしく邪悪なサントハイム城へと乗り込んだ!
818承け継ぐモノ:03/11/12 19:25 ID:7NAowBov
マーニャの放った熱線が魔獣の群れを焼き
ブライの吹雪が人形を砕き
ミネアの風が獣人を切り裂く。
魔物達は倒しても倒しても際限なく沸いてくる。
だが次々と同朋が倒されていく光景に魔物達も警戒しはじめる。
魔物達がひるんだ隙を見逃さずに
ライアンが気合の雄叫びと共に突撃しアリーナがそれに続く。
爆音、轟音、衝撃音、悲鳴や雄叫び、うなり声が混じりあった
混沌の音楽が城内に響く。
ライアン達を孤立させないようパーティをつなぎ
ミネア達魔法使い組をトルネコと守っていた勇者に
ようやく期待していた声が聞こえてきた。
「勇者殿!階段を確保しましたぞ!」
勇者は仲間を先に行かせ玉座の間へと続く階段を最後に駆け上った。
魔物に埋め尽くされた玉座の間にただ一人
いや、ただ一つ人間の姿をしている者があった。
不細工に光る王冠をかぶり卑しく口元をゆがませている。
粘度の高い殺気を隠すように不釣合いな長いマントをはおり
玉座にまたがる邪悪な姿は一応は王を気取っているらしい。
「お父様の場所を!汚すなァーッ!!」
その姿を見てアリーナが咆哮と共に飛び出す。
マーニャは空間を爆ぜてアリーナの前に道をつくり自らも続く。
勇者が階段を登ったときにはミネアも走り出していた。
「みんな周囲を牽制してくれ!」
そういい残し勇者も駆け出した。
「バルザック!!」
姉妹の口から仇の名が呼ばれる。
819承け継ぐモノ:03/11/12 19:26 ID:7NAowBov
バルザックと呼ばれた男の姿はさらに邪悪な姿へと変貌を遂げていた。
皮膚は青く染まり口は耳まで届き体躯は巨大に膨れ上がる。
どこからか巨大な棍棒をとりだすと不愉快に湿った声で喋りはじめた。
「ぐふふふ・・エドガンの娘か。おまえらも父親の所へ送ってくれる!」
怪物はおもむろに棍棒をふりあげマーニャめがけて叩きつけた。
体格からは想像できない素早い攻撃に反応できない。
「しまっ・・!」
完全に食らったと思った瞬間
「た?」
轟音が響き地面が揺れた。
ポカンとするマーニャの二の腕をつかんだまま勇者が口を開いた。
「行くぞ!」
その言葉で冷静さをとりもどし陣形を整える。
バルザックが吐きつける吹雪とマーニャの放つ爆炎がせめぎあう。
隙を見てアリーナが拳撃を叩き込めば
バルザックの棍棒が少女を吹き飛ばす。
ミネアが回復呪文を唱えれば詠唱を邪魔するように棍棒が降ってくる
だがその試みはことごとく勇者に遮られた。
バルザックは健闘したといっていい。
体を焼かれ頭を蹴られ真空に切り裂かれ斬撃を叩き込まれ
それでも力の限り棍棒をふりまわし吹雪を吐いた。
さすが仮にも魔族の一団を率いる怪物、と唸らせる大健闘だった。
だが、幾度となく放たれた炎でついに体が燃え出すと
自らの体についた火を消す体力はすでに残っていなかった。
820承け継ぐモノ:03/11/12 19:26 ID:7NAowBov
巨大な体をよじらせ耳をつんざく悲鳴をあげている。
勇者達は戦闘態勢のままその光景を見守っていると
バチバチと炎のはぜる音のなか、苦しそうな笑い声がきこえてくる。
「ぐぉ・・!ざ、残念だったな。勝ったと思ってるのだろうがな・・!
 俺は、俺の体は進化の秘法がある限り再生する・・のだ!」
しかし期待もむなしく体は灰と化していくだけだ。
その体をみてバルザックの笑い声が凍てついた。
「なんで・・?なんでだぁ!!」
ゴウゴウと燃え盛る炎のなか
断末魔の悲鳴をあげるとバルザックは完全に灰と化した。
「なん・・でぇ・・?」
バルザックの最後の問いに答えるかのように玉座の影がゆらめいた。
雑音混じりの声が勇者達の耳にも聞こえてきた。
「やはりまだ未完成だったか、王女一行ごときに負けるとは」
「しかし、黄金の腕輪さえあれば・・・」
「とにかくデスピサロ様に報告しなければ・・」
影はそれだけ発すると消えてしまった。
「もしかして、バルザックも・・・」
長年追いつづけた仇を討ったにもかかわらず
なぜかミネアの心は晴れなかった。
勝利を見届けると、勇者が被害状況を確認するために仲間を見渡す。
ボスが倒された事を知った魔物達は大半が遁走していた。
821承け継ぐモノ:03/11/12 19:27 ID:7NAowBov
仲間達は全員疲れきっているようだがひどい怪我もなさそうだ。
見渡していた顔がマーニャを発見して止まる。
マーニャの目は宙を見つめ一筋の涙を流していた。
怪我しているのかと思い勇者が駆け寄っていく。
マーニャは勇者が近寄ってくるのを見て顔をそむけた。
「やだっ!見ないで!・・泣き顔は不細工なんだからっ・・」
マーニャの言葉に安堵し、ミネアの姿を探す。
ミネアは勇者の視線に笑顔を返し走り寄ってきた。
何も言わず剣を収めた勇者の腕をとりホイミをかける。
感覚が無くなりかけていた腕に優しさが伝わってきた。
遠くから仲間達の声が聞こえてくる。
「だーかーらーもういいって。そろそろ自分にかけなさいよ」
「しかし姫様のお体にもしもの事があったら・・」
「さっきからわたしにばっかりホイミかけてるじゃない!
 みんなにもかけて!」
「わ、わかりました。みなさんにかけてきます。
 その後、姫様にかけるという事で」
「わたしはもういいってば!」
アリーナのあきれた声に笑い声がおきると
その空気が届き勇者も笑った。
全員の無事を確認すると手分けして城内を見回る事にした。
事態を把握できてなかったり空気の読めてない魔物を掃討し
サントハイム城の被害を確認する為だ。
アリーナ、クリフト、マーニャ、ミネアが三階と屋上、
勇者、ライアン、トルネコ、ブライが一階と庭を担当する事になった。
822承け継ぐモノ:03/11/12 19:27 ID:7NAowBov
壁の傷や、床の汚れ、破壊された扉を見るたび
ブライはトルネコから修理にかかる見積もりをきいてため息をつく。
そこかしこに落ちている魔物の死体が腐らぬように
見つけ次第、燃やしながら歩く。
その間、勇者はライアンと様々な話をした。
ライアンはいま勇者の最も知りたい事を教えてくれた。
戦術、戦略、兵法。
強くなるため守り抜くためにどうしても聞きたい事であった。
ブライのペースにあわせたため結構な時間がかかってしまい
二階に戻った時すでに三階見回り組みは待ちくたびれたといった。
ぞろぞろとみんなで階段を下りていく。
みんなが階下に下りたのを確認すると
アリーナは階段の前で玉座に振り返った。
にじんでみえる玉座には父親が座っていた。
「お父様・・やったよ、わたし。
 ・・・きっとデスピサロを倒したら戻ってきてくれるよね」
涙をぬぐうと無人の広間に背を向けた。
「だから、行って来ます」
823承け継ぐモノ:03/11/12 19:28 ID:7NAowBov
姉妹の仇討ち記念
兼、サントハイム城奪還記念
兼、ライアン歓迎会(本)は
アリーナのたっての希望でミントスでやる事になった。
呪文でミントスに来て宿屋に部屋をとると
荷物をおいて以前おとずれた店を訪ねた。
もう夕方になっていたがトルネコの顔を見ると
すぐに大部屋を貸しきりにしてくれた。
なんだか城をでてからみんな無口になっってしまっていたが
もちろん機嫌が悪いわけじゃあない、
ほっといたら際限なく沸いてくる
思わず笑っちゃいそうな喜びをおさえこんでいたからだった。
円状のテーブル席につくとそわそわした雰囲気がみんなを包む。
料理は店にお任せという事にして
酒が運ばれてくるのを今か今かと待ちわびる。
全員の前に麦酒が置かれると七つの視線が一つに集まる。
視線に応えて勇者がグラスを片手に立ち上がると
連動するかのように全員立ち上がった。
「新しい仲間と、本日の、しょぉぉりをいわってぇぇ!」
「かんぱい!!」
八つの声が揃い、待ちに待った歓喜の瞬間をうたい上げた。
抑えこんでいた喜びが爆発する中、のどを刺激する液体は
死闘に対する正当な報酬として彼等の心を満たしてくれる。
席について二杯目を待っていると手間の簡単な料理から運ばれてきた。
手間は簡単でも味が劣るわけではない。
むしろ元が美味しいから手間がいらないのだ。
その証拠に二杯目が来る頃にはテーブルには皿だけが残されていた。
824承け継ぐモノ:03/11/12 19:29 ID:7NAowBov
「ふぁっへ、ほぉれまらはへへはい」
「ひめふぁまふぁへなはらふぁへっては・・」
「ふはいはっへ」
口にものを詰め込んだまま謎の言語を発する二人。
その姿を見て王室を連想するのは至難の技だ。
「クリフトって結構飲むし何でも食べるよね、いいのか?」
「いいのです。神は何でも良く食べろとおっしゃってます。
 酒もありです。人生の潤滑油だとおっしゃった司教もいますし」
クリフトは破戒僧なのではないかと疑っている勇者であった。
「これどうやって食べるの?」
「殻をこうやって剥いて、ここを食べます。
 ここは捨てる所なので気をつけて」
「ほう、こうでござるか。トルネコ殿は博識ですなぁ。
 拙者は兵法以外は疎くて・・・む、これはまた・・うひょひょ」
「美味しいでしょ。へへ、私これ好きなんですよ。へっへっへ」
美味しい料理を食べて気持ち悪い感想をもらす中年達に
マーニャはため息をついた。
ミネアは、美味だが食べにくい事で有名な蟹を
一心不乱に剥いて自分の皿に身だけを集めている。
マーニャはつまみ食いしようかと思ったが
前に横取りしたた時、本気で怒られ説教された事を思い出しやめ
「ねえ、ちょっともらっていい?」
「あ、いいですよ」
「な!?」
勇者に簡単に食べさせたのを見てやるせない気持ちになった。
宴の開始と同時に明日の冒険の中止を決めた。
おかげで何一つ遠慮せずに飲みまくる。
店側としても大商人トルネコの一行なら金に心配もいるまいと
お任せされたのをいい事にここぞとばかり料理をだしまくる。
騒いでもいい一流店の名は伊達じゃないのだ。
825承け継ぐモノ:03/11/12 19:29 ID:7NAowBov
楽しい宴も夜半を過ぎてようやく終わりをつげた。
勇者は酔いつぶれたマーニャをおぶって宿屋まで歩いている。
酒と柑橘系の匂いが混ざった吐息が勇者の肩を暖めている。
マーニャの吐息が妙にフル―ティなのは
「イマ、こいつ来てる」
という謎の言葉を発し果実ばかりを食べまくっていたためだろう。
みんな宴の途中からマーニャが飲みすぎている事はわかっていた。
だけど、止めなかった。
今日という日が彼女にとって何を意味したのか分かるつもりだから。
ミネアは酔っていたがつぶれるほどではなく勇者の隣を歩いている。
アリーナも軽く酔っていたが足取りはしっかりしたものだ。
クリフトは眠っているブライをおぶってふらふらだ。
「やっぱわたしがおぶろうか?クリフトふらふらだよ」
「とんでもない、姫様にそのような事させるわけにはいきません。
 任せてください。ブライ様ごとき、どうという事ありません」
どうやらクリフトも酔っているようだ。
トルネコとライアンは肩を組んで陽気に歌っている。
宿屋につくとそれぞれ自室に帰っていった。
勇者はミネアと一緒にマーニャの部屋に入った。
ベットに背を向けると腰掛けるようにしてマーニャをおろす。
ミネアは窓際のテーブルに投げ出されたマーニャのカバンを見つけ
だらしなく開いた口からはみ出した衣服をたたみはじめた。
勇者はくるっと反転すると
マーニャの足と背中を持ってベットの中央に置きなおした。
足を離しゆっくり背中をおろそうとすると
突然マーニャの腕が勇者の首にまわり、抱きついてきた。
826承け継ぐモノ:03/11/12 19:30 ID:7NAowBov

「〜〜〜〜っ!」
マーニャの唇に口を塞がれ勇者は声にならない叫びをあげる。
突き放すわけにもいかずうろたえていると
ミネアの背中から可愛い声がする。
「勇者さん、明日の予定って・・決まってますか?」
勇者が口を吸われている事に全く気付いていないミネアが
熱っぽい声で言葉を続ける。
「き、決まってないんなら一緒にお買い物しませんか」
口の呼吸を禁じられた勇者の鼻息があらくなる。
「あ、あの何か買ってくれって言ってるんじゃないです。
 その・・一緒に過ごせたらな〜・・って思って・・」
うわづったミネアの声がだんだん小さくなっていく。
マーニャの唇がようやく満足したのか
勇者をつかんでいた腕が緩みマーニャの頭がドサッと枕に落ちる。
「ダメですか・・?」
その直後、返事がないので不安になったミネアが振り向くと
顔の赤い勇者が呆然としていた。
「い、いや、いいよ。もちろん」
「そうですか!良かった・・」
「あ、うん、じゃおやすみ」
あわてて出て行く勇者を見送ってミネアはマーニャに布団をかける。
「ありがと・・・勇者」
そうマーニャがつぶやいたので
妹ぐらいわからないのかしらとミネアは少しあきれた声をだした。
827承け継ぐモノ:03/11/12 19:33 ID:7NAowBov
3回目の投下終了です。明日の投下で終わります。
レスをくれた方ありがとうございます。
828名無しさん@ピンキー:03/11/13 14:27 ID:0PfRO2c5
で、何を受け継ぐのかな〜?
829承け継ぐモノ:03/11/13 17:49 ID:OvxLcB9F

次の日、ライアンが朝の訓練を終えて廊下を歩いていると
ブライが窓の外を見下ろしていた。
「どうされました?」
気になってライアンがブライの視線を追うと
勇者とミネアが腕を組んで歩いている姿があった。
「ほう、彼等はそういう関係でしたか。
 こうして見てみるとなかなかお似合いですな」
ライアンが明るくそう言うとブライはさびしそうにつぶやいた。
「そうですなぁ・・」
ブライの声は二人を歓迎しているようには聞こえない。
「ま、まさかブライ殿もミネア殿の事を・・!?」
ライアンは驚愕の声をあげる。
「ち、ちがいますわい!」
ブライは慌てて首をふった。
「・・わしは勇者殿をアリーナ様の婿にと思った事があったのです」
「ほう・・?」」
「アリーナ様の婿探しは難航しておりましてなぁ。 
 アリーナ様と釣り合う年頃の王子ももうほとんどおらず
 いてもサントハイム王家をしょって立つ器ではなかった。
 その上、アリーナ様は自分より強い男がいいなどと言われるしのう・・」
静かに話していたブライの語気が突然あがる。
「旅で出会った親切で有能な青年が勇者であるとと知った時
 わしはこれだ!と思いました。ついに見つけた!
 この方ならアリーナ様をうけとめ国を、国民を守ってくれる!と」
息もつかずにまくしたてたるとブライは肩をおとした。
「たしかに勇者殿は人物ですからなぁ。
 戦闘力、冷静な状況判断、飽くなき向上心
 そして何よりもあの、人的魅力!いや、確かに人物ですな。」
ライアンは自分の言葉にうんうんと頷いた。
830承け継ぐモノ:03/11/13 17:50 ID:OvxLcB9F

ライアンの言葉が聞こえているのかいないのか、ブライは話を続けた。
「やっと,やっと王たる者を見つけたのに
 その男ときたらすでに恋人をつくっておったんじゃ・・・」
しょんぼりとするブライにライアンは言葉を探すが見つからない。
「仕方がない事かもしれませんがのう。
 勇者殿も今は大変な時、支えてくれる女性が必要でしょう。
 アリーナ様では寄りかかっても支える事はできますまい。
 あと、一年はやく、いや今ではなく平和な時に出会えておったら!
 ・・・はは、老人のたわごとです。忘れてくだされ」
ブライはうつむいて自嘲気味に乾いた笑いを浮かべた。
「・・失礼ながら拙者が見た所
 アリーナ姫もかなりの人物とお見受けしましたぞ」
ライアンの言葉にブライが顔を上げる。
「先日の、姫君が勇者殿に頭を下げられた事。
 拙者は感服いたしました。
 王族でありながら人に頭を下げられるというのは
 とても立派な事です。
 素直で優しく勇気があられるように思いますぞ」
ライアンの言葉にブライの顔が輝いた。
「わ、わかってくださいますか!
 そうなんですじゃ!
 アリーナ様はとても素直なお方でして
 誤解されやすいのですがお優しいのでのう!
 例えばこんな事がありました。
 あれはアリーナ様が六歳のとき・・・」
ブライは大喜びでライアンに話し始めた。
なにしろ会って間もない人間に強さと容姿以外の事で
アリーナが誉められる事など今までなかったのだ。
831承け継ぐモノ:03/11/13 17:51 ID:OvxLcB9F

その日、勇者はミネアと朝からミントスの街を歩いた。
ミネアはひらひらした白いドレスを着て来ていた。
ミネアにしては大胆な薄着だったが
朝から天気が良かったせいか街の人と比べるとそうでもない。
ミネアの小麦色の肌に白が映えて美しい。
勇者がそう言うとミネアはとても喜んだ。
ふたりで手をつないで街を歩いた。
見慣れない屋台にはいって甘いお茶に辟易したり
大道芸人に驚かされたり
がらくただらけの本屋をみたり
無意味で有意義な時間を過ごす。
昼になりお腹が減ったので何か探していたら
モンバーバラの名物だという料理の店をみつけたので入った。
出てきたのは多種類の具が皿から溢れ出ている赤いスープで
甘酸っぱいような辛いような不思議な味がした。
勇者がふと壁を見ると
{モンバーバラではこの料理を二人で一皿食べるのは恋人の証です。}
という張り紙が張ってありミネアが嬉しそうに食べている理由がわかった。
空腹を満たしまた街を歩いていると女の子用の服屋があったのではいった。
勇者はこの前破いてしまったおわびに服を買おうと考えていたのだ。
「あなたが選んでください」
ミネアがそう言ったものだから勇者は散々試着をさせて楽しんだ。
その内、気に入った物を数着買い店をでようとすると店頭で下着を売っていた。
「この前下着も破ったから、買おうか」
勇者はいやらしい下着を買ってやろうと下心満載で言うと
突然、ミネアの大きな瞳から涙がこぼれおちた。
832承け継ぐモノ:03/11/13 17:51 ID:OvxLcB9F

勇者はあまりにも唐突なミネアの涙の理由がわからず困惑した。
心を読まれたのか、などとありえない事を考えうろたえる。
「ど、どうしたんだ?」
理由がわからず問い掛けるとミネアがまぶたを閉じて本格的に泣き出す。
「もしかしてこの間のはすごく高かったりしたのか?思い出の品だったとか?」
通行人の視線から守るように抱き寄せると
ミネアの涙で勇者の胸がジワ〜っと熱く濡れてくる。
勇者に抱きしめられるとミネアの涙が加速し、しゃくり泣きになる。
「ヒック・・ヒッ・・ち、ちがっ・・ッ・・ウッ・・ぅぅ」
ミネアはそれだけ言うのが精一杯で言葉が続かない。
しばらくの間、髪を撫でているとすこしづつしゃっくりの間隔が長くなってきた。
「わかんない・・わかんないんです・・」
そう言うとミネアは涙を浮かべたまま顔を上げた。
「天気いいし・・勇者さんがッ・・ゥック・・優しいし・・」
ハーっと息をして少し落ち着いたようだ。
勇者はミネアの不思議な言い訳をききながら横にあった
売り物のハンカチをとって涙をふいてあげる。
ハンカチを裏返して鼻にあて片方づつチ−ンとさせる。
スンスンと鼻をならし、えへへとテレ笑いをするミネアの肩を抱いて
片手でハンカチを丸めてポケットにいれ店員に金を払って店をでた。
人混みを避けるように歩き、まだ閑散としている飲み屋街にでる。
「ごめんなさい、突然泣いたりして・・」
しつこく続いたしゃっくりがとまるとようやく話し始める。
勇者が優しくうながすとミネアは涙のわけを幼子のように説明した。
「あのね、こんな、こんな日が来るなんて思ってなかったの。
 ずっと父さんの仇討ちを目指して姉さんと旅してたのに。
 父さんの仇を討って、天気のいい日に美味しい物食べて
 可愛い服を買って好きな人が隣で笑ってくれてて。
 本当にこれ現実なのか自信が無くなって来て怖くなったの。
 これ夢なんじゃないかって・・」
833承け継ぐモノ:03/11/13 17:52 ID:OvxLcB9F

ミネアの涙の理由に勇者の心は癒された。
(きっと、ミネアは父親が殺された日これは夢だと思っただろう。
 夢であってくれと願っただろう。
 僕がそうだったから。
 みんなが殺された時、そう願ったから。
 あの時みた悲惨な夢は悲惨な現実だった
 今の幸せな現実は幸せなただの夢じゃないのか怖くなったんだ)
 ミネアは夢に見切りをつけ現実に立ち向かい夢をかなえた。
 ミネアがあの時願った夢は今、形をかえて叶ったのだ。
 そう思うと勇者は自分があの時願った夢も
 形を変えかなえられたような気がした。
 あの日の自分が救われたように思えた。
 (何回、僕は彼女に救われるんだろう。)
あふれでる思いを伝えたくて抱きしめる。
「現実さ、夢なんかじゃないんだ。醒める事のない現実だ」
勇者はミネアに向けて話しながら自分に言い聞かせていた。
言葉以上に、お互いの体温が現実だという事を物語っていた。
道の端っこで抱き合ったままこれからを聞いた。
「これからどうする?」
「どうでも・・あなたのしたいように」
「ミネアはどうしたの?」
「あなたはどうしたいんです?」
「・・君を幸せにしたい」
勇者の答えにミネアはまた涙をながした。
834承け継ぐモノ:03/11/13 17:52 ID:OvxLcB9F

独り身が聞けばミネア以上に泣いてしまいそうな問答の末
二人は恋宿に来ていた。
お互いが相手の希望に添う旨しか言わず
なかなか行き先が決まらなかったが
とりあえず今一番したいことはキスだという事が決め手となった。
受け付け係がももんじゃで驚いたが
友好的に話し掛けてきたので安堵し金を渡すと部屋のカギをくれた。
足早に部屋に駆け込むと荷物を置いて長いくちづけをかわす。
それから変わった部屋の内部を見てまわる。
風呂場にいくと壁が丸ごと鏡になっていて驚く。
お湯をためはじめ風呂場からでると服を脱ぐ。
勇者は素早く脱ぎ去ると
ミネアが下着姿でドレスをたたむのを眺めた。
髪をたくしあげて髪飾りでとめるところまでが勇者の我慢の限界で
勇者の服もたたもうとするミネアの手をつかみ
胸の白い下着を剥ぎ取った。
現れたミルクチョコレート色のふくらみは
ミルクチョコレート以上に甘く、勇者の頭をしびれさせる。
チョコプリンにのったイチゴをしゃぶり舌で転がすと
ミネアの口から甘いため息が漏れる。
もう一つの下着に手を伸ばし今日は慎重に優しく脱がせる。
裸にさせて抱きかかえると湯のたまってない風呂桶にはいる。
勇者はミネアの背中を抱き髪の香りをかいだ。
二人の伸ばした足と尻だけが暖められる中
無防備なミネアの胸を執拗にもみしだく。
蹂躙されるおっぱいはぷにゃぷにゃと勇者の指に抵抗する。
その隙に勇者はミネアの背中にキスの雨をふらせると
首筋を唇で撫でつける。
その都度ミネアからつややかな悲鳴があがった。
835承け継ぐモノ:03/11/13 17:53 ID:OvxLcB9F

お湯が腰までつかるとと勇者の指がミネアのお尻を犯しはじめた。
中でぐるぐると指がまわりぐにぐにとひっかかれる。
「んァ・・・やめて・・ンぁン・・やめ・・」
ミネアの抗議を無視し刺激していると
ミネアが身をよじり立ち上がろうとする。
「どうした?」
「あの・・おしっこ・・」
中腰で腕をつかまれたミネアは恥ずかしそうに囁いた。
「そうか。わかったよ」
そういって勇者は立ち上がりミネアに覆い被さってきた。
「あ、なに?」
勇者は中腰のミネアの肩の上から腕をのばし膝の裏をつかんだ。
ミネアが勇者の意図に気付いたときはすでに遅く体を抱えられてしまう。
「きゃあ!いやぁぁ!」
股を開いて持ち上げられ子供がおしっこをさせられる姿勢にされる。
勇者はジタバタもがくミネアをがっちりと抱いたまま風呂桶からでて
洗い場でしゃがみこんだ。
「いいよ、して」
「やぁ・・やぁですぅ・・」
首を振って抗議するミネアに優しくささやく。
「いいだろ。見たいんだ。見せて」
「はぅぅ・・」
ミネアは顔を真っ赤にして涙をためている。
一時は必死に耐えていたのだが勇者が首筋を舐めた時
ほんの一瞬気をとられミネアは襲いくる尿意に負けてしまった。
「やぁぁ!ダメぇ・・」
ちょっとだけ出て途切れさせたが一度出始めるともう止まらず
ショーっという音をたて黄金のアーチがミネアと洗い場をつなぐ。
「ふぁぁ・・・」
「ほら、ミネアがおしっこしてるとこが映ってるよ」
鏡の壁に自分の恥ずかしい姿を確認しミネアが放心した。
836承け継ぐモノ:03/11/13 17:53 ID:OvxLcB9F

ぐったりしたままのミネアを降ろしあそこにお湯をかけ手で洗う。
「んっ・・」
ミネアを指で丹念に洗うと風呂桶のふちに座らせ壁に背中を預けさせる。
ふとももをひらかせて今度は舌で洗う。
「んぁっ・・だ・・めぇ・・」
ひだの細部までしつこく舐めると舌はお尻の穴に這っていく。
しわの一つ一つをふやけるほどに舐める。
体から力の抜けたままのミネアに
風呂のふちを捕まらせお尻をつきださせる。
尻肉をつかみギンギンになったものをお尻に挿入した。
全てを飲み込ませると背中をさする。
「ふぁ・・んん・・」
優しくさすりながらゆっくりと腰を動かす。
つながったままミネアの体を揺らし、ぷるんぷるんと揺れる胸を触る。
「ミネア横をみてごらん。つながってるのがわかるだろう?」
「あ・・やだ・・あっ・・だめ・・っ!」
ミネアに鏡をみせるとミネアのお尻がぐいっとしまる。
どうやらイッてしまったらしいが勇者は動きを止めない。
ミネアのお腹をさすりながら動きつづけ
つやつやとした柔い尻肉に精液を出した。
風呂桶からはお湯がザアザアとあふれだしている。
小麦色の尻に白い精液が鮮やかに彩っていた。
837承け継ぐモノ:03/11/13 17:54 ID:OvxLcB9F

お湯で精液を流すと勇者はミネアの体を洗い始めた。
石鹸で手を泡立てぷりぷりの肌を撫でさする。
ミネアはただうっとりと身を任せていた。
ミネアの体が泡のドレスをまとうと勇者は向かい合って抱き上げた。
ミネアの足を肩にかけさせ壁と挟み込む。
くちづけを何度もくりかえしながら挿入した。
勇者があふれるように汁がでる女性器を愛撫しながら
欲望を極力抑えゆっくりと交わるとミネアは何度も絶頂に達した。
中に注ぎ込むと、指でかき出し洗ってあげる。
そしてだきかかえながら風呂にはいる。
その間ミネアはずっと勇者にもたれかかっていた。
風呂からあがるとミネアの体も拭いてあげる。
「腕あげて、そう・・」
下着も着せた。
「足あげて。こんどは反対の方」
下着をきせてもらったミネアは勇者に寄りかかってきた。
勇者はミネアをだっこするとそのままベッドに倒れこみ
ミネアの体を着布団にしてその上から毛布をかぶった。
妙に子供っぽくなったミネアは勇者に抱きついたまま離れない。
仇をうって張っていた肩が降りたからなのか
恥ずかしい事をさせられたからなのか、
どっちだろうかと勇者は考えた。
しばらくするとミネアはすーすーと寝息を立て始めたので
ゆっくりベッドにおろし寝顔を見ていた。
どれほどたっただろうか、寝顔に見とれながら考え事をしていると
ミネアの美しい瞳が姿をあらわした。
838承け継ぐモノ:03/11/13 17:55 ID:OvxLcB9F

勇者の視線に気付き見つめ返してくる。
しばらく見つめあっているとミネアが話し始めた。
「もしかしたらバルザックも進化の秘法の犠牲者なのかもしれません。
 父の仇はバルザックじゃなくて
 進化の秘法を利用しようとする者全てなのではないでしょうか。
 父さんは進化の秘法を闇に葬ろうとして殺されました。
 私は父さんの意思を継いで進化の秘法を封じ込めます」
穏やかな口調だったが先ほどまでの幼さはそこにはない。
「だからこれからもよろしくお願いしますね」
それでもミネアが目を細めて笑う顔は子供のようだ。
可愛らしい笑顔をみて勇者はミネアの頬を撫でる。
「僕も君のお父さんの意思を継がせてもらう。
 君を・・・」
頬にあてられた手に自らの手を添えてミネアは目を閉じる。
「待って。言わないでください。
 まだ、冒険は終わってません」
ミネアに言葉を遮られた。
二人は黙って互いを抱き寄せる。
言葉じゃなくても思いは伝わってきた。
言葉にならなくても人の心は伝わっていく。
会った事がなくても、人の思いは受け継がれていく。
人の絆とはそういう事なのだろうと勇者は思う。
「でも、また今日みたいに・・」
ミネアは尽きない願望を抑え言葉をふりしぼる。
幸せを願う心を継いだ勇者は
ミネアに布団をかけ眠るまで見守った。
ミネアは勇者の魔法でぐっすり眠る。
幸せな夢に包まれて。
839承け継ぐモノ:03/11/13 17:56 ID:OvxLcB9F
これで投下終了です。
840名無しさん@ピンキー:03/11/13 19:58 ID:/GfKmlfx
グッジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ブ!!!!!
841名無しさん@ピンキー:03/11/13 21:25 ID:p+S8lIhM
ももんじゃ焼
842名無しさん@ピンキー:03/11/13 23:20 ID:9jBA73aY
さ…最高ですた(*´Д`*)
843名無しさん@ピンキー:03/11/14 00:32 ID:5aH+92Fm
乙。
欲を言えば勇者に名前を付けて「自分」の勇者にしてほしかった。
844名無しさん@ピンキー:03/11/14 06:39 ID:2NYN1U+e
物凄く良かったです!
こういうオールキャラ出演物は大好きじゃー
是非また書いて下され。
845承け継ぐモノ作者:03/11/14 18:51 ID:gts5Na9s
レスありがとうございます。
次回への参考と励みにさせて頂きます。
846名無しさん@ピンキー:03/11/15 02:23 ID:6iMzc8UJ
すげぇ…燃えた…
847痛恨のミスを訂正。:03/11/15 19:30 ID:6rOHPAh4


>>571
×目の前の毅然とした女勇者。(これが、お前の答えか)
○目の前の毅然とした女勇者。(これが、お前(サイモン)の答えか)


お前→勇者サイモンでした
読んでくれた方、すみません。そしてよろしく。

取り急ぎなので今は用件のみで失礼します >814さん 


848名無しさん@ピンキー:03/11/15 19:31 ID:6rOHPAh4
前回のターンと言うタイトルには、回転の意味も込めつつ
“出番”と言う意味も多く含んだものです。

戦士のリムルダールでのセリフには全く触れてませんね、王者の剣の事もまだ。
シリーズの最終回…(最終回の事は私の次スレで触れます)

>727 お久しぶりです。サイトの事は…
>728 
>サイトは順調ですか? >>568の状態です…。そして何度も遅レスして申し訳ないです。
男魔法使いは老人がいいなと思いっていつつ、エース良いと思いました。
849848:03/11/16 16:53 ID:0PZzR7Ry
次スレではなく、私の次「レス」でした
850名無しさん@ピンキー:03/11/16 20:47 ID:mwbs8ZDf
お前なんて誰も呼んでネーヨ
851名無しさん@ピンキー:03/11/16 21:48 ID:lQS4R+d2
改名さんだ!!!!バリーちゃんまってます。
サイトも待ってます!!!!
852名無しさん@ピンキー:03/11/21 18:06 ID:+TgmDHue
age
853名無しさん@ピンキー:03/11/22 00:16 ID:hMAe6/Wj
亀レスだが勇ミネいいよ!イイ!
あんた神だよ!GJ!
854名無しさん@ピンキー:03/11/27 22:37 ID:UOJRobxH
age
855名無しさん@ピンキー:03/11/28 20:53 ID:67+wYnP4
わたし、ゾーマを倒します
必ず倒します!
856名無しさん@ピンキー:03/11/28 22:25 ID:1Z7k5pv2
合併したからってこっちでやってよいわけではない。
857名無しさん@ピンキー:03/11/29 02:18 ID:ykLB/wJL
>>856
? 何を?
ゴバク?
858名無しさん@ピンキー:03/11/29 21:11 ID:mg0zIctU
>>856はスルーでお願いします
859名無しさん@ピンキー:03/11/30 01:56 ID:ZccT2e+a
>>856
> 合併したからってこっちでやってよいわけではない。

これはスクウェアとエニックスが合併したからといって、
このスレでFFネタをやってよいわけではないっていいたいんじゃないの?
>855に対してのレスで
ちゃんとゾーマになってんだから別にかまわんと折れは思うが
860 ◆yBEncckFOU :03/11/30 21:09 ID:mD9jbDOO
7日に1レス。これ応用。
861名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:23 ID:hSpHrkWq
>>860
あ、あなたはっ!!
862名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:24 ID:TxNYDSHy
もうだめぽ
863 ◆yBEncckFOU :03/12/01 21:26 ID:AZW7pr4C
ぼるじょあとリップじゃない?
864名無しさん@ピンキー:03/12/01 21:27 ID:AZW7pr4C
×ぼるじょあとリップ
○ぼるじょあトリップ

公開トリップだよ。キーは#ぶるじょあ
865名無しさん@ピンキー:03/12/02 23:41 ID:yzq4AGTE
age
866名無しさん@ピンキー:03/12/03 04:25 ID:H/9QlcaQ
>863=864
 トリップじゃなくて書き込みに反応したんでそ
自分もそうだったYO!
 どうして反応したのかは、千一夜スレでわかる……か?
867名無しさん@ピンキー:03/12/03 19:44 ID:bAEoqGIc
漏れはFF学園スレで似たヤシを見た。
868名無しさん@ピンキー:03/12/03 21:44 ID:m/DwxQ7o
2日に1レス、これ早漏
869名無しさん@ピンキー:03/12/06 01:12 ID:TN6xN7Wu
870名無しさん@ピンキー:03/12/11 22:07 ID:Bph5nABu
age
871名無しさん@ピンキー:03/12/13 01:29 ID:v/E1m+qi
872名無しさん@ピンキー:03/12/15 00:59 ID:rMOsCqOJ
過去ログにすでに話例がいくつもあるんですが、
それでもアリーナとクリフトのサントハイムコンビを投下してもいいですか?

未完ではなく、一応話を完結させたモノ、で挙げられると思いますけど。
873名無しさん@ピンキー:03/12/15 01:06 ID:zPniaw7P
>>872
11月中旬から停滞してるんだから何でもいいからあげてくれ。
ただし。
クリアリ(アリクリ)はDQカプ二次創作でも古典だけに己独自の発想と腕が試される領域。
それなりの肥えた目をもって読まれることになるだろう。つたないものであれば批判的な書込をされるのも必然。
どんな感想にも耐えうるだけの覚悟をもって、うpしてほすい。
では期待しておりまつ!
874名無しさん@ピンキー:03/12/15 21:59 ID:enSECQCF
>>873
(((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブルザクグフゲルググ
その言葉に小心者の自分としてはいきなり冷汗モノですが、
このまま懐に置いておいてもしょうがないんで投下します。

傾向としてはサントハイムコンビ+ジイやの冒険後の世界、
久美氏の小説から口調等を意識したものに。
長めなのでそのへん気に入らない人はまとめてアボンして下さい。
875王家の事情。:03/12/15 22:00 ID:enSECQCF
哀しき魔族の皇、ピサロが倒れてから早や一年半が過ぎた。
いまや魔物の影は薄れ世界は明るさを取り戻し、
人々は平穏な生活を送っている。

ここサントハイムも例外ではない。
そしてその国の姫と従者二人―――勇者と旅を共にした彼らもまた、
新たな日々の暮らしを歩んでいた。


コンコン―――。
ある夜、若き神官クリフトの私室のドアを叩く音が響いた。
彼がドアを開けると、よく見知った老人がそこに佇んでいる。
「これはブライ老師。このような時間に、いかがなされましたか?」
「いや、スマンスマン。少しおぬしに話したいことがあっての」
「……いずれにせよ、立ち話もなんです。どうぞ中へ」
クリフトが促すと「そうじゃの」と同意し、ブライは部屋の中へ入ってきた。

「ふむ、イイ香りじゃ。なかなか質の良い葉を使っておるのぅ」
テーブルに出された紅茶の匂いを堪能しながら、ブライは目を細めた。
「恐れ入ります……それで、『話がある』とは?」
「おぉ、その事じゃ。……おぬし、いつまで今のまま姫様との逢瀬を重ねるつもりかの」
ブッ!―――その言葉に、クリフトは口に含んだ紅茶を噴き出す。
ブライの口調は穏やかものだったが、その内容はクリフトを激しく動揺させた。
876王家の事情。:03/12/15 22:02 ID:enSECQCF
以前から想いあっていたアリーナとクリフト。
サントハイムでの暮らしに戻ってからというもの、それが長じて、
二人は様々な場所で落ち合うようになっており、
半年ほど前からは、幾度か肉体的にも男と女としての関係を結ぶようにまでなっている。
だがそれは二人だけの秘密。他人の知るところではない―――ものだとばかり思っていた。

部屋の主は、ゲホゲホと二度、三度咳き込み、ようやく息を整えた。
本来なら澄んだ輝きを持つ目じりに、うっすらと苦し涙が浮かんでいる。
「ぶぶぶ、ブライ様! どこでそのような事を!?」
「なんじゃ、誰も知らぬ秘め事かと思っていたのか」
とぼけたように応えるブライ。
あまりの事に、クリフトは二の句が告げられない。
「『恋に浮かれた男女というものは自分達の事しか見えなくなる』、
 とはよく言われることじゃが、何ともいやはや……。
 城の皆が知ってるとまでには至らぬが、少なくとも陛下は既にお知りだぞ」
「陛下が……!」
ブライに断言され、クリフトは目眩がして椅子からずり落ちそうになった。
目上の者に対する申し訳なさと恥ずかしさで、天地がひっくり返ったような錯覚を覚える。
877王家の事情。:03/12/15 22:03 ID:enSECQCF
顔面が蒼白となった神官を見て、姫仕えの老人が大げさに溜息をつく。
「まったく……これほどの事でショックを受ける分際で、よくも姫様に手を出せたものじゃ。
 ホレホレ、しゃきっとせい、しゃきっと」
「し、しかし……」
額の汗を拭いながら、クリフトは声を絞り出した。
「安心せい。陛下もこの事について、絶対反対というわけではない。
 ただ、おぬし等が想いを成就させるには、いくつか問題があっての。
 今宵ここを訪れたのはその事よ」
「は、はぁ………して、問題とは?」
クリフトがやや我を取り戻したのを確認すると、ブライは改めて話を切り出す。
「数は二つじゃ。まず一つ、知ってのとおり、我がアリーナ姫様には、
 相応の地位の家々から、今までに何度か縁談が申し込まれておる。
 既に20という妙齢の事、当然ではあるわな」
縁談という言葉にビクッと反応した相手に気付かぬ振りをし、その先を続けた。
「しかしながら、今のところそれらが結実する気配は無い。
 時に、姫様直々に縁談の使者を蹴っ飛ば…ゴホン、丁重に断りを入れておるしな。
 理由は姫本人も明かしておらぬが……まぁ、それについてはおぬしが1番わかるじゃろう」
「まぁ…その、なんとなく……」
自分を好いていてくれるから―――それほどの事は純朴なクリフトにも理解できる。
自らの言う事を必死に頭の中で整理しようとするクリフトの様子に、
ブライは興味深そうな瞳を向けながら、見事に伸びた顎鬚をひねり、言葉を紡いだ。
878王家の事情。:03/12/15 22:04 ID:enSECQCF
「ただ、外に対し明確な理由を出せぬまま、
 この先も一人娘である姫が縁談を断り続けるとなると、
 姫様自身、ひいてはサントハイム王家そのものの風評が悪くなる。
 『かの国は、ワケも無く代を絶やすつもりなのか』、とな。
 それを防ぐにはその『理由』とやらを明らかにするか、
 いずれかの縁談を受け入れるか二つに一つ。近いうちに、どちらかを選ばなくてはなるまい」
「………」
「な? 姫様とどこぞの想い人に残された時間はあまりないのじゃよ。
 まぁ要するに、何にしても早よぅ結論を出せっちゅー事、それぐらいはわかるかの」
目の前の紅茶をまた一口すすり、老人は二つ目の理由を話す。
「もう一つの問題じゃが。
 さて、仮に姫と想い人が、めでたい方向で一つの結論を出せたとしよう。
 問題はその先、如何にしてそれを世に認めてもらうか。
 世間一般のように、相手の父親が『娘をよろしく頼む』と頭を下げて、
 二人はゴールイン……と進むとは、ゆめゆめ思うでないぞ。
厳しさと、同じほどの優しさを伴った目つきに変え、クリフトを射抜きながらブライは言う。
「おぬしも勇者殿と旅を共にし、様々な経験を積んだ身。とは言え、
 神官の世界では―――少なくとも今の所は―――教会の行事を一つ、二つ任されるほどの、
 地位でしかない。これはその齢からして仕方ないのじゃが。 
 片やアリーナ様はれっきとした姫君。その親ともなれば国王にあたる。
 いかに将来有望な男とは言え、そのようなイチ神官の者にやすやすと頭を下げたとなれば、
 世間で通じている、王としての威厳も権威もあったもんじゃないわい」
「ではどうすれば……」
クリフトは途方に暮れたような表情をした。
親の了解がなければ、その子達が穏便に結ばれる事は非常に難しくなる。
ましてや、この場合の相手は王家の者。
当然、吟遊詩人の歌う恋物語にあるような恋人との駆け落ちなども、そうそうできる筈もない。
879王家の事情。:03/12/15 22:05 ID:enSECQCF
「つまりじゃ、おぬしとアリーナ様から強く、強ーく頼み込んで、
 身分上で上位におわす陛下の意思を、何とかかんとか折れさせた、
 そういう過程がおのずと必要になるのぅ。
 想い合う二人が身分を越えた愛を育み、強い意思を以ってその関係を明らかにする。
 最初は反対していた陛下も、若者の熱意に負け渋々認めた。
 その代わり、男には姫という地位につりあうだけの、いっそうの精進を要求する―――。
 ホレ、こういう『どらま』と、あくまで高い地位の者としての陛下の振る舞いがあれば、
 世間も納得しやすいとは思わんかね、んん?」
「は、はぁ……」
「いずれにせよ」
カップの紅茶を飲み干すと、ブライは温まった自らの顔を撫ぜた。
保温効果の高い茶質なのか、じんわりと肌に汗がにじんできている。
「まずはクリフト、おぬしがアリーナ様をちゃーんと口説き、
 将来を誓い合うまでに、互いの意思を固く一つにさせておかねばなるまいて。
 陛下の御前にて申し出るのはそれからそれから」
そう言うと、ニヤリと老練な笑いを浮かべる。
「……どーせ、純情なお前さんと、世間並みの色恋沙汰には疎い姫様の事じゃ。
 具体的な将来の事など考えず、
 のぼせた想いを述べ合うだけで、あとはそのままチチクリあってただけじゃろうに」
「ぶ、ブライ様!」
ブライの遠慮のかけらもない言葉に、クリフトの顔が真っ赤になる。
「ホッホ、図星か。…ま、それも若さの為す事、責めはせんよ。
 ただ本当に二人で添い遂げようと思うなら、先に言った二つの事、忘れるでないぞ」
言葉の終わりをかなり真面目な口調に変えると、ブライはそう諭した。
「さて、ジイのお節介はこれぐらいにしておこうか。
 あとはおぬし次第。悔いのないように頑張れよ」
はい、とも、わかりました、とも、その場に見合う答えを言えぬままのクリフトを残し、
夜更けの訪問者は「ホッホッホッ…」と、からかうような声を出しながら去っていった。
880王家の事情。:03/12/15 22:06 ID:enSECQCF
それから2日後の夜。王宮3階の廊下を滑るように動く影があった。
まるで盗人のような影は、ある一室に近づくと、廊下に響かぬ程度に扉を叩く。
「誰……?」
部屋の主であるアリーナは、その音を察し、扉越しに相手を確認しようとする。
「姫様、私でございます」
「クリフト?」
「はっ」
ガチャリ。
アリーナがドアを開けると、そこに立っていたのは紛れもないクリフトの姿だった。
しかし、その出で立ちは公職についている時の神官服でもなく、
密かに会い合う時の町人の姿でもない。
ひどく地味な布の服―――遠くから見ると、城の使用人と見紛うものである。
「どうしたんだい、ココにくるなんて。しかもそんな格好で?」
クリフトを中へ招き入れると、アリーナの方から疑問の声を発した。
今まで密会を繰り返していたとは言え、アリーナの部屋で彼らが事に至るケースはなかった。
年頃の王女の部屋に若い男が入るなど、その現場を見つかれば、
例え乳兄妹のクリフトなれど、処分は重いものとなろう。
世間ずれしていない二人ではあるが、その程度の認識はあったのだ。

クリフトは言葉を返さない。
その、強く思いつめた表情にアリーナは首をかしげる。
「クリフ…ト?」
「姫様…」
「え、うわっ!」
拒絶する暇があればこそ。次の瞬間、寝巻きローブ姿のアリーナは、
クリフトに強く抱きしめられていた。
……既に何度か身を重ねた二人。
服を着たまま、または裸身で互いを抱(いだ)きあった事はあったが、
このように一方的に抱きすくめる事など、それほど経験があるわけではなかった。
自然と背中に回った両手が、反応に迷うように空を切る。
881王家の事情。:03/12/15 22:07 ID:enSECQCF
「ク、クリフト。あの、ちょっ……」
「ああ、姫様…」
熱にうなされたように呟くクリフト。
実際、暖かさを帯びた息が耳朶にかかり、アリーナは身を震わせる。
「ァん……お前、ちょっと落ち着けよ。なんだか…その、おかしいってば…」
「ええ。今宵のクリフトはおかしゅうございます。
 いえ、おかしくなければ、このような事は言えませぬ」
いつもとは違う真剣さ、緊張感。
それらが含まれた口調に、アリーナは心を構える。
「どうしたんだよ、いったい……」
「姫様…私めと夫婦になられる意思はございますか?」
「め、夫婦ぉ!?」
アリーナは素っ頓狂な声を上げた。

いや、縁談の話題が飛び込んでくる以上、
自分の結婚など真面目に考えた事が全くないではなかったが、
いま、ここでのクリフトの言葉としてはあまりに唐突過ぎた。
「バカな事を言うない! あ、わかった。さてはお前、葡萄酒でも飲んで酔ってんだろ」
「いいえ、いいえ。今のクリフトはおかしくはありますが素面のままです。
 決して悪ふざけで言っているのではありませぬ」
そう前置きすると、二つ年下の姫を身体を抱き寄せたまま、
ブライと話したことを噛み砕くように語りだした。
……さすがにブライに諭された、というところは隠しておいたが。
882王家の事情。:03/12/15 22:08 ID:enSECQCF
のらくらと縁談を断り続けていけば王家に悪影響が出ること―――、
それを防ぐには、姫君には相愛の想い人がいるという、理由を明らかにすること―――、
そして二人で力を合わせて、なんとか王の理解を取り付けるような手順を踏む事が
(王室の威厳を落とさぬためにも)必要なこと―――。

「……つまり、王室は体裁を守って、下の者からの申し出を受け入れた、
 そういう形が必要って事? 親父が頭を下げるような事になっちゃダメなんだな??」
「はい、左様で」
「ちぇっ。これだから王族ってのは……めんどくさいったらありゃしない」
アリーナが舌打ちしたところを見て、クリフトはおずおずと申し出る。
「それで、あのぅ。先ほどの件ですが」
「あぁ……えーと…夫婦がどうとかって事だっけ…」
元の話題に転じると、アリーナはまた顔に火がつくような感じを覚える。

二人が互いに愛情を持っていることは確か。疑いようもない。
そうでなければ、君臣の枠を越えて身体を許しあうなど、あるわけがなかった。
それでも、いざ結婚まで考えた場合、少なからず躊躇しないわけにはいかない。
だが、状況がその迷いをもはや許しそうになかった。
二人が次なる一歩を踏み出さねば、アリーナは別の男に抱かれる事になり、
クリフトは思いを殺したまま宮仕えを続けなければいけなくなる―――。

アリーナはそっとクリフトの表情を見返した。
二人が密かに睦み合う時ですら、その表情に彼らしい几帳面さが出るのだが、
今日はその中にも確固とした意思と、揺るがなき男の決断が感じられた。
その確かな眼差しに見つめられ、頭の中がぼうっとした。
オンナとしての自分がいま、目の前の一人のオトコに求められている。
その状況にくすぐったいような快さを覚える。
883王家の事情。:03/12/15 22:09 ID:enSECQCF
「…ここでボクが頷かないと、別の男との縁談を受け入れなきゃいけなくなるんだな」
「……」
「はぁ…それじゃ出せる答えは一つしかないじゃないか……」
恥ずかしさを押し殺すように、拗ねた口調でアリーナが答えた。
「では、姫様…!」
コクリと頷く腕中の女性を、クリフトはどこか信じられぬ思いで見据えた。
そうすると、今度は姫の方から強く抱きしめてくる。
「あっ!」
ふと、アリーナが珍妙な声を上げた。
今まで緊張していたからか―――気付かなかったが、
クリフトの一物が勃ち、薄い布地越しに彼女の太ももを圧している。
「ば、バカ! こんな時におっ勃てやがって!」
「いや…これは……その…」
クリフトは狼狽するがそう簡単には収まらない。
夜更けの寝室で、薄着の女性を抱きしめ、存分にその女香をかいでしまっているのだ。
若い男としての反応としては仕方がないところだった。
「ったく、スケベなやつだなぁ」
「う゛…」
「あぁ、でもなんだか…ボクも……」
見事に反応してしまった男性自身に触れ、アリーナもまた自らが湿っていくのを感じていた。
と、相手の背中に回した手の片方を緩め、そのまま下半身に伸ばし、
そそり立つモノにゆっくりと指を添える。
「ひ、姫様…!」
「ゴメン……ボクもスケベ、かな…」
熱っぽく微笑むと、アリーナは目の前の男に唇を近づけた。
クリフトに、それを拒む理由はなかった。
884王家の事情。:03/12/15 22:09 ID:enSECQCF

布製の服と薄着のローブ。そのような簡素な服装も手伝ってか、
互いにスルスルと苦もなく衣服をぬがせてゆく。
裸身を露わにさせた後、ベッドで重なり合うと、
クリフトはその小ぶりで、しかし形良い乳房に口をつけた。
「っく。いつもと…違うよ……なんでだろう。ンん…」
まだ前戯とも言えぬ段階なのに、既にアリーナの秘所からは蜜が溢れ、
内股を少しずつ伝わり始めている。
このような事、これまでのクリフトとの交わりの中でも初めての経験だった。

「先ほどの話のあと、だからでしょうか?」
クリフトが囁くと、アリーナはかぶりを振る。
「わかんない、わかんないけど……っあ、ボク、すごく…興奮してる……ああっ!?」
乳房を揉みながら、もう一つの手が秘所をまさぐると、
アリーナはひとつ甲高い声を上げた。
「姫様、綺麗です…」
半年前から繰り返された交歓。
なればこそ、クリフトもアリーナの弱いところ、感じるところをいくつか心得ている。
女芯に添えた指を巧みに操り、クチュリ、クチュリと音を響かせながら、
そして首筋、胸、腹と唇を重ねていき、より高い悦楽を導き出す。
「ふぁ、あぁ……やっぱり、違う。熱いよ、身体がいつもより熱いよぅ…!」
愛撫が加わるうちに、うら若き肉体は紅色に染まり、
吐き出す息は熱を帯び、切なくなっていく。
885王家の事情。:03/12/15 22:11 ID:enSECQCF
クリフトはグッと身体を下げると、しっとり濡れそぼっている蕾に舌を這わせた。
「んあ!! クリフト、そこはぁっ!」
ツンと香る蜜を舌先で絡めとり、それを充血した肉芽に擦り付ける。
そうする度に、アリーナの身体は電流が流れたように揺れ響き、
手足の指をクンと折り曲げる。
「ダメ…クリフトォ。ボク、ダメになるっ……ねぇ、っお願い。もうヤ…メ……」
途切れ途切れに要求するが、神官の舌は動きを止めない。
いや、その言葉に刺激されたのか、よりいっそう巧みさをましてゆく。
「っく、ダメ、だってばぁ、ダメッ、ダメェッ…!」
言葉を張り詰めさせ、下半身にある男の頭を手で押さえつけると、
一瞬身体を硬直させてから、アリーナは息を吐き出した。
「はぁっ…ぁっ……ダ、メ…って言った…のに……」
クリフトはようやく顔を離すと、身体を上にずらしアリーナに微笑みかけた。
「姫様、少し達してしまわれました?」
「バ…ッカ……やろぉ。やめろ…って言った、じゃんか…」
憎まれ口を叩くが、その顔には快よさげ笑みが浮かんでいる。
それには答えず、横寝する姫にかぶさるように、クリフトはキスを交わした。
その間に、アリーナの手が男根に伸び、ソレを緩やかに上下にさする。
886王家の事情。:03/12/15 22:12 ID:enSECQCF
「姫っ…様…」
「ボクだけ…ヨクさせたままなんて、勝手な真似……許さないからな……」
愛撫の最中から勃っていたソレだが、改めて手を添えられる事で、
これ以上ないほど固く張り詰める。
格闘武芸をたしなんでいるとは思えないほど、滑らかに整えられた指先が、
何かのリズムを刻むようにクリフトの周りを踊る。
背筋にゾクゾクとしたものが走り、男は身体を振るわせた。
「姫様、そのような事は…」
「…ダメ、やめないよ」
「ですが」
「でも、ダメ」
眉を寄せ、ゆるやかな刺激に耐えるクリフトの様を愉しむかのように、
下になっているアリーナはイタズラっぽい顔をする。
先ほどまで打ち寄せた快感のシビれも少しずつとれ、いまや攻守は逆転していた。

そのような様子を見、つーっ、と指を離すと、からかいと詰問を混ぜた言葉を述べる。
「ンフ。いーのかな、神に仕える神官殿がこんな風に感じちゃって……」
「……姫様、それはご無体な言葉です。不純に春を売り買いする行為などはともかく。
 我らが神は命の誕生を至高に掲げるもの。
 その過程で行なわれる営みに関しては、不問に処されるものでございます」
「でーっ、なんかズルイなぁ」
口を尖らせるアリーナに、それでは、と、クリフトは息を整え、
やけに真面目くさった顔をする。
「わかりました。神に許された事とは言え、
 俗世で仕える姫様直々の非難を受けましたからには、今宵はここまでといたしましょう」
そう言うや身体を起こし、そそくさとベッドから降りようとした。
887王家の事情。:03/12/15 22:13 ID:enSECQCF
「わぁ、ゴメンゴメン。もうイヤミな事、言わないからさぁ!」
背中から抱きかかり、アリーナは裸身を密着させる。
「その……な? ちゃんと最後まで側にいてくれってば…」
一時の高まりは収まったとは言え、先ほどの愛撫で生じた火照りが、
まだ身体の内にくすぶっている。
このような状態で放っていかれ、生殺しにされるのは女として耐え難かった。
「ウソ、ですよ」
恥ずかしげに呟く相手に優しく声をかけ、クリフトは身体を振り向かせてから軽く抱きしめる。
「ン……ァ…」
再び唇を重ねられると、アリーナの秘裂から今一度、愛液が滴り始める。

見かけ以上にしっかりとした腕の中で、細身の身体が焦れったそうに揺れた。
「クリフト……ボク…」
「よろしいの、ですか?」
「うん、ボクの中に来て…」
その言葉を合図に腕の戒めから解き、アリーナをベッドの上に転がす。
期待と、僅かな恥色に満たされた彼女を見下ろしながら、
正上位のまま、クリフトは自らの分身を突き立てる。
「あぁっ! ク、クリフトッ!」
「っく、姫様…!」
挿入された瞬間、互いに大きく身を震わせると、少しずつ身体を動かし始めた。
快楽の波に打ち付けられ、引き流される感覚に耐えるかのごとく、
アリーナはクリフトの身体にしがみつく。
野ジカのようにしなやかさと強さを供えた肢体は、
相手に絡みつき、より強い挿入感を煽った。
半年前に初めて事に至ったその日から、それは変わらぬモノ―――。
888王家の事情。:03/12/15 22:13 ID:enSECQCF
クリフトの腰が打ち付けられれば、アリーナの腰はそれを受け止め、
男の腰が引いていけば、それを追うように女の腰は前に跳ねる。
悦びを生み出す鬼ごっこに、二人は常にもまして翻弄される。
「やん、ぁんっ……ダメ…腰が勝手に……熱い、また熱いよ!」
「そんな姫様! あまり動かされてはっ!?」
ぐちゅん、ぢゅくん―――。
潤った音を結合部から響かせながら、
自分の意識とは別に、互いの腰が複雑に、そして勢いを増してくねり、
新たな悦楽を掘りおこしてゆく。
「ふぁ……ふぁぁ…クリフトのでっ、溶け、ちゃいそ…」
先ほどからクリフトの手が乳房を揉んでいる。
愛撫と結合の二点で刺激され、
アリーナはとろけんばかりの感覚に酔った―――ただひたすらに快い。
「ダメだよぅ! もう…もう、わかんなくなっちゃうよぉっ!!」
「姫様、それほどに強くっ…!」
幾度も互いに相行き来し、次第に二人の嬌声はトーンを高くしていった。
「今はっ…ボクの事、姫って呼ばな…くぅん……アリーナって……ひゃぁ!」
「ひめ……アリーナ様っ!」
「そ、う……っつんああぁぁァァっ――――――!!!」
心の昂ぶりに涙をにじませ、感極まった声を喉から搾り出すと、
アリーナの身体は二度、三度跳ねて、秘部は一気に男根を締め上げた。
それに限界を感じたクリフトは、ちゅるんっ、と自らを引き抜く。
一瞬の間を置いて、亀頭から白濁状の液が飛び、
熱くなったアリーナの胸、腹部に降りかかった。
「アァ……クリフトのが…ボクに……」
けだるさと快さをない交ぜにし、アリーナは呟いた。
889王家の事情。:03/12/15 22:14 ID:enSECQCF
「親父の説得かぁ……」
事後、落ち着いてからアリーナはそう口にする。
「上手く、行くでしょうか…?」
彼女と同じようにベッドに横になっているクリフトも話題に乗ってきた。
本当なら、人目につかぬうちに出て行くべきなのだが、
この話題も話したかった事であるから……と自らに言い聞かせる。
「なぁに、言う事聞いてくれなかったら、ボクがいっちょガツンとぶん殴って―――」
「ひっ、姫様!」
その過激な物言いに、彼女との夫婦の契りを望む若者が慌てる。
「冗談だよ、じょーだん。親を殴って言う事聞かせたんじゃ、風評もクソもなくなるからなぁ」
「まったく……冗談に聞こえませんよ」
アリーナの、これまでの幾多のお転婆ぶりを目の前にしているだけに、
それらを思い出してクリフトは溜息をつく。
「まぁ、そのへんはクリフトに期待してる。弁の立つお前なら何とかなるだろ。
 な、頼みにしてるからな」
「あまり気安く言わないで下さい。いざとなったら、姫様からも親娘の情に訴えてもらわないと…」
「あいよ」
言葉はぞんざいながら、アリーナは穏やかさと親しさを含んで微笑んだ。
それにつられ、クリフトの表情も知らず知らずのうちに緩んでいた。
890王家の事情。:03/12/15 22:19 ID:enSECQCF
同夜……時はクリフトがアリーナの部屋を訪ねた時刻前後に遡る。
玉座隣の会議室では、ガランとした風景の中、
長テーブルにサントハイム国王と、ブライが向かい合って座っていた。
クリフトが2階から3階へと昇っていった様子を、物陰から見届けると、
この部屋で待っていた国王の元へブライが訪れた、まさにその時だった。

「なんと言いますやら……恋悩む若者という奴は、実に行動が読みやすいものでして…」
クリフトは、ブライと国王、その二人がほぼ予想した通りの行動を取ったのだ。
そのことに対し笑いをこらえるように言及すると、天井の方に目をやる。
「クリフトめは単純ながら、あれでなかなか、いざという時は肝の据わる男。
 われら先立つ者が、しかじかの道を指し示してやれば、
 あとは姫とともに踏ん張っていけるでありましょう」
一方、王はどこか不満げな口調でブライに反論する。
「しかしなぁ。余は未だあやつが頼りがいのある男とは思えぬのじゃが……。
 そのような者に任せてよいものだろうか」
ホッホッホッ、と今度は笑い声を漏らし、
アリーナまで数えて、王家三代に仕えてきた老人は答えた。
「それ、先代の王から同じような相談を受けた事もありましてな。
 『息子が頼りなくて頼りなくてしょうがないのだが、
  この先、あのような奴にこの国の政(まつりごと)が務まるのだろうか』、と。
 頼りなさ、という点では今のクリフトとどっこいだった若者が、
 いまではこの通り、ワシの目の前で立派に国王の座についておられる。
 経験が人を造るという事実を省みれば、過度の心配は無用かと存じます」
891王家の事情。:03/12/15 22:21 ID:enSECQCF
それに―――と前置きをし、ブライは肩をすくめた。
「先に縁談を持ち込んできた、地方の諸侯、豪族のご子息様達は、
 恐れながら、決して人格的に『できた者』達ではございませんでした。
 幼少の頃より見知った間柄であるならばいざしらず、
 あのような心持ちの輩達では、気性の勝った我が姫様を御すこと、
 叶わぬのではありますまいか」
その言葉に、王は「ぐむぅ…」と唸ったきり、複雑な顔で黙り込む。

「それはそうと…」
会話が途切れたところで、老人が少々真面目な口調で話題を転じた。
「クリフトは、王立教会からも有望視されている、将来明るき神官。
 そのような者が姫と関係を持っている事、いずれ正式に明るみに出れば、
 世間以上に、各地の教会のほうで少なからず騒ぎが起こりましょう」
そう言い結ぶと、上目遣いで王を見やる。
「フム……言われてみればそうか……。すまぬが、ブライ。
 大臣と相談して妙な混乱にまで発展せぬよう、対応を考えていてはくれまいか」
王の提案に静かに頷き、心当たりがあるように首をひねるブライ。
「御意……上位の神官達の中に、幾人か親交のある者もおります。
 彼らにもそれとなく話を通しておき、しかるべき日に備えておきましょう」
「まかせる。よいように」
それを機にブライは席から立つと、一礼を施して部屋から退出した。
892王家の事情。:03/12/15 22:22 ID:enSECQCF
廊下を自分の部屋に向かって歩きながら、ブライはどこか楽しそうに呟いた。
―――それにしても、あのお転婆姫様と真面目を絵にかいたようなクリフトの間に、
どのような和子が生まれてくるのやら。
それを見届けるまで、ワシもまだまだマスタードラゴンの御側には逝けんわい、と―――。


これからしばらく後、サントハイム国で国を挙げて、
とある男女の華やかな結婚式が催されるのだが、
それは、また別の話となる…………。
893876-892:03/12/15 22:31 ID:enSECQCF
貼り終わりますた。やっぱ長いな……。
前フリと締めが大きくてスイマセンです(;´Д`)
普通のワカンモノで発想的にもあんま面白くないですが、そのへん見逃してください。
894873:03/12/15 22:55 ID:zPniaw7P
>>893
し、失礼いたしますた。平にご容赦
つい先日組先生DQ4を読み返す機会があって、
このノリのままで誰かクリアリ書かないかなと思っていたところに、
直球ど真ん中156km/hストライク手も足も出ず・・・
読みやすいし、前後の会話もHシーンの描写も泣きたいほど素晴らしいもので・・・
朝の妄言をどうかどうかお許しくだされm(_ _;)m ハハーッ

さて、感涙しながらも批評だけはせにゃならぬ
原作の先生のほうも統一があってないようなものなのでそれはさておき、
いい意味でキャラのアクが強いクリアリに比べ、
クリブラが「どこにでも出てくるクリブラ」のやりとりに近くて何となくイマイチ
組センセカラーを出そうという努力は見てとれるけど、
漏れとしては階段をのぼるクリフトの回想として登場させるとか(締めが困るが)、
ブライの前なのにブツブツひとりごちるクリフトのシーンが欲しかったかも
以上、再び勝手な妄言ですた

とにかくとにかく、次回作を激しく期待しとりまつ!!
895名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:15 ID:bt6pcKAk
>>893
乙でした

組み小説は体が受け付けませんがこの小説は大丈夫でした。
まぁだいたいノーマルなあらすじとセックスで普通に読めました。
896名無しさん@ピンキー:03/12/15 23:26 ID:MTbf3w3W
文も(゚д゚)ウマーだし二人の背景とか、
他のキャラの人物像とかもよく考えられてると思うんだけど
アリーナの口調にちと萎えかも。
PSのに慣れてしまったし、小説の方もそんなに男っぽい口調だったっけ?
897名無しさん@ピンキー:03/12/16 01:11 ID:7nPR8rOF
久美女史のはやっぱりボクアリーナを始めとするオレ設定のせいでアレルギー性の高い代物になっちゃったんだろうなぁ。
5は評価高いみたいだけど、久美小説の中では比較的そこら辺のバランス良かったからかな。
(それでも結構なオレ設定入ってるけど)
5くらいのバランスで4を書いたらまた評価変わってたかもね。
898名無しさん@ピンキー:03/12/16 04:26 ID:MUuCUNZ7
>>897
精霊ルビスは好きですけどね。5は読んでないなぁ…
899名無しさん@ピンキー:03/12/16 11:00 ID:h2qO0RpR
誰も言ってないから言って良い?




ブライ萌え(・∀・)

漏れはこれまで見たことなかった分、逆に新鮮で良かったが>アリーナの口調

ともあれ面白かったよ、次もがんがって>893氏
900名無しさん@ピンキー:03/12/16 11:58 ID:JJs7WaWz
面白かったよー >893さん。
がいしゅつだけど、組みさんのは駄目だったけど
893さんのはアリーナが可愛くていい!
901名無しさん@ピンキー:03/12/16 18:25 ID:wU7BaIQn
webarchiveから川村美亜サイトが見られなくなったんだけど
どうしたのかな?
誰か保存していた人います?
902893:03/12/16 19:14 ID:kxg0tleL
けちょんけちょんにされなくて、ちょっとホッとしました。
それでも後から直したいところがニ、三ほど見つかってアー('A`)ウーな気分。

私的に、久美氏のモノやボクアリーナは嫌いじゃない……というより、
端々で女性的な描写が確保されてれば、あれぐらいの勝気なアリーナの方が好きですが、
そのへんはもう個人の好みかな、と。

(´-`).。oO(前に、相方に「ボク言葉」使ってもらったら、ムチャクチャ恥ずかしがってたしなぁ。
         男の自分はともかく、女性側からすると余計抵抗があるのかも……)

>>896
小説アリーナは、一人称=ボク、語尾が「〜だ」「〜な」がデフォで、
もっと少年っぽい感じがします。
ま、礼儀を求められる部分では、女性言葉に戻していますけれども。

じゃ、以下名無しに戻りますです。
903名無しさん@ピンキー:03/12/16 23:50 ID:gmzaNuZW
>893 さん

めちゃくちゃよかったですよー!
またお待ちしております!!
904名無しさん@ピンキー:03/12/17 05:30 ID:fDTvaX0/
>>893
ブライの前説の部分、「世間を納得させるために・・・」ときたら、
「ドラゴンか魔王を倒してこい」と、ファンタジー的に続くのかとオモタ
神官なんだから、異教徒を改宗さしてコイとか
そうして一人、冒険の旅に出たクリフトをアリーナが追いかけて、H・・・
とかゆー展開を予想したが。

それが、「まず姫の結婚の意志を確認すれ」という、ことの大前提に
話が戻ったのには、少々ビックリ。

でも、読みやすかったし。このスレ初心者の漏れにも楽しめた。ありがと
905名無しさん@ピンキー:03/12/17 08:16 ID:iysQaKUT
>850 
呼んでる云々なんてつもりは無かったです。でも前レスは誤解を恐れず書いた物ですので。
それから口約束もなんなので最終回についてのレスは控えます。

893さんのはまだ見てません。ブライがストーリーに深く関わってる様で
男魔法使いが続く事になるけれど、流して読んだ感じストーリー等沢山違う所が多そうなので
(キャラの職業が同じでも)その点は楽観して投下しようと思います。
893さんのはまだ見てませんが、ブライ良いよね。

726で言ってたのは実は男魔法使い×女勇者です
906神の子供達:03/12/17 08:18 ID:iysQaKUT
孤児である。父母の顔は知らないが墓は知っていた。
アリアハンの男で青み掛かった銀色の目と髪を持って容貌の尋常ならぬ美しさ。
老魔道士に拾われ育てられたが幼少で師の教えを飲み込み、師を越えてしまった。
彼は王城の兵士に志願した。使い勝手の良い魔法力は封印だ。
抜群の賢さで、少年は青年になり…しかし出世はしなかった。望みもしない。
この世ならぬ飛び抜けた美しさではあるが、若い容姿と若々しい(それでいて落ち着いて静かな)覇気がこの男を人目に恐ろしくさせていた。

毅然とし堂々とした剛の女。
だがその艶めかしさは、冷たさと禁欲的な雰囲気も手伝わせた女戦士の魅力であった。
美人と言われた事もあったが、褒め言葉は色気の事が多い気がする。
16才の朝、彼女は鏡に向かった。
よくよく見ると小さな唇がプックリしている。白い肌に淡い桃色が瑞々しく浮き立っている。
人から艶めかしいと言われるのはこの唇のせいだろうかと思った。目元は女傑らしく鋭い。
自分の父より鋭い目だと言われた時は嬉しかった。
しかし鏡の中に居るのは、控えめに潤んだ唇の、女の顔。
勇者は鏡に拳を押し当てた。鏡面に蜘蛛の足の様なひびが入る。
その顔が弱く見えたのだ。懐かしい部屋の鏡が床に落ちて砕けた。

魔法戦士22才で、16才の女が興味を示す。共に旅をする事になる女勇者である。
「旅の目的は」
「勇者として、強さを証明出来るなら」
女勇者のリアは、美貌でライトを誘ったわけではない。
痩せた長身に隠し切れない迫力と、彼女をバカにはしていないが優しくもない態度が気に入った。
「世界平和だ、本当は」
「ならば行こう」
女勇者は酒場にいる他の人間に見向きもしない。
907神の子供達:03/12/17 08:19 ID:iysQaKUT
「お前だけでいい。用があるのは強い者だ」

女勇者、“戦場に立つ者”として父から疎外されている。



魔法戦士はダーマで武闘を学ぶ。大鋏を右手に、左手にパワーナックルをと言う時期もあった。全てが我流の蹴撃の凄まじさ。
武闘を志しそれ一筋に生きて来た者達から邪道と罵られたが、彼より強い人間はこの世に存在しない。悪口は儚い。

「ライト」
“男に生まれたかった”の言葉をもし言うなら、女の幸せを知った後でないと嫌だとリアは思っていた。

「まだ、もう一度…」
互いが果てた後、離れそうだった男の胸の下で女勇者が言った。
ライトの方から求める事は無いのだが、彼女との時間は(よかった)と言える。
彼もフと夢中になる時があって、リアを喜ばせ、リアはライトに吸い込まれる様にはまってそれに気付いて恥じたりした。

勇者19才、魔法戦士25才で男子が生まれる。
ライトはその日特別に小奇麗だった。装いだけでなく彼自身の雰囲気も。リアは崩れ落ちそうになって
「苦しかった…」
と初めて弱音を吐いた。

自分と血の繋がった人間に会った事で、ライトは何やら後光を持った。
老人と呼ばれる頃にその美貌は華と咲く。
孫を得て輝かんばかりに美しくなった。他の通髄を許さない程強くなった。
魔法の道にも素直に入る事になる。懐かしく深い魔術の世界を見詰め、新たな発見もした。
愛情が増えて行く度、彼は美しくなって行った。



「ははうえ」
「ん…」
908神の子供達:03/12/17 08:21 ID:iysQaKUT
「おでかけですかー?」
なんで自分達の子がこんなに明るいのか、リアには謎だ。
「うむ、私は旅に出る」
「たびって?どんなたび?」
「散歩の様なものだ。明日出発してすぐ帰る。父上と共に留守を頼む」
「はい」
坊や、(私は…)
「…どっかわるいの?」
勘の良い子だ。心も良く見抜く。

息子がすっかり寝入った頃、リアの凛と冴えた声が少し柔らかくなって男にせまった。
彼に抱き付くと、少し震えて目も潤ませた。
「何だ」
微かな戸惑いか。彼のその声だけでもう女勇者は抱かれようと心でも思い、体でも思った。

頭を枕の方にゆっくりと振り、女勇者は少し達した。
上半身だけへの愛撫で、乳房も…まだその頂点を男が触れる前の事。
女勇者はいつも恥かしそうにしていて、いつも肌を熱くしていた。
あまり抱き合わないので、つまりいつも久し振りに抱き合うので、二人は良く感じた。
「んん……」
喘ぎを続けた後そう言うのである。嬌声は可愛らしく、喘ぎは艶めかしい。
顔を見ると薄目を開けて、大人しいものである。
頬を染めている。あの猛る冷徹の女が。
白い肌に浮き立つ淡い桃色の突起。それを男が指で少し押しただけで小さな声を上げ、白い肌を反らせまたイッた。
彼女は彼にとても緊張しているらしい。彼に触られるのをとても感じる様だ。
リアはライトの前でだけ乱れた。
心の事をライトは思っている。リアがこうしてライトを思っているから、彼等の息子の心はああして健康なのだと思う。
さてライトはリアをどう思っているのか…等、彼の思考も彼女の肌の前に鈍って来た。
909神の子供達:03/12/17 08:23 ID:iysQaKUT
今日のリアはおかしい、嫌に気になっていたのだが、
男の美しい頬が女の艶めかしい首筋に触れて滑る。
女の短めの黒髪、そのうなじから甘い匂いがして、そのまま…
「あっ」
今最も敏感になっている互いの箇所を合わせて、慣れた動きで男がゆっくり浸入する。
男の熱い肉片が濡れた壁に入り込み、壁に、襞に囲まれ噛む様にジワリ…と吸い付かれた。
緊張し頬を染め、甘い声と吐息を漏らす女が吸い付いて来る。
男は小さく息を付くとその中を動く。
互いに擦れ合う男女から漏れ出る水音が、濡れた衣を叩き合わせたかの様に高い。
揺れながら恥かしがって、女は声の出る口元を指先で覆う。
しかし声は男にしっかり聞かれる。
何の邪気も無い声、快感に苦しんで居る様な女の声が男の動きを速めさせた。
快感が強くて、女は嬉しくて恥かしくて
(や…、…もう、だめ…)
だが男の大きく深い動きに合わせて、はっ…と強い息遣いを何度も繰り返し続ける。
「はっ…っ…ぅっ」
男の下で女がヒクッヒクッと小さく震えた。
「んんっ…あ、ぁ」
絶頂の最中も突き上げられ、女は夢中で男の背を抱いた。
爪は立てていないが指の平で強く押し過ぎ、男の白い背に痣を作ってしまうと思った。
(ゆるして…)
そしてその絶頂の余韻の間も男に責め立てられ、女の襞は音を立てて喜び
「んっ…っ…」
女のその甘い声の中で男も絶頂を迎え、女の首筋、肩に唇を軽く当てながら一つ吐息を乱し、果てた。
互いに穏やかながら息を上げ、しばらくそのままでいた。男がゆっくり顔を上げると
「…よかった?」
男と目も合わせられず、恥かしそうでありながら女は聞いて来た。
低く小さい唸りを上げて、それも返事の代わりか男はそのまま女の唇を食む様に深く口付けた。
910神の子供達:03/12/17 08:24 ID:iysQaKUT
長い口付けに、男の体はまた盛んになった。(珍しい…)
大概一度切りの、淡泊な男の筈だった。

「熱い…」
自分の中で少し動き出した男を全身で感じながら女は言う。
男はそう言う女の額に触れ、女の前髪を分けてやった。そしてその額の汗を指先で拭く。
そうされるままに目を閉じて黙っていると、仰向けの女はベッドを男の背に奪われてしまった。
そして男は自分の腰の上に女を乗せる。
「何を」
この期に及んで、リアは曲げた腕で乳房を隠した。
自分が動いて快感を得る形。恥かしくて(出来ない、こんな…)
ライトを見ると眉を片方上げた可笑しな顔で誘っている。
この男がこんな顔をするのは珍しくて、女は見逃したくない思いがした。
女は腹部を動かし、熱い女の部位で男をしっかりと捕えてみた。

男は瞬間、目を閉じ、そして開けて動く乳房と女の腰を見始めた。
ムッチリとした体に白い肌。女でありつつ腹筋が六つに割れている。
しかし柔らかそうで触るとプニュッ…と指が沈み滑らか。
何年も愛しんで来たその体を男は時に目を伏せながら見ていた。
見られている自分の体…もう女は止まる理由も不満もない。
濁った声と共に黒い髪を乱した。
見ると男は目を閉じ、横を向いて小さな溜め息の様な吐息を漏らしていた。
いつも後ろに流している前髪がバッサリと落ちて、美しい額とそこから流れる流麗な目元に掛かっていた。
青み掛かった灰色の前髪は時に乱れて、極美しい切れ長の目が見える。
(なんで…わたしと)
こうしているのか。賢く強く、滅多に見せないがたまに信じられない程優しい男だった。
(なにを考えている)
純粋に男の心の動き、心の内全てを慮って、偲んで。
女は果てながらも下に居る美貌から目を離さず、男が微かに見せる陶酔を見ていた。

「ライト」
911神の子供達:03/12/17 08:26 ID:iysQaKUT
呼ぶとチラと女を見る。男は裸ながら仰向けの美しい寝姿で天井を見ていた。
「私はこの世の為には戦っていない」
萎える事を言う女である。それを聞かされているライトは勇者の魔法使いの筈である。
自分の夫大事、子が大事と言う。自分の…自分の…。
「愚かと言うなら、許してくれ」
ライトの胸にリアは乳房を押し付けて目を閉じた。
互いを異性と思い合う甘い時がこの無頼な夫婦にも閃く様にある。


主を一人無くした小さい家は朝、騒然としていた。
「ははうえ、ははうえ」
幼い息子が幾ら呼んでも返事は来ない。
「いっしょにいく」
そう言う息子を抱えて、魔法使いはアリアハンからギアガの大穴へ向った。

「リア!」
夫が呼んでも勇者は返事をしない。父の呼声を頼りにして息子は辺りに目を配っていた。
「わ、あんた人間の男?」
余りのライトの美しさに、ギアガの番人は神が耽美の為に作った人型の生き物だと思った。
「女を見なかったか」
黒髪で、二十半ばでリアと言う。
「あぁ、(あのおっかない色女か)来たよ。もう降りて行った」
ライトは大穴に爆裂の呪文を放った。
轟音に洞窟中が震えても大穴には何も起らない。
それを見るとすかさず長剣で斬り付けるが、空間は何も裂けない。
蹴撃にも固い岩の感触が返るだけで、闇は割れない。
(戦わせろ!俺に!!)
闇の地面に降り立ち、その地をパワーナックルで打っても激しい振動が起るだけで何も変わらない。
(俺にも戦わせろ!)
切なくもしばらくして動きの止まった父に、息子が歩み寄り簡単に大穴の闇の中へ入って行く。
912神の子供達:03/12/17 08:29 ID:iysQaKUT
肩まで浸かる状態となった。
「いけるよ。ホラ」
額にまで埋って行ける事を見せてくれる。
「勇者と一緒なら行けるようだ」
と番人は言う。この幼児既に覚醒している。「凄いぞ、坊」番人の囃しに幼児はテレてまごついたが
「ちちうえ」
呼ばれるまま、小さい手に向って父は手を伸ばした。
握ると息子は闇から飛び出す。自分以外の人間を連れて行ける能力はまだ彼に無い様である。
「さがしてきます」
「行くな、一人で行ってどうすると言うのだ」
少しガッカリして息子は闇の中から出て来た。

番人の制止も聞かずリアは大穴を囲む壁の上に立ち、広がる闇を見下ろしていた。
妻は美しい夫を思った。
(…老人と呼ばれる頃まできっと生きてくれ)
今の影が、棘が、もう少し抜けると魔法使いは本当に良い男になるだろうと勇者は思った。
キツイ顔なので皺が入るともっと良くなると。緑の法衣を着ろ、魔法使いらしくなるぞと。良い男だった。
(お前達を失うと、私は無くなってしまうから…)
危険な目に合わせられない。女勇者は一人アレフガルドへ旅立った。

魔法使いは絶大な力を持ちながら頼られなかった事になる。洞窟に座り込んでいた。
彼女は結局父と同じ道を行ってしまった。
彼女に取って愛憎その両法が最大限の存在、そのそばへ行った。
家族を親を妻を夫を子を置いて一人で行ったのは、絶対に勝つ、絶対帰って来ると言う強力な決意となったのだ。
こうした勇者の孤独。
夫婦とまでなったのはこの勇者の孤独に触れたかったからかも知れない。
しかし届かなかった。届こうとしてめでたく届き、彼は彼女に取って“有り過ぎる”“強すぎる”愛情の存在に成ってしまったらしく追い抜く形になってしまった。
913神の子供達:03/12/17 08:31 ID:iysQaKUT
彼を待たせ彼を守り女勇者は孤高を選んでしまった。その孤独は温かさに満ちているけれど。
過ぎたるは及ばざるが如しで、それは届いていないのと一緒だった。
(これしきか!)
ライトは齢90になっても若々しい脳味噌で小さな失態にもそう自分を煽り、何度も奮い立つのだ。

「お前が生きていれば、リアは帰って来る」
「ほんとうに?」
まだ事の重大さに気付いていない幼児である。後々母の居ない淋しさに小さな胸を切り裂かれる様に痛めるのだった。
リアが残したこの少年の血筋は遠い未来にロトの勇者としてアレフガルドの地に降り立つ。
そしてリアと同じく魔王と、ドラゴンと戦うのだ。

時代を見据える目と言うものがある。ライトは女勇者を選びたかった。
それが年老いても生涯揺らぐ事さえなかったこの男の思いである。
しかしリアはまだまだ女勇者としての考え方も強さも頼りないとライトは思っている。
彼は女勇者を追い掛け、探し続ける事に手を尽くす事になる。

美し過ぎて人並でないだの、孤児だの、魔法力のバケモノだのと……
言われてもずっと力強く立っていたのは“愛されている”と言う自信であった。
914神の子供達:03/12/17 08:33 ID:iysQaKUT
戦火に灼かれた母親の下、その遺骸の腕に守られる様に嬰児の彼は居た。父は妻子の居る家を守り、土の上で死んでいた。
町中を襲った炎は殆どの人間を焼き尽くしたが、彼は大きな怪我も無く───
父母の死は彼の誇りと、自信の全てだった。
ギアガの番人はこうしてこの大魔導師の強さを目にして、世界の終わりを確認出来る気がした。
世界はこの男の手に掛かっていると思った。魔王もこの男が倒すだろう、この男の言葉一つで世界は決まると。
「あんた、何の為に戦ってる」
平和。
魔法使いは決然と言った。
その為にこの男はこれ程強いのだ。平和の為その力を尽す。父母の死を愛しているからこそ。
番人はその男の一言に世界の復活を見た。

平和を求めるライトは彼の望み通り女勇者ロトの魔法使いとなる。


ライトは孫娘を得、その女児は祖父を良く尊敬し「大きくなったらお祖父様の様な人と結婚したい」よりも深く、
女子でありながら「自分もお祖父様の様な人になりたい」と思っていた。
平和を求めて、それを妨げる物の一切に心乱されぬ。その背に年端もいかぬ少女は死ぬ程憧れた。
何者にも折る事の出来ない凛とした背骨を、自分も欲しいと思ったから。

桜色の美女。一目で華やいでしまう程素敵とギアガの番人は思ったが(おっかなかった)
その桜色の妻リアは若くして亡くなってしまったけれど、残された孫娘の唇に彼女を偲んでしまう事があった。
口付けされると甘く微かな快感が恥かしくて仕方が無かった。
女勇者と言う存在そのものが彼に残した物は色々と──、多いようなのである。
915神の子供達:03/12/17 08:35 ID:iysQaKUT
(1)に行き、誰も見なくなったと言う(2)はアリアハンに帰ったのか、(1)で死んだ(3)のか?
(3)と言う理屈も通るように主人公の子がチョロチョロしてます(DQ1を考慮)
<(1)〜(3)はメル欄>

3は主人公と旅する仲間が1〜3人でも、0人でも良いですからね。


↓FCの女勇者は公式のイラストがありませんでした。自分で好き勝手に想像した名残から女勇者がほぼネグロイドです。
そんな脚色は嫌だと言う方は注意、且つスルーして下さい↓
>851 なので↓バリーです。
916帝王と勇者:03/12/17 08:39 ID:iysQaKUT
915、死んだ消し忘れてやんの
────

ポルトガ王の間、「近う」と言われた勇者はポツポツ歩を進めた。
「そこではない」
上座だ。それが、冗談交じりにも感じる表情と温かい声。
王は勇者と二人、約束をコソッとして忙しそうにエンジンベア王との会談に出掛ける。
「見送ってくれ」
もう勇者言われるままである。高速の、後の世界の帝王。
王の魔法力で動くパペット。それらが運転する小さい船で供の男数人と北の海へ消えて行った。
「好きな女が出来た」
ポルトガ王28才。遅い初恋だった。

王は…「胡椒とな、東方を見聞して参れ」…と、勇者の仲間男二人だけでバハラタに行って来いと。
「二人だけで…」
華やいで有らぬ心配をしている武闘家を無視して、戦士は勇者の返事を待った。
男二人は待った。勇者は王城にまだ用があるらしいのだ。
ポルトガ王はただトコトコ歩いていただけの勇者を見初めた。彼女が王室に入って来た瞬間には無二の人だった。
そしてこの世の覇者たる相を見た。
覇者…とは語弊がありそうだが、ポルトガ王の知り得ない王。そんな姿を彼女に感じた。
王は最先端の船で去って行った。気高いが小国のエジンベアがポルトガに組み込まれてしまうのも時間の問題だろう。
革命家であり、機動力が世界一の王だろうと言う世評は武闘家と戦士も納得する所。勇者も会ってそう実感した。
その王は人類の起源の如き輝きを放つ勇者の黒い肌に何かを求めている。

ポルトガ城を望んで勇者を待つ偉丈夫二人。
「国母か」
勇者の事を武闘家が言っている。ポルトガ王と結ばれて、王を産めば国の母。
戦士は思う、国の母…と言うのも似合うかも知れないが…。彼女は違うものだと。
彼女の後姿を思い出してはその底抜けで熾烈な幸せを感じ、それを後世にも伝えると感じ、自らの女の肉体を躍動させて行う戦闘に射られる様に恋い焦がれるのだった。
「でも、正妃の感じじゃないな」
917帝王と勇者:03/12/17 08:41 ID:iysQaKUT
武闘家も決然と言う。
城で体を洗ったらしい、良い匂いを沢山放って勇者が二人の元へ来た。
廊下の壁に下書きをしたら体中汚れたと言う。
勇者はアリアハンで壁画の修復作業をしていた。自作の彫物が王城を飾るのはこれが初めて。
後にその鑿を振るい洞窟中を作品で埋め、アレフガルドの天才鬼才達を震え上がらせるロトである。
「バハラタに行って胡椒取って来るまで、材料と器材揃えて貰う事にしたの。そう言う事の方に時間掛かる作業だし」
勇者は帰って来た。
「待たせんな」「お帰り」
と武闘家に変な所まで撫でられ(ギャー)戦士に胴上げされる様に吹っ飛ばされた(わぁぁ)

「王妃、あたしが」
畏れ多いらしい、可笑しくて勇者は笑っている。しかし
「第二夫人とかなら似合いそうだ」「似合う」
仲間の二人にさえ、この勇者はどうしても艶めかしい方面にとらえられている。

男王が元気な国と言うのは全てが息づいて見える。
命の無い物さえ、空気さえ、時間さえ。そう、あっと言う間に時が過ぎて行く様だ。
勇者はカルロス(馬)の牧場に居る時、カルロスの恋人に会った。
918●引越注意●:03/12/17 10:22 ID:73CmZwJk
職人さんお疲れ様です。

このスレは次スレを立てて下さい。
容量が493KBになりました。500KBになると書けなくなります。
職人さんは引き続きSSの投下をお願いします。
919名無しさん@ピンキー:03/12/17 10:30 ID:mCOTwKo7
webarchiveから川村美亜サイトが見られなくなってるね。
どうかしたの?
誰か保存していた人います?
920名無しさん@ピンキー:03/12/17 18:42 ID:np7PWLcD
立ててきた。

ドラゴンクエスト官能小説Part7
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071654054/

即落ちしないように、書きこみ頼みます。
921名無しさん@ピンキー:03/12/19 13:31 ID:GeO8YcyV
>>919
アーカイブも何もまだ本サイト自体が生きてるよ。
922名無しさん@ピンキー:03/12/24 23:50 ID:dNEHcSiJ
923名無しさん@ピンキー:03/12/25 04:02 ID:A8McqQRT
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