(´-`).。oO(そんなに永くは続けないんで見逃して下さいな……)
「 逆 N a t u r a l 2 」
第1話
まだ夜ともなれば少し肌寒い──5月初旬。
奈良橋翔馬は、既に葉が散ってしまい枝だけになってしまっている並木道を歩いていた。
ここは、春ともなれば桜の花びらが舞う道だ。
10年前におれがあの屋敷を去った日は丁度ここの桜も満開だったな、と翔馬は思う。
角を曲がれば、石壁に囲まれた古めかしい洋館が見えてくる。
そこは翔馬の今の住処であり、翔馬を待つ者がいる場所だった。
……それにしても、いいかげんあのボロ車をどうにかしないとな……。
翔馬は自分の所有している、いささか年代物の車に悪態を吐いた。
普段から調子のいい車ではなかったが、今朝はどうしてもエンジンがかからず、
結局歩いて仕事に行かなくてはならなくなってしまった。
てっきり大学まで車で送ってもらえると思っていた空は風船のように頬を膨らますと
文句を機関銃のように並べ立て、千紗都が苦笑しつつそれを宥めていた。
──鳥海千紗都と鳥海空……。
二人の美少女は、翔馬と同居している双子の妹達だ。
もっとも、『妹』といってもこの双子と翔馬に血の繋がりはない。
二人は幼い頃に両親を亡くして、翔馬の祖父の奈良橋藤平に引き取られた少女達だ。
もう10年も前の事だ。その頃、音大を出て根無し草生活を送っていた翔馬は、ふとした
きっかけで祖父の屋敷に居候する事になり、自然に双子とも同居する事となった。
その後、祖父の家を出て行った翔馬を双子はひたすら一途に待ち続けていたのだ。
10年前、たった1ヶ月だけ一緒に暮らした自分を「兄」と呼んで慕う少女達。
翔馬自身、二人の事が気に掛からないでもなかったが、自分の事だけで精一杯だった
事もあって、結局、祖父の葬式後にようやく二人と再会する事が出来た始末だった。
翔馬は、祖父の残した唯一つの遺言を果たす為に帰って来たと言ってよい。
『千紗都と空をお前に頼む。この家とお前の妹達を守ってくれ』
今のおれはあの二人を守ってやってると言っていいんだろうか。
ふとそんな事を考えて皮肉な笑みを浮かべる翔馬だ。
まあ、守ってやってると言えない事もない。
──可愛がってやっているとも言えるが……な。
誰に答えるでもなく呟くと、ようやく辿り着いた我が家のドアを開ける。
「戻ったぞ」
「お帰りなさい、兄さま」
殆ど間髪を入れずに、千紗都がぱたぱたとスリッパを鳴らしながら迎えに出て来る。
長い髪を背中の途中で結んで、胸には赤いリボン、淡い紫色のワンピースに独特の
デザインのエプロン──ちょっと昔のカフェのウェイトレスのような格好だ。
そして、万人が認めるであろう非常に整った顔立ちの美少女。
これが翔馬の『妹』の内の、姉にあたる千紗都だ。
「歩いてお仕事に行かれて、兄さま、疲れたんじゃないですか?」
にこにこと笑う千紗都の顔を見ていると翔馬の心に悪戯っぽい思いが湧いた。
翔馬は靴を脱いでスリッパに履き替えると、ぐいっと千紗都を抱き寄せる。
千紗都はにこやかな笑みを崩さないままで、翔馬に尋ねた。
「どうしたんですか? 兄さま」
「二人っきりの時は兄さまじゃなくてご主人様と呼べって言ったろ」
千紗都をその場に立たせたまま、翔馬は千紗都の乳房を軽く揉み込む。
「はい。 ……ご主人様」
一瞬、千紗都が『ご主人様』といういつもの呼称を口にしたとき何か違和感を感じた。
だが、翔馬は細かい事は気にしない性質だ。
そのまま千紗都と唇を重ねると、翔馬は千紗都を意のままに扱おうとする。
祖父から託された身寄りのない少女。そして10年ぶりに再会した翔馬を慕う少女を翔馬は
再会した日に抱き、以降その身体を味わい尽くして性奴隷に調教していた。
今では、千紗都は翔馬の言うなりの肉奴隷である。
翔馬が命じれば首輪を付けて全裸で散歩する事も厭わず、縄で緊縛されるだけで濡らす。
他人から見れば、これほどまでに自分を想う少女を快楽に付け込んで束縛してしまう事
は異常としか見えないだろうと、翔馬はとっくに理解していた。
しかし、これが翔馬の愛し方だった──翔馬は千紗都をそう扱う事を選んだのだ。
何よりも、千紗都自身が愛する翔馬をその身で繋ぎ止める事を選んだのである。
そんな事を考えていた翔馬の腕の中から、千紗都はするりと抜け出した。
「ご主人様、ダメですよ」
千紗都は余裕ありげな態度で笑うと、翔馬の腕にそっと手を当てる。
「まずはお食事をどうぞ……」
千紗都が、抱き寄せられた翔馬の腕の中から抜け出すなど初めての事だった。
少々、憮然とした表情になった翔馬の目を覗き込んで千紗都は言う。
「今日は彩音さんがいらしてたんですよ」
彩音さん──千紗都がそう呼ぶのは、柴崎彩音という翔馬もよく知る女の事である。
背中まであるストレートの長い髪、ハイヒールの似合うタイトミニからのぞくすらりと
長い脚。モデル並のプロポーションと容姿だが、その瞳と声はひたすら冷たい。
……彩音という女性について、翔馬が語るのは難しい。
表面的な事実は、翔馬の母の再婚予定でその後破談になった相手方の娘である。
出会ってまもなく、二人は男と女の関係になり、なし崩し的に同棲までした。
彩音は当時から少々異常な趣味を持っており、純真な少女を誘惑しては女同士の快楽を
教え込むと同時に、薬や手練手管を弄して奴隷調教を行っていた。
そうして少女を堕落させ、飽きれば放り出して終わりにする。
翔馬自身その影響で調教の楽しさを知るようになり、何人かの少女をメス奴隷にした。
その後、翔馬が就職した事から自然に二人の間は疎遠になる。
翔馬は外国へ旅立ち、日本に残った彩音とは音信普通となった。
翔馬は、てっきり彩音とはもう二度と出遭う事もないと思っていたのだ。
しかし、なんの皮肉だかは知らないが翔馬は2ヶ月ほど前に仕事の都合で彩音と再会し
更に、彩音は何を気に入ったかこの屋敷に度々訪れては千紗都の相手をしているようだ。
当然ながら、千紗都には翔馬と彩音との過去は一切伝えていない。
「……彩音さんが?」
翔馬は姉さんと呼ぶべき女性を、敢えて“彩音さん”と呼んだ。
千紗都に過去を伝えていない以上、彩音はただの仕事相手の一人でしかない。
星和音大の安芸山教授の秘書にして、音楽雑誌で活躍中のエッセイストでもある女性。
……ただし、“過去一度足りとも締め切りを守った事のない”という注釈が付くが。
「はい、色々なお話を聞かせてれたんですよ。兄さまの事もたくさん聞きました」
──例えば視線に『甘い』という表現が出来たならば……
少し潤んだ千紗都のまさしく甘い瞳が、翔馬を捕らえていた。
その視線が、奇妙に翔馬を捕らえて離さなかった。
「おれのこと……?」
翔馬はその視線に些か戸惑いつつ、千紗都を見つめ返す。
千紗都はゆっくりと頷くと、そっと翔馬の腕を食堂の方へ引っ張った。
「兄さま、お食事が冷めちゃいますよ」
「千紗都……?」
幾分釈然としない物を感じながら、翔馬は千紗都に促されるように食卓につく。
翔馬は千紗都の陽気な態度から前にホットケーキの山の再来を想像したが、杞憂だった。
テーブルの上にはきわめてまともな、千紗都お得意の旨そうな食事が並んでいる。
湯気を立たせている料理を見た翔馬は、胸を撫で下ろした。
あの時のホットケーキづくめの夕食は、凄まじかったからなあ。
テーブルの上に並べられた皿には一枚平均4,5枚のホットケーキが乗せられていたのだ。
しかも、それぞれバターとメープルシロップが盛大に掛けられて染みていた。
翔馬は今でもあの千紗都の心尽くしの夕食を思い出すと胸焼けがする。
小さく苦笑した翔馬を見て、千紗都は不思議そうに首を傾げた。
「兄さま、どうしたんですか? 」
「いや、なんでもない」
そうやって首を傾げている千紗都は、翔馬がよく知っている千紗都だった。
どうやら、考えすぎていたようだな……
──気を取り直した翔馬は、千紗都の手料理を心行くまで腹一杯味わった。
翔馬は、先ほどまで心に掛かっていた事など忘れて満足な気分になる。
腹も膨れた事だし、食後の運動としてまた千紗都を可愛がってやるか。
先日のようにバイブレーターを入れさせて食器洗いをさせても良いな。
あるいは風呂に入りながら、千紗都の身体を洗ってやろうか。
そんな事を考えながらイスから立ち上がった翔馬は、次の瞬間床に座り込む。
まさに、一瞬にして力が抜けたようだった。
酔っ払いが立てなくなるような感じだったが、しかし翔馬はワインさえも飲んでいない。
イスに手を掛けて立ち上がろうとしたものの、驚いた事に腕力さえなくなっている。
千紗都が、そっと自分の席を立って翔馬の方に近付いて来た。
「千紗都、ちょっと手を貸せ」
静かに歩いて来た千紗都は、翔馬を上から見下ろすような体勢で立ち止まる。
床に座り込んでいる翔馬からは、千紗都を見上げる体勢となった。
「……千紗都? おい?」
「ご主人様が、彩音さんとお付き合いされてた事、聞きましたよ」
天井のランプを逆光にして、千紗都はにこっと笑うと囁くように言った。
「……っ!?」
翔馬はその千紗都のセリフの内容よりも、その千紗都の口調に戸惑う。
ここにいるのは、おれが丹精こめて調教したメス奴隷のはずだ。
おれが命じればいつでも股を開く肉人形……そのはずではなかったか。
それなのにどうして、その性玩具に威圧されているんだ? 怖がってるようじゃないか。
「彩音さんを奴隷として調教した挙句、ボロ雑巾のように捨てたんだそうですね」
千紗都の言葉はこの場に似つかわしくない程に落ち着いていた。
かえって翔馬の方が動悸を早め、汗までかいている……口が渇いている。
そんな翔馬を見下ろしながら、千紗都は淋しそうに微笑んだ。
「彩音さんから言われたんです。私もいつかご主人様に捨てられるに決まっているって」
翔馬は反論しようとしたものの、口内が渇いて張り付いていて上手く言葉にならない。
そんな事はない、と最初に千紗都を精神的に隷属させるときに言ったはずだ。
おれは自分の物は大切にする主義だ、と……確かに言ったはずだ。
だが、逆光になった千紗都の笑顔は反論を受け付けていない。
なによりも、自分の手足が自由に動かないという事実が翔馬を萎縮させている。
何をされても抵抗が出来ない状態だという事実が翔馬を躊躇わせた。
「私はご主人様が好きです。あの日、桜の枝を取ろうとして怪我させてしまった時から」
千紗都はそっと屈み込むと、姿勢を低くして翔馬のズボンに手を掛ける。
「ご主人様にボロ布のように捨てられたくない……ご主人様を私だけの物にしたい」
翔馬は千紗都の行動を止めようとしたが、腕が上がらず、視線も弱気になった。
ほどなくして、翔馬の緊張して縮こまったペニスが露出され、翔馬は目を伏せる。
「そうしたら、彩音さんがいいことを教えてくれたんです」
千紗都はにっこりと笑うと、その翔馬の顔を悪戯っぽく覗き込んだ。
「私が逆にご主人様を調教して、私から離れられなくすればいいんだ……って」
その千紗都の瞳に、些かの迷いも戸惑いの影もない事に今更ながら翔馬は気付く。
とても真っ直ぐで──純粋で、一途な視線だ。
いつも翔馬を兄さまと呼んで慕い、ご主人様と呼んで従属する時と変わらない。
……控えめな癖に妙に意志が強く、ゆらぐ事のない瞳……
その、見慣れているはずの綺麗な瞳が翔馬を射すくめていた。
翔馬の喉は既にからからで、舌が口の中で上手く廻らず言葉が出せない。
「ご主人様の食事に混ぜておいた『お薬』も、彩音さんからもらったんですよ」
千紗都は、ご主人様も良く知っているお薬だそうですと付け加える。
かって彩音と一緒に数々の少女を毒牙に掛けた時に使った性感増幅剤としての『媚薬』。
翔馬が知っているのは、彩音にこの薬を使われた少女達の痴態だけだった。
まさか、自分がその薬の犠牲になる日が来る等とは想像した事もなかった。
「……や、……やめるんだ、千紗都」
「やめません」
千紗都は翔馬の主人としての力のない命令を、にっこりと笑って刎ね付けた。
「彩音さんに、男の人を虐める方法、たくさん聞いちゃいましたから」
その言葉を聞いた瞬間、翔馬の心臓がどくんっと大きく動く。
そして、目の前にいる昨日まで翔馬の忠実な性奴隷だった千紗都を見上げた。
翔馬が命じればいつでもどこででも嬲り物に出来る、アナルまで拡張済みの性奴隷。
その千紗都が、かって捨てた元奴隷の助けを借りて自分を調教しようとしている。
千紗都は、翔馬の小さいままの性器を面白そうにつまんできた。
第2話
そうして、つーっと自分の唾を翔馬のペニスに垂らすと翔馬に見えるように塗り付けた。
千紗都の手が、にちゃっと音を立てて翔馬の屈辱のペニスを握り締める。
「さあ、始めますから良い子にして下さいね。ご主人様」
翔馬のペニスを握り締めた千紗都は、曇り一つない笑顔で微笑んだ。
四肢の自由と同時に、翔馬は現実感まで喪失してしまった様な気になった。
今、自分の股間をまさぐり撫で付けている千紗都の仕草は、昨日までと変わりはない。
しかし、その行為が翔馬の意志を全く考慮していないのが大きな違いだ。
どうやら千紗都に飲まされた彩音のしびれ薬は、相当強力な物であったらしい。
翔馬は、全く抵抗出来ないままに、千紗都に嬲られようとしている。
……冗談じゃないぞ。おれはこいつのご主人様じゃないか。
どうして主人が奴隷に、好き勝手に調教されなくちゃならない、と翔馬は憤った。
即席女王様に恭順させられてしまう程に、翔馬は単純ではない。
翔馬は辛うじて気力を振り絞って、千紗都の笑顔を睨み付けた。
「……ふざけるな、千紗都」
精一杯の低い声を出して、翔馬は自らの調教した肉奴隷を威嚇する。
「おれはお前と違って、こんなことで感じたりはしない」
目を細めると幾分か馬鹿にしたような口調で、そう言ってのける翔馬だった。
お前と違って、という部分を強調して、千紗都に己の身分を悟らせようとする。
そうだ……思い出すんだ千紗都、と翔馬は力を込めた。
お前は、何回もおれにいたぶられて悦んで嬲られて濡らしていたじゃないか。
──千紗都はマゾ奴隷なんだ、と翔馬は必死になって萎えかける心を奮い立たせる。
千紗都におれを調教など出来るはずなどない、と。
だが、気を取り直しそうになった翔馬を見る千紗都の笑顔は崩れない。
「大丈夫ですよ、ご主人様……」
千紗都はゆっくりと翔馬のペニスを撫で付けながら、そっと囁いた。
「ご主人様みたいに独占欲が強いと、独占されたい欲望も普通以上に強いそうですよ」
千紗都は、身動き出来ない翔馬の下半身からズボンを取り去って裸にする。
「彩音さんも、それをずっと前から見抜いていたんだそうです」
彩音、という言葉が出た瞬間、翔馬の心臓の鼓動が高まりそれまでの威勢が殺がれる。
「彩音さんも、主人様を昔っから調教したかったんですって」
そう言うと、まるで猫のように、目をすっと細める千紗都。
瞬間、その千紗都に翔馬の良く知っている彩音の顔がオーバーラップした。
あの、数々の少女達を虜にし弄んでいた彩音のあの笑顔だ。
そして、唐突に翔馬はその彩音の顔に心惹かれていたことに気が付いた。
自分もあの少女達と同じようにされたかったという事に、気が付いてしまう。
純真な少女を誘惑しては女同士の快楽を教え込むと同時に、薬や手練手管を弄する彩音。
そうして少女を堕落させ、飽きれば放り出して終わりにする彩音。
その手伝いをしながらも、自分も綾音の物になりたいと思っていたのではなかったか。
──気が付くと、翔馬の股間のものははち切れんばかりに勃起していた。
「兄さま……彩音さんの事を聞いただけで、もうこんなに……」
千紗都は驚いたように、そして複雑な表情で翔馬の顔を覗き込んだ。
「……私との時に、こんなに大きくなった事ありませんでした」
むしろ、その膨張には翔馬自身の方が驚いていた。
自分の中にあって今まで気が付きもしなかった欲望に、今気付いたのだ。
ひょっとしたら、自分はこの姉妹を調教して彩音に追い付きたかったのではないか。
密かに心惹かれていた……姉である彩音になりたかったのではなかったのか。
そんな翔馬に、千紗都が押し殺したような低い声で問い掛けた。
「……そんなに……彩音さんに調教して欲しかったんですか?……」
「……ち、違う……」
千紗都の問いを否定する翔馬の言葉に、弱気が含まれたのを千紗都は聞き逃さない。
「──悔しいっ!!!!!」
「うぅっ……!」
激情に駆られた千紗都は思い切り翔馬のペニスを握り締めていた。
「私の事を奴隷にした癖にっ! 紐で縛って、全裸で散歩させた癖にっ!!」
「ぎぃぃっ! ……つ、痛……っ」
千紗都は翔馬のペニスを強く握ったまま激しく上下左右に揺さぶる。
強すぎる衝撃に翔馬は息も絶え絶えになるが、千紗都は手を緩めない。
「お尻の穴もいじってっ! 乳首にクリップも付けて虐めた癖にっ!」
千紗都は、心の底から湧きあがる嫉妬の気持ちのままに翔馬にペニスを嬲った。
私を抱く時に、ここまでペニスを大きくした事はなかった、と。
そんなに、昔の恋人である彩音の調教を望んでいるというのだろうか。
私が奴隷でいる限り、ご主人様を引き止める事は出来ないのではないだろうか。
千紗都は、尚も翔馬のペニスを強く握ったまま激しく上下左右に揺さぶる。
「ぐぉぉっぉっ……やめてく……れっ……っ」
前後左右に滅茶苦茶な力で嬲りまわされて、翔馬は痛みに悲鳴を上げた。
「憎らしいっ……っ!!!」
「ぐぅぅ……っ、 や、やめ……」
翔馬を虐めている千紗都の目の端にも涙がにじんでいた。
そうしてしばらく翔馬のペニスを嬲った千紗都は、気を鎮めて荒い息を吐いた。
千紗都以上に、翔馬は苦しそうな表情で息も絶え絶えになる。
男にとって、ペニスを玩弄されるのは肉体的だけでなく精神的なショックも大きい。
翔馬は心の何処かを踏みにじられたような心境で、辛そうに荒い息を吐いた。
「はぁはぁはぁ……」
そんな愛する兄さまの苦しげな顔を見て、千紗都の中に不思議な思いが生まれていた。
千紗都がご主人様を調教しようと思ったのは、ただ捨てられたくなかったからだ。
翔馬が自分から離れていく事のないように、捨てられる事のないように。
千紗都にとって重要なのは、10年間慕い続けたご主人様の心を離さないことだった。
最初に翔馬に抱かれた時に睦み言で言った、そのままだった。
もう一人で生きてなど行けない……という思いは、今でも変わらない。
だからこそ、実は千紗都にとって翔馬を虐める事など本当の目的ではなかったのだ。
しかし、自分の手によって自由に扱える兄さまを見た時、千紗都は気付いてしまった。
……そうだ、自分はご主人様を心の底から愛している。
そして自分の愛する兄さまが他人には決して見せない──
見せられない姿を曝け出させる事が──……出来るとしたならば。
こうやって、愛する兄さまを自分の思うがままに扱えるなら
それはとても、……とても幸せな事ではないのか。
愛する人を自分が独占したいと思うのは、女として当然の事なのだから。
千紗都は翔馬をもっと調教し、彩音の代わりに自分に仕えるようにしたいと感じていた。
それは、いみじくもかって彩音が看破した通りだったのだ。
千紗都には──女主人としての素質があったのである。
そもそも翔馬も忘れかけているが、子供の頃の千紗都は勝気で我儘だったのだから。
「……も、もう……やめろ……」
──ふと気が付くと、翔馬が幾分か怯えた視線で千紗都に命令をしようとしていた。
まだ、ご主人様は素直になってくれないんですね、と千紗都は呟く。
そうしてちょっと困ったように、そしてわくわくした心境で翔馬を見て微笑んだ。
それじゃあ、もっと素直になって戴くようにしないといけないみたい、と。
千紗都は、翔馬のペニスにそっとその手を当てる。
もう一度、激情のままにペニスを蹂躙されるのかと、翔馬は怯えた表情になった。
「……こ、こんな事をして、後でどうなるか判ってるのか……?」
精一杯虚勢を張ってはいるが、全身が動かせないのだから何の迫力もない。
「後で、どうなるんですか?」
千紗都は微笑みながら翔馬に問い掛けるが、翔馬は答える事が出来ない
ご主人様の瞳の中に自分に対しての怯えが見て取れて、千紗都はちょっと満足だった。
千紗都の微笑と共に投げられた問い掛けに、翔馬は答える事が出来なかった。
「……後で、どうなるんですかぁ?」
第3話
千紗都の瞳が、楽しそうに自分の顔を覗き込んで来る。
その時の翔馬は、迂闊にも昨日までの自分を忘れていた。
自分を直視してくる瞳を見返す事が出来ずに、先に目を逸らせてしまったのだ。
それは心理的に、やってはいけない大きなミスだった。
こういう時は、目を伏せ口篭もってしまった時点で精神的に怯んでしまう。
調教がお互いの力関係を土台としている以上、怯んだ方が負けなのだ。
かっての翔馬が彩音と共に少女を調教し、自身が千紗都を嬲った時も使った手だ。
視線を先にそらせたほうが負け──そんな事は充分判っていたはずなのに。
それなのに、かって使った自分の手口を自分に使われてその術中にハマってしまう。
視線を逸らせてしまった翔馬は、それ以上千紗都に抗弁出来なくなる。
千紗都に優しくペニスを握り締められるだけで、萎縮してしまうのだ。
「……や、やめるんだ……」
自分の耳に聞こえてくる弱気な口調が、翔馬自身を更に絡め取った。
千紗都は、そんな翔馬を余裕充分という態度で見下ろして口を開く。
「やめないと、どうなるか聞いてるんですよ? ご主人様ぁ?」
千紗都は答えのあるはずのない問い掛けをしながら、その唇を翔馬の耳元に近付けた。
一瞬、翔馬の身体が奇妙に強張ったのを千紗都は見逃さない。
それは事前に“彩音から聞いていた通り”の反応だった。
「答えてくれないと、虐めちゃいますよ?」
千紗都に悪戯っぽく笑って言われ、翔馬は肩を震わせる。
玩具であるはずの奴隷に「虐めちゃいますよ」と言われて怯えてしまうのだ。
「実は、彩音さんが教えてくれたんですよ? ご主人様の『弱点』」
そう含み笑いをしながら、千紗都は再び勝ち誇ったような口調で言う。
──翔馬の顔が、さっと青ざめた。
まさか、姉さんはあの事までを千紗都に暴露しているというのか。
翔馬の目の前が、一瞬にして真っ暗になる。
そして、翔馬の最悪の想像通りに、千紗都は翔馬を玩弄出来る事実を知っていた。
「ご主人様の弱点は……耳、なんですってね」
千紗都は、ちろちろと舌先を這わせながら翔馬の耳まで近付ける。
その千紗都の言葉を聞き行為を感じた瞬間、翔馬の心は押し潰された。
彩音は、姉さんは……かっての恋人であり性奴隷は。
おれの秘密にしていた性感帯を、千紗都に教えていた。
翔馬が一度責められる側になると弱いというのは、二人だけの秘密だったはずだ。
昔、あれ程誰にも言わないと約束した秘密だったはずだ。
翔馬自身は用心して、千紗都を肉奴隷にしても絶対に身体を愛撫させなかった。
それを彩音はいとも簡単に千紗都に教えて、翔馬を襲わせている。
例えて言うならば、奴隷商人にその身を売り飛ばされたような気分だった。
きっと彩音自身に調教されたとしても、翔馬がこんな絶望を感じる事はあるまい。
翔馬は、今現在千紗都に嬲られている事以上に絶望を感じた。
だが、一度翔馬を苦しめる楽しみを覚えた千紗都は、翔馬の苦悩をさらりと流す。
うふふふ、とまるで翔馬にホットケーキでも勧めるかのように囁いた。
「じゃあ、ご主人様を虐めちゃいますね」
千紗都の口が翔馬の耳元に近付き、翔馬は身体を強張らせる。
「や、……やめっ……!」
千紗都は、そんな翔馬の耳たぶを噛み、ぺろっと外から内へ舌を入れた。
「ふうっ♪」
同時に翔馬の耳の中に吹き込まれる、千紗都の息だ。
「……あああああっ……」
翔馬が、大きく情けない悲鳴を上げた。
全身を突っ張らせ、首を左右に大きく振って逃げようとするが全身は動かない。
「うふふふ……」
昨日まで自分を支配していたご主人様の醜態を見て、千紗都は愉快そうに笑った。
「ご主人様、逃げようたってそうはいきませんよ?」
千紗都の声は、まるで弱者をいたぶる支配者のような口調であった。
──翔馬の心は、暗くねっとりとした底なし沼にはまり込む。
責められる側になると全く無力になってしまう自分が、情けなくて哀しい。
恐らく、最後まで性奴隷の千紗都には知られる事がないと思っていた弱点。
それを昔の恋人である彩音がとっくにバラして、自分を陥れる為に使わせている。
彩音は本気で千紗都に協力して翔馬を奴隷にしようとしているのだろう。
翔馬の目から、堪え切れない哀しみの涙が一筋、こぼれ落ちる。
そんな翔馬の耳元で、千紗都はもう一度息を吹き掛けた。
「ふうっ……♪」
「うくっ! ……うああああ……!!」
翔馬は、反射的に身をくねらせて息を吹きかけられた耳を遠ざけるように首を傾げる。
しかし、すぐに翔馬の頭は千紗都の腕に抱き締められて動けなくさせられた。
今の翔馬は、まるで千紗都の思うままに扱われる玩具のようだ。
「無駄ですよ。……うふふふ、ご主人様は逃げられないんですから」
「……や、止め……ろっ」
息が詰まって声が擦れているから、翔馬の声はまるで女王様への哀願のようだった。
「ご主人様? もう一度聞きますけど、後でどうなるんでしたっけ?」
翔馬は息も絶え絶えで、千紗都のからかいの言葉に反応する気力はない。
千紗都は、まるで子供のように瞳をキラキラと煌かせる。
「答えてくれないと、もっと息吹きかけちゃいますよ?」
翔馬が答える気力と体力を持ち合わせていないのを充分判っていて、そう言う。
残酷に宣言した千紗都は、翔馬の耳に口をくっつけた。
「ふうーーーーっ……!」
翔馬は、逃げられない体勢でもう一度長く浅い息を流し込まれる。
「ひううぅぅぅ……っ!」
翔馬の背筋に衝撃が走り、押さえ切れない快感が翔馬を打ち砕いた。
きゅっと縮こまってしまいたくなる痺れが、翔馬の動かせない身体中を駆け巡る。
身体を動かせない事で余計に痺れが走り、翔馬はどうしようもなく身悶えるしかない。
そんな翔馬の痴態を、楽しそうに見つめる千紗都だった。
「答えてくれるまで、いーっぱい、虐めてあげますからね」
「や、やめ……ろぉっ! 千紗都、や、やめる……んだ……っ!」
翔馬は、息も絶え絶えになりながら千紗都を制止しようとする。
そんな翔馬のセリフに、千紗都は可愛い頬をぷぅっと膨らませた。
「ご主人様、そんな答えになってない言い方じゃ、嫌です」
千紗都はもう一度、翔馬の顔を両手で抱え込んで固定する。
「そうですねえ。『許してください、千紗都様』って言って下さいますか?」
千紗都はにっこりと笑うと、翔馬の耳元で吐息と共にそう宣言した。
第4話
千紗都の自分を舐め切ったセリフに、翔馬の頭が沸騰する。
奴隷である千紗都の要求してきたセリフは、許せるようなものではなかった。
メス奴隷ごときが、付け上がるのもいい加減にしろと身体中を熱くする。
「っ!!! ふ、ふざけ……ひゃああ……っ!」
一瞬気色ばった翔馬だが、千紗都に息を吹きかけられて情けない悲鳴を上げた。
「そんなセリ、ふ……くひいぃぃぃっ……!!」
主人である自分が奴隷の千紗都に謝罪するなど、冗談ではない。
そう強く言い切ろうとした翔馬だが、すぐに意地悪な千紗都によって意志を挫かれる。
翔馬が抵抗しようとした瞬間、千紗都が耳元に息を吹きかけて言葉を封じてきたのだ。
「言って下さいますか?」
千紗都は、にこにことしながら翔馬に問い掛けて耳元に息を吹きかけた。
「……誰……がぁぁあ……ひぅっぅぅ……!」
みっともなく悲鳴を上げる翔馬を見つめる千紗都の瞳は、熱に浮かされたようだ。
例えるなら、虫の脚を千切って遊ぶ子供さながらの夢中な瞳だ。
千紗都はわくわくしながら、これ見よがしに翔馬の耳元で大きく息を吸い込む。
また千紗都の思うままにいたぶられてしまうっ、と翔馬は戦慄する。
「ま、待ってくれ……下さ……いっ!」
翔馬は恥も外聞もなく、殆ど悲鳴のような声を上げた。
千紗都は翔馬を嬲るのを止めて、そっと翔馬の口元に耳を向ける素振りをしてくる。
「何かおっしゃいましたか? ご主人様」
改めて翔馬に口を開かせようとする千紗都の行為は、とても残酷だ。
「……ゆ……許し……っ」
プライドが邪魔をして口篭もる翔馬に、もはや千紗都は容赦しない。
千紗都は面白そうに、屈辱で真っ赤になった翔馬の耳元に息を吹き掛けた。
「ふうっ……っ♪」
「うがああぁあ……っ!!」
全身が痺れたままで無抵抗の翔馬を、からかって遊ぶ千紗都だ。
「ああああっ! ゆ、許ひひぇっ……ああああっ」
翔馬の頭の中は、既に真っ白になりかけている。
そして次第に翔馬の心の中に、甘美とも言える絶望感が芽生え始めていた。
翔馬が言葉を躊躇したままなので、千紗都は無情にも翔馬の耳元を嬲り続ける。
「ご主人様の耳は敏感で楽しいですから、もっと虐めてあげます」
「やめっ……やめひぇっ……」
息も絶え絶えになった翔馬に向かって、千紗都は教え諭すように言う。
「ご主人様も、私が止めてと言っても調教したじゃないですか」
翔馬は絶望的な視線で、昨日まで自分のメス奴隷だった少女の瞳に魅入った。
千紗都は妖艶な笑顔で、再び翔馬の顔を両手で抱え込んで固定する。
「すぅぅぅ……っ」
……千紗都が、死刑宣告のように翔馬の耳元で大きく息を吸い込むのが判った。
どんなに身体をくねらせて揺すっても、抱き付いた千紗都から逃げる事は出来ない。
翔馬は屈服の涙をぼろぼろ流しながら、心から叫んでいた。
「許してぇっ下さいっ!! ご、ごめんなさいぃぃぃ……っ!!」
翔馬の謝罪のセリフを聞いた千紗都が、息を止めて感慨にふける。
「ご主人様、ようやく言って下さいましたねぇ」
千紗都は勝ち誇ったような表情で、そっと翔馬の頬に唇を近付けた。
「……ゆる……許してくだ……さい……」
不意に、翔馬の声のトーンが弱くなった事に千紗都は気が付く。
彩音さんの言った通りだ、と千紗都は感心しながら翔馬を見下ろした。
ご主人様は、自分が責められる事に抵抗力を持っていない。
どうやら精神は陥落の瀬戸際にあり、もう通常の思考は出来なくなっているようだ。
だが、千紗都は即席の女王様らしく加減という物を知らなかった。
「泣いているご主人様って、もっといぢめたくなりますね」
千紗都は翔馬の耳の中でそう囁いて、息だけでなく舌でも耳の中を掻き回す。
「ひあ、あっ、あんっ……謝ったっ……のっに……」
翔馬は弱々しく抗議の声を上げるが、そこにもう主人の威厳などない。
「あらあら、これはご主人様へのご褒美ですよ?」
千紗都のその意地悪な仕打ちを、翔馬は恥辱と共に受け入れるしかないのだ。
そんな翔馬の目の端に、余りの惨めさに涙が宿った。
盛り上がった涙がすーっと頬を辿り落ちた瞬間、千紗都が殊更に優しく言う。
「安心して下さい、しっかりご主人様を調教して差し上げますからね」
揶揄した言葉を掛けられても、翔馬は抗議する事も出来ずに泣くしかない。
そんな翔馬の心は、先ほど千紗都に謝った瞬間から奇妙な感情が支配し始めていた。
自らが性奴隷に落とした少女に、一方的に嬲られているのに抵抗一つ出来ない。
今まさに自分を意のままに扱っている少女は、昨日までは従順な肉人形だった。
翔馬が命じればその肉襞にバイブレータを喰わえ込み、恥辱を味わされて濡らす。
自分の意志一つで、心も身体もどうにでも扱える玩具のような少女だった。
だが、その玩具だった少女に今の自分は全く逆らう事が出来ない。
ただ思い通りに玩弄されて、呻き声を上げる事しか出来ないのだ。
そんな絶望と屈辱的のどん底から芽生えたその感情は、どこか愉悦に似ていた。
「ああぁ……許して、許して下さいぃ……」
「そんなに何回も謝って戴かなくてもいいですよ、ご主人様?」
千紗都はくすくすと笑うと、更に翔馬で遊ぶべく静かに立ち上がる。
身体を起こした千紗都は、翔馬を見下ろしてそっとスカートを持ち上げた。
それからにっこりと笑うと、ひだの付いたスカートを捲り上げたまま翔馬に近付く。
「くすっ……ちょっと楽しいことをしましょうね」
第5話
白く清潔感のある千紗都のショーツは、既に翔馬を嬲る快感で濡れて蒸れていた。
千紗都は、床に寝転がって身動き出来ない翔馬を跨いで顔の上にそっと秘所を乗せる。
そのまま腰を落とした千紗都は、翔馬の鼻と口を自分の股間で塞いでしまった。
いわば、顔面騎乗の体勢でメス奴隷にいたぶられる事になった翔馬だ。
翔馬は、しとどに濡れたショーツに口を閉ざされて呼吸が困難になる。
だが、千紗都は翔馬の頭を鷲掴みにして体重を掛けながら股間を擦り付けた。
「あ……ご主人様の顔に擦りつけると……気持ちいいです♪」
千紗都は、呼吸に困って顔を紅くしている翔馬を見てもにんまりと笑うだけだ。
そのまま、自分の股間をもっと強く押し付けて翔馬を弄ぶ。
「んっ……むぐっ……んっ」
喘ぐ翔馬の熱い息が段々と必死になってきたのに気付き、千紗都は一旦腰を持ち上げた。
ようやく息が出来るようになった翔馬は、ぜいぜいと荒い息をつきつつ懇願をする。
「……ゆ、許してくっ」
そこまで翔馬が言った瞬間、千紗都はどんっと腰を落として翔馬の口を塞いでしまう。
そして翔馬の顔面を跨いだまま、無邪気に見下ろす千紗都である。
「なにかおっしゃいましたかぁ? ご主人様」
千紗都は翔馬の荒い息遣いをショーツ越しに感じて、少しくすぐったそうに笑う。
翔馬はその瞳に屈辱の涙を浮かべるが、それは千紗都を楽しませるだけだ。
千紗都が不意にもう一度腰を持ち上げたので、翔馬はなんとか息継ぎが出来る。
「……ぷはぁっ……はあはあはあ……」
「特別に、ご主人様に“5秒間”差し上げます。一生懸命息を吸って下さいね」
千紗都は、翔馬の意志など関係なく一方的に時間を設定して数を数え始めた。
翔馬は、なんとか精一杯息継ぎをしようと大きく口を開いて千紗都に従うしかない。
「い~ちっ……にぃ~いっ……さ~ん、って、えいっ♪」
3まで数えた瞬間、千紗都はいきなり腰を落として翔馬の口を股間で押し潰した。
「……ぐむぅっ!」
自分で約束しておきながら、翔馬をいたぶる為に呼吸の邪魔をする千紗都だ。
その冷酷な仕打ちを受けても、翔馬は涙を浮かべて千紗都に懇願する事しか出来ない。
「ちゃんと息を吸えましたか? ご主人様♪」
翔馬が逆らえないのを知った上で嬲り、そして満足気に笑う千紗都だ。
翔馬を文字通り尻の下に敷きながら、千紗都は艶然と微笑んだ。
笑みを絶やさないまま、自分を哀しげに見上げているご主人様を見下ろす。
奴隷の股間に組み敷かれて抵抗が出来ない悔しさで、翔馬の精神はボロボロだった。
悲痛な思いが瞳から涙を溢させ、声にならない叫びが翔馬の喉を鳴らす。
そんなご主人様が可愛くて、千紗都はわざと太腿で翔馬の顔を挟みつけてみる。
「ぐうぅ……っ」
千紗都の股間に挟まれて、くぐもったうめき声が洩れてきた。
苦しげに目を見開いて救いを求める翔馬を、千紗都は嬉しそうに見つめる。
「ご主人様? 言いたい事があるならちゃんとおっしゃって下さいね?」
そうやって、親切めかして語りかけては愉しむ千紗都だ。
だが、股間に組み敷かれて口と鼻を塞がれている翔馬は呻き声だけしか出せない。
「……くううううっ……っ」
千紗都は目を細めて手を伸ばすと、くしゃくしゃと翔馬の髪を撫でつけた。
まるで子供のような扱いをされても、翔馬は口答え一つ出来ない。
その顔の上に座り込んだ千紗都は、更に悪戯を加速させる事にした。
翔馬はなんとか千紗都に許して貰おうと、必死で目で訴える。
蒸れたような股間に呼吸器を塞がれて、翔馬は息が詰まっていたのだ。
女の股間に組み敷かれて見上げるというのは、なんと屈辱的なものだろうか。
だが、千紗都は無慈悲に何度も激しく股間を擦りつけるのだ。
「むぐぅっ……っ」
翔馬は情けなく、まるで豚のようにうめく事しか出来ない。
千紗都の手が少し緩むと、翔馬の目から新たな涙がこぼれ出す。
「あらあら♪ そんなに嬉しいんですか?」
わざとらしく、指先で翔馬の頬の涙を拭ってやる千紗都である。
こうやって相手をからかうようにして嬲るのは、翔馬の専売特許だったはずだ。
何度も何度も、メス奴隷である千紗都の調教の時に使った手段である。
それを、我が身に使われて逆に奴隷に調教されている情けなさが翔馬を苛む。
「私の匂いを、ちゃんと覚えて下さいね」
呼吸困難の状態に苦しみながら、翔馬は千紗都の股間からなんとか空気を求める。
それは千紗都の言うとおり、まるで飼い主に匂い付けされている犬のようだった。
千紗都は、呼吸に喘いで顔を紅くしている翔馬にわざとらしく声を掛けた。
「ちゃんと覚えてくれないとダメですよぅ」
問い掛けながらも、答えられないように自分の股間をもっと強く押し付ける。
「ぐっ……むぐっ」
翔馬の荒い息遣いが、千紗都のショーツに吐き出されてくすぐったい。
その息がまたもや切羽詰ってきたのに気付いた千紗都は、ちょっと腰を持ち上げた。
「はぁっ、ぷはぁっ……はぁっ! ……はぁ」
「息が苦しいんですかぁ?」
荒い息をついている翔馬に、千紗都は余裕充分といった表情で問い掛けた。
翔馬は、そんな瞳に射すくめられて口篭もってしまう。
ただ、情けなく昨日までメス奴隷だった少女に哀願の眼差しを向けて頷くだけだ。
千紗都は、素直になったご主人様に向かって満足そうに言った。
「くすっ……じゃあ、もう一回ご主人様にチャンスを差し上げます」
翔馬を見下ろす千紗都の瞳が、すっと猫のように細められる。
「“5秒間”数えますから、今度こそちゃんと息を吸って下さいね?」
第6話
先ほどは自分で息継ぎを妨害しておきながら、平然と笑う千紗都だ。
「…………っっ!!」
翔馬は何か抗弁をしようとするが、しかしそれを諦めた。
何か言えば、言葉尻を捕らえられていたぶられてしまうのは明白だったからだ。
そんな翔馬には構わず、千紗都はまるで子供に言い聞かせるように声を上げる。
「じゃあ、数えますからね♪」
翔馬は、抵抗する意志も消失してしまったように頷く事しか出来ない。
千紗都はゆっくりと口を開いて数を数え始める。
「い~ちっ……にぃ~いっ……さ~ん……」
今度こそ騙されるものか、と翔馬は一気に息を吸い込んでそのまま呼吸を止めた。
これで、3まで数えたところでいきなりカウントを中断されても大丈夫だ、と。
「しぃ~ぃ…………ぃぃぃ」
千紗都は4まで数えたところで、いつまで経っても先へ進まずカウントを止める。
焦った翔馬は千紗都を恐る恐る見上げるが、千紗都は泰然と微笑んでいた。
翔馬の怪訝な視線を受け止めて、にっこりと笑う千紗都である。
そのまま、30秒程が経過したろうか──さすがの翔馬も息が続かなくなった。
「ぷはぁっ……千紗、都……っ」
翔馬が抗議の声を上げた途端、千紗都の瞳が悪戯っぽく輝く。
「それっっ!!!」
次の瞬間、千紗都はいきなり腰を落として翔馬の口を自分の股間で押し潰すのだ。
翔馬の鼻に、千紗都の興奮しきった愛液の匂いが押し寄せてくる。
「……ぐむぅっ!」
またしてもろくに呼吸出来なかった翔馬の口を、千紗都が塞いでしまう。
なんと卑怯で卑劣なやり方だっ──翔馬の顔が、千紗都の股間の下で屈辱に染まる。
千紗都はしてやったりという表情で、翔馬の泣き顔を嬉しそうに見つめた。
「たくさん息を吸えましたかぁ? ご主人様♪」
翔馬は完全に顔を押し潰されて、痺れたままの全身を恥辱で蠢かせた。
だが、理不尽にいたぶられる度に少しずつ翔馬の中の被虐心が目覚めていく。
抵抗出来ない諦めのため息が、更にその心を甘く蝕んでいくのだ。
そんな翔馬を見下ろしていた千紗都の表情が、急に妖艶になる。
「……ところで……ご主人様はもう気付かれましたか?」
千紗都はそう言うと、たっぷりと濡れた股間で翔馬の顔を強く押し潰した。
翔馬の視点から殆ど離れていない距離に、千紗都のショーツ越しの秘所があった。
秘裂をくるむ周囲の形はふっくらと盛り上がっており、その上には陰毛が茂っている。
両足を一杯に開いた体勢の為、割れ目は自然に船の形に開いていた。
その奥からどんどん愛液が流れ出しているのは、千紗都が興奮しているからだろう。
千紗都のショーツは、たっぷりと濡れそぼっている。
──千紗都は目を閉じると、声を低くして言葉を続けた。
「このまま私がご主人様の呼吸を止めたら、ご主人様は死んでしまうんですよ……」
ふっと周囲の空気が冷たくなり、翔馬は心臓にナイフを突きつけられた気分になる。
確かに、全身が痺れたままの翔馬にその行為を止める事は出来ない。
少しの間……二人の間に静寂が流れた。
翔馬の心臓は鼓動を早め、全身の毛が総毛立ってしまう。
ゆっくりと目を開いた千紗都は、指を伸ばしてそんな翔馬の鼻を指で摘んだ。
「今、ご主人様のすべてを支配しているのは……私なんですよ?」
尊大に見下ろしたまま、千紗都は翔馬が鼻から呼吸をする事を出来なくしてしまう。
「──……っっ!!!」
昨日までメス奴隷だった少女に、生殺与奪権を握られてしまった翔馬だった。
翔馬は恐怖で全身を痙攣させながら、許しを乞うように千紗都を見上げる。
少しの間、千紗都は何も言わずに翔馬の呼吸を止めたままにした。
「──……んんんんっっ……」
諸馬はぽろぽろと涙を流し、氷のような千紗都の瞳に哀願をする。
翔馬が恐慌状態で身体を大きく揺らすと、千紗都は笑って指を離した。
「くすっ、……冗談ですよぅ」
千紗都は、翔馬が震えながら必死になって息継ぎをしているのを冷たく見守る。
翔馬は、魂を奪われてしまったように虚ろな表情だ。
その顔を指で撫でた千紗都は、再びその股間を翔馬の口に押し付けた。
「うふふふ……」
すると、翔馬は何も命令されてないのに舌を出して千紗都のショーツを舐めるのだ。
「! ……あらあら、お利口さんですね」
千紗都は、くすくすと笑いながら自分の股間を前後させる。
「舐めるのが上手なんて、まるで犬みたいですよ? 御主人様」
そうやって揶揄されても、翔馬はぎゅっと目を閉じて耐えるだけだ。
既に洪水のように濡れている千紗都のショーツを、丁寧に翔馬の舌が奉仕する。
翔馬の媚を売るような舌の動きが、支配の快感に酔う千紗都を心地よく刺激した。
ふと千紗都が翔馬の股間を見ると、隆々と勃起しているペニスが目に入る。
身体を倒した千紗都は、翔馬のペニスをぐいっと乱暴に掴んだ。
「ぐう……っ!」
「あららぁ? 奴隷にいいようにされて気持ち良くなっちゃったんですかぁ?」
翔馬自身も、どうしてこんな酷い目に合わされて興奮してしまうのか判らなかった。
ひょっとして本当に自分はマゾだったのではないかと、翔馬は戦慄する。
千紗都は、そんな翔馬をからかうようにペニスをゆっくり扱き始めた。
「……むぐっ……ぐううっ」
「じゃあ、御主人様をもっと虐めてあげます♪」
恥辱に染まりきった翔馬の心を、千紗都の邪悪な含み笑いが切り刻んだ。
第7話
翔馬の勃起したペニスを、千紗都は面白そうにぎゅっと握り締めた。
「ぐぅっ……っ」
千紗都の股間に押し潰されたまま、翔馬は低く屈辱の声を上げる。
秘部を通して伝わってくる翔馬の苦悶に、千紗都は昂ぶって征服の陶酔に酔った。
「随分、元気になったようですねぇ」
千紗都のからかうようなセリフが、股間に組み敷かれている翔馬に投げ掛けられる。
一方的に揶揄をされても、今の翔馬にはもう逆らう気力もなかった。
ただひたすら、屈辱の涙を流しながら千紗都の性器への奉仕を続けるだけだ。
そんな翔馬の泣き顔を見下ろしながら、千紗都は満足そうに頷く。
──ここまでは、殆ど彩音に指示された通りの展開だと言って良い。
途中に窒息責めという千紗都オリジナルのいたぶりを加えた以外は、シナリオ通りだ。
むしろ、あのいつも尊大で意地悪なご主人様がこんなに脆いとは思わなかった。
もう少し抵抗なりなんなりがあるかと思ったので、拍子抜けしたくらいだ。
彩音に教えられた、独占欲が強いと被独占欲も人並み以上に強いという事実。
どうやらそれは本当だったようで、千紗都は感心してしまう。
彩音は、それをずっと前から見抜いて翔馬を調教したかったとも言っていた。
無論、千紗都はご主人様を奴隷にしても彩音に売り飛ばすつもりはない。
千紗都がやりたかったのは、翔馬を自分から離れられなくする事なのだ。
自分がメス奴隷のままでは、いつかご主人様に捨てられるかもしれない。
だから、千紗都はご主人様を自分の意のままに操れるようにしようと思ったのだ。
そんな事を思いながら、千紗都は股間で組み敷いている翔馬を満足げに見下ろす。
勿論、自分はご主人様を独占出来るだけで十分であるのに変わりはない。
けど、と千紗都はその股間を翔馬の口に強く押し付けながら想う。
翔馬は必死になって舌を出して千紗都の濡れそぼったショーツを舐める。
けど、こんな可愛いご主人様をもう少し見たいから──もっと虐めさせて下さいね。
翔馬の従属したような舌の動きが、嗜虐の快感に酔う千紗都を楽しませた。
千紗都の手の中の翔馬のペニスは、更に膨張を続けている。
千紗都の執拗な責めに、翔馬は身も心も打ちのめされていた。
翔馬の朦朧とする意識の中には、千紗都の支配力を妨げるものは残っていない。
だからこそ、千紗都はより一層翔馬のペニスを握り潰すそうとするのだ。
「……もっと虐めて、虐めてって言ってるみたいですよ?」
千紗都は、くすくすと笑いながら、またも翔馬のペニスを上下左右に動かす。
翔馬は、必死で腰を捻って千紗都の虐めから逃れようとするが無力だ。
未だ全身は飲まされた痺れ薬で麻痺しており、力など入るはずもない。
硬度を保ったままのものを握られた翔馬は、充血した竿を自由に弄ばれてしまう。
「ぐむうっ……むうううう……」
千紗都に組み敷かれたまま、翔馬は腰をみっともなく動かして悶えた。
そんな翔馬を、面白そうに見つめる千紗都だ。
ペニスから手を離して、翔馬の硬く充血した棒と喘ぐ顔を交互に見て微笑む。
「どうして欲しいんですかぁ?」
千紗都は、更に翔馬に恥辱を味あわせるつもりで問い掛けた。
翔馬がイきたがっているらしい事を感じた上で、嬲り者にするつもりなのだ。
そのまま答えがないのに退屈した千紗都は、翔馬のペニスを強く扱いた。
「くうぅぅぅっ!!!」
勃起した肉棒をいきなり強く擦られて、それだけで翔馬は大きく喘いでしまう。
既に、翔馬が千紗都にいたぶられ始めてそれなりの時間が経過している。
その間、様々な虐めを受ける内に翔馬のペニスは比較出来ない位膨張していた。
翔馬が被虐の快感に目覚めると如何に関わらず、ペニスは絶頂の期待に溢れている。
だが当然ながら、優しく親切に頂点に導いてやることなどしない千紗都だ。
「ご主人様ぁ?」
千紗都は甘えた声を出しつつ、翔馬の濡れた亀頭をさわさわと擦る。
「どうして欲しいんですかって聞いてるんですよ?」
指で翔馬の先端から敏感な首筋を撫でて、千紗都は嘲笑った。
「う、うくうぅううっつ」
「答えて下さいますか? ご主人様」
言葉の合間に、千紗都は自分の股間を翔馬の口に押し付けて快楽を貪る。
そうして、翔馬のペニスの敏感なところをくるくると指でなぞって遊ぶ。
「く、くふぅぅっ」
「して欲しい事もちゃんと言えないなんて、だめなご主人様ですね?」
千紗都の指先は、裏筋をなぞって袋の方に降りてから上がってきて先端を弄った。
そうして、千紗都は翔馬の顔をじっと見下ろして反応を楽しむ。
翔馬を弄ぶ事は、とっくに千紗都には簡単な遊びになっていた。
更に何度も翔馬のペニスを嬲っては、手を離して絶頂させないで放置する。
苦悶の表情を浮かべている翔馬を見て、不意に千紗都が腰を浮かした。
「ああぁ……ああっ……あぁっ」
次の瞬間、自由になった翔馬の口からはっきりと喘ぎ声が漏れ出した。
それを聞いて千紗都は、中腰のまま楽しくて仕方ないように笑う。
「あらぁ? ご主人様、とってもいい声で鳴くんですね」
そんな嘲りを受けて、不覚にも喘いでしまった翔馬は顔を紅潮させる。
既に、翔馬自身にも自分の中に芽生え始めた性感の制御が出来なくなっていた。
こんな千紗都に嬲られるような状況で、感じてしまってはいけないと焦る翔馬だ。
それなのに、翔馬のペニスは快感を求めて千紗都に従ってしまうのだ。
「じゃあ、もっといい声を聞かせて下さいね」
千紗都は、翔馬のペニスをぎゅっと握ってしかしそのまま動かさない。
「……ふ、ふうううっ……あああっ」
翔馬の瞳が、自分の手の動きを待っている事を知った上で千紗都は手を止める。
そうして、ペニスを握ったまま翔馬の顔を覗き込んで反応を鑑賞した。
背中を得体の知れない感覚が走り抜け、吐息をついてしまう翔馬だ。
暫くそうしていた後、千紗都の手がゆっくりと動き出した。
「あああっ……はあぁぁぁ」
翔馬は、思わず長い喘ぎ声を出してしまい千紗都の耳を楽しませる。
「ご主人様……イきそうになったら言わなくてはダメですよ?」
千紗都は、ゆっくりと翔馬を絶頂へ持ち上げながら念を押すように言い聞かせた。
翔馬は、自分を支配している少女の瞳に吸い込まれそうになる。
「ちゃんと言わないと、『罰』を与えますからね」
昨日まで奴隷だった少女に、そんな事まで指示されてしまう自分が哀れだった。
だが、その哀れさが翔馬のペニスをより一層硬くしてしまうのも事実である。
千紗都は、緩急をつけて翔馬のペニスを動かして快感を与えてやった。
元々、メス奴隷にした千紗都に自分のペニスのポイントを教育したのは翔馬である。
今まさに、その成果を使って逆に嬲られているのは皮肉と言えた。
(第7話・終了)
(´-`).。oO(再録分、掲載終了……)
ご本人ですか?そうなら応援しますが。
(´-`).。oO(“本人”ですので応援宜しくお願いします……)
「 逆 N a t u r a l 2 」
第8話(新作部分)
翔馬のペニスは、千紗都の手によって急速に高まらせられていた。
「どうですか? ご主人様、イきそうですか?」
千紗都が、翔馬のツボをつくようにして強くペニスを擦り上げる。
「ああああっ……い、いい……」
異常な状態の中で芽生えた快感に包まれて、翔馬は追い詰められた。
「あ、あ、あ、イ、イくっ」
翔馬が腰を上げて、絶頂しようとした瞬間、千紗都の手がペニスから離れる。
「あ、あああっ!?」
快感が一気に取り上げられて、翔馬の精神が焦燥の中に落とされた。
「な、なっ……っ!?」
愕然として自分を見上げる翔馬に、千紗都はにっこりと言い聞かす。
「ちょっと手が疲れちゃったんです」
「くうっぅううっ」
翔馬は千紗都の余りにも意地の悪い玩弄に、再び熱い涙を流した。
その翔馬の絶望の涙は、新米女王様の千紗都を喜ばせて胸をわくわくさせる。
翔馬の頭の中は、絶頂の期待で満たされ放出だけを望んでしまっていた。
「あ……ああ、ああ……」
自由にならない腰を必死に持ち上げ、翔馬は千紗都の手を待ち望む。
そんなみっともない仕草を睨み付けるようにして、千紗都はため息をついた。
「そんなにイきたいなんて、恥ずかしくないんですか? ご主人様」
そうやって屈辱を与えた後、千紗都はまた翔馬のペニスを握って動かす。
ついさっき絶頂近くまで行った余韻で、翔馬はあっという間に勃起してしまう。
「ああっ、……イくぅ……っ!」
翔馬のペニスの膨張率が高まり、千紗都の手の中で一気に硬さを増す。
その瞬間に、また千紗都は翔馬のペニスからぱっと手を離して翔馬をイかせない。
「また、疲れちゃいました♪」
何度目かのお預けを食らわされて、翔馬はパニックのような表情になった。
「あああっ!……くあぁぁぁあっ!!!」
指先一つ動かせず何も出来ない自分に、翔馬はせつない涙を流して号泣する。
そんな翔馬のペニスを、楽しそうにそっと撫でる千紗都だった。
少しの間、千紗都はにこにこしながら翔馬の焦燥する様を眺めていた。
そして、翔馬が落ち着いた頃を見計らって、改めてペニスに手を伸ばす。
「それじゃあ、触っちゃおうかなぁ」
千紗都は、また指で翔馬の先端から敏感な首筋を撫でて遊ぶ。
「くわああっ、つっ」
翔馬は待ちこがれていた刺激に、犬のように舌を出して喘ぐ。
翔馬のペニスの敏感な部分が、千紗都の指でゆっくりとなぞられた。
「く、くふぅぅっ」
千紗都の巧妙な玩弄で、翔馬はあっという間に勃起してしまう。
「イ、イっ、……イ……っ!」
翔馬のペニスが一気に膨張し、千紗都の手の中で一気に硬さを増す。
今度こそ絶頂を味わうべく、翔馬の胸は期待で高まった。
その瞬間に、またもや千紗都は翔馬のペニスからぱっと手を離してしまう。
「はい、オ・ア・ズ・ケ♪」
千紗都は、翔馬に可愛くウインクして見せる。
「あああっ!……くあぁぁぁあっ!!!」
翔馬は、堪えきれない絶叫と共に千紗都に哀願の視線を向けた。
「ち、ち、千紗都……様ぁ、千紗都様あぁっ」
それから、一瞬躊躇したものの隷属の叫び声を上げてしまう。
「・・・お願いっ・・・イかせて!・・・イかせて下さいぃっ!!」
それは、かつての翔馬からは考えられない程の情けないセリフだった。
多分、昨夜の時点でこんなセリフを口にしろと言われたら鼻で笑ったに違いない。
だが、千紗都によって調教を受ける内に自然に言えるようになってしまった。
少しずつ、・・・しかし確実に翔馬は戻れない場所に落ちていってしまう。
「お願いっ、しますっ ……私をイかせて下さいっ!」
翔馬はもう、泣きじゃくりながら懇願してしまうしかない。
しかし、翔馬が下手に出れば出る程、千紗都は態度が大きくなるのだ。
「私、疲れちゃったんですよ。もうやめちゃいますね」
「そ、そんなことを言わないでっ、ああああっ、お願いしますぅっ」
千紗都は翔馬のペニスをゆっくりと握り締めながら、その手を止める。
そうして、翔馬の瞳を見下ろしてその目を細める千紗都だ。
「……じゃあ、私の言うことに従って戴けますか?」
冷静に言う千紗都の指先が、翔馬のペニスを刺激して来る。
翔馬はそれだけで刺激を欲してしまって、頭の中を痺れさせてしまう。
「これからずぅっと、私の命令に従って戴けますかぁ?」
千紗都が翔馬のペニスをぐりぐりと弄びながら、絡み付くような視線を向けてくる。
「あ……あ……」
翔馬は口の中を粘つかせながら、情けない声を上げる。
自分が、千紗都から隷属の誓いを要求されているという事実が翔馬を打ちのめした。
千紗都は、快楽と調教によって翔馬を支配しようとしている。
そして、翔馬の中にもう抵抗出来るだけ精神は殆ど残っていない。
千紗都は、ペニスを握ったままそんな翔馬の顔を覗き込んで鑑賞を続ける。
「どうなんですかぁ? ご主人さまぁ?」
千紗都が、相変わらず馬鹿にしたような口調で問い掛けて来た。
翔馬は、もうそんな態度に反抗すら出来ないのだ。
(第8話・終了)
(´-`).。oO(今後の更新予定……あくまでも予定)
2月23日 「月光」episode.ⅰ~ⅳ(再録)
3月 2日 「月光」episode.ⅴ~ⅷ(再録)
3月 9日 「月光」episode.ⅸ(新作)
3月16日 「はじめてのおしおき」1回~3回(再録+加筆訂正)
3月23日 「LITTLE BEAT RIFLE」第1回(新作)
3月30日 「茨の海」第1章~第3章(再録)
4月 6日 「茨の海」第4章(新作)
そうでしたか。応援してます。
ところで女性に虐められる系の小説なら投下O.K.なんですよね?
(・・・って今まで書いたこと無いですけど。
あ、それは勿論投下下さい。
宜しくお願い申し上げます。
70 :
むう:03/02/16 19:23 ID:yrPmAQRI
「女性上位で優しく愛撫される小説」とか「男が女を倒す」、
「男が女に犯されるやつ」なんてスレッドもあるんですが。
でもこれだけの小説だったらそんなの黙認していいっすねw
この先が凄く楽しみなので頑張ってください。期待してます。
>69
了解。
小説の方は、無邪気というか初々しい女王様(というのも少し違うか?)っぷりと、
主人公の方もまだMに落ちる自分に戸惑いつつ葛藤しつつ快楽に逆らえない、
というような感じがあらわれてて好みです。
>70
さすがに「女が男を倒す」スレは、本当に「倒す」要素が結構求められてるので、
敬遠されそう。女性上位は主旨が違うような…。犯されスレが相応しかったかも。
まあここは多少SM色を主眼においていけば、差別化できそうですが。
良スレ保守
73 :
逆なちゅ派:03/02/18 00:25 ID:95Yxw79e
KURT ◆ANGLE5Xuk. 氏今回のコテハン&トリップは個人的にツボです。
ビンスの次に好きなのでつよ。
というわけでスレたて&逆なちゅアップ乙です。
非常に楽しみにしております。煽りにも負けずがんがってください。
楽しみにしております。では~。
このスレにある小説はどっかからの転載なのか?
いや・・・転載じゃないだろ。。。
転載というか、正確には「再開」が一番しっくりくるような。
そうそう。「続き」みたいな感じか。
(´-`).。oO(……That's the bottom line , Cause Stonecold said so……)
「 月 光 」
Prologue
香緒里の細い指が、そっと彼の首に巻きついて撫でた。
それから香緒里の白い手が、彼の首にごつごつとした首輪を巻きつける。
太い皮製の首輪が彼の首を締め付け、改めて自分の立場を思い知らされた。
彼の首輪から伸びた長い鎖の端は、香緒里の手に握られている。
それは、もう身も心も香緒里に従属している事を示すのには充分な光景だった。
「……可愛い……ですよ……」
香緒里は小さく囁くと、手に持った鎖を強く引っ張って彼に上を向かせる。
「うっ」
彼は床に正座した体勢だから、直立している香緒里を見上げる事になってしまう。
香緒里に引かれた鎖が、小さく乾いた音を立てる。
「はぁぁっ」
彼は熱い吐息をついて、潤んだような瞳で香緒里を見た。
月の明かりの中で、彼の支配者たる香緒里の目が冷たく微笑んだ。
「……ふふふ……」
──彼は、かつて香緒里が自分の奴隷だったという事を殆ど夢のように思い出す。
それは、つい先日の事のようでもあり、遠い昔の事のようでもあった。
「……さあ……いじめてあげます……からね……」
香緒里の涼しくもどこか楽しそうな声が、彼を鞭のように打ち付ける。
「か、香緒里……様ぁ」
彼の従属のセリフと共に、歓喜の涙がすうっと流れて裸の胸元に落ちた──
episode.暙
あれ? episode.ⅰって打ったのに?
──全裸の香緒里の細い首を指でしゃくあげると、彼は小さく口元を歪めた。
「ふんっ」
照明が落とされ、窓から月の光しか入って来ない薄暗い部屋だ。
その中で、香緒里の豊かな白い身体はまるで光を放つかのように輝いていた。
それは、彼が支配している身体だった。
だからこそ彼は唇をメス奴隷の香緒里と、乱暴に重ねる。
「……ううん……っ」
小さく喘いだ香緒里は、白く張り詰めた太腿をぎゅっと閉じ合わせた。
彼は、香緒里の長いきれいな黒髪に指を通してはその感触を楽しんだ。
「……は、はぁぁぁ……ん……」
彼の舌が差し込まれると、自分から舌をからめてしまう香緒里だ。
「お前もそれなりにメス奴隷らしくなってきたじゃないか」
彼は満足気な表情で、香緒里の舌を吸い込む。
くちゅくちゅ、と二人の口が湿った音を立てる。
二人の唇が離れると、香緒里の口から名残を惜しむように唾の糸が引いた。
彼は、香緒里が生意気にもうっとりとした表情でいるのに気付く。
「ちょっと褒めると、もうこれか?」
彼は手をさっと振り上げると、いきなり香緒里の頬を平手打ちした。
彼に叩かれた香緒里の頬が、乾いた音を立てる。
「ぅく……っ……!」
香緒里は目を見開いて彼を見つめるが、そこに抗議の意思はない。
慌てて自分の態度を反省し、豊かな乳房を揺らしながら土下座をする香緒里だ。
「……御主人様……ありがとう……ございます……」
彼は、そんな香緒里の態度を満足そうに見下ろした。
香緒里のメス奴隷としての象徴の首輪が、窓からの月明かりを鈍く反射する。
彼が満足そうに頷くと、香緒里はそっと正座したまま顔を上げる。
二十歳にしては少々幼く見える香緒里の瞳が、御主人様である彼をそっと見上げた。
伏目がちの態度から伺える通り、香緒里は気弱な少女だった。
彼と香緒里が、キャンパスで出逢ったのは半年程前のことである。
ほどなくして信頼を得て香緒里の処女を奪った彼は、以降彼女を玩具にしていた。
今となっては、香緒里は彼の意思一つでどうにでも出来る女である。
「はんっ、それでいいんだ」
彼は腰を屈めると、香緒里のたわわな乳房をつかんで強く揉み込む。
「……ああ……ううっ……」
香緒里がせつなそうに首を振る度に、揺れる黒髪のシャンプーの匂いが漂った。
薄い桃色の乳首が、痛いくらいに尖って香緒里の快感を示す。
彼は、さっきまで散々可愛がってやったにも係わらず発情する香緒里を嘲笑う。
「ふっ……いやらしい女だ」
香緒里は彼の揶揄するようなセリフに、哀しそうに目を伏せるだけだ。
「どんなことをされても感じられるとは、便利な身体だな」
彼が馬鹿にしたように言うと、香緒里はコクンと頷いた。
「……いつもいやらしい香緒里を調教して戴いて……ありがとうございます……」
酔ったような表情で彼に向かって御礼を言いつつ、香緒里は頭を下げる。
彼が更に香緒里を嬲ってやろうとした時、不意に香緒里が真っ直ぐ顔を上げた。
「……御主人様……?……」
香緒里が、注意していないと聞き逃してしまうような声で囁く。
「……今度は……私が御奉仕させて戴きたいのです……が……」
いつもとは違って、直接御主人様である彼の瞳を見つめ返してくる。
一瞬、彼はその香緒里の瞳の中に不思議な影を見たような気がした。
香緒里が自分から奉仕を申し出たのは珍しい事でもあるし、彼は眉をひそめた。
彼が不思議そうな表情になったのを見た香緒里は、にこっと微笑む。
「……少し……勉強したことがございまして……」
まあ、メス奴隷としての根性が身に付いたのだと考えれば、いいことではある。
彼は気軽に考えると、香緒里に向かって鷹揚に顎をしゃくって見せた。
──しかし……
後になってみれば、これが二人の運命の分岐点だったのだ。
勿論、神ならぬ身である彼にそのような事など判るはずもなかったのだが。
彼は、香緒里に向かって自分のペニスを突きつけた。
「くわえろ」
香緒里は頷くと、彼のそそり立ったペニスを深くくわえ込んで舌を絡める。
よく動く舌が彼自身を包み、そして唾液をまぶして舐め上げる。
「ん……ん……」
俺が仕込んでやった以上に上手くなったじゃないか、と彼は優越感を覚える。
そして、甲斐甲斐しい香緒里の舌先が生み出す快感を味わった。
ふと、香緒里の両手がゆるやかに持ち上げられて彼の腰に当てられた。
つ、つ、つ、と香緒里の指先が彼の肌の上を滑る。
細く白い香緒里の指が、這うように彼のアナルの辺りへと向かう。
香緒里の舌先を味わっていた彼は、その微妙な動きに気付かない。
周囲をそっと撫でまわした後で、香緒里の指の何本かが彼の尻の割れ目に滑り降りた。
香緒里の指先が、ゆっくりと彼の窄まりをくすぐる。
彼の後ろの穴の近くに、すっと香緒里の指先が滑り込んできた。
「お、うんんっ!?」
彼は、不意に与えられた予期しなかった感覚に戸惑いつつ、腰を引こうとした。
だが、ペニスを香緒里に強くくわえこまれている状態なので動かせない。
「うくっ……お、おいっ」
彼はまるで力が抜けてしまったかのように、香緒里の頭を押さえる。
な、なんだ……この訳のわからない快感は……
香緒里は上目遣いで彼を見ると、更に力を込めてペニスを吸い込んだ。
彼のアナルに向かった指先は、押し込むように揉み込んでくる。
香緒里の指先が、彼の後ろの穴に侵入してくる。
彼は女のように甲高く、うわずった声を上げてしまっていた。
「ううっ……あーっ!」
自分で口に出しながら、彼は妙な気恥ずかしさを覚える。
香緒里の指が更に彼の後ろの穴に力を入れた瞬間、彼は勢い良く腰を引いてしまった。
「うわぁ……っ」
寸前までくわえられていた彼のペニスと香緒里の口との間に唾の橋がかかる。
「はぁ、はぁ」
息を荒くしている彼を、香緒里は正座したままで不思議そうに見上げた。
「……御主人様……よくなかったでしょうか……」
香緒里は純粋そのものといった表情で、彼の瞳を見つめた。
まさか主人である自分が感じすぎてしまったとは言えない。
彼は幾分顔を赤らめながら、香緒里に強い言葉も言えずに戸惑う。
「……よくなかったですか……?」
意識しているのかどうか、言葉に合わせるように香緒里の指先が蠢く。
その白く細い指先を見つめる内に、彼の後ろの窄まりがきゅんと締まった。
よくなかったなどとはとんでもない、と彼は頭を混乱させる。
「……きっと、御主人様を気持ちよくして差し上げれますのに……」
香緒里の穏やかな言葉が、まるで縄のように彼に絡み付く。
「……よくなかった……ですか……?」
窓からの薄い月の光に照らされて、彼女の笑顔の半分が闇に覆われた。
episode.暠
香緒里は豊かな乳房を揺らしながら、立て膝でそっと近付いてきた。
白く透き通った乳房が、柔らかそうにたぷたぷと震える。
「……私は御主人様の奴隷ですから、御奉仕したいのです……」
小さく囁くような口調で、香緒里の声が流れる。
自分は奴隷だと言いつつも、その口調は決して侍らってはいない。
いつもの彼ならそれに気が付いたろうが、今の彼にそんな余裕はなかった。
香緒里の暖かい身体が、そっと彼の裸体に寄せられる。
そして、寄り添ってきた香緒里の指先が不意に彼の腰へと伸びた。
「ぅうっ!」
彼は主人としてそれを払いのけるべきかもしれなかったが、それが出来なかった。
香緒里の白い指が、彼の後ろの穴を優しくノックする。
とんとん、とどこかからかうようなリズムだった。
彼は心の中だけで、弱々しく拒絶の意志を示して目を閉じる。
「ぅうう……っ」
「……御主人様に……気持ちよくなって……戴きたいのに……」
こりこりっと、穴をこじ開けるように指で掻かれた。
香緒里の指で、彼のアヌスは押し入るように揉み解される。
「だめだ……やめろ……」
彼は小さく首を振って、目を閉じて聞こえるか聞こえないかの呟きを漏らす。
「……とても……気持ちいいそうですよ……」
そうして彼の膝が崩れそうになると、また唐突に香緒里は彼から離れてしまう。
「……どう……しますか……」
彼に言い聞かせるかのように、香緒里は言葉を続ける。
それから、足を折ると先程までと同じようにきっちりと床に正座した。
彼は我に帰ったように、自分が調教したはずのメス奴隷を見下ろす。
「……どう……ですか……」
香緒里の態度は、この場に似つかわしくない程に落ち着いていた。
かえって彼の方が動悸を早め、汗までかいて口が渇いているのに気付く。
そんな彼を見上げながら、香緒里は淋しそうに微笑んだ。
「……御主人様のお気に召さないなら……止めることにします……」
彼は反論しようとしたものの口内が渇いて張り付いていて、上手く言葉にならない。
「い、いや……そうでもない」
彼は香緒里の元に近付きながら、そっとその白い指先を見つめる。
彼のアナルが、再び熱でもあるかのように勝手に伸縮した。
もう一度、後ろの穴に指を入れられたまま、ペニスをいじられたらどういう気分だろう。
アナルをいじられ、かきまわされたらどんな快感が味わえるのだろう。
「香 、香緒里……も、もう一度……やってみろ」
そう口にした彼は、香緒里に向かってまるで懇願するかのように言い直す。
「……や……やって、くれないか」
彼がセリフを言い直した事に、香緒里の口元が微かに綻ぶ。
彼の求めに応じて、香緒里が腰を浮かした。
「……わかり……ました……」
静かに立ち上がると、部屋の隅に置いてあったハンドバックから乳液の瓶を取り出す。
彼のほうへ向けている白い背中が、窓からの月の明かりを反射して光っていた。
更に香緒里は、そばに転がっていた極薄のコンドームの封を切る。
それは、さっきまで彼が香緒里を犯す為に使っていたものだ。
香緒里はコンドームを取り出すと、右の指にはめる。
実際のプレイでは、アナル拡張の際に指をそのまま挿入する事はないので当然の行動だ。
それから、香緒里は乳液の小瓶を取り出すと指に乳液を垂らす。
彼は、そんな香緒里の一連のゆったりした動作を見守っている。
今更ながら心臓の鼓動が大きくなったような気がして、彼は唾を飲み込んだ。
別に、自らのメス奴隷に奉仕させるだけの事だ。
メス奴隷を躾る調教プレイには、主人の肛門を舐めさせるものだってある。
彼にしたところで、数え切れない程に香緒里にそのペニスを頬張らせているのである。
たいした事ではない、と彼はまるで自分に言い聞かせるように思う。
しかし、彼は香緒里の手が腰に廻ってくるのをどこか緊張して待っていた。
「……御主人様……」
静かな口調で近付いて来ながら、香緒里が言った。
ゆっくりとした歩く間、香緒里の豊かな乳房が揺れてその存在を主張する。
「……御奉仕……致しますね……」
囁いた香緒里は、まるで自らの主人を抱くがごとくに腕を開いてきた。
いつもなら、相手を抱き締めるのは主人である彼の役割である。
だが、今はまるで当然であるかのように香緒里が彼の身体に手を廻している。
「……ふふふ……」
「か、香緒里……っ」
それを生意気だと叱り付けようとして、何故か口篭もってしまう彼だ。
今更ながらに香緒里のシャンプーの匂いがする髪が、彼の鼻をくすぐった。
先ほどは爽やかに感じられたその匂いが、何故か官能的に感じられる。
彼は無意識に視線を逸らすと、腕を両脇に垂らしたままにする。
どうしてだか、香緒里をその手で抱き締める事に躊躇われてしまったのだ。
「……指で……触ります……よ……」
香緒里の白い指がそっと彼の臀部に伸びて、そっと撫で回した。
乳液のまぶされた指の感触が、いやに冷たく感じられるのは肌が熱くなっているからか。
「うううっ」
彼はそっと吐息を漏らすが、香緒里は知って知らずか手を止めない。
更に香緒里は、汗をかきつつある彼に密着してきた。
「……御主人様……いかがですか……?」
どこかドキリとする声色でそう言って、香緒里は彼のアナル近くへ指を滑らす。
「……こうして……欲しかったんですよね……」
彼は、自分のペニスがいつも以上に張り詰めていることを思い出す。
香緒里の右手は、そんな彼の窄まりを後ろからすくうように刺激している。
「……引っ掻いて……みます……」
そして香緒里の4本の指先は、軽く何度も尻の表面を掻いて刺激を送ってきていた。
左手は、敢えて彼の臀部そのものを掬い上げるように揉み込んでいる。
「……どう……ですか……?」
「く……くぅっ」
香緒里にアナルを刺激されながら、彼はそっと喘ぐ。
不意に、香緒里の左手が、ゆっくりと這い上がって彼の脇腹を撫でてきた。
香緒里の右手は、更に彼の窄まりをとんとんと刺激している。
「……そぉっと……行きますよ……」
「あ、あうっ」
彼は小さく震えると、まるで香緒里の懐に潜り込むように体を寄せていく。
「……気持ちいいですか……?」
香緒里の言葉は、どこか主人を甘やかすように優しかった。
「……はぁああ」
彼は意識せずに香緒里の言葉に頷いて、熱い息を吐く。
香緒里は、更に彼に身体を密着し、その豊満な乳房が彼の胸に押し付けられる。
そのゴムマリのような柔らかい感触も、今の彼に快感を与えて来るのだ。
「……そんなに……気持ちいいですか……?」
香緒里はまるで楽しむかのように、主人である彼のアナルを弄ぶ。
episode.暲
香緒里の右手の指が、彼の尻の割れ目を下りて後ろの穴に滑り込んだ。
「そ、そこ……は……」
彼は、香緒里の指先ですぼまりをくすぐられて小さく喘いだ。
「……気持ち……いいですか……?」
香緒里は、彼のアナルを指先で押し込むように揉んで来た。
「……気持ち……いいんですか……?」
そう問い掛けたセリフに反応がなかったのを見極めて、香緒里はその手を止めた。
「…………」
そうして、その指先を彼の窄まりからそっと放してしまう。
「あっ……うううっ」
彼は急にお預けにされた刺激に、小さく悲鳴を上げる。
痺れるような快感が止められたが、彼に苦痛を与える。
「ど、どう……したんだ……?」
香緒里は主人の訝しげな問い掛けには答えずに、静かに彼を見つめる。
「…………」
「お、おい……香緒里」
その声はどこか上ずっており、叱り付けるというよりは戸惑いに近い。
「……どうしたんだ、もっと……」
そこまで言葉にしてから、彼は口ごもってしまう。
そして、更に刺激してもらいたいという欲望を抱いたまま黙り込む。
それから、彼はどこかせっぱつまったような大きく荒い息をついた。
呼びかけられた香緒里は、そっとその指先を動かして彼の背中を撫で上げる。
そんな些細な刺激さえもが、今の彼にはどこか甘い感覚となった。
「……あまり……お気に召さないようでしたので……」
香緒里は取り立てて慌てた様子もなく、ゆっくりと手を動かす、
「……こうすると……」
爪の硬い部分で背中から臀部に向かって、指先がつつつっと動く。
「くっ、くううっ!」
彼は待ちかねていた刺激の再開に、小さく喘いで香緒里にもたれかかる。
「……気持ちいい……はずなんですが……」
香緒里の右手が、少し広がったアナルから指先を侵入させてくる。
「……御主人様が……気持ちよくないなら……」
香緒里は、彼の唇にぎりぎりまで唇を寄せて語りかけてくる。
「……やめます……」
甘く包み込むような香緒里の吐息が、彼の唇をくすぐっては流れていく。
「……気持ちよく……ないのですよね……?」
そっと耳元に移動した香緒里の唇が、吐息ともに囁いてくる。
「あうっ……くああっ」
彼は香緒里の指先を味わいながら、ぎゅっと目を閉じたたままで答えない。
そんな彼の反応を確かめて、香緒里は淡く微笑むとその手を止めた。
「……御主人様は……あまり気持ちよくないのですよね……」
再びその手を止めた香緒里は、その指先をさっさと彼の窄まりから放してしまう。
「……か、香緒里っ」
今度の彼の呼びかけは、半分悲鳴に近かった。
必死になって香緒里の顔を覗き込と、月の光を宿した瞳が真っ直ぐに見返してくる。
「…………」
その透き通った瞳で見返され、彼は逆に視線を逸らしてしまった。
本当ならば、メス奴隷である香緒里の方が視線を逸らすべきだった。
主人である彼が、香緒里から視線を逸らす理由などないはずだった。
「…………」
彼は、床に伸びた香緒里の影を、どこかぼんやりとした目で見つめる。
彼のアナルは、熱でもあるかのように勝手に伸縮して刺激を欲していた。
そして、乾いた口の中を貼り付かせながら、戸惑いで目を潤ませた。
「な、何故止める……んだ?」
彼は、せっぱつまったような荒い息をつきながら香緒里に語りかける。
その声は更に上ずっており、戸惑いと焦りを含んでいた。
窓からの淡い月の光に照らされ、香緒里は薄っすらと微笑んだ。
「……あまり……よくないみたいでしたので……」
香緒里は主人の焦った様子を気にしないかのように、そっと口を開く。
伺い見ると、相変わらずしっかりとした視線なので彼の方が戸惑ってしまう。
どうしたんだ……まるでこれでは……これでは……。
「き、き、気持ち……」
彼は、唾を飲み込んでから途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
心の何処かで鳴っている警報を気に掛けるより早く、彼は叫んでいた。
「き、気持ちいいに決まってるじゃないかっ」
そのセリフを聞いた香緒里の指が、するっと彼のアナルに侵入してくる。
「あぅうんっ」
いきなりの刺激で、彼はぎゅっと目を閉じて小さな喘ぎ声を上げた。
膝が崩れそうになって、彼は香緒里にもたれかかるかのように体重を預ける。
「……ふふふ……大丈夫……ですか……?」
どこかからかうような口調の香緒里が、彼の身体を支えた。
香緒里は、彼のアナルを指先で押し込むように揉んできた。
彼を左手で支えるように抱きながら、香緒里は右手を窄まりへ押し込む。
「……気持ちいい時は……気持ちいいと……言ってください……」
香緒里はまるで赤ん坊に教えるかのように彼に言うと、指先を微妙に振動させる。
「あうっ……くうううっ」
今まで、快感をもたらすなどとはついぞ考えた事のなかった排泄器官だ。
そんなアナルが自分に与えて来る強烈な甘美な感覚に、彼は酔っていた。
「ふぁ、ふああぁぁっ」
混乱したままの彼に向かって、香緒里は追い討ちをかけるかのように言う。
「……ちゃんと言って下さいますか……?」
香緒里の口調が低くなって、彼のアナルに差し込まれている指が不意に止まる。
「ああっ……わ、わかったぁっ」
彼は、また焦らされる事を恐れるかのように必死で頷く。
「き、きっ」
彼は顔に大粒の汗を張り付かせながら、まるで犬のように荒い息を吐く。
「き、気持ちいいいっ!」
そう口に出してしまうと、本当に気持ちよさが増幅されて彼はハマってしまう。
昔、香緒里を調教し始めたばかりの時に快感を申告させた事があったと彼は思い出す。
恥ずかしがりながらも、言葉にする事で香緒里は悦びを高めていたはずだ。
それを今、逆に香緒里にやらされているという奇妙さに彼は気付く。
何故、メス奴隷に命令されて恥ずかしい事を言わなくてはならないのかと思う。
だが、アナルから背中に向かって駆け上がってくる快感がそんな拘りを捨てさせる。
ここで文句を言って、香緒里の与えてくれる快感を味わえない事を恐れた。
頭の中に霞みが掛かってきて、主人のプライドなどが小さい事のように感じてしまう。
「気持ち……いいっ」
もう一度口にしてしまうと、更に抵抗がなくなってしまう彼だ。
「……そう……ですか……」
香緒里の指がアナルを押し広げるように捏ねくり回し、一旦下がってまた入ってくる。
彼の膝が崩れそうになると、更に尻の窄まりにぎゅっと入って来た。
episode,暿
香緒里の指が、更に微妙な動きをしていく。
「……そんなに……いいですか?……」
香緒里のどこか冷静な問い掛けにも、彼は上ずった態度でしか答えられない。
「あああ……気持ちいいっ」
香緒里の彼を支えていた左手が彼の股間に伸びて、そのペニスを掴む。
「あうっ……くあああっ」
彼が身体を震わせてうめくのを、そっと支える香緒里だ。
香緒里のすべすべとした肌が触れ、それまでもが快感を生み出す。
「…………」
彼の耳元で香緒里の含み笑いが聞こえたような気がした。
だが、香緒里の手で後ろと前を同時に攻られている彼にとってはどうでもいい事だ。
「あ、あうっ」
彼は喘ぎ、悶えながら香緒里の指先が自分のアナルをかき回すのを味わう。
「……こうして、中からこすると……」
香緒里の指の動きに合わせて、彼のアナルがくちゅっと音を立てた。
「……お尻から背中まで……響いてくるでしょう……」
「あふっ……あふうっ」
彼のアナルは香緒里の指の乳液で、強制的にくちゅくちゅと音を立てさせられる。
「……御主人様……どうですか……?」
香緒里のあくまでも遠慮がちな声が、彼を強制的に弄ぶ。
彼は息が上がってしまって、声を出すことが苦しくなっていた。
「……どう……ですか……?」
彼が問いに答えないと、手を止めてアナルをいじる事を止める香緒里だ。
「ああっ!!」
彼はもう香緒里の指先一つで操られるように、切羽詰ったような声を上げる。
「気持ちいいんだってばっ」
彼が焦って答えると、香緒里のアナル愛撫が再開された。
「……ちゃんと言わないと……続けませんよ……」
香緒里はどこか楽しげな口調でそう囁くと、指を彼の窄まりに突き刺す。
「くはあっ」
彼はその強い刺激に、思えずきつく目を閉じて悲鳴を上げた。
香緒里の指が更に執拗に、彼の後ろの割れ目の筋に沿って淫靡な動きを続ける。
びちょびちょ、にちゃにちゃという乳液の擦れるいやらしい摩擦音が響いた。
「あ、ああっ……はあっ……気持ちいいっ」
「……御主人様……ここなんてもうこんなふうに……」
香緒里の指先が、アナルと同時にペニスも刺激してきて先走り液を掬い取る。
そうして、彼は自分の出した液体と乳液によって更にアナルを弄ばれた。
「……あああ……ああああっ……」
香緒里の指先がゆっくりとした動きになった事に気付いて、彼はすぐに叫ぶ。
「き、気持ちいいぃっ……あぐうっ……気持ちいぃ」
香緒里は、そんな彼をからかうが如く指を動かす。
それは、まるで指先一つで彼を操っているかのようだ。
「……こうすると……感じますね……?」
香緒里の柔らかい声が、彼を教え諭すかのように発せられた。
「うおぅ……くうぅぅ」
彼の唇からは、熱い吐息が途切れる事はない。
彼は、いつの間にか香緒里にどうしようもない快感を植え付けられている。
香緒里の指先が、彼のアナルの内で微妙な動きをみせた。
「……こういうふうにしてから……、こう……」
「ううううう」
香緒里の指の動きと共に、彼の背中がのけぞる。
「……ちゃんと……味わって……いますか……」
ペニスからは次々に濃い先走り液が流れ出し、香緒里の太ももを濡らした。
香緒里の吐息が、彼の喉元をそっと舐め上げていくようだ。
「……どうですか……? ……こうやって、こう……」
「あーっ! ああああ……っ」
彼の悲鳴のような喘ぎが漏れると、香緒里の指が激しく動く。
「……こういう手も……ありますよ……?」
「くああぁっ」
月の光で陰になった香緒里の顔が、含み笑いのような表情を露にした。
そんな香緒里の表情の変化など、彼の視界に入る事はない。
──くすっ……
彼の耳元で、香緒里は聞こえるかどうかくらいの小さな含み笑いを漏らす。
それはとても優しく、そして酷薄な微笑みだった。
しかし、彼が主人に対しての香緒里無の礼な行為を問い質す事など出来るはずもない。
香緒里の白く細い指先が、彼の後ろの窄まりをかき回すからだ。
「……こう……ですね?……」
くぷっ、とアナルを微妙な動きで刺激されながら、彼は目を閉じてしまう。
「あ、あうっ」
情けない呻き声を上げて、彼は香緒里の肩先に寄りかかる。
彼を支え続ける香緒里の身体が、より一層柔らかく彼を包むようだ。
香緒里の人差し指が、回転するようにゆっくりと動作を始めて彼を翻弄する。
「……感じ……ますか……?」
ぐちゅぐちゅと回された香緒里の指が、彼の神経を溶けさせていく。
「あ、あうっ」
彼は返事のしようもなく、ただひたすら声を漏らすだけだ。
「…………」
すると、すぅっと香緒里の指先がその動きを鈍くする。
「ああっ! 感じるぅっ 感じるってばぁっ」
彼は必死になって返事をして、香緒里の指を求めた。
もはや、彼は香緒里の与えてくれる刺激が途切れる事が耐え切れないのだ。
「……そんなに……感じるんですか……?」
つつつっと香緒里の爪の硬い部分で、彼のアヌスが焦らされる。
「感じるぅっ!!」
彼の全身が震えたのと同時に、香緒里のもう片方の指が彼の乳首を転がした。
「ふうっ……うっ」
女のように乳首を弄られて、感じてしまう自分が彼には判らなくなる。
自分には、女を嬲って調教する趣味しかなかったはずなのだ。
それが、今、香緒里に刺激されてその指をひたすら待ち望んでいるとは。
彼の思考は混乱を極め、足元さえ覚束無くなってくる。
「……ここも……チェックですよ……」
香緒里が微かな笑みと共に、彼に言い聞かせるようにぬぷぬぷっとアヌスを弄った。
だが、彼は香緒里の指使いに翻弄されて答える事が出来ない。
「……聞いてるんです……か……?」
香緒里の瞳が、すっと猫のように細くなった。
「……そう……ですか……」
そして、返事をしない罰とばかりにその指の動きを止めてしまう。
「ああっ……! き、聞いているぅっ」
必死になった彼は、まるで哀願するかのように声を上げる。
しかし、何故か香緒里は彼が返答をしてもその指を動かそうとはしなかった。
(エピソード1~4、終了 文字化け題名失礼)
(´-`).。oO(……It's true , It's damn true !……)
再録おつかれさま。新作待ち保守sage。
題名は機種依存の文字使ったって事ですか?
激しく落ちそう・・・。
んじゃ保守
│☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ├────────────
│ ☆ ☆ ☆ ☆ -――――‐- ───────――
│☆ ☆ ☆ ☆ / ヽ ────────
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│ ☆ ☆ ☆ ☆ | .(、,) | < エロパロに降臨さ。Oh、it's true. It's damn true!!
│☆ ☆ ☆ ☆ | ヘ_,、_ハ .| ―\
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\ /| ((金) |\ / \You suck!/ \You suck!/
コテハン名にビビった(w
当日保守
(´-`).。oO(……まさか…ネタがわかる人が
>>73 >>112 二人もいるとは……)
\You suck!/ \You suck!/
「 月 光 」
episode,5
彼は焦って顔を上げると、香緒里の顔を覗き込んだ。
そんな彼の視線を、香緒里はしっかりと受け止めて見返してくる。
「…………」
「……あ? え?」
香緒里の表情は、例え様もなく冷静であったから彼は怯んでしまう。
窓から差し込んでくる月の光に照らされて、香緒里はいつも以上に大人っぽく見えた。
「か、香緒里……?」
一瞬、彼は自分を抱くようにしている相手が誰なのか判らなくなってしまう。
そこにいるのは、処女を奪ってメス奴隷として弄んだ少女ではなかったのか。
自分の言葉一つで、どうにでも操れる人形のような少女ではなかったのか。
香緒里の少しも乱れていない呼吸が、彼の頬をくすぐる。
だが、彼がそんな事を冷静に考えていられたのはそこまでだった。
散々刺激されたアヌスが、淫らに蠢いて彼の思考を中断させてしまう。
「あっ……か、香緒里ぃっ」
彼は言葉を詰まらせながら香緒里に呼びかけるが、香緒里は無表情のままだ。
その表情は、部屋の薄暗さもあって細部を読み取る事が難しい。
尚も彼が言い募ろうとした瞬間、くちゅんっと香緒里の指先が動いた。
「ふっ、ふううっ」
待ち構えていた快感の再開に、彼は身を竦めて吐息を漏らす。
彼のアヌスが湿った音を立てて、香緒里の指先を待ち構える。
これでまた、先ほどまでの甘美な瞬間が続けられると彼の胸が高まった。
しかし、香緒里の指先は一回動いただけでまた焦らすようにピタリと止まってしまう。
「お、おいっ! 香緒里っ!!」
汗でびっしょりになりながら、彼は自らの奴隷である香緒里に詰め寄った。
「ど、どうしたんだっ!?」
アナルが与えてくれる強烈な未知の甘美感に、彼は心の底まで酔っていたのだ。
だが、彼のセリフを聞いた瞬間に香緒里の瞳が冷たい色で染められてしまう。
「……“おい”……ですか……?」
その低い言葉が香緒里の口から出た時、彼は背筋をゾクッと粟立たせる。
「あ、いや、その……っ」
香緒里の冷たい問い掛けに、彼は上ずったような態度でしか答えられない。
どこか緊張した空気が、香緒里と彼の間に流れた。
電灯が消され、窓から差し込む月の光だけが輝いている部屋を静けさが支配する。
彼が飲み込んだ唾の音さえもが、大きな音に聞こえた。
しばらくの時間の後、香緒里の唇が静かに動く。
「………今……なんとおしゃいましたか……」
香緒里の問い掛けは、言葉が持つ以上のプレッシャーを彼に与えて来る。
何故、自分のメス奴隷に釈明をしなくければならないのか彼にも理解出来なかった。
それでも、その身を硬くしている香緒里に彼は言い知れぬ恐怖心を抱く。
「だ、だからぁっ ……ああっ」
彼の口にしたセリフは、口内が乾いているから擦れたものになる。
「…………」
そんな彼を見つめて、メス奴隷のはずの香緒里は表情を示さないままだ。
香緒里は、不意に彼の身体に廻されていた腕から力を抜いた。
そして、もう彼に付き合うのは終わりだとばかりに引っ込めてしまう。
「……答えて下さらない……なら……」
「あっ! あっ! そのっ……あああ!」
彼はパニックを起こしたように口篭もると、慌てて自分の言うべきセリフを探す。
「す、すまんっ、そのっ、悪いっ」
出逢ってから今まで、彼が香緒里に謝罪らしきセリフを言ったのはこれが初めてだ。
無理矢理のように処女を奪ってからずっと、彼は香緒里を好き勝手に扱っていた。
それなのに今、彼は香緒里の顔色を窺うかのような情けない言動をしてしまう。
「わ、悪いっ、悪かったっ」
彼の譲歩したセリフを聞いて、少しだけ香緒里の口元が歪む。
「……そう……ですか……」
無言のままの香緒里の指先が、彼のアナルの内で微妙な動きをみせた。
「ううぅぅっ、あああっ!!」
香緒里の指の動きで弄ばれて、彼は背中を震わせる。
だが、香緒里が彼に快感を与えてくれたのはまたもやほんの一瞬だけだった。
その指の動きを止めた香緒里は、じっと彼の瞳を見つめ返す。
そうして香緒里は、静かに彼の瞳を威圧した。
「…………」
彼は香緒里の行為を続けて欲しくて、ついつい謝罪の言葉を口にしてしまう。
「……いや、その……ご、ごめんっ……」
自らのメス奴隷に詫びの言葉を吐く屈辱が、何故か甘い痺れで彼を襲う。
香緒里は依然として何も言わないままだが、心持ち優しく指を動かしてくれるようだ。
「ご、ごめんっ……ごめんっ」
彼が謝罪の言葉を発すると、香緒里の指が彼のアナルを刺激してくれる。
「ああああっっ……あああっ……ごめんんっ」
彼の勃起したペニスを扱く手を沿えて、香緒里は後ろにより力を込めた。
香緒里の指が彼のアナルのもっと奥底まで入ってきて、くちゅくちゅと中をかき回す。
「っ! あー、はぅ、ううっ……」
彼の尻が、再びぬちゃぬちゃという音と共に円を描くかのように動いた。
「か、香緒里ぃ……っ」
尻に指を入れられた彼は、腰を突き出したまま香緒里をせつなそうに見上げる。
「……ちゃんと……謝る事が出来たので……」
香緒里が、まるで犬に餌をやるかのように御主人様に宣言をした。
「……ふふふ……ご褒美……です……」
香緒里の指が、彼に恥辱を与えるかのようにひとしきり激しく動く。
強過ぎる刺激に、彼は甲高い悲鳴のような声で涙を流した。
「ああああああ……ーーーっっ!!!」
そして、彼は大きな声を上げてあっけなく絶頂に達してしまう。
「うくぅううううっ!!!」
彼のペニスからは、信じられない程の多量の精液が迸って香緒里の太腿を汚した。
白く熱い液体が、とめどなく迸って散ってゆく。
一瞬、きゅっと彼のアヌスが香緒里の指をくわえ込んで痙攣した。
自らの指先を彼のアナルがくわえ込んだのを感じて、香緒里の口元が薄く笑う。
「……イきましたね……御主人様……」
香緒里の声に合わせて指が微かに動き、彼の絶頂感を更に増幅させる。
「ああっ、はあぁあっ……」
無理矢理に絶頂を味わされてしまった彼は、全身の気力を失っていた。
「…………」
彼のアナルから、にゅぷんっと音を立てて香緒里の指が引き抜かれる。
「んくっ」
膝から力が抜けた彼は、脚を崩して正座のような体勢で座り込んでしまった。
「……そんなに……嬉しそうに……」
そんな彼を、真っ直ぐ立ったまま香緒里が冷静な表情で見下ろす。
「はあ、はあ、はあ……」
月の光の中で、彼はぺたんと座り込んだまま荒い息をつくしかない。
それは──、まるで香緒里に土下座して許しを乞うているかのようだった。
episode,6
日差しの強いキャンパスの裏庭近くの路上で、彼は香緒里を見付けた。
香緒里は、彼の5メートルほど先にいた。
路地の端を、ゆっくりとした足取りで優雅に歩いている。
照り付ける日光の中で、白いブラウスに白いスカートの香緒里は儚げに見えた。
長く綺麗な黒髪が、香緒里が歩く度にさらさらと揺れる。
それはまるで高名な画家の描く油絵のように可憐に感じられた。
その高貴な印象さえ覚えるその姿に、彼は一瞬声を掛けるのを躊躇う。
そこにいる相手は、自分とは違う世界の人間に思えてしまうのだ。
実際、香緒里の外見通りに実家は裕福らしい。
それは、香緒里が言葉少なく語った事から彼が推察した事だ。
しかしそんな背景を知らなくとも、香緒里の高潔さにたじろぐ事がある。
それは、香緒里をメス奴隷として調教するようになってからも変わらない感覚だ。
どこか自分には分不相応な相手と相対しているような想いが、離れない。
だからこそ彼は、泣き叫ぶ香緒里を押さえ付けて無理矢理処女を奪い奴隷にしたのだ。
言葉少なく気弱な香緒里は、彼の暴虐とも言える調教にいじらしく耐えた。
今では、香緒里は立派なメス奴隷に調教済のはずだ。
それを思い出して、彼は少しだけ安心したように息を吐く。
白く豊満な香緒里の乳房や身体を思い出して、彼は頬を緩ませもする。。
香緒里は、彼が思い通りに出来るメス奴隷であるという事実は変わっていないのだ。
彼はゆっくり香緒里に近付きながら、先日の調教の時の事を思い出していた。
彼が、奴隷である香緒里の一方的な奉仕によって絶頂してから3日が経っていた。
香緒里の積極的とも言える奉仕を思い出すと、彼は身体が痺れたようになる。
あの時、香緒里は彼のアヌスを思うがままに弄くり回したのだ。
──……ちゃんと……謝る事が出来たので……
香緒里が、まるで犬に餌をやるかのように宣言したセリフを思い出す。
──……ふふふ……ご褒美……です……
あの強烈な快感は、彼のそれまでの人生では味わった事のないものだった。
しかし一方で、それまでの香緒里の彼を嬲るような行為は許し難いとも感じる。
だが、香緒里によって与えられた快感がその時の彼を躊躇させた。
彼が座り込んでいる内に、香緒里はシャワーを浴びて着替えてしまったのだ。
服を着ている相手の前に裸でいる事は、どこか気後れしてしまう。
結局、彼は香緒里に何も言えずにホテルを出て別れたのだった。
そんな記憶を打ち消すように、彼は香緒里の背中に向かって、尊大に声を掛ける。
「……香緒里っ」
その声に応じて振り返った香緒里は、いつも彼が知っている香緒里だった。
ちょっと伏目がちな視線をして、柔らかい微笑みを浮かべている。
周囲をきょろきょろと見回してから、香緒里は鈴を鳴らすような声で小さく言った。
「……御主人……様……」
さすがに他人がいる時に“御主人様”と呼ばせる趣味は彼にはない。
だから、彼をそう呼ぶのは二人だけの時だけだと香緒里を調教していた。
二十歳にしては少々幼く見える香緒里が、御主人様である彼をそっと見上げている。
伏目がちの態度から伺える通り、香緒里は気弱な少女なのだ。
彼は、そんな香緒里の態度に満足したように頷いて口を開く。
「今夜は久し振りに調教してやるからな」
“調教”という単語を聞いて香緒里の白い頬が桜色になる。
そんないつまでも初々しい反応を楽しんで、彼はいつものホテルと時間を告げた。
そうして彼が威張り散らしたまま踵を返した瞬間、香緒里が目を伏せたまま囁く。
「……御主人様……お願い……が……」
「あん?」
あくまでも高圧的な態度で視線を向ける彼に向かって、香緒里はそっと微笑んだ。
「……アナルバイブ……を……」
小鳥の囀りのような可憐な声が、なんとも不似合いな単語を吐き出す。
「……アナルバイブを……御用意下さいます……か……」
その場に余り似つかわしくない単語という物は理解するまで時間が掛かるものだ。
彼は、香緒里が口にした“アナルバイブ”という単語に意識を混乱させる。
香緒里の調教にはアナルバイブは使用していないから、彼は首を左右に振った。
そんな彼に向かって、香緒里はそれまでの遠慮がちな表情を崩さずに言う。
「……アナルバイブがあれば……御主人様に……もっとご奉仕出来ます……」
その香緒里の遠慮がちな言葉が、彼の性感を刺激して息を飲ませる。
香緒里の、静かだがどこか含みがあるセリフが彼を絡め取った。
彼を見つめる香緒里の瞳が、まるで猫のように細められて彼を見上げる。
あの、香緒里の人差し指がゆっくりと動いた感触が彼を包んだ。
──……こういうふうにしてから……、こう……
秘めやかな囁き声が、彼の耳の中でリフレインされる。
彼の背中をのけぞらせた香緒里の指の動きが、不意に思い出された。
──……ちゃんと……味わって……いますか……
まるで、その場の空気が淫靡な物に変わってしまったようだった。
──……どうですか……? ……こうやって、こう……
ぐちゅぐちゅと回された香緒里の指が、彼の神経を溶けさせた記憶が蘇った。
──……こういう手も……ありますよ……?
アナルが与えてくれた強烈な未知の甘美感に、心の底まで酔った快感が浮かび上がる。
「……持ってきて……下さい……ね……」
彼は一瞬、まるで香緒里に嬲られたように気弱な表情になる。
彼は、心の中で香緒里の言う事を聞いてはいけないと警報を鳴らした。
そもそも、出逢ってから今まで、彼が香緒里に謝罪らしきセリフを言った事はない。
それなのに先日香緒里に強引に奉仕された時に、謝罪の言葉を口走ってしまったのだ。
「い、いや……そ、それは……」
だからこそ、彼は香緒里の要望にそのまま応じる事を躊躇してしまう。
「…………」
そんな彼を不思議な微笑で見上げ、香緒里はゆっくりと歩き去って行った。
香緒里の白いブラウスに白いスカートという清楚な格好が、夜に映えていた。
その服を、いつものように静かに香緒里が脱いで行く。
長い黒髪がさらさらと揺れ、形の良い乳房が魅惑的な姿を現し始める。
たぷたぷと動く香緒里の乳房が、窓からの月の光の中で更に白さを増す。
彼が香緒里の調教の時に使用している、造りのいいホテルの一室だ。
軽い食事を済ませた二人が部屋に入ったのは、つい先程である。
ここは部屋の一方の壁が大きなガラス窓になっており、採光が素晴らしい。
二人が逢う時はいつもカーテンを開けているので、綺麗な月が目を楽しませてくれる。
彼は、香緒里と傍らのテーブルの上の調教器具を見ながら困惑していた。
テーブルの上には、首輪や手錠等の通常の調教器具が並んでいる。
そして、今日はその他に香緒里の指示のアナルバイブも用意されていた。
何故か、アダルトグッズショップで夕方に購入してしまった税別5,980円の器具だ。
悪趣味な包装はとっくに剥がして、バイブ自体が無造作に置かれている。
毒々しい色の器具は、闇の中でも存在感を失わない。
──……アナルバイブがあれば……御主人様はもっと気持ち良くなれます……
耳の奥で香緒里のセリフがリフレインされてしまい、彼は頭を振って打ち消す。
──……持ってきて……下さい……ね……
結局、迷いながらも香緒里の言葉に従ってしまった彼である。
そんな彼に、全裸の香緒里が乳房を揺らしつつ近づいて来る。
その迷いのない確かな歩みが、かえって彼を戸惑わせてしまう。
episode,7
いつもの丁寧な態度を崩さないまま、香緒里がそっと囁く。
「……御主人様……今日も香緒里を……調教して下さい……」
彼は香緒里を見つめながら、何故か緊張して口篭もった。
「あ、ああ……」
──……ちゃんと言わないと……続けませんよ……
不意にまた先日の香緒里の囁きが思い出されて、彼は唾を飲み込んだ。
焦燥に駆られている彼を見上げながら、香緒里は皮肉にも無表情のままである。
彼が何も言わないまま突っ立っているのを見て、香緒里は身体の向きを変えた。
香緒里の視線がアナルバイブを見つけた瞬間、彼は気まずさで赤面する。
まるで香緒里に嬲って欲しくて道具を用意したと思われそうだったからだ。
彼は、我知らず鼓動を早めて唾を飲み込んだ。
そもそも、香緒里に弄られたくなければ指示通りにしなければいいのだ。
アナルバイブさえ用意しなければ、香緒里に翻弄される事もない。
そう思いながらも、彼は香緒里の行動を止める事が出来なかった。
「…………」
香緒里は表情を変えずに、アナルバイブを持ち上げてそっと電源を入れる。
ヴヴヴヴッ……と甲高い機械音を立てながら、細く長いバイブが激しく振動をした。
その動きに明らかに動揺している彼を見ても、香緒里は表情を変えない。
「……ちゃんと……御用意……下さったのですね……」
彼は香緒里に抗弁しようとしたが、口が渇いていて上手く言葉が出なかった。
寄り添って来た香緒里の白く細い腕が、彼の服を着たままの臀部をそっと撫でる。
「……香緒里を……いやらしい香緒里を……」
薄暗い部屋の中に、香緒里の言葉が緩やかに広がって行った。
「……調教なさって……下さい……」
そう言いながらも、香緒里は彼から離れる訳でもなく彼の身体をまさぐる。
「くぅっ」
彼はそんな香緒里の行為に、思わず言葉にならない声を上げた。
香緒里は彼に体を寄せ付けると、左手で強張りを右手で尻をゆっくりと撫で回す。
彼はどうしたらいいのか判らないまま、香緒里のされるがままだった。
そっと手を動かしながら、香緒里が一瞬ひどく冷たい視線になる。
「…………」
香緒里は、右手のアナルバイブを電源を切ってから彼の尻に押し付けた。
「……どう……なされたんですか……御主人様……」
言葉だけはとても丁寧に、香緒里がその腕をそっと動かす。
香緒里の手の中のバイブは、彼のアナルを服の上から焦らすように刺激した。
彼は、メス奴隷に翻弄されるように心臓を激しく鼓動させる。
「や、やめ……ろ」
彼が弱々しく抵抗すると、香緒里は呆気ないくらい簡単にその身体を離した。
「あ、……ああ?」
少しの間、彼は何が起こったのか判断出来ずに香緒里を見つめる。
彼は、香緒里に身体を嬲られて股間が硬く大きくなっている事に気付いた。
「……それでは……やめることに……します……」
悪魔の囁きのように、香緒里が目の高さまで上げたアナルバイブの電源を入れる。
甲高い振動音とくねくねした動きが、触られてもいない彼のアナルを刺激した。
「……やめろ、との……御命令ですので……」
彼がそのまま黙っているのを見て、香緒里の瞳がまたすっと細くなる。
「……せっかく……アナルバイブを……」
香緒里は、もったいぶるかのようにアナルバイブの電源を切った。
「……せっかく……御用意戴きました……のに……」
「あ、いや、そのっ」
彼は息を荒くしながら、香緒里の透き通った瞳に魅入られたようになる。
「……この前より……気持ち……いいんです……よ……」
あの時、香緒里が後ろに力を込めてきた動きを思い出して彼は息を呑んだ。
香緒里の指は、彼のアナルの奥底まで入ってきてくちゅくちゅと中をかき回したのだ。
「はぁ、はぁ、はぁっ」
彼は、自分の尻が、ぬちゃぬちゃという音を立てたのを覚えていた。
目の前が桃色の霧に包まれてしまったようで、彼はふらふらと身体を揺らす。
既に昼間の虚勢など消えたが如く、彼は主人としての威厳を無くしていた。
「……ふふふ……」
香緒里が小さな含み笑いと共に、平衡感覚を失いつつある彼の身体を支える。
不意に、香緒里の右手が彼の服の上からもう一度彼のアナルを強く揉み込む。
「うっ」
彼が小さく悲鳴を上げるのに構わず、香緒里の手が更に激しく動く。
香緒里の左手は、彼の股間を包むように握ると上下にゆっくりと扱き始めた。
まだ彼は服を脱いでいないから、その感触は間接的なだけにもどかしい。
「か、香緒里……あああっ!」
彼は声を絞り出すが、それはどこが制止しているのか判らないようなセリフだ。
「……言って……戴かないと……判りません……」
香緒里の甘い吐息に包まれて、彼は思わず香緒里に懇願じみた依頼をしてしまう。
「いや、やってくれっ、香緒里っ!」
しかし、彼の必死のセリフを聞いた香緒里は表情を変えず手も動かさない。
少しの間、どちらも口を開かない緊張した空気が香緒里と彼の間に流れた。
ホテルの備え付けのデジタル時計の、時を刻む音が機械的に響く。
しばらくの時間の後──、香緒里の唇がゆっくりと動いた。
「……聞こえま……せ……ん……」
「──……は?」
何を言われたのか判らず呆然とする彼に向かって、香緒里はにっこりと微笑んだ。
「……聞こえないと……申し上げまし……た……」
小馬鹿にした香緒里のセリフに、彼は頭が真っ赤になる程の怒りに包まれた。
彼は、香緒里を殴りつけようと怒りで拳を握り締める。
彼が拳を大きく振りかぶっても、香緒里は怯む素振りも見せなかった。
香緒里の表情が相変わらず冷静であったから、彼の方が躊躇ってしまう。
「い、いや、そ、その、違うんだ」
彼は、もごもごと言い訳をしながら振り上げた拳を下ろしてしまった。
謝ってしまった事で、香緒里の機嫌を損ねたくない気持ちの方が勝ってしまう。
「お、お、──お願いだっ!!」
彼は、香緒里が与えてくれるはずの刺激を求めて情けない声を出した。
「お願いだからっ! そのっ」
焦燥に駆られている彼に対して、香緒里はもったいぶるように口を開く。
「……今のは……少し……聞こえました……」
ゆったりとした香緒里の返答に、彼は目を見開き痴呆のように表情になる。
メス奴隷のはずの少女は、しっかりと彼の瞳を見返して涼やかに微笑んでいた。
彼は、香緒里が彼にどうしろと言っているのか気が付いてしまった。
「頼むからっ、その、俺の、しっ、尻っ!」
香緒里の指示に従ってはいけないと思いつつも、彼は自制がなくなっている。
彼のアナルが、香緒里の指を求めて熱く伸縮していた。
香緒里は、彼が餌を求めているのを落ち着いた表情で見つめる。
「……もう一回……言って戴けます……か……」
香緒里の涼やかな微笑みが、逆光になった月の光で強調された。
その瞳はあくまで冷静で、彼を不安にさせるのに十分だった。
episode,8
すうっと近寄って来る香緒里の気配に、彼は思わず後ずさりしそうになる。
何故、主人である自分が奴隷に詰め寄られて緊張しなくてはならないのか判らない。
「く、くぅっ」
だが、彼の焦燥した表情とは対照的に香緒里は涼しげな顔のままだ。
「……どう……しましょうか……」
まるで憐れみを与えるが如く、彼にセリフを言う機会を与えてくる。
だが、それは少しも彼の気を楽にするような事はなくむしろ彼を追い詰めた。
「ふ、ふうっ」
荒い息を吐いたまま、彼は上手く動かない口を開ける。
香緒里は冷たい微笑みのまま、そっと彼の耳元に唇を近付けた。
「……言えません……か……?……」
痛みに近いような甘さが、せつないような苦痛が、彼の全身を駆け巡る。
彼の尻に当てられていた香緒里の指が、もどかしい位の動きを始めた。
そっと撫でるように動き、彼の尻肉を揉み込むように動き、彼を弄ぶ。
「頼むからっ、俺の、しっ、尻ぃぃぃっ!!」
堪らなくなった彼が叫ぶように言うが、香緒里は少しも慌てない。
「……聞こえないと……申し上げました……のに……」
澄ました表情のまま、香緒里の指が彼のアナルを揉み込んで刺激する。
服の上からのもどかしい快感であるにも関わらず、彼はその刺激に酔った。
彼は香緒里に促されるように、たどたどしくセリフを続ける。
「俺の、しっ、尻をっ、そ、そのっ!」
彼が焦れば焦る程、香緒里は落ち着き払ってその笑みを深めた。
本来なら全裸の香緒里より、服を着ている彼の方が精神的に優位なはずだ。
だが、月明かりの下の香緒里の裸身はどこか神々しい雰囲気さえ持つ。
「……ふ……っ……」
更に、微かに漏れる香緒里の忍び笑いが一層彼を慌てさせた。
それでも、彼はアナルにもたらされるはずの快感に我を忘れてしまう。
「また、香緒里に、……あ、あ、あ」
彼が口ごもってしまうと、香緒里は呆れたように口を開いた。
「……そんな言い方……では……聞こえま……せん……」
香緒里のとても甘い息が、彼の鼻をかすめて流れ去って行く。
彼は自分のメス奴隷のはずの少女に手を触れる事も出来ず、ただ表情を仰ぎ見る。
香緒里の豊かな乳房に、どうしても手を出す事が出来ないのだ。
「頼むっからっ! そ、その、また尻を」
──……せっかく……アナルバイブを
香緒里の先程のセリフが思い起こされて、彼は大きく唾を飲み込んだ。
──……せっかく……御用意戴きました……のに……
彼は、再び香緒里の透き通った瞳に吸い込まれそうになった。
目の前の少女は、本来なら自分の意のままになる少女のはずだったのだ。
それなのに、今の彼は逆に香緒里に操られているとしか思えなかった。
香緒里に味わされてしまった極上の快楽が、彼の反発心を弱めてさせている。
──……この前より……気持ち……いいんです……よ……
「し、尻を、尻をっ」
「…………」
自分のメス奴隷のはずの少女が、無言でプレッシャーを与えてくる。
彼が望めば身体の隅々まで支配出来たはずの少女が、手の届かない処に立っていた。
からからに乾いた口を張り付かせながら、彼は言葉を無くしてしまう。
そんな彼を冷めた瞳で見つめると、香緒里がゆっくりと言った。
「……言って……戴けないの……なら……」
不意に──、部屋の温度が10度位下がったように彼には感じられる。
「……これで……終わりです……」
そのセリフを聞いた瞬間、彼は呆然として頭の中が真っ白になってしまった。
香緒里の微笑みを浮かべている瞳が、彼の反抗心を削いでゆく。
「──っ! あ、いや、そのっ」
そういいながら、彼の瞳からは涙が一筋流れ出していた。
昔、香緒里を調教し始めたばかりの時に全く逆の事があったと彼は思い出す。
──きちんと言えないなら、もう調教してやらないぞ……
あの時は、恥ずかしがって調教をせがまない香緒里は彼がそう言ったのだ。
背筋を震わせながら、彼はかつて自分が言ったセリフを思い出していた。
そして今、それを香緒里に逆に言われている自分の立場に気付いてしまう。
どうしてこんな事態になったのか、混乱した頭ではいくら考えても判らない。
呆然としている彼に向かって、香緒里は酷薄に微笑む。
「……それでは……」
そのセリフを聞いた瞬間、彼はパニックを起こしたように叫んだ。
「ま、待ってくれっ!!」
彼は悔しさの余り、目の奥が真っ赤に焼け焦げたように感じる。
「いや、待ってくれないかっ、今! 言うからっ!」
言い方で香緒里の機嫌を損ねないように、彼は下手に出て言い直した。
そんな彼の控えめな態度を、メス奴隷のはずの少女は涼やかに微笑んで流した。
「あ、あ、あ、か、香緒里」
何故、メス奴隷に命令されて恥ずかしい事を言わなくてはならないのかと思う。
──……この前より……気持ち……いいんです……よ……
しかし、アナルから背中に向かって駆け上がってくる快感がそんな拘りを捨てさせた。
「……待て……ません……」
だが、香緒里は彼の態度など意に介せず彼から離れようとする。
「い、今っ! 今! 言うっ!! お願いだからっ!!」
彼は焦ってそう言いながら、口調を整えるように大きく息を吐いた。
「…………」
再度、二人とも口を開かない緊張した空気が流れる。
香緒里の視線が、もうそろそろ制限時間だとでも宣言するように鋭くなる。
懇願するような表情になった彼が、恐る恐る口を開いた。
「頼むから!、俺の尻を弄ってくれない、かっ……!?」
そんな恥辱にまみれたセリフを言うだけで、彼の全身が熱くなる。
だが、奇妙な事に彼の股間はこれまでになかった程に硬さを増していた。
そして、少しの静寂の後で香緒里の唇がゆっくりと動く。
「……お尻の……どこ……ですか……」
一瞬、何を言われたのか判らずに彼の瞳が丸くなった。
だが、香緒里はその手を止めたまま彼に快感を与えてはくれないのだ。
彼はここで香緒里の機嫌を損ねてこれまでの努力が無駄になるのを恐れる。
「し、尻の…………あ、穴を!!」
彼が全身を屈辱で熱くするのを見ても、香緒里は柔らかい微笑みを消さない。
「……穴、です……か……」
まるでからかうが如く、含み笑いで聞き返してくる香緒里である。
「……御主人様は……お尻の穴が……感じるのですか……?……」
改めて口に出して確認されると、彼は自分が変態扱いされているように思う。
だが、香緒里の言う通りにすればもっと素晴らしい快楽を味わえる気がする。
「……お尻の穴で……感じられる……のですか……」
香緒里のセリフによる妖しい玩弄は、彼の身に甘美な傷痕を残してゆく。
彼は、香緒里のゆったりとした質問に痴呆のように何度も頷いた。
それを見つめる香緒里の顔の陰が、より一層濃くなってゆく。
(episode,5~8、終了)
(´-`).。oO(……来週はようやく、新作 「月光」 episode,9 ……It's true……)
142 :
奈々氏:03/03/02 22:55 ID:g0+aJ2nu
KURT様Z華麗様です。
来週いよいよエピソード9ですね。
期待してまーす!
新作期待捕手
なんでこんなにレスがないんだ? みんなどこ逝ったんだか
エンプレススレに残ってる連中もいるのかも・・・。
あそこ、そろそろ沈みそうな気が。
こっちも沈みそうだがな。
hosyu
人、少ないですね・・・
俺は普段こっち方面の趣味がないのに毎回読ませてもらっているぐらい良いと
思いますが・・・
何故か少ないですね。
住民が少ないと、氏がやる気をなくしそうなところが心配
151 :
名無しさん@ピンキー:03/03/09 17:24 ID:7j6EsFN/
続き読みたいからがんばって書いてくれよ
あぼーん
(´-`).。oO(……………………それではもう少しだけ)
「 月 光 」
episode,9
彼が弱々しく頷くのを見つめ、香緒里は淡く微笑んだ。
「……お尻の穴で……感じられる……のですね……」
確認するように繰り返される香緒里のセリフに、彼は口を開いた。
「あ、ああ……」
彼は、自分が変態だと何回も念を押されているように感じて赤面する。
しかし、香緒里に対して抗弁する事が何故か躊躇われた。
少しの間、香緒里はそんな彼の瞳をしっかりとした視線で射抜く。
香緒里の瞳が、窓からの月光を反射して妖しく光り瞬いた。
彼が視線を逸らしたのを確認してから、香緒里はそっと言い添える。
「……脱いで……下さい……」
一瞬、香緒里が何を言ったのか判らずに彼はきょとんとした表情になった。
そんな彼の挙動に淡く微笑んだ香緒里は、セリフを続ける。
「……下を……脱いで下さい……」
「わ、わかった……」
ようやく求めていた快感が得られると、彼の胸が高まった。
ベルトを外しスラックスを脱ぎ捨てた彼は、恥ずかしそうに一瞬その手を止める。
自分の、みっともない程に盛り上がっている股間が視界に入ってしまうのだ。
かつて、香緒里を調教している時でさえこんなにも興奮した事があったろうか。
彼は呆然としたように、下着に手を掛けたまま動きを止めてしまう。
だが香緒里の無言の圧力に、ペニスを勃起させたままトランクスを脱ぎ捨てた。
とっくに膨張しているペニスの先端は物欲しげに濡れ、香緒里の愛撫を待っている。
まるで、餌を待ってはしたなく涎を流している飼い犬のようでもあった。
上着は脱ぐタイミングを逸したので、下半身だけ裸になったのが少々惨めだ。
「…………」
それを香緒里が冷たい瞳で見つめたのを、その時の彼は気付かなかった。
彼はペニスを手で隠す事も出来ず、情けなくその先端を震わせる。
香緒里は、もったいぶるかのように静かに彼に身体を近付けて来た。
ふわり、と香緒里の匂いが彼に向かって押し寄せてくるような感じがする。
不意に香緒里の右手が素早く動き、彼のアナルに直接バイブが押し付けられた。
「あううぅっ!」
冷たいプラスチックの器具が押し付けられた彼のアナルが、微妙に伸縮する。
彼の全身に無意識に鳥肌が立ち、思わず肩を竦めてしまった。
香緒里の左手が彼のペニスを下から掬うように包み、指先で軽く撫でる。
敢えて彼を焦らすように、香緒里の右手のバイブが執拗に窄まりを柔らかく刺激した。
「あ、くうぅっ」
「……どう……ですか……?」
口調だけは丁寧に問い掛けながら、香緒里は彼の耳元で小さく言う。
「か、香緒里……」
彼は身体を大きく震わせると、香緒里に包まれるように身体を寄せた。
香緒里は抱き合うように頭を彼の肩に預けると、そっと耳もとに優しく囁く。
「……どう……なんですか……?」
あくまでも冷静に、平淡な口調で彼を少しずつ追い詰めてゆく香緒里だ。
彼はしかし、香緒里のセリフに促されるように口を開くしかない。
「気持ち……良いっ」
だが、そんな彼のセリフを遮るように香緒里がゆっくりと言った。
「……もっと……ちゃんと……」
その瞬間、彼のアナルに押し付けられているバイブに電源が入れられる。
「……言って……下さい……」
甲高い音を立てながら、バイブが激しく振動して彼に快感を与えてきた。
「あああぁぁぁっ!」
自分の玩弄で悶える彼を支え、香緒里は教え諭すように言う。
バイブは粘膜の周囲をなぞるかのように探り、彼に耐えられない刺激を与えた。
「……いい……ですか……?……」
バイブの電源を切りながら、香緒里は彼の身体をそっと抱える。
大きく息を吐いている彼に向かって、香緒里は当然の事のように口を開く。
「……“感じます”……と、言って……下さい……」
ようやく息を吐いた彼は、香緒里のセリフに衝撃を受けた。
それは、香緒里を調教し始めたばかりの時に彼が命じたセリフだ。
彼が香緒里に向かって、命令し罰を与えながら従わせたセリフなのだ。
彼は頭の中を痺れさせたまま、愕然としたように香緒里の体臭を嗅ぐ。
「……言えません……か……?」
香緒里は特に口調を荒立てもせず、冷静な声で彼に問い掛けた。
「あ、いや、だ、だけど」
彼は、自分が暗闇に沈んでゆくような酷く惨めで甘い誘惑を覚える。
ふと、香緒里が更に強く自分の身体を押し付けるようにして来た。
すぅっと香緒里の手が彼のペニスを這い上がり、もどかしいような動きをする。
とうに尿道口から透明な液体が流れ出し、まるで涎を垂らしているようなペニスだ。
香緒里の手はすぐにいやらしく濡れそぼり、ぬちゃぁっと音を立てた。
「……“感じます”……ですよ……」
香緒里は彼の耳元で囁くと、悪戯っぽくバイブのスイッチを入れる。
機械的な振動が、彼のアナルを刺激して強烈な感覚を与えてきた。
「うわあぁぁぁぁ……」
柔らかな笑いを浮かべた香緒里の思うままに、彼は自由に弄ばれる。
香緒里は彼のペニスの根元を扱き上げ、淫らな摩擦音をこれ見よがしに奏でた。
彼は腰をくねらせ突き上げながら、下半身が溶けるような快感を味わう。
「……ほら……“感じます”……」
小さく含み笑いをしながら、香緒里は平然とした口調を崩さずに言った。
くちゅくちゅと湿った音が、彼のペニスを弄ぶ香緒里の手から流れ出す。
「いや、だ、だってっ……!」
彼はもう強く抵抗する事も出来ず、荒い息の下で口を開くだけだ。
近付けられた香緒里の唇が、彼の喉元を舐め上げていく
「……ダメです……、……はい、“感じます”……」
香緒里に喉を舐められ、アヌスから与えられる快感が彼の背中を震わせた。
「ううううう」
彼の背中を快感が走り抜け、立ってられない程に両足が震える。
聞き分けのない子供に罰を与えるように、香緒里はバイブのスイッチを切ってしまう。
香緒里は汗一つかかず、どこか愉快そうな表情で微笑んでいた。
一方、月の明かりの下で彼は追い詰められたように大粒の汗を流す。
香緒里の匂いに包まれながら、彼の顔色が血の気を失っていた。
「……ちゃんと……言えません……か……?……」
心なしか香緒里の口調が冷たくなったように感じられる。
彼の瞳に微かに怯えが浮かんでは消え、身体が大きくびくんと震えた。
香緒里の瞳を見つめる彼は、その奥に頭の中が吸い取られてゆく錯覚を覚える。
まるで何もかも見透かされるようで、羞恥心が彼の顔を熱くした。
何か抗弁をしようとしても、言うべきセリフが浮かばない。
本当ならば、次第に増長してゆく香緒里に逆らい叱責すべきなのだ。
なんと言っても彼は香緒里の主人であり、目の前の少女はメス奴隷なのだから。
しかし、黙り込んだ彼を促すように香緒里は微笑む。
「……ダメです……よ……」
香緒里の囁き声と同時に、アナルバイブのスイッチが入った。
── To Be Continued , Next Episode .
162 :
名無しさん@ピンキー:03/03/09 21:55 ID:7j6EsFN/
よかった続きかいてくれたよ。
マジで有難う。
163 :
菜梨:03/03/09 22:27 ID:Bq2IHOZr
受身な自分はこうゆうの凄く壷なんでつが・・・
嗚呼虐められたい・・・(;´Д`)ハァハァ
うわっ!キモイ!鬱だ・・・逝ってきます・・・
164 :
73:03/03/09 23:02 ID:PWyriZKn
正に
香緒里 3:16 says, whoops your ass!
という感じですな(w
オースチンも復帰したことだし…
あぼーん
>>163 イ㌔、っていうか
そもそもそういう嗜好の香具師が集うスレだし(w
ああ、それにしても待望の続編でした。
香緒里タン良すぎです。
香緒里タン、なんでもするからごほうびクレ~(w
168 :
名無しさん@ピンキー:03/03/11 00:19 ID:zAy1Gr1S
おつかれです。
羞恥と快感の間で男が落ちていく様がいいですなー。
個人的な好みを言わせてもらえれば、責めてる部分の描写が
もっと多ければと思います。
来週は違うお話になっちゃうのかな?
まだまだ香緒里タン攻めを見ていたい
やべえ、イイ・・・
>来週は違うお話になっちゃうのかな?
そもそも更新してもらえるのか?(;´Д`)
172 :
山崎渉:03/03/13 17:39 ID:OxWLo+tw
(^^)
住民いないスレは簡単に切り捨てる方だからね。
いくつかあるコテハンにも執着もってないみたいだし。
ある意味、ドライというか。
つーか、以前に比べれば定期的に書いてくれるだけマシ。
そもそも最初の月光の連載の時なんて余裕で1月以上待たされた。
今回は自分で立ててるんだろうから、
さすがにスレ捨てられるとマズーだが・・・。
そういや誰か他に書くヤツいねえの?
(´-`).。oO(……Give me hell yeah ……)
この作品はフィクションなの。
それからこの作品中に出てくる人物(キャラクター)は
みぃんな 18歳以上だからね!
過激な性的・被虐的表現・行為は
ぜったい、ぜったいにマネしちゃダメだよ!
「 は じ め て の お し お き 」
前編
僕は、郊外のマンションで一人暮らししている平凡な大学生だ。
両親が揃って海外赴任に行ってしまったんで、気楽な生活を送ってる。
マンションの隣の家に住んでる双子の小学生と、僕が知り合いになったのは偶然だった。
ある日、マンションの鍵を無くしてしまった二人を僕が部屋に入れてあげたんだ。
途方に暮れて泣きじゃくっていた二人には、僕がとても頼もしく見えたみたいだった。
それまでまるで知らなかった二人と、僕は急速に仲良くなってしまう。
いつの間にか、時々は夕食にお呼ばれするくらいの親密なつきあいになった。
彼女達は、お姉ちゃんがしおりちゃん、妹がさおりちゃんという名前だ。
しおりちゃんとさおりちゃんは、子役かモデルにしたいような美少女なんだ。
実は、僕は二人の処女をもらっちゃってるんだけどこれは内緒の話。
しおりちゃんとさおりちゃんにはお父さんがいないから、お母さんが働いている。
だから二人はお母さんが仕事に行っている間、いつも家で留守番しなくちゃいけない。
しかも、この夏休みはしおりちゃんのお料理教室とさおりちゃんのバスケ部の練習が偶然
にも交互になってしまった事から、二人のお母さんも心配になったみたい。
そこで、毎日双子の一方ずつと一緒に留守番をしてくれるよう僕が頼まれたんだ。
大学も夏休みで暇を持て余していた僕は、お母さんの申し出を二つ返事で引き受けた。
そして今、僕は観月家のドアの呼び鈴を鳴らしてしおりちゃんの歓迎を受けてる。
「おはよう、しおりちゃん」
「うん、おにいちゃんおはよう!」
待ちかねたようにドアを開けてくれたしおりちゃんは、にっこりと笑ってくれた。
「うれしいなぁ。今日はわたしとおるすばんだよ」
涼しげなワンピースを来たしおりちゃんに招かれるように、僕は観月家の居間へ入った。
「おにいちゃん、こっちに座ってね」
それにしても、しおりちゃんの笑顔はいつも屈託がなくて心が癒されるようだ。
僕は、しおりちゃんに案内されて観月家の居間でくつろいだ。
それにしても、相も変わらず暑い日が続いていた。
その日も、僕は何をするでもなくTVをボーっと眺めていた。
しおりちゃんも僕の横にちょこんと座って、楽しそうにTVの画面を見つめている。
それにしても夏休みのTVってろくな番組がない。
仕方なく、僕としおりちゃんは再放送のサスペンスドラマを見るともなしに見てる。
こういうのって、何かをしながら見るのが丁度いいくらいで、真剣に見るものじゃない。
僕はすっかり退屈してしまって、生あくびをかみ殺していた。
ふと、ドラマがミスをしたメイドさんのおしおきのシーンになった。
「うわぁ……痛そうだね」
画面の中では、威張りくさっている館の髭の主人がムチを振るっていた。
しおりちゃんは、ムチでおしりを叩かれているメイドさんに同情しているようだ。
「悪い事をしたんだからしょうがないよね」
「そうなんだあ……わたしは悪い事しないようにしようっと」
そう言ってえへ、と微笑むしおりちゃんを見てたら、悪戯っぽい考えが浮かんでくる。
実は、ちょっと前から試してみたいと思っていた事があるんだ。
「しおりちゃんは、お母さんにお尻叩かれた事、あるの?」
僕がそう聞くと、しおりちゃんはちょっと顔を赤くしてこくんと頷く。
「昔、さおりちゃんとケンカして窓ガラスを割っちゃった時……」
それは、なかなか激しい理由だなあ。
しおりちゃんも意外に強気な処あるのかな?
「そうなんだ。でも、そういう躾って大切だよね」
僕がそう言うと、素直なしおりちゃんは真面目な顔でうんうんと頷いた。
「ちゃんと悪い事は悪いって教えてあげないといけないからね」
僕は、そこでしおりちゃんの方へ身体を向けて言葉を続ける。
「しおりちゃんもお母さんになった時に、ちゃんと子供を叱れるかな?」
「え? え? わたし……その……」
しおりちゃんはちょっと戸惑ったように、慌てて手を顔の前で振った。
「わたしには……無理だよぉ……きっと出来ないもん」
「でも、それじゃ大人になった時、困るね」
僕がそう言うと、しおりちゃんは本当に困ったようにおろおろとする。
それはそうだろう。いつも控え目で優しいしおりちゃんには、きっと無理だと思う。
そんなしおりちゃんの態度を見て、僕はそっと助け舟を出す。
「……それじゃあ、僕が実験台になってあげようか?」
僕は、ちょっと大胆な言葉を口にしていた。
──実は、これが僕がちょっとばかし考えていたことなんだ。
「え、おにいちゃんが……」
しおりちゃんは目を丸くした。
「うん、しおりちゃんも将来はお母さんになるんだから知っておいた方がいいからね」
その時の僕は、しおりちゃんにちょっと虐められてみるのに興味があったんだ。
別にそういった趣味が僕にあるわけじゃないんだけど、プレイの一環として。
こんな小さい子にちょっと責められてみるのもドキドキするなあと僕は思ったんだ。
でも、僕の申し出にしおりちゃんは戸惑っているようだった。
「……でも……おにいちゃんに悪いし……」
気の優しい、しおりちゃんらしいセリフだなあ。
けど、こっちもここまで口にしてしまったら、引けなくなってしまっていた。
「いいんだよ、僕もしおりちゃんの為だし、がまんするから」
僕は自分が思ったより真剣に頼んでいる事に気が付いたけど、気にしない事にした。
「しおりちゃんがいいお母さんになるために、僕も協力するよ」
「うん……わたし……いいお母さんになりたい」
「じゃあ、一緒に僕がやっちゃった悪いことを探そうね」
まだ戸惑っているしおりちゃんだったけど、やっぱり背伸びしたい年頃なのも事実だ。
結局、一昨日、僕が誤って割ってしまったお皿の件を口実にすることになった。
「で、でも、途中でおにいちゃんが怒っちゃったら、逆に叩かれちゃわない?」
しおりちゃんは僕が途中で我慢出来なくなって逆切れする事を心配しているようだ。
まあ、でもそれは小学生の女の子としては当然の考えだった。
「うーん、確かに僕も興奮したら自身がないからなあ。そうだ、こうしよう」
僕は少し考えてから、しおりちゃんに提案する。
「僕を縛っちゃうんだよ。そうすればしおりちゃんも安心でしょ」
「縛る?」
しおりちゃんが、僕の提案にちょっと興味を持ったようだった。
「そうかあ……おにいちゃんを縛っちゃえば安全だよね……」
だんだん、しおりちゃんも大人っぽいことに興味が出てきたみたいだ。
とてとてと歩いて縄跳びを取ってくると、僕をテーブルの脚の方へ誘導してくれる。
「じゃあ、縛っちゃうね」
しおりちゃんは縄跳びをぐるぐると巻きつけて、僕の両手をテーブルの脚に固定する。
縄跳びが意外に固く手首に食い込む。途中で解けることのないように慎重に縛ってる。
誰かを縛るなんて初めてのことだろうに、その縛り方は意外に厳重だった。
「おにいちゃん、手、痛くない?」
縛りながらも気を遣って聞いてくれるしおりちゃんに僕はこくんと頷いた。
すぐに僕は両手を固定されて、何をされても抵抗できない状態になった。
「これで大丈夫だね」
しおりちゃんは、ふうと息を吐いて、両手を縛られた僕を満足そうに見た。
「それじゃあ、悪いおにいちゃんにおしおきさせてね」
僕はわくわくしながら、しおりちゃんの方へお尻を突き出すようにする。
しおりちゃんがどんな風に叩いてくれるのかなって想像するだけでドキドキものだった。
そのまま僕のお尻を叩くのかと思ったら、しおりちゃんは僕のベルトに手をかけた。
そうして、するするっと僕のズボンとパンツをさっと引きおろしたんだ。
「えっ! えっ? しおりちゃん!?」
「お尻を叩くときは、ちゃんと服を脱がなきゃダメだよね」
さも当然というように言うしおりちゃん。きっとお母さんはそうしていたんだろう。
僕は抵抗出来ない状態で下半身を丸出しにされてしまったことに赤面をする。
こういうのって、自分で脱ぐのと他人に脱がされるのって大違いなんだ。
「じゃあ、いくね。悪いおにいちゃんに、えいっ!」
僕の戸惑いには気付かずに、しおりちゃんはぺちっと僕の裸のお尻を平手打ちした。
それはしおりちゃんらしく遠慮した叩き方だったからちっとも痛くない。
もっとも、小学生の女の子に抵抗も出来ずに叩かれているというのは乙なものだ。
僕はなるべく声を出さずにしおりちゃん平手打ちを受けていた。
ところが、だんだんしおりちゃんも夢中になってきて力が強くなってきた。
少しずつ、お尻が痛くなってくるくらいの強さで叩かれて興奮してくる僕。
「えいっ!」
「……あんっ!」
僕は何回目かのお知り叩きに、つい声を上げてしまっていた。
そんな僕の声に驚いたしおりちゃんは一旦、平手打ちを止めて僕を見た。
そうして、しおりちゃんは驚いたように言ったんだ。
「おにいちゃんってエッチ……わたしに叩かれて感じてる……」
(前編・終了)
186 :
73:03/03/16 19:23 ID:DwShgcfk
当日だというのに前回からほとんど進行していないではないか。
このスレには一体何人くらいの人がいるのだろうか。
というより、改訂があるのならば手出しはできないのですが、
既掲載分ならばコピペすることはできますがねぇ
(最近忙しいのであんまりネット接続できていないのですが)
少ないウチの一人だけどマジで応援しています。
日頃はROMですが楽しみに読ませてもらってます。
というわけでここにも一人
ハァハァハァハァハァハァハァ
後編早めにキボンヌ
楽しみに待ってます
はじるすキター━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!
年上受け大好きなんですが・・・
後編に激しく期待してまつ。。。
良スレ保守
(´-`).。oO(…………休載です)
そんな事言わないで…
今までROMってたけどカキコします
続き激しくキボンヌ
ROMばっかりだすな。
再開するまで保守を欠かさずに
ROMなぞ、何人いたって(ry
保守
hoge
(´-`).。oO(………………)
「 は じ め て の お し お き 」
中編
慌てて股間を見ると、僕の剥き出しのペニスは硬く勃起していた。
ちょっとした冗談で叩いてもらったつもりだったのに、こんなになってしまうなんて。
「ち、違うんだ、これは……っ」
僕は慌てて上ずった声を上げてしおりちゃんの誤解を解こうとした。
両手を縛られている僕はペニスを隠すことも出来ないから、ただ赤面するしかない。
しおりちゃんは暫く僕の勃起したペニスを複雑な表情で見つめていた。
「…………」
そうして、何か決心したような表情で、履いていたスリッパをその手に持つ。
「わたしがお尻をぺんぺんしただけで、こんなになっちゃうんだ」
しおりちゃんはそう言うと、その小さい手で僕の勃起に指を絡ませた。
「し、しおりちゃん、これはね……違うんだよ」
しおりちゃんは僕の言い訳なんて聞かずに、また僕の後ろに立つ。
「わたし知ってるよ、おにいちゃんみたいな人『まぞ』っていうんだよね。えい!」
そう言うと、その手にもったスリッパで強く僕のお尻を叩いた。
「あうっ!」
さすがに平手で叩かれるより遥かに強い衝撃が僕のお尻を赤くする。
「『まぞ』なおにいちゃんは、虐めてもらえると嬉しいんだよね」
「ゆ、許して、しおりちゃんっ!」
僕はなんとか両手を解こうとするけど、厳重に縛られていて解けない。
それどころか、こんな状況に更に興奮してしまっていた。
「わたしにおしおきして欲しかったんだ……きづかなくてごめんね……」
興味深そうに言いながら、しおりちゃんのスパンキングは続く。
「もっと叩いてあげる……えいっ!」
そうして何回もお尻を叩かれているうちに、僕のペニスは限界になった。
「し、しおりちゃん、だめだよっ」
小学生の女の子に叩かれてイッてしまう屈辱に、僕はパニック状態だ。
だけど、感情が高ぶってしまったしおりちゃんはその手を止めない。
「おにいちゃん、そろそろイッちゃうそう……えいっ!」
「あああああーーーっ!!」
僕は情けない声を出して、年下のしおりちゃんにおしおきされながらイッた。
ペニスから放出された精液が、綺麗なフローリングの床に飛び散る。
「あ、床が汚れちゃった……」
綺麗好きのしおりちゃんが、困ったように声を上げて台所へ走っていった。
みっともなくイッてしまったボクは、荒い息を吐きながら床に座り込む。
両手はまだテーブルの脚に縛り付けられたままで、剥き出しの下半身は隠しようもない。
「……はぁ……はぁ……」
しおりちゃんにおしおきされたお尻から、じんじんと痛みが広がってきた。
なんだかせつないような悔しいような、それでいて甘い感情が湧きあがってくる。
しおりちゃんは雑巾を持ってくると、一所懸命床を拭いてから洗いに行く。
そうして僕の精液の掃除を終えたしおりちゃんが、手を洗って台所から戻ってきた。
しおりちゃんは座り込んでいる僕に向かって、とてとてと歩いて近付いて来る。
そうして、ちょっと姿勢を低くすると、そっと僕のお尻に手を当てたんだ。
「……あ、……しおりちゃん……っ」
「おにいちゃんのお尻、お猿さんみたい……くすくす♪」
しおりちゃんはそっと僕のお尻を撫で回す。
僕は顔を真っ赤にして、思わず目を潤ませてしまった。
痛みもさることながら、おしおきをされて、イッてしまった屈辱に涙が溢れる。
しかも、今どき小さい子供にもしないようなおしおき=お尻叩きなんだ。
「……あああっ……しおりちゃんっ……」
僕をおしおきした10歳以上年下の少女が、にこっと笑った。
「こんなに真っ赤になっちゃってるね」
しおりちゃんの口調には、あまり同情してくれている響きはない。
なんだかもう、僕は今までの人生の全てを否定されたような気になってしまった。
「しおりちゃん、……もう手を解いて……」
僕は、僕のお尻を撫でまわしているしおりちゃんに呼びかける。
なんか何時の間にか僕の口調もお願い口調になってしまっていた。
なにしろ、縛られて固定されたままの僕は、しおりちゃんのなすがままなんだ。
「……くすっ……♪」
僕のお尻を撫でまわしているしおりちゃんの表情を見て、ドキっとする。
しおりちゃんは、なんだか陶酔めいた大人っぽい表情をしていたんだ。
しおりちゃんは、叩いた後の僕のお尻を揉み解したり撫で回したりしている。
それは、まるでおしおきの余韻を楽しんでいるみたいで不気味だった。
なんだか僕は怖くなってしまって、慌てて叫んでしまう。
「しおりちゃんっ……もう、やめてぇっ!!」
次の瞬間、しおりちゃんは強く僕のお尻をスリッパで叩いていた。
「あうっ!!」
ひときわ強烈な一撃が、僕のお尻を打ち据えた。
僕は涙を眼に浮かべて仰け反りながら、哀れな奴隷のように叫ぶ。
しおりちゃんは、そんな僕に向かって無邪気に笑った。
「だって『まぞ』なおにいちゃんのために、おしおきしてあげたのに」
しおりちゃんの瞳はとても透き通っていて、そして無邪気だ。
「……し……しおりちゃんっ……」
でも、僕は不意に気が付いたんだ。
子供はよく無邪気にカブトムシの足をもいだり、アリの巣を潰したりする事を。
そう考えると、僕はまるでしおりちゃんの無邪気な実験台みたいなものだった。
僕は、まるで身体中が心臓になったみたいにどきどきしながら息を吐いた。
マラソンをしてるみたいに動悸を早め、口の中はカラカラだ。
そんな僕を見下ろしながら、しおりちゃんは楽しそうに言った。
「いいことをしてもらったら、お礼を言わないとダメ」
僕は反論しようとしたけど、口の中が渇いて張り付いていて上手く言葉にならない。
僕はマゾなんかじゃないんだ、と言おうと思ったのに言葉に出来なかった。
しおりちゃんにおしおきされて、イッてしまったのは事実なんだ。
なによりも自分の手足が自由に動かないという事実が僕を萎縮させていた。
「あ、あ、あ、……」
何をされても抵抗が出来ない状態だという事が、更に恐怖感に拍車をかける。
しおりちゃんは、にこにこと笑いながら手を振り上げた。
「うーんと、もっとおしおきしないとダメなのかなぁ」
「や、やめてぇっ!」
しおりちゃんの持つスリッパが、また僕のお尻に振り下ろされた。
「ううっ……!」
哀れな僕は、涙を流しながらおしおきに耐えるしかないんだ。
二度、三度としおりちゃんのお尻叩きのおしおきは続いて僕のお尻は熱くなる。
でも、……ふと気が付くとまた僕の剥き出しのペニスは硬く勃起していたんだ。
僕は真っ赤になってそれをなんとか隠そうとしたけど、手が縛られたままだ。
剥き出しのペニスが、硬くなってお尻を叩かれる度に揺れるのは隠せない。
それを目ざとく見つけて、しおりちゃんはまた驚いたみたいだった。
「おにいちゃんって本当にエッチ……叩かれるとすぐ感じちゃうんだ」
そんな呆れたようなしおりちゃんの口調に、僕は新たな涙を流した。
しおりちゃんは、みっともなく勃起した僕のペニスを横目で見て言う。
「やっぱり『まぞ』なおにいちゃんは叩かれると嬉しいんだね……」
(中編終わり)
(´-`).。oO(…………しばらくお休みして、他の板へ行きます)
おつかれさま。いってらっさい。
ハァハァハァハァハァハァハァ
年下攻め萌えー。
しばらくお休みだなんてそんな殺生な。ホウチプレイハァハァ
干す
乾す
「茨の道」の結末を予想してみる。
実は交通事故もあの傷も偽物で、メイドさん4人が仕組んだ壮大なドッキリだった。
でも、圭一君はバッチリマゾに目覚めてしまった罠、というわけで明るい終幕を迎える。
んなわきゃないか。
ドッキリ調教ですか・・・。
その嵌まるしかない状況に萌え。
「茨の道」って何?
もの知らずでスマソ;
>嵌まるしかない状況
(・∀・)イイ! ってーか嵌りてぇYO(;´Д`)ハァハァ
あぼーん
ノシ
221 :
山崎渉:03/04/17 12:28 ID:TKWjnpQP
(^^)
222 :
山崎 渉:03/04/20 04:26 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
(某所に嘆かれてたけど)盛り上がらない理由は小説の設定に問題かなって。
主人公がSとかご主人様ってのはもうカナリ萎えて読む気削がれそうでした。
その設定の方が萌えるっつー方もいると思うけど、そうじゃない人の方が多いし
そういう人には辛いと思ったり。
もともと男受けくらいなら結構盛り上がると思うんだけど。
個人的意見ですスイマセン。
保守
来週の週末は時間が取れそうなので、書き込み予定です・
(たぶん、「はじめのおしおき」後編か、「月光」)
需要はありますか?
>>261 残念ながら、ずっと半角板にいました。
「月光」待ってます。
229 :
名無し:03/04/28 07:57 ID:ItYxq4vc
お久しぶりですー! 勿論読みたいです。
期待して待っております。
月光~、月光~。
231 :
名無しさん@ピンキー:03/04/28 18:13 ID:2KZJkORS
とりあえず、はじおきはじおき
まってますぅ
初めてこのスレに来ました…(・∀・)イイ!!萌える。
1からぶっとおしで読みましたハァハァ。
月光もはじおきも期待してます。
あと、逆なちゅはもう書かれないんですか?
俺はここの逆Natural読んで、ゲーム買いました・・・
「月光」も好きですけど、そっちもぜひ・・・
LITTLE BEAT RIFLEも気になる
あ。
良かった。戻って来るんだ。
小さな女の子にいじめられるってシチュエーションが萌えるなぁ
茨の続編を待ってる香具師って、きっと漏れだけなんだろうな
月光まだ~?
239 :
名無しさん@ピンキー:03/05/04 15:50 ID:HEUCdLa3
>>233 私の文章で「Natural2」に興味を持ってくれて、有り難う。
>>237 私が続編を一番書きたいのが「茨の海」だから、心配なく。
今回は、「はじめてのおしおき」完結編。
前の連載を読んでいた人の為に、エピローグを書き下ろし。
よかったら感想などを。
この作品はフィクションなの。
それからこの作品中に出てくる人物(キャラクター)は
みぃんな 18歳以上だからね!
過激な性的・被虐的表現・行為は
ぜったい、ぜったいにマネしちゃダメだよ!
僕はマゾなんかじゃないんだ、と言おうと思ったのに言葉に出来なかった。
しおりちゃんにおしおきされて、イッてしまったのは事実なんだ。
なによりも自分の手足が自由に動かないという事実が僕を萎縮させていた。
「あ、あ、あ、……」
何をされても抵抗が出来ない状態だという事が、更に恐怖感に拍車をかける。
しおりちゃんは、にこにこと笑いながら手を振り上げた。
「うーんと、もっとおしおきしないとダメなのかなぁ」
「や、やめてぇっ!」
しおりちゃんの持つスリッパが、また僕のお尻に振り下ろされた。
「ううっ……!」
哀れな僕は、涙を流しながらおしおきに耐えるしかないんだ。
二度、三度としおりちゃんのお尻叩きのおしおきは続いて僕のお尻は熱くなる。
でも、……ふと気が付くとまた僕の剥き出しのペニスは硬く勃起していたんだ。
僕は真っ赤になってそれをなんとか隠そうとしたけど、手が縛られたままだ。
剥き出しのペニスが、硬くなってお尻を叩かれる度に揺れるのは隠せない。
それを目ざとく見つけて、しおりちゃんはまた驚いたみたいだった。
「おにいちゃんって本当にエッチ……叩かれるとすぐ感じちゃうんだ」
そんな呆れたようなしおりちゃんの口調に、僕は新たな涙を流した。
しおりちゃんは、みっともなく勃起した僕のペニスを横目で見て言う。
「やっぱり『まぞ』なおにいちゃんは叩かれると嬉しいんだね……」
「 は じ め て の お し お き 」
後編
感心したような口調で呟いたしおりちゃんが、スリッパを握り直す。
そうして、僕のお尻を叩くのを一時中断したしおりちゃんは言った。
「じゃあ、おにいちゃん。ちゃんとおしおきしてもらったお礼を言ってね」
その表情は、あくまで子供らしく無邪気で純真だった。
そんなしおりちゃんに催促されて、僕は泣きながら途切れ途切れに言う。
「……しおりちゃん……お尻を叩いてくれて、ありが……とう……」
小学生の女の子にお尻を叩かれて、お礼まで言わなければならないなんてっ。
「『ありがとうございました』って言わないとだめぇ」
しおりちゃんが、無慈悲にスリッパを持った手を振りかぶるのが判った。
「ああっ! ごめんなさいごめんなさいっ! ありがとうございましたぁっ!」
僕は慌てて、怯えたような口調で屈服の言葉を泣き叫んでいた。
そうやって泣きじゃくってしまったせいで、僕は全身に火が点いたようだった。
「くっ……くぅっ」
瞳からは止め処なく涙が流れて、鼻の奥がつんとしたようになってしまう。
そんな僕の前へ廻ってきたしおりちゃんが、にこっと微笑んだ。
「えと、おにいちゃんが喜んでくれて、わたし嬉しいな」
そういうしおりちゃんの声は、言葉通り嬉しくて仕方ないようだ。
「あ……あぅぅ……っ」
僕は必死で反論しようとしたけど、すぐにしおりちゃんの視線に気付く。
しおりちゃんは、僕の立派に勃起した剥き出しのペニスを見ていたんだ。
ちょっとした好奇心でおしおきしてもらおうなんて思った事を僕は後悔してた。
まさか、小学生の女の子にお尻を叩かれておしおきされてイッてしまうなんて。
小さな子供の前で、ぐすぐすとしゃくりあげるしかない自分自身が恥ずかしい。
しおりちゃんは、、背中を震わせている僕に優しく声を掛けて来た。
「おしおきされてるおにいちゃんって、可愛いね」
弾んだような声で語りかけてくるその台詞を聞いて全身が震える。
それでも、またもやペニスが今まで以上に膨張してしまうのを止められない。
「えと、おにいちゃんに喜んでもらうために、がんばっておしおきするね」
しおりちゃんが、そう言ってにこにこと笑いかけてくる。
「……し、しおりちゃんっ……っ」
僕は、ちゃんと断らなくちゃと思って唾を飲み込んだ。
ここでしっかりと僕はマゾじゃないって言わなくちゃ、またおしおきされちゃう。
そう思った瞬間、僕は勃起したのとは別にペニスに血が集まるのに気が付く。
はっきりとした尿意──貯まっていたおしっこに気付いたんだ。
僕は、お昼のしおりちゃん特製のカレーを食べた時に水を飲み過ぎた事を後悔した。
「あ……あの……っ」
僕はびくびくしながら、まるで許しを請うかのように口を開いた。
しおりちゃんは、なあに?というように、可愛い顔を寄せてくる。
「あの……おトイレに行きたいんだ……ちいさい方」
僕の両手は、相変わらずテーブルの脚に縛り付けられたままで動けないんだ。
その僕の台詞を聞いて、しおりちゃんは目を丸くして言った。
「だめだよ、おにいちゃん……おしおきの最中なんだよ?」
軽く言い返されて、しおりちゃんにお尻を叩かれる恐怖に僕は口を閉じる。
でも、意識してしまうとどんどん僕の尿意は高まってきちゃうんだ。
「あっ……しおりちゃん、お願いだよぅ」
僕は自分より遙かに年下の小さい子に、情けなく懇願していた。
でも、しおりちゃんはスリッパを軽く振って、にこにこと言うんだ。
「おにいちゃんがここでお漏らししちゃったら、もっとおしおきが出来るね」
「そんなぁ……ああああ」
そう宣言されてしまっては漏らすわけにもいかず、僕は必死で我慢してしまう。
さっきまで何回も叩かれたお尻が熱を持って、じんじんと苛んでくる。
でもすぐに我慢の限界がきてしまって、泣きながらしおりちゃんに願いした。
「お願いだよ……しおりちゃん……ううぅっ」
こんなに子供みたいに泣いたのはとても久し振りのような気がしてた。
そして、涙を流すたびに心細くなってしまう自分にも気付いてた。
しおりちゃんに媚びるように目を向けると、もう一回哀願をした。
「もうガマン出来ないんだっ……しおりちゃんっ」
その必死さに、僕の我慢の限界がきている事をしおりちゃんも判ったみたい。
さすがに、僕にダイニングでおしっこを漏らされては困ると思ったようだ。
「しょうがないね、おにいちゃん」
しおりちゃんは、手際よく僕のズボンとパンツを脚から抜き取った。
そうして、僕の手首をテーブルに縛っているロープの一部を解いてくれる。
けど、両手はテーブルからは自由になったものの、まだ手首が括られたままだ。
「あぁぁ、は、早く……おトイレに」
立ち上がっても、これじゃあ剥き出しの下半身でそそり立っているペニスを隠せない。
それに、両手が縛られていると犯罪者みたいで心臓がきゅんとなる。
僕がトイレに行きたくて戸惑っていると、しおりちゃんがにこっと笑った。
「じゃあ、特別におしっこさせてあげる」
そして、その小さく白い手を伸ばしてきて僕のペニスをぐいっと掴んだ。
「あうっ……し……しおりちゃんんっ」
柔らかいしおりちゃんの手で、僕のペニスがぎゅっと握られた。
それから、しおりちゃんは僕のペニスを引っ張ってトイレの方へと歩き出したんだ。
「あぁ……っ ……くぅぅ」
もちろん僕は両手を縛られて抵抗出来ないままだから、腰から先に歩かせられる。
それは、首輪につけた鎖を引かれる犬よりずっと情けない姿だった。
しおりちゃんは子供なりの無邪気さで、ぐいぐいとペニスを引っ張る。
僕は、その恥辱感とペニスから伝わってくる痛みに吐息をついた。
「そ、そんなに引っ張っちゃ……、あああぁぁっ」
しおりちゃんの機嫌を損ねないように、僕は下手に出てお願いするしかない。
転びそうになった僕は、ぎゅっとペニスを握られてしまって小さく悲鳴を上げる。
「また、おにいちゃんのおちんちん大きくなってきちゃった……」
前を歩いているしおりちゃんが、ちょっと振り返ってくすくすと笑う。
そうやってからかうように言われても、僕は顔を赤くするだけで何も出来ない。
信じられないけど、僕のペニスはしおりちゃんに引っ張られながら膨張してたんだ。
しおりちゃんはどんどん歩いていってしまうから、僕は転ばないように必死だ。
しかも、無邪気に引っ張られてる僕のペニスから常に痛みが伝わってくる。
「はぁぁぁ……恥ずかしい……」
僕は小さく熱いため息をつくけど、何一つ抵抗できないままの状況は変わらない。
そのままペニスを掴まれて先導されたまま、観月家のトイレに辿り着く。
しおりちゃんはトイレのドアを開けると、僕のペニスを引っ張って中に招く。
ようやくおしっこが、と僕が思った瞬間しおりちゃんが中に一緒に入って来たんだ。
「え? え? しおりちゃんっ!?」
驚いて声を上げるけど、もうしおりちゃんはトイレのドアを閉めてしまう。
しおりちゃんは、便器の前に立った僕の背後からぴたっと抱きついた。
そして、後ろから小さな手で僕のペニスをきゅっと握って笑うんだ。
「おしおきの最中だけど、おにいちゃんのおしっこ手伝ってあげるね」
ああ、そういえばちょっと前に逆の事があったっけと僕は泣きながら思った。
しおりちゃんのおしっこしてるとこ、見せてもらった事があったなあと思い出す。
僕は、しおりちゃんに強くペニスを握られて抵抗出来ずに黙ってしまう。
「さあ、おにいちゃん、……しぃー♪、しぃー♪」
しおりちゃんの楽しそうな声が、背中越しに伝わってきた。
幼い子供を相手にしているように、しおりちゃんがおしっこを促してペニスを揺さぶる。
もちろん僕だって立ち小便くらいした事はあるけど、これはそうゆうのとは違う。
10歳以上年下の小学生の女の子に、ペニスを勝手に握られておしっこさせられるんだ。
「……あっ、しおりちゃん、いじっちゃっ ああああ!!」
我慢しきれなくなって、遂に僕のペニスの先端から排尿が始まった。
じょぼじょぼと大きな音を立てながら、僕のおしっこが便器に弾ける。
赤ん坊のようにおしっこをさせられながら、僕は顔を真っ赤にした。
ひとしきり僕のおしっこが終わると、しおりちゃんはペニスを揺すって雫を切る。
僕のペニスは、しおりちゃんの小さい手で振られてぷるぷると震えた。
「あ、ちょっと手にかかっちゃった」
しおりちゃんの手に、僕のおしっこの飛沫が少しだけかかってしまう。
ちょっと怒ったようなしおりちゃんの声に、僕はおしおきを予感して震えた。
少しその手を見ていたしおりちゃんは、なんだか面白い事を思いついたように言う。
「汚れちゃったから、キレイキレイにしないと」
そうして、再度僕はペニスをしおりちゃんに引っ張られて歩かされる。
「ああ、また引っ張っちゃ……、だめだよぅ」
情けなく懇願しながら、処刑場に引き立てられる罪人さながらに僕は歩く。
僕がしおりちゃんに連れて行かれたのは、観月家のバスルームだった。
しおりちゃんは、ペニスをぐいっと引いて僕をイスに座らせる。
そして、バスタブからぬるま湯を汲み出して僕のペニスにさっと掛けた。
「ああっ!」
熱くも冷たくもない湯に洗われて、僕のペニスはぷるぷると動く。
しおりちゃんは液体ソープを手に付けて、わしゃわしゃと泡を立てる。
「洗ってあげるね、お兄ちゃん」
それから僕の後ろに廻ると、背中越しに僕のペニスを両手で掴んだ。
「あぅっ……しおりちゃぁん」
やわやわとした感触と共に、僕のペニスは泡まみれで硬くなった。
「は、は、はぁぁ……あ」
もううすっかりしおりちゃんに抵抗出来なくなった僕は、されるままの状態だった。
くちゅくちゅと粘着質な音を立てて、僕の泡だらけのペニスが弄られる。
しばらくそうされていると、いつの間にか僕は夢見心地になってしまった。
「はい、よくできました……これでどこへ行ってもはずかしくないよ」
まるで小さい子に言うように、しおりちゃんはバスタブの湯で僕のペニスを洗い流す。
しおりちゃんのセリフの不思議な響きに、僕は一瞬だけ戸惑ってしまった。
「さ、立ってね、おにいちゃん」
立ち上がった僕のペニスからは、滴がぽたぽたと垂れてまるでおもらししたみたいだ。
「濡れちゃったから、乾かさないと」
無邪気にしおりちゃんはそう言うと、また僕のペニスを引っ張って歩き出す。
両手を後ろ手に縛られたまま、僕はしおりちゃんの玩具のように連れ回された。
乾かさないとと言いながら、しおりちゃんは何故か僕のペニスをタオルで拭わない。
「こっちに来て」
そして、いつの間にか僕はしおりちゃんに玄関口まで連れてこられていた。
「……し、しおりちゃん……?」
すっかり低姿勢な口調になった僕は、恐る恐るしおりちゃんに問い掛ける。
玄関先なんかにいたら、訪ねてきた誰かに僕の恥ずかしい格好を見られてしまう。
けど、次の瞬間しおりちゃんのセリフを聞いた僕は喉がカラカラに乾くのが判った。
「お散歩行こうね、今日もいいお天気だからすぐ乾くよ」
しおりちゃんが僕を露出散歩させるつもりだと気付き、僕の足はがくがく震える。
「あ、あ、あ、あ、あ」
誰かに見られても、変態の僕がしおりちゃんに強制したプレイとしか見えないはずだ。
いい大人が、小学生の女の子に玩具にされているなんて思うもんか。
足を踏み出したら僕の人生は終わりだと思っても、僕は足を止められない。
「さ、お散歩行こうね、おにいちゃん」
無邪気なしおりちゃんは、楽しそうに笑って玄関の鍵を開けた。
その小さな手で握られている僕のペニスは、その時軽く射精してしまう。
ドアの外からは、目も眩むようなカンカン照りの夏の日差しと空気が流れ込んできた。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁ……ぁぁぁ」
まるで熱に冒されたように喘ぎながら、僕は夏の日差しの中に歩き出した。
「 は じ め て の お し お き 」 完
香緒里「……来週は……『月光』……episode,10……
……いぢめて……差し上げ……ます……」
>「さ、お散歩行こうね、おにいちゃん」
どうしますか?
これじゃダメだ・・・なんとか抗わなきゃ・・・。
→与えられる快楽に負け、散歩に行く。
人生の終わりキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
・・・激しく俺もおしおきされたいですな。
完結、お疲れさまでした。
き、キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
天然女王様だー!!
ご、ごちそうさまですた……。月光も+激しく+楽しみにしてます。
香緒里様、早くいぢめて~
はじおき、お疲れ様でした。萌えました。
月光も今から楽しみです。
漏れも皆様同様ちんこびんびんになりますた。
来週の降臨をお待ち申し上げております。
月光かむひあ~
常連のサイトの管理人さんが紹介されていたのでお邪魔しました。
一気読みしたもんでちょっと頭くらくらです(w
いや~、小学生の子による逆調教とは萌えですな(*´з`)
年下攻め萌えなんで完結と言わずゼヒ続きを書いて欲しいです。
月光まだー?溜めて待ってまつ。
おおお俺はもももう溢れそうだだだ(w
耐えろ!耐えしのべ!我慢すればするほど後の快感が…(w
月光、正座して待ってまつ。
そもそもこんだけレスがつくようなら
Hush氏もいなくなったりはしなかったろうにな(´ー`)y-~~・・
(もちろん同じヤシが複数回書き込んでるんだろうが)
266 :
名無しさん@ピンキー:03/05/09 10:33 ID:TCNtiKUN
224 :名無しさん@ピンキー :03/04/25 08:18 ID:rJD2zfBH
(某所に嘆かれてたけど)盛り上がらない理由は小説の設定に問題かなって。
主人公がSとかご主人様ってのはもうカナリ萎えて読む気削がれそうでした。
その設定の方が萌えるっつー方もいると思うけど、そうじゃない人の方が多いし
そういう人には辛いと思ったり。
もともと男受けくらいなら結構盛り上がると思うんだけど。
個人的意見ですスイマセン。
漏れは神の名前が違った時から(*´Д`)/ヽァ/ヽァしてたので
同じ作品の再掲載でも 読み直して萌えまくりですよ
こういう設定って あんま見れないし感謝感激アメアラーレ
続きが楽しみ過ぎて そわそわと毎日通ってますが 何か?(w
268 :
263:03/05/09 20:00 ID:L+Y/MSE8
おおお俺はきき今日も溢れそうだだだ(w
269 :
261:03/05/09 21:10 ID:mdo/uZwq
きっと、
>>263さんとはいい友人になれる気がする・・・・(w
270 :
名無しさん@ピンキー:03/05/09 21:31 ID:ey7zPHgs
224 :名無しさん@ピンキー :03/04/25 08:18 ID:rJD2zfBH
(某所に嘆かれてたけど)盛り上がらない理由は小説の設定に問題かなって。
主人公がSとかご主人様ってのはもうカナリ萎えて読む気削がれそうでした。
その設定の方が萌えるっつー方もいると思うけど、そうじゃない人の方が多いし
そういう人には辛いと思ったり。
もともと男受けくらいなら結構盛り上がると思うんだけど。
個人的意見ですスイマセン。
2度も貼るなよ…。1度で十分だっつの。
漏れも毎日通ってますが何か?
あぼーん
273 :
224:03/05/10 03:44 ID:b2Ob0pFD
>271
いや私ではない。266 270は誰かがやったんだろう。ageてるしね。
信じる信じないはそっちが決めることだが、一応イヤなので否定させてもらう。
ただ、そういう意見が少なからずあるってことじゃないのかって思うね。
男がSとかご主人様っつーのはあとで嬲られるとわかってても、
萎える人もいるよ。特に真性Mな人ほど。
KURTさんは男Mが専門じゃないようなので(違ってたらごめん)、
そういう文になるのは仕方ない気がするけど。
ちなみに私も毎日通ってるし、氏の作品はすごく心待ちにしてる。
一応、前スレ前々スレからの古参だけど(いつの間にやら)
氏に対する粘着がいるのは確か。
>男がSとかご主人様っつーのはあとで嬲られるとわかってても、
>萎える人もいるよ。特に真性Mな人ほど。
逆だと思うが。
>逆だと思うが。
(「男がMだと萎えるのか」「女がSとかご主人様だと」なのか)
それだけじゃ誰もわからん。
>273の例の部分を使って何がどう逆なのか説明してくれ。
>>273 自分で書けば良いので人に強要してはいかん。
>277
はげドゥー。
漏れはKURT氏ほど上手く書けないつうか
SMの心理描写とかに自信がないので、氏の小説に惚れ惚れしつつ読んで
おかz(ry
いや、なんでもない。月光楽しみにしてます。
別に、強要したつもりはない。一名無しながら助言というかアドバイスしただけ。
224は他スレでここが少し閑散としてるって言われてたから、実際見て意見書いただけ。
漏れも主人公がSっつーのは結構萎えるナー
基本的に主人公に感情移入して分身と考えて読むしな。
KURT氏のSSは前半のS男部分は飛ばしてた、後半はスヴァラシイが。
まぁ、確かに世に流れてるMモノは主人公がSっていうのは少ないの見ると
やはりそういう需要があるのかも。。初めから受けっぽいノリが多い。
たしかに、スレタイだけ見ると男がMっぽいもんな。
「 月 光 」
「……言えません……か……?」
香緒里は特に口調を荒立てもせず、冷静な声で彼に問い掛けた。
「あ、いや、だ、だけど」
彼は、自分が暗闇に沈んでゆくような酷く惨めで甘い誘惑を覚える。
ふと、香緒里が更に強く自分の身体を押し付けるようにして来た。
すぅっと香緒里の手が彼のペニスを這い上がり、もどかしいような動きをする。
とうに尿道口から透明な液体が流れ出し、まるで涎を垂らしているようなペニスだ。
香緒里の手はすぐにいやらしく濡れそぼり、ぬちゃぁっと音を立てた。
「……“感じます”……ですよ……」
香緒里は彼の耳元で囁くと、悪戯っぽくバイブのスイッチを入れる。
機械的な振動が、彼のアナルを刺激して強烈な感覚を与えてきた。
「うわあぁぁぁぁ……」
柔らかな笑いを浮かべた香緒里の思うままに、彼は自由に弄ばれる。
香緒里は彼のペニスの根元を扱き上げ、淫らな摩擦音をこれ見よがしに奏でた。
彼は腰をくねらせ突き上げながら、下半身が溶けるような快感を味わう。
「……ほら……“感じます”……」
小さく含み笑いをしながら、香緒里は平然とした口調を崩さずに言った。
くちゅくちゅと湿った音が、彼のペニスを弄ぶ香緒里の手から流れ出す。
「いや、だ、だってっ……!」
彼はもう強く抵抗する事も出来ず、荒い息の下で口を開くだけだ。
近付けられた香緒里の唇が、彼の喉元を舐め上げていく
「……ダメです……、……はい、“感じます”……」
香緒里に喉を舐められ、アヌスから与えられる快感が彼の背中を震わせた。
「ううううう」
彼の背中を快感が走り抜け、立ってられない程に両足が震える。
聞き分けのない子供に罰を与えるように、香緒里はバイブのスイッチを切ってしまう。
香緒里は汗一つかかず、どこか愉快そうな表情で微笑んでいた。
一方、月の明かりの下で彼は追い詰められたように大粒の汗を流す。
香緒里の匂いに包まれながら、彼の顔色が血の気を失っていた。
「……ちゃんと……言えません……か……?……」
心なしか香緒里の口調が冷たくなったように感じられる。
彼の瞳に微かに怯えが浮かんでは消え、身体が大きくびくんと震えた。
香緒里の瞳を見つめる彼は、その奥に頭の中が吸い取られてゆく錯覚を覚える。
まるで何もかも見透かされるようで、羞恥心が彼の顔を熱くした。
何か抗弁をしようとしても、言うべきセリフが浮かばない。
本当ならば、次第に増長してゆく香緒里に逆らい叱責すべきなのだ。
なんと言っても彼は香緒里の主人であり、目の前の少女はメス奴隷なのだから。
しかし、黙り込んだ彼を促すように香緒里は微笑む。
「……ダメです……よ……」
香緒里の囁き声と同時に、彼のアナルのバイブのスイッチが入った。
episode,10
少しばかり芽生えた彼の反抗心は、スイッチ一つで押し潰されてしまう。
「うおぉぉ…っ」
機械的な振動が、彼の後ろの窄まりを強烈に刺激した。
アナルバイブの動きは、単調なだけに彼にどこか惨めな快感を与えてくる。
彼は香緒里の腕を引き剥がそうとするが、とうに力が入らなくなっていた。
「はあああぁぁっ」
一方的に与えられる快感に、彼は目を閉じて喘ぎ声を上げた。
身体の奥底から響いて来る振動は、どこか切なくやりきれない。
「あ、あ、あ、はぁ」
アナルバイブが動く度に、みっともなくペニスも上下に震えて雫を飛ばした。
だが、今の彼にはその格好を気にしている余裕などないのだ。
「…………」
そんな彼を見守りながら、香緒里はアナルバイブを更に押し付ける。
「ひ、ひぐぅっ!」
アナルバイブの先端が、更に彼のアナルの中に進入して来た。
異物が挿入される感覚に、彼の窄まりが口を閉ざそうとしてひくひくと動く。
全身を痙攣させている彼を支えながら、香緒里は眉一つも動かさなかった。
そして、彼の身体に柔らかい手を回したまま平然と言う。
「……言えない……のですね……」
出来の悪い生徒を叱るように、香緒里はバイブを少しだけ引き抜いた。
くちゅっ……と小さな音がアナルから響いて彼を追い詰めた。
「…………あふ」
彼は荒い息を吐きながら、必死になって香緒里の腕にしがみつく。
そんな彼を見つめ、香緒里はまるで赤ん坊をあやすかのような瞳になった。
「……ちゃんと言って下さいますか……?」
それは丁寧な口調のセリフではあったが、どこか威圧感を持ち合わせてもいる。
「し、しかし、香緒里……それは、だって」
どうしても、彼は性奴であるはずの香緒里へ強い拒絶をする事が出来なかった。
香緒里は、彼の真っ赤になった顔を柔らかく見つめながら微笑む。
「…………」
「お、俺は香緒里の主人だぞ、なのにその、何故」
とても主人とは言えない口調だが、彼はようやく香緒里に抗議をした。
息も絶え絶えで、瞳には涙まで溜めていればどうしても口調は懇願じみたものになる。
「そんな事を、どうして、そのっ」
不意に、彼のアナルの中で電源を入れられたバイブが暴れ出した。
「──くふぅっ! あがががが」
彼が身体を小さく痙攣させるのを見て、香緒里は薄く微笑むだけである。
「……私は……御主人様に……」
彼の抵抗をバイブの電源スイッチ一つで封じた香緒里は、小さく囁いた。
「……気持ち良くなって……戴きたい……だけです……」
羞恥心で全身を染められた哀れな彼に、香緒里の容赦のない言葉が突き刺さる。
「……言って戴かないと……よく出来たかどうか……判りません……」
それは、ある意味正しい言葉ではあったろうがしかしどこかおかしかった。
「……ちゃんと……言って……戴かないと……」
背中に冷や汗をかきながら考える彼に、香緒里のセリフの奇妙さは判らない。
目を閉じてしまうと、アナルの快感が余計に増幅されてしまい彼は慌てた。
立っている床がぐるりと回転するような、そんな感覚が彼を酔わせた。
「くひぃぃぃ」
「……言えない……のです……か……」
目を涙で潤ませながら、彼は心の何処かで香緒里の主張を受け入れつつあった。
確かに、香緒里に奉仕をさせる以上は香緒里の技巧を評価すべきだ。
「……本当に……言えない……のですか?……」
香緒里の言う通りのセリフを言うのは──正しい事なのではないか。
そんな彼を追い詰めるように、香緒里の督促がナイフを突き立てる。
二人の息遣い以外に物音一つない部屋の中で、そのセリフは絶対の力を持った。
「……感じて……いませんか……?……」
幾分か不思議そうな色をセリフに込めて、香緒里が言う。
香緒里は決して焦りもしなければ、慌ててもいなかった。
ゆっくり、ただひたすらうゆっくりと彼の焦燥を興味深く見つめるだけだ。
香緒里の脚が、さりげなく彼の股間に割り込んでゆっくりと股間を弄ぶ。
剥き出しのペニスを香緒里の白い太腿で撫でられ、彼は小さく呻いた。
「あう!」
香緒里の裸の脚が、ゆっくりと強さを増して彼の股間に押し付けられた。
「……感じて……いるみたいです……よ……」
すべすべとした香緒里の脚が、下半身だけ裸の彼を確実に追い詰めてゆく。
彼は、香緒里の態度の静けさにどことなく畏怖を感じて黙り込んでしまう。
香緒里の視線から、彼は気弱に目を逸らすしかなかった。
本当なら、それは心理的にやってはいけない大きなミスなのだ。
「し、しかし、くぅ」
調教の中では、目を伏せ口篭もってしまった時点で精神的に怯んでしまう。
「……一人では……言えません……か……」
それは、かって彼が香緒里を調教していた時も気を付けていた事だった。
それなのに、香緒里に快感を与えられる内に目を見返せなくなってしまう彼なのだ。
「……では……一緒に……言いましょう……」
何度か視線を逸らせてしまう内に、彼は香緒里に抗弁出来なくなってゆく。
彼に思考する暇を与えないかのように、香緒里は問い掛けながらバイブを動かす。
「はぅ、ふうっ」
もう一度彼のアナルを撫でたバイブが、円を描くように操られた。
「くくぅっ、くうぅ」
彼の声は上擦り、目は涙で潤んでまるで発情期の犬のようだ。
アナルバイブの先端が差し込まれた彼の窄まりから、水っぽい音が上がりだした。
器具に塗られたローションが、優しくしかも強制的に彼を追い詰める助けをする。
「……それでは……」
香緒里の髪の毛が彼の頬をくすぐり、鼓膜に向かって息が吹き掛けられる。
「……“感じます”……」
彼は、香緒里に耳の中に息を吹き込まれて情けない悲鳴を上げた。
「あひぃっ」
しかし、逃げようとしても既に脚からは力が抜けきってしまっているから動けない。
むしろ、彼は今現在自分が立っていられるという事実の方が不思議だった。
「……はい、……“感じます”……」
香緒里は、少し前まで自分を支配していた主人の醜態を微笑みで見守る。
「あああああっ」
彼は、この間までなら考えられない大きな悲鳴を上げて全身を突っ張らせた。
そんな彼の耳元で、香緒里はもう一度息を吹き掛ける。
「……言えるまで……続けます……よ……」
香緒里の口調が、どこか最後通告をするような色彩を帯びてくる。
彼の心のどこかで、香緒里のいう通りにしようとしたがっている部分が疼き出した。
既に、自尊心という名の堤防は決壊寸前の情けなさだった。
言ってはいけないと思いつつも、香緒里の手による刺激を失う事への恐れもあるのだ。
いつの間にか、彼は香緒里の気分を害する事を恐れ始めていた。
── To Be Continued , Next Episode .
彩葉「来週は、『LITTLE BEAT RIFLE』だそうです。
あたしが主役だったりするらしいんで、ど、どうかよろしく!」
愛羽「上出来よ、彩葉ちゃん」
KURT氏 乙です。
「月光」最高です。
次回を楽しみにしています。
月光キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
つ、続きが気になります…!
あくまで丁寧に、下手に出ながら責めるってのが新鮮ですた。
KURT氏、乙!
げげげ月光きききキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
しまった、261氏に俺が263だとバレてしまう(w
来週もまたキてくださいね。んがぐぐ。
>>296 いや、261ですが申告されてはじめてわかりました(w
かきこみが少ないようなので新参者ですが僭越ながら。
月光は、時間の流れがゆっくりにかんじられる描写が好きです。
常連のサイトの管理人さんも月光が好きだと書かれてました。
>261 297
>常連のサイトの管理人さんが紹介されていたのでお邪魔しました。
気になるんだけど、どこのサイトですか?
自分あらかたMサイト回ってるんで、ヒントだけでも。
KURT氏の小説すごくツボ
今までネットで見てきたどのM小説より良い
>>298 261ですが
「サキュバスのリンクの中にあるサイト」ということでご勘弁を。
該当サイトのBBSを見るとわかると思います。
わかると思いますw(・∀・)w
KURT氏は神。
303 :
298:03/05/14 14:04 ID:XS9Uyy9a
>261
ああ、わかりました。
まさかここではないと思って、最後に回しましたが見事にハズレました。
あそこだったとは。
そこに書き込みのあった
【ヤメロォ!!】助けて!女に改造されてます【ショッカー!!】
って どこなんでしょ?
すでに落ちてるスレ?
おぉ ありがとうございますにだ~
そこは見てませんでした^^
「 LITTLE BEAT RIFLE 」
─お兄ちゃん調教日記─
chapter,1
彩葉、と書いてイロハと読む自分の名前を、彩葉は気に入っていた。
だから、お兄ちゃんが自分の事を“バカ彩葉”とぞんざいに呼ぶと結構哀しい。
その日の朝も、彩葉は寝起きの悪い兄を起こすべく兄の部屋をノックした。
「お兄ちゃ~ん、ガッコ遅れるよ~」
ちらかり放題の兄の部屋に、踏み込む勇気はない彩葉だ。
だが、何回ノックしても返事はなくただ徒に時間だけが過ぎてゆく。
「本当に遅れるよぉ~」
彩葉の右腕の可愛い腕時計は、とっくに午前8時を廻っていた。
もう一回声を掛けようと彩葉が息を吸い込んだとき、前触れもなくドアが開く。
「……ったく、バカ彩葉うるさい」
寝起きのボヤけた目で頭を掻きながら、兄の正貴が部屋から出て来た。
正貴は、彩葉より7歳年上でいわゆる一流大学の学生である。
見た目は背丈も顔立ちも平凡な兄だが、それでも彩葉から見ると立派な大人だった。
ちなみに、小さい頃から頭が良い兄と勉強が苦手な彩葉はよく比べられた。
人には向き不向きがあるはずなのだが、そんな彩葉の屁理屈は却下されてしまう。
そのお陰で、子供の頃の彩葉は増長した兄に随分といじめられたものである。
そんな兄と彩葉は、思春期以降はごく普通の兄妹関係を培っていた。
とは言っても、年が離れている事もあって基本的に彩葉は兄のいうなりなのだが。
「だ、だって、ガッコに遅れたらお兄ちゃん困ると思って」
妹だから遠慮した彩葉に向かって、兄はいかにも五月蠅そうに言った。
「言い訳すんな」
兄は彩葉の頭をぽかっと叩くと、着替える為にドアを閉めようとする。
「あ、あたしそろそろガッコ行くけど、お兄ちゃん晩ゴハン何がいい?」
殴られた頭を押さえつつ言う彩葉に、兄は面倒臭そうに胡乱な視線を向けるだけだ。
「なんでもいい」
なんでもいいという返答くらい、食事を給仕する人間に困ったセリフはない。
それでも責任感の強い彩葉は、閉まり掛けたドアを押さえて必死に言い募る。
「ゴ、ゴハン作るから7時には帰ってきてよ!」
兄は彩葉のセリフに嫌そうな顔をしながらも、生返事を返してきた。
目の前で大きな音を立てて閉まったドアに、彩葉は泣きそうな視線を向ける。
彩葉、と書いてイロハと読む自分の名前を、彩葉は気に入っていた。
だから、親友の愛羽が“彩葉ちゃん”と柔らかい声で呼んでくれると嬉しい。
「今日から、彩葉ちゃんのお家はご両親がお留守なのね」
──放課後の教室、傾き出した日差しの中で愛羽はにっこりと微笑む。
肩を越えて伸びる黒髪が美しい愛羽は、見た目通り静かな性格だ。
今年の初詣の着物を着た愛羽は、本当にお雛様みたいだったと彩葉は思い出した。
「うん、そう……あたしにウチのこと押し付けていっちゃうんだもん」
それに比べ、彩葉は元気印だけど子供っぽいという形容詞付きの少女である。
中学に入学してからバスケ部に入部したので、髪の毛はショートカットだ。
運動は昔から好きな方で、小さい頃からそこら中を走り回るのが日課だった。
残念ながら女としては発展途上で、胸などまるで背中と間違えてしまいそうである。
お陰でクラスの男子とも分け隔てなくつきあっているのは得なのか損なのか。
愛羽の方は、女の子らしくふっくらと柔らかい身体付きをしている。
出る処は出て、引っ込む処は引っ込むというちょっと羨ましい体系だった。
まるで正反対の愛羽と彩葉は、だけど不思議に仲が良かった。
同じ会社で共働きの彩葉の両親は、昨日の日曜日から二人揃って海外駐在だ。
昔から仕事一筋の傾向はあったが、夫婦揃って外国へ行ってしまうとは予想外だ。
なんたって、まだ彩葉は14歳なのだから非行に走ったらどうするつもりなんだろう。
夜の学校でガラスを割って早朝の海岸通をバイクで疾走しちゃうぞ、と思う彩葉だ。
もっとも、彩葉はバイクどころか免許も持っていないけれど。
結局、否応なく海外駐在に行ってしまった両親は兄の世話まで彩葉に割り振った。
お兄ちゃんの事は嫌いではないが、ちょっと緊張してしまう彩葉だ。
「大変ねぇ」
そう優しく微笑んでくれる愛羽の笑顔は、彩葉を有頂天にさせる。
少し逆光になった日差しの中で、愛羽の姿はまるで天使のように見えた。
「愛羽、助けてよー」
彩葉は大げさにため息をついて、愛羽に抱き付いてみる。
愛羽はいつも高級そうな香水の匂いを纏っていて、子供っぽい彩葉とは大違いだ。
中学入学後に出逢ってまだ2年の付き合いだが、昔からの親友のようだった。
愛羽は、彩葉のショートカットの髪の毛をそっと撫で撫でしてくれる。
「彩葉ちゃんのお家は、お兄さんと二人暮らしになるのね」
彩葉を優しく抱き締めたまま、愛羽はそっと口を開いた。
「…………良い機会、かしらね」
それはその場に似つかわしくない言葉だったから、彩葉が何を言われたのか判らない。
愛羽から身体を離した彩葉は、きょとんとした目で首を傾げる。
「なんか言った? 愛羽」
目を細めて笑ったまま静かに首を振って、愛羽は彩葉の手を取ってくれた。
愛羽の細くて長い指が、彩葉の手を包み込んでしっかりと握る。
「こういう事は、最初が肝心よ。彩葉ちゃん」
愛羽は不意に声を落とすと、彩葉の幼い瞳をじぃっと覗き込んできた。
その瞳は水晶か宝石かと思える程に綺麗で、彩葉は吸い込まれそうになる。
「ちゃんと、お兄さんを躾けなくてはいけないわ」
予想もしていなかった愛羽のセリフに、彩葉は一瞬目を丸くしてから吹き出した。
「お兄ちゃんは犬じゃないよう」
笑いながら手をぱたぱた振った彩葉は、すぐに愛羽の真剣な表情に息を呑んだ。
chapter,1 end
祥子「エセ関西弁メイドの祥子や!」
五月「没落お嬢様メイドの五月ですわぁ~」
祥子「うちらが次回予告っーことは、来週は遂に『茨の海』再開かいな!」
五月「いいえ~、またしばらくお休みしてエロjpg集めだそうですぅ」
祥子「3GBの外付けHDDぱんぱんにした癖に欲張りなやっちゃなあ」
五月「それではまたいつか、ですわぁ~」
ああ、また男がお兄ちゃんっつーか攻め男…これ作風なんかね?
他のM小説見ろよ、絶対初めから男は受けっぽいから、
すくなくともー女の頭殴るなんてはじめてみたし。
KURTさんって普通の性癖で、他じゃ陵辱ものとか書いてんでしょ?
カタギがM書くと見苦しいものがあるな。
プレイシーンよりも冒頭の方が文がいきいきしてる。
本当にMモノが書きたいのか、自分に聞いてみろよ。
なんか単なる批判に見えるな…。
とにかくもうちょっと自分が書こうとしてるジャンルの研究してよ。
やっぱ王道とか定石とかあるわけだし。
まぁ、今回の作品は始まっちゃったから、とにかく責め男を
ことを払拭するような、逆にその分、
徹底的な調教、苛めっぷり、男が人格崩壊するまで責めてほしいものだよ
俺は楽しみなのでこのまま続けて欲しいです
お金もらって書いてるわけじゃないんだしこう言うのが逆に好きな人もいると思うんで、
いいんじゃないでしょうか? 自分はこう言うのが逆に好きな一人です。
普通の男性Mものは他に沢山あるので、
無理に御自分の趣向に合わない物をお読みになる必要もないのでは?
私はKURT ◆ANGLE5Xukさんのこの路線のまま書いて欲しいと思う者のひとりです。
うーん、自分はちょっと氏の路線はニガテ。
男に感情移入できないのよ。
根本的な問題で。
女の子が男を無邪気にいたぶっちゃうのが萌えるから、漏れは好き。
女の子が「主人公が責め男」だから、わりと責め女っぽくなくて
今回の作品みたいな「かわいい受身ヒロイン」って感じなのはやだ。
そのぶん、女性から責めが弱くなるよーで好かんのはあるな。
>>323 それは分からなくも無いけど、
一般的には男性Mモノは元々男性がMで女性がバリバリのSであるのが多いから、
氏の様な路線は稀少だよね。
こう言う路線が好きな俺から言わせてもらうと、
ここがこの路線じゃなくなったら俺はどこに行けばいいんやねん!!ってのがあるんだけど、
所謂323氏の望む様な路線の物の方が一般的には多いわけだから、
ここ位、こういった路線のものがあってもいいんじゃないかと思うんだが・・
ちなみに、氏は男受けの属性ではないというのは以前どこかで読みました。
最初Sのほうが屈辱感が増すのではないかと思うので個人的に好き。
まぁ、漏れはあんまり気にしない。氏の表現が好き。。
まぁ逆ナチュナルの初めの部分があんなんだったから317とかトラウマになってるのではw
こういう批判が来るうちはやっぱり、本末転倒になってんじゃないかと
思うね。本当に良かったら、冒頭部分なんかでいちいち批判なんかわかないしね。
今回の作品で貴方が「本当にMモノが書きたいのか」、それとも
「それともマイナー性癖スレッドにSS書いて安直に賛美の声を集めたいだけか」
よく見て判断させてもらうよ。
批判勢もそのつもりだろし、
そして心のどこかじゃやっぱり応援してると思う。
期待してる、がんばってくれ。
KURTサマ、批判勢がグゥの音もでないほど強烈な一本を投下してくだせぇ(;´Д`)
批判っつーか、個人的な嗜好を押しつけてるだけにしか見えんけどな。
それを「大多数はこう書いてるからあなたのはおかしい」とか
多数派の意見っぽく無理やりすりかえて誤魔化してるだけの。
そもそもエロ小説で多数派・王道なんて事を持ち出すのが笑止なのだが。
とりあえず面白いし。
面白けりゃそれでいいよ漏れは。
賛美の声が欲しかったらこんなスレで書かねえだろ・・・。
まあ、議論はこれ位にしませんか?
正直、賛成派 批判派双方の趣向・・・・いわば、趣味の問題ですから、
どちらが正しいと言う結論が出る訳でもないでしょうし、
とりあえず、次回作に期待して待ってみると言う事では駄目でしょうか?
332 :
山崎 渉:03/05/22 02:43 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
333げと~。
このまま倉庫逝きか?
いやだーそれはいやだー。
338 :
山崎 渉:03/05/28 13:40 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
m
保守
sage
342 :
保守:03/06/10 17:16 ID:zt+ogEPi
ここって半ば以上個人スレのようなものだから、たとえ寂れてても、ネタを投下したりして
よいものかどうか悩ましいな。
>>342 ネタってどんな物?
俺はとりあえず一ヶ月位待ってみて氏が現れかったら、
>>68の様な人にSS投下して貰う様に頼むつもりだったけど・・
ああ・・よく考えたらもう、ほぼ一ヶ月になるなあ・・
344 :
343:03/06/10 18:04 ID:F6+Ui+W+
間違った・・もう後一週で一ヶ月だった。
ネタがあるなら投下して欲しい・・・・。
このスレ寂れ過ぎ
あぼーん
>他のM小説見ろよ、絶対初めから男は受けっぽいから
それはもう他のコテハンで他のスレで書いてるので、ここでは書きません。
私は、コテハンごとに作風変えてリンクさせないことにしているので。
>マイナー性癖スレッドにSS書いて安直に賛美の声を集めたいだけか
私がSS書いている6つのスレで、一番レスが少なくて萎えるのがこのスレ。
賛美の声が欲しいなら、このスレは真っ先に切り捨てるべきスレかと。
>ここって半ば以上個人スレのようなものだから
ネタでも雑談でもお好きにどうぞ。ここはエンプレススレで私のSSの続きが
読みたいと言っていた人の為に立てたスレです。
その役目が終わった今では、dat落ちしても問題ありません。
「 茨 の 海 」 リニューアル
第一章
ティーカップを静かに置いた圭一は、辛そうなため息を吐いた。
そうして、テーブルの周囲に侍っているメイド達に移す。
圭一の視線に気が付いたらしい4人のメイドのリーダー──有希が顔を上げる。
有希は、圭一が生まれる前からこの家に仕えているベテランのメイドだ。
短く揃えた髪の襟足も美しい、一見大企業の秘書といった外見の有希が口を開く。
「落ち着かれましたか? 坊ちゃま」
その冷静な表情と涼しい声を聞くと、圭一はどこか落ち着くような気がする。
午後の日差しが優しく差し込んでくるリビングルーム。
採光がよく考えられている豪華な造りの部屋は、圭一とメイド達しかいない。
圭一は普段は感じなかった寂しさを、その豪華なつくりの部屋に感じていた。
「その遺体が僕の両親だという事に……間違いはないんだよね」
静かに頷いた有希から視線を逸らすと、圭一は幼さが残る瞳に涙を浮かべる。
──圭一の両親が、深夜の自動車事故に巻き込まれたのは昨夜の事だった。
警察からの連絡で我を無くした圭一に代わって、有希が検分に行って来たのだ。
今年ようやく17歳になった圭一にとっては、衝撃的な事件だと言っていい。
「…………」
圭一は、メイドの一人である紗江の顔が見たくなってふと後ろを向いた。
紗江は、圭一と同い年の新人メイドで屋敷に来てからは一年ほどである。
いつもはどこか儚げで物静かだが、今はより一層固く青ざめた表情だった。
なんとか紗江に情けない処を見せないように、圭一は無理に微笑む。
誰も知らない事だが、圭一は密かに彼付きのメイドの紗江と付き合っていた。
まだ手を握ったくらいの関係だが、それでも好きな女に弱みは見せられない。
有希は、そんな圭一の逡巡を知ってか知らずか淡々と言葉を続けた。
「坊ちゃま」
突然、自分に呼びかけられて圭一はびくっと身体を震わせる。
慌てて思考を中断し顔を上げると、有希の表情が酷く冷たく見えた。
「……有希さん?」
自分より10歳以上年上の女性にそんな表情をされると、圭一は戸惑うしかない。
だが、有希は冷たい表情を崩さないまま声だけは優しくなる。
「坊ちゃま……お辛いでしょうが、気を確かに持って下さいね」
有希のどこか奇妙な慰めのセリフに、圭一は頷きつつ口を開く。
「ありがとう。みんなが僕を助けてくれるから、きっと大丈夫だよ」
圭一は、両親を亡くした悲しみを振り切るようにつとめて明るく言った。
実際、両親が存命中から日常生活の全てを圭一はメイド達に頼りっきりだった。
今でも、メイド達がいなくては遺産相続や葬儀の手配など何も出来なかったろう。
「そうですわね」
どこかよそよそしく聞こえる有希の声に戸惑って、圭一はそっと紗江を見る。
彼が心を寄せる紗江は顔を伏せており、隣に立つ祥子が圭一を見返す。
「どないしたんや?」
いつも圭一をからかって来る祥子も、さすがに神妙な顔つきで尋ねてくる。
圭一は、ゆっくりと首を左右に振って気弱に微笑む。
「ううん、別になんでもないよ」
「……まあ、大変なんはこれからやし、元気だしいな」
祥子は、奇妙に興味深そうな口調で圭一に語り掛けて来た。
「なあ? 五月」
圭一が祥子の隣を見るともう一人のメイド、五月が柔らかく微笑んでいた。
長い黒髪に面長の五月は、見るからに大和撫子という雰囲気のメイドだ。
この祥子と五月は圭一より5つ程年上で、それなりにベテランのメイドだ。
ぼんやりとしていた圭一に、有希の声が掛けられた。
「旦那様には、坊ちゃましかお子様はいらっしゃいませんので」
透き通った瞳で圭一を見つめながら、有希は珍しく声のトーンを落として言う。
「坊ちゃまがこの家の財産を受け継がれることになります」
圭一は、緊張した面持ちで有希の言葉に静かに頷いた。
「少なく見積もって、10数億の財産が相続されるでしょう」
圭一の父親は、祖父から受け継いだ商社を一代で10倍以上の規模にした企業家だ。
子供の頃から殆ど顔も見た事のない父は、圭一にとって不思議な存在である。
母もよくその父を手助けして世界中を飛び回っていたから、圭一はいつも一人だった。
きっと、このメイド達がいなかったら圭一は寂しくて死んでいたかもしれない。
有希は真剣な顔になった圭一に向かって、にっこりと微笑んだ。
「……この財産は、全てわたくしどもが頂く事に決めました」
広く明るいリビングルームの中が、どこか居心地の悪い静けさに包まれた。
「…………は…………?」
一瞬、圭一は何を言われたのか判らずにこれ以上はないと言う間抜けな顔になる。
「な、何を言ってるの? 有希さん?」
「甘いですわね、坊ちゃま」
有希は冷たく顎をしゃくって、五月と祥子に指示を出す。
「な!? 何を!!!」
「おとなしくしいや!」
祥子と五月は素早く動いて、圭一の手を取った。
そして、二人は瞬く間に圭一を立たせてその手を後ろで縛ってしまう。
それから、予め用意されていた広間の梁から落とされたロープにその手を縛り付ける。
これで圭一は、腕を上に持ち上げたままの体勢で吊り立ちにされてしまう。
「ああ!? ど、どうしてこんな事をするんだ!!」
圭一はパニックになったまま、周囲のメイド達に必死な視線を向ける。
だが、誰一人として圭一を助けようとする者はいない。
メイド頭の有希が、つかつかと歩いて来て、圭一を見下ろして口を開く。
「坊ちゃま、聞き分けのない事を言ってはいけませんわ」
そして白い手を伸ばして圭一の頬を撫でたかと思うと、いきなり彼を平手打ちした。
圭一の頬が乾いた音を立てて鳴り、彼はぐらっと身体を傾かせる。
両手を万歳の格好で縛られている圭一は抵抗一つ出来ず、その目に涙を浮かべた。
「ゆ、有希さんっ、一体っ!?」
殴られた頬も熱く痛いが、何故自分がこんな目に合わなければならないのか判らない。
そんな圭一に向かって、有希が静かに言い聞かせるように言った。
「……わたくし達が、旦那様と奥様の慰み者になっていた事を御存知ですか?」
「えっ!?」
圭一は目を見開いて、哀しげな目になった有希を見つめた。
「わたくしは、15の時に借金のカタとしてもらわれて来たその夜に犯されました」
それからというもの、有希は圭一の父の思うままに犯されたという。
時には圭一の母も加わって行われた調教は壮絶を極め、有希は何回も自殺を考えた。
遂には妊娠させられて中絶させられた時は、実際に手首も切ったという。
有希は話しながら、圭一に右手に残る醜い傷を見せた。
圭一は話を聞きながら背筋が寒くなって、目の前が真っ暗になる。
「他のメイド達も……坊ちゃまが心を寄せておられる紗江も同じです」
有希の言葉に、紗江の表情が硬く強張った。
圭一は呆然として紗江を見るが、紗江は冷たい瞳のまま圭一を見返して来た。
その凍りついた表情から、有希の言う通りだという事が判る。
「あの男の財産は、全てわたくしどもで分配させて頂きます」
有希はもう圭一の父を旦那様とは呼ばなかった。
「もちろん、坊ちゃまには罪はないのは良く存じております」
圭一は、段々と凄みを帯びてくる有希の口調にたまらなく恐怖を感じた。
「ですが、それではわたくし達の気が済みません」
有希は圭一の後ろに廻って移動しながら、淡々と言った。
「なにしろ、あの男は坊ちゃまを本当に愛していましたからね」
有希はそれまで後ろに隠し持っていた黒い鞭を取り出して、冷たく笑う。
「ご、ごめん、有希さんっ 知らなかったんだよ!」
「──坊ちゃまは調教した後で奴隷として売りとばさせて頂きます」
「や、やめてぇーっ!!」
有希は乗馬用の鞭を取り上げると、大きく振りかぶって圭一の尻を打った。
「やめる訳ないじゃないですか、そらっ!!」
強い衝撃が圭一の臀部を焼き、じんじんとした痛みが全身に広がる。
「あーっ!!」
助けを求めるように、圭一は紗江の方へ視線を向けた。
だが、いつも自分を愛しげに見つめてくれた瞳はまるで氷のようだった。
「さ、紗江さんっ……!」
紗江に見捨てられたという衝撃は、鞭の痛み以上に圭一を打ちのめす。
「…………」
紗江は、何も言わずに圭一の調教されている姿を直視していた。
有希は、圭一の下腹、臀部、太腿を次々に鞭打って大きな悲鳴を上げさせる。
「そらっ、そらっ、そらっ!!」
「ああああっ! 痛いーっ! 痛いぃぃぃっ!!!」
(第一章・終)
復活記念カキコ
ヤター、復活だぁ~。お疲れ様です~。
>KURT氏
374の>他のM…と>マイナー性癖…は私の発言です。
書いたあともうすっごい後悔してました。
ああ、もしかしたら私は取り返しのつかないことしてしまったのかと。
だけど戻ってきてくれて本当に嬉しい。
貴方らしい作品を書いてください。
>347
>その役目が終わった今では、dat落ちしても問題ありません。
そう言わないでくれ~
毎回楽しみに読ませて貰ってます。
負担にならない程度に是非書いて頂きたい!!
ハァハァ・・・
初カキコです。
千紗都タンにイかされた一人です。主人公が奴隷になるところ、ぜひともキボンです
俺はひたすら月光待ち。
どうやら俺は尻スキーだったらしい(w
結局、今週はお休みだったか・・・・
>>347を読む限り、氏もこのスレで続けるかどうか迷ってるっぽいな(当然だが)
今の日曜日は降臨されますように
そりゃ、わざわざ粘着がいるスレで書きたいと思うヤシはいないだろ
あぼーん
あぼーん
焦らしプレイ。・゚・(ノД`)・゚・。
このスレには未来が無いのか・・・・・(鬱
嘆いてるヒマあったら雑談でもなんでもせんかね?
保守を兼ねて。
例えば各自オススメの小説&漫画等を紹介しあうとか。
漏れはきゃらめる堂の「乙女座の少年」って漫画がツボだったりするんだが
知ってる人いる?
おっと、当然ここを雑談スレにしたいワケじゃなくて
神の再降臨を待ちながら、という意味なので誤解のなきよう。
おとめ座の少年は知ってるよー。
男受け系の作品の中でもなかなか隠れた名作。
>373とか書かないと、すぐ誰かがわかったように「スレ違い」とか「雑談イラネ」
みたいなのがくるから書いたんだろうね。
こういうこと書かないといけないなんて、なんかさびしい時代だね。
書き手も読み手もわがまますぎだなここ。
あぼーん
読み手は我儘放題だが、書き手が我儘だとはちっとも思わん
ひょっとして煽りか?
更新頻度が少なすぎることを言ってるなら半分同意だが
>>378 とりあえず痴女、M関係のサイトにリンクしてまわったらいいかと。
他サイトの掲示板に新しいサイト作ったってカキコしたり。
Mで絵師系は少ないので特にがんばって欲しい。
あと他の住民の方、(言わんでもわかると思うけど)新規サイトのやる気を削ぐ発言は控えてね…
「 茨 の 海 」
第二章
圭一が意識を失っていられたのは、ほんの一瞬だった。
メイド頭の有希が、強烈な平手打ちで圭一の意識を取り戻させる。
パァーンッ!!
圭一の頬が立てる高く乾いた音が、静まり返った広間に響いた。
「あうっ!」
圭一は怯えきった表情で、涙を浮かべて有希を見上げる。
有希は、圭一が生まれる前からこの家に仕えているベテランのメイドだった。
髪を短く揃えた、一見大企業の秘書といった外見をした女性だ。
その有希を、圭一は昨日までもう一人の母のように慕っていた。
いつもにこやかに微笑み、圭一の為に尽くしてくれた素敵な人だった。
寒い日には手を繋いでくれ、暑い日には扇いでくれた優しい人だった。
──だが今は、その瞳はまるで絶対零度の氷のようである。
「ゆ、有希さん……っ!」
圭一は、そんな有希の急激な変化に心を打ち砕かれていた。
更に、服の上からとはいえ有希に鞭で散々に打ち据えられた全身が酷く痛む。
「坊ちゃま、そう簡単に気絶してもらっては困ります」
有希は、白い手を伸ばして圭一の赤くなった頬を撫でる。
「そんなふうにお育てした覚えは、ありませんよ」
こんな綺麗な女性が、自分の父母の慰み者になっていたなどとは夢にも思わなかった。
そもそも、有希が借金のカタとしてこの家に来たというのも初耳なのだ。
そっと盗み見ると、有希の右手首の醜い古傷が目に入る。
圭一の両親の調教の挙げ句、中絶させられた時に手首を切った跡だ。
メイド達は、圭一の両親に復讐を出来る日を待ちながら堪え忍んでいたのだ。
いつか殺してやるとさえ思いながら──それでもその日を待っていたのだろう。
そして、昨夜圭一の両親が事故で死んだという連絡があった時に感情の糸が切れのだ。
圭一は、腕を上に持ち上げた体勢で吊り立ちにされたまま涙を流した。
「……ごめん、みんな……知らなかったんだ……」
メイド達が黙ったままなので、広間には圭一の啜り泣きの声が響くだけだ。
「……ぐすっ……ごめんっ……」
「…………」
有希、祥子、五月、そして紗江の4人のメイドは一様に口を閉ざしていた。
その表情は、まるで能面か何かのようにどんな感情も覗かせない。
四人に囲まれて天井からのロープで吊られた圭一は、まるで罪人のようである。
そんな体勢のまま顔を上げると、圭一は必死になって叫んだ。
「本当にごめんなさいっ! ……父さんの財産はみんなに全部あげるからっ!!」
それは、圭一の心からの想いだった。
有希達メイドの人生をそこまで弄んだ父の財産など、いらないと思ったのだ。
「そんな父さんのお金なんて1円も要らないよ! 全部みんなにあげるよ!!」
遺産など、元よりなかったものと思えば惜しいとさえ思わなかった。
むしろ、そんなメイド達の事を知らずにいた自分自身が悔しかったのである。
「だから……っ!!」
「──さてっと」
圭一がなおも叫ぼうとした瞬間、有希が軽く肩を竦めた。
「黙りなさいっ!」
そう言った有希の手が、またしても圭一の頬を強く平手打ちする。
「うぅっ!!」
圭一は、殴られた理由が判らず痴呆のように口をぱくぱくさせるだけだ。
有希は圭一の前髪を掴むと、ぐいっと上を向かせる。
「あの男の財産がわたくし達の物だなんて、坊ちゃまに言われるまでもないです」
有希の瞳は、なんの感情もないガラス玉のようだった。
その瞳に射すくめられ、圭一は大きな音を立てて唾を飲み込んだ。
有希はしばらくそうして、圭一を上から舐めつけるように睨みつける。
その表情は、圭一が知ってる有希のどのような表情とも違っていた。
いつもにこやかに、自分にコーヒーを注いでくれた女性と同一人物には見えなかった。
有希は、その冷たい瞳のまま圭一の頬をそっと何度か撫でる。
そして、いきなり手を振りかぶると尚も圭一の顔を平手打ちした。
「……あああっ!」
そんな圭一の呻き声を遮るように、有希は冷酷な表情で宣言をする。
「奴隷ごときが、わたくしどもに口答えをしてはいけません」
圭一はメイド達の決心の堅さを感じ取って、戦慄するしかなかった。
──しばらく広間を包んだ静寂を破ったのは、陽気なメイド、祥子のセリフだった。
「……なーなー、有希はん」
それまで黙っていた祥子が、不意に有希に声を掛ける。
「うちらに、ちーとばかし坊ちゃまと遊ばせてくれへんか?」
そう言いつつ、傍らに立つ五月へと視線を向ける祥子だ。
祥子が、くるくる顔を振る度に、ちょこっと跳ねたショートカットの髪が揺れる。
「こーゆうんは、飴と鞭が必要だと思うんねん。なー? 五月」
長い黒髪に面長の日本美人の五月が、祥子のセリフに同意を示す。
「私もそう思いますわぁ」
そんな祥子に、有希はふと表情を和らげて微笑んでやった。
それは、圭一も良く知っている部下を優しく指導するメイド頭としての有希の顔だ。
今の有希に、そんな人間的な表情が出来たのかと圭一は逆に恐怖する。
「そうねぇ……」
有希は首を傾げて自分より若いメイド達を点検してから、にっこりと微笑んだ。
「いいわ。貴方達にも調教を手伝ってもらいましょうか」
「おおきに……、五月、ほなやろか」
祥子は五月を誘って、吊られたままの圭一に近付く。
「や、やめてよ、祥子さん」
圭一は恐怖に震えながら、自分の身体に手を廻してきた祥子に懇願する。
祥子は圭一より5歳年上の、悪戯好きで圭一をからかってばかりいたメイドだった。
いつも通りの小悪魔っぽい瞳のまま、祥子は圭一を弄ぼうとしていた。
「やめ言われてやめる阿呆はおらへんわ」
呆れたように言った祥子は背後ろから、五月は正面から圭一の身体に手を廻す。
「うふふ、その通りですわぁ」
五月は、圭一の狼狽した顔を見て面白そうにくすくすと笑った。
「あ、ああ……」
二人の年上の女性に自分の身体を触られて、圭一は全身を強く震わせる。
全身を汗まみれにしながら、圭一は助けを求める視線を紗江に向けた。
だが、いつも圭一を好きでいてくれたはずの紗江は仮面のように無表情だ。
不意に、圭一の右の耳に祥子が左の耳に五月が──そっと、唇を近付けた。
次の瞬間、いきなり二人が同時に圭一の耳元に口を寄せて息を吹きかける。
「ふっ! ……ふ、ふっ!」
「ふぅぅぅーっ」
「あああああああうっ!!!」
背中を駆け上る強烈な快感に、圭一は縛られた両手を震わせて声を上げた。
天井から吊られた身体を大きく揺らす圭一だが、勿論逃げ場などない。
「こらおもろい遊びやで」
「本当に面白いですわぁ」
祥子と五月は圭一の頭をぎゅっと抱き締めて、舌の先で圭一の耳を舐め始める。
無抵抗で弄ばれる恥辱と快感に、圭一の頭の中が沸騰した。
(第二章・終)
とりあえず、様子見で暫定的な再開です。
あぼーん
おつかれ。
KURTさんの書いてるのでは茨の海が一番
受けというよりもMシチュでやってくれそうなので
個人的には期待大、好みです。
乙彼です。 > KURT氏
それにしても、ようやくの神の降臨でも誰もいないとは・・・・・
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/:::::::/::/::ヽ::i:::::::
/::::/::/l:/ |::|_!::i:このスレもうあかんの?
l::::レl/`` '´l:! |::|
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|:::j. ┃ ┃
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|〈 __ ∪|
|:::ヽ. L...__) |:
|:::::::::゙ヽ、 _,、-'゙|:
|:::::::::|i::::i::フ|"´ |::
|:::::::::||:/ /| |::
いますよ~。
今回の作品もご馳走様でした!
乙でした~。
茨の海は第3章がすごくイイので続きにも期待です。
月光待ちの自分もかなりドキドキですよ。(w
乙でした。最高です 自分としては逆ナチュが好きなんですが。
続きぜひ書いてください
このスレも終わったな
「 茨 の 海 」
第三章
祥子の舌が圭一の耳の中を強引に舐め尽くし、敏感な部分をくすぐる。
「れろれろれろ……♪」
「あひぃぃっ!」
まるで少女のような悲鳴を上げて、圭一は首をぎゅっと縮めた。
五月が舌の先を丸くして、圭一の耳の入り口から唾液を流し込んで舐め回す。
「くちゅくちゅ」
「ひっ! ひいぃぃぃぃっ」
耐えきれない強烈な痺れが、圭一の強張った身体中を駆け巡る。
「や、やめ、やめてよっ……!」
脚を痙攣させながら、圭一は泣きながら情けない声を上げた。
「ほれほれ♪」
「もぉっと舐めてあげますわぁ」
二人のメイドは、圭一が抵抗出来ないのをいいことに好き勝手に彼をいたぶる。
圭一が身を捩らせる度に、頭の上で吊られたロープがぎしぎしと揺れた。
「もっといくで! おらおらおらっ♪」
「うわっ! ……うああああ……!!」
圭一は、反射的に身をくねらせて祥子から耳を遠ざけるように首を傾げる。
だが、反対側の五月が此幸いとばかりに圭一の耳に吐息を吹き込むのだ。
「ふうっ……ですわ♪」
「……あああああっ……!!」
圭一は、みっともなく涙を流しながら大きく悲鳴を上げた。
全身を突っ張らせ首を大きく振って逃げようとするが、両手のロープが鳴るだけだ。
「お願いだよう……やめてよう!!!」
耐えきれず叫ぶ圭一の悲鳴が、嵩に掛かった祥子と五月を更に楽しませる。
「ほんま、坊ちゃまはいい声で鳴くんやね」
「本当ですわねぇ」
祥子と五月の舌が、圭一の耳の中でまるで触手のようにくねくねと動いてゆく。
「ひううぅぅぅ……っ!」
圭一は、両方の耳の中を自由に弄ばれながら熱い涙を流すしかない。
「やめてえっ……は……はっ、はぁぁぁ……」
余りの刺激に、圭一は息が詰まって呼吸困難になりかける。
「ぜ、ぜ、ぜっ……」
「しゃーないな、ほな休憩や」
祥子と五月は、圭一の耳元から舌を剥がして彼に休息を与えた。
強烈な玩弄から解放されて、ようやく圭一はまともに呼吸が出来るようになる。
「……はぁ、はぁ、はぁ……ゆ、許し」
まるで死にかけた犬のように息を継ぎながら、圭一はなんとか顔を上げる。
「許してよっ! お願いだよ祥子さんっ!」
「お、もう復活かいな」
だが、懇願する圭一の顔を見て祥子はにんまり笑うだけだ。
二人は再度圭一の顔を抱え込むと、更に深く耳の中に舌を入りこませた。
「ふぅぅぅーっ!!」
「くひぃぃぃっ!!!」
必死の願いも受け入れて貰えず、更に調教を再開されてしまう圭一だ。
圭一の涙を流しての哀願ぐらいでは、聞き入れられるはずなどない。
祥子が圭一を嬲るのを見つめ、五月も朗らかに舌先を丸めた。
「もっともっと虐めてあげますからねぇ」
「あああああああうっ!!!」
今の圭一には、五月に囁かれる言葉さえも振動となって拷問となるのだ。
圭一の耳の中で、ねちょっ、ねちょっとした湿った音が何回も繰り返される。
祥子と五月は、無抵抗の圭一へ容赦のない責めを加速させた。
「……うひゃああああっ……!!」
頭を抱かれている為、どうやっても逃げる事の出来ない圭一だ。
「なかなかいい調子じゃない」
傍らで見ていたメイド頭の有希が、にっこりと笑いながら祥子に言う。
「どうせなら、坊ちゃまを壊すつもりでやってごらんなさい」
有希の側に立つ紗江は、ただ堅い表情をしたまま黙りこくっている。
先輩である有希に褒められて、祥子は得意気な表情になった。
「よっしゃ、次行くで五月」
祥子の声に頷いて、五月が圭一の耳元から唇を離す。
五月は圭一から身体を離すと、そっと彼のシャツに手を掛けた。
そして、圭一のシャツの前面を引きちぎって開けて上半身を裸にしてしまう。
「ああっ! 五月さんっ、恥ずかしいよっ……!」
「あらあら、とても可愛い乳首ですわねぇ」
露出された圭一の乳首を見て言う五月が、不意に表情を曇らせた。
「それに…………本当に綺麗な肌……」
そのセリフを言う瞬間だけ、何故か五月の声が哀しそうなトーンになった。
だが、五月はそれ以上は何も言わずに圭一の右の乳首に可憐な唇を近づけた。
「ちゅっ……!」
「だ、だめぇっ!」
五月に乳首を舐められて、圭一は切羽詰った泣き声を上げる。
「乳首が感じるなんて、女の子みたいですわぁ」
五月の呆れたようなセリフに合わせて、祥子がさりげなく顔を動かす。
圭一の首筋に祥子の唇が近付けられ、微妙なタッチで息を吹きかけられた。
「ええか? ええのんか?」
「うくっ! ……う、う、う」
圭一は背筋をゾクゾクさせながら、ただただ祥子に虐められ続けた。
「く、くうっ……くうっ」
祥子の玩弄と五月の乳首舐めは、絶妙なコンビネーションで圭一を責め続ける。
圭一を暫く悶えさせた後、祥子の指が圭一の頭から左の乳首へと移動した。
祥子が圭一の乳首を摘むと、五月も口を離して指で圭一の乳首を摘んだ。
そして、まるでタイミングを計ったかのように同時に圭一の乳首を捻りあげた。
「い、痛ぁいぃぃっ……!!!」
乳首を思いっきり弄られて、圭一は悲鳴を上げた。
「どや? 気持ちええやろ?」
祥子が指先から力を抜いて、圭一の乳首を転がしながら笑う。
「い、痛いようっ……やめてよ、祥子さん!!」
泣きじゃくりながら解放を訴える圭一だが、もとより許されるはずもない。
「気持ち良いって、言うんですよぅ」
五月が含み笑いをしながら、もう一度乳首を厳しく捻り上げた。
「や、やめてぇっ……、ああぁぁ!」
「あかんって。気持ちええ言わんと?」
悪戯っぽく笑った祥子は爪を立て、厳しく上下に圭一の乳首を揉み潰す。
「気持ちよく、なんかっ、ぐ、はぁ」
「強情ですわぁ」
五月が圭一の耳元で囁きながら、その指先で圭一の乳首をひきちぎるように揉む。
「っう! 許してぇっ……許してぇっ」
圭一は号泣しながら頼み込むが、祥子と五月はより一層指先に力を入れた。
二人の女性に乳首を玩具にされながら、圭一は熱い涙を流す。
「な、なんで、僕ばっかりっ、こんな目にぃっ!」
乳首への拷問に耐え切れなくなった圭一は、必死に抗議の叫び声を上げる。
繰り返し与えられる理不尽な調教に、圭一はパニック状態になっていた。
だが、圭一のセリフを聞いた祥子の瞳がすぅっと冷たくなる。
「──五月、ちょっとあれ見せたり」
祥子のセリフを聞いて、五月が圭一から身体を離して真っ直ぐに立った。
五月は、メイド服の前のボタンを一つずつ外してそっと胸元を露出させる。
下着に包まれた五月の胸元が、豊かにメイド服からこぼれ出した。
「──……っっ!!!」
大きく目を見開いた圭一は、言葉を無くす。
──五月の白い肌は、火傷と刃物で付けられたであろう傷で覆われていた。
数十本の真っ赤な傷跡は、五月の胸から腹の全面を縦横無尽に切り裂いている。
「五月はなあ、綺麗な肌してたさかいあんたのオヤジの玩具にされたんや」
祥子の声が、圭一の耳を舐めながら次第に平淡で低い声になった。
「もう……五月は……一生まともな結婚なんて出来へんのや……」
傷物にされた、どころの話ではなかった──これでは人間以下の扱いだ。
「……だから、坊ちゃま」
五月は、まるで圭一に紅茶を給仕するように微笑みを浮かべて言った。
「坊ちゃまにも、生き地獄を見せてあげますわぁ」
「うわぁ! うわああああああぁぁぁーーーーっ!!!」
圭一は、鳥肌を立たせて恐怖に染まった悲鳴を上げた。
(第三章・終)
来週の日曜日は、新作「茨の海」第四章。
漏れは猛烈に感動してる
茨第四章キタ━━━━━━*・゚゚・*:.。..。.:*・゚\(゚∀゚)/゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
あぼーん
来週新作の予告つきとは!
これから五月がされたようにされるのだろうかな、うむ
などと、妄想しつつアホみたいに興奮してる俺。
KURTさん、乙でした。
茨の海キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
来週の新作が楽しみだのう。
(;´Д`)・・・・・・・・・ウッ
KURTさんウマー
これからどうなるか気になります!
がむばってください。
415 :
山崎 渉:03/07/15 11:07 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
すごい・・・・・・・・。
>416
KURTの実力はまだこんなもんじゃないぜ。(w
,. -───-: 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::\
/ '':::::::::::::::::::::::::::::::''''' ヽ
!::::::::::ィ::ハ:::;::::::::::::::::::::::::::!
i::|:::i::/l/ i;::ト、:、:::i:::::::::::::::i
|::i/レ'-i'' 'ヽi-ヾ,ヽ!:::::::::::::l
|::ハ -‐- -─- i::::::::::::::l でも、そのうち絶対に
|::::::l| | | | |::::::::::::::! 長期放置されるんや・・・
|::::::ヽ | r---、! l,.!::::::::::::::l
l::::::::::::`;'-'=,‐,='r''i~!:::::::::::::::|
!:::::::l、::r'"´'. ' l ' i::::::::iヽ:::l
i:l、:::|./、_____,l::::;l:/‐'ヽ!
'!ヽ;i'>l____,.//-‐'''"ヽ
!/ |.VVVVVVVV.lV\!. i
| | |
作家も連続的にネタを出しつづけるのもつらいだろうし…
長期間放置されても見放されるよりマシ
WWE SMACKDOWN! UNLEASHED IN THE EAST !!!!
「 茨 の 海 」
第四章
全身を震わせている圭一を、五月はにっこりと笑って見つめる。
「そんなに怯えなくても宜しいですわぁ」
広げていた胸元を、慎ましく隠し合わせながら五月が圭一に近付いて来た。
彼女の白い肌に刻まれた痛々しい傷痕が、そっと覆い隠される。
「……五月さん……!!!」
圭一の傍に立った五月の指が、彼の乳首をそっと摘んだ。
白く細い指で彼の乳首を愛しげに触りつつ、もう片方の五月の手が圭一の胸を撫でる。
「本当に……憎らしい程……綺麗な肌ですわぁ」
五月のセリフにぞくっとするような寒気を感じ、圭一は震えながら口を開いた。
「五月さん! も、もう許してよっ!!」
圭一の泣き顔を見ても、五月の笑顔は全く崩れない。
「『許して』、と言いましたか……?」
細められた五月の瞳は、切れ長で日本美人的な美しさを誇っていた。
メイド頭の有希のように鋭くはないが、下手な芸能人などより綺麗だ。
もっとも、だからこそ嗜虐癖の圭一の両親に目を付けられてしまったのだろうが。
黒髪を揺らしつつ、五月の手がゆっくりと圭一の胸を撫でた。
「あの男は、よく私の肌の白さを誉めていましたわ」
にこやかに平淡な口調のまま、五月が言う。
あの男というのは、五月が昨日まで旦那様と呼んでいた圭一の父親だ。
もうメイド達は、憎んで余りある男を敬称で呼んだりはしない。
「『五月の肌は綺麗だから、よく傷痕が映える』……と」
静かに言う五月の両手の指が、圭一の乳首を摘んでくりくりと回した。
「く……は……」
微かに呻きながら、圭一は五月に心細げな視線を向ける。
「さ、五月さ……ん……」
圭一にとっては、父親は厳しいながらも優しい普通の親だった。
その父親が、メイド達を非道に虐待していた事実から圭一はまだ立ち直っていない。
有希を強姦し妊娠し堕胎させ、五月の肌を楽しみの為だけに切り刻む。
自分が、そんな嫌悪すべき行為をしていた人間の息子だとは、信じたくなかった。
「あの男はナイフで私の胸を切り裂き、熱い火箸で焼きました」
五月はにこっと微笑むと、圭一の涙で濡れた瞳を覗き込んだ。
「私が許して欲しいと泣くと、あの男はたった一言……」
圭一の耳元に五月は口を寄せると、囁いた。
「『許さない』」
次の瞬間、五月の指が強烈に圭一の乳首を捻り上げる。
「ぐがっ……」
目を見開いた圭一は、余りの痛みに叫び声さえ上げられずに首を振った。
五月の指が、更に圭一の乳首をひきちぎるように捻る。
「ぎゃあああああ!」
耐え切れずに涙を飛び散らせる圭一を、五月は優しく見守った。
五月の両手の指が、爪を立て激しく上下に圭一の乳首を揉み潰す。
「やめてぇ! 五月さん許してえ!」
必死になって叫ぶ圭一に、五月はにこにこしながら問い掛けた。
「私が許しを乞うた時、坊ちゃまのお父上はなんと言いましたかぁ?」
「え? あ、あ、……痛ぁあい! 痛いよう!」
圭一が言いよどむと、五月の指が責め苦を与えるように捻りを強める。
身体を揺すって逃げる圭一を追い掛け、五月の手は深々と爪を食い込ませた。
「さっき教えて差し上げたばかりですよ……?」
五月は、圭一の肌に爪を立ててすうっと切り裂こうとする。
「うくうっ! 止めてえ! 止めてえ!」
無抵抗で嬲られる苦痛に、圭一はただただ悲鳴を撒き散らした。
「答えられたら、止めてあげますよぅ」
圭一は首を左右に振って泣き叫ぶが、両腕を吊られている状態では逃げようが無い。
「……思い出せませんかぁ?」
五月は特に急ぐでも焦るでもく、圭一の胸の肉を摘んで抓った。
パニック状態になった圭一は、先刻五月が口にしたセリフを繰り返す。
「ゆ、ゆっ! 『許さない』って言ったって!!」
満足そうに頷いた五月は、更に圭一の乳首をぎりぎりと捏ね上げた。
「だから、私も『許さない』ですわぁ」
衝撃を受けた圭一は、足をバタバタとさせながら狂ったように顔を振り回す。
「こ、答えたらぁ、許ひてくれるって、……ぎゃあぁぁぁ!!」
抗議するように言う圭一のセリフを遮るように、五月は彼の乳首を潰した。
「そんなに許して欲しいですか?」
五月のセリフと同時に、急かすようにその指が圭一の乳首を押し込む。
「……っ! ん!」
圭一はがくがくと頷きながら、激痛に壊れそうな瞳で五月を見た。
五月の指が右へ左へと圭一の乳首を痛めつけ、強弱を付けて引っ張る。
パニック状態の圭一を見守り、五月はにこやかに笑った。
「私が許しを乞うた時、坊ちゃまの父上はなんと言いましたかぁ?」
愕然としたように目を見開く圭一の乳首が、ぎゅうぅっと引っ張られる。
「取れる、僕の乳首取れるうううう! ひいっ!」
為す術もなく肌を痛め付けられる圭一は、五月の指に操られる玩具だ。
「そんなセリフじゃ、ありませんわぁ」
うっとりとしたように囁きながら、五月は彼の肌に爪を立てて引っ掻く。
「壊れるうう、ああん、ああ、助けて……っ!!」
五月の求めるセリフを言えば、圭一は更に苦痛を与えられる事が判っていた。
だが、そのセリフを言わなければもっと虐められる事も判っていた。
「だから──坊ちゃまの父上はなんと言いましたかぁ?」
自分が何をどうしようと、五月の気分のままに痛めつけられるのだ。
それでも五月に誘導された圭一は、混乱したように泣き声で叫ぶしかない。
「『許さない』ぃぃぃっ! って!!」
痴呆のように繰り返す圭一の懇願に、五月はくすくすと微笑む。
「同じように、私も『許さない』ですわぁ」
微笑を絶やさないまま、五月は指先に力を入れる。
五月の残酷な行為に、圭一は為す術もなく泣きじゃくった。
「うわあああああ! どうしたら許してくれるのお!?」
だが、圭一がどんなに解放を望もうとも五月がその指の拷問を止める事はない。
「坊ちゃまの父上は、わたくしを『許してくれましたか』ぁ?」
五月の指が、それまで以上の強さで圭一の乳首を千切り取ろうとした。
「あぎっ、ぎいいいいいっ、助けてええええ!!」
どう足掻いても許しては貰えない絶望感に、圭一は発狂しかける。
不意に、それまで後ろから圭一を拘束していた祥子が五月の身体を抱き締めた。
「五月! ちーぃとばかしうちと交代や」
抱き締められた五月は、イヤイヤをするように祥子の腕の中で抵抗する。
「だ、だって、祥子……」
少しの間足掻いていた五月が大人しくなると、祥子はより強く彼女を抱いた。
「安心しとき、うちはいつだって五月だけの味方や」
いつもなら、悪戯好きな祥子を五月が姉のように叱るのが常である。
外見通り大人っぽい五月に、祥子の方がどこか甘えているような処があった。
だが、五月の頭を優しく撫でている祥子は圭一の知らない慈母のような表情だ。
「あの男はもう死んだんや。これからうちらの本当の人生が始まるんやで」
祥子は、五月に優しく語りかけながら圭一を横目で見た。
「けど、その前にあの男が愛していた坊ちゃんを破滅させんとなあー」
祥子は五月から離れると、無言でロープを緩めて圭一の身体を床に下ろした。
圭一は、両手を上に吊られ床に足を投げ出した尻餅状態にさせられてしまう。
「命令されれば、うちらの糞でも食うような奴隷にしたるさかいなあ」
祥子は、強引に圭一のズボンを脱がして彼をブリーフ一枚にした。
「も、もう止めてよううううっ!!」
羞恥心で赤面する圭一を見下ろしながら、祥子は口元を歪める。
祥子は、圭一の足首を持ち上げて自分の腕で脇腹の辺りに抱え込んだ。
そのまま彼の両足を少し開けさせた祥子は、足の付け根に彼女の右足を差し込む。
「まあ、飴と鞭ってことで次はお楽しみの時間や」
不意に、圭一はその姿勢が意味する責め苦の正体に気が付いた。
「しょ、祥子さんっ! まさか、これええええ!?」
面白そうに目を細めた祥子は、圭一の股間に靴下だけの足を押し当てる。
「坊ちゃん~、次は『電気あんま』で遊んだるでえ♪」
両手を括られ後ろから五月に固定されている圭一は、股間への振動から逃げられない。
「や、やめてぇぇぇぇっ──っ!!!」
顔面を蒼白にした圭一に、祥子は勝ち誇ったように宣言した。
「さぁーて、あんじょう往生しいやぁっ!!」
(第四章・終)
……来週もなんか書くかも、書かないかも。
キターーーーー
待ちに待った甲斐があった
次回月光キボソ
祥子タンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
もともと祥子萌えだったんですが今回はもう
>「あの男はもう死んだんや。これからうちらの本当の人生が始まるんやで」
なんだかゾクゾク・・・・・
電気アンマ責めも萌え(;´Д`)ハァハァ
うーん、オレは五月さんの
>「だから──坊ちゃまの父上はなんと言いましたかぁ?」
の責め苦がすごい好き。ネチネチと答えにくい回答を(;´Д`)
ここまで嗜虐心と被虐心を同時に煽られる作品は初めてだよ!。
「終わらな○夏休み」みたいに長編大作にしてほしいなぁ。
KURTさん次も楽しみに待ってます!。
女にお尻を犯される男の子→M男系専門ソフトハウス「エンプレス」PART2→ココ、とようやく
追いつけました…
月光も逆なちゅも茨も非常に楽しませて頂いております。頑張ってください。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
そろそろ圭一の落ちていく様子が見たいです。
電気アンマで違う快感に目覚めてしまうのでしょうか。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)<Mなんて・・・
( 建前 ) \_______________
| | |
__(__)_)______________
( _)_)
| | |
( 本音 ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( 。A。)<キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
∨ ̄∨ \_______________
年下責め好きな私としてはLITTLE BEAT RIFLEの続編が待ち遠しくてたまりません
キター!
出来れば、次回こってりと電気アンマキボン
はげどう
とてもつぼなので次回に期待
前スレじゃあ、茨はダントツで人気最下位だったのに
ナゼナゼ~w
それはつまりなんていうか・・・電気あんま。
良スレハケーン。
各作品の続き楽しみにしてまつ。
何気にファン多いのね>>電気あんま
スレ初見だけど、良い感じですね。
従属する側とさせる側の立場が逆転して、男が女性に支配されていくのがなんとも…。(;´Д`)ハァハァ
茨の海の圭一君は優しい子みたいなので、ハッピーエンドだと良いなあ…。愛のある主従関係みたいな。
アンタサイコーダ!(・∀・)b
愛のある主従関係(・∀・)イイ!
新規参入の住民が多いようだから、教えておいてあげよう。
この作者氏の大好きなのは、スレ放置プレイ。
いとも簡単に一月くらい放置してくれちゃいます。
・・・・・・・・・・もっと書いてください。・゚・(ノД`)・゚・。
いやいらん。
>449
また来たよ、この粘着厨房が(藁
スレが盛り上がってくるとゴキブリのように出てくるなお前。
お 前 の よ う な ク ズ こ そ い ら ん か ら 、
二 度 と 来 る な 。
作者が危機感を覚えるほど優秀な神が降臨してくれるのが
一番ハッピーかもしれん。(w
>450
言いすぎっしょ・・・。
雰囲気悪くなるし止めとこうぜ。
>451
以前違うスレでそういう事が起きて、
(単独神で殿様商売だったスレにニュー神が来てシノギ削りあい)
読者サイドはウハウハだったよ。
まぁ、KURT氏も充電中なんだろう。ゆっくりまとう。
>450
いらんてのは
>新規参入の住民が多いようだから、教えておいてあげよう。
これのこってす。
>>454 余計なお世話だが
一行レスはそういうこともあるから止めた方がいいかと。
ちなみに「単独神で殿様商売」ってすごいフレーズだな。
複数行書いても誤解を受ける事は往々にして在る
という好例でつね
KURT氏降臨を願ってカキコ
458 :
450:03/07/27 06:44 ID:savA0SNv
>454
正直すまんかった。
また現れたのかと思ったんだ、悪い。
>>458 脊髄反射する香具師がいるスレこそ荒らしの大好物だという
ことを肝に命じろよ
私は、同じジャンル&テーマの小説しか書けなくなるのが嫌いです。
稚拙ながらも、色々な物語を書けるようになりたいと思っています。
従って、複数のスレで間隔を置いて小説を書くのは
自分の中では当然のことで、ついでに反応のないスレは後回しにしています。
本当は、このスレは反応がなくて萎えるので放棄するつもりだったのですが
なんだかたくさんのレスがあったので考え直し中です。
そうは言っても他スレを放っておくわけにもいかないので、ごめんなさい。
このスレで何かを書きたいという人がいれば、遠慮せずに是非書いて下さい。
何か、私の小説を熱心に待ってくれている人がいらっしゃって
待たせるのも悪いので、仕方なく私が駄文を書いていますが
むしろ、もっと質の良い小説を書く人が現れてくれれば助かります。
「 B O R D E R L I N E 」
ACT,1
すっかり日の落ちた住宅街の道を、優司はケーキの箱を手に歩いていた。
会社帰りに駅前の洋菓子店で買ったケーキだから、形が崩れないように慎重に歩く。
彼のマンションまでは、都営地下鉄の最寄りの駅から徒歩15分の距離だった。
今年27歳の優司が結婚を機に買ったマンションで、30年近くのローンが残ってた。
リストラ大流行の昨今、ローンの事を考えるとちょっと気が重い。
それでも、珠恵がマンションを見た時の嬉しそうな顔を思い出すと顔が綻ぶ。
新妻の珠恵の笑顔だけが、優司の支えだった。
程なくして、白いモルタル塗りの6階建てのマンションが見えてくる。
4階の一番東寄りの一室──明るい光が点いている部屋が優司の部屋だった。
エレベーターで4階まで上がって、彼は自分の部屋の前に着く。
ちょっと咳払いをしてからドアを開けた彼は、心持ち大きな声で言った。
「ただいまー」
すると、優司の声を聞きつけた妻の珠恵がぱたぱたとスリッパを鳴らして出てくる。
彼より3つ年下の珠恵は、優司の顔を見てぱっと表情を明るくした。
「アナタ、今日は早かったんですね」
薄暗い玄関口でも、珠恵の笑顔があると華やいだ雰囲気になるから不思議だ。
綺麗な黒髪を首の後ろで軽く纏めた地味な髪型も、珠恵の可愛らしさは損なわない。
「これ、ケーキ買って来たんだ」
優司は、それまで後ろ手に隠していたケーキの箱をそっと差し出した。
「わあ、嬉しいです! お食事の後に一緒に食べましょうね」
小躍りしそうなくらい喜んだ珠恵は、頬まで赤らめている。
珠恵は、彼から受け取ったケーキを靴箱の上に乗せて床にぺたりと正座した。
三つ指を付いてゆっくりと頭を下げた珠恵は、丁寧なセリフで彼を迎える。
「おかえりなさい、お仕事お疲れ様です」
結婚してから半年以上経つ今でも、珠恵は一途に彼を迎えに出るのを止めない。
優司が飲み会でどんなに遅くなっても起きているし、朝は必ず彼より先に起きた。
心から愛情を込めた出迎えをした後、珠恵はそっと顔を上げる。
正座したままの珠恵が、にこにこと彼に微笑んで来た
「ご飯にしますか? お風呂にしますか? それとも奴隷になりたいですか?」
そのセリフを聞いた瞬間、優司の心臓がどくんっと大きな音を立てた。
もう何度目か判らない問い掛けなのに、どうしても毎回緊張してしまう。
水晶のように透き通った彼女の瞳が、愛情を秘めて彼を見上げていた。
「……あ、あ……」
途端に乾いてしまった口を無理矢理こじ開けるようにして、彼はようやく言う。
「……ちょ、調教して……欲しい、な」
耳まで真っ赤にしている彼を見つめ、珠恵は可愛く微笑んで頷いた。
「それじゃあ、お部屋に居て下さいね」
スカートを押さえて立ち上がった珠恵は、ぱたぱたと台所へ向かう。
その小さく可憐な背中を見送ってから、優司は熱に浮かされたように靴を脱いだ。
廊下を歩いて常夜灯だけの寝室に入ると、スーツを脱いでハンガーに掛けた。
珠恵の性格通りキチンと整頓された部屋は、いい匂いに包まれている。
ワイシャツと靴下を洗濯物籠に入れると、優司は下着一枚になった。
優司はゆっくりと腰を下ろすと、床に座ったまま手で自分の身体を抱き締める。
口の中が乾ききっており、動悸が激しく目の前がくらくらした。
呼吸が苦しかったが、しかしそれは必ずしも彼にとって悪い感覚ではない。
──優司が、何度目かの見合いの後で珠恵と結婚したのは半年前の事である。
昔から気が弱かった優司は、現在一部上場企業の平均以下的な社員だ。
引っ込み思案だった彼は、それまでロクに恋人を持った事がなかった。
更に、もう一つ重大な理由もあって優司は女性と縁遠い日々を送っていたのだ。
周囲の薦めでした見合いも、ロクに会話が弾まずにお流れになるのが常だった。
ところが、珠恵だけは優司が何度ドモろうとにこにこと話を聞いてくれる。
優司が何か話す度に、まるでそれが世にも珍しい物語のように聞いてくれる。
いつでも穏やかな珠恵は、まるで春の日溜まりのようだと優司は感じた。
すっかり珠恵に夢中になった優司が、結婚を申し込むまではすぐだった。
馬鹿正直に給料3ヶ月分の指輪を用意した優司は、玉砕覚悟で珠恵に求婚したのである。
珠恵は、頬を真っ赤に染め嬉しそうに頷いて優司の思いに応えてくれた。
その夜、優司は珠恵を抱こうとしたが、ある事情から結局上手く出来なかった。
何度も謝る優司を、珠恵は気にしないでと慰めてくれたのだ。
怒濤のような結納から結婚式&披露宴については、実は殆ど覚えていない。
気が付くと、優司はグァムの紺碧の空の下で珠恵と腕を組んで立っていたのだ。
そして、新婚旅行の初夜に心を決めた優司は珠恵にある告白をした。
ベッドの上で優司が正座をすると、珠恵もちょこんと正座をしてくれる。
にこにこと微笑んでいる新妻に向かって、優司は愛の告白以上に緊張して言った。
『自分は、性癖的に女性に虐められないと興奮しないマゾなのだ』、と。
それを聞いて驚きに目を丸くした珠恵から、彼はいたたまれず視線を逸らした。
高校生の時に、たまたま本屋で見かけたSM雑誌がそのきっかけだった。
昔から気が弱く劣等感に苛まれていた優司の、ある種の捌け口だったのだろう。
今では月に1、2回はSM倶楽部に通って、調教プレイを受けている。
決して珠恵を騙すつもりなどなかった、と次第に優司は泣き始めてしまった。
珠恵を上手く抱けないのは、彼女のせいではなく自分が全て悪いのだと嗚咽を漏らす。
ふと、子供のように泣きじゃくる優司の頭を珠恵が優しく撫でた。
顔を上げた優司は、戸惑いつつも夫を理解しようとする妻をそこに見つける。
「すぐにアナタの望む女王様には……なれないかもしれないけど……」
頬を真っ赤にしながら、珠恵はそれでも優司ににっこりと微笑んでくれたのだ。
その時の珠恵の顔は、聖母か女神のようだったと今でも思い出す優司である。
優司は、小さく震えながら新婚のベッドルームを見回した。
新婚旅行から帰って来てから、珠恵と二人で一所懸命選んだ家具ばかりである。
薄暗い照明の下、白いシーツと水色のブランケットのベッドが目に入った。
──ふと、優司の耳に部屋に向かって歩いてくる静かな足音が聞こえて来る。
それは小さな音のはずなのに、なんとも大きく聞こえて彼を驚かせた。
優司の心臓がどくんっと大きく鼓動し、息が詰まる。
まるで全身が耳になった様に、優司は緊張したまま珠恵の足音を聞いた。
手足に、全く力が入らないし、小さく震える手がみっともなく思える。
唾を飲み込むと、優司は赤面したまま足をそろえて正座した。
次の瞬間、黒い下着姿の珠恵がベッドルームのドアを開ける。
優司は身体を震わせながら、いつもの通り深々と土下座をした。
擦れた声で、彼は床を見ながら愛する妻に向かって奴隷の挨拶をする。
「……こ、この卑しい奴隷の私を……ど、どうか……」
優司のセリフは緊張で震え、情けない事に声が裏返っていた。
「こ、今夜も調教して下さいますよう……宜しくお願い致します……」
目を潤ませながらも、優司は次のセリフを続けて言わなくてはない。
彼の顔は床に押し付けられそうに下げられ、その肩が震えた。
だが、オス奴隷として何回も口にして来た口上は忘れていなかった。
「……どうか、こ、このはしたない優司の身体を……調教して下さい
せ、精一杯、御奉仕……致しますので……お願いしま……す……」
これから自分を調教してくれる相手に、精一杯のお願いをしなくてはならない。
その恥辱の想いが彼を高ぶらせて、少しずつペニスに血液を送り込む。
口上をちゃんと言い切った優司は、相手を見る為にそっとその顔を上げた。
まずは白く綺麗な臑と膝が目に入り、次に黒いレースのショーツが見える。
潤んだ目を上げる優司と、黒い下着姿で微笑む珠恵の視線が交差した。
「よく言えましたね、アナタ」
優しく言った珠恵は、腰を屈めると彼の頭を犬のように撫でてくれた。
珠恵が腰を折ると、お揃いの黒いブラジャーに包まれた豊かな乳房が揺れる。
昔から平均的だった優司は、誰かに誉められた事など殆どない。
だから、それが年下の妻に調教の最中でも頭を撫でられると嬉しいのだ。
(ACT,1・終)
「月光」
Prologue
>>81 episode,1
>>84-88 episode,2
>>90-94 episode,3
>>96-100 episode,4
>>102-106 episode,5
>>117-121 episode,6
>>123-127 episode,7
>>129-133 episode,8
>>135-139 episode,9
>>156-160 episode,10
>>287-291 「茨の海」
第一章
>>350-355 第二章
>>383-387 第三章
>>400-405 第四章
>>423-428 「BORDERLINE」
ACT,1
>>463-469
お疲れさま。目次までありがとん。
こうしてみるとこのスレだけでも結構な量を書いてるんですね。
他のスレでも書いてるのを考えると順当なペースだと思。
愛があって(・∀・)イイ
私のツボを直撃ヒットです(;´Д`)ハァハァ・・・ウッ!
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
待っておりました。
逆Natural2が個人的にイイ(・∀・)!!
「ご飯にしますか? お風呂にしますか? それとも奴隷になりたいですか?」
これ最強
逆Natural2は、あれで終了なのですか?第8話は、続きがあるような終わり方ですが。
ハッピーエンドキボン
今作は、珠恵がSを演じることで奉仕しているという初期設定なのですね。
これが真性Sに変わっていくのでしょうか。
自分的にはハッピーエンド希望ですが、最終的に優司がMを脱してしまったり
するとかなり珍しいアンハッピーエンドとなるかもしれませんね。
ああ、そうか
あまりM属性ないせいかハッピーエンドの発想が逆だったよ…。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
保守sage
485 :
名無しさん@ピンキー:03/08/07 21:45 ID:4dFKeJ/2
期待AGE
あぼーん
あぼーん
あぼーん
やっぱsageで行こうよ捕手
保守
同じく保守
保守
またまた保守
やっぱり保守
華麗に保守
そこはかとなく保守
切ないながらも保守
なぜか保守
何事も無かったかのように保守
ああ、もうさっぱり保守
決意の保守
なんとか保守
ぎりぎり保守
黄金の保守
金色の保守
白銀の保守
紅色の保守
褐色の保守
漆黒の保守
閃光の保守
神聖なる保守
KURT様早くもどってきてください保守
コミケで忙しいのかな?保守
514 :
山崎 渉:03/08/15 17:19 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
冷夏の保守
更新してると思って来た人には悪いけど保守
517 :
名無しさん@ピンキー:03/08/16 17:47 ID:UTe4ogqx
保守って何語だよ!オタク語か?どうせヒッキーでネットでしかしゃべれねーなら日本語しゃべんなよ!
517は喋り方がリア厨臭いので保守
518は喋り方がリア厨臭いので保守
>519
物まね厨とか、まだいたんだ(藁
夏休み終わりそうだけどがんばれよ(藁
普通に保守
>517
>519
ハハハ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ^∀^)< あほか
( つ ⊂ ) \_________
.) ) )
(__)_) (^∀^)ゲラゲラ シネヤカスドモ
保 守
はりきって保守いきまっしょい!!
初心に戻って保守
今週も降臨なしか
保守だけじゃあまりにもなんだから人気投票でもせんかね? 氏のキャラで
自分は茨の祥子に一票なんだが
メイド軍団、
主人公への歪んだ愛着。
うい、逆Natural2の千紗都たんにいぴょー
月光の香緒里かな
同じく月光の香緒里だな。
おとなしい感じがツボなんで。
530 :
名無しさん@ピンキー:03/08/19 23:55 ID:lU1Z8nZg
同じく
この流れはやばいと思うにイピョーウ
あぼーん
あぼーん
534 :
名無しさん@ピンキー:03/08/20 18:54 ID:9xTmg8iG
茨の祥子
おおさか!おおさか!
とりあえず保守
捕手
はじるすの小説は何回読んでも抜けるなぁ
俺の中ではM小説の中でもベストの作品
年下攻めもっと書いてくんないかな・・・・・・
「 月 光 」
剥き出しのペニスを香緒里の白い太腿で撫でられ、彼は小さく呻いた。
「あう!」
香緒里の裸の脚が、ゆっくりと強さを増して彼の股間に押し付けられた。
「……感じて……いるみたいです……よ……」
すべすべとした香緒里の脚が、下半身だけ裸の彼を確実に追い詰めてゆく。
彼は、香緒里の態度の静けさにどことなく畏怖を感じて黙り込んでしまう。
香緒里の視線から、彼は気弱に目を逸らすしかなかった。
本当なら、それは心理的にやってはいけない大きなミスなのだ。
「し、しかし、くぅ」
調教の中では、目を伏せ口篭もってしまった時点で精神的に怯んでしまう。
「……一人では……言えません……か……」
それは、かって彼が香緒里を調教していた時も気を付けていた事だった。
それなのに、香緒里に快感を与えられる内に目を見返せなくなってしまう彼なのだ。
「……では……一緒に……言いましょう……」
何度か視線を逸らせてしまう内に、彼は香緒里に抗弁出来なくなってゆく。
彼に思考する暇を与えないかのように、香緒里は問い掛けながらバイブを動かす。
「はぅ、ふうっ」
もう一度彼のアナルを撫でたバイブが、円を描くように操られた。
「くくぅっ、くうぅ」
彼の声は上擦り、目は涙で潤んでまるで発情期の犬のようだ。
アナルバイブの先端が差し込まれた彼の窄まりから、水っぽい音が上がりだした。
器具に塗られたローションが、優しくしかも強制的に彼を追い詰める助けをする。
「……それでは……」
香緒里の髪の毛が彼の頬をくすぐり、鼓膜に向かって息が吹き掛けられる。
「……“感じます”……」
彼は、香緒里に耳の中に息を吹き込まれて情けない悲鳴を上げた。
「あひぃっ」
しかし、逃げようとしても既に脚からは力が抜けきってしまっているから動けない。
むしろ、彼は今現在自分が立っていられるという事実の方が不思議だった。
「……はい、……“感じます”……」
香緒里は、少し前まで自分を支配していた主人の醜態を微笑みで見守る。
「あああああっ」
彼は、この間までなら考えられない大きな悲鳴を上げて全身を突っ張らせた。
そんな彼の耳元で、香緒里はもう一度息を吹き掛ける。
「……言えるまで……続けます……よ……」
香緒里の口調が、どこか最後通告をするような色彩を帯びてくる。
彼の心のどこかで、香緒里のいう通りにしようとしたがっている部分が疼き出した。
既に、自尊心という名の堤防は決壊寸前の情けなさだった。
言ってはいけないと思いつつも、香緒里の手による刺激を失う事への恐れもあるのだ。
いつの間にか、彼は香緒里の気分を害する事を恐れ始めていた。
episode,11
彼の身体の中を、痺れとも硬直とも形容し難い感覚が満たしてゆく。
「うくっ! ……うああああ……!!」
香緒里に追い詰められつつ、彼は反射的に身をくねらせて逃げようとした。
「……はい、……“感じます”……」
彼が狼狽するのを見つめつつ、香緒里の手のバイブが尚も残酷に動く。
香緒里の吐息が彼の背筋に衝撃を走らせ、押さえ切れない快感を与えて来た。
「はあぁ、はあぁ、はあぁ……」
最早、彼は抵抗すら出来ずに荒い息を吐くだけだ。
ある意味で、彼は香緒里に遊ばれる人形のように見えなくもない。
そんな彼を弄ぶように、甲高い音を立てながらバイブが激しく振動した。
──……ちゃんと……言えません……か……?……
「あああぁぁぁっ!」
バイブは粘膜の周囲をなぞるかのように探り、極上の刺激を与える。
「ひううぅぅぅ……っ!」
今度のバイブは、彼のアナルのより深い位置まで到達した。
「はあああぁぁっ」
睫を微かに揺らしながら、目を閉じた彼は小さな吐息を漏らす。
身体の両側に垂らされている手が、ひくひくと痙攣した。
「あ、あ、あ、はぁ」
香緒里のひんやりとした身体が、更に彼に密着して来る。
アナルバイブが動く度に、彼のペニスもぴくぴくと痙攣した。
先走り液がぽとぽとと垂れ落ち、フローリングの床に沁みを付ける。
「……どう……しました……か……」
香緒里が、殊更不思議そうな口調で彼に問い掛けた。
「…………」
香緒里は、彼の真っ赤になった顔を柔らかく見つめながら微笑む。
そして、香緒里は暫くの間彼の返答を待った。
白く柔らかい香緒里の乳房がゆっくりと上下し、先端の薄い乳首が揺れる。
その透き通るような香緒里の肌には、汗一つも浮かんではいない。
逆に、彼は香緒里の問いに答えられる程に平常な状態ではなかった。
「……くす……」
彼が口を開かないのを確認して、香緒里の目がそっと細められる。
次の瞬間、彼の窄まりの中でアナルバイブは強く振動し始めた。
「あうううううう……」
彼は、とっさにその機械的で異質な振動を拒もうとする。
「くふぅぅっ」
彼の括約筋は、どうやら反射的に収縮しようとしたようだ。
「……声が……止まっています……よ……」
細く繊細な香緒里の指が、すうっと動いて彼のペニスへと向かう。
香緒里の手がペニスの袋から会陰部を撫でると、彼の力が抜けた。
「あっ! いや、そのおっ」
彼は、慌てて香緒里の指示通りにセリフを続けようとした。
そんな彼を嘲笑うように、アナルバイブがゆっくりと彼のアナルを侵略して来る。
どこか暴力的な凌辱的な意志と動きを、彼は拒むことが出来なかった。
「くひぃぃぃっ 感じて、感じているぅっ」
いつしか──彼は香緒里が要求するように、快感を申告し始めている。
香緒里は淡く微笑みながら、彼のアナルの収縮に合わせてバイブの動きを制御した。
「……ダメです……はい……“感じます”……」
少しも焦る事もなく、香緒里は彼に言い聞かせるように囁く。
「はあぁああっ! か、か、感……」
混乱しているのは彼だけで、香緒里は冷静そのものだ。
彼が既に汗まみれであるのに対し、香緒里は涼しい顔で呼吸さえ乱していない。
「…………」
──……私は……御主人様に……
彼の抵抗をバイブの電源スイッチ一つで封じた、香緒里の囁きが蘇る。
──……気持ち良くなって……戴きたい……だけです……
香緒里の長く綺麗な黒髪から、爽やかな匂いが仄かに漂って来た。
そんな芳香さえ、どこか彼の官能を刺激してゆくのだ。
香緒里の唇が、静かに開かれた。
「……“感じます”……」
──……言って戴かないと……よく出来たかどうか……判りません……
香緒里の手が、アナルバイブを抜いたり挿したりと緩急を織り交ぜた動きをする。
「ふわぁぁ……っ」
彼が思わず息を吐いて力が抜けた瞬間、香緒里の手が急に強引に動いた。
「……“感じます”……」
香緒里は特段焦りも急ぎもせずに、同じように恭順のセリフを要求する。
香緒里の言う通りのセリフを言うのは、ひょっとして正しい事なのではないか。
彼の頭の中に、小さな思いが生まれ少しずつその重みを増してゆく。
「あああ! や、やめ……ぇ 感じ、感じ!」
小刻みに動いていたアナルバイブが、彼の窄まりに半分程侵入してしまった。
頭の中がぐちゃぐちゃになったようで、他に言うべきセリフが浮かばない。
──……ちゃんと……言って……戴かないと……
背中に冷や汗をかきながら考える彼に、香緒里のセリフの奇妙さは判らない。
主人である彼に逆らうような香緒里を、叱責すべき言葉が浮かばない。
代わりに、香緒里の言う通りのセリフを言うべきだという思いが広がり始めた。
「くくぅっ、くうぅ」
無抵抗のまま、彼は女のような喘ぎ声を漏らしてアナルバイブを受け入れた。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
アナルバイブの先端が差し込まれた彼の窄まりから、水音が途切れる事はない。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
ペニスの先端からは、先走り液がだらしなく垂れ落ちて湿った音を立てている。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
彼の窄まりがぐちゅっと音を立てて、香緒里のバイブに屈したかのように震える。
その甘美な律動に、彼は思わず目をぎゅっと閉じて情けなく叫ぶ。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
「か、か、感じますぅぅぅっ──!!」
叫んだ瞬間、彼の中でなんとも言えない開放感が湧き出して彼自身を戸惑わせた。
「……ふ……っ……」
香緒里が微かに笑う息のような声が、彼の耳元を流れ去る。
「……はい……もう一回……」
どこか楽しそうに、香緒里は彼の耳元で囁く。
香緒里の指が動く度に、彼の後ろの窄まりからくちゅくちゅと音が漏れた。
一回堰を切ってしまえば、後はどんどん抵抗がなくなってゆく。
耐え切れないように上を向いたまま、彼は必死で口を開く。
「か、感じますぅ……!!」
香緒里は、微かに首を傾げると彼に問い掛けるように囁いた。
「……感じちゃうの……ですね……」
焦らすようなバイブの動きが、彼の精神にじっくりと染み込んで来る。
「……御主人様は……お尻の穴を虐められて……感じてしまうんですね?……」
確かめるように、もしくは従属させるように香緒里はセリフを繰り返した。
── To Be Continued , Next Episode .
祥子「エセ関西弁メイドの祥子や!」
五月「没落お嬢様メイドの五月ですわぁ」
祥子「ナンやぎょーさん保守ばっかしとるさかい、ビビったがな」
五月「
>>525,
>>526,
>>527,
>>528,
>>529,
>>530,
>>534 その中で、人気投票をして下さった方には心の底から感謝ですわぁ」
祥子「あと、
>>538 ヌケるゆうんはエロ小説には最高のほめ言葉や!」
五月「今回は、人気投票の結果を反映して『月光』の新作を書いたそうです」
祥子「しかし、珠恵はん&彩葉はん&千紗都はんは、全然人気あらへんなァ」
五月「残念ですが、彼女達の物語の新作は書かないかもしれませんねぇ」
祥子「つうコトで、次回は只今人気絶好調のウチが主役の『茨の海』やなっ!!
ま、ホンマの主役は紗江なんやけど、あのコちぃとも目立たへんし」
五月「原作で一言だけあったセリフも、改訂版では削られてますしねぇ」
祥子「ほな、『茨の海』新作第5章、気長に待っときや~」
この時を待ちに待ってたよ
月光マンセーーー
やっぱり月光が一番だよなー
553 :
名無しさん@ピンキー:03/08/24 22:39 ID:OhgbbJjS
月光が一番好き
月光月光言っておまいらホント調子いいな
・・・てか俺も月光が一番好き!
マジで香緒里マンセー。
どういうきっかけで目覚めた(もしくは端から?)のか
知らんけど半端なく上手いしエロいな。
(;´Д`)・・・ゥッ
スレみつけて一気に読みました!
BORDERLINEの設定が気に入りました。
でもまだ序盤・・。
是非、続きをお願いします!
漏れの中のランキング
1位 月光 エロさがたまらn
2位 BORDERLINE 素人→女王様に成長していく姿が見たい
3位 逆 N a t u r a l 2 彩音が黒幕か・・激しく期待
だな。お前らは?
うあああああ、KURT様あなた最高ーーーー。
是非茨の海もお願いします。
しっかし、エロ小説家って露骨に抜けるって言われるのが
一番嬉しいのか…なんか意外。
抜けないけど面白いっていう感想だけだったら
エロ描いている理由がないしな
それにしても月光はねちっこくてドキドキもんだ(;´Д`)ハァハァ
保守
今日は降臨あるかな?
保守
564 :
名無しさん@ピンキー:03/09/03 10:05 ID:Bl6gHAnA
age
565 :
名無しさん@ピンキー:03/09/03 12:18 ID:VgD7TvGH
sage
漏れの中では「茨の海」と「月光」がダントツですな。
シチュが萌える萌えるw
「はじめてのおしおき」も萌え猛ったけど。
保守
保守
エンプレススレっていつのまにか落ちてたんだな
最後のほうはどーでもいースレだったけどナー
新作が上がるまで、待つんだからな!
月光が完結するまで死ねん
せめてこのスレを見捨ててない証拠になにかカキコを。・゚・(ノД`)・゚・。
保守
_| ̄|●
とりあえず、その姉妹スレで欲求不満を解消下さいね。
今後、より一層頻繁に書けないようになってしまうと思いますので。
ただ、来週の週末にはなんらかの文章を書きたいと思っています。
あと、皆さんのお手を煩わせたくないので保守は不要ですよ。
このスレが落ちてしまうなら、それはこのスレの運命なのでしょう。
まあ変に気になさらず、ゆったりペースで書いてくださいね。
焦がれつつ、既記分を何度も読み返す用意も出来てます。
というか、毎週このスレに来ては最初から読んでしまう。ああ。
・・・・・・だめだ。
やっぱり、できたら早くお願いします。ガンバって!(無責任
>このスレが落ちてしまうなら、それはこのスレの運命なのでしょう。
運命は受け入れるものではなく、自分で切り開いていくもの・・・
落としませんよ。貴方の作品が読めるまで
むしろ、過疎状態の女にお尻を犯される男の子スレに戻ってきてください
戻る前に、続きです。
殊に、他に探すのが難しい”電気按摩”ネタを、氏の文章力で読めるのであれば。
潜在的保守要員は、凄い多いと思われ。
保守
本日降臨保守。
>>579 同じ人間が同じスタンスでSSを書いてる5つのスレ(+レビュースレ)で
ここだけが粘着がついていて、同時にレスが一番少なくて苦痛なスレなのです。
当然、他のスレ(HPで補完までしてもらってます)を優先させてます。
>>580 個人的には、このスレの役目は既に終了しているもので。
>>581 上記のように粘着がいる以上、私があちらに帰ったら粘着もついて来ます。
わざわざ新しいスレを立てたのは、あちらの職人さんに迷惑をかけない為です。
同じ理由で、他にSSを書いてるスレを公表する気も毛頭ありません。
>>582 電気あんまネタは、ただの責めの一つでしかありませんが……
「 茨 の 海 」
「あの男はもう死んだんや。これからうちらの本当の人生が始まるんやで」
祥子は、五月に優しく語りかけながら圭一を横目で見た。
「けど、その前にあの男が愛していた坊ちゃんを破滅させんとなあー」
祥子は五月から離れると、無言でロープを緩めて圭一の身体を床に下ろした。
圭一は、両手を上に吊られ床に足を投げ出した尻餅状態にさせられてしまう。
「命令されれば、うちらの糞でも食うような奴隷にしたるさかいなあ」
祥子は、強引に圭一のズボンを脱がして彼をブリーフ一枚にした。
「も、もう止めてよううううっ!!」
羞恥心で赤面する圭一を見下ろしながら、祥子は口元を歪める。
祥子は、圭一の足首を持ち上げて自分の腕で脇腹の辺りに抱え込んだ。
そのまま彼の両足を少し開けさせた祥子は、足の付け根に彼女の右足を差し込む。
「まあ、飴と鞭ってことで次はお楽しみの時間や」
不意に、圭一はその姿勢が意味する責め苦の正体に気が付いた。
「しょ、祥子さんっ! まさか、これええええ!?」
面白そうに目を細めた祥子は、圭一の股間に靴下だけの足を押し当てる。
「坊ちゃん~、次は『電気あんま』で遊んだるでえ♪」
両手を括られ後ろから五月に固定されている圭一は、股間への振動から逃げられない。
「や、やめてぇぇぇぇっ──っ!!!」
顔面を蒼白にした圭一に、祥子は勝ち誇ったように宣言した。
「さぁーて、あんじょう往生しいやぁっ!!」
第五章
弾んだ声と共に、祥子は圭一の股間に押し付けられた足を強く激しく震わせた。
無抵抗の圭一のペニスは、ブリーフ越しにぐりぐりと踏み躙られる。
「ひいいいい! や、やめでぇぇぇぇぇっっ!!」
両手を頭上で縛られている圭一は、必死で頭を左右に振った。
まだ硬さを持っていない性器は、祥子の足の裏でふにゅふにゅと形を変える。
「ナンや、電気あんまが嬉しそうやなァ」
祥子はにやにやと笑いながら、緩急を付けて足をぐいぐいと押し付けた。
電気あんまという通称通り、圭一は全身に電気を流されているようだ。
男性としての象徴であり、弱点でもある股間を足で刺激される屈辱と快感──、
それらが綯い交ぜになった衝撃が、圭一の頭を痺れさせた。
「く、くひひひいいいいーーーーー!!!」
殆どセリフになっていない悲鳴を上げながら、圭一は涙を飛び散らせる。
しかし、圭一の絶叫もメイド達の喜びを増す調味料の一つでしかない。
「あらあら、そんなに大きな声を出してはしたない……」
ゆっくりと近づいて来たメイド頭の有希が、面白そうに圭一の顔を覗き込む。
含み笑いをしながら、有希は居丈高に腕を組んで言い放った。
「坊ちゃま? そんな風にお育てした覚えはございませんよ?」
有希の透き通った黒い瞳は、圭一の泣き顔を反射して光る。
「だ、だってええぇぇっ!!!」
哀願するように有希を見上げた圭一は、その瞳に冷酷な色を見つけた。
「おらおらおらあぁっ!」
呆然とする圭一の関心を引くように、祥子はより一層足に力を入れる。
「ひゃあ、あうううううううーーーーー!!!」
祥子の足で操られる人形のように、圭一は為す術もなく泣き叫んだ。
「『だって』、じゃありませんわ」
ゆっくりと、有希は白い手を伸ばして圭一の耳元を擽った。
「う、うひゃああああっ……!!」
五月に後ろから肩を抱かれているから、どうやっても逃げる事の出来ない圭一だ。
圭一の背後にしゃがんだまま、五月は強い力で彼の身体を固定している。
まるで万力で捕まれているが如く、圭一の身体は五月から逃げる事が出来ない。
有希は、それを十分に判った上で圭一に責め苦を与えた。
「坊ちゃまは、いずれお父上の後を継ぐお方だとお教えしたはずです」
有希の指が、圭一の耳の穴をかき回してくしゅくしゅと撫で回す。
「く、く、くふふぅぅぅぅ」
メイド頭の有希は、圭一にとって不在がちな母の何倍も母親のような存在だった。
子供の頃はよく風呂に入れてもらったし、その胸の中で寝た事も数え切れない。
優しくも凛とした有希は、圭一には理想的な母親代わりだった。
「いつでも自覚を持ち礼儀正しく毅然とするよう、お育てしたつもりでしたのに」
よく動く有希の人差し指が、圭一の耳の中を強引に犯した。
「あああああああうっ!!!」
細い指先から与えられる微妙な快感に、圭一は縛られた手に顔を押し付けて叫ぶ。
よく圭一の好物を覚えていては、上手に作って食べさせてくれた有希だった。
圭一の嫌いな野菜も、工夫して調理しては食べ易いように気を遣ってくれた有希だ。
しかし、今の有希の瞳の中には圭一への愛情も欠片もなかった。
「坊ちゃま? 聞いていらっしゃいますか?」
さも怒ったようなフリをして、有希はめっと睨むように圭一を見た。
「ゆ、有希さ──」
圭一がその有希のセリフに答えようとした瞬間、祥子の足が激しく動く。
「!? や、や、やめひぇぇぇええ!!!」
祥子にペニスをぐりぐりと踏み締められながら、圭一は滅茶苦茶に頭を振る。
「『やめひぇ』、じゃありません!」
有希は腰に手を当てると、目の端に笑いを浮かべて圭一を叱った。
「だ、だって、あひゃあぁあぁあ!!!」
圭一が何か言おうとすると、すかさず祥子は足の裏を細やかなリズムで揺らす。
電気あんま特有の奇妙な甘美な刺激が、圭一の全身を侵していった。
「なんや、随分と気持ちええようやなァ?」
祥子は、嵩にかかって圭一のペニスをどんどんどんと踏み付ける。
「あうううううううーーーーー!!!」
「言い訳をするような人間になってはいけないと、何度も申し上げたはずです」
有希は腰を屈めて、泣き叫ぶ圭一の瞳をじっと見つめた。
「そんな事では、立派な大人にはなれませんわよ?」
当然ながら、圭一はもう二度とこの館の主人となる事はありえない。
有希達メイドは、圭一を“立派な”奴隷に調教しようとしているのだ。
目は楽しそうに笑いながら、有希は圭一を理不尽に叱る。
「あ、あひゃああああああ!!」
圭一が有希に何か言おうとする度、祥子の足先がぐいぐいとペニスをいたぶった。
「あひいいい、 ひいぃ! ひいいぃぃぃーー!!」
圭一は、背を反らせて足を痙攣させてただひたすら悲鳴を上げる。
祥子の脇腹に抱えられた彼の両足は、力を無くしてぶるぶると震えていた。
「まったく、ダメな坊ちゃまですこと」
勿論、圭一が答えられないのを判りきった上で有希は圭一に語り掛ける。
息も絶え絶えの圭一は、混乱した頭で有希に何を言っていいのか判らない。
「本当にダメな坊ちゃまですわぁ」
不意に、圭一の耳元に五月のゆったりとした声の囁きが流れ込む。
五月は、圭一の肩を押さえてつつ祥子の責めを満足そうに眺めていたのだ。
「あ、あ、あ、あ、あああああ!!!」
祥子の気紛れな足捌きによって自由自在に弄ばれる圭一は、返答どころではない。
悶えるというよりは悶えさせられているといた感じなのが、今の圭一だった。
「それじゃあ、もっとダメにして差し上げますからねぇ」
会話どころではない圭一の表情を見つめ、五月は嬉しそうに頷いた。
白く細い五月の指が、すぅっと圭一の剥き出しの胸元を撫で下ろすように動く。
にこにこと微笑んだ五月は、不意に圭一の乳首をぎゅっと摘まんだ。
「ひ、ひぐぅっ!」
肩を竦めた圭一を、更なる祥子の電気あんまの追い討ちが襲った。
「あ、ああっ、ひいいいいいい!!!」
まるで工事現場の掘削機のように、リズムをつけて祥子は圭一のペニスを踏む。
「ひゃ、ひゃ、ひゃああああああああ!!!」
圭一は、狂ったように白目を剥いて口を大きく開けて舌を出した。
祥子は軽く膝を伸ばすと、足の裏で圭一の股間をぐにゅぐにゅと左右に捏ねる。
「あひいいい!!!!」
自分の足ひとつで自由に操れる圭一が、祥子には可愛くて仕方がなかった。
電気あんまを続けていた祥子は、ふと足の裏の圭一の性器に変化が現れたのに気づく。
「おっ! ちんちんが硬くなってきたで? 感じてきたんか~?」
にんまりと笑いながら、祥子はがしがしと圭一のペニスを踏み込んだ。
「だ、だ、だめぇ、しょ、祥子さん言わないでえぇぇぇ!!」
圭一自身、こんなに酷い事をされているのに勃起してしまう自分が信じられない。
両手を縛られ顔を隠せない圭一は、赤面した顔を必死に左右に揺すった。
「ちんちんをメイドに踏まれて、汚い精液を出したいんかァ?」
泣き叫ぶ圭一を見下ろし、祥子はからかうようにくすくすと嘲笑う。
「あかんなァ! そらァホンマモンの変態やで、坊ちゃん♪」
(第五章・終)
KURTさん、GJ!
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
KURTさん乙カレー
確かにこのスレは過疎化してますね (;´Д`)
最高ですよ。メイドモノもは・・・。
粘着はいなくなったと思うんだけどね。
頼むからここにいてほしい
ありがたや・・・ええ作品や
か、神だ…。何で自分は今までこのスレに気付かなかったんだ?
すばらしいね。うん
保守
(*゚д゚*)ウマー
KURT氏の他のスレでの作品も読んでみたいなあ…。
さがすべし!
てかこの板なんだろか?
604 :
名無しさん@ピンキー:03/09/28 09:22 ID:Y0VegJjP
さげ
保守
とりあえず保守
保
守
降臨待ち
609 :
名無しさん@ピンキー:03/10/04 14:12 ID:tQmDJXCo
月光の続きが読めるとうれしいですが
>610
手の込んだ業者だなー。意味ないけどな
612 :
:03/10/05 16:51 ID:5TGSjqiY
>>611 業者じゃないんじゃね?
俺も読んでるけどここ
613 :
611:03/10/05 16:58 ID:HXNcKwF3
614 :
名無しさん@ピンキー:03/10/05 18:56 ID:5+e32e37
>611が手の込んだ業者
616 :
名無しさん@ピンキー:03/10/06 01:33 ID:hvZRCFCB
なんかみっともない書き手だな
書くのが嫌なら止めればいいじゃん
グチグチグチグチ気持ち悪い
618 :
名無しさん@ピンキー:03/10/07 04:36 ID:UItv0Mt6
オレはKURT氏のファンだけど、
確かに最近の発言はちょっと「やりすぎ」ではという感じはした。
一部の粘着(しかも今はいないのに)のことを持ち出しすぎ。
それと「いなくなる」「終了」とかそういう事言いいすぎ、
ファンを揺さぶるのもほどほどにしてほしい。
あんまり言い過ぎると「こりスレにとどまってくれ~」コールもなくなるよ?
もともと上手いんだから、書くなら書くで普通に書いてほしい。
書かないならひれも仕方ないだろうし
619 :
名無しさん@ピンキー:03/10/07 17:23 ID:SDPwk9t5
(#´-`).。oO(ひれってなんだろう・・?)
×ひれ
○それ
か?
なんで585みたいなレスのする意義がわからない
粘着した香具師はもういないんだろ?
なのに残ってるファンに言ってもしょうがないことをグダグダと・・・
>>618 SSを書かない俺たちに文句を言う権利なんか無いよ
>>621 お決まりパターン「書かない香具師は文句言うな」キターーーww
KURTだけが神じゃないと言ってみるテスト
しかしKURT氏は神の一人でもある、と言ってみるテスト。
スレ伸びてるから期待して来てみれば…(´・ω・`)
書くのが苦痛なら黙って去ればいい。
そのうち新しい書き手が現れるかスレが落ちるか、どうにでもなるだろ。
次の神が書きやすいように、住人の好みをまとめておいたらどうだ?
このスレでなんとなく察せるべ。
というかそれでわかってない
ようだと無理そうだし。まあ、
完全新規で神降臨もないだろし・・・。
>なんで585みたいなレスのする意義がわからない
、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
「俺にだって・・・愚痴りたいことくらい・・・ある・・!」
「 B O R D E R L I N E 」
優司は、小さく震えながら新婚のベッドルームを見回した。
新婚旅行から帰って来てから、珠恵と二人で一所懸命選んだ家具ばかりである。
薄暗い照明の下、白いシーツと水色のブランケットのベッドが目に入った。
──ふと、優司の耳に部屋に向かって歩いてくる静かな足音が聞こえて来る。
それは小さな音のはずなのに、なんとも大きく聞こえて彼を驚かせた。
優司の心臓がどくんっと大きく鼓動し、息が詰まる。
まるで全身が耳になった様に、優司は緊張したまま珠恵の足音を聞いた。
手足に、全く力が入らないし、小さく震える手がみっともなく思える。
唾を飲み込むと、優司は赤面したまま足をそろえて正座した。
次の瞬間、黒い下着姿の珠恵がベッドルームのドアを開ける。
優司は身体を震わせながら、いつもの通り深々と土下座をした。
擦れた声で、彼は床を見ながら愛する妻に向かって奴隷の挨拶をする。
「……こ、この卑しい奴隷の私を……ど、どうか……」
優司のセリフは緊張で震え、情けない事に声が裏返っていた。
「こ、今夜も調教して下さいますよう……宜しくお願い致します……」
目を潤ませながらも、優司は次のセリフを続けて言わなくてはない。
彼の顔は床に押し付けられそうに下げられ、その肩が震えた。
だが、オス奴隷として何回も口にして来た口上は忘れていなかった。
「……どうか、こ、このはしたない優司の身体を……調教して下さい
せ、精一杯、御奉仕……致しますので……お願いしま……す……」
これから自分を調教してくれる相手に、精一杯のお願いをしなくてはならない。
その恥辱の想いが彼を高ぶらせて、少しずつペニスに血液を送り込む。
口上をちゃんと言い切った優司は、相手を見る為にそっとその顔を上げた。
まずは白く綺麗な臑と膝が目に入り、次に黒いレースのショーツが見える。
潤んだ目を上げる優司と、黒い下着姿で微笑む珠恵の視線が交差した。
「よく言えましたね、アナタ」
優しく言った珠恵は、腰を屈めると彼の頭を犬のように撫でてくれた。
珠恵が腰を折ると、お揃いの黒いブラジャーに包まれた豊かな乳房が揺れる。
昔から平均的だった優司は、誰かに誉められた事など殆どない。
だから、それが年下の妻に調教の最中でも頭を撫でられると嬉しいのだ。
ACT,2
珠恵に頭を撫でられると、その場所がほんのりと暖かくなったような気分になる。
白く柔らかい珠恵の手が、ゆっくりと彼の頭を慈しむように触った。
優司の不安げに潤んだ瞳を、珠恵が優しく見つめている。
珠恵に結婚を申し込む前に、優司は銀座の貴金属店に宝石を見に行った事があった。
黒目がちな珠恵の瞳は、その時見たどんな宝石よりも綺麗だと彼は思う。
そうして、そんな妻に優司はもっと上手く挨拶をして誉めて貰いたいと思うのだ。
彼の頭から手を離した珠恵は、正座している優司の前に立つ。
全体に柔らかい曲線を描く珠恵の身体は、黒いレースの下着に包まれていた。
本当は優司としては妻に革製のボンデージ衣装を着てもらいたいのだ。
更に編み上げのヒールブーツや鞭なども装備して貰えれば、もう言う事はない。
だが、マンションのローンや乏しい貯金を考えると無駄遣いが出来ないのが実情だ。
優司の給料は、目標面接と能力給制度が導入されて以降は実質減額になっている。
苦しい家計で珠恵が四苦八苦しているのに、まさか調教用に散財など出来ない。
そんな優司の為に、せめて珠恵が着てくれているのが黒い下着なのだ。
決してモデル並の完璧なスタイルではないが、平均的な見映えがする身体だった。
優司が見惚れたように呆けているのを見て、珠恵がちょっとはにかんだ。
「また着てみましたけど、やっぱり似合いませんか?」
珠恵が首を傾げると、首の後ろで軽く結んだ綺麗な黒髪が白い背中で揺れた。
「ま、まさか! 珠恵様にとても似合っていらっしゃいます!」
優司が“珠恵様”と呼んで敬語を使うと、いつも妻は困ったような瞳になる。
──珠恵は、決して優司の名前を呼び捨てにする事はしない。
SM調教とは、いわば一種のお芝居、ごっこ遊びだ。
一回、調教の雰囲気作りの為に……と頼んでみたが強硬に拒絶された。
尚も優司が頼むと、夫の名前を呼び捨てには出来ないと泣きじゃくられた。
優司も珠恵に嫌われたい訳ではないので、それ以上無理強いはしなかった。
いずれ、珠恵がその気になった時にそうしてもらえればなあと思う優司だ。
それに、そのアンバランスさが完成された女王様にはない初々しい魅力でもある。
優司が媚びるような視線を向けると、珠恵は照れたように顔を背けた。
「……それなら、良かったです」
性に未熟な珠恵にとって、黒い下着はかなり恥ずかしいものなのだろう。
優司はもう一度頭を下げると、妻の前に平伏したまま口を開いた。
「こんなお美しい珠恵様に調教して戴けるわたくしは、幸せな奴隷です」
珠恵は困ったように優司のセリフを聞いた後、静かに彼に問い掛ける。
「じゃあ、──今夜はどうやって調教して欲しいんですか?」
そのセリフが耳に入った瞬間、優司の心臓がどくんっと大きな音を立てた。
結婚前までごく普通の性知識しかなかった珠恵に、SMプレイが判る訳がない。
原則的に、調教の時は優司が希望を出してそれに珠恵が応えるという方式を取る。
これまでは珠恵の指による愛撫や、焦らしプレイなどをこなして来た。
ちなみに、スパンキングは何度も頼んでいるがまだ強烈に拒絶されている状態である。
夫である優司を叩くと聞いた時の、哀しそうな珠恵の表情が胸に痛い。
その後、珠恵自身も優司の為にネットや書籍で情報収集はしてはいるようだ。
──まるで女王様育成ゲームでもやっているようだと、優司は思う時がある。
もっとも、画面の中でパラメータを上下させるよりは遥かに難しいゲームだが。
ちょっと顔を上げた優司の視界に、綺麗に爪が切られた珠恵のつま先が入る。
意を決して顔を上げた優司は、珠恵の顔を懇願するように見上げた。
「た、珠恵様の足を舐めさせて戴いて宜しいでしょうか……?」
奴隷にとって、主人の足に奉仕するというのはある種満足感を得られる行為だ。
以前にも同じプレイをしたことがあったから、珠恵の抵抗感は薄いようだった。
「……いいですよ」
それでも緊張した面持ちになりながら、珠恵はそっと右足を上げる。
「じゃあ、舐めていいですよ」
擦れたような声で言う珠恵の声が、優司の頭の上から降って来た。
おずおすと珠恵の足に顔を近づけた優司は、妻の足に顔を寄せる。
丁寧に手入れされた爪と指は、美容などよく知らない彼から見ても美しかった。
仄かに液体ソープの匂いがするから、恐らく先ほど洗ってくれたのだろう。
優司としては妻の足ならどんな匂いでも構わないが、珠恵としてはそうもいかない。
汚れや雑菌を落としておいてくれるのは、優司への気遣いだ。
ゆっくりと珠恵の足を手で包みながら、優司は縋るように言う。
「珠恵様、命令しては戴けないでしょうか」
奴隷である優司の哀願に、珠恵は戸惑ったように動きを止めた。
控え目で思いやりのある珠恵にとって、優司に足を舐めさせるだけでも抵抗が強い。
ましてや、名前を呼び捨てにするのも憚れる夫に命令するというのは苦行に近い。
「…………」
やっぱり駄目かと思った優司が肩を落とした瞬間、不意に珠恵が口を開いた。
「私の足を舐めなさい、アナタ……」
いつもと違って凛としたその声色に、優司の全身に痺れのような感覚が走る。
「た、珠恵様っ」
歓喜の表情で顔を上げた優司と、赤面したままの珠恵の目が合った。
夫の為に頑張って奉仕を命令した妻は、自分の行為の淫らさに困惑している。
だが、視線を落とした珠恵はいつしか優司の股間が盛り上がっているのに気付いた。
優司の下着の前面は、既に先走り液ではしたない沁みを作っている。
「命令されて……あんなに……」
静かに呟く珠恵の足の甲に、優司は恭しく顔を近付けてそっとキスをした。
唇と舌を這わせるようにして、そのまま彼は珠恵の足の裏を舐める。
優司の舌が指を舐め回し口の中でしゃぶると、珠恵は小さな甘い吐息を漏らした。
(Act,2・終)
キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
早速読んでみます!
>KURT氏
実生活の方がかなり忙しいようですが、そんな中での久々の投下乙です(某ゲームのスレ共々)ー。
次回作の方も期待して待っとります。がんがって下さい。
こんな新婚生活(・∀・)イイ!
・・・とてもじゃないがありえないけど。それだけに。
ほっしゅ
ウラヤマスィ・・・ 命令口調もいいが敬語もなかなか
645 :
名無しさん@ピンキー:03/10/22 18:52 ID:6oBVHhCg
茨の海も期待保守
646 :
名無しさん@ピンキー:03/10/24 11:45 ID:n8qfPwHE
月光も。。
(´-`).。oO(KURTも成長したな・・・
保守
月光期待sage
保守
保守sage
期待sage
保守
期待保守
保
期待sage
hossyu
突発的人気投票!
茨の五月さんに1票。
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
~′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
集計:
茨の五木さん 1票
月光に一票
662 :
名無しさん@ピンキー:03/11/15 02:12 ID:SHisTxWw
月光にもう一票
663 :
名無しさん@ピンキー:03/11/16 12:56 ID:cHVk/nba
月光とボーダーラインにもう一票
664 :
名無しさん@ピンキー:03/11/16 13:22 ID:DMIOWlE6
俺達は、とんでもない思い違いをしていたのかもしれん。
、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
よく見てみろ、「茨の海」の登場キャラの名前の頭文字を……!
祥子・五月・紗江がS、圭一がK、有希がY…… SKY、つまり“空”……!!
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > この“空”は、茨の“海”に掛けた
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ ダジャレだったんだよっ!!
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l .\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、 _/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | | l. / |= ヽ/ | .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
l. | l./ .! / | i´|.ー‐' | / | |. ! l
_人人人人人人人人人人人人人人_
> な なんだってー!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
_,,.-‐-..,,_ _,,..--v--..,_
/ `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ
i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ
. !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 |
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
. ,`| u ..ゝ! ∥ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\ (二> / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' / \ '' /〃.ヽ `''⊃ ,
祥子「なんやてぇー!!
──てなワケで、エセ関西弁メイドの祥子や!」
五月「没落お嬢様メイドの五月ですわぁ~ “五木”じゃありませんわよぅ」
祥子「そういえば、今月は『みんなのゴルフ4』が今から楽しみやー」
五月「仕事で散々ゴルフしてゲームでもゴルフする神経が信じられませんわぁ」
祥子「しかもPCじゃ『シムゴルフ』やっとるしな。シドはんは天才や!」
五月「それでは今回は『茨の海』新作ですわぁ。次回はきっと『月光』ですぅ」
祥子「香緒里はんは本当に人気あるなァ。実物も綺麗やけど」
五月「そうそう、今回は物語のターニングポイントですわぁ(意味深)」
「 茨 の 海 」
白く細い五月の指が、すぅっと圭一の剥き出しの胸元を撫で下ろすように動く。
にこにこと微笑んだ五月は、不意に圭一の乳首をぎゅっと摘まんだ。
「ひ、ひぐぅっ!」
肩を竦めた圭一を、更なる祥子の電気あんまの追い討ちが襲った。
「あ、ああっ、ひいいいいいい!!!」
まるで工事現場の掘削機のように、リズムをつけて祥子は圭一のペニスを踏む。
「ひゃ、ひゃ、ひゃああああああああ!!!」
圭一は、狂ったように白目を剥いて口を大きく開けて舌を出した。
祥子は軽く膝を伸ばすと、足の裏で圭一の股間をぐにゅぐにゅと左右に捏ねる。
「あひいいい!!!!」
自分の足ひとつで自由に操れる圭一が、祥子には可愛くて仕方がなかった。
電気あんまを続けていた祥子は、ふと足の裏の圭一の性器に変化が現れたのに気づく。
「おっ! ちんちんが硬くなってきたで? 感じてきたんか~?」
にんまりと笑いながら、祥子はがしがしと圭一のペニスを踏み込んだ。
「だ、だ、だめぇ、しょ、祥子さん言わないでえぇぇぇ!!」
圭一自身、こんなに酷い事をされているのに勃起してしまう自分が信じられない。
両手を縛られ顔を隠せない圭一は、赤面した顔を必死に左右に揺すった。
「ちんちんをメイドに踏まれて、汚い精液を出したいんかァ?」
泣き叫ぶ圭一を見下ろし、祥子はからかうようにくすくすと嘲笑う。
「あかんなァ! そらァホンマモンの変態やで、坊ちゃん♪」
第六章
祥子の嘲りのセリフに、圭一はぎゅっと目を閉じて一層顔を赤らめた。
「言わないでよう……言わないでよう」
圭一が顔を振る度に床に飛び散る涙が、毛足の長いジュータンに吸い込まれる。
にこにこと微笑みつつ、五月は楽しそうに圭一の乳首を捻った。
「普通の人は、こんなことされてイったりはしませんわぁ」
「ダメ、も! もう止めてよう」
五月の白い指に乳首を嬲られながら、圭一は狼狽したように喘ぐ。
そんな圭一を愉快そうに見下ろしつつ、祥子は脇に抱えている彼の足を強く握った。
「チャッチャと行くでえ~っ!」
ニヤニヤと口元を歪めて、祥子は一層足裏に力を入れ始める。
「ひゃん、ひゃん、うひゃああああああああ!!!」
祥子が踏み付けを強めてやると、圭一は弾かれたようにがくがくと痙攣した。
「まだ壊れないとは、案外頑丈ね」
頬に指を当てたまま、有希はまるで実験動物のように圭一を評して注文する。
「祥子? 遠慮しないで、坊ちゃまを壊しちゃっていいわよ」
「でも、調教する時には理性が残っとった方がええのではおまへんか?」
リズムをつけて圭一のペニスを踏みながら、祥子は有希の方を向いた。
「ん~そうねえ。でもいいわ、坊ちゃまを発狂させちゃっても構わない」
ちょっとだけ迷った後で、有希は事も無げに昔の主人の圭一を見捨ててしまう。
「ほな許可も出たことやし、力ぁ入れて行きまひょか~」
祥子は有希の指示通り、足にぐっと力を入れて圭一を悶え踊らせた。
「どや? 坊ちゃん、気持ちええんかァ?」
「ひゃあ、ああ、あああぁぁ」
問い掛けられた圭一は、とてもではないが返事が出来る状態ではない。
圭一は、ただひたすら股間に与えられる振動に悶えて泣く事しか出来ないのだ。
だが、祥子はそれを十分に判った上で気分を害したように呟く。
「……返事くらいせんといけへんで?」
セリフを言い終わったと同時に、祥子は電気あんまの力を最強にした。
「ああああああああああああ」
白目を剥きそうな勢いで、圭一はひたすら喘ぎ声を上げて口を全開にする。
「判ったんかぁ? ん~?」
膝を伸ばした祥子は、足の裏で圭一の股間をぐにゅぐにゅと強烈に捏ねた。
「うひいぃ、ひいいいぃっ!!!」
「判ったんかと、聞いとるんやけど?」
悲鳴しか漏らせない圭一のペニスを、祥子の足先がぐいぐいといたぶる。
「おらおらおら! 判ったんかァ~?」
「わ、わ、わひゃ、わひゃったよぉぉ……!!」
必死に応えようとする態度が可愛いから、祥子はもっと圭一を虐めたくなるのだ。
「何が『わひゃった』んやァ~?」
雌猫がネズミをオモチャにするように、祥子は圭一をねちねちと嬲った。
「へ、へんじぃ、 返事するううぅぅっ!!」
祥子は、圭一を追いつめるように足の位置を変えて彼のペニスを刺激する。
そうしている間にも、圭一のペニスは益々硬く大きくなっていった。
「ほな、気持ちええかどうかハッキリ言うんや♪」
「だ、だってぇ!! 恥ずかしいんだもん、祥子さぁぁん……!!」
3人に連続して嬲り者にされ、圭一は次第に正常な思考能力を失いつつある。
「恥ずかっ、恥ずかしいよぅぅ……ふう!!」
楽しくて堪らないように、祥子はぐいぐいと圭一のペニスを踏み込み刺激した。
「恥ずかしい言う割には顔が蕩けてるでェ♪ 坊ちゃん」
祥子は、圭一のペニスのみでなく袋の付け根の方から竿の根元までを責め嬲る。
「く、くひひひぃ、しょ、祥子さん酷いようぅぅ!」」
かろうじて自由になる首を痴呆のように振ってもがき、圭一はひたすら喘ぐ。
「あ、あう、ああぁぁあぁ!!」
我慢しようとしても、ペニスは圭一自身を裏切るようにどんどん膨張していった。
「そろそろ、イくんか? ちんちん踏まれながらイくんか?」
自分の責めで堕ちていく圭一を見下ろし、祥子は嬉しそうに宣言する。
「ほな、ウチの足で虐められながらイくって言うんやでェっ!!」
突然力を入れて、祥子は圭一の股間を滅茶苦茶に擦り踏み付けた。
「しょ、祥子さんの、あ、足でぇぇぇぇーーーーっ!!!」
強力にがしがしと踏み付けられ、圭一は絶叫しつつ一気に射精してしまう。
「い、い、虐められてぇぇぇええっーーイ、イイイイ!!!」
祥子の足の下で、圭一のペニスがどくどくと脈動して精液を吐き出した。
圭一のブリーフはペニスを中心に染みが浮き始め、生臭い匂いが周囲に広がる。
「はぁああ! はぁ、うう、ぐすっ、ぐすっ……」
啜り泣きながら俯いて、圭一は恥辱の吐息を漏らした。
「あらあらぁ~」
嬉しそうに囁きながら、五月は圭一の乳首をくりくりと撫でて笑う。
「アソコを踏まれながら絶頂出来るのなら、奴隷になる日も遠くないですわねぇ」
「まったく……そんな変態にお育てした覚えは御座いませんよ、坊ちゃま?」
忍び笑いを漏らしつつ、殊更丁寧な態度で有希は圭一を馬鹿にするように叱った。
「はんっ! ホンマモンの変態やなァ」
どこか失望したように言って、祥子は圭一のペニスを乱暴に踏み付ける。
「あうっ」
抵抗も出来ずに、圭一はただ祥子に股間を蹴られるままに吐息を吐いた。
祥子は、顔を顰めて圭一の精液で濡れて汚れた靴下を見る。
「なんや、ウチの足が汚れちゃったやんか」
祥子がオマケのように圭一の股間を踏み付けると、くちゅんと湿った音が響いた。
哀しげにうめき声を上げる圭一を、祥子は舌打ちしながら見下ろす。
「さて坊ちゃん、靴下汚したおしおきに第2ラウンド行こか♪」
涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げながら、圭一は静かにたどたどしく呟いた。
「……祥子さん、そんなに僕が嫌いなの……?」
「き、嫌いに決まってるやん」
戸惑ったように言い放つと、更に圭一を調教すべく祥子は足裏を彼の股間に当てた。
「──でも!!! 僕のっ!! 高校の入試の時ぃっ!!!」
不意に真剣な顔で声を張り上げた圭一に、メイド達は目を見開いて動きを止める。
「祥子さんは、僕の夜食のラーメンにワサビを入れたり参考書に落書きしたりして
いつも僕をからかって意地悪ばっかりしてたけど、でも! でもおっ!!」
言葉に詰まってしまった祥子を見上げ、圭一は必死に訴えるように叫んだ。
「けど、合格発表の日っ! 朝からそわそわしてたって後で有希さんから聞いたよ!
それに、僕を心配して3時間以上もずっと門の前で待っていてくれたよね!!
『よう頑張ったなァ』って握ってくれた手が、寒さでかじかんでたもんっ!!」
遠くから歩いて来る圭一を見つけた時の、祥子の慈愛に満ちた顔が今も忘れられない。
小雪の降る中を帰って来た圭一を、祥子は聖母の如く優しく迎えてくれたのだ。
「父さんに強制されたような、そんな態度じゃなかった事くらい判るよっっ!!」
圭一にとって、メイド頭の有希はいわば本当の母親代わりのようなものだった。
いつも落ち着いている五月はお姉さん代わり──そして、祥子は……祥子は──。
「それとも! あの優しかった態度も! 全部嘘だったっていうのっ……!?」
──しばらくの間、誰も身体を動かす事が出来ない奇妙な悪い時間が流れる。
やがて、祥子が能面のような冷たい表情で口を開いた。
「坊ちゃん、もう、なにもかも遅いんや…………残念やけどなァ」
(第六章・終)
./.
/::"
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,..-──-、∴ミミ /
./. : : : : : : : : : ゞ″;;;;ソ;;;
/.: : : : : : : : : : : : : : ;;彡・:;;;・
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : ',・:;・
{: : : : i '⌒' '⌒' i: : : : :} ________
. ./ヾ : : | ェェ ェェ |: : : : :} /
//;;>: : :| ,.、 |:: : : :;! < キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
/./γヾ: : :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ \
ソ _ソ>'´.-!、,ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
τソ -! \ ` ー一'´丿 \
ノ 二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、__ / l \
/ 、 `ソ! |二二二二,,, ̄ヾ|ゝ l-7 _ヽ
/\ ,へi └─ソ--と---´ ̄ヽ |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| Ε三 \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | ヽ-、 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ∟ |::::| `''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
しかし、本編よりもMMRネタのほうに惹かれたというのは、いろいろと間違っているような気がする……。
むしろ、それがスゴク良かった。
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ (●) (●) ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※☆\___/※ ※ ☆ ※ *
* ※キタ━━━━━\/━━━━━ !!!※ *
* ※ ☆ ※ ※☆ ☆※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※☆ .☆※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ※ ☆ ※ *
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
キタ─wwヘ√レvv~─(゚∀゚)─~wwヘ√レvvw~─ !!!
KURT氏キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
長らくお待ちしておりますた…。
電気按摩、萌え。月光も楽しみにしてます…'`ァ,、ァ('∀`) '`ァ,、ァ
682 :
名無しさん@ピンキー:03/11/17 22:07 ID:C7GN/99R
御復活ありがとうございます。
ROMばかりで、大きなことは言えませんが、お待ちしておりました。
月光、BORDER LINEもお待ちいたしております。
メイド物……ハァハァ
お疲れ様です。
強引ながらちょっとまだ迷い?が見えるメイドさん達に萌え。
次回も期待していますね。
乙&保守
685 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 13:48 ID:o75fFP0R
次回はきっと月光とのこと。楽しみにしてます。
保守。
月光期待sage
保田
・・・・・・・・・・・・・終わった、か
保守しとくべ
691 :
名無しさん@ピンキー:03/12/12 22:33 ID:I/pelDtd
保守sage
ほっしゅほっしゅ
693 :
名無しさん@ピンキー:03/12/17 09:45 ID:sF2E5MA2
続いて欲しい。。
……では、もう少し。
来週の週末は「月光」新作を書きます。(たぶん……)
695 :
名無しさん@ピンキー:03/12/22 00:51 ID:sdaWlS1k
ありがとうございます。
楽しみにしてます。
月光クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
とイブに叫んでる俺。例年通りの感じ。
697 :
名無しさん@ピンキー:03/12/25 22:53 ID:VKpPDVGi
保守
698 :
名無しさん@ピンキー:03/12/27 17:09 ID:vB5ox9zt
保守sage
>>698はsageではない。
メール欄にsageと入れていないからだ。
>>691も同様だ。
詳しい事は2ch総合案内で熟知すべし。
今だ!700ゲットー!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
この話はあと5~6話分のネタのストックがあるのですが
読んでいる方もいないようですので、今回で打ち切りと致します。
──……言って戴かないと……よく出来たかどうか……判りません……
香緒里の手が、アナルバイブを抜いたり挿したりと緩急を織り交ぜた動きをする。
「ふわぁぁ……っ」
彼が思わず息を吐いて力が抜けた瞬間、香緒里の手が急に強引に動いた。
「……“感じます”……」
香緒里は特段焦りも急ぎもせずに、同じように恭順のセリフを要求する。
香緒里の言う通りのセリフを言うのは、ひょっとして正しい事なのではないか。
彼の頭の中に、小さな思いが生まれ少しずつその重みを増してゆく。
「あああ! や、やめ……ぇ 感じ、感じ!」
小刻みに動いていたアナルバイブが、彼の窄まりに半分程侵入してしまった。
頭の中がぐちゃぐちゃになったようで、他に言うべきセリフが浮かばない。
──……ちゃんと……言って……戴かないと……
背中に冷や汗をかきながら考える彼に、香緒里のセリフの奇妙さは判らない。
主人である彼に逆らうような香緒里を、叱責すべき言葉が浮かばない。
代わりに、香緒里の言う通りのセリフを言うべきだという思いが広がり始めた。
「くくぅっ、くうぅ」
無抵抗のまま、彼は女のような喘ぎ声を漏らしてアナルバイブを受け入れた。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
アナルバイブの先端が差し込まれた彼の窄まりから、水音が途切れる事はない。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
ペニスの先端からは、先走り液がだらしなく垂れ落ちて湿った音を立てている。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
彼の窄まりがぐちゅっと音を立てて、香緒里のバイブに屈したかのように震える。
その甘美な律動に、彼は思わず目をぎゅっと閉じて情けなく叫ぶ。
香緒里の言う通りのセリフを言ってしまえば気持ち良くなれる。
「か、か、感じますぅぅぅっ──!!」
叫んだ瞬間、彼の中でなんとも言えない開放感が湧き出して彼自身を戸惑わせた。
「……ふ……っ……」
香緒里が微かに笑う息のような声が、彼の耳元を流れ去る。
「……はい……もう一回……」
どこか楽しそうに、香緒里は彼の耳元で囁く。
香緒里の指が動く度に、彼の後ろの窄まりからくちゅくちゅと音が漏れた。
一回堰を切ってしまえば、後はどんどん抵抗がなくなってゆく。
耐え切れないように上を向いたまま、彼は必死で口を開く。
「か、感じますぅ……!!」
香緒里は、微かに首を傾げると彼に問い掛けるように囁いた。
「……感じちゃうの……ですね……」
焦らすようなバイブの動きが、彼の精神にじっくりと染み込んで来る。
「……御主人様は……お尻の穴を虐められて……感じてしまうんですね?……」
確かめるように、もしくは従属させるように香緒里はセリフを繰り返した。
「 月 光 」
episode,12
香緒里のセリフは、彼の身体の隅々にまで浸透しじわじわと侵食してゆく。
自分の吐く息が熱くせつない、と認識した瞬間に彼の吐く息は一層熱くなった。
「く、はぁ」
香緒里から与えられる愉悦に、酔ったように目を潤ませて彼は身体を震わす。
今の彼は、下半身だけを露出し上半身はシャツを着て喉元を緩めているだけの格好だ。
そんな彼をからかうように香緒里の手が、小刻みに動く。
「あふぅっ!」
みっともなく剥き出しになっている彼のペニスが、その香緒里の愛撫につれて揺れた。
服を着たままの彼の上半身は、じっとりとした汗に濡れて蒸れている。
「……感じて……しまうんです……ね?……」
じっくりと、しかし少しも慌てず香緒里はセリフを繰り返した。
恐らく、香緒里は自分が焦る必要も急ぐ必要もない事をよく判っているのだ。
そして、彼だけがそれを判っていない……
香緒里のゆっくりとした問い掛けに、彼は上ずった声を上げた。
「は、はいっ、感じてしまうんですううう」
いつの間にか、彼が香緒里に返答するセリフは敬語に変わってしまっている。
そして、彼は香緒里のセリフに答えなければ快感を得られないと気付かされていた。
「…………」
そんな彼を見つめる香緒里の瞳が、実験動物を見るように細められる。
香緒里が操るアナルバイブが、機械的で異質な振動で彼をじっとりと嬲った。
秘めやかな月光は、香緒里の表情の半分を暗く彩っている。
片方の瞳はあくまで冷静で、何かを待ち何かを押し付けようとしているようだ。
「うう、ううう、香緒里ぃぃ」
しかし、膝から力が抜けてふらふらの彼には関係ないかもしれない。
香緒里が何を考えていようが、与えられる快感の大きさの前には小さな事だった。
──今夜は久し振りに調教してやるからな。
彼が、メス奴隷である香緒里にそう宣言したのはつい何時間か前の昼の事である。
昼間見た、香緒里の白いブラウスに白いスカート姿が浮かんでは消えた。
「……もっと……して欲しい……ですか……?……」
香緒里の綺麗な黒髪が、彼女が歩く度にさらさらと揺れているのを思い出す。
メス奴隷のはずの香緒里は、彼の意志に関係なくその動きを止めなかった。
「は、はい! して欲しいですぅぅ!」
ほんの数時間経っただけで、香緒里に懇願するように叫ぶ彼である。
香緒里がちょっとアナルバイブを動かす度に、彼の身体のどこかが崩れていった。
彼は、香緒里のセリフに答えなければ快感を得られないと教えられている。
「……すっかり……素直に……なりましたね……」
だが、どうしてこんな状況になったのか今の彼には判らない。
香緒里の手が、アナルバイブを抜いたり挿したりと緩急を織り交ぜた動きをした。
──……御主人様……今日も香緒里を……調教して下さい……
香緒里が媚びるようにいったセリフが、ぼんやりと彼の脳裏に浮かんで消える。
「……お尻の壁を……擦って……差し上げ……ます……」
香緒里が喉下で笑いながら言うと、官能的な息が漏れた。
ミルクだろうか、砂糖菓子だろうか、そんな形容をするしかない甘い吐息である。
混乱した頭では、香緒里の行動の理由にどんな回答さえも思い付く事が出来なかった。
それでも、一瞬だけ言葉に詰まっただけで彼はすぐに口を開いて恭順の意を示す。
「ああああ! そ、そこいぃぃ、感じるぅ」
いつの間にか、教え込まれていた通りに敬語で叫ぶ彼だった。
どうしてこんな状況になったのか、今の彼には判らない。
しかし、彼は香緒里のセリフに答えなければ快感を得られないという事を判っていた。
香緒里のセリフに答えなければ、快感を得られないと判っている。
「……入れたり……出したり……」
香緒里の手が、アナルバイブを抜いたり挿したりと緩急を織り交ぜた動きをした。
その技巧に翻弄され、彼は急速に絶頂の坂を強制的に登らされる。
息がどんどん荒くなり、何回か彼の身体が香緒里の腕の中で痙攣した。
彼の吐息が更に激しくなったのを感じ、香緒里の瞳に冷たい光が宿る。
「……そろそろ……ですか……?……」
香緒里は、限界に近付いた彼を操るようにアナルバイブを不意に強く動かした。
そして、香緒里の顔の全体が闇の中に溶け込んで表情をなくす。
「……では…………イって……下さい……」
小さく香緒里がため息を吐いたと同時に、アナルバイブの動きが最強になった。
「うくうううっ!」
逃げようとする彼の腰は、力を失っているから簡単に香緒里に固定されてしまう。
香緒里は、彼の尻を抱くようにして激しくアナルバイブを彼の窄まりに突っ込んだ。
喉元を見せて喘ぐ彼に一切構わず、香緒里は器具を持つ右手を一層強く動かす。
香緒里の腕の中で、彼は少女のように怯えながら首を左右に振った。
「うううああぁぁぁぁ……ーーーっっ!!!」
大きな声を上げたのと同時に、彼は涎まで垂れ流して絶頂に達してしまう。
彼のペニスがびくびくと震え、鈴口が開いて白く濃い精液を勢い良くぶちまけた。
「くう! くううう! ……っ!!!」
吐き出された膨大な量の彼の精液が、香緒里に促されるように床を醜く汚す。
「……まあ……ふふふ……」
香緒里は、まるで粗相をした幼児を叱る母親のような口調でため息を吐いた。
呆れたような囁きに合わせて、香緒里の手でアナルバイブが更に抜き差しされる。
「ううっ! ふわぁぁああ!!」
脱力し膝を折ってしまった彼は、先日と同じように土下座のように座り込んだ。
香緒里は、ぱっとおどけたような顔で彼の窄まりを弄っていたバイブから手を離す。
座り込んだ彼のアナルからバイブが抜け落ち、床に転がって微かに音を立てた。
真っ直ぐ立った香緒里は、正座した体勢の彼を静かに見下ろす。
含み笑いが聞こえたような気がして、彼は虚ろな表情で顔を上げた。
床に座り込んでいる彼からは、まるで香緒里を敬って見上げるような体勢となる。
逆光になった香緒里の表情は、夜に覆われていて全く判らない。
「──か、香緒里?」
彼が息も絶え絶えの状態であるのと反対に、香緒里は呼吸も乱れていなかった。
快感を反芻するように彼の肩が痙攣するのを、しばらく香緒里は薄目で見下ろす。
「……………………」
長い間、二人とも口を開かない奇妙な雰囲気がホテルの部屋に満ちた。
備え付けのデジタル時計の音が、月光に照らされるホテルの部屋に響く。
かなりの時間が経過した後で──、香緒里はそっとベッド横のテーブルまで歩いた。
テーブルの上の調教器具の中から黒いロープを持ち上げて、香緒里はそっと微笑む。
「……御主人様……もっと気持ち良く……なりたく……ありませんか……?……」
かって彼女を緊縛し彼女の汗を吸った調教用ロープを、香緒里は手の中で広げた。
「……縛られると……感覚が冴えて……もっと気持ち良く……なれますよ……」
「? ──あ、ああ?」
香緒里のセリフの意味に気付いた瞬間──彼の全身の血がどくんっと逆流する。
くらくらと目眩を感じる彼に、ロープを持って微笑む香緒里がゆっくり近付いて来た。
ヘビに睨まれたカエルのように、彼は正座したまま逃げる事が出来ない。
「……それでは……御主人様を……縛って……差し上げます……」
小さく囁きながら腰を屈めて、香緒里が彼の手を静かに取った。
彼女から与えられるはずの快感の予感に包まれ、彼は黙って香緒里にされるがままだ。
香緒里は、心細そうに目を潤ませる彼の両手を上手にまとめて堅く縛った。
── 第1部・完
月光キタ─wwヘ√レvv~─(゚∀゚)─~wwヘ√レvvw~─ !!!
香緒里に嬲られたい…(;´д`)ハァハァ
つ、続き読みたいでつ…打ち切りなんていわずに是非!!!
いや、結構読者いると思いますよ?ROMってる人が多いだけで。
ほんと都合の良い時に書いてくれればいいので、ぜひ続けていただきたいです。
堪能させて頂きました、ありがとうございました。
715 :
名無しさん@ピンキー:03/12/28 21:10 ID:Mt17WjM9
是非、続きお願いします
>KURT氏
第一部完にワロタ。
微妙なところで完結となったようですが、まずはお疲れさまでした。
エロゲネタ板のスレにあった時代からずっと読んでいますが、文体や叙述法、
人物描写などにブレがほとんどなく、終始楽しめました。
筆者がどこまで計算していたかはわかりませんが、直接的なエロではない
細かな行為・所作の描写が多く配置され、また責め行為のシーンについても、
行為そのものはそれほどエスカレートしたものではなく、抑えた描写を何層
にも丹念に重ね合わせることでエロいシチュエーションの構築に成功していた
ことを考えると、やはり主軸はエロ行為それ自体ではなくて、その過程で毀形
していく男と香緒里の関係を叙述することに置かれていたようです。
余分な人物は登場せず、バイブレータのような頻出アイテムすらあくまで副次的な
位置に配し、男と香緒里の存在のみで異的な空間を構築・維持することに成功して
いました。主要登場人物2人の対決……対話を唯一最大のコアとして話を引っ張る
あたり、真山青果などの戯曲的なスタイルを連想させますが、「月光」においては
それがうまく適合していた気がします。
「茨の海」など他のタイトルを見るに、やはり作品内容に合わせて注意深く書き分けて
いたのでしょうか。
正直なところ、ヌキの材料にするにはかなりの難がある作品だったと思います。
ですが、「エロい文章を楽しむ」という観点では、充分すぎるほど堪能できました。
717 :
:03/12/28 23:16 ID:oghKueWL
>KURTさん
読んでます!ずっと待ってました!だから打ち切り
なんて言わないでください。お願いします。
月光キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
とコミケ後に叫んでる俺。例年通りの感じ。
って打ち切り!?
確かにこんだけ反響少ないとやる気も起きんか・・・。
うむ、ま、んだら簡単に感想をば。
二人の空間をしっかり形成しながらも、香緒里の描写に読者へ(も)向けた
ような演技所作的なモノが感じられて、そこが好きだった。
全体には少し冗長さも感じたが、入念な重ねによって読者に意が沁みる
効果を生んでいる、といった印象があり、成功していると思う。
肝心(?)のエロという意味では、個人的に、直接的な文からのイメージよりも、
こういった通しで副次的に生み出されるような雰囲気に、より感じさせられる
性分なので、行為自体の発展以上につよく感じられた。
なにより、他の作品も含めて読んでみて、全てが全てというわけではない
にしても、ある程度狙ってこれを書けているんだろうという事に感心した。
なんにしても充分以上に愉しませて貰った。 月光第1部・完、お疲れさま。
まぁ、最近は「新作投下されない」→「レス付かない」→「新作投下間隔が延びる」→「レス付かなくなる」
ってスパイラルだったからねぇ。
>KURT氏
ネタがあるのでしたら全て吐き出してしまってください
お願いします。
二人がこれからどうなるのか気になって仕方が無いです。
気長にお待ちしてます。
>KURT神
中途半端で終わるなんて生殺しもいいところだぁぁ。
プ、プレイの一種ですか…?
不肖721、いつまでもKURT氏のSSを楽しみにしております!
>716
>718
おまいら、深読みし杉w
2ちゃんねるにエロ投稿する香具師が、そんなに小難しく考えて書いてるとも思えん。
あと、抜き目的としても悪くないデキだと思うよ。香緒里嬢の言葉責めがとてもツボにはまってる。
その分、場面の展開は遅めなんだけど、今回通しで読んでみたら意外に気にならなかった。
>722
いやいや、漏れは感想文書くの苦手だから2人の書いたの読んで頭いいと思ったぞ。
香緒里嬢にいたぶられてぇ…(;´д`)ハァハァ
724 :
名無しさん@ピンキー:03/12/30 22:13 ID:YTcnak1W
自分は月光がつぼ。
本だったら絶対に買って読むのに。。
>あと、抜き目的としても悪くないデキだと思うよ。香緒里嬢の言葉責めがとてもツボにはまってる。
>その分、場面の展開は遅めなんだけど、今回通しで読んでみたら意外に気にならなかった。
漏れもそう思いました。
「通しで読むと気にならない」のは何かに似ている気が・・
と思ったら、ドラゴンボールの連載に似ていると
気が付きました。
毎週楽しみにしていたら、全然進展がなくてショボーン
だったが、後で単行本を読んでみるとそれほど
気にならなかったり。
個人的には「 B O R D E R L I N E 」
がつぼなので、気が向いたらおながいします>KURT神
遅めだけど、あけましておめでとう。>ALL
727 :
名無しさん@ピンキー:04/01/02 15:00 ID:Meha0DNj
あけましておめでとうございます。
自分としては、茨の海の続きを早く読みたいです。
ハッピーエンドがいいなぁなんて思ってるんですが・・・。
とにかく、このままこのスレが終わるなんていうのはいやです。
KURTさん、今年もよろしくお願いします。
728 :
名無しさん@ピンキー:04/01/07 23:40 ID:poBHJ9q7
保守
正月早々1からこのスレを読み返してみた。
萌え死ぬかと思った。
KURTさん、続き投下おながいします…。
730 :
名無しさん@ピンキー:04/01/09 22:09 ID:caCNj05/
保守
ガンガレ
正月バカンスから帰ってきたら更新してるし・・・ラヴ。
734 :
名無しさん@ピンキー:04/01/12 01:28 ID:/YsfJEDN
KURTさん、まだ見てくれてるかな。。
月光まだ~?
736 :
名無しさん@ピンキー:04/01/16 23:21 ID:oqsvKbSO
保守
737 :
名無しさん@ピンキー:04/01/18 12:51 ID:VM9KZVys
保守
月光待ち
739 :
名無しさん@ピンキー:04/01/21 23:16 ID:72tmHe7f
保守
月光だけでも完結させてくだはい
月光まだ――?
この人のセンスでやってくれるなりきりスレないかなあ・・・・
豚とかっていうのあんまし好きじゃないし
テンプレみたいな女王様言葉もちょっとってカンジだし
(できれば丁寧語で、ねちねちとってのが)
・・・・・・・いや、小説の続きも読みたいんだが
あー…わかる…KURT氏の書く女性に責められたいと何度思ったことか。
てなわけで月光キボンヌ。
「みんなのゴルフ4」フルコンプしました。オジさんにも優しいゲームで大満足。
>>716 昔、自主映画を撮ってたからでしょうね、“絵”になるイメージが好きです。
「月光」は、ともかく妖しさを表現出来ればなあと思って書いていました。
なるべく同じシチュを繰り返して、じれったいような展開を目指しました。
>>718 直接的なエロは「逆Natural2」で試す予定だったので「月光」はああなりました。
私の基本は、作品ごとに書いた人間が違うように見える、というのを目指しています。
>>719 ごめんなさい、やっぱ感想は欲しいんですよ。ワガママなんでしょうけど。
>>722 抜けました? それなら良かったですが。
抜けないエロ小説はゴミ以下ですので、今後も抜けるエロ小説を目指します。
萌え? 物語? そんなものはエロを充実させてから言える寝言ですよね。
来週末は、何か書ければと思っていますが「エキプロ5」にハマってるかも。
ちなみに「月光」は打ち切りにしたので続編は難しいです。
そんなこと言わずに月光キボソ
せっかく盛り上がってきた所なのに・・・・
月光……。゚・(ノд`)・゚。
打ち切りとか言わずに続き書いてくれよー。
749 :
名無しさん@ピンキー:04/01/29 23:23 ID:I0BZxDtU
同上
750 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 12:00 ID:CkpFUrv1
保守
__、--..、、
_<⌒ヽミヽ ヾ !'⌒≧_
,Z´r;=-‐- 、ヾ 〃′≦
7,"/ __‐ 、`ー-'⌒ヾ.7
! l ー‐- 、ヽ._`ー'´, u ! r'⌒
.l !!L、u __\  ̄ 〆"T ( 制
l.r‐、ヽ 、‐。‐-、V/∠==、| ) 裁
,' |.l´! | u`ミ≡7@ )゚=彡 ! ( っ
/,' l.l_|⊥%ニニソ(@ *; )ー-*| ) :
,/〃',ゝ|/>rーrーrゞr<二二フ ∠、 !
∠ -:/ ト ヒ'土土土十┼┼ヲ;! `ー-‐'´
 ̄:::l:::::::|、 !lヽ~U ~ __ ̄ ̄.ノl
::::::::l:::::::| \. ヽ.ll ヽ、 ___'/l/`iー- sageないで保守しちゃう
::::::::l::::::::ト、. \ \. ll ll ll ll /:::::l:::::: : お茶目さんっ …制裁っ……!
:::::::::l::::::::| \ \ `ヽ、 ll ll/!:::::::!::::::
::::::::::l::::::::| \ \ /`ヽ' |:::::::l::::::::
:::::::::::l::::::::| \. `/ / |:::::::l::::::::
ノ  ̄ `ー-、 スレの停滞を救済するため
/⌒ \ レスのなかった「月光」を打ち切る
/ `ヽ KURTが悪党のわけが無い
. | l~~\ ヽ
| ハノ ヽハハ、 | KURTは住民がネタを出し合って
. | ノ ー―― \ .| スレを活性化させるという
| / ____―― __ヽ、 | 未曾有の機会を与えてくれたのです
r-l、 ___` '´___ |Yヽ
. に| | `―゚‐'| |`ー゚―' |.|っ| たかだか「月光」の打ち切りくらい
|O|.| ――'| |`――' ||б! その未曾有の機会を考えれば
ヽ_|| _.ノL__」ヽ_ |l_ソ 安いもの
, -‐''' ̄| / 下三三三三ヲヽ .| ̄'''‐-
::::::::::::::::|l\  ̄ ̄ ̄ ̄ /|::::::::::::::: 打ち切りは非常にリーズナブル
:::::::::::::::|.\\ ≡ //|:::::::::::::::::: 良心的行為でございます
::::::::::::::::| \  ̄ ̄ ̄ / |::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::| \ / |::::::::::::::::::::::
./ .\
/ ∧ .∧ .∧ ヘ l\ ヽ .ヽ \
.. / ∧/ ∨: ∨: ∨ \| \|\l\\ …………
. | ./:::::: ‐-、_ , ヽ クズがっ……!
. | ..>::::、 ‐-、_ ` ‐-‐'´, - ヽ,,,,
| >::ミ_ `‐- 、_ U ` ‐-‐'´ /〃 聞いてるぞっ、KURT……!
| .>:::::::`‐-、_ `‐-、_ /::/ ヽ おまえENSEMBLEを買っちまったんだってな……
| 〉::::: `‐-、_||| ||:::/ ヽ
| /⌒l ━┳━━━━━━━━━━━━┓ Natural Another Oneであれだけ痛手を負って…………
| |:i⌒|::|:::::| :::illlllllllllllllll|━━| ::illllllllll| まだ懲りず……Dreamsoftだあっ……?
| |:l⌒| |::::: | :::iillllllllllllllll/ :::::: ..\ :::iillllllllllノ
| |::「]| |::::: \::iillllllllllllllノ :::::::u::::; |:iillllllllノ 狂ってる……!
|. \_.l |::::U  ̄ ̄ ̄ :::::::::::::::::; |: ̄ / ひろもりさかなジャンキーもいいとこっ……!
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「 逆 N a t u r a l 2 」
「あああっ!……くあぁぁぁあっ!!!」
翔馬は、堪えきれない絶叫と共に千紗都に哀願の視線を向けた。
「ち、ち、千紗都……様ぁ、千紗都様あぁっ」
それから、一瞬躊躇したものの隷属の叫び声を上げてしまう。
「・・・お願いっ・・・イかせて!・・・イかせて下さいぃっ!!」
それは、かつての翔馬からは考えられない程の情けないセリフだった。
多分、昨夜の時点でこんなセリフを口にしろと言われたら鼻で笑ったに違いない。
だが、千紗都によって調教を受ける内に自然に言えるようになってしまった。
少しずつ、・・・しかし確実に翔馬は戻れない場所に落ちていってしまう。
「お願いっ、しますっ ……私をイかせて下さいっ!」
翔馬はもう、泣きじゃくりながら懇願してしまうしかない。
しかし、翔馬が下手に出れば出る程、千紗都は態度が大きくなるのだ。
「私、疲れちゃったんですよ。もうやめちゃいますね」
「そ、そんなことを言わないでっ、ああああっ、お願いしますぅっ」
千紗都は翔馬のペニスをゆっくりと握り締めながら、その手を止める。
そうして、翔馬の瞳を見下ろしてその目を細める千紗都だ。
「……じゃあ、私の言うことに従って戴けますか?」
冷静に言う千紗都の指先が、翔馬のペニスを刺激して来る。
翔馬はそれだけで刺激を欲してしまって、頭の中を痺れさせてしまう。
「これからずぅっと、私の命令に従って戴けますかぁ?」
千紗都が翔馬のペニスをぐりぐりと弄びながら、絡み付くような視線を向けてくる。
「あ……あ……」
翔馬は口の中を粘つかせながら、情けない声を上げる。
自分が、千紗都から隷属の誓いを要求されているという事実が翔馬を打ちのめした。
千紗都は、快楽と調教によって翔馬を支配しようとしている。
そして、翔馬の中にもう抵抗出来るだけ精神は殆ど残っていない。
千紗都は、ペニスを握ったままそんな翔馬の顔を覗き込んで鑑賞を続ける。
「どうなんですかぁ? ご主人さまぁ?」
千紗都が、相変わらず馬鹿にしたような口調で問い掛けて来た。
翔馬は、もうそんな態度に反抗すら出来ないのだ。
第9話
千紗都の綺麗な瞳が、細められたまま妖しい光に彩られた。
「ど・う・な・ん・で・す・か・ぁ・?」
一言一言区切るように口にしながら、千紗都は手を微妙に振動させる。
翔馬のペニスは、千紗都の手の中でもどかしい刺激だけを与えられていた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あっ!」
翔馬は、熱い涙を流しながら死にかけた金魚のように口を開ける。
視界が涙で潤んでいるから、翔馬の見上げる千紗都の顔はどこか神々しい。
「ああう、あくうう」
翔馬の頭の中は、絶頂の期待で満たされ放出だけを望んでしまっていた。
「はい……はひぃぃっ」
泣きわめく翔馬に、千紗都は手を止めて不意に優しく語り掛ける。
「どうしたらいいのか、教えて欲しいんですか?」
翔馬は、必死になって頷きながら子供のように涙目で訴えた。
その翔馬を見下ろす千紗都の瞳が、今まで以上に冷たく厳しい物となる。
「でも……どう言えばいいのか、『ご主人様』の方がよく御存知でしょう?」
それは、余りにも残酷なセリフだった。
元々、千紗都をメス奴隷にした時に口上を教え込んだのは翔馬である。
自らの嗜虐趣味を満足させる為、様々なメス奴隷としての教育を行った。
調教前の口上でさえ、翔馬の望むままに覚えさせ唱えさせたはずだ。
そして今、千紗都はそれを口にしろと命令しているのである。
千紗都に強制したセリフを、自分に置き換えて奴隷になる宣言をしろというのだ。
「…………っ!!」
翔馬の全身を、恐怖とほんの少しの甘いときめきが包み込む。
「さあ、上手に言えたらご褒美ですよ、兄さま?」
千紗都は、からかうように笑いながら初めて翔馬をご主人様と呼ぶのを止めた。
そして、その微妙な変化を感じ取った翔馬は改めて戦慄を感じてしまう。
「あ、あああ……」
千紗都は、怯えたように口篭もる翔馬を満足そうに見下ろした。
それから、ゆっくりと手の動きを再開させながら口を開く。
「はい、じゃあ言ってみてもらえますか? 兄さま」
千紗都の白い指が、翔馬のペニスを握ったままゆっくりと動き続けた。
熱っぽい瞳を盛んに閉じたり開いたりしながら、翔馬は屈辱の宣言を始める。
「わ、わた……私は、千、千紗都様のど、奴隷」
本来ならば、口約束などに契約の強制力も何もあったものではない。
だが、性奴隷と主人という関係においてその宣言の持つ意味は余りにも大きい。
この宣言が終わった途端、翔馬は千紗都の奴隷に陥されてしまうのだ。
いや、自ら口にする以上は望んで陥ちてゆくと言った方がいいだろう。
「淫乱なオス奴隷、でしょ?」
すかさず訂正を入れながら、千紗都は翔馬のペニスをぎゅっと掴んだ。
「あうっ! ご、ごめんなさい、千紗都様……!!」
翔馬が慌てて言い直した瞬間、突然玄関から大きな声が聞こえた。
「あれー!? 兄貴、千紗都、帰ってるのー?」
「──っ!!」
その瞬間、翔馬と千紗都の動きが完全に停止する。
声の主は、鳥海空──すなわち、千紗都の双子の妹にして彼等の同居人だ。
翔馬にのしかかったまま、千紗都は妹の声に身体を硬くする。
確か、空は今日はアルバイトで遅番だから朝まで帰って来ないはずだった。
「いないのー? おかしいなー」
そんな二人の戸惑いに答えるように、空は無邪気に明るい声を張り上げる。
「バイト明日に変わったから帰ってきちゃったよー?」
明かりが点いているのに、翔馬も千紗都も返事をしないのに不思議そうな声だ。
翔馬は、長い髪をポニーテールにしている見るからに活発そうな空を脳裏に浮かべた。
彼の後を追って音大に入学していたのには驚いたが、とびきりの元気少女である。
それでも、実は純情で千紗都と同じくらい翔馬を慕っている事を彼は知っている。
普段は自分の事をボクと言う癖に、翔馬に抱かれる時は女らしくなった。
そう──翔馬は、千紗都と同じく空とも逢瀬を重ねていたのである。
空は、静まり返った洋館に不思議そうな態度で食堂へずんずんと近付いて来た。
「千紗都! た、頼む、隠してくれ!!」
翔馬は痺れが残ったままの身体を震わせて、必死に千紗都に懇願する。
「アイツにこんなとこを見られたくない……!!」
千紗都の瞳が、翔馬のセリフを聞いて見たこともないような酷薄な色に変わった。
「兄さま……ひょっとして空も奴隷にしていませんでしたか」
その決定的な言葉を聞いた瞬間、翔馬の全身の血が引く。
「! ……い、いやっ」
怯えたように首を振る翔馬の態度で、千紗都には予想が当たった事が判った。
翔馬は、孤児で双子の姉妹の両方をメス奴隷として調教し楽しんでいたのである。
それは背徳的であり、官能的であり、そしてある意味傲慢な行為だ。
千紗都は、そんな翔馬に何かを決心したようである。
さっと立ち上がった千紗都は、翔馬の服を全て剥ぎ取り彼を惨めな全裸にした。
そして、可愛いスリッパを履いた足の裏を翔馬の股間へと押し当てる。
「あー、おかなすいたー!!」
独り言を呟きながら、空が段々と食堂に近付いて来た。
「ち、千紗都様ーー!!!」
顔面を蒼白にしながら、翔馬はなんとか顔だけでも隠そうとするが叶わない。
千紗都は、そんな慌てふためいた翔馬を面白そうに見つめた。
「せっかくだから、空にも兄さまの本当の姿を見てもらいませんか?」
そのまま、千紗都は翔馬の股間に当てたスリッパでペニスを踏み始める。
「許して、許してくれ……!!」
翔馬の哀願にも全く表情を変えず、千紗都は彼のペニスを思いきり踏み付けた。
「あうっ!!」
性器を踏みつけられるという恥辱の中で、しかし翔馬のペニスは勃起してしまう。
既にとことん焦らされていた翔馬のペニスは、瞬く間に刺激を受け入れ膨れた。
「兄貴~?」
元気良くドアを開けた空は、その瞬間翔馬と千紗都に気付き硬直する。
「……な、何? 兄貴? 千紗都? ……え? えええ??」
「空、見るな! み、見ないでくれ……っ!!」
泣きながら懇願する翔馬と、にんまりと微笑む千紗都へ空は視線を泳がした。
「昨日まではこーんな可愛い双子の姉妹のご主人様」
翔馬のペニスを力を込めて踏みにじりながら、千紗都はくすくすと言い放った。
「でも、今夜からは私達の忠実な奴隷になるんですよ? 兄さま」
── 「逆Natural2」 完
>KURT氏
久しぶりの「逆Natural2」も楽しませていただきましたが、それよりワラタのが>751-753のAA。
つーか、ナニゲにそっちのほうに力点を置いてませんか?w
>KURT様
「月光」を追って、土曜の夜から日曜の朝にかけてやっと追いつきました。
途中の荒らし(?や、前スレ、エンプレス2のログが途中で終了してるのを
目にしたときは打ち切りの心配もありましたが、ここにたどり着いて
やっと一安心、と思ってつかの間……。
どうかご決断を早まらず、我々を香緒里タンでもっと抜かせて下さいませ。
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
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⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
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r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 |./ ヽ | 1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry ┴ 〉 └'‐ :|rリ
!t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|. ヾi丶 u レ'
ヾl. fニニニヽ u/‐' :|r| ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" } ` ̄ !リ ヾl u iニニニヽ /|
ト、 ヽ. ノ u,イl. ヾ! v ヾ__ v イ‐' ヾl ヾ_ v ./' ト、 、__丿u ,イ ト、
,.| : \ `ニ´ / ; ト、 ト.、u L_ フ , ' |. ト、u ヾー `> /.|. ,| ::\ / ; / \
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' | | :\  ̄ /,' ト、_ /〈 :: ` ー ' ,'/ 「
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ :: `ー ' /,.イ \:: / |
/ \ / | | ヽ-‐'´ _,.ヘ< _:: _,. イ/ | ,.へ、 /´\ |
___
r'';:;:;;;;;;;:;:;:`ヽ
}'"""""ヾ;;;;;/ マピュは死にやがて訪れるだろう
{jモ癶iデ j`i゛ 人々と獣の恐るべき破壊があり
j! ∟、 , ノ ゝ、 突如として復讐が見られる
〃ヾ二ン 「;;/;i、 血・手・渇き・飢えが彗星が走るときあるだろう
ノ;j {';;:;;;;;ヽ、
/;;;〈 j;;;:;;;;;;/;;ヽ
/ :;;;;;ヽ ,ィi;;;;;;;;;;;!|;;;;;;| 「諸世紀」2章64番
:: :;;;::ヽ_,r;゛;;::: ::. ::: ノストラダムス
これはつまりKURT師がこのスレから去り、残された信者たちが師の再来を求めて暴徒と化し、やがては
スレがDAT落ちする、つまり死ぬことを示しているんだよ!
点と点が線で結ばれた…偶然もここまでくればもはや必然…!
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / そ、そんな……!
/`゙i ´ ヽ ! なんとかならないのかよ、キバヤシ!
_/:::::::! u ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐' ヽ:::::::/ ゝ‐;----// ヾ.、
[ }二 |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l リ ̄ヽ |l:::::::::::!ニ! !⌒ //
. i ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ':::::::::::::::::ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ :::::::::::::::::i/‐'/
i::::::::::::: .:::ト、  ̄ ´ ::::::::∪::::::l、_/::|
!:::::::::::: :::::::::::::::::::::|:::::::::::|
ヽ::::::::::: --───-- :::::::::::::::::: !::::::::::::ト、
……すまないが何も思いつかない。
師は何者にも束縛されない……だからこそ師なんだ……
止める方法があるなら俺が知りたいくらいだ……
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! .そして…これを見ろ、ナワヤ。
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ .信じたくない気持ちは分かるがな……。
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´ この予言も見てみろ。否定も出来なくなるさ…。
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
突然の悲しみに変わる
突然の喜び恩寵の抱擁がローマに訪れるだろう
哀悼 絶叫 悲嘆 涙 血 このうえない歓喜
敵軍は不意をくらって逃げだす
―MMR 第三巻―
,. -─v─- 、 、
__, ‐'´ `ヽ
..≦ `i,
..≦ i、
1 イ/l/|ヘ ヽヘ i
l,_|/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、,l`ヘ .,| .
.レ二ヽ、 、__∠´_"` ! /
riヽ_(:)_i '_(:)_/ |i)' 突然の悲しみというのはKURT師のSSが終わってしまうことに違いありません!!
!{ ,! ` μ!
゙! ヽ ' u ,i!
!、 ‐=ニ⊃ ,,ハ
ヽ ‐- / "ト、
ヽ.___,._/ // \
//イ;;::::: //〃 ヽ、
/ /i:::::. // ヽ
_
, ‐''´~ `´ ̄`‐、
ヽ‐'´ `‐、
≦ ヽ
≦ , ,ヘ 、 i.
l イ/l/|/ヽlヘト、 │
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 .突然の喜び恩寵の抱擁、というのは、打ち切りを前にして師のSSが
} ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ ! .クライマックスを迎え、諦めの境地に達した信者たちがそれで抜きまくる
゙! 7  ̄ | トy'/ 事を表しているんだ!!
! `ヽ" u ;-‐i´
ヽ ` ̄二) /ヽト、
ヽ、 ー / ゝ
\ __, ‐' / / \
 ̄ i::::: / /
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! .もう十分証明されたと思うが、これが最後の予言だ……
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ .
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
偉大なシーレンが世界の王になろう
初めは愛され、後に恐れられ怖がられる
彼の名声と称賛は天にまで届き
勝利者の称号のみ大いに満足するだろう
―同上―
_
, ‐''´~ `´ ̄`‐、
ヽ‐'´ `‐、
≦ ヽ
≦ , ,ヘ 、 i.
l イ/l/|/ヽlヘト、 │
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 .初めは愛され、というのは人々がKURT師のSSを愛して
} ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ ! .いたということを表しているに決まってます!!
゙! 7  ̄ | トy'/
! `ヽ" u ;-‐i´
ヽ ` ̄二) /ヽト、
ヽ、 ー / ゝ
\ __, ‐' / / \
 ̄ i::::: / /
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! .今まで未解読だったこれらの予言―――全ての点が線で繋がった。
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ .ここまで来ると偶然ではない……もはや『必然』――――!!
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l ………ッ!!!
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / で、でもよキバヤシ。本当は師を引き止めるヒントぐらいつかんでいるんだろ?
/`゙i ´ ヽ ! それで既に仮説か何か考えててさ……。
_/:::::::! u ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
_,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、 __
_,---‐" ̄\ / ``ー‐-、 ノ \
/ ヽ ;" ) / \
/ ぐ わ | / |ノ/ \
/ ら か | | )/.| ・ オ |
| .い ら | | ,;';;,, /ノ | ・ レ |
| ・ な | |::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿 | ・ に |
| ・ い | /:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙; | ・ だ. |
| あ こ | `、;;::::::::::::::::;/ ),;' :.'.,、 | ・ っ |
| る と | ,へノ `'''''"´ .:; .:::_ヽ | ・ て |
| ・ Y \ .::; ::::ゝ .| ・ |
| ・ ∧ \ ::::::、 .:;` | |
| ・ |ヽ丶 \;; :::;;;;::..,,、. ::i | |
| ・ | ` \;;;;/ `゙" \
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐' ヽ:::::::/ ゝ‐;----// ヾ.、
[ }二 |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l リ ̄ヽ |l:::::::::::!ニ! !⌒ //
. i ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ':::::::::::::::::ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ :::::::::::::::::i/‐'/
i::::::::::::: .:::ト、  ̄ ´ ::::::::∪::::::l、_/::|
!:::::::::::: :::::::::::::::::::::|:::::::::::|
ヽ::::::::::: --───-- :::::::::::::::::: !::::::::::::ト、
結局俺達は何も出来なかった……。
こうなった以上、MMRの存在理由も無い……。
本日を持ってMMRを解散する。
みんな、師がこのスレを去るまで思う存分抜きまくってくれ………。
_,,r-‐''"´ ^ `N /l/ `ヽ
彡 N! l `、
,, -‐- ,,-彡 l ヽ l` ´ ``‐ 、
彡´ | ,,w,,wヽヽ ,, | `ヽ‐‐-- 、
_彡 | //レ/ハl/ハ\ヾー _,, ,,r,,/lヾ | } `‐、
ハl/ ,/ハlヾヾ,l、 /三f、,,_ _,ヾニ_ ____彡ノノノノノ_ヾヾ | ,l、 、 l、_ ,、-‐、 |
/レ /l,,_/__ヽ lヾ ヽモ-ヽl ´fモチ7ヽ={ r‐ィッヾ ヽ-r'´〒fデF`lェr‐、ハlヽヽヽ l ヽ |
l`=l fモチ)_{´ヽl!l :l l ll !l `┴ー/ソl⌒ッ`┴┴' }//l l、 ,,、ァtッヒヽ、rゥ _,,ェヒ‐ l,-、
ヾ}弋_シl弋 ヽl ヽ- ヽl lゝ__,ノ | ゞ___ノl/l / l `~゙´ lァノl 、fモチ lヾ;|
ヾl `' `''´lヽ ── /l\l l、, l_ノ 〈 _ l!ノ l、, lソ
}\  ̄ ̄ ,ィl \  ̄ / l l ___ / ── 丿 ─‐ 丿
,/\ \__// \ \___/ ,,-''\|\ _ /|\ - / |、 ` / ,|、
-‐' \_,,-‐'\ `ヽ、 ,,r' /| \ / .| \__/ ,,rヽ‐-‐ '' / l`ヽ
,,-‐'' \ /\/\ / \. \____/ /\ ,,-‐'' /\ ,/ l ヽ
-‐''´ \/ }゙ _,,,‐''\ \ / /l\‐'' / `ヽ、_ l
_,,-‐'' ヽ \ / / l ''‐-、,/ `‐-、_
_,,-‐''´ ヽ /V<´ / l `‐- 、,,_
MMRラストリサーチ -女性に虐められたい男性のための創作小説スレ- ~BAD END~
/ , ,ィ ハ i、 、 !
/イ ,ィ/l/ |/ リ ヽlヽト、 |
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、
!t|| `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ いい加減にしてくださいよ!
ヾl. fニニニヽ /‐'
ト、 ヽ. ノ ,イl.
,.| : \ `ニ´ / ; ト、
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- -
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、
/ \ / | | ヽ
, ‐''´~ `´ ̄`‐_ ,. -─v─ト│|、 | ,. -─- 、._
ヽ‐'´ ≦ .{、l 、ト! \ / ,ヘ | ,. ‐'´ `‐、
≦ ≦ i. ゙、 iヽ / / / ヽ │ / ヽ、_/)ノ
≦ , ,ヘ 、 <1 イ/l/|ヘヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、レ二ヽ、 、__ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ,ヘ. / ‐- 、._ u |/
! ‐;-、 、__,._-─‐riヽ_(:)_i '_(:)_/ / ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、.!ミ: -─ゝ、 __ .l
} ' (:)〉 ´(.:)`i !{ ,! ` [ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /
゙! 7  ̄ ゙! ヽ ' u l ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ // ´ ヽ !
! `ヽ" u ;、 ‐=ニ⊃ /!. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./ ,,..ゝ!
ヽ ` ̄二) / ヽ ‐- / ヽ` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/:::ヽ、 r'´~`''‐、 /
ヽ、 ー / ゝヽ.___,./ // i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::|::::::::::::ヽ `ー─ ' /
\ __, ‐' / / //イ;;::::: //〃 ! |: |\:::::::::::::..、 ~" /
 ̄ i::::: / / / /i:::::. // / ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト `‐、. `ー;--'´
トマル!?
/ , ,ィ ハ i、 、 !
/イ ,ィ/l/ |/ リ ヽlヽト、 |
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│ ずっと隣の部屋で聞いていました!
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 皆さんらしくないですよ!
!t|| `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ そんな貴方達の姿は見たくない!!
ヾl. fニニニヽ /‐'
ト、 ヽ. ノ ,イl.
,.| : \ `ニ´ / ; ト、
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- -
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、
/ \ / | | ヽ
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / トマル……!
/`゙i ´ ヽ !
_/:::::::! u ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
/ , ,ィ ハ i、 、 !
/イ ,ィ/l/ |/ リ ヽlヽト、 |
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│ あきらめない!!それが僕達に出来る唯一の闘い方じゃなかったんですか!?
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 僕達のこれまでの活動はなんだったんですか!
!t|| `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ 見捨てられるために行動してきたんじゃないでしょう!?
ヾl. fニニニヽ /‐'
ト、 ヽ. ノ ,イl.
,.| : \ `ニ´ / ; ト、
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- -
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、
/ \ / | | ヽ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!
|丶 \  ̄ ̄~Y~ 、 ,. -─v─- 、._ _
| \ __ / \ , ‐'´ ヽ, , ‐''´~ `´ ̄`‐、
|ゝ、ヽ ─ / ヽ ≦ `i, ヽ‐'´ `‐、
. | ヾ ゝ_ \ ≦ i、 ≦ ヽ
│ ヽ_ _ / /| |\ \ |1 イ/l/|ヘ ヽヘ i ≦ , ,ヘ 、 i.
\ヽ _ // / | \ | l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ、,l`ヘ .,| l イ/l/|/ヽlヘト、 │
ヽ\二_二// ∠二二二| ヘ| レ二ヽ、 、__∠´_"` ! / |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
| | | ヽゝソゝ|TT|<ゝソ フ |/b} riヽ_(:)_i '_(:)_/ |i)' ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
.ヾ| ヽ___ ノ/|| .ミ__ ノ | ノ !{ ,! ` μ! } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
| ⊿ /フ ゙! ヽ ' u ,i! ゙! 7  ̄ | トy'/
| u .F二二ヽ /|/ !、 ‐=ニ⊃ ,,ハ ! `ヽ" u ;-‐i´
\. |/⌒⌒| イヽ| ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
/. \ ==′/ |.| | ヽ.___,./ //ヽ、 ヽ、 ー / ゝ
 ̄|| ヽ__/ / / ̄ //イ;;::::: //〃 \ \ __, ‐' / / \
ノ ___l,,,,,,,,,,,,___
| _,,,..-='''''~~~____::::::::::: ̄~~'''ュ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐、ノノ 、〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ツ, 、_〈__,,..=''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ィ'~(i~ 乂
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: '  ̄ノ ヽ
~''''''''''''''''''''''~(:::::(("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r )
):::::ヾ、 l|_、_ ::::::: r`ー'f
(:::::::::::`l、 _,-、 / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ
`i:::: :::l .〈 〈
\ :::l ヽ1 キバヤシ!
\ ::ヘ ノ ソ ふざけるな! 金玉落としたか!
\ :::ヘ / f
\ _,,..=ー---‐''
, ー───── 、
/ \ そうだっ・・・・・・!
r〃 ヽ あきらめる・・・!
ノ :::::::::::: MMR ::::::::::::::::::::::::::::::: | ってのがダメっ・・・・・・!
<_____________>
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | ダメなんだっ・・・!
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 |
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;====、_ゞ-=7´ヽ 最後まで闘いぬくっ…!
. l ー‐゚‐'リーh ` ー‐゚‐'l‐/冫)'./ それが海兵隊魂っ…!
゙iー--´|:: |ヽ、.__./ :/Yト‐'
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:::: :/ || | みんなっ…!
. |;: |:: / /.ト7
|________|/ //ヽ \ みんなっ・・・・・・!
/|_____/__// く \ 地球のみんな、オラにエネルギーを…!
./ | ゝ三< // ノ \ くれっ…!
、ー'´ \ /''⌒ヽ-─‐- 、
> , ! ゝ ,、.___, \
≧ , ,ィ/ハヽ\ | 「 ./ \ |
.1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! |./ ヽ |
_レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ
{t|!v ̄" } ` ̄ !リ :|r| ー "j `ー ′ h゙リ
ヾl ヾ_ /' ヾ! ヾ v イ‐'
ト ヾー-' ` /.| ト.、 ー― , ' |
| :\ /,' ト、_ ∧∧∧ ⊥:`ヽ. __ / ,' |
,、.._ノ :: `ー ' /,.イ < > / ̄\ :: , '/ ̄\
ヘ< _:: _,. イ/ | < な あ >
< い き > イ , ,ィ ハ i 、 . |
/ , ,ィ ハ i、 、 ! < ! ら > .| ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
/イ ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 | < め > .|/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ| < > ry ┴ 〉 └'‐ |rリ
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 ∨∨∨ |t|. ヾi丶 u レ'
!t|| `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ ヾl __, /|
ヾl. ヾ u/‐' ト、 ___ イ ト、
ト、 ー―― u,イl. | ::\ / ; / \
,.| : \ - / ; ト、 ./〈 :: ` ー ' ,'/ 「
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ l` \:: / |
/ \ :: , '/ :| ,.へ、 /´\ |
-終幕-
黒騎士中隊の戦士たちに休息は無い
あるのは鉄の棺桶だけだ‥
なんだこれw
ワラタw
爆笑しますた(w
えらい遅レスだが、茨の海6章を読んで思ったよ。
実は、圭一の両親が存命している時のメイド達の態度は、全て復讐の為の演技。
なので、6章での圭一の訴えに、メイド達が本気で笑い転げながら
「坊ちゃま、ご存知ないのですか? 女は生まれながらに女優なのですよ。
その必要があるのなら、本来触れる事も汚らわしい相手の隣で、献身的な恋人を演じる事も容易いことなのです。
ねえ、美月?」
等と言って、彼を絶望と人間不信のどん底に叩き落す。
ってオチの方がリアルだったのではないかな~? と。
もっとも、今回も最高に面白かったし、漏れは和姦スキーなんで今書いた展開よりKURT氏の展開の方が断然好きだから、無問題なんだが。
794 :
:04/02/06 16:35 ID:rQ6WCHmW
17 番組の途中ですが名無しです sage New! 04/02/06 16:27 ID:5m7mbFpN
ぼくは小学校の4年生の時、クラスの女の子にいじめられてました。
小さかったぼくとは違って、その女の子は背が高くて大きかったんです。
クラスの番長的存在でした。
だけどけっこう可愛い子で、ぼくはその子のことが好きだったんです。
だからいじめられても全然苦痛じゃなくって、むしろいろいろされてうれしかったくらいでした。
プロレス技をかけられたり、寝ころばされて馬乗りされたり、ズボンの上からだったけどチンチンをにぎられたりと、もうほんとにうれしいことばっかりされてました。
その子のおしりのやわらかさが背中ごしに感じられたり、腕が口にくっついたり、背中にやわらかい胸の感触を感じたりと、うれしくってたまりませんでした。
一番うれしかったは(ちょっと変ですが)上履きのにおいをかがされたことでした。
その子がはいてた上履きを、押さえつけられて強引ににおいをかがされたんです。
けっこうくさかったんだけど、すごい喜んでしまいました。
保守党
民主党
あああぁ…
俺にとってはこのテのSSばっちりツボなのに、今になってこのスレの存在を知ったよ。
だって常時沈んだままで上がってこないんだもん気付かねーよ!1年近くも!
しかし凄い分量だ。上手いし、抜ける。てか、抜いた。
他スレのも書いてるなら、それも読んでみたいが…KURT名義で書いてるのココだけみたいね
なかなか見つからない。まぁ、気長に探すか。
戻ってきてくれるなら戻ってきてクレー
>時沈んだままで上がってこない
いや、しょっちゅう空ageされてたんだが・・・・
おそらくこの人のKURT名義はここだけでしょう。
っていうか男性マゾ系はここだけなんじゃ・・・・・?
個人的にはこの人のSSならただのアニパロでもいいから読みたいけどね。
ところで定期的にこのスレ巡回してるのって他に三人くらい?
>798
点呼してみるか?
んじゃ、1。
2
3
4
5
6
伸びてると思ったら点呼か。
とりあえず7
8
9
10
11
12
>>805 漏れも伸びてるから神降臨かとオモタ
他の香具師も騙されろ
他の香具師も騙されろ、ってアナタ・・・・w
しかし、「もうずっと人大杉」なのにマジで住民こんなにいるの?
本気でこれだけの住民がレスつけてれば氏もこのスレを見捨てたりしないと思うんだが。
とりあえず今週の週末に期待か・・・・・・・
騙されたー!!!ヽ(`д´)ノ
811も勝手に点呼に入れてやるからな!
14!
もう800番台だし、KURT氏のSSのために書き込むのを控えてるのでは?
少なくとも漏れはそうしてるが。
15
16
このネタはツボ。
16人って……
こらこら(笑
そりゃあ、そこまでして応援して戴けるのは嬉しいですが。
えーと、一応、明日は何か書いてみます。
>>793 祥子「そんな展開もごっつええ感じやねェ」
五月「そういうご意見はとても有り難いですわぁ」
祥子「ところで、教えて欲しいんやけど……美月って誰やねん?」
いっしょに爆弾を
食べませんか?
∧_∧ ●~*
(´ω`)丿 ッパ
. ノ/ /
ノ ̄ゝ
──────────────────
∧_∧ ムシャムシャ
( ´ω`)
. / V V
ノ ̄ゝ
──────────────────
∧_∧ ……
( ´ω`)
. / V V
ノ ̄ゝ
──────────────────
(⌒;;) (;;⌒)
ヾ (⌒;;) 〃
∧___∧ (⌒;;)
/´ `ヾ
(⌒;;)/ ヾ
| ω | =(⌒;;) ド カ ー ン
(⌒;;)=. | |
ヽ / ノ
〃 / ヽ
(⌒;;) ノ| | ヾ(⌒;;)
. ヽ________/
ノ ゝ
「た、珠恵様の足を舐めさせて戴いて宜しいでしょうか……?」
奴隷にとって、主人の足に奉仕するというのはある種満足感を得られる行為だ。
以前にも同じプレイをしたことがあったから、珠恵の抵抗感は薄いようだった。
「……いいですよ」
それでも緊張した面持ちになりながら、珠恵はそっと右足を上げる。
「じゃあ、舐めていいですよ」
擦れたような声で言う珠恵の声が、優司の頭の上から降って来た。
おずおすと珠恵の足に顔を近づけた優司は、妻の足に顔を寄せる。
丁寧に手入れされた爪と指は、美容などよく知らない彼から見ても美しかった。
仄かに液体ソープの匂いがするから、恐らく先ほど洗ってくれたのだろう。
優司としては妻の足ならどんな匂いでも構わないが、珠恵としてはそうもいかない。
汚れや雑菌を落としておいてくれるのは、優司への気遣いだ。
ゆっくりと珠恵の足を手で包みながら、優司は縋るように言う。
「珠恵様、命令しては戴けないでしょうか」
奴隷である優司の哀願に、珠恵は戸惑ったように動きを止めた。
控え目で思いやりのある珠恵にとって、優司に足を舐めさせるだけでも抵抗が強い。
ましてや、名前を呼び捨てにするのも憚れる夫に命令するというのは苦行に近い。
「…………」
やっぱり駄目かと思った優司が肩を落とした瞬間、不意に珠恵が口を開いた。
「私の足を舐めなさい、アナタ……」
いつもと違って凛としたその声色に、優司の全身に痺れのような感覚が走る。
「た、珠恵様っ」
歓喜の表情で顔を上げた優司と、赤面したままの珠恵の目が合った。
夫の為に頑張って奉仕を命令した妻は、自分の行為の淫らさに困惑している。
だが、視線を落とした珠恵はいつしか優司の股間が盛り上がっているのに気付いた。
優司の下着の前面は、既に先走り液ではしたない沁みを作っている。
「命令されて……あんなに……」
静かに呟く珠恵の足の甲に、優司は恭しく顔を近付けてそっとキスをした。
唇と舌を這わせるようにして、そのまま彼は珠恵の足の裏を舐める。
優司の舌が指を舐め回し口の中でしゃぶると、珠恵は小さな甘い吐息を漏らした。
「 B O R D E R L I N E 」
ACT,3
珠恵の声に、どこかせつなげなものが混じりだしたので優司は胸躍らせる。
奴隷にとって、自分の奉仕で女王様が感じてくれるのは嬉しいことだ。
優司は、珠恵の足の指を五本全て舐めしゃぶるとちゅうっと吸ってみる。
「あ……ん」
吐息を吐いた珠恵は、薄っすらと顔を赤らめて優司を見下ろした。
優司は、珠恵の足の指の間に舌を差し入れてれろれろと唾液を塗りつける。
しばらく優司の恭しい奉仕を味わった珠恵は、顔を上気させて口を開いた。
「じゃあ、──次はどうやって調教して欲しいんですか?」
珠恵の優しく問い掛けてくれるその瞳に、優司は妻の足をそっと床に戻しつつ言う。
「た、珠恵様、……そ、その」
彼が見上げると、妻の瞳が愛情を湛えた表情で問い掛けるように細くなった。
優司は、唾を飲み込むと思い切って新しいプレイを懇願してみる。
「わたくしの、いやらしいチンポを珠恵様の足で踏んで戴けないでしょうか?」
そう言いつつ、優司は硬く盛り上がっている股間をそっと妻に見せた。
流石に、変態めいている気がして今までは口にする事も躊躇していた調教だ。
先程の珠恵の命令口調の甘さが、この時の優司の背を押したのである。
「……え? ええ!?」
何を言われたのか判らなかったらしい珠恵は、内容に気付いた瞬間悲鳴を上げる。
「ふ、ふ、踏むって? え! ああ!?」
そう叫ぶのと同時に、まるで優司の目から隠すかのように足を手で覆った。
もちろん、可愛い手の平などでは脚は隠せないから滑稽なポーズになる珠恵である。
「わ、私の足で、ふ、踏まれたいんですか!? え!? だって、だって」
ちらっと膨らんでいる優司のトランクスを見てから、珠恵はうろたえた声になった。
そして自分が夫を足蹴にする事を想像したのだろう、首まで真っ赤になってうろたえる。
「それ、それって、変態っ……!」
「──っ!!」
ごくナチュラルに妻に変態と罵られ蔑まれて、優司の身体の奥底が熱くなった。
優司の目が潤み、耳の中では変態というセリフが何度も何度もリフレインされる。
同時にペニスはぎゅんっと硬くなり、更なる先走り液で下着が汚れた。
呆けてしまった優司を見て、珠恵は夫が“変態”と罵られて傷ついたと誤解する。
「……ああ! ご、ごめんなさい、アナタ」
珠恵は慌てて腰を折ると、そのまま深々と頭を下げて優司に謝った。
「本当にごめんなさい……!!」
背中で結んである黒い髪がはらりと流れ、黒い下着の珠恵の白い背中が見える。
優司を奴隷として調教してくれるようになってからも、珠恵の優しさは変わらない。
少しずつ女王様らしくなって来てはいるが、未だに誠意と愛情に満ちている。
考えてみると、珠恵が優司の事を変態と軽蔑したのは実は半年間で初めてだ。
恐らく何度もそう思いつつも、夫の気持ちを慮って必死に押さえていたのだろう。
どんな時にも優司を立てようとする健気な珠恵に、彼の方が罪悪感を覚える。
──そもそも、珠恵の言う通り彼は女性に虐められる事で感じる“変態”なのだから。
「……いえ、宜しいのです、私の方こそ申し訳ありませんでした!」
優司も慌てて珠恵に土下座しつつ、あくまで奴隷言葉で妻に謝罪した。
女王様と奴隷が互いに謝り合っているというのは、傍から見たらギャグそのものだ。
ただ、優司も珠恵も真剣そのものだからある意味微笑ましくもあった。
そっと顔を上げた珠恵は、すまなそうな瞳で優司を見つめて小さく言う。
「で、でもアナタの大事な処を踏むなんて、……そんなこと……」
さすがに、夫のペニスを足で踏み付けるというのはまだまだ抵抗があるようだ。
18禁ゲームに例えるなら、珠恵のパラメータの加虐度が足りないという処か?
勿論、そんなパラメータがどうすれば上がるのか、そもそもあるのかは全く判らない。
珠恵は現実に優司の目の前にいて、一所懸命彼を調教してくれているだけだ。
「いえ、気になさらないで下さい、珠恵様」
珠恵の倍くらい頭を下げつつ、優司は改めて女王様育成調教の困難さを思い知った。
ようやく気を取り直した珠恵は、優司の顔を覗き込みながら微笑み掛ける。
「えっと……、じゃ、じゃあ、──次はどうやって調教して欲しいんですか?」
腰を折って視線を下げつつ、微笑みながら言う女王様というのも奇妙な物だ。
そんな処が、完成された女王様にはない初々しい魅力でもあったりするのだが──
「えーと……」
一回断られてしまった優司は、次にやってもらいたい事を言うのに躊躇してしまう。
もともとが積極性に欠けて軟弱な優司は、こんな時も情けない事この上ない。
黙り込んで迷いに迷っている優司を、珠恵は困ったように微笑んでじっと見つめた。
しばらくそうしていた後で、珠恵が口元で手を合わせて頼むように優司に言う。
「アナタ、お夕食が冷めちゃいますから、私が調教メニューを決めていいですか?」
家事全般を甲斐甲斐しくこなす珠恵は、夕食を優司の帰宅時間に合わせて作っていた。
優司の一方的な我侭で調教時間を延長して、妻に迷惑を掛ける訳にはいかない。
「はい、珠恵様のお気に召すままにして下さい……」
こくんと頷いた優司に、珠恵はクローゼットからバンダナを手に取って近付いて来た。
そっと抱き付く様に近付いて来た珠恵の手が、優司の頭へ伸ばされる。
「──それじゃあ、“目隠しプレイ”です」
優司の視界がふわっとバンダナで閉ざされ、珠恵の声だけが響いた。
この調教は、これまでにも珠恵に何回かやってもらった事があるメニューだ。
口調や態度を優司が熱心に教えたお陰で、珠恵も調教メニューとして慣れつつある。
「コレ、好きでしたよね? アナタ」
一方的に相手に裸を見つめられる状態は、相手が妻でもやはり恥ずかしいものだ。
更に視界を奪われた状態だから、優司の中で想像力だけが一人歩きしてしまう。
優司は正座をしたまま身を縮め、もじもじと身体を揺すりながら軽く頷く。
「お返事は?」
不意に太股をつうー、っと撫でられ、優司はひゃあっと身体を硬くした。
視力を奪われた状態では、それ以外の五感が通常以上に敏感になってしまうものだ。
「は、はいっ! 好きです!」
「そうですか」
含み笑いのような珠恵の囁きと共に、リンスの良い匂いが漂って来る。
次に何を聞かれるだろうと待ち構えている優司に、しかし珠恵は何も言わないままだ。
視界が奪われている優司には妻の表情が見えないから、不安だけが募ってしまう。
「…………た、珠恵様?」
優司が口を開いた瞬間、背後から突然耳元に吐息を吹きかけられた。
「……ふぅっ」
「ひゃあああああっ!」
彼は目隠しされたままビクっと全身を震わせ、予期出来ない刺激に叫び声を上げる。
その素っ頓狂な反応を楽しむように、珠恵はそっと優司に囁き掛けて来た。
「気持ち良かったですか? アナタ」
(Act,3・終)
831 :
名無しさん@ピンキー:04/02/22 22:26 ID:BZNwXIMd
KURTさん
お待ちしておりました。
新作がBORDERLINEで大感激です。
始めの劇画にワラタ。
お疲れ様。
珠恵の今後に期待しています。
なんとも初々しいのお。
こんな夫婦生活を営んでみたいものじゃ。
お夕食の時間を気にする女王様…新しいな。萌えた。
珠恵の動揺っぷりがリアルでいいなあ。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
保守
ほしゅほしゅ
838 :
名無しさん@ピンキー:04/03/07 16:12 ID:3sduHTUn
You Suck!
Fuckin’ bloody asshole!!
と思わず続けてしまうえの素ファンの俺…
17っと・・・
, -──‐‐-、
/ ,-─==-‐‐、\
/ ,,---、 ,,,---、ヽ
i ''"フ-ァ'ハ ,r‐< i
| '`ー゚ 」 L`゚‐'^ |
__| ,,、--└Li┘---、 |___
{ ti/ /\ \iァ }
Y ./´ ̄`\ Y´
ノ ∠__/\_ヾ、 ヽ
/ / / i ヽ ヽ \
i / ,' i ヽ ヽ !
| i i i i } }
,.、-‐‐┤ : ! ! } ! ノ ノ‐--、,_
,、-''" ヽ ヽ ヽ丶 ! ノ ノ / `‐-、,_
,、-'" \ \ ヽヽ ! / // `'‐、,_
/ \ヽ、,,__ ヽ、,, i/ // / \
/ \ ヽ `r-、, _/ / / / i
┌‐────┐ ヽ \ノ二ヽ / / / |
│ サイバンチョ .! ヽ i i / /,、- |
├───‐─┴────────────────────────────
|はい、女性側の勝ち、あんたの負け、以後この女性をブタと呼んではいけない!
└─────────────────────────────────‐
____
○ ○
/ __∧_∧__∧ |
/ | / \ | |
| | ・ ・ | |
、 フ ⊂⊃ ヽフ
| ̄ ̄ __|_ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /__/ | < そうよ、呼んじゃ駄目なのよブヒブヒ
/ | ノ\ \________
--- `ヽ、llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll`ヽ、_,-, ----------------
-―--`lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllノ-------------
`ヽ、lllllllllllllllllllllllllll, - 、ll、_ll、ヽlllllllllllllllノ-,
 ̄ヾllllllll/⌒l、lllllll-- `ヾシノ|彡 -------------
_ノll/ ⌒l `|ll/´ -、 / ----------
------ `)ll| (`Y´ 二`ヽ、_ |
/lll`l`-| ( |;;lll| '´,イ´ ---------
,-'´/|`ヽ-┐ ` ̄' ノ ---------------------
__, -‐/;;;;;;/ | | l
;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;| `l l、 ` , -'
;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;| `l、 `ヽ、 -――-/ -------
┌‐┴───┐ ヽ、 `ヽ、 人 -------------
│ ナルホド | `ヽ、 `>┬イ `、
├───‐─┴─────────────────────────
│では裁判長、ブタを貴婦人と呼ぶのはどうでしょう!?
└──────────────────‐────────────
/⌒ヽ
d~・._.・~b
__(⌒人⌒)__
/ \⌒/ \
|ヽ ∨ /,|
| |TTTTУTTTTl |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「一向にかまわない」
,,;;ニ''||lllllliiii;;;;;,,,,,_
-''iii||||||||||||||||||||llli;;,,,_
`'''iil||||!!l|||(''''i"'7''l||||<
'||'δ|!' -_、 ´ノ
lll〉キ !iil!`' ノ
_/ ! 、_ 、 _,l
_,,,,;;;;;( ` 、_` 、 `メ
,,;';;;::::、::::;;;;;;;;;;l;;;;;;;;ヽ ` 、ニトく
_,,,,;;';;;;;;;;;;;;;:::、::::::::::'::、;;;;;;;`> /::::〉;ヽ、__
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::l::::::::::::::, -' `:、`'':::l''トミ〉::::`、:ヽ
;;;;;;;;::::::;;;;;;;;::::::|::::::::::::`::、_:::::::::::、l::::l )::o〉::::::、::`、_
;;;;;;;;;;::::::::::::::::;ノ;;;;;::::::::::::::::::-、:::::ヽ::::y:::l::::::::::l;;;;::::;;、_
;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::`::_::::、:::|:/::::::::::::l;;;;;;;;::::`,_
;;;;メ;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;、V/::::::::::::;;|;;;;;;;;::::::::ヽ
;;;;;;;;Z''''''''イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;YO;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;__:::::::ヽ
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;;;;;;;;;;::::::::::`:、 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;|O;;;;;;;;;;l;;;;;;Y;;;;;:::::::::::;;;;;;ノ
┌‐┴───┐;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;|;;;;;l;::::::::::::::;;;;;/
│ナルホド | ` '''―'''''-''''''''''''''、`''''''''''''_'´_
├───‐─┴────────────────────────
│申し訳ありませんでした貴婦人様(にっこり)
└─────────────────────────────‐
846 :
:04/03/24 20:53 ID:JEL8s19a
いまさらですが 18 で良いのかな?
……えーと、
18人も読んでくれている人が“本当に”いるとしたら
感想が4つだけってのは哀しいというか泣けるというか。
>>831 いや、「月光第2部」も構想中ですよ。
>>832 オジさんはこの頃AAにハマっているのです。
>>833 一応このお話は萌え系SM小説を目指してます。
>>834 日常にリンクさせたシチュはもっとやりたいのです。
洗濯物をとりこんでる最中に洗濯バサミで虐められるとか。
来週はなんか書くかも書かないかも。
19っと。
がんがれ。
保守
> いや、「月光第2部」も構想中ですよ。
期待してまつ(*´ー`)
20
感想を書く人間なんて
見ている人の数分の一というのは普通だと思う
良いものを書いたとしてもなかなか思うような反響って返って来ない
作家がそのジレンマと戦いつづけるのは宿命なのかもしれない。
などと知った風なことを書いてみる
オレは無理だなあ、そういうのって
好きじゃなきゃできないもんだろうなー 実際
まあ感想少なくてイヤならスパっと辞めるのも手ですな
852 :
名無しさん@ピンキー:04/04/03 22:57 ID:eHSJ3cvQ
月光第二部マダー
>847
漏れは、月光第一部完の時に簡単に感想を書いた一人ですが、
完結してない作品の感想を書くのって、結構難しいわけでもあるんですよ。
下手なこと書いて作者のやる気を殺ぎたくはないし、
間違っても、その後の作品内容に影響を与えるようなことはコメントしたくないし、
ワザとらしく「キター」とかマンセー全開のレスをつけるのも馬鹿げてるし。
完結した作品だと、最初から読み直してみて「あ、ちゃんと伏線あったんだ」とか
意外に新しい発見があったりするわけで、いろいろ思うところを書きやすいのですが。
遅いですけど21です
月光第二部、心待ちにしています。
もちろん、他の小説も素晴らしいと思いますので、
がんばってください。
個人的に、メイドの電気あんま激萌えですた。
>まあ感想少なくてイヤならスパっと辞めるのも手ですな
┌─┐
|も.|
|う |
│来│
│ね│
│え .|
│よ .|
バカ ゴルァ │ !!.│
└─┤ プンプン
ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ (`Д´)ノ ( `Д)
| ̄  ̄|─| ̄  ̄|─| ̄  ̄|─□( ヽ┐U
~ ~  ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎->┘◎
いやまあ、このAA好きなんです。
美 少 女 戦 士 エ ン ジ ェ ル ナ イ ツ
第1話
一見、それはよくある子供向け特撮ドラマか何かのようだった。
テレビ画面の中を、白い服に身を包んだ少女が凄まじいスピードで横切った。
それを追い掛けて激しい光線が走るが、その軌跡は少女を捕らえる事はない。
『皆さん! エンジェルナイツが私達を助けに来てくれました!』
どこか非現実的な光景に、興奮したアナウンサーのまくし立てる声が彩を添える。
ようやく追いついたTVカメラが捕らえたのは、空を飛ぶ一人の美少女だ。
そのドレス姿の少女はきゅっと空中で静止したかと思うと、優雅に右手を上に上げる。
まるでダンスでも踊っているかのようにすらっと伸ばされた指先が、華麗だった。
不意に、騒々しい雑音を物ともしない凛々しい声がスピーカから響いた。
『……白く輝くドレスを纏いッ!
地上に降りた正義の天使ッ!
その唇が紡ぐは、聖なる調べッ!
その手に握るは、滅悪の剣ッ!』
腰まである美しい金髪が少女の動きにつれて靡き、背中の二つの羽根が翻る。
現場中継のアナウンサーのマイクが、野次馬達の嬉しそうな歓声を拾った。
『ご覧ください! あのエンジェルナイツ・プリムラ様の神々しいお姿を!』
アナウンサーは我を忘れたように叫び続け、中継画面が興奮で揺れてブレる。
どうやらこの情景は、ドラマやアニメではなく現実に起こっている事のようだ。
『私達を救ってくれる救世主が、今日もまた舞い降りましたっ!!』
不意に、画面の中の天使が急速に移動してフレーム外に出る。
カメラがそれにつれて移動すると、少女の敵対している禍々しい怪物が見えた。
少女の2倍以上はあろうかという大きさの、牛と人間が合体したような外見の敵である。
『“ドミニオォォン・リィィーーング”ッ!』
雄々しい叫び声と共に、少女の背から輝く4本の投げ輪が飛び出し怪物へ向かった。
光の輪は、くるくると回転しながら器用に怪物の周囲を包囲するように近付く。
抵抗した怪物も、すぐに両手と両足を空中で固定された磔状態にされてしまった。
『出ました、ドミニオン・リングです!! あの輝きからは誰も逃れられない!』
殆どプロレス解説者よろしく、アナウンサーは天使の戦いを褒め称えた。
『さあ、出るか、出るのか!? 必殺のバニッシュがあっ!!』
アナウンサーの上ずった声に応えるように、エンジェルナイツの声が流れ出す。
『行きますっ、“バニッシュ”ゥゥッ!!』
天使の指先からバリバリと弾ける雷が伸び、怪物の身体を電光が包み込む。
怪物の醜い断末魔の叫び声が上がり、電光は瞬く間にその禍々しい身体を蒸発させた。
野次馬達の大きな歓声とアナウンサーの感極まった声が、スピーカを壊しそうだ。
そんな中でも、凛々しい天使の声が宣言する声ははっきりと聞こえて来る。
『この世の平和を乱す物は、このエンジェルナイツ・プリムラが許しません!!』
そこまでニュースを見てから、葉丘修平はため息を吐きつつ床に寝転がった。
「ったく、よくやるよなぁ……」
画面の中では、スタジオのキャスターが冷静な顔でコメントを口にしている。
数年前から世間に現れ始めた異形の怪物──人々はそれを《アンノウン》と呼んだ。
その正体は、世界中の科学者が束になっても未だ解明不能である。
神出鬼没のアンノウンに人類が絶滅を覚悟した時、突然救世主が現れたのだ。
空から舞い降りた何人ものエンジェルナイツは、颯爽と人類を救ってくれた。
ちなみに日本地区は、先程ニュースにも出ていたプリムラという少女が担当のようだ。
全人類の憧れと賛美の的であるエンジェルナイツの正体を、知る者はいない。
そこまで考えた修平は、まだ幼さの残る容姿に呆れたような表情を浮かべた。
「しかし、芹穂はあんな芝居がかった事してて恥ずかしくないのかなぁ」
「──わたくしの聖なる使命を馬鹿にするのは、修平だけですわ」
修平の独り言に、ため息混じりの口調で誰かが答えた。
気高く凛とした口調と共に、彼の部屋の窓を開けて誰かがふわっと舞い降りる。
爪先から柔らかく降り立ち、背中の二つの羽根がばさっと羽ばたいた。
芳しい空気をまとって光臨したのは、白いドレスに長い金髪の美しい少女である。
見間違えようもなく、先程まで画面に映っていたエンジェルナイツ・プリムラだった。
平凡な男子高校生の部屋に降り立つ天使は、まるで夢の中の光景のようである。
長い金髪をさっと掻き揚げながら、エンジェルナイツは軽く目を細めた。
「わたくしの悪口を言うと、天罰が下りますわよ」
美しい天使に睨み付けられると、修平はどぎまぎとして視線を逸らしてしまう。
背丈は修平と大して変わらない少女だが、その身に付いた威圧感は相当な物だ。
何しろ、この天使が一度舞えば数十匹の怪物が殲滅させられてしまうのである。
その神々しさに戸惑いを隠せない修平は、そっぽを向いたままぼそっと言った。
「い、いい加減に変身解けよ、……芹穂」
「わたくしの美しさに見惚れてしまったのですね?」
少女がそう呟くと、目を開けていられない程に眩しい七色の光がその身体から迸る。
ようやく光が収まった後、そこに立っていたのはセミロングの黒髪の少女だった。
にこにこと微笑んでいる瞳に、先程のような威圧感は欠片もない。
「修ちゃん、元に戻ったよー」
この少女の名は高梨芹穂──修平の幼馴染の恋人で、2つ年上の18歳の少女である。
「何度見ても信じられない光景だよな」
一回咳払いをしてから修平が言うと、芹穂はぷんぷんと口を尖らした。
「すぐそういうこと言うんだからぁー」
これがあの怪物を殲滅した少女とは、恐らく誰が見ても信じられないはずだ。
「芹穂でも出来るんだから、正義のヒロインってのもお手軽なもんだよな」
ようやく相手を正視出来るようになって、修平は大仰に肩を竦めた。
昔は、よく彼の後をとてとてと付いて来て暇を見ては纏わり付いて来る少女だった。
それが、いつの間にか有名高校の生徒会長で学年一番の成績の才女である。
一応恋人のような間柄だが、三流高校1年生の修平は芹穂に劣等感を持っていた。
その上に変身ヒロインにまでなられたら、これはもう堪ったものではない。
芹穂が大人しい性格なのを幸いに、ついつい嫌味を言ってしまう修平である。
「うー、修ちゃん、意地悪だよう」
頬を膨らませる芹穂が不満げに修平を睨み付けるが、彼は意識して憮然と言う。
「芹穂にやる優しさなぞ、持ってない」
天使の正体が幼馴染の芹穂の変身した姿だと知った時、修平は唖然としたものだ。
ある日目の前に現れた異次元の生命体が、彼女に能力を与えたのだという。
芹穂の説明によると、全世界で選ばれた数人の少女だけがその使命を授かったそうだ。
ただ、アンノウンの正体やエンジェルナイツの役割には不透明な部分も多い。
それでも、変身ヒロインになった芹穂は嬉々として戦闘に赴いて行っていた。
ついでに、戦闘後にはこうやって修平の所へ遊びに来るお気楽な芹穂である。
「修ちゃんのケチー 芹穂ちゃん愛護週間実施中なんだよー」
年上の癖にどこか幼い言動の芹穂は、ぶんぶんと手を振り回して怒りを示した。
「嘘つけ」
一瞬でも芹穂に威圧感を覚えた自分が苛立たしくて、修平は乱暴な態度になる。
芹穂が動くと部屋にリンスの良い匂いが広がるのも、彼の官能を刺激した。
強く力を込めて芹穂を抱き寄せた修平は、無理矢理キスしようとする。
「あ、や、やだよ、修ちゃん……ね、あのねお話があるの」
困ったように眉を顰める芹穂に構わず、修平は少女の唇を吸う。
そういえば、最近は忙しくて逢瀬の時間もなかったと思い出す修平である。
「んんん、んむうぅっ」
修平は、目の端に涙を浮かべる芹穂に罪悪感を持ちながら強く彼女を抱き締めた。
そのまま、彼女が着ているブラウスの背中のボタンをぷちぷち外し始める。
「いや、やめてよぅ、話を聞いてよう、修ちゃん……っ」
本気で嫌がっている芹穂を無視して、修平が更に少女の服を脱がそうとした時だ。
「“メタトロン・ウィィィーーーーッップゥゥ”!!」
突然聞こえて来た厳しい声と共に、彼の背中を凄まじい衝撃と激痛が襲う。
「うぎゃあああ!!!」
みっともない悲鳴を上げて床に転がった修平を、誰かが冷たい視線で見下ろした。
「だから言ったろう? こんな男はまずは躾るのが先だと」
それ言ったのは、窓際にふわふわと浮かんいる青い髪のエンジェルナイツである。
確か、以前ニュースでアメリカ大陸担当の天使だと紹介されていた美女だ。
「ガ、ガーベラ……」
修平をいたわりもせず、芹穂は服を直しつつ仲間に呼び掛ける。
ガーベラと呼ばれた天使は、目を細めて鞭を扱きながら修平を厳しく見下す。
「そんなにこの男に愛着があるのなら、余計に手間隙を掛けなくちゃならない」
鞭打たれた背中の痛みにのたうつ修平の耳に、恐ろしいセリフが聞こえて来た。
「でもー、出来れば修ちゃんも納得済みであたしの奴隷になって欲しかったのー」
芹穂は、ガーベラに向かってちょっと困ったような声で呟いた。
床に転がったまま、修平は自分の上で交わされている会話に愕然とする。
「まあ、いささか力任せだが、精神よりまずは肉体から陥とす事にしようか」
ガーベラが事も無げに言った瞬間、修平の恐怖が頂点に達した。
「うわ、うわああああああ!!!」
悲鳴を上げつつ走り出した修平に、ガーベラはつまらなそうに指先を向ける。
「無駄なことを。“ドミニオン・リング”!」
囁きと共に、青い髪の天使の後から光り輝く4本の投げ輪が飛び出した。
光の輪は、くるくると回転しながら器用に修平の周囲を包囲するように近付く。
「あ、ああ!??」
必死に抵抗するが、修平は両手と両足を光の輪に絡め取られてしまった。
そのまま空中に持ち上げられ、彼は部屋の中央に惨めな磔状態にされてしまう。
TVで何回も見た敵の怪物と同じ状態に晒され、修平の血の気が引いた。
「は、離せ、離せよ!! 頼むから!」
顔面を蒼白にしながら喚く修平のそばへ、芹穂が微笑みながら近付く。
「ごめんねー、修ちゃん、なるべく気持ち良くなるようにしてあげるからー」
顔の前で手を合わせて首を傾ける仕草は、昔から変わらないお願いのポーズだ。
「天使はね、必ずオス奴隷を一体以上所持して虐待しなくちゃいけないの」
そして、このポーズは芹穂が本当にそれを欲しがっている証拠である。
目の前が真っ暗になるような思いで、修平はリングで固定された手の痛みに呻いた。
そんな修平を横目でみつつ、ガーベラは冷静な声で芹穂に呼び掛ける。
「それでは、変身するがよかろう」
芹穂はこくんと頷くと、ばさっとセミロングの黒髪を掻き揚げて何かを呟いた。
次の瞬間、芹穂の身体から目を開けていられない位に眩しい七色の光が迸る。
光が収まると、そこに立っていたのは白いドレスに長い金髪の美しい少女だ。
エンジェルナイツ・プリムラに変身した芹穂は、妖艶に微笑む。
ふわっと空中に舞い上がった天使の背中の二つの羽根が、ばさっと羽ばたいた。
「白く輝くドレスを纏いッ!
地上に降りた正義の天使ッ!
その唇が紡ぐは、聖なる調べッ!
その手に握るは、滅悪の剣ッ!」
磔状態にされながらも、修平は暫しの間その光臨に見蕩れてしまう。
「他の人では駄目なの。奴隷にしたいのは修ちゃん──修平だけですわ」
空中に舞い上がった芹穂=プリムラは切れ長の目で、惨めな修平を見下ろした。
「さあ、修平? 天使の奇跡を使って調教を始めます。覚悟なさい」
嬉しそうに笑うエンジェルナイツの指先で、激しい電光が弾けて光った。
(第1話・終)
新しい話キタ━━━(゜∀゜)━━━━━!!!
「天使はね、必ずオス奴隷を一体以上所持して虐待しなくちゃいけないの」
マジハァハァでつ、虐待されたい・・・。
続き楽しみにしてます、がんばってください!
870 :
名無しさん@ピンキー:04/04/04 22:34 ID:SdYiyjVu
good job!!
もしかして、パロ?と一瞬思った。が疎いのでよくわからない・・・
>他の人では駄目
という愛(?あるシチュにハァハァ
872 :
名無しさん@ピンキー:04/04/06 23:33 ID:FN9HgZN+
新作ありがとうございます。
月光2も期待してます
感想ほしいとかよく言ってるけど、見ている人は見ているんだから
いちいち言う事はないと思う。
前にも言っている人はいたけれど、途中までしかないものに感想はつけづらいのでは?
風呂敷広げすぎて途中でとまってるのが多すぎて感想言うにも言えない_| ̄|○
それ、感想。
hoshu
天使とか絶対的存在に躾けられる。いいね。
つか、このスレ自体がいいね。頑張って。
(22くらい)
月光第二部キボンヌ
新作の続きキボンヌ
同じく続きキボンヌだなぁ。
880 :
名無しさん@ピンキー:04/04/22 21:33 ID:6tMLQ74F
イイッ
881 :
名無しさん@ピンキー:04/04/25 12:15 ID:Myf4kCk/
ようやく書ける
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新 /:::::::i::/:r'|/ |/ リ ヾ|"`‐|、:::l:::::r:::、
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作 /:::::::_:l l/l ',,,,, ` '"゙゙゙"ヽ !リ-::!:::::::::'.,
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で `l l´ `l /'' / ヽ:::::::::|
ヽ .{ l ./- ' ` ‐'
す \ ゝ_ _ノ /
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よ / { / \
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/>_! {ヽニ,
'‐''" `'‐‐'
「うくうううっ!」
逃げようとする彼の腰は、力を失っているから簡単に香緒里に固定されてしまう。
香緒里は、彼の尻を抱くようにして激しくアナルバイブを彼の窄まりに突っ込んだ。
喉元を見せて喘ぐ彼に一切構わず、香緒里は器具を持つ右手を一層強く動かす。
香緒里の腕の中で、彼は少女のように怯えながら首を左右に振った。
「うううああぁぁぁぁ……ーーーっっ!!!」
大きな声を上げたのと同時に、彼は涎まで垂れ流して絶頂に達してしまう。
彼のペニスがびくびくと震え、鈴口が開いて白く濃い精液を勢い良くぶちまけた。
「くう! くううう! ……っ!!!」
吐き出された膨大な量の彼の精液が、香緒里に促されるように床を醜く汚す。
「……まあ……ふふふ……」
香緒里は、まるで粗相をした幼児を叱る母親のような口調でため息を吐いた。
呆れたような囁きに合わせて、香緒里の手でアナルバイブが更に抜き差しされる。
「ううっ! ふわぁぁああ!!」
脱力し膝を折ってしまった彼は、先日と同じように土下座のように座り込んだ。
香緒里は、ぱっとおどけたような顔で彼の窄まりを弄っていたバイブから手を離す。
座り込んだ彼のアナルからバイブが抜け落ち、床に転がって微かに音を立てた。
真っ直ぐ立った香緒里は、正座した体勢の彼を静かに見下ろす。
含み笑いが聞こえたような気がして、彼は虚ろな表情で顔を上げた。
床に座り込んでいる彼からは、まるで香緒里を敬って見上げるような体勢となる。
逆光になった香緒里の表情は、夜に覆われていて全く判らない。
「──か、香緒里?」
彼が息も絶え絶えの状態であるのと反対に、香緒里は呼吸も乱れていなかった。
快感を反芻するように彼の肩が痙攣するのを、しばらく香緒里は薄目で見下ろす。
「……………………」
長い間、二人とも口を開かない奇妙な雰囲気がホテルの部屋に満ちた。
備え付けのデジタル時計の音が、月光に照らされるホテルの部屋に響く。
かなりの時間が経過した後で──、香緒里はそっとベッド横のテーブルまで歩いた。
テーブルの上の調教器具の中から黒いロープを持ち上げて、香緒里はそっと微笑む。
「……御主人様……もっと気持ち良く……なりたく……ありませんか……?……」
かって彼女を緊縛し彼女の汗を吸った調教用ロープを、香緒里は手の中で広げた。
「……縛られると……感覚が冴えて……もっと気持ち良く……なれますよ……」
「? ──あ、ああ?」
香緒里のセリフの意味に気付いた瞬間──彼の全身の血がどくんっと逆流する。
くらくらと目眩を感じる彼に、ロープを持って微笑む香緒里がゆっくり近付いて来た。
ヘビに睨まれたカエルのように、彼は正座したまま逃げる事が出来ない。
「……それでは……御主人様を……縛って……差し上げます……」
小さく囁きながら腰を屈めて、香緒里が彼の手を静かに取った。
彼女から与えられるはずの快感の予感に包まれ、彼は黙って香緒里にされるがままだ。
香緒里は、心細そうに目を潤ませる彼の両手を上手にまとめて堅く縛った。
「 月 光 」 第 2 部
episode,1
一つに括られた彼の両手は、閉じる事も出来ずに開いた状態で合わせられている。
手首に回されたロープは、意外にしっかりとした強さで食い込み両手を固定していた。
縛られた彼の手が、そっと上に向って持ち上げられてゆく。
その動きに合わせて視線を上げた彼の瞳に、長い黒髪の美しい少女の顔が映った。
「…………」
少女は、彼が心細そうに見上げる視線を真っ向から受け止めて些かも怯む様子がない。
そこに立つ少女は、彼が丹精込めて調教したメス奴隷──香緒里だった。
本来なら、彼に従属し傅く奴隷である香緒里はもっと遠慮がちな態度を取るはずだ。
しかし、今の香緒里は半分が闇に覆われた顔で薄っすらと微笑みを浮かべている。
手を縛られている彼は、そんな香緒里の態度を叱咤する余裕も無く汗を流すだけだ。
そんな彼を見つめ、香緒里は彼の手を縛ったロープを握ったまま穏やかに微笑んでいる。
しばらくそうして無言の時間が流れた後で、不意に香緒里が口を開いた。
「……それでは……始め……ます……」
香緒里は、手にロープを握り締めたままそっと立ち上がる。
彼は、両手を縛ったロープに導かれるように不恰好に立ち上がらされた。
香緒里は、そんな彼の不自由さに気を遣う事なくさっさとベ歩き出してしまう。
慌てた彼は、まるで市場に売られてゆく子牛か何かのように香緒里に引かれて歩いた。
胸一杯の不安感とある種の期待感のようなもので、彼の心臓の鼓動が早まる。
そのままベッドまで歩くと、香緒里は優しそうに微笑みながら彼に言った。
「……ベッドに……上がって……下さい……」
闇の中で、香緒里の顔の影が一層濃くなったように彼は感じられた。
「ベッドって、何を……」
唾を飲み込んでから問い掛ける彼に向かって、香緒里は無言で微笑むだけである。
尚も問いかけようとした彼に向かって、香緒里はふっと眉を顰めた。
「…………」
その途端、彼は怖気づいたようにもじもじとベッドの上に上がってしまう。
ただ何も言わずに香緒里が眉を顰めただけで、彼は威圧感を覚えてしまうのだ。
ベッドに上がって膝立ちになった彼の股間で、みっともなくペニスが揺れる。
彼が羞恥心にかられてそれを隠そうとしても、縛られた手は香緒里に引かれたままだ。
もう香緒里を正視する事も躊躇われて、彼は俯いたままそっと肩を震わせる。
不意に、そんな彼に向かってベッドに上がった香緒里が身体を近付けて来た。
「……御主人様……」
綺麗な黒髪がさらさらと流れ、リンスのいい匂いが空中に散らばってゆく。
香緒里はそっとその手を伸ばして彼の身体をベッドに横たえようとした。
「か、香緒里……!?」
触れて来た香緒里の手の冷たさが、どこか彼の中の不安感を掻き立ててしまう。
それでも、彼は香緒里の手に動きに従ってベッドの上で上体を倒して膝を折った。
気付いた時、彼はまるで犬のような姿勢で下を向かされてしまっている。
「!? ……か、香緒里、これは──」
困惑したように問い掛ける彼に、香緒里は何も答えずにその手を伸ばして来た。
香緒里は彼の背中に手を置いて、彼の犬の姿勢を維持するかのように力を入れる。
力は決して強くはなかったが、彼の中に生まれた反抗心を押さえつけるには十分だ。
「香緒里……」
不自由な姿勢で首を捻りながら、彼は自分の横に座る香緒里に顔を向けた。
ベッドの上で犬のように仰臥した彼の腰の辺りに、全裸の香緒里は正座している。
「…………」
薄暗い部屋の中で、香緒里の白い肌と涼やかなその瞳だけがいやに目立っていた。
彼は緊張したように唾を飲み込むと、もう一度香緒里に呼び掛けようとする。
「香緒──ひゃあぁあ!」
彼が口を開いた瞬間、彼のアヌスに香緒里の指が差し込まれていた。
いつの間にかローションを塗られ、コンドームをつけている香緒里の鋭い指だった。
「あ、あ、あああ」
待ち望んでいたその刺激に、彼は上擦った声を上げて身体を小さく震わした。
香緒里の指は、彼のアヌスに少しずつ突き立てられじわじわと奥まで侵食してゆく。
「…………」
彼は、熱くせつない吐息を漏らしながら目を閉じて肩をふるふると揺らした。
くちゅんっと、とても恥ずかしい音が自分のアヌスから聞こえて彼は顔を赤面させる。
「あ、だめだ、だ……だ」
香緒里が更に指を突き刺すと、彼のアヌスはいやらしく啼いて彼を更に追い詰めた。
「うあ、うあ、あああ……」
「……如何……です……か……」
冷静な態度を崩さないまま、香緒里はまるで風呂の湯加減でも聞いているかのようだ。
彼が答えられずにいると、香緒里はまるで罰を与えるかのように指に捻りを掛ける。
「ひゃああああ!!」
彼は身体を起こして逃げようとするが、背中に置かれた香緒里の手がそれを遮った。
犬の体勢のまま、彼はただ下を向いて喘ぐ事しか出来ずに荒く激しい息を吐く。
目を閉じてしまうと、アナルの快感が余計に増幅されてしまい彼は慌ててしまった。
そんな惨めな彼に向かって、香緒里の容赦のない冷たい言葉が掛けられる。
「……言って戴かないと……判りません……よ……」
香緒里はこれまで同様、決して焦りもしなければ慌ててもいなかった。
ゆっくり、ただひたすらうゆっくりと彼の焦燥を興味深く見つめるだけなのだ。
香緒里の指が、彼のアヌスの中でこちょこちょと微妙な動きをする。
「くひぃぃぃ」
「……また……言えなく……なったの……ですか……」
幾分か不思議そうな色をセリフに込めて、香緒里が言う。
背中に冷や汗をかきながら、彼は香緒里とのルールを今更ながらに思い出した。
シーツをぎゅっと握り締めながら、彼は恐る恐る香緒里の望むままに口を開しかない。
「は、はい、か、感じます……っ」
そう宣言した瞬間、またもや彼の中で喪失感にも似た開放感が湧き出して来た。
「……ふ……っ……」
香緒里が微かに漏らした吐息が、どこか楽しそうに聞こえて彼は戦慄してしまう。
彼がちゃんと答えられた事への御褒美のように、香緒里の指がずずっと差し込まれる。
「あ……」
何度聞いても耳を覆いたくなるような音が、彼のアヌスから奏でられてしまう。
少し戻ったかと思うと、焦らすように動きを止め、そしてまた香緒里の指が進む。
行きつ戻りつをゆっくりと繰り返しながら、香緒里の指が彼のアヌスを蹂躙する。
「あああ、あああ、ふあぁぁ」
握り締めたシーツをくしゃくしゃにしながら、彼は犬の姿勢で涎を垂れ流してしまう。
香緒里の細く白い指が、抵抗を放棄した彼のアヌスの内側へと呑み込まれていった。
「…………」
香緒里の指で演奏される楽器のように、彼はリズムをつけて喘ぎながら痙攣する。
小刻みの抜き差しを味合わされる度に、彼は動こうとしては香緒里の手に止められた。
四つん這いの姿勢の彼の股間では、先走り液で濡れたペニスが前後左右に揺れる。
その先端から粒状の液がたらたらと流れ落ちて、シーツの海に染み込んでゆく。
それはどこか寝小便の跡のようにも見えてしまい、彼の情けない状態を強調した。
「……奥まで……入れます……よ……」
香緒里のセリフと同時に、指がぐいっと力を入れて彼のアヌスの奥まで進んでくる。
「あああああ!!!」
彼が無抵抗で四つん這いのまま喘いでいる内に、香緒里は何かを求めて指を動かした。
その指先が彼のアヌスの中で何かを見つけた瞬間、香緒里の瞳が酷薄に光った。
(episode,1・終)
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乙。
書き込み規制の為保守できなくて落ちないかとハラハラしますた。
また月光の続きをキボンヌ
乙鰈
月光2部いいですね
自分としてはエンジェルナイツも続きをキボーヌです
月光、楽しみにしておりました。
すごくいいです。
中の感触(ぉの描写とか心理描写とか、もうちょっと具体的だとさらに萌え。
月光2部キタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
ハァハァしまくりでつた。
次のエピソードも期待してます!
次回は前立腺責めの予感
前後両方攻めて欲しい。
香緒里たんの舌技もみたいなあ・・・。
>899
香緒里が見つけたのってウ○コじゃないかと予想。
香緒里「……便秘は……身体に……良くない……ですよ……」
とか、言葉責め羞恥プレイ開始。
うおぉぉぉぉやっと規制解けたっぁぁ!!
KURT氏いつも萌えるSSをありがとうございます。
香緒里の控えめな口調の責めっぷりに悶えてます。
…ところで、見つけたのが痔だったらどうするよみんな…。
904 :
名無しさん@ピンキー:04/05/01 16:28 ID:SMY2+y+6
月光!待ってました
誰かいる?もしかして一人?
ノシ
スレ番がもう900いっっちゃったからなぁ…。発言を控えてるんだとおも。
907 :
名無しさん@ピンキー:04/05/05 22:42 ID:1tpXfBHC
2部もいいんだけど香緒里と空の2人に
見つかっちゃった彼の直後の顛末が気になります。
KURTさんどうか続きをお願いします。
どうかどうかどうかどうかどうかどうかど(ry
月光キター
>>899 素直じゃないなぁ
ストレートにイっちまえよ
「前立腺責めキボン」
ってさ
前立腺責めキボン!>KURT氏
ところで次スレってどこらで立てるのが良いんだろう?
480kb あたり
450でAA貼りまくって落すってのもアリ
すすめんがな
香緒里タンの
> 「……まあ……ふふふ……」
のセリフにメロメロのトロトロです
もちろんそこで抜いたんだけど、香緒里タンに本当に搾り取られてるみたいで
めちゃくちゃ気持ちよかったよ
>>KURT氏があと1、2回更新したぐらい、とか?
保守
お前さん、だって、香緒里タン最高じゃろ?
ああ最高さ。つーかKURT氏の書かれる女性に優劣がつけられるだろうか。
否!!
しかしとりあえずこの現状はやばいな。
やはり、まとめサイトの製作とか、
なんなりと考えていかんといけんのだろうか。
感想の少なさに関しては、主題が特殊だからある程度
仕方のないこととKURT氏に割り切ってもらうしかないとは思うが。
別段やばくないですよ。
あーでも保管庫はほしいな。不測の事態に備えて。
香緒里タンの舌技がみたいと(ry
明日で前回の降臨から一ヶ月か・・・・・
今週の週末あたりがX-Dayだな(根拠なし)
_ , -―-、
, 'ニニニ、::::(0::::::::::ヽ、
 ̄ ̄ヽ'::::::::::::::: ヾ
)::: .... \
/ ::::::::::::::::::ヽ
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\ヲ'⌒ヽ:| /:::::::::::::::/::::::|
ト`_ ノ::| /:::::::::::::/::::::::|
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KURTさん
お待ちしております
コピペ厨は放置で
保守
うはwwwwwwwww復活してるwwwwwwwwww超絶におめwwwwwwwwwwwうぇっうぇwwwwwwww
すげぇ! 誰か削除依頼出してくれたんだ!
でも一番の問題は氏が復活を知っているかどうかだと思うんだが。
実はそっちのほうが心配だな。゚(゚´Д`゚)゚。
hoshu
狼煙をageろ!
927 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 01:34 ID:CEnXQWVO
月光待ち
ho
マズいな、こりゃ
3
オーケー、カート=アングル待ちながら保守だ。
932 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 01:08 ID:TPrFqNYY
おなじ
ぁ~~~!!いいねぇ・・今日はじめてココ来たんですけど、
いいもん読ませていただきました!!
ちなみにわたくしの夢は、
14~15歳くらいの美少女で意地悪なお嬢様の執事になり、
理不尽な命令を下され右往左往することです。
「○○!あの者達を痛めつけておやり!」
「・・しかし・・お嬢様・・今回はお嬢様に非があるのでは・・」
「誰が意見を聞いたか!」パッシ~~ン!!平手打ち
「・・では・・お嬢様のご命令ですのであしからず・・」
と言ってクラスメートの平民の美少女を捕まえおしりぺんぺんするが、
下賎の生まれを嬲っても萌える所はない。
あるいは、
「○○!馬鹿を相手に汗をかいた!着替えさせい!」
お嬢様はまったく執事のことなど男として、人間としても見ていないから平気。
ひざまずき靴を脱がせ、靴下を脱がす頃には勃起してしまうわたくし。
そこを目ざとく見つかり
「○○!貴様は変態か!」と叱責されますます勃起するわたくし。
なんだかんだと書きましたが、要するに早く続きを!
そういうのも萌えるかもですね。
すみません、新年度から支社長になってしまって仕事で死にそうです。
二人目の子供もできましたので(予定日は秋ですが)身辺もあわただしいです。
たぶんお盆くらいには時間ができると思いますが、待っていてもらうのは我侭ですね。
一応、連載のすべてを未完として終了させていただきます。
そうですか。氏が時間が取れぬなら仕方がありませんね。
今まで数々の力作を拝見させていただきありがとうございました。
お仕事がんばってください。
そしていつかまた氏の作品を読ませてください。
一つの伝説が終わった…
今までお疲れ様でした、仕事頑張って下さい。
またよければ覗いて下さいな( ´∀`)
巨星堕つ、か。デギンじゃなてくも杖を落としそうだな。
ともあれお疲れ様。楽しませてもらったよ。
我に待つ用意あり
一旦落としてお盆になったらまた立てる?
KURT氏にばかり依存するのもいい加減失礼な話なので、何かネタを投下しましょう。
ようやく規制解除(´Д`;)
様々な男受け・Mシチュ関連のスレを巡り巡って、このスレに漂着。
時間が経つのも忘れて読みふけってしまいました。
メチャクチャ素晴らしい出来に感動しました。
特に、逆ナチュ・月光・茨の海には非常にハァハァさせていただきました。
いずれの作品も、男が堕ちていく様がとても自然に且つ非常に上手く表現できている
事に感服いたしました。
ナチュは元々千紗都様スキーという事もあって、悶絶氏しそうになりました。
顔騎窒息プレイは反則です(*´д`*)ハァハァ
5秒息継ぎカウントするところで、わざと妨害するところなんかもう、マゾツボ突きまくりでした。
月光はストレートなエロに走らず、妖しさを前面に押し出しているものの、きちんと
Mシチュが綺麗にまとまっている事に感動。
茨の海は……もう、「待ってました!」って感じの作品でした。
メイド属性持ちなんですが、世間一般ではメイドモノというと、”主人に虐められる”という
役回りが非常に多いという事で、「立場逆転モノが欲しい」と常々嘆いておったのです。
ゲス野郎が偉そうに女性を嬲る行為など見たくは無いのです('A`)
全て保存させていただきました。
いずれの作品も読んでいて「おいコラ!主人公!漏れと代われYO!」と何度思ったことか…。
氏の作品を目にして、自分の想像力・表現力の稚拙さを改めて痛感しました。
いずれ皆さんに楽しんでもらえる作品を書いてみたいものです(小説なんて書いた事が
ほぼ皆無なので、いつになるかまっっっったく見当もつきませんが)
長々と申し訳ありませんでした。ちょっとした保守カキコのつもりがつい(´Д`;)>住人の皆様
それにしても、こういうシチュエーションを好む人ってのは少ないんですかね…。
エロゲでも「こ、これは!」って作品に出会ったこと無いですし。
結局、香緒里がアヌスの中で何を見つけたかは謎のままか…
943 :
941:04/06/22 09:37 ID:DuBYXIT+
いくらテンションが上がりまくっていたとはいえ、あまりにも
酷い文章に鬱…。
「~でした。」、「~ました。」を多用しすぎ。
小学生の読書感想文かっての…。
お目汚し、本当に申し訳ありませんでした。
さて、次スレどうしよう。
ここまでのんびり進行のスレは今まで見たことがない…。
次スレを立てても、注意しないとソッコーで落ちちゃうね(´・ω・`)
廃墟?(´;ω;`)
寂しいビームっ!!(@益@ .:;)ノシ
何そのああは?ふざけているの?
なん(ry
捕手
次スレか滅亡か、それが問題だ。
今までも待ってた。
別に盆までなんてたいしたことないが、盆まで待って出来たカートアングノレ氏の休みを
漏れ達の性欲で奪っていいのか、どうか。
家族と過ごさせてあげるのが礼儀でしょう。
めちゃくちゃ残念ですけど…。
「書き手と読み手」は互いに拘束しない、位の距離感がちょうどいいかと。
最大の問題は、ここで掲載された作品をどうするかかと。
個人的にはエロパロ板SS保管庫に保管してもらうのが最善だと思う(完結・未完共に)。
別スレにあった、KURTさんと思われる作者の二次創作作品も既にあることだし。
ほっとくとおちそうでコワい
すばらしい書き手がいなくなって廃れてきたのか・・・
週末がくると未だに何となく期待してしまう
香緒里タン……
保
守
961 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 01:09 ID:NFAMwt+G
勃起age(^o^)丿
なんとなく保守。
1000を目前にして、堕ちてしまうのはなんだかとても悲しいので。
ふははははっ。全ては遅かったというワケか。
なんで、今頃このスレに気づいたんだろう。
2chブラウザの悲劇ということかな。
2次創作スキーなんで、「逆ナチュ」「はじおし」が
一番良かったというのが少し申し訳ないが…。
しみじみと月光を読み返してみる
あ、あれ・・・・?
続きをあんなに待ち焦がれていた月光がこんな地下に・・・・(;´Д⊂ヽ
ありがたく読ませていただきました。
忙しくて暫く2chから離れていたものですから
たった今気付きました。
実は以前のSSをHTMLにして保存していたりするファンです。
966 :
名無しさん@ピンキー:04/08/05 23:19 ID:IE02OTke
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
はははははははははははははははははははははははははははははは
つつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
れれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ
るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
ねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねね
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
はははははははははははははははははははははははははははははは
つつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつ
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ
れれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ
るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
ねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねね
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん
終わるねん!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んなもんやられる前につぶすまで!!!!
ヴァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハッハハハハハッハハハハハハッハハハハッハハハハハハッハハハハッハハハハッハハハハハハハッハハハハ
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
こここここここここここここここここここここここここここここここここここここ
はははははははははははははははははははははははははははははは
次スレもおれがツブスゼ゙ェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!
968 :
名無しさん@ピンキー:04/08/07 04:38 ID:DEjtGpB3
文化の堕落は男性が性欲を持っているから起きる。
それなら、男性の金玉を取ってしまえば、性欲が無くなるから、ほとんど堕落は無くなる。
金玉を持ってるやつは、堕落しているということで、全員逮捕だ。
>>968 それをやって国が何度も滅んだ国があるな。<宦官
性欲を抑制した為に、物欲権勢欲が増大。
香緒里タンにシルクの手袋はめて手コキしてもらいてぇ
じゃ、オレはラバーにローションで
俺はお馬さんごっこでいい。