ドラゴンクエスト官能小説Part5

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前スレが512KBに近づいていたので、新スレです。
【過去ログ】
(DQ官能小説スレッド・ドラゴンクエスト官能小説Part2はギコガードさんのサイトに保管されています)
ドラゴンクエスト官能小説Part4(前スレ)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1012554597/l50

ギコガードさんの小説保管サイト「FF・DQ千一夜物語」
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila/

【お願い】
・男×男の小説は801板でお願いします。

2勇者×マーニャ:02/07/31 01:34 ID:C+5PK+YG
ユーリルは今までディープキスを体験したことがなかった。
一回だけのシンシアとのキスはただ唇同士を押しつけただけのものだ。
(会ったばかりの女の人とこんな事するなんて……)
幼なじみのエルフの少女の顔が脳裏に浮かんで、罪悪感を感じた。

「マーニャさん、やっぱり、こういうのは……」
言いかけたユーリルをマーニャはゆっくりとベッドに押し倒しながら、
「"こういうのは"何なの?」
聞いた。
ユーリルの上にのし掛かろうとしていたマーニャの肩を掴んで、
雑念を振り払ってユーリルは拒絶を示そうとした。
「こんな事はマズ……っ!」
ユーリルは下半身に感じた突然の感触に言葉を中断した。

いつのまにかユーリルの両足の間に忍び込んでいたマーニャのやわらかな太ももが
薄布とズボン越しに強ばりに押しつけられたのだ。
「こんなに硬くなってるじゃない」
マーニャは上気した顔で囁きを続けた。
「我慢なんかしなくていいよ」
強張りを撫でるように足を動かされると、下半身がビクリと反応してしまう。

(……くっ……気持ちいい……)
マーニャの身体を支えていた腕の力が抜け、彼女が覆い被さってキスをした。
全身に女性のにおいと柔らかさを感じ、恍惚としていたユーリルの下半身に
マーニャが悪戯っぽく手を伸ばした。

「……っ!……」
極限まで張りつめていた強ばりがズボン越しに掴まれると、ユーリルは限界を迎えた。
「…うっ!…くぅっ……」
ユーリルはズボンをはいたままで射精してしまった。
3名無しさん@ピンキー:02/07/31 03:09 ID:sUIBWXDI
FCからずっとマーニャが好きだったから嬉しい。(4の小説ってアリーナかミネアの物ばっかりだったからなあ)
エチーなマーニャはげしくもえ。つづきたのしみ
4勇者×マーニャ:02/07/31 23:46 ID:OSZ27UPh
「ごめん、ちょっとやりすぎちゃった」
ユーリルは服を着たままで達してしまった自分が恥ずかしくて、
詫びてきたマーニャを直視できなかった。

「ここ気持ち悪いでしょ?」
言うとマーニャはユーリルのズボンを脱がせ始めた。
「おい、やめろって」
「いいから脱ぎな。きれいにしてあげるからさ」
「いいよ、自分で洗うから」
「して欲しくないの?」
と、マーニャは自分の舌を指さした。
ユーリルが不理解の顔をするとマーニャはユーリルの股間に顔を近づけて
ペロっと舐めるジェスチャーをしてみせた。
ようやく意味が分かった。
さっきの舌の感触を思い出してユーリルは期待にごくりと喉を鳴らした。

マーニャが再びズボンに手をかけても今度は抵抗しなかった。
精液まみれのペニスがマーニャの目に晒された。
それにマーニャが舌を這わせると目の前のものが跳ね、先端から粘液が溢れ出した。
マーニャはユーリルの反応を楽しみながら絡み付いた精液をゆっくりと舐めあげる。
ねっとりとした舌の動き、吐息の暖かさ、足に感じる髪の毛のくすぐったさにユーリルはたかぶっていった。

「マーニャさん」
「なに?」
「俺マーニャさんと、したい……」
マーニャはクスッと笑うと身体を起こして服のボタンを外し始めた。
「いいよ」
脱いだ物を横に放って、マーニャはベッドに身体を横たえた。
ランプひとつの明かりの中でも、マーニャの身体がとてもきれいな曲線をしていることは分かった。
ユーリルは形のいい胸に今すぐにでも触れたくなるのを抑えて、着ている物を脱いだ。
「ユーリル、来て……」
かすれた声で催促するマーニャに吸い込まれるように身体を重ねた。
5よる:02/08/01 00:22 ID:jEGVkJpy
マーニャ様・・・・・
6名無しさん@ピンキー:02/08/01 13:27 ID:SZCQJmiN
マーニャ、キタ―――――(・∀・)――――――!!!!!
7名無しさん@ピンキー:02/08/02 03:08 ID:EQf3HRRH
新スレおめでとうございます。
“俺世界”は毎回ですが、今回酷かった一つの理由↓
前スレ>>649>>651>>652>>654>>655>>656>>658>>659
PS版の独り言は(俺は飛び出し、性格も悪い)とどっかのスレ(不明)で言っていた気がしたので。
つまり勘違いだったと言う…。
PSはした事無いです。全く解りません。小説、ゲームブックその他殆ど読んだ事ありません。
>>649
後半少し手を加えましたが、話のすじは変えなかったのでアリーナの年上振りはそのままでした。
毎度読み難いですね。お目汚し失礼。
>>650>>653>>660
ありがとうございます。でも題材のないオリジナルは書いた事ないです。
8名無しさん@ピンキー:02/08/02 03:30 ID:EQf3HRRH
>>7 7行目>>649>>648でした。すみません…。
9名無しさん@ピンキー:02/08/02 12:31 ID:I4g7c4tR
>>7-8は改名さん?だよね。

オリジナル、書いた事がない??すごい意外です。
ガムバッテまた書いてください。ウザがっている人もいるけど
楽しみにしている人もいるわけで・・・。
10名無しさん@ピンキー:02/08/04 14:29 ID:3H7lSjFb
期待age
11ビアンカ@ピンキー:02/08/08 14:28 ID:i2n1A9wQ
Xの官能小説入れます。
今日はリュカの誕生日。ビアンカとポピーは、腕によりをかけてケーキを作る。
しかしポピーは砂糖と塩を間違えて入れてしまった。
・・・その毒性は食事後、リュカを襲った。
激しい頭痛と腹痛に襲われ、リュカは正気を失った。
ビアンカが台所から戻ってくると、倒れているリュカを見つけた。
「・・・リュカ!」
ビアンカがリュカの体を起こすと、突然リュカが叫んだ。
「抜け、ビアンカ!勝負だ!」
リュカはパパスの剣を抜いて斬りかかってきた。
「ちょっと・・リュカ・・どうしちゃった・・・きゃぁっ!」
リュカが斬りかかってきたので、ビアンカは隙を突き、リュカの腹に改心の一撃を浴びせた。
「うっ・・・」
リュカはそのままベッドに倒れこんだ。
ビアンカも空かさずリュカの上に圧し掛かる。
ベッドの上でリュカは正気を取り戻した。
「一体僕は何を・・・」
「ああ!リュカ!正気に戻ったのね!」
「ビアンカ!?どうして・・・」
「リュカったら・・私を見るなり斬りかかってくるんだもの・・・」
リュカが床を見ると、鞘から抜け、刃が剥き出しになっているパパスの剣を見つけた。
「僕がこれでビアンカを・・・」
ビアンカがこくりと頷く。
「ごめんよ・・・ビアンカ・・・」
「ううん・・リュカのせいじゃないよ。ポピーがケーキの砂糖と塩を間違ったの・・・」
12名無しさん@ピンキー:02/08/10 03:24 ID:m4yOdTt/
ケーキの塩と砂糖を間違ったくらいでこうはならないよなあ。
毒蛾の粉と間違うくらいじゃないと……。
13名無しさん@ピンキー:02/08/11 02:37 ID:zUJDxLo+
>>12
塩と砂糖の両方を毒蛾の粉と間違えたとか?
一つまみくらいの塩入れる作り方もあるから。
14名無しさん@ピンキー:02/08/11 22:56 ID:+gdMacgP
山奥の村でピサロが女勇者を籠絡するような話ないかな。
自分で書いてみようとしたんだがどうもうまくいかない・・・。
15名無しさん@ピンキー:02/08/13 10:07 ID:MGihnX7N
いつのまにか、FFDQ板の「DQのエロ小説Part2」スレが落ちていた・・・
16名無しさん@ピンキー:02/08/13 16:48 ID:PRqjBC6M
>15
また建てるがいいさ!
17名無しさん@ピンキー:02/08/15 21:21 ID:6hh9xh9C
ここのスレに影響されて3の女勇者で少し描き始めたよ
18名無しさん@ピンキー:02/08/15 21:23 ID:6hh9xh9C
sage忘れ…
憧れのバリーちゃんに斬られて逝ってきまつ…
19名無しさん@ピンキー:02/08/15 23:22 ID:z/9U65gm
バリーちゃん、この先どうなるのでしょう…気になって仕方ないれす(´д`)
改名さん降臨きぼん(・∀・)
20名無しさん@ピンキー:02/08/15 23:41 ID:eUB9duNj
バリーちゃんの話は完結させてほしいな。
気になって仕方ないでつ。

改名たん光臨はまだでつか?
21改名:02/08/16 01:51 ID:8LGLPDuN
>>19>>20
来週まで、ここ読みにも来れなくなります。取り急ぎ用件だけで失礼しますー。
22名無しさん@ピンキー:02/08/16 02:08 ID:Ptq455+e
DQのエロSS書く時、このスレに書くべきか、
FFドラクエ板のエロ小説スレに書くべきか、
それともキャラ萌えスレに書くべきか、
みんなはどうやって決めますか?
23名無しさん@ピンキー:02/08/16 02:24 ID:jwyUswNp
ドラクエ板のエロ小説スレは落ちましたよ〜

FFドラクエ板はいろんな年齢の人が読んでいるので、
キャラ萌スレに直接書くよりは、エロだ、と明記してこっちにリンクを貼る方が
望ましいのかなと思って見てますが。

でも自分ではまだエロが書けない。書いてみたいんだけどなあ。
24名無しさん@ピンキー:02/08/16 21:31 ID:SEU8scGf
キャラ萌えスレにはエロ嫌いな人もたまにいるので、
エロ書くならこちらにしています。
といっても自分はエロしか書いた事ないけど。
25名無しさん@ピンキー:02/08/16 22:59 ID:TsV5+5gC
DQ3の女勇者でロリ気味なのはありでしょうか?
ちっこい身長ででかい剣ふりまわすのとか
26名無しさん@ピンキー:02/08/16 23:53 ID:1NtNnMmX
>>25
3でも4でもOKの条件だと思われます。
27名無しさん@ピンキー:02/08/18 21:26 ID:YLterUJb
>>25
16.7歳だからロリかどうかは微妙では
例えばジャンプの封神演義のキビとかみたいなのは
なんか違うんでないかい
それともエロシーンでの掛け合いによるものか?
「おじちゃんおなかが熱いよう」


余計な妄想が入ったけど基本的に勇者の設定はかなり自由だろう
日本語名もOKだと思ってるし
28名無しさん@ピンキー:02/08/20 00:34 ID:ohbNdhW5
ロリ女勇者
保管サイトのこれなんががちょっとそれぽいよ
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila/dq4/dq4_37.html
2925です:02/08/20 13:06 ID:zKeJjUXa
見た目がロリ気味なやつでサイトUPの為に書いてんだけどね。
言動がロリは…ヤバイだろう。
30名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:08 ID:/zMu6ipF
男賢者と幼なげな女勇者の話誰か書いてくれないかなあ。
男戦士×ロリ女勇者でも可
31sage:02/08/23 19:17 ID:Cy4+a5wT
宿屋の女主人(元女勇者)が新米勇者パーティを
片っ端からいただいちゃう話もいいなぁ。
(モデルとしては、まほろの式条先生)
パーティのピンチの時は、どこからともなく現れる
レベルMAXの巨乳勇者…とかな。
32名無しさん@ピンキー:02/08/23 19:20 ID:Cy4+a5wT
スマ
sageとく
寝起きはあかんなぁ…
33名無しさん@ピンキー:02/08/24 01:32 ID:ROyoYVMs
age
34名無しさん@ピンキー:02/08/24 07:58 ID:ssXkl+XA
ルイーダの酒場にやってきた男戦士は、周囲を見渡し、女勇者を探していた。
しかしどこを見ても、それらしい人物の姿が視界に飛び込んでこない。
ふと見た方向に、場違いな幼女がいた。戦士はちらっと見ただけですぐに視線をはずした。
だが、幼女が戦士を見定めると、戦士に向かって転がるように歩み寄ってきた。
満面の笑みで戦士の顔を覗き込む幼女の態度に、戦士は混乱した。
そして、幼女の格好を見て、全てを覚った。
「もしかして…お前が勇者か?」
「そうですよ。なにかおかしいですか?」
「い、いや、こう言うと失礼だと思いますが…」
「なんですか?はっきりと言ってください」
「…とても幼く見えるので、はなから貴方だけは勇者ではないと」
「……」
女勇者は円らな瞳を潤ませ、表情をしかめて男戦士を見つめた。
そして唇を尖らせて、静かに呟いた。
「こう見えても、立派な勇者です!」

うーん…女勇者が某アニメの某キャラみたいだ(藁
スマソ、続きは書きません。突発的に書いてみただけなんで。
っていうか、男賢者×幼なげな女勇者の方が好み(藁藁
35DEAD OR ALIVE:02/08/24 17:27 ID:cpP6a0q+
2m1cm、巨躯を誇る武闘家は、オリビアと言う幽霊の歌に対抗して歌い出そうしてふらついて、その後妹の女勇者に痴漢行為をしていた。
勇者は叫ぶ様に戦士に助けを求め、戦士は彼女を守った。勇者もチョロチョロ走って戦士の背に隠れる。仲の良い夫婦である。武闘家はあぶれた。
歌が聞こえたのである。岬を通る時海は荒れた。
「エリック」
船上のそこに居る誰かを、歌う幽霊は呼んだ。
肌の色の木っ端の様な武闘家と、黒檀の肌の勇者、逞しい戦士の肌はぬける様に白い。
サイモン、バリー、ブラック、と言ってエリックと言う名の者は居ない。
「生きてたのね!?」
「俺?」
戦士が彼女の視線を認識すると、半透明の幽霊に抱き付かれた。
甲板に仰向けに倒され、男は何故か勃起する。武闘家、勇者の見ている前で戦闘の様な男女の触れ合い。戦士は抗う。しかしオリビアは彼をゆっくりむかえた。
兜を取った鎧姿。酷すぎる快感に目を閉じた横顔と喉仏までのラインがエロチック。
快感は人間の限界を超えた。過激な締め付けに手をついて、上体を上げ、息も絶え絶えに喘いで、戦士は自分の上のオリビアに放った。
目を閉じ重く低い声を上げ…男の快感の様を朝日に溢れた海上でたっぷり披露した。オリビアは戦士の頭を宥める様に優しく抱いて
「あ、ん……」
人間の様な声を出した。

「お仲間の方?」
問われた勇者兄妹は気でも触れたか何度も頷く。
「この人どうしたのかしら…」
オリビアが心配そうにキスすると、更に戦士は元気をなくして行く。
「この人を失ったと思って私、海に身を投げたんです……こうして生きているなんて…一緒に死んでなんて言えないわ。私も生きたい……」
問われるまま、姿を現した理由をオリビアは答えた。
幸せそうな赤毛の可愛い人。その女に支えられ、唸る事も出来ず弱っている金髪の逞しい端正な男。
「似合う」「うん」
勇者兄妹は少し現実逃避している。
36改名:02/08/24 17:30 ID:cpP6a0q+
>>4さん、>>7で割り込んだみたいですみません。
前スレ>>652
独得で…→どうもー。
>>8
そうです。ありがとうございます。
>>17>>18
3で女勇者とは期待ー。
>>18>>19>>20
嬉しいです。バリーはこれからのキャラクターなんでよろしくー。
3725です:02/08/25 00:16 ID:pfnkoD8W
改名たん光臨だ!!
一バリーファンとして期待してまつ。
38D :02/08/25 00:29 ID:3FD/Y5JW
「俺はブラック」「?」「妻が居ます」「冗談ばっかり…」
「幽霊船だ」
幽霊になったエリックを見ればオリビアの生きる未練も無くなるだろうと武闘家が言う事で、その船を探し出す船乗りの骨を求め、グリンラッドの老人の家へ。途中バーグの町に立ち寄った。
武闘家サイモン、「孫の様な町だ」と言った。彼の息子が作った生きている様な町である。
戦士はバーグの町長を遠くから見た。(え、え?あんた…)
エジンベアで会った少女だ。14才で夫が居て、町長で、商人だ。戦士は彼女の乳房のかたい感触、唇の柔らかい甘みを思い出した。(“この人は生きてる、生き抜くだろう”って感じがした……)
戦士の腕を取るオリビアはうつむいて少しスネている。エリック(ブラック)が他の女性を見ていて気に入らない様だ。

「俺が代ろうか」
美声で武闘家は言う。「エリックを忘れさせるのも手だ」その言葉に戦士は碌な返事をくれなかった。
翌朝戦士はまともに歩けなくなっていた。顔も青く、一晩で痩せていた。
昨夜戦士とオリビアは音も無く交わったと言う。男の低い喘ぎは二人の仲間に届かなかった。

(あら?)オリビアは初めて何かに呼び出される様に姿を現した。そこは武闘家の部屋でその男が椅子に座りこちらを、オリビアを見ている。
(あ、あー……)男の一睨みでオリビアは竦んで動けなくなった。
「あの戦士は違う。邪魔ばかりするな」
この武闘家…………
(どけ)と凄んだのだ初めてあった時。サイモンは岬の先の祠の牢獄に行きたかった。
(よし、俺の歌を…)(あなたは恋してるからダメ)
妬かれたサイモン、敗北。海を荒らされた。そしてどさくさ紛れの男女の肌の交接を見せ付け、
(恋したいならあんたも恋人の所に行けっ)

「いやっ、いや……」
腕を触られただけで彼女はゾクゾクとした。死霊としての格が違う。生きている様な男なのだ。温もりがあった。そのままキスされた。
「んー……ん、…」実に力の無い声で彼女は抵抗する。

(むっ)戦士は船のラウンジでオリビアを感じた。(何で俺にすぐ会いに来ないっ)
(オリビアさーん。お----い)彼は探し廻った。

「幽霊同士ってよく聞くなぁ」
39DEAD OR ALIVE:02/08/25 00:36 ID:3FD/Y5JW
オリビアはそばかすの多い顔を横に振った。岬から出た事のないオリビアは世間の幽霊に疎い。
「あんたエリックと普通に恋愛して、普通に結婚したかったんだろ?」
「は、はい…」
ベッドに倒されて服越しに乳房を愛撫され、そのまま白い首に男の舌を這わされた。
(オリビアさん……居ないのかな?)戦士は諦めかけた。
武闘家の部屋で不正な息と、不正な汗を出して、オリビアは快感に堪えていた。
「触らないで…見ないで…」
しかし大きな手が柔らかい乳房に触れている。服は押し上げられ、大きな丸い乳房が布から開放され顔を出した。
男が乳房の蕾を指で優しく弄ると少し張り出る。男の厚い唇がゆっくり吸い上げると、痛々しい程蕾はそそり立った。
伏し目で困惑しているオリビアの上で、武闘家は自分の武闘着の胸をはだけてさせていった。オリビアの乳首は武闘家の筋肉に隆々とした胸、肌を滑って行く。
「ん…」
オリビアはきつく目を閉じ動かないが、動く男の胸に蕾が翻弄されて踊っている。
耳にキスされ、遊ばれている自分の乳首を見て、オリビアは悲しい気持ちのまま欲情する。
サイモンの顔を見ると、その髭面、大きな鷲鼻の小さな目の恐相は笑った。
(かわいい……)
しかしこれから起こる事を嫌悪して、オリビアは全てから顔を背け目を閉じた。
だがその男の厚い唇にまたキスされた。重なり合った唇と胸は互いのそれを滑る。粘膜の絡み合いと、唾液同士の小さな音にオリビアは少し濡れた。
彼女の体、心さえ少し、熱い。(助けて…助けて…)
扉が勢い良く鳴った。
「オリビアさん、居るかっ」
「エリック…」
武闘家は胸がはだけたまま、部屋を抜け出すオリビアを追って来る様子もない。
「お前死ぬかも知れないぞ」
戦士の反応は薄い。「ブラック。オリビアは悪霊だ」「悪霊じゃない」
戦士は少し、彼女に呪われている。
「オリビアを斬れ」
剣で、彼女を切り裂けば良いと武闘家は言う。彼女は元々死んでいる。
「あんた…あんな女に斬り掛かれって言うのか…」「形だけでいい」
「エリックに斬られて、それであの人の最後にさせる気か」
「俺に任せるのが嫌ならそうしな。女の霊に取付かれて死んだダンナをバリーに持たせるのか」
40DEAD OR ALIVE:02/08/25 00:45 ID:3FD/Y5JW
二人でそれぞれの女を思っている。そしてお互い少し狂っている。
戦士は自分で何とかしたかった。そしてこの男が心配だった。女に捧げ尽くして、骨と皮だけになりはしまいか…。
戦士は武闘家……勇者と言う名のこのテロリストを良く見た。どこか太陽がある。バリーにも。自分には無い。
(あんた等好きだ…)
「わかった」
「今のあんたの行動を見て気付いた事がある」方法がある。と戦士は言う。
「へぇ…」武闘家は子供の様な顔で感心している。
サイモンは泥を被ると言うか汚れる男である。子供の頃からかも知れない。誰かの為。
「…あんた寝な」
デカイ男はしかし、楽しそうに戦士を見た。この男はこのごろ勃起する度、“俺生きてるなー、生きようとして居るなー”と感動している様である。
(可哀相にオリビアさん…)
そして武闘家は少年の様に無防備に眠り出した。女を斬れだの何だの…言って疲れた。戦士もそれを感じた。
あのいつでも少し緊張して戦闘中の様なこの男は眠りも浅い筈だった。多少は(俺を頼っているのかな…)
戦士は白い額を寝ている男の腹に激突させ、中年を噎せさせ、
(俺も死にたくない)バリーも居れば、子も居る。決して彼は立った。

「あなた以外の人に…私、…」
オリビアは甲板で小さくなっていた。(いいのかな…)自分もエリックではない。
「あいつに仕返ししてやるよ」「やめて…あの人強そう…」(御尤も…)「いや、やる」
変な事されたな、聞くと正直にキスされたとオリビアは言う。ここに、
と戦士はオリビアのあごを上げて、唇の端を親指で触れた。「は、はい…」
言い終わると同時に音がする程男はキスした。ブラックからオリビアに触れたのはこれが初めてだ。

>>37
ありがとうございます。しかしバリーの(エロは)少な目です今回…。すみません…。
41名無しさん@ピンキー:02/08/25 12:37 ID:0XnHodJ3
わーい、改名さんが帰ってきたよー!まってた甲斐がありました(;∀;)

でも、ブラック浮気しちゃイヤン
42名無しさん@ピンキー:02/08/25 23:26 ID:GnaWaKG5
改名さんだーーー!!
補完スレでバリーの話を初めて読んで、もう続きはないのかなと探しまくってたんですけど
また続きが読めるなんて感動
43ビアンカ@ピンキー:02/08/26 14:27 ID:IRlvTKGI
ども。>>12の続を入れます。
リュカは密かに自分の先端をビアンカのスカートの中に潜り込ませる。
すると、座ろうとしたビアンカの敏感な所とリュカの先端がぶつかる。
「きゃっ・・・何これぇ・・」
「ビアンカ・・もう濡れてるね。」
その通りだった。この数ヶ月、戦い続きで、ろくに夜の営みがままならなかった。
そのため、ソコがリュカの先端に当たったとき、溜まっていたものが溢れ
下着がぐちゅぐちゅになってしまったのだ。
「もしかしてアレなの?」
「うん・・・もう数ヶ月やってないだろ。だから溜まって溜まって・・・」
数ヶ月前、ビアンカを助け出した時にやりすぎて、リュカはEDになってしまったのだ。だから態と戦いへと身を投じたのだった。
「もう大丈夫なの?」
「うん。もうビンビンさ。」
ビアンカは下着を脱ぎ、床に愛液を垂らしながら、夫の急所にしゃぶりついた。
「いい・・気持ちいいよビアンカ・・」
「はぶっ・・じゅるじゅる・・・んぐふっ・・」
「うっ・・・出るよ・・ビアンカ・・・出・る・よぉー」
ビアンカの口淫に精液の味が広がる。それを一気に喉の奥に押し込む。
「はぁ・・あっリュカ・・綺麗にするね。」
ビアンカは歯でリュカの尿道を刺激する。すると・・
「ビアンカ・・・また出るぅ・・・」
「えっ・・・」
今度は顔全体に精液が付いた。
「んもう!ちょっとぉ!」
「ごめん。じゃぁ僕も・・」
リュカはビアンカの顔をプックルのように舐めまわし、自分の精液を口に収める。
「前にもこのような・・・」
そうだ。子供の頃、妖精の人が「ポワン様は甘いんだから」と言った時、言葉の彪を確かめるため、ポワン様の顔を舐めまわした事があった。
その時は、妖精の長も、顔を赤らめた。
「そんなに気持ちいいのかな?」
44名無しさん@ピンキー:02/08/26 15:13 ID:O6OSILuX
ドリスきぼん(・∀・)
45DEAD OR ALIVE:02/08/27 01:03 ID:lpwb3Av7
>>41
どうもありがとうございます。そう言って貰って続き書きやすかったです。浮気に関しては後述…。
>>42
あぁっ、ありがとうございます。そう言って頂けると続き見て貰いたいですね…。
拙稿はこのスレでだけ(今までもそうですが)書きますのでよろしくー。
あ、前スレ>>584さん、書くのここだけなんでどうぞよろしく。

−−−−−−−
戦士はオリビアを抱え上げ、彼の部屋でオリビアの乳房は彼の物であり、……別段、乳房だけでもなく……。
女の歪んだ喘ぎ声に右隣の部屋の中年は反応したが、幸いにも左隣の部屋の(戦士の子を宿して育む)バリーは眠っていた。船の、三つ並んだ小さな部屋。中央が戦士の部屋である。
今まで空気の様な感触だったオリビアに少し、体温を感じた。儚い色の短髪、金の髪は、女の白い肌の上で長い時間の飢えを主張するかの様に滑る。舌とキスがどこへでも落ちる。その男の目を伏せた横顔は美しかった。
「あ、あ……」(だめよ。そんな所……)
懸命で熾烈。男のほのかな緊張が愛撫を更に淫褻にしていた。
(幸せ……)乱れている今で恥ずかしいが彼女は押さえ切れずそう思う。(いや…)そう思う彼女の顔を見て戦士はぽつんと、微妙に照れていた。
(かわいい…)と言っても刺された様に女の胸が鳴った。
自分が卑猥になる為のこの行為を今更ながら少し恥じている様な、恋人なのに(実際は装いだが)女に悪いと思っている様な。オリビアにはそう見えた。
そのあと滑らかな動作でオリビアの頬にキスし、耳にキスした。
若い鹿の様な顔できょとんとしたり、微笑んだりする事がブラックたまにある。だが女を守り、あるいは支配する男だ。
(違う…全然違う人だ……)
エリックとは全く違っているとオリビアは思った。
これ程の包容力、支配力、いじらしさ、美しさ、孤独。がエリックには無かった。
(でもエリックよ……エリック…)
男から、ゆっくり繋がろうとする。
「ん、…ん……」
オリビアの甘い声に戦士は喜び、優しさと喜びをはっきり女に示す。男の美しい目は優しく、恍惚としながら凛としている。
46DEAD OR ALIVE:02/08/27 01:07 ID:lpwb3Av7
(だって…こんなに私を…)愛してくれていると言う自信がオリビアにはあった。
「あ…あぅ…っ…」
足を高く上げている姿のオリビアは足ごと包まれ、上から男に見下ろされている。惜しげも無く、自分の音と声を男に聞かせている。
「あ、は…ぁ…あ、」
男は少し遠い。彼女はもっと欲しかった。戦士の、騎士の逞しい腕、温もり…。
(騎士?…)エリックは商人で武器はナイフしか使えなかった筈だ。何であろうあのドラゴンの顔の様な武器に、美しい長剣…。
「あ、あぁっ」考え事をしている時にやって来る快感も彼女には一興だった。
(早えーな、くそ…)
少し憮然としながら男は死霊を抱く緊張から、汗を落していってしまった。
男のその量は多く、オリビアは目を閉じて黙って受け取っていた。
「まだ…?」
戦士の低い問いに、絶頂を迎えないながらも満足そうにオリビアは首を振った。しかし、彼女は精を受け取っても戦士の前から消えようとしない。
「本当にいいのか」
「……」
オリビアは無言で戦士の手を握った。彼女から心を込めて手を握られ、それだけで、戦士は魂がスッと吸われる気がして“死”を意識した。
(俺が“攻め”ないと駄目なんだやっぱり)
大きな男の体は彼女の前にグラッと落ちて来た。「あっ」乳房を男に強く吸われ、彼女生前ならばあざが出来ただろう。武闘家の耳はとにかく、この男女に朝まで付き合った。

明くる日の戦士は健康的。三人パーティーは船乗りの骨を手に入れる。
そして夜。
「どうして…あんな事したの…?」
オリビアはほのかに赤い顔で責めて来る。昨夜、あの後−−−−
(あれ?そんなひどい事したかな?)
エリックしか知らず、その彼とも数える位しか契りの無いオリビアと、ブラックとの間にはギャップがあった。
「あなたも急に現われて、仲間の前で犯すのは」
「ごめんなさい…機会があって…」死霊が人間に近付く為、交わる切っ掛けは様々だと言う。
酷くないんですか?戦士も慌てて責めた。言葉だけでも彼女に攻められる事態は(死ぬかも知れない…)
「あ!」
雪崩れ込む様に始まった。
「乱暴に、しないでっ」
くちゅっ…と言う音が両隣の部屋に聞こえた。「んーー、…んっ」オリビアの声が篭っている。どうやらキスをしている。オリビアは幽霊だ。今までこんな音はしなかった。
47DEAD OR ALIVE:02/08/27 01:11 ID:bXvFWJC7
「そんな…あぁ」
じゅる、じゅるっと男の声はせず、女の嬌声と水音だけだ。
「いやっ…そんなに動かない、で……あぁっ」
「あぁっ、だめっ、そこ…」
明らかに、鈍く愛液の音が
「あ、あっ」「あんっ」
ぴちゃぴちゃと−−−その音の速さ、激しさ、そして長さに比例して彼女の声も大きく長くなっていった。
「指はいや、いや…」
戦士の舌と唇は彼女の襞を甘く噛み、舐めていただろう。今は彼女の中に指だけ入れているらしい。−−−−そして、男と思われる重々しい重心がギシリと何度か動いた。濁った、女の特別な声がした。
二人深く合わさって、戦士は無表情かも知れないが二人は見詰め合っていたかも知れない。バリーはブラックの重量感と圧迫感を知っている。性器も大きく……オリビアはことごとくエリックとブラックを比べ、どう思っているのだろう。
ベッドがギシリと鳴った。二人の人間の動きを感じる。
それにしても男の声、息遣いは無い。女の息が荒いのだけが隣の部屋の二人に聞こえる。
「はぁ……あぁ……エリック…」
ベットのシーツだろう。衣擦れの音もする。
ベッドの揺れが唐突に激しくなった。バリーはその揺れが切なかった。
「あぁっっ」女の声は濁った。「あぁあ、あ---っっ」次に高く澄んだ。
「いくっ、あ、あ、…いくっ…」
その後彼女の今日一番の艶めかしい声がした。ベットの揺れも止まる。男の息がやっと聞こえたろうか。

「私…熱いでしょ…ね、昔みたい?」
(うん…熱かった)戦士は思い出しては人知れずポッとしている。
(オリビアさん…いいよ。熱くて、にゅるっとしてて…)
男はまた下半身にジワジワ来る思い…。
「あなたも熱いわ……私」死霊だけれど「ちゃんと解るのよ…」
(へぇ…そりゃ、俺生きてるからな)
戦士はオリビアの腹部を抱いて引き寄せた。
(本当に熱っちいや…)(エリック、H…)
婦女子の信頼を勝ち得るタイプの顔だがこの手の動き……。[一見して恐い顔と言うのはこの際置く]
(あなた変わっちゃったの……?あ、)
その時オリビアは消えたくも無いのに霞の如くなって消える。こうして男は一人になって眠る。
48DEAD OR ALIVE:02/08/27 01:13 ID:bXvFWJC7

「あぁん…」
場所は戦士の部屋ではない。船に設置されている小さな浴場だった。上下服を着ている男。女は全裸の、二人立ち姿。男女夜を待たずして、挿入してからはしばらくたっている。
男の大きな扇形、箕(み)の様な背中が自らの腰の反動でゆらゆら動いている。
浴場に忘れ物を取りに来て扉を開けた勇者は見てしまった。
薄着の彼の背は堅そうな筋肉がごりごりと動いている。
「…いや…いや…」
壁に背を付き、戦士に曲げた膝を内側から持ち上げられているオリビアは目を閉じて、穏やかな男の動きと、死霊となり淫乱になった自分に酔っていた。その足を男に絡めて至上の喜びの中にいる。
「恥ずかしい…」
それ聞く男も目を閉じて女の乳房にキスしている。
「こんなに濡れた事…ない……あなたが(そんなに、欲しがるから…)」
「…ん?」
男は覗き込む様にそんな声を出した。
(あ、キスした)
バリーが見ているとも知らず両者目を閉じてキスしている。求め合うと言うより確かめ合う様な。
軽そうに見えて、唇が触れ合った瞬間瞬間にあの痺れる感覚を二人味わっているのではないか……。静かだが見ていて刺激的なキスだった。
バリーはブラックの襟足の動きや、自分より大きなオリビアの乳房を見ながら浴場を音も無く出た。
(兄さぁん…っ)
他の男としての彼では無い。勇者は“兄”に会いたかった。
父に似たあの美しい声に慰めて貰いたかった。[オルテガに無い、甘さ、優しさのある声である]
兄の部屋の前まで来た。しかし
(この前おっぱい触られた……)
そしてサマンオサでの事も思った。兄が自分を慰めてくれるその方法が、特別で深かったら困ると彼女は思った。
(兄さんも、迷惑だね…)
バリーは一人部屋に帰った。

(来ない…)バリーの気配を兄は知っていた。
49名無しさん@ピンキー:02/08/27 17:54 ID:74ePdNqQ
改名たん、イイ!!
50DEAD OR ALIVE:02/08/30 01:32 ID:ygSU73At
>>49
どうもっ。

……ギゴガードさんはここ見ているんでしょうか? パート4は“灰色”以外、保管除外お願いしたいです。

−−−−−−
18才と2才で出会った時を思った。二人きりで風呂に入り、二人きりでベッドに眠り……大人しい子だったが彼(兄)を珍しがり、兄が見えなくなると困って探し、姿を見つけて用事があると
「にいさ…にいさん…」
小さな嗄れた声で呼んだ。
勇者オルテガを父に、大道士ライトを祖父に持ち、その二人にしっかり守られていたバリーは、2才にして既に大人の男に子供として庇護される事を忘れていた。
母が違うとは言え実の兄に
どうぞ…女として見て下さい…
と言う迫力があった。兄の髪、黒い三つ編みが好き。しかしあの蛇の様な突起物……男性の象徴に見えなくもない。“竜”の強さへの憧れかも知れない……それとも。
ベッドで眠りに落ちそうだった小さな彼女に兄は悪戯した。小さな両手を押さえつけて上から覗き込んだ事がある。
「……」
最初「?」と言う反応だったバリーは明らめている様な……(ねむいよ)位は言いたげだったが、兄のただならぬ感じを察して黙っていた。
その艶めかしい様子と、父オルテガが特別な目を向ける“兄”と言う雄を信じ切った様(さま)。この少女はこのまま男が何をしても泣かない、怒らない様に青年には思えた。
どうぞ、…このまま…
(……)
18才の男は守ってやりたかった。本音は連れ去りたかった。
実際は何が起きても2才には訳が分からないだろう。だが彼女は男を許しただろう。
2才の彼女は、兄が離れるとその背を見たり、兄の行動を思い返したりして下半身がキューッとなった。
(なんか…おかしいね…)
だが眠たく、寝て。起きるとあの切ない疼きの事を忘れていた。
あの野生的な艶めかしさ。あの頃のバリーに会いたければ彼女とSEXすれば良い。そしてあの頃よりも冴えた情を、心のこもった艶めかしさを見せてくれるだろう。

バリーは女だ。男の彼は思う。いや妹だ。人間サイモンはそう結論付けた。そして勇者としては
(俺の夢だ)
「バリーッ」
彼が扉を開けると妹の背は遠くで小さかった。
51DEAD OR ALIVE:02/08/30 01:36 ID:b7ylNOD3
振り向いた彼女の顔の頼りない事。しかし、何かしっかりとしていて……そして強く…艶めかしい様でもあり、
(何を思ってそんな顔になる……?)
バリーの表情が気になる彼は彼女が好きだった。
「おやすみ」「おやすみなさい」彼女は兄のこの声だけで、良かった。

先に恋したのは2才の彼女だった。そして16才のバリーも酒場でだらけていたただのオッサンを選んでくれた。
そして昔通り恋してくれた。
選ばれれば嬉しい。今のブラックも…、嬉しくない事はないだろう。(ただ…)
(あいつ(ブラック)もお前だけを自分から選んだんだ)
彼(ブラック)の過去を聞く限りそうである。「よかったな」

「もっとそばに、来て…」
これ以上どう近付けば良いのか、根元まで挿入している戦士は考えた。彼女の大きな乳房が潰れる程抱きしめて、触れるか触れぬかの口付けを何度もした。そして深く、吸い付く。オリビアの粘膜は確かだ。生きている様だ。
(暖ったかい…)男女そう思いあっただろうか。互いを抱きしめ合い、バスタブの中に滑り込む。
「あ---っあ−−んっ、」
バスタブの縁に彼女の背は押され、擦られ、赤くなる。しかし何かに背を付けなければ彼女は快感で辛い。女の脇腹と腰に遊んでいた男の手がその背を抱いた。
「もう…だめ…もう…あ、ぁ…」
にゅるっと女は男をしめて来た。「…っ…」男が快感に首を落すと、女の方から腰を動かして来た。(おぉ、おぉ、)
男はそそられた。自らの動きを止める。自分で自分の快感を得ようとしている彼女が、プリプリ動く臀部が(可愛いね)戦士は間違った恋人に情が移りそうだ。(おっと)
にゅるにゅると……。(ん…)「…っ」彼女を味わい、戦士は時折目を閉じる。
「エリックっ…エリックっ、」
オリビアは自分の動きで絶頂を迎え、その初めて感覚、快感に好奇に打たれた様な顔をしている。
(よかったの…)
と、あやす様な顔でブラックはオリビアを見た。(可愛いな)その思いは男の顔に出た。
52DEAD OR ALIVE:02/08/30 01:38 ID:ygSU73At
オリビアはそれに気付き、最初は恥ずかしそうな顔をしたが
「私、今凄く恐い事考えたちゃった…」
そう言いながら楽しそうに、安心しきった顔である。この男に守られている。
「どんな」男も笑顔で聞く。「ごめんね…その中であなたちょっと悪い人だった…」
「…」男はゆったりとした笑顔を絶やさないが、物憂げである。
「ごめんね………いって」
男はゆっくり動き出した。
「愛してるわ…」「…」
オリビアはブラックを抱いた。ブラックもオリビアをしっかり抱いた。
「ん、…んっ」男の昂ぶりにオリビアは少し鳴いた。
この世からもう亡くなっている子宮に全てはきだした。
「私、もう消えたくないわ…このままで居たい」「朝まで居てもきっと大丈夫ですよ」「よかった…」
彼女の白い肌の中が、彼の白い液でトロトロになっている。オリビアは眠った。
ブラックとの別れが近い事を、オリビアは悪い予感としてどこか感じるのだろうか。

「バリーッ」「ブラック」
「おはようっ!」「おはよう」
戦士は必要以上に元気だ。チョコッと挨拶を返す勇者は、戦闘など全くやる気のないワンピース姿。
「あんたのおかげよ」
妊婦の彼女がこうして危険な旅を続けられて居るのは、モンスターと会話の出来るこのブラックのおかげだった。以来、戦闘はしていない。ボストロールがブラックに残した遺産である。
「…何でそんな乳半分出てる服なんだ」
勇者が、この戦士が喜ぶかな?と思った服だ。
53ギコガード ◆FFDQ/roc :02/08/30 15:58 ID:HkAwoNfm
>50

>……ギゴガードさんはここ見ているんでしょうか? パート4は“灰色”以外、保管除外お願いしたいです。

ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
了承しますた。゜(゜´Д`゜)゜。
54DEAD OR ALIVE:02/08/30 22:41 ID:ygSU73At
>>53 ギコガードさん(>>50の誤字、申し訳有りません)
ありがとうございます。“灰色”はサイモン×女勇者、サマンオサの話です。
毎回保管作業お疲れ様です。
迷ったんですけど、勇者×ローラ“執意”と言う話もお願い出来ますでしょうか?
宜しくお願いします。保管サイト更新、大変と思いますが読者として楽しみにしております。
55名無しさん@ピンキー:02/09/01 18:25 ID:SJCPiNkn
捕手
56DEAD OR ALIVE:02/09/02 02:03 ID:OcT6Ufsl
戦士はバンダナをわたす。男の目があると。
「やだ、兄さんなのに」(でも好き合ってるじゃないか)戦士はこの勇者二人が本当の兄弟になるのが[実の兄弟だが…]少し淋しい気がした。
バリーはブラックが弱っている時は本当に心配した。しかし彼が元気になると、バリーはフグの様な顔をしていた。せめてもの戯れだがオリビアとただ引っ付いているだけではこんな顔はしなかった。体となると嫉妬した。
(や、やらしい…)戦士はこれからの生活に期待。
ワンピースによせられた黒い乳房の谷間は深い。彼女が身じろぐ度にチラチラ見える。戦士は勇者の顎を上げて、キスしようとして……止めた。バリーにも呪いが…と戦士は心配している様だ。
「じゃ、ここ」
と、胸元を彼女はバッと開けた。胸、丸い黒い稜線に弾かれる様に戦士は勇者の腕を掴んだ。
バリーを見ると伏し目で少し物憂げに胸元への男の唇を待っていた。黒く深い乳房の谷間が柔らかそうに誘う。
目を合わせると彼女の表情は少し強くなる。“おいで”と言う目。
(ね、ねえさん…)21才の夫は4才年下の妻にメロメロで取り付く島もない。
だが彼女の為、何もしない。自分を思って触らないのだから勇者のムクレ方も少々。しかし二人分の体でひらひらと男の手から離れて行った。

幽霊船は危険と言う事で、妊婦のバリーはアリアハンに帰る。
「ん?」オリビアはバリーの頬に触れたがった事がある。「いいよ」私にも触らせろと言う勇者、吸い付くオリビアの肌に触れた。シュウ…と、バリーの黒い指を吸ってきた。(きゃぁぁ)
このかわいい人、吸い付く肌、大きな胸に夫は何するものか。
57DEAD OR ALIVE:02/09/02 02:05 ID:OcT6Ufsl
「よう、この前ごめんなっ」
三人となり、こ惑的な中年、戦士とオリビアの元に来る。“モテるだろな”と話し掛けられているオリビアは思う。愛撫も少なからず娼夫の様で……オリビアは戦士の背に隠れた。
「二人とも…H」
サイモンとバリーの事を指していた。艶めかしいと言う事だ。エリック(実際は戦士)も知らぬ間にたまに艶めかしい。

戦士の部屋の、夜は又来た。
「エリック」かわいい人だ。
(さみしい…)
見ていられなくて彼女に背を向けた。これ程抱いた女性は生まれて初めてだ。このはっきりとした淋しさは呪われている所為でもある。戦士はまだ呪いは解けていない事を知っていた。
「何か…あったの?」「いや」
オリビアはブラックの手を握って心配したが、背を向ける男が余りに強く握り返すので痛かった。

オリビアはブラックの裸体を初めて見た。黒尽くめの服より、鎧姿より、生れたままの姿が一番迫がある。巌の如き筋肉、儚い白い肌、端正な骨格。
(綺麗……)オリビアは少し唸ってしまった。少し大き過ぎる陰茎、その色も又儚い。
ベッドの中央に座って男女素肌で抱き合った。
短いプラチナブロンド、その色も美しい。こんな男が恋人だったのかと、愛されていたのかと…オリビアは男に酔いながら不思議な感覚に捕われた。抱いている女の背が固い。緊張している。
「どうした、」
執拗さと、切なさ、その声にオリビアは(別人だ)一瞬はっきりと認めた。本当はもっと以前にも…しかし、柔らかい薄い粘膜の触れ合う口付けは長く続いた。
薄い唇は時に付く、離れる。お互いの体中を快感で戦慄させている。
オリビアは男性器を愛撫したのはブラックが初めてだった。触れてみた。キスを続けながらオリビアは数日前を思い出しつつ愛撫する。この男に教えて貰った事を……。オリビアの恐る恐るの愛撫が来ると鈍い刺激となった。
「あ……」
と、愛撫しているオリビアの方が目を閉じて声を上げた。その吸い付く手を膣の様にして滑らせる。指が優しく……。
男は呼吸に少し色が付いた程度の吐息をもらす。唇は離れていた。
58名無しさん@ピンキー:02/09/03 09:55 ID:3MHnluod
つ…続きを早く…
59DEAD OR ALIVE:02/09/05 03:14 ID:1hvhAnxD
戦士はオリビアの肩をつかみ、ボソ…ボソと何か語り掛けた。オリビアは赤い、長い髪を落して男の言う事に全てうなずいていた。彼女はまず、仰向けになると男の愛撫を受ける。乳房や背、腰や…。オリビアは淫らな吐息と声を、耐え切れず上げた。
数日前に彼女にさせた口での愛撫は本当は好きではなかった。数日前この男は確かに、オリビアの愛撫で傷か、火傷でも負ったかの様な苦しい熱い息を漏らした。オリビアも……それで嬉しいのに……。
今は彼女の、足だけが開いている。生身の女と比べどこに遜色があるだろうか。輝く様な白い太腿、自ら懸命に呼吸する様な女陰……。
「あぁっ」まだ頭だけ、股を開き膝立ちしていた男の先はそこを楽しそうに遊ぶ。
「ん、んっ、」少し入った。
オリビアの肌。これで触れるのが最後だから……。クチュッ…と抜いてしまった。
「や、…」
オリビアはもう、離れる事を嫌がる人になっていた。
男は大きな手で仰向けのオリビアの腰に触れた。そして太腿を、その内側を。
「エリック…」
手は上半身にのびる。大きな乳房に触れた。乳首の良く、感じる人で
「あぁー、ぁ、」
オリビアは見ている方が可哀相に思える程、快感を得ている。(いくかも知れないな…)
と思う男が今日、初めて触れた時[随分前になる。乳首を指で弾いた。彼女は「あぁ、ん」小さく鳴いて嬉しそうに目を閉じていた]
乳房は、彼女の体のどこよりも冷たかった。
(女だ)
ずっと愛撫すると徐々に温かくなる。何か、(幸せだ)男は思った。
バリーもあの人もあの子も、欲望に落ちたこの、男の手が温めて来た。今、大きな手で乳首ごと優しく掴む様に握る。
「あぁっ…あー…」
このオリビアの存在感。乳首にキスするととても喜ぶ。しかし死んでいる女。生きていても、ブラックはオリビアを愛人にもしないだろう。だがこうして温かいぬめりを彼の指だけが感じて…
「あぁ、」
「あぁぁっ、あぁん、いいっっ」
ずっと胸と性器を愛撫され続けた彼女は、濡れに濡れた粘膜に男の挿入を許してすぐにも、
「うぅ、…あっあっ!」
絶頂を迎えそうだ。
「いい、いいっ好きよ、好きっ…」
長い赤毛を散り散りに乱して、その赤に溺れる様に、全てから開放されて無重力の世界にいる横顔を男に見せてくれた。

男は今日、いかなかった。女はそれでも幸せだった。
60DEAD OR ALIVE:02/09/05 03:21 ID:1hvhAnxD
ぎっしりと入った膣から、男は腰をギュッと引いて抜く。先端はまだ、彼女にほんの少し咥えられている様に入っている。彼は真下の自分の陰茎を見て(女の匂いがするだろうな…)と思った。
男は挿入したまま女の太腿、足に、手を滑らせる。心地良さそうなオリビアは少し、体を起して来た。そして座る。性器同士はピチャリ…と離れてしまった。
(あん…)その音が嬉しい様な、恥ずかしい様な、そして切ない様な顔をオリビアはしたので、戦士は可愛くて彼女の頬に軽くキスした。
「ずっとそばに居てね…」
幸せそうな言葉だが、オリビアはどこか悲しそう。彼女自身なぜ心が沈むのか解ってはいない。
「エリックなら居ますよ」「エリックならって、変なの…」オリビアは小さく笑い、
「約束よ」「はい。約束」
男女は小指と、唇をゆっくり絡めていった。

抱き合うと、オリビアの乳房は戦士の胸に吸い付いて来た。動けばシュゥゥ…と時間をかけて離れ、フルル…と宙に踊り、跳ねて落ちた。男はこれにいつも欲しくなった。そう思わせる肌だった。

翌朝幽霊船へ向かう。この日バリーの代りに鬼才の勇者、アイが来ていた。
『支配されるなら強者が良い。戦う為に生まれて来た人。戦う以外にどう分かり合えるか解らない………。』
サイモン、モンスターの殆どに懐かれていたのだ。子供の頃から。戦士ブラックが怪物達の切ない愛を勇者(武闘家)に伝えてくれた。
“強い”と言うだけで、モンスター達は自分を襲っていた。サイモンはボストロール以外一匹も殺さなかったが申し訳なく、モンスター達が可哀相だった。

エリックは彷徨う幽霊だった。
ブラック2m3cm。エリック160cm髪もブラウン、青の目の中肉。両者似ているのは顔だけ。
背後の大きなエリックをオリビアは振返った。長い指で瞼甲を上げて……目が薄い緑だ。
色の儚い男である。
それで筋骨隆々なので異様な迫力のある男だ。しっかりとした色を主張するエリックとは明らかに別人だ。
掠れた声。オリビアは生前こんな声を聴いた事がなかった。潤った甘いエリックの声が側にある。
女が愛情を寄せた、男が少し心に住まわせてしまったこの事態は一体誰の為。
とにかく謝り合う男女は、相手の所為の気がした。自分の所為の気がした。
61DEAD OR ALIVE:02/09/05 03:24 ID:1hvhAnxD
オリビアは戦士の本当の名前を知らないままこの世を去る。
この世への未練もあろう。そして戦士は自殺者を嫌悪している所があった。そんな彼を苦しめてやろうとオリビアは現われたのかも知れない。
(バリー、)
死への礼儀を改め造詣を深めた戦士はこんな時何故か妻を思った。バリーはもう妻なのだが…思うと胸が高鳴った。

オリビアは今、“愛していた…”とエリックに内緒で、最後の生きた男との恋に少し泣いている所だった。
この日の夜戦士は夢を見た。水に浮いている。水の中で友達を、いや、恋人を見つけた。とても可愛い女の人。
三頭身の大きな体は喜ぶ。(オリビアー)
(あなたは誰?)(?)(お名前は?)(…?…?…しらない…)
(俺の名前!俺の名前、えーと、)21才の彼はいつの間にか映画の観客の様に、夢の中の小さな自分に教えようとしている。
(一緒に遊ぼ)(うん)
あはははは
小さな彼は今、楽しいのか、嬉しいのか、幸せなのか解らない。何も考えていない。
恐怖があった。何も考えないと自分が何処にも居ない様に思える。その隙に皆も居なくなったりして。自分以外何もない。
しかしこの男はそれでも老人まで生きそうである。そう言う孤独がこの男にはあって、
でもオリビアの存在はとても良い。やっぱり嬉しかった。
(わぁぁぁ)(どうしたの?)(あかるくなってきた。めがさめそうだ)(じゃ、一緒に起きましょう)(え?いっしょに?うんっ)(せーのっ)

男の目がクワッと開いた。(オリビア!)居る筈もない。
(なんだ、約束したのに……)可笑しい様な、寂しい様な、戦士は変な寝起きをした。
バリーが船に帰って来ていた。
「バリー、」「ブラック元気?」「元気だ」
夫婦は珍しく抱き合った。この二人“どちらかが抱く”事が多い。
バリーは今まで通り、普通だ。いや、普通より抱きしめやすかった。
(もっと仲良くなりたいな……)
そんな妻のHで平和な、それで居て(性的に)男に挑む様な気持ちを知らないながら、夫は
“好きだ”と言いそうになった。言っては、戦士は自分を全部出し尽くしてしまいそうで、怖くて止めた。

>58 どうもー。
62名無しさん@ピンキー:02/09/05 08:03 ID:WxSztI+u
終わりですか??まだ続く??
すごく面白かった〜。
幽霊船か・・・あったね、そんなイベント。

次回作も期待しています。
63名無しさん@ピンキー:02/09/07 04:40 ID:UkiRYlvo
みんな上手だねぇ…
64名無しさん@ピンキー:02/09/07 05:28 ID:6sT3hJT1
このシリーズの小説かなり好き
65DEAD OR ALIVE:02/09/09 02:12 ID:W/C6bjQ/
「アリアハンに帰れ。バリーを呼んで来い」
と、父は息子に命じる。
「死目に位、合わせて下さい」
血塗れ、体中の骨が曲がり折れているアイは泣いている。サイモンは断っている様だ。戦士は何故か、アイの台詞で昏倒してしまった。ルーラも使える状態でないアイはキメラの翼で強制的に帰らされた。
オリビアが消えて間もなく、アイがサイモンに撲られていた。
幽霊船で、(殺意があると人を殺せる死霊)サイモンは息子に殺意があり、アイは“父に子殺しはさせまい”と抵抗していたが、その大柄の男の体一つに激しい電撃の呪文を落とした。稲妻の煙ぶりの中から無傷でその武闘家は現われ、今に至る。
「色々助かるって、家に居ると。バリーが言ってたぜ」
戦士はそう言ってこの一方的な撲殺を止めていた。大道士(バリーの祖父)もアイを守って居る事になる。ギガデインを落す直前、息子は父に激しく思った。
女勇者を後継に選ぶとはそれでも勇者か

勇者の系列は、偶に女勇者を頭領にして精神の強さを取り戻し、生まれ直すと言う。
戦士のブラックは闘将としてのバリーにも惚れ込んで居る。一軍の将としての才は、サイモンよりもバリーよりもブラックが上だ。しかし女だ。バリーが男の中、凛と居るだけで、パーティーがいつも生き生きと胎動し、生まれ直っている様にブラックは感じた。
幼い我が子を肩に乗せ、剣を振り振りモンスターを遠ざける、あるいは力強く防戦する絵の様に凛々しいバリーの姿は戦士の想像に難くなかった。
(バリーの肩が一番安全だ)
アイはバリーが嫌いだ。自分にない謎の大器、龍のごとき凛々しさに嫉妬した。
(俺を誰だと思ってる!)男勇者のアイだ。立派な物である。だがバリーを犯してから運を落とし、バリーの母のサンダに恋してからは弱くなった。(俺の物に成らなければ死ね)とバリーに思った事もある。

サマンオサでも会うなり長男のカンダタに撲る蹴るだった。カンダタ、父と言葉を交わす暇無くいきなり死に掛ける。
子分の少年が死に掛けのカンダタに迫り、人身売買は我等汚名を着せられた。と言った。
66DEAD OR ALIVE:02/09/09 02:18 ID:gdXX7u/g
「親方はアレフガルドでは人物です。この人を待っている人間が沢山居るんです」
御願い致します、大勇者様御見逃し下さい。爽やかで賢そうな頭を下げる。
黒髪の少年は黒い目がゴロリと大きく、鼻筋、顎ががっしりと男らしい。恐らくブレーンとしてカンダタに人生を掛けている模様。

大盗賊のカンダタ、勇者となれば最高の英雄(姦雄)と成り得る逸材だった。
バリーに一緒に強くなろうと言った。バリーの凛々しさが大好きだ。
精悍で風采の上がり倒しているこの男は男が大好きで、だがバリーの女体はギクリとするし、彼女の女陰が可愛くって好きだ。沢山の男に知って貰いたい体だとカンダタは思っている。だから子分に強姦させた。

「二人共俺に似てるからな」
母(夫のサイモンが呆れる程の革命家)に殺意を持ち死なせたアイには、バーグでの町長振りで見限り、カンダタは勇者としての記憶を取り戻した途端、“殺さねば”と思った男だった。
目を醒まし“なぜ殺すのか”を尋ねた戦士は彼の勇者としてのプライド、愛情と言うべき深い支配を黙って聞いていた。

戦士は倒れる様に寝て、あの夢を見て、バリーが来て、又三人パーティーになる。
武闘家サイモンは一人戦士の部屋を訪れた。戦士に遺書を預かって貰い、遺産の分配等の話をしようと思っただけだ。しかしその紙を見て戦士は突然ベッドに倒れた。唸り続け苦しんでいる。
(やっぱり“死”に呪われているなお前は)
メダパニで狂った時のこの男は美しかった。今も狂っているのか、表情は苦悶に歪みながらも目が美しい。モンスターの呪文に狂い、死に狂い、それがこうまで美しい。禍々しい男である。
(お前には世話になって…)
記憶喪失の長かったサイモンに取って、これ程長い期間頼った男は居なかった。禍々しいが強くて気の良い戦士だ。
バリーだと悲惨。彼女以外には誰にも渡す気はない。もう手後れとなったこの戦士を殺す役をだ。
二十年振りにあの武器に触れようと思う。カンダタがくれた、そしてこの戦士に渡した隼の剣だ。14才で早くも自ら禁じ手にしたサイモン最高の武器である。
堂々たる上段の構え。勇者の芸術とも言うべき剣戟に一秒と掛からず戦士の命は終わるだろう。

>62(63さんは含んで良いのかな)>64
ありがとうございます。続きます。エロまだあります。
67名無しさん@ピンキー:02/09/10 02:30 ID:yxIRaoyv
サイモンも瑠璃もイイ!どっちもイイ!

バリーちゃん大好きです
68名無しさん@ピンキー:02/09/14 15:52 ID:L3Hm0bun
久々に「千一夜」に行ってみたけど、
あのブライとトルネコのSSの多さはいったい…w
「アリアハンに帰れ。バリーを呼んで来い」
と、父は息子に命じる。
「死目に位、合わせて下さい」
血塗れ、体中の骨が曲がり折れているアイは泣いている。サイモンは断っている様だ。戦士は何故か、アイの台詞で昏倒してしまった。ルーラも使える状態でないアイはキメラの翼で強制的に帰らされた。
オリビアが消えて間もなく、アイがサイモンに撲られていた。
幽霊船で、(殺意があると人を殺せる死霊)サイモンは息子に殺意があり、アイは“父に子殺しはさせまい”と抵抗していたが、その大柄の男の体一つに激しい電撃の呪文を落とした。稲妻の煙ぶりの中から無傷でその武闘家は現われ、今に至る。
「色々助かるって、家に居ると。バリーが言ってたぜ」
戦士はそう言ってこの一方的な撲殺を止めていた。大道士(バリーの祖父)もアイを守って居る事になる。ギガデインを落す直前、息子は父に激しく思った。
女勇者を後継に選ぶとはそれでも勇者か

勇者の系列は、偶に女勇者を頭領にして精神の強さを取り戻し、生まれ直すと言う。
戦士のブラックは闘将としてのバリーにも惚れ込んで居る。一軍の将としての才は、サイモンよりもバリーよりもブラックが上だ。しかし女だ。バリーが男の中、凛と居るだけで、パーティーがいつも生き生きと胎動し、生まれ直っている様にブラックは感じた。
幼い我が子を肩に乗せ、剣を振り振りモンスターを遠ざける、あるいは力強く構えて防戦する絵の様に凛々しいバリーの姿は戦士の想像に難くなかった。
(バリーの肩が一番安全だ)
アイはバリーが嫌いだ。自分にない謎の大器、龍のごとき凛々しさに嫉妬した。
(俺を誰だと思ってる!)男勇者のアイだ。立派な物である。だがバリーを犯してから運を落とし、バリーの母のサンダに恋してからは弱くなった。(俺の物に成らなければ死ね)とバリーに思った事もある。

サマンオサでも会うなり長男のカンダタに撲る蹴るだった。カンダタ、父と言葉を交わす暇無くいきなり死に掛ける。
子分の少年が死に掛けのカンダタに迫り、人身売買は我等汚名を着せられた。と言った。

>67
ありがとうございます…でも展開は男男。嫌な人は読み飛ばして下さい。
>42(>45の続き)
戦士が浮気すると勇者はそれを意識して>61の様になります。
70DEAD OR ALIVE:02/09/14 17:43 ID:3kJ43AXy
戦士はベッドに横たわって掠れた声を更に掠れさせて囁いている。
「おぉ。喋れるのか」「手、手をっ」「手?俺の手?」
手の形をしている岩の様な大きいゴツイ武闘家の手を、指が長く全体ほっそりとしたイメージの、だが大きく筋張って男らしい戦士の手が強く握った。
(おぉ。格好良い手してるなこいつ)サイモンはマジマジとブラックの手を見るのは初めてだ。
うつ伏せのデカイ戦士は苦しみ方が官能的で鎧を脱がせてくれと言う。
「うー〜っ…うっ…」脱がせる男に、唸る若い男の熱い視線が注がれている。
潤んだ目で一回り年上の男を見る青年は美しい。「…ありがとう、…」鎧は剥がされ開放感を得た快感で戦士はもっと艶めく目となった。
中年、手首を青年に掴まれた。
若い男はデカイ男を押し倒し、中年の三つ編みベッドに仰向け。
オリビア。と戦士は叫びたかった。だがこの男が何故かオリビアの代りに成り得ている。叫びを抑える助けになった(何で?)
「バリーを見せないでくれ」「もう、あいつを犯すのは嫌だ」
戦士の声は悲痛だ。唇を武闘家男は戦士男にベッタリと吸われた。ゴツイ男二人のキスはキタナラシイ。そしてパワー感漲る。
戦士は人の性感帯と言うか、内臓の露出とも言うべき唇が欲しかった。出来れば死んだ女の、で無ければこの男の。
「俺は生きるんだっ、生きるっ、さっき殺そうとしたなっ、」
この戦士の死にたがり、自暴自棄はバリーに出会い鳴りを潜め、子供が出来て鱗が落ちる様に消えたと思える。だが女を殺し犯し、死霊と見れば男まで犯す、そうしてまで生き続けたいのか。
71DEAD OR ALIVE:02/09/14 17:46 ID:3kJ43AXy
「呪いは、解けるんだろ?」問われる武闘家にはそう思えなかった。
「あんたが居れば、何とかなる……そう思う」
モンゴロイドの黒い長髪、筋肉質の大男は唇を若い男に吸われ、音を出されていた。抵抗が出来ない。
(何でっ、何で、)折角武闘で鍛えた足が上がらない。
「許してくれ、」
この戦士はどうやら…(俺より死の呪いの事が分かるらしい…)
「呪いがとけるまで俺と」抱き合い続ける気か?この戦士の狂って自由のきかない腕力に耐えられるのは果たして、サイモン以外に幾人居るか……。
この戦士はサイモンより背が小さかった。今は2cm程抜かされた。もうすぐ父親になるのにこの青年はまだスクスク成長している。(育ちやがって…)
若い男が人肌を激しく求める。淋しさで死んでしまいそうな激しさ。(可哀相では……ある)
中年と青年の熱い息が混ざった。若い男は中年の逞しい首に唇を這わせ、キスして来る。
「ばか、ガハハっ」
溺れる様な美声はほんの少し叫びだが、この男抵抗はしない。
72DEAD OR ALIVE:02/09/15 00:14 ID:bNI+hmQt
弾かれる様な口付けを貰って、武闘家は低い声が漏れてしまった。
醜悪で素っ頓狂な顔、逞しい体……その癖、男の性的欲求も刺激する変な男だ。ブラックはサイモンを見るとよく
(あ−−……女抱きたい)と思ったものだ。
「ごめん、」
「離れろよ」
「だったらあんたが離れてくれよ」若い男は興奮して息が弾んでいる。
二人でキスする。勿論戦士からだが、二人で、と言って良い。かなり大胆に、お互い男なので乱暴に。
「あぁ、……」
と漏れる若い男の声に、ボソボソ話し掛ける中年の声が混ざる。両者見事に低い声で、獣が唸るかの様な大男同士の塊……。

戦士は目を閉じた。中年の武闘着の前を引き裂き、出て来た胸にキスした。
「っ……」
中年男の息遣いは静かで実に官能的で、だが胸毛を見ても萎えそうな青年は懸命に目を閉じている。目を閉じたままブラックはサイモンを強く抱いて、その筋肉の肩に顎を乗せた。
「……俺、めちゃくちゃイキそう…」
(早くいけ、俺もう限界……)
「んっ…っ…」
止めど無く溢れ出る精液を持て余し気味に、若い男は声とそして何度も息を漏らす。
快感で最高潮の時から、終えて余韻を楽しもうとしている若い男の美しい横顔に、サイモンは最後の記憶を取り戻した。(あっ…)
「ビビッ…」「ん?」
自分の服の中に精液を吐き出した男は少し気怠い。武闘家に背を向けた。
「お前触りもせず、触られもせず、よく…」「の、呪いかな?」
(最後の性的体験はこの男とか…)(男で出しちゃった…)男二人はどうにもがっかり、しょんぼり。
「急に犯されたら…こんな気分なのかな…」
サイモン力無く、気怠い。ちょっと恐怖体験だった。不可解さも怖かった。
(こんな形でオリビアの時の仕返ししてしまった…)(ビビに似てるから、抵抗したくなかったのかな…)
「ビビって誰だ?」「アリアハンの女だ。お前に似てる」「俺の母親じゃないかって、昔から言われてる。有り得ない話らしいけど。あんたも知ってるの?」
「知ってるっ」
73DEAD OR ALIVE:02/09/15 00:17 ID:tmoGCDaT
死産したビビ。その子?サイモンは聞いて来る。
「死んでたんだから…さぁ…有り得ないだろ?」「生きてたら」
「でも死産て…」「生き返ったらっ」
「そんな無茶苦茶な…」「俺の息子」
男々したベッドの上で突然告白はされた。戦士の模様は唖然一色。
「生きてたのか、産れたのか、………」
戦士は冷や汗を一筋。
「俺はビビの子じゃない。その子供は死んだ」「生き返る他に有り得ないよ」
「あんたの子だったら、何で俺はあれだけ放って置かれたんだ」「ごめん。ごめん」
「おぉ、おぉ、あの時の子がなぁ、大きくなったなぁ、よしよし」
「違う、離せっ」今度はサイモンに抱かれている。
「違っても何かの縁だ。俺の子にならないか。ビビに似てて可愛いよ」
武闘家の力は強い。腕から離れられない。
俺バリーの甥に成るじゃないか。あぁ、そうか、じゃあ俺達の秘密にしよう。アホだなあんた何で今思い出した。いった顔で…。11才が何やってるんだ。初めての相手。そんな相手いかすな、孕ませるな。
「お前だって童貞が無理矢理犯して孕ませて、いい年してバリーに発情しっ放しで」
「何だとオカマー!」「お前だ!」
ドラゴンクロウとドラゴンキラーで男二人は飽きる程対峙し(口喧嘩のついで)とうとう同じベッドで二人寝てしまった(睡眠)
ブラックには確かに、母の羊水の中で死んでしまった事がある。父と寝て、一生物だった死の呪いはとけた。

翌日、男二人の喘ぎ声を耳にした勇者バリーは少し恥ずかしそうに二人に尋ねた。「何で、一緒に寝てたの?」
男二人は結構赤裸々に話す。(……いやん)

岬の北にはサイモン、オルテガと旅をした賢者の祠がある。そこに猫がいた。部屋の隅に小猫の集団。
ニャー…少し前まで、バリーと同じ妊婦だったろう母猫。(遊ぼうよ)と勇者が寄ると武闘家は止めた。「近付くな」

船で勇者は兄に呼ばれ、トヘロスとスカラの混ざった様な呪文を掛けられた。
「兄さん、魔法…」「俺が出来るのはこれだけ。俺との別れは母体に良くないかも知れないから」
祠の牢獄に到着
「俺、26で死んでたんだ。体に戻らなきゃ」
「お前は一人で生まれて来たから、沢山の人と話が出来る様に語学力があるんだろう」
サイモンは妻や子と……会うべき人と再会を果たして来た。最も恋しているビビには会えなかった。
74DEAD OR ALIVE:02/09/15 00:19 ID:bNI+hmQt
(ま、良いか、こいつに会えた)
バリーは離れた所に居て、男二人に会話させて居た。
「俺なんて敵わない勇者に成りな」
以前など、成らなきゃバリーじゃない。とまでこの世界最強の男をして言わしめた。バリーには訳が解らなかった。
「さようなら」
兄は元気だ。一瞬寂しそうな顔をした。寂しいと言う表現が当てはまると思われる。
「兄さん」勇者はもっと淋しい顔をしたが、彼女の額にキスをして兄が見せるのはもう殆ど背だ。
「俺の武器をやろう」

「死んでるって。別れだ」
戦士に言われると勇者は兄の元へ走った。
大きな男の骨があって長い黒髪が頭蓋骨のそばに散らばっている。勇者の魂はもう無い。
女勇者は泣きながら頭蓋骨を包んでその額にキスした。

「そうか…骨があったか…」
サイモンの死後、は璃の棺を作っている間に祠の牢獄から彼の遺体は消えたと賢者のレイは言う。生き返ったのかと賢者は思っていた。

あともう少し。かな。すみません長くて…。
75名無しさん@ピンキー:02/09/15 12:38 ID:+mTQgHH/
ターニアたんハァハァ
76名無しさん@ピンキー:02/09/15 14:07 ID:z14TqTZo
あああああ、サイモンがぁぁぁ…逝ってしまった…

改名さんに影響されてSS書き始めましたよ
77名無しさん@ピンキー:02/09/17 23:19 ID:13yCjclT
保守
78名無しさん@ピンキー:02/09/20 21:34 ID:yozl5hnw
活気付けage
79名無しさん@ピンキー:02/09/21 09:58 ID:gniRYi1K
改名タンと改名タンのファンが来てから、他の書き手とアンチ改名が寄り付かなくなった
という罠。
80名無しさん@ピンキー:02/09/21 10:04 ID:G4xavyje
>>79
別の絵描きの仕事で忙しいので、書けないだけっす。
改名さんに負担かけてごめんなさい。
81名無しさん@ピンキー:02/09/23 01:21 ID:GiICkXDE
だって改名さんの小説好きなんだもん。がんがって!!
82DEAD OR ALIVE:02/09/24 03:17 ID:F9QDB46K
>81 どうもありがとう。今後の“俺設定”の多さ…。

長い金髪、大きな切れ長の目、神に仕える敬虔な美しい僧侶。エルフの賢者レイが父親だ。人間オルテガのパーティーに入り旅し、オルテガに恋した。オルテガ35才独身、バリーの母にはまだ会ってもいない。
14才のレーザは死が近く寝ている事が多い。そこへ彼女を慰めようと一人の青年。
「サイモン様……」綺麗な声は優しく言った。彼女の白い手を弁髪を結った表情の爽やかな、下手をすると美男に見える男は取る。(26才から、記憶を取り戻そうとした七年で顔、特に表情は歪む)
「親父の事好きだった?」僧侶は優しく泣き出した。彼女は頷いて
「でも、…」「わがまま言っちゃえ」
言って、断られたら……(オヤジは断るんだろうか…)人間とエルフのハーフは異様に美しく生まれ、短命で毒を持っているらしい。レーザには迷信だと皆言い聞かせている。レイは「儚い子を儲けた」と自分の無知を悲しんでいた。
「あなたを連れて行きたい」
あの世へ。オルテガには全く言う気の無かった事だ。この青年には言った。
「これだけ恐ろしい事を考えるとは夢にも思わない事でした…」
言って脱力している14才の少女に、男の低く美しい声は誘惑する様に何か言った。
僧侶の女には……心地が良くなると程に罪悪感があった。青年が小さな音を立てて、小さな乳首を吸うと
「あ、…」
と彼の肩を押す様に彼女は手で触れ、「恥ずかしい…」
赤い顔で息が弾んでいる。それを聞くと更に男の動きは激しくなって「んっ…んんっっ…」乳房は大きく、それを揺らし処女とは思えない艶めかしい声を出させた。
「あぁぁ……」
男の指で陰唇を開かされた時、苛立つ様な激しい感情に処女は声を上げた。
しかし迎え入れると「サイモン様っ…くるしいっ…」そして痛い。「大丈夫」
彼女は冷汗を浮べている。「ほら、…」(……う)勿論男の方が気持ち良い。女に入ったこの幸せ…(はぁ…でも、ごめん)痛いだろうと彼女を見ると、熱が上がった体と顔で、苦しそうな顔の後、ジットリとした視線で男を見た。
浅い速い摩擦で、彼女は泥の中へ落ちて行く様な声を上げ続け、男は彼女自身が気付いていない彼女の絶頂が解った。
(結構Hだね…)処女の艶めかしい表情に青年は一人で興奮した。
83DEAD OR ALIVE:02/09/24 03:24 ID:F9QDB46K
彼女から男の背を抱いて来た。背に白い手と腕が絡んで青年は(あぁ…出したい…)すべからく最後の一滴まで。
“いく”とはどう言う状態か彼女に説明し、青年はキスしながら、挿入したままの腰をぐいんと粘着する様に押し付けた。
高い音を喉から出しながら僧侶は仰け反った。摩擦しながら僧侶の乳首にキスして吸うと「あ、…ん、ん」彼女は泣きそうな声で鳴いた。
ごく浅い挿入なので、ピチャピチャと女が鳴る。
「あぁぁ、あっ、サイモン様、くるし…」先程の苦しさとは違う様である。
「レー…ザ」「あん、あぁっ」
あやす様に彼女の名を呼び、きゅうとしめられて、男は深い挿入にした。絶頂の余韻の中、女は深く何度も、しかし優しく攻められる。
優しいが……ギッシリと挿入されて女は何だか体が、気が、怠い。
「うっ…」と僧侶は低い耐える様な声を出した。
男は激しく求めないながらも、穏やかかと思えば急にやって来る快感に変に酔った。
「あぁっ……」
掠れた男の声を張り、動きも優しいが腰を一度だけ強くギュッと入れてしまった。
「ぅ…ぐっ…」16才の絶頂は官能的で
彼女はSEX時の男の艶めかしさを堪能し、自分自身の艶めかしささえ感じてそれに酔い、ゆったりと近付いて、べったりとした口付け、グチャグチャと言う中に、たまに音も無く唇を弾く程度の軽い口付けをくれる男の唇にも酔い、…今はぐっすり眠っている。
彼女の部屋の戸を閉めると、武闘家は膝を折って崩れた。体中紫にして転がる様に走る。
これで僧侶との事は賢者とオルテガに知れる。いっそ首を掻き切って死んだ方がましな苦しさなのだが、見事サイモンは僧侶にひた隠しに隠し、生き残った。紫の体で治療法も無く24時間のたうった。
「やぁ、俺全然平気」
「会えて嬉しい。サイモン様…」
彼が来る度レーザはとても喜び、しばらくして亡くなった。毒の体かも知れないのに彼の唇に惑わされた自分を彼女は恥じた。しかし彼の艶めかしさを思い出しては照れ、照れたまま彼女は亡くなった。

「優しい人だ…あの人は死ねない人だと思ってた」
死霊と言えど、親より先にである。生身に近い体に彼自身も未練はあったかも知れないが、ボストロール殺した事で死への意志は伝わる。解らないが存(ながら)えて悪霊にもなり兼ねない。
84DEAD OR ALIVE:02/09/24 03:29 ID:5Jiqe/tL
逆子で“俺は男だ”とこの世に誕生し、敵に悟られぬよう産声は一つ。赤々とした嬰児の頃から戦っている様な威厳があった云々。レイが言うのは息子の事を語るオルテガの言葉だ。
「お前が遊び人と結婚するぅ?」
オルテガは火の様に反対。ブラックが遊び人ビビの子だとすると父親が誰かははっきりしない。独身31才だったオルテガの子でバリーの兄かも知れず……。21才のビビは12才の伴侶を残し、お腹の子が死んでいると解ると消えてしまった。
父の薦めた相手と、サイモンは話しをつけて結婚してしまった。黒い礼服の新郎は立ち向う様な凛々しい男の顔を見せ、可愛い優しい妻にだけ柔らかい笑顔を向けていた。オルテガは父親ながら、13才の少年とこの男を思えずゾクリとした。
「あいつは俺に何か伝える為に生まれて来たのかな……」
短かかった運命の命へ皮肉も少しある。オルテガは荒々しい。分を忘れてマシーンの如く夢に生きる。だからサイモンはオルテガを愛した。オルテガは静かな嬰児サイモンに憧れた。
サイモンの骨が大事そうに抱えていた、弁髪の大陸の男に良く似合う華やかな、柄と長い飾りが赤の剣は重く、とても扱い辛い。持ち主の余りの強さを抑えるかの様な存在に戦士は思えた。鍔には蒼い宝石がはめられている。
父は息子の強さに嫉妬している自分に気付いた。息子はその父に気付いたろうか。気付いたとして、それだけが隼の剣を捨てこのガイアの剣を取った理由でもあるまい。
「あまり取り乱さない」
戦士もそう思う。しかしサマンオサではサイモンもグラッと落ちた。それを戦士さえ見た。恋は何もかもを変える。勿論彼だけに言えない。

勇者は気迫に生き物、神懸りだ。魂を何かに売り渡して初めて勇者と言われる。
カンダタは強くなりたい。そして如何にして生きるかに全精力を注いでいる。(父に貰った大事な命なので。彼は実の父親に性的な感情、感心を持ち……以下略)
オルテガは、オルテガは八年前
岬の先の孤島でボストロールに殴られている息子の側に居たが、オルテガは相手にされず緑の巨漢に掴まれ、100m程海へ飛ばされた。
牢獄に閉じ込められていた血塗れの息子に泣き付いて、回復呪文を唱え続ける父の銀色の髪は赤い。
「お前が居なきゃ、駄目なんだ俺」父に言い寄る悪い女を回避する他、パーティーを監理したのはこの男だ。
牢獄の狭い部屋で息子は生きようとした。しかし
85DEAD OR ALIVE:02/09/24 03:31 ID:F9QDB46K
「明るい……お母んが居る…」
息子の目は開いていない。血液で落涙している。友人も殺す気等無かったろう。あれは誰かに狂わされていた。ボストロールとサイモンの仇は同一で、勇者は後、すぐにも知った。
二人の為に泣くオルテガにはもう戦いしか残されていない。
アリアハンに娘が居た。(Hでしっかり者だから結婚が早いかも…)死に行く息子を前に破砕の顔をしながら、幸せそうな娘の婚礼の様子が浮んだ。
父の涙は激しい息切れだけを伴い静かだが、灼かれるように空気を裂いて何度も落ちた。
「土には埋めないで、……このまま」「このままにしてくれ、海が見えるんだ…」「いつか海を渡って…」
それがサイモン最後の言葉だ。
いつか海を渡ってアリアハンの父に会いに行くので心配するなと言うつもりだった。

(あ、神様?)魔王だ。魔王バラモスはオルテガが覗き見しているのに気付いたので人の言葉で喋った。「お前は人間になれ」とボストロールに変化の杖を渡している。(神様有り難い)オルテガはこのサマンオサ城隠し部屋の柱の影から、すぐにもアリアハンに飛んだ。

「バリーが旅立つ事の無いよう、戦士とならぬよう、御願いします。御導き下さいっ御願いしますっ」
オルテガは土下座をして床に額を付けつつ、叫んだ。

>76
その言葉に対して失礼な物は書けないなと、もっとましな物書きたいなと思っています。
>80
いーえ、こちらこそ何時も迷惑掛けてすみません。
>79>80
80さん始め、他の書き手さんキボンです。
86名無しさん@ピンキー:02/09/24 21:57 ID:LGiq2EZJ
でも改名タンが書くときは名前欄かメール欄に「改名」とか書いて欲しいな。
そうすれば無駄に煽られることも少ないと思うよ。
87DEAD OR ALIVE:02/09/25 01:17 ID:abKuf5v0
「戦いに関する事を、俺は薦めもしなければ避ける事もしない。バリーが選んだらその時だ」
緑のフードの美しい老人は言った。早く帰れ、長くて五年だ、とも。
父と祖父の話、内容は聞き取れなかったバリーはそれでも父の叫びにまごまごしていた。
祖父の部屋から父が出て来た。兄の訃報に祖父の顔が緊張したのもバリーは憶えていた。
娘は小さな体で引き止めた。オルテガをさり気なく助けたりする、小さな女房の様な娘だったが、正面からしっかり190cmのオルテガを抱いている。
「行ったらダメ」
悪い奴を見つけた、俺も悔しい思いをした………言ってもバリーはジッと父を見て引かなかった。そしてポロポロ泣き出した。「ヤダよ」
オルテガはバリーを振りほどく様に乱暴に行った。泣きながら走った。(ー。バリー可愛いなー)
(死んだ人間は帰って来ない。解ってるよ)
この美男、白皙。優雅な身のこなし、立ち居振舞いは柳に風。聡明な風貌と言っていい銀の髪、青い目のしなやかな美男オルテガは泣き過ぎて鼻水も出で来て啜った。
絶大な魔法力を誇るも肉体派のファイターオルテガは、牢獄の岩壁も震えるのではないかと思える、地獄の様な泣き方をして息子の死を看取り、身に備わっていた支配者の才能が花の様に見事に咲く。それを活かせるかどうかは彼次第。
父が行って二日後には、バリーは祖父に武闘を習って、草の上で疲れてコロッと転がっている所だった。
ただ“帰って来て欲しい”ではバリーは駄目だと思った。
(あたしも変わろう…)それで何か父の中でピンと来て、自分を思い出してくれるんじゃないか。“父が帰って来るのは当たり前”と彼女は思っていなかった。
父は悔しい思いをしたと言っていた。仇討ちだけではない、父は強くなりたいのだろうと思った。
(だったらあたしも強くなろう)
父と同じ方向を向き、歩こうと9才は思った。それで父の力に成れる様な気がした。(元気に帰って来るんじゃないか)
この時、互いの期待を良い意味でも悪い意味でも裏切り続ける父娘の迷走は始まった。

アリアハンでサイモン32才、実際は父に目が良く似た少女に会った。
(自分の後継ぎ、育てよう、親父に似てる)謎の一石二鳥の感覚を覚えながら瑠璃はバリーの武闘家になった。
88DEAD OR ALIVE:02/09/25 01:21 ID:8sg0AtXF
21人の妻、48人の子は勇者としては平凡と言って良い。オルテガの妻二人(一人死に別れ、重なる事なし)子二人が珍しい。
平凡を、足るを求めて、人の為に生きる事を喜ぶこの男の強さを、本当に超えられるのか。(どうしたら……?)
あの祠の牢獄。ガイアの剣を戦士が触れると消えたサイモンの魂は拒みと隔たりの青い炎だった。何もかもを跳ね返した。
(死ぬってこう言う事……)
永遠の闇。その闇の中に自ら走り込んで、さっきまで笑っていた兄は何者だろう。
(これが勇者か……)
あなたの様、体一つで戦う事も、死ぬ事も出来ない。子供が小さい頃は側に居たい。子供の為に戦わない時も、戦う時もあるだろう。この思いは兄に届いたろうか。
何しろ兄は死んでいる。生きている自分がそれで良いのか考えるしかない。

賢者レイは8年前は老人、今は青い髪も美しい青年だ。エルフ男は老若を繰り返すと言う。レイの胡座の中、股間の近くで気持ち良さそうにしていた小猫が戦士に寄って来た。
ピキ---……
以前この祠に来た時に居た母猫は、他の子猫と共にホビットのノルドに引き取られたらしい。
“世界樹を守るにはその猫が良い”と……しかし、素質の一番ある子猫ではなかった。ノルドがこの美貌の黒猫を嫌がった。
「やらしい雌だ。うるさい」と。
(可愛いじゃないか)誘われる様に猫に近寄ろうとしたが、瑠璃(サイモン)の言葉を戦士は思い出した。
欲望は果てが無い。関わるな
猫一匹に嫌悪の感情をサイモンはあらわにしていた。
多すぎる利益を、力をサイモンは嫌がる男だったので、この猫はそう言う恩恵があるのだろうと戦士は思う。
近寄るな、関わるなは義兄の遺言と思い、戦士は従い、猫から離れた。小猫は黒猫、目が青く、バリーに似てるなと戦士は思った。

END

失礼しました。終わったー。
男戦士×オリビア 男戦士×男武闘家 男武闘家×女僧侶 でした。
>86 考えます。ありがとう。御騒がせ失礼しました。
89名無しさん@ピンキー:02/09/26 19:00 ID:8/17jdxJ
他の作家がいないのに・・・自分のサイト開いてそこでやればいいのに。
90bloom:02/09/26 19:02 ID:2jXQZoyN
91名無しさん@ピンキー:02/09/26 19:45 ID:iji7o/nS
>>89
なら、他のスレにも言ってやれ。
92bloom:02/09/26 19:50 ID:2jXQZoyN
93名無しさん@ピンキー:02/09/26 21:08 ID:j4RGh026
需要の少なさそうなカップリングでも、うpして良いでしょうか…?
94名無しさん@ピンキー:02/09/26 22:19 ID:LA03QHh0
どんどんキテー
95名無しさん@ピンキー:02/09/27 20:12 ID:ok8aQyme
改名さんお疲れさまでした!
すごく楽しませてもらいました。
もし自サイト作られたら絶対通います
96勇者×ローラ姫@DQ1:02/09/28 01:24 ID:XnEvRpiA
 アレフガルド大陸北東部に位置する山間の村、マイラ。
 数百年の古きから、温泉観光地として、またリムルダールに渡る旅人の宿場として知られている。
 しかし竜王により光の玉が奪われてより、野山にはいにしえの大魔王の時代さながらに
魔物が跋扈するようになったため、今は旅行者も滅多に村を訪れない。
 
 そんな折、珍しく一組の旅人が宿を訪れた。
 鋼鉄の鎧に身を包む、青年と呼ぶには少々若い剣士と、簡素で草臥れているものの上質と
見て取れるドレス姿の少女。
 伝説に名を残す勇者ロトの血を受け継ぐ「勇者」アレフと、竜王に囚われていたラダトームの王女
ローラであった。

 旅の汚れを落とした二人は、宿の部屋で交わす言葉もほどほどに夜の一時を過ごしていた。
「――明日は、早めに発ちましょう。そうすれば夜になる前にラダトームに着きますから。」
「……ええ。」アレフの言葉に、ローラは心ここにあらずといった体で答えた。
 それきり、沈黙が訪れる。
 村に滞在している旅人は他にないため、喧騒もなく、木々の梢を揺らして開けた窓から
時折吹き込む夜風は、葉擦れの音と森の香気だけを運んでくる。
 静かだった。
 そしてその静寂はぎこちない空気となって、部屋の中を満たしていた。
97勇者×ローラ姫@DQ1:02/09/28 01:25 ID:XnEvRpiA
 二つしつらえられたベッドに二人はそれぞれ腰掛けて、所在なさそうに黙り込む。
 やがて、足元に目を落としていたアレフが顔を上げた。
「――やっぱり、別々の部屋にしてもらった方が、」
「アレフ様がお嫌でなければ、…どうかこのままで…。」ためらいがちに、ローラは彼の言葉を
さえぎった。透き通った声は高めだが、柔らかで耳に心地良い。
「ごめんなさい。独りは、怖いのです……。」
ややあって弁解するように付け足された言葉に、アレフの胸は締め付けられた。

 魔物どもに攫われ、囚われていた間、どれだけの夜を震える思いで過ごしてきたのだろう。
 盗み見るように、ローラの姿に視線を遣った。
 16歳だという姫はあどけなく可憐な風情であったが、心身の疲れは隠しようもなく、
年相応のみずみずしい精気を翳らせているのだった。
 それでも、アレフにはその儚く心もとなげな姿はかえって可愛く思えた。
(笑ったら、きっともっと可愛いんだろうな。)
 洞窟から救い出して以来、彼はローラの笑顔を見ていない。
 救出された安堵はあれど、心から笑えるような気分には中々なれないのだろう、
ローラは時折そっと微笑むだけだった。

 何度目だろう、沈黙が部屋を支配する。
 何か話そう、とアレフが口を開いた瞬間、不意にローラが言った。
「――そちらに行っても、よろしいでしょうか。」
98勇者×ローラ姫@DQ1:02/09/28 01:27 ID:XnEvRpiA
「え、」それはあまりにも突然で、アレフは思わず当惑の念を口に出した。
 言ってしまってから、ローラは唐突に行儀にかなわないことを口走ってしまったと
後悔したようだった。
「いえ、…何でもございません、お聞き流しくださいませ。」
自責を含む声で言うローラ。その悲しげな顔を見たくなくて、アレフは慌てて首を振った。
「ど、どうぞ、お好きなように」微妙に声が上ずる。
「まぁ、」たちまち、彼女の表情に喜色が表れた。「ありがとうございます!」
ほっとした様子で、アレフから少し離れた隣に腰掛ける。
 すぐ傍でベッドがかすかに軋む音がして、ローラが隣に座ったことをベッド越しに知ると、
アレフはどきりとして床を見つめていた視線をさまよわせた。
 決して女性が苦手という訳ではない。しかし何分相手は一国の姫君であったし、妙に
ぎくしゃくした空気は居心地の良いものではなかった。

 ローラは心の内に秘めた思いを打ち明けてしまうつもりだったが、どう切り出せばいいのか、
変なことを言って嫌われはしないかと迷い、言いあぐねる。
 何度も言葉を紡ごうとし、その度に思い直して形になりかけた感情を飲み込んだ。
伝えたい気持ちは自分の中に一杯にあふれ、胸を切なく震わせているのに、それを取り出すすべが
分からず、いつしかローラは出口を得られぬ感情の昂ぶるがままに涙を流していた。
99勇者×ローラ姫@DQ1:02/09/28 01:28 ID:XnEvRpiA
 妙な気配にローラを見遣ると、アレフはぎょっとした。
 泣いている。
 自分は何か傷つけるようなことしてしまったのか!?
 ますます当惑しながら、アレフは恐る恐る声をかけた。
「ひ……姫?」

 気遣わしげな声に、ローラははっとした。
 いきなり泣き出したりして、きっと呆れられている。変な女だと思われている!
(わたくし、嫌われてしまいますわ……!)
 もう駄目だ、と絶望に引き裂かれんばかりに思い、目の前が暗くなる。

 そしてその途端、もはやどうなっても構わないとばかりに、先ほどまでの逡巡が嘘のように、
言葉が口をついて出た。
「ローラは、あなたが欲しゅうございます……!」
 とうとう言ってしまったという恥じらいの思いとは裏腹に――否、その思いこそが彼女を
加速するのだろうか、まるでつまづきつんのめりながら走るように、ローラは言葉を続けた。
「わたくしは非力ですからあなたのお供はできません。ただ城からあなたのご無事を祈ることしか
できません。ですから、わたくしに、どうかあなたを想うよすがを下さいませ!
いつでもあなたを想い、あなたのご無事を祈れるように、あなたの声を、あなたの温もりを、
わたくしに下さいませ!
ずっと忘れないように、あなたのすべてを、ローラに刻んで下さいませ――!」
 それだけ言い終えるや、ローラはアレフの反応を見る前に両の手で顔を覆った。
 恥ずかしさに全身の血が沸き立ち、ほとばしる感情が涙となってとめどなくあふれる。
100勇者×ローラ姫@DQ1:02/09/28 01:30 ID:XnEvRpiA
 アレフははじめ面食らっていたが、ローラの真摯な告白をじっと聞いていた。
 顔を隠し背を向けてすすり泣く少女を、いじらしく、いとおしく思う。
「姫、」
 声をかけると、ローラは背を向けたまま駄々をこねる子供のように首を振った。
肩に零れかかる髪の間から、耳までほんのりと赤く染まっているのが見える。
 可愛い、とアレフはただ思う。身を乗り出して、ローラの肩を抱き寄せる。
 そのままとん、と胸に倒れこまされ、彼女はびっくりして顔を上げた。覗き込むアレフの視線が、
彼女のそれと交錯する。
「――やっと顔を見せてくれた。」
微笑とともに言われ、ローラは慌てて顔を背けた。
「……っ、わたくし、ひどい顔を、していますでしょう、」しゃくり上げながら、鼻にかかった声で言う。
「いいえ、可愛いです。とても。」心からの言葉で囁き、アレフは腕に力を込めてローラを抱きしめた。

 自分の体を包み込む体温と腕は若々しい力に満ちていて、ローラの心臓は
思いがけず大きく跳ねた。
 瞼を伏せて、包み込むアレフを、そして彼を感じる自分の感覚を慈しむように、
ローラは静かに言う。
「…ローラは、アレフ様をお慕いしております――」
 ――言葉を通じて、自分の心を確かめるように。
「僕も、あなたが好きです。」
 アレフの言葉に、ローラは自分をすみずみまで満たしてゆく穏やかな幸福感と、それに相反して
体の芯をちりちりと焦がしてゆく熱を感じた。
 深い呼吸とともにそれらを享受しているローラの顎に、アレフは指先を添えた。
 恥じらって逃れようとローラは首を振るが、彼の両手に頬を挟まれ、顔を上向かされる。
(あ……、)
 頬を包むその掌は、少年の繊細さと男の逞しさを感じさせる。こんな風に他人の手と接したのは
初めてで、ローラの肌は熱を帯びてくる。
(だめ――)顔の火照りを悟られてしまいそうで、おののくままに彼女はきゅっと目を閉じた。
10193:02/09/28 01:35 ID:XnEvRpiA
前置き長くてすみません…。
この後まだ長くなりそうなので、続きは後日うpさせて下さい。

官能小説も、2chに小説投稿するのも初めてなので、
何か御意見御感想いただければ助かります。
102名無しさん@ピンキー:02/09/28 03:17 ID:JmtAgwRn
>>93
スゴーク(・∀・)イイヨ!!
初めてとは思えませんなぁ……
103名無しさん@ピンキー:02/09/28 10:38 ID:UGCbpPUj
イイ!(・∀・)続き楽しみ
がんバレー!なんだか初々しい姫&勇者に期待
104名無しさん@ピンキー:02/09/29 01:03 ID:JUsOAi7G
思わずドキドキしちゃったよ・・・
初々しくて(・∀・)イイ!!
105名無しさん@ピンキー:02/09/29 18:17 ID:k7ub5q/W
>>101
新星登場か
がんがれ!
106名無しさん@ピンキー:02/10/03 22:16 ID:3K/4qbr3
>>93
新たな神が降臨された…
これからもがんばれー
107勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:28 ID:yoCTItI/
 ―――と、震える唇に何かが触れた。
 すぐにそれがアレフの唇であると気付き、ローラは鼓動を速める。
 触れるだけのくちづけを何度か与えると、アレフは腕の中の少女を大切に愛でるように、
前髪をかき分けて額に、閉じた瞼に、すべらかな頬に唇を落とす。
 ローラは祈るような敬虔な気持ちでそれを受けていたが、やがてゆっくりと目を開けた。
「……不思議…。」呟く彼女の口許には、幸福に包まれている者の微笑み。
「アレフ様の触れたところから、わたくしの体中が温かくなって、ふわふわ浮いているような
感じになりますの。くすぐったいけれど、とても嬉しくて、気持ち良いのです……。」
 素直に感じたままを話すローラの無邪気さに、アレフの顔にも笑みがのぼる。
「…それは、僕があなたを好きで、あなたが僕を好きだから。」
「まあ、そうなのですか! アレフ様は物知りでいらっしゃいますのね。」大きな瞳をきらきらと
光らせてローラは言った。

「――もっと、知りとうございます。あなたのことも、わたくしのことも……。」
そう言うと、アレフの腕の中で伸び上がり、ローラは彼の唇にくちづける。
 純真であるがゆえに魅惑的な言葉と、それをもたらす唇の柔らかさに、アレフの思考は
氷がゆるむように解けていった。ローラの体をかき抱き、より深く唇を奪い返す。
 舌先でローラの唇を割り、奥にすべらせる。
 驚いてわずかに身じろぎしたローラの、アレフの寝衣の胸を掴む手に力が込められる。
 構わずに、彼は歯列を辿り、歯茎をなぞる。柔らかな頬の内側を、小さな舌を翻弄する。
誘うように舌先を導くと、ローラは戸惑いながらも自分がされた通りに繰り返してきた。
108勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:29 ID:yoCTItI/
 時折洩れる自らの吐息の思いがけない熱さに、ローラは体の奥で小さな火が熾るのを感じる。
 自分はどうしてしまったのか、どうなってしまうのか、分からない。それがとても心地良かった。
 いっそ何もかも分からなくなるくらいに彼に満たされたい。彼だけを感じていたい―――。
 そう思ってしまうことへの恥ずかしさと、その分別を飲み込もうとする炎が、彼女を
ますます加速する。

 名残を惜しむように唇を離すと、アレフはローラの頬にもう一度くちづけた。
 そのまま、顎から喉へと辿らせる。
 くすぐったさだけではない感覚が腰から背中を駆け上がり、ローラは思わず吐息を洩らす。体の
芯をちろちろと嘗める炎が、次第に全身へとその熱をめぐらせはじめる。
 ローラの湯上がりの肌は霧を織り込んだ練り絹の感触で、アレフの唇を惑わせる。
 喉元にくちづけを降らせると、彼はローラの髪をかき上げた。洗ったままで乾ききらぬ金色の髪が
ひそやかに香り、首筋から耳にかけてあらわになる。
 そこに視線を感じたローラは、避けるように顔を背けた。
 咲き初めの百合の風情を思わせる白い肌に陶酔とも眩暈ともつかない感覚をおぼえ、
アレフは衝動的に唇を落とし、吸った。
「ぁ……、」ローラの唇から、こらえ切れない声が零れた。
「……ぃゃ…、くすぐったい、です…。」背けていた首を少し傾げながら、困惑した表情で
彼女は囁いた。なおも何か言おうとしたようだが、
「――――っ!」びくん、と肩をすくめて息を飲み込む。耳朶に軽く歯を立てられたのだ。
 恐る恐る飲み込んでいた息を吐き出そうとすると、尖らせた舌先で耳の中をなぶられる。
「ひぁぁっ、」思わず洩れた自分の声に、ローラは頬を熱くした。胸と下腹の辺りが、甘く痺れる。
 アレフは笑って囁いた。「…可愛い…。」
109勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:30 ID:yoCTItI/
「…、ゃ…。」低い囁きに、ローラは弱々しく首を振る。愛撫されるまでもなく、耳は快感を
覚えてしまう。
 自分がひどくはしたないように思えて、彼女は指を噛む。
 ローラの声を聞きたい、とアレフは渇く者が水を求めるように望んだ。自身の性は既に熱く
猛り出している。
 だが、懸命に声をこらえる彼女の姿もまた、いっそ扇情的なほどにいじらしい。
 彼はローラの背中を抱いていた掌をすべらせた。寝衣越しに腰を、脇腹を辿る。
 咥えた指の奥で、くぅん、とローラは鳴いた。ゆるゆると体の中で何かがとろけてゆく感覚。熱く
とろけて、身も心も疼き出す。
 アレフは掌で、ローラの胸のふくらみを包む。ローラは小さく制止の声を上げるが、唇で封じる。
 
 そのまま覆いかぶさるようにして、ベッドの上に横たえる。
 寝衣の襟に手を掛けると、ローラはその手の上に自分の両手を重ねた。すみれ色の瞳が、
物言いたげに見上げてくる。
「…嫌ですか?」アレフは問うた。「今なら、何とか止められますけど。」
 ローラはやがて、咎めるような色をその目に浮かべて言った。「――どうしてそんな意地悪を、
おっしゃるの……?」
その姿にアレフの欲望は更に熱く硬さを増す。
「…灯りを、消して下さいませ……恥ずかしいです――。」快美に震える声は、羞恥を含んでいっそう
悩ましい。
「嫌です。僕だってあなたのすべてが欲しい。」
にべも無い、とさえ思えるほどきっぱりと断るアレフの深青の瞳はただ真摯にローラを見つめ、
彼女は恥じらいを飲み込むほどに歓びを煽られる。
 ローラは、おずおずとうなずいて応えた。
110勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:33 ID:yoCTItI/
 アレフはローラの寝衣を丁寧に、その実逸る手を押し止めるように脱がせてゆく。
 宿の質素な寝衣からも滲み出ていた少女の無垢な精気と女の艶めかしさが、隔てる物を無くして
彼をいっそう惑乱させる。
 その姿は可愛らしく、なのに淫らで、大切にいとおしがりたい思いと、苛めてみたいという
およそ世界を救わんとする勇者らしからぬ願望とをかき立てる。
(な、何を考えてるんだ僕は!)
 慌てて自らの中に萌した思いを否定すると、彼も寝衣を脱ぐ。ローラの控えめな視線を感じ、
ほんの少し恥じらう彼女の気持ちを理解する。

 初めて見る男性の身体に、ローラは息を飲んだ。
 しなやかだが力強い筋肉を纏い引き締まる体、その肩も、腕も、自分のものとは全く違う。
 それは当たり前のことなのに、こんなにもどきどきしてしまう、そんな自分をローラは他愛無く、
またいとおしく思った。
 見つめ合ったまま、二人はどちらからともなく照れ臭そうに微笑んだ。アレフはローラの小さく
ぽっちゃりした唇に軽くくちづける。
 首筋にくちづけを落としながら、小振りな乳房を愛でる。
「…ふああ…、」
身体の奥底にわだかまっていた熱い疼きは今やはっきりと快感に姿を変えて、ローラの胸と
下腹をじんじんと痺れさせていた。
 もっと触って欲しい、そんな彼女の思いを知ってか知らずか、アレフはゆっくりと揉みほぐすように
愛撫を加える。柔らかく、しかし若い張りのある乳房の上で、小さな果実は正直すぎるほどに
快感を訴えて尖り、彼女自身を熱く疼かせた。
 耳元に遊ぶアレフの唇が、華奢な鎖骨の儚げなラインをなぞり、胸の谷間に下りてゆく。
 熱く濡れた吐息の下でローラは微かに「だめ」と言ったかも知れない。しかしそれは彼の耳には
届かなかったし、届いたとしても彼は聞かなかっただろう。
 つんと立った薔薇色の尖りを、摘み取るように唇に含む。
「きゃっ、ぁん、」快楽に痺れるそこは痛いほどに敏感になっていて、新たな愛撫にローラは甘い声を
洩らす。
 時に羽根が触れるように、時に荒々しく弄ぶ彼の舌は意地悪で、優しい。
111勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:35 ID:yoCTItI/
「…ゃ、ぁあっ!」
 不意に、ローラはびくんと白い喉を仰け反らせた。細く小さな頤が、喉にかけてゆるやかな
曲線を描く。
「あ…あ…だめです……っ、そんな、と、こ――ぁああっ、」
懇願する彼女のか細い声は嬌声を交えて震える。
「――すごく、濡れてる。」意地悪くひそめた声で、「そんな所」に指を忍ばせるアレフは囁いた。
感じやすい耳をくすぐり官能を疼かせる声を、言葉を、拒むためか余さず受け容れるためか、
ローラはかたく目を瞑って頭を振る。
「いや、いや、意地悪――、ふぁあ…っ!」
 もはやあふれる声を抑えられない彼女の秘所は熱く潤み、戯れるアレフの指はぬるりと襞に
包まれる。
 くちゅ…
 柔らかい花びらと、それをたっぷりと潤す蜜が粘い音を立てる。
「やぁ…っ、」その音の生々しさにローラが背けた顔は、未知の快楽と羞恥に紅く染まっていた。
それに反して、秘所の最奥は炎が燃え盛るように煮え立ち、熱い蜜をじゅわりとあふれさせる。
 そんな自分の浅ましさに、ローラは消えてなくなってしまいたいと震えた。
 こんなに、恥ずかしくて、気持ちいいだなんて知らなかった。
 熱くて、気持ちよくて、恥ずかしい。意志も、思考でさえもどろどろに溶けて蜜と混ざり、
彼女というひとつの存在を一杯に満たしているかのようで。
 この熱い奔流に、溶けてしまう――。
 瞑った瞼を飾る長い睫毛が、震える。涙が、零れる。
112勇者×ローラ姫@DQ1:02/10/04 04:37 ID:yoCTItI/
 アレフはローラの瞼にくちづけ、唇で涙をぬぐった。
「…大丈夫。」震える彼女の髪を撫でながら、囁く。
 彼は自身の猛りを、ローラの腿に押し付けた。
 熱く固いそれに驚いて見上げてくる彼女に、アレフは「ね?」と言うように首をわずかに傾げた。
「僕だって、あなたが欲しくて欲しくて、こんなになってしまってるから…。」
掠れた声もまた欲望に正直で、ローラは秘所が一際疼くのを感じる。
「―――はしたない、て……お嫌いに、ならない…?」
濡れた瞳に微かな不安の影をひそませて、ローラは言った。昂ぶった快感のために
舌足らずになる声が、たまらなく愛らしい。
 嗜虐的な気分をそそられ、アレフは口の端に悪戯な笑みを浮かべながらローラの腿に
手を掛けた。はっとして彼女が抗うよりも早く、その脚を開く。
 汚れなく白く蠱惑的な内腿と濡れそぼつ秘所がさらされ、ローラの身を焦がす熱は羞恥に
これ以上は無いと思えるほどに高まった。
「姫のここ……はしたなくて、とても素敵だ。」
 ローラの世界がくらりと回った。恥ずかしさに、ばらばらになってしまいそうで、…気持ちいい。
11393:02/10/04 04:49 ID:yoCTItI/
まだ続きます…。

>>102-106
あ、ありがとうございます! とても励みになります。
少しでも楽しんでいただけるよう頑張ります。
114名無しさん@ピンキー:02/10/05 21:12 ID:xb4sqvOR
勇×ロ激しく(・∀・)イイ!
続き楽しみにしてまつ!!
115名無しさん@ピンキー:02/10/06 16:16 ID:ilshLxdq
ロトもの最高! (ついでにdqデター)
116名無しさん@ピンキー:02/10/09 01:05 ID:2C4PJfcW
93は紙ー髪ー神ー!!!
117名無しさん@ピンキー:02/10/09 01:56 ID:dQjkmLJR
凄いなあ…すんごくイイです。
118名無しさん@ピンキー:02/10/09 12:44 ID:qLYUfB9w
文が綺麗で余計に萌える・・・。
(・∀・)イイ!!
119名無しさん@ピンキー:02/10/10 14:18 ID:BQlgmTxZ
やべぇ、マジで萌え〜〜〜( ´Д`)ハァハァ
こんな勇×ロがずっと読みたかった。

続き激しくきぼんぬ!!!
120sigma ◆07A71MTBtg :02/10/11 04:26 ID:TJgs/VH/
>>93氏 
とても綺麗な文体ですね。うらやましいです。

さて、みなさんはじめまして、流浪のss書き、sigmaと申します。
不肖、私もこのスレに触発され、DQ3の男勇者×女戦士など創ってみたのですが、
うPさせて頂いても宜しいでしょうか?(21KBくらい)

93氏のSSに割り込むのは良くない、というのであれば待たせて頂きますが。
御希望があれば、邪魔にならぬよう、今日の日中にでもうPさせて頂きます。
それでは、住人の皆様、御意見頂けるのであればよろしくお願い致します。
121名無しさん@ピンキー:02/10/11 08:12 ID:GWrC6G6s
>120
いやもう、どーんとアップしたって下さい。
楽しみにしてますよ!
122sigma ◆07A71MTBtg :02/10/11 11:34 ID:rhKPyLk5
>>120
では、93氏の途中で恐縮ですが、うPさせて頂きます。
前置きがごっつ長いんで、御了承下さいませ。(汗)
皆さんに少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
123DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:37 ID:rhKPyLk5
女戦士サリアは,宿屋の2階、勇者の部屋のドアの前で思いつめるような顔をしている。
兜からこぼれる金髪のロング。170を超える身長に穏かな笑顔が似合う理知的な顔。
透き通った白い肌に、鎧が悲鳴を上げそうなプロポーション。
普通に歩いていれば賢者としか思えない。その蒼い瞳は,深い悲しみを湛えている。
先ほどの戦闘でかなりの傷を負っているが,勇者に比べれば軽いものだ。
彼女は,2,3回ドアの前をうろうろしたかと思うと,階段を降り,すぐ側の食卓まで
引き返し,テーブルをグルグル周回し,また2階に上がっていく。
食卓の椅子に佇む賢者グリムは、その何度となく繰り返される光景をじっと見つめていた。
この老賢者にも、彼女の気持ちは分かっていた。しかし、心配しすぎると体に毒だ。
「まぁ、ここに座りなされ。少しは落ちつかんとイカン。」
「はい・・・・」
サリアは階段を降りながら,さっきまでのことを思い返していた。
124DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:39 ID:rhKPyLk5
サリアは,魔道士Aの攻撃に気を取られ,後ろの魔道士Bの攻撃に気づいていなかった。
「サリア,危ない!!」
勇者ルグトは、魔道士Bに立ち塞がり,ベギラマを食らって一瞬動きが止まるが,渾身の力で
魔道士Bを切り裂く。次の瞬間サリアが魔道士Aを倒したのを確認すると,ルグトは地面に倒れこむ。
女僧侶ルーナ、賢者グリムが回復魔法を掛けるが,ルグトだけはピクリともしなかった。
そこでルグトの様子を見るため,ここに止まったのだ。

「私がしっかりしていれば・・・!」
唇を噛み,悔し涙をこぼす。自分が不注意さえしなければ,こんなことにならなかった。
私は何故、あんなに焦っていたの?
最初は,3人が守らなければすぐにやられてしまうようなヤツだった。
モンゴロイド特有の顔立ちは,幼い印象を与え,サリアを一層不安にさせた。
しかし、戦闘を重ねるにつれ、ルグトはメキメキと上達した。間一髪のところを助けられたのも
今日だけではない。技術,体力とも、すでにルイーダの酒場屈指の戦士サリアを超えている。
しかし、彼は今でも彼女を戦闘の師と仰ぎ,朝夕の素振りは欠かさない。
大抵のものが扱えるようになると,それらの応用攻撃を自分で考案し,サリアに意見を求めるようになった。
サリアは、彼の、世界を救いたい,父に会いたい、その一途さに次第に惹かれるようになった。
戦闘では彼の一助となるべく疾風のごとく敵をなぎ払ったが、町では何故かすすんで買い物担当になった。
彼に惹かれれば惹かれるほど,彼と顔を合わせられない。もどかしい体の火照りを,潮風,夜風で冷まそうとした。
125DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:40 ID:rhKPyLk5
それでも覚めないときは,男を知らぬ花弁を愛撫し,彼の事を思いながら達するようになっていた。
しかし、私達にはやることがある。決して伝えてはならぬ思いだった。
今日の戦闘でも,途中までは冷静でいられたはずだった。魔道師の呪文が右腕のブレスレットを砕くまでは。
そのブレスレットは,ルグトが誕生祝いにくれたものだった。何万ゴールドもする高級品で,本心では飛び上がるほど
嬉しかった。その瞬間,冷静さを失ってしまったのだ。

ふと、ルグト部屋のドアがひらく。中から,さっきまで治療に当たっていた女僧侶ルーナが出てきた。
グリムの愛弟子ルーナは,まだあどけなさの残る顔立ちながら,どこか気品を漂わせていた。
ぱっちりとしたオレンジの瞳,滑らかな鼻筋に,涼やかな口元。スレンダーな体躯のお嬢さんは,ふーっと疲労の息を吐く。
「どうなのっ?!ルグトはだいじょうぶなのっ!?」叫んでしまってから,サリアは「はっ!?」と二人を見まわす。
二人には未だ気付かれていないはずだった。椅子に又腰掛け,正面に座ったルーナをみつめる。
「大丈夫,命に別条はありませんわ。今ちょうど起きたところですから、話していらっしゃれば?」
ルーナが,にっこりと微笑んで言う。
「そ、そうね・・・・謝らなくちゃ・・。」とサリアが席を立とうとするが,なぜかルーナが右腕を掴む。
「そうじゃないでしょう?」「え?」「貴方,彼の事好きなんでしょう!?」
グリムもウム、と静かに頷く。サリアは動揺を隠しきれない。
「そ、そんな訳ないでしょ!!どうしてあんな・・」
「嘘!!じゃあどうしてそんなに心配するんですの!?それに、貴方の本心はバレバレですわ!!」
今まで大声を出したことのないルーナが言い放つ。サリアは言いつくろう事が出来ない。
126DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:41 ID:rhKPyLk5
「そんな・・・・」ガックリと肩を落とすサリアに、ルーナが落ちついた声で諭す。
「サリアさん、確かに今は大事な時です。彼の思いを大事にしたい,という気持ちも分かります。
でも、私達はいつ死ぬか分かりません。さっきも、下手をすれば即死でした。思い人に、思いを伝える前に
死んでしまっていいんですか?!ううん、死ぬことはなくても,一生その思いを秘めたままでいいんですか?!!」
「そ、それは・・・・」サリアは、まだ決心がつかない。
「ワシみたいな老いぼれでもの・・・・」グリムが、ゆっくりと口を開く。
「若い頃は,思いを寄せる女性がおった。賢者見習だったワシは,ある呪文を習得したらその人に思いを伝えようと思っておった。
 しかし、隣国との戦争に召集されたワシは,思いを伝えることなく村を旅立ってしまった。戦争が終わり村に帰ってきたとき,
その人は既に殺されておった。・・あの時,どんなに後悔したかしれんのう・・」俯いたまま,遠い記憶を手繰り寄せる様に言葉を紡ぐ。
その瞳が,サリアに向けられる。これまでにも何度も見た,慈愛に満ちた眼差し。
「世界を救うのは,大切なこと。人を愛することは,素晴らしいこと。人を愛することが出来るからこそ,命の尊さが分かる。
 その思いを,小僧にぶつけてみてはどうじゃ。小僧はお主の事をどう思っているか知らんが,決してお前を傷つけるようなことは
 せん。それはお主が一番わかっていよう。それに、ワシ等はいつでもお主の味方じゃ。」
「そうですわ!!もし彼が貴方を傷つけるようなことを言ったら、私が彼をぶっとばしてやりますわ!!」
満面の笑みで,パーティいちの細腕が二の腕に力を込め、ウィンク。
「ありがとう、みんな・・・・」(このパーティで本当に良かった・・・・)
127DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:43 ID:rhKPyLk5
ルグトは、1階の様子が気になっていた。言い争う声が,僅かながらも耳に届いていた。きっとさっきの戦術のことで,
ルーナがサリアさんを責めているに違いない。虚空を見つめ,首を横に振る。
(僕がリーダーなんだ。パーティの誰かが傷ついたら,それは僕の責任なんだ。)
そして、サリアの事が気に掛る。(僕は信用されていないのかな・・・・)
最初はよく話しかけてくれたのに,最近はなんだか避けられている様だ。技のことや,作戦を立てるときなど,
必要最小限のとき以外で言葉を交わす事は殆どない。たまに視線があってもすぐに逸らされてしまう。
サリアに全幅の信頼を置くルグトは、その原因は自分にある,自分がまだ未熟なのだ,と決め付ける。
よもや自分がサリアの思い人だとは知る由もない。「よしっ。」ベットから起き,傍らの剣に手を伸ばす。
素振りを始めようとした刹那,トントン。遠慮がちなノックに,「どうぞ」と答え,振り向く。
と、心当たりのある桃の香りが。

ある街市場で,ルーナが説明してくれたものだ。「この香水は,シャルの5番といって、特別なものですのよ。」
「どういうこと?」香水に全く知識のないルグドが尋ねる。
「この香水はね,ゼラニュウムから出来ているの。ゼラニュウムの花言葉は決意。だから,この香水は女性が告白する時につけるの。」

少しばかり開いたドアから,サリアがためらいがちに顔を覗かせる。香水は,彼女がつけていたのだ。
128DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:45 ID:rhKPyLk5
「どう、傷・・あっ・・」ルグトの傷だらけの上半身にサリアは絶句する。
「ごめんね、ごめんね・・・」彼女はゆっくりとドアを開け,彼に近づく。
「あ、あの・・もうかなり治ってるんで・・サリアさん、僕こそ心配かけてすいません・・」
「ううん・・」彼女は首を横に振る。
「それより、そも格好は一体?これからお出かけですか?」
サリアは,ホワイトのメタルドレスを着ていた。ハルターネックのドレスはマーメイドラインを形成し、
シルバーラメが全体に散りばめられている。胸の谷間はひし形にカットされ、鎧から開放されたふくらみは,
あふれんばかりの存在感を見せ付ける。目線が丁度胸の位置になってしまう彼は,慌てて俯く。
「ううん、これからちょっと、ね・・に,似合う?」
極度の緊張で,声が裏返ってしまう。俯いたまま,開いた両手の指同士を併せ,くにくにしている。
(ルーナのバカ!!なんでこんな恥ずかしい衣装もってんのよ〜!)
「は、はい!!良く似合ってます・・・・」条件反射の様に呟く。
無言の時間が流れる。
ルグトの頭に,ふと悪夢がよぎる。彼女が,他の誰かに告白してしまうのではないか?
しかし自分にはそれを止める権利はない。何度となく淫らな想像で彼女を汚し,欲望を彼女に吐き出していたのだ。
本心は伝えられない。邪な自分を振り払うかのように彼女に語り掛ける。
「あ、あのすいませんでした。足止めをしてしま・・え?」
ぽろぽろと大粒の涙を流すサリア。普段の彼女はとても大きく見えるのに,今の彼女はなんだか弱々しい。
「違うの・・違うのよ・・・・」そう言って,ルグトに寄りかかる。
豊かに揺れる谷間に埋もれた彼の鼻孔に,彼女の肌の肉香と桃の香りが合わさった淫靡で甘い,罠のような女の香り。
思いがけない行動に,彼の動きが凍りつく。早鐘のような鼓動が2つ。彼と、彼の頬で伝わってくる胸の鼓動。
ルーナ達が与えてくれた勇気と,香水の意味。頭の中がどうにかなってしまいそうな緊張の中、
サリアはゆっくりと口を開く。「あのね、今しか言えないと思うから・・・・言うね?」
129DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:47 ID:rhKPyLk5
「私ね・・、貴方をずっと避けてきたでしょう・・・?何故だか分かる・・・?」
「ぼ、僕が嫌いだから・・実力がついてないから・・」
「ううん、そんなことない。ルグトは頑張ってるよ。あのね・・あのね・・・?貴方の側にいると、どきどきしちゃうから。
 何も言えなくなっちゃうから。貴方をずっと見てるうちに,貴方が好きになっちゃった・・・。サイテーだよね・・
 私達は魔王をやっつけなきゃいけないのにね・・私,この気持ちずっと抑えてたんだ・・・・」
彼の背中に回された両手にぎゅっと力がこもり,サリアは彼を見つめる。そして紡ぎ出される決意の言葉。
「でもね、今日貴方が傷ついて分かったの・・貴方が私には大事な人だって。貴方を愛してるんだって!!」
ルグトを抱きしめる。そして乙女は,審判のときを待つ。鼓動は高鳴るばかり。
「ぼ、僕はサリアさんを好きになる資格なんてありません・・・。」哀しそうに、臆病な勇者は呟く。心配そうに見つめるサリア。
言えるはずがない。彼女を欲望のはけ口にしてきたなどと。胸の奥がチクチク痛む。
「やっぱり、年上の女は嫌い?それともノッポだから・・・・?」訴えるような,情熱的な,それでいて許しを請うような眼差し。
(う、まるで僕の心に一途な矢が突き刺さっているみたいだ・・)彼女の瞳が真っ直ぐ彼を射抜く。
今の彼にとっては,濡れた蒼い瞳は古の「ラーの鏡」そのもの。彼女の瞳に映った自分が,限りなく汚らわしいモノに思えて仕方がない。
「僕は,貴方の体を思い,淫らな事をしていたんですっ!!だ、だから貴方を好きになる資格など・・むぐっ!?」
その言葉は,彼女を遠ざける決定打になるはずだった。それが、情熱的なキス。ルグトは混乱していた。
「あ、あの・・」「嬉しいな・・」「えっ?」恥ずかしそうに呟いた彼女がとても淫靡だ。
「私を想って、その・・してくれたんでしょ?」「は、はぃ・・」自分で言ったしまったことの恥ずかしさに今更声が小さくなる。
サリアはクスリ、と笑う。その顔には,もう緊張や不安などない。あるのは、穏かな笑顔だけ。
130DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:48 ID:rhKPyLk5
サリアは下着だけの姿になる。ベットに二人して腰掛け,甘いフレンチキスを繰り返す。
「サリアさん、僕,こういう事経験なくて・・」純朴な少年は恥ずかしそうに頬を掻きながら白状してしまう。
「クスッ。ルグトのそういうところが好き。私もよ・・」彼女も舌を出し、ちょっと恥ずかしそうだ。
「い、色々試してみればいいんじゃない?それと、「サリアさん」はなし。「サリア」って呼んで。ね?」
サリアはニッコリと上から覗き込むルグトに微笑む。
「有難う,「サリア」。じゃ、じゃあ、胸から行くよ・・」
改めてサリアの体を眺めると,一流の戦士とは思えぬほど滑らかな肢体。純白の下着は、魅惑的なボディいの前では,
男の本能を刺激するスパイスにしかならない。ブラ越しに、ゆるゆると乳房に触れていく。とても大事なものを触る様に。
「あんっ。あふぅっ、ああっ?」赤ん坊をあやすかのような柔らかいタッチは,乳首にじれったい刺激をもたらす。
(なにこれ?やっぱり自分でした時と大分違うわ・・・・暖かくて・・気持ちいい。)
淡い新月の光がサリアを映す。愛撫を受けピクン,ピクンと反応する彼女が愛しくて堪らない。
「あっ、はあぁ、あん、あん・・」出来るだけ優しく,揉みしだき始める。
「柔らかい・・サリアの胸、素敵だよ。」ブラ越しながら、あふれんばかりに波打つ谷間。その感触は,本能を一層刺激する。
「はああん、やんっ!胸が,胸が熱いっ!!気持ち良いのぉっ」(ブラと乳首がこすれちゃうのっ・・あっやだ!おつゆが・・・)
股間に気を取られている間に,ルグトはブラをたくし上げ,乳房をチロチロと舐めていく。
「やん、やん、あっ、あっ、ああん、はあぁっ!す,吸っちゃ嫌ぁ、赤ちゃんみたいだよぅ・・!!」
肉体的にも精神的にもお姉さんな筈の女体は,無知な肉欲に支配されているかのよう。
他人には触れられたことのない淡いピンク色の乳首。浅く甘噛みした後、吸い付き,また舐めまわす。
「ああんっ、はああっ、だめ、だめ!どうにかなっちゃう!!」(私って淫乱なのかしら・・)
少し痛みを伴う事で,その後の行為に、より敏感になってしまっている。
131DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 11:50 ID:rhKPyLk5
「あ、あの・・大丈夫・・?」心配そうに見つめる彼。サリアは,彼の手を秘所に導く。
「心配しないで、気持ち良かったの・・・・だからほら、こんなに濡れてるでしょ?」
恐る恐る触れたパンティは、ピチャピチャと濡れている。
ゴクリ。ルグトが生唾を飲み込む。(コ、コレが女の人の・・・)欲望が加速する。
「あ、あの・・見ても、良い?」肉欲に囚われた視線が,彼女の花弁に注がれる。
愛しき人がコクリと頷くと、しなやかな両足をゆっくりと開き,彼を迎え入れる。
愛液で濡れ、女性器が丸見え同然になってしまっている。
「綺麗だよ・・サリアの。」「イヤイヤ,言わないで!恥ずかしいっ!!」
顔を両手で隠しながら首を横に振る。そのしぐさが愛らしい。彼女の全てが見たい。
パンティに手をかけるが、彼女の抵抗はない。焦りながらも,なんとかパンティーを脱がせた。
生まれたままの姿の女性器は,愛液に濡れ,ぴったりと閉じられている。
薄い金色の恥毛に守られた扉を,舌で愛撫し,割開く。
「とってもおいしいよ・・」愛液を貪りながら,ルグトが呟く。彼女の心臓は恥ずかしさで爆発しそうだ。
押し寄せる恥辱と,相反する自分の体。相乗効果で淫欲が高められ,愛液は益々溢れる。
「あんっ、あんっ、ああんっ、いいっ、いいの!!もっと、もっとして!!」
肉欲に駆られた指先が,花弁を内側から刺激する。「ひゃあぁん、あはぁっ!!」体中に電流が走り,体がのけぞる。
快楽を更に得ようと,花弁が悩ましげに開かれる。すると、女性の奥に,可愛らしい突起がある。
ルグトは,その外周に沿って愛撫していく。「あ、そっそこはっ!!ダメ、ダメ,イッちゃうのっ!!」
必死に彼を押し止めようとする。「わ、私だけイッちゃ悪いわ・・・・」イキたいのを我慢し、彼に微笑みかける。
132DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:04 ID:rhKPyLk5
少年は、微笑んで言う。「我慢することないよ。僕も、サリアのイッた顔みたいな・・・・」
「思いきり感じて・・。イきたい時にイけばいいよ。」そう言いながら、クリトリスを愛撫していく。
「ばかばかっ!!ああっ?!ひゃあんっ、気持ち良いのっ!!」掴んだシーツには、何重もの快楽の渦。
肉欲に溺れた腰が、指を求め悩ましげに蠢く。つられて胸が、たわわに揺れる。
「あああっ、ダメ、ダメ!感じちゃう!感じちゃうのぉっ!!気持ち良いのっ!!!!」
割れ目の奥が、トロトロとふやけ、盛り上がる。女性器と胸の奥が、じんじんと切なくなる。
愛しき人の優しい愛撫が、サリアの心をショートさせ、篭絡。
「イッちゃう、イッちゃうのぉ!!あ、ああ、はあああ〜ん!!!ダメっ〜!!」
彼を見つめ、「ありがと・・」と囁く。はぁはぁ、と肩で息をする彼女の瞳に、快楽の泪がひとすじ。
もとより男性を惹きつけずには居られない双乳は、更なる刺激を求め、限界まで盛り上がる。
淫の泉はとめどなく欲液が流れ、悩ましい茂みだけでなく、ふとももを濡らし、その下のシーツにはイヤらしい染みが広がる。

「あ、あの、もう僕・・・・」サリアの痴態を見てきた彼が、我慢の限界を迎えている。
彼女が小さく頷くと、ルグトは全てを彼女に晒す。彼女の目が、そのカタチにくぎ付けになる。
(お、男の人のって、こんなに大きくなるの!?ホントに入るのかしら・・・?)
「サリアが余りに魅力的だから・・」視線に恥ずかしがりながら笑みを浮かべ応える。
「じゃ、じゃあ行きますよ・・・。」その声に、サリアは目を閉じ、ギュッと唇を噛み締める。
仰向けになっている彼女の秘唇に、彼の男性の銃先が侵入を試みる。
「ああん!!」蜜の溢れるひだを、彼自身がこすり上げる。間接的な刺激が、切なさを一層募らせ奥が疼く。
(な、なんで・・・?)彼女を早く味わいたいのに、上手く入ってくれない。何度も侵入を試みるが、彼女のひだをこすり上げるだけ。
焦りと緊張から、あろうことか彼自身がしぼんでしまう。男として絶望感に打ちひしがれる。
心配そうな彼女の視線に、恥ずかしさから目を逸らす。
133DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:05 ID:rhKPyLk5
「あ、あの、その・・・・」チラチラと彼自身を恥ずかしそうに見ていた彼女が、彼のもとに近づく。
「こ、今度は、わ、私がその・・気持ちよくしてあげる番、だから・・・」ルグトの瞳にまっすぐウィンク。
逆にベットに寝かされた朴念仁は、股間を押さえ静止しようとする。
「だ、だめですよっ!!そんな汚いとこはっ!!」しかしサリアは、熱っぽい眼差しで彼自身を舐め始める。
「ん、ん、んっ・・・・?」彼女の舌が先頭を丁寧に舐めていくと、ピクッピクッと砲身が反応する。
「ううぅっ、気持ちいいよっ!!」彼の言葉に安堵し、従順なおねえさん悪魔は益々大胆になる。
新月に反射してオーロラの様に輝く髪を掻き揚げ、本格的な口戯を始める。
男の先全体を舐めまわし、男の本能をすくいとる。それを何度も繰り返す。
「ああっ!サリア、それいいよっ!!」堪らず叫んだ男のモノは、次第に硬さを取り戻す。
「んんっ、んんん〜っ、うんんん、んん、んぱっ!!はあぁっ、んっ!んんん〜!!!」
ズルズル、チュパッ!ズッズッチュウゥ〜。思いのこもったフェラの音が、二人の脳を溶かしていく。
(あっ!段々大きくなってきた・・)彼が気持ちよくなってくれてる。ただそれが嬉しかった。
すっかり硬さを取り戻した肉欲の棒。その亀の裏をチュルチュルと舐め上げる。
「うあ!!だ、だめだよ!!気持ち良過ぎるよ!!」否定の言葉は最大級の賛辞。
片手で竿を心持ち強く握り、全体をディープスロート。竿の液と唾液が混ざり、竿をまんべんなく濡らす。
「んんっ、んんっ!!、んっ、んっ!、んんんんん〜!!!!」
竿を往復する唇が、小刻みに大きくなるモノを感じていた。その先に何があるのかは分からない。
ただ、彼の気持ちよさそうな顔をずっと見ていたい。
一方ルグトも、マグマのような自分の欲望が限界になっているのを感じていた。
しかし、彼女に汚らわしい液を吐き出すわけには行かない。「サリア、早く離れて!!も、もう出ちゃうよ!!」
その言葉で、彼女は覚悟を決めた。
134DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:20 ID:rhKPyLk5
それまで以上の激しさで、肉棒をしごき上げる。精液を逃すまいとすぼめた唇の為、無意識のうちにバキュームフェラになる。
「んんん!!!、うんんん!、んん!!、んっ!んっ!!んぱっ!!んっ!んんん〜!!!」
「うあっ!気持ち良いっ!!気持ち良いよっ!!出ちゃう!出ちゃうよ!!」
そう叫んだ刹那、あっけなく崩壊は訪れる。
「うんんん!、んん!!、んっ!んっ!!!んっ!んんん〜!!!んぶ??!!」
彼女の喉に、熱い迸りが叩きこまれる。迎え入れた白濁は、苦く粘着質で、とても飲めるものではない。
しかし彼女は、コクン、コクン、とゆっくり飲み下し、彼に微笑みかける。「いっぱい出たね・・」
「ありがとう、サリア、ごめん・・」ルグトは彼女を抱きしめる。「ううん。だって、「あなたの」だもの。」
まだ硬さを失わぬ若き欲望。その竿で私の全てを感じて欲しい。その瞳が訴える。
垂直に狙いを定めた砲身に、艶やかな手が添えられる。「私を真っ直ぐ貫いてね。」
「うん・・」幾分緊張の取れた少年が頷く。この女性と結ばれたい。
振り下ろし、最初の楔が打ちこまれる。棒の角度を水平にし、彼女の中に分け入っていく。
「ああっ、痛っ!!」サリアがシーツを握り締める。その感触に、ルグドは狼狽する。
「まさか、はじ・・めて・・?」「うん・・あなたが初めて。あなたに「はじめて」をあげられて、とても嬉しいの。だから、して?」
彼の事を信じて疑わない瞳。その思いに応えるため、ルグトは男になる。
「君を貰うよ。だけど、痛かったら言って。お互いを大事にしよう。」彼女が頷くと、彼は動き出す。
「んんっ?!!んん〜〜っ!!!!」操を捧げた瞬間、耐え難い痛みが襲う。声を出すまいとしていたが、やはり痛みには勝てない。
「ちょ、ちょっとこのままで・・」上目使いながらも、正直に話す。ルグトは微笑んで、胸を愛撫し始める。
「あ、ああぁん」自分でも驚くほどの甘い声。甘噛み、吸い付き,舐め。
体が本能的に痛みを和らげようとしているからなのか、どの責めも最初より数段気持ち良い。
135DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:21 ID:rhKPyLk5
「あんっ!!やだぁ〜!はああん!!だめっ!!!気持ち良いっ!!気持ち良いの!!」
体をくねらせる彼女が、とんでもなく艶かしい。無意識のうちに、波打つ淫靡なプリンに手が伸びる。
「はあんっ、はあんっ!!ああルグト!!気持ちいいよう!!ルグト!!ルグト!!」「胸がとってもいいよ。サリア、サリア・・・」
いつしか互いの名を呼ぶようになっていた。手のひらに収まり切らない乳房を揉みしだき、二人が高まりあう。
繋がったままの竿には、彼女の高まりを現すかのように、潮が血を覆っている。
「痛み、少しは引いた?」「う、うん・・・。最初よりは。う、動いてもいいよ・・。」
純潔の証しで幾分動かしやすくなった肉棒を、出来るだけ優しく、ゆっくりと動かす。
「ひゃうん??!あはぁ!!ああっ!!痛いけど・・ちょっと・・気持ちいい・・。」
(彼の律動を、全身で感じる・・・これがセックスなの・・?なんて素敵・・!!)
彼女の膣が、天井が、花弁が、彼自身を温かく包み込む。それは二人の肉欲を増幅させる。
「あん!!いやんっ!感じるっ!!感じちゃうの!!ああんっ!!はああんっ!!ああ・・・」
「ううっ!!すごい締め付けだ!!いいよっ!!あうっ!!上がザラザラしてて、こすれるよ・・」
「感じちゃうの!!はぁん!!あっ!!はあん!!感じるっ!!ああんっ!!もっと、もっと突いて!!グルト、お願い!!もっとしてぇ!!」
さっきまで処女だった肉壷は、すっかり肉欲に溺れ、卑猥なダンスを踊る。
彼女の膣の攻めが、更にに彼の動きを激しいものにする。「ああ、とってもいいよ、サリアっ。はっ、はっ、君はどう?」
「だめぇ!!スゴイ!!!スゴイ感じる!!感じちゃうっ!!どっか行っちゃいそう!!ルグト、ルグト、抱きしめて!!」
激しい旋律の中、ルグトは彼女の瞳をまっすぐ見つめ、彼女の長い髪を梳る。そして、柔らかく抱きしめる。
「イクっ!!イッちゃう!!掻きまわして!!もっと膣をかきまわしてぇ!!ひゃん?!う、上に来るぅっ?!!あっ当たってる!!!」
彼女の全てを知りたくて、攻め方を変えて行く。一直線の動きから、天井、壁などを局所的に掻きまわす。
「き、気持ちいいかな・・・?かっ、感じた通りにやってるんだけど・・・」
136DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:22 ID:rhKPyLk5
自信なげに揺れる黒い瞳。彼女が彼を抱きしめ、よりいっそう魅惑的な喘ぎ声を上げる。
「はふぅん!!色んな所が感じちゃう!!ああっ!!いやっ、いやっ!!腰が勝手に動いちゃうの!!もっと、もっとぉ!!!!」
いつしか、彼女の腰も、肉棒の動きに合わせ揺れている。夢のような甘い甘い、とろける様に流れる二人だけの時間。
「あん!あん!あん!感じるぅっ!!あっ、はああっ!!ルグト、素敵だよっ!!ルグトっ!!突いて!!もっと奥、奥まで来てっ!!」
「ああっ!!いいよっ!!君の奥、最高だっ!!締め付けてくるよ!!う!?ううっ!」
爆発の時は真近。そう感じて、張り詰めた竿を花弁から引き抜こうと、腰を離したその刹那。
彼女は力一杯彼を抱きしめ、その欲望ごと彼を受け入れる。彼の子を宿すことに微塵の恐怖もない。
「来て・・・。あなたの全てを受け入れたいの・・貴方の子なら、怖くないわ・・・。」
微笑んだ彼女に、快楽の楔が襲う。何度も、何度も。サリアも腰の動きを合わせ、やがて頂点が訪れる。
「やあっ!!恥ずかしいっ!!イッちゃう、イッちゃうの!!あはっ!、はあんっ!!来るッ!!来ちゃうっ!!はああんっ!!!!ダメっ!!!
 感じるっ!感じちゃうの!!!突いてッ!!!奥っ!!!はっ!!!イクっ!!イッちゃうぅ〜〜!!!!!」
ビクンッ!!とサリアの体が痙攣した瞬間、彼女の膣が肉棒を締め上げる。彼の本能が電流を浴び、欲望の塊が噴射される。
「うっ、で、でるよっ!!」そう叫んで、彼女の胸に倒れこむ。そして訪れる、まどろみの時。

「こ、この事は、二人には内緒にしなきゃね・・・。」並んで寝ているルグトが、恥ずかしそうに呟く。
「そ、そうね・・・。」その二人に後押しされたサリアは、隠し通せる自信が全くない。
二人の純潔を記したシーツは既に押入れに隠してある。
体調の変化を見破られぬ為、明日は二人で出かける事にした。言わば初めてのデートだ。
出かける事はルーナやグリムに言ってある。只、ルーナの意味深な微笑が気になったが、デートの事だろう。
それ以上の事は気付かれていないはず。そう思っていたのは無防備な少年だけだった。
お互い抱き合いながら、深い眠りに落ちる・・・・
137DQ3男勇者×女戦士:02/10/11 12:25 ID:rhKPyLk5
スレ汚し失礼しました。やはり前置きが長すぎますね。
人物描写が伝わったかどうか全く自信がありません。(汗)
あ、ちなみにタイトルは「淡恋」です。
138改名:02/10/11 20:26 ID:iy1GNtgs
>89>91
書き手さんに来て欲しいからこそ、書きたい物を書いて
(他のスレの人はどうか知りませんが、書き手さんが見て、何かしら思って書く
(又は名作をコピペする)キッカケに成ればなと思って書いてる所あるんで)
急いで終わらせました。
個人的な前(パート4)の経験上、終わると来てくれたんで。
>95
サイトは気軽な批評が2chに比べて来なさそうに思えて
興味が無く、もし作ってもDQの小説載せません……。
嬉しいんですが、サイトは考えてません。

3って書く人少ないから、今後も色々な人の小説期待してしまう。
139名無しさん@ピンキー:02/10/12 06:26 ID:63zLCoTR
FFDQ板大変なことになってるYO…
140名無しさん@ピンキー:02/10/13 02:06 ID:dZUNqgxW
FFDQ板の千一スレが潰れた。
ギコガードさんすごく怒っているけど、ぜひ小説保管サイトは続けてほしい。
そしてこっちのスレはぜひ続いてほしい。
一部の粘着のために、すごく悲しいよ。
141名無しさん@ピンキー:02/10/13 04:51 ID:E8Etp/OD
小説保管サイトは続けてくれるそうです。良かったね。
142ギコガード ◆qeFFDQ/roc :02/10/14 19:26 ID:f3+vSB3t
小説保管サイトは続けますよー⊂´⌒つ´∀`)つ
絵掲を閉鎖するのはまぁ色々と理由ありなんですが、
2ch関係であることと個人サイトであることは両立
しうるという事がわからない人がいるってことが
大きな原因であります。なんともはや。
143名無しさん@ピンキー:02/10/15 00:42 ID:shjnTYTm
144名無しさん@ピンキー:02/10/15 22:58 ID:dpO75zCU
しかしロト×ルビスってありえるんですかねー
僕の妄想では上の世界に戻せとおしいって仲間たちと一緒に輪姦するってかんじですね。
勇者(野郎)×戦士(野郎)×武闘家(野郎)×盗賊(野郎)×ルビス(精霊→肉奴隷)の5Pってかんじかな
145名無しさん@ピンキー:02/10/16 19:21 ID:ZdZ08tjW
>144IDがdq
146名無しさん@ピンキー:02/10/16 23:42 ID:ZC/R/ICT
>>145
よくみれ。d”q”じゃなくて、d”p”だよ
147145:02/10/17 18:11 ID:2JHhp9MU
Ohno
148名無しさん@ピンキー:02/10/18 19:51 ID:laMMzZD0
保守
149名無しさん@ピンキー:02/10/18 20:39 ID:bVEcyg+T
150名無しさん@ピンキー:02/10/19 02:22 ID:yK917yzx
>>144
ドラクエ2でシドーを倒した後の謎の声

どこからともなく うつくしい こえが きこえる・・・・。

「はかいの かみ シドーは しにました。これで ふたたび へいわが おとずれるでしょう。わたしは いつも あなたたちを みまもっています。おお カミよ!わたしのかわいい しそんたちに ひかりあれ!・・さあおゆきなさい。」

これをルビスの声ととるかローラ姫あたりととるか…
151名無しさん@ピンキー:02/10/19 12:20 ID:MKYbEy5J
>>144
小説『精霊ルビス伝説』では、「初代」ロトと神になる前のルビスが恋人同士だった、という公式(!)設定があるんだよね。
SFC版Vでも「聖なるまもりは 精霊ルビスさまの 愛のあかしですわ」ていうメッセージがあるし…。
ロト×ルビスはありかもね。

って、何でこんなこと知っているんだ俺は…

ちなみに『精霊〜』でば、ロトと同じ一族の者が「魔王」の元になった、という描写があるので、実は「魔王」と「ロト」って(究極的には)祖先が一緒なんだよねぇ…。
152名無しさん@ピンキー:02/10/19 14:38 ID:ibeIAipA
>>151
ディアルト=ケントロピーゲね。
初代ロトというか、DQ世界のすべての勇者はディアルトの魂のかけらを
宿しているのだ……みたいな設定じゃなかったっけ。「ロト」という言葉
自体はアレフガルドのもののはずだから。うろ覚えだけど……
153sage:02/10/20 05:35 ID:+XgLTLMC
その話を書こうと思ったが、オタッキーと言われるのが怖くて書かなかった(^^;
Gファンタジーで漫画も描かれてたけど、結局ロトの始祖とルビスはどうなったのか忘れちゃった。
154名無しさん@ピンキー:02/10/20 06:11 ID:+XgLTLMC
あ...sage間違えた...
155名無しさん@ピンキー:02/10/20 09:11 ID:SeLY1bRk
>>151 >>152
もっと正確に言うとディアルト=バコバ=コリドラスな。
人間と精霊のハーフで、母親(人間)が本当の名を知られると災いが起こるとやらで
つけた「本当の名前」がロト。ちなみに父親は大地の精霊。ルビスは火の精霊。
で、魔王はロトの父方の従兄弟だから祖先が同じー、みたいな締めだった。
て有価、普通にあれは面白かったような記憶があるな。
156名無しさん@ピンキー:02/10/25 09:39 ID:xRRO9Stb
保守
157名無しさん@ピンキー:02/10/25 12:29 ID:PkLjvTwi
マーニャ小説もっと頼む。
158名無しさん@ピンキー:02/10/25 14:30 ID:mDolPNOu

ココにありますた。
http://asian.elitecities.com/books/kago.html
159名無しさん@ピンキー:02/10/25 15:13 ID:PkLjvTwi
どうやって見るのこれ?
160144:02/10/27 15:28 ID:2CWRk9Zy
>>158ちがうヤン
161名無しさん@ピンキー:02/10/28 10:48 ID:1YOjx19V
保守
162名無しさん@ピンキー:02/10/29 01:30 ID:y7MEATsr
改名タンはいないのだろうか…バリーちゃん…
163名無しさん@ピンキー:02/10/29 07:07 ID:SEM54Jai
>>137
かなり抜けますた・・・
次回作待ってます。
164名無しさん@ピンキー:02/11/01 00:12 ID:9JC1wywT
age
165名無しさん@ピンキー:02/11/01 01:31 ID:HNs2JMVR
4の女勇者が操られて導かれし者たちを次々に堕していくよ−なSSキボンヌ
166名無しさん@ピンキー:02/11/02 10:12 ID:RHSzQaao
ローラ×勇者の人、もう続き書かないのかなぁ…続き楽しみにしてたんだけど。
167名無しさん@ピンキー:02/11/02 23:59 ID:1Q8ajy1R
>>165
このスレにそれっぽいのがある。保管サイトの更新をまて。
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila/log/1008450299.html
168名無しさん@ピンキー:02/11/03 02:59 ID:FTQp+wrn
そろそろどなたか降臨キボンヌ
169名無しさん@ピンキー:02/11/04 02:21 ID:gp5h4X0O
どなたか、5の王子とビアンカ(フローラでも良いです)
の母子でやっちゃう小説のあるところ知りませんか?
ギコガードさんのとこにも1作あるんだけど、途中までで・・・。
お願いします。
170名無しさん@ピンキー:02/11/04 03:12 ID:AKhv1gl4
>>137に感化されて3の男賢者×女戦士を書いてます。キャラ萌え込みで
若干前置きが長いんですが、投稿してもいいでしょうか?
171名無しさん@ピンキー:02/11/04 03:55 ID:OdpLwl1O
>>170
おながいします。
1723男賢者×女戦士:02/11/04 13:22 ID:AKhv1gl4
 戦士ヒルダは、魔法使いマリウスを見下していた。
 本を読み、ブツブツと陰気な呪文を唱えるばかりで、剣一つまともに振れない軟弱者。
そのくせ口だけは立つ。一番嫌いなタイプだった。向こうもそれは同じだったようで、
ことあるごとに小馬鹿にした口調で噛みついてきた。
 何度喧嘩をしたか、覚えてもいない。火種は探すまでもなく、そこら中に転がっていた。
戦場でのスタイルから飲み物の好みまで、二人はありとあらゆる信条が正反対だったからだ。
こてんぱんに言い負かされて頭にきたヒルダがマリウスをぶん殴ると、仲間がすわとばかり
止めに入る。「いいかげんにしろ」とさえ、そのうち言われなくなった。
 彼の言葉を心の底では信頼していることに、気づいたのはいつのことだったろう。毒舌と
冷たい態度の奥に隠れた、深い思慮と洞察を感じ取り、自分とは違うやり方で皆のことを
考えているのだと、わかってきたのはいつ頃からだったろう。
 喧嘩の意味が少しずつ変わっていった。お互いの意見を確認する場となり、遠慮なく本音を
ぶつけあえる場となり、そして不器用なヒルダにとって、マリウスと触れあう唯一の手だてと
なっていった。いつか、喧嘩をするのを心待ちにしている自分がいた。

 ガルナの塔で手に入れた不思議な書物を携えて、彼がダーマ神殿の小さな室にこもり。
再び出てきた時のひどく静かなまなざしを見て、漠然とした不安をおぼえた。服装も、物腰も、
体格さえも変わってしまったように見える彼に、ちょっとしたからかいの言葉をぶつけてみた。
彼の苦手な食べ物についての他愛ない話で、ヒルダの知っているマリウスならば、ムキに
なって言い返してくるはずだった。
 苦笑いと共に、軽く受け流された。それから彼は穏やかな言葉で、これまでの非礼の
数々を詫びた。
1733男賢者×女戦士:02/11/04 13:23 ID:AKhv1gl4
 魂の一部を引き抜かれたようだった。彼はもう毒舌をふるうこともなく、冷たい眼光で人を
にらみ据えることもない。まして自分と喧嘩など、二度としないだろう。「そのひねくれた
性格を何とかしやがれ」――それは自分がいつも彼に言っていたことで、今まさにそれは
実現されたのだが、少しも嬉しいと思えなかった。
 それでもなお、通り過ぎるマリウスの横顔から目を離せない自分を見出して、ヒルダは
ようやく気がついた。
 戦士ヒルダは、賢者マリウスに恋をしていた。


「今日の戦い、粗かったな」
 ラダトーム。
 陽の昇らないこの信じがたい世界で、一日の戦いを終え。ささやかな憩いの席に着く
なり、マリウスが言った。
「……そうだったかい」
 彼と話すのはいつの間にか、ひどく辛いことになっていた。最低限の言葉だけを、
ぶっきらぼうに返すようになって随分たつ。ああ、今日も酒が不味い。
「今日だけじゃない。ずっと以前、レイアムランドに行ったあたりから時々様子がおかしいと
思っていた。この世界に来てから特にひどくなった」
 よく見てるじゃないか。心の中で舌打ちをする。
 どうせ叶わぬ恋だとわかっていたから、気持ちを押し殺すのはさほど難しくなかった。
それでも想いは少しずつ積み重なっていき、とうとうぼろが出始めたのがちょうどマリウスの
言った頃だ。
「何があった? 最近の君は、自信を失っているように見える」
1743男賢者×女戦士:02/11/04 13:23 ID:AKhv1gl4
 それも当たりだった。
 銅の剣さえ満足に振るえなかったマリウスが、立派に前衛の一角を支えるまでになって
久しい。攻撃力そのものは無論ヒルダに及ばないが、彼女の絶対的なアドバンテージで
あった肉体的な力の差が、もう存在しないことをそれは意味した。
 マリウスだけではない。頼りない子供だった勇者アレルは、今ではヒルダと互角に渡りあう
技量を備えている。ニナまでが僧侶の呪文を一通り修めると、武闘家に転職して武術を
学びはじめた。ただ一人、相も変わらず剣を振り回すだけの自分の価値が、どんどん
落ちていく気がする。かといって、今更一から魔法を学ぶ気になどなれはしない。
 アレフガルドの魔物は、故地のそれより格段に強い。深まるばかりの焦りが、戦いに
出ているのだ。
「お前には関係ないだろ」
「関係ないわけがあるか。仲間の志気に関わることだ」
 気付いていてくれたこと、嬉しくないわけではない。それでも、『仲間』という言葉が
悲しいくらいそっけなく聞こえて、無闇に杯をあおる。
「ああ、そうかい。偉い賢者様はそんなことにも気を回して大変だな」
「絡まないでくれ。真面目に話しているんだ」
「……!」
 音高く、杯をテーブルに叩きつける。『絡まないでくれ』だと? 
「ふざけんじゃないッ!! お前、……お前…………!」
 やばい。今夜はどうやら、酔い過ぎているらしい。頭のどこかで警鐘が鳴るが、外れて
しまったタガは元には戻らない。
「あたしの気持ち一つわからないで、何が賢者だ! 笑わせんじゃないよ!!」
 一瞬、テーブルの周囲が静まりかえる。アレルとニナが固まっているのを視界の隅に
ぼんやりと捉えつつ、据わった眼でマリウスを睨みつける。顔中火がついたように熱いのは、
酒のせいにしておこう。
1753男賢者×女戦士:02/11/04 13:24 ID:AKhv1gl4
「君の……気持ち…?」
 “賢き者”とは到底思えない、ほとんど馬鹿面といっていいような顔でマリウスはポカンと
ヒルダを見ている。やがて、そこへ徐々に理解の色が浮かぶにつれて、彼の示した
表情はヒルダの想像とは若干違っていた。
 彼は驚き、呆れ、怒り、後悔し……そして同時に、笑いをこらえているように見えた。
「では君は、私の気持ちをわかっているとでもいうのか」
 アレルの杯をかっさらい――転職以来酒を断っている彼自身の杯には今も水しか
入っていなかったので――一息に飲み干すと、マリウスはやおら立ち上がってヒルダの
腕をつかんだ。
「来たまえ」
 そのままヒルダを引っ張って、ずかずかと二階の部屋へ上っていく。アレルとニナが
呆然とそれを見送った。

「君は私がなぜ賢者に転職したか知っているか?」
 部屋のドアを閉じるなり、マリウスはほとんど芝居がかった仕草でヒルダの方に
向き直って言った。
「……もっと世界のいろんなことを知りたいからだろ。自分でそう言ってたじゃないか」
 魔術師時代の彼とも違う、見たこともないマリウスの態度に気圧されつつ、ヒルダが
答える。マリウスはフンと鼻を鳴らし、
「無論、それが第一だ。だが、他にもあった」
「……何だよ」
 突然、マリウスが顔を近づけ、まっすぐヒルダの目を覗き込む。そこにはさっきまでの
不思議な態度はなく、ただヒルダのよく知る、冷たく静かな瞳が彼女だけを映している。
吸い込まれるようで、一瞬ヒルダの心が止まる。
「私も武器をとって、君の隣で戦いたかったんだ」
 言うなり、マリウスはそっと静かに、だが力強く、ヒルダの唇を奪った。
176名無しさん@ピンキー:02/11/05 20:30 ID:aPEjwRi8
神が降臨してる
続きキボン
177名無しさん@ピンキー:02/11/05 20:59 ID:t/ogYGu5
期待AGE
178名無しさん@ピンキー:02/11/05 23:13 ID:DdTfK5EI
ニヒルな賢者様萌えー

作者様に期待age
179名無しさん@ピンキー:02/11/05 23:31 ID:5U2YScrG
180名無しさん@ピンキー:02/11/06 02:12 ID:viT8mjt6
マァムスレでヒュンケル×マァム好きを探したんだけど
いなくって悲しかったから、いっそここで自分で書いてもいいかな。
ヒュンケルが操られてて、半陵辱みたいなヤツ。
ダイ大はスレ違い?
181名無しさん@ピンキー:02/11/06 13:57 ID:BwQuQNeG
>>180
見たいです
1823男賢者×女戦士:02/11/06 21:55 ID:2CoKSUUg
 稲妻のようなものが、ヒルダの総身を駆け抜けた。マリウスの唇は薄く、冷たかったが
やさしく、信じられないほど情熱的だった。
「な…………」
 唇が離れ、息をつく間もなく、しびれた体がふわりと浮き上がり、ヒルダの体はベッドに
横たえられていた。ゆたかなバイオレットの巻き毛がシーツに踊る。
 マントを脱ぎ捨て、マリウスがのしかかってくる。こいつはこんなに重かったのか。
組み伏せられた自分の腕は、こんなに頼りなかったろうか。
「君との喧嘩は楽しかった。私にとって、君と対話する唯一の方法だった。だが、幼稚な
やり方だ。嫌われるばかりだから、二度とすまいと思っていたんだが。……まさか、君も
同じだったのか」
 こいつも同じだったのか。
 あたたかい、可笑しさに似た気持ちが、胸の底からふくふくと湧き上がってくる。
 でもこいつほど、思ったことを器用に言葉にできない。やっぱり、裏腹で、
ぶっきらぼうな言葉しか出てはこない。
「……鎧とか……汗、とか」
 入城したその足で酒場に入った。鎧も脱いでいなければ、体も拭いていない。
マリウスは言葉の真意を正しくくみ取ってくれた。見たこともないような朗らかな
笑みを浮かべ、
「君は今の姿が一番魅力的だ」
 戦塵にまみれて輝く、浅黒い首筋に唇を押し当てた。
「うぁ……!」
 銀のチョーカーにカツカツと歯を立てながら、汗を味わうように、筋の太く発達した
首筋をねぶる。にゅるん、とチョーカーの内側に舌が入り込むと、思わず声が上がる。
のけぞった顎の下まで舌を這わされ、同時に、腋の下に手が回るのがわかった。
骨ばった繊細な指が、鎧の留め金をまさぐっている。
1833男賢者×女戦士:02/11/06 22:00 ID:2CoKSUUg
「いつも思っていたが……君らはなんでこんな、煽情的な格好をしているんだ」
「ん…………」
 冗談とも本心ともとれない呟きを聞き流しながら、背中を浮かして脱がしやすい
姿勢になってやる。ほとんど下着程度の面積しかない胸当てが取り去られると、
たくましい胸筋の上に乗った、やわらかな乳房が姿を現した。
 大きい、わけではない。だが鍛えられた筋肉を土台に持つそれは、張りのある
綺麗な丸みをそなえ、密度の濃い脂の匂いを立ちのぼらせて誇らしげに天を向いて
いた。周囲の肌よりも色の薄い、淡いピンク色の乳首を、そっと口に含まれると、
刺すような悦びが全身に満ち渡る。
「はう……っく、んふ……!」
 男に抱かれるのは初めてではない。だが、恋した男に抱かれるのは初めてだった。
まだ初潮も来ない頃から、傭兵達のただ中で暮らしてきた。犯されたこともあれば、
誘ったこともある。だが、こんなのは知らない。こんな、こんなに恥ずかしくて甘美な
悦びを、ヒルダは知らない。
「あ、あ……はっ、はっ、ふ、あ……!」
 飽くことを知らない舌はいつのまにか乳房を下り、腹筋のくぼみをゆったりと撫でている。
マリウスの長い髪が脇腹をくすぐる。腰の留め金に指がかかったのを感じ、ヒルダは
ふいに身を固くした。
 マリウスが目を上げ。無言で問いかけてくる。そうじゃない、イヤなわけじゃない。
ただ、今これを脱がされたら、わかってしまう。熱く湿った腰布の下が、どんなに
はしたないことになっているか、お前に知られてしまう。
 マリウスはそんなヒルダの表情をどう読んだのか、赤い手袋をはめたヒルダの手を
とり、ゆっくりと腰へ導いた。
 自分で外してみせろ、というのか。羞恥で腹の奥が熱くなる。
 だがその熱ささえも一方で、悦楽として受け止めている自分がいた。静かな、だが
熱い眼差しに促されるままに、おずおずと留め具を外し、腰垂れと一体化した腰布を
そっと取りのける。
184名無しさん@ピンキー:02/11/07 02:44 ID:YDkwnWwV
女魔法使いのエロがよみたい……
185名無しさん@ピンキー:02/11/07 22:57 ID:RurA9PLW
この賢者戦士、文体もすっげぇ好み。
がんがってくださーい><
186名無しさん@ピンキー:02/11/08 05:52 ID:zeEngFmW
賢×戦の読者を焦らす(w展開に期待

ついでも勇者×ローラも復活期待
1873男賢者×女戦士:02/11/08 23:40 ID:Wuc4wXfb
 ねちゃぁ……と、ねばった音を立てて、厚手の布がその部分から引き剥がされた。
戦いで昂ぶった体熱がまだこもっているところへ、さらなる熱い潤みを加えられたそこは、
ほとんど湯気を立てんばかりに熱を帯び、とろけた肉の沼と化していた。マリウスが
息をのむ。その沼の全体を覆うように、大きな手のひらをためらいがちに押し当てる。
「はふっ…………」
 マリウスの手は冷たい。ほてったその場所が冷やされるのが心地よく、小さな息を
つく。だがそれはすぐに、より熱く、激しく、凶暴な快感に取って代わられた。
「あ、ふぁ、あっ!? っく、うああっ!」
 ぬぷ………。
 そのまま、沼に己を押し沈めるように。指と手のひらの筋肉すべてを使って微妙な
愛撫を加えながら、ゆっくりと手の全面を押しつける。親指の付け根のあたりで
かたく尖った敏感な芽をとらえ、小刻みに振動させるとヒルダは少女のような声で
啼いた。
「あふ、ふっ、くぅぅンっ!だ、ダメ、それ、そこ、と、溶けるッ!溶けるッ!!」
「…溶けてくれ…」
 ずりずりずり、と手のひらをねじるように激しく押し込むと、ヒルダは激しい痙攣とともに
目の前がチカチカとくらむのを感じた。
「は…………!」
 組み敷いた体から、突然力が抜けたのに気づくとマリウスは手を止め、面食らったような
顔でそっとヒルダを覗き込む。
「もしかして……達してしまったか?」
1883男賢者×女戦士:02/11/08 23:40 ID:Wuc4wXfb
「…………っ!」
 うっすら涙のにじんだ目でヒルダは睨み返し、力任せに体を起こす。
「うわ!?」
 筋力はまだまだヒルダの方が上である。あっさり上下をひっくり返され、とまどう
マリウスの下履きを力任せに引き下ろす。むっとくる牡の臭いとともに、野太い
肉根がむっくりと姿を現した。線の細い顔立ちからは信じられないほどそれはたくましく、
野蛮で、猛々しい。まさか転職でこんなところまで変わるはずはないから、華奢な
魔法使いだった頃からこうだったのだろう。こくり、と一つ唾を飲むと、ヒルダは
かぶりつくようにそれを口に含んだ。
「う………!?」
 唇と頬の裏側でねっとりと覆い、ねろねろねろねろねろ……と激しく舌でなめ回して
やると、たまらずマリウスが呻く。
 口淫は嫌いではない。男の急所を支配している感覚と、支配され奉仕させられて
いる感覚が同時に味わえるから。まして今、口の中でこすられている、ピクピク
ふるえる熱を持ったこれがマリウスのものだ、と考えると、潤みきった股間にじわり、と
新たな熱がわくのがわかった。
 手袋を脱ぎ捨て、根元に垂れ下がる袋をやわやわと揉んでやる。唇をすぼめ、
火傷しそうな熱い棹を絞るように抜き出す。赤黒く充血したそれは見ているだけで
ヒルダの脳の深い部分を犯していくようだった。
「か、勘弁、してくれ………」
「バカ言え」
 力無い声ににんまりと微笑むと、とろけきった表情をわざと見せつけるように見上げ
ながら、あらためてそれに舌を這わせる。マリウス相手に主導権を握れるなどと
いうのは本当に久しぶりのことで、それだけで子供のようにはしゃいでしまっているのが
自分でもわかった。キスと片手だけでイかされたお返しは、たっぷりとしてやる。
1893男賢者×女戦士:02/11/08 23:41 ID:Wuc4wXfb
 肉の幹を握り、ぐいとこちらを向かせる。上体を乗り出し、皮膚が裂けるかと思うほど
張りつめた先端からトロトロとあふれる透明なつゆを、汗ばんだ己の胸元にぐりぐりと
なすりつける。敏感な先端を弾力のある肌でこすられる刺激にマリウスが息をつめるのを
感じて嬉しくなる。
 乳房からのど元まで、まんべんなくマリウスものでぬるぬるにするとヒルダはようやく
ペニスを解放し、緊張できゅっとすぼまった睾丸をすっぽり口に含む。さらに今度は
口だけでなく、マリウスの腰を抱きしめるようにして、上体すべてでマリウスの
下半身を愛撫する。
「う……」
「ふふ…………」
 ぬりゅるぬるんぐぬりゅるるぬぬろぶぷりゅぬむぷっ……
 熱い唇と舌に続いて、粘液まみれののど、鎖骨、乳房が、マリウスの太股、睾丸、
幹、先端を次々に、なだれをうつように蹂躙していく。柔らかく力強く、容赦なく淫らな
すさまじい感触に、マリウスが獣のような声を上げた。
「うおおおおっ………!」
 ビクビクと痙攣する先端部が乳房のはざまを抜けると、間髪入れず「下り」が
はじまる。さっきまでと逆方向の刺激に、マリウスの腰が浮き上がる。まるで、
快楽という軍勢に繰り返し繰り返し、何もかも踏みつぶされていくように。
「ぐ…………ヒルダ、待っ、……!」
 四回目の「上り」で、マリウスの腰のふるえがひときわ大きくなった。限界が近い
ことを察したヒルダはギュッと脇を締め、今にも爆発しそうなマリウスのペニスを
両胸で念入りに揉み下げていく。
「ヒル……」
「出せよ……出して……」
 思わず口にしたその一言が、堰を切ったらしかった。
190名無しさん@ピンキー:02/11/09 01:15 ID:hgRUda53
 戦士に会う度、魔法使いは美しくなっていった。いつか戦士が「その短い髪良いな」
と言うので髪型も変えなくなった。
 戦士に連れられ色々な所へ行く様になる。魔法使いは自分とは縁の無い世界を様々に見た。
 戦士は酒場で酔って魔法使いに寄り掛かった事があった。
「未成年なのに」「今日、16になった」戦士は目を閉じて言う。
 そう言う宿屋があるのだが、そこで魔法使いは大胆に脱いだ。痩せているのに大き目の
丸い胸、薄い腰に臀部は小さく、高い。先の尖った大きな帽子に手を掛けて脱ごうとすると、
「いい、いい」
 男にそのままベッドに倒された。同じく素っ裸の男に上に乗られ乳房にキスされた。
若い男の動きはぎこちないが何度も何度も…。
「あ…」
 顎を上げる女に、そんなに気持ち良いのかと、指の股に彼女の乳首を少し挟みながら
戦士は聞く。
「そう…そこを…少しだけ触られるの……好き…」
「吸われるのは?」「え…」
 フッと突起を戦士は吸った。(あっ!…)
「それは…強く」あいている片方の乳房は男の指に弄ばれた。
「あーっ・・」戦士の腰の近くにある、魔法使いの腰が波打って揺れた。
「あ、待って、そんな吸い方したら…」
 乳首のすぐ側にアザが出来そうだ。魔法使いはジッと見て「いいか…」
「ダンナさんとしないの?」「いつも真っ暗にしてるから…」
(真っ暗なんて…)勿体無い、と彼女の夫に戦士は教えてやりたくなった。
 魔法使いは自分が濡れているのが解る。しかし戦士はシンナリ…。(緊張して…)
「はじめて…?」
 コクリと戦士は頷いた。堂々としてみせたが、少しテレている。
彼女が触ろうとすると「やめろよ」
 戦士は逃げて、逃げて…彼女の足を捕まえて股を少し広げた。
191名無しさん@ピンキー:02/11/09 01:20 ID:GQeG4r7n
 (うわ…グシャグシャしてる…)初めて女陰を見た。少しグロテスクな様な…。
 しかし、女の胸や裸体を見た時の様な鮮烈な興奮と違って、そこは見れば見る程
重くズッシリと彼を欲情させた。頭がボーッとしてベッドに突っ伏しそうだった。
 ムクムクと勃起する物が彼の腹の下にあった。
 (あ…凄い見てる…)魔法使いもこんなにジックリ見られたのは初めてだ。
 (恥ずかしい…恥ずかしい…)恥ずかしいがどんどん濡れて行く。
 無言で男が触れるとピチャッ…と音がする。(凄い、濡れてるな…あれ(膣)は…どこだ…)
「もう少し…上……」(え、上に行ったらこれが…)男の指が肥大した物に当たった。
 (ここが気持ち良いのは知ってる…)「あっ…あぁっ…初めてなの?…あん、いい…」
「ここは…触った事ある…」「やっ…いい…」
「下に下りて見て、……もっと深く触って良いの」(おおお…)
 男の指は深く埋った。「その辺りでそのまま動いて…」
「んん…」
 女の腰は又、悶える様に動いた。(そうか、ここか…)彼がグイグイと触る所は
膣前庭だが、名称など知らず、指がずるりと細かい凹凸に触れた。
「あぁん、いく……」
 彼の指は少し、膣に入っていた。「もっとっ…もっと、激しく…」
 (指が、入ってく…あ、なんか、当たる…)そのまま指をピストン運動の様に動かせた。
速く指を動かせると、
「ん、ぁ、あっ」
 枕と彼女の頭に押されてひしゃげた帽子に埋もれながら、彼女は必死に顎を上げて、
少し腰を振り、イッた。
 (かわいい…)戦士は女のイッた様子を初めて見た。半開きの彼女の唇は
自らの唾液で少し光っている。(エロい…)男はパンパンに張って来た。
 ハァハァと甘い息で、彼女の乳房が天井に向かい上下している。
「爪、ちょっと痛かったよ…」
 ジッと魔法使いは戦士を見た。爪の無い物が欲しいらしい。ギクリとして体の熱い
戦士はふやけた指をそのまま侵入させてみた。
192名無しさん@ピンキー:02/11/09 01:26 ID:hgRUda53
「もっと、…立ててみて…」
 と、スルスルと入って、男の長い指を飲み込んでいった。(あったかい…)
 指を少し動かせてみた。「あん…」
「ウチに、帰らなきゃ…」
 ボソッと戦士が言った。「ダンナさんが、いるんだろ」
 (どう言う人なのかしら…)「もう少し、」 と、彼の大きな熱い物に彼女は触れた。
「く、咥えたりするの?」「私もした事ない…」
 と滑らかな女らしい手を男根に滑らせている。男は自身から分泌した物で濡れていた。
魔法使いは帽子を取った短い赤毛姿で、ころんと仰向けになり、少し上体を上げると男の
それに乳房を当ててみせた。
「ほら…(あっ…)」
 男の亀頭と彼女の乳首が触れて、女の桃色が弾かれた。彼女の手で寄せられた両の
乳房の真中に男の脈打つ物が埋る。
(あ…あ…)
 その姿だけでも、男は出そうになったが、腰を動かす。
「う…」「あ…」
 戦士は彼女の肩を掴んだり、彼女の浮き立った乳首を指で遊んだりしながら、
彼女の柔らかい乳房に囲まれ腰を振る。
「あ、あ……」
 小さい声で鳴いている女の顔の近くに、自分の亀頭が行ったり来たりする。
「う…いく…いくぞ…」「顔に、…顔に出して良いか」「いいよ…は…ぁ」
 バッと彼女の頬を「うぁ…うっ…」
 額を、唇を濡らす物がある。彼女の短い赤毛にもへばった。
 ハァー、ハァー、と低く大きい荒い息を出す戦士は、体勢を変えて彼女に降りかけている。
自分の白に塗れた彼女顔が、一番好きかも知れないと戦士は思った。

 時は流れる。魔法使いは口での愛撫を大胆にする様になっていた。
ギュル…ギュル…と唾液や、男の精液も飲み込み、口の中に射精させて、
「飲むよ…」
 とクッと飲んで見せた。その精液の溢れて付いた唇で男にキスする。
戦士は自分の味を知ってしまったりする。
193名無しさん@ピンキー:02/11/09 01:28 ID:hgRUda53
 性器を口で愛撫し合うなども良くある。女が上になって、
「あぁ、キモチ、いい…あぁっ」
 男の唇、舌の愛撫に耐えられなくて、彼女は彼を咥えて居られず
手で男根を滑らせながらいく。
 会う事が出来るなら、朝っぱらからでも彼は彼女の濡れた所を舐め、吸い、
「あぁ…いく…もっと、あぁっ」
 しかし自らの性器を挿入しない男。そのうち魔法使いも何も言わなくなった。
 ある日戦士は酷く酔って、裸で抱き合っただけで射精してしまった事があったが、
彼女の太腿に付いた物を戦士は丹念に拭いた。
「子供が出来るだろ。お前は結婚してる」
 真面目なのか不真面目なのか解らない男だ。
 戦士は19才になり、「密偵としてロマリアに行く事になった。生きて帰って来れるかな…」
「あなた、どうしていつも命の危ない事ばかり…」
 この世に未練など無いのか、つまり魔法使いにも未練はないのだろう。
 魔法使いはすがった。母親の様な愛が、戦士はちょっと嫌になって来た。
 スラスラと戦士は離れて、旅の扉へ消えて行った。
 別れてから戦士は魔法使いに更に恋した。恋したがしかし忘れ掛けた頃、
女勇者に出会い、戦士は勇者に猛烈な恋をしながら旅をする。
 戦士はだが、気弱になった時、(フレイの様な女が俺には合ってるのかな)
と思っては一人懐かしんだりした。
 そんな戦士も女勇者と結婚してめでたし。結婚後の戦士と、女魔法使いのフレイは
アリアハンの大通りですれ違う事が出来た。
 男は女に笑顔をくれた。(欲しいのは笑顔じゃないのだけど…)
眉間に皺の寄ったあの顔をもう一度見せてはくれないか、裸の背を…。
 絶大な闇の如き魔法力を秘め、歳の割に老けてみえる少し美しい戦士と、
この長身でスマートな美女、魔法使いはそれきり。
 (男の人ってどうやって好きになればいいのかしら)と魔法使いは泣いてしまいたくなったが、 
「私の事を憶えていますか?」「はい」
 それだけで彼女は幸せだった。

おわり
>184 書いてみました。  
194名無しさん@ピンキー:02/11/09 01:54 ID:6eWosuKa
読みやすかった後に雑&読みづらいのが来ると正直辛い。
1953男賢者×女戦士:02/11/09 02:01 ID:u308Vfng
>>190-193
味のある文章だ……俺好きです。対抗してちょっとだけ続き。
------------------------------------
 ビュッ……

 ほとんど棒のような、太くて濃厚な白い液が、まっすぐにヒルダの鼻先を打った。
その熱さと勢いに驚く間もなく、あとからあとからそれは迸り、見る間にヒルダの
顔を、胸元を、乳房を、日に焼けた肌という肌を濁った白に覆い尽くしていく。呆然と
開けた口の中に、奔流の一筋が飛び込んできた。生臭くて、ちょっと苦い。マリウスの
味、と思った瞬間、喉が動いていた。
 ごくん………
 あとはもう止まらない。大きく口を開け、噴き出る白い濁流をすべて受け止めるべく
先端にかぶせる。ひっきりなしに喉が上下し、ねばついた飲みづらい液体を懸命に
嚥下する。味覚も、嗅覚も、視覚までも精液でいっぱいに飽和し、ヒルダの頭の中には
ただ愛しいペニスとそれが吐き出すこのうっとりとする白いもののことしか存在しなかった。
「…………ぷぁ……」
 長い、長い射精が終わり、マリウスの身体からぐったりと力が抜ける。熱い液を浴び続け、
ヒルダ自身も軽い絶頂に達していた。まぶたを塞いだ重い粘液をふるえる指でからめとり、
陶然としながら口に含む。
「……どれくらい…はァっ…溜めて、たんだよ……」
「知るか………君、こそ、どこでこんな…物凄いことを……」
 荒い息の下からマリウスが答える。ヒルダはのろのろと身を起こし、シーツの端で顔を拭く。
男は自分の出したものにまみれた顔を見るのは好きでも、そういう顔と会話したりキスしたり
するのは好まない。
「……金もコネも頭もない女がいっぱしの戦士をやるのは結構大変なのさ。体売ってた
こともあるって、言わなかったかい」
196名無しさん@ピンキー:02/11/09 02:15 ID:h5K6aDBl
>>190-193
改名たん?
197ヒュンケル×マァム:02/11/09 03:41 ID:TpL4ygjc
夏の空は低い。足元に沈む湿気のせいで、気分が悪かった。
う…、とヒュンケルが小さくうめく。
マァムは、視線を窓からベッドに横たわるヒュンケルに移した。
(ごめんなさいヒュンケル…私のせいで…)
彼の額には、汗の珠が浮いている。
マァムはそっと、濡れたタオルでそれをぬぐった。解毒呪文の効かない、特殊な毒。
敵からマァムをかばい、ヒュンケルはそれを受けた。
自分がもっと高位の僧侶系呪文を使えれば…、とマァムは自分を責めた。
汗で張り付いた前髪を指先でかきあげる。
ふいに、ヒュンケルがその瞼をひらいた。うっすらと潤んだ瞳が、マァムの姿をとらえる。
「ヒュンケル…気がついたのね…」
安心から、マァムの表情が緩んだ。
ヒュンケルの唇がちいさく動いているのを見て、耳を寄せる。
マァム、と自分の名前を呼ばれているのを聞き取り、答えようとしたその時、
「きゃッ…!」
強く頭をつかまれ、濡れた感触を受けてマァムは反射的に叫んだ。
そのヌルリとしたものが舌だと気づくのに、数秒かかった。
ヒュンケルの腕はマァムの頭と背を抱きこんでいる。
(なに…何なの?!)
色恋とは無関係に(少なくとも本人はそう思っている)過ごしたマァムには
何がおこったのかわからない。
ただ、ヒュンケルの歯が耳たぶに触れた時、思わず身体がビクリと跳ねた。
「……ッ」
身体を反転させられ、組み敷かれてやっと、マァムは事態に気づいた。
「ヒュンケル?!」
正気ではないのだ。
ヒュンケルの目がいつもと違う。マァムは逃れようとしたが、逞しい体で押さえつけられた。
198ヒュンケル×マァム:02/11/09 03:47 ID:TpL4ygjc

いつもは力強いと思っていた彼の力に、今は背筋が震える。
精一杯身体をよじったが、逆に後ろから抱きつかれてしまった。
「く…ッ」
(もしかして、あの時の毒のせいなの…?)
「いやッ、やめて!」
大きな手が服の襟元にかかったかと思うと、引きちぎられ、ぶるん、とたわわな乳房が零れ落ちる。
機能性を重視していた申し訳程度の下着も、一緒に剥ぎ取られてしまったようだ。
ヒュンケルには見えなかったが、ちぎれた布地に引っかかって乳首から下が見えず、
ピンク色の乳輪だけが見えている光景は、なんともエロティックだった。
マァムは一瞬、声を出して誰かを呼んだ方がいいのかどうか、迷った。
しかしそれでは、この状態を他人にみられることになってしまう。
それは、ヒュンケルの自尊心を大きく傷つけてしまうかもしれないと怖れた。
ヒュンケルは毒の影響で、正気ではないのだ。
(何とか私だけで切り抜けたほうが…)
しかし、いくらマァムといえど、ヒュンケルほどの男に組み伏せられてしまうと、
どうにもしがたい。
「あッ…」
後ろから両手で乳房を掴まれ、マァムの思考は中断した。
「い、痛い…ッ」
無骨な指が、柔らかな肌に食い込む。それ自体には感じなかったが、マァムは
ヒュンケルの手が自分の乳房を揉みしだくのを見て、頬が熱くなった。
199名無しさん@ピンキー:02/11/09 11:13 ID:05YtuGgO
>>196
ほぼ間違いないかと。
200名無しさん@ピンキー:02/11/09 18:42 ID:sQCAz1Tr
>>194
漏れ好きだけどなぁ、>>190-193みたいなこうゆうのも
まぁ好みも人それぞれだからね

作者さん、台詞ごとに改行してくれるともっと読みやすいかも?
がんがれー
201sigma ◆07A71MTBtg :02/11/11 20:47 ID:VFUbkUA9
>>142
お疲れ様です。今後もサイト運営頑張って下さい。
そちらのサイトに作品が載せて頂けるようになるのを夢見て頑張ってます。

>>163
有難う御座います。まだまだ穴の大きい作品だらけになると思いますが、温かく見守って下さいませ。

>>195
そちらの方が写実的で描写が分かり易いです。(勝手に批評してスンマセン汗)

さて皆様、先程新作が出来たのですが、うpさせて頂いても宜しいでしょうか?
魔物視点のダーク路線ですので、皆様に受け入れていただけるか心配なのです汗
202名無しさん@ピンキー:02/11/11 21:37 ID:2KKoSgB3
魔物視点…気になります
うぷきぼんします(・∀・)
203sigma ◆07A71MTBtg :02/11/11 22:04 ID:lfmrbQJi
それでは、うpさせて頂きます。先程いいました通り純愛要素0ですので、苦手な方は
申し訳ありませんがスルーして下さいませ。
204DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:06 ID:lfmrbQJi
「ザラ、良いですよ・・」
私がそう告げると、私の股間にひざまづいた蒼き髪の少女が、頬を薄紅色に染めていま。
”有難う御座います、アルゴ様・・”丹念に緑色の亀を舐めまわす彼女の思念がそう告げています。
こうなっては、一流の戦士だったとはおもえませんねぇ。
彼女だけではありません。この薄暗い地下室中で蠢く桃色の波を幾重にも形作っているのは全て、
青春を世界平和に捧げたはずのメス犬たちなのです。
「ひゃん!ひゃうん!イイ、イイですゥ!!」「突いて、もっと突いてくださいませ!!」
「やめて!やめてよ!!いたい!いたいよっ!!畜生!チクショー!!」
"も、もう止めて・・お願いです・・・・ううっ・・お口とアソコの棒を抜いてください・・・"
そこら中から淫靡な喘ぎが聞こえて来ますねぇ。
黒髪で理知的な賢者だったメス犬は自分から腰を振るほどにイヤらしく成長してくれました。
あれではまるでゴーレムの方が犯されているようです。
金髪のグラマー魔法使いは、私の飼っているスライムに弄ばれています。
何本もの触手が彼女を捉え、貫き、巨大な胸のまわりを緩々とうねり、肉芽を擦り上げています。
時々肉芽の責めを止め、メス犬からおねだりをさせるとは、ギラルもやりますね。
おやおや、向こうではじゃじゃ馬戦士がついに処女を奪われていますね。
木人形に操を捧げるのが余程悔しいのか、これまで涙を見せた事のない彼女が、
今回ばかりは大粒の涙を流して絶叫しています。フフフ、この後何日間も犯されっぱなしというのにねぇ。
壁際では、私の部下が二人がかりで、少女と呼ばれるには余りにも可愛らしい外見の武闘家を責め立てています。
一人は口腔を犯し、もう一人はバックから責め立てます。
口をモゴモゴさせていますが、声にはなりません。しかし、その思いは伝わってきましたよ。
部下にも伝わってはいるでしょうが、若き魔導師には邪悪なスパイスにしかなりません。
余りの激しさに、おさげは勢い良く揺れ、ときおり足が地面から離れます。
そこに、ポタポタと落ちるはじめての印。立派な女体でした。心配する必要はありませんでしたね。
205DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:09 ID:lfmrbQJi
"アルゴ様、私のフェラに至らないところでも・・・?"振り向くと、肉茎を優しく往復するザラの哀しげな顔。
私の為に必死に奉仕してくれるメス奴隷の顔です。
「すいません、あなたの素晴らしい奉仕を受けながら、わたくしとしたことがよそ見をしてしまいました。」
私がそう言うと、彼女は照れながら顔を小さく横に振ります。ちょん、ちょんとイチモツの先が彼女の頬の内側の肉に当たり、
ますます私のが大きくなります。
「可愛いメス奴隷ですね・・・」愛おしさに負け、彼女の頭を撫でようとしたその時、上につながった伝声管から報告が。

「あ・・あの・・んんっ!・・こ、こちらルイーダです・・はぁっ!んん・・」
おやおや、戦士や魔法使いの登録事務の最中とは思えぬ艶のある声ですねぇ。
まあ、媚薬のたっぷり着いた責め具を繋がれているのですから、分からない事もありませんが。
平静を装って登録事務をしながら、陰部を濡らす姿が滑稽です。
私は口元をニヤリと歪めながら、彼女に応えます。
「どうしました?私は愛しいザラとの時間を大事にしたいのですがねぇ。」
言い終わるのと同時に、酒場の女主人に襲いかかる快楽の波をワザと小さくしてやります。
「あぁ!申し訳御座いません・・あ、ああんっ!んっ」
肉欲を求める熟れた女体は、本能的に両足をピッタリと閉じて擦り合わせ、より一層の快楽を引き出そうとしています。
「ん、ん、実は、ご主人様から言われた通りの二人連れ、が、はぁっ!んっ!あぁ・・・」
おやおや、誰もいないのをいいことに、受付に立ったまま、オナニーを始めてしまいました。
もとよりスカートは履くのを許可していませんでしたが。
ふるふると振動する黒いパンティごしでもハッキリ分かるほど肥大したクリを、上下に刺激していきます。
「ゆ、勇者らしきっ、ああんっ!は、はぁん、人物、は、ああっ?!居ませんでしたぁぁっ!!」
おやおや、クリとひだを同時に刺激してしまったようです。達してしまいましたね。
206DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:11 ID:lfmrbQJi
淫らなメス犬の鳴き声のせいで、こちらも出そうです。
それを察したザラが上目遣いで、ニッコリと微笑み、最後の仕上げに掛ります。
「んっ!!ズルズル〜!!んっ!!んっ!!んん!!」
亀の硬度が最高潮になった瞬間、ザラが吸いつき、全てをゴクゴクと飲み干します。
「アルゴ様の精液、おいしいです・・また飲ませて下さ・・あっ!ああんっ!!」
言い終わらぬうちに、御褒美として胸を揉んでやります。まるでワインの入ったグラスを転がすように。
そしてそのまま、息の整ってきたルイーダに確認します。
「では、戦士のネイラと賢者のリュ-シャが来たのですね?」
「はい、間違いありません。賢者の妹に会いに、養成学校に行く、と言ってました。勇者と別行動、と言う情報も本当のようです。」
「分かりました。」
やはりこの「ルイーダの酒場」を手に入れたのは正解でした。ルイーダをセックス漬けにしてメス犬にしてからは、
勇者に関する情報収集も、幹部達に献上する女達の調達も、格段にやり易くなりました。
そして、今勇者たちに手が届くところまで来ています。思わず笑みがこぼれるのを禁じ得ません。
しかし、養成学校に行く、とはなんと好都合なのでしょう。あそこはこの町でも一番人通りの多い12番通りがあるところです。
衆人環視の中でメス奴隷に堕し、背徳の世界に案内して差し上げましょう。
ギラルとザラに、今日の狩りを説明し、キメラの翼で一緒に飛び立ちます。

養成学校の上空で監視を始めてほどなく、獲物+αが楽しそうに歩いているのが目にとまりました。
「おいおいリュ-シャ、アンタお姉さんだろ?」真ん中の賢者を揶揄しているのが戦士ネイラですね。
ウェーブがかったロングの金髪と、体を守ってくれるはずの鎧を押し出さんばかりに突き出た胸と腰が、歩を進めるだけで淫らに揺れ、
街行く男どもの視線を釘付けにしています。一流の娼婦とみまがうその体つきに白い肌。心持ち釣り目がちなオレンジの瞳。
魔物が彼女の噂で持ちきりになるのが分かるような気がします。一番人気のメス犬になるでしょうねぇ。
207DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:15 ID:lfmrbQJi
「おいしいんだからしょうがないでしょ!ファラもいいって言ってるし!ね〜っ!!」
左の一言にむくれながら、右の少女に微笑みかけ、半ば強制的に承諾させているのが賢者リュ-シャです。
ダブルにトッピングされたアイスに、スプーンで更に右から奪ったミントアイスの一部を乗せ、ネイラに呆れられています。
薄くピンクの口紅を引いたその涼しげな口元は、淫欲の言葉を吐き、魔物の白濁で汚される為にあるのですよ。
腰まで伸びたピンクのストレートをなびかせ、小ぶりな胸がささやかな存在感を主張しています。
ブルーの瞳が微笑みかけるその先には、賢者の妹らしいファラ。
裾や袖、スカートに沢山のフリルが付いたピンクのワンピースを着たその少女は、一部の魔物には大人気間違いナシの容姿をしています。
「うふふ、リュ-シャお姉ちゃんたら・・」軽く握った右手をクスクスと笑った唇に添え、愛くるしい笑顔を振り撒きます。
リュ-シャと同じくピンクの髪、ブルーの瞳ですが、ファラはセミロングで、顔立ちもハッキリした白人系の美人のリュ-シャと異なり、
モンゴロイド系の柔らかい顔立ちですな。胸は・・おやおや、姉より大きいかもしれません。
ニヤリ。思わず口元が歪みます。この娘は使えるかも知れませんね。

一通り観察も済んだところで、捕獲に掛りますか。
舞い降りた私達を見た瞬間彼女達は防御体制に入り、その他の愚民どもは我先にと逃げ出します。
「そうは行きませんよ!」そう叫ぶと、ザラがパンチ一発で通りに面した木造家屋を破壊し、木片を片っ端から虚空に投げ上げます。
私がそれを念波で円周状に並べると、メス奴隷調教ショーの舞台の完成です。隙間から逃げ出そうとする愚か者がいますね。
「ふん!」手近な木片を命中させると、パタリと倒れました。
「おりゃあぁ!!」その瞬間戦士が鬼の形相で剣を振り下ろしますが、それより先に、ザラのパンチがネイラの腹に突き刺さります。
「ぐはぁっ!!」崩れ落ちる戦士を冷ややかに見ながら、愚民どもに命令します。
「いいですか、貴方達は観客なのです。この戦士たちが快楽に溺れる様をよく見ておきなさい。逃げ出したものは容赦なく殺しますよ。」
208DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:16 ID:lfmrbQJi
言い終わった刹那、賢者のベギラマが襲いかかってきます。
「うそ・・・」私がそれを平然と受け流すと、リュ-シャが信じられない、と言う表情になります。が、それも一瞬の事。
無数の数のベギラマを、私めがけて打ちこんできます。魔力を使い果たし、肩で息をする賢者が無傷の私に驚きながらも睨み付けてきます。
「ギラル、任せましたよ。」幾重にも巻きついた触手が彼女の体の自由を奪い、その内の一つが首を捕らえるのを横目で見ながら、
ゆっくりファラに近づきます。この段になると、愚民どもも腰を抜かし、動く事すら出来ないようです。

「あ、ああ・・・」顔を小刻みに何度も振り、"来ないで!来ないで!"と声にならぬ声を上げています。
しりもちをついた地面の色は見る見る変わっていき、彼女の受けたショックの大きさを現しています。
「貴方は私を倒すために学校に行っているのではないのですか?」
彼女の鼻先まで仮面を近づけ、涙のこぼれるその瞳に映し出された私の姿に最早戦意など欠片も残っていません。
ファラの首を掴んで持ち上げ、今だ立ち上がろうとする二人に向かって冷たく言い放ちます。
「ちょっとでも動いたら、この娘がどうなるか分かりませんよ。」
「くそっ!!」歯軋りをするネイラの前に、ザラが悠然と向かい合います。
「やめて!ファラに手を出さないで!」触手に体中を軋ませながら、リュ-シャが声を絞り出します。
私は仮面の下で小さく符を唱え、残った右手でそれをファラに注入します。
「な、なに?あの光・・?」知らない符の発生光に、リュ-シャが呆然としています。フフフ、貴方にもタップリ注いであげますよ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」上気して頬を薄紅色に染めた子猫の股間から、イヤらしい液体が兎のように可愛い太ももを伝い、
黄金色の液体と重なり合い、なんともいえないアンサンブルを見せてくれます。
「はぁっ、あっ・・熱い、体が熱いよぅ、お姉ちゃん・・・・」薄いオレンジのパンティーは卑猥に変色し、
未知の感覚に我慢できず両足を股間に擦り合わせています。
「お前、ふざけるなよ!!」「ファラに何をしたの!!」同時に叫んだメス犬どもに視線を向け、言ってやります。
「淫乱なメス奴隷にして差し上げているのですよ。貴方達もね!」先ほど練った淫の符を彼女達にも叩きつけます。
「さあ、メス犬調教の始まりですよ。」ザラとギラルの目が妖しく輝き出します。
209DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:19 ID:lfmrbQJi
「あ、あ、あぁん・・・」触手が肢体を蠢くだけで艶のある声を奏で始めるメス犬のほうは、思ったより快楽に流されませんね。
ははぁん、肉の味を知っているのですね。ギラルが、賢者の肉壷を掻きまわします。
「は、はあん!やめて!やめてっ!!」言葉とは裏腹に、妖しい汁が虚空で貫かれるひだから溢れ出します。
思ったとおり、純潔の証しは失われていました。この淫乱めが。
「勇者とでも契りを結んだのですか?」揶揄すると、キッと視線を向けてきますが、快楽に流されかかった唇からは、反抗の言葉は出ませんでした。
「あはっ!!イイの!!イイのっ!!」動かせない四肢とは対照的に淫靡なダンスを踊る腰。最低のメス奴隷ですねえ。

「ん、んんっ・・ん・・・」両の手のひらを反対側の肩に乗せ、座りこんだまま味わった事のないレベルの快楽に必死に耐える戦士。
唇を噛んだまま見つめるその先には、妖しく、優しく見つめるザラの姿が。思ったとおり、ネイラは驚愕の表情でザラを問い質します。
「ん・・はぁっ、なぜ貴方が魔道師の手先に?!」目標としていた戦士が、優しくネイラの髪を梳り、鎧の下の張りのある胸を責め始めます。
「ふふ、「魔道師」ではありません。「ご主人様」でしょう。」緩々とした胸と股間の両方の愛撫に、金髪のメス犬は堪らずさえずり始めます。
「ザラ様、お止め下さいっ、ひゃぁ?!んん、あぅんっ!!やめ、やめてっ!!やぁ、あぁん・・」
「ふふ、可愛いわよ・・」妖しげに微笑んで、かつての弟子に纏わりつく全てを引き千切る。
組み伏せ、ネイラに負けぬ熟れた胸を手で支え、ネイラの胸を舌先で嬲りながら胸同士を擦り合わせる。
「ひゃう?!あ、熱いですっ!!胸が熱いですゥ!!もっと、もっと舐めてください!!」
僅かに浮かんだ涙が、肉欲のダンスで零れ落ちる。最早戦士の威厳はどこにもないですな。
「あん、あんっ!!うふっ。じゃあ貴方の蜜を頂こうかしら・・」
プックリと勃起した乳首同士が、互いにその存在感を主張し、唾液にまみれたネイラの乳首が妖しく輝いています。
態勢を変え、彼女の秘部をまさぐるザラの顔に、おや、という驚きの表情が。
「ああ?!いたっ!痛いです・・・」見かけに寄らず奥手ですな。その直後、
「勇者とでも契りを結んだのですか?」との言葉を必死に否定する賢者との先ほどのやりとりに、ネイラが寂しそうな表情を浮かべます。
210DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:21 ID:lfmrbQJi
哀れですねえ。立派なメス奴隷にして忘れさせてあげますよ。
「ぐわーーーっ!!!」バックから失恋メス奴隷を貫きます。さすがは処女。いい締め付けです。
「あん!!あん!!はあっ!!やめろ!!やめろ!!」
ガクガクと揺れる背中と、それに遅れて舞う豊かな胸。振り向いて叫ぶその涙が最高の気分にしてくれます。
寝そべってネイラの乳房に吸いつき、あらわになったクリを愛撫するザラ。
後ろと下から責め立てられ、ネイラの叫びも次第に艶のあるモノになっていきます。
「やめろ!!やめっ・・あん?!ああっ!!はあぁん・・。」
犯されていると言うのに、うっとりとした顔つきになり、こちらに熱い視線を送ってきます。
「あん!あん!いいです!!もっと、もっと突いてください!!奥、奥に!!」
淫らに揺れる腰をガッチリと掴み、最初の迸りを叩きこみます。
「あう!あ、あつい!これがご主人様の精液・・・」
グッタリと倒れこむメス奴隷を尻目に、パンティーをずり下げ、桃色の秘部を晒してオナニーに興じるファラに近づきます。

「あぅ、あぅ・・・イケナイのに・・・こんなことイケナイのに・・!でも、でもっ!!イイのっ、イイのぉっ!!」
ハァハァと淫らな吐息を吐き、ひだに滑り込ませた指先がたどたどしい動きで往復しています。
「おやおや、オナニーとはイケナイ娘ですねえ。」
「おなにー?」自分がしているこことは知らず、少し首を傾げます。
「ふふ、ご自分が今なさっている事ですよ・・・」顔を真っ赤にしたファラの股間に指を潜りこませ、内側の壁を愛撫していきます。
「あっ、はぁっ!そ、それイイですっ!!もっと、もっとしてください!」
抱きついた彼女の吐息を感じながら、わざと愛撫を止めます。
「あん、あん・・あれ?どうして・・・?」上目づかいでこちらを見つめるファラに、愚民の一人を指差します。
いつのまにか、観客は3箇所に密集していました。いずれもメス奴隷が喘いでいる様が良く見える位置です。
誘惑に自分のものをしごき始める輩も出始めていました。これだけ上物のメス奴隷が喘ぐ様は滅多に拝めませんからねぇ。
私が指差したのは、ファラのオナニーでモノをしごいている若者でした。
「御覧なさい。先ほどから貴方のオナニーで興奮していたのですよ。貴方の口で気持ち良くして差し上げないと失礼と言うものです。」
211DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:22 ID:lfmrbQJi
指差されてモノを隠そうとする若者に、あどけない口淫天使がスッと近づきます。
「あ、あの、よろしくお願いします・・・」恭しく一礼し、彼のモノを取り出します。
先ほどまで夢中で擦っていたそれは、禍禍しい姿を晒し、一瞬ファラを怯ませます。
「ん、んん、ペチャペチャ・・・・チュルチュル、んぱっ!・・」
とにかく、亀頭を舐める事に専念していますね。可愛らしい舌先が、張り詰めた亀を愛撫していきます。
「うう・・気持ちいいよ・・咥えてくれないか・・?」懇願する彼のモノがすでに小刻みに震えています。
舐め続けながら頷き、入りきりそうにない肉棒を必死で口に収めようと、モゴモゴと口を動かします。
「う、うわあっ!!」その刺激が決定打になったのか、凶悪な肉棒が緊張から開放されます。
「うぶっ?!!うぐぅ!う、ううう・・・」そのおぞましい感触に、ファラの目から涙が溢れます。
「全て飲み込むのです。1滴たりとも零してはイケマセンよ。」命令しても、飲みこもうとしません。いや、飲みこめないようです。
どうやら、喉に叩きつけられた精液がトラウマになっているようです。
幾つもの涙をこぼし、精液を含んだまま顔を横に振るファラを、ネイラを嬲っていたザラが心配そうに見つめています。
「しょうがありませんね。ザラ。」ザラに視線を向けファラを顎で指すと、愛しのメス犬はファラに駆け寄ります。
「口移し、ね?」優しく微笑み、舌同士をイヤらしく絡ませます。
舌先で歯茎をノックし、開かれた歯の間から、上の歯茎の裏を舐め上げます。
「ひゃうん!!」動きの止まったファラがヘナヘナとザラに倒れこみます。
ふふ、余程感じてしまったのでしょうねえ。そこも敏感ですから。
虚ろな瞳の雛から、ザラが精液を吸い上げ、コクコクと飲み干していきます。
全て飲み干したザラは、彼女を安静にし、優しく見守っています。
212DQ3メス奴隷捕獲日誌:02/11/11 22:23 ID:lfmrbQJi
さて、淫乱賢者の媚肉を味わうとしますか。
ギラルにほぼ全裸にされ、幾度も白濁を浴び、注がれたリュ-シャは、まるで精液のローブを纏っているかのよう。
「あう!ああん!ギラル様!!イイのっ!!イイのっ!!いやらしいリュ-シャを犯してくださいませ!!」
天高く、無数の半透明の触手に貫かれてなお、腰をイヤらしく振るメス犬。
ギラルが私の姿を認め、リュ-シャを差し出す。そして観客の女性どもを犯しはじめる。
「あはっ、はあっ!!見てくださいませ!私のイヤらしいあそこを!!」
寝そべった格好のリュ-シャが、白濁に汚れた秘部の全てを晒す。もう一方の手で、激しく中を掻きまわす。
淫猥なオナニーをさせたまま、一物を打ちこみ、激しく犯す。
「あうっ!!はあぁ!素敵!素敵です!!犯して!犯してくださいませ!!」
私の首に手を回し、小振りな胸が柔らかい感触で胸板を刺激してきます。
「勇者と私、どちらが気持ちイイですか!!」
「きゃん、きゃぁんっ!!ご主人様ですゥ!私の全てはご主人様のものですっ!!あんっ!はあん!!」
自ら腰を振り、私の迸りを受け止めたい、と切なげな瞳。
「いいでしょう!!受け止めなさい!!」
その刹那、夥しい数の私の分身を汚らわしい子宮にぶちまけてやります。
「はぁっ!!熱い!ご主人様のものが熱い!!中、中に来てますぅっ!!あっ?!イクっ!!イッちゃいます〜〜っ!!!!」
息も絶え絶えな賢者の秘唇は精液と愛液が溢れ、レイプの激しさを物語っています。

「さて、味見も終わったし、メス犬どもを連れて帰りますか。」
私はリュ-シャを、ザラがネイラを担ぎ上げ、ギラルはファラを包み込み、秘部や乳首など、彼女の全てを嬲っています。
「そうでした、彼女も忘れてはイケマセンね。」ファラの今後に、唇がニヤリと釣り上がります。
「みなさん、この見世物はいつでもお見せしましょう。では、又のお越しを。」
そう言い捨て、酒場の地下室に戻ります。
今回捕獲したメス犬の調教は、これから始まるのです。
213sigma ◆07A71MTBtg :02/11/11 22:27 ID:lfmrbQJi
スレ汚し失礼しました。次回は、ルグトのパーティーの残り二人のお話を書く予定です。w
2143男賢者×女戦士:02/11/11 22:40 ID:gsGckrQq
「………」
 マリウスも起きあがり、ヒルダの顔を間近に見つめる。少し乱れてはいるが、いつもと
変わらぬ静かな眼差し。それだけは聞きたくないと思っていた言葉を、彼は言わないで
いてくれた。
「それは残念だ。先に、私が買い占めたかったよ」
「欲しけりゃ、まだあるさ。残り、全部……やるよ……」
 熱く、涙が出るほど深くやさしい、キス。口の中にはまだ精液の味が残っていたが、
マリウスの唇がそれを気にした様子はなかった。

 生まれたままの姿、という言葉は、あまりに少女趣味に聞こえて好きではない。だが、
「裸」というそっけない一語では伝えきれない生々しさのようなものが確かにあると、今
ヒルダは感じている。
 ヒルダとマリウスはベッドの上に、生まれたままの姿で向き合っていた。
「あたしは……女らしくないよ」
 柔らかくはない頬、たくましい肩と腕、筋の浮いた腹、縄を撚りあわせたような太い腿。
それらを恥と思ったことなどないが、今だけは。もう少し美しければよかったのに、と。
「当たり前だ。そんなことも知らずに君に恋をしたとでも思うのか」
 冷笑、とさえ言えるほど容赦ない笑みでマリウスはヒルダのそんな思いを吹き飛ばすと、
おもむろに耳たぶへ唇を寄せる。
「それと、『女らしい』というのをどう考えているのか知らないが……君の肢体は、怖ろしい
ほど魅力的だ。牝(メス)として、な」
2153男賢者×女戦士:02/11/11 22:41 ID:gsGckrQq
 ぞくり……
 ヒルダの奥深くの何かがふるえる。のしかかってくるマリウスの背中を、無意識に
強く抱きしめていた。
 熱い先端が、へその辺りをこする。入り口を探しているのだ。太股を使ってマリウスの
腰を誘導し、正しい場所へ導いてやる。
「ん……」
 ずにゅるっ……というような音を立てて。粘液をかきわけ、大きな半球状の先端が
自分に飲み込まれる。
「ふ……っお……!」
 おのずと腰がくねる。男のものを受け入れるのは久しぶりだ。ヒルダの意志とは関係なく、
体が勝手に悦んでいる。
「マリウス……!」
 彼の名を呼ぶ。この部屋へ入って初めて。というより、こんな気持ちになって初めて、
心から素直に彼を呼び求める。
「ヒルダ……」
 ヒルダの好きな低くて乾いた声が答える。その声に、普段の穏やかな余裕が感じられ
ないのが、やけに嬉しい。
 一番深いところまで入っていたものが、急に引き抜かれる。反り返った部分で天井を
かきむしられる感覚に嬌声を上げる間もなく、ふたたび奥深くへと突き込まれる。抜かれて、
突かれて、引き出されて、満たされて、ヒルダは自分がなんだかマリウスを収める袋に
なったように感じていた。
「あふ、ふぁ、う、んあっ、っ! ま、まり、マリウス、マリウス、マリウスっ……!」
2163男賢者×女戦士:02/11/11 22:41 ID:gsGckrQq
 ふいにマリウスがヒルダの片脚を抱え上げ、肩のあたりに捧げ持つ。大きく割り開かれた
股の中心へ思い切り腰をねじ入れると、一段深い突き込みにヒルダの体は悲鳴を上げて
反応した。
「ヒルダ……ヒルダっ……!」
 熱にうかされたようなマリウスの瞳にはヒルダしか映っていない。山のような知をかかえて
いる筈の賢者の頭の中には、今自分のことしかないのだ。ふいに泣きたいほどの愛しさに
襲われ、ヒルダはがむしゃらに両手を差し出して彼を求めた。マリウスがヒルダの手を取り、
体ごと自分の腕の中に捉え込む。
「マリウス……好きだ……好きっ……!」
 荒々しく唇をふさがれる。叩きつけるように、舌をからめ合った。肌という肌を、粘膜という
粘膜を、力のかぎり密着させてもまだ足りない。このまま、溶けて一つになってしまいたい。
涙に似た熱いものがヒルダの腹の奥に沸き上がり、決定的な波となって全身に伝わっていく。
「すき……す………マリ………っ!!」
「…!」
 最後の最後の瞬間に、マリウスは腰を引き抜いた。充血しきった敏感な肉芽に、煮えたぎる
粘液を浴びせられ、気が遠くなるほどの快楽に意味もなさない嬌声を上げながら。
(あ、こいつまだちょっとだけ頭を残してやがった。悔しいな)
真っ白になった頭で、ヒルダはそんなことを考えていた。
2173男賢者×女戦士:02/11/11 22:42 ID:gsGckrQq

「そんなもの、僧侶に転職すればいいじゃないか」
 しばらくの時間が過ぎて、お互い我に返り。汗と体液にまみれた体を拭き、ベッドの布も
取り替えて、あらためて睦み合いを愉しむ中で。ヒルダが悩みの内容を打ち明けると、
マリウスはこともなげにそう言った。
「回復呪文の使用回数は、わずかでも多ければそれだけ助けになる。呪文を一通り覚えて、
また戦士に戻ればいい」
「だけど、それだと……」
 魔法系から戦士系に転職したニナと違い、しばらくの間ヒルダはまったくの役立たずに
近くなる。自分がいない間、誰が戦いを支えるのか。
「君が呪文を覚える間くらい、なんとか凌ぐことはできるさ。それに、私も念願がかなう」
「念願?」
 マリウスはヒルダに微笑みかけた。なんとなく昔を思い出させる、人の悪そうな笑み。
「一度、かよわい君をこの手で守ってみたいのさ」
「……バカ!」
 剽悍な女戦士は真っ赤になって、恋する男の胸に顔をうずめた。



 上なる世界より降り来たった勇者ロトには三人の仲間。いずれも武術と魔術とを存分に
使いこなす、一騎当千の戦士であったと、伝承には伝える。

End
218名無しさん@ピンキー:02/11/11 22:51 ID:SiVRJWH9
乙かれさまでした。
賢者がカッコ良かた…
219名無しさん@ピンキー:02/11/11 22:52 ID:5GOseMFw
久しぶりに来たら、神が多数降臨してた♪
素晴らしいよー♪
220sigma ◆07A71MTBtg :02/11/11 22:54 ID:lfmrbQJi
>>217
お疲れ様でしたm(__)m
221217:02/11/11 22:56 ID:gsGckrQq
終わりです。感想くれた方、どうも。

>>213
褒めていただいて恐縮です。
もしかして、この通りのパーティで実際のゲームをクリアしたりされて
ました? 俺はそうなんですが。
>次回は、ルグトのパーティーの残り二人
爺×女僧侶!? ネチっこそうな……
222名無しさん@ピンキー:02/11/12 21:37 ID:icdBGCMe
>194 勉強になりました。 >200 ありがとうございます。
>195 少し展開が似ていたのは偶然で、似せたわけでは無いです。対抗して→とても嬉しい。
>196-199 そうです。
>162 久々にバリーの話です。エロまで長いですが。
223竜王〈1〉:02/11/12 21:40 ID:P5Z4Gw0p
ロマリア遠征を思い描く玉音に逆らう右大臣傘下の兵の中に某小隊隊長(隊員一名)ブラックが居た。
モンスターが急激に力を増して来た当時、荒唐無稽な遠征の夢はすぐ立ち消えたがその後右大臣が亡
くなった。死因は心労、自殺、他殺だのと今だ調査中。
ブラックは騎士としての力を無くし、彼一人の小隊は消滅。愛馬のエドも引き取れない有り様。
エドは喋った。大国で暮らすには奇異が憐れだと、スー族の人間がエドを連れて行く。故郷を一頭で
離れる時、彼は悲しそうに嘶いた。
「元気でな、元気でな」
戦士はエドを乗せた船を小走りで追い駆けた。
「ブラック…」エドはただひたすら、小声で彼を呼んだだけだった。
(あぁ、俺が世間の目から守ってやれないものかっ…)
15才の戦士は悲しむ余り、大きな体を包む冷たい鎧ごと躓いて海へ落ちた。

以前より痩せたが、まだ二の腕が赤児の様に太く初々しい。素晴らしい美女。
戦士は青毛のエドを思い出した。勇者の母も黒くて、穏やかな目でよく分からない所に一人で暮ら
している。
戦士は勇者の母にキスした。とても長い。離した時の糸は細かった。
サマンオサへ向かう前日、この嗄れ声の戦士は勇者の母と、勇者の家で日の落ちるまで二人で居た。

(子が出来たなんて可愛い体だなぁ)
勇者は戦士に犯され身ごもった。はち切れんばかりの若い体。黒い稜線を瑞々しくくねらせ、
その肌だけでも男をいつも蠱わせた。
(バリーの夫なんて俺どうなるんだろう…)
涎が出そうな反面、勇者バリーに捕われ過ぎている自分に不安があった。

戦士は男勇者のアイ、賢者のレイと共にシルバーオーブを手に入れた。お腹だけがポンと膨れた
バリーが歩いて来た時は、彼女自身がこの世に覚束ない赤児の様で戦士は見ていて幸せだった。
(可愛い奴め)
みなしご、今までずっと一人で生きて来た男は、この夢の様な妻を見て黙ってしまった。

戦士は一人氷の島へ。大きな乳房と小さな乳房が彼の腕に何度も触れ、(あ……)
「大空はお前の物!」「舞い上がれ空高く!」
224竜王〈2〉:02/11/12 21:46 ID:icdBGCMe
戦士、双子の妖精に腕を取られた両手に花の状態で、ラーミアの復活を見た。真っ白の羽毛の
体に一つだけ黄色い嘴。その嘴に戦士はモリモリ食べられた。
「ああ!」「ああ!ラーミア!」双子は戦士を心配してウロウロしている。
ラーミアは良い香りの涎に塗れた戦士を強引に背に乗せアリアハンへ飛ぶと、勇者も軽い羽で
その背に優しく乗せ、大きな静かな城へ飛んだ。
勇者はムラのある腹痛があると言う。「ここから近い。まず賢者の所へ行こう」と、言う戦士は
少し苦しむ勇者の顔をとても心配しては、(色っぽい……)とどうしても眩しい程に思った。
「私は竜の女王」
金色の髪、額から細長い角を生やした輝かんばかりの美しい女王は城から走って来て言った。
腹痛は回復した筈なのに、今意識不明となっている勇者を守ろうと必死な戦士と女王は見詰
め合って、緊張し合って喋っている。
服も脱がない勇者の腹の上に、気付くと赤児がいた。子は泣かない。女王と父に支えられながら
「くすん、くすん…」と息をしている。早産の小さな子は肌が黒く、申し訳程度の髪が父と同じ色。
「お子はとてもお強いわ…」
病で命尽きようとしていた女王は、不思議な出産に立ち会って疲労困憊。
「でも勇者様が、目を覚ましてくれません…」
竜の女王はバリーを優しく包む様にして死んだ。「女王様ー!!」
ホビット、エルフ達が祭りの様に騒がしく集まって楽器を吹いて悲しんでいる。戦士は早速
バリーと子を抱いてこの城より東、賢者の祠へ向かう。と、(あ!!)
「この子を王に…全ての支配者に…モンスターを滅ぼす神に…」
“私にもお子を守らせて下さい。それが夫の望みでもあります”とバラモスの意志も含め言
っていた女王の言葉通り、女神が子を奪いに来た。光を放つ女神の手の中で子は竜になり、
父に助けを求めているらしい、少し鳴いている。
生ける父の威嚇の恐ろしさを、女神ルビズは知っているつもりだったがこの男には震えた。
「人の男は恐ろしい…」(いずれ退化するがいい)
(女はどうだ、俺は女の手で捨てられた気がする。母の手で)
眩く光る城の天井近く、浮いて漂う女神は光る宝玉をゆっくり零れる様に戦士に渡した。
「この子は必ずお返しします。それまでこの子の魂の一部を差し上げましょう」
225竜王〈3〉:02/11/12 21:52 ID:icdBGCMe
「その怪物は、人間が倒せる筈だ(バリーが、俺が、)子は、この勇者の全てになるだろう
そして彼女も本物の勇者に「言葉は信用出来ない」「そうかっ」
女神は激しい殺気に圧倒されて天へ逃げる。人間の男は食らい尽くす様に剣を振るうが残像だけを斬った。

サイモンは余りの強さを神々に疎まれ見殺しにされたらしい。しかし一人で勝手に蘇った。竜王
を得る為利用されたバリーもただでは終わらない。……云々、賢者に話す逞しい戦士だったが、
(母親こそ信じず、女神に斬りかかる男からは…妻を奪おうと言うのかな)(殺すなら俺を…)
賢者が治療を続け、戦士が一人になると思考は暗転。
「ニャー…」(どうしたのぉ?)
女の声が、殺す等の思考に反応して戦士に寄って来た。女は全身真っ黒。目だけが青い。美しい顔
は可愛らしく、凛としている。(バリー…)ゆらゆらと滑らかに動く黒い腰も妻を思い出させる。
(人に変身するから、あそんで…)
それで、一人で苦しんでいる妻が死んでしまっても、助かると言う。
「いいえ」「ニャーン…」バリーは助かった。

「すみません」「自分の所為なんて、思うの?」
モンスターの呪文に狂って犯して出来た子は、神に軽んぜられたと戦士は思っている。
勇者の母はテドンに彷徨っていた生霊が体に戻りきって、スッキリと痩せていた。黒い縮
れた髪が長く、清潔感のある彼女のそこが、自分の娘の艶めかしさに劣らぬ湿った魅力。
「神様達に囲まれて元気にしてるでしょ」
(よしよし)
勇者の家の居間、サンダはニコニコ笑って戦士の顔を包み、短い髪を撫でている。彼が母
を得る事が出来るとしたら、この時を逃すともう無かった。

ルークは父に似ていると言う。母の息子を思うよすがは自分の肌の色と夫の容姿だけだ。
妻は夫に良く触れ、そうすると元気に笑った。早く元気になって、息子を探しに行こう
としているバリーはだが、酷く痩せていた。
戦士ブラックは初めて女に仕えた。バリーは女勇者。子宮を持つ者の性質か、自分の大切
な様々な物を見守ったり育てたり、強くしていく。
226竜王〈4〉:02/11/12 21:54 ID:icdBGCMe
この見た事も無い神輿を自分こそが担ぐのだ。大勇者になると言う意気込みは無い。ただ父
(オルテガ)を助けようと言う意気込み、勇気は凄まじく、神輿のくせに自ら元気に跳ねて
いる。女の大勇者、女神の如き風格が少し出て来た事に気付かず自分の家族を思っている。
(お前が死んだらどうしよう)
戦士の愛情は既に切なさも帯びて来た。

戦士、武闘家、僧侶、魔法使いであるライトが来た。異国で修行中の所を呼び出された緑の
フード。冴え渡った世にも珍しい美男。サイモン亡き今最強の男はこのバリーの祖父だ。
「御爺様、助けて下さい」
ベッドの上に座り、シーツで体を包みながら勇者はペコリと頭を下げた。
「うん…お前も行くのだろう、立て」
床に転がる様に立った下着姿の勇者は胸当てがズレて乳首が半分見えていた。
(やぁん…)バリーはかなりみっともない姿から着替えを始める。夫は久々に妻の乳首を見て
(か、かわいい…)と思いながら階下に下りて鎧を着る。
この、勇者であり、テドン女性の母性を持ったバリーと言う女は考え事をしている様だ。息子を思い。
戦士は緋のマントを翻し、銀色の鎧姿で跪いた。座る勇者の目の高さに合わせるミスリルヘルム
の瞼甲から光によって青とも緑ともとれる淡い美しい色の瞳が覗いている。
(ブラックだ)
「お前が居ないと俺は戦えない」
勇者と出会った時、女と旅が出来るかと豪語していた嗄れた声は鎧の中で篭り、軽く彼女の手を
取るこの男は、老魔道士と足早に消えた。

バラモス城。凄まじい強さで雄々しいライト、ブラックの戦い。奇しくも二者は女勇者の夫。
主人はやはりバリーだが、
(ねぇねぇ置いてかないで)
戦士は少し変わって見えた。子を奪われた母だが、夫にはちゃんと恋する。
続く 
227名無しさん@ピンキー:02/11/13 01:10 ID:y7jLZQoZ
改名さんだー!バリーちゃんだ!
待っててよかったぁぁぁ!!!
228名無しさん@ピンキー:02/11/13 05:03 ID:SyjdYRwX
バリーちゃん久々の復活、嬉しいですー!!なんだか切なげなブラックも(・∀・)イイ!
バリーちゃんの一人目の子供が竜王だったんですね。以前書かれたDQ1小説とこうやって繋がってるとは…流石ですね!!(´Д`)

実はあの話がウプされた当時、ネットが出来ない状況だったので感想を書き損なったんですが…あれは、まじで感動しますた!!!
特にラストのシーンが良かったです!SS読んで鳥肌が立ったのは初めてでした!
曖昧な絞め方の作品って余り好きではなかったのですが、あの話の場合は別でした!あの終わらせ方だったから良かったと言うか…(改名さん程のお方なら、他の展開でも読者に面白く読ませられたのでしょうが)自分的には納得+感動×無限大って感じですた!

文章を構成する力が無いから言いたい事がうまくまとまらないです…読みにくい文でスミマセン(;´Д`)
とにかく、大大大大大ファンです!これからも頑張って下さい!
229圏外:02/11/13 17:59 ID:SyjdYRwX
ロクセリのSSうぷしたいのですが、今割り込んでも平気…かな??
携帯厨なので少し時間かかりますが…
230名無しさん@ピンキー:02/11/13 18:20 ID:hZW4TEMO
ロクセリだったらこっちの方が喜んでくれる読者さんが多そうな
FF官能小説スレ
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1036933076/l50

ここDQ官能小説スレだし。
231圏外:02/11/13 18:28 ID:SyjdYRwX
あ、ごめんなさい…間違ってこちらに書いてしまいました(;´Д`)
これだから携帯厨は…
232改名:02/11/13 18:46 ID:rJOPQf5U
>227>228
毎度見てくれてどうもっ!ありがとう!
>228
そう言ってくれるとあの話書いてよかったー。今回の話も。
ちなみにあの話の“ガラ”はルークの別名なので同じ人です。
タイトル“竜王”と銘打っておりますが、内容は9割“竜王の母と父”。よろしくお願いしますー。

>190-193は(勿論、粗探しでも)ちゃんと読んでくれた方に感謝です。
名無しで書くのは改名と堂々言いたくない場合です。もう止めますね。
>197-198 続きキボン
233名無しさん@ピンキー:02/11/14 00:47 ID:X+aVlBiZ
バリーちゃん大好きです。GBAの女勇者にバリーとつけてしまいますた
そして武道家は瑠璃。
バリーちゃん、可愛くてカコイイ!
234名無しさん@ピンキー:02/11/21 00:44 ID:e930BKBA
>228さんへ遅レス→最高ー。
>233 
どうも。嬉しいです。 
バリーは、女勇者で中性的な名前だからこその、ビキニ姿。(GBAも?)とかも良いです。
瑠璃は可愛い名前がかえってゴツそうで、思いがけず不敵に思った事があります。
二つ共どうぞよろしく使って下さい。
235竜王〈5〉:02/11/21 00:54 ID:YuLLTsDQ
バラモスは勇者を待っていた。でっぷりと肥えたドラゴンの亜種の如きモンスターだった。
「ルビズとゾーマだ」元凶をそう言う。
「アレフガルドの神ルビズは人の子を作り変えると強くなる事を知るとより強さを求め、勇者を母、
子をより若く嬰児の頃に求めた。神の勝利に凝り固まり他の世界へ介入が過ぎる」
ゾーマはアレフガルドの魔王。バラモス城の中にもその配下が多数徘徊。男二人はそれと戦った。
「竜王は、その強さを求めるゾーマの手に渡った。オルテガが探している」
息子は生きている。そして(父さんが…)バラモスもオルテガと組んでゾーマ探索に忙しい。
「ゾーマは人を滅ぼすつもりはない。人の悲しみを食らうからな。ただ、アレフガルドのモンスター
が滅びようとしている事に何ら対策を練らない。これはモンスターの為の戦いでもある。それでも
俺と組むか?」
この世界のモンスターが人を襲うのは人の感情を食料にしているからであり、アレフガルドの怪物
は人の肉を食らう旧タイプ。進化の遅れを取り戻す段階だそうな。
一緒に生きてみよう云々。三人はそう言う。様々問題はあるが共存は理想だ。
ボストロールも人間の少年で、ゾーマに対サイモン用の強力なモンスターにされた。それが勝手に
討伐を成功し思いがけず物凄い強さとなったのでゾーマは殺そうとしたが、彼は人に愛され、友人
(サイモン)との約束の戦いに死んだ。戦士を父の様だと言っていた。
「奴はテドンをも滅ぼした」
バラモスはテドンの人間と最も親しかった。バラモスの勝手な行動が目に余っていたゾーマはテド
ンを見る。精神に余裕があり、獣の如き俊敏な男。たおやかで愛情溢れる女………ゾーマは女達を
疎んだ。(母性とは怪しからぬ…!)
命は生まれて、育てる物ではない。生まれて、死ぬ。生め、だが死ね。生まれろ、死ね。死ね−−
をスローガンに彼は一匹でテドンに降り立つ。
悲しみ、苦しむ女達は彼を喜びで戦慄させ、怒って立ち向う男達には(朕(われ)の糧は怒りではない!!)
と殺しに殺した。殺して、殺して、生きて動く人間はその場に居なくなった。
(俺の城の近くで…守れなかった、気付いてやる事さえ、)
236竜王〈6〉:02/11/21 01:00 ID:e930BKBA
その苦しいバラモスをキョロっと見ている女が居る。大きな目、厚い唇、鼻は小さく丸く可愛らし
い。肌は黒土、大地の色。(あぁっ)
テドンの生き残りが勇者だった。自分と共に戦え得るテドンの人。テドンの女。
(俺の悔いと恥を注がせてくれるのはお前か)
その時、闇から手が出てバラモスを引き裂き、黒い炎で灼き、骨にし、闇へ引きずり込んだ。
「俺と組め!勝たせてやる!」
朗々と叫ぶ魔王と闇に武器を構える勇者は、見詰め合ってそれだけで確かな約束にした。
手は勇者を攻撃したい気迫を抑えて闇へ消えた。

ライトは太陽の無い世界では魔法力が落ちる。彼はこの世界を守り、テドンも皆殺しにはさせなかった。
「生け贄の祭壇で汝(なれ)を待つ」ライトの拳打、剣閃が苦しいゾーマは逃げ、その後は大人しい。
サンダは泣いたが、墓が綺麗とライトを慰めた(守り甲斐のある女だ)
「私も手伝う…」「良いんだ。お前は帰りなさい」少女には刺激の強い遺体があった。
テドンの外れで元気のないバリーは又一人ルーラを使い帰った。10才の少女は何時の間に往復出来
る程の魔法力を身に付けたのか。死をも愛して墓を掘ろうとするのか。(頼り甲斐のある女だ)

子が居ないのに、母乳が出るのだと言う。(あの子お腹がすいている…)
(誰かにあげたいな…)勇者は一瞬過ぎった心の狂わないチャンスを逃さなかった。
勇者夫婦はアリアハン城へ報告と挨拶。帰り道、王族の嬰児への授乳は噂になって居て幾人かに捧げた。
挨拶をかえすバリーは見返りながら流し目で微笑む。挨拶した少年は射精感…可愛い恋人連れの男も
振り向き…貧相な寡男は息子の空腹をバリーに満たして貰い(俺も飢えていると言うか…その…)……
今のバリーは凄まじい。出産した後の艶めかしさ、匂う様な媚態は、自分の魅力に気負った女でさ
え振り向かせ、酔わせた。(はぁ…いい女…)
そして産んだばかりの子が居ないので、体の擦り減っている悲しさ。そして淋しさと、若くあまり
に儚い存在は消えてしまいそうである。(俺が守らなきゃ)
今のバリーは悪い言い方をすれば狙われ易い上に、スキだらけ。(他の男には見せられん…)
彼女はもう寂しくて、男に慰められて新しい子を…彼女の意識下の色気は野放図。
237竜王〈7〉:02/11/21 01:08 ID:YuLLTsDQ
彼女は頑張る。ルークを、まだ見ぬとは言え自分の新しい子で代用するのは二人の子に誓って否定し
たい。多少なりとも母で居たいとする凛々しさ。そこが卑猥になり過ぎず、女を更に色めき立てた。

「子供の頃の玩具が出て来たの。かわいい」おしゃぶりの様な玩具。押すとプーと言う。
(自分の部屋じゃないみたい…)
戦士が居るだけで勇者の部屋は静かだ。勇者の胸は夫に甘く動悸して来る。戦士は充実して居る様子。
勇者は今(頼りないよね…)プニュー…と遊んでいた玩具を(ルークにあげよう)道具袋にしまった。
他には色々な物を置いて行く。愛着のある物、才能の事〔彫師。ポルトガで名高い〕、友人、家族…。
(置いていくだけじゃなくて…)
勇者は自分のベッドに座っている戦士の隣に座る。
「あのね…」
ズルリとこの男には珍しく蛇の様な動きで女に迫った。言いかけた彼女は(きゃっ…)と止まる。
驚いた様子の彼女に男は軽くキスをし、彼女の服の中に手を入れる。真っ昼間、だが彼女は何も言
わず、乳房を優しく愛撫され可愛い声で唸っている。
17才の妻、銀色の髪を乱してその頭が枕元でコロリ、コロリと転がる。胸当てに入り込んだ男の指
が、時に乳首に触れる
「赤ちゃんって、強く吸うんだ、生きる為だもんね……」
後は固さを帯びて来た突起を弄ばれ小さい嬌声を何度も。俺には優しくして欲しいのか男が聞くと
「ううん、強くてもいいよ…」
男をそうして燃え上がらせておいて、バリーは(でも、今はちょっと…)と言う風に横を向く。
今は触れ合う事事態嫌なのか、だが背中に男の手が滑っただけで「あ…」と吐息混じりに言っている。
「竜王を、思う度に」
バリーは少し顔を上げて、色香で崩れ落ちそうなその表情だけで男に二の句を尋ねた。
「お前に触れたくなる」
子を授かる事を恐れないと言う事だ。(いいね、…それ)勇者は凛々しい夫が嬉しいながら、
(こういう時はもっと、あたしの事だけ思ってね…)
バリーは竜王の事を思っては(こんな事出来ないよ…)と息子に悪く思う。(あの子がもしかしたら凄
く淋しい時に)愛し合ってますとか凄く気持ち良くてハァハァするとか(あの子思ってちゃ出来ない…)
238竜王〈8〉:02/11/21 01:13 ID:YuLLTsDQ
ゆっくり、彼女は脱がされて行く。男は少しづつ出て来る肌をジッと見ている。バリーはとても恥
かしそうだ。服を着た男の前で一人、その男に眺められている妖態の全裸。
「痩せたな…」
彼女の体を心配していて、彼女の体をとても欲しがっている夫のセリフに
(お父さんとお母さんが仲良いのは…良いか…)
昼の日差しに晒された乳房に触れると、黒い肩は何か伝えたい様に揺れた。バリーの乳首は小さい
花が咲いている様に可愛い。指で摘まむと「んん…」
男の舌が舐めるとバリーは声も無く男の手を探し、指を絡めて顎を上げた。
たくさんの子に吸われ、役目を成して来た乳首だが、若々しく張って男を誘惑する物であり、
(でもお疲れだから…)
あまり触らず、たまにキスした。仰向けの乳房の柔らかい感触がかえって来る。
彼女の茂み、その内部、そして小さな勃起に触れる。男の腕に額を付け、艶めかしい動きと吐息の女
その口元は少し開いている。男女の唇は触れた。愛液、唾液の音が混ざって高く、彼女は心配した。
「母さんに…聞かれるよ…」
囁いても、大胆に服を脱ぎ出す男にちょっと卑猥な言葉を囁き返されるだけだった。
勇者は濡れていて紅く、触れると熱い「あ、…」女の嗄れた声を耳に入れつつ男はそこだけを見ている。
「H…」
勇者は変に悲しいと言うか、楽しいと言うか、愛していると言うか…複雑な気持ちで男に声をかけた。
男も熱くて、濡れている。「…いいだろ」(…じゃあ、いいよ……)彼女は薄目を開けて仰向けで、腰
も軽そうに男を迎えやすい体勢をとってくれている。
男は、実はムチャクチャに緊張していた。素面で、ベッドの上で、彼女を抱くなど初めて。
(あっと言う間にイッてしまいそうだ…)
それでも…白いベッドの上で穴が開いた様に黒い彼女の持つ、更に暗い道へ入って男は暖まりたい。
濡れた甘い刺激で壊れたい。
男が女の厚い唇に強く吸い付く。女も男の薄い唇をチュッと吸った。
亀頭が少し挿入された時、男は涎を落しそうになった。「んん…」
この男、彼女が相手だと大胆に声を出す。(自然と…出る事が…、)「あっ…」又、男。
239竜王〈9〉:02/11/21 01:24 ID:e930BKBA
目を閉じて、男の唇を自分の唇で舐める様に彼女は顎を上げた。男の二の腕に手を絡ませて、強い
息をはく。
「あぁぁ」挿入の時、彼女の声は激しかったが、「あん、」
母を意識して我慢している分、変に耐えた掠れた声、高い声が出る。深い、熱い粘膜の溶け合い。男
は少し出すと、腰を使って又、肌と肌も深く合わさる程に入れた。
「んぅん、んっ」
形の良い胸を張らせて、ゆらゆら彼女の上半身は動く。
腰を打ち付ける男はすでに、力が抜けていた。(いやらしいな…元気だなお前は…)
その“個所”に言葉を掛けていた。吸い付き、遊びまわり、締め付け、と言う甘いキスを何度も男
の“それ”にして、自由に泳がせる。
(あぁぁぁ、)
男は身も世も無く心の中で叫んだ。(いく、……い…)今までに無い、重たい快感だ。
(お前、凄い事になってるよ…)
よくここまで持った。興奮し過ぎた。小さいながらも胎児が通過して間も無いそこは充実。少し広
くなった感覚に、溢れ出んばかりの優しく締める肉が柔らかく、(あ、あ、…)
男は彼女の唇を探し、キスした。快感の中に居ながら彼女の乳首のまわりも舐め、転がす様に舌で
弾く。腰も動き続けた。舌も腰も、動きは杜撰になったが、
「あ、あん、んぅ、」
乳首か又は、男が打ち付ける肉棒に掻き回されたそこか、勇者はどこが気持ち良いのか解らず鳴いた。
男の唇が彼女の乳房、乳首に付いたり離れたりしている間にその唇から息が漏れて、男は果てた。
実に、出る。力は抜けて行く。
スルスル意識が落ちて来た時、側に居る女はいつでも危うい世界へ自分を運んでくれる黒い女勇者
だ。小さな息を上げて、目を閉じている。
バリーは結合している両者の股間と、男の顔を力無い目で見つめている。
「悪ぃ」
ちょっと早すぎた。バリーは横を向いて、横顔と、首筋を男に見せて少し微笑んだ。(いいな…首…)
男は彼女の首筋に指の腹で触れて来る。彼女はその男の白い胸と腰に指を這わせ、優しく滑らせて
戦士を抱いた。
「あんた、…」
その時階下の居間で買物の整理をしていたサンダが上がって来た。ライトがルイーダの酒場で二人
を呼んでいるらしい。
240竜王〈9〉おまけ:02/11/21 01:28 ID:YuLLTsDQ
(俺、女くさい気がする…フロかりよう)自分の顔付きも戦士は照れて気にしながら、「何だ」
彼女がずっと言いかけて居た事を聞いた。勇者は戦士に軽く飛び付いてキスした。(わ、)
「フフフ」楽しそうに笑う娘である。
「あたしのベッド大きいでしょ」(うん)と男は無言で頷く。
「今日一緒に寝ようね」
小さな声と共に頷く戦士は、ほころんで崩れ落ちそうな口元を隠した。      続く
241名無しさん@ピンキー:02/11/22 00:28 ID:EhaZzKti
保管サイトがなくなっている?
管理人さんの諸事情で仕方ないことだけど、とってもさみしい。
せめてこのスレだけは続いてほしいな。
改名タンにはぜひ自サイト立ち上げて、今までのをまとめてくれたらなと
ちょっと思ったりする。

242コピペ1:02/11/22 01:07 ID:W4QEDGt3
>>241
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/518-

518 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ sage 投稿日:02/11/17 11:18 ID:???
ギコガードさんに質問です!
1)引き継いでサイトを作る場合、今までのデータはどうしたらいいのでしょうか。
1ページずつweb上で開いて保存すれば自分で引き継げますが、あまりに膨大です。
サイトをまるごと圧縮してダウンロードさせてください、なんてお願いしても良いもの
でしょうか。
2)今までの保管方針って、ギコガードさんの読めないもの(肉便器系とか、でしたよね?)は
保管しないって事だったと思いますが、そういう方針って、変更していいですか?
(スレのURLとレス番をちゃんと書いてもらったものだけ保管するって保管方針に付け加えたいの
です〜。ギコガードさんはスレの名前だけ書いてあっても保管って方針だったと思いますが、あれは
大変すぎると思ってみてました。他にも何かあったかも)
3)データが多いので、インデックスページのデザインとか変更してもいいですか?
4)●は買った方が便利ですか?
5)あのサイトをやってて大変だったのは何ですか?

私はあのサイトが好きだし、楽しみに読んでいる人が多い事もわかるので、できれば引き継ぎたいです。
でも気軽に引き継ぐと言って、いい加減にできないので、先に質問をしました〜。
よろしかったらお返事ください。
243コピペ2:02/11/22 01:07 ID:W4QEDGt3

521 名前:ギコガード ◆qeFFDQ/roc sage 投稿日:02/11/17 23:16 ID:???
>518
1)
現時点での過去ログ、リンクを更新し、最新の状態をアーカイブにしました
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila.zip
2)
構いません。どうぞ宜しくお願いします。
3)
これもご自由にお願いします。
僕はタグを手打ちでしたが、オーサリングツールを使用した方が
管理が楽かと思われます。
4)
無いと不便です。しかし、過去ログの収集をしないで小説のみを集める
のであれば無くてもいいと思います。
5)
小説を編集し収集すること、これに尽きます。
改行位置の調整や、未完の小説で気に入った物は勝手に結末を
書き足したりしてました。

あのサイトには愛着もあります。宜しくお願いします。
サイト名や保管方針などはどうぞご自由になさって下さい。
244名無しさん@ピンキー:02/11/22 01:19 ID:W4QEDGt3
ということで、いずれ後継者氏のアナウンスがあることでしょう。
245名無しさん@ピンキー:02/11/26 17:10 ID:qxF7VoBP
igbu
246名無しさん@ピンキー:02/11/26 20:52 ID:naiuKefc
エニックスとスクウェア、来年4月合併に伴ないまたFFのほうとはくっつくのかな?
247名無しさん@ピンキー:02/11/26 23:44 ID:pEeeP9b+
正直、改名タンの作品はお腹いっぱいです。
自分の中ではずっと、改名タン=長文荒らし
扱いで脳内あぼ〜んしてスレを読んでます。

いや、文章とか改行とかは以前に比べると
飛躍的に成長されてると思うし、もちろん
エロいし、ファンがいるのは解るんですけど

‥‥『ドラクエのパロディ』じゃないですよね。

これって、改名タンばりばりオリジナルの作品で
スレ違いどころか、板違いじゃないですか。。。
エロ小説板にでも独自スレを立てて頂きたいです。
248名無しさん@ピンキー:02/11/26 23:55 ID:zQNiF9BJ
>>247
自分も改名たんの作品は苦手ですが、ドラクエの世界観の中にあってこその
作品だと思いますが。
長文荒らし扱いなのはあまりにひどいんじゃないかな。

>>246
また一緒になるってのは、FF官能小説と同じスレになるということ?
どうだろうね。今あっちのスレは、FFドラクエ板から移動かな、って話も出てるけど。
別に会社が一緒になったからって、FF以外のスクエア作品は板違い、ドラクエ以外の
エニックス作品も板違いってスタンスに変更はないと思うから、スレを一緒にしなくては
いけないって事もないと思うけどね。
249名無しさん@ピンキー:02/11/27 21:39 ID:PLkQOgjK
私は保管スレから改名さんを追いかけてここのスレに来たわけですが。
結果的に改名さん以外にも色々なSS書きさんの作品が読めて満足しています。

それにしても保管スレの復活はまだかな・・・・
250名無しさん@ピンキー:02/11/27 22:04 ID:j6GWy5XH
保管サイト、引っ越してますよ
http://www3.to/ffdqss
12月に再び引っ越しだけれども、URL転送を使っているのでこのアドレスには変更なし、とのこと。
管理人さんが変わって、管理人以外にもSS保管をお願いするようになるそうです。
詳しくは千夜一夜スレを。途中荒らしが来てわけのわからない事を書いてますが、スルーして読んでください。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/l50
251名無しさん@ピンキー:02/11/28 01:29 ID:ibzw3UlZ
漏れは改名タンの話、好きだよ。
漏れがそう思うように、嫌いな人も好きな人もいる。
それでいいじゃない。
読みたくないなら読まない。雑誌だってそう。
それじゃだめなのかな。

漏れは改名タンの書くバリーちゃんが好きだし、エロなしでもいいし。
キャラをうまく育ててきたと思うよ。
改名タンも育ってきてる。

書きかけの原稿に埋もれて逝ってきます
252名無しさん@ピンキー:02/11/28 23:35 ID:sYviBxaT
前にも言ったが改名タンは書くとき名前欄に改名とか入れた方がいいよ。
253名無しさん@ピンキー:02/11/29 08:17 ID:iEaJW3ZS
>>247
こういうこという香具師って、小説書いたことない香具師だよね。
DQ3というものは、キャラクターの色が他のDQよりも自由なんだよね。
逆に言えば、ある程度までオリジナル性が認められてしまうんだよ。キャラに。
だから、そう言う意味で改名タンの作品は「改名タンのドラクエ」だと思うんだけど。
247が思ってるドラクエとは違うかもだけどさ。
十分ドラクエ世界だと思いますよ。

読みたくないなら、読まないでもいいと思いますけど。
板違い、長文荒らしは失礼だと思います。

……でも、こういう香具師がいるから、温めてるDQ3小説をupしにくいんだよなあ…。
オリジナルだ!ドラクエじゃない!っていわれかねないもん。
(他のシリーズは、まだ名前が固定されている分、かなりわかりやすいんだけど。
 あ、私の主観ですので、これは)
254253:02/11/29 08:18 ID:iEaJW3ZS
げ、sage忘れた…。
スマソ。
255名無しさん@ピンキー:02/11/29 09:05 ID:DsYiuEEy
苦手な作品やつまらない作品があったら
黙ってスルー、もしくは、自分でもっとイイ!作品を発表するのが
こういうスレのお約束だと思うんだが。
256名無しさん@ピンキー:02/11/29 09:16 ID:w62/Zef8
検索エンジンへの登録代行の宣伝リンクスタッフを
募集しています。今ならバナーを貼っていただくと
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http://www.hptouroku.com/cgi-bin/affiliates/clickthru.cgi?id=06011216
257名無しさん@ピンキー:02/11/29 12:13 ID:6+JIKr/j
コンパニオンって遊んでるように見えて結構オトコ日照りなコが多いんだってさ!
http://www.hamedori.net/sample.html
258名無しさん@ピンキー:02/11/29 22:38 ID:uAWZ4f4t
>>247みたいなアホがいるから、職人さんが
やる気をなくすんだよ。

以前、住人が勝手な事を言いまくったせいで
職人さんが逃げちゃったスレだってあるのに。
259名無しさん@ピンキー:02/11/29 23:04 ID:P4ofhCFo
>>255
改名タンの作品は文章にクセが強い上に量があるから、苦手な人にとっては結構
辛いんだろ。俺は改名タン好きだが、>>247の言いたいことはわかる。文章の
端々から気を遣ってるのがにじみ出てるし。

むしろ自分がうpしないのを人のせいにする>>253がどうかと思うのだが。
「温めてる」という言い方からしてまだ書いてもないのかもしれないが、それこそ
改名タンを見習ってうpしてみたらどうなのか。
260名無しさん@ピンキー:02/11/29 23:10 ID:KzMNx2F7
SSを長文荒らしとイコールでつなげるレスのどこが気を遣っているんだと小一時(ry

読みたくなければ読まなければいい。それだけのことがなぜできないのか。
261名無しさん@ピンキー:02/11/29 23:20 ID:P4ofhCFo
や、荒らし呼ばわりはさすがにアレだが。でもそれも、言いたくてずっと我慢してた
ことがつい漏れ出てしまった、という感じで。
「今日という今日は言いたいことを全部叩きつけてやる。でも、できればなるべく
気分を害しないといいなあ」といったような、腰の引けた感じが見てとれて結構
ほほえましかったのだが。
262名無しさん@ピンキー:02/11/29 23:35 ID:KzMNx2F7
どうしてそこまで247を庇うのかがわからん(w

どんなに我慢しようがなんだろうが、荒らしとか書く時点でダメだろ。
オリジナル発言に至っては、批評ですらない、言いがかりレベル。
単に自分の好みと合わないSSを攻撃してるだけの、幼稚きわまりない
レス以外の何者でもないよ。
263名無しさん@ピンキー:02/11/30 02:45 ID:JCaY/s+d
そろそろこの議論は終了にして職人さん達に戻ってきてもらった方がいいような・・・
264名無しさん@ピンキー:02/11/30 03:03 ID:VDki6AmK
ここDQMはあり?
265名無しさん@ピンキー:02/11/30 04:09 ID:6JYUQWOm
>>264
アリだと思います。
DQM好きなので、楽しみにしてますです!
266DQMテリー×サンチ(大人編):02/11/30 05:41 ID:VDki6AmK
んじゃ行きます。即興なのでまだ序盤だけ、しかも前振り長いです。
--------------------------------------

「旅に出る。探すものがあるんでな」

 ――これから、どうするんだ?――
 訊ねられた彼はそう答えると、さっさと荷袋を担ぎ上げた。
 不審げないくつもの視線が自分に集まっているのに気づき、持ち前の不敵な笑みを
浮かべる。
「心配しなくても、もう『力』なんて欲しがりゃしないさ。これから探すのは別のものだ。
ものというか……場所、かな」
 遠い遠い昔、力を求める旅の彼方に忘れてきた思い出。どうして今まで思い出さなかった
のか不思議なほどの、鮮やかで懐かしい記憶。
「え? いいよ、姉さんはあの婆さんの世話があるんだろう。むこうへ着いたら連絡するよ」
 どこにあるのか、どうやったら行けるのか、今はまだ何もわからない。きっと力では
たどり着けない、その場所へ。
「見つけてみせるさ――」

267DQMテリー×サンチ(大人編):02/11/30 05:41 ID:VDki6AmK

「骨付き肉おくれ。一ダースね」
「あいよっ」
 差し出されるごつい獣肉のかたまりを、次々と手桶へ放り込むたび、左右にわけて結んだ
髪がリズミカルに揺れる。
「サンチちゃん、今日も綺麗だねェ」
「今更そんな手が利くかよ。ほい、半金。あとはツケな」
 じゃら、と重たげな金袋を投げてよこすと、娘――サンチは肉が山盛りになった桶を軽々と
抱え上げた。
「今日は奮発するじゃないか」
「ん? ああ、まあね」
「あれかい、やっぱり彼氏の記念日だから」
「!!」
「しかしねェ、一途なのもいいけど程度によるよ。もう十年近くなるんだろう? サンチちゃん
みたいな美人がさあ、どこに行ったかもわからない男を思い続けて、あたら花の盛りを――
痛いッ!?」
 ハンマーのような蹴りが顔面を直撃し、商人はもんどりうって倒れ込む。売り物がそこら中に
散らばるのに目もくれず、サンチはくるりときびすを返して走り出す。
「あ、ちょっと! 重いだろう、手伝おうか!」
「うるさい! 余計なお世話だっ!!」
 鼻を押さえて起きあがりつつ、商人はやれやれ、といった様子で肩をすくめた。周囲の客が
散乱した商品をとりまとめながら、同意するように苦笑する。
「ちょっと乱暴で口は悪いけど、あんな美人で気だてのいい子をさ。罪な男だよ、テリーってのも」
268名無しさん@ピンキー:02/11/30 10:30 ID:cswpmpXf
DQM、随分前にplayしたけどサンチが誰か思い出せないや。
どんなキャラだっけ?
269名無しさん@ピンキー:02/11/30 20:30 ID:fw8kCP5F
言葉使いの悪い女の子。。成長日記に出てくる。
あたしの名前知ってるとかなんとかで、ちゃんと答えれたら
おじいさんが通してくれなかった旅の扉を通してくれる。
270名無しさん@ピンキー:02/12/01 22:52 ID:5xJzLikp
>>269
ありがと。
271名無しさん@ピンキー:02/12/04 00:00 ID:2xDBZMg/
ゲーム板で書いていた者ですが、向こうの続きをこっちで書いてもいいですか?
ちなみにマリベル物です。
272名無しさん@ピンキー:02/12/04 00:47 ID:Km6fek77
(・∀・)イイヨイイヨー
273DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/04 15:10 ID:nSqs+ojx
 一息に大樹の根を駆け上がると、雲の上の冷たく張りつめた陽光が目を射る。サンチは
牧場の入り口でちょっと息を整えると、
「グレタ! サキ! ラムセス! おいでーーーーーッ!」
 のそり……と。
 その声に応え、広い牧場のそこかしこから、三つの影が姿を現した。あるいは鉤爪で
芝を踏みしだき、あるいは虹色の翼を広げ、あるいは宝石のような体を弾ませて、次々に
サンチのもとへ馳せ寄ってくる。
 グレイトドラゴン、にじくじゃく、ゴールデンスライム。
 彼が最後まで、共に旅をし続けていた三匹の仲間。

(八年、か……)
 牧場に預けられた魔物は、放っておかれれば時とともに野生を取り戻す。マスターに
馴れきった状態から、完全な野生に戻るまでおよそ一年。グレタ達が今まで牧場に
とどまり続けたのはほとんど奇跡的といっていい。八年の間サンチが献身的に世話をし、
各種の肉を与え、人に馴れた状態を保ちつづけた結果だ。
 彼が、いつ戻ってきてもいいように。彼とこの世界をつなぐ、ただ一つの絆が失われない
ように。
 しかし。
(最近、肉の減りがまた早くなった……)
 それも、もう限界が近い。
 本来、魔物は己のマスター以外に従うものではない。現に今も彼らは餌を持ってきた
サンチには目もくれず、一心不乱に肉をむさぼり食っている。骨付き肉とて安くはない。
彼女では養いきれなくなる時が、もうすぐそこに見えている。
 そうなったら。
「……なにやってんだよ。………どこにいるんだよ………もう………」
 抑えきれないつぶやきが、小さな唇からもれた。
274DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/04 15:12 ID:nSqs+ojx
 ふと、グレタがふとい首を持ち上げた。
 肉はまだ残っている。満腹したのか? と見上げてみると、熱い鼻息をかすかに洩らし
ながら、森の彼方を見据えている。
 漠然と、いやな予感がした。
「え、えっと、お前角のうしろをこすってもらうの好きだったよな。待ってな、いま……」
 慌てて背中によじ登ろうとするサンチを意にも介さず、皮の翼を大きく広げる。風圧で
ころげ落とされたサンチが身を起こすと、すでにグレタは空中高く巨体を浮かべていた。
「グレタ! どこ行くんだよ!」
 聞くまでもない。ここではない世界に……魔物の故郷に帰るのだ。サンチの不安を
裏付けるように、象牙色のグレイトドラゴンは悠然と一声吼えると、ごう……と竜巻の
ような勢いで舞い下っていく。
「待っ……」
 呼び止めるよりも先に、黄金色のかたまりがすぐ脇を駆け抜け、牧場の縁を乗りこえて
タイジュの幹をころがり下りていった。さらに間髪を入れず、虹色のかぐわしい風が立つ。
 サンチはとっさに、今しも飛び去ろうとするにじくじゃくの七色のしっぽにしがみついた。
小娘一人の重さなど気にした様子もなく、サキはそのまま高く舞い上がると、仲間の後を
追って急降下する。
「きゃ……!」
 タイジュの樹には精霊の加護がはたらいており、人が落ちて傷つくことはないとされる。
それでも、この高さを落下とほとんど変わらない速度で下るのは凄まじい恐怖だったが、
サンチは必死にサキにしがみついていた。何としても、一匹だけでも引き留めなくては
ならない。彼の魔物、彼との最後の絆を守らなくてはならない。
「待ってくれ……お願い、待って!」
 その時、サンチはようやく妙なことに気がついた。野性に返り、牧場を去る魔物はめいめい
勝手にどこかへ行くものだ。三匹一斉に、というのも普通ではないがそれ以上に、彼らは
そろって同じ方向へ向かっている。
 まるで、逃げ出すというよりは、どこかを目指しているように。
275DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/04 15:13 ID:nSqs+ojx
 先頭を切るグレタがタイジュの最下層に着陸した。足下に開いた階段に、巨大な頭を
押し込んでいく。その先にあるのは、
「星降りのほこら……?」
 ラムセスが、サキが続いて階段を駆け下る。配合をしに来ていたマスター達が仰天して
飛びすさるのを後目に三匹はまっすぐ奥の間へ突入し、驚くモンスター爺さんを鼻先で
脇へのけると、その奥にある大きな扉……星降りの間へつづく扉を一気にこじ開けた。
「お……おい!」
 タイジュの人間にとって、星降りの間はもっとも神聖な場所である。配合に臨む魔物と
配合士、それにタイジュの精霊以外でその場所に入ることを許されるのは、星降りの夜に
大会で優勝したマスターだけだ。
 そう、サンチの知るかぎり、このタイジュでたった一人のマスターだけが。
 澄みわたってほのかに暖かい、精霊の力が凝縮された光がこぼれ出る。無数の根が
絡みあって洞をなしたその一番奥に、配合のための大きな壇がしつらえられている。
 その上にいま、立ち上がった人影がひとつ。
 グレイトドラゴンが吼えた。星降りの間をびりびりと震わせ、地上にまでも響き渡った
それは、歓喜の叫びだった。
 配合士以外の人間が、この部屋に入れる場合がもう一つある。そうだ、彼も、そうして
この国へ来たのではなかったか。
 ゴールデンスライムが、にじくじゃくが、星降りの間をぶち破らんばかりの勢いで壇の
周りに殺到する。その震動と風圧に押されて、よろけた人影の頭から何かが落ちた。
サンチのよく知る、青い布の帽子。サイズはぜんぜん違うけれど。
276DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/04 15:14 ID:nSqs+ojx
「お前達……俺を覚えてるのか?」
 忘れるはずがないではないか。高らかに宣言するように、サキが尾をふるわせて
一声高く、啼いた。
 その拍子に、サンチは尾から払い落とされる。どたん、とみっともなく尻餅をついた音で、
人影がこちらに気づいた。
「お前は……」
「あ……」
 壇を下りてくる。あの頃と同じ、銀色の髪。背中に背負う剣は、あの頃はなかったけれど。
背も、ずっと大きくなっているけれど。

「……サンチ?」

「…………テリーー…っ!!」

 ずっと待っていた声に自分の名を呼ばれ、サンチはほとんど体当たりをかけるように、
力いっぱいその男……テリーの首に抱きついていた。
「ばか……ばっ…!!……いま、今まで、ずっと……どこで、…こんな、ずっと……
バカヤローッ…………!!」
「……」
 テリーは少しの間ぽかんとしていたが、すぐに軽く微笑んで、サンチの頭に手を当てる。
そうして泣きじゃくるサンチの体のふるえが静まるまで、赤子をあやすようにやさしく
撫でてやった。
 それはとても穏やかな瞬間で、そしてテリーは彼らと会わないでいた時間があまりにも
長かった。だからサンチはもちろんテリーも、彼らがこっそり目配せを交わしあった
ことにも、ラムセスが小声で「ラリホーマ」を唱えたことにも気付かなかった。
277DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/04 15:17 ID:nSqs+ojx
ごめんなさい、なんか全然エロにたどり着かないんだけど、
スレが閑散としてきたのでにぎやかしに投稿します。
>>271さん、マリベル話期待します。
278FFDQ千夜一夜サイト移転のお知らせ:02/12/04 18:23 ID:Xz0YQ7id
すでにお知らせ戴いているようですが、一応、正式なお知らせです。
こちらのスレの過去の作品等を収集していた千夜一夜サイトですが
ギコガードさんが管理人をおりられた為、新体制になりました。
詳しい事はサイトをご覧ください。

転送URL:http://www3.to/ffdqss  
今後、移転があってもこちらから飛べるようになるはずです。

サイトをご覧になってもわからない事等は、千夜一夜スレでどうぞ。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/l50

279改名:02/12/04 21:14 ID:eZsnjFHP
>247 何かDQ以外の物に置き換えるのは無理って話を(意識して)書いてますが。

(こちらに十分問題が有った事なので、気にせず>253さんには是非書いて欲しいです。
後続レスの方々含め、お気遣いありがとうございます)
このスレを思うと、サイトとか独自スレとか考えた方が良いでしょうか。
書き手さん各位、続き、新作待ってます。  
>249 
お役に立てて嬉しいです。今回の話はオリジナル強くて他の書き手さんを遠ざけるかなと思って
書き込むの迷ってました。次回は見て欲しいです。ここまで来たんで呼んで下さる方が又居らっ
しゃれば最後まで書きたいと思ってます。
>251 
バリー気に入ってくれてありがとうございます。女勇者書くなら“これ”(展開、キャラも)
と思って居りました。是非ここで書いて盛り上げてくださいね。
280竜王〈10〉  --改名--:02/12/04 21:20 ID:eZsnjFHP
サブリナと言う女戦士がルイーダの酒場に居た。誘惑の剣をポルトガの今上が惹かれた女勇者にと。
彼女は一人バラモスに挑み、
「猫にされちゃった…魔王様素敵ね」酒場では断然ライトがお気に入り。
女海賊の話しも出て(皆いい女だ)戦士は今、人や物の魅力がよく見える。激しい恋をしているからだ。
もう一人戦士が自ら選んだ主君右大臣が語ったお前に似た戦士様…噂の美しい戦士は目の前に居る。
「アレフガルドに俺は行かん。父さん(ブラック)の方が頼りになる」
ブラックが総毛立つ様な事を言った。ライトは痩せて若々しく。逆三角形の上半身。頑健な筋肉、
真っ直ぐに伸びた背骨に切れ長の吊目、美しい鼻筋の少し人間離れした美貌だ。
女勇者と結ばれ息子を儲け、元アリアハン兵士で孤児だった。(わ!)戦士は比べられたら(……)
80才で女が寄って来る。王より発言力がある男だ。戦士は勇者の母と、この道士は何かあったか…と、
フト思ってしまった。ライトはこのまま旅に出ると言う。(慢心を知らない…あなたこそ勇者だと思う)

戦士は勇者の母の前で品行良く見えて、(サンダちゃんかわいい…)頭の中はメチャクチャ。
酒場からバリーが帰った後も酒豪のライトに付き合い、彼は酷く酔っていた。
「バリー、」
呼ぶと可愛い嫁は二階から顔を出して戦士に肩を貸した。
(息苦しそう…)
彼女は男の黒いシャツの、高い襟を止めている紐をチマチマ解く。シャツからはみ出る様に見えて
来た夫の隆々とした胸に、妻の鼓動は妖しく鳴った。
勇者の部屋では男の自由な動きが目立つ。(やん…)戦士はベッドに転がる勇者の白いスカートの
ボタンを外して行く。(あ…)戦士が勇者の首に乾いた唇でキスする。勇者は少し気後れしている。
少し困った様子なのに、男の胸に軽くキスして男をハッとさせた。厚い唇は男の首に滑って、その
上の唇に少し吸い付きすぐに離れた。そして戦士の胸の下から抜け出て行った。
「着替えなきゃ」
ベッドに座っている。脱ぐのが見たいと男は言う。
男に背を向けて、女はゆっくり白い上着を脱いだ。枕元の明りに照らされて、あらゆる滑らかな体
のラインの陰影がSEXその物の様に艶めかしかった。
281竜王〈11〉  --改名--:02/12/04 21:24 ID:eZsnjFHP
少し下がったスカートから、臀部にかけての丸いラインも男の前に晒され、背を向けている彼女が
横を向くと、厚い唇が可愛く出っ張っているのが見えた(こんな女が俺の妻でいいのか?)
その唇が「ハァ…」と一つ息をついている。
服を着た男は後から彼女の肩を抱いた。そして肩に掛かった胸当ての紐を、片方だけゆっくり下ろ
していく。
可愛らしく張っている乳房は、男に上から覗き込まれて居る。勇者は伏し目で、見られている自分
の乳房を見ていた。
黒い肌に白く浮き立って見える乳首が(今まで息苦しかった…)と言いたげに跳ねる様に顔を出した。
彼女は仰向けに倒される。ボタンの全て取れた白いスカートからは下着がチラッと見えており、大
き目の乳房が片方だけ丸く弧を描き戦士を見ていて誘った。
肩から落ちていた片方の胸当ての紐は、黒い二の腕にクタリ…と纏わり付いてる。
(いい女だなぁ…)「浮気するなよ」言われた女は笑った。
戦士もゆっくりと彼女に見せる様に上着を脱いで(あんた…たまに凄く、H…)白い胸を見せた。
戦士は貪る様に乳房にある突起を吸う。勇者の息は不正だ。その熱い息のまま、黒い体を時に仰け
反らせる。
(出ないかな…)舐めてキスして、酔っ払いの変態男は期待するものの女の白い迸りは出ない。淡い色
で可愛く興奮している乳首は、舌と指で押され弾かれ弄ばれる度、柔らかい乳房諸共プルプルと揺れ
「ん…あ、噛まないで…」
歯に弱いらしい。男は勿論止めず少し強く噛む。指の甲で自分の唇を押さえながら勇者はビクリと跳ねる。
少し横向きだった男はほぼ真逆になって彼女を抱いた。戦士の胸の下に勇者の顔がある。
女も男の乳首を吸った。厚い唇が男の突起を、乳輪を愛撫している。
お互いがお互いの胸を吸い合って、艶めかしい男女の吐息も混ざり合う。悶える男が、腕と指を伸ば
し彼女の濡れた襞を触ると、女の余裕は又減って、消えそうになる。
胸当てと同じ紺色の下着の紐に男は指をかけ、ゆっくり外した(あん…)勇者の茂みの上に男の手が
フッと触れた。
彼女の片足に纏わり付いている下着はスルスル取られてベッドの下に落ちてしまった。
282竜王〈12〉  --改名--:02/12/04 21:28 ID:eZsnjFHP
戦士は無言で黒い下肢を白い手で開き、濡れた襞を舐める。男の舌が動き、唇は女の熱い濡れた肉
を吸った。ジュル、ジュルッ……と部屋中に響く激しい音。
「ぁ、…んぅ、あんっ」
真逆から抱かれ、音をピチャピチャ……好きなだけ出され…。女は熱い息遣いと潤んだ艶めかしい声
を男に聞かせる。
黒い頬を男の骨盤辺りに付けている彼女は自分のその場所が男の舌に合わせて呼吸している様に思える。
「あっ、あ、あ、」「あぁ、いぃ…」
(こんな事、兄さんにしかされた事無いのに…)危うい経験の勇者だが、他の男を思うのは甘美で、
淡泊な男(兄)と執拗な夫を比べて、でもどちらも自分を可愛がってくれる愛撫が懐かしくて。
舌先にしっかりとその存在を認められる肥大を、男は自分の物と照らし合わせて、頭が重くなる程
欲情した。膣の辺りでしっとりと濡らされた舌先がその突起を何度か弾いて離れ…。
「ぅ…うん…」
その女の声にも刺激された男は上体を上げて全裸になる。(欲しい…欲しい…)自分の陰部が熱を
持って呼吸しているのが彼女に解る。
胸当ての前に付いている止め金を男が外す。大胆な程に、艶めかしい両の乳房が出て来た。又男に
見られている。
火照った自分の頬を甲で押さえていた彼女の手を戦士は取って、自分の熱い物を触らせる。勇者は
ぼんやりした顔で指の平を男に走らせた。男がひくりひくりと動くと、彼女もそれに反応して少し
顎を引いた。それが子猫の様だった。
「いいか…」少し顔が紅くて切なそうな男に、弾んだ息で急かされる。
「…うん…」彼女も欲情して小さな声で答える。男は女に出会っていないが濡れている。
「うっ…んん、」
彼女は顔半分を隠していた指を眉間にかすめる様に置いた後、快感に苦しんでいる様な女の顔を男
に見せた。
挿入した時の勇者の甘く、高い声に戦士は心臓が握られた様に苦しく疼いた。
戦士は勇者の首にキスしながら、仰向けの彼女にゆっくり挿入。彼女の手は男の腕をとらえた。
戦士は金色の髪を脱力した様に急に落して息を吐く。すぐには動かない。元気でいやらしい彼女の
花弁が惜しい。
「んぅ、……」
語尾はもう、男の艶めかしい吐息だった。男は止まったままで十分女を堪能出来た。動かないのも
良い。バリーも目を閉じてその様子。
283竜王〈13〉  --改名--:02/12/04 21:31 ID:eZsnjFHP
「キスして」
年下の妻がねだって、若い夫婦は薄い唇と厚い唇で小さな音を立ててキスした。
キスをしながら夫はちょっと動き……そして止まらなくなった。
「……うっ……あっ」
息遣いの終わりに声を絡めて男は鳴いた。
「んーーっ…んっ」顎を上げて、嬉しさが極まった様な彼女の腰を戦士は手の平で優しく抱いた。
「あぁっ、あんっ…んっ…」今度は顎を下げ、動く男に“快感”と言いたげな女。
「あぁんっ」「あぁっ」
バリーは可愛い声で鳴いた後、少し苦しそうに叫んでイッてしまった。
あの刺激的な愛撫からコロコロといかされてしまった自分を思った。ブラックはバリーを女として
扱う所か(Hィ…)そんなにHじゃなくても彼女は良いのである。この男は美しい方だし、なによ
り夫だ。静かにまったりとイキたい。夫に凌辱される妻など……と、彼女はつい興奮。
ブラックはこんな顔して存外女を可愛がる。しかし今度の動きは少し恣意的だった。
バリーはずっと言いかけていた事がある。
(アレフガルドに行ったら、この世界にはもう帰って来れないんじゃないか……)
しかし昼にこの男に抱かれた時、この男もある種惜別の念を持っている事が解った。
(肌で、解ってく…)しかし夫婦と呼ぶには付き合いが短すぎて、勇者は戦士に初々しく恋している。
だが同じ一人の人間の母と父だった。暖かな愛情も勿論彼に持っている。恋と呼ぶには繋がりは深い。
(手応えが…有り過ぎる…)「あん、ブラックっ」
挿入する時、この男も艶めかしい。男の先と女の口の部分が触れ合うと、女は低い声で少し唸った。
ニュルニュル…と入って行く過程ではとても高い声で「ん、…ぅ、…ん」
「あん、押してる…」聞き取れない様な小さな高い声でびくんびくん跳ねる男を感じ
「あ、あん、んぅっ」
男が近付く毎に艶めかしい声で迎えた。戦士は吐息を漏らし、今度は顎を上げて眉を歪める。男が
腰を引き、押すと「あぁっ」
そうして喜ぶ彼女の茂み近くに、自らの濡れて熱く跳ねる物を、触り、掴み、彼女の中へ導いた男の
手がある。男の腰の軽い運動に喜んでいた彼女の、ピンと立ったピンク色の勃起に男の指が触れた。
284竜王〈14〉  --改名--:02/12/04 21:34 ID:eZsnjFHP
「ぁんっ!あっ」
彼女自身の愛液でそれを男は濡らし、指で持ち上げてみたり、少し擦る。「や、…ぁっ」
男の進退の繰り返しを何度も許しながら、小さな膨らみを愛撫され(やぁん…いやぁ…)
「あ、あんっ、うぅ…」「丸見え…」「あぁ、…言わないで…」
「暗いんじゃない?…ほんとは見えないんでしょ?…」
バリーには珍しい、甘え切った高い声で言う。既に嬌声と言っていい。現に「あっ、あっ、あっ…」と
すぐに続いた。
「よく見えるよ…あ、…っ」(お前の顔の方が良く見えるけど…)
「バリー、可愛い顔してるなぁ…」「やぁん、」
彼女は顔を隠してしまった。その可愛い顔が隠れてしまった時(顔を隠す為に両脇を締めて寄せら
れてしまった)彼女の乳房や、その他諸々の彼女の体の見事さが改めて目立った。
(いい女だぜぇ…)最早、快感を体中で感じているただのあらくれ。「顔みせろ…」
男は両手を自由にして、彼女の両膝の裏を掴んで、彼女の体に向けて押し、自身の上体をグッと落した。
恐る恐る出て来た彼女の顔は、恥かしそうだったが先程より大人びて見えた。はっきり言うと
(見て…)と言う顔。(バ、バリー…)あらくれなのだが、彼女の色気には及ばず、体が悪戯に熱
く戦慄して、性欲も野蛮となって行った。
彼女は結婚を決めた時も思ったが、今までの世界に帰って来れないと思うと更に思う事がある
(二人で、生きて行くんだ…)
「あ──っ、」「あぁっ」男女はぶつかり合った。叩き付ける男は野卑と言うべき美男。白金色の前髪
の下に男が欲情した美しい目が光っている。
男は上体を上げ、反らし、挿入を深くした。
(あたってる…)一度、この男の子を身ごもった所に当たった。男は大きく動く。
「熱い、…熱い、…」
仰向けの女も腰をゆっくり動かす。欲情してうっとりと開かれる女の薄目も印象的で男をたぎらせ、
「…俺も…、熱い…」
バリーの声や、言葉にも、自分が口を開いた事にも興奮して戦士は動きを速めた。
「んっ、んんっ……あんた、…すご、いっ…」
女の唇が艶めかしくて仕様がないと思うブラック、首を落して嗄れた息を吐くのみ。
285竜王〈15〉  --改名--:02/12/04 21:37 ID:9Diz6j9Y
バリーはブラックの腕を強く握ったので、男は弾く様な息を吐く。
動く彼女の腰、体中を仰け反らせ、その黒い動きを全て男にさらす。
戦士は勇者に又口付けて、そのまま深く突いた。バリーは夢中になりながらも唇で男の首や頤(おとが
い)を弾いた。バリーは強く揺れる男をたまに抱き、息を弾ませて途切れ途切れに「あ、」と鳴いている。
「バリー、俺が好きか」
女は男の背に指を絡ませながら、目を閉じてコクリと頷いた。
「ハハハ」
と笑う男の下で勇者は「あんっ…あんっ…」小さな高い声で夢中になっている。
男は少し顎を上げて、体にある放出を許すと顎を下げた。その眉間の皺を妻に愛された。
「あん、いくっ、…」男の至福の顔を見ながら女はイッた。男の余韻の動きで十分だった。
バリーの体はブラックの体が大好きだ。この相性の良さは余程の事があっても離婚や別れを招きそ
うにない。この事実のいやらしさ……。
(恥かしい…)満足し過ぎている彼女は男に抱かれているその白い胸の下、小さな手でシーツを引
き口元を頼りなく隠した。
男は女を長く抱いた。そのうち急に気を失ったかの様に男は寝た。と思ったら起きた。
半分寝ている男は珍しく甘えて来る。乳房にキスして来た。(きゃっ)(あ…)もう勃起している。
「もう今日はだめ…」男はにじり寄り、女はうつむく。
「お父さん、寝よう…」寝惚けてまで女を抱こうするこの男を一生の伴侶にした自分が笑えると言うか。
「…触らせろ」「いや…ん」
妻は乳房を隠し、少し体を横に向かせた。
「お前俺よりスケベでまいった…」(そうか、あたしの方が…)と思う女は弱々しく本当に笑った。
彼女の右の乳首を男は摘まむ。「やっ」
「色んな男に吸われたよな」「女の子も居たよぉっ…」「男の方がずっと多かった、いやらしい」「やぁっ」
ずっと男は指先で彼女の乳首を摘み、弄ぶ。「あん…やだぁ」彼女は上半身を動かし出した。
(可愛い…)「あっ…ぁぁ…」彼女は摘ままれながらちょっとイッた。「よくいくなぁ…」「ひどいよぉ」
「だぁめっ、いや、」左の乳首も触られる。可愛く立って、それもいい色。
「女が感じるのは正三角形だって、ここ頂点にして…」
と男は先程愛した所をグニュグニュとコチョコチョと押すと、勇者は高く叫び、跳ねた。
「やめ、て……あ、」バリーの声はヨレヨレ。「ふやけて来た…」
286竜王〈16〉  --改名--:02/12/04 21:39 ID:eZsnjFHP
と濡れた指を戦士は彼女自身に見せた。バリーは髪を顔に落とし、少し伏し目でそれを見て、その
弱い目の光りのまま男を見た。酔っていても、バリーの目に戦士はギクリとする。

「いっちゃうよぉ、もういっちゃう、…」
濡れ具合の丁度良い体が生意気で可愛くて…。合わさると鮮明に彼女の甘い肉を感じる。
濡れ過ぎてるよ…類を言える機会は少ないが、交わる為の快感を用意してくれているボディーっ振
りが無頼である。
(いい…かわいい…俺は好きだ。お前の、愛してます…)
「もっと…いかせて、……あぁっ」少し、背後位に近い形で彼女は快感に駆け上がって悶えた。
貪って、狂って、彼女は恥かしかった。(もっとだなんて…)
今日で無ければこんな日も良いだろうが、(ルーク…)
ぐずっている子供の様に男の肩を勇者は叩いた。座って小さく跳ねながらなので、乳首も柔らかそ
うな乳房がプルプルと……(おぅ…)
バリーはハツラツとした美しい顔で寝るんだ寝るんだ言った。バリーはこう言う美しい顔をする
時がある。興奮して人と話す時、鑿(のみ)を持った時等。
バリーはスルッと居なくなる。そしてきっと又甘えさせてくれる。甘えて来る。そしてまたその
美しい顔でスルッと居なくなるのだろうか。(これからも…)戦士はそれが…(た、たまらん…)

だが勃起している…と言う事でこれを機会に、彼女は男と色々語り、指で握るようにして男を持つ
と親指で男のあの溝の部分を上下に触っている。そして先端を…。
彼女の指は少し沈む。大きいが、柔らかい。色も淡い。こんな事を彼女は初めてした。
少し強く擦られ始めると「ぅ、ぁっ…」彼女の手をたまらず取り、ほぼ自身に当たるのは彼女の指な
がら、男は最後の最後自慰の様な姿で彼女の脇腹に射精した。「はぁっ、」
息を切らす男の、憧れの黒い肌に白い精液は、白い肌の女の場合とはまた違うエロチシズム。彼女
の肌に思いを遂げた興奮。
「ねぇ…拭く?…それともこのまま…?」
つまり彼女は(自分の精液を脇腹に付けた女はいかがかな?)と聞いている様だ。
男の返した言葉に勇者は妖しく笑った。

別れの朝。アイは胎児のルークの大器にさえ嫉妬した男勇者だが少し変った様で「叔母上、交代を」
287竜王〈17〉  --改名--:02/12/04 21:42 ID:eZsnjFHP
しかしアイは腕を上げたバリーの武闘でボコボコにされ「あんた、もちょっと強かったらね」
と言われつつ(あんた女だ…)それは彼女も気にする所。
しかしバリーの戦士、ライトとブラックの為にも彼女は旅へ。最初に勇者としての彼女を見出した
のはアイの父サイモンだったが、彼はバリーへの自分の嫉妬心とこそ戦って、彼女に憧れた。

娘と口付け合って挨拶した母は、気を付けてねと婿の頬にキスした。(んっ)
オルテガへの対抗心と共に、サンダが妻として女として自分に一番相応しいのではないかと漠然と
戦士が思って居るのは今も変わらない。いつも明るいサンダの方も恐らくは。
「母さんには、また会える気がする」「いつだって会えるだろ……俺もそう思う」
母親より艶めく女。戦士にとってバリーは社会との約束全部忘れてはまってしまいそうで危険だった。
ライトは曾孫で養子のポポタと二人旅、祠の牢獄へ行っていた。
15才最後の夜。男の胸の中で温かく静かにしているバリーは、その男の思う理想の女勇者になってい
た。妻(バリーの祖母)はこうではなかった。男性に負けまいとし過ぎた。一族の長の器では無い。
しかしバリーには(もう、どこへでも行くがいい)しかし「バリー、旅を止めてみないか」
ライトに言われればバリーは「うん」と言う子だ。だがバリーは“これ(旅)しか無いから行く”らし
い事を感じている様子。夜中に照れているバリーはもうすっかり女で、近付けば女の肌の良い匂いが
した。女勇者は旅立つ時、父以外の家長の男性とある挨拶をする。旅を止めればこれも止められる。
「終わるまで目を開けるなよ…」「…はい」

少年が舟を漕ぎ、進む舟上に老人が凛々しく立って風を受けていた。
「御祖父様ー!…」
舟は漕ぎ出したばかりだった。ポポタ少年が懸命に漕ぎ、陸からはみ出しそうな勇者の元へ美しく
凛々しい老魔道士を連れて行く。
「何だ」ライトはいつもより優し気だ。「御祖父様ぁ」
バリーは走って道士に抱き付いた。ライト道士は静かに彼女を抱いている。美しい老人、美しい表
情。芸術的でさえある。「バリー、」その低い声は長い時間の愛情と深い慰めさえ、つたえた。
バリーは泣いていた。彼とはもう会えない気がしたからだ。
288竜王〈18〉  --改名--:02/12/04 21:45 ID:eZsnjFHP
一番長く自分の側に居た男性で、しかし謎めいた男であった。バリーは自分自身が子供であろうと、
子供を産んで育てる母であろうと、ライトの側が彼に守られているのが一番幸せなのだと言う事を
知っていた。
老人と若い女と言うだけでなく、賢い男と艶容の女、抱き合っているだけでこれ程艶めかしいとは戦
士は思いも寄らなかった。(舅と嫁…だけじゃなく、祖父と孫に何か…)あったのかとギクリとする。
料理、服、靴、絵、彫物と…物を作ってばかりの娘が剣を取って壊したり、殺したりする道を。
祖父に生立ちの似た白くデカイ夫だけを連れて、息子の為に戦いの世界に帰ってしまう様だ。
「いってきます」良い勇者、まぁ良い母だ。
「どこへでも行け」あの時言えなかった事をライトはやっと言った。
バリーが顎を上げて、ライトはほんの少し驚いている様だったが、彼女の唇に唇を近付け挨拶をした。
(うわ!)戦士は勃起し、少年の下半身が悩ましくなるキスを祖父と孫娘はした。
(しかしポポタ少年、ライトに何時の間にか、からかわれ防止に眠らされていた)
「生い先短い老人にはもう会えんと思ったか」「うーー…」
鮮烈に美しく、茶化して笑う老人に、反抗したいが泣き濡れてバリーは言葉になっていない。
これが旅立ちの挨拶だ。2年程前とは少し違うが。

未完成の剣の天才に会え、対峙している喜びに、他人には言えない様な大袈裟な事も戦士は思った。
鞘の口を向けられ勇者は剣を戦士の鞘に収めて行く。(あ…)勇者も他人に言えない様な事を思う。
剣の相性も良いし私はこの男と…。だが勇者は実戦で剣は使わないと言う「たくさん殺してしまい
そうで…」他の武器は?どの程度?「鞭を」と盾越しとは言えいい女にいきなり鞭打たれて戦士は悶々。
つい…「わぁん」「こら、」
戦士をいさめる美声に、アリアハン城下町で二人はゾクリとしたものだ。「今の人どう?」「面白い顔」
楽器を弾けば歌う男はもういない。その時バリーは踊って、三人旅ではあの時が一番楽しかった。
「バリー格好良いな」
踊るバリーに少し欲情した武闘家の顔に戦士はほんのり興奮した。バリーに対しては興奮覚め遣らぬ。
289竜王〈19〉  --改名--:02/12/04 21:48 ID:9Diz6j9Y
露出度の高い水着等…たまに肌を見せたのは生きる為かと言えば嘘ではない。命懸けの旅。可愛が
って貰い、守って貰わなければ。しかし本当は彼女自身が二人に体を見られるのが楽しかった。

ラダトームでは華やかな駕籠に乗って高級娼婦達が往来を進んでいた。中にはテドンの女も多い。
滅びる前にギアガの大穴にかなりの人々が飛び来んだらしい。
バリーは人込みの中、娼婦達に声をかけ、手を振る。バリーは娼婦達にも人気が有った。
(まぁ、かわいい娘(ひと))(まぁ、なんてかわいい少年(コ))
娼婦達は確かに美しく堂々と生きていたが、他のテドンの人間はどう思って居るか考えると複雑である
(テドンはそんなに働かなくても食べて行ける所だったし…この世界で生きるなんて大変だね皆…)
勿論、テドンに戻った者達も居るが、根付いてしまった者やゾーマ憎しと戦うかの様にこの世界で生
きて居る者も居る。イシスに行った経験の有る者もいて、砂漠での生活を知っていたテドンの人々は
ドムドーラに多く集まって暮らしていた。将来、千年都市とさえ言われるこの地の担い手となる。

父はここアレフガルドに太陽をもたらすと言う息子の魂を見た(お前、すげぇよ…)
バリーがこの光の玉を見ては、泣いている事を戦士は知っている。(母ちゃんだもんな…)
ブラックは竜王にまた会うまでは泣くまいと思っている。会った時涙が流れたらそのままで居よ
うと思う。その時老いていようとも、自分がどんな姿でも。

魔の海から死体が上がったと言う。190cm、男性。(父さんっ…)
黒い髪の若い男だった。(あっ)ジパングの男だ。耳の辺りで長い髪を輪の如く束ねた角髪(みずら)
と言う髪型。スッとした顔立ち、その顔は生きていた。
290竜王〈了〉  --改名--:02/12/04 21:51 ID:eZsnjFHP
10才足らずの呪いを解く天才の少年が、ジパング男を救った。
「バリーさん?……そうですか」
赤い目がギクリとする程魅惑的。嗄れた声も精悍な艶めかしさを隠し切れていないと言った態。
この19才シャアと言う男…鍛冶屋で、ジパングから来た両親を亡くし今は一人だと言う。オルテガとパ
ーティーを組んでいた。娘が戦っている等知らないオルテガが(可哀相だ…)あれ程嫌がっていたのに。
「私の鍛冶場にオリハルコンが…剣は出来ませんでした…」後は悔しそうした。
「まずルークだと言って海に飛び込んで、私も慌てて追って泳いで……それ切りです。大魔王のゾー
マより、魔の海の方が恐ろしいかな」ゾーマ等敵では無いと言った風で不敵だ。
(強い…)
魔法力のある勇者バリーはそれをひしひしと感じた。赤い目からして魔法の天才である事は解る。
「ロトも城に居るらしい。皆生きてて良かったねバリーさん」「今度はちゃんと、お手伝いがしたい…」
初対面でしっとりとした感情的な顔を見て、見られた事で、シャアはこの夫婦パーティーに、バリ
ーはシャアと言う賢者に親しんだ。
ロトと呼ばれ既に神の如きオルテガ、目の前の圧倒的な魔法男。不敵な大魔王ゾーマ。アレフガル
ドの王になるのは誰だろうと戦士は思ったが(バリーを除けばな)自分の主君の最高峰を確信している。

ルークはモンスターに囲まれ成長している。親が側に居ない事を“一人で生きている”とは言えな
い。ルークは愛されて育っていた。大柄のモンスターが彼を大事そうに持ち上げると、ルークは赤
児らしい最高の声で笑った。楽しむ声を上げた。遠い世界、スーのエドが嚔(くしゃみ)をした。

“竜王” 男戦士×女勇者、男戦士×勇者の母、男魔法使い(勇者の祖父)×女勇者でした。
291名無しさん@ピンキー:02/12/04 23:35 ID:UXPRo822
>>277
テリー×サンチいいです
続きはあるのかな?もしあるなら期待
エロでなくても萌えたw
292名無しさん@ピンキー:02/12/05 01:32 ID:6ahuOr4F
男勇者×女武闘家キボンヌ。
未だに誰も書いてねーよなコレは。
293名無しさん@ピンキー:02/12/05 02:14 ID:oAZ8Jj3y
改名さんだ!バリーちゃんだ!
伏線をうまく使ってますよね。
もし、サイトUPの際には告知して欲しいなぁ。
改名さんの無い官能スレは漏れには寂しすぎる
294名無しさん@ピンキー:02/12/05 11:19 ID:mpDuq85W
>>271
うおおおおおお、ついに待ち望んだものが
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
295名無しさん@ピンキー:02/12/05 22:18 ID:4hLytPuB
勇×ローラの神はどこへ逝ったのか・・
296名無しさん@ピンキー:02/12/05 22:38 ID:NVKysZ9L
>>292
自分で書けや。
ここにレスしてるならば絵は描けなくとも、字は書けるのだから。
自分の文書力がどうこう言うのはナシ。好みの問題もあるからね。

煽りでなくマジレス。
297DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:01 ID:iZdVvXGR
 サンチが目を開けると、間近にテリーの顔があった。
「起きたか」
「……!」
 慌てて飛びすさって、転げ落ちかける。そこは配合壇の上だった。
「え……? なん……」
 テリーが指さした先には、奥の間へ続く扉。それに、真っ白く霜がおりている。
「グレタが凍らせたんだ。あいつらが扉の向こうに頑張ってるらしい。俺たちは眠らされて、
閉じこめられたようだ」
「えええ!? なんで……」
「わからない」憮然とした顔で、テリーは頭の後ろに腕を組む。「さっき爺さんに聞いたところ
じゃ、やつらに悪意は感じられないそうだが。だったらなんでこんなことを」
「……」
 状況はさっぱりわからないが、どうやら危険はなさそうだ。そう判断したサンチは、
とりあえず落ち着くことにした。八年ぶりに会えた人が隣にいるのだ。話の種が
尽きる気遣いはない。とりあえず、一番聞きたかったこと。
「……お前、今までどこで何やってたんだよ」
「色々やってたのさ。勇者と一緒に魔王を退治したりな」
「はあ!? 何言ってんだバカ」
「信じなくてもいいよ」苦いような笑みと共にテリーは後ろに倒れ、ばふっ、と配合壇の上に
寝そべった。
「あいつらには……すまないことをしたと思っている」
「……」
 淡々と語る彼の瞳はひどく遠い所を見ていて、サンチは言葉をなくす。彼の横顔を、ただ
じっと見つめた。
298DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:01 ID:iZdVvXGR
 あらためて見ると、やはり彼は相当様変わりしていた。体格が少年から男のそれになった
のは当然として、ほとんど脳天気とさえ思えた明るく穏やかな笑顔はすっかり陰をひそめ、
刃のような鋭い眼差しがとってかわっている。背中の剣を見るまでもなく、全身に満ちる
鍛えた鋼のような威圧感が、並ならぬ剣士であることを示していた。
 そして何より、彼は美しかった。昔もよく「女の子のように可愛い」などと言われて
鑑定士あたりに可愛がられていたが、その整った目鼻立ちはそのままに鋭さとたくましさが
重ねられた結果、見とれるような美男子になっている。どこへ行っても、女達が放って
おかないだろう。
 ぼーっと見ていたのに気づいてテリーが身を起こす。見つめ返されて、サンチはどぎまぎと
目をそらしてしまう。
「な、なんだよ」
「いや。……綺麗になったな、お前?」
「!!」
 たちまち、火をつけられたように顔が熱くなる。
「なっ、なっ、何言ってんだっ……!」
「確か八年になるんだったか。そりゃ、変わるよな。昔は男みたいなガキだったが」
「う、うるさいっ! 余計なお世話だ……」
 彼の顔をまともに見られない。顔ばかりでなく、全身が熱い。なんだか、変だ……
「しかし、ほんとに何のつもりなんだあいつら。配合でもしろってのか」
「!!!」
 サンチが飛び上がる。テリーはしばらく怪訝そうな顔をしていたが、やがて自分の
言ったことの意味に気づき、端正な顔を赤らめて慌てて首を振った。
「いや、そういう意味じゃない! 悪かった、何となく言ってみただけだ」
「…………」
 サンチには聞こえていない。本当に、なんだか、おかしなくらい、体が熱い。頭が
ぼーっとして、うまくものが考えられない。この、かすかな甘い匂いはなんだろう?
299DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:36 ID:iZdVvXGR
(……そうか……ここは子供をつくる所なんだ……)
 ふらふらと立ち上がり、胸のボタンに手をかける。テリーが目をむいた。
「おい!? 何を……」
 気にせずサンチは次々に服を脱ぎ捨てていく。
 彼女の歳になれば、将来を誓った相手がいるのがタイジュでは普通である。黙っていれば
とびきりの美少女といえるサンチを、口説きにかかった男は少なくはない。そのほとんどは
容姿と裏腹な口の悪さに辟易してすぐに離れていったが、そうでない男も何人かはいた。
それでも、サンチは一度として応じたことがない。もとより恋愛に興味はなかったが、
それ以上に、心から消えない一つの面影があった。自分がその男を待っていると、
ずっと待ちこがれているのだと、自覚したのは最近の話だ。
 その相手が、いま目の前にいる。しかも、二人きりで。扉の向こうにはタイジュでも
最強の魔物三匹が立ちはだかっていて、近衛兵だろうとモン爺だろうと入ってはこられない。
そして、ここは何よりも神聖な、子供を作るための場所。
「テリー…………」
 喉から出た声はかすれている。テリーは驚愕しつつも、目の前にさらされる真っ白な
裸身から目が離せずにいた。
300DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:36 ID:iZdVvXGR
 心の蓋が急にはずれたように、タイジュの記憶が蘇った時。共に戦った大切な魔物たちの
次に彼が思い出したのは、乱暴で口が悪くて、いつも彼のことをバカにし続け、でも試合は
欠かさず見に来ていた少女のことだった。星降りの大会で優勝して、元の世界に戻った後。
ふたたびタイジュにやってきた彼を真っ先に見つけ、さんざん罵ってから、彼の服のすそを
握りしめ、小さな肩をふるわせて泣き出してしまった少女。
 その少女が美しい娘に成長し、今度もまた最初に自分を見つけてくれた。そして今、
目の前で服を脱いでいる。
 甘いマスクとどことなくキザっぽい笑みのせいで誤解されがちだが、テリーは女性に
関してきわめてストイックかつ奥手である。女の子とつき合ったこともなければ、むろん
裸など母と姉のそれ以外見たこともない。そんな彼にとって、現在の状況は嬉しいとか
据え膳とかを通り越して明らかに手に余るものだった。
 サンチは奇妙な熱に浮かされたような目つきで、シャツの最後のボタンに指をかける。
あと、残っているのは下着だけだ。
「サンチ、落ち着け! お前一体何を……っっ!」
 ブラを外すと、小ぶりだが形のいい乳房が惜しげもなく露わになって、息を呑んでしまった
テリーは言葉を失う。
 さすがに最後の一枚はためらわれたらしく、視線を感じるとサンチは両手で胸を隠し、
上目遣いにそっと、テリーを見つめた。
「…わたし、その……きれい、か……?」
「ああ…」
 思わず素直にうなずいてから、テリーは慌てて首を振る。「いや、待て! 確かにそう言ったが……」
301DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:37 ID:iZdVvXGR
 サンチが一歩踏み出して。またテリーは言葉に詰まる。濡れた、黒い瞳と目があう。吸い込まれ
そうになって、あわてて距離をとろうとするが、狭い配合壇の上では逃げようにも場所がない。
「待てってば、おかしいぞお前……会ったばかりで、こんな所で……」
「わかってるよ、そんなこと!」
 突然飛び出した叩き返すような口調に、三度テリーは黙らされた。サンチの瞳にはうっすら涙が
浮かんでいる。胸を隠す手は、小刻みにふるえていた。
「今、わたし、変なんだよ。なんでか知らないけど熱くて、どきどきして……おかしいんだ。でも……
…でも、こんな時じゃなくちゃ、言えないんだよ!」
 言うなり、サンチは思い切り身を投げ出す。華奢に見えても芯のたくましいテリーの胸板は、
力いっぱい飛び込んでも軽々と受け止めてくれた。
「会いたかったんだっ……ずっと、待ってた…………ずっとずっと好きだったんだよぉっ……!」

 痛みに近いような激烈な感覚が、テリーの胸を貫いた。それは例えるなら卵の殻が割れる音の
ようなもので、幼い頃に抱いたまま時の止まっていた気持ちが、サンチの言葉によって突き破られ、
その中から自分でも気づかないうちに成熟していた、深い想いが顔を出す痛みだった。
(ああ、俺はこいつが好きなんだ)
 そして、今とても嬉しいのだと。この鈍感な青年がようやく自分の気持ちを悟った時にはもう、
娘の方はあまりに長いこと返事がないので、それ以上何か言うこともできずに不安げにただ
腕の中から見上げていた。
「…………」
 テリーは、姉にも見せたことがないような優しく包容力のある微笑みを浮かべると、離ればなれ
だった八年間と、鈍すぎた数分間を埋め合わせるようにそっと黒髪をかき抱き、静かに唇を合わせた。
302DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/06 02:38 ID:iZdVvXGR
>>291
ありがとうございますー。おかげで書く気力が出ます……
とりあえずようやく次回からエロシーン突入〜
303291:02/12/06 16:35 ID:KU8bbKnI
>>「配合でもしろってのか」

ギガ萌え( *´д`)
がんがってください
304名無しさん@ピンキー:02/12/06 18:17 ID:JDlkHo/o
テリーとサンチだから、てっきりサンチがリードするものとばかり思っていた

すんません。逝ってきます…
305名無しさん@ピンキー:02/12/06 20:50 ID:x4OXbEfH
いい〜もえもえ〜!!!
306名無しさん@ピンキー:02/12/06 21:28 ID:myJ+4uAT
サンチもテリーも、すごくいい描かれ方だと思います。
がんがってください。楽しみです。
307アルス×マリベル:02/12/06 22:14 ID:7zpoUJAw
失礼しまーす、割り込みます。ごめんなさい。

DQM未プレイなのですが、サンチがすごいツボキャラかも。
エロシーン楽しみにしてます!

書き込みをご許可いただきありがとうございます。
とりあえず書き出しだけできましたので書き込みます。
続きものになってしまいましたので読みづらいかと思いますがよろしく
お願いいたします。
308アルス×マリベル:02/12/06 22:16 ID:7zpoUJAw
アルスとのあの忌まわしい出来事から二ヵ月が過ぎようとしていた。
あの時。妙な薬を飲まされ、体の自由を奪われたマリベルは、アルスの復讐心が満足するまで
さんざんに責められた。
身も心もずたずたのマリベルに、あろうことか、アルスはまた抱かせろ、と言った。
『やらせてくれないなら、村の皆に喋っちゃうよ?マリベルがどんなふうに僕を 欲しがったか、
とかさ』
アルスのその言葉は、マリベルの口を塞ぎ、呪縛するに十分な効力があった。
純潔を奪われたことだけでなく、むしろマリベルにとっては、犬猫のように見下して扱って来た
アルスに組み伏せられて、いいようにされたことの方に恥辱を感じた。
絶対に誰にもこのことを知られたくない。
村一番の権力者の娘として、思うままに意を通して傲慢に振舞って来たマリベルにとっては、
プライドと自分の地位を守ることこそが大切だった。
また抱かせろとマリベルを脅したアルスは、あれからまだ何も言ってこない。
アルスがどういうつもりかはわからないが、大方、自分のしでかしたことに恐れをなして、ほとぼり
を冷まそうと必死なのに違いない。きっとそう。だって私はアミットの娘だもの。
だから、このまま二度目がなければ・・・。
なかったことにして、忘れてしまえばいい。
いつもの自分に戻って。そうすれば何も変わらないのだ。

・・・マリベルは認めなかった。
家族から離れて自室で一人になった時、または夜に寝台に入って寝付くまでの間、いや、
それだけでなく、昼日中に誰かと話をしている時でさえ、一瞬身体をよぎる甘い疼き・・・。
忌まわしく、忘れ去りたいはずのあの時のことが、何度となく頭をかすめ、その度に身体
が何かを欲しがっている。
そんなことは認めれれようはずがなかった。
309名無しさん@ピンキー:02/12/09 05:35 ID:T+kXZWg9
さふいへば、
ヒュンケル×マァムの人はどうなったのでせう…
310名無しさん@ピンキー:02/12/09 08:25 ID:vIybxtcF
さふいへば、
勇者×ローラ姫の人はどうなったのでせう…
311名無しさん@ピンキー:02/12/09 21:16 ID:GJ4uvVLL
>310
漏れも勇者×ローラ姫キボンヌ
312名無しさん@ピンキー:02/12/10 00:57 ID:OO19WwIs
>310,311
同じくキボンヌ
313名無しさん@ピンキー:02/12/12 00:23 ID:CIgqgg9b
age
31493@勇者×ローラ姫:02/12/13 10:04 ID:hdP80EEd
長らくご無沙汰してしまいました…(;´д`)
事情により2ヶ月もの間放置してしまいましたが、続きをうぷさせて下さい。
315名無しさん@ピンキー:02/12/13 11:22 ID:5aHTw6He
キタ━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!!!
どうぞ!頑張って!
316勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:25 ID:rAkUe8ss
「……いや……お願い…、みないで――」絶え絶えの声で、ローラはようやくそれだけ言葉を紡いだ。
 アレフは答える代わりに、開かせた脚の間に跪き供物を捧げ持つかのようにうやうやしく
彼女の脚を持ち上げた。
 丸い膝にうっすらと浮かぶ骨格のくぼみにくちづけ、膝の内側から腿へと唇で肌を辿る。
人の視線も外界の光も知らない犯されざる部分の肌は、しっとりと熱を帯び、唇に吸い付くように
柔らかい。
 唇で軽く触れ、時折強く吸い、舌でゆっくりとなぞり上げてゆく。佳肴を味わうように、
丹念に、陶酔さえ感じながら。
「…っ……。」腰の辺りから、不思議な心地よさが細波となって走り抜け、ローラの背筋が
ふるるっ…と震える。

 彼女のひとつひとつの反応を楽しみながら内腿に小さな跡を残していたアレフの唇が、
やがて淡い色の繁みに咲き誇る花に触れた。
「きゃ―――っ!」快感よりも驚きと羞恥が先立ち、ローラは悲鳴とともに腰を引こうとした。
 アレフは構わず、花びらのような襞を舌で嘗め上げ、吸った。
 悦びに蜜をあふれさせる花。匂いたつその香は、紛れもなく女の匂い。
「ゃ……、だめぇっ――、」困惑し怯えるような声でローラは拒もうとする。
「――駄目?」形ばかりの問いかけも程々に、アレフは蜜にまみれた蕾をぺろりと嘗めた。
「ぁぁあっ……!」鋭い快感が閃き、ローラは一際高く泣いた。思わず浮きかける腰を、
かき集めた自制心で抑える。
 必死に堪えるローラに残された、そのわずかな自制心をも溶かすために、
アレフは蕾を丁寧に愛でる。
「ひゃ、ぁぁんっ、」
 そっと唇で蜜を拭われたかと思うと、舌先で強く弾かれ、転がされる。その度にローラは
囁くような声を、あるいは高く啜り上げるような声を洩らした。
 強すぎる快感を堪えようと、シーツに食い込ませた指先に力を込める。足の爪先は
内側に曲げられ、愛撫のたびにぴくぴくと震えている。
317勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:26 ID:rAkUe8ss
 やがてアレフは顔を上げた。見つめてくるローラの顔は何処となく「もっと」と
ねだっているようで可愛らしく、淫らだ。
「………良いですか?」尋ねる彼は、しかし言葉とは裏腹に余裕を無くしていた。
灼けるような欲望が行き場を求め痛いほどに滾る。
 熱に浮かされるローラは、こくんと頷いた。

 アレフは張りつめた猛りの先端を、花芯に当てた。
 ちゅぷ、と濡れた音とともに花びらはそれを飲み込もうと絡みつき、蜜が欲望の滴と混ざり合う。
「―――っ、」びくん、とローラは身を竦ませる。アレフを受け入れるこの時を望んでいたのに、
漠然とした恐れは拭い去れない。
 ――一体、何を恐れると言うの?
 心の中で自らを叱咤し、彼女はもう一度、自分の心を確かめるように頷いた。
「…だいじょうぶ…だから、お願い――」
来て、と囁く声はやはり不安に震えていて、それでもアレフを見つめる瞳は甘く濡れて、
真っ直ぐだった。
 何よりもいとおしい少女の唇に慈しむようなくちづけを一度、二度。
 そしてアレフは囁いた。
「息を詰めないで……力を抜いて下さい。」首筋を唇で愛撫し、彼女の緊張を少しずつほぐしながら、
 ゆっくりと身を、進めた。

「――――っっ……!」
声にならない声がローラの口をついて出る。アレフの肩を掴む手、その細い指に力が籠もる。
 ほんの数秒のことだったが、裂かれるような痛みと、それを上回る異物感に、彼女は大きく喘いだ。
318勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:28 ID:rAkUe8ss
「……痛いですか?」
気遣わしげに問うアレフに、ローラは乱れた息の下、微笑んで答えた。「ちょっと、
苦しいですけど…平気です。」
 アレフはいたわるように彼女の髪を撫でる。少し決まり悪げに、
「すみません…。」そう言って頬を掻く。
 体の深奥で疼く痛みと昂ぶらされていた快感の余韻に身を任せるローラは、視線で何故、と尋ねた。
「その、…女性の苦労が分からなくて。」
答える彼はいたって真面目な面持ちだった。
 ローラは頬を撫でる微風のような声で笑った。「おかしい…アレフ様。」

 髪を撫でていたアレフの手を両手で包むと、自分の頬に当てる。
「苦しいし、痛いですけど、それよりも何よりも、嬉しいのです……。」
ローラのすべすべした頬は、快感とは違った喜びに薄紅に染まっていた。
「…だから、アレフ様のことも、喜ばせてさしあげたいの―――。」そう言って、彼女はアレフの手を
口許に寄せ、その少し骨ばった指にくちづける。
 彼女らしい純真な言葉と仕草に、アレフは温かないとおしさに満たされ、情欲の炎に焦がれた。
「――動いても、良いですか?」
小声で尋ねると、ローラは微笑で応えた。
319勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:29 ID:rAkUe8ss
 ローラの膣はとろけるように熱く、アレフの男根を押し包む。
 自らを侵す楔を拒むのか、放すまいとするのか、強く強く絡みつく。
「んんっ……、」ぐんと奥へ突き上げると、ローラは微かに眉を寄せた。
彼女の痛みを堪えるような、それでいて快楽の波にさらわれまいとするようなどちらともつかない表情、
そして柔らかな貪欲さが、理性という軛さえ焼き尽くさんばかりにアレフの内なる炎を燃え立たせる。
 目茶苦茶にしてしまいたい。萌したのは、そんな狂暴な衝動。
 ――違う。
 目茶苦茶になってしまいたい。
 このまま、あなたと。
 何も分からなくなるくらい、ただあなたを感じて、触れ合う境目さえひとつに溶けてしまうまで。

 怖い、とローラは感じた。
 自分が今受け入れているアレフのものは、彼の一部であると俄かには信じられないくらいに
荒々しい。初めて感じる、雄の力強さ。
 そして、自分の中の今まで知り得なかったものが、次々に引き出されてゆく感覚。
 彼が時に弱く時に激しく自分の粘膜を突き立て擦り上げるたび、何か途方もない、
ひどく狂暴な熱情が感覚をますます研ぎ澄まし、痛みさえ凌駕して自分を追い立ててゆく。
 知らなかった。自分の心と体が、こんなにも快感をおぼえ、誰かを激しく求めることができるなんて。
 自分は何処まで上り詰めてしまうのだろう、その頂は果てがないように遠く高く、それでもアレフは
止めない。残酷なまでに正直に、求め、狂わせてくるのだ。
 何処まで駆け上るのか、分からない。上り詰めた先がどうなっているのか、分かるはずもない。
 それでも、
 …あなたとなら、どこへでも。
320勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:31 ID:rAkUe8ss
 次第に、腰を使うアレフの律動が切迫してくる。
「ぁあ、んく、ん…ああっ、」
 声にならない喘ぎは悲鳴にも似てローラの唇から絶え間なくこぼれ出る。
 うっすらと目を開けてローラは、息を弾ませて、渾身の力を傾けて、自分を愛そうとする男の姿を見た。
 自分の身体を覆うようにして、今自分の中を一杯に満たしているアレフの姿。
 目を閉じてわずかに眉を寄せた表情。汗ばんだ頬にかかる黒髪の筋。その呼吸。その律動。体温。
艶かしくて、格好良くて、焦がれるほどに愛しい…そう思うと、ローラの胸と下腹がきゅんと疼いた。
 きゅうっ、とアレフの男性器官が締め付けられる。
 熱い襞が、中へ中へ飲み込もうと蠢く。
「―――っく、」弾けるように快感が強まり、アレフは高みへと一気に駆け上りながら低く呻くと、
「姫、…もう――ッ、」今にも解き放ってしまいそうな射精感をこらえて囁いた。
 ローラはすがりつくように彼の首に腕を回した。「怖い……わたくし、どこかへいってしまいそうなの――、」
濡れた唇を開き、短い呼吸を繰り返す合間に泣くような囁きを洩らす。
「おねがい、離さないで、わたくしを、つかまえていて……アレフさまぁっ……、」
 ローラがか細い声で鳴くと同時に、アレフは彼女の身体に自身の熱情をほとばしらせる。
「ぁぁあああ――――っ!」びくんと背を反らせ、ローラは細く引き絞るような声を上げる。
 ただひとつの収束を目指して、意識が白くまばゆく弾けた。
321勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:32 ID:rAkUe8ss
 白い胸をゆるやかに上下させながら深く息を吐き出したローラは、首を傾けて傍らのアレフを見た。
 見返してくるアレフの目。肉の薄い一重の瞼は涼しげで、深青の瞳に吸い込まれそうになる。
海の淵のような目が微笑むと、驚くほどそのまなざしは柔和になる。
 アレフは腕を広げると、ローラの体を抱き込んだ。その腕に抱かれ身を添わせ、ローラは
温かくくすぐったい幸福感に包まれる。
 こうして側にいて、体温を感じる何気ない時間が嬉しくてたまらなくいとおしくて、
ずっとこのままでいられたら良いのにとさえ願ってしまう。
 だが、それが叶わないことは知っている。自分を抱く体に刻まれた傷跡たちが、教えるのだ。
 彼はその身に背負って余りある使命を負い、再び戦いの中に旅立たねばならないのだと。
 そして自分は人類最後の砦である、唯ひとつの国の王女だ。
 涙はいらない。我がままな繰り言など並べてはいけない。ただ、その背を見送るのみ。
 幸福と、同じ重さの切なさとを胸の奥に押し込めて、ローラはアレフの胸に頬をすり寄せ、
押し付けた。
「アレフ様。」名前を呼ぶことで、放っておけば幸福な夢の中に消えてしまいそうな彼の存在を
確かめるように。「アレフ様。」

「どうしましたか? 姫。」腕の中の少女の体の温もりと柔らかさにか、それとも名前を呼ぶ
声にか、こそばゆそうにアレフは問い返した。
「アレフ様、アレフ様、どうかご無事にお帰り下さいませね?」ローラの声は甘えるような、
懇願するような、叱咤するような響きを含んでいた。
「わたくし、ずっとお祈りします。月に、星に、太陽に、朝も夜もお祈りします。だから、
絶対に絶対にご無事で帰って―――。」
募る思いに、言葉が詰まる。
322勇者×ローラ姫@DQI:02/12/13 11:33 ID:rAkUe8ss
 あなたさえご無事なら、世界がどうなっても構わない――本当は、そう言ってしまいたかった。
 だが、許されない。だから、笑う。
 ローラは顔を上げて、アレフの目を見つめ精一杯笑った。
「わたくし、待ちます…信じて、お待ちします。」
誓う言葉は、自分のためでもあった。
 涙を一杯にたたえた目をみはり、涙が零れないように笑う。
 アレフは息も止まりそうな愛しさに、ローラの体を強く抱きしめた。
(僕だって、できることならあなたを放したくない――!)
 しかし、それは叶わない。世界を救うという使命もまた、彼の胸を焦がすものであったから。
だから、
「必ず、帰ります。すべて終わらせて、あなたのもとに。」
決然と答えた。
 
 応えたローラの笑顔は、やがて世界に訪れるであろう平和の先触れのように、
光り輝く希望に満ちているのだった。
32393@勇者×ローラ姫:02/12/13 11:37 ID:rAkUe8ss
>>96-100
>>107-112
>>316-322
勇者×ローラ姫「memorabilia」でした。
読んで下さった皆様、レスを下さった皆様、ありがとうございました!
これからもこのスレでハァハァしつつ(w 精進します。
324名無しさん@ピンキー:02/12/13 18:00 ID:A11QuuRB
ローラ姫の初々しさがよい…萌え尽きたぜ…ブラヴォ93神!
いいもん見せてもらったぞー!!
ありがとーう!!!

…次作にも激しく期待。
325名無しさん@ピンキー:02/12/13 20:48 ID:uDnRkVq1
93さん お疲れ様です。
うpしてくれてありがとう!ありがとう!!
ハゲ萌えっす!

こんなローラだったら
「連れて行ってくださいますね?」と言われたら
即答で「はい」だな。
326名無しさん@ピンキー:02/12/14 03:45 ID:N0R5998E
>>190-193
内容は良いけどかぎかっこの中はいらんかも(っつーか改行を増やしてほしい
しかしDQVSSは(・∀・)イイ!!
漏れも書こうとしたけど、Vは組み合わせに悩む・・・

327名無しさん@ピンキー:02/12/14 17:43 ID:KprH7lJa
>DQ1
・・・・美しいッ・・・・・・!!
最後まで繊細な心理描写。大いに堪能させて頂きますた!
何かこう、置き去りにしていた何かが
蘇ってくる心地にさえさせてくれるのが特筆ものであります。

コングラッチュレーション!!
貴方は当に神でありまつ。(´Д`)ハァハァ(´Д`)ハァハァ
328名無しさん@ピンキー:02/12/14 18:02 ID:FtD5reOV
age
329改名:02/12/14 21:13 ID:jTnFRqdX
>293 
ありがとうございます。次回でこのスレ最後にしようと思います。
実はサイト作る予定は全くありませんが、万が一作ったら連絡します。
サイト立てたらバリー他、沢山絵を見て頂きたいなー。小説より絵を良く書くんで。
勿論、もっとドラマ性のある話(ローラ×竜王)、エロのない文とかも見て貰いたいです。
伏線張って、張って、サマンオサからは解答の話だったんで分りやすく、エロく(自信無し)
書く様にしました。サマンオサ前は、皆様からの神託も沢山貰った時期で折良く。
>326  
ありがとうございますー。改行増やすとレス数多くなりそうで嫌ってしまうんです…。
重さは変わらないから、読み辛いだけ損してるんですけどね…。直そう。どうも。
3でエロいと思うのは
男勇者×女戦士 男武闘家×女勇者 賢者×戦士
見てみたいのは
男勇者×女商人 男武闘家×女遊び人(これ面白いと思いますが…書き易そうだし) 
悩むかも3は…。所で次回はオルテガ×女賢者書きます。
>93
読みごたえの神っ。321とラストが良い〜。
ハッピーエンドなのに勇者ちょっと死にそうな感じが。
平和になるらしいのにそれでも頼りなく感じる勇者がイイ。

保管サイトの○籐さんのオルテガも凄いと思ったなー。(93さんとはタイプの違いが激しい…)
つーかあのサイト凄すぎ。神ばっかW

>277 DQM全く知りませんが、続き読みたいです。
330改名:02/12/14 21:27 ID:jTnFRqdX
>329 つーかあの(サイト)じゃない…スレでした。
331名無しさん@ピンキー:02/12/15 00:55 ID:wL7L2F/w
男武闘家×女遊び人

って、天下一武道会に昔そんな対決があったよーな(笑)
332名無しさん@ピンキー:02/12/15 10:54 ID:ipb6kU4R
93の神様、間があいているにも関わらずうぷして下さって本当に感謝します。
久々に好きなカップリングが見れて嬉しかった。
また是非よろしくお願いします、最高でした!
333エロ好き:02/12/16 01:30 ID:l0Y20MIE
このスレ楽しい
334DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/16 16:39 ID:9GZLxSwp
 サンチの肌は美しい。深いところに上気した桜色を秘めたつややかな白さは、上等の
水菓子のようだ。あちこちに小さな掻き傷があるのは、魔物の世話をするうちについた
ものだとテリーは見てとった。うっすらと汗ばんだやわらかな肌を撫でると、我知らず顔が
ほころんでくる。
「な、何がおかしいんだよ……」サンチが身体をかたくして訊いてくるのへ、
「嬉しいのさ。お前にさわれて……」
 真面目に答えたつもりなのだが、サンチはよけいに赤くなってそっぽを向いてしまった。
 配合壇の上で、魔物は別に人間のそれのようなセックスをするわけではない。が、壇の
上には固くて柔らかい、しっとりとして滑らかな不思議な物質が敷き詰められており、そういう
ことをしようと思えば実に具合のいい場所なのでもあった。その上へ横たわるサンチの体に、
重すぎないよう注意しながらゆっくりのしかかる。腹のあたりをなでていた手を少し上へ
ずらすと、サンチはぴくん、と震えた。
 身についたポーカーフェイスのせいであまりそうは見えないが、テリーは今ガチガチに
緊張していた。何しろ初めて家族以外の女性の、それも好きな女の子の肌を間近に見て、
触れているのだ。バトルレックスと一騎打ちをした時だって、こんなに心臓は速く打たな
かった。目眩を起こしたように、視界の周辺のあたりが消えていって、サンチだけしか
目に入らなくなっていく。
 にもかかわらず、テリーはこれからどうすればいいか、どうすればサンチを愛し、自分を
受け入れてもらうことができるか、心のどこかでちゃんと把握していた。それは生命を
交わらせ生み出す、この場所の力によるものかもしれなかったし、今この場に充満する
かすかに甘い匂い――サキがいくらか弱めて吐いておいた「甘い息」――のせいかも
しれなかったのだが。
335DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/16 16:41 ID:9GZLxSwp
 テリー自身もすでに服を脱ぎ、腿や二の腕にもサンチの肌をじかに感じる。手のひらを
さらに滑らせ、小ぶりな丘の左の方をまるく撫でると、
「ひや……!」きゅっと目を閉じて、サンチが震える。拒まれているわけではないと
わかっているので、そのまま螺旋を描くように少しずつ円をせばめ、頂点へ近づいていく。
同時に、もう一方の頂点へと顔を沈める。指と舌が同時に二つの突起をとらえると、
「う、はぅ、っき……!」
 びく、と電気を流したようにサンチが悶えた。その反応がちょっと面白くて、そのまま
指でこねまわすように左の乳首を、舌ですりつぶすように右の乳首をねぶり回すと、
「いひ……!あ、そのっ、それっ、そこっ、つぶれッ、うあうっ……!!」
釣り上げられた魚のように、白い裸身をぐいぐいとうねらせて悶える。無意識なのだろう、
手が上がり、テリーの頭を己の胸へぎゅっと押さえつけた。
「そこ、舌の、あッ、あったかっ、あったかくてッ……や、ヌルッて、ぐにッて……あ、あ……!」
 思う存分乳首を味わうと、テリーは顔を上げた。愛らしいピンク色だったそれは今や
真っ赤に充血し、わずかに大きくなってかたく立っている。最後に軽くキスをすると、
サンチがまた震えた。
 顔を上げ、今度は唇にふたたびのキス。それから手を下へやり、この壇上で二人の
ほかに存在する最後の物体……すなわち、サンチが着けたショーツにそっと手をふれる。
「……!」
 脱がしたい、という意思表示である、無論。だがその前に、素っ気ない晒し木綿の
ショーツの、しっとり濡れて色の変わった部分を指でなぜる。
「んあっ……」
 ねばりのある液体に濡れた木綿は独特の手触りで、何度も繰り返し指を動かしていると
徐々にぬるみを増してくる。やがて、とろり……と布を通してしずくが垂れるほどになると、
テリーはおもむろにショーツのへりへ指をかけた。
「…ぁ………」
336DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/16 16:42 ID:9GZLxSwp
 布ごしに繰り返し与えられる微妙な刺激にサンチの頭は飽和し、ほとんど何も考えられなく
なっていた。それでも、熱くうるみきった一番恥ずかしい部分が外気にさらされる感覚で
我に返り、恥ずかしげに身を縮めようとする。テリーの手にそれを押しとどめられ、それで
また少しの間、何もわからなくなる。肌の感覚で、テリーの手があちこち位置を変え、
自分の体を動かしているのがわかるが、それが何を意味するのか、今の頭では統合
できない。そうして、
「!っふあああぁぁあぅぅあああぁぁぁあああぁあああっ!?」
突如、激烈な刺激によってサンチの意識は一気に覚醒した。
 腰の中からジゴスパークが炸裂したようなその感覚が、まぎれもない快楽だと気づくのに
さえ数瞬を要した。サンチの腰はいつのまにかテリーの力強い腕に抱え上げられ、天へ
向かって高々とYの字に広げられた股間に、テリーが深々と顔をうずめているのだった。
「ちょ、は、はふううっ!? ん、んくっ、うぁ、やめ、とめてっ、っん、ひああああああああぁあぁあっ!!」
 緋色に上気した内壁を舐めこすり、あふれる泉に唇をつけてすすり、いちばん敏感な粒を
甘くやさしく噛む。舌が、唇が、歯が、淫らに荒々しくサンチのその場所を蹂躙する。
 強烈すぎる刺激をどうにかして逃がそうと、サンチの体は暴れ回るが、がっちりと押さえ
込まれた腰はびくともしない。逃げ場をいっさい与えられず、容赦なく注ぎ込まれる快楽と
いう蜜を、サンチという壺は到底受けきれず、
「う、ふ!、っ、っっ、く……あ、ひいっ、ひッ、ああ、ああぁぁあっ、っ……!!」
まさに溢れようとしたその瞬間、魔法のようにそれは消えた。
「……!?」
 意識のほとんどすべてを占めていたその快楽が突然消滅し、サンチの頭は一瞬空白に
なる。呆然と目を泳がせると、ヒクつく腰の向こうに、きょとんとしているテリーの顔があった。
「………」
 テリーにしてみれば、いざ「本番」に至る前に女性の方を十分気持ちよくして、そこを
潤わせておくべきである、ということを頭で知っていたにすぎない。あとは不思議とわき上がる
熱い衝動のままに、「十分気持ちよく」するべくやってみただけなのだが……予想を遙かに
上回る反応に、テリーの方が面食らっていた。
337名無しさん@ピンキー:02/12/16 22:57 ID:EwrRh+qj
>>329
改名タン引退宣言?そうはっきりといわずに、
また書きたくなったら、書きにくればいいのに。
そうでなかったら、サイトはぜひ作ってほしいです。
338DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 21:57 ID:gTZ29V1S
「どこか、まずかったか? 気持ちよくは…なかったか」
「……ば、バカ、やろっ……!」
 ほとんど泣きそうになりながら、弱々しく首と腰を振る。肝心なところで鈍いのは少しも変わって
いない。「はざまのとびら」に案内する時、サンチがどうして自分の名前を言わせたのか、とうとう
察してくれなかったように。 
 火のついた下半身は、放っておいたらどこかへ飛んでいってしまいそうで、どうしようもなくて
身をよじり、テリーの腕の中から抜け出した。同時に、今まで自分の体に隠されて見えなかった
テリーの下半身が視界に入る。その股間からは、はち切れそうなほど膨張した赤黒いものが、
限界までそり返って天を突いていた。
「あ……」
 魔物の中には動物と同じ交尾をするものもいるから、そうしたものを見るのは初めてではない
。むしろ、同年代の他の娘よりは慣れている。しかし今目の前にあるそれはサンチが見たことも
ないほど赤くて、黒くて、いやらしくて……そして何より、テリーのものだった。
 見たくはないのに、目が吸いつけられる。自分でも知らぬ間に手が伸びて、そっとそれに
指先を触れた。テリーがわずかに呻く。
(熱い……)
 生まれて初めて触ったそれは人間の身体とは思えないほど熱く、テリーの心臓と同じリズムで
ぴくん、ぴくんと脈動していた。血管の透けて見えるグロテスクな幹、不思議な形の雁首、
つやつやと張りつめた亀頭……。サンチの手はおずおずと、この愛しくて奇妙なものを探索する。
「サン…チ……」
 弱々しい声で名を呼ばれる。苦しいのか、と一瞬思ったが、その反対であることはすぐに
わかった。同時に、自分がどんなにはしたないことをしていたかに気づいて真っ赤になる。
 だが、もう後戻りをする気はない。今度は明確な意志を持って、サンチはその熱くたくましい
ものに指をからめ、ぎごちなく、だが丁寧に愛撫をはじめる。
339DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 21:58 ID:gTZ29V1S
「うあっ、…あ……ンチ……サンチっ……!」
 幹をこすり、えらの部分をなぞり、先端にたまった透明なしずくを指先でからめて塗り込めて
やる。先ほどまでのテリーと同様、どうすれば相手が気持ちよくなるか、不思議な衝動が
サンチに教えていた。一つ愛撫を加えるたびにペニスは震え、テリーが声を上げる。それが
面白くて、サンチはだんだん熱中していく。自分でも意識しないままに、顔を近づける。ふいに、
すぐ目の前にそれがあることに気がついたサンチは、ほとんど反射的に、濡れた先端へ唇をあてた。
「あッ…!!」
 一つ桁の違う快楽が突然襲ってきて、テリーが身震いする。チュッ、チュッ……赤ん坊を
あやすように何度も、先端に、幹に口づけるサンチ。とうとうそれでも物足りなくなり、思い切って
口に含もうか、と唇を開きかけた瞬間、ぐいと肩をつかまれて引き離された。
「も…止めてくれ……限界……だ」
 荒い息を吐きながら自分の股間を睨みつけ、必死でこらえようとしているテリーがなんだか
可笑しくて、サンチは笑った。自分だって、限界ぎりぎりまで連れていかれたのだ。これで
あいこというものだった。
「その……もう……」
 ようやく息を収め、テリーが顔を上げる。何も言わなくても、その表情だけですべてが伝わった。
それに、サンチも同じだった。
 もう、我慢できない。
 膝に手をおかれ、促されるままに、ほんの少しだけ脚を広げる。テリーがその間に入り込んで
きて、熱くうるみきったその場所に、同じくらい熱いものが押し当てられる。ぶるり、と総身が震えた。
 テリーはしばらく挿入する正しい場所を探してまごついていたが、やがて意を決して、ぐっと
腰を前に押し出す。自分の体が割り開かれる感覚に、喉から声が押し出された。
「ふあ………ぁ………!」
 痛い、ことは痛い。だが、話に聞いていたほどでは全然ない。凝った筋肉を伸ばすと、ミシミシと
心地よい痛みがあるが、あれを何倍かしたような感じだ。
340DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 21:59 ID:gTZ29V1S
(普通じゃない……のか、私……?)
 それも星降りの間の……あるいは「甘い息」の……せいかもしれないとは、ほてった頭では
考え及ばない。テリーが気遣わしげにこちらを見ている。痛がらないのを不思議に思っているの
かもしれない。急に、恐ろしい想像がサンチの脳裏をかすめた。
「わっ、私、初めてだぞ! 本当に、テリーが、は、初めてで……ほんとなんだっ…!」
 思いも寄らないことを言われて、テリーが吹き出す。それから、しいて真顔を作って、
「どっちだって構やしないさ。だが……待っててくれたんなら、すごく嬉しい」
やさしく、二度目のキスをした。
 唇から全身が溶けていくような快感。うっとりとそれに浸っていると、突然下半身が燃えた。
テリーが腰を動かし始めたのだ。
「あ……あふ、はあああぁあぁあっ!?」
 キスの快感とは正反対の、荒々しくむさぼられる快感。はじめはおっかなびっくり、徐々に
力強く。サンチの熱い肉を突き、こじり、舐め、弾き、かき回し、無数の快楽を引きずり出す
その動きに、サンチの心がからめとられ、巻き込まれていく。
 ねばついた唾液の糸を残して唇が離れた時、サンチはそのことに気づきさえしなかった。
心も頭も置き去りにして、体が勝手に歓喜の叫びを上げている。
「あ、あ、あ、あンっ、ひは、うふぅぅっ! んは、く、て、てリッ、テリーっ、いいいぃぃぃっ!!」
「サ……ン、チ…っ……!」
 一方のテリーも、まともに喋ってなどいられないほどの快楽を味わっていた。元々細身の上、
牧場暮らしでよく引き締まったサンチの秘所は苦しいほどにテリーを締めつける。それだけでなく、
全身をバネにしてテリーを捉え、しがみつき、むしゃぶりつくその動きがいっそうテリーの情欲を
あおった。ぐっ、と腕をつかんで上体を引き起こし、座位の体勢にさせる。
「え……あ、きゃああぁぁっ!」
 ペニスの真上に腰を落とす形になり、一段深く突き込まれたサンチが悲鳴を上げる。ほんの
一呼吸、その姿勢のまま声もなく震え、それからすぐに、さらなる快楽を求めて己の腰を
上下させ始める。
341DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 21:59 ID:gTZ29V1S
「ん……あ、ん…あッ、ふッ、ふ、ぅ、ふッ、ふぅぅぅッ……!」
 はしたない、と思う心など、もはや残ってはいない。ここがどこかということさえ、どちらの脳裏
からも消えかけていた。熱に浮かされたうつろな瞳には、お互いの肉体しか映らない。お互いの
声しか聞こえない。お互いの名しか呼ばない。お互いの匂い、味、体温だけしか感じない。
五感のすべてが、ただお互いの存在だけで満たされ、溶けあって、煮えたぎる一つのスープの
ようになって、何もわからなくなっていく。
「テリー……て、テリー、テリーッ、テリー、テリー、テリー……!」
「サンチ、サンチ……サンチッ……!」
 最後の瞬間、サンチはぎゅっと脚をすくませたのを覚えている。テリーが抜けてしまわない
ように、その愛と欲望のすべてを自分の一番奥で受け止められるように。新たな生命を生む
場所である星降りの間の力がそうさせたのか、自身に秘められた願望の現れなのか、
サンチには何も判断ができなかった。

 結局、グレタ達が扉の前をどいたのは丸一日……通常、配合に必要とされる期間……が
たってからだった。それから星降りの間に入ってきたモン爺は何も聞かずにいてくれたが、
すべて見抜かれていたことは疑う余地がない。
 何しろ、最初の交わりを終えてからも、二人のうちにともった炎は少しも収まらず、熱っぽい
睦み合いの後すぐに第二ラウンド、休まずに第三ラウンド……結局テリーは六回、サンチは
八回のぼりつめたところでようやく、いつ扉が開いてもおかしくないということを思い出し、
あわてて服を着て身じまいをしたのが、ほぼ丸一日が経過した時だった。配合壇の上は
きれいに拭き、あちこちに飛び散った液体もできるかぎり拭き取ったが、空気にこもる
匂いだけは消しようがない。扉のわきに控えていたダンジョンえびまでもが妙な顔をして
触角を丸めたほどである。
342DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 21:59 ID:gTZ29V1S
 問題の三匹は神妙な顔をして、部屋の隅にかしこまっている。
「お前達、一体どうしてこんな真似をした?」
 何しろこんなことになってしまった後だけに、問いつめるテリーの声にも力がない。グレタは
ちらりとサンチを見て、意味ありげに唸り声を立てた。
「恩返しをしたかったんじゃと」
「恩返し?」モン爺の言葉にテリーが怪訝な顔をする。「誰へ? なぜ」
「サンチへじゃよ」
「私に!?」
 モン爺はおだやかに微笑みつつ、「お前さんがテリーを心底好いておることを、この子らは
よくわかっておったのじゃ。そのために、己の魔物でもない自分たちの世話を八年も懸命に
してくれたこともな。
 じゃからその恩返しに、自分たちが愛を交わす場所である星降りの間で、あんたに思いを
遂げさせてやろうとしたんじゃろう」
 同意するように、サキが輝くばかりに美しい七色の尾を優雅に揺らしてみせた。
「まあ、多少やり方は強引だったようだが」モン爺が急に好色そうな目つきになる。「おおむね
狙い通りに行ったようだの?」
「……!」
 爆発的に真っ赤になったサンチを見て、モン爺はカラカラと笑う。
 無駄ではないかと怖れ続けながら必死に耐えてきた八年間が、急に胸へ蘇ってきて、サンチは
思わず三匹に向かって深々と頭を下げていた。
「さあテリー、お前は皆に挨拶をしてくるがいい。儂はさしあたり、ここの掃除をせねばならん」
 その言葉でまた赤くなり、逃げるように配合の間を後にしながら。
 サンチにはもう一つ、気になることがあった。星降りの間を出てから……いや、よく思い出せば
最初にテリーの迸りを受けたときからずっと、下腹部にほんのりとした暖かみがやどって
いるのだ。単にテリーのものの熱が残っているのかとも思ったが、こんなに長く残るはずはない。
 おそるおそるテリーにそのことを告げてみると、
「まあ……そういうことをするための場所だからな。配合したけど子供ができなかった、なんて
聞いたことないし」
さすがに顔色を失いながらそんなことを言う。
343DQMテリー×サンチ(大人編):02/12/17 22:00 ID:gTZ29V1S
「場所だからな…って、それで済む問題かよ! どうするんだよ、本当にその、そうなったら!」
「サンチ+1が生まれるんじゃないか」
「バカヤローーっ!!」丸一日ぶりの罵声に、星降りのほこらが震える。
「だいたいどーして私なんだ。テリー+1だっていいじゃないか」
「配合する時ってのは、系統になる方が上に乗るんだそうだ。モン爺が言ってた」
「バ………!」
 ふたたび言葉を失ってしまったサンチに、少しの沈黙の後、声がかけられる。「…まあ、
本当にそうだとしても、俺とお前で育てればいいんだ。別に困らない。違うか?」
「……!」
 見上げたテリーは少しはにかみながら、でも真剣な顔でまっすぐサンチを見つめていた。
泣きたいような、笑いたいような、言葉にできない気持ちがあふれてきて、サンチは泣きたい
ような笑いたいようなおかしな顔のまま、こっくりとうなずいた。

 長い階段が終わって、タイジュの陽光が上から差し込んできた。それまでずっと手を握って
いたことに気づいた二人は、あわてて飛び離れる。それから少し考え、地上に出る前に
もう一度だけ、きゅっと手をつないだ。


End
344291:02/12/18 15:33 ID:8dVqxr3c
おつかれさまでした!
ええもん見せていただきました……ハァハァ
サンチ+1に笑ったあと、ほのぼのラストでいい気分になりますた。

345名無しさん@ピンキー:02/12/18 23:42 ID:Cd97FECZ
改名たんの話がここで見れなくなる?
うああああ…バリーちゃん〜〜〜!!!
バリーちゃん大好きで絵に起こしたりもしたのですが…
バリーちゃんのお話は次回で終わりってことなのですか??
346名無しさん@ピンキー:02/12/19 10:54 ID:1rTzrnw8
307さん降臨キボンヌ。
347名無しさん@ピンキー:02/12/22 11:40 ID:nYYxMWBB
AGE
348名無しさん@ピンキー:02/12/22 11:52 ID:1L5FMG9E
349名無しさん@ピンキー:02/12/22 11:54 ID:EtO3vjyp
先輩ホントでした!マジでぶったまげたゾ〜
ココだと200の作品が無料でDLできる。
無料だから初心者でも安心して抜きまくれる。
キミも一発抜いてみたら?http://www.pinkonion.net
350名無しさん@ピンキー:02/12/26 23:22 ID:ExOvRKEU
ギコガードさんのサイトが見れなくなってるんだけど…
351名無しさん@ピンキー:02/12/27 00:17 ID:/L1Fo604
>>350
少し前の過去ログよんで。
352名無しさん@ピンキー:02/12/28 02:05 ID:CaFxmEp+
改名独立か…。
独自設定バリバリな上に量が膨大だし、賢明な判断かもな。
お疲れ。
353名無しさん@ピンキー:02/12/31 13:30 ID:safDzwU5
保守
354名無しさん@ピンキー:03/01/02 09:20 ID:DP0ImwkC
あれ?
355名無しさん@ピンキー:03/01/02 20:34 ID:kQtXRwku
もしかしてもう、ネタぎれなんだろうか?
356 :03/01/02 20:44 ID:Kvqj6RSp
357名無しさん@ピンキー:03/01/04 06:17 ID:iIWoZ3ls
>355
保守
職人さんたちがんばってー。
358名無しさん@ピンキー:03/01/04 06:18 ID:Pkf0OiHZ
保守
職人さんたちがんばってー。
359名無しさん@ピンキー:03/01/04 06:20 ID:iIWoZ3ls
二重カキコスマソ。
360名無しさん@ピンキー:03/01/04 19:26 ID:NBtwNdSP
>>355
ここはこういうマターリ状況は日常茶飯事。しばらく待ちましょ。
361名無しさん@ピンキー:03/01/06 01:12 ID:5fQ7lFRC
保守
362名無しさん@ピンキー:03/01/06 14:57 ID:DDz7uqkj
脳内で3の男賢者×女勇者のSS温めてますけど・・・近いうちにUPしてもいいでつか?
363名無しさん@ピンキー:03/01/06 15:33 ID:Vk38KdNv
近い内といわず今すぐに。
おねがいします
364名無しさん@ピンキー:03/01/06 16:17 ID:aibwv60S
あくまでも温めてる段階なんでとりあへづ設定(&SFC版でいう所の性格)だけ。
(ちなみにFC版の頃、高屋敷英男氏の小説に影響受けて作ったキャラなんで、女勇者の外見とかは公式イラスト無視しまくりです。あしからず…)

勇者(女)自覚なしセクシーギャル。外見は今で言うとソウルキャリバーのソフィみたいな感じ、
賢者(男)元僧侶で頭脳明晰。勇者とは幼馴染。勇者より一つ年下。
武闘家(女)まだ子供だけど(10歳)命知らず。でたらめに強。
戦士(男)サマンオサで仲間になったお調子者なマッチョ男。

シチュとしては…やっぱりリムルダールの宿屋、最終決戦の前の日くらいと考えております。
365名無しさん@ピンキー:03/01/07 19:53 ID:5J3vT6bq
保守
366あぼーん:あぼーん
あぼーん
367 :03/01/08 00:18 ID:XrW2TL9M
保守
368名無しさん@ピンキー:03/01/09 00:42 ID:TA8l/7CY
まだ全然途中なんですけど,3の男戦士×女勇者ってアリですか?
369名無しさん@ピンキー:03/01/09 01:16 ID:BJQWDlCD
(・∀・)ドゾー
370名無しさん@ピンキー:03/01/09 11:47 ID:c4ste4Np
(・∀・)イイ!!
371男賢者×女勇者1:03/01/09 17:36 ID:J6MPqMRg
 常闇の世界アレフガルド。大魔王ゾーマの呪いにより陽が昇らないこの国でも、夜の度に月は輝き、時と共に星座は移り変わる。
 この世界に朝が訪れる数日前、魔の島に最も近いこのリムルダール地方には何年かぶりの流星雨が降り注いだ。それはあたかも、闇の支配の終焉、そして光の溢れる世界の到来を告げる前兆のようであったと後に人々は語る。

 宿屋のバルコニーで、手すりにもたれながら賢者シヴァは降り注ぐ星々を眺めていた。
―いよいよ、魔の島に渡るのか…。
 携帯食ではない食事を取る事も、魔物の襲撃を気にせず温かいベッドで眠る事も当分叶わなくなる。あるいはこれで最後になるのかも知れない。
―駄目だ、そんな事を考えてはいけない。必ず生きて帰るんだ。
 ふと浮かんだ不吉な予感を慌てて打ち消す。

 だがこのパーティをまとめる彼の幼馴染のエリスは、最悪の状況も考慮していた。
 数日前にこのリムルダールの町に入り、この宿を取った時彼女は皆の前で言ったのだ。
「魔の島に渡る前に、しばらくこの町に滞在するわ」
「えーっ、どうしてぇ? あしたじゃないの?」
 最年少の、まだ子供っぽい無鉄砲さが抜け切らない武闘家ルリが甲高い声を上げる。
「これで最後になるかも知れねえから、ゆっくりしとけ。そういう事だろ?」
 二十代後半という年齢の割に世慣れた雰囲気を持つ戦士フィリオが、彼なりにエリスの真意を解釈する。
「要は、そういう事ね。あまり言いたくないけど、もしかしたら…って事もあるし」
「ま、あんたがそう言うんだったらさ、俺は残された時間を目一杯楽しませてもらうぜ?
酒だろ、うまい物だろ、それにいい女だろ…」
「やだやだ、おんなのひとはダメっ!」
 魔物をも一撃で倒す拳を持つルリが歳相応にフィリオに噛みつく様子に、思わずシヴァとエリスの顔に笑みが浮かぶ。
「分かった。出発までの間、ゆっくり過ごすよ」
372男賢者×女勇者2:03/01/09 17:37 ID:J6MPqMRg
 同室のフィリオは、数時間前に飲みに出て行った。酒は飲めないが食べる方専門のルリも一緒である。
 この町に来てから連日そうであったように、今夜も二人は当分帰って来ないであろう。しかしそれには彼らなりに気を利かせた理由があった。

「それでお前、ここにいる間にエリスと思い出作るんだろ?」
 宿の部屋に荷物を置くと、フィリオはにやつきながら尋ねた。
「えっ、何を…」
「見てりゃ分かるんだよ。好きなんだろ、エリスの事?」
 声に出して答える事は出来なかった。だが顔が火照り始める。それは言葉より雄弁に、フィリオの言葉が図星であるという事を証明してしまう。
「見た感じじゃ、俺がパーティに入るずっと前からって感じだよな」
 それも図星であった。だが正確には覚えていない。一つしか歳は違わなかったが、幼い頃から姉弟のようにずっと一緒に育ってきて、気がつけばエリスを慕っていた。僧侶、そして賢者になったのも、父の仇を討とうと頑張る彼女の手助けをしたいという理由からである。
 気持ちを伝えなくても、側にいるだけで十分だと思っていた。想いを伝えれば、きっとエリスを動揺させてしまう。
 否、違う。
 自分は恐れたのだ。想いが受け入れられなかった時、側にいるのが苦痛になってしまう事。幼馴染、共に戦う仲間というこれまでの関係も危うくなってしまう事。
「最後かも知れねえんだぜ? 思い切って言う事言ってさ、潔く振られるなり抱いちまうなりケジメつけちまえよ」
「だ…抱くなんて、ぼくはそんな…!」
 考えさえしなかった言葉に、思わず声が上擦る。
「そこまで出来たら褒めてやるけどな」
 酒場の女給には浅黒い肌に逞しい体躯の男、つまり自分のようなタイプがうけると自覚しているらしい。鎧を脱ぎ、鍛え上げられた筋肉を見せびらかすような袖なしのシャツ姿になると、フィリオは軽やかに立ちあがった。
「この町にいる間、俺は夜になったらルリを連れて出掛けるから、その間にうまくやれよ」
 だが『うまくやる』事が出来ず、今夜に至るのである。
373男賢者×女勇者3:03/01/09 17:40 ID:J6MPqMRg
「はあ…」
 思わず溜息をつく。
 冷たい夜風が洗ったばかりの髪をさらさらと冷たく乾かしていく。夜着の上にマントを羽織って正解だったと思ったその時、背中に気配を感じ、振り向いた。
「シヴァ?」
 細い声が自分の名を呼ぶ。広いバルコニーで繋がっている隣の部屋から、エリスが顔を出していた。彼女も湯から上がったばかりらしい。
 普段は束ねている長い髪が半乾きのまま肩から背中を覆い、洗ったばかりの香りを振りまいている。
「フィリオと一緒じゃなかったの? ルリは一緒に行ったけど」
「行き先が酒場だからね。ここで星を見てる方がいい」
「あたしも…あまりお酒って好きじゃないし」
 数日前のシヴァとフィリオのやり取りなど知らないエリスは、夜着一枚というしどけない姿のままバルコニーを渡り、シヴァの側へ寄って来た。
「あ、流星雨? 初めて見るわ、やっぱり残ってて良かった!」
 どぎまぎするシヴァに全く気付かず、エリスは隣に来ると次々に流れる星を見上げた。ほんの少し動けば触れそうなほど、身体と身体が近付く。
「きれいね…」
 ひときわ冷たい夜風が吹き抜けた。思わず身体をすくめたエリスに、羽織ったマントを脱ぎ、手渡してやる。
「温かい…だけど、これじゃシヴァが寒いでしょ?」
 エリスはマントを広げ、背伸びをするとシヴァの肩に半分かけた。
 目線にも満たない身長差ゆえ、自然エリスはマントの中でシヴァに寄り添う形になった。
「この方が、温かいじゃない?」
 こちらを見上げ、微笑む。胸元から頭へとこみ上げ、身体中を走り抜ける衝動を必死に抑えながらシヴァはある一つの事を考えていた。
―今だ。気持ちを伝えるのなら、今しかない。
 今までは、側にいるだけで十分だと思っていた。フィリオの言葉に火をつけられたせいもあるかも知れないが、やはり今はそれだけでは満足できそうにない。
 もしも許されるのならば、ごく無防備に隣にいるエリスの身体に覆い被さって、身動きも出来ないほど強くきつく抱きすくめてしまいたい。
 星の雨が途切れた。
「これで、最後になるかも知れないんだよね?」
 決心を秘めた自分の声を、シヴァははっきりと聞いた。
374男賢者×女勇者4:03/01/09 17:41 ID:J6MPqMRg
「…うん。考えたくはないけど」
 囁くように低く響いたシヴァの声に、やや驚いた素振りを見せつつもエリスは応えた。
「だったら悔いが残らないように言っておく…エリス、君が好きだ」
「…!」
「大望のある君の邪魔にならないように今まで黙ってたけど…旅に出る前から、ずっと…」
 自分のものではない、早鐘のような鼓動が伝わる。弾かれるようにエリスはマントの中から抜け、怯えたように後ずさった。
―ああ、ダメか。
「ごめん、忘れていいよ。ただそれだけ言いたかったんだ」
―でも気持ちは伝えた。これでいいんだ。
 己の中の獣を無理に抑え込み、マントを翻すと部屋に戻ろうと背中を向けた。
「待って!」
 背中に投げかけられた声に振り返る。
「ずるいわ…自分だけ言いたい事言って、あたしの返事は聞かないの?」
 月明かりを背にしたエリスの表情はよく見えなかったが、その声は怒っているようにも悲しそうにも感じられた。淡い光に薄い夜着が透け、よく鍛えられてはいるがまだ華奢で女らしい丸みを残した体の線が、影になって浮かび上がる。
 慌てて視線を反らす。だがそれを拒絶と勘違いしたエリスはシヴァに駆け寄り、胸倉を掴んだ。
「言ってしまったらそれで終わりなの? あたしの気持ちはどうなるのよ、ねえ!」
「エリスの、気持ち?」
「好きになったのはシヴァの方が先かも知れないわ、けど、けど…!」
 胸元に額が押し当てられる。
「あなたがずっと側にいてくれたから、あたしは強くなれた、勇者になれたんだから…!」
「エリス!」
 もはや抑え切れず、感極まったシヴァは力任せにエリスを抱きしめた。
「愛してるわ、シヴァ」
「本当に…?」
 わずかに腕の力を緩めると、こちらを見上げるエリスの眼が閉じられる。
「夢、みたいだ」
 再び降り注ぎ始めた流星雨の下、二人の影は一つに重なった。
375371:03/01/09 17:43 ID:J6MPqMRg
まだ続きます。エロ部分は後ほどうpしまつm(__)m
376名無しさん@ピンキー:03/01/09 18:32 ID:vvXveQXW
川村美亜のDQ18禁小説を保存している人っていないのかな?
377男戦士×女勇者:03/01/09 23:40 ID:u829G0FU
とりあえず,最初だけ…スマソ。

俺の名はクレスト。戦士をやってる。
年は19。若造と言われるが,剣に関しちゃそこまで新米って訳じゃ無い。それなりに場数も踏んできた。
少なくとも,今ここの酒場に集まっている連中より,腕が立つことは確かだ。
何気なく立ち寄ったアリアハンの酒場では,何でも,今日旅立つはずの勇者のことで話がもちきりだった。
俺には関係無い,と思った。特に興味があるわけでもなかった。
席について酒を一杯注文する。それを飲み終えたらすぐに出発するつもりだった。
そのとき。
一人の新しい客が入ってきた。
こんな酒場には似つかわしくない,華奢な若い青年――最初は,そう思った。
酒場の女主人と何やら親しげに話しているところを見ると,どうやら地元の人間らしい。
378男戦士×女勇者:03/01/09 23:41 ID:u829G0FU
話がおわったらしく,青年はくるりとこちらをふりむいた。
綺麗な顔をしている。小柄だがしなやかなその身体。
――こいつは,女だ。
直感的に,そう思った。
多少幼さを残したその瞳が,好奇心の塊のようにきょろきょろ動いていたかと思うと,こちらから見ていた俺の目と合う。
その途端。
その眼が変わった。
今までの幼さは微塵もなく,鋭い光を宿している。俺の全てを見透かすかの様な強い視線。
――測っているのか。この俺の力量を。
一体この場の何人が気付いただろう。紛れも無い,この少女こそ,件の勇者だ。
――面白い。
我知らず笑みが零れた。その向こうでまたもとの幼い瞳に戻った彼女が,こちらに歩いてくる。
379男戦士×女勇者:03/01/09 23:43 ID:u829G0FU
「あの,私,サーシャっていうんだ。これから,魔王討伐に一緒に行く仲間を探してる。
ええと,一緒に,来て貰えないかな…?」
少しはにかんだ様に笑って言う彼女に,俺は頷いて言った。
「ああ。喜んで。俺はクレスト。よろしくな」
立ち上がりながら決めていた。
この女,絶対に俺のものにする,と――。
380名無しさん@ピンキー:03/01/10 06:54 ID:2YxyFmgJ
DQ小説のスレ見たのははぢめてだけど、あの絵柄でもみんな脳内で
いろいろ発展妄想してるのね(・∀・)

ただ小説版の勇者名前使うのは違和感ありあり。小説版は別のイメージあるし
なんか違う気がする(イタいオリジ名前もアレだが
その点、ロトやアレフは公式だから書きやすくてええよね
381sage:03/01/10 11:05 ID:OWktpG8E
>>380
アレフも小説版な気がするが……。

それはともかく。
みなさん、キャラの名前付けってどうしてます?
特に主人公と、DQ3キャラ。
基本的にオリジ名前になるじゃないですか。
382名無しさん@ピンキー:03/01/10 12:23 ID:x2TeIh4X
DQの主人公で決まってる名前って、ロトとアルス、モンスターズのテリー、ルカ、イルだけかな。
2も決まっているといえなくもないだろうけどいくつかあるし。

自分で書く時は勝手に好きな名前をつけてます。
他の人の作品で使われた名前は避けるけれども。
自分のつけた名前で書いていると、ほんとに自由に勇者を描ける気がして好き。
DQの楽しみって、自分が勇者になって動いていく部分にもある気もするから。

あと、作者によって主人公のイメージとか違って当たり前だから、名前も違う方が面白い気がする。
このスレだとバリーとエリスとサーシャって、ゲーム上は同じアイコン(藁)だけど
全然違う個性の持ち主なんだなってわかりやすいよね。読んでてもそれぞれを楽しめるというか。
FFの二次小説はゲーム設定の名前を使ってるけど、あっちはゲーム中しゃべるんで、ある程度個性が限定されてるからなあ。

………なんか、何が書きたいのかわからなくなってきてスマソ。
私としては、勇者が「武者小路篤姫」とか名乗らない限り、違和感とかないけどね。
(っても、江戸時代モノのパラレルならこの名前もアリかもしれんがw。そういうのはまだ見た事無いので)

383名無しさん@ピンキー:03/01/10 23:31 ID:2ELQNKQn
>>376
一部保存してるよ
384名無しさん@ピンキー:03/01/10 23:36 ID:xmTkOKOL
>>382
DQの主人公の名前はえにくすに決まってるじゃん。
385名無しさん@ピンキー:03/01/11 03:53 ID:WlSzU500
主人公は基本的に小説版の名前を使うことにしてるけど、オフィシャル性の
(いくらかでも)ある名前だから使ってるだけで、小説版のキャラを想定してる
わけじゃないです。3の仲間の名前は自分で考えますが、これも突飛な名前に
ならないように心懸けてます。DQ世界の他の名前と違和感がないように。

DQ(特に3)は想像の余地が多いだけに、あまり自由にやりすぎるとただの
自分勝手な創作になってしまうので、むしろ個性を抑えてかかる方が面白いと
思うのですがいかがか。
386名無しさん@ピンキー:03/01/11 15:25 ID:dyudLnyO
そんなん人それぞれだろうよ。
387名無しさん@ピンキー:03/01/11 18:21 ID:HpJkopk9
386がイイこと言った!
388改名:03/01/12 05:24 ID:PmXQEWXM
>352 長く、独自設定バリバリなのも138が理由。(呼んでくれた方に向けて長く
なった時もありましたが)
>337 未定です。楽しんで貰えそうな話控えてるんで、見てもらえなくて惜しいとは
思っています。
>345 バリーのストックは沢山あるので、設定未定のサイトで。
やった。他の方の書いたバリー見たい!こちらは思い切り外人です。
(実はバリーはお祖母さんがモンゴロイドです。そこんとこよろしく〜)
>365 380
女勇者って10年近く正体不明だったからね。(ありえねー主人公)

名前を拾えて、関連性のある何かを見つけてます。例えば、水金地火木…とか。
1の主人公は「太陽」からサンです。バリーはバリュー(明度)から。つまり明るさ
そのものを指して、3の他のキャラも「見る」事と「光」に関わってます。

382さんとかぶるけど、DQって二次物の感じが元々薄いと思う。
更に3は別格と思ってたりして。
>386、387 同意。個人個人の必要悪もあると思う。
書き手が嫌いな文に触発される可能性もあるから。385さんの様に。
93さんについて更に→繊細な文のラストが強くてスリリングな所が良いですね。

男武闘家×イシスの女王(黄金の爪の件で無理矢理)
男盗賊×イシスの女王(盗掘関係で無理矢理)とかストーリーに凝ると面白いエロの
生れそうな…。
女×女なら3はどの組み合わせも良いと思う。
>335 彼は農夫でもありますね。戦う農夫イイ。
パデキアの所の王様も農作業に疲れるし。戦わないけど。
389神話の時代は終わった〈1〉:03/01/12 05:32 ID:iUqQx0iz
ラダトーム王は娼婦と思った。ロト(オルテガ)の娘と知れると王室は王すら跪く。
「顔を上げて。」
旅人の服を着て、逞しい戦士を連れ現われた勇者バリーは可愛く馴れ馴れしく言葉を始め、自
分は非力な人間だと言う。力をお借りしたくてこうして参りました。父がこの国でどの様な扱
いを受けているか存じせんが、父もこの思いに違う事はありませんと。
聴取者の胸板に震える熱い声を訳し、夫の響きの悪い嗄れた声が叫んで王室に伝えた。
勇者は芸術家。そして歩くだけで城が艶めかしさで華やぎ、しかし。
「急ぐんですね?」「子を奪われました」
「正門からお出になると騒ぎになるでしょう。裏口へ。母御前とは更に心酔いたしました」
しかしオルテガの顔見知りにはバレた。笑ってしまう程目元が似ている。銀色が雪の様に舞う
青い目、その色だけでもかつて世界を制したアリアハンの魔法力を示していた。
「勇者様抱いてあげて下さい」
バリーは乳まで出して嬰児を愛した。
「へぇー勇者さん母さんなの?」楽器を持った少年が授乳しているバリーに近付いて来た「うん」
「かっこいい…子供を探す旅なんだ…」
どうりでただの女戦士には無い迫力のある女だと少年は思った。
「俺…目茶苦茶ファンになっちゃった」
「本当?」
バリーの母らしい穏やかな顔にガライ少年は落雷が落ちた様に打たれた。溢れる愛情の向かう
本当の相手がなく、持て余し気味に見えて少年の目にもバリーは切なかった。
ついでにバリーの乳首が一瞬見えそうになった。(見えてないよね…)(お、…おっぱいが…)
「私がヘマしてもファンで居る?」
バリーは悪戯に笑う。
「うん」少年は指切りしてみせると言うので、勇者は小指を貸し絡めて艶めかしく笑った。
「あんな女とやりてぇーなぁ…」「すげー可愛い…あ、笑った。笑った」
夫は妻が男達に噂されて胸がすく様な時もあったが、喧嘩する事もあった。王すら軽く睨んだ。
勇者はそんな戦士を見て、この人の為にもっと綺麗になろう、可愛くなろう、…Hになろうと。
そしてシャアと出会う。彼はゾーマの力で生を受け実子の様に思われていた。
ゾーマは死に傾倒し、人の肉を糧に出来なくなって死に行くモンスター達さえ静観。
そこで現われたのがゾーマに私怨のあるロト。戦いに燃え、モンスターに新しい糧と生き方を
390略して神話〈2〉:03/01/12 05:37 ID:iUqQx0iz
教えて回り、人間もモンスターも救った。
「こんな人間が仲間で良いんですか?」彼は父の仲間であった。勇者の方が緊張した。
戦士は処女の妖婦、女海賊を断った。彼の女を求める意志も欲求もバリーだけの物だ。三人は
ラダトームを離れる。シャアのルーラはこの世界中を飛び、バリーの旅に船は殆ど要らない。

「バリーには手を出すなよ」「……」
賢者はマイラの自宅の浴場。脱衣所からの声に返事はない。
「殺すぞ」
シャアはブラックのその声に情けなくも慄いた(そんな恐い…酷い…)
ブラックは蹴りでも入れてやろうかと浴場へ入って来た。
賢者は胸を隠し、足を閉じる。長い足、ふくらはぎ、太い太腿、厚い骨盤、ウエスト、全ての
ラインが柔らかくうねっていた。
大きな乳房、乳首が上を向いてそそり立っている。鎖骨の辺りから既に隆起していて、女の肌
が滑らかな稜線の様に下へと伸びる。ジパングの女に良く居た鳩胸と言うやつである。
黒髪の隙間から赤く輝く瞳と、妖しく艶(つや)やかな美しい顔を上げると、長い腕に擦れてそ
の大きな乳房が揺れた。
「父親と二人旅をしていたのが女だなんて、初対面からバリーさんも私も辛いと思ったから」
女武闘家ガイや(処女は守った)海賊ルティナと「やったって…犯したって…」
女同士の柔肌の絡み合いが、22才の男の頭の中に渦巻いた。ニヤリと笑う女は戦士ににじり寄
る。戦士は懐かしかった。
ブラックはジパングの女に目が無い。肌の香りは蜂蜜の様に甘く、ネグロイドのバリーもそう
だが有色人種の女の(艶めかしい生々しい)あのライン。肉感的に曲がりうねる体のラインが
猥褻な男を刺激する。甘い匂いが理性を飛ばす。容姿も匂いもシャアは女のそれだった。
黒髪をサッと後ろに落し、男を見上げる風情がたまらず(なんつーいい女…)
「短い旅かも知れないけど、仲良くしたいねブラックさん」
桃色の(小さくて可愛い口)(触って見たい)と思っていると、赤い不思議な色の目が少し
笑った。女は男の頬を両手で包み、短く口付けた。賢者は柔肌をヒクリと跳ねさせ、それで
又肌が香った。離れて、男女は何か悲しかった。
391神話〈3〉:03/01/12 05:42 ID:iUqQx0iz
彼女の乳輪の鈍い黄色と言うか、桃色でない所がエロティックだと戦士は思う。艶(あで)やか
なその乳首をマジマジと見ると先端だけがかすかに桃色である。
(ああ、もう…)思い切り吸って鳴かせたい。震わせたい。男は刺激的な女に背を向ける。と、
真っ黒の妻が居て、男があんまりびっくりするので妻もびっくりした。
賢者はバリーに触れた男に触れられたかった。

シャアは、戦士を一人占めしようとしてソワソワするバリーにも惹かれた。
勇者は爪先から頭の先までムチムチしたり、引締まったり、艶めかしいっ……と言った女だが、
賢者は美しさが目立ち、艶めかしくもあって(二人とも相当良い女なのだ…)
バリーの方が自分の夫である戦士に対して恥かしがっており、折を見てタオルで体を隠そうと
したりしている。上手く隠れたり隠れなかったり、乳首が一つ少し男に見られたりしている。
結婚後の方がこの男に肌を見られるのを惜しんでいる様だ。
シャアは乳房を余り隠さない。マイラの温泉は混浴。三人は仲良く湯船に入り、男の勃起に気
付くと女達は恥かしそうに離れて行った。
黒と黄、有色人種の見事な女。白い戦士は離れて行く二人の立ち姿にも酔った。
バリーは自分がシャア程ブラックに似合わないと思う。豪華なドレス等も彼女程似合わないと。
シャアの方は自分より年下で背が低いバリーの色気の迫力に圧されていた。
凛々しくありながら見る者を妖しく興奮させるなんと魅力的な女かと思う。
悲しい母でもあった。物静かで好奇心旺盛、明るいこの人も今はそれがかえって見ていて切な
い。(この人を慰められるなら何でもしたいし…)(抱けるなら殺されてもいい…)
「どうしたの?」
可愛い乳首の乳房はもう、薄い服の中に隠れてしまっていた。ボーッとしている半裸の女を
のぼせたかと心配して年若の女が話し掛けている。
少し嗄れた声は潤み、女相手にこれ程色気を溢れさせ、(眩しい…)
女も押し倒したくなる女が、この世には確かに居る。

勇者を犯そうとすれば王者の剣も作れない賢者を戦士は片手で突き飛ばした。
女二人は裸。女にしか出来ない愛撫もある。女がどうすれば喜ぶか女だからよく知っている。
「お前は女で、ちゃんと男が好きなんだ。自分の体も認められないから剣の一本も作れないんだ」
392神話〈4〉:03/01/12 05:49 ID:PmXQEWXM
謀略した宿屋の部屋。賢者は長い黒髪を落とし俯いてとても艶めかしかった。オルテガでも
思っているのか。

「黒さんありがとう」自分の足りない物を示唆してくれた自分以外の人だ。
ブラックはジパングで“黒”と呼ばれ迷子の狼の様に愛されたものだ。
賢者はバリーには何も無いと言ったが、戦士にはオルテガとの事をかなり告白していた。
「バリーさんが好きですよ。女の子が好きなのもやっぱり私の本性ですから…黒さん憧れます。
いつも臨戦態勢で」
恋人だが憧れの女であり、主君であり、弟子。ブラックはバリー為に戦い、バリーが為に戦闘
中さえ欲情する情緒不安定な二年間であった。
バリーに着替えさせているうち、宿屋の廊下は御前零時。「今日…」「え?」
キスさせろと戦士と賢者がやって来て、男は勇者の唇に、女は勇者の頬にキスした。(わぁ、)
バリーは少し呆然として少し興奮して(なんか二人に吸い取られちゃう感じ…)
この日18才になった。賢者が戦士の黒いシャツを借りて素肌に一枚だけ着ていた。
「女神の居る所に光の鎧があります。女神に会うけど、バリーさん大丈夫?」
頷くバリーは(いい女だなぁ…)とシャアを眺めていた。夫を剥かれたバリーは嫉妬も通り越
して「ねぇ、シャアってうちのお父さん(ブラック)の妹?」

17才のシャアは鍛冶職人。オリハルコンが男と共にやって来る。
肌に触れて(握手して)女?と解るオルテガ。「はい」と少し柔らかく笑うと、オルテガはもじ
もじし出した。(かわいい…)彼女は又匂う様に笑った。
オルテガとシャアはモンスターと人間の合間を奔走。
オルテガ、息子の話をするとよく落涙した。「泣かないで」
シャアはオリハルコンを見事な斧にした父の技術、精神力に戦慄した。王者の剣は形にもなっ
てくれなかった。(私に闇の力があるからか…)
女の唇に男はゾッとして、互いに指も絡め呼吸も熱くなり、美しい絵の様なキスは段々生々しく
なる。触れると彼女はビクリと小さく震えた。時に少女の様な時があるこの女は低く喘ぐ。多く
の女を知らないオルテガは、こういう女は初めてだ。色気に関して派手で、虚しさを持った女。
ただ、肌に触れただけで男は背を向けて寝てしまう。
393神話〈5〉:03/01/12 05:52 ID:PmXQEWXM
見るとオルテガの妻の肢体が、少し崩れた様な女体がシャアである。全身の肉付きも隆々とし
ていて、より女らしい。シャアの体にサンダを思い出していたのではないか。戦士は思う。
これもオルテガ、サンダへの愛かも知れない。そしてアリアハンにも思いを馳せ。

シャアの父の遺作「魔神の斧って…」「そう、普通の人間には扱い切れない武器を」
ブラックは武器にミスを出させず、軽々と使った。
「私と生れ方が似ているのかも」

「おじさん三日船貸して」「三日で良いのかい」「うん」
バリーが山吹色に紅い飾りを付けたビキニ姿で中年に頼む。(子猫ちゃん…)
脱ぐと迫力のある女だ。纏う物が上品だろうと下品だろうと肌を見せれば彼女は輝いた。
三日前、白熊と子猫の様な夫婦がやって来て、中年はラダトームまで船で送りながら好ましく
あり悶々としたものだった。
可愛い艶めかしい猫は熊と消えていったが、中年の元に艶麗な女が残った。例えると蛇。
シャアは真面目で賢そうで、でも触れると溶けてくれそうで良いのだが、上着の前を開けて、
その薄い生地越しからも体のラインが見えたバリーの姿が離れなかった。
勇者は少し戦士と遊ぶ事にした。「海に行こう」「海ぃ?」「魔王の島の近くじゃないと普通の海だよ」
しかし太陽は無い。「キャー」「本当だ普通だ」
二人は子供の様に遊んだ。妻は今日18才になったばかりで若い母だが。
勇者が遊ぶとギャラリーがどんどん増えていった。小高い岩山にいきなり座り釣りしながら
バリーを見る男の集団が静かに、急激に増えて行った。“なんか、すげぇ姉ちゃんがいる”
そしてバリーの水着は山吹色から紫に変色して来た。
「あぶない水着も紫だったし、水着って人によって色が決まってるみたいだね」
「定番の色が薄紫ってやらしいな」
バリーは恥かしがった。
「勇者のくせに」「だって…」「しかたないとか、自分でどうしようもないからやらしい」
ペチペチ、素手で勇者は戦士を攻撃して来た。
少年達はわざとバリーの側で遊ぶ。彼女のお尻にぶつかりそうになって「ごめん」「いーよ」
肌に触れた、触れないで幼い男達はゲームする。議論する。
勇者は戦士の着ていた大きい上着を受け取って「人増えて来たし、帰ろう」
バリーが帰ると海も人が減って行く。
394神話〈7〉:03/01/12 05:56 ID:PmXQEWXM
「わー、あんな格好したーい」とざわめく若く美しい女の集団もあった。
「…ねぇ、Hかな」色に限らずこの姿が。
バリーは美貌だが、艶めかしさの目立っている女だった。男装しても“この人男だったら良いな”
と思う者の希望的観測の元ではじめて、男に間違えられる。
凛とした雰囲気も美しくあるけれど、勇者の爽やかな品の良い気概こそを伝えていた。
「かなり。でも似合ってる」
「それに紫なんて白い肌が着ると安っぽくなる事が多いな」
つまり深い褐色のバリーは安っぽくないと言う事だろうか。(やだー…)勇者はテレた。
二人は船に戻った。二人切り。
「あたし達、今まで誰かに聞かれるとか、見られる所でばっかりだね」
バリーは水着姿でベッドに転がった。この船ではその心配がない事に戦士は気付いた。
「疲れが溜まると良くないし」
バリーは確かに、疲れが取れない時は逆に思い切り歌い踊り復活する体だ。無尽蔵の体力を
持つブラックはここ2年疲れていない。
「声出したいの…」
あの水着はどうやら戦士の手で脱がされても良いらしい。
(何の声だろう?)戦士も若いが(体に聞こう…)考えている事はオッサンだ。
「ちょっとHにしてね…」
それに対する男の短い返事は潤んでしまった。
男は彼女の可愛い乳首を少し強く噛んで、(きゃっ、切れちゃう、)そして舌で押し、
「ブラック…」
名前で、男は久し振りに呼ばれた。このごろ(あんたかお父さん)「お父さん」とバリーにして
は少し媚びた様な甘い声で呼ばれると、それはそれで嬉しい。
「あつい、…」
バリーは“熱い”と言うのが好きな様だ。互いの今の激しさを感じるまま、体温で伝えようと
する。男の腰は濡れて柔らかく吸い付くそこから、脈打つ物を抜いて行く。
395↑〈6〉神話〈7〉:03/01/12 05:59 ID:PmXQEWXM
離れ切りはせずにまた入って行って、入り切る時に腰を強く打ち付けた。
男女の太腿がパチンッ…と鳴る。
「ー…ん、いきそう…」
バリーは泣くような声で言った。
「あぁ…」
頬にキスされながら、濡れた重なりを出されて入れられ、甘く、溶けそうに女は鳴く。
「バリー、オナニーするだろ」「やぁん、ちょっとっ…」
「する?」「やめて…」
絶頂に慣れているなと男は思った。
「Hにしろと言ったのに…」「それは、だめ、」
バリーは本当に叫ぶ様な甘い声を出した。低い響きに男はドキリとした。女も爽快感に驚いて
いたが目を閉じて、自分の体を男の自由に任せた。呼吸で乳房が上下している。
戦士は指を広げた手を両の乳房に滑らせた。サラサラと動く時、その指に引っかかって、そし
て開放されて淡い色の乳首がプルン…と跳ねる。
戦士は彼女の手を取り、彼女の乳房の上に置いた。
「見せな」「だめ…」
「ちょっとでいいから」と彼女の手を彼女の下半身に導いた。男は女の手を絡めたままクチュッ…
とそこを愛撫して、そのまま彼女の手を置いてきた。
バリーは男の目の前で自分に触れてみる。
「んっ」(可愛いなぁ…)
「はずかしい…」
やめてしまった。その自らの愛液で少し濡れた手を戦士に忙しそうに掴まれた。

続きの展開は勇者が攻めます。戦士はやられ役。
396名無しさん@ピンキー:03/01/12 07:11 ID:9MKl7/AN
ゾーマに敗れて下僕のモンスターたちに散々犯された末殺される女性パーティーキボンヌ。
397山崎渉:03/01/12 07:36 ID:8hPfyb/R
(^^)
398改名:03/01/12 22:57 ID:PmXQEWXM
>385
388で言った触発は“ああ、こうはなるまい”と思って自分の文をより良くしようとする事です。
DQで自分なりに遊ぶのはありと思うよ。見出す物があれば。(え!?と思う程面白かったり、
エロいとか)
自分が楽しめなくても他に読む方が居て、他の書き手さんを触発出来るような文だったら
良いと思う。
書き手なら他の文批評する意義は無いに等しいと個人的に思うよ。自分が“面白がって
くれるだろう”と思うSSを書いて、それを批評、意見にかえれば良いじゃない。

個性を抑えてかかったもの→面白くて良いものなら読みたいし、一応今すぐ乗っけれまっせ。
3の男武闘家×女遊び人(書いちゃった…)3レスです。
バリーのシリーズとは世界設定もキャラも全く違います。
男武闘家OR男盗賊×イシスの女王も、即興でそれぞれ4レス位で書けるかな。
(女王とは瑠璃でも書けるけど、サイトで。これストーリーは随一の自信のある物です。
ローラ×竜王は登場人物(モンスターも)の多さと、とにかく見て欲しい所沢山ある物)

ちなみに長い文を書いている時、自分をこのスレの書き手とは思っていません。
何か良いもの読めるきっかけになればと思って書いてる長いネタ提供です。
シリーズは最終回(今回の次)を見てはじめて、何物だったのか判断出来るタイプのシリーズだし。
読者さんに3らしさが伝わるであろうか。女勇者の一番かっこのいい回でもあります。

>371 おお!女武闘家(10才)がルリ。
こっちは30代のオッサンだったよ瑠璃。
広東語の発音にしたかったんだけど解らない…。漢字表記で音は逃げてました。
玻璃がバーリーなんで、推測してルーリー。るりも不敵で(234参照)今となっては良いんですが。
>377−389 やった、3祭り。もしかして暗探は御存知ですか?
>396 3だ。>>204-212 が近い。抹殺はされない。
399371:03/01/12 23:41 ID:WeSWZbxP
>改名さん
はう!武闘家の名前がかぶってしまったよーで…(O.O;)(oo;)スミマセン、新参者なんで。
ただ単に3の武闘家♀の絵面から(ロリロリの東洋人?)可愛くてアジアンぽい名前つけたかっただけでつ…他意はありません。

そー言えば、女勇者のグラフィック出来たのってSFC版からですよね。
あまりの萌え要素の少なさに(当時)、「男勇者が性転換しただけやんけー!」と怒り狂ったのを覚えています。
そんな訳もあって、私の書く女勇者はグラフィック無視しまくりでつ…。
400377:03/01/12 23:59 ID:+/l6LZir
改名さん!! 待ってましたー!!
相変わらずバリーたんにハァハァです!! カコイイ!!!
続き楽しみにしてます!!

暗探,読んでてすごくどきどきしてしまったのを覚えてます。
すみません,意識したつもりは無かったんですが…今見るとかぶる所もありますよね…(苦笑)
なんとなく自分の中で思ってたシチュが,やっぱりあんな感じだったので…
(でも短い文なんであの部分にたいした布石も無い…笑)
401名無しさん@ピンキー:03/01/13 00:18 ID:eFIgpj3s
改名タンだ〜〜〜〜!!!
今回も読ませる話になってる…バリーちゃんが活躍するってのはイイ!ですね。

サイトを作る際には是非ここにも告知して欲しいのですが…
駄目なら検索ヒントだけでも。
402改名:03/01/13 00:42 ID:Bm7jBp44
398 (悪く)批評する意義は無いに等しい でした。
書き手が成長しそうな辛辣な批評は楽しいです。

>399(371) 新人さんだったんですね。ルリ、女の子は可愛い。続き期待してます。
>400(377) 気になさらないで下さい〜。余計な事言っちゃいました。
どうも!こちらこそ続き待ってますよー。
403改名:03/01/13 00:52 ID:Bm7jBp44
>401 ありがとうございます。今回も端折ったシーンが多くて…サイト立てたら
余談もちゃんと書きたいです。検索ヒント→勿論OKです。
404男賢者×女勇者5:03/01/13 15:58 ID:dBIrTnpr
 触れて擦りつけるだけの、稚拙な口づけを繰り返してどのくらい時間が経っただろう。二人は重ねた唇をそっと離した。
 薄く涙の浮いた眼を隠すように、エリスは見かけより意外に手応えのあるシヴァの腕の中に身体を預ける。
―本当に、夢みたい。
 別に女を捨ててここまで来た訳ではない。だが幼い頃からの志ゆえに、エリスは自然と同年代の他の娘達と同じ、愛する者と共に過ごす幸せに背を向けてきたきらいがあった。
 だがエリスは気付いてしまった。幼い頃から弟分ぐらいにしか思っていなかった幼馴染が、共に旅を続けるうちにいつの間にか凛々しく頼り甲斐のある青年に成長していた事。彼が背中を守っていてくれるという安心感があるから頑張れる事。
 そして何があっても自分を信じ、ここまでついてきてくれたシヴァがいつしか自分の中でかけがえのない存在になっていた事に。
―あたしは勇者。たとえ死んでも、必ず父さんの遺志は継いで見せる。
―だけど今は、今だけは…。
 シヴァに着せてもらった鎧が、今他でもない彼自身によってゆっくりと脱がされていく。まだわずかに潤んだ瞳を上げ、エリスはまっすぐにシヴァを見つめた。
「ねえ、部屋に来て」
 そして、はっきりと言った。
「あたしを…抱いて」
 跳ねるように、シヴァの鼓動が大きくなった。端正な顔に困惑の色が浮かぶ。
「最後かも知れないから一度…普通の女の子みたいに、好きな人に抱かれてみたいの」
「…」
「本気よ…!」
 大きく一つ息を吐くとシヴァは無言でエリスの手を取り、ゆっくりと下へ持っていった。
「えっ…?」
 人間の体とはにわかに信じ難い、熱く固く腫れ上がった物に触れさせられる。抱きしめられた時から気になっていたその部分がシヴァの肉体の一部である事にようやく気付き、エリスの頬に血がのぼる。
「うそ…これって…シヴァ…の…?」
 感触を確かめるようにわずかに手をずらすと、クッ、と声が漏れた。
「本当に…いいんだね? ぼくに抱かれるって事は…これが…」
 ひどく剣呑な凶器と化したシヴァの肉体が、エリスを貫く事を意味すると言いたいのである。
 だが迷いはなかった。エリスは頷くと、再び愛する男の胸に身体を預けた。

405男賢者×女勇者6:03/01/13 15:59 ID:dBIrTnpr
 ふわりと抱え上げられ、自室のベッドの上に横たえられる。
 同室のルリが突然帰って来はしないかと不安になったが、シヴァはそんな事などお構いなしにバルコニーへのガラス戸、そして部屋の扉の鍵を閉めた。
 星明りに代わって、ランプの温かい光が夜着を解かれたエリスの肢体を照らし出した。
 眼を細めながらシヴァは、簡素な、それでいて十分に彼の欲情を刺激するエリスの下着をほどいていく。
「きれいだよ、エリス…」
 覆う物をすべて取り去られて羞恥に顔を背けるエリスを眩しそうに眺め、シヴァは自分も服を脱ぎ始めた。
 互いの裸を見るのも、裸を見られるのも厳密には初めてではない。子供の頃はよく一緒に水浴びをしたし、一緒に湯に入った事もある。だが今、エリスの隣に横たわったシヴァの身体は全く知らない成熟した男の肉体であった。
 肉弾戦を本職とするフィリオのがっしりとした筋肉には多少見劣りはするものの、細身だった体にはしっかりと筋肉がつき、引き締まっている。
 エリスの視線はうっすらと割れた腹筋から徐々に下へと移り、さっきからずっと気になっていた下腹部へと移る。子供の頃見慣れたそれと違い、ピンク色に充血した屹立をじっと眺めていると、不意にシヴァは身体を起こし、エリスの上に覆い被さってきた。
「うんっ…」
 背中に腕を回し、シヴァの温もりと重みを身体中で受け止める。ちゅっ、ちゅっと微かな音を立てて首筋、そして肩から胸元に口づけられる度、エリスの身体は歓喜の声を上げた。
「ひゃっ…あん…っ…」
―やだ…何なの、この感じ…!
 快感が背筋を突き抜け、胸、そして下腹がじんわりと熱を帯びていく。
「はぁ…はぁ…っ…」
 呼吸が、まるで想いきり走った後のように乱れ始める。
 白い肌に刻印を残すように何度もエリスの胸に唇を押し当て続けていたシヴァは、不意に頂上の赤い果実に軽く歯を立てた。
「きゃ…」
 か細い喘ぎ声と共に、形の良い膨らみがわずかに揺れた。
 手全体でたわわな肉をじっくりと揉みしだくと、シヴァは甘噛みしたままの敏感な部分を舌で転がし、幼い子供のように飽きる事なく強く吸った。
406371:03/01/13 16:02 ID:dBIrTnpr
今回はここまででつ…続きはまた後でうpします。
407名無しさん@ピンキー:03/01/13 17:53 ID:FleweqJo
408:03/01/13 20:51 ID:kSkfkFti
男勇者×女勇者を書いてる,銀といいます。
続きをかいたんでうpします…また途中までなんですが。

>>371さん
どきどきしまつた!! つ…続き早く読みたいです…!! 待ってます!!
409男戦士×女勇者:03/01/13 20:55 ID:kSkfkFti
>>377-379の続きです。

そんな訳で,今まで独りだった俺の旅に,連れと目的ができた。
その連れ――サーシャは,細腕ながらなかなかの腕前だった。鍛えぬいた身体を活かした力技とその攻撃の破壊力が売りの俺とは対照的に,機敏な動きと鋭い剣技で魔物共と渡り合うときの彼女は,あのルイーダの酒場で垣間見せた,ただならぬ気配を漂わせている。
強い瞳。
あれが,覇気というものか。
だが,普段のサーシャは,年相応の笑顔をみせる。いや,むしろ幼くすら見える。
笑うときは,本当に無邪気に,幸せそうに笑う。
しかし,考えまで幼いのかというと決してそうではない。時々,何かを一心に考えている様な仕草をすることがあった。そんな時の彼女は,ひどく色を帯びているような気もする。無邪気な顔が,そんな時は「女」に見える。
別に女であることを本人は隠す気はないらしい。しかし,顔立ちは綺麗だが,好奇心の強さ,時折見せる凛々しい様な表情,その短い黒髪と旅慣れた服装も手伝って,どう見ても「少年」に見える。
彼女自身も,性別を間違えられることにはもう慣れていたらしい。初めてレーベで宿を取った時,当たり前のように二部屋取った俺を見て,むしろ驚いたようだった。
だが,行く先々で,案の定,サーシャを女だと見抜いた者はいなかった。彼女自身も,別に性別を訂正しようとはしなかった。
410男戦士×女勇者:03/01/13 20:56 ID:kSkfkFti
俺達の旅は,順調に進んでいた。
今は,夜の街アッサラームで彼女の父親がイシスに行ったという噂を聞き,かの砂の国へ向かっているところだった。
砂漠に入って二日目。
ようやっと見つけたオアシスのほとりで,野営をしている。
砂漠は昼夜の温度差が激しい。夜を越すべく火をおこしたそのとき,周りを見に行っていたサーシャが,焚き付けの木切れを幾つか持って帰ってきた。
「ねえ,クレスト。この辺見てきたけど,私達の他に野宿する人は居ないみたいなんだ。
でね,ちょっと,水浴び…してきてもいいかな…?」
最後の部分をちょっと言いにくそうにしながら,火の傍に座る。それを見て,俺は笑いながら頷いてやった。
「ああ。夜が更ける前に行ってきた方がいい。こう砂が多いとやってられないからな」
「ほんとに? 解った,すぐに帰ってくる!!」
座ったばかりの身体をもう一度跳ねさせて,彼女は踵を返す。
411男戦士×女勇者:03/01/13 20:58 ID:kSkfkFti
遠ざかっていく足音を聞きながら,俺は燃える火に目を移した。

――俺とて,女性に興味が無い訳ではない。路傍に佇む女を買った事だって,今までに何度もある。
そういう女達を朝までよがらせたことだって,一度や二度じゃない。
そんな時には,確かに激しく燃える様な思いを持って女を抱いた。だが。
自分より年下の,あの少女に感じている思いは,それとは少し違うようだ。一時的に燃え上がれば収まると言う類のものではないらしい――

そんなことをもやもやと考えていた俺の思考は,突如響き渡ったモンスターの吠え声に中断された。
「…何だ!?」
もう一度。確かに,オアシスの方から聞こえてくる。
( まさか…サーシャ!!? )
反射的に剣を掴み,俺はそっちの方へ走った。既に月が昇り,周囲を青白く照らしている。
オアシスの湖畔に群生している植物を掻き分け,やっとそのほとりへ辿り着くと,巨大な火炎ムカデの姿と共に,何かがこっちの方へ飛んで来るのがぼんやりと青白く見えた。
――いや,飛んで来ているんじゃない。跳ね飛ばされて…
そう思ったその瞬間,それは空中で器用に身体をねじる。
ザッ!!
乾いた音とともに,俺の近くの地面に見事に着地する。
「…!!」
一瞬,目を疑った。
青白い月の光を身に纏って立ち上がる,その姿。
それは,全裸のまま剣を構えたサーシャの姿だった。
412男戦士×女勇者:03/01/13 20:59 ID:kSkfkFti
どうやら,目の前の敵に集中しているらしく,俺が居ることには気付いていないらしい。
唇が小さく開き,二,三度短い呼吸を繰り返すと,地を蹴った。

――見とれなかったといえば,嘘になる。
火炎ムカデの炎を見事にかわし,一気に間合いをつめ確実に急所を狙って動く。
月明かりを映し青く輝く剣,しなやかに躍動するその身体,その動きに合わせて小刻みに揺れる白い乳房。
そして,強い光を湛えた瞳。
その全てを。一瞬たりとも見逃すまいとするかの様に,俺の視線はサーシャから離れなかった。
一歩も,動くことができなかった。
鮮やかなまでにモンスターを制し,かすかに呼吸を荒げ,戦の女神さながらにそれを見下ろしたサーシャは,そこでやっと立ち尽くす俺に気付く。
「わわわ…っ」
途端に,こっちがびっくりするくらいに慌てながら,真っ赤になって岩陰に走っていく。
張り詰めていた空気が溶け,慌ててもと来た道を戻っていきながら,俺はひとつ溜息をついた。
……参った。
そんな思いが胸の中にあった。
413:03/01/13 21:02 ID:kSkfkFti
すみません。続きはまた今度うpします…
414:03/01/14 01:24 ID:sRujEnxp
>>408
訂正。
×男勇者
○男戦士

スマソデシタ…
415名無しさん@ピンキー:03/01/14 02:33 ID:KM1MXg30
>213sigma ◆07A71MTBtg氏
というとじいさん×女僧侶ですか?
じいさん×若い女好きなんで激しく期待!
あとsigma氏の女の子に見られる「イイのっ!」っつー感じの
語尾に「の」を付けてよがるセリフに禿しく萌えます。
>>93
読み応えあってめっちゃ良いです。
ぜひまたうpキボンヌ(;´Д`)ハァハァ
>>テリー×サンチ氏
DQMやってないんですが(・∀・)ヌケタ!!
416 :03/01/14 12:25 ID:G66GaW44
307さん降臨キボンヌ
307さん降臨キボンヌ
307さん降臨キボンヌ
307さん降臨キボンヌ
307さん降臨キボンヌ
417名無しさん@ピンキー:03/01/14 13:50 ID:W6z8NsMX
>>416
全くハゲードウ
418 :03/01/14 16:34 ID:zR97ucvc
>>417
同じく禿同
307氏のマリベルたん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
419名無しさん@ピンキー:03/01/15 01:20 ID:frkno6PT
>>307氏age
420改名:03/01/15 02:29 ID:21pGj/F4
保管サイトほぼ無条件で拾うなんて知らなくて、398だったので拾われて驚いた。
ギコガードさんには迷惑掛けて申し訳なかったけど、楽しんでくれてて嬉しかった。
ギコさんへ→折角保管して貰ったんですが、新管理者さんに大幅に削除お願いに行く
のでよろしくです。短い間でしたがどうも。お邪魔しました。

二名の女勇者は見事に個性が違いますな。飽きさせねー
371さん さすが、小説みたいで、こんな緻密なSS珍く、良い!続き気になります。
銀さん 勢いとユニークさおもろい!全裸で戦闘、勇ましい。
二人旅イイやるしかない感イイ 続き期待!

DQ3SS書いて行くうえで、2の事も簡単に調べたんですが、2ラストの
“私と私の愛する人の子供達…”だっけ?これ、ローラの声と取った方が
愛する人→1の勇者を指していて、シリーズの完成度が高かくなる解釈と思います。
(余談なんですが、その近くに竜王の孫?か、子供居ません?フフフ…)
つまりそうなると3終了時以降、神様の類が1、2に出て来ない事になりますよね?
2未プレイなんで詳細解らないんですが、どうなんでしょうか?
421神話の時代は終わった〈8〉:03/01/15 02:34 ID:21pGj/F4
「はぁっ、はぁっ、」
平気そうな顔だったが、男はずっと快感に震えていた。ギシギシと鳴る音はベットの
音か船の音か。男はニュルニュルの襞に何度も挑んだ。
「あぁ…」
ベッドに張り付いた女の背が少し、うごめく。乳房は官能的に上下に揺れた。
「あ、あぁっ…ぅ、…ぅ」
(かわいいっ、)男の可愛いには時に、“婀娜(あだ)”と言う意味も含まれる。
目の前の女に先程のビキニの女も思い浮べて(あぁ、あんな女の子が…)
デカイ男に貪られて
「う…、うん…うん…」(あ、出る、)
女の声を聞きながら、快感に駆け上がる。男は腰がフラフラになりながら、仰向けで
頭を枕に悶えさせている勇者の首に吸い付く。
首は少しアザが出来てしまいそうだ。キスは快感の余韻で自然に出た物だが
(俺のもんだ)赤いあとを見てそう思った。しかし今日はバリーも同じ事を考えている。
(あたしのお父さん…浮気しないで…)
言葉には出さない。この男は怪物の子かも知れないが(そうかなぁ?)
貪欲な体で妻である事、女である事を主張する。
戦士は(バリーがロトになるんだ)と固く信じている。はっきり言うと魔王を倒して
皆の神様になる訳である。俺のものと思うのは矛盾で、少し男を感傷的にさせた。
バリーは足を開かされる。「あん…」
まだ男の白いなごりを残している彼女の陰部が見えた。
グチャグチャ男は触る。「やっ…あっ…」
顔を近付け、クリトリスにキスして舐める。「あぁっ、」この男は時に鋭く変質。
「もっと、足開いて」
男の両手の力もその足に働き、黒い下半身が丸く浮き上がる程になった。
「お前のこんな格好初めて見るな…」
グチャッグチャと妖しい音が部屋中に鳴り響いて、彼女の声も大きく高くなり、
「もっと、見せな」の後、愛撫しているだけの男はハァハァと荒い息が禁じ得ない。
バリーは開こうとするが「あぁんっ、あっ、」
頭をベッドに強く押して、イッた。いった後の陰部も戦士は舐める。
「ん、…」膣に舌を差し込むと、彼女は少し締めてくれた。
422神話の時代は終わった〈9〉:03/01/15 02:38 ID:XFUKnFvH
「Hな母ちゃん」「あんたも、声とかH…」
彼女は男の腰に乗ってきた。(お…)熱い男を捕えて彼女が導き、挿入。
「ぅっ…」吐息混じりの男の声も鮮烈だった。
「んっ…ぁん、」髪を乱し、勇者はスッポリと戦士を包んだ。戦士の両手は彼女の骨盤へ。
彼女は腰をギュッと前に、横に振った。小さく喘いでいた。
男は手を彼女の乳房へ、乳房を握った事で更に浮き立った丸い蕾へ。
「あぁぁっ、あんぅっ!」
女の腰はグニャグニャ動き、「はっ、あっ」
「っ…はぁ、…ぅ」男女は声も重なり合わせて混ぜる。
彼女は速くて細かな腰の振り。たまに大きくゆっくりと熱い男の物を翻弄して動く。
踊っている様な彼女の臀部だが、一人で踊っている訳ではない。グショグショに
濡れ、互いに夢中になっており、バリーは男を締めながら引き出す。
「うぁっ…ぁ、」
男の声を聞きながら「ん…」と又飲み込む。
戦士は陶酔と快感で、彼女をちゃんと愛撫出来ていない。失敗の様な指の動きが
彼女の乳房を、乳首を滑る。絶え絶えの動きが実は、
(いい…ほら、また…当たった…)蕾に男の指が。少し汗ばんで、彼女は乳飲み子の
我が子が居なくて淋しい自分の乳首を見た。
激しくもなく、優しくもなく、快感を招く腰。自分も、男も喜ばせ、
「あっ…あっ!」
乳房が揺れ続けていて、それを見る男も幸せで。自分の息子の為に、この乳房は張っていた。
(バリー…)
彼女の戦う姿が好きで。武器の扱い方も自分の癖を幾つも受け継いでくれた。
その娘は自分に愛情をくれて、自らヒョコッと寄って来てこれ程官能的で、
「うぅっ」と妙な奇声を発する所を、戦士は堪えた。「く…っ…」代りに機械音の様な
高い声が出る。
「あん…」勇者はギュッと目を閉じた。(いっちゃいそう…いく、)
「バリーッ…うっ、」
「あっ」と女も感じた。彼女の骨盤を捕えて、何度も腰と精液を押し付けた。彼女がユ
ルユル締めると男はまだ出した。
「ん…んぅ…」と溢れ出す放射を女は受けていた。男は恍惚としている。下半身は
まだまだ熱く濡れて、女の愛やら男の精液やら…(ドロドロ…)
423神話の時代は終わった〈10〉:03/01/15 02:42 ID:21pGj/F4
と、女はピチャリ…と抜けて「わ、…出て来る…」とちょっと開かれた陰部を見せて
くれる。やり終えた男の陰部も今の彼女に取っては興奮の材料となった。
男の体にうつ伏せに倒れて来る。彼女の唇に男の乳首が近かった。くっ…と咥えられて
(わ、やめろ)
しかし男は口に出せなかった。今愛撫させるのは嫌なようで、とても良い様で…
「ん…」と妙に色っぽい声を男が出した。その唇に勇者はキスした。
「もう、いや?…」
素肌のバリーが素肌の男の上で尋ねて来る。男の答え等一つ。
後から抱いて彼女の胸の側から顔を出し、乳首を吸った。
「んん…」「シャアに何された?」
「あぁ、ぁ、吸われたよ…そうやって…」「あの変態」「やぁ、あぁ…」
女の乳首がそそり立った頃男も勃起して、バリーは少し、背を向けて誘った。
ブラックは生まれて初めてのバック(やべぇ…)良い。
彼女の背や少し見えるうなじを見ながら思う。彼女の嬌声が遠いのも良い。
バリーは腰を、自ら揺らして男を挑発した。(俺すげぇHな事してるっ)
快感に居る男がそう思う程、彼女の腰と彼の腰は猥褻だった。
真っ白と、真っ黒で。同じ人間なので奥まで入れる。男は入れる。女は誘う。
ブラックにバリーは艶めかし過ぎた。いつか折に触れ
「もちょっと何とかならんのか…」と叱らなければ成らないかも…しかし
「ん…ぁ…ぁ」
と鳴かれると(何だ、何だ)と可愛くってしゃーない。顔が見えない。
彼女はどんな顔で自分を感じているのか…。

「ねぇ、あたし子供みたいな時ある?」それは婉曲的な言葉だった。処女の様な時が
あるかと。「あるさ」「どんな時?」「内緒だ」男は自分一人の物にしておきたかった。
言い辛い程Hな事をしている時に感じたのだし。
バリーはシャアに襲われて、止めろと言う意味でシャアの乳房を掴んだ「あっ…」と
その時シャアは少女になったのだ。(凄いな、いい女だな)(あたしだって…)
バリーの嫉妬心からブラックは思わずこの幸運な時間を得た。
424神話 つづく:03/01/15 02:45 ID:XFUKnFvH

バリーはブラックの髭を剃っていた。クリクリした目で男の顔を見て「はい、終わり」
「ありがとう」以前武闘家の仲間が居たが彼の三つ編みを編んだのも彼女だった。
パーティーはバリーの物でつまり、「シャアはワンピースね」
服装のバランスも勇者が決める。女の仲間が出来た事はともあれ女勇者を楽しくさせた。
カーキ色の短いドラゴンローブの上に深い紺の闇の衣を賢者に纏わせた。
髪も青く見える黒髪を束ねずだが、髪等彼女の魔法で邪魔にはならない。
バリーが誉めたセクシーな姿だが、戦士はバリーとあんな抱き合い方をしたばかりで
ボーッとしていた。あの時のバリーばかり思い出していた。
女神の塔内部「ここ落ちてみよう」と戦士が勇者と賢者の腰を抱いた。
「ぎゃっ」「あ…黒さん…」賢者も勇者も同意したが「恐い…」「恐いよ」「うるせぇ行くぞ」
と戦士が回転床で滑ると、あ──と三人は落ちる。女神の像があった「な?」
戦士は勘は良いがかっこ良さが伝わらない時がある。
女神は身勝手な事を言って消えて行った。戦士は「見てろよ」と不敵な言葉をボソと吐いた。
「バリーさんは何か信じて旅してる?」
女神に子をさらわれ、更に魔王に奪われた女は
「んー、父さん」
(私もロト(オルテガ)は信じてる。バリーさんより危なかしくって頼りなんだけどね)
子供の頃から思うままにならない事がバリーは多くあった。オルテガが反対するのだ。
(勇者の娘って…)バリーは自分の立場が少し嫌だったけれど、オルテガが好きだったので
よく彼に従った。

3多いし7も欲しいとこですね〜
425vv:03/01/15 05:35 ID:i2EYRGtw
426男賢者×女勇者7:03/01/15 12:10 ID:72sXgfTv
「や…何するの…!」
 吐息交じりの抗議を封じるように、シヴァはもう片方の乳首を摘んだ。
「あんっ、そこは…ああ…あっ…!」
 感度の良すぎる胸を同時に攻められ、エリスは淫らに身体をよじった。
 その声、自分の下で力なく動く感触が、シヴァの理性を確実にそぎ取っていく。若いくせに自慰さえろくにした事のない下半身は、気を緩めたらすぐに暴発してしまいそうなほど張り詰め、待ちきれず先端から熱い汁をしたたらせていた。
 だがシヴァは、歯を食いしばってぎりぎりの所で自分を抑制した。そして、出来るだけ穏やかな口調で愛する者に話しかける。
「本当に、いいんだね?」
「…シヴァ」
「これ以上行ったら、もう引き返せない…それでもいいんだね?」
 嘘であった。既に引き返せそうにない。それでももしエリスの気が変わったのならば、浅ましく彼女を求めて疼き続けるその部分に剣を突き刺してでも、己の欲望を断ち切るつもりであった。
「…うん」
 シヴァをまっすぐ見ながらエリスは頷く。
「だけど…何か変なの」
「変?」
「すごく恥ずかしいのに…嫌じゃないの。それに身体が熱くて…」
―なんだ、そういう事か。
―嫌がってたんじゃないんだ。
 シヴァの顔に思わず安堵の笑みが浮かぶ。
「嫌じゃないんなら、続けるよ?」
 豊満な胸とは対称的にほっそりとした腰へ唇を這わせながら、シヴァはだんだん覆い被さった体を下にずらしていった。
「んっ…」
 しっとりと湿った内腿を愛撫し、わずかに力を込めるとそっと開かせる。
「恥ずかしいわ…見ないで…」
 誰も眼にも触れず、また誰にも触れられる事のないまま今に至るエリスのその部分は、初めて愛する男を迎え入れんとする歓びに温かい潤いをしとど溢れさせていた。
427男賢者×女勇者8:03/01/15 12:12 ID:72sXgfTv
 エリスの言葉に耳を貸さず、シヴァは彼女の大切な部分に唇をつけた。
「恥ずかしがる事なんかないよ、ここもすごくきれい…」
 治癒術を学んだ際に読んだ医学書で、女性の体のしくみは学問的には知っている。だが今シヴァの目の前にある愛する女の体はもっと美しく、彼には興奮と劣情の対象でしかない。
 舌を伸ばし、溢れ続ける潤いを味わう。
「いやぁ…やめて、そんな汚い所…舐めないでよ…」
 消え入りそうな細い声も、彼を更に燃え上がらせる起爆剤にしかならない。
「どこが? こんなにきれいなピンクで…いい香りがして、おいしいのに…」
 可愛らしく膨らみ始めた陰核に舌を這わせると、ふいにエリスの体がびくん、と跳ねた。何かに耐えるようにシーツを握り締め、脚はこわばって震えている。
「あっ…だ…め…」
 お構いなしに舐め続けていると、エリスの声がひときわ大きくなった。
「それ以上は…気が…変になりそう…」
 シヴァは顔を上げ、悩ましく顔を歪めるエリスに眼をやった。
 体も顔も湯上りのようにほんのりと上気している。、これ以上にないくらい固く尖って上を向いた胸の頂点を再度摘むと、小さく吐息が漏れた。
「嫌じゃないの…でも、頭の中が白くなって…あなたを見失いそうで…」
 潤んだ瞳から流れ落ちた涙に頬をこすりつけ、そっと拭ってやる。
「大丈夫、ぼくとエリスは世界で一番近くにいるんだから」
「シヴァ…」
「今からもっと、近付くよ」
 ずっと待ち続けていた自分の怒張に、そっと手を添える。
「だから絶対、見失いはしない。ぼくを信じて」
「本当? 本当…ね?」
 頷くと、シヴァは再び体を下にずらした。未だ溢れ続ける愛液はいつしか粘度を増し、十分過ぎるほど周りを潤しながら、シヴァを受け入れる準備が出来た事を告げていた。
「…っ…」
 互いに童貞と処女のシヴァとエリスには、全く初めての事であった。それでも互いを求める本能に支えられ、どうにか交わろうとする。
「くっ…」
 破瓜の痛みに耐え、それでも尚愛する者を求めるエリスの中にシヴァは少しずつ入っていった。
428371:03/01/15 12:16 ID:72sXgfTv
唐突に続きでした。

>銀さん、改名さん
ありがとうございます。まだもう少し続きますので…。
429sarasa:03/01/15 13:20 ID:WRMKbhme
現在、前スレ(官能小説Part4)html化作業中のsarasaです。
前スレにSSを書かれた作者さまで、このスレを見ておられましたら
自作品のタイトルやHNなどをご連絡いただきたいなあと思っております。
一応、名前がわからない方は「名無しさん@エロパロ」、
タイトルがわからない場合は私の方でつけさせていただきました。
が、私のタイトル付けセンスのなさに愕然としております(−−;
まだUPはされてないと思いますが、希望がありましたら随時受け付けてますのでご連絡ください。
(このスレに書いていただけると私の方で確認がとれますので…。千夜一夜の方ですと見逃す場合があります)

小説……。書き手さん、がんばれ!
春になったら書けるといいなあ(希望)<私
430307(アルス×マリベル):03/01/15 21:32 ID:MAqavfq6
すみません・・・。
ちょっとネットから遠ざかった生活をしていました。
もう、いいか・・・と思っていたのですが、待ってくださる方がいらっしゃる
なんてありがたいです。
途中やめはよくないですよね。近々完結させます。ごめんなさい。
431名無しさん@ピンキー:03/01/15 21:58 ID:JvYX0a5z
DQ3の男勇者と女格闘家の幼なじみものを考えてますが・・・やっぱ
名前が・・・難しく考えない方がいいですかね?
432アルス×マリベル:03/01/15 23:34 ID:MAqavfq6
前回は>>308です。ごめんなさい。

そうしてまた幾日かが過ぎた。
マリベルはすっかり安心し切っていた。生まれてから今まで、負の立場になったことのない彼女に
とっては、そう思えることの方が自然だった。
さすがにずっと、遠出はする気になれなかったのだが、その日はいい天気で、マリベルは久し振り
にグランエスタードへ行くつもりになった。
そうして、マリベルは一人でアミット村を出て、グランエスタードへ続く道を辿った。
岩場を抜け、森の近くへ差し掛かると、うららかな気候に誘われて小鳥が鳴く声が聞こえる。
こうしていると、あれは本当に嘘のよう。
マリベルはそう考えて笑みを浮かべ・・・・次の瞬間、凍りついた。
「やぁ、マリベル。どこ行くの?」
木の陰からアルスが現れ、マリベルの前に立ちふさがった。
『あのこと』があってから初めてアルスと二人きり。
マリベルは猛烈にそのことを意識して、さっきまでの気分が嘘のように心が弱まるのを感じた。
しかし、あれから多少なりとも過ぎた時間は、元通りとはいかないまでも、マリベルの自尊心を
立て直すには十分だった。
あの時は。薬で体の自由が利かなかった。でも、今は違う。
「邪魔よ。どきなさいよ」
マリベルはつんと顎を上げると、アルスを斜めから見下して言った。
アルスはぽかんとマリベルを見ているようだった。マリベルは自分の立場の優位を感じた。
433アルス×マリベル:03/01/15 23:35 ID:MAqavfq6
「聞こえないの?この私が通るんだから、道を開けろて言ったのよ」
蔑むような得意の口調。それでも、アルスは動こうとしなかった。
(何よ・・・あ、もしかしたら、アルスは私に許してもらおうと思ってるんじゃないかしら。でも、言い
出せないのね。ぐずなアルスのことだから・・・)
マリベルは自分の考えに楽しくなって、ふふと笑った。
(でも、私は絶対許してあげない。ざまをみろだわ。放っておいて、いっちゃおう)
マリベルはわざと突き当たるようにアルスの横をすり抜けようとした。と、視界がくるりと反転する。
慌てて踏みとどまると、マリベルの腕を捉えたアルスと目があった。
「・・・!」
アルスの目には、見覚えのある暗い光が宿っていた。
「は、離しなさいよ!」
が、アルスは腕を離さず、逆に強く力を込めた。そして心から楽しそうな笑い声を上げた。
「ねぇ、マリベル。本当にそう思ってるの?自分の立場が元に戻ったって?ふふ、ねぇ、
なんで何ヶ月も時間をあげたと思う?・・・その方が効果的だと思ったんだよ」
アルスは、マリベルをそのまま森の中へ引きずり込んだ。勿論、マリベルは思い切り抵抗した。
が、思うように動く体をもってしても、アルスを止められなかった。それがアルスとの力の差で
あることに気が付いたマリベルはぶるっと震えた。大声で喚いても、誰も来なかった。
そして、本当に人の立ち入らない森の中まで連れて行かれると、マリベルはアルスに大きな木の
幹に押さえつけられ動きを封じられた。瞳を覗き込まれて、マリベルは体の震えが最早隠し切れ
ないことを知った。
434アルス×マリベル :03/01/16 20:45 ID:KuaeKSdS
「どうしたの?マリベル。・・・怖いの?」
「怖くなんかないわよ!」
「でも、震えてる」
「うるさいわね、離しなさいよ!」
両腕を振り回して暴れようとしたが、手首を取られ頭の上まで上げられる。そちらに気を取られた
隙にアルスの足で膝を割られそうになって、マリベルは慌てて両膝に力を込めた。
アルスが腰を押し付けてくる。
「いや!離しなさいったら!」
大声を出すことで、マリベルは心の中に広がる恐怖を押さえつけようとしていた。
そして、自分が少しもあの時のことから逃れられていないことを悟った。
ふいに首筋に顔を埋められて、マリベルは悲鳴を上げた。
アルスはマリベルの動揺を舌先で感じながら、そこを舐めた。
肌が粟立つ。
そして、アルスはマリベルに強引にキスをした。
「ん!」
舌を入れられ、上顎を舐められ、また舌を絡まされる。マリベルは目を見開いたまま、それから逃れ
ようとしたがどうにもならなかった。
片手が自由になる。マリベルはその手でアルスを押し返そうとしたが、その前にアルスがマリベルの
スカートの裾を捲り上げ、手を中に入れた。
下着の上からそこを撫でられ、マリベルの目がさらに大きく開かれた。
「ぅん!ん、ん!!」
止めようも無く、下着の中にも手が入れられる。
「や、ぁ!」
激しく頭を振って、ようやくマリベルの唇は解放されたが、アルスの指はもっとひどいところに触れていた。
そこを割り開き、浅く中指を侵入させながらマリベルの芽に触れる。それだけで電流が走った。
マリベルが反応したのを見て、アルスはさらにそこをこね上げた。
「ふ、ぅん」
マリベルは愕然とした。たった1度だけ、それも何ヶ月も前のことなのに、身体は快感を覚えていた。
このままでは、あの時のように何もわからなくなって溺れてしまう。マリベルは必死でアルスから
逃れようとした。
435改名:03/01/16 23:22 ID:6jw0rxdk
sarasaさん 
改名の物で サイモン×女勇者“灰色” 勇者×ローラ“執意”
以外は無い物として編集お願いします。
この二本も何か不都合があれば除外で勿論結構ですので、よろしくお願いします。

編集してくれるのであれば“執意”→“走光”にタイトル変更お願いします。


>431 
男勇者。飽きさせねぇ。>>382さんの理由から、3って多くの人が書いても見飽きない所が良い。
ゲーム自体も3はエンタテイメントとしてDQで最高と思う。
3書きたい人が結構居るなんて…多少に関わらずその人なりの3を見たいです。

DQ3らしさを言うと…3のキャラは名前にお国柄が出てる。(ほぼ世界地図だし)
例えばカンダタはインドの盗賊の名前。バハラタの洞窟が本拠地でしょうね。
裏を返すと3って世界中の人の名前があるからどんな名前もありの様な。
勇者はアリアハン出身だから突飛な名前も不敵で良いかも。
オルテガ自体強そうだけど、少し変った名前だし。
アレフガルドのガライ・ラルス一世・ゆきのふ(!)とかも居るけどね。
DQ自体が中世ヨーロッパを舞台にしたゲームと言うから、主人公くらいは
それ風が自然かも。迷う位なら公式のアルスで良いんじゃないの?SFC版。

余談ですがうちのサイモンwはダーマ近くの生れで、西門でも良いかもと無理矢理。
ダーマ=アジア(恐らく中国)の何か(達磨?)が由来らしいし。どこで知ったか忘れたけど。
ブラックは悔やまれる。イタリア語の黒にしたかった。ロマリア系の移民の子孫なんで。
(更に余談 海外ドラマで“アラジン”が中国人で驚いた。関係無ぇ。でもユニークで良い)
436神話の時代は終わった〈11〉:03/01/16 23:28 ID:u1vQK2mF
オルテガなりの勇者の誇りを守る術(すべ)があるのだろう。その気高さは好ましさ
と共に幼児のバリーにも伝わった。
「…そう言う所あるね。カンダタの前でも凛としてて素敵だったよ」
「…父さんの事好きだった?」バリーはどうやら爽やかに女として、一人の女に聞いてくる。

ドムドーラで馬に見(まみ)える一人の勇者「あったー!」
町の子供と喜び合うそのオッサン「みつかった。ありがとう」
マイラの鍛冶屋の店主。(うわ、かっけー!)所が女だった。(俺に?)マイラ中で
重婚しろと誘われた。18才はよく色目を使う。キスもしてしまった。妻子持ち53才
の男に(まさか、)
しかし狭い湯船に一緒に浸かって彼女の長い足を褒め、ベッドで彼女を抱いた。肌だ
けを。(気持ちよかった…)オルテガは公私混同しつつ賢者シャアと活動する。

「おじい!」「カンダター!」
祖父と孫、偉丈夫二人は抱き合う。カンダタはラダトームで捕り物をしていた。(お
じいごめんな…)元盗賊だったから盗賊の行動が良く解るなど口が裂けても言えない。
「城の台所の奥だ。間違いない」
太陽の石を奪った賊に踏み入ろうとするカンダタ、着るは覆面マスクにパンツ一丁。
小麦色の肌にミチミチの筋肉。上下緑でバッチリ決めて、「おじい来てくれるのー!?」
「うん。灰色が良いな」
オルテガの白い肌に灰色は目を惹いた。頑健な筋肉は派手過ぎず、しっとりと老いて
上品だった。つまりカンダタ目立たなくなった。青に変える。
窃盗と言う悪に立ち向うオルテガは凛々しい。(おじいごめんよ…)元大盗賊と知れ
ればカンダタは間違いなく祖父に斬殺される。カンダタは祖父を見る度胸が苦しいのだ。
オルテガは一人も殺さなかったが、台所から城の回廊、王の寝室までムチャクチャに
して素早く賊を追捕した。仕事の狂暴な勇者である。
城の下女がオルテガと気付き話し掛ける「やあ」
覆面の中から気品溢れた見目麗しい顔が出て来て、もの凄い美声で喋る。喋る内容は子供の様だ。
どこの貴族か学者かと言う、聡明で柔らかい雰囲気。しかしそんな格好で口調で
(何なんだこの男は!)オルテガ(ロト)をこうだと知らない召し使い達は唖然。
437神話の時代は終わった〈12〉:03/01/16 23:33 ID:6jw0rxdk
カンダタは祖父がマイブームとなり、銀色のカツラを購入。
オルテガは短く刈り込んだ野武士風の髪型だが、赤く鈍く光る高貴な石はオルテガに
こそ相応しく見えた。

女神の祠へ行くと男は進む。天使をオルテガは見返って「よお」
「こらこら」羽と女達の髪がくすぐったくてオルテガは困った。行く手を遮られている。
祠の主が現われた。と、オルテガの目を見た(お…)試されている気がして、オルテガは
テドンの婿になる時の事を思い出し、目の光り方に気を付けて身構えた。
「女の子ばっかりなんて卑怯だろう」
「全て若い娘に見えますか」「うん」「勇者様欲求不満ね…」
オルテガは真っ赤になって俯いてしまった。天使達がクスクス笑っている。だが勇者と認められた。
ルビズが孫と共に居るそうで、一刻を争う事態だそうで、女神の塔に早く
行った方が良いと。オルテガと聞くと主は慌てていた。(俺の孫?カンダタ?)
「あの恐ろしい塔へこの男を行かせるんですか?」「こんなに美しいのに…」
「キラキラしてるのに」「嫌よ」「オルテガはどうして戦うの?」「息子の敵討ち」
「お爺様、ムリしちゃだめ」「若くて良い勇者探しておくわ」
人間以外の生き物と話すと時にハッとする。閃く様に。面と向かって美しいと言われ面映いが。
「探してあなたに伝えるわ」「ありがとう。さよなら」
(あれ?シャア…)待っている筈の彼女が居なかった。
子供が出来る様な事はしなかったが、あれだけ触れて足りなかったろうか…。
彼の女性に対する欲求不満は妻と娘に会えない事かも知れない。上の世界に帰っても
息子サイモンの子(彼の孫)に会うだけで、アリアハンには帰れなかった。
戦意が、萎えそうで。
「ねぇ、チューして」
小さな天使が祠の外までついて来た。(おや…)頬と唇がプチプチしていて勇者の
娘に似ていた。天使の女、(さき程の様な彼の錯覚でなく本当に)人で言う12、3才
だろうか、54才の男を誘惑。(バリー…)
勇者は一瞬、胸の潰れる様な顔をして、天使に唇を近付けた。(あ、この人泣いてる…)
胸の中で泣いたのだと天使は思った。
我が娘を思う人間の男の愛情が、激しくて、苦しくなってしまって、天使は勇者を軽く
突き飛ばしてしまった。
「やーめた」「意気地がないなぁ」「なによ、きらい」「アハハ」
438神話 つづく:03/01/16 23:35 ID:6jw0rxdk
天使はオルテガの笑顔が好きだが、パタパタ飛んで行く。
その後シャアが通信モンスターのメーダを連れてやって来る。メーダはバラモスの声で叫んだ。
「孫はお前の娘の子で、乳児だ。今はゾーマに捕えられて居る」
オルテガはラダトームへルーラ、目の前の海岸へ走る。今の時点で魔王の島へ一番早
く着くのは、死の海を泳ぐ事だった。
「待て、俺の背に乗り空で渡れ!」「いつまで待つ!?」「解らん、時は掛かる」
シャアも泳ぐが力付き、メーダに助けられた「俺の事は良い、さらば」
バラモス以外のモンスターが魔王の島へ空を渡るのは不可能。オルテガはバラモスに
助けられ、魔王の島へ降り立ったが視力と聴力を殆ど失っていた。それは悪化の一途
を辿り、今はどんな状況なのか。

3にメーダは出て来ません。でもGBA版に1のモンスターが出る。みたいな事をどっかで…。
439山崎渉:03/01/17 07:25 ID:M9r4wrZF
(^^;
440山崎渉:03/01/17 14:51 ID:MZEjapKK
(^^;
441sarasa:03/01/17 18:50 ID:MQhenQE5
改名さん>
Σ( ̄□ ̄!!
そですか……。残念です。いや、改名さんの分だけ、また編集終わってないんですけど(汗
りょーかいでし。
#といいながらも、一応html化だけはします。いや、(特に)初期の作品、全部まとめないと、
どれが対象外でどれが対象内なのかわからなくなっちゃうんで…。
442 :03/01/17 19:10 ID:3vtgYhr0
おお!しばらく留守にしている間に307氏が降臨なさってるとは!


307氏のマリベルたん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

めちゃめちゃ期待しとりますので、頑張ってください。
443名無しさん@ピンキー:03/01/19 09:54 ID:gGJyyhbc
保守
444名無しさん@ピンキー:03/01/19 23:29 ID:5aNY4Rzh
3の女勇者タンもとても良いですが4の女勇者たんのお話読んでみたい。
ソフィアたん、ディアナたん、新しい勇者たん会いたいです。
445名無しさん@ピンキー:03/01/24 18:50 ID:SUULX5JE
保守
446名無しさん@ピンキー:03/01/25 01:01 ID:S6Yu112d
>>444
ども。ディアナの作者です。
まさかまだ覚えてくださっている方がいたとは。感謝感激です。
本当のところは次作も書きたいのですが、時間が………
いつのまにか「jealousy」も保管サイトにうぷされてたので、
ここで少し頑張ってみようかな…とまた厚かましく言ってみたり……

sarasaさん保管作業ありがとうございました。sarasaさんのも
まとめて読めるかと思ったのですが、対象外にされているようですね。
ちょっと残念。
447名無しさん@ピンキー:03/01/26 06:10 ID:kCjd9khI
>>431
好きな組み合わせがついにキタ!
激しく期待して待ってます!!
448ラトーム ◆518LaTOOcM :03/01/26 12:52 ID:hwpncfTD
千一夜サイト、更新しました。
http://www3.to/ffdqss(ブックマークはこのページにお願いします)
このスレのハアハア作品だけでなく、沢山の作品が読めますので、まだご覧になった事のない方も
是非おいでください。

>>ディアナ作者さん
好きです、また書いていただけるととても嬉しいです!

>>sarasaさん
他にもいろいろ溜め込んでしまってますので、あとはゆっくりじっくりで
よろしくおながいします(謎)
sarasaさんの作品もき、期待してたりしますですが、それもゆっくりじっくりで……。
449改名:03/01/26 22:28 ID:7kBpARhc
4の女勇者は、最初の村の剣の先生とが一番良い。若くして死んだイメージ
それか天空人の男(名も無い)とか。
3の女勇者(バリー)と男戦士(ブラック)もこれらに少しだけ近く書いてるかも。

>441 448 お疲れ様です。
sarasaさん りょーかい→ありがとうございます。
ラトームさん 保管されてある物からとりあえず5本程削除お願いに行きます。
       詳しくは千一夜スレで。お手数かけますが、お暇な時に宜しく。
450名無しさん@ピンキー:03/01/27 18:15 ID:HIS1VaOb
>>307たん
アルマリついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!

あの小説の続きが拝めるなんて夢にも思わなかったれす。
激しくこの先期待しとります。ガンガレー!
451アルス×マリベル:03/01/27 23:34 ID:zg5+80Ta
体重をかけて身を捩り、アルスの戒めを払おうとしたマリベルに、アルスがそうさせまいと手を伸ばす。
「あ!」
捕まれた胸元に力がかかり、マリベルの服がそこから裂け、支えをなくしたマリベルはそのまま草の
上に倒れてしまった。身を起こそうとする間もなく、アルスにのしかかられる。体の上に馬乗りになられ、
苦しくてマリベルはもがいた。アルスはマリベルの下腹部あたりに腰を据えると、上からしげしげとマリ
ベルを見つめた。
「暴れるから、服が破けちゃったよ」
「ひどい・・・」
マリベルは気に入りの服を破られたことがショックで涙目になった。アルスはそんなマリベルが面白くて
仕方ない。
「ねぇ・・・服が破れたことなんて気にしてる場合かなぁ」
アルスはその破れた部分を掴むと、びりびりとそれを臍のあたりまで裂いた。
「やめて!何するのよ!」
「あれぇ、まだ下に何か着てるんだ。いいや、それも破いちゃおう」
すぐにマリベルの白い肌が露わになった。二つの小さなふくらみも。森の清気と、肌を晒された恐怖に、
そのふくらみの先端の淡く色づいた部分がつんと立ち上がる。
「かわいいね」
アルスは身を屈め、その突起に舌を這わせた。ぞわりとした感覚が肌の上を走り、マリベルはぴくりと
頬を震わせた。舌の先端でそこを突付かれると、下腹部に痺れが起こる。
「いや!いや!離してったら!!」
マリベルは両足をばたつかせたが、アルスはびくともしなかった。
―――どんなに抵抗しても、体はアルスから逃れられない。
マリベルは歯を食いしばってその事実を受け入れた。
―――でも、この前みたいに、あんな醜態だけは晒したくない。
マリベルは堅く目をつぶると、身体を強張らせて感覚に逆らおうとする。
452アルス×マリベル:03/01/27 23:35 ID:zg5+80Ta
この前は、何をされるかわからないまま、アルスに弄ばれて自分を失った。でも、今度は何が起こるか
わかってる。だから、耐えてみせる。声なんか上げない。何度もアルスなんかにいいようにされてたま
るもんですか・・・!
マリベルは目を閉じ顔を背け、来たることを撥ね退けようと身構えた。
アルスの唇が、今度はマリベルの突起を含み、吸い始めた。
途端に起こる、甘やかな痺れ。
マリベルはますます堅く目を閉じる。
アルスは、上目つかいにそんなマリベルの様子を伺いながら、空いている方の乳房に手を伸ばした。
持ち上げられるように乳房をもみしだかれる。そうしながら、アルスは人差し指でマリベルの乳首を
掻いた。
「ふ、ぅっ!!」
強い電流が身体を駆け、マリベルは思わず声をもらしてしまう。
アルスはそこの固さを確かめるようにくりくりと転がした。
先程の刺激でスイッチが入ったかのように、マリベルのそこは快い感覚を強く身体に伝えてきた。
もう片方のふくらみは、乳輪ごとアルスの口に含まれ、丹念に舐られていた。
マリベルは頬に熱が集まってきたのを感じた。
必死で湧き上がる感覚をやり過ごそうとしては失敗していたが、マリベルはまだ耐えられると思っていた。
そう。それだけで済めば、マリベルは醜態を晒すことはなかったかもしれない。
勿論、それだけでは済まなかった。
マリベルの臍の辺りまで裂かれた服に、アルスがするりと手を入れた。
下着の上から布地を押し付けるようにそこを撫でられ、マリベルが目を見開くと同時に、アルスが満足気な
微笑みを浮かべた。
「・・・濡れてる」
「嘘よ!」
「嘘じゃないよ、ほら」
「ぁ、ん」
下着の股の部分からアルスの手が入り込み、そこがくちゅっと濡れた音を立てた。
453アルス×マリベル:03/01/27 23:37 ID:zg5+80Ta
前回は>434です。
どうもペースが悪くて申し訳ありません。
ぼちぼちですが終わりまでお付き合いくださると嬉しいです。
454名無しさん@ピンキー:03/01/28 14:56 ID:l/S9JD7U
ここはIPが出ないだろうな?
455名無しさん@ピンキー:03/01/28 14:57 ID:l/S9JD7U
誇り高き勇者は自分が唯一無二の存在である事に誇りを持っていた。
女賢者「モシャス!」女賢者は勇者に変身した。
勇者「俺の真似するなって何度も言っただろ!勇者は世界に俺一人で充分だ!!」
怒れる勇者は女賢者の股間を強烈に蹴り上げた。
女賢者は生まれて初めて男の痛みというものを知った。
456名無しさん@ピンキー:03/01/28 15:00 ID:l/S9JD7U
鏡の敵がモシャスを唱えてバーバラやミレーユになった。
『急所突き』で即死させたけど、何処を突いたんだろう?
と考える俺は死刑確定でしょうな。
金的を連想しますた。
457名無しさん@ピンキー:03/01/28 15:58 ID:2gnd+Psm
458名無しさん@ピンキー:03/01/31 11:31 ID:PZD1C9yD
ID:l/S9JD7U
ID:l/S9JD7U
ID:l/S9JD7U
459sarasa:03/01/31 18:49 ID:apPRR9Ji
ほしゅー。

とだけ書いて去るのもあれなので。みなさんにご相談です。
現在、前スレの改名たん小説をまとめておりますが。
改名たんに限らず、編集はどの辺までOKだと思いますか?
1:半角文字→全角文字に変更
2:不必要な改行部分の削除・追加
3:誤字・脱字だと思われる場所の訂正
の順で、今まで編集していたのですが、2以降は結構私の独断と偏見だったりします。
(なので、書き手さんで「ここで1行開けして欲しくなかったー!」って
 言うのがありましたら、ご連絡して欲しいです)

で、今ちょっと考えているのが。
4:勇「〜〜〜」の形式の”勇”の部分を取っ払った編集
をしようかと。
今回、改めてまとめて読み直してみたのですが、結構「なくても誰が言ったかわかるよ」ってとこが
多かったんですね。なので、そういう編集もありかなあと。
ただ、これやっちゃうと、明らかに編集人権限としては暴走してるだろうと言う考えもあります。
両方の形式を掲示して、現管理人:ラトームさんに判断していただくって手もありますが。

というわけで、みなさんの思う「まとめ編集・html化」はどの辺までOKか教えていただきたいのと。
(できれば改名さんに)4の編集はOKかのご回答をいただきたく。
保守代わりとさせていただきます。

#前スレ小説数は14(保管アップ済み)+8(現作業中)+2(保管対象外)で24本ですた。
460改名:03/02/01 02:19 ID:SZ/Idwy/
sarasaさん
441で (一応html化だけはします。いや、(特に)初期の作品、全部まとめないと、
どれが対象外でどれが対象内なのかわからなくなっちゃうんで…。)
とありましたが、作者が除外依頼してある物も全部編集作業する訳だったんですね?
作業の煩わしさを減らす為の除外の依頼でもあった訳で、
sarasaさんは明らかに除外依頼した物を作業されていて、悲しいやら残念…。

勇「〜〜〜」と書いた物は女武闘家の話のみで、保管は除外お願いしていた
物なのでこちらから何も言う事は無いです。なんでもOKです。
(ちなみに保管して貰っても作者として許せる物に書き直してあるんですが…
短くなり、勿論、勇「〜〜〜」の形ではありません)

2:不必要な改行部分の削除・追加
3:誤字・脱字だと思われる場所の訂正
やってみて(「〜〜して欲しくなかったー!」って言うのがありましたら、ご連絡して欲しいです)
で良いと思います。作者さんのこだわりがあるかも知れないし、無いかもしれない。ですよね。
(改名の誤字・脱字はよろしくお願いします。パート4、マジボケ多いです)

“灰色”と“走光”改行は少し変ですが、
“一行開ける”感覚はそのままにして欲しいと思ってます

編集云々と関係ない全くの余談ですが、改名の改行汚かったのも、
意識的な訳がありました(後述したいかも)“こだわり”なんて物ではありませんが。
“灰色”と“走光”は汚いつもりはありませんが、慣れない所為か変
461sarasa:03/02/01 03:26 ID:VsVmPAZ7
ごめんなさい…改名さんの除外依頼は存じております。
んで、あのスレの小説のどの小説が「除外対象」で、どの小説が「保管対象」かわからなくなってしまうので、
抜け防止のために「全部いったんhtml化する」というのが、以前のお話です。
(改名さんの小説、除外対象が「タイトル」できてるのですが、そもそもタイトルは一番最後に記述されてることが多いので)
それと、今回の編集方法云々は別の話ですので……。
ちなみに、html化の場合、実は全部まとめてやっても、一部抜いても、手間は変わらないんですよ。
結局は、散らばってるスレのものを1SSにつき1ファイルにまとめてコピペをして、その上でSSごとに読み直しながら、保管用に編集かけてます。
(人によって作業方法は違うと思いますが、私の場合、スレの内容全部をテキストファイルにコピペして、1から順に読んでいって、
例えば4-6はファイル1、8はファイル2、9はファイル1、13-18はファイル3…といったやり方で別のテキストファイルにコピペしていきます。
で、最後まで読み終わると、テキストファイルがそのスレのSS分開いていると(w。これをテンプレートにそれぞれコピペして、459の編集に入ります)

改名さんの場合、連作になっているものが多いので、抜いていいものかどうか迷っているのです。
「灰色」と「失意」以外は…というのは存じてますので、それ以外の作品で、連作になっているものです。(連作は、すでに保管されている小説との連作も含みます)
その場合、今までギゴガードさんはほぼそのままで保管されていたようです。
この形式で沿って保管した方がいいか、それとも、ちょっと手を加えてみるのもありか。もしくは、きれいさっぱり「作者意向により保管対象外」としてしまうか。
というのをおたずねしたかったんです。連作インデックスの関係もありますので。
私の質問および作業の意図、おわかりいただけますと幸いです。
462改名:03/02/02 00:27 ID:hAU+8Hos
>連作になっているものが多いので、抜いていいものかどうか迷っている
>連作は、すでに保管されている小説との連作も含みます

保管されている物さえ削除して貰いたい物あるんです。
ギコガードさんに保管してもらう前から思ってました。
>>420の事もあって除外の依頼遅れて、丁度その時、除外した方が手間掛かる状態だった
らしくそのままにして貰いました。折角だからしばらく置かせてもらおうかと)
なので、連作云々はあまり考えないでOKです。
「作者意向により保管対象外」←これです。宜しくお願いします。
「好きでしたよ」(わぁ、父さん、どうしよう)バリーは嬉し恥かし。二人を想像すると甘そうな男女だ。
(いや、H)(きゃっ)闇の衣を纏えるだけあって、バニーガール経験のある賢者はバリーのお尻を少
しだけ触って来た。
「バリーさんのお父さん(オルテガ)だもの」
「いやぁんっ」(ん?)戦士が勇者の嬌声を聞いて仲間に入りに来た。
バリーは二人を目で叱った。武器を持ち鎧を着たバリーは少し冷たい魅力で、気高く、
戦士と賢者を悶えさせた。
「バリーさん、今日ドムドーラでテドンのお祭りがあるんだよ。行こう」
「本当?やった」鎧の中で勇者は笑った。
王者の剣も明日出来る。勇者の装備が全て揃って戦士は安心だ。
「依頼者との共作だと言う事、依頼者の顔で作るって事も足りなかった。バリーさんの喜んでる顔見たいな」

「ローさん」勇者バリーの元許婚「ママになったのか?」やはり最高の男が用意されていた。
14才のローは15才のバリーの母に思いを告げようとしていた時、35才のオルテガに彼女を
掻っ攫われた過去がある。
心中穏やかでないローと無垢なバリーの関係は実にエロティックだった。
18才と3才の時、21才と6才の時、25才と10才の別れ、33才と18才の今も。
「勇者だって?」「そうさ、テドンの勇者でもあるんだ」
ローと同じくネグロイドのテドンから来た人々が言う。
武器商人のローだが女戦士は嫌だった。どんなにいい女になるかと思っていたバリーだったが
「俺も親父になるよ。子供の名前はユキノフ」「ユキノフ…」「女の様な気がする」
(お前に似た娘になると良いなぁ…なんで戦士になったんだ…)
竜王の事を聞いては慰める為にローはバリーを抱く。今は誰と誰の蜜月なのか解らない程甘い。
お腹の大きい彼の妻も穏やかだ。バリーが自分と同じ、ローの妻になるだろう覚悟があるらしい。
(ちょっと待て!)ブラックは穏やかでない。
ローは商人であり、町を動かしている男であり、その妻にはバリーの如き器の大きい女は必要かも
知れない。(待てって!)性的に魅力のある女としても(!)

「何でだ!」
バリーはほぼスッポンポン。祭りに参加する若者は性器以外どこも隠さない。
464神話の時代は終わった〈14〉:03/02/03 00:33 ID:J/GR0Y5/
バリーは温泉よりもずっと大胆だった。これが私の姿だと言わんばかり。
腕輪はするが小さな布と皮の下着で下半身を少し隠しただけ。他は外気に触れている。輝いていた。
戦士に宿屋で留守番してろと言うのだ。
洗面所から出て来るのはどこの良い女かと思ったらバリーだった。ただ前髪も全て、髪は後に流して
キッチリと束ねただけだ。
「ガラっと…印象が変わるな」「そう?」
ネグロイドのあの、丸い額が可愛らしくて戦士は前から好きだった。
「父さんはこの髪型私らしいって言ってたな…」(お前ってカッコイイ女なのな…)
新しい刺激を折よくコロッと見せる女である。「俺も行く」「……うん。おいで」
(……)
軟弱ではないが…ブラックはしゃらくさい都会男と言って良い。
他の裸の女と手を取り合ってバリーは火に向かい、その回りで踊った。
バリーの体はやはり目立った。見ない男は居なかった。
戦士はテドンのワイルドさに唖然としていて、女達に座らされた。歓迎される。
バリーの父オルテガも、兄サイモンも祖父ライトもこのテドンの歓迎振りに圧倒された男達だった。
バラモスは楽しんだ。バラモスと同じ匂いのゾーマも歓迎されたのかも知れない。
可愛い女達が引き止めてくれるがブラックは帰った。
踊りの輪から一時離れたバリーは、座る男の間に座っている。踊っている時もそうだったがバリーは
素晴らしい笑顔だった。満面笑みの多くない女が明らかに戦士の居ない所でそれを見せていた。
戦士は彼女に対して初めての感情を抱いた。彼女に背を向けながら燃える様だった。

「途中で帰ったんだ」「見られてたな。触ろうとしていた男も居た」
バリーはまだ笑う余裕があった。(祭り見たのと、見なかったの、どっちが良かったかな…)
何となく冷たい戦士に驚きながら勇者は思う。戦士は組み臥す様に勇者をベッドに倒した。
両手を押さえつけて噛み付く様に女の首にキスした。
彼女が両目を閉じて小さくなっていた事に気付くまで、時間が掛かった。
(あ……)乱暴にされて思い出したろうか。
男は自分の過去の行い(彼の意識は無かったのだが)にだけ、萎えてしまった。ただ彼女を抱いた。
目がパチリと開いた。その、猫の様な顔をした彼女に口付けた。
465神話の時代は終わった〈15〉:03/02/03 00:42 ID:J/GR0Y5/
(恐いよ…)16才の時ロマリアで、彼女は男が恐かったのではなく、この男そのものが恐かったのだ。
バリーはその事を、当時から知っていた。
挿入するとバリーは悲しそうな声で、しかし確かに感じていた。官能的で切なくて(好きだよぉ…)
ジパングで自分に犯されている時、彼女はこんな風だったろうと思った。(ごめんな…)
優しくキスをした後は、そう思う彼の優しさでは有り得ないほど激しく彼女を求めた。
珍しく良く濡れていて、彼女の声やベッドのきしむ音は宿屋の主人にさえ聞かれた。
男の激しい息遣いは部屋中に響き、バリーにだけ聞かれる。
あぁ、ああ… ─彼女の声が遠くに聞こえた。息を弾ませる彼の意識が遠退きそうだったからだ。
「はぁっはぁっ」
女は男の腕に指を強く立てた。
踊り疲れた乳房はその後すぐ、途切れ途切れにその動きを止めた。

「おはよう」バリーは笑顔で男に言う。
「お腹痛いよ」
昨夜の男の激しさに、明るく不満を漏らしている。

「俺も疲れてた…」「うん…」
「お前と同じなんだよ。大暴れして疲れを取るタイプ」
「ごめんね。大暴れして」
勇者はシーツから顔の上半分出して言った。
戦士はそのシーツの中に手を突っ込んで乳房を優しく触った。「んー、…」
勇者は悶えて小さく暴れた。
「今日も、夜もしよう」「、…逆に疲れるよ…」「そんなスタミナじゃないだろお互い」
「あん…また、子供出来ちゃう」「ふやそう」
戦士は勇者の背を抱きながら「…、……。」
この男の声はボソボソ喋ると聞き取り難い。勇者は聞き取れなかった。この男は様々な言葉を操る。
勇者は嗄がれた声を異国の響きの様に聴いて漂った。
バリーはオスイカに愛され捲くったメスイカの様にヨレヨレ。
(疲れたか、可愛い奴)「わぁん、しばらくベッドで寝れなくなるのに」
バリーが憶えているのはベッドの温もりよりも男の肌だ。(いやぁん)
ヨレヨレになりながら女の体は熱い。「ごめん、ごめん」
(ル―ク、母さん頑張る)その子の父が男として彼女に与える充実。バリーはこの男に心乱れていると、言って良い。
466神話の時代は終わった〈16〉:03/02/03 00:50 ID:J/GR0Y5/

ローが今朝死んだ。ゾーマの黒い手に引き裂かれた。バリーの怒りの凄まじさ。
シャアはバリーのこの顔を見て王者の剣を完成させる事が出来た。
(怒りだったのか、愛情深いこの人の…)剣は。その顔で生れた。
ついにバリーはこの旅で初めて剣を取った。一振りすると空気が変った。名刀の所為だけではない。
「もう誰も戦いに出ないで。約束して。あたしの仕事だもの」
テドンの男の戦意を、一言、一振りでその意に従わせた。
(魔王は色々な方法で私を殺そうとしている…)
勇者バリーの肉体だけではない。心から滅ぼし、全てをもぎ取られたその死体を見たいのだろう。
(負けるものか…!)
「ローは死んじまったけど…バリーが勇者で本当に良かったと思う」
テドンの人は老若男女同じ様な事を言った。泣いたりする。
(凛々しさじゃ敵わない。初めて会った時から)ブラックはバリーのそこにも惚れたのだ。一目で。
ブラックは恐らくロマリアからの移民の血を受け継いでいて髪も金色、目も緑。島国の暮らしを
体が懐かしがってジパングを愛した。
バリーはここに、かつて全世界を制した魔法の民アリアハン大陸の戦う王者の血を見せた。
(そうだ、俺は剣こそ心血を注いでお前に教え込んだ)
神の称号を貰う剣豪を我こそ育てたり……22才の剣士に壮絶な栄誉だ。
「ママ…」「バリーママ、食べられちゃうよ…」
幼いテドンの子供達は心配して泣いたりしていた。バリーは腕輪と手首に飾りを付けている。テ
ドンで母の証だ。
「大丈夫。すぐ帰って来るからね」
バリーは夢も野望も無く、愛情と戦闘力が溢れている。

戦士の統率力と行動力はバリーのパーティーでいつも、人が入れ替わろうと随一だった。
(バリーはモンスターの王になるだろう。だからああして、こうして)
宿屋で鏡を見ながら、勇者に心と実力で支えられつつ夢に燃える男はフと、鏡の中に何か認めた。
戦士は急にバリーの母の言葉を思い出す。
翼があったらどこに行くの──?
(翼があったら…)
ルークを探してバリーに会わせるだけだ。それだけの人生で良い。
467神話の時代は終わった〈17〉:03/02/03 00:53 ID:J/GR0Y5/

「バリー」「ん?」
テドンの人々の前でも少し泣いたが、宿屋でバリーはボロボロ泣いた。自分の非力さが悲しい
らしい。ただ救うべき人達の前では涙ぐんでも凛としていた。
「なに?」しゃくり上げながら彼女は聞く。
闇の手がバリーの視界を埋めた。戦士の背から生えている。
「どうやら俺は人間じゃない。俺はお前と、自分の為にも本当の所が知りたい。
だが俺がお前と旅するかどうか、決めるのはお前だ」
「外すなら、俺一人で戦う方法がある」
「どんな方法?」
バリーはあんまりに普通に聞いて来る。戦士はちょっと拍子抜けしてしまった。
あなたに任せると言う。
「あんた又何か良い事思い付いたのね…成功すると良いね。ドキドキしてきた…」
戦士は勇者が余りに可愛くてキスも出来なかった。
「あんたが好きよ」
結婚前は守られている気がした。しかし今、この男はバリーの事を心に置いてくれてくれている
のだろうが、精力的にどんどん前に進んで、
(あたし、追い付けるんだろうか…?)
この緊迫。流石、アリアハン城が第一に推した戦士であった。
(こういう人、ドキドキする…)
「好きよ、あんた」
(な、何回も言うな…)
戦士はびっくりしてしまい、嬉しかった。そして彼の生き方はこの彼女の一言で又少し変わる。

一人の男が女神の祠を行く。2m5cmの彼より大きい二人の男(天使)が、その戦士の両腕を
捕えた。しかし戦士は一寸も動かず、二人の男を軽々引き摺った。
老人老婆も居る天使達。戦士ブラックがどれだけ欲望の面で満たされて居るか解る。
「バラモスと、テドンの人間が良い例だろう。人はもうモンスターと」
「その先をあなたが言ってはいけません」
女神ルビズは天使達を下がらせた。祠の最上階がブラック一人になると、女神は泣いた。
「人がモンスターと生きる道もありましょう。私は無力でありました…」
468神話の時代は終わった〈18〉:03/02/03 01:03 ID:J/GR0Y5/
ゾーマの、退廃と死への傾倒を滅ぼそうとして、女神は失敗した。
だからバリーは女神を疎む事はこれと言って無かった。元々はゾーマが分を超えたのだと
女勇者は解っていた。
「何故あれ程…人の子を奪ってまで大魔王を滅ぼそうとしたのか…神の勝利が目的だった筈でした。
しかし愛してしまった」
ルビズがゾーマをである。(うひゃー)
「私はこのアレフガルドを創造した者。その武器で私を斬りなさい」
ブラックの魔神の斧はゾーマが賢者シャアの父、賽(さい)に依頼し作らせた武器だった。
「魔王が滅んだ後、あなた方を救う約束は果たします。だから全てが終わったら斬って。斬れないなら、抱いて」
女はもう身も世も無く、立ち上がる事も不可能となってその手を男に絡めて来た。
女は闇と光の混ざる快感を知ってしまったらしい。戦士に斬り掛かられた時だろう。
女神は見る男の最も理想的な女の姿になって、泣きながら男にすがるが、戦士は冷たいものだった。
その冷たさに女神は又惹かれるわけである。
戦士のこの行動と意志は天界を駆け巡り、最高神の逆鱗、まさに龍の鱗に触れた。
“神の時代は終わった”として豪腕を振るう戦士。
(大魔王の手先め、引き裂いてくれる!)戦士と神龍の戦いも又、約束された。

帰路に着く戦士の瞼甲だけが上げられていて、目だけが鎧の中から見えている。
ブラックは顔も体も端正だ。しかし天使の女達は恐ろしがった。
屈強な戦士の中では優し気で儚げかも知れないが、普通の男に混ざればちょっと優しそうな白熊である。
少し幼い天使が追ってきた。バリーの旦那の割りに恐いと言う。戦士は困った様な変な笑顔を
天使に向けた。(でも良い人ね)
「人間は嫌いだけどバリーは好きよ。きっと魔王を倒してくれるわ」(へへぇ、お目が高い)
「ドムドーラで裸で踊ってるの見ちゃった。おっぱいかっこいーの」
「俺もあいつの胸好きだ」「下品よ」(あんたもね)
「オルテガも好きよ。捨て身で派手で乱暴だけど悲しそうな人よ。…でも大きな声じゃ言えない」
「ん?」「私一人がこっそり好きなの。誰にも言いたくない」
どうやら天使も人に恋する時代だ。あのレイアムランドの双子の妖精を思った。
469神話 つづく:03/02/03 01:16 ID:J/GR0Y5/
「ブラック様」「ブラック様」もし彼が押し倒せば、片手で押しただけで「あん、」「ご無体な」
「いやん」「あぁ、いけないわ」
と、頂戴出来そうな。(…もっと仲良くなって居ればよかったかな)
バリーの為、女関係はバリーに対してでさえある程度我慢をしたい。戦士は欲張りになった。
美しくありたかった。
(そう、キス位一発…)
その美しさもどこか気が抜けていて、この様なものだが。
470名無しさん@ピンキー:03/02/03 14:21 ID:GqNsAMkG
バリーちゃん…
彼女の言葉一つ一つに涙がでるのは…

改名さんはいい話を書くようになったと思う。神話の時代は終わったも、瑠璃(サイモン)
との話も。
あのあたりから凄く器が広がってきてると思う。
サイトに移るのはおしいですが、サイトで改名さんの話が読めるなら…
いまやってるDQ3は女勇者でバリーですよ。

(母さん頑張る)とか「誰も戦いに出ないで。あたしの仕事だもの」
とか、表情が凄く分かってくる。
最後まで楽しみにしてます。
改名さんの書く女勇者「バリー」が一番好きです
471名無しさん@ピンキー:03/02/03 15:11 ID:9NENs6GM
サーシャもエリスも好き…
続きはまだかな?
472神話〈19〉:03/02/07 00:58 ID:08/K5Fik
「ただいま」「おかえりー」
人間も、女二人が待っててくれて華やかだ。雨雲の杖を持って戦士は帰って来た。実に
平和な一人旅となった。虹の雫を手に入れてリムルダールへ勇者一行は向かう。

            END

“神話の時代は終わった” 女勇者×男戦士 オルテガ×女賢者 ルビズ、祠の妖精等。
神話〜は長く成りそうなんで、二部と言う事で話を二つに分ける事にしました。
二部はカンダタ・オルテガ・ゾーマでエロばっか。

昔の文の意味、サイモンの“灰色”の事等、色々あるので後述します。
楽しめると言う方に対してはこちらの理屈を伝える気はなく、宜しく読んで欲しいと思いますが、
昔の文は?とか、育ってるとか、他の人の文真似すりゃ良いのにとか、思ってる
(あるいは思ってた)方に伝えて置きたい事がありますので。
473改名:03/02/07 01:04 ID:08/K5Fik
>470
いい話を書く様になった→ありがとうございます。いつも読んで下さる読者さんがいると言う
意識から、さらに(>>76 >>85)と言う理由も。あとは後述です。
最終回は余談が多いかも知れませんが、どう見せるかと言う所を頑張ります。
バリー→最終回、是非見てもらいたいです。
SFC以降なら双六場で水着を着せて歩かせると、男っぽい名前で肌を見せつつ、
一人で動いてなんか可愛いですよ。さらに紫w
バリーは戦闘中がやたらと強そうな名前でもあります。若々しくて能士(才芸、働きのある士)
と言う感じ。普段も女勇者は丸っこくて、小さくて良いですね。

サイトには(スレでは書けんわな…)という話を比較的多く、新しく書きます。
自分のSSの多岐にわたっての反響を見れなくなる、計れなくなる、と言うのが淋し
いですが、サイトは絵も置けるし色も塗れる。書いたSSは貪欲に使うw
その様々な使いっ振りも見て欲しいですね。

>471
“も”に、どうも。女勇者はワイルドで可愛いと言うイメージが。4より3。
4はワイルドより悲壮感が。
サーシャとエリスって…混ざるとバリーは男っ振りのある名前だ。
(いや男の名前の場合の方が多いんですが)
474改名:03/02/08 01:24 ID:VHfWapEc
472の>昔の文は?とか  の“?”は、読み難い、訳解らんとか思った人。つー意味です。

4の女勇者のデザインが結構以外だったので、3もリメイクするならあれ位個性的な女勇者を期待してたな…。
髪が長いだとか、色が黒いとか。ゲーム上での姿は良いから結局は気にならなかったけど。
475371:03/02/08 22:36 ID:6KPGDP2O
まだ男賢者×女勇者が完結しないにも関わらず来てしまいまつた…。
>474改名さん
3の女勇者、キャラデザだけ見れば自分の中ではドラゴンボールGTのパンちゃんのイメージですね(ぉ
ちっちゃくて可愛くて、でも強いみたいな。

エリスは…「ソウルキャリバー」のソフィーティアか「キメラ」のリンのような、実は強い亜麻色の髪の乙女(笑)をイメージしています。
声当てるなら、久川綾さん辺りが合いそうな。
ちなみに…他の仲間の脳内イメージはこんな感じです。
シヴァ:草尾毅
 ルリ:坂本千夏
フィリオ:堀内賢雄

マニアックかつアレなネタですんません…。
476改名:03/02/09 00:36 ID:fUBxpLCf
>473は 計れなくなると言うのが(淋しい)──じゃなくて、(惜しい)です。悲哀とは違うので、一応。
>475
ドラゴンボールGTのパンはデザイン弱いとは別に思わないのに…
3はリメイクを聞いて「どんなんよ?」と思ってたからか、物足りない印象…でした。
DBのラディッツ(悟空の兄)みたいな、一見して人の目を引くデザインの女版みたいなのを思ってました。
(やっぱりDQ好きな人はDB知ってる率は高い筈…?こう言う本人がフリーザ編後はよく知らないけど)
それかマーニャ、ミネアみたいな勇者。(マーニャ寄り)

亜麻色の髪の乙女 やっぱりそれぞれ違って面白い。 
(そしてすぎやま先生…。ラーミアとゾーマの曲はFC版の方がずっと良い。エロスレでする話じゃないかな…)

次はリムルダールで被ってしまいますが、
こちらは女勇者でありつつ、カンダタ・カンダタ子分・オルテガ・ゾーマでもあるので。
477:03/02/09 00:57 ID:n3azVcyF
>>改名さん,お疲れ様でした!!
夢中で読んでました…。
第二部はまだこのスレで読めるんですよね?物凄く楽しみです。
概出で申し訳ないですが,サイト作られたら絶対教えてください!!

自分もラーミアやゾーマの曲はFC版の方が良かったと思います。
今聞いても感動しますね…大好きです。
マーニャ寄りの女勇者…カ…カコイイ!!!

>>371さん
3の女勇者のイメージは自分もパンが強いです。
亜麻色の髪の乙女イイ!! エリスすごい美女な感じがします!! 続きすごく楽しみなんで,頑張ってください!!

サーシャはキャラデザより幼いイメージで書いてます。実年齢より年下の「男の子」と間違われるカンジで。
色白のモンゴロイドです…自分の中では。
478男戦士×女勇者:03/02/09 01:04 ID:n3azVcyF
>>409-412の続きです。
一応,出来てるところまで…

身体が火照ったように熱くなっている。無意識のうちにさっきの光景を思い返し,下半身のモノが硬くなっていく。
駄目だ。このままでは…
どうにかして鎮めないと…

その夜,湧き上がってくる狂おしい衝動をどうやって抑えたのか,俺は覚えていない。
気付いたら朝になっていて,サーシャは焚火の燃えかすの向こうで無邪気な顔をして眠っていた。
――イシスに着いたら,夜の街へ出かけた方が良いのかもしれない。
欲求不満を確かに自分の中に感じて,俺は小さく溜息をついた。

次の日に,俺達はイシスに着いた。噂に聞こえた砂の街。人々の賑やかなざわめきが,長い間砂漠にいた者にとっては新鮮に耳を通り過ぎていく。
しかし,砂漠の中に変わりは無く,ここも相変わらず暑い。とりあえず休もうとして,宿屋に向かったその時。
前を歩いていたサーシャの身体がぐらり,と傾いた。
「お,おい!!?」
慌てて抱きとめる。その小柄な身体は,この猛暑の中,汗もかいていないくせに信じられない位熱い。苦しそうに荒い息をついている。
そういえばさっき、砂漠で最後の休憩をとったとき、サーシャはいつもの通りよく喋っていたが、座った場所を動こうとはしなかった。さてはあの時から体調を崩していたか。
「…ムリしやがって」
479男戦士×女勇者:03/02/09 01:05 ID:n3azVcyF
素っ裸で戦闘なんぞするからだ、と心の中で付け加えると、俺はサーシャを抱き上げた。その身体を腕に抱いた途端,例の欲求が疼いたが,敢えてそのことは考えないようにして宿へと向かった。

「まあね、他所から来たひとにとっちゃ、砂漠越えるのは大変だよ。キャラバンに同行でもしない限りはね」
部屋に案内しながら、宿の主人はそう話す。
「その子、ここまでもっただけでも大したモンだよ。大丈夫、安静にしてりゃ、すぐ良くなるだろ。何か要るもんがあったら言ってくれ」
二階奥の部屋のドアを空け中を示すと、主人は階下へ降りていく。
部屋のベッドに横たえると、サーシャは薄く目を開いた。熱のせいで潤んだ瞳が,済まなそうにこちらを見上げている。
それを見ると,また俺の中で何かが疼いた。
「…寒いのか?」
震えているのに気付いて問うと,小さく頷く。
「…そうか」

――もしも今,俺が思う通りに自分を動かしたらどうなるかってのは,俺にもよく解っていた。
だが俺は,もう限界だった。
そして,幸か不幸か,そこに俺の邪魔をするようなものは何一つ無かった。
480男戦士×女勇者:03/02/09 01:09 ID:n3azVcyF
「じゃあ,暖めてやる」
上着を脱ぎ,上半身裸になると,ベッドに身を滑り込ませ,サーシャを優しく抱き締める。触れた瞬間,サーシャはぴくんと動いたが,俺の身体が伝える熱を感じると,安心したように力を抜いた。
図らずも俺の中に,昨夜の光景が蘇る。
あの月の下で輝いていた女が,今自分の腕の中に居る。
思わず抱き締める手に力を込めると,俺の胸にサーシャの胸の膨らみが押し付けられ,その心地良い感触が伝わってくる。
その柔らかさを感じると,もう俺はいてもたってもいられなくなり,夢中でその唇を奪った。
「ん…っ」
微かに声を上げはしたものの,サーシャは抵抗しなかった。いや,今の状態を考えるとむしろ出来なかったと言った方が正しいだろう。それをいいことに,俺はサーシャの唇を貪りながらその身体をまさぐり始める。
「んっ…んん…」
481男戦士×女勇者:03/02/09 01:11 ID:n3azVcyF
俺の手は確実に身体の起伏をなぞっていく。サーシャは僅かに身を捩ろうとしたが,俺は許さなかった。身動きできないように組み敷いて腕の中に抱きすくめると,全身を触り,その服を緩め,首筋に舌を這わせながら脱がせていく。
白い肌が現れ,さらに手を進めると,それほど大きくは無いが形の綺麗な白い乳房が,ふるんと微かに震えて露わになる。
俺はそっとそれに手を添え,柔らかな感触を確かめるように力を込めた。
「や…んっ!…クレスト…!」
俺の身体の下でサーシャの身体が小さく跳ねる。それに応える様に乳房を撫でさすり,優しく揉んでやると,その先端の淡紅色の部分がきゅっと固くなった。
熱で思うように動けないサーシャは,白い胸とその先端の可愛い乳首を俺という獣の目の前に晒していながらどうすることも出来ない。
俺は躊躇うことなく目の前の獲物に愛撫の手を伸ばした。
「あぁ…っ」
乳首を指でそっと撫でてやると,唇から吐息と共に小さな喘ぎが洩れる。その声が可愛らしくて,俺は更にそれを摘み,くるくると転がしてみる。
「はあっ…あん…っ」
482男戦士×女勇者:03/02/09 01:13 ID:n3azVcyF
熱のせいでぐったりした身を俺の腕に預け,抵抗もできずされるがままに俺の愛撫を受けて喘ぐその様子は,どうしようもなく俺を興奮させた。堪らなくなってそれを口に含み,舌で包み込むようにして,溶かす様に愛撫を続ける。
「あぁ…はぁ…ん…」
しなやかな身体が俺の腕の中で震える。感じやすい胸だ。俺は更にそれだけでは足りずに,揉みしだき,吸いつき,激しく舌を擦り付け,夢中になって責め立てた。
「や…ああっ…んっ…あっ…あああ…っ」
サーシャは俺の愛撫に高く喘ぎ声を上げる。その喘ぎにますます高ぶった俺は,片方の手で乳首を弄びながら,もう片方の手でその下半身に残っていた服を掴み,邪魔だとばかりに力を込め,彼女を全裸に剥いた。
何も纏わぬ全身を俺に晒し,俺の愛撫を受けて,サーシャは甘い嬌声を上げ続ける。その白い綺麗な脚を撫で上げ,そっと膝を開くと,薄桃色に色付いた秘裂と,咲きかけた花の蕾の様な小さな突起が露わになる。
「やっ…お願いクレストっ,やめて…っ」
息を弾ませ顔を真っ赤にして,サーシャは必死で膝を閉じようとするが,力で俺に勝てる筈が無い。体力の無い今の状態ではなおさらだ。

483男戦士×女勇者:03/02/09 01:15 ID:n3azVcyF
弱々しい抵抗をものともせずに,俺は無理矢理膝を割った。再び姿を現した蕾に唇を寄せ,そっと舌で撫で上げてやる。
「きゃ…んっ!」
サーシャは可愛い悲鳴を上げて,びくんと身体を震わせた。俺は追い打ちをかけるように更にそれを舐め上げ、きゅっと吸い上げる。
「やんっ…ああぁっ…あっあっ…」
サーシャはこっちがたまらなくなるような声を上げて応えてくる。そこを責め続けながら秘裂に指を這わせると、その場所は既にしっとりと濡れていた。
俺は荒い息をつきながら,そのままサーシャの中へ指を進めていく。
「ふぅ…んっ…ああ…っ!」
絡みつく様な熱い感触が指を包む。処女であることは予測していたが、その締めつけと感触は素晴らしかった――自身の剛直でそこに侵入し蹂躙することを考えて身震いする程に。
俺は最早自分がどうしようもなく目の前の少女に欲情している事を思い知った。
「サーシャ…済まない…もう限界だ」
改めて押し倒し組み敷いて,自分の下半身の服を全て脱ぎ捨て,サーシャの前に,はちきれんばかりにいきり立ったそれを出して見せる。初めて欲情した男のそれを目の当たりにしたサーシャは,驚いた様に目を見張った。
俺はその顎に手を添えてこちらを向かせ,その目を見つめて言う。
「これから,お前の処女を貰う。…良いか?」
484男戦士×女勇者:03/02/09 01:17 ID:n3azVcyF
サーシャは頬を真っ赤にして,深く俯いた。が,暫くすると,小さく,だがはっきりと頷いた。
「ほんとに…良いんだな?」
もう一度聞くと,サーシャは俯いたまま小さな声で答えた。
「ずるいよ…あんなにいろんなことしてこんなにしておいて…今更聞くなんてさ…」
いかにも彼女らしい言いように,俺は小さく笑う。
「…それが,入るの…?」
「…ああ」
頷きながら,俺はそれをサーシャの入り口にあてがった。
「多少は痛いぞ。できるだけ,力を抜け」
少し不安そうな顔でこくんと頷くのを確認して,ゆっくりと挿入を開始する。
「あ…っうああぁっ…!!」
その狭い膣口を俺の剛直に押し開かれて,サーシャは悲鳴に近い声を上げ,身体をのけぞらせた。俺はその腰を掴み,ゆっくりと,侵入を続けていく。
「くう…っ!!」
締め付けと熱と,絡みつく内部の感触が俺を迎えた。半分も入れないうちに,指でさえ締めつけたあの感触が俺の分身を襲い,俺は思わず声を上げた。
485371:03/02/09 10:44 ID:seTXiLAC
>銀さん
お疲れ様です。
ついにクレスト君、実力行使(笑)ですか!ドキドキ
続きが激しく楽しみでつ…(〃▽〃)

>改名さん
亜麻色の髪の乙女…そー言えばすぎやま先生つながりですね。
この曲を耳にする度、ゾーマを倒して平和になった世界でシヴァと幸せに暮らすエリスを想像してしまいます。
(島谷ひとみのウクレレバージョンの新歌詞なんてもう…)
486名無しさん@ピンキー:03/02/10 00:50 ID:Mgmrtz6L
スライム×ロザリー
(;´Д`)ハァハァ
487改名:03/02/10 01:09 ID:Z3dSOK+Z
>銀さん
キタ-----!! サーシャ、男勇者だとしても良い名前。二人旅して来て関係が慣れてる感じイイ。
女勇者は公式に結構忠実なんですね。(公式の女勇者はバリーの祖母と設定してます。オルテガの母さん)
ラーミアは曲だけでなく、カラフルで痩せてたのもなんか…逆に安っぽく感じるSFC。

>485
こちらは女勇者バリー×勇者サイモン(瑠璃)で「恋のフーガ」 桑田○祐氏が歌ってて良かった。
曲もさる事ながら詩のなかにし先生ですね。
〜初めから結ばれない約束の貴方と私〜 と、ほぼ完璧。あ、二人、兄妹なんで。 
〜口付けをしてみたの、雨のガラス窓〜 も。サイモンの棺桶ガラスだから。 

何か物を作ると言う作業は予知能力なんかが働いて、奇跡の様な事が起こる時ありますね。
488改名:03/02/10 01:28 ID:Z3dSOK+Z
>銀さん あっ、(←あほ)ありがとうございます。ずっとエロなんで二部もここで書けそうと思ってます。 
489改名:03/02/10 02:33 ID:Z3dSOK+Z
>487の結ばれない理由は、兄弟であるだけでなく色々ありますが。“灰色”と
最終回読んでくれた方はわかるでしょう〜。
490訂正続いてすみません:03/02/12 16:58 ID:JeN9JruI
487は不思議な偶然=奇跡wです。  
DQ、3の女勇者が一番二次製作者の自由に出来る主人公かも。バリーはかなり自由に書いているので「一番好き」
と言われて嬉しいです。ラストに向けて彼女はどんどん主役になって行くので宜しく。ラストまでは少しワキ役。
491保守:03/02/13 18:08 ID:6XsUmfaZ
すみません。バリーは気に入ってくれてる方が居らっしゃるので気を使いたく、レスつけます。
>かなり自由に書いている。と言うのは語弊がありました。
“ある部分では自由に書いてる”です。基本、大前提として彼女はDQのロトなんで。

“つづく”状態の書き手さんsage
492371:03/02/13 18:24 ID:8JW1lfSV
男賢者×女勇者の続きです。とりあえず出来た所まで…

「ああ…っ…!」
 熱く固い肉に突き通され、どこかが軽く裂けたのをエリスは感じた。だが斬られたり打たれたりするそれとはまた異質な激痛が、今はどこか誇らしかった。
―だってこれは、シヴァの…。
 蜜に混じった処女の証が、腿を伝わってシーツの上に赤い花を咲かせる。
「ごめん…痛かった?」
「ううん、平気…」
 ひどく気遣わしげなシヴァの首に腕を回し、その耳元で囁く。
 痛くないと言えば嘘であった。だが身体の中を満たすシヴァの感触、そして愛する男に純潔を捧げられた嬉しさが、痛みに勝る歓びをエリスに与えていた。
「いくよ…いいね?」
 頷くと、新たな涙がこぼれ落ちた。その涙に唇で触れると、シヴァは一呼吸置いてエリスの身体を突き始めた。
「ううっ…くっ…!」
「ぁ…ん…」
 淫らな水音、そして二人の息遣いが響く。
 敏感になった身体の中、快感の中枢を直接刺激される強烈な感触に意識が霞んでいく。自然、シヴァをつなぎ止めようとエリスの腕に力が込もった。
「うあぁ…ああっ…」
 切なげなシヴァの表情、そして声がエリスの身体を射抜く。反射的に下半身に力を込めると、苦痛を堪えるようなそれにも似た、しかし甘やかな声はいっそう大きくなった。
―あたしが感じているくらい、あなたも気持ちいいの?
―いいわ、もっと来て。
「シヴァ…好き…よ…」
 途切れそうな声で改めて想いを伝え、汗ばんだ身体に唇を押し当てる。大人の男の体臭と共に立ち上る、幼い頃から嗅ぎ慣れたシヴァの匂いを胸いっぱいに吸い込む。
 五感を総動員して、エリスはシヴァの全てを感じていた。
「愛してる…エリス…!」
 ひときわ激しく突き上げられる。
 溢れ来る快感と共に、シヴァの顔がぼやけ始める。不思議な事にもう、彼を見失ってしまいそうな不安は無かった。
―ああ、本当ね。
―あたし達、こんなに近くにいるんだもの。
 何より、二人はこの快感を共有しているのである。
 じんわりと身体を満たしていく心地よい浮遊感に、エリスは目を閉じて身を任せた。

493371:03/02/13 18:25 ID:8JW1lfSV
「ぅん…」
 仰け反った白い喉に、シヴァはまた一つ新しい印を刻んだ。
 律動と共に、絶頂の予感は確実に近付いていた。彼の中の獣は、このまま今すぐにでも想いを遂げてしまえと、身体に再三命じてくる。
 何も考えずにそうしてしまえれば、どんなに楽であろうか。
 だが今は、長い間過酷な戦いに晒され、つかの間の休息を得たこのか細い身体をもっと愛し抜き、癒してやりたかった。また自分の想いに応え、抱かれる事を望んでくれた彼女に与えられた以上の歓びを返したかった。

 痺れた脳に、不意に幼い頃交わした約束が蘇る。
『父さんの仇うちに…大きくなったら本当に、あたしといっしょに来てくれるの?』
『本当だよ。いまはまだ見習い僧侶だけど、それまでにはぜったい…』
 あれから十年以上経った今でも、気持ちは少しも変わらない。
 愛や恋という言葉で表現するにはまだ幼な過ぎたが、あの頃から幼いなりにエリスを想い、自分よりもずっと強いはずの彼女を守りたいと心から願い続けてきた。
 そしてこれから先もいつまでも、この気持ちが変わる事はない。

―覚えていて、エリス。
―ぼくはこれで最後になんてしたくない。
 今にも達してしまいそうな身体に鞭打ち、突き上げ続ける。
―これから先も、ずっと君と一緒にいたい。
―だからこの戦いに勝って、必ず生きて帰ろう。
 組み敷いた愛しい身体に、再び印を刻む。
「くぅ…っ…!」
 突然エリスは小さく喘ぐと、シヴァをきつく締めつけた。
「ぅあ…エリス…」
―ぼくは死なない。
―君もフィリオもルリも、誰も死なせやしない。
「…っ…」
 長い時間をかけてシヴァは、たった今自ら立てた誓いを込めた愛の証をエリスの中に注ぎ込んだ。
494371:03/02/13 18:34 ID:6rmxOMeA
はう!
見習い僧侶→僧侶見習いの方が何かいー感じ…とUPしてから気付きますた(T.T)
激しく自己嫌悪…。

この後、エピローグがまだ少しだけ続きます…。
495:03/02/15 00:13 ID:yQy5ppJR
>>371さん
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
(・∀・)イイ!!
エピローグも期待してます!!!

しかしこのスレはたくさんの方が書いてて素敵ですね!!
改名さんのも307さんのも,続きが凄く楽しみです。
496名無しさん@ピンキー:03/02/15 21:00 ID:POC5APgy
おい喪前ら!
かるけんバーグしらねぇ?
497☆彡:03/02/18 22:28 ID:Pa9xeFoN
ほしゅ
498名無しさん@ピンキー:03/02/20 11:51 ID:U0GBPJLg
>>496
//blue.ribbon.to/~karuken/karuburg.html
メインは消えたけどまだ残ってるよ。
499名無しさん@ピンキー:03/02/20 11:57 ID:5CT1oo4j
220の作品が完全無料で見放題! マジで抜きまくれるサイトだよ!
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500名無しさん@ピンキー:03/02/20 22:04 ID:3+WMrHa0
500げと
501名無しさん@ピンキー:03/02/21 03:33 ID:GGmNGupY
age
502改名:03/02/23 02:45 ID:Ed7s28aO
昔の文は言いたい事こそ、伝えたい事こそ伝えないって文を書いていて、読み手さんに解釈を任せていました。
リズム、一行に含む意味とトリック、一見して取っ付きにくい感じに力を入れてました。
DQ3もストーリーなら、何が言いたいのかプレイヤーが読み取るゲームだと思ってゲームを真似て。
どこかで、小説足り得ない感じを出したかった。(読後感がまったりとしていて、読み終わると疲れますw)

育ったとは思いません。書く意識、構成を“変えた”だけです。だから前より物足りなくなったと
言ってくれた方が居ました(前の文を汲んでくれてて、これも嬉しかった)
力が“上がった”ではなく、力の入れる個所を“変えた”からでしょう。
なぜ変えようと言う気に成ったかと言うと、思ったよりちゃんと読んでる方が多かった。
多いって事は読みやすさを期待している方もいる筈。と。小説楽しみたい方に失礼な事はよそうかと
(改行汚かったのも、テレから。なんか、多くの人の目に触れ易くなったらなんかなぁ…と
当時の文には思ってました)
(最初に貰った批評も楽しかった。あ!と思う事が沢山あった。勿体振って隠し過ぎたかな?
とか思ったりして)
“暗探”は失敗した、と思う個所あります。でもこのスレの“DED…”も失敗してる。
(失敗のしかたは全然違いますが)“神話…”以降は育ったと言われてると素直に嬉しいです。
文を“読み取る”のが好きな方と“只々読んで楽しみたい”と思う方両方の読者様を得られた様な気がして、
文を変えた事は嫌だとはちっとも思って居りません。
503保守:03/02/23 02:51 ID:Ed7s28aO
昔の文とも違う実験的な文でとうとう“いってよし”くらいましたが、こちらにすると起爆剤。で灰色。
247も起爆剤。「“竜王”絶対終わらせよう」と思ったw(いや、他の書き手さんにも良くない事と思ったし。
と思ったら結構立て続けに来たね書き手wこいつ(改名)居らねーんじゃねーの?と思ったw
…触発と言う点では自信あるんだけど。>>398の触発も含む。勿論なー)
“竜王”の時に247来たのは嫌だったけど。(あ〜、前置きで色々説明しときゃ良かった!と思った)
「このスレで書けねぇよー…」とやたら緊張して、上げるのビクビクしてた話だったんで。
注 こう言うレスが起爆剤になる人と、そうでない人がいます。
更に第三者の目も気にしたレスの方が蔑ろ(ないがしろ)にされないと思います。

“いってよし”と言われたら淡泊に去る人がかっこいいと思いますが、(あ、バリー見せないと去れない)
と思って“灰色”でした。
灰色は直接貰ったのレスも勿論ですが、色々な形で反響が多かった話で
(あ、ちょっと…)と思う所があり勇者×ローラ“走光”
走光はバリーが竜王の母ちゃんである事を初めて言った話なんで、パート4で全て終了しようと思ってました。
パート5は呼んでくれた方がいらっしゃったので来ました。ので、
>>247 パロディーじゃないと言う前にここで呼んでくれた方が居た事を宜しく。
いくら面白い、ファンだと言ったってSSが板違いなら板違いと言ってくれるでしょう。
お腹いっぱいはショックw“灰色”からは一話一話雰囲気違う様に書いてたのに微妙に。
長文荒しは案じていた事だったから「あ、来ました?」って感じ。
(でも第三者が見ると不快な言葉。他人に迷惑掛けちゃって…どうも済みません。元々はこちらの落度です)
504保守:03/02/23 02:52 ID:Ed7s28aO
ゾーマの台詞調べてたらDQに詳しいサイトを見つけて>>420の事はえらく簡単に解消。
2はルビズ大活躍だけど“神話…”タイトル困るどころか逆に良くなった。
全く内容を知らなかった2の中でも又偶然が。書いてしまおう…。まずルークと言う名前のキャラが居る事
(さらに漁師。竜王ルークも船で人としても働く設定決まってました)
(更に記憶障害。竜王ルークにも幽かにある記憶を辿るシーンが頻出)
2のルークは漁師で、記憶障害になり、恋人が居る位しかキャラ設定がありません。重なった。こわー。

次にグランバニア。(うちのカンダタは、ガイアの剣を持つサイモンの息子でこんな設定どこにも
見ないんですが)グランバニアはカンダタの子孫が立てた国と言う設定(非公式?)に従うと、
この国に“ガイアの鎧”を探している男が居る事にビビッた。なんつー重なり方。
3つ目はルビズってこうなるんじゃないの?と思ってたら2ゲーム内のルビズがピッタリはまって
いた事。これは普通か。
なんかこれチラッとでも見た方が2の事思い出してくれたら幸い。

ちなみに1のSS、竜王ルークはドムドーラの14代ユキノフ(女)と絶妙なアレの仲となる
(これエロくなった…)で色々起こってドムドーラあーなる。
ユキノフ→(>>463参照。実は男が生れ、初代は男)公式でもユキノフは男で、そして個人名です。
505改名:03/02/23 03:23 ID:Ed7s28aO
503 >居らねーんじゃねーの?  じゃなくて、居ない方が良いんじゃねーの
504 >ルークも船で人としても働く設定 →舟。
506名無しさん@ピンキー:03/02/23 10:23 ID:FFnDEdjK
すいません,別に水をさすつもりじゃないし,改名タンの話は楽しみにしてるんですが,
どうしても気になるので…
「ルビズ」じゃなくて「ルビス」かと…

とかいってその名前も改名タンのオリジナルな設定で俺の読解力不足だとしたら申し訳無いが…
507改名:03/02/23 13:16 ID:Ed7s28aO
>506 ウソー!
読解力不足→とんでもない。長年間違ってました…。慣れちゃって「ズ」の方が良い…。でも勿論直します。

今日か明日の夜SS上げられそうです。
508名無しさん@ピンキー:03/02/25 22:08 ID:WtHZ/eJx
同じく、誤記というかなんというか。

×グランバニア(これはDQ5…)
○デルコンダル(確か、小説版DQ2とゲームブック版DQ3でカンガタが国を興してましたね)
509改名:03/02/26 02:16 ID:tr0LBRse
>506 それから、教えて頂いてありがとうございます。(ズ)で違和感を与え続けていた事がまず鬱。スミマセン
>508 5の事もあんまり知りません。両方とも1、2回しか聞いた事ない単語でコロッと間違えてしまった様です。重ね重ね…すみません
>小説版DQ2とゲームブック版DQ3でカンガタが国を興してました→一人の作家の思い付きじゃないんですね。
510神話の時代は終わった 二部:03/02/26 02:27 ID:tr0LBRse
「ボス、俺抜けるぜ」ボスのカンダタ19才激怒する。25才の子分アルフとの別れが来た。
「兄貴、急だよ」教会の外まで追い駆けて来て、弟分のガンマは引き止めた。
「お前は汚れてないから良い。しかし、あれだけやって今更僧侶…頭おかしいんじゃないのか、」
「そんなに親父(サイモン)に気に入られたいのかよ」
僧侶の道を選んだのはカンダタだけだ。アルフ一人で活動させるのはガンマは心配だった。更に魔王(ゾーマ)の城に行くと言う。
「俺はずっと盗む。死んだって良いんだ」
美貌の過ぎるアルフはそれに見合う美しい物を持っていた。悪でも華を咲かせている。

バラモスも余りに美しいアルフに心動かされた。
「城へ連れてってくれ」「盗みか…何の為だ」
「メダルが欲しい。勇者バリーを知ってる?」「うむ」「あの人にビキニを着て欲しい。世界一の防御力だ」
アルフさえ知っていたバラモスとゾーマの確執。バラモスに会ったのは偶然であり、幸運だった。まんまと城に入ったアルフはゾーマに会う。数日経って、
「おい、奴はどこに居る?」「すぐそこに居るだろ?見えない…。嫌われてるんじゃないの?バラモスさん…」
「浮れているな、お前。闇をうつされているぞ」女勇者の夫となれる相も消えかかってると。
早馬の様に逃げるアルフを、ゾーマの手だけが追って来た。仄かな愛故の殺意。
「バリーさん呪ってやるよ。それでどうだい」
ゾーマは消えたが、バラモスの心境は複雑。戦いを忘れた幸せと言う奴を女勇者バリーに魔王(バラモス)は思う事があるからだ。呪われば彼女の戦意も消えよう。
「我等は袂を別った」「うん。…でも防具はちゃんとやるよ」
(本当はバリーさんの好きにして欲しい。俺、ゾーマさんよりバリーさん好きだもんな)
「正義だって、悪だって、世の中はかっこいい奴の手の中だよ。バラモスさんもゾーマさんと比べたら鈍臭いのさ」
リムルダールで盗賊アルフは、魔王の城は知り尽くしているだの、バラモスの背に乗っただの、ゾーマの讃美などを言い続け、魔王に挑まんとする戦士達と争い、謀られて投獄された。

戦士の横で仲間の女二人が寝ていた。リムルダールの、今は夕方。時間のロス。賢者のシャアが……ジパングの絹のローブを着て簡単に舞った事が始まりだ。幅広の帯の重ねの美しさ。エキゾチックで勇者は惚れ惚れ。戦士も懐かしさから「変な踊りを見ろ」と。
511神話 二部〈2〉:03/02/26 02:35 ID:tr0LBRse
勇者と賢者はノリが良く、言葉で表せない言い尽くせない妙な踊りにMPを吸い取られた。女達はバタバタ倒れ出す。戦士はMPを貰い過ぎて気分が悪くなりダウン。
(俺上手くなり過ぎてる…)どうやら女遊び人の息子だと言うのは真実らしい。
そして奇術レムオルを使う事が出来た(下手で、足の先か髪の毛先がいつも消えない)バリーとサイモンとアリアハン城の首脳陣しか知らない。透明になってバリーを愛撫した事がある。
「あん、なんか…変な感じ…」
どんな顔をして良いか解らない風の彼女が可愛かった。(フフ…)女達の寝顔は健やかで…
「私達は卵を守っています」「私達は卵を守っています」
(お前達も守ってる訳だな…変な生き物)また違う変さを持った生き物の彼は思う。
(バリーに…言って置きたい事があるな…)
六つの“玉”を金の台座に捧げると、レイアムランドの双子は興奮して戦士の腕に取り付き
「あぁ、」「あぁ、今こそ目覚める時」
あの儀式めいた行為は(何だか意味深長に思えて来た…)自分の変態振りも磨かれて来ていると戦士は思う。

世にも美しい男が牢に入っていると一行は聞いた。「見てみたい…」バリーは芸術家としての興味。
「それ…カンダタの所に居たアルフじゃないのかな…」シャアはアルフを振ったのでよく知っている。
「あら、本当にあんただ」「バリーーさーん!!」「アルフって言うんだね」
「あげたい物があるんだ。ほら、ほら」「いい」プルンと勇者は首を振る。
「それと、俺ゾーマさんから呪いの力貰った。あんたがあんな魔王さんと戦うなんて嫌だ。死んだらどうするんだ」
と、男は隠していた自分のナイフで割腹した。呪いで力の抜けているバリーに鉄格子越しから鮮血を浴びせた。人知を超えた能力で何度も裂く、斬る。
戦士は男に駆け寄る。自刃は魔法で回復も蘇生も出来ない。それでも賢者が頼りだ。
シャアはだが、青くなって静かで「う…」少し唸っている。「シャアっ」
戦士に呼ばれた次の瞬間、彼女は少し狂った様に盗賊に駆け寄った。
「助からない。割腹は苦しい。ここを斬らないと」
「まて、お前がするな」と戦士が介錯した。

カンダタが呼ばれた。(俺に殺意はなかったか…?)バリーを犯したと、アルフを知っていたからだ。介錯に臨んだ剣士として戦士は落ち込んだ。
512神話 二部〈3〉:03/02/26 02:41 ID:tr0LBRse
傑僧カンダタはそんな戦士に胸がキュンとして「悩みがあるのか?」自然、父の話をする。
戦士は死に際して美しかった瑠璃(サイモン)を思い出して、なんだかつくづくホッとして、「キスした」冗談めかしてボソと言った。
精悍な男にキスされて、戦士はついそのカンダタを殴った。(男好きなのか…)
「いてぇ…親父に会いたい…元気かな…」神の前で父への執着こそを明らかにしていた。息子の異常な愛。
「会いに来ていた。死霊になってまで」
「嫁でも貰え。最高の女がいる」海賊のルティナと腹違いの兄妹で結ばれるが良い。
「お前が悪行(あっこう)重ねるなら、殺してしまいたい程あいつは」
バリーも良いのだけれど、サイモンの愛情の凄みに(運があればあいつがロトだったかもな…)戦士はフと思う。

カンダタ子分ベータはシャンパーニの塔に現われたバリーの女振りを黒蜘蛛と思ったが、双六場で会った時はこちらの様子を見て跳ねて逃げる黒いウサギの様に思った。
なんだか宝の様な女に思えたので…そんな過ぎた女は要らない。兄貴分のアルフは馬鹿と思っていたら本当に死んでしまった。聡明で冷静、浅黒くガチガチに太って醜い顔19才。
あのうごめく小さい甲冑がガンマだったとはバリーは考えもしなかった。14才の処女は結婚を前提として抱かれて静かに泣いたが、ガンマはバリーの魅力を慌てて抱いて結局一人で勝手に玉砕。アリアハンから遁走。その時12才。
「結婚して下さい(やっと言える)」
カンダタ一味を義賊に仕立て上げ、社会復帰させた若い賢者。カンダタと兄貴分二人は当初有難迷惑だったが、可愛いので活動を見守った。短く刈上げた黒髪、男らしく大きな黒い目が涼し気な好男子。この男もロマリアの血が濃い様だ。
世界一の気鋭さ、強さ、若さを持つ盗賊団を更正させた自信。それでやっと言った台詞だが、ブラックを紹介させられてしまった。「殴らせろ」「隊長も」
末は学者か大臣かと言われたガンマ。ブラックのアリアハン城書庫の友達だった。
ブラックは右大臣の下13才で隊長になった。ほぼ兵器扱いである。レムオルで一国を一人で落せる。大臣との秘密「お前を扱ってみたいねぇ」右大臣に寵愛される。
(思えば…ああ言う親しみを貰ったから隊長まで昇ったし、俺自身の大臣に対して(人として)夢中に仕えた原因じゃなったか…)
513神話 二部〈4〉:03/02/26 02:47 ID:tr0LBRse
誘われては断った。父の様だとあの大臣には言えないけれど、年の離れた懐かしい妖しい主君。
雄の愛馬エドからも求愛された。騎士にはよくある。ただでさえ愛馬は人にとって自分の友と言うより、恋人に近いと言うのに「俺、せつない…」と鳴かれた。彼とも関係は無いが。
「隊長に暗殺は似合わない…決闘とか、戦争向きだよ」
幼いガンマの言う通りで、暗殺向きはバリーだ。音も無く標的に近付き、豪腕で滅ぼす。
バリーは素早い上に、戦闘がとても静かだった。忍びの様な女。
艶めかしい体が急に緊張して、いつでも戦闘に入る。まさに猫の様な女だった。
後に同じ女を愛する青年と少年はよく語った。

火葬になった。カンダタはアルフの骨が燃えて砕けて灰になったその粉を、バリーの頬になすり付けた。彼女はびっくりしたが黙っていた。
「灼けた骨の粉は肌に良いんだぞ」
カンダタはバリーの頬がお気に入り。しかし親指で彼女の唇に触れた。泣いた。そうしながら彼女を抱いて、涙が女の肩に何度か落ちた。
男カンダタ、やはりバリーの体は魅力的と思った。抱いた。しかしバリー以来女は抱いていない。
バリーでさえ物足りなかった。男性生殖器を持つ者の意義、その本質の所をカンダタは手放している。そうして生きて行くそれを、解らせてくれた女中の女が、もう他の男の妻だそうだ。くだらないと思いつつカンダタは素直に涙した。
半開きの彼女の厚い唇に、僧侶の身でありながら熱い唇を重ねて、二年振り位だろうか、吸った。しなやかで、強い男の動き。
机に倒して、あの時の様に乱暴に、彼女の服に手を入れて…ウエストを滑りどこまでも行きそうだった指先は、乳房に触れる事が出来なかった。バリーはただじっと見つめた。
カンダタは少しだけ嗚咽する。男の顔が乳房に落ちたので、勇者はその元盗賊の頭を抱いた。女らしい手が、伸ばしていて束ねている彼の黒い髪を撫でる。
男の顔が動く度に乳房も揺れて、女は深く息をはいた。
この男には乳房にあざを付けられた。体中に。しかしサイモンとブラックに体を見せた時そのあざは無くなっていた。今も勿論無い。
バリーはアルフが惚れて、今彼の骨が染み付いた女であり、男カンダタの最後の女であり、ある男の妹だ。カンダタから見れば叔母に当る。
514神話 二部〈5〉:03/02/26 02:52 ID:tr0LBRse
2つ年下の女の纏う薄い絹越しから、乳首の緊張している様が少し見えている。胸当てをしていなかった。彼女は養生中なのだ。
けほん、けほん…
「呪いって…」「風邪!?」カンダタと居た時よりずっと酷くなった。
バリーはベッドの中でフニュッとしている。「一日で治る。あたしいっつもそうだもん」
言い終わると仲間に心配掛けない様に笑顔だ。しかしもし長引けば、シャアとブラックだけに旅を続けさせる決心はついている。(母さんリタイア…)
息子を思ってクスン…としつつ、勇者は早くから寝る事にした。
さて、勇者が一人切りと思った宿屋の部屋に、カンダタの仲間が一人残っている。
(あ…)「やぁ」「バリーさん…病んでて可愛いね」
「ずっと思ってた」「俺は幸せだ」男は褒めちぎっている。嘘は無いのだろうが、バリーはホイミスライムの子供の様に警戒している。
「ちょっと睨んでる?かーわいい」
「あんたの意志を止めようって気は無かったんだよ。城に行くのも好きにしたら良い」
「それなら何さ、あんた。死んだりして」「フフフ」
この男との事が良い思い出になりそうだ。男は一日見逃すと違う顔をしている時がある。成長して。
「ゾーマさんの城の道順な、解り易く言うと…」
「ありがとう。あたし一回聞いた事覚える呪文使えるから気にしないで喋って」
「水着も受け取ってくれる?」「うん。シャアにあげちゃうけど良い?」
「あんたの好きにしな。それにあいつなら良い」
バリーは死んだ彼にとても優しい。(優しいな。それも色っぽいな、ドキドキする…)
男は“して”良いか何度も口説いた。
「…だめ」「断るあんたも素敵だぁ」「良い事教えてあげる。あの戦士あんたと別れたがってるぜ」
「子供との絆は永遠かも知れないね。でもダンナとなればあっちの方から離れてくかも知れない赤の他人だもんな。城なんて今来てる場合?殿下(竜王ルーク)は元気健康だよ。あせんな」
「死んだ人疑いたくないけど、あんたの話どこまで信じれば良いの?」「全部…」
と男はちゅっとキスして来た。「やんっ」「あんたのそんな声初めて聞いた」
男は胸が高鳴る。「ヘヘ…キスしちゃった」
男は女の背の中程をグッと抱いた。男の顔は彼女の胸の近くにある。(あ……)
幽霊だが、カンダタより抱かれている気分だ。正真正銘男だからだろう。
「好きだぜぇ…懐かしいな…」「…」「なぁ、そう言うの思わない?」
515神話 二部〈6〉:03/02/26 02:56 ID:tr0LBRse
グイと男から離れる(あたし16の時、24だったんだ…結構離れてたんだね、年)
「なんつー顔してんの…」(え、元々こうだけど…)
「すげーやらしい…Hだねぇ…」
(あん、いや、)服の上から乳首を突つかれて、バリーは上半身がひくりと動いてしまった。
「ハァハァ…見せて…」勇者は首を振る。
男は彼女の服の隆起を見ているだけで鼻息が荒い。男が消えて行く。最後に乳房にむしゃぶり付いて来た。
「わぁ」「だめだ、俺が呪われてしまった」
服越しから懸命に吸って舐めて「あん、…ぁん、だめぇ」
甘く噛み、引っ張った「やぁっ…」
男を軽く押すと透けた。彼女から触る事が出来ない事態に勇者はびっくりしてその間、快感に耐えるだけになってしまった。
「可愛い」「ん…ん…」「触ってるだけなのに、俺も気持ち良いよ、バリーさん…」
しかし悶える女を置いて男は消えてしまった。
(変なおくり方しちゃった…)死者だったのである。
(変なの…あたしが悦ぶ方が良かったみたい)乳房が優しく疼いている。
(服の上からって結構…頼んでみようかな…)新しい営みを見つけて、実際彼女は喜んだ。
(びっくりしたかな?)と心配したが、自分を思いやってくれた上、Hな娘で盗賊の幽霊は幸せだった。

カンダタ扉をノックなどしない荒くれである。子分と三人で、着替え中の勇者の立ち姿、背、足、彼女が見返ったので乳房、乳首もほんの少し見てしまった。
「あっ」と下着一枚の体を隠す勇者の裸体に後の三賢者は三者三様のコケ方をした。三人共バリーの体は前に見た事があるが、それでもショックだった。男達の方が。(興奮して)
ガンマは薬。カンダタ水。ベータが粥を持って来た。風邪の治ったバリーはお粥だけを。
カンダタとガンマは少しつまらなそうにして、ベータは普通。いい男揃いのカンダタ軍団の中でひときわ醜く、長髪黒髪がボサボサと目元を隠していて鼻が丸く大きくて、ただし色気はある。ベータにはバリー、二人切りの双六場で偶然裸体を見られ、一度口付けただけ。
カンダタはかっこ良すぎて、二人で居ても夢の様に不確かで今のバリーには物足りない。(色っぽい所は好き。そこは兄さん(サイモン)に似てるね)
ガンマは14才の時愛した男と言うむず痒さがあって、まともに見れない。話せない。(キャッ)
516神話 二部〈7〉:03/02/26 02:59 ID:tr0LBRse
ベータが一番ドキリとする。そして三人の中で一番(あたしに興味ないのねぇ…)若い娘は悪戯の胸を鳴らす。
(ブラック、ごめんね)
バリーはベータに太陽を渡す事になる。カンダタには雨を。ガンマには虹をそれぞれ守って貰う。つまみ食いの心は捨て、賢者として三人を認めるロト(バリー)の男性的な結論だ。
バリーはブラックを、お腹の中にルークが引っ付いて蕁麻疹が出た時に愛していると自覚した。本当はもっと前からだろう、たぶん誘い(いざない)の洞窟に入る辺りには。
(あたしも判断早いね…)
今頃やっと恋し始めて勇者はドキドキしながら戸を叩いた。

戦士はバリーの為に死ねる男が居ると解って歯痒い。(俺はバリーと生きる方だよな、どう考えても)
でも、自分も骨まで彼女に使われたいと思う。骨の髄まで…
(なんか食べられるみたいだな……食べられるって…)
この男、最近エロばかり考えている(わっ、お、俺食べられちゃうのか…)色ボケと言って良い。その時扉が鳴った。
「あたし治ったよ」
「なんか熱っぽい顔だな」疲れていて。
「治ったの」「……」
野郎共三人に(とくにガンマに)任せると思うと気が気でなかった戦士の可愛い妻は今彼の目の前に居る。(……)
瞳が熱に冒されたなごりか、潤んで戦士を見ている。(……抱きたい)
欲望は爽やかで、鮮烈だった。気を紛わせる為戦士はクルミ状の命の木の実を片手でバリバリ割り出した。
「別れたいとか思った事ある?」
戦士は唇の上の木の実をポンと天高く吹いてしまった。勇者はそれを口で捕えて食べた。
「魔王の城に行って、死ぬかも知れないな。ゾーマに殺されると生き返らないみたいだから」
「うん…」「これで別れになるかも」
戦士の答えは要領を得なかった。
517神話 二部〈7〉:03/02/26 03:02 ID:tr0LBRse
愛されていると、結構合理的な理屈の介入が許される事がある。恋は盲目だ。そのもの狂おしさを彼は知っているし、酷い目に合された事もある。
(お前の事だ少し振り向いてくれるだけだろ。それが良い…しかしそうならなくて、どんな目にあっても)
なんの事は無い。戦士は勇者と恋がしたいのだ。夫の座を誰にも譲らず更に特別な存在で居たいのだ。
(剣の師匠、仲間、夫、実は敵だった…どうだ)恋するには悪くないと無いと思う。
「俺が魔物だったらお前は別れたいじゃないか」
勇者はプルプル首を振っている。
「そうか。でも魔物だったら俺ちょっと忙しくなりそうだから、お前とはたまにしか会えない。そう言う別れだ」
彼女の心が自分から離れない自信があった。別れている事での互いが互いに寄せる渇望を望む。
「あんた普通の人間だったら?」「んな事はない。自分の事は解る。モンスターで本当に良いのか」
「あたし、海で遊ぶ前からあんた魔物じゃないかってシャアから聞いてたよ。本当は初めて会った時からあたし…」
「知ってた?」そんな頃戦士は全く気付きもせず。勇者はコクリと。
「何となく。兄さんは幽霊だったし。普通じゃないんだって二人に思ってた」
「……」「御祖父様、大道士って呼ばれてるでしょ。家にいつも戦士様や魔術師が訪ねて来てて、あたししょっちゅう見てたから、その人が強いかどうかは一目でだいたい解る」
「兄さんとあなたは、力の訴えが常軌を逸してたの。あたし平凡だから仲間にするなんて緊張した…」
「兄さんは死んじゃった。あんた元気ね」「元気だよ」
「兄さんより強くなる?」「、なる」
「死なない?」「死なない」

続きは長いエロです
518改名:03/02/27 01:23 ID:qDbGjwOd
>516 悪戯の胸を鳴らす→悪戯に胸を鳴らす 
2(ゲーム)面白そうだなぁ…。アルス×マリベルさんはどうしたろう。
519神話 二部〈8〉:03/03/01 22:57 ID:18ebvLpe
「あやかりたいな。キスしに来たの」
半開きの厚い唇が彼だけを待っている。戦士は薄い唇で少し触れると厚い唇はフル…と揺れた。あんまり優しいキスで勇者は照れている。
彼女からチュッとかえしたり、又男がかえしたりして…口付けは激しくなっていった。
(痛いよぉ…)彼女の柔肌に、男の髭がチクリと来る。
バリーはブラックの上着に下から手を入れて彼の背を愛撫した。男は女の襟から見えている胸の谷間に唇を移す。
“これ”が駄目なら駄目だと彼女は思っている。夫婦がである。別れたくないと言葉に出すのはなんだか辛くて、彼女は脱いでしまう女だ。
男の手が服と胸当てをグイと押し上げ、プルプルと片方の乳房が出てきた。もう片方は、邪魔そうに押し上げられている服と胸当てを女がゆっくり上げて、はらはらと自分で脱いだ。
弾かれる様にプルッと乳首が顔を出す。それを待ち切れなかったかの様に男が吸い付いた。唇の強い愛撫。
「ん…ぅん…」
舌で絡められたり、舌先で遊ばれ、柔らかい突起はポロンポロンと跳ねて
「あぁ、あっ…」芯が固くなって来る。
その芯の強い柔らかさから離れて、乳房にキスする男をバリーは伏し目で見つめた。そして戦士の下の服こそを脱がそうと手を伸ばす。男もそれを感じて、体をぐっと上げた。
戦士は唇で女の唇を愛撫しながら、女の手による熱い勃起への愛撫を受けた。
熱く、ゆったりとしたキスの合間に男は自分の上着を全て取った。両手の指で彼女の両の乳首を弄びながら、自分も女の指で何度も快感に落ち、彼女の唇を愛撫する。
男の指で乳房の突起を弾かれ、摘まれると
「あっ、ん…」
男の唇で唇を押されながらも喘いで、快感をかえす様に男のカリ首を優しく、少し虐めた。
男の桃色の乳首を厚くぬめる舌で舐める。少し遠慮しながら、しかしベッタリと。口に含んだり、歯もたまに当て、
女が(自由にしたい)と言う様な妖しげな目をしたので、恍惚としている男は微かに頷く様に、少し目を伏せた。彼女が少し甘噛みすると、仰向けの男の顔は横顔になってベッドに落ちた。もう片方も親指と中指で挟んで人差し指で彼女が愛撫する。
戦士は息を乱しながら彼女の茂みに触れた。男女は互いを脱がせ終わりいつの間にか何も着ていない。
520神話 二部〈9〉:03/03/01 23:00 ID:18ebvLpe
妻は夫の勃起を見た。自分がどれだけ喜んでいるか(別れるなんて言われたら…)
指で先に触れた。(…!)男は目を閉じ、「ん…」彼女自身も愛撫されていて声を出す。
爪を立てない様に気を付けているが、ほんの少し男の先を優しく掻いた。
(うぁ……)快感が男の頭まで閃く様に上り貫く。
柔らかい厚い唇が頂点に少しキスする(あ……)濡れた舌先でクイと押され「…ぅ…」
男の指は彼女の中から離れていて、バリーのヘソの辺りを男の指が触れるので彼女の黒い肌が自らの愛液で濡れた。
彼女は小さい音を立てて、先を少し咥える。舌が…バリーの舌の器用さはキスでよく知っているが、絡められた。縛られる様に。
先端を少し吸う。(ん…)吸い付き、絡まれる動きの舌で全体を愛撫され「ん…っ…」「イク時、教えて…」
女の厚い唇はすっぽりと男を捕え、咥え、滑っては帰って来る。
(お前にこんな事されてると…思っただけで、俺)
体を熱くしながら息が上がっている男は女の髪を、こめかみの辺りを撫でる。彼は彼女の口の奥まで行く(く…)
舌が絡まりながら動き、男は熱く強い息を吐いた。唇で先のあの溝の部分をチュッと弾かれ(ん…)丸い先端をキュッと強く吸われると、
「いくぞ…ぅ、」
バリーは強く吸って、優しく動いた。吸引力に任せて、彼女の口の中に白く放つ。彼女の唇や男の幹に白い液体がドロリと熱く絡んで落ちた。自分の唇の白を、彼女は自分の口の中にしまう。ポトと乳房に落ちた一団もある。
戦士は最後に「はっ…」と一息付くと、「出しな」といきなり普通に詰め寄って来るのでバリーはびっくりして飲んでしまった。
「あーぁ…」男は出すといきなり普通になって、すぐ後でベッドに倒れまったりとなった。そして無言で彼女の乳房をプルプルと拭いた。
乳房を揺らされた後、自分の唇を触って少し彼女はテレている。
「あたしはじめて…」
明るく“ごめんね”と言いた気な顔をしている。男はいきなりでびっくりしたろうし。
「よかったよ…」
ボソと男は言う。
「本当?」
バリーはまだテレている。自分が最初で嬉しくもありゾクゾクし始めた男。
「昔Hな本読んで…」それでも性格は変わらなかったと言う。「変だね」(変じゃねぇだろ)バリーは命知らずと呼ばれているが(性格は一つじゃないさ)
521神話 二部〈10〉:03/03/01 23:03 ID:18ebvLpe
(何でだ)何でそこまでしてくれるのか。
男もまったりし過ぎてテレ出した。(はじめての娘に俺…)大興奮してしまった。
(あれ、テレてる…)こう言うこの男を見るのは珍しい。バリーはドキリとして寝ている男の胸に入り込んだ。

「う…ん…んっ…」「、あっ」
挿入時の彼女の甘えっ振り。(お前この時いつも可愛いね…)
吐息混じりの低く弾いた男の声。(やだ、あんた、良さそう…)
ゆっくり進入し、奥までしっかり繋がった。「あー、っ…」と鳴いて男の滑るそれを受ける。
女は男の鎖骨に額を当て目を閉じ、男は女のこめかみに顔を擦れさせお互い黙っている。
「あたし濡れ過ぎてる…」「丁度良い」「やだぁ…」
(今日やらしいな…何だよ…)
男の顎や、たまに両者の陰毛を見ている伏し目の目線。艶めかしい口元。(Hな女だな…)
「あぁ、あんっ」
目を閉じて、恍惚半分の厳しい顔。その下の揺れている黒くて丸い乳房。
(すぐイってしまう…こんなの見ながらじゃ…)(う、…)「あぁっ…」男も唸りを上げる。
「あ、あ、…ーっ…」
奔放に仰向けになっている彼女を下にし「あぁ、ぁ」男の喘ぎも拍車を掛けた。
彼女に掛かれば淫らな鼻息を吹き出し、差す様に喘いで彼もすぐ欲望の結果を吐き出す。
「あ、あぁーー、…」
彼女の表情、上下又は左右に揺れている形の良い乳房、揺らぐ腰に、男はまた白く迸り、彼女の中に流し込む。

女の這った後姿、背中の筋、緩やかな体のライン、首から別れて下に落ちている銀の髪。
交われば、丸い臀部が自分が当るだろう。繋がった時
「あんっ…んっ…」
女の声も高かった。
522神話 二部〈11〉:03/03/01 23:06 ID:18ebvLpe
バリーはこの姿に類の無い卑猥さを覚える。自分は女性と言う者で凹んでいる。一番感じる所は裸になっただけでは他人には見えない。男は歩けば何かにぶつかるんじゃないかと思う程出ている。SEXの根本(性器)を主張して歩く男とは違うのに
(こんな逞しい戦士を…あたし…)挑発して
動物の交尾の様なこの交わり方は逞しい戦士には良く似合った。だが間近で見ると女も迫力。バリーは息遣いが大胆。同じ様な色の男女の部分が合わさり、ぬめり、離れ…それ以外の部分は交わりが浅く、男女の快感はそこに集中している。
男の動きを感じ、男の低い喘ぎを聞くと(あたしが、いいんだ…うれしい…)
目を閉じて自分も、背中を緊張させ髪を乱し男に襟足を見せながら快感に落ちた。
と、少し形を変えられ男に乳房を握られ「あ、」乳首を摘まれた「ぁん」
「このままで良いのか?」(何を?…あんたがイッちゃうの?)
「お前がイクの…」
バリーはこのままでも良かったけれど
「あぁ!あっ」
正常位で抱かれ、彼女の足が高く上げられた形。
「バリーッ…」
その足が急に緊張し始めたのが男に伝わった。「いきそう…」苦しそうに女がそう言い、
「いっちゃうっ、いくっ」
「あー…ぁーっ、あぁっ」
鮮烈に叫んだ後、バリーは小さい声で切なそうにイッた。
快感で少し涙目の彼女の頬に戦士はチュッとキスした。乳房にキスしただけで彼女は堪らなそうに「んっ…」と言った。少し恥かしそうだが胸も顔も隠そうとせず、力の無い目で男を見ている。
その目を見ながら男は動き出し、すぐ彼女の目元は緊張して眉間に皺が寄って、薄目を開けている態が艶めかしく、また彼女の中に果てた。

勇者は戦士にキスして居た。男女は上になったり下になったり、激しいキスを。
男が下になる形で上からバリーに顎や、首にもキスされ、女の唇は男の体の下へ下へと下がって行く。
赤児の様に彼の乳首を吸う。
チュッ… (う…)
「さっき痛かった?」「いや…」「…っ」と男は顎を下げる。
「バリー…」
と戦士は勇者を強く抱き締めて来た。
523神話 二部〈12〉:03/03/01 23:14 ID:18ebvLpe
「どうしたお前、」
彼も胸への愛撫を同じ様にかえして来た。乳房を、乳首を吸い、
「あん…」
バリーは問いには答えず、男に喜んでいる。「ウフフ…あっ」
「エッチ、寝てて」
と女にゆるゆると押し倒される。
「あんたもどうしたの…」
(あぁっ…)女に、触られた。「ずっとじゃない?」固い。
(俺、お前と…もう、)最後の様な気がして
自ら濡れた男と女がクチャクチャと触れ合っている。騎乗で、上の女はちょこちょこと
襞や恥丘で男と遊んで来る。(ぐ…)(あ…)
短いが官能的なキスをして、離れるとバリーは戦士の指の長い手を取り、手の甲と指にキスした。
そうして夫の指にキスしたまま、彼女から時間を掛けてゆっくり繋がる。
「あぁ、あ…」その女の声につられて男も鳴いた。
勇者の腰は大胆にぐにゃぁと動く。乳房が男の上で上下…と言うより左右に揺れた。
「上から見てもかっこいいよ…」
言われた戦士は胸が疼く。自分も彼女を誉めるとしたら…と、言葉が出て来なかった。
夫は甘く喘ぎながら考え事をしている。「どうしたの?」「お前を誉める言葉を…」
「やだ、すぐ出て来ないんだ」んっ…と快感で眉を崩しながら勇者はウフ…と笑った。「ん…黒い所が良い…」
バリーはその言葉だけで嬉しかった。「…ぁ」初めて会った時から感じた自分に対して性愛を込めたこの男の視線に、彼女は疼いてしまっていた。その事実を改めて聞かされた様で又疼く。
初見から今でも変わらないのは、太陽に灼けて生まれて来たかの様な彼女の深い肌の黒さだろうし。
見られる喜びを知っている女の色気。匂う様なバリーもそんな目をしている。
美しいが見る喜びを楽しみがちなバリーの母とバリーとでは、母娘ながら艶めかしい女振りの差は如実だ。
(いい女だなぁ…)
うねっている銀の髪やくびれた厚い腰、丸い肩。黒い手はその髪を掻き上げたり、艶めかしく腕を曲げ束ねて抱えたり。男の膝に触れたり。
彼女の体は自らの快感を喜び、震え、踊り、戦士はイキそうになってしまって腰を突き上げた。欲情だけでなく、愛情でも切なくなって早く又出したい。
524神話 二部〈13〉:03/03/01 23:16 ID:18ebvLpe
「ぅっ…ぅん…」
と女も切なくよがって、「だーめ、」と男の腰を手で押して来た。
彼女は倒れて来て、戦士の頭を手で包み、誘い、キスした。男も彼女に深く唇が届く様、首を落して背を曲げて戯れた。舌と唇が乱舞する。互いの心臓が何度か高く鳴った。

「あぁ、あぁんっ、又いきそう…いっちゃうっ」
彼女の方が先にはまってしまった。「いい、い…あっ…」
「見ない、で…、んっ…」
白目の少ない瞳の彼は(そのせいで時に草食動物のイメージ)目を見開くと顔のイメージがガラっと変わる。今その別人の様な顔で彼女を覗いている。
「やだぁ…!やぁんっ」
男の両手で彼女は両の手首をギュッと握られてしまった。踊る様な腰、揺れている乳房も全部男に見られている。
(わっ、こらっ)ブラックはバリーに顔に枕を押し付けられてしまった。(勿体無い、見えないっ)枕では不安なのでシーツに変えられてしまった。一生懸命な黒い手、乳房も激しく揺れているだろう(それすら見えない!)
女の手の動きは「う、…うっ、んっ」声と共に艶めかしくなって行って、男の両手の指に指を絡めて来た。8つの指の股の結合もしっかりと合わさり優しく求め合い、漂う。
「はぁっ、あぁ!」女は男の手を握り、駆け上がる「あぁ、あん、ブラック」
彼女は今どんな顔をしているか、想像するしかない。彼女自身も解らない永遠の謎が男は狂おしいやら、好きに妄想出来てやらしいやら…。重なる指が確かで愛しく切なかった。

彼は彼女がイッてすぐ又射精し、しかしまた乳房をタプンと掴んでその手を彼女の腹や背に滑らせると
「きゅぅ…」
と小犬の様にバリーは鳴いた。快感に喜び喉を鳴らしている。(可愛い…でも)この女に犬の様だと思う事は無かった。
戦士は(こんな男で良いのか)とバリーに自分を言ってしまいたい時が何度もあった。しかしそう言う事を言う男はバリーは好きではなさそうなので言わなかった。今は言う気も無い。愛されるだけでなく、自分をもっと楽しんで欲しいから。
しかしバリーも(こんな私でいいの?)と〔勿論言葉には出さないが〕思う事があるらしい。そんな彼女を思い出させる鳴き方だった。
(そんなバカな…)可愛くて笑ってしまいたい。どれだけ自分がこの女を思っているか…
(バカだなぁ、お前)バリーはこうしてたまに従順な女振りを見せた。いつもは気の良い猫の様な女が。
525神話 二部〈14〉:03/03/01 23:18 ID:18ebvLpe
「フフ…今の声いいな」
「?」「…あんっ…」どの声の事だかバリーは解らなくなっていた。
「可愛い…」「やめて…」
この男に可愛いと言われると泣きたくなる。

「気持ち良い?」
「うん…あっ、あぅ…んっ」
「言いな、自分で」
「きもちいい…んん…んふっ、ぁっ」
「あぁっ、あーっ」

統率者になるなら孤独に強く、愛情の何たるかを知っている人間が良いだろう。バリーもその器だが、沢山の人間の中にいる孤独ではなく、本当の一人切りの方を好む女だ。猫の様に、誰にも知られない所でコソッと死んでいそうである。
見ていて可愛い。しかし心の乱れる女である。
自分の仕事が終わったらこの世から居なくなるのじゃないか。天が召し返してしまうのではないか。

今日のバリーはとても感じている様子。体全部。どこを触られても(ちょっとイクの…)
「浮気しないか?本当に」「しないよ」「正直に言え」
なんて男だろうと思う。勇者はふて腐れた。(おーーー、)男はチ○○にビクリと来た。
「怒ったな」「怒った。あっ…」
「ごめん」「ん、…しないよぉ本当に」
「例えが悪かった。今のうちに言いたい事は言っておいた方が良いと思って」
「そんな、あんた…」
そして男は言いたい事を言った。それを女は黙って聞いて、頷いた。
526神話 二部〈15〉:03/03/01 23:20 ID:18ebvLpe
しばらく経って……
「えーーん…」
耳を澄ますとそう聞こえるんじゃないかと思う静かさで、女は泣き出した。
(ど、どうした!)
「えん、えん…」
きっと、耳を近付ければそう聞こえる。幸せと愛情を前にして女は泣くしかなかった。今の男の言葉も含め、今日抱かれた事、今まで抱かれた事…。
本当の真実の幸せは悲しみに感情が似ている。勇者は何だか悲しそうだった。今彼女の命は輝いてここにある。
男はこの女の命を前に自分の力が足りない気がする。
女からすればこの男は十分なのに。
「うふ」
バリーは涙で目を輝かせながら、あまりに普通に笑った。男は女の手を取り、彼女が艶めいたのを見ると抱いた。

(あんた元気良すぎるよ今日。本当に死んじゃうんじゃないの?)
丸めた手で目をゴシゴシと拭きながら、彼女は思う。ゾーマ城でこの男が死んで、今自分が妊娠していると言うオチか。(子供は良いんだけど、嫌だよそんなの)
子供の数が増えて、よりこの男を愛すだろう。愛し捲くりながら、たまに恋したいものだ。
(だってかっこいいんだもん、この人…)
男は子をふやそうと言った。彼女はずっと頷いては抱かれていたい。
グイグイ引っ張って、生きるべき道を愛情を持って、教えてくれ与えてくれて自分より少し進んだ所でこの男は待っている。
しかし…戦いに動き回って子が出来ようか。そこはしかしこの男が少し前の言葉で彼女の今後を救ってくれた。
(あんた…)
なにやら考え事をしているバリーに、大きな夫は
「眠りな」
(城に行くのが嫌になった訳じゃないけど…)
こうしてこの男を思い、この男に思われ
(あんた…)
城へは、行く気だ。その為にも眠らなければ。しかしもう一度抱いて欲しい。抱擁だけでなく、この体を又思い切り求められても構わない。
また男の胸に滑り込んで、彼女は丸くなった。
(よしよし)男が抱くと、しばらくして若い妻は眠った。

勇者は素っ裸で朝を迎えた。
「バカな事したな」自嘲も含めからかうと
「ん?実家じゃ裸で寝る事あるよ、あたし」男は逆に興奮。
527神話 二部〈16〉:03/03/01 23:22 ID:18ebvLpe
「ゾーマの事終わるまで“あれ”は無しね。願掛けよう」
「えーー!?三年位掛かったらどうすんだ」
「…そんなに長引いたら別」
と勇者は戦士にチュッとキスした。(Hな母ちゃんめ…)夫は勃起してしまった。
しかし、鎧姿の彼女を後から…と言う夢は潰(つい)えそうだ。ゾーマの城が最後のチャンスだが、
(光の鎧相手に恐れ多しな…)
あの青い鎧の中で同じく鎧の男に攻められ、短い嬌声を上げる彼女を思うとまた特別な欲求を覚えるが…。ブラックはゾーマの城を前にしてこの様な妄想に夢中。

勇者はこの男の可愛らしい愛情が好きだ。ヌクヌクと(ウフフ…あんた素敵よ)
しかしたまにプイとする(あら?)男の勝手さをちゃんと持っている男だ。
(イジワル…)と彼女はドキドキ。この男、勝手さも美しくなって来た。(キャッ)
戦士も彼女の為道を切り開き「おいで…」
と言うと飛び込んで来る可愛い妻なのだが、「わーい」と自分より先に行ってしまって「わっ、待って」と彼女を追い駆ける事もある。彼女はプルプル手を振って呼ぶ。
そして切り開いても「ウフフ…どうしよう…」とクネクネ、マゴマゴしている時もある。
男の勝手さを見抜いて可愛い意地悪をしたり、男を刺激するかの様に「フン」と冷たい時もある。
(面白い女だなぁ。大好きだっ)
恋をして。愛し合っているが果たして、一般の夫婦と比べこの二人大丈夫なのだろうか。
バリーはこうしてベッドで男の帰りを待ち、男を抱いて抱かれたいと言う欲望にはまり易い様呪いを掛けられた様だ。
天賦の名器と艶めかしい美貌、妖しく比類無き体で男を惑わせ、雌として愛される事に酔い、そして激しい快感を得る敏感な自分の体そのものに酔い……彼女を堕落へ誘う様に見える。
(…あたしH好きだもんね…)だがそれは堕落ではなかった。

昨夜、賢者のシャアはこの夫婦の隣の部屋にとても居られなくなり夜の散歩を決め込んだ。
ガンマは教会、カンダタは教会を抜け出しここリムルダールで鍵師の弟子になっていたベータの元へ転がり込んだ。
「いい加減やらせろ」「死ね」
と女勇者に惚れられた子分に鼻糞を飛ばされ、追い出された。(冗談なのに…)
528神話 二部〈17〉:03/03/01 23:25 ID:18ebvLpe
カンダタやはり、本気で愛している男は抱けない様だ。子分達も本気で可愛いいから
(これ以上深い関係になるのは、なんだかこわい……)乙女の様な心の動きを、元大盗賊は見せた。
父サイモンが今、半裸で目の前に現われても自分の服を素早く貸したろう。赤面してしまうかも知れないが。
(…)今父の事を考えるの止そうと思う。少なくとも立って居られなくなって、又気を失いそうだ。
夜風に乗って良い女がやって来る。以前(良い男発見!)と喜んだのに結局女でカンダタを甚大にムシャクシャさせた女賢者のシャアだ。
仄かに欲情した顔をしている。この女はカンダタ一味とは唯一ガンマと関係し、偶然覗いてガンマの男振りにギクリとした事があったが、カンダタ今日はシャアを思いノリが良い。
(いや…)屋外、人気の無い路地。しかも女賢者は勇者と戦士の居る宿屋の壁に押し付けられた。
「おじいとやったろ…でっけえ胸…」
心も体も良い女で、祖父(オルテガ)やアルフが惚れるのが解る。
「ルティナちゃんは?」
女海賊。バリーよりシャアより良い女だ。均整の取れた見た目、日常のクールな雰囲気は。
「あいつじゃ勃たねぇよ」
腹違いの妹だ。そしてどこか崩れていないと。バリーの悪魔が作った様な体はカンダタも惑わせたし、シャアも女神が堕ちた様な体でカンダタは気に入った。
男の乾いた唇や鼻の頭で、艶めかしい色の乳首がポロン…と弾かれる「あっ」
ゆっくり舐め上げる男の舌より、女の乳首の方が固くなって来た。(だめ…)
イオナズンの使い手に向かって、さすがカンダタ勇気はある。シャアも自分より明らかに弱いカンダタが恐ろしかった。
シャアは賢いが用心深くあなどらない。これがオルテガを痺れさせた。
「子供作らせてやるよ。足開きな」
カンダタは女賢者の首に吸い付いて、軽く滑らせて来る。(んん…)賢者は目を細めた。
シャアもオルテガを思ってしまう。こうして目を閉じて彼の孫を味わってしまおうか。ほんの刹那だろうが欲して貰い、愛されてしまおうか。
「魔王の城に来れる?」「ん?」
「それ位の男の人じゃないと、子供は嫌だな」
「こわいっ!」
ニカッとカンダタは笑った。
「おじいに会ったら宜しくな」
529神話 二部〈18〉 つづく:03/03/01 23:27 ID:18ebvLpe
シャアはうっすらと柔らかく笑って「…うん…」
さすがシャアの洞察力で、場が冷めてしまった。
オルテガが城で調子が悪いとの噂を聞いていた。祖父オルテガの力の翳(かげ)りを見るのはカンダタ嫌だった。
(ラダトームで会おうぜ!)カンダタはオルテガにこそ言った。

勇者は勇気があるのは当り前だ。オルテガはその上に爆発力、カンダタは人を引き付ける魅力、バリーは愛情たっぷりでその上厳しいので、生き物をすくすく育てる能力がある。
(あたし、母さん)それにはどんな呪いも効かない。若い母は乳飲み子の我が子をいつも心配している。
男は母になる確かさが無い為に、夢や沢山の女に走ってしまう性質を持っている。バリーはそう言う男達も大好きだ。
バリーは母なのである。勇者ロトの伝説はもう随分前から始まっていた。

暗闇だが朝。勇者より先に起き、外に出て残り香の様な腰の甘さを楽しんでいた戦士の元に武闘家が降りて来た。
「瑠璃」「おはよーう」
「お前達いいね」愛情が
「あんただって愛情だらけだろ。何人も女抱いたんじゃないか」
(俺なんかオリビアとバリーしか知らねーもの)
更に死霊オリビアは、戦士をエリックと思っていたし…。厳密にはそう言い切れないが。
「たくさん愛されるって言うのは、微妙だよ。たった一人に地獄の様に憎まれた方が確かな事もある」
「…」「…自分が、確かにそこに居るんだと…」
「また、会えますか?」
「近々(きんきん)会うだろ。ヨロシク!」
霞の様に大男は消えた。
(強い霊だっ、又出やがった!)
祠の牢獄が最後と行かないか、あの男。(しかも訳解んねー事宣い(のたまい)やがって)
深い意味が有ったなど、今の戦士に解ろう筈も無い。
サイモンはフワフワとバリーの寝顔を見に行った。

勿論、戦士が何を言ったかはSS内で後述します。
530ラトーム ◆518LaTOOcM :03/03/02 16:34 ID:7FEnmUyx
 千一夜サイト更新しました。前スレから改名さんの作品を2本保管です。
FFDQ千一夜物語 http://www3.to/ffdqss (ブックマークはこちらにお願いします)
この件に関しての御質問などは、できれば千一夜スレにお願いします……。
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/l50
531名無しさん@ピンキー:03/03/04 01:43 ID:cIyLjmYJ
保全age
532改名:03/03/04 20:12 ID:xhdB/UfD
>530 
千一夜スレに書き込めなかったので、保管サイトの掲示板の方にちょっと書きました
とだけこの場を借りて言わせて貰います。……気付いてくれるかな?
533yumi:03/03/04 20:32 ID:Pdx4q+XZ
浮気の証拠写真がぞくぞく寄せられて
うすけしで掲載!
人妻って本当はこんなことしてたんです。
http://makiyumi.nonejunk.com/
534ラトーム ◆518LaTOOcM :03/03/05 02:11 ID:b/hBLvTg
>>532
了解しました〜。

すみませんが、ギコガードさん、もしこのスレを見ておられたら、
千一夜スレにお越しくださいm(._.)m
535名無しさん@ピンキー:03/03/05 04:20 ID:rsZRFyUq
こないでしょ。名無しで書いてもまた荒れるかもしれんし。
536改名:03/03/05 13:06 ID:iHoBAKmA
>534 ラトームさん
ありがとうございますー。ギコガードさんにはこのスレも千一夜スレも“見て”了承
してくれるだけで十分と言う意味で書きました。言葉少なで申し訳ありません
→詳しくは又、保管サイトに書いておきました。

>535
こちらとしては見てくれるだけで十分なんですよー。
千一夜スレに書き込めない苛立ちよ…規制が厳しくなったのかな。
537改名:03/03/05 13:11 ID:iHoBAKmA
536→BAKmA mなかったらBAKA
このレスもiHoBAKmAか…iがAだったらAHO…。
 
538名無しさん@ピンキー:03/03/10 00:03 ID:crIHoQP1
あげ
539改名:03/03/12 01:22 ID:ePAYfHPS
http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/931-932
ここ書き込めないから、又この場を借りて。
保管サイトに悪い印象は持ってません。一応念の為。
前管理人さんは
“改名さんは保管サイトの事を考えてけっこー改善してくれている。もっと直すべき人が云々”
と言っていました。
今はsarasaさんだけど。一人で編集その他総指揮してる訳じゃないんでsarasaさん自身も
パート4は手探り状態と言う事もあったと思います。

>932 
最後の一行。とにかくどんなのでも自分から損をする事はないと(そりゃ勿論ですがちとキツイ言葉だ)
932さんが最後の行を思う様に、結局読み手の“文から受ける印象”が一番自由なんだよね。
そうした取り止めもなく自由な読み手に何かを伝える上で大事な事の為、
文の約束さえ破ってもそうあると言う文なら個人的に好きだけど。

保管基準、何を勘違いしたか合ってた全角を半角に変えてしまっていた…。すみません
540神話 二部:03/03/12 01:33 ID:ePAYfHPS
>539の前半は>931へのレスです

DQ3のストーリーを意識しつつ、やはりオリジナル度が高いかも知れません。
お嫌でなければ宜しく。

−−−−−−−−
「…」「お祖父様、だっこ…」
(浮気してる)それは誤解だ。
ライトは実の祖父だ。夢の中3才位のバリーがパッと手をのばすと
「そうして(抱っこして)欲しかったら口で(抱っこしてくれと)言え」
とライトは意地悪にも言った。(えー?)と思いつつバリーはしぶしぶ「だっこ」と。
抱いてくれたのだろう、夢の中バリーは祖父の肩の上なのかウフウフ笑っている。兄がやって来た雰囲気に思い出したのか、あの背中の立派な祖父。
兄のサイモンも楽しくなった。
サイモンはブラックとバリーに会い、息子と娘を遠くからのぞんでアレフガルドを去った。

力の指輪は戦士がはめた。勇者バリーは光の鎧。賢者シャアは純白の神秘のビキニ。
シャアが纏うとビキニは赤く変った。情熱的な女にバリーは思えた。
(あたし、紫…)青と赤の混在する色。やはりバリーは凛と静かでエロティックな女の様だ。
「目の色とおそろいでかっこいい」「そう?」
赤いビキニ、赤いブーツ、グリンガムの鞭。戦士の目線がちょっと妖しい。その目は瞼甲で隠れたが、バリーに誉められたのも恥かしがって、シャアはその肢体を闇の衣で隠した。
バリーは着痩せした。光の鎧は酷く、中に精悍な男が入って居そうである。この鎧からあの顔や乳房が出て来たら大概の人間はショックを受けるだろう。そしてその中から少し嗄れた悩ましい声が聞こえる。
三人男女を三人男女が見送った。シャアとガンマは密事の様な会話。ブラックとルティナは、
「あんたが処女とはねぇ…」(誰の為に取って置いたと思ってんだ)
「はい」
「わるいな」
バリーはベータに魔法の鍵をあげていた。
この男の侠骨、魂が(美しくない)とバリーは言えなかった。たまたま盗賊だっただけ。しかし盗むと言う、魂を自ら殺して行く生業は(人として生きるって事じゃ無くなっちゃう)
やはり人の道を、地味にだが選び始めたベータは賢者と言える。鍵を作るのはこの男の天職だろう。(悪い事に使っちゃ駄目だよ)鎧の中でハラハラしている女勇者を見ては、
541神話 二部:03/03/12 01:35 ID:ePAYfHPS
「勇者が一人も帰って来ないとなると…アレフガルドは元気が無くなるな」
「生きて帰って来いよ」
「帰って来たら、あんたに仕事いっぱいあげる」
「鬱陶しい」
たかだか女一人、やってしまった所でどうだったと言うのだろう。しかしロトの夫と言うくそめんどくさい立場に今自分が立っている可能性もあった訳だ。
(あーあ、あの時(双六場で)掻っ攫わなくて良かった)
しかしワクワクとこの女の帰りを待って居る。
(他人事だからさ。ほら見ろ、勇者のダンナはあんなに痩せこけて)
ブラックはSEXの喜びにホッソリと痩せていた。(あら、やだ…もちょっと太ってる方が好き)
「色っぽいカミさんに息切れしてるんだな」イヒヒ…と
「てめぇ、死ね」と
友人達に冷やかされたり、ケツを蹴られたりした。バリーは子を奪われ一時期ゲッソリしたが今はムチムチプリンプリンだ。
「バリー、瑠璃が今朝来たぞ」
「!」
「憎まれた方が確かだって言ってた」
「フーン」
勇者は戦士に憎まれた事がある。彼女は苦しかったけれど
(子供が居るって嬉しい…)
バリーの言う仕事は息子やテドンの為の戦い。それを筆頭に勇者と言う沢山の能力を持った我が身をまず捧ぐ。
お前は女だと言われ、父に又折檻されるかも知れないが人類の難局にまず人柱となる。
世界を平和に出来るかどうかは解らない。それを強く意識するなど、そんな大それた事をバリーは考えない。
(成るようにしか成らない)
ただ、世界一の物に沢山触れた。世界一自分を憎んでいる者にも触れる事が出来た。(アイ…)男勇者[ともう呼べまい]父(オルテガ)に似ている。
そして産れたばかりの小さな男勇者は世界で一番大切な人だ。
(私は色んな人から沢山貰った)
勇者は勝利を確信している。大勇者と呼ぶに最も相応しい。

バリーの母のサンダはテドン出身で、よく裸で寝た。その時娘と思われ抱き締められた事があった。若い戦士は(ブラックだが)慌てふためいて壁に激突して謝って、バリーと結婚したいと言う。
「あらあら」
笑顔のサンダにキスして、素晴らしい神々しい女体を男は見たが、見ると去って行った。バリーを育てた乳房と思ってしまってはダメだ。
542神話 二部:03/03/12 01:39 ID:ePAYfHPS
若い男の激しさを初めて知って、サンダはちょっと恋したかも知れない(いやだわ…)
サンダは弁士。自分の物語の主人公サイモンが初恋。義理の息子だが
「親父を宜しく」
と16才の青年に頼まれた時15才のサンダは昂揚した。秘密の事で、オルテガ所かサンダ本人もこれが恋だと気付いていない。サイモンの物語を母から何度も聴いたバリーだけが気付いていた。
生活は追っ駆けて来るし、バリーは生れるし。子を生ませてくれた男にはどうせ敵わないものだ。淡い恋として消えかかっている。
アリアハンの王宮に呼ばれ、その熱弁を奮い評価を得たが
「恥かしい…」
とサンダは二度と大観衆の前には立たなかった。炉端で子供達に聞かせるにとどまる。
サンダは何だか子供っぽい。美人だが長生きしそうである。
バリーはオルテガを信じていない様にサンダは思えた。
(どうして待てないの?)
サンダもカンダタも、オルテガを信じて待っている。バリーはそれ程信じていない様だ。
(6年帰って来ないのは変)バリーは怒っていた。
(父さんだって神様じゃないんだから)ついでに微力ながら助けられないか。
幼いバリーとオルテガの取り留めも無い会話。
「バリー、調子に乗るな。お前の力なんてネズミちゃん並だ」
バリーはチュー?と鳴いた。(面白い奴)オルテガは安心した。驕らない勇者の様だ。
「ネズミをバカにした言い方しちゃ駄目」「猫に食われるだろ」
「でも」「うるさい。うるさい」

誰もが振り向かずに居れない凛々しい男がマイラに居た。マイラの人々の取ればその男は遠い世界から来た異邦人であり、黒髪を不思議な形に結って神通力を持つ鍛冶屋だった。
最高の技術、美しい挟持、花の様な従いの妻…人はこう言う生き方も出来るのだとマイラを酔わせた。
「堪忍してぇ…なぁ…あの人が…」
喘ぎの様な声を聞きながら、この女の夫でない男は揺らされている乳房を掴んで口付けて、悦楽。
桃色の蕾をクッと咥えられ
「夫を侮ると…許さない…」
だが女は白い足を、黒い男に絡めんばかりに滑らかに動かす。死の様な快感。命の緊張。
与えられている女は低い声で凛々しく、言葉でしか抵抗出来ない。
(堪るか、女)
543神話 二部:03/03/12 01:41 ID:ePAYfHPS
興奮している男の下で女は声を耐えたかったが
「ふ……ふぅ…ん、あぁぁっ」
ずっと揺れていた大きな乳房を持つ女の体はグッタリして、冷たく横を向いた。だが肌がまだまだ温かいのを男は知っている。
「あの様な男が、豊満で淫らな妻を持って居るな」
女は男の声が耐えられなくて顔を覆い、黙った。
鍛冶場で殺気と妖気を感じた賽(サイ)は剣を持ち走って来た。
寝所で女を抱いて動く男は人間の様であったが、寝床から出ると人の顔をしていない。
魔王だろう。賽は刀に手を掛けつつ、自分の持つ刀銘全て並べてもこの魔物を斬れないだろう事を悟った。
「子が出来んのだな。朕(われ)が手伝ってやった。お前の子だ。このアレフガルドを救う子だぞ。後継ぎも欲しいだろう、朕も子の父になるのだが。
朕を生かして世を救うか殺して救うかは知らんがな…朕もいつかは滅びよう…」
「しかし朕にも子が居る。その者の為に武器を作っておくれ。これでな」
賽が探し求めていたオリハルコンを魔王は差し出した。これでジパングの魔物達も一掃出来る。
「断れば、お前の国を滅ぼす」
「儂を脅す必要はない」
賽の言葉にゾーマは少し驚き、里(さと)はあっと驚いた。
「何を作れば良いんだ」

かわりに、ジパングから魔物を全て排除してくれる様賽は頼んだ。ゾーマはすんなり了解。後に確認したが見事な物だった。
ピャー…と人間の両手に収まりそうな小さな八岐のドラゴンが現われた。
「キングヒドラと言う勇者だけを食らう者が居るが、その者が赤い子を産んだ」
里の元に寄って、神妙に動かなくなった。
「お前が好きらしい」
里は素直に“可愛い”と思う。ゾーマは竜の子を手に取った。
「良い子になれや…どこへでも行くと良い…」
ピー…と八岐のドラゴンはノロノロ歩いて何処かへ消えた。
「子は良い…皆どう言う死に方をするだろう…」
魔王は消えた。
しくしくと里は泣く。
「泣くな。呪いなど己の気の持ちようなのだ。自分の気は誰にも殺せん」

賽はオリハルコンに挑んで見たかった。魔物の子の武器を作るつもりはない。妻を汚した報復になる神々しい武器を刀匠は目指した。
シャアは一つの事に、自分の生れる前から打ち込んでいる父を見て育ち男の何たるかを見た。
544神話 二部:03/03/12 01:43 ID:ePAYfHPS
「父さんと結婚する」
頭の良くて大人しいシャアだが、よくこう言った。聞くと父は凛々しい顔の口元だけを曲げて笑う。素晴らしい男振りの若い父だった。

シャアが12才の時、父はゾーマとの事を伝えた。
「子が欲しかった…」
12才のシャアにはまだ、彼の心の正体が解らない。
「しかし魔物を操れると、魯鈍だと、侮(あなど)った。シャア、己より賢さの劣る者を侮るな。命は同等である。儂もこの様な穢(けが)れの物しか打てなんだ」
父は鍛冶場の床に武器を叩き付けた。頂点に竜の頭を頂く二又の斧。
「シャアよ、お前は勉強熱心で人の心はここにあると思って居るだろう」
と賽は自分の額、つまり頭蓋骨を指で指し示した。
「だがな、父の国では心はここにある物とされて居る」
自らの腹部に父は触れた。
「魔物を信じ、侮り…敗れた事、我一人の恥だ」
「行く道のならぬ時、こうして心を切るのだ」

「シャア…、…良い武器を…っ」
何度自らの腹部を斬り裂いたか。父はしっかりと膝を付き、座ったまま事切れた。

「この方にあれ程の自信が無ければこんな事には」
父はやはり野望を…いや…。シャアの思考がゆったりと動き出した時
「お前、すまない…私はこの方が居られないと生きられぬ」

「自決とは力のある死だ」
ゾーマは喜びシャアを見る。父と母の血に埋れ、泣いてはジッとしていた。ゾーマは惚れた。
「お前がシャアか」
「あなたが…(父さん…)」
(何だ、女神の様な女だな)
シャアはただ錯乱して、悲しみ、恨み等の負の心を抱く暇が無かった。
「帰って、…あっ」
やっと女に成り始めた少女を魔王は押し倒した。
「やめてっ…」
「女は生きながら死を見せてくれる。お前も見せてくれ」
545神話 二部 :03/03/12 01:49 ID:ePAYfHPS
少女は腰を抱かれてゾクリとした。父母の遺体の転がる横で。
「今、死にたいと思ったな」
シャアは泣いていた。
「死にたいと思ったな貴様」
ゾーマは喜んだ。こうしてこの上ない幸せのある事を、人を作り給うた神とやらに感謝した。
泣いている12才の女に男は必死でキスした。
「勘違いするな、お前に立ち向って死んでも構わないと思っただけ」
シャアは魔神の斧で魔王に斬り掛かる。とても扱えない。
「シャア、たまたまこちらの親がお前を10余年育てただけではないか。愛情は変わらぬ。全てを乗り越えて朕の所へ来い」
ゾーマは賽の姿になり、彼女に手を差し伸べた。
「さぁ、儂と共に夢を見よう」
(夢?…夢ってどんな…)
良い武器を作りたいとしか、今のシャアは思って居なかった。
シャアは何もかも初めてだった。欲情したのも、キスも、目の前で男同士の戦闘を見たのも。
大きな魔物、魔神の斧を横薙ぎにゾーマに斬り掛かった。
「テドン以来とうとう出たな。覚悟しろ」
「バラモスだ。よし、シャア、いずれ会おうな」
どうやらゾーマはバラモスがまだ可愛いらしい。お咎め無く去って行った。
「俺でさえ扱えぬよ。使い様の無い武器だ」(まぁ)
「俺の城に封印したいが宜しいか」
「お願いします」
546神話 二部 続く :03/03/12 01:51 ID:ePAYfHPS
「……俺の城に来るか?奴から守ってやろう」
「いいえ…父も、呪いは自分の気の持ち様だと言っていましたので」
(生き急いで居るな)しかしバラモスは女を止められ無かった。
(ジパング…)この魔法の世界で武器の匠を生み出し、きっと勇者と出会うだろう。

ジパングの洞窟に入った瞬間からヒドラ独得の声を武闘家瑠璃(勇者サイモン)と女勇者のバリーだけが耳にしていた。
ゾーマ城の宝箱だらけの部屋で、一行がミミックに見(まみ)えている時、バリーはヒドラの声を聞いた。
勇者と言う(この場合生物)に取って、ヒドラは天敵。バリーだけがその声を聞いた。勇者は一人、ヒドラへ走った。
ヒドラは勇者の肉だけを糧にして生きる竜だ。滅びつつある。
ヒドラは背中の大きな勇者を食らおうとしていた。その背から波動の様に走る風がある。アリアハンの男だけが使える神風の秘術。
キングヒドラは地に足を付く事も許されず、突風の刃に引き裂かれて咆哮した。
(父さん…)
バリーが王者の剣にお願いしてやっと使える男特有の轟風の爪牙。
「父さん!」
547保守 :03/03/12 12:53 ID:ePAYfHPS
銀さん、アルマリさん、賢×勇さん、勇×武さん、
続く状態、新しく書くかも知れない書き手さんは結構居られる。

銀さん続きキボン〜
と、ヒュンケル×マァムも続く状態。>>197-198
ご本人はもう居られないんじゃないかと思うので、誰か引き継いで書こうと言う人は
居ないかなと思ってみたり。ご本人が続き書いてと言ってない物は難しいか。
前に他の方のSSの脇役を主役にした斬新なのが。凄く人気があった様な。
http://yotsuba.saiin.net/~1001ya/alflailawalaila/dq3/dq3_04.html
保管サイトも3が多くなって来てなんか良い
548山崎渉:03/03/13 17:45 ID:30NJMGzf
(^^)
549アルス×マリベル:03/03/13 23:11 ID:ZncEhZOx
すみません、時間が取れなくて続きがストップしたままです。
ごめんなさい・・・。
550名無しさん@ピンキー:03/03/14 13:21 ID:qdvdY9M8
オープニングの勇者マーニャもだれか引き継いで欲しい

>549
気にするな
もともと流れ早くないスレだから
551sarasa:03/03/14 21:46 ID:k7phFDcW
中途半端に終わっているもの。
前スレ編集時にも思ってたのですが、書けるもんなら書いてしまいたいものがけっこうありました。
けど、引き継いで書いちゃっていいのかなあ?と思ってたりもします。
雰囲気もけっこう変わったりするし。
なお、中途半端で終わっているものでも、作品として成立しているものはそのまま保管してあります。
実は、オープニングの勇者マーニャは「紫の誘惑(仮)」というタイトルで保管してあったり(w
#これは前スレラストからの続きであるという都合上です。
引き継ぎ者がおられましたら、連作扱い…なのかなあ?それとも、1作品扱い?
悩みつつも、新作を考えようかと。引継ぎありなら、続き書くのも面白そうだけど。
552アルス×マリベル:03/03/14 22:34 ID:/CIRwf14
>550
ありがとう・・・。
きっと帰ってきます。
553名無しさん@ピンキー:03/03/15 00:14 ID:ExFEvvqc
基本的に作者さんがいいって言わないかぎり、引き継ぎは失礼にあたるんじゃない?
どんなに時間かかっても、本人が完結させようと思ってるかも知れないし。
もし、お話や設定(そのSS中の設定の意味ね)に惚れ込んで、「どーしても続き
書きたい!」って熱望するのなら、続きもありかもしれないけど、その場合は引き
継ぎじゃなくて、アナザーストーリーとするのが筋だと思う。

でも、保管の都合上とか、そんな理由で続きを書こうと思ってるのなら、
それは単なるお節介だよ。
554名無しさん@ピンキー:03/03/15 06:25 ID:nxZG1/R4
保全age
555名無しさん@ピンキー:03/03/15 07:15 ID:yncKmxet
最新の音楽情報満載。音楽ファン必見のサイト
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556sarasa:03/03/15 10:05 ID:IUKdyT7v
どーも、私の発言はすべて「保管がらみ」ととられるみたいだけど。
確かにこのスレとここの小説が大好きで、保管作業までやってしまってるおせっかい野郎なんで
あんまり否定できないが。保管の都合上で続きを書きたい!とは思ってませんよ。
保管作業してると、思い入れというのは強くなるものです(スレを2〜30回ほど読みなおしますし)。
そして、中途半端に終わっていると「ああ、最後までやらせたい!」とは思うのですが。
それと保管の都合とは別問題だと思ってください。
#現に、前スレの「中途半端に終わっているSS」はそのまま保管しました。
#中途でも、保管自体には(よっぽどのものでない限り)影響ないんです。

というか、そう言われたら、「続ききぼん」「引継ぎきぼん」とかおもわねーよ。
そんな発言二度としねーよ。
557男賢者×女勇者書いた奴:03/03/15 11:37 ID:tbRlcE5E
>547さん
すみません、別スレのSSを作成中のため、途中でストップしてました。
後はエピローグだけなんで、近いうち完結させます。
文章力が追いつけば、他の仲間の裏設定も絡めて書ければなーと思ってまつ。
558改名:03/03/15 17:06 ID:xTGtjXzP
>557 
ん?547は改名です。メル欄、ID見てね〜。
エリスの様な3の女勇者は自分の頭の中に無かったので、印象が新鮮です。

>552 アルマリさんのマリベルも印象的。なんか、まんまで。7はほんのちょっと知ってます。

>553 
>どんなに時間かかっても、本人が完結させようと思ってるかも知れないし。

かと思えばスレにSS書いた事を忘れてた。と言う書き手さんも居ましたよ。
復活させてぃ。と思うのも人情。
引継ぎって言葉はこちらが先に使った言葉です。お気に触ったら申し訳ありませんでした。
>アナザーストーリーとするのが筋だと思う 
ですね。保管サイトで差し障りなく表示出来るかな…
559改名:03/03/15 17:08 ID:xTGtjXzP
>540 ×力の指輪 ○命の指輪 (あの、HPが回復する指輪)
訂正ついでに>542 マイラの人々の取れば→マイラの人々に取れば

あれ、他のスレでSSの内容がネタにされてるなぁ…。
感想より触発を誘発する文なんでしょうね。実は絵もそうなんですよ。
人に伝える上で野生っぷりがあるんだろうと思います。だから予知とかバリバリ起る。
複数のスレで“あ、読んでくれてるな”と思うレスを見つける事あります。
なので、わざわざサイトにまで来て下さる方以外の方に、自分が見せたいと思う所まで
書きたいと思ってます。
SSの内容で何か思い出すなりして、他のスレで話しのネタにして貰うの嬉しいです。

戦士も(親子?で)ジパング夫婦にちょっかい出しとる。
SS内で表記されてないけど色々繋がっていたり、関わっていたりします。何しろ長いから…。
読み手さんの読解力が無いなんてとんでもなくて、凝り方が地味で見えて来ない
と言う所は否めないっす。何かの拍子にボロッと解る程度の物と思います。
2のあらすじと顛末を良く考えて見たらゲッと思った。
ロトシリーズは隠れたテーマが凄いような。(話せば長いー)

謎云々を言えばバリーは身長をはっきり著した部分が一つもありません。ヒョロヒョロと
背の高い勇者を思おうと、チンチクリンを思おうと読者さんの自由であります。
盗賊女の容姿はバリーに似てるけど、女勇者の容姿はコ○ャルが世に生れる数年前から
自分の中にありました。FC時代から。
これもある種の予知かも知れませんが、あの容姿はねぇ…日本人が実際に体現せしめたと言うだけで
10年以上前でも外人の娘とかなら想像だにしないって事はないですよね?まぁ流行ったのは確かだけど。
560改名:03/03/15 17:12 ID:xTGtjXzP
DQ3を最後までやった事のない人は細部の改名オリジナルwが計れないでしょうね。
(ゲーム中の台詞そのまま使う予定なので、それは書き込む前に“ネタばれ”
と記す事にします。つーかそのままは止した方が良いかな…)

前に“改名さんは同人時代は面白かったのに、プロになって(検閲などが入って)
パワーの落ちた漫画家の様になって欲しくない”とおっしゃってくれたJtnさんはどうしたろう…。
あのギャグ系のエロが帰って来て下さったら鮮烈だろうなぁ。

検閲少なそうな出版社の漫画は確かに面白いですよね。検閲多い所でもやっぱり凄く売れてる人って
他者に何かを伝えるルールなど教えて貰っても吸収力が良いんでしょう。
他者に何かを伝えるルール→これは様々あって、どれをチョイスするかの違いが
(漫画、小説に限らず)表現の違いと言う事でしょう。
でもルールの内容は企業秘密です。
改名は勿論プロじゃないですが、プロの下で働いています。文は関わってないです。
SSはこのスレで初めて書きました。それ以外も創作したって言う文は一、二度です。
やー。沢山怒られるのも無理ないですよねwエッセイが面白いとは言われた事あります。
暇が多くて、高収入で、人間関係最高で、命の危ない職場です。エーのかおい。(危険なのも仲良い理由かも)

sarasaさん
編集の折はどうも、お手数お掛けしました。ラストまで見易さに終始します。ごめんなさい。
書き手さんはsarasaさんは勿論、沢山来て欲しいですね。
561名無しさん@ピンキー:03/03/15 21:05 ID:KChMyHo2
sarasaたんは相変わらずイタイね……
562sarasa:03/03/15 23:19 ID:/qyIDPlg
「おらよ。ご苦労さん」
 ゴールドの入った金袋をもらい、俺はにんまりした。今回の仕事の楽さに少々拍子抜けしていたものだったが、仕事は仕事だ。
これで、しばらくは遊んで暮らせるな。そう思うと、ポーカーフェースが売りの俺も口元が緩むってもんだ。
 俺の名はバース。戦うことが俺の人生であるバトルマスター…なんて言うとかっこいいが、要するに戦士だ。
しかも、最近はほとんど用心棒みたいなことで食い扶持をつないでる状態だ。世の人間が想像する「戦士」と比べると、
どうもちゃちい人間に感じるかもしれない。が、こういうことをしていかないと、食うこともできなかったりするのだよ、この世の中は。
 というわけではないが、はした仕事をやって、俺は金を手に入れた。ちなみに今回の仕事はイシスで商売をやるキャラバンの護衛だった。
最近はモンスターが強くなっているという話だったし、そうでなくとも、金品を満載したキャラバン隊が砂漠を超えるには護衛の一人や
二人は必要なもんだ。そんなわけで、この仕事が舞い込んできたときにはほんのわずかながら躊躇したもんだが、いざ同行してみると、
それほど凶悪なモンスターが現れることもなかった。一番警戒していたのは金品だけを狙うハイエナどもだが、こいつらも見かけない。
この楽さで、こんなにもらっていいものかと、ちょっとだけ頭をよぎった。もちろん、返そうとも思わないがな。
 よりによって、ここは歓楽の町・アッサラーム。金はいくらあっても困りはしない。たまにはぱあーっと遊ぶものいいだろう。
 というわけで、日も暮れだした街の、そこだけにぎやかな一角へとふらふら吸い込まれていったのだった。金袋を懐にしっかりとしまいこんで。
563sarasa:03/03/15 23:21 ID:/qyIDPlg
というわけで、はじめでのDQ3小説に挑戦。俺設定なので、読みにくいは、世界観が不明だわ、という苦情は山のように出てくるでしょうが。
そこまで読み手の思い通りな話は書けませんので。
今回、561が罵倒を繰り広げてくれるイタイっぷり小説なんで、罵倒のみ受け付けます。
ケンカ上等。ただし、スレが荒らされるのは望まないので。

今気がついたが、痛恨の改行ミス。文章が読みにくくてごめんなさい。

改名さん>
いえ、こちらこそ、足らない言葉が多く、いらいらしたことと思います。
このスレの小説はほんと読みやすいし、それでいて「改名節」がきいてるので個人的にはそのままでいてほしいと思ってます。
前スレの前半は…ほんと悩みましたが…(汗。改名節を消さずに読みやすく直してもいいのかなあとか…(ごにょごにょ
書き手さんはどんどんきてほしいですよね。もちろん、時間がかかっても、スレまたがっても
保管人としては完結してほしいと思ってますが、完結できなくても、「書く!」って言う気力が大事なのではと。
保管人や書き手の前に、私も読み手の一人ですから。
564改名:03/03/16 12:40 ID:t4FYGJXN
>551>556>563も、気持ちは分かるんですけどねぇ……。
まぁ>556から分かるように、このスレを大事にしてくれてる方ですよ。

>563
次から文の頭に全角スペース入れようと思ってるんですが、途中から変わらない方が良いでしょうか。
何か保管サイトでも必須のルールに成りつつ有りましたよね?

改名“節”と言われると恥かしいw
2か3かと思っていたら(以前言ってた筈)3ですね。
友人、知人にもDQ好きともらしてないからので、この3祭りは嬉しいっす。
一回、3を何となく憶えていた友達の前で3の絵を書いて
「なんでこんなに憶えているの?」と言われた事がある。
「3好きだったんだよねぇ」って、ここに書き込む程好きやがなw

改名の文は泥臭いので、>562は文の有りようがあか抜けてて、このスレの為にもなりますなぁ
才能のあるお方だと思いますよ。
565ニャル:03/03/16 14:47 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの1/6】

「破ッ」
 気合い一閃。メイの放った蹴りが、地面に立てた丸太を一撃でへし折る。
 ユウはそんないつもの光景をぼ〜と見ていた。
「ユウッ」
 メイが自分を呼ぶ声に気が付き、ユウは顔を上げる。
「ん、なんだ」
「なんだって、なに言ってるのよ。大体、話があるって言ってたのはアンタでしょ」
「ん?ああ……」
「何よ」
「実は、明日アリアハンを立つことになってるんだ」
「……」
「親父の跡を継いで、魔王を倒す旅に出る」
「ユウ……」
「メイ……」
 二人はジッと見つめ合う。
「知ってたわよ」
「へ!?」
 メイの言葉に、ユウの目が点になる。
「だっておばさんから聞いてたから」
「な、なんてこった」
 ユウは頭を抱える。
「で、言いたかったのはそれだけ?」
「い、いや……もう一つあるんだけど」
「なによ」
「あの、その、なんだ、できれば……オレが帰ってくるまで待っていて欲しいんだ」
 ユウの言葉に、メイはキョトンとする。
566名無しさん@ピンキー:03/03/16 14:48 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの2/6】

「それって、プロポーズのつもり?」
「だめかな」
「……もう少しムードってものを考えた方がいいと思うわ。幼馴染みとして最後のアドバ
イス」
 そう言うと、メイは顔をユウに近づける。
「あ、アドバイスをありがとう。そ、それで……」
 見慣れている筈の幼馴染みの顔だったが、間近で見るメイの顔に思わずドキマキしてし
まう。
「言ったでしょ、幼馴染みとして最後のアドバイスだって」
「それじゃあ」
 メイは静かに頷くと、そっと目を閉じる。
「メイ……」
 二人はぎこちなく唇を合わせる。それは、幼馴染という一線を踏み越えることに対する
戸惑いがあったからだろうか。しかし、越えてしまえば何ということはなかった。二人は
今までの遅れを取り戻すかのように互いの唇を求め合う。
 ユウは舌を出すと、その先でメイの唇をちろちろと舐める。始めはぴったりと閉じてい
たメイの唇だったが、ユウのしつこい攻めに負けておずおずと口を開く。
 メイの舌に自分の舌を絡み合わせながら、ユウはそっとメイの胸に手を伸ばす。
 驚いたメイは思わず顔を引く。離れた二人の唇を、細い唾液の糸が結ぶ。
 ユウの掌の中に収まったメイの胸は、服の上からでもはっきりと分かるだけの弾力を持
っていた。メイは何も言わず、ユウの手の中で形を変える自分の胸を微かに潤んだ瞳で見
つめる。
567ニャル:03/03/16 14:50 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの3/6】
「んっ」
 不意にメイが声を上げる。
「悪い、痛かったか」
「ううん、痛いんじゃなくて……」
 言葉を濁らせるメイだったが、ユウは服に浮かび上がる微かな突起に気づく。
「気持ちよかったんだ」
 ユウはそう言うと、その突起を人差し指の腹で弄る。
「んぁ」
 メイは口から零した甘い溜息に頬を染める。
「メイ」
「う……ん……」
 ユウの促すような視線にメイはぎこちなく頷くと、上衣の裾の下に手を入れてズボンの
紐をほどく。暫く手で支えていたメイだったが、大きく一回深呼吸をすると、意を決した
ように手を離す。支えを失ったズボンは呆気ないほど簡単にメイの足元に落ち、長い上衣
の裾の開きからはすらりと伸びた脚が覗く。ユウの手がそっとメイの大腿に伸びる。メイ
は思わずユウに抱きつき、その肩を手で掴む。
 ユウの手で感じるメイの脚は筋肉質ではあったが、それは決してごつごつとした不快な
ものではなく、柔軟で弾力に富んだものだった。ユウはメイの内股をやさしく撫でながら、
徐々にその付け根へと手を動かしていく。
 やがてメイの茂みにユウの指が触れる。なだらかな恥丘に添って徐々に谷間に向けて指
を降ろしていくに従って、ユウの肩を握るメイの手に力が入っていく。
「ひゃんッ」
 ユウの指が、微かに湿り気を帯びた谷間に触れた瞬間、メイの口から今日一番の可愛ら
しい悲鳴が漏れる。
 ユウは指先に力を入れると、まだぴったりと口を閉じたままのメイの秘所に指を潜り込
ませる。
568ニャル:03/03/16 14:51 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの4/6】

 クレバスに飲み込まれた指を、ユウは上下に優しく動かす。初めての緊張からか、メイ
の秘所は殆ど濡れておらず。敏感な柔肉を直接こね回されたメイは、ヒリヒリと焼け付く
ような感覚に思わず顔をしかめる。ユウの指はクレバスの奥に隠れていたクリトリスを見
つけると、それを執拗に弄る。メイのクリトリスは包皮に包まれているせいか、先ほどま
でのような痛みはないものの、手加減のないユウの愛撫にメイの膝がガクガクと音を立て
て振るえる。
「そろそろいいか」
「ちょ、ちょっと待って」
 立つことさえままならなくなったメイは、ふらふらと後ろに進み手近な木の幹に身体を
預ける。
 ユウはメイが準備を終えたの見計らうと、おもむろにズボンをずらす。そこから現われ
たのは、メイの記憶にあるユウのものからは程遠い、太く堅くなったペニスだった。
 ユウはメイの上衣の中に腰を入れると、ペニスに手を添えてメイの秘所を探る。しかし、
長い上衣に隠された中ではそれは至難の業だった。それを察したメイは、上衣の裾を手に
取るとそれを口に運ぶ。
 今まで指先だけで感じていたメイ自身が、ユウの眼前に晒される。ヴァギナに茂った黒
く艶やかな陰毛は、秘所から漏れだした愛液によって妖しくテカっていた。
「い、いくぞ」
 ユウの上擦った言葉に、メイはコクリと頷く。
 グィッ
 ユウの亀頭がメイの柔肉を割って膣内に進入する。
「〜〜〜ッ」
 あまり濡れていない膣内を引き裂く様にして進入するユウのモノを、メイは口にくわえ
た裾をギリギリと噛みしめて耐える。
 やがて、ズンッと重く鈍い感覚がメイの腹の中に響く。
「はぁーーーー」
 ユウはわざとらしいほど大きな呼吸を漏らす。そうやって気を紛らわさないと、今にも
メイの中で果ててしまいそうだったのだ。
 一方のメイはと言えば、とても一息つくような状況ではなかった。
569名無しさん@ピンキー:03/03/16 14:53 ID:P5FyglfG
携帯でおっぱいがいっぱい
http://puririn.com
570名無しさん@ピンキー:03/03/16 14:53 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの5/6】

「ユウ、しばらく動かないで」
 そう漏らすメイの口から裾が離れ、二人の結合部を覆い隠す。
「分かった」
 二人はそのまま互いの鼓動を確かめるように、しばらく抱き合う。
 やがて荒い呼吸が徐々に静まり、痛みが引いてきたのか、メイが口を開く。
「このままじゃ終われないでしょ、ユウのしたいようにして良いから」
「あ、ああ」
 ユウはゆっくりとメイの中からペニスを抜いていく。
「くぅッ」
 身体の中をごっそりと持っていかれるような感覚に、裾を噛んだままのメイの口元から
小さな呻き声が漏れる。ユウも、亀頭に絡みつくメイの内壁が与える腰が砕けるような快
感に必死に耐えながらペニスを引き抜く。
 亀頭をメイの膣内に残したまま姿を現したユウのペニスには、メイが女になった証であ
る、朱に染まった愛液が絡みついていた。
「動かすよ」
 ユウの言葉に、メイは無言のままコクリと頷く。
 それを合図にユウのペニスがメイの中に勢い良く挿入される。
「くあっ」
 メイは身体を裂くような傷みに思わず悲鳴を上げる。何度かぎこちないピストン運動を
繰り返していたユウだったが、徐々にその動きが速くなっていく。
「悪い、メイの中が気持ち良すぎて、止められそうもない」
「い、いいから、ぁ、続けて」
 メイは涙で顔をぐしょぐしょに濡らしながら、ユウの背中に手を回して必死に抱きつく。
痛みを原因が自分の中で暴れるユウにあることが分かっていても、そうやってユウの温も
りを、鼓動を、荒々しい呼吸をその身体で感じることで痛みが和らぐような気がした。
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572ニャル:03/03/16 14:55 ID:aIXM74TC
【旅立つ前にひとときの6/6】
 やがて、メイの中を往き来していたユウに限界が訪れる。
「メイッ」
 ユウの動きが止まり、メイの最深でユウがビクンと短く脈打つ。そのまま続いて訪れる
数度の射精によって注がれる精液が、メイの膣、そして子宮を満たしてゆく。行き場を失
った精液は性合部から漏れだし、メイの内股を濡らす。
 二人は唇を重ねてその場に倒れ込む。
「メイ、待っていてくれるな」
「……」
 二人は情事の後の気だるさに捕らわれたまま、浅い眠りに就いた。

 翌日――、
 王への謁見を済ませて城を出たユウは、旅の仲間を探すためにルイーダの酒場に足を向
ける。
 その時、ユウの目に道端に立つメイの姿が入る。
「メイ」
「行くの?」
「ああ。メイ、絶対に帰ってくるか――」
 メイは人差し指でユウの唇を止める。
「ごめん、あの約束はなかった事にしてくれる?」
「は?」
「待つのはパスってことよ」
 そう言うメイの服は、いつも着ている稽古着ではなく、長旅用の厚手の拳法着だった。
それに、足元には旅に必要なものを積めこんでいるのであろうバッグが置いてある。
「まさか……」
「王様も一人で行けとは言わなかったでしょ。それに、待つのは私の性に合わないしね」
「い、いや……でも」
「それに責任も取って貰わないとね、パパ」
 そう言いながら、メイは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「お、おい……冗談だろ……」
「さーて、どうかしら」
 メイは荷物を背負うと、放心状態の元幼馴染の手を引っ張って歩き出すのだった。
573改名:03/03/16 20:27 ID:t4FYGJXN
こっちこそ言葉が足りなかった…ひー。すみません。
561さんに良くない感情は持ったと思いますが、
563はもちょっと何となく返すレスで良かった様に思いますよ。

>562面白いです。続き待ってます。

565以降のSSは後でゆっくり見させて頂きます。それでは用件のみで失礼します。
574sarasa:03/03/16 21:43 ID:3lTCNnRB
 劇場で酒をあおりながら、ベリーダンスを楽しむ。金さえつめば、酒場のマスターも
いい席を滑り込ませてくれる。おかげでがぶりつきを楽しみつつ、酒に酔いしれるという、
なんとも贅沢な時間を過ごせるってもんだ。
「よぉ、なかなか上機嫌じゃないか」
 頭上から、聞き覚えのある声が降ってくる。振り返らなくてもわかる。顔見知りの
同業者だ。
「ゲヘナ」
「しこたま儲けたようだなあ。顔に書いてあるぜ」
 からかうような口調でそういうと、さっさと俺のテーブルに陣取ってしまう。そういう
奴だとわかっているが、なんともずーずーしい奴だ。
「だけど、気を付けな。お前の懐を狙ってる奴だっているんだぜ」
「わかってるさ。だいたい、お前だってそのつもりなんだろうが」
 人の頼んだつまみの肉に手を伸ばす奴の手に、思いっきり平手を食らわせてやる。
あんまりあからさまに図々しいと、怒りを通り越して感心さえしてくる。まあ、
こいつは憎めない奴だからいいのだが。いつものことだといえばそれまでだし。
「俺だけならたいしたことないだろ」
 こいつはいともあっさりと言いのける。さすがに一発説教してやろうと大きく
息を吸い込んだそのとき、ゲヘナの顔つきがすっと変わった。その顔は、恐れでも
なく、逃げ腰でもなく、真剣で真面目な顔。思わず吸った息をそのまま吐き出して
しまった。
「…なんだよ、なんか言いたいことでも……」
「あくまで噂だ。だから、とり越し苦労で終わるかもしんねぇけどよ」
 ゲヘナはそこでグラスの酒を一気にあおると、顔色を変えずに、こう言った。
「黒いハイエナどもが、潜んでるって話だ。黒い色香で身ぐるみ剥いじまうらしい」
575sarasa:03/03/16 21:44 ID:3lTCNnRB
「まじかよ」
「…わからん。だが、用心棒の連中が、給金をもらった後にやられてるって言うのが
もっぱらの噂だ。最悪、命まで奪うらしいからな」
「……!」
 そういえば、同業者の一人が恋宿で死体になって発見されたとか言う噂を聞いたことが
ある。そんなとこで死んだんだから、春売りのねーちゃんとしっぽり濡れてる最中に
腹上死したのだと思って、さして気に求めていなかったが……。
 ぶるぶるぶる。いやな想像が頭を駆け巡り、俺は身震いをする。
「馬鹿野郎。そんなわけあるか。大体、俺は戦いのプロだ!」
「わかってるよ。ただ……」
 俺が苛立っていることがわかるらしく、ゲヘナは今度こそ逃げ腰になる。
「そんな話するな。酒が不味くなるだろがっ!」
 酒の勢いに任せ、俺はゲヘナの頭をぽかりと殴ってやった。

−−−−−−−−−−−−
パソの調子が悪い!
本人の調子が悪い!(じゃあ書くな
というわけで、まったく進展しない今回のお話。明日にはきっと展開が見えてくるでしょう…(汗
576改名:03/03/17 03:26 ID:8wjT8GVP
>>544 を書いた後にTVで、心臓にも記憶が宿ると言う事が立証されたのが放送されていて見ました。
この頃ちょっとした予知が多いな…。
いや〜、昔の日本人は分かってたんですね(切るのは腹だけどね)
そりゃ日常生きてても心臓が心理に作用するなんて何時の時代も誰でも知ってる事でしたけどね。
あそこまで凄まじいとはね。

それとsarasaさんが嫌な思いされたろう単語をSSで連呼して書く事になります。
人を指して言います。
その分部は前から出来上がっていたので、これは予知だと思います。
気持ち悪くなってきちゃった…。読んで気を悪くされない事を祈りつつ、
今のうちに謝っときます…と言うか561が悪いんじゃ〜w 
いや、スマソ。お二人をネタにした訳ではないのですよ。

スレでネタとして書かれるのは良いんですが、あんまりにも似たようなマジなSS書かれる時は、
改名のを見て触発された!とか書いて欲しいな〜。(宣伝しろって事やね?)
他のスレで見てしまって。
触発されても元と全然違う物書く人、これがこちらとしては嬉しい。
(ちょっと似てるのは嬉しいんですけどね)

SSの感想は後日…。
577改名:03/03/17 14:03 ID:8wjT8GVP
保管人や書き手の前に、私も読み手の一人と言っていたsarasaさんだからこそ
>>564 >>573 で書いた意図を汲んで下さると幸いです。
キツくて、冷たいようですけど。
>576 ←これはこちらのわがままも少しありますが、分かってくれると嬉しいです。

勇×武さん
極力オリジナルを廃した良い読み物って奴ですね〜。
なんか、ここの昔のスレ思い出した。
しかしまぁ…妊娠とか、女武闘家足る者とか、改名の続きのSSでワヤに書きますw
勿論決まっていた事だし、ずっと書いて来たSSの小さなテーマでもありますんで。
目にされても、気にしないでね〜。

つーかエロで妊娠の事までちゃんと書く人増えて来ましたね。とても良い事だ。
そして銀さん、sarasaさんはどうなんのか楽しみ…。
銀さん居ないのかーい?(泣)

書き込みは少ないけど(そうでもないか最近)
思った以上に沢山の方がこのスレ見てると思います。疎かな事は書けねーぜ〜。
578改名:03/03/17 14:51 ID:8wjT8GVP
書き忘れた!
妊娠って言うのはDQだと、3のロトだからこそ生きるテーマなんだよね、これが。(1のローラもそうかな)
579名無しさん@ピンキー:03/03/18 19:47 ID:HXsAiBq6
改名さん、あなたの名前を語る人が801小説板で大暴れしてるけどニセモノですよね
似ても似つかない小説に対してこれは自分の盗作だと言ったり、板違いのここのレス貼ったり
とてもpink板の住人とは思えない厨房みたいなマネしてる(藁
荒らしと判断して住人は放置してるみたいだけど、そろそろトリップつけた方がいいと思うよ
580名無しさん@ピンキー:03/03/19 00:07 ID:QLVZ4FVV
この改名さんが荒氏かどうかは判らないけど、たしかにあんまり感心できない書き込みが多いとは
個人的に思うな
581:03/03/19 01:24 ID:Sp2MAR3W
>改名様
ありがとうございます、銀です…
最近PCの調子が悪くて、やっと来れたと思ったらスレが伸びてて驚きました!
相変わらず読ませる!読み始めたら止まらなくなってしまうのが改名さんの話ですよね!
無理なさらずに、続き頑張ってください!

今何だかやたらと忙しいので、落ち着いたら自分のやつもあげようと思います。
ありがとうございます…

>>ニャル様
面白かったです!続きとかってかかれる予定ないですかね…?
もしあれば激しくキボン!!
>>sarasa様
保管作業お疲れ様です。
SSの続き楽しみにしてるんで頑張ってください!
>>男賢者×女勇者の方
とうとう完結ですか!うわぁ楽しみだ…!
エリス幸せにしてあげてください!!
582男賢者×女勇者書いた奴:03/03/19 16:57 ID:lQSEjr94
>銀さん
前回いい所で切れてたんで(クレスト君実力行使…)、続き気になってました。首を長くして楽しみにしてます。

>改名さん
禿同です>>578
後の世界がありますしね…。
ちなみに私の脳内では、1の呪文のレミーラは賢者シヴァがルビスから授けられた一子相伝の呪文とゆー裏設定があったりします(つまり1の勇者がレミーラ使えるのは…)
この辺もエピローグで書けたら書きたいなーと…。

シヴァ×エリスを書く前に、仲間の戦士フィリオ×武闘家ルリとゆーのもチラッと考えてましたが…さすがに犯罪っスね(苦藁
583改名:03/03/19 18:05 ID:ENwAgP2L
>580
すみません…。自分のSS書く為と、自分の読みたい物の為にやり過ぎでした。
結局自分勝手が過ぎるのは荒しと思います。気を付けます。
>579
私も書き手さんに対してキツイ所はありますが、
どうか氏には気になさらないで欲しいです。
構成とか、細かいディティールとかは似てる部分もあると思いましたが、氏の物が沢山あると思いました。
こちらとしては保管は言うまでも無くOKです。
トリップの事調べて、簡単なら付けたいと思います。

>銀さん キタ!
こちらこそありがとうございます。お忙しい所煩くてすみません。待ってます。
ニャルさんのもそう言えば二人旅になるのかな…。
斬新なのが多くてこのスレのSS楽しいです。
>582 賢×勇さん
戦士フィリオ×武闘家ルリ 犯罪で有りつつ萌え…。フィリオ好きです。
やっぱり後の世界の事は考えますよね。
584名無しさん@ピンキー:03/03/19 19:59 ID:wA3vHwZF
>>583
> 私も書き手さんに対してキツイ所はありますが、
> どうか氏には気になさらないで欲しいです。
> 構成とか、細かいディティールとかは似てる部分もあると思いましたが、氏の物が沢山あると思いました。
> こちらとしては保管は言うまでも無くOKです。

 言ってる事が矛盾しまくり。
 大体、保管は言うまでも無くOKとかいって、801板ではこんな事書いてんじゃね〜か。

>とびねずみさんのバルザック×オーリン
>こちらとしては似過ぎでひっかかる所があります。
>とびねずみさんの作品とは思っていますが、
>氏の物として保管サイトに掲載されるのには抵抗があります。

ここまで書いといて作者に気にするなって、なんだよそりゃ。
大体、どこが似てるんだ? あんたの俺ワールド作品と。全然わからね〜よ。
春だからって電波飛ばすのもいい加減にすれば?
585名無しさん@ピンキー:03/03/19 21:06 ID:f1vnmFWm
>スレでネタとして書かれるのは良いんですが、あんまりにも似たようなマジなSS書かれる時は、
>改名のを見て触発された!とか書いて欲しいな〜。(宣伝しろって事やね?)

何様?

586名無しさん@ピンキー:03/03/19 23:01 ID:o5E6eNp4
改名さんへ
だーいぶ前のスレにもあったけど
 お  ち  つ  い  て  く  れ
それから、煽りに対するレスも 
 や  め  て  く  れ
587改名:03/03/20 00:01 ID:/17nlfZ8
>586
これだけ。585の事は恥かしいです。でも584はそりゃ矛盾します。579さんのレスにあります。
似ている→展開はちと近いかなと。
588名無しさん@ピンキー:03/03/20 00:04 ID:IhOhbGyi
2ちゃんねるに来ているみんなが全部の板・スレを見ているわけでないように、
いくらリンクを貼ったからと言って、必ず他スレを見るとは限りません。
もちろん、他スレの住人さんがここを見ている保証はありません。
なので、ここのスレで、
> どうか氏には気になさらないで欲しいです。
> 構成とか、細かいディティールとかは似てる部分もあると思いましたが、氏の物が沢山あると思いました。
> こちらとしては保管は言うまでも無くOKです。
と書いても、本人は見てない可能性あるわけよ。
もちろん、時系列で後の方の発言が今の発言かもしれないけども。

本気で作者様に「気にしないでほしい」と思うなら、自分の常駐スレでなく
一番最初に疑惑定義したスレで書くべきです。
もしくは、保管うんぬんの話ですので保管サイトのBBSに書く話だと思います。
#このスレに書かれたSSの疑惑なんかはここでもいいと思うのですが。
改名さん。
あなたは納得しているのかもしれませんが、
言われた作者様は納得されてないのかも知れません。
似ているといわれたのなら、どこが似ていると思われたのか知りたいと思うのが
人のサガではあります。
とりあえず、保管云々に関しては千一夜スレで仰せられる方がよろしいと思います。
589改名 ◆eT5G04GdBg :03/03/20 06:41 ID:/17nlfZ8
>私も書き手さんに対してキツイ所はありますが
書き手さんと言うのは総称です。特定の方と言う意味で使った訳じゃありませんでした。
(自分が読み手でもあるくせに、何がキツイだと思う事もあります)

>588
ありがとうございます。千一サイトには書き込みは、ラトームさんも気付いて下さった様です。
今はどこが似ていると思ったのか書き込む時間が有りませんので、
今日か明日の夜にでも千一サイトで書きたいです。

昔の書き手さんはここ見てくれてたりするのかな。来て欲しいなぁ。
590名無しさん@ピンキー:03/03/20 10:14 ID:FzYUf/kB
改名タンの話おもしろいと思うんだけど、このスレが事実上改名氏のスレ
になりつつあるのは、ちょっと感心できない。他の人が投稿しにくい雰囲気
になっていると思う。正直、改名タンは自分のサイトでも開いてそちらでやっ
てクレと言いたい。
591名無しさん@ピンキー:03/03/20 16:51 ID:ZWbjI3vt
面白いと思うなら、別にいいと思うのだが。
投稿しにくいというけど、最近、SS増えてきてるやん。
どちらとかいうとROMの反応が薄い方が個人的には問題な気がする。
出てくるのは、文句言うときばかりというのは如何なものか。
職人さんの意欲をそぐのは、何よりもROMの無反応だと、私は思う。

改名たん自身に問題がないとは言わない。今回の件だって、かなり
言葉足らずの部分があるようだし。
もしかしたら本人はあんまり深い意味なく「似てる」と使ったのかもしれ
ないが、パクリと受け取られかねない問題だけに、もっと慎重に発言
してほしかったと思う。
が、その自分の発言から逃げないで、ちゃんと問題を解決しようとする
態度は潔い。逃げるヤシの多い2chじゃ貴重。
592名無しさん@ピンキー:03/03/20 17:39 ID:Lkn2nLdX
私、むしろ改名さんに触発されてSS書き始めた者です。現在は続く状態ですが…。

>職人さんの意欲をそぐのは、何よりもROMの無反応だと、私は思う。
禿同。『書いても読んでくれる人がいない』状態が一番ツライです。極端な話「下手い」でも「イタい」でも反応あると…。
良くも悪くも「ああ、ちゃんと読んでてくれてるんだ!」と思えるコメント書いてくれてるのって、改名さん含むSS書き同士くらいですし。
593名無しさん@ピンキー:03/03/20 18:25 ID:IhOhbGyi
>職人さんの意欲をそぐのは、何よりもROMの無反応だと、私は思う。
それには禿同ですが、かといって「読んだら感想書きやがれ!」とは言えないから、
難しいところですね。

それはともかく。
千一夜保管BBS読んだけど、結局改名氏はなにがいいたかったのやら。
別に、自分のと似てる!って言う主張自体は悪くないと思うんだけど(言葉足らずな点は大いにあると思いますが)
ここで「にてるの見つけた!」
801板で「にてるから保管しないでくれ」
もう1回ここで「にてるとこはあると思うけど保管はいいです」
そして保管BBSで「別の人です」
では、結局彼には主体性がないのではないか? と疑ってしまうのだが。
というか、どの発言が本人の発言で、その発言が語りなのか?
その疑問をうやむやにしないでほしいとは思いますた。
594名無しさん@ピンキー:03/03/20 19:48 ID:f73Jxs7Z
改名さん
確たる証拠もないのに盗作扱いするのは、作者に対する侮辱だと思うぞ。
漏れもどこが似ているのかさっぱりわからん。
あんたの個性的な文体を真似できる香具師なんてこの世にいないだろうし。
しかもこっちで自分のカキコと認めておいて千一夜ではバックレっすか。
更に801板で謝罪もしないで自分の発言を削除しろだって?
さんざん荒らしといて勝手すぎる。
第一あそこは2ちゃんのスレじゃないんだぞ。
きちんと作者や管理人さんたちに謝るべきだ。削除はそれからだろう。
595ラトーム ◆518LaTOOcM :03/03/20 19:49 ID:6eE60nmc
 なんだか保管が絡むとトゲトゲしくなるようで、悩んでいる千一夜管理人です。
 この件に関して、改名さんが何を感じられて、結果どう考えられておられるのか、
という点について、千一夜のサイト掲示板の方でお話をうかがいたいと思います。
 こちらのスレで起こった事では無いので、以降、この件についてはあちらでお話
しください。私が仕切るのもおこがましいと、いろいろ考えたのですが、スレ違い
な話題が続くのもどうかと思いますので、お目こぼし戴きたく思います。
 申し訳ありません。
596名無しさん@ピンキー:03/03/22 00:25 ID:B/oTTMWE
なんかしばらく来てない間にえらい事になってるな・・・
597名無しさん@ピンキー:03/03/22 01:10 ID:ybznHdS9
>595
もういっそあの形の保管作業自体を止めちゃえば?
スレの保管だけでいいんでない?
なんか保管をステータスと勘違いしてるような節はあるし
自意識の肥大に拍車をかける形になってるし

あの言い草だとこの人絶対また同じ事やらかすよ

598名無しさん@ピンキー:03/03/22 01:36 ID:n2ipKoqH
結局、改名の正式な謝罪はあったのか?
599名無しさん@ピンキー:03/03/22 01:41 ID:LIBspvbd
クロノトリガーきぼんぬ
600名無しさん@ピンキー:03/03/22 02:55 ID:9+RUnLZ6
>597-598
ラトームさんのレスを読んでないのかな?
この件に関しては、千一夜サイトの方で進行しておりますよ。
結果が出るまで静観してるが吉。
どっちにしろ、この件に関して改名さんに何かを言える人は、SSの
作者さんとラトームさんだと思うしね。

ラトームさんの意志を無視してレスしてゴメソ。
バカらしい極論とか出てますけど、保管サイトを楽しみにしている人は
たくさんいると思いますので、お気になさらず。
大変だと思いますが、がんがってくだされ>ラトームさん
601名無しさん@ピンキー:03/03/22 05:35 ID:R2QuA9QQ
いや保管自体に問題があるんじゃないと思いますよー
悩む必要はないかと。

改名さんどうこうは今はまだ言える状況じゃないと思うけど
このスレの保管に対するこだわりはもうちょっとどうにかしたほうがいいかと・・・
もうすこしこう軽く「保管されてもかまわない」ぐらいのスタンスでいたほうがいいよ
度を越えたこだわりはなんにしても火種になるよ

602名無しさん@ピンキー:03/03/22 06:26 ID:oBz4Y45a
このスレレベル高いなー
特に1の勇者×ローラが凄く(・∀・)イイ!
いいもん見せて貰いました、(;´Д`)ハァハァ
603ニャル:03/03/22 20:34 ID:aV4I+4PS
勇×武を書かせていただいたニャルです。
続きというか、冒険の一場面を抜き出す感じで書いてみたいと思います。
ちなみに二人では冒険しません(苦笑
604名無しさん@ピンキー:03/03/22 23:22 ID:CH2Bvw5Z
>>603
 ニャルさん、武闘家がかわいくってツボだったんで
続きすごい期待してます!
605名無しさん@ピンキー:03/03/23 01:49 ID:ijeJ+KzU
606ラトーム ◆518LaTOOcM :03/03/23 19:37 ID:FxSmKLTZ
 いろいろお騒がせしましたが、問題は終結しました。詳細は、千一夜の掲示板を
ご確認くださいm(._.)m。
 http://www2.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?FFDQ1001YA
 今回の件でこちらにいただいた私へのご意見は、私の心に留めておきますので、
レスは無しでお許しくださいm(._.)m
 また、火曜日(25日)の夜までは、千一夜の方に自由に書き込めるスレをおいて
おきますので、ご意見/感想その他、シャウトしていただきたいと思います。
(私のやり方が一番良かったのかどうか疑問でして、いろいろご指摘いただけると
非常にありがたいです)
 そのスレの消滅を持って、この件については忘れるというか、語らないことに
していただけると大変ありがたいです。私がお願いするのは筋違いですし、大変
おこがましい行為だと思っておりますが、今回疑惑の人物になってしまったとび
ねずみさんが望んでおられることでもありますので、よろしくお願いいたします。
 この書き込みへのレスは、千一夜の方にお書きくださいませ。すみません。

 『保管は二の次、一義は書くこと、これに尽きます』という先代保管人の名言を
置き土産に、マターリと新作が書かれるようなスレに戻ることを期待しつつ。
607名無しさん@ピンキー:03/03/24 16:22 ID:lgqI6v8U
>>ニャルさん
お子様カップル、個人的にツボなので今後もメチャクチャ期待してます!!
608男賢者×女勇者書いた奴:03/03/24 17:59 ID:EQ7cNOiA
>ニャルさん
遅レス申し訳ありませんが勇者×武闘家、堪能させて頂きました。「待てないからついて行く女の子」ってすげえ可愛くて萌えでつ。

漏れも頑張って賢者×勇者終わらせよう…。
609ニャル:03/03/24 21:06 ID:RTsQK3kF
なんかレスいただいてちょっと恥ずかしいです。
まあ、気長に書きますんでマターリと待って頂ければ(汗

>>607さんのお子様カップルって感想見て、そうかなぁ……と思って
読み返したんですが、やっぱ幼いかも(苦笑

>>608の男賢者×女勇者書いた奴さんも頑張って完結させて下さい。
一読者として楽しみにさせていただきます。

長くならないうちに終わります。では……再見〜♪
610アルス×マリベル:03/03/26 23:40 ID:HMak1Ls0
「教えてあげるよ、ここがこんなになってるのはね」
「ん!」
アルスはわざと音を立てるように「そこ」に指を立て掻き回した。
マリベルの内腿がびくりと痙攣する。
「・・・マリベルが欲しがってるからだよ」
すでに二本指を入れられ、そこの一番敏感な突起に押さえつけるように手を動かされると、マリベルは
その刺激に思わず腰をよじった。
くちくちとそこが音を立てる。
「この前より感度がいいね。・・・やっぱり一度知ったからかな」
「そ、ん・・・あ!や!・・・」
「すごいや。どんどん溢れてきてる」
充分に濡れたことで、アルスの指がどんどんリズミカルに滑りそこを突く。
歯を食いしばって声を殺そうとするあまり、呼吸すら難しくて、快感に溺れまいとするマリベルを苦しめた。
急に指が引き抜かれ、知らない間にまた目を瞑っていたマリベルは思わずアルスを見た。
視線が合うと、アルスはこれ見よがしにマリベルに手をかざした。糸を引くほどに、そこには粘ついた透明な
液体がたっぷりとついていた。
「ほら。マリベルのだよ」
マリベルが顔を背けたのを見て、アルスは面白そうに小さく笑うと、指についたそれを舌で舐めた。
ぴち。
それは極小さな音だったにも関わらず、マリベルの耳に刺さるほど大きく響いた。
「マリベルの・・・甘い」
かあっと全身に熱が巡り、先程まで指を立てられていた箇所がずくんと疼いた。そこが物欲しげにきゅっと
締まったのがわかった。張りつめた心が軋んだ音を立てて崩れかける。
「・・・もう、や・・・」
ぽろっと涙が一粒落ち、草むらを濡らした。
611アルス×マリベル:03/03/26 23:43 ID:HMak1Ls0
存在証明〜。
続きを少しいっときます。
前回は>>452です。(なんて長い間ストップしてたのでしょう・・・)
612アルス×マリベル:03/03/26 23:45 ID:HMak1Ls0
身体が思い通りにならない。二度目だからこそ、何が起こるのかわかっているからこそ、心で嫌悪しても
身体が勝手に反応していく。
情けなさと絶望で、マリベルの頬にはいくつも新たな涙が生まれこぼれた。
「う・・・ふッ」
続けて漏れそうな嗚咽を飲み込む。
「泣いてるの」
アルスにそう問われても、答えられない。消えてしまいたかった。
嫌だと言いながら勝手に反応する身体。そして、身体に宿っている本当はそうされたいと望んでいる
もう一人の自分。
「調子狂っちゃうな。ねぇ、いつものマリベルはどこに行ったの?」
言いながら、アルスは行為を再開した。すっかり敏感になった股の付け根を撫でる。
「やっ」
暴れる、というより、幼い子のように力なく手足を動かすマリベルの抵抗に、アルスがまた手を止める。
「ねぇ、ほら、そんな風に泣かないでよ」
「や、も、いや」
「いやって・・・こんななのに」
ちゅくんとそこにまた指を入る。
少し動かしただけで、マリベルがびくびくと反応する。
「や、は・・・」
それでも、マリベルはいやいやと首を振って、アルスを退けようとする。
613アルス×マリベル:03/03/26 23:46 ID:HMak1Ls0
すみません、久し振りすぎて緊張したのか、書き込む順番間違えました。
ごめんさい。
次回は最後まで行きます。
614GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:15 ID:o06zuOda
ひさしぶりに来たところ、
私の駄目な作品を保管してくださっていたので
感動しました(感謝
お礼というにはあつかましいですが、
DQ6主人公×バーバラを載せたいと思います。
615GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:16 ID:o06zuOda
いけない遊び

僕は、えにくす。
ライフコッドで暮らしていた普通の男子、
だったんだけどレイドックっていうお城の兵士になった後から
たてつづけに不思議なことが起こったんだ。
ある大穴から行き来のできる世界と、僕が最初にいた世界。
その2つの世界の謎を解き明かそうとしている間に加わった
ハッサン、ミレーユ、バーバラ、チャモロと力をあわせて
魔王といわれていたムドーというのをどちらの世界でも倒した。
そして、上の世界って呼んでいるほうに戻るとダーマ神殿が
その機能を戻していた。
ダーマ神殿って言うのは、特殊な技能を身につけるための職業につける神殿。
そこで、僕はまずは武闘家になった。
筋骨隆々のハッサンは戦士。
チャモロは天職とも言うべき僧侶。
金髪の綺麗なおねーさん、ミレーユは魔法使い。
そして、オレンジ色の髪にポニーテールのバーバラは遊び人。
って、遊び人ってなんだよ(笑)
616GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:21 ID:o06zuOda
で、僕ら一行はモンストルって町についたときだった。
宿をとって各自自由行動ってなって、解散したんだ。
個室型の宿だったので、それぞれが部屋に入り順番に外に出て行ったと思う。
僕はといえば、とくにすることもないけど町をまわろうと思って外に出た時だった。
濃い青色のノースリーブにミニスカートのワンピースを着た女の子が立っていた。
バーバラだ。いつもは背中からかけているマントがないのでちょっと後ろ姿にドキッとした。
声をかけようと思って近づいたときに、彼女は自分のブーツの上のソックスを直そうと
上半身を曲げた。その反動でスカートの口が上向きにズレた。
僕は内心ドキドキした。スカートの中のものが見えるかと期待したのだ。
期待は叶った。彼女の白いパンティが見えたのだ。
僕は声をかけなかった、自分の判断を喜んだ。
617GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:32 ID:o06zuOda
旅をするようになって、なにが辛かったっていい年の男がなかなか自慰できないことだ。
野宿ではそんな余裕はないし、宿屋が大部屋で一緒だったりすると我慢するしかない。
それでもトイレにいってしたりしたが、ネタとなるとミレーユやバーバラを頭の中で
いやらしく想像しているだけだった。
そのバーバラのパンティが見えたことに僕のひのきの棒は大きくなった。
と、バーバラがソックスを直し終わり、体を伸ばしてちょっと周りを見まわした。
当然、僕に気づいた。僕はドギマギした。見たことをバレていないだろうか…、
いや、バレたところでどう対応すればいいんだ?などと考えたけどバーバラは
「えにくすも今から?」
と普段どおり。
「ああ」
「そっか。夕飯までに戻ってくればいいんでしょ?」
僕は一安心しながら、
「そうだよ」
「じゃーね!楽しんでくる」
バーバラは快活に走っていった。どうやら、普段のマントだとああしてもスカートの中が見えないためか
まったく気づいていない様子だった。
僕は買い物に行こうと思っていたのをやめ、すぐさま部屋に帰った。
618GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:42 ID:o06zuOda
ズボンをおろして大きくなったひのきの棒をこすり始める。
頭の中では見えたバーバラのパンティを鮮明に思い出し、ゴシゴシとこする。
ああ、イイモノを見たよなぁ。頭の芯が徐々に熱くなってくる。
ううおお、キタ、キタ。そろそろイク!

ガチャ!

ビクッ!
しまった、カギを……かけ忘れた!あまりの興奮に入ってすぐに行為をはじめてしまったのだ。
誰だ、誰だ、誰だ?!僕は、堅いままの股間を脱いだズボンをひろって隠した。
……入ってきたのは、なんとバーバラだった。口元にはニヤニヤとした笑みを浮かべている。
「どうしたのよ?」
「ど、どうしたって?バーバラこそ、さっき町まわってくるって」
「アハハ!」
バーバラの笑い声に僕は、まったくまいっていた。僕の格好を見ればナニをしていたのはすぐわかるからだ。
でも、なんだって急に僕の部屋に来るんだ?!
「だってさぁ、えにくすったらさっきアタシの後ろにいたでしょ?
ブーツのソックス直すとき後ろにいたの知っていたんだ」
僕は絶句した。
「パンツ見えるようにしてあげたら、喜んじゃってすぐに部屋に入っていくじゃない。
絶対、ソレしてるんだろうなぁって」
「な、なんで見せたりしたの?」
「えー、だって今、アタシがなにかしっている?」
僕には質問に答える余裕などあるわけもなく、股間のひのきの棒もすっかりしぼんでいっていた。
答えない僕にバーバラは言い放った。
「アタシは、あっそびにーん!」
619GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 02:51 ID:o06zuOda
そういうとひのきの棒を隠しているズボンをとりあげた。ぼくのしぼみかけていたソレを見て
クスクスと笑う。僕は情けなくって泣きたくなってきた。いいから早く出て行ってくれ!
そう言おうとしたときに、バーバラは思いもかけないことを言った。
「それじゃ、今からテストしまーす」
テスト?なんだよ、それは……。
バーバラは、スッっとスカートをもちあげた。さっきはようやく見えたパンティをいとも簡単に
見せてくれた。それに僕のひのきの棒は素直に反応した。
「アハハ、おもしろーい!」
僕はどなった。
「どうしたいんだよ!」
「フフ、えにくすのしたいようにすれば?」
僕は、この言葉にムッとして言った。
「じゃあ、バーバラはいうようにしてくれるのかよ?」
返答は、「いいよ」だった。僕の股間は大きくいきりたった。
「じゃあ、その……ワンピースを脱いでよ」
「いいよ」
サッとワンピースを脱ぐ。ちょっと色気が足りない脱ぎ方だったけど下着姿のバーバラにますます興奮した。
「ブラジャーもとって!」
「え?」
この段でようやく彼女の予想以上のことをいったらしい。すこし躊躇の表情を見せた。
でも、それが余計に僕を興奮させた。
「いうようにしてくれるんじゃないのかよ?うそつきだな」
「脱ぐわよ!」
620GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 03:11 ID:o06zuOda
バーバラが後ろのホックへと手をかけ、ブラをはずすと桜色の乳首がすこし膨らんでいた。
僕は知らず知らずのうちに股間のひのきの棒を掴み、スライドを開始していた。
バーバラは、それを見てちょっと勝ったような気分になったのか、
びっくりさせようとパンティに手をかけた。
僕はギョッとした。だって、まだ……その……パンツの中身なんて見たことなかったからだ。
僕の手がとまったのを見てバーバラはいたずらっぽく笑った。
「えにくす、びっくりしちゃったかな?」
僕は、精一杯の抵抗をした。
「バーバラもオナニーしろよ!俺のだけ見るなんてズルいよ!」
バーバラが、遊び人の表情のままうなずいた。ちくしょー!
バーバラはベッドに座ると、自分のはぐれメタル部分をいじりだした。
喉からもれる喘ぎ。次第になってくる水分を含んだ音。
僕は、なんだかこの現実離れした事態のせいかなかなかいけなかった。
もうひのきの棒ははちきれそうなのに。次第に、手の動きが遅くなってきた。
「アア…ん…」
横で喘ぎをあげるバーバラの裸体を見て僕の中でなにかがはじけた。
バッとバーバラの華奢な体を押し倒した。目を白黒させているバーバラの
脚を広げて、バーバラの指のあったあたりにいきりたった棒をつっこませた。
グリュリュ!
「痛いっ!!」
621GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 03:15 ID:o06zuOda
バーバラの悲鳴に近い叫びを僕の口を重ねてふさぐ。バーバラの中は暖かくて柔らかかった。
気持ちいい。腰をすこし動かしてみると、それを包み込むようで僕の先走り汁が出ているのがわかった。
「んぐ……」
バーバラは痛みと快楽から、うつろな表情になっていた。
僕はバーバラの胸を揉んだ。か細い声があがり、いれたままの僕のひのきの棒から汁がにじみ出ていく。
腰を前へ、後ろへとするたびにバーバラの体が弓なりになった。
「イャァ……はぁあ……」
5回ほど腰を動かしたときに僕の棒は液体を出した。ぶちまけた!バーバラの中に!

ハアハア……

たった数回でイっちゃうなんて。気持ちいいな。女の子の身体の中っって。
僕はバーバラの中で急速にしぼんでいく棒を感じながらひきぬいた。
「ヴァージンなくしちゃった!っていうか痛かった」
バーバラが涙で少し赤くなった目でいった。
「ごめん。もしかして、…ってもしかしなくても怒ってるよな」
バーバラは小さくクビを振った。
「怒ってないよ。だって、全部狙ったとおりだもん」
「は?」
「予想外だったのはエッチが思ったより痛かったことだけ」
「て、ことは?」
僕はいやな予感がした。そして最後の一言はそれを裏付けた。
「パンツ見せるところから、作戦通りよ。ダーリン」
ぐっはぁぁ!
622GBH ◆WoueFxyFoA :03/03/27 03:18 ID:o06zuOda
これで終わりです。
では。
623名無しさん@ピンキー:03/03/27 03:20 ID:Y420JrDM
グッジョブ! はぐれメタルワロタ
624名無しさん@ピンキー:03/03/27 11:10 ID:U8xrS/Mb
えにくす君のしゃべり言葉が不気味でワラタ。「キタ キタ!!」
625名無しさん@ピンキー:03/03/28 01:18 ID:eYfvSmly
うおお、漏れも6主人公×バーバラネタ考えてたよ!
まあシチュエーションとかは違うけど
ほとぼりが冷めた頃うぷしよう・・・
626名無しさん@ピンキー:03/03/28 02:04 ID:Ks8Eobqu
>>625
え。でも、GBHさんのはこれで終わりなんじゃない?
だったら是非うpして欲しい。

>>621
最後のダーリンがいいなあ。言わせたい
627名無しさん@ピンキー:03/03/28 20:48 ID:+whbly5z
ドリスきぼん(・∀・)
628名無しさん@ピンキー:03/03/29 09:36 ID:tjer32jA
あげ
629名無しさん@ピンキー:03/03/30 19:17 ID:vzkvu3p9
ドリフ(落ち)きぼん(・∀・)
630名無しさん@ピンキー:03/04/01 21:54 ID:VdXWATJt
>629
某スレで雷様ネタキボンヌしてた人っすか?
631 :03/04/02 23:28 ID:L7PH6mIH
アルス×マリベルさんがんがれ
632名無しさん@ピンキー:03/04/03 18:36 ID:Ni/1FwBz
改名タソ再降臨きぼーん!
バリーちゃんにまた会いたいYO!
633名無しさん@ピンキー:03/04/03 21:08 ID:r+3xUynJ
あげ
634名無しさん@ピンキー:03/04/03 23:08 ID:zDMZVih4
アルマリ期待しちるよ!ヽ(´ー`)ノ
最後までガムバッテくだちいw
635名無しさん@ピンキー:03/04/04 03:30 ID:2Y3n0PSa
女戦士がすごく大好きなんだけど
同士なかなかいない
636名無しさん@ピンキー:03/04/04 09:40 ID:nnPzL0a1
              ,.-、
           /.n l  /⌒ヽ
             | l l | ,' /7 ,'
        , '' ` ー ' '-' /
       /  、_,       `ヽ  
         l   , .-. 、`´    l
         ヽ  ヽ ̄フ     / やっぱもろ〜〜〜!
        丶、 ̄____,/
         /  ,. - 、  ) http://www.media-0.com/www/dvd01/index1.htm
      (( ( n ([M],ハ_う
         ゝ)ノ  ̄   ヽ
            /   _   l ))
            〈__ノ´   `(_ノ
637名無しさん@ピンキー:03/04/04 15:29 ID:5Q/VC5GD
>>635
同志!
638名無しさん@ピンキー:03/04/04 16:00 ID:sVSoZ95Z
バリーたん、サーシャたん、エリスたん…首を長―くして待ってまつ。
639名無しさん@ピンキー:03/04/04 20:56 ID:aDLxnOek
前スレだっかかの賢者×女戦士は萌えたよー!
そろそろ千一夜に入ってるかも。
640名無しさん@ピンキー:03/04/05 00:57 ID:g79XCwRk
男勇者と女賢者が漏れの中では好きな組み合わせかな・・・
2のネタは少ないッスよね、親戚だからか?
641名無しさん@ピンキー:03/04/05 02:32 ID:7h8wMwid
>>640
2のネタは保管庫行くとすごい数あると思われ。
書き手さん、最近来ないな…。
女賢者は自分もハァハァ
642名無しさん@ピンキー:03/04/05 02:44 ID:LTu1rQPW
643名無しさん@ピンキー:03/04/05 07:38 ID:yITS5OzB
勇者同士の作品なんてあったのか?
昔その二人に激しく萌えてた。消したい過去(w
644名無しさん@ピンキー:03/04/05 18:24 ID:rW+TRl8c
>>643
4の勇者同士なら、結構有名なサイトがあるよ。
絵描きさんだけど。
645名無しさん@ピンキー:03/04/05 18:26 ID:qoYhXR5a
>644
二次板に最近貼られてたへたれてる絵のとこ?
萎えた。
646名無しさん@ピンキー:03/04/05 19:58 ID:lXY0PjcR
>>645
あれをヘタレているというのは結構キビしいですね。
漏れは勇者たちが本人(理想の自分)×彼氏(理想の男性)
に変換されているように見えて萎えている。
単にあの女勇者がタイプではないだけど。
647名無しさん@ピンキー:03/04/05 21:38 ID:HrcmUjJg
まぁヘタレだはドリームてんこもりではあるはな。
648名無しさん@ピンキー:03/04/06 00:52 ID:eSTg2DXF
3の組み合わせは色々ありすぎて難しいなぁ。
(自分は勇者x魔法使いとか書いてますが
649名無しさん@ピンキー:03/04/08 03:00 ID:b646NEBn
 薄手の毛布にくるまっていた私が目を覚ますと、視界には宿屋の部屋の壁があるだけ
だった。体を起こしてベッドの反対側を見る。リュカはまだ眠ってた。
 リュカも私も裸だ。毛布は私が独り占めしていたから、彼はお腹も晒して寝ていたわ
けだけど、今は暑い季節だから風邪をこじらせる事はないと思う。頑丈な人だし。
 私はつい、夫の無防備な寝顔や今までの旅で鍛えられた体に見とれてしまった。だけ
ど一番興味を持ったのは、昨夜私の中に入ってきたときとは打って変わって縮んでいる、
アレ。
 大人の男の人の、こういう状態のを見たのは初めてだ。親がアルカパで宿屋をやって
いた頃に、お客さんの小さな男の子のおちんちんを見ちゃったことはある。でも、子供
のとは違って、リュカのは先の方の皮が剥けていてピンク色の中身が見えてる。ここが
子供と大人の違いなんだろう。
 だけど本当に、このフニャフニャなのが、あんなに大きく固くなるの? それがどう
も信じられない。昨夜のリュカのを思い出しながら、私は目の前のと見比べた。
 と、それが突然動き始めた。ゆっくりとのたうちながら、少しずつ大きくなっていく。
少しグロテスクかも。と思いながらも、私は息を飲んでそれを観察した。
650名無しさん@ピンキー:03/04/08 03:01 ID:b646NEBn
 やがて、それはすっかり大きくなって、ピン、とそそり立った。
 男の体って不思議だ。思わず感嘆すると、
「ビアンカ」
 急に声をかけられて、とても焦った。いつの間にかリュカの下半身に顔を近づけて屈
めていた背中を一瞬で伸ばしながら振り返る。
「あ、おはようー」
 何事もなかったかのように振る舞う。だけど、
「朝から何やってるんだよ?」
「別に何もしてないわよ」
「俺のをじっと見てただろ」
 ああ、やっぱりバレてた……
「え……っと……」
 言い訳を考えてる内に、リュカは勘違いしたのか、こんな事を聞いてきた。
「ビアンカ、そんなにしたいの?」
「ち、違うわよ。ただの好奇心。男の人の体への好奇心というか興味というか……」
 こんな事を説明するのもすごく恥ずかしいけど、朝起きてすぐにいたしたくなる女だ
と思われるのはちょっと抵抗ある。顔から火が出る思いで弁解して、どうにか彼は納得
してくれた。わずかにがっかりした素振りを見せたのが少し可笑しかった。
651名無しさん@ピンキー:03/04/08 03:01 ID:b646NEBn
 それにしても恥ずかしいところを見られてしまった。誤解は解いたけど、私はまだ動
揺してる。
 顔を洗って胸を落ち着かせようと思って、服を着るためにベッドから降りた。すると、
リュカは私を呼び止めて、ベッドの縁に腰掛けた。彼は下半身を隠してもいないから、
私は目のやり場に困った。
 彼はしばらく迷った後、単刀直入に切り出す。
「口でしてくれないかな」
「え……、く、くち……?」
 彼は顔が真っ赤になっている。たぶん、言い出すのにかなりの決心をしたのだろう。
だけどそんな事、言われた方も困る。私が口ごもっているとリュカはすごい理論を展開
した。
「君に見られたせいでこうなったんだ。だからその責任は取ってくれ」
 なんて馬鹿なことを。無茶苦茶な理屈だ。
 私が呆れながらそう言っても、彼はまだ食い下がってきた。
 ──うーん、どうしよう……
 子供の頃そうだったみたいに、私がもっと強く断ればすぐにリュカは諦めるだろうと
思う。だけど、勘違いとはいえリュカに期待させてしまったのは確かだし、あんまり強
く言うのも可哀相かもしれない。私が本気で怒っていないかどうかをうかがう視線もな
んだか可愛いし……
「一回だけだからね」
 根負けした私はリュカの足下に膝をついた。
652名無しさん@ピンキー:03/04/08 03:43 ID:O6ivreXj
ビアンカキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
653ラトーム ◆518LaTOOcM :03/04/08 21:03 ID:IqeIPEiN
 千一夜サイト、更新しました。「DQのエロ小説2」から8本保管です。
 http://www3.to/ffdqss(ブックマークはこちらへお願いします)
内訳:DQ2/1本 DQ3/1本 DQ4:4本 DQ6/1本 DQ7/1本

 さらに、以前に作者である改名さんから依頼されていたDQ3の“運命”
“無題”DQ4“戦士の夢”を削除しました(これに伴って“運命2”も削除)。

 こちらで書かれているアルマリ。さんの前作を今回保管したのではないかと
思うのですが、作者名はあれで良かったのでしょうか。確認していただければ
幸いです。
654sarasa@代理:03/04/08 21:42 ID:vUGmkAFP
ただいまDeny規制中のため、2ちゃんブラウザで観覧のみのsarasaです。
#今回は、書き込み代行スレにておねがいしますた。
私の書きかけの続き、あまり待ってる方はいないような気がするのですが、
規制が解除されないと書き込めないので……万が一次スレになったらごめんなさい。

感想とか、いろいろ書きたいことはあるのですが、これらも全部規制が解除されたら。
それまで、2ch休眠状態です。
というわけで、みなさん。おやすみなさい。
655名無しさん@ピンキー:03/04/09 04:09 ID:IiXL8DgB
ビアンカタンの続きキボンヌ
656名無しさん@ピンキー:03/04/10 13:36 ID:Yg/3uZsP



激エロ美少女の排便、排尿、大量浣腸(無修正)
http://www.prettyhips.net/yukari/
657名無しさん@ピンキー:03/04/10 19:22 ID:xRx2EB3T
ttp://www.muvc.net/kamoto/tika.html
↑ここは概出ですか?
219.99.16.189 , CATV-219-099-016-189.medias.ne.jp ,
658名無しさん@ピンキー:03/04/10 19:36 ID:cOeM8h+H
>>657
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
659名無しさん@ピンキー:03/04/11 17:45 ID:0qeJePnd
>>657阿呆。
660洋物動画:03/04/11 17:48 ID:3DqDa7sF
661名無しさん@ピンキー:03/04/12 23:03 ID:UaSUaTBF
テリーとバーバラきぼんぬ(ごく一部か?)
662vv:03/04/13 05:47 ID:ooLCvxyU
★賞金が当たる★彼女が出来る★スッゲー気持ちいい★
http://www.pink-angel.jp/betu/linkvp2/linkvp.html
663名無しさん@ピンキー:03/04/13 05:53 ID:6Iji/x62
レースクイーン
http://jracequeen.com
664名無しさん@ピンキー:03/04/14 16:15 ID:YtGKWvbP
665sarasa ◆grixsarax. :03/04/14 20:45 ID:OfqWG+/f
おや?
あー、てすてすてす。
よし。

ほぼ1月ぶりに書き込み可能になりますた。sarasaです。
というわけで、こっそりまったり書きます。こそこそこそ。
666sarasa ◆grixsarax. :03/04/14 20:50 ID:OfqWG+/f
この前を忘れた方がこちら(たいして書いてない)
>>562
>>574-575

 久しぶりにいい感じで酔いしれられた。ボトル単位で酒が飲めることなんて、
そうそうある話じゃない。まあ、懐も思ったより軽くなってしまったが、まあ
たいした問題じゃない。
 ただ、ここで心残りなのは、ベリーダンスの踊り子ちゃんたちをゲットでき
なかったことだ。適度に声をかけてみたものの、のらりくらりとかわされてし
まう。彼女たちはいつもそんな調子なので腹が立ったりはしないのだが、たま
には俺だけにそのダンスを披露してほしいものだ。もちろん、そのあとはご褒
美に快楽の空まで翔けあがらせてやるってのにさ。
 ……こんな馬鹿なことを思ったりしているのも、きっと人肌が恋しいからだ
ろう。この街では見知った女は一人もいないからなあ。困ったことに。
 と、上の空で道端を歩いていたものだから。
667sarasa ◆grixsarax. :03/04/14 20:53 ID:OfqWG+/f
「きゃっ」
「っって!」
 誰かにぶつかってしまった。その弾みで、相手は弾き飛ばされるように道端に
倒れこむ。俺がなんともないところを見ると、小柄な…女か?
「お、おい。大丈夫か?」
 真っ白なローブをゆったりと着込んだそいつに声をかける。ローブが大きすぎるのか、
布に埋もれているようだ。手を出して起こしてあげたいが、どこが手なのか
見当もつかん。
 どうしたもんかと思案する間もなく、そのローブの固まりがもこもこと動き出した。
そして、ぴょこっと勢いよく飛び出したのは。
 涼やかな光をたたえる銀髪。白いローブに散るように広がる、セミロングの光の波。
「……」
 その波の向こう側から放たれる、ルビーのように赤い瞳。その下には、珊瑚の様に
薄いピンク色をした、微かに潤んだ小さな丘。その、2つとないであろう
宝石の輝きに、俺はすっかり心を奪われてしまった。
668sarasa ◆grixsarax. :03/04/15 23:43 ID:NIJZoPN/
……自分で書いてて、いきなり間違いが(汗
ラスト3行前の「ルビーのように赤い瞳」は「サファイヤのように青い瞳」が正しいです。
多分(マテ
#この時点で、公式ガイドブックを持ってないので、公式キャライラストが手もとにないのよ…。
#ぐぐっても、キャラがででこない。

で、すみません。
どなたか、次スレ立てをお願いしたく……。
私は立てられなかったので(涙
いや、不用とか住人がいないとかでしたら涙するしかないのですが…。
669名無しさん@ピンキー:03/04/16 18:01 ID:7P6JhUeE
とりあえず続きをきぼんぬ
670名無しさん@ピンキー:03/04/17 09:43 ID:kCmg3XyT
新スレたちますた。即落ちしないように書き込みおねがいます。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1050540097/
671山崎渉:03/04/17 12:21 ID:TKWjnpQP
(^^)
672名無しさん@ピンキー:03/04/18 22:13 ID:1Um1E2tL
新スレ落ちました…… 早いよ!
673名無しさん@ピンキー:03/04/18 23:48 ID:gae06TjT
即死回避できなかったんだ・・・
674名無しさん@ピンキー:03/04/19 11:47 ID:EIprH5so
うわぁ…もう流れたのか…
「アリーナ×クリフト」の書きかけがHDDから消えちゃってた…。
誰か持ってないかなぁ…

675名無しさん@ピンキー:03/04/19 19:56 ID:/ILRell2
ドラゴンクエスト官能小説Part6.1
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1050741274/l50
676名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:21 ID:CQ1bRfn9
>>675
 気が早くね?(w
677名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:24 ID:1/nNw6w/
すげee
http://automatic.utadahikaru.com/
過激eroアニメの洪水をハケーン


203.14.169.19 , 203.14.169.19 ,
678名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:35 ID:1/nNw6w/
すげee
http://automatic.utadahikaru.com/
過激eroアニメの洪水をハケーン


203.14.169.19 , 203.14.169.19 ,
679名無しさん@ピンキー:03/04/19 23:40 ID:slIF38WD
680山崎 渉:03/04/20 04:09 ID:sTzjkZgc
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
681名無しさん@ピンキー:03/04/20 21:03 ID:t3+ZXF7U
>>676
サイズが496KBを超えています。512KBを超えると表示できなくなるよ。
682名無しさん@ピンキー:03/04/22 03:03 ID:IQEER8Hq
てst
683名無しさん@ピンキー:03/04/23 02:36 ID:nDnQYD65
test
684名無しさん@ピンキー:03/04/25 02:22 ID:qwxChBfz
まだ書けるかな?
685名無しさん@ピンキー
>>635
亀レスだけど同士よ!
自分は男武闘家×女戦士が好きなんだけど。
マイナーなんだろう、見たことないです。