ガールズサイドでエロ萌え 3

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1(;´Д`)ハァハァ
素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!

○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!

前スレ
【ガールズサイドでエロ萌え2】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1026148760

【ガールズサイドでエロ萌え1】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025465341

【有志ページ】
●SS保管庫●
http://easter.ne.jp/gssshokan/index.html

●おいらと一緒にTAL● *ノーマルSSはコチラへ*
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/7163/
2名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:18 ID:WDVGgFC5
2get
3(;´Д`)ハァハァ :02/07/18 01:18 ID:GMH2z8xg
前スレで誘導したかったけどオーバーで書き込めませんでした・゚・(ノД`)・゚・
4名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:19 ID:GpPazxfS
>1
乙。
とりあえずしたらばに新スレ貼っておきました。
5名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:19 ID:AqxeWBCd
>>1
乙彼ー。
6名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:24 ID:NETcAiKR
えーと、今あがったのでうpして平気ですか?
7名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:25 ID:iLWJOpqR
>1
乙カレー
・・・煤i゚д゚;)ハッ!!Kガ...
8名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:26 ID:DtRWD0Dg
1さま。お疲れ様です。

スレ2に書けないのでこちらに。
>バカ子さま。
ここでのUP最後なんですね。
ちょっと悲しいかも。

もし、サイトでなど別の場所でUPするのであれば、ヒントだけでも
頂けると嬉しいです。

今回も楽しませていただき、ありがとうございました。
ほんわかしていて、このお話とっても好きです。
9名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:27 ID:GMH2z8xg
upさせてもらう前に、バカ子さまー今日もありがとうございました!
たまにはまったり3人集もイイでつね(´ー`)
また会えるのを心から楽しみにして待つ。

638-639です。
時間がかかってしまいましたが続きが書けたのでupさせていただきます。
長い上に未ソーニュウです。
641さま、せっかく楽しみに待っていてもらえたのにソーニュウ出来ませんでした。スマソ。
精進しますのでゆるちて。・゚・(ノД`)・゚・
10名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:27 ID:GMH2z8xg
>6
すんません。お先にどうぞ。
11名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:28 ID:NETcAiKR
>10
ではお先に失礼します。
えらい暗いですが。
12偏執バイト1/4:02/07/18 01:29 ID:NETcAiKR
注意■これはバイトをダメ男に表現しています。ハッピーでもないです。
ご注意下さい。


「痛いよ・・・」
部屋の中がじめじめしているのは梅雨だからじゃない。
だって去年はこんなじゃなかった。去年は・・・
「まどか、お願い、これほどいて」
湿ったTシャツが私の両腕を咬んで離れなかった。どんなに動いても
それは解けず、結ばれたベッドがミシミシ軋むだけだった。
「まどか!」
私は大きな背中に向かって叫んだ。ゆっくりと振り返ると無感動に
私を見た。
「ほんまはな・・・ず〜とこうしたかってん。お前をそうやって
くくりつけて、ずーっと同じ場所でな、逃げられんように・・・」
そいでな、こうやって俺、眺めてんねん。ずっとや。ずっと」
「こんなの、おかしい。どうしちゃったの?まどからしくない」
「せやなあ・・・ほんまの俺は、きっとこ〜んなイタい奴やってん。」
「なんで・・・?なんでこんな事」
「夕べ、何で男と居たん?」
13偏執バイト2/4:02/07/18 01:30 ID:NETcAiKR
「男?」
「駅で・・・二人でおった」
「・・・ばっ・・・、ばか!あれはサークルの新歓コンパで遅く
なったから、先輩が送ってくれただけだよ。
ほら、もういいでしょ?早くほどいて、もう。」
まどかともあろう男がそんなことで嫉妬したとは驚きだった。
しかもこんなことするなんて・・・
「あいつと・・・したん?」
「そんなわけないでしょ!もお、なんなのよ!」
「じゃ、調べよか」
言うなり、まどかはスカートに手を入れると、一気に下着を剥ぎ取った。
「いやああ!」
「そんなん大声だすなや。ほら、開いてみ」
「あ、あかり、消してよ」
「調べる言うてるやん。ほら、脚開き。無理矢理やってまうで」
嘘。こんなのまどかじゃない。こんな冷たい目で私を見るのはまどかじゃない。
「痛っ、あっ・・・」
わずかな抵抗もかなわず中指が侵入してきた。関節をクキクキ鳴らして
私の弱い地点を攻め上げる。
「なあ、ジブン、なんでこんな濡れるん・・・?」
「あ、ま、まどかが、触るから、でしょ。ん。やっ・・・」
しながらも片手はあっというまに胸を包み、丹念に円を描く。
「ジブンの体、ほんまやーらしいわ」
14偏執バイト3/4:02/07/18 01:31 ID:NETcAiKR
乳頭にぬりたくっても、さらにぬらぬらと光る指先を私に示す。
「舐め」
私は言うとおりにした。冷たい瞳が私をじっととらえる。まどかに
するみたいにぴちゃぴちゃと音をたてて、長い指を根元まで咥え、
汚した根元も綺麗に処理した。
「あー・・・シーツこんなんなってるわ。ぐしょぐしょやで。見てみ。」
脚を持ち上げられそこが露にされる。恥毛まで黒々と濡れそぼり、淫猥に
輝いている。腰をずらそうとしてもがっちりと手で押さえられ、まどかの
頭が下腹部で蠢き始めた。自分が今までずっと拒んできた行為をされている。
「きれいにしたるからな」
まどかの舌が信じられない長さで出入りする。高い鼻先が登頂を刺激する。
「や、あ、あ、あ・・・」
恥ずかしさと快楽で自分が何を言っているかも分からない。ただまどかの
後頭部が見えるだけ。
途端、秘核を噛まれ、私は果てた。涙がぼろぼろ零れた。
するとまどかが初めて私を見つめ、目を見開いた。
「・・・!!ス、スマン、俺・・・!!」
「・・・ほどいて、これ」
Tシャツがあっという間にハサミで裂かれる。手首は赤く、指先は紫に変色
していた。
15偏執バイト4/4:02/07/18 01:32 ID:NETcAiKR
「ああ、俺・・・」
懺悔のように私の手に口付ける。
「・・・大丈夫。まどか。私は平気だから・・・」
「でも俺、ジブンを絶対泣かさへんって決めてたのに・・・」
まどかを抱きしめる。大きな肩が震えていた。
「わたしはへいき・・・」
「俺、俺、もうあかんわ。お前にどう接したらいいか、わからんくなった。」
「まどかは、優しいよ」
「ちゃう。それはほんまもんちゃう。俺、お前が男と並んでるの見て、気ぃ
狂うかと思た。ヤツ殺すか、お前閉じ込めるか、本気で悩んだ。俺、いつから
こんなんなってもーたん・・・?わからん・・・」
まどかは人の慈しみ方が分からなくなったと言った。それは呼吸の仕方を
忘れたようなものだった。
私は小さくなった恋人に言った。
「いいよ。・・・私はずっとここにいるよ・・・ずっと」


おわり
16偏執バイト4/4:02/07/18 01:33 ID:NETcAiKR
>10
お時間とらせました。
お願いします。
17名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:35 ID:iLWJOpqR
>12
(・∀・)イイ!!面白いです。
こういうバイトも禿しく萌え…(;´Д`)ハァハァ
18インデックス職人:02/07/18 01:38 ID:OmCWVEuR
新スレおめ〜

そしてインデックス貼り損ねちった…てへ。
どうしようかなぁ…
19バカ子:02/07/18 01:47 ID:anBb6hKF
1さん、乙です。
そして、前スレではすいませんでした〜!!
本当反省です。うう・・・。

8さん、9さん、感想ありがとうございました。
悲しいと言って下さるだけで、本当、嬉しいです。
ダイレクトに感想が返ってくるのが嬉しかったもので、ここのスレは
本当楽しかったです。あのシリーズは私も愛着がわいてしまったので、
サイトにもってきて、続きもそこで書いていこうと思います。
でも、やっぱり、この雰囲気がとても好きなんで、エロ無しスレとか
できたらいいなーとか思ってしまいました。
色々とありがとうございました!
今度はここにエロを頑張って書き込めたらなと思います。
それじゃ貼りまーす。

-----------

乗りなれたはずの助手席。見慣れたはずの運転席の彼。いつもの、スーツ姿で運転してる横顔だって大好きだけど、こういうのも全然悪くない。むしろ、惚れ直してしまう。
(零一さんって、何着ても似合っちゃうんだ。・・・)
私はこっそり零一さんを盗み見する。
運転しやすいようにと、捲られた袖からのぞく腕。
無駄の無い引き締まったそれと、ちらりとのぞく胸元に、いけないとは思いつつも、目が行ってしまう。

気をそらすため窓の外をのぞくと、臨海地区へ向かうとばかり思っていたがどうやら違うルートを進んでいるらしい。
「あれ?どこに向かってるの?」
すると彼はフッと口角を上げてしばらくの沈黙の後「着いてからのお楽しみだ」とだけ言った。
零一さんがこういう風に笑う時、黙って従っていた方が楽しい(?)ことを知っている私は、それじゃ楽しみにしてるね、なんて言いながら藍色に染まっていく空を眺めていた。

「着いたぞ。ここから少し歩く。」
助手席のドアを開けながら、零一さんは言った。
そこは橋の少し手前側にある駐車場で、車から降りると潮の香りがした。
降りてみると割と多くの人でにぎわっている。
「この先は混雑が予想される。はぐれないように・・・」
「手を握っていなさい、でしょ?ふふふ」
私はそう言って零一さんが最後まで言う前に手をぎゅっと握った。
「・・・よろしい。コホン。ただし人の話は最後まで聞くように。」
そんな風に頬を染めて怖い顔したって全然平気だもんね!とは思ったものの「はい」と返事をしておく。
22偏執バイト4/4:02/07/18 01:49 ID:NETcAiKR
バカ子様>
このまま人数が増えてって・・・戦隊か?
(先生はイエロー?)と楽しみにしてました。
サイトが出来ました際には、リンクにヒントを
つけて下さい。お願いします。
なんだかこういう雰囲気って久しぶり。
お互いに社会人で時間の都合がなかなか合わないっていうのもあるけど、特にここ2ヶ月『氷室先生』は特待生講座を担当したため、たまに会えても図書館か静かな喫茶店で、甘い会話どころか問題作りに熱中してしまい、とてもデートとは言えないものだった。
私たちは学校の話をしたり、会社で起こったアレコレをしゃべっているうちにいつの間にか橋のてっぺんに到着していた。
「そろそろ始まるぞ。」
(・・・なんか、今すごく幸せ。)
大好きな人と手をつないで花火を待っている。それだけの事なのに、ものすごい幸福感で胸が一杯になる。
「あ、上がった。」

ヒュ〜・・・・・・・ドドーン

すっかり夜に染まった空に光の花が咲き始めた。2人とも黙って闇にはじける鮮やかな光の大輪に魅いる。
すご、い。あの中に吸い込まれそう。零一さんはこれを見せたかったんだ・・・。

ドーン・・・ドドドーーーン

「あれは4尺玉か。ずいぶん大きいな。」

ドドーン・・・ヒュ〜・・・ドーンドーン

「風情がある・・・いや、美しいと表現すべきか。」
花火を見上げる零一さんの横顔。メガネに花火が映っているせいで、どんな表情をしているか分からない。
私は彼の表情を読み取ろうとさっきから見つめているのに、どういうわけか段々と滲んでしまってよく見えない。

あ、あれ?


「どうした?・・・泣いて、いるのか?!」
え、私泣いてるの?
零一さんは私の両腕をつかむと、腰を折って私の顔をのぞきこむ。
「どこか痛いのか?いや、それともあまりの騒音で・・・」
「違うの」
ぐずぐず泣いている割にはきっぱり言う私を、零一さんは不可解そうにそして心配そうに見つめている。
「零一さんと花火が見れて嬉しいなぁ、幸せだなぁって思ってたら、いつの間にか泣いちゃったみたいです。へへ、心配掛けてごめんなさい。」
花火と周りの喧騒に負けないように、大きな声でそう言った後、私は急に照れくさくなってうつむいた。
すると彼は腕に触れていた右手でそっと私の頬をぬぐう。

「あぁ、本当に心配した。君はいつも予想を超えた行動を起こして私を混乱させる。
・・・しかし、俺はそんな君だから・・・」
最後はクライマックスの連打上げで、聞こえなかった。そう、周りの喧騒さえも今の私たちには聞こえない。
色鮮やかな閃光を後ろにして零一さんの顔がゆっくりと私に近づいてくる。
そして私たちは弾ける光の中で、キスをした。

カチッ・・・ガチャ

私は零一さんの後に続いて彼の部屋に入った。
あの後、零一さんは橋の上でキスをしてからここに着くまで、運転中も離すことなく、ほとんど私の手をにぎってくれている。普段の彼からは考えられない行動に私は少した戸惑ってしまう。

不意に零一さんは私の手を強く引き寄せて抱きしめた。
「俺が今何を考えているか分かるか?」
まだ聞きなれない零一さんの『俺』という言葉にドキドキしながらも、私は首を振った。
「幸せについてだ。・・・教えることの喜び、完全なる演奏の中から生まれる高揚感。
それ以外世間一般で言われている“幸せ”など興味もなかった俺に、幸せとは何か、何処にあるのかを、君に教えられた。
・・・新鮮な驚きと甘い痛みを伴って、人を愛する喜びを、愛される幸せを、君が俺に教えたんだ。
・・・愛している。これからも・・・君だけを。」
彼の淡色の瞳が閉じるの見てから、私も目を閉じた。
そっと触れるだけのキス。ほんの短い時間だけ私の唇に重なる零一さんの唇。
少しくすぐったい。だけど・・・。
心が震えるような切ない気分になって目を開けると、零一さんも同じように私の事を見つめていた。
「零一さんの事だいすき。・・・私も、あなたを愛しています。」
そう言って、今度は私の方から目を閉じた。ほのかにミントの香りがすると思ったら、また口づけが降ってくる。

(あぁ、キスってこんなに気持ちいいんだ・・・知らなかった・・・)
はじめは触れ合うだけのキス。次はお互いを確かめ合うような優しいキス。気がつくといつの間にか相手を求めるような、深いキスに変わっていた。
体中が熱い。零一さんの唇が触れるたびにどんどんと熱を帯びていくみたい。
「・・・ふ・・・ぁ。」
私は息苦しくなって少し唇をはずして息を吸い込むと、その隙間から熱い零一さんの舌が入ってきた。
(っ?!)
ゆっくりと上唇の内側をなぞり、下唇にも同じように舌で口内にゆっくりと円を描く。熱を持った彼の舌が唇の上をうごめくたびに、どうしようもなく胸が震え、体が熱くなっていく。
唇に、体中の神経が集まっていく。時折思い出したように強く唇を吸い上げる。熱に浮かされ潤いを求めるように、今の私は、ただ零一さんの唇だけを欲している・・・。
私の髪に零一さんの手が触れた。ぞくっとした感覚に、私はつい身震いしてしまう。
「あっ」
「・・・すまない。だが、もう止められない・・・」
震える声と苦しそうに歪む零一さんの顔が、すぐ近くにある。
「そんな顔しないで。・・・私も同じだもの」
そう、同じ。私も零一さんに触れたい。私たちは見つめあって、少しだけ微笑みあった。
私は彼のめがねを外しておでこにキスをする。ふわりと香る零一さんの匂い。私は体が一層熱くなっていくのを感じた。
そのまま頬に唇をあてた。火照った私の唇よりももっと熱い零一さんの頬。
いつも冷静で時には冷たい印象さえ与える彼の頬が、上気しすこし朱色に染まっている。
(・・・零一さんでも、こんな顔するんだ・・・)
私はなんだか嬉しくなって両手で頬を包み込むようにしながら彼の唇にキスをした。
彼に、こんな表情をさせているのは、この私。
そっと彼の唇をついばむと、キュッと甘く噛みつかれる。零一さんにはお見通しみたい・・・。
「ん、ふ・・・っ」

(や、だ・・・私っ・・・)
不意に襲う感覚につい声がもれてしまう。
彼は噛まれたところを撫でる様に舌でゆっくりとなぞった後、今度は私のそれを探す様に歯の合わせ目を舐めあげた。
(あぁっ)
力が抜けていく私の口内で誘い出すように舌が動き、そして私は誘われるまま零一さんの愛撫に応えた。絡まる舌が、甘い。熱い。私の意識を優しく奪っていく零一さんのキス。

・・・くちゅっ・・・ちゅ・・・

どれくらいそうしていただろう。深い口付けに夢中になっている私の耳にもはっきり聞こえる音。二人の唾液が混ざり合う音だけが部屋中に響く。
(は、恥ずかしい・・・!)
「は・・・ぁ」
零一さんの唇と私の間に銀色の糸が伝う。行き場を無くした銀糸はゆったりと私の頤に絡みつく。
「れ、いちさん・・・私・・・」
そういうと彼は苦しそうにしながらも、真剣な顔で言った。

「・・・わかった。後悔はしないな?・・・いや、ちがう。君に後悔などさせない。」

私は言葉の代わりに目の前に見える彼の鎖骨に唇を押し当て、そのまま大きく開いていた胸元へずらしていく。きめの整った零一さんの肌は頬と同じように燃えるように熱い。
一瞬私を抱きしめる力を強くしてから、零一さんは私の帯を器用に解いていく。
帯は絡まりながら足元へ落ちていく。腰紐を引き抜くシュシュッという音が聞こえたと思ったら、浴衣と長襦袢がするりと肩からすべり落ちた。
素肌にひんやりした空気を感じ、私は慌てて零一さんに抱きついた。ふっと髪に手が触れたかと思うと纏めていた私の髪がはらはらと肩に落ちてくる。
「きれいだ・・・」
零一さんは私の髪に指を潜りこませるとキュッと固定するように仰向かせ、再び深く口付ける。背中に甘いしびれが走り、私の体が小さく強張る。零一さんの長い前髪が、私たちを囲むようにさらさらと視界の隅に落ちる・・・。

(海の中にいるみたい・・・)
暗い部屋の中で映る彼の髪は深い海の色に似ている。激しくなる唇への愛撫に朦朧としながらそんな事を考える。

薄暗い部屋の中に響くぴちゃぴちゃという水音が、この上なく淫靡で、私たちにこれから起こることを強く意識させ、気持ちを一層高揚させた。
前身ごろを割りこむ様に零一さんの手が私の脇腹に触れた。
「ぃ・・・やっ」
唇を離す事は許さないと言わんばかりに、零一さんはさらに激しく口内をかき回す。
その間にも素肌に触れた手をゆっくりと上へ滑らせ、指先で優しく背中を撫上げた。

「あぁっ・・・!」

私の体は彼に弾かれたように弓なりに反り、かろうじて引っかかっていた浴衣は、長襦袢もろともするりと抜け落ちてしまう。
滑り落ちる衣の感覚でさえ、今の私には甘い疼きを掻き立てるただの道具に過ぎない。
がくがく震える膝には、もうこれ以上力は入らない。私は必死に零一さんの帯を握り締めようとするが、もう腕にさえそんな力は残っていなかった。背中に回され、優しく撫で続ける彼の手は一向に止まる様子が無い。腿をつたって、熱い何かが滴り落ちる。
(もう、だ、め・・・立ってられない・・・っ)
声にならない声をあげて、ずるずると彼にもたれ掛かっている私を零一さんは軽々と抱き上げた。
「いい子だ」
耳たぶに口付けるような囁きに、私の芯が、熱くとろけだす。
ノブを回す音が聞こえた。これからもっとお互いを知るために、愛するために、私たちはは扉を開いた。
29名無しさん@ピンキー:02/07/18 01:57 ID:GMH2z8xg
SS2作目、エロ初めてなのでヌルへぼで本当に申し訳ありません。
身になるご指摘、お待ちしてます。あ、甘口でおながいします(w
30名無しさん@ピンキー:02/07/18 02:02 ID:DtRWD0Dg
>29
とても萌え〜。てんてー(;´Д`)ハァハァハァハァ

これ、つ、続きはあるのですよね?
激しく読みたいです!!

いつまでもお待ちします。
31大ばか者:02/07/18 02:02 ID:NETcAiKR
スミマセン。邪魔しちゃって・・・
インデックス職人様にカステラリンチくらっても
文句言えません。

主人公ちゃんじゃないけど、
「キ、キスだけでこんな・・・(;´Д`)ハァハァ」
・・・続きはもちろんありますよね?
32バカ子:02/07/18 02:04 ID:anBb6hKF
>22さん
ありがとうございます。次はレモネードにいこうと思ってました(w
サイトにうpしましたらここにコッソーリと貼らせて頂きまつね。

>20さん
「俺」っていうてんてーにドキドキしました・・・。
キスが上手いてんてー・・・(;´Д`)ハァハァ
続きが楽しみでつ!
33名無しさん@ピンキー:02/07/18 02:11 ID:iLWJOpqR
>20
「俺」先生、すごく萌え〜
エロチックでイイです。続きキボーン・・・(;´Д`)ハァハァハァ
34先生(;´Д`)ハァハァ:02/07/18 02:38 ID:ugpAY1FA
>28「いい子だ」

…も、も、も、萌えーーー!!(;´Д`)ハァハァ
35名無しさん@ピンキー:02/07/18 23:07 ID:UTT/nkw6
バイト×主人公をうpします。
バイトスレで頂いたネタで書きました。エロで行きたかったのですが、
考えても考えても、どうしても流れやシーンが浮かんでこないので、諦めました。
3日も考えてこれかいなって感じの、エロなしです。

いきまーす
36ヒメハジメ:02/07/18 23:08 ID:UTT/nkw6
一緒に引いたおみくじは、二人とも大吉だった。
まぁ当然の結果やな、とまどかは言う。
「ジブンと二人でこうしておられるんやから、大吉なのは言われんでもわかっとるわ」
と。
神社から出ていく途中、私はまどかを呼びとめた。
「ねぇ。来年もこうやって初詣にこれるかな?」
まどかは、はにかんで笑った。「これるやろ? 初詣くらい」
二人でいろいろ屋台を回る。こっちのたこやきはまだまだや とまどかは文句を言う。
「そのうち、本場のやつを食べさしたんで〜。あ、いっそことたこ焼きの鉄板でも買うっちゅのもありやな。オレが作ったるわ」
それは楽しみだ。
そうやって歩いていると、食べすぎのせいか、なんだか胃に苦しさを感じ始めた。
思わず歩みを止め、帯の中に軽く手をいれて隙間をあける。
「ん? どうしたんや」
「なんか……ちょっと苦しいかも」
「大丈夫か? どっかで休んでくか?」
「ん〜。そうだね。そうしてくれると助かる」
そう答えると、まどかは笑みを浮かべた。──こういう風に笑うときは、たいていアレだ。
「ほな、あそこで休んでいこうや」
まどかが指したのは、すっきりとしたシンプルな建物だった。
……分かりにくい入り口の。
37ヒメハジメ 2/5:02/07/18 23:09 ID:UTT/nkw6
「もー、だめだめっ。わたし着物だし。自分で着つけできないもの」
「そんな心配はご無用や。オレが着さしたる」
「何言ってるの、バカ」
「ってジブン、冗談やと思ってるやろ。オレほんまに着付けできるんやで」
「うそ……。ほんとに? なんでできるのっ?」
得意げな顔をしてまどかは笑う。
「それはま、ヒミツってやつやな。こんなミステリアスな男もええやろ?」
まさか、和装の女性とつきあってたとかでは……と思ったけど、
もし聞いたら、ムスッとした顔をしてスネるのが解っているので、やめといた。
「そうと決まったら、もちろん行くやんなっ。なっ!」
「……あのね、正月から……」
「何を言うとんねん! 正月の行動で一年のすべてが決まるんや。ジブンとずっと一緒におりたいと思うからこそ、大切なんや!」
真剣な顔で力説されて、私は思わずじゃぁ と頷いてしまう。
「ほな行こか」
私の手を取って、まどかは建物の方に向かった。
ヒメハジメ、ヒメハジメ〜っと、まどかはひっそりと口ずさむ。
…………ばか。
38ヒメハジメ 3/5:02/07/18 23:09 ID:UTT/nkw6
着物を着てるので目立つんじゃないかと周りを気にしていたが、誰とも会わずに部屋まで来れた。
どうしていいか解らない私の変わりに まどかが選んでくれた部屋は、私の部屋とよく似ていた。
「はぁ〜」
きつく足をしめつけていた下駄を脱いで、ベットに上がると思わずため息が出る。
お腹の苦しさも緩めようと思い、帯に手をかけると、
「あかん、あかん!!!」
後から部屋に入ってきたまどかに、大慌てで止められた。
「オレが脱がす!!」
……ちょっと呆れて黙ってしまったけど、まどかはお構いなしに私の後ろに回った。
「今年もヨロシクやで」
そう言って、後ろから私にキスした。口付けをだんだん深めながら、
私の頭からかんざしやヘアピンをすいすいと抜いていく。
頭から離れた手は、私の身体を伝って帯のほうへと下がっていく。
私の腰を掴んで、まどかは私を立たせた。後ろから耳元にそっと囁く。
「ほな、解いていくで」
まどかはゆっくりと帯を解いていく。まどかの動きに合わせてく しゅるり、しゅるりという音が聞こえてくる。
首元に、頭を寄せているまどかの吐息を感じる。帯が擦れる音が、ざわざわと私の感覚を刺激した。
締め付けられていた身体がだんだん楽になる。そして……
39ヒメハジメ 2/5:02/07/18 23:10 ID:UTT/nkw6
「よっ」
「きゃっ、あっ。あは、あははははっっ」
やると思ってたけど、まどかは帯を引いて私を回転させた。
バランスを崩さないように自分でも回りながら、なんだかあまりに楽しくて笑ってしまう。
まどかも満足そうな顔で、声を上げて笑っている。
さらりと帯が落ちて、私はよろけた。タイミングよくまどかが私を抱きとめた。
「ははっ。これがやりたかってん、これがっ」
一度ぎゅっと私を抱きしめた後、正面を向いて私を立たせた。
腰紐等をほどかれる。向き合うとちょっと恥ずかしさが増す。私もまどかの上衣を脱がせてく。
着物を止めるものが全部なくなって、着物の前が開いた。
私に覆い被さるようにしながらまどかは着物をはらりと下に落とした。
そこから先は手早く長襦袢を落とし、そして肌着も脱がされて、そのまま私たちは倒れこんだ。
40ヒメハジメ 5/5:02/07/18 23:10 ID:UTT/nkw6
キスを交わしながら、まどかは私の胸を愛撫する。
絡ませた足を擦りつけられ、その感覚に流されそうになったが、私はまどかを止めた。
押しつぶしてる着物が気になったから。
「ちょっと待って……、着物しわになっちゃうから……っ」
「だぁーっ」
私が訴えると、まどかは忌々しげに でも気合いを入れるような声を出して立ちあがった。
私の着物を引きぬいて、すばやい動きで皺にならないように、ハンガーにかけてくれた。
まどかはこういうとこ、本当に几帳面だ。
そして敏捷な身のこなしで戻り、また私の上に覆い被さった。
「もう、気になるもんなないな?」
真剣な表情に、思わず顔がほころぶ。
「うん」
「じゃ、そういうことで」
嬉しそうに、まどかは笑った。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


「ま、今年一年こういう感じでいこうと言うことで。ひとつよろしくな」
どんな一年なのよっと思いつつ、どこかで期待している自分がいたりして。
「今年もよろしく」
私はまどかにキスをした。
41ヒメハジメ おまけ/5:02/07/18 23:13 ID:UTT/nkw6
サイドサイドストーリー(どっちか悩んでボツにした分)

────────────

頭から離れた手は、私の身体を伝って帯のほうへと下がっていく。
「…………!!」
しかしまどかの手はそこで止まった。振り向くと、ベットに両手をついてガックリとうな垂れていた。
「か、飾り帯かいな……」
そ、そんなに落ちこまなくても……。まどかの様子に私は申し訳なくなってしまった。
「いや、ええねんええねん。……それにしても最近のヤツはホンマよぉできとんなぁ……」
その声は明らかにガッカリ、という感じだ。

────────────

以上でした。エロなしスマソ・・・・。無理矢理終わらせて、逝きまつ。
42名無しさん@ピンキー :02/07/18 23:48 ID:o04OTyWe
「いちごミルク〜」移動させますた。
バカスレサイトと言えばわかるでしょうか。
よろしくお願いします。
スレ消費しちゃってすいませんでした!
43名無しさん@ピンキー:02/07/19 00:43 ID:RfPuFGAM
ヒメハジメ!!?

ハァハァ…スマソ。
興奮しすぎまつた。
飾り帯びかいな発言に悶えまつたよ〜〜〜!バンザーイ!
44ワカメたん(*´∀`*)モエー:02/07/19 00:57 ID:RfPuFGAM
前スレあたりでウェディングエロをやりそうなワカメたんというのに
触発されて書きました。
ワカメたんが主人公の名前をよく呼ぶイメージがあるので
今回も主人公の名前は萌子ちゃんです。(藁
主人公の名前はない方がいいでつか?

ではワカメたんエロ逝きます!
ほんのりエロです。
45ワカメたん(*´∀`*)モエー 1/8:02/07/19 00:58 ID:RfPuFGAM
 玄関先が少し騒がしくなった。
 部屋で次の展覧会へ出品する絵の仕上がり具合を見ていた萌は何事が起きたのかと部屋から廊下に出た。
「尽、誰かお客さんが来たの?」
「おう。ねーちゃんの彼氏が来たぞー」
 道理で玄関が騒がしくなった訳だと萌は口元に笑みを浮かべながら階段を降りた。
「色くん、どうしたの?会う約束したのは明日よ」
 思った通りそこには先日エベレストから戻ってきた三原色がいた。
「うん、わかっているよ!でもね、今日は凄く話したい事が会って来たんだ。萌、聞いてくれ。ボクは決めたんだ。今夜二人で結婚式を挙げよう!」
『えっ!?』
 その場にいた萌と尽の声が重なる。
「今夜は満月なのは知っていたかい?地上に降る月光に、純白のドレスに身を包んだキミ…きっと素敵だよ。ボクは月の女神セレーネのような萌が見たい。いいよね?」
 今までの長い付き合いで彼が突拍子もない事を言う性格だとはわかっていたが、今日のはいつもの次元を遥かに越えていた。
「えっと、色君は私と結婚式をするってどういう意味かわかっていっている…?」
 思わず結婚の意味を問い掛けてしまうくらい萌は混乱していた。
「もちろんだよ!ボクと萌が一緒になる事だじゃないか」
「うん…そ、そうだよね」
 あまりにも唐突な、それでいて色らしい発言に戸惑いを感じながらも萌は混乱する思考を懸命に動かした。
「萌はボクと結婚するのは嫌じゃないよね?」
 嬉しそうに同意を求める紫色の瞳に見つめられると萌に頷く以外のすべは出来なくなっていた。
「え、うん。嫌じゃない…けど」
「うん、そうだよね。じゃあ、ボクはこれから今夜の用意をするから失礼するよ。また後で連絡するから待っていて。じゃあね、萌」
 萌の言葉は最後まで発せられる事はなく、ただ溜め息が口から零れただけだった。
46ワカメたん(*´∀`*)モエー 2/8:02/07/19 00:58 ID:RfPuFGAM
色から連絡が来るまで萌は自分が何をしていたのか記憶にはない。
 気が付けば午後になっていた。萌を迎えに来た車に乗った後は何が何だかわからない内に化粧をされドレスを着せられていた。
 そしてまた車に乗せられ、色が待つ場所へと向かっている。
 目的地へと向かう車の窓から見た東の空に満月がぽっかりと浮かんでいた。
 車が段々と見慣れた場所へと向かっているのにも気付かず、萌は車中で今朝方の事を思い出していた。
 色らしいと言えば色らしい行動に困惑を覚えないわけでもない。
 これは夢なのではないかと何度も思った。
 だが、現に萌は色がデザインしたという純白のマーメイドドレスを身にまとっていた。
 これから式を挙げる実感がどうしても湧かなくて、逆におかしくもないのに笑い声が出そうだった。堪えても肩が震える。
 萌が懸命に笑を堪えていると車が止まった。運転手が車から降りる音を聞きながら萌は窓の外の光景を見て驚いた。
 ドアが開かれ、運転手がドレスを着た萌を気遣ってか手を差し出す。
「萌子様、こちらで色様がお待ちしております」
「ここははばたき学園…?」
 萌の問いかけには何も答えずに運転手は色が待つ場所へと萌の手を引いた。
 真っ暗な校舎裏を通る。
 萌は知らず知らずの内に心臓が高鳴るのがわかった。
 その先にある物を思い出し、数年前の卒業式が萌の脳裏に浮かんだ。
 萌は自分の心臓が破裂してしまうのではないかと思った。
「……」
 教会を飲み込むかのように約束の教会が見えた時、萌の頬を涙が伝っていた。
 運転手が閉じられていた教会の扉を開き、萌を中に通した。
47ワカメたん(*´∀`*)モエー 3/8:02/07/19 00:59 ID:RfPuFGAM
足を一歩踏み入れたそこには多数のロウソクが火を燈し揺らめき、ステンドグラスが月の光を通して祭壇の前にいる色に澄んだ光を落としていた。
 その光景に息を呑み入り口で躊躇う萌に、運転手は何処から出したのか淡いピンクローズのブーケを手渡した後、マリアベールをかけた。
 萌はその幻想的な雰囲気に自分が泣いている事を忘れ見惚れた。
 祭壇の前にはタキシードに身を包んだ色がいた。
「まだ式は始まっていないのにボクの花嫁さんはもう泣いているんだね…萌、ボクの隣に来て」
 萌は頷いて笑みを浮かべ手を差し出す色の元へと一歩一歩ヴァージンロードを歩んでいった。
「うん、思った通りだ。やっぱり萌にはウェディングドレスがよく似合う。お伽の国のお姫様だね。凄く綺麗だ…」
「色くんの方がずっと綺麗だよ…王子様みたい」
「それはわかっているよ」
 あっさりと答えを返す色はあの頃と何も変わっていなかった。
「そうだよね…」
 色の目の前に立つと萌えは僅かに俯いて立ち止まった。萌の目の端にベールの縁に刺繍された花が映る。
「どうしたの?」
 立ち止まった萌を見つめる色が首を傾げた。
「色くん、本当に私でいいの…?」
「変な事を聞くんだね。ボクは萌に結婚を申し込んだ。他の誰でもない、キミに申し込んだんだのに。どうしてそんな事を聞くんだい?」
「わかっているの…でも、ほら、突然だったから…驚いちゃって。今ここにいるのも…」
「萌はボクを愛している。ボクは萌を愛している。何も問題はないじゃないか」
 問題がないわけではなかったが、そう言い切られてしまえば頷くしかないし、そういう色が萌は誰よりも好きだった。
「…うん、ない」
 萌は顔を上げ笑みを浮かべた。色も同じように笑みを返す。
「手を取って、ボクの花嫁さん」
 ゆっくりと色の手に萌の手が重なった。そして、萌を自らの右側に促す。
48ワカメたん(*´∀`*)モエー 4/8:02/07/19 00:59 ID:RfPuFGAM
数秒の沈黙を破って色が口を開いた。
「……ボクはこの言葉をキミに伝える為に、そして、キミから同じ言葉をもらう為に生まれてきた。ボクの気持ちはあの時この教会で萌に伝えた時とまったく変わってないよ…。萌、愛している」 
 数年前の卒業式を思い出しているのか色は微かに不安そうに萌を見つめていた。
「私も貴方にこの言葉を伝える為に、そして同じ言葉をもらう為に生まれてきました。私も色くんを愛しています」
「うん、そうだよ。ボク達はお互いに愛を告げるために生まれてきたんだからね」
 笑みを浮かべながら色は萌のヴェールをめくった。
「化粧落ちてぐちゃぐちゃでしょ…?さっき沢山泣いちゃったから…」
 薄暗い中でも色には萌の頬が高潮しているのがはっきりと見えた。照れた様子で俯く姿に思わず色は萌を抱しめた。
「そんな事ない。…とっても綺麗だよ、だってボクの花嫁さんなんだから綺麗じゃないはずがない」
「色くん、結婚式の最中に新郎は新婦を抱しめたりしないよ…ちょっと変…」
「変じゃないよ。ボクと萌の結婚式なんだからボク達の好きにやっていいんだ。ボクは間違っていない」
「…そうだね。私達の結婚式だもんね…」
「うん、そうだよ。だから気にしないで」
 萌は小さく頷く。
「ねえ、萌。誓いのキスまだだったね…目を閉じて」
 そっと体を離して色は萌の頬を両手で包むと、目が閉じられたのを確認して口付けをした。
 一度目は互いの唇が軽く触れるだけの啄ばむような口付けを。
 二度目の口付けで萌の唇を色の舌先が軽く舐めた。それに驚き僅かに開いた口内へと間いれず色の舌が浸入した。
 思わぬ色の行為に萌の思考が麻痺する。
 吟味するかのように絡まってくる舌に萌はなすすべもなくされるがままだった。舌で口内を愛撫され、萌は色の背に手を回し崩れ落ちないようにするだけで精一杯であった。
「…ふぅ…はあっ」
 唇が離れて喘ぐように息をする萌を抱き上げた。さらりと音を立てマリアベールが床に落ちた。
 色は一番前の長椅子へと萌を座らせる。
49ワカメたん(*´∀`*)モエー 5/8:02/07/19 01:00 ID:RfPuFGAM
「そうだ!ここで初夜を始めよう」
 色は背もたれに両手を置き萌を腕の中に閉じ込めると楽しい事を思いついた子どものよう笑顔を浮かべ言った。
「え!?でも、色くん…ここ教か…ぃ…んっ」
 驚いて顔を上げた萌の言葉が意味をなす前に近づいてきた唇に塞がれる。ややして離れた唇を繋ぐ糸。二人を繋げる糸がロウソクの光で煌めく。色はそれを人差し指で絡めとり萌の唇に塗りつける。
「……ぁっ…」
「…ボクは場所なんて気にしないよ。だから気にしないで。それに、ここなら神様も祝福してくれる。ねえ、萌もそう思うだろう?」
「うん…でも、ドレスが汚れちゃう…」
 萌の顔の輪郭を辿る色の手が髪を梳き、額に当てられてた唇が耳元で言葉を囁いた。 
「それは仕方ない事だから気にしなくていいよ」
 そう言われてしまえば萌は頷く他ない。
「愛している、萌…。愛している」
「…ん」
 萌の両手にきつく握られているブーケを優しく取り上げると放り投げた。
「ボクは萌の全部が欲しいんだ。いいよね?」
「私の全部色くんのものでしょ?だって、私は色くんの花嫁さんだもの…」
 笑みを浮かべて頷き、口付けを交わしながら萌の背中のジッパーを下ろしていく。ステンドグラスの光の元で肩を露にすると指先で首筋を撫でつけ、その後を追うかのように唇が幾重もの花びらを散らす。
 ドレスに隠れた萌の両足を開かせ、鎖骨から胸の合い間を舌がなぞる。腹部に辿り着くと一度肌を吸い色はその場に膝を折り萌を見上た。
「…ぁっ…ゃ…はずかし…」
「ううん、こんなに綺麗なんだから恥かしくないよ。見てごらん。萌の体に桜の花びらが散ってとても素敵だ…」
 腰のラインを撫でていてた手が乳房をすくいあげた。突き出した胸の頂きに壊れ物に触れるような口付けする。
「…ゃん…っ」
 そして、口を開き舌で乳首を愛撫していく。唾液に濡らされながらそこは萌に痛みと疼きを与えながら次第に膨れ上がっていった。
 もう片方の空いている手が萌の胸の形を千差万別に変える。
50ワカメたん(*´∀`*)モエー 6/8:02/07/19 01:01 ID:RfPuFGAM

「ぁん…あ…ああっ」
 ドレスの裾から色の右手が萌の太腿を愛撫する。
「…っあ…や…そこは…」
 びくりと体を震わせて萌はドレスの上から両手で色の手を止めた。
「駄目なの?」
 色は絹越しに重ねられた手に口付けし、戸惑う萌の唇を一舐めして無邪気な笑顔を浮かべる。
「…んっ……」
「萌、ボクはキミの綺麗な声がもっと聞きたいんだ…いいよね?」
 先に進もうとする色の手を押さえる手が緩むとそれを合図に色の手が萌の秘所に触れ、下着の上から指先が秘裂をなぞった。
「…あん…はぅ…色…くんっ…」 
 色は甘えを含んだ声に名を呼ばれ、汗ばんだ額に張り付くとき色の髪を払いながら、熱に浮かれる瞳を見つめた。
「いいよ、萌…。気持ちいいんだね…ボクもそうだ。キミに触れると気持ちいい。ねえ、同じなら、ボクにキスをして…」
 色の首に腕を回し引き寄せると萌はおずおずと色の舌を絡み取っていく。
 その間秘裂をなぞっていた指は下着の中に浸入しゆっくりと音を立て始め、つんと硬くなり自己主張するそれを探り当て親指の腹が擦り上げた。
「んんっ…ひぅ…あっ…ああ」  
 体を駆け抜ける快楽に萌の唇が色から離れると同時に秘所を愛撫していた指が引き抜かれる。
 色は濡れた右手を萌の目の前に見せ付けた。
「ねえ、見てごらん。蝋燭とステンドグラスの光を受けて綺麗に光っているよ」
 飛びかけていた意識が戻り萌の頬に朱が散った。
「あ…あの…」
「萌もそう思うよね」
 そう問われても萌は俯く以外の選択肢がなかった。
 端正な指の背が萌の頬を撫で顎を捉え、俯いた萌の顔を上に向ける。
 唇が軽く触れ合う。
 色は上着を脱ぐと床に敷き、首のタイを緩めた。
 ぼんやりと色の様子を見ていた萌を抱き上げ、上着の上に横にして萌の両足を割って覆い被さり深く口付ける。
「…んっ…んん」
 色は萌の両膝を立て、白い足を露わにしていく。
 萌の下着を下ろし、左太腿の内側を吸い、舌が綻びかけた花弁をそっとめくった。
「……んあっ…はふぅ…」
 ものを生み出す色の指が花の奥にから蜜をすくいとっては何度も味わう。
「くぅん…ふぁ…あっ…ああ…っ…」
51ワカメたん(*´∀`*)モエー 7/8:02/07/19 01:02 ID:RfPuFGAM
萌がぐったりとすると秘所を舐めあげていた色の舌が糸を引きながら離れた。
 外界にさらされた白い胸を大きく上下させる萌の口端から唾液が一筋顎を伝っていた。
 色はそれを舐め取り小鳥が啄ばむような口付けを一つ落として笑みを浮かべた。
 萌のうつ伏せすると、その上に覆い被さった。
「ぃ…しきくん?」
 夜気で冷たくなった床に萌の両手をつかせ、細い腰を持ち上げる。
「萌、ボクを感じて…一つになろう」
 慌てふためき振り返った萌に笑みを浮かべ色は告げた。
 色が萌の中を緩やかに埋め、一つになっていく。
「やぁん…ん…ふぁ…ああっ」
 溢れた蜜が萌の腹部を伝いドレスを汚していった。
「わかるね……?ボク達が元は一つだった事が…」
 押し付けられるたびに萌の胸が床で擦られ、得も言えぬ快感を萌に与え、言葉をかえせそうにもなかった。
「…あぁ…あんっ…ぃ…あっ」
「いいよ…萌…もっと…ね?」
 萌が意味をなす言葉が紡げるはずもなく、甘い声と息だけが濡れた唇からこぼれ落ちる。
「ひゃっ…あん…あっ…ああ」
 何度も突かれ内側からかき混ぜられていくうちに、色によって作られていく快楽に萌は意識を手放しそうになっていく。
「キミの中に溶けていくみたいだよ」
 腰を支えていた手が揺れる萌の胸を優しく愛撫する。
「色くん…もう…ぁ…ん…だめっ…」
「うん…わかっている……」
「あ…えっ…?」
 上り詰める間際で突然色の感覚がなくなり、萌は思わず感嘆の声を漏らしていた。
「萌、心配しないで。キミの顔が見たかったんだ…」
 色は萌を抱き上げ、椅子に座りなおし、その上に萌を跨らせる。
52ワカメたん(*´∀`*)モエー 8/8:02/07/19 01:03 ID:RfPuFGAM
萌の体を支える為にたくし上げたドレスの下で白いガーターベルトが顔を覗いた。
「……ボクに…合わせて動くんだよ」
 色が萌の体を支えてる手の力を少しずつ緩め、蜜が溢れる花の中へと色が侵食していく。
「あふっ…や…出来な…い…ああっ」
「ボクはわかるよ…キミには出来る…ね?」
いやいやと首を振り拒絶を示しても、萌は体の内部を突き動かされる快楽に身を委ね、色の動きに合わせ微かに腰を使っていた。
「…ぅん…あ…ぁふ」
「そのまま…うん…いいよ…愛している…萌」
「…んっ…私も…あん…」
 汗で張り付いた萌のとき色の髪を指先で払い、口付けを交わす。
 色の背に回る萌の手に力がこもり、離れた萌の唇から熱い吐息が漏れた。
「一緒に行こう…」

「ねえ、萌。指輪をあげる」
床に寝そべってステンドグラスを見ていた色は体の上で目を閉じていた萌の肩を抱きながら起き上がった。
「…ゆびわ?」
 目を閉じていた萌がぼんやりとした思考を動かしながら、色の胸に頭をもたせかけ萌は指輪の意味を探る。
「結婚指輪だよ!大事なものじゃないか。…萌、左手出して」
 萌が軽く持ち上げた左手の薬指に指輪がはまる。
「ボクがデザインしたものでね。ボクと萌の誕生石がはめ込まれているんだ。綺麗だろう?」
「うん、きれい…」
 萌は天に向かって左手を差し出した。指輪には細かいレリーフが施され真ん中に石が二つついている。
 ステンドグラスから零れる光が指輪に色を落とし、えも言えぬ光を放つ。
「この指輪は萌の為にだけ作られたんだ。ボクにもはめて」
「色くん手…」
「はい、どうぞ」
 差し出された手に萌はゆっくりと指輪をはめる。 
「これで萌はボクの奥さんだね」
「…うん、少し照れるけど嬉しい…」
 色は自分に満面の笑みを向けてくてくれる萌を引き寄せ抱しめた。そっと耳元で囁く。
「萌、愛してるよ。ボクはボクがこの世にある限りこの言葉をキミだけに贈ろう」 
53ワカメたん(*´∀`*)モエー:02/07/19 01:05 ID:RfPuFGAM
以上でつ。
リハビリ兼ねているのでちょっと文体がおかしいかもしれませんが
許してくだちい。
エロ度足りないので修行してきまつ。

やっぱりワカメたんは難しいでつ…。
逝ってきます。
54インデックス職人:02/07/19 01:31 ID:YwQTExnW
ご指名?があったようなので今日はコテハンで少々…

>バカ子さん
「いちごミルク〜」向こうでも頑張ってくだちぃ。
マターリとROMらせて頂きまつ。

>31さん
手間はそう変わりませんのでお気になさらず…
ところでカステラリンチとは何でしょう?
自分は鹿の国の住人なので鹿せんべいアタックとか
大仏ボンバーとかになるのでしょうか?

時間が無くて一つ一つのSSに感想書けないんでつが(´д`;)
ワカメたん(*´∀`*)モエーさんのワカメ良かったでつ。
たまに(…涙)ワカメSSが来ると、実に本人らしく
ごっつい好きでつ。非常にアーティスティックというか。

今日も神々に感謝。インデックスはもう少し後で貼りに来まつ。
55名無しさん@ピンキー:02/07/19 01:33 ID:s8n+WwwM
ワカメエロ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!

神タマ、ありがとうでつ。
今夜はいい夢が見れそうでつ。
初夜(*´Д`)ハァハァ
56名無しさん@ピンキー:02/07/19 06:47 ID:xqst+ljm
ウウェディングドレスエロ
烈しく萌えました!なんとワカメらしい!!!
57名無しさん@ピンキー:02/07/19 07:36 ID:BZ+bgGhL
ワカメエロありがとー
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
朝から(;´Д`ハァハァハァ しますた。
う〜ん、メルヒェンエロ(;´Д`)ハァハァ
58インデックス職人:02/07/19 08:08 ID:w4FzQ++f
うっわ〜。うっかり寝落ちしちまいました。
失礼しました…新スレでもよろしくおながいしまつ。

バイト
>12>13>14>15
>36>37>38>39>40>41(>>36-41)
先生
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1026148760/638-639
>20>21>23>24>25>26>27>28(>>20-28)
ワカメ
>45>46>>4749>50>51>52(>>45-52)

今日も神々に感謝。
59前スレ697:02/07/19 14:43 ID:JAxtiZ1m
ダレモイナイネ・・・?イマノウチニ
コソーリ前スレ「ズキズキ」の続き貼ります。
今度はR指定で!と思ったんですが
いいとこPG13なヘタレに成り下がってしまって申し訳ない。
さらにスレ跨いでまで連載してしまって申し訳ないです。
60羊飼いの懺悔1/5:02/07/19 14:44 ID:JAxtiZ1m
羊飼いの懺悔

 随分長い間、彼女は私の胸元で泣いていた。
目を閉じてその髪を撫で、その体温を感じながら、私は彼女の涙がいつまでも枯れないことを願っていた。
何故ならこの涙を流し切ってしまえば、おそらく彼女は私の手を振り解いて出て行くだろうから。
 彼女の反応と言葉の端々から、私は察しをつけていた。
彼女はもう私が知っていた『誰のものでもない』少女ではないのだろう。
言い方を変えようか。彼女はきっともう『誰かの女』なのだ。私以外の誰かの。
だがそれがどうした?君にも解っているはずだ。君を愛しているのも、君が愛しているのも、
そんな『誰か』などではなく、目の前に居るこの私だ。でなければ何故君は私の言葉にここまで激しく涙を流す?
まるで体中の水分を総て搾り出しているかの様な勢いで。
 大きなため息が漏れた。泣くだけ泣いてしまったら少し落ち着いたのだろう。
彼女が離れて行くと同時に私の胸に痛みが広がる。
「ごめんなさい……。服、濡らしちゃった」
 構わないと私は答える。逃れようとする彼女の指は放さない。今放したら二度と掴む事が出来ないから。
「あの、放して下さい」
「嫌だ」
「先生……」
 半ば呆れた様に彼女はまたため息をつく。
 何が足りない?君を愛している。君が既に誰かのものであるなら奪い取ろう。
君を手に入れるためなら私は、汚名を負う事も何かを犠牲にする事も誰かを踏みつけにする事も厭わない。
どうやってそれを伝えよう?
61羊飼いの懺悔2/5:02/07/19 14:44 ID:JAxtiZ1m
 彼女は少々強引に立ち上がろうとした。私がその手を強く引き戻したので、
バランスを失った結果我々は二人とも床に倒れ込んでしまいそうになる。
赤い滑らかな絨毯に手が触れる。私は咄嗟に片腕で自身の体重を支え、彼女に圧し掛かることだけは免れた。
 こんな風に彼女を見下ろすのは当然ながら初めてだ。頬に手を伸ばそうとした時、
どいて下さい、という小さな呟きが耳に届いた。
 それが私の何かを逆撫でした。ある種の臨界点だった。私は彼女の肩を押え付けながら、自分の上着に手を掛けていた。
「ダメだ。拒まれて引き下がれる程、私は聞き分けがよくない」
 彼女は眉根を寄せて私を見上げた。怒った様子や怯えた様子ではない。
ただ悲しげな視線と出会う。私はそれを封じ込める様にくちづける。
前髪の貼り付いた額に、ようやく伏せられた瞼に、涙の痕が残る頬に。
 しかしまるで禁じられた儀式ででもあるかの様に、何故か自分のそれと重ねることは躊躇われて、
彼女の唇を私は指でなぞった。小さく震えるそれを指先に感じながら、耳朶に接吻を落とす。
望んでいるのか諦めただけなのか、もう彼女は逃げようとはしない。
私は自らの上着を脱ぎ捨て、タイを解き、彼女の服の釦に手を掛け、喉元に唇を這わせる。
62羊飼いの懺悔3/5:02/07/19 14:45 ID:JAxtiZ1m
 自分でも驚く程の器用さを発揮し、私は二人分の衣服を総て床に散乱させていた。
いつしかすっかり曝け出された彼女の滑らかな肌を、ステンドグラスを通した赤や青の光が彩る。
ここが礼拝堂である事をそれでようやく思い出す。
神の御前で私は、彼女の肢体に浮かび上がった文様を追うかの様に新たな痕を残して行く。
胸元に顔を埋める。頬に早鐘の鼓動を感じる。愛しい、ただただ愛しい律動。
頬に響くそれだけでは足りず、私は掌でその音を探る。
指から読み取れる不規則な低音に合わせ、撫で回し、揉みしだく。
彼女の喉から初めて短く甘い声が漏れた。心臓を直接鷲掴んでいるかの如くに、一際鼓動を近くに感じた。
唇を寄せる。口に含む。楽器を奏でる様に、頂を舌で弾く。
彼女の白い肌に吸い寄せられながら、この種の欲望は飢えではなく乾きなのだと私は知る。
彼女が欲しい。すぐにでもそうしないと、私は干からびてしまう。
「やっ……はぁ、ん」
 小さく叫び、彼女が私の下で暴れた。思わずの様に立てられた膝に手を伸ばし、
そっと押し戻して脚を開かせる。
膝から脚の付け根に向かって軽く撫で上げると、彼女は抵抗して膝を合わせようとする。
私はそれをまた押し戻す。
「ダメだ。君に―――辿り着けなくなる」
「せんせっ…………あっ―――」
 彼女が抗議するより先に、私の手は辿り着いていた。私の渇きを癒す場所。
つい先程あれだけ涙を流して尚、こんなにも水分が残っている。
軽く指を動かすだけでも水音が響く程に、溢れていた。
吸い込まれる様に指を沈めると、彼女は私の肩にしがみ付いて爪を立てた。
薄く開いた唇から声にならない声が漏れ聞こえる。こんな声を、こんな上気した顔を、
彼女は他の誰かの前に晒したのだろうか。
その考えに行き着き、カッと自分の頬が燃えるのを感じた。喉が、カラカラだ。
63羊飼いの懺悔4/5:02/07/19 14:45 ID:JAxtiZ1m
 私は指を引き抜き、両手を彼女の細い腰に回した。
彼女は目を開けて私を見上げ、懺悔する様な覚悟した様な息をひとつついた。
だから私は何の断りもなく、一思いに、飲み干すように、彼女を貫く。彼女の背が、弧を描いた。
 彼女は腕を私の首に、脚を私の腰に巻きつけてしがみ付く。
荒い息を耳元に聞き、きつく締め付けられ、全身で彼女を感じて尚、私の渇きは満たされない。
誰より愛する女を間違いなくこの腕に抱きながら、それでも癒されない。私は当惑する。
それを振り払う様に、私は一心に彼女を貪る。私の手で支えられている彼女の腰が揺れる。
リズムに旋律が絡むように、動きが重なる。足りない、それでもまだ足りない。
手にしているはずなのに。今彼女には私しか見えていないはずなのに。
 汗ばんだ肌をぴったりと合わせ、きつくきつく彼女を抱き締める。鷲掴む様にして髪を掻き抱く。
私以外の何者も彼女に触れることが出来ない様に。
空気でさえも彼女を包むことが出来ない位に。
彼女の髪も肌も声も体温も表面も体内も、私でしか満たせない様に。
 一瞬、目の前が赤く染まる。あらん限りの独占欲を注ぎ込んだ時、
彼女が弦楽器の様な嬌声を上げた―――。
64羊飼いの懺悔5/5:02/07/19 14:46 ID:JAxtiZ1m
「先生?」今度こそ触れようとした唇が不意に動いた。「イエス様が見てます」
 ああ、と私は頷いた。この教会の壁には、キリストの肖像が掛けられている。
子羊を抱えた有名な姿だ。マタイ伝十八章、及びルカ伝十五章のたとえ話からと記憶している。
「羊飼いはたった一匹の羊を探しに行って、見つけた羊を大喜びで肩車して帰って来るんですよね」
「ああ」
「でもね、知ってます?きっと残された九十九匹はその間に散り散りに去ってしまって」
呆れる程繰り返されてきた議論だ。彼女は続ける。
「助けられた羊は、それを知って死にたくなってしまうの。羊飼いの腕に抱かれながら、
仲間を見捨てても探しに来るくらいならどうして初めに手を放してしまったの、
って彼を罵りたくなって、そんな風に考えてしまう自分を、殺したくなってしまうの」
「――羊飼いも」私は搾り出すようにして答えた。声が掠れていた。
「羊飼いも同じ事を考えている。そして懺悔するんだ。神にではなく、腕の中の子羊に」
 今日初めて、彼女は私に笑みを見せた。そして言った。
「そうだね。そしてそれを神様が見てるの。羊飼いと羊の両方を、天上から嘲笑っているのよ」
 そうかも知れない。そして彼らは二度と神の加護を得られない。
 もしそうだとしたら、笑わば笑え、と羊飼いは神に向かって言い放つことが出来るだろうか。
 私は恭しく彼女の手を取った。
 そしてその掌に、懺悔の接吻をひとつ落とした。
65名無しさん@ピンキー:02/07/19 17:55 ID:EYiSfDoH
てんてーSSが多くて幸せv

インデックス職人様>
カステラリンチとは、例の文明douのCMよろしく
集団で輪になり、囲んでキックの雨あられだそうです。
私も聞いただけなのですが。

今日もお仕事お疲れ様です。
66名無しさん@ピンキー:02/07/19 23:28 ID:XA/+RAoV
てんてー。。・゚・(ノД`)・゚・。切ないよ…
でも、(・∀・)イイ!!
続きはあるのかな?あれば、ぜひ!
67前スレ173:02/07/19 23:51 ID:eKI+kYd3
>前スレ697神
切ないでつ…。・゚・(ノД`)・゚・。
でも、前作の「ズキズキ」と同じく、スゴク(´∀`)イイ!!

続きがあればゼヒお願いしまつ!!
68インデックス職人:02/07/20 02:13 ID:96xrFUsQ
今夜はバカスレ祭のためか夏コミ修羅場の為か
神の降臨も少ないようなので、インデックスはも少し溜まってから
貼りに来させて頂きまつね〜。

>65さん
無知なおいらに知識を授けてくださってありがつー!
それにしても…カステラリンチ。なんとおそろしや。
キック×3の嵐とはタマネギせんせぇのよおだ…

>60さん
ステキSS今宵もありがとうございます。
(…って、昼に貼られたのか。失礼。)
私はこのシリーズ結構エロくさいなぁと思いながら拝見しておりまつ。
続きがあるなら非常に気になります。楽しみにしてまつ。
69名無しさん@ピンキー:02/07/20 11:42 ID:pRwLb5Ad
>前スレ697様
SIGNALの歌詞の雰囲気に似てて切な(・∀・)イイ!!
70名無しさん@ピンキー:02/07/21 04:02 ID:0UnV84S2
王子×主人公、うpします。
今日はエロなしの前編で明日はエロ有りの後編をうpします。
王子、情緒不安定です。
71王子×主人公1:02/07/21 04:03 ID:0UnV84S2
その女は珪の首に腕を巻き付けようとしてきた。
「やめろ」
珪はその手を振り払うと顔を背けた。
「なによ・・・。私のこと嫌い?」
尚も自分の領域にズカズカと入り込んでこようとするその女に、
珪は吐き気がした。
そのきつい香水の匂いもまっ赤な唇も、何もかもを珪の身体は拒絶した。
「・・・金?それとも、この顔を側に置いときたい?」
「な、何・・・」
きつい目で睨み付けられ、女はビクリとする。
「違うの?じゃあ何が目的で俺に近づいてんの?」
自分よりも整った顔立ちを近づけられ皮肉を言う珪に、女はたまらず手をあげた。
「・・・顔はやめてくんない?明日も仕事なんだ」
振り下ろされた手をきつく握って、薄く微笑む。
「っ・・・。」
その女は「最低!」と一言だけ叫ぶと、勢いよくドアを閉めて出ていった。
最近はああやって一度一緒に仕事をするだけで、勘違いをする女が増えている。
迷惑だ。
『葉月珪と一度仕事をするともう二度と一緒に仕事をすることはない』
そんな噂の出所はこんなところにあった。
一緒に仕事をしたモデルの女達は、ここぞとばかりに珪に色目を使ってくるが、
誰も相手にされず、それが彼女達のプライドをひどく傷つけた。
まだ、自分にまとわりつく香水の匂いに珪は顔をしかめた。
こんな嫌な気分の日は早く彼女に会いたい。
会って、優しく抱きしめてもらいたい。
時計を見ると、ちょうど彼女の仕事も終わる頃だ。
珪は携帯の電源を入れると上着を羽織り、部屋を出て行った。
72王子×主人公2:02/07/21 04:04 ID:0UnV84S2
今日はどうしたの?急に会いたいなんて・・・」
「うん・・・。ちょっとな・・・」
珪は彼女を部屋に入れると、さっきまでのことを思い出して、ひとつため息をもらした。
「嫌なことでも・・・あった?」
心配そうに顔を覗き込まれて、珪は彼女の身体を引き寄せ抱きしめた。
「・・・おまえに会えたから・・・もう、忘れる」
「大丈夫・・・?」
彼女はそっと珪の髪を撫でる。
「ああ・・・」
いつも以上に甘えてくる珪に、彼女は何か楽しい話でもしてあげようと、バイト先での話を持ち出す。
「あ、あのね。今日、旅行行ってたマスターが帰ってきたの。」
「今日帰ってきたのか。」
一週間休みをとって海外へと旅行に行っていたマスターの土産話を彼女は楽しそうに話した。
ベッドに二人で腰掛け、手を繋ぎながら。
「それでね。お土産も貰っちゃった。」
そう言ってバックの中から彼女はそのお土産を取り出す。
「・・・・・」
「ね。可愛いでしょ。」
彼女の手には可愛らしいボトルに入った小さな香水。
ほのかに香ってくる香水の匂いに、折角忘れかけていた、あの嫌なことが思い出されて。
眩暈がする。
「すごくいい匂いなんだよ。」
そう言って、香水を吹きかけようとする彼女の手を無意識のうちに払っていた。
カタン、と音をたてて香水が床に落ちて転がった。
「な、何するの、珪!」
いきなりのことに、彼女は慌てて香水を拾おうとする。
珪はその腕を掴み、そのままベッドへと押し倒した。
73王子×主人公3:02/07/21 04:06 ID:0UnV84S2
「珪!」
「頼むから、やめてくれ。」
「ど、どうしちゃったのよ・・・」
「その匂い・・・嫌いなんだ。」
そう言って、苦しそうに顔を歪ませた。
「珪・・・」
彼女は珪の首に腕を回し、引き寄せると軽く口づけた。
「ごめんね。もう香水なんてつけないから・・・。嫌いなの気づかなくてごめん」
優しくなだめるように、彼女は何度も口づける。
彼女からは、珪の好きな甘い彼女の匂いがして、珪はひどく安心した。
「いや、俺も・・・。ごめん。」
少し変だよな、俺。そう言って彼女の肩口に顔を埋める。
珪が最近、情緒不安定なのは容易に見て取れた。
原因が分からなくて、どう優しくしたらいいのか分からなかった。
「珪、疲れてるんでしょ?・・・最近顔色よくないもん」
「・・・夜、あんま寝てない・・・」
「だからだよ・・・。一度グッスリ眠れば、すこしはすっきりするよ。」
「眠れない時は・・・どうしたらいい?」
「・・・・・」
彼女はゆっくり身体を起こし、珪をベッドに寝かせるとそのまま深く口づけた。


「・・・私が、眠らせてあげる。」

74名無しさん@ピンキー :02/07/21 04:08 ID:0UnV84S2
とりあえず、今日は前編とゆうことで・・・。
後編はがんがってエロ有りで!
王子が情緒不安定なうえ、甘えたがりでスマソ・・・。
75名無しさん@ピンキー:02/07/21 04:41 ID:ZwQPL+wI
>74
仔猫のような王子タソに(;´Д`)ハァハァ
明日が楽しみでつ!

>>20-28 の続きがようやく出来ました。

擬音が多くてお下品になってしまいますた・・・。擬音だめな方、申し訳ありませんがどうぞスルーしくださいませ。

また、レスをくれた皆様、本当にありがとうございました。
誤字脱字、しかも浴衣は長襦袢じゃなくて肌襦袢という致命的なミスも優しく指摘してくださり感謝感謝です。
今回も自分では気が付かなかったミスや、変な所が沢山あると思います。先に謝っときます。ゴメソ!
心優しい方の甘口指摘お待ちしておりまつ!
76花火(先生×主人公):02/07/21 04:54 ID:ZwQPL+wI

零一さんは、声にならない声をあげ、ずるずるともたれ掛かっている私を軽々と抱き上げた。
「いい子だ」
耳たぶに口付けるような囁きに、私の芯が、熱くとろけだす。
ノブを回す音が聞こえた。これからもっとお互いを知るために、愛するために、私たちは扉を開いた。

-----

背中に感じる冷えたシーツの感触に、私は少しだけ自分を取り戻す。
目を上げると、天窓から差し込む淡い光の中で、零一さんが帯紐を解くところだった。
腰の低い位置で結ばれているそれを解く様は、下から見上げるとひどく扇情的で、カッと頬が熱くなる。
私の目を見つめたまま無駄の無い動きで浴衣を脱ぎ、帯びごとヘッドボードに放り投げた。

月光の下に浮かび上がるシルエットは、まるで完璧に整えられた美しい彫刻のよう。
ゆったりとした動きで被さってくる体温と重みに、私の心臓はどくんどくんと悲鳴を上げ、軽いめまいさえ覚える。

「ぁぁ・・・」
零一さんの熱い素肌が私の足に、胸に、首筋に触れている。優しく力強く抱きしめられて私の口から吐息が漏れ出す。
驚くほど熱った腰の辺りが、無意識に何かを求めるように震えた。
ほんの僅かな動きだったのに、素早くその変化を見つけた彼は間に割り込んでいた膝を熱く潤っているそこに押し付けた。

くちゅ・・・

「ゃあっん!だ、だめです、先生ぇ」

触れるだけで漏れる水音に、目が眩みそうになる。
体中に駆け巡る甘い衝動に動転した私は、つい昔の呼び方で彼を呼んでしまう。

「俺はもう君の教師でも側から見守る保護者でもない。君を愛する、一人の男に過ぎない。」
77花火(先生×主人公)12:02/07/21 04:55 ID:ZwQPL+wI

息を吹きかけるように耳元で囁く。
「それとも君は、愛ゆえ盲目になった男など嫌いだというのか・・・?」
そう言いながら唇で耳をついばむ。熱くぬめったその感触に、零一さんの膝があたっている所から、じわりと蜜があふれだした。
違います、大好きです、そう言いたいのに。
口からは、はぁはぁと甘ったるい吐息しか出てこない。

「どうなんだ?」

首筋にかすかに触れる唇が、言葉を紡ぐたびにくすぐり、私の肌は粟立つ。
「ちが・・・ぅ。れぇいちさ、ん・・・す、き」
気を抜けば、喘ぎ震える咽喉に力を入れやっとの思いでそれだけ言う。
「・・・よろしい。」
満足げな優しい声が聞こえる。

首筋に触れていた唇はいつの間にか、柔らかい双丘の袂に移動し、唇が辿ってきた道筋は、月光に照らされて銀色に光っていた。
私の髪を優しく梳いていた手が、片方の膨らみをそっと包み込む。
硬くなった頂点を避けて、指や手のひら全体で乳房の形を確かめるように、優しく撫でまわす。

「はぁん・・・」

強く弱く、優しく強引に。止まることなく動くそれは、普段ならくすぐったくて笑い出してしまうはずなのに、彼の指で魔法をかけられた今の私からは、甘い嬌声しか出てこない。
78花火(先生×主人公)13:02/07/21 04:56 ID:ZwQPL+wI

その間も唇は、ちゅっちゅっと音を立てて、膨らみ全体に愛しげに甘いキスの雨を降らせている。
うっとりと快楽の波に漂っていると、乳房にちくっと小さな痛みを感じ、乳首が熱くなった。

・・・ちゅっ、ちゅぅっ・・・

目を開けると、零一さんが睫を伏せて、私の乳首を咥えていた。

「っ!!いやぁっ」

その光景に、恥しさのあまり一瞬気が遠くなったが、蠢く熱い舌ですぐに連れ戻される。
勃起した乳首をざらついた舌で舐め上げ、唇でついばみ、甘く吸う。一定の旋律を保っているようでいて無秩序な愛撫に、焦れた体が疼きねじれる。
そんな私の変化を具に読み取り、乳首への愛撫は深くなっていく。

「あぁぁ、あっ・・・ふぅん」

乳輪をなぞる様に這い回る唾液を含んだ舌の動きに耐えられず、喘ぎ声が漏れてしまう。

・・・ちゅぅ・・・ぴちゃ・・・ちゅるっ・・・

出来ることなら耳をふさぎたくなるような淫靡な音に固く目をつぶる。
だけど、目を閉じれば余計に強く、乳房への甘い痺れが体を震わせる。
やわやわと揉みしだく手は未だに乳房だけを弄び、欲しい所にはちっとも触れてくれない。
そこはもう痛いくらいに硬くなっているのに、わざとそこだけ無視するように。
私はいつの間にか、零一さんの足に自分から擦り付けるように腰をくねらせていた。
(こんなの、やだっ でも止まら、ないっ)
零一さんの膝から、くちゅくちゅと卑猥な水音が響いてくる。

「はぁぁっ、んんっ!いやぁっ・・・」
79花火(先生×主人公)14:02/07/21 05:01 ID:ZwQPL+wI

体中を掻き回す凶暴なまでの悦楽と恥ずかしさで、目尻から涙がこぼれる。
零一さんは乳房から顔を上げると、指で涙をぬぐい、おでこに口付けながら
「それで良い。・・・大丈夫だ。」
優しい声で言った。
目を開くと、同じように潤み焦れた淡色の瞳にぶつかる。
荒い息を繰りかえす私に、何度も愛しげに口付けながら、胸の頂に欲しくてたまらなかった刺激をくれる。
きゅっと甘くつねると、くりくりとこね、しこりの周りを指先でなぞる。
「ひゃっ・・・、あ、ああああんっ!・・・零一さぁん・・・」
苦しいくらいの快楽に、ぴくんと小さく痙攣し一瞬目の前が真っ白になる。
どろりと快楽が溶け出し、彼の膝を一層濡らしていた。

・・・どくどくって聞こえる。私の鼓動?
ゆっくり目を開けると、天窓越しに星が見えた。
意識を失っていたのはたった数秒のはずなのに、あの星まで行ってきたような不思議な違和感があった。

「ぁあん・・・」

零一さんの髪がそっと私の首にかかる。くすぐったい感じにぞくそくと体が震える。
愛しむ様に下腹部に唇が触れると、長く繊細な指が下着にかかり、力の入らない私の腰を持ち上げてするりと引き抜く。
溢れた蜜で濡れたそれを剥がすと、濃厚な甘い香りが部屋中に漂った。
鼓動に合わせてくらくらと視界が揺れる中、零一さんの声が聞こえた。
「脚を開くんだ・・・そう。」
熱に浮かされ霞みがかったような私の脳は、言葉どおりに反応する。
甘く痺れた足を膝裏から付け根にそっとなで上げ、大きく開かせると、私の中心に顔をうずめた。
80花火(先生×主人公)15:02/07/21 05:02 ID:ZwQPL+wI

「きゃっ?!いっいやぁっ、やめてっ・・・・・・っ!」

一気に冷や水を浴びせられた様な気がして起き上がろうとすると、それを制するように彼は小さな突起を強く吸い上げる。
「ああああああっ!」
今までの刺激とは比べ物にならない強くダイレクトに迫ってくる快楽に、体中の力が奪われていく。

・・・・・くちゅっ・・・じゅるっ・・・ぴちゃ・・・・・・

零一さんの長い睫と、乱れた髪が膝の間で揺れている。
部屋中に響く水音さえも、押寄せるの快楽の前では、熱を煽る媚薬に変わっていく。
熱く長い舌を押し当て、入口の辺りを味わう様に舐め上げると、今度は愛しげに小さい突起をついばみ、そっと甘噛みする。
「ああっ・・・・!んはっ!あ、ああんっ!!!」
止め処なく溢れてくる甘い蜜を味わうように、じゅるじゅると花弁全体を吸い上げられると、浮かされたように腰をくねらせ、一層高い声が上がる。

「はああああぁっっ!・・・もうだ、め・・・っんんっ・・・!」

零一さんは再びびくびくと痙攣する私を強く抱きしめて、愛しげに深く口付けた。
私はいまいち上手くコントロール出来ない腕をそっと背中に回して、口付けに応える。

「摑まっていなさい。・・・行くぞ」
81花火(先生×主人公)16:02/07/21 05:03 ID:ZwQPL+wI
切なげに眉根を寄せ、淡色の瞳を潤ませてそう言うと、零一さんはゆっくりと中に入ってきた。十分に潤んでいたものの、初めてであるそこは、簡単には受け入れられない。

「ああぁっ!痛、ぃっ・・・・っ!!」

引き裂かれるような痛みに涙が溢れてくる。彼を抱きしめる腕に力を込めて、私は痛みを必死に耐えた。
「くっ、・・・力を抜きなさい・・・そうだ。・・・俺の目を見ろ。」
零一さんの頬を汗が伝う。苦しそうに眉をゆがめながらも、気遣うように長い睫を揺らしまっすぐに私の瞳をのぞきこむ。

「愛している」

そう言うと、まるで宝物を扱うように力を抜き、優しく抱きしめ、愛しげに口付けてくれた。
暫くそうしている間にすこし落ち着きを取り戻して、やっと一つになれた喜びが沸いてきた。
私の中に、零一さんが・・・。そう思うと不思議と痛みが薄れて、代わりに愛おしさで胸がいっぱいになる。
すると止まっていた腰が動き出した。

「・・・っ・・・!ぁあぅ・・・れ、いち・・・さぁん」

そっと気遣うようにしながらも根元まで埋め込んでいくと、ちゅぷちゅぷと蜜が溢れる音が聞こえる。
ゆっくりと引き抜かれ、また同じように埋め込まれていく。幾度か繰り返しているうちに、甘い声がこぼれ出す。
82花火(先生×主人公)17:02/07/21 05:04 ID:ZwQPL+wI

「・・・っん、あぁっ、あぁん、はっ、ぁあっ・・・」

零一さんは優しく口付けながら、少しずつ腰の動きを加速していった。
最奥にあたる度、自分でも秘所に力が入り締めあげていくのが分かる。
きゅっきゅっと締めつけるたびに、彼は甘い吐息を漏らすが、強く、弱く、最奥まで貫いたと思うと、今度は入口で浅く出入り繰り返してみたりと、私の中を味わい尽くすように掻きまぜていく。

部屋中に、出し入れするずちゃずちゃという卑猥な水音や、体がぶつかり合う音が溢れている。
鎖骨の窪みに零一さんの汗が落ちて、のけぞる咽喉を伝い項へ流れると、熱い舌がそれを追うように首筋を舐めあげる。甘い愛撫と深い快楽に、体がふわふわとして、目の裏がほんのり白んでいく。

「ふぁっ、はぁっ!だめぇっ、わた、し、もう・・・っ」 

このままどこかへ飛ばされてしまいそうな、恐怖にも似た大きな波に、私は必死にしがみついた。すると、彼は応えるように強く抱きしめた後、一気に最奥まで貫き、早い速度で出し入れを繰り返した。

「あぁっ、ふぁあああああーーっ!!!」

「っく・・・!・・・」

甘美な波に飲み込まれ再びホワイトアウトしていく中、零一さんが私の名前を呼んだ気がしたが、確かめる術もなく、私はただ甘い痺れの中を漂っていた。
83花火(先生×主人公)18:02/07/21 05:05 ID:ZwQPL+wI

髪を梳く甘い感覚に、少しずつ意識がはっきりしてきた。
目を上げると、そこには零一さんの淡色の瞳が月光を受けて優しくきらめいていた。

「気がついたか。」

髪に口付けながらそっと抱きしめられ、背中に回された大きくて繊細な手がゆっくりと上下する。広い彼の胸の中にこういう風に抱きしめられのは、ひどく心地がよかった。

(私、どのくらい気を失っていたんだろう)

「ほんの数分だ。」

(・・・あれ?どうしてわかっちゃうの??)

驚いて顔を見上げると零一さんは優しく笑った。

「顔に書いてある。」

嘘?!私はとっさに頬に手をあてると、右手に違和感があった。あれ??
手を天窓にかざしてみる。これって、指輪・・・。

「あと2年したら君も成人だ。誕生日を待って式を挙げよう。」

式?成人式のことかな?

「コホン・・・結婚しようと言っているんだ。・・・返事は?」

右手の薬指におさめられたブルーダイヤがキラリと月光を跳ね返し、花火のように私と零一さんの上に光をなげた。

「・・・はい!」

そして私たちはもう一度花火の中でキスをした。今度は永遠に消える事のない花火の中で。


おしまい
84名無しさん@ピンキー:02/07/21 14:07 ID:itI2/kZf
あ、神様。キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

 (´Д`;)ヾ カミサマ、ドウモアリガトウゴザイマス
   ∨) 
   (( 

花火、とっても良かったです。
神様の次回作があれば、楽しみにしています。
85名無しさん@ピンキー:02/07/21 14:57 ID:0bQDVfbZ
すっごく好きな話です。
擬音スキーな人間なので、嬉しいです。
また書かれたら、読ませてください〜
86名無しさん@ピンキー:02/07/22 01:02 ID:dEL6aYA7
これくらいのエロさ、ズバリ好きっす!
結婚しようとか言うあたりがヒソカに先生も若気が至っていて。微笑まスイ!
87名無しさん@ピンキー:02/07/22 20:50 ID:atg2Cmgs
>>84-86
どうもありがd!
書いてるときはこれ読まれたら、人格疑われるんじゃないかとチト心配してたんですが(;´Д`)ハァハァしていただいて光栄です!
次もがんがります(*´Д`)
88sage:02/07/23 02:55 ID:O9nKxOsG
救済sage
89名無しさん@ピンキー:02/07/23 03:02 ID:5jJhloDQ
もうSS書かないだろうなぁと思いつつ何故か思いついたので
貼り付けておきます。しかもコレ以上考え付かないので書き逃げです。
続きは考えついたら(というか脳内では出来上がっているが展開に持ち込めない)
そのうち貼り付けます。とりあえず寝るので。それでは。
90王子×主人公 その1:02/07/23 03:12 ID:5jJhloDQ
毎度ながらの退屈な授業が流れてゆく。
氷室先生の説明は非常に分かり易いが数学の苦手な私には
ただの子守唄でしかなかった。
右から左へ流れる数字の呪文。
ふあぁ。退屈・・・。
ブルッブルッブルッ。
スカートのポケットに入れている携帯が太もも辺りで妙な振動をする。
半分寝ていたので一気に目が覚めた。携帯に着信が有った模様。
『メールが届いてます。』
サブディスプレーに送り主の名前が流れてゆく。
『葉月珪』
そう言えば珪が授業を受けていない事を今気付いた。
『いつもの場所で待っている』
ただ、一言だけのメッセージ。
「せ・・・せんせぇ・・・、おなかが痛いのでトイレに行って来ますぅ・・・。」
授業をさえぎったのであからさまに氷室先生の顔が曇った。
「仕方無い。行って来なさい。」
わざとらしくおなかを抑えよたよたと席を立った。
暫くそのままの格好で歩いて角の階段に近づいてから
猛ダッシュ一気に最上階まで駆け上がった。
最上階の角のこの階で授業がない限り使われる事のないトイレ。
『清掃中』の看板がヤケにイヤらしく感じた。
91王子×主人公 その2:02/07/23 03:13 ID:5jJhloDQ
奥のトイレを軽くノック。
「私。珪、居るんでしょ?」
カチャリ、と鍵が開き眠たそうな主がひょっこりと顔を出した。
「・・・ああ、寝てた。」
「入れてよ。」
「どうぞ。」
身障者用も兼ねているそこは2人入っても十分に広くて
珪は便器に腰を掛け半分寝ぼけ眼でこちらを見ている。
「ここ、座れよ。」
自分の膝をポンポンと叩いて誘ってくる。
あからさまに誘われて少し恥ずかしくなってきた。
コレからする事を十分分かっているクセに
それでも恥ずかしがるのだから私も可笑しなものだ。
「それでわ、遠慮なく。」
広げた足の間に座り込む。
便座の蓋は珪の体温で妙な暖かさになっている。
珪は腕を私の腰に回してきて肩の上に顎を乗せてきた。
「珪が居なかったの気付かなかった。」
「ああ、オレも。ずっと寝てたから。授業、気付かなかった。」
「今、氷室先生なんだけど。凄いイヤな顔された。」
「・・・だろうな。その分イイコトしよう。」
言うのと同時に腰に回していた手が上着の中へ伸びてゆき
ブラの上から円を描く様にゆっくりと胸を揉んでゆく。
92王子×主人公 その3:02/07/23 03:14 ID:5jJhloDQ
「さっきまで眠そうだったのが嘘のようね。」
「眠いよ。こうやっておまえに触れて寝たいんだ。」
そう言われるともう何も言い返せない。
ただ、ひたすら珪に身を委ねるしかなかった。
ブラを上にずらして胸の先の突起に指先で軽く弾く。
「はぁ・・・ん・・・。」
ただ軽く触れられただけなのに体全体に快感が伝わり
思わず声をあげてしまった。
「・・・大きい、声。外に聞こえるだろ。」
「ごめん。つい・・・。」
すっかり授業中である事も忘れてしまっていた。
頑張って声を出さないように気をつけなくちゃ。
でも珪の指が動く度に頭の中が白くなってゆく。
頭が白くなるのと同時に体中に熱が走っていくのがよく分かる。
ドクン、ドクン、と鼓動を打つのと珪の不規則な手の動きが
私の中の何かを更に掻き立ててゆく。
声を出せないのが余計に加算してますます変な感覚に襲われてゆく。
次第に珪の手がスカートの中へ入っていき下着の上から指を這わせてゆく。
「・・・っ・・・あぁぁっ・・・。」
一瞬にして意識が遠のきうっかり声を出してしまった。
もうすっかり肩でしか息を出来なくなっていた。
珪の指先が下着の中へと進入していき、
くちゅっ、と珪の指先が卑猥な音を奏で出した。
その瞬間ふっと意識が戻り恥ずかしさでイッパイになってしまった。
そして背後で珪のモノが固くなっている事を感じている事にも気付いた。


多分続く。
それでわ、アディオス。
93sage:02/07/23 08:51 ID:+Rofvmq5
>>90-92さん
も・・・・・萌えです!!!!!!(;;´Д`)ハァハァ
小悪魔的王子・・・・しかも授業中のトイレ!(;;´Д`)ハァハァ
是非っ・・・続きをおながいします。(;;´Д`)ハァハァ

(;;´Д`)ハァハァばかりでスンマソン。。
94名無しさん@ピンキー:02/07/23 17:27 ID:0Unzw/XJ
続くってそんな殺生な・・・
続きまってまつ(;´Д`)ハァハァ
95名無しさん@ピンキー:02/07/23 18:09 ID:tyv38koY
(;´Д`)ハァハァやっと夕方になりまつた。あと何時間で続きや新作SS
が見れるかな……
96sage:02/07/24 18:17 ID:OJdUZ+VR
下がりすぎなのでage
97名無しさん@ピンキー:02/07/24 21:05 ID:9vnDHX6i
神、щ(゚Д゚щ) カモーン!
98名無しさん@ピンキー:02/07/24 21:12 ID:Yi8Sj/Ma
神サマ……(;_;)御降臨を……。
9989:02/07/24 23:37 ID:CDdObZin
とりあえず続き書いてみたので貼り付けておきます。
やはりここで求められる様なエロを書けないでつ。
最後妙に尻切れになってしまいました。
期待してた方いましたらスマソ。
自分でサイト起こしたので今度からそこで生ぬるくやっていきます。
100王子×主人公 その4:02/07/24 23:39 ID:CDdObZin
>>90-92続き

珪の指は下着の中でもゆっくりその凹凸のひとつひとつを確認するように
動かしてゆき先端の突起へは執拗なまでに攻め立ててくる。
「・・・ぅ・・・んぁ・・・。け・・・い・・・。」
「・・・何?」
必死に呼びかけたがちゃんとした言葉を発する事も出来ず
体にも力が入らず段々ダラリと前屈みになっていた。
珪の腕だけが私を支える核となっていた。
珪の指先が段々私の中へ1本、また1本と侵食してゆく。
その度に卑猥な水音がトイレ中に響き渡る。
指の動きと水音がますます私の脳内をカラッポにさせてゆく。
「・・・いいか?そろそろ。」
肩で息をしている所為で言葉も発する事も出来ずコクン、と軽く頷いた。
珪は私の中から指を抜き両腕で私を支えて立たせようとした。
私も足がふらつきながら頑張って立ち上がろうとしたが足に力が入らない。
「捕まれよ、何かに。」
「・・・ぅ・・・ん。」
珪の支えで頑張って立ち上がり貯水タンクに持たれかかった。
貯水タンクの冷たさが火照った私の顔から熱を奪い去る。
カチャカチャと珪のがベルトを外す音が聞こえてくる。
その金属音でさえも私の頭の中を狂わせている。
音が止んだと同時に珪の冷たい指先が私の下着に手を掛けてきた。
「・・・愛してる。」
珪の熱っぽい声が耳元でこだました。
『愛してる』は『今から入れるから』の合図。
その言葉どおり珪は後ろから突いてきた。
「ん・・・はぁぁ・・・っ。」
声を出すのと同時に貯水タンクを掴んでいた腕に一層力が入り
ガタッと陶器のぶつかる音が響き渡った。
「壊れるから、手、壁に点いて。」
「ん・・・。」
一旦離れてコンクリートの壁に手をついた。
私の体制が整うとまた珪は私の中に入ってきた。
何度も、何度も、深く、浅く、
その動きの全てがたまらなく愛しい。
「ぁ・・ぁ・・、け・・・い。もう、ダメ・・・。」
101王子×主人公 その5:02/07/24 23:42 ID:CDdObZin
二人は一緒に到達点まで辿り着いた。
その時、妙な振動がトイレ中に鳴り響いた。
「・・・携帯、鳴ってる。」
「え・・・ああ、そうだ。授業終わる10分前にアラームセットしたんだ。」
「準備いいな、おまえ。」
「毎度の事だし。早く戻らないと。休み時間に人が来ちゃうよ。」
「ああ、そうだな。」
お互いに慌てて身支度を整えて速攻トイレから出た。
氷室先生にはこの長いトイレをなんと説明しようか。
ちょっと頭を抱えて悩ませてみた。
ていうか、毎度2人で居ないからバレてるかもしれないけどね。

終わり

相当フルボッコされそうなSSになってしまって本当にスマソ。
文句でも何でも受け止め覚悟でつ。
漏れももうロムラーに戻りますので神様の降臨心よりお待ちしてます。
やっぱりエロはイキオイに乗って書かないとムリ。
102sage:02/07/25 00:24 ID:8aIYTzsV
   キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
も・・萌えですー!!!(;;´Д`)ハァハァ
萌えすぎて鼻血が出そうです。有難うございました!!
103名無しさん@ピンキー:02/07/25 00:41 ID:tTt1WM7K
神サマありがとうございます!!( iロi )
104名無しさん@ピンキー:02/07/25 01:59 ID:JvF3Yo6S
>>101
よかったでつよ〜(;´Д`)ハァハァ
ロムラーに戻られるのですか寂しい・・・
私にとめる権利はありませんが、気が向いたらまたの降臨お待ちしてます。
105名無しさん@ピンキー:02/07/25 21:27 ID:tTt1WM7K
今夜も神サマ来て下さるかなあ??
106sage:02/07/25 23:25 ID:8E0kThb5
救済age
107名無しさん@ピンキー:02/07/26 10:49 ID:LaFqCyyz
下がりすぎ
108名無しさん@ピンキー :02/07/26 11:24 ID:BKlZk1I7
ガールズサイド…あんまし興味なかったけどめっちゃ萌えた…
ハラシマ終わったら買う!絶対買う!!減衰3は後回しだ!!!
神サマありがとー!!ステキな出会いに感謝っ!!!!!
109名無しさん@ピンキー:02/07/26 20:35 ID:PimBTyp+
さがりすぎだよヽ(`Д´)ノウワワァァァァァン
神はおられぬのか??
110名無しさん@ピンキー:02/07/26 23:02 ID:KojEY1ys
カミコ━━(゜∀゜)━━( ゜∀)━━━(  ゜)━━(  )━━(゜  )━━(∀゜ )━━━(゜∀゜)━━イ!!!!
111名無しさん@ピンキー:02/07/27 01:49 ID:aBXy43yC
夏コミで忙しい神様が多そうだ・・・
112名無しさん@ピンキー:02/07/27 02:26 ID:JphHpvSl
取るに足らないしょぼいSSですが、神の降臨の場つなぎにでもなればと思い書いてみました。
しかも今回は全然エロくありません・・・。
次までに精進しますので、お暇で心優しい方がいましたらどうぞ読んでやってくださいませ。
113名無しさん@ピンキー:02/07/27 02:28 ID:JphHpvSl

「萌、メリークリスマス!そして誕生日おめでとう。」
毎年恒例のクリスマスパーティが行われる天之橋邸は、聖夜である今宵着飾った年若い学生たちで賑わっている。

私は彼女にプレゼントを渡す為に喧騒を避けて、別棟へ案内した。一年前のこの日、バルコニーへ連れ出したのを思い出してふと頬が緩む。
「あけてもてもいいですか?」
フォーマルなドレスに身を包んだ彼女は嬉しそうに私を見上げてくる。
「もちろんだよ。気に入ってくれると嬉しいんだがね?」
衣装に合わせて少し背伸びしたメイクの顔を無邪気にほころばせながらリボンを解いてゆく。
大人と少女の間で揺れ動く彼女の表情に、私はいつも心を奪われてしまう。
「わぁ!真珠のネックレス!素敵・・・」
ほんのりとシャンパンゴールドに照り返すそれを箱から取り出し、つけてあげる。
「こうやって2重にくぐると今日の君によく似合うはずだよ。」
ネックレスを彼女の細い首筋に巻きつけて留める。
予想通りオペラの長さが彼女のもつ純粋で華やな雰囲気を一層引き立て、私は大変満足した。
「うむ、思った通りよく似合うよ、萌。どうだい?」
114名無しさん@ピンキー:02/07/27 02:31 ID:JphHpvSl

肩を抱いて鏡の前まで案内すると、うっとりと真珠の粒に触れながら鏡に見入る。
「こんな高価なもの・・・なんだか、私じゃないみたい・・・。」
「ははははは、君は十分素敵なレディさ。真珠の輝きように純粋なのに、極上の肌触りで私の心を捕らえて離さない、ね。」
耳元でそう囁くと、萌は頬を染めそっと腕にもたれてきた。
「一鶴さん、ありがとう」
暫く鏡越しにお互いの顔を見つめあっていると窓の外からクリスマスキャロルが静かに聞こえてきた。
「私もプレゼントがあるの。とっておきに着替えてくるから少し待っていてもらえますか?」
腕の中で向きを変え、首をかしげてこちらを見上げる様はとても愛らしい。くるくる変わる豊かな表情は仔猫のそれによく似ていて、見ているこちらまで楽しい気分にさせる。
「おやおや、それは嬉しいね。それでは、お行儀よく待っているとしよう。」
そういって額に軽くキスをした後、開放すると、彼女は目に力を入れるように微笑み、隣のバスルームへ入っていった。
時折みせるこの笑い方は、大抵私を驚かせる前に見せるものだ。年の離れた恋人の悪巧みについ翻弄されている私としては、今回ばかりは大人の意地を見せようと密かに心積もりし、グラスにワインを注ぎ入れた。


「おまたせしました」
パチンとライトが消えるとノブをひねる音に続いて彼女の声がした。
振り向いた先の彼女の格好に、私は驚きのあまりソファから立ち上がり、持っていたワイングラスを床へ滑らせてしまった。
115名無しさん@ピンキー:02/07/27 02:33 ID:JphHpvSl

「も、萌っ?!一体どうしたんだい!?」
彼女は全裸であった。正確には、素肌に今し方プレゼントしたパールネックレスを身につけているだけ。
カーテン越しに差し込むクリスマスツリーのイルミネーションを受け片手に小さな包みを持ち、身体を隠すことなくゆっくりとこちらに向かって歩み寄ってくる。
正面まで来ると、私の肩をぽんっと押しソファへ座らせ、上にまたがった。
情けないことに私は急な展開に混乱し、完全に彼女にリードされていた。
「とっておきのスーツ。Birthday suit よ」
そういうとクスリと笑い、額をあわせる。
「メリークリスマス。一鶴さん」
そういうと私の手をとり、包みを渡す。
「開けてみて?」
目をそらすことなく、この状況を楽しむように微笑む彼女を見ているうちに、落ち着きを取り戻した私は包装を解き、箱を開いた。
「これはうれしいな!素晴らしいセンスで選んでくれたね。」
中には貝殻加工のタイピンが綺麗に収まっていた。中央に濃紺の小さなイルカが2頭あしらわれている。
「やはり私の見込んだ君だけのことはある!さすがだよ」
そう言って滑らかな彼女の背中に手を這わせると、すぐに唇が降りてきた。
ねっとりとした熱い舌が私の唇をかき分け、侵入してくる。
濃厚なキスを繰り返すうちに、いつしか部屋中に吐息が満ちている。
私は彼女の柔らかな腿を支え立ち上がった。腰に絡み付いてくる細い足に甘い痺れを感じながら彼女を見ると、頬を染め潤んだ瞳で見つめている。
「・・・そこまでだよ、可愛い小悪魔さん。ご希望通り良い夢を見せてあげよう・・・」
116名無しさん@ピンキー:02/07/27 02:40 ID:JphHpvSl
「Birthday suit」とは、生まれたままの姿のことです。
これを言わせたいために天然小悪魔ちゃんを書いてみました。
イメージに合わなかった方、すみません(;´Д`)
117名無しさん@ピンキー:02/07/27 09:38 ID:l9074f2C
>116
(;´д`)ハァハァハァハァ(;゚Д゚)ゴファア!!(゚∀゚)イイッ!!
神様かみさま。主人公がめっちゃお茶目サン☆(w 朝っぱらから
(;´д`)ハァハァ。これをおかずに今日一日生きて逝こうかと。GSやりたい〜!
118名無しさん@ピンキー:02/07/27 17:08 ID:4ik3GkIC
>116
神キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ !!! ←ちょい電波発信。

(;´Д`)ハァハァハァハァ
続き、ぜひお願いします。

   ヾ    オネガイシマス
 (´Д`;)、  コノトオリデス
   ノノZ乙
119名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:37 ID:iRyhFZHS
>116
神サマ、ありがとうございまsu!!♪v(゚∇゚*)⌒☆
120名無しさん@ピンキー:02/07/28 01:24 ID:9v/WbsWc
>116
だ、ダダ、ダンディー━━━━━━(;´Д`)ハァハァ━━━━━━!!!!
最高でつ!主人公に振り回されちゃってる一鶴さん…(゚∀゚)ハナヂデマッセー!!
神様!つ、つつつっつつつtつ、続きを!!是非是非!
121名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:31 ID:XZAAaQl6
>>117-120
ありがd!(・∀・)
神と呼ばれるのは勿体無い気分ですが、はげみになりますた!
やっと続きが書けたのでうpさせてもらいます。亀進でスマソ。
しかも懲りずにまた擬音を使ってしまいますた。
苦手な方は大変申し訳ありませんがスルーしてください。
それにしても、下品でメンゴ(;´Д`)
本当の漏れはもうちっとノーマルだと言ってもきっと信じてもらえない罠・・・。
ヽ(`Д´)ノワァァァァァァン
122名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:33 ID:XZAAaQl6

ベッドに腰掛けると再びキスが降ってきた。
砂糖菓子のように甘い口付けを、両手で頬を挟むようにして引き離す。
すると物足りないと濡れた瞳で訴え、慣れた手つきでタイを解いていく。
ジャケットとベストを脱ぐと、タイを放り投げ、う〜、と唸りながらもどかしそうにシャツのボタンを外していく。いつもよりひどく幼いその様子に、私は可笑しくなってつい笑ってしまう。
「萌、なにをそんなに急いでいるんだい?」
ベルトをはずしながら熱っぽい目で見上げ、唇を尖らせる。
「体が熱いの。・・・早く、欲しい」
いつもとは違った大胆な発言に嬉しくも少し驚いてしまう。
(あぁ、そう言えば・・・。)
彼女が会場でワイングラスを片手に友人とはしゃいでいた事を思い出し、納得した。
「いけない子だ。ワインはもう少し後と約束しただろう?」
頤に手を掛けて上向かせると、萌は首をかしげながらメガネを外し
「だって、一鶴さんがいつも美味しそうに飲んでるんだもの」
悪びれた様子もなくさらりと言い流す。
全くかなわないな、と思いながら背中に回していた手をゆっくりと首筋に移動させ耳たぶに口付けると、彼女の甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「Roses are red, Violets are blue, Sugar is sweet, And so are you………」
ついばむように口ずさむと、素肌を滑る指の感触と、耳にかかる熱い息に軽く身震いしながら、ほうっと吐息をもらし肌蹴た胸に顔をうずめてくる。睫を震わせ、うっとりともたれ掛かる彼女はとても愛らしい。
「・・・しかし、約束を守れない子にはお仕置きが必要だね。」
123ダンディ×主人公(擬音エチー):02/07/28 17:35 ID:XZAAaQl6

しなやかな首になじんでいるネックレスの留め金を外すと、簡単にするりと解けて、小さな粒が転がりながら彼女の頂をかすめてゆく。
「ああっ」
小さく体を震わせて、きゅっとシャツを握り締め甘い喘ぎを漏らす。
持ち上げそっとベッドに寝かせると、そのままパールを彼女の上に滑らせて行った。
「はぁん・・・。一鶴さん、くすぐったいですぅ」
鼻にかかった声で抵抗してみるが、形だけのそれなど此方を煽るだけ。彼女も本能的にそれを知っているはずだ。
「萌、これはお仕置きだ。大人しくしていなくては駄目だろう?」
そして形だけの束縛もまた、甘い媚薬になることも。
微笑を含んだ瞳を絡ませながら、ゆっくりと真珠を移動させていく。
「ぅうん・・・はぁ・・・」
浮き出した首のラインをなぞり、形よく迫り上った双丘の上をきめの細かい粒が転がって行くたびにもじもじと腰をくねらせながら小さく声を漏らす。

・・・ちゃ・・・っ・・・

脇腹を滑り、臍の窪みに差し掛かると、腰の辺りから卑猥な音が漏れ出した。
「やぁ・・・ん」
頬を染めながらも、物欲しげにくねくねと細い腰が妖しく揺れている。私は萌の赤く熱った頬に手をあてながら、次へ促した。
「さぁ、脚を開いてごらん」
しばらく躊躇ったものの、素直に従うと水音をさせながら開いたそこは、蜜で溢れていた。
「いやぁ」
腰の動きにあわせて出来た幾つもの染みが、淡い光をうけてシーツの上で妖しく光っている。
124ダンディ×主人公(擬音エチー):02/07/28 17:35 ID:XZAAaQl6

私は枕元にあるクッションを彼女の腰の下に差し入れて勝手に動いてしまわない様に固定した後、ネックレスを2重にひねって棒状にし、潤んだ秘所にあてがって擦り上げた。
「はぁんっ!ああああぁっ」
ゆっくりと、パールの粒一つ一つが花芯にあたる様丁寧に撫上げる。その度に彼女の体は震え吐息は喘ぎに変わっていった。
部屋中が真珠の擦れる高い音と、ぴちゃぴちゃという卑猥な水音で溢れている。
ひくつく花弁を割るようにして動く真珠の連なりは、溢れる蜜を含み、一層滑らかに敏感な場所を刺激していく。
「ぁぁっ・・・はぁ、ふぁぁああぁぁんっ・・・一鶴さ、んっ」
彼女が許しを請うように潤んだ瞳でこちらを見上げてくる。
「・・・まだだ。君は少しお転婆が過ぎるからね。この機会に十分反省してもらおう」
そう言って赤く膨れた唇に口付け、花芯の上を転がっていた真珠をねっとりと濡れそぼった蜜壷に押しあてると、つぷっと音を立てて飲み込んでいった。
「むむっ・・・・・うっんん〜〜っ!」
合わせた唇の間から零れる喘ぎに満足しながら、ゆっくりと浅く出し入れをはじめると、もがくように首を振り、開放された唇からは動きに合わせて声が漏れる。
「んふ・・・・・・うぅっ・・・ん・・・・・・あぁっんあぁぁぁっ」
引き抜き、わざと花芯を擦る様にして密壷に戻すと、華奢な肩を震わせて嗚咽にも似た声を上げる。
仰け反る咽喉に舌を這わせ、朱色に染まった甘いしこりを口に含むと、背中に回していた手でシャツを強く握り、体を振るわせ
「はぁんっ、あああぁ・・・も、もっと・・・」
切なげに声をかすれさせ哀願してきた。今までの彼女には無かった反応に、私は少し意地悪く答える。
「もっと、何だい?」
125ダンディ×主人公(擬音エチー):02/07/28 17:45 ID:XZAAaQl6

頬を桃色に染め涙を浮かべて、いやいやと首をふり抵抗している。
「萌、首を振るだけでは分からないよ」
私は秘所に伸ばしていた手を止めると、燃える様に熱くなった彼女の手がもどかしげに私の手に触れてきた。
「や・・・やめな、いで・・・。お願い・・・もっと奥まで、入れ・・・て・・・」
切れ切れにそれだけ言うと、自ら連なりををねじ込むように手を添えてくる。
「よく言えたね。・・・さぁ、自分でしてごらん」
一度奥まで深く差し込んでから手を離し、彼女の手にそれを委ねた。
「はぁぁぁぁんっ!あっ・・・ぁぁっ!!」
一際大きく身をそらすと、目尻から涙が零れた。掬うように優しくキスをすると、じゅぷっじゅぷっと卑猥な水音が聞こえてくる。
「うぅ・・・ん、はぁ・・・・ふああああ・・・あぁ・・・見ないで・・・・」
快楽に取り付かれてしまった彼女は、荒い息を繰返し、躊躇い無く自ら秘所に異物を出し入れしていく。細い体を震わせ、熱に浮かれさるれた様に喘ぐ様子は、ひどく扇情的であり美しかった。
「萌・・・」
頂点が近いのか必死にしがみついてくる。私はシャツとズボンを脱ぎ捨て、彼女の蜜に濡れたネックレスを取り上げた。
「いっ、かくさ・・・ん。お願い、これ以上は・・・」
「・・・その前に、萌には言うことがあるはずだよ・・・さぁ」
そういって熱くなった私自身を、蜜で溢れとろけるだしそうな秘所にそっとあてた。
「んんっ・・・ごめ、んなさい・・・もう・・・待て、ないっ」
苦しげに眉根を寄せて力の入らなくなった手で私の頬を包み込む。
「・・・仰せの通りに。私のお姫様」
126名無しさん@ピンキー:02/07/28 18:30 ID:wWdZ5P3L
ダンディ続きキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

つつつつつつつ、続きをぜひ!オネガイシマス。
このままでは生殺し…(;´Д`)ハァハァハァハァ
127ダンディ×主人公(擬音エチー):02/07/28 22:24 ID:XZAAaQl6

すっかり準備の整ったそこは、熱くねっとりと私を包み込んだ。
「ああああっ、いっかくさ、んっ!」
首の下に腕を回して頭を持ち上げ、自らの溢れ出した蜜で妖しく照り返す花弁が、貪欲に飲み込んでいく様を彼女に見せた。
「ああぁ、本当に入ってる・・・」
額に口付け腰を動かすと、萌は今までより一層甘い声で嬌声を上げ始めた。
燃えるように熱くとろける様に柔らかい肉壁に、きつく締め上げられ、私は加速していく動きを止められなかった。
「あぁっ・・・だ、だめっ、そんなに動かないで・・・っ」
悲しげに聞こえる彼女の声も、目が眩みそうなほどの深い快楽の前では、更なる悦びを与える甘い媚薬に変わってしまう。
「あぁ、萌・・・っ」
「はぁんっ・・・あああぁ・・・ふあぁぁぁんっ」
声に合わせるように妖しく響く水音と、部屋中に漂う濃厚な香りに、二人の熱は一層増していく。
「んあっ!・・・ああああああああああっ!!」
甘く擦れた声と共に蜜壷が一層きつく締めあげ、身体を仰け反らせながらも私に絡みつく細い足が、引き寄せるように腰に強く食い込むと、堪えていた熱い憤りが彼女の中で弾け散った。
128ダンディ×主人公(擬音エチー):02/07/28 22:34 ID:XZAAaQl6

すっかり静かになった窓の外には、粉雪が一面に淡く積もり、イルミネーションに映えて七色に輝いている。
「もう、このネックレス恥ずかしくて使えないかも・・・」
萌は私の腕の中で、拗ねた様に唇を尖らせ、指で真珠の粒を弾いている。
「ははははは、しかし知らなかったよ。君に酒乱の気があったなんて」
優しく耳元で囁くと、真っ赤になり、胸に顔をうずめるようにしてもごもごと反論する。
「・・・・・私も知らなかった。一鶴さんって結構いじわるなんですね」
私は心外だとばかりに眉を上げてみるが、大きな瞳にじっとりと睨みつけられては、分が悪い。
ほうっと大げさにため息をついてから
「・・・すまない。だがね、君があんまり可愛いからつい、ね。・・・さぁ、もう機嫌を直しておくれ」
柔らかな髪をそっと撫でると、さっきの不機嫌はどこへやら、砂糖菓子のような甘い笑顔で唇を押し当ててくる。
「ふふふ!一鶴さんも、甘い味。ちょっとくすぐったいけど」
鈴を転がすようにころころとわらい、私の髭をちょんちょんと引っ張る。
「いやかい?」
彼女は、実年齢よりも老けて見られがちな髭を、案外気にしているのかもしれない。
「いいえ、大好きです。一鶴さんも、そのお髭も」
そういうと、柔らかい腕がそっと絡みついてくる。私たちは微笑み合い、唇を合わせた。
もう一度、甘い時を過ごすために・・・。
スパイスが多めの君もまた素敵だから、今度はきっと私から約束を破ってしまうのだろう。
「・・・お姫様、ワインはいかが?」


おしまい

126さんごめんなさい。
先の投稿をした後何故か蹴られ続け、書き込めませんでした。
漏れのSSが下品だから蹴られたのか?(´・ω・`)ショボーン
ダンディのリボンタイで逝って来まつ・・・( ´Д⊂
129名無しさん@ピンキー:02/07/28 23:08 ID:wWdZ5P3L
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
126でつ。
>128カミサマ。
投稿規制だったのかもしれないですね。
お気になさらずに。
萌えさせていただきました。まめに覗いた甲斐がありました。

どうもありがとうございまつ。( ´Д⊂ヽ
カミサマのお帰りを、お待ちしていまつ。
130名無しさん@ピンキー:02/07/29 02:42 ID:ZXZGmvyc
(;´д`)ハァハァハァハァ
うわーん、ここのスッドレの神様、本当に文章ウマー(゚д゚)!
>126神様、感謝!これで今日は良い夢が見られそうでつ(w
131名無しさん@ピンキー:02/07/29 02:54 ID:2wAidCgb
エロくありませんが一発いきます。
バイト×主人公です。
長くなったので、エロなしパーツとエロありパーツと分けて書こうと思ったんですけど、
なんか終わってしまったので、まぁいいかと(w
お目汚しですが、よろしくです。
132バイト×主人公:02/07/29 02:56 ID:2wAidCgb
どないしよ……。
どーも自分の感情を巧くコントールできんで困っとる。
今日彼女に告白して、OKもろて、つきあうことになったんやけど、そこから先をどないしたらいいんやろか。
ここで、いきなり「抱きたい」……て言うんなんか、最低やんな。オレ。

遊びに行こて言うて、彼女の手を引いてオレらは教会から出た。
学校出る時に、オレらを見るヤツらに繋いだ手を見せびらかしたりしながらな。……彼女は恥ずかしそうやったけど。
でも「オレのやで!」って他のヤツに忠告しときたかったんや。うん。
で、オレらは繁華街の方に行った。
やっと手に入れた宝物。大切すぎてどう扱っていいかわからんくて。
なんや夢みたいで、手の温もりを離したら覚めてしまうような気がして、ずっとその手を握っとった。
途中の道のりを、自分でもミョーなテンションでずっと喋っとったような気ぃするわ。何言うたか覚えてへんけど。
とりあえずカラオケに入った。
隣に座るのがなんか恥ずかしくなってもーて、めちゃぎこちない動作をしてた。(でも隣に座ったけどな!)
二人で遊ぶのなんかもう何度もしてて、二人っきりで個室なんてのも何回もあったけど、今はなんかこう、状況が違うってゆーか何て言うか。
いちおう“おつきあい”になるわけやし。(よぉ考えたらオレ、ちゃんとした“おつきあい”っていうの初めてやんけ!)
この二人っきりっていう状況に異常に緊張してもうて、彼女の顔が正視できん。
無理していつもみたいに軽口たたきながら、チラチラ彼女の方を盗み見てた。
オレに話しかける時の笑顔とか、歌う横顔とか見てたら、キスしたいな…と思った。
そしたら唐突に、彼女の細い首筋とか、意外と膨らんでる胸元とか、スカートから伸びるすらりとした脚とかが急に気になりだして、オレの心拍数は一気に跳ねあがった。時折触れる肩に、意識が集中する。
マイクを握って歌う彼女を見て、瞬間にすごい想像が頭をよぎった。
やばいと思ったけど、一回想像してしまうとどんどん頭ん中の映像は進行していく。
頭ん中のと同じ事を彼女にやりたくなった。あのスカートん中に手を入れて、あの胸ん中に顔をうずめて。
抱きしめて、彼女をオレのもんにしたい。オレだけしか考えられへんようにしてやりたい。
133バイト×主人公:02/07/29 02:57 ID:2wAidCgb
…………。
あぁっ。あかん、あかん!! あかんやろ、オレ!! 何を考えとんねん!
やっぱアレやんな。段階……とか踏んでいかんとあかん……よな?
そんなことしたいなんて、そりゃもう何度も思っとったけど、今まで結構頑張って押さえてきてたわけやし(いや、手ぇ出して嫌われたら…とかびびっとったんやけど)。
今日告って、いきなりそんなんやりだしたらやっぱ軽蔑される…よな。
大切にしたいと思うし。でも昔とった杵柄でなんとか話運べるんちゃうかな……?
いや、あかんあかん! コイツはそういう女とちゃうんやて!
「ねぇ、どうしたの? 黙りこくっちゃって」
「え!! いや、なんでもない、なんでもないねん」
いきなり話しかけられて思わずちょっと飛びあがってもーた。やましいこと考えてる時はびびるなぁ。
「ならいいけど……」
こっちを覗きこむ彼女の目はとても綺麗や。まっすぐな視線にいつも引きこまれそうになる。
声を押さえてオレは言った。
「なぁ。キスしてもええか」
驚いた顔をした後、彼女は少し俯いて顔を赤らめ、そして頷いた。
なんか感動みたいなもんが胸に広がる。オレも顔赤いんやろうな(分かりにくいからええけど)。
動悸が一気に激しくなった。なんかオレ、ファーストキスみたいやん。
でもずっと前から、この唇に触れたいと思うとって……。それが今、現実に、なりつつある……。
ゆっくりと顔を近づけて、彼女の唇に、自分のを押しつけた。
──うわ。なんやろな、この感覚。
なんて言うたらいいんか解らんわ。柔らかくて、甘くて……いままでのどんな女とも違う。
感動? そんな感じや。
彼女の唇はなんか震えてるみたいや。その手がオレの肩口をぎゅっと握った。
彼女を本当に愛しく感じる。オレはこの場で彼女を喰らい尽くしたい衝動に駆られた。
腕が、脚が、勝手に動こうとするのをオレは必死で押さえる。
あかんあかんという気持ちと、彼女を欲しくてしょうがない気持ちがオレの中で戦っとる。
もっと欲しい。もっと彼女が欲しいんや!!
自然と口付けが深いもんになった。あかんやろオレ〜って思うけど、どうしても止まらん。
もっと彼女を味わいたくて、オレは舌を侵入させた。
134バイト×主人公 3:02/07/29 02:58 ID:2wAidCgb
「ん……! ふぁ……」
その声がオレを刺激する。夢中になって彼女の口を貪った。彼女の肩をぐっと掴む。
「き、じょ…くん、やっ」
「!!」
その声を聞いた瞬間、オレは我に返った。ばっと彼女から離れる。
彼女は唇を押さえて俯いた。オレの全身に冷たいもんが走った。
しまった! やりすぎた……!!
「す、スマン!! 怒ったか……?」
「ううん……! びっくりしただけ」
オレの様子、めちゃめちゃ おたおたしてたんやろう。彼女は慌てて首を振った。なんか情けないわオレ。
「ちょっと、びっくりしちゃって。キスってああいうものだとは思わなかったから」
そのセリフを聞いて、おれはさらに落ちこんだ。
どうやら彼女は初めてのキスやったようや(そうでないと! よっしゃー! ……って場合とちゃう!)。
最初のキスやのに、場所とかムードとかも考えんと自分の感情のまましてしまったことに自己嫌悪する。
オレ最悪やな。姫条まどか失格や。
「姫条くん……?」
黙りこんだのを不審に思ったんか、彼女は正面からまっすぐにオレを覗き込んだ。
……あかんて。そんな風にオレに近づいたら──
「出よっ! 次行くでっ!」
立ちあがり、自分らの荷物を抱え、彼女の手を掴んでオレは出口に向かった。
「えっ? でもまだ時間……」
「ええから、ええから!」
これ以上ここにおったら危ないんや!(オレが) 
135バイト×主人公 4:02/07/29 02:58 ID:2wAidCgb
人の多い商店街のほうへ出た。次は彼女のほうが手を差し出してきた。オレはぎゅっとその手を握りしめる。
店のディスプレイを眺めながら彼女は歩いているが、オレは上の空やった。アカンわ、今日のオレかなりおかしいわ。
視線を落とすと彼女の唇に目が行く。さっきオレが触れたとこ。
キスだけであんなに気持ちええのに、抱いたらどうなるんやろ。手だってこんなに柔らかいのに。
考えるなとは思うけど、一度彼女の味を知ってしまうと想像が止まらなくて、さっきから彼女を抱くことばかり考えていた。
オレで乱れる彼女の姿が次々と浮かんでいく。彼女を存分に味わって、オレの名前を呼ばせて、わざと声を上げるように攻めていく姿。
……やばいな、オレ。
「ねぇ、姫条くん。あの雑貨屋、見てっていい?」
無邪気な笑顔でオレを見上げる。なんでこんなに可愛いんやろ。もちろんやで。ええよ。
「うわー、いろいろ揃ってる。これ可愛い〜っ」
自分のほうが可愛いけどな。
「このカップいいなぁ。買っちゃおうかなー。でも今の気に入ってるしなぁ」
オレの部屋に置いたらええやん。
「このクッション。気持ちい〜。柔らかーい」
ほんなら一緒に使おうや。
…………え??
気付くと、彼女が抱えてるのは1m四方のどでかいクッションやった。
「これに寝転ぶと気持ち良さそうじゃない? ね?」
途端にそのクッションの上で彼女と絡み合ってる姿が浮かんだ。うわ、オレ重症……。
一気に赤くなった顔を見られとうなくて、オレは右手で顔を隠して俯いた。
「ちょっと買ってくるねっ。待ってて!」
彼女はレジの方に行く。
ていうか、何でそんなに無邪気やねん! クッションってどういう意味やねん!
ジブン家で使うためのもんなんか? 彼女の考えがオレにはさっぱり解らん。
なんやこんなん考えてるんてオレだけなんやろか。
オレだけ一人もんもんとしてて、アホみたいやんけ。くっそー。
「おまたせ。やっぱり大きかったね。荷物になっちゃった」
でかい包みを抱えて、無邪気な顔で彼女は戻ってきた。
「……ほな、オレん家近いし、一旦その荷物置きに行こか」
包みと、いろいろ小物の入っているらしい紙袋を受け取ってオレは歩きはじめた。
136バイト×主人公 5:02/07/29 02:59 ID:2wAidCgb
日はだいぶ傾き、空は夕焼け色に染まっている。
家までゆっくりとオレらは歩いていた。
彼女はいろんな事を喋ってるけど、オレは「ああ」とか「そやな」とかおざなりな返答しかできへんかった。
少し不機嫌になっている自分に嫌気がさす。どこまでガキやねん、オレってヤツは。
女の子は楽しませてやらなアカンもんやと思って、いつも会話のリードをとるオレやのに。
つきおうてくれて言ったその日に上手く喋れんなんて、オレ最悪やな。もしかして呆られてる?
「──って思ったの。私」
「さよか…」
「……ねぇ、姫条くん聞いてる? なんか今日変じゃない?」
「えっ? そ、そうか?」
「なんか……ずっと上の空ってカンジだよ……? もしかして……私のこと、後悔してる?」
「えぇ!? そんな訳ないやん! 何言うてんねん!」
「だって、なんか楽しくなさそうだし……」
彼女は悲しげな目をして顔を伏せ、立ち止まった。
オレはがつーんと後頭部を殴られたようなショックを受けた。
何してんねんオレ! すごいすごい好きな彼女やのに、こんな悲しい目をさせるなんて!
違うねん。こんな顔をして欲しい訳とちゃうんや。しかもこんな大切な日やのに! オレのドアホ、ドアホ!
「楽しくないわけあらへんやん! オレジブンと一緒におれてホンマに嬉しいねん!」
「ほんとに……? でも姫条くんあたしのことぜんぜん見てくれないし……やっぱり私のこと嫌になったんじゃないの?」
みるみるうちに彼女の目に涙が溜まっていった。オレは荷物を落として慌てて彼女の正面に立つ。
うわー、オレは最悪や! 初日からいきなり、こんな風にさせてまうなんて!
「そんな訳ない! 違うんや、ただ……オレがちょっとおかしいだけで……」
「どうしたの? ……ねぇ、言ってよ」
オレは言葉に詰まった。言ってよって言われても……。何をどう言えばいいんや!
オレの思ってること言うたら絶対に嫌われるに決まってる。
なんて男やて軽蔑されて、離れて行かれたくないんや。
黙ったことが、余計彼女を不安にさせたしまった。彼女の目から涙がぼろぼろと零れ落ちた。
137バイト×主人公 6:02/07/29 03:00 ID:2wAidCgb
「もぉ〜。姫条くんのこと解んないよっ。あたし本当に嬉しかったのに……っ」
そしてオレは彼女の身体を思いきり抱きしめた。
「やだっ、離してっ」
彼女が暴れると、オレは腕により強く力を入れる。彼女の頭をぐっと抱え込む。
離れんといてくれ離れんといてくれ。オレから離れんといてくれ。……泣かんとってくれ。
「スマン、ほんまスマン。オレが悪いねん、ホンマに。ジブンのこと本当に好きなんや。それは信じてくれ」
抱きしめた彼女に、吐き出すようにそう言うと、彼女の抵抗が収まった。
「本当……? じゃぁ、今日は一体……」
顔を上げて、濡れた瞳でまっすぐに彼女はオレを見つめる。……そしてオレは腹をくくった。
「抱きたいんや……。ジブンのこと、抱きたい……」
オレの腕ん中で、彼女は身体を強張らせた。
「オレのこと、最低やと思うやろ? オレは今日ずっとそんなことばっかり考えとった。
 ……おまえのことホンマに好きなんや。どうしようもなくて。
 おまえを抱いて、抱きしめて……全部オレのもんにしたい。オレだけのもんにしたいんや。
 …………好きなんや……」
ぶちまけるようにオレは言った。彼女は信じられないものを見るような目でオレを見てる。
もう嫌われたかな? やっと彼女を手に入れたと思ったのに、いなくなってしまうんやろか。でもほんまにそうしたいねん……!
オレは怖くてしょうがなかった。
「姫条くん……」
「オレのこと罵倒してくれてかまわへんよ。ボロクソにけなしてくれ。
 ……でも、頼むから……。嫌わんといてくれ……」
かなり情けない声を出してたと思う。なんか泣きそうになってきたわ。ほんまに情けないわ、オレ。
縋るような、祈るような気持ちで彼女を強く抱きしめた。彼女の顔をよう見んかった。
138バイト×主人公 7:02/07/29 03:01 ID:2wAidCgb
沈黙が続いた。その沈黙がオレには恐怖やった。頼む……なんか言うてくれ!!
しばらくすると彼女はオレの腕を解いて離れた。オレは一瞬凍りついたが、彼女は両手でオレの頬を挟んだ。
恐る恐る彼女をみると、彼女は……笑っとった……。
「姫条くん……バカだね」
「…………?」
微笑みを浮かべながら彼女はゆっくりと頷いた。
「あたしも姫条くんが大好きだよ。……だから……」
照れたように、彼女は口篭もる。
え…? なんか、思考が、うまく働かん……。
「え……? ほんまに、ええの……?」
「うん……。いいよ……」
じわじわと、暖かいものが湧いてきて、そしてオレの全身にそれは広がった。そして……
「よっしゃー!!!!」
「わっ、きゃっ!」
彼女を脇に手を入れて、オレは彼女を抱え上げた。くるくると何度か回転させて、もう一度彼女を抱きしめた。
なんか、もう……もう……。どない言うたらええねーん!!!
おれに持ち上げられたままの彼女は、オレの頭を抱えて囁いてきた。
「姫条くん、大好き……」
「うん。おれも」
そしてまた、彼女に口付けた。
オレにこんな喜びを与えてくれるんは、おまえだけや。幸せな気持ちにしてくれるのもおまえだけや。
絶対、もう二度と離したくない……。

…………好きや。
139バイト×主人公:02/07/29 03:01 ID:2wAidCgb
終わり
140名無しさん@ピンキー:02/07/29 03:05 ID:64OsSk/Y
>131-139の神
良かったです…
何とも陳腐な感想で申し訳ないんですが、幸せな気分になれまつた!!
141名無しさん@ピンキー:02/07/29 07:28 ID:rjn12ROS
>131-139神!
嗚呼、こないだ某スレ住民で妄想飛ばしあった話が今ここに…
(;´Д`) ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
バイトと一緒にこっちまでドキドキしながら
読んでしまいまつた。萌え死にまつた・・・
神様アリガトン!
142名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:34 ID:msaaNvKi
>オレも顔赤いんやろうな(分かりにくいからええけど)。

ワロタ...
幸せバイト話、ヨカターヨ! >139
143名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:57 ID:YckP2/Yw
すげードキドキしますた。バイト幸せでよかったよ。
このバイトめっちゃかわいいし。
144名無しさん@ピンキー:02/07/29 15:47 ID:3Xoi1bBc
神・・・・!正に神です!萌えー!
幸せなバイト見れて私も幸せ・・・・。
145名無しさん@ピンキー:02/07/29 19:38 ID:v/7BaCJ3
131-139神へ。
続きも読みたいとか言ったら怒りますか・・・?(;´Д`) ハァハァ
146バイト×主人公:02/07/29 23:27 ID:2wAidCgb
>>140-145
ごわー! ありがとうございます! なんか今までで一番嬉しいです!
何度も何度も皆様のレスを読み返してしまいますた。
なんかもう ものすごい昂揚感が。ドキドキドキドキして、なんだか胸がキュンとしましたYO!
なんじゃ、この気持ちは・・・・? 恋か!?

バイトを幸せにするために今後もがんがりやす。
>145 つ、続きですか? うーむ、考えてみます。いいエロ思いついたら書きます!
147名無しさん@ピンキー:02/07/29 23:45 ID:KSvQ9fj9
遅れ馳せながら、バイトイイ!でつ。
葛藤してるくだりがよかった。
今後も幸せなバイト楽しみにしてますよ。
148名無しさん@ピンキー:02/07/30 02:17 ID:B/WwBYZF
すみません…だいぶ遅レスですが…
ダンディがーーーーーーーーー!!
どこでもぞんざいに扱われて肩身狭っ!!って
悲しんでいたのに、ここはオアシスか!?
萌え死にしそうでつ。(;´Д`)ハァハァハァハァ
神様、ありがとう!!僕におじサマをくれて〜♪
149名無しさん@ピンキー:02/07/30 03:47 ID:EBfoBm/a
>131
バイト(・∀・)ヨスギ!!滅茶苦茶可愛いです、誰でも何でも天然子悪魔たんな
主人公にも激しく萌え!(;´д`)ハァハァが止まんないよーママン…
150名無しさん@ピンキー:02/07/30 21:58 ID:noE/idBg
神様方、ありがとうございます。嬉しくて泣けてきました(joj)ウルウル
151名無しさん@ピンキー:02/07/30 23:25 ID:HskZYNtb
128でつ。
感想をくれた皆さんありがd!
思たよりダンディファンがいて嬉しかったよ┗(*^∀^*)┛
それにしても131神様、バイト(・∀・)イイ!でつ!続きをまってまつ!!

このスレちょっと活気が戻ってきてウレスィYO!!。・゚・(ノД`)・゚・。
152名無しさん@ピンキー:02/07/31 00:17 ID:J7UdAIuS
このスレ、上げたほうが良いですかね?
153secret heaven(1/16):02/07/31 01:05 ID:SP4V4c7U
後生ですからお願いあげないで下さい…これからうpると恥ずかしいので(ニガ

先生×主人公エロ逝きまつ。禿しく長文。苦手な方はスルー推奨。

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昼休み。廊下を歩くひとりの女生徒に、彼女の担任教師が声を掛けた。

「今、時間は空いているか。次の授業で使う教材を運ぶのを手伝って欲しい。」

これは二人の合図。これから始める秘め事の。

「はい、わかりました。」

女生徒はそれを了承し、教師に従って後ろについて歩く。
教師が、教材が保管されている倉庫の鍵を開ける。
重い扉を開き、二人は中へ入って行った。
154secret heaven(2/16):02/07/31 01:07 ID:SP4V4c7U
内側から鍵を閉めた後、彼は彼女を背後から抱きすくめる。

「…先生、数学に使う教材って、何がありましたっけ。」
「特に、無いな。」
「そうですよね。前から思ってたんですけど、やっぱりヘンじゃないですか?
 あの口実は。」

彼女の胸を制服の上からまさぐり揉みしだきながら、彼が思案し提案してみる。

「…では次からは『今日の部活で使う楽譜のコピーを手伝ってくれ』と
 言うことにしよう。君は吹奏楽部の部長で私は顧問だ。これなら何も
 不都合はあるまい。」

「…んっ…でも、あん。音楽準備室より、ここの方がいろいろ都合がいいですよね。」
「……そうだな。確かにこの場所は好都合だ。」

何しろ内側からも鍵が掛けられるし、倉庫だから窓も無いので誰かに覗かれる
心配も無い。扉も壁も厚いので音が漏れにくい。しかも人通りも少ない。
狭くて埃っぽい倉庫の中、教材に囲まれ、照明は薄暗い電球のみ、という
シチュエイションは、かえって淫靡な気持ちを掻き立てる。
こんなに絶好の場所はそうそう無いのだ。何しろここは学校の中なのだから。

「では、やはり今後もここで続行だな。」
「はい。」
155名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:09 ID:1BTQWXf1
>128様
読ませていただいてから、頭の中ダンディでイッパーイになってしもうたよ!
もうダンディなしでは生きていけないカラダになってしまいました!
何度も読み返させていただいてまつ!
ヨカッタ!ダンディ萌えを続けていて!
幸せそうな一鶴タンが見られて嬉しいでつ!!
156secret heaven(3/16):02/07/31 01:09 ID:SP4V4c7U
長身の彼と小柄な彼女の身長差を補うため、彼はいつものように
彼女を踏み台に登らせた。ちょうど風呂椅子くらいの高さのそれは、
高い棚に置いてある教材を取るためにと、脚立と共にこの部屋に
元々置いてあったものだ。
丁度良い高さに彼女を調整しておいて、彼は再度背後から彼女を抱いた。
彼女が背後から責められるのが好みだと知っているからである。
右手は彼女の腰を抱えるようにして身動き出来ないように拘束し、
左手を彼女のセーラー服の裾から差し入れ、素肌に手を這わせる。
彼好みの白いレースのブラを少し強引に下げ降ろし、彼女の胸を露わにさせると、
勢いよくまろびでた優美な形をした乳房の、すでに尖って存在を主張している
その薄桃色の頂きを二本の指で挟み、摘み、擦り上げしこらせた。
「あぁっ…う、ん、あっ、あっ、あんっ」
「もうこんなに勃たせて…君はやはりここが好きだな…そしてここも」
すぐに甘い声を上げはじめる彼女のさらに弱い所を突くべく、
柔らかな耳朶を甘噛みし、耳に熱い息を吹きかけ、舌を差し入れる。
「あああぁんっ!」
彼女がびくりと身体を揺らし、身じろぎする。逃げるように首を背けるが、
実は嫌がっていない事も承知しているので、止めずにそのまま続行する。
耳と胸へのみの愛撫にもかかわらず、その巧みさと休みなく与えられる快感に
彼女はすっかり翻弄されてしまい、すぐに息を荒げ、目にはうっすらと涙さえ
浮かべてしまう。
157secret heaven(4/16):02/07/31 01:10 ID:SP4V4c7U
彼の唇と舌が、耳からそのまま彼女の白い首筋に下がり、吸い付くような
キスを何度も繰り返す。
「…やっ、あん。先生、首はダメですってば……」
「何故だ。君はこんなに感じているのに」
「…でも…だけど……だって…セーラー服だと一生懸命髪の毛で隠しても
 キスマーク目立っちゃうから困りますって、前に言ったじゃないですか…」
すこし眉根を寄せた後、彼はフンと意地悪く笑って、さらに強く口付けた。
「私も前に言った筈だ。そんな事は気にしなくてよろしい。
 ……見せつけてやればいい。他の男子生徒にも友人にも。
 君がすでに汚され犯され、もう清純ではない事を。男を知っている身体だと。
 常日頃から優等生で通っている君が、実はこんな場所でこんなことをして
 はしたない声を上げている淫乱な女性だと知ったら、皆さぞや驚くだろうな。」
「…そん、な……あ、ん、いや…」
「そうすれば誰も、君に手を出そうとは思わなくなるだろう。
 …そう、これは……君が私の所有物である印だ。…君は、私のものだ。」

彼と彼女がこの場所で秘密の逢瀬を始めたのはひと月前の事。
きっかけは彼が彼女を一方的に力ずくで陵辱した事だった。
その日以来、彼女は彼の所有物になり、彼の望むままに淫らな要求に応じる
彼専用の愛玩具になった。

「…ええ…わかってます、先生……私は、先生のものです……」

彼女はビデオや写真を撮られて脅迫されたわけではない。
すでに彼に惹かれていた心と同様に、その身も彼に奪われ囚われてしまった、
単純にただそれだけの事だった。
158secret heaven(5/16):02/07/31 01:12 ID:SP4V4c7U
左手の愛撫は続行させたまま、彼は彼女の腰を抱えていた右手をゆっくりと、
撫で回すように下に降ろしていく。
その手は彼女の白い足に触れ、腿を撫で上げながら制服の短いスカートを捲り上げ、
そして灼熱と甘い水を湛えた秘密の場所に辿り着いた。
そこを覆う白いレースの下着は、やはり彼好みの、先程彼の手でずらされた
ブラと揃いの清楚なデザインもの。
だがその清楚さは彼女から溢れる蜜に汚されて微塵も残っていない。
その清い白さは、かえって彼女の淫靡さを引き立てるばかりだ。

「まだ触れてもいないのに、すでにこんなにしているとは……
 …いつもながら、君は本当に、どうしようもないほど淫乱だな…。」
感心するように、また呆れ嘲るように彼女の耳元に囁く。
「……あ…あぁ……」
彼の思惑通りに、その言葉に彼女はさらに劣情を煽られてしまう。
じらすようにそこを避けて擽る指先が、その熱をますます掻き立てる。
腰が、身体が勝手に揺れる。熱い吐息が漏れる。彼女はそれを止められない。
「…私に、触れて、欲しいか。」
「…………はい…………」
「では、どうすれば良いか、賢明な君ならもう解るな。」
「…はい、先生……」

彼女は抱きかかえられて不自由な右手を後ろに伸ばし、ずっと自分に
押し付けられていた彼の堅いそれに触れた。
159secret heaven(6/16):02/07/31 01:13 ID:SP4V4c7U
布越しに手で触れているだけにもかかわらず、掌ごしにその律動が伝わり、
彼女はそれに自分の理性と羞恥心を砕かれる。
そこの熱と疼きと飢えが高まり、さらに蜜が溢れてゆくのを感じ取る。
自分の内から湧き上がる衝動に抗えず、彼女は彼の壊れそうに張り詰めた
ジップを後ろ手で懸命に降ろし、狭い出口から出あぐねていたそれを
白く細く可憐なその手で握り締め、窮屈なそこから解放させてやる。
自らの手で取り出した彼のその大きく堅く脈打つものを、彼女はゆっくりと
扱きはじめる。根元から先の方へ、押し出すように促すように力を込める。
初めは緩いテンポと圧力で。次第にその動きを早め圧力を加えていく。
彼女の後ろで、彼が息を詰め目を閉じ、少しして大きく息を吐き出す。
その扱い方も快楽を与える動かし方も、彼が彼女に教え込んだものだ。
彼の教え方が上手いのか、彼女の持ち前の吸収力の賜物か、逢瀬を重ねる毎に
彼女はみるみる上達していった。彼女は優秀な生徒だった。
160secret heaven(7/16):02/07/31 01:15 ID:SP4V4c7U
「……先生、また、もっと大きくなってきました……」
「君は上手くなったな……向学心があって、大変、結構。
 …ああ…君の場合は、もしかしたら生まれ持った天賦の才、かもしれないな。」
「……あぁ……せんせい……私、もう……お願いですから……」
「そんなに腰を揺らして…全く、君には堪える力も落ち着きも足りなすぎる。」
「…あ…あぁ……だって、せんせいが…私をこんなに……」
「困った子だな君は…仕方ない。上手く出来た褒美に、君の望みを叶えてやろう。
 だが、どうして欲しいのかはっきり言わなければ、私には解らないぞ。
 ……さあ、言ってみなさい……」
薄い唇で意地悪い微笑みを浮かべて彼は促す。彼女の耳元に低く甘く囁いて。

「……先生…お願いです…私の………に…触っ…て…下さい……
 …お願い……もう苦しいの……触って…掻き…回して……」

羞恥心と葛藤し、勝ったのは抑えきれない欲望。
切羽詰まった彼女は、顔を朱に染めながら必死に切実に訴えた。

「良く言えた。宜しい、君の望み通りにしてあげよう。」

彼の手が、彼女の清らかで淫猥な白いレースの下着の中に滑り込む。
161secret heaven(8/16):02/07/31 01:17 ID:SP4V4c7U
彼の指が、彼女の淡い叢を掻き分け、濡れそぼった秘裂に潜り込む。
花びらを一枚ずつ捲るように襞を掻き分けて、露わになった深い溝を
それに沿うように何度も撫で上げ擦り上げる。
指が往復するたびに、赤い小さな宝石のような敏感な突起や
泉の入り口も刺激され、彼女の快感は否応なしにさらに高まっていく。
「…んああああぁん……あぁ…ん……ふ……あっ…あ……」
彼の指の動きに合わせてくちゅくちゅと淫らな音を立てながら、
彼女の花びらは綻びていく。さらに甘い喘ぎ声と蜜を零す。


刺激に反応して顔を出した小さな突起を指で捉え、重点的に責めてやる。
小刻みに振動を加えてやると、彼女が身体をびくりと揺らし高く声を上げる。
彼女の身体の中でも、とても敏感な弱点だった。
振動を少しずつ強くしていくと、
「あっ、あっ、あっ、ダメッ、あっ、あっ、あ、あ、あ、あぁっ、あっ」
それにともなって零れる彼女の喘ぎは次第に、今にも泣き出しそうな音色を含んだ、
切羽詰まった、甘い甘い啼き声に変わっていった。
「…あっ…せんせっ…もぉ…私…あ…だめぇ……あ、ああぁっ!」
疼きが熱が、一箇所にぎゅっと集まって収縮し、その勢いのあまりの強さに
臨界点に達したそれがパンッ!と弾け、白く熱を全身に撒き散らす。
突起よりも下に奥に潜む、触れられていない入口がひくひくとわななく。
162secret heaven(9/16):02/07/31 01:18 ID:SP4V4c7U
「…ここだけで、もう達してしまったのか…?」
自らの腕の中で震え達してしまった彼女をさらに愛しく抱き締めながら、
それでも彼は揶揄する響きで彼女の耳元に囁きかける。
「……はぁっ…はぁっ……だ、だって……先生…上手すぎる………」
「褒めても何も出ないぞ……それに、君が感じやす過ぎるだけだ。」
「そ、それは…………あっ、あん!」
「でも、まだ、足りていないだろう?……ほら、ここは…」
刺激を与えられずにそれでも達し疼いていた、ひくつく彼女の淫らな沼の入口を、
彼は指でくるりと円を描くように辿り撫で上げる。
溢れる蜜を指に絡め、その周辺を攻める。入口は指の腹のみで軽く撫でて
刺激するだけにとどめ、挿入する寸前のところで指を離す。
焦らされたそこが更に疼き、もっと強い刺激を求めて、彼の指を飲み込もうと
水揚げされた魚のように、ぱくぱくと口を開ける。
ぴちゃぴちゃと淫猥な水音と、彼女の細い喘ぎだけが倉庫に、そして二人の耳に響く。
163secret heaven(10/16):02/07/31 01:19 ID:SP4V4c7U
「さっきから手が動いていないぞ。」
「…あぁ…はぁ…ごめん…なさい……あっ…あぁ……先生……」
「…ああ、わかっている……そう、上手だ……私のこの指を、君の中に挿れて、
 掻き回して欲しいんだろう…?」
「…あん…そう……先生……そこ……挿れて……先生…おね、がい……」
彼を彼女が更に強く握り締め、彼はその切なる希求に応えて、彼女が欲しがるその
長く繊細そうな指を沼の入口に差し込む。
初めは中指を一本、浅く。入口を探り、様子を見るように、優しく。
ちゅぷ、と小さく水の音を立てながら、彼女のそこが反応し、ひくつき指を銜える。
深く招き入れようとするような彼女の粘膜の動きに従って、彼はさらに蜜を絡ませ、
指を二本に増やし、ぐっと深く挿入した。
「…あ、あ…あああぁっ!!」
背をしならせ反らせ、彼女が高く大きく嬌声を上げる。
差し入れた指が、いやらしく音をたてて動く度に、彼女の中から蜜を零れさせる。
留まりきれずに溢れた蜜が、彼女の白い足を伝って、流れ落ちる。
164secret heaven(11/16):02/07/31 01:21 ID:SP4V4c7U
互いの手で指で、一番敏感なところを探り合い、見つけ当てる。
そのいちばん弱くて良いところを互いが責め上げ、それに二人で熱い吐息を漏らす。
彼女の熱く濡れた粘膜が彼の指に絡み付き締め付ける。
その包み込む灼熱と卑猥さに煽られて、彼の手はさらに深く強く彼女の奥を、
それに煽られた彼女も彼の動きに合わせて手をさらに動かす。
互いの手の動くリズムがぴたりとひとつに重なり、彼の好む完全な調和を生みだし、
それがふたりを更なる高みへと追い詰める。息が、動きが激しくなってゆく。
「……っ、君は…、私の、この指が、好きか?」
「ああっ!…はいっ、先生の、ゆびっ、あぁ、先生の、手、すごく、だい、すき…っ、ん!
 …だって、すごく、きれいで、なん、でも、じょうず、でっ、ああんっ!…私っ、
 ずっと、前からっ、見とれて、ました、…さわってっ、欲しかっ、た……やっ、ああっ!」
「私も、君に、触れたいと、ずっと……………──っ、ああ、だが、しかし、
 君に触れられるのも……とても、……悪く、ない………」
「あああぁんっ!せんせぇっ!!…あ、あたしっ、もう!あああっ!!」
「ああ…いい、声だ…、行きなさい、私も…もう、……一緒に、行こう…………」
彼がその言葉を合図に、彼女をさらに指で深く穿った。
「あぁっ!──あああぁっ!!!」
彼女がひときわ高く啼いて、涙を零しながら彼にその身を預けて果てた。
彼も彼女を強く強く抱き締めながら、彼女の掌に包まれて同時に果て、
彼女の白く華奢な指の隙間から、白濁した液を溢れさせた。
165secret heaven(12/16):02/07/31 01:24 ID:SP4V4c7U
「……すまない、君の制服を汚してしまったな…」
「…はぁっ…あ……いいえ、洗えば多分大丈夫ですから…スカートが冷たいくらい、
 私、全然平気です。それにジャージに着替える事もできますから。だから気にしないで下さい。
 でもごめんなさい先生…先生のズボンも汚してしまって………私、ハンカチか何かを
 用意しておけばよかったですね。あんまり…その…気持ち、よかったから…気がつかなくて…」
「いや、私こそ配慮が足りなかった。私の方は教員用ロッカーに着替えが常備してあるから
 安心しなさい。…だが、今後も何が発生するかわからない。君も着替えは必要かもしれないな」
「わかりました。替えの制服、常備しておくようにします。」
「その心掛けは大変結構。何事も、回避すべき事は事前に配慮しておけば、咄嗟の事態にも
 慌てる事もないからな。…だが、私は同じ過ちを何度も冒すような事はしない。
 次回は汚さないようにきちんと配慮する。
 ……以前させたように、飲ませるのと、この、君の中に注ぎ込むのと、どちらがいい?」
彼女の中に挿れたままの指をやんわりとその場所を認識させるように動かしながら、
この上なく優しく意地悪い声音で、彼は彼女に訊ねた。
「ああぁ……」
達したばかりの気怠い微熱の残るそこは、すぐにまた反応してしまう。
残り火を掻き立てられ、彼女は喘いだ。
現在受けている直接的な刺激だけでなく、かつての密会の際に味わった、
彼に与えられた快楽と濁液の甘く淫靡な記憶が、さらに彼女の欲情を煽り駆り立てた。
166secret heaven(13/16):02/07/31 01:28 ID:SP4V4c7U
彼女はその責めに耐えきれず最後の理性の砦を陥落させた。
「…あぁ……先生……先生が、欲しいです……私の中に、先生を下さい……
 ……先生を、全部……注ぎ込んで……」
「飲むのは、嫌か?」
「いいえ先生……それも、好きです……そっちも、欲しいの……」
「君は、欲張りだな。…では次回、考慮しておこう。」
「……ん…イヤ……そんな…次回なんて…待てません……今、下さい………」
「だが、もう昼休みも残り少ない。あと15分もすれば予鈴が鳴るだろう。
 君も私もこれから身支度を整えなくてはならない。無理、だな。」
けれどそう言いながら、その手はさらに彼女の熱を煽るように動き続ける。
「…あっ…ああっ…先生っ!…ダメ…お願い…もう、やめ、て……」
「『欲しい』と言いながら『やめて』とは……フッ、君の本当の望みは、
 本音はどちらだ…?……本当の事を、言いなさい。」
「…あ、ああ…欲しいんです…だから…やめないで……あん…でも……
 だけど…もう時間が……だから……もう…やめなくちゃ……」
「……仕方ない、今日は、特別だ。制服を汚してしまった詫びに、今日だけだからな。
 だが、両方を叶えてやる時間を作る事はもう不可能だ。だから口は、先程出したもので
 我慢しなさい。いいな……そう、君のその掌に………そう、自分の指を舐めて……
 …綺麗に後始末をしなさい………」
167secret heaven(14/16):02/07/31 01:29 ID:SP4V4c7U
自らの掌を、指を、その愛らしい桃色の唇で銜え、そこから覗く赤い舌で何度も舐め上げ、
白い濁液を綺麗に、美味しそうに味わうようにして舐め取っていく。
その姿はひどく淫らで扇情的で、一度果てて萎えた彼のものが、それに煽られ
強く堅く力を取り戻し、そそり立っていく。
「……どうだ、味は……?」
「…はぁ……はい…先生のだから、とっても、美味しい…嬉しいです……」
「そうか、では、この、君の中にも、私をあげよう──そこに手を付きなさい。」
ずっと挿入していた指を抜き、彼は彼女の身体を一旦解放してやる。
目の前の棚に手を付かせると、彼女が腰を背後の彼の方へ突き出す形となった。
彼が汚してしまったスカートを捲り上げ、彼女が自ら汚した白いレースの下着を
膝下まで引き降ろす。
重力に従って足首の辺りまで落ちて留まる白い小さな布。
露わになる白い双丘。そしてその奥の、蜜に濡れて光る桃色の亀裂。突起と花びらと、口。
その鮮やかな色。眩暈する程の妖しい美しさ。淫靡な、彼のためだけに咲く花。

彼女の腰を抱えると、彼は背後から自らを埋め、彼女の花を貫いて散らした。
168secret heaven(15/16):02/07/31 01:31 ID:SP4V4c7U
午後の授業の始まりの、その5分前を告げる予鈴が扉の外で微かに鳴るのが聞こえる。
「…ああぁ…先生…チャイム、が…ああぁんっ…」
「解っている。…善処、しよう。」
「──!!あああぁ、んっ、いや、いやぁっ」
「…嫌、か?君は、私を、嫌いか?」
「ああっ!!いいえ…いいえ!先生っ、すき…大好き、だから、ああっ、いいの、
 いいの、もっと、して、いい…っ、私、を……あああ!もう、いっちゃうっ、ああぁっ!!」
「…くっ…そんなにきつく、締められ、ては、私も………君の中は、素晴らしい……
 ……君は、最高だ………出すぞ。しっかり受け止めなさい。────っ」
「ああっ、ああああぁっっ!!」
彼女はその収縮し続ける淫らな口で、待ち望んだ熱い滾りを受け止め呑み込んだ。


まだ目を閉じ身を震わせ続ける彼女の項に軽く口付けし、彼は彼女から自身を引き抜いた。
「…んんっ……は…あ……あああぁ……っ」
穿たれていた杭を抜かれ口を開けたままのそこから、彼女の蜜とは違う白液が溢れ零れ落ちた。
169secret heaven(16/16):02/07/31 01:32 ID:SP4V4c7U
「もう時間が無い。それでは私は先に失礼する。」
「…はぁ…先生……ごめんなさい……私…まだ、腰が……ちから、入らなくて……」
「ああ、解っている。5限は保健室で休んでいなさい。無理はしなくていい。
 勿論、落ち着いて、身支度を整えてからで構わないが、出来るだけ速やかに
 ここを出なさい。………気を付けて、行くんだぞ。」
「はい、ありがとうございます……あ、先生、待って下さい、鍵は……?」
「ああ、私とした事が……鍵は、君に預けておく。きちんと戸締まりしてから
 出て行くように。」
「はい、わかりました。」
出て行こうと扉に手を掛けていた彼が、刹那振り返って彼女のところに戻り、
彼女に甘く濃厚な口付けを与えて囁いた。
「その鍵は、放課後受け取る。……ここで待っていなさい。いいな……?」

二度目の秘密の逢瀬の誘いに、今日この後我が身に起きることを想像して、
まだ火照る身体をさらに甘く疼かせながら、彼女は頬を染めて小さく頷いた。

                             (end)
170名無しさん@ピンキー :02/07/31 01:39 ID:kvDazZbJ
すばらしい!!153神様!!!
ちょっと鬼畜入ってるてんてー、サイコーでつ。
放課後バージョンも読みたいでつーーー!
主人公が可愛くてでも以外と冷静でイイ女でつ。
171名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:42 ID:WbVHKBXF
先生キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
こういうの大好きです〜。神よありがとう。
172名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:44 ID:1BTQWXf1
>>153神様
ごめんなさーい!
こんな素敵な作品に割り込んでカキコになってしもうた…
許してたもれ…
漏れは鬼畜てんてー推奨だったので嬉しいでつ!!
続き楽しみでつ!
173名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:45 ID:N1I5uZNH
先生(・∀・)イイ!!
174名無しさん@ピンキー:02/07/31 01:58 ID:W1Ktkxvr
てんてー(;´Д`)ハァハァハァハァ
放課後バージョンも、ぜひ神様お願いします!!
175名無しさん@ピンキー:02/07/31 02:33 ID:kLPOwap0
てんてーキタ━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━!!!!!
しかも自分以外にも鬼畜てんてースキーな人がいっぱい居て幸せでつ(;´Д`)ハァハァ
176名無しさん@ピンキー:02/07/31 03:28 ID:GmCGRS4d
鬼畜てんてー(;´д`)ハァハァ(;´д`)ハァハァ
ここの板に居て本当ヨカターと思う瞬間…神様、鬼畜てんてーを有難うございますた!
177名無しさん@ピンキー:02/07/31 04:38 ID:zrgHVw8t
愛ゆえに鬼畜てんてー
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!

>きっかけは彼が彼女を一方的に力ずくで陵辱した事だった。

こ、これはど、どぅっ、どんなだったんでつかね?(*´Д`*)ハァハァ
178名無しさん@ピンキー:02/07/31 04:54 ID:KODI6TnS
>177
私もそれ激しく知りたいでつ〜。
神様どうか書いてください。おながいします。
179名無しさん@ピンキー:02/07/31 08:05 ID:7hD87imI
鬼畜先生(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ
もうメロメロでつ
ありがとうございまつた
180名無しさん@ピンキー:02/07/31 08:46 ID:UBtdmFpZ
>153の神様
(´Д`;)ヾ カミサマ、ドウモアリガトウゴザイマス
   ∨) 
   (( 

 (;´Д`)  テンテーのツヅキ、ホウカゴと
 (  八)   陵辱編ヨミタイデス。
   〉 〉

    ヾ
 (´Д`;)、  コノトオリデス
   ノノZ乙 オネガイシマス
181名無しさん@ピンキー:02/07/31 23:50 ID:J7UdAIuS
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァ 神様ありがとうございます。
まだハァハァが収まりません。
182インデックス職人:02/08/01 20:19 ID:7y9C6psT
忙しくてなかなかこちらに来れなかったでつ…すいませぬ。
この前のインデックスは>>58です。

先生
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1026148760/697-715
>60>61>62>63>64(>>60-64)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1026148760/638-639
>20>21>23>24>25>26>27>28
>76>77>78>79>80>81>82>83(>>20-28>>76-83)
>153>154>156>157>158>159>160>161>162>163
>164>165>166>167>168>169(>>153-169)
王子
>71>72>73(>>71-73)
>90>91>92>100>101(>>90-92>>100-101
ダンディ
>113>114>115>122>123>124>125>127>128(>>113-115>>122-125>>127-128)
バイト
>132>133>134>135>136>137>138>139(>>132-139)

神々に感謝。
183名無しさん@ピンキー:02/08/01 20:19 ID:7y9C6psT
たまには今までやりそこなった感想レスを…

>71さん
続きお待ちしてまつ(w 責め主人公たんに期待

>20>76さん
優しいてんてぇとの開通式ハァハァ(;´д`)擬音は私も好きなんで問題無しです。
プロポーズ(・∀・)イイ!でも指は右手でしたっけ?

>90>100さん
無表情キャラの王子の鬼畜モノハァハァ…授業中トイレのシチュもイイッ!
また気が向いたら貼りにいらしてください。

>113>122さん
ダンディー!正直私の属性では無いのですが、これはかなり萌えますた…
まさにレディ育成中という感じで良いです。

>132さん
バイトがとにかく可愛いでつ…バイトと共にどぎまぎしました。
ええ、大昔の記憶が蘇りそうな位(w

>153さん
実は鬼畜風味せんせぇも好きなのでつ(w
こちらは擬音無いのにすさまじくエロくて見事すぎます。
埃っぽい部屋等の状況描写が巧くて脳裏に光景が
浮かんできまつ…ハァハァハァ(*´д`)

今後も神々の降臨お待ちしておりまつ…
184名無しさん@ピンキー:02/08/02 23:58 ID:JO+TYHbA
下がりすぎなので救済あげ
185名無しさん:02/08/03 08:25 ID:7kGIupSc
自分は男×男には興味ないので、ここのスレはナイスでつ。
あと、ゲームで男×女(主人公)で18禁ってないのかな?
18禁サイト逝っても ボーイズラブばっかりでつ。。。
186名無しさん@ピンキー:02/08/03 12:31 ID:rjvF4zJi
>185
よかったね、良いスレ見つかって。
GSはまだ少ないかもしれないけど庵じぇとか春かの18禁のSSって結構あるよ。
「大人の神○と天○達の地下鉄」で検索すればそれ用のウェブリングが見つかりまつ。
あとこのスレはsage進行なので、メール欄に半角英数で「sage」って入れてから参加してね(´ー`)ノ
187名無しさん:02/08/04 02:24 ID:+qEtfyBi
>186
有難うございまつ〜(^▽^)
案ジェ18禁あるのね。探します。
ジブン SFCからのファンなのでもうかれこれ8年になるでつ。
でも今ではGSに夢中…
かまいたち発売日に買ったのに、一回しかプレイしてない位
GSばかりやってまつ。

今度バイトと主人公で書いてみます。

スレ違いかもしれないですが・・・
教会の後 セクースするまでの期間(妄想)
王子 3ヶ月
モリリン 1年?以上
バイト  一ヶ月未満
ワカメ バカ わたぽん 想像つかない。。。
188コソーリ:02/08/04 02:40 ID:sSBPcC3g
バカはきっかけ次第ではさっさとセクースしそうだと言ってみたり(*´Д`)
189名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:11 ID:mRZzDAUy
こんなネタで申し訳ないのだけど
アトラク=ナクアの和久がちょっとバイトっぽい…
関西弁だし(藁
190153:02/08/04 03:11 ID:3K/kIIOz
遅レスになりますが、感想下さった皆様、本当に有難うございますた。
放課後…これでエンドって事でスミマセン続き考えてませんでした(ニガ
(でも実は放課後とは別の日の別のカタチで続編を書いてるのでつ…(汗)
だからもしソレがうpに耐える出来であればまたコチラに貼り逃げさせて
頂きたいと思います。まだどうなるかわかりませんが、もしうpりました
際にはどうぞヨロシクお願い致しまつ。)
りょ、陵辱の方は……レイープものにご要望があるとは思わなかったので
あえてさらーっと流させて頂きますたが…そ、そういうのはコチラで
書いちゃってもOKなんでつか?(´∀`;)だいじょぶ??
イヤ、ココはエロ板だしそんなSSもあちこちでゴロゴロしてるけどさ(ワラ
やっぱ女性向けスレに書くとなるとちょっと不安…。
もし「そんなのイヤソ、ダメ」って方がいらっしゃらないようであれば
ちょっとがんがってみようかと思いまつ(おだてに弱い漏れ・笑)。
191名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:58 ID:2vfVMNXw
>153神
すばらしい作品をありがとうございます・゜。**:;:・゜゜・。.\(´▽`)ノ .。・゜゜・:;:**。

是非、アッPして下さいm(_ _)m
192名無しさん:02/08/04 04:16 ID:+qEtfyBi
>>188
そうやね〜。キッカケ次第で畳み掛けるようにセクースしそうだねバカ
一番はまりそう… オ○ニー覚えた猿のように(失礼)




193名無しさん@ピンキー:02/08/04 05:40 ID:gWQaWdnR
>>153神様
根底に『そのキャラへの愛』さえあれば自分は鬼畜もレイープも無問題でつ!!
届かない想いゆえに暴走してもいいじゃないか〜

神様、是非ともヨロシクお願いしまつ(  ゚Д゚)⊃旦 

>>192
>キッカケ次第で畳み掛けるようにセクースしそうだねバカ
>オ○ニー覚えた猿のように(失礼)

自分はそんな青臭くてダメダメなバカに萌えでつ。
194名無しさん@ピンキー:02/08/04 07:02 ID:e3vxQwfm
>153神様
レイープだろうがSMだろうが、個人的にはドンと来い!でつ。
ゲーム本編では絶対に見る事の出来ない、一種の愛の形でつよ!(;´д`)ハァハァ
>187
バイトはとっとと手ぇ出しそうですね、卒業色の後、速攻でラブホ街に直行しそう
な気がしなくもなく(w
あ、上の>132神様のSSみたいに、主人公の事を考えてくれてるならいきなりは
しないか…女の子には優しい*´∀`*ソンナバイトガスキ…
195名無しさん:02/08/04 08:14 ID:49Lakoge
>>194
バイトのことだから、クリスマスのシュチエーションでやってもおかしくな
いんだけど、(つーかやるだろ普通)
そこは主人公のことを考えて我慢してくれてたって
考えてマス。
なので、卒業式のあとはキス(これは確実にやったと・・・)
GW前にセクース 
あー、いいなぁ 主人公(←壊れてますスミマセン)
196名無しさん@ピンキー:02/08/04 17:45 ID:aCDZz3Lm
そういえばバイトって以外にしっかり避妊する口だったりするかなぁとかふと考えてみたり。
常に財布の中に近藤さんがいたりとか。
バカはなかなか着けられなくてわたわたするタイプ?(w
で、間に合わなくてお先に逝って来ま〜す…とか言ったらバカファンに怒られるかしら…。
てんてーなんかは「家族計画は綿密に立てるべきだ」とか言って基礎体温表の提出までさせられそう(;´д`)
でも結局うっかり勢いでやっちゃって誰より早くおめでとうございますとなりそうな罠。
王子……王子がゴムとか避妊考えるとこって想像できん……。
しかし子ができるのも想像できん……。
197名無しさん@ピンキー:02/08/04 19:41 ID:NdSB9dbe
>>187
GSは(・∀・)イイ!よね。ある意味ねおろ○んすよりロマンがある罠(藁
一緒にどっぷりつかって逝きませう(;´Д`)ハァハァ

先生はアノ日から割り出して安全・危険日を完全に把握してそう。
それをつっこむと主人公ちゃんの為とかって、しれっと言いいそうでつな。
もちろん勢い余っておめでとさんも十分ありえそうだけどNE!(藁
198名無しさん@ピンキー:02/08/05 01:05 ID:Z9h4FE89
>基礎体温表の提出
ものすごくあり得そうな話だ(w
199名無しさん@ピンキー:02/08/05 02:32 ID:JWyTuMrK
うわ、上のレス卒業式の「しき」が違うわ自分。(;´―`)コウシテGSニオカサレテイク…

王子は子供好きな印象が私の脳内に何故か…猫の一件でどうも(w
やるときは作る時ーな印象が、つか付き合いだしてから三ヶ月ぐらいしてから
「子供、欲しいな…」とか言い出しそうだ(w やろうとしたら主人公たん
が嫌がって倦怠期突入…で、実は主人公たんが月の使者だったので嫌がったんです
よ、ってエロくも何ともないSSネタが一本出来た…いつか書く…か?
200名無しさん:02/08/05 02:54 ID:1GzpaGoE
>>197
レスありがd!
いやー案ジェよりGSはイイ…
適度に実生活に近くてリアルなため、妄想しがいがあるYO!!!
ネオロマは非現実的すぎるし、主人公のビジュアルでちゃってるから
ジブンって感じがしないんだよね。

4ヶ月前にリアルダーリンに失恋して、毎晩泣いてたはずなのに、
ここ一ヶ月以上毎日GSでときめいてる私は逝ってヨシでつか??

最近末期症状でつ。普通のCD聞いてたらGSキャラと自分のテーマソングのように
感じまつ。
「LALALA LOVESONG」とか、バイトのテーマだわ〜!!とか

聞きながらSS買いますので来週アプします



201名無しさん@ピンキー:02/08/05 06:19 ID:H62JRnAV
ネオロマとの比較はよそでやってね。
202名無しさん@ピンキー:02/08/05 13:50 ID:ndX3w2DL
>200
SS待ってまつ(;゚∀゚)=3
203名無しさん@ピンキー:02/08/05 22:15 ID:CbyZOdip
132でつ。前のカキコ後に感想くれた方々、ありがとうっす〜。

>>194
自分で書いといて何だけど、実は私もバイトはとっとと手ぇ出してる派だったりして。
1回目で告白受けた後のセリフなんか、“全部” “そう”としか聞こえません。
極めつけは「一緒にイこ」だし(w
クリスマスなんか絶対してそうなのになぁ。
204名無しさん@ピンキー:02/08/06 20:11 ID:3s9geKFU
>>199
自分もそうおもうyp!
子供好きそう。嫌がる主人公タンにどんな反応するんだろう(;´Д`)ハァハァ
SS書いてほしいyp!おながいします。
205名無しさん@ピンキー:02/08/06 20:52 ID:bC785wlH
>>204
色タンだったら、
「だめっ。今日はあの日だから」
「ぼくは気にしない」
なんだけどねぇ
206名無しさん@ピンキー:02/08/06 23:54 ID:wlomBd7W
>>205
王子だったら、そうか・・・で終わりそう・・・
でも(´・ω・`)ショボーンとした王子がかわいそうになり
いいよっていってしまいそうな罠。
207名無しさん@ピンキー:02/08/07 00:46 ID:7hP/FsdS
>206
そんな優しい主人公にうっかり萌え…(;´д`)ハヘハヘ
ショボーンとする王子、*・∀・*カワイイ!!
208名無しさん@ピンキー:02/08/08 01:30 ID:xvBOZqA4
(´・ω・`)ショボーン王子ハァハァハァ(*´д`)
置き去り子猫みたいだな。絶対放っておけない…
…いかん妄想が止まらないyo
209名無しさん@ピンキー:02/08/08 07:57 ID:QyglOnfj
救済age
210名無しさん@ピンキー:02/08/08 17:30 ID:NckaDq3F
神様方々のSS見ていると、自分も書いてみたくなりました。
バイト×主人公の温泉エロにチャレンジしてみたいと思いまつ。
211あぼーん:あぼーん
あぼーん
212210:02/08/08 18:05 ID:NckaDq3F
「まどか〜。まだ着かないの?」
「あと少しや。しっかりつかまっとき!!」
そう言われ、私はまどかの腰にしがみつく。

卒業式の日、まどかに告白されて付き合うようになった。
進路は、1流企業、フリーターとバラバラになってしまったけれど
こうして、暇をみつけては2人で遊びに出掛けたりしている。
今日は、夏のボーナスの残りとまどかの貯金を合わせて
2人で温泉に行くことにした。

「さあ着いたで!!」
そう言うと、私をバイクから下ろしてくれた。
「すごく、綺麗な旅館だね。じゃあ、入ろうか。」
そう言って、まどかの腕を引っ張り、旅館に入った。
213名無しさん@ピンキー:02/08/08 18:06 ID:NckaDq3F
210です。
ごめんなさい。sageわすれました。
214名無しさん@ピンキー:02/08/08 18:08 ID:cgtAURJ7
「俺、ごめん!もう我慢できね〜!!」
「えつ?きゃ!」
放課後、部活が終わって体育倉庫で和馬くんと
片付けをしていたらいきなり後ろから押し倒された。
「ちょ、ちょっと待って!なに?」
「俺、お前が好きだ!本当は卒業まで待とうと思ったけど
やっぱ、待てねぇ!!」
そう言うと、和馬くんは体操着の中に手を入れてきた。
「いやぁ〜!なんで?こんなの嫌!!」
「俺の事、嫌いか?」
「嫌いじゃないけど。。。」
「じゃあ!!」


みたいな?
215名無しさん@ピンキー:02/08/08 21:12 ID:EmSHH6TU
>>210
あの・・・・つ、続きは・・・・・・。
エロ待ってまつよー
216名無しさん@ピンキー:02/08/08 22:19 ID:BgKh1MA4
>>210
続きお待ちしてます・・。
でも、>>214 さんみたいに、短いのもイイですねー。
このスレの最初のころ(Part1のころ)って、結構こんな感じでしたよね。
217210:02/08/09 08:07 ID:CZrxHULQ
旅館の中は、期待していた通りとても綺麗だった。
女将さんに案内され部屋に着いた。
「あー・・・疲れた。お風呂入ってこようかな。」
「入ってき。ここ、温泉で有名なんやで。しかも露天風呂!」
まどかに勧められ、浴場に向かうことにした。
脱衣所に着くと、誰もいなかった。
服を脱いで、浴場に出た。
体を洗い、風呂に入る。
沈みゆく、夕陽を眺めながら、ボーっとつかっていた。
すると、後ろで、ガラガラっと音がした。
振り向くと、なんとまどかがいた。
218210:02/08/09 08:43 ID:CZrxHULQ
「なっなんでまどかがここにいるの?」
「は?何言うてんねん。ここ、混浴やで」
「うそ・・・?」
「うそやない。そんなに言うなら、女将さんに聞いてみ。」
そう言うと、逃げようとした私の腕を掴み、自分の膝の上に乗せた。
「ちょっと、恥ずかしいよ・・・。」
「恥ずかしがることない。露天風呂でHなんて滅多にできんで。」
まどかは、そう言いながら首筋を舐めた。
「ああん・・・。」
お湯の熱の所為で、いつもより感じやすくなっている気がした。
まどかは、バックから両手で胸を攻めてきた。いつもより、乱暴に揉まれ
身を捩ると、今度は、硬くなった胸の蕾を摘み刺激した。
「あ・・・あん。」
息をつくのもつかの間。膝にのせた私をまどかは、目の前にやった。
「さあ・・・溶けないうちに召し上がりましょうか。」
そう言って、乳房を掴み、蕾を口内にいれる。
最初は、やさしく舐めあげ、吸う。次第に、甘噛みをして攻めてくる。
「はああん・・・はあはあ・・・。」
「さあ、そろそろ身体洗う時間やで。」
そう言うと、私を抱き上げ洗面所に向かう。
219210:02/08/09 09:22 ID:CZrxHULQ
何がなんだかわからないままいすに座らせられた。
まどかが、手に石鹸をつけ立っていた。
「さあ、始めるで・・・。」
そう言うと、ぬるぬるした手で肩を優しく触り
鎖骨、胸と手が下りてきた。
胸に到達すると、大きな手で優しく包むように揉みあげた。
「はあぁん・・・気持ち良いよ・・・まどか、上手いね。」
「まだまだ序の口や。」
そう言った途端、太股を掴まれ、秘部が露になった。
「ちょっちょっと何するの?」
まどかは、答えず石鹸でぬるぬるとした指を入れてきた。
「あああぁーー・・・気持ち・・・悪いよぉ・・・。」
「あと少しや。ガマンしとき。」
指が、私の内で蠕動し弱い部分を探り当てる。
クチュクチュと耳を塞ぎたくなるほどいやらし水音が、浴場に響く。
私は、耐えきれなくなり泣き出した。
零れる涙を舌で掬いあげながらまどかは、弱い部分をマッサージする。
指が引抜かれ、シャワーで身体についた石鹸を流してゆく。
「ねぇ・・・アソコに残った石鹸どうするの?」
「俺が流したる。」



220210:02/08/09 10:20 ID:CZrxHULQ
そう言うと、まどかは洗面器に水を入れ指をつけた。
「じゃあ・・・入れるぞ。少し、ガマンしといてな・・・。」
そう言うと、再び、秘部に指を侵入させてきた。
「冷たいっ!!」
「大丈夫。あと少しやから・・・。」
まどかの声は、とても優しげだった。
中指一本で、まどかは器用に、私の中に残った石鹸を流してくれる。
いつのまにか、冷たかった指の感触が温かに感じてきた。
「・・・温かくて気持ちいい・・・。」
私はつぶやいた。
「何か言ったか?・・・ほら、お終い。」
そう言うと、指を引抜き洗面器につけた。
「おまえの中、熱くってほんま火傷しそうやった。」
「もう・・・いじわる。」
「へへへ・・・もう、晩メシの時間やで。ほな、あがろうか!」
「うん!!」
そう言って、それぞれの脱衣所にむかった。


これで、前半終了です。次は、浴衣エッチにチャレンジしてみます。
始めてで、緊張しました。関西弁が、ものすごくテキトーです。
お目汚しすみません。


22169:02/08/09 15:27 ID:yKwUaT4u
理事長の家でのクリスマスパーティーの帰り、
先生に無理を言って、お友達のお店につれていってもらった。
マスターさんは、私にいつものレモネードをだしてくれた。
先生がいつものように、ピアノを弾くはめになった…
「ごめんね。せっかくのクリスマスなのに、ゆっくりできなくて。
これはお詫びの印で、当店のオリジナルカクテル!
あいつには内緒ね!!カクテルって言ってもジュースみたいなもんだから
大丈夫。さぁ、どうぞ。」
「えっ…でも、先生に怒られちゃう…それに、わたしまだ未成年だし…」
「大丈夫!あいつもついてるんだから。」
「はぁ…(あんまり断るのも失礼よね…)じゃあ、折角なんでいただきます!」
コクリ…
「わぁ〜!甘くておいしぃ〜」
「だろ?おっ!演奏が終わったようだな。じゃあ、ごゆっくり!」
「ふぅ…まったく、あいつは客をなんだと思っているんだ?
…ん?顔が赤い様だが、熱でもあるのか?」
「フェ?レルランレライレフヨ〜」
「?何を言ってるんだ?それに何を飲んでいるんだ?」
「マルラーハンファ、【オワビノチルチ】ッテイッテマヒタ〜」
「かしなさい!…これは、お酒じゃないか!いったいあいつは何を考えているんだ?」
「ははは!盛り上がっているようだな!」
「きさまは!私の生徒に酒を飲ませるなんて、何を考えてるんだ!?」

ナガクナリスギチャタ・・・
22269:02/08/09 17:16 ID:yKwUaT4u
「わぁ!!すまん、すまん!!ま、まさか、こんなにアルコールに弱いと
思わなかったんだよ…」
「まったく…立ちなさい。送っていく。」
「悪かったな…今日は、俺のおごりでかんべんな?」
「当然だ。さぁ、早くしなさい。」
「ファ〜イ!!アリャリャ???」
ガタ〜ン
「フェンフェ〜…ランラカ。メガ…ファワッテ…」
……………………………
(あれ?ここどこだろ??)
「気がついたか?」
「は…い。あ、あの先生?ここ、どこですか?」
「…コホン。私の家だ。」
「あぁ、先生のお家ですか…えぇ〜!!!」
「仕方がないだろう。君がお酒を飲んで、倒れたのを
そのまま家に送り届ける訳にはいかないだろう?
まったく、きみは…」
「すみませんでした…あの、それと私が着てたものと違うものを
今着てるようなんですが…」
「そ、それは、君が倒れた時にドレスが汚れたから、
シミになると思って…あ、いや、別に君が寝ている間に
その、へ、変な事はしていないから、ご、誤解のない様に…」
「そっか…ナニもしてくれてないんですね…」
「きみは、なにを?」
「だって、私、先生の事が好きなんですよ?
そんなに私って、魅力ないですか?」
「…きみは、まだ酔っているようだな。私は向こうの部屋にいるから
もう少し休みなさい。」
「先生は、私のこと嫌い…ですか?」
そう言った瞬間、涙が溢れてきた…
22369:02/08/09 17:49 ID:yKwUaT4u
溢れてくる涙を先生に見られない様に両手で隠そうとした時、
先生はやさしく抱きしめてくれた。
「まったく、きみは…私は、卒業まで待とうと思っていたのに…」
「えっ!?せ…んせぇ?いま、なんて?」
「2度は言わない…きみは、本当に私でいいのか?」
「先生が、いいんです。先生じゃなきゃ、だめなんです。」
「…きみが、好きだ。一人の生徒としてではなく、
一人の女性として…」
「う…そ…」
「本当だ。私はそんなに信用がないのか?」
「だって、私なんか相手にされないって、ずーっと思ってた…」
「…コホン。私はきみを入学した時から見ていた。」
そう言って、やさしく唇に触れた。
「愛してる。」
耳元で囁くとまた、唇に触れてきた。
やさしく、そして深く…
先生の舌が、私に入ってくる。
224sage:02/08/09 22:28 ID:Z9+PsLvr
69と210の神様!!とても萌えますた!
是非続きをおながいします!

今夜はいい夢が見られそうです。
(救済の為にageます。
225名無しさん@ピンキー:02/08/10 00:20 ID:blRQgBed
ああっ、久しぶりに神様がお二人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ドキドキしながら読ませていただきました。

続き楽しみに待っています。
226名無しさん@ピンキー:02/08/10 00:23 ID:blRQgBed
IDがBedだ。
ドキドキ、萌え萌え、(;´Д`)ハァハァしていたせいか?!(w
227myu:02/08/11 15:57 ID:gDdYdfax
「自分、そう思わへんか?」
「べ、別に、私は今のままでも、十分だよ?」
「そ・・・か。でも、自分いろいろと試さなあかんで?」
「んもう、知らない!!帰る!送ってくれなくていいから。」
そう言って、まどかの部屋を飛び出した。
『なんで、男の子って、Hのコトしか考えてないんだろ・・・
 私は別にHなんてしなくたって、一緒にいられればいいのに・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『はぁ〜〜〜〜何か、学校に行くのイヤだな・・・休んじゃおっかな』
「ネーちゃん!!起きてっか?」
「こら!また、ノックもしないで入ってきて!!」
「いーからいーから!っと、そんなことより、姫条のやつ待ってるぞ!」
「えっ?まどかが?どうして??」
「知らないよぉ!でも、早く行ってやれよ。」
「う・・・ん。ていうか、早く出なさい!」
「ちぇ〜〜〜〜!!」
私は、急いで用意をして外に出た。
「よっ!おはよーさん!!」
「ど、どうしたの?こんな朝早くから?」
「いやぁ、昨日あないな別れかたしたから、自分、学校休みそうな気が
 したから・・・」
「!!・・・学校・・・休もうかなって考えてた・・・でも、それだけの為に
 来てくれたの?」
「あかんか?」
「・・・うれしいかも・・・」
「ほな、行こか?」
「うん!」
228myu:02/08/11 16:52 ID:zU0yWHXh
「あー、メッチャ天気ええなぁ。こんな日は、学校でもサボって
 どっか行きたいなぁ」
「うん、そうだね・・・ねぇ、やっぱり学校休んじゃおっか!!」
「どないしてん!?オレとしてはうれしい提案やけど・・・」
「休むの?休まないの?」
「ほな、休んでどっか行こか!」
「うん!・・・でも、どこ行く?」
「せやな・・・ほな、とりあえず電車にでも乗ろか?」
「うん♪」

プルルルルルルルルルル・・・・

「まどか、大丈夫?」
「お、おう!オレは大丈夫やけど、おまえこそ大丈夫か?
 オレから離れなや!!」
通学に電車を使わない私たちは、すっかり通勤ラッシュなるものを
忘れていま、まさに体験中であった・・・
人並みにもまれて、私はまどかに守られるように、壁際に
立った。
「ねぇ、どこまで行く?」
「と、とりあえずこの状態から脱出せな、やばいっちゅうねん!」
「やばいって・・・?」
 
ガタン・・・・

「きゃっ!な、なに?」

お急ぎのところ申し訳ございません。次の駅で車両故障のため、しばらく停車いたします

と、アナウンスが流れた。

「まどか、大丈夫?」
「・・・・・・・・・・・・」
「まどか?」
「・・・ん?あぁ、あと、どれくらい止まってんのやろ?」
「さぁ・・・どうしたの?」
すると、耳元で
「もう、がまんできひん・・・」
「えっ?」
そういうと、彼の手が制服のスカートの中に入ってきた。
「ちょ、ちょっと!こんなところでナニ考えてんのよ!?」
「しっ!大きな声出したらアカンって。周りに気づかれんで?」
「!!」
まどかの手はそう言いながら、どんどん上に上がってきた・・・
太ももを撫で回す、まどかの大きな手・・・
229マターリエロギャグ:02/08/11 20:39 ID:S1lNyoek
myu様待ちの間に先生×主人公マターリエロギャクを一つ。
性知識はいい加減なのでそこのところご了承下さい。

卒業式の日、私は氷室先生から告白された。
先生の行動はそれまでのキス一つない清らかな関係からは想像できないほど素早かった。
私の両親に挨拶をし、私は氷室先生の実家に連れて行かれ、
あっというまに婚約が整えられ、私の指には先生からの婚約指輪が光っている。
結婚はもう少し先の話だ。私が一流大学を卒業するまで、先生は待っていてくれる。
だけどこうして周到な根回しの上に合法的に築き上げた関係によって、
氷室先生の婚約者である私は週に三回は彼の家にお泊りすることが出来る。

卒業から三ヶ月。
朝から氷室先生にご飯を作ってあげたり、夜寝顔が見れたりする自分が幸せだなぁと思う。
私たちには三年間、恋人同士らしい触れ合いはあまり出来なかったから、こういうことがとても嬉しい。
私にしては大変だったもん、三年間。
230マターリエロギャグ:02/08/11 20:41 ID:S1lNyoek
私はあくびをかみ殺しながら、氷室先生のワイシャツ一つの姿で今日も出勤する彼の朝食の支度をする。
先生だけが学校に行くのがまだ不思議な感じ。
大学の講義はニ限目から。先生を見送ったらお洗濯しようっと。
男の人としても長身の先生のシャツは、ごく平均的な身長の私だとふとともまで隠れるくらい大きい。
もちろんパジャマもおいてあるけど、氷室先生はこの格好が好きらしい。
氷室先生の朝食は簡単だ。殆ど冷蔵庫から材料を取り出すだけで済む。
時々、私の手料理も食べてくれるけど、先生はこのシンプルな食生活を崩さない。
私は、氷室先生が大好きだけど、こういうところはやっぱり凄く変わっていると思う。でもそういうところも好き。
えーと、ライ麦パンと・・・
「あれ?」
冷蔵庫の中に見慣れない食材が並んでいた。こんなの買って置いたかな?
「カロリーコントロールに狂いが生じた。メニューを変更する」
新聞から目を離さないで、氷室先生が言った。私だけが、感じるシグナル。
先生、もしかして照れてる?
「はあ」
「今日から新たに朝食にベーコン二枚、卵一つを追加する。調理を頼む」
「それは作りますけど……。でもどうしてですか?」
「生活環境の変化によるものだ」
「はい?」
運動部の顧問にでもなりましたか?
「言っておくが君のせいだぞ」
と先生は意地悪く私を見た。私、もしかしてマゾなのかもと思うのがこの瞬間。
だってそう言う時の先生に一番ドキドキする。
「あの、さっぱり分かりませんが」
「昨日の行為を覚えているか」
自分で頬が赤くなるのが分かる。そりゃ、覚えてますよ、先生。明け方まで、寝かせてくれませんでしたよね。
まあ、私だってそのつもりで来たんですけど。
「一般に性交において射精には300キロカロリー程度消費する。その計算でいくと君は私に昨日合計1200キロカロリーを消費させたことになる」
私は耳まで赤くなった。そんなの数えんなよ、ヒロムッチ!
「この運動が週に平均3回生じることになり、故に……」
「分かりました。作ります。作りますから」
私は慌てて氷室先生の言葉を遮った。恥ずかしいよ〜。
えーと、確かフライパンはこの棚の奥だよね。
231マターリエロギャグ:02/08/11 20:43 ID:S1lNyoek
「先生」
二人で朝食を取りながら、私はすごーく疑問に思ったことを尋ねてみた。
「なんだ?」
「あのー、さっきのさんびゃっきろかろりーって本当ですか?」
先生はものすごく狼狽した。咳払いを一つして、
「……そう言われているが」
「じゃあ私、太ったかも」
「どうしてそういう結論が導き出されるんだ?」
先生が呆れ顔で私を見る。
「だって私、先生の飲んじゃってるから……あっ」
うわー、恥ずかしいよ。朝っぱらからなんという恥ずかしい会話。
羞恥で顔を上げられない私に先生はわざと強い口調を浴びせる。でもそれは彼一流の照れ隠し。
「君は卑しくも最高学府の学生か?ヒトタンパクは通常異質として体外に排出される。
故に精液も摂取されない。一流大学ではそんなことも教えないのか」
「教えませんよ!」

まあ、こんな感じで私は元気です。氷室先生も元気みたいです。
232名無しさん@ピンキー:02/08/11 23:47 ID:Agcvhx9i
>>229

面白かったです。
しかし、てんてー最後は全て口なんでつか?マニアなんでつか?(藁
233名無しさん@ピンキー:02/08/11 23:48 ID:Agcvhx9i
す、スマソ。あげちゃいました。
234myu:02/08/12 00:27 ID:EHuFygZ3
どんどんエスカレートして、いつの間にか彼の手は
下着の中にはいってきた・・・
「・・・んっ・・・」
私は、周りの人に気づかれないようにまどかの広い胸に
顔をうずめた。
「自分、声出しなや?」
「・・・ん・・・ん・・・」
そう言いながらゆっくりと確実に私の弱い部分を
攻めてながら、
「なぁ、もう少し足開いて・・・」
「!!」
私は、これ以上攻められたら耐えられそうもないので
首を横に振った。
すると、まどかは捨てられた子犬のような顔で囁いた。
「なぁ・・・あかんか?」
その顔に弱いことを知ってか私の顔を覗き込む。
思わず少し足を開いてしまった・・・
するとまどかは、【ニヤリ】を笑い
「愛してんで!!」
『やられた!!』
そう思っても後の祭り・・・
彼の、長い指は私の秘部にスルリと入ってきた・・・
クチュ・・・クチュ・・・
「もう、こないになってるやないか」
「・・・やぁ・・・ぁっ・・・」
ゆっくりと指を出し入れすると、私の中から溢れてきた
蜜が太ももを伝って落ちてくる・・・
「もぉ・・・だ・・め・・・こ・・れいじょ・・・は・・・」

ガタン

大変お待たせいたしました。まもなく○○駅に到着いたします。

「しゃーない、これでゲームオーバーやな・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ん?どないしたんや?もしかして、めっちゃ怒ってる?」
「・・・まどかぁ・・・お願い・・・!!!」
「え?あっ!し、しやーないな!!オレん家に行こか!?」


てな感じで、終わりです・・・
読みづらくてごめんなさいです・・・
マターリエロギャグ様、大好物な内容です!
また、別バージョンお待ちしております!!


235保健室バイト:02/08/12 05:27 ID:EOxnVTUS
なぜか急に悪いバイトが書いてみたくなったので、書きました。
何でか長くなってしまったので、続きモノに続きモノを被せて申し訳ないのですが、
前半部分だけ投稿します。

ほんとすいません。
236保健室バイト1:02/08/12 05:30 ID:EOxnVTUS
「……ちゃん、早くぅ。次の授業始まっちゃうよ〜」
チャイムが鳴り響く中、教科書を抱えた私達は次の合同授業のある実習室まで走っていた。
「うん。急ごう!」
おっとりとした外見・性格のわりには足の速い珠ちゃんに続きながら、私たちは2段飛ばしで階段を駆け下りる。
踊り場で手摺を軸にしながら身体に回転をかけると……
「あっ、あぶないっ」
「えっ?」
珠ちゃんの声に反応して下を見ると、誰かが落としたプリントが私の足元にあった。気づいた時には既に遅く、勢いづいた私の身体が急に止まるはずもなく、私は思いきりそれを踏みつけてしまった。
落下感が私の全身を襲った。
「きゃぁぁっ」
………………!!  …………?
次に来るだろう痛みに私は身構えたが、だが衝撃は襲ってこなかった。
目を開くと、私の目の前に逞しい胸板があった。
「ジブン、危ないとこやったなぁ。気ぃつけなあかんで」
「き、姫条くんっ!」
視線を上げると、姫条くんが人好きのする笑顔で私を覗き込んでいた。
相手を認めた途端に、私の全身にカッっと血が広がった。
それから私は姫条くんに抱えられていることに気づき、いっそう動悸が激しくなる。
私は慌てて彼の腕から逃れた。
「あっ、ごっ、ごめんね。ありがとうっ」
「大丈夫!?」
珠ちゃんが駆けよってくる。
「う、うん。姫条くん、ほんとにありがとね。珠ちゃん行こっ。……痛っ!」
彼から逃げるようにその場から離れようとすると、私の右足に痛みが走る。
「あーあ、くじいてもうたんやな。痛むんか?」
彼は膝まづいて私の足首に触れた。
「…………!!」
(や め て ……! 私に触らないで……!)
「きじょ……くん。わたし、大丈夫だからっ」
「大丈夫やあらへん。腫れてきとるやん。
 珠美ちゃん。オレ保健室まで連れていくから、教室行って先生にそう伝えといて」
「うん、わかった。姫条くんよろしくね」
「珠ちゃ……」
私が珠ちゃんを呼びとめる暇もなく、彼女はひらりと廊下の先に消えていった。
「ほな行こか。じっとしときや」
姫条くんは私の身体に腕を差し入れて、私を横抱きにして持ち上げた。
237保健室バイト2:02/08/12 05:31 ID:EOxnVTUS
姫条くんは私の好きな人だ。
仲は良いほうだ……と思う。私から誘って、よく二人で遊びに行ったりもする。
だけど、彼にはそんな女の子は他にも沢山いる。きっと私もその内の一人でしかない。
他の女の子の中に埋もれたくなくて、私は彼の“友達”になろうとしていた。彼への気持ちを隠して。
だけど、こうして彼に抱えられていると、それも難しい。
背中と脚に回った腕は逞しい。身体の横に彼の広い胸を感じる。目の前には彼の横顔がある……。
私の体内を電気のようなものが何度も走り抜けていた。
自分の動悸の激しさが全身を揺らしているような気がした。
(わたし、姫条くんに発情してる……!)
どうか、彼にだけは気付かれませんように。
238保健室バイト3:02/08/12 05:32 ID:EOxnVTUS
「先生ー、急患やでー……っておらんのか」
保健室の中はがらんとしていた。彼は私を中央にある丸椅子に座らせた。そしてデスクの方に行く。
彼から離れられたことに、私はほっとした。全身の力が抜けそうになるのを必死に耐えた。
「あちゃー。どうもしばらく戻らんみたいやな。怪我した奴のつきそいで病院に行っとるらしいわ。しゃぁないなぁー」
デスクに置かれてあったメモに目を通した後、姫条くんは壁に並んだ棚を物色しはじめた。
「姫条くん、私もういいから。ありがとう。後は自分でやるから、授業行ってきて」
平常な声を出すだけで、私は精一杯だった。お願い、早く行って。
「そんな心配せんでも、授業なんかちょっとくらい遅れたってええって。お、あったあった」
彼は湿布を棚から取りだし、私の前の椅子に座った。
「ほら、足出し。貼ったるわ」
私は俯いて顔を隠すことしか出来なかった。動かない私の足を、彼は手に取った。
私の足首に彼は触れる。引き寄せて、自分の膝に乗せる。湿布を剥がして私の足に貼る。上からもう一度湿布を押さえる。
(あ……、あ……っ!)
彼の動作に合わせて、私の体内に何度も痺れが走る。この動悸は絶対に足のほうまで伝わってる。
「これでよし、と。軽い捻挫みたいやから、これで大丈夫やと思うけど」
「……うん」
「ほな、教室のほう戻れるか?」
「うん」
「それとも先生戻るまでここにいてるか?」
「……うん……っ!」
うん、しか私は言えなかった。
「……ジブン、大丈夫か?」
怪訝そうに、心配そうに姫条くんは私の顔を覗き込んだ。彼の顔を見れないが、きっと彼の琥珀の瞳には私の姿が写されている。
お願い。私を、見ないで……!
「顔、赤いで?」
彼はその端正な顔を私に近づける。彼を間近に感じ、説明のし難いせつなさが私の胸を支配した。
「大、丈夫、だから……っ」
やっとの思いで紡いだ声は、ひどく掠れてしまった。
彼は私の肩に手をかけて掴み、もう片方の手を私の額に当てた。
「ジッ、ジブン、熱あるんちゃうか!?」
肩から、額から……彼が触れた所から私はどんどん体内に熱が伝わってくるような感じがした。
──身体が、熱い……
「もう、休んどきっ!」
彼は慌てて私を抱き上げ、ベットへと運んだ。
239保健室バイト4:02/08/12 05:35 ID:EOxnVTUS
「ホンマに大丈夫か? 誰か呼んでこよか?」
ベットに寝かせた私を姫条くんは覗きこんだ。私はその視線に耐えられない。かぶりを振って私は答えた。
「本当に大丈夫だから……。寝てれば平気だから。……お願い、もう行って」
懇願するように私は頼んだ。これ以上私のそばにいないで、お願いだから。
「そ…か、ほんならオレ行くけど。あんまり無理しなや」
心配そうにな目をしながら、彼は保健室から出ていった。扉が閉まる音を聞きながら、私は本当にほっとした。
こんな自分を彼に知られたくない。……だけど、身体に残る熱は簡単には散らなかった。
彼が触れた肩に手を当てる。まだ感触が残っている。
間近で聞いた彼の呼吸も、あの視線も。全身で感じた彼の身体も……。
姫条くんが、好き……。
そう思うと、自然と手が自分の身体に伸びた。
さっき感じた、彼の感触を思い出すだけで体が痺れる。
服の中に手を這わせて、自分の胸に触れた。
──彼のあの手が、こんな風にここに触れたら……
あの呼吸をこの体で感じたら。あの声が、私の名前を囁いたら……。
「あっ、あっ、あ…………っ」
もう片方の手で、私は自分の割れ目をなぞった。そこは既に熱い蜜で満たされていた。
こんなに濡らしている自分と、自分がしている行為に劣情を感じたが、私は止まらなかった。
外側の敏感な部分を擦りつける。
「はぁっ! は……あぁ」
姫条くん……姫条くん……、姫条くん……。
彼の姿だけが、私の頭を占めた。
どんどん私は擦りつけを強くする。彼のことだけで自分をいっぱいにするために。
「あ……あ……、あ……! まどか……、まどかっっ!!」
彼の名を呼びながら……。
絶頂に達しようとする私の動きを止めたのは、彼の声だった。
「嬉しいなぁ。そこでオレの名前を呼んでくれるとは」
「!!!!  姫条くん!!!」
驚いて声のした方を見ると、そこには腕組をしながらカーテンレールにもたれ、意味深な笑みを浮かべている姫条くんがいた。
240保健室バイト:02/08/12 05:37 ID:EOxnVTUS
とりあえずここまでです。
なるべく早く続きを書こうとは思いますので、許してください。

途中でごめんなさい。
24169:02/08/12 13:02 ID:/zLg79aG
なめらかな先生の舌が私の唇を舐める。

ゾクリ・・・

今まで感じたことのない感覚に体の芯がしびれた。
そのしびれに身を任せているといつのまにか
身につけているものは下着だけだった。
「・・・きゃ?」
「どうした?」
「あ、・・・いえ・・・その・・・わ、私、何もきて・・・な・・い・・・」
「・・・やはり・・・やめておこう。もともと、君の卒業を待つつもりでいた。」
「ちちち、違うんです!イヤじゃないです!!ただ、ちょっと・・・驚いただけで・・・」
だ、だって・・・・・・・もん・・・」
「ん?はっきりいいなさい。」
「・・・・・・ですもん。」
「もう一度だけ言う、はっきりと言いなさい。」
「だって、初めてなんです!!!」
「!!そ、そんなことは、わ、わかっている。」
242名無しさん@ピンキー:02/08/12 13:48 ID:aTiM2O62
保健室の神!この後のまどかの行動が気になりまつ!
ぜひ続きうぷして下さいね。
243名無しさん@ピンキー:02/08/13 02:03 ID:z0wHYtx2
すみません、百合は駄目…ですよね?(ニガワラ
244名無しさん@ピンキー:02/08/13 02:24 ID:CaRPflA+
>>243
いや、いいと思う!! 何故なら・・・わたしもちょっと考えてたから(w
是非是非見たいでつ。お願いしまつ。お待ちしてまつ。
245名無しさん@ピンキー:02/08/13 03:37 ID:d33PrDe2
あぁバイトの保健室の続きが気になってたまらーん(;´Д`)ハァハァ 
神よ…続きうぷお待ちしてやす。
>>243
書いちゃうの?書いちゃった?(w
お待ちしてます(w
246保健室バイト5:02/08/14 15:19 ID:IRqf5d5d
「な…んで……っ」
「ジブンの様子おかしかったから、様子見に戻ってきたんやけど。まさかそんなことになっとるとわ思わんかったわ」
微笑を浮かべて、彼は私を見下ろしていた。どこか嬉しそうな、それでいて冷たい光をその瞳に宿らせて。
「オレをそういう対象にしてくれたとは……。ほんま嬉しいなぁ」
「あ……あ……、いやぁぁっ!!」
私は毛布を引きあげ、中にくるまった。
見られた、見られた、見られた……!!
こんな姿を姫条くんに見られるなんて……! 彼を想像してたことを知られるなんて!
情けなさと恥ずかしさのあまり涙が出た。
もう駄目だ。もう二度と彼と顔を合わせられない。彼の前に姿なんて出せない!
「お願い! お願い、出ていって! 出てってーー!」
泣きながらそう訴えた。
もうこれで終わっちゃったんだ。これからだったのに終わっちゃったんだ。こんなことで。……こんなことで!!
怒りさえ湧いてきた。毛布の中でうずくまって私はしゃくり上げた。
しかし、私の姿を彼の視線から遮断するためのその毛布は、剥ぎ取られてしまった。
「あぁっ!」
その行動に驚いて姫条くんを見ると、彼は私の頭の横に手をついて私を覗きこんでいた。
何を、するのだろうか。この男は。
彼の行動が信じられなかった。こんな私の姿をさらけ出して。まだ私に恥をかけというのだろうか。
「何もそんなに泣かんでも……。オレかって悪いと思てんねんで」
私の頬に触れて、彼は私の涙を拭った。口調とその手つきは驚くほど優しい。
彼の態度に私は戸惑った。しかし彼が次に発した言葉は私を奈落の底につき落とすものだった。
「もうちょっとでイクとこやったのに、邪魔してもーたんやもんな」
「!!」
とても楽しそうに、彼は続けた。
「安心しぃや。責任はとったるやんか」
247保健室バイト6:02/08/14 15:20 ID:IRqf5d5d
彼は上に乗り、私を跨いだ。驚くほど慣れた手つきで私の上衣を私から引きぬく。
首筋に唇を落としながら、私の胸を下着の上から揉んだ。
私はこの状況が信じられなかった。
……違う! こんな風になりたい訳じゃないのに……!
「や…っ、やだっ! 姫条くん、ダメっ!」
「ダメちゃうやろ。オレにこうして欲しかったんとちゃうんか?」
「やっ。そんな……こ、と……」
ブラも剥ぎ取って、彼は私の胸を口に含んだ。もう片方の手と同時に、彼の舌は胸の敏感な部分刺激する。
歯で甘噛みして、舌先で転がして……そして音を立てて強く吸い込んだ。
ちゅっ、ちゅっ……ちゅく……ちゅく……。
「あっ、はっ。や、はぁぁっ!」
私は体をのぞける。すかさず彼は私の背中に両手を差し入れて、私の上体を捕まえた。
唾液を胸にたっぷりと塗りつけながら、彼は強く吸いつく。
ちゅ、ちゅう……。ちゅく……ちゅ……。
わざと、その音を私に聞かせてるんだ。
248保健室バイト7:02/08/14 15:22 ID:IRqf5d5d
彼の手が背中を伝いながら下に降りた。スカートのホックを器用に外して下着ごとスカートを脱がす。
私の太腿を存分に撫でてから、彼はそこに触れた。
「すご……。ジブンめちゃめちゃ濡れてるやん。溢れてんで」
「…………!!」
恥ずかしさのあまり、私には何も言えない。
彼が指を動かすと、そこはくちゅくちゅと淫靡な音を立てた。指先で、ぷっくりと膨れた私の突起を彼はなぞる。
「んあっ! は……っ」
「なぁ。ジブン、いつもオレでこんなことやってんのか?」
「ちがっ、そんなことしてな……ぃっ」
「正直に言いーや。……してんねやろ?」
激しく小刻みに彼はその指を動かす。
「んあぁっ!」
その刺激に耐えられずに、私は頷いた。
「だって、姫条くんのこと考えると、止まんないの……っ」
へーえ……と言って、彼は指を私の中に差し入れた。
「どんな風にしてんの? ……こんな風にか?」
言いながら、指を上下に動かす。ぐちゅぐちゅっとそこは音を立てた。
「あぁ……っ。あぁ……、んっ」
「オレのこと考えながら、こんなイヤラシイこと自分でしてんの?」
「ん……ん…っ。あ、はっ」
……私にはもう、何も答えることができない。
「なぁ、自分の一番感じるとこ知ってるか?」
私はかぶりを振った。
「ほな教えたるわ。この上の方……。ここやろ?」
「…………!! ぁ………!」
声すらも出せなかった。
「あたりやろ? ほらな。いきなり締め付けが強なったもんな。オレの指に吸いついてきてるで」
「どうや? なぁ。自分でやるのとは違うか? 気持ちえぇ?」
「ジブン中めちゃめちゃ熱いわ。どんどん中から溢れてくるし。なぁそんなに感じてんの?」
次々と私に姫条くんは問いかけてくるが、私は嬌声でしか答えられなかった。
「ああああああっ! や。も、ダメ……っ」
頭の中が弾けようとしていた。

その時。

入室の礼とともに、保健室のドアがカラカラと静かに開いた。

「…………っ!!」
249保健室バイト8:02/08/14 15:24 ID:IRqf5d5d
「失礼しまーす。先生ー、ばんそーこ……あれっ?」
女の子の声が響く。そしてその子の足音は保健室の中へと入ってきた。
ベッドはカーテンレールで仕切られているので、一見しただけでは中の様子はわからない。
姫条くんは私に覆い被さるようにして私を抱きかかえ、自分の頭だけを出して毛布を被った。
「いない……まぁいいか」
その子の足音は室内を歩きまわっている。引き出しを開ける音がする。用のあるものを自分で探しているようだった。
このままやりすごさなければ……!
私は祈った。ところが姫条くんは私を抱きしめる力を強くした。彼の呼吸が私の髪を揺らした。
驚きで我に返ったのに、私はその一瞬で全感覚で彼を意識してしまった。
彼の胸が私の顔に触れている。彼のどくどくという心臓の音が聞こえる。腕が背中に回ってる。足が重なってる。
……私の全身が、彼の体に触れている……!
息が苦しい。自分の呼吸の音を必死で押さえた。だけど呼吸の音はとても大きく響いているような気がした。
『声出しなや』
小さく囁いて、姫条くんはまた私の中に指を入れた。
(やっ、そんな……! あぁっ! あ……っ、はぁっ)
くちゅ……くちゅっ……。じゅっ……っ。
(んあっ、は……っ。やだ、わたしこんな音……)
あの子に聞こえやしないかと私は気が気でなかった。なのに、どうして……。
どうしてこんなに感じるのだろうか。
姫条くんは私の首に手を回して、私の顔を自分の胸に押し付けた。そして私に突き立てた指をより深く挿入し、円を描くようにして、私の中を激しく掻き回した。
「…………っ。ぁぁ……っ!」
吹っ飛びそうな理性を、わたしはぎりぎりのところで手放さなかった。……声を、出しちゃダメだ!
ガタン……ゴソゴソ……バタン。パタパタ……。ガタッ……。
彼女はまだ、部屋の中にいる。
ダメ……、ダメ……。感じちゃダメ!
次に彼は、さっき私に示した場所を擦りつけた。思わず私の体ばビクビクッと動いた。
強くそこを擦りながら、彼は親指で外側の突起も同時に刺激した。
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……っ。
(あぁぁっ! あ、あ、あ、あ、あああああー!!)
「………………!!!!」
私はとうとう意識を手放した。
250保健室バイト9:02/08/14 15:26 ID:IRqf5d5d
霞がかった世界に、少しづつ色彩が戻ってきた。
ぼんやりと、私を覗き込む姫条くんの顔が見えてきた。
一瞬何が起きていたのか分からなかった。何だったっけ……? あぁ、そうだ今は保健室のベットの上だった。
私の意識が戻ったのを確認してから、彼は言った。
「あの子はもう行ったで。安心し」
そして私は彼に何をされていたのかをも思いだした。
「酷いよ、姫条くん……あんなの……」
力なく私は姫条くんを責めた。
「声出すん、よぉ我慢したな。えらかったで」
そう言って彼は私に口付けた。この時になって、ようやく初めて彼にキスを貰ったのだ。
……まるでご褒美みたいに。いや、きっとそうなのだろう。
私が望んだ彼からのキスは、こういうものではなかったのだけれど。それでも私は彼の感触に酔いしれた。
唇の位置をずらして、彼は私の耳たぶを噛んだ。私の耳を舐めて、舌で耳の後ろも刺激する。手で首筋を撫でる。
彼の舌の音が直接頭の中に響いた。私は全身に力が入らず、もう動けない。
「あかんで、そんなんやったら。まだ終わってへんねんで」
どくん、と、大きく心臓が跳ねた。
「オレの責任も、ジブンがとってくれんとな」
ジッパーを開けて自分のモノを取りだし、彼は私の手をそこに導いて握らせた。
私は彼の、その硬さに驚いた。みんなこんなものなのだろうか。
「どうなってる? オレの」
「す…ごく、硬い……。大きい……し」
「せやろ? 分かってるか? ジブンがオレをこんな風にしたんやで。なぁ、触って」
彼の言う通りに、私は彼のものを触った。手のひらで包んで動かす。それはあまりにも硬くて大きい。
その間に彼は私の胸を揉み、刺激し続け、唇は相変わらず耳元を刺激し続けながら私にいろんな言葉を囁いた。
「ほら、もうちょっと強く握ってもええよ。もっと動かし」
「そうそうその調子や。えぇ感じやで」
彼の言葉に私の体はどんどん反応する。もう何度目になるかも分からないが淫靡な感情が私の胸を支配し始めた。
「じゃ、もうええよ。……ほら、足開き」
私は黙って足を開いた。もう、彼には逆らえないんだ。
251保健室バイト10:02/08/14 15:29 ID:IRqf5d5d
先っぽを私につけて彼は動かす。
割れ目をなぞり、クリトニスを先っぽで刺激して、また割れ目をなぞる。くちゅくちゅと音を立てながら……。
「や、あぁん……。きじょ……くん、早く……」
「早く、何やねんや? どないして欲しいねん?」
「ん……、だから、その……」
「だから何や? どうしたいんや? ……オレのコレが欲しぃんか?」
私は頷いた。
「せやったらちゃんと言わなあかんやろ? ほら。言うてみぃ」
「……お願い。姫条くん……。入……れて」
「よしよし。よう言うたなぁ。ほんまえぇ子やわ」
満足そうに彼は笑った。
私の両足を肩に掛けながら、彼は侵入した。ずぶずぶと奥に入っていくのが分かった。
「ほら、全部入ったで。……ジブン可愛いなぁ。中、ひくひくしてるわ」
そして彼は私を突きはじめた。
「ジブン中めっちゃ気持ちええわ。すごい締め付けてきてんで」
ずちゃっずちゃっという音が響きわたる。
「はぁっ! あぁんっ。あんっ、あんっ」
「ははっ。あかんで、そんなに声出したら。誰かに聞こえんで」
言いながら彼は突き上げを激しくし始めた。中の、私の一番弱い所を重点的に攻め上げる。
ぐちゃっぐちゃっずちゃっぐちゃ……っ
「ああぁっ! んんーっ! 姫条くん、姫条くん……っ」
「……まどかって」
「えっ?」
「まどかって、そう呼びたいんやろ? 呼ばしたるわ。…………今だけな」
一瞬湧いた甘い気持ちは、すかさず彼の最後の言葉で打ち砕かれた。
だけど、私はそれにしがみついた。
彼の首に両手を回して彼の頭を抱える。全身で彼のリズムを感じ、受け止めた。
彼はどんどん激しくなる。
「ああーっ、あぁっ! まどか……まどかぁぁ……」
泣きながら、彼の名前を何度も呼んだ。何度『まどか』という言葉を口にしたのか分からなくなった頃、私はイった。
252保健室バイト11(完):02/08/14 15:32 ID:IRqf5d5d
「ふぅ〜っっ」
深いため息とともに、保健室の扉が開いた。保健の先生が戻ってきたのだ。
彼は私の衣服を、私の上にほうり投げ、上から毛布を被せた。静かにカーテンをくぐって隣のベッドに移動した。
先生が椅子に座った音がしたとき、授業終了を告げるチャイムが鳴り響いた。
シャッっとカーテンの音を立てて、姫条くんは隣から出た。
「よぉ、先生お疲れさーんでおはようさーん」
「あぁっ、姫条くん! あなたまたここでサボってたわねぇ!」
「サボってるなんて失礼やなぁ。休んどったんやっ」
「まったくもう……。カギ閉めとくんだった」
先生の言葉に姫条くんは笑う。
「あぁ、そやそや。そこのベット女の子が一人。熱あるらしゅーて、今よぉ寝てるわ」
「あらまぁ、そうなの? ……って、何でそんな事知ってんのよっ。あなた、まさか……」
「な、何やねん、その目はっ。何も変なコトしてへんよっ。先生オレを誤解してんなー」
いけしゃあしゃあと彼は言う。
「本当にぃ〜?」と先生は笑いながら言ってた。本当に疑ってはいないのだろう。
「はいはい、じゃぁ出た出た! 次の授業はちゃんと出なさいよっ」
「ほいほい。行きますって。……よっと」
「こらっ。私のお菓子、食うなっ」
逃げるように、タタタッと軽やかなリズムを発して彼の足音は扉の方へと遠のいた。
「じゃ、ご馳走さんでした〜」
誰にともいうように、彼はそう言って出ていった。
私はベッドの中でじっとしていた。
これでよかったのだろうか。彼とこうなることを夢みていたが、それはこんな形のものではなかったのに。
彼にとって特別な相手になるなんてのは、もう無理なのだ。
悲しかった。枕に顔を埋めて、声を押さえて泣いた。
だけど……。
彼がこのベッドから出ていく時に残した言葉が頭の中で回っていた。
『ほな、またな』
……“また”な。
二度目があることを、私は心のどこかで喜んでいた。
253名無しさん@ピンキー:02/08/14 15:40 ID:fDhLF5jm
保健室バイトの神様キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
もの凄く良かったです!!!!!えっちぃバイト最高!!
でも、主人公ちゃんが…切ないよう。・゚・(ノД`)・゚・
254名無しさん@ピンキー:02/08/14 15:44 ID:pB+KA1zh
保健室の神!鬼畜バイト素敵でつ…。
>「まどかって、そう呼びたいんやろ? 呼ばしたるわ。…………今だけな」
この台詞に激しく萌え。
255名無しさん@ピンキー:02/08/14 22:53 ID:sd8QYgvP
その後が非常に気になります。鬼畜バイト最高。
256名無しさん@ピンキー:02/08/14 23:06 ID:xZtbx1u3
鬼畜バイトに落ちていく主人公ちゃん・・・。
続きが読みたいでつ!
257名無しさん@ピンキー:02/08/14 23:41 ID:bBdcdiq4
甘々大好き人間ですがたまにはこういうのも(・∀・)イイ!
保健室神ありがとうございまつ。
「ほな、またな」に萌え…二度目があるなら見てみたいでつ。
258名無しさん@ピンキー:02/08/15 00:07 ID:oXbOcvXn
「手を出せないバイト×主人公」は、とんでもなく萌えですが
言葉攻めバイト×主人公も萌えました!!
>「まどかって、そう呼びたいんやろ? 呼ばしたるわ。…………今だけな」
これってまだ友好状態で好き(ときめき)までいってない状態で
あだ名呼びに失敗したのかな、なんて妄想…
259名無しさん@ピンキー:02/08/15 08:36 ID:FcPwSTa2
保険神様…激しく萌えました…こんなバイトも良いでつね。最高でつ。
(;´д`)ハァハァが止まりません、動悸息切れで氏にそうです(w
このスレにいると、鬼畜に萌えるな…甘々派な方なんだけどな。
260名無しさん@ピンキー:02/08/15 11:44 ID:pt0efv78
どうしても続きが思い浮かばないので中途半端だけど貼ります。
書いてたら漫才みたいになっちゃったよ・゚・(ノД`)・゚・ 
261pierced earrings その1:02/08/15 11:45 ID:pt0efv78
ふと、大きな手が耳元を、髪の毛を無造作に掬いあげる。
「ジブン、ごっつぅ可愛いピアスしてるやん。」
「気付いてくれた?昨日、つい衝動買いしちゃったんだけど。」
「おお、ええでぇ。俺、そう言うのめっちゃ好きやし。」
「あのさ、突然だけど、お願いが有るの……。」
「何々?ジブンのお願いやったら何でもOKやで。」
「まどかに、あけて欲しいの。」
「あけるって何を?」
「……ピアス。」
「まだあけるん?……ええで。で、どこにしたいん?」
「決めてない。まどかに決めて欲しいの。」
「よっしゃ。可愛く見える場所にあけたるで。ほな、正面向いてぇな。」
「可愛く見える場所にお願いね。ハイ、これで印つけてからね。」
筆箱から水性マジックを取り出してまどかに渡す。
ずっと好きな人にピアスをあけて貰うのが夢だった。
……目の前にまどかが居る。紛れも無く私の好きな人。
じっと見詰められあまりにも近すぎて、
緊張してきてうまく呼吸が出来ない。
勿論私の耳を見ているので視線は合わないが、
その目が合いそうで合わない感じがもの凄く緊張感を煽り立てる。
「ちゃんと息しぃや。顔、真っ赤になってんで。」
「ん……はぁ……。ごめん。まどか見てたら息出来なくなった。」
「エエオトコ過ぎて緊張したん?」
「……そう言う事にしておく。」
鼻歌交じりでまどかは再び私の耳元を眺めている。
まどかの軽口で結構緊張が解けたような気がしてきた。
「なぁ、ちょっとええか?」
「ん?決まったの?」
「目ぇ、つぶってくれた方がええな。」
「何でよ?」
「うわぁ、めっちゃ不信そうな目やなぁ。」
「あはは、心の声が顔に出ちゃったのね。うん、いいよ。」
目を閉じる。僅かに感じる気配と嗅覚がまどかの存在を感じさせる。
まどかの服のこすれる音と、柔らかいムスクの香り。
瞼越しにまどかが何をしているのか、どんな表情なのかが分からない分
色々な思いを掻き立てられて心拍数が少しづつ上がってくる。
262pierced earrings その2:02/08/15 11:46 ID:pt0efv78
ふと、顔に髪の毛が触る感触がした。
「!!」
ゆっくりと、唇が、舌が耳を這っていく。
「ん、いやぁ……ん。まど……か……。」
「じっとしぃや。」
「だって、こんなんじゃ……あぁん……。」
「ジブンが感じる場所にあけたらあかんやろ?俺が感じさせる場所減ってまうし。」
「あぁぁ……はぁ……。」
まどかの言葉が直接脳へと響き渡る。
そこ唇の動きが、呼吸が、私の耳を擽り続ける。
ぴちゃ、ぴちゃ、と舌を耳の中へと入れていく音が
一層心拍数を上げるのを加担していく。
「ハァ……ン……まどか……。」
「何や?言うてみぃ?どうして欲しいん?」
「ちゃん……と……やって、よ……。」
「何をやって欲しいん?」
「……ピアス、あけてって……言ったじゃない……。」
「ああ、そうやったな。一瞬忘れてもうたわ。」
耳から唇の感触が離れていく。また正面を向き合う。
何だか胸の奥が妙にこそばゆい感じがしてきた。
「そう言えばまどかは、ピアスしないのね。」
「ああ、そうやな。親からもろた体に穴あけるのは、な……。」
「驚き。そんな言葉がまどかから聞けるなんて。」
「俺は自分の体に穴あけるより、アンタの体にあける方が好きやねんけどな。」
「……バカ……。」
「バカ言うなやぁ。傷つくわぁ。こっちの人間って簡単にバカ言うよな。」
「バカ以外に何があるって言うのよ?」
「ちゃうで、関西ではアホ言うねん。バカは冷たい言い方やねん。」
「……今、方言談義しても意味なくない?」
「おお、そうやな。さぁてと、どこにあけようかな〜。」
また鼻歌まじりで耳元を覗きこむ。
「今日はダメやな。気分が乗らへんもん。」
「ええ〜、そんなぁ。」
「ま、ええやん。それとも今日じゃなくちゃダメ?」
「うーん、まぁ、いいよ。まどかの気分が乗った時で。」
正直、私ももうそんな気分じゃなくなってきていた。
さっきから心拍数が上がるばかりで少々目眩もしてきた。
体が微妙に火照ってきているのが自分でもよく分かった。
263260:02/08/15 11:49 ID:pt0efv78
続きはどうしたらええかのぅ。
盆休みで脳内腐ってるよ。

1.勿論この後速攻やる
2.続きは無し
3.このまま漫才でGo
264名無しさん@ピンキー:02/08/15 15:36 ID:KpmXALOG
>263
260神サマ!3でじらして1になだれ込むというのは
贅沢でダメでつか?
265頭文字B:02/08/17 01:13 ID:WKns+YSv
バイト神サマ降臨中にすみません。
鬼畜ワカメタン、投稿させてください。
266【身は口ほどに物を言う】1:02/08/17 01:14 ID:WKns+YSv
   【身は口ほどに物を言う】


「ねえ、一緒に帰らないか」
そう私に声をかけてきたのは三原 色くん。色くんは学園で、いや美術界でも一目置かれている天才芸術家。
美術部に席を置くだけのさしてとり得の無い平凡な私でも、彼の描く絵はとても素晴らしいと思っている。
そんな彼が私に一緒に帰ろうと言うのだ。 普通なら喜んでしかるべきだ。
しかし私はその誘いを素気無く断る。
「ごめんなさい。今日はバイトがあって、先を急ぐから。」
「・・・・くっ」
色くんは眉間にシワを寄せた。
なぜなら、彼の誘いを断るのは今日が初めてではないからだ。
私はこのところ彼の誘いを全て断っていた。学校の下校も、デートの誘いも。携帯にかかってきた電話にすら出ていない。
「じゃあ・・・」
私は足早にその場を立ち去った。
バイトがあるのはウソではない。今日はバイト先のウィニングバーガーにいく日だった。しかし、取り立てて急がなくてはならない用事などなかった。 全ては色くんを避けるためだ。
色くんの誘いを断り始めた当初は、彼はとても寂しそうな顔をしていた。それが何度もNOの返事を聞かされて段々悲しそうな顔になり、やがてそれは怒りのそれになりつつあった。
怒って当然だ・・・。何も言わないで避けられたら誰だって怒る。
今だけよ。そのうち彼は私に声もかけなくなる。つらいのは今だけ・・・自分にそう言い聞かせて私はバイト先に向かった。
色くんが冷ややかな、そして何か思いつめたような眼で見つめていることもしらずに。


・・・・・・・

267【身は口ほどに物を言う】1:02/08/17 01:15 ID:WKns+YSv
店が閉店時間を迎えた。 バイト仲間達と挨拶を交わし、私は自宅に向かった。
家に帰る途中、ちょっと暗い路地がある。 いつも通る道なので慣れてはいるが、さすがにちょっと怖い。早く通り過ぎよう。
「?」
路地の一番暗い所に黒いワゴン車が停まっている。いつもならこんな所に駐車をする車なんて無いのだけれど。しかし特に気にせずに通り過ぎようとした。
その車の横を通り過ぎようとした瞬間、ドアが開いた。
「えっ!?」
大柄なサングラス、スーツ姿の男が二人飛び降りてきた。
「な、何!?」
悲鳴をあげる間も無く、男達が私を軽々と抱えあげた。
「いやっ!ちょっと何す・・うっ!」
口を押さえられた。
思いっきり手足をバタバタさせて暴れるが、屈強な男が二人がかりだ。
足と脇を抱えられて、車の後部座席に押しこまれる。
「ん、んーーー!」
叫び声をあげようとするが、口にハンカチが押し当てられた。
(く、薬? いや!!)
息を吸ったとたん刺激臭が頭中に広がる。
やばいと思った時には、もう意識が朦朧としてきてしまった。
「うぅぅ・・・」
私の意識はそこで途切れた。

・・・・・・・

268【身は口ほどに物を言う】1:02/08/17 01:16 ID:WKns+YSv
「ん・・・・ここは・・・・どこ?」
意識が戻ってキョロキョロとあたりを見回す。私はまだ自分のおかれた状況を把握できないでいる。
手が痛い。私は自分の両腕が自由がきかないことに気がつく。
頭を上げてみると、両手を一つにして頭の上で縛り上げ、天井から鎖で吊り下げられていた。
脚はちゃんと床についているので手には負担が掛からないようになっているが、紐はガチガチにきつく縛られているわけではなかったが、自分で振りほどくことは不可能なように頑丈に結ばれていた。

気を失う前に自分がされたことを少しずつ思い出して顔から血の気が引いた。
私、無理やりここに連れてこられたんだ!! 服は!? ・・・ほー、大丈夫。ちゃんとバイト先を出たときと同じ、学園の制服を着ている。何もされていない。
しかし、それには『まだ』という言葉が必要かもしれない。私の今置かれている現状はまさに「拉致監禁」だ。
灯りが一切ともっていない、暗い部屋だけど・・・窓から月あかりが差し込んでいた。目が暗闇に慣れてきたのでもっと部屋を見渡す。
あれ、この部屋・・・見覚えが・・・。そう気が付いたとき部屋の中でカタンと物音がした。 
ビクッと怯えてその音がした方向を見る。 誰かが椅子から立ちあがった。 この部屋に私以外に誰かいる!!


・・・・・・・

269【身は口ほどに物を言う】4:02/08/17 01:18 ID:WKns+YSv
「やあ、気が付いたね。 ようこそ。」
その声は間違いなく聞き覚えのある声。色くんの声だった。

「!!ここは色くんの家のアトリエ!?」
以前、色くんに一度だけつれてこられたことがある。そこには様々な画材や描きかけの絵などが部屋に置かれていた。それらには見覚えがあった。
両手を縛られて動けない私の前に色くんが立った。
「色くん? 私どうしてここに? ねぇこの紐解いて!!」
この状態を何とかしようと身をよじる私を見下ろしながら、でも色くんはいつもにようににこやかに口を開いた。
「クスッ、どうしたの?今日は饒舌なんだね。いつもはボクに話しかけてもくれないのに。」
この一言が私の身も心も凍りつかせた。
「ま、まさか。色くんなの?私にこんなことしたの」
色くんの顔は私の青ざめた顔とは対照的ににこやかで、でもまるで能面のように眼は笑っていなかった。
「うん。ちょっと手荒だったね。ごめんね。 彼らはうちのSPなんだ。仕事に忠実なんだけど、レディーに対する礼儀を知らなくてね。」
言葉とは裏腹に少しも悪いとは思っていないようだ。
「何故?」
「こうでもしないとキミから本当のことは聞けそうにないと思ってね。」
「本当のこと?」
心臓が早鐘のように打つ。私はわざととぼける。でも私には解ってる。彼が聞きたいことは何なのか。そしてそれは私には答えられないことも。
270【身は口ほどに物を言う】5:02/08/17 01:19 ID:WKns+YSv
「今日こそは聞かせてもらえないか。」
色くんの真剣で激しい口調にたじろぎ、私は目をそらす。
「な、何を? 私は何も話す事はないよ。それより、この紐なんとかしてくれない?」
しかし色くんは私の腕を開放しようとはしない。
「頼むから教えて。ボクはキミに何かしたのかな。キミの気に障るようなことをしたのなら言って。謝るから。」
私は目を伏せたまま答える。
「別に・・・・何もないわ。」
「じゃあ、何故、ボクを避けるんだ。」
「避けてなんか・・・・」
「・・・キミはこのところ少しもまともにボクと話をしてくれないじゃないか。」
「そうだったかしら。」
「そうだとも。以前はあんなに楽しかったのに。
お願いだ。ボクとまた以前のようにデートして欲しい。ボクとまた以前のように話をして欲しい。」
私は悲しそうにうつむいたまま答える。
「それは・・・できないの。」
「だから何故!!」
「・・・・私は貴方の事、興味なくなったの。それだけ。」
「・・・・・ウソだ。」
「本当よ」
「ウソだ。」
「本当なの。ううん、本当は、嫌いになったのよ。」
「ウソだ!」
「信じないのなら別にいいけど。本当なんだから。」
「そんなのウソだ!!」

色くんは弾かれたように私に飛びつき、激しいキスをしてきた。
「むっ・・」
私のファーストキス。頭の芯がくらくらするような激しいキスだ。
「やめ・・・ん・・・・っむ・・・・」
抗議をしようと開いた口から舌が進入し、自分の舌に絡まってくる。
「ハァ・・・・」
私の身体がカァーーーと熱を帯びて反応し始めた。
その、服を着ていてもその上からでもわかる様な激しい反応に気が付いた色くんは私の耳元に囁く。
「感じてくれてるんだ。うれしいよ。」
「ち、違うもん!」
「そうなの?」
色くんは私の耳や首筋に唇を這わせながら、両手をするりと制服のブラウスの下に滑り込ませた。ブラジャーのホックを器用に外し、ブラウスと一緒にたくし上げる。そして両手で胸を優しく揉みしだく。
271【身は口ほどに物を言う】6:02/08/17 01:20 ID:WKns+YSv
「きゃ!いや!! やだ、やめて!!」
身を捩って逃げようとするのだが、両腕から吊り下げられていてどうすることもできない。
そのままされるがままになってしまう。
「ほら、乳首が硬くなってる。」
「や!」
だんだん、胸への刺激が激しくなっていく。指でピンク色の乳首がつままれた。
「いや・・・・ん・・・ふ・・・・」
「可愛い胸だね。食べてしまいたいよ」
色くんはそっと私の乳首を舌の先でつつくようにしている。
「あ・・・・ああ・・・・」
顔を背け、この快楽を無視しようと必死に歯をかみ締めて耐える。
「こちらのほうはどうなっているのかな。」
色くんの右手がするするとわき腹を掠めて太ももまで下がり撫で上げる。そのままつつとスカートをたくし上げていく。その手が次に何をするかを察知して私は激しく暴れるが、そんなことはお構いなしに色くんはするすると下着を抜き取ってしまう。

−クチュ−

私の一番恥ずかしい部分に色くんは指を滑らす。
「クスクスッ凄いね。もうこんなにして。」
私のそこはもう既に自分でも解るくらい潤ってしまっていた。
ツプッと指を沈めてくる。
「い、いや!」
「嫌じゃないだろう?こんなになってるのに。無理やりされて感じちゃったの?」
「か、感じてなんか・・・・ない」
指が中でクチュクチュと音を立てる。
「そう? 本当に?」
「やだ、やめて・・・こんなの・・・いや」
「嫌なの? 『もっと』じゃなくて?クスクスッ」
「違う、違うわ・・もう、やめて・・お願い。感じてなんて・・うぅっ!」
下から湿った音が聞こえてくる。色くんはわざと私が声を出しているときを見計らってグイっと指を奥まで進入する。そのたびに私の体には今までに体験した事もない鋭い感覚が走って静止する言葉が言葉にならなくなってしまう。
272【身は口ほどに物を言う】7:02/08/17 01:22 ID:WKns+YSv
「クスクス」
色くんは私の中に指を入れたまま笑い出した。

「ふふ、キミの身体は口より正直だね。」
「えっ?」
「キミは知ってるかな。ポリグラフって」
「・・・知らない。何?」
「ウソ発見器さ。警察がつかってる。 犯人にいろいろ質問して、動揺する心の動きを電極からグラフに表示してウソを見破るのさ」
「・・・・?」
「キミ、知ってる?キミのココはまるでウソ発見器だよ。」
「えっ?」
「キミの口は平気でボクにウソをつく。でもさっきからここはひくひくしながらそれはウソだよって教えてくれるのさ。」
恥ずかしさで顔も身体も真っ赤に染まっていく。
「そ、そんな事、あるわけないわ。」
「いいよ。じゃあ、試してみるかい?」
背けた私の顔をもう一方の手で顎を掴んで自分の方に向けさせておいて表情を楽しみながら、色くんはこの残酷な実験を開始した。

「キミ、本当は感じてるんだろう?」
「感じてません!」
−ひくん(YES)−
「何!・・・私意識してないのに身体が勝手に・・・やあぁ!!」
「クスクス、きもちいいんだね。普段のキミもこれくらい素直ならいいのにね。」
さらに質問が続く。
「ここ、誰かに触られたことある?」
「へ、ヘンなこと聞かないで!」
−(NO)−
「へぇ、意外だな。まだ誰ともしてないなんて。」

私の抗議を無視して色くんが楽しそうにつぶやく。
質問を考える間も私を休ませないように指を中でかきまぜるように動かし、私の快感が遠のかないように刺激し続けている。
色くんはもっと意地悪く質問を変えてきた。
「初めてなんだろう?それなのにこんなに濡らすなんて・・・・。君一人遊びが過ぎるんじゃないかな。」
「! そんなこと・・・しません!!」
顔を真っ赤に染めながら頭を振って否定するが、

−ひくん(YES)−

「クスクス。YESなんだね。・・・じゃあ、誰かを思ってここに触れたことはあるかな?」
「しません!」

−ひくん(YES)−
273【身は口ほどに物を言う】8:02/08/17 01:23 ID:WKns+YSv
嫌なのに。反応したくないのに、身体が裏切って正直に反応していく。快感を無視し、反応を無理に押さえようとすればする程、逆にそれは刺激となっていく。
身体の芯から熱いものが次第にこみ上げてくる。それは色くんの指を伝って床に滴り落ちていた。

「そうか。じゃあ、それが誰か教えてね」
私の顔はサッと青ざめた。絶対にそれだけは知られたくない。
「い、いや」
激しく頭を振るが、色くんはやめる気は無いようだ。
言葉とは裏腹に身体は指でいじられたところからどんどん熱くなってもう押さえがきかなくなってきている。自分ではもう身体の反応をコントロールすべが無い。

「葉月くんかな?」
−(NO)−
「違うのか。 じゃあ、守村くん?」
−(NO)−
「鈴鹿くんかな?」
−(NO)−
「あれ?彼も違うのか。うーん、じゃあ姫城くんだ。」
−(NO)−
「おかしいなぁ〜。今度は当てたと思ったのに。あと誰かいたかなぁ。まさか氷室先生とかじゃないよね。」
−(NO)−
「これもハズレか。・・・その人ボクが知ってる人?」
ひくん(YES)
「知ってる人か・・・・。誰か他にいるかな。そういえば理事長が君の事をお気に入りだったね。理事長とか?」
−(NO)−
「ハズレか。じゃ、後輩の日比谷くん?キミかわいがってたよね」
−(NO)−
「うーん、誰か他に残ってる人いるかなぁ。ねぇその人、はばたき学園の人なんだよね?」
−ひくん(YES)−
「ボクと同学年?」
−ひくん(YES)−
「ボクの知ってる人で、ボクと同学年で、今までに聞いてない人って・・・・他に・・・・・・・・・・・・あっ!」

私の体が恐怖からビクンと跳ねた。今の声から次に質問される内容が容易に予想できた。
色くんは気づいてしまった。最後に残った人の名前を。
知られてしまう・・・・。そんなことがさらに私に刺激を加え、いつの間にか私の体は引き返せないとことまできていた。息づかいが次第に荒くなっていく。
ああ、耳を塞いでしまいたい。
274【身は口ほどに物を言う】9:02/08/17 01:24 ID:WKns+YSv
「まさか、いや、しかし」
「ハ・・・ハァ・・・ダメ・・・・お願い」
「そんな、ウソだ。そんな事」
「お願い・・・・質問しないで。も・・・・これ以上。」
「そんな事あるはずがない。でも」
「いや・・・・やめて。お願い。言わせないで・・・・お願い・・・」

色くんはキッと私を見つめると、指をグイと奥まで挿入する。
「まさか・・・ボクなのか?」

−−びくん!!(YES!)−−

身体がガクガクと震え出す。震えが止まらない。
ダメ、ダメ、反応しないで私の身体。お願い、お願い、お願い!!
「や・・・・ダメ・・・あ・・・あぁ・・聞かないで!!ダメ・・・っ!!」

「君が好きなのはボクなのか!?」

「いや・・・いやぁーーーーー!!」
ビクンビクンと身体が跳ねて身体が弓なりに反る。
私の頭の中は真っ白になって、強烈な光が体中を襲った。

「・・・・イっちゃったんだね。」
こんな感覚初めてで、もう何も考えられなかった。
色くんがぐったりした私の身体を優しく、そして次第に息もできないくらい強く抱きしめた。
「なぜだ。・・・なぜ言ってくれなかったんだ。」
言葉が耳に入るが、私にはぼんやりとしか聞こえなかった。激しい呼吸の中でそれを聞いてた。


・・・・・・・

275頭文字B:02/08/17 01:30 ID:6RbpvMfL
スマソ。 最初のタイトルのカウント、間違えました。
しかも、まだまだこの話続くんですけど・・・・・。長くなったので一旦止めます。
ここで止めるとマジで鬼畜なワカメタン( ´Д⊂ 後半は甘々なんで許してください>ワカメファンの皆様
276名無しさん@ピンキー:02/08/17 01:41 ID:ginsFBRZ
鬼畜ワカメタンイイ(゜∀゜)
甘甘ピュアワカメタンもいいけど鬼畜なワカメたんも斬新でイイでつ。
神様!!続き、がむばってください!!
277名無しさん@ピンキー:02/08/17 01:56 ID:i2nKeGGX
最近甘いのより鬼畜が好きになりつつありまつ…。
鬼畜ワカメの神!ぜひぜひ続きあぷして下され。

あ、あと「姫条」でし。not姫城。誤字あるとたまに萎えるんで
ヨロシク頼みますぅ。…もう出てこないと思うケド(^-^;
278頭文字B:02/08/17 02:03 ID:6RbpvMfL
・゚・(ノД`)・゚・。ウワァアアン!!!  すみません、こんなバイトモエーが多いところで名前誤植とは。
まさにやっちまった状態でつ。
お言葉に甘えまして続き貼らせていただきます。
279身は口ほどに物を言う】10:02/08/17 02:04 ID:6RbpvMfL
ガラガラとクサリが降ろされる音がする。
ああ、開放されるんだ。やっと・・・。 床に崩れ落ちた私を色くんが抱き上げ、そのままベッドに運ばれた。しかし・・・手を結んでいる紐を色くんはほどこうとはしない。
あんな醜態をさらしてしまった今、もう恥ずかしくて逆ギレするしかない。

「ねえ、気がすんだでしょ。ならこの腕の拘束を外して。」
「ダメだ」
「えっ?」
「ボクを今までこんなに苦しめて焦らして・・・・キミにはタップリとお仕置きが必要だね」
「・・・・お、お仕置き?」
この上まだ何かされるのだろうか。 私は恐怖で身がすくんだ。

「ボクはね、キミには触れないで帰すつもりだった。ただボクを無視している理由が聞きたかっただけだったから。 でもキミが・・・ボクの事嫌いなんて言うからついカッとなって・・・。」
「何よ!まるで私が悪いみたいじゃない。 拉致してきたくせに。 早く帰して!」
「ダメだね。キミはボクの事を好きなんだから! ボクの事を好きだって解ったんだから! もう我慢しない。ボクは君を抱くからね。」
「・・・・。だ、だめ。やだ、やめて・・・。」
色くんは怖い程真剣な顔で私を見つめる。 ・・・もう逃げられない。

「君がまだバージンだと解ってうれしいよ。 もう他の誰かに先を越されているとばかり思っていたからね。まあ先を越されてても、ボクの方がそいつよりずっと良いと思わせるだけだけど。」

そのまま、私の上に被さってキスをする。

「それにまだ、どうしてボクを避けていたのか聞いてないしね。この調子だと強情なキミは口を割らないだろうから、このまま身体に聞く事にするよ」
「やだ、色くん、もうやめて!」
色くんは私の懇願を無視して囁いた。
「愛してる。少しだけ我慢してね」
280身は口ほどに物を言う】11:02/08/17 02:06 ID:6RbpvMfL
色くんがそういった瞬間に私の身体に激しい痛みが走った。
色くんは自分に手を添えて私の中に入ろうとしてきた。
私の身体は潤ってはいるが、初めてなので簡単にはことが進まない。
しかし色くんは私の腰を押さえて一気に貫いてきた。
「きゃぁぁぁ!」
色くんが強引に中に侵入してきた。
いくら一度イって潤っていると言っても入り口は堅く進入を拒んでいる。
「ひっ・・・痛い!いやぁ!」
激しく仰け反ろうとする私を色くんは押さえ込み、少しずつ突き進んでくる。
「お願い、やめて。お願い・・・・」
涙が頬を伝う。あまりの痛さに息もできない。ただただ歯を食いしばってこの苦痛を我慢し続けるより他に、私にできることはなかった。 しかしまだそれは私の中に半分も入っておらず、この先いったいどれくらい我慢すればいいのかと思うと気が遠くなりかける。

「ボクはね。待ったんだ。今までずっと。待って待って、キミに焦がれて。抱きたいのを我慢して。ずっと我慢して。キミはボクを嫌ってると思っていたから。しかし・・・・」
私を押さえ込む手にさらに力が入る。
「ボクはキミの気持ちを知ってしまった。だから、もう待てないよ。・・・・もう待たない。・・・・いくよ!」

ついに強引に奥まで侵入する。
「いやぁっ!痛い!」
ずぶりと奥の方まで入ったのがわかる。身体の中が色くんで一杯になる。

その後、ゆっくりと色くんが動きだした。動く度に身体の芯に打ち込まれた杭が身体中を切り裂くような痛みを生み出す。
「動かないで!いやぁ!・・・痛い!痛いよぉ!」
私の悲鳴が色くんには聞こえていないようだ。
「いいよ、素晴らしい。君の中は暖かくて柔らかくて・・・想像していたよりもずっとステキだ。」
私にかまわずに動きを段々早めていく。
「・・・いや、お願い、もうやめて。・・・・何でも言う事を聞くから」
色くんはその言葉をまっていたかのように動きを止めて私に質問する。
「じゃあ何故ボクを無視していたのか教えて。」
「・・・・。」
「言わないなら続けるね。」
「待って! 待って。言うから。・・・。」
私は顔を背けながら少しずつ話だす。
281身は口ほどに物を言う】12:02/08/17 02:09 ID:6RbpvMfL
「・・・・私の知ってる子が・・・ずっとずっと色くんの事を好きで・・・・。
私が色くんと出会うずっと前から色くんの事だけを思い続けてて。私、彼女の事がとても大切だから・・・だから心から応援してたの。
・・・・だけど、いつの間にか私の中で尊敬していた色くんに対して別の感情が芽生えてきて・・・。
いつのまにかどんどん大きくなって止められなかった。
でも彼女の気持ちを知ってて彼女のこと裏切れないから・・・・。」
「それで?」
「それで・・・色くんと話をしなければ、私は色くんの事なんて考えなくなる。色くんと逢わなければきっと色くんの事忘れられる、そう考えて・・・・。
それに彼女と色くんはとてもお似合いだから・・・・私なんかよりずっとお似合いだから・・・。
私なんてただの庶民で美術の才能もないし、全然つりあわないし・・・。」

「キミはまったく!なんて人だ!!」
「・・・・?」
「キミはボクの気持ちを少しは考えた事がないのか!?」
「色くんの気持ち??」
「・・・・キミ、本当に気付いてないの。」
「何が?」
「・・・・・・ボクがキミの事を好きだってことを知らなかったの!?」
「ええぇ?」
−(NO)−
「・・・・本当に知らないんだ。下の口が同じ解答したよ」
「やだ、もうそういうのやめてったら。って、・・・・ウソ・・・・色くんが私の事を?」
色くんはハァ〜とため息を吐いてまた話だした。
282身は口ほどに物を言う】13:02/08/17 02:13 ID:6RbpvMfL
「キミに無視されれボクは半狂乱だった。何も手が付かなくなって・・・・。
勉強も・・・創作活動すらも・・・・。あれからボクはスケッチ1つ描く事ができなくなったよ。
キミはボクをどんどん追い詰めていった。本当にキミを嫌いになれたらどんなによかったか。」
「じゃあ、嫌ってないの?私の事。私てっきり私の事嫌いになったから、こんなことされたのかと・・・」
「嫌いになりたいよ。まったくかわいさ余って憎さ100倍だ。しかしボクはキミを嫌いになれずにいた。」

ここでチュッと私にキスをしてから色くんは話を続けた。

「だから数日前にね。 性懲りも無く、またいつものようにキミに帰り道の途中で話し掛けたんだ。
でも結局誘いを断られた。 その後、ボクは腹を立てて自宅に帰りかけたんだが、ちょっとキミの事が気になって戻ったことがあったんだ。
ボクはキミが急に冷たくなったのはキミに誰か他に好きなヤツができたからだと思い込んでいた。
だからひょっとしたらキミはボクの誘いを断ったのは別のヤツと帰るからかもしれないだろ? それを確認できたらボクは君を嫌いになれるかもしれない、そう考えたんだ。
しかし予想に反して、キミは瑞希くんと話をしていた。」
「あ・・・。」
−キュッ−
私は思いがけない名前が出てついまた身体が反応してしまう。
「うっ、今凄く締まったよ。キミの身体は本当に正直だね。先ほどの話の友達って瑞希くんの事だね。
・・・その時、キミが瑞希くんと何を話ているのかは会話がよく聞き取れなくて解らなかったけど、その後、瑞希くんは嬉しそうにキミに手を振って駆けていった。
その場に取り残されたキミの顔には夕日が差していて・・・それで気が付いたんだ。 夕日が反射してキミの頬が光っていたから。 
キミは泣いていた。涙をながして。声を殺して。
瑞希くんの走っていった道を眺めていた。とても悲しげな顔だった。
このときはなぜキミが泣いているのかわからなかった。ただすごく気になって。 それがボクを避けている事となにか関係しているかもしれないと思った。」
283身は口ほどに物を言う】14:02/08/17 02:14 ID:6RbpvMfL
そういえばそんな事があった。あの時はただ瑞希さんがうらやましかった。 無邪気に色くんを追いかけていける瑞希さんが。

「多分キミは彼女に、ボクがこの道を先に帰ったと告げたんだね。だから彼女はボクを追いかけるために走っていった。 ボクが別の道から戻ってきているのにも気付かずにね。」
「・・・・。全然気が付かなかった。」

「キミの本当の気持ちが知りたかった。 だから今日も声をかけた。しかしやはりいつもどおりキミは適当な理由をつけてボクの誘いを断った。 もう、キミは正攻法では何も話してくれないってことが解ったから・・・こんな方法をとらせてもらった。」
色くんはちょっとバツがわるそうな顔している。

「・・・でも謝らないよ。キミが悪いんだからね。瑞希くんに遠慮してボクから遠ざかろうとするから。ボクはキミだけしか見ていないのに・・・。
瑞希くんの気持ちは前から気付いていた。でも特に気にしていなかった。瑞希くんには悪いけど、今度、ちゃんと彼女にはボクの気持ちを説明するよ。」

色くんの顔は思いつめた顔ではなくなり、だんだんいつもの優しい顔に戻っていた。
部屋の中の空気もピリピリした張り詰めたものから、段々和やかになってきた。
しかし、私の身体の痛みは今も先ほどと変わらずズキンズキンと音を立てているように身体中に響く。

「ねぇ、話したんだからやめてくれる? あの・・・凄く痛いの。」
「いやだよ」
「えっ!? 何で?話が違う!!」
「ボクは話したらやめるなんて一言もいってないよ。それにこれはお仕置きだっていったろ?少しくらい痛い思いをしなきゃ意味がないさ。」
「ああぁ・・・もういやぁ〜。」
「大丈夫。痛いのは最初だけだからね。 今夜一晩かければもっと良くなるよ。今日はもう帰さないからね。」
「ええっ!?だめよ。だって、ほら。い、家の人が心配するし・・・」
「大丈夫。ここに連れて来たときに、すでにキミの携帯電話のメールで、今夜は友達の家に泊まるって弟さんに入れといてあげたから。」
「ひ、ひ、酷い!!」
さすが前々から計画していただけに用意周到だ。
284身は口ほどに物を言う】15(完):02/08/17 02:17 ID:6RbpvMfL
「ところで。ボクはキミからもう一つ重要な言葉を聞きたいんだけど。いいかな。」
「何よぅ」
ムクレている私にかまわず、色くんは茶目っ気たっぷりにこう言った。

「ボクの事を『好きだ』とまだ君のこのかわいい口から聞いてないよ。」
「さっきのでもうわかったんでしょう? ならいいじゃん、言わなくても。」
「ふ〜。キミはどこまでもつれないねぇ。 さっきは『色くん好き好き〜!イっちゃう〜!』って言ってたくせに。」
「な、な、な、何それ! そんなこと私言ってない!!」
「言ってたよ、下の口でね。」
「やだ、もう!その事は言わないで!!」
「わかったよ。このことは皆にはナイショにしておくよ」
「皆にナイショって・・・・言わないと話すって事!? 鬼、悪魔、バカバカァ〜。」
「はい、ボクの事を好きだと言って。」
「・・・・言ったら帰してくれる?」
「いいとも。」
「本当に?」
「本当だよ。」
「じゃあ・・・・色くん・・・好き・・。」
「だめだめ。もっと感情込めて」
「もう! ・・・・色くん、好き・・・・・大好き。 前から好きだったの・・・。」
「ボクも好きだよ。」
「もぅいい? ね、約束だよ。家に帰してくれるって。」
「ダメ」

「騙したのね!!」
「ボクもやっぱり男だから、今更途中で止められないんだ。ごめんね。それに今のセリフが拍車を掛けちゃった。」
「何よそれーーー!!酷いーーー!!最初からやめるつもりなかったんでしょ!!」
「ボクも身体は正直だからね。キミと同じさ。 ね?ボク達結構お似合いだと思わないかい?」
「・・・・飽きれた。それは限りなく色くんに都合がいい解釈なだけでしょ。」
プンスカ怒っている私をさらに煽る。
「さあ『色くん好き好き〜!イっちゃう〜!』って、もう一回言ってもらおうかな。」
「だから言ってないって!!・・・やだ・・・あ・・・・んん・・・・・!!」

夜はまだ始まったばかりだった。
285頭文字B:02/08/17 02:22 ID:6RbpvMfL
てことで、お目汚し失礼しました。
286名無しさん@ピンキー:02/08/17 02:33 ID:iLnGIdkU
鬼畜キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

甘々も大好物でつが、鬼畜モエーでごわす。
これからは鬼畜が流行るって、裏はばたきネットのGOROのコラムでも
言ってたyo!

イニB神、ありがd!色タンの鬼畜ってなかなかよいでつね★
287あぼーん:あぼーん
あぼーん
288名無しさん@ピンキー:02/08/18 02:35 ID:snXhEzdv
先生×主人公の「直接エロ描写は無いけどエロっぽい」と言うSSを書いてみますた・・・。
先生の台詞で偏執的な感じを受けたので、それを発展させ過ぎて書いた物です。
「なんじゃこらあ!エロなめとんのかあ!」と言う感じかもとドキドキですが、
初SS、初エロって事で、何卒…(;´Д`)
289秘密の園【1】:02/08/18 02:39 ID:snXhEzdv
その暗闇は、蠢く柔らかな鞭の様。
黒に溶けるような、甘い声が響く…。

「君が…やるんだぞ。私はここで君を…観察させてもらう…。」

どこか で 聞いた事が・ある…言葉…。

朧な意識はそこで途絶え、五感は彼だけを求める。
「君は私の物だ。」
囁きを残し、身体から身体へ、私から私へ、彼の舌が…。

「誰にも触れさせない。」
「誰にも見せない。」
「誰にも渡さない。」

彼の声の残骸が、私を冒してゆく。

「誰にも…」
290秘密の園【2】:02/08/18 02:40 ID:snXhEzdv

嗚呼。
熱い疼きは冷める事を知らず、想いは醒める事を知らず、貪る。
頬を伝う液を感じる事すら困難で、私はまるでからくり木偶の様に同じ言葉を吐き続けた。

「せんせぇ…。」

何度も何度も。

「せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ……!!」


暗く閉ざされたこの部屋で、経つ時など在りはしない。
ただ在る物は、永劫の愛と、尽く事を知らぬ熱情。

この堕ちた部屋は、私と彼の、永久(とこしえ)の花。
291秘密の名無し:02/08/18 02:47 ID:snXhEzdv
退廃的な雰囲気を目指して書いてみたんですが、目茶目茶ですね…。
果たしてエロなのかも定かでは…。お目汚しですみません。
「君がやるんだぞ〜観察させてもらう」の元ネタは、ガソリンスタンドバイト時の
先生の台詞(ときめき時)からの引用です。
何となく映画「コレクター」の主人公の様な感じがしたので、
コレクターの両想い版みたいな感じで書いて見ました。
出直してきます。どーもすみませんでした〜(;´Д`)
292名無しさん@ピンキー:02/08/18 02:55 ID:oilpoSYS
>288さま
短いけど(・∀・)イイ!!
293保健室バイト:02/08/18 15:15 ID:zgFDjMsN
>>253-259
おわー! レスありがとうございまつ!
鬼畜バイトなんて書くの始めてで緊張してたので、
萌えたと言っていただけて、めっちゃ嬉しいです!

>>254
実はある時そのセリフと保健室っちゅーシチュがぼかーんと浮かんできたんですよ!
で、ただただそのセリフを書きたいがため“だけ”に一本SS書いたのですごい嬉しいでつ!

>>258
いちおうSS内設定では、主人公は一人エチーしてるときに「まどか」と呼んだのを
バイトが聞いちゃったから・・・という上でのセリフなんでつが、
きっと、この前にそうやって失敗してたんでしょうね。だから呼びたくても呼べなかった・・と(w

続きは考えてませんでしたが、鬼畜なバイトはまた書きたいと思います。がむばりまつ!
294名無しさん@ピンキー:02/08/18 16:43 ID:ZgNzTA+z
最近ここ来たんですが、いいなあ(;´Д`)ハァハァ
コソーリ鬼畜モノ好きなので、神様達頑張ってください。

エロにトチ狂っちゃってるバカが読みたいとか言ってみたり。
ヤツ、42時間耐久とか余裕でできそうなので。
295名無しさん@ピンキー:02/08/18 17:52 ID:ywLhBgHR
主人公×珠美ちゃんってだめですか?
女の子同士だけど攻めな主人公ちゃんもいいかなーと。・・・・やっぱりだめかな?
296名無しさん@ピンキー:02/08/18 18:01 ID:fl/BOgEf
>293
是非是非楽しみにしておりまつ!頑張って下さい〜!!
「経験値あるのに好きすぎて及び腰」なバイトにも萌えるのに
それと相反な鬼畜バイトにも萌え…
297名無しさん@ピンキー:02/08/19 00:39 ID:0QF2nkyW
>>295
おぉ、女の子同士でつか(*゚д゚)ポッ

とりあえず一番最初に注釈・お断りをを入れておけば大丈夫と思うんで
是非読ませてくださいでつ〜!!(;´Д`)ハァハァ
298名無しさん@ピンキー:02/08/19 00:41 ID:0QF2nkyW
はわわっ!?
うっかりageてしまってスミマセンでつ

;y=ー( ゚д゚)・∵. パン
299名無しさん@ピンキー:02/08/19 02:10 ID:XY35+WeH
保健室バイトの神!
254でつ。
もう、この台詞だけ私の目に輝いて見えますた。
優しいようで突き放すバイトに激しく萌え。
続きじゃなくてもいいですから、また鬼畜バイト書いて
くださいね。がむばって〜(^O^)ノ
300260:02/08/19 02:29 ID:W0/odIqB
結局続きが書けなくなってしまった上に違う話かんがえますた。
前に出てた卒業式の神様とえらく被ってしまいましたが
どこに投稿していいのか分からない中途半端な作品になっちゃったので
ここに投稿させてください。かなり被ってる鬼畜どころかエロなしですみません。
301サマーバケーション 1:02/08/19 02:32 ID:W0/odIqB
ああ、あかん。もう分からん!
補習受けなくちゃあかん程アホなオレが悪いんやけど。
和馬はとっとと終わらせて帰ってもうたし、
センセは緊急会議や言うて戻ってくるまでに全部終わらせておけ言うし。
もう夏やのになぁ。じっとり暑い教室に気持ちよく潮風は吹いてくるし。
机に伏せて窓から海を眺めて見る。ああ、青いなぁ。
こんなんやってないで海行きたいなぁ。
あのコと海に行きたいなぁ……。
せめて、あのコがココに居ったらなぁ……。
って、居るわけあらへんって。
あのコ、めっちゃ頭ええしなぁ。
オレなんか足元に及ばへんっちゅうに。
結構一緒に遊んだりしてるのに何であんなに頭ええんやろ……。
「あれぇ?姫条くん、何やってるの?」
「……ああ、補習やねんけどなぁ。」
……って、オイ、この声って!
あのコがめっちゃ笑顔で目の前に居んねんって!
オレの念力が通じたんか!?
「ジブンこそ、何やってんねん?」
「え?部室に荷物取りに行ってたの。姫条くん頑張ってるね。悩んでいたみたいだけど、大丈夫?」
「全然あかんって。難し過ぎてチンプンカンプンやねん。」
「そっか、分からない場所あったら教えてあげるよ。」
「おお、ありがとな。めっちゃ助かるわぁ。」
ガタンっとオレの前の席の椅子引いてオレの前に座ってきた。
「で、どこが分からないの?」
「ああ、全部やねんけどな。」
「そっかぁ。あ、少しはやってたんだね。じゃ、続きから見ていこうか。」
「おお、よろしゅうに。」
302サマーバケーション 2:02/08/19 02:35 ID:W0/odIqB
あのコは早速、机の上の問題をひとつひとつ読んでいく。
うんうん頷きながらやったり、うーんと、時にうなってみたりして
その一挙一動がめっちゃ可愛いねん。髪の毛めっちゃサラサラでええなぁ。
潮風に吹かれて時々僅かに匂う甘いフルーツ系の香りがたまらんわ。
睫毛もえらい長いなぁ。唇もほんのりピンクで可愛いし。
ああ、なんかめっちゃドキドキしてきたわ。
ホンマになぁ、首筋もすぅっとしてて、
鎖骨なんかめっちゃキレイに形が出ててソソられるなぁ。
今まで見た女なんか目じゃないっちゅうくらいラインが綺麗やねん。
ああ、白のレースかぁ。めっちゃ可愛いなぁ。
今まで見た女でも白のレースなんて居らんかったしなぁ。
ホンマに女の子らしいなぁ……って。
うわー、襟元が微妙に開いてるから屈んでると下着が見えてるっちゅうねん。
ちゅーか、オレどこ見てんねん!?ああ、アカン……。
見るなーって思うほど自然と目がいってしまうねん……。
……ヤ、ヤバイ……。急に「男の事情」が押し寄せてきてもうた。
多分あのコには気付かれへんと思うけどめっちゃ気まずいって……。
……トイレ行って処理して来た方がええのか?
「姫条くん、とりあえず一通り見たから。それじゃ、やってみようか。」
「えっ、あ、ああ、そうやな。お願いするわ。」
めっちゃ笑顔でこっち見んといてや……。
オレ今めっちゃ罪悪感に苛まれてんねんって。
心でそう思ってもそんなん聞こえへんよなぁ。
「姫条くんが解いた部分はOKだったよ。」
「そうか、ありがとな。じゃ、残り部分お願いするわ。」
「うん、そうしよう。あと少しだしね。」
303サマーバケーション 3:02/08/19 02:37 ID:W0/odIqB
今まで女の下着見たくらいで反応した事なんて無かったのに。
やっぱ、あのコの下着ってだけでこんなに興奮するんかいな?
蝉の声が急に煩くなった。夏やな……。夏って言うたらやっぱ海やんなぁ。
下着がチラッと見えただけでこんなんやったら海なんか行ったら
もうどんな事になるか想像も出来ひんっちゅうねん。
水着言うたらそりゃもう、体のラインがクッキリハッキリやろ。
ああ、アカン。どんどん変な妄想が広まってきてん……。
ヤバイ、もう限界や……。
「なぁ、ちょっとトイレ行ってくる。」
「ん?うん。分かった。じゃぁ、もうちょっと問題よく見ておくね。」
「ホンマにジブンが居って助かるわ。それじゃ待っててな。」
「うん。気をつけてね。」
オレが何考えてるのかも分からんようであのコは笑顔で手を振ってくれた。
速攻廊下を駆け抜けて一番奥のトイレの個室に篭った。
……もう、オレはどないしたらええねん……。
「……ン、クッ……。」
掌に自分の欲望が吐き出された。オレ、性も無いヤツやなぁ。
ホンマに情けなくて情けなくて溜まらんわ。
罪悪感だけが妙に心に残ってん。オレ最悪やな。
罪滅ぼしには安いかもしれんけど、オレの為にも手伝ってくれてる事やし、
購買脇の自販機ででジュースを買って御礼するしか今は思いつかんかった。
「おまたせ。ジブンの好みよう分からんかったから。」
「あ、わざわざ有難う。あ、私コレ凄く好きなの。嬉しい。」
何となく販売機であのコの匂いを彷彿させるようなジュースを選んでんけど
そう言うのが好みとか知らんかって、偶然でも好みを知れて嬉しいわ。
304サマーバケーション 4:02/08/19 02:37 ID:W0/odIqB
「今日、暑いよね。蝉も煩くなってきたし。夏だよね。」
「そうやなぁ。暑いし海行きたいなぁ。」
「うん、海、いいね。海の家の食べ物も美味しいし。夏休みになったら行こうかな。」
「ええなぁ。はよう夏休みくるとええなぁ。」
ああ、でも夏休みに入ったら会えなくなるなぁ。
休みは嬉しいけど会えなくなるのはイヤやなぁ。
「でも夏休みになったら会えなくなっちゃうね。」
「そうやなぁ。会えなくなるのはめっちゃサミシイなぁ。」
……って、ジブンもそう思ってるん?
正直ジブンの事思って40日間会えないまま過ごすのごっつぅ辛いねん。
お世辞でもその一言めっちゃ嬉しいねん。
「あ、そうだ。遊園地の招待券貰ったんだけど一緒に行かない?」
「行く行く!ジブンの誘いやったら絶対断られへんって!」
「そんなに喜んでもらえると嬉しいな。8月になったら行こうよ。ナイトパレードも有るし。」
「お、ええなぁ。ナイトパレードめっちゃ好きやねん。」
「ナイトパレードいいよね。私キラキラしてるの大好きなの。」
「キラキラ、ええよな。今から8月が楽しみやな。」
「うん。じゃぁ、後で詳細決めようよ。その前にこの補習の課題、終わらせちゃおう。」
「そうやな。よっしゃ!頑張って片付けんで。ジブンのお陰でやる気出てきたわ。」
「フフフ。そう言って貰えると教える甲斐が有るかな。じゃ、早速やっつけちゃおう。」
蝉の声がますます煩くなってきたけどそのけたたましい音さえ
祝福の音楽に聞こえてきてん。ああ、今めっちゃ幸せやな。
さっきはホンマに悪いと思ってんけど、その分オレ頑張るからな。

……そして、もうすぐであのコに会える夏休みや!
305名無しさん@ピンキー:02/08/19 03:23 ID:LfSYqX23
>301-304の神
嗚呼青春!って感じでいいでつ。
白ブラに欲情するバイトに萌え〜(;´Д`)ハァハァ

話は変わりますが、今まで主人公メロ〜ンなバイト萌えだったのに
神の話が鬼畜心に火を付けまつた。どうしてくれますか!(w
306210:02/08/19 14:06 ID:fTOKHSPv
では、後半の浴衣エッチいきますよ。

夕食を食べた後、私達は、外に出て夜の散歩をした。
「あ〜!!夕御飯とてもおいしかったよね!!」
「お・・・おう。せやね。」
まどかが少し戸惑って返事をする。
どうしたんだろう・・・何か考え事かな?
それにしては、顔が赤くなってる気もする。まあ、いいや・・・。
散歩が、終わって部屋に戻ってきたころには、もう10時だった。

さあ、歯磨きも終わったし、寝る準備ももう万全。
「まどか。おやすみ。」
「あ・・・おう。おやすみ」
まだ、まどか戸惑ってる・・・どうしたんだろう?
307210:02/08/19 14:50 ID:fTOKHSPv
秋の夜は少し寒かった。
その所為か、なかなか寝つけなかった。
すると、まどかが
「なあ、自分寒かろう?俺の、布団のなかきいや。」
そう言われ、まどかの布団の中に潜り込む。
まどかが、私を抱きしめる。
「自分、凄く温かいな・・・。まるで、おふくろみたいや。」
私は、少し恥ずかしくて赤くなった。
「俺な、おまえの温もりがほしかったんや。秋の冷え込む時や冬の時期なんか
おまえを抱いて寝れたらどんなに幸せか・・・。そう思いよった。
だから、今だけでいい!!・・・抱かせてくれ。」
そう言うと、まどかは私の浴衣の合わせに手を掛けて浴衣を
おろした。露になった上半身をまどかの指が優しくなぞる。
「ほんま、温かい・・・。人肌って不思議やな。」
まどかの手が、乳房を優しく包む。そして、最初は優しく揉みあげ
だんだん、強く揉んでくる。
「あ・・・あん。」
「この、触り心地最高や・・・。」
そう言うと、左手の親指と中指で乳首をつねる。
その瞬間、電流が身体を駆け巡った感覚に陥った。
「あぁ!!いた・・・。」



308210:02/08/19 15:52 ID:fTOKHSPv
「自分のココ、えらい濡れとるやん・・・。」
そう言うと、まどかは浴衣をたくしあげ、下着の上から
溝をなぞった。
「あぁ・・・お願い・・・やめて。」
「上のお口は、素直や無いな・・・。下のお口はこんなに素直なのに・・・。」
そう言うと、下着を剥ぎ取り、口腔と秘部にそれぞれ舌と指を絡ませてきた。
「うん・・・あぁ・・・ふう。」
「ほら・・・こんなに濡れとる。」
そう言うと、まどかは指についた蜜を舐めた。
私は、恥ずかしくなり、顔を伏せた。
「自分のその照れとる顔ごっつ可愛いで・・・。」
「・・・バカ・・・。」
「ははは・・・。さて、冗談は置いといて・・・そろそろ挿入してもエエか?」
「え・・・でも、私まだ処女だし。」
「俺、我慢できんのや。大丈夫、優しくするから・・・。」
309210:02/08/19 16:59 ID:fTOKHSPv
そう言うと、まどかは私の内に侵入してきた
「あぁぁーー!!痛いっ!!」
「あと少しやから・・・っく!!」
「んあぁーー!!はあはあぁ。」
「お前の中気持ちいい・・・。とろけそう。最高や!!」
「私も・・・気持ちいい・・・よぉ。」
「一緒にいこう・・・か。」
「・・・うん。」
私達は、絶頂に達しそして気を失った。

目が覚めたら朝だった。
「うん・・・おはようまどか。」
「おはよう。」
「ねえ、一つ訊いてもいいかな?」
「なんや?」
「ねえ、なんで昨日の夜、照れてたの?」
「ああ、自分を俺のトコに呼び寄せるための口実を考えとったんや。」
「じゃあ・・・昨日の言葉は嘘だったの?」
「ばか・・・嘘なはずないやん。」
そう言って、まどかは私の髪を撫でた。
「じゃあ、一緒に朝風呂にでもはいりましょか?」
「もう、エッチ!!」
そう言って、まどかと笑った。

後半の浴衣エッチにチャレンジしてみました。
お目汚しすみません(´ο`;)
遅くなって申し訳ありません。           




310名無しさん@ピンキー:02/08/20 20:54 ID:OgUYlJd7
遅レスですが>288様
大変好きです。ていうかトテーモ(゚∀゚)ウマー!!
これが初めてのSSなんて…ビクーリ&シロメ(○Д○|||)マヤナンテオソロシイコ…
次回作も楽しみにしてまつ(;´Д`)ハァハァ
311名無しさん@ピンキー:02/08/21 01:01 ID:UEQ4ulT/
はじめてお邪魔しまつ。
力作SSばかりで脳内18禁が大満足でつ(;´Д`)ハァハァ


312名無しさん@ピンキー:02/08/21 08:39 ID:iynK0VDs
DingDongDongにGSモノ一本あるのはガイシュツ?
313名無しさん@ピンキー:02/08/21 12:30 ID:y9R2Kg9s
>>312
何ですか、それは?
314名無しさん@ピンキー:02/08/21 12:57 ID:IbjiSBiA
http://www.google.co.jp/
検索ぐらいしてみてはどうですか?>313
315名無しさん@ピンキー:02/08/21 14:30 ID:gNO3Rxi4
うわっ、DDDにあったんですね。
前覗いた時に探せば良かった。
316名無しさん@ピンキー:02/08/21 16:16 ID:jEwVobCE
>312-315
こんなところあったんでつね。
面白い所教えてくださってありがとうでつ。
そして小説に萌え〜(w
317名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:07 ID:h+m5JoOU
今ここに人いないのかな…
なんていうか、良作いっぱいあるバイトがうらやますいー。
318図書室ワカメ:02/08/23 01:23 ID:VZ7aFaCM
はじめまして。ずっとROMってた者です。
今までSSを書いた事なかったんですが、
ここ読んでたら書きたくなって…勢いで書いてしまいました。

読み易くするための改行は入れてないんで、
申し訳ないですがブラウザのウィンドウ幅を調節するなどして、
読んでくださいませ。
319■図書室ワカメ 1:02/08/23 01:23 ID:VZ7aFaCM
「…やあ、そこに居たね?」
 突然呼びかけられて、心臓がとまってしまうかと思うくらいびっくりした。単純作業に夢中になっていたせいで、全然気づかなかったのだ。
「色くん…」
 貸出カードの整理をしていた手をとめ、カウンターの中から見上げると、涼しげな顔をした色くんがいた。彼の後ろの窓に、雨が次々に水滴を作っては、流してゆく。薄暗い空。

 期末試験が終了したばかりということもあって、閉館が近くなった夕方の図書室にやってくる生徒は滅多にいない。今も、図書室の中にいるのは私と色くんの二人だけのようだ。史書担当の先生も、今は職員室に行ってしまっている。

 私はクラスに2人ずついる、図書委員だ。2週間に1度、受付作業をする。文芸少女というわけではないけど、本と、図書室の落ち着いた雰囲気は嫌いじゃないし、何より今年同じクラスになった志穂さんに、「一緒にやらない?」って誘われたから。
 志穂さんは勉強疲れがたまったのか、試験が明けた頃から調子を悪そうにしていたから、先に帰ってもらった。だから、今日の受付は私一人だ。
320■図書室ワカメ 2:02/08/23 01:23 ID:VZ7aFaCM
「珍しいね、色くんが図書室に来るなんて」
 放課後は美術室にいるか、アトリエで作品を作るためにすぐ帰宅してしまう色くんと、こうして図書室で話してるなんて、なんだか変な感じがする。
「ウン。…夏休みの宿題に、読書感想文が出たろ? さっき、本屋に行ってみたんだけどね。ボクが読もうと思ってた本は、置いてなかったんだ。それで、ね」
「そっか。課題図書って、確か50冊くらいあったよね。色くんは何読むの? 探してあげるよ?」
 言いながら私は立ち上がり、カウンターを出た。目録カードのコーナーは、カウンターのすぐ隣だ。この学校の図書室はあまり大きい方ではなくて、電子化もまだなのだ。
「シェイクスピアの『ハムレット』を探しているんだ」
「あー、それなら確かシェイクスピア全集っていうシリーズが向こうにあったと思う」
 借りたことはないけど、背表紙に見覚えがある。私がカウンターを離れ、一番奥にある棚と棚の間に入ると、後ろから色くんがついてきた。
「あった」
 その本は、私の背より高い段にあった。背伸びして取ろうとすると、指がやっと本の背に触わるだけで、台を持ってこないと私には取れそうもない。あ、でも色くんなら、これくらい余裕で届くよね。
 振り返ると、色くんが、変に思いつめたような顔をして、私をじっと見つめていた。
「……色、くん……?」
 私が小さな声で彼の名を呼ぶと、色くんは私を見つめたままで、ゆっくりと近づいてきた。どうしていいかわからず、そのまま壁際の本棚を背に立ち尽くしていると、色くんが棚についた腕で私を閉じ込めるようにして、顔を近づけてくる。私の唇に、色くんのそれが重ねられた。
321■図書室ワカメ 3:02/08/23 01:24 ID:VZ7aFaCM
「ん……んん……、まっ…んっ」
 色くんの唇から数cm逃げて「待って」と言おうとしたのに、色くんはすばやく私の唇を追ってきて、今度は舌を差し込んできた。最初はくすぐるかのように口の中を探っていた舌が、私の舌を捕らえると、ねっとりと絡みつかせてくる。
 とまどいの色を浮かべて色くんを見つめていた私は、その執拗な舌の動きに翻弄されているうちに、だんだん彼の意図などどうでもよくなってきて、静かに目を閉じた。雨の音が妙に大きく聞こえてくる。色くんの、しっとりとしたサイドの髪が、私の鎖骨に当たる。色くん……。

 耳たぶを口に含まれて甘噛みされ、彼の吐息を首筋で感じ、制服の上から胸を柔らかくなでられ、……何も考えられなくなり、色くんにされるがままになっていたけど、太ももに彼の手の感触がしたところで、なんとか我に返った。
「だ、ダメだよ……」
 鎖骨に唇を這わせていた色くんが、顔をあげる。
「…どうして?」
「だって、ここ、図書室だよ…?」
 色くんは不思議そうな顔だ。
「図書室だと、なんでダメなんだい?」
「誰か、来ちゃうよ……あっ…」
 問答している間も、プリーツスカートの下に入れられた色くんの手は休んでいない。下着の上から、秘唇をなぞられる。
322■図書室ワカメ 4:02/08/23 01:24 ID:VZ7aFaCM
「大丈夫、誰も来ないよ」
 いやに自信たっぷりに色くんが言う。
「なんで、そんなことが…」
「だってここに入ってくる時、ノブに下がってた「開館中」の札、裏っ返して、ロックしておいたから」
「…えぇっ?」
 びっくりして、まじまじと色くんの顔を見つめてしまう。つまり、色くん、最初からこういうことするつもりで…?
「先生はここのところ採点で忙しいし、だからここには誰も来ないよ。安心して、ボクに身を任せて。それにしても…」
 色くんに触られているところが、熱い。自分でも、溢れた蜜で布地が濡れそぼっているのが、わかる。
「…ずいぶん感じてるみたいだね。フフッ、キミはボクのアトリエより、図書室の方が好きなの?」
 言われて、顔がカーッと熱くなる。恥ずかしくて、涙出てきそう。
「やぁっ……そんなこと、言わないで……」
 それまで布ごしに突起をこすっていた色くんの指が、下着の脇から入り込んでくる。熱く濡れそぼっている部分の周辺を確かめるように触れたあと、中心に沈み込んでゆく。
「ああっ…ん……あぁ…」
 くちゅ…くちゅ……ちゅぷ……。
 雨が窓を叩く音に混じって、色くんが私を弄る音が聞こえてくる。指が、中の壁をこするようにして上下する。指が深い部分にまで沈むと、指の付け根が突起に当たって、しびれるような快感が体を走り抜ける。
「…んっ……あ…あん……は、ぁあ!」
323■図書室ワカメ 5:02/08/23 01:24 ID:VZ7aFaCM
 とても立っていられなくなって、後ろのスチール製の本棚に寄りかかる。棚の段がうなじに当たって、ひんやりとした感触が心地いい。
「ウン、やっぱりステキだ…」
 色くんが満足そうに頷くと、私の中に埋めた指は休めないまま、私の胸を撫でていた方の手が外された。カチャカチャという音と、続いてファスナーを下ろす音がする。器用にも、片手でベルトを外したらしい。
「好きだよ…」
 耳元で、色くんが囁く。私の中に入っていた指を抜き、下着を膝のあたりまで下ろすと、片足だけ抜かせる。色くん自身がスタートの中に消えてゆき、入り口に押し当てると、ゆっくりと入ってきた。熱い潤いを湛えていたそこは、すんなりと色くんを受け入れる。
「ふあ…ん……ぁ、…ぁああぁぁっ」
 深く貫かれて、あふれた蜜が太ももを伝った。耳に、色くんの熱い吐息がかかる。
「…わかる? ボクのが全部、キミの中に入っているよ」
 そう言うと、色くんがゆっくりと挿送を始めた。
「ゃ…あ、ああ…んっ」
 色くんが前後する度に、私と色くんが繋がっている部分が、ぐちゅ、ぐちゅ、という淫靡な音を奏でる。色くんから与えられる快感が、体の中心から全身へと広がっていく。
「キミの中、とてもイイよ……こんなにボクを締め付けて、そんなに気持ちいいの?」
 私は色くんを感じることに精一杯で、答えられなかった。わけも分からずこくこくと頭をふると、潤んだ目から涙がこぼれた。流れた涙を追うようにして、色くんの柔らかい唇が、私の頬をなぞってゆく。
324■図書室ワカメ 6:02/08/23 01:24 ID:VZ7aFaCM
「あん…あぁん……はぁぁ…ん、んあぁ……」
「気持ちいいんだね……もっと、ボクを、感じて……」
 奥深くまで埋められた状態でぐぃんと腰が回され、敏感になっている肉芽に彼の恥骨が擦り付けられる。
「ぁあ! んぁああぁ…、色く…ん…、色くん…っ」
 快楽の限界が、もうそこまで来ていた。
「デートの時に、キミが着てくる…」
「ん、あん…」
「上品な服もステキだ…。だけど…」
「あ、あぁ…んっ!」
「制服姿のキミを見てると…」
「あぅん、あ、…ぁあ」
「とてもドキドキして…」
「ゃ、あ、は、あぁ…」
「いつか、制服を着たままのキミと、愛し合いたいと思ってたんだ」
 だんだんと、色くんの動きが激しくなってゆく。力強く直線的なストロークで突き上げられ、濡れた壁が擦り上げられる。
「あぁああ! …色くん、も……だめ、私、だめぇ…っ!」
「ン…そうだね、ボクももう…イクよ…」
 色くんの動きがいっそう荒々しくなり、私は登りつめてゆく。
「んっ……ぁああああぁぁっ…!」
325■図書室ワカメ 7(完):02/08/23 01:25 ID:VZ7aFaCM
 終わった後も、熱く濡れたそこはひくひくとわなないて、快楽の余韻が襲ってくる。ぺたんと床に崩れ落ちてぐったりしていると、制服を整え終わった色くんが、私の顔を覗き込んで言った。
「とっても、ステキだった。……そうだ、冬服を着るようになったら、また、しよう?」
 ……色くんて、実は制服フェチ……?
326図書室ワカメ:02/08/23 01:25 ID:VZ7aFaCM
以上です。

SSって、読んでる時も萌えますが、
書いてる最中はもっともっと激しく萌えるんでつね。
エロ漫画描いてると勃ってしまう男の話を聞いたことがありますが、
あれは本当なんだと実感しました…
327名無しさん@ピンキー:02/08/23 01:44 ID:FTiFYrLz
図書室ワカメ、萌えました!
328名無しさん@ピンキー:02/08/23 01:58 ID:e75jBmCW
>>289
なんだか・・・歌の歌詞みたいできれいでつ。メロディが流れてきそうな感じがしました。
さくっと短いのって結構好きです〜。

>>300
バイトかわゆい! ふふ。ブラなんて見なれてるくせに主人公ちゃんだと押さえられないんでつな。
しかも、学校で、自分で、トイレで、処理! んもう、バイトったら・・・・。

>>210
風呂で指は入れるくせに、挿入は未経験とは二人は一体どういう関係!
「怖いから挿入はまだ嫌♪」とかいうのが以前にあったんだろうかと、妄想してしまいまつた・・・。
あと、18禁スレにも>210様への感想が書いてありましたよ〜。気付きました?

>>318
ワカメキター!! 天然かと思いきや、意外と計算するのですね…。しかも微妙に言葉攻め…。
ワカメでエロ書けるなんてすごいです! 私には想像もつかない・・・
329名無しさん@ピンキー:02/08/23 03:30 ID:7s9QRSa+
ここで言うのもアレなんで申し訳無いんですが、
ちょっと困ったので…オイラ君とこのHPに行こうとしても
ページが見つからないんだけど、もしや無くなってしまいました?(汗
つい1時間前位はいけたんだけど…。
330名無しさん@ピンキー:02/08/23 03:51 ID:7s9QRSa+
やはり消えてしまってましたね。失礼しました。
331210:02/08/23 15:52 ID:J48j8t1Q
>328さん
感想ありがとうございます。
風呂で指入れたのは、浴衣エッチの為に慣らしておく為です。
初めてのエロだったので緊張しました。
18禁スレの感想の事は、328さんの感想で気付いたのですが
オイラ君のHPが消えてしまったので見る事が出来ませんでした・・・。
。・゚・(ノД`)・゚・
332名無しさん@ピンキー:02/08/23 21:38 ID:VZ7aFaCM
>>210 かちゅのログからコピペするね〜

831 名前: 名無し、、、好きだ。。。 投稿日: 2002/08/20(火) 00:45

本スレに書き込めないので…

浴衣エチーキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!
ほのぼのでこそばゆいカンヂがたまらんでつ。

あぁでも最近鬼畜属性出てきてマイッチン★
ここいらでイッチョ王子の鬼畜モンおねだりしてもよかですか…

GSサイトさんで、裏でエチー小説始められたとこ沢山あってハゲしく嬉しいのですが
やっぱ、エローリさではここには叶わない気が…
皆もっとはぢけてエロかいて下さいヨ〜
333288:02/08/24 01:10 ID:R5cWn5Ng
>>292さん
すばやいレスアリガトウゴザイマス!
短いのしか書けないという事実は内緒にして、
今度はもう少し長いのを書いてみようかな等と思っておりまつ(w

>>310さん
アリガトウゴザイマスー!勿体無いお言葉でつ…(つω;)
自分で書いてても「エロねえし、何か逝っちゃってるしとか思われてしまうのでは…(;´Д`)」等と
ドキドキしてましたもので、お気に入りいただけましたそうでトテーモ嬉しいでつ(*´∀`)ポ
こんなもので宜しければ、また書かせて頂き松!

>>328さん
御感想アリガトウゴザイマス!
か、歌詞でつか?(*´Д`)ポ…ウ,ウレスイ…
懲りずにまた書くと思いますので、読んでやって下さい。
334名無しさん@ピンキー:02/08/24 21:20 ID:wkKWPfKK
鬼畜じゃない上に生ぬるでマイナーなんでつが
投稿しても桶でしょうか?
よろしければ夜中にはりにきまつ。
335名無しさん@ピンキー:02/08/24 21:58 ID:AQqptSRi
>334
もちろん桶!!ここはエロ萌え出来ればなんでもありだよ〜。
鬼畜じゃなきゃだめとか逆に甘々じゃなくちゃとか、そんなルール
ないですからどんどん貼って(;´Д`)ハァハァさせて欲しいでつ。
楽しみに待ってますよ★
336名無しさん@ピンキー:02/08/25 01:04 ID:/R7ceLXu
>>334
お待ちしておりまつ(;´Д`)ハァハァ
337名無しさん@ピンキー:02/08/25 01:27 ID:GhEKOVP6
>>334
ぜひお願いします。待っています(*^д^)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
338名無しさん@ピンキー:02/08/25 01:48 ID:asJr4F0c
予想外に?!知能犯&H2な図書館ワカメたんに(;´Д`)ハァハァ

339名無しさん@ピンキー:02/08/25 02:01 ID:cfL/yT2K
>>334タン
漏れも密かに待ってまつ。ドキドキ。
340名無しさん@ピンキー:02/08/25 02:38 ID:R8yW70FJ
>334 
夜中になりますた。
ま、まだでつか?ドキドキ
341334:02/08/25 03:05 ID:do0F91E2
自分のサイトの日記を無視してまで書いて
夜中に完成するつもりがまだまだ終わりません。すみません。
続きは明日貼り付けの刑にしまつ。
とりあえず、殴り殺されそうなものを1本。
342334:02/08/25 03:06 ID:do0F91E2
気が付くと私は知らない部屋の天井を仰いでいた。
明らかに男の匂いのするベッドの上で私は寝ていた。
服は……、ちゃんと着ている。着衣の乱れは全く無かった。
ここは……、何処なのだろうか……?
何故私はこんな所に居るのだろうか?……頭が妙に痛い。
キーボードを叩く軽快な音が部屋に響いていた。
音の方を向くとパソコンに向かっている男の人が居た。
「気付きましたか?」
私の布団から起き上がってでゴソゴソ動く音に気付いて彼は振り向いた。
一体誰なんだろう……?
「はい。起きました。あの、所で……。」
「あなた、合コンで飲みすぎたの覚えてませんか?」
「……あっ!」
そうだ。無理矢理あの4人に誘われてきら高との合コンへ行ったんだった。
調子に乗って飲んでいて、あまりにも気持ち悪くなりすぎて
途中店の外で風に当たって酔いを覚ました所までは覚えているんだけど。
だけど、そこからここへ至るまでの経緯をさっぱり覚えて居ない。
「送る途中で寝てしまってたので家が分からず僕の家に連れてきてしまいました。すみません」
「そうだったんだ。こっちこそ、ごめんね。もう大丈夫だから。」
「そうですか、よかったです。」
「えっと、あの……。」
「どうしましたか?」
「……何でもないです。」
頭の中がごちゃごちゃなり過ぎていて何も考えつかなかった。
343334:02/08/25 03:08 ID:do0F91E2
ふと彼の前にあるパソコンが視界に入った。
「パソコン、やってるんだ。」
「ハイ。アメリカの家族にメール書いてました。」
「アメリカの人なの?」
「僕ですか?日本人ですが父の仕事の都合でずっと向こうにいました。」
「ふーん。そうだ。私のメルトモにもあなたみたいな人がいるのよ。」
「……えっ!?そ、そうなんですか?」
「その子、ちはるちゃんって言ってアメリカからの留学生で
外交官になりたいって夢を叶える為に日本で頑張ってるのよ。
夢に向かってるのって素敵だよね。凄く向学心が強い人で私尊敬してるの。
夢が叶うように応援してるんだ。」
「……そうですね。ちはるちゃんの夢、叶うといいですね。」
彼はとても嬉しそうに笑っていた。
やはり同じようなアメリカからの留学生が頑張っているのは嬉しいのかな?
よく考えたら私、初対面の人にこんなにベラベラ喋っているのよね?
でも不思議と初対面って言う気がしなかったりするんだけど。
まだ酔いが抜けないのかな。そう言えばこの人の名前も知らない。
「そう言えば、私あなたの名前知らないの。教えて。」
「僕ですか?僕は蒼樹と言います。」
「蒼樹くん、か。カッコイイ苗字だね。えっと、私は……。」
「知ってます。あなたの名前。自己紹介の時に覚えました。」
「蒼樹くんは記憶力いいのね。私中々人の名前とか覚えられなくて。」
「あなただから覚えました。とても綺麗でいい名前です。」
「そう言う風に言われると何だか嬉しいな。私自分の名前あまり好きじゃないから。」
「名前には色々意味あります。好きになってあげて下さい。」
「そうだよね。蒼樹くんに言われると素直にそう思えるよ。不思議だな。」
「……僕はまだ酔ってるみたいです。何か飲み物でも淹れましょうか?」
「私もまだ酔ってるっぽいかも。水でいいかな。」
「分かりました。お水ですね。今持ってきます。」
蒼樹くんは椅子から立ち上がりキッチンへと向かった。
344334:02/08/25 03:09 ID:do0F91E2
食器の重なる音と水の音が脳内に響き渡る。まだ少し頭が重い事に気付いた。
蒼樹くんとの会話は何かゼリーをするりと食べるような感覚だったから
そんな事さえも忘れてしまう程だった。はぁ。何だか頭が痛い事を思い出したら
どんどん痛みに速度が加速して増していく。ああ、どんどんガンガンしてくるし。
これが二日酔いって言うヤツ?まだ二日経ってないけど。そう言う意味じゃないわね。
「お待たせしました。」
「……ありがとう。」
グラスを受け取ったが持つのが精一杯で、やっとの思いで一口だけ飲む事が出来た。
「どうしましたか?さっきより顔色が凄く悪いです。」
「……頭凄く痛いの。」
「もう少し横になっていた方がいいです。お水もちゃんと飲んで下さい。」
言葉を発する力さえも起きずひとつ頷いてグラスをベッド脇のテーブルに置いて
再び布団の中へ潜った。再び蒼樹くんはキッチンの方へと向かっていった。
目を閉じて頭の痛い事は忘れようと無になるように頑張った。
冷蔵庫を開ける音とか何やら慌しく音が響いた。パタパタと部屋へ戻ってくる音がした。
これら全ての音が脳内に響き渡ってますます頭痛が加速していった。
『ズキズキする。ああ、頭が割れそう。』何度もそれだけがリフレインしていって
ゆっくりと頭を持ち上げてくれて頭の下に水枕を入れてくれた。
「あの、冷やした方がいいです。」
目を開けると蒼樹くんが心配そうにこちらを覗いている。
「ゆっくり、寝てください。」
蒼樹くんってとても気が利く人なのね。やっぱりアメリカ育ちだからかな。
それに蒼樹くんの声を聞いていると自然と落ちつく。
「蒼樹くん、何かお話していてくれる?」
「お話ですか?」
「うん。蒼樹くんの声聞いていると落着くの。」
「……分かりました。それじゃ、きらめき高校の話でもします。」
「我侭きいてくれてありがとう。」
ゆっくりと目を閉じて蒼樹くんの言葉に耳を傾ける。
段々と痛みもやわらいできて意識がうっすらと遠のいてきた。
ふと、眠りに入るその瞬間に蒼樹くんの話がピッタリと止んだ。
そして、次の瞬間にふと唇に柔らかい感触が落ちてきた。
345334:02/08/25 03:10 ID:do0F91E2
凄く安心出来る心地よい感触。このまま離れないで欲しいと思った。
軽く触れるだけのキスだったけど初めての事であまりにも驚いて
唇が離れた瞬間にそのまま寝ていればいいものの思わず目を開けてしまった。
「あっ……、そ、その……。すみませんっ……。」
蒼樹くんは顔を真っ赤にして慌てふためいてしまっていた。
「あの……、その……。」
「私こそごめんなさい。あの……。」
「すみません。僕、どうしても我慢出来なくなってしまって。」
「誤らないで。その、私、嫌じゃなかったから。」
「え……?」
「その、蒼樹くんの言葉も凄く綺麗で落着くし、その、あの、
何ていうのかな凄く安心出来たって言うか、離れないで居て欲しい……。」
「あの、僕……。」
「もう一度、して欲しい。」
ゆっくりと目を閉じて唇を突き出した。
まだ酔っているのだろうか?ううん、違う酔ってなんかいない。
はっきりと蒼樹くんに触れていたいってそう思っただけなんだ。
頬に蒼樹くんの手が当てられてまた唇に柔らかい感触が降りてきた。
次第に触れるだけのキスから互いの唇の存在を確認し合うキスになってきた。
346334:02/08/25 03:12 ID:do0F91E2
>>335-337>>339-340
期待させておいてこんなんでスマソ。
明日がんがって続き書きます。

そしして、千晴タン萌えの方スマソ。
347名無しさん@ピンキー:02/08/25 03:58 ID:TRaznU2D
ち、ち、千晴タン!!
丁寧な言葉、焦る千晴タン!目に浮かぶようです(;´Д`)ハァハァ
334さんありがとうございます、続き楽しみにしてます!
348名無しさん@ピンキー:02/08/25 14:08 ID:hQFx/qwG
ヤター千晴タンだ!
続きが待ち遠しいでつ(;´Д`)ハァハァ
349名無しさん@ピンキー:02/08/25 19:52 ID:hbsr9hAU
\(^o^)/千晴タンバンザイでつ。続きをお待ちしています。
8/26発売のBLゲー雑誌B'SLogの連載新コーナーにはばたき学園校内新聞
の文字が!!またBL誌を買う事になりそうでつ。
買うの恥ずかしい(〃д〃)から近所では買えません…。
ttp://www.animate.co.jp/animate/topics/bslogsep/index.html
350334:02/08/26 02:46 ID:BXAIqUh4
続きはりつけまつ。ああ、千晴タンって難しい。
エラーが出ちゃったので小分けになってしまいますがスマソ。
351334:02/08/26 02:47 ID:BXAIqUh4
ふとベッドの上に重みを感じた。頬に当てていた手が髪へと移動し私の髪を何度もかきあげてゆく。
口の中に進入してきた舌が絡み合う。今度はお酒でなくその感覚に酔い始めてきた。
とても心地よい酔い。こんな酔いなら二日酔いを味わっても構わない。
蒼樹くんとは昨日今日初めて出逢った人の筈なのに何故こんなに受け入れられるのだろう。
お互いの舌の感触や歯の一本一本の形を確認するかのように舐めまわす。
唾液さえ、もうどちらのものか分からなくなる程お互いを堪能する。
口って言葉を発して気持ちを伝えるだけでなく、触れ合うだけでこんなにも
色々伝わってくるものなのか。だからこんなにキスって酔えるものなのか。
本当に蒼樹くんのキスは気持ちいい。このままずっと離れないで居て欲しい。
髪をかきまわしていた手が次第に下へ下がり服の上から優しく胸を揉んでゆく。
服の上からでもその手の暖かさを感じて鼓動が激しさを増してゆく。
私の口を塞いでいた口が首へと移動していき首筋を何度も唇を這わせたり
いやらしい音を立てながら吸いついたり、舌でなぞってきたり。
そして微妙な動きが有る度に私は体の芯まで熱くなってくる。
微かな頭痛と体の火照りが妙な気持ちを掻き立てていく。
「……あぁぁん……。」
ただ、呼吸をしようとしただけなのに無意識に声まで零れてしまった。
途端に蒼樹くんの動きが止まり急に起き上がった。
「あ……、僕は何て事をしてしまったのでしょう……。」
「ごめんなさい。私が急に変な声なんか出したから。」
「こんな事ダメです。ちはるちゃんが悲しみます。」
「え?何?いきなりちはるちゃんって。」
「あなたが初めて会った人とこんな事したら、ちはるちゃんが悲しみます。」
「えぇ?何でちはるちゃんが悲しむの?」
「……僕が悪いんです。……今日はどうにかしてました。」
「蒼樹くん、急にどうしたの?」
「……ただ、あなたに触れてみたかったのです。」
「……蒼樹くん?」
「……。」
352334:02/08/26 02:48 ID:BXAIqUh4
「私、蒼樹くんだったからこんな真似をしちゃったのかもしれないの。
だから、誰にでもじゃないよ。それに、……こう言う事初めてだったし……。」
「初めてだったのですか。それでは、僕は……。」
蒼樹くんは急にもの凄く悲しそうな顔をして俯いていた。
その表情に一気に罪悪感が襲い掛かってきた。
「ごめんね。お願いだからそんな顔しないで。」
「……分かりました。あなたが言うならもうしません。」
「よかった。あ、それより私もう帰らなくちゃ。」
「あの、今日はもう遅いので泊まって行って下さい。明日の朝送っていきます。」
「いいの?……でも、悪いよ。迷惑かけたし。」
「もう電車も無い時間ですし、それにまだアルコールも抜けて無いでしょうし。」
「もうそんな時間なんだ。それじゃぁ、遠慮なく泊まらせて貰おうかな。」
「はい。遠慮なくどうぞです。僕はリビングで寝ます。もう何もしないので安心して下さい。」
「そんな事しなくていいよ。一緒に寝よう?」
「ええっ、ダッ、ダメです!そんな事出来ません!」
「大丈夫だよ、ね。じゃぁ、寝ないで朝まで何か話しようよ。」
「そうですね。今度はあなたのお話を聞かせて下さい。」
「私の?」
「そうです。あなたの事知りたいです。」
「私の事なんて知っても面白くないかもしれないよ?」
「そんな事ないです。色々教えて下さい。」
「……うん、……さっき言ったちはるちゃんとの話でもしようかな。
きっと聞けば蒼樹くんも1人じゃないって思えるかもしれないし。」
「ハ、ハイ!是非!」
353334:02/08/26 02:55 ID:BXAIqUh4
以上です。

後半セリフばかりになっちゃってすみません。
個人的な設定としてははば学女子4人に
きら高男子との合コンに無理矢理連れていかれて
酔っ払いすぎて千晴タンに送って貰うという感じにしますた。
(実はその部分書いたんだけど長すぎてやめますた)
因みに主人公タンは蒼樹くんの名前知らないって設定にした。

こんな解釈入れないと分からないようなものを書いてすみません。
お目汚し&読んでくださった方ありがdです。
354名無しさん@ピンキー:02/08/26 06:39 ID:MYWM9uPS
>334様
キタ━━(゚∀゚)キタ━( ゚∀)キタ━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━アァァァ!!!
千晴たん可愛いでつ…。
嬉しさの余り目が回りますた。合コン最高。お持ち帰り千晴たん最高でつ。
寧ろ私が千晴たんをお持ち帰りしたいです…いや、そんな…。

>349さん
……(゚д゚)マジカイ。
私も近所では買えません……BLゲームと一緒に秋葉に逝ってきます。
て、明日でつか?…羞恥心を抱えて近所の本屋に走るか、休みの日に行くか…
355名無しさん@ピンキー:02/08/26 21:15 ID:pP5rdQxN
B'SLog買いました。たいしたこと載ってないです。恥ずかしかったのに(;_q))
見開きでグッズ情報が載っているくらいです。
それにしてもBLゲー、CGが綺麗ですね。羨ましいでつ…。
356名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:07 ID:2Dvor7Kg
>>349 >>354 >>355
その話題はこっちのほうが盛り上がるかも・・・と言ってみるテスト

801板GSスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1024806429/
357名無しさん@ピンキー:02/08/27 23:14 ID:IWDQZqWc
今夜は神はいないのかな。°°(>д<)°°。
358名無しさん@ピンキー:02/08/28 02:23 ID:r0s8HlIU
>>357
君が神になるんだ!…とか言ってみる(;´Д`)
359sage:02/08/28 16:27 ID:h5g+DBB3
神様来ないかな救済アゲ
360あぼーん:あぼーん
あぼーん
361名無しさん@ピンキー:02/08/28 20:32 ID:netvE9nD
一本書き上げたので投稿します。
こんなとこにこんなものを投稿していいのか悩んだんですが、叩かれ覚悟でいきます。
日数かけて書いたのでその日の気分に文章が左右されてしまい、
全体の雰囲気がバラバラです。統一性ゼロですが、その辺は見逃してくれると嬉しいでつ。
ま、いい訳はさておき、『バイト×瑞希』です。

・主人公以外とのバイトエロなど許さん!
・瑞希は色サマとしか認めん!
・瑞希タンを汚すなぁ。・゚・(ノД`)・゚・。

という方はスルーして下さい。


あ、ちなみにオイラ君のSS置場にあった、とあるSSの設定「バイトと瑞希は実は幼馴染だった」をお借りしています。
バイトスレに2で作者さんがいたことあったから聞いてみたのですが、返事がないまま消えてしまいまして……。
見てらしたら、無断借用ごめんなさいです。
362バイト×瑞希1:02/08/28 20:35 ID:netvE9nD
夏の夜。
女の子とのデートの帰り道、オレは鼻歌混じりで帰路についていた。
今日のデートも楽しかったなぁ。オレの態度や言葉に敏感に一喜一憂する女の子。そういうの見てるの、たまらんかったわ。
上機嫌で歩いてると公園の前で自動販売機を見つけた。汗をかいて喉が乾いてたんで清涼飲料水を買う。
缶を開けて、公園の入り口の柵に腰掛けて一気に飲みこんだ。水分が全身に染み渡る。少しだけ、満たされるような感じがする。
夜になると熱さもだいぶましになる。髪を掻きあげて汗が滲んだ額に風を当てながら、なんとなく公園の風景を見渡した。
…………あれ?
見たことのある少女が公園内のベンチに一人で座ってるのを見つけた。
本来ならこんなとこで、一人でおるような子ではない。目を疑って、その子と周りをもう一度見渡した。
……やっぱりあの子や。しかも一人で。めずらしいな……。
オレは立ちあがって、彼女に近づいた。
暇を持て余した感じで、近づくオレに気付く様子もなく、彼女はぼんやりと空を見上げていた。
この街からは、そんなに星なんて見えへんやろに。
「瑞希ちゃん。こんなとこでぼーっと何してんねん?」
「姫条くん!」
声をかけたオレに驚いた後、彼女はいつものように自信たっぷりな表情を浮かべた。
「こんばんは。奇遇ね。こんなところで何してるのかしら?」
「それはオレのセリフやって。ジブンがこんなところにおるほうがよっぽど不思議やわ」
「……その『ジブン』って呼び方、やめてくれない? その呼ばれ方、嫌いなの」
「はいはい。で……? 瑞希、何してんの?」
「んもぉ〜っ!! その呼び方もやめてちょうだい! あなたと知り合いだなんて思われたくないのっ!」
ちょっとイヤガラセすれば、すぐに怒髪天をついて怒る。その相変わらずの態度が嬉しくてオレの口元に思わず笑みが零れた。
「ホンマに、おまえは相変わらずつれへんなぁ〜」
363バイト×瑞希2:02/08/28 20:38 ID:netvE9nD
瑞希とオレは幼馴染や。いや、そんなに大層なもんとちゃうけどな。ガキん時家の関係で何度か一緒に遊んだ仲や。
家を出て、こっちのガッコに入った時にコイツを見つけて 嬉しなって話しかけたんやけど、その時瑞希はものすごく嫌な顔をして「もう学校では話しかけないでくださる!」と怒って、行ってしまった。
どうやら、瑞希はオレを毛嫌いしてるようや。
ガキん時コイツの喋るフランス語が面白くて、めちゃめちゃちょっかい出しとって。虫とか投げつけて虐めてたのを未だに根に持ってるらしい。
今はもうそんなことせぇへんし。ちゅーか、あん時はガキやってんから、いー加減許してほしぃで、ホンマに。
「ほんで? ここで何してんの? ギャリソンはどないしてん、ギャリソンは」
聞くと、瑞希は視線を逸らして唇を尖らせた。
「お父さまが…わたしに紹介したい人がいるっておしゃって……。今日はそのパーティだったの。それで……逃げてきたの」
一人で空なんか見てるから、何があったんかと思ったけど、そんな理由かい。
と、そこでオレはある一人の男に思いあたった。
そういえばコイツ、三原とかいう訳のわからん男に惚れてるんやったなぁ。あぁ、それでか。……空を見上げて三原に想いでも馳せてたんやろか。
「なるほどな。で、ここでぼーっとしてた訳や」
「ぼーっとなんてしてませんわっ。ギャリソンに見つからない場所を考えてたのっ」
今ごろ必死の形相になって瑞希を探しているであろうギャリソンの顔を思い浮かべて思わず笑ってしまった。気の毒になぁ、惣吉。
364バイト×瑞希3:02/08/28 20:39 ID:netvE9nD
「それでエェ場所は見つかったんか?」
「…………」
「なんや、まだ見つからんの?」
「…………」
「……もしかして、行くとこないんか?」
「……!! もう、なんなのよぉー! ほっといてちょうだい!」
図星をついてもうたみたいで、おとなしゅうなってた瑞希はまた怒りだした。ほんまにもぅ……。
「そんな怒んなや。しゃぁないな。オレん家すぐそこやから、ウチで時間潰して行き」
「えっ?」
「いつまでもココにおってもしゃぁないやろ? パーティーが終わるまでウチにおったらええ」
「Tres bien! いい案ね! そうすることにしたわ! じゃぁ行きましょう」
一人暮しの男の家に呼んだっていうのに、瑞希はかなり簡単に了承した。
オレけっこう信用あるみたいやな。……何も分かってへんだけか。
「遅いっ。早く案内して!」
「はいはい。ほな行きましょか、お嬢さま」
オレも歩き出す。オレの先を行く瑞希は、白いワンピースのスカートの裾をひらりと揺らしながら、嬉しそうな顔で振り向いた。
「ミズキを招待するからには、ちゃんとした家なんでしょうね!」
ご期待に添えるかどうかは、分からへんけど……。
365バイト×瑞希4:02/08/28 20:39 ID:netvE9nD
「Oh、lala…。これはまた、個性的なお家ね」
予想通りの反応が返ってきた。
「オマエなぁ……。嫌なら入らんでもえぇねんで。どこぞで一人で時間潰してこい」
あわわ…という感じに瑞希は慌てた。
「嫌なんて言ってないでしょうっ。入る!」
中に入れると、瑞希は放心したようにオレの部屋を見渡していた。
「……何か文句でもあるか?」
「文句だなんて……。ただアナタがよくこんな所に住めるものだと……」
結局文句やんけ……とオレは思った。オレのじとっとした視線に瑞希も気付く。
「ごっ、誤解しないで! わたしだったらこんなに違う環境には簡単には馴染めな……」
「……それ以上言うな」
フォローを入れる瑞希の言葉をオレは遮った。たぶん、前のオレの家と比べてるんやろうと思ったから。
「とりあえずそこに座れ。黙って座れ」
オレは部屋の端にあるソファを指さした。
「このソファー……」
「 黙 っ て 座 れ ! 」
んもぉ〜…と言いながら瑞希はそこに座った。
「まったく、怒りっぽいんだから……っ」
……オマエに言われたないわ!
366バイト×瑞希5:02/08/28 20:41 ID:netvE9nD
オレはソファから少し距離のあるベットに腰掛けて、瑞希と向かいあった。湧かし立てのコーヒーを飲みながらとつとつとオレらは話し始める。
「ほんで……? 相手の顔は見んかったんや」
「興味ないものー。色サマより素敵な人なんかいないに決まってますし!」
「三原なぁ……。そんなにあいつがえぇもんかなぁ……?」
確かに見た目はえぇけどな。でも一回女の子について喋ったことあるけど、へんな奴やったで。
どーもペースに巻き込まれてもうて、オレは苦手やわ。……才能に惚れるとかいうヤツか?
「なんてこと言うのぉっ! ま、仕方ないわね。色サマの魅力はそんじょそこらの人には分からないんだから!」
男の魅力なんか分からんでもええわい。
そしてオレはいつの間にか、瑞希に「色サマ」談議を聞かされていた。服がどうとか、絵がどうとか……。意外なことに瑞希は尽くすタイプだったらしい。
三原のことを語る瑞希はどんどんヒートアップしていく。
「だからね、ミズキはね、色サマの喜ぶことは何でもしてあげたいの。色サマに『ありがとう』って言って貰えるなら何だってしてあげるんだから」
頬を紅潮させて、目をきらきらと輝かせて嬉しそうに瑞希は語る。オレが今まで一度も見たことのない顔で。
そんな瑞希を見ていると、どす黒い感情がオレの中に湧いてきた。胸の奥が静かにざわめき始める。
……──なぁ、どう思う? ムカつくとは思わへんか……?
入学式の日、オレは瑞希を見て嬉しゅうなって話しかけたのに邪険に扱われて。
ほんで幼馴染やのに周りにはそれを隠されてな。……こっちは結構ノスタルジックな想いを抱いたっていうのにやで?
しかもその上、あんな訳の分からん男に夢中ときたもんや。……しかも、こんな表情しやがってな!
こんなん見てたら……なぁ? あれやんなぁ?
なんか……。
──ちょっかい出したくなるやんな?
静かな笑いが底のほうから湧いてきた。
瑞希。一人暮しの男の家に来るってことがどのくらい危険なものか、オレが教えたるわ……。
367バイト×瑞希6:02/08/28 20:44 ID:netvE9nD
「何でもしてあげたいのって? ハッ! 瑞希、笑わせんなや」
バカにしたように笑いながらオレは言う。急に態度の変わったオレに一瞬だけ瑞希は戸惑ったが、すぐにその目をつり上げた。
「何よっ! 何がおかしいって言うのっ!」
「喜ばせてあげたいって、結構なことやけどな……」
言いながらオレは立ちあがって、ゆっくりと瑞希に近づいた。瑞希の正面に立ち、腰を曲げて瑞希に顔を近づける。
「……オマエに、男の悦ばせ方が分かんのか?」
「な、な、な……、何なのよっ。ちゃんと分かってるわよっ。色サマは喜んでくれてる……もの……」
怯えたように首をすくめながら瑞希は反論した。……でも後半が自信なさげやで?
互いの前髪が触れ合いそうなくらいの距離で、オレは言う。
「いいや、分かってへん。……まぁ分からんやろなぁ、オマエには」
さすがの瑞希も本能的に危険を感じたのか、立ち上がってオレから逃げようとした。そうはさせへん。
だん! と音をたてて壁に腕をついて、オレは瑞希の退路を塞いだ。瑞希の細い手首を掴む。
「なんなら、オレが教えたろか?」
368バイト×瑞希7:02/08/28 20:44 ID:netvE9nD
「結構よっ! あなたに教わることなんかないもの。んもぅ、離してよっ」
「ホンマにいらんの? オレの教えることしたったら……三原は喜ぶと思うねんけどなぁ?」
「色サマが……?」
「あぁ。あいつもああ見えても男なんやしな。めっちゃ喜ぶと思うで? たぶん、オマエが今まで見たこともないようなトコロも見れると思うけど?」
このセリフは結構効いたみたいやな。瑞希は抵抗するのを止めた。
「その、やり方って何なのよ。……なんだったら教えさせてあげてもいいわよ?」
この期に及んでも瑞樹はまだ素直とちゃう。だけど瑞樹の好奇心がプライドを上回ってきてのが解って、そんな瑞樹の様子を見ながらオレはだんだん楽しくなってきてた。
「ふーん。……知りたい?」
笑いながら聞くと、瑞樹は一瞬だけ激昂しかけたが、唇かんで俯きこくりと頷いた。
あのプライドの高い瑞樹が屈服しつつあることに、オレはだんだんと今までにない興奮を感じてる。
今からコイツを、オレが支配するんやと思ったら、瑞樹がむしょうに可愛く思えてきた。歪んだ愛情でスマンけど。
可哀想にな、瑞樹。淑女に育てられてきたはずやのに、こんなとこでオレに汚されるんやから。
瑞樹の頬に手を添えて、オレは耳元で囁いた。
「じゃぁ教えたるけど……大人しくオレ言うこと聞くんやで?」
369バイト×瑞希8:02/08/28 20:47 ID:netvE9nD
瑞希の腰を掴んで引き寄せた。
めちゃめちゃ細いウエスト。捕らえるの片腕だけで足りたから別の手で剥き出しの肩を掴む。瑞希のこめかみあたりに口付ける。
「ちょ、ちょっと姫条くん! 変なことしないでよ?」
「なんも変なことなんかせぇへんよ。オレを信用し。誰でもやってるような普通のことや」
瑞希の髪に手を差し入れて髪を梳かす。なんかめっちゃいい匂い。おフランスの香りか?
オレの体に瑞希のやわらかい胸が当ってた。こんなに細い体やのにけっこう胸あるんやな。……でもなんか、この胸柔らかすぎん?
首筋を伝いながらオレは唇の位置を落としていく。瑞希の真っ白な肌を味わいながら。瑞々しいのにどこかしっとりとした感触。これが上質な肌ってやつか?
そして白いワンピースの両方の肩紐(?)をずらして、瑞希の上半身をさらけ出させた。
「!!」
一瞬にしてオレは固まった。全身に血が一気に広がる。視線が瑞希の胸元に集中して逸らせんかった。
瑞希……、ノーブラやん……。
370バイト×瑞希9:02/08/28 20:49 ID:netvE9nD
「…………」
「な、なによぉ」
オレの視線から隠そうと腕を動かしたので、オレはあわてて瑞希の両腕を掴んで止めさせる。
吹っ飛びかけた理性を、オレはなんとか取り直す。
「いや、ちょっとびっくりしてもーてな」
あー、驚いた。まさか瑞希にしてやられるとは思わんかったわ。姫条まどか、一生の不覚やで。
そっとその白い、形良く膨らんだ胸に触れた。円を描くようにして柔らかな胸を揉みしだく。
「ん……ん……」
瑞希は顔をしかめて身をよじる。オレはそんな様子に構わずに瑞希の胸の先を口に含んだ。
「やぁっ。ちょっと、姫条くん……!」
「アカンて、こんぐらいで嫌がってたら。三原にもオレがしてんのと同じことさせたらなアカンねんからな」
「色、サマに……?」
「そう。今のオレと同じように。三原が、ここにこうやって触れんねん。どう思う?」
「や、は……っ。そんなぁ……」
オレは瑞希にむしゃぶりつく。舌で丹念に刺激し続けていると瑞希の先端が尖ってきた。
「やん、あっ。は……ん……。色サマがわたしにこんなこと……をっ」
瑞希はどんどん感度を上げ始めた。使こてて何やけど、三原の名前に反応するあたり、ちょっと腹立つわ。
371バイト×瑞希10:02/08/28 20:51 ID:netvE9nD
瑞希の息が上がってきたのでオレは一旦攻めるのを止めた。瑞希の腰に腕を回して瑞希の体を支える。
「どう? 気持ちえぇもんやろ?」
オレの胸に額を押しつけた瑞希は、息を荒げながら小さく何度か頷いた。
「……そ、そうかもしれないわねっ」
……ふぅん、まだ強がれるんや。
「それよりも姫条くん。何か当ってるんだけど、何かしら?」
「えっ? こ、これか?」
瑞希の興味は、さっきからオレのジーンズの中で苦しそうに張り詰めてるモノへと移った。
……うーん。どう説明したらいいんやろか?
「男はなぁ……うーん、難しいな。とりあえず、今みたいなことしてたら、このへんがこうなってくんねん」
「?? それだと、ミズキ分かんない」
「……ほな見てみるか? じゃぁこっち来ぃ」
頷いた瑞希を連れてベットへと移動した。
オレはあお向けに寝転んでベルトを外し始める。瑞希は足元で四つんばいになってオレの動きを見つめてる。
興味深げな瑞希の視線のせいで、オレは妙な興奮に包まれてきた。
……アカン。動悸早やなってきた。なんかめっちゃ恥ずかしいやん。オレこんなん初めてやわ。
下のほうにどんどん熱が集中していく。ついでに頭のほうにも熱が集中してきた。まさか瑞希相手に羞恥プレイな気分を味あわされることになるとは思わんかった。
ジッパーを下ろしてオレは屹立したそれを露わにした。瑞希は驚いた顔をした後、へぇ〜という感じでまじまじとオレのモノを見つめてる。
スマン、あんま顔近づけんといて。……普段やったら嬉しいんやけど。
372バイト×瑞希11:02/08/28 20:52 ID:netvE9nD
「男の人はみんなこういうものなの?」
「まぁ、大体こんな感じやな」
「色サマも……?」
「ん。まぁ、な。個人差はあるけど、三原も似たようなもんや」
上半身を露にしたままの瑞希は軽く手を伸ばした状態で止まってた。
「触ってもえぇねんで?」
「えっ?」
「男はな、ソコを女の子に触って貰えたらめちゃめちゃ嬉しいんやで。ほら、三原にもしたらなアカンねんから。教えたるから触ってみ」
おずおずと手を伸ばして、瑞希はオレの先っぽに触れた。ピリッと 電気みたいな感覚がオレの体を貫く。
うっわ……、めっちゃたまらんかも……!
「そう。手を横にして……。そんな感じで握んねん。…………っ!! オマエ加減せぇっ!」
「んん〜っ」
「そや。そんぐらいで。で、上下に動かしてみ。……そうそう。瑞希、いぃ感じやで」
一生懸命ってカンジで、瑞希はオレのを上下にこする。
あのお嬢サマが、オレの前に膝まづいて、こんなんしてるんやって思うだけでオレもどんどん興奮してく。
「……うっ、あ。……瑞希、えぇで……。めっちゃいいわ……」
でも興奮の高まりのわりに、おぼつかない瑞希の手付きが、オレはだんだんともどかしくなってきた。
手を伸ばして瑞希の小さな手の上から自分のモノを握り締める。瑞希の掌ごと、オレは激しく擦り上げた。
「ミ……ズキ。もっと、こういう風にするんや。全体的にな」
「こんなに早くするの?」
「そう。こんぐらいの力で、上から下まで一気に下ろすねん」
猛スピードで快楽が突き上げてきた。それに合わせてどんどん早さを上げた。オレと瑞希の手の中でにちゃにちゃとゆう音がしてる。
「……うっ。もぅ、イキそ……っ」
「えっ? えっ? イクって何よぉ?」
「……い、まは黙っとけ……。後で教えたるからっ。……く、はぁ。うぁっ」
「きゃあっ!」
オレは思いっきり放出した。
心地よい脱力感がオレを包み込む。ちょっとの間だけぼーっとしてた。
373バイト×瑞希12:02/08/28 20:54 ID:netvE9nD
「んもぉ〜っ! 何なのよ、これ〜っ!!」
瑞希は半泣きになって怒りながら顔を拭っていた。
ははっ! 思いっきりかかってもうたみたいやな。
「スマンスマン。驚いたやろ?」
シーツの端を掴んで瑞希の顔を拭いてやる。瑞希はうっすら涙を浮かべたまま、ぶすっとした顔でオレを睨んでた。……なんか可愛ぃやん……。
ヤった後の、いつものオレの悪いクセなだけかもしらんけど、じわぁ〜っと瑞希を愛しく感じるような感情が浮かんできた。
「もぉ〜っ! 何するのよ〜っ」
「しゃぁないやん。出るねん。勝手に。……三原かって出るんやで?」
最後の言葉で、瑞希はぴたりと後に続く言葉をひっこめた。簡単なヤツやなぁ。
「……色サマにもコレをしないとダメなの?」
「……そやな。したりぃや。喜ぶんちゃう?」
しもた。ちょっと冷たい言い方になってもうたな。
自分でさんざん三原の名前を使こぉといて、何を不機嫌になっとんねん。オレは。
誤魔化すために瑞希の腕を掴んで引き寄せ、そのままベッドに押し倒した。
「ちょっとぉ。どいてよ、重いっ!」
「まだ続きがあんねん。さっきまでのは前座。こっからが本番や」
瑞希の肌を撫でながら、細い首筋や胸元に愛撫する。瑞希の膝を割って片足を差し入れて足を絡める。
「ミズキ、こういうシーンをドラマで見たことある」
……どんなドラマを見たんやろ?
「さよか。でもテレビではこの先はやってなかったやろ?」
胸をついばみながら、瑞希のワンピースを全部引き下ろして脱がせた。
「やっ、あっ……。ねぇ、ミズキもあんなの出るの?」
「…………。いや、さすがにアレは出ぇへんけど……。女のイクってのとはちょっと違うし」
「!? ミズキもイクの?」
「う〜ん。まぁ、保証はでけへんけど……。頑張るわ……。とりあえずちょっと、黙っとってくれへん?」
しぶしぶといった感じだったが瑞希を黙らせる。それから手を下ろして脚の間に手を入れた。
374バイト×瑞希13:02/08/28 20:56 ID:netvE9nD
「あっ! 変なとこ触らないでよ!」
「静かにせぇ。じっとしてるだけでえぇから」
下着の上から瑞希の秘部をなぞる。あ、じんわりと濡れてきてるやん。
瑞希は唇をかみ締めて、密かに体をよじせていた。
高価そうなレースの下着をずらして、直接瑞希に触れる。小さな突起に指の腹を当てながら割れ目を擦ると、奥のほうから蜜が溢れ出してきた。
「ん……んん……」
瑞希が頭を左右に振る。秘部をいじりながらオレは瑞希の顔の横に口付けた。
「瑞希、なんか我慢してへん?」
「ん……やっ。だって、なんだか……」
「何も我慢することなんかないで。声、出してみてや。……ほら」
クリトニスを重点的に擦りあげる。
「あ……はぁっ! や……ん。あぁっ」
「そうそう。えぇ声やで、瑞希。そういう声めっちゃえぇねん。その声は聞かせてやらな損やで」
「はぁ……ん。やぁ……んっ」
はぁはぁと息まで荒くしはじめた。
375バイト×瑞希14:02/08/28 20:58 ID:netvE9nD
「なぁ瑞希。どういう感じするん?」
瑞希は首を振った。
「やっ。そんなの……ミズキわかんない。なんか、変……っ」
「……気持ちえぇんとちゃう?」
こくりと瑞希は頷いた。
「そういうのがな、感じるってことやねんで。一つ勉強になったな」
そして瑞希の脚の間に体を入れて、滴る瑞希の秘部に口付けた。
「姫条くん! やだ、そんなとこ!」
瑞希の抗議に構わずにオレは吸いついた。溢れ出る液体を飲み込みながら、瑞希を味わう。
ぴちゃぴちゃという音を立てて、割れ目を舐める。唇で瑞希の先端を挟んで舌で刺激する。奥のほうまで舌をねじ込んで、もっともっと瑞希から蜜を溢れださせた。
「いや……、んっ。はぁっ……。や、はぁ」
尖った先端に吸い付きながら、指で割れ目を擦る。円を描くように動かしてくちゅくちゅと音を立てさせる。
「ここ、めっちゃやらしい音してんの聞こえるやろ。これオマエの音やねんで。オマエからこんな音がしてくんねん」
もっと良く音が聞こえるように、指を動かす。
「そんな音…、聞かせないで……。やはぁ…ん。あぁ…。あふ……っ」
瑞希の入り口がひくひくとわなないていた。もうこんなもんでえぇやろ。
体の位置を上げて、瑞希にもう一度覆い被さった。顔を近づけると瑞希は切れ切れに甘い吐息を漏らしてる。
可愛い瑞希。でもごめんやで。こういう風にしか可愛がってやれんでな。
376バイト×瑞希15:02/08/28 21:00 ID:netvE9nD
鼻の先や、額や瞼にキスを降らせた。
「かなり痛いかもしらんけど。我慢してや」
そして瑞希にあてがって、オレはゆっくりとその中に侵入してく。……うー、きっついわ。
「ああああああっ! やだっ! やめて、やめて!」
暴れる瑞希の体を押さえつけて、オレは進んでく。異物の侵入を拒もうと瑞希は押し返してくる。
「ああーっ! やぁーっ!」
無理矢理、だけど急がずにオレは奥まで入った。すぐには動かずにそのままじっとしとく。
ぎりぎりと、痛いくらいに瑞希は締め付けてくる。
「あぁっ。お願い、姫条くん……それ、抜いてちょうだい……っ」
はらはらと瑞希は涙を流してた。泣いてる瑞希を見て、胸が締めつけられるような思いがした。
ごめんな瑞希。でも、さすがにオレも、ここまできたらやめられへんわ。
「瑞希……痛いか?」
「痛いわよっ。ものすごく痛いわよっ! だからもうやめてくれない!?」
「スマン……。無理」
瑞希が落ちつくまで、そのまま下半身は動かさずに、オレは瑞希の体に愛撫を繰り返す。
苦しそうだった瑞希の呼吸が吐息に変わってきたのを確かめてから、オレはゆっくりと動いた。
「あぁっ。あふ……んん……。あ……っ」
泣きながらもオレの動きに呼応するように瑞希は喘ぐ。この鳴き声、マジすごいかも。
377バイト×瑞希16:02/08/28 21:02 ID:netvE9nD
「あん……。んふ……っ。あ……は……っ」
感じてきてんのに、相変わらず泣いてる瑞希が可愛そうになってくる。
瑞希の頬を撫でながら、オレは瑞希の涙を口で吸い取る。
「瑞希、オレが三原やと思ったらえぇ」
「し……き、サマ……?」
「そう。こうやってオマエの顔に触れんのがアイツやと思ってみ」
この涙に触れてるのはオレやけど。
「アイツがオマエのこの声を聞いてるねん」
アイツに、瑞希にこんな声を出させられるもんか。
「この肌に触れてるのもアイツや」
今この肌を味わってんのはオレやんか。
「アイツがオマエを抱きしめるてるやで」
今、オマエを抱いてんのは、このオレやねんで……?
「ああんっ。はっ、あんっ!」
瑞希の様子が変化し始めた。中のほうでもどんどん滑りが良くなる。
オレは訳の分からんせつなさに支配され始めて、その感情を誤魔化すために突き上げを強くした。
瑞希の奥のほうを突きまくって、さらに体を擦り合わせて瑞希の突起も刺激する。
「いや、あっ! はぁ……ん。あぁ!」
……瑞希、オマエを抱いてんのはオレやろ? 他のヤツのことなんか考えんな!
「瑞希、呼んで。オレのこと昔みたいに呼んで」
「はぁっ……ん。……まどか、くん……」
「……『くん』はいらん。……今だけでもえぇから」
「……ま、どか……」
「もっかい」
「……まどか……!!」
瑞希が果てるまで、オレは動き続けてた。
378バイト×瑞希17:02/08/28 21:04 ID:netvE9nD
─────────────────

瑞希を家の近くに送り届けた後、ジブンちに戻ったオレはソファーに座ってマルボロに火をつけた。
視線はベットに固定されている。煙を吐き出して、空虚な気分を誤魔化してみる。
ベットの上に、絡みあってるオレと瑞希の幻影が見えた。頭を振ってその映像を振り払う。
考えんな。あんまり深く考えんな……!
頭のどこからか発せられるシグナルにオレは従った。肺の中に煙を貯めて、またゆっくりと吐き出す。煙と一緒にやばい考えも吐き出して、そうやって気分を落ちつけた。
それにしても……。
瑞希が三原を落とせるかどうかは分からんけど、もし落とせたんなら、そんときの三原の顔は見モノやろうな。
その時のことを想像すると、口元に笑みが浮かんだ。
スマンな三原。オマエのことや。清らかな女が好きそうやけど、瑞樹はもう違うねん。
あんな声を上げさせたのも、あの体を味わったのも、オレが最初やねんで。ざまあみぃ。
……ああ、でもそうや。あの唇だけは……。
あの唇だけは無垢なままなんやったっけ。
オレがどんだけ我慢したことか。それだけはオマエに残しといたってんから、オレに感謝せぇよ……。
静かに煙を吐き出した後、灰皿に押しつぶすようにして、タバコの火を消した。
379バイト×瑞希18(完):02/08/28 21:06 ID:netvE9nD
   ・
   ・
   ・
「色サマぁっ!」
「やぁ、須藤クン。居たね?」
「色サマ。あの、わたくし色サマにお話しがあるのですけど、いいかしら?」
「話? 何だい?」
白い頬を薔薇色に染めて、濡れた瞳で瑞樹は三原を見上げた。艶めいた口調で瑞樹は言う。
「その、ここではなくて、二人になれる場所で……。そうだわ、色サマのアトリエにお邪魔するのはダメかしら?」
「それはダメだよ。ボクは忙しい。完成させなければならない絵があるんだ」
「!!」
「あとボクのアトリエには、あまり人を入れたくないんだ。集中力が乱れるからね」
「そうですの……。それでは仕方ありませんわね……」
「うん。しょうがない。それじゃ須藤クン、またね」
背を向けて三原は去った。遠ざかっていくその背中を見つめながら、瑞樹は唇をかみしめた。
――どうしたら……どうしたらいいの?
いつだって頑張ってるのに、どうしても色サマに近づけない……!
瑞樹は今のところ自分が一番三原に近い位置にいると思っている。だけどそこから先へ進めないでいた。
どんなに頑張っても、ある程度の距離から先に三原に近づくことができないのだ。
もっと色サマの近くに行きたいのに! どうしたら近づけるの? わかんない……。ミズキわかんない!
もっと頑張らないと。もっと色サマに近づける方法を。その方法を考えなくちゃ……。
……そうだわ。
ふと、瑞樹はとある事を思いついた。


……そうよ、まどかに。

そう。 まどかに。


―― まどかにまた教えてもらわなくちゃ……。
380名無しさん@ピンキー:02/08/28 21:09 ID:netvE9nD



えろう長くなってしまいますたが、以上です。
長すぎますかね。前置き、後締めいらん? もっとさっぱりいくべきでしょか?

とりあえず、読んでくれてありがとうございました。
381名無しさん@ピンキー:02/08/28 21:21 ID:3/duPNwM
361神様、面白かったです!!
素直な瑞希タソに萌えv
小悪魔なバイトに萌えv

個人的にはこういうのもアリなんでOKですよ。
…続きは期待しちゃ駄目ですか?w
382名無しさん@ピンキー:02/08/28 23:45 ID:gxRKUMBM
面白かったでつ!
途中クスクス笑いながらもハァハァできまつた。

神よありがとう!!

ここで終わるのがいいのだが、
貪欲な気持ちは続きも期待してしまいまつ・・・アアッ・・・ハァハァッ
383名無しさん@ピンキー:02/08/28 23:48 ID:cWWh+GLP
姫条×瑞希、良いですね!
最初は奇抜な組み合わせだと思ったけど
361タンの文章が上手いから凄く(・∀・)イイ!!

あくまで、瑞希はワカメの事が好き、って設定なのも
好感が持てますた。
384名無しさん@ピンキー:02/08/29 00:24 ID:rJWRmKLI
>361さん
面白かったでつ。ありがとうございます。
私も異色だなあとは思ったけど
テンポのとり方や感情の移ろい表現の巧さからか
本来?のカプ(相手がなっちんや色サマ)でなくても
全く違和感は感じませんでした。あと>383さんの
>あくまで、瑞希はワカメの事が好き、って設定
なのが本編のイメージから逸脱せずすんなり読ませる
要因なのではないかと。お見事です。
385名無しさん@ピンキー:02/08/29 03:10 ID:ced5sLNV
良かったです!! 私は自分がワカメスキーなのでバイト×瑞希はぜんぜんOKでつ。

>380
>>前置き、後締めいらん?

えちーのみだとエロビデオみたいな気がして、私はそれ以外の細部にわたる設定が
あったほうが好きです。 これって次作もあり?ついつい期待してしまいます。
386名無しさん@ピンキー:02/08/30 16:21 ID:1JrwfhBm
>380
前置きはあるとシュツエーションがよく解るので一層萌えます(´д`)
387361:02/08/30 23:29 ID:g9qWf/xp
>>381-386
意外と受け入れてもらえたみたいで嬉しいでつ!
バイト×瑞希なんてゲーム中じゃ接点ないのにどうかと思ってたのでよかったです。
しかもえらく誉めて頂けたみたいで…、胸に染みました。
勢いと思いつきで書いてるので、続きは考えてませんしたが…思いついたらということで(w

前置きとかって長くてもよかったですか?
エロに入るまで7レスも潰しちゃったんでやりすぎかと思ってたので。
でも次からはもっと簡潔に書けるように精進いたすます。

どもども。ありがとうございました!

388名無しさん@ピンキー:02/08/30 23:37 ID:6gRE/RO7
>361
私もワカメスキーなんですけど、バイトに色々教わった瑞希タンが
ワカメと……というのも読んでみたいと思いました。
389名無しさん@ピンキー:02/08/31 01:52 ID:DwttN4fI
>>361
"意外と"だなんてあんなにすばらしい作品ですから充分受け入れられて当然
でつe(^。^)g
前置きが長いのは大賛成です。焦らすのも……。瑞希タンはGSの友達キャラ
でダントツで好きなのでどんなカップリングでも待ってまつ
390名無しさん@ピンキー:02/09/01 12:36 ID:zKKnzlev
>361
例の作品の作者です。バイトスレ2で確認してきました。
全然知らなかったんですけど、私の設定を使って貰えたなんて嬉しいです。
自分はエロSSが書けないから羨ましい・・・
SS良かったですよ☆またSS書いてください。
楽しみに待っています。
391インデックス職人:02/09/02 01:38 ID:wpIRNPj/
この前のインデックスは>>182

バイト
>212>217>218>219>220>306>307>308>309
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>227>228>234(>>227-228>>234)
>236>237>238>239>246>247>248>249>250>251>252(>>236-239>>246-252)
>261>262>263(>>261-263)
>301>302>303>304(>>301-304)
バカ
>214
先生
>221>222>223>241(>>221-223>>241)
>229>230>231(>>229-231)
>289>290(>>289-290)
ワカメ
>266>267>268>269>270>271>272>273>274
>279>280>281>282>283>284(>>266-274>>279-284)
>319>320>321>322>323>324>325(>>319-325)
千晴タン
>342>343>344>345>351>352(>>342-345>>351-352)
バイト×瑞希
>362>363>364>365>366>367>368>369>370>371
>372>373>374>375>376>377>378>379(>>362-379)

今日も神々に感謝(-人-)
ちなみに感想とかは名無しでちょくちょく書かせて頂いてます。
明日以降のご降臨お待ちしてまつ…ヽ(´ー`)ノ
392名無しさん@ピンキー:02/09/02 02:05 ID:YaVFzKuI
インデックス職人様、今回も乙です!
神様、漏れもお待ちいたしております…(;´Д`)ハァハァ
393名無しさん@ピンキー:02/09/02 21:02 ID:c6k7Rvl/
乙です>インデックス職人様

バイトスキーな方々がチョトうらやましい…
394名無しさん@ピンキー:02/09/04 02:28 ID:HAOpwWa+
>インデックス職人様
マジで助かります。もちろん神々にも感謝!

そういや今夜、よくROMるGSサイトで3PものがうPされてました。シアワセ
395名無しさん@ピンキー:02/09/04 20:27 ID:qQBwx9qc
>394
3Pでつか……(;´д`)カップリングはどんなでした?
このエロスレでもぜひサンドイッチなんか読みたいでつ。
396名無しさん@ピンキー:02/09/04 21:09 ID:HAOpwWa+
>395
バイト+バカ×主人公ちゃんッス
エロサイトって公言してらっしゃるとこなんで、ROMってても気が楽w
397名無しさん@ピンキー:02/09/04 23:06 ID:+ltjVfwk
>396
ヒントプリーズ!
398名無しさん@ピンキー:02/09/04 23:19 ID:Kbp7927y
>>397
エロスレ2で、そのサイトの本人が光臨してまつ。
399名無しさん@ピンキー:02/09/04 23:38 ID:SpFmYqiu
そろそろ新作読みたいよー。
400名無しさん@ピンキー:02/09/05 00:50 ID:xdKtYNA8
>398
エロスレ2ってここの1コ前の事?
401名無しさん@ピンキー:02/09/05 01:16 ID:KrwVkaJ9
>>400
そっそっ。探してみて。リンク貼ってくれてるから。
402名無しさん@ピンキー:02/09/05 04:39 ID:kCRHk0lI
>401
隊長!暫く待つしかありませんでした!・゚・(ノД`)・゚・
403名無しさん@ピンキー:02/09/05 19:04 ID:Z8bqApKd
>401
わたしもです。見たいよ・。・゜゜・(≧◯≦)・゜゜・。・
404名無しさん@ピンキー:02/09/05 21:26 ID:XcAZsRf0
私も見たいです・・・!
405sage:02/09/05 21:59 ID:jLPmdI62
>>394さんのおっしゃるサイト、知っている私でも検索でひっかけられないので
なんにも知らない方々は見つけられないかも……。
サイト管理人さんにお伺いたててからヒント出そうかと思いましたが、
ご本人がURL出していたのでいいかな、と思い出しちゃいます。

ヒント:ときメモGSはばたきネットWEBRINGに参加していらっしゃいます。
    キーワードは「辞典」。

そのまんまやー。
406405:02/09/05 22:02 ID:jLPmdI62
すみません、sage損ねました。
このお詫びは千晴タンもので……。
407名無しさん@ピンキー:02/09/05 22:03 ID:6SgLzy7b
>>404-405
あげないでー・゚・(ノД`)・゚・ 

また地中に埋もれたらSSうpしにきまつ…。
書いたが上がってると大勢の目に触れられてお恥ずかしくてうpできないっす。
408407:02/09/05 23:06 ID:6SgLzy7b
それなりに沈んだのでうpしてみまつ。
因みにバイト×主人公タンでつ。

【注意】
下記に当てはまる人はスルーして下さい。

★奈津実との絡みは一瞬でも嫌だと思う人
★中途半端なエロは読みたくないヽ(`Д´)ノ ウワァァンと思う人
★とにかく神以外の駄文なんか読みたくない人

以上、宜しくおながいします。
ヤケ起こして鬱になってる時に書いたから更に駄文だ。
スキこそものの上手なれなんて言葉は漏れには通用しないようだ。
409名無しさん@ピンキー:02/09/05 23:06 ID:aNWancAh
>407
神!久々の降臨にドキドキしておりまつ。
410jealousy@1:02/09/05 23:09 ID:6SgLzy7b
『最近アイツが誘っても遊んでくれないんだよね。』
そんな事を言われたのはつい数日前。
『ショッピングモールに新しく出来た店に誘ったんだけど、
忙しいってあっさり却下されちゃったんだよね。ねぇ、一緒に行かない?』
そう言う風に誘われたけど断ったのもつい数日前。

――――――それなのに
あの子が誘ってきた日に私はあの子が“アイツ”と呼ぶ人に誘われて
あの子の誘いを断って、こうして今居る訳だ。
一緒にいる事で勝ち誇った気にさえなった。

私はあの子に対して激しく苛付きを覚えている。
あの子が私の事を気にかければ気にかけてくる程苛立ちが募る。

私もまどかの事は最初から好きだったとかそう言う訳ではない。
好き、というかちょっと気になるし遊んでいて楽しいって程度だった。
本当に物凄く楽しい。異性を気にする事なく気軽に遊べた。
だから自分からもしょっちゅう誘っていたし、相手の誘いも断らなかった。

――――――あの日、あの事を見るまでは普通にそう思っていた。
411jealousy@2:02/09/05 23:10 ID:6SgLzy7b
校舎裏の、あんな事。

私はその日忙しい葉月くんに頼まれて猫のえさをやりに行く事になった。
(葉月くん曰く私って彼にとって物事を頼み易い人らしい。)
校舎裏に近づくにつれて聞こえてきたのは猫の鳴き声ではなかった。
よく聞きなれたオトコとオンナの声。
直ぐ誰だかは私には分かった。
覗き見とは趣味が悪いが割り込んでいく事も出来なかった。
「……でさぁ、日曜日にあそこに行こうよぉ。」
「おお、エエで。勿論オマエのオゴリやんなぁ?」
「給料日前だからお金ないんだけど。」
「まぁ、エエやん。な?」
オトコはそう言うとオンナの肩に手を回す。
オンナはソレを嫌がる気配もない。
「しょうがないなぁ。今回だけだよ?」
「ありがとなー。そんじゃお礼したるわ。」
そう言うとオトコはオンナの頬に唇を落とす。
「ちょっと、何するのよ!?」
言葉だけ怒っているが全く嫌がってる気配もない。むしろ嬉しそうだ。
「ははは、そんじゃ、日曜日にな。楽しみにしてんで。」
オトコは手を振って去っていった。
オンナはそんなオトコの背中を見送っていた。
そのオンナの背中になんともいえない感情が湧き出た。

『嫉妬』ってヤツだと思う。
412jealousy@3:02/09/05 23:12 ID:6SgLzy7b
「――ってな、なぁ、自分聞いてんの?」
その声にハッとさせられた。
「ごめん、聞いてなかった。」
「そうやろうなぁ。なーんか、上の空っちゅう感じやったしな。」
「このカップ買おうかどうしようか悩んでたの。」
とっさに嘘が口から零れた。
欲しいとか思ってなかったけどたまたま目についたカップを指した。
あの子の事を思い出して苛ついていたのを知られたくなかった。
「おっ、なかなかエエカップやん。じゃ、コレ2つ買うて一緒に使わへん?」
「うん。いいよ。」
ソレってどう言う意味かわかって言ってるんだよね?
軽くそう言うことを誰にでも言うんだろうな……。
コレがあの子でもそうやって言う?
……言うに決まってるよね……。

こうやって嫉妬から疑心が生まれてくる。
気付いたら好きがイッパイになっていて、
でも“誰にでも言うんだろうな”って思ったら
態度が露骨にイヤな感じになっているのが分かった。
こんな女可愛くないよね。
そして、また疑心。悪循環。

「なぁなぁ、折角カップも買った事やし、コーヒー飲んで行かん?」
「……うん。」
「あ、また疑ごうてるな。まぁ、エエけどな。」
ちょっと拗ねてみせるまどかを見てコレも計算なのかな?って思ってしまう。
実際、凄くその言い方や拗ねてみせる仕草にドキっとした。
でも、ごめんね、本当に疑いたくないけどダメなんだ。
私にだけじゃないって思うとますますダメなんだ。
413jealousy@4:02/09/05 23:15 ID:6SgLzy7b
でも恐らく私にだけだって言える事もある。

――――――そう言えばあの子にするみたいに触れないよね。

肩も、頬も、腕も、触れられた事がない。
ニアミスで触れた事が有っても直ぐに離れる手。
とても大きくて、厚くて、仕事でちょっと荒れていて。
想像でしか、分からない感触を何度も想像してみた。

「ホンマはエスプレッソの方が好きなんやけど普通のコーヒーでエエか?
エスプレッソ用にしてはめっちゃカップでかいな。」
「うん、いいよ。」
コーヒー用にしてもちょっと大きいと思えるそのカップ。
とっさに出た嘘から買ったけどこうやってじっくり見るととてもいい感じだ。
コーヒーのこげ茶色がよく栄える不思議な色彩。
視覚で嗅覚オイシイと思えて、さらに飲み込むと安心出来る味になる。
「このカップ買って正解だったね。」
「ホンマそう思う。何てったって自分とオソロっちゅのがまたエエしな。」
「ふーん……。」
素気無い返事が一瞬周りの空気を張り詰めらせた。
414jealousy@5:02/09/05 23:16 ID:6SgLzy7b
まどかはカップをテーブルに置き真剣な眼差しでこっちを見た。
その眼差しが怖くて思わず目をそらした。
「前から聞きたい事あるんよ……。」
「何……?」
いつもよりトーンの低い声が怖かった。
「自分、どうしてそんなにオレの事信用してへんの?」
「そんな事ないよ。」
そんな事ないと言う割には直視出来ない。
コレはあからさまな嘘だから。
うん、本当は凄く疑ってるよ。
「オレが今までしとった事が事なだけにしゃぁないと思うんやけど、
でもな、オレ、オマエの事は違うって思ってん。」
「ふーん。」
……あ、まただ。どうしてこう可愛くない返事しちゃうんだろう?
手が汗ばんできて微妙に震えてきたのでカップをテーブルに置いた。
そして、それを誤魔化す為思わず掌を握り締めた。
力の入る手に別の暖かい感触が重なった。

私がいつも想像していた感触が想像を越えてここに有った。

そして普通になら感じない呼吸が肌に当った。

嘘しか吐けない冷たい唇に柔らかく暖かな感触が。
もう何も喋らせないと言うイキオイで唇を唇で塞ぐ。
そして、唇を割って舌が進入してくる。
言葉で幾ら嘘を吐いても、本能の方が正直だからソレを素直に受け入れた。
415jealousy@6:02/09/05 23:17 ID:6SgLzy7b
離れた唇から先に言葉を発したのはまどかの方だった。
「なぁ、こんな事誰にでもやってるってまだ思ってるん?」
「……。」
思わず息を飲み込んだ。
全てお見通しって訳か。
「あの女にふざけてやってた事見られてたからしゃぁないけどな。」
「な、何?ソレ……。」
「隠さなくてもエエで。自分の様子可笑しくなってきたのもソレ以来やしな。」
まどかはそんな事まで知ってたのか……。
「あん時帰り際に自分の姿見えてんなぁ。あの後えらく反省してん。」
「ふ……ふぅん。」
「自分の姿見かけてオレめっちゃショックやったんよ。
それ以来、自分以外の女は全部スッパリ切ったわ。」
そう言えば、あの子が言ってた……。
“最近遊んでくれないんだよね。”……って。
「そんな事する必要が何であるの?」
「オレ……。おまえの事ホンマにスキやねん。スキ過ぎて、
自分にだけは触れられないねん。めっちゃ可笑しいねん。
さっきやって、手に触れるだけで死ぬかと思っとった。」

まどかの言葉への返事の変わりに本能が私の体を動かした。
今度は私からまどかの唇にそっと自分の唇を重ねた。
だって、また口を開けば冷めた反応しか出来ないから。

スキ、スキ、スキ、まどか、スキ。スキなの。本当に大好きなの。

唇を離してまどかの肩から背中に腕を回しぎゅっと抱きしめた。
全身で、心の中で、何度も何度もスキと叫んだ。
ここで離れてしまったら、また素っ気無い事しか言えなくなる。
そう思ったら余計に腕に力が入った。
怖くて、怖くて、また嫉妬に駆り立てられそうで怖かった。
416jealousy@7:02/09/05 23:18 ID:6SgLzy7b
全身に重力がかかり、背中に引力を感じる。
ひんやりと冷たく固い床の感触を背中に感じる。
「なぁ、自分の気持ち、全部聞かせてくれへんか?」
まどかは耳元でわざと息をかけながらそう囁いてきた。
「言ったら、まどか引くよ?」
「それでも知りたいねん。」
「……スキ。」
「それだけか?」
「スキ。嫉妬して信用出来なくなるくらいスキ。」
「信用出来なくなるのは勘弁やけど、ずっと嫉妬しててな。」
「……うん。まどかもいつも嫉妬していて。」
「ああ。」

さっきとは比べ物にならないくらい情熱的に唇を重ね合わせた。
まどかの手は既に上着越しに胸をゆっくりと優しく包み込む。
唇がじょじょに首筋から胸元へ差し掛かる。
唇の移動と共に上着を捲り上げブラ越しに胸を揉んできた。
さっきまでの優しさとは裏腹に掌に力が入ってきた。
揉むのと同時にブラの位置もずらしていき何時の間にか直に掌の感触が有った。
指先で乳首を転がしたりつねったりして弄んでいる。
その度に何とも言えない感覚が胸の奥底で走って段々と鼓動が早くなる。
上着を脱がされて、まどかは乳房を口に含んで何とも表現し難い音を立て始めた。
さっきよりももっと強く体の中でいやらしい感覚が走り始めた。
鼓動がもっともっと早くなり、体中の熱が胸や下半身に集中する。
ふと、太股辺りにまどかの固くなってきたソレを感じた。
ああ、この人。ちゃんと私を感じてくれているのね……。

何とも言えない幸せも頭の中をかすめてきた。
嫉妬するくらいスキな人が、私を感じていてくれている。
417jealousy@8:02/09/05 23:19 ID:6SgLzy7b
まどかの手が秘部へと移動していき布越しに何度もなぞっていく。
胸を揉まれている時よりも激しく体中を電流が流れるように
何度もビクッビクッとなってきた。
「自分、こんなにオレの事感じでくれてんの?」
「ま、まどかだって……。」
「当たり前やん。スキな女にこんなに触れていて感じない方が可笑しいって。」
「……私も。」
「もっと、自分の事感じてもエエか?」
「うん……。」
下着をずらし指を奥へと侵入させて突起を指の腹で激しく刺激してくる。
「……っん。」
「我慢せぇへんでも声出してええよ。」
いじわるっぽく囁いてきて、指先では蜜を集めわざとらしく音を立てながらまた激しく刺激してくる。
まどかをどんどん感じ私の中からどんどん愛が溢れてくる。
下着が邪魔といわんばかりに少しづつずらしていき遂には私は生まれたままの姿を晒した。

「……なぁ、そろそろ、エエか?」
その言葉にふと我に返った。
ねぇ、それってひとつになるって事よね?
緊張が体を駆け抜け強張ってしまった。
「……あ、あの。私……。」
「大丈夫やって。な?」
優しく唇と唇を軽く重ねる。その瞬間に緊張が解けた。
まどかの唇は魔法でも発しているかの様だ。
私がそれ以上何も言わなくても言いたい事の続きは分かってくれた。
「分かった。いいよ。まどかなら。」
髪の毛をヒト撫でしてまたキスをして。
418jealousy@9:02/09/05 23:20 ID:6SgLzy7b
「……っ!」
まだほんの少し挿入しただけなのに異物感を体に感じた。
「ああ、ごめんなぁ。ちょっと我慢しててぇな。」
そう言うと音を立てながら遠慮なく奥まで侵入してきた。
「……クッ。……ッン。」
眉間に力が篭ったのが分かった。
声にならない悲鳴だけが口から零れて何故か視界が滲んできた。
「ホンマにごめんな。」
ごめんって何度も言うように髪の毛や頬を何度も撫でてきた。
下半身には相変わらず異物感だけは有るがまどかの大きな掌が安堵を与えてくれた。
「その、痛いかも知れんが、オレの事感じて欲しいねん。」
「……ん。痛がってごめん。我慢するから。」
「いや、痛かったらそこまで我慢する必要もあらへんけど。」
「そう言う意味の我慢じゃないから。」
「そうか?それじゃ、動かすけどエエな?」
「……うん。」
ゆっくりとまどかは腰を動かしてきた。
「……ンッ。」
口端からふと声が零れた。だけど全然気持ちよくもないし、
ただひたすら異物感だけを感じた。でも、まどかが私の中で気持ちいいと
思ってくれているなら、それだけで痛みだけは和らいできた。
まどかに廻していた手に自然と力が篭る。
419jealousy@10:02/09/05 23:21 ID:6SgLzy7b
「……ック。」
まどかは小さく声を漏らしビクビクっとしてその後項垂れてきた。
「もう」終わったのかと「やっと」終わったのか言う気持ちが
正直自分の中に交互していた。まどかは私を感じてくれたのかな……。
「……まどか。」
「オレ1人で勝手イッてごめんな。でも自分の中めっちゃよかったで。」
「……気にしないで。」
まどかはぎゅっと抱きしめてきてくれた。
「……スキや。前よりももっとスキや。だからオレの事信用してぇな。」
「うん。私もまどかが大好き。疑ったりしてごめんね。」
「こんな事自分にしかしぃひんから。約束する。」
「うん。」
私もまどかの背中に腕を廻してぎゅっと抱きしめた。

嫉妬に駆られていた気持ちは不思議となくなっていた。

でも、またいつ再発するかは分からない。
その時は今日の事を、まどかの気持ちを思い出そう。

明日、あの子に会ったら私ちゃんと対応出来るかな。
変に勝ち誇ったり、変に苛立ったりしなければいいけど。
420407:02/09/05 23:24 ID:6SgLzy7b
以上でつ。

つーかさ、絶対ゲーム中の主人公タンってバイトに冷たいと思わんか?
その冷たさはパイナップルやその他女への嫉妬からだと勝手に解釈して
書いてみますた。

こんなモノに10以上も潰してスマソ……。
421名無しさん@ピンキー:02/09/06 01:44 ID:gpzcJkPo
バイトエロキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!

>407神ありがとうございます
嫉妬に至る経緯がしっかり描かれてる方がより感情移入できるんで
長くても問題無しです
42269:02/09/06 11:35 ID:S9W+FKS3
「やぁ。」
校門を出ようとした所で、声をかけられた。
「あ、三原くん。今帰り?」
三原くんは、今をときめく(?)芸術家だった。
公園にある博物館とかにも、彼の絵が飾られてるそうだ。
「うん。僕と一緒に帰らない?」
「よろこんで♪」
三原くんとはクラスは違うけど、
こうして、一緒に帰る事がたびたびある。

「君に、頼みたい事があるんだけど、聞いてもらえるかな?」
「えっ?頼みごと?なぁに??」
「明日の放課後、美術室に来てもらえないかな。
見せたいものがあるんだ。」
「うん。いいよ。じゃあ、明日ね!」
そう言って、三原くんと別れた。
42369:02/09/06 11:37 ID:S9W+FKS3
「やぁ。来たね。見てほしいのはこれなんだ。」
そう言って、キャンバスを覆っている白い布を取った。
描かれているのは、ひとりの裸婦だった。青を基調とした
とても、綺麗な絵だった。
「三原くんがこれを?」
「うん、そうだよ。でも、まだ未完成なんだ。」
「そうなの?こんなにステキな絵なのに?」
「・・・本当に、そう思う?」
「う、うん・・・」
「まだなんだ。この絵には、まだ魂が宿ってないんだ!
この、僕の魂が!!」
「たましい・・・」
「そこで、君にモデルになってもらいたいんだ。」
「わたしが!?」
42469:02/09/06 12:05 ID:S9W+FKS3
「そう、きみが」
「む、むりよぉ!!モデルなんて!
み、三原くんの前で服なんてぬげないよ・・・」
「あぁ〜そのことか。ちがうよ、君には人物の顔の
部分のモデルをお願いしてるんだよ。」
「な、なぁんだ!!勘違いしちゃった!
もう、恥ずかしい!!!」
「じゃあ、モデルの件はOKでいいかな?」
「本当に、わたしなんかでいいの?」
「君だから、頼んでるんだよ?」
「・・・うん。じゃあ、わたしやってみる!」
「ありがとう。ん・・・ちょっと、顔をよく見せて」
そう言ったかと思うと、長くて綺麗な指が伸びてきて
あごの先をつかまれた。
42569:02/09/06 12:17 ID:S9W+FKS3
「う・・・ん。ちょっと、横むいて」
わたしは、言われるまま横を向いた。
「うん!いいね。僕のイメージした通りだ」
「そ、そう?」
「じゃあ、こっち見て」
顔を正面に戻すと、三原くんの顔が近づいてきた。
気づいたら、三原くんにキスをされていた。
「いや!何するの?」
「君が、あまりにも綺麗だったから、僕が吸い寄せられたんだよ」
悪びれた様子もなく、さらりと言った。
「ひどい!学校の中で・・・
それに、三原くんには瑞希さんがいるでしょ?」
「そんなに、怒っては美しい顔が台無しだよ?
それに、彼女とはただのお友達だよ」
「だからって、こんなこと!!」
「ごめんよ?まさか、君がこんなに怒るなんて・・・
でも、もう一度、よく顔を見せて。さっきみたいなことは
しないから」
「本当に?絶対よ!」
「信用して」
真剣な顔をした三原くんが言うので、仕方なく顔を見せた。
すると、今度は抱きしめられた。
42669:02/09/06 12:29 ID:S9W+FKS3
「やだ!三原くんのうそつき!!」
しかし、ふたたび唇がふさがれた。
強引なキスだったけど、感触は柔らかかった。
抵抗しようにも、力が入らない。
けど、なんとか腕を突っ張って、三原くんの抱擁から抜け出した。
「三原くんのバカ!!先生に、氷室先生に言いつけるから!!」
そう言って、乱暴にドアを開けて飛び出した。
泣きながら、教室に戻ったけど三原くんは追ってこなかった。
帰り支度を整えて、靴を履き替えようとすると、靴箱に手紙が入っていた。」
「誰だろう?」
開けてみると、三原くんからだった。

「さっきは、ごめんよ。でも、君にも罪はあるんだよ?わかるよね。
モデルの件は、今度の日曜日、10:00に美術室で・・・
君が来るまで、待ってるよ。
三原 色」

・・・今度の日曜日か・・・一旦引き受けたんだし、行くか・・・
それにしても、わたしったら「先生に言いつける・・・」なんて
今時の、小学生でも言わない事いっちゃったしなぁ・・・はずかし・・・
42769:02/09/06 12:51 ID:S9W+FKS3
学園を出て家に帰っても、まだ、三原くんとのキスの感触が
忘れられない・・・
いくらなんでも、キスの経験がないわけではない。
一時だが、バスケ部の鈴鹿 和馬と付き合っていた。
その時に、経験も済ませていた。
でも、和馬くんはバスケに夢中で、休みにデートするのも
一緒に帰るのも回数が減り、自然消滅みたいな形で
別れてしまった。それ以来、付き合っている人はいなかった。
部屋に入ると、カバンを机の上に置くと、制服のまま
ベットに横たわった。
すると、いきなりドアが開いた。
「よぉ、姉ちゃん!今日、母さんと父さん、親戚の家に行くって!
だから、俺、友達の所に泊りに行ってくる!!」
「ちょっと、待ちなさい!急に行ったら、お友達のお家に迷惑が
かかるでしょ!?」
「へへーん、抜かりはないよ!じゃあな!ちゃんと、戸締まりしろよ、
姉ちゃん、そそっかしいんだから!」
「こらっ!待ちなさい!!まったく・・・って、事は一人か・・・
じゃあ、お風呂でも入って寝るだけにしちゃおっかな」
42869:02/09/06 13:06 ID:S9W+FKS3
シャワーを浴び、身体にボディソープを塗りつける。
太ってはいないが、胸はたっぷりと量感がある。
高校に入って、和馬くんと経験をしてから
急にあちこちが出っぱったり、柔らかくなったりした。
お陰で、スポーツするのが苦手になった・・・
胸から腹部、そして下腹部の茂みへとボディソープを
塗りながら手を這わせていく。
両足を少しだけ開き、奥まった部分に指を差しいれた時、
思わず声を上げてしまった。
「!!どうして?」
閉じられていた壁の奥に、シャワーのお湯とは違う生暖かい感触があった。
ねっとりとした蜜が溢れだしていた。
三原くんにキスされた時の感触を思い出した・・・あの時、抵抗しながらも
体の芯が疼くような感覚が思い出された。
三原くんの事を考えながら、ぴったりと閉じた壁の合わせ目に
中指を差し入れ、ねっとりとした蜜をすくいあげた。
「ん・・・・んあ・・・」
身体が、痺れる。
蜜を引き上げるようにしながら、花びらの合流点にある肉芽のほうに
指先を移動した。
「あぁ・・・」
罪悪感を感じつつも、指を止めることはできなくなっていた。
最初は柔らかかった肉芽も、刺激を受け充血し、硬くなっていた。
それにともなってか、湧き起こってくる刺激も急激強くなっていた。
「あん・・・も、もっと・・・み・・・三原く・・・ぅ・・・」
思わず、三原くんの名前を呼んでいた。
42969:02/09/06 13:17 ID:S9W+FKS3
そんな自分に驚いてしまったが、もう自分でも止められなくなっていた。
自分が、三原くんに美術室で抱かれ、ゆっくりと愛撫されているところを
頭の中に描きながら、指先で肉芽をまさぐった。
「い・・・い・・・三原くぅん・・・そこ!!・・・」
頭の芯がグラグラして、立っているのがやっとだった。
バスルームの壁に背中を預け、身体を支えた。
壁が冷やりとしていたけど、身体の疼きはおさまらなかった。
「みは・ら・・く・・・ん・気持ちいいよぉ・・・変になっちゃう・・・
あん、もうだめ・・・いっちゃうぅ・・・」
和馬くんとのHではいったことがなかった・・・何度か、体をかさねたが、
いつも、おいていかれていた・・・
そんな事を考えながら、身体のあちこちをヒクヒクと
痙攣され、絶頂をむかえた・・・
43069:02/09/06 13:37 ID:S9W+FKS3
翌日のお昼休み、教室の前で三原くんに呼び止められた。
「やぁ、ちょっといいかな?」
ドキッとしながら立ち止まった。
「な、なぁに?」
昨日の、バスルームの事を思い出し、顔が熱くなってきた。
「どうかした?体調でも悪いの?」
「ううん。大丈夫、元気よ!それより、なにか用?」
「あぁ。そうそう、日曜日の件、大丈夫だよね?」
「日曜日?」
「そう。モデルの件」
「う・・・ん。大丈夫だけど・・・」
「そ。じゃあ、日曜日に」
そう言うと、背を向けて立ち去ってしまった。
ボーっとしながら、彼の背中を見送った。
「何をぼんやりしているのかな?」
突然後ろから声をかけられた。我に返って振り向くと
理事長の天野橋さんだった。ダンディという言葉が
ぴったりな紳士だ。
「ちょっと、考え事してて・・・」
「そうですか。そうだ、今度、一緒に食事でも行きましょう」
「はい。よろこんで」
そう言って、頭を下げて教室に入った。
その後ろ姿を、天野橋が見つめている事も気づかずに。
43169:02/09/06 14:28 ID:S9W+FKS3
日曜日だというのに、グラウンドでは野球部が練習をしていた。
校舎に入ると、あまりの静けさに、一人残されたような感覚が押し寄せてきた。
美術室に行くと、そこには三原くんが来て準備をしていた。
「やぁ。来たね。すまなかったね、日曜日なのに。デートの誘いを
断らせちゃったかな?」
「そんなことないよ。いま、付き合ってる人いないし・・・」
「え?そうなのかい、君あのバスケ部の彼・・・なんて言ったけ・・・」
「鈴鹿くん。」
「そう、鈴鹿くんとお付き合いしているんじゃ・・・」
「別れたの・・・別にいいじゃない、こんなこと・・・」
「ん。じゃあ、早速始めよう。窓の方を向いてて。」
言われるがまま、窓の方を見た。窓の外は、野球部の練習が見えた。
そして、よくみると窓ガラスに映った三原くんがみえた。
とても真剣な顔付きで、絵筆を動かしている、初めて見る顔だ。
1時間おきに休憩を入れてくれるが、モデルの経験がないため
首や腰、お尻までもが痛くなってきた。
「ふぅ・・・出来た!!」
三原くんは、そう告げた時には、もう日が暮れていた。
「本当?おめでとう!!見せてもらってもいいかな?」
「もちろんだよ。」
「う・・・わぁ。これ、本当にわたしがモデルなの?
すっごく、ステキに描いてくれたのね」
「うん。それが君の本質だからね」
「本質?」
「そう。君の本当の姿だよ。ねえ、今の僕の気持ち分かるかい?」
「え?」
「僕は今、すごく興奮しているんだ!だって、君のお陰で
とてもいいものが仕上がったんだから!」
「そ、そう」
43269:02/09/06 14:40 ID:S9W+FKS3
「君のお陰だ。いま、僕がどんなに高揚した気分でいるか
君にはわからないだろうね」
「そんなこと、そんなことないよ」
「いや。わからないよ。ちょっと、手を貸して」
そう言って、手をとった。
三原くんの手は、とても熱かった。
「僕の気持ちを、触れて感じてみて」
「きゃ!?何を?・・・」
わたしの手を、彼の下腹部に導き押しあてた・・・
大きくふくらんだモノの感触がはっきりと伝わってきた。
反射的に手を引こうとしたが、許されなかった。
「わかるかい?」
「やだ、離して!」
「だめ、離さない。君に知ってほしいんだ。
僕がこんな気持ちになっていることを・・・」
そう言って、腰にもう一方の腕をまわしてきた。
そして、力強く抱き寄せた。
「三原くん・・・やめて・・・ね?」
「君は、僕の事が嫌いかい?」
「そんなこと・・・ないけど・・・でも、こんなことするなんて・・・」
「これが、僕の正直な気持ちさ」
「でも、瑞希さんが・・・」
43369:02/09/06 15:06 ID:S9W+FKS3
「やれやれ。前にも言ったよね?彼女はただの友人だよ」
「でも、彼女は、瑞希さんは三原くんのことが・・・」
「じゃあ、聞くけど、君は好きでもない人と付き合う事ができる?」
「それは・・・」
「そういうこと」
そう言って、グリグリと腰を動かしてきた。押し付けられた手の中に
彼の石のように硬い感触があった。
・・・大きい・・・。
こんなふうに男の人の身体に触れるのは、和馬くん以来だ。
けど、和馬くんのモノは、こんなに大きかったかしら・・・
そんな事を考えていると、彼の顔がゆっくりと近づいてきて
唇が触れた。
「・・・・・・ん」
頭の芯が、しびれるようだった。そして、ギュッと抱きしめられた。
身体の前面がぴったりと密着した。下腹の一部分だけゴツゴツと硬く
盛り上がっていて、それを意識しない訳にはいかなかった。
腰を引こうとしたが、彼はますます押しつけると同時に、
唇も強くすわれた。
唇の間から彼の舌先が、唇をくすぐった。
「・・・ん・・・ふ・・」
たちまち、頭の中がくらみ、腰が砕けそうになった。抱き支えてくれなければ
床に座り込んでしまったところだ。それほど、彼のキスは巧みだった。
きっと、たくさんの女の人とつきあってきたんだろう・・・
彼の舌が唇を割って、侵入してきた。
唇、歯ぐきの裏側に性感帯があることを生まれて初めて知った。
43469:02/09/06 15:20 ID:S9W+FKS3
「だめよ、こんなこと・・」
「どうして?僕は、君を一目見た時からこうしたかったのに」
そう言って、また唇をふさいだ。今度は舌が深く入り込んで
わたしの舌を求めてきた。最初は、どうしていいか分からなかったけど
唇の内側を刺激されていて、いつにまにか、自分で舌を絡ませるように
動かしてしまった。
こんなに濃厚なキスをしたことはなかった。和馬くんとは、何度もキスを
かさねたけど、こんなに刺激的なものは一度もなかった。
「三原くん・・・もう、立ってられない・・・」
「大丈夫、僕が支えているから」
そして、彼の片手がお尻の辺りをまさぐってきた。
「だめっ!」
逃げようとしたけど、力が抜けて思うように動けない。
すると、またお尻の膨らみを撫でまわすように、
ゆっくりとスカートの中に手を入れてきた。
「まって・・・」
「どうしたんだい?」
「・・・外から・・・見えちゃう・・・」
まだ、野球部の練習はおこなわれていた。
「そんなことかい?大丈夫だよ。この部屋の方が暗いから
そとからなんて見えやしないよ」
「でも、やっぱり・・・」
逃げようとして、身体をひねった、その瞬間、彼の指が中心部に強く
押しあてられた。
「きゃん!」
下着越しに彼の指が、もっとも敏感な部分を襲った。
43569:02/09/06 16:09 ID:S9W+FKS3
腰をひねって逃れようとした。しかし、身体が
まるで自分のものではないかのように動かなかった。
この感覚は、以前にも味わった事がある感覚だった。
そう、初めて和馬くんとHしたときだった。
くずれ折れようとするわたしの身体を、腰に回した腕1本で
三原くんが支えてくれている。芸術家で、見るからに優男といった
印象だったのに、思ったより筋力があるようだ。
身体の自由が効かないわたしの、スカートの中にもぐりこんだ指が
薄い布越しにまさぐっている。
だんだん、中心部が熱くとろけてくるのを感じた。
恥ずかしい・・・
そう思いながら、熱い吐息をはいた。
「ね・・・ぇ、もう・・は・・・なしてぇ・・・」
彼を拒否すると、布越しにまさぐっていた指の動きが
速さを増した。彼の指は、亀裂にそって前後するように
動いている。時折、指先が肉芽の部分をスッっと撫で上げるように
触れてくる。
その度に、自分の意志とは別に身体が反応してしまった。
「んん・・・!!これ以上は、だめ・・・わたし・・・」
そう言うと、彼の指が中心部から離れた。しかし、次の瞬間
下着をずり下げるようにしながら、じかに触れてきた。
彼の細くて綺麗な長い指が、ふたたび中心部に向かって
すすみだした。
「きゃ・・・あん・・こ、こんなの・・・わた、わたし!!」
電流が流れたようだった。男の人に触れられて、こんな感覚に
陥ったのは初めてだった。大好きだった、和馬くんに触れられても
こんな感覚にはならなかった・・・
43669:02/09/06 16:27 ID:S9W+FKS3
「ねぇ。濡れてるよ」
「いやぁ!!そんな事言わないで」
「でも、本当の事だから仕方がないね。ほら、君にも聞こえるだろ?」
ピチャピチャ・・・もう、蜜が溢れていた。彼は、わざと音を立てるように
指を動かした。
「やめて・・・恥ずかしい・・・」
「フフ。どんどん溢れてくるよ」
「おねがい・・・もう、これ以上いじめないで」
「心外だな。僕はいま、とても喜びを感じているのに。
君が、こんなに感じてくれてるなんて!!」
「でも、やっぱりこんなことよくないわ・・・
それに、まだ人が残ってるし・・・」
「わかった!こうすればいいんだね」
そう言って、彼はわたしの身体を椅子にあずけ
美術室のカギをかけた。
「念のため、カーテンも閉めようか。これでいいかい?」
そんな、いいって聞かれても、どう答えたらいいのか
考えあぐねていると、彼は椅子の後ろに回り
背後から抱きしめてきた。
白いブラウスの上から、ゆっくりと彼の手が
わたしの胸を包んだ。
「うん。思った通りだ。僕の想像通りの胸だよ」
「そんな、恥ずかしい・・・」
彼の手は、いつのまにかブラウスのボタンを外していた。
そして、ブラジャーを押し上げて、膨らみを揉みしだいていく。
「んぁ、三原くぅ・・・ん」
「気持ちいいのかい?」
こくりとうなずいた。
43769:02/09/06 16:45 ID:S9W+FKS3
男の人の手で触れられるのは、久しぶりだった。
和馬くんと別れたきり・・・
彼は、さらに身体を密着させてきて、ふただびスカートの中に
手をもぐりこませてきた。
さっきは、後ろから触れてきたけど、今度は前のほうから
指がもぐりこんできた。
「ふ・・・あぁ、やん・・・」
膝を閉じ、椅子の上で身体をよじってみたが、
彼の指は巧みに擦りぬけ、敏感な肉芽に触れる。
「いやぁ、だめ・・だめなのぉ・・・」
「すごく感じてるんだね」
「恥ずかしい・・・でも、こんなの初めてで・・・」
「本当に?うれしいな、僕だからこんなに感じてくれてるのかい?」
「知らない・・・」
「そうだ、ここじゃなんだから準備室に行こう。
あそこなら、ソファもあるし」
そう言ったかと思うと、身体の下に手を入れて軽々と持ち上げて
準備室のソファの上に寝かされた。
43869:02/09/06 16:46 ID:S9W+FKS3
「はじめから、こうすればよかったね」
ニッコリと笑いながら言った。
「ねえ。やっぱり、こんなところで・・・」
「僕は、もう我慢できないんだけど」
そう言って、わたしの手を掴み、彼のモノに導いた。
『やっぱり、大きい・・・和馬くんのより・・・』
「ね。もう、こんなになっちゃてるんだ。これは、君のせいなんだよ」
「でも、やっぱり・・・」
「もう、止められないんだ」
両足首をつかまれ、左右に大きくひろげられた。
抵抗しようとしたが、男の力には抗えなかった。
「いくよ」
「・・・・・・・・・」
先程の行為で、受け入れる準備はできていた。
しかし、いままで受け入れた事がないような大きさに不安を覚えた。
43969:02/09/06 17:00 ID:S9W+FKS3
彼のモノが、肉壁を押し分けて突き進んできた。
「あ!・・・・・・んんっ」
あまりの圧迫感に息がつまった。初めて、和馬くんとHした時よりも
苦しかった。
「も・・・だめ!」
次の瞬間、わたしの中に全てが侵入した。
「わかる?今、僕たちは一つになったことが」
「三原くん・・・」
「色、でいいよ」
「し・・・き・・・?」
「そう。初めて君をみかけた時から、こうしたかった。」
「そ・・・なの?」
「フフ。きつくない?」
「すこ・・し、きつ・・・」
「じゃあ、少しずつ動くね」
そう言うと、わたしの身体を気遣いつつ腰を動かし始めた。
44069:02/09/06 17:18 ID:S9W+FKS3
「んぁ・・・・・・」
「どうしたんだい?」
「な・んか変なんです。・・・あぁ!!こんな・・・」
「気持ちいいの?」
「う・・・ん。すごく。あぁ、だめ!!変になっちゃう!」
その言葉を聞くと同時に、腰の動きが徐々に振幅の大きさを
加えてきた。
「あぅ・・・・もう、もう・・・やぁ!!!」
両腕で太股を抱え込むようにして、激しく腰を打ちあててきた。
「だめ!もう・・・色!!お願い!!!」
「いきそうなの?」
「う・・・ん、いくのぉ、いっちゃうのぉ!!!お願い、もう、来てぇ!」
「うん。じゃあ、一緒に・・・」
腰の動きがいっそう早くなった。
「あん!いく!いっちゃう!!」
頭の中が、真っ白になった。
「僕も!」
そう言うと、熱いものが奥へと放たれた。



441名無しさん@ピンキー:02/09/06 22:47 ID:LuXUtMGh
ワカメイイ!!すごくよかったです。
ときメモ、11月にトラマCD第一弾が発売決定したようでつ。BLに出演
されている方が多いことだし、ときメモGSドラマCD裏盤とか作ってほ
しいです。
442名無しさん@ピンキー:02/09/06 22:54 ID:19arcJ52
>>422の神よ…。 
当て馬扱いのキャラがいるのなら、あらかじめその旨
アナウンスしておいて下さると嬉しいんでつが(ノД`)
途中まで読んで激しく鬱…。スマソ
443名無しさん@ピンキー:02/09/07 05:20 ID:gsWbga8D
おぉ、こんなスレがあったのですね。
神々に感謝です。
444名無しさん@ピンキー:02/09/07 12:27 ID:hX/O/X4W
春の様に花が咲き乱れて様々な彩りが人々を魅了させる。
そして暖かく柔らかく何もかもを受け入れて陶酔させる。

夏の様に情熱的で全ての生命を活気づけてくれる。
そして我を忘れてその情熱に溺れたくなってしまう。

秋の様に深く心地良い味わいと哀愁に包まれる。
そして長く覚めない夢を見させてくれる。

冬の様に彩りを失い寒い風が頬をよぎり淋しさを醸し出す。
しかし空は高く新しい生命への伊吹が芽をだし生命感を実は一番感じる。

「ねぇ、君もそう思わないかい?」

……これが色くんが思った私とのセックスの感想らしい。
彼いわく私の体は四季を描くカンバスだそうだ。




思いつきの一発ネタですまそ。
445名無しさん@ピンキー:02/09/08 23:37 ID:BLQIOpCs
救済age
446名無しさん@ピンキー:02/09/08 23:44 ID:U3it4+fj
別にageなくても・・・
44769:02/09/09 10:05 ID:GaK7cYnx
442様。そして、その他、ご覧になってくださった皆様、
442様のご指摘事を、怠ってしまい申し分けありませんでした。
そして、これを読む事により、ご不快になってしまわれたかた
申し分けありませんでした。
448名無しさん@ピンキー:02/09/09 18:26 ID:nyadyfMY
このスレも60日落ちルールが適応のままだったらあと1週間で
dat落ちしてしまうのでしょうか・・・。・゚・(つД`)・゚・。
例え人が少なくなっても自分はまだここを愛しているので消えたら悲しいよ・・・
神様達のssが読めなくなるのはつらいです。
449名無しさん@ピンキー:02/09/09 20:05 ID:Rm8T+pdr
60日落ちルール?マジデ?
そんなのいつできたの?
450名無しさん@ピンキー:02/09/09 22:14 ID:dfxrGOHr
書き込まれてなかったらじゃない?ここの板は回転遅いし…
このスレは平気でしょ、一日一つずつだけどレスありますし。
451448:02/09/09 22:47 ID:nyadyfMY
えぇと、お騒がせしてすみません。
今日の昼前後で、いろんなところのスレで「スレ立てした日から60日(150日?)
経過したスレッドを強制的にdat落ちさせる」という出来事が起きたのでつよ。
(どうやらデータ転送関係の、夜勤さんの実験的試みだったようなのですが。)
で、pink鯖は回転が速そうだというイメージだったため(半角板のせいらしい)、
その実験対象に選ばれて、昼の段階では結構な量のpinkのスレがdat落ちしたのでつ。
現在ではどうやらほとんど落ちたスレも復旧されたようなのですが・・・。
一日ひとつずつレス有りでも落ちてるところもあるようで、何だかその条件も
あいまいでしたし、自分のお気に入りのスレもバカバカ落ちてしまったので
ついその時はここのことも心配になってしまって・・・大変スマソ。
とりあえずまだ明確な回答は出ていないようですし、自分もそう詳しい方では
ありませんので、すみませんがもし興味がある方は関連スレを覗いてみて下さい。
452名無しさん@ピンキー:02/09/10 01:35 ID:YE7XsdQg
>>451
わざわざ詳しくありがとうだよ。
453名無しさん@ピンキー:02/09/10 10:50 ID:8SKNkm4X
落ちたらまた立てる、じゃ駄目なのれすか?
確かにhtml化するまで読めないのは痛いけど
454名無しさん@ピンキー:02/09/12 01:18 ID:4ty3kRo/
落ちない方がbetterと思いまつ。
455名無しさん@ピンキー:02/09/12 13:28 ID:4pJc86G3
>454
そうですね。何度も立てるのは面倒ですし、途中で話が切れることも
ありますし。
456mugen:02/09/13 16:22 ID:PV/vkkxl
バイト、モリリン、主人公モノです。
嫌ですか?


457名無しさん@ピンキー:02/09/13 17:00 ID:MyQTDGI6
>456
3Pとかですか? ドキドキ
どっちかの片思いかなぁ。自分は結構何でも読むので
神様の作品をお待ちしていまつ。
458名無しさん@ピンキー:02/09/13 18:31 ID:LCxQRN2w
>456
わーいw(^0^)w 久々に神の御降臨ですか!
久々のモリリンですね。サンドイッチでしょうか?
私もエロなしでも何でも嬉しいです。今から楽しみです。
459名無しさん@ピンキー:02/09/15 00:01 ID:dtYn3X21
>456の神様
まだでつか?ワクワク
460頭文字B:02/09/15 01:34 ID:reIXoxoe
すんません。 >456の神様が書き込み予告されているのですが、うpさせてください。
割り込みで失礼します。

バイトX主人公タンです。
実質的なエロ描写少ないでつ。
最初はただノリで言ってみただけだった。それがまさかこんな結果になるなんて―――。

高校生活二回目の冬がきた。12月に入り期末テスト中で、暫くバスケ部は男女共に練習は休みだ。
しかし休みだから来るなっていっても勝手に来て自主練習しているバスケバカもいたりする。
鈴鹿和馬はそんなヤツだ。今日もテストが終ったら一目散にバッシュを持って走って行ったのを見
かけた。
私も自主練習に付き合ってあげようかな、そんな軽い気持ちで体育館に向かったのに、まさかあん
なことになるなんて思いもしなかった。

  ・・・

体育館と本館を結ぶ渡り廊下を歩いていると微かにボンボンとボールが床に弾む音とバッシュが
キュって鳴る音が微かに響いた。
「いるいる。やっぱりここに来てるんだ和馬。」

ギギィと体育館の重い扉を開けると、和馬が一人でシュートの練習をしていた。
ドリブルしながら走り込んでシュートを打つ。 ボールはゴールの板に当たってそのままポスンと
ゴールのリングに入った。
(いつ見てもキレイなシュート。)
中に入ると外よりは幾分マシだがそれでも暖房の入ってない体育館は寒かった。慌てて風が入らな
いように扉を閉める。
そのバタンという音を聞きつけて和馬が振り返った。
「あれ、○○。どうしたんだ? 部活休みだろ?」
ドリブルをやめてボールを指の上でクルクルと起用に回しながら話し掛けてくる。 かなり前から
練習をして身体が温まっているのか額には汗までかいている。
「そういう和馬だって部活休みでしょ。 私も自主練だよ。」
「いいのか?お前の成績でこんなことしてて。」
「補習常連者の和馬に言われたくないよーだ。」
「そりゃそうだ。ははは」
462『ナントカ〜.2:02/09/15 01:36 ID:reIXoxoe
初めて和馬と話をしたのはやはり体育館だった。私がタオルを忘れてとりに行くと和馬がバスケの
練習してて私のタオル使ってた。ずーずーしーヤツ、と思ったけど、話てみるといいヤツだった。
それから結構仲良くなって一年の時からよくこうして二人で自主練した。
私はバスケを始めたばかりだったからヘタクソで、和馬は見ていられなかったらしくてシュートや
ドリブルの仕方なんかを丁寧に教えてくれたりした。 そのかいあってか私は二年からレギュラー
になれた。

―――今の二人は、なんとなく仲が良いけど、それだけって感じ。お互いにそんな関係のままで
満足して、その先に進むことは特に考えていなかった。少なくとも和馬はそう思ってたんだと思う。

今日までは・・・・。

  ・・・

準備体操を終えて少し走った後、二人でオフェンスとディフェンスに分かれてボールを取り合った
りしているうちに○○もかなり身体が温まってきた。
二人で息を切らせて練習に没頭しているうちに外は暗くなってきていた。 和馬はもうそろそろ練習
を切り上げようかと思っていたときに、○○から思ってもみない事を言われて驚いた。

「ねぇ、私と勝負しない?」
「勝負?俺とお前が、か?」
「うん。フリースローで3本勝負。それで決まらなかったらサドンデス、でどう?」
「OK!言っとくけど、絶対!負けないぜ。」
「さあ、それはどうかな。ふふ。あ、そうだ!ただ勝負するだけじゃつまんないから何か賭ける?」
463『ナントカ〜.3:02/09/15 01:38 ID:reIXoxoe
○○から賭けなんて言葉が出てきて和馬は意外な気がした。
何か魂胆でもあるのかと考えたが、謎めいた微笑みを浮かべた○○の表情からは真意は窺い知るこ
とはできなかった。
「へー、すげえ自信だな。お前がそうしたいっていうならいいけどよ・・・・。俺が勝ったら・・・・まぁ
当然俺が勝つけどよ。俺が勝ったらなんかくれんのか?」
「う〜ん。最近お小遣いがピンチだからモノじゃないけど・・・・・。和馬がしたいようにしていいよ。」
「・・・・へ?」
「だから、和馬いうとおりに私がなんでもするよ。」
「ふ〜ん。俺が『肩揉め』っていったらお前が俺の肩揉むわけ?(笑)」
「うん、まあ・・・・・。和馬がそれだけでいいならそれでもいいけど。」

ちょっともったいぶった言い方になんだかイラつかされる。
「なんだよ、どーゆー意味だよ。もっと解りやすく言ってくれよ。」
「つまり、私をすきにしていいよって事。」
和馬の目が点になった。今の言葉の意味をを頭の中で理解するのに時間が掛かっているらしい。
「私じゃ不満?」
「え、えぇ!?あ!?・・・ば・・・・バカ。そ、そんな事ねーよ。(つーかサラッとすげえ事言ってない
か、コイツ)」
「クスッ、じゃ始めよっか。」
「おい、ちょっと待てよ。・・・・・じゃ・・・じゃあよ、お前が勝ったら俺、・・・俺、何したらいいんだ?」
「うふふふ。ナイショ」
「なんだよ、それ。ズルイなお前。」
「ナイショの方がいいと思うよ。きっと。」
「コワー。とてつもなく凄い事させられそうで、絶対負けらんねーな、こりゃ。ま、いいや、早い
とこやろうぜ!」
「うん」
「じゃあ、お前からやれよ。」
「うん。じゃあ、いくよ!」
464『ナントカ〜.4:02/09/15 01:39 ID:reIXoxoe
○○がバンバンバンと何回か床にボールをバウンドさせて呼吸を整えながらゴールのリングを見つ
め、エイッ!!とシュートした。 ボールはそのままキレイな軌道を描いてどこにもぶつかること
なくスポッとゴールの中に落ちていった。
「やった!1本!!」
「へぇ〜やるじゃん。ダテに2年からレギュラーだったわけじゃないか」
「まあね。1年からレギュラーだった和馬には負けるけどね。」
「ばーか。俺は特別なんだよ。さて俺の番だな。見てろよ!」

和馬がバンバンとボールをバンウンドさせてゴールに集中していると、不意に○○が声を出した。
「私なんだが暑くなっちゃったな〜。」
12月だ。いくら締め切っているとはいえ広い体育館は冷え切っている。なのにいきなり暑いと
言いだして、なんと○○は上に着ていたスウェットを脱ぎだした。腕を前に交差してスルスルと
色っぽく。和馬に見せ付けるようにして。その時にふわりと漂った女の子らしい石鹸のような
臭いが和馬の鼻をくすぐる。

当然和馬の意識はシュートどころじゃなくなってしまった。
スウェットの下にはタンクトップを着こんでいたので裸になったわけではないのだが、急に露出
が多くなってすらりとした手や首筋、ふっくらした胸のふくらみについ眼がいってしまい、和馬
は顔面を真っ赤にして慌てて顔をそらした。
普段から練習の時も試合の時も女子バスケ部の部員のタンクトップ姿なんて見慣れているハズな
のに、何故だか解らないが、心臓がドキドキして○○を正視できなかった。

(さっきの『私をすきにしていいよ』って、つまり・・・・やっぱそういうコトだよな・・・・。それって
どこまでOKってことなんだ?・・・・それとも・・・・違うのか?・・・・あ〜、わかんねーよ・・・・。)
465『ナントカ〜.5:02/09/15 01:40 ID:reIXoxoe
「あ〜、涼しい。この方が動きやすいしね。和馬、どうしたの?」
自分の起こした反応に満足しながらわざと和馬に尋ねる。
「な、なんでもねーよ。(いけね、集中集中・・・・・。)」
バンバンバンとバウンドが早くなる。 慌ててシュートをするが、そんな集中力を欠いた状態で
のシュートが決まるはずが無い。 ボールはリングの手前に当たって、外側に跳ねて落ちていっ
てしまった。
「チッ!」
床にボンボンとボールが転がる。
「あれ?珍しいね。どうしたの?和馬が得意のフリースロー外すなんて。」
「う、うるせえよ。ハンデだよ、ハンデ。」
「ふ〜ん。そうなの?クスッ」
「な、なんだよ。お前の番だぞ。早く投げろよ。」
「はいはい。 じゃあいくね。エィッ!!」

今度はボールをバウンドしないで、いきなりシュートを決めて見せた。
全然外す気分じゃなかった。気分が高揚してこのまま何でもできる気分。
「やった!2本目ゲット!!」
「あめぇ〜なんで入るんだよ。試合の時はいっつも外してばっかなクセに。」
「なんでだろ。試合中は緊張してるからかな。」
「俺との勝負は緊張しないのかよ!」
「ん〜、さあどうかな。 それよりハイ。和馬も2本目どーぞ。」
「ちくしょう、この次はぜってー入れる!!見てろよ!!」

またバンバンと床にバンドさせて今度こそは、と意識を集中させる。しかし、ここでもまた
和馬の邪魔をする為に○○は和馬に話し掛けた。
「ねぇ」
「ああ、なんだよ。」
「和馬・・・・。勝ったら私に何させるつもりだったの?」
「えっ!!」
顔が赤面してついボールをつく手が止まってしまう。
またも意識がゴールから離れてしまった。
466『ナントカ〜.6:02/09/15 01:41 ID:reIXoxoe
(そりゃ、・・・もちろん・・・あ、あんなこともしてーし、こんなこともしてーし・・・・・ああ、クソ!
これコイツの策略か。
こんなことで集中できないなんて俺どーかしてっぞ!!しっかりしろ!!俺!!!)

「・・・・う、うるせぇ。お前ちょっと黙ってろ、気が散る。」
「はーい」
これを外したら後がない。
何度か深呼吸してシュートをする。今度は投げた瞬間にイケたと解った。
ボールはゴールの板にバウンドしてリングの中に落ちていった。

「ふぅ〜。入った。」
「ポイントゲッターの和馬にしては余裕の無いコメントですね。」
床に転がったボールを拾い上げながら、○○がおどけた突っ込みを入れる。
「うるせ〜よ。お前がへんな事ばっかいうからだろ!」
「さ〜て3本目。これが入ったらその時点で和馬の負け決定ね!」
ウインクしながらボールを構える。
このままだとアイツ絶対に決める・・・・・。何か動揺させるような事言わなきゃ。俺はアイツに動揺
させられて自滅したけど、アイツがここで1本外したらまだ勝負は続けられる。この勝負絶対に
負けられねぇし!!

「あの・・・・よ・・・・。さっきの質問の事なんだけど。」
「え?なに??」
バンバンとボールをバウンドさせながらゴールを見つめている○○に今度は和馬が話しかける。
「だから、『俺が勝ったら・・・』ってヤツだよ」
「ああ、あれが何?」
「あの・・・・その・・・・俺が勝ったら・・・・」
「勝ったら?」
今度は話ているせいか意識が集中しづらいのか、○○はなかなかシュートしない。
「・・・・その・・・・俺が勝ったら・・・・お前・・・さ」
コイツを動揺させる為に話し掛けてるのに俺が動揺してどーすんだよ。
467『ナントカ〜.7:02/09/15 01:42 ID:reIXoxoe
「ブー。残念、時間切れ。それでは3本目いきます!!」
あ、と思ったときにはボールはアイツの手から離れてあっけなくゴールの中に吸い込まれていった。
「ハイ、和馬の負け!!ねぇ、私シュート上手くなったでしょ?」
「ああ、ほかでもない俺が教えてやったから当然だな。」
「その私に負けたんだから和馬、かっこつかないね!クスッ」
「なんだかあったまくんなぁ〜。ちくしょう、俺のシュートの時邪魔したくせに。」
「え?私なにかしましたか?ん?」
覗き込むように見られてまた和馬の顔がカーッと熱くなる。
「も、もういいよ。で?俺は何をすればいーわけ?」
不貞腐れたように言う和馬に微笑みながら、○○はちょっと考え込むように腕組みしてう〜んとう
なっていたが
「とりあえず、ボール片付けよう。」
と、話を逸らして、床に散らばったボールを拾い集め始めた。カゴにポンポンと投げ入れていく。

和馬もそれに倣ってボールを拾い集めた。
ボールが一杯になって重くなったカゴを二人で用具室に運んでいく。
体育館からちょっと暗くて狭い用具室にカゴを引っ張ってきた。用具室は光るようにキレイな体育
館の床と違って打ちっぱなしのコンクリートの床なのでカゴが途端に重くなる。
二人で力を込めていつもの場所にカゴを収める。
「よいしょ、はぁ重かった。」
手をパンパンと彼女がはたく。カゴが重くて力んだ為かうっすらと汗をかいて色の白い頬はほんの
り赤く染まっている。
和馬は無言だった。
くどいようだが今日はテスト期間中。たまたま自主練で居合わせた二人以外に部活が休みなので、
こんな時期にわざわざ練習にくるようなヤツは滅多に居ない。今まで誰も来てないってことは皆
下校してしまっていて今頃から来るヤツはまず間違いなく居やしない。

二人っきりだ。
468『ナントカ〜.8:02/09/15 01:43 ID:reIXoxoe
狭くてかび臭いその部屋には跳び箱やら運動会の時に使われた玉居れの籠とか平均台とかいろい
ろなものがしまわれていた。その中には部活が休みで使われていない陸上部の高飛びで使用する
フワフワのマットもあった。大きくて緑色をしたそのマットは今の和馬の状況ではダブルベット
に見えた。
ゴクリと生唾を飲み込んだ。

さっき○○に言われた質問が頭の中でよみがえる。

―『和馬・・・・。勝ったら私に何させるつもりだったの?』―

「俺が勝ったら・・・・もちろん、こーするつもりだったさ」
「え?」
用具室から出ようとしていた○○が和馬の方を振りかえる前に、和馬は後ろから抱きつき、マッ
トに彼女を乱暴に押し倒していた。
「きゃ!ちょ、ちょっと和馬。何するのよ。痛いじゃない。」
「うるせえ。」
「もう、ふざけないで。」
「ふざけてなんかねーよ。」
和馬は○○を組み敷いたまま上体を起こしTシャツを脱いだ。それを見た途端、これから先、
和馬が自分に何をしようとしているのかを察知した。
力の限り暴れて抵抗を試みるが、既に和馬は上乗りになりながら両手を掴んで動きを封じている
ため、僅かに身を捩る程度にしか動けなかった。 この時、○○は自分が先ほどの勝負の時にス
ウェットを脱いでしまった為、薄いタンクトップしか身につけていない事に気付いた。

「や、やだ・・・・冗談はやめて。」
それでもまだこの時は、和馬がふざけて自分を怖がらせているだけだと思った。いつもの冗談だ
と思っていた。しかし、和馬の目からこの行為が冗談ではない事をさとった。
469『ナントカ〜.9:02/09/15 01:44 ID:reIXoxoe
「・・・・お前が悪いんだぞ。」
まるで自分に言い訳をするように、和馬は唇を重ねた。
「んっ・・・んんっ・・・・!!」
最初は優しいキスだったが、だんだん貪るような激しいキスになっていく。
これから起こる事を予感させる熱いキスだった。
「うん、ん・・・・・うぅっ!」
顔を振りキスから逃れようと捩る。唇がそれた。止めるなら口が自由になった今しかない。
「やだっ・・・いや・・・やめてよ、和馬」
「やだね」
あからさまに怖がると、余計に和馬を煽ってしまう事に気がついて、○○はちょっとおどけた口
調に変えて説得を試みる。

「だって・・・・ほ、ほら、私、練習で汗かいてベタベタだし」
「俺だって汗かいてるよ」
「そ、それに誰か来ちゃうかもしれないし。こんなところ誰かに見られたら・・・・」
「今更、誰もこねーよ」
「で、でも・・・・・でも、私、初めてなのにぃ・・・。」
「俺だって初めてだよ!!・・・・・って、なに言ってんだ。俺。」
「初体験がこんな場所じゃヤダ〜!!」
少しだけ自由になる足を駄々をこねる子供のようにバタバタさせる。
「だったらどこならいいんだよ。」
「えっと・・・・初体験するなら湖の見えるコテージで天蓋付きのキングサイズのベットでロマンチ
ックに・・・ってのが夢だったの・・・・」
「(げぇ、乙女チック)・・・・ハイハイ、じゃ次はそうしてやるって。」
「『次は』って今しちゃったら、次は初体験じゃなくなっちゃうじゃん!!」
「あ〜もう、うるせえ。いいから黙ってろ。」
「やだ!黙ってたら姦られちゃうもん。 だいたいねー!賭けは私が勝ったのになんで和馬が私
を押し倒してるわけ?・・あ、・・・・・・んん・・・・・・ん・・・・もう、やだったら・・・・うぅっ・・・んぅ・・・・」
都合が悪くなってきたので和馬がまた唇をキスで塞いだ。 今度は顔を逸らして強引なキスから
逃げようとしても顎を掴まれて直ぐに元に戻されてしまう。 舌が口内に差し入れられ絡み付き、
キスはますます濃厚になっていく。
470『ナントカ〜.10:02/09/15 01:45 ID:reIXoxoe
「んっんっ・・・」
抵抗しようとしてもすごい力で○○を封じ込め、タンクトップの上から胸を触ってくる。
脚は○○の両足をこじ開けるように片足を割りいれて閉じようとしている脚を無理やり開かせ、
股間に脚を擦り付けた。
「俺、もう我慢できねー。」
「やだ、やだったら・・・・やぁああん!」

  ・・・

結局最後まで致されてしまった。
半分泣きべそでふくれっつらの○○が無言であちこちに散らばった服を拾って身に付けていた。
「ごめん。」
「・・・・・。」
「だから悪かったって。」
「・・・・・。」
「あ〜、頼むから許してくれよ。な?」
「・・・・・。」
全てが終わって頭に(ついでに下半身にも)のぼってた血がひいて冷静になると、とんでもないこ
とをしたという後悔で和馬は一杯になっていた。
(やべぇ。マジで怒ってる。そりゃそうだ、無理やり姦っちまったし。滅茶苦茶痛がってたし。)
「あの、その・・・・大事にするからさ。お前のこと・・・・。っていうかその・・・お前が俺の事キライ
じゃなかったら・・・・の話なんだけど・・・。」
「・・・・・。」
この二人の間の冷たい空気を変えたくて必死で和馬はしゃべり続ける。
「・・・・・・あ、そうだ。賭けでお前が勝ったんだっけ。俺なんでもするからさ。な?だから何をし
たらいいのか言ってみてくれよ。」
「・・・・・。」
「ああ。頼むからなんか言ってくれよ〜。」
「・・・・・。」
(ど、どうすりゃいいんだよ〜(T T))
471『ナントカ〜.11:02/09/15 01:46 ID:reIXoxoe
「・・・・・。あ、そうだ!お前まだ時間あるか?」
「・・・・・・・・・・。あったら何?」
(やった口ひらいた!・・・・・ちょっと普段よりドスが利いてるけどよ。)
「本屋行くぞ!」
「本屋ぁ? なにそれ。」
やっと少し話しだしたが、まだ背を向けて全然顔が見えない。だが、凄く怒っていることは間違
いない。
「る○ぶとかそんな旅行雑誌見に行くんだよ。 もうじき冬休みだし。 俺は・・・その・・・『湖の
見えるコテージ』とか『ナントカが付いてるベッド』とか・・わかんねーからよ。 どこがいいの
かお前、教えてくれよ。」
「え・・・」
「夢だった・・・・って言ってたろ。」
「ププッ」
(ほ、本気にしたんだ。 あれは時間を稼ぐための口実だったんだけど・・・・もー、和馬可笑しい!!)
「おい、なんだよ、そこ笑うところじゃないぞ。お前行きたくねーのかよ。それならいいぞ。別に」
ちょっと拗ねた様な和馬の方にやっと彼女は振り返った。
「ううん、うれしい・・・・ありがとう。」
どうやらご機嫌は最悪の状態を脱したらしい。
「そうと決まったら、早く着替えて行くぞ!!」
「うん。 あ、そうだ。旅費は和馬のおごりね!」
「えっ!?マジ?」
「だって和馬は賭けに負けたんだからね。何でも言う事を聞くって約束でしょ!」
「・・・・・解ったよ。」
472『ナントカ〜.12:02/09/15 01:47 ID:reIXoxoe
まあ、お金のほうは・・・・・なんとかなるだろ。それよりも、こいつがまた俺に笑いかけてくれて
よかった。正直ほっとした。もう二度と口利いてくれないのかと俺、焦った。
俺・・・・・、こいつの事・・・・・。泣かした。あんなに嫌がって暴れて、痛いって涙流してたのに。
賭けに負けてなんだか、俺のこと見下されたような気がして。 カッとなって。コイツを俺に屈
服させたかった。体中に俺の烙印を押して、俺の物にしたかった。
でも、○○は? コイツは俺のこと・・・・どう思ってるんだ?

  ・・・

「さむーい。もうすっかり夜になっちゃったね。」
星空を二人で見上げながら学園の門を後にした。
本屋までの暗い道をとぼとぼと歩く。車どおりは激しかったが歩行者は二人以外は居ない。

「あ、そういえば、俺、聞きたい事があったんだ。」
「ん?何?」
「お前が勝ったら本当は俺に何をさせるつもりだったんだ? 何か考えてたろ?」
「え、ああ、あれ。 別に、もういいよ。 旅行にいけることになったんだし。」
○○はちょっと足早に和馬の前を歩き出した。
「いいから、言えよ。遠慮せずにさ。お前が勝ったんだから。旅行とは別にその分も言う事きく。」
「もう、いいったら。」
「言えって。」
「・・・・・。」
「早く。言えったら、言え。」
「・・・・・してって・・・・」
○○が聞き取れない程、小さい声で何かしゃべった。 が、車の騒音に掻き消されて良く聞こ
えない。
「ん?わりぃ?聞こえなかった。」
473『ナントカ〜.13:02/09/15 01:47 ID:reIXoxoe
前を歩いていた○○が急にクルリと振り返る。
「キスしてって言うつもりだったの!! 解った!!」
顔を真っ赤にして○○が答える。つられて和馬も真っ赤になる。
「な、なんだ。俺と同じじゃん」
「同じじゃないわよ! その先までやったくせに!!」
また先ほどの事を思い出して腹を立てはじめた○○に、

 −チュ−

風のように素早いキスだった。 またもや不意打ちをくらってボーゼンとしている○○を置い
て、和馬はテレくさそうに先を歩き出した。
「・・・こ、これからも・・・よ・・・。いっぱいしてやるから・・・。」
「・・・バカ・・・」
「ほら行くぞ。俺腹減っちまってふらふらだからよ。」
「うん!」

二人はまた暗い夜道を本屋を目指して歩いていった。―――
474名無しさん@ピンキー:02/09/15 01:56 ID:Ko/3tlVS
460の頭文字B神 (・∀・)イイ!
475頭文字B:02/09/15 02:03 ID:5KCihPfB
>474
は、はや〜。 まさかもうレスついてると思いませんでした。
ありがとうございます。

お目汚し失礼しました。
456の神様、楽しみにしてます。
476名無しさん@ピンキー:02/09/15 02:05 ID:Ko/3tlVS
>475
でも460ではバイト×主人公になってます神!
読み始めてバカ×主人公なので小躍りしちまいました神!
477頭文字B:02/09/15 02:14 ID:5KCihPfB
ひー、またやってるよ>漏れ
バイトファンの皆様期待させてすみませんーーーーー!!
478名無しさん@ピンキー:02/09/15 02:37 ID:Sp9bfrlr
━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!神キター

479名無しさん@ピンキー:02/09/15 10:32 ID:HHYhIc8r
>477神
すっごい良かったでつ(;´Д`)
バカかわいい(;´Д`)  小悪魔ちゃん最高(;´Д`)

当方、バイト萌えでつが、超楽しく読ませてもらいやした。
お気になさらず〜
480名無しさん@ピンキー:02/09/15 12:23 ID:drcSy2Al
バカタン(゚∀゚)イイ!主人公タン最高!
たぶん明日のテストは赤点ですね(笑)補習もバカと一緒だったら楽しそう!
ぜひ旅行編も読みたいです


481名無しさん@ピンキー:02/09/16 03:15 ID:lNfptrK3
旅行エッチ編は…浴衣で…(;´д`)ハァハァ
>477神サマ、有難う御座いますた!
482名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:00 ID:6pkmE50A
どきどき。今夜はまだ神がこないようなので短い話を書かせてもらいます。
このスレ、1からすごく楽しんで読んでましたが、書き込むのは初めてです。
エロデビューですので、お手柔らかに。
約1年後の先生]主人公です。当て馬なし、エロ描写殆どなし、短いです。
Hするようになっても生真面目で、だけど暴走しちゃう先生のエロコメです。
それでは。
483名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:01 ID:WHgXottj
エロい自分に葛藤するモリリンの話で、直接描写はなしなんでつが、
うpしてもOKでしょうか?ハァハァ出来ない話だと思うのですが…。スマン(;´Д`)OK?
484482:02/09/17 01:04 ID:6pkmE50A
ちょっとブラウザの調子が悪くて連続書き込みできなかったら、
他の方が・・・よかったら483さんからお先にどうぞ、
私のは3分割で終わりそうですが。
485先生と呼ばないで1/3:02/09/17 01:11 ID:6pkmE50A
482です。お先に失礼して書いちゃいますね。
--------------------------------------------
いつも早起きしようと思うのだけど朝に弱いわたしが起きるときには
零一さんはすでに起きて朝食の準備を始めていることが多い。
「おはようございます。」
「おはよう。」
卒業してもうじき一年。休みの前の日は、零一さんの部屋に泊まるのが習慣になって数ヶ月が経った。
「すみません。後は私がやりますから、先生は座ってて下さい。」
眼鏡越しにジロっと睨まれて、しばらく間が空いた。
「もう、君のやることはない。それより……これまで、何度も君に言ってきたことだが……頼むから、もういい加減に『先生』と呼ぶのは止めてくれ。」
「はい、すみません。」
何度も言われているのに時々昔の呼び方に戻ってしまうのだった。
「コホン。大体、ああいう時に『先生』という言葉がでてくるということは、だ。
君はまだ私のことを一人の男性でなく『先生』と認識しているのか?」
「はぁ?」
寝起きでまだ頭が良く回ってなかったので、しばらく先生の言ってることが
分らなかったけど、昨夜のことを思い出すと恥ずかしさで顔が赤くなった。
このところ二人の予定が合わず昨日は久しぶりのお泊りだったので、
いつもより激しく乱れてしまって、わたしは絶頂に達したときに思わず『せんせぇ』と声を上げてしまったのだった。
486先生と呼ばないで2/3:02/09/17 01:12 ID:6pkmE50A
「ベッドの中で『先生』と呼ばれると、何と言うか……深い背徳感と罪悪感を覚える。」
深くため息をついている零一さんが何だか可愛く見えてしょうがなかった。
わたしより11歳も年上で、この間ついに30歳になった人だというのに。
「一瞬、君がまだ私の生徒だと錯覚してしまって心臓に悪い。」
いつもは高圧的と誤解されるくらい堂々とした態度だけど、こういうところは相変わらずナイーブで傷つきやすいみたい。
赤くなった顔を俯けて、さらに目を伏せているのを見るとちょっと虐めてみたくなった。
「あっ!もしかして、わたしが高校生の時からああいうことを想像してたんですか?」
我ながら、すごく意地悪な質問だ。
「バッ、バカなことを言うんじゃない。わ、私がそっ、そんな自分の生徒に対して・・・教育者としてあるまじきことを、か、考えていた訳がないだろう!」
ふふっ。さらに顔が赤くなって、思いっきり声が裏返って、だんだん早口になってますけど。
必死に笑いを隠していたけど、どうやら気づかれてしまったみたいで、さっきまで恥じらっていた零一さんが、いつのまにかムッとしていた。
487先生と呼ばないで3/3:02/09/17 01:13 ID:6pkmE50A
「ともかく、今度この部屋にいる時に『先生』と呼んだら罰を与えることにする。」
「罰って……?」
「何度言っても駄目だったから、体で覚えてもらうしかないだろう。」
まずい。ちょっと怒らせすぎたかもしれない。
さっきの反動で冷静になった零一さんの声がちょっと怖い。
「痛いのとかはやめて下さいね。暴力はんたーいっ!」
「安心しなさい。私はそういう粗暴な真似はしない。」
軽く微笑んだ零一さんの目が光った気がした。
「ただ、こういうやり方もある。」
身動きが取れないように両腕でしっかり抱きしめられて、耳に舌を入れられた。
一生懸命頭を振って逃れようとしても、零一さんもそれに合わせて動くから
すぐに追いつかれてしまう。
耳に舌を這わせたり、耳たぶを軽く噛んだり、耳の穴の入り口を舌先で
弄んだりされると体の芯からゾクゾクした感覚が湧き上がってきた。
「いや……。んっ、あぁぁぁっ。」
体中から力が抜けて、立っているのがやっとだった。
「今度『先生』と呼んだら、もっと長く続けることになる。さぁ、正しい呼び方で呼んでみなさい。」
解放されてもまだ呼吸が整わなくて、涙目になりながらも何だか逆らえなくって必死に答えた。
「はぁっ。はい、零一さん。」
「よろしい。では。」
そう言うと、突然お姫様抱っこをされて、ダイニングから寝室のベッドの上に引き戻されてしまった。
「あっ、あの……。もう、朝ですけど。」
「さっきのような声を聞かされて、平気でいられると思っているのか?」
さっきの行為は本当に罰としての効果があるのだろうか、なんてとふと考えたけど次第に
昨夜よりは余裕のある丁寧な愛撫が始まって、そんなことはどうでも良くなってしまったのだった。(終)
488名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:34 ID:bW1lBJkP
>482神
早口てんてー(;´д`)ハァハァ
お仕置き(?)(;´д`)ハァハァ
ありがとうございますた!出来れば朝っぱらからの続編キボーン(゚Д゚)ハァッハァッ
489名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:37 ID:92SbMBK/
>482神
素晴らしい作品ありがとうございます\(^O^)/
お仕置き、先生……魅惑的な設定が多くてドキドキです。
絶倫テンテーもイイ!
490483:02/09/17 01:46 ID:WHgXottj
>>482
うわ、すみませんでした!割り込んでしまいますた…鬱。

も、漏れ…実は先生禿萌えなんでつ…(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァさせて頂きますた!!先生可愛い…。

つーか、こんな(;´Д`)ハァハァなお話の直後に漏れの書いた話を張るのも…。
漏れのヘタレっぷりが光ってしまいまつが、意を決して逝かせて頂きまつ!
491渇望【1】:02/09/17 01:49 ID:WHgXottj
反射しあう体温に、とろけるような熱さを感じる。
…きっと僕は溶けてしまう。

彼女の肌を感じて、その悦びで、僕は天上を識った…。

「守村君?」
その声で、はっと我に返る。
「あ…。」
目の前には、彼女の顔。
…急速に熱を持つ頬を感じ、僕は戸惑いの色を隠せなかった。
「あ、あれ?どうしたんですか?」
「…どうしたって、守村君こそ、ぼーっとしちゃって。…お昼、食べないの?」
「え…?」
周りを見回せば、教室中がざわざわと騒がしく、皆思い思いに昼食を楽しんでいる最中であった。
「あ…?い、いつ授業終わったんですか?」
「え?何言ってるの、さっき自分で『起立、礼』って号令掛けてたじゃない。」
呆とする僕に、彼女はやや呆れ気味に言う。
「そのまま座ってぼーっとしてるから、どうしたのかなーって思って…。」
「あ、ああ…そう…でしたよね!あ、あは、あはは…。」
取り繕うように発した、乾いた笑いを聞き、彼女はふっと安心したような、何処か訝しんでいる様な、そんな表情浮かべる。
「…ま、いいか。ね、ご飯一緒に食べようよ!」
「あ、はい!是非!!」
「じゃ、天気いいしさ、屋上に行こう?」
「名案ですね。早速行きましょう。」
満面の笑みで答えたものの、僕は内心穏やかではなかった。

…だって、言えない。
「開校以来の秀才」で、「超優等生」で、「模範的な生徒」の僕が…
授業も聞かずに…彼女と過ごしたあの夜を…思い出していた…なんて…。
492渇望【2】:02/09/17 01:53 ID:WHgXottj
屋上へと向かう途中、僕の邪な目線は、先に階段を登る彼女の足へと注がれていた。
白く、細めだけれど健のしっかりとした…。
…あの日、僕が触れた…蠱惑的に蠢く両足…。

まるで、熱に浮かされた幻想の様な…しかし、底に渦巻く情念を確かに感じながら、
彼女の全てを味わうように…あの夜…僕は…。

(っ!!…ぼ、僕!今…何を?!)
制御の効かない自分に恐怖を感じ、咄嗟に思考を断ち切って、かぶりを振った。
心臓が重く早鐘を打っている…。
そんな自分に、月光に映し出された自身の影に怯えて必死に逃げ惑う愚か者を思い、
顔だけで嘲笑した。

「…ごめんなさい…。」
「え?」
「い、いえ!何でもないです!!!!」
自戒の念からか、口端からポロっと謝罪の言葉が漏れる。
情けないほど真っ赤になっているであろう僕に、彼女は無垢な笑顔を向けた。
「?…ふふ…変な守村君。」
その笑顔が、僕を離さない。
微かに眩んだ視界を感じ、僕はまた、彼女を正視する事が出来なくなった。
493渇望【3】:02/09/17 01:54 ID:WHgXottj
…駄目だ。…今はこの火照りを冷まし、ただその時を待とう。

きっと、これから僕は彼女との蜜月を過ごす。
甘く濃厚な、誰にも邪魔されずに彼女を愛す時を、何度も何度も際限なく繰り返す…。

「守村君、ほら、空が高いよ!もう秋なんだねえ。」
「ええ。本当に、気持ちのいい季節になりましたね…。…あ、でも…」
「ん?何?」

だから今は、ただ笑顔を作ろう。
細心の注意を払いながら、完全な笑顔を彼女に捧げよう。

「熱帯夜は…まだ終わらないそうですよ。」

そう。
完璧な仮面で押し殺した、この激情を、このどす黒い渇望を、彼女に悟られないように。

今はただ、遠くない未来に在る、あの夜を待つだけ…。

【終】
494483:02/09/17 01:59 ID:WHgXottj
って2分割で済むかとおもったのですが、3つになってしまいますた…(゚Д゚)
SS書くのって2回目なんでつが、やっぱ難しいですね…。

読んでくださった方、「やらずぼったくりかよオイ!」と
ご立腹かもしれませんが何卒お許しください(;´Д`)
も、漏れがエロ描写なんぞしようもんならそれこそ萎え萎えに…。
お目汚しすみませんでした〜。
495名無しさん@ピンキー:02/09/17 02:12 ID:SVGj8Dsq
>494の神
個人的な意見ですが、日常の中で反芻してる描写は好きなので
(;´д`)ハァハァが止まりません…!
モリリン萌えではない漏れでつが、ストイックな中にも欲望が渦巻き
しかしそれに蓋をして押し込めるモリリンに萌えますた…(;´д`)ハァハァ
496名無しさん@ピンキー:02/09/17 02:25 ID:zp48c/TL
>494
神よ…!
漏れもモリリンがファーストではないのだけれど激しく(*´Д`)ハァハァ…して
しまったよ。文章上手いなー。
意味深な「熱帯夜は…まだ終わらないそうですよ。」このセリフ(・∀・)イイ!!
何気に季節もあってるし(笑)
497名無しさん@ピンキー:02/09/17 12:29 ID:QTDx6yLA
>485の神(・∀・)イイ!!
子悪魔ちゃんの意地悪な質問がとっても良かったです!
その上を行く先生のお仕置き(;´д`)ハァハァでした。

>491の神
今、モリリン攻略中なんで余計に萌え〜(*´Д`)ハァハァ
ぼーっと考えことはそんなこと考えてたのか(ワラ

485の神・491の神ぜひぜひ次の作品お待ちしてます。ワクワク
498名無しさん@ピンキー:02/09/17 17:43 ID:O6tlIbY9
全部読んだ…。みんな素晴らしいのですが
特に先生とモリリンの小説に萌え萌えなんですが…。
ドキドキドキドキ。
499485:02/09/18 00:25 ID:yIUYRQAO
感想&励まし、どうもありがとうございます。勇気をもってUpしてみて良かった。
わたし、理系女でして、心情を描いた文章を書くの下手なんですがどういうわけかネタだけは沢山
頭に浮かんでしまうのです。だから、また書かせてもらいますね。
>491の神  モリリンは絵柄で拒否反応が出て未ゲットでしたが、こーゆー内面を想像しながらやってみると
楽しめそうな気がしてきました。文章がうまいですね。尊敬するっす。
500名無しさん@ピンキー:02/09/18 00:27 ID:smTrvrm/
>483神
犯るか犯られるか、そんな雰囲気が良いんです(;´д`)ハァハァ
季節が秋なだけに次は紅葉狩り辺りで野外……あ、いや。
素敵SSありがとうございました!次も何気に期待…
501名無しさん@ピンキー:02/09/18 23:33 ID:TARm51RX
モリリンイイですね。私も絵柄が苦手で後回しでしたが、SSを読んで
好きになりました。もまれて開発されるモリリンっていうのも良いですね。
次作も期待しています(^▽^/
502名無しさん@ピンキー:02/09/19 00:12 ID:U5gGWLYX
>485さん
直接描写が無くても(・∀・)イイ!
小悪魔主人公たんとせんせぇ萌え

>483さん
葛藤するモリリンヨカッタでつ…またの降臨お待ちしてまつ…!
503483:02/09/20 00:16 ID:sNP2iWMM
>>495-502サマ
御感想下さいまして有難う御座いまつ!(つω;)
ちょっと変則的な話って感じになってしまったもので、
受け入れて頂けるかどうか、かなり心配でした。
御感想頂けただけでもう…ホントニ(;´∀`)アリガトウゴザイマツ

>>495サマ
漏れの書きたかった事(そんな大したものか)を的確に受け止めて下さって、
その上萌えて頂けたそうで、凄く嬉しいでつ!(゚Д゚*)

>>460サマ
最初は春〜夏にしようと思っていたのでつが、やっぱり実際の季節に合わせようと
夏〜秋に変えたので、気付いて頂けてウレスイでつ!(w

>>485の神>>501サマ
漏れも最初モリリンは外見が苦手だったのでつが(ファソの方ごめんなさい…)
実際プレイしてみると凄くしっかりしたイイ子で、今ではすっかりお気に入りキャラでつ。
是非プレイなさってみて下さい。
後、485神様、是非是非また(;´Д`)ハァハァなSSを…。お待ちしておりまつ!

実は勢いに任せて、もっともっと変則的と言うか既に変態的と言うかな感じの
ワカメSSを書いてしまったのですが、また直接描写が無い上に、
かなりイっちゃってる話なので、うpためらってまつ(゚Д゚)ナサケナ…
覚悟が決まったらうpさせて頂きまつので、
その時は、ミナサマまたお付き合い頂ければ幸いでつ(;´Д`)
504名無しさん@ピンキー:02/09/20 18:42 ID:Wc2hVz4s
>483神
変態なんてステキです!!楽しみにしていますのでぜひアッPお
願いします。
505名無しさん@ピンキー:02/09/21 15:08 ID:sGSbzpim
ゲームもしていないのに、二次創作を読んで萌えているのは、私だけだよな…。
506名無しさん@ピンキー:02/09/21 15:16 ID:yOTzwn3d
>>505
これを機にぜひゲームもドゾー。
さらに萌えること間違いなし(*´Д`)ハァハァ
507名無しさん@ピンキー:02/09/21 19:49 ID:3Rh/AdW7
>>505
私もこれを機にゲームオススメします。きっと萌えますYO。
その後、またここで更に萌えてくだちい(;´Д`)ハァハァ
508505:02/09/21 22:46 ID:UO5wpYfU
>>506>>507
…分かりますた。
よしっ、ゲームもやるぞーっっ!!!
…順序が逆のような気もするが、まぁいいか。
509名無しさん@ピンキー:02/09/21 23:48 ID:jx7yiaQr
>483の神
モリリンすごく良かったでつw(^0^)w
モリリンは妄想がふくらむキャラですね。
モリリンパパに見つからないように、押し入れでっていうのも良いですね。
モリリンのキレイな声が響いて萌えます。
510名無しさん@ピンキー:02/09/22 16:00 ID:DgwUsg66
新作・新作・新作・新作(;´Д`)ハァハァマダですか?
511名無しさん@ピンキー:02/09/22 16:09 ID:+q/frZK+
この連休に期待してみる(;´Д`)ハァハァ
512名無しさん@ピンキー:02/09/22 18:59 ID:JgbJ2dWi
温室の中で、とか、花園の中で
モリリンと主人公が…というのはダメですか?(*・∀・*)
513名無しさん@ピンキー:02/09/22 21:04 ID:eoYmH2aA
>512
花園……考えただけで(;´Д`)ハァハァハァハァ
植物に囲まれて勇気をもらい、積極的なモリリンも見たいでつ。
514名無しさん@ピンキー:02/09/22 21:07 ID:7Klu/Au0
私はOK(*・∀・*)早く読みたいです。
花園でモリリンと・・・


(;´Д`)ハァハァ


515名無しさん@ピンキー:02/09/22 22:14 ID:3Xuplmi0
花園って響きが既に淫靡だよね(w
516512:02/09/22 22:49 ID:MHvL5TSV
>513
いえ、積極的なのは主人公のほうなんです。
517名無しさん@ピンキー:02/09/22 23:03 ID:EMfyI7iD
>483神

ワカメSSまだでつか。 ずっと(;´Д`)ハァハァしてまってまつ。
518頭文字B:02/09/22 23:32 ID:FJXYqzSW
483神様は今日はお見えにならないのかな?
またもや割り込みですみません。
バカ×主人公うpしたイニBです。

感想くださった皆様ありがとうございます。
私の脳内ではあのフリースロー3本勝負の後、別の日に野球拳フリースローとか
あったりするんですが、それはまた文になることがありましたらうpしまつね。

今日のはダンディ×主人公タンでつ。
以下の点が気になる方はスルーしてください。

・理事長はダンディなんだからこんなことしません。
・世界観捏造が多すぎだ。ゴルァ
519迷走紳士.1:02/09/22 23:35 ID:FJXYqzSW
今、天野橋理事長の車の助手席には彼女が座っている。
下校途中に彼女が一緒に帰らないかと声をかけたからだ。
いつもならそのまま彼女の自宅に送り届けるところだが、今日は特別に天野橋邸に招待した。
「天野橋邸は今、イングリッシュローズが花盛りでね。去年は珍しい品種も取り寄せたんだが、それが今年ようやく花を付けてね。ぜひ君にも見てもらいたいと思ったのだが。・・・・迷惑ではなかったかね?」
「いいえ、そんな、迷惑だなんて。早く見てみたいな。満開のバラ。」

庭園にはさまざまな品種の薔薇が咲き零れていた。 それらの品種の名前や取り寄せた国、特徴の説明を一通り聞き終えて、お茶でも、ということになった。

「ステキ、本当に広いのですね。クリスマスパーティーの時は大広間しか入れなかったから他の部屋を見ることができなかったのですが、どの部屋もステキ。」
屋敷に入った彼女はクルクルと失礼にならない程度にあちこちの部屋を見せてもらいながら、最後にリビングに通された。

広いリビングには豪華な毛足の長い絨毯、革張りのソファー、白いグランドピアノ、シャンデリア。そしてミニバーもある。すべて色調は白で統一されているようだ。

「ちょっと待って。今、お手伝いのサトさんにお茶を入れてもらうから。・・・・おーい、サトさん。サトさん?買い物かな・・・・。」
いつも居るはずの通いのお手伝いさんが今日に限って屋敷に居ない。この時間は買い物にいっているのかもしれない。
生徒と二人きりとは。あまり好ましくない状況かもしれないな、そんな事を考えながらふと、彼女の方に振り返ると、彼女も何か思案げな顔をしている。
520迷走紳士.2:02/09/22 23:36 ID:FJXYqzSW
「ん?どうかしたかい?」
「あ、いいえ、何も。 それより私喉が渇いちゃった。ジュース飲んでもいいですか?」
場を取り繕う様に慌てて話題を提供してくる。
彼女も広い屋敷に二人きりで、さすがに緊張しているのかもしれない。
「そこのミニバーの冷蔵庫に何か入っていると思う。グラスについであげよう。私も飲みたくなった。」
バーのカウンターから曇り一つ無く磨き上げられたグラスを二つ取り出した。それから冷蔵庫を開けてみると中にはカクテルに使用する為に冷やしておいたグレープフルーツの缶ジュースが入っていたので、それを取り出した。
「天野橋理事長、私がやりますから。」
「そうかね。じゃあ、頼むよ。」

理事長はカウンターを回ってソファーに腰掛けた。 その為、ソファーの理事長からカウンターに置かれたグラスは丁度彼女の後姿で死角になって理事長からは見えない。
彼女は理事長に見えないその死角で、ジュースのボトルとグラスを身体の影に隠しながら二つのグラスにグレープフルーツの缶を開け、グラスに注いだ。
「どうぞ。」
理事長は何の躊躇も無く手渡されたジュースをぐいぐいと飲み干していく。
彼女もちびりちびりとジュースを舐めるように飲みながら、その姿を微笑を浮かべて見つめている。
そして理事長が全てを飲み干したのを確認してからポケットからある物を取り出した。

「天野橋理事長、私、先日インターネットでこんな薬を買ったんです。」
ちょっとかわいいバラの柄のピルケースに入っているクスリを彼女は理事長に見せた。
フタを開けたそのケースの中には何処にでもありそうな白い錠剤が何粒か入っていた。
521迷走紳士.3:02/09/22 23:37 ID:FJXYqzSW
「『Jekyll and Hyde』っていうんです。」
「『Jekyll and Hyde』???ジキルとハイド???どんな効用なんだね?」
「そのものズバリ!ジキル博士のように紳士な人はハイド氏のように粗暴に、ハイド氏のような人はジキル博士になっちゃう薬なんです。」
その突拍子もない話に一瞬だが、理事長はきょとんとした顔をして、しかし直ぐに、まさしく紳士らしくニコリと微笑んだ。
「ははは、君はときどきユニークな事を言い出すね。 そんな薬を信じているのかい?」
「うーん。あまり信じてないかも。でも面白そうだと思って。」
「ははは、あまりインターネットでそういう怪しい薬品を買うのはお勧めできないな。今度からはそういうものはむやみに買わないように。いいね。」
学園の理事長が生徒をたしなめるような口調で言う。
「はーい。」
彼女はちょっとむくれて返事をする。

「それで・・・・・その薬、飲んでみたのかね?」
「いえ、私はちょっと・・・・なんだか怖くて」
「そうだろう。飲むのはやめておいたほうがいいな。」
「昨日、氷室先生のお茶に混入して試してみたんだけど・・・・・・。」
「えぇ!?」
「特になんて事もありませんでした。 いつもの先生のままで。 これ効き目ないのかなぁ。」
「・・・・。(こ、こわい事するなぁ)」
「で、私考えてみたんだけど」
ニッコリと微笑んで立ち上がり、ソファーに腰掛けた理事長の様子を伺う様にくるりとソファーの周りを歩く。
そうまるで観察する対象のどんな変化も見逃さないようにチェックしているかの如くだ。

「ひょっとしたらアンドロイドだから効き目が出ないだけかもって」
「おいおい、アンドロイドって氷室先生がかい?(笑) 酷いなぁ。」
「別に体がアンドロイドってことじゃないです。性格が『真面目すぎる』ってこと。」
再度ジロジロと観察されて理事長は異変に気が付き始める。

「このクスリ、ジキル博士のように『紳士な人』なら効くんじゃないかなぁって。」
「・・・・・ま、まさか。」
522迷走紳士.4:02/09/22 23:38 ID:FJXYqzSW
「うふふふ」
「の、飲まないよ。私は。絶対に飲まない。」
「さっき渡したジュース、ヘンな味しませんでした?」
ニヤリと笑う彼女。
「!? ま、まさか」
「先ほどのジュースに仕込んどきました。」

慌ててテーブルの上に置かれた空になったグラスを見る。
溶け掛かった氷がカランと音を立てて崩れた。グラスの周りには水滴がしたたり落ちている。
特に変わった味はしなかったと思うが・・・・。しかし飲んだジュースはグレープフルーツジュース。
あの微妙な苦味がグレープフルーツのせいか、それとも薬によるものなのか解らない。

「君はあのジュースに薬を混ぜたのか!!なんて事をするんだ!!」
「だあってぇ。天野橋理事長、自分からは絶対に飲んでくれないと思ってぇ。」
「わかってるならどうして飲ませるんだね。」
「ごめんなさい。」
「・・・・・大丈夫、私はなんともない。なんともない。」
理事長は自分に言い聞かせるようにつぶやく。が、顔面は蒼白だ。脂汗まで出始めている。
「理事長・・・・顔色悪いですよ。」
「大丈夫、なんでもない。」
「なんだかドキドキしてきたんじゃないですか? 説明書に効き始めはそうなるって書いてありました。」
理事長の表情を覗き込むように、彼女の顔がすぐ近くまできていた。
確かに呼吸が速くなってきていた。ハァハァと肩で息をしながら、つらそうに髪を掻き上げる。 オールバックに髪を流している整髪料は取れてしまって、すっかり髪は乱れている。
クスリによって苦痛顔を歪めている彼には、いつもの威厳に満ちた理事長の姿は微塵も残っては居ない。

「クス。 やっぱり効くんだ。このクスリ。ハイド氏のような理事長が見られるなんて、タ・ノ・シ・ミ。」
「・・・・・う、うう。君はなんて事を・・・・・。あああぁ・・・・。」
523迷走紳士.5:02/09/22 23:39 ID:FJXYqzSW
ますます呼吸が荒くなって、段々目つきが鋭くなってきた。 暫く胃がひっくり返るような感覚と共に吐き気がこみ上げる。慌てて手を口に持っていき、生唾を何度も飲み込む。
やがて段々呼吸が楽になってきた。 それどころか頭がスッキリして爽快感さえ感じ初めていた。
「なんだか・・・・気分がいい。こんな開放された気分は生まれて初めてだ。」
俯いたまま理事長がつぶやく。 さすがに心配したのか彼女が声をかける。

「・・・・・天野橋理事長・・・・あの、大丈夫ですか?」
理事長が俯いていた顔をあげた。しかしそれはいつもの優しい天野橋理事長の顔ではなかった。
顔色はまだ良くないが、ほぼ元に戻りかけている。 しかし、眼だけは先ほどまでとは打って変わってギラギラしいて、今までに見たことも無い怖い顔をした、まったく別の男の顔がそこにあった。
その理事長とは別の男が口を開いた。
「来なさい。」
天野橋理事長は彼女の腕を掴み、強引にベットルームまで引っ張っていき、ベットの前まで来ると冷たい声で命令した。
524迷走紳士.6:02/09/22 23:40 ID:FJXYqzSW
「制服を脱ぎなさい。」
「は?」
「制服を脱ぎなさい。」
「え?・・・・・でも」
「制服を脱ぐんだ。聞こえないのか!!」
「は、はい。」
おずおずと彼女はリボンを外して床に落す。制服の上着を脱いだ。下にはまだタンクトップを着ているがもじもじしていると厳しい声で催促する声が部屋に響いた。
「下着も脱ぐんだ。」
「あ、あの・・・・理事長?・・・天野橋理事長?」
「一鶴だ。」
「え?」
「私の事は一鶴と呼べ。」
「は、はい。」
「いいから下着を脱ぐんだ。自分で。それとも私に剥ぎ取って欲しいのか?」
「いえ、あの・・・・。」
あまりにも厳しい視線に、たじろぎながらタンクトップを脱ぎ、ブラジャーのホックをパチンッと外す。身体からスルリとブラジャーを抜き取るとそれも床に落とし、私は慌てて胸を両腕で隠す。
「あの・・・・・これ以上は・・・・わ、私・・・・」
恐怖と羞恥でガタガタ振るえ、涙目になりながらやっとの事でそこまで言うが
「それもだ。早くするんだ!」
という冷たい声で、慌ててパンティに手をかける。片手で胸を押さえながらもう一方の手でなんとかパンティを脚から抜きとりそれも床に落す。
「これでいいですか?」
「いいだろう。ベットに上がれ。」
「え・・・・・・。はい。」
「上がったら、そこに仰向けに寝るんだ。」
「は、はい。」
525迷走紳士.7:02/09/22 23:41 ID:FJXYqzSW
これから何が起こるのか見当もつかない。が、それは彼女が今までに体験した事が無いことであるということは解っていた。
「脚を開け。」
「!?」
「どうした。脚を開くんだ。」
「・・・・い、いや」
恐怖に顔を強張らせ、消え入りそうな小さな声を搾り出してやっとのことで反論する。
「早く!」
「あ、ああぁ。・・・はい」
脚をおずおずと開いていく。
「さあ、もっとだ。 脚を自分で持って。 もっと開け。」
「ううぅ。 一鶴さん、やだ。私、嫌です。」
「開け!」
「・・・はい・・・・・」
ぎゅっ!と目を瞑り、顔面を背けてから自ら脚を開いていく。

天野橋理事長にクスリを飲ませたらどんな風になるのか―――。それはただの好奇心だったのだろう。しかしまさかこんな風になるとは予想していなかったに違いない。彼女はこれから自分のされる事が怖くて逃げ出したいのだが、それが恐怖のせいで出来ないでいるようだ。
しかし、彼女を動かしているもの。それは恐怖だけではなかった。理事長に強い口調で命令されると、まるで身体がしびれたように動かなくなって、嫌がる意志に逆らって体が勝手に言う事を聞かなくなってしまう。まるで麻酔をかがされたかのように。

脚を折り曲げ、両手でそれぞれの脚のヒザのあたりで持つ。すると自然と脚が開いて、何も身に着けていない彼女の誰にも見せたことの無い部分が理事長の目の前にさらされてしまう。
ゴクリと理事長が喉を鳴らす。ギラギラした視線が一部分に注がれているのが痛いほど良くわかる。
恥ずかしさのあまり唇をかむ。眼をギュっとつぶって、この状態を我慢しようとする。
526迷走紳士.8:02/09/22 23:41 ID:FJXYqzSW
「脚を持ったまま、離すんじゃないぞ。」
「はい・・・・。ああぁ!!」
驚きで身体が跳ね上がった。彼女には今、自分に何がされているのかその時点では分からなかった。
目を見開いたその先には天野橋理事長が私の間に顔をうずめているのが見えた。
理事長は舌を使って丹念に花芯を弄びだした。
初めて知るその感覚にうろたえた。 慌てて脚を閉じようとするのだが、理事長にがっちりと太ももを押さえられてどうしても閉じる事ができない。
「いや!そんなこと!! やめてください!! 天野橋理事長!!!やめて!!」
「・・・・一鶴だ。 脚を持ってろっていっただろう。」
ピチャピチャと舌で啜りながらまた私に命令する。
おぞましい感覚を必死で耐え、無視しながら、言われるままにまた脚を持って広げると、理事長は自分の両手が自由になったので、指を使って弄りだした。
――クチュ――クチュ――
部屋に湿った音が響きだす。

「ピンク色のかわいい薔薇だ。こんなに淫らに露に濡れて花弁が捲れ上がって・・・・。」
花弁を指で押し広げられ、花芯をキュっとつままれる。
「や、きゃあ!?」
「ここが感じるんだろう。それにここも・・・。」
蜜をたたえた花に舌を少しだけ挿入する。舌がその部分を嬲っている間、チクチクした口ひげが花芯に擦れて、感じる部分を同時に責められてしまう。やがて彼女の中で今までに経験した事の無い不思議な感覚が襲いだした。
「ん・・・・や・・・一鶴さん、ヒゲが・・・ヒゲが痛いの・・・ああぁ」
「ふふふ、いいだろう。その為のヒゲだ。」
527迷走紳士.9:02/09/22 23:43 ID:FJXYqzSW
指を一本ペロリと舐めて唾液で濡らして挿入してきた。
「ああぁああーーー!!」
「ここに触れられるのは初めてか?」
指が何度も出し入れされる。 抜かれるたびに蜜がトロトロと外に流れ出してくる。
「は、はい。・・・・うっ・・・あぁ・・・・ん・・・・・やぁ。」
「自分でも触ったことが無いのか?」
「・・・・あぁ・・・・はい。」
「じゃあ、私が初めてこの部分に触れるんだな。」
そうほくそ笑みながらGスポットと呼ばれるまだ一度も進入を許したことの無い部分に指を擦りつける。意識しないのに身体がピクンッと跳ねた。
花芯の刺激とはまた違った強烈で甘美な感覚に彼女は次第に酔いしれていく。

そうしながら指で秘部を刺激しているあいだも、柔らかい内モモの部分を唇とヒゲで愛撫していく。柔らかい唇と舌で優しくついばむと同時に時折堅いヒゲを押し付けられ、その白く柔らかい肌に赤いスジを付けていく。
かと思うとヒゲがそーっと肌を逆撫でるようにそよそよと撫でていき、まるで筆でくすぐられているかのような感触がじわじわと快感に変わっていく。
「やぁ・・・・くすぐったい。・・・ん・・・・やだ・・・・。」
言葉ではそう言っていても始めたときとは違い、声が段々甘くなってきている。 
唇は太ももから腰、腹部のやわらかい肌をそろそろと伝って胸のいただきまで届いた。 
もう触れる前から既に硬くなっている蕾を口で含んで舌で転がしたり歯を優しくたてたり、また髭でくすぐったりしている。

「そろそろいいだろう」

528迷走紳士.10:02/09/22 23:44 ID:FJXYqzSW
理事長はサイドボードから避妊具を取り出し、全ての服を脱ぎ、それを装着した。
小柄な彼女の上に再度圧し掛かると片足脚を持ち上げ、自分自身をぐっと彼女の潤いきった部分にあてがいスリスリと蜜を擦り付ける。
そしていよいよ体内に突き進もうとしたところで、流石に自分の中に僅かにだが残っていた良心と罪悪感がその行為を躊躇させた。

私は聖職者だ。なのに何をしているのだ。自分の学園の生徒を・・・自分よりずっと年下の無垢な女性を・・・・レディーに育てるために目をかけてきたこの娘を・・・・陵辱しようとしている・・・・・・。

今すぐ中断して謝まろう―――、そう思ったとき彼女が泣き出した。
大きな瞳からポロポロと涙が溢れ出し、それが顔を伝いシーツに消えていく。
「も、もう許してください。お願いです。もうやめて・・・・ください・・・・」
怯えた眼で私に懇願する彼女を見たとき、モラルは消し飛んだ。・・・・・・またドス黒いもう一人の自分が鎌首をもたげる。
誰にもまだ触れられていない彼女を自分だけのモノにしたい。自分に向けられた尊敬と信頼の眼差しをもっと別のものに変えたい。

清純で無垢だからこそ、めちゃくちゃにしたい。

気が付いたときには、彼女が悲鳴をあげていた。
彼女を押さえつけ強引に進入をしていた。
「きゃぁぁっ!」
彼女の身体が大きく反り脚をばたつかせ、腕を振りほどこうと抵抗を続ける。だが抵抗をすればするほど相手をその気にさせていくことに彼女は気付かないようだ。
理事長はぐっと腰を引き寄せ、少しでも身体の奥深くに届くようにぐいぐいと進入していく。
「う・・・・ううぅ・・・・イヤ・・・・痛い・・・ぅ・・・・」
彼女の鮮血で理事長のそれは赤く染まっていた。

 ・・・

529迷走紳士.11:02/09/22 23:45 ID:FJXYqzSW
「・・・・すまない。」
「いいんです。私が悪いんです。あんなクスリを理事長先生に飲ませたから。」
「しかし・・・・。まさか自分があんな風になるなんて・・・・・。自分で自分を止められなかった。本当にすまない。」
「理事長がそんなに責任を感じる必要はないんです。全てはクスリのせいだもの。」

そうだ、全てはあの薬のせいなのだ。 あの薬さえ飲まなければこんなことにはならなかったのだ。

彼女は疲れて眠ってしまった。 私はこっそりとベットから抜け出し、彼女の制服のポケットを探って、あの薔薇のピルケースを取り出した。 そして、そこから薬を一粒抜き取っり、またケースを元通りに制服のポケットにしまった。

翌日、早速昔の同級生で、現在はとある有名私立大学付属病院の教授に薬の成分の分析を頼んだ。
そしてその結果報告を電話口で聞いて愕然とした。
「なんだって!?もう一度言ってくれないか。」
「だから、ただのカフェインの錠剤。眠気覚ましの薬だよ。普通にそこら辺の薬局で売ってるヤツ。誰でも手に入る。」
「そんな馬鹿な!! インターネットで買った怪しい薬だとその生徒が言ってたし、確かに効いたんだが。」
「ぷっ。お前、そんな怪しい薬、飲んだのかぁ!?」
「い、いや・・・・その・・・コホン。 で、結果に間違いは無いのか?」
「間違いない。メーカーにも問い合わせてみた。製造会社が確かにうちの製品だと言ってたよ。」
「そんなはずは・・・・。」
「お前かつがれたんだよ。 まじめな天野橋理事長が生徒にからかわれた、そんなところだろ。ははは。しっかりしろよ、まったく。俺だって暇じゃないんだからな。他でもないお前の頼みだから特別に調べてやったのに――――」
電話を半分生返事で返答して切ったあと、考えてみる。
530迷走紳士.12:02/09/22 23:47 ID:FJXYqzSW
私が間違えて違う薬を取り出したのだろうか? そんなはずは無い。確かにあのバラの柄のピルケースから取り出した。あの時見せてくれた薬に間違いない。
じゃあ、どうして彼女はあの薬を飲ませたのか? 鎮痛剤を怪しい薬と偽って。 

そもそもあのジュースには本当に薬が混入されていたのだろうか・・・・・。
最初から何も混ざっていない、ただのグレープフルーツジュースを、薬入りだと信じ込まされただけなのではないのか?

それならば私の『変身』は一体なんだったのだろうか。
薬のせいで生み出されたハイドの私。それが薬のせいではないとすれば・・・・。 あれは紛れもない、隠されていた自分自身だったのか――――


物心ついた時から私には父の後を継いで理事長になるというレールが敷かれていた。 そのレールから外れるという事は絶対に許されなかった。
その事を当たり前の事と信じて育ったので、私はそのレールを何の疑問も不満も抱かずに漠然とその上を進んできた。そして今もまだそのレールを歩み続けている。
子供の頃は常に理事長の息子だからという理由で自分を常に厳しく律してきた。間違った事、正しくない事を避け、優等生を通してきた。
花椿という親友がいるのはその反発からきているのかもしれない。 
彼はどんな規則にも、どんな社会にも、いかなる人の眼にも囚われることの無い『自由な人間』だ。 
好きなモノは好き、嫌いなモノは嫌い。自分のしたくない事はしない、したい事だけをする。 
そんな彼の生き方に憧れていた。

だが私は花椿になりたいと思ったことは無かった。そう、今まではそう思っていた。
しかし私の潜在意識の中では違っていたのかもしれない。普段の自分ではとてもやれそうにない事をやってみたかったのかもしれない。
モラルでがんじがらめになってきた自分を解放したいと思っていたのかもしれない。

そして、愛している人を自分のものにしたいと思っっていたのかもしれない。

そんな心の奥底に眠っていた、私自身は見ないようにしていた欲望があの薬を飲んだと思い込んだ事で枷を外して表に出てきてしまったのかもしれない。
531迷走紳士.13:02/09/22 23:48 ID:FJXYqzSW
しかし――――

一つだけ、解らない事がある。 そのクスリがただの市販の薬だということを当然彼女は知ってたはずだ。彼女の持ち物なのだから。
それなのに、何故、私が暴走を始めたときにそう言わなかったのか。 『怪しいクスリの話は実はウソです。』と言えば、私は正気に戻ったかもしれないのに。 なのにあんな酷い事をされるがままに・・・・。

その時、私はふとあの時、嫌がる彼女に無理やり挿入したときの事を思い出した。
―――あの時、私は確かに一瞬躊躇した。理性が戻りかけて自分のしていることに気がついて、その事の恐ろしさに、行為を中断しようとした。あのまま彼女が何も言わなければ私は多分中断していたと思う。
しかし、あの時に煽情的な彼女の泣声を聞いて、また頭の中で冷静な判断力を失ってしまった。
もしかして・・・・あれは、私が中断しようとしたことを覚って、わざと、彼女は私を煽るような事をしたのか・・・?

 ・・・

私はたった今、気がついた事に自分自身も信じられないで要る。
しかし、そんなことはもうどうでも良くなっていた。 後ろから声をかけて来た彼女の瞳を見たときから・・・・。

「天野橋理事長、今、お帰りですか?」
あんな事があってから、もう以前のようには振る舞えまいと思っていた。 それがまさか彼女の方から話し掛けてこようとは。
「あ、ああ。 車で来ているのだが、よかったら家まで送っていこうか。」
「ハイ!」
ニコリと微笑む彼女の微笑みを見て、全てが今までどおり、あの日の出来事は自分だけの夢だったのではないかと思ってしまう。 しかし、彼女の肌の香り、彼女の肌のぬくもり、そしてあのピンクの薔薇の感触はけして夢ではないと解っていた。

車の中に二人が乗り込み、学園から表の道に向かって走り出す。
「・・・・・あの薬、まだ持っているかね?」
「・・・・・はい。」
「また飲ませてくれないか」
「・・・・・はい。」

車は彼女の家の方向ではなく、天野橋邸に向かって走り出した。
532頭文字B:02/09/22 23:49 ID:FJXYqzSW
以上、お目汚し失礼しました。
533名無しさん@ピンキー:02/09/23 00:11 ID:9gIcoUj9
(・∀・)イイ!!
534名無しさん@ピンキー:02/09/23 00:25 ID:vAdGaA0U
オジサマ(;´Д`)ハァハァ
エロ萌えスレ1の理事長SSを読み返して更に(*´Д`)ハァハァ
535名無しさん@ピンキー:02/09/23 00:32 ID:35sNH+85
ヒゲダンディー(;´Д`)ハァハァ 
ちょうど今からダンディのラジオが始まるので、声を聴きながら
脳内変換してもう一度読んでみまつ。
536名無しさん@ピンキー:02/09/23 01:10 ID:qHBT6Wtb
めちゃめちゃハァハァしました…オジサマ良過ぎ、ヒゲ萌え……
そして、やっぱり子悪魔たんな主人公たん萌え。ハヘハヘ(;´д`)
537頭文字B :02/09/23 01:22 ID:oJoFfglU
私もこりないっつーか・・・・・・。
理事長の名前は天之橋です。 すみません。 先にうpした話、すべて変換間違ってます。
逝ってきまつ。
538名無しさん@ピンキー:02/09/23 02:20 ID:MwjHpJ7g
>>537
イニB様!
こ、この、ダ、ダンディは、も、漏れが頂くぜ!(w
(なんかバカドモリだな)
ふふ、イニB様の鬼畜ぶりが伺えまつな(ニヤリン
たとえ小波が見捨てようとも
ダンディ ブラ ブラ ブラボー!!!

>>535
ダ、ダンディのラヂオ!!聞きたい!
声優さん詳しくないから、早速チェックしますだ!
最近やたらと番宣などのCMで声を聞く。その度に悶えてる漏れ。
539名無しさん@ピンキー:02/09/23 02:51 ID:rJXOQ8Eb
age
540名無しさん@ピンキー:02/09/23 03:08 ID:5RWkqK9u
イニB神! ダンディめちゃめちゃいいです! また設定がサイコー!
めちゃめちゃ萌えますた。オールバックの髪がくずれたダンディを想像してさらに萌えますた…!

>>537
ははは。誤字なんてぜんぜん気にすることないですよ。もーまんたい、もーまんたい。
言われるまでぜんぜん気付きませんでした。

(´-`).。oO(私もミズキでやっちゃったしなぁ)
541バイト×主人公:02/09/23 03:15 ID:5RWkqK9u
私までさらに二重割りこみしてしまいますが、うpします。
バイト×主人公です。
卒業式後に初エチーものなのですが、よくある設定なので申し訳ないです。
そんな話は読みあきたんじゃゴルァという人は飛ばしちゃってください。

……で! まずは懺悔しなくてはなりません。
書き上げた後、推敲時に初エチ雰囲気の参考に……とエロスレバイトものを読み返してみたところ……。
ばふー! 思いっきしセリフが被ってる!! 自分でも意識していないうちに影響を受けてしまったようで、他作家さんのセリフと思いっきり被ってしまいました。
書き変えるべきだとは思うのですが、他のセリフは浮かんでこないし、このセリフは使いたいし……でそのままにすることにしました。
決して故意にパクったわけではないので、そのへんはちょいと見逃してほしいのです。
いやほんとに、申し訳ありません>該当する作品の作家さま
542バイト×主人公1:02/09/23 03:16 ID:5RWkqK9u
好きや……、好きや……!
オレのこの気持ちをどうやって彼女に伝えたらいいんやろ。
彼女がオレに与えてくれる色んなもの、オレも彼女に返したいと思ってんのに。
なのにオレは彼女に求めるばかりで……。そして今も奪うことしかでけへんくて。
それやのに、そんなオレでも彼女は許してくれるんや……。


卒業式の後、オレは教会で彼女に告白し、そしてオレらは付き合うことになった。
その後のオレは緊張…っていうより妄想のせいで、ホンマ最悪で。
どうしても彼女を抱きたくてしょうがなくて、しかもそれが押さえられんかって、いきなり彼女を不安にさせた上に泣かせてしまうという体たらくぶりやった。
……でもな、そんなオレに対して、彼女は、えぇって言ってくれたんや……。
こん時のオレの嬉しさが分かるか? ……いや、誰にも分からんやろうなぁ……。
そして、今。
オレらは倉庫を改造したオレの家の前にいた。
荷物を脇に下ろして鍵を開けながら、オレは振り向いて彼女に確認する。
「……なぁ。やっぱまだ、嫌やったら……言うてくれてもえぇねんで?」
聞きながら、オレはあれから今まで繋ぎっぱなしやった彼女の手をより強く握りしめた。
やっぱ拒否されたないし、逃げられたなかったから。……オレ言うてることと、やってること、逆やなぁ。
ここに来るまでずっと俯いていた彼女は、今も俯いたまま、やっとっていう感じで声を出す。
「だから……、もう。同じ事、何度も言わせないでよ……」
「そっ、そうか……っ。ほな入ってっ」
先に彼女を部屋の中に通した。彼女の動きはものすごく ぎこちなくて。情けないことにオレの動きまでガチガチになってまう。
あー、もう! 童貞やあるまいし! もっと落ち着けよ、オレ!!
543バイト×主人公2:02/09/23 03:16 ID:5RWkqK9u
彼女は入ってすぐの所で背を向けたまま立ち止まっていた。
オレは彼女の背中を見つめたまま後ろ手にドアを閉めて、鍵をかける。……照明は点けないでおいた。
彼女の背中から緊張が伝わってくる。影響されてかオレは顔がめちゃめちゃ熱くなってくんのを感じた。
その肩は小刻みに震えてて、その様子が彼女への愛おしさをより大きくさせる。
急ぐなよ、急ぐなよ、オレ! って自分に言い聞かせるけど、彼女の背中から流れ出てくる引力には逆らえず、オレは後ろから彼女の身体に手を回した。
びくりと彼女の身体が跳ねる。でもオレはそのまま、彼女の名前を呼びながらその首筋に口付けた。
オレが捕らえた肩や腰。そして密着させた身体から伝わってくる オレと負けず劣らず早まった彼女の鼓動。……彼女がホンマ愛しくてしょうがない。
腕の力を強めながら、彼女の首筋への愛撫を繰り返した。
「あ……っ、や……っっ」
びくっと彼女は首をすくめた。怯えなんかと思ったらオレはちょっと怖くなって、どうしたらえぇのか分からなくなって彼女を放した。
首を強張らせたまま彼女は俯いている。……彼女の顔を見たかったから、その細い肩を掴んでこっちを向かせた。
「なぁ、オレのほう、見てや」
「……姫条くん……」
彼女の頬に手を添えて顔を上げさせる。彼女の顔を見た瞬間、オレの全身は激しく揺さぶられた。
上気した頬で、濡れた瞳で、彼女はオレを見上げてる。微かな震えまでもがオレをかきたてる。
でも、その瞳の中にはまだ戸惑いの色があって……。衝動と抑制の気持ちの両方がオレの中をぐちゃぐちゃに掻きまわしてた。
彼女がオレの名前を呼んだんも、不安のためなんか、やめて欲しいからなんかも分からなくなる。
やっぱりまだやめといたほうがえぇんかな? 彼女が自然にそういう気持ちになるまで待つべきなんやろか……?
オレかてやっぱり彼女を不安にさせたまま抱きたくなんかないし、彼女を大切にしたいけど。せやけど……。
せやけど……、もう、 そんなんできへん! できへんて!!
だけどオレは、湧きあがる激情を押さえるしかなかった。
544バイト×主人公3:02/09/23 03:17 ID:5RWkqK9u
彼女のその瞳を覗きこみながらオレは言う。
「なぁ、ほんまアカンねやったら、そう言うてもえぇねんで? オレ、ジブンに無理はしてほしないねん」
「無理、なんてしてないよ……。大丈夫だから……」
「ホンマに、えぇの? オレ、もう止まらへんで?」
「だからっ、……いいの。何度も言わせないでってば……」
「スマン……」
震えながらそう言う彼女が可愛かった。オレはホンマにほっとして、軽く謝りながら彼女の唇にそっと口付ける。
触れるだけのキス。長いことそうしてから軽く唇を離す。少しだけ間を置いて、それからもう一度口付けた。
彼女の唇を割って舌を差し入れる。彼女の身体を強く抱きしめると、彼女の両手がオレの背に回った。
……なぁ。今オレの中、ジブンでいっぱいになってるわ。そのことジブンに伝わってるんかな?
これ以上ないくらい、舌で彼女の口を味わった。合間に漏れてくる彼女の吐息がたまらなくて、オレは右手を彼女のセーラーの裾に侵入させた。
「あ……っ。ちょ、ちょっと待って……!」
びくっと身体を跳ねさせて、彼女はオレから唇を離した。
「やっぱり先にシャワーとか浴びさせて?」
言いながらオレから離れようとする彼女の手を掴んで、オレは自分のほうに引き寄せた。
「アカン。もうアカン。……スマンけど、これ以上は待たれへん」
「ん……。じゃぁせめて、カーテン……」
「……わかっとる」
彼女の手を掴んだままオレは窓際に寄ってカーテンを閉めた。部屋の中が淡い暗闇に満たされる。元が倉庫やから、1つしかない窓が今は有り難かった。
545バイト×主人公4:02/09/23 03:17 ID:5RWkqK9u
彼女をそっと抱えあげて、ベットに下ろした。オレは彼女に覆い被さり、その体勢のまま彼女の顔を覗き込んだ。
瞳を微かに揺らしながら彼女はオレを見つめてる。オレの視線から逃げるようにふと目を逸らして、それからもう一度オレを見つめた。
オレは彼女の髪を撫で、首筋に手を這わせながら彼女に口付けた。口付けを深めながら手を下ろしセーラーに手をかける。彼女の上衣を引きぬき、下着も取り外した。
暗い部屋の中でも、彼女の白い肌はぼんやりと浮かびあがっていた。なんか……めっちゃキレイや……。
「やだ……」
オレの視線に恥じらって身をよじる彼女に構わず、オレは乳房に包み込むように触れ、そして彼女の胸を口に含んだ。
愛撫を繰り返して尖ってきた先端を、舌で転がしたり甘噛みする。胸だけじゃなく、両手や舌で彼女の首筋や胸元あたりにも愛撫を加えた。
「やは……っ、あ……、あんっ」
彼女の声が甘く響いた。その声がもっと聞きたくて、両方の突起を刺激しながら音を立ててオレは彼女に吸いつく。
「あ、はんっ! や……、姫条くん……っ」
彼女の声は、張り裂けそうになるほどオレを熱くさせた。
両側に指を這わせながら手を下ろし、彼女のスカートのホックを外して引き脱がせた。もどかしくなりながら、自分の服も引き裂くように脱ぎ捨てる。
彼女の名前を囁きながらもう一度覆い被さる。彼女の胸を押しつぶすようにして、直に肌を密着させた。
無言で見つめあってから、またゆっくりと口付ける。彼女の身体を這いながら片手を下ろして彼女の下着の中に手を差し入れる。
「あ……っ」
小さく悲鳴を上げて、彼女は自分の膝を擦り合わせた。
546バイト×主人公5:02/09/23 03:17 ID:5RWkqK9u
「……嫌か?」
「ううん。……嫌じゃないよ」
「さよか……」
その返事にちょっと笑って、そしてオレは彼女の秘部に触れた。指を擦りつけると彼女の中から蜜が溢れだした。オレの指の動きに合わせてくちゅくちゅと音を立て始める。
「ん、んん……。あっ、はっ」
指の腹で、突起にも同時に刺激を加える。彼女の身体がびくびくっと跳ねた。
「あ、ああっ! や、やだ……。姫条くん、どうしたら……?」
「どうもせんでええよ。こういうもんやから」
そのまま刺激を与え続ける。呼応して上がる彼女の声を存分に堪能してから、彼女の下着を下ろした。
彼女の膝に手を入れて脚を広げさせ、その間に身体を滑りこませる。両方の太腿を掴んで、オレは彼女の秘部に口付けた。
「ああっ! いやっ。姫条くん、そんなとこ、やめてっ」
「嫌や」
「そんな……っ! ……あ、あぁんっ!」
構わずオレは彼女に吸いついた。時折割れ目に舌を這わせながら、突起に愛撫する。
──ジブンを全部味わいたいねん。一滴残らず味わいたいくらい。……全部、オレのもんにしたいから。
転がしたり、ねじ込んだりしながら、執拗なくらい彼女を攻めた。悲鳴に近い声を彼女は上げていた。
──その声、もっと聞かせて欲しいから……。
指も加えて彼女の秘部を刺激し続けた。
547バイト×主人公6:02/09/23 03:18 ID:5RWkqK9u
身体を上げて彼女にまた覆い被さった。彼女は息も絶え絶えに、無防備に四肢を放りなげている。
頬を撫でながら、額や鼻先に口付け、彼女の呼吸が落ち着くのを待った。
息を整えた彼女は、これから始める行為を理解したのか、そっとオレの名を呼んだ。
「姫条くん……」
「怖いか?」
「ううん。……怖くなんかないよ」
彼女は静かに首を左右に振った。……ウソツキやな……。
「ほんとだよ? わたし、姫条くんになら何をされたっていいの」
「……え?」
彼女は両手を上げて、オレの髪に手を差し入れた。
「わたし本当に姫条くんのことが好きだから。姫条くんは何をしたっていいの。わたしはそれについていきたいの」
「…………」
「今だって。これからも……。姫条くんは自分の思うように進んでいっていいの。わたしはそんな姫条くんのそばにいたいの。姫条くんのことをずっと見つめていたいの。……姫条くんとずっと一緒にいたいの」
「……ホンマに、オレなんかで、ええの?」
「うん。……大好き」
オレの胸の中に熱いもんが広がっていった。なんでやろ、なんでなんやろ……?
なんで彼女はこんなにもオレを満たしてくれるんやろう。
涙が出そうになった。
自分があまりにもガキなんが情けなかった。それやのに彼女はオレを受け入れてくれる。その上色んな暖かいものを与えてくれる。
せやにの、オレができるんはこうやって奪うことしかないやねんて。
──ゴメンな……。でも、オレ……、愛し方なんて、こういうやり方しか知らんねん……!
548バイト×主人公7:02/09/23 03:18 ID:5RWkqK9u
「好きや……。ジブンのこと、ホンマに好きや……」
「……うん……。嬉しい……」
「ジブンは知らんと思うけど、オレほんまにジブンのこと好きやねん。ジブンが想像してるよりももっと」
「やだ……。何度も言わなくてもいいよ……」
「言わせてくれ」
言わずにはおれんかった。こうやってオレの気持ちを伝えることしか、オレにはでけへんかった。
……幸せにしたる、なんて言うて、されてるのはオレのほうやんか!!
「好きや……、好きや……、好きや……!
 ジブンだけおってくれたらええ。オレはおまえがおらんかったらあかんねん。ダメになってまうんや。
 だから……。ずっと、オレのそばにおってくれ……」
情けないセリフやけど、本心やった。
「うん……。うん……っ!」
いつの間にか彼女は涙を流してた。
「……なんで、泣くん?」
「だって、もう……。胸がいっぱいで……」
彼女はオレの頭に回した腕に力を入れた。そしてオレは……。
今までもよりも、もっと、一番深い口付けを、彼女と交わした。彼女の身体をきつく抱きしめながら。
……一生、ジブンとこうやってたいな……。
549バイト×主人公8:02/09/23 03:18 ID:5RWkqK9u
「なぁ、オレのこと、まどかって呼んで」
「姫条くん、そう呼ばれるの嫌いじゃなかったの?」
「他のヤツには嫌やけど、ジブンにやったらええよ」
“まどか”って人にそう呼ばれると、あのオヤジの顔とか、死んでもーたオフクロの顔とか思い出して、めちゃめちゃ嫌やった。やけど、彼女にだけは、どうしてもそう呼んで欲しかった。
「せやから、オレのこと、まどかって呼んで」
「うん……。分かった」
「呼んで」
「……今?」
「呼んで」
「……まどか……」
「よっしゃ。それでオーケーや」
オレも彼女も、顔を見合わせて静かに笑った。
550バイト×主人公9(完):02/09/23 03:18 ID:5RWkqK9u
また口付けを交わした後、オレは上体を軽く上げて、自分のモノを彼女にあてがった。
彼女はぎゅっと固く瞳を閉じる。
「怖いんやったら、こうやってオレに掴まっとき」
彼女の両手をとって、オレの背中に回す。しがみつくように彼女はぎゅっとその腕に力を入れた。
キスで彼女を宥めながら、オレはゆっくりと彼女の中に侵入する。
「ああああああっ!」
オレの侵入に合わせて彼女は声を上げる。その声を聞きながら、オレの中で何かが弾けた。


…………。
そこから先はもう夢中やった。
情けない話やけど、始めてやから優しくしたらな とか、女の子は気持ちよくさしたらな、とか そういうのが全部吹っ飛んで、ただ夢中で彼女の身体を貪った。
ただ彼女と繋がってることが満足で。それだけで。彼女以外のことはどうだってよくなってたと思う。
もう何をどうやったとか、ぜんぜん覚えてへんわ。……無茶なことしてへんかったらえぇねんけど……。
オレの横で気持ち良さそうに眠る彼女の髪を撫でて、こめかみあたりに軽く口付けた。
すやすやと寝息をたてる彼女の顔を見てると、知らん間に笑みが浮かんでくる。
オレはアホやし、ガキやしで、どうしようもないヤツやけど、コイツだけは幸せにしたらなあかんと思う。
今のオレには何もないけど、頑張るから。次はオレがジブンに与えられるようになるくらいの、もっとえぇ男になるから。

だから……な。
オレのこと……。

見捨てんといて……な?
551483:02/09/23 04:52 ID:y1J4zCt0
>>イニB神
>>540
あわわわすみません!
漏れがうp躊躇ってウロウロしていた所為で御二方に御気遣いを…。。・゚・(ノД0)・゚・
あの、漏れの事はスルーして頂いて全然結構でつので、どんどんハァハァなお話をうpして下さいませ。
ワカメSS書いたなんて余計な事言っちゃってすみませんでした…(TДT)

>>イニB神
ダンディの命令口調に(;´Д`)ハァハァでつ!萌えますた…。
>>540
バイトすんごく可愛いでつ!!!
最後の「見捨てんといて……な?」禿萌え…(;´Д`)ハァハァ
こんな時間にも関わらず、丁度たこ焼き食ってたもんで余計に…(w

御二方とも次回も期待しております!(;´Д`)ハァハァ

>>517タソ
漏れのワカメ駄文は、余りにアレなので、いつかその内…(つω;)
お詫びに、急いでモリリンSS(またかよ)を書きましたので、
そちらをうpらせて頂きまつ…。ヘタレでスマソ…。
>>509タソ
あなた様の仰ってらした「押し入れモリリン」使わせて頂きますた…。
勝手にゴメソなさい。つい、押し入れって言うキーワードに(;´Д`)ハァハァしてしまいまして…。

では、参ります。
552小箱【1】:02/09/23 04:57 ID:y1J4zCt0
暗く狭く…それ以上の何かが渦巻く、小さな箱の中に、僕達は居た。
彼女と二人だけの、閉塞された空間…。
そこで感じられる物は、最早彼女のみであった。

この吐息は、果たして彼女の物なのか、僕の物なのか…。
それを確かめる術すら持たず、いやさ確かめようともせずに、ただ流されゆく僕を感じていた…。
快楽と熱とが複雑に絡み合いながら、壮絶なうねりとなって、
この箱を…僕と彼女が混ざり合う為だけに存在する、この小箱を飲み込んでいくのが分かる…。

「ごめんなさい…。」
心の中の呟きは、形を持たぬ、ただ熱い呻きとなって口端から零れ落ちた…。
足に、首に、胸に…あらゆる貴女に、僕を刻み付ける。

(どうして…こんな事になったんだろう…。)
ぼんやりとした頭で、それでも僕は、この発端を思い返し始めた…。
553小箱【2】:02/09/23 05:02 ID:y1J4zCt0
今日、彼女が僕の部屋に来る…。
三回目だというのに、僕はと言えば、まだ頬の紅潮を隠せずに居るほどであった。
(…いい加減、慣れなくちゃ…。)
恐らく彼女には、これから何度も来て貰う事になるのだから。

そこまで考えて、ふと前回の、この部屋での彼女を思い出す…。
と、自分の上気の原因に単なる緊張以外の物を見付け、僕の喉は一気に干上がった。

頭に浮かぶのは、射抜く熱視線。張り付く肌と肌。手探りの肌触り…。
彼女の四肢を、体温を、その全てを僕の物に出来る…この上なく猥雑で、この上なく淫らな空間…。

その全てを詳細に思い返しそうになる自分を制し、僕は嘆息した。
(…全く…こんな事を…今、思い出すなんて…。)
これから会う彼女に対する冒涜にすら感じ、自分に軽い嫌悪感を覚える。
同時に、また自制心を失い、ただ彼女を貪る餓鬼へと変貌するのではないか…と、己自身に恐怖した…。

悪い事に、僕の家に彼女を呼べるのは、家人の居ない時のみと決まっているのである。
必要以上に厳格な父に対する止むを得ずの対策であるとは言え、先ほどの回想も手伝ってか、
僕の心は、既に平生のそれではいられなくなりつつあった…。

《ピンポーン》
冷静な機械音が、僕を現実へと引き戻す。
恐らく、友人との買い物をし終えた彼女が到着したのであろう。
「こんにちはー。」
「あ!いらっしゃい!」
彼女を見るのは、ほんの数時間振りの事であったが、その笑顔を如何に自らが欲していたかを、改めて知る。
「制服のままで着ちゃった。」
「構いませんよ、僕もまだ制服ですもん。」
視線を交わし、笑い合う。
落ち着きを取り戻しつつある自分に、僕は安堵した。
554小箱【3】:02/09/23 05:06 ID:y1J4zCt0
「さ、どうぞ上がって下さい。」
「うん。お邪魔します。」
そう言うと、彼女は持っていた袋に靴を入れる。
…その仕草に…唐突な罪悪を感じた…。
「…ごめんなさい…そんな事までして貰っちゃって…。」
「え?いいよそんな事!気にしないで?」
明るく答える彼女の笑顔に、更に自らへの呵責を感じ、俯く…。

意を決し、彼女を初めて部屋に招いた時の事であった。
期せず早い帰宅をした父が、玄関にあった彼女の靴に気付き、根拠の無い怒号を響かせたのである。
そして僕が彼女に…喜んで僕の部屋を訪れてくれた彼女に対して、僕が唯一出来たのは…情け無い事に、
その躊躇う背中を見送る事だけであった…。

それ以来彼女は、僕の家に来てくれる度に、こうして袋に靴を仕舞い込んでくれる様になった。
(…こんな事までさせてるなんて…僕、いつか…嫌われてしまわないかな…。)
父との決着は不可避の事であったが、今までは気付かぬ振りをし、自らを押し込める事で保身していた。
しかし今は、僕自身の、また何よりも彼女の為に、その早い終わりを望んでいる…。
それは紛れも無く、先の様な彼女の明るさの裏に隠された、健気な優しさを守る為であった…。

彼女の心遣いを目の当たりにし、急激に、彼女に対する謝辞と愛しさとが込みあがる。
「あ、あのっ…。」
「ん?」
「い、いえ…。」
謝罪の言葉も、感謝のそれも、全て言い尽くした現状で、一体何を言おうというのか、僕は…。
口を突いて出そうになった言葉を思い返そうとしたが、どうにも上手くいかなかった。

滅裂な自分にやや呆れつつも、何故か、得体の知れないざわざわとした物が、僕の背中を伝ってゆく…。
それを振り払うかの様に、僕は足早に部屋へと向かった。
555小箱【4】:02/09/23 05:12 ID:y1J4zCt0
部屋に入り、淹れた紅茶で人心地つく。
彼女は、植物以外は味気ないこの部屋を気に入ってくれているらしく、今も本棚をしきりに眺めていた。
「あ、この本面白そう!写真だけじゃなくて、解説も詳しく載ってるんだ〜。」
「あ、そうなんですよ。その出版社の本は、僕もお気に入りなんです。」

お茶を淹れてくる、と言い、席を立てたのは幸いであった。
考えてみれば勿体無い話ではあるが、ほんの少しだけ彼女と離れた事で、
僕は、危うく失いかけたいつもの自分を取り戻し、今、こうして彼女と二人の安寧な時を過ごせている。

その安らぎを破るエンジン音を聞いたのは、それから20分ほど後の事であった…。

「お帰りなさい…。」
父は無機質な声で返答し、書斎へと足早に消えた。
聞けば、仕事に必要な資料を忘れたのだと言う。彼にしては珍しい失態を、僕は恨んだ…。

戸を開け放した僕の部屋の前で、今夜は遅くなる、と一言言い残し、足早に玄関へと急ぐ彼を見送る。
僕が再度彼女へと口を開いたのは、最初のエンジン音を確認して、10分程度を経てからであった。

「…ごめんなさい、出てきて大丈夫ですよ。」
…返事が…無い。
押入れへと隠れた彼女に、恐る恐る語りかける。
「…あ、あの…。怒って…ますよね。」
「………………。」
沈黙に耐えかね、再度声をかけた。
「……あの。」
言って…僕は、ゆっくりと戸を開ける。

その隙間から滲み出す、濃密な闇にも気付かずに…。
556小箱【5】:02/09/23 05:27 ID:y1J4zCt0
眼前の彼女に、僕は戸惑いと、それ以上の強烈な何かを感じた。

微かな寝息と…この狭い空間の所為であろうか…不用意に投げ出された、やや汗ばむ肢体に目を奪われる…。
僕は、背を這うだけであった得体の知れない何かが、
皮膚を突き破りながら、脊髄の奥へ奥へと侵入してゆく感覚に苛まれ始めた…。

(目を…逸らさないと…。)
黒い塊が、喉の奥から競り上がる。
(早く…目を…。)
全身を駆け巡る汚濁した脈動を感じ、同時に戦慄が走った…。

今、彼女の指に触れたら…。
今、彼女の唇を見たら…。
今、彼女の声を聞いたら…。

それだけで、きっと僕は、もう…戻れなくなる…。

先の戸惑いとやらを、猛烈な勢いで駆逐する何かは、その圧倒的な力を見せつけていた…。
心音が響き、頭が割れそうになる…。

「あ…守村…君?」

自分を捕らえようとしている黒の足音を、直ぐ耳元で聞く。
刹那、彼女の足に触れている自分を認め、僕はとうとう、その脆弱な意識を手放した…。
557小箱【6】:02/09/23 05:31 ID:y1J4zCt0
(ああ、そうか…僕…。ごめんなさい…。また、貴女を…。)

そして今は、口中に彼女の細い指を頬張りながら、淫猥な音を響かせている最中であった。

お互いの衣服が脱ぎ捨てられてから、一体どれほどの時間が経ったのだろうか…。
ほんの数分とも、否、数日とも付かず、何と瑣末な事だと朦朧とした頭で切り捨てた。

含んだ指先に、舌を這わす。この律動を止める術を、僕は知る気も無かった…。

覚束無い感覚をも楽しむかの様に、僕は彼女のあらゆる部分に耽溺する。

視線に、胸に、指に、掌に、彼女を感じるだけが、僕の全て。
この小さな空間は、あたかも無限の闇を内包する楽園に思えた。
ただ今の僕に分かるのは、僕が欲するは彼女であり、彼女が欲すべきは僕であるという事だけ…。

互いの体液だけが、どちらの物ともつかぬほどに混ざり合い、その業を知らしめる。

「ごめん…な、さい…。」

搾り出した声すら、闇に溶け入った。

「愛して…るん、で…す…。」

五感の全てを、貴女に奉加する。

蠢く闇を潜ませた、そこは僕と、僕の貴女だけの、小箱…。

【終】
558551:02/09/23 05:44 ID:y1J4zCt0
フォームに貼り付けてからちょこちょこ直したら…。早速やっちまいました。
【3】の下から2行目が、何だか特におかしな文になってます…鬱。
全体的にごつごつと引っ掛かる部分が多くて読みにくいですね…。
全く何が小箱やら…。本当にお目汚しすみませんでした〜…(;´Д`)
559名無しさん@ピンキー:02/09/23 11:15 ID:+2YWC2kU
>551
(・∀・)イイ!

モリリンと主人公タンは、あまりロコツに性行為描写を描くより
読者に色々想像させる余地を残して描いてるほうが良いね。
(モリリンに男性向けショタ萌えしてる男性や、801受け萌えしてる女性には
 それでは物足りないのかもしれないけど…)

自分も同人誌で
モリリンと主人公のHあり純愛を描くぞ〜〜〜〜。(*゚∀゚*)アヒャヒャ
560あぼーん:あぼーん
あぼーん
561あぼーん:あぼーん
あぼーん
562名無しさん@ピンキー:02/09/24 02:08 ID:0oTJgdpb
>551神
509でつ。可愛く、ちょっぴり大胆なモリリンにバンンザイ\(^O^)/
押し入れSSを執筆して下さって有り難うございます<(_ _)>
是非とも今度は小箱からフィールドや鏡など明るいところへ…。
>537神
ダンディの『その為のヒゲだ。』には笑わせてもらいました。
感動すら覚えました。オヤジ萌え(;´Д`)ハァハァ 最高でつ!!
563名無しさん@ピンキー:02/09/24 03:05 ID:2K7Tdd4a
>541神のは前にあった作品の続編でつか?
それとも別の方かな?
どちらにしても(・∀・)イイ!本気の女の子に
手を出したくてでも嫌われるのが怖くて…という葛藤が
バイトらしいでつ。

>551神のモリリンの押し入れにはやられますた…ハァハァ(;´д`)
密室・暗闇の中、直接的表現が無い分妄想が炸裂しまつ…

そして>559さんは10/6のオンリーに出られますか?
探させて頂きまつ…(*゚∀゚)
564563:02/09/24 06:47 ID:BXZpxQ6x
オンリーには出ません…。
その日は仕事がどうしても休めなかったので。

565名無しさん@ピンキー:02/09/24 15:15 ID:XDHnsZNs
>頭文字Bの神
昨日思わず理事長の夢見てしまいました(ワラ
566551:02/09/25 00:52 ID:639ps7cr
551でつ。
一昨日の夜中に半分寝ながら、がーっと書いて、だーっと張っちゃったもんで、
実はこれ書いていた時の記憶がほぼ無いでつ…。(言い訳)
今更読み直して、漏れの支離滅裂っぷりに(((((((( ;゚Д゚))))))))アワワワ…
所々言葉も重複している上に、出だしからして既に意味わかりませんね。
出だし、『それ以上』の差す言葉が無いし(w
て言うか誤字…。その上、最後の方は何だか入っちゃってますし。
朦朧としてるはモリリンじゃなくて漏れですた。
こんなもん読ませてしまって申し訳ないでつ。マジで逝ってきまつ…(;∀:)イテキマース

>>559タソ>>562-563タソ
こんな真性駄話にも関わらず、御感想ありがdでつ!

>>509=562タソ
アイデアお借りしたくせに、こんな話になってしまいまして本当ごめんなさい(つω;)
今度はもっとちゃんとした物うpさせて頂きまつ…。
鏡…ミラーハウスってのもいいでつよね(w
567541:02/09/26 00:02 ID:9WaBWKki
>>551さま
レスありがとうございました。
それにしても551様の文章すごいイイ!です。はっきりしたエロがないのにエロってとこにめちゃソンケー。
また、どこか上品なエロって感じが、かわいいモリリンにぴったりです!

>>563さま
もう忘れさられてるだろうと思ってたのに、気付いてくださったなんて嬉しいです・・・(ホロリ)
そうなんです。>>132-138 の10〜15分後くらいの話が>>542-550 なんです。
……蛇足になっちゃったけど(w

また1から萌え気を溜めて、出なおしてきまつ(w
568名無しさん@ピンキー:02/09/26 00:46 ID:aKhxmfzB
>>541の神様
お帰りおまちしております(;´Д`)ハァハァ
新作(;´Д`)ハァハァ
569563:02/09/26 23:46 ID:pcdHZN78
>541神
あ、ビンゴですたか。違ってたら失礼だったかなと思ってたので
ヨカタです。>132-138もめちゃ好きだったので(主人公タンの反応に
よっしゃーってなったり鬱ったり、ガマンせなーでもできひんーっていう
葛藤がバイトらしくて可愛かったでつ)続きが読めて幸せですた(*´ー`)
こんなところでなければ「サイトお持ちですか?」とか「同人やってます?」
とか訊くんですが…

>564タン
これは漏れへのレスでつか?オンリーは来られないとのことで残念でつが
ご縁があったら探し出して購入させていただきまつので
原稿頑張ってくだちぃヽ(´ー`)ノ
570名無しさん@ピンキー:02/09/27 16:27 ID:ia52t1I4
>541の神
>132-138の神様でもあられたのですね!
私も>569タン同様前作好きなので大変嬉しいでつ。>541の神が書かれる
バイトの、主人公タンがほんとにほんとに好きなんだなぁと伝わって来る
描写が素敵でつ(;´Д`)ハァハァ


571名無しさん@ピンキー:02/09/27 22:18 ID:FuJoZr+y
モリリンは…あれやこれやと鬱積したのがある分…
きっと、本気を出すと、スゴイでしょう。
572通りすがりさん:02/09/27 22:55 ID:wEFioZms
こんにちは。
前々から見ていましたが…。
ここのSSは女の人たちばっかりかな?(文面見て何となく…)
私も何かアイディアが浮かんだら貼っておきます。
どうぞよろしゅう…。
573名無しさん@ピンキー:02/09/28 06:58 ID:tsqf0Ect
GS好きな友達とシモネタを話してるせいか(←死。)
エロ萌えのネタやシチュエーションやストーリーはたくさん浮かぶんだけど
情景や動作などを表す文章を練って
SSとしての作品にするのが、自分にはなかなかできません。(文、書けない…。)

よってみなさんのSSを大変楽しみに読ませていただいています。

ところで、GSで、801じゃなくて、
主人公と男キャラのエロありのラブラブな漫画は、需要があるのでしょうか?
主人公が作者の創作キャラ状態になるのが、
不愉快に思う人は多いのじゃないかと思いまして。
(同人板で聞くべき話題なのか、ここで聞いてもいいのか
 迷いましたが、エロがからむので、こちらで。)

SSだと、うまく主人公を登場させないとか、あっさりと登場させるとか、
人格を薄く書く、とかして、上手に扱ってる方が多く見受けられるのですが。
574名無しさん@ピンキー:02/09/28 07:05 ID:Zm8J7qR2
>>573
需要はかなり有ると思うけど、エロ有りだと読み手よりも粉ミの方が怖いかも。
主人公とかに関しては、ものすごくオリジナルな性格とか設定とかにしない限りは
あんまり気にしなくていいんじゃないかな?本当の所は分からないけど参考になれば…。
575名無しさん@ピンキー:02/09/28 10:28 ID:pRZHeXiX
>572
男の人にとっては、
ベースは少女漫画みたいなエロの「純愛系エロ」はどうなんでしょう。

私は純愛系が大好きなのですが、男の人には
やっぱり激しい陵辱みたいのがないと物足りないんでしょうか。
(男性向け同人誌をいくつか読んだら、全部強姦などの
 ヘビーな内容のばっかりだったので、男の読者にはこういうふうに
 描かないと喜ばれないのかなぁ…と思いまして…。)
576通りすがりさん:02/09/28 18:22 ID:Qv84Y35B
575>
572に書いた者です。
いやいや…私は女ですよ(笑)。
ただ結構ロマンチックなSSが多いのでそうかなぁ…なんて思ったもので…。
私は純愛系のエロの方が好きですよ。

結構楽しんで読んでるので気になさらずに…。
577名無しさん@ピンキー:02/09/28 23:18 ID:j9QyfXrT
>573
ときメモのSSがあるサイトで主人公の設定がよく載ってますが、それは
見ていて楽しいしちっとも嫌じゃないのですが、主人公の髪がショートと
ゲームからおもいっきりかけ離れていたのがあり、それはちょっとどうかと
おもってしまいました。

578名無しさん@ピンキー:02/09/29 00:32 ID:RH4WI7I/
>573
漏れは余り気にしないかなー。
ただ、前に一回だけ余りに( ゚д゚)ポカーン…な設定(主人公の髪がショート所じゃなかったYO(w))
のSS読んだけど、やっぱ感想は( ゚д゚)ポカーン…だったな(w
「気になるなら見なけりゃいい」ってだけの話だから、何かいてても良いんだけど、
周りの評価が気になる場合は、余りに掛け離れ過ぎた設定にしなければ大体OKじゃない?
579名無しさん@ピンキー:02/09/29 22:03 ID:U6wYx//i
主人公は藤崎詩織みたいな完璧女がいいなー。
580名無しさん@ピンキー:02/09/29 23:59 ID:gsaP6Fhs
>579
そりゃ、つまらんよ。
581インデックス職人:02/09/30 00:01 ID:aGKhY6lR
この前のインデックスは>391ざんす。

バイト
>410>411>412>413>414>415>416>417>418>419(>>410-419)
>542>543>544>545>546>547>548>549>550(>>132-138>>542-550)
ワカメ
>422>423>424>425>426>427>428>429>430>431>432>433
>434>435>436>437>438>439>440(>>422-440)
>>444
バカ
>461>462>463>464>465>466>467>468>469>470>471>472
>473(>>461-473)
先生
>485>486>487(>>485-487)
モリリン
>491>492>493(>>491-493)
>552>553>554>555>556>557(>>552-557)
ダンディー
>519>520>521>522>523>524>525>526>527>528>529>530
>531(>>519-531)

最近は長編短編ほどよく入り混じり、1スレ時のような勢いこそ無いけど
それでも週1〜2本はあがってくる程良いペースを保っててROMしてても
楽しいでつ。良スレでつね…ヽ(*´ー`)ノ

今日も神々に感謝(-人-)またの降臨お待ち申し上げます。
582名無しさん@ピンキー:02/09/30 01:01 ID:w2OX1bM2
インデックス職人様、今回も乙でつ!
いつも大変助かっとりまつ(-人-)カンシャ

>>579
個人的な意見でつが、漏れも完璧よりも欠点有り主人公の方が好きでつ。
583名無しさん@ピンキー:02/09/30 06:38 ID:NoQeDaU0
>579
582さんに同意。欠点の無い完璧なヒロインなんて、少年漫画のラブコメの
ヒロインだけで充分だ。読んで感情移入できん。
そもそも藤崎詩織自体が、あまり好きになれないキャラだったし。
それだったらまだ、光ちゃんのほうがいいな。
584名無しさん@ピンキー:02/09/30 08:14 ID:8ps8JIPf
>579は笑うところだと!
585名無しさん@ピンキー:02/09/30 12:44 ID:tIIwUp6v
>584
ギャグだったのか?
まじレスだと思ったよ。
実際に「○○様とくっつくような女の子は完璧な子じゃないとダメ!」
「私の主人公ちゃんは可愛くて誰からも好かれる設定の子で〜」
みたいなことを語る人って存在するから。
586名無しさん@ピンキー:02/09/30 16:45 ID:48wf5c4y
どんどんスレとは違う話になってる・・・。
そろそろ、やめした方がよくない?
587名無しさん@ピンキー:02/09/30 18:57 ID:pDCY4U4w
そうだね。
573さんは一応、エロが絡んだ内容で、と聞いてきてたけど
普遍的に「GS二次創作の主人公はどういう性格で描くが良い?」という話題は
これ以上は、エロパロスレでする必要ないし、同人板などでするほうが適切だし。

そんなわけで、エロパロ神さまの降臨きぼーん。
(自分で書きたいけどヘタレなので書けない)
588名無しさん@ピンキー:02/09/30 21:00 ID:1WV16Qtw
age
589名無しさん@ピンキー:02/09/30 21:27 ID:I+RnawFg
神様〜!新作きぼんぬ(;´Д`)ハァハァ
590名無しさん@ピンキー:02/10/01 00:14 ID:uoDTpwaA
マターリ待とうYo!
(´ー`)ノ旦 旦 旦 旦 ニラチャノモー
591589:02/10/01 02:52 ID:l87+xi1Z
は〜。もちついたYO(´∀`)〜3 ニラチャTHNX!!
神様方、マターリお待ち申し上げておりまつ♪
592名無しさん@ピンキー:02/10/01 14:27 ID:sAzmClLb
神様はきっと、オンリーの準備で忙しいのでは…。

読者達は、スレが消えないようにたまに保守書き込みをするだけでよいでしょう。
593名無しさん@ピンキー:02/10/01 18:49 ID:BOdg/mIv
色さまSSキボンヌ(*´д`*)


594名無しさん@ピンキー:02/10/01 21:26 ID:gTHNqMxv
保管庫はどうなっているのでしょうか・・・。
595名無しさん@ピンキー:02/10/01 22:07 ID:NsR0Nqdi
>>594
http://gssshokan.easter.ne.jp/

サブドメインでないと現在は入れない模様。
ここも勢いをなくなったし管理人さんも色々忙しそうだし
更新とかしてくれないのか脳・・・。
596名無しさん@ピンキー:02/10/01 23:41 ID:jsZ7lGrv
おいらくんのサイト、いつオーpンするんだろ?
597名無しさん@ピンキー:02/10/02 00:24 ID:wwMgDRCg
>>595
あら?
http://easter.ne.jp/gssshokan/index.html
でも入れたよ。

管理人さんも忙しそうですな。それはそれで仕方ないけどもう2ヶ月・・・
598名無しさん@ピンキー:02/10/02 00:35 ID:lMeF2mE5
>>597
エロスレ3のリンクと、その下のコメントは1〜2週間前に追加されてたんだよね……。
エロスレ2が見れない私は、更新が待ち遠しくてしょうがないよ……。
599名無しさん@ピンキー:02/10/03 04:29 ID:7P8QhD9/
チョト(;´Д`)ハァハァしつつも、マターリ待とう♪
600名無しさん@ピンキー:02/10/04 16:06 ID:mJljXlJ+
新作をマターリ待ちつつ保守sage
601名無しさん@ピンキー:02/10/04 23:37 ID:DSJtC70x
駄作な上に途中までですがネタを忘れないうちに貼っておきます。
当て馬的キャラが居るので当て馬イヤンな人はスルーして下さい。
激しくありきたりなネタだろうとは思うが「ダンディ→バイト×主人公」でつ。
602事情@1:02/10/04 23:46 ID:DSJtC70x
「私は帰るよ。これでタバコでも買いなさい。今日はゆっくりお休み。」
「……ああ、そうさせれもらうわ。」
俺は声の方も見ずにベッドに横たわったままやった。
重い扉がゆっくりと閉まる音を確認した。
世の中にウマイ話なんか有る訳あらへんって分かってはおったが
ホンマにウマイ話っちゅうのはウワベだけなんやな。
あの日以来俺にとっては屈辱的な日々が始まった訳や。
下半身に妙な快感と重みが残っていて俺はその感覚が屈辱的やった。
603事情@2:02/10/04 23:48 ID:DSJtC70x
羽根布団に包まりながら知らぬうちに携帯に手が伸びてた。
アイツのメモリーを何時の間にかコールしておった。
コール音がやけに虚しく頭に響いてきたが切る事は出来ひんかった。
『もしもし?』
「もしもし、姫条やけど。」
『まどか?どうしたの?こんな夜遅くに。』
「今から会いたいんやけど……。」
『……いいけど、どこに居るの?』
「臨界公園のスカイラウンジの有るホテルやけど、分かるか?」
『うん、場所はわかるけど。それじゃ、今から行くから。』
「ありがとな。気ぃつけて来てや。部屋は最上階やから。」
『そんないい所に居るの?』
「え?ああ、そうやな。ちょっとな。」
『……分かったよ。それじゃ30分くらいで着くと思うから。』
「ああ、いつまでも待ってるからな。」
アイツの声が曇っていたが俺への必要以上の干渉もなかったので有難かった。
携帯を切ってから可笑しな行動に出てしもうたと自分でも今更気付いた。
今まであのオッサンとの行為の後にアイツに会いたいなんて思った事なんて
無かったし。むしろ会いたいなんて思わへんかった。
604事情@3:02/10/04 23:49 ID:DSJtC70x
部屋にチャイムが鳴り響いた。
悶々と考えていたら何時の間にか30分くらい経ってた事に気付いた。
手元に有ったガウンを纏い慌ててドアへ向かった。
途中サイドボードにアイツが置いていった金と鍵に気付いて慌ててバックに隠した。
そして、重い扉を開けるとそこには息を切らせて頬を紅潮させてるアイツが立ってた。
「……ホンマに来てくれたんや。」
アイツがとても愛しくてたまらなくなって思わずその場で抱きしめてしまった。
「まどか……。」
アイツの呼びかけに俺は腕に力を入れて一層強く抱きしめた。
「まどか、何か有ったの?」
「オマエに会いたくて会いたくてしゃぁなくなって、それで……。」
「……それで?」
「……今夜は一緒に居てくれへんか?」
「うん。いいよ。まどかがそうしたいなら。」
アイツのその返事に安心して腕の力を緩めゆっくりと部屋へ進みだした。

あのオッサンはいつも決まって週末に俺をこのホテルのこの部屋へ呼ぶ。
そして俺はオッサンから執拗なまでに屈辱を繰り返されて朝を迎える。
そんなベッドへあいつを連れて行きたく無かった。
俺の恥部を全て曝け出されるような気がしてたまらんかった。
この部屋はいわゆる「スイート」っちゅうヤツやから部屋も都合のエエ事に
複数有ってそこの奥の部屋へとアイツを誘導した。
605601:02/10/04 23:52 ID:DSJtC70x
ここまででつ。本当にネタ的でスマソ。お粗末でした。
この手の事の内容(微妙に801混ざり)についてはまだまだアマチャンなので
生ぬるく宜しくおながいします。
606名無しさん@ピンキー:02/10/05 01:19 ID:bY8F0tYb
601タン!
非常に続きが気になります!
バイトの心の葛藤が読みたいです。
私としてはダンディーとのコトも今まで読んだ中にはなかったので
すごく新鮮です。
続き待ってます。
607名無しさん@ピンキー:02/10/05 01:48 ID:pIRFVj/E
>601神
バイト、ダンディに仕込まれていたなんてっ!(;´Д`)ハァハァ
どっちがどっちか気になりまつ。なんて濃ゆいんでしょう。
続編、楽しみにしています。
608601:02/10/05 21:00 ID:wF/hQmXy
>>606
現在がんがってバイトの心の葛藤を書いてます。バイトの前に
漏れが上手くかけなくて葛藤してますが期待に添えられるようにがんがります。
>>607
元ネタは最後に明かしますが、ありきたりなのでガカーリしないで欲しいでつ。
どっちがどっちか……。これも続編で書ければと考えております。

今晩もヒソーリと3つくらいうpっていきます。
小出しにしないで一気に出せやヽ(`Д´)ノ と怒らないで下さい。
バイトの関西弁も激しくおかしいでつがコレも許して下さい。
あと「臨界公園」って思いっきり誤字だ……。スマソ。
609事情@4:02/10/05 23:25 ID:uIXaDx7h
>602>603>604(>>602-604)のつづきです。
案の定途中で詰まった上に明日に備えて寝るので貼り逃げします。
恐らく5夜連続になる模様。今しばらくお付き合い下さい。



アイツがベッドに腰を掛けるとそのまま俺は押し倒した。
「ちょっと、まどか!?」
「なぁ、アカンか?自分にこうやって触れて居たいねん。」
「……まどか、いつもと匂いが違う?」
「え!?」
アイツの言葉に俺はあのオッサンの存在を思い出した。
そうやった……さっきまで俺はオッサンに……。
「何だかまどかの匂い、どこかで嗅いだ匂いが混ざってる。何処だったろう?」
「……き、気の所為やろ?な?」
「うーん、結構身近な筈なんだけど、思い出せないなぁ……。」
「思い出さなくてもええわ。俺、シャワー浴びてくるわ。」
起き上がってそそくさとシャワーの方へ向かった。
オッサンの匂いのする体でアイツにこれ以上触れるのは苦痛やと思った。
そして、何よりオレはオッサンの名前を出されるのが怖かった。
アイツは思い出そうとずっと唸っておるがその唸り声の度に
俺の心臓の動きが速くなり段々心臓が喉元まで上がってきてるんとちゃうかって程
心臓の音が煩くなってきおって、段々とイヤな汗をかき始めた。
610事情@5:02/10/05 23:27 ID:uIXaDx7h
シャワーの栓を全開にして体中を洗い流した。
適温とは言い難い程やったけどヤツの匂いを洗い流すにはコレくらいないと
俺は消えんような気がしてたまらんかった。
スポンジに石鹸をたっぷりとつけて泡立てて力の限り全身を擦りつけても
オッサンの匂いが取れてへんような気がして何べんも擦りつけた。
オッサンの匂い、そして執拗なまでにあの手で触れてくる部分……。
幾ら洗っても洗っても匂いと感触が記憶から離れん所が次々と脳裏を霞めて行く。
お湯の温度とスポンジとの摩擦で次第と肌が赤くなってきた。
ヒリヒリしてもまだ消えんような気がして段々と苛立ちを覚えてきた。
『まどか、どうしたの?』
勢いよく流れるシャワーの音に混ざって微かにアイツの声が聞こえてきた。
その声にはっとしてスポンジを擦りつけていた手の動きとシャワーを止める事が出来た。
『まどか?まどか、ちゃんと生きてる!?』
「あ、ああ、生きとるで。」
『良かったぁ。シャワーの音が異常だったからびっくりしちゃったよ。』
「今出るから座って待っててや。」
『うん。分かった。』
アイツの足音が遠ざかると妙にホッとしたような気がした。
棚の上にあるタオルを取って無造作に体を拭いて腰に巻きつけた。
“……俺はちゃんと姫条まどかに戻れてるんやろうか?”
そんな事をふと思った。
611事情@6:02/10/05 23:28 ID:uIXaDx7h
あいつが座っとるベッドにそのままうつ伏せに体を静めた。
室内の気温に晒されてのぼせてる事にやっと気付いた。
「ちょっとまどか。体、真っ赤だよ!?」
ちらっとアイツの方を見ると目をひん剥いてめっちゃ驚いておった。
そんなアイツの様子を見て改めて自分でも体を見てみると
うっすらと皮が剥けて血が滲んでる部分も有った。
「ああ、スマン。ぼーっとしとったらこんなんなってたわ。」
「……もう……。大丈夫?いつものまどからしくないよ?」
「気にせんといて。ちょっと疲れてるだけや。」
「うん。じゃぁ、今日はもう休んだ方がいいよ。ね?」
「そうやな……。」
アイツが俺の頭をゆっくりと撫でくれてん。
その掌の動きや温もりがめっちゃ心地よくて安心出来てそのまま眠れそうやった。
612事情@7:02/10/05 23:29 ID:uIXaDx7h
「ああ、そうよ、天之橋さんの匂いだわ。」
突然のアイツの呟きに俺ははっと目が覚めた。
そしてその名前に反応してさっきのように口から飛び出るんちゃうかってくらい
心臓がバクバク言い始めた。アイツに確認するのも怖い……。けど……。
「……天之橋……って……。」
「うん、理事長よ。そう言えばここ天之橋さんと来た事あるの。」
「な……なんやって!?」
思わず飛び起きてアイツを自然と睨みつけてしもうた。
ま、まさか、あのオッサン、コイツにまであんな事しとるんか!?
「上のラウンジにちょっとご飯食べに来ただけだよ。それにまどかと付き合う前だし。」
「あのオッサンと飯食う必要が何処にあんねん!?」
「どうしたのよ?急に声荒げて。付き合う前って言ったじゃない?」
「煩いわ、アホ!」
「……。」
思わず声が上ずりながら怒鳴ってしもうた所為でアイツはすっかり怯えてしまった。
俺と付き合う前に誰と付き合っていても俺は構わないんやけど
(俺も人の事どうこう言える付き合い方今までしてへんしな。)
ただ、オッサンの名前が出てきただけで俺は興奮してしもうて感情が抑えきれなくなった
613事情:02/10/05 23:33 ID:uIXaDx7h
今日のは昨日のにましてヘタレな上に昨日考えていた展開と変わってしまった……。
こんなの連載にしてスマソ。本当に深くお詫び申し上げまつ( ´Д⊂
>>606-607さん本当に感想どうも有難う御座いました。
お陰で今日無事に続きが書けました。
614名無しさん@ピンキー:02/10/05 23:59 ID:SAKcaT3I
>601タン!
続き待ってて良かった〜!
苦悩するバイトの顔色が見えるようです。
ちょっと天然な主人公もイイ!
お考えの展開とは違うそうですが、すごく自然な流れだと
思います。
長期連載でも構わないので、存分に書いてください。
いつまでも待ってまつ。
私も明日のためにそろそろ寝ます・・・。
615名無しさん@ピンキー:02/10/06 01:40 ID:TJC25AMJ
>601タンイイ!!
続き楽しみです。
バイトの関西弁ですが、「〜しておった」は、「〜しとった」のほうが
自然だと思いますー。
関西人の妙なこだわりスマソ・・・・
616名無しさん@ピンキー:02/10/06 16:24 ID:YXHBz87T
実は私は、裏設定はもしかして「ダンディ→バイト」なんじゃないかと
思っていたので(ダンディがバイトを学費免除ではば学に入学させたあたりガナー。
私は801萌え女ではないけど…。バイトにはちゃんと主人公タンと恋をしてほしいシナー)、
601タンの設定がすごくすんなりと受け入れられてしまった…。
617名無しさん@ピンキー:02/10/06 23:19 ID:EC07oKqi
>601タン
5夜連続とはこれから毎日夜が待ち遠しいでつ。
ダンディ、紳士に見えて……。主人公チャンと逢った翌日とか、確かめてそうで
すよね。ありきたりですがお仕置きでドライフ××クとかしてそうです。
お話はバイトの葛藤が伝わってきます。大変でしょうが頑張って執筆なさっ
てください。
618名無しさん@ピンキー:02/10/07 03:55 ID:1LIsfPea
保管庫更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
管理人様、乙でつ。お身体大事になさってくだたい。
619事情@8:02/10/07 21:55 ID:8fGLrqpt
>609>610>611>612(>>609-612)の続き

俺の怒鳴り声にアイツはただ黙って下を向いとるだけやった。
只、黙ってシーツを強く掴み、その手が怒りと恐怖で
小刻みに震えてるのは見ただけでも分かった。
俺も興奮のあまりに肩で息をしとったし、
この後どないすればええのか検討もつかんかった。
ただオッサンの名前出されただけやで?
それ以上は何も無いし分かってないやん?
アイツはホンマにオッサンとは関係は何もあらへんって。
そんな事は分かってるんやから落ち着けって。
「ホンマにスマン。悪かった。」
深く息をして落ち着かせてアイツの震える手を握り締めた。
アイツの手に触れると不思議と俺は落着きを取り戻せてきた。
そしてアイツの手の震えもピタっと止まっとった。
アイツは俺の手の上に更に自分の手を重ねてきて、俺の手を取って
そして、腕の赤く剥けた部分ひとつひとつをゆっくりと唇を押し当てていった。
「オマエは悪くないのに怒鳴ったりしてごめんな。」
「まどか……抱いて。」
「……いきなり何を言うねん!?」
「抱いて。お願い。まどかを感じたいの。」
620事情@9:02/10/07 21:56 ID:8fGLrqpt
俺はこの状態で、今コイツをここで抱いてもええのか分からんかった。
それに、こうやって躊躇するにはまだ訳がある……。
いつからか分からんがある事に気付いたんや。
コイツがこうやって求めてくる時っちゅうのは決まって
俺がおかしゅうなってしもうてる時なんや、ってな。
何ちゅうか、慰めとはちゃうんやけどコイツなりの気遣いっちゅうか……。
そんなん言わせとる俺はホンマにガキでかなり情けない。
しかし、今までは据え膳食わぬは何とやらって感じで
それなりに気付かんフリして、しっかりとやるだけやっとったけど
(まぁ、コイツも無意識に言うとるだけやと思うねんけど。)
でもな、今、この状況でどうやって応えてやったらええねん?
今のこの状況でそう言う事言われんのが一番辛いんやって。
621事情@10:02/10/07 21:57 ID:8fGLrqpt
……でも俺もおかしいわな。さっきアイツの事を押し倒した瞬間は
めっちゃやる気満載やったのにオッサンの存在が割り込んできてからは
急にそんな気が起きひんようになってしもうた。
それどころかここに呼んだ事さえ今更後悔し始めとるわ。
あのオッサン、どこまで俺の中で邪魔するんや……。
ええい、姫条まどか、しっかりしろ!何を気弱になっとるん?
今目の前に居るんは俺が世界で一番大好きなアイツやん。
あんなオッサンの事なんか忘れろって。
時間がめっちゃ勿体無いっちゅうの。
「なぁ、自分から見て、今の俺ってちゃんと姫条まどかしとるか?」
「うん。ちゃんと姫条まどかしてるよ。」
「俺の事、軽蔑せんといてな。」
「まどかの事軽蔑なんかしないよ?」
「……抱いてもええのか?」
「うん。」
622事情:02/10/07 22:08 ID:8fGLrqpt
ここまででつ。
また詰まった上に実は1行飛ばして貼り付けてしまった……。
次回こそは最終回の予定でつ。
しつこいくらいにバイトが葛藤しまくって汁気ゼロで終わりそうな予感ですが
汁気1%くらいになるようにがんがります。

>>614
暖かいお言葉ありがとうでつ。
がんがって納得の行くようにバイトを
苦しめて最後はシアワセにさせたいでつ。
やはり主人公タンは王子以上に天然でないと(w

>>615
ご指摘有難う御座います。
漏れ関東の果てしなく田舎に在住なので
関西の方からのご指摘はとてもありがたいでつ( ´Д⊂
まだ変な所あったら指摘ガシガシ宜しくでつ。

>>616
やはりアレを見るとそう思いますよね(w
あんなもん公式資料で見せる573が悪いってコトで。
漏れもバイトにはバカでハッピーな恋愛してもらいたいでつ。
因みに漏れも801萌えではないんだな。

>>617
昨夜はご期待に添えられずうp出来なくてスマソ。
こんなんで楽しめてもらえるかドキドキでつ。
漏れも自分で書いていて絶対にダンディーはバイトの女関係調べ上げて
嫉妬しまくりでオシオキしてると思ってますた。

>倉庫管理人様
うpの時飛ばしてしまった1行送ります。お手数お掛けします。
623名無しさん@ピンキー:02/10/07 22:10 ID:7d6v0VYL
>>622
upしてインデックスを貼り直せばいいんじゃないかな?

う〜ん! それにしても展開が読めない! つ、続きが気になります〜っ
624名無しさん@ピンキー:02/10/08 05:39 ID:g4hlXT8G
age
625名無しさん@ピンキー:02/10/08 11:22 ID:Xzfe/DKX
PART1で鬼畜王子書いた者です…。

また鬼畜王子書き込んでも宜しいでしょうか…?
626あぼーん:あぼーん
あぼーん
627事情@11:02/10/08 15:39 ID:VTiJ5+0U
>619>620>621(>>619-621)の続き

ベッドに押し倒しアイツの唇を貪った。
唇の形、歯の形、舌の感触、全てを俺の体に焼き付けて置きたかった。
服を一枚一枚剥いでいくとうっすらとピンクがかった肌が露になった。
間接照明に照らされてピンク色の肌がますます栄えてめっちゃ綺麗や。
無造作に髪を掻き揚げるとシャンプーの匂いがイッパイに広がるしな、
そして肌に触れるとめっちゃキメが細かくて陶磁器でも触ってるみたいやねん。
この感触こそ俺が常日頃求めとるもんやな?そうやろ?
オッサンのゴツゴツした肌とかタバコのニオイとかヒゲの感触なんか一切せぇへんもんな。
……って、何でオッサンとコイツの事比較してんねん?
何でコイツの事を感じてる時にオッサンの事思い出すねん?
ああ、もう!どうしたらええねん!?
ホンマにこれ以上俺の中に入るのは止めてくれ!!


628事情@12:02/10/08 15:40 ID:VTiJ5+0U
「好きや……。」
「ん。私も……。」
「めっちゃ好きや。」
「私もまどかの事だけが凄く好きだよ。」
「どこにも行かんといてな。」
「行かないよ。ずっとまどかの傍に居るから。」
「離れとうない。」
「私も……。ずっと傍に居させて。」
「ああ、勿論やで。何が有っても離さんからな。」
自分に言い聞かせるようにアイツの耳元で囁いた。
ぎゅっと抱きしめてアイツの肌を味わった。
首筋へと、胸へと、みぞおちへと、どんどん俺の跡を刻み込む。
俺の微かな動きにさえもアイツは吐息で応える。
触れてる指先から柔らかさと暖かさを感じる。
好きな女と触れ合うってこんなに幸せな事なんやな。
ますます幸せになっていくんやったらそれでええやん?
俺めっちゃ幸せやん?幸せならそれでええやん?
この幸せを邪魔するモノはとっとと排除せぇ。そして忘れろ。
629事情@13:02/10/08 15:43 ID:VTiJ5+0U
太股から指を少しづつ這わせて秘所をなぞるともう十分に潤ってて
指をちょっとでも動かすと卑猥な音を奏で出した。
「い……やぁ……。」
「あかん?」
アイツの声に俺の中で何かが弾けてこのもっと声が聴きとうなって
更に指を動かして音を立てた。1番敏感な部分を玩ぶたびに
蜜壷からどんどん蜜が溢れ出して更に音が増してきおった。
「……ん……。まど……かぁ……。」
「こんなに俺の事感じてくれてんなぁ。」
「ぁあ……ん……。」
ああ、もうやっぱめちゃ可愛いわ。
この反応に思わず俺が喘ぎたくなる程こっちも感じてんねん。
また首元からアイツの肌を堪能した。
俺は頭から指先からつま先まで全身でコイツの事を感じ取った。
「なぁ、そろそろええか?」
「うん。来て。」
態勢を作ろうとした瞬間に腰に鈍い痛みが急に走った。
そう言えばさっきオッサンとやった時や……。
それを思い出したら急に俺の中の奥底で急に何かが割れてしもうた。
630事情@14:02/10/08 15:43 ID:VTiJ5+0U
「……スマン。」
「気にする事はないから、ね?私が無理言ったんだし。」
ああ、ホンマに何でこんな所で……。
一体俺は今まで何してたんよ?
「今日は疲れているんだよ。もう寝よ。まどかが寝るまで見ててあげるから。」
「……スマン。」
もう俺は謝罪の言葉しか出ぇへんかった。
布団に深くもぐりこんでベッドの端で背中を丸めてアイツに背中を向けた。
もうアイツの顔見られへん。アイツに合わせる顔なんてあらへんって。
こんなんやったらやっぱりこんな所に呼ばん方がよかったわ。
やっぱこの場所がアカンのやろうな。
オッサンと関係を持ったベッドの上じゃなくてもこのホテルに居る以上
オッサンの影が消えるわけがないんやな……。
ふと、背中に柔らかい感触が当った。
アイツが背中にベッタリと張り付いてきよった。

「明日もあるよ。」
「え?」
「ずっと傍に居るから。まどかがいいって言ってくれたからずっと傍にいるから。
だから、また、明日もあるから、ゆっくり休んで元気出してね。」
「……。」
631事情@15:02/10/08 15:44 ID:VTiJ5+0U
俺はオッサンとの関係を断ち切らん限り、今日の事がトラウマになって
もう二度とコイツの事が抱けんような気がして不安でたまらんかった。
今度、オッサンに呼び出されたら完璧に関係を清算せなアカンな……。
清算したら、もう学園に居られるかどうかは分からんが、
そんなんよりも、俺はコイツを失う方が怖いんや。
俺は俺や。ここでいつまでもオッサンの言いなりになっとったら
オヤジと離れて暮らしてる意味もない。
金は何とでもなる。俺は金より大切なモノを手に入れたんや。

――――――もうオッサンの言いなりになならん。

fin
632事情:02/10/08 15:54 ID:VTiJ5+0U
終わりでつ。

こんだけ引っ張っておいてやはりあっさり終わってしまってスマソ。
そして予告どおり汁気ゼロのバイトの葛藤だけで終わっちまったYO!
全然ご期待に添えられず終わってしまいますた。
一応バイトとダンディーのその後も考えてますが
板違いになりそうなのでここでは止めておきます。
そして関西弁が激しくオカスィ。

>>623
アドバイスありがとうでした。
最後の展開全然期待通りにはなってなかったと思いますが
それなりに楽しんでいただけたなら幸いでつ。

>>625
是非鬼畜王子うpって下さい。いつまでも待ってまつ。

それでは、長い間失礼しますた。また何処かでお会いしましょう。
633名無しさん@ピンキー:02/10/09 00:22 ID:WusSaJBw
鬼畜王子(;´Д`)ハァハァ
待ってまつ…。
634名無しさん@ピンキー:02/10/09 00:26 ID:geqywRWX
>601タン!
うp完了お疲れさまでした。
バイトの葛藤、すごく面白かったです。
今まで読んだこと無い、テーマだったので
とても楽しく読めました。
続きのダンディー対決編も気になります。
私としては汁気がなくてもゼンゼンかまいませんよ。
なので、ここにうpして欲しいです。
635名無しさん@ピンキー:02/10/09 01:12 ID:rFSwBufJ
鬼畜王子……。どんな事をするのかドキドキでつ(;´Д`)
このごろゲームや本等で良く”鬼畜”という設定を見ます。
それだけ需要があるんですね。
636名無しさん@ピンキー:02/10/09 02:19 ID:WusSaJBw
>>635
男性向けでは王道といっても過言では無いでつ(;´Д`)ハァハァ
637名無しさん@ピンキー:02/10/09 02:44 ID:mjO1OLxO
鬼畜王子、激しく読みたいでつ
神様がんがってくだちい
638鬼畜王子作者:02/10/09 09:46 ID:nO75eqtu
皆様、ありがとうございます。
それでは、長くて拙い文章ですが、ウpさせて頂きます。

*鬼畜系が苦手な方はスルーして下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
(そこまで鬼畜じゃないけど…)
639鬼畜王子1:02/10/09 09:48 ID:nO75eqtu
「あけましておめでとう!」
「ああ、…あけましておめでとう。晴れ着…似合うな」
「も〜、高校の時から毎年ソレだよ!」
私は玄関にいる珪君にスリッパを渡す。
「そうか?…お邪魔します」
「どうぞ。居間にご馳走用意してあるからね〜♪」
今日は元旦。珪君のご両親は海外にいる。そんな正月は淋しいだろう、という私の父の一言で、我が家の宴会に参加することになった。
親戚たちが集まって毎年賑やかな、というより…騒がしい宴会に。嫌がるかな、と思ったけど珪君は快諾してくれた。
高校卒業して2年になる。もう両方の親公認って感じ。珪君のご両親に会ったことは…あまり無いけど。
「前にも言ったけど、本当に騒がしくなるから…」
廊下を歩きながらの説明…ふと首筋に暖かい空気が触れる。…珪君の吐息…。
「うなじ…色っぽい…」
ついさっき、何時間前まで一緒にいたはずなのに、私の身体は敏感に反応する。
数え切れないくらい重ねた肌。私たちは若い。お互い貧欲に求め合った。
そのせいか、初めて一つになった時よりも確実に敏感になっている私の身体。
「あけましておめでとう、珪君。今年も宜しく」
「あけましておめでとうございます。正月からお呼び頂いて…」
「まぁまぁ、堅苦しい挨拶はいいから、早く始めましょっ」
母の一言で宴会が始る。
ちょっと離れたところでおじさんたちが酔っ払って大騒ぎしている。毎年の光景。
「はぁ…ごめんね、五月蝿くって…。毎年、こんな感じで…」
「いや、いい。ちょっと五月蝿いくらいが…正月らしくて、いい」
「そっか…」
考えてみると、お正月でも珪君のお家は静かだったし、ご両親がいた記憶があまり無い。
たしかに、ここは五月蝿くて嫌なときもあるけど、寂しくは無いかも。
640鬼畜王子1:02/10/09 09:50 ID:nO75eqtu
「おお〜、珪君!君も一杯どうだ?」
「あっ…お父さん、やめてよ!珪君お酒弱いんだからっ」
「喜んで…いただきます」
「ね…ねぇ、やめなよ?いつもお酒飲むとすぐ寝ちゃうじゃん…」
「いや、いいんだ…」
「その通り!正月くらい羽目外したってバチは当たらないぞ〜っ!」
はぁ…もう勝手にして…。あ〜あ〜、そんなに飲んじゃって…。
頬が赤くなってるよ、もう…。

珪君がおじさんたちの輪に入ってしまったので尽と御節を摘んでいた。
勿論、私達はジュース。
「それにしても普段お酒飲まないのに、珪君…」
「父さんに勧められたからだろ。それくらい気付けよ」
「え?どういうこと?」
「嫌われたく無いんだよ、父さんたちに!全く、相変わらず鈍くさいな」
あ…そうだったのかな…別にそんな気、使わなくていいのに…。
「…結婚考えてるんじゃねぇの?」
「ええええええっ?」
「本っ当、我が姉ながらその鈍さには参るよ」
「正月から鈍いとか五月蝿いのよっ!全く、口ばっかり達者になって!」
「へいへい」
結婚のことを言われて、なんだか恥ずかしくなった私は御節を食い尽くす勢いで口にほおりこむ。
だんだん、苦しくなってきた…。ああ、もう着物脱ごうかな。だるいだけだし。
つうか、もう珪君に見せたし。
641鬼畜王子3:02/10/09 09:51 ID:nO75eqtu
廊下に出るドアをあけると、微かにお酒の匂い。
「…眠い…」
背中にしなだれかかってくる。だから、やめろって言ったのに…。
「私のベッドで横になったら?」
「ああ、そうする。…サンキュ」
2階にある私の部屋へと連れていった。
「大丈夫?気持ち悪くない?」
珪君が昼寝するとき、いつもは膝枕してあげるんだけど…。今日はやめておこう。
だって…食べすぎで苦しい。
「ああ…眠いだけだ…。お前、何してるんだ?」
「着物、着替えようと思って。苦しいし、片付けも手伝わなきゃいけないから…」
「…脱がせたい…」
「あはは。帯ひっぱってくるくる回るやつ?珪君ってば、親父臭いよっ」
私は笑い飛ばす。あ〜れ〜、なんてぐるぐる帯を引かれてる女の絵面が浮かんで。
「いや…脱がせたい、じゃないな…。着物は…着たままするのが…基本だろ…」
「はっ?する、って!!酔っ払ってるの?」
「酔っ払ってなんか、無い」
そういって背後から凄い力で羽交い絞めにされる。着物のせいか、かわす事が出来ない。
「ちょ、ちょっと、珪君っ!駄目だよ、みんな下にいるし」
「下、五月蝿いし…大丈夫だろ…」
「駄目っ…!あぁっ…やぁ…」
着物の袷から手を忍ばせ、ブラの内側まで侵入してくる。そして私の胸の中で一番敏感なところを刺激しはじめる。
最初は軽くなぞる様に…段々指先が意地悪になってくる。
「…着物でも…下着、つけるんだな…」
ぴちゃぴちゃと耳を舐められるとゾクゾクする。
「あっ…あはっ…」
私が嬌声を上げる頃、それはスキンシップから確実に激しい愛撫へと変わっていた。
642鬼畜王子4:02/10/09 09:52 ID:nO75eqtu
「ふぁ……ぁ?」
いきなり愛撫がやんだかと思うと、両襟を掴み襦袢ごと左右に力いっぱい広げる。
無理矢理犯されてるみたい…でも、私はこういうシチュエーションに弱い。
変態なのかもしれない。きっと、珪君はそれを知ってる…。
「あふっ…あっ…」
また悪戯な指は乳首を責め始める。さっきは愛撫されてなかった乳首までも…。
「ほら…こっちの乳首も…固くなってきた…」
コリコリした感覚を楽しみように、私のそこを摘み上げる。
「ひぁっ…あっ…お、お願い…舐めて…」
私はたまらなくなって哀願してしまった。
「…駄目だ…。そのかわり…」
「ぐっ…」
はしたない喘ぎ声を排出する為にだらしなく開かれた口に指を挿入してくる。
私はその長い指を必死に貪った。まるで珪君自身のモノを舐めるように。
舌を這わせ、口内に存在する全ての唾液でぬるぬるにしていく。
「ふぁ…はぁっ…」
片方の乳首に対する愛撫はやまない為、指と唇の隙間から吐息が漏れる。
「んぁ…」
私の口から長い指が抜かれる。
「ああぁっ…やぁ…あん…」
ぬるぬるの指でまた乳首に戻っていく指。まるで舐められてるような感触に思わず身体が仰け反る。
じんじんと身体のある一部が熱を持ち始める。そこに触れて欲しくて、腰がそわそわしてくる。
私の身体は、いやらしくて変態で淫乱、だ。
「…触って欲しい…のか?」
ぶんぶんと顔を縦に振る。着物の前をはだけさせると、私の足を掴んで開かせる。
珪君の腕は私の膝の裏を通り、指は下着の中に進入しようとしている。
643鬼畜王子5:02/10/09 09:54 ID:nO75eqtu
大胆な開脚状態がなんだか気恥ずかしくて足を閉じようとするけれど、珪君の腕がそれを許してはくれなかった。
「ひゃぅっ…あっ…」
私の希望通りにそこに触れたかと思うと、抓りあげる。
その感触でわかった。…そこまで濡れてるってことが。きっと下着も汚れてるに違いない。
「あぁ…駄目…着物が…汚れちゃうっ…」
大股開き…しかも胸をはだけさせた着物…どこかの安いアダルトビデオみたいだ。
それでも執拗な愛撫は止まない。ぬるぬるとした感触とそのはしたないシチュエーション…そして耳を衝く音が益々私を高まらせる。
「ああぁっ…駄目…いっちゃう…!」
私が果てる直前、珪君は下着から指を抜いた。
「着物、汚れるんだろ…」
「あぁっ…ひ、酷い…意地悪」
珪君はベッドに寝転がる。私が乱れた着物を直そうとすると、腕を掴まれた。
「顔に跨れよ…。…いかせてやる」
眩暈がした。そんなに恥ずかしい事は出来ない…でも…もっともっと気持ち良くなりたい。
その二つの気持ちが私の心を掻き混ぜていく。
「…ほら…早くしろ。いかせて…欲しいんだろ…」
甘美な快楽に打ち勝てる程、私の精神は強くなかった。
愛液で惨めなほどべとべとに汚れた下着を降ろすと、着物を広げ珪君の顔の上に跨った。
「自分で…広げろよ…舐めれない…」
珪君の言うとおりにおずおずと自分自身の赤く充血した粘膜を両手で開いてみせた。
「…光ってる。やらしいな…ここまで垂らして」
褐色の蕾を指で刺激される。確かに、私の蜜は溢れかえっていてそこまで潤っていた。
644鬼畜王子6:02/10/09 09:55 ID:nO75eqtu
「あぁっ…そこ、駄目ぇっ……ああっ!」
急に痛いくらい固くなっている私の中心を舌でなぞる。
「あぁ…もう我慢出来ない…もっと舐めて…」
堪え切れずに口から漏れてしまった。
「よくそこまで…言えたな。エライエライ」
珪君はそう言って私を褒めると、まるでご褒美を与えるみたいに私の中心に舌を伸ばす。
「あーっ…あぁ…ひぁ…」
自らも腰をグラインドさせて、珪君の舌に中心を押し付けてしまう。意識的に、では無く、身体が勝手に動いていた。
「…ふっ…あっ…い、いっちゃうっ…」
絶頂まで上り詰めかかっているとき、珪君の指が奥深くまで侵入してきた。
一気に追い詰められる。
「駄目っ!あーっ!!!」
身体は勝手に反り返り、指先から足の先まで筋肉が緊張し、快楽が駆け抜けて行く。
どろりとした私の体液が腿を伝って流れた。
「はぁっはぁっ…」
力が抜けて上半身だけ、ベッドに倒れこんだ。遠くでベルトを外す音が聞こえる。
私の腰をぐっと掴んで下の方に移動させる。ずるずると引き摺られるままに私の身体は珪君のモノへと向かっていった。
いったばかりで気が抜けかかっていた瞬間、下から思い切り突き上げられる。
「うぁっ…」
珪君のは大きくて、何回してもいきなり奥まで突かれるとちょっと苦しい。
それでも珪君は私の腰を押さえつけて下から容赦なく突き上げてくる。
「あぅ…く、苦しいよ…お腹、い…いっぱいで…苦し…」
息も絶え絶えでそう告げると、まだいったばかりで敏感な私の中心を、珪君は片手で愛撫し始める。
「あぁっ…まだっ…あぁぁ…」
その与えられる快楽に、苦しさは遠のいていく。
ずちゃずちゃと卑しい音を立てて私達は一つになっていく。
「晴美…気持ち、いいか…?」
「あっ、き…気持ちいいっ…ああっ…いいよぉ…」
激しくて執拗な突き上げに、既に快楽の頂点まで近づいていた。
645鬼畜王子7:02/10/09 09:56 ID:nO75eqtu
「ふっ…いやぁ…また、またいっちゃう〜!」
「…いけよ、晴美…ほら…」
「あっ!いくっ…いっちゃうっ!!…!!」
一段と激しくなる責めに、私は快楽の階段を一気に駆け上がった。
珪君はあまりの絶頂感に全身で息をしている私を四つん這いにさせる。
今度は、後ろから。
私の二つの肉の塊を両手で広げ、ゆっくりと埋め込んでくる。
「くっ…入っていくところが…しっかり見える…」
「うん…入って…くる…珪君のが…入ってくる…」
私が珪君のモノを根元まで飲込むと、ゆっくりと焦らす様に動き始める。
「ああぁ…あぁ…」
「…晴美…俺のまで…光ってる…お前…感じすぎ」
「あぁ…やぁ…言わないでぇ…」
自分でもわかる。どれだけ濡れてるか。次々と私の体液が腿を濡らしていく。
「凄いな…晴美の中…。絡み付いてくる…。俺、もう…」
「わ、私もっ…いきそうっ…」
「一緒に…いくか?」
「あぁっ…きてっ…」
腰がぶつかる音と、粘ついた体液の音が一層激しくなる。
着物はだらしなく乱れ、折角纏めた髪もパラパラと落ちてくる。
階下では、まだ騒がしい人声。まさか私達がこんなに乱れたお正月を迎えてるなんて思ってもないだろう。
「あ〜!!駄目っ!いくぅっ!!!」
「くっ…!!」
最奥にどくどくと注ぎ込まれる珪君の体液。
646鬼畜王子8:02/10/09 09:58 ID:nO75eqtu
珪君が引き抜くと、私の蜜と混ざり合って新たに腿を伝っていく。
「…出すなよ…」
そう言って珪君は先程放ったものが溢れ出ないように、私の中に指を埋め込んでいく。
「やぁっ…」
悪戯に私の中を掻き混ぜてた指が、あるスポットを探し当てるとそこを刺激し始める。
「あっ!駄目〜!出ちゃうよぉ!!」
「出せよ…」
指をスピードアップさせる。込み上げてくる尿意に似た感覚に全身鳥肌がたつ。
「駄目っ!!出る!―っ!!!!」
それと同時に無色の先程とは違ってサラサラした液体が大量に飛び散る。
「俺…びしょびしょ…」
「はぁ…だからいったのに…」
「…着物、汚れる前に…脱いどけ」
「うん、そうするよ…」
帯に手をかけると、珪君が手を伸ばしてきた。
「やっぱりぐるぐる回らないと…正月じゃないだろ…」
そういうので、協力してあげた。私は何回もいった上に潮までふいた身体に鞭打って、ぐるぐる回った。
「楽しいな、これ…」
「そう?喜んでもらえて良かったよ…」
「…来年も、する」
「あははっ。毎年恒例にするの?」
「ああ…嫌か?」
「い、嫌じゃないけど…」
「…着物も脱いだ事だし…もう一回するか」
「ええっ?」
抗議の声をあげる間も無く、私はベッドに押し倒された。
647鬼畜王子作者:02/10/09 10:30 ID:nO75eqtu
長い文章でだらだらとお目汚し、失礼致しました。

途中タイトルが間違ってます。
2番目は鬼畜王子2、です。1ではありません…。

いや、こうして読むと本当に稚拙な文章ですね…。
帯に首くくって逝ってきます。
648名無しさん@ピンキー:02/10/09 12:38 ID:c8969YKg
>601「事情」タン
理事長の残り香を知っていて、しかもわざわざそれを口に出す主人公タン…。
バイトタンと理事長と主人公で「兄弟」なんでしょう。

そして、ゆくゆくは、3Pのアバンチュールでしょう。
649名無しさん@ピンキー:02/10/09 20:54 ID:rFSwBufJ
鬼畜王子バンザーイw(^0^)w 楽しく読ませて頂きました。
>648 タン
バイト・ダンディ・主人公で3Pもいいですね。竿兄弟ですか…
650名無しさん@ピンキー:02/10/11 01:49 ID:0ndi3eik
>601神長編乙です。あの設定(バイトは理事長に声かけられて
はば学に入った)だと絶対ありそうですもんね、こういう展開。
続編が3P・対決どちらの展開でも当方は楽しめそうでつ…(w
ああでもエロなくても拝見したいんで、続きが出来ましたらうp
お待ちしておりまつ。

>638神
キティク王子キタキタキタキタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
激 し く 萌 え ま す た
主人公タンの父に気を使っておきながら
酔った勢いとはいえ2Fでやっちゃう王子萌え(w
姫初めバンザーイヽ(*´ー`)ノ
651sage:02/10/12 19:02 ID:P4V1qphB
     /⌒●
     / 冫、)
    /  ` ∠__
  .,イ  ゝ ノ | ヽ
  || ヘ.  。   | /|
  || |  。 /  | |      /⌒彡
  |  |  。 /  | |    /冫、))) お茶して帰らない?
  |⌒|  。   | |   /|  `  ((((
  \|` ヽ   ヽ/   | ヽ_// ))))
  /|\人/\|    | |3/ // (((
  || || | | | |     | .| / / ゝ
  ||/|| | | | |   ┌○○┐ヾ\
     || | | | |    |-†-†- |ヽ\ ゝ
    ヽ| | | |   └──┘\_ゝ
      ヽ| | |     レ'⌒`-'\\
       | | |       |-|   ヽ)
        | く く       | |
      \/\>      しヽ
       `ー'     


652名無しさん@ピンキー:02/10/12 23:36 ID:WhgvotDh
>651
ごめん、ワロタ。
653名無しさん@ピンキー :02/10/15 02:20 ID:wLzl+Vu2
王子がジャーマネを思いきり袖にして主人公とラブラブなの
誰か書いてくださいませんかー?
ゲーム中に電話に出られて「テメー何様?!」とムカついたので思わず…。
654名無しさん@ピンキー:02/10/15 02:40 ID:+IT1TRbl
そういやジャーマネが出たことがまだない。
もう腐るほど王子に電話してるってのに・・・
ジャーマネщ(゚Д゚щ)カモーン
655名無しさん@ピンキー:02/10/15 22:09 ID:a1JeTjlC
王子の仕事日にTELするとランダムにムカツクお言葉をいただけます。ムカッ。
この女に喰われそうになっても拒めよ、王子!!
656名無しさん@ピンキー:02/10/16 01:07 ID:hOjmRmKM
ラジオ聞いてからジャーマネたんに萌えてしまったよ(w
ラジオの親戚さんとマネジャーたんは違うんだろうけど……

っつーかあの厳しそうな声に(;゚Д゚)ハァッハァッ!!
でもやっぱり最初は意表突かれた……「何!?(゚д゚≡゚д゚)」だったからなあ(w
657名無しさん@ピンキー:02/10/16 01:14 ID:NjU250m5
漏れも最初はびびったけど、
まあ芸能人だし、しょうがないかーって感じだったよ(w
>>653タソ
>誰か書いてくださいませんかー?
君が神様になるんだ!
…なんてね(;´∀`)
658名無しさん@ピンキー:02/10/16 10:19 ID:GypFMR1C
てんてーSSキボーン
659名無しさん@ピンキー:02/10/16 11:57 ID:MXBacyF5
昔みたいにみんな気軽に投稿してほしい。
660名無しさん@ピンキー:02/10/16 12:14 ID:v4AaC20p
職人さんでサイト持ってる人や、同人作ってる人は
自分のサイトや本で書いてるのかもね。

王子に電話したらマネージャーが!は、知らなかった。
本命別キャラなので、あまり王子でクリアしたことがないからか。

そういえば今日は王子の誕生日だね。
661おまじない:02/10/16 16:55 ID:Pa430swJ
「あのね、姫条くん…」
「んー?」
スタリオン石油はばたき中央店は午後九時に一日の営業を終える。
清掃と翌日の準備のために残っていた姫条まどかは自分を呼ぶ声に振り向いた。
「なんや自分か。どないした?思い詰めた顔して」
「うん…」
相手は同じ高校に通う同じ年の少女だった。サラサラの髪と大きな瞳の持ち主で
彼の好みにしては可愛い過ぎる感じだが、以前からずっと気になる存在だった。
「人間ってある程度成長したら止まっちゃうものかな」
「そやな、俺は身長は中学あたりで止まったで。鈴鹿みたいに進行形もおるやろうし」
わざと共通の知人の名前を出してみた。体の悩みは手に負えないこともあり得るからだ。
「でも別に低いわけやないやろ?そんだけあればじゅーぶん…」
「背丈じゃないもんっ」
「一体何のことや」
「むっ…胸だもん…」
「むねえ?」
オレンジ色の制服の胸元あたりに視線が移る。
体型はほっそりとして女性らしいが、確かにボリューム不足ともいえる。
なんでも大きければいいというわけでもないが少し寂しい気も…。
(男に相談するっちゅーことは、よっぽど切羽詰まってんのやろか)
まどか自身は大きさは重要視していない。問題は感度なんだと公言するほどだ。
「気にせんでもええと思うけど。そんなん個人差やろ」
それが彼の素直な感想だった。しかしどうも納得してはいないようで…。
「奈津実ちゃんもそう言うの。珠ちゃんは大きくなったら胸も大きくなるよって。
でも私もう十八になるんだよ。もうどうしようもないみたいだもん」
「なるほど」
662おまじない:02/10/16 17:18 ID:Lyv9Gr/X
この男、女の涙にはひたすら弱い。たとえ自分が原因でなくてもだ。
散々やつあたりしたあとに溢れる涙をほおっておくことも出来なかった。
「ひっくひっく…」
「わかったわかった。だから泣くのだけは勘弁してや。ええこと教えたるから」
「いいこと?」
「とっときのおまじないってやつやな。試してみ」
子供をあやすようにニコニコ笑いながら、モップを抱きしめる腕を掴んで引き寄せる。
バランスを崩したところをしっかりと抱き留めて耳にそっと甘くささやいた。
「彼氏にもんでもらうんや。すぐに大きくなるで」
半べその顔が一気に赤く染まる。
「そんなっ。彼氏なんて…いないもん」
「なんなら俺がやってやってもええで」
本来ならここで『姫条くんのスケベ!スケベ!』と胸のあたりをポカポカ叩かれるのだと
思っていた。それが普通の女の子の反応だろう。しかし…。
「今の話、本当?」
「へ?」
相手は頬を染めたまま更に熱っぽい視線でまどかを見つめている。
そして手の中にある何かを彼に見せた。
「店の鍵…か?」
「店長に戸締まりしておけって言われたの。みんなが帰った後に更衣室で待ってる」
次の瞬間には体をサッと翻して清掃作業へと戻っていった。
(やられた…)
初めから胸のことで悩んではいなかったのかもしれない。
もしかしたら肉体の話をしたら自分がかみついてくると疑ってもいなかったのだろうか。
そして今までの話をするのは自分でなくてはならなかったのだ。
自ら言い出したおまじないの話、それが真実かどうか…。
「そやな。お前の体で試させてもらおか」

おしまい
663名無しさん@ピンキー:02/10/16 20:56 ID:1jNoDf6K
>>661
主人公タン子悪魔で可愛いと思ってしまいますた。
続きもアレコレ考えられて萌えますた。
664書き逃げ。先生と主人公1:02/10/16 20:56 ID:6Zikdtl+
一人の女生徒が気になる。
これまでにも目を引く女生徒はいた。成績が良いとか、学園行事で常に活躍するとかして
氷室学級に大いに貢献してくれた生徒達だった。
その女生徒はやはりその生徒達と同じように、成績も良く、行事でも常に活躍している。

しかし、明らかに違うのだ。
私は彼女を常に目で追ってしまう。
授業中も、休み時間も、放課後も。
そして・・・

「せ〜んせっ 何してるんですか?」
「・・ん、あぁ・・コホン、これから点呼を取る」
「今日は先生と私の二人だけですよ?」
「・・わ、わかっている。念のためだ」

・・こういう関係になってしまった。
いつの間にか、私は彼女を二人きりの社会見学に誘うようになっていた。
この氷室零一としたことが・・一人の生徒と個人的な関係を持とうとするなど・・


「せんせぇったら〜 また考え事してます」
彼女のふてった声でふと我に返る。
「あぁ、それじゃぁドライブに・・」
そう言って車の方へと歩き出した私の背中に・・

「先生のお家に行きたいです。」
彼女のとんでもない台詞が刺さった。

665書き逃げ。先生と主人公2:02/10/16 21:03 ID:h22JvpwI
「・・・き、君っ君は何を突然」
「先生のお家が見てみたいです。」
「・・私と君は教師と生徒だ。そのような軽率な行動は取れない。」
「でも、家庭教師とかで生徒の家に行ったことはあるんでしょ?」
「女子生徒の家には行ったことがない。よって女子生徒と二人きりになったこともない。以上だ。」
「ちぇー」
「「ちぇー」ではない。ほら、馬鹿なことを言っていないで来なさい。」
そうして進もうとした私の足をまた彼女の声が止めた。

「姫条君は招待してくれたのになぁ」
      ・
      ・ 
「なにぃ!?」
「うわっ!!先生、声が大きいです。」
「き、君は姫条の家にいったのか!?」
「は・はい、招待してくれたので。楽しかったです。」
「た、楽しかった・・?君たちはまさか・・その・・ナニをして・・」
「え、お茶しながらおしゃべりしてただけですよ?」

666書き逃げ。先生と主人公3:02/10/16 21:05 ID:6Zikdtl+
「・・・・・はぁ・・」(深いブレス)

「・・・先生?あのぉ?」

「・・この際言っておく、君は鈍いにもほどがある。」
「え?」
「男が部屋に女性を呼ぶときは、大抵淫靡な期待を抱いているものだ。
軽々しく友達の感覚で行ってはならない。いいな。」

「で、でも・・・・姫条君は友達で・・」
何て顔をするのだろう。彼女は私の剣幕にすっかり怯えた瞳をしている。
その顔と、二回目の「姫条」の言葉が私の汚い嫉妬心を疼かせて

「・・いいだろう、私の家へ連れてってやる。軽々しく男の家に行くとどうなるかを、
実践で教えてやろう。」

すみません。今思いつきで書いてしまいますた。下手くそなのでスルーしてくだたい。
667名無しさん@ピンキー:02/10/16 21:40 ID:JNaN5lH0
王子とマネージャー思いついたので書いてもよいでつか?
668名無しさん@ピンキー:02/10/16 22:14 ID:60dTBzrP
667神!!お待ちしておりましたーーー!!

657タソ
そう言ってくださってありがとう。実はちょっとがむばってみたんだけど
ヘタ〜レちゃって諦めたんだよ。
669667:02/10/16 22:38 ID:zrmlaP5E
短い上にエロナシですがマネと王子書きましたのでうpしにきました。

※注意
王子が主人公以外の女と1ミリたりとも接近するのが嫌な人はスルーして下さい。
670王子とマネージャー:02/10/16 22:41 ID:zrmlaP5E
「珪、お疲れ様。待ってたのよ。」
「……マネージャー。お疲れ様でした。」
「今日はバンを出すわ。」
「……1人で大丈夫です。」
「社長からの命令よ。それに荷物が多いでしょう?」
「……分かりました。」
今日は葉月の誕生日と言う事も有ってか荷物が半端じゃなく多かった。
一番大きいサイズの紙袋を一体幾つ抱えて歩いて帰るつもりだったのだろうか?

スモークの貼られたワンボックスカーが撮影所を後にする。
撮影所の入り口では追っかけの女の子が恨めしそうにバンを眺める。
葉月はそんな様子さえも気にならない。
ただ、助手席に深く腰を掛け、いささか不機嫌な顔をして目を閉じているだけだ。
「相変わらず凄いわね。」
「……そうですね。」
「最近色んな紙面をあなたが取ってるから他所の事務所のやっかみも多いし。」
「……興味ないです。」
「あなたが興味が無くても気をつけなさいって事よ。」
「……分かりました。」
いい加減葉月との付き合いも長くはなったが相変わらずの素っ気無い対応に
未だに戸惑いを隠せないでいる。
「それにしても珍しいわね。プレゼント受け取るなんて。」
「……誕生日くらい受け取ってくれって頼まれて。」
「そう。変な物が入ってるといけないから一旦預かるわよ。」
「分かりました……。」
物への執着心のない葉月はアッサリと承諾した。

ここ最近の葉月の成長はとても目覚しい。
元々色気は有ったものの特に最近は高校生とは思えぬ艶かしささえ漂っていた。
ちらちらと視界に入る葉月の横顔は妖艶そのものだった。
その横顔に居ても立っても居られなくなりバンを路肩に寄せブレーキを踏む。
車内にはハザードランプの音がカチカチと鳴り響く。
671王子とマネージャー 2:02/10/16 22:43 ID:zrmlaP5E
「……珪。」
「……どうしたんですか?」
振り向き様に葉月の唇に自分の唇を押し当てる。
葉月の唇を割って舌を侵入させようとするがその侵入は拒否された。
唇を離れると蔑まれるような視線で葉月は見ている。
そんな視線が痛くなり葉月の胸倉をつかみ胸元へとなだれ込む。
「珪……。昔みたいに抱いてよ。」
「……同意の元じゃない。」
「珪……あの子ね。」
「……あの子って誰ですか?」
「あのALUCARDのバイトの子よ。」
その言葉に葉月が一瞬全身で反応したのが良く分かった。
「……関係ない。」
「あの子が撮影所にくるとあなた態度が変わるわ。そうよ、絶対そうよ!」
語尾を強めた瞬間と葉月が強引に引き離すタイミングが重なった。
葉月は口元を手の甲で拭い何も言わずにバンのドアを開けて降りた。
「珪!待ちなさい!」
「……荷物、確認お願いします。お疲れ様でした。」
そう言うとドアを少し乱暴に閉めて葉月は歩き出した。
「……珪……け……い……。」
自分のした事と言った事の愚かさに苛立ちを覚え涙が自然と出てくる。
もう葉月は昔の葉月でないと思うとますます涙が零れてきた。
フロントガラス越しに小さく霞む葉月の背中はますます遠い世界へと行っているようだった。
672王子とマネージャー:02/10/16 22:45 ID:zrmlaP5E
以上です。

>>668タン
ご期待に添えないようなヘタレ作品でスマソ。
673名無しさん@ピンキー:02/10/17 00:18 ID:bo5l2V7Q
>>661-662
なんちゅーかうまい言葉っつーか、思ったことを文章にできないので感想が書けないのですが、
とりあえず、一番最初に私の中にふっわと浮かんできた言葉がある。
これぐらいなら私にも言える。

あなたの文章はなんか好きだ。

後はもう、(・∀・)イイ! ぐらいしか浮かんでこないよ。文章力なくてごめん。
674名無しさん@ピンキー:02/10/17 00:42 ID:26z2+76X
>666
続きー続きーー(じたばた
675名無しさん@ピンキー:02/10/17 00:44 ID:HozdY+oG
>661神
こういうの「誘い受け」って言うのかな?
主人公たん(・∀・)イイ!そして試すバイト…ハァハァ

>664神
知らず知らずのうちに先生を挑発してしまう主人公タン…
そして挑発されてしまう(笑)せんせぇとのその後を想像してハァハァ

>670神
マネージャーモノって初めてですよね。お待ちしてますた!
チョト切ないですな…でも昔の関係に妄想が止まらんですハァハァ

なんかハァハァハァハァハァハァハァハァしてばっかりだ漏れ(;´д`)
神よありがトン!
676名無しさん@ピンキー:02/10/17 01:08 ID:XBhhfjEU
>664神!
久しぶりのてんてぇ、ドキドキしたです。
主人公ちゃんに指導しちゃう、てんてぇ読みたいです〜。
小悪魔は大魔王にはいつも勝てないというシチュが萌えなので
その当たりで書いていただけると非常に嬉しいです。
677名無しさん@ピンキー:02/10/17 02:10 ID:iues08BM
668でつ。

670神
イイでつ!!ずーーーーっとROM専でしたが降臨希望書いてヨカタ。アナタに
明日のおやつにと買ったみたらし団子を御供えしたいでつ。サンクスコ!

他の降臨作品もメッチャE!再萌えでつ。ちょっとゲーム自体休んでいたので
再開しよっかな。まだクリアできてないダンディ狙いで。
678名無しさん@ピンキー:02/10/17 03:51 ID:8gCAKvqx
何だ?!(゚д゚≡゚д゚)
神の宴か今日は?!(;´Д`)ハァハァ
679名無しさん@ピンキー:02/10/17 05:20 ID:XdSfWHk7
>664神様
つつつ続きをっ……続きをおながいします
680名無しさん@ピンキー:02/10/17 19:54 ID:NRhSdyQE
664です。あああぁ〜感想有難うございます。
書いてみて「こりゃあかんだろ」とか思って逃げようとしてました〜
でもこんなへたれでも感想を書いてくれる人がいる・゜・(ノД`)・゜・。
頑張って続きはいつか書かせていただきます。
あぁ、へたれな自サイトも更新しないとなぁ。
681名無しさん@ピンキー:02/10/17 21:01 ID:iues08BM
よかった・・・今月は神無月じゃなくて神有月だね。嬉しいよ。
降臨マンセー(・∀・)664神、他の神様、みんなガンガレ!応援してまつ。
682670:02/10/17 23:20 ID:E89DzdcL
>>675
感想有難う御座います。過去の事はその後あれこれ考えました。
機会があったら貼り付けにあがります。

>>677
(・∀・)イイ!と言って貰えてとても嬉しいでつ。
良かったら677さんのも読んでみたいなぁ……なんて言ってみるテスト。
みたらしだんごうまかったでつか?漏れはその書き込みみて
和菓子食いたくなって食ってしまいますた。

日々神の降臨に感謝(-人-)ナムナム
683名無しさん@ピンキー:02/10/19 00:01 ID:FhUhUldn
今月は神が御降臨して下さり秋の夜長を満喫させて頂いていまつヾ(^o^)ゞ
>661タン
小悪魔主人公イイ!です。バイトがどう応えるのか気になります。
>664タン
テンテーのお仕置き……。タクトとか使うんでしょうか?丁寧語攻め…妄想してし
まいます。
>670タン
王子カコイイ!王子×マネージャーの昔の関係にドキドキでつ。


684名無しさん@ピンキー:02/10/19 01:18 ID:BEo03ay1
同人板で話題に上ってた先生×なつみんに萌えてセコセコ書きますた。
ここでは需要がないかも知れぬ上にヘタレですが、貼り付けさせてください。。。

先生が主人公以外の女となんて許せない!方はスルーお願いします。
685先生となつみん1:02/10/19 01:19 ID:BEo03ay1
ウイニングバーガーのアルバイトは、それまではば学の生徒はアタシ一人だったから、
あのコが入ってきた時には嬉しかった。
実際、カノジョはそつなく仕事をこなすので、一緒のシフトに入っている時は、こう言っちゃ
ナンだけど楽チンだ。トロいコと組むと、こっちにまでとばっちりがくるからね。
だからわざわざ店長に一緒に組めるように頼んで、これでアルバイト生活もハッピー!
と思っていた。
あのコ目当ての客に会うまでは……。

作りすぎて余ったポテトをまんまと葉月に押し売りしたのを始め、あのコの男友達が
ちょくちょくやって来る。
あのコは確かにアタシから見ても結構カワイイし、高校から編入してきた割には
すぐに学校に馴染んで、友達も多い方だと思う。
だから、別にどうということもなかったんだけど……。
まさか、ヒムロッチまで来るとは思わなかった。
最初はあのコもビビってたし、アタシも“校外指導”だと思っていた。
だけど、その割には来店頻度が高い。
冗談半分で姫条に入れ知恵をしてもらったら、本当に「スマイル」って注文されて、
隣で聞いてたこっちの心臓が止まりそうだった。

あのコ、とぼけた性格のくせに結構小悪魔じゃん……。

でも、アタシはあのコの人懐こい笑顔には敵わなくて、結局“親友”を
やっているわけだけど。
そんなあのコが、最近なんだか元気がない。
理由を訊いても、微笑って「なんでもないよ」と言うだけで。
まさかなあ、と思いながらヒムロッチを観察してみると……あれ?
あの冷血仮面のヒムロッチが、何か言いたそうな目であのコを追っている?
もしかして、あのふたりの間で何かあったのかなと思いつつも、何かあってヒムロッチも
ブルーになってるなら、アタシの付け入る隙があるかも!? と思ってしまった。
もちろん、付け入る=ヒムロッチに驚いた顔をさせる、って意味だけどね。
686先生となつみん2:02/10/19 01:20 ID:BEo03ay1
「よーし、こんな感じでイイかな?」
放課後、アタシは“変身”した姿を鏡に映してみる。
変身と言っても、髪の毛を下ろしただけなんだけど。
髪についていたクセを丁寧にスタイリングして伸ばし、ストレートにすると、
結構雰囲気が変わる。これで志穂みたいな言葉遣いにしたら、ちょっと優等生風の
女生徒の出来上がり、というワケだ。
さて、優等生は勉強熱心だから、ヒムロッチのところへ数学の質問にでも行きますか。

職員室にヒムロッチがいなかったので、アタシは音楽室に向かっていた。
あのコが「ときどき音楽室でピアノを弾いてるんだよ」と言っていたから、とりあえず
行ってみることにしたのだ。
そういえば今日は吹奏楽部の連中の練習の音が聞こえてこないな、と思っていると、
なんとピアノの旋律が聞こえてきた。……この曲、アタシも知ってる。ベートーヴェンの
「月光」だよね。
流れてくる音を聞いていると、あのコがヒムロッチのピアノのことを熱っぽく話すのも
何となくわかるような気がした。
……いけない。アタシは、ヒムロッチの驚いた顔を見るために、ここに来たんだから。
アタシは音楽室の扉にゆっくり手を掛けた。

「氷室先生、ここにいらしたんですか? 今日の授業の内容で、質問があるんですが」
あのコや志穂のような、いたって真面目な口調を真似してみた。
ヒムロッチは、それがアタシだと気づいていないのか、特に表情も変えずに中に入るよう
促した。
どこがわからないのかと訊かれ、アタシが教科書を開いて問題の箇所を指し示すと、
ヒムロッチは呆れたように言った。
「……ここは今日の授業でも特に時間をかけて解説したはずだが。君は板書も
 取っていなかったのか、藤井?」
あれ? いま藤井って言った?
687先生となつみん3:02/10/19 01:21 ID:BEo03ay1
「まあいい。席について、ノートを開きなさい。私は生徒の質問を拒まない。君にも
 十分理解できるように、解説しよう」
「……先生、アタシのこと誰だかすぐにわかったの?」
「当たり前だ。私を誰だと思っている。少なくとも自分が受け持つクラスの生徒の
 名前と顔くらいは記憶している」
「なぁんだ。つまんないの」
つまらないと言うと、ヒムロッチはまた何かクドクドと言い始めたけど、アタシにとっては
“見慣れぬ美少女、実は藤井奈津実でしたー!”と驚かせようという計画がおじゃんになって
本当につまらないのだ。
カワイくて勉強もスポーツもできるあのコをお気に入りなくらいだから、優等生風の女の子なら
コロッと騙されるかと思ったんだけど。アタシの見込みが甘かったか。
「そういえば、先生。アタシの親友が最近元気ないんですけど、何か理由を知りませんか?」
まだ続いているヒムロッチのお説教を遮って、アタシはふと思いついてあのコの話題を
出してみた。
先生が『氷室学級のエースだ』とかいってる、あのコなんですけど。そうアタシが言うと、
急にヒムロッチの言葉が止まった。
なんだ、やっぱりこのふたりの間で何かあったんだ。ま、アタシには関係ないけど──。
でも、折角だからちょっとからかってやろうかと、アタシの悪戯心が疼いた。

688先生となつみん4:02/10/19 01:22 ID:BEo03ay1
「先生、あのコをずいぶん気に入ってるようだけど──もしかして、教師と生徒以上の関係?」
「……何を言う。そのようなことは、断じて無い」
あらら。下手なカマだったのに、ヒムロッチがかかっちゃったよ。
この不機嫌具合は──言葉の内容はたぶん本当だろうけど、それ以上の感情も持っていそうな感じだ。
「ふぅん。てことは、まだヤってないけど、そういう目で見たことはあるってことか」
「そういうことは無いと、言っているだろう。君は教師を馬鹿に」
「馬鹿になんか、してないよ。だって先生だって男の人でしょ? 当たり前のことじゃない」
アタシが事も無げにそう言うと、ヒムロッチは困惑したような目でアタシを見た。
「君は一体、何を言いたいんだ? いや、何をしたいのかと言うべきか」
「んー、べつに……。そうだ先生、アタシがあのコのかわりに抜いてあげよっか?」
アタシはたぶん、ヘラヘラ笑いながらそう言ったんだと思う。
アタシじゃあのコの代わりにはならないかー、ゴメンねーとも言った気がする。
そんなアタシの台詞が気に障ったのか、ヒムロッチはいつもより凄みを増した声で言った。
「……よろしい。では君は、そこの教卓の端を持って立ちなさい」
へ? と思ったものの、ヒムロッチの様子がいつもに増して鬼気迫るものがあるので、
アタシは大人しく従うことにした。
教卓に手をついてから、なんなのよと文句を言おうとしたら、いつの間にかアタシの
背後に回りこんでいたヒムロッチにスカートの中に手を差し込まれた。
「ちょっと! 何すんのよ、このセクハラ教師!!」
驚いたのと怒りとで、アタシは身体をひねってその場から逃げよう──去り際に一発
お見舞いくらいしてやらなきゃ気がすまない──としたのだが、逆に上体を教卓の上に
押し付けられてしまった。
「やだ、やめてよッ」
「もう忘れたのか。君が言い出したことだろう」
アタシの背中を押さえつける手はそのままに、もう片方の手が器用にアタシのショーツを
下ろしていく。
689先生となつみん5:02/10/19 01:23 ID:BEo03ay1
アタシがどんなに頑張ってもヒムロッチの腕をはねのけることはできなくて。
「やっ……」
剥き出しになった割れ目を押し開いて、強引に指がアタシの中に侵入してきた。
アタシだってそういう経験をしたことがない訳じゃないけれど、こんなのは嫌だ。
だから必死で逃れようとするのだが、逆に長い指はどんどん奥に入ってきて、
アタシの感じる場所を探り始める。
思わず、声が洩れそうになる。背中がビクンと反応してしまう。
嫌。こんなのは、イヤなのに……。
アタシの下口は、ちゅぷちゅぷといやらしい音をたてている。
どんなに嫌だと思っても、身体は刺激に敏感に反応して、アタシの中から蜜を
溢れさせていく。
そうするうちに、アタシを犯している指は二本に増やされ、絶妙な具合でアタシの
内壁を擦りあげる。
そして余った指は、アタシの小さな芽に触れるか触れないかくらいの距離を
保っている。
先刻からの刺激で充血してきているに違いないソレは、焦らされてもっと強い
刺激が欲しいとアタシに訴えてくる。既に半泣き状態のアタシの意思などお構い
なしに、腰が勝手に刺激を求めて動いてしまう。
アタシの動きに気づいたのか、今度はアタシの中から引き抜かれた、ぬめる指の
腹で突起の先端をつままれ、転がされる。
少し強く擦られるだけで、アタシの腰はビクビクと震えてしまう。
「やだ……、せんせ……ぇ、も、駄目……」
ゆるしてください。アタシはそう言いたかった。
だけど、アタシの言葉がきっかけを与えたのかもしれない。
アタシは、指とは比べ物にならないくらい大きくアツいモノで貫かれた。
指で犯されて十分すぎるくらい潤っているはずだが、やはり男のひとを迎え
入れるのは辛い。
アタシが苦しそうに息を吐いていると、今更のように「身体の力を抜きなさい」
という御言葉がかけられた。……誰のせいだよ……。
じんわりと違和感はアタシの中を圧迫しながら侵入していき、やがてゆっくりと
前後に動き始めた。
それから、嬲るようにアタシを責めていく。
690先生となつみん6:02/10/19 01:25 ID:BEo03ay1
絶対声なんか出してやらない、と思っていたアタシだが、弱い部分や最奥を突かれ、
あっとかきゃあとかいう嬌声をあげてしまっていた。
「あぁ……んっ」
アタシはもう既に抵抗する術もなく、ひたすら与えられる快楽を貪っていた。
そんな時、突然アタシのお腹の中の圧迫感が消え、代わりに太ももの内側に
生暖かい感触を感じた。

「あ……」

要するにアタシは、焦らされた挙句、昇りつめる途中で置いていかれた訳だ。
アタシを押さえていた手も無くなっていたので、のろのろと上体を起こす。
押さえつけられていたせいで痛む上半身を堪えながら後ろを振り向くと、
ヒムロッチは涼しい顔で身支度を整えていた。
そして、アタシの顔を確認すると、いつもと変わらぬ口調で言った。
「言うまでもなく他言無用だ。君は忘れっぽいから言っておくが、藤井。
 言い出したのは君だということを忘れるな」
……つまり、みんなアタシが悪いって訳……ですか。
返す言葉もなく呆然と突っ立っていると、アタシのそばにポケットティッシュを
置いて行った。すれ違いざまに「すまなかった」と、聞こえたような気がしたが、
ヒムロッチの表情は変わらないので、もしかしたら空耳だったのかもしれない。
去り際に、戸締りをきちんとするように言い残していったときも、本当に普段の
ヒムロッチと同じだった。

691先生となつみん7:02/10/19 01:25 ID:BEo03ay1
ひとり取り残されたアタシは、ティッシュを掴んで、先程の残滓を拭い取った。
赤くなるほどこすっていると、なんだか自分が本当に惨めな存在に思えてきた。
今、アタシは何をしてるんだろう。
今のアタシの顔、きっと不細工になっているんだろうな。
……そして。
こんなことがあったからには、アタシはたぶんもう、『ヒムロッチの天敵の
藤井奈津実』には戻れない気がする。
あのコの恋路を諸手をあげて応援して上げることもできなくなるだろう。
だって、あのコを裏切ったも同然だものね。
「アタシ、これからどうしたらいいんだろうね……」


終わりでつ。お目汚しスマソ。
てんてーは早いのではなくて*ワザと*だと思っていただけると嬉しいです。。。
692名無しさん@ピンキー:02/10/19 03:54 ID:iGv5TMVo
>684神様
先生×主人公萌えなので正直ちょっと辛かったけど
でも……でもシチュエーションは(・∀・)イイ!!

次回はぜひ先生×主人公バージョンをキボンヌ
693名無しさん@ピンキー:02/10/19 07:55 ID:BBNyLbj8
ヒムロッチのなっちん強姦が思いの他に(・∀・)イイ!!
行為後に主人公の事を思う姿は更に(・∀・)イイ!!
694名無しさん@ピンキー:02/10/20 01:54 ID:j3nIT/n9
684です。
>692,693
読んでくださってありがとうございました。
感想までいただけて幸せです・゜・(ノД`)・゜・。

もともと先生×主人公萌えなので、つぎからは主人公タンでがんばりまつ。

695名無しさん@ピンキー:02/10/21 01:40 ID:dwr69jw7
(゚Д゚)(゚Д゚)これ書いたの、ここの住民ですか?(゚Д゚)(゚Д゚)
↓↓↓

535 :2ch園芸板で超有名 :02/10/12 09:38
ttp://plant.2ch.net/hanakotoba.html
ttp://botanical.jp/life/ 携帯用

熱帯雨林部屋に直行
  観葉植物でヌキヌキ
  全国地域別分布図
696名無しさん@ピンキー:02/10/21 14:32 ID:krKjGfo8
>>695
リンク先、見られないよ〜。
697名無しさん@ピンキー:02/10/21 20:30 ID:T0MqI0VM
>695
どうしてそう思ったの?
698名無しさん@ピンキー:02/10/21 20:59 ID:HWzcW06U
>>695の真意は量りかねるが、
>>696とか>>697の反応ってどうよ?
これがほんとの「ネタ」にマジレス・・・
699名無しさん@ピンキー:02/10/22 00:03 ID:g5YFLtn6
>>698
たぶん園芸からモリリンを想像したのではないでしょうか?
で、ここの住人というからには、園芸板にエロいモリリン的な書き込みがあったに違いない……と、
そう思ったのでしょう。

…………少なくとも、私はそうだ(w
700698:02/10/22 00:23 ID:V7hksJ1u
>>699
いや、わかってるよ(w
真意を量りかねるって書いたのは
>>695はネタか煽りかはわからないが、って意味で・・
そういう書き込みにリンク先見られないとかどうしてそう思ったのかとかいうマジレスつけるのって
無粋っつか空気読めっつかもしやモリリソネタだってわかってない!?
・・・って言いたかったの・・・
701名無しさん@ピンキー:02/10/22 00:26 ID:e8/xO5qt
>695
ここの住民のモリリンファンが
2ch園芸板で荒らしをするとはとても思えませんが何か。

でもエロいモリリンって萌え(w。植物であれやこれや。
702670:02/10/22 00:26 ID:VKh2b8Iq
頼まれてもいないが続き貼り付けます。

>>683
カコ(・∀・)イイ!と言って下さってありがd。
今回は全然かっこ悪い王子になっちゃいましたが許してくだされ。


今回はマネージャー出てきません。
そして前作以上にヘタレでつ。だって1時間で書いたし(w
703王子お誕生日(今更でつが)@1:02/10/22 00:28 ID:VKh2b8Iq
「あれ?珪くん何やってるの?」
ふと声の方を振り返ると見慣れた顔が立っていた。
俺が会いたいと思ってた女。
そして、こんなタイミングで一番会いたくなかった女……。
「……おまえこそ。」
「私は買い物だけど。」
「……そうか。」
まさかこんな時間にあいつに会うなんて思わなかった。
ふと見渡すと目の前にはコンビニが有った。
気付かないうちに随分歩いたんだな、と思った。
「珪くん、今日は一段と荷物ないけどどうしたの?」
「荷物……?」
ふと自分の手元を見ると何も持っていない事に気付いた。
そう言えばさっき車を降りる時に何も持たずに出たな。
「ああ、忘れた。」
「え!?忘れたって何処に?取りに行った方がいいよ?」
「……いや、いい。」
「一緒に行ってあげるから、ね?」
「いや、鍵はあるから……あ……。」
ズボンのポケットを探ると鍵どころか財布まで持っていない事に気付いた。
ポケットを何度も探っているとあいつの顔つきも段々険しくなってきた。
「……もしや、珪くん、何も持ってないの?」
「……あ、いや、そんな事はない。」
「ううん!絶対に持ってない。早く取りに行こう!」
ヤケに自身タップリにアイツは言い放った。
鍵も財布もあの女の車の中だと分かっていた。
あの女はそれに気付いてきっと家の前で待ってるに違いない……。
704王子お誕生日(今更でつが)@2:02/10/22 00:29 ID:VKh2b8Iq
「……いや、いいよ。もう閉まってるだろ。撮影所。」
「そうなの?珪くん、それじゃ、今日はどうするつもり?」
「何とかなるだろ……。」
今、家に帰る訳にもいかないしな。
いざとなったら森林公園のベンチにでも寝れば……。
「何とかって……森林公園で寝るとか言わないよね?」
「……おまえ、鋭いな。」
「そんなのダメだよ。お金、貸してあげるからホテルに泊まりなよ。」
「おまえは心配するな。何とでもなる。」
「ダメ。珪くん野外で襲われてもいいの!?」
「……誰が襲うんだ?」
「うっ……。じゃぁ、私……、とか?」
凄い真剣な顔をしてその一言をあいつは言い放った。
眉間にシワを寄せて、その反応がとても『らしい』と言うか……。
「……分かった。」
「よし。それじゃ、珪くんが部屋に入るまで見送る!」
「……おまえ、随分息巻いてるな。」
「だって、そうしないと珪くん絶対に公園で寝るもん。」
「……でも俺、おまえが無事に帰れるかの方が心配だ。」
「ああん、もう私の事はいいから!さ、行こう!」
「……ああ、分かった。」
705王子お誕生日(今更でつが)@3:02/10/22 00:30 ID:VKh2b8Iq
「……ごめんね、珪くん……。」
「……別に、仕方ないだろ?」
「息巻いたのにこんな場所しか泊まれない金額しかないなんて……。」
あいつはさっきから赤面しながら俯いたままだった。
「……それじゃ、おまえも泊まるか?」
「えええええっっっ!!!」
「……冗談。」
あいつが驚くのも無理はないような場所だった。
ふらっと高校生が夜に近所に買い物に出て所持してる金額なんてタカが知れてた。
室内は普通に見る事は出来ない妖しげな装飾に囲まれていた。
お互いに次の言葉も見つからずに沈黙が続いた。
俺も心の中をうまく表現出来る人間じゃないから次の言葉が見つからなかった。
何を話そうかと言葉を捜していたその時何処からともなく或る音が微かに響いた。
「……あ、ごめん。」
あいつの腹の鳴る音だと気付いたのはその言葉でだった。
「……そう言えば腹減ったな。」
「うん。あ、そうだ。あのね、コンビニで食べ物買ったの。珪くんにあげる。」
「ん?おまえこんな時間に食べ物買いに行ってたのか?」
「そうだけど……。」
「……太るぞ。」
「ち、違うもん。これは、その、あの……。」
あいつが急にどもり始めたのでふと袋の中を見るとお茶とケーキが入っていた。
「……おまえ、こんなの夜中に食うのか?」
「違うの!あの、これは、その……。」
「その?何?」
「……珪くんのお誕生日をお祝いしようと思って買ったの。」
「……俺の?」
706王子お誕生日(今更でつが)@4:02/10/22 00:32 ID:VKh2b8Iq
あいつの言葉に一瞬耳を疑った。俺の誕生日を祝うって、一体……。
「うん。珪くん、今日お誕生日でしょ?だからなの!」
「何で他人の誕生日をこんな夜におまえが祝う必要があるんだ?」
「だって、あの……。い、いいじゃん!ね。あげるから。私もう帰る!」
「……おまえ何焦ってるんだ?」
「ホラ、私、珪くんにプレゼントあげてないし。プレゼントって事で。」
「……だったら、一緒に食べて行けよ。」
「でも……。」
「1人で食べても寂しいだろ?」
「……分かった。食べていく。」
小さなテーブルを引っ張り出しそこにケーキとお茶を並べた。
お茶会っぽいような雰囲気で何となく俺も楽しいと思えた。
そうか、誕生日ってきっとこんな感じで祝うんだろうな……。
「珪くんお誕生日おめでとう。」
「……サンキュ。おまえに祝って貰えて嬉しいよ。」
「ごめんね。プレゼントとか用意してなくて。」
「……いいよ。物なんて要らない。」
「そうだよね、珪くんなら一杯貰ってるだろうし。」
「……そういう意味じゃない。」
「ごめん。変な意味で言った訳じゃないの。」
「……おまえが欲しい。」
何も考えずについ言葉に出てしまった。
俺は今、こいつに向かって何て言ったんだ!?
707王子お誕生日(今更でつが)@5:02/10/22 00:33 ID:VKh2b8Iq
『おまえが欲しい』って言ったよな?
自分の発言に確証が持てずあいつの顔を見るとはっきりと紅潮していた。
「……ごめん。俺、今変な事言ったな。」
「……いっ、いいよ。私でよっ、良ければっ。」
「え……。」
「たっ、但し、17日になったらアウトだよっ。だってプ……プレゼントだしっ。」
俺の言ったバカ言葉にこんな風に赤面してどもってる姿を見たら
とても愛しくなって自然と手が伸びてあいつの唇の感触を味わっていた。
さっきあの女に無理矢理やられたのとは違く自分から求めるとこんなにも
気持ちのいいものかと俺は心底思わずに居られなかった。

俺は今までの中で最高の誕生日プレゼントを貰ったのかもしれないな。

以上でつ。貼り逃げ御免。
708名無しさん@ピンキー:02/10/22 00:54 ID:e8/xO5qt
>707
ロマンチリクルだ! (・∀・)イイ!
私は王子萌え属性じゃないのに、貴方の書く文と作る話には萌えました。

ところで、コレ、たった1時間でサッと書いてしまったんですか? すごいなぁ。
2chのネタスレや、小説アップするスレの職人さんの才能ってスゴイですよね。
私だったら、延々と考えてやっと、じゃないと話が思い浮かばないし
やっと思いついた話(でもヘタレ)は、自分の同人誌やサイトに使いたくなってしまう。

それが、2chに匿名や捨てハンでネタ職人・SS職人として参加している人達は
バンバンレベルの高いSSを惜しげもアプしてしまう。

ここの小説職人が、固定ハンドルネームやペンネームで、
同人やサイトで書いてる小説があったら、ぜひ読んでみたいなぁ。
709707:02/10/22 23:15 ID:E8S4Nc+2
>>708
そのお言葉本当にとてもウレスィでつ( ´Д⊂
苛付いていて一気に書き上げたものだったので
こんなプロットもどき貼り付けて自己嫌悪に陥っていたので……。
まさか感想を戴けるとは思いも寄らなかったので本当に感激でつ。


因みに漏れには自分のサイトにいきなりうpる自信はありませぬ。
自サイトはもうサイトでなくここにうpった作品の倉庫になってまつ(ニガ
正体明かしてスマソ。萎えた方には非常に申し訳ないでつ。
710名無しさん@ピンキー:02/10/23 09:57 ID:VWnCytVV
「園芸板住人こそガンダムSEEDを見るべき」
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/engei/1035122262/l50
↑このスレもモリリンファンが立てたんでしょうか。
(ちなみに自作自演やマッチポンプではありません。神に誓って)

というか、モリリンにハマって以来園芸板にも出入りしてるんですが
モリリンが連想される素敵な書き込みだらけでヘロヘロです。
711名無しさん@ピンキー:02/10/23 11:04 ID:bkEMJJj+
園芸板の話ってここよりも総合とかの方が向いてるのでは?
712名無しさん@ピンキー:02/10/23 19:17 ID:XKca7snr
>>711
うん確かに。何故にこのスレで?
特に面白味もないからネタかどうかも漏れには判別不能。
713名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:53 ID:TUh+w4Pf
>707神
うわっ、倉庫を創生された神様でいらっしゃったとわ!!
アナタの何もかもに感謝感謝でつ。そしてエロを匂わしつつ
ラブラブな作品、大好きでつ〜〜。
714707:02/10/23 22:46 ID:JuiUCXA+
>713
ああ、ちがいます。漏れは倉庫管理人様ではないでつ。
漏れは小心者なので他の神のようにいきなり自サイトや本に
立派な物を発表出来ないのでついここにうpってその後にヒソーリと推敲して
自分のサイトにここで貼り付けた自分の作品うpってるだけでつ。
ここだと良くも悪くも色んな風に反応が返ってくるのでついつい貼ってしまう……。
言葉が足りなくてスマソ……。
漏れのヘッポコ作品を大好きだと言って貰えてとても嬉しいでつ。
どうも有難うでつ( ´Д⊂


漏れも倉庫の神様には日々感謝しておりまつ。
これからも体に気をつけつつがんがって過去ログうpってください。
715名無しさん@ピンキー:02/10/23 22:52 ID:TUh+w4Pf
>707
そーですたか。これはdだ勘違いをしてしまいスマソ。
しかしアナタの作品は好きでつ。またのうpもヨロテクでつ。
716名無しさん@ピンキー:02/10/23 23:43 ID:CHw06B6R
>>707タン
>ついここにうpってその後にヒソーリと推敲して
>自分のサイトにここで貼り付けた自分の作品うpってる

漏れも一緒だYO!ここの方が反応が分かるからって漏れも…つい…。
皆そうなのかな(w
717名無しさん@ピンキー:02/10/26 13:29 ID:x18ivOmd
保守カキコ。神様お待ちいたしておりまつ(;´Д`)
718名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:01 ID:BUA41i1T
後ほどアプしてよいでしょうか。せんせぇ×主人公、
なつみん視点。今書いているです。
出すあてもないのでここにと。
719名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:02 ID:BUA41i1T
あとでアプしにまいります。せんせぇ×主人公、なつみん視点。
720名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:38 ID:8rKj+Out
降臨予告キタ―――(゚∀゚)―――!!! お待ちしていまつ。
721名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:47 ID:RbsOeuOB
お待ちしておりまつー!保守カキコした甲斐があった…(つ∀;)
722なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:01 ID:WXJrMjyU
 本当にマジでマジで見るつもりなんかなかったんだよ。

いや誰に言ってんでもなく、アタシ自分に言い聞かせてる。音楽準備室。
ほら、選択って色々あるけど、一番楽勝なの取りたいのが人情じゃない?
アタシ、だから音楽さっくり選んでた訳よ。教官は新卒の気弱なおねいちんだし、
アタシらが手紙やりとりしてても怒ったりできないから、すげー大当たりだったんだけど。
でもさ、あれだよね、トモダチと手紙のやり取りはいいよ?
でもHの話まで露骨に書いちゃったのはまじかった。なつみんはどうなのvv
みたいに書かれて向こうもかなりあけすけで、なんか書いちゃったんだけど。
放課後、家に帰りかけて、気付いた。
忘れちゃったんだよねえ、あれ!持ちかえんの!
……書かれてんのもただでさえキョーシ受けの悪いまどかのことだけに、
ちょっとアタシ心配になって、来てみた。
すごい話のわかる掃除当番が見つけて、見ないで捨ててくれてたらいいななんて思っちゃったりしながらね。……近づいたら、なんかピアノの音してて。
今日は吹奏楽の練習日じゃないし、生徒の誰か弾いてんだろって思って、でも、
ドアに手をかけたら、中から鍵がかかってた。
何?どうしてわざわざ鍵なんかかけんのさ?なんて思ってたら、決定的な声。
「せんせぇ……外に、人が、いるみたい」
「……風の音だろう。下校時刻は過ぎている。あり得ない。続けなさい」
723なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:04 ID:WXJrMjyU
あのコとヒムロッチの声。マジ驚いたっス。で、アンタら何してんのって、
無駄な好奇心を……ごめん。
アタシは好奇心のカタマリっスから。こっからは見えないけど
どっかからと思ったんだ。思い当たったのは、音楽室に繋がる音楽準備室。
こっちはドア二つあって一つが音楽室に繋がってる、
ドアの目の前に丁度グランドピアノがある。
まあ戸締りしてるだろうなって思いながら手をかける。
開くじゃん。どうなってたんだろ。って言っても仕方ないよね。
ちょっと乱雑に楽譜とか積み上がったデスクがあって、楽器とか、譜面台とか、
いろんなものが、壁際に置かれてた。あんまりこっち見ないから珍しかったけど
それどこじゃなくてもう一つの引き戸、
向こうから懐かしの南京錠で閉じられてるんだけど、ごく薄く、
ほんの少し糸みたいに開いて、そこに、アタシは顔を押し当てた。
でまたびっくりした。
ヒムロッチの、こればっかりは認めざるを得ない、綺麗な横顔が見えた。
ヒムロッチは吹奏楽部顧問だけあって音楽にもごタンノーで、
ピアノも弾けるだろうとおもってたけど、
「ん、……せん、せ……ぇ、……これで、いいの?」
小さい制服姿が、ピアノの下に蹲ってるのが見えた。
ヒムロッチの開いた脚の間で動いてるのは……あんまりきれいだからアタシも触ったことのある、
あのコの髪だった。
724なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:08 ID:WXJrMjyU
こら何してんだ!!って、アタシ、自分のこと棚において思ったね!
アンタ処女だと思ってたよ!って。なんか、一年の夏終わっても
クリスマス過ぎても二年の春来てもそおゆう話これっぽっちもあがってこなくて、
かわりになんか男友達ばっかり増えてて、まあアンタ出来のいい子だし
当たり前っちゃそうかもしんないけど、
男ども互いに出し抜かないよう見張ってるみたいな状況で
そりゃアタシとしちゃ見物だったけど、でもさ、でもよ。
そういうキャラじゃないと思ってた!アンタはもういっそこのまま、
バージンのまま卒業して、大学に入ってから、順調に葉月みたいな出来のいいのと
付き合ってそれからラブラブーな初体験するっていうか……そういう、ね。
それを報告させてアタシからかっちゃったりね。
もう一生浮気とかフェラとかしない、そういうね。
なんで学校でしてんのよ!アタシの夢壊さないでよ!
それからヒムロッチに対してアタシは猛烈に怒り出した。
ちょっと、アンタ何やってんのよ!みたいな。いつもあんな厳しいのにさ、
よりによって自分の……そうよご自分のご自慢の、
氷室学級のエースサマに手ぇつけてどうすんのよ!他人と自分は別だってこと?
考えたらむかむかしてきた、アタシがバイトはけてからショッピングいくと
ねーちゃん幾らなんて声かけてくる、リーマンのオッサンとかとヒムロッチがだぶって見えた。
……マジ大人なんてしんじらんねー。
そう思って、実はアンドロイド教師説の流れてるヒムロッチに
ちゃんと性器がついていたっていうネタみたいな事実を、都合よくアタシは忘れた。
725なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:11 ID:WXJrMjyU
「……ああ、うまく、なったな」
ぽろん、ぽろんと鍵盤を叩きながら……ヒムロッチが俯いて、あのコを誉める。
その声が微かに、聞こえる。
「誉めて……くれる?」
とろんと溶けた声で、あのコが脚の間から顔を上げて、でもまた、口をつけて。
あのちっちゃい口を精一杯開けて、すごい真面目そうにしてる。
「……それには、もう少し、気を入れてしなさい」
えっらそうにヒムロッチは言った。あのお綺麗な顔で、
あのなーんも知らなさそうなあのコに命令した。
あのコは……そんなことしちゃダメだよぉって心で叫んでるアタシの前で、
ヒムロッチの股間に深く、顔を埋めた。
うわ。……すごい上手なんじゃない苦しくないの?じゃなくて!
アンタ達SMですかって思った。まどか、アタシにこんなことさせないもん。
してくれへんか、って聞いてくれるもん。なんでもっと優しくしてあげてくんないの、
ヒムロッチ?アタシ、トモダチじゃない友達がそゆことさせられてんの、見るの嫌。
「……大変、結構だ。君の舌は……溶けるようだ……」
誉めてる。マジ誉めてる。ピアノの指を止めて、ヒムロッチはすっと顔を上げて
満足そうに言った。あのコもあのちっちゃい唇の間から、
うわって思うほど長いあれを抜き出して、でも先端とか括れの辺りを飴みたいに
ぺろぺろ舐めながら、嬉しそうに笑ってる。
ホンモノだよこいつら!アタシはマジ引きながら、でもなんかもっと見たくて
その場に留まった。……ごめん、アダルトビデオしか見たことないし、
それもまどかと一緒のときだからまじまじ見れなかったんで。てへ。
726なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:14 ID:WXJrMjyU
「ピアノの音がしなくなったら、誰か気付いちゃうかも知れない、せんせぇ」
「……かも知れない。しかし、もう続行は不可能だ。それとも君は、
BGMがある方が、いいか」
「……声も、……聞こえにくい、かなって……」
ヒムロッチが一理ある、って。いつも冷静なんだね。
「しかし私のこの状態では歩行が困難だ。……君に、CDをかけてきて貰おうか」
あのコがゆっくりピアノの下から出てきた。まるで犬みたいに従順で、
いつもいいコのあのコらしいともらしくないとも言えた。
そして、アタシの潜んだこっち側のステレオに足を向けるあのコに、
ヒムロッチめ、こんなことをゆった。
「ああ、待ちなさい。……ここで、スカートと下着を脱いで、いくんだ」
……やめなって。ああだからスカート……脱いじゃダメだって!
腰のホック外しながら泣きそうな顔をして、スカートの次は上履き潰すみたいに脱いで、
真っ白い脚と、なんか純白の清楚系なショーツこんなとこで丸出しにして、
……言いなりに脱いじゃダメだって!こっち来ちゃダメ!
セーラーの下がまるっきりの裸で、全体にほっそりしたそれがなんか
うっすらピンク色に染まってて、あのコすごくシャイだからヒムロッチの前で
恥ずかしい思いしてるんだろうなってわかる。
ヒムロッチは鍵盤の蓋を閉じて後からいつもの顔で眺めてる。
見た目はいいんだよね、見た目は。でもこんな変態だったなんて、思わなかった、アタシも。
あのコはアタシのいる引き戸の隣に据えられたステレオの前に立って、
がさごそし始める。……薄いよね。修学旅行でも見た覚えあるけど、
なんかイタイケっていうの?ここを、ヒムロッチのあの長い指が、触ったんだ。
すごい不思議。
あれ、これから見るんだっていうのに、想像したらなーんか体がヘンな気持ちになってくる。
727なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:16 ID:WXJrMjyU
あ、この曲なんてゆーんだっけ、ショパンだっけ今日聞いたばっかりだよ鑑賞で。
あそうだ別れの曲だ。
「……縁起でもないかな」
あのコはアタシの目の前でとんでもないカッコのままそう言って、
ヒムロッチの方に戻っていった。小さい可愛いお尻をぷりぷりさせて。
……なんか、歩く途中で、アンタの太腿にきらっと、なんか光るのが見えた。
もしかして、すごい濡れてる?
ますますヤバイものを見ている実感が込み上げてきた。でも離れらんない。
ドアの前に小さくしゃがんでみる。
「縁起などを信じるのか、君は」
ムードたっぷりの曲の中で、ヒムロッチが腕を伸ばして招き寄せる。
生徒なら誰でも恐れるヒムロッチの膝に、あのコは乗っていく。
ジャケットの肩に腕を巻いて、……ラブラブ?え、まさかラブラブなの今度は?
セーラーの前ボタンを開ける。あのコらしい、白いキャミが見えて、
ヒムロッチはゆっくりとそれを捲って。……可愛いなあもう。この。
そのきゅーって目を閉じてる顔も小さめの胸もなんか可愛い。
頭よくて運動できて気が回って、なんで神様ってさ、不公平するんだろって
思っちゃうみたいな、そんなコが、ヒムロッチの膝の上にいる。
「……あ、……く、んっ、……せんせぇ」
あのコがしゃぶってるだけでも驚きだったけど、小さな手でヒムロッチを
弄ってるのも驚愕というか。……片手で、あそこを弄られながら。
うわ、ショックだよ!なんでそんなに慣れてるのよ!
キャミたくし上げられた、殆ど素裸の胸が、きゅうっとすごく気持ちよさそうに、
反った。頭の後ろを、ヒムロッチの肩に擦り付けるみたいに。
728なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:19 ID:WXJrMjyU
「……籤がよかったとか、靴紐が切れたとか、その程度の確率的なものに
動かされる運命は、存在しない。動かされるのは、運命ではなく、心だ」
ヒムロッチはなんかぶつぶつと言ってる。エッチの時もこの人こうなんだって
笑っちゃうような気持ちになった。指は……あのコの細い手と交差するように、
あのコの整えたみたいに薄い髪のアソコに伸ばされてる。撫でるみたいな手つき。
時々、割れ目の中に入っていって、気持ちのいいあの芽に触ったりしてるんだろう。
なのにあのコはもう死んじゃうみたいな声を出してる。
しかしヘンな奴。Hのときまでこんな理屈っぽい話しなくてもいいのにさ。
「私が言っても心配ならば……最善を尽くし、信じることだ。
『汝の欲するところをなせ、それが法の全てとならん』。あるイカサマ魔術師の言葉だ。
魔術を信じないがこの言葉は正しいと思う。君は、何もかもを、覆すだろう」
「あぁあ……ん、はぁっ、……せんせ、……ぇ、……はぁあんっ」
「聞いていないのか?悪い子だ。……氷室学級のエースにあるまじき……」
「……悪い、子?……違う、違い、あ、違います、……私悪い子じゃ」
「……私の言葉を否定するのか?私が君のために贈った言葉を聞いていなかったではないか。
ここをこんなにして、弄られる快感に溺れて」
「だって、……だってっ」
「神聖なる学び舎で裸にされて、淫らな期待を抱いている」
「……抱いてない……です」
息が詰まる。あのコのいつも朗らかで綺麗な声が、ヒムロッチの指の僅かな動きで
かすれ、切羽詰り、甘ったれた響きで、否定してる。でも、同じオンナのアタシにはわかる、
……すごくイイんでしょ?
そして、ヒムロッチの低い声が、まるで、アタシの耳にも囁かれてるみたいな錯覚を起こす。
あんなこと、されたら……あたしも……
いやいやいや!アタシまどか一筋じゃん!
うんそうだよ、まどかにも、ちょーっとあんな風に迫られたいかなー……みたいな。
つか理屈っぽいHは好きじゃない、うん。
729なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:22 ID:WXJrMjyU
「じゃあ、興奮も何もしていないのだな」
「はい、……してない、です」
「それでは、私の指を汚しているのは何だ」
あのコの桜色した胸元に指先を持ってって、わざとらしく拭って、
ヒムロッチはあのコを膝から下ろした。……震えてる。かたつむりが這ったみたいな跡。
「興奮していなくてこうならおかしな話だ。……見せなさい」
「えっ」
「担任であり部の顧問だ。生徒の健康に配慮する義務がある」
あのコは両脇をヒムロッチの腕に赤ちゃんみたく抱えられて、
黒光りするピアノの上に乗った。胸がどきどきしてくる。あのコの薄ピンクの赤ちゃんみたいな肌が、
黒い漆塗りにとても映える。
「……脚を開いて、見せなさい」
返事ははいだった。あのコはすっごいすっっっごい苦しそうな顔しながら、
ヒムロッチの命令どおりに、そうした。……殆ど横に近い斜めの向きになってるから、
完全に丸見えってことにはならなかったけど、なんか凄い濡れて、きらきらした、
オールドローズっていうかそんな綺麗な色をしたところが、覗けた。
不思議だよね。オンナのコって脚の間にこんなのを挟んでる。
自分で鏡見てびっくりしたような奴が、あのコのアソコにもある。
でもオトコって、これを見るのをすごく喜ぶんだ。オンナのコの綺麗じゃないところだから?
単にキモチイイから?って思ってた。
……そのときの顔が、仕草が、濡れて光ってるアソコが、可愛いからだって、なんかわかった。
730なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:24 ID:WXJrMjyU
「……これは何だ。私は興奮などしていないと聞いたように思ったが」
「は、う……あ、あ、ああぁあっ」
くちゅくちゅ外から撫でるみたいに弄られて、あのコはうんと仰け反った。
感じやすいんだぁ。それとも指が柔らかいのかな。
まどかの、機械いじりで荒れた指先を思い出した。大好きな指、それでも時々触られると痛い。
なんか、見ていると、アタシはついこないだまどかとしたことを思い出してしまった。
ヒムロッチと違って、静かで優しくて荒っぽかったなって……
……でも、なんか、こういうのもよさそうで、……濡れてきちゃったのを感じる。
「ここも、こんなに大きくしている。……君は食欲を止められないのか?
こんなに涎を出して」
「はぁあっ!あ、んはっ、……やぁ、せんせぇ、もっと、……触って……」
とっくに別れの曲は終わってて、別のになってるのに……まだちゃんと触ってない、
どういうことそれ?辛くない?ねえ……辛くないの、それとも気持ち、いいの?
「……では、認めるか?自分が、淫らな存在になっていることを」
「認めます、認めます、だからぁ」
甘ったれた声であのコは叫んで、それから、ヒムロッチは長い指を上向きに揃え、
あのコの中に、挿れていった。
びくん!て。……膝が震えるのが見えた。それから。上体が後に倒れた。
「そう、君は意識的無意識的に、私の前で淫らになることを選んでいる。だからこうなるのだ」
731なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:25 ID:WXJrMjyU
「あ、あぁあっ、……動かしちゃ、やぁ、あ、あっ」
凄い声で、そうかCDかかってなきゃまずい訳だわ!みたいな声で、
アタシからは意味の通らない悲鳴を上げて。だってヒムロッチの手は全く動いているようには見えない。……あ。そうか。中で動いてる?それであんな声出させて……
あ、なんか耐えらんなくなってきた。あそこが凄い。
これ以上ショーツ穿いてたら終わる時には穿いてらんないようになる。
慌ててポケットティッシュを出して、スカート捲くってショーツ下ろして拭く。
凄い。まどかのときだって、こんなになんないんじゃないかな。
「あ、はうぁ、あぁあん……ね、せ、せんせぇ、お願い……さ、わっ、て」
「どこを、とはっきり言いなさい」
言わすか普通!と思ったら、あのコは唇を軽く噛んで、湿らせて、震えながら、
言っちゃった。
「……クリ、トリス……」
もっと凄いことに、アタシも、あのコも、された。
732なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:31 ID:WXJrMjyU
……この余裕っぷりって年の功って奴なのかなあみたいなこと思いながら、見てた。
「ん、んんんっ、あ、……せんせぇ、……せんせぇ」
「……まだ、声が、高い……静かに、しなさい」
あのコは唇を噛み締めて、凄い苦しそうな顔を横に振ってる。
でも、なんか指の入ってるとこから音でもしそうな、
そんな、気持ちのよさそうな顔を、時々見せた。
ヒムロッチの指は当人そっくりに意地悪く緻密な動き方をして、あのコを泣かせる。
左手の指であの鞘とか押えるみたいにして、剥き出させて、右手の指で、そっと、そっと撫でてる。
キモチイイよね?それ。
ああ、今まどかがいたらな。はけ口にするってんじゃないんだけど、
アタシ、今ならいまだかつてなく気持ちよくブッ飛べるだろうに。
……触っちゃおうかな。まどかとするようになってから、一人でとかしてなかったけど、
なんか、耐えらんない。汚れちゃったショーツを脱いで、ポケットに突っ込んで。
しゃがんで扉に目を押し当てたまま、アタシは指を走らせた。
ヒムロッチは、うんとあのコの下に椅子を引いて身を寄せる。
「……んっ」
声を潰すのに成功。あ、でもなんかすごい。なにこれ。あっつい。
しかしサイテーな私。友達と、友達の担任してるの見て、こんなになって……
ごめん。
ヒムロッチは、もうピアノの上でぐったりしてるあのコの脚を両手で分け、
椅子の上の体を傾けて、あのコの脚の間に口をつけていた。
首を横に振り立て、偶然こっちを見たときはとろんとした目をして、
あのコは荒い息で喘ぎ、それから、そこはやだ、と、
……またアタシには判らない何かを、ヒムロッチに訴えた。
なんかお尻はどうとか言ったような、気がする。
そして、あのコは、すごく可愛い声をあげて、ヒムロッチの口と指で、いった。
アタシも、軽く。
733なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:34 ID:WXJrMjyU
「……次は、いつだ?」
 アタシのわからない言葉。二人だけの、秘密の喋り方。ヒムロッチは一度いってくったりしたあのコを下ろした。
「……日曜日……あ、もう、明後日……です……いいですよ、せんせぇ」
「安全日……か。でも、よくはないな」
「いいのに」
胸のポケットから手帳を出して、あ、偉いなヒムロッチゴム出して。
なんか律儀そうに可愛いおサルの絵とかの奴じゃなくて、普通のだ。味とかもついてなさそ。
「本当にいいのに。せんせぇ、……せんせぇなら」
「……こほん、よくはない。君は私の自慢の、生徒だ」
 あのコはさびしそうな顔で、小さなそのパッケージを開く。
「卒業するまでは、どうしても……大過なく、過ごしてもらわなくては……」
ラブラブだったんだと。マジにマジにラブラブだったんだと思った。
マジ、メールだとかサテンでダベってる時とか嫌がると思ってヒムロッチの名前出してゴメンみたいな、
でも、なんか、もっと謝ることあるんだけどね、見てごめん。でも。もう少し、ごめんね。
「どうしたい」
「……せんせぇの、お膝が、……いいです」
ヒムロッチの細い腰をまたぐみたいに、上に乗って。ん、て喉を詰まらせたあのコは、
すぐ、はあって甘い息を吐きながら、信じらんないことに、自分から、お尻を揺すり出した。
昨日今日じゃないみたいで、なんで知らなかったんだろうってアタシは思って、
そうか最初っからこのコヒムロッチと付き合ってたんだと納得した。
言えないでいる間に、アンタ達こんなに時間を積み上げてた。
「あ、あっ、せ、んせぇ、……せんせ、え、あ、あっ、……おおきい」
ヒムロッチが物凄い優しい顔してる。なんかアタシの知ってるヒムロッチじゃないみたいだ。
あのコを抱いて、なんか眼鏡の奥の切れ長の怖い目が溶けたようになってて……
アタシとしてる時のまどかはどうなんだろう。いつもアタシ目を閉じてるから、わかんない。
見てなきゃいけない。まどか。……今ここにいたら、
アタシ今までないくらい沢山沢山アンタのこと見てあげるのに。
どんな顔してアタシのこと触って、見て、挿れて、いってくれるか、見届けるのに。
734なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:37 ID:WXJrMjyU
「……君も、覚えが、……早いな」
ピアノの椅子が動きに合わせて軋む。あのコの小さなお尻にあの長い指が食い込む。
あ、……キモチイイのかな。ヒムロッチはくっと唸りながら、うっすら赤く染まった顔を
肩に押し当てられたあのコの髪に一瞬埋め……それから、何故か、こっちを見て、
薄く、笑ったみたいに、見えた。
「……?」
まさかね。アタシは自分の中に入った指の感触で、なんかもう、
イッパイイッパイになっちゃってて、……まさかねえ。
ああでもアタシも凄いキモチイイ。なんか、中ってこんな柔らかくなるの?
みたいな感じになってて、そこを……多分こうしてたんじゃないか、みたいなこと、すると、あ、っ、
……何これ、声を噛み殺さなきゃなんなくなる。入口がなんか、指を締め付けるみたいにきゅううっとなる。
まどかもいつもこんな感じしてるの?まどかもキモチイイのかな?
「……あ、はっ、あ、……や、あ、やだ、あんっ、せんせぇ、これ、ねえ、苦しい、普通に、……あ、んんっ」
「はっきり言いなさい」
やっぱりサドっぽいよ。はっきり言わせたきゃ少し止めろっつの。
でも、ああいうとき、やだって言ってもホントは止めて欲しくないのすごく判る。
その証拠に、あのコの声がどんどん切羽詰ってくる。
735なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:38 ID:WXJrMjyU
「あ、せんせぇ、せんせぇ!ふつうに……ふつうにして、……これじゃ、あ、あっ、いけな、いからぁ」
滅茶苦茶に腰を揺すって泣き声上げながら、ヒムロッチの肩に縋り付いてる。
ああ、アタシはまるであのコになったみたいに、変だけどあのコにつられるように、
また、頭がまっしろになって訳がわかんなくなってきた。
ヒムロッチがジャケットを脱ぐのが見えた。ばさりと床に投げ捨て……
膝から二人はその上に縺れ込んでいった。
白いシャツを着た広い背中が、あのコの上に覆い被さり、スラックス履いたままの腰に
あのコのハイソックスの足が絡みついた。ああもう見てらんない。
「ああ、せんせぇ、……うれしい、せんせぇ、好き、あっ、……あああっ」
すんごい甘い、でももうダメみたいな声がしてきた。ふうと溜息一つついて、
アタシもまた、もう耐えらんないほど熱くなった体を、引き戸にくっつけて、
自分の指をまどかの、それとも、ヒムロッチの指か、……あれだと思いながら、
そのまま、続けて、
「ご、ごめんなさい、せんせぇ、……あ、い、……いっちゃ……!」
最後の叫びにあわせるみたいにして、いってしまった。
736なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:42 ID:WXJrMjyU
ショーツ穿く前に拭いたらまた凄いことになってて、自分は実は欲求不満だったんじゃないか
なんてスゲ不安になった。するのと満足するのは違うってことかしらん。
ま、でもまどかとはラブラブだし、毎回どんどんお互いが馴染むみたいに
なってきてる感じもするから、いいでしょう。
今日はなんか勉強になっちゃったなあと思った……人ってわかんねえなあとか、
そっかあSMもなんか悪くなさそうとか。あとそうねー、
……あんまりあのコをからかう訳にはいかなくなっちゃった、そういう寂しさとか。
図星さして、そっからなんか起きたら、やばいんだって。わかっちゃった。
さて、あの手紙どうしようか以前に、アタシまどかに会いたくなっちゃった。
鞄から携帯取り出して、メールを打つ。『したくなっちゃった☆今から学校に来て、しない?』
返事はすぐあった。『どしたんや珍しい(笑)いいで、10分待っててや』
あっちの方も、なんか終わってスカート履いたり、ラブラブで互いの髪を直したり、
「……ジャケット、よれよれになっちゃいましたね」
「心配しなくてよろしい」
いつもの感じに戻ってる。そのまま、出てくかと思ったら……
737なつみん視点 せんせぇ×主人公:02/10/27 00:42 ID:WXJrMjyU
く、くんな!!!!!!こっちくんな!!
……来た。二人して、なんかもう超怖い笑顔浮かべながら。
ピアノの鍵と一緒の房にくっついた南京錠ががちゃがちゃと開けられた。
「……やはり来たか。視線を感じるとも思ったが、……やはりな」
「来て、見てましたねえ、せんせぇ」
ナマハゲ?悪魔?下から見上げる二人の笑顔にはなんかそういう迫力があった。
ヒムロッチは、あの手紙を!!手紙をアタシにすっと差し出す。
「発見したのは私だ」
「ゲッ、ヒムロッチが!?」
「遺憾なことだが、掃除当番はサボりが多い。ピアノを弾くために訪れて私が発見した。
……さて、どうする」
「……ごめんね、なつみん。でも、……見てたなつみんがいけないのよ?」
すっごい潤んだ目で、エースさまがアタシを見て。
あの、何ですか、どうしてアタシの腕を二人して取るんですか。
……やっべえ、まどか呼んじゃったよ……てへ、ごめんまどか。
こっち着いた途端サバトって感じ。


(ヲワリ。)
長くなりました……すいません。
738名無しさん@ピンキー:02/10/27 00:44 ID:v9flAuDw
>なつみん視点神様
リアルタイムで読んでしまいますた。
素晴らしいでつ〜。最高でつ〜。
どうもありがとうございました。
739名無しさん@ピンキー:02/11/02 00:47 ID:Ms0xNhko
なつみん視点の話、激萌え〜!!
キャラがみんな生き生きしてて幸せになりました。
イバラまっしぐらかと思ってた姫条×奈津美も拝見できて
眼福でした。
大感謝。ありがとうございます。

多種多様なジャンルのお話があって、本当にここはぱらいそです。
740名無しさん@ピンキー