「ふぁっっ……!?」
いきなり短パンと下着をずり下ろされた。下半身が冷たい風に直に晒されて、ボクは背筋までぞくっとした。
うぅ、ボク、またこんなトコで下半身すっぽんぽんだよぉ。人が来たらどうしよう……?
「壁に片手をついて。そうそう、で、いつものみたいに、自分でお尻を開くの」
ボクは冬雪にお尻を向けて、あいてる手でお尻を山の片方を引っ張った。
ぐいっと開かれるボクのお尻。ひゅうっと風がお尻の穴を掠めて、またボクは背筋に冷たいものが走った。
恥ずかしい。
ボク、冬雪になんて格好を見せてるんだろ……。
「…ん……」
細いなにかがお尻の穴に当たったと思ったら、つぷっ……と、それはムリやりボクのお尻の中に入り込んできた。
変な気持ち。
痛くはない。でもお尻の穴になにかが入ってくるのって変な気持ち。
「んぅっっ!?」
ちゅるちゅるっと、お尻の穴に冷たい液体が入ってきた。
恐る恐る後ろを見たら、冬雪は大きな注射器みたいなのをボクのお尻の穴に差してて、そのシリンダーが押される度に、ボクの中に冷たい液体が入ってくる。
「…ふ、冬雪……今から……授業中だよ……? 体育だよ……?」
「そりゃ知ってるわよ」
ちゅるちゅるとお尻からなにかが入ってくる。変なカンジだよぉ。お尻の穴から液体入れられるのが、まだボクには信じられない。出すトコなのに。出すとこなのに、そこから液体を入れられてる。変だよ。
冬雪がシリンダーを押すと、その分だけボクの中に液体が押し込まれる。冬雪はどんなつもりで、ボクにこんなことするんだろう?
もうボクのおなかは苦しくなってて、段々と便意が強まってきた。気付いたら膝はガクガクと震えていた。
漏れちゃうよぉっっ……。
「……そ、そんなに入れたらダメっ…………出ちゃうっ………」
「そう? あたしには柊、さっきからなんか余裕あるように見えるんだけどな?」
うぅ、漏れるよぉっ……。おなか痛いっっ……。
「柊、また勃ってる」
「……っ」
ヤだ。なんでこんなことされて、おなかも痛くて、今にも漏らしちゃいそうなのに勃つの……?
「お尻から液体入れられるのが、どーゆーコトか考えて勃ったの? それとも純粋に気持ちいいの? 浣腸されるの」
ボクは必至に首を横に振った。そんなの、頷けないよ……。
湿った音が鳴って、ボクのお尻から注射器が抜かれた。
「んっ……!」
抜かれると同時、ボクのお尻からはぴゅっとなにかが漏れた。でも、漏らしちゃダメっ。必至にお尻の穴を閉じた。
でも、今もおなかは鈍く鈍く痛んで、ボクは漏らしてしまいそう。
今、見たけど注射器は大きかった。あの中に入ってたのが、全部お尻から入れられたんだ。
「ちょっと我慢してて」
お尻の穴に何かが当てられた。冬雪はムリやりボクのお尻の穴にそれを押し込んでくる。
痛いよっ……。裂けちゃいそうなくらい、それは大きかった。
「だめ、冬雪っっ……! そんなの入らないよっ。痛いっっ……!」
「おとなしくしてなさいって!」
それは更にボクのお尻を広げた。痛いっって思ったけど………次の瞬間、それはお尻の穴にちゅるんって入り込んだ。
ううん、入ってない。まだ、お尻の穴には細いなにかが刺さってる。
これ……。
「あ、分かった? 前も使った栓よ」
栓って響き、ヤだぁ……。お尻に栓されるなんて。そんなの、非道いよ。
「…あぅっ……!?」
うぅ、おなかがきゅーって鳴ったぁ……。下腹とお尻の穴にすごい圧迫があった。
漏れたっ、て思ったけど。お尻の穴を開いちゃったって思ったけど。出ない。
「じゃ、授業出るわよ?」
一瞬、なに言ってるのかな?って思った。
でもその言葉の意味が分かって、ボクは震えた。
「……こ、このままっっ…!?」
「そ。このまま」
跳び箱の授業。開脚跳びの授業。
縦に置かれた跳び箱の真中に両手を付いて、脚を左右に開いて箱を飛び越えるアレ。
ボクの前で並んでるクラスメート達は跳び箱に向かって走る、で、跳ぶ。
次のクラスメートが走る、跳ぶ。
ボクはあんまり運動なんて得意じゃないけど、でもこれくらいは跳べる………筈なんだけど。
「…んっ……!?」
また、おなかが鳴った。うぅ、痛いよぉ……。
あぅ、ボクの番だ……。
あっちの方でバレーボールやってる冬雪をちらっと見るけど。
冬雪は指で『飛・び・な・さ・い!』ってサイン送ってくる。あ、冬雪の顔面にボールが直撃した。余所見してるから。
「…………」
飛べないよぉ、こんなの。
ずっと足もがくがくしてるし。
でも、このままここで立ってたら、また冬雪に非道いコトされるから。
仕方なくボクは跳び箱に向かって走った。
うぁ、おなか痛いっ……!
走る度に、お尻に入れられた栓が周りを刺激して気持ち悪いよぉ。だめ、変なコト考えてたら、また勃っちゃう。
あ。跳び箱あんまり高くないかも。
飛べるかも。
今、ちょっと便意が弱まってる。あとで冬雪にまた苛められるのヤだから、さっさと跳んじゃおう。
そう思ってボクは跳び箱に手を付いて、ジャンプ台を思いっきり飛び乗り、脚を左右に思いっきり開いて、跳び箱を飛び越えようとした。
「あぅっ…!?」
その瞬間、おなかが鳴った。全身から冷や汗が出る。
でも、ボクはもう跳んでる。
勢いない。飛び越せない。
ボクは跨るみたいな格好で、お尻から跳び箱にどしんと落ちた。
「ふぁぁっっ!?」
お尻の穴から背筋を通って、脳天までじーんと振動が走った。
うぁぁっ……。
跳び箱にお尻から落ちて、ボクの体重全部が栓に掛かって、それが痺れるみたいにじーんとしてて。
はうぅっ。
まだ、お尻の穴からじんじんとしたのが背筋に伝わってるよぉ。ふぁ、じんじんしたのが前の方にも伝わってくる。勃っちゃいそうだよぉ。なんかヤだぁ……。
あぁ、お尻の穴がじーんとしてる〜!
早く降りなきゃ。普通な顔してなきゃ。みんなに怪しまれる。
でも、跳び箱から降りたボクは足がもつれて倒れそうになった。受け止めてくれたのは冬雪だった。なんでこんなトコにいるんだろ?
冬雪はボクの具合が悪いって先生に言ってくれて、そのまま保健室に連れていってくれるって話になった。
ふらふらするボクを連れてく冬雪。
校舎に入って、先生の目が届かなくなったらもう冬雪のやりたいほーだい。ボクを保健室じゃなくて、教職員用の男女兼用、個室のトイレに連れてかれた。
冬雪って頭いいんだ。ここならもし誰かに見つかっても、サボリってことに出来る。二人で男子トイレいくよりも、女子トイレいくよりも安全だってちゃんと考えてるんだ。
「じーんとして気持ち良かった?」
ボクは首を横に振った。
「……も、もう、おなか痛くて我慢できないよぉ。出させてよっ…!」
ボクはやっぱり泣いてた。最近、毎日泣いてる。冬雪に泣かされてる。
「オトコのコがそんなに泣かないのっ」
こつんとおでこを叩かれた。あぅ。
おなか痛いのにぃ……。
「こないだはもっと我慢できたでしょ。今日はこれからなの!」
「……ふぁっっ!?」
お尻の穴の栓がぶーんて振動し始めた。うぁぁ、じんじんするよぉ。
もう限界……。
出したい。冬雪に出すとこ見られるのは分かってる。でも、もうこれ以上我慢なんてできないよぉ。
「はうっっ!?」
突然、お尻の穴からすごい衝撃が背筋を走った。
じーんとした衝撃。さっき跳び箱でお尻から落ちたのと同じような衝撃。
冬雪がボクのお尻に差した栓を殴りつけたんだ……。
「じーんとして気持ちいいでしょ?」
「…い、痛いよ……」
あ、ボク、嘘ついてる……。おなかは痛いけど。
でも、今ボクこのじーんとした感じがちょっと気持ち良かった。
お尻の穴から痺れるみたいに背筋や、ボクのあそこの裏側にむずむず来るこの衝撃が、ちょっと気持ち良かった。
うぁ。ボクのあそこから、透明の『糸』が垂れてる。
「柊、気持ちいいんでしょ?」
また、ボクは首を横に振る。
もう、おなかも痛いし訳わかんないよぉ。
「ふぁっっ!?」
また、お尻の穴からずどんっとした衝撃が走った。
それはじんわりと痺れを伴ってるけど、でもボクはちょっと気持ち良かった。また前の方までむずむずする。
「柊、栓抜いてあげるけど。でも、まだ漏らしちゃダメよ。漏らしたらお仕置きするからね」
「――んぅ?」
お尻の穴の栓が引っ張られる。それと一緒にお尻の穴もぐぃっっとこじ開けられるみたいな感触があった。
目一杯広がったあと、ずるっと何かがお尻から抜けていく感触とともに、お尻の穴の栓は緩くなっていく。冬雪は気を使ってくれてるのか、ボクを苛めてるだけなのかわかんないけど、ゆっくりと引き抜いてくれていった。
あぅ、また背筋がぞくっとした。
お尻からなにかが抜けるのって、ちょっと気持ちいい……。うぁぁ。変なこと考えるようになっちゃったよぉ。
ちゅるっと栓が抜けた時、ボクは全身に鳥肌が立った。
も、漏れちゃうっ……!
「我慢するのっ!」
「んぅ!?」
冬雪がボクのお尻の穴を指でぐいっと押す。また、じんとした感じがあった。でもちょっとだけ。
何秒押されてたのかな? 少しだけおなかも楽になった。
「大丈夫? そんじゃここに座って」
便器にボク座らせる冬雪。うぁ、こんな出す体勢に入っちゃったら、出しちゃいそうだよぉ。
冬雪は変な細い棒みたいなのを持ってた。
なにするのかなって思ってたら、冬雪、信じられないことし始めた。
「ち、ちょっとっっ!?」
「静かにして! 見つかるでしょ!」
棒をボクの勃ってるあそこに、先から中に入れようとしている。
「尿道責めって知ってる?」
「い、いや……!」
怖い。
百歩譲ってお尻の穴ならなんか入るかもしれないけど、こんなとこには絶対棒なんて入らないっっ!
でも、冬雪はやる気まんまんだぁ。と、止めなきゃ。
「ふ、冬雪っ……他のはなんでもするから…………それはイヤ………そんなの……絶対ダメだからね…」
ボクはガタガタと震えてた。恐怖で震えてた。冬雪が怖い。
でも。
「柊ってあたしのこと好き?」
「――――!?」
ドキっとした。
でも、冬雪は悪戯っぽく笑うだけで、その言葉の意味はわかんなかった。
「―――やっっ!?」
ボクのあそこの先っちょに棒を垂直に立てられた。
ずぶっと棒が少し浸入してくる。
「――ぁ――あぁ――!?」
おしっこしてる時みたいなむずっとした感触があった。おしっこが逆流してくるみたいなカンジ。
でも、それは凄く硬い棒で。
今、ボクのあそこの先に少しだけど、棒が入り込んでる……。
更に棒が入り込んできた。
「痛ぁっ!?」
信じられない痛みが走った。おしっこ出すところ、性器じゃなくて、おしっこ出すところが痛いっ。
う、うぁ。
ボク、いつの間にか、漏らしてる。
恥ずかしい音たてて、水をばちゃばちゃ弾かせて、ボク、今出してるよぉ。
止まらないっ。
冬雪に見られてるの、分かってるのに止められないよぉ。
お尻の穴がなんか気持ちいい。ものが出て行くのが、背筋にぞくっとしたカンジがして、たまんないよぉ。
気付いたらおなかに力を入れて、ボクは自分からおなかの中のを出そうとしてた。
ふぁぁ……。
ボク、冬雪の胸にしがみ付いてた。
「柊、お仕置きね」
双子の姉弟ふゆき・ひいらぎ(5) 空想編
おしまい?
6話に延長戦します。