1 :
:
2 :
:2005/09/06(火) 08:17:54 ID:f47dRZMd
1さん乙です。
こちらでもありがとう。
6 :
梵ズ:2005/09/06(火) 11:33:14 ID:gQH93DNB
彼は少し変わった「能力」を持っていた。
超能力というか―――特殊能力というか―――そういう類のものだと思ってもらって結構だ。
コミックの世界はそういう「特殊能力者」達の見本市のようなもので、
特殊能力の出てこない漫画など無いようなものである。必ず何かしらの特殊能力が駆使される。
そして彼もまたそのような「能力者」の一人であるわけなのだが……
彼の場合、その能力はペニスに宿っていた。
『若返り』
「こんにちはー」
彼はいつものように正午きっかりに家を出る。彼のバイトは午後1時からシフトが入っているため、
いつもこの時間に家を出てバスに乗るのだ。
そしてこの時間、向かいの家のおばあちゃんがいつも植木の手入れをしている為、
こうして顔を合わす度に挨拶を交しているというわけだ。
「あぁ、こんにちは。いってらっしゃい」
おばあちゃんがニコッと微笑んで答えた。彼も笑顔で会釈し、バス停へと歩き出した。
(かわいいなぁ…このおばあちゃん…)
彼はそのおばあちゃんの事が好きだった。
事実、そのおばあちゃんは可愛いおばあちゃんで、いつもにこにこと、その丸い顔で人懐こく笑っていて、
おばあちゃんとお話をしたら誰もが心暖かくなるような、そんなおばあちゃんだった。
(かっこいいお兄ちゃんだよねぇ…)
そしておばあちゃんも彼のことが好きだった。
7 :
梵ズ:2005/09/06(火) 11:35:07 ID:gQH93DNB
ある秋晴れの爽やかな一日のこと、彼はバイトが休みだったのでその日は1日家でのんびりと過ごしていた。
彼が昼寝をしていると、家のチャイムが鳴った。
「はーい…」
ドアを開けると、向かいのおばあちゃんがいた。
「あれ、向かいのおばあちゃん。どうしたの?」
「ああ、これね。とうきび茹でたんだよ。お食べなさいな」
そう言っておばあちゃんは彼にうまそうに湯気を立てたとうきびを渡した。
「娘からいっぱい送ってもらってね、お裾分けだよ」
「え、そうなんですか…ありがとうございます〜」
「あはは、いいえぇ」
おばあちゃんはいつものほんわかとしたかわいい笑顔で答えた。
彼はふと、このおばあちゃんともうちょっとお話をしていたいと思い、おばあちゃんに言った。
「そうだおばあちゃん、少し上がっていかない?俺、今日バイトが休みでずっと家に居るんだ…」
「おや、そうかい?お構いなくて結構なんだよ…?」
「いや何だかね、俺、おばあちゃんともうちょっとお話したいなと思ったから」
「あら、そうなのかい。それじゃ、お邪魔するね」
おばあちゃんが彼の家の居間に上がり、彼はお茶を淹れて出した。
暫く天気の事やバイトの事、おばあちゃんの世間話や昔話などを話していた二人だったが、
そうこうしているうちに日も暮れ始め、いつしか窓の外は夕焼けに染まっていた。
8 :
梵ズ:2005/09/06(火) 11:35:57 ID:gQH93DNB
二人の会話も一段落し、二人はフー…と息をついて静かにお茶を飲んだ。
「それにしてもおばあちゃんって可愛いよね」
「ん?」
おばあちゃんは彼の出し抜けの言葉にちょっと戸惑い、それでも嬉しそうな顔を彼に向けた。
「前から思っていたんだ。可愛いおばあちゃんだな、って…。
おばあちゃん、若い頃はきっと可愛い女の子だったんだろうな〜と思うよ。
このまま若くしたら本当に凄く可愛くなると思うし………うん、何よりおばあちゃんのオーラというか魂から、可愛さが滲み出ているのが見える」
「ちょっと何言ってるんだい。年寄りをからかわないでおくれ」
おばあちゃんはそう言ったものの、それは明らかに照れ隠しであって、表情は晴れ晴れと本当に嬉しそうな顔を見せた。
そして彼の言った事はお世辞でも何でもなく、誰が見ても納得するであろう事実をそのまま述べた事であったのである。
「そういうおばあちゃんがまた可愛い」
彼は本当に可愛がる目をおばあちゃんに向けた。
「ふぅ…あのね、お兄ちゃん、それじゃ私も告白するけどね…」
おばあちゃんは細い目をますます細くして、彼に語りかける。
「私はね、お兄ちゃんの事を凄くかっこいい兄ちゃんだと思っているんだよ。
…恋している、っていうのかねぇ。そう、恋してるんだよ。心はいつまでも乙女な部分があるんだからね。身体は年老いても。
お兄ちゃんがいつも出掛ける時に私は植木の手入れをしているだろう?あれはお兄ちゃんが出かける時間を見計らって、
お兄ちゃんの顔を見たいから、お兄ちゃんに会いたいが為にそうしてるのさ。」
「そ…そうだったんです、か…?」
「そうさ。お兄ちゃんに会う度に、私の心はときめいていたんだよ。
…私には兄がいてね、私はお兄ちゃんが大好きだった。そのお兄ちゃんがおたくにそっくりなんだよ。
だからかな、こんなに胸がときめくのは………。
…でもね、もうこんな白髪頭のおばあちゃんだからね、諦めているよ。」
おばあちゃんは優しい笑顔で彼を見た。
9 :
梵ズ:2005/09/06(火) 11:37:09 ID:gQH93DNB
おばあちゃんの一切の包み隠しの無い告白を聞き、彼もおばあちゃんに思いの丈を話さずには居られなくなった。
「それじゃ俺も告白するけど…俺もおばあちゃんの事、好きだよ」
彼はおもむろに立ち上がり、おばあちゃんの後ろへ回り、彼女の背後から腕を回し優しく抱き締めた。
「おばあちゃん…女の人として、貴方を愛しています…」
「お、お兄ちゃん………?」
彼はおばあちゃんに口付けし、胸に手を回し、身体全体を愛撫してゆく。
彼のペニスは勃起し始めていた。
「かわいい…おばあちゃん、かわいいよ…」
愛の言葉を囁きながら、彼は老婆の身体を撫で擦る。
いつしかおばあちゃんも息を荒げ、若かりし頃のような色艶を思い出したかのように身体をくねらせ始めた。
そして驚くべき事に
おばあちゃんが次第に“若返って”いるのである。
「おばあちゃん………若返ってる………?」
「おや…これは、どうしたんだろうねえ?」
おばあちゃんは70歳。それが50歳台、40歳台へと…
彼が愛撫を加えるその乳房は、どんどん張りとふくよかさ、柔らかさを増してゆく。
彼が彼女を裸にし、太股から女性器へと手を這わせた頃には、彼女の風貌は既に30台の女盛りになっていた。
「おばあちゃん、こんなに若返って…乳首もこんなに勃っちゃってるよ…」
彼は彼女の乳首をコロコロと弄りながら囁く。
「あぁ……入れて…」
畳の上で身体を絡ませ合いながら、おばあちゃん…いや、もう「彼女」と言った方が良かろう…は、全身を彼に舐められ、思わず甘い吐息を漏らし、ペニスをおねだりした。
彼は更に彼女の女性器から太股へのラインに指を触れ、なぞりながら若返ってゆく彼女の性感を高めていった。
(どうやらオーガズムが高まっていくごとに、それに合わせて肉体が若返っていっているらしい…)
彼は愛撫を続けながら目の前の現象を見ていた。
彼女は遂に20歳台の若娘のような風貌になった。
その姿はおばあちゃんが老婆の姿だった時から、彼女から発せられるその魂…オーラから彼が想像していた通り、とても可愛らしい女の子であった。
「入れてっ!お願い…お兄ちゃんのおちんちん、もう入れてえ!」
彼女は懇願にも似た声で彼のペニスを求めた。
10 :
梵ズ:2005/09/06(火) 11:40:10 ID:gQH93DNB
ズリュ…
彼はその求めに応じて、彼女の膣にペニスを挿入する。
「ああっ!」
十分に性感が高まり股間の刺激に敏感になっていた彼女の身体は、軽くペニスを挿れられただけで軽くイッてしまった。
「来て…もっと奥まで来て…」
「来てほしい?」
「ああ来て……お願い、もっと…」
いやらしい誘いの言葉が、彼女の口から自然に漏れてしまう。
彼女の胎内に打ち込まれていくペニスによって、彼女は全ての心を解きほぐされ言わせられてしまう…
彼女は腰の力を抜き、軽く振りながら彼のチンポを迎え入れる。
「貫かれる…私、お兄ちゃんに貫かれてる…」
「根元まで全部入ったのが見えるよ、おばあちゃん…」
「あ…はぁ………全部…入っちゃった………」
そして彼のペニスが根元まで彼女の膣に埋まり切った時、彼女は安息の吐息を漏らした。
それは満たされなかった所が、肉体的・年齢的にもはや有り得ないであろうと思われ諦め切っていたモノ、それも最も愛している人のモノで満たされた事への満足感、安心感にも似た感情であった。
「おばあちゃん、可愛い…」
彼は自分に犯されている目の前の若い女性を「おばあちゃん」と呼ぶ事に、気が遠くなるような性的倒錯感を覚えた。
そして彼はゆっくりとピストン運動を始め、段々その動きに激しさを増してゆく。
彼のピストン運動の動きに合わせて、彼女自身も自ら腰を突き出し動かし始める。
彼は激しく腰を押し出し怒張したペニスを彼女の膣壁の奥へと打ち付け、彼女もまた彼のペニスを根元までしっかりと咥え込まんと腰をぐいぐいと振り、前面に突き出してくる。
「あっ、あっ、あっ…気持ちいいっ!もっと動いてぇ!」
亀頭のカリが彼女の膣のヒダヒダを擦り、彼女はその刺激により快感の虜となって悶え狂う。
その間にも彼女はどんどん若返り、もはや十代後半の生娘の如き肉体となっていた。
彼はその瑞々しい肉体を味わい、どんどん強くなってくる膣に締め付けに感動する。
「凄い…!チンポがどんどん締め付けられていく……くぅっ!こんな感覚は始めてだっ…!」
11 :
梵ズ:2005/09/06(火) 17:35:05 ID:XqRlh/Dk
彼のピストン運動が激しさを増し、また彼女の昂ぶり方悶え方も激しさを増す。
彼女の子宮が昇降して雄の射精を待ちわび、彼女は真っ白になった頭の中で「雄の射精を受けたい、受精したい」という思いに捕われ、
雌としての受胎期待感が彼女の身体を駆け抜けた。
「どうだ?いくか?いきそうだろ?」
「いくっ!いく―――――――――――ッ!!出してっ!!私の中に、貴方の精液を全部出してえっ!!」
彼女は畳に爪を立て、背中をのげぞらせ足先までをピンと伸ばし切る。
ドビュッ!ドビュッ!ビュビュ!ビュッ!
彼のペニスが彼女の中で激しく脈打ち、精の全てを彼女の膣内に注ぎ込んだ。
その瞬間彼女は達し、そして彼はまるでその瞬間、彼女が「完全なる若さ」…まるで「生まれたての赤ん坊のような」柔らかで瑞々しい肉体を
持っているかのような感覚を覚えたのである。そしてそれは実際に「そう」であったのである。
それは肉体の究極の若返りであるとも思われた…
12 :
梵ズ:2005/09/06(火) 17:35:36 ID:XqRlh/Dk
二人は暫く繋がったままで熱い余韻を楽しむかのように火照った身体を絡ませていた。
その間も彼女の肉体は生娘の若さを保ったままであった。
「じゃあ…そろそろ抜くよ」
彼は膣からペニスを抜き、おもむろに起き上がって座り直した。
すると…
「あっ、おばあちゃんが元に戻って行く…?」
そう、どうやら彼の特殊能力とは…エッチをすると女体を若返らせる事。
彼によって性感を高められ、さらにペニスを挿入、絶頂へと導かれた女性は
細胞も遺伝子をも操作され女体は究極のレベルにまで若返らせられる。そういう能力の持ち主だったのである。
彼もおばあちゃんも、どうやら彼がそういう能力の持ち主である事を感覚的に理解した。
「でもおばあちゃん、これからはいつでもエッチできるよ。エッチすればおばあちゃんは若返られるんだし」
「ん…そうだね」
二人は顔を寄せ合い、唇を寄せた。
すると再び30台後半あたりまで戻っていたおばあちゃんの身体が再び若返り、30台前半あたりと思われる肉体へとその身体の張りを取り戻していった。
「じゃあ…これからもう一回、しようか。身体がソノ気になってるよ?」
「うん。お兄ちゃんのおちんちんもまだ元気だよね」
おばあちゃんがそう言って彼の固くなったチンポを突っついてニコッと笑った。
彼女のその屈託無い笑顔に、彼は心を解かされる。
「おばあちゃん、可愛いよ…」
「お兄ちゃん………」
彼らは再び合体した。
完
13 :
梵ズ:2005/09/06(火) 17:37:54 ID:XqRlh/Dk
1さん乙です
連投規制に引っ掛かって間が空いてしまいましたが、これでおしまいです。
どうもありがとうございました。
14 :
妊婦・医者モノ 1:2005/09/07(水) 07:15:42 ID:vb8ku83F
休日の薄暗い診察室で股間に診察用ライトを当てられている妊婦が身じろぎしていた。
「ああ…先生…,そんなに見られたら恥ずかしいです」
「じっくり診察しないと妊娠しているオマンコの変化がわからないじゃないか」
白衣を着ている医者は30代後半位だろうか,ライトの下で熱心に妊婦の股間を覗き込んでいる。
診察台で強制的に大きく足を広げられ,診察という名の蹂躙に身悶えている女は30歳くらいの色白のむっちりした肌を持つ人妻の詩織という女だった。
医師は目の前のマンビラを引っ張ったり口の中に含んでくちゅくちゅと味わったりしながら楽しそうに呟いた。
「随分黒ずんできたね,いやらしいオマンコになってきたよ。僕に中だしをされて身体も心も僕のものになってきたようだ。
小陰唇もこんなに柔らかく伸びるようになったよ,ほら。」
片方のマンビラを摘まんで持ち上げながら詩織の顔をのぞきこんだ。
「うう…」
詩織は感じる声を抑えながら恥ずかしいのか顔をそむけた。
「あんなにエッチな中だしのおねだりでこんなにいやらしいオマンコになれたんだよ。」
引っ張ったままマンビラの内側をベロベロと舐めまわす。
「ああっ,先生…。」
よく見ると詩織の胸の辺りに組んでいる手首は聴診器で軽く縛られている。
15 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 22:41:00 ID:D/luStr+
休日の薄暗い診察室で眉間に診察用ライトを当てられている人夫が身じろぎしていた。
「ああ…先生…,そんなに見られたら恥ずかしいです」
「じっくり診察しないと責任感じているオデコの変化がわからないじゃないか」
白衣を着ている医者は30代後半位だろうか,ライトの下で熱心に人夫の眉間を覗き込んでいる。
診察台で強制的に大きく皺を広げられ,診察という名の観察に身悶えている土方は30歳くらいの骨太のむっちりした腕を持つ人夫の尻雄という男だった。
医師は目の上のタンコブを引っ張ったり手の中に含んでくにくにと触ったりしながら楽しそうに呟いた。
梵ズさんよ
無茶するなぁw
まぁ、乙です。
17 :
妊婦・医者モノ 2:2005/09/09(金) 03:26:43 ID:4t8A7Jou
縛られた手首を満足げに見ながら医師はゆっくりと立ち上がり,詩織の横に立った。
「さあ,妊娠して大きくなった乳首を診察するよ。」
詩織のブラウスのボタンを途中まではずし,妊娠しホルモンで巨乳になったバストをブラジャーから露出させる。
揉み応えのある二つの白い乳房の頂点は茶色い乳輪に変化していて,2センチはあろう乳首が立っている。
ふるふると両手で揉みしだきながら詩織を言葉で羞恥攻めにしていく。
「こんなに大きくなって。僕に種付けされて随分淫乱な身体になったようだ。どれ,この立ったままのデカい乳首の長さを測ってあげよう.」
白衣の胸ポケットから定規を取り出して詩織の乳首にあてがう。
「ふふふ,2センチもあるね。こんなに男を誘うような乳首になって…悪いコだ。」
人差し指と親指で乳首をコリコリと弄びキュッと引っ張る。
「うう,そんな…許してください…」
切なそうに縛られた手をぎゅっと握り締めて詩織が小さくうめく。
妊娠すると乳首はいつでも立ったままなのが普通であるが,医師はそれをネタに詩織をなぶり続ける。
「駄目だ,こんなに乳首を立ったままにしているのは男を誘っている証拠だ。さあ,いつものようにお詫びを言ってごらん.」
左の乳首をつまみながら右の乳房をグニグニと手の中で揉み上げると,詩織は羞恥に声を震わせながら切れ切れに
幾度となく教え込まれた言葉を呟き始めた。
18 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/09(金) 03:46:59 ID:ZtEwiJxz
縛られた枝先を満足げに見ながら庭師はゆっくりと立ち上がり,コデマリの横に立った。
「さあ,受粉して大きくなった花首を診察するよ。」
コデマリのプランターボールを途中まではずし,施肥しホルモン剤で大株になったバラ科のをベランダから露出させる。
見応えのある二つの白い花枝の頂点は茶色い木質に変化していて,2センチはあろう花首が生えている。
ふるふると両手で寄りわけながらコデマリを鋏で切り戻しにしていく。
「こんなに大きくなって。僕に植え付けされて随分暴れた樹勢になったようだ。どれ,この立ったままのデカい花穂の長さを測ってあげよう.」
作業衣の胸ポケットから定規を取り出してコデマリの花穂にあてがう。
「ふふふ,2センチもあるね。こんなに虫を誘うような花になって…悪いキだ。」
人差し指と親指で芋虫をグリグリと弄びキュッと引っ張る。
ほしゅ
いつの間にコピペ改変スレになったんだココはw
チョットワロタ
もうずっと前から終わってるしな…
勝手にやってろ
タイトル:接触
「田中君、片付け手伝おうか?」
「いや、大丈夫だよ」
田中君と呼ばれた少年は振り向かずにそう答えた。振り向かないのは心音が高まった
のが気取られる気がしたからで、声が上ずらないように苦労しながら机の上の本を機
械的に整理した。
「私の方終わったから、待ってるね」
「うん」
相変わらず振り向かずに作業を続ける田中雄二の返事を聞くと、小林美由紀は図書
室の椅子に腰掛けて、かばんの中から文庫本を取り出した。しおりをはさんだページを
開いて読むその姿は、夕焼けに赤く照らされる図書室の中で、まるで絵のような静け
さをまとっている。
美由紀に気づかれないようにちらちらとその姿を盗み見ながら、雄二は手早く仕事を
片付けた。返却された本はすべて書架に戻し終わった。日誌にサインをすると、パタン
と閉じて美由紀に声をかける。
「終わったよ」
ふ、と頭を上げて振り向いた美由紀が、一呼吸おいて、やわらかく微笑む。また心音
が大きくなった気がした。
「じゃ、帰ろ」
「うん」
雄二と美由紀は図書委員だ。二人が通う高校は進学校で、三年生は勉強に集中す
るため、各委員は2年生が主体で活動している。図書委員もごたぶんに漏れないが、
なにせあまり人気のない委員なので二年生は二人だけ、一年生にいたっては一人だ。
今日はその一年生の桑畑三津子が休んだので二人だけで先生を手伝った。
「三津子ちゃん、大丈夫かな」
校舎を並んで歩きながら、由美子が心配そうに話し掛ける。肩甲骨のあたりまで伸び
た黒くて美しい髪が夕日にきらきらと光っている。その髪のことを
「本当は規則違反なの」
と、美由紀が話してくれたことがある。確かに雄二たちの高校では、女子の髪は肩に
触れてはいけない、例外は三つ編みとなっている。だが、美由紀は髪を後ろで品よく
まとめ、そのまま背中にたらしていた。黒いヘアピンを片側で二本ずつ使っており、
形のいい耳が見える。前髪はきれいに切りそろえてあり、美由紀らしい。
「うふふ、みんなには内緒よ」
内緒にするもなにも、見ればわかることなのだがそんなことよりも雄二はそのときの
美由紀のいたずらっ子のような表情が忘れられない。微笑みながら、ちょっと口をす
ぼめていたずらを見つかったような気恥ずかしげな目で雄二を見ていた。
「ただの風邪だっていうから心配ないよ」
三津子のことを心配する美由紀に応える。きれいに背筋を伸ばして横を歩く美由紀を
まじまじと見ることができたら、雄二はどれほどうれしかったろうか。
「そうかなぁ、三津子ちゃんちっちゃいから心配だわ」
桑畑三津子は本当に小さい。身長はようやく150cmあるかどうかで、新しく委員に加
わったのを見たときには、図書室の脚立で間に合うのか心配になった。子供のような
その姿に似合わず丁寧に仕事をするしっかりものだが、由美子はどうしても彼女の
ことを子供のように思ってしまうらしい。そうこうしているあいだに話は来年のことに
なっている。
「私たちが抜けたあと、彼女一人で大丈夫かしら」
「大丈夫さ、山下さんが手伝いにくるよ」
「え?本当なの?」
由美子がこちらに首を向けて目を丸くして聞き返した。思わずたじろぐ
「いや、単なる予想だけどね」
「なんだぁ」
残念そうに笑っている。山下春香は三津子と同じクラスの大柄な子だ。中学生の時には
バレーボールをしていたが、脚をいためたので今はクラブ活動をしていない。二人は入
学初日から妙に気があったらしく、いつも廊下を仲良く二人で歩いている。一年生の間
では知らぬもののない仲良しで、山下春香が図書委員でないことのほうが不思議だ。
多分、二年になったら助けにくるだろう。
「あはは、一人でも、椿先生がいるんだし心配ないよ」
「そうかなぁ」
心配そうな口ぶりだが、微笑みながら由美子が言った。ひとみに夕日が映りこんでい
る。下駄箱で下履きにはき返ると、いつものように気分が落ち込んできた。楽しい時間
もあとわずかだ。校舎の出口から校門までほんの100m、桜並木の下を並んで歩く。取
り留めのない話をして貴重な時間が流れていく。
「それじゃ、田中君、また明日ね。」
美由紀はそういって微笑みながら手を振るとくるりと体を返して右に曲がった。
「また」
そう声をかけて美由紀の後姿を見送る。端正な体つきだと思う。すらりとしているがや
せすぎでなく、歩く姿が美しい。ひざが隠れるくらいの長さのプリーツスカートの下には
きれいな形のふくらはぎがソックスに包まれて伸びていた。
ちょっとの間惜しげにその姿を見送ると、雄二も回れ右をして家に向かった。
数学の宿題を片付けると、机からはなれて部屋のベッドに倒れこんだ。まだ11時だ
から眠いということはないが、今日はそんなに気分が乗らない。雄二の成績はいい。
小さな地方都市の進学校で、上から20人くらいにはいつもいる。親が心配するほど
悪くもなく、かといって過剰な期待を抱かせるほどよくもない。クラブ活動はしておら
ず図書委員などというおとなしいことをやっている。が、実は中学時代はバスケット
ボールをやっていて、人並み程度にスポーツはできる。いつもおとなしくしている雄二
がクラス対抗バスケで敵陣に切り込む様はクラスメイトを狂喜させたものだ。本人に
すればこの年頃の男の子の常で、スポーツもそこそこ、勉強もそこそこに安定して
いる自分に覚めた見方をしていたが、おかげで親からうるさく言われないのは事実
だった。だから、こうして一人部屋を与えられている。
何不自由ない生活の中で唯一の不自由が美由紀だった。
援護
美由紀が気になりだしたのは2年にあがってからだ。気がつくと、もう自分でもどうし
ようもないほど彼女にひきつけられていた。これまで女の子と付き合ったことのない
雄二は初恋という残酷な毒薬に抗うこともできず、朝となく、夜となく狂おしい気持ちを
もてあましていた。
はじめは日記を書いた。書き始めて自分は馬鹿になったのではないかと思った。日
記なんか書いたことはない。
(俺が日記)
たちの悪い冗談だと思った。たちの悪い冗談は4週間で大学ノート一冊を埋め尽くし
た。全部美由紀に対する思いだった。PCではなく大学ノートにしたのは、クラッシュで
失うことになるのがいやだったからだ。4週間後に読み返して、たちの悪い冗談が悪
夢になった。こんなものを誰かに読まれたら死ぬしかない。そもそも、自分で読み返し
て死にたくなった。まして美由紀に読まれたらとありえない妄想にとらわれて焼き捨
てることにした。図書委員を抜け出して、校舎裏の焼却炉に投げ込み、きれいに焼け
たと確信するまでその場を動かなかった。抜け出すときに美由紀に一言声をかけた
が、腹に隠した大学ノートを見つかったらどうしようと気が気でなかった。PCに入力す
ればすぐ消せたのにと後悔した。
悪夢を焼き捨ててから2週間たって、もっとたちの悪い冗談に手を染めた。
詩を書いた。
メルヘンでもなんでもない、自分の美由紀に対する気持ちをストレートにぶつけた
ものだが、かえって凄みが出た。あれほど後悔したのにクラッシュで失うのがいや
だったからPCではなくノートにした。これも1ヶ月で怖くなって焼き捨てた。PCにす
ればよかった。
雄二は自分がある種の精神不安定ではないかと疑った。20年後に思い返せば笑
うことになるだろうが、それを笑えないのがこのくらいの年の男子だ。
ベッドから起き上がる。勉強のために、と買ってもらったPCにスイッチを入れて起動
した。勉強のために、というのは方便だったが、使ってみると思ったより役に立った
。特に数学が面白い。解法がわからないときにも、検索するとなにかしらの解法にた
どり着くことができた。なにより、問題に対するアプローチが複数見つかるのが面白
かった。世界史なども、退屈な暗記だと思っていたが、いろんな歴史マニアが怪しげ
な解釈やら重厚な歴史論を展開しているのを読めるので流れが把握できるように
なった。地理もストレートに情報にアクセスできるため理解が楽になった。地理に関
して言えば実はほんのわずか成績が下がった。テストが求める回答より広い視野を
持ってしまったため、問題を先読みしがちになったからだ。しかし長期的には地理の
成績もあがっており、雄二に関する限りPCは実に役立つ勉強道具だった。
ログオンすると、ソフトを起動して2ちゃんねるの巡回しているスレをフェッチする
。最初にこのサイトを訪れたときには衝撃を受けた。他のサイトとは違う、無責任
で荒々しく下品な書き込み、何の整理も検証もされず無造作に投げ込まれる情
報、疑われることなくどんどん増えていく話の尾ひれ。打ちのめされると同時に、
すぐにはまった。ラジオの深夜放送を聞きながら毎晩3時まで読みふけった。
最初のショックから立ち直ると、すぐに周辺情報を集めて定番ブラウザをダウンロード
した。それまで無関心だったウィルスを防ぐためフリーのアンチウィルスソフトを
入れ、脇を固めてから自分の定番スレを巡回するようになった。バスケ、格闘技
、数学、山登り、噂話、世界史、地理などが主だが、エロ小説のスレも多い。
年齢柄、自慰もしているのでこの手の話はいくらあっても不足はない。いかがわし
い写真を見ながら作り話くさい「本当にあった話」を読むのが雄二のお気に入りの
慰め方だった。どの話も、途中から夢想の中のヒロインは美由紀にかわっていた。それ
によって、うそ臭い話がバラ色に縁取られた甘いストーリーに昇華される。
「美由紀」
小さな声で、つぶやくと、それだけで胸がときめき、そして痛んだ。
「好きだ」
妄想の中の美由紀は端整な体を雄二にさらし、恥ずかしげに、それでいて幸せそ
うな笑みを浮かべて顔をそらしている。抱き寄せると、
「あっ」
とはかなげな声をあげる。そして震えながら唇を雄二に奪われるのだった。
あたた、ヒロインの名前がごっちゃになってます。
猫さま、保管時にお手数ですが「由美子」→「美由紀」に変換願います。
お手数なら変換したものを再アップします。
一通りスレッドチェックを終えると、雄二はブラウザを閉じる。そしてお気に入りのテキストが入ったフォルダを開いた。フォルダには、ユカ、と書いてある。
12時を過ぎて、ようやく勉強が終わった。
(予習と復習だけでも手一杯ね)
と、思いながら美由紀はノートを閉じる。勉強から遅れているというわけでもないが、
美由紀の成績はずば抜けてよいわけでもない。400人の学年で100位以内にかろう
じて入っているくらいだ。塾に行ってもいいと両親は行っているが、遠慮ではなくて
自分の時間がなくなるのがいやで塾には行っていない。小学生のときから一度も
行かなかった。塾に行けば成績は上がるのかもしれないが、時間がなくなる。そう
すれば、好きなギターを弾くこともままならない。
美由紀はギターが好きだった。始めて中学の音楽の授業でその生の音を聞いたと
きからその寂しげな音色に狂おしいほど心を奪われていた。渋る両親を
「成績をあげるからギターを買って」
と説得し、約束どおり猛勉強で学年10位に踊り出たのが中学校1年の2学期。クリス
マス・イブにウッドギターをもらったときは、午前3時まで眠れなかった。練習は学校
から帰ってから晩御飯までの約束で、ご近所にも美由紀自身がお願いして回ってい
るので、苦情らしきものはきていない。もともと評判のよい子なので、たまに近所の
おばさんから
「美由紀ちゃん、新しい曲素敵ね」
などと話し掛けられて赤面することもある。友達からエレキギターをやらないかと誘
われたこともあるが、アコースティックの音が好きで断った。自分の腕の中でギター
が音を奏でているのが好きなのだ。バンドに参加する気もなかった。
そういうわけで、塾には行ったことがない。
勉強道具を片付けて、ノートパソコンの電源を入れた。高校の進学祝いにと祖母が
今年買ってくれたものだ。
「おばあちゃん、入学したのは去年よ」
と、断ったのだが体を壊していて入学を祝えなかったのが残念だったらしくどうしても
贈らせてくれときかなかった。田舎暮らしの祖母がパソコンなどよく思いつくものだと
思ったが、父親によればどうやら老人仲間にこの手の話に詳しい人が居るらしく、
その人に進められたそうだ。
ともあれ、贈られてきたコンピュータはちょっとした家族会議を引き起こした。会社勤め
の父親は、当然PCを使える。だからそれがどれほど便利かは知っているし、それが
どれほど子供に悪影響を与えるかも知っていた。一方で、美由紀を信頼したい気持
ちがある上に、そもそも男親は娘に甘い。できのいい娘ならなおさらだ。
「お父さんは本当はお前の年でパソコンを使うのは反対だ。だが、おばあちゃんの気
持ちをむげにするのもどうかと思う。お前が遊びに使わないというなら、使ってもいい
だろう。」
というのが意見だった。もっともだ、と思った。自分が高校に居るうちにパソコンに触
ろうとは思っていなかったので、美由紀もどうしていいかわからない。
「友達がどんな風に使ってるか聞いてみる」
その聞いた友達が田中雄二である。
雄二は、美由紀が安心して話をできる友達の中で、この手の話が一番通じそうな相
手だった。クラスの女の子にもパソコンの話をしている子がいるが、どうやらはまって
そうで、すこしまずいかなと思った。クラスの男の中には休み時間にひそひそ声でパ
ソコンの話をしている子もいる。何を話しているかは大体予想がつく。そういうわけで、
雄二に聞いてみることにしたのが4月のはじめだった。
バランスのとれた男の子、というのは美由紀から見た雄二のイメージだ。図書委員
の仕事は黙々とこなす。本好きらしい。でも、彼のバスケの試合の話は友達伝いに
聞いていた。一年のころ、バスケの活躍の話を聞いたところ、照れくさそうに笑って話
してくれたのが印象的だった。最近は少しつっけんどんなものを感じるが、男の子と
はそんなものだと思っている。ともあれ、四月ごろは別につっけんどんでもなんでも
なく、パソコンの話は気持ちよく教えてくれた。
雄二いわく、気をつけるのは5点。
-ウィルスチェックソフトは必ず買う。毎年契約更新する。
-備え付けのブラウザやメールソフトは使わない。フリーでもっといいものがある。
-怪しげなサイトには近づかない。
-ネットで自分の素性を明かさない
-のめりこまない
(へぇ)
と感心した。クラスの男子に聞くと、楽しいことだけ教えてくれるんじゃないだろう
か。雄二は注意すべき点を教えてくれた。頼りになる、と感じた。
「ネットにつないだほうがいいのかな」
「つながないならパソコンは要らないよ」
と、笑いながら雄二は答えた。もっともだ。安い契約回線があるからそれにすると
いいと教えてくれた。めがびーぴーえすというのは小さくても良いらしい。
そういうわけで、回線がつながったその日、美由紀は父親に雄二が紹介してくれた
サイトをいくつか見せた。趣味の幾何学サイト、発音まで教えてくれる英英辞典、
各国に住んでいる日本人による日記サイト。苦労してアドレスを入力して画面が
現れるたび、美由紀は驚いていたが、父親のほうも感心したようだった。
「友達が教えてくれたのか」
「うん」
「そうか」
クラスの友達は株が上がったことについて、雄二に感謝すべきだろう。ともあれ、
かくして美由紀は両親公認で自分のパソコンを手にした。はじめのうちはメールも
つかえなかったが、雄二が一つ一つ丁寧にノートに書いて設定方法を教えてくれ
た。ひとつ作業をしては、翌日結果をノートに書いて雄二に渡す。その日のうちに
雄二が次にすべきことをノートに書いて美由紀に渡す。これが繰り返された。
(変わった交換日記ね)
美由紀は内心可笑しかった。恋人でもない男の子と交換日記をしているのは美由紀
くらいだろう。もっとも、自分たちの世代ではメールが流行りだ。交換日記そのものが
珍しい。
案の定、美由紀のメールソフトが動き出すと、一風変わった交換日記は終わりを告
げた。日常に現れた変化を楽しんでいた美由紀はちょっと残念だった。雄二のほう
でもぽっかりと胸に穴があいたような気分だったが、やがてそれが狂おしく燃え上が
ったとは美由紀が知るはずもない。
美由紀はノートPCにログインすると、いつも読むギターのサイトと英語のサイト、
読書のサイトを次々とチェックする。一通り読み終わると、美由紀は耳を澄まして
辺りの気配に注意した。家族はもう寝ている時間だ。気配がないか確認すると、
少し間を置いてブックマークの奥深くの「クラシックギター」とだけ書かれた項目を
選び出した。画面が書き換わる。それはギターのサイトではない。
雄二の言う、「怪しげなサイト」だった。
>>保管サイト担当猫様
誘導・お知らせありがとうございます。
妊婦・医者モノの作者ですが駄文お目汚し失礼承知でペンネーム「出がらし番茶」にします。
>>33(水戸ッちさん)
ご連絡が遅くなりましたが、名前の置換しておきました。
どうせテキストエディタで作業してますので、置換は一瞬です。
大丈夫ですよ〜(・∀・)
>>41(出がらし番茶さん)
ご連絡ありがとうございます。了解しました。
『俺と彼女の微妙な関係』
ウチの母親は自宅で塾講師をやっていた。個人経営の塾だ。
だから自宅にはいつも他人様の子供がぞろぞろとやって来るわけで、俺は正直そんな彼らがウザくないわけでは無い。
俺が学校から帰ってくると、いつも何処か他人の子供がウチの居間ではしゃいでいるわけで、それに夕飯の時間は遅れるし、俺は塾の時間が終わるまで自室に引き篭もって
彼等の喧騒の時間が過ぎるのをジッと待つ…という生活だった。俺が小学生の時からずっとだ。
俺はずっとその胸の内に暗い疑問というか憎念ともいうべき感情を抱えて生きていた。
何でこの家の本当の子供である俺より、他人の子供である生徒達の方がでかい面をして俺の家ではしゃいで暴れているのか、
何でこの家の本当の子供である俺が気を使って、他人の子供の方がでかい面をして家の中ではしゃいで暴れていられるのか。
考えて見ると、それは俺が余りにも優しすぎたからであろう。
“母親が塾をやっているから”“彼らは生徒だから”“月謝を払って来てるから”…ただそれだけの理由だけで、俺は自分の心を押し殺し、寂しいと思う心を押し殺し、
“母親のために”と思って、自分の家の中で騒ぐ“生徒”達を許容し、受け入れよう、認めようとしていたのだ。
自分の心が破裂し、破滅するばかりにさえ。
母親は今は塾を止め、普通の専業主婦に戻っている。
俺は正直、ホッとしていた。
…
「ええ?」
そんな或る日、俺は母親の言葉に思わず嫌そうな顔をして聞き返してしまった。
元生徒だった一人の女の子が少し家に来るという。
勉強でわからない所を、少しウチの母親に教えてもらいたいらしい。
彼女は幼稚園の頃からウチの塾に通っていて、今はもう中学2年生になっているという事だ。
と、そんな事を言われても塾に関して全くのノータッチ、関わり合いのなかった俺にとっては、何処ぞの馬の骨、という感じである。
ただ、女の子と聞いてチンポが少々疼くだけである。
「俺、全然お母さんの塾にはノータッチだったからなぁ…名前を聞いても誰が誰でどういう奴なんだかさっぱりなんだよね。
俺もお母さんの手伝いを少しはすれば良かったな」
「うん、まぁ、そうねぇ」
「じゃあ、今度来る時、少し手伝ってやろうか」
以前の俺は、俺の家にどやどやと入り上がりこんでくる子供達に恐怖し、相手をするのも面倒で、それで自室に逃げ込んでいたのかもしれない。いや、そういう部分もあっただろう。
ただ、同じように子供だった俺にそこまで大人になる事を要求する事は罪である。それは言える。
ただ、それはそれとして、俺はもう逃げない。逃げるつもりはない。
何故なら、その昔の辛い記憶を、体験を、“知っているから”だ………
俺は思う。本当に、以前の俺は単に「他人が怖かった」のだと。「子供が怖かった」のだと。
「母親が塾をやっていて、生徒である子供が大挙してやってくる」という事実から自分の勝手な思い込みによって、「俺は“(精神的に)大人”にならなければならない」強迫観念に駆られ、
「子供なのに大人になるの?嫌だ」
「みんなのように子供らしく遊んでいたい。遊びたい。」
「母親を手伝って自分だけ大人になるのは嫌だ」
などといった、もはや俺以外には理解できない複雑な心理状態に追い込まれていたのだ。
―――………
…ただ、俺はもうそれを「理解」した。
単に『母親を手伝ってあげれば良かったのだと』そしてそれを「理解」したからには、『もう二度と同じ過ちは犯さないだろう』という事を。
(お母さんを手伝ってあげればいいんだ)
45 :
43-44:2005/09/15(木) 15:59:18 ID:6g1vjHR0
すいません、誤爆連発してました。申し訳有りません。
待て、続けたまえ。
距離が縮まるにつれ、男たちが交わす会話が耳に入って来る。
「選挙」「接戦」「比例復活」「刺客」……。
ホームレス同士でさえ熱っぽく語り合えるほど、今回の選挙戦は熱かった。
ダミ声で繰り返されるそんな単語一つ一つに、女は心ざわめかせる。
『あの場所』に到着した時、むせ返るような男たちの汗の匂いを感じた。
プレッシャーから解放された事で、ますますそれが生々しく感じられた。
しばらく意識していなかったその感覚。肉体の奥底から湧き上がる、炎のような。
自分のすぐ近くで「バンザイ」の声と共に湧く牡臭。
その匂いに呆となりながら、準備した謝辞を読み上げる女。
もう、いいのよね? 二週間以上も、我慢したんだから……。
自分たちに近づいて来る季節外れのコートを着た、サングラスの女。
住処である裏通りの公園には場違いな女の接近に、ホームレス達はやっと気づいた。
彼らは自分たちのテリトリーに侵入して来る者たちに敏感だ。リーダー格の男が呟く。
「何だ、あんた。俺たちになんか用か?」
まだ選挙結果の情勢を伝え続けるラジオはそのままに、男たちは一斉に女を見た。
「……」
女は立ち止まった。無言で、自分を鋭く見る視線をゆっくりと見回し、喉を鳴らす。
「……私を」
紡いだ短い言葉さえ、燃えるように熱い。女はその熱さに酔いながら、次の言葉を。
「抱いて、欲しいの……あなたたち、皆で、めちゃめちゃに……っ」
コートを自らの両手でゆっくり開く。怒りを帯びていた場の空気が、一変する。
続く
待て、元スレを明かしたまえ。
真っ白い肌。
豊かな双胸。その頂上に息づく、小さいが存在感のある乳首。
くびれてはいるがしっかりと肉感を湛えた腰。
揉めば明らかに痺れそうな尻。
美しく手入れされた、しかし黒く濃く茂った陰毛。
奥に息づく、肉色の泉。
すらりと伸びた美しい脚。
普段より敢えて下品に塗った口紅。その赤い唇をゆっくりと動かす。
「どう……?さあ、この体を自由にしていいのよ。お願い、早く……」
男たちが一斉に息を呑むのを感じ女は思わず、舌舐めずりした。
「んぐぐうっ……んむ、んむうっ!」
ひび割れたコンクリート製の登り山の陰。公園にいた人間は全てそこに移動していた。
すでに全裸になった女は、口に男の汚らしいペニスを深々と呑み込んでいた。
それだけでは飽き足らず、両手にも匂い立つペニスを握っている。
マニキュアに彩られた細い指を巧みに絡ませ、しごきたてながら。
「あんた……よっぽど溜まってたんだな」
まだ女に絡んではいないリーダー格の男が、冷笑と共に女に囁く。
「んむうっ……んふ、そ、そうなのっ……ずっとこれが欲しくてたまらなかったのぉ!」
サングラスの奥の瞳を潤ませて、女は本心からの言葉を叫ぶ。
再び嬉々としてペニスを咥えた女。唇と指先はますます巧みに揺らめいていく。
続く
「……旦那にしてもらえてねえのか、若い男に逃げられたか。どっちにしろ淫乱だな」
リーダーの男に、最年長のホームレスが囁いた。確か60を過ぎているはずだ。
なのに、ズボンから引っ張り出した自分の勃起を嬉しそうに擦り立てている。
「ははは……あんたみたいな爺さんでも興奮すんのか」
「あれくらいの熟れた女が一番味がいいんだよ。見ろあのいかれた顔を……」
言う通り、女は悦んでいる。汚らしい男たちのペニスを自分に引き込もうとしている。
「あんなに美人で、あんなに淫乱……言うことねえぜ」
ますます興奮した口調で呟いた最年長の男は、女の側に近づいていった。
「全く……しかし、あの女どっかで」
リーダー格の男が女に近づかないのは、そのためだった。
間違いなく、あの女をどこかで見たことがある。そこがずっと心に引っかかっている。
女優だったか歌手だったか。だが自分は有名人のお遊びに付き合ってやるつもりはない。
「んむ、んんんっ!あはっ、また来たのね、臭いのが……嬉しいっ!」
最年長の男が押し付けたペニスを、飢えた獣のように遠慮なく舐め始める。
2本同時にいきった男のモノを舐める。先端を咥える。両手のモノをしごき上げる。
涎の垂れさえ気にせず、女は心の赴くままホームレス達を貪っていた。
ここ数日、必要以上にフォーマルであろうとした自分を、自ら汚すように。
そう……本当はこんな女。男のモノが欲しくてたまらない、いやらしい女なのっ!
触るまでもなく、淫泉がしっかり潤っていることを悟る。男に向かって開き始めたのも。
「……ああっ!もう我慢できないっ……して、してっ!私のココに、誰か挿れてぇっ!」
ペニスを口から離し、叫ぶ。右手をヴァギナに導き、そこを指先で開く。
ルージュはすでに乱れ切り、女の淫らさだけを強調していた。
続く
「お、おう入れてやるとも……じゃあ、そこに寝な」
一人の男が指示した。女は素早くそれに従う。やはり、ヴァギナを指で開いたままで。
「早く早く、挿れてっ……あなたたちのが、欲しいのぉ……はやく、挿れてよぉ!」
女の語気の強さに、寝ろと指示した男は苦笑いしながら女の脚と脚の間に座った。
「ああっ、来た……っ、あふうう、うんっ!」
男のペニスがすでに触れているのにも拘らず、腰を揺らし誘う女。
少し離れて痴態を眺めるリーダーの男も、さすがに体を震わせた。
全く、どれほど盛ってやがる。この女は……。
「ああ、あひぃ……入って、来たぁん!」
余程待ちわびていたのか、先端の侵入だけで全身を痙攣させ歓喜の叫びを上げる。
あの激戦のさなか、自分で慰めようとしても没頭できなかった。
あまりの高ぶりに、好色な目で自分を見る応援者の手をじっと握ってしまった時もある。
気づかれはしなかったが、いずれ来る性欲の発露を自ら悟った瞬間だった。
その日から常に頭をよぎる、かつての甘く激しかった肉の生活。
当落関係なく、これからはあのような日々を再び望めないだろう。
ならば結果が分かったこの日、この日だけでも乱れていいはず……。
地位も名誉もある、一人の女の淫ら極まりない決心だった。
続く
猫さん、文字置き換えありがとうございます。
「接触」続きです。
2ちゃんねる、という巨大なサイトのことを知ったのは6月ごろのことだ。ギター関係の
掲示板を読んでいて話題に上っていたのがきっかけだ。検索するとすぐに見つかった。
クリックした先に現れたものはまさに美由紀に衝撃を与えた。
美由紀の両親は躾が厳しい。あれこれうるさいわけではないが、きちんとした人間を
育てるために何をすべきかわきまえている大人だ。だから、美由紀の家庭では荒々
しい言葉など使われないし、馬鹿な振る舞いをするものもいない。2チャンネルが
美由紀の前に出して見せたものは、それこそ一生かかわるとは思わなかったような
荒々しい言葉と怪奇な発言の数々だった。
ショックを受けて、美由紀はしばらく2チャンネルに近づかなかった。それでもまったく
困らなかったが、再びそこを訪れてしまったのは、思春期の少女ならではの不安定さ
なのか、あるいは怖いもの見たさだったか。ギター関連の掲示板をすっ飛ばして、まっ
すぐエロチックな掲示板を目指した。おそらくは、それが自分の生活の周囲にまったく
ないものだったからだろう。
目指すものを見つけると、美由紀は没入状態にはいった。ありとあらゆる性的なスレッド
に目を通したといっていい。1週間ほどしてようやく頭のしびれるような状態から抜け出す
と、こんどはがっくりと落ち込んだ。
(これが田中君の言う、はまるって意味なのね)
そう考えて、あらためて雄二の忠告のありがたさに気づいた。こういう事態を予想してい
たのかどうかはわからないが、はまるということの恐ろしさは身をしみて知った。とにかく、
こんなことではいけないと、あれこれ読むのはやめることにした。ただ、いくつかのスレッ
ドだけ、どうしても読むのをやめられなかった。ブックマークに名前を登録して定期的に
アクセスすることにした。
今、美由紀が開いたのは、エッチな小説が投稿されるスレッドだ。世間的にはかなり
軽い部類のエロだが、美由紀には十分刺激的だった。何しろ、はじめて覗く性の世界
だ。2チャンネルで見たスレには、到底美由紀には理解できないたぐいのものが山の
ようにあった。自分も将来はあのような恐ろしいことが理解できるようになるのだろうか、
という疑問は、本当に美由紀を恐れさせた。
このスレッドに投稿されるのは、たいていは恋愛モノで、恐ろしげなレイプや相手を傷
つけるような話はあまりない。そうれだとすれば、少女が手を染める「いけないこと」と
しては、罪が軽いといえるだろう。
スレッドでは長編の小説が数本投稿されている。なかでも美由紀がお気に入りなのは、
女子高生がヒロインの話だった。主人公は17歳で、音楽部に所属している。小さな学校
であるため、音楽部はヒロインと男の子二人だけ。それまで何の波風もなく続いてきた
クラブ活動だったが、準備室での何気ないことがきっかけで、突然ヒロインが相手を男
として意識し始める。二人だけという息苦しい状況の中でヒロインの意識は過剰なストレス
を受け、やがて、それが性的な妄想へと発展する。妄想の中で、相手に唇を奪われ、
服を脱がされ、愛される。それだけの話が実に2ヶ月続いた後、ヒロインはとうとう自分で
自分の体を慰め始めた。
美由紀はこのストーリーをリアルタイムで追いかけていた。そして、美由紀自身が
おののいたことに、彼女はヒロインに追従し始めていた。もはや、美由紀はこの
ストーリーにとらわれてしまっているのかもしれない。ヒロインが服の下の下着に
手を伸ばしたくだりでは、
「だめ」
と小さな声を漏らしながら自分であとを追っていた。
夜、風呂に入るときに鏡に自分の裸体が映る。誰にも見せたことのない清いからだ。
いったいこの体に自分は何をしようとしているのか。あのヒロインが陥る運命から逃れ
ることはできないのかもしれない。
ユカというあのヒロインと同じように。
57 :
:2005/09/20(火) 01:04:06 ID:tb8rglSV
「も、もっと奥にっ……あはぁ、私を満たしてぇ……っ!」
男の動きを促すように女は更に腰を揺さぶる。組敷かれてはいるが支配されてはいない。
ただひたすら色の悦びを求め、淫らに振舞い続ける。そうすることが最善だと、祈る。
「おうっ……待てよ、今すぐ突いてやるからよ」
勢いに当てられていた男がやっと攻勢に出た。
女のだらしなく開いた両脚を力強く抱え込み、ぐいと突き挿れる。
「あ、ひいいいっ……!いいわ、いいっ!あなたの、すごくいいっ!」
待望の充実感を得た女。しかしまだ、自分の本能を抑え切れずに。
「早く突いてっ、もっと奥に……強く、強くよお願いっ!」
首を上げて結合部を凝視し、更なる躍動を求め願う。
挿れた男はとうとう無言になり、ただ求められるがままに腰を必死に振る。
その滑稽だが淫ら過ぎる男と女の交接に、周囲も再びあらぬ熱を持ち始めた。
「く、口が空いてるな……」
先端を舐め回されただけでは満足できずに、あの最年長の男が女の顔に近づく。
再び目の前に差し出されたそのペニスを、匂い立つようなモノを、見つめる女。
「ああ……いいわ、舐めてあげるっ!誰のだって、あんっ、いいのよっ!」
突かれながら、腰を振りながら、女は唇から舌を艶かしく回し出す。
「な、舐めて、く……」
「あはぁ、んんんんっ!……んは、あっ、美味しいわ、いいわよぉっ!」
舐めろと命ぜられるわけでもなく。何十年も長く生きた男がおずおずと出したモノを。
当たり前のように舐め、当たり前のようにしゃぶり、当たり前のように咥える。悦ぶ。
そして下半身は絶え間なく淫らにくねり、男の分身を粘膜で味わい尽くそうとしている。
続く
サングラスをかけただけの裸の女。そこには二人の男がしっかりと密着していた。
しかし周囲の男たちには、まだそれでも足りないように感じられている。
スポーツ新聞のエロ記事を持って、こそこそとトイレで自慰に耽るという日常。
それが当然だったからこそ、目の前で猥褻に振舞う女の登場はまさに奇跡だった。
俺たちが望めば、なんでもしてくれるんじゃないか……?
すでに先ほど舐められた男も、手で擦られていた男たちも、その他の男たちも。
まったく同じ目的を持ってじりじりと女に近づき、そしてすぐに裸女を弄り始める。
「んは、ああっ!もっと強く……挿れられてるのも、舐めてるのも、す、てき……っ!」
何本もの男たちの手が伸び柔肉を弄ろうとも、女は体を揺らし悦び、叫ぶ。
「いいわ……揉んで、つねってっ!あひ、はひっ、ほら、もっと激しく突くのぉ!」
無関心を決め込もうとしても、女の乱れようは余りに激しく男の本能に訴えかけて来る。
熱っぽくなる自分の頭を小さく振り、リーダーの男は輪から離れた。
歩を進めれば喧騒は薄れていくが、あの女の艶やかな声だけはなぜか耳に届く。
顔を洗うために水道に辿り着いた時、やっと淫声から解放された事を悟る。
大して冷たくもない水で、熱帯夜という理由以上に高まった体温を冷ましていく。
続く
男は若い頃、政治家を志していた。
理想に燃え、大学で学び、更に社会に出てから代議士の鞄持ちとして夢の実現を待った。
だがしかし、理想が高いほど現実とのギャップが激しく感じられた。
公然のリベート。政治意識の薄い有権者、そして候補者。血縁後継中心のシステム……。
能力も意識も高いのに、自分より劣る者達が「政治家」になっていくという現実。
政治への絶望は社会その物への無関心へと変わる。
気ままに生き、世の中を斜に眺めて冷笑できるホームレスになったのは、そのためだ。
「……ふうー」
顔の水滴を汚れたタオルで拭きつつ、ふと側のゴミカゴに目が留まる。
そこにはくしゃくしゃにされ捨てられたスポーツ新聞。原色の見出しや煽り文字が並ぶ。
「美人刺客」「女の戦い」「不倫メール」「ネットで萌え〜」……。
地元であるこの地域はおろか全国的に騒動を巻き起こし、今日終わった選挙戦。
男も近くの繁華街に来た両女性候補の演説を聴きに行った。これは性のような物だ。
政治に対しクールになったため、内容への興味は余りなかった。
しかし時に丁寧に、時に熱く語る女性候補同士の戦いは、単純に華やかに思えた。
将来の首相候補とされながら与党案に反対し無所属で立った従来候補。
彼女に対して「刺客」として党本部に送り込まれたキャリア満点の新人候補。
マスコミが煽り、有権者も熱っぽい議論を交わしながらその騒動に乗った。
特に、新人候補のほうは演説中も美しかった。ネットで人気が出るのも頷けた。
ゴミカゴの中の新聞。その女性候補の写真が、自分に向かって微笑んでいる。
男は、思わず顔を拭く手を、止めた。
続く
「ひっ、あひいっ!い、いいのっ!もっと強くしてーっ!」
女は騎乗位で、男たちの精を貪っていた。相変わらず声は艶やかで、激しい。
四股を踏むように男の腰の上で尻を振り、両手では二つのペニスを握りしごいている。
時折その先端をしゃぶり先漏れ汁を味わう。本人にとってみれば、贅沢極まりなかった。
「……どうだったかい?あの女」
饗宴の輪に戻って来たリーダーの男は、輪から離れて座り込む一人の男に声かける。
すでに精を搾り取られた後の、あの最年長の男だった。
「……ふう。十何年分か口に出させてもらったが、その間何度も気を遣ってたな」
時折ため息のような深い呼吸が混じる。老境の男には口淫放出も重労働だったようだ。
「そのくせ、もっともっとと男に向かってどんどんケツを振る。底なしもいいとこだ」
興奮と疲労で更に呼吸が乱れる。同じように、幾人かの男が放出後の余韻に酔っていた。
「なるほど、底なしねぇ……」
顔に薄笑いを浮かべながら、リーダーの男はズボンのベルトに手をかける。
「へえ……あんたも犯る気になったのかい?」
「……まあな。こんなチャンスは二度とねえ。なんてったって国会議……」
言いかけて、口をつぐむ。この楽しみは、俺一人の物にしておこう、と。
続く
「パヴァリア帝室録」の続きいきます。
ヴァルデックはまだ迷っていた。愛用の剣の手入れをしながら、迷い続けていた。
いつもは心落ち着いた時間を過ごすことのできる作業であるが、平常心に戻ることができ
ない。ついには自分の手の甲を浅く切ってしまう始末で、あきらめた彼は簡単に汚れをぬぐ
っただけで剣を鞘に戻して放り出した。
皇帝の晩餐に招かれた者は、皇宮に宿泊していくよう勧められる。若い妻を迎えたばかり
という武官の1名を除き、今宵の晩餐に出席した廷臣たちは、すべて皇宮内に一室を与えら
れていた。
御前から下がった後、ヴァルデックは隣室に備えられた浴槽に入り、冷水を頭から何度も
かぶった。酔いを洗い流そうとしたのだが、どうやら浴びる前から流れ去っていたようだった。
アルフレート4世の提案はとても魅力的であった。ディートリンデ姫と共に一夜を過ごすこと
ができる。一度で子ができるとも限らないため、この先幾度もその機会があるやもしれない。
生気に満ちた美しさに溢れるディートリンデ姫は、男ならば誰しも征服欲をかきたてられる
存在である。
ヴァルデックは自身をそのような気持ちとは無縁の男であると昨日までは思っていたが、
今朝の夢と皇帝の言葉により、自分も彼らと何らかわるところがないということを思い知ら
されてしまっていた。
しかし、秘密が漏れたときの危険、漏れなくとも一生胸に秘めて生きていかなければなら
ないという覚悟、そしてディートリンデ姫の気持ちを思いやると、提案を安易に受け入れる
わけにもいかなかった。
そうこうしているうちに、分厚い樫の扉がノックされた。ヴァルデックは無言で掛け金をは
ずし、扉を軽く開く。皇帝の告げた通り、カンパース夫人の姿がそこにあった。片手に小さ
な灯火を掲げている。
ヴァルデックは一旦彼女を室内に招き入れた。
「ご決断はお済みですか?将軍」
「その前に、ひとつ質問があります」
「何なりとお聞きください」
「ディートリンデ姫はこのことをご存知なのでしょうか」
カンパース夫人は静かに首を振った。
「それはあまりに酷うございませぬか?」
ヴァルデックの声が一瞬高まった。ディートリンデは心の準備もないままに皇帝以外の男
に身を任せなければならぬのか。
「いいえ、わたくしはそうは思いませぬ。もしも陛下が直々にこのことをお頼みなされたなら、
陛下を敬愛するディートリンデどのは断ることができなくなるでありましょう。言いにくいことと
は存じておりますが、このことは将軍の御口からお告げくださいませ。そうすれば、彼女も断
ることができるやもしれませぬ」
「姫が、断られる……」
ヴァルデックはそのことを失念していた。彼に断る権利があるのなら、彼女にも断る権利
があってしかるべきであった。
思ってもみなかった男に抱かれ、その子を産み、そして育てていかなければならないので
あるから彼女の辛苦は種をつける男の比ではない。
そう考えると、断られる可能性のほうが高いように思われてきた。
「断られた場合には、そのままお帰りくださいまし。決して嫌がる彼女に無理やり事を致すな
どなさらぬように。わたくしは妹や娘であるかのように、ディートリンデどのを愛しております
る。無論陛下も同じでございましょう。もしも彼女が苦痛を受けたように見えました場合は――」
カンパース夫人は灯火を掲げた。ふたりの顔がくっきりと浮かび上がる。
「あなたに死を賜るよう、陛下にお願いする所存でございます」
普段は穏やかな彼女の顔には、厳しい決意があらわれていた。ヴァルデックはその気迫
に圧され、無言の頷きで返すことしかできなかった。
「では、参りましょう。宜しいのでしたらわたくしについて来てくださいまし」
帰りは案内がないので、よく覚えておくように。とカンパース夫人は言った。ヴァルデックは
注意深く周囲を観察しながらその後に従う。
後宮内を熟知している夫人は、衛兵のいないところを選んで歩くことができる。しかしそれ
も夜の間だけで、夜が明けると衛兵の交代の時間がやってくる。
それまでには必ず部屋に戻るように。と夫人は付け加えた。
後宮に足を踏み入れると、歌声が聞こえてきた。ディートリンデの声であった。
晴れた晩にはよくあのように歌っている、と夫人はヴァルデックに教えた。
低く高く、ゆるやかな歌声が彼らを包んでいる。歌に気をとられて、道を誤ることのないよ
うに。とカンパース夫人に言われ、ヴァルデックははっと周囲を確認しなおした。
やがて、夫人は一枚の扉の前に足を止めた。
ディートリンデはリュートを爪弾きながら、歌を歌っていた。澄んだ歌声は誰しもが聞き惚
れるほどであったが、リュートはさほど上手くない。
彼女の母親は貴族の屋敷を流して歩く歌姫であった。とある伯爵に見初められて妾となり、
ディートリンデを生んでいる。彼女の美声は母親譲りのものであった。
しかし、幼い頃から母に手ほどきをうけてきた歌とは違い、リュートは後宮に上がってから
覚えたものである。
アルフレート4世はリュートの名手であり、しばしば彼女の歌にあわせて伴奏を行っていた。
そこで彼女もリュートを習い、皇帝に手ほどきをうけていたのである。
それにしても遅い――
晩餐の後、ディートリンデはもう一度風呂に入って念入りに身支度を整えてあった。
遠く東方の国より渡来した絹の夜着を纏い、ごく薄く夜化粧をほどこし、髪を乾かすため
に窓辺に腰掛けている。
石造りの皇宮は壁が厚く、そのため窓のところには人が腰掛けられるくらいの幅がある。
満月が庭園を照らし、彼女のところにも月光が差し込んでいた。
円形の板ガラスを継いで作られた窓は大きく開かれ、夜風が心地よく髪をたなびかせて
いた。水分を含んで重かった髪も、もうすっかり乾いてしまっている。
夜になって湿度も下がり、いつも通りの快適な夏の夜が更けようとしていた。
声の調子はよかったが、リュートの調子が良くない。待ちわびる焦りが手に伝わっていた。
もういいかげんやめようかと思っていたところに、扉を叩く音が聞こえた。
「どなたでしょうか?」
あわてて歌を中断すると、期待を押し殺してたずねる。
「お見えになりました」
カンパース夫人の声である。ディートリンデは足取りも軽やかに扉へと駆け寄った。
「……!!」
ディートリンデは息を飲んだ。リュートが手からこぼれて床に落ち、汚い和音を響かせる。
予想外の人物が扉の向こうに立っていたのである。
「ヴァルデック将軍、どうしてここに……」
後ずさるディートリンデに続いてヴァルデックは部屋に入り込み、すばやく扉を閉めて錠を
下ろした。
閉まる直前の扉の隙間から、去っていくカンパース夫人の後姿が見えていた。
「皇帝陛下より言い付かって参りました。どうぞお騒ぎにならぬようお願いします」
彼は転がったリュートのそばに跪くと、理由を説明しはじめた。
「そうですか。皇帝陛下がそのようなことを……」
ディートリンデはふらふらと窓辺に戻って腰をかけた。声が震えている。
にわかには信じ難いことであるが、彼女に身支度を整えて待つよう伝えたのは皇帝自身
であり、ヴァルデックをここまで連れて来たのは、信頼のおけるカンパース夫人である。
そして、皇帝が世継ぎを切望していることは、彼女がいちばんよくわかっていた。
「それでは、貴方は陛下のご意向に同意なさってここまでいらしたのですね?将軍」
「いえ……実のところ、私はまだ迷っております」
ヴァルデックはうなだれた。決断力のなさを恥じたが、それ以外に言うべき言葉も見つか
らなかった。
「ならば……わたくしが決めなければならないのですか……」
ディートリンデは足を引き寄せた。膝を抱え込んでそこに顔をうずめる。
拗ねた子供のように小さくなった姿勢で、彼女は考えているようだった。月光がその髪を
銀色に輝かせていた。
どちらを選択しても、敬愛する皇帝を裏切ることとなる。
皇帝の悲願をかなえて他の男に身を任せるか、皇帝に操を立てて帝国を滅亡の危機に
導くか――
こんなとき、母は何と言ってくれるだろう。
ディートリンデは死んだ母親のことを思い返していた。
彼女に剣を修めさせたのは彼女の母親であった。彼女は父の猟園にある別荘で育てられ
たため、早くから馬術や弓術の才能を見出されていた。そこに剣を習わせたのは、母親の意
向である。
「ひとりでも生きてゆけるだけの強さを身につけておきなさい」
それが母の口癖であった。きっと母自身がその強さを手に入れたかったのだろう。
剣術、弓術、馬術、そして歌の才能。ここで皇帝の頼みを断っても、混乱する帝国を捨て
て生きていくことはできる。
しかし、母は大切に思う人々の期待に反してまで、ひとりで生き延びろと言っていたのだろ
うか――
ディートリンデは顔を上げた。ヴァルデックと目が合う。
しばらくふたりはお互いの瞳をみつめていた。
先に口を開いたのはヴァルデックであった。深い碧の瞳が憂いをたたえて彼を見つめて
いることに耐えられなかった。
剣を打ち交わすときの真剣な視線、会話をする際の知性の宿った瞳。彼が知っている瞳
はそれだけでよいはずだった。
「お心を乱しまして申し訳ございませんでした。私はこのまま下がりましょう。ただ……
その前に一度だけ、先ほどの歌の続きをお聞かせくださらないでしょうか?」
ディートリンデは細く長いため息をついた。安堵のため息なのか、落胆のため息なのか、
自分でも分からなかった。
ヴァルデックからリュートを受け取ると、彼女は近くの椅子を勧めた。
「では、はじめからお聞かせ致しましょう」
足を組みなおしてリュートを抱え、調弦を簡単に済ませると弾きはじめた。
歌は燃え上がる恋心を言葉になおしたものだった。すべてを捨てて恋に生きようとする女
の心情が切ない旋律に乗せられている。
ディートリンデの母親がよく口ずさんでいたものだった。その歌を捧げる相手が父親以外
であることを子供心に感じ取ってはいたが、それを母親に聞けるはずもなかった。
ヴァルデックは胸が締め付けられるような想いでその歌を聞いていた。
歌自体はそう珍しいものではない。巷で歌われていたものを耳にしたことがある。情熱的
な歌詞は、彼に向けられたものではないこともわかっていた。
この歌が終われば、彼はこの部屋を後にする。日が昇ればはかない夢も消え、ただの軍
人と寵姫に戻る。彼女にその気があれば、剣の師として側に寄ることもできるが、それでも
今宵ほど互いの存在を意識することはないだろう。
それだけに、彼はディートリンデの歌声を耳に刻み、その姿を目に焼き付けておきたかった。
歌が終わった。リュートから最後の音色がかき鳴らされる。そして、静寂が訪れた。
ふたりはそのまま動かなかった。
楽の音がまだそこにたゆたっているかのように空間に視線を泳がせている。
しかし、その名残も、潮がひくように静かに薄れていった。
「思いがけなく素晴らしい歌声を耳にできまして、幸せにございます」
巧言令色とは無縁の男ゆえ、平凡な言葉であったが、ヴァルデックは心からの賛辞を送
った。
ディートリンデは謙遜して静かに首を振った。
「今宵、姫の御心を騒がせましたことを、大変申し訳なく存じます。このことは夢として、明日
からは心安らかな日々をすごされますよう」
立ち上がってそう言うと、彼は深々と一礼して踵を返した。
「!!……」
ディートリンデはその後姿にむかい、とっさに手を伸ばした。
だが、何と言葉をかけていいかもわからなかった。
手はゆっくりと下ろされた。
その頃にはもう彼の姿が扉の外にあるはずだった。
しかし、下ろされた手のむこうには、相変わらず均整の取れた長身の、広い背中が佇んで
いた。
「……どうなさいました?」
ヴァルデックは立ち尽くしていた。足が一歩も出なかった。
背を向けた途端、彼は気付いたのだ。自分が恋に落ちていたことに。
「申し訳ございません、ディートリンデ姫。私は大変愚かな男でございました。あなたに恋をし
ていることに、今の今まで気付かなかったのです」
ヴァルデックはゆっくりと振り返った。
彼はずっと恋をしていたのだ。
ただ、重圧に自分の精神が負けることを恐れて、それに気付かぬふりをしていたにすぎな
かった。
それに気付いたとき、彼は決心した。手の届かぬものとして恋焦がれ続けるよりも、すべ
てを背負って想いを遂げることを――
「お嫌ならばすぐにおやめ致します。どうか……」
『恋』という言葉がヴァルデックの口から発せられた途端、ディートリンデは魔法にでもかけ
られたかのように動けなくなっていた。
彼女は恋をしたことがなかった。
恋の歌はいくつも知っており、その詩の美しさや旋律の切なさに心をときめかせることもあ
ったが、それと自分の心を重ね合わせる機会は訪れなかった。
子供の頃は使用人の子らと泥まみれになって遊んだこともあったが、母親を喪ってからは
彼らとは近づくことも許されず、父親に厳しく行儀作法を仕込まれた。
出世欲が人一倍であった父親は、娘を大貴族の妻とすることで自らが栄達することを願っ
ていたのである。
父親の努力が実って大宰相のつてで後宮入りが決まり、恋を知らないディートリンデはそ
のまま皇帝の側に仕えることとなった。彼女の父親よりも年齢が上である皇帝は彼女を静
かに愛し、彼女も皇帝を敬愛していたが、それは恋とは程遠いものであった。
ヴァルデックの言葉は穏やかな愛情に満ちた彼女の生活を根底から覆し、埋もれていた
情熱に火をつけた。
この国の命運への憂慮も、皇帝への敬愛の情も、すべてが情熱により押し流されてしまっ
ていた。
心臓が早鐘のように鳴り響き、深い碧の瞳が大きく見開かれて、近づいてくる男の姿のみ
をとらえていた。
頬に指が添えられた、そっと顔が傾けられる。
手はそれほど熱くはない。しかし彼女には触れられた部分が燃えるように感じられた。
瞳を閉じた精悍な顔がゆっくりと近づいてくる。
唇が触れ合ってから、ディートリンデははじめて瞳を閉じた。しっとりとした唇に可憐な唇が
押し包まれる。
ヴァルデックはその柔らかな感触を愉しむように、ゆっくりと彼女の唇をついばんだ。
ディートリンデの背に腕をまわし、しっかりと抱きすくめる。鍛え上げられたはずの身体は、
思いのほか細く、柔らかかった。
ディートリンデの歯を割って舌をもぐり込んできた。奥のほうで硬くちぢこまっている彼女の
舌をあやすかようにやさしく絡み付いてくる。
少しずつ、彼女の緊張がほぐれてきた。自然に舌が絡み合う。
ヴァルデックの口付けは、甘く、そして熱かった。
身体の芯が溶かされるような感覚におそわれ、それから逃れようとするディートリンデの
身体が少しずつ反り返っていく。
ついにはがっくりと彼女の身体から力が抜けた。男の腕の中に体重をすべて預ける。ヴァ
ルデックはそれを軽々と抱き上げた。
少し身を乗り出して片手で窓を閉めると、ディートリンデを寝台へと運んでいった――
アルフレート4世は窓辺に佇んでいた。
皇帝の寝室は後宮に程近いところにあるため、ディートリンデの歌声がかすかに聞こえて
いる。
その歌声が不意に途切れた。
寵姫の寝室の光景を想像し、彼はすぐにそれを振り払った。
中天に輝く満月を見上げてため息をつく。
ここ2年ほど、彼女のまとう衣服を取り除けたことはなかった。
後宮に上がった頃は少女の青さを残していた肉体も、今は完全に大人の女のものに変わ
っていることだろう。それを他の男に与えねばならぬ自分の不甲斐なさに身が震えた。
と、歌がまた聞こえてきた。先ほど中断されていた歌である。
皇帝はほっとしてその声に耳を傾けた。だが、その安堵も長くは続かなかった。
1曲が終わった後、静寂がふたたび皇宮を支配したのであった。
アルフレート4世はそばの椅子にへたりこんだ。
そこへ微かに扉を叩く音が聞こえた。静かに扉が開き、カンパース夫人がすべりこんでくる。
「確かにご案内致しました」
「ご苦労であったな」
「わたくしはこれで失礼致します」
一礼して退室しようとした夫人の背に、皇帝が声をかけた。
「余は……間違っていたのではないだろうか」
カンパース夫人は静かに振り返った。
「わたくしには考えの及ばぬことでございます。おそらく、今は誰にも分からないことでありま
しょう」
「そうか……」
皇帝は頭を抱え込んだ。国のために寵姫に負担を強いたことに対する罪悪感によるもの
か、ヴァルデックに対する嫉妬によるものなのか、自分でも判断がつかなかった。
その両手にひんやりとした手が添えられ、皇帝は顔を上げた。
「あまりご自身をお責めにならないでくださいませ」
カンパース夫人が微笑をたたえて皇帝を覗き込んでいた。
「すまぬな。もう少しここに居ってくれるか?」
「ええ」
夫人は皇帝に上半身をかぶせるようにして、優しく抱え込んだ。
母というものは、このように暖かいものだろうか。皇帝は心の中でつぶやいた。
世継ぎ争いの都合で赤子のうちに母親から離されて養育されたアルフレート4世にとっては、
初めて与えられた暖かさであった。
今日はここまでです。
美由紀が自分自身の胸をはじめてさわったのは、ユカが作品中で服の下に手を
入れて下着の上から胸の形を確かめたときだ。正確に言えば、ブラジャーに守ら
れた胸をなでさすりながらユカがそれまでにない、感触に熱い吐息を漏らしたとき、
モニタのこちら側で美由紀は初めてその意図をもって下着に手を伸ばした。
もちろん、自分の体だ。風呂に入るたびに脱衣所の鏡で見ているし、体を洗うとき
に触っている。しかし、性的な意図を持って自分の体に手を触れるなど、それまで
の美由紀にはありえないことだった。ここ数ヶ月のネット漁りで一挙に性的な知識
が増えたものだから、美由紀にも女の子の自慰についての知識はあった。だが、
そんなことをすると取り返しのつかないことが起きるような気がしていた。
ユカはそんな臆病な美由紀の手を取って、性の淵までつれてきてしまった。毎晩、
モニタの中でユカは音楽部の仲間である隆志を思いながら、胸をいためる。切々
と胸のうちを日記にしたため、詩にあらわし、曲をつけては破ってすててしまう。と
うとう、その思いはユカの自制心を打ち破って、服の上からのたどたどしい自慰に
まで行き着いてしまう。
毎晩、そんなユカを見守っていた美由紀は、何日も続くユカの切なく幼い自慰に
すっかり引き込まれてしまった。そして、自慰の描写が始まって2週間、ユカが
下着に手を伸ばしたとき、美由紀も自らの胸に性的な意思を持って手を伸ばし
てしまった。
はじめは、何もなかった。思春期の少女のまだ青い胸を守るブラジャーは、自分で
触ってもびっくりするほど硬い手触りだ。裾野のほうから少しずつ触れていったが、
取り立ててユカが感じているだろう性感を知ることができなかった。
(こんなものなのかしら)
戸惑いながら指を少しずつ動かす。しかし、その戸惑いはブラジャーの上から乳首
に触れると同時に霧散してしまった。
「ん」
それはくすぐったいともなんともつかない、かすかなものだったが、今まで知らない
感覚だった。小さな感覚だったが、驚いて声が漏れた。
(聞かれたかしら)
聞かれるわけもない小さい声なのに、家のものに悟られなかったか聞き耳を立てる。
しばらくして何の気配もないのを確かめると、もう一度、乳首の辺りに指を伸ばす。ま
だ幼さの残る乳房の頂は、ブラジャーの上からでもやわらかいのがわかる。そこに指
を持ってくると、明らかに他の部分とは違う感覚が走る。
すこし考えて、指先で軽くくすぐってみた
(あっ)
さっきよりも強く甘い感覚が体を走った。
76 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 06:23:51 ID:uxb+hAxC
縁の女性の正体
水戸っちさんの美由紀と雄二が(多分2ちゃんねる上で)どんな接触をするのか
営業外さんの今後のディートリンデとアルフレート四世、ヴァルデック公の関係
どれも気になるから皆がんがれ。
77 :
レンガ道:2005/09/30(金) 09:27:33 ID:YmTkZp/y
久しぶりです。あまりエッチじゃないかも。女性向けに書きました。
『美咲』
35歳2児の母。10歳の男の子、3歳の女の子がいる。音楽教室の講師。夫はサラリーマン、毎日帰りは遅い。
下の子を産んだ後、学校で親子運動会があった。1分間縄跳びで何回できるか競争するものだ。
美咲は張り切って思いっきり縄をまわした。5回ほど回したそのとき、下腹部に違和感が…。
その後、くしゃみのたびに暖かいものが下着を濡らす。
電話帳で町のはずれの泌尿器科を探す。「ここなら誰にも会わないわ」仕事が休みの水曜。母に娘の迎えを頼み古びた医院に向かう。「竹内泌尿器・内科。女医。」
看板を確認し、診療受付時間ぎりぎりの11時30分に入る。
ちょうど最後の患者が会計を済まして帰るところだった。
まもなく美咲の名が呼ばれた。「井上さん、どうぞ」男の声。
「えっ?女医さんじゃなかったの?」それも若い男の声…。心臓の鼓動が速くなる。
中からドアが開く。「井上さん、井上美咲さん」
顔を出したのは35歳位、そう美咲と同じくらいの男の医者。
頬に無精ひげを生やし、色黒で…そう、竹内豊にそっくりな男が美咲を見た。
「どうぞ」
待合室にいるのは美咲だけだったのでもう逃げ場はなかった。入るしかない…。
78 :
レンガ道:2005/09/30(金) 10:17:17 ID:YmTkZp/y
『美咲』
「どうしましたか?」竹内はカルテから目を離し美咲を見た。
「あ、あの…」美咲は言葉が出なかった。
「ごめんなさい。先月母が急に亡くなって、今月から僕が病院が非番の日に週2日だけ見てるんです」
「だけど、僕も泌尿器科の専門なので、心配いりませんよ」
竹内豊35歳。T大学病院、泌尿器科医師。独身。手術の腕前はピカ一だ。
母が先月、62歳で亡くなった。
医者の不養生というけれどまさにわかったときは手遅れだった。
3ヶ月であっという間に逝ってしまった。
母のいないことを現実として受け止めなければと感じているこのごろだった。
しかし、まだ気持ちの整理がついていない。
自分はこんなにも、マザコンだったのかと嫌になることもある。
「あの…、実は尿が漏れてしまうんです」すこしほほを染めながら美咲は答えた。
(どこか懐かしい…、そう、若いころの母に似ている。)豊は心の中で思った。
すこし、胸が高鳴った。患者に対してこんなことは思ったことはないのに。
(落ち着かなければ)
「それでは、診てみましょう。下着を取ってそちらの台に上がってください。」
カーテンの向こうをさした。
診察に備えブルーのラルフローレンのボタンダウンのシャツと、コットンパンツを着てきた。
籠に、パンツをいれ、下ろしたパンティーと靴下ををその下に入れた。台にあがる。
婦人科にもある、古びた内診台。台に置いたふくらはぎが冷たい。
泌尿器科だからかカーテンがない。仕切りのむこうから声がした。
「準備できました?」
「は、はい…」美咲は答えた。
竹内は薄い手袋を着けながら入ってきた。
79 :
レンガ道:2005/09/30(金) 10:48:32 ID:YmTkZp/y
竹内はもう平静の自分に戻っていた。
「裾のボタンを二つはずしておなかを出してください。そう、もう少し腰を前にずらして」
美咲は自分でボタンをはずし前を開き、キャミソールを上げた。
細長のへその下にややふっくらとした白い下腹、
恥丘を縁取るかのようにうっすらと控えめに生える栗色の恥毛が晒された。
竹内はライトを下半身に向け、拡大鏡を左目に下ろした。
美咲は恥ずかしさで天井を見上げた。
「はい、息を抜いてください」
美咲はひざが震えるのを我慢しながら口を窄めゆっくりを息を吐いた。
『美咲』
「痛かったら言ってください。」竹内は優しく美咲の目を見た。
「はい」鼓動が大きくなる。
竹内は右手で恥丘を持ち上げながら左の人差し指と中指で優しく先端を広げた。
きれいなピンク色だった。小陰唇をそっと広げる。内側と外陰部に少し赤いただれがある。
「咳をするときみたいにおなかに力を入れてください。」
美咲は思いっきり下腹部に力を入れた。尿は出ない。
竹内がおなかを押した。「もう一度、力を入れて」出ない。
「それではカテーテルで残尿の量を調べます。」
もう一度先端をやさしく広げ導尿カテーテルを入れていった。
反射的に美咲はピクッと反応した。
「痛かったですか?」
「いえ、大丈夫です」
うまく入れてくれたようでほとんど痛みを感じなかった。
100ccほどの尿を夫以外の男に目の前で採取され、
美咲はある種のエクスタシーを感じてしまった。
一方竹内はこの腹部に顔をを摺り寄せ恥丘にキスする自分を想像してしまった。
(何やってんだ…)白衣の中で硬くなった自分を心の中で責めた.
(落ち着きなさい。豊)母の声が聞こえたような気がした。
ワゴンの上に反射鏡を額からはずし、軟膏を左手に持った。
「ちょっと冷たいですよ」
赤くなった外陰部に中指で薄く延ばしながらやさしく塗って行く。
(あっいけない)美咲の股間から熱いものがこみ上げてきた。
こんなに優しくしてもらったのはいつだっただろう。
忙しそうに美咲と向き合ってくれない夫の顔がふと目に浮かんだ。
涙がひと筋流れた。
「お疲れ様です。下着をつけて、あちらへいらしてください」
81 :
レンガ道:2005/09/30(金) 15:24:22 ID:YmTkZp/y
80にペンネーム忘れてました。つづきです。
『美咲』
服を身に着けた美咲は元の場所に戻り丸椅子に座った。
竹内はカルテに書き込んでいる手を休め、美咲のほうに向いた。
美咲は、恥ずかしくて目線をカルテに持っていった。
竹内はカルテを胸の前に広げながら、
「うーん。手っ取り早い方法は手術でしょう」
「えっ、手術ですか?」美咲はやっと竹内の目を見た。
「手術といっても、簡単な手術です。翌日には退院できます。」
「ほかの方法はないんでしょうか?」
「一次的なものはありますが、あなたの場合はまだ若いので手術が一番いいかと」
「・・・・」
「ここでは手術できないので僕の勤めている大学病院ですることになります。もちろんオペは僕がやります。もし納得していただけるのなら、今病院でオペの予約を入れますけれど」
「…は、はい。お願いします」美咲はてきぱきとした竹内の態度に少し胸がきゅんとなった。
手術は来週の月曜に決まった。
「急ぐので大まかな検査はうちでしておきましょう。午後は、あいてますか?」
「はい」
「午後は休診なので速いとこやってしまいましょう」
血液を採ったらちょっと休憩してその後検査することにしましょう。
美咲の腕をつかむと有無を言わさずゴムバンドを巻き採血の準備を手際よく始めた。
82 :
レンガ道:2005/09/30(金) 16:48:12 ID:YmTkZp/y
『美咲』
美咲の血液はあっという間に2本の試験管に納められた。
血管を捜すのも注射器を入れるのも手際がよかった。
美咲は、(この先生ならお任せできるわ)と安心した。
「採血も終わったことだし、こっちで軽く食べませんか?」
いつの間にか奥からコーヒーの香りがした。
「お手伝いのさわさんが作っておいてくれたサンドイッチ食べきれないんで一緒に食べましょう」
待合室の裏には年代もののソファーとテーブルがあった。
竹内はソファーに案内するとサンドイッチとコーヒーを運んできた。
「いただきます」
なぜか初めての夜を迎えた朝の食事のような気がした。
おたがい、なんとなく距離を保っていた。
中庭の柚子の木に実がひとつついていた。窓の外を何気なく眺める竹内は寂しげだった。
「お母様の事…、突然だったんですか?」
「ええ、まだ心の整理がつかなくって。」
「あ、しんみりさせちゃってごめんなさい。もうぜんぜん大丈夫なんですけどね、時々ふっと思い出しちゃって」
「それより、ここはこのままでいいから、さっさと済ませちゃいましょう」
美咲はミニキッチンにカップと皿を運んだ。
「それじゃ、突き当たりのレントゲン室へどうぞ」
「シャツは脱いでもらってと・・・。それから髪は束ねてそこのネットとピンで留めてください。」
美咲は結局何の準備もしていなかったので金具のついているキャミソールとブラジャーも脱ぐことになった。
上半身裸のまま壁の鏡に向かい髪をアップにしている美咲。
白い後姿に竹内ははっとした。(母さん…)
83 :
レンガ道:2005/09/30(金) 17:06:55 ID:YmTkZp/y
『美咲』
その後姿は自分が幼き日のころの母だった。
「さあ、こちらへ立ってください。高さを調整しながら美咲を立たせた。
脇にそっと手を添えた瞬間、美咲の体がピクッと反射的に動き左によろけた。
夫、支えようとした瞬間美咲の胸に竹内の手が…。
「ごめんなさい」美咲を起こしながら言った。
「いえ、私がよろけちゃったから…」
「じゃあ、まっすぐ立ってください」
美咲の両肩を支えた。(ああ、もうがまんできない)
そのまま美咲に抱きついて知った。
「ごめん、あまりに君が母に似ていて」
美咲は抵抗せず竹内を受け入れた。「いいのよ」
振り向き、2人はその場にしゃがみ込み、美咲は竹内を抱き寄せ頭を抱え撫でた。
84 :
レンガ道:2005/09/30(金) 17:14:05 ID:YmTkZp/y
>>83訂正
4行目 夫→おっと
9行目 知った→しまった
失礼しました。
85 :
レンガ道:2005/09/30(金) 17:23:59 ID:YmTkZp/y
『美咲』
何分経っただろう。5分、10分いやほんの2,3分かもしれない。竹内は顔をうずめて泣いていた。
突然はっとしたように起き上がった。
「すみません、大変失礼なことをしてしまいました。」
「私は大丈夫ですから、どうぞお気になさらないで」
両手で胸を押さえながら言った。
「じゃあ、写真だけでも撮ってしまいましょう」そういうと隣の部屋に消えていった。
「はい、いいです」何事もなかったように彼は部屋から出てきた。
美咲は母性をくすぐられた。
>レンガ道さん。
まずは原則の、
>4、広告や荒らしが来るので書く人も読む人も「原則としてsage進行」で。
これに違反。
官能小説〜とかにここでUPしてる事を宣伝してまで感想を欲しがるガッツはすごい。
でも他スレCMの上にageてまでCMするのはルール違反。ガッツありすぎ。
感想に関しては「箇条書きをやめてしっかり小説を書きましょう」。
設定任せにしている傾向を強く感じる、逆にいえば設定任せで描写に説得力がない。
医者のマザコンぶりに美咲が母性をくすぐられる部分で、読者を引きずり込んで納得させるエピソードか
印象深いシーンが一つでも入ればぐっと説得力が増すはずなので手間を惜しまないように。
(ただしんみりして短い話をしただけの男に抱きつかれてほろっとしてしまうのでは美咲が尻軽に見えるし、
医者もおばさんなら誰でも構わないだらしない男にしか見えない)
享年62歳のババアの昔の姿に重ねられてはぁはぁされても無気味で女性にはいやがられると思う。
女性向けというけど、女ウケ狙うなら早くに亡くした母の面影〜としておいた方が同情ひけます。
62歳まで生かしておくと「しわくちゃ婆さんの姿も知っててもはぁはぁする変質者入ってるマザコン」と引く設定になる。
女性向けとするなら、女に甘い夢をもたせる設定か、もしくはどん底まで女の官能を引きずりだす設定をした方がいい。
尿漏れ要素も老け専路線なので、少し狙い目が女性向けとしてもマニアックと思われる。
どうせ老け専路線を狙うなら半端でない方が突き抜けて楽しめそう。
87 :
レンガ道:2005/09/30(金) 18:45:46 ID:YmTkZp/y
>86さん
辛口の感想ありがとうゴザンシタ
早くにお返事ほしくって
確かに、宣伝しすぎてしまいました
久しぶりに覗いたら読者がいなくって寂しくなってしまいました。
早速練り直してみます!
申し訳ないんだけど、86さんにほぼ同意。
女性向けと銘打って尿って…正直ポカーン。
途中途中どちらの視点か判らなくなる書き方もマイナス。
ただ、これって誰でも通る道だから、もう少し客観的に作品を見られるようになればもっといい物が書けるようになると思う。
医者が泌尿器科医だとして、その上に診療放射線技師の国家資格も普通とれる?
大学で医学科進んで、重ねて保健学科の放射線技術科学を専攻両立できた?
>T大学病院、泌尿器科医師。独身。手術の腕前はピカ一。
あっさり撮影してるけどどういう設定?
>レンガ道
官能小説に限らずたくさん本を読んで
気に入ったものは文章をなぞって打ち込んでみると、勉強になるかと思う。
これでは官能云々以前に読み物として成立するかどうかも怪しい。
ガンガレ
皆さん厳しいですね〜(分かるけど)
患者として出会った美しい人妻に、亡き母の面影を見て
強く惹かれる青年医者、というシチュエーションは好きです。
美しいのをひとつ、期待してます。
竹内豊にそっくりだって書いといて名前は竹内豊かよ。
そのまんまじゃん!
つかこんな設定に名前使ったら、名誉毀損もんじゃね?
頭悪すぎ。
それに文章も、なんつうか高機能自閉の人が無理やりひねり出してる?
感情が一切こもってないっつうか、小説とも言えないシナリオもどきか?
他スレに必死で宣伝する前にローカルで100回推敲しとけよ。
素で間違えたのかわざと変えたのかは知らないけど
竹野内氏とは漢字が違うから微妙に大丈夫でしょう。
芸能人なんかの名前を出して「そっくりの」なんて書くと
「あー、この作者はこの人が好みなんだ」と思ってげんなりするので
容貌の描写にとどめたほうがいいかと思います。
>レンガ道
冒頭、視点が定まらないのが致命的。
美咲の紹介で始まってるのに、竹内の内面に飛んじゃうのでは
どちらの立場で読んでいいのかわからない。
女性向けなら美咲の視点に絞って、竹内はこんな風に見えたが〜という方向で
竹内の最低の紹介はできるはず。
また美咲が男性の医師だったので驚いたのなら、診察台に上がるあたりで
もっと恥らう描写がないとダメでしょ。エロ書きたいのなら。
みなさん言葉は厳しいけど、スレがいい方向に復活しつつあるね。
まず問診で生活習慣や症状の経緯などを訊いて、まずは尿失禁のパターン把握の
ために数日間排尿のデータを記録してから方針決定する事が多い。
診察は直腸診と膣内診。その際カテーテルの使用はある。
腰部のCTや超音波検査は用いられる事があるが、尿失禁の症状だけでは胸部レントゲンは
基本的に必要ない。
簡単すぎる問診+尿採取+血液採取+ムダな胸部レントゲン>検査結果待たず手術決定?
判明しているのが尿失禁の症状だけで手術? 医療知識なしで書いてるようにしか見えない。
医者の肩書きがカッコイイと思えたのだろうが医療物を舐めてはいけない。
ついでに診療放射線技師はまるで別物なので安易に資格とれると思わないほうがいい。
>(受験資格)第20条 試験は、次の各号のいずれかに該当する者でないりれば受けることができない。
>1.学校教育法(昭和22年法律第26号)第56条第1項の規定により大学に入学することができる者
>(この号の規定により文部科学大臣の指定した学校が大学である場合において、当該大学が同条
>第2項の規定により当該大学に入学させた者を含む。)で、文部科学大臣が指定した学校又は
>厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上診療放射線技師として
>必要な知識及び技能の修習を終えたもの
98 :
レンガ道:2005/10/03(月) 08:09:39 ID:dWZzG4EW
みなさん貴重なご意見ありがとうございます。
久しぶりにお邪魔したらここの部屋の雰囲気ががらりと変わっているのに正直驚きました。
いい加減な気持ちで書いてはだめっぽいですね。反省しています。
少々へこみましたが、すごくやる気が出ました。
高校のとき国語3以上取ったことないもんで・・・。
べつの設定で(美咲の少女時代、独身時代なんかで)もうちょっと勉強してから戻ってきます。
続きが気になる方へ(いないかもしれないけれど)。あとのあらすじとしては、
手術が無事終わり、竹内に送ってもらう。(夫は出張中で迎えに来れない)
帰りの車の中で美咲は、女性としての機能が戻っているか、竹内に確かめてもらう約束をする。
がんばったご褒美に2人で青の洞窟を見に行くことにする。
シーズンオフのカプリ島、丘の上の博物館で現地集合。
燃え上がる2人、しかし流されてはいけない自分に気づく。
そこで竹内のマザコンが吹っ切れる。
美咲はもう一度夫とやり直そうと決意する。
2人はローマとミラノから別の飛行機で日本への帰途に就く。
こんな感じで各自ご想像ください。では!
がんばれ!本をいっぱい読むんだぞ。
作文や小論文の書き方のハウツー本も読んだほうがいいぞ。
ただ俺はレンガ道の作品を発表しようとする行動力には感銘を受ける
いい加減に書いた作文だけど感想はどんどん欲しくて他スレCMやルール違反ageたのか。
国語が3とかの問題じゃない。
熱意があると思ったら買いかぶりだった。
これから成長していこうとする創作初心者さんを応援するのはいい事だ。
ただ、途中で投げて粗筋書いてシリーズの別作品書きますでは読み手として嫌悪感がある。
ここは投稿打ち逃げ練習台スレではないだろ。まずは最後までしっかり書こうよ。
否定的な感想レスがついたくらいでケツ捲くって読み手に
脳内補完させるような甘ったれた根性では、作品完結させるなんて夢のまた夢。
まずは修業場でみっちりしごかれてこい。話はそれからだ。
>レンガ道さん
完成度を追求するよりも「完結度」をまず追及して。
まず自分で通して書いて、それから投稿する方が
修正や手直し、文章を客観的に見直せるので。
それからルール違反や宣伝は是とできないですよ。
いくら感想が早く欲しいと言っても、
「読まないことには」誰も感想は書けません。
部分部分で感想を書く方や、全部通してから感想を書く方、
読者さんもそれぞれ。焦りは厳禁。
>読者の皆様
私がこんなこと言うのは筋違いだけど、過去書き手だった一人として。
初心者さんを応援するのは良いことだけれども、
期待していた分、ガッカリなのはわかるけど、
もうちょっと余裕が欲しいなぁ、と思います。
「い、いいわっ、素敵よぉ……ああっ、もっと強く、ち、ち、ちっ……」
女も何かを言いかけて、朱く染まった唇を閉じた。
以前恋人達と愛し合っている最中に、何度も叫んだ、淫語。
その言葉をここで叫ぶ事が出来れば、更に心昂ぶらせ強い悦びを得られそうだった。
しかし、しかしさすがにそれは躊躇われた。
ひたすら淫らに躰を揺らし、閉じた唇から耐え切れぬ喘ぎを漏らしているこの状態でも。
今は全裸で見知らぬ男たちを貪っているが、明日の早朝はまたスーツ姿になる。
そのスーツで皆の前で、誠実に清潔に清楚に、マイクに向かって語らなければならない。
欲望に溺れ、同じ口から淫猥極まりない言葉を叫ぼうとしていた、自分……。
「なあ、姉ちゃんよ……」
不意に耳元で囁かれ、女は身を震わせる。
たった今逡巡したばかりなのに、また一人男が迫って来た事で心躍ってしまう。
「……あんた」
更に耳元に近づき低い声で囁きかけて来る、男。
続けて嘲りの言葉がぶつけられるのなら、嬉々として受けよう思った。溺れゆく、女。
だが。
続く
「ユカリさん、だろ……?」
淫らな血に激しく脈動していた心臓が、止まるかと思った。
「おっ、何だ何だ?動かなくなった代わりに中がえらく食い締めて来たぜ」
挿れていた男がその理由も分からずに、女の内部の変化を語った。
周囲の男たちも突然踊らなくなった女を訝しがっている。
ユカリ、と呼ばれた当の女は、色を貪るどころではなくなっていた。
選挙中は幾度も連呼し、連呼された自分の名前。
その名をこの場所で呼ばれるとはまるで想像していなかった。
発覚の恐怖に体をこわばらせてしまった事自体が、その指摘が事実だと語っていた。
止まりかけた心臓は、今度は別の心情に早鐘を鳴らし始める。
「当たり、か……安心しな。あんたがどこの誰かなんて、他にはバラしゃしねえよ」
周囲の者たちに聞こえないように、リーダーの男は女に囁く。
女はただただ恐怖に慄く、だけ。
「だからよ」
今日得たばかりの、責任ある立場。それを守るために金品を渡さねばならないのか。
それとも……。全身を硬直させながら、女は男の要求を待った。
「……這いな」
短すぎる言葉に、思わず聞き返しそうになる。這、う……?
それ以上何も言わない男の意図を探ろうと、女はサングラス越しの視線を向けた。
「クククっ……」
その距離数センチ。
女、いやユカリは男の冷たい笑みを捉え、男はユカリの困惑する表情を見つめていた。
「まだ物足りねえんだろ?だから、ケツにも挿れてやるよ……」
「……っ!」
見透かされたとおり、まだまだ男の逞しいモノを全身が欲している。
だが、だがやはり今の男の提案は限りなく躊躇われた。
これまで様々な肉の交わりを経て来た。もちろんアナルセックスも何度か経験した。
しかし常に相手は一人。つまりヴァギナとアナルを同時に挿し貫かれた事などない。
ましてや幾人もの視線が存在するこの状況で。
「おい、一体どうしちまったんだ?」
ボッキでユカリの中を満たしてる男が小腰を使いながら堪らないという風情で尋ねる。
いきったモノを曝け出したままの男たちも、それに同調する。
「ちょっと待っとけよ……」
男たちをぐるりと見回したリーダーは、再び女に向き直り耳元に囁きかける。
「今から忙しくなるんだろ?めいっぱい愉しめるのは今夜だけだぜ……」
「あ、あ……っ」
「ケツとマ○コに2本……なあ、欲しいんだろ?あんたが望むなら何本でも追加できるぜ」
>105
他スレCMやageをする荒らし寸前の話題性に富んだ書き手だから今回盛り上がっただけよ。
今まであがってる注意点は簡単には改善できないものばかりだからしばらくは自習だろうし。
いらん事(CM荒らし)をしなければ今後は平和にスルー対象になるんじゃないかな。
真面目で努力家な書き手ならもっと余裕あるいい意見交換になるだろうから平気だと思うよ。
とか書いてたら「縁」支援ー!
ユカリは声に惑うように周囲を見回す。サングラス越しの暗い視界。
しかしそれでも、男たちの飢えた顔と気張りきったペニスだけははっきり見えた。
そのどれをとっても、自分の肉体に向けていなないている。
自分が求めれば口もヴァギナも、そしてアナルもその汚くも熱いモノで満たされるのだ。
「さあ、想像してみな。俺たち全員に犯られる自分を……ケツに、挿れられたいんだろ?」
「んっ……挿れられ、たいっ」
「挿れて欲しかったら、這いな……」
「ああぁ……は、這うわっ」
ヴァギナに1本挿入されたままの不恰好な体勢で、ユカリはゆっくりと躰を動かしていく。
その脳裏には、自分。妄想の中では、自分は今の痴女の如き姿ではない。
熱い体臭を撒き散らせた支持者の男たちが去った、あの選挙事務所。
明日から毎日着ねばならないフォーマルなスーツを、
乱入して来たホームレスの男たちにブザマに引き裂かれ、
清楚な化粧も剥がされながら、肉という肉を弄られ、穴という穴を犯される、自分。
あまりにも狂おしくて、それだけで絶頂してしまいそうだった。
続く
111 :
105:2005/10/04(火) 07:46:25 ID:+TI6upvh
>109さん
ありがと〜。
スレの流れの心配してしまったもので。
112 :
れんが道:2005/10/04(火) 07:58:57 ID:HFa/oXku
続けて完結すべきかとも迷いましが、自分の筆力が皆さんの期待にこたえられなく、申し訳ない思いで断念しました。
まずは、書き方の本を読んで勉強はじめました。ジュニア文庫ですが…。
読めば読むほど基礎の出来ていない自分が恥ずかしくなりました。
こんなにも貴重なアドバイスをくださりホントにありがとうございました。
ノートに書き留めておきます。
『美咲』ももう少ししたら書き直して見ます。自分で何度も推敲してね…。
〉レンガ道
期待に応えるなんて良好な話じゃないだろうに。
ゴザンシタとか軽口叩いたりCMしたのが反感かったのまだ分かってない?
お粗末な作文は設定や基本から破綻してるから、書き直しなんて考えないで
全部最初から組みなおしたほうがまし。
レントゲンや視点で叱られただろ。知識なさすぎて目もあてられない。
半年ROMしろとは言わないけど相当進歩するまで大人しくしてな。
推敲してね…とか未練たらしい事書くなよ。
知識が必要な分野を題材にするのを避けたり、あるいは
知ってる範囲内でのみ表現するようにすりゃいいのにと思う
アンカーの形もろくに知らない
>>113は、さぞやエロい小説が書けるんだろうなぁ…(*´д`*)ハァハァ
縁…とうとう正体ばれちゃいましたね。
オチがどうなるのか期待です。
まあごちゃごちゃ言うやつもいるが、頑張ってなー<レンガ道氏
ん〜ごちゃごちゃ言いたくないけどこれだけは言わせれ。
>レンガ道氏
『美咲』を推敲して…といってるけど、それは続き、もしくはシリーズを投下する意思があるって事?
それは止めたほうがいい。
氏には思い入れのある作品でも、読み手は粗筋を丸投げされた時点でその程度のいい加減な代物と見なしてるし、
まして書き手自身がそんな扱いをした話の枝葉の部分に興味を持つなんて無理な相談。
大変だろうけど一から新しい話を作ったほうがいい。
流れを読んでの個人的な感想。
一時期の週間少年ジャンプの編集部を思わせる様な殺伐としたスレだね、ここは。
作品の書き手の人達は全て官能小説作家デビューを目指してるとお思いなのか?片手間に、趣味で書いてるのが殆どではないの?
それで、利益を得ようとしてる訳でもあるまいし、読み手の一人としてはこの雰囲気は嫌だし、書き手だって作品を投下しにくいんじゃない?
そんな雰囲気が有り過ぎで気軽に来て作品を読んだり書いたり出来る空気が無いよ、ここ。
また、より良き作品を書き手に望む為に叱咤激励するのは結構だけどさ、批評家も批評家で言葉を選ぶべきじゃないのか?
「作品」を「作文」と言い放つのはもはや論外で、最低限の礼儀をわきまえて無い者に批評する資格は無いぞ。
元書き手さんがすぐ上の方に書いていたが、特に批評家の人達には余裕を持っていただきたい。
雰囲気が悪いのは確かだが、レンガ道が掟破りをした過剰反応だろう。
現に縁に難癖つける輩はいない。
他の書き手にまで言い出したら問題だが、相手を選んだ反応は健全と思う。
姿勢によって態度が変化するのは自然。
2ちゃんのスレで親切丁寧な接客態度をしろと荒らし反応に言うのがおかしい。
スレの快適性を望むのはいいが、鎮火中に空気読まない学級委員厨はやめれ。
>>120 俺は過剰反応がスレの雰囲気を荒らしてないかと思ってるのだがね。
当人はルール違反をしただろうが、言葉を選んだ上でレスしてるわな。
だったら許してやりゃあ(スルーでも可だが)良いのに、鎮火した問題をほじくり返してんのは過剰反応側では無いの?
それらを無視して、印象を書いた俺を学級委員云々ってのはちょっとあんまりだよ、それは。
レンガ道が書き込みすると反応が沸くのは鎮火中だから仕方ないが、
他書き手まで類焼してない現状でスルーすべきところを燃料くべてるのは>119だろう。
スレを本当に考えるなら鎮火中に資格なしだの学級委員風吹かさずスルー。
>>120 もう謝ってる相手に、なに延々粘着質に絡み付いてんのさ?
マジキモいな。
空気読めず雰囲気悪くしてんのは自分だろうが。
こんなとこでいっぱしの批評家ぶってるやつってバカ?
>>120 >他の書き手にまで言い出したら問題だが
過去ログを読んだ上での発言?
何人の書き手がここで理不尽な叩きにあって書くのを辞めたことだろうな。
バカらしい。
レンガ道が黙ったのにいつまで燃料追加してるんだ。
>他の書き手にまで言い出したら問題だが
過去ログを読んだ上での発言?
今回の件はって事でしょ。
でもそろそろ本当に止めようぜ。
これ以上長引くと本当にほかの書き手さんに
火の粉をぶっかける馬鹿が出そうだし。
↓何も無かったかのように次の方ドゾー
↑無茶言うなぁ(w
リーダーの男はユカリの背後に回る。真夜中でも真白に輝く、魅惑の臀部。
「おお、すげえっ」
同じように背後から眺める数人の男たちがそのヒップの美しさに呻く。
その姿を命じたはずのリーダーの男も、思わず息を飲んだ。
「んっ……はあぁ」
切なげな吐息と共に揺れる、スマートだが肉の乗った尻。
男なら誰もが後ろから激しく突きたくなる、魅力的な尻。
ゆっくりその尻に近づくたび、自分の頬が緩むのをリーダーの男は感じていた。
「は、ひい……っ!」
白く柔らかい肉を両手で掴むと、ユカリが全身を震わせて喘いだ。
あえて跡が残りそうなほど指先を強く埋め、双肉の弾力をマゾヒスティックに愉しむ。
そのまま左右に開けば、ペニスがずっぽりと埋没しているヴァギナ。
そしてその少し上に、セピア色のアナルが繊細にひくつくのがはっきりと見て取れる。
「いいねぇ……あんたの全てが見えるぜ。マ○コも、ケツの穴もよ」
「あ、はあんっ……そんな事、言わないでぇ」
恥じらいの熱い息を吐くが、けして男の手から逃れようとはしない。
それどころか2本のモノに内部を蹂躙される時を想像し、さらに誘うように尻を揺らす。
「じゃあ」
「ひいいんっ……!」
すぼまりを、男の指が小突いた。その瞬間に迷い、その感触に空虚を感じる、ユカリ。
「あ、ゆ、指なのぉ……?」
「クククっ、やっぱり指じゃ物足りねえか。じゃあ、おねだりだ」
「おね、だり……」
「どこに何を挿れて欲しいのか、俺におねだりするんだよ。さあ、どうする?ユカ……」
「ああっ、おねだり、するわっ!」
名前を呼ばれかけた事に気づいたユカリは、慌てて叫ぶ。
だがそんな状況でも、体験した事のない被虐のやりとりに図らずも興奮してしまう。
「さ、言葉は正確に丁寧にな、あんたがこれから毎日しなきゃいけない事だろ……?」
ユカリにしかわからない言い回しで、煽る男。
「は、い……あの、お、おっ、おし……っ」
「よく聞こえねぇ」
「ああっ……お尻、にっ」
「穴に、だろ」
「……お尻の、あ、穴にっ、挿れ……」
「何を、だよ?そんなんじゃ『タトウ』の奴らにすぐ反論されちまうぜ」
特定の政党名を挙げるでもなく、もちろん野党と言うでもなく。
そうする事でリーダーの男は、ユカリにさらにじりじりと堕落を迫る。
対するユカリは、また妄想に耽る。
演説や質問途中に、昂ぶって発する淫単語。一斉に集まる好色な視線。
その視線を全て受けとめて、陰部をしとどに潤ませていく、淫乱極まりない自分……。
「お、お尻の穴にっ……ち、ち○ぽ挿れて、下さい……早く、はやくうっ!」
聞いていた誰かが、ヒューッと口笛を吹いた。深夜の公園に鈍く響き渡る。
「おいおい、まさか『ち○ぽ』なんて言うとはなぁ……どスケベこの上ねえぜ」
リーダーの嘲笑にユカリは躰を震わせる。その震えはもちろん恐怖から来たのではない。
先程躊躇した猥褻極まりない淫語を、当たり前のように叫んだ自分に酔っているのだ。
続く
水戸っちです。「接触」の続きです
------------------------------
それから毎晩のように、美由紀はユカの触るとおりに自分の下着越しに胸に触れた。
決して気楽にではない。おののきながらだった。そしておののいたのは自分の胸から
生じる感覚よりも、この悪い遊びを止められない自分にだった。
(いけない)
そう思いながら、毎日少しずつ違う感覚を追求するユカから決別することができない。
美由紀はユカより先にブラジャーの上から乳首を触ってみていたが、やがて物語りの
ユカが触るとおりに自分の胸に触るようになっていた。ユカは…ユカの物語の作者は、
胸へのタッチひとつとっても執拗に細かい描写を行った。たいてい、一日に新しいこと
をひとつだけ行う。その分、一日の自慰はじれったくも濃厚になる。
裾野を覆うカップを優しくさわさわと撫でまわしつづけるというそれだけを、ねっとりと続
ける。文章を読みながらそうするうちに、美由紀は自分の股間が熱くぬれてきたのを
感じた。初めて、潤むという感覚を味わった。翌日はカップを軽くもみ立てて声を漏ら
した。さらに次の日には強くもみ、その次の日には、乳首を避けて指先でくすぐるよう
に乳輪と肌の境をなでた。
(もう、だめ)
自分の体が急速に性に対して開きつつあるのを感じた。これ以上こんなことをしてい
てはだめだ。そう思いつつ、やめられない。深夜の幼い淫蕩は2週間続き、とうとう、
ユカは背中に手を回してブラジャーのホックをはずした。
「だめ」
美由紀が小さく声を漏らす。ストーリーがどう進むかはわかっていたが、それでも絶望
感に似た心持で、美由紀もホックをはずした。
初めてそのような意図をもって乳房に触れた次の朝、美由紀は自分がいかにまずい
状態にあるかを思い知って打ちのめされた。夜の秘めた遊びは中間テストの結果に
如実に黒い影を落としている。次第に授業についていけなくなりつつあるのはわかっ
ていたし、試験が終わった時点で相当結果がまずいだろうことは覚悟していた。
しかし、実際に学年順位が落ちたのを目の当たりにすると、胸を締め付けられるよう
な苦痛を感じた。
(どうしよう)
いったん気になると、どうしようもない。その日の残りの授業も上の空であっという間に
放課後になってしまった。
放課後になったからといって気が晴れるものではない。むしろまったく出口が見つから
ない分落ち込んでいた。無論、深夜の秘め事をやめて勉強に集中すればいいのだが、
そんなことができるくらいならとっくにやめている。止められないからこその悪癖なのだ。
出口のない悩みの中で考えだけがまとまらずにぐるぐる回る。返却された本を持って
書架の一番上の棚を見ながら、美由紀はぼうっとしていた。書架に手が届かずに本を
返せない。そこで思考がとまってしまっていた。踏み台を持ってくるといういつもの事に
移れず、ただ、棚を見上げたまま本を胸の辺りに持って思考の淵に沈んでしまっていた。
「…さん、小林さん」
はっとわれに帰るといつのまにか雄二が横に来ていた。
「どうしたの?」
「え?あの。ううん。」
とっさのことで頭が働かない。言葉を継げない。
「その本、一番上の棚?」
「うん。」
「僕が入れるよ」
あっ、と小さな声をあげたときには胸元に伸びてきた手が厚いハードカバーの本を取り
上げていた。何一つちゃんとした対応が取れずに立ちすくんでいる美由紀の前で雄二が
書架の方に向き直る。
それから目の前で起きたことはスローモーションのように繰り返し思い出すことができ
た。斜め上を向き、ひじを前に突き出した美しいフォームで本を額の前に掲げて左手を
添える。すっと体が沈んだと思うと、今度はフォームを維持したままさっと伸び上がって
雄二が宙に浮く。あとから思い返しても、いったいどれだけ長い間浮いていたんだろう
と思うくらいゆっくりと感じられたモーションだった。そしてジャンプの頂点で静かに本を
棚に置き、すとんと着地した。
「はい、入れたよ」
そういって微笑んだ雄二の顔に、さっと影がはしった。そしてばつが悪そうにつなぐ。
「ごめん、脅かすつもりじゃなかったんだ」
そういわれて、両手で口を押えたまま立っていた美由紀はようやく口を開いた。
「ううん、ごめんなさい。ちょっとびっくりしただけ。ごめんなさい。」
なんでもないことだったが、少しだけきまずい空気が辺りをつつんだ。
緑待ち
保守
ミドリかよっ(w >134
縁も接触も、楽しみに読んでますよ〜。
営業外さんのも、続きが気になる!
今このスレ見るの楽しみだ〜。
「いいぜ、挿れてやるよ『先生』……俺のち○ぽを、あんたのケツの穴にな」
強調するように一語ずつゆっくりと宣言するリーダーの男。
『先生』、という特殊極まりない敬称をあえて呼ぶことも忘れずに。
聞いているユカリはその一語一語にヴァギナを潤わせ、アナルをひくつかせる。
「あ、あ、あぁ……くううっ!」
久々にその場所で感じた男の熱い圧力。歪んだ感激に浸るより早くその圧は増していく。
決して緩んでもいない肉のすぼまりを、ズッズッと割り開いて進むペニス。
滾る肉の奥で、2本のペニス同士が距離を詰めていく、乱れた感触。
何度も息を呑まなければ耐えられないほど、その牡の運動は鈍く重かった。
しかしもちろんそれは、ユカリ本人が待ち望んだこと。
距離が縮まりきった時、そこで生まれるであろう快感を、ユカリは待っているのだ。
「くうーっ……いいねぇあんたのケツの穴の中は。キツキツにち○ぽを締めてくるぜ」
「あ、く……ううっ!キツ、いぃ……っ」
リーダーの男は感嘆し、ユカリは呻きながらも狭洞の充実感に酔い痴れていた。
「おおっ、こっちも……ま○この中の具合がよくなったぜ。おお、いいっ!」
ヴァギナを穿ち続けている男も、リーダーに倣ってユカリを淫語で嬲り始める。
体内をみっちりと満たす2本のペニス。ぐいぐいと遠慮なく進む2本のペニス。
さらに淫らな言葉や熱い視線に責められ、ユカリはどうしようもなく昂ぶっていた。
ああ……っ。これなの、この感じなのっ!
どんなに肩書きが変わったって、これを忘れることなんてできないの……っ!
「つっ、突いて!」
「……だから、どこを、だ?」
「あふんっ……お尻の穴、け、ケツの穴のち○ぽを……激しく突き上げてっ!」
「……まったく」
自分が仕向けた淫語嬲りの効果に、リーダーは自嘲気味に笑う。
すぐにつられて『ケツの穴』と叫ぶ女。予想以上の反応だ。
「じゃあ、遠慮なくいくぜ」
ならば女の乱れに任せて責めてやろう、尻の穴で狂わせてやろう、と。
「あ、ひいいいっん……!」
えぐるような強烈な突きがユカリの全身を痙攣させる。
尻穴を奥深くまで穿った男の一撃に、ユカリはイッたのだ。
「まだまだ。こんなんで参っちまうなよ先生……おい、一緒に突き殺してやろうぜ」
きつい超粘膜のわななきに女の絶頂を知ったリーダーはニヤリと笑う。
すぐさま下の男に指示し、ユカリをますます狂わせようと狙う。
「……あひ、はひっ、ひいんっ!つ、よいぃ……んんんっ!」
男2人は腰の躍動を合わせて、サングラスのみを纏った美熟女の肉体を攻める。
いや僅かにずれた動きだからこそ、淫粘膜を隔てる快感がユカリに鋭く感じられていた。
ヴァギナの、動かなくても精を吸い取ろうとするような蠢き。
アヌスの、自分では動かし難い神経から来るざわめき。
まるで違う女の快感が、逞しく熱く、形も動き方も違うペニスによって与えられる。
さらに自分が淫らに叫び振舞うことで、被虐的牝の悦びを新たに得られる。
これまでのセックスライフとは比べ物にならない歪んだ愉悦の中に、ユカリはいた。
続く
今日も乙です。
いい乱れっぷりですね。
初めて投稿します。と言うか、書き込み事体が初めてなので
マナー違反があったらすみません。
タイトルは【恥辱!】です。
【恥辱!】プロローグ
真紀は有名な女優だった。多くのドラマやCMに出演し人気があった。
セミロングの黒い髪、はっきりして知的な目鼻立ち。処女を思わせる清楚
さは「綺麗なお姉さん」との愛称があり「結婚したい女優ナンバー1」
とも称された。そのイメージを好む企業はこぞってCMに起用した。
真紀は学生時代から15年来の友人である代議士の藤田正信と結婚した。
真紀と正信の結婚式は豪勢を極めた。
来賓は政界、芸能界より集まった。その中には正信の所属する党の
総裁であり国の総理でもある大泉の姿もあった。
ホール外にはテレビや新聞、雑誌のカメラが列をつくっていた。
二人を一目みようと一般人も多数押し寄せていた。
その大勢の人達の注目を一身に浴びているのがウエディングドレス姿の
真紀であった。
花びらのような襟元、絶妙な丈のフレンチスリーブ、ノーネックレスの
胸元、パールのイヤリングは白い花であしらわれた髪型と絶妙にマッチ
している。とても品のいいウエディングドレスは年相応の美しさを存分に
引き出していた。
花嫁の真紀が姿を現すと割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
最初はうつむき加減の真紀だったが、2人でそろって一礼した後は
晴れやかな笑顔を見せた。
周辺からは 「きれい、きれい」と声が上がっていた。
真紀は妻としても女としても優良だった。まさに貞淑を絵に描いたような
真紀の可憐さは羨望の的であると共に、嫉妬、妬みの対象でもあった。
【恥辱!】プロローグ
翌年の夏、政局は混迷を極めた。とある民営化法案が参議院で否決。
大泉は強引に衆議院を解散、波乱の総選挙戦が始まった。
そんな中、真紀は大泉の腹心である川崎から呼び出しを受けた。
川崎・・・。衆議院議員にして党の実力者であり大泉の盟友である。
しかしながら真紀はその名前に良い印象が無かった。
川崎には良からぬ逸話が付きまとっていた。川崎のスキャンダルが問題となったのは、ほんの数年前の事である。
発端は愛人スキャンダルであった。「女は中すればするほど良くなる」「親子丼をしてみたい」などと常軌を逸脱した発言が問題となった。
また女性に自らの尿を飲ませ「これでお前は一生俺の女だ」などと発言したことが糾弾された。
渦中で行われた衆議院選挙で落選。後に参議院に立候補するも落選して
いる。その折、真紀の夫である正信が川崎の擁立に反対した事は有名な話であった。
言わば、正信と川崎は同じ党にいながら敵対的な関係にあった。
川崎は大泉の力によって衆議院議員に返り咲き、今や大泉の腹心であり
懐刀的な存在と言って良かった。
その川崎からの呼び出し、真紀は不審に思った。
が、真紀にとってはこれが“国会議員の妻”として初の選挙であった。
何もかもが始めての経験であり分らない事だらけであった。
議員の妻が呼び出される。そのような事が普通なのか普通でないのかさえ分らなかったが
「総理が会いたがっている」と言われては断る事ができなかった。
官邸を訪ねた真紀。川崎は真紀に対して良からぬ企みをもっていた。
川崎は真紀の夫が川崎の公認に反対した過去に付け込み過酷なる要求を
突きつけた。
それは、彼の支持者の集会で真紀が謝罪する事であった。
しかしそれは単なる選挙集会ではない。
選挙集会とは名ばかり、実体は川崎がバックにつける特別な支持者達を招いて行う接待集会なのだ。
真紀はその集会の舞台上で、自ら裸になる事での謝罪を要求される。拒絶すれば大泉の力を利用して
正信の公認を剥奪し、対立候補を擁立すると言うのだ。
さらに某団体からの献金隠しの罪を正信に擦り付けるとさえ言い放つ。
真紀は夫の為に従う他はなかった。
【恥辱!】プロローグ
翌日、市内は選挙の応援集会が行われると思えないほどに静かだった。
チラシやポスター、ふれ回りなどは一切無く、市民の誰もがその日にそ
の集会がある事を知らなかった。
それでいて会場となる市民ホールには人の出入りがあった。来るのは地方の名士や
大手会社企業の社長や重役、宗教団体の代表者、暴力団の幹部など、明らかに一般市民とは違う人達であった。
それは選挙区以外の所からも集まってきていた。不思議なのは、そこに集まる人々が男ばかりと言う事だった。
人々が入場すると、そこは選挙の応援集会会場とは思えない大袈裟な舞台、明らかに通常と違う立派な客席のソファー、
コンサートでも始まるのかと思えるような派手な照明。何をとっても異例だった。
それでいて来場者は〈さも当然〉と言った感じで着座している。その様子は今までにも同じような経験がある様子だった。
着座した来場者には川崎の議員秘書が近づき、[お土産]として厚さ数センチもある封筒が手渡された。
集会が始まっても、司会進行こそ立派だが実際の所は選挙の話などは皆無といって良く、
それに比してパフォーマンスやショーの類がヤタラに目に付いた。
それらのパフォーマンスを、さも選挙演説を聴くように無言で見ている支持者達の様子は異様と言えた。
集会は佳境に入った。司会進行を勤める川崎の秘書の声がマイクを通して響いた。
「続きましては、藤田議員より川崎議員応援演のお言葉を頂く所なのですが、
本日、藤田議員は多忙の為に出席いただけません。
つきましては藤田議員のご内儀で女優の真紀様に登場願いただきます。
なお、今回、真紀様は、自らの身体によって川崎議員に対する誠意を表したいとのご申し出がありました。
皆々様に置かれましては、ご静粛の上お楽しみ頂ければと存じます。」
既にその内容が伝えられているらしく、特に会場から驚きの声が上がったりする事はなかった。
ただ、これまでのショーに全く興味を示さなかった支持者達も〈待っていました〉とばかりに舞台に注目した。
【恥辱!】(本編)
支持者達が見つめる舞台に一人上がる真紀。真紀は紺のスーツを着用し
ていた。2つボタンのテーラードジャケット、膝が少し隠れる絶妙な長
さのタイトスカート、純白のブラウス。一部の隙も見せない凛とした姿
は会場の雰囲気を一気に静寂へと導いた。
しかし、ここで真紀が求められるのは壮大なる応援演説ではない。淫ら
な男達にその裸体をさらす事なのだ。
戸惑う真紀をせかすように照明が落とされ、真紀にスポットライトが浴
びせられる。その屈辱の光の元で意を決したように自らのスーツの上着
に手をかける真紀。
スーツのボタンをゆっくりと外す。スーツの型が崩れないように両の袖
を抜き、右手で襟元を持ち下げる。真紀の清純さを示すかような白のブ
ラウスがその全容を現す。一呼吸の間をあけた後、右手の上着を落とす。
上着は造作もなく真紀の足元に落ちた。
少し伏し目で客席を見る真紀。支持者達は舞台上の真紀に緊迫の視線を
投げかける。会場を張り詰めた空気が支配する。
真紀の手はブラウスの胸元へと進む。息を呑む支持者達。真紀の手が一
つ、また一つとブラウスのボタンを外していく。静寂なる会場に真紀が
ボタンを外す衣擦れの音のみが聞こえる。
3つ目のボタンを外した時、真紀の手が思わず止まる。支持者達の目線
が胸元から覗く純白のブラジャーに集中するのを感じたからだ。
思わずブラウスの胸元を重ね、支持者達の目線を避けるようにうつむく
真紀。
その時、支持者達とは違う、もっと悪意で、そして強烈な視線を真紀は
感じた。
そちらを向くまでも無く、真紀はその鋭い視線の正体を感じ取っていた。
その視線は淫欲に餓えた川崎の欲望剥きだしの目線である事は明白で
あった。
その視線に、真紀は逆らう事の許されない身であると改めて思い知らさ
れるのだ。
【恥辱!】
顔を上げた真紀は4つ目のボタンに指を掛け、ゆっくりと外す。ブラウ
スが今まで以上に大きく開き、純白のブラジャーが、そして胸元の隆起
の全貌が恥かしげに支持者達の目にうつった。
そして最後のボタンに手を掛け一思いに外した真紀。拠り所を失ったブ
ラウスが細い肩をスルリと滑った。真紀はブラウスの袖を抜き取ると、
足元にハラリと落とす。
両肩、胸元、腹部、そして背中、露になった真紀の素肌に強烈なスポッ
トライトが焼きつくように突き刺さる。
ほっそりとして上品な両肩、その間を結ぶ繊細で弱々しい鎖骨。雪のよ
うに白い肌には水を弾くような張りがあり、その白い肌は羞恥の為にほ
んのりと薄い朱色に染まっている。銀の細いネックレスがその朱色を一
層に引き立てる。
全身は許しを請うように小刻みに震えていた。
が、これが終りなのではない。止まる所を知らない男達の欲求は、今も
って手付かずの下半身さえも露出する事を求めているのである。
ひとたび瞳を閉じた真紀はゆっくりと瞳を開き、紺のタイトスカートに
手を掛けた。後ろ手にスカートのホックを外し、ジッパーを下ろす覚悟
の音が舞台に響く。タイトスカートが無情にも滑り落ち、先に真紀の身
体を離れたブラウスの上に落ちる。
「ホ〜ッ」
舞台を見つめる男達が感嘆の溜息を上げた。
下着だけとなった真紀の姿は、その感嘆に値するだけの美しさだった。
細い腰から伸びた長く美しい両足。引き締まった下腹部には余分な弛み
など一切無く、スラッとした理想的なボディーラインを形成している。
純白のブラジャーに隠された胸は器状の綺麗な形を表している。それら
が絶妙のハーモニーとなり芸術的なまでの美しさを醸し出す。
ストッキングは履いていなかった。白いショーツは透けてしまいそうな
程に薄く小さい。細い紐が両サイドで蝶結びにされている。清純派でな
らした真紀が選ぶとは思えないような下着だ。
それもその筈、この出で立ちは前夜に川崎によって指定された下着だっ
たのだから。それを知らない支持者達は突如現れた意外なる興物に魂を
抜かれたように見入り、そして陶酔した。
>141
※誤 女は中すれば → 女は中絶すれば
支援
【恥辱!】
ブラジャーだけとなった胸、ヘアーさえ透けそうな下半身、それらを舐め回すように見つ
める男達の視線を真紀は痛い程に感じ取っていた。
思わず逸らした真紀の瞳が偶然にも川崎の目線を捕らえた。その目線は非情にも次なる行
動を要求していた。
ついにブラジャーに手を掛けた真紀。背部のホックを外そうとするが羞恥と屈辱に手が震
えて外せない。ようやくホックを捕らえた細い指がホックを外す。
ブラジャーによって抑圧されていた見た目よりボリュームのある胸が、反発するようにブ
ラジャーのカップを持ち上げた。
その反発を押さえ込むように胸元を左腕で隠し、右手でゆっくりと肩の紐を外す。まずは
左肩、そして右肩の紐を肩口まで下ろす。こうしてブラジャーは支える物を失い、細い左
腕によって押さえられるだけの存在となった。
動きが止まる。5秒、10秒・・・。物音一つしない緊迫の時が過ぎる。その間も男達の
強烈な視線が真紀の胸元を貫き追い詰める。
どれ位の時間が過ぎただろう。数秒かと思えば数分とも思える緊迫の時が過ぎ、無数の男
達の無言の圧力に堪えられなくなった真紀が行動を起こす。
ブラジャーを押さえていた左腕をそっと胸から外す。純白のブラジャーが意外な程にあっ
さりと真紀の足元に落ち、白い胸が顔を覗かせた。
乳房はバランスの良い上品な形をなし、先端の小さな乳首は薄い桃色でツンと上を向いて
いる。その乳房の放物線を描くアンダーバストから上向きにせり出した乳首までのライン
は完璧なまでに美しく透き通る様な白さを保ち、男なら〈是非その手にしてみたい〉とい
う欲求に駆られる程の見事な美乳だった。
〈お願い!見ないで!!〉
真紀は祈った。が、そんな祈りに関係なく支持者という名の観客達は、薄いショーツ一枚
でスポットライトを浴びる真紀の裸体を見つめ続けた。
〈背後から強引に抱き寄せ、アンダーバストから乱暴に揉み上げてみたい。〉
男達はそんな妄想の世界に浸っているようでさえあった。
【恥辱!】
静寂を打ち破ったのは意外にも川崎であった。
「そろそろ楽しませてもらいましょうか」
立ち上がった川崎は日頃の彼から想像も出来ないような俊敏な動きで舞台に駆け上がった。
彼がこれ程に素早く動くのは獣心を満たそうとする時だけだろう。
真紀は思わず逃げようとするが足が動かない。そんな真紀を川崎は背後から抱寄せ、誰も
が見惚れた乳房を乱暴に揉みしだいた。
「アァッ!」
声を出す間もなく背後より抱きすくめられた真紀。無意識に自らの身を逃がそうとするが、
川崎の手はツボを心得たように要所を押さえ、真紀の身体は身動きを許されない。
ふと気が付くと、舞台下前にダブルのベッドが運び込まれている。
〈・・・!!!〉
そのベッドが何の意図で運び込まれているのかは明白だった。淫らな意図に気が付いた真
紀が激しく暴れる。真紀の耳元で川崎がささやく。
「ここで造反するのが何を意味するのか分ってないようだね」
真紀の表情が〈ハッ!〉となった。そう、ここで逆らえば自分はおろか夫さえもどのよう
な報復を受けるか知れないのである。自分は既に抵抗する権利さえ奪われた身の上であり、
後は無抵抗のままに川崎の欲望の捌け口とされる以外に選択肢はないのだ。
心の隙を見透かしたように川崎は真紀を抱きすくめたまま舞台を降りた。川崎に押される
ままにゆっくりと歩を進める真紀。この一歩ずつが真紀にとって最悪の時への一里塚であ
り服従への踏み絵なのだ。
一歩、また一歩。舞台を降りベッドに近づく。ベッドは舞台方向が頭、客席方向を足にし
て設置されていた。薄いピンクのシーツと枕。その枕元には赤い縄と怪しげな液体の入っ
た小さな小瓶が並べて置いてある。真紀はベッドの横で歩を止められた。そこで川崎は真
紀を振り返らせる。そして押し倒す。
真紀の身体が仰向けにベッドに倒れ弾んだ。倒された真紀は首を横に向け攻撃的とも取れ
る表情で屈辱に耐えている。
【恥辱!】
舞台に向けられていたスポットライトがベッド上の真紀を照らす。川崎はベッドの枕元に
置いてある赤い紐を手に取った。慣れた手つきで紐を真紀の手首足首に括りつける。手首
の紐はバンザイの状態でベッドに縛り、足首の紐は逆端をベッドの枕側の両ヘリに通す。
そして力任せに引っ張る。
真紀のしなやかな肢体が「く」の字に折り曲げられ、腰は上を向き背中は垂直に立つ。
足がガバっと顔までかかり尻が天高く突き上がる。
〈かっ・・・神様っ!助けてっ!〉
真紀の叫びは表現されなかった。悲鳴は愚か呼吸さえも満足にできない程に屈辱的な体勢
だった。
川崎は足首の紐もヘリに縛り付ける。
「ヒヒヒ、マングリ返してこんにちは」
恥知らずな川崎の言葉に、真紀はただ赤面状態で耐える事しかできなかった。
「マングリ返しは世界で一番美しい体位だと思うがな・・・」
変態の本性剥き出しのイヤらしい川崎の声が響く。
次に川崎は真紀の枕元に転がる怪しげな小瓶を手に取り蓋を開けた。ツンと嫌な匂いが真
紀の鼻をくすぐる。
「とっておきのコレを使ってやろう」
怪しげな笑みで言葉を含むと、毛深くて太い人差し指を不器用に小瓶に入れてかき回す。
そしてネットリとした液体を指にとると、真紀の乳房に塗りたくった。指を小瓶に漬け直
し、マングリ返しのまま拘束された真紀のパンティーに指を忍ばせる。
「イヤッ!」
真紀がうめく暇もなく川崎の指は真紀の秘部を捉えていた。小さくて敏感な器官にヌルッ
とした感触があった。ひたすら気丈さを保とうと攻撃的な瞳で耐える真紀を他所に、川崎
は容赦無く真紀の秘部に、そしてその奥にまでも怪しげな液体を塗りこむ。
次の瞬間、川崎は意外とも思える行動に出た。一度ずらした真紀のパンティーを元に戻し
てしまった。そしてベッドの片隅に腰掛けて一服の構えを見せたのだ。
舞台方向に頭を向けてマングリ返しで固定されている真紀。その体勢で死角となる舞台上
には、いつの間にか大型の液晶スクリーンが登場していた。その大型のスクリーンには、
ベッド上で恥ずかしい格好を強要される真紀の姿が大きく映し出されている。
観客達はそこに映し出される男女の行為を瞬きもせずに見つめていた。
>猫さん
保管 ありがとうございます。お疲れ様です。
自分の作品の保管を見気付いたんですが、これ、長文なのにインデックスが
全く無いんですよね・・・。
まだ先が長いので、急遽、インデックスを割り振りしました。
140・141→ プロローグ−1−
142→ プロローグ−2−
143→ −1−
144・145→ −2−
148→ −3−
149→ −4−
150→ −5−
にしていただけないでしょうか。(次回の保管される時にでも・・・)
お手数をおかけしてすみません。
>>152(よっこいしょさん)
了解です。
インデックスをつけました。
猫さん、お疲れさまです。
緑を待ちながら。
公園の水飲み用蛇口での後門洗浄をリクエストしたりw
今の今まで「縁」を「えん」と読んでいたけど「ユカリ」と読んだほうが正しいのかなあ。
「す、すげえな……」
「あぁ、エロ過ぎるぜ」
前と後ろに挿れられながら歓喜の声を上げ続ける裸の美熟女。
暗い公園で体液を滴らせ踊るその女を、ホームレスたちは食い入るように眺めている。
街裏の寂れた公園に、深夜現れた淫乱極まりない女。
すでに女の膣内や口に精を放った者もそうでない者も、再び興奮に囚われ始めていた。
「ひっ、ひいいんっ!ケツの穴素敵、すてきぃ……っ!
「あうう……ま、ま、ま○このち○ぽもイイっ……もっと、もっとよぉ!」
「こす、れるぅ……ま○こもケツもいっぱいなのっ!いいっ、いひいいいっ!」
前後の穴を貫かれ突かれ悶える女と、激しく兇器を繰り出す2人の男。
先程よりもずっと乱れ狂った光景に、囲む輪もまた小さくなる。
「お、おい……口は、空いてるんだろう?」
サンドイッチされ続けるユカリの開ききった唇に、一人の男の怒張が向けられた。
穴を塞がれる快感に酔っていたユカリも、すえた匂いによってそれに気づく。
「あ、ああん……っ」
これで何本目の口淫だろう?汚らしい男たちが自分の唇をめがけペニスを向ける。
ユカリはまだ求めている。
ヴァギナとアヌスを埋められてなお、口の充実感も求めているのだ。
「んっ!いいわ、舐めるわっ……あなたたちの臭くて汚いち○ぽ、全部舐めてあげるっ!」
先程よりもずっと無理な体勢だったが、ユカリは目の前のペニスにむしゃぶりついた。
ぐいっ、と顔を上げ男のモノを舐めるユカリを見つめながら、リーダーの男は思う。
この数週間抑圧された肉欲を、今夜公園で晴らそうとしている、女。
だが全ての肉穴を塞がれてなお色を求める女が、数時間で気を晴らすことが出来るのか?
明日から訪れる禁欲の日々に、ユカリという名の欲深き女が耐えられるだろうか?と。
「……もっともっと、ケツの奥を突くぜ」
「んぐぐうう……っ!いい、いひぃ!」
一定の感情を含ませながらリーダーは呟くが、ユカリは我を忘れて叫ぶばかり。
ならばと男も、今は我を忘れただユカリを蕩かせ抜く覚悟を決める。
「んんっ、いひいいっ!あは、ま○こもケツの穴もいい……っ!最高よぉ!」
充分膣奥を穿っているはずの2本のモノでさらに快感を得ようと、前後左右に腰を揺さぶる。
そうすればこれまで触れられたことない粘膜部分が擦られ、思う以上の悦びが湧く。
今までの苦労も、これからの責務も、淫らに躰を振るうことで全て忘れられた。
たまに背後の男が言葉で思い出させるが、それさえも痺れるような愉悦に変わる。
この短い時間だけでも、淫らに踊っていたい。それが今のユカリの全てだった。
続く
【恥辱】−6−
ベッドに腰掛け真紀を眺めるだけの川崎。何もして来ないのがかえって不気味だった。
時が過ぎること数分。真紀は自分の肉体に異変を感じていた。乳房、そして股間の中心に
思いがけぬ昂りを覚えたのだ。
〈何か変…、ムズムズするっ…!?〉
今までに味わった事の無い体感だった。こそばゆいような、あるいは痒いような。それで
いて自然と呼吸を乱す昂り。それは川崎が塗りつけた怪しげな液体のせいである事は明白
だった。
〈いやだっ…、身体が…、身体が熱い…!〉
一体何を塗られたのだろう…。自分が塗りつけられた液体の正体さえ分らない事が、真紀
をより一層不安にさせた。何とかしてその液体の正体が知りたかった。
「何を塗ったのっ!お願い…教えて…!!」
真紀の瞳が川崎を見上げる。その瞳はうっすらと潤んでいた。
「フフフ、顔が色っぽくなってきたじゃないか。ケツがプルプルしているぞっ!」
事実、汗にまみれた真紀の双尻はプルプルと微動を繰り返していた。
「お前に塗ってやったのは北朝鮮製の媚薬だぁ。へっ、前に向こうの政府関係者と会談し
た時にもらったのさ。何でも総書記が喜び組の生娘調教用に作らせた特別製だとさ」
川崎の持ち出した小瓶の正体に、観客達は言葉を失いスクリーンに映し出される真紀の変
化に注目した。
スクリーンに映る真紀は妖艶だった。力を込めて堪える下半身は真紀の意思に反して小刻
みに震え、頭で縛り上げられた足はピンと突っ張っている。手足の指は強く握り締められ、
全身が汗で艶かしく光っている。
〈何をされても絶対に感じたりなんかしないっ!こんな男に屈しない…!〉
真紀は誓っていた。犯されて感じるなどあってはならない不貞に思えた。
「おいおい、もうアソコが濡れて透け始めているぞぉ。ピンクの乳首もピンピンだぁ」
川崎の顔には真紀の身体に起こる変化を見逃さまいとする悪意が溢れている。
「そんなの嘘よ…絶対に嘘…。そんな事ある筈がないっ…!!」
疼きを振り払おうと必死に首を振る真紀。髪が乱れて顔にはりついた。
「嘘だと言うならその身で証明してみな。まあゆっくりと嬲り者にしてやるさ。女は我慢
すればする程に色っぽさが増してくるってもんだ。」
艶かしく光る真紀の裸体を眺めながら、川崎はこの上ない優越感に浸っていた。
真紀の地獄は続いていた。既に肉体の疼きは自制を得ず、腰の微動は断続的なものとなっ
ていた。全身から噴出す汗は真紀の身体を滴って、シーツをグッショリと濡らしている。
「女を嬲るのに服なんて無粋な物はぁいらねえよなぁ」
川崎がゆっくりと立ち上がり自ら服を脱ぎ始める。
その手順は皮肉にも真紀が壇上で行った羞恥の脱衣と同じ順序だった。最初にスーツの上
着を脱ぎ、続いてワイシャツを脱ぐ。真紀の綺麗な裸体とは正反対のデップリとした脂ギ
ッシュな川崎の裸体が現れる。ズボンを脱ぎ捨てた川崎の短い足では、中途半端に生えた
毛が見苦しさを一層に醸していた。
最後にパンツに手を掛けた。観客にアピールする如くに一気に下ろす。まだ臨戦態勢でな
いものの、それでも分る圧倒的な男根が姿を現した。
川崎が見苦しく脱衣をしている僅かな時間。その間にも真紀の身体はのっぴきならない状
態に追い込まれていた。乳房の疼きは上半身を敏感な性器の如くに変え、股間の疼きはそ
れ以上の凄みをもって真紀を追い詰めていた。
〈ダメっ!お願い…治まってっ!〉
その感覚は体を埋め尽くす無数の蟻が全身を駆け巡る感覚にさえ似ている。そして無数の
蟻達は真紀の秘めたる秘裂の奥をも這いずり回っているのである。
「こ…こんなのっ…嫌…!」
自分が信じられなかった。しかし〈感じてなどいない〉と自分を騙す事さえできない程に
真紀の身体は官能に蕩かされ始めていた。肉体を蝕む疼きから何とか逃れようとするが手
足を縛られていては身動きができない。結局、双尻に力を込めて腰を揺するしかできなか
った。その姿は皮肉にも快楽を欲して悶えているようであった。
苦悶に喘ぐ真紀の姿を楽しげに眺めていた川崎が口を開いた。
「どうした?『そんな事ある筈がない』のだろ?それとも、もう降参なのかい?」
語尾を上げて真紀が発した言葉を引用する辺り、川崎はいかにも陰険だった。
「私は絶対に降参なんかしないわ…。何をしてもムダよ…っ」
真紀は精一杯強がった。しかし、それでさえ川崎には征服欲を増す材料でしかなかった。
「気が強いねぇ。益々気に入った。だが俺は女を屈服させてから抱く主義なんだ。悪いけ
ど心から降参してもらうよぉ。」
川崎のイモ虫のような指がゆっくりと真紀に近づいた。
↑【恥辱】−7− です
【恥辱】−8−
手足を縛られて動けない真紀。その身体に川崎の手が触れた。指先が舐め回すように真紀
の身体をすべる。
「や…やめて…。やめてよ〜っ」
真紀が声を上げた。下腹部から出た大粒の汗が真紀の頬に落ちた。
川崎の両手の指はパンティーの紐の蝶結び目の横を通って腿の裏へ。
「その威勢がいつまでもつかな。腰が抜けて立てなくなるまで疼く特製媚薬だ。塗られた
ら最後、どんなに頑張っても、最後には男を求めて悶えるしかないのさぁ」
上を向く真紀の膝裏を通った指は足首で折り返し、来た道を逆に進む。脛、膝裏を通り腿
の裏に戻る。真紀は依然として唇を噛んで耐えている。
恐れを知らない指はパンティーを履いたままの真紀の尻部で円を描き、もたげ上げられた
背中へと歩を進めた。
「ううう…ぐぐぐ…」
必死に声を押し殺す真紀。が、その声は既に鼻にかかり官能的な響きを秘めている。
背中から脇腹を通った指は胸に至り、形の良い乳房の外延を一周、円周を狭めてもう一周。
そして会場の誰もが見惚れた乳房の感触を味わうように揉みしだく。手頃なサイズの乳房
が川崎の手に馴染んだ。
「はぁ、はぁっ…」
真紀は乳房を揉まれる屈辱に声も出せず、ただ虫の息で耐えるのみである。
乳房の感触を楽しんだ川崎はその乳房を下から揉み上げ、競り上がった乳首を口に含んだ。
乳首に悪魔のような舌がまとわりつく。力任せに吸い上げられた乳首は、口内でこねくり
まわすように何度も舐め上げられた。
「あ〜…うっ、ううっ、うううん…」
喘ぎとも呻きとも取れる真紀の切迫が会場内に響いた。川崎が乳首をなめ上げる度に体内
を電流が走り抜けた。真紀の息遣いが明らかに激しくなった。真紀はもはや完全に屈服し
たかのようにさえ見えた。
「いひひ、俺の舌責めも特製媚薬に劣らないだろぉ〜〜〜う?」
両の胸を散々に弄んだ川崎は、さも得意気な表情で真紀に問いかけた。
「そ…、そんなの気持ち悪いだけよ……」
それは思いがけぬ一言だった。川崎に好き放題されていた真紀の感情が爆発した。そして
それが渾身の抵抗だった。綺麗な瞳がキッ!と川崎を睨み据えた。
支援
つ@@@@
【恥辱】−9−
"気持ち悪い"この言葉は川崎にとって禁句だった。何故なら彼はその言葉に数々の苦い
思い出があったからだ。特製の媚薬を用い自慢の舌技をもって完全に真紀を制した気に
なっていた川崎は、思いがけぬ反抗にいらだった。
「気にいらねぇ。まだ蕩けきってやがらねえのかっ!」
抵抗力を失わない真紀に業を煮やした川崎は、真紀の最も大切な箇所への直接攻撃を決
めた。乳首を離れた指が、脇の下、脇腹、腰と辿り、ついにはパンティーの紐を捕らえた。
「だったら今度は下の口に聞いてやる!下の口は正直だからなぁあ」
川崎は故意に紐をヒラヒラさせると、ゆっくりと楽しむように引っ張った。
「そ…それは…ダメ〜…」
悲壮な声を上げる真紀。
きつく結ばれた蝶結びが除々にその結びを小さくし、やがて解けた。
「さあ、開票だ!」
川崎は垂れた紐の一本を手繰り引いた。真紀の最も大切な箇所を守るべき最後の一枚が、
今まさに剥がされようとしているのだ。
「アアッ〜〜〜!」
声にならない悲鳴を上げる真紀。
真紀の股間を滑ったパンティーは、シミ一つない真っ白な尻臀、薄い繁み、そして他人に
は絶対に晒したくない秘裂をも露にしながら川崎の手に堕ちた。
「ヒヒヒ、何だかんだ言っても、もうこんなに湿っているぞぉ。」
真紀の下半身より奪い取ったパンティーを光に透かすように持ち上げる川崎。薄く小さい
パンティーの中心部、真紀の秘裂にあてがわれていた部分は、真紀が死ぬほどに恥かしい
シミにより透けていた。
「これは旨そうなマン汁だあ〜」
川崎はあろう事かパンティーのシミに顔を近づけた。クンクンと匂いを嗅ぎ、唾にまみれ
た舌でベロリと舐め上げた。
〈ああ…何て事するの…!〉
地獄に堕ちた気分だった。これ以上の辱めを受けたらどうにかなってしまいそうだった。
いったい自分はどうなってしまうのだろうか。しかし、悪魔のような男に女として最も大
切な源泉を晒してしまった以上、自分はもっとひどい嬲りをうけるのだろう。真紀はその
恐怖と屈辱にただ耐える事しかできないのだ。
166 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 00:54:22 ID:KwgFcbmS
続きキボンWハァハァ(*´Д`)ハァハァ
【恥辱】−10−
「んふふふ…やはり綺麗なお姉さんは下のお口も綺麗だよなぁ〜」
刺すような川崎の視線が、今初めて露になった真紀の秘裂を捉えて離さない。
それは舞台上の液晶モニターを見つめる支持者達も同じだった。大型の液晶モニターに映
し出された物。春先の天然芝のように細く柔らかな繁み、持ち主に似て清楚で控え目な秘
裂は艶やかに湿り、恥かしげに先端を覗かせるピンクの真珠。その全てが初めて浴びるス
ポットライトの光に晒されていた。
〈ククク、こんな綺麗なオマ×コを見るのは久しぶりだなぁ〉
真紀の顔を一瞥した川崎は、悦楽の表情で秘裂に唇を近づけた。湿気た熱気と女臭さが鼻
をくすぐった。
ネットリとした舌先を出し、ベロリと舐め上げる。その感触は媚薬で蕩かされた肉体が耐
え得る感触ではなかった。
「あっ…はぁう…んん‥」
不覚にも真紀は官能の媚声をあげてしまった。
「どうかね。オマ×コを舐め上げられた気分は?天にも昇る気分だろぉ?」
川崎は〈してやったり!〉とばかりに淫らな舌の動きを強くした。
「あぅっ!はぅん〜〜っ…アァ……ンンン」
ひとたび官能の媚声を上げてしまった真紀は、その声を止める事ができなかった。
「今のは、ほんの小手調べだぁ。次は本気でいくぞォ」
割れ目に唇をおしつけ、唾液と愛液を混ぜながらクチュクチュと吸い上げる。
「イヤ…イヤ…イヤよぉう…」
狂い死にしそうな疼きと嫌悪。真紀は息も絶え絶えに絶叫する。しかしその表情からは気
丈さが薄れ、すがるような表情のみが見えた。
「辛いだろう。我慢しようとするから辛いんだぁ。所詮、お前も女なんだよぉ!」
川崎の舌技は卑猥を極めた。秘裂を割り入った舌は巧妙に真紀の愛液をすくいあげた。
「受け入れろ、受け入れろ、受け入れて堕ちてしまえば気持ちよくなれるんだぁ!」
洗脳でもするかのように囁いた川崎は、再び真紀の秘裂に唇を押し付けた。
「お願い〜・・・お願いだからもう助けて・・・」
真紀は赤い紐で頭上に縛られた両腕を左右上下と必死に揺さぶるが、ピンと張られた紐は
揺らがない。ただジタバタともがくだけの真紀であった。
【恥辱】−11−
川崎は休む事を知らなかった。秘裂の奥を貪っていた舌は新たなる標的に向かって進行を
始めていた。秘裂の前方、そこには恥かしげに先端を覗かせるピンクの真珠があった。舌
を器用に使って真珠を剥き出す。
「あぁぁっ!!!」
悲鳴と共に真紀が全身をビクンと跳ね上がった。川崎がピンクの真珠を軽く噛んだのだ。
「ここは随分と敏感なようだなぁ」
唇全体を押し当てる。剥き出しになった真珠を力任せに吸い上げる。
「あぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
真紀の双尻がピクピクと痙攣した。股間を中心に頭の先にまで津波が押し寄せた。
〈ダメ…もうダメ…狂っちゃう!〉
全身の肉が勝手に踊りだすような感じだった。
「あっ…ぅう…もう…ダメ…お願いだからもうやめてっ…!」
それは悲鳴であり哀願であった。
真紀の股間から顔を離したか川崎が言った。
「へへ…『抱いて下さい』とお願いしろ。そう言えば舌責めは勘弁してやらんでもないぞ」
真紀は顔を背けた。
「言いたくなければ言わなくてもいいがな。最後にはか失神するか狂乱するか。もしかし
たら悶え死ぬかも知れないなぁ。」
真紀は気丈なる瞳で川崎を睨み返した。
が、川崎はそんな真紀の心底をからかうように薄ら笑みを浮かべた。
「まあ言うも言わないも自由だがね。どうせなら早く言ってしまうほうがいい。失神か狂
乱がお望みなら話は別だがね」
故意に舌なめずりをして見せる。その舌は何物よりも汚れて思えた。
「そんな事、殺されても言うもんですか…。犯したければ勝手に犯せばいいじゃない…」
真紀は独り言のように呟いた。
「フン、どこまでも強情な女だ。下の口でヨダレをダラダラ垂らしているくせをして、い
ったいどの口がそんな事を言えるのかねぇ。」
川崎は再び微笑を浮かべた。
「へへへ、いくら女が強情でも従わせる方法など幾らでもあるんだ!何ならお前にも俺の
小便を飲ませてやろうか。それでお前も俺の女になるか?」
【恥辱】−12−
川崎の一言は、汚れを知らない真紀にとってあまりにも衝撃的すぎた。
尿を飲ませる…!まさかそこまではあり得ないだろうと思っていた週刊誌の記事さえも、
この変態男にとっては事実だったのだ。今まで真紀を支えていた気丈さがガラガラと音を
立てて崩れ去った。
〈あの雑誌の記事は本当だったんだ…。だとすれば…このままでは、私はこの男の尿を飲
まされてしまう…。〉
真紀の動揺は如実に顔に表れた。表情が一気に凍りついた。
〈ふひひ、こいつは随分と効いているようだなぁ〉
川崎は真紀の変化を見過ごさなかった。真紀の動揺を見透かした川崎の攻撃は執拗だった。
「丁度、さっき飲んだビールが効いてきた所だ。俺の蛇口から直接飲むか?それとも下の
口で飲んでみるか?」
真紀には川崎が今にも自分の口に肉棒突っ込んで放尿し出しそうに思えた。
「お願いします…それだけは…それだけは許して下さい!」
必死に哀願した。こんな男に哀願しなくてはならない自分が酷く惨めに思えた。が、尿を
飲まされるという屈辱の前では、プライドも意地も関係なかった。
「お願いが違うだろぉう。俺は『抱いて下さい』とお願いしろと言ってるんだぁ!」
「おねがいます…」
「そら、『抱いて下さい』だ!全く、セリフもロクに言えないとは、とんだ女優様だなぁ」
真紀は既に冷静な判断が出来る状態ではなかった。精神は錯乱状態に陥っていた。もうど
うなっても良い、後先など関係なかった。ただ尿を飲まされる事だけは回避したかった。
「お願いします…。真紀を……真紀を抱いて下さいっ……!」
真紀は意を決し呻くように声を出した。これ程の屈辱はなかった。
〈これで助かる…〉
が、真紀の安心は一瞬で裏切られた。川崎は思いがけない一言を言い放った。
「これは支持者達に支持を依頼する演説なのだからなぁ。私だけでなく支持者の皆さんに
も『見てください』ってお願いしなてもらわないとなぁ。」
〈そんなっ…約束が違う…!そんな事言える筈ないじゃない…!〉
新たな屈辱が心を貫いた。が、恐怖に駆られた真紀に躊躇するだけの余裕はなかった。
「支持者の皆さん…真紀が……真紀が抱かれる所を見てくださいっ…!」
心にもない言葉を二度も言わせられる。途方もない屈辱が真紀の心を締め付けた。
【恥辱】−13−
「綺麗なお姉さんにそこまで熱心に頼まれるとは、俺も男冥利につきるなぁ」
川崎は真紀の股間から顔を離した。既に臨戦態勢を整えている自らの肉棒を一度だけ扱き、
ベッドの上を肩膝立ちのまま這うように進む。そのまま屈辱を噛み締めている真紀の顔の
横に移動した。
「こいつがお前のオマ×コにぶち込まれるイチモツだぁ〜。よおく見ておきなっ!」
肉棒の根元を持って真紀の目の前にヌッと突き出す。
真紀は初めて川崎の猛り狂った肉棒を見た。
剛毛の股間の間から真紀の手首ほどもありそうな太い棹がニョッキと天空に向かってそび
え立ち、その表面には溢れる欲情を送り込むための血管が太ミミズのように浮きっている。
その棹と比してもアンバランスに思える程に大きい先端は、墨を吹き付たような異様な黒
さで強烈なる自己主張をしているのである。まさにバケモノのような肉棒であった。
川崎は露になった自分の肉棒が真紀に対してどれ程の圧力となるか分っていた。その上で
真紀に自分の肉棒を見せつけている。それは存分に屈辱を味あわせてから犯そうとする川
崎の変態じみた性戯なのだ。
真紀には川崎の肉棒が人間の一部とも思えない程に恐ろしく思えた。圧倒された真紀は息
を呑み思考を忘れた。が、次の瞬間我に戻り、自分が口にした言葉の本当の意味を理解し
後悔した。川崎に抱かれるという事、それはこの化け物のような肉棒を真紀自身の肉体に
受け入れる事を意味しているのである。
〈ウソ…こんな…死んじゃう!!!〉
かつてない悪寒を感じた真紀。一度した"抱かれる"という覚悟がグラグラと揺らいだ。
川崎は長大に猛り狂った肉棒を真紀の顔に押し付け始めた。
真紀は悲鳴を呑みこんだ。これ程に気持ち悪い感触を味わった事などなかった。
真一文字に結ばれた口、綺麗に通った鼻筋、羞恥で朱に染まった頬、真紀の顔面のあらゆ
る部分に焼けるように熱い肉棒が擦りつけられる。
真紀の頬に擦りつけられたた先端は既に粘液を滴らせていた。その粘液が真紀の頬との間
で糸を引いた。
「ウェヘヘへ…!俺みたいな凄い男はいないぞ。俺のイチモツは 最高だ!その辺のオモチ
ャなんかよりずっとデカいんだぁ!!それを味わえるお前は幸せなんだ!!!」
川崎の表情には悦を超えた狂気が漂っていた。
つ@@@@
172 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 10:05:02 ID:+Q4CpvBE
続きが読みたいぃ〜
ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
173 :
00:2005/10/23(日) 18:26:21 ID:wDKhTa3A
僕が確かまだ小学校3年の頃の話だ。
授業中に突然僕は教頭先生から呼び出された。
いきなり教室の扉が開き教室に教頭の姿が現れると生徒全員の
視線がそこに集中した…。「○○君(僕の名)ちょっと…」
と教頭が言うと、その視線が僕の方へ向かった」
友達が「どうしたの?」という顔をしたので僕は「さぁ」と
首をかしげて立ち上がる。教頭は授業はもういいから帰り支度を
するようにと厳しい面持ちで僕に指示した。
174 :
00:2005/10/23(日) 18:27:10 ID:wDKhTa3A
担任も教頭に促され職員室へ一緒に行った。
職員室へ行くと教頭先生が静かに僕の父が事故に合った事を説明して
くれた。そして急いで僕も病院へ向かうようにという事だった。
うる覚えだがその時母は父の付き添いで病院に直行してたんだと思う。
結局、担任の先生の車で僕は父の担ぎこまれた病院に直行したのを
覚えている。
結論から先に言えば建設業を営んでいた父は作業中に高所から落下し
下半身不随になってしまったである。
175 :
00:2005/10/23(日) 18:27:46 ID:wDKhTa3A
まだ働き盛りの父にとって精神的にも肉体的にも大きなショック
だった事は言うまでもないが、一番ショックだったのは母親だったろう
と今は思う。
何せ育ち盛り僕ら兄弟を抱え突然会社を切り盛りしなくてはならなかった
のである。専業主婦に従事していた母はその日を境に深夜まで帳簿やら
人員手配などに追われる毎日…。必然的に家庭内の事は家政婦に任せっぱ
なし状態になった。食事もレトルトが随分増えたのを覚えている。
それから半年近く経ち何とか家族が精神的ショックから立ち直りかけた
頃だった。僕の家にしょっちゅう副社長が立ち寄るようになった。
176 :
00:2005/10/23(日) 18:28:17 ID:wDKhTa3A
元々、副社長は父の右腕的存在で不慣れな母が後任で社を切り盛りする
ようになっても実質副社長が父の役割を担っていたのは幼い僕もよく
知っていた。幼いながらにそれをよく分かっていたので、頼りになる
副社長が仕事の話をしに来てると思っていた。その後姿を頼もしく
思っていたのをよく覚えている。
副社長はかっ幅がよく日に焼けてるのとアルコール焼けとで肌は
焦げ茶色。人懐こそうな笑顔とパンチパーマと大きなダミ声が印象的だった。
副社長はよく僕たちに小遣いをくれた。「これで何か買ってきな」
と言っていつもポケットから千円札2枚を取り出し僕たち兄弟に手渡した。
177 :
00:2005/10/23(日) 18:28:55 ID:wDKhTa3A
家庭の切り盛りが厳しく小遣いなど殆ど貰えてなかった僕等にとっては
貴重な収入源だった。当然小躍りして商店街に駆け出したのをよく覚えている。
当時僕が小3。兄が中一。4つ離れている兄は僕よりは随分家庭内の事情を
知っていたのかもしれない。ある時いつも通りに兄が僕を連れて商店街に
出た時のことだ。兄が意味深な顔をして・・・・
「なぁゲンさん(副社長)何で俺たちに小遣いくれるか知ってるか?」
と言って僕に問いかけてきた。しかもニタニタ厭らしく笑っていた。
「知らん」何だが僕だけ何も知らないような顔つきで兄が自慢げに
言うもんだから少しふて腐れて答えた。
「知りたいか?」まだニタニタ笑っている兄。
僕はちょっと面白くなかったが仕方なく頷いた。「こいよ」そう言うと兄は
踵を返して元来た道を歩き出した。「に、兄ちゃん?」まだ何も買ってない
僕は急いで兄を追いかけた。「どうしたの?聞くのは後でいいよ」
兄が急ぎ足で歩くもんだからどんどん商店街が小さくなっていく…。
178 :
00:2005/10/23(日) 19:03:11 ID:wDKhTa3A
僕の小さな喜びも小さくなっていくようだった。
本当は別に理由なんて聞かなくていい。どうせ大した事はないのだ。
しかしその時の兄には僕にそう言わせない雰囲気があったのだろう。
しかたなく僕はポケットに手を突っ込みやる気なさげに兄の後を追った。
途中やっぱり僕だけ商店街に戻ろうかと葛藤していたがそうこう考えてる
内に家の門まで来てしまった…。と、振り向く兄。そして再びニター…と
笑うと口に指を当て静かにしろと無言で指示した。
当然僕には何のことだか良く分からない。兄は急に抜き足差し足に
なり玄関まで歩きだした。(いったい何があるんだろう?)
漠然とながらどうやら兄の知る秘密がとてつもなく大きい物かも
しれないという予感が僕の胸をかすめてきた…。兄に従い忍足で歩く僕。
玄関をそ〜っと開ける兄…。ゲンさんの小汚い大きな運動靴が置いてある。
車のクラクションの音だろうか?遠くでクォンクォンと小さな音が聞こた。
兄はその音に反応するように僕を振り返る。指であっちだと示す兄。
どうやら浴室の方を指してるらしい。靴を静かに脱ぐと床が軋まぬ
よう廊下の端を歩いた。台所の横を通り過ぎた頃だろうか?先程まで
微かに聞こえいた音が大きくなっている…。
179 :
00:2005/10/23(日) 19:03:44 ID:wDKhTa3A
まるでマイクのハウリングのような「ふぉ〜ンふぉ〜ン」という声だ。
それでもまだ何の声だが気づかない僕…。
二人が浴室の前まで達したとき初めてそれが人の声だと分かった。
兄がそ〜っと浴室の曇りガラスを覗き込む。僕も続いた…。
浴室用扉用ガラスなのではっきりは分からないが、茶色い肌と白い
肌が絡み合っている事は幼い僕にも理解できた。急激に高まる僕の心臓…。
何が起きてるのかは全く分からないのだが僕の心臓だけは曇ったガラスの
向こうで何が行われているのか理解しているようだった。
「あ…アン…あっイヤ…あ〜ん…イイ」エコーがかかっているが紛れもなく
人の声である。しかもその声が母の声であろう事も理解できた。
しかも時折「おっ…おぅ…うぉっう〜」と、苦しげな野太い声も入り混じっている。
その声がどうやらゲンさんの声である事が分かった時、まだ小三の僕は
どうしてか分からず、体がワナワナと震えだしてしまった。
「おっおい…大丈夫かよ?」兄が僕の異変に気づき肩を叩いて覗き込んだ。
とりあえず僕は小さく頷いた。
実の母親が父親以外の男と風呂場で絡み合っている・・・。当時小三で
性教育も受けてないとは言えそれがどうにもな生々しく厭らしい行為だと
いう事は僕でも理解できた。こういう時ってこういう年頃の男子は何を
していいのか全く分からない。ただただ心臓がバクバクと高鳴り小生意気
にも朝顔の蕾が上を向きかけていたのだけは今でも覚えている。
兄は最初風呂場の扉を開こうとトライしようとしていたが、どうにも
その角度からだと気づかれてしまうだろうという事に気づき、外に出て
家の裏に小さな梯子を持っていって覗こうという事になった…。
180 :
00:2005/10/23(日) 19:09:29 ID:wDKhTa3A
表庭とは違い裏は苔生し湿気を帯びた場所などで梯子の足元がなかなか
おぼつかなかったが何とかセッティングした。上を見上げると都合よく
風呂場の小窓が開いている…。が、家の中で聞こえていたような母の
喘ぎ声は外の雑音に消されて聞こえてこない。まず兄がいそいそと
梯子を昇った。僕は母に気づかれるんじゃないかと気が気じゃなかった。
一番上まで上ると窓のふちに掴まり伸び上がるように覗き込む兄。
僕は周りの人に見つかるんじゃないかと思い周囲の音にビクビクしてた。
数分ほど経ち梯子から降りてきた兄は紅潮した顔で「お前も覗けよ」と
促した。その時、僕は見てはいけないもののような気がして顔を横に振った
のを覚えている。「どうして?いいから見ろよ」「いやだ」「見ろ!」
の繰り返し・・・・。結局半ば兄の強制で僕は梯子を昇ることになった。
兄がしたように窓の淵を掴み覗き込んだ・・・・・・。
この時の衝撃を僕は今でも忘れない。背中に刺青の入った茶褐色の大男が
生白い母の細い体に圧し掛かっていたのである。そして大男はぐいぐいと
何度も母に顔を近づけキスを迫ろうとしている・・・・と、その時の僕は
思った。幼かった頃の僕の記憶を辿れば、母とゲンさんは下半身で繋り
その快感を分かち合っている事を理解できず、まだ男性器が女性器に
入るという事すら知らなかったので当時の僕の中での最高H行為はキス。
ゲンさんは母を裸にしてグイグイとキスを迫っていると勘違いしていた。
ぎゅっ・・・ぎゅ・・とゲンさんが顔を母に近づける度に母が顔を背けて
苦悶の表情を浮かべていたので僕はてっきり母がゲンさんに犯されかけて
ると勘違いしてしまったのである。僕は梯子を飛び降りると玄関へ走った
一瞬あっけにとられた兄も僕を追った。結局すぐに追いつかれ羽交い絞め
にされてしまった。「何だよ?急に!どうした?」半ば怒気を帯びた声で
兄が俺に呼びかける。「母ちゃんが!母ちゃんがゲンさんに!」と
言って僕は兄の手を振り解こうとした。その時あには見せるのは早すぎた
と思ったに違いない。
181 :
00:2005/10/23(日) 20:06:56 ID:wDKhTa3A
それから数日が経ったある日の事だった。
漫画を読んでいた僕を急に兄が呼び出した。もう夕暮れ時だったが
母はいつも遅くに帰る事が多かったので、僕たちが夜遊びをしていても
母に咎められる事はなかった。僕は渋々兄についていくと、どんどん
寂しげな森の中に入っていった。少し怖くなった僕は「どこ行くんだよ」
と聞くのだが兄は「いいから」と言ってきくそぶりがない。
するとどこで見つけたのか兄はもう誰も使ってないと思われる家屋の
前で止まった。○○公民館と書いてあった。あぁ公民館だったんだと
僕は初めて気づいた。所々錆びたり割れたりしていた。相当間使用されて
なかった事がよくわかる。兄はポケットから何やら鍵らしいものを取り出し
入り口の鍵口に差し込んだ・・・ガチャという音と共に扉が開いた。
どこで手に入れたのか兄はここの鍵を持っていたのだ。
182 :
00:2005/10/23(日) 20:07:30 ID:wDKhTa3A
普通に上がりこむ兄。僕も続いた。もう西日が暮れ掛け森の中の公民館は
すっかり闇に没しようとしていた。あらかじめ用意してあったのか兄は
周到に非常用の懐中電灯を机の上から取出し明かりを点けた。
部屋の中が薄明かりにつつまれた。ちょっとお化け屋敷みたいで怖かった
のを覚えている。少し目が慣れ僕は辺りを見渡すと何と辺り一面エロ本
の山。湿気て破けてる物や必ずしも状態のよくないものばっかりだったが
逆にそれが妙に卑猥さを醸し出していた。
「この間の母ちゃんがやってた事教えてやろうと思ってよ」
そう言いながら兄は自分のお気に入りページをぺらぺらめくって見せた。
「お前セックスって知ってる?」突然兄が切り出した。
「知らん」僕は素直に答えた。
「お前チンチンあるだろ?」と、続ける兄。
「うん」と答える僕。「女にチンチン付いてないのは知ってるな?」
兄が僕に聞いた。「うん」そのぐらいは知っていたので答えた。
「女のあそこって割れ目になってるだろ?」続ける兄。
ほらほらというように兄は女の性器拡大させた漫画を僕に見せた。
当時は劇画だった。食い入るように僕は見つめた。(こうなってたのか・・・)
朧気ながらには分かっていたがはっきり見た事がないのでよく
わからなかったのだ。
183 :
00:2005/10/23(日) 20:08:05 ID:wDKhTa3A
「女のここに男のチンポを入れると白い液が出て子供ができるんだ」
兄はそう言うと、そんなシーンのページをぱらぱらとめくって見せる。
どうも森に捨ててあったのを拾ったらしく雨でページがはりついて
なかなかめくれようだった。「くそ!肝心なページが」とか言ってた。
「し、白い液なんか僕でないよ」当然僕は小便しか出したことがなく
劇画の中で描写されてる飛び散った白い液など出した事がなかったのだ。
「お前はまだ無理だな、兄ちゃんぐらいの歳にならねえと」と言って
自慢げに笑う兄。「兄ちゃん出るの?」俺はにわかに信じがたく
疑いの目を向ける。はっきり言っていつもの兄お得意の嘘だと思ってた。
「出るよ」と誇らしげに兄は答えた。「みてーか?」と兄が言った。
「見てー。見せて見せて!」本当だったら実に凄い事だと思ったのだ。
すると何処にかくしてたのか兄はカバンの中の写真を取り出した。
そこに写っていたのは何と近所の兄の幼馴染の○子姉ちゃんだった。
正直兄は相当ませてたと思う。何処で写したのか兄はスクール水着
姿と体操服ブルマー姿の○子姉ちゃんが写っていたのだ。
中一で隠し撮りしてたとしたら相当凄い・・・。兄はその二枚の
写真を机の上におくと制服のズボンを脱いだ。懐中電灯の薄明かりに
うっすら茂みはじめた兄の陰毛が目に入った。「毛がはえてる」
184 :
00:2005/10/23(日) 20:10:45 ID:wDKhTa3A
素直な感想を僕は漏らした。兄はそれには答えず自分のチンポを
ぐっとしごいた・・・。するとグロテスクな赤黒い先端が姿を現す。
明らかに僕の朝顔の蕾とは形が違ったという威力が違うというか・・・。
「○子ぉ〜・・・」切なげにそう言うと兄は虚ろな瞳で○子姉ちゃんの
写真を見ながらチンポをしごきはじめた。
こ・・・これは本当に何か白い液が出るかも・・・。そんな感じがした。
声変わりしたての兄のダミ声を虚しくも受ける姉の無防備な写真。
「○子ぉ・・・・気持ちいいよぉ・・・○子ぉ〜」
俺はビクビクいってる兄の勃起したチンポに見入っていた。
率直に言って複雑な心境だった。
「あ〜出る出る・・・う〜○子ぉ出すよ・・・おれ!」
声が一段とでかくなったかと思うと兄は玄関の土の上に向かって
白濁色の液体を放射した。びゅっびゅと勢いよく茶色の土の上に
兄の精液が落ちていく。僕としてはただそれを目で追うしかなかった。
「俺、ぜってぇ○子の割れ目にこれハメてやっから」
兄はそう言うと出し終えてもなお直立し続けるチンポを僕に向かって
誇張した。正直いってまだその機能が備わっていない自分が悔しかった。
「お前にも見せてやるからな」兄はそう言っていたが、それは正直期待
していなかった。その時は。
「パヴァリア帝室録」の続きいきます。
ディートリンデの寝室にはガラスを嵌め殺した天窓がある。中天に昇った
満月は、そこから寝台へむけて冴え冴えとした光を送っていた。
ヴァルデックはディートリンデの身体をそっと寝台に横たえた。しなやかな
両足首を腕に乗せたまま、足を包んでいる薄い絹の靴を脱がせる。
白い向こう脛には小さな青痣があった。活発なディートリンデが、何かの
鍛錬の折にでもぶつけたのだろうか。
彼にはその痣さえも愛しく思え、そこにそっと唇を重ねた。
ヴァルデックは着衣を脱ぎ捨てた。広い肩と引き締まった体躯があらわれ
た。 戦士としてはやや細身であるが、しなやかな肉体から引き出される多
彩な剣技や体術が彼の強さの理由であった。
彼は寝台に上がった。ディートリンデの首の下に両腕をさしこむと、体重が
かからぬよう気を配りながら彼女をしっかりと抱きしめる。
額、瞼、頬、鼻梁、唇、顎、とヴァルデックの唇が優しい口付けの雨を降ら
せた。下がっていった唇が白い喉に当たる。
「はあっ!!」
期待通りの反応がかえってきた。体をずらして喉に集中すると、最も敏感
な場所を探して唇をすべらせる。
耳たぶとその周辺の首筋が特に敏感であることを察知すると、執拗に舐め
あげ、甘噛みした。
「あ……あああっ、だめ…だめっ!!」
ディートリンデは身をよじって逃れようとするが、しっかりと抱きすくめられて
いるためそれもかなわない。眉間に皺を寄せ、月光に白い喉を晒しながら
呻き声をあげ続けた。
ヴァルデックの下半身が熱くたぎてきった。硬さをもったそれは、ディートリ
ンデの腿を圧迫している。
その硬さに身をすくめた彼女であったが、すぐに弛緩せざるをえなかった。
首筋から耳元にかけての刺激が彼女を翻弄していた。
ディートリンデの夜着に手がかかったとき、彼女の表情が一瞬こわばった。
ヴァルデックは手を止める。
「お嫌でございますか……?」
ディートリンデには酷な問いかけであった。
嫌ではない。一人の人間として、そして一人の男としても、ヴァルデックは
好ましい存在でさえある。
だが、ここにきてさまざまな不安が荊のようにがっちりと彼女を絡め取って
いた。先ほど腿に感じた硬さも、そのひとつであった。
深い憂いを湛えた碧の瞳が彼を見上げた。返答を紡ぐことのできない唇が
わなないている。
このまま情熱にまかせ、自分を押し流してほしかった。
ヴァルデックはその唇を自分のそれで塞いだ。今にも泣き出しそうな彼女
の瞳から、その不安と希望を感じ取ったのである。噛み付くような熱く激しい
口付けを何度も繰り返す。
後ろを振り向かせてはならなかった。今宵は彼だけのものになってほしか
った。
ついに、ディートリンデの両腕が彼の首にかけられた。しなやかな指に褐
色の髪を絡ませ、ヴァルデックの情熱を優しく包み込む。
それが答えとなった。
唇が離れ、ディートリンデが息をつくのを待ちかねたかのように、ヴァルデ
ックは彼女の夜着に手をかけた。
「綺麗だ……」
感嘆のため息が、思わずヴァルデックの口からこぼれた。ディートリンデは
恥らって視線を伏せている。
天窓から差し込む月光に晒された裸体は、神々しいまでに白く輝いていた。
夢にあらわれた姿よりもさらにみずみずしく、美しい。
なだらかな鎖骨、丸く盛り上がる双丘と天を仰ぐ突端、細い腰の中央につ
ぼまるアーモンド形の臍、しなやかに伸びる手足。
いかに才能に恵まれた芸術家であろうと、人の身でこれほどの美しいもの
を創りあげることなど不可能であろうと思われた。
ヴァルデックは両手の指の腹で、その美しい肉体を撫でさすった。しっとりと
みずみずしい肌が貼りついてくる。首筋から乳房、腹、腋、腰から手足まで、
彼女の美しさを脳裏に刻み付けるかのように、その手は何度も肌の上を往
復した。
ディートリンデは瞳を閉じて身を任せていた。清涼な夜気になじんだ肌を暖
かい手がさするたびに、緊張がほぐれていく。
形の良い胸が手の動きに合わせて上下し、深い呼吸を繰り返した。
ヴァルデックの手が乳房を軽くすくい上げて止まった。それぞれの掌にそれ
ぞれの乳房を納めてもみしだく。ディートリンデの呼吸が変わった。吐息が浅
くなり、激しさを増していく。深い快感に、四肢が自然と蠢いた。
乳首が吸われ、彼女はするどく息を飲んだ。ヴァルデックは口中の乳首を
舌で転がし、軽く歯を立てる。
「うんっ……ん…ん……」
これまでとは違ったくすぐられるような刺激に、鼻にかかった甘い声があが
った。
反対側の乳首も同様に責めあげてから、口は胸元に残したまま、ヴァルデ
ックは下方に手を伸ばした。すべすべとした茂みを軽く撫でると、その奥へ指
を滑り込ませる。
しかし、その先はぴたりと閉じられたままであった。彼女の緊張のあらわれ
であった。
更なる刺激を与えて彼女の心身を共に開かせてやらねばなるまい。そう思
案すると、彼はディートリンデの両膝を割って上体を割り込ませた。
「ま、待って!」
意図に気付いたディートリンデが素早く手を伸ばして秘裂を隠す。しかしヴァ
ルデックは易々とその手を取り除けた。
傍らに転がった羽根枕を拾うと、ディートリンデの胸の上に乗せ、その上に
彼女の腕を戻してやる。
「これをお離しにならないでください。よろしいですね?」
少し強い口調でうながすと、ディートリンデは抱きしめた枕の陰から不安そ
うな顔を覗かせた。子供のような表情に、つい微笑みかけると彼女の表情が
和らいだ。
ヴァルデックはすぐに本来の作業に戻った。白銀に輝く茂みをかきわけ、
秘裂の上端を人差し指と中指でそっと押し拡げる。かすかに色づいた軟らか
い包皮の奥から、白っぽい陰核が顔を出した。
「だ…め……」
ディートリンデが身をよじった。羞恥心を和らげようと、枕に顔をうずめる。
「あああっ!!」
ヴァルデックの唇が陰核に吸い付いた。ディートリンデの上半身が大きくの
けぞり、枕から顔が離れる。
「あ……あああ…う…あ……」
陰核が唇で挟まれ、吸われ、舌で捏ねられる。身体の先端が痺れるような
快感に襲われた。全身が引きつり、足の指までもが固く縮こまる。思わず逃
げ出したくなるような感覚だが、彼女は言いつけ通りに枕を掻き毟って耐えていた。
ヴァルデックは彼女の反応を愉しみながら、責め続けた。
蕾がほころぶように、秘裂が次第に開いてきた。ディートリンデは身体の芯
がじんわりとぬるむのを感じた。そのぬるみが集まり、とろりとこぼれ出る。
花芯が充分に潤ったことを確認し、ヴァルデックは荒い息をつく彼女から
枕を取り上げた。おもちゃを急に取り上げられた赤子のように、枕を追って
宙を掻く彼女の両腕に、今度は自分の上体を滑り込ませる。
彼はディートリンデの肩をしっかりと抱いた。そしてゆっくりと花芯に身を沈
めていく。背中にかかる彼女の腕に力が入るのが感じられた。
ディートリンデは無言だった。息を止め、上体を硬くする一方で、下半身の
力を抜こうと試みる。
すべてを受け入れてから、彼女は深く息を吐いた。熱く硬い男根が彼女を
満たしていた。
彼女の弛緩を待って、ヴァルデックは活動を開始した。膣と男根をなじませ
るように静かに腰を突き上げる。
弛緩していた膣に緊張が蘇った。柔肉が男根に絡みついてくる。想像以上
にきつい。
彼はしゃにむに腰を打ちつけたくなるのを我慢し、少しずつ動きを大きくし
ていった。亀頭を引っ掛けるように膣口を刺激し、腰を押し付けて陰核をも
刺激する。
二人の荒い吐息に加えて、湿り気をおびたくぐもった音が室内に響いた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!」
こらえきれなくなったディートリンデの唇から声が漏れはじめた。先ほどま
での愛撫への反応とは異なった、身体の奥深くから絞り出されるような喘ぎ
声である。全身に浸透していく快感に翻弄され、突き上げられるたびに声を
あげずにはいられない。
それまで閉じられていたディートリンデの瞼がうっすらと開いた。深い碧の
瞳が彼に哀願している。
ヴァルデックは彼女の背に腕をまわし、固く抱きしめた。力強く、素早く腰を
打ちつける。終わりが近付いてきた。
「ああっ!!」
ディートリンデの体内で男根が勢いよく脈打った。共鳴したかのように彼女
の身体も震え、嬌声があがる。
固く抱き合ったまま、しばらく二人は荒い息をついていた――
ここまでです。おやすみなさい。
【恥辱】−14−
真紀の顔面に自分の肉棒を嫌という程に擦りつけた川崎は、いよいよ本格的に真紀を犯す
準備に入った。その第一歩は、高々と持ち上げられている真紀の両足を下ろす事だった。
「このまま犯るのも面白そうだが、ちょっとやりにくいなぁ」
川崎が真紀の両手足を縛る赤い紐を解くと同時に、真紀の下半身がドサリとベッドに崩れ
落ちた。恐怖の媚薬と地獄の舌責めにより崩壊の一歩手前まで追い込まれていた真紀の足
腰は、既に自らを支えるだけの力を失っていたのだ。
そんな真紀に川崎は体重を掛けるように乗し掛かり、ネットリした唇をつい先ほど屈辱の
言葉を発したばかりの真紀の唇に押し付けた。
「ぅんぐっ・・・ぅんぐっ・・・」
苦しそうに真紀が呻いた。川崎に接吻されるのはこれが始めてだった。乳首や秘裂を舐め
られるのとは異質なおぞましさが真紀の心を支配した。
川崎の唇を押し返そうとする唇の僅かな隙間に分厚い舌がねじ込まれた。ネチョッとした
唾液が舌をつたって流れ込んだ。川崎の舌は真紀の口内全て舐め尽すが如くに蹂躙した。
〈あああ、私、どうなるのかしら・・・〉
川崎の口が絶望に喘ぐ真紀の唇から離れる。唾液が糸を引き真紀の口元から垂れた。
「さ〜て、そろそろ慰みものにしてやろうか。」
川崎は真紀の腰下に右手を回し、グイと力を込めた。仰向けで動けなくなっていた真紀の
体は軽々と半回転してうつ伏せとなった。
「後ろからゆっくりと犯しこんでやるぞぉ〜〜〜!」
川崎は、上を向いた真紀の膝裏に座り、両手を下腹部下に入れ込むと背筋力を使って持ち
上げた。腰を引き上げられ、尻が持ち上がった。四つん這いの格好にさせられたのだ。
「こうやっておっ立てるとケツの穴まで丸見えじゃないかぁ〜」
突き出された女尻の間に恥かしそうに存在するアナルに目をつけた川崎。ゆっくりと顔を
近づけるとベロリと舐め上げた。
「やっ、やめてぇっ!…そこはダメ〜〜〜っ!」
綺麗な背筋が曲線を描いて反り返る。腰が引け離れる女尻を川崎は平手で叩いた。
"ピシッ!"
「はあっぅっ!!!」
予想もしなかった一撃に真紀が苦悶の表情を浮かべた。
川崎は慎重に高さを調節して自らの肉棒の先端を真紀の秘裂にあてがった。
【接触】
「さっきはごめんね」
靴箱から校門までの道のりで最初に切り出したのは美由紀だった。
「いや、そんな。悪いのは俺のほうだよ。脅かしてごめん」
思いのほか美由紀が驚いていたのでどうしようと気をもんでいた雄二が、明るい顔
をして笑った。最近、雄二はなるべく柔らかい表情で美由紀に接するようにしてい
る。(つっけんどんにしていると敬遠していると誤解される)とネットで読んで心
当たりがあったからだ。そういうわけで今の雄二は美しい美由紀と歩いているため
に破裂しそうな心臓を気取られぬようさわやかに笑うという、なかなか曲芸的な努
力をしている。幸い、努力は実を結んでいるようで、美由紀が気付いた様子ではな
い。
「ほんとにごめんなさい。考え事していて」
申し訳なさそうにわびる美由紀に胸をいためながら、こんな表情の彼女も愛らしい
と雄二は上の空だ。
「珍しいね、考え事なんて」
美由紀は考え事をしながら仕事をするタイプではない。仕事をするときにはどんな
簡単なことでもきちんと丁寧にする。図書委員の仕事を見ていても本当に感心する
ほどきちんとしている。雑念、というものがないのではないかと思えるほど美由紀
の仕事振りはしっかりしていた。だから、たかが図書委員の仕事とはいえ考え事を
していたというのは驚きだ。
【接触】
「うん…」
そういったまま、美由紀は軽くうなだれて歩いている。少し伏目勝ちの表情に雄二
は身震いしそうになる。校門をでて、いつものお別れの場所にきた。美由紀が雄二
の方を向いて口を開く。
「ね、田中君。数学得意だよね。」
「え、うん」
さよならだと思っていたので驚いた。
「あのね…教えてくれるかな」
「あ、うん。いいよ」
にっこりと美由紀が微笑む。
「よかった。ありがとう。また明日ね」
突然思わぬ展開に突き落とされて頭に血が上っている雄二を置いてきぼりにして、
美由紀が美しい後姿で去っていった。
【接触】
美由紀の成績の中で特に悪いのが数学だった。悪い、といっても学年で半ばより
すこし下なのだが、これまでそれほど悪くなかっただけに当人にとってはは深刻
だった。数学といっても公式の暗記なら機械的にやればいいので問題ないのだが、
その応用で躓いていた。数学は積み上げなので一箇所わからないと次のカリ
キュラムもわからなくなる。友達に教えてもらえばいいのだが、ぱっと思いついた
友達の中で一番数学が得意そうなのが雄二だった。
(あっさりOKしてくれてよかった)
ひところほどではなくなったとはいえ、雄二にはすこしつっけんどんなところがある。
露骨に嫌がられたらどうしようと思っていたのだった。久々に晴れ晴れした気持ち
の夜だった。明日からどんな風に勉強を教えてもらうか、すこし考えると気分を
切り替えてPCのスイッチを入れた。
美由紀と正反対に雄二は憧れの少女の残酷な仕打ちに身もだえしていた。
数学を教えてくれ、というのはいい。請われれば何時間でも差し出そう。小林
美由紀が数学の点数などという些細なことでその旨をいためているというの
なら、どんなことをしてでも助けてあげたい。だが、少女はいつ、どこで、
どんな風に教えてほしいのか言わなかった。
毎日教えるのだろうか。それとも明日だけか。
放課後、どこかの喫茶店で二人で向き合ってノートを覗き込みながら、雰囲
気のある音楽に包まれてひそやかに数学の話をするのだろうか。それともど
こかのハンバーガー屋だろうか。気候がいいから近所の土手で仲良く並んで
座って話をするのだろうか。
あるいは、休みの日に二人だけで彼女の部屋で数学について語るのだろうか。
ふたりっきりになってくれるのだろうか。自分と、美由紀の二人っきりに。
狂おしいほどの妄想が次から次へと渦巻いて、その晩、雄二は自慰もせず
布団の中で悶々と眠れぬ夜を過ごした。
誤字とかおおいなぁ、すみません。
【恥辱】−15−
四つん這いにされた真紀が顔を上げると、そこには舞台上の大型スクリーンがあった。そ
してそのスクリーンに映るものは、は獣のように四つん這いの自分と、今こそ秘裂に押し
入らんとあてがわれた巨大なる肉棒であった。
あまりの恐怖とおぞましさに息をするのも忘れる真紀。川崎の肉棒を見た時に感じた恐怖、
それが今にも現実の物となろうとしているのである。
川崎の両手が肉棒から離れ真紀の腰を引き付ける。真紀の秘裂が裂くようにして押し入る
肉棒の太さを感じた。
「ぐ‥んっンンン…裂ける〜っ!!!」
一瞬大きく見開かれた瞳が絶望のままに閉じられ、頬を大粒の涙がつたった。存在感を示
していた川崎の肉棒がゆっくりと真紀の秘裂の中に姿を消した。
「ああ‥っ……」
川崎の圧倒的な肉棒で串刺しにされ、屈辱と絶望をかみしめる真紀。
肉棒の先端は既に真紀の膣の最奥部を捉えている。それでもなお奥を犯さんとする川崎が、
捻り込むように腰を反り返らせた。
「あぁぁぁっ!…ダメ〜〜〜!!!!壊れるっ〜〜〜!!!」
つんざくような真紀の悲鳴が、会場いっぱいに響いた。
「えへへ…ついにやったぞ!」
大きく開かれた真紀の双尻に突き刺さり、僅かに根元が確認できるだけとなった肉棒を見
ながら川崎は満面の喜びを覚えた。誰もが羨む美人女優、淫欲のままに狙い続けた真紀を、
今この瞬間に犯したのだ。
途方もない屈辱と抵抗し得ない快楽、相反する感覚が真紀を襲った。意に反して、川崎を
受け入れる為に肉襞が反応しているのが分る。肉棒を取り巻いた襞が収縮を繰り返す。
それは同時に川崎にも感じられた。肉棒に温かい生肉が巻きつく。いや、そんな生優しい
感触ではなかった。もしかすると真紀の体内には淫獣が住んでいて、入ってきた男から精
気吸い取りを餌にしてしまうのかと思える程の感触であった。
〈これは…下手をしたらこっちが先に果ててしまう!〉
淫媚な感触に川崎が呻いた。とりあえず肉棒を引き出してみる事にした。引き出された肉
棒には大量の粘着質の愛液が雫を垂らさんばかりに光っていた。
200 :
彩華:2005/10/30(日) 15:05:58 ID:nzoHHFb4
ぇろぃ
201 :
:2005/10/30(日) 20:52:35 ID:uWf2xIEm
202 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:47:57 ID:86r0crqP
支援
203 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 00:28:57 ID:bedumSql
水戸っちの新作?エロ少なくてもGJな予感
【恥辱】−16−
「これから地獄の一時間突きを見せてやるぞぉ。フフフ…何分まで耐えられるかなぁ…」
川崎は叫んだ。しかし本心は違った。
〈こいつは並大抵の名器じゃない!普通の女なら一時間位は楽勝だが、こんなのが相手じ
ゃ一時間ももちやしない!〉
若干の焦りさえ憶えていたのだ。
力一杯で突き込んだ。それはまさに真紀の子宮さえ破壊し得ない程の勢いだった。
「ん!うぐぐ!!」
今度は真紀が呻いた。頭の芯が削ぎ取られるような痛み、それ以上に悦楽的な感触であっ
た。
「このまま突き殺しで天国へ上らせてやるぞォ〜〜」
ついに川崎は本格的に抽送を始めた。
〈もしこのまま悶え死にしたら、間違いなく私は地獄に堕ちるっ…〉
夫以外の男に秘裂を汚され快楽の地獄に堕ちつつある自分が酷く淫猥に思えた。
「ああ…ん…」
「あああ…ん…」
「ああああ…ん…!」
川崎の抽送は老獪だった。その巨大なる肉棒は、時に強く時にゆっくりと、時に深く時に
浅く、決して同じ所に固執せず、真紀の肉襞を幅広く、それでいて的確に真紀を追い込ん
でいくのだ。
「へへへ、こんなのはどうだ〜?」
川崎の腰の動きが変わった。突きの速度は緩くなったが、その分、送り込みが深くなった。
「うぅんっ…」
「あっ、あううっ!んーっ!」
川崎の腰の動きに応じて真紀の喘ぎも変わった。肉棒の先端で秘裂の最奥部をえぐられる
度に息を詰めるような喘ぎがこぼれる。
「エヘヘ、色っぽい声で啼くじゃないかぁ。鼻に掛かった喘ぎが何ともいえないなぁ」
尚も最奥部を突きこむ。さらには最奥部を突いた状態でのグラインドまで始めた。
「うぅ‥んっ…やめ…て‥壊れ…る…」
巨大なる肉棒で肉襞全体を掻き回される感じ。この感覚はこの上なく真紀を追い込んだ。
脳が痺れるようになり意識が朦朧とする。
変態川拓センセイ期待
206 :
な:2005/11/04(金) 12:08:55 ID:DwhpJtGJ
な
【恥辱】−17−
ゆっくりとした抽送を楽しみながらも川崎は息を整えていた。自分の息が整った所で、川
崎は激しい抽送に動きを変えた。
「ああ……」
「ああああンン……」
「ああああンンンンン……!」
真紀は裸体をのけぞらせて呻いた。長大なる肉棒による抽送は、魔力にも似た妖しさで女
体を翻弄し、グイグイと官能の渦に引きずり込んでゆく。肉棒が送り込みのピッチを上げ
ていくほどに、喘ぎ声が高音へと変化していく。
「どうだ!今までこんなに気持ちよかった事なんてないだろう!もう俺なしじゃいられな
い身体になってしまうかもしれないなぁ」
失われつつある意識の中で、何とか身体を逃がそうとベッドの上方へ這いずる真紀。しか
し川崎がそのような事を許す筈もなかった。ベッドの上方に逃れる真紀の身体は、その度
に川崎の手によってベッドの中央部へと引きずり戻された。
「もう逃れられねぇのさ、俺がたっぷりとザーメンを吐き出すまではなぁ〜!」
川崎は食いちぎらんばかりに締めつけられる快感に語尾を震わせながらも、勝ち誇って宣
言する。
おぞましい結合から少しでも逃れたい真紀だったが、巨大なる肉棒で秘裂を深くえぐられ
ている身体は、もう自由にはならなかった。
「あっん…アッ…!あ…ぉ…んんん…っ」
「ま、待ってっ…こんなっ…!あぉ…あ…っ」
喘ぎ声をあげる真紀の声に“お”の発音が混じり始めた。それは、奥を突かれ自分で自分
がコントロールできなくなっていることを暗示する反応であった。
かろうじて上半身を支えていた両腕がガクンと崩れ落ちた。引かれるように崩れ落ちよう
とする下半身を両腕で支えながら、川崎の抽送はさらに激しさを増した。
「もっと高くケツを上げなぁ、脚もおっぴろげるんだぁ」
両腕が崩れた事により真紀の頬はシーツに伏せる。川崎が肉棒を突き出しながら覗き込む
と、苦しげに喘ぐ顔が丸見えとなり、さらなる加虐心を煽る。
「どうだ、ぶっといのがオマ×コの奥に出入りしてるのが分るだろ〜?」
突きの激しさにより、真紀の身体に唯一残っていたネックレスが激しく揺れて外れた。真
紀は嵐に舞う木の葉の如く、ただなされるがままになるしかなかった。
>>203 ありがとうございます。ごゆるりとお付き合いくださいませ。
猫様。
いつも保管していただいてありがとうございます。
さて、保管サイトを読み返して頭を抱えてしまいました。時間関係が
だらだらして読みにくい文章を書いてしまいました。大変お手数ですが、
時間のあるときに少しだけ保管した文章をいじっていただければと思い
ます。
変更は次の四箇所で、それぞれに横線を一本入れてください。
「そしてお気に入りのテキストが入ったフォルダを開いた。フォルダには、ユカ、と書いてある。」の後ろ
「雄二の言う、「怪しげなサイト」だった。」の後ろ
「ユカというあのヒロインと同じように」の後ろ
「ストーリーがどう進むかはわかっていたが、それでも絶望感に似た心持で、美由紀もホックをはずした。」の後ろ
それから、まだ未収録ですが最新投稿分「その晩、雄二は自慰もせず布団の中で悶々と眠れぬ夜を過ごしていた。」の後ろ
お手数ですが、時間のあるときにでもお願いします。
210 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 00:16:51 ID:C4uGoycx
続き待ってます!
川拓先生の腰使いに敬礼w
縁ものんびり待ってます。
「う、うくうっ……もうダメだっ」
下から必死に腰を繰り出していた男が、突然鋭く呻いた。
ユカリの激しすぎる躍動に、放出の予感を感じたようだ。
「んふ、んうん……っ!ああっ、来て!ま○この中にいっぱい出して、出してぇ……っ!」
声高に膣内発射を許可したユカリは、すぐに飢えたように口淫を再開する。
「いいぞ……、この淫乱女の奥にめいっぱいぶちまけちまえ!」
リーダーが狭洞を抜き挿ししながら煽る。
顔をしかめながらラストスパートに入る、ヴァギナを突く男。
一番奥深い所で放出してもらおうと、ぐいぐい尻をくねらせるユカリ。
ペニスを咥えた唇から淫ら過ぎる喘ぎを漏らしながら。
「う、ああっ……い、イクっ!」
眉間にしわを寄せ苦しげに呻きながら、溜まりに溜まった精を放つヴァギナの男。
その瞬間ユカリが全ての肉穴をぎちりと締め上げたのを、リーダーは分身の鈍い痛みで悟る。
「あひ、いいん……す、てきぃ……っ」
舌先をペニスに残したまま、ユカリは満足げな吐息を漏らす。
だがまだ精液に満たされていない粘膜は、ぐいぐいと男のモノを遠慮なく締め上げる。
肉体内部を全て牡の体液で汚されることを、望んで。
「や、やべぇ……すぐ出ちまいそうだ、クソっ!」
喉を反らしながら、ユカリの口に突っ込んでいる男が情けなく喘ぐ。
ヴァギナに覆う出されても、歓喜の淫声を高らかに上げても、舌の巧みさは変わらない。
ユカリは先端の膨張を巻きつかせた舌で感じ、美貌を奇妙にくねらせながらその瞬間を待った。
「あ、あう……出る、出ちまう!」
まるで童貞少年のように、口のホームレスはカクカクと最後の腰を振りたてた。
口内にぶちまけられた熱く濃く臭いスペルマを、ユカリもまた赤子のように呑み下す。
「うっ……うくうっ」
「んああ……おい、しいっ」
精を吸い尽くされしぼんでいくペニスを最後にひと舐めして離し、ユカリは甘いため息を吐く。
今夜これまで何人の男がユカリに精を放っただろう。
しかしユカリはまだ貪欲に、今宵初めてのアヌスへの爆発を願い、肉感的なヒップを揺らす。
「くうっ……いいぜセンセイ、ケツの中は最高だ。もっといやらしくケツ振れよ……っ!」
「ふ、振るわ!ケツもっと振ってあげる!ケツ穴ももっともっと締めてあげるっ!いひっ、いひいぃっん!」
叫ぶと同時に、熱い狭洞が強烈に締まる。男のペニスを食い潰すかのように。
「ぐうぅ、キツ、い……っ!」
リーダーの男も、さすがに顔をしかめ腸粘膜の責めに耐える。
一気に頂点を悟ったが、負けじとしゃにむに兇器をユカリに向けて振るう。
「ああ、あはぁ!い、イクの!ケツの穴に挿れられて……イキ、そうなのぉっ!」
「ああイケよ!あんたがイッたら、俺のありがたい精液を汚ぇケツの穴にくれてやる……おらっ、イキやがれっ!」
2人が上げる獣のような声と動きに、放出した者もそうでない者も圧倒されている。
突然現れて色を求めた裸の美熟女。
求められるまま、いやそれ以上の勢いで尻穴を穿つ男。
周囲の男たちは、住処であるこの公園で起こっている狂宴の終幕を、無言で見守り、待っていた。
続く
単発物を投下させて頂きます。 ジャンルとしては「近親」「乳首イキ」なんで受け付けない人スルーして下さい。
どうやら私は四十年近く生きて来た人生の中でも最高の日を迎えたらしい。
雹の降る極寒の日、裁判で正式にこの子の養育権を手に入れたのだから。
この勝利には私が一代で築き上げた財力が寄与しているというのは言うまでも無い。
若き頃から狂った様に仕事に打ち込んで来た私。
この歳になってまだ女の躰も知らない。
あの頃の私は仕事にしか興味がなかったのだ。
どうやら私はこの歳になってやっと『色欲』に目覚めたらしい。
笑い話だろう。
もう私の体は老いで衰えて始めているというのに…本能は女の躰を欲しているのだ。
[氷雪の刻]
「御父様」
傍らにいる少女は私の服の裾を掴んだ。
血の繋がりもないのにこの少女は私を『父』と呼んでくれる。
この少女も私を父と認める事に抵抗は無い様だ。
整った顔立ち。
歳不相応に丁寧な振る舞いを見せるその少女は正しく私の理想の子だった。
自らが創造しうる理想、私の理想がそのまま世の中に浮き出た様な娘であった。
一目見て私はこの子を引き取る事を決めた。
聞くに、この少女は幼い頃から両親に折檻を受けていたらしい。
この少女の丁寧な振る舞いも、淡々とした表情も、虐待を受けた子供の典型的な症状の一つなのだと言う。
要するに常に相手を怒らせないようにと意識してしまうのだ。
その彼女の両親も来月には法の裁きを受ける事になっている。
氷の様な感情を見せない表情。
冷たい淡々とした口調。
凍りついた彼女の心さえも私が解いてやる、そう決意してならなかった。
ある吹雪の日の夕方、私の本能が弾けた。
理想の娘というのは理想の女という事にもなる。
一目見た時からでも全く興味が無かったと言えば嘘になるだろう。
共に生活を始めてから、いや、初めて逢った時から欲望が膨らんでいたのかも知れない。
体格さえも違う娘である小さな少女を私はベッドに押し倒していた。
「な…にを…?」
少女は冷静にそう呟いた。
少し驚く様に目を見開いるがそれ以外は全く普段通りだ。
「レイラ…愛してる」
そう、愛している。
娘としては勿論、一人の女としても。
「どう…したんです…御父様…今日の御父様、何か変ですよ…」
淡々とした表情で私にそう言った。
だが、私は止まらない。
あっという間に彼女の服を取り去った。
下には白いキャミソールを着ていた。
雪の様に真っ白なキャミソールを。
四十年、仕事だけが生き甲斐だった私の脳を衝撃が貫いた。
なんて清純で、そしてなんて神聖な女性の躰なのだろう。
「…なんで…この様な事を…御父様」
「…レイラ…君こそ何故抵抗しないんだ」
私は疑問を投げ付けた。
元々活発な子ではない。
しかし、全く抵抗の素振りさえも見せないのはどうだろうか。
「抵抗しても…何も変わらないでしょう…私が御父様に敵う筈がありません…」
「本当に…それだけかい」
「…嫌われたくないんです…御父様に」
少女の心の叫びだった。
「私は…前の御父様に愛されてはいませんでした…御母様にも…」
哀れな事にこの少女は拒絶によって起こる『暴力』と『不愛』を恐れていた。
恐れ過ぎて抵抗する事すら忘れているのだ。
「私は…お捨てにならないで…御父様…優しい御父様…」
「…大丈夫だ…捨てる訳がないだろう…こんなに愛しているのに、レイラ」
そう言いながら、キャミソール越しに彼女の乳房を掴んだ。
私の考えは大きく捻じ曲がっていた。
女性を抱く事が愛そのものと勘違いしていたのかも知れない。
完全に一方的な愛だった。
生まれてこの間恋さえもした事の無い私だ、まともな筈が無い。
誰もが長い時間を掛けて学ぶべき物が私には欠落していた。
人を愛する方法でさえも私の心の中には存在しない。
彼女の躰は正しく男を受け入れる器だ。
膨らんだ乳房さえも私の意図通りに手の中で形を変え、至高の柔軟性で私の手を包んでくれる。
「いけません、やめて…下さい…うっ」
彼女の躰がピクンッと反応した。
キャミソール越しではあるが、敏感な先端を摘んだのだから。
「なかなか…女の子らしい声を出すね…」
褒めるつもりで言った私のその台詞さえも彼女にとっては迷惑でしかないらしい。
「意地が悪いです…御父様…」
今度は左右の先端を同時に摘んだ。
「は…あ…だ、め…」
もっと濃厚な女の声が出た。
こんな少女でさえもこの様な淫猥な声が出せるものなのか。
「レイラ…全て見たいんだ、君の全てが…」
「止して下さい…私はまだ子供です、血が繋がって無くても御父様とは…釣り合いません」
「そんな事は無い…私は好きだ…レイラ、レイラ…」
間違いなく親子愛と異性愛が入り混じっていた。
この歳になってこれほど複雑な感情を覚えたのは久しぶりだ。
私はこの複雑な感情に後押しされる様に彼女のキャミソールをたくし上げる。
滑らかで瑞々しい肌、女性らしい胸部の膨らみ、桃色の乳首…あぁ、全てが愛らしい…
私は花に吸い寄せられる虫の様に、誘われるがままに少女の先端に触れた。
「く…ふぁ…」
息を吸いながら彼女が喘いだ。
彼女の見せる一つ一つの反応、仕草…どこまで私の心を擽るのだろう。
「だ、め…です…」
「躰は…そうでもないようだが」
私の言うとおり、彼女の躰は私の愛撫に反応していた。
暴力しか知らないその躰を文字通り愛で包んでいく私。
膨らみの先端を何度も指で擦ると反応を返す様に先端が突起した。
清純な少女には似つかわしくない程卑しく、淫靡に膨れている。
まるで更なる愛撫を求めるかの様に…
私の中では親子愛と異性愛が混じっていると言ったが…
この頃から私の複雑な二つの感情は溶け合う様に馴染み始めた。
似通っているが性質の異なる二つの感情は反発し合う事無く私の中に存在している。
むしろ反発し合う所か、お互い相乗効果の様に私の愛をより過激に深い物にしているのだ。
ただ単に恋人に対する愛とは違う、愛する娘が自分の理想だからこそ成しえる愛。
深く過激ではあるが、正しい愛かどうかはまた別の話である。
「ん…あ…」
円を描く様に乳輪をなぞる指先。
プックリと膨れた乳首の周りを焦らす様に移動した。
時折、乳首が指の側面と擦れ、形を変える。
私の指先が『触れた』と認識するのと同時に、彼女の顔は恥らう様な表情を浮かべる。
「あぁ…なんて愛らしいんだ…」
思わず声に出してしまった。
「…ほ、…んとう…ですか」
乳房の先に走る刺激を受けとめながら、途切れ途切れにレイラがそう呟いた。
「本当に…私を愛してくれますか…」
「勿論だ…あぁレイラ、愛しのレイラ…もう離さない…絶対に」
「ひ、ぁ…有り難う、ん…はぁ…御父様ぁ…」
直接乳首を指の腹で擦った。
上下に指先が動く度に、柔らかい乳首が指の動きに合わせて上下に形を変える。
「親子だろうが関係ない…愛はどんな形でだって…存在するんだ…」
まるで自分に言い聞かせる様にそう呟いた。
「くは、ぁ…お、御父様、私…なんだか体が変…ん、…で…す…」
「あぁ…変になって構わないさ…もっとよがり狂って良いんだよ…」
私はレイラの高揚具合を見計り、その小さな乳首を左右同時に優しく摘んだ。
「んぁ! あ…はぁ…はぁ、あぁ…」
乳房もさる事ながら、乳首そのものがプリンの様に柔らかいのだ。
指で挟んだそれの感触を味わいながら指に力を加える、戻すという行為を何度も行う。
加えた力に合わせて乳首が潰れる、膨れるを繰り返す。
「ふ、はぁ…だ、めです…御父様…変です…私の体、変ですよぉ…」
彼女が甘える様な声を出した。
あの冷静なレイラがこんな淫靡な声を出すなんて…義父である私でさえ初めて聞いた。
清く、白い彼女のあまりの変貌振りに驚くばかりだ。
私自身も変貌している。
普段の私ではありえない程大胆に。
愛撫を求める様に膨れる彼女の乳房の頂。
プックリと膨れたそこはまるで『もっと弄ってくれ』と言わんばかりに私を誘惑して来る。
「なんて…可愛らしいんだ…」
そう呟きながら、私は本能が欲するままに乳首に吸い付いた。
先端の感触を楽しむ様に唇で挟んで乳首を潰し、時には飴でも舐める様に舌の上で転がす。
「はぁん…あ、はぁ…そんな、だめぇぇ…」
震える声で少女がそう言った。
あぁ、ずっとこのままでいたい…素直にそう思った。
突き出る先端を舐め回すその姿態は赤ん坊とは比にならないほど卑しく、艶かしい。
わざと唾液をたんまりと塗し、『しゃぶる』という表現が当てはまるほど大げさに。
「あ、はぁ…だめぇ…だめぇ…く、来るぅ…来ますぅ!」
ただ『だめ』と繰り返す彼女。
初めて予感するオルガスムスを恐れている様だった。
「大丈夫…怖がらなくて良いんだよ…」
とっさに彼女から口を離し、そう言い聞かせる。
指で膨れた乳首を摘み、しごく様に指を互い違いにスライドさせる。
乳首が根元から軽く捩れ、刺激がレイラの躰を突き抜ける。
「は、はぁん…御父様…御父様…あぁ、あぁ!」
レイラの声がオルガスムスの接近を告げる様に荒く、大きくなる。
「大丈夫…私が側にいるから安心しなさい…」
「は、はい!…御父様ぁ! あぁ、ふあぁぁ!!」
少女がその小さな躰を震わせながら大きな声で喘いだ。
私がもう片方の乳首を口に含んだからである。
ねっとりとした舌付きで嬲る様に突起部を苛め、娘の絶頂を後押しする。
「ひ! あぁ! く、はぁ…だめぇぇ!!」
私は大げさに口を開き、乳輪全体に吸い付く。
そこからゆっくりと口を窄め、乳首をそそり立たせる様に唇で擦った。
窄めた口が中央の乳首に達すると、強く吸引した。
「あ! ひぃ!!?」
レイラの体が乳房を誇示する様に大きく反り返った。
限界まで反り返った所で二、三度大きく痙攣する。
「ひ!…ぁ…はぁ…はぁ、はぁ…」
深呼吸をしながらレイラの体の反りが戻っていく。
…どうやら絶頂に達した様だ。
水分を含んだ瞳、絶頂の瞬間の表情まで私は間近で眺めることが出来た。
あぁ…やはりレイラ…君は…私の理想の人だ…
私はそう実感し直した。
自分の最高の理想が目の前にある…そう理解し、喜びの極みを味わっていた。
「レイラ…君はやはり私の娘だ…愛してる、愛してるよ…」
そう言いながらレイラの頬のキスをした。
恋人へのキスであり、娘へのキスだった。
私は唐突に話を切り出した。
「…正直な事を言うと…君の事が心配でならなかった」
テーブルの向かい側にいるレイラが顔をしかめた。
「…何故ですか」
「全く感情も見せない子だから…だが安心したよ…」
私は理解した。
これが有りのままの彼女だと言う事を。
父となったあの日から彼女は私に心を開いてくれていないと思っていた。
折檻を受けた過去を思い出し、この私さえ恐れている思っていた。
これが…普段通りの、いつも通りのレイラなんだ。
「…疲れただろう…今日の夕飯は外食で済ませよう」
「いえ…私が作ります」
「…そうか…私も何か手伝わせてくれ」
私はそう言いながらを席を立った。
「座っていて下さい」
「…そ、そうか…」
私はしぶしぶと再び席に座り、読みかけの新聞を手に取った。
心の歪んだ私と心に傷を受けたレイラ。
この奇妙とも言える組み合わせでも愛は生まれるのだろうか。
私はこれからも自らが事切れるその瞬間までレイラを愛し続けるだろう…
清純で、繊細で、それでいて美しい白き雪の如き彼女を。
小さな窓から見える街の景色は既に真っ白に染まっていた。
吹き付ける様な吹雪もいつしか柔らかい雪に変わっている。
降り頻る白い雪。
不機嫌そうな灰色の空。
私はレイラの入れた暖かいコーヒーを口に運びながら窓の景色を眺めていた。
今年の冬も寒くなりそうだ…
(終)
221 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 22:54:24 ID:35kAHiY3
女ですが失礼して良いですか…。
クリを舐められまくる小説が読みたいです…。
221に私も同感です_(._.)_どなたかお願いします
223 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:26:40 ID:35kAHiY3
>222
恥ずかしいけど…ナカーマ♪
(*^∀^)八(д`*)
誰かお願いいたします。
224 :
222:2005/11/07(月) 00:36:06 ID:cbVAdqNL
私以外にも結構女性見てるんですね!
書き手の皆さんお願いします<(_ _)>
226 :
222:2005/11/07(月) 01:52:44 ID:cbVAdqNL
お言葉に甘えて…
私は複数で…とか軽いレイプ系が好きです
今書かれてる「縁」や前は「瓦礫のジェネレーション」など
ストーリーもしっかりがいいです
へもんさんGJでした。
父様が何か哀れで切ないな…。
あまりハッピーエンド系は好きじゃ無いんだけど
この二人にはいつか幸福になってもらいたいな、
なんて思ってしまったよ。
>>214-
>>220 へもん ◆lLNihyNahMさん乙です。切とした雰囲気の佳品ですね。
「心の歪んだ私と心に傷を受けたレイラ。この奇妙とも言える組み合わせでも
愛は生まれるのだろうか。」の部分にグッと来ました。
氷雪と寒冷という舞台装置も上手くマッチしてますね。それもあってか、
レイラさんはロシア系の美少女を思わせました。
【恥辱】−18−
どれだけの時間、突き続けられたのだろう。真紀は自分自身が刻々と絶頂に向かって追い
込まれていくのを自覚していた。
股間から頭の先に掛けて、津波のような快楽が波状攻撃となって襲ってくる。
〈ウソ…っ…こんなはずない…。こ…こんな男に犯されて感じているなんて…〉
官能から逃れようとする精神と官能に入り込んでゆく身体。その相反する反応が、さらに
真紀を追い詰めた。両手でシーツを強く握り締め、ひたすらに身体を強張らせようとする。
しかし、川崎の腰が送り込まれるたびに、全身の力が吸い取られるように奪われてゆく。
川崎の動きは衰えを知らず、マシーンのように肉棒を繰り出す。
「どうしたんだね?へへ、イキそうなんだろぉ?」
「そんな事ない…絶対にない……」
真紀は必死に首左右に振った。事実は今にもイッてしまいそうだったが、認めたくなかっ
た。無理矢理に弄ばれて感じているなどプライドが許さなかった。
〈イッてはダメ〉
〈イッちゃダメぇっ!!〉
〈もっ、もううダメ〜〜〜ッ…〉
〈イク…!イッちゃう〜〜〜〜〜ッッッ!〉
足の先から頭のてっぺんに向かって津波が上がってくるようだった。その瞬間、真紀は絶
頂を覚悟した。
その時、思いもしない事が起こった。川崎は真紀が絶頂を迎える直前を見計らって抽送を
止めたのだ。
「そんな簡単にイカせないぞぉ」
真紀には何が起こったのか全くわからなかった。一つだけわかった事、それは絶頂を迎え
るよりも辛い事が起こったと言う事だけだった。
「いっ、いやあああああああああ〜っ!」
真紀は喉が張り裂けんばかりの悲鳴を上げた。
頭のてっぺんまで上っていた津波が一気に引いた。背中を寒気に似た感触が走りぬけた。
全身の肌が一気に鳥肌をたてた。身体がのた打つように痙攣し、いっさいの恥じらいや貞
操観念、プライドが消し飛んだ。
「まだまだ楽しみ足りないからねぇ。もっと遊ばせてもらうよぉ」
悪意のある声が朦朧とした意識に響いた。
【恥辱】−19−
真紀の秘裂に肉棒を突き立てたまま、川崎はシーソーのように自分の身体を後方に倒した。
体重差に任せて真紀の身体が持ち上がり、背面騎乗位の形となった。
「何なら自分で腰を振ってもいいんだぞぉ」
そのまま川崎は動かなかった。
これまでにも同じような事を幾多と繰り返して来たのだろう。女の性を知り尽くした川崎
の手管は巧妙だった。媚薬と強烈な色責めと巨大な肉棒の突き。これらに火をつけられた
官能を抑えうる女などいよう筈もない。
こうして肉体も理性も蕩かせておいて、絶頂寸前に“待った”を掛けて放置する。こうさ
れるといかに気丈な女でも川崎の上で自ら腰を上下させ身悶えるのである。
それは真紀でさえ例外でなかった。特性の媚薬を大量に塗られた上、一度は淫舌で散々に
蕩かされ、もう一度は棍棒のような肉棒で秘裂を突かれて、真紀はすでに二度まで官能の
焔を肩透かしされているのである。
暫くの間、動きを見せなかった真紀の身体が、ゆっくりと動き始めた。それは川崎の意思
でも、まして真紀の意思でもなく、ただ女の本能によって繰り出される動きだった。
もはや、真紀には自制も何もなかった。川崎の上に据えられた真紀は自ら腰を動かしてい
る。これは真紀の精神の牙城の落城を意味していた。真紀の精神は川崎の軍門に屈服した
のである。
前に倒れそうな身体を両手で支え、膝を使って身体を上下させ、腰を使ってグラインドさ
せる。しかし一度逃がした官能は、容易には身体に戻ってきてはくれなかった。
何かに取り付かれたようにひたすらに腰を使う真紀。
上にされた事により真紀は自分が映る液晶モニターを正面に見る事となった。その液晶モ
ニターに映る自分の姿は、雄を求める雌の姿そのものだった。
〈あああ…私は何てはしたない事をしてるの…〉
〈こんな事してはダメ……〉
〈私はこんな淫らな女じゃない……〉
真紀は必死に自分の動きを止めようとするが、意思と反して身体は淫らな動きを止めない。
真紀の身体は既に意思に反して動く性の人形にされていたのだ。
猫さんへ
保管作業お疲れ様です。
【恥辱】−19−の保管、中段付近の改行が全く無いんですが、
これってコピペですよね。と言う事は、私が投稿する時にミスしているんでしょうか…?
誰もいない日曜の学校。3階の音楽教室には柔らかな陽射しがさしている。
「先生・・・行かないで・・・・・・」
美咲は僕の胸に顔をうずめしゃくりあげた。細く赤いリボンをきりりと結んだポニーテールをそっと
なでてやる。かすかにレモンの香りがするのはシャンプーか、それとも学生向けのコロンでもつけ
ているのだろうか。匂いを追ってふと首筋に視線がいき、その肌にどきっとして慌てて目をそらす。
「泣かないで。一年たったらまた会えるよ。泣くなんて、美咲らしくないだろ」
教師の顔をくずさずに、にこっと笑ってみせた。本当は僕だって会えなくなるのはさみしい。だけど
この一年は僕にとって重要なのだ。去年、軽い気持ちで応募した教育論文が評価されて県外研修
の機会が与えられることになったのだった。ひさしぶりに手にしたチャンスだったが、心残りはこの
美咲だ。彼女は入学した時からどういうわけか僕になついた。初めのうちはまったくこどもそのもの
だったが、月日がたつにつれ成長し、ひそかに同級生の男子達のアイドルになっていた。もっとも
本人はまったく気づいていなかったが。
「僕を明るく送り出してくれるような曲でも弾いてくれないかな? 美咲が好きな曲でもいいよ」
グランドピアノのふたを開ける。美咲は涙の跡を残したままでにこっと笑う。
「いいよ、何でも弾くよ。先生のためだもんね。」
鍵盤に向かう美咲を僕は見つめる。
猫さん、編集ありがとうございます。
線の位置、OKです。
>>233 すみません。ミスってました。
直しておきました。
>猫さん
お手数様でしたm(__)m
【恥辱】−20−
寸前で止められた快楽を再び得ようと、取り付かれたように腰を振る真紀。その姿を下か
ら眺めていた川崎が問いかけた。
「そんなにイキたいのかぁ?」
真紀は答えなかった。
下から強烈な突き上げがあった。真紀の身体が肉棒によって持ち上がった。
「そんなにイキたいのか?って聞いてるんだぁ!」
川崎の恫喝が響いた。
「…そ…そんな事…絶対にないっ……」
何とか否定しようと、むきになって首を横に振る真紀。しかしそれ以上に身体が質問に対
する答えを雄弁に語っていた。
「ククク、やっぱりお前は女優だなぁ。たくさんの男の前で自分から腰を振れる女なんて
そうはいないぞぉ〜」
川崎は自らの服上で真紀の身体を回転させた。川崎の肉棒を心棒として真紀の身体が半回
転する。騎乗位の体制となり客席の方を向く事となった真紀の瞳に映ったのは、自ら腰を
振る自分に投げかけられる男達の好奇の視線だった。
息を詰める真紀の緊張が秘裂と肉棒を通して川崎にも伝わる。大勢の男達の前で犯され自
ら腰まで振ってしまった自分。その羞恥が改めて真紀の心を貫いた。
「いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!」
断末魔の悲鳴がホール内に響いた。夢から覚めたように深い羞恥がよみがえり、川崎の肉
棒から何とか逃れようと身をよじる真紀。しかし、肉棒から逃れようと身体を動かすだけ
でも、その結合部から脳天に掛けて官能の電流が走り抜ける。
「お願い……もう終わりにして……」
真紀のすがる声を待っていたように、川崎が肉棒を突き上げを開始する。ズンズンと地響
きがしそうな突き上げだった。
体を支えていた両腕はガクリと折れ、川崎の上に抱きかかるように崩れ落ちる真紀。
「あっ、あううっ……やめてっ……もう……」
一度は我にかえった真紀ではあったが、川崎の突き上げの前になすすべもなく再び官能の
地獄に引きずりこまれる。
【恥辱】−21−
自分に身体を預ける体勢となった真紀を背中に手を回しながら、川崎の抽送は尚も続く。
「そら、そら、そら、そら!」
「あああ〜〜〜!もうダメ……お願い……お願いだから許して!〜〜〜!」
真紀の喘ぎと肉体同士のぶつかり合う音が会場全体に響いた。
「ダメ!壊れるっ……!! 壊れてしまいますっ……!!!」
川崎の上にうつ伏せとなり、突き上げられる度に苦しげで官能的な喘ぎ声を上げるだけの
真紀。そんな真紀を抱きすくめると、川崎は腹筋の力をもって真紀の身体ごと上半身を持
ち上げた。
対座する形で抱き合う真紀と川崎。
川崎は咆哮する唇にネットリとした口付けをすると、そのまま真紀の身体を後方に押し倒
した。川崎に倒されるがままに真紀の身体は正常位で受け入れる体勢となる。
残った全身の力を真紀にたたき込む川崎。突き上げられる度に、その衝撃で真紀の身体が
上へ上へとズレ上がる。川崎は真紀の下半身を押さえながら、さらに突き続ける。
「よ〜し、自分の口で言ってみろ。そうすれば終わりにしてやるぞぉ!『真紀は皆さんの
前で犯されて感じる恥かしい女です』だ!」
「真紀は…アゥ〜ン…皆さんの前…アッ!…犯されて感じる…ンンンッ…ダメ…感じ…恥
かしい…女…アアア…ァ……」
真紀はもはや自分が何を言っているのかさえわからない。
そして遠のく意識の中で壮絶に絶頂に達した。先に感じた数倍もの大津波が頭のてっぺん
に駆け上がり、真紀は官能の海深く沈んでいった。
それは真紀の肉体の牙城の落城を意味していた。真紀は精神も肉体も川崎に蹂躙されたの
である。
真紀の肉襞がビクビクと痙攣を繰り返し川崎の肉棒を締め付ける。それによって川崎の肉
棒は一気に限界へと導かれた。
「げへへ、中に出してやりたい所だが、これはショーだからなぁぁぁ!」
そう叫ぶと川崎は真紀の秘裂より肉棒を引き出した。片膝立ちになり、ぐったりと横たわ
る真紀の上半身に馬乗りとなる。爆発寸前の肉棒が真紀の顔に向けられる。
川崎の身体がビクビクと痙攣した。
息絶え絶えで失神状態の真紀。その綺麗な鼻筋に川崎が放った白濁の液がベッタリと飛び
散った。真紀の絶望を象徴するように……。
【恥辱】、第一区切りの所まで投稿が終わりました。
もしよろしければ感想を聞かせて頂ければと思います。
後の作成の参考にいたしたいと思います。
241 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 00:24:03 ID:WRBnDsMl
よっこいしょさんの小説が好きで、いつも続きをチェックしてます
これからも、頑張って下さい☆d(´∀`*)
242 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 03:05:55 ID:Tsj6QmnG
これで第一区切りということは、かなり大作ですね。凄い…。
>>240 上手いです。文から真紀の躯の蕩ろける様や心理の変化が迫力を伴って伝わってきてましたし、場面場面を脳内でビジュアルとして想像出来やかったですし。川崎もGJな悪役振りでした。
彼には更なる鬼畜ぶりを発揮して欲しいです。
後、これは個人的希望なのですが、川崎に負けず劣らずな鬼畜ぶりを持つ女性議員の登場を期待したりしています。
寒い折、どうか体調にはお気をつけてください
>>240 良くも悪くも男性的な印象がある。
アニメっぽいセリフでちょっと萎えるな。
でも文章は読みやすいし、何よりエネルギーがビシビシ伝わってきていいと思う。
>236
恥辱11・12がダブってますよ。
246 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:54:40 ID:zjCk32tA
よっこいしょさんは、エッチ小説のプロでつか?
バイオレントなセックルの描写が最高
足のつま先からけいれんを起こしてしまいそうでした
久々にこのスレ覗いてみると恐ろしいほどに更新してたw
今やっと全部読み終えた所です。
そして書き手の皆さん乙&GJ
マイペースで無理せず頑張って下さい
現在、先を作成中です。もう暫くお待ちを・・・
>>248 股関に手を添えてお待ちしてまつ。マイペースで頑張ってくださいノシ
今度はそこそこ長いのを落とそうと思ってます。 駄文ながら御付き合いして頂ける方がいれば幸いです・・・
黒猫がこちらを振り向き、私の顔を見つめた。
小さな子猫の首筋を咥えながら。
黒猫の親子だ。
黒猫に前を横切られると縁起が悪いなんて言われているけど…私は気にしない。
「可愛い…おいで、おいで」
私は軽く舌をチッチッと鳴らしながら猫を誘う様に手招きする。
でも母猫はそっぽを向いて逃げる様に背を向けて歩き出した。
「人の顔見て逃げなくても良いじゃない…失礼ねぇー」
文句を漏らしながら、早歩きで子連れの猫を追いかけた。
母猫も負けじと逃げる速度を速める。
「あ…」
そう口にした時、既に猫は私の視界から見えなくなっていた。
代わりに見えたのは…赤い色。
猫が…目も冴える様な真っ赤な色に染まってた。
黒い毛が見えなくなる程に、全身真っ赤になってた。
母猫を真っ赤に染めた車は平然とその場を走り去る。
アクセルを緩める事もなくその場を走り去る。
私は開いた口が閉まらなかった。
ふらふらとした足取りで真っ赤な母親に近づく子猫。
子猫が母親の体を舐めた。
何度も何度も、弱々しい鳴き声を上げながら。
ふと、子猫が私の顔を見つめた。
口元いっぱいに母親の色に染まった顔で私の瞳を見つめた。
鳴き声ひとつ上げず、ただじっと私の顔を見つめた。
「…!」
私はその場から逃げ出した。
自分でもなんでか分からない。
でも…子猫の目が凄く怖かった…
それだけは覚えてる。
『黒』
沙紀(さき)はアパートの扉を乱暴にこじ開いた。
ゼエゼエと息を切らしながら。
当然だ。
走りながら、おまけにいつもと違う遠回りの道で帰って来たから。
いつもと同じ通学路で帰ろうにもあの交差点を通りたくなかったから。
いや、通れなかったと言うべきか…
あちこち赤く錆びた玄関の扉。
開く時にギーッと音を立てるのも年期が入っている証拠。
「ただいま…」
「お帰り」なんて少女に返してくれる人はいない。
何故なら沙紀の家族は父親だけだし、その父親は今も仕事だから。
だからこんな素朴なアパート暮らし。
母親は沙紀が小さい時に交通事故で死んだ。
そう、あの黒猫の様に。
「…」
いつもならランドセルを居間のソファーに放り投げて菓子でもつまむのだが…
今の彼女はどうもそんな気にはなれない。
沙紀は自分の部屋に戻り、朝の時より重く感じるランドセルをそっと勉強机の上に降ろした。
妙に重く感じるランドセル。
いつもはそんな事は無いのに何故だろう…心労のせいだろうか…
(なんでだろう…なんだか…気分が悪い…)
赤いランドセルを見つめているとさっきの事を思い出してしまう。
いつも通りに明日の学校の準備をしようかと思ったけどやめた。
そのまま力尽きる様にベッドに倒れこむ沙紀。
今日はいつもより数倍疲れている様に感じられる。
沙紀はベッドの上で転がってうつ伏せから仰向けになる。
「…」
思い出しちゃいけない、と自分では分かっていても思い出してしまう。
沙紀は自分のせいで母猫が死んだと思っているから。
いや、母猫だけじゃない…子猫も弱っていた…怪我をしていたのだろう。
もしかしたらあの子猫も死んでしまったかもしれない。
せめて自分が連れ帰って手当てをしてあげれば助かったかもしれない。
だが…子猫の目に見つめられ、それが出来なかった。
猫を助けたい気持ちより、逃げ出したい気持ちが強かった。
『自分はなんて卑怯で酷い人間なんだろう…』
そんな考えが彼女の中で渦巻き、更沙紀のに自責の念を煽る。
(ご…めんね…)
沙紀は心の中で親子に謝った。
目元を涙で濡らしながら。
自らの母親と同じ、交通事故で死んだせいか…あの猫の事が申し訳なくて堪らない。
(ごめんね…私のせいで…)
再び頭の中でそう呟いた。
所詮は届きもしない謝罪の気持ちだったが…彼女の涙は本物である。
それにしても今日の少女はずいぶん疲弊している。
いつもより長い道を走って帰宅したせいか、あの猫の事で頭がいっぱいになっているせいか。
少女はそのまま眠ってしまった。
疲れのあまり…
沙紀は真っ白い空間に立っていた。
壁も天井もない…あるのは白くて固い石の様な地面だけ。
周りを見渡しても人の気配はおろか地平線も見えない。
不思議と沙紀にも夢だと理解できた。
こんな状況、あり得ないのだから。
「…?」
耳元に手を当てる沙紀。
今、何か音が…いや声が聞こえた。
何か動物の鳴き声だと分かるがその『何か』が分からない。
もう一度耳を澄ませる。
「…!」
沙紀の体がビクッと反応した。
「…ね…こ?」
確かに聞こえた…猫の声が。
ただの猫じゃない、声色からして子猫。
彼女の頭の中をあの子猫の記憶が通り過ぎた。
母親の血で顔を染めたあの顔、沙紀を見つめたあの目。
思わず恐怖に身を震わせた。
驚く様に目を見開きながら周りを見渡す沙紀。
しかしどこにも猫の姿などない。
「…うわっ!!?」
思わず叫んでしまった。
自らの足元に広がっていたのだから…黒い黒い影が。
良く見ているとそれは人の影ではない、獣の影。
小さな楕円形の影、そこから聞こえるこの鳴き声。
これは…あの子猫の影なんだ…
怖くて逃げ出したかった…だが沙紀の足が動かないのだ。
足だけではない、首から下がまるで他人の体の様に動かないのだ。
脳から伝わる命令が首辺りの神経で詰まっているかの様だ。
逃げられないと感じた彼女が次に望んだのはこの悪夢から覚める事だった。
夢だとは分かっている、自分の頭でもどうゆう訳か夢だと理解出来る。
だがいくら頭で『これは夢だ』『これは現実じゃない』と考えても…意識が現実に戻らない。
(う…そ…なんで!?…!!)
沙紀の足がビクッと震える。
影が…影が沙紀の足首に張り付いた。
そこに質量などない筈なのに、薄っぺらい影だけの筈なのに…何かが触れている。
影が足に映っているなんてレベルの感覚じゃない。
はっきりと何かが沙紀の肌に触れているのだ。
人の肌の様な柔らかさだが、金属の様に冷たい何かが。
影そのものが生物にさえ感じられる。
「う、…ぁ…」
影が沙紀の内腿を擦って移動していく。
普段触れる事の少ない微妙な箇所、背筋がゾクゾクとする。
「あ、や、やめ…」
スカートを押さえようとする沙紀、だがやはり体が…首から下が動かない。
沙紀自身今になって気が付いたが…夢の中でまで学校の制服を着ている。
夢の中だというのにここだけ妙に現実感がある。
「あ…」
影は沙紀の足から紺色スカートに場所を移した。
沙紀はそのままパンツの中にまで入り込まれると思っていたが。
秘所を回避した、だが…影は平然と彼女の体を昇り続ける。
「や…だ、やめ…て…やめてよ…」
沙紀の『お願い』も聞かず、影は彼女の白いブラウスの上を昇る。
直接ブラウスの中に入りこまれたら…と思っていたが、服の上を移動しているのがせめてもの救いだ。
…影の動きが唐突に止まった。
ブラウスの僅かな膨らみの頂点で。
幼きながら女性らしい丸みを描く乳房の天辺で。
少女の顔がどんどん羞恥心で歪む。
『夢なら今すぐ覚めて欲しい』…沙紀は素直にそう思った。
(続)
投下速度は期待しないで下さい。 orz
連レススマソ、良い忘れましたがジャンルは「ロリ」「ムリヤリ」になります・・・
あと誤字などのミスはスルーして下さい。 orz
へもん氏、乙です。新たな作品、股関に手を添えて拝見させていただきますねノシ
もしかしてヌコネタにゃん
へもんさん、新ジャンル開拓でつね
腕も、脚も、動かそうとしても動かない…抵抗する事すら出来ない。
『こんな非現実的な事、夢に決まってる』
沙紀は頭でそう認識出来ても、自分がどの様に頭で思っても…この非現実的状況を打破出来ない。
相変わらず影は沙紀の乳房を覆い隠す様に陣取っている。
白いブラウスの上に映る薄っぺらい影は相反して黒く、僅かに服の皺の形を写す位だ。
沙紀は自らの胸に映るその影をただ見つめていた。
ゆらりゆらりと微かに蝋燭の灯の様に揺らめく影。
影が不規則に揺れる度に、彼女は乳房を優しく撫でられる様な感覚に陥る。
「や、ぁ…や…だ…」
沙紀の背中がゾクゾクと震えた。
夢だと言うのに…
首から下は自分の言う事を全く聞かないのに…妙に体の触覚だけは敏感に感じられる。
「くっ…」
沙紀が下唇をキュッと噛み締めた。
その顔は羞恥心で紅潮し、恐怖と不安で震えている。
影は揺らめきを繰り返し、沙紀は胸に走る曖昧な感覚に耐える。
「は…ぁ…」
沙紀の体が震えた。
僅かに口が開き、噛み締めていた唇が歯から外れる。
どうゆう訳か意識して体を動かす事は出来ないのに、身震いの時だけは何も阻害される事なく体が動く。
「…」
沙紀は気が付いた。
影の揺らめきが大きくなって来ている事に。
「は、ぁ、や…ぁぁぁ…」
影の動きが大きくなるのに比例する様にそれまで曖昧だった感覚がハッキリと触られている感覚になる。
呻く様に小さく声を上げるが、体を捩る事も出来ない。
「ひっ!!?」
膨らんだブラウスの生地が微かに凹んだ。
沙紀の顔が驚きの色に変わり、過剰に反応を示した。
黒い影で膨らみ全体がゆっくりと波打つ様に形を変え始めた。
研ぎ澄まされた緊張感からか、通常よりも数倍触覚が敏感だ。
「ひ、ぁ!…やぁぁ!」
嫌悪感と羞恥心に顔を顰める沙紀。
沙紀の顔がどんどん熱くなる。
自分がされている事が理解出来るからこそ、羞恥心と嫌悪感は数倍にも数十倍にも膨れ上がっている。
影がまるで彼女の乳房を弄んでいるかの様に、沙紀の小さな膨らみを揉みしだく。
ブラウスの生地が影の周囲で凹み、大きな皺を作った。
「やぁぁ…だめぇぇ!」
沙紀が首を竦ませて、控えめに叫んだ。
『影に体を撫で回される』
非現実極まりない…在りえない事だが、今の彼女はこの光景さえ認めざるえない。
自分の体に走る感覚が…とてもリアル、いや現実そのものなのだから。
「ひ、やぁ…ん…」
沙紀が口を噤んだ。
もう逃げられない、そう直感した。
暴れたって、叫んだって…この悪夢は覚めない。
彼女が願う事にした。
影が一秒でも早く満足してくれる事を。
一刻も早くこの悪夢が終わる事を。
「ふ、ぅ…ん…」
思わず漏れそうになる声を必死で我慢する沙紀。
「!?」
唐突に、再び鳴き声が聞こえた。
あの黒猫の子供の泣き声が…弱々しい鳴き声が。
驚き、目を見開く沙紀。
「…」
沙紀が黙ったまま紅い顔を伏せた。
彼女は今、自分がこの様な状況に置かれている事が仕方ないと思ったのだ。
あの黒猫の親子を死に追いやった自分の…罪。
これはその罪への罰なのだと、自責の念からそう考えた。
初めから自分に拒む権利など無いのだ…
「…ん…さい…」
沙紀が顔を伏せながらボソリと呟いた。
「…ごめん…なさい…」
今度はハッキリと聞き取れる程の声。
「ごめんなさい…ごめんなさいぃ…」
愚図る子供の様な、親に許しを乞う子供の様な声色だった。
今にも泣き出しそうな声で、ただ『ごめんなさい』と繰り返す沙紀。
だが影はそんな彼女の謝罪の言葉も知らん振りだ。
相変わらず沙紀のブラウスに張り付き、沙紀の恥部を攻め続ける。
「ひ、ぁ!!?」
沙紀の乳房の先端に突然強い刺激が走った。
幼きながら生理的に敏感な極所に、刺す様な鋭い痛みが。
突然破裂した痛みだが、後を引く様に鈍い痛覚が彼女の突起部に残り、そこを刺激し続ける。
「う! ぁ…はぁ…」
大きく息を吐き出し、首を震わせる沙紀。
先端にしつこく残る痛覚に耐える。
痛みに耐える沙紀に追い討ちを掛ける様に、再び先端に鋭い痛みが走った。
「あぅ!!? や、い、痛いぃ!!」
叫ぶ沙紀の目元から一滴の涙が零れ、彼女の愛らしい頬を垂れる。
乳首を乱暴に挟まれる感覚。
膨らみの頂点が、ブラウスの生地が小さく捩れているのだ。
黒い影に覆われているが…微かに見える。
薄っぺら委影が張り付いた服…まるで服そのものが生き物の様に自在に形を変える。
彼女の反応を楽しむかの様に、苛めるかの様に、強弱を付けながら乱暴に彼女の性感帯を捻り続ける影。
繰り返し繰り返し乳房の頂で捩れる制服の生地。
「や、ぁぁ、ごめんなさいごめんなさい!!」
痛覚に対する叫び声と混じりながらも沙紀が再び大声で謝った。
「ひぃ!! うぁ、あぁぁ…」
沙紀が顔を顰めた。
痛みのあまり開いた口からも吐息が勢い良く噴き出る。
羞恥、不安、恐怖、これ等の感覚に痛みが加わり彼女の感情が高ぶっていく。
顰めた沙紀の瞳からは涙が際限なく染み出し、次々と彼女の頬や目の下を流れ、筋を作る。
「う、あぁ! んぁ、ぁ…お…とうさぁん…」
沙紀が父を求めた。
今この場所に、夢の中にいる筈も無い父を、頼れる暖かい存在を。
痛みから逃げたいという望みから…助けを求めた。
だか、そんな切望の言葉さえこの広大な夢の空間では虚しく響くだけ。
「もう…許してぇぇ!! おとうさぁぁぁん!!!」
「沙紀」
(…え…?)
突然男の声が聞こえた。
思わず耳を疑う沙紀。
「沙紀?」
今度は問い掛ける様な語調で彼女の名前を呼ぶ声が聞こえた。
気が付いた時には沙紀の目の前が真っ暗になっていた。
彼女は気が付いた、視界を妨げているのが自らの瞼だという事に。
そっと、瞼を開く沙紀。
虚ろな目付きながらも、彼女は自分の目の前にある人間の顔を見た。
どんどん視界がハッキリしてくる。
「大丈夫か、沙紀…凄くうなされていたみたいだが…」
沙紀が求めていた父の顔だった。
娘を心配する気持ちからか、深刻な顔をしている。
二重の瞼、薄めの唇、ちょっと膨れた頬…見慣れたその全てが沙紀に安らぎを与えた。
沙紀はまるで数年ぶりに父の顔を見たかの様な気分だった。
「お…とうさん…?」
「どうした…ん? 怖い夢でも見たか?」
「はぁ…」
沙紀が溜め息を吐き、再び目を閉じた。
「…うん…」
自らが横たわる敷き布団の感触…柔らかい布団の感触が凄く安心出来る。
「すごく怖い夢…見た…」
「そうか…」
父が表情を変えず、相打ちを返した。
「おとうさん…」
「ん?」
「…おかえりなさい」
そう言いながら瞼を開き、父の顔を見る。
沙紀のその言葉を聞き、娘を心配する父の表情が一転、笑みに変わった。
「…あぁ…ただいま」
父が沙紀の頬に、そっとキスをした。
不器用な父親の露骨な愛情表現。
年頃の沙紀には小恥ずかしい筈だが、とっくに慣れてしまっている。
ベッドから上半身を起こす沙紀。
「ゴメンお父さん…まだお風呂沸かしてない」
沙紀は自分が家にいる間するべきだった日課を思い出す。
その内のひとつが、父親が仕事から帰って来る時間に合わせて、お風呂を沸かしておく事。
「いや、お父さんがもう水入れてきてるよ」
「そっか…ごめんね、うとうとしてたらつい…」
沙紀が申し訳無さそうに頭を垂れる。
そんな彼女を元気付ける父親。
「…沙紀、今日の晩御飯はどこか外で食べようか?」
「本当?」
少女の顔に単純な喜びの表情が見えた。
「あぁ…二人で外食は久しぶりだな、今日は沙紀の好きな所に行こう」
「うん…でも、汗だらけだからお風呂入ってから」
気が付いた時には全身に寝汗を掻いていた。
妙に冷たい…嫌な汗を。
不機嫌そうな表情で自らのブラウスの袖を掴む沙紀。
「そうだな…お父さんと一緒に入るか?」
「ばか」
沙紀が優しい口調で父の提案を一蹴した。
(続)
それなりに長くなる予定です・・・
ちょっと女の子が苛められるので、そうゆうのを受け付けない人は読まないで下さい。
今更ながらスマソ。
>>262の五行目
「相打ちを返した」じゃなくて「相槌を返した」です。 orz
へもん氏乙ですノシ
へもんさんってもしかして、乳首でいっちゃうスレから追い出された人?
なんか文体が煮てる…
煮てどうすんだw<文体
【恥辱】−22−
怒濤の選挙戦が終わった。真紀の夫である正信は無事に党からの推薦を獲得、圧倒的な得
票で当選した。真紀は“国会議員の妻”として初の選挙で昼は企業回りなどを担当、夜に
は演説会にも参加し、献身的に夫を助けた。その姿は“平成の内助の功”と称された。
正信がこれ程までに圧倒的な支持を得る事ができた背景には真紀の知名度が大きく影響し
た事は言うまでもない。
当選確実の報を受けた時に真紀が流した涙はニュースやワイドショーで話題となった。一
部のゴシップを除き、人々は真紀の涙に好意的であり“国会議員の妻”としての真紀の苦
労を思わずにはいられなかった。
が、彼女の最大の苦労…あの忌まわしい事実…を知る者はいなかった。
真紀は最近、元気がなかった。人前では元気に振舞っているが一人になるとあの忌まわし
い事実が心に大きく影を落としていた。
正信を元気に送り出した後、真紀はソファーに座り込んだ。そして薬を手に取った。この
薬は、選挙戦の後で元気の無い真紀を気遣った正信が手渡した物だ。出所は大泉であった。
正信が座談の際に「真紀の元気がない」とこぼしたのを聞いた大泉が、数日後「真紀さん
に」と手渡したのがこの薬だった。珍しい栄養剤との事だった。
真紀の元気が無いのは精神的な事が原因なのだから栄養剤でどうこうなる筈もないのだが、
〈何かの気休めにでもなれば…〉との思いから服用していた。
薬を飲みテレビのスイッチを入れた時、インターホンが鳴った。
議員宿舎であるマンションはセキュリティーも万全で部外者が容易には入って来れない仕
組みとなっていた。ここに自由に出入りができるのは、議員とその家族位のものだろう。
インターホンのモニターを覗き込む真紀。インターホンを鳴らしたのは郵便局の配達員で
あった。書留郵便の配達との事であった。真紀は気だるい身体を持ち上げると、ササッと
髪を整え玄関に向かった。
郵便局員に手渡された封筒は不審だった。B5サイズの封筒には差出人の名前さえ記載され
ていない。訝しげに封を空けると、そこには真っ白なDVDディスクが1枚、何も書かずに入
っていた。
【恥辱】、続編を落としかけます。
ちょと先で行き詰まり気味なので投下速度は期待しないで下さい。
【恥辱】−23−
〈いったい誰からだろう〉
不審に思いつつも、真紀はDVDを持ちリビングへと向かった。
〈差出人の名前も書かないなんて。気味が悪いわ…〉
リビングに戻った真紀は、送られてきたディスクをDVDデッキにセットした。
再生ボタンを押すとゆっくりとタイムカウンターが回り始める。
〈あっ!何なのこれっっっ!!!〉
真紀は死ぬ程に驚いた。そこに映し出された物。それは、あの屈辱の舞台上の真紀の姿で
あった。画面の中の真紀は今まさにスーツを脱ぎ始めていたのだ。
慌てて停止ボタンを押す真紀。誰もいる筈がない室内をキョロキョロと見渡した。隠すよ
うにディスクを取り出すしケースに収める。
その日から真紀の憂鬱が増えた。あの忌まわしい記憶と共に、ディスクの存在が更なる重
荷となった。夫に相談する訳にも行かず、ただ思い悩む事しかできない真紀であった。
数日が過ぎた。今、真紀は寝室のベッドで横になっている。隣のベッドでは夫の正信が腰
掛けている。何の変哲もない夫婦の寝室の光景だった。
翌日から三日間、正信は大泉の命令であるの為に自宅を空ける事になっていた。山間部の
郵便局の現状を内密に視察しに行くとの事であった。通常、議員自らが隠密に地方の郵便
局を視察するような事は今まで一度もなかったが、今回は異例中の異例として首相の大泉
の特命だったのだ。
真紀がベッドで横たわっていると、夫がベッドに滑り込んできた。これは結婚依頼、夫婦
の睦み事の合図となっていた。それは、あの屈辱の日の後も変わる事はなかった。しかし、
真紀にとっては、あの日の前と同じように夫を受け入れる事ができなかった。川崎によっ
て無理矢理に深い女の快楽を味あわせられてからというもの、以前は十分に満足であった
筈の夫との夜も何処となく物足りない。
真紀は全てを忘れる程に激しく愛されたいのに、夫はただ優しいだけで、それが何とも充
たされないのだ。
「なあ真紀、たまには……」
真紀の心を知らず、夫はいつものようにキスをしようと顔を近づけてくる。
しかし真紀はキスを避けるように横を向いた。送りつけられたDVDの事が気にかかり、
とてもではないが、夫と閨を共にする気にはなれなかった。
いい滑り出しですね。
気長にお待ちしておりますのでじっくり執筆なさってください。
ディートリンデのその後を気にしつつ保守。
すみません、毒女です。
男性にはあたりまえなのかもしれませんが・・・保管サイトの見方がわかりません。
どうやったら皆さんの小説が見られるのですか?
変なところクリックして、地雷踏んだことがあるので・・・。
どなたか教えて下さい。
>>273 1を参照してください。
スレッド名をGoogleで検索していただいても良いでしょう。
猫も私も多忙で保管作業が停滞中
近いうちにやりますのでご容赦m(__)m
>>274 乙です。保管の方は無理せずマイペースでやって下さいな、こっちもそのつもりなんで… orz
古い浴室の扉が擦れる様な音を立てた。
冷たい浴室のタイルに足を付ける沙紀。
幼さに溢れたその小さな体。
若さの象徴である健康的な肌。
古いアパートなのでそう広くはない。
浴槽だって体の小さな沙紀と言えど、足を曲げて入らなければならない。
「…」
沙紀が無言のまま浴槽に溜まった水に手を付ける。
石を投げ込まれた池の様に、彼女の手を中心に水面が波紋を広げた。
温度はもう丁度良い様だ。
洗面器で控えめにお湯を汲み、肩の上から流す。
音を立てて浴室床に叩き付けられる水。
沙紀の長い後ろ髪が濡れ、彼女の背中にへばり付く。
水を一杯浴びた所で、沙紀が浴室の椅子に座り込んだ。
ただただ、床に広がった水に映る景色を眺める沙紀。
この浴室の天井や壁、照明がクッキリと映っていた。
(…なんで…)
沙紀が目元を顰めた。
(…なんで…あんな夢…)
先刻見たあの夢を、沙紀は考えていた。
今まであんな事などなかった、突然変わったのだ。
沙紀自身思うに、要因はやはり猫を殺した事だろう。
事故であったとは言え、猫を背中を追いかけた沙紀自身は自責と謝罪の念で頭がいっぱいだった。
そのせいなのか…あんな夢を見たのは。
「う…」
沙紀の体が震えた。
お湯を被って暖められた体が、外気との温度差でより一層寒く感じられる。
沙紀は重い足取りで浴槽に入り、体を沈めた。
髪の毛に付いた泡を丁寧に水で流した。
顔を流れる水を手の平で拭い取り、目を開ける沙紀。
目の前に鏡があった。
元々備え付けている物ではない。
父が突貫的に浴室の壁に取り付けた大きな鏡だ。
目の上を流れる水分に気を払いながらも、鏡に映った自分を裸体を見る沙紀。
水を被り、僅かに光を反射する自分の体が妙に卑しく見える。
「…」
(…あの夢…)
沙紀が腕を腹部に擦り付けた。
(あの黒いの…子猫なのかな…)
鏡に映る自らの裸体を切っ掛けに再び思い返す…あの夢を。
あの黒々しい影を、凍ったかの様に動かなかった自らの手足を。
それだけではない、体に走った感覚だって今でもハッキリと思い出せる。
実際に今も触れられているかの様に…ハッキリと。
「…」
鏡に映る自らの裸体を眺める沙紀。
小さな肩幅、首下に浮き出る骨の形。
下に目線を落とせば、幼さが溢れる膨らみ、肌色に近い桃色に染まった先端。
影に撫で回された躰、あの時の感覚をゆっくりとひとつひとつ思い出す。
冷たい人間の手の様な感触、形を変える自らの乳房…先端に走った感覚。
彼女自身をそれを性的な快感とは受け止めていなかった。
しかし、幼さのせいか…純粋な好奇心を持っていた。
あの夢の時は、好奇心が恐怖と不安で埋まっていたが今なら…
恐怖と不安の中に迷っていた自分だが、今あの夢を思い返すと…思い出すのは躰を触れられたの感触ばかり。
沙紀が何かを決断したかの様にゴクリッと口の中に溜まった唾液を飲み込んだ。
(…ちょっと…だけ…)
そして、そっと自らの先端に人差し指を近づける。
指先が緊張からか、小刻みに震えている。
「…」
肺いっぱいに息を吸い込み、呼吸を止める沙紀。
空気で胸が膨れ、更に指に近づく。
そして、微かに指先が先端の肌に触れた。
「!!」
初々しい反応。
驚く様に身を引く沙紀。
声にはならなかったが体がビクッと反応した。
「は、ぁ…」
思わず開いた口から息が勢い良く漏れる。
自らの心臓もバクバクと存在を主張する様に力強く脈打っている。
再び、自らの先端に触れる沙紀。
今度は体が逃げない様に意を決して…
「…んっ…」
微かに喉の奥が鳴り、沙紀の上半身が固まった。
上半身の筋肉が電気を流されたかの様に強張るが、腕だけが目的意識で動き続ける。
体が固くなろうと、それに無関係な膨らみは相変わらずの柔軟性である。
乳房の丸みに紛れる様に控えめに突き出る乳首。
指の腹いっぱいでその乳首ごと乳輪を軽く押した。
「ん、ぅ…はぁ…」
滑らかなカーブを描き、乳輪回りの皮膚が凹む。
再び上半身が固くなった、今度は一瞬だけだが。
溜めていた肺の空気を一気に吐き出す沙紀。
(なんか…変な感じ…)
夢の時と少し違うように感じた。
凄く曖昧な感触で、くすぐったいと感じる程度。
指先に伝わる吸い付くような乳輪の肌の感触。
突起した部分も微かに指先で感じられる。
ゆっくりと震える手付きで指を動かす。
「ふ! ん…は…ぁ…」
震える指先がしっとりとした乳房の天辺と擦れる。
水分を帯びた指と乳首は摩擦抵抗が少ない。
だが、先端に刺激を与えるにその摩擦力少な過ぎる事は無く、絶妙な反発具合で先端に甘い刺激を与える。
もっとも、その官能は彼女自身まだ『くすぐったい』『変な感じ』としか捉えていないが。
官能、性的な快感を享受するにはまだ足りない、刺激も、経験も…
純粋な好奇心で動いている今の沙紀には、性的快感も『変な感じ』としか受け入れられていない。
だが、時間が経てば…変わるのだ。
幼いとはいえ、生まれながらにして植え付けられた生理、雌の本能。
理性である『好奇心』が本能である『快感』に変わる。
ふと、今まで理性で動いていた指先に、岩肌に滲む湧き水の様に本能が混ざり込む。
指の動きが速まったのがその証拠だ。
理性が本能に押し負けた瞬間だった。
「ひ、ぁ…ん…は、ぁ…はぁ…」
震える喉で呼吸を繰り返し、時折愛らしい声を上げる沙紀。
規則的な彼女の呼吸が徐々にその間隔が乱して行く…
「あ…はぁ…んぁ…」
徐々に呼吸音、悶える声も大きくなる。
いつしか彼女自身、気付かぬ間に狭い浴室の中で彼女の淫猥な声が響く様になっていた。
それを気付いた沙紀は『卑しい事をしている自分』を自覚した。
誰かが見ている訳でもないのに…羞恥心が生まれる。
自分自身が恥ずかしい、そしてそう自覚していながらも指の動きを止められない自分自身も恥ずかしい。
好奇心と彼女がまだ知らない官能に押し出され…指の動きが止まらない、止められない。
目の前にある鏡に映る自分のその姿を見ると…顔から火が噴き出そうな気持ちだった。
実際に沙紀の頬も既に紅く染まっていた。
「く、ぁ…ん…」
燃え始めた羞恥心のせいか、彼女が卑しい声の出る口を無理に噤んだ。
「ん…んん!」
声として口の外に出ない振動が喉を震わせる。
同時に沙紀は指の動きを更に大きくする。
乳房の先端に触れる指先。
指が動くと、指の腹に張り付いた乳輪が周りの脂肪を巻き込んで変形する。
その光景は鏡に映り、沙紀自身の目でもよく見えた。
「んん! んぅ…」
どんどん速く、大きくなる先端の動き。
加速する様に彼女の好奇心や羞恥心が膨らんでいく。
更にその奥には、前の二つの感情よりも更に抜きん出た勢いで加速する性的刺激に対する欲求があった。
「ふ!…んぁ…」
沙紀の上半身が痙攣する様に小刻みに震える。
震える上半身とは相反する様に、指先は相変わらず敏感なその部分を擦り続ける。
「んぁ! はぁ…あ、ぁ!」
思わず声が出た。
羞恥心のあまり我慢していた声が。
いつしか彼女の好奇心は快感に変わっていた。
指を動かす動力源も気付かぬ内にそれに摩り替わっている。
だが、その事実を彼女は知らない。
そのごく普遍的な生理的反応さえ、幼い沙紀にはまだ理解出来ない。
彼女の中ではまだ『好奇心』なのだ。
「ひ、ぁぁ! あぁぁ!」
小さく叫びながら、鏡に映る自分の顔を見る。
官能に満ちた艶かしい自分の表情を。
「沙紀?」
「あ、ぇ!?」
唐突に聞こえた声に、沙紀の体がビクッと反応した。
腕を胸元から遠ざけ、慌てて振り向く沙紀。
「…お、父さん!?」
浴室の半透明の扉越しに父の声が聞こえる。
「今日はやけに長いな、お父さんも外行く前に入りたいからそろそろ上がってくれよ」
「う、うん!! 分かった!!」
不自然な程明るい声調でそう返した。
焦りの余り、平静を装う事に気が回らなかったのだ。
浴室の扉のスモークガラスに映る父の影が消えた。
「…」
沙紀が再び口に溜まった唾を飲み込んだ。
体が震えている。
寒さでもなく、快感でもない…発覚に対する恐怖心で。
心臓もバクバクと破裂しそうな程大きく力強く、胸の中で響いている。
(…どう…しよう…)
沙紀が恥ずかしそうに腕をモジモジと下腹部に擦り付ける。
(声…聞かれちゃったのかな…)
羞恥心で頭がいっぱいになる。
だが、父に沙紀の喘ぎ声を聞こえていたかどうかは定かではない。
どうせ本人にも聞ける筈が無い、所詮は不毛な疑問だった。
彼女は父に自分の声が聞こえなかったと願うしか出来なかった。
頬に両手を当てる沙紀。
…顔が熱い。
「…」
どうゆう訳か、躰がまだ…疼いている。
まだ足りない愛撫を、彼女の躰は求めていた。
突然の出来事で途切れた快感、生殺しの様な中途半端な愛撫。
後悔の念に苛まれている彼女の意思とは相反して、躰は本能に忠実だった。
(…な…んで…変…だよ、私…)
上半身がまるで痙攣の様に震える。
羞恥心で頭がいっぱいなのに…躰はまだ続けようとしている。
(どうかしてる…なんで…)
沙紀の腕が唐突に動いた、彼女の意思に関係無く。
彼女の体がまるで違う誰かに乗っ取られたかの様だ。
「は、ぁ…」
微かに甘い声を漏れる。
沙紀自身、気が付いた時には既にその手に液体石鹸の容器を握っていた。
(続)
【恥辱】−24−
「どうしたの?」
今まで拒まれた事などない正信は、ちょっと意表を突かれたように真紀に問いかけた。
「ごめんなさい……。今日は本当に体調がすぐれないの……」
真紀が答えると、正信は寂しげに少し微笑みベッドから去っていった。
翌朝、真紀の目の前では正信が少し遅めの朝食を食べていた。
〈やっぱり昨日の夜の事をあやまろう……〉
今日から正信は三日間の出張なのである。だからこそ、昨日の夜は真紀と閨を共にしたか
ったのに違いない。
しかし、いざ謝ろうと思うと、唐突に閨の話し切り出す訳にもいかず、といって適切に話
しを展開する事もできずに言葉を捜していた。
「今日から行く所は、車で二時間位なんだけどびっくりする程の山の奥でねぇ」
正信はいつもの朝と変わらないように雑談を始める。
〈よかった……。昨日の夜の事、あまり気にしていないんだわ〉
幾分、気が楽になったような思いをしながら夫の話に答えた。
「総理も何よね。そんな山奥の視察に、わざわざ貴方を行かせなくっても良いのに…。例
えば秘書の誰かとか……」
深く考えず真紀が答えると、その言葉が終わらないうちに正信が言葉を繋いだ。
「総理には総理の深いお考えがあるんだろう。あの人は、さすがにこの国の総理大臣にな
る人だけあって、色々と気を使っているんだよ。今回行く所だって……」
正信はいつにもなく舌が滑らかだ。
「宿だって簡単にないような山奥なんだ。で、実は宿探しに手間どっていたらね、大泉総
理が気遣ってくれて知っている宿を教えてくれたんだ。ほんと助かったよ」
正信の話は、いつの間にが大泉の賛美に変わっている。
「それに君が飲んでる栄養剤だって、俺が君の元気が無い事をお話したら『真紀さんに』
と下さったんだから……」
言いながら正信はふと時計を振り返った。
「あ、もうこんな時間か。少しゆっくりとしすぎたかな」
そう言うと、正信は残った朝食を食べ急いだ。
【恥辱】−25−
朝食を食べ終えた正信は、忙々とカバンを手に取り部屋のドアへと向かう。真紀は見送り
の為に正信の後ろをついてゆく。夫の外出の時は可能な時は見送りの為に玄関まで行く。
それは結婚依頼、真紀が心がけている事の一つであった。
「それじゃあ、行ってくるよ」
ドアに手を掛けながら真紀を振り返る。
「お土産、よろしくね」
「う〜ん、何てったって山奥だからなぁ。お土産って言われたら宿の裏山でキノコ探しで
もするかな」
「わ、じゃあ松茸をよろしくっ!」
正信の軽い冗談に精一杯の作り笑顔を見せながら、真紀は夫を見送った。
何とか元気に振舞って夫を送り出した後、もはや日課となった薬を飲むと、真紀はいつも
のようにリビングのソファーに腰掛けた。
気だるさが一気に押し寄せる。
〈気分転換に実家へでも帰ろうかな……〉
最初はそのような健全な事も考えたが、結局はいつもの議題が頭の中を走り回った。
〈あのディスクを送りつけてきたのは誰なんだろう?〉
あんな物を送りつけてくる人物など真っ当な人間でないのは分っていたが、相手の正体が
分らないのでは手の打ちようもなかった。厳密に言えば、相手の正体が分ったとて手の打
ちようがある筈もないのだが、何とかして相手の正体だけでも知りたかった。
同じ議題がグルグルと堂々巡りをしていた。時間が経っても堂々巡りから思考が抜け出す
事はなく、掃除をしていても洗濯をしていても、あるいは昼食を食べている時でさえも議
題が頭から離れる事はなかった。
堂々巡りにもウンザリした午後の四時頃、真紀の思考は堂々巡りから脱した。一つの結論
が頭を過ぎった。
〈やっぱりアレを見てみるしかないわ……〉
あのDVDの内容があの後どうなって行くのかは自らの身をもって分っていたが、相手の
正体を知り得るとすればあのDVDしかなかった。もしかすると相手の手掛かりがつかめ
るかも知れない。嫌、もしかすると相手からのメッセージのような物が入っているかも知
れない。真紀は覚悟を決めた。
283 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 00:23:06 ID:fobq2lJX
恥辱、実は総理が黒幕とか言ったら神展開だな。
よっこいしょ氏、乙。
良い寸止め展開だ。
あと
>>283氏sageてくれ。
【恥辱】−26−
ディスクをDVDデッキにセットし、再生ボタンを押すとゆっくりとタイムカウンターが
回り始めた。
DVDが再生され始めた。覚悟を決めて見始めたので前のような驚きはなかった。が、テ
レビの中の自分が全裸になり舞台からベッドに移動する頃には、真紀は泣き出したい気
持ちになっていた。
〈こんなの見たくないっ……〉
途方も無い屈辱が思い出されて胸を締め付けた。緊張のあまり息苦しくなり、背中はあの
時と同じように汗まみれになった。思わず服のボタンを一つ外す。
〈でも見ないと……〉
義務感のように映像を見続ける真紀。しかし映像が進むにつれ真紀の目は映像に引き込ま
れていた。
画面の中の真紀がマングリに返された。特製の媚薬は身体を侵食し、川崎の淫らな舌が秘
裂をなめ回している。恥辱と共に股間の疼きや川崎の舌の感触までが思い出され、今も媚
薬の毒が秘裂の奥に残っていて体内を蝕んでくるような気がする。
〈イヤだっ……この感覚って……!〉
真紀はモジモジしなが太股を擦り合わせた。気持ちが昂り、じっとしている事ができない。
思わずソファーに横たわり、大きく身をよじらせた。ブラジャーに抑圧された乳首がソフ
ァーに触れた。
〈あっ……!〉
抑圧された乳房の中心がざわめき、その奥で欲情が鎌首をもたげる。その妖しい感覚に
引かれるように左手がブラジャーの上から乳房を揉んでみる。息が乱れ鼓動が高鳴る。引
き込まれるように手が服の内側に滑り込む。
偶然にも画面の中では剥き出しの真紀の乳房が川崎の指によって揉みしだかれている。
触発されるように真紀の細い指先が直にブラジャーに触れると、器状の山の頂上で乳首が
勃っているではないか。
〈いやっ……どうしてっ……〉
振り払おうとしても振り払う事のできない屈辱のイマジネーション。画面の中の川崎の指
に合わせて、真紀の指が乳首をなぞる。
「んっ……」
痺れるような官能が全身を駆け抜け、ソファーに横たわる下半身がモジモジと動いた。
四円
恥辱】−27−
テレビの中の真紀が四つん這いにされた。川崎の肉棒が秘裂にあてがわれる。
肉棒は画面上で見る程に大きく感じられた。夫の物とは比較にならない巨根。それは真紀
が経験した事のある男根の中でも間違いなく圧倒的だった。
その巨根が真紀に押し入った。映像を通して川崎の巨根が真紀の記憶に入ってくる。
真紀は自分のパンティーの中に右手を忍ばせた。ヌルっとした感触が指にまとわりつく。
同時に、忘れていた甘美な体感が体中を駆け抜けた。
〈え……!私……濡れてる……!〉
真紀は焦った。慌てて引き抜いた指先には、間違いなく愛液がまとわりついている。
〈嘘でしょっ。 私ったら……発情してるのっ……!?〉
自分が犯されている映像で興奮しているなど信じられなかった。もしかするとあの時、自
分の身体は男を求めて止まない淫乱に改造されたのではないだろうか。そんな不安が心の
中を駆け巡る。
しかし欲情はドンドンと昂ってゆく。再び、意思に反して右手がパンティーの中に忍び込
み秘裂をまさぐり始めた。
〈ダメ…!そんな事したら……〉
それでも、一度火がついた身体は冷めない。指先は秘裂を押し広げ、敏感な真珠を剥き出
す。
『もう俺なしじゃいられない身体になってしまうかもしれないなぁ』
画面の中で、勝ち誇ったような川崎の声がする。
〈イヤっ…。絶対にそんな事ないっ……!〉
否定しつつも股間全体が恐ろしい程に熱く疼き、指先はクリトリスを捕らえる。つま先が
ピンと伸び太股が張り詰める。
「あっ、あううんん……」
指先が擦れる度に腰がウネウネと微動し、秘裂の奥に川崎の肉棒が突き当たる感触が思い
出される。指先はその記憶を求めるように、そっと割れ目の中に沈んだ。
「はぁん……はぁああああーっ」
呻きながら指先が奥へ奥へと突き進む。肉襞は驚く程に熱く、指先を食いちぎろうとする
魔物のように収縮を繰り返していた。
【恥辱】−28−
〈あああ…、そんな物を入れないでっ、そんなに激しく突かないでっ……〉
あの時、川崎によって汚された秘裂の奥が、この上なく愛しい存在に思える。
真紀はたまらず、指先をクチャクチャと動かした。分泌された愛液によって指先は驚く程
にスムーズに動く。
「ああっん、はぁううう、んっ」
秘裂の奥で生み出された電流が、脊髄を通って脳天に明かりを灯すが如くに全身を駆け上
がる。
川崎によって汚された膣を自らの指で掻き出し、愛液で洗い流すように、指は出入りを繰
り返し、秘裂からは愛液が流れる。
〈なっ、なにを……なにをしてるの、私……っ〉
あまりのあさましさに自分で戸惑いながらも、肉体それ以上の勢いで燃え狂う。
テレビの中では川崎の上に座った自分が、奪われた官能を求めて腰を振っている。それと
同じように現実の真紀も腰がクネクネと動き続ける。
『そんなにイキたいのかぁ?』
川崎が問いかけている。指先が動く程に、意識は蕩け、記憶と現実の境界線が無くなって
ゆく。
〈あああっ……お願いっ! 誰か!誰か私を止めてっ〜!〉
真紀は神にでも悪魔にさえも祈りたい気持ちだった。
その時の事だった。神の助けか悪魔の悪戯か、真紀の祈りを受けれたように電話のベルが
鳴り響いた。
〈……!!!〉
記憶と現実の官能の間を往復していた真紀の意識が一瞬にして現実に引き戻された。
〈私、何て事をしてたの……〉
我に帰った真紀はリモコンを手に取りDVDを停止させた。
〈もしあのまま続けていたら……〉
もしあのまま続ければ、自分は本当の淫乱女になり下がってしまっただろう。
自分を現実に引き戻してくれた電話のベルに一抹の感謝と恨めしさを感じながら、真紀は
ヨロヨロとソファーから立ち上がる。
電話のベルは依然として耳をつんざく音を鳴らし続けている。真紀は乱れ掛けた衣服を直
すとと、息を整え受話器を手にした。
今更ながら投稿に番号付けます。ややこしい事してすみません…今回の分含めて4です。
〜黒(04)〜
もう中身も半分程であろう液体石鹸。
力の無い沙紀でも容器を片手で持つにはそれ程重くはない。
「は、ぁ…」
沙紀が熱い吐息を吐いた。
溜まっていた何かを吐き出す様に。
石鹸容器のノズルの先を見つめる。
容器を傾けると、ノズル内に残った液体が先端から垂れ始めた。
「…ぁ」
ポタリッと一滴、その白い液体が沙紀の臍の下に落ちた。
滑らかな肌の上に落ちた白いボディソープは浴室の照明をキラキラと怪しく反射している。
沙紀の容器を握る手が震えた。
寒さや筋肉の疲労などではない、もっと内面的な要因だ。
快感を予感し、待ち侘びる心。
心臓が相変わらず、先程の父親の介入でまだ力強く脈打っている。
「…」
ゴクリッと口の中に溜まった唾液を飲み込んだ。
羞恥心と興奮からか、躰が異様に熱い。
そっと…右手で容器の押さえ、左手を容器の頭に添えた。
力の入る右手も、遠慮気味にノズルのヘッドに触れる左手も痙攣するかの様に震えている。
「…」
そっと、ゆっくりと左手に力を加えた。
慎重過ぎる程、緩慢に手に加えていく。
沙紀に『焦らす』なんて考えはない、ただ単に不安から来る僅かな、ほんの僅かな躊躇だ。
キュッ
プラスチックが擦れる様な音を立てながら、高さを変える容器のノズル。
『吹き出る』というよりも『漏れ出る』という感じだ。
控えめに加えられた力は液体を吹き出し、飛ばすには足りなかった様だ。
途切れ途切れにノズル先端から、垂れる様に落ちる石鹸。
その全てが彼女の乳房の上に落ち、付着した。
「!…」
ピクッと沙紀の上半身が、興奮と羞恥で火照った肌が冷たい液体に反応を示した。
「は…あ、ぁ…」
浴室の湿った空気を吸い込む沙紀。
ノズルの高さが半分程になっているが、沙紀の手がそこで止まっていた。
体に放たれた母乳の様な白濁の液は重力に従って彼女の肌を滑る。
女性らしいながらも幼さを感じさせるボディラインに合わせ、乳房から下半身に向かって白い線を伸ばす。
「うっ…」
体を垂れる液体の感覚に、思わず声が出た。
ふと、ポンプを押し込む左手の力が消えた。
まるで冷たい液体石鹸に力を削ぎ取られたかの様に。
彼女の左手がポンプの反発力に負けてしまい、ノズルの高さが元に戻った。
「はぁ…はぁ…」
甘ったるい呼吸を繰り返しながら、鏡に映る自分の裸体を見詰める。
たったの数時間でここまで、ほんの短い時間でここまで乱れてしまった。
そんな事実が彼女の頭の中で羞恥心を更に煽る。
(な、に…してるんだろ…私…)
頭で躊躇しても、体が言う事を聞かない。
いや…そう言うと正確ではないだろう。
体を制御出来ないというよりも、体の動きを司る『意思』を制御出来ないのだ。
まるであの黒い影の夢の様に…その事は沙紀自身も自覚しているが。
唯一違うのは彼女自身、今のこの状況に快感を感じている事だった。
初めは好奇心で動いていた手足も、既に性的快感を求める本能に支配されていた。
(私…変…変だよ…)
そう頭の中で自分の行為を否定しながらも、自らの躰を垂れる精子の様なソープに見入っていた。
(こ…んなの…私じゃない…私じゃ…)
「あ!…」
頭で考えている事と体の動作は正反対だった。
左手が勢い良く石鹸容器のポンプを押し込んでいた。
先程より勢い良く、そしてより多くの液体を彼女の胸元にぶち撒けられる。
まるで左手に、彼女の意思とは独立した何者かの思惑が宿っているかの様にさえ思える。
沙紀の体が再び冷たい感触に悶える。
背筋が微かに反り、その体勢のまま上半身を震わせ、冷たさに耐える。
「はぁ、ぁ…ん…」
体がソープの冷たさに慣れる前に、左手が再び動き出した。
更にもう一度…今度は膨らみの頂点に目掛けて落とす。
「は、ぁ!…」
口から一気に空気が漏れた。
敏感な先端に放たれた冷たい液体。
その感触に沙紀の体がビクッと反応する。
小さな幼い体に放たれた白濁色の液体。
重力に引かれ、肌を滑り、足の付け根や臍に白い液体が溜まって行く。
「は、ぁ…」
勿体無いと言わんばかりに、臍に溜まった石鹸を指先で掬い取る沙紀。
彼女自身意識してやった事なのか、あるいは本能で無意識の内に行っていたのかは分からないが。
虚ろな目付きで指先に付く白色の液を見つめる。
「…」
(変だよね…私…)
心の中で自問する沙紀。
だが、その問いに対する答えは返って来ない。
(でも、なんでだろう…止まらないよ…止まらない…)
性的欲求に惑わされ、自制の念がどんどん乱れていく。
もはや、そんな物は皆無に近いが、自らに対する羞恥心だけは相変わらずだ。
今は羞恥心よりも欲望が勝り、自らを抑えられないだけの事。
指先で掬い取ったソープを、自らの先端に擦り付けた。
「ひ!?」
思わず甲高い声を上げてしまった。
ぬるりっとした感触が滑らかな乳輪上に広がる…
「は、ぁ…」
すぐに羞恥心に押され、声を絞る沙紀。
ただでさえ先ほど父に発覚しかけたのだ、警戒心が強くなっていないと言えば嘘になる。
初めて経験する感覚に、思わず背筋が震えた。
圧倒的な快感に理性が飲み込まれていき、同時に更なる快感を求める贅沢な心が芽生え始める。
「…」
先端に感じる曖昧な圧迫感。
今、敏感な天辺を押さえているこの指を動かすと…どうなるのだろう。
沙紀はそんな事を考え、沈黙する。
「…!」
だが、その沈黙は長くは続かなかった。
欲求に負け、堪えきれずに指を上下に移動させていた。
「は、ぁぁ…」
震える声を上げながら、吐息を吐き出す。
潤滑性の高い液体に助けられ、指先は摩擦無く敏感なそこを移動する。
滑らかな乳輪の感触を指の腹で感じ、悶えながらもそこを弄り続ける。
何度も何度も僅かに膨らんだ突起部に指に当たり、沙紀の性感を煽る。
「はぁ、はぁ、はぁ」
短い間隔で呼吸を繰り返す。
欲望に負け、思わずもう片方の乳首にも指を付ける沙紀。
左右同時に、より強い感覚を求め、指が動く。
指の腹全体を使って、天辺をマッサージするかの様に押す。
そして、円を描く様に乳首を避けながら、乳輪を指でなぞる。
唐突に指先で先端を引っ張ろうとする沙紀。
しかし、滑りを帯びた指先では上手く掴む事は出来ず、指に挟まれた急所が滑る様に逃げる。
そんな動作を繰り返している内に、先端がプックリと膨れてしまった。
「は、ぁ、あん…ぁ…」
欲望のままに、ただ自分の欲するままに指が動く。
震える手付きで尖った先端を指で転がし始めた。
女性の乳頭が膨れるのが、性感に対する生理的反射である事など沙紀は知らない。
しかし、性感を求める本能からか、ただ単純に気持ち良いと分かったからか…
知識のない筈の沙紀がそこを的確に攻め始めた。
「ふ、は、あぁ…」
せっかく肺に溜めた空気も、遠慮気味な喘ぎ声と共にすぐ外に逃げていく。
酸欠に陥ったかの様に、沙紀は細かい速い呼吸を繰り返していた。
熱い吐息を吐きながら、鏡に移った自分の痴態を眺める沙紀。
沙紀の先端が指で弄ばれているのも、それによってうっとりとしている自分の艶かしい表情も全て見える。
その鏡に映る自らの姿と言ったら、なんと淫猥なのだろう。
歳もさほどない幼い少女が、自らの恥部を弄り、恍惚の声を上げているのだ。
細い指先が、純潔な色の先端を転がしまわり、小さな躰が震えているのだ。
「ひ、ぁ…」
それまで空気の抜ける様な声しか出さなかった沙紀が、喉の震える有声音で鳴いた。
何故だろうか、下半身までブルブルと震える。
躰がどんどん硬くなって行く。
「ん、ぁ…あぁ!!」
甲高い声が浴室の中で響く。
「は! ぁ! んぁ、あ、ぁ…ぅ…」
二、三度程、上半身が大きく痙攣し、その後は小刻みに震える。
敏感な部分から離れる指先。
力尽きた様に体中の力が抜けると、沙紀が深い呼吸を始めた。
「はぁ、…ぁ、はぁ…」
深呼吸を繰り返しながら、再び鏡に映る自分の裸体を見た。
男の精液を浴びたか様に、体中が白く染まっている。
(な、に…やってるんだろ…私…)
急に彼女の心が冷めた。
羞恥心と言うよりも、自らの痴態に呆れ返るかの様な感情。
(…馬鹿みたい…こんな事して…)
「…あ」
沙紀が小さな声を上げた。
気が付けば、自らの股間から透明な液体が滲み出ていた。
そっと、その滴を指で掬い取る。
指で擦ると…今、自分の体を覆っているソープとはまた少し違った滑りを感じた。
(…何…これ…)
思わず顔を顰める沙紀。
(…う…そ…これって…)
直感でそれが自分の分泌した物だと言う事は分かった。
しかし、こんな物が自分の体の中から出てきた事が衝撃でならない。
「…う」
彼女の頭の中で、急に不安の念が起こった。
そして同時に、自分のしていた事が恥ずかしくなった。
幼いながらにして、自分の奥底に存在する雌の本能に感付いてしまったのだ。
「…」
自分の犯した行為を拭い去る様に、洗面器で浴槽から水を汲み、頭から被る沙紀。
体に付着したソープと股間から垂れる愛液を洗い流そうと、手の平や指先で擦る。
しかし、擦っても擦ってもなかなか落ちず、代わりに沙紀の手に不快な滑りが残るだけだった…
・
・・
「あぁ、沙紀、やっと風呂上がったか」
父がテレビに向ける視線を沙紀の顔に向けると、沙紀と目が合った。
「うん」
そう返しながらも、思わず父の顔から目線を逸らしてしまった。
父に声を聞かれてしまったのではないか、という不安。
そして、父の知らぬ所であんな卑猥な行為をしていた自分自身への羞恥。
そのせいで、まともに父の顔さえ見れない。
「今日は妙にお風呂長かったな」
「うん」
破裂しそうな感情を誤魔化す様に、沙紀が冷蔵庫の扉を開けた。
そして、中から紙パックを取り出し、飲みたくも無い牛乳をコップに注ぐ。
父が気付く筈もないが、沙紀の心臓は先程からバクバクと脈打っているのだ。
「じゃぁ、お父さんも入るからな。お父さん出たら外に食べに行くから、出かける準備してなさい」
「うん」
ただ『うん』とだけ返事を返す沙紀。
コップの中身を一気に喉の奥に流し込むと、火照っていた体が冷めていくのが分かった。
(ちゃんと…洗い流したよね…全部…)
沙紀はいつもより必要以上に使った液体石鹸、そして自らの分泌した愛液が気掛かりでならなかった。
シャワーを使ってちゃんと洗い流した筈…父に悟られる筈はない…
自分の中では徹底したつもりでも、どことなく拭いきれない不安感があった。
「…どうした、沙紀。顔、赤いぞ」
「えっ!?」
父の指摘に、思わず頬に手を当てる沙紀。
「あ、はは…い、いつもよりお風呂に長く浸かり過ぎちゃったかな…」
作り笑顔でそう返した沙紀。
もっともらしい理由を述べるが、浴槽に浸かっていない時間の方が遥かに長いという事は言うまでもない。
いつも以上に赤い顔も、火照る体も当然別の理由である。
「そうか」
父もにっこりと笑い、代えの服を抱えながら、扉の奥に消えた。
その瞬間、沙紀の心臓が穏やかに脈を打ち始めた。
・
・・
「…」
沙紀が無言でコップを流し台で洗う。
冷たい水を手で浴びながらも、コップの内側を丁寧に擦った。
(お父さん…ごめんなさい…)
沙紀が心の中で父に謝った。
何故、突然そんな事を思ったのかは…沙紀自身分からない。
(続)
297 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 21:58:30 ID:To06F/Bz
保守しときます
縁と川拓期待age
「あく……うふんっ!く、来るのね……ああ、分かるわっ!わ、わたしも
ケツの穴で、イクうっ!」
ままならぬ筋肉のはずなのに、内部でペニスが膨張するのをユカリは
感じている。
熱液が尻穴にほとばしる瞬間、今までにない快感が訪れるはず。ユカリは
その時を迎えるため、豊かな肉を最大限に振った。
「おらっ、イクぜ……俺みたいな世捨て人のち○ぽで、ケツ穴ほじられて
あんたもイキな……『センセイ』っ!」
久々に抱いた、ユカリという女。このどうしようもなく淫らで美しい女は、
男が若い頃憧れた場所に揚々と登りつめるのだ。膣や排泄穴に精液を
湛えながら……。これほど滑稽で痛快なことはないと、男は噴出の予感の中で
冷たく笑った。
「あひっ、はひっ!ダメ、イクのぉ……あなたのち○ぽで、ケツの穴で、
めちゃめちゃにイッちゃう……っ!」
経験したことのない、素晴らしいエクスタシー。自ら進んで、汚らしい
男たちに裸を晒し、秘肉を拡げ、怒張を迎え入れ、腰を振り乱し、尻穴さえ
喜んで開き、淫らな本性を露わにして、遂に訪れるであろう最高の絶頂を
迎えようとする、ユカリという女。間もなく代議士になるという、女。
「……受け取れ、淫乱センセイっ……うおおっ、イクっ!」
「あはっ、き、来てぇん!ケツの穴にあなたの熱いの、いっぱいちょうだいっ!
あひ、い、イクぅ!」
ユカリとリーダーの意味深な雄叫び。周囲がそれぞれの思いにざわめく中、
2人は色に至る最後の1段を駆け上がった。
「く、ううう……っ!」
「あ、はああ……っ!」
女は叫び、男は呻いた。
女は満たされ、男は放った。
女は揺らめき、男は震えた。
「あうう……すて、きぃ……っ」
躰の奥底から、愉悦の大波が押し寄せて来る。完全に同調した絶頂の瞬間。
熱いスペルマが、腸まで到達するかの勢いで粘膜内を満たす。男の射精に
よって得られた恍惚は、ユカリの望んだとおり素晴らしいものだった。
リーダーの男も、ユカリのきついアヌスの奥に数年分の濃いスペルマを
吹き散らし、燃え尽きてしまいそうな感覚に溺れれていた。淫乱女の尻肉に
強く爪立てながら。
誰かが、また荒い息を吐きながらユカリの肉体に近づいていく。1人、
2人、3人……ゆっくりとユカリから離れたリーダーはなぜかその光景が
可笑しくて、下半身を晒したまま静かに微笑み続けた。
刹那、ユカリがまた、啼いた。
「……すぐ間近に迫っている、いえすでに突入しているであろう少子高齢化
社会……コホンっ、これは女性にとって非常に重大な、また火急な問題で
あるかと思います」
議場に響く、凛とした声。周囲の男たちはニヤニヤと笑みを浮かべその
艶やかな声に聞き入る。女を凌辱しその声で啼かせる光景を想像している
者も少なくないだろう。
初の委員会質問で緊張しているのか、美貌をほんのり紅潮させ必死に
言葉を紡いでいる。その様子も、好色な思いを持つ者にとってはまるで
別の表情に妄想される。そう、例えば……。
「この件に関しまして政府与党……そ、それからや、野党……あっ、うんっ。
し、失礼しました」
陰部を弄くられ快感に喘ぐ美熟女、そのように見えても不思議では
なかった。しかしもちろん報道では「初質問に緊張する新人注目議員」と
伝えられるであろう。
注目新人議員の名は、ユカリといった。
しばらく奇妙な質問の乱れは続いたが、やがて社交辞令のような答弁の
応酬を経て委員会は終了した。好奇を含んだ視線やカメラのフラッシュを
浴びながら、ユカリというその美女は議場を去っていく。
「もういいわ。ここで」
「しかし、先程の質問のとりまとめを……」
「大丈夫よ。彼と2人でちゃんとやるから」
議員宿舎、ユカリの部屋。
彼女と党から推薦された公設秘書が入り口で言葉を交わす。
「……大変申し上げにくいのですが、彼は本当に信頼できるのですか?」
「……家柄や学歴は問題ないはずよ。私が自分で探してきた、有能な人物
だから心配しないで」
そういってユカリはドアを閉じかける。
「ですが……」
「じゃあ、また国会に戻って反応を調べてきて。こちらが済んだら私も
すぐ向かうから」
「……はい」
公設秘書は一礼して廊下を去っていった。ユカリはその後ろ姿を
見送りながら、小さくひとつため息をついた。
「……やっとどっかに行ったか」
鍵をかけた部屋の奥から、低く冷たい声が響く。
「え、ええ……」
ゆっくりと応えたユカリの声は、先程のため息よりさらに熱を増していた。
「さて……党期待の新人議員ユカリさん。こっち来なよ」
ソファにどっかりと腰掛け手招く男。初登院直前に私設秘書となった
この男はユカリのいう通り確かに家柄も学歴も問題ない。だが。
「どうだった?ケツ穴にローター突っ込んだまま国民の前でしゃべった
気分はよ」
議員たちはもちろん、カメラを通し流されたユカリの姿。注目多き
この状況で、比すべき穴に電動振動器を埋め込ませていた、女。
「……っ」
「見てたぜ中継……感じてたんだろ?あんたは人様の前でいやらしい姿を
晒すのが大好きな淫乱女だもんなぁ」
質問には答えずに、ソファの男に歩んでいくユカリ。穴から全身に
伝わっていく鈍い快感に体温を上げながら。
続く
『縁』 キタ━!!!!
スゲー好みの展開!続きワクテカで待ってます!!
Σ(゚Д゚)ハッ
ずっとタイトル「えん」って読んでたけど
そうではないだろうということに今やっと気づいた
俺なんか「緑」に見えてたw
公園だけかと思ったら、議会でまで…
まったりお待ちしております。
「えにし」かな
「ゆかり」だろ?
あけましておめでとうございます。本年もよろしく。
【恥辱】−29−
「もしもしぃ。誰か分るかなぁ。君に元気がないって聞いてねぇ〜、ちょっと電話してみ
たんだけどぉ」
受話器を押し当てた真紀の耳につい今しがたまで映像の中で聞こえていた嫌な声が聞こえ
る。真紀の表情が一気に強張った。
「いったい、何の御用ですか!」
馴れ馴れしい川崎の言い様、真紀は無性に腹がたった。堪えようとしても堪えられない怒
り、受話器に向かって怒鳴りかけたい気分だった。
「心配してるのにつれないなぁ〜。所でお見舞いのDVDは気に入っててくれたかなぁ?」
川崎の言葉を受け、真紀の頭がこれまでにない程にフル回転した。迂闊だった。考えてみ
れば、あのような物を送りつけてくる人物と言えば、真っ先に川崎を疑うべきであった。
「あ、あんな物っ、とっくに捨てました!」
「本当かなぁ。実は毎日あのDVDを見ながらオナニーに耽ってるんじゃないのかぁ?」
真紀の鼓動が一気に早くなった。つい先程、リビングで自分がやっていた淫らな行為を
川崎に覗かれていたのかとさえ思った。
「そ、そ、そ、そんな事しません……!」
真紀は勤めて冷静に対処しようとした。川崎につけ込まれれば大変な事になってしまう。
「まあ、どっちでもいいけどねぇ。所で、アレと同じ物を君の家の前に置いておいたから
ね。早く取りに行った方がいいよぉ。お隣さんにでも拾われたら大変だからねぇ」
そう言うと電話は一方的にプツリと切れた。
〈あんな物が家の前にっ…!!!〉
川崎の言うとおり、もしあんな物が誰かに拾われたら大変な事になってしまう。真紀は電
話の受話器を放り投げて玄関へと走った。鍵を開けて扉を開ける。そこには用心などと言
う余裕は一切無かった。
扉を開けた途端、真紀の目の前で思いがけない事が起こった。開けかけた扉の隙間から見
えたもの。それは川崎その人の姿であった。
「やあぁ、ご無沙汰だねぇ。開けてくれてうれしいぞぉ」
あいも変わらない嫌な声。生で聞くと殊更に気持ちが悪い。
真紀は慌てて扉を閉めようとしたが、川崎の足が一歩先に扉の内側に侵入していた。
必死で扉を閉めようと力を入れる真紀だったが、男の腕力には到底かなわない。扉をこじ
開けるようにして川崎が室内に入り込んだ。
は、はやく続きを・・・ハアハア
wktk
311 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 19:07:38 ID:EN/7H3at
つ…つづき……パタリ
8行目、誤字訂正を…。
DVDは気に入っててくれたかなぁ?→DVDは気に入ってくれたかなぁ?
てが二つになっています。保管時に訂正してください。
すみません。
いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。
本年もヨロシク。
あけまして、おめでとうございます。
新年早々ですが、ごめんなさい、「接触」もう無理です orz
【恥辱】−30−
「せっかくお見舞いに来てやったのにつれないなぁ」
後ずさりする真紀、後ろ手で部屋の鍵を閉る川崎。
「一体、どうやって中まで入ってこれたんですかッ!!!」
真紀は自分が感じた疑問をそのままぶつけた。この議員宿舎があるマンションは万全のセ
キュリティーで守られていて、誰でも簡単に入ってこれる筈のない所なのだ。
「へへへ、この俺を誰だと思ってるんだね。俺クラスになると議員宿舎なんて所は全て顔
で入れるさぁ。」
盲点だった。外部からの進入には絶対的なセキュリティーを誇る議員宿舎も、党の有力者
という立場の彼には全く機能を果たさなかったのだ。
川崎は家に上がり込んだ。その動きは獲物を狙うジェイソンのようだ。
「ほうほう、綺麗にしてるじゃないかぁ。うちの家とは大違いだなぁ」
部屋に上がり込んだ川崎は傍若無人だった。強引に真紀の手首を掴むとズカズカと部屋の
中に押し入る。
「な!何をするんですかっっっ!」
手を振り払おうとする真紀だったが、そんな事はお構いなしに川崎は真紀を引っ立てた。
「ほうほう、ここがリビングだなぁ?」
乱暴にリビングに連れ込まれた真紀は、何とか川崎の腕を振り払った。咄嗟に逃げようと
する。自宅を守るよりも自分の身体を守る方が先だった。が、リビングを飛び出そうとし
た真紀の左腕は再び川崎によって掴まれていた。
「オイオイ、今さら何処に行こうというんだい?」
川崎は乱暴に真紀を抱きすくめた。
「へへへ、ゆっくりと嬲り者にしてやるぞぉ。藤田の奴が留守なのは分ってるんだぁ」
背後から乱暴に真紀の身体を押さえつける川崎。
「やめてっ! 離してっ!!」
真紀は全身をバタつかせて暴れた。地獄が今まさに再来しようとしていた。
「俺は力尽くは趣味じゃねぇ!おとなしくしろぉ!」
そう言いながらも川崎は真紀の服の胸元を力いっぱい引き裂いた。ボタンが一気に飛び散
り真紀のブラジャーが露出した。
「へへへ、もう逃げられないよぉ〜」
川崎は真紀の身体がリビングの壁に押し付けた。
へへへ、読者ももう逃げられないよぉ〜
趣味じゃなくても力ずくでお願いします。
317 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:02:29 ID:HVu6p8kp
強姦キボン(*´Д`)ハァハァ
318 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 01:05:06 ID:HVu6p8kp
接触…ダメなんですか!?
続きがうpされる日を待っていたのに…(ノД`)゚・。・.
DVD見てたのがばれて、ネチネチといじめられる所希望
自分からおねだりさせられるとか・・・
あけましておめでとうございます。
一丁前にスランプに陥っていたのですがなんとか脱出できました。
楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ないです。
〜黒(05)〜
明るい照明と威勢の良い声、人々を誘い掛ける香ばしい匂い。
それ程大きなラーメン店ではないが、駅前という立地条件の良さで夕飯の時間帯はいつもこうだ。
沙紀はここのラーメンが好きだ。
母が死んで今のアパートに引っ越したその日、初めて食べた味だ。
それ以来ここの味を気に入った沙紀は二週に一度の父の外食の誘いには決まってここを選ぶ。
「本当にラーメンで良いのか? 他に食べたい物があれば遠慮しないで良いんだぞ?」
父が店に入る前に沙紀にと聞く。
「遠慮なんかしてないよ? ここのラーメン美味しいもん」
沙紀が笑いながらそう返した。
本当は先ほど浴室で自分のした行為の事で…内心ドキドキしている。
『父に自分の自慰行為が発覚しているのか』
そう考えながら父の横を並んで歩いてるだけでも鼓動が高鳴る。
しかし、怪しまれぬ様にあえていつもより明るく振舞っていた。
父は年頃の娘に少しぐらいは贅沢をさせてやりたいと思っているが…
『お前の好きな物を食べよう』と言っても沙紀が『ここが良い』としか言わないのだから仕方ない。
父は沙紀が金銭面で遠慮をしていると思っているが、沙紀自身は純粋にここが一番好きなだけだ。
一人娘と二人っきりで小洒落たレストランで夕食、という父の理想はまだまだ実現しそうにない。
・
・・
「はい、お待ち」
既に割り箸も割って待っていた沙紀。
白いタオルを頭に巻いた青年が二人にラーメンを差し出す。
「わぁ、美味しそう」
既に味も知っているし、何度だって足を運んでるが、やはり食べる最初そう口に出てしまう。
「はは、有り難うお嬢ちゃん」
店員の青年が笑い、額の汗をタオルで拭った。
「服に零さない様に食べるんだぞ」
「もう、分かってる」
父の注意で沙紀が不機嫌そうな顔になった。
「あ、まだ熱そう…」
熱い麺に息を吹き掛ける沙紀の横で、父が割り箸を割った。
「うん、美味しい」
お世辞や気遣いでもなく、純粋に味に対する感想が沙紀の口から出た。
「よーし、卵どうぞ!」
沙紀の一言に気を良くしたのか、青年が白い卵を沙紀に差し出す。
「え、卵は頼んでませんけど…」
沙紀がそう言いながらも卵を両手で大事そうに受け取った。
「なに、常連さんだからサービスサービス!」
「あ、有り難う!」
沙紀が満面の笑みで答えた。
「いやー笑顔も可愛いねお嬢ちゃん、お兄さんメロメロだよ」
調子の良い青年が冗談ぽく言うと、本気にしたのか…沙紀が恥ずかしそうに顔を俯けた。
「こらこら、娘を口説かないでくれよ」
「あはは、すみませんお父さん」
父が半笑いのまま同じ調子で青年に返すと、青年が再び笑った。
・
・・
「沙紀」
「…何?」
「ごめんな、沙紀」
「…?」
突拍子も無い父の発言に沙紀が首を傾げ、箸を止めた。
「お父さん、明日の日曜日、会社の車を洗いに行かなきゃ行けないんだよ」
「ふーん…分かった、留守番してる」
「ごめんな、休日だっていうのに…酷いお父さんだよな…」
父が顔を顰めながら再び謝ると、沙紀が今度は驚いたかの様な顔をした。
「な、何言ってるの…気にしないで良いよ」
「沙紀…」
父が真剣な表情で沙紀を笑みを見るが、その笑顔が心苦しいのか、すぐに目を逸らしてしまった。
そんな父を見て、思わず沙紀は宥めようとする。
「私知ってるよ」
沙紀の発言に思わず父が彼女の顔を見る。
「お母さん死んじゃってここに引っ越して来たのも…私の将来の事考えてくれたからだよね」
歳ながら、沙紀は事情を解っていた。
元々裕福と言えない家庭、母親が死んだから家庭は更に不安定になった。
沙紀の母が死に、父が一人身で働いて娘を養っていくにはかつての住居は重荷だった。
家賃が高いという理由もあるが…広すぎる家に彼はどうしても虚しさを感じてならなかった。
元々三人でも広かった家だったのだから…当然だ。
そして、『沙紀のために少しでも貯蓄をしよう』と、そう考えた。
父は沙紀の将来の安定を選び、身を削る気で三人家族としての思い出の詰まったかつての住居を離れた。
そして選んだのはここ。
あのアパートだって、年頃の娘のために一人部屋のある物件を選んだのだ。
みすぼらしい古いアパートだが、沙紀の小学校からも近く、通学路も大通りが多いので安全だ。
その事を…沙紀は分かっていた。
「お父さんだって色々大変なんでしょ? 私の事、気にしないでよ」
「いや、本当に…すまん…」
父が慌てて目元を擦った。
我子に涙など見られたくは無いのだ。
「もう、お父さん謝ってばっかりだよ」
沙紀が再び笑った。
「あ…あぁ、すまん」
父がまた謝った。
わざとではなく、沙紀に指摘されて思わず出てしまった。
「だからぁ、もぉ…お父さん謝るの禁止ね」
沙紀がそう言って更に満面の笑みを浮かべると、やっと父が釣られて笑った。
・
・・
「はぁー、ご馳走様ぁ」
すっかり上機嫌になった沙紀は、父より前を歩いていた。
まるで帰宅を急かす子供の様に。
月はずいぶんと傾き、寝台へ光を送らなくなっていた。
寝台の傍らの台に置かれた灯火が、ディートリンデの暁色の巻毛を鈍く
光らせている。
彼女はヴァルデックの腕の中で静かな寝息を立てていた。
情交の後、とりとめもなく睦言を交わすうちに眠り込んでしまったのである。
ヴァルデックは彼女の頸の下からそっと腕を抜き取った。なめらかな曲線
を描く白い肩の上まで薄掛けを引き上げると、背を向けて寝台から足を降
ろそうとする。
「待って!」
柔らかい衝撃が彼の背中にぶつかってきた。
自分を包んでいた暖かな気配が消えたことに気付き、ディートリンデが目
を覚ましたのだった。
「行かないで……」
ディートリンデは彼の引き締まった背中に自分の上半身をもたせかけ、子
犬のように頬を摺り寄せた。
「また参ります。必ずや……」
「嫌!」
拗ねた子供のように叫ぶと、彼女はヴァルデックの脇の下から胴へ腕をま
わし、ぎゅっとしがみついた。
信じて身をゆだねた力強い腕が、自分を包まなくなることが怖かった。
硬く引き締まった広い背に柔らかな乳房が押し当てられる。
ヴァルデックは動けなくなった。ガラス窓からわずかに差し込む月光の角
度を見る。
時間はまだある。だが、安全を期して夜中のうちに退出しておきたかった。
しかし、すがりつくディートリンデをなだめすかし、振り払って出ていく気に
はとてもなれなかった。
外はもう暗い。
我が家であるアパートも既に道路の明るい外灯で照らされている。
「ねぇ、家の前に停めてあるあの車って…もしかしてお父さんが乗って来たの?」
沙紀の言うとおり、アパートの前に車が止まっていた。
夕方に家を出る時はさほど気にしてはいなかったが…
暗い夜道で見る車はどうゆう訳か一際存在感がある。
灰色のボディーも外灯に照らされ、微かに輝いていた。
「あぁ、それを明日洗車しに行くからアパートの前に停めてたんだよ」
「へぇ、家出る時は気にしてなかったけど…初めて見るなぁ、会社の車」
沙紀は車の周りを歩いてみた。
手入れが行き届いていており、タイヤのホイールも外灯の光をしっかりと反射する程だ。
「お父さん…自分の車持ってないのにちゃんと運転出来るの?」
「馬鹿にするなよぉ、会社ではよく乗ってるんだぞ」
父が得意気な表情で笑った。
沙紀の父は自家用車は持っていない。
正確に言うと持てないのだ。
彼もかつては自家用車を買うために貯金していた。
『娘が生まれた事だし、奮発して車を買って、休日はその車で三人でどこかに遊びに行こう』
『娘が年頃なったら遊園地でも連れて行こう、ビデオカメラも買って愛する娘の姿を残すんだ』
そんな事を考えていた矢先…あの事故が起きたのだ。
母をはねた車はそのままアクセルも緩める事もなくその場を走り去った。
加害者に対する怒りより、娘に対する心配の方が大きかった。
『妻の死を悲しんでる場合じゃない、娘は自分一人の手で育てなきゃいけないんだ…』
父がそう決意したのは、沙紀が5歳の時だ。
母の死を理解出来ない娘になんと納得付けるべきか、あの頃はその言葉を四十日探していた。
あの時はなんて言っただろう。
『お母さんはね…遠い所に行っちゃったんだよ、凄く遠い所に』
…あれから数年も経ったが、今思い出しても底から熱い物が込み上げて来る。
「お、お父さん!?」
「…ん、どうした」
沙紀の驚く様な口調に父が我に返った。
「どうしたのこれ!?」
沙紀が車のタイヤを指差していた。
どうゆう訳か指差す手も震えている。
「ん、あぁ…」
父が視線を車に移した。
辺りは暗いが、車だけは外灯に照らされているのでよく見える。
車のタイヤに赤黒い物がビッシリとこびり付いていたのだ。
まるでタイヤに何か液体を大量に吹き付けたかの様に広がっていたのだ。
「猫か何か轢いちゃったみたいなんだよ」
「!…」
沙紀の顔がどんどん引き攣っていく。
まるで幽霊でも見たかの様な表情。
先程までの笑顔が嘘みたいだ。
父も沙紀のそんな表情に少し驚きながら聞いた。
「ど、どうしたんだ? 沙紀」
「お、お父さん…可笑しいよね? 私が家に帰る頃はお父さんまだ会社でお仕事だよね?」
「それがどうかしたか?」
父が沙紀とは相反する落ち着いた様子で尋ねる。
「お父さんが沙紀が帰る頃に家の近くにいる筈無いよね? 無いよね?」
「…いや、今日は昼過ぎに出張だったから…途中で家に着替えに帰ったけど…」
父が首を傾げてそう言うと、沙紀の表情がまた変わった。
「やめて! お父さん!!」
「お、おい!! 沙紀!!」
沙紀が叫び、アパートの階段を駆け上がる。
「沙紀!!」
夜にも関わらず、父も大声を上げながら沙紀の後を追い、階段を駆け上がる。
二階に足を付け、辺りを見回す父。
…沙紀が部屋の扉の前で座り込んでいた。
それも父と沙紀、家族の部屋の前で。
背中を金属製の扉に付け、丁寧に足を折り畳んで三角座りしている。
父が慌てて駆け寄り、沙紀の側でしゃがみ込んだ。
「沙紀…」
「…」
父の呼び掛けに応じない沙紀。
沙紀の体も何かに怯える様に小刻みに震えている。
「…沙紀、どうした? 何かお父さん悪い事言ったか?」
「…」
沙紀が小さく首を横に振った。
「じゃぁ、どうして?」
「…」
父がそう言うと、沙紀が膝に顔を伏せた。
まるで更に意気消沈する様に。
「…お父さん…何も聞かない方が良いか?」
「…」
少し間が空いて、沙紀が微かに首を立てに振った。
「…そうか」
「…ご、めん…」
沙紀がボソリッと呟いた。
「いや、お父さん気にしてないよ」
「ごめんなさい…本当に…お父さん…」
そう言って顔を上げた沙紀。
その瞳からは涙が零れていた。
「…泣くな、沙紀」
父が沙紀の目元に流れる水分を指で優しく拭った。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「…」
彼は更に沙紀の頭を撫でて宥める。
「沙紀…お前も謝るの禁止な」
「…」
父のその言葉に沙紀が黙って頷いた。
(続)
皆さん、あけましておめでとうございます。
そして今回非エロでごめんなさい orz
次回は頑張りますんで・・・すみません。
うはぁ、よく見たら被ってますね・・・
すみません営業外さん orz
投下する前にリロードすれば良かった・・・スレ見難くしてしまいました
これレスも被っていません様に・・・
リロードしてなくて途中に挟んじゃいました。へもんさんごめんなさい。
続き。
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考え込んでいるうちに、ディートリンデが彼の膝の上にするりと上体を滑り
こませてきた。
何事かと驚いているうちに、陰茎が手に取られ、そっと唇があてがわれる。
とっさに阻止しようと彼女の頬にかけた手は、静かに払われてしまった。
ディートリンデはそのままゆっくり唇をすべらせて亀頭を愛撫し、ついには
ちろりと舌を出して舐め上げた。
「お待ちください……っ!」
あまりの大胆さにうろたえたが、言葉とは裏腹に下半身は熱くたぎり、力
強さを取り戻してきていた。
ディートリンデはそのことが嬉しく、一心に男根を舐め上げていた。
唾液で艶かしく濡れ光る唇が彼のものを咥えこんで上下し、舌がうねるよ
うに刺激を与える。こぼれ出る透明な液体を愛らしくとがった唇がついばみ、
舌先がすくう。同時にしなやかな指が陰嚢を包み込み、掌の中を転がすよ
うに優しく撫でさすっていた。
彼のために覚えたものではない舌技の妙に、ヴァルデックの胸の奥が
ちりりと焼けた。
「もう、充分でございます」
ヴァルデックは熱心にむしゃぶりついているディートリンデの上半身を引き
起こした。膝の上に彼女を抱えあげると、背後から強く抱きしめ、その豊か
な髪に顔を埋める。
甘く爽やかな香りがかすかに彼の鼻腔を刺激した。
ディートリンデに印象の似た、みずみずしい白い大輪の花が脳裏に浮かぶ。
名は忘れたが、その花から取れた香油を髪に使っているようであった。
「ディートリンデ姫……」
「ディータ、と呼んでください」
それはディートリンデの母親だけが使っていた、彼女の愛称であった。
にわか仕立ての恋人同士であったが、あふれんばかりの情熱で心も身体
も奪い去った男にその名を呼んでもらいたかった。
「ディータ……では、私のことはエドヴァルドとお呼び下さい」
「エドヴァルド…エドヴァルド……」
ディートリンデは自分の胸元にまわされたヴァルデックの腕に自らの両腕を
添え、確かめるように彼の名を何度も呼んだ。
ヴァルデックは背後からディートリンデの両膝に手をかけた。そっと手前に
引くと、その両脚はどこまでも開き、ついには左右の脚が直線を描いた。驚
くほどの柔軟性であった。
ディートリンデは少し恥ずかしげに身をよじったが、彼を信頼して身を任せ
ていた。
いきり立ったものが柔らかな尻に押し当てられている。その感触はもう怖ろ
しいものではない。
めくるめく快感への期待が、彼女を昂ぶらせていた。
ヴァルデックは左手で後ろから乳房を握り締め、揉みしだいた。
右手を隠すもののない秘部へとあてがう。
ディートリンデの深いため息と同時に、中指が慎重に秘唇を割った。既に
濡れているために侵入は容易であったが、相変わらず締まりがきつい。
貴族らしく爪はきれいに整えてあったが、日常的に剣を握る彼の指は節が
張っており、挿入する指を増やすこともできなかった。
半ばまで指が差し込まれると、奥からどろりと粘りのある液体がこぼれ出
てきた。先ほどの情交で放たれた精液が溜まっていたのだ。
それを潤滑油にして、指先はさらに奥を目指した。ざらざらとした膣壁をこ
すり、最深部に到達する。
「はうっ……!」
子宮口の周囲を圧迫するように指先を押し付け、内側から下腹部を圧迫
するように掻きまわすと、ディートリンデがたまらず声をあげた。
ヴァルデック掌底を強く押し当て、陰核を押しつぶすように転がしてさらな
る刺激を与える。
ディートリンデはのけぞりざまに腕を後ろにまきつけ、彼の首にしがみついた。
その耳たぶが甘噛みされ、首筋を舌が這った。
秘部、乳房、首筋。敏感なところばかりを一度に刺激され、ディートリンデ
は息も絶えんばかりであった。
刺激が止んだ。
秘部からぬるりと指が抜かれ、力強い両腕が彼女の胴にしっかりと巻きつ
けられた。
「あ……」
ディートリンデは呻いた。
この後に与えられる深い感動への期待があった。
先刻の情交の際に、掴めそうで掴めなかったもの。自分には一生訪れるこ
とがないだろうとあきらめていたものだった。
ヴァルデックは軽々と彼女を持ち上げると、一気にその尻を屹立する男根
の上に降ろした。
「あぁっ!!!」
鋭い叫び声が上がった。
ディートリンデの上体が跳ね上がり、強く硬直する。ぬるんだ膣が熱い男
根で満たされ、奥までの充足感にわなないた。
ヴァルデックはしなやかな裸体が弛緩する間も与えず、何度も腰を突き上げた。
そのたびにディートリンデの身体が跳ね、踊り、唇からは法悦のうめきが
漏れた。
不意に律動が止んだ。
ヴァルデックは荒く息をつくディートリンデを抱えると、寝台の中央へと身体
の向きを変えた。
彼女の身体ごしに腕を伸ばして転がる羽根枕を拾う。二つ重ねると、その
上へそっと彼女の上体をもたせかけた。
ディートリンデは枕をかき抱いた。獣のような姿勢を取ることへの羞恥と興
奮で背筋が泡立つような刺激を覚えた。
体内にはヴァルデックの熱い猛りがある。尻に添えられた両手も熱かった。
「はぁっ…!」
抽送が開始された。
先ほど指先で感じ取った最も敏感な部分へ、熱い猛りの先端が叩きつけられる。
それは彼女の体内の最深部から、えぐり出すように快楽を掘り起こした。
揺すり上げられる坩堝から頭頂にかけて、稲妻のように刺激がはしり、手
足の感覚は消えうせて身体の芯しか存在しないような錯覚に陥る。
その刺激に呼応して膣が妖しく蠢き、締め付けはより厳しさを増した。
ヴァルデックはディートリンデの顎に手をかけ、後ろを振り向かせた。
ぐっと上体を寄せてその唇を奪う。
苦しい体勢にもかかわらず、二人は夢中で舌を絡めた。
ディートリンデは歓喜に打ち震えた。
自分の望んでいたものはこれだった。剣を合わせるときの快感をはるか
に凌駕した一体感が二人を支配している。
侍女たちの猥談で漏れ聞いた、「天にも昇る感覚」とはこのことだろうか。
皇帝の優しく繊細な愛撫からはついに与えられることのなかった幸福で
あった。
唇が離れた。
ヴァルデックは尻を抱えなおすと律動を早め、更なる高みへと彼女をいざな
おうとする。
それに呼応するかのように膣壁が蠕動し、彼の陰茎に強く吸い付いてきた。
「エドヴァルド!!」
ディートリンデは打ち寄せる快楽の波に翻弄されながらも、ヴァルデックの
ぬくもりを求めて後方に両手を伸ばした。その手は固く握り締められる。
抱き合うことこそできぬが、二人は強く互いの存在を感じ合った。
「ディータッ!」
ヴァルデックは許されたばかりの恋人の愛称を叫んだ。それと同時に深く
深く腰を突き上げる。
「あああああぁっ!!」
快楽の波頭がついにディートリンデをさらい、押し流していった。
別の生き物のように膣がびくびくと痙攣し、刺激が背筋を駆け上がって頭
頂まで突き抜ける。
白濁していく意識のなかで、ヴァルデックも彼女の中ではじけたことをかす
かに感じ取った。
四肢が脱力し、軟らかい枕へと頭からのめり込んでいく――
ディートリンデは今度こそ深い眠りに落ちていた。
ヴァルデックは静かに彼女から離れ、寝台を降りた。衣服を着込みながら
窓の外に目をる。
東方の、なだらかな山の稜線が白んできていた。もうしばらくすれば、ディ
ートリンデの髪と同色に輝く朝日が顔を出すであろう。
寝台に向き直ると、その暁色の巻毛を一房手に取った。
かすかに微笑んでいるかのような彼女の寝顔を目に焼き付けながら、そっ
と唇に押し当てる。
巻毛から手を離した時、彼自身の身体の一部が切り離されたかのように、
胸が締め付けられた。
彼は激しく頭を振ると、踵を返し、寝室を後にした――
@@@@
アルフレート4世は単身で宮廷の奥庭を散歩していた。
健康を保つための日課のひとつである。
朝の清涼な空気の中、短い夏を惜しむかのように咲きほこる花々を愛で
てまわるのであるが、今朝は気もそぞろであった。
皇帝は散歩もそこそこに、皇帝は後宮へと足を踏み入れた。はやる気持
ちを抑えつつ、まっすぐにディートリンデの部屋へと向かう。
華やかな花鳥の浮き彫りが施された樫の扉の前で、彼は軽く呼吸を整えた。
静かに扉を開き、痩せた体を滑り込ませる。
中央の寝台に、見慣れた暁色の頭が見えた。
寝台の側に置かれた椅子の背に、見慣れた絹の夜着が引きかけてある。
彼はその椅子に歩み寄り、腰をかけた。
ディートリンデはまだ深く眠っている。豊かな髪に半分隠された白い顔に
は、軽い疲労と深い満足がたたえられていた。
何が行われたかは一目瞭然であった。
皇帝は深いため息をついた。
安堵のため息か、落胆のため息か、彼自身にも判断がつかなかかった。
皇帝はかがみ込み、寵姫の顔にかかる巻き毛を取り除けた。
計画はうまく運んでいる。
若く健康な男女のことだ。何度か逢瀬を繰り返すうちに、いずれ子が宿る
であろう。
ディートリンデを皇后に就ける用意をしておかねばなるまい。彼女の父親
の権力欲が強いことが気にかかるが、所詮は小者である。聡いディートリン
デならばうまく御することができるだろう。
そして、これから帝室一家を支えていくであろうヴァルデックも相応の地位
につけてやらねばなるまい。
弾力のある毛先を玩びながら、皇帝は思案に耽った。
と、絡まった毛束が指先に引っかかった。
「う…ん……」
頭皮を引っ張られたディートリンデがけだるげな声をあげた。
甘美な夢を追うかのように、視線を空中に投げかける。
うっすらと開かれた瞼の奥に、優しげな老人の姿が映った。
彼女は息を飲んだ。
いつもならば、視界に入るだけで心安らぐ人影。しかし今朝は彼女の心を
締め付ける人影であった。
ディートリンデは半身を起こして周囲を見回した。
そしてすぐに、自分が申し開きのならない状況にあることを悟り、深くうなだれた。
「ディートリンデ、大儀であったな」
皇帝はそんな寵姫に慈愛に満ちた笑みを送った。
「陛下……」
彼女は言葉に詰まった。深い碧の瞳の端に大粒の涙が盛り上がり、こぼれ落ちる。
「もうしわけございませぬ!もうしわけございませぬ!」
ディートリンデは枕につっぷした。皇帝への侘びの言葉をつむぎながら、
激しく泣きじゃくる。
「そう泣くな。そなたは何一つ悪いことなどしてはおらぬ」
アルフレート4世はそう言葉をかけると、寵姫の暁色の巻き毛を撫で続けた――
帝国暦532年10月 皇帝アルフレート4世の寵姫、ディートリンデの懐妊が発
表される。
帝国暦533年. 7月 皇太子エドヴァルド誕生。ディートリンデが立后される。
帝国暦535年11月 皇后ディートリンデが内親王リーゼロッテを出産。
帝国暦540年 皇帝アルフレート4世崩御。
皇太子が即位し、エドヴァルド3世となる。
大宰相ボルシュ公爵及び皇太后ディートリンデが摂政の座に就く。
第一次パヴァリア継承戦争勃発。バッチャーニ大公ゲー
ザ2世が東方国境を破り帝国に侵攻。
皇太后ディートリンデ、自ら兵を率いてこれを撃退する。
帝国暦546年 第二次パヴァリア継承戦争勃発。
ヴァルデック侯爵が帝国軍を率い、バッチャーニ大公国
を征服する。首都クルムバハ陥落。
バッチャーニ大公ゲーザ2世、公宮に火を放って自害する。
ヴァルデック侯爵、領土回復の功により宰相を任ぜられる。
以上で完結です。
冒頭にも年表を挟みたいし、直さないといけないところもたくさんあるので
そのうち訂正版をまとめてうpします。
お付き合いくださった方、ありがとうございました。
>>329 こっちもトロトロやっていてかぶらせてしまったので、大変申し訳ないです。
お気になさらないで下さい。
【恥辱】−31−
「これが…、これが力尽くでなくて何なんですかっ!」
真紀の叫びが響いた。嫌、響かなかった。この議員宿舎は防音がしっかりとしていて、室
内の声は部屋の壁によって吸収されてしまうのだ。
「ふへへ、俺とて乱暴にはしたくないさぁ。ただちょっと前の続きを楽しませてもらえれ
ばなぁ」
真紀の目が見開かれた。その美しい眼差しの中から怒りが滲み出ている。対照的に川崎の
目はニヤニヤとにやけている。
〈なっ…、何て図々しい男なのっ……〉
あれ程に自分を嬲りながら、この上まだ弄ぼうと言うのかだろうか?
「また夫の事で私を縛るつもりなんですか!今さらそんな事で……」
真紀は反問した。このような議論は無意味だと思ったが言わずにはいられなかった。
「まったく、お前はまだ自分の立場がわかっていないのかぁ」
川崎が殊更にたしなめるような口調で真紀に語りかけた。
「今さらそんな事は問題じゃないさ。あのDVDは君も見たのだろぅ?」
人生始まって依頼の恥辱を撮影した映像を引き合いに出される真紀。
「最近は便利になってねぇ。DVDってヤツは俺のような機械音痴でもパソコンを使って
簡単にダビングができるからなぁ」
真紀の顔から血の気が引き、表情が一気に凍りついた。
「もしもアレが世間に出回ったらどうなるかなぁ? 美人有名女優の裏ビデオだ。皆が喜ん
で見たがるだろうなぁ。」
その通りだった。もしも出回れば自分や夫は二度と人前を歩けないだろう。
「そっ、そんな事をしたら、私はあなたを強姦罪で訴えますっ……!」
事の恐ろしさに、ともすれば鋭さを失いつつある眼差しをかろうじて保ちながら、尚も反
抗を続ける真紀。しかしその声には明らかな動揺が感じられる。
「ほう、強姦罪ねぇ。お前は自分の意思で舞台に立ち、自ら服を脱いだんじゃないかぁ。
その上に俺の腹の上で気持ち良さそうに腰まで振りやがってぇ。あんないやらしい事をし
ておいて『犯された』なんて言っても世間がどう思うかなぁ?」
川崎の追い込みはどこまでも陰険であった。陰険なだけでなく巧妙だった。
「へへへ、もう逆らえないのさぁ」
川崎は満面の笑みを浮かべると、震える真紀の唇に顔を近づけた。
【恥辱】−32−
「いっ、いや……やめて……」
顔を背け拒もうとする真紀の髪を川崎の手が掴み上げる。身体は真紀を壁との間に挟み密
着させ、芋虫の指はブラジャーを捕らえている。
「前にも散々に吸われたじゃないかぁ。そんなに出し惜しみするなよぉ」
必死につぐむ可憐な唇に川崎の舌が割り入る。
“ニチャッ、クチュッ”
身体を密着させての接吻。幾ら一度は経験した悪夢とはいえ、真紀はただ顔をしかめなが
ら耐えるしかない。
“グチョッ、べチュッ”
密着される身体の隙間からブラジャーが引き抜かれた。川崎は接吻を行いながらも真紀の
ブラジャーを剥ぎ取っていたのだ。
「うウッ!グッ……」
ブラジャーを剥ぎ取られた事に気が付いた真紀は、胸をかばおうと両手を密着する身体の
合間に差し入れる。
しかしそれは川崎にとって好都合であった。川崎は身体をさらに押し付けて真紀の両手を
抜けないように押さえ込むと、片方の手を真紀のスカートに忍ばせた。そのままパンティ
ーの奥へと滑り込ませる。
「うーっ…んーーーん……」
口を塞がれ手を挟まれた真紀は悲鳴をあげる事も手で振り払おうとする事さえもできない。
“グチャッ、クチュ!”
口と秘裂、双方から粘液の絡み合う卑猥な音が聞こえる。
やがて川崎は真紀のパンティーから手を抜いた。同時に唇も開放する。
「オイオイ、もうこんなに濡れているじゃないかぁ。本当にDVDを見ながらオナニーに
耽っていたんじゃないのかぁ?」
手を抜いた川崎は指先を真紀の目の前に突き出した。親指を人差し指を引っ付けては引き
離す。両の指の間を粘液の糸が引いた。
「そ…それは……」
真紀は反論しようとしたができなかった。何故ならそれは、川崎の指摘通り自分が犯され
ているDVDを見て発情して自慰行為を始めてしまった事の代償だったのだから。
343 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 13:50:27 ID:Mreh0gKx
はぁはぁ…
続きキボン(*´Д`)ハァハァ
344 :
393:2006/01/08(日) 23:20:01 ID:9SWEnPVN
よっこいしょ氏、ガンガレ!
>>342 芋虫の指よりも、芋虫のような指 の方が萌えるかも
よけいな口出ししてスマソ
早く続き読みたい(*´Д`)ハァハァ
>>318 すみません、本当にごめんなさい。設定をあまりにもひねりすぎました。
自分の過去作品を読み返して誤字脱字が多すぎて凹んでる…_ト ̄|○
>>347 訂正して猫さんに渡せばいいじゃないかい。
349 :
ぽるた:2006/01/09(月) 08:14:53 ID:yI3NhyK4
-気狂い-
薄暗い部屋の中に居る
どうしてここに着たのか、何時からここに居るのか、何一つ分からない
だけど、自分は今目覚めて、手足の自由を奪われている
ベットというよりも人の形をした台座に大の字で縛られているようだ
手足を動かすと金属音がするので鎖で繋がれているらしい
すると足音が聞こえてきた
いきなり部屋の電気がつき、僕の視界が奪われた
「もう起きてたの早いわね〜」
股間を何かでつつかれている感触が伝わってくる
視界が戻ると私をまたいで女性が立っている
黒いエナメルのようなテカテカした素材のボンテージを着た女性だ
「今、何がなんか分かんないでしょ?バカみたいな顔して、、、うふふふ、、、」
そう何が何だか全く分からない
「ここは何処ですか?」
「教えて欲しい?じゃ〜教えてあげてもいいけ”どそれなり”事をしてもらうわ」
「それなり?ですか」
「そう、何かを得るには何かをしなくちゃいけない、お金を貰うには仕事するみたいに」
「、、、ふざけんなよ!とりあえずこれ外せよ!」
「馬鹿ね〜あなたは私の所有物なのよ?優しくしたら調子に乗っちゃって、、ま〜ちゃんとシツケてあげるわ」
「所有物って何だよ!人を物かなんかみたいに言うなよ!コラァ」
彼女は一瞬笑って僕のあごに足を押し当て黙らした
「じゃ、ここに来た理由を教えてあげるわ、あなたの姉は私からお金を借りてたの
返せないからあなたを貰ったの!そして私のペットにして生かしてあげてるのよ!分かった!?」
何言ってんだこの女、頭おかしいとしか言えない
すると彼女は僕の口を無理やり開けさせて猿ぐつわのような物を咥えさせた
そして僕の顔の上に陰部を擦り当て、うねるように腰を動かして
「今から”それなり”事をしてもらうわ、、、ちゃんと私を満足させてない!」
すると僕のペニスの上にローションのような物がかけられていく
今気づいたが、どうやら僕は全裸のようだ
-気狂い-2
彼女は僕の下腹部を中心に垂らしたローションを塗りたくっている
彼女は僕の顔から腰を上げた
その時、周りを見回してみたが、ここは異常な空間だ
12畳よりも広い部屋でいたる所に俗にいう大人のおもちゃがあり
観た事の無いような物も沢山ある
マネキンのような物もいたる所に立っていて
あるマネキンはボンテージを着せられ、あるものは縛られ立てられている
部屋の匂いも何か変な、不思議な匂いが漂っている
「どうしたの?この部屋の匂でも気になるの?敏感ね〜」
彼女の手には黒いボックスを持ってきた
ボックスから何かを選別しなが彼女は続けた
「この匂いね〜実は危ないお香なの、性的な興奮を高めてトランスに近い状態に持っていってくれるの
秘薬みたいなもんね〜あなたもこの匂いの素晴らしさがスグに分かるわ」
そういうと彼女はボックスから見たこの無いような電動ホールを持ち出した
「あなたには快楽という地獄を味あわしてあげる、手始めにおもちゃで楽しみなさい」
ローションまみれのペニスにゆっくりと挿入されていく
締め付けがきつくジワリと快感を感じる
「これから20分イキまくりなさい!機械でしか感じられない快感を味わいなさい」
根元まで深々と入ると、彼女は電源を入れた
「!!ん〜!んん〜!!」
僕はその感触に身をよじらせた
こんな動きは今まで聞いた事がない
しいて例えるなら、ペニスの全体を満遍なく舌で舐められ、しかもきつく締め付けてくるの感触
彼女は満足そうな笑みを浮かべ、左手で電動ホールを支えながら
もう右手はリモコンと自らの陰部を往復してる
あまりにもの快感に僕はもう我慢が出来なかった
その表情見た彼女はたたみかけるようにメモリをあげた
「イクんならイッてもいいのよ!さ〜イキなさい!」
僕はもう我慢できずに射精してしまった、、、、
だが、その様子を見て彼女は全く止める気配を見せなかった、、、、
句点がないのは何故ですか
小説じゃないからでしょ。
【恥辱】−33−
「オナニーをしていたのじゃないのなら俺が来てから濡れた事になる。つまりお前は俺に
抱かれる事を期待して欲情したわけだなぁ?」
あまりの言われ様にどう反論すれば良いのか判断がつかない真紀。その心のスキに川崎の
執拗なる言葉が突き刺さる。
「だったら話しは早い。欲しくてたまらない肉棒を今すぐくれてやるぞぉ」
川崎は、忙々とチャックを下ろすと自らの肉棒を取り出した。
体重をかけて押さえ込み真紀を膝間つかせる川崎。真紀の顔の前に突き出された肉棒はあ
いも変わらす大きかった。
「それじゃあ、綺麗な口で咥えてもらおうかなぁ」
真紀の口元に肉棒を突き出された。あの時自分を地獄へと堕した肉棒……。真紀にとって
は憎んでも憎みきれない悪魔であった。悪魔はあい変らず黒々としていた。それを口に含
むなど考えただけで虫唾が走った。
「そ、そんな事…できません……」
口を真一文字に結びイヤイヤと首を横に振る真紀。
「早く咥えるんだぁ。あのDVDが世間に出回る事を考えたら、俺一人の肉奴隷になる位、
どうって事はないだろぉ?」
従うしかない情けなさが全身の力を奪う。迷いも覚めぬままに顔を上げる真紀。
肉棒が真紀の鼻先に突き出された。
真紀が少し口を開くと、その小さな口に勃起しきっていない肉棒が乱暴にねじ込まれた。
「うっぐぐぐぐっ……」
真紀は気持ち悪さと必死で戦った。奥手な真紀でも口淫の経験位はある。しかしそこには
愛情があった。このように男の欲求のはけ口とされた事などない。
すえたアンモニア臭が鼻につき、嘔吐したくなるような味が口一杯に広がる。
「へへへ、生暖かくてきもちがいいぞぉ」
川崎の肉棒がムクムクと勃起を始めた。途端に真紀の口はいっぱいになり、肉棒の先端が
喉の奥に突き当たる。
思わず肉棒を吐き出そうになったがそれもかなわない。川崎が頭をがっちりと押さえつけ
ていたからだ。川崎は真紀の頭を押さえながらなおも執拗に腰を突き出してくる。喉の奥
を突かれて嘔吐しそうになる感じを真紀は必死に堪えていた。
【恥辱】−34−
「よしよし、殊勝な心がけだぁ。大勢の男の前でオマ×コを晒した女に、権利なんてない
事が分ったようだなぁ」
川崎によって押さえられていた真紀の頭が一時的に開放される。振り払うように肉棒を吐
き出した真紀は激しく咳き込んだ。
「真紀さんよぉ、イヤ、これからは俺の肉奴隷なんだから真紀と呼ばせてもらうぞ! やっ
ぱり俺のイチモツは最高だろう。もう旦那の物じゃ満足できない身体になってしまったん
じゃないかい?」
あいも変わらず粘着質な声の川崎であった。
「そんな…。私は…、私は主人だけで十分です……」
涙声になりながら答える真紀。
「それなら、もっと俺のイチモツを好きになってもらわないとなぁ」
川崎は再び真紀の口に肉棒を挿入した。
「あぐっ!うっ、うっ、うっ……」
今度は腰を利かせて抽送を試みる。
再び肉棒を押し込まれた真紀は、苦しげに両手をバタバタとさせた。既に勃起を始めた川
崎の肉棒は巨大で、その全てが真紀の口に収まる事は到底不可能であった。
「チッ! 根元までは咥えさせるのは無理かぁ」
悔しげに舌打ちをした川崎は、真紀の頭を押さえたまま肉棒を引き出した。肉棒は既に全
開近くまで勃起している。黒々とした先端は唾によりテカテカと怪しげな光を放っていた。
「よし、なら舐めてもらおうか。さあ舌をだすんだぁ!」
川崎の威圧的な命令に屈した真紀の綺麗な唇から舌先が少し顔を出した。
「おい、それじゃあ舐められないだろ!もっと出すんだ!さもないとDVDを……」
皆まで言わずとも川崎が言いたい事は真紀に伝わる。
〈そんなっ、酷い…。酷すぎるっ……〉
真紀が身体を強張らせた。しかしこの状況を打開する方法などない。
「は…はい……」
真紀は思い切って舌を出し、忌むべき肉棒に舌先を這わせた。
「よし、分ってるじゃないか。両手も添えて愛しそうに舐めろぉ」
恐る恐る触れた舌の感触に、川崎は天井を見上げながら呻く。
乙です〜(・∀・)ノシ
ついに、口淫しちゃいましたねW
次も楽しみに待ってます(*´Д`)ハァハァ
【恥辱】−35−
「同じ所ばかり舐めてるんじゃない!棹全体を美味そうにペロペロ舐め上げろっ。唾を垂
らして、もっと舌を動かすんだぁ」
どうとでもできる立場の川崎、何を命令されても従う意外にない真紀。そこには圧倒的な
優劣が存在した。川崎の言う通り、今の真紀は少しの自由も許されない肉の奴隷でしかな
いのだ。エスカレートする要求にも従う意外になかった。
「よし!上手いぞ。へへへ、旦那の仕込みがいいのかなぁ?」
積極的になり始めた真紀に川崎は満足の表情を浮かべた。
真紀は必死になって口淫を行っていた。先端から裏筋を通って根元まで、乾く口に唾を溜
めながら、ネットリと舌を這わせる。しかし舐めてばかりいても埒が明かない。
真紀は覚悟を決めると、震える唇を肉棒の先端に押し当てた。自宅のリビングで、自分を
犯した男の前に膝間づき、その肉棒に唇を寄せる。自分が酷く惨めな存在に思えた。
おぞましさに身震いしつつも口を開き、吸いつくようにジュッポシと亀頭を口に含む。
舌の腹でネットリと亀頭を舐めながら、喉の奥へと肉棒を進める。喉の奥に突き当たった
所で、ゆっくりと引き出しては、また喉の奥へと肉棒を進める。
「はうっ…んんん……」
真紀の頭が断続的な前後運動を始めた。時には肉棒は離しては肉棒を舐め上げ、亀頭を舐
め上げたかと思えば再び口内に含み前後運動を開始する。
誰に教わった訳でもないのに、真紀の舌技は絶妙だった。生暖かい口内で、舌がウネウネ
と亀頭に絡みつく。その口は深く浅くと前後運動を繰り返している。切れ長の瞳には気丈
さが残っていたが、表情は既に陶酔している。
事実、真紀はその行為に陶酔していた。そうでもしなければ恥辱のために心が挫けてしま
うからであった。
「そら、最高のイチモツだぁ。たっぷりと味わうんだぞぉ」
真紀が自ら肉棒を咥えた事により、川崎は自分の勝利を確信していた。今後、無理難題を
押し付ければ、その度に真紀は嫌がり抵抗を示すであろう。しかし、最終的には己の意思
に従わせる事ができるという確信が生まれた。名実共に真紀を“肉奴隷”に仕立て上げた
のだ。
(*´Д`)ハァハァ
できれば、ネチネチと攻めてる所希望。。。
>>357 いつもありがとうございます。
もう少し進んだ所で少しあるかな……。
常時15〜20話くらいのストックを作っているので、急には対応できないかも……。
今後書く所で頑張ります。
【恥辱】−36−
もう亀頭を離す事がなくなった唇は、ただひたすらに川崎の肉棒を貪っていた。この最悪
なる状況から少しでも早く逃れる為に。
「おぅ…むむむ……」
川崎の息が荒くなった。急に両手で真紀の頭を押さえつけると、自ら腰を突き出して真紀
の頭を引き寄せる。
〈ああっ!やっぱり嫌あああ……っ!〉
喉の奥を突かれ嘔吐く感覚。真紀は上目使いに川崎を見ながら、喉の奥で悲鳴を上げた。
「んんっ! んんん〜〜〜っ……!」
頭を引き口から肉棒を抜こうと試みるが許されない。
川崎は既に限界に達しつつあった。真紀の頭部を押さえ込んだまま、グイグイと腰を送り
込んでくる。表情は既に悦に入っている。
「うっ……出るぞっ、出るぞっ……出るぞ〜っ!」
言うや否や口内で肉棒がビクンビクンと波打ち、大量の精液の噴出が始まった。生暖かい
モラモラとした感触。しょっぱいような苦いような、例えようのない味が口いっぱいに広
がる。
「ウグ…う……」
何とか吐き出したいと喉を鳴らす真紀。が、口内に突き刺さる肉棒が栓となって吐き出す
事などできない。液体の噴出は数度に分けて続いていた。真紀は口内の肉棒を押し出そう
と眼前にある川崎の腰に両手を添え押す。しかし、デップリとした体格の川崎を押しやる
事などでできなかった。
「飲め、そのまま飲み干すんだぁ」
なおも腰を反り返らせてる川崎。真紀を見下ろすその視線は“飲むまで許さないぞ!”と
脅しかけている。
覚悟を決めた真紀。口内の液体を喉の奥に集めて一思いに呑み込もうとした。まだ肉棒を
差し込まれたままなので酷く呑み込み難い。粘り気のある精液は容易に喉を通ってくれな
かった。
「うっ、うううっ……」
一度で呑めなかった真紀は、数度に渡って咽下を繰り返した。口に突き立てられた肉棒、喉
の奥に引っ掛かる精液の感触と味、嘔吐しそうになるのを堪えながら真紀は何とか呑み込
んだ。
【恥辱】−37−
「へへへ、なかなか良かったぞぉ」
真紀の口から肉棒がゆっくりと引き出された。開放されてうなだれる真紀。その口元から、
精液混じりの唾液が一筋、タラリと流れて真紀の胸に垂れた。
「へへへ、今、飲んだのが杯さぁ。お前は今、俺と肉奴隷の契りを交わしたんだぁ」
「なっ、何よそんなことっ……!」
川崎の言葉に真紀は今までに散々見せた抗議の視線を向ける。
「へへ、やっぱりその気丈さも良いよなぁ。俺は気の強い女が屈服してゆく様が好きなの
さぁ。これからゆっくりと堕ちてもらうぞぉ」
何たる事か。つい今しがた射精をしただけなのに、この男の欲求は既に次に向かっている
のである。
「ところでだ。真紀はいつもどの部屋で寝ているんだぁ? 新婚なんだから、当然、藤田の
野郎と同じ部屋でねているんだろぅ?」
「えっ…!?」
思いがけぬ質問に真紀はどう答えた物かと戸惑う。
「これからシッポリと楽しもうって時に、このリビングはあまりにも味気が無さ過ぎる。
お前達の寝室に案内するんだぁ」
二人の間を新たなる緊張の空気が支配した。川崎はこれから真紀を犯す場として、よりに
もよって夫婦の寝室を選んだのである。
「イヤッ。それだけは嫌ですっ!」
真紀の声が焦りで裏返った。夫との愛の象徴である寝室にこの男を連れ込むなど、あって
はならない事だ。
「嫌なら今回の話はご破算だぁ。お前が身体を使って旦那の選挙に協力したとマスコミに
公開してやる。とんだ一大スキャンダルだぁ。当然、旦那とも離婚になるだろうよ。そう
したら夫婦の寝室も何もあったもんじゃないだろぉ?」
切り札を出された真紀は従うしかなかった。が、足は一向に進まない。最初の一歩が踏み
出せない。
「そうやってモジモジされると何か新婚初夜のお床入りの気分だなぁ。でも今さら新婚初
夜でもあるまい。とっとと案内するんだぁ」
ついに真紀の足が動き始めた。一歩、また一歩。忌み嫌う男に犯される為に夫婦の寝室に
向かう歩みは、処刑台に向かう十三階段にさえ思えた。
フム。
362 :
393:2006/01/15(日) 19:30:11 ID:IyDs2gab
>よっこいしょ氏
これは確かに忙しそう。
>亀頭を離す事がなくなった唇
これ、イイっす。
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 22:16:00 ID:fiXBHQkQ
香夜(かや)が三船に嫁いだのはまだ春浅い雪の残る朝だった。
日本の新しい夜明けの名の下に 香夜の生家、常盤家が喪ったものは図り知れなかった。
明治という新時代の幕開けと共に、常盤家は旗本としての碌を失い、生活は直ちに困窮した。
父も兄も武芸一辺倒の人であったから、仕えるべき主をなくした今、常盤家に生活の術はなく、三船からの縁談を断るほどの余裕も最早残されてはいなかったのだった。
三船は四十路も下り坂の、でっぷりと太った成金丸出しの俗物ではあったが、穀物相場で財を成し、今や政府の隠れ金庫とも揶揄されるまでに登りつめた男であった。
その男にただ一つ足りぬもの、それが美しい妻であった。
いいね。金色夜叉みたいだ。
>>363 先の展開を期待させる含みがあって、それでいて綺麗な書き出しですね。
期待しています。
366 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 18:24:41 ID:NviL1Al7
煌びやかな花嫁行列が通りを行く。その華やかさとは裏腹に、香夜は自分が市中引き回しの上、張り付けにでもなるような絶望的な気持ちに苛まれていた。
「幸之助さま…」
思わずはらはらと涙がこぼれ落ち、足下に残る雪に小さな影を作った。
幸之助は香夜の兄、武雄と剣術道場の同期であり、常盤家とも古い付き合いのある志賀家の次男坊であった。
武雄が武術一本槍の気難しい人間であるのに対し、幸之助は書画を愛し、物腰穏やかな才人であったから、香夜は幸之助の知性と品格に憧れにも似た思いを抱き続けてきた。
香夜は自らの口で、幸之助に輿入れが決まったことを告げた。
幸之助は何も言わず、畳についた両の拳を小さく震わせ、目を伏せていた。
367 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 21:20:17 ID:NviL1Al7
運命だったのだ。
香夜はきつく唇を噛んだ。
初めからあの方と結ばれるさだめではなかったのだ。しかし、そう思いこもうとするほどに、涙はとめどなく流れ落ちるのだった。
道行く人はどう思うのだろうか。初々しい十六になるやならずの娘の涙は、花嫁の嬉し涙と映るのだろうか。
すとっ…
ふと香夜の足元に香袋が投げ入れられた。香夜ははっとして顔を上げた。
涙に潤む視界の中に香夜は確かに愛しい人の姿を認めた。
「…む…か…え…いす…迎えに…いきま…す…」
幸之助の唇はゆっくりと香夜に向けてそう動いた。
香夜は香袋を拾い上げ、そっと手の内に握り締めた。それがただ一つの生きる標であるかのように。
【恥辱】−38−
寝室は微かに日の光を受けているが、おおよそは暗闇に覆われつつある。カーテンが開か
れた大窓から見えるマンションの部屋は既に明かりが灯されている。
「こう暗くちゃ仕方ないなぁ」
川崎は手探りでスイッチを探し出して明かりを点灯させた。暗闇が支配していた寝室を
煌々とした明かりが照らし出す。
木調のクローゼット、二つ並んだベッド、ベッドサイドの化粧台には品の良い間接照明の
スタンドが立ち、スタンドの下にはシンプルなフォトフレームが立っている。その中では
ウエディングドレス姿の真紀と夫の正信が幸せそうに笑っていた。
「ほうほう、ウエディングドレス姿かぁ。やはり綺麗だねぇ〜」
川崎がフォトフレームを手にとる。
「しかし、こんな旦那の何処がいいのかねぇ。高名な先生の血縁といっても、その実は男
前なだけのお坊ちゃまじゃないかぁ。その癖をして、この俺が選挙に出ようとしたら女性
スキャンダルや何やとイチャモンをつけて公認に反対しやがった。お陰で俺は印象を悪く
して落選だぁ」
川崎は自分の行為を棚上げして、正信を完全に逆恨みしている。今、真紀がこのような状
況に追い込まれているのもそのせいだろう。
「しかし自分は一体なんなんだぁ? 己だって合コン三昧の挙句、女と密会していて週刊誌
に撮影されたじゃねぇか。それでいてこんないい女を嫁にしやがって。どうせセックスだ
って大した事が無いんだろ……」
「夫の悪口はやめてくださいっ!」
真紀は叫んだ。その声は自分でも驚く程にヒステリックであった。が、この寝室で夫の悪
口を言われるのは耐えられない。
「いっ、言う事は聞きます。犯したいなら犯せばいいわ。でも夫の事は悪く言わないでっ!」
気圧されるようにフォトフレームを戻す川崎。しかし、その真紀の貞淑が川崎には気に入
らなかった。
〈だったら、その愛する旦那の事を忘れてしまう位に犯して犯して犯しぬいてやるっ〉
自尊心を傷つけられた川崎は、真紀ににじり寄ると、その細い身体に手を掛ける。
「それならお望みどおり犯してやるぞぉ」
川崎は真紀の身体に残っていた衣服を乱暴に剥ぎ取った。
【恥辱】−39−
「あっ!嫌っ!!!」
身に纏う全ての布を剥ぎ取られた真紀。とっさに胸と股間を隠そうと手を当てる。
「ウエディングドレスも良いが、ヌードはやっぱり絶品だなぁ。映画とかドラマでもっと
派手に脱いでたら、今頃はもと人気だったろうになぁ。じつにもったいない。」
久々に見る真紀の全裸を、舐め回すように見つめる川崎。
真紀は自らの闇の大窓に写る全裸と、その先に見える隣のマンションの部屋を見た。
「明かりを消して……お願い……」
明々と電気の照るこの部屋は向こうから丸見えだろう。
「そうはいかないなぁ。俺はお前の身体をゆっくりと眺めながら楽しみたいんだぁ」
「だったらせめてカーテンを……。カーテンを閉めて……」
「そいつも無理な注文だなぁ。隣から見えるかもしれないスリルが楽しいんじゃないかぁ」
驚く程の速さで自らの服を脱ぎ捨てた川崎が、いよいよとばかりに真紀を抱きすくめる。
真紀の身体は子猫のように震えていた。
「あああ……い…や…」
川崎に抱きすくめられた真紀の全身が一気に鳥肌立つ。身体が拒絶反応を示しているのだ。
「十八やそこらの若い女もいいが、大人の女はやはりいい。ガキにはない色香がある」
川崎は久々に得る真紀の楽しまんとしている。
「お願い……。他の事なら何でもします。だからコレだけは許して下さい……」
「へっ、往生際が悪いぞぉ。裸の男と女が二人きりで寝室にいるんだぁ。このまま終わる
筈がないだろう。そんな事を言っている暇があるならシッポリと濡れ楽しむ事でも考える
んだぁ!」
川崎はリビングでフェラチオをさせた時点で、既に真紀を“肉奴隷”に仕立て上げた気で
いる。それ以降の云々は単に自分の興奮を増す為の余興に過ぎない。そうやって真紀の健
気さを引き出せば引き出す程に、川崎のサディスティックな欲望は燃えたぎるのである。
371 :
雫石:2006/01/21(土) 00:04:00 ID:WPKyP9Oy
363でございます。以後雫石と名乗らせて頂きます。
タイトル『雪と華』
お目汚しではございますが 以後よろしくお願い致します
古式ゆかしき言葉でのえろすを期待してます。
うは、『雪と華』超ツボなシチュだ。
雫石さんがんがれ。
375 :
雫石:2006/01/22(日) 19:07:25 ID:IeVqOyZU
〜雪と華〜
式は苦痛だった。
常盤家の者たちは末席に居心地が悪そうに肩を寄せ合っている。
その中で香夜に向けられるのは、好奇の眼差しである。
香夜に政治や金融のことはまるで分からなかったが、三船側の来賓がその筋の要職にある者だということは理解できた。
「少しは笑え」
三船の言葉は耳を素通りした。交わす杯のなんと苦いことか。
「まあ、よい」
ふん、と三船は鼻を鳴らした。
雫石氏、うまい。
今後の展開を期待してます。
378 :
雫石:2006/01/25(水) 01:38:51 ID:qjZ5rv/K
〜雪と華〜
夕刻からの寒さで、寝所に入る頃には雪がちらつき始めていた。
真新しい寝間着はまだ糊が利いて、柔らかな肌に静かな痛みを与えていた。
これから、自分の身に起こることは、女の乏しい知識からでも容易に想像できた。
いつだったか、香夜の通う茶道教室の友人が、こっそりと隠し持っていた春画を見せてきたことがある。
生々しくもつれ合う裸体の男と女。香夜は目を丸くし、小さな悲鳴さえ上げた。
けれど、そのように愛する人を肌で感じ、受け入れることができたなら、それはとても幸福なことになるとも思えた。
しかし、目の前に横たわる現実は、思い描いた夢とは裏腹に、あまりにも残酷だった。
【恥辱】−40−
〈へへへ、こんなに上手く行くとは思わなかったな……〉
熱っぽい溜め息を漏らしながら剥き出しになった両の乳房をニヤニヤと見やる川崎。
真紀の乳首は見られる事に抗議する如くにツンと斜め上を向き、白い乳房の絶妙のライン
から突き出している。
「フフフ、相変わらず綺麗なオッパイだぁ。今まで何人の男に揉まれてきたのかなぁ?」
グニュグニュと乳房が鷲掴みにされる。真紀が上半身を反り返らせると、川崎の舌が吸い
ついた。
「んんっ……あああっ」
乳首を中心に乳輪に“の”の字を描きながら、唾液まみれの舌が絡みつく。乳房が次第に
ベチョベチョに濡れ汚れる。
「あうっ、はぁ、んむっ……」
官能の呻き声をあげ、真紀が喉を突き出す。乳首の性感は既に最大まで昂り乳房は真っ赤
に色づいている。
〈へへへ、何度舐めても飽きないオッパイだなぁ〉
川崎はピンクの乳房に円を描くように舐めては、その先端の乳首をクチュクチュと吸い上
げる。
「あうっ、はぁ、あぁっ……ん、んむっ……」
自慰行為により感度を高められていた真紀の身体は、刺激をモロに受け止め反応し始めた。
ガクガクと膝の力が抜け腰が勝手にクネクネと動く。乳首を吸い上げられ、こめかみに生
汗が浮かぶ。
これからこの男にじっくりと身体を嬲られるのだろう。そう思うだけで秘裂の奥に入り込
む焼き金のような肉棒が思い出され、嫌悪している筈なのにジンジンと疼きが身体全体を
支配する。
「おいおい、もう感じているのかぁ。ちょっと早すぎるんじゃないのかぁ?」
真紀の反応に驚きさえ見せる川崎。あの集会の時、随分と苦労をして引き出した真紀の官
能が、こうも容易く引き出された事に対する腹立ちを憶えた。
「そういえば、さっき、オマ×コが随分と濡れていたなぁ。本当は俺が来る前にオナニー
をしていたんだろぉ?」
“もしかすると盗聴でもされていたのではないだろうか”そんな思いが真紀の胸をよぎる。
が、間違っても認める訳にはいかない。
382 :
雫石:2006/02/01(水) 00:28:10 ID:403hqEiV
〜雪と華〜
がらりと乱暴な音がして、寝所の引き戸が開かれた。
香夜は覚悟を決めるように、大きく息を吐いた。
三船の足元に向き直り、三つ指をついて迎えた。
「ふつつか者でございますが」
言い終わらぬ内に、三船は荒々しく香夜の腕を引き起こすと、そのまま体を布団に押し倒した。
「お…おやめくださいませ…」
虚ろな唇が震え、小さく声がこぼれた。
男の生臭い息が首筋にかかる。ぞくぞくとおぞましい感覚が香夜の背を走った。
荒々しく太い指が寝間着の胸元を探り、がばと大きく開いた。
まだ幼さの残る乳房がこぼれるように露わになる。
男をまだ知らぬ乙女の体は雪のように白く、花のように艶やかだった。
雪の丘に芽生えた蕾のような乳首はほんのりと薄紅に染まりかけていた。
男は柔らかな乳房に荒々しく手を伸ばす。男の手の動きに合わせ、香夜の乳房はふるふるとなされるがままに形を変えた。
次第に薄紅の蕾が尖っていくのが香夜にも分かった。
男は蕾を摘み取るように、指でつまみ上げ、くりくりと円を描くように弄ぶ。
「…あ…う」
荒々しい指の動きは痛みと共に、香夜にかつて知らなかった未知の感触を与え始めていた。
383 :
雫石:2006/02/01(水) 00:50:33 ID:403hqEiV
男の舌が雪の丘を這う。そこに甘い蜜がたまっていることを知るかのように、薄紅の蕾に吸い付く。
「…ひっ…や」
男の指は腹を滑り、下腹部の茂みを探り始めていた。
まだ誰も分け入ったことのない大地は、男の侵入を受け入れるにはあまりにもまだ頑なだった。
「足を開け」
ぐぐぐ、と両の太ももが持ち上げられ、寝間着がはだけた。誰にも晒したことのなかった美しい場所が、行灯の火に映し出される。
それは乙女のたしなみとして、香夜が大切に守って来た場所であった。
男は人差し指で茂みの奥に隠された泉の入り口を探すようになぞり上げる。
「お…おやめ下さいまし…」
香夜の体は恐怖におののき、震えていた。
男の指はさらに奥へと入り込む。そこには湿潤な女の大地が待っていることを、もう分かっているかのようでさえあった。
「…お願いでございます…お許し下さいまし」
「そんないやらしい事しませんっ!」
頑として否定する。そんな真紀を興味染みた眼で見ながら、川崎はフンと鼻で笑った。
「それなら何故アレを観ていたんだぁ? 」
真紀の心に一瞬の同様が過ぎる。が、その事を気取られないように振る舞いながら言い返
す。
「観てないわっ! とっくに捨てたと言ったじゃないですかっ!」
が、それは全く意味がなかった。川崎は再び鼻で笑う。
「あくまで知らを切りとおすつもりなら、今からリビングに戻って確認してみるが、それ
でもいいかぁ? その時は周りにも聞こえるような大音量で再生する事になるが……」
真紀の舌鋒は一気に鋭さを失う。この男は自分があの映像を見ていた事を知っている。し
かし何故? それが分らない。
種を明かせば何の事はない。真紀は致命的な失態を犯していたのだ。あの電話が掛かって
きた時、真紀はDVDデッキを消したつもりでテレビ画面しか消していなかったのだ。そ
れを片付ける暇もなく川崎が乗り込んできた。動いたままのDVDデッキ、その前にあっ
たケースと封筒が、その時真紀が映像を見ていた事実を川崎に告げた。
自慰の話はデタラメだった。正確には揶揄と言うべきか……。リビングで真紀の股間に触
れた時、女体の核心は間違いなく発情状態にあった。陰唇が微かに開き、滑りと温もりを
帯びていた。リビングでは『俺に抱かれる事を期待して欲情した』などと言ってのけたが、
実際にそうだとは思えない。
とすればどうか? 実際に自慰行為にまで及んでいなくとも、映像を観て少なからず欲情し
たのだろう。自慰の話は、その事への揶揄だったのだ。
が、何故DVDを見ていた事を知っているのか、真紀はその理由が分らない。故に混乱し
た。その極限状態の中、知られたくない秘密さえ知られているかに錯覚した。
「そ……それは……それだけは……」
請うような表情で川崎を見つめる。それに川崎が被せる。
「全く、代議士の妻ともあろう者が嘘をついてはいけないなぁ。もっと言動に注意をしな
いと……。要するにお前は貞淑なフリをしているが、一皮剥けば自分の恥かしい姿で興奮
する、露出狂の淫乱女って事だぁ」
屈辱的な言葉を並べ立てて辱めを与える。そういう事にかけて川崎は超一流であった。そ
の手管の前では真紀など赤子同然やもしれない。
↑ 【恥辱】−40−
文字数制限に引っ掛かって、タイトル入りませんでした。制限厳しすぎ…。
間違いました。↑ 【恥辱】−41− です。スミマセン。
【恥辱】−42−
川崎は言い放っておいて真紀の様子を眺めた。真紀は今、DVDを観ていた事を看破され
て混乱している。が、川崎の言葉を聞けば真紀は自尊心をくすぐられ、猛然と反発するだ
ろう。ソレでこそ犯し甲斐があるというものだ。
が、真紀はうつむいたまま黙っていた。その表情は混乱のあまり目の焦点が何処となく合
っていない。
真紀は運が悪かった。川崎の冗談交じりの揶揄は、偶然にも真紀の弱みをズバリと突いて
いたのだ。そして真紀はその秘密を全て知られていると錯覚し、極度の羞恥を味わってい
たのだ。
真紀の姿を観察していた川崎は少なからず疑念をもった。当然帰って来る筈の反発が帰っ
てこないのである。しかもその表情は明らかに羞恥を含んでいる。
〈おや? どうしたんだぁ?〉
明らかに精彩を欠く真紀の反応を思いながらこれまでの事を振り返る。そして思い当たっ
た。
〈おいおい、こいつは瓢箪から駒かもしれないぞぉ? 少しつついてみるかぁ〉
もしやと思いつつ、自分の心に思いついた事を調べてみたい衝動に駆られた。
「で、そのDVDを観ながら、真紀はどんな風にオナニーしていたんだぁ? 少しやってみ
せてくれよぉ」
言いながら、真紀の顔を覗き込む。行為を行っていなければ『そんな事していません!』
とでも言い返してくる筈だ。が、真紀は言い返して来なかった。やはり恥かしげに顔を伏
せ、頬を赤らめているのみだ。そして川崎は核心した。
〈これはいい! まさか本当にやっていたとはなぁ。もう少し嬲ってやれ〉
動揺が収まらない間こそ好機とばかりに、川崎は右手を、ピタリと閉じられた真紀の太股
の間にズイと差し込む。
「ここに手を持ってきたんだろぉ? で、こうやったのかぁ?」
状掌がゾロリと秘裂を撫で、指先は花唇の肉付きを確かめるようにクニクニと微動する。
「あああ…嫌っ……」
真紀は搾り出すような呻き声を上げた。顔全体に悔恨の情が満ち溢れている。どうしてあ
んな事をしてしまったのだろう……。それがこのような結果に至るとは。真紀は自分の不
運を呪うしかない。
(*´Д`)ハァハァ
訂正
【恥辱】−42− 下から5行目の最初、「状掌が」を「手のひらが」
392 :
:2006/02/02(木) 22:44:00 ID:dl57EXqU
【恥辱】−43−
川崎は執拗な愛撫を止めなかった。手のひらで幾度も秘裂を撫で、真紀に屈辱を味合わせ
るように、大袈裟にゆっくりと、舐めるように指先を動かした。その上で手を抜き、真紀
の目の前に突き出して見せる。
「こんな風にやってたんだろぉ? 俺に犯されている所を思い出しながら、クチョクチョと
音をさせてぇ」
再び右手を股間へ。同時に左手で真紀の乳首を嬲る。
「当然、もう片方の手でオッパイも触ってたんだろうなぁ。こんな風にぃ」
言いながら、左の乳房を漁る。親指と人差し指で乳首を挟み込み、強弱をつけ、摘んだり
緩めたりを繰り返す。
「‥‥あ、嫌っ……」
真紀の口から小さな呻き声が漏れる。一度は昂りを収まっていた乳房。その先端が固く尖
ってきたのだ。そしてそれは、ゆっくりと頭をもたげ硬度を増していく。
〈へへ、また感じ始めやがった。よし、今度はこっちだぁ〉
川崎の左手はその責めの対象を右の乳房に移した。乳房を揉みしだき、同じように乳首を
弄ぶ。今度は反応が早かった。あっという間に乳首が固く張ってゆく。
反応は同時に別の所でも起こっていた。乳首を弄ばれ秘裂を撫で回され、陰唇がジワジワ
と開き始めた。その奥でピンクの真珠がほんのりと色付き始めている。
川崎は真紀の身体に起こる僅かな変化も見逃さなかった。股間に差し込まれた右手の指先
が最も感覚が敏感な肉の真珠を捉える。最初は覆いの上からじんわりと、次第に覆いを剥
き始め、真珠の柔肌を直接こそぎたてる。
グリッ…グリッ……
真紀の身体は強張ったままだ。が、思わず鳥肌が立ちそうな、むず痒い感覚が股間の表面
に湧きおこる。
その感覚は、陰核を通して送り込まれてくるように、ジワジワと真紀の体内を侵食し始め
た。
【恥辱】−44−
〈膝が……腰が……力が抜けちゃう……〉
重い感覚が足腰から力を奪い去って行く。周期的にを陰核をこねられる度、子宮の奥から
官能が疼きだす。真紀は暫く我慢していた。が、そのおぞましい感触に身を逃がそうと身
体を引くと、摘まれた乳首がグイと引っ張られた。
真紀の口から一際高い声が漏れる。
「やめて……あ、あむむっ、んんんっ……」
呻きながら真紀は体制を建て直した。が、膝は内股となり、腰は自然と落ちてゆく。
川崎が嬉しそうに声を掛けた。
「どうした? 腰が随分と落ちてきたようだが……。 そのまま後に座り込んでしまえよぉ。
そうすればタップリと気持ちよくしてやるからぁ」
真紀の背後には夫のベッドがある。そこには今日の朝、夫が抜け出たままの布団の形がそ
のまま残っていた。
言われるがままに、真紀は膝の力をわずかだけ抜く。腰の位置がグッと下がった。
〈ああ…、堕ちる……堕ちちゃう……〉
そのまま崩れてしまいたかった。が、残された真紀の想いがそれを許さなかった。
〈ダメっ…… このベッドは嫌よっ! このベッドだけは……〉
このまま堕ちれば自分は夫のベッドで他人に犯される事になる。妻としてこれ程に情けな
い事はない。
〈ここは…ダメ……。せめて他の所で……〉
そう思い、何とか腰の位置を上げる。が、膝がガクガクと振るえ腰が揺れる度、川崎の指
が真珠を引っ張るのだ。
一度崩れかけた真紀の身体が再び持ち直した時、川崎は苛立ちを覚えた。
〈気にいらないなぁ。とっとと崩れやがれ!〉
川崎は元来無神経な男である。そんな男に、“夫のベッドで犯されたくない”という真紀の
心情が理解できよう筈もない。しかし川崎はその悪魔の如き本能で真紀が殊更に耐えよう
としている事を察知している。
〈クソっ、こうなったら何としてでも喘ぎ崩してやるぞぉ〉
一般的に“Gスポット”と呼ばれる性感帯は約三割位の女性しか持っていないとさえ言わ
れる。真紀のように初心な女性では尚更だ。
しかし川崎はそこが真紀の最も敏感な性感帯の一つである事を見切っている。
395 :
393:2006/02/04(土) 12:11:18 ID:+lFiSQAR
よっこいしょ氏、ぴたっとしてます!
397 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 08:10:55 ID:Y2wmGSwU
シエン
>雫石氏
いつもお疲れ様です。細々と描写する訳でもないのに映像が浮かんでくる表現、上手いです。
所で、投稿時、sage進行にされていないのではないですか?
400
401 :
恭介:2006/02/10(金) 04:51:44 ID:hktE6E0O
『亜里沙』−1
黒木は翌日の午後に札幌出張から帰ってきた。
亜里沙には二泊三日と伝えていたが、取引先の不手際で予定の一部がキャンセルとなり、一泊二日で戻ってこれたのだ。
黒木は耕地の入口にあるバス停で降り、自宅まで続く長閑な田園地帯の一本道を久しぶりに歩いた。
どこへ行くにも車を使うので、平日の昼間にこの道を、自分の足で歩くことなどめったにない。
春が間近であることを示すやわらかな風が、黒木の頬をくすぐる。
「たまには歩きもいいもんだな」と、黒木は思った。
黒木は、予定が変わったことを亜里沙に連絡していなかった。
内緒で帰って、亜里沙を驚かそうと考えたのだ。
突然自分が帰ってきて、亜里沙はどんな顔をするだろう・・・
彼女がよく見せる「ぽかーん」とした顔を思い出し、黒木は一人、くくっと笑った。
亜里沙のその表情を、黒木はたいそう気に入っていた。
『亜里沙』−2
38歳の男と18歳の家出娘が、奇妙な共同生活を始めてから一ヶ月半。
友達のような家族のような、そんな親愛の情もなんとなく芽生えてきた。
当初は、亜里沙に早く出て行ってもらいたいと思ったものだが、今では、できるだけ長く一緒にいたいと考えるようになった。
亜里沙は自分のことを「安全な男」と思っているようだ。
亜里沙に出会った最初の夜でこそ、多少のアクシデントがあったが、亜里沙の事情を聞いた後では手を出す気も失せた。
いや、本音を言えば、亜里沙とセックスする妄想を抱くことがたまにあるのだが、性欲を理性で抑えられない年でもない。
ましてや親子といっても不思議ではない年齢差。
18とはいえまだ大人になり切れていない、あの幼い面差しを見たら、むしろ守ってやりたくなる。
亜里沙が自分を「安全な男」と思って慕ってくれているのなら、その通りの男のままでいてやればいいと考えている。
遊ぶ女なら他にいるのだから、亜里沙には手を出したくない。出すべきでない・・・。
「それが大人ってもんだよな」
と、黒木はつぶやいた。黒木の一軒家がもうすぐそこまで見えてきている。
『亜里沙』−3
黒木は玄関の扉を、音を立てぬようにそっと開いた。家の中は静かだ。
リビングを覗いたが、亜里沙はいない。
鞄と、土産の入った手提げ袋をソファに置き、黒木は二階へ忍び足で上がって行った。
もしかしたら亜里沙は寝ているのかも知れない。
具合が悪いのでなければいいが・・・。
黒木は少し心配しながら亜里沙の部屋の扉をノックしかけて、やめた。
出掛ける前に、きちんと閉めたはずの自分の部屋の扉が開いているのに気づいたのだ。
「亜里沙だな。あれほど入るなと行っておいたのに・・・日記でも読まれたらたまらない」と、黒木は思った。
日記には、亜里沙への妄想を募らせた記述がある。
黒木はまた忍び足で自室へ向かった。
細く開いた扉から部屋の中を覗くと、確かに亜里沙がいる。
しかし、黒木が予想だにしなかった光景が、そこにはあった。
トリップの記述の仕方がわかりませんで、バラバラになってしまってすみません。
405 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 05:57:48 ID:RuSKINv4
続き待ってます!
>>406 ありがとうございます。見てきました。
トリップスレでも練習してきたので、もうたぶん大丈夫だと思うのですが・・・
この投稿でまたアホやるかも知れんので、先に謝っときます。
すみません。
『亜里沙』−4
黒木が部屋を覗いた時、亜里沙は黒木のベッドの上で自慰に耽っていた。
上半身に寝間着を羽織っているが、下半身には何もつけていない。
よく見ると、寝間着は黒木のものだった。
なぜ自分の寝間着を亜里沙が羽織っているのか・・・黒木にはわからなかった。
亜里沙はその長い脚を扉の方に向けているので、
彼女が股を開けば、黒木の位置からは陰部が丸見えになる。
「見てはいけない」・・・黒木は頭でわかっていても、目が離せないでいる。
立ったままでは亜里沙に見つかるおそれがあるので、
黒木はその場にしゃがみこみ、注意深く亜里沙の様子を観察した。
亜里沙はベッドで仰向けになり、左手で恥丘の肉を押し上げ、
剥き出しになったクリトリスを、右手の人差し指と中指を交互に使って刺激していた。
立てた膝を開いたり閉じたりして、快感の強弱を調整している。
亜里沙は、自分の芯となる部分から溢れ出る蜜を中指ですくい、クリトリスに塗った。
そうすることで、より深く甘美な快感が得られることを、彼女は知っているのだ。
「あはぁ・・・ん・・・んんっ・・・あん」
亜里沙の口から、せつなげな声が漏れる。
それに混じって、くちゅくちゅ・・・という湿った音も小さく聞こえてきた。
黒木は亜里沙からいったん目を離し、廊下の壁にもたれかかって虚空を見つめた。
亜里沙の声だけが聞こえてくる。
「はぁ・・・あっ・・・・・・ん・・・あっあっ・・・ん」
黒木は耳を塞いだ。
やめてくれ・・・!あんな姿を見て、そんな声を聞いたら、気持ちが揺らいでしまう。
亜里沙に手を出すべきではないと、それが大人だと思っているのに・・・。
そんな思いに反して、黒木の股間は隆起している。
男としては当然の生理だが、亜里沙の前では大人でいようとする黒木にとって、
その現象は一番目にしたくないものであった。
「今すぐ立ち去るんだ、今ならまだ我慢できる」・・・黒木はよろよろと立ち上がった。
そこへ亜里沙の、ひときわ大きな喘ぎ声が聞こえてきた。
「黒木さ・・・あっ・・・亜里沙、もうだめ・・・・・・黒木さん・・・」
その言葉を聞いて、黒木は何かを決心したように、ゆっくりと扉を開けて中へ入って行った。
>>409は『亜里沙』−5です。
続きは来週投稿します。
412 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:09:40 ID:PyntXNI3
413 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 10:26:37 ID:JGGCkZqp
続ききぼんぬ
『亜里沙』−6
亜里沙は目を閉じて自慰に夢中になっているので、黒木が入ってきたことに気づかない。
黒木はジャケットを脱ぎ、近くにあった椅子に放り投げた。
そのバサッという音を聞いて、亜里沙の指の動きが止まる。
自分一人であるはずの部屋に黒木の姿を見つけるやいなや、
亜里沙は小さな悲鳴を上げ、絶望したように顔をゆがめた。
黒木はネクタイを解き、シャツのボタンを外し始めた。
亜里沙は黒木がこれから何をしようとしているのか悟ったのだろう、
身体を横たえたまま、片手で寝間着の前身頃を引き寄せて胸元を隠した。
もう片方の手は下腹部に置かれているが、薄い恥毛が指の間から見えている。
黒木が一歩近づくごとに、亜里沙もベッドの隅へと逃げていった。
しかし、すぐそこに壁が迫っている。
太陽が雲に隠れたのか、つい今しがたまで室内に溢れていた光が途絶え、部屋が急に暗くなった。
次に明るくなった時には、黒木が亜里沙の上に覆いかぶさっていた。
『亜里沙』−7
黒木は亜里沙に馬乗りになった状態で、手首を強く押さえつけた。
亜里沙は精一杯抵抗するが、男の力にはとうてい敵わない。
身体の自由を奪われ、幼い子どもが「いやいや」をするように、亜里沙は首を左右に激しく振った。
「やめて!どうしてこんな・・・!」
「ずっと亜里沙とこうしたいって思ってたんだ。この一ヵ月半は長かったよ」
亜里沙が黒木の顔をきっと睨みつけて言った。
「じゃあ、出張の話はうそだったの?最初からこうしようって計画だったの?!」
「いや、札幌には行ったよ。ただ、仕事が早く終わったんだ。だから帰ってきた。・・・いけなかったかな?」
「・・・・・・」
亜里沙は、黒木が今日帰ってきたのはあくまで偶然であることを知り、己の不運を呪った。
よりによって自慰の場面を黒木に見られてしまい、恥ずかしさでいっぱいだった。
「私の名前を呼んでたね?どうしてかな?」
意地の悪い質問に、亜里沙はかぁっと顔を赤くし、黒木から視線をそむけた。
黒木の部屋で、黒木の寝間着を纏い、黒木の名を呼びながら自慰をする・・・
亜里沙が黒木に対して好意を寄せていると解釈していいだろう。
仮に好意でなかったとしても、少なくとも黒木を性的対象として見ていることは確かだ。
気持ちを見透かされ、何とも言い逃れできないと知った亜里沙は、黒木の質問には答えず、逆に黒木に尋ねた。
「・・・軽蔑してない?こんなことする亜里沙を嫌いにならない?」
「してないさ。なんで嫌いになるんだよ」
「じゃあ亜里沙のこと・・・好き?」
「好きだよ」
黒木がそう言うと、亜里沙は少しはにかんだ笑顔を見せた。
そして黒木の首の後ろに手を回し、
「亜里沙も・・・黒木さんのこと大好き」
と言って、亜里沙の方から黒木に唇を押し当ててきた。
つ@@@@
>保管サイト担当猫 ◆stRrKitY2I 氏
保管作業お疲れ様です。
また、保管していただきありがとうございます。
実は、次回の保管時に修正していただきたい箇所があります。
>>415の『亜里沙』−7
> 意地の悪い質問に、亜里沙はかぁっと顔を赤くし、黒木から視線をそむけた。
そむけた → 逸らした
に修正願います。
お手数ですが、よろしくお願い致します。
【恥辱】−45−
「そう言えばお前はここが弱かったっけ。前の時にちゃ〜んと分っているんだぞぉ」
クリトリスをこねていた人差し指がヌプヌプと秘裂を割り入ってくる。その指は、下腹部
の裏側を確認すようにゆっくりと上下運動を行う。
「あっつ、それは…… あああっ、嫌ぁんっ!」
川崎の指がワナワナと動く度に真紀の腰がガクンガクンと震える。陰核を刺激されるのと
は違う、もっと身体の中から湧き出すような感覚がゆっくりと身体に襲い掛かる。その感
覚は尿意に似た体感を醸しながら、全身から骨を抜くかのように真紀の身体から支えを奪
い去ってゆく。
「……ああん……あはあぁ」
川崎の指が動く度に真紀の口から声が漏れる。その声は次第に官能の度合いを増して行き、
やがて綺麗な女声の旋律を描く。
〈ああっ……堕ちちゃダメ……〉
かろうじて残る意思を奮い立たせ、真紀は崩れ落ちそうな腰を何とか立て直した。そうす
ると幾分だが身体が楽になったように感じた。
〈助かった……。でもどうして……〉
幾分の安堵を感じながら、真紀はその理由を捜した。そして驚愕した。その身体は後ろに
崩れまいとするあまり前のめりになっていたのだ。前方にはデップリとした川崎の裸体が
存在する。その身体を自ら求めるように、真紀は川崎の胸に身体を寄りかからせていたの
だ。
〈ああっっっ! 何て恥じ知らずな事を!〉
川崎の身体に寄りかかってしまった屈辱に真紀は打ち震えた。みたび身体を立て直そうと、
腰に力を込める。が、もはや感覚さえ薄れつつある足腰には思うように力など入らない。
それでも動かそうと力んだ途端、、真紀の身体は一気に切羽詰った。
「あああ、ダメ……漏れるっ…… 漏れちゃう〜〜〜……」
「いいぞぉ、そのまま、そのままイッてしてしまえよぉ」
「あああっ、いやああああっ! それはいやあああーっ!」
「そ〜ら、よがれ、よがれ、よがり狂ってしまえ〜!」
「ダッ、ダメ〜〜〜! 出ちゃう〜〜〜……」
真紀が一際激しく声を上げ、軋むほどに背中を反り返らせた。秘裂から透明な液体が激し
く垂れ出して川崎の腕を伝う。真紀はそのまま後倒しに夫のベッドに座りこんでしまった。
「ほうら、とうとうやったぞぉ。まさか潮まで吹くとはなぁ……」
真紀の陥落をその目で確認した川崎に歓喜がドッと押し寄せる。自らの肉棒を挿入する事
なく女を屈服させた喜びはひとしおだった。
真紀はベッドに座り込んだままうなされるように呟いている。真紀は自分が失禁したのだ
と思った。
言い訳などできない。忌み嫌う男に嬲られ、この上のない痴態を晒してしまった。救われ
る事のない屈辱に胸が打ちひしがれる。
「さあて、それじゃあ潮吹きたてのオマ×コを賞味させてもらおうかぁ」
川崎はベッドサイドから床に伸びた両足を手に取り、高々と持ち上げる。するとシーソー
の原理で腰から後頭部までがベッドに倒れた。さらに川崎は両足を手にしたままベッドに
立て膝で圧し掛かり、ベッドの足側へと移動する。すると真紀は尻を軸に九十度回転させ
られ、仰向けのまま両脚を開かれた格好になった。
「あああ…嫌……」
真紀が狼狽の声を上げる。一度は体験した事とは言え、この姿勢には抵抗を感じざるを得
ない。そんな妻をそっと抱きとめるように、ベッドからは微かながら夫の残り香がする。
その香りが殊更に辛かった。
川崎は高級料理を味わう前のようにベロリと舌舐めずりをすると、ゆっくりと顔を真紀の
股間に近づけてゆく。
「俺の舌責めの強烈さはもう知っているよなぁ。たっぷりと天国に送ってやるぞぉ」
川崎の唇はその宣告通り真紀の股間に押し当てられ、舌が秘裂の花弁をクリクリと剥き上
げてゆく。その奥にあるのは責めに弱い繊細な肉襞だ。
ベッドに横たわる真紀は息を殺していた。朦朧とする意識の奥で川崎の淫らな舌の感触だ
けが感じられる。拒絶の声すらも出なかった。ひとたび絶頂を迎えても休む暇も与えず流
れるように淫技を繰り出す川崎に、真紀の精根は尽きかけていたのだ。
川崎は真紀の秘裂に唇を押し付け、意図的にジュルジュルを音をたてながら吸い上げる。
愛液のヌルッとした感触が口内に流れ込んだ。
「絞りたてのオマ×コの味は格別だぁ。少し塩味が効いていて甘酸っぱいぞぉ」
川崎は口をモゴモゴとさせて愛液の味を確かめると、再び真紀の股間に顔をうずめて行く。
次はピンクの真珠が標的にされた。舌先を器用に使い核心をクルクルと剥き出すと、ザラ
ッとした舌の腹で、その先端を舐め上げる。
↑ 【恥辱】−46−
です。例によってタイトルを入れると長文エラーになりました。
421 :
雫石:2006/02/18(土) 09:00:36 ID:pQgnvc4I
男の荒々しい指は、乙女の源泉を探るように、じわじわと茂みを進んでいく。
香夜は、蛇が体を這うようなおぞましさに包まれた。
しかし、その一方で男の触れた皮膚は熱く火照り始め、しっとりと潤い始めてさえいるのだった。
「武家の女はつまらんな」
男は自分の寝間着の裾をからげた。四十も半ば過ぎとは言え、男の機能は衰えるどころか、貪欲でさえあった。
真紀は五体をよじり身悶えた。その身体からは新たなる絶頂へのプロローグが隠しようも
なく表れている。
〈へへへ、一度蕩かせてしまえば、女の身体なんて容易いものだぁ〉
川崎は股間に顔をうずめたまま、両手を真紀の上半身に進める。微かに触れるような柔ら
かいタッチで、細いウエストから脇腹を通り、火照りのあまり汗にまみれた乳房に至る。
その先端をコリコリとつねるように弄ぶと、真紀の声が一段と高音になった。
「んんっ! んんんんんうっ!」
股間と双乳、三カ所から同時に快感が湧き起こった。腰が跳ね上がり再びベッドに落ちる。
〈嫌よ……ダメっ……!〉
グッと奥歯を噛み締める。襲い来る恍惚を振り払おうと髪を振り乱し首を振るが、全身は
ガクガクと微動を繰り返す。
しかし我慢は実を結ばない。その時は直ぐに訪れた。陰唇がビクンビクンと痙攣し、秘裂
からは一層に愛液が垂れだす。
「そ〜ら、二度目だぁ〜」
川崎は唇に伝わる秘裂の痙攣でそれを知った。口内に残る愛液混じりの唾液をゴクリ飲み
込む。
真紀は荒い息を吐きながら、絶頂後の火照った身体をぐったりと横たえている。目は微か
に開いているが、その焦点は定かではない。
〈少しやり過ぎたか……。気を失われちゃ元もないからなぁ〉
そうは思ったが、この状況で事を中止できる理性を川崎は持ち合わせていなかった。嫌、
川崎だけではないだろう。おおよそ男と名の付く生き物で、この状況を堪ええる者がいる
だろうか。床に伏せた真紀が荒い息をする度に、横たわっても崩れないやや小さめの美乳
が微かに動く。横たえた美しい顔には乱れ髪が数本、汗で頬に張り付いている。剥き出し
になった股間では、充血しきった花弁が自ら分泌した愛液によりヌメリと光り、時折ピク
ピクと蠕動している。まさに女の魔性を具現化したような淫猥さであった。
川崎は顔を差し入れていた股間に腰を滑り込ませる。既に力すら入らなくなった両脚は
難なく大きく押開かれ、そこにデップリとした川崎の身体が割り入った。
「まだのびるのは早いぞぉ、これからは二人で気持ちよくなろうじゃないかぁ」
川崎は己の肉棒をブルンと一振りすると、ゆっくりと真紀の秘裂に狙いを定める。呆れた
事に、リビングで精を発した肉棒は、既に最大限の怒張を回復していた。
↑ 【恥辱】−47−
です。今回も例によってタイトルを入れると長文エラーになってしまいました。
425 :
nana:2006/02/24(金) 01:19:52 ID:UZ5bTAgP
第9章のスレに昔、書き込んだことのあるnanaです。久しぶりに書きました。
【トイレから始まるときめき】(1/7)
《多田野裕輔》は通学で通い慣れた電車に乗り、吊り皮に揺られていた。
この時間、車内は、すいていて座席には空席がかなりあった。
ぼんやり今日の学校の事、昨日の家での事、考えていた。
後、4っで自宅のある紅葉台駅だ。
ふと何気なく見た車窓にいつもは気づかない色彩が目に入り『ちょっと降りてみようかな』とつぶやいた。
学校が終わり帰る途中、《裕輔》は、時どき、途中下車をして、いろいろ街を見るのが好きだった。
この駅は、これまでなぜか降りたことの無いはじめての街。1時間位、ぶらぶら駅前の商店街を見て周る。
そろそろ帰ろうかと駅に戻る。
で、けっこう 小 を我慢していたのを駅のトイレの表示を目にして思いだす。
この駅はエスカレーターは、まだ設置されて無く、最近やっとトイレの改装、エレベーターが新設されたばかり、駅内はひっそりと静まり返っていた。
男子トイレに近づいた時、『あはっ』《裕輔》は小さく声を出す。小さな駅はこんなときはいつもなぜか清掃中の札が置いてある。
看板をまたぎ一歩中に踏み入ったが…かなりがまん状態だったものの、あきらめようとその場を立ち去ろうと判断をくだす。
その時、中から女性の声。
清掃のおばちゃんが『すいませーん。トイレ使いますかー?』と聞いてきた。
426 :
nana:2006/02/24(金) 01:23:38 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(2/7)
清掃中でも小便器は意外と使えるもんだ。俺の自宅のある駅まではまだ4つ先と思い、おしっこ済ませておこうと入って行った。
二つある小便器の一つに立ち、ズボンのベルトを緩めはじめたとき一瞬おばちゃんと眼が合った。
おばちゃんと言っても結構まだ年齢は若いっと《裕輔》は思う。
なんとなくうちの母親と感じが似ていた。ペニスを出し用を足そうとし精神を集中。
さっきの一瞬どきっとちょっとときめいた為、大きくなっていた《裕輔》のペニス。何とか抑えつけおしっこを出す。
我慢していたため、かなりの量のおしっこが勢いよく飛びだした。
おしっこが出ている間、かなりの長時間、トイレは勃起してる若い高校1年生の男の子と40歳後半の女性二人きりの状態での妙な空間。
《多田野喜代子》は、慣れた手つきで駅のトイレの床のタイルをブラシでこすっていた。
もうこの会社の駅のトイレ清掃も3年目。一人で黙々体を動かし仕事をするだけのこの職業をけっこう《喜代子》は気に入っていた。
でもさすがに今日のような小さな駅のしーんと静まり返ったトイレの作業は気合が入らない。
ふと、手を休め、前で用をたしている高校生の後姿に目がゆく。
『ああ、結婚でもしていたら私にもこれくらいの息子がいてもいい年齢なんだ…』とふと思う。
《裕輔》は、やっと終わり、あわててペニスをしまおうとする。
用心していたにもかかわらず案の定、鋏んでしまった。アソコの皮を!『あいたっ!』と小さく叫ぶ。
あわてた《裕輔》は大きくなったままのペニスを出しながら小さくジャンプし、うしろの個室に逃げ込んだ。
おどろいた顔のおばちゃんと目が会っちゃった。『あいっ!見られちゃったなあ!』小さくつぶやく《裕輔》
427 :
nana:2006/02/24(金) 01:26:00 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(3/7)
ズボンを下ろせるところまで降ろしそーっと状態を見る。大事には至らずほっとして《裕輔》は個室を出る。
その時、また、おばちゃんと眼が合う。
照れ隠しでつい『アハハ、はさんじゃって!』って言い、手を洗いはじめる。
《喜代子》は、このハプニングにちょっとおどろいたが、この男の子の照れた、一瞬見せた笑い顔にドキリともし、異性に対してのときめきを受取った。
同時に『まあ、男の勃起したアソコも久しぶりに見せてもらっちゃったけど…』と自分の心に突っ込みをいれた。
で、照れ隠しでつい、つい『あら、大丈夫!大事なトコなのに。大きすぎるんじゃあないの、ハハハ』って言っちゃった。
予想外に明るく言葉を返してくれたおばちゃんを《裕輔》は思わず見つめた。
このときの笑い方がこれまた母にそっくり。ドキリとした。
今度はちゃんとこの女性と眼が合い、なんか変な感じで見つめあってしまう。
『な、なんかさぁ。おばさん、ウチの母の似てて、びっくりで』と本心が出た。
そう本当に似ていたのだ。大好きな母に…
《喜代子》は、この時、すでにこの子との会話を楽しんでいる自分がいるのに気づいた。
そして、『あら、そう。こんな若いカッコいい子供がいたらさぞや毎日が楽しいだろうに』って笑った。
そしてこの時、駅の男子トイレで一瞬の間が生じた。なんとなく二人は、立ち止まったまま見つめあった
428 :
nana:2006/02/24(金) 01:27:53 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(4/7)
『…』不思議だが俺の変な、いかがわしい気持ちがすべて見透かされてしまった感じがはっきり《裕輔》には、わかった。
そしておばちゃんの気持ちもなぜかわかった。気がした。
『…』不思議だったけど私の恥ずかしい、いかがわしい気持ちがこの子に見透かされてしまった感じがはっきり《喜代子》には、わかった。
そしてこの子の気持ちもなぜかわかった。
おばちゃんは男性トイレの入口に置いてあった看板をもう2枚増やし通れなくして戻ってきた。
そして…『ねえ。一緒に…』といい、さっき俺が入っていた個室を指差した。
無言で俺とおばちゃんは中へ入る。今の駅のトイレの洋式の個室はかなり広くキレイで何とか二人が中に納まった。
『入り口の看板増やしたけど、あれでも誰かきっと入ってくるからオッキイ声出さないようにしようね。』って笑った。
わかっていたがこれから始まるいやらしい事を察知し俺のペニスはいっぱいに大きくなっていた。
『さあ、どんないやらしい事しよっか?』って!俺の耳元に口づけしながらおばちゃんは小さな声で尋ねた。
《喜代子》は、自分がこれから、どんなことをしようとしているのかが信じられなかった。自分にこんなはしたない一面があろうとは。
429 :
nana:2006/02/24(金) 01:30:31 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(5/7)
少年を洋式の便座に座らせ自分はひざまずく。そして改めて少年の顔を見つめながら思う。
そういえば、私が男性と何らかの性的行為をするのは二年ぶりかなと考えていた。
そっとホッペにキスをした後、やさしく少年を抱きしめて、しばらく男性のニオイを嗅ぎ気持ちが高ぶってくるのを楽しんだ。
『キミは、こんな事するのはじめてなの?』って聞いてみた。
ベルトを緩められながズボンを下げられパンツを一気にずり下げられながら『は、はい!』って少年の返事が返ってきた。
パンツを下ろすと『ええっ!』っと今度は《喜代子》が驚く番だった。
数少ない私の男性経験だが目の前にあるペニスは太く大きく長く上を向いていた。
《裕輔》は、はじめて自分のペニスを見られていることに身動きが出来ない程に固まっていた。
さっきこの女性に抱きしめられた時の女性独特のニオイ、仕事をし汗ばんだニオイも何もかもが《裕輔》を狂わしていた。
ジュポジュポを音をたてている自分のペニスと彼女の口が見えた。
目の前に現実に起きているアダルトビデオだけでしか見たことの無い行為を体験をしている自分。
夢中になって口に含み唾液をこぼしながら喉の奥まで届きそうなオッキイペニスを味わう《喜代子》。
すぐに飛びだしそうな精子を用心し何度も口からペニスを外しこの子の顔を見ながら小さ声でイヤラシイ会話をしながら続けた。
そしてついにもどしそうになるくらい喉の奥にさし込まれたままものすごい射精を受けた。
さげ
431 :
nana:2006/02/24(金) 01:56:54 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(6/7)
『ううっ!』信じられないショックな快感の中、彼女の頭をしっかりと両手で抱え掴みながら射精を迎えた。
ぼーっとした快感の続く中、彼女が口の周りについた精子を指や舌でどんなアダルトビデオの女優さんよりもいやらしくそしてキレイな魅力的な表情で舐めとっているのを見つめていた。
そして俺の目を見てあの微笑みを見せた。
『まただ…』《裕輔》は、また彼女の顔と母さんの顔と同時に感じていた。
誰もいない事を確かめ、俺が先にトイレから出る。
『待って!あ、あのっ!エレベーター横のイスに座ってちょっと待っててくれない。』とおばちゃんは、言ってから残る仕事を済ませた。
俺は、ふわふわした気持ちのまま紅葉台駅に降り自宅へ向かった。駅前のにぎやかな商店街を歩きながら、さっき俺の股間に女の人がした事を思いだしていた。
別れ際、ベンチに座って待っていた俺に彼女は、自分の携帯の番号の書かれたメモを渡した。
お互い、名前をはじめて聞いた。俺は、とっさに《さ、坂本裕輔》と名乗ってしまったが…
自転車が俺の右横を追い越した。自転車の先を歩く見なれた後姿が目に止まる。
『母さん!』と走りだし、買い物の袋を持った母と横に並び一緒に歩きだす。
母から買い物の一つを受取りながらその横顔を見た。
『なあにぃ。裕輔。母さんの顔見て!』『い、いや…さ!さっき電車でさ!母さんにそっくりな、美人の女の人が乗ってたもんだから…』
『まあ!裕輔。そんなこといっても今日の晩ご飯のオカズかわらないわよ!ハハ』っていつもの大好きな笑顔の母が笑ってくれた。
ご飯を食べ終わった食器を母が洗っている。水道の水の音がしていた。
俺はその音を聞きながらトイレにいた。昼間、俺の身に起こったすごい初体験を思いだし勃起したペニスを両手で押さえていた。
《喜代子》さんのあの時の顔が甦る。そしてその顔に母の顔がだぶる…大好きな…大好きな…
そして目を閉じ声を出してみた『母さん』と小さくつぶやいた。
432 :
nana:2006/02/24(金) 01:58:39 ID:UZ5bTAgP
【トイレから始まるときめき】(7/7)
《喜代子》は、いつものスーパーにいた。値引きのシールの商品をカゴに入れながら昼間、私が経験したすごいことを思いだしていた。
別れ際、このまま別れたくなかった、座って待っていてくれた彼に、つい渡してしまった携帯番号の書かれたメモ。
そしてお互いの名前を聞く。私は、とっさに《ま、真鍋喜代子》と名乗ってしまったが…
街灯の灯りが目立ちはじめた頃、誰も待っていない私の住むアパートに帰る。
簡単に手際良く料理を作る。もう何年の同じことの繰り返し、一人っきりの暮らしも慣れた。慣れすぎていた。
お風呂が沸き《喜代子》は、ゆっくりと湯舟につかる。この瞬間が今の私は何よりも幸せを感じる時。
だが、お風呂から上がり体を拭いている時、あの少年の顔がそしてあの若い大きい太いペニスの記憶が甦った。
口いっぱいにくわえ込んだ時の感覚も…
体に巻いていたバスタオルを外し姿見のカガミの前に立ち全裸の自分を見た。
その時、体の奥から何かこみあげるものが発生し涙がふき出した。
15歳のあんな少年に私がしたあんな事…あんなまだ子供の少年にだ!
自分の犯した罪。許されない罪。込みあげて来る涙を流れるままにしながら泣き続ける私。
『あっ』その時、私は、気づく。『違う…』そうだ、私は本当は《裕輔》くんにあんな事した罪に対して泣いたのでは無いことに気づいた。
あんなことが出来た私に対して。まだこんな私にも女のメスのあんなスケベな部分が残っていたとの喜びの涙だったのだ。私は声を出して泣きつづけた。
幸せを噛みしめながら…ずっと、ずっと…
――― おわり ―――
433 :
nana:2006/02/24(金) 02:00:06 ID:UZ5bTAgP
>>425でsage忘れてしまいました。すみません。
>>422猫氏、修正ありがとうございました。
続きいきます。
『亜里沙』−8
「好きだ」と告げたことに、少々の後ろめたさがあった。
亜里沙を好ましく思っていることに違いはないが、現時点ではどちらかといえば、
友達や家族に対するような親愛の意味での「好き」であり、異性への恋愛感情としての「好き」とは異なる。
しかし今この状況で、それをいちいち彼女に説明する必要はないし、少なくとも嫌いではないので、嘘を言ったことにはならないだろう。
そんなことより今は、我慢してきた肉欲を満たしたい・・・。
「どうしたの?」
覆い被さったまま押し黙っている黒木に、亜里沙が不思議そうな顔をして聞いた。
「なんでもない」
黒木は横になって、亜里沙を抱き寄せた。いつものシャンプーの匂いが鼻先に香ってくる。
近頃の女の子にしては珍しい黒々とした髪を撫でながら、密着した亜里沙の身体の形を確かめるように、空いた方の手を滑らせた。
胴は細いくせに、胸だけは掌に余るほど豊かである。尻は程好い大きさで、手に吸い付くような不思議な質感を持っている。
下腹部を探ると恥毛は異様に薄く、幼い印象を残していた。
「ん・・・はぁ・・・」
愛撫の手が最も恥ずかしい部分に触れたことで、亜里沙は薄く息を吐いた。
亀裂をなぞると、自慰を中断され、くすぶっていたそこはすぐさま再燃し、
いとも簡単に黒木の指を迎え入れ、とろりとした蜜で濡らした。
「亜里沙はずいぶんいやらしい子なんだな・・・もうこんなになってる」
「そんなこと言っちゃいや・・・あん!」
黒木は蜜をすくってクリトリスにつけ、指先でコリコリといたぶった。
『亜里沙』−9
「さっき自分でやってたよね。こうすると気持ちいいんだろう?」
「あっあっ・・・ああん・・・んふぅ・・・」
「気持ちいいの?よくないの?ちゃんと答えて」
「あぁん・・・き、気持ちいいのぉ・・・」
「そうか。じゃあこれはどうかな?」
黒木は亜里沙の上になり、彼女の脚を大きく開いた。
クリトリスへ刺激を与え続けながら、五本のうちで一番長い指を膣の奥まで深く挿し入れる。
「ひあぁん!」
亜里沙の全身が大きく震えた。中はかなり狭い。
飢えた動物が獲物を貪るように、肉の壁が指に絡みつき、圧迫する。
黒木は指をゆっくりと出し入れしたり、内側の壁をくすぐったりした。
「あああっ・・・あん、だめぇ・・・そこだめえぇ・・・」
ぬちゃぬちゃという卑猥な音とともに、一段と大きな亜里沙の喘ぎ声が、がらんとした部屋に響いた。
黒木は再び亜里沙の横につき、肩をしっかりと抱いて陰部を攻めながら、耳元で囁いた。
「次はどうして欲しい?もう入れる?今のを続ける?もっと他のことして欲しい?」
「いやぁ・・・亜里沙に聞かないで・・・」
「言わなきゃ何もしてやらないよ。私はいいんだぜ?ここでやめたって」
「だめっ!・・・・・・あっ・・・」
「ふふ、本音が出たね。素直な子は大好きだよ。さあ言ってごらん、どうして欲しい?」
「・・・おっぱい」
「おっぱいを?どうするの?」
「おっぱい舐めて・・・舐めながら今の・・・続けて」
「いいよ」
黒木は今までの指の動きを続けながら、亜里沙の乳輪の形を舌でなぞった。
豊かに育った乳房がぶるるっと震える。
乳首は既に勃っていたが、更に硬く尖っていくのを黒木は舌先ではっきりと感じ取った。
亜里沙が深く息をするたびに、彼女の胸が黒木の顔に迫ったり、遠ざかったりした。
『亜里沙』−10
亜里沙の白い肌が桜色に染まっている。
肩をしっかり抱いているので亜里沙の上半身にたいした動きはないが、
黒木の指の動きに合わせて、彼女はそわそわしたように、腰をしきりにくねらせていた。
「あっあっ・・・変な感じ・・・くるかも・・・くる・・・」
「・・・くる?イクの?」
黒木は乳房への愛撫を止め、亜里沙の中に挿入した自分の指に意識を集中した。
「んん・・・イきそう・・・・・・ああ・・・はあぁ・・・ああっ!」
「いいよ、イって、イク顔見せて」
「ああああああ・・・はあ!ぁん!イク、イッちゃうぅ・・・・・・!」
亜里沙は眉根にしわを寄せ、小さく首を振ったかと思うと、突然顎を上げた。
黒木が肩を抱いているにも関わらず、それを跳ね除けるように
上半身を目一杯のけぞらせ、二〜三度身体を波打たせた後、ベッドに沈んだ。
亜里沙が達した瞬間、黒木は彼女の中に挿入した指に強い痛みを覚えた。
ただでさえ狭い亜里沙の中の肉壁が、その瞬間に更に狭まり、指をぎりぎりと締めつけたのだ。
しかしその痛みも、亜里沙の力が抜けるに従い、やがて消えた。
「はぁはぁ・・・あはぁ・・・はぁああ・・・ん・・・」
亜里沙はぐったりしながら息を整えている。
黒木は亜里沙の髪の乱れを直してやり、こめかみに一つキスをした。
そして、絞めつけから解放されたばかりの指を抜き取ると、ぬらぬらと光るそれを亜里沙の目の前に持って行き、
「ほら、見てごらん。亜里沙のあそこから採れた蜜だよ」
と言って、ぺろりと舐めてみせた。
「いやあん・・・だめよ、そんなの・・・」
「だめってことないだろう。美味しいよ」
亜里沙は恥ずかしさのあまりか、その黒目勝ちな眼を静かに伏せた。
【恥辱】−48−
真紀は秘裂の中心に当る物を感じた。熱した鉄の棒の如き肉棒が柔らかい粘膜にあてがわ
れたのだ。
「特製媚薬を使っていねぇから少しばかり痛いかも知れんが、入る事は実証済みなんだ。
だから安心して受け入れるんだぁ」
先端がつんつんと膣口をノックしてくる。先走り汁を発し始めた亀頭と愛液を垂れる陰唇、
双方が擦り合わされヌチャヌチャと糸を引く感触がする。
その感触に、朦朧としていた真紀の精神は冷や水を掛けられたように我に帰る。自分の手
首ほどもありそうな太い肉棒、それが挿入されたあの日の事が思い出される。それが今ま
さに再現されようとしているのだ。
全身を戦慄が駆け抜ける。貞操とは違う、もっと具体的な身の恐怖が真紀の心に去来した。
「嫌っ! 嫌よ! それだけは許してっ!」
懸命に身体を動かして抵抗する。いきむように腰を左右に振って肉棒の狙いを逸らそうと
する。
川崎はあえて真紀の動きを封じようとはしなかった。彼はそれを女に残された貞操の抵抗
と感じ楽しんでいた。
川崎が押さえ込まない事により、真紀の身体はベッドの上部へと擦り上がった。すると川
崎は、真紀の両股を抱かえ込み、再びベッドの中央へと引きずる。
「今さら何を言っているんだぁ。 前にもねんごろにカラミあった仲じゃないかぁ」
言葉を受け真紀の身体の動きが幾分だが弱まる。その隙に乗じるように、川崎がぐっと腰
を押し込んだ。粘膜をこじ開けるようにしてグリグリと肉の凶器を送り込む。
秘裂口が左右に押し広げられ異物が入ってくる感触を真紀は身体の中心で感じた。
川崎は締めつけの強さを楽しむため、一気に押し込まず、じわじわと肉棒を進める。
「あああっ! 駄目っ……やっぱり駄目っっっ……」
「ああーん 今さら何が駄目だ? さあ、自分のオマ×コに俺のイチモツが入る所をよ〜く
見ているんだぁ」
後頭部を掴まれ、上半身を持ち上げられた。恐る恐る目を開けると、大鬼のイチモツとで
も思えそうな巨根が秘裂にズンズンと押し入ってくるのが見えた。
訂正
【恥辱】−48−、10行めと11行めの間に1行の空白がはいってしまいました。
スミマセンが保管時にこの一行を無くしていただければありがたいです。
お手数をお掛けしてすみません。
442 :
age:2006/02/28(火) 06:53:42 ID:LU1x5MNa
age
ほしゅー
【恥辱】−49−
「あああんんんっ……いっ、痛いっ……」
「へへ、痛くもなくちゃ、藤田の野郎に申し訳が立たないだろぉ」
真紀は息を詰めて耐えた。が、その息はやがてもたなくなる。その息を鼻で吐き出した時、
川崎の肉棒は大きく歩を進めた。
全身の毛穴が一瞬にして開いてしまうような感覚。媚薬によって麻痺をさせられていた時
とは比べ物にならない進入感であった。
やがて互いの陰毛が完全に触れ合うまでに肉棒が秘裂に沈み込む。その状態で、川崎は動
きを止めた。身体の芯に野太い杭を打ち込まれたように、真紀もまた動けなかった。
〈ああ……とうとう……〉
これ以上ない程に広げられた秘裂の奥、膣穴を埋め尽くすように川崎の肉棒がズッポリと
横たわっている。その肉棒の熱さを、その大きさを、その鼓動を、真紀は膣肉の奥で感じ
ている。
それは川崎も同じであった。怒張を締め付けるような甘美感、ヌルヌルとした愛液の感触、
入ってきた物を確かめるように膣肉が肉棒に絡みついてくる。
〈うぉ……これだ……この感触だぁ!〉
川崎は肉棒に全身系を集中させて感触を味わった。そして大きく息をつく。
「そうら、久々に最高のイチモツを味わった気分はどうだぁ?」
「ぬ、抜いてぇ〜〜〜っ、お願いだから抜いてぇっ……!」
「ふん、そんなに焦らなくても抜いてやるさぁ」
川崎がゆっくりと腰を引くと、絡み付いていた膣肉が名残をおしむようにその引き剥がさ
れる。その長大なる肉棒が再びその姿を現し、亀頭が秘裂口に至る頃、再び幹がズブズブ
と膣の奥を犯してゆく。
二度、三度、四度、抜かれては送り込まれるゆっくりとした動きに、真紀の膣が悲鳴を上
げ軋むが如くに収縮する。
「やめ……あ……って……ううっ、ううう……」
真紀は喉を突き出して背中を反り返らせると溢れ出る呻き声を噛み殺した。川崎が腰を送
り込む度に、太腿まで押し広げられるような圧迫を感じる。
〈ダメ……、大きすぎる……〉
肉棒は秘裂を内部から破ろうとするが如くにグイグイと膣を拡張してくる。媚薬に頼る事
なく挿入された肉棒は、以前よりもずっと大きく感じられるのである。
【恥辱】−50−
「あうっ、ああう……。待ってっ……、お大きすぎますっ……こ、壊れるっ……」
「『壊れる』じゃなくて『気持ちいい』だろう? 俺の肉棒を味わって、旦那じゃ満足でき
ない身体になってしまったと認めるのが怖いんだぁ」
窮屈だった肉路は少しずつ広げられ、膣奥から漏れ出した愛液が肉棒に絡みつく。
「そんな……そんな事……ありませんっ……」
「嘘つけ! オマ×コがヒクヒク締め付けてくるぞぉ。もう痛くもなくなっただろうがぁ」
「ああんんっ、う、嘘……、そんなことっ……」
しかし皮肉にも川崎の言葉通り、抽送を繰り返された秘裂からは痛みが消え、ビリビリと
した快楽の電流が脊髄を駆け上り、真紀の理性を崩そうとしている。
最初はきしむようだった動きは、オイルを得たエンジンの如きスムーズさに変わっている。
肉棒のシリンダーは、無尽蔵とも思える川崎の欲求をガソリンとして本来のパワーを発揮
し始めた。
くぐもった吐息と女の悦びを表す喘ぎ声が自然と声帯を通って飛び出す。
〈あああ……んんん…どうして……!? どうしてこんなに……〉
真紀はうろたえていた。身体が恐るべき速度で性感を帯びてゆく。あの日以来、夫との睦
み事でも充たされなかった快感が、今、まるで川崎を求めるかのように、グングンと高ま
っているのである。
〈あああ…イヤよ……、感じたくなんか無いのに……〉
己の性感と血みどろの格闘を繰り広げながら、真紀は本能的に夫の正信を求めた。瞳を硬
く閉じ、ベッドに残る微かな残り香を頼りに優しい夫をイメージする。
〈お願いっ!私を……真紀を助けに来てッ……〉
おぼろげながら、真紀の中に夫の顔が浮かび上がった。しかしその顔はみるみる間にその
姿を変えて行き、今、自分の上でニヤニヤと悦に入っている川崎の顔へと変わっていった。
『もう俺なしじゃいられない身体になってしまうかもしれないなぁ』
川崎が言った言葉が頭の中で木霊のように聞こえる。
その声を振り払うように髪を振り乱した真紀の心に、川崎の上に跨り腰を振る自分の姿が
浮かび上がった。
〈嘘よっ! そんなの絶対に嘘っ!〉
そう否定しつつも、それと逆の思いがジワジワと込み上げてくる。それは身体が求める動
物的な欲望である。
保守
神の皆様、いつも良質な作品をありがとうございます。
『亜里沙』−11
そういったしぐさが何とも言えず可愛らしい。
セックスフレンドの真奈美には見られない面を亜里沙に見つけ、黒木は満足げに頷いた。
真奈美は確かに美人だ。雑踏の中でも人目を惹く顔立ちをしている。
34歳という年齢のわりに、彼女の肌艶はその辺の若い女よりもきれいなくらいだし、身体のラインもよく保っている。
ただし、真奈美は男と対等でなければ気が済まない性格だ。
それは仕事だけでなく、黒木とのセックスにも表れている。
スポーツのように爽快な汗を流すセックスを好み、上になり下になり、
最後は必ず上にまたがって、黒木が達するのを見下ろしながら自分も絶頂を迎えるような女だ。
真奈美はセックスにおいて、自身の要望を口ではっきりと黒木に伝える。
時には黒木が尻込みするようなことまでも、平然と求めてくる。
真奈美は心を欲しがらない。金も要求しない。余計な詮索を一切しない。
そんな彼女との割り切った関係にさして不満はないのだが、時折、何かが違うと黒木は感じていた。
今ひとつしっくりこない・・・若さではない、テクニックでもない。
女としての可愛げが、真奈美には欠けていたのだ。
「黒木さん・・・んー」
亜里沙がキスを求めてきた。真奈美に比べ、亜里沙の要求とはこんなものだ。
黒木は彼女の望み通りに唇を合わせようとしたが、
「あ・・・服、脱がないとシワになっちゃうよ?」
亜里沙に指摘され、黒木は自分が服を着たままだということにやっと気がついた。
どうかしている。冷静なふりをして、その実、舞い上がっているのは自分の方か・・・。
黒木はベッドから離れると、デスクのそばに立ち、亜里沙に背を向けてのろのろと服を脱ぎ始めた。
放り投げていたジャケットを椅子の背もたれに掛け直し、脱いだシャツをその上に重ねる。
「黒木さんのストリップ〜!ひゅーひゅー!」
亜里沙が黒木に冷やかしの声を浴びせた。
「なんだよ、見るなよな」
「ええー?なんで?」
「後でイヤっていうくらい見せてやるから、今は見るなっての。あっち向いてろよ」
「はぁ〜い」
『亜里沙』−12
この一ヶ月半の間にも、亜里沙の子どもっぽい悪ふざけに、黒木がペースを乱されることが何度もあった。
それによって、普段は大人の余裕を見せる黒木がうろたえ、ラフな口調になるのを、亜里沙は面白がっているのだ。
亜里沙はにやにやしながら後ろを向いた。
黒木はそれを確認してから、脱衣の続きを開始した。
別に見られて恥ずかしい身体ではない。腰の辺りに少し肉がついたが、腹は出ていないし、大胸筋も鍛えている。
ただ、少し冷静になる時間が欲しかった。
内心では十代の少年のように浮かれている自分を亜里沙に悟られないために、ここで気持ちを落ち着かせる必要があった。
黒木は靴下を脱いでいて、ふと、デスクの引き出しに目を留めた。
日記をしまっている、上から三番目の引き出し。
その奥にはコンドームの箱がある。真奈美とする時に用いるものだ。
黒木はベッドの亜里沙に目をやった。
亜里沙は黒木の言いつけどおりに背を向け、下半身を上掛けで隠して静かに横たわっている。
露出した背中には、家出の原因となった継父による暴行の痕跡が、未だ消える様子もなくそこに居座っていた。
黒木は亜里沙の小さな背中を見つめながら、彼女の告白を思い出していた。
十年以上も実の親子のように仲良く暮らしてきたはずなのに、亜里沙の母の死を境に継父の態度が一変したという。
それまで優しかった継父だけに、亜里沙の身体の傷はもちろん、心の傷も大きく、深かったに違いない。
受験を取りやめ、あと数ヶ月で卒業するはずだった高校を退学してまで、継父から逃げてきた亜里沙。
家を出た夜、彼女の脳裡に浮かんだのは、親子三人の慎ましくも平穏だった頃の思い出か、それとも・・・。
黒木は、亜里沙の悪ふざけは、そうした出来事を一日でも早く忘れるための行動なのかも知れない・・・と思った。
背中に視線を感じたのか、亜里沙は上掛けを引っ張り、肩まで隠した。
それを見て黒木はデスクに向き直り、そっと引き出しを開け、箱からコンドームを一つ取り出した。
「黒木さん、もういい?」
「いや、まだ・・・」
亜里沙はまだ背を向けている。
黒木は下着一枚の姿で窓辺に立った。
西の空が茜色に染まるまで今少し間があるが、黒木は厚手のカーテンを引いた。
亜里沙の頭が少し動いた。
黒木はナイトテーブルにコンドームを置き、スタンド照明を点けてから、亜里沙の待つベッドに入った。
「いいよ」
亜里沙はくるりと向きを変え、黒木の胸に手を当てて寄り添った。
「電気、点けたの?」
「じきに暗くなる」
「そうね・・・」
「寒くない?」
「大丈夫。それよりさっきの続き・・・」
亜里沙はまた目を瞑った。黒木は彼女の頬を両手で包み、今度こそ唇を重ねた。
上唇と下唇をそれぞれ軽く挟んだ後、ほんの少しだけ開いた口に舌を滑り込ませると、亜里沙もそれに応えて舌を絡ませてくる。
唾液の交わる音が黒木の耳に届いた。唇を離すと、亜里沙はすぐに黒木の胸に顔を埋めた。
いつものシャンプーの匂いが黒木の鼻先に香ってくる。黒木は亜里沙の背中を優しくさすった。
「ねぇ、黒木さん・・・」
「うん?」
「背中、どうなってる?」
亜里沙は黒木の胸に顔を埋めたまま尋ねているので、黒木からその表情は見えない。
「さっき、見たんでしょ?痣・・・どうなってた?」
黒木が見た時、それは亜里沙の背中で不気味に色づいていた。
この痣が消えぬ限り、彼女の中に低く垂れ込める暗雲が晴れることはないのだろう。
いや、痣が消えたところで、恐怖の記憶が消滅するものでもあるまい。
しかし、亜里沙の気掛かりを少しでも取り除いてやるために、黒木は嘘をついた。
「だいぶ薄くなってきてるよ」
「そう?」
「きみは若いから、痣なんかすぐに消えるさ」
「ふふ・・・」
「まだ痛むのかい?」
「ううん」
黒木は亜里沙を強く抱き締めた。
亜里沙もまた黒木の背にその細い腕を回し、あらん限りの力で強く、強く抱き返した。
>>450は、『亜里沙』−13 です。
また来週、続き書きます。
いいね。甘い。
ほしゅー♪
保守
『亜里沙』−14
黒木が亜里沙の手を取り、自分の股間へと導いた。
そこは既に膨張し、身体にフィットする下着の形を変えていた。
黒木は、亜里沙の手に自分の手を重ね、膨らみに沿って下から上へとなぞらせる。
「なんか、すごい・・・ね」
「亜里沙を欲しがってる」
「・・・うん」
黒木は亜里沙に膨らみをなぞらせながら、低音(こごえ)で言った。
「フェラして欲しいな」
「え?」
亜里沙の指が止まった。
「意味、わかるよね?」
「・・・・・・うん」
「やったことは?」
亜里沙は、黒木からわずかに視線を外した。
その視線の先を遮るように、黒木が顔を傾けて亜里沙の目を捉える。
「あるんだね?」
亜里沙は目を伏せ、返事をする代わりに小さく頷いた。
「じゃあ、して」
黒木は下着を脱ぎ、枕を腰に当てて、ベッドのヘッドボードに広い背中を預けた。
亜里沙に自分のペニスを見せつけるように、左右に大きく脚を開く。
亜里沙は黒木のそれを見るやいなや、露骨に顔をしかめた。
「やだ、こんなに大きいの・・・・・・?」
「別にたいしたことない」
黒木は亜里沙の前髪を少し掻き分けてから、その手で彼女の頬を撫でた。
口元には温かな笑みを浮かべている。
それを見て亜里沙は、恐る恐るではあるが、黒木のペニスに顔を近づけていった。
『亜里沙』−15
ナイトテーブルに置かれた洋風スタンドの温かみのある光が、亜里沙の顔をサイドから照らし、
その造形をより立体的に浮かび上がらせている。
逞しくそそり立ったペニスを、亜里沙は右手の指先で軽く持ち、まずは竿の裏側に口づけた。
彼女は目を閉じ、下から上へと丁寧に舐め上げ、カリ首の段差では舌先を左右に振る。
亜里沙が次に目を開けた時には、鈴口から透明な液体が湧き出していた。
「その汁を舌ですくって、ゆっくり顔を離してみて。こっち見ながら・・・」
黒木に言われるままに、亜里沙はペニスの先端に滲み出た汁を舌で絡め取った。
黒木と自分の舌先を交互に見ながら、徐々に顔を遠ざけていく。
透明な液でできた糸がすうっと伸びたかと思うと、
重力によってだらりと垂れ下がり、音もなく切れた。
この愛撫は、真奈美が好んでよくやっていたものだが、
同じことを亜里沙がやると、また違った趣がある。
亜里沙は幼な顔のため、真奈美ほど淫らな雰囲気を醸し出すことは難しい。
しかしその愛らしい面差しと、今しがたの愛撫がいささかミスマッチなだけに、
黒木は、亜里沙の中に新鮮なエロスを見る思いがした。
やや間を置いてから、亜里沙は黒木の指示なしに、もう一度、同じことをやってみせた。
自らの意思で行うことで、黒木が喜ぶと思ったのだろう。
事実、黒木は満足げに亜里沙を見守っている。
亜里沙の頬に掛かる髪を耳にかけてやりながら、彼は言った。
「エッチな顔してる」
「え、そう?」
「うん・・・エッチな亜里沙、もっと見たい」
亜里沙の口が、黒木の股間に再び近づいた。
保守
461 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 09:12:53 ID:MG0vVSNE
支援
『亜里沙』−16
亜里沙は、彼に視線を向けながらペニスを強く吸い、そのまま頭を上下に動かした。
黒木は彼女の頭に手を置き、時折、目を閉じて感じ入っている。
ふいにある兆しを感じ、黒木は慌てて、自分の股間から亜里沙の頭を無理に剥がした。
予想以上の亜里沙の巧みさに、意思とは裏腹に体液を放出しそうになったのである。
「え?ごめんなさい、痛かった?」
「ああ、いや違う違う、もういいから・・・今度はきみの番」
そう言って黒木は枕を元に戻し、仰向けに寝た。
「私の顔の上にまたがってごらん」
「ええ?でも・・・」
「いいから、おいで」
黒木は、傍らに座っていた亜里沙の膝を軽くぽんぽんと二回叩いて、早くするよう促した。
亜里沙はためらいながら黒木の顔の上をまたぎ、そのままゆっくりと膝を落とした。
彼女の陰部が、黒木のすぐ目の前にあった。
「自分で広げて、見せて」
黒木に言われ、亜里沙は今よりも更に膝を開き、両手を自分の脚の付け根に持っていった。
両手の何本かの指を使い、閉じていた陰唇を広げる。
ぱっくりと口を開けたそこは、ぬめりを帯びたサーモンピンクで彩られていた。
黒木は黙ってそこを見ている。
亜里沙に言葉をかけることなく、舌を伸ばすでも、指を入れるでもなく、ただじっと眺めている。
一方、亜里沙の視線は、カーテンが引かれた窓へ向けられたり、
スタンドに注がれたり、天井を見上げてみたりと落ち着きがない。
しばらくすると亜里沙のそこが、ひくりと動いた。それを見た黒木がやっと口を開く。
「見られて感じてるの?」
「そういうんじゃないけど・・・」
「けど、なに?」
黒木は、亜里沙の指によって広げられた場所から、目を離さずに聞いた。
亜里沙は恥ずかしさからか、黒木の方を見ないようにしている。
「こんな格好させられて・・・黙って見てられると恥ずかしいんだもん」
「見惚れてた。あんまり可愛いから」
『亜里沙』−17
「可愛いって・・・なに、それ」
そこがまた、ひくりと動いた。
「ほら、やっぱり感じてるんだ。ひくついてる・・・可愛い」
黒木は亜里沙の細い腰に手を置き、彼女の身体を自分の顔へと下ろす。
そして黒木は、舌を伸ばして亜里沙を味わい始めた。
「やっ・・・あっ・・・んん・・・」
下半身を黒木によって固められた亜里沙は、腰から上をよじって喘いでいる。
やがてバランスを失いかけた彼女は、ベッドのヘッドボードを掴んで自分の身体を支えた。
静かな部屋に響く、湿り気を帯びた音、途切れ途切れの声。
それは、時計の秒針の音すらかき消してしまっていた。
「はあぁぁん・・・ああっ、いやあぁ・・・」
クリトリスを唇で挟んだり、舌先でつついたりしながら、黒木は指を亜里沙の中に挿入している。
亜里沙の奥まで指がスムーズに出し入れできるようになると、黒木は彼女に枕を譲り、
「悪い、ちょっと待って」
と言って、コンドームに手を伸ばした。だが、それを手にしたところで、亜里沙に止められた。
「いい、それ、使わないで。今日は大丈夫な日だから」
「だめだよ、そんなの」
「いいの、そのままして・・・ね?」
「だめだ」
黒木は取り合わず、起き上がってベッドの縁に腰掛けた。亜里沙に背を向け、コンドームの個包装を破ろうとしている。
亜里沙は枕を離れ、黒木のそばに寄った。ベッドの上で正座し、黒木の横顔を見つめて腹立たしげに訴える。
「どうして?亜里沙がいらないって言ってるんだから、いいじゃない」
「だめだって」
黒木は亜里沙の顔を見ずに、包装を破った。
「やだ」
亜里沙は横から手を出して個包装を取り上げた。
黒木はすぐさまそれを取り返し、亜里沙の目を見ながら強い口調で言った。
「安全日だからって、つけなくていいってもんじゃないだろっ」
「・・・・・・」
「常識だよ、こんなの」
黒木は心外といった面持ちで、開けかけたコンドームの包装を、亜里沙の顔の近くでぴらぴらと振ってみせた。
いつもなら黒木の正論に素直に頷く亜里沙だったが、この時は首を縦に振らなかった。
「そういうの、やだ」
「なんだよ、そういうのって」
「そういう『常識だ』とか、学校の先生みたいな言い方、やだ」
「なに言って・・・」
「黒木さんはいっつもそう。言ってること正しくて・・・正しすぎて・・・・・・頭にくる」
亜里沙の顔が歪んだ。今にも泣き出しそうだが、必死でこらえている表情だった。
黒木は亜里沙の方を向いてあぐらをかき、一度、天を仰いでから、大袈裟にがっくりと頭をたれた。
「ああー、もう、亜里沙ぁ・・・頼むよ、困らせないでくれよ」
「困らせたい。困った黒木さん見れるの、嬉しいもん」
「怒るぞ」
黒木が顔を下に向けたまま、目だけを亜里沙に向けて睨んだ。
しかし、内心では思いがけない亜里沙の反発に驚き、戸惑っている。
コンドームをつけることに拘るのならまだしも、つけないことに拘る理由が、黒木にはまったくわからなかったのだ。
亜里沙は涙を滲ませながらも、黒木を挑発するような口ぶりで一気に言った。
「怒れば?いいよ、怒ってよ。もっと感情出してよ。なによ、いっつも『自分は大人だ』って顔して、余裕たっぷりでさぁ」
「おい、本当に怒るぞ」
黒木は、亜里沙と暮らし始めてから、ほとんど初めてと言っていいほど険しい表情を見せている。
しかし亜里沙も頑固に譲らない。
>>464 『亜里沙』−18
入れ忘れましたorz
466 :
暇人:2006/03/16(木) 01:00:02 ID:dcVCbFgH
ありがとう。
ロムに徹するつもりだったけど、一言御礼が言いたかった
管理人さんにも
ありがとう。
簡単に書けると思っていた所で思いがけずスランプになってます。
すみませんが暫く時間を下さい。
スミマセンm(__)m
よっこいしょ氏、乙です(´∀`*)
スランプ中は、ゆっくり過ごして回復してください
ゆっくりまったり待ってます〜(・∀・)ノシ
>>464 ハアハア 亜里沙タン萌え〜
続きをお待ちしてます。
>>471 ありがとうございます。
続きいきます。
黒木は大きく溜息をついてから、いつもの平静な顔に戻した。
亜里沙は二十歳も年下であり、一方自分は「いい年をした大人なのだから」という考えからだった。
亜里沙はほっとしたようだが、すぐに決まり悪そうにうつむいてしまった。
黒木はあぐらをかいたまま、少し身を乗り出し、亜里沙の顔を覗き込むような姿勢で尋ねた。
「なんでそんなにつけない方に拘るんだよ。普通、逆だろ?」
「・・・・・・黒木さんと、ちゃんと繋がりたいの」
「はあ?」
「亜里沙だってわかってるんだよ?つけなきゃいけないことくらい・・・。でも、黒木さんのこと本当に好きなんだもん。
好きだから、そのまま全部受け止めたいって思うのはおかしい?そんなに非常識なこと?」
「いや、おかしくはないけど・・・でもなぁ・・・やっぱりまずいよ」
「・・・じゃあ今日だけでもいい、今日だけでいいから・・・ね?」
「うーん」
黒木は腕組みをして考えている。果たして「好き」という想いだけで、ゴムをつけなくてもいいのだろうか。
だが、亜里沙の言い分もわかる気がする・・・。考え込んでいる黒木に、亜里沙は口を尖らせて言う。
「黒木さん、ずるいよ」
「なんで?」
「一緒に住むって決めた時に、『お互いを尊重して、譲れるところは譲って、仲良くやろうね』って言ったの、黒木さんだよ?」
二人は共同生活するに当たって、いくつかのルールを決めていた。
互いの部屋に入らないこと、どの部屋もきれいに使うこと、食事のことなど細かい決め事もあったが、
最も重要としたのは、亜里沙が今言ったことだった。
ただでさえ世代間のギャップに苦しむことが目に見えている上に、他人同士が一緒に住むには大切なことだと、黒木から提案したのだった。
「言った。確かに言ったけど、それとこれとはちょっとちが・・・」
「ううん、同じだよ。亜里沙はもう『今日だけでいい』って譲ったもん。だから黒木さんも・・・」
「いや、ちょっと聞けよ。その・・・俺は男だからまぁいいんだけど、お前・・・いや、亜里沙はそれでいいのか?」
「いいから、いいよって言ってんの」
亜里沙はなぜか嬉しそうに答えた。黒木が今一度念を押すと、こくりと首を縦に振る。
黒木は「負けた」という顔をして言った。
「・・・じゃあ、今日だけな。次からはつけるからな?」
亜里沙は微笑みながら、先ほどよりも大きく頷いた。
黒木はベッドに横たわり、自分の左側のスペースをぽんぽんと二回叩いた。
亜里沙は黒木の叩いた場所に横になった。彼女は満面に笑みを称えている。
黒木は彼女を抱き寄せて言った。
「なんだよ、ずいぶん楽しそうだな」
「うん、楽しい。ていうか、嬉しい」
亜里沙は黒木の腕の中でくすくす笑っている。
「なんで?俺を言葉でやり込めたから?」
「ううん。黒木さんが『俺』って言ってるから。さっきは『お前』って言いかけたし。
・・・黒木さん、いっつも自分のこと『私』って言ってたでしょ?それが『俺』になったから嬉しいの」
そういえば・・・と、黒木も思った。亜里沙を前にして大人であり続けようとした彼は、いつの間にかラフな口調になっていた。
「そんなことが?」
「うん。近くなった気がするのね。前はこーんなに離れてたのに」
亜里沙は「こーんなに」のところで、天井へ向かって片手を上げてみせた。
黒木には、亜里沙が言う「近い」、「離れていた」の意味がわからなかった。
「そうかなぁ?よくわかんないけど」
「男の人にはわかんないかもね。黒木さんがいっくら大人でも」
亜里沙がいたずらっぽい目をして笑った。
「生意気言ってんな」
黒木も笑った。
「もう一回、おっきくしてよ」
黒木は、萎えてしまっていたペニスを亜里沙に握らせ、手による愛撫を要求した。
そして自分は亜里沙の脚の間に指を滑り込ませ、彼女の中をかき回す。
互いの準備が整うまで、そう時間は掛からなかった。
黒木は起き上がって亜里沙の入口にペニスの先を当てがい、溢れる蜜でたっぷりと濡らした。
そのまま入れるかと思いきや、濡れた先端でクリトリスをくすぐるように擦る。
黒木がなかなか入ってこないので、亜里沙は焦れてきた。
「やだ・・・早く・・・」
亜里沙がせつなそうに黒木を見た。
彼は、コンドームの件で亜里沙にやられたので、少しいじわるをしてやろうと思っていた。
「欲しかったら、可愛くお願いしてごらん」
亜里沙は少し考えて、首を右に傾けながら上目遣いで言った。
「・・・・・・お願いします」
「却下」
黒木の判定に亜里沙は不満そうだ。
「じゃあ、どうすればいいの?」
「そうだな・・・『どうか亜里沙のお×んこに熱くて硬い肉棒を入れて下さい。お願いします』・・・こんな感じで言ってみて」
「ええっ?!・・・そんな・・・言えないよ」
「そんなら今日はここまで。はい、お疲れさん」
黒木は亜里沙の内腿を、ぽんと一回だけ叩き、その場を離れるそぶりを見せた。
元より途中でやめる気などない。亜里沙に卑猥な言葉を吐かせるためのポーズだった。
亜里沙は黒木の腕を取って引き止めた。
「いやぁん、だめ・・・」
「じゃあ言ってよ。ほら、早く」
黒木は再びペニスで亜里沙の亀裂の形をなぞりながら、彼女の言葉を待った。
亜里沙は恨めしげに黒木を見ている。しかしついには観念して目を閉じ、独り言をつぶやくように密やかに言った。
「どうか亜里沙の・・・お・・・こに・・・熱くて・・・かた・・・にく・・・うを入れて下さい。お願いします・・・」
「うん?肝心なところがよく聞こえないよ。もっとはっきり言って。それと、こっち見て言わなきゃだめだよ」
亜里沙はもう一度目を閉じ、ひとつ息を吐いてから目を開け、恥じらいを伴う表情で言った。
「・・・亜里沙のお×んこに・・・熱くて・・・硬い、に、肉棒を・・・入れて下さい・・・・・・お願い・・・します」
「いい子だ」
そう言うやいなや、黒木は腰に力を入れ、いきなり亜里沙の奥まで一気に挿し込んだ。
「いやああっ!」
「あっ・・・と、ごめん。痛かったか?」
亜里沙の声が苦痛を含んでいるように聞こえたので、黒木は一度、ペニスを引き抜いた。
激しいセックスを好む真奈美に対する時と同じ要領で、つい勢いよく挿入してしまっていたのだ。
「いい・・・ごめんなさい、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ」
「そう?それじゃ・・・」
黒木は、今度はゆっくりと亜里沙の中へ侵入した。単体の生き物のように蠢く肉壁をかき分けて・・・。
>>473-475は『亜里沙』19〜21です。
長文(行数?)エラーではじかれるのでタイトル省略しました。すみません。
続きは週明けくらいに投稿します。
>よっこいしょ氏
私もまったりお待ち申し上げております。
ハアハア
イイよイイよ〜
479 :
雫石:2006/03/20(月) 09:08:07 ID:9Igt3ESN
〜雪と華〜
それは香夜には永遠かと思えるほどに長い時間だった。
男のいきり立った塊が 乙女の中に熱い液体を吐き出し、醜く揺れる腹が離れたとき、香夜にはもう 言葉を発することも身をよじり、泣くほどの力も残されてはいなかった。
男は寝間着を直すと、寝所を出て行った。
取り残されて一人、香夜はただ 自分の身に何が起きたのか考えることもできないでいた。
>>479 待ってました
マイペースでいいんで続けてください
『亜里沙』−22
「んっ!」
亜里沙がきつく目を閉じた。ペニスが完全に埋まると、黒木は抽送を開始した。深く、浅く、また深く・・・。
彼女は浅いところでは小さく鼻を鳴らし、奥に挿し込まれると声を上げた。
「奥の方が感じる?」
「ん・・・」
亜里沙は頷きながら短く答えた。
黒木は亜里沙の左脚を持ち上げ、自分の右肩に掛けて腕で押さえた。
大きく縦に開かれた脚の間に下半身を押し付ける。
そうすることにより、彼は亜里沙のより深いところまで到達することができた。
黒木の右腕によって左脚を固められた亜里沙は、彼の下で身をよじって喘いでいる。
空いている方の手でクリトリスに触れると、亜里沙は甘い悲鳴を上げた。
「やっ・・・それ、だめぇ・・・」
「だめ?気持ちよくない?」
女がそこに触れられて、気持ちよくないはずがない。彼は抽送しながらの愛撫を続けた。
「ちが・・・う・・・よすぎて・・・イッちゃいそう・・・」
「なに遠慮してる?イけばいいじゃないか」
「やだ・・・一緒に・・・・・・イキたい」
言葉だけではない。亜里沙の瞳が熱っぽく語っているようだった。
女なら何度でも昇りつめることができるのに、それを我慢してでも一緒にと言ってくれる亜里沙を、黒木は心から愛しいと思った。
「・・・じゃあ、もう少し我慢できる?」
「うん・・・たぶん・・・」
黒木は仰向けになり、腰に枕を当てた。亜里沙を上にまたがらせ、
「自分で入れてごらん」
と言った。
亜里沙はペニスを真っ直ぐに立て、そこめがけて恐る恐る腰を沈めていく。
亀頭が入るまでに若干の抵抗感があったものの、すぐに根元まで包み込まれた。
『亜里沙』−23
「はあああぁ・・・」
亜里沙が大きく息を吐いた。
「どんな感じ?」
黒木が尋ねると、亜里沙は下腹を押さえ
「ここが・・・いっぱいになってる感じ。黒木さんでいっぱいになっちゃってる・・・」
と、うっとりした表情で言った。
「動いて」
黒木に言われ、亜里沙は静かに腰を動かし始めた。
彼の腹に手を置き、最初は上下に、次はペニスを深く入れたまま前後に・・・。
恥じらいもあってか稚拙な動きではあったが、黒木にはそれがかえってよかった。
あまり巧くやられては、我慢できずに放出してしまう。
それほどまでに、亜里沙の内部は心地よかった。
黒木は両手で亜里沙の胸を揉みしだきながら、彼女の動きに合わせて腰を突き上げた。
亜里沙の髪が揺れる。眉間に皺が寄っている。上気した肌は彼女をたいそうなまめかしく見せた。
うわごとのように何かをつぶやいているが、黒木には聞き取れなかった。
あるいは彼の名を呼んでいたかも知れない。
「も・・・だめ・・・かも・・・・・・」
亜里沙が苦しそうに言うと、黒木は彼女と繋がったまま体を入れ替えて自分が上になった。
黒木は左手で亜里沙の左肩しっかりと抱き、ベッドの上に置いた右手で自分の身体を支えた。
これで亜里沙に密着しながらも体重を掛けなくて済む。小柄で華奢な亜里沙への配慮だった。
「重い?」
黒木が念のために聞くと、亜里沙は首を振った。
亜里沙は右手を黒木の首の後ろに回し、左手で彼の頬を撫でた。
女に頬を撫でられるのは久しぶりだ……と、黒木は思った。真奈美にもされたことがなかった。
亜里沙が黒木に向かって首を延ばした。大きな瞳が近づいてくる。
いたずらな色は鳴りを潜め、女の、妖しく美しい輝きを含んだ瞳だった。
黒木もまたその瞳に吸い込まれるように顔を近づけ、二人は唇を合わせた。
そして唇を離すと同時に、黒木は再び動き出した。
『亜里沙』−24
奥襞がペニスに絡みつき、甘美な蠕動を繰り返す。
亜里沙の中は柔らかでいて、しかし確かな緊縛の意思を持って黒木を離さなかった。
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・」
奥を突くたびに、亜里沙は短く声を上げた。
時折、黒木を見つめて苦しそうに首を振る。彼女の唇はかすかに震えていた。
「我慢しなくていい。俺も・・・もうすぐだから・・・」
彼女の上にあったはずの黒木の頭が徐々に下がっていく。亜里沙の声がすぐ耳元で聞こえた。
「ああっ・・・だめっ、もう・・・・・・っ!」
首の後ろに回された亜里沙の手に、力がこめられた。
下半身にこれまでにない強い締め付けと、その後の痙攣を認めると、黒木も限界に達して亜里沙の中に自分の体液を注ぎ込んだ。
その瞬間に彼は、亜里沙の耳たぶに口を寄せて喘ぐように言った。
「好きだよ・・・」
家族や友への言葉ではない。恋人への告白だった。
亜里沙は何も言わずに黒木の頭を抱きかかえた。
『亜里沙』−25
外は既に闇。家の前に一つきりある街灯の光は、厚手のカーテンに遮られ室内まで届かない。
亜里沙はシャワーを浴びに、つい今しがた部屋を出ていった。
黒木はベッドに寝転がって天井を見つめている。
彼は亜里沙の今後について考えていた。
亜里沙はまだ若い。勉強なり仕事なり、これからやりたいことがたくさんあるだろう。
このまま家に置いてよいものかどうか。
継父は彼女を探しているのか。
親戚がいるなら連絡を取った方がいいのか。その際、虐待の件を明らかにしてよいのか・・・。
様々な心配事が頭に浮かぶが、ちっとも考えがまとまらない。
彼が目を閉じた時に扉を叩く音がしたかと思うと、すぐに亜里沙が顔を覗かせた。
黒木は何事かと頭を上げたが、亜里沙は
「一緒に入ろ」
と、無邪気に言った。
人の気も知らないで・・・と、黒木は思ったが、いつもの穏やかな表情で
「いいよ」
と言って起き上がった。
スタンドの明かりを消して、亜里沙に近づく。
亜里沙はバスタオルを巻いた姿で廊下に立っていた。
心配事は尽きないが、今しばらくは彼女との生活を楽しもうと、黒木は思い直した。
部屋の扉が静かに閉められた。
以上で『亜里沙』終了です。
お目汚し失礼致しました。
ありがとうございました。
おやすみなさい。
486 :
:2006/03/21(火) 07:54:45 ID:e4IaA8kz
>>485氏
おつかれさまでした。
こういう感じの話が好きなのでとてもよかったです。
ありさちゃんかわいい*
487 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 20:41:03 ID:cAxWa9TC
真紀タソ・・・
あっ、マターリでしたね
よっこいしょさん!
このスレ的には、ハードレイプものや、SMは歓迎されないのかな?
>488
過去にはその類の物あったよ
初めに断り書きすればよいかと…
私は歓迎です
>>488 四肢切断とか殺人とかがなければ私も歓迎です
【恥辱】−51−
川崎の抽送は老獪さを極めた。直線的に押し込んだかと思うと、その先端を最奥部に押し
付けてグリグリと腰をグラインドさせる。かと思えば、“の”の字“8”の字を描くように
膣内で大きくうねる。
その度毎、真紀の中に生まれた欲望が、ムクムクと鎌首を持ち上げる。
〈もうどうなってもいい……。例え地獄の果てに落ちたとしても……〉
そんな考えが頭をよぎる。同時に、理性がそれを拒む。
〈絶対にダメっ、こんな事に負けちゃダメっ……〉
真紀の中で新たに生じた心の争いを見透かすように、身体の上から川崎の声が聞こえる。
「へへ、真紀も随分といやらしい女に成長してきたなぁ」
「あああ……んん……嘘よっ そんな事……」
「嘘なもんかぁ。もう自分で腰をくねらせているじゃないかぁ」
気がつくと、真紀の下腹部は、川崎の動きに呼応するように自ら律動を繰り返していた。
その姿は、男の欲望を受け止め、自らも快楽を貪る雌の姿だった。
「ひっ!あああんっ!……やっ、だめぇ……」
理性では拒みつつも、真紀の身体は、あの日、川崎の淫技によって改造を施された如く、
覚えたての快楽を求めている。
〈もうダメっ……。私、本当におかしくなっちゃった……。ゴメンなさいっ……〉
夫の顔が一瞬、脳裏をかすめる。しかしそれを打ち砕くような肉棒の抽送に真紀の心は飲
み込まれる。
川崎の腰は手加減なくグラインドを繰り返し、最大まで膨らんだ欲望の肉棒が、ただひた
すらに出入りを繰り返す。
「あっ、あぐう……、あうんんんん……」
真紀は声を堪えて背中をグッと反り返らせる。手はシーツを強く握り締め、髪はベッドに
振り散らされる。
「そらそら、気持ちよければ気持ちいいって言うんだぁ」
リズミカルな抽送で官能の嵐が頭の先から足の先まで真紀を飲みつくす。忌み嫌う男にさ
えも、こうして抽送されると感じてしまう性、真紀は自分が女である事を呪った。
【恥辱】−52−
「あうっ、はぁ、ふぁっ……ん、んむっ……」
真紀の喘ぎ声がピークに近づいた頃、その秘裂に肉棒を突きたてながらも川崎はベッドサ
イドの化粧台に立つフォトフレームに目をやった。
その中では、純白のウエディングドレスに身を包まれた真紀が、人生の絶頂とばかりに微
笑んでいる。
〈俺は今、この女を穢してるんだぁ。隣で呑気に笑っているバカな旦那のベッドの上でぇ〉
そう考えるだけで、純潔を汚すドス黒い達成感がムラムラと沸き上がってくる。男にとっ
てこれ以上に加虐心をそそられるシチュエーションがあろうか。
川崎は真紀の頬を押さえつけ唇をこじ開け、口内に溜め込んだ唾液をドロリと真上からた
らし込む。
そうして双乳をムンズと鷲掴みにし、溜めていた腰に勢いをつけて勢い良く突き込んだ。
「あうっ、あん…、アアンっ!」
短い切迫音と共に、真紀の身体が大きく反り返り、暫く固まった後、崩れるようにガクン
と落ちた。身体全体が、まな板に上げられた活魚の如くに不規則な微動を繰り返した。
「そらそら、三度目だなぁ。今、達しただろぉ?」
あからさまな屈服をあざ笑うように川崎が数え上げる。それに反発する余裕すら今の真紀
には残されていない。
それは表面だけの事ではない。まるで女の命そのものが秘裂から蕩け出してくるように、
全身から力が抜けてゆく。幽体が離脱するように身体に接地感がなく、意識は夢の中の事
のように朧気だ。
「もう許して……変に…おかしなってしまいますぅ……」
明らかに官能的な声をあげながら、真紀はうわごとのように呻いた。生暖かい柔肉がビッ
チリと肉棒を包み込み、カリ首に吸い付いてくるような感触に埋もれながら、川崎はこの
上ない優越感を覚える。
「さぁて、そろそろ終わりにしてやろうかぁ」
川崎は真紀の両脚をグイと上げ開くと抽送の速度を増す。
「んんんっ…ああああっ……」
真紀は唇を半開き、苦しげに喘ぐばかりである。
\1 \1 \1 \1
wktk
もう、魂を抜き取られてしまいますた・・・
マターリ、マターリ、ヤッホ!
>488 489 490
じゃあ逆に、エロさが全く無い小説はどうなんでしょう?
純正の恋愛小説とか歴史小説とか……。
やっぱりPINKちゃんねるだから場違いなのかな。
まあ「そんな物、誰も読みたくね〜よ!」って言われるかもしれませんが……。
496 :
490:2006/03/22(水) 23:33:41 ID:r5NGf+/U
>>495 よっこいしょ氏
乙です
真紀タンぶらぼー
私は歴史物は苦手ですが純愛物や推理物とか読みますよ
ここに投下するのはスレ違いでしょうけど
497 :
489:2006/03/23(木) 00:47:08 ID:P6nTRnYg
>よっこいしょ氏
いつも見ごたえのある作品乙ですm(__)m
先に書かれたことですが…私個人としては読みたいですね
しかしここではもったいないことになってしまう気がします
せっかくの作品が横やりに合うのは避けたいので…
萌え要素があるけどエロくない作品なら
エロパロ板の「エロくない作品」あたりに投下すればいいと思う。
499 :
:2006/03/23(木) 06:36:46 ID:XoBvq+A+
私はSFやファンタジー、歴史もの好きで、純愛は内容によりけり。
苦手なのは推理、ホラーもの。
>495
創作小説板の該当スレに投下じゃだめなの?
あ、具体的に作品がある訳じゃないんですけどね。
とりあえずは、今投下してるのを終わらせないと次に行けませんから。
ただ単純に「どうなんだろう?」って思っただけです。
すみません。
2ちゃんは大抵のものにはスレがあるから
適当なところに投下すればいいと思うよ。
ここと雰囲気が違って良かったり悪かったりで面白い。
ついでに投下先のヒントを貼ってくれると嬉しい。
>>490 微エロはうけますよ。パンチラと同じみたい。書くのも楽しいし。
>>486氏
ありがとうございます。
甘い話ですし、文章もアレなんでどうかと思いましたが
気に入っていただけたようで嬉しいです。
>よっこいしょ氏
真紀の乱れっぷりといい、川崎のえげつなさっぷりといい、もうたまりません。
恭介さん、、なんだかほろ酸っぱい作品をありがとー
次の作品は、処女モノをギボンぬでつ
言っちゃった、、言っちゃった、、もう恥ずかしい
このところずっと、投下作品と保守、保管のお知らせばかりだったから、
久々に読み手さん達が参加してる雑談にジンときた三月の昼下がり。
飛ばし読みだけはいけないにょ
書き手さんに失礼だから
でも、読んだら、きっと飛ばすんだにょ
そうしたら、すっきり眠れるから
あー、もう子供が起きてきちゃいそう
おやすみなさい、チュッ♪
>>504 リクありがとうございます。
しょ、処女ですか。
扱ったことがないのでどうなるかわかりませんが、ひとつ書いてみます。
投下するのはだいぶ先になるかと思いますが、それでもいいですか?
>>507 保管作業、サイト運営ご苦労様です。
これからもお世話になります。
>>508 バッチコーイ
>>書き手の皆様
欠かさずこのスレには目を通させて頂いております。
どっちかと言うと自分はROM住人ですが、どうしてもこれが言いたくてカキコさせて貰いました。
乙カレー
>>508 恭介さん
できれば、うっ、ういういしい、ショ、ショジョをお願いしますでつ!(ブルブル)
511 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 11:34:01 ID:0GuGnu7P
昔の漫画なんだけどスコラに掲載されてた「ぷっつんメイクLOVE」っていう
寝取られ漫画知ってる人いる?
ヒロインさおりと寝取り男−拓也の調教SEXストーリー、希望!
>>511 スレっつーか板違い。
該当(エロパロ)板逝け
【恥辱】−53−
ギシッ・ギシッ・ギシッ・ギシッ・ギシッ
川崎の動きに合わせてベッドが微かに揺れテンポの良いきしみ音を立てる。その音に同調
するように性器同士が擦れあう淫らな響きが真紀を責め立てる。
「やっ、やめてえっ!もうやめて〜っ!」
「いいや、やめないぞぉ」
クチュクチュ……
「もうダメっ……!イイッ……イッ…」
グチュグチュ……
「もっとよがれ、もっとよがれぇ」
「あっ、あ〜〜〜っつ!ンン〜!」
「そ〜ら、四度目だぁ」
四度目の絶頂は明白だった。耐えようとすれど耐える事もできずに、真紀の口から明らか
な歓びの喘ぎがこぼれ落ち、セミロングの髪が激しくベッドの上に乱れる。
「もう……終わりに……、いっそ殺してっ……!」
「終わりにって、俺のを中にぶちまけてほしいのかぁ?」
急激に締め付けを増した肉壁の痙攣に、抑え続けられた川崎の欲望が一気に爆発する。
閉じられていた真紀の瞳がハッと見開かれた。
「ダメっ! お願いっ、中に出さないでえええっ!」
「いいや、中から溢れ出すくらいに出してやるっ!!」
真紀が何とか抵抗しようとして、快楽に打ちひしがれた身体を持ちあげようとした刹那、
川崎の抽送がピタリと止まった。
同時に勢いよく熱い体液が吐きかけられる感覚に、真紀の声が一気に上ずる。
「あああ……。正信さん……、ごめんな…さい……」
おびただしい量の男の体液を子宮に感じ、絶望に打ちひしがれて一切の肉体的行動を停止
した真紀。その奥で川崎の肉棒は何度も何度も歓喜のダンスを繰り返した。
>読み手の皆さん
いつも読んでいただきありがとうございます。
【恥辱】、これで第二区切りまで終わりました。
第三区切り、現在作成中ですが、ここが前日お話したようにスランプ気味です。
ある程度目処がつけばUPしてゆきますが、暫しお時間を下さい。
構想では、第三区切りと第四区切りの前半を抜けたら後は一気に行けると思うんですが……。
お目汚しかと思いますがお付き合い下さい。
>猫さん
いつもお世話になっています。保管作業お疲れ様です。
−53−、文章後に数行の空白行が入っていますが、これは章区切りの
空白のつもりです。保管時にも、数行だけ空白を作っていただければありがたいです。
>恭介さん
お疲れ様でした。次は追い込み系(暴力じゃなく、弱みなどで追い込む物)を
書いていただければ嬉しいです。
とは言うものの、こればかりは書き手の好みの問題なので無理はなさらないで下さいね。
ゆっくりと構想していただいて、自作、楽しみにしています。
恭介神様へ
女だけど、こんな感じのエロ小説が激しく萌えました。
甘く甘くってイイ!オナの時も想像していましたぁ・・黒木さぁ〜(*´д`*)ハァハァ
亜里沙タンみたいな女の子になりたくなった。
あなたの新作や亜里沙の読きを読みたいなぁ・・
日本語不自由系なので許してください。
連投すみません。
恭介神様へ
あなたの作品を自分オナ時の想像モノになったって申し訳ありません・・
本当にごめなさいでした・・新作あったらオナ禁をします・・できるかなぁ・・
よっこいしょさん
【恥辱】第二区切り、疲れさま
最近、作品を読めないので少し残念
作品に、スランプはつきもの
たっぷりエネルギーチャージして、真紀タソを思いっきりいたぶってください
正信の性のほうもいろいろな角度から描いていただけると、ありがたいですね
519 :
雫石:2006/03/32(土) 00:46:31 ID:zjMe3AZW
〜雪と華〜
商家の暮らしは思いの外、香夜には苦労ではなかった。
商家ならではの決まり事や、来客の対応はそれなりに覚えることも多かったが、もともと母を亡くして以来、実家では家政を取り仕切り、質素倹約に努めてきたので、溶け込むことができた。
それに、あの初夜以来、夫が夜を求めてきていなかった為、香夜の心は静けさを取り戻しつつあった。
「遣いに行ってくれ」
そう言って、夫は香夜に金の包みを握らせた。
「吉原の萬寿楼だ。鶴千代という女に渡せ」
夫から金銭を預かっての遣いは初めてではなかった。
香夜は懐に包みをしまい、吉原に向かった。そこが、どんな場所であるかも分からぬままに。
520 :
393:2006/03/32(土) 09:29:40 ID:s4y8lqwZ
>よっこいしょ氏
雑誌の連載と違って締め切りに追われることがないので、
納得のいくものを書いて下さい。
もっとも、雑誌の連載の場合、原稿整理と称して、
必要に応じて編集者が加筆・修正するんですけどね(^^;
なんだその名前欄は
523 :
名無しさん:2006/03/32(土) 22:18:41 ID:JRWuAXUg
ほしゅ
>>510氏
だいたいの設定が終わって書き始めてるんですが、
初々しくは……ないかもです。面目ないです。
>>514よっこいしょ氏
どうもです。
第二区切り終了お疲れさまでした。
真紀の最後の台詞に貞淑さが感じられてよかったです。
肉体は川拓に自由にされても、精神はまだなんとか踏ん張ってる(?)感じがして。
第三区切り、まったりお待ちしております。
追い込み系は自分にはちょっと難しいですね。
一応、次回作でそれに近いものを「部分的に」入れてるんですが、それがメインにはならなそうです。
でもいずれ、挑戦してみたいと思います。
>>516-517さん
ありがとうございます。おかずにしていただいて光栄です。
526 :
510:2006/04/04(火) 22:14:29 ID:0Ke9NYpV
>>525 恭介さん、ここは商業ベースにとらわれない自由な作品発表の場です
ぼくはお金を払って、恭介さんの作品を読んでるわけでもありませんから、レスなど気にせずマイペースでいきましょう!
でも、期待しています・・・なんて?
基本的には、
>>520氏と同じ立場です
ところで、しっとり格調高い雫石さんも、楽しみにしています
また、ネコさん、いつもありがとうございます、感謝感謝です
溜まりに溜まった意見のまとめ書きですた
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 02:51:20 ID:jTTO8urk
定期age
一気に読みました。自分としては雫石さんの話の続きが楽しみー。
(当方も女です)
よっこいしょさんの話も萌えー、です。
恭介さんのお話、続きがあったらお願い出来ますか?
土曜の夜が待ち遠しい
ワクワク
現在、もっか作成中です。今日はけっこう進んだかな……。
以上、中間報告でした。
ハァハァしながら待ってます
よっこいしょさん、ハァハァ・・・
そういえば、今昔物語にある「鳥部寺に詣ずる女、盗人にあうものがたり」って、そこはかとなくエッチなんだよね
芥川ばりに、作品にして欲しいでつ
よっこいしょさん、いつもありがとうです
小説読みながらアソコ触ってます‥(・ω・*)
535 :
雫石:2006/04/10(月) 00:16:25 ID:8b5DDir+
〜雪と華〜
関東一の花街とは言え、夕暮れ前の吉原はまだ浅い眠りから目覚めたばかりのような気だるさに包まれていた。
しかし、小僧一人伴った女の遣いには似つかわしくない場所だと香夜が知るには、そう時間はかからなかった。
行き交う男たちからは、錆びた剣の匂いがした。それは父からも兄からも感じたことのない、荒くれた匂いだった。
紅い格子の街は、酒と煙草の匂いの中に白粉のむせるような甘い香りが混じっていた。
肌を塗り、紅を引いて、女たちは冷たい部屋の中で夜が来るのを待っているのだろう。
私もここの住人になっていたのかも知れない。香夜はふとそう思い、顔を伏せた。
雫石殿、そこはかとないエロティシズムを感じさせますな、実に
ハァハァ・・・
展開が読めないところがイイ。
wktk
538 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 02:46:09 ID:lWFXo6MF
蒼ざめた部屋で泣きました
とうとう念願の医師免許を手に入れた。
医師免許、、、なんと甘美な響きであろうか?
これ一枚ですべての医療資格を取ったものと同じなのだ。
法的には薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法、作業療法など
現今の医療資格をすべて握ったことと知らしす免許。
婦人科志望の忠助にとっては、これから若妻、ナース、美人患者を
落とすために、最強の武器がそろったのであった。
>現今の医療資格をすべて握ったことと知らしす免許。
少なくとも診療放射線技師と医師免許は別枠だよ。
診療放射線技師は、医者とはまったく別の単位取得と診療放射線技師試験がある。
薬剤師のほうは薬学で単位取得の両立可能かは知らないが、
薬剤師国家試験が同じく別に存在する。
ついでに
>すべての医療資格
歯科医師も別枠。
書きたいものの下調べはしないと。
医者&患者の設定は書きやすいけど
医学関係の専門知識は正直難しいわな。
>>535 雫石さん、お待ちしておりました。そこはかとないエロスが何ともいえません。
頭の中に光景が浮かんできました。先が読めない展開がたまりません。
>>541 同意。出だしは面白いから修正して続ききぼんぬ。
540さんへ、それは不正解です。
医師は医師法・医療法上、すべての資格と権限が与えられてます。
診療放射線技師、薬剤師も行う業務をすべて医師免許は包括しています。
現行法では、歯科治療も可能です。
なぜなら、そもそも今まで医師と看護師のみがすべて医療行為をやっていました。
それから派生した職業である、たのコメディカルをすべて、法律にもとづき行ってきました。
医師の資格に規制をかけると、救急や急変時の対応が成り立たなくなります。
投薬、レントゲン撮影、すべてを医師がしなければならない状況がありますから。
つまり医療・介護での最強資格は医師免許なのですよ。
そもそも放射線技師しかレントゲンを扱えなかったら、放射線科医師はど〜なるのでせう。
そうなのか。
じゃあ続きをお願いします。
雫石さんお疲れ様です。
雫石さんが凄いと思うのは、カタカナ表現をほとんど(全く?)使わない事です。
私も淫靡な感じを出したくてキスを接吻と書いたり、露骨表現を嫌ってクリトリスを真珠と書いたりしてる箇所がありますが、
とてもカタカナ表現無しでなんて書く事なんて無理そうです。
このカタカナ表現を使わない書き方が時代掛かった雰囲気を作り出しているのだと思います。
今後とも楽しみにしています。
キス→せっぷん
セックス→まぐわう
それでは、「外来語」言ひ換へ提案でも眺めながら、次の作品をゆるゆると待ちませふ
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/ 国立国語研究所「外来語」委員会委員(平成18年3月現在)
委員長 杉 戸 清 樹 (国立国語研究所長)
副委員長 水 谷 修 (名古屋外国語大学長)
副委員長 中 西 進 (京都市立芸術大学長)
相 澤 正 夫 (国立国語研究所研究開発部門長)
阿 辻 哲 次 (京都大学大学院人間環境学研究科教授)
甲 斐 睦 朗 (前国立国語研究所長)
倉 島 節 尚 (大正大学文学部教授)
神 津 十 月 (作家)
古 賀 節 子 (青山学院大学名誉教授)
輿 水 優 (東京外国語大学名誉教授)
佐 藤 宏 (小学館コミュニケーション編集局・国語辞典編集部長)
柴 田 実 (NHK放送文化研究所用語研究班主任研究員・解説委員)
陣 内 正 敬 (関西学院大学総合政策学部教授)
関 根 健 一 (読売新聞東京本社用語委員会幹事)
田 中 牧 郎 (国立国語研究所研究開発部門第一領域主任研究員)
鳥 飼 玖美子 (立教大学観光学部・異文化コミュニケーション研究科教授)
中 山 惠利子 (阪南大学国際コミュニケーション学部教授)
長谷川 眞理子 (総合研究大学院大学葉山高等研究センター教授)
福 田 亮 (朝日新聞東京本社校閲部用語幹事補佐)
松 岡 和 子 (翻訳家・演劇評論家)
山 崎 誠 (国立国語研究所研究開発部門第一領域長)
カタカナでも「ハンケチ」などと書くとまた時代がかってきたりする。
「キッス」とかもそうだね
ちょいと古臭い感じがして萌える時がある
今日は調子の良い日でした。行き詰ってた所を抜けた事もあって、
思ったよりも書き進める事ができました。
とは言え、まだ先に厄介そうな場所があるので、まだUPには早そうです。
特にこの辺からはテンポ良く読んでもらいたい場所でもありますので……。
以上、中間報告でした。
じらすのいやーん、ハァハァ
552 :
尋ね人:2006/04/13(木) 11:31:23 ID:0dq4kKah
冬のある日、街で優香は優しい目をもつ隆介と出会う。
隆介は優香に娘の面影を、そして優香は年上の男性への憧れを感じ
いつしか互いに惹かれあっていく・・・
--------------------------------------------------------------------------
可愛らしい、まだ幼い喘ぎ声を胸の中でたて始めているのを感じ、
すっと脇からパンティーの中に指を潜らせ、直接清らかな割れ目の愛撫を始める。
”あっ・・・指・・はいってきた・・・”
男から与えられる快楽に酔いながら、優香はその侵入に気付ていたが、
もはや次なる期待感にうち震えるだけになっていた。
自然と股も隆介の手の動きを受け入れ易いように少しずつ開かれていく。
その自分を受け入れていく動きを感じ、今度は手全体を上から差し入れて
まだぴったりと合わさった被唇の隙間とその上に隠れた肉芽を刺激し始める。
「あん・・・あん・・・あん・・・」
指が肉芽にふれる度に優香の躯は小刻みに震え、声が出てしまう。
”こえ・・・はずかしい・・・”
しかしとどめることもできない。
同時に自分の股間がどんどん熱を帯びてくるのが分かる。
”あたし・・・感じてるの?・・・”
どういうものか分からない不安がよぎるが、すぐさま与えられる快感に
洗い流されてしまう。
だんだん形がはっきりとしてくる肉芽を中指でくりくりと捏ねてみる。
「ああっ!・・・あっ・・こわい・・・」
突き上げられるような鋭い刺激にさらに大きな声を上げて
力強く両腕で隆介の身体に抱き着いてしまう。
「ここ、気持いいの?」
553 :
尋ね人:2006/04/13(木) 11:32:20 ID:0dq4kKah
「う・・ん・・いい・・」
息を荒くして小さく頷く優香。
「じゃあ、もっとしてあげる」
そういって指の動きを一段と激しくする。
「あっ・・あっ・・いっ・・やっ」
くいっ、くいっ
撫でては押し、弾く。
「だめっ・・ああ・・・いい・・・あん」
腰までが動き始める。
自分の娘に良く似た女子高生が
どんどん初めてのセックスの快楽に目覚めてきている・・・
タブーを犯しているような錯覚に捕らわれる。
”早くこの十六歳の身体にセックスの良さを教えて、開花させてやりたい!”
そう思えば思う程、隆介もまた興奮し優香への刺激もより激しく
リズミカルになっていく。
口と舌による乳首への愛撫と、老練な肉芽への攻撃。
そんな隆介の動きがついに優香を初めての絶頂へと導いていく。
「あっ・・いやっ・・あっ・・あっ・・だめえっ」
「イキそうかい?」
その意味が優香には分からなかったが、どんどん頭の中が
白くなっていってわけが分からなくなっていく。
そしてどんどん快感が強くなっていって・・・
554 :
尋ね人:2006/04/13(木) 11:35:06 ID:0dq4kKah
「あんっ・・こわいっ・・・ああっ・・りゅうすけ・・さん・・あああっ!」
名を呼びながらぎゅっと隆介に抱き着き、激しくニ、三度身体を痙攣させながら
くっと身体をそらせ、絶頂に達したことを表現する。
そんな優香が可愛くて愛おしくて仕方がない。
まだ余韻を味わっている優香を抱き締め、優しく口づけしながら
その秘唇を優しく愛撫してやる。
”これは・・・”
絶頂を迎えた際、そのまだ男をしらない胎内から豊かに愛液が
溢れてはじめてきているではないか。
激しい衝動に突き動かされながらも、優しく優香に尋ねる。
「気持よかったかい?」
「・・・うん・・・」
荒い息で答える。
そんな優香に優しいキスで応えてあげてやる。
前髪を撫で上げながら耳元に口を寄せ、最後の確認をする。
「いいんだね・・・」
「・・・・・」
優香は何も喋らず、ただ微かに首を立てにふる。
再度キスをして、ゆっくりと優香のスカートのファスナーを降ろしていく。
「少し腰をうかせて・・・」
555 :
尋ね人:2006/04/13(木) 11:37:55 ID:0dq4kKah
これ、書いた人探してます。
556 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 23:50:19 ID:3dGElOW2
どなたかご存じでしたら【萌えコピ保管庫】のアドレスをUPしてくださいm(_ _)m
より沢山の小説を読んでみたいと思いました
ググればトップに出てくるんだが
尋ね人いいね!
読みながらこそばゆくて、萌えてる自分に気が付いた
でも、【萌えコピ保管庫】は知らないんぢゃぁないか
役に立てず、スマソ
>>555 って事は、尋ね人さんが書いたのじゃないんですね。
さて、【恥辱】、続きを投下し掛けます。(予定より早いんですが……)
テンポ良く落としたい所なんですが、ストックがないと後で無理が出た時に補正できないので……。
途中で死なない事を祈りつつ、また駄文にお付き合い下さい。 m(__)m
【恥辱】−54−
「おい、いつまで寝てるんだぁ?」
快楽の海に無理矢理に沈められたまま、真紀は少し眠った。嫌、体内に大量の精液を流し
込まれ、ショックから気を失ったという方が近いかも知れない。その束の間の安らぎは川
崎によってさまされた。
外は既に日が暮れ落ちている。いつの間に降りだしたのだろう、窓越しに見えるベランダ
が雨に濡れている。微かだが雨音も聞こえる。
〈雨……、降ってるんだ……。正信さん、大丈夫かな……〉
目覚めて最初に思った事はそんな事だった。つい先程まで起こっていた事が悪夢であった
かのように、真紀にはその事が実感できなかった。
しかし乳房には数個の吸引痣がクッキリと現れている。その生々しさが陵辱の酷々さを物
語っている。
ふと肩に触れる人肌を感じてふりむくと、その横では陵辱の限りを尽くした川崎が、さも
愛人でも抱くように腕枕を差し出していた。
「夜は始まったばかりだ。まだ寝るには早すぎるぞぉ」
散々に慰み者にした挙句、まだ自分を解放しようとしない川崎の様子に、真紀は絶望の淵
へと再び引き戻される。
「今日の為に女断ちをしていた甲斐があった。溜まりに溜まっていたから、自分でもビッ
クリする程に出たぞぉ。俺もまだまだ若いなぁ」
真紀は自分の身体が奥の奥から穢された心地だった。体内に精液を流し込まれた嫌悪感は
前回の比ではない。
大きく一つ溜め息をつくと喉奥がネバネバとする。リビングで口内に吐き出された精液が、
独特の味臭でより一層の屈辱感を醸し出す。
身体も二人分の汗と川崎が全身を舐め尽した唾液が乾き始めてベタベタとしている。下半
身に至ってはもっと悲惨で、吹き垂れた潮は太股を濡らし、男のものとも女のもの分らな
い白濁液が菊門にまで垂れだしている。
【恥辱】−55−
「もう死にたい……」
真紀は独り言のようにつぶやいた。
「何か言ったかぁ?」
「もう死にたいっ」
今度はハッキリと口にした。その言葉の中に、恨みが含まれている。
川崎はむっくりと身体を真紀のほうに向き直らせた。
「それはダメだな。お前が死ぬ時は俺に喘ぎ殺される時だけだぁ。それを忘れるんじゃな
いぞぉ」
残酷きわまりない悪魔の宣告を真紀の耳元でささやくと、身体を持ち上げてベッドのヘリ
に座って言葉を継いだ。
「それにそう悲観した物でもないさ。お前だって今まで味わった事もない程の女の喜びを
始めて知りましたって顔をしている。まんざらぜもないんだろぉ?」
事実、真紀の顔はまだ微かに火照りを残し、緊張を失した瞳は僅かに細身を帯びている。
しかし真紀はそんな事を認めたくなかった。
「いい加減にしてくださいっ、こんな事されて、そんな訳ないじゃないですかっ」
それを無視するように、川崎はベッドから立ち上がると、ベッドサイドに掛けられたバス
ローブを手に取り、全裸のままの真紀にバサリと投げ与えた。
「まあ、おいおい分らせてやるさ。それよりも全身がベタベタとして気持ち悪いだろぉ。
風呂に湯を入れておいてやったから入るといい」
その口調には、もうすっかり自分の女にしたような馴れ馴れしさが含まれている。
あぼーん
キテラッシャッタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
マイペースで頑張ってくださいね^^ノシ
【恥辱】−56−
真紀がバスルームに入ると、後を追うように川崎もバスルームへと入り込んできた。
「なっ、何ですかっ」
「何ですかって、もう他人同士じゃないんだから、チチクリあいながら仲良く一緒に入ろ
うじゃないかぁ」
言いながら、川崎はシャワーのヘッドを手に取った。
温度調節が不要のシャワー。蛇口を開いてシャワーを噴出させて真紀の肩口から流しかけ
る。真紀の手入れの行き届いた綺麗な肌は湯を弾いた。湯の玉が身体に残る。
「ほう、水を弾く肌とは、さすがにお手入れが行き届いている証拠かなぁ?」
自分は洗い椅子にどっかと腰掛けて身体にシャワーをかけた。真紀とは対照的に、湯はベ
ッタリと身体に残りつく。
「俺はこのザマだ…。むかし柔道で鍛えた俺の身体ががぞぉ。全く、歳は取りたくないも
のだなぁ……。まあそんな事はどうでもいい。さあ、洗ってもらおうかぁ、藤田の野郎に
するのと同じようにだぁ」
その言い草に真紀はキュッと唇を噛み締めた。確かに正信と共に入浴し、互いに身体を洗
いあった事もある。しかしそのような恥かしい夫婦の営みと同じ事を川崎のような輩に行
わねばならないとは……。
それでも真紀はボディーソープを手に取って川崎の正面にひざまづいた。そして夫にする
のと同じように手を伸ばして塗り込めようとする。その手を川崎が制した。
「なにをやっている。そうじゃないだろぉ」
「えっ……」
「そんなチンタラとやっていたらいつまで経っても終わらないぞぉ」
言うなり真紀の身体をグイと引き寄せる。
「あ…あああ…」
引き寄せられるまま、泡まみれの真紀の身体が川崎に寄りかかる。
川崎はボディーソープの蓋をポンプごと取り外し、ドボドボと真紀の胸に乳房に振りかけ
た。
「キャアッ!」
大量に掛けられたボディーソープはひんやりと冷たかった。普段使い慣れているボディー
ソープのヌルヌル感も、今日はいつもよりいやらしく思える。
よっこいしょさん、ワクワク、よっこいしょさん、ワクワク
真紀は、川崎のみだらな専用ソープ嬢になってしまうのでつか
【恥辱】−57−
「こうだ。こうやって、このオッパイを擦りつけて洗うんだぁ」
「そんな……。そんなの嫌ですっ」
「男と女が一緒に風呂に入っているんだぞぉ? 当然じゃないかぁ。それにお前は嫌と言え
る立場かぁ? 考えて返事しろよぉ」
「それは……。うううっ……」
真紀は屈辱を堪えながら、自分の乳房を川崎の胸板に押し付けた。その行為は川崎にとっ
て相手の絶対的服従を実感できるこの上ない行為の一つである。しかしそれは、真紀にと
って絶対的な屈辱の行為に他ならない。
真紀のプライドがガタガタと揺れ動く。しかしやらない訳には行かなかった。
瞼をきつく閉じ、唇を噛み締めて川崎に身体を寄せ乳房を上下に動かす真紀。しかし川崎
はその程度で納得などしない。
「それではダメだ。もっと腰から動くんだぁ。ひらがなの“の”を書くように!腕は背中
にまわして、そら、もっと強く引き付けるんだぁ。やってみろ」
「は、はい……」
要求されるままに、真紀は両の腕を川崎の首筋に回し、抱きつくように身体を密着させた。
腰をグラインドさせて身体を動かすと、乳房がクニュクニュと変形し、ボディーソープが
ヌチャヌチャと卑猥な音を立てて伸びた。そして次第に泡立ち始める。
「こ、これでいいんですか……?」
「そう、やれば出来るじゃないかぁ。その調子で両方の腕も洗え。手で俺の腕を抱きかか
えながら……」
真紀は、命令されるままにその細い両腕で川崎の手のひらを抱きかかえ、自ら招きこむよ
うに乳房へと押し付ける。
「もっとゆっくりやれ……、おおそうだ、なかなか上手いじゃないかぁ……」
川崎は細々と命令を下しながら全身で真紀の胸を楽しんでいる。小ぶりでも弾力のある乳
房、そしてその先端の乳首の感触がたまらない。
ぐはっっ!
お風呂プレイ好きにはたまらぬ展開っ!!!
続きも楽しみにお待ちしておりまつ!!!!!
スリスリ、ヌチャヌチャ・・・ソープの香り
泡の天使タソの密着プレイ、たまらないでつ
ソープ嬢って、なぜか二の腕がゴツイんですよね
あの仕事ってやっぱキツイんだろうなー
ちょっと、ネタ投下
戦前の警視庁では、当局が政治犯とみなした若い女性を逮捕すると、その女性の下半身むきだしにし、液体(石鹸水?)を局部に塗りつけ、ひたすら弄んだそうです。
そして、刑事たちは、それを取り囲んで見物したそうです。これで刑事のいいなりにならなかった女性はいなかったとか。
ハァハァ
石鹸水なんぞ塗りつけられると
ヒリヒリしてハァハァどころではない。
>>570 そのネタ、そのまま膨らませて作品が書けそうですね。
パターン@
幼馴染み(惚れている)が政治犯の濡れ衣を着せられて、
それに連座したと言いがかりをつけられた女の子が逮捕される。
この場合、純朴な普通の娘が刑事達にもてあそばれる所がポイントです。
他、最初っからそれ目的で刑事達が因縁をつけるのも有りな展開かも……。
パターンA
強い政治的信念を持った女性が逮捕される。
この場合、気丈な女(今で言うキャリアウーマン系)が次第に崩れてゆく所がポイントです。
残念ながら私はその時代に疎いので書けそうもありませんが……。
>>570 571
その場合、石鹸水ではないのでは?
確か吉原炎上って映画で、今で言うローションの走りとして油を用いてきた気がします。
(薄ら記憶だけど……)
PS・ 今も執筆活動(?)しています。
【恥辱】−58−
そうしているうちに真紀の身体が次第に変化を見せ始めた。ボディーソープのヌルヌルと
川崎の胸毛に刺激されて、乳首がムクムクと硬くなりだした。その変化から意識を逸らそ
うとすればする程その部分に意識が集中してしまう。すると乳房全体が敏感になってゆく。
変化を川崎が見逃す筈も無かった。押し付けられる乳首の感触が次第にコリコリと変わっ
てくる。その感触から、川崎は真紀の乳首が既に勃り始めた事を読み取った。
「おやおや、もう感じてきたじゃないかぁ。随分と反応が早いなぁ。本当は俺に犯された
くてウズウズしてるんじゃないのかぁ?」
意図的に胸毛を真紀の乳首に擦り付ける。真紀は一瞬だけ吐息に似た息を吐き出し、グッ
と堪えるように息を呑んだ。
「そんなっ!絶対に違いますっ……!」
「口で何と言っても身体は正直だぞぉ。 嘘なんてつけないのさ」
真紀はたまらず首をグググと逸らす。昂った乳首にヌルヌルとボディーソープが纏わりつ
く感触に、身体が自然と反応してしまう。
「こんなに気持ち良さそうな声を出していて、その強情がいつまで続くかな? まあいい
まだ肝心な所を洗ってもらってないぞぉ」
「肝心な所ってっ……」
「ここだよ、ここ」
下向きに差す指の先で、怒張がブラブラとゆれている。忌まわしい亀頭が熟れた果実のよ
うに赤々と充血している。張った胴体部、は青筋を立てて青龍のように反り返っている。
真紀にはそれが、持つ物を取り込む妖刀のように見えた。
「そら、もっと身体を下げろ。それから両手でオッパイを寄せるんだぁ。後は分るだろう?」
再びボディーソープがドボドボと乳房に垂らされる。白いボディーソープが、まるで男性
の精液のように、真紀の乳房を彩る。
「う、ううっ……ん……」
真紀は、妖刀の魔力に取り込められた。両手で乳房を両手で捧げ持ち、グイと身体押し当
ててゆく。
【恥辱】−59−
「おお、そうだっ、もっと奥で挟むんだっ! そう、そのままオッパイを上下させろっ」
真紀がゆっくりと身体を動かすと、呻いたのは川崎の方だった。
「うっっ、ぐっ……」
適度に弾力のある乳房の感触が、肉棒を優しく揉み解すように躍動する。その甘美な感触
に、川崎は思わず背筋を反り返らせた。
行為が続き、肉棒は次第に放出への予兆を増し始める。それは乳房を通して真紀の女の本
能を激しく揺さぶり、それが身体の反応を加速させる。
〈こんなっ……こんな事までさせられるなんてっ……〉
そう思いつつも女の本能が身体は上下運動を繰り返し、それが今度は川崎の男の本能を揺
さぶる。
「よしっ! そのまま最後まで続けるんだぁっ……、い、いや、待て! これだけ立て続け
だとさすがに後が続かん! 夜はまだまだ長いんだっ……!」
自戒するように独り呻くと、川崎は手足を使って真紀の動きを制した。そして瞼を閉じ、
大きく息をふたつつくと、今度は新たに命令を下した。
「つっ……、次は……、そうだ。をタワシ洗いでもしてもらおうか……」
「ええっ……?」
真紀にはその意味が分らなかった。川崎に身体を寄せたまま川崎を見上げる。
「タ・ワ・シだ。女の股には丁度良いタワシがあるだろぉ? 俺に抱きつきながら、太股
に跨ってそのタワシを前後させるんだぁ。さあやれ!!」
「ううっ…、わかりました……」
せつなげに応じると、真紀は結局川崎の太股にまたがった。実際にやってみると、恥辱は
自分から胸を押し付けるよりも数段に辛かった。
〈ああっ! イヤっ……、こんなはしたない事、できないっ……〉
川崎の太股に跨り肩に手を乗せたまま、真紀は硬直したように動けなかった。しかし川崎
は真紀の太股を左右から締め付けながら、断固とした口調で命じる。
「さあっ、早くしないかぁ。もっと太股を締めて、腰を前後させるんだっ」
完全に落ち着きを取り戻した川崎が、両手がグイグイと双尻を揉みしだく。それを避ける
ように真紀は腰をグイと前に突き出した。そして気がつけば真紀は悩ましく腰を振り続け
ていた。
【恥辱】−60−
ボディーソープが妖しげなヌメリとなり、股間にヌルヌルとした刺激を送り込んでくる。
「ひっ……、あんっ、ダメんっ……」
既に真紀の身体はどんどんと昂りつつある。さらに今また股間に新たなる刺激を受け、真
紀のクリトリスはその包皮が完全に剥けてしまった。
今度は川崎の太股の毛が真紀の最も敏感な部分をチクチクと刺激する。その感覚は胸毛で
乳房を擦られるより数倍も刺激が強かった。
〈はっ〜……イヤよっ。こんな事に負けちゃダメっ……〉
真紀は自分の太股に爪を食い込ませる。そうでもしなければ耐えられない程に身体は露骨
な反応をしている。川崎はそれを見越したようにニヤリとほくそえんで、真紀をグイと抱
きしめた。
さらに背中にまわされた川崎の指が、柔らかいタッチで背骨に添って上下する。真紀はた
まらず背中をのけぞらせた。
「どっ、どうだぁ? お前は俺に犯されているうちに淫乱の身体になってしまったんだぁ。
自分でも気がついているんだろぉ? ククク……」
頭の上を川崎の空虚な声だけが通りすぎてゆく。
いったいどうしてこんなことになってしまったんだろう……。どこから、いつから狂って
しまったのだろう?これから、これから自分はどうなってしまうんだろう……。真紀は血
がにじむほど自分の唇を強くかみしめている。
夫の為とは言え人前で肌をさらしてしまった自分、そこで犯されて絶頂まで迎えてしまっ
た自分、その姿を撮影までされてしまった自分、そしてその映像をネタに脅されて従うし
かない今の自分。全てが間違いのように思える。が、しかし、今の自分はいかなる理不尽
な命令にも従うしかないのだ。
〈でもこれも正信さんの為……、私達の幸せな生活を守る為……〉
そう思う事で、真紀はかろうじて自分を保とうとしていた。
ちくしょう、俺のティムコ様がやばいぜ・・・
よっこいしょさん、パワー全開!
真紀タソのタワシィィィ・・・
もう、生唾ものでつ
580 :
:2006/04/16(日) 17:25:06 ID:sAzY/OHm
回避保守
よっこいしょさん、猫さん、お疲れさま
ふふふ、今日もタワシで満足
またーり、またり、ハァハァ
584 :
:2006/04/18(火) 21:09:31 ID:p9AFQ6k8
ほしゅほしゅさn(ry
第二章を書き始めて時から分っていた。そう、ここが最大の難関になるであろう事は……。
しかし、今、その問題の場所に至った稿を眺め、よっこいしょは頭を抱えた。
〈一体、どう書けば事が成せるのか……〉
幾多の言葉が頭の中を駆け抜ける。その言葉をタイピングし、そして消す。
〈これじゃダメだ……〉
ストーリーは思うように進んでくれない。そしてそのイメージを表現する言葉さえ、文字にするとその雰囲気を表し得ないのだ。
なんて、今の私の状態を小説風に書いてみました。
現状、一番厄介と思われる所にいたってま〜す。正直、全然筆が進みません(汗)
しゅほっ、しゅほっ、しゅほほっ・・・
エンデのネバーエンディング・ストーリーみたい
新ネタで来ましたね
>>585のよっこいしょさん
マターリといきましょう!
今日はがっくりしたポ
しゅほしゅほ、あげ、しゅほ・・・
【恥辱】−61−
心を保とうと自己の世界に入り込んでいた真紀は、川崎の言葉で我に戻された。
「おい、聞いてるのかぁ!?」
「あ……! えっ?」
「今度は俺が洗ってやると言ってるんだ!」
川崎は、今度は真紀を洗い椅子に座らせた。そしてボディーソープをボタボタと手に取る。
そして乱暴に乳房におしつける。人差し指でコリコリと乳首を撫で弾くと、真紀の上半身
がクネクネとうごいた。
「全く、張りといい形といい申し分のないなぁ。少し小振りなのがまたいい。こうやると、
ちょうど両手にスッポリとおさまるからなぁ」
張りを確かめるように下から揉み上げたり、泡にまみれたピンク色の乳首を指先で摘んだ
り、まるでオモチャを与えられた子供のように川崎はひたすらに真紀の胸を弄ぶ。
そして胸に飽きると、今度は垂れ落ちる泡を追いかけるように身体の隅々へと手のひらを
這わせてゆく。細く締まったウエスト、プルンと突き出したヒップ、細くしなやかな両足。
真紀の身体の各所に泡を塗りたくるように、綺麗な裸体の稜線何度も何度もなぞる。
そしてついにははピタリと閉じられた真紀の両脚の付け根にまで手が及んだ。
「ここも念入りに洗わなくっちゃなぁ」
ボディーソープをすくいあげた指先が股間に忍び入ってくる。しかしその指はいきなり核
心に忍び込むような事はしなかった。川崎はクリトリスの上で円を描くように指を旋回さ
せた。すると真紀がピクピクと身体を振るわせた。
「うへへっ、身体は正直だなぁ」
「ああっ、やめてっ! もう触らないで……っ」
身悶える女体をいじりながら、川崎はさらにしつっこく指を使った。肉襞の合わせ目をジ
ワジワとなぞり上げ、クリトリスの上で小刻みに震わせる。決して乱暴にはせず、じっく
りと性感をくすぐる。
【恥辱】−62−
「ふふんっ。生意気な事を言っていても、身体は随分とほぐれて来てるぞぉ」
川崎の言うとおり、先ほどまで口を閉ざしていたはずの花弁に“ほつれ”が生じている。
“ほつれ”と言っても、それはごく1mm.程度の開きだが、それでも川崎にとっては十分
な隙だった。
川崎の細い目が光った。さらに指がのろのろと股間の合間を何度かなぞり上げた。
「‥‥ううっ‥‥」
真紀の喉からうめきが漏れた。
〈このまま触られ続けたれたら……〉
真紀を不安が襲う。すでに真紀の股間の“ほつれ”は、川崎の性技によって大きく開かれ
てしまっている。
真紀は脂汗を浮かべつつ、M字に開かれた股間からに力を込めていた。しかし川崎の指が
再び真珠を直撃すると、込めた力は腰からガクガクと抜け落ちた。
「うおおおっ!」
その刹那、川崎が獣染みた声を上げる。真紀の秘裂からドロドロと白濁の粘液が垂れ落ち
たのだ。
「おい、見てみるんだぁ。オマ×コから何か垂れてきたぞぉ。おや、これは俺とお前がね
んごろに睦み合った何よりの証拠だよなぁ」
川崎は嬉しそうに、タイルに垂れたその液を指ですくって真紀の眼前でもてあそぶ。
「どうだぁ? こいつがお前の中に入ってたんだぞぉ」
真紀は真っ赤になって顔を伏せている。川崎は、指先で垂れ落ちた液を何度か弄んだ。
そしてそれを洗い流そうとカランの蛇口に手を向けた時、悪魔の双眼は、偶然にも横に紐
で掛け置かれたある物を捕らえた。
〈おっ、こんな所に面白い物があるじゃないかぁ!〉
それは真紀の夫である正信が髭を剃る為に用いているT字の剃刀であった。川崎は指先を
洗い流しながら、少しばかり思案した。
〈こいつを使わない手はないぞぉ。フッフッフッ……〉
真紀は運が悪かった。もしそこに剃刀がなければ、あるいは川崎が気付かなければ、川崎
は良からぬ事を思いつかなかっただろう。しかし、その剃刀を見つけた川崎は、心に閃い
た悪事を実践してみたい衝動に駆られた。
川崎はニンマリとした笑みがこぼすと、嬉しそうに剃刀を手に取った。対照的に真紀の顔
が恐怖で引きつった。
〈え……、何を? いったい何をしようというの!?〉
川崎が剃刀を手にした時、真紀は嫌な予感がした。この男はきっと何かを企んでいる。そ
れが何か分らなかった。ただ、T字の剃刀といえども刃物が川崎の手に渡った事は、真紀
に少なからず恐怖を与えた。
「へへへ、丁度、いい所に良い物があったんでなぁ。こいつで少し遊ばせてもらうとする
かぁ」
川崎は、T字の剃刀をわざと真紀の方に向けると、スナップを効かせて剃る真似をした。
そこに至って、真紀は川崎が何を考えているのかを悟った。火照っていた全身に水を掛け
たように冷汗が浮かび出す。
既に川崎の変質性を嫌というほどに知り尽くした真紀ではあったが、それでもその行為は
アクが強すぎた。この男は一体何処まで悪虐の限りを尽くせば気が済むのだろう…。真紀
は絶望的な気持ちになった。
「それだけはやめてくださいっ!そんな事をされたら主人に……」
「バレるってかぁ。その時は自分でやったと言うんだ。助平な藤田が喜ぶぞぉ」
「嫌ですっ、絶対に嫌っ……! でないと私……」
「でないとぉ?」
「でないと私、恥を忍んで警察へ行きますっ!そして全てを訴え……」
「訴えるかぁ? だがそいつは辞めた方がいい。俺は与党の幹部議員だからなぁ。警察を丸
め込む位は簡単、党のコネで何とでもなるさぁ。そしてお前は赤っ恥、藤田の野郎は嫁の
身体で選挙を戦った前代未聞のハレンチ議員として後世に名を残す事になるんだぁ」
川崎の手は、涙目の真紀の下あごを摘み上げ、右に左にと揺さぶりを掛ける。
〈ああ……、どこまで、どこまで卑劣なの……〉
真紀は瞳を閉じ口惜しさを噛み締める。かといって反抗する術もなかった。どんな抵抗も
無意味だった。
「だったら、せめて……、せめて自分で……」
「いいや、俺はこの手でやってみたいんだぁ。さあ、どうする?」
「ううっ……」
恨みがましい瞳で川崎を見やりながらも、ついに真紀は震える両腿をゆっくりと開いた。
あーん、タワシをじょりー、じょりー♪
「久しぶり〜、終業式以来だね。どっか行ってたの?この荷物…」
俺の真っ黒に焼けた腕と自転車に積まれた荷物をジロジロ見ながら言った。
「あぁ、ヤッちと伊豆までな」
「へ〜すっごーい!楽しかった?結構遠いところまで行ったんだね」
「ほんとは伊豆一周してくる予定だったんだけど、ヤッちのペースが遅くて早めに切り上げて帰ってきた。」
「どうせ、途中のビーチでナンパしてたんでしょw」
バレバレだ…悪戯っぽい瞳で覗き込んでくる。図星と彼女の愛らしさを直視できない。
「いいなぁ〜私は夏休みだって言うのに毎日、学校と家の往復で坂道をくたくたになりながら頑張ってるのに、誰かさんは宿題もやらずに真っ黒になって女の子追いかけ回してるしぃ〜」
額にさっきまでと違う脂汗がにじむ。なぜか責められている。
「……なんだよ、夏休みの時間をどう使おうと個人の自由でいいだろ。」
「( ̄− ̄)フーンそんなこと言うんだ。私を自転車に乗せてけ」
「なんでだよ、長旅で疲れてるのに。これ以上重たいもんのせてこげるかっってんだよ」
「ほっほーーー、そうですかそうですか。数学の宿題見せてあげようと思ったのにそういうこと言うんだぁ〜〜」
「っく…しゃーね〜な」
「ラッキー♪」
夏休みも半ばをとうに過ぎたこの時期には魅惑的な交換条件で屈してしまった…orz
「うひゃぁ〜気持ちいい〜〜」
荷台に立ち、ちっちゃな手を両肩にのせた彼女と一緒に街に向かって坂道を下っていく。
「汗臭ぁーーーい」
頭の上から好き勝手なことを言ってくる。
「うっせ、降りろ」
「なんか言った〜〜?聞こえな〜〜いw」
ちくしょうおちょくりやがって…
自転車は坂を下りきり、惰性で海岸の堤防沿いを進む。
「止まって」
しばらく静かになったと思ったら、変なことを言う。
「ん?学校に行くんだろ?」
街の中心部にある学校までまだ少しある。
「いいから、止まって」
ブレーキを徐々にかけスピードを緩める。
止まるか止まらないかのところで彼女は飛び降り、そのまま堤防を越え、砂浜に走っていった。
「おいおい」
スタンドを立て、熱く焼けたコンクリートの堤防になんとか座って、白く反射する波とたわむれる彼女を眺めている。
時折、彼女の笑い声と「きゃっ」と予想外に足下までのびてきた波に驚いた声が聞こえる。
ttp://sugiue-t.s3.x-beat.com/cgi-bin/uploader/source/up3123.jpg 「おーーーーい、こっちおいでよ〜〜〜」
もう、学校に行く気はないようだ………
「はぁはぁはぁ……orz」
長旅の疲労には勝てない……彼女はというとどっかの犬と戯れている。
まだまだ、この時間が続きそうだ。
このままずっと続いてほしいと思った。
しかし、現実はそう甘くなかった。
山向こうから入道雲が太陽を隠したと思ったら、滝のような雨が波音をかき消す。
「きゃーーーっ」
二人と一匹は慌てて海の家に向かって走る。
ttp://sugiue-t.s3.x-beat.com/cgi-bin/uploader/source/up3124.jpg 「あ〜ぁ〜」
軒先で座り込んだ彼女
むっと唇を突き出した彼女
濡れた髪と透けた制服の彼女
可愛いのにエロチック、少女と女性の両面を醸し出した雰囲気が胸奥の恋心を焦がす。
「濡れちゃったね〜」
「あぁ、でもすぐ止むな。ほら、向こうの空がもう明るいし」
「うん、でも自転車、大丈夫?」
「荷物は大丈夫。どうせ洗濯もんしかないしな」
上から覗き込むようになった。
彼女のささやかな谷間と黒いスカートの中の白い布が目に飛び込み、脳裏に焼き付き、股間を固くさせる。
ま、まずい…
身体をひねり、後ろを向く。青空の面積が広がっていく。
「わ〜〜虹だ〜〜〜」
そしてまた、彼女は犬と一緒に駆け出した。
(続く……?)
久しぶりな投稿。
この子の画像を見たらインスパイアされて筆(?)をとりました。
エロは抑えめというかないです。
これに続くネタはあるのですが……キリがいいのでいったん終わります。
途中で放置プレイな作品もありますしね( ̄ー ̄; ヒヤリ
ではでは
Traffic Jamさんのさわやか青春路線
鈴木英人のイラスト?が頭に浮かんできましたな、実に
読み物としていいですな、ですな
最近、このスレッドを発見して
>>1のまとめサイトに保管された作品を
少しずつ読破していこうとしてるものなんですが…
保管されている作品の属性(純愛、悲恋etc.)は掲載されてないのでしょうか?
何も知らず自分がNGとしてるジャンルの作品を読みかけてしまって
グッタリとしてしまいました。
もし無いのでしたら、是非属性を付けてもらえませんか?
お願いします。
601 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 17:58:21 ID:IRrgs+rx
タイトル(嘘と本当の間)
どーして通勤列車というのはこう退屈なのかと思う。ほんと。
俺がこの通勤ルートを使うようになってからまだ2年弱しか
経ってないのだが、俺はとある理由でJRから地下鉄に使用ルートを
変えた。とある理由って?あー理由は多々あるよ。あげればキリないほどね。
まず第一に酔っ払いが多い!これほんと終電ギリまで仕事する俺にとっては
堪らんわけですよ。列車に乗った瞬間にアツーン!とね、酒の匂いが
するわけです。しかも珍しく席が空いてるなーなんて嬉々として座ろうと
すると下にモンジャが有ったりね。で理由第二!人身事故車両故障多し!
まじめな話ほんとに毎日のように有るってマジ。ぶっちゃけ俺かつては
総武線を使用してたんだけどね、総武線って中央線も通ってるでしょ?
総武線中央線上下線で人身事故ってこと有ったよ。何を好んで列車に
お飛び込みになられるのかしらないけど、まぁ地下鉄に飛び込むよりは
気持ちがわかるか・・・。あぁいかんいかん!話が逸れてしまった。
ほんとは決定的な理由があるのだが、それはウツになるからやめとく。
602 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 17:59:04 ID:IRrgs+rx
で、俺は地下鉄で通勤するようになったんだけどね。これが恐ろしく
俺の会社の最寄駅につくまで遠いわけ。要するに遠回りなんだよね。
JRで30分で着くとこ小一時間ほどかかるわけ。とにかく退屈なんよ。
景色真っ暗ず〜っと・・・。今度日本の車窓からってタイトルで
メトロ特集したらウケんじゃね?つぅ。俺は2年弱この列車で通い
そしてこの先もこの真っ暗で無機質な外を見続けるのだろうか?
ふと車内刷りを見る・・・。安達祐美の母ちゃんが決意のヌード?
シュールだなオイ・・・。っていうか何に対する決意だ?
うぅ・・・くだらなくて眠くなってきた。
ふと気づくと終点である。大丈夫、寝過ごしたわけではない。
俺の住居の最寄が終点なのだ。フフン。で、めしは行き付けの店で晩酌セット。
603 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 17:59:43 ID:IRrgs+rx
もぅね、これだけが楽しみっつぅ。俺が店に入ると店主は注文もしてない
のにもうコップに冷酒を注いでいる。酒を飲みつつナイターに見入る俺。
が、俺がジャイアンツファンである事は秘密だ。店主が阪神ファンだからね。
一応俺もそのふりをしてんの。その方が何かとサービスいいから。
っていうかこの界隈は何故かアンチ巨人が多い。
え?もう俺だけっすか?巨人ファンやってるのって。
しばらく熱戦に見入る俺・・・。
さて、そろそろ帰りますか?ホロホロの酔い加減で席を立つ。
あ〜今日も一日ご苦労様俺。遠くに見える新宿の高層ビルの夜景を拝みつつ
もうかれこれ10年近く住み続けてるオンボロアパートに辿り着いた。
家賃四万円也。四万だよ四万。都心で。wonじゃないよyenだ。
604 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:00:10 ID:IRrgs+rx
だからそれなりにかなりボロ。風呂ないし。今昇ってる階段なんて
錆び付いちゃってこれ大震災になったら間違いなく崩れ落ちるな。
ミシミシいってんだもん。断っておくが別に俺は高給とりではないが
さりとて四万のアパートに甘んじていなきゃならないほどの薄給でもない。
要は移り住むきっかけがないのだ。だって、めんどくせーもん。
男一人住むには六畳一間で十分っす。と思いつつ鍵をあける俺。
照明をつけると男の城の実態が明らかになる。カラーボックスには
お気に入りの小説とコミックが少々。あとCD。そして押入れにはギッシリ
AVと・・・。で、万年床に万年コタツ。落ち着くんだなぁこれが。
俺は万年床にドスン!と横たわるとTVをつけた。銭湯は1時までやってる。
605 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:00:40 ID:IRrgs+rx
少し休んでからいこうっと。俺は具にもつかないお笑い番組を見ながら
いつしかウツラウツラしてしまっていたらしい。
何時ごろだったのか定かではない、夢の中で太鼓を叩く音が聞こえた。
ドンドン!ドンドン!って。あ〜祭りだなぁ・・・。ドンドン!ドンドン!
ちょっとうるせーなぁ・・・。ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
っていうかマジうっせ!と思った瞬間目が覚めた。気づくと本当に
ドアを叩く音が聞こえる。チ!また新聞の勧誘だよウゼーなぁ。
この完璧なる男の城にも唯一の欠点がある。居留守が使えないのだ。
ドアについてる新聞受けを開けられると中が丸見えなのである。
しょうがねぇなぁ。俺は断る理由を考えながらノソノソと席を立った。
ドアをガチャリと開ける俺。「あのねぇ俺今読売とって・・・」
といいかけた瞬間、目の前に立っていたのは絶世の美女。うそ。
606 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:20:41 ID:IRrgs+rx
友人の中田だった。もち男である。たじろぐ俺。だって友人と言っても
中田は無二の友ってわけではない。いや信頼できる友人ではあるのだが。
こいつは成績優秀で某国立大学を現役で合格し脳外科の医師として
バリバリ活躍中なのだ。実は俺ずいぶんに中田には恩がある。
俺の親父が脳に何ていうの?血管に瘤ができててほっとくといつ破ける
か分からない状態だったわけ。でもかなり難しいところにできてるらしく
処置ができない状態でずいぶん放っておかれてたの。そこで当時まだ
研修医時代の彼に頼み込んで有名な脳外科医居ないか頼んでみたわけ。
中田は「分かった」とだけ応えて2週間ぐらいだったかな?世界的な
名医を紹介してくれたのだ。手術は無事成功。恩知らずな俺は
ろくな礼もできずにこんな再会を果たすことになったわけである。
「お〜!どうした?」と、俺。
「や、やぁ。ちょっと話があるんだ」と中田は神妙な面持ちで言った。
ちょっとやつれたか?顔が青ざめているように見える。
単に照明が暗いだけかもしれんが。
「なになに?まぁ中に入れよ」と俺。
恩人に外話もないだろうと思い中に招き入れた。
(しまったもっとかたずけておけばよかった)ちょっと後悔する俺。
607 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:21:12 ID:IRrgs+rx
「遅くに悪いな・・・」と中田。ちょっと俺緊張してきた。
彼がこんなに神妙だってことは随分深刻な話なのかもしれない。
「いいよいいよ、お前にはかなり借りがあるから何でも言ってくれ」と俺。
(ちょっと言い過ぎたか?やばい件の保証人とかだったらどうしよう?)
借りがあるのにしては随分薄情だと思いつつも少し及び腰だった。すまん。
「まぁ座れよ」と言いつつほころびの目立つ座布団を彼にあてがい
俺も座った。シーーーーーーーーーーーーーーーン・・・・・。
(なになになに?この静寂。超怖いんですけど?)
俺は中田が次なにを言うのか心臓をドキドキしながら待った。
「率直にいう!何も言わずに金貸してくれ!」と中田。
イキナリ金貸せキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
中田は拝み込む格好をして俺に言った。切実な目をしている。
何をすき好んで俺に金貸せと言うのかもっと金持ってる奴居るだろう?
とかこのアパート見てわかんねぇか?とも思ったが、もともと何らかの
形で恩は返したいと思っていた俺だ。
608 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:22:05 ID:IRrgs+rx
「貸すっていくら?」と聞いてみた。ドキドキドキ・・・。
(おいおいおい〜天文学的な数字とか出すなよ〜?無理だよ?わかるだろ?)
と思いながら彼の返答を待つ俺。
すると中田が手の平を広げて俺に見せた・・・。
「パァ?」とわざとボケる俺。
「ちが!ごだ!五!」と中田。
俺のボケが通じなかったのかマジ突っ込みしてきた。
「ご?」素っ頓狂な声で俺が言った。
(ごって何だよごって、その続きが超こぇじゃねぇかよバカ!)
「ご・・・ひゃく・・・ごひゃく貸してくれ!頼む!!」
中田が頭を畳に擦り付けている。
「なんだ〜脅かすなよ、500円?ちょっと待ってろいま・・」
もち500万だと分かりつつ財布を取りにいくふりをしてみせる俺。
(500万かよ〜!)こ、腰抜けそうっす・・・。
「違う!500万だ!何も言わずに貸してくれ!この通り!」
もぅ頭が擦り剥けんばかりに頼み込む中田・・・。
(オイオイあの毅然とした中田がなぁ・・・)ちょっと不憫になってきた。
609 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:22:36 ID:IRrgs+rx
「しかしいきなり500万って・・・50万ならまだしもだな・・・」
俺はどうしたらいいか分からず参った。
(500万貯金あったっけか?ギリか?・・・ギリであったか?)
「ただでとは言わん!こ、これと交換って事でどうだ?」
中田はそういうと鞄の中からごそごそと何かを取り出した。
透明の容器に何か液体が入っている・・・。噴霧式なのかスプレー口の
ようなものが上に着いてるようだ。(な、なな何?なんすか?これ)
俺は及び腰になりながら、そのいかにもヤバそうな容器を覗き込んだ。
「ヒトフルホムアセデ○△□=〜・・・」と中田。
なにやら舌を噛みそうな医学名称をおっしゃってるようだが、
よく聞き取れなかった。
「要するになに?不老不死の薬か何かか?」と俺は恐る恐る聞いてみる。
「これを異性に噴霧すると最初に見た異性を好きになる効能がある。
要するに媚薬の効能だ」
と言いつつ噴霧口を俺に向けた。
「よ、よせ!」と慌ててよける俺。(お、お前まさかその気が・・)
610 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:23:18 ID:IRrgs+rx
「ご、合法なのか?」びびりながら手にとってみた。
照明に照らしてみてもまぁ普通の水にしか見えない。
「元々は末期のガン患者とかに使う鎮痛剤というか・・・。
いわゆる麻酔の一種として開発中だったんだがな
どうやら脳の一部に刺激を与えるらしくて
そーいう症状が意図せず表われて開発中止になった」
と中田が淡々と語りだした。
(そういやバイアグラも確か心臓病の薬として開発されたとか言ってたなぁ)
とか思いつつ。「で、合法なのか?」と聞いてみる。
「いろいろその症状に当たって問題があってな。厚生省の認可は・・・
その・・・まぁ、下りてない」
「非合法なのか?」と俺。
「まぁ・・・そうだ」しぶしぶ認める中田。
「問題って何かあったのか?」ちょっと別の興味が沸いてきた。
こーいうのって何かワクワクする。
「研究室の既婚者がその効能の最初の犠牲者だった」と中田。
(あ〜それは難儀だなぁ・・・っていうかこれマジバナっすか?)
にわかには信じ難い。っていうかこんな話誰が信じるんだ?
・・・とも思うのだが相手はバリバリの国立大のお医者様である。
しかもほとんど彼の冗談を聞いた事がない。
なんだか本当のような気もしてくるのである。
「効能ってどんぐらい続くの?まさか死ぬまでとか言わないよな?」と俺。
(それじゃー本当にシャレにならんぞ)
611 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:48:38 ID:IRrgs+rx
「2・・・長くても3週間が限度だな」と中田。
俺が話しに乗ってきたのが嬉しいのかさっきより目に生気が戻ってきている。
「い・・・伊東美咲にも効くのか?」と俺。
「効くだろうな、人間なら効く」と中田。
「し、シャラポアでも?」と俺。
「彼女がサイボーグじゃなければな」とめずらしく乗りがいい中田。
(ほんとかよぉ・・・)と別に容器に何も書いてないのに繁々と
眺める俺だった。まぁ本当に有名人にしかけるような気はせんけど。
っていうか有名人じゃなくても別に・・・でも、ちょっと興味はあるかな。
「これ、俺の口座番号だから。ここに振り込んでくれ。頼む!」
と、言うと中田はそそくさと席を立とうとしている。
「ちょっと待てよ、茶ぐらい入れるから」と言って俺は慌てて引き止めた。
「いや、正直悠長な事も言ってられないんだ。頼む!ほんとに頼むぞ?」
真剣な眼差しで俺に言うと。彼は別れの挨拶もそこそこにアパートを
出ていってしまった。ボロ階段を下りるカンカンカンという音を俺は
漠然と聞いていた。
−◎◎−サン、オトボケSFノリカナー
ワクワク
613 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:50:26 ID:IRrgs+rx
あーあ・・・どうしたもんだかな。
仰向けになりながら蛍光灯に薬容器を透かしてみる・・・。
屈折した光が反射してなかなか綺麗だ。いやそんな事はどうでもいい。
俺はこの薬が本当であるか否かに関係なくとりあえず500万を
彼に貸す事に決めていた。恩は恩だ。親父の命が500万だと思えば
安いもんじゃないか。少し遅くなったが彼に仮を返す事ができるのであれば
おれとしてもスッキリするし・・。まぁ貸すというよりあの様子だと
くれと言ってるようなもんだろう。しょうがない。
問題は500万有るかどうかである。(あったかなぁ・・・う〜ん・・・)
思えば随分通帳記入をしてない。収入と支出がどれぐらいなのか
皆目検討がつかないのである。そんな事を考えながら俺は
ある少女の事を思い浮かべていた・・・。
毎日通勤列車で一緒になる女子高生である。
あ〜ロリコンとでも何とでも呼んでくれ。
俺はその子に恋をしてしまったのだ。
わざわざ通学時間も乗る車両も彼女の乗る車両をチェックしてますハイ。
いや、もちろんコクったりしない。
614 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:51:40 ID:IRrgs+rx
三十路間近の俺がコクったりしたらストーカーだと思われるのがオチだ。
そうね美人系と可愛い系で言えば・・・う〜ん・・・。
美人可愛い系?(なんじゃそりゃ)髪をショートにしてるので
その子なりには可愛い系にしようとしてんだろうけど、実際はかなりの
美人だ。まぁ俺がロリってより周りがホワンとするからね。俺だけじゃい。
野郎どもがそれとなく彼女の方を見てるのは俺も察知してるし
奴らも俺が彼女を見てること察知してるだろう・・・っていうか
見てねー奴は居ない。あれは多分スカウトされてるね。絶対。
芸能プロダクションとかモデル事務所とかに。間違いない。
笑ったときのエクボとか最高ですよ。うんうん。
そー思いつつ薬を眺める俺だった・・・・。
(あ〜!いかん!いかん!)今思わず不埒な気持ちが俺の脳裏をよぎった。
薬を使ってたかだか2〜3週間彼女を辱めたとしていったい何の喜びが
得られようか?・・・・・いや・・・しかし・・・。いや駄目だ駄目だ!。
しかし・・・・。やばいチンコ起ってきたっす。
(抜かねば。抜いて悪霊を祓わねば!怨霊退散させねば!)
俺はすっくと立ち上がると押入れをガラリと開け、
お気に入りのAV集に手を伸ばした。
そう、怨霊を退散させるにはこれに限るのだ。
つづ・・・けるつもりです。
615 :
-◎◎-:2006/04/23(日) 18:53:18 ID:IRrgs+rx
導入部としては上手なんだけど、これだけ引っ張ってエロが薄いと叩かれるし、
かといってこのまま行くとスレひとつそっくり使いつぶすペースだなあ、と思った。
-◎◎-さん?
私は好きですよ!期待してます、がんばってー。
618 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 02:16:27 ID:cO/85OZ8
偉大なるAVよー、どうかー、俺をー、祓いー、清めー、玉へー
シャンシャン
619 :
-◎◎-:2006/04/24(月) 13:58:17 ID:6HZgWPLC
>>617 あざーす!
ここで書くの久しぶりなんでドキンチョーしてます。
(ま、前の名前忘れてしまった・・・)
文章下手糞杉ですがゆっくりと書いていこうかと・・・・。
た、たしかにエロ薄い・・・・ですがご容赦を。
当方も>600氏と同じ経緯があって、属性というかカテゴリ添付を希望します。
保管庫だとこことは違って、作品数多いから探すの大変かもしれませんが、
ご検討のほどお願いします。
管理人さんも大変ですから、もしカテゴリつけても新規登録分からってことで。
今後スレに投稿する作者さん自身が、
関連するキーワード(例:レイプ、高校生、妊娠、とか?)を書いてから
作品を投下すると、管理人さんも楽かもですね。
作者のみなさま、猫さま、いつもありがとうございます。
こんばんは。猫です。
>>622まで保管しました。
>>600 >>620 属性はずっとつけたいと思っていたのですが、
一言で表すのが難しくてうまくできずにいます。
以前一度カテゴリ分けをしようという話になったことがあったのですが
カテゴリの種類を何にするかが決まらなくてそのままになっていました。
しかし最近忙しいので、全部を読み返して属性をつけるのはさすがに時間的に辛いです……。
皆さんのご協力をお願いできないでしょうか。
保管されている作品を読まれたら、そのタイトルと独断と偏見による属性キーワードを
書き込んでもらえると助かります。
>>622さんにしていただいた提案のように、新規投稿の際にキーワードつけていただけると更に助かります。
>水戸ッちさん
お気遣いありがとうございます。
保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
【恥辱】は、陵辱、追い込み系 のつもりで書いています。
後、書き進めばもうちょっと違う要素も出す予定なんですが、それはネタバレになっちゃうので
後に付加えるかもしれません。
他、私が読んだ事のある作品でジャンルを思い出すのは……。
ぽちっとな氏の“沙有里(仮)”は寝取られ系、
ワイルドサイド氏の“トレインガール”は痴漢系
だと思います。
625 :
:2006/04/25(火) 00:57:13 ID:KewO1a6C
というか、そろそろ次スレの頃なんですが…
>カテゴリ(キーワード)入力をテンプレに入れて
次スレ新規投稿分から入力というのはどうでしょうか?
626 :
雫石:2006/04/25(火) 00:59:40 ID:kcaEFzZR
〜雪と華〜
じろじろと品定めをするように、鶴千代は香夜を見ていた。
白い肌にくっきりとひかれた紅は艶めかしく、しどけない襟元からは乳房がこぼれるように見え隠れしていた。
香夜は視線に耐えきれず、手元の湯呑みに手を伸ばした。安い茶葉は湿気り、苦い味がした。
「確かにお渡し致しましたから」
「ええ、確かに」
鶴千代は鏡台に香夜から渡された包みをしまった。
中身はたぶん金だったろう。それは何に使われるのだろうか。この人は、金で買われる身なのだ。
香夜は思いを巡らせた。
「失礼致します」
香夜は部屋を去ろうとした。
さっと、鶴千代の手が、香夜の行く手をふさいだ。
「あれ、奥様にわざわざ出向いて頂いたのに、もてなしも出来ないようでは、あちきが御前に顔向けできやしませんよ」
鶴千代の目の奥に宿った光に、香夜ははっとした。
妻の訪問が、妾の自尊心を傷つけていた。
華やかな牢獄で生きていかねばならなかった女が、心を保つ為に身につけた凶暴さがそこにはあった。
ふっと、香夜は足元が宙に浮くような感触を覚え、崩れるように畳に倒れ込んだ。
「…何を?」
体の芯が火照り、ろうそくが溶けるように、意識が薄らいでゆく。
「南蛮渡りの薬はいかがです?」
鶴千代は香夜の体を抱き起こすと、もう一度、畳に突き飛ばし、首を抑え込んだ。
「せっかくですもの、吉原の夜を楽しんで下さいな。あちきの馴染みにも紹介しますから」
陽はすっかり沈み、宵闇に浸された紅い街に、悦楽の灯が点ろうとしていた。
おお。楽しみな展開になってきた。
>>624 別途、キーワードを明記または分類した入り口設けて、そこにだけにキーワードを書くっていうのは?
そして、キーワード候補でも
【エロ内容】
エロなし、微エロ、SM、レイプ、スカトロ、苦痛、羞恥・露出、催眠・精神改造、
手触、獣姦、痴漢、痴女、ふたなり、ホモ、レズ、人体改造、流血、フェチ、ペド
【ストーリー内容】
鬼畜、寝取られ、純愛、SF、歴史もの、ファンタジー、学校もの、二次創作
【ターゲット属性】
ロリ(中学生以下?)、ショタ、女子高生、年上お姉さん、熟女、
近親相姦(兄弟姉妹)、近親相姦(親子)、近親相姦(親戚)、実在人物
>628
【ストーリー内容】 の"二次創作"は
>1のテンプレでエロパロ板へ逝ってとあるから
必要ないのでは
あ、そうなるとターゲット属性の"実在人物"も二次(エロパロ)引っ掛かるなあ
631 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 17:56:56 ID:/lSPKDrx
ふぃ〜!・・・と、とりあえず悪霊は祓った。
しかし中田が置いていったこの薬が現前としてここにあるわけですよ。ハイ。
父さんボクはよこしまな気持ちが再び芽生えてしまう事が目に見えてるわけで・・・。
でも不思議なのはこの媚薬が何故か本物のように思えてくることである。
見れば見るほど本物な気がする・・・いや、本物だ。間違いない。
だってそう思えちゃうんだからしょうがない。
冷静に考えてみれば、いくら中田の話だとしてもこんな漫画チックな
薬など信じられようはずがない。
が、どーしても信じちゃう方向に思考が向いてしまうのである。
まー自己分析してみれば信じたい自分が居るんだろうな。認めたくないけど。
何故かと問われればですね・・・。信じることで、え〜まぁその〜・・・
伊東美咲にシュッシュ!シャラポアにシュッシュ!可愛いいあの子にシュッシュ!と
夢想するだけでも充分楽しいからでありますよ。そーです!私がムッツリスケベです。
それに500万も出せっていうんだから、本物だったとしてもおかしくないと思う。
632 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 17:57:54 ID:/lSPKDrx
でもまー例え中身が水だったとしても、どーせ実用しないんだから本物だろうが
偽だろうがそれほど大した問題ではないのだ。
(本当に実用しねーのか?)ふと心の中で声がする。
(しねーのか?って、どう実用するんだよ?)自答する俺。
(あの子とかさ、格好のターゲットじゃん?)と心の声。
(バーカ!「すいませんちょっと」とか言ってシュ!シュ!って吹きかけんのか?
それだけで俺の人生おしまいだよ。変態扱いされて終わり)と心の声に言い返す。
(どーせ大した人生じゃないんだろ?人生はギャンブル)と心の声。
(やーりーまーせーん!)心の声に断言する俺。
(ふふ〜ん、やらないんだぁ?)と嘲笑するように笑う心の声。
(やらねーよ)と俺。(ほんとうかねぇ?)と心の声。
(本当だとも・・・・)
やり合ってるうちに猛烈に眠くなってしまい汚らしくも俺は歯も磨かず銭湯にも
行かずに深い眠りについてしまった事は誰にも内緒だ。
633 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 18:30:51 ID:pVpqWeiW
>>626 香代タソのやわ肌をば、ハァハァ・・・
>>631 フムふみ、漏れには、話の筋が見えてきたぞなもし・・・
634 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 23:22:40 ID:ilEY/y8U
深い眠りの中、俺は不思議な夢を見た。夢の中で俺はその子と一緒に
手をつないで歩いている・・・。どうやら俺達は幼馴染らしいのだ。
勿論子供なのだが何故だかその子の顔は高校生の今と同じ顔だった。
まぁ夢なんてものは元々いい加減なものだから俺は当然疑問にも思わない。
俺が引っ越す前の懐かしい田舎風景が一面に広がっている。
そのあぜ道をトコトコと二人で歩いているのだ。
勿論嬉しい。俺は浮かれ気分のまま道を歩いていてる。
何か話してるんだが何を話してるのかは定かではない。
しばらく歩いていると腰の折れた老婆が向こうからやってきた。
別に一見普通の老婆なのだが妙に威圧感がある。
挨拶もせずに俺達が通り過ぎようとすると
「そっち危ないから行っちゃだめだよ!」
と老婆がしゃがれた声で俺達に声をかけた。(こえ〜)
(なんだ?あいつ・・・)みたいな感じで二人で顔を見合わせたが
シカトしてずんずん危険だと言われた方向へ歩いていった。
635 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 23:23:22 ID:ilEY/y8U
少年たるもの危ないと言われてくじけるようでは男がすたるのだ。
果たしてどのぐらい歩いたのか?う〜ん・・・見当もつかない。
すると目の前に小さな竹薮が現れた。そのちょっと手前に危険!注意!
と書かれた看板が目に入る。(いったい何が危険なんだ?)と思う俺。
「いってみよっか?」と彼女が悪戯そうな顔で俺を見た。えくぼが可愛い。
「うん」と頷く俺。女側からチャレンジしてみようと言われて男側が
二の足踏むわけにはいかない。何とな〜くいやな予感がしたのだが
俺には「うん」の返事しか選択肢が無かったのである。無かったんだから
しょうがない。バサッバサッと雑草をかきわけ竹薮の中に足を踏み入れた。
2〜3歩中に入ってみる・・・・。何もない。よな?確認をする二人。
「な〜んだ大したことないね?」と俺が言ったその時だ。
いきなり竹が伸び出したのであるビュイ〜ン!っと・・・もう見る見る
伸びて有に二〜三百メートルはあろうか?というぐらいに伸び出したわけ。
度肝を抜かれる二人をよそに気付けば遥か上空に真っ青な空がポツンと見える。
そこに小さな雲が西から東へゆっくりゆっくりと流れているのだ。
いや実際は西も東も分からないけど・・・。
636 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 23:23:55 ID:ilEY/y8U
「うわ〜どうしよ〜?うわ〜!」と彼女急にパニックになってんの。
どうしようと言われてもこっちもどうしようも無いわけで・・・。
途方に暮れる二人だった。とりあえず薄暗い竹薮の中をしばらく歩く。
が、一向に風景に変化なし。いったいこの竹薮には終わりがあるのか?
とすら思えた。疲れ果てもう歩くのを止めようか・・・と思ったその時だ。
前方に切り立つ崖が現れた。恐ろしく深い崖だ。とても降りられそうにない。
「だから言ったろう?」とどこかで聞いたような声。
見ると向こう側にさっきの老婆が立っていた。(な、何なんだ・・)
が、直感的に俺はここから救われる術はこの老婆に頼むしかないと感じた。
「ご、ごめんなさい!許してください!」と泣いて哀願する俺。
老婆は頭を横に振るだけでいっこうに聞いてくれる様子は無い。
「な、何でもしますからっ」と俺。思わず言ってしまった。
「何でもする?ほんっと〜に何でもする?」と婆さん。
「う、うん」と頷く俺。(ちょっとしまったと思った)
「じゃあお前達二人のうち一人を大きなトンビにしてやる。大きなトンビ
になった方がもう一人を掴んで自分の家まで飛んでいけば助かるだろう」
と婆さん。(っていうか何でトンビ?)
637 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 23:24:46 ID:ilEY/y8U
「トンビになった方はどうなるんですか?」と珍しく敬語を使う俺。
「トンビのままじゃ。ウシャシャシャシャ!」不気味に笑ってんの(ムカつく)
彼女の方を見る俺・・・。どうする?という顔をしている。
こ、この流れはもしかして・・・。どう考えてもトンビになる側は俺だろう?
俺しかねーじゃん。ふざけんなマジかよ。と思うが
夢だけに流れは止められないのだ。「じゃ、じゃんけん?」と彼女。
(わかってるくせに、そういう事言って)ちょっと腹が立ったがしかたがない。
「いいよ俺がなるよトンビに」そう言うしかなかった。
俺がそういうやいなや婆さんの姿が消え俺はそれそれは大きな
トンビにされちまったのである。この悲しさったらもう〜溜まらんです!
俺は婆さんの言った通りにその子を掴むとバサバサと高く舞い上がり
彼女の住む家へと送り届けたのだ。誰かに見られちゃやばいと思って
一応人目のつきにくい所へ降ろすと彼女薄情にも「ばいばい」の
一言だけいうと去っていってしまったのである。俺は高い高い空から
家の中に入っていくのを見てた。(トンビって何食ってんだっけ?)と
思いながら。そこで俺はハッと目が覚めた。朝7時30分だ。
(何だよ〜!夢かよ〜は〜驚いた・・)目覚ましが鳴らなくとも10年近くも
同じ日常生活を送っていると体内時計で勝手に目が覚めてしまうことが
誇らしくもあり悲しくもある今日この頃だ。
・・・・・・・・・っていうか、あれ?どこまでが夢?え〜っと。
そうだ!中田!中田のことも夢?俺はガバ!と起きると
例の薬を探しだした。(ない!)机の上にもどこにも目につくとこには
それらしき物が見当たらない・・・。(あれも夢?)急に不安になる。
(夢にしては超リアルだったなぁ)と思いつつ一応仕事用のカバンの
中も確かめてみる・・・。「あ!あった!」薬だけは本当にあった。
っていう事は中田が来たこと自体は夢ではなく紛れも無い事実ってことだ。
薬の効能の信憑性はともかくとして。
何でだか分からないが妙に嬉しい。
あした学校だと思ってたら休日だったみたいな、あんな気持ちだった。
638 :
-◎◎-:2006/04/25(火) 23:25:50 ID:ilEY/y8U
ヤベーホントニエロネー
640 :
雫石:2006/04/26(水) 01:43:44 ID:HwBqGvoy
〜雪と華〜
「御前が仰ってました。今度の妻は澄ましてるばかりのつまらない武家女だって。つまらない玩具のために無駄金使ったもんだって」
ふふふ、と鶴千代の口元が意地悪く歪んだ。
「だからねえ、これは奥様の為になることなんですよ。旦那を満足させらんない妻なんざ、女郎以下でござんしょ?」
鶴千代の爪が香夜の白い喉元に食い込んでいく。
香夜は朦朧とする意識の中で、必死に助けを求めようとしたが、それは赤子の抵抗ほどの力すら持ってはいなかった。
「あちきのことを女郎と思って哀れんだろう。けどね、あんただって、金で買われたんじゃないか!あんただって、あちきと同じ女郎なんだよ!」
鶴千代は香夜を引き起こすと、壁に叩きつけ、平手を張った。
「お許しくださいまし。私は、何もそんなつもりでは…」
掠れる声を絞り出し、香夜は精一杯の抵抗を示した。
>雫石さま
うおおっ、そそる展開でつ。
「あちき」って言葉に萌えるでつ。
まったり投稿お待ちしておりまつ。
642 :
-◎◎-:2006/04/26(水) 12:18:05 ID:JkrMs2FC
でも何時の間にカバンの中に入れたんだろう?う〜ん・・・。(まいっか?)
俺はとりあえず顔を洗い歯を磨くとボサボサ頭を整えつつ会社に向かった。
列車に乗り込む時なぜだか分からないが昨日夢に見た婆さんが脳裏をよぎる。
あわててうち消す俺。いつもと違い妙な緊張感があるのはやはりこの薬のせいだろう。
(ほんとうかねぇ?)という昨日の心の声がする。それも慌ててうち消した。
列車が進むにつれ、あの子が乗る駅まで近付いてきた。
ドッキンドッキンドッキン・・・・。鼓動が強くなる。
ガー!っと扉が開くと彼女が乗ってきた。とたんに野郎共の視線が釘付けだ。
(おっ)って感じでみんなショートカットの彼女を見てる。
実を言うと俺は彼女を見ることよりも、この野郎共の反応を見るのが好きなんだよね。
急にうわずった雰囲気になるわけ。
(そうだろう?お前等もそうだろう?)と自分の彼女でもないのに何となく
誇らしい気持ちになる俺だった。
643 :
-◎◎-:2006/04/26(水) 12:18:51 ID:JkrMs2FC
しかも俺にはこれが・・・薬の事を考える俺。瞬間また婆さんの顔が脳裏をよぎった。
(ちっ分かってるよ)と心の中でつぶやきつつ婆さんをうち消す。
あ〜・・・あんな子、彼女にできたらどんなにか良いかな・・・。
絶対に友達とかに見せびらかすだろうな。さりげなく見せびらかす。
恐らくほとんどの野郎共が思ってるだろう事を彼女はまったく知る風もなく
友達とくったくのない話をしてるのだ。
「ハハそうなんだー?」とか言って笑ってる。
(何がそうなんだろぉ?いけね何で俺までニタついてんだよ)慌てて口元を引き締める俺。
制服のスカートからのぞく脚は弛みすぎずさりとて筋肉質でもない丁度イイ感じ。
644 :
-◎◎-:2006/04/26(水) 12:19:40 ID:JkrMs2FC
何が丁度かはわからんけど。スウっとふくらはぎが伸び、座席に座ってる時とかに
のぞく太もものムッチリとした肉感がちょうど少女から大人の女へ変化する過程での
びみょうな味わいを醸し出しているのだ。(こりゃ担任の教師たまらんだろうな)
彼女多分テニスをやってるんじゃないか?と思われる。
よく校名の入ったビニール制のラケットバッグ?に入れて持ち歩いてるのを見るから。
(シュー!っとやったれ!シュー!っと!)また心の声。
(シュ・・・シューっとか?・・・)一瞬揺れる俺の心。
(そっち行ったら危ないよ!)とまた婆さんが脳裏に現れた。
心の中に居る二人の鬩ぎ合いは俺がこの薬を持っているかぎり続くであろう事を
俺はよく分かっている。そして薬を所有し続ければどっちの方向へ流れていくのかも
漠然とだが分かっていた。
645 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:08:49 ID:+o0CMKyi
−◎◎−タソ、シュ、シューっと・・・
646 :
バターロール:2006/04/28(金) 15:21:54 ID:Tb6NRkuy
「叶わぬ望み」 ※全てフィクションです
それはゴルフで世界に挑戦する女性アスリートが11歳の頃の出来事だった。
父と二人で練習場に来たが、着いてすぐに携帯が鳴り、父は車で職場に向かった。
「3時間ぐらいで戻るから、ちゃんと休みながら練習するんだよ」
少し離れた場所で40代と思われる三人の男がパットの練習をしている。
他に人の気配は無かった。
ここは町営の小さな練習場で無料で開放されている。
アプローチやパットの練習場で、
毎朝、職員が簡単な整備に来る以外は無人の場所である。
「痛っ!」
父が去ってから10分後ぐらいに叫び声が響いた。
見ると三人組の1人が足を抱えてうずくまっている。
残りの二人が心配そうに話しかけて、すぐに負傷した男を両側から支えて歩き出した。
647 :
バターロール:2006/04/28(金) 15:22:42 ID:Tb6NRkuy
男たちの場所から駐車場へ行くには、少女の近くを通ることになる。
「お嬢ちゃん、悪いけど俺らのパター持ってきてくれるかい?」
「はい」
少女はパターを拾いに駆け出した。
男たちの車は大きなキャンピングカーだった。
少女が追いついた時、狭い入口に悪戦苦闘しながら乗り込んでいた。
入口の階段を上がると通路は右に折れ、
その先にソファーと小さなテーブルがある部屋に出た。
突き当りには扉が一つ、奥にまだ部屋があるようだった。
どうやらケガ人をソファーに座らせようとしているらしい。
「ああ、お嬢ちゃん。奥の部屋に置いといてくれるかい」
三人組の一人が扉を指しながら言った。
「はい」
素直にこたえ、扉を開けて中に入って行った。
648 :
バターロール:2006/04/28(金) 15:24:04 ID:Tb6NRkuy
中には少女が見たこともないほど大きなベッドがあった。
3メートル四方はあろうかというベッドに少女は目を見張った。
「パター、ありがとうね」
すぐ後ろで声がして振り向くと手を差し出していた。
少女は男にパターを渡し、その瞬間に気付いた。
男の後ろに二人の男が立っており、その中の一人は怪我をしたはずの男だった。
男たちは素早かった。
二人が少女を抱き上げてベッドの上で押さえ込み、一人が扉をしっかりと閉めた。
「ごめんね、ひどいことはしないからね」
耳元でのささやかれたが恐怖で何も言えなかった。
649 :
バターロール:2006/04/28(金) 15:24:59 ID:Tb6NRkuy
三人の男の前では少女はあまりにも無力だった。
Tシャツ、ショートパンツ、靴下に続き、最後の一枚も一瞬にして剥ぎ取られた。
うつ伏せに寝かされ、一人が両足の上に馬乗りになり動きを封じる。
残りの二人は左右の腕をそれぞれしっかりと足を使って押さえ込む。
中年男三人によるねちっこい攻撃の始まりだった。
腕、首筋、腋の下、脇腹、背中、腰、太腿、そして小さなヒップ。
全ての場所を6本の腕、30本の指が同時にフェザータッチで愛撫する。
「きぃぃゃぁーーーー!!!」
あまりのくすぐったさに少女は堪らず悲鳴を上げる。
だが、1分後には少女の悲鳴は呻き声に変わっていた。
「はっ…ううん」
それほど経験を積み重ねた中年男の熟練したテクニックは秀逸だった。
既に押さえ付ける必要も無かった。
大人の女でもすぐに屈服してしまうような愛撫を受け続けた少女は
完全に腰が抜けてしまったようだ。
男たちは目配せをして次の攻撃に移った。
650 :
バターロール:2006/04/28(金) 15:25:47 ID:Tb6NRkuy
三本の舌。
男たちの最大の武器はこれである。
常人の二倍は長く、柔軟でイメージ通りに動かすことができる。
当然パワー、スピード、スタミナも完璧である。
三本の舌による愛撫は耳の中、足の裏、指の一本一本まで及び少女の背面全てを蹂躙した。
「はぁはぁ…はうっ」
荒い息で身体をくねらせ、ときおりビクッと反応する少女に
男たちはいやらしい笑みを浮かべていた。
そして、ついに少女は仰向けにされた。
首筋、ヘソ、内腿に男たちがむしゃぶりつく。
無論、そこは男たちの舌のスタート地点だ。
二つの舌は僅かに膨らんだ丘のピンクの頂上へ、
残る一つは閉じられた宝箱へとゆっくりと時間をかけて進んでいった。
651 :
バターロール:2006/04/28(金) 16:03:32 ID:Tb6NRkuy
「あふっ!」
右胸に生じた産まれて初めての感覚に少女は声を上げた。
男の舌使いは絶妙だった。
ゆっくり、じっとり、唾液をたっぷりまとった舌で
少女の可憐な乳首を軽く刺激する。
競うように左乳首担当の男も同様の愛撫を行う。
少女は軽く抵抗したが、二人の男に手首をがっちりと押さえ込まれてしまった。
それを見て第三の男が動く。
少女の両足を両肩に担ぐように抱えて、いわゆるクンニの体制に入った。
無毛のワレメをしばし観察した後、上半身をじっくりと責める二人とは逆の責めを加えた。
長い舌を一気にワレメに滑り込ませると、間髪を入れず何度も何度も素早く舐め上げた。
「あああぁぁっ!!!」
突然の出来事に少女は叫んで暴れるが、三人の男に押さえ込まれて動けない。
上半身担当の二人は責めるのを止めて少女の顔をニヤニヤと見ていた。
652 :
バターロール:2006/04/28(金) 16:04:31 ID:Tb6NRkuy
「あくぅんっ!」
10秒も経っていないだろう。
少女は全身を硬直させ、ピクンピクンと痙攣した。
一生のうちにこれほどまでの愛撫を経験する女は数少ないだろう。
女体の全てを熟知した三人の中年男による執拗な愛撫である。
キスの経験も無い少女は成すすべも無く、人生初の絶頂に突き上げられ
二人の男にその瞬間の表情をじっくりと見られてしまった。
11歳の少女をイカせた男はさらにワレメを観察した。
幼いとはいえ女であった。
男たちの非情な愛撫によってクリトリスが勃起して包皮から顔を出していた。
これなら直接舐めても痛がることは無いであろう。
他の二人に目配せをしてニヤリと笑いながらゆっくり頷く。
楽しくなりそうだ。
653 :
バターロール:2006/04/28(金) 16:05:24 ID:Tb6NRkuy
三人の共通点は女をイカせることに喜びを感じる点である。
特に自分の得意な舌技で女を泣き叫ばせ、のた打ち回らせて何度もイカせる。
ヘルスに飽きて素人に手を出し、純粋な少女へと標的が変わっていった。
三人がトラブルも無くうまくまとまっている理由はそれぞれの嗜好の違いである。
つまり、乳首を責めるのが好きな男、クリトリスを責めるのが好きな男、
アヌスを責めるのが好きな男の集団なのである。
そして三人の男の欲望を同時に満足させる攻撃が少女に向けられようとしていた。
乳首担当の男が足腰の立たなくなった少女を抱えるようにベッドの上に立たせて、
立ち膝の状態で正面から少女に抱きつく。
ちょうど男の顔の位置に少女の小さな乳首がくることになり、
思うさましゃぶることができる。
抱きついた両腕を少女の背中でクロスして、少女の細い手首を掴み抵抗を予防する。
同時にアヌス担当の男は少女の左斜め後方にしゃがみこみ、左腕で少女の左足を抱え込む。
そして右手で尻を広げ、無防備となったアヌスを舌でなぞる。
さらにクリトリス担当の男が動く。
乳首担当の男が右に30cmほどずれて、空いたスペースにクリトリス担当がしゃがみこむ。
左腕で少女の右足を抱え込み、右手で包皮を剥いて優しくクリトリスを刺激する。
654 :
バターロール:2006/04/28(金) 16:06:28 ID:Tb6NRkuy
女をイカせる天才が三人がかりで素朴な少女を全能力を傾注して責め立てる。
「はぁーん!!はぁーん!!」
身動きのできない少女は頭を振り回しながら叫ぶことしか出来なかった。
「あひっ!ひぃぃーー!!」
瞬く間に人生二度目の絶頂を迎えた。
しかし男たちは攻撃を止めることは無かった。
どんな淫乱女であってもこの攻撃には数分でギブアップしていた。
ソープ嬢、50歳の熟女、ロシアの売春婦…。
「あ、あ、ああああぁぁぁーーっ!!!」
敏感な部分を執拗に嬲られ続ける少女が絶望の悲鳴を上げる。
耐え切れずに失禁したが三人の男は何事も無いかのように責めを続ける。
「ひんっ!んんっ!」
三度目、四度目、五度目と絶頂の波は続く。
唾液をたっぷりとまとった舌が、少女の乳首を、アヌスを、クリトリスを思うさま蹂躙する。
ベッドに倒れ込むことすら許さず、小さな身体には耐え難いほどの快感を休むことなく送り続ける。
「ひっ!!」
短い悲鳴と同時に六度目の絶頂を迎えた少女の身体は大きく揺れた。そして脱力。
少女は意識を失った。
655 :
バターロール:2006/04/28(金) 16:07:20 ID:Tb6NRkuy
ほんの30分前まで父親と一緒にゴルフの練習をしていた少女は、
身体の隅々まで中年男の唾液にまみれ、巧みな技に成す術も無くイキ果てて、
全てを晒しながらベッドに横たわっている。
男たちは大満足だった。
気がつくと少女は練習場の木陰に横になっていた。
衣服は着せられており、自分のゴルフ道具も傍に置いてあった。
少女は恐怖と安堵が入り混じった気持ちで震えて泣いた。
だが、父親が戻って来る頃には落ち着いていた。
誰にも言えぬまま、少女は20歳になった。
努力を続けてプロゴルファーになり、夢だった世界の舞台で戦っている。
毎日が楽しく、充実していた。
しかし、地位、名誉、金、男…この先彼女が全てを手に入れようとも、
あの日以上の強烈な快感を得られることは無いであろう。
たとえ、どんなに望んだとしても…。
おしまい
面白かったです。
本番されなくってよかった。
657 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 02:04:01 ID:/tbXDhtk
こんな話の展開もあるんだー
ロリモノだから、本番なくてよかった
でも、ハァハァ
1回目は心配しながらドキドキ読んで
2回目は快感を追ってハアハア読めた。
【岐阜・少女殺害】 「生理こん。夜に話し合う」 被害少女、事件当日に…加害少年は"13歳で子持ち"の過
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1146246870/ 176 名前:岡堕健太郎のおちんちんがゆ〜L1のマンコにいい 投稿日:2006/04/29(土) 08:25:57 ID:cyPg2cDr0
岡駄健太郎(15)の両親は、パチンコ屋の店員で、3年くらい前に東京から
中津川に来た。岡駄健太郎は来ると同時に、12歳にして13歳の中学生の
マンコにちんちんを突っ込んで、中出しして孕ませて陰門をでっかく開けて
ご出産させて、すぐに施設に預けて、その養育費をパチンコ店員の親に払わせている。
んですぐに出産させた14歳少女と別れて、11歳の清水直と交際をはじめ
中出しプレーしまくって、1月から整理がこなくなって?・・・であぼ〜ん
しらんかった_| ̄|○、、誰かドキュメント小説書いて!
「性交学園」 陵辱物です。
東京郊外の小高い丘の上に、古めかしくも重厚な、聖興学園の校舎がそびえている。
この学園は、スポーツの名門校として全国的に知られていた。
その敷地の一角に、二階建てのプレハブ小屋ある。
部屋数にして10部屋ほどの、古びた小屋だ。
以前、部室として使われていたが、今は空き家になっていた。
夜の帳が下りて久しい午前0時。
学園内は静寂に包まれていたが、このプレハブ小屋の一室から、微かな明かりが漏れていた。
その部屋の中央に、ダブルベッドが置かれている。
このような物があること自体、不可思議であったが、
室内で繰り広げられている情景は、それどころの話ではなかった。
このベッドの上で、全裸の女が四つん這いになり、獣の姿勢をとらされている。
垂れたロングヘアーの隙間から、端正で美しい女の顔が覗いていた。
細身の体に豊満な乳房。その先端にある乳首は、薄い桜色をしている。
そして突き出された尻は、やや小ぶりながらも綺麗な球形を保っていた。
「こんな事……許されないわ」
恥辱に耐えかねた女、東野佳美は、背後の男に訴えた。
彼女は23歳の新任教師だ。この聖興学園に着任してまだ1年も経っていない。
「ね?やめましょう?今なら先生も黙っていてあげるから……」
男は何も答えず、目の前にある佳美の臀部に手を伸ばした。
「んんっ!」
男の太い指が臀部に食い込むと、指の隙間から尻肉がはみ出した。
「……っは!いやらしい尻してんな、佳美先生?」
男は舌なめずりをしながら、ゆっくりと佳美の尻に顔を近づける。
そして中心部に狙いを定め、無造作に舌を突き出した。
ぐちゅりという粘着音と共に、佳美の肉芽が押しつぶされる。
「あう!」
佳美が反射的に背中を反らすと、豊満な乳房が、重力に逆らって大きく跳ねた。
男は舌先で佳美の淫唇を掻き分け、溝に沿ってねっとりと上下させた。
「へへ、もう濡れてるじゃねぇか。いやらしい味がするぜ」
「や、やめて!木下君もう、やめて……」
「何言ってやがる。まだ始まったばかりだぜ?」
佳美の蜜を啜る男、木下健吾は、殊更わざとらしくジュルジュルと音をたてた。
(ど、どうして……こんな目に……)
ともすれば失いかける意識の中、佳美は自問自答を繰り返した。
事の成り行きは些細な事であった。
「校舎裏のプレハブで、タバコを吸っている人がいるんです……」
教え子である女子生徒から告げられた時、佳美はすぐに一人の生徒の名が頭に浮かんだ。
木下健吾。この聖興学園の不良たちを牛耳る、諸悪の根源。
数々の悪い噂が上るものの、教師ですら見てみぬ振りをする存在。
(私が正さねばいけない)
佳美は生来の正義感と、教師としての義務感から、
木下健吾率いる不良グループの溜まり場に、単身、乗り込んだのである。
……これが現状の不幸を招いていた。女としてもっとも残酷な形で。
ナマコのような健吾の舌が踊り、佳美の秘部を蹂躙する。
すでに膣内はその侵入を許しており、鉤爪のように曲げられた舌先が、佳美の膣壁を好き勝手にまさぐった。
「ん、んん!」
佳美は腰を引こうとするが、双臀に食い込んだ健吾の指が、それを許さない。
「はうっ!」
佳美は目を見開き、背中を反らした。
移動し始めた健吾の舌が、佳美の菊門に到達したからだ。
肛門に舌を這わされるなど、彼女にとって初めての体験であった。
「いや、いやいや!そんな所、だめよ!」
「ククク、ここはそう言ってねえぜ?」
健吾の指が佳美の膣孔を捉えると、ずぶりと挿入された。
「んーーっ!」
佳美は堪らず、背中を反らせてシーツに顔を埋めた。
結果、佳美は尻を高く突き出すような形になる。
健吾は淫猥な表情を浮かべ、尻の割れ目を押し開くと、露わになった佳美の性器と肛門を交互に責めた。
「ん”〜〜ん”〜〜」
くぐもった佳美の声が聞こえる。
膣内で健吾の指が蠢き、舌は肛門を責め続けた。
やがてもう片方の手が肉芽をつまみ、グリグリと動き始める。
「!!!」
佳美は耐え難い屈辱と、股間から忍び寄る甘い痺れに身悶えし、細い肩を震わせた。
(ああ……、なんてこと……、私、感じてるの?……違う!そんな訳ない!仮にも私は教師なのよ。
それが生徒に無理やりされて、感じ……あああ……だめぇ……)
ジュブジュブと淫靡な音を下半身に聞きながら、佳美はシーツを破らんばかりに握り締めた。
健吾の愛撫は、高校生とは思えないほど堂に入っており、且つ、執拗だった。
佳美は歯を食いしばり、この淫辱にひたすら耐えるしかなかった。
そして30分も経っただろうか。
この羞恥地獄から、佳美は不意に開放された。
「は、ふぅぅ……」
佳美はがくりと頭を垂れ、深いため息をついた。
途端に玉のような汗が噴出し、全身を幾重にも伝う。
屈辱にまみれた行為であったが、佳美の表情には安堵の色が浮かんでいた。
(これで……これで終わる……のね)
佳美は健吾と約束を取り交わしていた。
その時の様子を思い起こす。
「……最後まではしない。代わりに、あとは言う通りするんだぜ、先生?」
健吾は一枚の写真をヒラヒラとふった。
その写真の中で、女が一人、淫らな裸身を露わにしていた。
その女こそ、なにを隠そう佳美であった。
写真の中の佳美は、阿呆のように口をだらしなく開け、一筋のヨダレを垂らしていた。
その両足は大きく割られ、薄い陰毛に覆われた性器は、健吾の指により押し開かれて、内部の襞が露出していた。
佳美は健吾の卑劣な罠にはまり、薬入りの飲み物を飲まされたのだ。
意識が混濁しているのをいい事に、佳美の衣服はすべて剥ぎ取られ、乳房、乳首、秘部、膣内と、
全裸姿を余すことなく撮影されていた。
意識を取り戻した佳美は、自分の不明を後悔した。
そして後悔し終えると、待っていたのは地獄だった。