1 :
名無しさん@ピンキー:
3乙
猫さん、スレ立て乙っす。
即死防止カキコ。
だれか投下しにこないかな
誰か来てくれると嬉しいですね。
即死判定の基準がわかるといいのだけど。
即死防止っと
即死防止〜
さげ さげ
即死防止賛助
猫さん、乙でごんす。
防止隊
猫さんお疲れです(´ω`)_旦~
即死防止
20くらいまでいけばいいんだっけ?
あ、
即死防止
帽子
もうちょっと行っとくか
紡糸
新スレ乙です&防止。
乙です。
とりあえず即死防止。
>>1 猫さん02です!
そういえば、
>>22の前スレ703-708の作品と896-900の作品を
書かれた人は同じ方なのかな?
沙有里公開停止されそうだから保存しとこ…
>>22 どうもすいません
前スレで『ペット』を書いた者です。
ペンネーム……「えす・あい」でお願いします。
即死条件がちょっと判らなかったので、念の為の協力を兼ねて投下開始します。
空中浮遊>>前スレ347-356
空中浮遊・2>>前スレ367-379
空中浮遊・3>>前スレ427-439
空中浮遊・4>>前スレ476-487
空中浮遊・5>>前スレ680-695
空中浮遊・6>>前スレ855-871
『空中浮遊・7 1/11』
背負われている私はミニスカートの中の素肌を空気が撫でる心細さに、神津君の
肩に添えている手にほんの少しだけ力を込める。
ゴンドラを降りた時のドア開閉係の男性職員の一瞬遅れた驚きと、その後に私の
顔を覗き込んだ問いかける表情が頭の中から離れない。ゴンドラ内に篭もった性臭と
男子7人女子1人の構成と神津君に背負われて俯く私を見れば何があったのかを
想像するのは簡単だったかもしれない。田中君達が頑張って床などに落ちている痕跡を
ティッシュやタオルで拭っていたから、篭もった臭い以外は迷惑をかけないとは思う。
《大丈夫…ですか?》
もしも犯罪…婦女暴行があったのならば助けてくれようとしている、犯罪被害者を
いたわりながら問いかける様なあの視線は、私の行為を軽はずみさを強く自覚させた。
やっぱり普通なら初体験は好きな人と二人きりで行うものだろう。いきなり初体験が
乱交状態になってしまった私だけれど、その観念は一応ある。
ミニスカートで下着なしで背負われると流石にお尻が露出してしまうから神津君の
ジャケットを着せられて背負って貰っていると、不安と恥ずかしさで頭の中が
ぐちゃぐちゃになる。――神津君は、初めてではなかっただろう。初体験であんなに
落ち着いている筈がないだろう。いや、気にはなるけれど、でも気になるのはそれでは
なくて…こんな初体験をしてしまった私を、神津君はどう思うのだろう。
「――痛いか?」
神津君の問いに、私は自分がいつの間にか泣きじゃくっているのに気づいた。
『空中浮遊・7 2/11』
「訴えたいとか、考えているか?」
日帰りは少しキツい為に、今回は遊園地に隣接しているホテルに豪勢に宿泊する組と
日帰り組に分かれていた。私は日帰り組だったけれど神津君達は宿泊組だった。
とりあえずベタついている身体をどうにかしないと話にならないという事で、ゴンドラ
故障の説明などには須藤君達が残り、私は神津君に背負われてホテルに向かっていた。
訴える事など考えてもいなかった私は、神津君の言葉に首を振る。
「……。軽はずみ、だよね」
「ああ」
身も蓋もない返事に落ち込みそうになる私の腰を、背負っている神津君の手がぽんと
軽く叩いた。
「俺も随分流された。集団で童貞捨てるなんてソープじゃあるまいし」
「――え?」
「俺も、初めてだった」
「嘘……」
神津君の言葉を頭から否定してかかるなんてしたくはないけれど、自分の馬鹿さへの
やりきれなさに口からぽろっと言葉が漏れてしまう。
クラスでは到底会話が出来ない神津君とこうして話を出来るなんて考えていなかった
嬉しさと惨めさで、どうすればいいのか判らない。7人がかりの処女喪失の代償の時間
だとすれば、それは喜んでいいものではないだろう。
「で、今後の対応とか…考えているのか?」
『空中浮遊・7 3/11』
お調子者と言っても今回の事を皆に吹聴して回る程ではない田中君や他の面々を思い
浮かべて、私は首を振る。
「……。これをネタにしてどうこうする人達じゃないと思う……」
「それは認める。でも須藤を除けば女日照りの連中だから刺激が強かったからな。――
勘違いまではいかなくても口説いたりしてもおかしくない」
「そんな……」
呟いてから、その図を想像して私は妙に納得してしまう。やっぱり高校生活となれば
男女交際の一つはしたいし、身体もいろいろ疼いてしまうだろう。でも私としては誰でも
いいワケではなくて、これで他の男の子に口説かれてしまっても好きになれる自信はない。
「考えてみれば今日は結構運がいいと言えばよかったのかもしれない。1対1だったら
今後もネタにしてエスカレートしてもおかしくないから、複数で牽制していた方が安全だ」
「エスカレートって…そんな事言われても……」
7対1で全員膣内射精というのは結構エスカレートしきっている気がして私は口篭もる。
「性的嗜好ってあるだろう。――SMとか、いろいろ」
神津君からその単語を聞いた瞬間、ぞくっと腰から背筋に震えが走った。背負われて
いるから少しの身じろぎでも伝わってしまうのに、はっきりと身体が震えてしまう。
震えの後に続くのは、下腹部の甘くもどかしい疼き。
はぁ…っと漏れてしまう熱い吐息と同時に、膣奥からとろりと潤滑液が溢れるのが判った。
『空中浮遊・7 4/11』
遊園地からホテルへの道はまだ日も高くて人通りは殆どない。宿泊客が目的の遊園地に
向かうのは大抵開園前後だろうし、ホテルに戻ってくるのは閉園頃か早くても夕方だろう。
私の格好もあって人目を避けてはいるのか、駐車場に面した大通りではなくて庭園
沿いの小道は早咲きの水仙の匂いが漂っていた。まだ桜には少し早く、時折ある
ベンチにも誰も座っていない。
不意に、神津君が私をベンチに降ろした。
「……、?」
「泣いてる状態でフロント通るワケにはいかないだろ」
少し困った様に言い、神津君が隣に腰を降ろす。何とかやりとりはしているけれど、
でもしゃくりあげながらだった私はミニスカートのポケットからハンカチを出して涙を拭う。
「ごめんなさい……」
「槙村が謝る話じゃないだろ。――和姦じゃなかった」
ぽつりと呟いた神津君の言葉に、拭ったばかりの涙が頬を伝った。違うとなると、
あれは強姦だと考えているのだろうか。自分がした事が何なのかが判らなくなってしまう。
少しでも神津君が私の事を意識してくれていて、それで据膳状態でしてしまったのなら
救いがあるのに。
「でも…違う、よ」
「……。そう言われると勘違いするだろ」
「勘違いじゃ……ない」腿にかかっている神津君のジャケットの裾をぎゅっと握って私は
息を何とか吸い込む。「まだ……よく判らないけど…、気持ち…よかった……から……」
支援
『空中浮遊・7 5/11』
「だから、勘違いさせるって」
一瞬やりきれなそうな表情をした後、首を振った神津君の腕が私を引き寄せて
抱きしめた。ジャケットと同じにおいに顔が埋もれ、そのままベンチの上にゆっくりと、
しかし有無を言わせぬ強さで身体を押し倒す。
「神津…くん……」
「判ってるのか?槙原。17の男なんてやりたい盛りなんだよセックスの事ばかり考えてる。
お前みたいな華奢なのに胸がやたらと目立って可愛い顔してる奴なんて妄想の中で
何百回も犯されてる。――実際に犯ってから自分を大切にしろなんて言うのは卑怯だと
自分でも思う。でも、そうしないと…お前の事、都合のいい様に扱ってしまう」
頭の中がぐるぐるする。貧弱なのにみっともないくらい胸だけは大きくて、同級生の
中にいると妹と勘違いされてしまう私に、何て言ってるのだろう?神津君はもしかして
ロリコンなのだろうか?いや一般論としてそれはありなのだろうか?ワケが判らない。
頭の横に手を突いている神津君がゆっくりと私に覆い被さってきた。
「……」
「凄く具合がよかった。根本まで埋めるとちょうどお前の子宮口にぎっちりと当たって
填めてる感覚がたまらない。俺が…、処女奪ったのも嬉しかった。お前が痛がってるのに
俺はお前の最初の男になった事で有頂天になっていた。お前が流されるのを見て、他の
奴らにやられてる時は『どれだけやっても俺が最初だった』と優越感に浸って、そして
須藤のモノでお前が反応して…苛立って、でもお前をもっと責め立てて俺ので一番
よがらせたくなった。――恋人じゃないのに、俺はお前を玩具や競争道具にしてる」
『空中浮遊・7 6/11』
玩具や競争道具としての初体験だったのかと、何だか鈍くなった頭で私は何度も
繰り返す。持ち上げられているのか叩き落とされているのかどう考えればいいのだろう。
他の男の子ともセックスしてしまった事よりも、神津君の気持ちの方がショックだった。
やっぱりと思いながら、少しでも期待していたんだと自覚してしまう。
「……。泣くなって方が無理だとは思う。でも…やばい、お前の泣き顔見てると
そそられておかしくなる」
覆い被さっている神津君は春の柔らかい青空を背にしていて、整った顔立ちに影が
落ちていてぞくっとするくらいに大人びていた。
「わ…私…、好き……なの…。神津君の事……好きなの……」
「……」一瞬驚いた顔をした後、神津君の表情は困った時のものに変わる。「――俺は…
考えてなかった。ごめん」
私の好意を利用して食い物にする事も出来るだろうに、正直に謝った神津君は視線を
少し逸らす。小道のベンチの上で組み伏されている体勢でのやりとりは身体の疼きに
意識をさらわれそうになる。ちらっと見える背の高いホテルの窓からは庭園を見下ろせて
しまうだろう…見下ろした人の目にこの状態はどの様に映るのだろう。
「うん…言葉の端々で何となく判ってたから」
「俺はかなり異常な人間なのかもしれない。集団でお前の事弄んで…ビデオ上映会とかと
同じ様に愉しんでいた。いや、生身のお前相手でやってて、いやらしい事をすればする
ほど愉しくて…恋人同士のセックスよりも大勢の方が愉しいんじゃないかと考えている」
そう話す神津君は真面目な表情で、それが私を振る為の言い訳でないのがよく判った。
『空中浮遊・7 7/11』
「お前でその味を占めたから、お前と1対1でセックスしてもそれだけで満足する自信がない」
そんなに乱交というのは面白いのだろうかと私はぼんやり考えて…そして腰の奥が
どくっと脈打つのを感じる。膣口から拭ってもぬぐっても溢れてしまっていた愛液が
溢れて、もうぬるぬるになっていた下腹部からお尻へと伝っていくのが判った。
皆に見られて…それが恥ずかしくてたまらないのに背筋がぞくぞくした感覚が身体を
火照らせる。貫かれて乱れる私を甚振る言葉の責めのたまらない…恥ずかしさ。
「都合のいい話だと自分でも思う。でも、俺は今、お前をもっと滅茶苦茶にしたい。
もっとセックスを教え込ませて、しゃぶり方も教えて、知っている体位を全部試して、
いやらしい言葉を教え込んで、開発したい。――でも執着や興味があっても恋愛じゃない」
神津君の言葉を聞くとぞくぞくと腰から背筋に甘い疼きが広がっていく。唇から漏れる
息が浅く乱れたものに変わって、まだ腰が重いのに自然と太腿を摺り合わせようと膝が
もぞもぞと揺れる。
「お前のその顔見てると、セックスしたくて頭がおかしくなる。――マラソン大会の時
からもやもやしていた。正直、オナニーはもう一切なしで、全部お前で発散したい。ガキ
臭いと思うかもしれないが、毎日、お前とセックスしたい。他の男に1対1で…
抱かせたくない」
「ぁ…ふ……ぅ……っ、……、ゃ…だめ……」
青空と神津君の輪郭が潤んだ視界で滲む。毎日…神津君は自慰をしているのだろうか。
あんな大きなモノで一人虚しく。全身がぴりぴりと疼いて、自分の想像をもったいないと
訴えてくる。私も毎日自慰漬けになってしまうだろう…同じ様に神津君も自慰漬けになる
のだろうか、私とのセックスや口を思い出しながら。
『空中浮遊・7 8/11』
遊園地直営のホテルの部屋は家族用なのか8畳の和室と洋間が繋がっていて、4〜5
人は宿泊出来る広い造りだった。浴室もユニットバスではなくてしっかりとしていて…
神津君と私が一緒に使っても狭さをあまり感じさせない。
全身が疲れ切ってしまったのもあるけれど、スポンジにたっぷりとボディソープを
つけて神津君に洗って貰う気恥ずかしさに私は壁に手をあてたまま動けずにいた。
淡い緑色のタイルの浴室は窓から陽光が差し込んでいて明るい。ゴンドラで肌を晒した
私だけれど、タオルを巻いているとはいえ神津君が裸というのは初めてで、どこを見て
いいのか判らない。
汗と精液でべたべたしていた肌をスポンジが撫でる。男の子のお風呂もこんなに
ソフトに洗うのだろうかという疑問が浮かぶくらいに、優しい。神津君の裸なんてとても
直視出来なくて背中を向けている私を軽く抱きしめる様に両手が胸と首筋をなぞる。
恋人同士の愛撫の様なたまらない甘さに身体が震えてしまう。
ただの後始末ではないと先刻の神津君の言葉で意識してしまう。タオルを跳ね上げて
いる猛々しいモノをもっと盗み見てしまいたい、出来れば悦ばせたい胸と身体の疼きと、
その主の焦らす様な手の動きにいつの間にか鳴き声が溢れ出す。
何度も繰り返し肌の精液の名残を洗い流された後、指がぬるりと膣内に滑り込んできた。
「はぁ……んっ!」
膣内にたっぷりと注がれた7人分の精液の残りを掻き出す様に膣の隅々を捏ね回す指に、
私はお尻を前後左右に振ってその刺激に溺れきる事から逃れようとして…負けた。
支援
『空中浮遊・7 9/11』
「あいつらが帰ってくるまでに出ないと…判ってるのか?」
ちらりと神津君を見上げながら、私はぴっちりと唇を貼り付かせて何とか半分まで
咥えている傘を舌で何度も舐め上げる。教わった通りに幹の根本から上へと指で絞り
上げると少し塩っぽい粘液が尖端から滲み出てきた。浴槽の床についている濡れた膝の
辺りまでねっとりと愛液がいるのは神津君にお願いして繰り返し何度も達した後の為で、
私は頭の中も身体もぼんやりと甘く疼ききっていた。
神津君も指で女の子をよがらせる事が面白いのか、最後は3本も指を挿入して私を
前後不覚の滅茶苦茶な状態にさせている。その後口元に突きつけられた傘に、私は
躊躇う事も出来ずに舌を這わせた。私の身体を洗う前に湯加減を調節しながら洗って
いた傘は愛液や精液の名残はなくてすんなりと舐める事が出来る。
咥えきれない大きな傘の尖端の亀裂を舌で少し開くと、頭に添えられている神津君の
指に少し力が篭もった。男の人の、かすかな呻き声。ひくんと揺れる大きなモノに私の
小鼻からうっとりとした啜り泣きが漏れた。まだどこか怖いのに、頭の奥が甘く溶ける。
私の身体を引き起こして、浴槽の縁に腰を降ろしている神津君はその膝に跨がせた。
既にタオルは外してあるその下腹部には、勢いよく反り返って手を添えておかないと
引き締まった腹部に当たってしまう硬く逞しいモノがあって、ひくひくと時折跳ねながら
透明な粘液を尖端から滲ませている。
「……、だって…だって……神津くん…ずるい……」
膝の上に乗っている私の腿がぬるぬるになっている事は判りきっている筈なのに
問いかけてくる神津君をほんの少し甘えて訴える私の唇を、彼の唇が塞いだ。
支援
『空中浮遊・7 10/11』
最初、どうすればいいのか判らなかった舌と唇が徐々にねっとりと絡まりあう様になり、
私の胸が神津君の胸板で潰れて捏ね回され、そして子宮口を傘が何度も突きまくる。唇が
少し離れるたびに甘い牝犬の鳴き声が溢れ、私は両手を神津君の肩に乗せて身体を上下
させた。ぐちゅぐちゅと浴室に愛液が掻き混ぜられる音が篭もり、歯で唇を擦られながら、
子宮口を小突かれるたびにこらえきれない声が私の唇から溢れる。
セックスが気持ちいいのかはまだぼんやりとしているけれど、でも膣内を神津君の
モノに拡げられ掻き混ぜられて、みっちりと密集した剛毛がクリトリスを掻く刺激に
絡め取られて私は行為の終わりを微塵も考えられなくなっていた。ずっとずぅっと
このままセックスしていたい。
こんな事を毎日されたら、それだけしか考えられなくなりそうだった。怖いのに、
神津君の性欲が毎日の行為を必要としているのならそれに耽ってしまいたくなる。
時折胸を滅茶苦茶に揉まれる事も、お尻に指を食い込まされて揺さぶられる事も、
唾液を流し込まれる事も、うっとりとして私は受け入れてしまう。
「あふぅ……っ、こ…こうづくん……いぃ…っ、そこ…っ、そことってもいいのぉ……」
「お前…懐いてくる子猫みたいだな。俺も…1対1も、意外といい…。――槙原は?」
「いじわる……ぅっ、神津くん…してぇ……もっと…もっとぉ、あっ、そこっ…あぅ…んっ!
きもち…いぃ……とってもいい…の…、擦ってこすってもっともっといっぱいしてぇ…っ」
口の端から溢れてしまう涎を神津君が啜ってくれて、そして私の腰に両手を添えて
激しく上下させてくれる。愛液まみれの幹が抜けそうなくらいに引き戻され、そして痙攣
する膣口で愛液をこそげ落とされながらずぶりと貫き…私の膣が神津君の形に拡げられた。
支援っと
『空中浮遊・7 11/11』
「――あ…香奈ちゃん? 今日は途中で帰っちゃってごめんね。え?今…?少し体調
崩して病院に寄ってるの…うん、気にしないで。本当に今日はごめんね。じゃ……」
ホテルの近くの公衆電話で受話器を置いて、私はふぅっと息をつく。既に夕暮れた
屋外はほんの少し寒くて、私は神津君のジャケットの襟をしっかりと合わせる。ホテルの
部屋からの電話では居場所が判ってしまうかもしれなくて避けたけれど、でもこの姿で
部屋の外に出るのはかなりに勇気が必要だった。
ハイソックスにまで、愛液と精液が垂れている。お風呂とベッドを何度も往復して
掻き出して貰っているのに、コロンをつけていても私の身体からは精液のにおいが漂って
いた。
「ん……ふぅ……っ!」
受話器を置いた吐息の次の瞬間、ジャケットの合わせから潜り込んでいる神津君の指に
クリトリスを強く摘まれて私は全身を震わせる。ひくっと蠢いた膣からまた粘液が
どろっと溢れた。ホテルの庭園の隅で神津君に注ぎ込まれたばかりの精液だった。
裾が太腿の半ばまで届いているジャケットとハイソックスとローファー以外は何も身に
つけていないのに、私は強い不安と羞恥と同時にたまらない疼きに支配されて電話中も
ずっとソフトに私を弄び続けていた神津君を見上げる。多分、物欲しげに。
「部屋に戻るか。そろそろ佐々木達が玩具を買って帰ってきてる頃だ」
全身がふわふわと漂っている様な甘い感覚に神津君の腕にしがみつきながら、私は頷いた。
空中浮遊:END
以上『空中浮遊』完結しました。
途中4回の支援ありがとうございました。
父娘相姦モノが読みたいです。相思相愛がいいです。
公衆便所ENDかよ。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
>保管担当猫さん。
スレ立て&収録ありがとうございます。お手数おかけしてしまい申し訳ありません。
こう来たかー……
槙原ちゃんが(恋愛では)振られちゃったのが切ない。
登場人物たちが性欲絶頂期の高校生であることを思えば妥当な展開なのかな。
(と言っても女の性欲のピークは20歳くらいでしたっけ。槙原ちゃんはこれから更にえちぃになるのか(w
なんだか物悲しくもある結末だったけど、印象深く、作品全体通して面白かったです。
大変楽しませて頂きました。SSS氏、乙でした!
49 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 18:38:26 ID:iwplawfw
猫ええ仕事するんな〜
ぽちっとな氏支援
SSSさんお疲れさまでした〜。
自分としては槙原ちゃんに告白され、最初はああいう返答だったものの、
その後の神津くんの反応からして、まだまだこれから、ってな関係に落ちついたなーと。
一応集団で付き合う(?)けど、それとは別にこっそり二人きりで…(ry みたく、
その後がどうなるかな、という読み手に想像(妄想?)させるような終わり方で良かったです。
>>48さん
探偵ファイルかどっかでは女性は30前後って書いてあったような<ピーク
でも高校生であんな体験をしてしまったらなぁ…。
それから僕らは、多恵さんが眠るまで、添い寝してずっと話をした。僕は、工業デザインの勉強の
ために上京したこと、実家の商売が失敗して学費が払えずに中退したこと、そのまま実家に戻らずに
東京でフリーター生活を続けていること、を話した。多恵さんはそれを聞きながら、時々難しい顔を
して頷いていた。
翌朝、ヘルパーさんが僕らを起こしにきた。朝食が準備されていて、僕がそれを食べていると桜沢
さんが来た。桜沢さんは僕を別室へ誘うと、いつも通り封筒をさしだした。中にはピン札の1万円札
が10枚入っていた。
「あの、桜沢さん。こんなこと聞いていいのかどうかわからないんですけど、多恵さんがああなった
のは、一体どういう……?」
「もうお話してもよろしいかもしれませんね」
そう言って話してくれた内容はおおよそこんなものだった。
多恵さんが大学生だったころのこと。大学を卒業したら結婚する約束をしていた相手がいた。二人
でドライブに行き、夜になって海の見える公園で車を止めて夜景をみていた時、車で現れた数名の男
性グループに絡まれた。あっという間に自由を奪われ、押さえ付けられた婚約者の目の前で、多恵さ
んはその男性グループに輪姦された。その後男達に散々なぐられた二人は、気を失ったまま線路の上
に放置されたらしい。先に気がついた婚約者は自分ひとりが逃げるのが精一杯で、逃げ遅れた多恵さ
んは命こそ奇跡的に助かったものの、両腕両脚が轢断されてしまった。婚約者は助けられなかった責
任をとって一生多恵さんの面倒を見ると言い、多恵さんの両親もそれを受け入れるつもりだったのだ
が、負い目でそばに居られることに多恵さんの方が耐え切れなくなって婚約を解消したのだそうだ。
初めて知った多恵さんの事情に心の奥に重いものを感じながら、僕は駅まで歩いた。丁度銀行が開く
時間だったので今受け取ったばかりの10万円を預金した。このお金にはなるべく手をつけないようにし
よう。僕はなんとなくそう決めると、バイトの準備のためにアパートへ急いで戻った。
アパートに戻ると、散らかっていた筈の部屋はきちんと掃除がしてあり、たまっていた洗濯物はきち
んと畳まれて、アイロンまでかけられていた。テーブルの上に麻亜子の字でメモがあった。
---勝手に入ってごめんなさい。M---
そういえば合鍵を返してもらっていなかったな、と思いながら冷蔵庫をあけると、小さなタッパーにレ
ンコンのキンピラとかひじきの煮物とかいくつかの料理が入っていた。料理の得意な麻亜子は、こうや
って機嫌を取ろうとしているのだろう。男として悪い気はしなかったが、しかし麻亜子の真意がさっぱ
りわからなかった。そういえばこの前だって、合鍵があったのになぜ中で待たずにドアの前にいたのだ
ろう。もやもやを抱えたままバイトに出かけた。
それからしばらくの間、僕は多恵さんの部屋へ足繁く通うようになった。バイトを終えてそのまま多
恵さんの部屋へ向かい、翌朝アパートへ戻らずそのままバイトへ向かう日もあった。僕の預金通帳の残
高はたちまち7桁を超えた。
その日、多恵さんのところへは行かずに真直ぐアパートへ戻ると、部屋の前で麻亜子が待っていた。
「お前、合鍵持ってるんなら中で待ってればいいのに」
僕はそう言ってから、しまった、これじゃまるで麻亜子を許したみたいだ、と思った。麻亜子はそん
な僕の動揺に気付いたそぶりもなく、暗い表情で俯いたまま
「今日は、合鍵を返しにきたの」
と言った。
「そうか」
と言ったきり、僕は気分が重くなった。つまりそれは、麻亜子はもう僕に許しを乞うのを止めるとい
うことだ。心のどこかで、麻亜子が自分のことを好きだといった言葉を信じていたかった。やっぱり
まだ麻亜子のことが好きなのだ。
「もう、会いに来ないから、だから、今日は最後だからもう少しだけ一緒にいさせて」
麻亜子はそう言うと僕に抱き着いてきた。僕は慌ててドアを開けると麻亜子を抱き寄せたまま部屋へ
入った。
「おねがい、悟。むちゃくちゃにして」
麻亜子は半ベソをかきながら、僕の胸に顔をうずめて呟いた。
「最後だから、か……」
僕の独り言が麻亜子の耳にも届いたのか、こくりと頷くと、再び顔を伏せて言った。
「お願い、もう悟に迷惑かけたりしないから。だから…」
麻亜子の言葉に、なにか鬱屈したものが僕の体の中心から沸き上がってきて、ジーンズの股間を内側
から強く押し上げていた。麻亜子はそれに気付くと、俯いて目を合わせないまま、急いで服を脱ぎ始
めた。生まれたままの姿になると、今度は僕の服を脱がせる。
僕は我慢できなくなって麻亜子をベッドに押し倒した。両手首を左手で掴んで頭上へ押さえ付けて
右手で顔をこちらへ向けようとするが、麻亜子は顔を背けてあくまでも目を合わせまいとする。
「お願い、目、見ないで」
僕は一瞬カッとなり、怒りにまかせて麻亜子の髪を掴むと無理矢理顔を向けた。麻亜子は目を硬く閉
じ歯をくいしばっている。ちくしょう、何なんだよこれは。そんなに嫌なのかよ。誘ったのは麻亜子
の方なのに。
僕は愛撫もせずに、そのまま猛り立ったものを麻亜子の中に突き挿れた。麻亜子の喉の奥から小さく
悲鳴が漏れる。まだ濡れていないその部分はギシギシと音がするんじゃないかと思うほど窮屈で、硬く
閉じられた麻亜子のまぶたには、痛みのためか涙が滲んでいた。構わずに腰を使うとその部分は少しず
つ潤ってきて、それとともに熱い粘膜が僕のものを心地よく締め付けてきた。僕はたまらずに、麻亜子
の足首を両手でがっしりと掴むとそのまま頭の方へ持ち上げ、体を二つ折りにすると勢い良く腰を動か
した。
「ん……んくぅ」
麻亜子は歯を食いしばり目を閉じたまま、頚をがくがくと左右にゆすっている。眉間にくっきりと深い
シワを寄せている麻亜子の表情からは、感じているのか嫌がっているのか判断がつかなかった。はっき
りと分かったのは次の瞬間だった。僕のものが麻亜子の中で強く締め付けられ、僕はたまらず腰をより
深く沈めると、精を放った。麻亜子の全身が一瞬硬直し、やがてゆっくりとその硬直が解けていった。
僕は怒りにまかせて麻亜子を抱いたことに自己嫌悪に陥りそうになりながらも、放出したあとのけだ
るさでなんだかとても投げやりな気分になっていた。そうかこれで麻亜子とやるのも最後か、と思うと
情けないことに涙が出てきた。気まずい雰囲気のまま麻亜子の隣に仰向けに横たわっていると、僕の、
今放出したばかりのところに麻亜子が顔を伏せてきた。もう僕には何がなんやらさっぱりわからなかっ
た。麻亜子にされるままにしていると、僕のものはすぐに頭をもたげ、やがて熱と硬さを取り戻した。
「麻亜子、お前……」
麻亜子は相変わらず目を伏せたまま、僕の上に跨がってきた。指で位置を確かめてから、一気に自分の
中に導きいれる。柔らかい肉に包まれる感触。
今日はここまでです。ハンパなところですみません。
ども。
某エロサイトで投稿してたヘボ野郎ですが、ちょっとココに投稿なんて
させて貰ったりなんかしちゃお〜かな〜、とか考えてます。
みなさんお上手なんで、自分のクビ締めてんのかもなんですが。(汗
ま、お暇でしたらお付き合い下さい。
『あたしのボディガード』
電車は今日も混んでた。
人がびっしり詰まって、臭いと熱気がものすごい。
駅の階段から駆け込み乗車したので、あたしがいま乗ってるの弱冷房車だし。
次の駅で普通の冷房車両に乗り換えようか、と思ってたけど、その駅に付いたら更に人がドカドカ乗りこんできて、あたしはむしろ中に押されてしまった。
どうにか吊り革だけは確保。
せめて座りたい〜、とふと見ると、あたしの前に座ってるのはおじいちゃん。
短めのステッキを足の間に立てて、その上に両手を重ねて、静かに目を閉じている。
(粋なおじいちゃんね〜)
高そうな、クラシックなイメージのスーツと帽子が似合ってる。
しかし暑い〜。きもち悪い〜。
あたしは片手に握ったハンカチでパタパタ顔に風を送りながら、(乗り換えまで……あと10分ちょっとか〜)と思った。
電車が突然、大きく揺れた。
他の乗客に密着してた背中が楽になった、と思ったら、更に強い波に押された。
(おじいちゃんにぶつかるっ!)
あわてて手を前に出し、身体を支える。手が窓に着いた時、「どんっ」と音がした。
おじいちゃんが目を開き、「ほ」の形の口をしてあたしを見上げた。
あたしは半笑いで、おじいちゃんに目礼。
身体がグイグイ押される。
(いい加減にしろばかやろ〜っ!)って怒鳴りたいのを我慢して、あたしは肩幅に開いた脚を踏ん張った。どすこい。
車内は熱くて臭くて気持ち悪いのに、なんか身体のどこかから小さな快感を感じる。
ん?と数秒……。あ。
ステッキの上に組んだおじいちゃんの手が、スカート越しにあたしの大事なところに触れていた。
ちょっとおじいちゃんそこダメ。あたしそこ弱いのダメ。まだ朝だしダメ。
電車は揺れる。あたしの身体も揺れる。おじいちゃんのステッキも揺れる。
あたしの恥ずかしいところに刺激を与えてるのを知ってるのか知らないのか、おじいちゃんは前みたいに目を閉じている。
あん、またこすられちゃった……あっ……あっやだそこヒット……あぁん、ダメだようおじいちゃん……。
車内の環境につい耐え切れなくなったのか、誰かが窓を開ける音がした。
吹き込んでくる熱風。「よけいなことすんなよ〜」って声。窓が閉まる音。
一瞬、空気がかき回されて臭いが気にならなくなったが、すぐに前以上のインパクトで悪臭が立ち込める。
不快指数300%くらい?これ。
あたしは熱気と臭いと快感(?)で倒れそうだ。
そんな最悪の環境の中、おじいちゃんの刺激が続いている。
汗じゃない液体で、パンティの中がくちゅくちゅ音をたて始めたらすっごく困る。
あん……あぁん……あん、それいい……その左右にくぬくぬくぬ、っていいのぉ……
あぁん……おじいちゃん、そうやっておばあちゃんをヒイヒイ言わせてたんでしょこのこのお……
ああっ……またヒットぉ……ん〜、それじゃなくて……くぬくぬがいい……くぬくぬしておじいちゃん……
くぬくぬカモ〜ン……あっ来た、くぬくぬ来た〜!
……ああん、おじいちゃんテクニシャン……じゃなくて、手ぇ引っ込めてよおじいちゃん!
悪環境のせいか、刺激されながら腹が立ってきた。
そしてそれとは別に、こみあげてくるものがある。
あえぎ声が出そうだ。
電車が乗換駅のホームに入った。でも間に合わなかった。
あたしはおじいちゃんの帽子を掴んで、その中に朝ごはんを全部出した。
遠心力をフルに使って帽子をおじいちゃんの頭に返し、一呼吸遅れて「けええええっっっっ」ってツルの声みたいなのを聞きながら、スッキリしたあたしはホームを歩いた。
歩くたびにまだなんとなくヌチャヌチャするパンティの中がちょっと気になる。
スーツのお尻を振りながら階段を昇って、ちょうど到着した電車に乗る。
座れなかったが、車内は気持ち良く冷えていてたちまち汗が引く。ビバ冷房。
電車が動いてしばらくすると、あたしは目の前の大きな背中の男の子が夢中で読んでいる文庫本に注意を引かれた。チラッと目をやると、詩集のようだ。
こう見えてもあたしは詩にはうるさい。誰の詩集だろう?と思ってすこしだけ覗きこむ。
ボードレールだった。
(あらぁ、趣味いいじゃん)
よしよし、いい事だ、と思ったが、今度はオッパイに快感を感じる。
?……見ると、あたしはオッパイを文庫本の彼の肘に押し付けていた。
あちゃあ。今度は自分から押し付けちゃったよ、と思ったが、彼がこちらを振り向く気配は無い。
気付いてないようだ。詩の世界に夢中なのだろう。
(気持ちいいし、まあいいか)
あたしはそのまま、刺激を楽しむことにした。
電車の揺れから来る長い、ソフトな刺激と、彼がページをめくる時の強い刺激。
もう、乳首はブラの中でピンピンになってる。
あたしは前のボタンを外して、肘がブラウスに触れるようにした。
ああん……スーツ越しよりいいっ……。
でも、流石に気付かれた。肘がピクッと動き、男の子が振り向く。
目と目が合った。
「……あれ?さとみさん……」
「……ゴンちゃん……」
ゴンちゃんを紹介しよう。
彼は「冬希」という綺麗な名前を持っているのだが、家族でさえも「ゴン」と呼ぶ。
なにしろ怖い顔をしている。小学五年生の時にはじめて職務質問を受け、彼が小学生で広い肩の影にランドセルをしょっている事に気づいた警官は慌てふためいたそうだ。
彼が新宿を歩いていたら、チャイニーズマフィアが最敬礼で道を空けた、という噂もある。
そして彼は、あたしの家の2軒隣に住んでいて、部屋まで真向かいにある間柄で、本当は優しいいい子で、でも本当に怒ると(滅多にないが)そのへんのチーマー程度なら20秒もあれば5〜6人は倒せるくらいの格闘家でもあるのだ。
そして彼は、あたしに頭が上がらない。
あたしがゴンちゃんに逢ったのは、いまの家に引っ越してきてすぐの頃だった。
お風呂から上がって、家族は留守だったから怒られる心配も無かったあたしは、全裸のまま自分の部屋に戻って、パジャマに着替えた。高校3年生だった。
で、ふと視線を感じて窓を見て、闇に浮かぶ顔を目撃して意識を失ったのだ。
気付くとあたしは自分のベッドに寝かされ、冷たいタオルがおでこに乗ってて、ポロポロ涙を流しながら床に正座する彼がいた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!」何度も謝る彼を見て、あたしはだんだん落ち着いてきた。
(怖い顔してるけど、悪い人には思えない……)
聞くと、あたしより5才も年下で(25才くらいかと思った)、悪いとは知りながらカーテンも閉めずに(これはあたしが悪い)着替えるあたしを見て、たまらなくなった彼は隣家のトタン屋根を伝い、あたしの窓に張り付いていたらしい。
「わかった。もういいわ。黙っててあげる」
言いながらあたしは、自分の服をチェックしている。違和感なし。
「――あたしをベッドに寝かせてくれた時、触らなかったの?」
「してません!……そんな事」
「そっか。本当に、見たかっただけなんだ?」
「もう……見るのもしません」
「うん。こそこそ覗いたりするの、もう辞めなさい。男らしくないわよ。解った?」
「……はい」
彼は可哀想なくらい、すっかりしょげていた。
「――いい子だね、キミ……いいわ。ご褒美あげる」
言って、あたしはパジャマの前を開いた。
彼は目をそらしたが、あたしは言った。
「今日だけはいいわ。あたしも悪かったんだし」
そして彼はあたしの許可のもと、オッパイを揉んで、乳首を吸って、自分のジーパンの中に射精したのだ。
きっと彼は、当分のあいだズリネタに困らなかっただろう。
それからあたしたちは仲良くなった。
いや、あたしが彼を気に入って、部屋に呼んで話したり、一緒にCDを聴いて過ごしたりした。
言っておくけど、もう、脱ぎはしなかった。
あたしが見ていても彼は変わった。
小さな頃から怖がられて、傷ついて、冷たい目をした子だったが、あたしと話したりしている時にはよく笑い、ふた言目には「俺はさとみさんには頭が上がらない」と言うが、そんな時にもニコニコしていた。
夜中に不良とケンカして、ベッドでうめいてるのをあたしが(トタン屋根を伝って)発見した時は驚いたが、彼は手当てするあたしに「相手は今頃病院だよ。嫌がる女の子に手を出してやがったんで、つい黙ってられなくてさ」と笑った。
あたしの影響で、彼は詩にも興味を持ったが、それは「日常的に」というレベルではなかった。
彼が詩の世界に没頭するのは、失恋した直後なのだ。
そしていま。
電車の中で、彼は詩集を開いている。
こんな時、普段のあたしなら、
「ほほぉ。失恋か?失恋だな?どんな子だった?何て断られた?」
と質問責めにして嫌がられる(のが快感な)のだが、その当人がゴンちゃんだとまぁそんな訳であたしは優しい。
窓の外を見る。おっ、いいタイミング。
あたしはゴンちゃんに言った。「さ、次で降りるよ」
「え?俺、学校……」
「普段、マジメに行ってるんでしょ?たまにはサボらなきゃ。」
「なんすかその理屈……」
「いいからいいから」
次の駅から歩いて行ける距離に、小さな動物園を中に持つ公園があるのだ。
「参ったなぁ……」ゴンちゃんが頭を掻いた。
――ぶじゅるっ。
ちゅっ。じゅじゅっ、ちゅう。
れろれろれろ。
しゅぶっ。ぺちゃぺちゃ、ずずっ。
「――ねぇ、さとみさん」
「ん゛ん゛?」
「なんでそんな音するんスか。普通に喰いましょうよ」
なんで、って……それは癖だからだ。
「いいじゃん別に。誰が聞いてる訳でもないし」
あたしはアイスから口を離して言った。
「……さとみさんらしい、って言うか何て言うか」
「なんか元気ないね?どうしたの?」
「どう、って……ココ、俺、嫌な思い出あるんですよね。言いませんでした?」
「……ああ、ここかぁ。小学校の見学で来たら、動物がゴンちゃん見て悲鳴をあげて逃げた、って動物園は」
「……」
「ふ〜ん。でも、動物、見たところ逃げてないよ?……ビビッてるのはいるかな?」
檻の中で、オランウータンが固まっている。目線だけゴンちゃんを追って。
あたし達はベンチに座った。
見回したが……そんなに近い距離には人はいない。
「で、今回の失恋の痛手は癒えそう?」
「……やっぱり詩集でバレたか」
「今回は、まだ元気そうに見えるけどね」
「まぁ……そうですね、好きになってからそんなに経ってないし」
「また、可憐なタイプ?」
「……ん〜、まぁそうかな……庭で、ガーデニングなんかやってて」
なるほど、いつものパターンか。
「なんで、怖い思いなんて一度もしたこと無さそうな子ばっかり選ぶかねぇ。それも、面識のない子を」
「……ん〜……」
ゴンちゃん、長考に入る。
「学校にさ、あたしみたいないい女いないの?」
「……さとみさん、いまエッチ相手何人います?」
「ん……3人かな?」
ゴンちゃんは、ちょっと笑いながら言った。
「……遠慮しときます、俺」
なんだよ〜。そりゃ3人相手がいるのって自分でも多いだろっ、って思うけどさぁ。
でも、3人ともしょっちゅう逢える訳でもないし、3人ともどっちかって言えばスタミナあるほうじゃないし、つまり早く言えば物足りないんだからしょうがないじゃんよ〜。
↑これが本音。でもここは、一応
↓こう言っておく。
「そうよね〜。あたしもいい加減にしないと、ゴンちゃんにも見放されちゃうかな〜?」
「いや、俺は見放したりしないけど……」
んふふ。ゴンちゃん優し〜。
「ありがと。でもね、やっぱり多いかな、って」
「ま、少なくはないっすよね」
「やっぱり2人にしようかな……」
「2人だって多いの!」
「え〜」
「1人でいいんです!俺なんて0だよ?」
「……1人……もうひと声!」
「ん〜……1.5?」
「どういう関係なのそれ?」
ゴンちゃんが笑った。
公園を散策しながら、ゴンちゃんと話す。
考えてみれば、あたしが就職してからこうやって二人で過ごすのは久しぶりだ。
――久しぶりだからかどうか知らないが、あたしは歩きながら困っていた。
ゴンちゃんの岩みたいな横顔を見る度に、パンティの中のぬるぬるが……。
ヤバい。マジヤバい。我慢出来るだろうかあたし。キャッ。
ってか、これ読んでるひとみんな「行けっ!」て思ってるんでしょ?
リクエストに応えたいような、裏切りたいような……。
……どうしよう……。
ぬちゃっ
――あたし達、いまホテルにいる。
はいっ!我慢出来ませんでした!
すいません!
だってだって、10日してないんだも〜ん。あたしそんなに我慢出来ないも〜ん。
もう今日は前戯ぶんくらい濡らしてるんだし〜。止まらないも〜ん。
「嫌だ4人目はいやだ」ってゴンちゃんには言われたけど、「オッパイ吸わせてあげたでしょ〜」って言って、無理矢理引っ張ってきちゃった。
なかなか広い部屋。テレビが2台ある。
ベッドも広い。その広いベッドまで全力で(だって大きいわ重いわで)ゴンちゃんを引っ張ってきて、ベッドに押し倒して、あたしはもう肩でハァハァ息をしている。
なんか、立場逆。
あたしは服のままベッドに上がり、スカートをたくし上げてゴンちゃんに跨り、唇にむしゃぶりついた。
>>55 SOTさん、いつもながらの文章、相変わらず引き込まれます。
麻亜子は一体何を考えているのか。これからも続きが気になる。
されるがままでいるゴンちゃんの頭を抱きしめ、あたしは舌でゴンちゃんの口の中を舐める。
ゴンちゃんに当たってるパンティの真ん中を擦りつけるように、腰が勝手に動いてしまう。
唇を一度離し、腰の動きはそのままで、あたしは上体を起こしてスーツの上着を脱ぐ。
ゴンちゃんの両手首を掴んで、ブラウスの上からオッパイを触らせるようにして、言う。
「ゴンちゃん……はじめての時みたいに、揉んで」
ゴンちゃんは揉んでくれた。
はじめての時より、優しく、丁寧な愛撫だった。
……誰で練習したんだろ?
かなり迷ったが、言ってみた。
「ゴンちゃん、気絶してくれない?」
は?という表情のゴンちゃん。
「あのね、ゴンちゃんの横顔見てたら、ちょっと試したいこと思いついたんだけど……多分ね、あんまり嬉しくないんじゃないかなー、って。気絶とかしてくれると好都合なんだけど……」
「気絶のしかたなんて知らないし……」
「殴る訳にも行かないし……あたしが殴ったところで、ゴンちゃん気絶しないだろうし……」
しばらく考えてるようだったゴンちゃんは、とうとう言った。
「何だか解らないけど、さとみさんならいいよ、何しても」
「怒らない?」
「……うん」
「ありがとーゴンちゃん。大好きよ〜」
あたしは言って、ベッドから降りてスカートを脱いだ。
ゴンちゃんに上半身裸になって貰って、ベッドに寝て貰う。
全裸になったあたしは、正座するようにゴンちゃんの枕元に。
「ごめんね、我慢してね」
言ってあたしは、ギュッと目をつぶるゴンちゃんの顔を跨いだ。
岩の塊みたいなゴンちゃんの顔と言わず頭と言わず、あたしは思う存分、アソコをこすり付けてみたかったの。
自分の指でアソコを開いて、ゴンちゃんの顔にくっ付ける。
「あっ、あ〜〜ん」
微妙なデコボコのある岩でオナニーしてるみたいな感じ。眉毛の感触は苔みたい。
「気持ちいい、気持ちいい」
身体を起こしたシックスナインの態勢で、あたしは夢中で腰を振った。
あたしの愛液で、ゴンちゃんの顔がぬらぬら光る。
想像してただけで濡れてた刺激は、実際にしてみると想像以上だった。
目を閉じると、どこか渓谷とかでオナニーしてる感じ。くちゅくちゅ聞こえる音も流れの音みたい(笑)で、ビバ大自然。
鼻が膣口を刺激する感じが気に入って、鼻の上で腰を回していたら、ゴンちゃんの舌があたしのクリトリスを舐めた。
あ〜ん、岩から舌が出たら反則〜、とかなんとなく考えたが、気持ちいいのでそのまま舐めて貰った。
ゴンちゃんの顔をモノみたいに使ったオナニーで、あたしは達しちゃった。
交代でシャワー使って、トランクス一枚でベッドに寝てるゴンちゃんの隣にすべり込む。
「ごめんねゴンちゃん。でも気持ち良かった〜」
「……そりゃどうも」
「そのかわり、おねーさんサービスしちゃうわよ〜」
「なんか風俗みたい」
ちょっと苦笑しながら、あたしの身体に巻きついたバスタオルに、ゴンちゃんが手をかけた。
ゴンちゃんの首に手を回してキスすると、今度はゴンちゃんが舌を入れてきた。
硬い唇から、びっくりするほど柔らかい舌。その舌をあたしは舐めて、吸う。
ゴンちゃんの右手が、あたしのオッパイを揉む。乳首を摘まれる。
恥ずかしいくらい、ビクンビクン反応してしまった。
左手であたしのウェストをがっしり抱え、右手でゴンちゃんがあたしのアソコを撫ではじめる。
オッパイを吸われると、あたしのあの部屋での一件がフラッシュバックするけど、ゴンちゃんの愛撫はあの頃よりずっと優しい。
硬い指があたしの割れ目をなぞる。おしりのほうから撫で上げてきて、膣口を軽くかき混ぜてクリに達する。
快感が電気みたいに走って、あたしの背中が弓なりになる。
フェラしてあげたくなって、あたしは身体を起こした。
どっちかって言うと、あたしは「硬くなったの」より、「柔らかいのが、あたしの口の中で硬くなる」のが好きだ。
あお向けに寝たゴンちゃんのトランクスに手をかけて、引き降ろす。
「……」
触ってみるともうすごく硬い。でも……。
顔に出ないように必死で堪えたが、ゴンちゃんのおちんちんはあたしが知ってる他のどれよりも……小さかった。
見ようによっては、硬いおちんちんがピョコタン、と勃ってて、可愛いと言えなくもない。
そう考えて、あたしは手でそのピョコタンを刺激しながら、内心の落胆と戦ってた。
ところが……。
「ピョコタン」を刺激してたら、手に「ドクン」とした動きを感じて、ん?って思って見ると。
ピョコタンが膨張を始めた!全長もそうだが、あきらかに太さも変化してる!
(に、2段変形 !?)
あたしの見てるその場で、ゴンちゃんのおちんちんは22mm機銃から50mm迫撃砲くらいに(?)変形した。
(さ、さすがゴンちゃん……)
わけわかんない感心の仕方をして、あたしはとりあえず元ピョコタンを口に含む。
おほ。おほひふてひゃへれらい。(大きくて喋れない)
あおあはるれるはもひぇれらい。(顎がはずれるかもしれない)
口は諦めて、舌で舐めることにした。
片手で根元のとこ握って、片手はタマタマを刺激しながら、舌でアタマのほうを舐める。
でりーしゃす!
ゴンちゃんも気持ち良さそうな反応。
で、でもこのあと、これがあたしの中に入ってくることを思うと……。
やっぱでり〜しゃす!
先っぽをチロチロレロレロしながら、たぶんあたしはニヤけていた(と思う)。
あお向けに寝て、大きく開いた脚の中にゴンちゃんが入る。ワクワク。
でも、すっごい威圧感。視界いっぱいにゴンちゃんの大きな身体が迫る。
なんとなく、ごめんなさいって謝りたくなった。
あたしの割れ目をいじくっていたゴンちゃんが指を抜き、迫撃砲の先端をあたしの膣口に当てた。
ずっ。
「×◎△○□※%●/$#+!!!」
凄いすごいスゴいのが来た!
あたしの膣を一杯に押し広げて、先の丸い、暖かいスプレー缶みたいなのが入ってる感じ!
(こっ、これは……た、たまらんっ)
「凄い凄い凄い!ゴンちゃんすごい〜んっ!」
あたしは絶叫しちゃった。でっかい木のハンマーで、杭を打ち込まれる地面ってこんな気持ちなんだろうか?
ゴンちゃんが腰を使うと、ゴンちゃんの先端があたしのいちばん奥に届いてるのがよく判る!
じ……じゃすとふぃ〜っと!
頭がかあっと熱くなって、身体中電気が走ってるみたいにビリビリして、掴まれてるオッパイが気持ち良くて、すっごい摩擦で出入りするおちんちんはもっと気持ち良くて。
(こっ、これが本当のえっちなのね!)とか、あたしは思ってた。
のしかかるみたいにしてあたしを突いてるゴンちゃんの乳首が、いつの間にか目の前にあって、あたしはそれに吸い付いた。
もう、何していいかわかんなかったんだもん。
ゴンちゃんが突くスピードが速くなって、「んっ」とうめき声が聞こえたとき、あたしは反射的に両腕と両足でゴンちゃんにしがみついた。抜こうとしたゴンちゃんは間に合わずあたしの中に出して、その出される感触であたしも達した。
激しくしてた息がすこし落ち着いて、気付いたらあたしの口からはヨダレが垂れてた。
慌ててシーツの端でぬぐって、もう片方の手にバスタオルの端を握ってたのにその後気付いた。
(すっごい体験だった……)
目をやると、ゴンちゃんもこっちを見ていた。なんとなく笑う。
ゴンちゃん、すっごく満ち足りた顔。かわい〜。
「凄いんだね、ゴンちゃん」
あたしは言って、ゴンちゃんに身体を寄せ、そのまま……ピョコタンを含んだ。
「ま、まだするの?」
ゴンちゃんの声が聞こえたが無視。
手と舌をフルに働かせて、ピョコタンを愛撫する。
先っぽを含んで、舌先でレロレロしていると、ピョコタンはあたしの口の中で変形した。
突然、喉の奥を突かれて吐きそうになった。
ゴンちゃんにおしりを向けて馬乗りになり、迫撃砲に腰を(おそるおそる)沈める。
(おおおおおおお)
ズブズブ入ってくる。力を抜かないと、と思うけど、つい力が入る。でも、そんな抵抗はお構いなしに入ってくるみたいな感じ。
根元まで入って、「はああぁぁぁぁぁ」と大きくあたしはため息をついた。
ゴンちゃんの両脚に手を突いて、腰を使ってみる。
す……スゴい。やっぱり凄い。
普段は、絞めるようにして腰を浮かし、力を抜いて腰を沈めるようにするけど、そんな小細工やってられねぇよ、って感じ。とにかく圧倒的な質量が膣いっぱいに入ってて、それだけでイきそうだった。
手がジョリジョリする、と思ったらゴンちゃんのスネ毛。なんとなく、(コレ掴んで引き抜いたら、すんごくスッキリしそう)、と思った。やらないけど。
腰を使ってる間に、あたしの膣もゴンちゃんの大きさに慣れて、身体の奥からこみあげてきた絶頂感が身体全体に広がっていく。
自分がずっと、「あっあっあっあっ……」って喘ぎ声をあげてることには気付いてたけど、絶頂感がその声とシンクロした、と思った時に、あたしはまたイッちゃった。
「さっき、あっすげぇ、って思ったんだ。俺サイズで」
一緒にお風呂に行くと、ゴンちゃんが言った。
確かに広いバスルームで、あたしなら4人一緒に入れそうだ。
「ここなら窮屈じゃないね。……ねぇ、なんかあたしも『ゴンちゃんサイズ』なような気がする」
「……そう?」
「うん。ってかね、ゴンちゃんがいてくれたら、あたし他に3人とかいらないなぁ、って」
「……そうかなぁ?慣れるまでの間じゃない?俺は、さとみさんの欲望には限界なんてないと思う」
言いながら、ゴンちゃんはニコニコしてる。
「なんだと〜。この野郎〜」
あたしは、お湯の中でゴンちゃんのピョコタンを両手で掴んだ。
「いてててっっ!」
「謝ったら、舐めて痛いの治してあげる。謝れ!」
「……わかった!謝ります謝ります」
そんなに簡単に、主導権は渡さないもん。
……そして。
あたしのボディガードは凄いよ。ハンパじゃないよ。
強くて、優しくて、頼りがいあるよ。
あたしが彼を従えて繁華街歩くと、モーゼが海を割るみたいに人垣が割れるんだよ。
しかもあたしのボディガードは、調子さえ良ければ1日に5回、あたしをイかせられるの。
一日中あたしに張り付いてる、可愛いあたしのボディガード。
別に意味ないけど、「さあ、かかってこんかい」って感じよ。(笑)
-END-
お後がよろしいようで。
お邪魔しました〜。
おつかれ〜
邪神降臨orz
リア厨?
91 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 22:37:41 ID:FfDTcjrt
猫がんばってるな
ぽちっとな氏支援
ども。
>>88 いえいえ。お邪魔さまです。
連続投稿ひっかかりまくりで、荒らしになった気分でしたw
>>猫さん
保管ありがとうございまつ。(一礼)
さて。
ご迷惑かもしれませんが、第2作を……。
>>92 迷惑かと思うなら最初から投下すんな
誘い受けウザい
空気読め
『入院……』
5年前の夏。
ぼくは、比較的条件の良かった、せっかく探したバイトをクビになった。
バイクの事故で、1ヶ月近くを病院のベッドで過ごす羽目になったからだ。
そして――その病院で、あの子は働いていた。
そのバイトの2日目を終えて、ぼくは愛車で家に向かった。
夜のバイパスを60kmくらいで走っていて、僕はトラックが落とした小さな荷物に乗り上げ、転倒した。
幸い後続車に跳ねられはしなかったが、バイクはガードレールを突き破って、あわれ坂の下へ。
ぼくは路上を滑って、バイクが突き破ったガードレールのちょっと先に激突した。
脚が折れていた。
通りがかりの誰かが救急車を呼んでくれて、ぼくは病院に搬送された。
即、入院だった。
折れた脚には金属のプレートがボルトで留められた。
傷が塞がり、リハビリで普通の生活に自力で対応出来るまでがだいたい20日〜1ヶ月、と医者は言った。
その頃のぼくは一人暮らしのフリーターだったので、正直入院費用や丸々1ヶ月収入が無いのは辛かったが、どうする事も出来なかった。
8月いっぱいを棒に振るのを覚悟して、少しでも早く治して退院して、数日分でも入院費用を抑えるしかなかった。任意保険に……まぁ、考えても仕方なかった。
数人の友達が笑いながら面会に来て、当初は世話を焼いてくれた。
流石に気が引けたので、入院生活に慣れてきてからはこっちで遠慮させて貰って、洗濯やら何やらは自分で片付けるようにした。ギプスで固まった脚を使うのは難儀だったが、早く慣れる必要もあったからだ。
6人部屋の病室の、患者仲間はみないい人達だったが、入院して1週間ほどでほとんどの生い立ちやら病状やらは語り尽くし、聞き尽くしてしまい、ぼくは自由な時間には病棟の外の喫煙所で過ごすことが多くなった。
悪いことは重なるものらしいが、ぼくも例に漏れず、小さな傷があった脚の付け根が腫れて化膿して、酷く痛んだことがあった。部分的に睾丸の袋のあたりまで腫れがあったので、ぼくは外科の他に泌尿器科の診察も受けることになった。
最初の泌尿器科の診察で、ぼくは傷口から膿を搾り取られた(死ぬかと思った)が、その処置の時に彼女がいた。
ナース3年目(その頃はまだ看護士とは言わなかった。看護婦だ)の田島由香ちゃん。彼女が病室に僕を迎えに来て、診察室まで車椅子を押してくれた時から、ぼくは5才年下のこの子にドキドキしていたが、はじめて逢ったこの日に、ぼくは彼女にチンチンを見られたのだった。
膿を搾り出した後に、傷口を消毒してくれたのも彼女だ。
「はやく、元気になるといいですね」と彼女は僕を病室に送ってくれたが、後になって「元気って、もしかして処置の間じゅう、ぼくのペニスが萎えてたことだろうか」と、つまらない考えにぼくは落ち込んだ。
入院して10日ほどが経ち、病院も盆休みで数日間の休診になる、という時だ。
ぼくは、更に落ち込む羽目になった。
夕食後、いつもの喫煙所に来ると、見慣れない先客がいた。
一見して病人ではない。そろそろ暗くなるのに、濃いサングラスを外さない。
僕の会釈にも、応えは無かった。
(無愛想な奴だな)と思ったが、ぼくもそいつのことは無視して煙草を吸っていた。
10分もした頃だったか、そいつが立ち上がった。なんとなく目で追うと、そいつが向かう先に私服に着替えた由香ちゃんがいた。
二人並んで駐車場の方角へ歩いていくのを見送りながら、ぼくは大きく息を吐いた。
(彼氏かぁ……そうだよな、いて全然不思議じゃないよなぁ)
今日は早く寝ちまおう、とぼくは立ち上がった。いつもよりヨロヨロしてたかもしれない。
失恋したから、という訳でもないが、盆休みの休診の間も、ぼくはなるべくベッドにいるよりは、身体を動かしてあちこち出歩くのを心がけた。
病棟にも詳しくなった。洗濯物を干すときに屋上に出る階段の他に、リネン室の横に小さな階段があって、婦長さんに怒られた新人の看護婦の子が、その階段を昇った踊場で泣くことも知った。
内科病棟の患者とも顔見知りになったが、どうも内科の人は「病気自慢」になる傾向があって、ぼくは少々苦手だった。
ある日、ぼくが散歩から病室に戻ってくると、個室のほうでガラスが割れるような音がした。
ナースセンターから看護婦さんが飛び出してくる。
隣のベッドの佐久間さんが、「また岡田さんだよ」と言った。
岡田さんというのは、この病棟のある意味、名物患者だ。
まるで子供みたいなオヤジで、入院も長いくせに全く他の人との協調も出来ず、元々は6人部屋の患者だったのが他の患者から苦情が出て個室に移されたらしい。
奥さんがパートに出て、夕方になると付き添いに来るらしいが、その奥さんにも物を投げつけたり、好き勝手し放題なんだそうだ。
態度を諌めた奥さんに手を出して、婦長さんが「岡田さん!ひっぱたくことはないでしょう!」と雷を落とすのを聞いたこともある。
「ありゃあ、花瓶でも投げたかな」佐久間さんが言う。
「……あの人、なんでああなんですかね」
「さぁね、何もかも嫌なんじゃない?」
気が滅入ってきた。
どうやら騒動は治まったようで、看護婦さんがぼくたちの病室に寄って言った。
「ごめんね〜、五月蝿くて」
「何投げたの?花瓶?」と佐久間さん。
「そう。奥さんに当たったよ。あの奥さんも大変だよね〜。ま、この部屋の人はみんな大人しくて助かるわ」
「俺はやる時ゃやるよ!」ぼくの向かいの中村さんが言って、笑った。
盆休みの最終日、珍しくぼくは点滴を受けた。
休みが終わると、そろそろ少しずつリハビリを始めることになっている。点滴はなんか、その準備のために打っておく抗生剤らしかった。
打ってくれた看護婦さんは、あまりぼくらの病室を担当することは無かったが、とても優しくて丁寧で、患者からも評判のいい吉田さんだった。
針を入れた直後に清拭の蒸しタオルが各病室に配布されて、吉田さんはちょっと困った顔で「あ。点滴しちゃったから身体拭けないね」と言った。
「いいですよ。後でしますから」とぼくは答えたが、吉田さんはチラッと時計を見て、言った。
「拭いてあげる。まだ時間あるから」
恐縮しまくったが、吉田さんは手際良くぼくのパジャマを脱がすと、身体を拭いてくれた。
いつもより近い距離に吉田さんがいる。いい匂いがする。
(あっ!ヤバいヤバいヤバいっ!)
ぼくは勃起していた。
気付かれないように祈ったが、そっと見るとトランクスはテントみたいになっている。10秒でバレた。
吉田さんの手が止まって、耳元に小声で「ごめん……刺激しちゃった?」と吉田さんの声がした。
顔から火が出そうな思いでいると、吉田さんは更に「ごめんね。……自分で処理してね」と囁いた。
「あ、それはもう。ええ」と答える。
吉田さんは、すこしぼくの顔を見つめているようだったが、手を伸ばしてぼくの手をギュッと握った。
ぼくは「大丈夫です。出来ますから」と答えた。
吉田さんは元通りにぼくにパジャマを着せ、ベッドを囲むカーテンを開こうとしたが、ふと立ち止まってぼくの方へ戻り、ぼくの手を取るとナース服の胸に押し付けた。
ぼくは驚いたが、手が反射的に吉田さんのおっぱいを揉んでしまって、そのことに更に慌てた。ぼくが手を引くと、吉田さんは立ち上がってカーテンを開き、ちょっとぼくを見て、病室を出て行った。
手のひらに、柔らかい感触が残っていた。
手がいたーいっ orz
しばらくベッドにひっくり返っていたが、結局我慢出来ずに、ぼくは点滴のスタンドをガラガラ押しながらトイレに行った。
久しぶりに射精するまでは良かったが、トイレを出るときはちょっと空しかった。
その夜は蒸して、寝苦しかった。
ウトウトしては目が覚めて、タオルで寝汗を拭う。
こりゃあ無理だ、と思い、ぼくは喫煙所に行くことにした。外のほうが、まだ涼しいんじゃないかと思った。
喫煙所で水分補給(自販機がある)と一服。
気分は晴れたが、やっぱり外も暑かった。
もうすこし涼しくなってくれればなぁ、と思い、なんとなく病棟を見上げた。
一瞬、3Fの窓に、なにか青白いものがフワリと動いた気がした。
……?
あの窓は……そうだ、広いほうの階段の窓だ。
お盆だけど、まさか幽霊じゃないだろう。
なるほど。ぼくは膝を打った。
屋上なら風があるのかもしれない。誰か屋上に向かってるんじゃないだろうか。
屋上では煙草は吸えないけど、いくらか涼しいなら行く価値はある。
ただし。他の患者と一緒になって、「暑い暑い」とこぼすのは嫌だ。気が滅入る。
ぼくは、リネン室横の階段で、屋上へ出てみることにした。
薄暗い階段を屋上へと昇りながら、ぼくは当惑していた。
結果的に吹き抜けになっているからなのだろうか、この階段はやけに涼しいのだ。
ただ……。
涼しいと言っても、何故か快適な涼しさとはちょっと違うのである。
こういうのは……うすら寒い、とでも言うのだろうか。なにか、不吉な感じの涼しさなのである。
4Fまで昇ってきた。この上が屋上だ。
中段の踊り場まで昇って、あと半分、と方向を変えてふと頂上を見て、ぼくは叫びそうになった。
階段のいちばん上に、青白い人影があった。
飛び上がりそうになる心臓を押さえつけ、ぼくは目をこらした。
人影は岡田さんの奥さんだった。
「こんばんは」と声をかけようとして、ぼくは口をつぐんだ。
岡田さんの奥さんは泣いていた。
涙を拭わずに、流れるままにしてじっとぼくを見ていた。
30代後半くらいだろうか、パートにも介護にも疲れて青白い顔をした人だったが、泣きながらぼくを見つめる顔を見て、なんとなく「綺麗だ」とぼくは思った。
何故こんなところに?
何故泣いているんだろう?
何故ぼくを見つめるのだろう?
疑問はたくさんあったが、ぼくは何も言えずに、ただ岡田さんを見ていた。
そして、見つめられ、見返しているうちに感じた。
(ぼくを……誘ってる……?)
何故そう思ったのかは説明出来ない。どう説明すればいいのか解らない。
言葉を交わした訳でもない。
でも、ぼくはそう感じた。
ぼくは、手すりを掴んで、階段を一段一段昇った。
岡田さんはぼくを見ている。ぼくも岡田さんを見つめたままだ。
最上段に立ち、岡田さんのすぐ横まで近づくと、岡田さんはすっ、とぼくから目をそらした。
(この人は、こんなに小さかったっけ……)
青いワンピースの身体が、華奢だった。
岡田さんの頬を伝い、あごから落ちた涙が、ワンピースの胸元に小さなシミを作っていた。
まるで、そのまま消えてしまうのじゃないかと思うくらい、儚げで生命力の感じられない岡田さんだが、その涙だけが、血の通った身体を証明しているように思えた。
ぼくは静かに、大きく息を吸い込んだ。
病院特有の匂いを感じ、いつの間にか自分が息を止めていたことに思い当たった。
岡田さんはずっと、身体の左側をぼくに向けた状態で、すこし俯き加減でいる。
ぼくは手を伸ばし、岡田さんのお尻に触れた。
幽霊じゃなかった。岡田さんは確かにそこにいた。
ぼくの手がお尻を撫でまわし、柔らかい肉を掴み、揉むように動いても、岡田さんはただ、そこに立っていた。
お尻の愛撫を続けながら、ぼくは左手も伸ばして岡田さんの胸に触れた。
ワンピースの生地と柔らかいブラのカップを通して、おっぱいの感触が伝わってくる。
長めの髪を後ろにひとつにまとめた首筋に、数本の髪がへばりついている。
手のひらに伝わる感触は、柔らかいが、冷たかった。
喘ぐでもなく、拒むでもなく、ただ立ちつづける岡田さんの身体を愛撫しているうちに、パジャマの中でぼくのペニスは勃起していた。
ワンピースのお尻をまさぐるぼくの手は、かならずある筈の下着のラインや段差を捉えられずにいた。
ぼくは岡田さんのひんやりした手を取り、手すりの位置に誘導した。
すると岡田さんは、手すりに両肘を乗せ、手のひらを重ねてその上に顎を乗せ、お尻を突き出した格好になった。
ぼくは岡田さんの背後に回り、ワンピースの裾をまくりあげた。
薄暗い階段の常夜灯だけの暗さにも慣れた目に、パンティを穿いていない下半身が写った。肩幅よりちょっと開いた脚の中心に、薄い陰毛におおわれた亀裂が覗いていた。
陶器のように見えるが、触ってみると柔らかいお尻を開き、指先で亀裂に触れた。
濡れてはいなかった。
が、片手の指で割れ目を開き、もう片手の指で小陰唇を突き割ると、熱い雫が指を濡らした。
岡田さんの身体の、唯一熱い部分だった。
指先で亀裂の中を探るうちに、熱い雫は全体に回り、やがて溢れて太腿を伝いはじめた。
ぼくはパジャマのズボンをトランクスごと膝まで降ろし、いくらか赤みのさした白いお尻を掴み、亀裂にペニスを挿入した。
「はっ……ん……」と、はじめて岡田さんが声を漏らした。
深く突き入れ、すこし動かす。愛液がペニスを包み込むと、突くごとに動きはスムーズになる。
岡田さんの腋の下に手を入れ、おっぱいを掴むと、服を通して乳首が勃っているのが判った。
ぼくは両手で岡田さんの腰を掴み、膣をリズミカルに突きはじめた。
服を着たままで、下半身だけ剥き出しにした人妻と交わっている、そんな背徳感が興奮を誘っていた。
岡田さんの片手が股間に伸びている。自分のクリトリスを刺激しているようだった。
膣のぐちゅぐちゅいう音と、パンパンッと肉のぶつかる音がしていた。
「あっ、あんっ、ああっ……」
ぼくが突くスピードを早めると、とうとう岡田さんは喘ぎ始めた。
表情は見えないが、首のうしろもいくらか上気しているのが判る。
岡田さんの膣が締まり、太腿が震えた。「あっ、あああっ!!」
岡田さんが達したのが判った。
ぼくはそのまま突き続けていたが、ふと岡田さんの身体に「しるし」を残したくなった。
ぼくは岡田さんの膣から勃ったままのペニスを抜き、愛液にまみれたそれを岡田さんのアナルに突き立てた。
「うあっ!あああぁぁぁ……」
岡田さんのうめき声の中、ぼくのペニスはズブズブとアナルに刺さっていった。
亀頭部分が入ってしまうと、あとはヌルっと奥まで入った。
ぼくは動きはじめた。
竿の部分が強く締められて、しばらく突いただけでぼくは直腸に射精した。
ペニスを抜くと、拡がったアナルがぽっかりと口を開けていた。
手すりにもたれて息を整えている間に、岡田さんはワンピースのポケットからパンティを出して穿いた。
岡田さんは上気した顔をぼくに向け、すこし微笑んだ。
そして、「ありがとう」と、とても小さな声で言って、階段を降りていった。
ぼくはドアを開け、屋上に出た。
5、6歩歩いて、屋上のコンクリートに腰を降ろし、そのまま大の字に寝た。
コンクリートは生暖かく、熱を持っていたが、屋上には吹き抜ける風があった。
ぼくは星空を見上げていたが、(そういえば……終わったあと、階段は暑かったな)と思った。
しばらく寝ていたら汗も引き、ぼくは病室に戻った。
廊下で岡田さんの個室のドアに目をやったが、部屋は静まり返っていた。
翌日は忙しかった。
病院の夏休みも終わり、診察が再開されて、ぼくは外来の患者に混じって形成外科に回され、リハビリに向けての診療を受けることになった。
傷の癒着具合を調べてもらい、3、4日後から軽いリハビリを始めてみよう、と決定した頃には昼を過ぎていた。
病室に戻る廊下で、ぼくは由香ちゃんとすれ違った。
が、俯いて歩いている彼女は、ぼくに気がつかなかったようだった。
なんとなく、元気の無さそうな彼女が気になったが、ぼくは肩をすくめてまた歩き出した。
病室に戻ると、同室の患者さんたちが「お疲れさん」と口々に迎えてくれた。
診察のあれこれを報告しながら、遅い昼食を食べ終わると佐久間さんが言った。
「今日の朝さぁ、……岡田さんが亡くなったよ」
ぼくは岡田さんが入っていた個室を覗いてみた。
殺風景な病室に、岡田さんや岡田さんの奥さんがいた気配も、匂いも無かった。
奥さんは昼近くに、荷物をまとめて帰ったのだそうだ。
患者のぼくたちは知らなかったが、岡田さんはそうとう悪かったらしい。
今朝、朝食の後片付けに看護婦さんが部屋を覗いたら、朝食を受け取った時には生きていた岡田さんが、まったく食事に手をつけないまま息絶えていたそうだ。
時間的に、ぼくが診察に出かけた直後の出来事だったらしい。
急遽、病院はパートに出かけた奥さんに連絡を取り、奥さんは病室に駆けつけた。
ぼくが5時間いない間に、すべては終わっていた。
ぼくは、奥さんに声ひとつかけられなかった。
病院の、規則正しいローテーションの生活がぼくを救ってくれた。
食事をし、診察を受け、同室の人たちと話して、喫煙所で休憩する。
数日はそうして過ぎたが、やはり暑い日の夜、ぼくはまたあの階段へ行ってみた。
ベッドの上で眠れないで、あの日と同じように寝返りばかり打ったあと、ふと思いついて屋上の風に当たろうと思い立ったのだ。
階段を昇って、屋上を目指す。もちろん岡田さんの奥さんがいる筈もなく、ぼくは屋上に出た。
いくらか風がある。背後から吹き付ける風のほうを向こうとして振り返った時、ぼくは「わっ!」と声をあげた。
白い人影がそこにあった。
ぼくの声に影が振り返った。由香ちゃんだった。
あの日の岡田さんみたいに、由香ちゃんも泣いていた。
「……びっくりした〜。由香ちゃん夜勤?」
「……はい」
由香ちゃんは慌てた様子でハンカチを目に押し当てると、ぼくの声に頷いた。
「ごめんね。俺、場所移すね」
言って、ぼくは階段に戻ろうとした。
2、3歩進んだところで、由香ちゃんの声が聞こえた。
「あの……眠れないんですか?……ここ、風あるから……涼んで行きませんか?」
ぼくは由香ちゃんを振り返った。
廊下ですれ違ったとき、元気がなさそうだったのを思い出していた。
二人並んで屋上の手すりにもたれて、しばらく風に吹かれた。
由香ちゃんに何かあったのは間違いないな、と思って、ぼくは訊いた。
「最近、元気なかったよね。何かあったの?」
「……普通にしてたつもりだったんだけどな……バレてるんですね……」
由香ちゃんはそう言って、ため息をついた。
「言いにくい事じゃなければ……俺でよければ聞くよ?」
場所を移す、って言ってるのを、わざわざ呼び止めるくらいだから、聞いてほしいことでもあるんだろう、とぼくは思っていた。
「……聞いてくれます?本当に?」
由香ちゃんが言う。
「……うん」
「じゃあ、明日の夜、いまくらいの時間にここで逢ってくれますか?」
「……今じゃなくて?」
「あたし、そろそろ戻らなきゃなんで」
あ、そうか、夜勤じゃ仕事中か。
ちょっと気が抜けた。
――そして次の日。
午前中の初回リハビリを「うりゃあっ!」ってノリでこなして看護婦さんに拍手で送られて、絶好調のぼくは夜にベッドを抜け出すと屋上に向かった。
誰もいない屋上の、手すりにもたれて風に吹かれていると、やがて私服の由香ちゃんがドアを開けた。
片手を挙げて挨拶する。
「買い物してたら遅くなっちゃった」
由香ちゃんはぼくの足元にコンビニ袋を置いて、また階段室に戻った。
「???」と思っていると、階段室の壁に立てかけてあったアルミの脚立を引きずり出す。
「へへ。ココがいいんですよ」
言って、由香ちゃんは脚立を階段室の壁に立てかけた。
――階段室の上?
たしかに、どこからも死角には違いない。このあたりで一番高い位置になるんだから。
支援
促されて、ぼくは先に脚立を昇った。
リハビリの続きみたいだ。
昇ってみると、階段室の上は四畳半くらいのスペースがあり、四辺の縁が高くなっているので身を屈めると屋上からも見えない死角だった。
ぼくがなかば呆れながら感心しているうちに、由香ちゃんは荷物を運びあげて、脚立も引きずり上げてしまった。
なるほど。
由香ちゃんはトートバッグからレジャーシートを取り出して、敷きはじめた。
私服のスカートはかなり長いが、右足の前側にスリットがあって、膝上まで脚が見えるのにその時気付いた。
(脚立を昇るところ、下から見たかったなぁ)と思った。
「ここはね、ホントに何人かしか知らないんですよ」
シートの上に、ペットボトルやらポテチやら、缶チューハイやら並べながら、由香ちゃんが言った。
なんか想像と違う……これはまるでピクニックだ。夜中だけど。
「外科病棟だから、吉田さん知ってるでしょ?ここ、吉田さんに教えて貰ったんです」
驚いて訊いてみると、由香ちゃんは1年目に内科病棟に配属され、同じく内科病棟にいた吉田さんの下で仕事を覚えたんだそうだ。
ある日、ミスを怒られてこの屋上でこっそり泣いていたら、頭上から声をかけられた。
見上げると、煙草を咥えた吉田さんが笑っていたのだと言う。
で、吉田さんが脚立を降ろしてくれて、この場所で二人、いろいろ話をしたんだそうだ。
「そうか。この場所は、看護婦さんのいろんな悩みを受け止めてきたんだねぇ」と言うと、由香ちゃんは「それほど大げさでもないですけどね」と笑った。
ぼくたちは(最初は)コーラで乾杯して、由香ちゃんが仕事を終えてから自宅で作って、持って来てくれたサンドイッチをつまみながら、しばらく話した。
「泌尿器科だと……言葉に抵抗あるんじゃない?時には『陰茎』とか言わなきゃ、とか?」
「ああ、漢字で想像するからですよ。カタカナで言うの。それがコツ」
「インケイ……あ、なるほど。カタカナだと卑猥さは消えるね〜」
……我ながら下らない会話だ。
ポテチやスナック類をつまみに缶チューハイの2本目を空ける頃、由香ちゃんは語り出した。
「――あたしね、二股かけられちゃった……」
これか、と思った。
ぼくの前で横位置に脚を伸ばして、缶チューハイにすこし上気した横顔を見せて、由香ちゃんは続けた。
ぼくが喫煙所で逢ったあいつだ。気に入らない奴だとは思ったが、そんな奴だったのか。
「あたしね、夏休みはずっと一緒にいられると思って……」
由香ちゃんが涙声になった。
アプローチは由香ちゃんからしたそうだ。奴は元々は患者で、全快祝いに招かれた時に告白したらしい。
で、付き合いはじめたが、奴には他に女がいて、遊びにナースを抱いた、ってことなんだろう。
ひととおり聞いて、ぼくは言った。
「……喫煙所で見かけたよ。無愛想な奴でしょ?」
すると由香ちゃんは笑った。
「そうだよね、無愛想なんだよね。……あたしはそれをクールなんだと思っちゃった……」
「……」
「でも、もういい。忘れるの、全部」
「……全部忘れなくてもいいんじゃない?楽しいこともあったろうし、面白かったり、安らげることもあったろうし。そういう思い出は思い出でさ、取っとけばいいじゃない?一緒にいた相手がイマイチだっただけじゃん」
ぼくがそう言うと、しばらく由香ちゃんは黙っていたが、缶チューハイを一口飲んで、言った。
「そうか。そうかもね。いいことだけ覚えてればいいか……」
「ディズニーシーは楽しかったけれど、帰りに食事した店がまずかった、みたいな」
由香ちゃんは笑った。
「そっか、まずい店に当たったようなものなんだ?」
頭をそらして笑ったはずみに、由香ちゃんはすこし膝を立てた。
スリットを割って、綺麗に伸びた脚が出た。
(おっ)と思った瞬間、ぼくは空き缶を灰皿にして吸っていた煙草を落としそうになった。
「えっ?なに?」
慌てるぼくに、由香ちゃんが訊く。
「なにって、スカートから脚が見えてるよ」
「あら。……よく見える?」
「……綺麗なのは判る」
「綺麗かなぁ?結構筋肉質なのよね〜」
言いながら、由香ちゃんは身体をひねって自分の脚を見ながら手で撫でた。
「なんかね、アスリート的な綺麗さ、だね」
「ホント?ありがと〜」
言って、由香ちゃんはそのまま身体を倒し、あおむけに寝た。
「あ〜、喋ったら楽になった〜」
ぼくは落としそうになった煙草を吸い終わると、自分の前、寝ている由香ちゃんの右側のポテチや空き缶を片付けはじめた。
こっちを見て、由香ちゃんが「もうお片付け?」と訊く。
ぼくは由香ちゃんの隣に移動して寝そべりながら、「添い寝、添い寝〜」と答えた。
「あ〜。危険だ〜」
由香ちゃんの目が、ぼくを見上げて笑う。
由香ちゃんの隣に寝て、10cm先の顔を覗き込む。
由香ちゃんはぼくの顔を見ていたが、ふと「あのね、あたしね……」と言った。
「ん?」
「嫌な奴だけ忘れる!」
由香ちゃんはそう言うと、腹筋で身体を起こし、ぼくにキスした。
3秒ほどのキスで身体を元に戻し、上目遣いで「ありがと」と小さく言った。
ぼくは「どういたしまして」と答えて、由香ちゃんにキスした。
柔らかい唇を吸い、ついばみ、また重ねる。
酒も入ってるからだろうが、うっとりと目を閉じた顔が可愛かった。
ぼくは由香ちゃんを抱き寄せ、更に深いキスをした。
舌を差し入れると、由香ちゃんの舌に当たった。
Tシャツの上から、右手を由香ちゃんのおっぱいの下に当てると、指先に鼓動が伝わった。
そのまま、服の上からの愛撫。ゆっくり揉むと、由香ちゃんがぼくの口の中に甘い息を吐いた。
由香ちゃんの舌が、ぼくの舌を舐めはじめる。おっぱいの右手を、ぼくは由香ちゃんの下半身に滑らせた。
スリットに手を入れ、誉めたばかりの脚を愛撫する。
由香ちゃんが、ぼくの口に舌を入れてきた。吸って、ぼくも舌をからめる。
脚を愛撫しながら、ぼくは少しずつ、由香ちゃんのスカートをまくりあげるようにした。
Tシャツの裾から手を入れ、撫で上げると指先がブラに触れた。
背中に手を回し、ホックを外す。舌を深く吸いながら、Tシャツをブラごとまくり上げた。
こぼれた裸のおっぱいを揉む。揉みながら閉じた指が、偶然乳首を挟んだ。
由香ちゃんの背中が弓なりになる。唇が離れて、ぼくは由香ちゃんのおっぱいを見た。
大きくはないけど、綺麗な形だった。
そのまま乳首を口に含む。由香ちゃんが「ああっ……」と声を漏らす。
乳首を吸い、舌で転がしながら、ぼくは右手を脚に戻した。
由香ちゃんは脚をそろえたまま、膝を立てていた。
右足の裏を撫で、そのまま滑らせる。両脚に挟まれた局部に、指先が触れる。
乳首を吸うぼくの頭を、由香ちゃんは抱きしめた。
援護
ぼくは右手で由香ちゃんの膝を割って、手を腿の内側に滑らせた。
由香ちゃんがぼくの手を脚で挟む。
ぼくが乳首に軽く歯をたてると、由香ちゃんの脚から力が抜けて、ぼくの指先はパンティの上から中心に到達した。
「はあぁぁ……ん……」由香ちゃんがのけぞった。
亀裂にそって、指先でパンティの上から撫でると、往復するたびに由香ちゃんの脚が開いていく。
大きく開いたところで、手のひら全体でこねるように股間を押さえた。
由香ちゃんが、甘い声を漏らす。
ぼくは身体を起こして、由香ちゃんの全身を見た。
Tシャツが首までたくしあげられておっぱいを晒し、まくれあがったスカートから伸びる両脚を大きく開いている。
パンティは、部分的に白いレースの付いた薄いイエローだった。
由香ちゃんの脚の間に入って、パンティに左右から手をかける。
ちょっと引くと、由香ちゃんは腰を浮かせてくれた。スルッと脱がす。
脚からパンティを抜き、膝を持って開く。由香ちゃんの両手がシートの上を大きく動き、空き缶に当たった。
空き缶が転がっていく。
ぼくは両手で脚を押し開いて、中心に口をつけた。
舌で亀裂を割って、中を舐め上げると、由香ちゃんが喘ぐ。
舌先がクリトリスに届くと、由香ちゃんの身体がピクッと震えた。
ぼくはしばらく舐めてから、由香ちゃんを促し、Tシャツとブラ、スカートを脱がした。
由香ちゃんは全裸になった。
ぼくもパジャマの上を脱ぎ捨て、ふと思いついて由香ちゃんの身体をうつ伏せにして、お尻を上げさせた。
由香ちゃんはスレンダーな身体の背中を反らし、お尻を突き出すポーズを取った。
割れ目がすこし開いていて、サラサラな雫で濡れている。
ぼくは指でその割れ目をさらにひろげて、顔を押し付けるようにくっつけて中を舐めた。
鼻で膣口を突き、舌をクリトリスや尿道口に這わせる。
「はぁん……ふあっ、あぁ……」
由香ちゃんが喘ぐ。
舐め続けると、由香ちゃんはお尻をくねらせはじめ、伸ばした僕の舌にトロッとした液が落ちてきた。
わざとぴちゃぴちゃ音をたてて舐めると、由香ちゃんの甘い喘ぎ声が高くなった。
ぼくはシートにあお向けに寝て、由香ちゃんの開いた脚の間に頭を入れた。
ぼくの顔を、由香ちゃんが跨いだ格好になる。
ぼくは由香ちゃんのクリトリスを舐めながら、自分の顎の近くに手を添えた。
指先で膣口を探る。
指先をぬぷっと飲み込む、潤みの中心を探り当て、そこに2本の指を潜らせる。
「んっ……はあっ、あぁん……」
指を膣に突き入れながら、ぼくはクリトリスを舐め続けた。
指を抜くときに溢れる愛液が、ぼくの顎に垂れた。
由香ちゃんの喘ぎ声が激しくなり、ぼくの指の動きが早くなり、ぼくの舌がクリトリスを左右に往復ビンタするように刺激すると、由香ちゃんは泣き声をあげた。
ぼくの頬を挟んだ由香ちゃんの内腿がピクピク動き、顎に体重がかかった。
由香ちゃんは、ぼくの頭を両手で掴むようにして、達した。
顎が疲れて喋れない。
ただ、はぁはぁ息を吐いていると、ようやく身体を起こした由香ちゃんがぼくの顔を覗きこみ、すこし笑ってぼくの顎についたままの愛液を舐め取った。
「こんなに舐められたの、はじめてだよ……」
ぼくは、息で「ぼくが笑ってる」ことを伝えた。
由香ちゃんはぼくにキスして、身体を起こし「あたしも……」と小さな声で言いながら、ぼくのパジャマとトランクスに手をかけた。
降ろされるとき、勃起したままのペニスがつかえた。
由香ちゃんがペニスを握って、トランクスを脱がす。
「あたし、これ見たことある〜」由香ちゃんが言った。つい笑ってしまう。
「でも、あたし見たとき、こんなんなってなかったなぁ〜」
「……元気になれたよ、おかげで」ぼくは言った。
由香ちゃんがぼくのペニスに舌を這わせはじめた。
快感に、大きく息を吐く。
閉じた視界に、泌尿器科の診察室の映像がフラッシュバックした。
診察ベッドに寝たぼくのペニスを、ナース服の由香ちゃんがフェラチオしている映像。
ばじめて逢った日の夜に、ベッドでぼくが想像していた画だ。
目を開けると、眉を寄せ、頬をへこませてぼくのペニスを吸う、全裸の由香ちゃん。
顔が上下するたびに、裸のおっぱいが揺れている。
由香ちゃんの小さな手が、優しくぼくの睾丸を揉み、転がす。
たっぷり唾液のついた舌が、亀頭を舐め上げる。
舌先が、尿道口を舐める。
快感がほとばしりそうになって、ぼくは「もういいよ、出る」と合図した。
唇を離すと思ったのに、それを聞くと由香ちゃんのフェラチオに、輪にした指のスライドが加わった。
(あ、ヤバ……)と思った次の瞬間、ぼくは由香ちゃんの口の中に射精した。
(出しちゃった……)目を開けて見ると、由香ちゃんの喉が動いていた。
精液をすべて舐め取られ、すべて飲み干されて、ぼくのペニスは解放された。
ぼくの隣に横たわる由香ちゃんのおっぱいに手をかけて、触って楽しみながらぼくは言った。
「飲んでくれるとは思わなかったよ」
「ん?飲んでも妊娠しないし、飲みたかったし……」と、由香ちゃんは言ってくれた。
お互いの性器に手を伸ばし、愛撫しあいながら、ぼくたちはキスした。
舌を吸い、絡め合い、由香ちゃんの潤みを指でかき混ぜながら、柔らかく愛撫されるペニスの快感に浸る。
顔の位置をずらして乳首を吸っていると、ぼくのペニスは硬さを取り戻してきた。
「あ……また硬くなってきたよ……」由香ちゃんが言う。
ぼくは由香ちゃんの膣から指を抜いて、愛液にまみれてるのを見せながら「由香ちゃんも、いつでもいいみたいだね」と答えた。
膝をかかえるようにあお向けになった由香ちゃんの陰唇を指で広げ、ぼくはペニスを入れた。
これで、由香ちゃんに最後に入ったペニスは「あいつの」じゃなくなった。
由香ちゃんの膣粘膜が、ぼくのペニスを包み込む。ぼくは、ゆっくり動きはじめた。
大きなストライドで、摩擦を楽しむように突くと、由香ちゃんは「あぁ……あぁ……」と腰をくねらせた。
お尻を突き出したポーズをもう一度見たくなって、ぼくは由香ちゃんを四つん這いにさせた。
背中のラインが綺麗だ。
高く突き出したお尻を掴んで、ぼくはバックから挿入した。
由香ちゃんの肩を押さえて、強く突く。
喘ぐ声の調子が変わった。いくらか、奥深くまで届いているみたいだ。
お尻を掴んだり、おっぱいを揉んだりしながら、ぼくは由香ちゃんを突いた。
快感が高まってくる。
痙攣するように、由香ちゃんの膣が締まる。
突くスピードが早くなる。
由香ちゃんが達したすぐ後に、ぼくは由香ちゃんの背中に射精した。
自分でも驚くほどの量が出た。
支援だが…
長いなぁ〜
一目惚れした子とえっち出来た満足感を、ぼくは夜空を見上げながら全身に感じていた。
ぼくに寄り添う由香ちゃんの呼吸音が聞こえる。
腕や肩にかかる体重も、身体に感じる密着感も心地いい。
指先で背中を撫で上げると、まだ快感に敏感になっているみたいで、由香ちゃんはピクピクッと反応した。
「……気持ち良かった……。ほんとうにありがとう」
由香ちゃんは、そう言ってくれた。
由香ちゃん持参のウエットティッシュを使って、脱ぎ捨てた服をそれぞれ着て、一緒に「真夜中のピクニック」の後片付けをした。
ぼくは脚立を降ろして先に下に行き、荷物を受け取って降ろし、由香ちゃんが降りてくるのを真下から観賞させて貰った。
その中身まで見てるぼくなのに、由香ちゃんが恥ずかしがるのが面白かった。
リネン室横の階段の踊り場で別れるとき、由香ちゃんはぼくの頬にキスをくれた。
病室に戻るのにナースセンターの前を通りがかると、誰かの点滴を用意している吉田さんの後姿があった。
リハビリに汗を流す日々がまたはじまった。
傷の癒着具合も良好で、量は足りないが食事もそれほどまずくはないし、生活は規則正しいしで、ぼくの身体は入院生活にもすっかり慣れきっていた。
暑苦しい夜には、屋上へ行くのがデフォルトにもなった。
本来、禁煙の場所だが、空き缶がなんかを持って行って灰や吸殻を落としてなければ、まあ問題にはならないことも判った。
屋上で逢うことはなかったが、外来の廊下や院内で由香ちゃんを見かけ、目で追っていると由香ちゃんはぼくに気付き、他人に見せるのとはちょっと違う笑顔で小さく手を振ってくれた。
そして8月25日。ぼくの退院は27日と決まった。
同室の患者さんたちに報告すると、みんな「おめでとう」を言ってくれた。
佐久間さんは「明後日で退院かぁ。こんどはいつ入ってくるの?俺もその時に合わせるから」と言って、自分でウケていた。
26日夕刻。
病院は夕食の時間が早いので、食べ終わっても日が沈むまでには間がある。
一度、あの屋上から日が沈むのを見たい、とぼくは思っていたので、退院前日のこの日に行ってみる気になった。
空き缶をひとつポケットに入れて、片手に煙草を持って、ぼくは階段を昇った。
最上段の踊り場の脚立を担いで、屋上に出て、階段室の上に腰を降ろした。
煙草を咥えて落陽を眺めていると、なんとなく気分が良かった。
夕方の風が時折吹き付けて、蝉の声がして、ぼくは夏の夕方を楽しんでいた。
声が聞こえたのは、その時だった。
「ねぇ、脚立降ろしてよ。あたしもそこ、上がりたい」
上から首を出して見下ろすと、笑顔でこっちを見上げる吉田さんがいた。
「ひとりでセンチになってた?ごめんね、邪魔して」
昇ってきた吉田さんはそう言って、ぼくの隣に並んで腰を降ろした。
「いや、センチにはなってないですけど。――仕事、終わりですか?」
「うん、あとは帰るだけ。この時間が、ここに来るにはいちばんいい時間なんだよ」
「解ります。ここから見る夕日、いいですね〜」
吉田さんがポケットから煙草を出したので、ぼくは自分のライターに火を点けた。
「あ、サンキュ」
二人とも煙を吐きながら、しばらく黙って夕日を眺めた。
そして、あくまでさり気なく、ふと、といった調子で吉田さんが言った言葉にぼくは驚いた。
吉田さんはこう言った。
「――で、由香ちゃんとはどうするの?このあと」
「……吉田さん、知ってたんですか?」
「あたし、結構いろいろ知ってるよ?患者さんの観察も看護婦の仕事だし、ね」
「……由香ちゃんから聞いたんですか?」
「ううん、違う。――岡田さんの奥さんとの事も知ってるよ」
「……」
「誰にも言わないから、そこは安心してね。……あたしね、岡田さんの時は夜勤でね、偶然通りがかったのよ。あの階段。そしたら音が聞こえて。
もう、誰か他の人が来やしないかヒヤヒヤだったわよ」
驚いた。本当に驚いた。
「……由香ちゃんの時も、この下にいたんですか?」
「ナースセンターからね、階段を昇る由香ちゃんを見たの。私服の。あなたと逢うのは知らなかったから、ちょっと心配でね。あの子、失恋したあとだったから……。
ずいぶん経ってから、やっと手が空いたんでこっそり行ってみたら、脚立がなくてホッとしたわ。飛び降りたりしてはいないらしい、って」
「……」
「で、屋上へ出てみたら、誰かとエッチしてるのは判った。それで引き上げたけど、階段から降りてきたのはあなただったから」
あの日、ぼくの姿は見られてたのか。まったく気付かなかった。
「……ごめんね。ストーカーされた気分?」
「……いや、バレるようなところでしてる自分もどうか、と思いますけど……いや、ただ驚いてます」
驚いて吹き出た汗を袖で拭って、ようやくぼくは落ち着いてきた。
「――差し支えなかったら聞かせて。由香ちゃんとは付き合うの?」
ぼくはしばらく考えて、この数日、考えていたことを話した。
「――いや、このままになると思います」と。
「――初めて逢った時から一目惚れで、ぼくとしては付き合いたい気持ちはあるけど……でも、あの日もそうだけど、結局ぼくは彼女から『愛してる』とも、『好き』さえも聞いてないんですよ。聞きたかったんだけど……」
吉田さんは、じっと聞いてくれている。
「『好き』じゃなくてね、『ありがとう』って言われたんです。それは、岡田さんの時もそうだったんだけど……。結局ね、ぼくは恋人として見られているんじゃないような気がする。
もちろん嫌われてる訳じゃないだろうけど、「わたしの彼」と思われてる気は……しないんですよね……」
「岡田さんはハッキリそうだったけど……由香ちゃんにとっても、あなたは「切っ掛け」なのかもね」
そう、吉田さんは言った。
「切っ掛け?」
「由香ちゃんの場合は、前の彼氏を忘れて、出直す切っ掛け」
それは、ぼくもいくらか感じていたことだ。
ぼくは由香ちゃんに挿入した時、これで由香ちゃんに最後に入ったのはあいつじゃなくなった、と思った。
由香ちゃんもそう思っていたんだろうか?
いや、そう考えれば納得が行く。だから「好き」じゃなく「ありがとう」だったのだろう。
「岡田さんはね、本当に限界だったの……。疲労もピークで、旦那さんは……ちょっと、ね。あたしだったらヒステリーになってたと思う。きっと、すべて忘れられる時間が欲しかったんだと思うよ」
儚げに微笑む岡田さんの顔の記憶が甦った。
「偉いぞ。二人助けたね!」
気分を変えるように、吉田さんは元気に言った。
「まぁ……そういうことになるんですか?」
「そうだよ。あたしはそう思う」
吉田さんがぼくを元気付けようとしてるのは解ったので、ぼくも調子を合わせた。
「そうか。俺はレスキューだったのか」
吉田さんが笑った。
「あ、そうだ。前に刺激しちゃって、本当にごめんね」
突然、吉田さんが言う。
「いや、もうアレはいいですよ」ぼくはかなり慌てた。
「本当はね、時間さえあれば処理してあげたかったんだけど」
「そんなこと、看護婦さんってしてくれるんですか?」
吉田さんが、色っぽい目でぼくを睨んだ。
「あなただから、よ」
「ちょ、ちょっとちょっと吉田さん!」
「ん?どうしたの慌てて?」
「な、何するんですかぁ!」
「処理。あの時してあげられなかったから、いまするの」
「もういいですってばぁ!」
「あたしの気が済まないの」
「いや、ほんとにもう……」
「だったら、本気で抵抗したら?」
痛いところを突かれた。ぼくは、口では抵抗するようなことを言ってるが、身体はされるがまま、だ。
「旦那のいる身で、エッチの相手は出来ないけどね〜」
吉田さんはそう言って、ぼくのペニスを口に含んだ。
吉田さんのフェラチオは、ものすごく上手かった。
ぼくのペニスはみるみる硬くなり、射精するまで3分とかからなかったんじゃないだろうか。
由香ちゃんのフェラチオのいちばん気持ちいい状態が、ずっと続いてる感じだった。
ぼくの精液を飲み干して、吉田さんはぼくの手を掴み、ナース服の上のボタンを外したところから中に入れさせた。
ぼくはブラの上から吉田さんのおっぱいを揉みながら、二度目のフェラチオを受けた。
あんまり気持ち良くて、ぼくはブラの中に手を入れ、ナマのおっぱいの感触と摘んだ乳首の硬さも堪能させて貰った。
二度目の射精も、もちろんすべて飲み干された。
脚立はまた、ぼくが先に降りた。
降りてくる吉田さんを見上げていると、吉田さんはクスっと笑い、「見たいの?」と訊いて、片足を段から外して開いた。
吉田さんの下着は、白のTバックだった。
「いいですね〜」と言ったら、「透けないし、パンティラインも出ないからね〜」と吉田さんが教えてくれた。
ナース用の更衣室のドアの前で別れるとき、吉田さんは「退院おめでとう」と言って、ぼくにキスしてくれた。
「旦那さんが怒らないかな?」と思ったが、黙っていることにした。
そして退院当日。
同室の患者さんたちに挨拶して、「また来いよ〜」「ベッド空けとくからな〜」「逃げ出したくなったら帰って来い」の声に送られて、ぼくは病室を出た。
ナースセンターに寄って、「お世話になりました〜」と挨拶する。
看護婦さんたちが口々に「おめでとう」と言ってくれる。
中に今日も吉田さんがいて、ぼくを見てちょっと悪戯っぽく笑った。
(ん?)と思ったら、吉田さんは「おめでと〜」と言いながら近寄ってきて、ぼくをハグした。
看護婦さんたちが「きゃ〜」「大サービスね〜」「お気に入りだったの?」と口々に言った。
会計へ行って総額を訊ねて、かなり凹んだ。
通帳の残高が、かなり寂しくなるだけの金額だった。
保険、入ってれば良かった。
病院の外に出て、喫煙所に座って一服した。
パジャマでもジャージでもない格好で、ここに座ったのは初めてだ。
煙草を一本、ゆっくりと灰にして、ぼくは立ち上がった。
病院の門まで歩いて、振り返った。
はるか遠い病棟の屋上に、白い姿があった。顔は判別出来ない。
でもその姿は、大きく手を振っていた。
(先のことは判らないけど、この先ずっと逢えないにしても、由香ちゃんを忘れることはないんだろうな)
と、この時思った。
ぼくは大きく手を振り返して、病院を出た。
-END-
と、今まで俺が書いた10本ほどの作品の中で、
いちばん長い奴w をアップしました。
ご支援、ありがとうでしたっ!
>>157 お疲れー
できれば次回からは章単位で区切ってくれると読みやすくなって助かる。
>158
長いが、テンポは結構よかった。
全体の構成も、思いのほかまとまってるね。
>>161(猫)さん
おつかれさまです!
ボディガードも病院ネタも、長かったけど
一気に読めたんで(読みやすかった)面白かったです。
164 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 22:40:26 ID:oMpJduWu
『ケモノのような母と子』
毎日まいにち、母といやらしい事を続けている私・・
ある日、母が私との関係を誰かに相談したらしい事がわかった。
その相談相手というのが何と、私が中学1年生の時に性を開花させた張本人の叔母・・・
『チャンシャンテケテケ』と着信音・・・
『聞いたよ。お母さんとしちゃったんだって』とさっそく叔母から私の携帯に電話が有った。
次の日の夜にいつものホテルで叔母と会う。(勿論、べちょべちょの交尾、お互い感じまくった。)
母親との行為をおしゃべり、報告しながらの交尾で・・・
『すごい、お母さんとこんなことしたの。私にもしてくれたことないのに。』と母とした体位を再現。
今日の朝、母と生で出してきた私・・・そしてココでもシャワーも浴びず汗だくで叔母とはめあっている。
初めて聞いたのだが母親と叔母は若い頃、レズ仲間だったそうで、『OOちゃんとお母さんの交尾を目の前で見たいなー』と言い出す叔母。
数日後、叔母と母の相談で、3人のものすごい交尾が実現した。私のペニスは、叔母と母の上の口、下の口で自由自在にもてあそばれ精子を出されっぱなしだった。
165 :
nana:2005/05/18(水) 23:17:15 ID:oMpJduWu
小さい女 −1−
あああ・・・5月18日の誕生日が過ぎた。
いよいよ30まであと一歩・・・の年齢になってしまった。
だけど・・・今、私は幸せだ。
つきあっている彼とのいやらしい日々・・・。
彼のアパートと私のマンションを交互に泊まって毎日のようにSEXをしている。
昨日の夜は私のマンションの日で、寝不足。しかも朝、出かける前に彼のモノをひと舐めして精液の朝食を済ました。
私は、身長が150センチしかない。
顔もかなりの童顔で20歳の頃は、よく中学生に間違われていた。
さすがに最近では、そんな事は無くなり、ただの背の低いおばちゃんになりつつある。アハハ・・・
で、彼は私より8歳年下の男。(学生さんです)身長は180近くあり、体つきは、がっしりしています。
多少、お腹が出てきたと気にしているようですが、友達には自慢できるレベルのルックスです。
若くてあの体・・・もう性欲は、ものすごく、彼と2人の時は、私のアソコに彼のモノが入っていない時間の方が少ないんじゃないかと思えるほど。アハハ・・・
これだけ年齢が離れているので、私は、お姉さんか(お母さん?)のつもりで接していたつもりだったが、彼は21歳には見えない程、しっかり者で私は、いつも子供扱いにされてしまう。
彼は美大の学生でいつも私の裸をデッサンしてくれます。あんまりうまくないと思っていますが、口には出しません。
それに、彼は俗に言うオタクでアニメのキャラクターの人形(フィユギュアと言うそう!!)が部屋にいっぱい。
もちろん漫画も大好きで自分でも描き、同人誌の?ソクバイカイ?に時々出かけて行きます。
つきあい始めてわかった事だが彼には、いわゆるロリコン資質が有った。まあ別にあぶない変態では無いと思うが・・・・
それで!!!私みたいな背の低い童顔?の相手を好きになったのか・・・。
166 :
nana:2005/05/18(水) 23:18:02 ID:oMpJduWu
小さい女 −2−
彼の部屋でSEXする時には、私は、できるだけ子供に変身させられてしまいます。三つ編みか二つに髪を結び、彼が用意しているフリルつきのスカートが短いワンピースを着させられます。
私も結構、喜んでいて、はしゃいでしまう。お気に入りのコスプレの時の彼は、いつもより激しくて、とても感じさせてくれる。アハハ・・・
私は子供体型ですが結構、胸は大きい方で少し自慢。
いつも衣装からおっぱいだけ出され、床に手を付き四つんばいにさせられバックで胸を痛いほど乱暴に揉まれながら激しく突かれる時が一番2人とも感じてしまいます。
彼は必ず私がいくまで射精しません。調子のいい時は、2回、3回、私がいかされてへとへとになっても彼は元気なままで、困ってしまうことが有りる。アハハハ・・・
彼のモノは、長さも太さも先の方の張り?具合も標準より(どのくらいが標準?)大きい方だと思います。
体の小さい私のアソコに入るとき、1回目はキツク、たいへんです。ローションを使い入れてもらうことも有ります。
2回3回目になると私から出る液で必要なくなりますが・・・・。
3回目以降の体位は、彼があの体力にモノをいわせ軽々と私を自由自在に持ち上げていろんな格好でハメてしまいます。
床に落とされるのではないかと心配でいつも気持ち良さと怖さの両方の悲鳴をあげる。
中に出すことも有りますが私たちは基本的に外に出します。
彼はその辺のテクニックが有りますので充分に腰で突いてもらってから口の中にたっぷりと精液を注いでもらいます。
アハハ・・・その日の彼が食べた食事のメニューにより精液の味が違うのを最近発見しちゃった。
今日は彼のアパートの日です。セーラー服を着せられそうな予感、ブルマ姿かも・・・・
167 :
nana:2005/05/18(水) 23:19:45 ID:oMpJduWu
なかなかむつかしいです。
単なる体験談風になってしまう・・・
読みました。
サラッとしたエロさがいい感じで、読みやすかった。
>単なる体験談風になってしまう・・・
いやこれはこれで、画一されていて、気にならなかった。
だた、 ”アハハ・・・”の多様が勿体無いなぁ
nanaさんは女性?
169 :
nana:2005/05/19(木) 00:31:24 ID:Pk9n/aYV
二人だけの夜 -1-
俺は、24歳、4才上の姉がいて、俺たちは、小さい頃から仲が良かった。
姉は、いつもやさしかった。
そんな姉から夜、1人暮らしの俺のアパートへ電話がかかってきた。仕事から帰ってきたばかりでほっとしていた時間・・・いつものようにしばらくお互いの近況など普通の話しをする。急に姉が泣きだした。
驚き、わけを聞こうとしたが電話では、うまく聞き出せない。
俺は東京、姉は、今、静岡にいる。
次の日は、急きょ休みを取り、姉の所へ。28歳で1人暮らしの女性にはいろいろとつらい事もあるのは当然だが、俺は絶対、ほっとけない。
駅に着くと姉は車で迎に来てくれた。逢うのは、半年ぶりか。以外と元気でいつものあの笑顔だ。
その日は、1日中、一緒にいて夜、遅くまで話しをした。姉は自分のベッド、俺はその一段下の床に布団を敷き寝る。
姉の悩みの原因についての話しは結局、あまりせず、昔のお互い子供だった時代の話しをずっと・・・楽しく遊んだ頃の話をした。
170 :
nana:2005/05/19(木) 00:32:42 ID:Pk9n/aYV
二人だけの夜 -2-
夜が明けはじめた頃、俺たちは自然と一つの布団の中にいた。
姉が泣き始めた、俺もなぜだか胸が苦しくなり涙がとまらなくなった。
夢中でキスをし、体を求め合い、無言のまま、最後の行為まで行き眠った。
次の日も、ずっと布団の中で過ごす。姉は一生懸命に俺のモノを、舐めてくれた。俺も姉のアソコを舐め続ける。
僕は何度も何度も姉の中に入れ、腰を突く。何年もつき合っている恋人のように相性が良く、姉も俺も気が狂うばかりに感じ続けた。
その日の夜の新幹線で俺は東京に帰ったが、今、俺は転職し姉の住む静岡に、引越しした。
平日は、お互いの仕事が有り、もちろん別々に暮らしている。
週末、土曜日になると2人し出かける。夜は決まって一緒に過ごしている。小さい頃の話しをし、お互いの性器を舐め合う。
一緒にいつも遊んでいた頃の話しをしながら俺がバックから責める。姉が俺の上にまたがり腰を動かす。
姉は最後、いつも俺の精液をおいしそうに全部舐めてくれる。
お互い小学生だったあの夏、楽しく遊びまわった思いでを語りながら・・・・
171 :
nana:2005/05/19(木) 00:34:35 ID:Pk9n/aYV
>>168さん
このお話も少し前に書いたものです。
調子に乗って載せちゃいました。
172 :
168:2005/05/19(木) 00:45:13 ID:xsSjfs1I
俺も調子に乗って 読みましたよw
SSだけど、濃いっ! 引きずる物がありますね〜w
nanaさんの作品はこの3作しか読んでませんが、
「二人だけの夜」が俺的に一番の秀作ですね。
共通したサラッとなエロはnanaさんの持ち味でしょうか?
また、読みたいですね。 ありがとうございます。
173 :
nana:2005/05/19(木) 01:18:04 ID:Pk9n/aYV
若いお尻 -1-
今日、3時からあの子が訪ねて来てくれます。
ああ、あと、30分でまたあの大っきいモノでヒイヒイ泣き叫ばされると考えるだけでアソコがジンと来ます。
準備はもう出来ているんです。裸にエプロンだけ付けた恥ずかしい格好です。
こんな事になったのは、先週の土曜の午後に中学2年生の麻紀くんに出会ってから・・・わたしのような30過ぎたおばさんに、とても男らしく、やさしい態度で接してくれたあの時からです。
ドラマみたいな場面、やな男に町で変な言いがかりをつけられ困っていた私を助けてくれた。
中年男2人を相手に堂々とした態度で。何発か殴られてしまった彼をすぐさま、私の自宅へ連れてきて手当をしてあげた。
麻紀くんは、今時の中学生とは思えないほど純な子で私の同じ年の息子とはくらべ物にならないほど素敵だった。
それにマスクもめちゃかっこいい。
最初は、ただ傷の手当をしてあげるためだけでウチにあげたのだが、いろいろ楽しくおしゃべりしているウチに大好きになっちゃって、離せなくなり、悪い気持ちが私の中に発生したのです。
麻紀くんは中学2年生で当然、他の男の子とおんなじで異性に興味が有りすぎる年頃。私が傷の手当で少し体を寄せただけで緊張しているのがわかる。それにアソコも立派に盛り上がっていて恥ずかしそうにしてた。
「麻紀くん・・へへっ。元気だね アソコ立ってるよ。」「かわいいね。」「助けたもらった
お礼、いっぱいしてあげるよ。」と・・立て続けに困らせる。
174 :
nana:2005/05/19(木) 01:19:34 ID:Pk9n/aYV
若いお尻 -2-
「こっち向いて、キスしよ!」最初はやわらかく、唇を合せ、麻紀くんが落ちついた頃、舌を入れて激しく感じさせてあげた。
麻紀くんはしっかりと抱きついている。ほんとかわいい。もうこうなると私の思うがままだ。
前々から若い男の子にやって見たかった事を次々にはじめた。
麻紀くんを立たせ服を一気に脱がせ真っ裸にさせる。ここでまた予想外にうれしいことが発生。
パンツを脱がした時、ポロンと飛びだしたモノを見てびっくり。
中学生の童貞の少年の物とは思えない、大きく、太く、長い、モノが目の前に・・・これまで私が見たことも無いほど立派でお腹にくっつきそうなほど反り立っていた。
思わず「すごい・・・」と言葉が出た。
まず、麻紀くんを四つんばいにさせる。私も急いで上着とスカートを脱ぎ、下着も外し、真っ裸になる。
麻紀くんのお尻の方からゆっくり体をくっつけて覆いかぶさる形で抱きつく。
9月とはいえまだ気温は高く昼間、汗をかいたのだろう、麻紀くんの脇の下からも胸板からも汗臭い男の子の体臭がした。
それによりいっそう興奮した私。夢中でおっぱいを彼のお尻や背中に押しつけて気持ち良くしてあげる。
「シャワー浴びてからの方がよかったかしら。おばさん、汗くさいでしょう。ごめんね。」
「おねえさん・・・そんなこと無い・・・ぜんぜん・・・とってもいい匂いです。」と、とっさに麻紀くんが話す。
ああなんていい子なの。この言葉で私は更に切れてしまう。お尻を後から抱く形を取り「麻
紀くん足を広げて・・」と言い、アソコと玉を2本の手で交互にしごいた。
「出来るだけ我慢して・・がんばって」といいながらも私は容赦無く責めつづける。形の良いすべすべの麻紀くんのお尻が小刻みに震えてきて射精が近いことを知らせる。
175 :
nana:2005/05/19(木) 01:20:40 ID:Pk9n/aYV
若いお尻 -3-
私は更にお尻の穴に先をとがらせた舌先をさしこみ最高の射精を待つ。麻紀くんは「へっええっ!!」と言葉にならない声を発し、精液をはきだした。
あまりの射精感でふらふらの麻紀くんを乱暴に仰向けに転がし、馬乗りにまたぎ、すぐにキスをし麻紀くんの乳首、お腹、わきの下、べろべろに舐めてゆく。
容赦の無い愛撫で立ちっぱなしでびくびくケイレンしているみたいだ。
一気に口に入れさっき出した精液を味あいながら喉の奥へと押しこむ。感じたことの無い幸せな息苦しさで気が狂いそうになる私。
おそらくこれが生まれてはじめてだろう。
自分のモノをしゃぶってもらうことは・・・・私が大きな口を開けみっともない顔で舐めている姿を麻紀くんは目を大きく開き一心に見つめている。
私は、もっともっといやらしく見えるように舐めてあげる。唾液の音を思いっきりさせるようにして。口にくわえながら私も麻紀くんを見つめる。
すると、一瞬、麻紀くんの表情がゆがんだとたん、喉の奥に、ものすごい量の精子が噴出し、ちょうど喉の一番奥までさしこんでいた為、一気に胃の中へ流れこんだ。
驚くことにまだ、大きさをとどめたままだ。口から抜いてべとべとに乱れた唇周りをタオルで拭いて、気持ちを落ちつかせる。
麻紀くんは、これまでの想像を絶する体験で声も出せない様子。私は、今度はやさしく覆いかぶさり、耳元にやさしくキスをし、抱いてあげる。
176 :
nana:2005/05/19(木) 01:21:35 ID:Pk9n/aYV
若いお尻 -4-
しばらくの、のち「ずーっと立ちっぱなしだね。麻紀くんのちんちん。」「あああ・・・お姉さんもう・・俺・・・きもちよすぎて・・・何がなんだかわかんない」69の形を教えてあげて私のすべてを舐めてもらう。
べとべとに垂れてきた私のアソコを充分に味あわせてあげた後、「もうこうなったら、最後までやっちゃおうね!」と自分に対しても心を決めさせ、キスをしながら右手でアソコをぐりぐりに愛撫しながら大きく足を広げ、またがり大きく太いモノを導き入れる。
長いのですぐに奥まで達してしまう。
最初は私が上下左右自在に腰を動かし、続いては、教えたあげた以上に麻紀くんの腰が動いてくれた。私がイってしまうまでナンとか麻紀くんが我慢してくれた。
改めて麻紀くんのすごさが頼もしく一度ひきぬいてもらい私が四つばいになりバックで突き上げさせてあげた。必至で腰を動かしてくれて更に1回、私はイカせてもらえた。
その間、私は、ものすごい声であえいでしまう。「ま・ま・麻紀くんいいのよ。はじめてなんだから中に出していいよ。麻紀くんの一番気持ちいい時で出して!」
麻紀くんの私のお尻をつかむ手がいっそう強くなり腰の動きが激しくなってきて射精がいよいよ近いのがわかる。
そして最後のものすごい奥までの突き上げのあと、信じられないこと、何と麻紀くんは膣外射精をやってのけたのです。
多分、AVビデオで見たこと有るんでしょう。でも最初でこんなことをやれる男の子に会えるとは。
そして何より、中で出すことを避けようと努力してくれる、女の子へのやさしさをもっているこの子が信じられなかた。
その後は、私、夢中で10代の女の子になったみたいに何度も何度も彼に抱かれました。
その後、また会う事を約束して別れました。
177 :
nana:2005/05/19(木) 01:22:28 ID:Pk9n/aYV
若いお尻 -5-
そして今日、もうすぐやってくるのです。チャイムが鳴りました。インターホンの画面に彼の顔が写っています。
今日は、めいっぱい感じさせてあげようと思います。この恥ずかしい格好で待っていることは昨日の電話で知らせてあります。
ドアのロックを外し、彼が中へ入ります。「こ、こんにちは。来ました。」ああ、もう、このあいだ、あんな事をした相手なのにこの子は、ちっとも変わっていない。かわいいまんまだ。
麻紀くんが靴を脱いで廊下に立った場所ですぐに服を脱がせてしまう。相変わらず元気に反り立つモノを舐めて裏の袋もすべて・・・
若い子独特の汗ばんだきついニオイが私をくるわせる。
すぐにいかせてあげて精液をごくんと飲み、やっと私の体が落ちつく。台所へ連れて行き、流しに立つ私を後から抱いてもらう。
裸にエプロンと言う姿なので脇の開いた部分から両腕をさしこんでもらい、揺れているおっぱいを充分にもんで楽しんでもらうことにする。
今日、息子は泊まりで部の合宿で帰らない。このまま朝まで何度でもSEXができるのだ。
そして、今日は中にいっぱい出してもらってよい日で、麻紀くんへ、このあいだのお礼もたっぷりできる。ああ、なんて幸せなんだろう。
178 :
nana:2005/05/19(木) 01:25:28 ID:Pk9n/aYV
>>172ありがとうございます。
これで書き溜めていた作品終わりです。これ一番長く私のお気に入りです。
しばらくして新作書きあがったら載せさせてもらいますネ・・・
おお〜!こんなに素晴しいスレがあったとは!
私も一つ希望を言わせてください。
もしよろしければ、年下の小、中学生くらいの女の子が年上の例えば大学生くらいの年齢の
童貞の男性に意地悪そうに「ええ〜、お兄ちゃん童貞なの〜?w」とか言われながら、その年下の
女の子に童貞を食べられるような、そんな話をキボンヌです!
職人の皆様よろしくお願いしますm(__)m
あぁ!途中から日本語がおかしくなってる・・orz
訂正します。「ええ〜、お兄ちゃん童貞なの〜?w」とか言われながら、その年下の
女の子に童貞を食べられるような、
↓
「ええ〜、お兄ちゃん童貞なの〜?w」とか言いながら、その年下の
女の子が童貞をもらってあげるというような、
です。
希望を述べて書いてもらうスレじゃないんだよ。
調子に乗るな。
183 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 02:12:53 ID:G3o/XXjc
ここに小説書けばいいのかい?
184 :
168:2005/05/19(木) 02:16:41 ID:xsSjfs1I
感想遅れてごめんなさいね、nanaさん。
う〜ん、この読みやすさとライトなエロにはまりそうだなぁw
”禁断の〜” ってなテーマが共通してるけど
ドロドロ感が全く感じさせない。
この辺はnanaさんが意識して書いてるんだろね。(違う?w)
読み手にも作者の意図的な物が感じ取れましたよ。
一人称での構成以外の作品はどうなんだろうか?
是非読みたいですね。
nanaさん、深夜の思いがけない読書をありがとう!
>>179>>182 それはアンソロスレに行ってお伺い立ててみれ。
ただし今すごく過疎化してるけど。
>>183 二次創作(パロディ)でなければオケ。
でもって
>>1を熟読してsageてアップするように。
186 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 05:57:26 ID:pS5ZDSXb
サクラフブキ全然エロない!ぽちっとな氏支援
187 :
↑:2005/05/19(木) 14:46:09 ID:syLUoBaI
人の批判はすんなよ。ぽちっとなを支援するのはいいけど。
188 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 18:35:04 ID:r/1WvB0V
サクラフブキの作品は無駄に長いですねW蛇足な文が多すぎ・・・
まさにカスだね!!
二度と投下すんなよ!W
ぽちっとな氏支援
支援厨うぜえええええ
うーんサクラフブキ氏悪くないと思うんだけどな。
あのテの文体が苦手な自分でもすんなり読めたし、
エロ以外の部分でもちゃんと人間が描けていると思うし。
あとnana氏のは、自分これ受け付けないや。
読点の打ち方とか主語と述語の対応とか、基本的なレベルで日本語になってない。
どもっす。
>>159さん
>>160さん
>>162さん
>>190さん
過ぎたお言葉をありがとうございます。
>>猫さん
保管格納、恐縮です。
「章単位の区切り」はそうですね〜、ちょっと考えてみます。
「テンポ」を誉められると嬉しいです。気を使ってる部分なので。
「長さ」はね〜。長いのは自覚してますけど、書いてるこっちとしては「必要だと思うから」書いてる訳で、
これはもう「すんません」としか言えないですね。w
さて、では本日も投下、っと。w
『チャットから始まる…』
――突然だが、俺はいま興奮している。
妙なことが起こってるんだ。
俺はいま、仕事するフリをしてチャットの真っ最中だ。もう同じ相手と3時間ほどやってる。
相手は女の子だ。2ショット。
無料アダルトサイトに設置されてる奴だ。
先刻承知の話だろうが、チャットというのは不思議なもので、周囲の人間にはとても言えないようなことまで、話題にすることが出来てしまう。
様々な不満や悩み、悪口や愚痴。
もちろん、相手は顔も知らない他人だから喋れる訳だ。
俺のチャット相手は、彼氏に不満があるそうだ。
ヘンな性癖を持ってる奴だそうで……まぁ簡単に言っちまえば、真性のマゾなんだと。
彼女には、サドっ気は一切無いのに。
それなのに、好きな彼氏をムチ打ったり、ローソク垂らしてみたり、尻に注射針(だけ)を刺したりしなければ彼氏は勃たない、それが辛くて苦しくて哀しいんだそうだ。
気の毒だよな。気の毒な話さ。
「別れようとは思わないの?」俺は訊いた。
そしたら、「何度思ったかしれない。でも、エッチ時以外の彼とは上手く行ってるし、周囲にコレ!と思える人もいない。
しかも自分からアプローチした社内恋愛で、周囲も知ってるので、仕事に差し障る可能性を考えると簡単に、はいくっ付きました、はい別れました、とも……」って内容の返事が来た。
まぁ、そういう事らしい。
さて、状況説明はそんなとこだ。
で、何が「妙なこと」なのか、だが。
――あのな。俺のチャットの相手が、どうもこのフロアにいるみたいなんだ。
まさかぁ、って思うだろ?
あ、疑ってるな? そりゃそうだよ、解るよ。俺だって信じられないんだから。
俺の正面、10mほど離れて、こっち向いてキーボードを叩いているコだ。
名前は石川朋美ちゃん。23才。
俺と同期の、吉野と付き合ってる。
吉野は営業で、いまは外回りだ。奴がいなくて良かった。
もしいたら、どんな顔して奴を見たらいいか判らん。
気付いたのはついさっきだ。
仕事中チャットしてると、タイミング次第で会話が途切れることあるだろ?
背後に上司か誰か来て、ウインドウ後ろに回してたり、突然コピー取り頼まれる、とか。
一致してるんだよ、タイミングが。
更に、だ。
タイピングしてる音を注意して聞いてると、パコパコパコ……トンッ、コカッって(?)リターンして、3〜5秒ほどで更新されるんだよ、チャットの書き込みが。
まさかと思ってさっき、ちょっと書き込みの間を空けてみたんだ。そしたら、その間リターンキーだけ叩いてんだよ。朋美ちゃん。
ここ、これ、もしかするだろ?
ひょっとすると朋美ちゃんの、人に話せない悩みを、彼氏にも言えないような事を、俺だけが知ってることになるかもなんだよ。
いまから、ちょっと仕掛けてみる。
「ゴメンよ、席に戻った。……そっか。大変なんだな」
「ずいぶん待ったよぉ」
「ゴメンゴメン。待っててくれたんだ〜、トモカちゃん」
「五家宝くん、あたしの悩み聞いてくれるから☆」
「聞くさ〜。いくらでも。」
「ありがと♪」
「トモカちゃんさぁ、じゃあどんなエッチが好きなの?」
「普通に出来れば、特になにも〜(A-_-;)」
「舐められるのは好き?」
「あ、好き〜(≧∀≦)かも。*( ̄m ̄) 」
「ほほ〜。ドコ舐められると感じちゃうのかなぁ?」
「イヤン(*´∀`*)」
「おっぱい?それとも……クリ?(笑)」
「……クリ!(≧∀≦) はじゅい」
「会社のパソに、ずいぶん絵文字入れてるね(笑)」
「辞書切り替えたのよ〜 <( ̄∇ ̄)>」
「会社でこんなチャットしてると、ヘンな気分にならない?(笑)」
「まだ大丈夫☆ d(*゚ー^)」
「いつか、トモカちゃんのクリ舐めたいなぁ……」
「舐めて〜! ヽ(≧∀≦)ノ」
――まず間違いない。チャットのトモカちゃんは、朋美ちゃんだ。
ここまでタイピングの時間が一致するなんて有り得なさ過ぎる。
……そうか、朋美ちゃんは舐められるのが好きなのか。
吉原、おまえマゾだったのか……。
そういえばあいつ、猫飼っててシャツの腕まくると細かい生傷がよくあるの知ってるが、もしかするとあのうちいくつかは自傷……?
俺はその後も、朋美ちゃんの好きなエッチの詳細を、いくつか収集した。
さて、退社時間も近い……。
俺はそろそろ、五家宝が俺だという事を朋美ちゃんに気付かせることにしたんだ。
え?黙ってろ?
いや、普通なら俺も黙ってるんだがね……。
「さあて、長々とチャットし過ぎちゃった(汗)」
「ごめんね。ありがとう!おかげで気持ちが軽くなったよ〜ヽ (^◇^)ノ」
「いつかエッチしようね(笑)」
「五家宝くんとなら、したい〜!」
「ありがと!じゃあ定時過ぎたら、会社の地下の資料室で」
「……はい?(^д^;)」
「あそこ誰も行かないし。待ってるよ、トモカ……朋美ちゃん」
リターンして見ていると、朋美ちゃんの顔が能面みたいに凍りついた。
俺は肘で、愛用のステンレスカップを押し、フロアに落とした。
あ、すいません、と言ってカップを拾い、キーボードにタイプする。リターン。
「あ〜あ、カップ落としちゃったよ〜」
朋美ちゃんは凍りついた顔でキーボードを見つめ、俺を見なかった。
会社の地下のその部屋は、「資料室」とプレートにはあるが実際は倉庫で、本当に必要な資料などここには置いていない。
パイプ椅子を出し、煙草を吸いながら待っていると、廊下の靴音が聞こえた。
控えめなノック。
「どうぞ」と声をかけると、朋美ちゃんが入って来た。
私服のスーツの爽やかな青色が、この部屋にそぐわない。
「――非道いです」朋美ちゃんが言った。
「ずっと知ってたんですか?非道過ぎます」
ずっと知ってた訳じゃないが、非道いのは確かだ。
「――ここで、……ここで相手すれば、黙っててくれるんですか?」
朋美ちゃんの目から、涙がこぼれ落ちた。
俺は、灰皿代わりの缶コーヒーの空き缶に、煙草を押し付けた。
「……」
――2日後の土曜日。
会社のある駅から程近いターミナル駅の、駅前から数分歩いたところにある小さな児童公園の脇に車を止め、俺は朋美ちゃんを待っていた。
約束した訳じゃない。俺は「提案」しただけだ。
ここに来るかどうかは、朋美ちゃんの選択で決まる。
俺の提案に朋美ちゃんが興味を持てば……いや、興味を持っても来ない可能性も高い訳だが。
「チャットの内容を喋られたら困るから」という理由で、朋美ちゃんがここに来るとしても、それはそれで俺はかまわなかった。
まずはどんな形でもいい……。もともと、「不確かな話」なのだ。
そして、待ち合わせに指定した時間を過ぎること5分。
バックミラーに彼女が映った。
淡いグリーンのスーツ。
うつむき加減で真っ直ぐ歩いて来る彼女を見て、俺は長い息を吐いた。
バックミラーから視線を外し、正面を見つめたまま待っていると、やがて助手席のドアが開かれ、朋美ちゃんは車に乗り込んできた。
「――来ました」小さな声で、朋美ちゃんは言った。
「ありがとう」とだけ、俺は返した。
無言のまま車を走らせ、高速に乗り、二つ目の出口を降りる。
インターチェンジにほど近い、真っ白な建物の駐車場に車を入れた。
車から降ろしたバッグを床にドサッ、と降ろし、俺は先にシャワーを使った。
戻って朋美ちゃんが姿を消しているなら、それでも良かった。
昨日のように、何事も無かったかのように仕事してもいい。
誰かが会社を辞めるなら、それもそれでいい、と思っていた。
俺がバスルームを出ると、ソファに座っていた朋美ちゃんは立ち上がり、無言のままスーツの上着を脱ぎ、備え付けのハンガーにかけると、無言のままバスルームに入った。
俺は小さなため息を吐き、煙草を一本ゆっくりと灰にし、立ち上がってバッグの中身をベッドにぶち撒けた。
小さなポーチを拾い上げ、中から用意の下着を出す。
水着のようなデザインの下着だ。薄いブルーのレースでブラもパンティも、紐で結ぶタイプ。
バスルームのドアを開け、畳まれたスカートの上にそれを置いた。
次はベッドだ。
ベッドの4本の脚に、それぞれバッグから出したロープを結んでいく。
「こんなものかな?」と長さを測り、ロープの先に手枷や足枷を固定する。
――あの資料室で、俺が朋美ちゃんに持ちかけたのは「ライトSMプレイ」だ。
チャットでの会話の中に、俺はおぼろげにだが、朋美ちゃんの被虐趣味を感じていた。
「間違ってたら謝るけど……朋美ちゃん、吉野ほどじゃないにしろ、本当は苛めて欲しいんじゃない?」
「……。」
「もし興味があるなら、してみたいなら、明後日に俺と逢って欲しい。言いたかったのはそれだけだ」
俺には、わずかにではあるがサディスティックな嗜好を、他人よりも持ち合わせているのである。
俺はベッドの上から数種のバイブレーターやローターを取り上げ、ソファに戻って朋美ちゃんを待った。
バスローブ姿の朋美ちゃんが、バスルームから出て来る。
チラッとベッドに目を走らせ、小さく息を吸い込む仕草。ゆっくりとソファに来て、小さくなって腰を降ろした。
俺はバイブやローターを、除菌ティッシュで清拭している。
「これね、いつもやるんだ」俺は話し掛けた。
「まあ滅多にない事なんだろうけど、俺の知り合いの相手の子が、こーいうの使って炎症起こしてね。きっと、雑菌でも入ったんだろうね」
言いながら念入りに清拭を続ける。
実際に、しないよりはしたほうがいい行動なんだが、こっちとしては「相手の身体を気遣っている」のを知って欲しい気持ちもある。伝わっているかは判らないんだが。
清拭作業をすべて終え、テーブルに並べる。低刺激性の除菌ティッシュだが、殺菌用にアルコールも含まれているので、すっかり乾かしたほうがいいのだ。粘膜に触れるものだし。
「さぁて、これで良し、と」
俺は言って、座ったまま伸びをした。上げた片手を膝の上の朋美ちゃんの手の上に降ろし、そのまま掴む。
ほんのわずか、朋美ちゃんが身じろぎした。
「――来てくれて、本当にありがとう」
言って、俺は腕を引き、朋美ちゃんの上体を俺の両腿の上に乗るまで倒した。
朋美ちゃんが身体を固くする。が、かまわずに身をかがめ、そのまま唇を奪った。
舌で強引に唇を割り、歯をこじあけ、侵入させる。
「んんっ!んんっっ!」ほんの気持ち程度の、抵抗の意思表示。
バスローブの上から胸をわし掴みにし、強くこねる。
無理矢理のほうがいいのだ。きっと朋美ちゃんは、罪悪感と嫌悪感を自分に感じていた筈なのだから。
唇を放し、そのまま俺は朋美ちゃんを抱き上げるとベッドまで歩き、朋美ちゃんの身体をベッドに放り投げた。
両脚の足枷から、固定していく。
両脚を固定し、手首も固定していく。
朋美ちゃんは弱く、「いやぁ……いやぁ……」と小声。眉を寄せたその顔に、俺はアイマスクを被せる。
朋美ちゃんはベッドに磔になった。
バスローブのウェストを解き、前を開く。
「ああっ」と小さく、朋美ちゃんが声をあげる。
俺の持ってきたレースの下着だけを身にまとった、大の字の姿。
呼吸に合わせ、胸が大きく上下に動く。
ハイレグの股間に、影のように恥毛が透ける。
そして……その部分のレースは、すでに小さく濡れていた。
俺はベッドの縁に腰を降ろし、朋美ちゃんの身体を眺める。
予想以上に均整の取れたプロポーションだった。
手をそっと、おなかに乗せるだけで、朋美ちゃんの身体がビクッ、と跳ねる。
アイマスク効果だ。いつ、どこを触られるのか判らない刺激。
脇腹を撫で……太腿の外側……腋の下……内腿……耳……、と指先の愛撫を続けている間じゅう、朋美ちゃんの身体は跳ねた。
下腹を撫でていると、ブラの上からでも判るくらいに、乳首が尖っていた。
立ち上がり、愛撫を両手でに切り替える。
指先だけでサワサワと触れたり、手の全体で撫でたり、爪で引っかいたりしていると、朋美ちゃんの反応する声にだんだん「甘さ」が混じってきた。
両手でブラの上からオッパイを揉みはじめると、とうとう「あぁン、あぁン……」と、朋美ちゃんは喘ぎ始めた。
見ると、股間のシミはさっきの倍以上にまでなっている。
俺は朋美ちゃんの身体の下に手を入れ、ブラの2箇所の結び目――首の後と背中――を解いた。
ブラが剥ぎ取られ、外気が素肌に触れると同時に、朋美ちゃんは「ああ〜っ」と喘いだ。
当然、次にオッパイを触られるだろうと思っているだろうから、俺は太腿の愛撫に戻り、オッパイは揺れるのを見て楽しむことにする。ワンクッションだ。
太腿の愛撫を再開すると、朋美ちゃんは最初は「ああ〜っ」と声をあげたが、やがて大きく息を吐きながら胸を左右に揺らすように「あ〜ン、あ〜〜ン……」と喘ぎ始めた。
オッパイに愛撫が欲しいのだ。
務めて出来るだけ冷たい声で、俺は「揉んでほしいのか?」と訊いた。
朋美ちゃんは口を引き締め、しばらく鼻で息をついていたが、やがて口を開き「……揉んで……我慢出来ないよぉ……」と涙声で呟いた。
「そうか」とだけ俺は言い、手ではなく口をオッパイに近づけ、乳首を含んで一気に吸った。
「うあああぁぁぁぁッッ!」朋美ちゃんが絶叫した。
援護じゃー!
スポン、と音をたてて乳首を放すと、羞恥心から切り離された朋美ちゃんは「ああ〜っ、吸って!吸ってぇ〜……お願い〜……」と、脚をバタバタさせながらせがむ。
放置して股間を覗くと、ハイレグの股布の部分がすっかり食い込んでいた。動くたびにずれていったのだろう。はみ出した陰唇は濡れていて、顔を近づけると愛液の匂いが判った。
俺は、紐パンの結び目を解き始めた。
パンティを引き剥がすと、股布が愛液の糸を引いた。
俺は朋美ちゃんの隣に横になり、指先で溝をこすり上げながら耳元に呟いた。
「朋美。やっぱりお前、苛められたかったんだな」
「わかんない……ああっ!――でも気持ちいいの……ずっといいの〜!」
溝に入れるだけで「くちゅっ」と音を立てた指を、俺はだんだん大きく動かす。
「んあっ、うあっ、ああぁ〜……おかしくなっちゃうよおおぉぉ……」
膣口に指を軽く当てる感じにしたたげで、ヌルッと中ほどまで入ってしまった。
「はんっ!ああ〜……」
指先で入口のあたりをこすり、愛液に濡れた指でクリトリスを転がす。
朋美ちゃんの絶叫が、部屋中に響いた。
こっちも限界だ。とにかく一度出さなきゃ。
裸になって朋美ちゃんの足枷をはずすと、察したのか朋美ちゃんは両脚を大きく開いた。
朋美ちゃんの両脚をMの字に曲げさせ、指で陰唇を拡げる。
蜜でいっぱいの壺に先端を当てがって、すこし押し出すだけで、朋美ちゃんの膣が俺のペニスを飲み込んでいく。
「うあぁぁぁぁぁっっっ!!」
深く根元まで入り、俺は動きはじめた。
朋美ちゃんのオッパイを強く握り、腰を打ち付けるように突く。
「うあっ、ああっ、あぁぁ〜」朋美ちゃんが吠える。
手枷を外してやりたくなったが、余裕が無かった。
わずか2分ほどで、俺は朋美ちゃんの中に放出した。
荒い息を吐きながら、俺は朋美ちゃんの両脚に、再び枷をした。
息を整えて、俺はローターを持ってベッドに戻り、手を伸ばして朋美ちゃんのクリトリスを摘んだ。
一度達した後の、敏感になった身体をビクビクッと震わせ、「うあっ!」と朋美ちゃんが吠える。
膣からトロッと、俺の精液が垂れてシーツにシミを作った。
朋美ちゃんの口にローターをひとつ含ませ、他のひとつを膣に押し込む。
朋美ちゃんは、ローターに舌を使っているようだ。
膣のローターの電源を入れた。ヴ〜ン……と音がして、朋美ちゃんが「うがあっ!」と叫ぶと同時に、口からローターが吐き出される。俺は膣口を手で押さえ、ローターが押し出されないようにする。
指先で触れてみると、朋美ちゃんの愛液は膣からあふれ、アナルも充分に潤してからシーツに落ちていた。
俺は、人差し指を朋美ちゃんのアナルに押し込んだ。
「ああっ、嫌ぁ……嫌ぁ……!」
愛液にすっかり柔らかくなったアナルは、ほとんど抵抗なく俺の指を飲み込んだ。
指先に、膣に入ったローターの振動が伝わる。
膣口を親指で押さえたまま、俺は人差し指でのピストンを続けた。
アナルが充分慣れた、と見計らって、アナルに中指も挿入する。
これは抵抗があったが、空いている片手で愛液や唾を足し、なんとか指を埋めた。
俺はアナルの指を抜き、朋美ちゃんが口内で愛撫していたローターをそこに押し込み、電源を入れた。
膣と直腸、ふたつの穴をローターの振動に愛撫され、俺にクリトリスを舐められながら、朋美ちゃんはまた達した。
枷の縛めから解放し、ベッドの上で抱き寄せると、朋美ちゃんはグッタリしていたが、唇を吸うと自分から舌をからめて来た。
身体のどこに触れても、ビクリと反応する。全身の感覚が鋭敏になっているようだった。
俺は、朋美ちゃんの腕を背後で腕組みするように重ね、手首同士を短いロープで固定した。
緊縛ビデオまで購入して覚えた手法で、長いロープを朋美ちゃんの身体に結びはじめた。
どこか一箇所だけが強く食い込んではいけない。
均一な力で、全く身動きが取れなくなるように縛っていくのだ。
上下からオッパイを挟み、谷間で交差するロープは「寄せて、上げた」状態でオッパイを固定し、尖った乳首を際立たせる。
朋美ちゃんの上半身は腕を後ろに回した状態で、やがて固定された。
俺は天井のフックにロープを通し、一方を壁のフックに引っ掛ける。
このフックがあるので、俺はこの場所を選んだのだ。
いわゆる「SMルーム」ではないが、このフックがあるだけでこの部屋は他の部屋より料金が高い。
同好の士も多いんだろう。
朋美ちゃんを縛ったロープに天井から下がったロープを通して結び、俺は壁のロープを引いた。
ギリギリと引くにつれ、朋美ちゃんの身体は吊られ、ベッドから浮き、両脚がようやく床に付く高さになった。
その状態で今度は、朋美ちゃんの片足を吊る。足首にロープを足枷で固定し、天井の別のフックから吊る。
軸足が爪先立って、やっと床に付く高さになる。軸足の力を抜くと、ロープに体重がかかり辛い筈だ。
片足だけ吊られているので、むろん局部は剥き出しになる。
俺は朋美ちゃんの姿態に満足すると、近寄って乳首を摘み、顎を掴んで顔を上げさせて訊いた。
「朋美、俺が好きか?」
「……好き。……大好き」
「俺に、どうして欲しい?」
「……もっと……朋美を苛めて……お…願い……」
俺はそのまま屈みこみ、口をあてて剥き出しの局部を吸った。
乳首にクリクリ刺激を与えながら陰唇を咥え、舌を膣口に入れ、クリトリスを舐めていると、愛液が俺の顔を濡らす。指を入れて膣をかき回すと、朋美ちゃんの身体がビクビク動いた。
俺はバイブレーターを取り上げ、朋美ちゃんに咥えさせた。膣をいじくられながら、朋美ちゃんはバイブレーターを吸った。朋美ちゃんの唾液まみれになったバイブを、俺は膣に押し込んで電源を入れた。
先がぐりんぐりん回転するバイブの愛撫に、また朋美ちゃんは吠えた。
オッパイを揉みながらバイブを突き立てていると、俺のペニスが硬さを取り戻してきた。
俺は朋美ちゃんからバイブを引き抜き、吊られた脚を抱きながらペニスを挿入した。
指で触ってみると、アナルはまだ柔らかく、指を呑み込む。俺は朋美ちゃんのアナルにバイブを押し込んだ。
「あ゛あ゛あああぁぁっっ!」絶叫が響いた。
214 :
nana:2005/05/19(木) 21:50:29 ID:Pk9n/aYV
>>190 さん !なかなか厳しいですね。
>あとnana氏のは、自分これ受け付けないや。
読点の打ち方とか主語と述語の対応とか、基本的なレベルで日本語になってない。
私の書くものは日本語じゃあなかったんですね。すごいや。
読点の打ち方とか主語と述語の使い方のまずさは前々から自覚してましたが・・・
いまさらどうしようも無い部分あるし・・・・ネ
とにかく私は、自分が読みたいと思った物を楽しんで書き続けてます。
わかりやすさを第一で書いてきていたんですが・・・
これからも時々おじゃまさせてくださいネ。
私が書くのは、基本的に短編になってしまいます。構成力ないしネ。
よく言われる事ですが・・物語を書くのは、国語のテストではないし。
文法的に正しいかどうか主語述語の対応がねじれているとかは、その人の個性と考えて・・・
正しいに越した事ありませんが・・・
主語?述語?が完璧な、平凡なツマンナイお話にならないようにしなくっちゃ。
すべての縛めを解き、裸のままベッドに突っ伏した朋美ちゃんの顔には涙のあとがはっきり残っていたが、俺が髪を撫でていると、朋美ちゃんは目を開いて俺を見、にっこり笑った。
「あたし……ヘンタイだったんだ……」
「吉野ほどじゃないだろ」俺は言った。慰めになるのかは判らなかったが。
朋美ちゃんは枕に顔を強く押し付けてゴシゴシ拭き、俺を見て言った。
「キミはサドだったのね〜?五家宝クン?」
俺は苦笑した。
チャットから始まる陵辱は、少しの空しさを残して終わろうとしていた。
「ヤられっ放しは嫌だな」
突然、朋美ちゃんはそう言うと、俺にのしかかってきた。
「朋美ちゃん?」
朋美ちゃんが俺のペニスを咥え、強く吸う。
舌先の愛撫が加わる。
快感が、股間から波のように拡がっていく。
すっかり元気を取り戻したペニスを見て、当の本人がいちばん呆れた。
まさか4度目なんて。どこにこんな精力が残ってたんだ?
朋美ちゃんがお尻を向けて言った。
「せっかく拡げてくれたんだもん。ね、お尻に入れてみて!」
俺はローションのボトルを手に取った。
-END-
>>208さん、援護をありがとうでした。
さて、今回アップした奴は、「まったくSMに嗜好を感じない」俺が、
某投稿サイトの俺のファン(信じられないがいるw)の数人から
「最近、Mに目覚めたので、そーいうの書いてほしい」とリクエストかまされ
書いたものです。w
今読むと、なかなか甘っちょろいですね。w
>>nana氏
読む人それぞれに好みがあるから、あまり気にしない方がいい。
ただ読ませたいなら、それなりに文章の整理はしてみては。
一人語りなら、"です/ます/でした/ました"と"〜だ/〜した"は統一するとか、
主人公の発した言葉と他のキャラが発した言葉の違いを明確にするとか。
190氏の"基本的なレベルで日本語になってない"というのは、
多分そういう所なんじゃないかと。
サクラフブキ氏のは軽く読めましたし、それは文の整理ができてるから、
だと思います。
「若いお尻」路線、好きだな・・・リク禁止でしたね、ここ。
生意気なこと書きました。失礼しまつ。
「あぁ……」
麻亜子は僕の上で腰を、上下というよりは前後に振り立てていた。僕はそんな麻亜子の姿を、何か別の
世界の出来ごとのように見ていた。腰のあたりには甘くけだるい快感が渦巻いているのに、頭の中のど
こかが冷めてしまっている。麻亜子は騎乗位は好きじゃなかった筈だ。腰の動かし方がわからないとい
って、二人で何度も試したけど結局うまくいかずに他の体位に変えていた。なのに今は自ら進んで腰を
使い、勝手に気持ち良がっている。これもチーフの仕込みなのか。怒りと悔しさが沸き上がってきた。
「ああっ、悟、さとる、イクっ…」
麻亜子は勝手に登り詰めて、がっくりと僕の胸に体を伏せた。さっき放出したばかりだった僕は幸いに
もまだ硬度を保ったままだ。
「麻亜子お前、自分だけ勝手にいって嬉しいか?」
僕の冷たい言葉に、麻亜子は一瞬目を見開いて傷付いたような表情を見せたが、すぐにまた元通りに目
を伏せた。
「ごめんなさい。私、悟に気持ち良くなってもらいたかったのに…ごめんなさい」
そういうと麻亜子はあわてて僕の体の上から降りた。
「最後だって言ったよな?麻亜子」
「…うん」
「むちゃくちゃにして、って言ったよな?」
「…うん」
「だったら、俺の言うとおりにしろよ、最後なんだから。そこでオナニーでもしてもらおうか?いつか
チーフに見せてたみたいに」
麻亜子は目を伏せたまま頷き、僕の言うとおりにベッドのへりに腰掛けると、両脚を開いた。ためらい
がちに指を差し入れる。麻亜子の奥からは麻亜子自身のものと僕の放出したものが雑じりあっていて、
指を動かすとくちゃくちゃと音をたてる。麻亜子の息が浅く激しくなる。まるで苦行かなにかのように、
苦しそうな顔をしながら黙々と指を動かす麻亜子。不思議なことに、自分の目の前でオナニーしている
麻亜子を見ていても、あの日麻亜子の部屋のベランダから覗き見ていた時のような昂奮はなかった。
「もういいよ、麻亜子」
僕はそう言い、麻亜子を抱え上げてベッドにうつぶせに転がすと、バックから突いた。麻亜子の喉の奥
から喘ぎというよりは吠えるような声が絞り出される。僕は麻亜子におかまいなしに好きなだけ突くと、
たっぷりと中に出し、突っ伏した麻亜子をそのままにしてシャワーを浴びた。
シャワーから出てバスタオルを巻いて部屋に戻ると、麻亜子は服を着てベッドに腰掛けていた。
「用は済んだんだろ、帰れば?」
僕の言葉に、麻亜子はちょっとだけ悲しそうな顔をして僕を見て、それからさよならも言わずに部屋を
出ていった。
それから僕は、前にも増して多恵さんの部屋を頻繁に訪れるようになった。麻亜子のことで半ば女性
不信になりかかっていた僕は、多恵さんのまっすぐさに癒されているような気がしていた。僕ばかりが
一方的に奉仕するのでは申し訳ないと、多恵さんは不自由な体を動かしてせいいっぱい僕に反応し、少
しでも僕を喜ばせようとしていた。僕は多恵さんと過ごす時間を楽しむようになっていた。
だけど、忘れてはいけないと思った。あくまでもこれは「仕事」なのだ。僕にとって多恵さんは、や
はり恋愛の対象ではない。それは多恵さんとて同じだろう。多恵さんにとってこれはあくまでも「処理」
でしかない。僕には彼女の人生を背負うだけの覚悟も能力もない。そこを勘違いしないようにしないと。
半年が過ぎ、新しいバイトにもすっかり慣れたころ。バイト先に新人として入ってきたのは、前のバ
イト先で一緒だった丸橋という女性だった。僕や麻亜子の先輩だった丸橋さんは、僕を見つけて驚いた
けれど、親し気に話し掛けてきた。
「柳原くん、こんなところにいたんだ」
「こんなところって……何いってんですか。ここでは僕の方が先輩ですからね」
「ゴメンゴメン。柳原くんが突然やめちゃったからあの後たいへんだったんだよ」
「たいへん、って?」
「やっぱり麻亜子ちゃんから聞いてないのか。麻亜子ちゃんとチーフがどうの、って言ってたじゃない。
あれでオーナーがチーフに問い詰めたのね。実はさ、前にもチーフはバイトの子に手を出したことがあ
って、今度やったらクビって言われてたわけ」
「……」
「それで、チーフは『俺はなにもしてない。麻亜子が勝手に』って言って、麻亜子ちゃんに話を聞いて
もチーフの言うとおりだって言うし、君は勝手に辞めちゃったから君に事情を聞くわけにもいかないし。
結局麻亜子ちゃんだけ辞めることになったんだけどね。よくは知らないんだけど、チーフって昔かなり
ワルだったらしくて、その頃の仲間とかが出入りするようになって、なんかだんだん雰囲気悪くなって
きたから私もやめちゃった。多分柳原くんがいたころの人は誰もいないと思うよ。」
「まあ、でももういいですよ、麻亜子とチーフのことは」
もう麻亜子のことは忘れたつもりでいた。でも麻亜子がチーフを庇っていたというのを聞くと、今さら
のようにあの時の悔しさや惨めさが思い出されてしまう。僕はその後のバイトを上の空でこなすと、多
恵さんのところへは寄らずに3日ぶりにアパートへ戻った。
「……?」
部屋に灯がついている。今朝出るときに消し忘れたのかな?と思い、それから、そういえばあの日、
麻亜子は結局鍵を返さずに帰ったことを思い出した。麻亜子が来てるのか?それとも空き巣?ドアのノ
ブを回すと、鍵がかかっていた。僕は鍵をカギ穴に差し込んで回し、もう一度ドアノブを回してひっぱ
った。チェーンに阻まれてドアは少ししか開かなかった。おそるおそる中を覗くと、麻亜子がしゃがみ
こんでいるのが見えた。
「おい、ちょっと麻亜子、なんの真似だよ。あけろよ」
僕が声をかけると、麻亜子はのろのろと立ち上がり、チェーンを外した。僕が急いで中に入ると、麻亜
子はおびえたようにふたたびチェーンをかけ、それからまたしゃがみこんだ。
僕はすぐに麻亜子の異変に気付いた。最後にあった時よりあきらかに痩せて、というかやつれていた。
髪はボサボサ、目のあたりにはクマなのかアザなのか青黒いシミのようなものがあった。服もかなり乱
れている。この格好で表を歩いていたら通報されるんじゃないだろうか。
「どうしたんだよ、麻亜子」
麻亜子はおびえた表情で震えている。とりあえず落ち着かせるためにコップに水を汲んで渡すと一気に
飲み干した。
「落ち着いたら帰れよ」
「帰る、場所、ないの」
麻亜子がやっと口を開いた。帰る場所がない?どういう意味だ?僕の疑問に答えるように、麻亜子が手
を僕の方に伸ばした。手首にいくつもの傷。ロープか手錠か、そういうものでつけられたような傷だ。
「おい、麻亜子その傷……」
僕は麻亜子を正面からよく見た。首筋にも青あざとすり傷が。
麻亜子から事情を聞き出すのは大変だった。思い出すだけでも辛いのか、麻亜子の言葉はしょっちゅ
うつまり、僕はそのたびに麻亜子を抱き締めてなだめなければならなかった。麻亜子の話を要約すると、
だいたいこんな感じだった。
チーフとはきっぱり別れるつもりだったが、写真を撮られていて、それを実家に送ると脅されて、最
後に一度だけという約束で二人で会った。しかしその時に今度はチーフの仲間らしき男数人におもちゃ
にされ、その様子をビデオに撮られてしまった。その後もたびたびチーフに呼び出されては、チーフの
仲間たちに次々犯される日が続いた。好きでもない人の相手をしなければならないのが嫌で、死にたい
くらい辛かった。
「でも、悟の部屋に来て、悟のために掃除とか洗濯とかしてると、少しだけ生きていよう、って気持ち
になれたの。時々悟の顔を見れれば、それでよかった」
あの料理や洗濯にそんな意味があったとは思わなかった僕は、ショックで何も言えなかった。
「それが、チーフにバレて。チーフとその仲間の人が、悟のことを気に食わないからやっちまおうとか
ヤキを入れるとかいろいろ話してて、私がお願いだからそれは止めてっていうとチーフは余計に怒って。
なんでもチーフの言うとおりにするから、って言ったら、じゃあ二度と悟に会えないようにしてやるか
らアパート引き払ってこいって言われて」
あの「今日が最後」の日は、麻亜子がアパートを引き払った日だったのだ。その次の日から麻亜子は
チーフたちに監禁されていたらしい。首輪と手錠を付けられ、犬のように鎖で繋がれて、チーフのとこ
ろに集まる仲間たちに気のむくままに犯され、時にはチーフたちの遊ぶ金のために客まで取らされて。
「もういい、もういいから」
僕はそう言って、麻亜子を抱き締めた。どれだけ苦しかっただろうか。麻亜子は麻亜子なりに、僕を守
るために自分を犠牲にしたのだろう。隙を見てやっと逃げ出したものの、逃げ込む場所の宛てもなく、
僕に返しそこねた合い鍵をガスメーターの裏に置いてきたのを思い出して、僕の部屋に避難したのだそ
うだ。
だけど、僕にショックを与えたものは、まだこれで全部ではなかった。
今日はここまでです。
>>218-222(SlaveOfTheMoonさん)
02です…って麻亜子自業自得だと思う(チーフも最悪だ)が、
アパートに逃げるよりなんで警察に(ry
水戸っちさんの続き来ないかにゃ
>216
やっぱり、文章のテンポがいい。読む上で、それなりにリズムを保てるというか。
短い文を連ねていくスタイルと、文末が「〜た」「〜だった」だけにならないよう、ちゃんと
気を使って書いてるっぽいからかな。
あと、パラグラフごとに適宜空行を入れてくれてるのも、基本ではあるが嬉しい。
比較に出してしまって大変申し訳ないが、rKBq5SLatU氏の投稿と見比べてみると、
やはり読みやすさが格段に違うんだな。
これは、文章の優劣とか日本語作文スキルの問題では全くなくて、単にブラウザ上での
読みやすさの問題に過ぎないんだが。
>>226さんのレス読んだ後に、パラグラフって何?と
ぐぐってしまった OTL
>適宜空行をいれてくれてる
これもそうなんだけど、あと句点ごとに改行して
読みやすくしているんですよね。
句点ごとに改行すると、
パラグラフの区切りなのかそれとも単なるセンテンスの終わりなのかが
曖昧になってしまうので、個人的にはペケだなあ。
ラノベなんかはそういう文体だし、諦めてそれで読むけどね。
パラグラフごとに空行を入れるのも、ある程度読みやすくなる効果があるのは認めるけど、
でもそれを「章よりは小さくて段落よりは大きな一つの区切り」として使いたい場合には
やっぱり混乱がうまれるような気がする。
自分が活字本ばかり読んでいるせいかもしれないけど。
>SOT氏
ふー。どんどん変化する局面に、つい読み耽ってしまいました。
乙です。
>だけど、僕にショックを与えたものは、まだこれで全部ではなかった。
鬼引き?w
続き楽しみにしています。
『ラブホ難民の一夜』
土曜日の夜。僕は途方に暮れていた。
最愛の彼女と、3週間ぶりに一緒にいるのに、ラブホはどこも満室だった。
この近辺のビジネスホテルも駄目。
かと言って、ランクの高いホテルに泊まるには、財布の中身は軽すぎた。
軽く呑んだりしなきゃ良かった。
早く部屋さえ押さえていれば、こんなことにはならなかったのに。
僕は決断を迫られた。
「じゃあまた今度」と別れるか。
無理だ。
それなら、どこかこの街に「死角」を見つけるか。
何処に?僕はこの街に、あまり詳しくはないのだ。
しかも彼女は、僕以上にこの街を知らない地理オンチときてる。
考えても仕方無い。僕はとりあえず歩きはじめた。
ステーションビルの階段に向かった。
このビルにはエスカレーターもエレベーターもあるので、階段を利用する客はいないのではないか、と踏んだのだ。
行ってみると、階段には誰もいなかった。
しかし、上下のフロアに客がいない訳ではないので、安心は出来ない。
僕は、階段を踊り場まで降り、付いてきた彼女を振り返って抱き締めた。
キスすると、彼女が舌を入れてくる。
舌をからませながらも、僕は目で階段の上下をチェックする。人影なし。
僕は片手を伸ばし、服の上から彼女自慢のオッパイを揉んだ。まだ人影なし。
ジーパンのお尻に手を伸ばし、愛撫する。人影なし。
(挿入は無理にしても、愛撫くらいは出来るかも)
彼女の舌を吸いながら、僕は彼女のジーパンのファスナーを降ろし、パンティの上から愛撫するべく、指を潜り込ませようとした。
そこに、靴音が聞こえた。
おじさん、おばさんの夫婦連れとすれ違い、僕たちは外に出た。
階段は駄目だ。ハラハラするだけで集中出来ない。
ただいるだけで汗ばむような夏の夜、しっかり手を繋いで、僕たちは歩き出した。
雑居ビルが目に付いた。
他のビルより、ネオンが少ない。営業していない店舗もあるようだ。
屋上を見上げると、ビヤガーデンののぼりが立っているが、電気が点いてない。
僕は彼女の手を引いた。
エレベーターに乗って、箱の中を見回す。カメラは無い。
4Fの居酒屋まで営業していて、5Fと屋上が営業していないようだ。
僕は「R」のボタンを押した。
屋上に着くと、案の定ビアガーデンは真っ暗だったが、外に出る扉には警備会社のステッカーが貼ってあった。
そうすると、あとはエレベーターの中か。
「どうするの?」彼女が訊く。
「この中だな」僕は言って、エレベーターに戻った。
階数ボタンを押さないで待っていると、ドアが閉まった。
「このエレベーターが止まっている間は安全だよ、一応」
言って、僕は彼女のTシャツをまくり上げた。
彼女はブラのカップに指をかけ、引き降ろす。
こぼれ出た乳首を、僕は吸った。
彼女の乳首がたちまち尖り、押し殺した喘ぎ声がエレベーターの箱に響く。
オッパイを揉みながら、僕たちはまたキスした。
彼女の舌を吸い、乳首を指で摘んで刺激すると、彼女はジーパンのベルトを自分で緩めた。
彼女のジーパンを膝まで降ろし、僕はパンティの上から割れ目に指を這わせた。
「あぁ……ん……」
彼女が喘ぐと同時に、エレベーターにがくん、とショックがあった。
彼女は慌てて、ジーパンを引っ張り上げた。
彼女がベルトを締めるのに一瞬遅れて、エレベーターは2Fで停まった。
ドアが開くと、居酒屋だった。店員が乗ってきた。
不審そうな顔で、僕と彼女を見ている。
営業していないRFに箱が停まっていたのを見られたらしいな、と思って、僕は彼に声をかけた。
「すいません、ここらにビアガーデンってないですかね?」
店員はふと納得したような顔になり、「ああ、この屋上は先月までやってたみたいですが……そ〜ですね〜、ここらだと駅ビルの屋上ですかねぇ?」と言った。
地上階に着いたエレベーターを降りながら、店員は僕たちの顔をかわるがわる見て、言った。
「ビアガーデンじゃなきゃダメですか?ウチ、今ならサービスしてますよ?安いですよ?」
最近バイト料の値下げでも匂わされたのだろうか、熱心な店員だった。
僕は値引きチケットを貰い、「ビアガーデンが混んでたらこの店に戻ってくる」と、守るつもりのない約束をして、彼と別れた。
たいして大きくない街なのに、一向に人通りが絶えない道を歩きながら、ため息が出た。
もう、あと1時間ほどで僕は終電だ。
彼女はまだ終電に間があるが、地元駅から車で20分ほどかかって帰宅する。
どっちも家族と同居しているので、家では逢えない。
おまけに、明日の日曜は二人とも仕事なのである。
(諦めるしかないのか……)
考え込む僕の耳に、彼女が囁く。
「ねぇ……したくなっちゃったよぉ……」
こっちだって同じだよ!と口に出そうになったが我慢した。
なんとか、エッチする方法はないものか……。
そのとき、天啓がひらめいた。
「なぁ、あと時間どのくらい大丈夫?明日、仕事だったよな。何時に家に着けばいい?」
「……?」
「俺、これから一緒にお前の地元行く」
僕の地元と、彼女の地元はまったく反対方向である。
「こっち来るの?わざわざ?」
「地元にラブホある?」
「ほとんど無いねぇ……」
「最悪の場合は車の中だなぁ。ま、とにかく終わったらファミレスあたりまで送って。俺、始発動いたら帰って仕事する」
彼女の地元から僕の住む街へは、まっすぐ行っても3時間はかかる。5時過ぎに始発が動けば、僕は8時過ぎには家に帰れる計算だ。仕事は9時からである。
間に合う。
徹 夜 だ け ど 。
いつもは駅のホームで、「それじゃ」と言って別れる僕たちだが、今日は一緒だ。
電車は混んでいた。いつも乗る、逆方向の電車とはえらい違いだ。
混んでいるのをいい事に、僕たちはピッタリ密着して乗った。
いくつか駅を過ぎる間に、僕たちはジリジリと移動して扉の開かない側のドア側に行き着いた。
窓の外を眺めるような格好で、僕と彼女の身体と、窓で小さな三角形のスペースを作った。
Tシャツをたくし上げると流石にバレるので、僕はTシャツの上から、彼女のオッパイを愛撫した。
口を真一文字に結んで、彼女は声を堪えていたが、むしろ身体はずっと僕に押し付けていた。
乗換駅で座れた。
この線の電車は「中距離通勤列車」って奴で、4人がけボックス席になってるシートがある。
僕たちはそこに並んで座った。
乗車中、時々隙を盗んで僕たちは素早くキスをした。
彼女の地元駅に着いて、僕たちは改札を抜け、24時間営業の駐車場まで歩いた。
僕は彼女の軽のナビシートに収まる。
ちょっとだけ舌をからめるキスをして、彼女は車を駐車場から出した。
駅の周辺をグルグル(と僕には思えた)回ると、その間に2軒のラブホがあったが、どちらも「満室」ランプが点いていた。とことんツイてないようだ。
彼女が「どうする?」と訊くので、僕は「このあたりに……人目のないトコない?」と訊ねた。
「……」
しばらく考えていた彼女は、やがて車をスタートさせた。
いくらか走ると、むしろ駅前より店舗やレストランが多くなる。
ここのメインストリートは、駅からすこし離れているようだ。
賑やかなほうに走ってどうするのかな、と思っていたら、彼女は一軒の店の広い駐車場に車を乗り入れた。
店は営業を終えている。暗い看板を読むと、服屋のようだった。
自動販売機が並ぶ店の横手の奥、道路沿いの光の届かない場所へ車は停まった。
「……ここくらいしか思いつかない」
彼女が言った。
エンジンを止めると、周囲は静かだ。
離れた街灯の光で、車の中は薄明るい。
ひとまず納得してシートを倒すと、彼女が僕に抱きついてきた。
ディープキスされながら、僕は彼女のTシャツをまくり上げ、背中のブラのホックを外した。
さっきからずっと、ブラ越しに揉んでいたオッパイを直接揉む。
乳首は、すっかり尖っていた。
指先で乳首を摘み、「準備出来てたんだね」と言うと、彼女は鼻を鳴らして身体を起こし、Tシャツから腕を抜いてブラを取り、バッグに突っ込んだ。
これから家までは、ノーブラで過ごすことにしたらしい。
「ねぇ……吸って」
オッパイを持ち上げるように下から手を添えて、彼女が僕の口元に持ってきた乳首を吸う。
シートに膝立ちの彼女のベルトを緩め、ジーパンの前を開いて、僕はパンティの上から割れ目を指先でなぞった。濡れているのが判る。
僕にオッパイを吸わせながら、彼女も僕のベルトに手をかけた。
協力して、ズボンとトランクスを膝まで脱ぐと、彼女の手が僕のペニスを擦りはじめる。
僕も手をパンティに潜らせ、直接割れ目をなぞる。ちょっと陰唇を割ると、すぐに指が濡れる感触があって、くちゅくちゅ音がした。
彼女が喘ぐ。
オッパイから口を放すと、彼女はまた僕にキスして、自分でジーパンとパンティを脱ぎ始めた。
狭い車の中で、彼女はパンティまですっかり脱いでしまった。
ドライバーズシートに膝立ちになって、四つん這いの格好で僕のペニスを吸いはじめる。
僕は彼女の股間に下から手を伸ばし、中指と薬指の2本を膣に入れた。
手のひらで股間を叩くようにして指を突き入れると、彼女は腰を高くあげた。
ドアの外に、もし人がいて見たとしたら、これは凄い眺めだろう。
ドアの窓に、膣に指を突き入れられてるお尻のアップだ。
僕の愛撫に応えるように、彼女がペニスに舌を這わせ、吸う。
ハーモニカを吹いているように裏側をスライドして舐められ、亀頭を吸われ、睾丸を柔らかくマッサージされていると、僕のペニスはみるみる硬くなった。
それぞれシートに横になり、互いの性器を手で愛撫した。
が。
僕が手で制すると、彼女は僕の顔を見て、目線を辿った。
自動販売機の前に、人がいた。
近所の人だろう、ランニングにステテコのじいちゃんが、ペットボトルのお茶を手にブラ下げて行ってしまうと、僕たちは大きく息を吐いた。
「危なかったね〜」彼女が、僕を見上げて笑う。
まったくだ。車の中に全裸の女の子がいるんだから。しかもエッチしてるし。
じいちゃんの出現で萎えかけた僕のペニスを、彼女はふたたび咥えた。
舌で愛撫されると、ペニスはまた勃ちあがる。
舐められると同時に、輪にした指で竿の部分をしごく愛撫が加わった。
頬が凹むほど強く吸われながら、しごかれる快感がものすごい。
彼女が口の中の亀頭の、尿道口を舐めている時に僕は射精した。
ごくり、と音をたてて彼女が精液を飲んだ。
「ね、あたしも舐めて……」
彼女が四つん這いになって、僕にお尻を向ける。
さんざん邪魔が入ったが、一度射精出来てかなり僕の気分は楽になっていた。
指で彼女のお尻を拡げると、彼女は背中を反らせてお尻を突き出すようにして、局部をより剥き出しになるようにしてくれた。
両手の親指で、開きかけている陰唇を拡げる。
熱く潤んでいるそこを、僕は舐めはじめた。
尿道口のあたりを舐め、膣口に舌を入れる。
唇で小陰唇を挟んで吸う。
舌がクリトリスに届いて、チロチロ舐めはじめると「ふああぁぁん……」と彼女が声をあげた。
最初のサラサラした感じより、いくぶんトロッとしてきた愛液を、僕は音をたてて啜った。
手でお尻を掴んだり、揉んだり、広げたりしながらクリトリスを舐めていると、偶然ひとさし指がアナルに触れた。
ふと思いついて、僕は膣に指を入れ、愛液を指にからめた。
膣から指を抜き、僕は彼女のアナルに指を入れてみた。
「やぁん……そこダメ……」
聞こえないふりをして、指を進める。全部入った。
そして親指を膣に入れ、僕は2本の指を中でこすり合わせながらクリトリスを舐め続けた。
彼女の喘ぎ声が激しくなった。
彼女の性器を舐めているうちに、僕のペニスはまた硬くなってきていた。
身体を起こした彼女が僕を押し倒してシートに寝かせる。
僕は、なるべく下半身が中央寄りのナビ、上半身がドライバーズシートになるように、車に対して斜めに横になった。
彼女が膝で、僕を跨いだ。
天井に頭がぶつからないように首を前に倒したまま、彼女が僕のペニスを握る。
2、3度しごいて硬さを確かめるようにして、彼女はゆっくり腰を降ろしながら、僕のペニスの先を自分の膣口に入れた。
そのまま彼女が僕に体重をかけると、僕のペニスが膣を押し開いてズブズブと刺さった。
ペニスに、ぬめぬめとした感触を感じる。
奥まで入った時、二人で同時に「はあ〜っ」と大きく息を吐いてしまった。
彼女がゆっくり動く。
寝たままの僕が、彼女の膣で愛撫されてるみたいだ。
彼女の、エロティックな腰の動きにあわせて揺れるオッパイを、僕は手を伸ばして揉んだ。
「あぁん……気持ちいい……」
彼女が腰をくねらせる。
僕は足を突っ張って、無理矢理にでも刺激が欲しくて、下から突き上げるように動いた。
車が揺れる。
揺れに逆らわずに、合わせるようにして彼女を突き上げると、揺れが大きくなる。
ぬるぬるの粘膜がペニスにまとわりついているようで、とても気持ちいい。
思わず大きく突き上げたら、彼女の頭が天井にぶつかってしまった。
大きなストライドは諦めて、早くこまかく突き上げることにした。
二人、喘ぎ声をあげながら摩擦を楽しんで、僕は彼女の中に射精した。
車の全ての窓ガラスが、白く曇っていた。
二人とも汗びっしょりだったが、自動販売機に飲み物を買いに行こうとして車を出た僕は、自分のミスにこのとき気付いた。
膝まで脱いだ状態だったズボンに、汗でシミが出来ていた。
「あ゛〜っ」
彼女を見たら、「自分は全部脱いで正解」って顔をしていた。
少しでもシミが乾くことを願って、僕は車の外でドアにもたれながら水分補給をした。
車内の彼女はTシャツとパンティだけを身につけていた。
Tシャツの胸に、乳首が浮いている。
運転席側に回って、開いた窓から時々手を入れて、ノーブラの胸を揉んだりしながら、僕はひたすらズボンが乾くのを待った。
ズボンがやっと乾いて、僕は車に乗り込んだ。
寝息をたてている彼女の割れ目を、パンティの上から指でなぞる。
「ん……ぅうん……」
寝たままでも、自分でわずかに脚を開くのを見て感心した。
そのまま愛撫していたら、彼女はようやく起きて、目をこすりながら言った。
「あ……いつの間にか寝ちゃった」
もう、始発が動く時間になっていた。
駅前に戻った。
車の中で、互いにしがみつくようなディープキスを交わして、僕だけ車を降りた。
僕たちは手を振って別れた。
そして、それぞれの仕事に向かったのだった。
――徹夜明けの仕事は、本当に辛かった。
-END-
サクラフブキさん、乙です。
したい時に出来る場所が無い…切羽詰まったシチュと、完徹覚悟の車内行為に萌えますた。
>>242さん
どもです。
――これね、ココだけの話w……実話なんです。99%。(汗
前カノとの、いい(?)想い出です。(涙
あーあ、馬鹿が。
言わなくてもいいことを・・・。
別に良いじゃん
246 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 00:43:46 ID:IztPeTPD
ねぇ〜〜〜
そうか?
俺は冷水ぶっ掛けられたみたいでスゲー嫌だが。
気色悪るすぎる。
こういうのは最初に断るか、永遠に口にしないかのどちらかだろ。
248 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/23(月) 02:02:00 ID:fJ64gr8n
それ言っちゃったら、小説じゃないし。
減点。
書き手の私生活まで見たくないな。サクラフブキさんの作品好きだったけど、
今迄の作品も私生活曝け出しなのかな、と思う
入院の話は入院生活がリアルだったから、わかりやすかったけどね。
確かに
>>243は言わなくてもいいことだったけど、
それ以上に
>>244はいらん発言だったな。
ささいな事をきっかけに、また書き手に喰ってかかろうっていう荒らし根性見え見えだ。
>>56・サクラフブキさん。
アダルトサイトの体験談コーナーで書くべきだと思う。
小説は妄想の共有だから楽しいのであって、興奮させるものでも作者のリアル肉生活の体験談は読みたくない。
やらせのエロビデオを見てたつもりが、実際のレイプ物と後でわかったみたいな気持ちの悪さがある。
252 :
すこすこ:2005/05/23(月) 17:12:03 ID:Qmr2AoPF
「あら、矢上さんお出かけ?」
矢上響子は玄関の鍵を閉めている時に、隣家のおしゃべり好きな主婦に声をかけられた。
とりあえず笑顔を作ったが、内心はあまり穏やかではない。急ぎの用があるからだ。
「ええ。ちょっと、友人の家へ」
「あら、そう。いいわねえ、若い人は身軽で」
急いでいる事を察して欲しいと響子は思った。私がよそ行きの格好をしている事ぐらい、あ
なたにだって分かるでしょう。よっぽどそう言ってやりたいが、さすがにそれはまずいので、
「タクシーを待たせてありますので、これで・・・」
と、会釈をしながら、主婦の脇を通り抜けていった。
(まったく、急いでるのに!)
普段は、近所づきあいは大切だと夫に言ってるくせに、響子はぷりぷりと頬を膨らませなが
らタクシーに乗った。そして、行き先を告げるとおもむろに携帯電話を取る。
「あ、監督。響子ですが。はい、時間通りに現場へ着けそうです」
淡い色気が漂う二十九歳の人妻──矢上響子の人となりを一言で表せば、そんな感じで
ある。ただ、性格を知る彼女の夫は、いつまでたっても落ち着かない子供のような女という
評価を下している。ずばり言うと、わがままなのだ。
253 :
すこすこ:2005/05/23(月) 17:28:54 ID:Qmr2AoPF
「お客さん、女優さん?」
タクシーの運転手が響子に問いかけた。電話中に出た、監督とか現場とかいう言葉を聞
いて、そう思ったらしい。すると響子は鼻の穴を膨らませて、
「女優は女優でも、AV女優よ!」
と、運転手に向かって怒鳴りつけたのであった。
矢上響子二十九歳。職業主婦兼AV女優。履歴書には書けないが、実はそうなのである。
モットーはなんでもやります!だ。生命にかかわらない事だったら、なんでもやってみよう
が響子のポリシーである。さらに言うと、あるインディーズレーベルの看板女優でもあった。
「へえ!そんな風には見えませんがね。やっぱり、お金が目当てで?」
運転手の目が輝いた。彼もドラマや映画で見る女優より、AV女優の方が馴染み深いとみ
えて、興味をそそられたようだ。
「そう。今住んでる家のローン・・・旦那の稼ぎじゃきつくてね」
「なるほど、内助の功って訳ですか」
「そうよ。それが可哀想だと思ったら、タクシーのメーター倒してくれない?」
響子が噛み付くと、運転手は黙ってメーターを倒した。言ってみるもんだと、響子自身も驚く。
「そこにサインを頂けるかね?」
運転手はそう言ってハンカチとマジックを響子に差し出した。サインひとつで数千円のタクシ
ー代が浮くのである。響子はにこやかにマジックを取り、気分良くサインに応じた。
254 :
すこすこ:2005/05/23(月) 17:46:01 ID:Qmr2AoPF
「おはようございます!」
「よう、響子ちゃん。時間通りだ。さすがだな」
指定された現場は、ある埠頭だった。とは言っても、カップルが集うロマンティックな場所
では無く、単なる魚港である。そこにカメラマンと監督と響子が居るだけで、男優は居ない。
響子は嫌な予感がした。
「監督・・・今日は何やるんですか?」
「いや、何やるかまだ決めてないんだよ。ハハハ」
笑っている場合では無い。実はこの監督、AV界でも変わり者扱いの困った人物だった。
今までにも制作費を使い込んだり、女優と駆け落ちしたりして業界を賑わせてもいる。響子
はそれを知っているので、嫌な予感が倍増した。
「決めてないって・・・それで、どうするんですか!私、ギャラは絶対もらいますよ!」
「それは大丈夫。ちゃんと用意してあるから・・・しかし、ネタが無いんだよなあ・・・海に来たら
サメでもいないかと思ったんだが」
真顔でそんな事を言う監督に、響子の殺気がこもった視線が突き刺さる。もしもサメがいたら、
私とやらせる気か!とでも言いたげだ。
255 :
すこすこ:2005/05/23(月) 18:07:27 ID:Qmr2AoPF
「あそこに貨物船みたいなのがとまってますね」
カメラマンが指差すと、そこには見慣れない旗を立てた船が接岸されていた。何を積んで
きたのかは不明だが、浅黒い肌をした船員たちがこちらを物珍しげに見つめている。誰の
目も色香が漂う響子に注がれ、時折何か話しかけてきた。にやついた顔を見る限り、ろくな
事ではなさそうだが。
「東南アジアとかあっちの方の船かな。海産物でも持ってきたんでしょうね」
「だろうな。となれば、さぞや女に飢えているだろうな」
カメラマンと監督の目が光った。何やら良い考えが浮かんだようだ。
「よし、響子ちゃん。ここで服を脱いで」
「はあ?」
「監督命令だ。早く、早く!」
生命にかかわらないのであれば、何でもやりますが響子の売りである。肌をさらす事を拒む
気は無いが、説明くらいは欲しい。
「何すればいいんですか?」
ワンピースを脱ぎながら響子は問う。しかし、監督はヘラヘラと笑いながら、
「下着姿になったら、ジョギングしてみよう。いい絵が撮れそうだ」
と、貨物船の方を指差すのであった。
援護。
支援
258 :
すこすこ:2005/05/23(月) 18:22:40 ID:Qmr2AoPF
(あほらしい!)
ブラジャーのカップに包まれているとはいえ、走れば乳房はぶるんぶるんと揺れてし
まう。おまけに下半身は、白のビキニショーツが一枚限り。そんな格好で、響子は埠頭
をジョギングしていた。客観的に見て、その姿はあほらしいの一言。しかも監督命令で、
接岸されている外国船の船員に話しかけてこいと言われているので、何とも遣る瀬無い。
(さらわれたら、どうしよう)
船の前まで来ると、そんな不安が沸き起こる。しかし響子は気丈に声をかけた。
「ハーイ!いい日ね」
そう言うと、船員たちが笑って手を振ってきた。頭のおかしい日本人女がやって来たとで
も思っているに違いない。
「どこから来たの?ウェア、アー、ユウ、フロム?」
響子の思いっきり日本人英語は、船員たちにはまったく通じなかった。その代わり、彼ら
は船に乗らないかという素振りを見せた。別の船員がビールという単語を発したので、酒
席を設けないかと言っているらしい。
「ど、どうしよう」
響子は監督の方を見た。すると、
「船は離岸許可がないと出港出来ないから、大丈夫だ。行け、響子!」
という無責任な言葉が返ってきた。一瞬、迷ったが、女は度胸。響子は渡し板を踏み鳴ら
し、乗船した。あとは野となれ──が、響子の座右の銘である。
259 :
すこすこ:2005/05/23(月) 18:35:51 ID:Qmr2AoPF
「あたし、響子。キョーコです」
自分を指差しながら軽く自己紹介。響子は甲板に集まった数人の船員たちの真ん中に
鎮座していた。手にはビールと得体の知れない肉がある。彼らに振舞ってもらった物だ。
「キョーコ」
船員の一人がたどたどしい発音で叫ぶと、ただそれだけの事だがずいぶんと場が和ん
だ。他の船員も一斉に響子の名を呼び、親しげに間合いを詰めてくる。
「サ、サンキュー、サンキュー・・・えへへ」
下着姿の女の周りに、屈強な海の男たちが集まった。外国人特有の甘い体臭が響子の
鼻を突くと、淫らな予感が湧き上がる。
(ま、輪姦されるか・・・な・・・)
ちらっとデッキの方を見ると、監督とカメラマンが手を振っていた。カメラは回っているぞ
という手の動きが見て取れる。生命にかかわらなければ、何でもやるが売りのAV女優と
しては、ここは見せ場である。響子はすっと立ち上がると、おもむろにブラジャーのホック
に手をかけた。
「クラップハンズ、プリーズ!」
手をはたきながら、軽いステップを取る響子。その意図が通じ、船員たちも手を叩いた。
「キョーコ!キョーコ!」
車座りになった船員たちの間を縫うようにして、響子は踊った。気がつけばブラジャーが
消え、生の乳房がたわわに揺れている。もちろん、船員たちは豊かな母性の象徴に目が
釘付けとなった。
260 :
すこすこ:2005/05/23(月) 18:48:19 ID:Qmr2AoPF
「ふん、ふ〜ん♪」
響子の指がビキニショーツにかかると、船員たちの拍手が大きくなった。それに応える
ように、響子はわざと尻を左右に大きく振って、ショーツを脱いでいく。
「ふん、ふ、ふん♪ああ、何だか楽しくなってきちゃった」
鼻歌なんぞ歌っている場合ではなさそうなのだが、響子は上機嫌であった。ショーツは
足首を抜けると、一番彼女の近くに居た船員の頭の上に置かれた。まるでストリップショ
ーの踊り子と観客である。
「ご開帳!それッ!」
甲板に座り込んだ響子は、足を高く上げながら右へ左へと交差させた。左右の足が絡む
時、性器がわざと丸見えになるように。
「オーッ!」
船員の歓声が上がった。すると今度は、甲板に這い蹲ってヒップを高く上げる。
「これはどうかしら?」
メス犬が用を足すような体勢で、両足をぐっと開く響子。そして腰をグラインドさせ、見た
者すべてにいやらしい想像を掻き立たせるような動きを始めた。
261 :
すこすこ:2005/05/23(月) 19:00:06 ID:Qmr2AoPF
「ウオーッ!」
「きゃあッ!」
踊り子の艶姿にあてられた船員の一人が、響子の足を掴んだ。そして無慈悲に彼女の
両足を割る。
「ああッ・・・」
響子の目に逞しい海の男の男根が入って来た。あれで犯される。女穴を貫かれるのだと
思うと、悲壮感と期待感が入り混じって身震いする。相反する気持ちがひとつになるのだ。
「い、いや・・・焦らさないで」
船員の男根が女の入り口をコツコツと突いている。すぐには入れてやらないぜという焦らし
のつもりのようだが、船員の方だってそう堪えられるものではない。ただでさえ、航海で女
に飢えた身なのだ。それに加え、響子は色香たっぷりの女である。すぐにだって犯したい。
いや、犯さずにはいられない。
「ウウッ・・・は、入ってきたァ・・・」
分厚い肉傘が花弁を掻き分けて入って来ると、響子は例えようのない充足感に包まれる。
まさに女の本懐──そう言って良かった。
「ああ・・・」
船員は体重をしっかりかけてきた。かなり深い場所まで侵入を許してしまったと響子は感
じた。唇がわなわなと震え、背が弓なりに反る。
262 :
すこすこ:2005/05/23(月) 19:11:42 ID:Qmr2AoPF
「いいシーンですね、監督」
「うむ。しっかりカメラ頼むよ、君」
知らぬ間に監督とカメラマンが甲板まで来ていて、船員の輪に加わっていた。しかも
勝手にビールを貪り、つまみを食している。ふたりともいい性格をしているといえよう。
「ああ───ッ!ああ───ッ!」
響子の体がバウンドし始めた。船員が激しく男根を送り込んでいるのだ。しかも捉えた
女は逃がさないとばかりに、自身を前のめりにさせその体をしっかりと抱く。
「いいやられっぷりだ、響子ちゃん!」
カメラマンが前に出た。結合部を見ると、黒く野太い男根が響子の中心で暴れている。
それをカメラに収めると、カメラマンも満面の笑みを見せた。
「船員さん、中出しって分かるか?こう!こんな感じだ!遠慮なくやってくれ」
監督が奇妙なゼスチャーで演技指導を開始。腰をへこへこと前後させ、男根から何か
出る所を手振りで示している。もはや日本の恥と言ってもいいほど熱心に。
「ウウッ!」
男根をねじ込んでいる船員が呻いた。どうやら監督の思惑通り、響子の中で射精を
開始したらしい。カメラマンはもちろん、その瞬間を逃さぬよう局部にレンズを向ける。
263 :
すこすこ:2005/05/23(月) 19:23:25 ID:Qmr2AoPF
「ああッ!す、すごく出てる!怖いくらいに出てるわ・・・ピル飲んでなかったら、絶対に
妊娠しちゃう・・・」
響子は目をとろりと蕩けさせ、呟いた。異国人の子種をもっとも奥深い場所で受け止め
た事が、あまりにも淫らで背徳的すぎてたまらない。まして、自分は夫ある身。他人の
精液を受け入れてはいけないのだ。それをあえてやる事で、彼女の性感は高められる。
体が熟れているので、気持ちが疾れば快楽を得るのは容易いのだ。
「長い航海でたまってたんでしょうね。お疲れさんの意味を込めて、響子ちゃん、しゃぶ
ってあげたら」
「いいわよ」
カメラマンの勧めで響子は射精したばかりの男根を女穴から抜き、そっと口に含んだ。
まだ名残汁が尿道に残っており、舌を使えばその生臭さが鼻を突く。
「外人さんのスペルマ初めて飲むけど、微妙に日本人と違う気がする」
「いい勉強をしたね、響子ちゃん」
カメラマンは船員の男根にむしゃぶりつく響子の顔をアップで撮った。いい顔だと思った。
「キョーコ」
男根を舐めしゃぶる響子の前に、別の船員が男根を差し出した。自分もやって欲しいと
言っているらしい。いや、ここにいる全員がそう思っているに違いない。
264 :
すこすこ:2005/05/23(月) 19:35:43 ID:Qmr2AoPF
「うふふ。嫌とは言えないわね」
差し出された男根を咥え、響子は四つんばいになった。無防備になった下半身は、他の
船員に預けると宣言しているようなものだ。浅黒い肌をした海の男たちは、言うまでもなく
そこへ殺到した。
「大変な事になるぞ、こりゃ」
監督は頭を掻きながら、落ちているビールを煽った。今、響子の体には五、六人の船員が
むしゃぶりついている。しかも、その全員が彼女の中で果てたいと決めている。持久戦に
なりそうだった。
「監督、響子ちゃんお尻の穴をやられてます」
「ほっとけ。カメラに集中しろ」
カメラマンは響子が船員たちの間に挟まれている光景に息を呑んでいる。犬のように這い、
真下からは女穴を、背後からは尻穴を貫かれ腰を振る女の姿を見て、心が震えていた。
「ああうッ!」
抱かれているというよりは、使われているという表現が正しいだろうか。響子は後ろから髪
を掴まれ、尻を振るように強要されている。さしもの響子も尻穴に野太い男根を迎え入れる
のは厳しいのか、されるがままであった。
265 :
すこすこ:2005/05/23(月) 19:47:05 ID:Qmr2AoPF
──それより数日後、あるタクシーの運転手は都内で一人の客を拾った。時間が夜だ
ったために客の風体は分からないが、どうやら女らしい。
「どちらまで・・・あッ!」
「えーと、新宿まで・・・あッ!」
運転手、客とも同時に驚いた。そう、客は響子で、運転手はあの日彼女を埠頭まで送り
届けた人物だったのだ。
「あなた、あの時の運転手さん」
「そういうあんたは、あの女優さん・・・」
響子は初夏にも関わらずコートを着ている。その姿はどう見たって訳ありだ。運転手は
黙って車を出した。
「今日も仕事で?」
「ええ、そうよ。これ、見てごらんなさい。事故らないでね」
響子はコートの前を開けた。見れば、彼女の白い肌には蛇が這うように縄が打たれている。
「SMの撮影ですか?」
運転手は目を白黒させた。艶かしい女の肌に食い込む縄が、どうにも悩ましかった。
「違うわ。今夜は娼婦なの。旦那の得意先の専務さんに抱かれに行くのよ」
響子はあっけらかんと答えた。コートの前はすでに閉じているが、運転手の記憶の中に
は縄を打たれた美しい女の記憶が、はっきりと刻まれる事となる。
266 :
すこすこ:2005/05/23(月) 20:01:22 ID:Qmr2AoPF
「旦那さんは知ってるんで?」
「まさか、私が勝手にやってるのよ。夫は何も知らないわ」
「それも内助の功ってやつですか」
「そうよ、うふふ」
運転手はほとほと呆れたような、感心したような気持ちになった。実際、良くやるよと思う。
「相手は旦那さんの事を知ってるんですよね」
「当たり前よ。他人の女房を寝取るって所が、面白いんじゃないの。イクときは必ず、旦那
よりもいいか!って聞くのよ。悪趣味だとは思うけど」
「へえ」
響子は別段悪びれずもせず、そう言って笑った。運転手はさっきから関心しきりである。
「大変ですねえ」
「そう思ったら──」
「おっとその先は言わなくても」
運転手はメーターを倒し、貸切のランプをつけた。ついでに室内灯も消し、コート姿の響子
を車外の視線から隠してやる。そしてゆっくりと車線を変更し、目的地を目指すのであった。
おしまい
うまい。
最初、運転手の話はイラネと思ったけど、これがあるおかげでぎすぎすした話がきれいにまとまっている。
どもです。
ふ〜ん。そういう感じ方もあるんですね〜。
俺は「作者の体験談も、小説になり得る」って考えなんで、気にしてませんでした。
不快に思った人はゴメンね。
ま、気にしないで行きます。
あ、これから投下するのは体験談じゃないからw
安心してくださいね。
体験のしようがないからw
『贋作・七夕伝説』
俺は牽牛。カウボーイやってる。
ひとによっては彦星なんて呼びかたをする。
アルタイルって呼ぶ奴もいる。
まぁ何だっていいさ。俺は俺だ。
俺には彼女がいる。彼女の名前は織姫。友達からはベガちゃん、なんて呼ばれてる。
彼女は天帝の娘だ。趣味ははた織り。これが好きなだけあって上手い。
天職、ってのは、ああいうのを言うんだろうな。
彼女があんまり毎日毎日、はた織りばっかりやってるので、オヤジの天帝は流石に心配して、娘にも人並みの楽しみを味あわせてやろうとした。
で、白羽の矢が立ったのが俺だ。
あの頃の俺はマジメに仕事してたし、なんか知らんがファンクラブもあったんで手頃に思われたんだろう。
天帝の(なかば)命令で、俺と彼女は付き合うことになった。
ところが。
彼女は凄い女だった。
それまで1年365日、はた織りばっかりやってた反動か、俺と付き合い出してから極端に変わった。
寝ても醒めてもとにかくエッチ。やりまくり。
全く「遊び」を知らないでいたからなんだろうな、あれは。
すっかり欲望マシーンと化した彼女は、あれだけ好きだったはた織りもすっかりストップ、上になったり下になったり、ひたすら俺とエッチばっかりしてた。
困ったのは天帝だ。「少しは娘にも楽しみを与えてやろう」くらいの気持ちでいたのが、セックスマシーン作っちゃったんだもんな。とうとう業をにやして言った。
「娘よ。そんなにバッコンバッコンとヤりまくるばっかりで、肝心のはた織りがすっかりお留守ではないか」
――中略。みんな知ってる話だもんな。
まぁそんな訳で、俺と織姫は離れ離れにされた。
ホッとしたね俺は。織姫はものすごい美女だが、1日に5回も6回も求められてちゃ身体が保たない。「タフでものすごくてモ〜大変」と謳われた俺だから、まだ相手が出来たんだ。
俺が織姫の相手をするのは、1年に1日と決まった。
つまり、織姫は1年間ひたすらバッタンバッタンとはた織りをし、そのご褒美に俺をあてがわれて、1日バッコンバッコンと楽しむ訳だ。
さながら、俺は馬の鼻先にブラ下げられた人参、ってとこだ。
そして、今年もまた、7月7日が来る……。
「お勤めだ、仕方ない……」
天の川の岸辺で小石やら蹴りながら、俺はショボくれてた。
乗ってきた牛のモ〜次郎が呑気にアクビなんかしてやがって、「てめ〜、帰ったらお前の娘のモ〜娘、喰ってやるからな!」とか何とか言ってたら、天の川の上流からドンブラコッコ、ドンブラコッコと何か流れてきた。
「……桃?」と思ったら、俺の目の前でそいつがパッカリ割れた。
桃の中に桃がある、と一瞬思ったが、それは桃型ボートに乗った、既に裸の織姫の尻だった。
「彦ちゃ〜ん。入れて入れて〜」
……今年はそう来たか。
四つん這いになって自分の指で陰唇を広げて、織姫はお尻を振っている。
見ると、すでに濡れているようだ。
きっと、ボートの中でずっとオナってたに違いない。
俺は、気付かれないように小さくため息をついた。
入れて入れて、って言われたってまだ勃ってもいないし、俺。
なのでボートにとりあえず移って、ひとまず織姫の膣にひとさし指と中指を突っ込んだ。
ヌルっ、と入ってしまう。そのまま強めにかき回すと、織姫は「ああ〜んっ、今年はいきなり〜」とか言って悶えている。
中の壁をまんべんなく擦っていると、キュッキュッと指が締め付けられる。
あいかわらずの括約筋だ。現金なもので、指を締められていたら俺のペニスが勃ってきた。
フリンジの付いたハーネスの下に手を入れ、ウエストの紐を緩めて下だけ脱ぎ、俺はバックから挿入した。
織姫の腰を掴んで、リズミカルに突く。
「あっ、あっ、あっ、あっ……」
悶える声に合わせて、膣がキュッキュッと締まる。
(すっげ〜……)
一年前よりも、またいっそう気持ちのいい膣になってるみたいだった。
織姫の肘のとこ、両手でそれぞれ掴んで突き上げるようにピストンして、中に1回目の射精をした。
岸辺でモ〜次郎が「モ〜〜〜」と鳴いた。
荒い息を整えながらボートに横になる。
満足そうな顔の織姫がキスしてきた。
舌を絡めながら、ボートが流れるに任せる。下流に、俺と織姫が「ヤりまくるための」小さな庵があるのだ。
俺のペニスに手を伸ばして、早くも愛撫を加えながら「長かったわ……この1年」と織姫が言った。
俺にしても一応、1年間は他の女性とのエッチは天帝に禁じられている訳で(まぁ抜け道もあるが)、久しぶりの女性の身体だ。
明日には足腰立たなくなるんだが……気持ちいいし、覚悟決めて今日は楽しむか、せめて最初の数回は、と、一度射精して俺はいくらか前向きに考えられるようになっていた。
やがて、ボートは庵に着いた。
織姫の侍女たち数人が迎え、俺たちは別々に案内される。
侍女たちはこれまた美人揃いで、ロングチャイナのスリットは腰骨のあたりまで深く、下着は着けていないので時々チラチラ陰毛くらいは見える。チャイナドレスの胸も、高く盛り上がっている。
しかし、俺が侍女に手を出すことは許されていない。逆に侍女たちは、俺に触れてもいいのだ。
つまり、侍女はこの庵での織姫の世話と、織姫のために俺のペニスを勃てるのが任務なんである。
ボートの中でさんざん擦られて、俺のペニスはいま半勃ちなので、誰もなにもしてくれない。
哀しい。
しばらく案内されたあずまやで待っていると、侍女の一人が「お待たせしました」と呼びにきた。
支援
その顔見知りの侍女に案内されて歩く。
彼女のプリプリした尻を見ていたら堪らなくなって、短いだれもいない廊下にさしかかった時、俺は背後から彼女に抱きつき、スリットに手を入れてクリトリスを探った。
「牽牛さま。黙っててあげますけど、私たちを触っちゃ駄目ですよ」
彼女はそう言うと、素早くかがみ込んで俺のペニスを数回強く吸い、勃ててくれた。
「さ、あとは織姫さまを慰めてあげて下さいね」
言いながら彼女は俺にキスし、舌を入れてきた。
彼女の舌を吸いながら、忠告を無視して絶妙な弾力のオッパイを揉むと、彼女は俺のペニスを2、3回、手でしごいた。
こんな廊下でいつまでもイチャイチャしてて、バレでもしたら流石にヤバいので、このへんで諦める。
彼女に着いて部屋に入った。
「あ。去年と違う」と、まず思った。
部屋の奥にベッドがあって、織姫がそこで待ってるのは同じだが、部屋の中央にでっかいSMチェアが設置されてる。赤い革張りで、方々に付いたハンドルを回すといろんな状態に変形する奴だ。
「これ……わざわざ買ったの?」
侍女に訊くと、彼女は「昨年の牽牛さまのプレイが、姫さまは忘れられないとのことです。天帝さまからも、姫のリクエストには万難排して応えるように、とのお達しがありまして、導入致しました」と言った。
かなり呆れて織姫を見ると、気が付いた。織姫はベッドに磔になっていて、目隠しまでされている。
織姫は目隠し……?
ちゃ〜んすっ!
「一応教えてくれる?このハンドル何かな?」
俺は言いながら、侍女の手首を掴んでSMチェアに両手を着かせ、彼女の背後に回った。
「……このハンドルはですね……」言いながら、彼女が俺を睨む。
「使い方教わるまで、ちょっと待っててくれな、織姫」と声をかけながら、俺は侍女のチャイナの裾をまくり上げた。形のいい尻があらわになる。
「早くしてね〜」何も知らずに織姫が応える。
「これをこう回すと、このように……脚を乗せる部分が開きます」
「ははぁ。なるほどなるほど」言いながら俺は侍女の愛液(濡れていた)を指にとり、ペニスの先に塗りつける。
「ここまで開き……ます」
上の「……」のところで、俺は挿入した。パンパン音をたてる訳には行かないので、ゆっくりしたピストンだ。
「へ〜。良く出来てるね〜」(気持ちい〜、の意)
「……そうですね、専門メーカーの作品……です。牽牛さまのも……」
織姫が「ん?」って顔をかしげる。俺はあわてて、「俺が何だって?」
すると侍女は「あ゛。……あの、牽牛さまのプレイにも、必ずお役に立つでしょう、と言いたかったのです」と誤魔化した。
織姫はそれを聞いて、ワクワクした表情になる。
……ヒヤヒヤさせんなよ、も〜。
俺はゆっくりピストンを続けながら、侍女のオッパイを両手で揉みはじめた。
「は……はン……ハンドルの説明は、お解りになりましたか?」
上手い。
「そのハンドルはね。こっちのは?」俺はさらに訊く。
「あっソコ……そこのハンドルはですね、回すと脚が折りたたまれるような……アン、感じる……感じになるのです」
やべ〜。
「???」
見ると、流石に織姫はハテナいっぱい並べてる表情だ。
「なるほどね。……このレバーは何かな?」
言いながら俺は、腰の動きに回転を加える。
「はウんっ!」侍女が声を漏らした。織姫が「はウん?」と呟く。
「あ゛……あの、はゥんドルとレバーは使い方が違います!」
苦しい……苦しいよそれ、侍女。
流石にこれ以上は無理だ、と思って、俺はしぶしぶ彼女からペニスを抜いた。
そのままベッドに歩き、「ありがとう、だいたい解ったよ」と腰を降ろしながら言った。
侍女は(途中なのに……どうしてくれるのこの火!)みたいな表情をして、肩で息をしていたが、諦めた顔になって「それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい」とその場を引き取った。
(機会があったら、必ず最後まで!)と侍女を見送って、俺は織姫の身体にかけられた布を剥いだ。
手足をベッドに、大の字に固定されていた裸身に、亀甲縛りの縄がかけられていた。
「ああ……見ないで、見ないで」と、心にもないことを言う織姫に「いい眺めだよ」と声をかけて、俺は姫の股間を覗きこんだ。
股間に食い込んでる縄が、もう濡れている。縄のその部分を摘んで、左右に揺らすと、姫は腰をくねらせながら「ああん……」と喘いだ。
せっかくの目隠しだ。両手と舌を使って、姫の全身を愛撫してやることにする。
オッパイを揉みながらヘソに舌を入れたり、乳首を吸いながら太腿を撫でたり、ディープキスしながらクリを突付いたりしていたら、ほんの5分ほどで姫は達してしまった。
ベッドから降り、織姫の足首を固定している縄を解き、新たに長いロープを結んだ足枷をする。
ロープは、広く間隔をとって天井に固定されたフックにそれぞれ通し、その2本を一緒に引く。
織姫の両脚が開脚して、さらに持ち上げられる。
膣口が天井を向いたあたりで、ロープを固定した。
開脚した織姫の股間に、俺は舌を這わせはじめた。
割れ目を舐め上げるたびに、織姫の身体がビクビク反応し、「ああっ!ああっ!」と悶える声が、俺の耳をくすぐる。
舌がクリトリスを捉え、縦に横に転がすと、「うあっ、はァん……」と、織姫の声が甘くなる。
さっきの「はァんドル」を思い出して、俺はちょっと笑いを堪えた。
姫の枕元のほうに回り、膝で姫の顔を跨ぐと、織姫は俺のペニスを頭をもたげて探し、口に含んだ。
ペニスを吸われながら、俺は姫の宙吊りの股間に手を伸ばし、中指と薬指を膣に入れた。
手のひらで恥骨を叩くように、2本指でのピストン。
指が膣を突くたびに、俺の唾液と姫の愛液がたっぷり満ちた膣から露が溢れる。
しばらく突いて、俺はベッドから降りた。
テーブルに並べられたグッズ類を眺める。ローターが7つもあった。
いっぺんに使えるのかコレ?それとも予備?
ためしてみることにした。
電池が入っているのを確認して、まず1コ膣に押し込む。
もちろん余裕があるのでもう1コ。更に1コ。3つ入った。
3つ入ったところで電源を順に入れていく。
わざとダイヤルの位置もバラバラにして、それぞれの振動を変えて。
織姫が「あああああっっっっ!!」と叫んだ。
4つ目のローターの電源を入れ、振動しているのをクリに押し付ける。
姫が吊られた腰を振る。かなりの反応。
5つ目のローターで、乳首にも振動を与えると、姫の動きは更に激しくなった。
ものすごく暴れるものだから、流石にヤバいと感じ、ひとまずローターの電源を切る。
「はあっ!、はあっ!」
大きく息をつく姫から、ローターを1つずつ引き抜く。
そして、テーブルの上のバイブを俺は取り上げ、ローターを抜いた膣に押し込み、電源を入れた。
ヴ〜ン、と唸りながらぐりんぐりん動くバイブが、姫の膣から突き出していて卑猥だ。
テーブルの上を見ると、小さくて細長いバイブがあった。
ああ、これはアレだ。キティちゃんバイブだ。
単三電池を使うタイプのペンライトくらいの太さで先が丸く、一応「OLさんがオフィスでピンポイントマッサージに使う」ということになっている。で、手に持つ側にキティちゃんなんか付いてるのだ。
しかしこれが、実は手軽なオナニーグッズとして、水面下では評価されてるんである。
ディスカウントストアやホームセンターで気軽に買えるのも、人気だそうだ。
いいもの見つけたな〜、と思い、俺はお尻から背中へと伝わる愛液を指にすくい取り、バイブに塗ると、それを織姫のアナルに入れた。ぬぷっ、と入った。
>キティちゃんの(ry
倍部じゃないが、頭が光るボールペンだったらもってる… orz
膣からバイブを生やし、アナルからキティちゃんを生やして腰をくねらせる織姫を横目に、俺はSMチェアの準備をする。フラットな状態になるまでハンドルを回し、たくさんある固定ベルトのバックルを全部外した。
ベッドに戻り、壁のロープを解いて離す。
姫の両脚がドサッと音を立ててベッドに落ちる。
と、姫が「ひいっ」と叫んだ。お尻がベッドに落ちた瞬間、キティちゃんが押されて深く刺さったのだろう。
俺は近寄って、姫の唇にペニスを当てた。反射的に口に含む織姫。
フェラさせながら、俺はふたたび手での愛撫。
オッパイを揉みながら、もう片手で割れ目をかき回していると、たちまち姫の口の中で俺のペニスが硬さを取り戻してきた。
位置を変え、バイブが抜け落ちた膣に挿入する。
腰を使うと、織姫は「はああぁぁん……」と甘い声をあげた。
あの侍女の膣も良かったが、姫のほうが愛液の量が多いようで、ヌルヌルと気持ちいい。
侍女に射精しなかったのでまだまだ余裕の俺は、体力にまかせて姫を突いた。
天帝の娘が解剖されるカエルのように脚を開き、俺に突かれているのだと思うと、胸にサディスティックな喜びが沸く。
指の跡がつくくらいに強くオッパイを握り、俺は腰を打ち付け、織姫の膣に2度目の射精をした。
ベッドに倒れこんで息を整え、織姫の縛めを解いてやった。
「痛かったけど……良かった〜」姫もここまでは、なんとか満足そうだ。
ベッドから姫が立ち上がり、全裸のままバスルームへ行く。
ベッドから見ていたら、姫の股間から俺の精液が垂れ、床に小さな水溜りを作った。
なんとなく滅入る気分を頭を振って追いやり、俺は姫を追ってバスルームへ歩いた。
脱衣スペースを通り抜け、奥のドアを開けるとバスルームだ。
もうもうと湯気がたちこめている中、織姫はシャワーを使っていた。
「ねぇ、見て。指の跡が付いてる」
織姫のオッパイに、赤紫に内出血したように、俺の指の跡があった。
「強すぎたかな。ゴメンな」
「ううん、いいの。ずっと消えなければいいのに……」
可愛いことを言う。
俺は、姫を背後から抱きしめた。
「医者ってさ、手術のときゴム手袋するじゃん?あれ、どうしてか知ってる?」
「え?どうしてって……どうしてなの?」
「――現場に指紋を残さないように」
「何それ〜?」
姫が楽しそうに笑った。
背後から姫の腋の下に手を入れ、俺はオッパイを愛撫する。
姫が腰を動かして、お尻で俺のペニスを刺激する。
乳首を摘んで尖らせながら、俺は織姫の耳元に囁いた。
「去年の拘束プレイ、そんなに良かったの?」
「ん……自分に、そういう趣味があるなんて知らなかった。でもすごく気持ち良かったから……」
「良かったから、ついでにSMチェアも?」
「え?ああ、あれはお父様が教えてくれたの。最近はこーいうのもあるらしいぞ、って」
……あのオヤジ、娘になに教えてるんだ。
俺が教えたかったのに。
たちこめる水蒸気の中、俺たちの愛撫は激しくなる。
シャワーを浴びながらでも、それと解るほど姫の陰唇が濡れている。
姫は突然振り向くと、俺に体当たりするように身体をぶつけ、バスルームの床に俺を押し倒した。
シャワーの湯が、頭から降り注いで二人ともズブ濡れになる。
姫は俺の脚を開かせると、手と口で俺のペニスに愛撫を加えはじめた。
(うわ〜。吸うの上手くなったな〜)などと思っていると、姫の舌は俺の脚の付け根や、睾丸にまで愛撫を加えてくる。
2度の射精の後にしては、比較的早く俺のペニスは勃起した。
姫が俺に跨って、腰を沈める。
全身ズブ濡れで、俺たちは繋がった。
俺の胸に手を着いて、姫が腰を使う。
全身に叩きつける雨のようなシャワーの湯より、熱い潤みが俺のペニスを飲み込んでいる。
体力の温存を考慮しなければ、とは思っていたが無理だった。
俺も下から姫を突き上げ、強い摩擦を楽しんでしまう。
「あぁ〜っ!気持ちいい、気持ちいいのおっ!」
姫の膣が締まる。
(うっ、出そうだ……)
「……イッちゃう〜、イッちゃううっ!」
まるで痙攣するように織姫の膣が収縮し、俺たちは同時に達した。
しばらく寝そべったまま休んで、俺たちはバスルームを出た。
脱衣スペースには侍女が待機しており、ただ立っていれば身体の水滴をすべて拭い取ってくれる。
侍女の中に、あの子がいた。しかも俺に付く側だ。
ひざまづいて俺の身体を拭いながら、時折上目使いに睨んでくる。
(悪いことしたなぁ)とは思うが、ここで続きを、って訳にも行かず、俺はなるべく目をそらせていた。
と、彼女は突然俺の手を取り、ひと指し指と中指を口に含んだ。
驚いて織姫を伺うと、俺の身体の陰に位置している彼女の様子は、姫からは見えないようだ。
舌が俺の2本の指を愛撫する。吸われる。
(こっ、これがもしペニスだったら……)
気持ちよさにウットリと油断してたら、俺はその指を噛まれた。
なんとか、悲鳴は飲み込んだ。
部屋に戻って一服する。
大きな籐椅子に座った織姫は、長い煙管で煙草を吸った。
俺は冷蔵庫から出したばかりのビールと、ラッキーストライクを2本、灰にした。
本当はもうちょっと休みたかったが、煙管からコン、と音をたてて灰を落とした織姫が、期待の目でじっとこっちを見ている。
俺は立ち上がり、姫を促してSMチェアに移動した。
姫を横たえ、ベルトで固定していく。
実に14箇所ものベルトに、姫の身体はしっかり固定された。
姫の視界をアイマスクで奪って、準備完了だ。
手を真横に伸ばし、両脚は揃えた形からスタート。
裸の織姫の身体を、俺の手が愛撫する。
愛撫しながら、さっきは話半分にしか聞いていなかったチェアの構造をチェックする。
ハンドルの仕組みはしばらく見ているだけで解ったが、別の部分に驚いた。
なんと、チェアのクッション部分が、まるで本のページをめくるように180度回転するのだ。
チェアの基部が床にボルト留めしてある訳と、ベルトが14本も付いている訳が解った。
この14本のベルトは、クッション部分を回転させた時に全体重を支えて、「吊った」状態にするためのものだった。
ベルトに吊られた身体を開脚させたり、空中で四つん這いの格好をさせるのも可、なわけだ。
すげぇ。凄いぞSMチェア。
構造が解ってきたら興奮してきて(笑)、俺は愛撫に神経を集中させることにした。
指の腹で撫で、指先でつつき、軽く爪で引っかき、織姫の全身に刺激を与えていく。
尖った乳首を口に含んで、舌先で転がすと、姫は甘い吐息を漏らした。
開脚させるハンドルを回してみる。
クルクル回転させると、ジリジリと姫の脚が開いていく。
普段は自分の指で広げて見せるくらいだから、正直見慣れている織姫の性器だが、シチュエイションが新鮮だ。
見せ慣れている筈の姫も、拘束されている気分が刺激になっているようで、「ああぁぁぁ……」と漏らす声が「見られちゃう、見られちゃう……」って言っているようだ。
今更、って気もするが……これは燃える。
支援〜
更に別のハンドルを回す。
左右別々に、膝を曲げさせるハンドルだ。
姫が膝を立て、左右に脚を開いた形になる。
姫のアイマスクを外し、俺は姫の脚の間に入って股間を凝視した。
「見られてる」と把握出来るようになった姫は、「ああ……」と絶望したような声をあげる。
指を伸ばして陰唇を開くと、愛液が雫になって落ちた。
俺は潤みに口をつけ、愛液を音をたてて啜った。
「ふああぁぁぁぁっっ!」姫が叫んだ。
両手の親指で大陰唇を開き、クリトリスを唇で挟んで吸う。
舌を伸ばして転がすと、溢れる姫の愛液で顎が濡れた。
「ふぁっ、はぁっ、あああん……」眉を寄せた姫が喘ぐ。
クリトリスを舐めながら、俺は右手を顎の下に持っていった。
親指を姫の膣に挿入し、ひとさし指をアヌスに入れる。
中で指をこすりあわせるように動かすと、「うああっ!」と姫が叫び、ベルトで押さえられた身体がビクンビクン跳ねた。
膣とアナルに入った指をピストンし、舌で叩くようにクリトリスを舐めて刺激していると、姫が達した。
が、俺はそのまま刺激を続ける。
「うあっ!、ああ〜、あっあっあっ……」
身体を痙攣させ、絶叫と共に、姫は潮を吹いた。
達したばかりの膣に指を入れると、
「ああっ、駄目!おかしくなっちゃうよぉ……」と姫が叫ぶ。
かまわずに中の壁を指先で刺激する。
ベルトが千切れるんじゃないかと思うくらい、姫の身体が跳ねた。
指を抜き、俺は姫の膣にペニスを突き入れた。
姫が吠えた。
俺はチェアのフレームを握って、腰を打ち付ける。
俺の荒い息と、姫の叫びと、肉の当たる音が部屋に響いていた。
俺のペニスを飲み込む織姫の膣が締まる。
俺は激しく息をつきながら限界を堪え、チェアのシャフトを引いてロックを外し、一度ペニスを抜いて姫を載せたままのクッション部分を回転させた。
開脚したまま、姫が宙吊りになる。
姫の尻肉を掴んで開き、そのままペニスを挿入した。
ベルトが引っ張られていくらか伸び、わずかながら姫の身体が振り子になって揺れる。
ズブッ、ズブッと入る感触が最高だった。
姫の粘膜に締め付けられながら、俺は射精した。
「ふあぁ〜っ!」と間抜けな声をあげてしまったが、意外なほどの量が出た気がした。
荒い息を吐きながら姫の身体のベルトを外していく。
クッション部分を戻す余裕もなかったので、全部のベルトを外すと、姫の身体は床に横になった。
折り曲げた身体の尻から、俺の精液が流れ落ちている。
姫を自由にしたところで、俺も疲労の限界だった。ベッドに倒れこむ。
調子に乗りすぎたか、亀頭がいくらか痛む。
……まずい。ここで限界だろうか。
あの織姫のことだ、しばらくしたらまた求めてくるのでは?
俺は祈るような気持ちで、己の身体の回復を念じた。
……。
――額のあたりが気持ちいい。冷たい感触だ。
「彦ちゃん?」
誰かが呼んでる……俺を、彦ちゃんと呼ぶのは……。
俺は目を開いた。
俺はベッドで、織姫に抱かれていた。
水で絞った俺のバンダナが、額に乗っている。
どうやらウトウトしてしまったらしい。
「彦ちゃん、大丈夫?」
「……姫」
「彦ちゃん、最高だったよ。大好き」
……この目は?と、俺は思った。
姫のこんな目を、俺は前に知っている。
ぼおっと夢を見ているような、熱っぽい目……。
そうだ。
この目は、去年の目だ。
はじめて拘束プレイを試した後の目だ。
記憶が甦ってくる。
……この目をした後、姫は3回求めてきたのだ。去年。
ゾッとした。あと3回なんて、絶対無理だ。
もし、姫を満足させられなかったら……別に、殺されたりする訳ではないが、俺は……。
頼む、誰か俺に時間と精力をくれ!
俺は本気で、そう思った。
「ちょっと休んだら、またしてね」姫が言う。
ん〜。(汗)
「ねぇ、あたしフェラ上手になった?」
「うん、気持ち良かったよ」
「良かった!練習したのよ」
「練習……誰と?」
訊いてみて驚いた。
姫のフェラをレベルアップさせたのは、天帝その人だった。
まさか、実の娘のフェラの手ほどきまでするとは……恐るべし天帝。
って言うか、姫に流れる淫乱の血の原因が解った気がした。
「まさか……エッチの練習なんてしてないよね?」
「それはしないわよ〜。あたしのお●んこが知ってるおちんちんは、彦ちゃんのだけ」
――喜んでいいのか、微妙になってきた。
「ねぇ……」
もう待ちきれないのか、姫が誘うそぶりを見せる。
まだ駄目だ、勃ちそうもない、と思ったが、姫は俺の股間に顔を近づけた。
萎えたペニスが口に含まれる。快感は走るのだが……。
尿道口が舌で刺激される。
睾丸は手でマッサージされる。
舌が這い回って、ペニスを吸われるが、どうも勃起の気配はない。
しばらく愛撫していた姫がペニスから口を離し、ポンポンと手を叩いた。
すると、5人の侍女が部屋に入ってきた。
全員、全裸だ。
姫がふたたびペニスを吸いはじめると、侍女はベッドに来て、全員で俺の身体中を舐めはじめた。
どうあっても勃起させるつもりらしい。
6人もの女性に身体中を舐められて、もの凄い快感が走る。
身体の向きを入れ替えて、シックスナインの体勢になった織姫がペニスを吸い、同時に二人の侍女に
睾丸を舐められていた時に、射精する時の感覚が走ったが、やはり精液は出なかった。
俺の精液のタンクは間違い無く空だ、今。
ここまでか……。
顔の前ですこし開いている姫の割れ目に舌を入れながら、俺はぺース配分の失敗を悔やんだ。
全裸の美女6人がかりでも勃起しない俺のペニスを吸うのをやめ、姫が添い寝するように身体を入れ替える。
「……彦ちゃん、ダメ?」
「……ゴメンな、織姫。モ〜ダメらしいよ、俺」
「……」
「ペース配分間違えたよ。さぁ、ひと思いにやってくれ」
「でも……彦ちゃん、あれ嫌なのに……」
すまなそうに、申し訳なさそうに、織姫はあの忌まわしい呪文を口にした。
俺の身体の奥のどこかで、「どくんっ」と、あいつが胎動する感覚。
天帝が、この日の娘の充実感を確実にキープするために、俺にかけた保険の術。
俺が、俺でなくなる時。
ここからの俺は、単なる目撃者だ。快感は一切ない。その上……。
「ぶもおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
股間から巨大な人間のペニスを生やした、牛の身体に俺は変化した。
姫だろうが侍女だろうがお構いなしに、俺でなくなった身体は女を突きはじめる。
天帝も、せめて俺の感覚を残してくれた上で、ペニスだけ馬並みにしてくれる、とかしてくれればいいのに……。
牛飼を牛に変えてど〜すんだよっ!やってらんねぇよモ〜!
それだけじゃないんだ。明日になって俺が人間の身体に戻ると、俺は這うことも出来ないくらい消耗してるんだ。
限界超えて体力使ってるんだから、当たり前と言えば当たり前だが。
でもいちばん嫌なのは、牛になった俺を見てモ〜次郎やモ〜娘やモ〜兵衛や、モ〜助やモ〜子たちが、決まって俺を見て「プッ」と笑うことなんだよ!
-END-
バ*・゜゚・*:.。..。.( ´,_ゝ`)゚・*:.。. .。.:*・カ
お二人とも
ごちになりました。
295 :
からすのお宿:2005/05/24(火) 01:53:03 ID:3VSDVWem
初めて長いの書くんでいろいろおかしいかもしれないけど、良かったら読んで。
感想とか、もっとこうしたらいいのにとかも歓迎です。
[栗の華]
登場人物
黒崎 遊馬 精華小学校5年生 本編の主人公
水原 透香 精華診療所の女医 25歳
大道 花江 精華診療所の看護婦 42歳
梶取 満子 精華小学校の教師 遊馬の担任 26歳
296 :
からすのお宿:2005/05/24(火) 01:54:40 ID:3VSDVWem
プロローグ
○×県 精華市立精華小学校 5−2組教室
授業も終わり、下校準備を始めていた遊馬に話し掛ける声があった。
「黒崎くん、ちょっといい?」
担任の梶取満子だ。 今年から精華小学校に赴任してきた教師で、行動的な性格とスポーツ万能という事も手伝って生徒間での人気は男女問わず高い。
ショートカットの髪と小麦色の肌は健康美という言葉の権化とすら言える。
「はい、何ですか?」
「うん、こないだ欠席した日の事なんだけどね」
気の抜けた遊馬の返事に応える声も明るい。 満子にかかると不治の病ですら擦り傷程度に聞こえそうだ。
「あの日、健康診断があったのよ」
「はい」
「でね、君だけ欠席しちゃって受けられてないから、今日帰りに診療所に寄って受けてきて欲しいの」
「はぁ…」
「これ、必要な書類だから診療所の透香先生に渡してね?」
「解りました」
「んじゃ、しっかりね〜」
297 :
からすのお宿:2005/05/24(火) 01:57:11 ID:3VSDVWem
そこまで言うとくるっときびすを返し後ろ手に手を振り振り颯爽と歩み去っていく満子に視線を当て、遊馬はランドセルに書類をしまい込んだ。
なんだか健康診断にしてはおかしな事を言われた気がしないでもなかったが、深く考えるのも面倒だったので遊馬はそのまま診療所に向かう事にした。
この日が自分にとって大変な…記念日とも言えるものになるとも知らずに。
目覚め
学校を出て少し歩くと遊馬の目に診療所が見えてきた。
精華診療所。
診療所と言っても勤務しているのは女医と看護婦が1名ずつの極めて小さなもので、仕事は精華小学校での予防接種や健康診断を除けば近隣住民の軽い病気の治療と都市部の大病院への紹介状書きという「町医者」という表現が似合いそうな所だ。
遊馬は少し心が躍っていた。
それというのも、遊馬はこの診療所の女医「水原 透香」(みずはら すみか)に密かな恋心を抱いていたためだ。
昨年医師免許を取得し父の残した診療所を継ぐために都市から戻った透香はその美貌と慈愛に満ちた人格で町民の信頼を勝ち得ており、遊馬もまたそんな透香の虜の1人であった。
診療所の門の前に立ち、呼吸を整える。
手早く身なりを整える様は、小学生なりに精一杯好印象を与えようとしているのだろう。
手早く身なりを整える様は、小学生なりに精一杯好印象を与えようとしているのだろう。
「こんにちは〜」
一瞬声が裏返りそうになって慌てる。
遊馬が入り口から声をかけて少しすると、奥からパタパタとスリッパの音が聞こえてきた。
「は〜い」「あら、どうしたの?制服にランドセルしょったままで」「みちくさ?」
出てくるなり矢継ぎ早に切り出したのは「大道 花江」(だいどう はなえ)。
この診療所の唯一の看護婦。町医者では貴重な戦力というやつだ。
40台前半。先代の頃から勤めているこの看護婦は大らかな性格と豊満な肉体が男性陣に好評で、茶飲み話に訪れる者も少なくない。
もっとも「大らか」の部分がいきすぎて「大ざっぱ」になっている節があり、幸か不幸か一人の男性と家庭を築く予定は無い。
「なんで制服のまんまで診療所にみちくさなんか…」
ぶつぶつと抗議する遊馬を尻目に
「あはは。解ってるって」「健康診断でしょ?学校からさっき連絡があったわよ」
聞いていたならさっさと通してくれればいいのに、などと遊馬が思っていると
「さぁ、先生中がで待ってるから早くこっち来て」
と、さっさと歩いていってしまう。
どこまでも………大らかな性格だ。
診察室に入ると、透香が笑顔で迎えた。
「こんにちは、久しぶりね」
声もそうだが、透香にはその周囲に漂う空気が柔らかくするような雰囲気がある。
「あ、こんにちは」
透香の顔に見とれながら、やや遅れて返事を返す。
花江は透香の脇に陣取ってニヤニヤしている…どうやらお見通しのようだ。
顔が「何ぽけ〜っとしてんのよ。マセガキめ」と言っている。
>からすのお宿氏
センテンスごとに空行が入るのは読み辛くて仕方ないんだが。
ムダにレス数とバイト数を消費してるので、できればなんとかしてもらいたい。
301 :
からすのお宿:2005/05/24(火) 11:03:51 ID:3VSDVWem
>>300 申し訳ない。
あと、貼ろうとしているうちにとんでもなく長くなる事に気付いてしまいました。
はんちくな事をして申し訳ないんだけど、「続きが気になるから書いて?」という人が居ない限りどこか一気に長く書き込めそうなところに書き込むことにします。
スレ汚し失礼致しました。
つまんないので、これにて終了
304 :
からすのお宿:2005/05/24(火) 12:50:35 ID:3VSDVWem
>>303 >
>>301 > 保管サイトにメールで送ってみれば?
その手があったか!
わざわざ教えていただいて感謝です。
読みやすいように手直ししたら送ってみる事にします。
ちなみに内容はショタ受けの手コキメインなので、302氏の仰る通りそういうシチュに興味の無い人には全然おもしろくないと思います。
それ以前に文章力が問題だってのもありますが…
では、機会があればまたお会いしませう。
いやまぁ、
ここで読むのが楽しいからこのスレに来てるんだが。
ところで感想:
名前はひねっていないほうがいいと思う。読み仮名をあてるところで流れが悪くなるし、あまり作者が思い入れをこめた名前は読むほうにとって重い。
あと、描写が大げさな気がする。これが戦闘ファンタジーならともかく、小学校とか診療所ならもうすこしさらっとね。
なんにせよ、続きキボンヌ。
ごぶさたです。
「糸」第二部続き、ちょっとだけ。
裕美はクンニリングスの度にひどく恥ずかしがる。もちろん、いくらいまどきの女子大生とはいえ二十歳の娘である。
脚を割られて局部を覗き込まれれば恥ずかしくないはずがない。しかし田辺には初対面のときの彼女の負けん気の
強そうな印象が強く残っている。それに中嶋裕美という子はなかなかどうして、黙っていれば存在感がある。水泳で
鍛え上げた体と真っ黒に日焼けした顔、短い髪、そしてきらきらと輝くひとみが彼女を素晴らしく精悍に見せている。
そういう女が、田辺の前でだけ秘唇を覗き込まれて羞恥に声を漏らす。
そのたびに田辺はぞくぞくとした征服感に満たされ、股間のものをいっそう硬くした。男冥利に尽きるといっていいだろう。
その女に請われて丹念にセックスを教え込んでいるのだ。楽しくないはずがない。
裕美にシャワーを浴びさせている間、熱を持ってきた股間を意識の端で捕らえながらこれから
どうするかぼんやりと考えた。この調子だと裕美が絶頂を覚えるまでそれほど時間はかからな
いだろう。それはそれでいい。だが、ちょっとした踊り場を感じているのも事実だった。別にそれで
困っているわけではない。だが、丹念に毎回同じ手順を踏んでセックスの味を教えていると、
もう少し遊んでみたいなという気持ちにもなってくる。まだアクロバティックな体位は試してないし、
フェラチオも教えてはいない。遠慮しているわけではないのだが、抱き合って言葉を交わさずに
表情だけでやり取りをするのが面白くてついつい正常位ばかりになっている。
「たまにはいじめてみるか」
そうつぶやくと田辺はシャツを脱いで立ち上がった。
(そういえばみずきはずいぶんいやがったな)
と、前にシャワーに乱入したときのことを思い出した。田辺は風呂で女といちゃつくのは好きだが、
みずきとはあれ以来風呂で楽しんでいない。
(裕美も恥ずかしがるだろうな)
そう考えると笑みがこぼれた。相手は二十歳の娘だから過度に気を使う必要もない。存分に楽しん
でやれ。そう思った。
ここまでです。
311 :
からすのお宿:2005/05/25(水) 08:15:13 ID:GAttLgk3
>>305 続きキボンヌありがとうございます〜。
いやぁ、初めて長編に挑戦するにあたって「やっぱりこういう所からしっかり作りこんでおかないといけないな」と意気込みすぎたみたいですね。
”名前も描写も軽めに”言われてなるほどその通りです。
ここで読むのがイイ!という事ですので、そこらへんいろいろ手直ししたらまた載せに来ますね。
それでは〜。
待ってるぞー(・∀・)ガンガレ!!
313 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:02:26 ID:GG1ZC/B7
ご無沙汰してます。トキノミノルです。
今回は近親相姦モノにチャレンジしてみました。苦手な方はスルーしてやって下さい。
保管庫担当猫様
タイトルは『秘密』です。
よろしくお願いします。
314 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:06:31 ID:GG1ZC/B7
それは偶然だった。
兄のPCを借りて宿題のレポートを作成中、間違えて兄のファイルのメモ帳を開いてしまったのだ。
「!」
そこには信じられないモノが…所謂官能小説が書かれていたのだ。ファイル内に収められている他のメモ帳を開いてみても、やはり同じ。
シチュエーションこそ違えど、どれも立派にヤっている描写だ。
まずい物を見てしまった、と困惑する反面、兄も人の子、人並みに性欲あるんだ。どんなプレイが好きなんだろう?そんな好奇心が頭を擡げる。
あの紺スト、銀縁眼鏡の似合う品行方正エリートサラリーマンの兄が、PCの前で息を荒げてイチモツを扱いてる姿を想像して、私は悦にいった。
もしかしたら関係を持った女との行為を綴った物かも知れないけれど、兄が知らない女と肌を合わせる姿なんて想像したくない。
それなら自慰行為の方がマシだ。
レポート提出期限はまだ余裕がある。興味本位で何本か読み進めていく内に妙な事に気付いた。
犯される女の描写が非常に似通っているのだ。色白の肉付きの良い、肩より少し長めの栗色の髪の女子高生。チャームポイントは胸元の黒子。
これ…私の事?
思わずシャツの上から黒子を…胸元を掌で押さえる。兄は私をそういう対象として見ている?
ゾクリとした。嫌悪感ではない。興奮だ。
世間一般に言うならブラコン。背徳の欲望。それくらい判っている。でも肉親とはいえ、何をしても様になる素晴らしい異性が、
自分をそんな目で見ている事を知って…何も感じない筈が無い。
そっとシャツのボタンを外して胸をまさぐる。乳首を指で転がし、爪を立てると、甘い疼きが身体の奥を走る。ジッパーを降ろしジーンズを脱いで下着越しに触れたそこは…既に濡れていた。
兄は…私がこんな風に欲望の対象にされて悦んでいる事なんて知らないだろう…。
315 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:10:10 ID:GG1ZC/B7
午後の陽射しが差し込む明るい部屋で、シャツの前を開け、下着毎ジーンズを脱いだ下半身丸出しの恥ずかしい姿で、
絨毯に膝を付いて、兄の秘密を垣間見ながらの自慰行為。
『…胸元の黒子に舌を這わせると彼女は小さく啜り泣くような声を上げた。茂みの奥は既に蜜が溢れ、何の抵抗も無く中指をくわえ込んでいく…』
私は息を弾ませそこに書かれている様に中指を差し入れた。指全体が、頬の内側に触れた時みたいな温かく柔らかい感触に包まれる。
本物はもっと…指三本くらい…もしかしたらそれ以上太いかもしれないけど…兄の肉棒を…ここに…迎え入れる事が出来たら…。
そんな有り得ない妄想に煽られ、差し入れた中指をゆっくり抽送する。形容しがたい奇妙な感覚に思わず溜め息が洩れた。
その時だ。
「聡美、何をしているんだ?」
直ぐ背後から兄の声。
甘くけだるい感覚が一瞬で凍り付いた。
何がなんだか判らない状態のまま、絨毯の上にへたり込む。胸を秘処を隠して上擦った声で問い掛けた。
「お…お兄ちゃん…?」
だってまだ仕事してる時間なのに…どうしてここに…?
「得意先がウチの近所でね、ついでだから加藤に借りていた小説を取りに戻って来たんだが…」
兄はそこまで言ってPC画面に視線を移した。
「妹がこんな真似をしているとはね」
穴があったら入りたいというのは正にこの瞬間だろう。嫁入り前の娘が人の物を盗み見るだけで飽き足らず
まだ明るいうちからふしだらな行為に耽っている所を、よりにもよって家族に…しかも想いを寄せる兄に見られるなんて。
「ごめんなさい…もうしません」
何故そんな言葉を口にしたのかは判らない。多分この気まずい雰囲気から逃れたくてそういったのかも知れない。
なのに兄は揚げ足をとった。
「それは…覗きとオナニー、どっちをしないのかな?」
一歩近付いて片膝を付いた。私の顔を覗き込んで更に言い募る。
316 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:12:06 ID:GG1ZC/B7
「人のモノを勝手に見たりするのはイケナイ事だって学校で教えてもらわなかったのかい?」
そんなのは常識だ。でもその常識に反する行為を自分はやらかして咎めだてされているのだ。羞恥に苛まれ顔を背けると、兄は耳元に口を寄せて囁いた。
「許して欲しい?」
この場で見た事は無かった事にしてほしい…今まで通り接してほしい…。我ながら図々しい願いを込めて頷く。
「じゃあ…聡美が思い付く限り淫らな恰好で、卑猥な言葉で…僕を誘ってごらん…」
そうしたら許してあげる。そういって兄はPCデスクの椅子に腰掛けた。足を組んで背もたれに肘をかける。
兄が…私を欲望の対象として望んでいる…。そう思ったら身体が熱く火照って来た。
許す気なんてなくていい。この兄に抱かれたい。
仰向けに横たわり、心持ち脚を開いて手を差し延べる。
「お兄ちゃん…きて…」
苦笑する兄。まだまだ、と言うように首を横に振る。
これが自分一人で妄想に浸り身悶えしているだけなら、もっと違う言い回しや語彙だって思い付いただろう。頭の中で思い描いていた事と現実はやはり違う。
はやる心と身体が羞恥心と…兄のメモ帳を貧り読んで性器を玩んでいたくせに…
何も知らない無垢な少女でいたい…今更の様に浅ましく嫌らしい思惑がせめぎあって、うまい際どい表現が見つからない。
「お願い…聡美のアソコに…太いの…お兄ちゃんの…挿れ…て…」
結局そんなありきたりな言葉が口をついた。
「それが聡美の誘惑?」
小さく頷くと、兄が椅子から立ち上がった。
317 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:15:48 ID:GG1ZC/B7
「じゃあ、四つん這いになってごらん」
言われるまま両手両膝を着いた。心持ち膝を開く。
「そう…いい子だ」
私の背後で小さな金属音と衣擦れの音がした。
兄の手が…私の身体をはい廻り、乳房を捏ねくり回し、乳首を転がし、背筋をうなじを舌で舐めて歯を立てる…。
そんな夢にまで見た想いが実現する。
兄の両手が恥も外見も無く突き出した私の尻肉に触れてきた。軽く撫で回されただけで内から蜜が溢れ出す。
小さく身を震わせると重たい音を立てて愛液が絨毯に滴り落ちた。
「凄いな…」
兄が感心したような声をあげて開けたシャツを着たままの私の背に剥き出しの上半身を密着させてきた。
まるで犬の交尾みたいな恥ずかしい恰好…でも、もっと…触ってほしい。熱い吐息と媚びた喘ぎが漏れる。
不意に尻を撫でていた手が離れ腰を掴んだ。
「いくよ…」
兄の声が耳元でして、濡れた秘裂に何かが当たった。手は腰に触れている。じゃあ何が…?
「あっ…?!」
その正体を悟るより早くそれが内に食い込んで来た。
やだ…それは違う…!まだ何も…キスすらしていないのに…!
「やだお兄ちゃん止めてっ…!」
「挿れて…っていったのは聡美だろう?」
そんな事を言って兄は更に屹立で私をえぐってきた。「ちっ…違あっ…あ…」
焦らすほど優しい愛撫。熱い睦言。それらがあってはじめて耐えられる苦痛なのに。
「いやぁっ…お兄ちゃん…まだ早…いよっ…」
引き攣れるような痛みに耐え兼ねた私の悲鳴に動じるでも無く、ゆっくりと確実に肉棒を埋める兄。
「何が早いの?」
「だっ…まだ…何もして…ない…おっぱい揉んだり…アソコ舐めたり…してよぉ…」
「なら…そう言えば良かったのに」
そういうと、兄は上半身を起こし、それまでのゆっくりした動作から一変して勢いよく深々と私を貫いた。
「ああああっ!!」
下腹部全体に感じる息苦しい程の圧迫感と、膣内の異物感。さっきの自分の指の感触なんて比べ物にもならない。
リアルタイムキタ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
319 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:25:07 ID:GG1ZC/B7
お互いが愛撫しあい、何度も絶頂に達しているなら少しは耐えられる痛みなのかもしれない…でも、どうして…?
こんな辛く苦しい交わりなんて望んでいないのに。
そんな私の思いなど知る由も無い兄が動き始めた。奥深くに穿たれたモノが内壁を擦る。
内蔵まで引きずり出されるような、快楽とは程遠い感覚に思わず押し殺した悲鳴をあげた。
「痛い…痛いよぉ…お兄ちゃ…ん…」
せめて痛みを和らげて欲しくて腰を掴んだままの兄の手をとり胸に導くと、振り払われて更に激しく突き上げられた。
そのまま上半身を伏せ、更に尻を突き出す恰好になる。いつしか私は泣きながら哀願していた。
「お願い…気持ち良…くしてよぉ…痛いの嫌だよぉ…おっぱい…吸ってよ…ぉ…黒子舐めて…よぉ…」
不意に兄が抽送のピッチをあげた。小刻みな、痙攣のような動き。
兄の深い溜め息と同時に私の中に愛液とは違う温みが混じった。
非道い…。自分だけ勝手にイくなんて。兄にとって私は…唯の肉便器だった…?
泣き崩れる私に兄が囁いた。
「これは聡美とお兄ちゃんの一生の秘密だよ」
身繕いを済ませ、借りた本を手に取り部屋を出る兄。
玄関で買い物から帰って来た母に、私がレポート作成に根を詰め過ぎて臥せっているからそっとしておいてやった方がいい、などと言っているのが聞こえた。
仕事から帰って来た兄は何事もなかった様に私に接してきた。
「目が腫れてるぞ、無理するなよ」
「うん…」
私もいつもの様に返事をする。
そう、あれは無かった事。実の兄妹が獣みたいにまぐわうなんてあってはならない事だから。
それから一年後、兄は交通事故であっさり他界し、私は葬儀で知り合った兄の同僚に見初められ、三年後に籍を入れた。
今でも時々思うのだ。あの時『貴方の知っているやり方の全てを私にしてほしい、
メモ帳に書かれているみたいに優しく愛されたい』
そう言ったら兄はその通り抱いてくれたのだろうか?
兄の本心を知る術は今やどこにも無い。それは私一人だけの、永遠に答えのでない秘密なのだ。
了
320 :
トキノミノル:2005/05/25(水) 15:33:44 ID:GG1ZC/B7
名乗らなかったら負けかなと思っている様、支援有り難うございます。
5回で連投エラー喰らってちょっとびっくり。
さて名無しに戻ろう。
321 :
nana:2005/05/26(木) 01:41:54 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −1−
俺は、学生。今年卒業・・・・の予定? 就職・・・・は、まったくの未定!!
将来は、かなり不安な23歳。
俺の家庭は、母と2人暮し。小学生の時、女にだらしなかった父が母と離婚した。ここまで一人で俺を育ててくれた母さんには、こんな状態では、とてもまともに顔をあわせられない。
最近は、すっかり自宅へ戻る回数が減ってしまった。『すまん。もう少し我慢して!そのうち何とかするからさ!!』と・・・いつものセリフ。
今日も悪友のアパートで3日目の朝を向かえていた。今日は、学校へ行こうかどうしようか、ぼーっとテレビのモニターを見ていた俺。
電話が鳴る。『ハイ、大熊!』とすでにバイトにでかけたこの部屋のあるじの名で答える。
『ん・ん??』この声、電話をかけてきたこの男・・・聞き覚えがある。『おまえ!沢木か?おれ、だよ。飯田だよ。』
偶然、とは面白いもので、高校時代のバカ友の沢木が俺の大学の友だちと知りあいだったとは。
懐かしくて昔のこと、今のこと、で2人の会話は盛りあがった。お互いに隠すことは何も無い間がら・・・・
沢木のルックスは、俺が保証するほど上等。そう言う俺もけっこう見た目は自信がある。で・・・高校時代は、2人してかなり遊び歩いた仲だ。
一人の女を2人で抱いた経験は一桁では当然おさまらない位の数。
あいつの裸は、すみからスミまで知っている。アソコの曲がり具合からお尻の穴まで・・・・・
『何だ!あいつ(大熊)はバイトか。』『よし、おまえ(俺の事)でいいや。ちょっとつきあえよ。』
という事で、今日、学校は、臨時休校に。俺は大熊の教えてくれた住所のマンションへ向かうことになった。
そこには、大熊と他に暇を持て余した性欲有り余りの人妻3人が待ちかまえているとのことだった・・・・
322 :
nana:2005/05/26(木) 01:42:46 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −2−
『ああ、昨日も、正樹は、帰ってこなかった。』と奈美は、今年、大学を卒業するハズ?の一人息子のことを考えていた。
わかっては、いても二十歳過ぎた子供の考える事は、わからないことだらけ。いったいどこで何をしているのか。奈美にとって今日は、やっとまともに取る事が出来た完全な休日。
電話が鳴った。いやな予感・・・『はい、飯田です。』
声を聞き、奈美は、やっぱりと心でつぶやく。電話の相手は、昔からの友達の岩田 知子。
『ねえ、決心はついた?!』さっそく一方的に例の誘いの話しに持ってゆく岩田。
『とにかく一度参加してみなさいよ。何もしなくていいから。今回は、見学のつもりで・・・ネ』
知子は、昔からこの調子なのだ。私の生活にいつも強引に入ってきて私をトンでもない所へ導く。(そういえば・・・別れたあの浮気クセのどうしようも無い夫も知子の紹介だった。)
でも、今日の、奈美は、どうかしていたのかもしれない。誘いに・・・OKしてしまった。若い男の待つ、マンションでのミダラな・・・・一日に。
3時間後、指定された知子のマンション入り口。携帯で連絡をいれた。知子は、さけぶ。
『奈美!遅いわよ。さあ早く来て。』オートロックの自動ドアが静かに開いた。
知子の夫は、かなりの資産家の家系。大学時代かなりの美人で有名だった知子は、眼をつけていた獲物を体を使った武器でまんまと手にいれた。
エレベーターを降り、27階フロア。奈美は、これから起こるであろう出来事に胸が高鳴り、後悔と罪悪感でもいっぱいの震える手でドアをゆっくりと開けた。
323 :
nana:2005/05/26(木) 01:43:31 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −3−
部屋へ入ると、年齢を感じさせない若いままの着飾った知子の姿。体のラインが強調された私では絶対に着る事の出来そうもない露出部分の多い服を着ていやらしい微笑みで私を向かえた。
そして横には、若い男の子。すらっと背が高く、センスのいい服を着たちょっとしたモデルなみの美形。私の息子と同年代の男を前にして奈美は、後悔と罪悪感でいっぱいになっていった。
奈美を含めた3人の女性は、順番にシャワーを浴びる。最後に一人残った沢木という名の男の子がバスルームからでて来た。
この会の主催はもちろん、この部屋の持ち主 知子。女3人は、始める前に顔を隠すためにマスクをかけるように知子は決めていた。
もう一人の男の子は、まだ来ていないようだ。あたりさわりの無い会話をし、軽くアルコールを飲む4人。
照明が静かに一段階暗くなって、ついに知子ともう一人の女性、そして男の子の3人の行為が始まった。もちろん他人の性行為を目の前で見る事など始めての奈美。ましては、こんな近くで・・・
シャワーを浴びたばかりなのに裸で抱き合う3人からは、なんともいえないニオイがしてきて奈美を刺激しつづける。
二つの女性の口が一つの男性のペニスを奪いあうように舐め続け、そりかえったモノは、別の生き物のように変化していた。
いつのまにか私は、夢中でまばたきも忘れたようにうっとりと男性のモノを見つめていた。
その時、携帯の音。男の子が行為をいったん中止し、たちあがり、そそり立つペニスを隠さず私の目の前を歩き携帯へ。
324 :
nana:2005/05/26(木) 01:45:09 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −4−
『遅いぞ。ああ、わかった。』携帯で男の子が話している間、裸で口の周りをベトベトにしたままの知子が近づいてきて、奈美の耳元でささやく。
『どう!奈美。彼のペニスすごいでしょう。』『それにネ、彼は、すごくうまいのよ。』『まかせてみて!久しぶりなんでしょう。ヤルの・・・』
『なにもかも忘れて体を預けてみて!』
このささやきで、奈美のこれまで抑えられていた気持ちの壁が崩れた。
知子の言葉には、奈美にとって昔から一種の暗示作用のようなものがあった。戻ってきた男の子と知子が何やら私を見ながら話している。
男の子は、知子ともう一人の女性が見つめる中、私を裸にし、両足を広げさせミダラな格好にした後、愛撫をし始めた。
『あ・ああ・・』と私は、どうしようもない感覚に襲われ、体が自然にそりかえり、完全に自分を無くし始めた。
あの別れた女好きの夫と昔、経験した、のものすごい性行為が甦ってきた。
夢中で大きな口を開けペニスと袋を同時に収め舐めまわす・・・私・・・。
そばで見ていた知子と女性が余りのいやらしさに『すごい・・・なんてスケベな人。』と口に出す。
飯田正樹は、マンションの住所へ3度道を間違えながら400CCのオートバイを走らせていた。約束の時間は、すでに過ぎていた。
『よし、ここだ。』正樹は、ヘルメットを脱ぎ、携帯で到着した事を伝え、静かに開いた自動ドアから急いで27フロアへ向かった。
開けてもらった部屋にそーっと入る。すでに始まっていて薄暗い部屋では、二つの人影がカラミあっていた。
すぐに知子という胸の大きなきれいな女性が(マスクをしていたが・・・)近づいてきて、シャワールームへ案内してくれた。
一緒に入りあっという間に俺の体をすみずみまできれいにしてくれた。俺のペニスは、射精寸前まで舐められ準備は、すっかりできあがった。
325 :
nana:2005/05/26(木) 01:47:34 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −5−
部屋に2人で戻った俺と知子さん。カラミ合いは3人になっていて俺の友達は、すごい状態で2人の女性に責められていた。
奈美は、夢中で男の子に抱かれ感じっぱなしだった。後ろから私の胸をモンで来る二つの手が感じられた。
あ・・いつのまにか遅れていたもう一人の男の子が加わったんだ。と思う。薄暗らいし、汗をいっぱいかいている私には、余りよく顔が見えない。
でもかなりの整ったマスクの男の子だった。知子がそっと奈美に語りかける。
『遅刻の子よ。』『たっぷりお仕置きしてあげて。この子も大きいペニスついてるよ!!』私は、遅れてきた男の子と1対1で抱き合うことにした。
この頃になると私は完全に昔のイヤラシイ頃の奈美に退化していた。夢中でペニスをくわえ、舐めた。お互いの性器を舐めあいベトベトになり抱き合った。
この、今抱き合っている女性。すごく大きな胸でウエストが細い。
とても知子さんに聞いた年齢の女性とは思えなかった。とてもいやらしく俺のモノを舐めている。
お返しに俺も全力でこの人を気持ちよくしてあげようと目の前の女性のアソコに集中した。
その時、急に射精感が、俺はこれでもかなりの経験をしてきてる。こんな早く、1回目を出すとは・・・・
『うう・・』と思わず声がでて女性ののどの奥に吐き出した。
奈美は、幸せだった。夢中で舐めてのどの奥までペニスを迎えいれ、昔、女好きの夫にしこまれた技を無意識のウチに披露していた。
射精が近いと感じた奈美は、最高の位置で精子を受けとめてあげようと最善をつくす。
『ああ・・・』『出た!』と心でさけぶ奈美。胃の中にたっぷりと注がれた精子。なおも執拗に舐めまわしきれいにしてあげる。
『すごい!』この子のアソコは、こんなに大量の液を出したにもかかわらず何事も無かったようにそそり立っていた。
支援
327 :
nana:2005/05/26(木) 02:11:41 ID:7yeynjwx
『重なりあう快楽』 −6−
俺は、すっかり絞り取られたペニスを舐められながら、最高に感じていた。
幸運にも、まだ元気なアソコに感謝し、このすばらしい女性を四つんばいにさせ思いっきり濡れきった女性性器に差し込んで行く。
四つんばいにされ奈美は、いよいよこの元気な若い男の子のモノを迎えられる幸せに気がくるわんばかりに興奮していた。
『あっ!』
二つの動物は、夢中で腰を動かし、一つの生き物になった。
長い長い交尾は、出し入れされる性器の異様な摩擦音を発生させ、気が狂ったオスとメスは、最高の絶頂を同時に向かえはてた・・・・
2匹のオス、3匹のメスは、疲れ果て、しばらく動けずに眠った。そして目覚め、始めて人間に戻った。
灯りをつけに立ちあがる知子。女性はマスクを外し、5人は、一緒にバスルームへ向かう。
先に向かう3人。遅れて立ちあがった、奈美と正樹・・・見つめあう2人・・・
すべては、明らかになった・・・・声にならない2人の姿。
もう戻れない・・・ここまで行きついた親と子。
あまりの快楽は、すべてを凌駕した。
その後、飯田家では、仲良く恋人のように寄り添って歩く母と子があった。
毎日のように、場所を選ばず、時間もかまわない、重なりあう快楽がず−っとずーっと繰り返されていた・・・・
−−−− 終−−−−
『文化祭ラプソディ』
高校の文化祭での話だ。
初日の土曜日は外来のお客さんはほとんどいなくて、実行委員の1人だった僕は生徒会室で待機していた。
べつに忙しい用事も問題もなく、正直なところ退屈していた。
「……高村っ。高村っ」
僕を呼ぶ声がした。ふと見ると、同級生の土井が廊下から僕を手招きしている。
「何だよ。何か問題?」
「いいから、ちょっと来い」
僕は他の実行委員に断って、廊下に出た。
土井を見ると、左右をキョロキョロしていて落ち着かない様子だ。
「暇なんだろ?来いよ。も〜スゲ〜から。来ないと後悔するから」
何を言ってるんだコイツは?と思ったが、暇なのは当たってるので僕は土井に着いていくことにした。
「……3-Aがお化け屋敷やってるじゃん?スゲ〜よ」
土井が言う。3年A組は僕の学年のクラスに3つある「男子クラス」のひとつだ。
「何が凄いんだよ?」
「触れるんだよ!女子を!」
合点が行った。
ははぁ。お化け屋敷なんて言っておいて、怖がらすのそっちのけで楽しんでるという訳か。
さすが男子クラス。
僕は文化祭実行委員ではあるが、正直なところそっち系の話題も大好きである。
僕は土井より早く走った。
階段をひたすら駆け上がり(4Fなのだ。3年は)、角を曲がると正面が3-Aだ。
驚いた。列が出来てる。
同学年共学クラスの女子の顔も見えるが、下級生の顔もチラホラ見える。
ちょっと会話に耳をすましてみる。
「触るってさ」
「え〜?やだ〜」(←嬉しそう)
「ひとみがオッパイ触られた、って言ってたよ」
……何だって?Dカップ(噂)の、あの3-Eの岡本瞳のことか?
土井が追いついて来たので、僕は彼を促して教室に向かった。
しかし解らん。「触られる」と噂のあるトコに、なんで列が出来るのだ?
そんなに触って欲しいのかぁ?
入口ではなく、出口から入った。
教室は校内中から集めた暗幕で暗いが、ところどころから光が差し込んでいる。
目貼りが甘いトコも男子クラスならではだ。
入ると、懐中電灯が僕の顔を照らした。
「何だよ。何で高村が来るんだよ」
「高村は喋らないから大丈夫だよ」土井が応える。
僕も言った。「喋れるか。こんな楽しそうなこと。ってかさ、口止めしっかりしてるの?」
「口止め?」
――これだ。詰めが甘いのも男子クラスならではか。
「女子が廊下で噂してるぞ。触られるって。先生に届くのも時間の問題だな」
急にみんな黙った。
企画したクラスの中心人物に集まって貰って、急いでシステムの変更(笑)をした。
一分間隔で1人ずつ入れてたのを、連れがいる場合は一緒でOKにして、女子に人気のある奴数人が交代で出口に付いて「バレると中止になっちゃうから黙ってて」と女子にオネガイする。
触るのも「冗談で済む範囲にしろ」と徹底させた。
「スカートの上からはいいけど、中に手を入れちゃダメ」とかだ。
そして僕は、自分が入るスペースを探しはじめた。
借りた懐中電灯で薄暗い中を見て回ると、ルート自体は単純だった。
床に夜光テープで矢印があって、暗い中でもルートは客になんとか判るようになっている。
机や椅子や、体育館から持ってきた跳び箱など、あらゆるモノを使って柱をつくり、ダンボールや暗幕の壁から手を出して触っていたらしい。
そして僕は、教室の角に人が一人か二人、やっと立っていられるくらいのスペースを見つけた。
こういう楽しみは、他人と分かち合うタイプではないのだ、僕は。
ドキドキワクワクしながら待っていると、ようやく営業が再開したようで、女子数人のキャアキャア言う声が聞こえる。
狙いどおり、知ってる女子が側にいることで恐怖感は薄らいで、ちょっと危険な遊び(?)の範疇になっているようだ。
「あたしのおしり触ったの誰!?」って叫び声。
「てめ〜、出てこいっ!」と女子の野太い声。
男子の含み笑いも聞こえる。
声が至近距離に来た時、一瞬だけ隙間から懐中電灯の光を当てる。
最初に来た女子はデブだったのでスルーして(笑)、次の二人連れの女子を「触り初め」に決めた。
二人とも、僕の隣のクラスの子だ。
いまだ!と思って手を突き出したが、一人目は間に合わず、二人目の下腹部に手が当たった。
「いや〜!ここにもいた!」って女子の声。
すかさず、用意の「竿の先に紐でぶら下げたコンニャク」も出動させる。
「一応、お化け屋敷らしいこともやってはいた」って後日の言い訳用だ。
「いや〜、なんか降ってきた!」って言いながら去っていく声を見送りながら、手のひらに残った「あの子の感触」にひたる僕。
柔らかかった〜。スカートの手触りにも感動。
タイミングと手を突き出す位置をずらしたので、とうとう三〜四人目でブラウスの胸にタッチした。
揉む訳にも行かないので「掴みかけた」感じだったが、暗い中そんなことやってるともう興奮。(笑)
それからもおしり、胸、と楽しんでいたが、突然小声で「高村先輩〜?」と聞き覚えのある声がした。
懐中電灯フラッシュの必要もない。声は文化祭実行委員の後輩、2年の美佳ちゃんだ。
「ここ。何?」とこちらも声をかける。
「いた〜。スタッフしてるんですか?入っていいですか?」と美佳ちゃん。
かなり困って「狭い。入れないよ〜?」と言ったのに、美佳ちゃんは「入ってみたいです〜」と。
仕方なく、「ここ机なんだよ。下のほうのダンボールが開くから、そこから」と教える。
美佳ちゃんは「どれどれ?」とかがみ込む気配だったが、もぞもぞと机をくぐって入ってきた。
「狭いですね〜」
狭い、と言うより、ハッキリ言って密着に近いんである。90cm角に満たないくらいのスペースなのだ。
「どうしたの?仕事?誰か俺を呼んでる?」と訊くと、「土井先輩が入口にいて、高村なら中だと思うって教えてくれたんです。あたしヒマだから校内ウロウロしてたんですけど」
「なんだ、仕事じゃないのか」
「先輩もここで女の子触ってたんですか?あたし入ってすぐ、おしり触られましたよ」
「え゛?」
「高村先輩いますか?って言ったら、手が引っ込んで『いないよ』って言われましたけど」
美佳ちゃんは小柄で、素直で、明るくて、色気はないけど「理想の妹」タイプの可愛い子なのだ。
誰だ美佳ちゃんのおしり触った野郎は!と思っていると、美佳ちゃんが続けた。
「先輩も触ってたの?」
「え゛?あ……イヤ俺はこれ」と懐中電灯点けてコンニャク竿を指す俺。
「本当?マジメですね〜」と美佳ちゃん。表情と声が信じてない。
「……いやまぁ、ちょっとだけ触ったかな?」
「ふ〜ん、やっぱり触ったんだ」
「腰とか。背中とか」
僕が一生懸命嘘をついていると、女の子の声が聞こえた。懐中電灯を消す。
「あ、トモちゃんの声だ。あたし触っちゃお」と美佳ちゃんが小声で言う。
知り合いか?と思いながら仕方なく僕はコンニャクスタンバイ。
女の子の声が近づいたところで、美佳ちゃんが「トモちゃ〜ん!」と手を突き出した。
すると、「えっ?女の子もいるの?」と声がして、笑いながら「あたし、トモちゃんじゃないのよ〜」と。
思わず「トモちゃん違うやん!」とツッ込む僕。
女の子たちが行ってしまってから、美佳ちゃんは「間違えちゃった〜」と小声で言いながら、僕に身体を寄せてきた。
爽やかな香にいまさらながら気付く。暗い中で二人……。
それでも至近距離には他の3-Aの生徒もいる筈なので、ほとんど囁くくらいに声を落とした。
「ま、怒ってる訳でもないし、間違ったけどいいじゃん?」
「恥ずかしい〜」と、僕に合わせて囁く美佳ちゃん。かがんだ耳元に囁く声が可愛い。
と、柔らかい感触に気付いた。僕の上腕に、美佳ちゃんの胸が当たっている。
大きくはないけど、丸く、柔らかい感触。
そうだ、妹みたいだけど、この子も17才の女の子なんだ……。
僕の肩に手をかけてかがませ、美佳ちゃんが僕の耳元に囁く。
「でも興奮しちゃいますね、暗い中で」
気のせいか、僕の腕に胸を押し付けているような……。
支援です
――ヤバい。凄くヤバい。
耳をすますと、「来た来たっ」と野郎の声が聞き取れる距離なのに。
耳元で囁く声は向こうには聞こえないだろうが、それでも極力、音は出せない。
抵抗されたら絶対バレる。実行委員の立場も(これは協力してる時点でアレだが)ある……。
こんなに悩んだ瞬間が、かつてあっただろうか、って思うくらい悩んだ。
でも、ハッキリ言って股間はもうギチギチなのである。
触りたい……。
僕は覚悟を決めて、隣の位置にいる美佳ちゃんの腰を抱いてみることにした。
万一の保険は「耳元で囁くために抱き寄せた」だ。何か言うこと、言うこと……。
僕の手が震えている。しっかりしろ、俺。
ゆっくり右手を伸ばして、僕は美香ちゃんの腰に手を回した。
すんごい達成感。
美佳ちゃんは抗わない。客が近づいて来たが、スルーすることに決めてそのままでいると、美佳ちゃんもじっとしている。
もしかしてこれはOK???まだ早い???
スカート生地の手触りも感動的だが、美佳ちゃんの細い腰も触っていて気持ちいい。
おしり触りたい……と思っていると、美佳ちゃんが僕の肩を叩いた。
かがむ僕の耳元で、美佳ちゃんは言った。
「先輩は、誰でも触りたいの?」と。
僕はほんの少しの間考えた。
さっきまでは確かに、触れれば(最初にスルーした子以外)誰でも触ったと思う。
でも正直、いま「触りたい!」と思うのは美佳ちゃんだ。
おしり触られたことに嫉妬して、腰に手を回して感動して、以前は妹みたいに思っていたのを、今は「17才の女の子」として意識している。
僕は黙って美佳ちゃんの腰に両手を回し、正面を向かせてそのまま抱きしめ、考えたことをそのまま囁いた。
美佳ちゃんは抗うでもなく、じっと僕の囁きを聞いている様子だったが、10秒ほどの間のあと、言った。
「私はね、どっちかって言うと誰にも触られたくないんです。でも先輩は別なの」と。
そして美佳ちゃんは、僕の首に手を回してきた。
真っ暗な教室の狭苦しいスペースで、二人抱き合って……。
ど、どうしたらいいんですか???って感じだった。
「先輩、17才の女の子、って言ってくれたでしょ?みんな私を妹って言うんです。私が妹なんかでいるつもりが無くても」
「……そうなんだ」
「結構いい女だと思いますよ、私。見た目はチビでガキかもしれませんけど」
余裕が出てきた。女の子にここまで言われて、腹が座った。
「そうか。でもさ、俺の彼女になる人は大変なんだよ?」
「どうして?」
「俺、呆れられるほどエッチだから」
言って、僕は美佳ちゃんにキスしようとした。
僕の唇が捉えたのは、美佳ちゃんの鼻だった。
仕方ないので(?)、僕は口の中の小さな鼻を軽く噛んだ。
美佳ちゃんはビクっとしたが、やがてクスクス笑った。
「私はここよ〜」
美佳ちゃんが囁き、僕たちは仕切りなおしのキスをした。
長く合わせた唇を放すと、美佳ちゃんは「今度は当たり」と囁いた。
僕は「美味しい」と囁き返し、ふたたび唇を合わせる。
何度目かのキスで、僕は美佳ちゃんに舌を入れた。柔らかな、小さな舌が迎えてくれる。
僕の舌先をチロッ、と舐めて逃げる。僕は舌を伸ばして追う。
鬼ごっこに堪らなくなって、僕は美佳ちゃんの腰を抱いていた手を右だけ放し、その右手で美佳ちゃんのおっぱいに触れた。
僕の口の中で美佳ちゃんの「んっ」って声がして、甘い息と一緒に舌が入ってきた。
美佳ちゃんの舌を吸いながら、ブラウスの上からおっぱいをゆっくり揉む。
カップの感触が邪魔だ。
時折、ダンボールの壁の向こうを笑い声が通っていく。でも気にならなかった。
「やらし〜」って声だけにビクッとした。(笑)
ここじゃ落ち着かない、と思ったので、僕は「どこか行こうよ」と囁いた。
どこかにデッドスペースくらいあるだろう。
しかし、意外にも「でもこんな機会、なかなか無いよ?」と美佳ちゃん。
「大丈夫。あたし、声は結構我慢出来るの」
こっちが落ち着かないんだよなぁ、と思ったが、欲望が負けた。
僕は「さっきドコ触られたの?」と訊く。
美佳ちゃんは「おしり触られた」と答える。
「ここ?」と訊きながら、僕は美佳ちゃんのおしりを撫でた。
なんと言う丸み。細い腰だけど、素晴らしいラインの曲面。
そしてこの柔らかさ。
僕は両手で、スカートの上から美佳ちゃんのおしりへの愛撫を続けた。
再度キス。舌をからめながら、僕は「素晴らしい宝物を手に入れた」感激に浸りながら、暗闇の中で美佳ちゃんのブラウスのボタンを二つ、外した。
こんなに楽しく、かつまだるっこしい手探りも初めてだ。
生徒会室で見た、ブラウスにうっすらと透けていた淡いブルーのブラが、暗闇の中であらわになっている筈だ。
つい夢中になり、手を突っ込もうとすると、美佳ちゃんが僕の手を掴み、「もっと、ゆっくりと」と言うようにブラウスの中に誘導した。
僕のほうが子供……?(汗)
気を取り直してブラに指を入れてみる。
尖った宝物に指先が触れ、また甘い息が僕の口に入ってきた。
そのまま手の全体をブラに入れる。手のひらで更に硬く尖る乳首。
微乳だと思っていたが、充分手のひらサイズのおっぱい。弾力のある柔らかさが意外だった。
おっぱいを直接揉みながら、互いの唇を、舌を吸い合い、舐め合い、ため息を相手の口に送り合う。
僕は、さっきから気になっていた事を、摘んだ乳首に刺激を与えながら囁いた。
「美佳ちゃん、処女じゃないね?」
美佳ちゃんはすこし間を置いて、僕に囁いた。
「先輩に逢う、ちょっと前に別れたの。初体験の彼氏と」
「初体験っていつ?」
「ん……1年前かな」
それ以上訊くつもりは無かった。相手がもし在校生徒だったりしたら、僕は嫉妬で狂うかもしれない。
「そっか」とだけ僕は言い、ブラウスの裾をスカートから引き出し、まくり上げてブラも上にずらし、握っておっぱいの位置を確かめ、そのままかがみ込んで口に乳首を含んだ。
精一杯優しく、舌で乳首を転がす。吸う。揉む。
おっぱいから口を離してキスしようとしたら、美佳ちゃんの手が自分の口を覆っていた。
声が漏れる用心だろう。
「嫌なこと訊いてゴメンな」と囁くと、美佳ちゃんは「いいのよ、徹ちゃん」と、僕をはじめて名前で呼んだ。
一度キスして、口はおっぱいに戻る。
乳首をまた吸いながら、僕は手を下に滑らせていった。
脇腹からスカートの腰を経て、太腿の外側……。
そこから膝を回って、腿の内側を撫で上げ……しばらく太腿の内側を撫でる。
そして……。
僕の指がスカートの中に達し、パンツの上から股間を刺激しようとする直前、ドタドタっと音がした。
ビクッと動きを止める僕たち。
「何やってんだよ〜、お前等ぁ!」
そして天井の電気が点いた。
まぶしさに一瞬目を閉じる。
「苦情出てるぞ!ホラここ中止!全員出ろ!」
先生だ。しかし声で判った。結構生徒に人気のある先生で、割と生徒の肩を持ってくれる。
読みより早くバレはしたが、あの先生で良かった。
美佳ちゃんは静かに制服を直している。ここまでかー、と思っていたが、意外なことになった。
文句言いながら出て行く生徒の気配があって、美佳ちゃんが制服を直しきる前、「これで全員だな〜?もう残ってないな〜?」と先生の声がして、声を出せないで美佳ちゃんと見つめ合っていると、また電気が消え、ドアがガラガラっと閉じる音。
そして、小さく「ビリッ」という音がして、ドアが叩かれる。
どうやらこの教室を、文化祭中出入り禁止の措置にしてるんだと思う。
再びの暗闇の中でしばらく石になっていたが、ようやく「どうする?」と小さく声が出た。
「まずいよね、たぶん」と美佳ちゃん。
「ん〜」と唸っていると、美佳ちゃんは携帯を出して、「あれから1時間……」と。
1時間?たった1時間?と思って訊くと、美佳ちゃんがココに入って1時間くらいらしい。
……まだ時間はあるかもしれない。
懐中電灯でコースと裏を見回って、部屋中に誰もいないのを確かめた。
電気は点けられないのだ。暗幕の目貼りが甘いことは書いた。
立入禁止の部屋に電気が点いているのを誰かに見られる訳には行かない。
そして二人のスペース(笑)に戻り、ダンボールの壁ごと机を引き出して、少々広くする。
何よりさっきは狭すぎたので、ね。
ここは教室の隅で、ドアからもいちばん遠いので、なんとなく安心なのだ。
ダンボールを敷き詰めた、タタミ一畳ぶんほどのスペースが出来た。
美佳ちゃんがそこにあお向けに寝る。
そして、懐中電灯の光がその身体を舐めるように照らす。
すんごい興奮する。
会話は小声だ。教室の外に聞こえちゃいけない。
「美佳ちゃん、頼みがあるんだけど……」
リクエストして、寝たままブラウスのボタンを上から5つ外してはだけ、膝を立ててちょっとだけ開いて貰った。
懐中電灯でじっくり照らす。
はだけたブラウスからブラが覗く。スカートがめくれ上がり、ブラと同色のパンツの股間、ナマ脚。
そのまま光を顔に当てると、上気したような表情の美佳ちゃんの、潤んだような目。
さっきの騒動で萎えていた僕の股間が、また熱くなっていた。
僕は急いでコンニャクロッド(名前つけた)から紐とコンニャクを外し、ロッドをダンボール壁の間に渡した。
そしてロッドの中央に紐を結び、そこに懐中電灯を吊る。これが照明だ。
もう一度美佳ちゃんを眺め、感嘆のため息を漏らし、僕は美佳ちゃんの隣に横になった。
「なんでため息?」美佳ちゃんが訊く。
「感動してるんだよ。やれやれ、って思ってるんじゃないからね」
「こんなガキか〜、って思われてるんじゃないんだ?良かった〜」
「思わないよ、そんなこと」
美佳ちゃんの右側に位置した僕は、言いながら左腕を美佳ちゃんの頭の下に入れる。
「腕枕だ〜。嬉しい」美佳ちゃんが呟く。
「腕枕好き?」訊きながら、美佳ちゃんの左肩を引き寄せて右手を背中へ。
ブラのホックを外す。
「無駄のない動き☆」美佳ちゃんが僕をからかう。
可愛い、紺色の小さなリボンが付いたブラを上にずらすと、カップから美佳ちゃんのおっぱいがあらわになる。
小さな照明を、手を伸ばして揺らす。
振り子の照明が、美佳ちゃんの裸身を照らしている。
二人の呼吸音だけが聞こえている。
改めて、のキスをする。
舌を絡め合い、吸い合いながら右手は美佳ちゃんのおっぱいを揉み、乳首を摘んで刺激する。
たちまち硬さを取り戻す乳首が愛おしい。
キスを続けながら、おっぱいから脇腹、おなか、腰へと手を滑らせ、またおっぱいに戻る。
美佳ちゃんは僕に舌を吸わせながら、甘い息を吐く。
口をおっぱいに移動し、吸う。手は太腿を撫で、だんだんと脚の合わせ目に。
乳首を舌で転がし、軽く噛み、吸いながら、僕の指がパンツの上から性器に届くと、美佳ちゃんの身体がビクン、と反応した。
ゆっくりと指が中心をこする。膣口の位置あたりまで来ると、指にぬるっとした感触があった。
その位置を軽く押す。美佳ちゃんが小さく喘ぐ。乳首を強く吸って放し、「濡れてるの?」と訊くと、美佳ちゃんは目を閉じたままで、コクンと頷いた。
指に潤みを感じる。パンツの上からでもわかるほどの熱い潤みだ。
僕は身体を起こし、美佳ちゃんの足元に移動して向き合い、美佳ちゃんの両脚を両肩にかついで、左右からパンツに手をかけた。
僕がパンツを引くと、美佳ちゃんは目をすこし開いて片方ずつお尻を持ち上げてくれた。
ブラと同じ紺色のリボンが付いてるパンツを、脚から抜く。
そして僕は、美佳ちゃんの膝を持って左右に開いた。
熱い潤みがあった。
あまり濃くない陰毛の奥に、すこしだけ口を開けて。
潤みを指で優しくかきまわすと、美佳ちゃんが身体をくねらせた。
くちゅくちゅと音がする。僕は夢中で、美香ちゃんの溝をかき回す。
ちょっと深く沈めてみる。僕の指に、美佳ちゃんの蜜がコーティングされる。
蜜に濡れた指で、小さな突起のある方に溝を撫でると、美佳ちゃんは初めて「はぅンっ」と声をあげた。
照明の振り子に勢いを足して、僕は美佳ちゃんの潤みに口をつけた。
美佳ちゃんが身体をのけ反らせる。
熱い裂け目全体を舐め上げ、両手の親指で開いてみる。
アワビによく似た形状の、肉色の場所が熱く潤んでいる。
開いた溝の中を、僕は舐める。美佳ちゃんの押し殺した喘ぎ声がBGMだ。
舌を柔らかく、硬く変化させながら隅々まで舐めていると、美佳ちゃんは僕の頭に両手を添える。
僕はその手を掴み、美佳ちゃんに自分の膝を抱かせて更に脚を拡げさせる。
舌が突起を捉える。僕の口の周囲は柔らかなクッションの感触、顎は美佳ちゃんの蜜でヌルヌルしている。
振り子の光で断続的に見えるものの中に、僕がさっきから気にしているものがあった。
元々、振り子の紐にぶら下がっていたコンニャクだ。
僕は手を伸ばしてコンニャクを掴むと、傍らの少しだけ水を張った容器に乾きかけたそれを浸した。
舌先で美佳ちゃんのクリトリスを刺激し続ける。
縦に、横に舐め、硬くした舌先ではじく。転がす。
僕の顎を濡らす蜜は、見ると裂け目からこぼれてアナルを濡らし、さらに落ちて制服のスカートに染みていた。
しまった、と思ったがもう遅かった、せめてもの対処として、僕は美佳ちゃんにお尻を上げさせ、スカートの後ろ側を背中に回した。
美佳ちゃんのお尻は直接ダンボールに触れた。
僕はコンニャクに触れて、ある程度プルプルした感触が戻っていると判断した。
美佳ちゃんの割れ目を指で開いて、僕はコンニャクの角をクリトリスに当てた。
「冷たい!」
「これ、どうかな?感触違う?」
訊きながらクリトリスをコンニャクで突っつく。
「ん……ちょっとゆっくりしてみて」
ゆっくり、上下左右に動かしてみる。
「ん……悪くはないけど、やっぱり徹ちゃんがいいなぁ」
休憩計画失敗。でも正直顎が辛くて、コンニャクに指の参加でカンベンして貰うことにする。
コンニャクで刺激を続けながら、僕は人差し指を美佳ちゃんに挿入した。
中の壁をこする。入口の刺激から、指をだんだん奥に進める。
上下に狭い壁を押してみる。
美佳ちゃんは、お尻側の壁の一点を押されるのが好き、と判った。
指を前後にスライドさせる。しばらくピストンして指を抜き、中指も添えた。
手首を回転させるように捻りながらのピストン。潤滑感はどんどん増す。
美佳ちゃんが言った。
「ねぇ、もう……欲しいよ」
愛撫だけで一度イくのを見たかったんだが、こっちも我慢の限界だった。
僕はベルトを緩めてパンツごとズボンを脱ぎ、美佳ちゃんの脚の間に入ろうとした。
すると美佳ちゃんは僕をもう一度立たせ、自分は正座した状態で僕のペニスを口に含んだ。
暖かい口の中。舌が僕のペニスを刺激する。亀頭を、尿道口を舐められる。
舐められるのも気持ち良かったが、吸われるのが最高だった。
美佳ちゃんは僕のペニスを口から抜き、言った。
「あたしでこんなに硬くなってるの?嬉しい」
それを聞いて、限界が来た。
僕は突き飛ばす寸前のような勢いで美佳ちゃんの身体を押し倒し、指で割れ目を拡げてペニスをあてがい、腰を進めた。
僕は美佳ちゃんに刺さった。
奥まで入ると、美佳ちゃんは「はぁぁぁ……ん」と、消え入りそうな声をあげた。
熱い粘膜に包まれているだけで、暴発しそうだった。
ゆっくりピストン運動を試した。
すんごい気持ちいい。
二人の下腹部のほうを見ると、挿入部が見えた。
僕のペニスの竿の部分が、美佳ちゃんの唾液と蜜とで濡れているのが嬉しかった。
僕は美佳ちゃんを突くスピードを早めた。
「あン、あン、あン……」
美佳ちゃんの声で、頭の奥が熱くなる。
上体を倒して美佳ちゃんに密着し、唇を合わせると美佳ちゃんが乱暴に舌を突き入れてきた。
キスしたまま、僕は腰を使った。
射精しそうになって、僕は身体を起こした。
腰の動きを止めて、ゆっくり円運動で楽しむ。
達する前の感覚がいくらか落ち着くのを待って、ペニスを抜いた。
「美佳ちゃん、四つん這いになって」
僕が言うと、美佳ちゃんは寝返りを打って膝をつき、お尻を高く上げて背中を反らせた。
美佳ちゃんの後ろに付き、指でお尻を開く。可愛いアヌスが上を向いている。
僕はバックから、美佳ちゃんに挿入した。
美佳ちゃんが膝を開き、高さを合わせてくれる。
僕は腰を、美佳ちゃんのお尻に打ちつける。
手を伸ばしておっぱいを揉みながら、僕は美佳ちゃんを突くスピードを早めた。
美佳ちゃんの声のトーンが、「あっあっあっ……」とだんだん高くなっていき、背中が波打つようにビクン、っとなり、美佳ちゃんの中が動いた。
締め付けられる感触が最後だった。
僕はペニスを抜き、美佳ちゃんの背中に射精した。
「……ナマでしちゃったな」
「あたしはいいのよ。責任さえ取ってくれるなら」
僕はズボンのポケットを探り、財布からコンドームを出して美佳ちゃんに見せた。
終わって気付いたが、教室の中は暑くなっていた。
僕たちは興奮だけで汗をかいていた訳じゃなかったらしい。
制服は汗でビショビショ、しかも美佳ちゃんのスカートには僕の精液と美佳ちゃんの愛液まで付着している。
「どうしよう、コレ……」
「まず、ココを出なきゃ」と美佳ちゃん。
ドアは開かなかったので窓からベランダに出た。夕暮れになっていた。
暗闇で美佳ちゃんの腰を抱いてから、外に出るまで約2時間だ。
濡れた制服を乾かすつもりだったが、気温も下がり風もたいしてない。
と、美佳ちゃんが、「仕方ないな〜」と呟いた。
生徒会室に戻ると、「何だその格好?」と訊かれた。
二人とも学校ジャージで、美佳ちゃんは手に制服を抱えている。
「私がペンキ缶を落としちゃって、高村先輩にもかけちゃったんです」と美佳ちゃんが言う。
そして美佳ちゃんは、畳んだ状態の紺色の生地についた白いペンキのあとを見せた。
実はその布地は制服の一部ではなく、美術部の備品から失敬したカンバスに紺と白の塗料を付けたものなのだ。紺色の部分は女子のスカートの生地にかなり近い。テカリを加えたりする画材があるんだそうだ。
美術部員の美佳ちゃんらしい思い付きではある。
「だから私が洗って、先輩に返すことにしました」
「たまにはジャージで帰るよ。電車だけど」
そして僕と美佳ちゃんは、下校生徒の中二人だけ学校ジャージで駅まで一緒に歩いた。
制服よりも楽だった。
エピローグ
――あれから5年が経った。僕もいまは社会人だ。
年に2、3度かな?僕が「度忘れ」をすると、未だに美佳は「最初が度忘れだったもんね」と言ってクスクス笑う。
あのコンドームの件の話だ。よく覚えてるもんだと思う。
僕は、「解ってたけど、最初に美佳に入れる時にゴムは嫌だった」ことを、なんとなくだが言わないで来てしまった。
まぁ、これからも言わないんだろう、きっと。
僕と美佳の間には、来春子供が産まれる。
- END -
>>347 いつもお疲れ様です。
投稿作品は全部読ませてもらっていますが、どの話もきれいにまとまってますね。
長さもちょうど良いし、これからも末永く投稿してください。
お待ちしてます。
ほしゅ
351 :
あ:2005/05/30(月) 01:34:38 ID:dEnVK1dw
あげ
>>350 お気遣いありがとうございます。
手直しの最中ですのでまだ投稿には至りませんが、また改めて書き込ませていただきますので前回の分は保存していただかなくとも問題ありません。
しかし、あちこち直してるとけっこう大掛かりになってしまいますね…
気長に頑張ります。
353 :
からすのお宿:2005/05/30(月) 01:44:17 ID:JKVXngqQ
>>352 名前を忘れておりました。失礼いたしました。
354 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 15:36:18 ID:4aNpDeb4
a
355 :
すこすこ:2005/05/30(月) 16:39:00 ID:ukv0d+tW
「吉木さん、会長がお呼びです」
会長直属の秘書から電話を貰うと、吉木小枝子は、
「すぐ行きます」
と答えて、席を立った。顔には戸惑いの色を浮かべ、いかにも憂鬱そう。
「吉木課長、お出かけですか?」
小枝子の部下で、もっとも使えない木村が話しかけてきた。縁故で入社した世間知らず
のおぼっちゃまで、真面目だけが取り柄の青年である。
「会長のお声がかりでね。あなた、代わりに行ってくれる?」
「遠慮しますよ。外回りだったらお供しようと思ったんですが」
その言葉を聞いた小枝子は、呆れ顔になった。なんと覇気のない男だろう。女の後ろにつ
いて、営業が務まるとでも思っているのだろうか。木村は若いがもう新人ではない。いつま
でも金魚のフンでは困ってしまう。
「あたしは部下に恵まれなかったわ」
「何か言いました?」
「何も。木村クン、暇ならお得意さんの所へ行って、ちょっとゴマすってきなさいな。あなた、
今月も営業成績がドベよ」
そう言い残してエレベーターへ向かう小枝子の後姿を、嫌味を嫌味とも思わぬ木村が見送
った。他の社員は、小枝子と同様に呆れ顔である。もちろん、木村に呆れているのだ。
356 :
すこすこ:2005/05/30(月) 17:01:40 ID:ukv0d+tW
「女、三十歳。世間の荒波に揉まれて・・・今日も行くか」
地下駐車場で車に乗り、会社の外へ出ると、五月の太陽が眩しい。小枝子は慌てて
サングラスをかけ、日差しから肌を守った。
「もう若くないしね」
小枝子を呼び出した会長はすでに現場から離脱し、大邸宅で隠居を決め込んでいる。
その名を美濃坂重蔵と言い、六十をいくつか過ぎてはいるが、今もって精力的な男で
ある。小枝子自身、入社してからの数年間を重蔵の下で過ごし、仕事のいろはを教えて
もらっているので、何かと目をかけられている。それと、他人には言えないが、男と女の
関係でもある。老いてなお盛んな重蔵が、社会に出たばかりの小枝子を、手活けの花
にしてしまったのだ。
「相変わらずでかい家・・・そういえば、しばらく呼ばれていなかったわね」
車で五分も走ると、重蔵の邸宅に着いた。小枝子は門にある電子ロックの暗証番号を
入れて、勝手に家の中へ入る。ちなみに重蔵は結婚と離婚を何度も繰り返し、今は一人
身である。とりあえず気兼ねはしなくても良い。
「よく来たな、小枝子」
おそらく防犯カメラで見ていたのだろう、重蔵は小枝子が玄関につくや、迎えに出てきた。
「ご無沙汰してます」
「ま、入れ」
重蔵は頭髪こそ寂しいが、体つきががっちりとしており、とても六十がらみには見えない。
小枝子は一応、辞儀をしてから中に入った。
357 :
すこすこ:2005/05/30(月) 17:17:37 ID:ukv0d+tW
「達者なようだな」
「会長もご壮健で何よりです」
「まずは風呂でも召すがいい」
玄関から歩くこと数分。二人は大きな浴室へとやって来た。室内は十畳もあろうか、檜
仕立ての美しい風呂場である。
「あの・・・」
「なんじゃ」
「今日中に帰らせてもらえるんでしょうか」
衣服を脱ぎながら、小枝子は聞いた。この老人と同衾するのはやむを得ないとして、問
題はそれがいつまで続くのか、である。小枝子も今は課長職にあり、部下をまとめねば
ならない立場だ。いつまでも、職場を離れるわけにはいかない。
「忙しいのか」
「ええ、まあ・・・出来の悪い部下もおりますし」
小枝子は木村をダシにした。しかし、心が痛むことはなかった。
「お前しだいだが、夜には帰してやろう」
「お願いします」
時計を見ると午後二時過ぎ。夜には、という表現があいまいだが、語感からしてあまり遅
くはならないような気がする。と言うよりは、遅くならないでと欲しいという小枝子の願いが、
そう思わせるのであった。
支援ついでに…携帯から保管サイトに行けなくなってる(;´Д`)
359 :
すこすこ:2005/05/30(月) 17:40:42 ID:ukv0d+tW
「お体を洗います」
「頼む」
裸になって浴室へ入った小枝子は、まず重蔵を椅子に座らせ、背後に回った。そして、
ボディシャンプーを手に取り己の体でそれを泡立てると、乳房をスポンジ代わりにして
老人の背を洗い始める。
「小枝子、お前いくつになる?」
「今年、三十です」
「そうか。いい年だな」
娘のような年齢の女に乳房で体を洗ってもらいながら、重蔵はしみじみと言う。
「わしは何人もの女をこの手で抱いたが、やっぱりお前が一番だよ」
「相手が変わるたびに、同じ事を言うんでしょう?」
小枝子は重蔵の股間に手を回し、体を密着させた。驚くことに重蔵のそこはすでに充血し、
天を突かんばかりに反り返っているではないか。肉傘はぐんと張り、幹の太さも相当な物
だ。とても六十を過ぎた老人とは思えぬ逸物である。だが、この反応が先ほどの言葉を肯
定しているようで、小枝子には嬉しい。
「いつものようにお口で・・・会長はそのままでいらしてくださいな」
「うむ」
小枝子は床に這い、重蔵の股間に顔を寄せた。そして、白髪混じりの陰毛の中からぐいと
突き出た男根を、そうっと唇で包む。
360 :
すこすこ:2005/05/30(月) 17:56:56 ID:ukv0d+tW
「うむ、いい感じだ」
重蔵が小枝子の頭を優しく撫でてやる。実際、小枝子の口唇愛撫は巧みで、すばらしい
快楽をもたらせてくれていた。何年も重蔵の下に居ただけあって、ツボを心得ているのだ
ろう。小枝子はひたひたと舌を男根に絡ませ、あまり下品に音を立てぬよう吸い付ける。
「若いだけの女じゃ、こうはいくまい」
重蔵がそう言った時、小枝子がちらっと上目遣いになった。頬が紅潮しているのは、湯煙
に当たったせいだけではなさそうだ。
「乳首が立っているぞ」
己の男根を咥えさせながら、重蔵が小枝子の乳房を握る。すると、小枝子は一瞬眉をしか
めた後、とろんと目を蕩けさせた。声は出なかったが、ついばまれた乳首への刺激がたま
らないようである。
「相変わらず、敏感だ」
小枝子の二つの乳首は、老人の指先でクリクリと弄ばれた。緩急をつけた意地悪い動きで
ある。小枝子はたまらず腰を振り、女陰を恥ずかしい液で濡らす事となった。
「う・・・あうう・・・」
男根を咥えているので、ため息のような喘ぎしか出ない。重蔵はそんな小枝子を見下ろす
と、彼女の唇から男根を引き抜いた。
「続きは閨でやるぞ」
口唇愛撫でもいいが、やはり小枝子の胎内で果てたい。重蔵はそう思って、風呂場を後に
する事と決めた。もちろん、小枝子にも異存はなかった。
361 :
すこすこ:2005/05/30(月) 18:17:15 ID:ukv0d+tW
「ああ!」
布団の上に這わされた小枝子は、真後ろから犯されていた。光を遮るように設えられた
寝室は昼間の今でも薄暗く、壁に飾られた間接照明がなければ、その姿は見えないだ
ろう。そして、重蔵は小枝子の尻に食らいつき、実に馴れた調子で腰を使っていた。
「吸い込まれるようだ。やっぱりお前のここは素晴らしい」
「ああ・・・いやあ・・・」
背後から肉の杭で女を貫かれる。正常位と違って、繋がっている所も尻の穴も丸見えだ。
女として、いや人として一番恥ずかしい場所が完全にさらけ出されている。小枝子はその
惨めさに、子供のようにぐずぐずと泣いた。
「いつまでも初々しさを失わんな、小枝子。もっと泣くがいい」
「うんッ!うんんッ!」
ずんずんと男根が女穴を掻き広げる恥ずかしさは、この男から教わった。それなのに、何
度体を重ねても羞恥心が消えない。小枝子はそれが不思議だった。いや、犯されるたびに
恥ずかしさが一層高まっている。まるで、自分が秘めていた何かを、重蔵が掘り起こしてし
まうようだった。
(最近は専ら技術面担当。保管作業は猫。
いっそ、ハンドルを猫の飼い主にでも変えようか…。)
>>358 キャリアと2Gか3Gかを教えていただけますか?
他にも見れなくなっている人いたら、報告よろです。
363 :
すこすこ:2005/05/30(月) 18:38:59 ID:ukv0d+tW
「あ───ッ・・・」
小枝子の手がシーツをつかんだ。達してしまったのである。
「ふふふ、気をやったか。しかし、わしはまだ果ててはおらんぞ」
「い、いやあ・・・おかしくなるッ!」
絶頂を迎えた敏感な体を押さえ込み、重蔵は小枝子を犯し続けた。荒波のような快楽を
味わい、体に力が入らない小枝子は、伏してただ男の欲望に身をゆだねるしかない。
「わしもいくぞ。小枝子」
「ああ・・・」
重蔵の動きが早くなり、今際の時がやって来た。温かな子種が膣内を満たすという事が、
小枝子を身震いさせる。
「おっ、おうっ!」
重蔵はびしびしと腰を小枝子の尻に打ちつけ、叫び声とともに果てた。年に似合わぬ大量
の子種が小枝子の中で弾ける。
「あっ・・・温かい・・・」
目を瞑ると、子種が体の中に染みていくのが分かる。六十男の子種だ。もし、妊娠なんか
したらどうなるのだろう──特に避妊をしていない小枝子は、そんな思いの中で自分も絶
頂の余韻に浸った。
364 :
すこすこ:2005/05/30(月) 19:03:28 ID:ukv0d+tW
「すっかり遅くなったわ」
会社へ帰った頃には、すっかり夜が更けていた。重蔵が中々小枝子を手放さなかった
のである。
「腰が痛い。やりすぎだわ、イタタ・・・」
車から降りるのも億劫なくらい、小枝子は可愛がられていた。重蔵は特に後背位を望む
ので、腰に負担がかかる。小枝子は腰をトントンと叩きながら、職場へ戻った。すると・・・
「あっ、お帰りなさい。吉木課長」
「木村クン!まだ、会社にいたの?」
いまだに退社していない木村の姿を見て、小枝子は目を丸くした。この会社は基本的に
残業が無く、まして仕事の出来ない木村が居残る理由など、まったく無いからだ。
「ええ、課長を待ってたんで」
「あら、あたしを?」
確か、木村にはお得意さんのゴマをすって来いと言い含めたはず。もしや、契約でも取っ
てきたかと小枝子が頬をほころばせていると・・・
「すいません。S商事でポカやっちゃいました。相手さん、責任者呼んで来いって・・・課長
の携帯繋がらないんで、待ってたんです」
木村は悪びれずそんな事を言い放つ。ちなみにS商事とは年に何億も取引をする、お得意
中のお得意さんである。それを聞いた、小枝子の顔色が変わった。
「このアホ───ッ!」
ガツンと小枝子の左ストレートが、木村のチンを捉えた。吉木小枝子三十歳。彼女が安穏
な日々を送る事が出来るのは、まだまだ先のようである・・・
おしまい
365 :
すこすこ:2005/05/30(月) 19:09:21 ID:ukv0d+tW
>350
タイトルなくてすいません。前のやつは『人妻AV列伝』で。
今日のやつは『しこたま課長』でお願いします。
・・・格好悪いんですが。
367 :
358:2005/05/30(月) 23:39:39 ID:18agcsaI
保管担当様
どうも鯖落ちで繋がらなかった様です。今繋いだら行けました。心配かけました(´д`)モウシワケナイデツ
hosyu
「見て」
麻亜子はそう言うと立ち上がり、服を脱いだ。それからベッドのへりに腰掛けて脚をひらいた。あの日
のように。
「麻亜子、よせよ」
僕が押しとどめようとしても、麻亜子は頚を横に振り、強い口調でもう一度
「見て」
と言った。そこは……。
左右の陰唇にリング状のビアスがつけられ、左右のリングを合わせるように小さな南京錠で止めてあ
った。それも3箇所。中になにか挿入されているらしく、細いコードがのぞいていた。
「悟を裏切った罰だよね。こんなことまでされちゃった。こんなになっちゃった私のこと、悟はもう絶
対に許してくれないよね」
僕は答える代わりに、麻亜子のそこへキスした。愛撫ではなく、ただその痛々しい姿を癒したい、そん
な気持ちから体が勝手に動いた。
「悟、だめだよ。あたし悟にそんなことしてもらう資格なんかない」
麻亜子は僕の体を両手で押し退けた。立ち上がり、再び服を身につけると
「悟に迷惑をかけられないから、もう出ていくね」
と言った。
「出ていくって、どこかあてがあるの?」
「……ない」
「またチーフに見つかったらどうするんだよ。それにその格好」
僕の中に、今度は自分が麻亜子を守る番だ、という気持ちが涌いてきた。幸いにもこのアパートはまだ
チーフに知られていなかったものの、もし麻亜子の持ち物を調べられたら……。そう思うとここに長居
するのは危険だと思われた。
「でも……」
「ちょっとだけアテがあるんだ。待ってて」
僕は桜沢さんに電話をかけた。詳しくは説明せずに「知り合いが大変なことになっているので手を貸
してほしい」とだけ伝えると、桜沢さんはすぐに車を回してくれると答えた。15分後、麻亜子と僕は僕
らを迎えに来た車に乗り込んだ。
車の中で、僕は桜沢さんに麻亜子を紹介し、僕と麻亜子の関係についてはボカしながらこれまでの経
緯を説明した。桜沢さんは全てを心得たように頷いて、車を走らせた。着いたところは多恵さんの住ま
いがあるマンションの別のフロアの部屋だった。
「このマンション全部がお嬢様のお父様の、まあ実質的にはお嬢様の持ち物なのです。柳原さんのお友
達のためにであれば、空室を使うことをお嬢様も許してくださるでしょう」
桜沢さんはそう言って僕に鍵を手渡した。
「ここならばセキュリティもしっかりしてますから、落ち着くまでここにいらしてください。なにか助
けが必要であればいつでも声をかけてくだされば」
「ありがとうございます」
まだおびえていてろくに挨拶もできずにいる麻亜子の代わりに僕が桜沢さんに頭を下げると、桜沢さん
はそれを制するようにして、こう続けた。
「柳原さんのおかげで、お嬢様はすっかり明るくなられました。私どもの想像していた以上に柳原さん
はよくして下さいました。お嬢様もきっと同じ気持ちだと思いますよ」
桜沢さんが部屋から出ていくと、麻亜子がぼそっと呟いた。
「お嬢様って、誰?」
僕は麻亜子に多恵さんとのことをどう話していいのかわからなかったので、
「体が悪くて外出できない人の話し相手のアルバイトをしていた」
という以上のことは言わなかった。麻亜子も自分のことで精一杯なのかそれ以上は詮索しようとしなか
った。僕は麻亜子にシャワーを浴びさせ、その間に近くのコンビニに行って包帯や絆創膏やちょっとし
た食べ物を買ってきた。一通りの家具は揃っているものの殺風景な部屋の中で、心細げに床に座り込ん
でいた麻亜子をソファに座らせると、簡単に傷の手当てをした。警察に届けたり医者に行ったりするべ
きだったのかもしれないが、その時の僕はそこまで頭が回らなかった。
次の日、金物屋から細いペンチを買ってきて麻亜子のピアスを切り、外した。その後で、桜沢さんの
アドバイスで、麻亜子を精神科の医者に診てもらうことにした。麻亜子には多恵さんのヘルパーをして
いる女性に付き添ってもらい、その間に僕は多恵さんの部屋に行った。
「悟さん、大変だったみたいね。大丈夫?」
「あ、僕はなんとも。ただ、知り合いが、ちょっと。」
「その人が、悟さんの、……彼女?」
多恵さんはちょっと悲しそうな顔をして僕に尋ねた。
「彼女というか、元カノかな。もう大分前に別れたんだけど」
「でも放っておけないんだ。やっぱりね。悟さん優しいから」
ふっと小さくため息をついて窓の外へ視線を逸らす多恵さんを見て、胸が痛んだ。愛おしい、そう思っ
た僕は、近付いてそっとキスした。
「……悟さん?」
多恵さんは目を見開いた。僕は何も言わず、そのまま唇を多恵さんの首筋から鎖骨の方へと滑らせた。
「悟さん、何を……」
僕はもう一度多恵さんの唇を唇でふさぎ、そのまま彼女の着ているものをすべて脱がせた。多恵さんは
抵抗しようとしたのか体を少しよじったが、かまわずに押さえ付け、自分の服も脱ぐと、多恵さんを抱
き締めた。多恵さんは諦めたのか抵抗しなくなり、僕の唇が胸からへそ、下腹部へと移動するにつれ、
だんだんと甘い息をもらすようになった。
脚を開かせ、その中心に顔を埋める。ほんのすこし潤った多恵さんのそこに舌を這わせると、多恵さ
んは体をよじり、
「ん…あっ」
と小さく声を漏らした。十分に潤ったのを確認して体勢を変え、ゆっくりと多恵さんの中に沈めていく。
僕のものは多恵さんの熱い粘膜に包まれた。ゆっくりと腰を動かすと、多恵さんのその部分は僕のもの
を柔らかく締め付けてくる。
「多恵さん……俺…」
「お願い、何も言わないで」
多恵さんは目を閉じ、そう言った。僕は病院に行っている麻亜子のことをとりあえず頭の中から追い出
し、多恵さんとの行為に没頭していた。考えなければならないことが沢山ありすぎて、多恵さんに溺れ
てしまいたかった。やがて腰のあたりにうずうずした感覚がたまり始め、それが凝縮したかと思うと、僕
は多恵さんの中に放出していた。
僕が多恵さんの上から降りて隣に仰向けになると、多恵さんは僕から顔をそむけるように寝返りをう
った。しばらくして、多恵さんはぼそっと
「ごめん、ちょっとひとりになりたい」
とつぶやいた。僕は多恵さんを傷つけてしまったのかもしれないと思い、
「ごめん、じゃあ」
と言って、気まずい気分のまま、多恵さんの部屋から出た。
間あいちゃってスミマセン。今日はここまでです。
375 :
nana:2005/06/02(木) 22:58:18 ID:YCH9zlzh
『趣味な二人』−1−
テレビ局のアナウンサーが満面の笑顔で私、咲田 良美にマイクを向けてきた。今、私は、この会場のテレビカメラを独占していた。
国際柔道大会で優勝間違い無しと報道されていたロシアの選手を見事な、逆転一本で破ったのだから。ほとんど無名な私から、喜びのコメントをとろうとしているのだ。
でも、早く、帰りたい。もうクタクタ・・・
その後、コーチや支援者の方々へのもろもろのあいさつなどが有り、何とか済ませた。
帰宅準備をし、やっと、一人になれた。早く帰らなくっちゃ。ホント・・・クタクタなのだ。
ウフフ・・・今日のこの疲れ具合だとすばらしい夜になりそう。
外に出た私は、気持ちのよい、爽やかな風を肌に感じ、重いバッグを肩にかけ、夜の道を目的地まで走りはじめた。
たくさんの新聞記者に囲まれた俺、永井 陽一は、これまでで一番の笑顔を見せ優勝の取材を受けていた。国際レスリングの大会での今年、2度目の優勝だ。
事前に優勝間違い無しと言われていた俺だが、もちろん真剣勝負の試合に絶対はない。正直、ちょっとヤバイ個所はかなりあった。
アメリカのあの決勝の相手とは、どうも相性が悪い。それだけに勝ててうれしい。
ああ疲れた。早く帰りたい。クタクタだ。
モロモロの試合後の検査、先輩やコーチへのお礼を済ませ、会場の裏口から密かに外へ出る。
早く帰らなくっちゃ。ホント・・・クタクタなのだ。
よし、今日の、この疲れ具合だと・・・すばらしい夜になりそうだ。
俺は、重いバッグをヒョイと肩にかけ、夜の道を目的地まで走りはじめた。
376 :
nana:2005/06/02(木) 23:00:01 ID:YCH9zlzh
『趣味な二人』−2−
私は夜の道を軽く走りながら、彼、永井 陽一の事を考える。陽一の試合結果は、知っていた。
「あのクラスでは、今の陽ちゃんに敵は、いない。」
ライトアップされたビルの表示時計をチラッと見て、陽一との約束の時間までを逆算。
ああホント!クタクタだ。後、30分も走れば二人の秘密の部屋に着くだろう。
俺は、夜の道を走りながら彼女、咲田 良美の事を思う。
以前痛めた、(もう完治はしている)左脇腹を少し気にしながら。
良美の優勝のことは、知っていた。
「まさか男の俺よりゴツそうなあの相手に勝っちゃうんだもんなあー。」さらにおどろいた事に優勝までしちゃった。
腕時計の時間をチラリと確認し約束の時間を確かめる。
ううう、ホントもうクタクタだ。二人のあの部屋までは、もう少し走れば着く。
咲田 良美は部屋に入りバッグを投げ捨てる。「私が先に来ちゃったか・・・」彼、永井 陽一を待つ間、さっそく、軽くスクワットを始めた。
しばらくして、永井 陽一が建物の下に立っていた。上を見上げると部屋に灯りがついている。
「おっ。ちょっと遅れちゃったな!」陽一は、エレベーターを使わず一気に4階まで走りはじめた。
もうクタクタで体の部分部分が別の生き物のように身勝手な悲鳴をあげているのがはっきりとわかる。
4階に到着しハヤル気持ちをおさえカギを開け、すばやく部屋の中へ入りしっかりとロック。バックを置きすぐに服を脱ぐ。
377 :
nana:2005/06/02(木) 23:01:49 ID:YCH9zlzh
『趣味な二人』−3−
良美は、すでに全裸になり、汗だくでスクワットをしていた。
二人の疲れは限界にきていた。
シャワーもあびていない、しかもここまで走り続け汗でベトベトの二つの体は、夢中で抱き合った。
乱暴に床にころがり、カラミ合って、お互いの体を愛撫し、愛しあう。
「おめでと!やっぱ、すごいね陽ちゃんは!」と反り返ったペニスを右手で愛撫しながら良美は、陽一の鍛えられた胸を舌で刺激し始めた。
「良美こそ、優勝なんて予定じゃなかっただろう。」とベトベトに液を垂れ流したままの良美のアソコを指3本で愛撫。
同時に良美の指の愛撫攻撃でピクついている自分のペニスの感覚を楽しんでいた。
「さっきスクワットしながら陽ちゃんのココの事考えていたんでもう、ベチョべちょでフトモモから垂れっぱなしだったの」「おかしくなりそう!」
良美は少し体勢を入れ替え、いつもように形の良い陽一のお尻を両方の手で強く、乱暴に力いっぱい跡がつく程に揉んでから、一気にペニスを口でくわえこむ。
「俺も、階段で4階までかけあがっていて、良美の体が頭いっぱい浮かんでさ!!ビンびんで!!足あげるたびに痛くって!」
と・・・・いつものように芸術品のように美しい見事な曲線の良美のお尻を思いっきり2回、手の平でたたいてから、液であふれ、すごいメスのニオイを発している良美のアソコに口をつけ舐め、始めた。
二人の出あいは、4ヶ月前、オリンピック関係の選手同士が集った簡単なパーティでのこと。
一緒の夜を過ごす関係になるまでは、驚くほど早かった。やはり目にみえない何かの存在を認めるしかない程に運命的。
陽一と良美は、抱き合うたびに、性器を出し入れするたびに、そう思ったものだ。
378 :
nana:2005/06/02(木) 23:03:59 ID:YCH9zlzh
『趣味な二人』−4−
お互い、第一線で活躍している現役スポーツ選手同士、性生活は当然かなりの制約を受ける。
そんな試合と練習と遠征の合間でやっと実現するSEX。それは私たちにしかわからないヒミツでミダラで濃く、ホント!幸せな瞬間。
そして・・・この変な、だけど・・・すばらしい、SEXに目覚めた。私たちにしか味あう事の出来ない変態行為。
疲れていればいるほど感じてしまう私たち。鍛えぬかれた体を持つ私たちだけに許される変態行為。
常人では、考えられない事だがクタクタでいればいるほど、陽一のペニスは大きくなり、性欲が増す。良美のアソコも、疲れていればいるほど、大きくうごめき息をはき体液を垂れ流し狂う。
筋肉がパンパンに張り、SEXの際中に心臓が止まってしまうのではないかと思う恐怖の中での性交。
鍛えられた体を持つ、二つの裸体動物。筋肉は、ウネウネと動き、ミダラな音とニオイと体液をまきちらす。
陽一と良美は、夢中でお互いの腰をぶつけ合いながら、狂喜の闇夜を過ごす。
陽一は太く長くソソリ立つペニスを良美のアソコに突き刺し続ける。
「ヴグッ!いや!やめてぇぇえーー」良美は、肉壁で懸命に陽一のペニスを防御していたが1枚1枚と突破され奥の奥へ侵入を許してゆく。
ついにすべての障壁を突破された大きく開きっぱなしの良美のアソコはジュブジュブと大きく前進し更に大きく後退をも繰り返し続けるペニスの攻撃に征服されてしまう。
陽一は残忍な笑みを見せ苦しめ良美の悲鳴を楽しんでいた。
良美が体勢を入れ替え、陽一の上に乗り上げると形勢は逆転する。
柔道の厳しい練習で鍛えに鍛えぬかれた良美の体。そして良美のアソコもすばらしい能力を備えていて、誘いこまれ、くわえこまれた陽一の腫れて苦しむペニス。
ベチョベチョの自慢の武器の肉ヒダでカラミつけ、締めあげ、陽一の欲望の精液を絞り取ろうと自由自在の動きを開始した。
「すごい、すごいよ。良美・・・」
両足を充分に大きく開き、またいでいる良美。ペニスをくわえこんだまま長いストロークを繰り返し上下させる。
ペニスはあらゆるすべての方角から良美の肉ヒダの攻撃を受け逃げ場のない状態で刺激を受けつづけた。
379 :
nana:2005/06/02(木) 23:05:21 ID:YCH9zlzh
『趣味な二人』−5−
何度、果てたか、何度、昇りつめたかわからない陽一と良美。夜が明けはじめた頃、体をいったん、離した。
二人は、やっと人間の恋人へ戻る。
「あああ・・・どうしたんだよ!すごいよ!!良美の今日のアソコは特別によかった。」
「陽ちゃんのもスゴかった。怖いくらいに大っきいし、殺されるんじゃないかと思ったヨ。」
信じられないが、まだ充分に大きいままのペニスは、良美のアソコの愛液で光ながら最後の行為を待っていた。
いつも最後は、やさしく人間の普通の恋人としてのsexをかわす二人。
そして死んだように眠りにつくのだ。
3ヵ月後、日が暮れ初めていたその日。別々の道を走る二つの人影が。
強化練習を終えクタクタの体で約束の部屋へ向かう、良美。
練習試合を終え、ふらふらになりながらも目的の部屋へ向かう陽一。
だが、今日は、もう二つの人影がまた、別々の道を走っていた。
全日本クラスの実力を持つ新体操実業団所属の選手、合田 恭子。
表彰台こそ逃したが、充分に実力を発揮し入賞し、クタクタの女の子。
次期、日本サッカーA代表の候補に有力視されている、Jリーガーの佐川 直斗。
さっきまで行われていた試合に前半、後半フル出場してクタクタの青年。
陽一と良美が声をかけ誘った新しい仲間。
4人の目的地は、一つ。あの建物のあの部屋。
今はまだ、二人対二人の別々のSEX。だが、いずれは、4人がカラミ合う行為へと進むであろうハズのミダラな関係。
数時間後に、繰りひろげられるだろう、4匹の行為を4階にあるその部屋は、灯りを消し静かに待っていた・・・・
――――― 終 ―――――
380 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 01:50:09 ID:W6Upx1zh
あげ
>>373 GJ!貴方のペースで書き続けていって下さい。
エロ小説という枠を超えた読み応えを感じます。
麻亜子はともかく、多恵さんがかわいそうで続きが気になる…。
>>373 SOTMさんおつかれさまですー。
前回からかなりきびしい展開になってますけど
これからどうなるか気になります。
>>381 自分も多恵さんが不憫で…(伏線である程度予想はついてるけど)
383 :
kyo:2005/06/03(金) 18:48:42 ID:FnGADhpi
壊れた世界 第1話
「あっ・・・あん・・・ぁあ」
毎晩のように隣の部屋から聞こえる甘い声。その声を聞きながら僕は、自分で自分を慰めている。
「はぁはぁ・・・あ、くっ・・・」
「あっ、あん、あっ、あっ、あああぁぁぁ!」
「はぁはぁはぁはぁ・・・あっ杏子さん、出るっ!」
びゅる、どぴゅ、びゅく・・・
「はぁ、はぁ、杏子・・・さん・・・」
おしまい。
385 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/04(土) 04:21:25 ID:DQGCaUlV
エ?エエッ?!
悟って全然可哀想じゃないな。
388 :
KYO:2005/06/06(月) 06:24:45 ID:AAmAcjsn
壊れた世界1話2
母さんが事故で亡くなって2年が経ったある日、父さんが1人の女性を紹介してきた。
それが杏子さんだった。
同じ職場らしく、杏子さんも事故で夫を亡くしていて、二人で支えあっているうちに仲良くなったらしい。
父さんも寂しかったと思ったから、僕は再婚に賛成した。
それからすぐに杏子の子供の由希ちゃんも加わって4人での生活が始まった。
4人の生活はとても楽しかった。
父さんも杏子さんもいつも笑いあって幸せだった。
でも、一緒に生活しているうちに、僕はどうしようもない変な気持ちに襲われていった…
389 :
KYO:2005/06/06(月) 06:51:23 ID:AAmAcjsn
壊れた世界 第1話3
杏子さんをみるたびにすぐにいやらしい気持ちになってしまう。
とても1人の子供を産んだとは思えない整ったプロポーション。肩まで伸びる綺麗な黒髪。慈愛に満ちた優しい目。
いけない事だと分かっているのに夜はいつも杏子の事を考えながらオナニーをしてしまう。
始めはそれで満足だったけど、日が経つにつれ満足できなくなり、洗濯かごに入っている杏子の下着を触りながらその場でしたり、
今では父さんとしているのを聞きながらオナニーしている。
「はぁ、いけないことなのに…。もう寝よう」
こうして深い僕は眠りについた。
390 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 07:22:13 ID:lKtT4XG/
AGE
保守
392 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 13:45:48 ID:I+6LLyIn
ここ枯れはてスレになりましたね
数週間の停止はちょくちょくありますから。
新作期待あげ
@駅、宮城♀20、160/豚、豚深キョン似?毒蟻
A同県、30♂、180/70写メ梨、毒梨。IT関係。
B一週間メルして面接ケテーイ。エロテク自慢らしいので、気が向いたら喰う。
Cドライブする事になったので、最寄り駅で待ち合わせ。
時間ピッタリに目の前にベンツ到着。窓が開く。「○○ちゃん?お待たせ〜」
あ。石田純一だ。髪型は今風だけど、顔はホントにそっくり。
ニコニコしながら「海行こう!」無駄に爽やかな彼の横に座り、マターリ話しながら海へ。車停めて外で色々話してゴハンを食べに。
車降りる時はドアを開けてくれる紳士ぶりに少しヒキ。
ゴハン終わって話してると、急に真顔で石田が「この後どうする?」少し悩みつつ、「まかせるよ」とニコッとしてみる。で、やっぱりLHへ。
車の中で唇が痛くなる位キス。巧くてLHに着く頃にはやる気満々w
部屋に入り、キスしながら服を脱がせあって、お風呂へ。石田のチソチソは10代かって思うくらい反ってて堅いスリムロング。カリデカ好きとしては残念。
お互い洗いっこしてたら急に「全部剃ってみていい?」と聞かれたのでOKしてパイパンになりますた。
その後、石田のをペロペロしてたら発射。早っ!交代してパイパンになったアタシのを丁寧にペロペロ。2回すぐ逝かされ、気持よすぎて我慢出来なくなってそのままお風呂で合体。長いから奥まで突かれて半泣きで終了。
ベッドに移動してグッタリしてたらお風呂にあったローション片手にニヤニヤしてる石田。
「何するの?」って聞くと、「気持良くしてあげるから」と。まかせていたらローションたっぷりつけられ素股。クリがカナリ弱いアタシは気が狂うと思う位感じてしまって秒殺。
逝った後も止めてくれなくて、また半泣きでおねだり。「まだダメだよ」って入れてくれない。でまたクソニされてもう体のビクビクが止まらない所でフラフラのアタシを尻目にでバックから。意識ふっ飛びましたw
少し休んで、送ってもらって解散。
D今もメール継続。
Eすっごく良かった。の一言です。
>>395 >ニコニコしながら「海行こう!」無駄に爽やかな
ワロスw
小説っていうか,日記(あるいは体験談)みたいだね。
漏れもなんか書くかなー…
ほしゅ
>392
枯れ果ててしまっても、ぬくもりだけは残ったよ
妙に哀しくて、潔くて、ホントに気持ちよかったよ
あれだけ荒れれば、そりゃ枯れるわな
「入るよ」
「えっ」
遠慮なしに声をかけられて戸惑ったのがありありとわかる。がらりと戸を
開けて入ると、「ああっ」と声をあげた裕美が両手で胸と前を押え、背中
越しにこちらを不安げに見た。まるっきりみずきのときと同じ反応で可笑
しい。しかし、その姿はまったく違う。
こちらに向けた背中の日焼けは、前とはまったく違う。水着の紐が背中で
交差して白い×印を作っている。そして日焼けのあとは水着の背中のえ
ぐれ具合を主張するように腰の付け根のあたりまで達している。その
キャンバスである体はがっちりと広がった肩からぐっと引き絞られたウェストに
かけて見事な逆三角形を作っている。ヒップは筋肉質でどっしりとした
感じがない。
「君のヌードは衝撃的だな」
「いやだぁ、そんな風に言わないでください」
抗議するように裕美が声をあげる。
「からかっているんじゃない。素直な気持ちだ。健康美という言葉があるが、
君の体の美しさは見るものを圧倒するよ。モデル連中の見世物用の体とは
違う。本物の体だ。男だったら誰だって狂うよ」
「本当?」
おずおずと裕美が聞く。
「ああ、本当さ」
言いながら両肩をつかんで引き寄せる。短い髪から覗いているこれも色よく
日焼けした耳たぶを唇に含むんで声をあげさせる。両手を脇から前に回して
胸をつかむと、のどの奥から振るえるような声を出した。
「だめ」
「洗ってあげるよ」
石鹸まみれになって隠微な手触りになっている乳房をもむ。ボリュームの
ある胸が手の中で形を変え、裕美が見をよじる。腕の中で石鹸まみれの
若い女の裸体がくねくねと踊る怪しい感触に肉棒ががちがちになる。
「あふっ」
しこった乳首を指で転がされて裕美が体を震わせる。指先で乳首を細かく
くすぐると、細長く声をあげていやいやをする。
「ああ、ここじゃだめ」
声をあげたのは田辺が左手を股間に伸ばしたからだ。きれいに手入れされた
草むらを過ぎて、秘所へと指を伸ばす。
「ああん、だめです。ああん。」
「大丈夫、洗ってあげるから」
「洗いました。ああん。もう、洗いました」
左手で花びらを、右手で乳首をやわらかくいじめながら、唇は首筋にキスを
降らせる。まだ男の味を知り尽くした肌、というわけではないが、性感帯を
三つ同時にいじられて裕美が切なげに体をよじる。もっとも、ここでいかせる
つもりは田辺にもない。
「そうかい、じゃ、浴槽に使って待ってなさい」
やわらかいながらも多少命令口調で指示すると、やっと解放された裕美が
声を漏らしながら返事をする。
「はい、あ」
裕美は普段浴槽にはつからない。ただ、田辺が湯を張ってくれと言うので
張っているだけだ。田辺も本当に湯につかりたいわけではないが、一種の
作法教育だと思って、シャワーを浴びるときには男のために湯を張るよう
しつけている。田辺のもとを離れてほかの男に抱かれる日がくれば、きっと
その男に湯を張るか聞くだろう。男がまともならば裕美の心遣いに感心
するに違いない。
裕美が声をあげたのは普段入らない湯船に入れといわれたからではない。
湯船があわ立っているからだ。シャワールームに入るときに田辺は湯船に
バスソープを投げ込んだ。そのときはまだ蛇口から湯が出ていたのでいい
具合に泡風呂になっている。
「映画で見たことがあるだろう」
「はい。あの、これ…」
「いいから入ってなさい」
いつまでも迷っていると背後で股間を勃起させている田辺に裸体をさらし
つづけるとおもったのか、恐る恐るながら裕美が泡だらけの湯船に使った。
田辺のほうは、さっきの痴態で裕美から移った泡で手早く体を洗う。
要所をきれいにすると、泡を流して湯船に向き直る。
「きゃっ」
突然勃起した肉棒を真正面に出されて、裕美が顔をそむける。体を何度も
重ねた今、さすがに嫌がるというよりは、目のやり場がないという感じではある。
「じゃ、僕も入るよ」
「あ、私お先に失礼します」
「いいから」
「あ、」
立ち上がろうとしたところを後ろから肩をつかまれて裕美が湯船にしりもちを
つく。肉感的な体を狭い湯船で後ろから抱くような形になった。
以上です。
猫さん、保管されるときにはついでに前回の分もお願いします。
サイトの絵、梅雨らしい絵ですね。
こんばんは。猫です。
>>404まで保管しました。
>水戸ッちさん
すみません。保管したつもりが反映されていなかったようです。
慌てて前回の分も保管しました。
ご指摘ありがとうございます。
サイトの絵は素材屋さんのものですが、ほんとに梅雨らしいですよね。
>>395 はじめまして。
ペンネームとタイトルをお知らせください。
保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
水戸っち様
自分がよけりゃそれで良い的な関係ではなく、彼女達が自分の元を離れていった後の事も考えている田辺さんに漢を見た。
そういうものに自分もなりたい…
保管サイト担当様
395は他所のスレでも見掛けたので、もしかしたらコピペかも知れないです。
407 :
からすのお宿:2005/06/23(木) 20:09:10 ID:Ps5fbeDl
こんばんは。
以前長い作品をアップしかけて止めた「からすのお宿」です。
作品の手直しが終わった部分からアップしようと思うのですが、長くなってしまいますのでご迷惑でなければ一度メールにて保管サイトへとお送りしようかと思います。
よろしければ、メールの送り先等を指示して下さいませ。
408 :
からすのお宿:2005/06/23(木) 20:10:54 ID:Ps5fbeDl
>>407 あわあわ、「保管サイト管理者様へ」が抜けておりました。
あて先書かなきゃ誰に対して言ってるか解らんっちゅーの…何をやってるんだ私は。
保管サイト担当=猫
になってきたから、「猫の飼い主」固定にしよ…。
>>408 保管サイトの下にメアドが書いてあります。
「からすのお宿」受け取りました。
猫にも同じメールが届くようになっていますので
近日中に保管されるはずです。
『私は今……』壱
私は今……薄暗い寝室のベットに横たわり……パンティーの中に……指先を潜り込ませている……花びらを広げ、充血して大きく敏感になったクリトリスを、指の腹で擦り上げながら……喜悦の表情を浮かべている……
私は今……甘い吐息を漏らしながら……押さえきれない欲望を……自らの指先で慰めている……
私は今……あの忌々しい出来事を、思い浮べながら……指先を動かしている……
―私は、父の顔を覚えていない……父は私が二歳の時に、他界てしまったから……母は女手一つで、私を育ててくれた……あの人が、現われるまで……
あの人は、私が中学一年の時に、母が家に連れて来た……彼氏だと紹介された……その日から、あの人は度々、私の家に寝泊まりする様になっていた……
あの人は、その頃から……母が眠りに就いた深夜になると……度々、私の部屋に入り込んで来て……眠っている私のアソコをいじりまわした……下半身の違和感で、目を覚ました私……恐くて寝たふりを、続けていた……
『私は今……』弐
―半年後……あの人は……私のお義父さんになっていた……相変わらず、あの人の私に対する、深夜の悪戯は続いていたが……私は悪戯されている事に、気付かないふりを続けていた……こんな事、誰にも相談出来ない……苦悩の日々だった……
―そして……私が中学三年の時……
『ただいま……』
部活を終えた私が家に帰ると、義父は既に帰宅していた……
『どおしたの?……今日は、随分早いんだね……』
普段は深夜に帰宅する事も珍しくない義父……どこか暗い面持ちだった……家の中に私と義父の二人きり……何か嫌な予感がした……
『お母さんは、パートに出掛けちゃったの?』
「あぁ……」
『晩ご飯食べた?』
「いや……」
『お腹ペコペコだよ……一緒に食べようよ……』
「…………」
私が冷蔵庫の中から、夕食のオカズを取り出して食卓に並べていると……
「佳奈っ!……」
背後から突然……義父が抱きついてきた……
『きゃっ……お義父さん……』
悪い予感が的中してしまった……発育途中の胸を、セーラー服の上から鷲掴みにする義父……私の耳元で、ハアハアとお酒の臭いのする息を荒げながら、義父は痛いくらいに、私の胸を揉み上げていた……
『私は今……』参
『嫌っ……止めてっ……お義父さん……』
私が体を捩って抵抗すると……義父は私の首元から、白いセーラーのリボンを剥がし取り……私の口の中に押し込めた……
『うぐぐぐっ……』
義父は、私の体を抱き抱え……台所の脇の和室に行き、私の体を乱暴に押し倒した……足をバタつかせ必死に抵抗する……
抵抗を押さえ込もうと、私の上に、またがった義父は……左手で私の髪の毛を掴み押さえ付けると……右手でセーラー服のジッパーを開き始めた……深夜の義父の行為が、脳裏を過っていた……
『ううぐぐっ……うううっ……』
必死に抵抗を試みるが……なすすべもなく……セーラーの上着を脱がされてしまった……白いブラジャーが剥き出しになっていた……間髪を入れずにブラのカップを押し上げる義父……
私の小さな胸の膨らみを眺め、冷笑を浮かべ……乳首に舌を這わせてきた……恐怖で震えが止まらない……
「佳奈……私が夜、お前に悪戯している事に……気付かないふりをしているだろう……」
『うぐぐっ……』
濃紺の制服のスカートのジッパーが、降ろされていた……
『私は今……』四
「お前の体の反応を見れば……お前が、私の悪戯に気付いている事くらい……わかってるんだ……」
『ううーっ……』
乱暴にスカートを剥ぎ取る義父……
「それなのに……オ○マンコを、ビショビショに濡らしながら……寝たふりなんかしやがって……」
『ぐぐぐっ……』
「お前は、私に悪戯されるのを……毎晩、今か今かと待ち望んでいるんだろう……」
義父は、侮蔑の言葉を吐きながら……パンティーを剥がし取った……全裸にされてしまった私……奈落の底に突き落とされたような、絶望感に襲われていた……
「ほら……お前は此処に……太いオ○ンチンを……入れて欲しいんだろ……」
『うぐっぐっ……』
未だ生え揃っていない恥毛から敏感な花びらまで、義父の指先が這いずり廻り……未だ経験の無い花びらを……いつもの様に……いやらしい指使いで、凌辱する義父……私の幼い花びらの型を確かめる様に……ゆっくりと指先が動き回る……
「もお、こんなに濡れてきたじゃないか……全くガキのくせに……」
『ぐぐぐぐっ……』
「そんなに欲しいのなら……たっぷりと味あわせて、やるからな……」
『私は今……』伍
義父はワイシャツのボタンを外しながら、ニヤニヤと私を見下ろしていた……言い様の無い恐怖感……全裸になった義父が……私の上に覆い被さってきた……
『ぅううっ……』
「お前のスケベなオ○ンコが……入れてくださいって……涎を垂らしているぞ……ほーら……これが、お前の欲しがっていたものだ……」
義父は、私の足を強引に広げると……大きくなった男塊を……私の愛液の滲みだした花びらに、押し付けた……
『うーぐぐぐぐぐっ……』
体を半分に引き裂かれたような痛みが、体の中を走り抜けた……義父の反り返ったものが……私の中に、メリメリっと押し込まれていた……我慢していた涙が、ポロポロ零れ落ちた……
『ぅうっ……ぁうっ……うぐっ……』
義父が腰を打ち付ける度に、激しい痛みが走る……私は耐える以外に、なすすべがなかった……溢れだした涙が止まらない……
何度も何度も私に、腰を打ち付ける義父……激しい痛みで、何度も気が遠くなった……
『ぅぐぐぐぐっ……うぐぐぐっ……』
「ううっ……」
義父は短い唸り声を上げると……私の腹の上に……生暖かい義父の精液が……吐き出されていた……
『私は今……』六
私は啜り泣きながら、暫らくの間、動けないでいた……義父の男塊が抜き去られた後も、何かを押し込まれている様な異物感と、激しい痛みが残っていた……
思いを遂げた義父は、台所で満足そうにタバコをふかしながら……ぐったりと横たわる私を、いつまでも眺めていた……
どれ位、時間が経過したのかは分からない……玄関の扉の閉まる音がした……義父が夜の街に出掛けていった様だ……
私は、力を振り絞り……風呂場に行くと……火傷しそうな程、熱いシャワーを長い間、浴びていた……義父に汚された体を、何度も何度も洗い流していた……
母が帰宅する前に……ベットの中に潜り込み……布団を頭から被る……その夜、私の瞳から涙の止まる事は無かった……
私は嫌悪感と絶望感……母に対する罪悪感に苛まれ……狂ってしまいそうな程、悩み苦しんでいた……女手一つで、私を育てていた頃の母の苦労を考えると……最後まで、相談する事が出来なかった……
『私は今……』七(最終話)
あの日から……私が家を出て、一人暮らしを始めるまで……義父は母の目を盗んでは、私に関係を強要し続けた……悪夢の様な日々が流れていった……
義父は、私の初めての男であると同時に……私の中の女を開発した男であった……
―あの日から……十数年の月日が流れ……
私は今……憎悪感しかなかった義父を思い浮べながら……愛液の滲みだした花びらを慰めている……
私は今……義父の屈辱的な行為を思い浮べながら……指先を肉襞の奥深く迄、潜り込ませている……
私は今……あの忌々しい出来事を思い浮べながら……
……おわり……
駄文、失礼しましたm(__)m
・・・を多用しすぎとおもわれ
419 :
名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 13:50:49 ID:Qh4LOArP
読んでないからモウマンタイ
憎悪感ってなに?
>>421 憎悪感=憎悪感情
一般的な用語ではないですが
社会科学系の人がときどき使うようです。
423 :
名無しさん :2005/06/28(火) 06:44:01 ID:pb0Es9Dd
>>420 猫さん、他の板(グッズ板)のスレでも見かけましたよ<コピペ
それから数日、僕はバイトにも行かなければならないし、麻亜子のこともあったので、多恵さんのと
ころへは行けなかった。あんな風に気まずい雰囲気になったままだったので僕は気が気ではなかったけ
れど。
桜沢さんがいろいろと手配をしてくれて、とりあえず僕は別のアパートに引っ越しをすることになっ
た。麻亜子も徐々に落ち着きを取り戻し、医者の薦めもあって一度実家に帰ることになった。新幹線の
ホームまで麻亜子を見送った後、僕はひさしぶりに多恵さんの部屋を訪ねた。
「…あれ?」
多恵さんの部屋は留守のようだった。何かあったのだろうか。僕は桜沢さんに電話をかけた。
「あの、多恵さんは、どこかへ出かけているんですか?」
「ああ、柳原さん。すみません。お嬢様から伝言がございます。柳原さんから連絡があったら伝えるよ
うに、と」
「伝言?なんですか?」
「まず、これまでいろいろとありがとう、感謝しています、ということです。それから次に、これまで
のことを口外しないという条件で、手切れ金+口止め料として1500万をお支払いするので、これまでの
ことはなかったことに、ということです。最後に…」
「ちょ、ちょっと待ってください。それって…、つまり僕はお払い箱ってことですか?」
「まあ、そういったようなことですね。本当にこれまでありがとうございました。私からもお礼申し上
げます」
僕はショックを受けていた。そりゃ確かに、多恵さんと僕との関係はビジネスというか、お金が介在
したものだった。だけど僕はそれだけではないくらい多恵さんに心ひかれていたし、その分、お金だけ
ではなく心をこめて彼女に接してきたつもりだ。愛しているとまでは言えないにしても、僕は多恵さん
をいつくしんできたつもりだった。それがこんなに、一方的に切り捨てられてしまうのか。
しかし、ハラを立てても仕方ないことだ。最初からビジネスとして割り切った関係だったのだ。僕は
無理にでもそう考えることにした。というかそう考えないとやりきれなかった。
「もしもし、柳原さん?それで、1500万円の受け渡しはどうしましょうか?」
桜沢さんの声は心なしか僕に同情的なように感じられた。僕は
「じゃあ、今日なら僕バイト休みですし、桜沢さんが御都合がよろしければ」
と答え、二人が最初に会って話をした喫茶店を待ち合わせ場所に指定した。
僕が店につくと、すでに着いていた桜沢さんは立ち上がって深々と一礼した。
「突然で申し訳有りません。なにぶん、お嬢様のご意向ですので」
「はい、それはもう僕も納得しました。でも…」
桜沢さんは僕のことを、心底気の毒そうというか申し訳なさそうに見ていた。
「やっぱり、麻亜子のことが理由でしょうか?前の彼女のことであれこれ世話をやくのが多恵さんのお
気に召さなかったのかな、と」
「まあ、それは多少あるでしょうねえ。あ、忘れないうちにこれをお渡しします」
そういって桜沢さんが差し出した封筒には、2000万円の小切手が入っていた。
「あれ?1500万じゃ…?」
「私の方からのお礼です。本当にこれまでありがとうございました。あ、そうそう、電話で言いそびれ
たお嬢様からの伝言ですが」
そういえば「最後に」というのを聞いていなかったのを思い出した。
「お嬢様からの伝言の3つめは、『夢を諦めないで』ということです」
僕は封筒を握り締めたまま泣きそうだった。
5年たった。
僕はバイトを辞め、多恵さんから受け取ったお金を節約して取り崩しながら、猛勉強を始めた。もう
一度大学に入り直し、夢だった工業デザインの勉強をするために。運良く大学に合格し、そこでも懸命
に勉強した。途中で1年北欧に留学もした。
麻亜子は一旦実家へ戻ったあと、半年くらいして再び上京した。僕らはそれから1年くらい付き合っ
たものの、僕にはどうしても麻亜子を抱くことが出来なかった。やがて麻亜子は他の人を好きになった
らしく、僕から離れていった。
チーフとその仲間たちは、薬物の取引で筋者とトラブルを起こしてどこかへ連れて行かれたらしい、
と風のうわさに聞いた。
そして僕は大学を卒業し、設備メーカーに就職した。エム・コーポレーション、業界でも大手の会社
だった。僕は希望どおり福祉機器デザイン室へ配属となった。
その日、ホテルの宴会場で社内の親睦会があった。立食パーティーのその席で、僕は懐かしい顔に出
会った。
「桜沢さん、ですよね?」
「ああ、柳原さん、そういえばこちらにお勤めなんですね。夢は、かないましたか?」
そう言ってにっこり笑った。桜沢さんは現在、関連会社の相談役をしているらしい。
「あの……多恵さんはお元気ですか?」
桜沢さんはちょっと暗い顔をして、
「残念なことですが、お嬢様はお亡くなりになりました」
「え?……いつ、ですか?」
「あの後1年くらいしてからですか。お嬢様は最後まで、柳原さんに感謝しておいででしたよ」
「そうですか……」
ちょっと微妙な沈黙が流れた。その時、僕の背後から、若い女性が桜沢さんに話しかけてきた。
「桜沢さん、ここにいらしたんですか?そちらの方は?」
「ああ、佳恵さん。こちらは、柳原悟さんです」
振り返って佳恵さんと呼ばれた女性の顔を見て、驚いた。多恵さんとうり二つ、正確には、多恵さんが
もし五体満足であればこうであったろう、と僕が妄想していた姿そのままだったのだ。
「ああ、この人が柳原さん?はじめまして、森崎佳恵と申します。多恵の妹です」
僕はびっくりして言葉も出なかった。多恵さんの、妹?
「まあ、佳恵さんもいろいろお話になりたいこともありましょうから、後程お話になったらいかがです
か?」
桜沢さんはそう言うと、僕にウインクして立ち去った。
パーティーの後、若手の多くが二次会へと流れていくのをよそに、僕と佳恵さんは二人でバーで話を
することになった。
「ここは私の、つまり多恵の父が経営している会社のひとつなんですよ。エム、はMORISAKIのMだし」
「そうだったんですか。全然知らなかった。偶然ってすごいですね」
「偶然、なのかな。姉が呼んだのかもしれませんね。私、人事関係のこともやってるんだけど、エント
リーシートにお名前を見つけたときは同姓同名の他人だと思ってましたから」
「……ええと、僕のことは、多恵さんから?」
「ええ、まあ。亡くなる2年くらい前、つまり柳原さんが姉と親しくしてくださってたころから、姉は
随分と明るくなったんですよ。それで、姉は恋してるのかな、と思ってたんです。どんな人なのか、私
にも興味があって」
「多恵さんが僕に恋?いや、それはないですよ。僕らの関係は、あの……その……」
僕はくちごもった。金銭の伴うセックスの関係、それを彼女の妹だというこの人にまさか言えるわけも
ない。
「あの、柳原さん、姉がなぜあなたから去ったか、わかります?」
「僕が、前カノのことであれこれ世話やいてるのが面白くなかった、とかかな、よくわからないけど」
「ふふっ」
佳恵さんは意味ありげに笑った。
すみません、間があいてしまった上に全然エロなしです。
どうも後半になると話の整合性つけるためにエロ薄くなってしまう……
今後の研究課題とさせていただきます。予定では次回で終ります。
「柳原さん、私、人事関係のファイル見られるって言ったでしょ? あなたの配属希望が福祉機器デザ
イン室だっていうのを見て、この人が姉の好きだったひとならいいなあ、って思ったんですよ。どんな
人なのか、会ってみたかったんです」
佳恵さんはそう言うと、ハンドバッグの中から手帳を取り出し、ページの間に挟まっていたメモを抜
き取ると、僕に手渡した。
「姉の、多恵の、私への遺言です」
--私には、あの人を抱き締める腕も、一緒に歩く脚もない。願わくば私のかわりに、佳恵があの人を抱き
締め、一緒に歩いて欲しい。かなわぬならば、せめて一度、私のかわりにあの人を抱き締めて--
僕は言葉もなかった。
「姉は、あなたを愛していたんだと思います。そして、あなたが姉を愛し始めていることに気がついた。
でも姉は多分自分があなたを苦しめることになると思って去ることにしたのだと思います」
佳恵さんの言葉に、僕は動揺していた。そうだ。あの時僕は確かに多恵さんのことを愛し始めていた。
胸の奥からなにかがこみあげてきて、それは嗚咽となって僕の口からこぼれ、抑え切れず、僕は泣いた。
少しの間泣いたあと、僕は氷が溶けて薄まった水割りを飲み干して、佳恵さんに言った。
「すみません、みっともないところを見せてしまって」
僕がそれだけを言い終わる前に、佳恵さんの顔が僕の顔に突然近寄り、唇にあたたかいものが押し付け
られた。
「佳恵さん……?」
佳恵さんはいたずらっぽい笑みを浮かべると
「あなたが、姉の言葉どおりの、いいえ、それ以上の素敵なひとでよかった……」
と言い、それからもう一度僕の唇に唇を重ねてきた。
ホテルの部屋に入ると、僕らはお互いにひとことも発さずに抱き合った。なにかに取り付かれたよう
に急いで服を脱ぎ捨て、力いっぱい抱き締めあった。ベッドに倒れ込む。
佳恵さんの体はきれいだった。多恵さんと同じ白い肌、過不足なくうっすらと皮下脂肪に被われ申し
分ない丸みを帯びた体、そして、すんなりと伸びた長い手足……。僕は魅入られたように彼女の肌に唇
を這わせた。うなじ、のどもと、鎖骨、そして胸のふくらみ。胸の頂きのバラ色の尖りを口にふくみ、
舌の先で転がし、甘噛みすると、佳恵さんはのどを仰け反らせて
「くぅ…ん」
と甘い声を漏らす。僕は抑え切れず、佳恵さんの脚を開くとその中へ腰を沈めた。十分に潤っていたそ
こはわずかな抵抗を示しながらも滑らかに僕を受け入れ、僕の硬くなったものは熱く柔らかな肉の感触
に包み込まれる。やがてその感触はひかえめに握り締めるようなものに変わる。
「あっあっあっ…」
僕の腰の動きに反応して佳恵さんの呼吸が荒く浅くなり、白い肌がほんのりとピンクに染まった。僕が
唇を重ねると、佳恵さんもむさぼるように吸い付いてきて僕の舌を吸い込む。僕の腰の奥にじりじりし
た感じが溜まりはじめ、それが出口を求めて吹き出しそうだった。腰の動きを速める。僕の限界が近付
くとともに、佳恵さんも息苦しそうに唇を離し、目蓋を固くとじあわせ、眉間にシワを寄せて首を左右
に振りたてた。呼吸が乱れ、鼻にかかった声が漏れる。
「んっんんっ」
佳恵さんの長い脚は僕の腰に強く巻き付けられた。その力が一瞬強まり、全身を硬直させた後、佳恵さ
んの体からゆっくりと力が抜けていった。僕のものは危ういところでまだ力を失っていなかった。ひと
呼吸つくとぐったりしている佳恵さんの体をうつぶせにころがし、腰に手をかけてひざを立たせると後
ろから貫いた。
「うっ」
佳恵さんの低い声。僕は右手を前にまわすと佳恵さんの柔らかな胸をまさぐった。先端を指先でとらえ、
摘みあげた。
「あぁぁ…」
佳恵さんは髪をふり乱して声をあげる。左手は脚のあわせめの奥の、僕とつながっている部分のそばに
ある敏感な突起を探り当てた。人さし指でこねまわす。
「あっ、いやっ……くぅっ」
佳恵さんの呼吸が再び粗くなり、堪え切れないような声が漏れる。彼女の中で僕のものが強く締め付け
られ、腰椎のあたりから甘いしびれが沸いては下半身全体に広がった。僕は腰の動きを止めて奥深くま
で強く押し付ける。
「あっあっあっ、い……」
佳恵さんは腰をもどかしげに僕に押し返し、背中を仰け反らせると再び絶頂を迎えた。佳恵さんの中が
別の生き物のようくねり、たまらずに僕は爆発していた。
僕は仰向けになって呼吸を整えた。。佳恵さんはぐったりとしたまま少しの間辛そうに呼吸を整えて
いたが、やがてまだ柔らかい僕のものを唇で包み込んだ。熱くねっとりとした舌の感触。僕の頭の片隅
に多恵さんとの行為が浮んだ。違うのは、僕の袋の方を佳恵さんの指がやわらかく包み込んでいること
だった。僕のものが少しずつ力を取り戻すと、佳恵さんは膝立ちになって僕にまたがり、手で位置を定
めるとゆっくりと腰を下ろした。下から見上げると佳恵さんの白い胸が目の前に見えた。佳恵さんの腰
の動きにあわせて揺れている。手を伸ばし、手のひらで包み込む。ずっしりした重さと跳ね返るような
弾力。しばしその感触を楽しんだ後、繋がったまま体を起こして体勢を入れ替え、佳恵さんの上に被い
かぶさった。佳恵さんの顔が苦し気に歪む。ラストスパート。
「あっあっ…だめっ、だめっ、また…いっちゃ……うぅ」
佳恵さんの口から絶頂を訴える声が迸る。僕も佳恵さんの中に熱いものを放出していた。
佳恵さんは下になった体から僕の背中に腕を回すと、そのまま僕を抱き締めてきた。絶頂の余韻で火
照った佳恵さんの体。全身が汗でびしょぬれだ。心臓の鼓動が直に伝わってきた。
「しばらくこのままでいて」
佳恵さんはそうささやいて、僕を抱き締める腕に力をこめた。心地よい疲労感の中で、僕はいつのまに
か眠っていたようだ。
目を覚ますと翌朝になっていた。ベッドには自分ひとり。前夜のことはまるで夢か妄想の中のできご
とのようだった。佳恵さんは?見回すと、サイドテーブルの上にメモがあった。
--早く目が覚めたから食事にいきます--
やっぱり昨夜のことは夢ではなかったのだ、と思うと不思議な感じだった。僕はシャワーを浴びてから
服を着て、テレビをつけて朝のニュースを見るともなく見ていた。
多恵さんの遺言メモには「せめて一度だけでも抱き締めて」と書かれていた。佳恵さんはお姉さんの
遺志をかなえるためだけに僕に抱かれたのだろう。一度だけ。同じ会社にいるのだからこの先も佳恵さ
んと顔をあわせる機会はあるだろうが、妙な期待をしてはいけない、と、僕は自分を戒めた。何よりも
僕自身が、佳恵さんその人ではなく、補完された多恵さんを抱いたような気持ちであることが、佳恵さ
んに対して失礼だと思った。あれは昨夜限り、一度だけのこと。そしてこれを機会に多恵さんへの気持
ちに区切りをつける。多恵さんからもらったお金の残りは福祉団体へ寄付しよう……
僕はホテルの部屋を出ると、支払いを済ませてアパートへ戻った。
会社にも仕事にもやっと慣れたころ、僕は1通のメールを受け取った。佳恵さんからだった。
「姉の墓参りにつきあって下さい」
僕は悩んだ挙げ句、その誘いを受けることにした。寄付のことを報告したい気持ちもあったが、佳恵さ
んと二人で会いたいという気持ちも、ないと言ったら嘘になるだろう。
そしてその日。
佳恵さんの運転する車で郊外の公園墓地へいった。多恵さんの墓は綺麗に掃除が行き届いていた。僕
は白いバラの花束を墓前に捧げ、手を合わせ、心の中で「多恵さんに貰ったお金のおかげで、夢をかな
えることができました。残った分は寄付しました」と報告した。隣では佳恵さんが目をつぶって手を合
わせている。その時、佳恵さんの口から思い掛けない言葉が出た。
「あ、ごめんなさい。迷惑でした?」
「迷惑だなんて、そんな。でも……」
「あの、柳原さん、私が、姉の遺志だからといって自分の気持ちに関係なくあんなことすると思ってま
した?」
え、ってことは、つまり……。僕は今さらながら自分のニブさに気がついた。
「あの日だって、簡単に食べるものを買って部屋にもどったらもういないんですもの。嫌われたんじゃ
ないかとかなり真剣にヘコみました。だからこの前のメールだってすごく勇気いったんですよ」
それ以上を聞く必要はなかった。僕は多恵さんの墓の前で、佳恵さんを抱き締めた。長い長いキス。
墓参りからの帰途。佳恵さんは
「この前ので姉への義理は果たしたから、今日は私のこと、ちゃんと私として抱いてくださいね」
と言うと、左へウインカーを出してハンドルを切った。
-------------------------------------------------------------------おしまい
>>SlaveOfTheMoon ◆rKBq5SLatU
おつかれさまでしたm(__)m
気付けばはや2年半。
しみじみしている今日この頃。
あ、2行とんでる。
>>433の先頭に、
「お姉ちゃん、素敵な人でしょ?この人が私の大好きな人」
僕は驚いて佳恵さんの顔を見た。佳恵さんは不安そうな顔で言った。
を追加してください。あー恥ずかし。
乙でした!
どうなることかと思ったけど、最後ハッピーエンドでよかったー!
>>435 おつかれー…といいたいとこなんですが、
うあー…バッドエンドかな、と思っていたらそうきましたかlll
(いや大団円が嫌というわけではなく)
どうしても伏線(?)が収まってないようなところがあって消化不良…
(多恵さんの件で二つくらい)その辺りなんとかしてほしかった… orz
妹といきなりくっつくのはちょっとご都合すぎ…
エロもさることながら、ただやってあへあへ言ってりゃいいんだろ的な
小説としてでなく、普通の小説として読めました。
途中の麻亜子絡みの話とか、できればもうちょっと知りたかった。
長編小説のプロットを読んでるような感じで、各伏線をもっと掘り下げたら
かなり凄い作品になったと思います。端折ったエピソードが興味深い。
貴方のエロなしの作品も面白く読めそう。
ともあれお疲れさまでした>SOTさん
ご都合主義なしでエロなんかかけないよ。
ダルマ小説としてもハンパ、寝とられ小説としてもハンパ。
キャラクターの魅力が他キャラクターの
セリフとかで誉めてるだけで、実感なし。
薄っぺらい。
乙。
飽きちゃったから終わらせようといった風に見える
こんな苦言をいうのは直前まで面白かったからです
444 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 22:02:07 ID:o6mnCmSw
しょぼい作品駄作だ!
ぽちっとな氏支援
「やさしく・・・を孕んで」既発表分が保管されました。
猫、おつかれ^^
手の怪我
僕に妹の奏子が出来たのは今から十年前、その時僕は六才、奏子は一つ違いの五才だった。父さんが再婚して、新しい母さんと奏子がやってきたのだ。
「ほら、奏子ちゃん、お兄ちゃんの幹人君よ。よろしくは?」
促されても奏子は母さんの後ろに隠れてしまい、赤い顔をちらりとのぞかせるだけだった。
「あらあら、この子ったら……ごめんなさいね、幹人君。人見知りのある子で……」
母さんは、僕が奏子の態度に腹を立てたりしないか不安に思ったようだけど、そんなわけは無かった。
僕は新しい家族ができることが何より嬉しかったから。腹を立てるどころか、嫌われているんじゃないかと、嫌われているなら仲良くなりたいと強く思った。
「奏子ちゃん? 幹人です。その……よろしく。僕、いいお兄ちゃんになるよう頑張るからね」
僕は握手しようと手を差し出した。はねのけられたらどうしようと、どきどきして手が少し震えてしまっていた。奏子はその震える手をしばらく見つめると、そっと手を伸ばしてくれた。
「奏子ちゃん……」
「よ、よろしくお願いします……幹人……お兄ちゃん……」
父さんと母さんは顔を見合わせて微笑んだ。僕と奏子も照れながら互いを見つめ、微笑んでいた。
奏子は気弱で大人しく、体はほっそりと小さかった。友達を作るのも苦手で、よく僕の後をくっついてきていた。僕が小学校に上がる頃には両親が共働きをしていたので、奏子の面倒を見るのは僕の役目だった。
「兄さん、いつもごめんなさい……」
「何がさ?」
「私、何も出来なくて……。兄さん嫌ですよね? 私がもっと強ければいいのに……」
そう言って目を潤ませる奏子は、保護欲をかきたてるに十分だった。
「奏子、兄さんはね、奏子と一緒にいるときはいつも嬉しいんだよ。だからそんな悲しそうな顔しないで。
……強いて兄さんが嫌だとしたらね、奏子が悲しくなることと、あと奏子がいつまでたっても兄さんに丁寧な言葉遣いしかしてくれないことかな。せっかく兄妹なんだからさ」
僕の言葉に奏子は涙を拭いて綺麗に笑った。
奏子の言葉遣いはその後も丁寧なままで、やがて奏子に友人が出来て、その友人たちには普通の言葉遣いをしても、僕には丁寧語のままだった。
新しく出来た大切な家族。自分を必要とし、頼りとしてくれる可愛い妹。少年時代の僕の行動を支えたのは、奏子のために良い兄になるという、出会った時の約束だった。
何年もの時が過ぎ、僕は高校一年、奏子は中学三年となった。
「兄さん、またそんなくだらない本を読んで……たまには勉強もして下さい」
「くだらないって……これ、かなり評判のいいミステリーだよ?」
「本を読むならまずまっとうな名作から読んで下さい。得られるものが違います! いえ、ミステリーが悪いとは言いません。ただ、少しは学業を……」
くどくど続く説教。あの儚げな少女は、今やその影も無かった。奏子は艶やかな黒髪を長く伸ばし、顔立ちも美しく成長を遂げていた。
清楚な雰囲気を漂わせているが、その目には意志の強さを示す光を宿し、僕から見ても惹かれるものがある。
その目に睨みつけられ、様々な小言を聞かされるのは、もはや僕の日常となっていた。
「やれやれ、嫌われたもんだな。奏子は、昔はあんなに素直で可愛かったのになあ……」
「もう! またそういうことを言う! 私は兄さんことを思ってこんなことを言ってるんですから! 大体兄さんはいつも……」
「わかってる。わかってるよ。もうそろそる勘弁してくれ。晩御飯つくらなきゃならないし」
どうやら奏子が本気で加熱し始めたようなので、からかうのもやめにして素直に言うことを聞くことにした。
「……わかってません。わかってるなら、こんな……」
「わかってるって。実際この前の考査じゃ、学年五十位には入ったじゃないか。奏子には負けるけどさ」
奏子は非常に成績優秀で、テストの成績ではいつも学年三位内には入っていた。その兄貴がぎりぎりで高等部に上がるような成績だったので、奏子はどうやら不満があったらしい。春あたりから勉強しろとしきりに言ってくるようになった。
そんなに外面を気にするような子ではないのだが、さすがに少し恥ずかしかったのだろう。
「頑張って、奏子に恥ずかしくない兄ちゃんになるからさ。とりあえず許してくれ」
奏子はまだ何かおさまらないようで、悔しそうに唇を噛んだ。
「……やっぱり、わかってません」
「え?」
「……もういいです。晩御飯は、できたら和食でお願いしますね。御飯の後は二人で勉強ですからね」
本当に良く出来た女の子に育った奏子だが、小さい頃からの延長で、両親のいない家で家事は僕がほとんどこなしており、奏子はその辺はからっきしだった。一度キッチンに立ち僕の手伝いをしてくれようとしたが、あまりにも危ない動きをするのでそれっきりとなった。
「とはいえ、ほんとしっかりした子になったよな……」
居間のテーブルで、高校一年の参考書を開き、僕に教えるための予習を始める奏子を見て、自然と言葉が漏れた。
僕に手を引かれて歩いた女の子は、今や僕を引きずって歩かせるほどになっているのだ。
おっ、新作きたね。
「デートに誘われたかもしれない」
「……詳しく聞かせてもらいましょうか」
僕と奏子は食事をとるとき、一日にあったことを互いに話す。これは僕ら兄妹の昔からの習慣で、食事中はテレビをつけることは厳禁とされていた。この日僕は、いつものように悩み相談もかねて奏子に話をした。
「いや、まだデートかもってだけなんだけどさ……」
「どこで誰と何があって、そんなことになったんですか?」
僕はそんなに異性に友人がいるわけではないが、それでも何人か仲のよい女子はいる。同じ委員会の中本さんがその一人だった。
「なんか、今週の日曜に、一緒に隣町の神社の神楽舞を見に行かないかって」
「ええ、なるほど」
「その中本って子は、もともと民俗的なことが好きみたい。俺とそういう話をすることがあったから誘われたんだと思うんだけど、ひょっとしたらデートなのかな? それともやっぱ社会科見学に行くくらいの気持ちなのかな?」
「その神楽舞とやらを見て終わりなんですか? その後は?」
「祭も一緒にあるんで、適当にまわろうかって話してたけど……」
奏子は箸を置いてじいっと僕を見てきた。
「それは……確かにいわゆるデートですね……」
「やっぱりそうかな」
初めてのデートというものに何だかどきどきしてきてしまった。何しろ十六年間生きていて、異性からの好意を受けたことなど無かったのだ。ちょっと幸せな気分に浸っていた僕をとがめるように、奏子が言ってきた。
「……兄さん、その中本さんのことが好きなんですか?」
「え、好きっていうか、仲がいいって感じだけど」
「じゃあこの話は無しですね。行きませんよね?」
「え、いや……」
あの目で睨まれてたじろいでしまう僕に、奏子はますます非難の色を強めた。
「まさか、好きでもないのに行くつもりなんですか!? ……最低!」
奏子はもう晩御飯どころではなくなっていた。よくわからないが奏子の倫理観によほど触れることだったらしい、僕はひたすら罵倒された。
「兄さんはそもそも行けません。駄目です。普段私の行っていることの十分の一もこなしていないんだから、日曜日も無駄に使うべきじゃありません!」
「好きでないのに行くなんて、相手にも失礼でしょう!?」
「今週は雨ばかりでしたし、洗濯物もたまっているでしょう? あれは日曜にまとめて洗濯するって言ってませんでしたか? やるべきこともやらないでさかってるのはいかがなものかと思いますけど?」
「本当に信じられない! 獣と変わりません!」
初めは勢いに圧倒され特に何も言わず聞いていたが、あまりに激しい攻めの口調に久々についかっとなり、言い返してしまった。
「あのな、僕には僕のペースがあるし、やりたいことだっていろいろあるんだ。奏子に決められることじゃないだろ。奏子こそ、自分の面倒もそうまともに見れないんだから偉そうにするなよ!」
奏子は一瞬ぽかんとし、今度はいつもの数倍の勢いで僕を非難し始めた。頭にきていた僕も応戦し、今までで最大規模の口喧嘩となってしまった。
「じゃ、行ってくるから」
「……いってらっしゃい」
あの喧嘩以来、日曜日になるまで奏子は僕が話しかけてもまともに口を開かなかった。日曜日になって玄関先でようやくまともに声を出した。
「夕食前には帰ってくるから」
「別に、私だって料理の一つ二つできますから。自分の面倒は自分でみます。どうぞごゆっくり楽しんできてください」
奏子は僕の言ったことをまだ根に持っているようだった。いかにも不機嫌な顔に見送られ、僕は家を出た。
神楽舞もお祭も、非常に良いものだった。中本は制服のときとは違ってそれなりにおしゃれをしていて、可愛かった。話も盛りあがって本当に楽しかったのだが、夕刻が近づき空の赤が濃くなるにつれ、僕の頭の中に奏子の不機嫌な顔がよぎるようになった。
「もう暗くなってきたね」
「ああ……」
「どうしよっか、飯島君。少し駅前の方寄って行く?」
「中本は……まだ帰らなくていいのか? お家の人とか心配するだろ?」
中本は気にするなという風に笑った。
「あー、大丈夫、大丈夫。九時までに帰れば問題ないから。まあ、ちょっとうるさくは言われるけどね。……というか、うちの親って変に過保護なのよね。もう高校生なんだからほっとけっていうのにさ……」
中本は大きく溜息をつき、迷惑してますという口調で、しかし笑顔を浮かべて自分の家族のことを話し始めた。
両親は、本ばかり読んで休日は寺社めぐりばかりしていた中本を「年頃の娘が……」と心配していたらしいが、いざ今回僕とお出かけとなると、また心配し始めたと言う。弟もしつこく今日のことをからかってきたらしい。
「ホント、困っちゃうよ」
中本は何度目かの苦笑いを見せた。
その笑顔はどこか安心感と温かさに満ちていた。
そう、中本には家族がいるのだ。家で中本のことを思い、待っている家族がいる。だからこんな笑顔が出てくるのだろう。
急に幼い頃の記憶がよみがえってきた。
「兄さん、今日もお母さんたち、遅いですね」
「うん……」
「でも私、寂しくないんですよ。だって兄さんがずっとそばにいてくれるんだもの」
あの頃、家の中には僕ら二人きりだった。僕らは互いを支えにして生きていた。
別に両親を非難するわけではないが、僕らはお互い必要とし、必要とされるしかなかった。
僕は今、奏子が家で待っていることを知っている。奏子との距離がわかっているから何も感じないが、もし奏子がどこにいるかもわからず、いつ帰るかも知れずとなったら、正気ではいられないだろう。
奏子は今、あの家で一人ただ待つしかない。
子供の頃と違って立派に成長した奏子が、僕と同じ不安を抱くとは限らないが、どうにも僕はこれ以上奏子に一人という感覚を味あわせたくなかった。
「飯島君? どうしたの、ぼおっとして」
「……中本、今日はこの辺で帰ろうか」
「え?」
「中本の家族も心配するだろうしさ」
「それは、そんなに気にしなくてもいいって……」
「いや、それにさ、実は僕の妹、晩飯まともに作れないんだよ」
「そっか……」
中本はちょっと残念そうだったが、それ以上何も言わなかった。
僕は急いで家路についた。
「ただいまー……」
家の中は、熱気に満ちていた。台所からは不吉な匂いと音が響いていた。
あわてて駆けつけると、そこには油に満ちた大鍋に、天ぷら粉をまぶした海老や山菜を次々投げ入れる奏子がいた。一投げごとに油が飛び散り、ぱちぱちと不穏な音を上げている。
奏子のエプロン姿は普段見慣れない分新鮮だったが、もはやそんな事を気にしている場合ではなかった。
「さ、奏子! 何てことしてるんだよ!」
「え? 兄さん?」
僕は急いで火を止めた。
「火事にでもするつもりか!? 何考えてるんだ!」
「な、何って、御飯作ろうとしただけです……」
「何でいきなりこんな難易度の高いものに挑戦するんだよ……。危ないところだった」
「何よ……いきなり帰ってきて、そんな風に言って……。兄さんには関係ありません。私が食べるものなんですから。兄さんは外でおいしいものを食べてきたんでしょう? 放っておいてください!」
しまったなと思ったが、どうやらもう遅かった。僕の言い方に奏子はかなり腹を立ててしまった様だった。
「いや、奏子なりに頑張ったと思うけどさ。ほら、もういいから。僕が夕食は作るから、ゆっくり休みなよ」
「いいです。どいてください」
「いや……」
「自分の面倒くらい、自分でみられます!」
フォローなんてまったく役に立たず、奏子は僕を押しのけるようにしてコンロの前に立った。
その時だった。よほど冷静さを欠いていたのか、奏子は僕を押しのけた時の勢いで、つんのめるように体制を崩し、手の端を大鍋の取っ手に引っ掛けてしまったのだ。
「つっ……!」
「奏子っ!」
油いっぱいの大鍋が傾く。僕はとっさに奏子を突き飛ばしていた。
「兄さん!?」
じゅっじゅっと、油がこぼれる音がしたが、それどころではなかった。
何とか鍋がひっくり返ることは防いだものの、僕の両手の平は鍋に張りつくようになり、いくらかこぼれる油を浴びて、とんでもない痛みに襲われていた。
「っ……火、消しといてよかったあ……」
「兄さん!」
続きキボンヌ
イイ!
ベタでも好み
奏子は軽い火傷を手に負っただけですんだが、僕はさすがにそうはいかなかった。
「君ねえ、気をつけなきゃ駄目だよ」
「はい……」
病院の先生は、僕の両手を包帯でぐるぐる巻きにして、呆れたように言った。
「完全に治るには一月はかかると思うよ。それまで不便だと思うけど、手は使えないから。我慢してね。まあ、使おうとしても、痛くてどうしようもないと思うけどね。しかし本当、気をつけなきゃいけないよ」
奏子は病院の先生に「兄さんが悪いんじゃないんです。私が悪いんです」と言っていた。そんなものは医者にしてみればどうでもよいことだったろう。困ったように相槌をうっていた。
奏子は病院に行くまでは顔を真っ青にしてとにかく慌てていて、病院から帰るときは「ごめんなさい……兄さん、本当にごめんなさい……」と、ずっと謝りつづけた。
芯の強さを感じさせるあの目の光は消え失せ、タクシーの中ではついに涙をぽろぽろとこぼし始めてしまった。いくら「いいから。大丈夫だから」と言ってもおさまらなかった。
父さんと母さんは出張中だったが、奏子が連絡をしてくれた。
「兄さん、お父さんもお母さんも、帰ってきてくれるって」
「……いいよ。どうせ三日後には帰って来るんだし。仕事頑張ってくれって言っておいて」
「いいの?」
「ああ。大丈夫大丈夫」
軽く言ってみたものだが、両手の使えない生活というのは、非常に難儀なものだとすぐにわかった。
その日の夕食は結局店屋物を頼んだのだが、試しに箸を持ってみたら、激痛に打ちのめされた。
「その、兄さん……私が食べさせてあげますから、無理しないで下さい」
「え……」
「はい、口を開けて下さい」
箸でおかずを取り、僕の口の前に持って来た。
「いや、その、恥ずかしいんだが……」
「何言ってるんです……そんなこと気にするような間柄じゃないでしょう! ……私に、償いもさせてくれないんですか?」
また奏子の瞳が潤みだしたのを見て、僕は口を開いた。やはり何とも恥ずかしく、いつもの半分も腹に入らなかった。さらに食後、追打ちがあった。
「兄さん、お風呂はどうするんですか?」
「え? 風呂?」
「その手じゃ……体、洗うこともできませんよね……」
奏子の手の中には既に僕の衣服とタオルがあった。確かに風呂には入りたかったし、兄妹同士、別に遠慮というか、変に考える間柄でもないのだが、それでも僕は照れてしまった。
「いや、いいよ。昨日の夜きっちり入ったし。今日はいい。気にしないで。もう寝るからさ。お休み」
「あ、兄さん! 寝床の用意も私がしますから!」
「いや、いいからさ。奏子もゆっくり休みなよ」
「いいからって、どのみち兄さんその手じゃ出来ないでしょう」
「……」
こんな感じで、僕は奏子にほとんど生活全般面倒を見てもらうことになり、奏子は慣れないながらも家の中のことを頑張ってこなしてくれた。
僕はシャープペンシルも持つことが出来ず、痛みからうめき声をあげることもしょっちゅうだったので、学校はもう少し手が楽になるまで休むことにした。
相変わらず日に何度も謝ってきた奏子だが、本当にかいがいしく世話をしてくれたので、怒りなんてこれっぽっちも感じていなかった。
三日目の夜に事件は起きた。
手をつかえないというのは本当に大変で、歯ブラシを持つことすら辛くて、僕は毎晩奏子に歯を磨いてもらい、最後に口内洗浄液で口の中をゆすいで口の中の清潔を保っていた。
この日も洗面所で口の中をゆすぐため、洗浄液を口に含んだのだが、なんと奏子が僕の寝巻きのボタンをいそいそと外しはじめたのだ。
え? と思い、何とかやめさせようとしたが、手は使えない、何か喋ろうにも口は洗浄液でいっぱいである。「兄さん、私に洗浄液を吐きかけたくなかったら、暴れないでくださいね。あまり動くと、変なところに触れるとも限りませんから」
あっという間に僕は上半身は裸に、下半身も下着を残して脱がされてしまった。さらに奏子は僕の両手をビニル袋で覆い、ゴムで止めた。
「兄さん、私また戻ってくるから、それまでにお風呂入ってて下さいね。もう三日も入ってないんだから。早くしないと、私にパンツ脱がされるのは嫌でしょう」
奏子はそう言って俺の寝巻きを抱えると、洗面所から、出ていった。
さすがに奏子に下着を脱がされるのは恥ずかしすぎるので、仕方なく痛む手を我慢して下着を下ろした。
「兄さん、お待たせ……」
風呂場でシャワーのノブを回すことも出来ず、風呂椅子に座っていたら、背中から声をかけられた。
ちらりと見ると、バスタオルを体に巻いた奏子が入ってきたところだった。
「すぐに背中を流しますから。そしたら、ゆっくり湯舟に入って温まってくださいね」
白い肢体にどきりとしてしまい、ごまかすように口を開いた。
「奏子、ちょっと強引だよ。さっきは洗浄液飲みそうになっちゃったよ」
奏子はくすりと笑った
「だって、こうでもしないと兄さんお風呂に入ってくれないじゃないですか」
「でもさ……」
「お風呂入らないと、不潔ですよ。……私は兄さんでしたらあまり気にしないけど、中本さんに知られたら困るでしょう?」
奏子がシャワーのお湯を出し、石鹸をあわ立てた。背中をゆっくりとこすり始める。
「別に……困ったりはしないけど……。あのな、中本とはとりあえず単なる友達で、そんな変な関係じゃないんだよ」
「でも、日曜日に……」
「別に何も無かったんだって。実際早く帰ってきただろ? さっきから何言ってるんだ?」
僕はいつもと少し口調が変わってしまった。焦ったいた。まずいことに、奏子との会話を繰り返すたびに、僕のあそこは固さを増していってしまったのだ。
三日間手を使えなかったことは、思わぬところでピンチを招いた。普段奏子の着替え中に洗面所の扉をあけてしまうことはあったが、下半身が反応を示すことは決してなかった。
やはりこの三日、まったく性処理をしていないせいだと思われた。
良く言うように、難しいことを考えて静めようとしたが、まったく意味も無く、とにかく焦りだけが高まっていった。
「はい、兄さん。背中、洗い終わりましたよ。次は前ですね」
「えっ! ちょっと待って!」
「? どうしたんですか?」
「前は……いい……」
つい大きな声をあげてしまった僕に、奏子は不思議そうに聞いてくる。
「そんな、遠慮はしないで下さい。ほら、一旦立ちあがって……」
「あ、ちょっと……!」
奏子は僕のわきの下に手をいれて持ち上げるようにして、無理矢理立たせようとした。
それまで上体を前に傾けて隠していた股間のふくらみは、見事にさらされることになった。
「あ……」
小さな声と共に、奏子の動きが止まる。絶望の瞬間だった。
しばらくシャワーの音だけが風呂場に響いていた。僕も奏子も声を出さなかった。
「あ、その……いいって言うのなら、やめておきますね。……ゆっくり温まってください」
やがておずおずとそう言うと、奏子は風呂場から出ていった。
僕はがっくりとうなだれてしまった。
穴があったら入りたいと言うのは、こういう気分のことなのだなと、初めて理解した。
いつも寝る時間になると奏子は寝床を整えに来てくれる。この日も来てくれたわけだが、風呂場での事があって、僕たちは互いに目をそらし合っていた。奏子は顔を赤くしていたし、僕も多分赤くしていたと思う。
そんな状態でも奏子はいつも通り僕をベッドに腰掛けさせ、手の火傷の薬を塗りなおしてくれた。
「兄さん、寝る前に何か飲みますか……?」
「え?」
包帯を巻きなおした奏子が訊いてきた。奏子はやや緩みのある寝巻きを着ていたが、その上からでも、どこか体をこわばらせているのがわかった。
「いや、別に……」
「飲んだほうがいいんじゃないですか? お風呂から上がってから、何も口にしてないでしょう?」
「え……」
「私が持ってきますから」
「う、うん。じゃあ頼むよ」
このときの奏子の口調には有無を言わせぬところがあった。
奏子は深くうなずくと、一度部屋を出て、麦茶を入れたグラスを二つ乗せた盆を運んで戻ってきた。
「兄さん、麦茶です」
「ああ、見ればわかるけどさ」
「そ、そうですね。何言ってるんでしょうね、私は」
あんまり変なので、やっぱりさっきは見られたんだろうなと改めて確信しながら、それでも口をきいてくれる奏子に安心していた。
真面目な奏子のことだから、ひょっとしたらもう二度と口をきいてくれないなんてこともあるのではと考えていたのだ。
奏子は部屋の入り口でじっと僕を見たまま動かずにいた。
「奏子……? どうしたの?」
「あ、いえ、その、兄さん!」
「?」
ゆっくりと、奏子が盆を持ったまま近づいてきた。
「兄さん、その、私……私、包帯の巻き方がちょっと悪かったかもしれません。確認していいですか?」
「ああ、そりゃ全然かまわないけどさ」
「じゃあ、私の方に両の腕を突き出してくれますか? ちょっと良く見えませんので……」
「ああ。はい」
僕は奏子に向けて両腕をまっすぐに伸ばした。奏子は真剣な面持ちでそれを見守ると、また一歩近づいてくる。
「そのままでお願いしますね」
「うん。いいけど」
「じゃあ、失礼しますね」
奏子はベッドに座った僕の真ん前にかがむと、麦茶の載った盆を伸ばした両腕の上にそっと置いた。
「え? 奏子?」
「兄さん……」
次の瞬間、自分の目を疑った。奏子の白い手が、自分の股間に伸びてきたのだ。
「え? え!? おい、ちょっと!」
意味がわからなかった。本気で混乱してしまった。
「兄さん、動かないで下さい。そのグラスはとびきりバランスの悪いものですから。ちょっと動くとひっくり返って、麦茶がこぼれてしまいますよ」
「馬鹿! そんなこと言ってる場合じゃ……」
「私、髪が変に濡れると大概悪い風邪をひくんです。……兄さんは、私をそんな目にはあわせたりしないですよね……?」
奏子は僕の足元に膝をついて、僕のあそこに手を触れていた。今両手を動かすと、その下にいる奏子がびしょぬれになることは間違いないと言えた。
奏子に見つめられて、僕は体の動きを止めてしまった。
「兄さん……私、成績はいいんです」
奏子は少し手を動かしながら、わけのわからないことを言ってくる。
「な、何が?」
「全成績いいんです。おいそれと人には負けません。その、保健体育も問題無しですから!」
「奏子、落ち着け」
「落ち着いてます。そういうわけですから、私、男性の……兄さんの体のことも一応わかります。……辛かったんですよね……ごめんなさい。手を使えなくなったんですものね。もっと早く気づいておくべきでした」
奏子の頬は真っ赤に染まり、ややうつむいたその表情は非常に可愛かったが、言っている内容が内容だけに僕は気が遠くなった。
「もともとは私のせいですし……私が責任を持って……。あ、照れなくていいんですよ。男の人なら当たり前のことなんですし。私……頑張りますから……」
寝巻きの上から触れられて、その手の動きはだんだんと速くなり、いつの間にか僕のあそこは風呂場のときと同じくらいの固さにまでなっていた。
「あ……兄さん……か、固いです……」
「奏子……やめてくれ……」
「動かないでください」
体をずらして逃げようとしたが、奏子の声に、目に縫いとめられたように、体は言うことを聞かなかった。
「私のせいなんですから、兄さんは気にしなくていいんです。償わせてください」
「奏子……」
こんなことが許されるわけはない。奏子は妹なのだ。きちんとわかってはいるのだが、奏子の「償い」という言葉と、腕も、立ちあがって逃げることも封じられていると言う事実が、僕から少しずつ倫理を奪っていった。
今は奏子の言う通りになっても仕方が無いんだと、そんな気持ちに流されてしまいそうになる。
その間に奏子はコツをつかんできたのか、手の動きを次第に変えていく。僕のペニスはますます固くなっていくのがわかった。
「奏子、でも……」
「いいんです。兄さんの手を使えなくしたのも私、兄さんを変な気持ちにさせたのも私なんですから。だから……だから、こうするのは当然なんです」
「……」
奏子は必死な口調だった。
奏子はなかば無理矢理僕の寝巻きのズボンをずりおろした。そこにはもはや疑いようも無く隆々と勃起した僕のペニスがあった。
「お、お兄ちゃんの……おちんちん……」
奏子は憑かれたようにつぶやくと、直接それに触れていた。
「か、奏子……」
「熱い……熱いですね」
手が再び上下する。先走りの汁が棒と奏子の指に絡み、にちゅにちゅと小さな音をあげていた。
僕は無様に両腕を突き出した状態で、わずかに残った倫理観を盾に、必死になって耐えていた。
「兄さん……兄さん……」
眼下では奏子が少しずつ呼吸を荒くしているのがわかり、さすがに興奮しないわけもなく、僕の鼓動と呼吸も速くなっていった。
今にも出しそうだった。出してしまいたかった。しかし、奏子を、たった一人の妹を汚したくはないという思いが、今までの関係を壊したくはないという思いが、僕を押しとどめていた。
「か、なこ……もう、やめて……」
「兄さん……にいさ、あ、ん……!」
まともな言葉にもなっていない僕の懇願に帰ってきたのは、熱い吐息を伴った奏子の艶かしい声だった。
奏子は、自分の股間に一方の手を忍ばせ、太ももをすり合わせるようにして動かしていた。
そこからは、かすかではあるが、間違いなく粘着質な水音が聞こえてきていた。
「ああ……兄さん……んっ! どうして……出してくれないんですか……? んんっ……わ、私じゃ、気持ち良くないですか……?」
あの奏子が自慰をするなんてと、かつてないショックと興奮が僕を襲った。性行為などとは遠く離れた存在だと思っていた奏子が、自分のペニスに指を這わせ、そして目の前で自慰にふけっているのだ。
「兄さん、ほら……ぁあっ、ん……恥ずかしがらないで下さい……私だって、こんなに……ん……だから、私で、感じて……ください」
「奏子、だ、駄目だ……そんな……」
「兄さん、お願いですから……!」
自分の股間から手を抜く奏子。その指先がぬらりと透明な液に濡れているのがわかる。
奏子は両の手で僕のものをつかむと、一瞬逡巡し、次の瞬間僕のものをまるで吸い込むかのように口に含んでいた。
温かい感触。口に含まれたのはせいぜい亀頭の部分だけだったが、それで十分だった。感触も気持ち良かったが、何よりあの奏子が自分のモノを口に含んでいる様を見ると、僕の興奮はかつてないほど高められた。
「奏子、駄目だ……出る……!」
「ん、ん……! んっ!?」
僕はとんでもない快感に震えながら射精していた。奏子の口の中に射精していた。奏子は目を閉じて、ただ一心に僕のペニスを咥えていた。
どのくらい経っただろう。奏子の喉が一度、二度と嚥下の動きを見せ、やがて奏子は僕の股間から顔を離した。
いやらしい性臭と二人の呼吸だけが、しばらく部屋を支配した。
奏子は少しせき込んで呼吸を整えると、立ち上がり、奇跡のように僕の腕の上にのったままになっていた盆から、麦茶のグラスを一つ取ると、僕の口に少しずつ静かに流し込んでくれた。
少し乱れた前髪と、先ほどと変わらない赤い頬が、何とも言えない気持ちにさせた。
「……私が自分でしたことですから、気にしないで下さい」
「気にするなって……そんな……」
「お風呂よりももっと強引だったけど、兄さんこうでもしなきゃ、ね……?」
「奏子……」
「また辛かったらいつでも……。それじゃ、私はこれで失礼しますね。良い夢を、兄さん」
奏子は綺麗な髪を揺らして、部屋から出ていった。
「手の怪我」前編終わり。次で完結の予定。
昼は連投規制が厳しいのか、一気に貼れんかった。
ご指摘の通りまさにベタベタなのだが、本能のままに書いてしまった。許してくれ。
乾坤一擲さんGJ!お疲れ様でした
続きも楽しみにしています(*・∀・)b
ちょwばwwおまwwエロwwGJ!
エ・・・エロい・・・GJ!
奏でる子でかなこ?そんな読み方ねぇよ、
と、思ってぐぐったらヒットしまくりでした。
まず二次元を思い浮かべるって時点で病んでるな…。
すげー。最初の方は何このベタさと思ってたけど
引き込まれてしまった。GJ!続きが楽しみ。
>>475 こんなありえねぇ妄想を現実の人間にあてはめるほうがどうかしてると思うぞw
>>475 なるほど、それは聞くに値する意見だな。マジで質問だが、フランス書院とか読むとイメージは2次元?
それは読んだ事ないのでわからんがこのスレでいうと
蒼ざめた部屋とか空中浮遊とかはリアルなイメージで読んだ。
沙有里(仮)とかコレはエロゲなイメージ。
482 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 01:47:33 ID:eO3wl5Yg
あげ
483 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 17:31:55 ID:QntTOyQ9
あげ
ほしゅ
485 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 00:01:40 ID:1T7s+zEh
誰か
486 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 20:58:58 ID:8FvQOPlg
pochittona希望
487 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 21:35:03 ID:CtPOC8aB
女子高生と教師お願いします。
488 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 00:27:10 ID:mWFGAFMl
同じく女子高生希望
489 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 17:53:21 ID:WPib1NTO
490 :
1/4:2005/07/23(土) 04:40:01 ID:hdfeCSiZ
『夜這い』
誰も入ってこないだろうが、ルームドアの鍵をかけた。
深夜二時。
テーブルライトを点け、シーツをめくる。
薄いキャミソールだけで隠した乳房が現れ、彼は生唾を飲み込んだ。閉じられた睫毛、すんなりとした手足を無防備に投げだして寝ている、寝顔は幼い。
「ミホ先生?」
声をかけてみた。反応しない。修学旅行に付き添うのは初めてだと言っていたから疲れたのだろう。
『先生』と呼んだが、彼女は自分と違い正規の教員ではない。初期癌が発見され、緊急入院となった老年の国語教師の代理でやってきた臨時の先生だ。
初日から笑顔が人なつこくて、三日で学校に溶け込んでいた。自分の年齢を聞いて「じゃ、私の方が一個お姉さんですね」と言った時など、それが本当かどうか疑ったものだ。
そして次に視線がその胸に行った。
暑がりなのか、彼女はいつもタンクトップにジャケットを羽織っただけのスタイルだった。確かに活動的だが、そーやって無邪気に近寄られると、日焼けしていない柔らかそうな胸の谷間や、ブラのレースがちらりと見えてしまう。
彼女に落ち度があったとしたら、そんな世間ずれしていない無防備さだろう。
相手の視線に全く気付かないようすだったのだ。
491 :
2/4:2005/07/23(土) 04:41:45 ID:hdfeCSiZ
平凡な公立中の修学旅行は北九州長崎のお決まりコースで、引率教員は彼らを除いて夜の街へ飲みに出かけた。
彼は風邪気味だからと嘘をついた。
下戸の彼女がビールを手に眠たそうにしていたのを覚えていたのだ。
部屋割りの結果、偶然にも彼女は一人部屋だった。
そして、侵入者にも気付かないほど熟睡している。
規則正しく上下する乳房を、薄い布越しに掴むと、空想以上にボリュームがあってふっくらしていて触り心地が良い。最初は遠慮して、そっと撫でる程度に触れていたのだが、やがて両の手で揉みしだく。
刺激されて突起してきた乳首をキャミソール越しにつまむと「んっ」と可愛い声を上げた。
とてもエロい。
まくれあがった下着の裾から覗くへそを舐めると、彼は彼女のジャージズボンに指をかけてずり下ろす。普段自慢げに「鍛えているから体力には自身があるんですよ」と言っているだけあって形の良い尻と白いフトモモ。
水色ストライプの綿パンツが彼女らしい。子供っぽい下着の股だけが陰毛によってすこし盛り上がっていて、実にいやらしく、指を沿わせると布地が温かい割れ目に食い込んだ。
492 :
3/4:2005/07/23(土) 04:43:23 ID:hdfeCSiZ
「んっ んっ」
夢現の中で眉を寄せて、いやいやと首を振る。
最初、彼女は自分の指で自慰をしている夢を見ていた。胸を揉んで秘所を指でこする。一番ジンと来るポイントを探って、すこし股を開き、膣に指の先を入れる。
高校、大学と女子校を選んだせいか、もともと興味がなかったからか、恋人を作った経験も、男と寝たことすらなかったが、子供の頃からたまにこういう自慰をした。
生理の前や後に、いつもではないが無性にやらしい気分になるのだ。
「あっ んぅっ」
いつもなら、軽くイってそこで終わる。
なのにこの夢は、終わってくれない。
ぺちょ ぺちょ と音がするたびに「ふあっ」身体の奥が弾ける。自分の声が恥ずかしくて股を閉じようとしても、何かに押さえつけられてビクともしない。それどころか、激しくなった愛撫に時折吸うような刺激が加わり、膣の中の指が増えて、ぐちゅっと淫らな音を立てる。
「もうだめえっ」
彼女の目尻から涙が零れた。身体が勝手にビクンと引きつる。
「ひああああああんっ」
493 :
4/4:2005/07/23(土) 04:46:08 ID:hdfeCSiZ
肩で息をしていた彼女の目が開き、瞳の焦点が合う。
「へ? え?」
けれど、まぬけな声を立てた。何が起こっているかまったく分からないという表情だ。
脚を抱えて持ち上げる。
「やぁっ」
悲鳴を上げるも、さんざんいじられて濡れそぼった秘所はヒクヒクと男を誘った。
「え? 山田先生? なんっ」
混乱している彼女の膣に自身をあてがう。そこまでされて、理解した彼女は「やめっ」と止めて下さいと言おうとした。遅い。
彼女の中にペニスを一気に埋め込む。
きついが、腰を進めるとミチミチとやがてなんとか奥まで入った。処女なのかと疑問に思うが、『悲鳴』も無いし、痛いのかそれとも厭なのか、表情からはどっちかも分からない。
本当は彼女自身、痛くて苦しかったのだ。けれど、それ以上にこの現実がショックで、怖くて、声が出せない。
「すげ…イイよ、ミホ。…最高」
濡れた音と、荒い息だけが聞こえて、そして自分の中に彼の何かが注ぎ込まれたと感じた時、彼女はまた涙をこぼした。
494 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 12:44:28 ID:+85JMj6i
∧_∧
オツカレチャ━━━━━━(´∀` )━━━━━━ソ!!!!!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂´_/ ) ヽ__`⊃
/ 人 (
(_ノ (_)
495 :
田甲由申:2005/07/23(土) 15:44:21 ID:b3fMqH4A
【未開封セーラー服】
土曜日の朝、いや、もう昼近い時間だった。
祐一郎は、キングサイズのダブルベットの上で、目を覚ます。
一人であった。ベットの余白が寂しい。
がらんとしたベットルームには、ぽつんとキングサイズベットが置かれ、彼の着替えのたぐいが周囲に散乱していた。
このベットで一緒に朝を迎えていたはずの女性は、祐一郎の元を去っていた。
「ごめんなさい。もう、あなたとは一緒に生活していけない。本当にごめんなさい」
そのときの冴子――妻だった女の言葉を胸の奥で反芻する。
離婚。
世間ではよくあることではあったが、まさか自分の身に降りかかるとは思ってもいなかった。
赤来祐一郎は、高校の美術教師であった。
彼女とは職場で知り合い。恋愛の上結婚をした。
そして、その結婚生活は3年で破綻した。
彼女の不倫であった。
一月前に正式に離婚が成立していた。
今でも、彼女に対する様々な思いがある。
胸の中に澱のように溜まった思いがある。
しかし――
(もう終わったことだ・・・・)
そう思い、強制的に思考を中断する。
祐一郎はベットから起き上がり、ふと、気づいたように携帯電話をチェックする。
着信記録が4件、メールが1件入っていた。
(甘木からか・・・・・)
それは、全部同じ人物からであった。
甘木美玲は、彼の勤務する高校の生徒であった。
高校2年。彼が顧問をしている美術部の部員であった。
とりあえず、メールを確認する。
今日、彼女が家を訪ねてくることについて、確認のメールであった。
496 :
田甲由申:2005/07/23(土) 15:47:03 ID:b3fMqH4A
>>495 祐一郎は思い出した。
彼は、妻(元妻)と一緒に暮らしたこのマンションを引き払い、引っ越す準備をしていた。
ここは1人には広すぎた。
新しい家に引っ越す前に、荷物の整理をしなければならなかった。
その中には、彼女の残していった大量の本があった。
その本を処分することを、甘木に話したのだ。
「先生、全部捨てちゃうの?ねぇ、面白い本ある?」
「さあ、妻、今は元妻か・・・・彼女の本だからね。殆どがハードカバーの小説だっよ」
心当たりのある作家の名を告げると、彼女は目を輝かせ、本を取りに行くと言った。
どうせ、処分する本だった。
「ああ、いいよ。今度の土曜日にでも取りに来ればいい」
祐一郎は言った。
それが今日、土曜日であった。
時間を確認し、ほっと息をつく。
大丈夫。シャワーを浴びる時間くらいはありそうだ。
甘木美玲は、時間通り祐一郎の住むマンションに訪れた。
ナチュラルなショートヘアに軽くカールのかかった髪。
ノースリーブのシャツから見える肩のラインに一瞬ドキリとする。
麻混ショートパンツを着て、長い足がそこから伸びていた。健康的な彼女にはそのスタイルが良く似合っていた。
甘木美玲は、その猫のような瞳に少しばかりの怒りをにじませていた。
瞳の色が他の人と違い、青みがかっていた。なんでも母方の祖父がロシア系のハーフだということだった。
「先生、返事くらいくれてもいいじゃないですか」
美玲はマンションに到着して、第一声がこれであった。
「すまん。甘木」
祐一郎はすまなそうに頭を掻く。
しかし、ちょっと勝気な、彼女の性格は好ましく思っていた。
497 :
田甲由申:2005/07/23(土) 15:48:21 ID:b3fMqH4A
>>496 「これが、その本なんですかぁ・・・・」
美玲は、リビングに散乱している本とダンボールの蝟集群をキラキラした目で見つめる。
「ああ、全部妻、いや元妻か・・・まあ、彼女の本だよ」
「好きな本があれば、探して持っていってくれ。残りは処分するから、後、ダンボールへの整理を手伝ってくれるとありがたいな」
祐一郎は、冗談めかして言う。
「はい」
彼女は笑みを浮かべ、屈託なく答えた。
祐一郎は、リビングのソファーに座り――当然そこも、雑多な荷物がおかれていたが、それを退かし――本を漁る彼女をぼーっと見つめていた。
それにしても、甘木美玲は、生徒の中でも目立つ存在だった。
猫を想起させる瞳は、ロシア系の血を引き、青みがかっている。
健康的な小麦色の肌に、淡い茶色のナチュラルなショートヘアで軽めのカールがかかっている。
その髪型は彼女のシャープな容姿に似合っていた。
「あれぇ?先生これなに?」
美玲は、高い声を上げ、見つけた物体を手に持ち、こちらに向ける。
それは、セーラー服であった。間違いなく。絶対に。
まだ開封されていないビニールで包まれた、まごうことなきセーラー服。
「い、いや、ほ、他の引越しの荷物が、ま、まざっていたのかなぁ〜」
祐一郎は、狼狽する。
顔を真っ赤にして、引っ手繰るようにそれを受け取る。
言い訳の文句が頭の中を駆け巡る。
1.妻の高校時代の制服→無理。そもそも開封してない。
2.姪子の制服→もっと無理。そもそもなぜそんなものがあるか意味不明。
3.デッサン用モデルに着せる衣装として購入→いいかもしれない。
実際それは、妻(元妻)との夜の楽しみのため、祐一郎がネットで購入したものだった。
ブレザータイプとどちらにすべきか、小一時間迷ったが、結局セーラー服にした。
税込み3,800円。
498 :
田甲由申:2005/07/23(土) 15:55:12 ID:b3fMqH4A
>>497 「先生、これで前の奥さんとHしてたの?でもまだ未使用だね〜」
「こんなの着せようとするから、逃げられちゃったの?」
容赦のない言葉を浴びせる。
「うぐぅっ・・・・」
言い訳を言う前に、美玲に先手を取られた。
「先生、私、お寿司が食べたい」
美玲は、すくっと立ち上がると、そう言った。
口の端を上げ、笑みを浮かべている。
美玲の要求に対し、祐一郎には断る理由がなかった。
そして、二人は近くの寿司屋に向かった。
結局、数駅離れた、かなり遠くの寿司屋まで行った。
マンションのある駅についたときには、既に夜になっていた。
美玲は寿司屋でビールを1本だけ飲んだ。
たった1本であったが、ほろ酔いというにはちょっと飲んでるという状態になっていた。
夜風が頬にあたる。
夏の夜風は昼間の風よりも空気が透明な感じがした。
二人で夜道を歩く。
仄かな月明かりと街頭の灯りが二人を照らす。
不意に、彼女が祐一郎を見つめ言う。
「ねえ、先生の家に上がっていい」
猫のような瞳が、夜の闇に潤み、月明かりに青く反射している。
ブルーサファイアという名の宝石のような瞳であった。
言われるまま、祐一郎は美玲を家に上げる。
途中の階段で、よろめく美玲を支える。
祐一郎の手が美玲の腰に回る。ノースリーブシャツの裾がめくれ、夜風に冷やされた彼女の肌の感触が掌に伝わる。夜風と同じ透明な温度がした。
マンションに入ると、美玲はと、と、と、歩き、ベットルームへ侵入。そこで、ベットに突っ伏す。
「おいおい、大丈夫かよ・・・」
(ビール1本だぞ・・・やばかったか・・・)
祐一郎は美玲の背中をさする。
背中からお尻にかけてのラインの艶かしさにドキリとして、一瞬手を止めた。
499 :
田甲由申:2005/07/23(土) 15:56:06 ID:b3fMqH4A
>>498 「ねえ、Hなことしたい?」
うつ伏せのまま、彼女は呟くように訊いてきた。
「――!?」
くるりと、上半身を捻り、顔を上げる。
そして美玲は言葉を続ける。
「ねえ、先生。私とHなことする?」
美玲の視線が潤み、祐一郎に絡みつく。
秒針が次の数字に移動するだけの時間、二人は黙って見詰め合った
美玲の吐息には、アルコールと欲情した雌フェロモンの匂いが混じっていた。
どちらからとも無く、唇を寄せ合う。
祐一郎は、美玲の唇を割って、舌を入れる。
美玲も舌を絡め、祐一郎の舌を受け入れる。
お互いの舌を絡め、口の中を舐めあい、唾液の交換をする。
そして、どちらからとも無く、口を離す。
美玲のブルーサファイアの瞳は潤んでいた。そして、彼女の口元から、一筋のよだれが落ちる。
祐一郎は美玲をバンザイさせ、シャツを脱がす。
「ねえ、私とHしたいの?」
うわ言のように、美玲は呟く。
「私は、先生とHしたいよ」
祐一郎は、彼女の言葉を聞きながら、手を休めることなく彼女を裸にしていく。
レモン色のブラジャーを外すと、胸があらわになった。
決して巨乳というわけではないが、その膨らみのラインは美乳と断言できた。
体は若さにふさわしく、引き締まっていた。
健康的な小麦色の肌に、桜色の乳輪。乳首は小ぶりながらも既に立っていた。
そして、麻混のショートパンツを下ろし、ブラとおそろいの色をしたレモン色のショーツを脱がす。
ショーツのクロッチは既に彼女の体内分泌液を限界まで吸い込み、ぐしょぐしょになっていた。
桜色の乳首に唇を当て、軽く吸う。
「はうぅっ」
美玲が敏感な反応を見せる。
そのまま、やさしく胸を揉みあげる。
「ねえ、きもちぃぃ。胸、感じちゃうぅ」
500 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:12:36 ID:b3fMqH4A
>>499 胸への責めをそのままに、手を彼女の肉の裂け目に伸ばす。
指で肉割れをなぞる。
そこは既に彼女の搾り出した蜜で溢れかえっていた。
指を膣道に滑り込ませる。
「あぅっ、いやぁ、先生。変なことするのぉ〜」
「大丈夫だから。楽にして」
十分濡れているはずであったが、いきなりの指の進入にびくりと腰を振るわせた。
彼女の膣道はかなり狭く、指1本でも目いっぱいであり、キュんと締め付けてくる。
膣道内で、柔らかく、指を媚粘膜に絡ませる。
美玲の秘蜜に満たされた膣道内を指で攪拌し、内側から快感の波を起こさせた。
じゅぼっ。じゅぼっ。
にゅるうぅ。にゅるうぅ。
べちょ。べちょ。
「ほら、美玲のここ、凄いことになってるよ。もうグチョグチョだよ・・・・」
祐一郎は美玲の耳元で囁く。
「・・・・い、いやぁ、へんなことしないでぇぇぇぇ・・・」
喘ぐように、言葉を洩らす。
美玲の粘膜と蜜、祐一郎の囁きと指の奏でる淫靡な調べは、美玲の官能のレベルを一段高みに持ち上げる。
耐え切れなくなった、美玲は切なげに声を上げ、祐一郎にしがみつく。
「あふぅ、いい、気持ちいいよぉ、なんで、なんでなの?」
指の腹を膣道の媚粘膜に擦りつけ、中でうねらせる。
膣内の恥骨の裏側の微妙に膨らんでいる部分を刺激する。
円を描くように、指を徘徊させる。
「あひぃいぅぅ・・・・」
美玲は、胸の中の空気を搾り出すように、よがる。
「美玲の中、すごく熱くてヌルヌルだよ」
「いや、ダメぇ、すごぃぃいぃ・・・・、ダメ、あ、な、なん、かどうなっちゃうのぉぉぉぉっぉ・・・」
美玲は祐一郎の指に酔い、高らかに官能の調べを上げる。
既に、美玲の声には余裕が無くなって来た。一回目のオルガスムスを迎えそうであった。
501 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:14:50 ID:b3fMqH4A
>>500 「はふぅ、来ちゃう、い、いい、凄いのが、くぅ〜、いくっちゃう、いい、いっちゃう」
美玲はびくびくと、媚粘膜を震わせる。腰をしゃくりあげ、あまりの良さに泣く様な声を上げた。
「っっっっっっっっ〜、いい、せ、せんせぃぃぃ、いっちゃうよぉ・・・・」
「いいよ、いっていいよ」
祐一郎は優しく囁く。
美玲は、全身を打ち震わせ、達した。
「・・・・・凄いよぉ・・・」
乱れた呼気に紛れ、ぼそりと美玲が呟く。
休ませなかった。
ほどよく血液に流れ出したアルコールが、祐一郎の抑制も外していた。
祐一郎は、そのまま彼女の蜜で濡れた秘裂に顔を寄せる。
シャワーも浴びていないからだろうか。雑多な匂いが混じっていた。
祐一郎は、そのまま胸いっぱいに17歳の女子高生の分泌する女の匂を吸い込む。
「あぁん、先生、そんあとこの匂いかがないでぇ・・・」
雌のフェロモンが鼻腔に充満する。鼻腔が焼け、眩暈がするような感覚に襲われる。
その匂いに祐一郎の雄器官は一層力強さを増した。
「はうっ、赤来先生・・・何?何するの・・・・」
猫のような目を半分閉じたようにし、美玲はこちらを見る。
祐一郎は太ももを抱えあげる。
「はうっ、何、何・・・」
美玲は太ももに触るだけでも乱れた。
絶頂に達した後の、敏感な若い女体は、少しの刺激でも耐えられず身をよじった。
祐一郎は、かまわず、太ももとを抱えると、肉の割れ目に舌を這わせる。
包皮に頭を出しているクリトリスを舌の先で穿りだす。
「あぅうああ、や、やめて、やめてぇえぇ、やば、やば、凄い、凄すぎぃいいるぅぅぅぅ〜」
ビクンッと体を跳ね、そして硬直する。
「美玲のここ、凄くおいしいから・・・」
そう言うと、かまわず、口唇愛撫を続ける。
クリトリスの表面に出てこない隠れた軸の方を舌と唇で挟み込む。
「はうっ、だめぇ、だめぇええぇぇぇえ、変になるぅ、頭が変になっちゃうよぉ」
舌を膣口から、差込、媚粘膜を擦る。
502 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:17:49 ID:b3fMqH4A
>>501 ぐちょ、ぐちょ。
ねちょ、ねちょ。
ちゅぼ、ちょぼ。
粘膜の奏でる淫靡な音が部屋に響く。
美玲の媚肉は、容赦なく、祐一郎の舌に嬲られていた。
「も、もう、だ、だぁ、だめぇ・・・・・・」
太ももで祐一郎の顔を挟み込み、ビクビクと痙攣する。
やがて、ぐったりと弛緩する。
祐一郎は口撃を止め、ゆっくりと顔を上げると、美玲の髪を触りやさしく頭を撫でる。
「凄すぎるよぉ・・・・先生ってヤバすぎだよぉ」
美玲は、「はぁ、はぁ」という呼吸の合間に、その言葉を搾り出す。
祐一郎は、美玲の脚の間に体を入れる。
そして、美玲の胸を揉む。
「あんっ」
二回連続で達した敏感なボディは、乳をまさぐられ、歓喜の声を奏でる。
「いくよ、いい?」
祐一郎は、美玲の耳元で囁く。
「きてっ」
美玲の返事を聞くと同時に、祐一郎の怒張は十分に蜜を湛えた雌秘穴を穿つ。
肉槍はずるずると彼女の媚粘膜を擦り上げ、奥にまで達する。
「あふぁあああ、すごぃぃ〜」
美玲は、たまらず、よがり声を洩らす。
若く狭い膣道が、キュんと祐一郎の肉槍を締め付ける。
腰を使い、ペニスを動かすと、柔媚肉はそれに抵抗するように動く。
腰を引くと、それを引かせまいとして、柔媚肉はペニスに絡みつき、内部へと引きずり込む。
柔らかいが、肉襞の芯がコリコリした弾力のある秘穴であった。
祐一郎はゆっくりとした腰の動きで、秘穴を突き媚粘膜を捲り上げる。
ペニスの先が、子宮口に当たる。
「うっ・・・・」
ペニスの先に生まれた快感に声を洩らす。
503 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:19:01 ID:b3fMqH4A
>>502 しかし、美玲はそれどころではなかった。
祐一郎の肉槍に、膣道の柔媚肉は蹂躙され、そこへもってきて子宮口への一撃であった。
「あきゃふぅん、ああぁあ、いい、よ、よ、すぎるぅ・・・・だめ、ま、まって・・・」
最早、意味をなさない、ヨガリ声を洩らすだけであった。
どこかへ飛ばされそうになる感覚に、祐一郎にしがみ付き、歓喜の泣き声を上げる。
「あああん、だめぇ・・・おかしくなるぅぅ・・・だめぇ・・・あ、赤来先生ぃぃぃぃ」
ただ、秘穴だけは、貪欲に肉槍を離そうとしない。
胸に手を伸ばし、強めに揉む。
「はぁふううぅん、いい、気持ちよすぎるぅう・・・・」
ビクンと反応し、美玲は若鮎のように跳ねる。
祐一郎は、腰の動きのギアを一段上げる。
叩きつけるような動きに、媚粘膜からあふれ出た美玲のヨガリ液は、その飛沫を周囲へ飛ばす。
「ああああぁぁ、お、お腹が、お腹の中が、へ、へ変んんにぃい・・・」
成熟した冴子の包み込むような肉壷とは違い、硬さが残るが、それでいて締まり強い美玲の肉壷であった。
そこを祐一郎の肉槍は容赦なく穿ち、子宮口を連打する。
子宮の奥から、更にドロリとした体内液が湧き出る。亀頭の先にその熱を感じる。
キュん、キュんと膣道が肉槍を締め付ける。
「う、美玲のここ、すごく締まっていいよ」
祐一郎は美玲の閉じられた瞼に舌を這わせ、耳元に呟く。
そして、首筋にキスする。
美玲の綺麗な胸は、乱れた呼気に上下していた。
「ああああん、いい、いいのぉぉ、だめなのぉ・・・・あぁあぁあああぁ、いぃいいい・・・・・・」
ショートの軽いカールのかかった髪を振り乱し、快楽の断末魔に追い込まれていた。
最早意味のある言葉を出せず、ただよがり声を上げるだけであった。
美玲の長い脚が、祐一郎の腰に回され、ぎゅっと締めてくる。
その動きで肉槍は美玲の媚粘膜を更に突き進み、奥の奥までを穿つように突き刺さる。
その快感に、祐一郎もそろそろ限界であった。
「う、そろそろ、で、でる・・・」
美玲は、顔を近づけ、祐一郎の口を求めてきた。
唇を合わせ、祐一郎は舌を差し入れる。
504 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:20:22 ID:b3fMqH4A
>>503 「んん、ん・んんん・・・・」
その舌に、美玲が強く吸い付く。
「くぅうう」
祐一郎は激しく射精した。その熱い精液の奔流は、美玲の子宮口を強かに叩いた。
美玲は下から両手でしがみつき、背中に爪をたてる。
美玲は、胎内に男の熱いエキスを感じ、そのまま三度目の深い絶頂に包まれた。
美玲の呼吸の音が聞こえる。
美しい胸が呼吸にあわせ上下する。
「赤来先生って、こんなに上手かったんだぁ・・・・」
天井を見つめ、美玲が、ぽつりと言葉を洩らす。
「なんか、死んじゃうんじゃないかと思った・・・・こんなの初めてだよ・・・・」
祐一郎へ向き直り、笑みを浮かべ、彼女は言う。
その笑みを見ながら、祐一郎は思う。
「ごめんなさい。もう、あなたとは一緒に生活していけない。本当にごめんなさい」
妻の言葉が再び反芻される。
妻は、他に好きな男が出来たと、静かにいった。
妻のことを思う。
今その体を自由にしている男がいる。
屈辱と官能が交じり合った、なんとも言葉には表現できない切ない感情が湧き上がる。
そしてその感情は、祐一郎のペニスに情欲を充填していった。
「ん、赤来先生って元気っ」
美玲は祐一郎の下半身の変化に気づく。
「そうよね、私だけ三回もいっちゃったし、赤来先生は一回だけだもんね」
美玲は、そう言うと、祐一郎のペニスに手を伸ばす。
「すごいよねぇ・・・、熱い・・・」
そう言うと、ごこちないながらも、ペニスを扱き出した。
505 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:44:38 ID:b3fMqH4A
>>504 美玲は処女ではないにせよ、さほどの経験があるわけではなさそうであった。
その慣れない動きがかえって新鮮であり、祐一郎の肉槍はすぐに硬度を増して言った。
「こんな大きいので突かれたんだよね・・・・」
ため息混じりに呟く。
そして、彼女は、訊いてきた。
「ねえ、先生、どういう風にすれば、気持ちいいの?」
猫のような目を好奇心に光らせ、祐一郎の顔を覗き込む。
「もうちょっと強く握ってみて。そう。それで上下にゆっくり動かしてくれるかな」
美玲はぎこちないながらも、それなりに肉槍を擦り上げる。
肉槍は次第に力強さを増し、ほぼ100%の硬度と大きさを取り戻していた。
「あぁん、こんなになっちゃうんだ・・・・」
目の当たりにする雄の肉器官の怒張に、美玲は青みがかった目を潤ませ欲情していた。
「ちょっと舐めてみてもいい?」
「いいのか?」
「うん、舐めてみたい」
そう言うと、美玲は祐一郎の足元に移動し、唇を割り、怒張を口に頬張る。
元妻と比較しても、明らかにぎこちない動きであったが、それはそれで良かった。
ショートヘアが祐一郎の太ももにサラリとかかる。
祐一郎のものを咥えながら、「どう?」というような問いかえるような顔で見つめる。
「もっと、舌を使って、亀頭の周辺を舐めてみて」
「そう・・・、アイスクリームを舐めるような感じで・・・」
慣れてきたのか、美玲の舌の動きも滑らかになり、亀頭に舌を這わせ、男の性感を刺激する動きへと変わっていった。
「舌先で先っちょを掘り返すようにするんだ」
「ほう?(こう?)」
彼女は咥えたまま答える。
「かつん」と彼女の前歯が亀頭にあたった。
「うっ」
祐一郎は、鮮烈な痛みと、快感を感じた。
「あ、ごめんなさい。痛かった?」
「いいから、続けていいよ。大丈夫」
506 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:54:58 ID:b3fMqH4A
>>505 彼女は再び咥え込むと、舌と唇でペニスをしごく。
舌が亀頭を這い回り、拙いながらも鈴口を掘り返そうとする。
そのぎこちなさが新鮮であった。
強烈な快感ではなかった。
どこかもどかしい様な、くすぐったい様な、なんとも言えない微妙な快感がペニスから送り込まれていた。
美玲の新鮮なフェラチオが、なんともいえない快感を送り込んできた。
緩々と、顔を上下させ、慣れないながらも、舌を亀頭に絡ませる。
その新鮮な快感が、祐一郎の射精中枢の関門を突破するには、さほどの時間がかからなかった。
「甘木、も、もういいよ。出そうだ・・・・」
祐一郎は、美玲の細い顎に手をそえると、咥えるを止めるようにと、動かした。
しかし、美玲はペニスを口から離さず、逆に強く吸い上げた。
意識していたかどうか分からないが、それで決壊した。
「あっ、出る・・・」
亀頭が膨張し、鈴口を広げ、熱い迸りの白濁液が彼女の喉粘膜を直撃する。
咽りながらも、彼女はその全てを吸い取り、飲み干す。
白い喉が動くたびに、祐一郎の白濁液は、彼女の体内へと流れ込んだ。
美玲は、「ちゅぽっ」と音をたて、祐一郎の肉槍を口から出す。
「ふぅ、こんな大きいの咥えてると、顎がガクガクになちゃうよ」
ペニスに手を添え、まだ硬度を保つそれを弄びながら訊く。
「え、いや、そんなことないよ・・・」
何が「そんなことない」のか、分からないが、祐一郎は答える。
「初めて男の人の飲んだけど・・・なんかすっごく熱かったよ。ビックリした・・・」
ふと、何かに気づいたように、美玲はペニスから手を離して立ち上がる。
「ごめん。ちょっと待って、口ゆすいでくる、それとシャワーもかして」
彼女は立ち上がり、浴室に向かっていった。
507 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:57:55 ID:b3fMqH4A
>>506 (ふぅ――)
と胸の奥で息をつく。
ベットに一人残された祐一郎は再び、妻であった女、冴子のことを思った。
自分の教え子である高校生とこのような関係になったことを知ったら、どう思うだろうか。
射精後の気だるさの中、ぼんやりと考えていた。
「へへへ、待った?」
戻ってきた美玲は、セーラー服を身に着けていた。
先ほど、整理するダンボールにまじっていたやつだ。
「どう、いい感じ?」
「うちの学校、ブレザーだからこういうベタなセーラもいいかな?なんて」
「い、いやぁ・・・」
祐一郎は言葉に窮した。
すらりと伸びた長身にセーラー服を纏いそこで、くるっと一回転する。
遠心力で髪が舞う。シャワーで濡れた髪はまだ十分乾いていなかったが、それも良かった。
短めのスカートから長い脚が伸びる。流石にソックスは履いていなかった。
美玲は、「とん」とジャンプして、ベットの上に乗ってきた。
風をはらみ、スカートが舞う。
スカートの下には何も付けていなかった。
祐一郎は、スカートの中に手を伸ばす。茂みをやさしく撫でると、美玲は声を洩らす。
「はんっ・・・今度は、これ着たままやろう、先生・・・・」
そのつもりだった。
祐一郎は美玲を四つんばいにさせると、スカートを捲り上げる。
彼女の白い尻があらわになった。
尻にむしゃぶりつき、舌を肉割れに這わせる。
既にそこは、しとどに濡れていた。
「困った、教え子だな。もうこんなビショビショじゃないか」
「いゃあぁん・・・えっちぃ。先生のせいだらからね」
肉襞を舌で掻き分けるように、舐める。
彼女の秘蜜を吸い上げ、クリトリスを指の腹で擦る。
舌先を硬く尖らせ、膣穴へねじ込む。
508 :
田甲由申:2005/07/23(土) 16:59:41 ID:b3fMqH4A
>>507 尻に顔を密着させ、深く舌を送り込み、肉襞の奥を舌で掘りまくる。
「ああああ、だめぇ、き、気持ち、よよ、すぅぎるぅ〜」
噴出す女蜜をすすり、飲み込む、咽返るような女の匂いを胸いっぱいに吸い込む。
「いい、もう、入れて、切なくなっちゃうぅ。欲しいの、欲しいのぉ」
美玲は尻を上げ、切なげに、挿入を求めてきた。
「何を入れて欲しいの。はっきり言ってよ」
「あはぁあん、お○んちんが欲しいのぉ、赤来先生の大きなお○んちんがぁ、欲しいのぉ」
半分閉じたようになった潤んだ瞳で、こちらを見つめる。
青みがかった瞳は、淫靡な欲望の炎で更に青い光を放っていた。
祐一郎は肉槍の切っ先を彼女の肉割れの底にあてがうと、一気に貫いた。
雌器官の穴は大きく広げられ、雄器官の怒張を飲み込んでいく。
ぶちゅう。
湿った音をたて、肉槍は根元まで突き刺さる。
「あ、はふぅぅ、いい、熱いぃぃ、いい、いいよおぉ」
髪を振り、美玲は声を上げる。
「ああああ、いい、よすぎぃる、くううぅう〜」
祐一郎は、腰の動きを速める。叩きつけるように。
前の方に手を伸ばすと、セーラー服のすそから、手を突っ込む。
そして、美玲の双丘を揉む。
アスリート特有の贅肉の無い体であった、美玲の乳房は弾力に富み、食い込む指を同じ強さで押し返した。
「美玲の胸はかわいいね」
「いやぁん、だめぇぇぇぇ」
まずはソフトなタッチで、持ち上げるように乳房を揉む。
既に桜色の乳首は自己主張をするかのように立ち上がっていた。
指先で弾くように、その乳首を弄る。
指先に、クリクリっとした感触が伝わる。
「あああ、いい、どうかなっちゃうぅう、よ、よすぎるぅぅ」
「あああ、熱い、いく、いっちゃう、いっちゃうよぉぉ」
美玲の声と、粘膜の擦りあう湿った音が室内に響く。
509 :
田甲由申:2005/07/23(土) 17:02:04 ID:b3fMqH4A
>>508 きゅっ、と乳首に強い刺激を与える。
「あふうぅぅん」
ビクンと反応し、媚肉穴から、大量の蜜液を噴出す。
もう、太ももとまで、ぐっしょりと濡れていた。
美玲は、軽く達したようであった。
祐一郎は体勢を変える。
美玲の腰を持ち、ぐいと持ち上げて、自分の膝の上に乗せるような体勢になる。
後背座位の体勢にもってきた。
「はぅう・・・」
後背位に比べ、挿入が浅くなった。
美玲は強烈な性感に揺さぶられる状態から、多少落ち着いた感じなった。
それでも、一回達した敏感な若い肢体は、湧き上がる快感に打ち震えていた。
「だめぇ・・・・どうかなっちゃうぅぅ・・・」
祐一郎は、美玲に後ろを向かせ口を吸う。
彼女の髪の匂いが鼻腔をくすぐる。髪からも若い女のフェロモンが匂い立っていた。
舌は美玲の唇を割り、ぬるりと進入する。
美玲の舌も、それに応えるように絡みつく。
手をセーラー服の胸の隙間から進入させ、しこった乳首を更に愛撫する。
浅い挿入感に美玲は、深い刺激を求め、彼の上で腰を振り続ける。
舌粘膜、口粘膜、膣粘膜、亀頭粘膜と体の粘膜をお互い擦り合せ、快感を作り出していた。
セーラー服姿で、乱れる美玲の姿は、祐一郎の官能に更なる火をつけた。
「甘木、美玲・・・、いいよ。すごくいいよ」
祐一郎は甘く囁き、そっと舌を出し、耳を舐める。
「はふぅん、ダメぇ、耳は、み、耳はぁ・・・・」
びくん、びくんと膣道が細かい反応を見せる。
かまわず、耳に舌を這わせる。
ねっとりと、ゆっくり耳朶を舐め、首筋にも舌を這わせる。
「はぁぁっぁあああぃぃぃ、いやぁぁ、ぃいい、いいのぉお〜、やめ、やめないでぇ」
一際大きな喘ぎ声を上げ、イヤイヤをするように首を振る。
柔らかな髪が、祐一郎の頬に当たる。
510 :
田甲由申:2005/07/23(土) 17:05:10 ID:b3fMqH4A
>>509 美玲の肉の割れ目に手を伸ばす。
肉の割れ目から太ももは、バケツで水をひっくり返したような状態になっていた。
祐一郎は自分の肉槍を咥え込んだ、結合部を指先で確認すると、その前方にある肉の芽を指でつまむ。
「あふぅぅうううんぃぃ・・あ、つよ、ょよすぎぃぃ、すぎぃぃるぅ」
祐一郎はそのままガンガンと腰を使う。
「ああ、いくぅう、いっちゃうよぉ、またいっちゃうぅうう・・・」
美玲の膣道がキュんと締め付けを開始し、ビクン、ビクンと脈動を始めた。その脈動に合わせ、女穴の奥底から、更なるトロミをもった秘蜜が溢れ出した。
再び、祐一郎は寝転がると、上に乗ったままの美玲を、挿入したまま脚をもって、向きを変えさせる。
彼女の奥底まで侵入していた肉槍を基点として、百八十度回転させ、こちらを向かせる。
その捻られる動きに、美玲は声を上げる。
「あ、あぁあん、なに、どうするのぉぉ、ああ、いいぃぃぃ」
騎乗位の体勢になると、下からガンガン突き上げる。
奥の奥、更に奥まで、突き入れられた。美玲の胎内の奥深く、そこまで達した男はこれまでいなかった。
「い、ぃぃい、いいいいいぃぃいいああああ・・・・し、しきゅぅうがぁ・・・」
強烈すぎる挿入は、美玲の子宮を揺さぶり、今まで経験したことのない感覚を生み出していた。美玲は失神寸前であった。
祐一郎は、下から美玲の乳を揉む。若い肉の弾力がした。
美玲は快感に自我が決壊するかのように、祐一郎の胸に倒れこむ。
全身をびくびく痙攣させながら、喘ぐ。
「はぁ、いい、い、いい、ちょっと、よすぎ・・・・」
乱れた呼気に紛れ、呟くように洩らす。
祐一郎はその口自分の口で塞ぐ。
「ん、んふっ・・・」
息を切らしていた美玲は、目をトローンとさせ、キスに酔った。
祐一郎は、そのまま、美玲と口と体を合わせたまま、上半身を起こす。
セーラー服姿の彼女を抱きしめ、対面座位と移行する。
スカートをまくり上げ、両手を尻へ手を伸ばす。
張りのある尻肉を攫む。
そして、そのまま、ピストン運動を続ける。
「あひっ、い、いい、っちゃ、いい・・・・」
呼気とともに、喘ぎがもれる。
511 :
田甲由申:2005/07/23(土) 17:18:14 ID:b3fMqH4A
>>510 尻から、奥のすぼまりへ手を伸ばす。結合部分はぐちょぐちょに濡れていた。
会陰部で指を躍らせる。
「あああん、へ、へんなこと、さ、わらなぁ・・・・・・・・」
美玲は言葉を続けることができなかった。
流石に、いきなりアナルに指をいれるのは、きついと思いためらった。
その代わりに、アナル周辺から会陰部にかけてを指で入念に刺激した。
秘裂から湧き出る、トロトロの秘蜜を指ですくい、それで刺激する。
細かく指を震わせ、アナル周辺を刺激する。
「あああ、何、なにしてるのぉぉ、いやぁあ、だめぇ」
美玲は、言葉では拒絶しているが、体はHに反応していた。
猫科の動物を思わせる、ブルーサファイアの瞳は、官能の渦に巻き込まれ、潤み、既に焦点があっていなかった。
祐一郎はゆっくりと、美玲を後ろに倒す。
正常位の体勢になった。
美玲の脚を高く上げたまま、肉槍を深く叩きつける。
「あひぃぃ、いい、いいのぉ、それがいい」
頭を振り、喘ぐ美玲を見つめながら、祐一郎は腰を突き入れる。
ぬぷ、ぬぷ
ぐちゃ、ぐちゃ
にゅぽ、にゅぽ
祐一郎の激しい腰の動きに、美玲は声にならない叫びを上げる。
「いっちゃうううぅぅぅ、すごい、すごく、いちゃうぅぅ、ダメ、し、しんじゃうよぉぉ〜」
美玲は、自分の指を噛み、体の奥から湧き上がる圧倒的な快感に抗じていた。
あまりにも大きな快感は、17歳の美玲に未知の恐怖感すら与えていた。
顔をのけぞらせ、喉をみせる。
512 :
田甲由申:2005/07/23(土) 17:19:27 ID:b3fMqH4A
>>511 祐一郎も限界だった。
「うっぅ・・・」
鈴口から、ものすごい勢いで精液が吹き出る。
その熱い一撃は膣道の媚粘膜とに降り注ぎ、歓喜に震える雌器官である子宮を直撃した。
「あ、ああぁぁぁ、いい、いい、熱い、あついぃ・・・・」
セーラー服はまくれ上がり、前がはだけ、あらわになった桜色の乳首が上下に動く。
「い、いく、かぁあああ、いっちゃうぅぃうううぃあ、ああ・・・・・・・」
美玲は激しい呼吸に、よがり声を交え、大きく喘えいだ。
キュんと膣道が狭くなり、下から、ぎゅっと祐一郎にしがみついてきた。
祐一郎は最後の一滴まで搾り出すように腰を使い、美玲の媚粘膜を穿つ。
ペニスの脈動とともに、熱いトロミをもった精液が次々と、美玲の胎内に送り込まれ、彼女の媚粘膜と子宮を快楽の熱で焼いた。
そして、ペニスは脈動を停止する。美玲は、力が抜け、祐一郎を攫んでいた手を離す。
やがて、美玲の荒かった呼吸は静かになり、ぐったりと体を横たえた。
祐一郎が、体をなでると、ぴくぴくと体を痙攣させるように反応させる。
激しくいった後で、体中が敏感になっているのであろう。
乱れたセーラー服から見える胸がゆっくりと上下に動き、呼吸が安定してきていることを証明していた。
祐一郎がペニスを抜くと、どっと、彼女の蜜と自分の男液が混ざったものが溢れ逆流してきた。
「はうっ・・・・赤来先生ぃ・・・・」
彼女が反応する。
ぴくぴくと痙攣するような肉襞は、歓喜の色に染まっていた。
-終了-
妻の離婚の原因とか美玲と赤来の普段の関係がもうちょっと詳しく書いてあれば
エロシーンが際立つんじゃ?
離婚した先生の部屋に女子高生がきてセックスの流れが唐突すぎるんで
514 :
田甲由申:2005/07/23(土) 21:08:32 ID:b3fMqH4A
>>513 ありがとうございます。
実はこれ、前の方で高校生というリクエストあったので、
今書いてる長編の一部を抜粋して、登場人物を高校生として改変したものです。
その点で無理があったかも・・・・・
元は、大学の同級生同士で、女の方が、引越しであまった本をブックオフ、その金で
飲みに行く、でもって、やっちゃうという話です。
まあ、全体の一部なんですが・・・
話の整合性については、ご意見を参考にさせて今後も完成度の高いものを
目指したいと思います。
ありがとうございました。
美玲や甘木や赤来と珍名多用がDQNくさい。
3行の擬音が陳腐。
長文からの抜粋を書き直したなら、活かせないムダな設定は切り捨てる。
完成度を語るなら、小説の地の文のはじまりはスペースが原則。
使うのも・・・でなく…。
最後に書き手ウザイ。
完成度の低いハンパな改変のいいわけで「今後も完成度の高いものを目指したい」とか語るな。
GJ!
>>514 GJ!!
短すぎず長すぎず適度な分量でよくまとまっていると思います。
次回作楽しみにお待ちしてます。
>515
おまいがゴチャゴチャうざいわ
つまらなかったなら華麗にスルー汁
>>515 >小説の地の文のはじまりはスペースが原則
Web小説は見易さ重視でもあるから、縦書き小説の基準とひとくくりにしないほうがいいよ。
っていうか、下の2行イラネ。
書き手が消えるのは困るが、キミが消えるのは無問題w
ただ無遠慮に叩けば辛口批評家になれると思ってんだろ。
現実にもいるけどね、こういうタイプ。
まず人様の作品を読む前に空気を読むことからはじめようよ、な。
批評3つ・GJ1つ・批評叩き4つ。
おまいら叩いて喜んでないでまずは感想書いてやれや。
批評1つ・GJ2つ・批評叩き4つに見えるが・・・。
商業誌への投稿を前提としている作品なら改行や三点リーダ等の基本的なことは注意すべきだと思います。
一回、小説の作法で検索して、当たったサイトを幾つかみるとよいのではないでしょうか。
そのあたりのサイトには、文書を書く上で基本的なことが書いてあるのでためになるかもしれません。
ただ、このスレの趣旨としては三点リーダの使い方や、改行の指摘はあまり意味がないかもしれませんね。
一応感想。
1.女性の喘ぎがくどいのでは
個人的な好みもありますし、一概に言えないですが、女が馬鹿っぽく見えてしまいます。
抑えていた声が漏れるという描写の方がヌケますね。
高校生ですから。
2.主語をつけすぎでは
登場人物が二人だけですから、『○○が――』、『○○の――』というのがちょと煩いのでは。
(例)
美玲の視線が潤み、祐一郎に絡みつく。
↓
視線が潤み、絡みつく。
これで十分だと思います。
3.登場人物の名前
珍名よりも、登場人物の名前が知り合いと被るとつらい。
知り合いの顔が浮かんでヌケないときがあったりします。
ただ、あまりにありえない名前もどうかと思うのですが。
甘木、赤来は別に変換候補が出ない名でもないし問題ないと思います。
僕は流れに関係ない人だけど、ちょっと補足させて。
>2.主語をつけすぎでは
どうやら最近は、主語を付けた方が分かりやすいらしい。
(例)
美玲の視線が潤み、祐一郎に絡みつく。
↓
視線が潤み、絡みつく。
↓
美玲の視線が潤み、絡みつく。
みたいな方が今時の人にはベストのようです。
僕、くどいぐらい主語を配置している文章なのですが『分かりやすい』『読みやすい』と良く言われます。
自分でもくどい表現だとは思っているので首をひねっているんですけど。
>>527 なるほど、そうなんですか。
このあたりは読み手次第で、一概に良い悪いといえないかもしれませんね。
美玲の視線が潤み、祐一郎に絡みつく。
↓
視線が潤み、絡みつく。
↓
視線が潤み、祐一郎に絡みつく。
の方が良いような。
530 :
527:2005/07/26(火) 17:55:15 ID:b56hMiPB
>529
別にどっちでもいいんじゃないかな。
ただ、一番最初に主語が来ている方がイメージしやすいっぽいのでそうしました。
>美玲の視線が潤み、祐一郎に絡みつく。〔三人称視点不明瞭〕
↓
潤んだ(瞳をした彼女の)視線が、(祐一郎に)絡みついてくる。〔三人称祐一郎視点〕
(美玲は)潤んだ視線を(男に)絡みつかせる。〔三人称美玲視点〕
主語多発でくどくなる場合は彼・彼女・女・男などの代名詞を使うのも手かと。
あと視点が1、2行で交代してしまうのは感情移入しにくいと感じました。
まあどっちでもいいじゃん
533 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:42:32 ID:gzOU/ADk
がんばれ
初めてですが、作品投下してもいいでしょうか?
おk
>>534 ドゾー。待ってます。
つか、投下してくれる作家さんを拒む人はそうそういないと思うので。
537 :
534:2005/07/27(水) 10:11:27 ID:7MKmtY+N
ちょっと文章直しに手間取ってしまっているので、少し遅れます
出来上がったら投下します
538 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:49:19 ID:tNUyC+1z
時間かかっても投稿してくれるだけでごくろうさまです
待ってるよん(;´Д`)ハァハァ
540 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 09:15:28 ID:Npw2+BTb
are
投下マダー?
つりかつりなのか
543 :
すかしっぺ君:2005/07/29(金) 17:14:39 ID:4C6OKzw3
age
544 :
すかしっぺ君:2005/07/29(金) 17:16:30 ID:4C6OKzw3
誰か中学生が主人公の露出小説書いて
545 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 20:46:55 ID:zpcXjM94
清純系、ギャル系女子高生がいい
二人だせってこと
>>547 そういうことね。
でもヒロインが二人いると、どっちかが引き立て役にならない?
まあ、市販のエロ小説ではヒロインが1人ってことのほうが珍しいけど。
550 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:10:16 ID:zpcXjM94
両極でも好きなんですもの
ギャル系でもきたないギャルじゃないですよ。
551 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:02:45 ID:Zjvj2grP
不作スレになったのか?
552 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 14:33:45 ID:Z7qCwaPV
ありきたりな妹ネタは?
投下するけど?
読みたい
頼む
555 :
青:2005/07/31(日) 19:27:47 ID:Z7qCwaPV
…桜の花でピンク色に染まった道を歩く、学生の団体…
そんな中に俺はいた…
俺は自転車をこいでいたが、あまりの人の多さに
「…たっく、なんだよこの人混みは…」
俺はそう言い溜め息をつき、自転車から降りると後ろから…
「何言ってるの?今日は新一年生の入学式だから当たり前でしょ!」
俺は朝からムカツク声を聞き、さらに大きく溜め息をつき振り返った
「なんなだよ…朝から…」
俺の目線の先には、長い黒髪の色白で細い、可愛いというより美人な感じの女子高生が立っていた…
なんかキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
557 :
青:2005/07/31(日) 19:52:37 ID:Z7qCwaPV
「自転車で人にぶつかったりしたら、どうするの!?」
俺は朝から最悪な人物に出会ってしまった…
この女子は…外見はストレートで長い黒髪が印象的で
学校では生徒会長をしていて
しかも家はお金持ち
こんな女子を、女に飢えた男子高校生が見逃すはずがない…
しかし…
この女子には致命的な欠点がある…
それは…
性格だ
超強気で、プライドが異常に高く、自分の意見は絶対に曲げず、なにかと人に注意をしたり…
簡単に説明すると…
超自己中心的な性格なのだ
「すいませんでした、生徒会長さん」
俺が馬鹿にして謝ると
「生徒会長って呼ぶな!私には伊藤美咲って名前があるんだから!」
伊藤は生徒会長になったせいで、放課後は生徒会の集まりが忙しいらしく、ストレスの原因の一つになっていた…
558 :
青:2005/07/31(日) 20:20:27 ID:Z7qCwaPV
確に生徒会って言っても、今年の俺達の代の生徒会は伊藤以外は全員…
オタク、勉強馬鹿、ブス、無口…
失礼だか、クラスで居場所をなくした、異人変人の集まりだ
もちろん伊藤はそんな奴らを軽蔑していた…
だから帰りはいつも一人だった…
しかし、伊藤もクラスでは話す友達も数人しかいない…
だが、こうやって愚痴や本音を言うのは俺だけだ…
何故なら俺と伊藤は、幼稚園からの付き合いだからだ…
伊藤は昔からこの性格で、周りを突き放すが…
裏で泣いているの何度か見かけた事もある…
しかし、それを見たのを言うと、伊藤のプライドを大きく傷つけるので、俺の心の奥に閉まっている…
「…伊藤…」
俺は伊藤の目を見て言うと…
「な…何よ!?」
伊藤は俺の目線から目を少しそらした…
559 :
青:2005/07/31(日) 20:37:58 ID:Z7qCwaPV
「時間が結構ヤバイよ?」
俺がそう言うと
「えっ!?」
伊藤は大声を上げると腕時計を見て
「この馬鹿!遅刻じゃない!」
俺は少し怒りながら
「馬鹿はねぇだろ!馬鹿は!周りを見てみろ!」
そう俺が言うと、伊藤は周りを見回した…
さっきまでの人混みはすっかり消えていた…
「も〜ぅ!この馬鹿!自転車に乗せなさいよ!」
「はぁ〜!?」
(この超自己中心女め)
俺は心でそう思っていると
「早くしろ!この馬鹿!」
そう言うと、伊藤は俺の顔面をものスゴイ勢いでカバンで殴った…
ツンデレ(*´Д`*)ハァハァ
561 :
青:2005/07/31(日) 21:07:23 ID:Z7qCwaPV
「い…痛って〜!…ちっ…乗るなら早く乗れ!」
これ以上喧嘩していると大遅刻してしまうので、俺は渋々と伊藤を自転車の後ろに乗せた、しかし…
「も〜ぅ!遅い!もっと速くこげないの!?」
俺の頭の後ろで伊藤が言う
「お前が重いんだよ!」
そう俺が言うと
「なっ…わ…私はそんなに重くないわよっ!」
そう言うと伊藤は俺の頭を殴った…
…学校に着くと、入学式は始まる寸前だった…
俺と伊藤は走って体育館の中に入った
俺は自分のクラスの一番後ろに着き
伊藤は先生に謝り、みんなの前に立ち、息を整えて
「これから入学式を始めます。…新一年生の入場です、拍手で迎えてください。」
そう伊藤が言い終えると、俺の後ろ体育館の重たい扉が開いた…
562 :
青:2005/07/31(日) 21:21:51 ID:Z7qCwaPV
ガッ…ガッガッ…
錆びついた重い扉の中から、少し幼さを残した新一年生が長い列を作り、大きな拍手と共にゆっくりと入ってきた…
体育館中に響く大きな拍手はどこか重く、みんなのやる気の無さが解る…
続々と入ってくる新一年生の列をアクビをしながら、何気無く見ていると…
その列の中に見たことがある顔が…
「…由希…?」
563 :
青:2005/07/31(日) 21:26:31 ID:Z7qCwaPV
「妹ネタ投下します。」と書いた者ですが…
少し前に過激板で小説書いていました…
続きはまた今度…
564 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:32:45 ID:Zjvj2grP
支援です 過激ばん?どこにあるのですか?
565 :
青:2005/08/01(月) 00:46:53 ID:5d2cIf7x
562の続き…
俺は確に列の中に由希を見た
しかし…
「…まさかな…由希がいるわけないか…」
俺はそう独り言を呟いた…
入学式も終り、短いHRを終えてクラスを出たら、伊藤にあった…
「あれ?今日も生徒会?」
俺は伊藤に聞くと、伊藤は不機嫌そうに
「…そうよ…なんか文句でもあるの!?」
俺自身、この何気無い質問は失敗した…
伊藤のストレスの原因の一つの生徒会は、伊藤の学校生活を束縛している…
「…あっ…悪い…気分悪くさせて…」
俺が謝ると伊藤は
「なっ…何よ!?謝らないでよ!気持悪い!」
そう言い捨てて伊藤は去って行った…
3点リーダー多すぎてうぜぇ
567 :
青:2005/08/01(月) 01:01:33 ID:5d2cIf7x
…その帰り道
俺は友達と遊びに行き、家には遅く帰り着いた
家に帰ると何やら食卓が騒がしい…
「なんだよ…この騒ぎは?」
俺がそう言うと、母さんが
「今日はね…ふふふ…」
隣に座ってる親父と顔を合わせ、二人で笑ってる
(…気味が悪い…何考えてやがる…遂にボケたか?)
俺は気味悪く思い、自分の部屋がある二階に上がろうした、その時…
俺の目の前に、俺と同じ高校の女子の制服を着ている少女が立っていた…
「由…由希!?な…な…なんだその格好!?」
俺は驚いて声をあげた
「どう?似合うかな?」
そう言うと由希は笑顔で階段の上で一回りした
568 :
青:2005/08/01(月) 01:20:52 ID:5d2cIf7x
俺は今日、由希を入学式で見掛けたの思いだし
「まさか由希…俺と同じ高校に入学したのか!?」
俺は声を裏返して言うと、由希は笑いながら
「そうだよ!いっぱい勉強したから!」
由希は自慢気に言った
その後、親から話を聞くと…
由希は俺と同じ高校に行くために、猛勉強をして入学したらしい
理由は『大好きな友達がいるから』
俺は二階に上がり自分の部屋の扉を開くと、由希が制服姿のまま俺のベットに座っていた
「何か用事?」
と俺が質問すると由希は俺に質問してきた
「ねぇ…なんか気付かない?」
「髪型を変えたことか?」
俺が速攻で答えると、由希は
「なんで、帰ってきてすぐに言ってくれないの!?」
と怒り始めた
修正乙支援
570 :
青:2005/08/01(月) 01:40:47 ID:5d2cIf7x
由希は俺の二つ下の妹だ
昨日までは髪は真っ直ぐに長く、光に通すと少し茶色に光る髪だった
しかし今日は、肩にかかるぐらいのショートカットになっている
「気付いていたけど、それよりお前の制服姿にビックリしたから」
と俺が由希に言うと、由希はベットから立ち上がり
「ねぇ!似合ってる?」
由希はさっきまで怒っていたが、次は笑いながら俺に聞いてきた
「制服姿は似合ってるけど…」
俺がそう言うと、由希は不安そうな顔で
「…けど?」
と聞いてきて、俺は由希に
「髪型は前の長いほうが好きだったな、俺は」
そう俺が言うと、由希は顔を下に向けて、小さい声で
「…そう」
と言い由希は俺の部屋を出ようとした
俺は慌てて由希に
「で、でも、俺はその髪型、元気な由希には似合うと思うよ!可愛いよ!」
俺がそう言うと由希は顔を赤くして、部屋を出ていった
571 :
青:2005/08/01(月) 02:00:42 ID:5d2cIf7x
由希とは昔から仲が良い兄妹で、何でも話合えるような感じだった
しかし、由希が中3の頃にに少しHな話をしたら、顔を赤くして下を向いてしまった
俺は更に由希に冗談で『由希…最近、可愛いくなったね』と言ったら由希は顔を真っ赤にして
「なっ、なに言ってるの、お、お兄ちゃん!!」
と言い逃げたこともあった
俺はそんな由希の反応を見るのが楽しく、よく由希と話していたが…
俺が受験で部屋を閉めきるようになると、由希とも昔のように話さなくなっていった…
次の日の朝…
俺は朝、自転車に乗ろうとすると後ろから
「お兄ちゃん!後ろにアタシも乗せて!」
と言ってきた
「じゃあ、早く乗れよ時間ないから」
俺がそう言うと、由希は笑顔で後ろに乗ってきた
572 :
青:2005/08/01(月) 02:17:26 ID:5d2cIf7x
俺が自転車をこいでいる間、由希は俺の腰に手を回し強く抱きついてくる
「おい由希!苦しいから少し離れろ!」
俺がそう言うが由希は笑って
「別にいいじゃん!」
と言いくっついてくる
そんな時、前に長い黒髪の女が立っていた
「あっ!伊藤おはよう」
俺が挨拶すると、伊藤は俺を睨みながら
「誰?その子?」
と言ってきた
「ん?コイツか?俺の妹の由希」
俺がそう言うと、由希は恐る恐る伊藤に
「どうも…はじめまして」
と言った、すると伊藤は一言
「ふーん」
と言った
俺は伊藤に冗談で
「なんだ?伊藤ヤキモチ妬いてるのか!?」と俺が言うと、伊藤は急に顔を赤くし
「なっ、馬鹿!そんなことあるわけ…」
と伊藤が言いかけた所で、由希が伊藤に
「あの…もしかして、お兄ちゃんの彼女ですか?」
と言った
更に顔を赤くした伊藤は、俺の顔面を勢いよくカバンで殴り、走っていった…
ヒント:まとめて書いて、まとめて投下
574 :
青:2005/08/01(月) 02:41:35 ID:5d2cIf7x
>>573すいません
長く書く予定でしたが、明日省略して一気に書くので勘弁してください…
>>574 いちいち読み手のいうこと聞いてたらきりがないぞ。
マイペースでがんがれ
>>574 なぜそうなるorz
メモ帳か何かで一度全部書いて推敲して念のため保存して、
適当に分けてコピペすればいいじゃないか。
自分は、どうせなら無理に短くしたものより、書き手さんが
納得してるものを読ませて貰いたいよ。
578 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 23:59:09 ID:WZhTGpEM
まとめてじゃなくてもいいじゃん
メモ帳にまとめて書いてまで、あんたらを読み手の事考えなくちゃなんないの
読み手はだまって待ってろよ
>574
とりあえず、「と言った」ばっかりでウザい。
もう少し推敲したほうがいい。
作品に対する批評や投稿の方法のアドバイスは別にいいのではないでしょうか。
それを見てどうするかは書き手の判断におまかせしますけど。
まあ、投稿者への人格攻撃は問題外。
その上で、579氏の指摘は同感。
まあ、ウザいという言い方はどうかと思いますが、確かに、少し工夫した方がいいと思います。
・三点リーダーは2つセットで使う
・途中で?!を使う場合は、次は一つ空白をあける
(例)「ん?コイツか?俺の妹の由希」→「ん? コイツか? 俺の妹の由希」
もし、本格的に小説を書いていきたいなら、細かいことですが注意した方がいいかもしれません。
後、絵と違って文書で人物を表現するときに、「長い黒髪+色白+細い+美人」というだけでは平板なイメージしかわかないです。
まあ、難しいとは思いますけど。最初の登場シーンでキャラが立つような描写を考えた方がよろしいのではないかと思います。
批評は簡単。後だしじゃんけんだから。
ゼロから物語を紡ぎだす方が大変なのは分かっています。
頑張ってください。
頼む、せめて句点くらいちゃんと打ってくれ。
それから、これはできればでいいんだが、
てにをはや主語と述語の対応がおかしいところが結構目に付くし、
タイプミスもあるので、2〜3度読みなおしてから書き込んでくれないか。
>>577 あんたどうせ自分で書いてみたことないんでしょ。
自信たっぷりの作品が書けて、最後まで仕上がっているんなら、
こんなとこにアップしないで、専用のサイトなり、自己サイトなりにアップするってのw
初心者の書き手さんが書ける範囲で書いてくれてるんだからそれでいいじゃん。
他の人の意見を聞きながら続きを書くことで、場合によっては流れがより良く変わるかもしれないし。
初心者ならなおさら、一発書きなんてしない方が
いいんじゃないかな…。
584 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 00:19:30 ID:C8PY9uf9
あぁぽちっとな
585 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 01:44:43 ID:18Rl7yUn
あげ
586 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:19:21 ID:uu8kLR7H
保守がてら投下です。
タイトルは『夏の一夜』
保管庫担当猫様宜しくお願いします。
河川敷を黒山の人だかりが埋め尽くし、色とりどりの花火が空を焦がす中、懐かしい人にあった。
初恋の人で初めての女性。
そして今は…兄の伴侶。
長い髪を軽くバレッタで留め、朝顔の柄の浴衣を着た彼女は僕に気付くと、団扇を持つ手を軽く振った。
「ご無沙汰してます、義姉さん」
「孝志さんったらそんな他人行儀な挨拶なんかして」
鈴を振るような声でそういって義姉さんはころころ笑った。
そもそも僕等が出会ったのは僕が中学の頃の話だ。
賢兄愚弟の見本の様に、出来の悪い僕を見兼ねた両親がつけた家庭教師が彼女だった。
教え方が上手かったおかげで、それまで三桁の底辺辺りをさまよっていた僕の成績は格段に跳ね上がり、学年50番以内を常にキープするまでになった。
そんなある日の事。
「孝志君、次の中間30番以内に入ったら先生何かご褒美をあげる」
というので冗談半分に、先生の手料理が食べたい、と答えたら、
「じゃ、約束ね」
僕の手を取って小指と小指を絡ませて来た。
あの時ご馳走になったハンバーグステーキと、茸サラダの味は大学生になった今でも忘れられない。
587 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:21:19 ID:uu8kLR7H
いや、本当に忘れられないのは…僕のそれを扱き、放った白濁にまみれる…陳腐な表現だけど、本当に…白魚のような…華奢で綺麗な指。
「どうしたの?孝志さん」
「いや、兄さんは一緒じゃないのですか?」
別にやましいことをしているわけでも無いし、兄は彼女が僕の家庭教師だった事も知っているのだから
気を使う必要も無いのに、僕はそんな事を義姉さんに聞いていた。
「あの人、今出張中なのよ」
夜気を震わせて白銀の薔薇が夜空を彩る。
「だけど、家に一人でいるのも退屈じゃない?孝志さんを誘おうかな、と思ったんだけど…デートの邪魔しちゃ悪いし」
デートだなんて…僕はあれから彼女が出来る度にあれこれ難癖をつけて別れてばかりいるというのに。
噴き上がるように打ち上げられる艶やかなピンクのスターマインを横目に見ながら僕は言った。
「何なら家まで送りますよ、義姉さん」
「まぁ、たまのシングルライフ気分も味わわせてくれない訳?」
拗ねた口調で小首を傾げる。家庭教師だった頃はこんな仕草は見せなかった。
それは僕が大人になったから?
対等に見られていると思っていいの?
588 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:21:56 ID:uu8kLR7H
「違いますよ、義姉さんに変な虫が付かないように…兄さんの替わりです」
「頼もしくなったわね」
何だか悩ましげな声でそう囁いて、腕を組んできた。
空を舞う七色の蝶が川面を煌めかせる中、僕等は人込みを掻き分け大通りに出るとタクシーを拾った。
「コーヒー、煎れるわね」
着替えもそこそこに義姉がカウンターキッチンから声をかけてくる。
僕はリビングで本皮のソファーに座って、きちんと手入れされた観葉植物の葉を玩んでいた。
ワックスがかけられ磨き抜かれた、塵一つ落ちていないフローリングの床。
高価そうな機材が詰まったオーディオラック。
ヴェネチアグラスが並ぶサイドボード。
八畳1DK住まいの身には居心地の悪い場所だ。
「お待たせ」
アイスコーヒーと茶菓子を盛った菓子鉢を載せた盆を持って義姉が戻って来た。
心なしかうきうきしたモノを感じさせる声音だ。
元々社交的な彼女はそれで普通に接しているのかも知れないけど、疚しい感情を持っている僕は困惑した。
いいの?こんなに簡単に夫のいない家に男をあげたりして。
貴女には一夜限りの気まぐれでも僕には忘れられない思い出で…今でも夢に見るんだよ。
589 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:22:53 ID:uu8kLR7H
そんなつまらない負の念に気をとられていたからだろうか。
何かの弾みで義姉が取り落としたアイスコーヒーのグラスの中身を思い切り被ってしまった。
「冷たいっ」
「早く脱いで」
ぬ、脱いでって…。
「廊下の突き当たりが脱衣所だから」
そういって白い指がドアの方を指差した。
温かいシャワーを浴びていると、脱衣所のドアが開く音がして義姉の声が聞こえた。
「着替え、持って来たわよ」
「すいません」
確かにあの濡れた衣服のままじゃ帰れない。だけど、このまま長居は出来ない。したくない。
着替えたらもう帰ろう。
シャワーのコックを捻り、ヘッドをフックにかけたその時だった。
カチャリ。
浴室の取っ手が傾き、扉が開く音。
まさか。
振り返ると義姉が…バスタオルを巻いただけの姿でそこにいた。
何も言わず僕にしなやかな肢体を絡ませてくる。
「義姉さんっ…?」
「お願い…」
お願いって…これで何かあったら二度と兄に顔むけ出来ない。
590 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:23:50 ID:uu8kLR7H
頭では判っているのに身体が勝手に反応している。下腹部が…その先が…充血していく。
そんな僕の困惑をよそに義姉が不意に呟いた。
「…悟さんでは駄目なのよ…」
「え?」
「付き合っていた男性も何人かいたわ、でも…濡れないの…感じないのよ」
嘘だ。僕が覚えている限りそんな事は無かった。
何の抵抗も無く僕を迎え入れたそこから溢れ出し、腿からシーツまで
粘っこい滝の様に滴り落ちた蜜の匂い。
汗ばむ肌。熱い吐息。
義姉さん…まさか僕で淋しさを紛らわそうとしているの?
そんな意味合いの皮肉を言うと、彼女は首を横に振った。
「それなら自分一人でなんとかするわよ」
声は笑っていたけど、目は笑っていなかった。
「別に男が欲しい訳じゃ無いの…孝志さんだから…触れられたいのよ」
そういって半勃ちの僕のモノにむしゃぶりついてきた。
「…っ!」
上手い。理性がブレーキをかける間もなく限界に達する。
無意識のうちに義姉の頭を両手で抱え、股間に押し付けていた。
「あっ…イクっ」
情けない嬌声をあげて口内に白濁を注ぐ。
義姉は美味しそうにそれを全て飲み干すと、更に搾り取るみたいに吸い上げた。
591 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:58:16 ID:uu8kLR7H
その時の僕はどうかしていたんだと思う。
彼女をを諌めるどころか白い裸体を包むバスタオルをむしり取り、
ほっそりした腕を背に廻させてそのまま手首を縛り上げたのだ。
何も言わず義姉を抱き寄せる。
あの頃と寸分変わらない…いや、年を経て更に女らしさに、官能に、磨きのかかった熱い身体。
首筋に舌を這わせ、形のよい乳房をこね回すと身をよじり、のけ反る様に体を押し付けて来た。
兄は…義姉のこんな姿を…欲望に任せて乱れる痴態を…知らないんだ…。
何だか嬉しかった。
「あっ…そこっいいのぉ…もっ…として…」
乳首を舌で転がす。
「あっ…あんっ…孝志さん…孝志さん…解いてぇ…っ」
義姉の哀願を聞こえない振りをして、ほど好く脂の乗った腹に腰に甘噛みする。
羞恥ではなく刺激欲しさに固く閉ざしたよじる腿はねっとりした水音を立てていた。
「脚を開いて」
怖ず怖ずと義姉があげた右足の膝に手をかけると膝立ちの姿勢をとって左肩に乗せる。
「きゃっ」
バランスを崩し、よろける彼女を壁に凭れかけさせ、茂みの奥を舌で探ると、甘い悲鳴が浴室に響き渡った。
592 :
トキノミノル:2005/08/10(水) 12:59:57 ID:uu8kLR7H
抱えていた右足をおろし腰に手を宛うと、舌技で高みに押しやられ、ひくついたままの秘裂に怒張を押し当て一気に貫いた。
「あっ…こわれるこわれちゃうぅっあああっ!!」
貴女が本当に僕の愛撫にだけしか反応しないというなら…壊れてほしい。
そして僕のモノになってほしいんだ…。
そんな儚い願いを込めて更に奥深くをえぐる。
「いやっ…ほっふぅ…くうぅっ…ほっ解いて…っ…」
繋がったままバスタオルを解き両手を自由にしてやると、背中に爪を立てて縋り付いて来た。
「ああっ馬鹿馬鹿っイクイクいくうぅぅっ」
「いいよっ、イッて…!」
義姉の膣がキュッと締まり僕のモノを締め上げる。
だけど…叫んだのは兄の名前だった…。
「ごめんなさい、我が儘に付き合わせたみたいで」
「いいですよ…」
兄の家を辞する時、義姉が小さな声で囁いた。
もしよかったらまた…。
お座なりな返事をして僕は踵を返し、門を潜る。
多分二度とこんな事はしない…胸が痛くなる絶頂を迎えるのはもうごめんだ。
侘しい月明かりに照らされた人気の無い河川敷には秋の虫が鳴き始めていた。
了
おお、良作がキテター!
夏の終わりらしい、とても素敵な雰囲気でした。
>だけど…叫んだのは
切ないなぁ、でもそこがイイ!
GJでした、ありがとう〜。
切ない
>594
同感
短いんだけどイイ!
597 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 15:35:42 ID:/g+j5Gf0
保守
こんにちはみなさん、保管サイトさん。
だれかぼくのこと覚えてる人いるかな?(トリップの番号も忘れてしまったよ)
久しぶりにちょっと時間ができたんで、続きを書こうと思うんですけど。
いいでしょうかね? だれか読んでくれる人がいれば、また細切れ連載になるとは
思いますけど、書かせていただきますけど……。
どうでしょうか?
かけば〜?
600 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/15(月) 16:47:04 ID:c/DkqSFo
キター!
書きたければ書け。書きたくなければ書くな。お前は自由だ。
幾つ「書くな」というレスがつけば書かないのか?
書いて下さいというレスが欲しいだけだろ。
ただでさえ過疎ってるこの場所をこれ以上寂れさせてどうするんだ。
>ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2氏
マターリしていたあの頃とはちょっと(いや、かなり)雰囲気変わってしまってるんだ。
黙って投下するだけにしておいた方が無難だ。
なるほど。
こんな反応がくるとはね。
残念ながら、こんな反応する人たちにサービスするつもりはありません。
こっちは只でかいてるんだから。
さよなら。
残念な事だね。いろんな意味で。
ご無沙汰しています。暑いですね。
「糸」第二部の続編です。
二人が湯船に腰をおろしたため、湯があふれる。ただ、泡はかなりの厚みになっている
ためか、流れずに湯船に残った。結果、田辺から見ると裕美の背中が泡の中に浮いて
いる風になった。裕美は田辺が伸ばした脚の間にしりもちをつくように座っているが、
胸を抱きかかえて丸くなっている。これほど恥ずかしがりの娘が自分から抱いてくれと
言い出したというのは、やはり不思議だ。
きれいに日焼けした両肩に、白くて細い日焼けあとが斜めに走る。その二本が背骨の
あたりで筆記体ののエックスを思わせるような形になっている。幅広い肩をつかんで
ひきよせると、裕美が抗議の声をあげるが、無視して抱き寄せる。両手を脇から前に
入れてむっちりと張る乳房を手のひらで包み込んだ。
「あっ」
為すすべもなく胸をつかまれ、泡まみれの手でもみしだかれながら裕美が声を漏らす。
乱暴にもまず、やわらかくこねるように手を動かすと、泡によるすべりのよさと弾みの
ある乳房の感触がエロチックに伝わる。何度も手のひらの感触を楽しみながら、時々
指先で乳首をはじいてやると、まるで体全体に電気が走ったかのように声をあげて
裕美が体を弾ませる。
後ろから裕美を抱えたまま、背中を倒して湯船によりかかる。こういうホテルの湯船は
男女の痴戯にちょうどいい寸法になっていて、女を抱えたまま水に沈むでもなくリラックス
できる。
胸をもみしだかれてのけぞる裕美の耳たぶを甘く噛みながら胸に眼をやる。日焼けを
逃れた白い胸は田辺の手で泡をまぶされ、繰り返し絞り込むような愛撫を受けている。
親指と人差し指が肌の上を滑って乳首をはさむたびに田辺の腕の中で若い女の肉付き
のいい体がはねた。
「ああ、田辺さん…もう…」
石鹸のぬめった感触に狂わされた裕美が珍しく催促するのを聞きながら、田辺はそ知
らぬ顔でねっとりと胸を愛しつづけた。
バスルームでねっとりと体を愛された裕美は、あとから体を拭いてバスルームを出た
田辺をベッドで切迫したように迎えた。きつく抱きついて田辺のキスに応えた後、まだ
色薄い乳首に吸い付かれて乱れた声をあげる。すでに出来上がっている状態の裕美は
もっとダイレクトな愛撫をほしがっていたが、田辺のほうははじめからそう決めていた
ように白い胸から始めてじっくりとしつこい愛撫を体中に浴びせた。
普段よりねっとりとした舌使いに体中を責められた裕美は、膝を割られるころにはシーツを
濡らすほどに女芯をとろけさせていた。きれいにトリミングされたそこは、草むらが短く
刈り込まれて濡れた陰唇が隠すももなく露わになっている。チョコレート色に焼けた
内腿の狭間で愛液に光るその部分に吸い付くと、クリトリスなど見向きもせず田辺は
柔肉に舌を躍らせる。
「ああっ、…ひゃん…、あぅぅ、あ、だめぇ…」
大陰唇から小陰唇、そして膣肉へと舌が踊る。あふれ出る愛液をなめ取りながら、ある
ときはちろちろとくすぐりたて、あるときには肉ごと吸い上げる田辺に、裕美は体をはね
あげ、胸をゆすって大きな声をあげた。
いつもならいかせてもらえるものを、田辺にクリトリスを無視された裕美は快楽の高原を
漂いつづけている。それに加えて片手で乳房をもみつづけられる。そんな残酷な愛撫を
10分以上も続けた後、ようやく田辺が体を起こした。
肉棒に手を添えて裕美の脚の間に構えると、すでにどろどろに溶けた肉孔にゆっくりと
自分の体を進めた。
「はっ、あぁ…」
ゆっくりと膣壁を広げられる裕美が与えられた性感に声をあげる。大きな白い胸を真っ黒
に日焼けした腕で抱きかかえるように隠したまま、身をよじって快楽を表現する。
露わになった柔肉に根元まで男根を挿入した田辺が覆い被さると、裕美がしがみつい
てきた。舌を絡める激しいキスを交わしながら腰をゆっくり振ると、唇をふさがれたままの
喉の奥で声を漏らす。
口を離し、ピッチを上げると膣肉できゅっきゅと男根を食い閉めながら、裕美は切なげ
な表情の顔を振りたてて喘ぎ声を上げつづける。熱い柔肉の締め付けを肉棒全体で
味わいながら、緩急をつけて膣奥を繰り返し攻め立てると、裕美がこれまでにない差し
迫った様子になってきた。
「田辺さん、私、私…あ、あ、あ、ああっ」
ここぞとばかりに攻め立てる田辺に、裕美が声をあげ、いっそう強い力でしがみつい
てくる。
やがて絡み付けた手足に突然力をこめると
「ああっ」
と、短い声をあげて裕美が体を震わせた。膣奥の締めもきゅーっときつくなって田辺を
逃がさないような動きをする。
数秒の間、男にしがみついて小さく震えていた体から力が抜け、裕美が力尽きたように
ベッドの中に沈んだ。
田辺の下で放心したようになっている裕美にキスをすると、ゆっくりと腕を回してきて
やさしく田辺に応える。
「田辺さん…私…」
「おめでとう。ようやく、セックスでいけたね」
「ああ、恥ずかしい」
ぎゅっと田辺を抱きしめて羞恥に声をあげる裕美の耳元にささやく。
「これから回数を重ねていくうちに、もっともっと深いエクスタシーを覚えるようになるよ」
「ああ、そんなぁ」
教えられた絶頂より深いものがあると聞かされて、おののきつつも高ぶる裕美の膣道を、
まだ硬い肉棒でひとこすりしてやる。
「あふっ」
男の心を狂わすような声をあげてしがみつく裕美をかわいく思いながら、もういちどしまり
のいい膣肉を味わうために腰を動かし始める。絶頂の余韻が抜けきっていない裕美は
他愛もなく再び性の高まりに飲み込まれていく。
鍛えたからだの若い女と絡み合いながら、張りのある大きな乳房をもみ、うなじに唇を
這わす。初々しい声を聞きながら、ようやくこれで自分のやりたいようにセックスができ
るなと田辺は感じていた。健康的な女体に絶頂を教え込むのも面白かったが、妙に生
真面目な睦みあいになってしまった。
GJ!
話の内容忘れてしまってた・・・
タダで書いてやってるんだからオレを持ち上げろってか
こりゃイタイな
そういうときこそスルーだ
書いたから見て欲しいんじゃなくて、書いてやってるのか…。
自分でサイト持って発表した方がいいぞ。
こうして、目標らしきものに到達してしまうと、女と絡み合っているというのに妙に頭の
片隅が冷めてしまった。ここのところ、まるで恋人のような関係だったが、それもきっと
一時のことだ。希望どおりエクスタシーを知ることができた裕美は、自分からは離れ
ていくような気がする。これだけの若い体が腕の間から消えていくのは惜しい気がする
が、はじめからそう言う関係だったのだ。
(しばらくご無沙汰だったが、またみずきと楽しめばいい)
裕美に声を上げさせながら、ふと浮かんだみずきのことが頭から離れなくなった。
ほっそりした本当に細い体。幼げな丸顔。バナナの房のように突き出た乳房。新鮮さ
を失わない膣道。女の喘ぎ声を聞きながらほかの女の体を思い出す。その背徳感に
激しく興奮する。無意識のうちに腰使いが荒くなったのか、裕美が大きな声をあげて
手足を絡み付けてきた。二度目の絶頂が近いようだ。
繰り返し快感を送り込む膣の締め付けに田辺も射精が近い。健康がほとばしるような
小麦色の肌をした裕美と舌を絡めて激しいキスを交わしながら、腰を早めてラスト
スパートに入る。腰の辺りに迫ってきた絶頂感を感じながら、今度はみずきにフェラチオを
教えてみようかと考えた。華奢な体つきの繊細な少女が跪いて奉仕をする様を想像すると、
一気に興奮が高まってきた。
裕美が二度目の絶頂に昇り詰める。つられるように、田辺も膣奥に精を放った
「糸」 完
えらく間延びしてしまいましたが、ようやく完結です。読んでくださった皆さん、
ありがとうございました。
おつ〜
>>604 小説書いてやるスレと読ませてもらうスレでも作れば?
小説書いてやる奴と読ませてもらう奴のスレねw
水戸っちさん、長い間連載乙でした。
田辺さんにはもっと女の子を食いまくって欲しかったかなw
次回作も期待してます。
現状は小説書かせてもらう下僕と読んでやる主人のスレ。
読み手は少ないが書き手が自由気ままに書ける良いスレだったんだがな...
この手のスレは一度虫が喰いだすと駄目だね。
ただひたすらに書き込めばいいだけなのに、わざわざ「書いてやってる」なんて言ったら
そりゃ反感かうわ
投下された小説に関しては、今でもそれなりにレスつくんだけどね。
荒らしに弱い書き手が小説も書かずにスレで馴れ合ったあげくに
ぽちっとなの信者とアンチが出現して、それをスルーできなかったのが拙かったな。
630 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 16:45:02 ID:H7ZkSNdi
いい意味でも悪い意味でも書き手に対してほぼスルーだった事が
このスレの息が長かった原因の一つ。
拙くても書き手が楽しく書いてたから住人が増えたんだろうけど
逆にそれが他スレ同様荒れる原因にもなってしまった。
拙いことを自覚して書いてるんだから、そりゃ荒らしに強くなれる
わけがない。ショボーンとして終わり。そしてスレも廃れると。
>>628 おまいが勝手に斜に構えてるだけだろw
どこにも「書いてやってる」などと書いてない。
書く前から雰囲気悪い態度が漂ってるんだから、書き手が去るのも当然だ。
ダルマ小説に続く尻切れトンボか…orz〉糸。
書く気なくなるスレだからな…。
煽りじゃなくて真実だろ。
書き手と読み手の関係が微妙なスレなんで反応するのもアレだけど
黙っていると誤解で荒れそうなんで。
>>633 別にスレがどうので尻切れになったわけじゃないよ。エロテキストの場合、
遅筆だと妄想が反復するんで飽きる可能性が高いんよ。俺の場合は
それ。
応援してくれた人には正直申し訳ない。「糸」ってのは次々女がかかって
くる意味でつけたんだけど、書き始めて5年じゃね。幻の3人目はみずきの
先生の予定だった。
>>633 糸の一人目は読んでないがそれでもフツーに面白かったが。
それじゃだめなんかなぁ。
実は続きありキター!!
飽きたなら3人目とか先生とか書くな見苦しい。
気をつかうなら思わせぶりに餌撒くのはやめれ。
>>637 まだ生きてたの?
役に立たないんだから、とっとと死んでいいよ
一体プロが飽きたとか言うなら叩く気持ちも判るけど、好きがこうじただけの素人に噛み付くのはどうかしてる。
スレ的におかしいのは637。
>バナナの房のように突き出た乳房
バナナの房の絵面が浮かんで妙に笑えてしまったw
漫画チックというか、普通に「ほっそりとした体に似合わない豊かな乳房」
とかじゃ駄目なの?
643 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 10:17:35 ID:sOWQO03W
空気も読まずにリベンジ投下。
タイトルは『願い』
以前投下したBad Communication後日談です。
保管庫担当猫様よろしくお願いします。
序
憎い女がいる。
俺がまだ大学生だった頃の話だ。
青臭い制服がお似合いの…スレた所の無い、ちょっと可愛い清楚な感じの幼い顔立ちに、
肩口で切り揃えた癖の無い綺麗な黒髪と制服から覗く滑らかな白い肌。
そのくせ一投足一挙手、仕草の一つ一つがひどく色っぽい、不釣り合いに早熟な身体。
男なら誰でも己の味を教え込んでやりたくなる…そんな娘がいた。
ちょっとした偶然から、俺はその娘の初めての男になった。
なかなかの名器だった。反応も良い。これからじっくり好みの女に育てようっていうときになって…彼女は姿をくらましやがったのだ。
純潔を奪った報いに暖かく生臭い情を植え付けて。
俺は執念で娘を捜し出した。
ずっと手元に置いて…心に巣くった不快な疼きと引き換えに…美しく成長した彼女の残りの人生全てを縛り上げる為に。
644 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 10:18:42 ID:sOWQO03W
…成田空港を眺めるホテルのベッドの上。三時間前、都内某所で誓約を交わした私達はそこにいた。
煌々とした真珠色の月明かりの中、脱ぎ捨てたシルクのイブニングもストッキングも、スーツもベルトもそのままに、
対面座位で舌を絡ませあって。
私の中に精を放って彼は言った。
「これで名実共にお前の夫になったわけだな、舞」
彼の左薬指に嵌められた対の指輪にキスをして答える。
「嬉しいわ、春樹さん」
嬉しいわけなど無い。
六年前、まだ大人の駆け引きも何も知らない子供だった私を、父と
父の勤める会社をだしにして犯したのが、今私の目の前にいるこの男なのだから。
昨年の秋口、したくもない再会を果たした時、彼は『過ちを詫びたい』そういった。
何を今更?あれから五年も経っているのよ?
放っておいてくれたほうがまだ親切というものだ。
それをぬけぬけと。
しかもそれすら口約束で反古にして。
本来なら殺しても飽き足らないほど憎い下司野郎。
645 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 10:19:23 ID:sOWQO03W
だけど、それを補って余りあるモノをコイツは持っていた。
街を歩けば十人が十人とも振り返る美貌、世界に名だたる大企業東条グループ会長御曹司という肩書。
そしてセックステクニック。
だから傍にいるのだ。
自分自身に嘘を付いて。
抱擁を交わした後、予約の際用意させたシャンパンで乾杯した。
グラスの澄んだ音が部屋に響く。
「舞、首を出せよ」
訝しく思いながら肩先より少し長く伸びた髪をかきあげ、うなじを晒す。
すると。
冷たく硬いつるりとした硝子の感触が耳元に触れ、同時にシャンパンが肌を伝い流れ落ちた。
「ちょっと何…あんっ」
首から胸、腹にかけて流れた滴を彼の舌が舐めとってゆく。
それだけで腰に重く熱い感覚が走った。
「普通に飲んでも詰まらんだろ?」
そんな事を言って更に私の肩に胸に背中にシャンパンを注ぎ、舐め廻す。
「やだもぅ…変態」
「お前もやれよ、結構楽しいぜ?」
646 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 10:20:20 ID:sOWQO03W
端から見れば幸福な戯れの後、彼が寝息をたて始めたのを確認して私はバスルームに入った。
あの男の体液を纏わり付かせたまま眠るなんてまっぴらごめんだ。
シャワーを全開にして浴びる。叩き付けるように降り注ぐ温かい雨が心地良かった。
幸い一度寝付いたら朝まで起きない体質だから、気兼ね無くゆっくり出来る。
そういえば春の婚前旅行でも眠らせない等と気障な台詞を吐いていた割りには
私より先に睡魔に襲われていたっけ。
それにしても…。
鏡に写る己の姿を、幾千の水滴が珠となり肌を伝い落ちて行く様を見ながら思う。
まだ幼さの残る顔立ちだというのに恥ずかしくなるほど豊満な胸。
小気味よくくびれたウエスト。意思に反し色気づいた自己主張をする尻肉。なまめかしい腿。
全体的に何ともいえない煽情感が漂っている。こんな身体だからあんな男が寄ってくるのだろうか。
疎ましくさえ思う肢体をボディソープで洗い始めた時、部屋に続くドアが開いた。
647 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 10:20:58 ID:sOWQO03W
ローブ姿の彼がバスルームに入って来る。
「ごめんなさい、起こしちゃった?」
慌てて身体を洗い流し取り繕う。
「構わないよ、起きていたからね」
起きていたから…?
予想外の言葉に心臓が凍り付いた。そんな訳無い。寝息を立てていたからベッドを抜け出したのに。
何の必要があって寝たふりなんか…?
彼の考えている事が読めない。恐怖で体中が強張り総毛だっていく。
そんな私を見て彼はくつくつ笑った。
「可愛い奥さんが何を考えているのか知るのは夫の特権だろう?」
そしてローブを脱ぎ捨てる。長身痩躯の均整のとれた身体があらわになった。
「さて、第二ラウンドと参りますか」
何の冗談よ。やめて。触らないで。
パニックで頭に血が上り、自分が今置かれている状況に冷静な判断が出来なくなった。本音が一瞬剥き出しになる。
肩に触れようと差し延べた手を払いのけてしまったのだ。
「…っ!」
しまった。我に返って彼の顔色を窺う。
彼は笑っていた。にんまりと満足気な微笑みを浮かべて。
「やっと本音を見せたな」
ゾッとした。
これが狙いだったの…?
648 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:14:28 ID:sOWQO03W
「いいさ、今だけは無礼講だ。お互い隠し事は無しといこうぜ」
何をされるのか判らない恐怖に竦み上がる私を抱きすくめ、噛み付くようなキスをしながら彼が言う。
「隠し事なんて…」
「…してるくせに」
そう囁いて浴槽の縁に腰掛け、脚を開いた。肉の凶器がさらけ出される。
形だけの服従ならもう慣れた。
しな垂れかかる様に脚の間にひざまづき、口に含もうとしたらやんわり押し止められた。
「それじゃ話も出来ないだろ」
話なんてしたくないのに。今更打ち解けあいましょうとでも言うつもり?
黙って乳房を両手で掬い上げ、彼の肉茎を挟んだ。
「しょうがないな」
苦笑混じりの声。
「じゃ、俺から先に話そうか」
どうしても話をしたいらしい。小さく頷くとそっと髪に指を絡ませて来た。
「…お前、いつも俺が寝た後何をしているんだ?」
649 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:14:59 ID:sOWQO03W
いつも…?
嫌な予感に怯えながらその部分は聞かない振りをした。
背筋に氷柱を入れられたみたいに体中がそそけだち、指先が震えている。
それでも普段通りの甘えた声音と言葉遣いで答えた。
「今日は…たかぶってるみたいで寝付けなかったから…」
「そう…いつもたかぶるんだ?」
彼の声に冷たいものが混じった。
呼吸が苦しい。胃の腑がチリチリする。お願いだから…もう部屋に戻って…。
俯いて奉仕を続ける私の髪を撫で、更に言い募る。
「嘘は無しだって言わなかったか?言えよ…」
何と言えばいいのだ…?
「汗を流していただけよ…何をそんな…」
間髪入れずに低く冷たい彼の声が降って来た。
「違うだろ…?俺に触られたままじゃ眠りたくないだけだろう?」
いきなり髪を掴まれ上向かされ、真っ正面から向き合う恰好になった。
650 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:15:29 ID:sOWQO03W
切れ長の目に怒りの色が滲んでいる。
「俺が気付いていないとでも思っていたのか?この一年ゆっくり観察させてもらったからな、何を考えているか位はお見通しだよ」
担ぎ上げるように抱き起こされた。肩に胸に噛み痕を刻みつけて…甘噛みじゃなかった。本気で噛み付いていた…彼は続ける。
「再会した夜、俺が詫びたら即バックれるつもりだったんだろう?」
「痛いっ…やめ…てっ…」
身をよじったが振りほどけなかった。
「ところが俺に詫びをいれさせるどころか…お前は肉欲に溺れた」
彼の指が秘裂を撫でる。痺れに似た感覚に下腹部が疼き、ひくついた花弁がぬめりを帯びた水音をたてた。
「そこでお前は考えた…それなら傍にいてやる…ただしくれてやるのは身体だけ…」
651 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:16:00 ID:sOWQO03W
そこで彼は不意に言葉を切って、行為に没頭し始めた。
三本の指を差し入れ私の中を掻き回し、親指で肉芽を捏ねくる。
「きゃあっ…あっ…あぁ…ん…っ…」
抵抗する間もなく乳首を強く吸われ、私は呆気なく達した。
荒い息を吐き、彼に力無く凭れ掛かる。イッたと判っている筈なのに何故か指を抜こうとしない。
「ね、もうやめて…」
「歩けよ」
哀願を冷たく突っぱね、彼はそのままの状態で私を洗面台の前に連れていった。身体が揺れる度に絶頂の残滓みたいな痺れが脳天に閃く。
そこで漸く解放された。
よろめく私の膝の裏に何かが当たり、足が宙に浮いた。
彼に抱き抱えられたのだ。
良かった…やっとこの屈辱から解放される…。
見当違いも甚だしい安堵を感じる私の耳元に変わらぬ冷たい声がした。
「足をつくんだ」
そういって大理石作りの洗面台に踵を乗せる。
ひんやりした硬い感触。
「何を…」
「お前の本当の姿を教えてやる」
そう言って両腕を押さえ付けるような恰好で膝から内腿に手を伸ばし、無理矢理脚を開かせた。不安定な態勢から私を貫く。
652 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:16:34 ID:sOWQO03W
「舞…見ろよ」
「…っ」
M字開脚で鏡に写る淫らがましい女の姿。
一瞬それが自分だと判らなかった。
物欲しげに潤んだ瞳、上気した頬、半開きの唇、弄んでくれと言わんばかりに突き出した胸とそそり立つ乳首。汗でぬめぬめ光る腹。
私の手首くらいはありそうなモノを平気でくわえ込みわななく秘処。
滴る蜜で濡れ光る、不自然な繋がり方で浅く抽送を繰り返すそれを更に迎え入れようとしているように見えた。
先刻シャワーを浴びていた時なんか比べ物にもならない。
まるで男の欲望を満たす為だけの存在…うろたえ、思わず目を背けた。
この一年、六年前のような悪意のこもった冷酷なやり方をしなかったのは…
『名実共に』モノにした暁にこんな姿を見せる為だったのか。
人に騎乗位で処女を捧げさせるようなこの男ならそれくらいやるだろうに、
そんな事すら見抜け無かった自分自身が悔しくて情けなくて恥ずかしくて涙が溢れて来た。
こんなカラダにしたのは誰よ。他ならぬ貴方でしょう?もう判ったからやめて…これ以上私を目茶苦茶にしないで…。
支援
654 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:32:17 ID:sOWQO03W
いつしか泣き叫んでいた。
「もう触らないで…アンタなんか嫌いよ…っ…このケダモノ野郎!」
「嫌いで結構」
彼が鼻に皺を寄せて笑った。そんな表情すらゾクリとする程綺麗で、だから余計怖かった。
だけどもう耐えられない。
大企業会長御曹司が成田離婚なんてたいした見物だけど私の知った事じゃ無い。
「私…帰る」
「何処に」
「貴方には関係ない」
「あるよ」
くつくつ喉を鳴らして彼は続ける。
「誰の元に帰るんだか…こんな淫乱な、はしたないカラダが果たして普通の男で満足出来るか…非常に興味がある」
何て言い草だ。
せめて一矢報いたくて腿を押さえ付ける手に噛み付こうと上半身を揺すった。乳房が揺れる。
彼にしてみれば揉んでほしくて身をよじっているように見えるかも知れないけれど、もうそんな事構っていられなかった。
指先が唇に当たる。
これ以上は無理という程身体を伸ばし、かろうじて前歯が指先を掠めた。
嘲笑う声がする。
「そこまで俺が憎いのか?」
655 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:32:57 ID:sOWQO03W
「そうよ…憎いわ」
彼が結合を解いた。
両足が床を踏み締める。
息をつく間もなく私を俯せにしてまた組み伏せ、今度は奥深くまで押し入って来る。
「言った筈だぜ、今だけは無礼講だって…黙ってないでぶちまけろ」
耳を塞ぎたくなる程卑猥な水音を立てる突き上げと、そんな囁きに煽られ、
私は…この先ずっと彼の傍にいるのなら…隠しておくべき本音を…吐いていた。
「あっ…あの時ついて…いったりしなきゃよかっ…た…っ…こんなカラダにされてっ…
詫びたいって言ったくせにっ…今もっ…こうして嬲りモノに…して…大っ嫌いよぉっ…」
「それだけ?」
嬉しそうな声。
「身体がほしけりゃくれてやるわよ…だけど…絶対心は渡さない…死んだってアンタにはやらないっ」
「さっき帰るなんて言ってたのは誰だ?…何を言おうと離れたくないくせに」
一層激しく突き上げられ、意識が飛びかける。自分でも何を言ってるのか判らなくなっていた。
656 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:34:03 ID:sOWQO03W
多分、「嫌いだ、触るな」そんな事を繰り返し喚いていた気がする。
情けないことに、精を吐き出した彼自身を更に搾り取る様に締め付け足の指までひくつかせた、何の説得力も無い有り様で。
そんな朦朧とした意識の中、彼の囁きが聞こえた。
「俺もお前を憎んでるよ…頼んでもいないのに人の心に居座りやがって…」
言葉はとんでもない事を言っているのに声音はひどく優しかった。
「こうして憎しみに任せてこの身体を目茶苦茶にして…身も心も縛り付けてやりたいんだ…」
私を背中越しに抱きしめる恰好になる。汗で濡れた熱い肌。
「そのかわりどんな贅沢な望みも叶えてやる…詫びたら終わりなんて言うな、ずっと傍にいて…俺だけを見てろ…」
「…」
夢うつつでその言葉の意味を理解した瞬間、冷たい光が過ぎった。
それは…憎悪の念じゃ無い。恋慕の情だ。
657 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:34:43 ID:sOWQO03W
不意に忘れていた遠い過去の記憶がまざまざと甦った。
夕焼けに染まる校門の前にとまった鮮紅色の車。乾いた秋の風と手入れされた皮の匂い。
そうだ…あの時私は…一夜を共に過ごして本命になれたらいいのに…そう願った…。
それは成就していたのだ。
哀しかった。
あの頃の…彼をハルキ様と呼んで憧れていた情熱がまだいくばくかでも残っていればその想いに全身全霊をかけて応えていただろう。
だけど…もうそんなモノは風に舞い散る砂みたいに消えてしまった。
今や残っているのは氷の様に冷たい暗い憎しみだけなのに…。
何で今頃になって…。
朝起きると身体の節々が軋んで痛かった。変な体位で責められたからだ。
こんな状態で10時間近く飛行機に乗るのかと思うと気が重くなる。
彼はもうすっかり身支度を整えていた。いつ起きたんだろう。
「舞、起きられるか?」
手を差し延べて来る。
何事も無かったかの様に。
いつか全てを許せる日が…心から微笑んで『愛している』と言える日が来るのだろうか…。
私は小さく頷いて夫の手を取った。
了
658 :
トキノミノル:2005/08/24(水) 11:42:24 ID:sOWQO03W
653様、支援有り難うございました。
このスレが以前のようなマターリした雰囲気に戻る事を切に願って…。
トキノミノル
支援しておきながら半日近く放置してしまった…
すいません。
いいツンデレ?でした。
マターリ次回作期待してます。
学園ドラマ色が薄れたので前編よりもすっきり読めました。
愛憎の対比がもっと強いといいかもしれない。
男のツンデレ
まだタイトルが決まってないのですが投稿します。
簡潔までには考えますのでお許しを。
静寂の中で、白い裸体と黒い裸体が絡み合っていた。
二人を包む柔らかな月光が、女の肢体をますます白く浮かび上がらせ
日に焼けた男の身体を黒く沈ませている。緩やかに波打つ女の長い髪は、
今は月光を反射して白銀に輝いていた。男の黒い腕がそれをかき上げ、
唇をうなじに這わせる。女の唇から押し殺したような吐息が漏れた。
男は軽く上体を起こして寝台にうつ伏せに寝そべる女を観察した。
窪んだ背骨の線の両側にしなやかに盛り上がるふた筋の背筋。ぎゅっと
絞られた腰の先には少々小ぶりだが躍動にあふれて盛り上がる丸い尻が
ある。男は人差し指を立てると、先端を窪みの始点にあてがい、ゆっくりと
撫で下ろした。顔を枕に埋めた女がくつくつとくぐもった笑い声をあげる。
尾てい骨まで移動した指が右に移動した。掌が開いて愛おしげに白い尻
を撫でる。男は尻に顔を寄せて膨らみの上部にごくごく軽く歯形をつけた。
そして両手を骨盤にかけると、女の身体を軽々と引っくり返した。
目に飛び込んできたのは髪と同色の柔らかな茂みであった。今すぐにで
もその奥を探りたいという欲望を抑え、すぐ上の下腹部に唇を当てる。薄く
乗った脂肪の奥に強靭な、しかししなやかな腹筋の存在が感じられた。男
は女の上体へむかって唇をすべらせながら、両の掌でその体側を撫でた。
掌が触れると女ははっと息を飲み、離れた瞬間に深く深く吐息を吐き出す。
そうしている間に唇は乳房へと到達した。
大きくはないが見事に整った椀形の乳房。仰向けに寝ているからといって
左右に流れることはない。透き通る皮膚の下の血管が月光により青く浮かび
上がっている。
無彩色の世界で、微かに色づいていることしか分からぬ左側のその先端を、
男は一瞬のためらいの後に口に含んだ。
「あっ…」
女の唇からはじめて声が漏れた。硬く縮こまっていた乳首が舌で捏ねられて
柔らかさを取り戻し、すぐにまた硬くなる。
「んっ…あ…あ…」
男は乳首を甘噛みした。右の掌は乳房を包み込んでゆっくりと捏ね回している。
弾力のある若い肉の下に眠る硬いしこりを刺激して彼女に痛みを与えぬよう、
力強いが優しい愛撫であった。
男は口と右手を交代させて今度は左手で乳房を愛しんだ。親指と薬指、小指
で救い上げるように肉を寄せては揉みしだき、唾液でぬめる乳首を人差し指と中
指の付け根ではさんで形を整えるように優しく引っ張りあげる。女の唇からはとめ
どなく法悦の喘ぎがこぼれ続けた。
両の掌にふたつの乳房を納め、男は白い喉に唇を這わせた。
「はあっ!」
女が高い嬌声を上げ、大きくのけぞった。首の左右の筋がくっきりと浮かび上がる。
ひときわ感じやすい一帯を見つけて、男が容赦なく唇を滑らせる。
「だ…だめ、だめ…」
女が両手で彼の頬を押し上げ、最も敏感な部位から引き離そうとした。男は乳房を
あきらめて開放してやると、その両手を掴んでひきはなす。心配をせぬように、と言い
聞かせるかのように片方の指の背に口付けをすると、両手をシーツに押し付けた。
「ああっ!!…はあっ…!!あっ…いや、いやあっ…!!」
女の首を護るものはもう何もなかった。男は思う存分に首筋に舌を這わせ、唇で吸い
付き、軽く歯を立てる。舐めあげた先の耳朶を甘噛みし、耳介を舌でなぞり、耳孔に熱
い息を吹き込む。女はいっそう高い声をあげて男の執拗な責めから逃れようと身をよじる。
しかし右に首をひねれば左の耳を責められ、左耳を護ろうとすると右の首筋が責められる。
女の乱れ様に男の興奮も高まったのか、女の両手を開放して両腕を彼女の背に回すと、
強くその身体を抱きしめた。女も今度は抵抗することなく、両腕を男の首に絡めてそれに
応えた。
女の唇が口付けを求めてわなないている。
下唇はぷっくりと膨らみ、それに比べると少々薄い上唇はつんととがって彼女の意思の
強さを表現している。その奥に白い歯がきれいに並んでいる様子がちらりと見え隠れした。
男が唇を重ねた。下唇を口中に含み、ゆっくりとその柔らかな感触を愉しむ。次いで歯を
割って舌が進入し、女の舌に絡みつく。口内の圧力を加減しつつ彼女の舌を引き出すよう
に仕向けてやると、縮こまっていた女の舌が緩み、彼の舌と絡み合った。
ときおり熱い吐息を鼻から漏らしつつ、お互いが満足するまで充分に口付けを交わして
から、男はやっと顔を離して女の顔をじっと見つめた。
陶器のように滑らかで、しかしそれよりもずっと柔らで透明な頬、きゅっと整った細い眉。
震える瞼がゆっくりと開かれ、深い碧色の瞳が彼の瞳をとらえた。
皇帝アルフレート4世の寵姫、ディートリンデの顔がそこにあった。
とりあえずここまでです。
668 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 22:14:18 ID:8gUxmOYW
ある日の夜、電車にて
「あ〜体痛い」
「そうか?今日は練習軽めだっただろ?…もしかして昨日もバイトだったのか?」
「そ、2時から10時まで」
「日曜だからってやりすぎだろ、そんなに疲れるなら時間減らすとか…辞めるとかできないのか?」
「時間減らすのはありだけど、辞めるのは無理。親父は働く気ないし、母さんは昼間仕事いって深夜にバイトまでしてる。あと働けるのは俺だけだし、俺が働かないと妹や弟の小遣いもあげられないんだ」
「あんまり無理するなよ。何だったら前みたいに休部ってことにしてもいいんだぞ」
「それも考えたけど、今は部活続けたいし、もう抜けるのは嫌だ。剣道始めて1年半くらいか、休部にすると後2ヶ月はできないだろ?やっぱキツイわ…………だからまだ、居させて…くれる?」
………………………………
「バイトと両方なんて中途半端な気持ちでやられると……迷惑だから」
「そっか」
東町〜東町
「着いたか」
「じゃあな」
「うん。バイバィ…」
669 :
ニコク:2005/08/28(日) 22:16:18 ID:8gUxmOYW
↑の者です
タイトル忘れてました
タイトルは「電車」です
投稿なしの記念カキコ…スマソ
Traffic Jam ◆TJ//eebhsM 氏
気にするな、納得できる物が出来るまで、自分のペースで頑張ればいい。
営業外さん続きマダ-?
673 :
作者A:2005/09/04(日) 22:11:25 ID:v7A4uSQ7
『教師と生徒のイケナイ関係』
「だめだよ・・私、子供もいるのに…」
「でも好きなんだ」
私が断っても尚も○○くんは私に迫ってきた。
私は教師、○○くんは生徒。それに私には旦那も子供もいる。
33歳という女盛りとはいえ、身体を許すには心の障壁となるべき事項がいくつもあった。
「・・・ごめんね」
私は彼の告白を断ることにした…が、その次の瞬間だった。
彼の手が私の手をそっと握ってきたのだ。
優しく、そっと・・・
674 :
作者A:2005/09/04(日) 22:12:56 ID:v7A4uSQ7
「・・・・・○○くん・・・・・」
「せんせぇ・・俺・・俺もう我慢できないよ」
○○くんは握っていた私の手をすりすりと擦り始め、更に私のほっぺたを手の甲で優しく擦り、次第にその息を荒げていった…。
「かわいい…先生、かわいいよ…」
心地良い言葉………
彼が私の頬と手を擦りながら耳元でそんな事を囁くので、私もすっかり気持ち良くなってしまいました。
私はいつしか彼のつたない愛撫に従順になっていた。彼を許すつもりになっていった…。
「いいわ。○○くん。…いいよ」
私は全ての心の障壁―――理性が己の性欲…本能の前に霧散し消えて行くのを感じ、「彼を迎え入れたい」という己の欲望を肯定し、それを満たしてあげようとする事にしました。
「いいの?本当に…いいの?」
「いいって言ってんじゃない・・・あれほど求めていたのに、今度は逆に聞いてくるなんて」
私はそれが可笑しくなってクスッと笑っちゃいました。
「じゃあ何処でしよっか?」
「随分あっけらかんとしちゃいましたね」
「心を決めちゃえばね、そういうもんよ」
「じゃあ・・・僕の部屋に・・・」
675 :
作者A:2005/09/04(日) 22:14:33 ID:v7A4uSQ7
私は○○くんを車に乗せ、彼の家に向かいました。
そして彼の部屋に上がり、布団を敷いたのです…
「さ、しよ・・・・・」
期待感
私の快感への期待感が高まって行く…
○○くんが私の上着のボタンを上から外し、ブラジャーのホックを外すと
あとは白い乳房が露わになるだけ…
「先生のおっぱい・・やわらかい・・それに綺麗だ・・・」
恍惚…
私は○○くんにおっぱいを揉みしだかれ乳首を舐められ恍惚状態になっていきました…
そして私はジーンズとパンティをも脱ぎ、裸になって布団の上に横たわりました。
○○くんも服を脱ぎ、全裸になって私の上に覆い被さってくる。そして私の全身を舐め、秘部を特に丹念に舐めてくる…
「ん… あん… ………はあ………」
私のアソコからは愛液がとろとろと流れ落ちてきました。
「濡れ濡れだよ」
「はあ… ん………っ!」
私は○○くんのペニスにしゃぶりつきました。
「○○くん…○○くんのペニス!私のアソコに入れてくれる○○くんのペニス!綺麗に、綺麗に舐めてあげるっ!!」
「せ…せんせぇ………!!」
676 :
作者A:2005/09/04(日) 22:16:39 ID:v7A4uSQ7
私は暫く彼のチンポをぺろぺろとおしゃぶりしてました。
その間にも私の性感は高まり、『彼のペニスを迎え入れたい・・・』という欲求はどんどん高まっていきました。
「よし、じゃあ先生、入れるよ・・・」
私の心の高まりを感じたのか、○○くんが私を下に仰向けにし、そのペニスを私の割れ目にあてがってきました。
「実は俺、セックス始めてなんだけど・・大丈夫かな?」
「あはは、へーきへーき。お互い気持ちを合わせていれば・・ね?」
「・・・先生・・・」
「・・・○○くん・・・」
私は○○くんと暫し目と目を合わせていました。
目と目で通じ合う・・・なんてね。
「・・・入れるよ?」
彼が首を交差させるように頭を私の横に置き、耳元で囁いた。私は素直にその言葉に従う。
「・・・・・ん・・入れて・・・」
677 :
作者A:2005/09/04(日) 22:18:10 ID:v7A4uSQ7
○○くんのペニスが私の秘裂に入ってくる。旦那のペニスを受け入れ、その旦那の子供が通った産道に、今度は全く別の男のペニスが入ってくる…
私も腰を揺らめ動かし、彼のペニスを迎え入れる。
「あ………はあ………」
彼のペニスが埋まり切った瞬間、私は思わず何処か感嘆した吐息、嘆息を吐いてしまいました。
そして彼の腰がゆっくりと、そして少しずつ動きを早めながら前後運動を始める。
私も彼の腰の動きに合わせて、積極的に円を描くように腰を振り揺らし始める…腰を動かしてしまう………。
いつしか彼と私の腰の動きはシンクロしていた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ………」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ………!」
浮遊感…快楽・快楽・快楽・・・なにかに掴まりたい。けど、掴まれない・掴まるものなんて無い、そんな甘美な不安感すら快感に思えてしまう快感が私の身体を満たしてゆく。
腰が暖かい。お腹の中から暖かくなってくる。子宮を意識する。
ああもうダメ…全てを忘れて私はひたすら彼のペニスに突き上げられていた。
「先生・・・っ!出る・・・・・っ!」
今日は安全日、中で出されても・・・・・
私は激しく突かれながらコクンと頷いた。そして彼がひときわ強く膣内を突き上げてきて、それが射精する合図と悟った私も、その最後の一突きの快楽に身の全てを任せたのです………
―――――ドピュッ!!ドピュッ!ドピュッ!ドピュッ・・・・・!!
彼の熱い精子が私の膣内に注ぎ込まれていきました。
子供ができるかも・・・
そんな考えも浮かびましたが…今はとにかくただただ、目の前の私を抱いてくれている彼の胸の中で甘える事が幸せでした…
完
猫さん乙です。
待っている方もいてくださったようで、遅くなって申し訳ないです。
エロなしなんで今回は一気に行きます。
タイトルは「パヴァリア帝室録」とでもしましょうか。
[設定]
パヴァリア帝国…13世紀くらいの神聖ローマ帝国っぽい仮想帝国。帝位は世襲制。
元々は大帝国であるが今は小国にすぎない。帝室は500年以上の歴史を誇る。
アルフレート4世…パヴァリア帝国29代皇帝。58歳。帝国の衰退を押しとどめた賢帝。病弱。
15年ほど前に皇后を亡くしている。
ディートリンデ姫…アルフレート4世の愛妾。17歳で後宮に入る。
乗馬、剣術、弓術が得意。現在21歳。
ヴァルデック将軍(エドヴァルド)…ヴァルデック侯爵の長男。帝国の将軍をつとめる。27歳。
ボルシュ公爵…パヴァリア帝国大宰相。大柄で肥満体。50歳。
記憶力と行政手腕にすぐれている。
カンパース夫人…アルフレート4世の皇后の姉。早くに夫を亡くしたため、皇后の侍女として
王宮に上がる。皇帝との間に情交はないが、穏やかで人望を集める人格で
あるため、皇后逝去の後も皇帝のよき相談相手として信頼を得ており、後宮
の女性たちを管轄する役割を任されている。52歳。
ゲーザ2世…ベッチャーニ大公。パヴァリアの帝位を狙っている。領土・地位・女性のすべてに
おいて貪欲。37歳。
ヴァルデック将軍は跳ね起きた。夢だった。
何故このような夢を見たのだろうか。
皇帝の愛妾の一人であるディートリンデ姫はお転婆というには活発すぎるほどの姫君で
ある。他の愛妾たちのように衣装や宝石類、宮廷内外の他愛のない噂話に興味を示
すことなく乗馬や剣術や弓術に興じている。皇帝はそんな寵姫を後宮におしこめることな
く、自由に振舞わせていた。
皇帝の要請により、数人の軍人が剣術の教師として王宮内で彼女の剣の相手をしている。
ヴァルデックもそのうちの一人であった。
ディートリンデはよき生徒であった。教えたことは素直に受け入れ、鍛錬を欠かさない。
彼が剣の相手をつとめるようになってから3年、今では国内で1、2を争うほどの剣の名手で
ある彼を手こずらせるほどの使い手に成長している。
ディートリンデのほうでもヴァルデックを気に入っているようだ。軍の任務でよく帝都
を留守にしているが、戻った翌日には必ず稽古の相手として指名される。
だが、それは教師と弟子としての関係である。それ以上でもそれ以下でもない。彼自身
ディートリンデに稽古をつけることを楽しみにはしていたが、それは弟子を育てる楽しみ
であり、決して恋慕の対象ではない。ましてや性愛の対象として彼女を見てなどいないは
ずであった。
ヴァルデックは頭を振った。甘美な夢を反芻しようとする感情を振り払う。
男女の情があろうとなかろうと関係ない。ディートリンデは皇帝の寵を最も得ている愛妾
であり、彼は帝室に仕える軍人でしかない。老いたとはいえ皇帝は健在であり、ヴァルデ
ックが何を考えようとその関係は変わるはずがないのであった。
彼は屋敷の中庭に移動した。早朝の剣の演舞は彼の日課である。愛用の剣で空気を切り
裂きながら、雑念をも振り払い、精神を研ぎ澄ませていった。
今日は午前中に皇宮にあがって昨日まで視察をおこなってきた東方国境の様子を大宰相
に報告する。おそらく彼の登城を聞きつけたディートリンデ姫が剣の稽古を申し込んでき
て、午後は彼女の相手を務めることになるだろう。
「今日は暑くなりそうだ」
剣を横に薙ぎ払ってそう呟いた。切り裂かれた空気はこの時期には珍しく、湿気を含ん
で重くよどんでいた。
「ヤッ!ハッ!!」
開け放たれた窓のむこうから若い女のかけ声と剣戟の響きが聞こえてくる。
「若いということは羨ましいことですな。私など今外に出たら一歩も動けませぬ」
大宰相ボルシュ公爵は汗を拭き拭き皇帝に語りかけた。
帝都レオーベンは元々はパヴァリア帝室の夏の離宮のあった土地である。真夏の日中で
も、日陰に入れば快適に過ごすことのできる清涼な気候が特徴であるが、今日は珍しく湿
度が高く、室内でもじんわりと汗のにじみ出る蒸し暑い一日となっていた。
「どう見ても若さだけではなかろう。卒中なぞになって余の苦労を増やすでないぞ」
「お気遣い有難う存じまする。しかしこればかりはなかなかどうして」
大宰相は大きく張り出した腹を撫でた。アルフレート4世は苦笑して窓の外の様子を伺った。
「おお、今日の相手はヴァルデック将軍か」
皇帝の執務室からは広大な庭園が見渡せる。皇宮の裏庭であり、後宮の前庭でもある。
ディートリンデの剣の稽古はいつもここで行われていた。
「今日はディートリンデ姫が優勢でございますな。まったく女にしておくのが惜しい人材で
ござる」
「まったくだ。あれが余の息子であったらどんなによいかと思うことがある。いや、娘でも
かまわぬ。」
過去に女帝の例がないわけでもない。反対する者も多いだろうが、ディートリンデほどの
武勇と明晰な頭脳を備えた娘がいたならば、充分にそれらを抑えることが可能であるように
思われた。
ヴァルデックとディートリンデは皇帝たちに様子を伺われているとも知らず、剣の稽古に
集中していた。
いや、集中しているのはディートリンデのみであった。ヴァルデックは彼女の姿を目にし
た途端、追い払ったはずの夢魔の姿がディートリンデに重なり、剣のみに集中することがで
きなくなっていた。
ディートリンデは侍従武官の制服に似た活動的な衣服を身にまとい、山端にのぼった暁の
一光を思わせる豊かな黄金色の巻き毛を後ろでひとつに束ねている。その髪が揺れ、身体が
しなり、珊瑚色の唇からかけ声が発せられるたびに、夢の中で白銀に輝いた肢体が彼を苛む
のであった。
いつしか彼は防戦一方に追いやられ、ついには勝敗が決した。ディートリンデが懐に飛び
込み、稽古用に丸められた剣先が彼の喉元につきつけられたのである。
「参りました。ディートリンデ姫はどんどんお強くなられる」
ヴァルデックは両手をあげた。
「いいえ、将軍。あなたは本気を出しておりませぬ。この暑さにでもやられたのですか?」
勝負には勝ったものの、ディートリンデは不機嫌であった。彼女ほどの使い手ともなると、
相手が本気かそうでないかは手合わせをしてみるとすぐに分かるのだ。
「いえ、その……」
ヴァルデックは言葉に詰まった。正直に理由を述べることなどもちろんできない。
「軍部のほうに何か大事でもございましたか?」
「いいえ、そのようなことはございませぬ」
公務に問題があろうとも、彼が剣術の教授の際に気にかけることなど今までに一度もなか
ったことは、彼女自身が知っていた。
ディートリンデは軽くため息をつくと、彼に背を向けて歩きだした。庭師の置き忘れた木
桶を潅木の影から拾い上げると、庭園の中央の大噴水に歩み寄る。ヴァルデックはぼん
やりとその後姿を目にしながらついて行った。
次の瞬間、彼の上半身に水が浴びせられた。ディートリンデが木桶で噴水から水を汲み
上げ、彼に浴びせかけたのである。
「頭が冷えましたか?将軍」
そう言うと、噴水からもう一杯汲み上げ、自分も頭から水をかぶる。
「これであいこです。大変失礼を致しました」
水滴をしたたらせながら優雅に一礼する。ヴァルデックはあっけにとられた。呆然として
いるところに、木陰に控えていたディートリンデの侍女が飛び出してきて、二人にタオルを
手渡す。
水滴をぬぐっているうちに、不意におかしさがこみ上げてきた。
何を馬鹿なことを考えていたのだろう。ディートリンデ姫が怒るのも無理はない。真剣に
勝負を挑む彼女に失礼であった。
「こちらこそ、大変申し訳なく存じます。もう一手、お相手いただけますでしょうか」
「喜んで!」
侍女の差し出した冷えた井戸水に口をつけてから、ふたりはあらためて剣を構えなおした。
「はあっ!!」
今度はヴァルデックのほうが仕掛けていく。塗れた服が肌にはりつき、ディートリンデはい
っそう蠱惑的な肢体を晒していたが、それは彼を惑わせるものではなくなっていた。
深い碧色の瞳が彼をまっすぐ見据えている。ヴァルデックは鳶色の瞳でしっかりとそれを
見返した。剣だけではなく、研ぎ澄まされた心と心が激しくぶつかりあい、絡み合い、溶けあ
ってひとつになる。
ディートリンデは恍惚に浸っていた。お互いの剣が吸い付くように衝突し、かわした剣が
髪ひとすじよりも近いところを通過することに大きな戦慄と高揚を感じる。この、呼吸が揃
い、鼓動も揃っているのではないかというほどの一体感は、ヴァルデックが相手でなけれ
ば得ることができない。
このまま永遠に剣を打ち交わしていたい――
だが、剣の腕は同程度でも、体力や腕力に差はどれほど鍛錬を重ねても補えないもの
であった。ついにディートリンデの剣が地上に叩き落された。
「お見事です。やはり本気を出した将軍にはかないませんね」
軽い痺れの残る利き腕を押さえながら、ディートリンデは心からの賛辞を贈った。
「そちらこそお見事でした。その剣を教えた者として、嬉しい限りでございます」
充実した時間を終え、ふたりは微笑をかわしあった。
支援
いったん窓辺を離れた皇帝と大宰相は、ある程度の政務を片付けていた。
有能で忠実な部下をもつおかげで、皇帝の仕事は大宰相からの報告を受け、それらを決
済するのみですんでいた。持病を抱え、体力に余裕のないアルフレート4世にとってはまこと
にありがたいことである。
仕事を一段落させると、皇帝は暑さにあえぐ大宰相に、用意させていたザクロのシャーベ
ットをふるまった。冬の寒さの厳しいこの地方では、皇帝や貴族は屋敷に氷室を設け、夏に
備えてそこに氷を蓄えている。
二人は椅子を窓際に移動させ、シャーベットを銀のさじで口に運びながらディートリンデと
ヴァルデックの後半戦を鑑賞していた。
「ディートリンデ姫はヴァルデック将軍がお気に入りのようですな。東方国境から戻った翌日
にはもう教師として招いておられる」
「ああ、女だからといって馬鹿にせず、かといって手加減もせず、さらには相手の立場に立
って論理的に教授をしてくれると喜んでおった」
「将軍は一見武断の者に見えますが、国政の細かい話にも明るうございますからな。ゆくゆ
くは帝国の重鎮となるでありましょう」
家柄も良く、人格も誠実である。ヴァルデック将軍の今後は皇帝にとっても楽しみであった。
だからこそ、それまで帝国がもてばよいのだが――と将来を懸念してしまう。
「そういえば、ヴァルデック将軍帝室と縁戚関係にあったな。帝位の継承順位は何位であっ
たか」
「父親のヴァルデック侯爵の跡を継いだとして、国内の貴族のなかでは7位、国外の血縁者
を含めますと11位となります」
「11位か…では帝室と血を分けたのが5,6代前か?」
「はい。当時のヴァルデック侯爵には男児がいなかったため、第24代のエドヴァルド2世陛
下の御子を娘婿として迎えております」
大宰相は膨大な記憶の糸を確実に手繰り寄せながら答えていった。
「24代というと、狂后エレオノーレの血が入っておらぬのか。羨ましいことだ……」
狂后エレオノーレとは、第25代皇帝オトカル7世の皇后である。度重なる奇行が目に付い
たために狂后と呼ばれたが、凄絶な美貌の持ち主であり、オトカル3世の心を捉えて離さな
かった。アルフレート4世は帝室に伝わる肖像画を見たことがあるが、絵にすぎぬにもかか
わらずその前から離れられなくなるほどの強烈な吸引力を感じ、戦慄をおぼえた記憶がある。
その肖像画を描いた画家は、エレオノーレへのかなわぬ恋に身を焼かれ、肖像画を宮廷に
納めた日の夜に自殺してしまったという。
オトカル7世は生涯彼女一人を愛し通したため、それ以降の皇帝は皆彼女の血をひいてい
る。そして、彼らは白痴であったり、怠惰であったり、病弱であったりした。
エレオノーレに惑溺して政治を省みなかったオトカル7世からアルフレート4世の父親の代ま
で、パヴァリア帝国は周辺諸国の侵攻や有力な地方貴族の独立により、領土の大半を失って
しまった。先々代のベッチャーニ大公により華やかなりし帝都クルムバハも奪われ、今では夏
の離宮であった新都レオーベンとその周辺の山がちな土地が支配下に残るのみである。
大規模な塩山を擁しているために経済力は安定しているが、周辺諸国の動向に怯える毎日
であった。
「陛下は賢帝にございます。血のことなどお気になさいますな」
アルフレート4世は政治組織と軍部を再編し、大貴族たちの不正を正し、帝国の衰退をおし
とどめることに成功した。
世間では「狂后の血もようやく薄まってきたようだ」などと言われているが、皇帝の不完全さ
は彼自身が自覚している。日常生活には支障のないものの、胸に持病を抱え、そして子に
恵まれない。帝室と縁戚関係にある周辺諸国の王は、彼の寿命が尽きる日を今か今かと待
ち構えているに違いなかった。
「気遣いは無用であるぞ。で、ヴァルデック将軍の上には誰がいる?」
大宰相は帝位継承者たちの名前を挙げていった。国内の大貴族たちの頼りない顔と周辺
諸国の権力者たちの野心に満ちた顔が皇帝の脳裏に浮かんでは消えた。
「厳しいの。余がヴァルデック将軍を後継者として指名したところで、黙って従うものは少な
かろう」
帝位を狙う人物たちのなかで、もっとも危険視すべきはアルフレート4世の姉を母親とする、
継承順位第3位のベッチャーニ大公ゲーザ2世である。
支援
ベッチャーニ大公家はパヴァリア帝国から独立した地方貴族のひとつであり、周辺諸国を
積極的に吸収し、今では帝国の旧領と同程度の領土を支配化に治めている。
彼が次に狙うのは歴史あるパヴァリアの帝冠であった。いかに強勢を誇ろうとも、大公で
あるかぎりその地位は地方の有力者にすぎない。アルフレート4世が崩御すれば、彼は軍を率
いて帝国になだれこみ、帝位を要求するであろうことが容易に想像された。
ベッチャーニ大公家の支配化にある領民たちは、領土拡大ための戦費をあがなうための重税
に苦しんでいるという。また、ゲーザ2世は新たに支配下に置いた国の後宮の女性たちをも支
配下に置いているということであった。
アルフレート4世は、今年の新年の挨拶と称してこの地を訪れたゲーザ2世がディートリンデ
に目を留めたときの、舌なめずりをするような表情を忘れることができなかった。
国民とディートリンデを守るためにも、彼には強力な後継者が必要であった。
「陛下、そう悲観なさいますな。きっとディートリンデ姫に御子が宿りますでしょう」
「だとよいのだがな……」
優秀な後継者をもうけることも皇帝の義務のひとつである。アルフレート4世が即位した頃
には、今は亡き皇后と十数人の妾が後宮にいた。しかし誰一人として子を身ごもることはな
かったのである。いつしか彼は子を得ることをあきらめ、新たに女性を後宮に迎えることもな
くなった。
ディートリンデは危機感を覚えた側近たちの強力な勧めにより、半ば押し切られる形で後
宮に入れた女である。はじめは気乗りのしなかった皇帝であるが、ディートリンデの若く健康
な肉体に、あるいは彼女ならば――との期待を抱いて営みを重ねた時期もあった。
しかしディートリンデとの間にも子を望むことができなかったのだ。
そして2年前に胸の病が悪化して病床にふせって以来、皇帝は体力に自信がなくなり、女を
抱くことをあきらめていた。万が一に期待して子を望むことよりも、少しでも命を永らえて帝位
を維持する必要があった。
「おお、今度はヴァルデック将軍の勝ちですな。さすがの姫も国中の男を負かすわけにはいかな
いようで」
「ふむ――今宵の晩餐にはあの二人も招くこととするか。大宰相、そなたも同席するとよい」
アルフレート4世の脳裏には、ひとつの計画が練りあがりつつあった。
支援
その夜の晩餐は、皇帝アルフレート4世、大宰相ボルシュ公爵、ヴァルデック将軍、ディー
トリンデ姫、今は亡き皇后の姉のカンパース夫人、ほかに軍部と行政を担当する重臣が2名
ずつという顔ぶれであった。
ディートリンデは風呂に入って汗を洗い流し、暁色の巻き毛を高く結い上げ、薄紅色の絹の
ドレスを身にまとっている。少々上気した肌がドレスに映え、同席者たちは彼女の美しさと皇
帝の幸福に惜しみのない賛辞をおくった。
話題は先日行われた狩猟祭でのディートリンデや軍部の者の活躍が中心であった。
ディートリンデは彼女の乗馬や弓の腕前を褒める重臣たちに対し、驕ることなく丁寧に礼を
返している。皇帝は笑みを湛えたままそんな一同の様子をよく観察していた。
特に目を光らせていたのは、ヴァルデック将軍の動向である。元々口数の少ない将軍は終
始聞き役に徹していたが、時おり熱い視線がディートリンデに注がれることを皇帝は見逃さな
かった。
一方のディートリンデはそのような視線に気づくことなく、くるくると表情を変えながら廷
臣たちの相手をしている。言葉の端々に皇帝への敬慕の情がうかがわれるため、皇帝は密
かな罪悪感を覚えた。
晩餐を終えて、ディートリンデ姫とカンパース夫人は後宮へと下がっていった。
抱擁でいとまの挨拶を交わす際、皇帝は姫の耳元に口を寄せて「今宵は身支度をして待つ
ように」と伝えた。
ディートリンデ姫は顔を輝かせて出て行った。
皇帝は病から回復して以来、彼女と身体を重ねることはなくなった。まるで子煩悩な父親で
あるかのように、彼女の武術の鍛錬の成果を聞き、楽器の手ほどきをし、暁色の巻き毛を撫
でながら宮廷に伝わる昔語りを聞かせて一夜を過ごしていく。そのようなときは先触れもなくふ
らりとやって来ていたため、身支度を申し付けられることなどなかったのだ。
では今日は自分を抱いてくれるのか。そういえばここ数ヶ月は皇帝の体力も安定してきてい
る。寵姫としての役割を果たせることへの喜びが表情にあふれていた。
女たちが退出したあとは、無礼講の酒宴となった。男ばかりであるため、話題は必然的に色気のな
いものとなり、国内外の情勢が中心となる。
特に気にかかるのがバッチャーニ大公国と接している東方国境の防備であり、そのため皇帝はヴァ
ルデック将軍と一対一で話し合う機会を得た。他の重臣たちは大宰相を中心とし、今年の農産物の出
来とそれに伴う租税収入の見込みの話に興じている。
「ところで将軍、おぬしを見込んで折り入って頼みがある」
「は、何なりとお命じくださいませ」
「いや、頼みだ。そなたが嫌ならば断ってもかまわぬ。実は、ディートリンデとの間に子を成して欲しい
のだ」
「……!!」
ヴァルデックは言葉を失って皇帝の顔を凝視した。酔いが一気に醒めていく。なんの冗談かと口に
出そうとしたが、皇帝の眼は真剣であった。
「帝国は今、存亡の危機に瀕しておる。これもひとえに余に子を作る能力がないからだ」
「いえ、陛下はまだ……」
「言うな。余のことは余が最も存じておる。もう余には子を望むことはできぬのだ。しかしこのまま帝冠
がベッチャーニ大公の手に渡ることを許すことはできぬ。狂后エレオノーレの血が混じる前の、正しき
帝室の血をひいた後継者がどうしても欲しい」
「……」
「どうだ、考えてはくれまいか」
何かの陰謀ではなかろうかとヴァルデック将軍は疑った。過去には皇帝の愛妾との密通が発覚し、
愛妾ともども火刑に処された臣下もいる。
しかし、皇帝のこれまでの賢明な治世と今夜の真剣な眼差しはその考えを否定するに充分であった。
「そなたがディートリンデを憎からず思っておることは分かっている」
「……申し訳ございませぬ」
ヴァルデックは深く頭を垂れた。見抜かれていたのだ。
「謝る必要はない。あれを大事に思う男だからと信じて頼んでいるのだ。あれもまだまだ子供のようなと
ころがあるが、頭は良い女だ。決してそなたの不利になるようはたらくことはないだろうて」
「今宵、カンパース夫人を迎えにやろう。それまでゆっくり考えておいてくれ」
手短に用件だけを伝えると、皇帝は話題を変えた。
心地よく酔ったと見える大宰相がこちらへ歩み寄り、政治の話題をふってきたからであった。
支援
ここまでです。
支援ありがとうございました。
「どこかで聞いた話」
性って不思議。
だって卵子と精子が結合して一人の人間を作るんだよ…神様はどうしてそういう風に人間をお作りになったのかな…?
なんて神秘的な事にまで想像が及ぶ。
それくらい不思議になる時がある。
卵子という細胞と、精子という細胞。卵子だけでは人にならない。精子だけでも人にならない。
男は「精」子という名の如く「精神」…人間が人間で在る為に、人間として存在するようになる為の見えない力ともいうべき“元”を卵子に分け与え、注入する。
女は卵子を…人間の肉体的・物質的存在の“元”を用意し、自らの身体を胎児の為に、胎児を育む為に分け与え提供する。
かくして人は人として、一人の人間として産まれ出てくるわけ………
私はそう思いながら、目の前の彼と抱き合って舌を絡ませ合いました。
「子供…できちゃうよ?」
「いいよ。子供作っちゃおう」
「…あは、作っちゃおう………か?」
そう、今日は排卵日の真っ只中…妊娠可能期間なのです。
彼は前々から私に「俺の子供を産んでほしい」と迫ってきてて…私は遂にそれを受諾したのです。
彼とは不倫関係にあります。
私は29歳。私には夫も、2歳になる子供もいます。不倫相手の彼は独身24歳・若手のサラリーマン。
彼の生チンポが膣に入ってくる・・・
十分に前戯を施された私の身体は、彼のペニスを難なく受け入れていきます。
「……ん、んっ」
それどころか敏感になっていた私の身体は、ペニスを入れられただけで軽くイキそうになってしまいました…。
私の身体に打ちこまれた彼のペニスがビクンビクンと脈打ち動いている。
私のいやらしい身体はそれを感じて自然と膣口をキュッと締め上げ、彼のペニスをしっかりと咥え込みました。
「ふぅぅ………いいよ、お前のマンコ…いいマンコだ………」
彼が腰を振り、膣内を擦り始める。
私はその刺激に理性が吹き飛んで行くのを感じ、快楽に身を任せ、ペニスを求めて身体を弓なりに反らせ自ら腰を突き出し揺らし動かし始めました。
「あっ、あぁっ、あ、あ、あ………」
もうどうでもいい。もう何でもいい。夫の事も、子供の事も、不倫の事も、不倫相手の子供を作るという事も。
そういう道徳的な観念、倫理的な思考回路が全て吹っ飛び、私はただただ一人のメスとして今この瞬間の快楽に全てを投げ出し身を任せる。
むしろ産みたい。この彼の精子を受精して、彼の子供を妊娠して産んでしまいたい。産みたい。出産したい!
そういう欲求が胸の内から湧いてくる。そして子宮が疼いてくる。
「………っ…出る…っ!出るよ……っ!」
受精したい…妊娠したい。産みたい!あなたの子供を…産みたい!
「出してっ!あなたの精子を私の中に出してええっ!!」
「いく………ぞっ!!」
ドピュッ!ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……………
「あああああっ!!!!!」
私は意識が完全に無防備になった瞬間に、精子を中出しされました。
「…これで…あなたの子供を身篭ってしまうかもしれないんだね…」
私は性感の余韻に浸りながらも理性を取り戻し始め、恐怖を覚え始めました。
「そうだね。嬉しいよ。人妻に俺の子供を産ませる事が出来るのなら………」
「もしできちゃったら…」
「それは先に言っておいた通りだろ」
彼が未だに勃起しているペニスを私の体内に入れたまま言いました。
そう、彼とは生セックスをするにあたって、前もって決めていた約束事があったのです。
子供ができたらどうするか…
それは“私の夫の子供として産む”という事。
彼は独身の若手サラリーマン。私は離婚まではする気は無いけど、彼の子供を産みたい女。
産むのはいいけど、その産まれてくる子供の扱いをどうするかと思った結果、そういう結論に達したのです。
「うん」
私は彼の首に手を回して、彼の唇を誘いました。
そしてディープキスを交して、もう一度彼との生セックスに耽ったのです…
「俺のチンポ、まだまだイケるみたいだぜ…はは。」
「ああっ、いい……いいよ、あなたのチンポ……」
「念入りに、もう一度射精してあげよう……」
「あ、あ、あ……………」
私は彼の二度目の射精を膣で受け止めました。そしてこれで間違い無く受精・懐妊したと確信したのです。
それは何となく…子宮がそうだと教えてくれたような気がしたからです………
数年後、かつての不倫相手との間にできた子供も大きくなり、もう高校生にまで成長しました。
お産には夫が立会い、産まれてきた子供は女の子でした。血液型も夫の子供として不自然な型では無く、
また遺伝を疑われるような事態―――例えば父親への血液移植や骨髄移植など―――も無かったため、
夫は何の疑いも無く、むしろ「俺に似てるな」などと言ってその子を自分の子供だとして可愛がってくれました。
ただその間も私は良心の呵責に苦しむ事が多々あり、全てを夫に打ち明けてしまいたいという気持ちに駆られる事もありました。
…けど色々考えた結果、これは私が行った行為の結果であって、そのせいで家庭の平和を乱すのは嫌だ、乱したくない、今のこのままの平和な家庭がいいと思い、それは思い留まってここまでやってきました。
真実を知っているのは私と―――………私の不倫相手、その子の本当のお父さんだけです。これはもう、私と彼だけの秘密です…
かつての不倫相手とは彼の子供を産んでからも暫くはその後も逢ってはセックスをしてました。
―――が、彼ともいつしか疎遠になり、今ではすっかり縁の糸は切れています。「子供」という何よりの証だけを残して―――――………
完
700 :
淫:2005/09/05(月) 18:35:48 ID:cMtARDxu
『感謝』
「えっ、来てくれたんだ…!?」
俺はビックリした。
「そうね(笑)、なんとなく○○君の顔が見たくなったから…」
彼女は屈託無く笑って言った。
「でも、迷惑じゃなかった…かな?」
「全然!嬉しいよ、まさか○○さんがウチに来てくれるなんて思わなかったから……ありがたいよ。ありがとう、来てくれて
さ、ここじゃなんだから、上がって上がって」
「そんなに喜んでもらえると私も嬉しいな、あはは。それじゃ、お邪魔しまーす」
俺は彼女を家の自室に通し、お茶を出した。
そして彼女と世間話などを交した。
「○○君、今何やってんの?」
「今は無職だよ。…親のスネかじって生きている…」
「仕事探してんの?」
「うん、まぁ………」
「そっかぁ…」
そう、俺は無職。親のスネかじり…いわゆるニートだ。
当然女性との出会いも無く悶々とした日々を送っていた矢先、前のバイト先で仲良しだったこの女性が遊びに来てくれたのである。
彼女は三十路越えの妙齢のかわいい女性だ。結婚していて、1児の母である事も以前に聞いていた。
701 :
淫:2005/09/05(月) 18:37:06 ID:cMtARDxu
ふと、会話が途切れ、ちょっとした間が二人の間に流れた。
窓から射す西日が彼女の顔や体を照らし、ふと横を向いて物憂げな表情を見せた彼女のその姿に、俺は妙なエロスを感じた。
「○○さん…」
「ん?なに?」
「俺さ…今、女性との出会いも無くて、女友達も居なくて、話す女の人といえばお母さんだけで。
正直詰まらなかったんだよね。」
「そうなんだ」
「でも、今日○○さんが来てくれて、すっげぇ嬉しかったよ。本当にありがとう」
「どういたしまして」
そう微笑むと彼女はスッと立ち上がり、俺のすぐ横に密着して座り直し、俺にもたれかかってきた。
「○○さん……?」
「私ね…私も○○君がバイト辞めてから寂しかったんだよ。何故か気になってた。
普通なら辞めた人の事は何にも気にも留めないのにね。おかしいでしょ。でね、何で○○君の事がそんなに気になるのか、考えたの………」
○○さんが俺のシャツ胸元のボタンを外しながら言葉を続ける。
俺は素肌の上に直接シャツを着ているから、ボタンを外されたら即、上半身裸だ。
さらに○○さんはズボンの上から俺の勃起したペニスを優しく握り、擦り始めた…
俺は彼女に行為のコトをなすがままにさせておいた。
「私、○○君の事が好きだったのよ。セックスしたかったの…」
702 :
淫:2005/09/05(月) 18:38:07 ID:cMtARDxu
彼女が自分のジーンズを脱ぎ、パンティもずり下ろした。彼女のクリトリスは既に愛液が溢れ、びしょびしょに濡れていた。
「○○さん…こんなに濡れてるよ…エッチだね………」
「んっ!………ううん……」
俺が指で彼女の恥丘をなぞると、彼女は一瞬ビクッと身体を震わせ、それから子猫が甘えるようなかすれた声を出した。
「○○君、寂しかったんだね………私が…慰めてあげる」
「ありがとう、お陰で俺も元気になれそうだよ。」
「おちんちんはもうこんなに元気だよ、ね?」
彼女は笑いながら器用に俺のジーンズのベルトを外し、ボタンを外し、ジッパーをも降ろして俺のペニスを露わにした。
全ての拘束から解放されたチンポが外界の空気にさらされ屹立する。
俺は彼女の上着を取り、ブラジャーも外して彼女のおっぱいを揉みしだく。
「このおっぱいで赤ちゃんを育てたんだね。いやらしいお母さんだね、お父さん以外の男相手にこんな事してるんだから……」
「ん………んん………んん……」
俺は彼女のおっぱいを吸い、彼女が既に1児の母であること思い、余計に興奮してきていた。
703 :
淫:2005/09/05(月) 18:38:57 ID:cMtARDxu
本格的に性交を行う為、俺は一旦愛撫を中断し、部屋に敷布団を敷いた。
俺と彼女は服を全て脱ぎ捨て、全裸になって身体を絡め合った。
彼女の荒い息遣いと俺の指でクチュクチュと音を立てる愛液の淫靡な音とが部屋に充満する。
彼女の顔は紅潮し、十二分に性感が高まっているようだった。
「入れて欲しい?」
俺は彼女の耳元に囁いた。
「入れて…○○君のチンポ、お願い、入れてぇ」
彼女は自ら腰を浮かせ、前面に突き出してきた。彼女は十分に高まったようだ。
「ちょっと待って、ゴムを…」
「生で入れて。」
「えっ!?でもそれはちょっと…?」
「今日は大丈夫なの…安全日だから………」
「そうなのか?」
「うん。だから…早く入れてぇっ!!」
彼女が懇願の叫びを放った。
俺はその言葉を合図に、時は今だとペニスを差し出された彼女の膣口にそっと、だが力強く差し入れていった。
「あう・・・」
彼女が軽く弓なりに背中を反らせ、目を細めて安息の吐息を漏らす。
俺は彼女にディープキスをし、舌を絡め合わせながらピストン運動を始める。
最初はゆっくりと…それから段々と激しく………
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ………!」
彼女の喘ぎ声もそれに合わせて段々と激しさを増してくる。
俺は彼女の腰を掴み、彼女の膣壁の締まりと彼女の肉感を味わい、幾度となく襲ってくる射精感をこらえながらピストン運動を続けた。
「○○さんっ!同時にいくよっ…!言ってくれ!イクって!」
「いく、いっちゃう!!○○君ッ!!」
彼女が一際大きく背中を反らし腰を突き出し、頭の上の両手でシーツをギュッと掴み、膣口がペニスをギュウッと締め上げた。
俺はそれを合図に彼女を一突きにした。
ビュビュッ!!
俺達は同時にイッた。そして俺の精液は勢いよく彼女の中に注ぎ込まれていった…
「…あん、○○君…すっごく良かったよ。」
「俺もだよ。ありがとう、○○さん………」
快楽の余韻に浸りながら俺達はどっちからというわけでもなく口付けを交わし、自然と舌を絡め合わせあった…
704 :
淫:2005/09/05(月) 18:40:16 ID:cMtARDxu
703にて“完”です。
705 :
淫:2005/09/05(月) 18:43:38 ID:cMtARDxu
703にて“完”です。
ありがとうございました。
706 :
淫:2005/09/05(月) 22:56:31 ID:JpiDxD0e
『素直な気持ちで』
「よぅ、ねーちゃんよお」
俺は地下街を歩いていてすれ違った一人のOL風の若い女に、若干脅しを含んだ声色で声を掛けた。
「は、何か…?」
「今、俺の事をかっこいいけど、少し怖いと思っただろ?」
「え…?な、なんの事ですか…?私急いでるんで、ナンパなら申し訳有りません…」
女はそう言って、そそくさと立ち去って行ってしまった。
ここで腕を掴んで引き止めでもすれば、大声を上げられて厄介な騒ぎになってしまうかもしれない。いやむしろそうなる確率大だ。
俺はそう思い、後ろからそっとその女の後をつけていくことにした。
707 :
淫:2005/09/05(月) 22:57:31 ID:JpiDxD0e
女はどうやら保険の営業職らしく、あちこちの家に入っていく。
女が何処かの家に入っている時は俺は大人しく外で煙草などを吸いのんびりと出てくるのを待ち、出てきたら再び尾行する。暫くそれを繰り返した。
今日は俺は休日で暇なのだ。いくらでも、どこまでも貴様をつけていくぞ。
俺はそういう覚悟だった。
―――そうして暫く…もう夕方になっていたが…女をつけていくと、女はうまいぐあいに寂れた廃ビルの路地裏に入っていった。
ここならば声をあげられても誰にも気付かれまい。
俺は一気に女に近付き、再び声を掛けた。
「おい」
「ヒャッ!?」
女は案の定ビックリして俺の方を振り返った。
「え…と、どなたでしょう?」
「覚えてねーか?昼間地下街で声を掛けた男だよ…」
「え…と……………………あ!ああ…あの時…の…?」
「思い出したようだな。…言っとくが、俺はナンパじゃねーぞ。オマエに言いたい事があって昼間からずっと貴様をつけていたんだ………」
「な………?じゃあ、あれからずっと私の後を…?」
「ああ、そうとも」
少し脅えたような表情を浮かべた女を見て、俺はニヤリと笑って頷く。
そしてジリジリと女に近付き、後ずさりしていく女を上手く誘導して、ビル裏の壁に女を追い詰める事に成功する。
女を壁に追い詰めた俺は、女のスーツのスカートに手を入れ、パンティの上から彼女の秘部の割れ目をなぞり、刺激する。
「ひゃんっ!な、なにを………っ!ヤだっ!!誰かああ――――――――っ!!痴漢―――――――――――――――ッ!!」
女は叫び声を上げたが、ここは廃ビルの路地裏…
「残念ながら、泣こうが叫ぼうが誰も来ねぇよ。へへへ」
708 :
淫:2005/09/05(月) 22:58:31 ID:JpiDxD0e
俺は更に女の割れ目を刺激し、さらに片方の手で女の胸を揉みしだき始める。
「ああっ、いや…いや…止めて………」
「嘘付け。お前のアソコ、こんなに濡れてきてるぞ…感じてんじゃねーか」
事実、女のマンコは俺の指による愛撫によって愛液が溢れ出し、パンティはグショグショになっており、その愛液は指の動きに合わせてグチュグチュといやらしい音を立てていた。
俺は更にパンティの中に手を入れ、直に彼女のクリトリスを刺激し始める。
「あ、あ、あ…何でこんな…事…を…」
「フフフフフ…それはな…貴様は地下街で俺とすれ違った時、俺と目が合った時、俺からその目をそらした。
何故お前が俺から目をそらしたか、それはな、お前が俺の事を怖いと思ったからだ。だから俺から目をそらした…
だがな、俺は人から怖がられる事がとりわけ大嫌いなのだ。何故なら俺は何より俺自身、そう俺自身が怖いからだ。
だからこそ、他人から俺が怖がられるという事などは、許しがたい現実なのだ。
だから俺はお前がムカついた。憎しみを覚えた。俺の心に、俺から目をそらすことによって俺の心に焼き付かんとした貴様の魂胆が俺には許せんのだ。
そして何より…貴様は俺のような男がタイプなのだろう。そうに間違い無い。
何しろ俺の勘はいつも間違い無く当たるからな…貴様の股間の状態が、その良い証拠だ
だから俺はお前を追い、ここまでやって来て、今こうして貴様の身体を愛してるというわけだ……………」
俺は彼女の身体を撫で擦りながら一気に説明をしてやった。
「一体…何を…何の事を…言ってるの……」
「俺に犯されてしまえってこった」
俺はズボンのチャックを開け、屹立したペニスを取りだし外の世界に露わにする。
「キャアアアアアッ!!」
「騒ぐな…今からとてつもなく気持ちよくしてやるんだからな。ククク…」
援護
710 :
淫:2005/09/05(月) 23:00:10 ID:JpiDxD0e
俺は抵抗する彼女の背を壁に押し付けるようにして押さえ付け、その愛液に濡れた膣に巨大なペニスを挿入する。
「あっ…ああああああああああ――――――――――――――っ!」
彼女の膣口がギュッと締まり、俺は俺のペニスが生暖かい膣肉によって固く抱き締められているような感覚を覚えた。
快感だ。
「ふぅぅぅぅ…っ!気持ちいいぞ…お前も気持ちいいんだろう?こんなにぎゅうぎゅうと絞め付けて……スケベな女だな。
まぁ、最初は何としても俺の事を拒絶しようとするお前のような女ほど、最後は俺のセックスの虜となるものだ……身体は正直なものだよ…」
「あっ、あああああ………」
彼女はいやいやと頭を振りながら、それでも腰からはどんどん力を抜き、俺のペニスを飲み込もうする。
「いやぁ…もう止めてぇ…」
「止めねぇよ。素直に気持ち良いと言え。」
俺は奥まで埋まり切ったペニスをびくびくと脈打たせ、今度は前後にピストン運動を始めた…
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……」
彼女は首を回し顔をそむけながらも、本能的な快感を身をよじって感じまくり、小刻みによがり声を上げ、
次第に自ら腰を動かし自分の股間を俺の股間にも打ち付けはじめた…
「勝手に腰が動いちゃう…こんなに嫌なのにい…何でえぇ…」
彼女は涙を浮かべながらもその目には明らかにうっとりとした恍惚の光がたたえられていた。
「お前の身体はこんなにも気持ち良がっているじゃねーか………だから気持ち良いと言えばいいんだよ。認めちゃえ!俺の真の目的はそれだけだ。」
「そんな事…いうもんか………!!」
「しつこい女だな!!」
711 :
淫:2005/09/05(月) 23:00:53 ID:JpiDxD0e
俺は更にピストン運動を速め、彼女の子宮口をこれでもかというほどに亀頭で打ち付け、彼女の性感を高めてゆく。
「ああっ!あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!ああ…んっ!」
彼女の口からは涎が垂れ、汗がほとばしり、目には絶頂が近い事を思わせる恍惚感が見て取れた。
「どうだ!これでもまだ気持ちいいと言わんかッ!?もうイキそうだろうが!」
「言うもんか!!イクもんか!!」
「ええい貴様ぁぁ……ッ!!気持ち良いっ!と一言言え!さもなくば貴様がイク寸前でコトを中断させてやるぞッ!!それでもいいのか!?」
俺の言葉に彼女は暫く答えず、俺のペニスによるピストン運動のなすがままに悶えよがっていたが…、やがていやいやと首を振った。
「それはどっちのいやいやだ?気持ち良いと言うのが嫌なのか?それとも絶頂の寸前でコトが中断されるのが嫌なのかっ!?どっちだ!?」
彼女は絶頂が近いのか、最早理性が吹き飛び、完全に快楽に身を任せて最後の一言を絶叫した。
「気持ちいいっ!!気持ちいいよっ!!だから…だから止めないで!!私をイカせて!!昇天させてぇぇ!!」
「!!よし!!」
俺は彼女のその最後の絶叫を聞き、渾身の力を込めた一突きをズンと彼女の膣肉に加えた。
「あああああっ!!」
「う…ぬおおおおおっ!!」
彼女は遂にアクメに達した。
そして俺は射精するギリギリ直前にペニスを抜き、すっかり服がはだけて露わになった彼女の乳房にビュビュッと射精した。
俺も射精感だけではない、この上ない達成感に満たされ、その至福の感覚を射精後も暫し味わっていた…
「はぁ…あ…ありがとう…お兄…さん。気持ち良かったよ…本当に…」
彼女がまだ絶頂の余韻に浸っているのか、虚ろな表情で、そして荒げた息をつきながら俺に言った。
「またやろうね。今度は気持ち良いというコト前提で…」
完
712 :
淫:2005/09/05(月) 23:05:51 ID:JpiDxD0e
何か勢いで2作連続で投稿です
援護ありがとうございましたー。
713 :
淫:2005/09/05(月) 23:10:48 ID:JpiDxD0e
援護ありがとうございました。
連作乙。
次はもっと長編にも挑戦してみてください。
正直な話、エロい雰囲気を感じられないまま読み終わっちゃった…。
おい、もう493KBだぞ。
テンプレには475KBを超えたら次スレたてるって書いてあるし
確か500KB超えたら書き込めなくなるんだっけ?
そろそろたてた方がいいんじゃないか?
716 :
:2005/09/06(火) 07:56:07 ID:f47dRZMd
スレ立てたいんだがさっき別板で立てようとしたらホスト規制引っかかった orz
駄目元でやってみるよ。
717 :
716 :2005/09/06(火) 08:21:26 ID:Mgcbls45
(((;;;:: ;: ;; ;; ;:;::)) ::)
( ::: (;; ∧_,∧ );:;;;)) )::: :; :))
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と_丿=.⌒
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≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦
≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦 ≡~旦
トレネエヨ
ヘ( `Д)ノウワァァァン
≡ ( ┐ノ
:。; /
OK、次スレはお気に入りに入れた、と。
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 流石だよな俺ら。
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
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__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/____/ (u ⊃
ガガガガ・・・・
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| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ そ〜〜・・・
|―u' 柊
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o木o .
|―u' 冬
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| ミ
| 冬
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|∧∧
|・ω・`*)
|o糸o.
|―u' 冬
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
|
|
| ミ
| 終
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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