舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少 女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、
同じよう な『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら力を合わせて様々 な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定な ので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開は やめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです
テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】
前スレ
【異能】黄昏の学園 42【異端】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1331358749/l50 避難所
【異能】黄昏の学園避難所 95【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1331357720/l100
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
紆余曲折の後に曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになったが魔力量による制限は健在。
・魔力量
それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
(LV0=その魔法は使用できないという状態)
未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
魔法はそれぞれの種類、Levelによって性質が完全に固定されているが
多大な魔力を使用することで、自身の要求した性質を持つ「Level∞」を使用することができる。
(ただし絶好のコンディションでも使えるのは一日に一度が限度で、使用した後はしばらく戦闘不能状態となる)
・『魔女』
呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
・呪文書を開かなければ使えない。
・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通が利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。情報集の為にこの学園に送られてきた。
オリジナルは強力な魔女だったが、彼女はそれほど大きな力はなくすぐに魔力切れを起こしてしまう。
機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが、異能者としては最低レベルとされ扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
本人もそのことを認めているが、冷静である以上に責任感が強いため、危機に陥ることも。
また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。
【スレ立て、お疲れ様です。プロフィール投下させていただきます】
【本日はこれにて失礼させていただきますが、お会いする事が出来ましたらどうかよろしくお願いいたします。】
【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。
対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
メイド服を着ていないと身体能力が低下するため、体育など薄着を強要される状況下では
本来の運動能力が発揮できない。
何故かフリルなどの装飾の多いメイド服では著しく平衡感覚が狂わされる。
あくまで一般扱いなので、武器が貧弱。
【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。
天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
天宮に仕えることを至上としており、何においても天宮を優先するため若干頑固で融通が利かない。
……が、そのおかげで本来の突拍子もない変人じみた性格が抑えられている節もある。
登校時は制服の下にメイド服を着込んで身体能力の低下を防いでいる。
物質転送システムの開発が異形や異能を交えて天宮で進行中。
【スレ立てお疲れさまだ、高須賀。】
【有り難く、プロフを投下させていただく。】
【それではこちらは落ちだ。】
4 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/17(木) 18:45:11.69 ID:0fgo92/2
ヨン様
【名前】 龍岬 壱耶(りゅうざき いちか)
【年齢】21歳(大学二年)
【性別】 男
【身長】 170cm 65kg
【性格】 好奇心旺盛で祭り事大好き。また結構な世話焼きでもある。座右の銘は「弱肉強食」。
【容貌】
全体的に長めの黒髪。(後ろは背中が隠れるくらいで纏めている)。
瞳の色は黒。鼻に傷有。右肩から腕にかけて「黄龍」の刺青。
普段の服装はラフ・カジュアル系を好むが、
「仕事」の時は黒のスラックスにサスペンダー、黒のカラーシャツにロングトレンチコート、黒の帽子(ファーフェルト)という出で立ち。
【能力】
我流の格闘術(足技主体)と気功術の達人(マスター/「外功」と「内功」)。
また「気の流れ」で気配を読み取る事が可能。(気配を消された場合はこの限りではない)
・「外功」…主に身体強化。10m位の高さから落下しても骨折等はしないし軽機関銃程度までの弾丸なら弾く事も可能。…が痛いものは痛い。
・「内功」…主に治癒力強化。体内に入り込んだ毒物の浄化や外傷の回復促進。他人に施す事も可能。また怪我の程度により治癒期間は左右される。
練り上げた「気」を使うことによって物体の硬度を一時的に引き上げる事ができる。(「内功/外功」の応用)
尚、「外功」は長くても一時間しか維持できない(「内功」も同時使用すると40分が限界)。その場合は極度の疲労に襲われ、最悪三日間寝込む事も。
(普段は「両方」使ってもおよそ5〜10分で解決してきている為)
・「内功」奥義《断空》…いわゆる「発頸」だがその威力は内臓器官を一時的に機能停止できる程。ただし放つ際にはほぼ0距離からでないと無効。
【武器】
「銃手甲(ガントレット)」…特殊な製法と仕込みを施された炭素製鉄の手甲(右腕専用装備)。
インパクトの瞬間に拳部分から純銀製の弾丸(1発が50口径マグナム弾と同等)×4発同時に放たれる。
装弾数は4発×3回で12発相当。尚、当然ながら昼間は外している(夜間限定装備)
【弱点】 「気功術」を用いた長時間戦闘からくる疲労
【希望】 雑談、日常、戦闘、エロール(要相談)
【NG】 排泄、衆道、後々影響が出てくる恐れがあるロール(要相談)
【設定】
祖父の影響で幼い頃より徒手空拳(この頃は主に気術)に興味を持ち三歳の頃に祖父と共に中国(武林の一門)へ修行に。
その後修行に励み頭角を現し、次期当主候補にまでなるが祖父が死(異形に殺された事)をきっかけに18歳の時日本へ帰国。
現在は祖父の知り合いの「華僑」の人達の「中華街」で世話になりながら大学に通う傍ら、活動中(異形狩)。
また「黒社会(白龍:パイロン)」でも顔が効く為、荒事の仲介や用心棒まがいな事を時々「バイト」(この時ばかりは飛龍(フェイロン)」)としてやっている。
【スレ立てお疲れさまでした。プロフ投下のみで落ちます】
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】 17歳(高校二年)
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
紅いコートを好んで着る。 特に冬場。
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。 使用回数は一日に一度。
『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
同じ相手には二度と効果がない。
・格闘技…多種多様な格闘技を節操なく行使する。打撃よりは投げ・関節技が得意。
【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
エネルギー切れ(魔力切れ)
・『Timewalk』は一度の戦闘に一度までしか使用できない。 反動が大きい。
【備考】
元魔王の契約者。その場の勢いで行動して後悔するが止めない自称「悪人」。
普段は軽薄に笑っているが根っこの部分では笑っていない。
表向き愛想がよい顔をしているが、何事にも執着を持たず他者の命や人生にも関心が薄い。
反面、一度執着を持った相手には嘔吐を催すがごとき執着を見せる。
闘争においては情熱と冷徹さを同程度に内包し、好戦的に笑う。
学園内では怠惰な生活を送っており、高等部の体育館裏でぼんやり昼寝していることが多い。
【スレ立ておつ】
【プロフを投下しておくな】
7 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 12:49:17.85 ID:g86bo50i
ラッキーセブン
8 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/18(金) 22:16:41.59 ID:g86bo50i
末広がり
【前スレ埋まったので移動してきたよ】
【崎守くんは気づいているかな?】
【まずは
>>1乙!】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1331358749/513 (恐れをなした異形たちが視界から消える。)
(名前を呼んだ男が自分のことを覚えていないような顔をする。――ぶっちゃけ吐いたことも忘れててくれるならそれはそれでと思わないでもない。)
(そんなことを考えられるほどに意識がはっきりとしてくる。ただ相変わらず自分の知らない技は流れ込んでくるし、自分の中から何かが吸われていく気配はある。)
(そして強く流れ込んでいく意思、求める、欲する、強固に想う。)
救世……俺が、成す――『桜閃』で………
(つぶやき身を立てると意識は紅裂から離れ、異形のほうへと向く。)
(先ほど感じていた痛みや気怠さも振り切って杖代わりの刀を振り上げる――狙うは蝙蝠の羽根を持ったアイツと蜥蜴の頭で目の飛び出たアイツ。)
(わざわざ踏み込むなんて真似はいらない。ただ一振り、魔力を込めて切り裂く。)
…………っっ!!
(紅裂は異形ではない。我を執る俺の顔見知りでもある――アヤカシを殺すこともあるようだが我の求める救世の障害足りえない。)
(刀から響いてくる意志、声、技が刀を横薙ぎに振るわせ、魔力でできた斬撃を飛ばす。)
(狙った二体が切り裂かれ、そこで霧散し生み出された魔力の衝撃波が周りの数体を巻き込む。)
――我は救世を成す、剣。其の為の術、式、技を込められ生み出された。
我を執れるだけの存在を我は待っていた
(自分の口が自分の意思とは別に動き出す。)
(ついでに、手の中の刀の情報?なのだろうか。それが流れ込んでいる。)
(掻い摘むと世の中を救うために作られた、魔器だけれどそれを動かすだけの魔力を持った人間がいなかった。)
(それでその魔力を持った俺がいたから、使って目的を果たすってことなのだろう。)
(さらに周囲を見渡し、救世への障害を認識していく――――)
【気づいてるよー、うん遅いけどね!ごめんね!!】
【とりあえず引き続きよろしく!!】
救世だの救済だのほざくのに碌な輩はいないが……
(刀から放たれる強烈な意志とも言える殺意は、こちらには向けられていない)
(踏み込むことすらせず無造作に一閃。その衝撃破だけで逃走を選択しかけていた)
(異形たちが切り裂かれ、夜露と消えてゆく)
おいおい、マジかおい。
(ジーッと眼を凝らす。身体の動きと刀の動きに僅かだが誤差がある)
(まるで達人の動きをトレースしたかのようなぎこちなさが、ある)
(その癖、その戦闘力は確実に妖魔たちを駆逐してゆくという奇妙な光景である)
んあー、大体わかった。
だから微妙にぎこちないのね。
(疑問の対する解答は本人(?)から与えられた。救世の為に作られた道具がそれに相応しい)
(担い手を見つけたので、これからもっと暴れてやるぜと言っているのだ、この刀は)
ふぅぅ……シャァァァァァ!
(空気を吸い込んで、魔力と共に咆哮する。強烈な殺意を含んだ≪威嚇≫は、周囲の魔物たちに)
(逃走を決意させるだけの力を秘めていた。蜘蛛の子を散らす様に、周囲から魔物たちが消えた)
ほれ、もうお前の獲物は消えたぞ。
さっさと眠れ。んで、その子を解放してやれ。
時代遅れの骨董品は倉の中で眠ってるのが似合いだ。
(ニヤニヤと笑いながら語りかける。気分が乗ったところで水を差されたのが気に入らなかったらしい)
(例え相手が何者であれ自分の楽しみの邪魔をするのなら許さない)
(何処までも自分本位な男であった)
解放、眠る……力を欲しているのは俺。
俺を求めたのが我。
我は救世を得るため。
俺は平穏を得るため。
(一つ一つ、意志を言葉にする。)
(確かに俺は力を求めた。夜を歩きわたり、アイツを見つけるだけの力を。)
(凶悪な笑みを見せ、禍々しく咆哮して見せた彼が「その子」だなんて気を遣った言い回しを)
(しないような姿をちょり戻すために。)
………利害は一致した、だから、俺は我に力を――違うな、体を貸す。
それで、我から技を、夜を歩けるだけの力を借りる。
(限界をとうに超えた心臓を抑えようと当てた腕が脂肪の塊をつぶす。)
(こんな気持ち悪い体で一秒だっていたくなった。だから骨董品の力でもなんでも借りる。)
世を乱すアヤカシ、異形………なんでもいいや、それらを駆逐する過程で俺の探し物が見つかるかもしれないんだ。
だから俺はこいつに縛られたままでいいよ。
(何度も吐きそうになりながらそれを言うと深く息を吐き下を向く。)
(相変わらずいろんなところが痛かったりだるかったりするが、大丈夫だ。意志は通す。)
っていうか、怒ってる?
えっと…………
(何やら嫌がらせのような笑みを見ると、自分が何をしたのかと疑問に思う。)
(やったことと言えば、とりあえず意識がもうろうとしていたのであんまり覚えてはいないけれども道中にいた)
(異形を切り飛ばしていったと思う。)
(それで、行く先に紅裂先輩がいて。それからこの人は笑いながら生き物を殺す人で。追い払おうと思えばいつでも追い払えた異形とわざわざ戦っていたわけで。)
……………………もしかしなくても、邪魔、だった?
(とりあえずたどり着いた答えを口にして、顔色をうかがってみる。『桜閃』とかいう刀からは特に何も流れてこない。)
ひとつ。刀は所詮、刀。この世界を救うことなどできはしない。
ひとつ。道具は道具。使うなら己の意志と殺意で使いこなせ。
ひとつ。その手を血に染めれば、どんな理由であれ帰りたい平穏な日々に帰れなくなる。
(なるほど、と納得する。相互に目的があり、相互に利用しているという訳らしい)
(一方的に憑依して操っているよりは遥かに良心的ではあろう)
(但し、あくまで比較の問題であり、失う者は彼女の方が大きい)
やめておけ。仮に元の身体に戻れたとしても、染みついた血も業も拭えはしない。
それでもいいと言うのなら、自分の意志と力で殺すことだ、崎守くんよ。
(ついでに思い出したのが、崎守慧という名前。男の心に女の身体を持った呪われた存在)
それなりには。
まーあ、年下の小僧の悪戯に本気で怒るほど小さい器量じゃないつもりではあるがね。
(真意の見えない笑顔で、しれっと肩を竦める。本気なのか偽りなのか、本人だけが知っている)
やれやれ。そんなもの何処で拾ったのやら、だ。
(意識がはっきりとしたらしい少年に向かって問いかける。それほど興味もないのだが一応形式は)
(守っておくべきだろうと思ったらしい。グリッと靴の底にこびりついた何かの死骸を地面に擦りつけて落とす)
(周囲には血の匂いと、僅かな死骸と散らばった水晶の欠片。他は夜の霧に散ったらしい。異形にも種類は)
(あるが、殆ど屍を残さない異形が多いので世間一般にその存在が認知される可能性は、低い)
(絶対にないわけではないが……。パンッと掌を叩くと水晶の破片が塵となって風に舞った)
そんなこと………急に言われても、わからねーって。
俺は俺のことを考える暇しかない、それに「魔力を利用しろ」っていったのは紅裂先輩じゃねぇか。
これだって、一種の魔力利用だろ?
使い方なんてその辺に転がってるわけないし………
(『桜閃』の目的も異形を倒すことと異形から人を守ることくらいしかわからない)
(自分の意思と力って――――そもそも今の俺は自分であるかどうかも怪しい。)
(ついでに、覚えていたらしいことを匂わせる紅裂先輩に「?」を飛ばす。)
ご、ごめんなさい!
(とりあえず正解なのかどうかはわからないが今自分が言ったことに対しては謝っておくことにする。)
(たぶんではあるが付け加えるならば、この人は意志を大事にする人なんだと思う。)
(そんな人の戦いに自分の意志ではなく介入したのは悪いことなんじゃないかと思う。)
知らね。なんだかよくわからないけれど、封印されてたみてーだよ。
けど、扱える俺が現れたから封印が解けたとか………うっすら覚えてるのは、石の名から出てきた気がする。
…………霊石ってやつなのかな?
(刃先をぷるぷる震わせながら鯉口に刃を差し込んでいく。どうにも格好つかないがそのあたりの扱いは追々覚えていこうかと思う。)
(ようやっとのことで刀を鞘に納めると、ほっと息を吐きへたり込むように座り込んだ――いや、いい加減体がだるい。)
はん……まあ、キミの意見もわかるよ。
望んだわけでもないのに、女の身体になっちまって。
それを打破する為には力が必要で、けれど方法がわからなくて。
だからそこにある物を掴んでしまった…ってわけだ。
うん、キミは悪くない。強いて言えば運が悪かった。それだけだ。
(別段、悪いことなんてしてなくても災難は向こう側から勝手にやって来る)
(それに対して不平不満を言いたくなる気持ちもわかるし、打破する為には)
(藁にも縋る気持ちだったのだろう。人生なんて所詮その程度のことでしかない)
まーあ、なんだね。それでも、だ。今日、自分の持った刀で、人とは違う形態であれ
命を刈り取ったことは忘れない方がいい。いずれ報いは来る。
(自分自身、今まで刈り取り踏み潰した命の数など覚えてはいないが、確実に言えるのは)
(それらの――無価値な生贄と断じたそれらの積み重ねがひとつの結末を導くのは確実だという事だ)
別にいいよ。キミが悪いわけじゃないんだから。
その鈍刀が悪いんだし、ねえ?
(あの圧倒的な力を前にして鈍刀とは酷い言い草だが、この男の態度は基本こんなものである)
(仮に戦うとしてもきっとこんな態度で臨み、破邪の刀を笑いながらへし折るだろう)
ふぅん……まあ、いいさ。鬼切り包丁には違いないが……精々、食われないようにすることだ。
その手の刀、力を貸す代償に命や魂を削るってのは定番っちゃ定番だしな。
(得た力には引きかえる代償が必要だ。魔力、命、魂、人生、戒律……)
(果たして、彼が元に戻るまで、元の自分のままでいられるのか、それすら怪しい)
もっと腰落としてその重みで鞘の中に滑らせる感じで入れた方がやりやすいぞ。
ちなみに日本刀って古美術品だから安くても2、30万円するってよ。
学生には高すぎる買い物だろう。ちゃんと手入れくらいすることだ。
(へたりこむ彼に手を貸そうかと思い立ったが、そう言えば拒絶反応があったんだっけと思い出す)
(まあ、男相手なら多少スパルタな方が却って鍛えるには都合がいいかも知れない)
へたりこむな。立て。
戦うってんなら誰にも寄りかからないくらいの覚悟をしろ。
(誰かを信頼することと、頼る事。繋がりを作る事。一人で立ち上がって戦う覚悟をすること)
(それらは決して矛盾しない。だからまず自分で立つ必要がある。そこが起点だ)
いや、別に平穏が欲しいなら無理に男に戻る必要なんかない。
ちゃんと女としての自分を受け入れて、周りの認識に自分を合わせればいいってことくらいわかってる。
それを良しとしなかった俺を悪くないなんて言うつもりはないよ。
俺のやってることはただのわがままだってこともわかるよ
けど笑いながら生き物殺す人に言われてもな………
(正直何もかもが早すぎて今の俺には理解できない。)
(命の重みとか、生き物を殺めることとかその善悪とか、どう判断していいのかわからない。)
(目の前の男が多くの矛盾をはらんでいるのもsの要因の一つである。)
俺が俺じゃないなら、俺でいることが許されないならそれは死んでるのと同じだし。
別にそんな俺なら死んだっていい。
(自分のいない世界、自分が自分でない世界――)
(そんなものに価値はないし、またそんなものを大事にする気はさらさらない。)
(実際死ぬことになったらどう思うかはわからないけれど。)
に、さんじゅうまん…………
(腕の中にあるずっしりとした重みのある長モノを見る……いや、高いとは思ったけど)
(そんなにするものなのか。日本刀。)
(っつーか保管とかどうするんだこれ――手入れ………また調べることが多くなった気がする。)
(額を抱えるように手を添えると大きくため息をついて)
無茶言うなよ、完全にオーバーワークだっての………
戦いもする、抗いもするけど………
(さすがにここまで体を酷使した後で一度座り込んだ体を立てるなんてことはできない。)
(実際に体に力を入れてみるもぷるぷる腕が振るえるのみである。)
……ぁくっ……
(それでも力を入れる、体を起こす――じゃだめだ、ならどう立つ?)
(体力は底をつき、関節や筋肉はとっくに限界を超えた状態で体を起こす何かで支えるか――)
なら、血に塗れながら望んだ物を手に入れるがいいさ。
それ以外の付随品は勝手に付いて回ってくる。罪とか罰とか応報とかな。
くふ。
泣きながら殺すくらいなら自分で首括って死んだ方がマシだってのよ。
(紅裂拓兎は、多くの矛盾を孕んだ人間だと認知されている、らしい)
(本人としてはその時その時で好きにやっているだけであって、筋道などない)
(いつだって無意味に笑って道化て見せるだけだ)
我(が)を通せない世界に意味はないが、世界なくして我(われ)もまたなし
いつだって、人間と世界は無関係に見えて繋がっているのよね、これが。
(自分が自分でない世界に意味はない。死んでいるのと同じだと彼は言う)
(これもひとつの戦いだろう。酷く孤独で、誰も支えることのできない戦い)
(そんな戦いを見守る人間は、だからこそ気軽な言葉を紡ぐことしかできない)
筋肉だけで立とうとするからだよ。骨とか他の部位も意識してみな。
まったく、基礎練習からしないと折角の武器も宝の持ち腐れだな。
ま、ちゃんと見届けてやるから、ほれ、立ってみな。
背筋を伸ばして無駄な力を抜く。さん、はいっ!
(技術は刀にインプットされているとは言え、それを出力する肉体がこの様では明日すら見えない)
(それでも、この男にしては珍しいことに、見捨てず立ち上がるまで待ってやることにしたらしい)
(いつもなら面倒なので担ぎ上げで運んで途中でゴミ捨て場に放り投げるくらいはするのだが……)
【眠いなー】
【そろそろ〆られるかな?無理なら置きレスで〆てもいいけど】
【んー、ごめん。こっちもねむい!】
【ってことで置きレスで〆でお願いします】
【こんな時間だから仕方ない】
【じゃあ置きレスでよろしく頼むよ】
【駆け足になったけど、楽しかったよ】
【また今度よろしくな】
【お疲れ様、おやすみ】
【あい、よろしくおねがいします!】
【こっちこそ、またよろしく】
【おやすみなさい、お疲れ様。】
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪に漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
他者の能力については相手側から移譲許可された場合のみ、一時的に受容できる。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、現在行方不明。葵の手にない。
普段は無形だが、現在は自分の分体を人に憑依させて命と霊力を吸っている。
・ 暗 器 各 種
糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどの各種暗器/時に特殊破魔加工(ただし弱い)
【希望】 NG以外、相談次第
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度受容 魔術耐性が低い 実体のないもの/霊体
【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。
【現状】 ≪深凪≫は、兵部晶の組織と協力関係にあり召喚士/モンスターハウスとは不戦協定を結んでいる。
現在、訳あって≪弐式≫を手放してしまい、それ以降≪弐式≫が行方不明。それゆえ深凪八席の地位を剥奪された。
「弐式(=夜乃刀)」は現在、人に自分の一部を憑依させて霊力と命を吸うことで力を蓄えている。
【高須賀さん、ありがとうございました】
【投下のみで失礼いたします】
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149?
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)
・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし)
【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。
【スレ立て乙】
【&久しぶりにプロフ投下】
>> 17
意味がわかんねぇし………
そんなんでも知ってる風なこと言うくらいならアイツの居場所でも教えてくれっての。
大体無駄に死にたくねぇから殺すすべを求めたのに。
(要は俺としてはやっとこさ力を手に入れたというのに、小難しい心構えのことを言われても困るといったところだ。)
(結果だけ言われたところで、経験の浅い俺には何かが伝わることはない。)
まぁなんだ…………今の俺には頭ごなしの否定にしか聞こえないから糞くらえってとこ。
無茶言うなっていってるだろーが!
意識は朦朧としてたけど訳の分からない体の使い方したのだけは覚えてるんだって―の。
(ここまで言ってから大きく深呼吸。)
(肺や喉がすこぶる痛い。けどここまで言われっぱなしなのも癪だ。)
(痛む筋肉やら関節を無視、とりあえず意識しろと言われた骨に意識を向けてみる。)
(骨って丈夫なんだろうけど、これ以上やったら折れるんじゃね?とか思えるほどこっちも疲弊してるなぁ。)
…………ふぅ………
(無駄な力を抜く――とりあえず全身こわばらせて動かすことはできねぇってことか。)
(必要な部分だけ………とりあえず足から順番に、上半身はのばした背筋を支えるくらい。)
(バランス感覚だけだ息を吸って、吐くと同時になるべく素早く、順番に筋肉を動かす………)
…………っどう、だ?
(なんとか二本の脚で立ち上がる。脚が妙に震えるし、バランスが崩れそうだから)
(日本刀『桜閃』を杖代わりにやっとだけど。)
(とりあえず立つことはできたからとっととこんなところから帰ろう…………帰、帰る………)
(どうやればバランス崩さずに歩けるんだろうね?)
【置きレスに借りました。】
24 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/20(日) 18:34:40.02 ID:k4dG09dX
禁止
>>23 くはは。年上のアドバイスなんて基本、鬱陶しいもんよ。
まーあ、誰からも相手されなくなるよりはマシだと思っとけ。
(彼はこれから一人で戦い続けなくてはならない)
(そんな彼に言えることなんて、殆どないと言っても差し支えがない)
(目的を果たす過程で無慈悲な殺戮鬼にならなければいいなと思う程度だ)
(だから、言わないよりはマシな程度のことを言っているだけだ)
上半身を動かさず、腰の重心を極力安定させる。地面を蹴らずに滑るように片足を前に出して、
もう片方の足を滑らせるように引き寄せる。抜き足差し足って感じかね。あー、不安定なのはわかるが、
むしろ不安定な足場を滑る様な感覚で摺り足で歩くのが案外身体への負担は少ないぞ。
(立つには立ったが、どうやって歩いたものかと思案しているらしい彼に、今度は)
(精神論の絡まない実践的なアドバイスをする。これは言った方がマシなアドバイスだ)
軸になっている背骨を意識して、それで、刀には極力寄りかからない方がバランスは取れる。
ほれ、やってみ。さん、はい。
(普段は気づかないが、二本足で立つ、歩くという単純な動作でも、転ばない為に神経と体力を)
(擦り減らしている。現状、彼が陥っている疲労困憊の状態では、古流武術にあるような極力力を)
(必要としない身体運用方法が適している。この歩き方をマスターすると高齢者でもスタミナの消費量が)
(格段に減り、若者との長期戦が可能になると言われている)
(――これは奏永久という少女が身に着けている身体運用方法に通じている)
(妙なところで役に立ったものだと、何となく感慨に耽る。あの馬鹿はまだ生きているのだろうか、とも思う)
【適当なところまで見送って〆かな】
【その辺は崎守くんに任せるけど】
【とりあえず置きレスに借りました】
【名前】高須賀狼樹(たかすか ろき)
【年齢】18(高3)
【身長・体重】185・82
【容貌】脱色した金の短髪、整えた細眉、吊り目に蒼のカラコン、左肩から二の腕にかけて炎を紋様化したタトゥー。
笑うと見える二本の牙、筋肉体質(本人曰くガチムチ)、上品とは程遠い雰囲気と容貌。左手首に金のバングル。
【能力】3m越えの狼への変化…
変化後も人の言葉は理解出来る上、意識も人のままだが人語を喋る事は出来ない。
身体の一部のみ狼に変化させることも可能。
獣全般を支配に置く…
鴉犬猫その他、ヒト以外の哺乳類ならばその殆どを己の意に従わせる事が可能。
怪力、跳躍、超回復…
ヒトの姿のままでもコンクリートを拳、牙で砕く、3m以上のジャンプ、傷を負った際の回復の早さなど
【希望】雑談、戦闘、日常会話、エロール其の他何でも。
【NG】スカ
【弱点】 精神系攻撃に弱く、霊体など、実体の無いものには一切攻撃が通用しない
『群れ』の掟により、何の特殊能力も持たない人間を攻撃してしまった場合、能力の殆どを制御される
【備考】
人外と呼ばれる、ヒトに成り切れなかった獣の血のモノ。所謂人狼。「人非<ヒトアラズ>」の者が人間社会に溶け込む為、互いを管理、
制御する為に結成された組織――通称『群れ』に所属。ヒトに仇なす「人非」を処理、またはヒトに迫害される「人非」を保護する
『群れ』、その役割通り、逸れ者やお尋ね者の保護と処理が仕事。
「人非」への仲間意識が強く、「人非」を迫害する者に対しては容赦ないが「人非」に関わらなければお節介タイプのお人好し。
良く言えば人懐こい、悪く言えば馴れ馴れしい性格。物心ついた頃から『群れ』の中で育ち、両親はいない。
『群れ』の表の顔が「警察や公安の方々と縁の深いその筋の団体」の関係で、喋るのは関西弁だが西の出身な訳ではない。
【俺乙ーと】
【投下兼ちっと待機さしてもらうで】
【ほたら此処までで退散させて貰うでー】
28 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/21(月) 23:51:08.99 ID:CjgceX9H
いつくる?
29 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/22(火) 20:58:13.95 ID:Cf995Va7
肉
ロール希望者が規制です
避難所を参照
【了解です。とりあえず移動致しましょう。失礼いたしました】
>>25 む…………確かにそれは困る。
(ぶっちゃけ、ぶっちゃけなくともこうやって素で話しても問題ない相手なんて希少なのもいいところだ。)
(多少?ものすごく?とにかく癖があろうとも俺が男だと知ってこうやって接してくれる相手というのは貴重だ。)
(とはいえ、いきなり「やめとけ」なんて言われてカチンときたのも事実なわけで……)
とりあえず、頭の中にはとどめる!礼は言わないからな!!
(眉を寄せ、唇をへの字にとがらせて考え抜いた揚句にそう言い放っておく。)
(なんで「やめとけ」なのか理由は聞いてないけど!!)
そんないっぺんに素人に言うなよ!待っててば!
頭の中で反芻する時間くらいあたえろぉ!!
(こうして必死になるとますます声が女じみてくる。いわゆる甲高い声ってやつか?)
(とにかく、要点だけでも意識する。あとは勘――背骨ってことは要はなるべく上半身絵を動かさないように)
(バランスをとってれば勝手に重心が動く……はずだから、それに合わせて足の裏の砂粒を転がすように、滑る――)
――よし………どぉ!?
(動け――なかった。いや、動けたが二、三歩地面滑ったらそのまま膝から力が抜けた。)
(アドバイスがよかろうが、体力を使わない歩法だろうが、俺の体力はすっからかんだということにかわりはない。)
(達人の動きをトレースしたド素人の末路である。幸いなのが赤い頭の男がそこにいるおかげで途中で投げ出そうと言う気にならんかったことだろうか?)
(自分の体力を把握しきってるわけでもなく、ただ負けん気はそれなりにある俺は夜道を砂と埃にまみれて擦り傷をつけながら――転がっていく。)
(当然帰宅後には両親と鉢合わせし、擦り傷だらけでボロッちくなった姿を見られて救急車を呼ばれるし)
(いつの間にやら手元から消えていた刀、『桜閃』は部屋にあるし、しばらくまた精神病院に通わされることになるし………)
(体が治ったら即、アイツ探しってわけにもいかなさそうだ………。)
【俺はこれで〆】
【遅れてごめんっ!だいぶ遅れちゃったけれどもここまで付き合ってくれてありがとうございました!!】
【できたら、またよろしくお願いします!!】
【お疲れ様でした!!】
【置きレスに1レスかり〜〜〜】
33
>>33 【これ以上は蛇足になるくらい綺麗に締まっているのでこれで終わりにしておこうかと】
【ロールお疲れ様。またよろしくな】
36 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/23(水) 16:35:34.19 ID:cfTraqRo
失敗
37 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/24(木) 11:08:31.29 ID:cHbo8IlA
夏日
【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。
対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
メイド服を着ていないと身体能力が低下するため、体育など薄着を強要される状況下では
本来の運動能力が発揮できない。
何故かフリルなどの装飾の多いメイド服では著しく平衡感覚が狂わされる。
あくまで一般扱いなので、武器が貧弱。
【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。
天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
天宮に仕えることを至上としており、何においても天宮を優先するため若干頑固で融通が利かない。
……が、そのおかげで本来の突拍子もない変人じみた性格が抑えられている節もある。
登校時は制服の下にメイド服を着込んで身体能力の低下を防いでいる。
物質転送システムの開発が異形や異能を交えて天宮で進行中。
【
>>1高須賀、お疲れ様だ。】
【プロフを置きがてら待機させてもらうよ。】
【長居ができないので凍結込みになるけど】
【それでよければ立候補】
【まずは、声をかけてくれてありがとう。凍結することは構わないよ。】
【……多少予定が不安定ではあるがな。こちらこそそれで問題がないというのであれば、お相手御お願いしたいところだ。】
【プロフは
>>6にあった】
【はい、了承しました、と。今週の土曜日と日曜日の夜は空けられるけど、そちらの都合が】
【悪ければ置きレスなどを挟みつつ進めるのもありかと】
【で、こちらはノープランなので何かそちらの方であれば】
【深夜徘徊しているメイド服の女性みたらそれはもう喜んで絡みに行くかと思いますが】
【プロフ了解だ。】
【日曜の夜は高確率で開くと思う。おそらくだがな。】
【それ以降となるとやはり……だがな。】
【ノープランと言えばこちらもノープランのようなものだな。】
【無難に互いに深夜の徘徊と行った方がいいか、好きな時に切り上げられるしな。】
【そちらが戦っていた異形がたまたまこっちの陣営で重要な種族(DSと呼称)だったから戦闘とかもありうるんだがな。】
【じゃあ日曜日の今日くらいの時間…21時前後が妥当かな?】
【都合が悪くなったら伝言などよろしく】
【えー、では崎守くんを送った帰りに遭遇】
【メイドさんが異形相手に乱舞しているので思わず声をかけてしまった、というか】
【生でメイドさん見たのでテンション上がってしまい乱入してしまったとかどうだろう?】
【問題なければそちらの都合のいいように書きだしてもらえたら助かるんだけど】
【それではその手筈でよろしくたのむ。】
【了解した。】
【書き出すので少し待っていてくれ。】
【はいー、それでは待ってますね】
【書きこめた?】
【サーバーが重いので両者の合意によりロールは破棄となりました】
【以下空室です】
47 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/25(金) 10:07:39.30 ID:QDFI86nt
マジかよ
48 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 00:41:39.66 ID:+R/pteWC
聞いてないよー
49 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/26(土) 20:44:57.68 ID:UifOOIUe
寺生まれTさん助けて
50 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/27(日) 17:07:04.04 ID:chcWzvf+
T先輩!!
【名前】崎守 慧(さきもり けい)
【年齢】14 (中2)
【性別】 女
【身長】 151cm
【3サイズ】 81・55・83
【容貌】
背中までのロングストレートの髪、大きめの黒い瞳、顔つきは年相応。
【能力】
勘が鋭く、やればある程度のことはこなせる。
大量かつ規格外な魔力(気、プラーナ、マナetc)の持ち主。
出して霧散させるだけで衝撃波が起こる。規格外ゆえに人間が扱う魔術のたぐいは一切扱えない。
他人への受け渡しなどは可能。
【武器】
『無銘・桜閃(オウセン)』
魔術や霊術の式と達人の技を込められた霊刀。製作者不明。
使用者に達人級の剣術と退魔の力を授ける。
ただし、慧の体は鍛えられていないため、長時間その力を使うことは不可能。
【希望】 体の変化に関する調査。
【NG】 特にない
【弱点】
完全に一般人ということ、長時間の男性との接触、自身が女性だと強く感じる行為
桜閃使用による長時間の戦闘。大技の使用は一日一回が限度。
体が技についていかないため、時折体が硬直することがある。
【備考】
言動や行動が荒っぽく、不器用なことを除けばどこにでもいる 男 子 中 学 生 だ っ た。
ある夜、異形に襲われこれまで男子として生きてきたことを否定するように
体は女子になり、周りの環境も変化した。
この急激な変化に精神は耐えきれず、男性との接触や自身が女性だと認識する行為に
酷くストレスを感じ、嘔吐感や悪寒、頭痛などに襲われるようになった。
この状況を打破するため、「自分を女にした異形」を探している。
人目のあるとこれではなるべく女らしく振る舞うことにしているが
人目のないところでは素に戻る。
黒上いろはに言われて力をつける術を模索中。久遠ゆりかと力をつけるまで夜の街には近づかないと約束した。
【>1乙なんだぜ。そして待機だ!!】
【おちるぜー】
>>52-53 【ッと!?――…、た、タッチの差やとッ!?】
【あーちゃー……取り敢えず15分ばかし遅れた挙手して待っとるから、時間良けりゃ声かけてんか?】
【ぼちぼち言うてた時間やし、俺も落ちるで】
【ほなお返しや】
55 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/28(月) 13:44:56.48 ID:+Bkfshwa
55
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いていたが、現在は外している。
代わりに銀のリングを通したネックレスを首に掛けている
【能力】 ・無呼吸の瞬き(ゼロ・ブレス)
集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
神経の反応も過敏になり、一時的に運動・反射能力が上昇する。
発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
制限時間は3〜5秒ほど。
・不可避の直感
能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。
【武器】 切姫(きりひめ)
:無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
あるいは、能力自体が発動できなかったりする。また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。図書委員。
性格はテンプレ的な直情型。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。
普段は『掲示板』を利用して、異形の情報を収集している。
【テンプレ置きつつ、久しぶりに待機ーっ】
57 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/28(月) 22:51:53.63 ID:+Bkfshwa
あつい
【んー…落ちますっ!】
59 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/30(水) 20:06:28.23 ID:97lLZVQI
ノーノー達成
60 :
名無しさん@ピンキー:2012/05/31(木) 13:21:52.05 ID:kZadRxAM
60
【今宵もお邪魔させてもらうぞ。プロフは
>>38だ。】
【右見て左見てリロードして立候補】
【ある意味先日のリベンジだけどこんばんは】
【こんばんは、よし、今回はまともにリロードできるな。】
【立候補ありがとう。前回と同じでいいということかな。】
【うん、そうなるかな】
【妖魔狩りしてるメイドさんと第一種接近遭遇】
【それ以外の日常パートでも構わないけど】
【まあやはり凍結挟むことになるけど】
【解凍は土曜日なら21時…30分くらいからかな】
【日曜日なら早い時間からでも空けられるかと思います】
【凍結のほうは了解した。】
【こちらの予定は日曜くらいしか空いていないので】
【良ければ時間指定のほうをしてくれると助かる。】
【書き出しのほうはできているようなものなので、初めてよければ言ってくれると助かる。】
【それでは日曜日の21時前後でお願いするね】
【ああ、もう出来てるわけか】
【わかったよ。それじゃあ今夜はよろしく】
【うむ、了解だ。】
【それではよろしく頼む。】
(――面倒なことだ、と白河沙耶はため息を吐く。)
(天宮が進める。転送装置を開発する計画、それに必要なものを取りに行くために)
(自らも通う学園の裏に位置する山中内にて、対峙する異形と対峙しなければならないこと。)
(そしてその異形がどうにも興奮していることが要因だ。)
まったく、異能者でも近くにいるというのかな……
余計なことをしてくれたものだ。
(天宮から課せられたメイドである自分への使命は眼前で唸り声を上げる異形………外見としては大きな犬程度だが)
(時折瞳や飾り毛に虹色の光彩が現れる――天宮で次元種(DS)と呼称されるものの捕縛だ。)
(本来、物陰から対象から察知されることなく行われるはずだったそれは妙な気配で捕縛対象であるDSが興奮したことで)
(立ちいかず、牽制のために姿を現さなければならなくなった。)
(深く皺を刻んだこめかみをそっと押さえて頭痛を抑え込みながら目の前の目標をどう沈黙させるか算段をする。)
(――あるのは捕縛用のワイヤー、転送できればネットを使えないこともないがその間に逃げられるな。)
(山の中で獣に逃げ回られれば追える自信はない…………)
(そう、考えをまとめると素早くシンプルなワンピースの袖に包まれた腕を動かす。)
(こちらの動きを察知して、逃走しようとする異形の獣の姿――筋肉を収縮させ、人には不可能なバネを生み出そうとする姿勢を凝視。)
(飛び出す方向をその一瞬で見極めてから、先読みの銀製のナイフを投げつける。)
『ギャウンッ!!』
(二本投げた内の一本がバネを生み出す前の異形の後肢に命中し、その身を硬直させる。)
(そして次の一手で捕縛用のワイヤーを投げつける――――――)
(――も、とっさに身を転げさせた異形に回避されてしまう。異形は白河の攻撃を捌き切ったと、敵性の存在からは)
(逃げるべきだとあらためて茂みの中へと飛び飛び込もうとして――――)
ふむ、やはり一本では無理だったか。
二本投げておいてよかったよ、さすがに今からこの山の中再び君を探すのは
徹夜ものだからな。
(――異形の頭部が突如飛来した大ぶりの木の枝にしたたかに打ち付けられる。)
(外したはずのワイヤーは、木の枝を絡め取っており、異形に当らなかったナイフでもろくなった場所かぽっきりと折れ)
(分銅のようになり叩きつけられ、異形を気絶、無力化させたのだった。)
(パキリと乾いた音が響く。焚火が燃えている)
(ざわざわと漆黒の闇が唸っている。獣たちの声が響く)
(串に刺して炙っていた獣肉に齧りつくと、ぶわっと汁が溢れ出る)
んぐっ!んぐんぐ、ぷはっ!
(急いで水筒の中の水を飲み干す。危うく口の中を火傷するところだった)
(それにしても何か騒がしい様子だった。誰かが山の中で獣と遭遇しているのだろうか)
やれやれだ。
(夏も近いので自主的に山籠もり――とは言っても学園近くの裏山だが――などして)
(魔獣と戯れたり狩ったり喰ったりしているのだが、どうにも騒がしい)
(ちなみに今日の晩餐は虹色に光る犬に似た生き物の肉。血抜きして捌いた肉を焚火で)
(炙る。なかなか美味であった。しかしこうまで騒がしいと食事を楽しめない)
(食事と読書と戦闘と休憩の邪魔をされるのはこの男の厭うところである)
(肉を齧りながらふらりと立ち上がって山道を歩く。気配も足音も消さない)
(何故ならこの山中でこの紅い髪が恐れるに足る獣は存在しないからだ)
(山の精霊や邪霊の類も、この男の存在をスルーしている様子だった)
ふむん?
(暫くすると、山中には相応しくない白い服の女性が舞っていた)
(対面しているのは、昼真に狩った犬っぽい妖魔と同種だろうか)
(獣特有の瞬発力で行動に移る前に先読みした攻撃がヒット。更に投げつけた何かを回避したと)
(思われた矢先、それも含めて彼女の計算通りだった。見事、虹色犬は昏倒した)
ブラボー!おお、ブラボー!
(思わず拍手喝采。紅い髪に、山中を行くとも思えない軽装の男が拍手をしている)
(よく見ると彼女はメイド服だった。それも含めてすげー、ブラボーと更に拍手)
しかもメイドさんだし。メイド喫茶にいるなんちゃってメイドさんじゃないし!
なんか大きな剣持って戦うメイドさん思い出しちゃったよ俺!
(この男にしては軽薄な部分がない、興味津々と言いった風情でにこやかに語りかける)
(近づき、昏倒させたDSの四肢へ、さらに口へとワイヤーを巻き、最後にポケットからガス圧式の注射器を)
(取り出すと、DSの首にあてがい薬品を投与する。これで搬送が終わるまでの間このDSが覚めることはない――)
(そう思って立ちあがろうとした矢先の出来事だった。)
いや、君のほうがブラボーな恰好をしているのではないか?
(場違いな山中の中まるで街燈パフォーマンスでも目にしたかのようにはしゃぐ男に)
(小首を傾げながら、思わず口をついた言葉はそんなものだった。)
ふむ…………
(一つ唸り声を上げてから、言葉の意味を考える。)
(要するに、自分の格好が珍しいということらしい。しかし、見れば見るほど派手な男だなと思う。)
(ギターでも持てばなんちゃら系バンドとかいうのでもやってそうだと、赤い風体に感想を持つ。)
すまない、こちらも作業の最中でな。私に用があるというのならば少し時間をいただくよ。
失礼する。
(そう一言断って背中を向けると、無線を取り出し天宮の捕縛したDSの回収を担当するものへ連絡を入れる。)
(指定された場所と時間などを紅裂に漏れないよう話してから無線を切り再び向き直る。)
(山の中に場違いな長い丈のスカートが揺れ、膝の前あたりで手を組んだ飾り気のないメイド服姿が紅裂に向く。)
お待たせした。
時間、場所から推測してご同業の者、所謂「異形狩り」と呼ばれるものに分類されるものとお見受けする。
私になにかようでもあるのだろうか?
(彼からは敵意を感じられない。純粋に興味というのはわかる。)
(こんな時間に、DS以外の異形が湧くと思われるこんな場所にいる男。)
(そんな男に話してみる価値を見出し、それ以上の価値を期待してみるのだった。)
(犬に似た妖魔を無力化させた後に拘束。更に注射器で薬物を投与――筋肉弛緩剤の)
(類か、もっと単純な麻酔薬か――している所を見るに、捕獲が目的だったらしい)
(妖魔の生体の捕獲は単純に屠るより難易度が高いが、見返りは大きいと言われている)
(そもそも妖魔というのは人間社会にも貢献している。古くからは生薬の原材料としても使われており)
(効能も高い。人魚の肉だのユニコーンの角くらいになると眉唾物であるが……)
おっと、お邪魔したみたいだぁね、こちらこそ失礼。
(背を向けて無線で連絡を取っているらしいメイドさんに、軽く謝罪しておく)
(通信の内容は余り興味もない。多分回収役の人間に連絡を取っているのだろうと推測できる)
(本来異形狩りはチームで役割分担をしてやるのが普通で、単独でやるのは単なる馬鹿か一匹狼)
(気取りの馬鹿か、何も知らない馬鹿か、殺戮大好きなこの男みたいな人間くらいのものだ)
用事って程でもないんだけどね。
向こうでキャンプしてたんだけど、騒がしいんで様子見に来たんだ。
(何を隠す訳でもなく、山中より屋敷の方が似合っているメイドさんに笑いかける)
(実に素晴らしいと内心で感嘆している。メイドさんだ。リアルメイドさんだ)
(正式な訓練とか受けてるっぽいメイドさんである。内心ぐっと拳を握りしめる)
あー、俺は紅裂拓兎って言うんだ。
偶に仕事で妖魔狩ったりしてるけど、基本フリーランスの傭兵だと思って貰えれば。
(この場合の傭兵とは、退役軍人などが所属している民間軍事会社の傭兵ではなく)
(闇の世界で金銭次第でなんでもする使い捨ての兵士のことを指す)
立ち話でもなんだし、向こうで話さない?
お茶くらいなら御馳走するけど。
(キャンプしている方向を指し示して、提案する)
(内心メイドさんだひゃっふーいと興奮しているのだが、表面上はどうにか取り繕っている)
【すまない、そろそろ凍結をお願いしたい。】
【始まったばかりだというのに申し訳ないな。】
【おっと、それなら仕方ない。解凍は予定通りでお願いするよ】
【余裕があれば置きレスなどよろしく。ただ無理はしないで欲しいな】
【ありがとう。ご厚意に甘えさせてもらうよ。】
【無理しない程度にやらせていただく。】
【紅裂も体調などには気を付けてな。】
【ふむ、やはり先に言われてしまうとどうにも格好の付かないところだな。】
【そんな君の気遣いには頭が下がるよ。】
【それでは、今回も話しかけてくれてありがとう。お先に失礼する。】
【メイドさんに心配して貰える日が来るとはなんたる行幸っ!】
【などと冗談はさておき、はい、ちゃんと体調管理はしておきます】
【いえいえ、お互い様ということで】
【はい、お疲れ様。またよろしく】
【以下空室】
75 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/01(金) 12:36:24.57 ID:3l8odp0Q
75
>>70 (――「人と接触する可能性を考慮していなかったこちらの落ち度だ、気にしないでくれ」とやんわりと流してから)
(目の前にいる青年の話を聞く――曰く、キャンプだそうだ。)
(おそらく同年代、むろん実年齢でそれに当たるであろう外見の彼が住宅地からそこまで離れているわけでもない)
(こんな地でそれを行っているというのだ。珍しいを通り越して、酔狂な現状に思わず眉がピクリと動く。)
ご丁寧に痛み入る。
私は白河沙耶という。天宮家の元でメイドという形で雇われている。
(相手が名乗り、目的を語る。手っ取り早く害意も敵意もないと証明する手段としては悪くない手である。)
(ゆえに自分もそれに倣い、名乗りを上げキャップの中に頭髪をおさめた頭をゆっくりと下げる。)
此度は私が仕える主の為に、必要なものを調達しに来た。
騒がしくしたようで失礼した。
(今度は謝罪の意味を込めて頭を下げる。)
(捕縛対象にばかり気を取られ、第三者による介入の可能性の考慮、またそれを防ぐ配慮を)
(怠っていたことを素直に恥じる。)
そうだな、君のことをいくつか聞きたいと思っていたことだし。
良いのであれば、招待に応じさせていただきたいな。
ああ、客として招かれるつもりでもなし、そのあたりはお構いなく、な。
(なんと言うか、時折見せる間延びする口調と言いどこか飄々とした態度と言い)
(いつか会った御木本という少年を思い出す。体格などに違いはあれど、彼も何やら私の格好を見て)
(反応を示していたな、と物思いにふけると千沙く笑みを浮かべる。)
(異形の目撃例がいくつかあるこの場所でキャンプする男。それの指し示す方向へ足を踏み出していく。)
【置きレスに一つ借りた。】
【これにて失礼する。】
77 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/02(土) 07:46:25.50 ID:2BtiY2iy
77
>>76 白河さん、白河さん………あま…え…はい?
天、宮、家って、ああ、はいはい。なるほど。納得納得。
いやぁ、天宮家のメイドさんにこんな場所で会えるとは、なんたる僥倖。
(白河沙耶なる人物は、天宮家に仕えるメイドさんだと自己紹介してくれた)
(客商売向けのなんちゃってメイドさんとは一線を画すトルゥーリアルメイドさんを雇える天宮家と)
(言えば、あの天宮コネクションのことを示していると見て相違ないだろう。一年生の頃のクラスメイトで)
(ある御木本正太郎にこの人のことを紹介してあげたい気分になった。きっと喜んでくれるだろう)
いやあ、興味本位の野次馬根性で首ぃ突っ込んだだけだし。
そこまで言われるとこちらが恐縮して獅子舞…じゃなくて、してしまいまする、はい。
(その折り目正しい言動。見た目より実用性本位のメイド服。その気品すら感じられる佇まいに興奮が)
(収まると同時に賢者の境地に到達する。仕えている主人の器量が窺い知れるというものだと感心もする)
じゃあこちらへどうぞ。足元に気をつけてね。
道なんて上等なもんがあるわけでもないし。
(頼りない月明かりだけを光源に獣道を進む。彼は軽装でこそあるがシューズだけは登山用のそれである)
(登ったり下ったりくねったりしながら、後ろを着いてきていることを確認しつつ、話しかける)
山の神様は大抵女性でね、だから女が山に登ると嫉妬して災いが起こるとマタギたちが言ってるんだけどね。
それが本当なら、白河さんみたいな素敵なメイドさん相手だと余計に嫉妬すると俺思うのよ。
白河さんは妖魔退治もできるパーフェクトメイドさんだし、山の女神さまも裸足で逃げだすだろうけどね。
やー、天宮家に仕えるメイドさんクラスになると、オールラウンダーなんだねえ。尊敬するよ。
(天宮家は近年になってこちら側に――夜の世界に関わりだしたと伝えられている。その動機に関しても)
(諸説あり、道楽での妖魔狩りであるとも、こちら側の秘術を獲得する為でもあると言われている)
(――彼女の言動と妖魔を捕獲したことから察するに、後者に近い動機らしい)
(ふざけた発言の裏で考察を巡らせながらも、今のところ警戒はしていない)
ふいー、とうちゃっくぅ。一名さまごあんなーいってね。
よければ座って座って。今コーヒー淹れるから。流石に紅茶はないんで勘弁願いたい。
(暫くすると焚火のある地点に戻った。森の中の拓けた場所に設置されたタープテント。タープの下には収納式)
(テーブルやコンパクトチェア。テーブルの上にはカップやパーコレーター、サバイバルナイフや捌いた肉を)
(載せた紙の皿などアウトドア用品がずらりと並んでいる。一晩過ごすだけなら上等だが、この山に棲んでいる)
(異形の存在を知っていれば心許ないことこの上ないだろう。気にしないのは今この瞬間けらけら笑いながら)
(メイドさんに椅子を奨めている紅い髪の男くらいだろう)
【予想より早く帰れたー】
【説明が長くなったのでばっさり省略してくれると嬉しいです】
【置きレスに借りました】
>>78 (――道中考える。敬語を使いなれていないあたりは体育会の人間ではないだろうとか。)
(こんなところでキャンプ、天宮の名前を知っているあたりは軽薄な言動とは裏腹に頭もまわるし知識もある。)
(傭兵というのも若者が格好つけてなのるようなものではなく、実力と経験が伴ったものだとか。)
(しばらく山の中を歩いていたこともあって、夜道に慣れた目で赤い背中に先導されていく。)
(スカート姿でこそあれ装備も山登りにすら対応したつくりとなっている。よほどのことがない限りで遅れることはない。)
ここか………結構奥でしているのだな。
(キャンプ用具一式が展開された場所へとたどり着く。)
(割と普通のキャンプ用具だ。これと言って不審なところは見当たらないし」、特別なところも見当たらない。)
(どうにも異形という存在が自分が思っている以上に危険視されていないのではないかと錯覚するほどだ。)
(――と周りを観察していた白河沙耶は、あるものを見つけてその場にしゃがみこむ。)
……体毛、DSのものだな。
(虹色がかったそれを指先でつまみ、周囲を見渡す。目につくのはサバイバルナイフ。)
(それから赤く、店売りされているものとは思えない形状の新鮮な肉。)
(立ち上がり、進められた席に座るとどこか落ち着きなくその背中を見送る。)
あ、ああ……お構いなく。そこまで気を遣ってもらうと、逆に落ち着かなくてな。
そうだな、いくつかさっきの言葉にこたえておこう。
神話に登場するようなものがここに生息しているというのは、初耳だ。どんな形状なのか見てみたいものだな。
そしてその話が本当だとしても、私は女である前にメイドだ。災いなど振ってこないだろう。
(手持無沙汰を紛らわすように口を動かす。)
(コーヒー……こんな場所で使うものなどめったに使わないので、断言するには憚れるが)
(彼の手つきなどはそういったことに手馴れている者の手つきだな、と感想をもって。)
それとこちらからの質問。
普段はちゃんと町の中で生活しているように見受ける。今宵のようなキャンプは頻繁に行っているのだろうか?
そして――――
(気づかないうちにスカートに付着していた可能性もある。)
(だがサバイバルナイフと肉の状態から察するにここで捌いたものと思われる。)
(さらにこんなところで食用に適していると思われるウサギやら野鳥が生息できるとは思えない。)
――君は異形、虹色の体毛を持つ犬型の異形を食べたのか?
(仮説から、確信を得るために。異形を食うという行為は異常で、それを指摘されるのはよろしくないことなのだろうかと)
(疑問に思ったが、それならそもそもここに人を連れてくることはないかと思い疑問を口にした。)
【それでは今回もよろしく頼む。】
80 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/03(日) 21:29:00.61 ID:/LBfBeDN
80
奉仕されるのは慣れてないのかな?
いやはや、骨の髄までメイドさんなんだねえ。マジで感心するねえ。
(落ち着かない様子ながらも、女性である前にメイドであると真顔で言える人間が果たして)
(この世界に何人いる事だろうか。主人に仕える猟犬であると真面目に答える人間なら知っているけれど)
んん、そうだね。普段は学校に通ってるよ。
××学園ってあるじゃない。この山降りたとこにある学園。
キャンプは……割と頻繁にやってるよ。これも鍛練の一環さ。
(つらつらと答えながら自分は学生であることを明かし、パーコレーターにペットボトルに入った水を注ぎいれて)
(テーブルの下から取り出した小型ガスバーナーに接続したスパイダーストーブにセットして、高火力で湯を)
(沸かす以前は焚火で沸かしたのだが不味かった。焚火の火力ではコーヒーを楽しめないとの)
(経験則からこれらのセットを購入するに至った。メイドさん――白河は警戒していないが油断なく)
(周囲の状況や男の持ち物、テーブルに乗せられたものから疑問を持ち、思考を巡らせている)
虹色……ああ、俺の晩飯ね。食べたよ。
血抜きして捌いて焼いて食ったよ。うん、なかなか美味だった。
(そして推測したことの確証を得る為の質問に、さらりと答える。野性の獣の肉は寄生虫や病原菌の関係で)
(店頭に並ぶことはまずない。だが世の中には変わったものを食べるたいと望む人間もいる)
(異形と呼ばれ、妖魔と呼ばれるイキモノの肉を食う事は、夜の世界では多少変わったことに分類されこそ)
(するが決して異端視される行為でもない。積極的に行うのは、極一部の人間とこの男くらいだが……)
【こちらこそよろしく】
学生か、奇遇だな私もちょうどその学園に通っている。
学生にも身で自己鍛錬というのも………珍しい話だな。
(普通は大人に指導してもらってしかるべきだ。)
(かくいう自分も、メイドとしての技術や心構えなどは祖母から学んだ。)
(それをしない、となると単なる反抗期か、それとも大人に頼りたくない理由でもあるのか。)
君は独学で異形狩りを?
(自分も異形狩りそのものは独学で行ってはいるが、それを可能とする戦闘技術は祖母仕込みであり)
(また、天宮コネクションという環境が作り出したものだ。)
ほう、食用には適さないと思ったが………
それとも、そういう個体だったのだろうか……これだけ異形が多い環境だと筋が増えそうなものだが。
君の調理方法がよかったという線もあるな。
(あっさりと、ふてぶてしいとすら思えるほどの態度で目の前の男は言い切る。)
(ここにいたり、白河はこの男を飼い馴らすなどということは不可能だという考えに至る。)
(右手を口元に、左手で右腕を支えるように組むと、じっと考える。)
うむ、君のことはそこそこわかった。
そうだな、君は顧客を得る気はあるかな?
(ようは天宮の支援の元、天宮の命で異形狩りとして生きる気はあるかということだ。)
(自分の見立てが正しいかどうかの確認でもある。)
へえ、白河さんも学校に?
メイドしながら学生生活ってのも……凄いな。
(エロいゲームの登場人物みたいだと言おうとして自重した。紅裂拓兎だって週に一日くらいは)
(変態じゃない紳士になる時だってあるのだ。他の日は変態という名の紳士だが……)
(――恐らくは、メイドとしての必要なスキルや資格は全て修めており、仮の身分として)
(学生をやっているのだろうと推察できる。理由まではわからない)
俺は異形狩り専門ってわけじゃないけど、まあ、殆ど自己流だね。
あとは俺自身の力。
(湯が沸いたので蓋を開けてバスケットの中に挽いた豆を入れて、もう一度弱火で加熱する)
(俺自身の力とは、言うまでもなく「異能」のことだが、ここでは説明しない)
食う為に繁殖させた家畜も悪くないが、偶には野趣溢れる肉も悪くないもんだよ。
仮に不味くても小麦粉とバターと醤油があれば大抵食えるし。
(それは単に味を誤魔化しているだけとも言うが、食べられるならそれでも可なのだ)
(美味い物はどう食べても美味いが、不味い物をそれでも工夫して食べるのも食の楽しみである)
ん……まあ、夜の世界の傭兵と言っても使い捨ての駒だしな。
それこそ、天宮家クラスが人間が雇ってくれるなら、是非にと言う奴は多いだろうな。
(傭兵が戦うのは金銭の為である。私的な理由――復讐や信念の為に戦う人間は向かない)
(強いて言うなら自分に支払われる金銭こそが傭兵の信念であるとも言える)
ま、俺は走狗として使うには反抗的すぎるからお奨めしないけど。
(そして紅裂拓兎は、私的な理由で他者や世界と戦っている人間である)
白河さんが俺を可愛がってくれるなら、まあ、ありかも知れないけど。
個人的に俺に力を貸せっていうなら、少しくらいは手伝うけどよ。
犬でも猿でも捕獲してくるよ。猫だけは勘弁な。
(冗談めかして付け加えて、笑う。年上のメイドさんに可愛がってもらえるのは、年下の女の子に)
(罵られるのと同じ程度にはご褒美ではあろう。金銭で働く気はあっても縛られる気はないのだ)
学園に通うのは若者の義務らしい。
メイドとして生きていくのは決まっているが、人としてそれ以外のものを学ぶのは当然だろう?
少なくとも私はそう思うように育てられ、納得しているよ。
(妙な間に疑問を感じとり、予測されると思われる質問に答える形で言葉を出す。)
(そうして言葉をまじわす間にも紅裂き作業を続ける。バスケットから豆を用意するあたり)
(そこそこ凝り性であるらしい。得体のしれない生き物の肉を食らうあたりは繊細とは程遠いかもしれんが。)
………ふむ、専門ではないか。
それはどういった意味なのか尋ねても?
(作業する人間を見ているとどうにも落ち着かない。むしろなんで目の前で他人が動いているというのに、と感じてしまう。)
(家主を立てることが必要だと、いうことがわかっていてもどうにもこうにも手足が働こうとしてむず痒い。)
謙遜、とみていいかな。
これでも褒めているつもりさ。君が食べたとされているあの異形天宮で研究中の種族でな。
肉質についても研究してきたよ。
(それらを踏まえて、捌いて食用にまで持って行ったのは称賛に値するものだった。)
傭兵稼業自体があまり必要とされない国だからな。ここは……
(一つうなずき、紅裂きの言葉に同調する。)
わかった。そういわれると思っていた、いや予想よりも柔らかい物言いではあったけれどね。
君の推奨通り、君との専属契約はあきらめよう。
(専属契約を結ぶにあたって、反抗的、というのはいただけない。)
(そもそも専属契約自体が安定した供給を得るために行われるものだ。それがいちいち反抗にあうとなれば)
(専属契約の意味がない。)
……いいのか?結局のところ、私は天宮の意思を体現しているだけに過ぎないんだが。
まぁ、可愛がってくれというのならばかわいがること自体は悪くないと思っているよ。
年下の面倒を見るのは好きだしな。
(うむ、とうなずき真顔で返す。年下、というよりは可愛げで未熟さが見えるといった方がいいか。)
(どうにも自分はそういったものを好ましく思うところがある。「可愛い」と感じるといっていい。)
(もっとも、目の前の男にそれが必要だとは思えないが。)
それでは、君のことは私が個人的に頼ることができる人間の一人として数えておこう。
機体はしてもかまわないのだよな?
(そして確認の意味を込めて付け足した。)
ふむん、にゃるほどー。
若者が人として学ぶべきものと言えば、社交性と道徳かな。
(確かに集団生活でしか培えないものはあるだろう)
(それを学ぶならもっと他にもいい学園はあるだろうし天宮家の関係者なら)
(上流階級層しか通えない学園に通っていそうなものだが、偏見だったらしい)
俺の力は俺だけの特異性だから。
他の人間には使えないって意味だよ。
(作業の合間を縫って、掌を差し出してパチリと指を鳴らす。きらりとした粒子が唐突に出現した)
(珪素の粒子が掌の中で踊って星雲のように渦をまいて小宇宙が揺れる)
(集った星々が生み出したのは、水晶で出来た薔薇の花だった。はいと、それを彼女に差し出す)
へえ、あの虹色わんこちゃんがね。
ふうむ、癌の特効薬の原材料になるって話は聞いてないぞ。
アンチエイジングに効果的ってわけでもないし。
(異形の生態は今でも闇の世界で研究が続けられている。そして表側で権力を握る天宮家が)
(研究するに値する価値があの異形にはあると言うのだろうか。確かに食用として売り出すには)
(あれは好みが別れるだろうし、家畜として繁殖させるにも向いていない)
俺は気に入らないことには何でも噛みつくからな。
もっと従順で、腕の立つ傭兵は他にもいる。雇うならそっちにした方がいいよ。
(この国は平和である。少なくとも建前としては。だから表では生き術が限られている)
(裏でも、傭兵稼業というのは評価が低い。自前の戦力を減らしたくないとか、使い捨ての汚れ役を)
(押し付けるとか、そんな理由で雇用されることが殆どである。別に不満もないけれど)
はは、年下は可愛いものだよ。生意気で、背伸びしてるけど、妙なとこで純真だしね。
俺が可愛くないのは確認するまでもなく明らかなので言及しなくてもよろしネ。
(うんうんと同意を示して頷く。こんな時、なんとはなしに思い出す顔はやっぱり久遠ゆりかだったり)
(兵部晶だったりする。紅裂拓兎が純真さや可愛げなどを欠片も有していないのは確定的に明らかだ)
うん、いいよ。素敵なメイドさんの為ならエーンヤコラだ。
何ならメアドの交換でもする?
(物凄く安請け合いしている感はあるが、この男のスタンスは大抵こんなものだ)
(異端者でありながら、人との繋がりを求めては失望し、それを懲りずに繰り返している)
はい、出来たっと。どうぞ。
砂糖はお好みで。ミルクとクリープはないんで勘弁してくれ。
(予備のマグカップを取り出して、銀色の器にコーヒーを注ぎいれる)
(スティックシュガーと一緒にテーブルの上に置いて彼女へと差し出す)
【あと、もう1レスと思ったがここらで凍結だろうか。】
【明日は平日だし早めに切り上げたほうがよいと、進言してみるよ。】
【あー、それもそうだな気を遣わせて悪い。】
【うん、そうしよう。予定通り月曜日の22時からで構わないかな】
【いや、こちらがしたいからしているだけさ。】
【問題ない、予定に変更は今のところないよ。】
【それでは今回もお付き合いに感謝させてもらう。】
【お疲れ様だ、だんだんと暑くなってくるころだが、体調には気をつてな。】
【それでは失礼する。】
【ああ、こちらこそありがとう】
【お互い、体調管理はしっかりしておこうな】
【お疲れ様。またよろしく】
【以下空いてます】
90 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/04(月) 15:16:30.13 ID:iJzbDUEe
90
>>85 (作業をとめた手ががこちらにむけられる。)
(その上で粒子が渦巻き誕生を体現するかのようにきらめきを放つ。)
……綺麗なものだな。――そして少し残念だ……
(水晶でできた薔薇を眺めながらつぶやきを漏らす。)
(今の会話に議題というものを挙げるとすれば、それは戦闘についてだろう。)
(この儚く煌めく結晶も時として殺しの道具に使われるということ他ならない。)
薔薇以外にも何か作れたりするのだろうか?
(月明かりに透かしてみると、よりその美しさが際立つ結晶細工を眺めながら紅裂に移した。)
ああ、もしDSに関係することで君に頼むことができたのならば
その時に説明させてもらおう。その時まで企業秘密ということにしておいてくれ。
(癌の特効薬にアンチエイジング――どちらも違うが似たようなものか。)
(物質転送システム。その原動力となる鉱物を作り出すと知ればどんな顔をするだろうか。)
(と思いながら人差し指を唇に当てた。)
おや、気に入らないところに噛みつき、およそ常人ではしないようなところでキャンプをしている君は
背伸びをしているわけではないのかな?
(なんだかんだ言ったとしても、自分たちの歳では何をやったとしても背伸びをしていることには変わらない。)
(大人でも踏み入れないこんな世界に入っているのなら尚更だ。)
(それを理解していてもしていなくとも、自分たちは必至でつま先で立、手を伸ばすのだろう。)
(そんな考え方をしているゆえに、意地悪く笑みを浮かべて問いかける。)
ああ、別に私のためだけに私のアドレスを使わずともいいぞ?
天宮が最優先とはいえ、君のことを可愛がると言ったからな。できる限りそれにも応じようじゃないか。
(天宮の為ならば容易く、こんな口約束など破るがな――と心中で付け足しておく。)
(自分が誰のためのメイドであるか確認するための行為だ。)
ああ、ありがとう。いただくよ。
(そう言って、軽く混ぜブラックのまま一口すする――淹れてもらったコーヒーなのだしキャンプ地なのだから)
(しかも同僚というわけでもなし、口を出さずに楽しもうじゃないかと、必死に自分に言い聞かせて、ふぅと一息つく。)
【それではよろしくお願いする。】
その気になれば色々作れるよ。
もっとも、用途はあんたの想像通りだろうけどね。
(綺麗だという称賛と、残念だという感想。後者に関しては、こんな綺麗な力で無残な屍を)
(生み出すことに関してだろう。偶に言われるが、他にこの力の用途があるわけでもない)
了承した。
あ、その薔薇は白河さんに進呈しよう。出会った記念に。
(企業秘密だと言われれば追及もできない。このメイドさん、特殊工作員並みに口が堅そうだ)
(主人への忠誠、組織への帰属意識というのは、案外馬鹿にならないのはよく知っている)
さあ、どうだろうな。俺は俺が思うように生きているだけだが……
(少しばかり意地悪な問い掛けに、首を傾げる。今まで出会ってきた人間と、殺してきた無数の)
(屍たちの顔を思い浮かべる。言葉にならない混沌が渦巻いて、何を言うべきかわからない)
あんたがそうであるように、俺にも自分の芯ってものがあれば、マシな答えが出せるんだろうがな。
(彼女の芯にあるのは天宮家への硬い忠誠だろう。自分にあるのは反骨精神くらいなものだ)
(だから、ゆるゆると首を横に振る事くらいしかできない)
ぶふっ!可愛がる云々は冗談ですがな。ジョーク。
メイドさんに色仕掛けで籠絡されてみるのも面白そうだけど実際に試してみる気にはなれましぇん。
(僅かな対話の中で理解できたのは、彼女は天宮の為のメイドであり、それ以上でも以下でも以外でもない)
(という事だ。主人の為ならだれでも利用するだろうし、誇りを持って籠絡するだろうし、平気で裏切るだろう)
(どっかの猟犬とキャラが被ってるなぁ、とか言ってはいけない。アレとは似て非なるものだ)
あ、でもメイドさんの手料理とかお弁当とか一度は食べてみたいです。
(色事は別として、食に関する愉悦はこの男にとっては抗いがたいものである)
安物の豆だけど、外で飲むのも乙なものでしょう。
(自分の分をマグカップに注いで入れて、半分まではブラックで味わいを楽しむ)
(暫く、魔物の棲む夜の山中とも思えないゆるい時間が流れる)
【こちらこそよろしく】
【とは言ってもそろそろ〆の段階かな】
【そちらの都合のいいようにお願いする】
肉を切り裂き、刺し貫くには十分な硬度はあるようだしな。
ふむ…………
(反面日常的に、たとえばDSを捌くナイフ代わりに使うということはないように見える。)
(燃費の問題か、それとも野生の獣を捌くほどの強度を得ることはできないのか。)
(両方ゆえのトレーニング………ともとれるがすべてが想像の域を出ない。)
…………では、ありがたく頂戴しよう。
(月明かりから離すと、どこまでの強度があるかわからないがとりあえず胸元にさしておくことにした。)
そうか、では自分が何を思いそれに従っているか……
私ならば「天宮のメイドとして生きること」を思い、それを良しとし思う心に従っている。
年端もいかなくとも、経験が足りなくともそうあろうと必死で手を伸ばしている。
(スゥ……とかすかな呼吸をして、いったん区切る。)
なに、ましな答えが出せることが良いことばかりだとは思わないさ。
即決め、間違った道を進む者もいる。悩む気があるなら悩むのも一興だよ。
(時折考える嫌な考えを思い出す。)
(自分の子の生き方はとてつもなくつまらない生き方なのではないかという疑問。自分の意思だと思っているものは、誰かのものなのではないかという。)
(自分はとうに踏み外しているのではないかという――――「大丈夫だ」と心中でつぶやき笑みを作る。自分を目の前の青年を鼓舞するように。)
じょぉく…………むぅ、すまない。気づかなかった。
思わず本気で君の言動を可愛いと思うように解釈し始めていた。
頭を撫でることも、ぎゅっとしてにゃーっとすることも全然かまわないと思っていたところだ。
(こくん、と一つうなずく真顔。頭髪をおさめたキャップを直すようにふちをなぞり)
(むぅと唸り声を一つ上げて)
(そうだな、とつぶやき。それでもちゃんとドリップしたのかとか、雑味がどうのだとか考えて)
(妙な口出しをしようかと考えている口を抑え込むこと数分。)
(ゆるゆると流れる時間にも限界が来る。具体的にはこちらから紅裂への質問が途切れ)
(かつ、有限たる時間が回収担当者との合流する時間を告げるあたりだ。)
――さて、私はそろそろ仕事に戻ろうと思う。
中々、有意義な休息を取らせてもらった。礼を言う。
また、用があるときは先ほどのアドレスに連絡を入れようと思う。そちらもそうしてくれ、さすがにこちらから天宮へ進言はできないが。
それでも私個人で力になれることがあれば力にもなろう。
(立ち上がりそう言って、軽くスカートを直すとゆっくりと頭を下げて、振り返る。)
(――異能者一人と出会い連絡先を控えたのは良い収穫差と思う。それが凶と出るか吉と出るかは別として。)
【では私はここらで〆とさせてもらおう。】
【長期にわたっての付き合いすまない。そして感謝しよう、ありがとう。】
耳が痛いね、それは。
(自分が思ったように行動して、それが裏目に出て失敗と挫折ばかりの人生)
(それでよしと思ったこともあれば、妥協したこともある)
(時々思う。自分の人生とは何なのかと。無論、自分の為の人生だろう)
まーあ、諦めるつもりもないけどさ。
(それでも、自分の心の従ってメイドとしての自分をよしとして生きている女性もいる)
(まるで己を、そして紅い男を鼓舞するかのように、静かな笑みを浮かべている)
例えそれが与えられたものであれ、仕組まれたものであれ、自分で進むことに良しと言える
なら、それはなんというか……うん、とてもよいことだと思う。
(例えば今もどこかで生きているはずの魔女もそうだ。与えられた使命をそれでも自分の中で消化して)
(昇華して自分の生き方として据えている。メイドとして生きることを良しとしている彼女も、きっとそうだろう)
え、いや、あの、それは無理があり過ぎると思うのですけど……
(紅くて奇妙で馬鹿でかい男のどこに「可愛い」と思える要素を見いだせるというのか)
(見る角度を変えても赤は赤であり、青には見えない。それくらい無理なことだと思う)
(このメイドさん、若干天然入ってませんか?なんて夏なのに冷や汗たらりである)
ああ、こんな時間までお疲れ様だぁね。
うん、用事がなくてもメイドさんのラブメールなら大歓迎ですよん。
――あい、魁!了承学園ですよ。用事があったらその時はよろしくね。またな。
(任務に戻ると言い席を立つ彼女を見送りつつ、アドレスを入力した紅い色をした携帯電話を掲げて見せる)
(闇の中に溶ける白いメイド服を見送ると、そろそろ夜も更けてきた頃だ。テーブルの上の物を片づけて)
(寝袋に入って――と、またどこかで獣たちが騒いでいる。近い。何者かが近づいている気配がした)
もうひと暴れするかな。
(誰と出会おうと別れようと、紅い男の生活は変わらない。夜闇の中、凶暴に笑う)
(白河と対談していた時の和やかさは欠片も残っておらず、ただ幸せそうな、禍々しい笑みを浮かべる)
(ゆるりと歩き出しながら、紅裂拓兎は今夜最後の闘争に赴いた)
【それでは、俺の方はこれで〆】
【いやいや、俺の方こそメイドさんとロールが出来てうれしかったし楽しかった】
【機会があれば、またよろしく。お疲れ様。】
【見届けさせてもらった。】
【そう言ってもらえるようなら幸いだ。】
【こちらこそ、またノキア飢餓ればよろしく頼む。】
【お疲れ様、おやすみなさい。】
【以下空室となる】
96 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/05(火) 03:27:27.22 ID:5TZ/Zz0w
黒
97 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/06(水) 16:02:41.31 ID:v6nUTs3I
死去
98 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/07(木) 14:26:10.41 ID:glAPkl6M
夏日
99 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 01:09:03.78 ID:mrXAqndL
救急
100 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/08(金) 13:26:42.41 ID:mrXAqndL
100
【待機してみる。テンプは
>>56、気軽にお声かけください。】
【さて、落ちー】
103 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/09(土) 00:42:17.89 ID:6NJpcWUB
乙
104 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/10(日) 17:33:01.75 ID:ZyYUuuoY
カナダ
【いかん、プロフを流し読んでたらおかしなことおかしなこと言いだした。】
【というか、私は二回投下してたのだな………うむ。】
【改めてプロフは
>>38だ。】
【これにておちだ】
同一人物か
【月曜日ぃ。待機ぃ】
【
>>6がプロフ。とりあえず22時くらいまで】
110 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/11(月) 21:35:32.52 ID:50Q1YyAd
110
【待機終了っ!】
112 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 12:50:39.45 ID:Wiyyhjuq
乙
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】髪は全体的にショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。大きなツリ目の童顔。
基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る。
その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
晶は基本的には組織と同じく異形殲滅主義ではあるが、特殊な
状況ではそれに従わない事がある。
力を持たない市民の為に、日夜街の近辺を哨戒し、異形を処分するのが主な任務である。
また特に危険な異形や異能者、それらの排除を妨害する人間などは、
上層部からの指令により、特定の標的として始末する事も命じられる。
ちなみに自宅のあるマンションにて、「うさぎ」と名付けた白猫を飼っている。
【こんばんは、プロフ投下しつつ待機させて頂きますね】
【どなたでも、気軽にお声をかけて下さい】
【それでは失礼しますね、お邪魔しました。ノシ】
115 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/12(火) 22:50:28.33 ID:Wiyyhjuq
ノシ
116 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:29:48.24 ID:3Zad6ojo
同じ面子で何年も同じことやってるから
もうやること無くて飽きたんだろうな
ところがどっこい。
自分語りが何より好きな人たちだから、まだまだやれるんだなこれが
118 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:36:27.31 ID:3Zad6ojo
自分語りばっかりしてるから相手も見つからないんだろ
どうしてどうして。
お互いの利害は一致するんだから同じ面子でももっといけますよ
120 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:53:40.78 ID:3AevOkRs
120
121 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/19(火) 22:54:44.10 ID:3Zad6ojo
お互い自分ヒーロー自分ヒロイン自分語り自分設定の押し付けしてたらそりゃ破綻するだろ
わかってないねえ。
悲愴を気取るヒロイン厨に自分SUGEEEEEEEEEEEEEしたい最強厨なんて
これ以上ない最高の組み合わせなんだよな
迫水と伊織の悪口はそこまでだ
追い出し厨乙。
久遠と兵部とか俺sugeeeeeeeeeeeeeee筆頭の紅裂とか
まだまだやってくれますがな
キャラハンよりも名無しが癌すぎるな
やることなくて飽きたんじゃなくて、荒れるのが嫌になっただけだろ
住み着いてる名無しの質が
キャラハンの質を反映してますな…
127 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/20(水) 23:35:27.19 ID:y7O0sJFo
いいぞ
【名前】カタナシ
【本名】伊田 満 (イダ ミツル)
【年齢】17歳
【性別】男
【体長】1〜200cm(175cm)
【容貌】妖魔体:うねうね蠢く黒いヘドロ状の物体。顔と思われる部分に白地の仮面を被る。
人間体:手入れとは無縁なボサボサの黒髪を持つ通行人A。パンダ目気味。
【能力】名称『ジョーズ』
自身の体と、それに直接触れた固体・液体に対して『口』を憑ける能力。
本体が『口』を操作できるものの、その『口』が何処に繋がっているかは謎。
無機質に憑けた場合射程距離は少し成長して半径20b程、
ただし、生命体に憑いた場合は対象のエネルギーを吸収して活動する為その限りではない。
裂傷等の外傷に対しては、傷口を『口』と化す事によってダメージを軽減する事が可能。
妖魔としての特徴として、そのヘドロ状の肉体により人間離れした行動が可能。
また、新鮮な屍に入り込み、その肉体のみを生かし動かす事を覚えたようだ。
【希望】戦闘 ・日常
【NG】薔薇
【弱点】破魔・氷結・電撃に弱い。雨。
【備考】[妖魔体]
人を信じる事が出来なかった、ある能力者の成れの果て。完全に自我を『仮面型妖魔:形無』に支配されている。
主に路地裏、郊外の不法投棄されたゴミの山に出没し、気ままに退魔師や低級妖魔を貪る日々を送っている。
[人間体]
『伊達三月』への執着の為、妖魔と成り果てたその一部が分離独立、ある退魔師の肉体を侵食・加工し学園生活に復帰した姿。
固有の自我を持つが、元々無気力な性質もあって積極的に人とは関わろうと馳せず事勿れ主義。
たまに妖魔としての本能を堪えきれずに低級妖魔を貪ったりする。
【今更ながらプロフを投下】
【ついでにちょっとだけ待機してみるよー。】
【待機終了〜。】
130 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/22(金) 22:29:14.16 ID:z/KBCqdS
いたのか
【名前】杜 凛子(もり りんこ)
【年齢】15歳/高等部一年
【性別】♀
【身長】152cm
【3サイズ】B85/W64/H85
【容貌】肩くらいのお下げ髪、渦が巻いてそうな分厚い眼鏡の下に目つきの悪い三白眼
色白で両目に泣きぼくろ、手首に数珠、いつもジャージか体操着を着てる
【能力】自己流"乙護法"(おとごほう)
自筆の落書きに霊力を注いで立体化し、分身として操ることができる。
見え方はちゃちい3D画像のようなイメージ。
大きさや数は任意、性能や強さは落書きのデザインによる。
なお、霊視の力も持っているが眼鏡を外して裸眼で視る必要がある。
【希望】日常や戦闘、いろいろ
【NG】グロ、相談なしのエロール
【弱点】凜子自身は格闘技とかの戦闘力はない、能力使用後は極度に腹が減る
【備考】だらだらと気ままにご近所の平和を守る女子高生。
将来はさまよえる霊を成仏させられるような霊能者になりたいなんて思いつつも、
マイペースでゆるい性格なので修行的なことはサボり気味。
家はごく普通のお寺で両親も普通の人、ただ娘に力があるのは知っている。
普段からメモ帳やらを携帯していて、何か思いついては落書きしている。
※乙護法は護法童子(仏法版式神みたいなもの)を使役する呪法
【半年ぶりくらいかにゃ、待機だよ】
【おーちっ】
133 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 15:27:55.60 ID:3Dec9XCw
いたのか
【昼間に続いてだけどまたお邪魔するよ】
【落ちっ、じゃーね】
136 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/23(土) 22:36:27.31 ID:3Dec9XCw
いたのか
137 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/26(火) 22:43:20.32 ID:OLtqJcUO
このスレ終わり過ぎ
こっちじゃ自演できないからなw
139 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/27(水) 22:42:53.82 ID:9clE4ALc
遺作
避難所で雑談して間を持たせるのがメインです
【名前】 顕谷 梨緒 (あらや りお)
【年齢】 15/高等部一年
【性別】♀
【身長】 149p
【3サイズ】 ないない尽くし
【容貌】 腰の下まであるあまり手入れのされていない黒髪
小柄の割に腕が不格好なまでに長い
基本は制服姿 私服は余り頓着しない
【能力】鬼喰い(ものぐい)
・魔物の肉を食べることで常人離れした筋力、瞬発力、反射、治癒能力を得る。
但し魔物特有の特殊能力はひとつも有していない(取り込めない)
【希望】 戦闘 交流 エロ(相談)
【NG】 排泄(大) 嘔吐 相談なしのエロ
【弱点】 腕力と打たれ強さに任せた戦い方なので搦め手に弱い。
五感は鋭いが、異能、霊能などは一切ない。腕力で倒せない敵相手だと詰む。
【備考】
鬼喰い(ものぐい)。鬼、魔物、異形と呼ばれる存在を屠り、その肉を食う事で戦闘力を得ている
戦闘集団の末裔。梨緒は親の言いつけで魔物が頻出するこの街へとやってきた。
目的は九百九十九匹の異形の肉を胎に収める事。野良犬のように夜の街を徘徊している事が多い。
学校の中でもよくお菓子を食べている。善悪はあまり気にしないが、自分が譲れないと感じたことに
関しては譲らない性格でもある。
【プロフはこれでいいか?】
【これから参加させてもらうよ】
【待機してみるな】
【転入届けは受け付けてもらえたみたいだ】
【こんばんは、初めまして。一年生同士よろしく】
【よくROMしてるけど、細かいところは色々教えてくれると助かるな】
【凍結するかも知れないけど平気?】
>>144 【ああ、こちらこそよろしくだ。】
【ROMってるなら、大丈夫じゃないか?あまりここって制限がないし。】
【凍結はオーケーだぜ。】
【ありがとう】
【それじゃあ……どうしよう】
【夜の活動をしている郡太一朗とばったり遭遇する私】
【後日、学校で再会とか。ありきたりでごめん】
【そうだな。逆に、夜に異形の肉を喰らってる顕谷を発見して、事情を聴くというのもありだし、
そっちのしやすい方でいいぜ。】
【まあ、そういう場面に遭遇したという前提で、学校で話をするっていうのもいいと思うけど】
【あ、それもありだね。それじゃあ、その流れでお願いできるかな】
【郡太一朗、異形喰いの少女に夜の事情聴取に挑む】
【……太一朗の朗って一発で変換できないんだね、初めて知った】
【書き出しは私の方からやってみるよ。少し時間を頂戴】
【ああ、こちらこそよろしく頼むぜっ】
【サンキュ。じゃあ、そっちの書きだしに乗る感じで書かせて貰うな】
【リミットは何時頃だ?】
(ぐうぅ、と腹が鳴って目が覚めた。寝ぼけ眼で周囲を見回すと見慣れない風景)
(掃除と引っ越し作業を終えて簡単な食事を摂った後、前後不覚になるまで爆睡していたらとっぷりと)
(日が暮れてしまっていたらしい。冷蔵庫の中身は、空。冷蔵庫の作動音が空しく鳴り響いている)
静かにしろって。今すぐどうにかするからさ。
(灰色のパーカーにジーンズ。サンダルに足を通してアパートから出かける)
(くうぅと、腹が鳴るのを気にしながら、見慣れない街の中を彷徨う)
(見つけた牛丼のチェーン店で特盛サイズを掻きこみ、空腹を誤魔化す)
(誤魔化しただけで、本当の意味では足りていない)
(結局、更に一時間歩くことになった)
はぁ……一時間で見つかるとはね。
この街、確かに妙だね。んっしょっ……と。
(夏の夜の公園。周囲に人気はない。あるのは死骸と自分だけ)
(生きているのは自分だけ。魔物の死骸をずるずると藪の中に引っ張り込む)
(本当の晩餐がここから始まる、その時だった)
(まさか、その一部始終を見物している人間がいるとは、梨緒には予想外だった)
【途中から魔物を狩っている私を見ていて、そこで声をかけるって感じでお願いね】
【今からだと24時前後になるかな】
(――この街には数多の影が潜んでいる。それを異形、妖怪、鬼、化け物―――呼び方は様々だが、
存在しているのは確かで、同時にそれを討つ存在もまた確かに存在(い)る)
(実際にそう言った知人もいる。だからこそ、自分と同年代の少女が異形を倒したことには驚きはしなかったし、
多かれ少なかれ、そういった存在には興味が引かれるという気持ちはあった。
だから、彼女に声を掛けようと思ったのは、特別な反応だというわけではなかったし、特に意図があってのことではなかった)
(―――しかし、ふと疑問を持った。
わざわざその倒した化け物の死骸を引き摺ってやぶの中へ持ち運ぶ少女の姿に違和感を覚えたのだった)
(確かに自分の知る知人の中には、そう言った「証拠」を残さぬように徹底する人間も中にいる。
死骸を埋めるにせよ、どこかに持ち運ぶにせよ、その道具や機械は見当たらなかったし、
どこか、その知人に比べ段取りが良いとは思えなかったのだ)
…………ん、ちょいとばかり声を掛けてみるか。
(駆けつける前にはそこにいた先客。たまたまの遭遇ではあるが、やはり気になる。
異形を倒す存在とはいえ、必ずしも自分とは敵対しないとは限らないのだ。
――もし、彼女が何らかの形で後々自身と関わることになるのであれば、今のうちに彼女について
情報を得ておきたい。―――考え過ぎかもしれない。だが、それもまた今までの出会いのなかで自身のなかで
学んできたことだった)
おい、アンタ、大丈夫だったか?
どうやら、全部アンタがのしちまったみてえだけど。
(彼女の隠れた茂みを掻き分ける様に入り込んで、そこにいるであろう彼女に声を掛けた)
【じゃあこんな感じでよろしく!では0時を目途ぐらいにー】
………?
(常人のそれとは異なる聴覚が足音を捉える。まるで気負いのない足取りで接近している)
(見物人がいたとは迂闊だった。新しい街に感覚が馴染んでいないのが気付かなかった原因か)
(それにしても、そりゃねーだろ、と内心で首を傾げる)
(こんな現場に遭遇したら逃げるなり通報するなりするのが道理)
(通報は困るけど)
(藪から飛び出してきた男…同じ年頃の青年の顔を見て、視線が合ってしまった)
……はい?
(余り手入れのされていない長い髪が街灯の光を吸収して、飲み込む)
(だらりと垂れた腕が、お世辞にも高いとは言えない身長と合わさって全体的に)
(バランスの悪い印象を醸し出している。起伏に恵まれていない体格は発育の余地を)
(十二分に残しているが、それは決して発育する可能性があるわけではない)
(犬科の動物に似た死骸が、その小柄な少女の後ろに転がっているのが青年にも見えただろう)
えーっと………金星の光が乱反射して幻覚が……その……
(隠せないし。隠した現場を見られたわけだし。どうする自分?逃げる?)
(頭が回らない。結果、誤作動を起こしたパソコンのようにフリーズしてしまう)
(再起動まで、多分1分くらいは必要かも知れない)
(少女は此方を見返してポカンとしている。
―――もしかしたら、彼女は秘密裏にことを済ませようとしていたのかもしれない。)
(駆けつけたと同時に化け物を倒していたのだから、戦いが終わって気が抜けたのか、
それとも、逆に周りを気に出来ない程気を張り詰めていたのかは分からないが、こちらの気配に気づかなかった原因は
その辺りにあるのだろう。)
ああ、いや、別に警戒しなくていいぜ。あんたをどうこうしようっていうつもりじゃないし。
あんたがこういう化け物を倒したことについても、別段何か気に留めているわけじゃないしな。
単純に興味があっただけだからさ。
(彼女が警戒している理由を勘違いしたまま、そんなことを言いながら、ふと視線をその遺骸へと向ける)
……しかし、なんでまた、“そいつ”をこんなところまで引き摺ってきたんだ?
“処分”するにしろ、何だか段取りが悪いし……何か理由があるのか?
(些細なことなのかもしれない。だからこそ、特に何らかの意図をもって尋ねたわけではなく、
少しでも彼女の情報が入ればいいなー、ぐらいな軽い気持ちで尋ねてみたのだが)
いやいや、どんな超現象だよ。言い訳にしちゃ、苦しいって。
(彼女の口からの出まかせに苦笑する。流石にそれで騙せるのは“力”を持たない一般人だけだろう。
ああいや、一般人でも流石に苦しいような気がする。)
おぅ………
(水が傾いた板を流れるが如く紡がれる言葉の数々に、低く呻いた)
(こんな状況で、こんな台詞を吐ける人間は、一体どんな人間なのか)
(…そんなのは、自分が住む世界に居座っている人間に決まっている)
(そこまで考えて、フリーズが解けて再起動できたことを認識する)
お、遅めの晩餐…とか?
(この青年は、実に慣れた雰囲気を醸し出していた)
(妖魔とか、異形とか、あとは多分殺しに慣れた、人間)
(そんな人間の接近を許してしまったことに内心歯噛みしつつ、たどたどしく真実を疑問符付きで話す)
すす、ストップ。ブレイクブレイク。休憩休憩。
少し考えを纏める時間をくださいませ。
あとできれば後ろを向いててくれると助かりまふっ!?
(…噛んだ。地味に痛い。慣れていない丁寧語を使ってみたが、無理だった)
(口を押えつつ、上目遣いでじーっと睨む。涙目なのは痛いからであって、他意はない)
うしろむいてて。ちゃんと説明するから。
(言い直した。どうにも決まらない)
(青年に見つめられて落ち着かないのは、単にこの街に慣れていないからで、一目ぼれとかそんなベタベタな)
(展開があるわけではない。そんな展開は今どきの漫画にだってあるものか)
…………遅めの晩餐?その化け物が?
(まあ、今更驚きはしないが、―――いや、嘘だ。少しだけ驚いた。
嘘や冗談――なのかもしれないが、それにしても、そう考えた方が自然と符号が行く)
(こんな場面を見られて、口封じしようとしない辺り、そこまで物騒な思考の持ち主ではないのだろう。
その行動自体はさておき。)
―――はぁ、ま、分かった。
見たところ、何か理由はあるようだし、俺を口封じに殺そうとしているわけでもない―――。
分かったよ。その代わり、ちゃんと話をしてくれよ。
(場合によっては、彼女と敵対しなければならない事態になる可能性もないことはない。
とはいえ、無理強いさせて吐き出させられるような雰囲気でもない。
この異形を喰らうということが事実であるならば、そんなグロテスクな場面を見られたくない、
という少女の気持ちも分からないでもない。)
(上目づかいで睨む彼女に小さく溜息をついて、背中を向ける。―――一応、気を配ったままで)
………やれやれ、まあ「事を済ませ」ながら聞いてくれ。
俺は、郡太一朗。高校一年だ。
まあ、だいたい察しているかもしれないが、俺もこういう化け物を倒してるんだ。
(己の“自己満足”の為に。その言葉を呑み込みながら、話を続けて)
俺にもちょっと色々と目的があってな。そういう化け物を倒すことが、そのうちの一つの目的でもあるんだ。
とは言っても、どこかの組織の人間っていうわけでもないし、熟練者ってわけでもないけどな。
今日も色々と情報を集めて、此処に来たら、化け物をぶっ倒しているアンタを見かけたってわけさ。
156 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/29(金) 23:19:39.91 ID:MBLTtR9L
あつい
(実に場馴れした態度と、対応。引っ越してきて早々に、こんな人間と出会えるとは)
(話には聞いていたが、この街は想像以上に怪異に満ちた場所のようだった)
顕谷、梨緒。
今日、この街に引っ越してきたばかりなんだ。出身は、**ってとこ。
(ご丁寧にも自己紹介してくれたので、それに合わせる形で自己紹介を返す)
(この街から方角から見て西の方の果てにある、田舎の地名を出す)
そっか。
(言われたとおり後ろを向いてくれたので、落ち着いて話せる気持ちになった)
(対応だけ見れば、多少過剰な表現かもしれないが見れば紳士的とさえ言える)
(なんとなく、好青年という手垢のついた単語が似合う気がする)
(怪物を倒している、という日常から乖離した単語さえなければ、ぴったりだろう)
私は、鬼祓師(ものはらし)。オニをモノって読んで、祓(はら)う師(し)って書く。
鬼喰い(ものぐい)って呼ばれ方もするし、好きに呼んで。
(退魔師とは言わず、ただ鬼祓師と自称する。その在り方から似たような退魔師からも異端視され)
(最終的には孤立し、衰退した戦闘集団の末裔としては、同列視されたくない。向こうもされたくないだろう)
……話はわかったよ。私の目的は、えっと…こおりくん…うん、こおりくんの邪魔にはならないと思う。
(こおりってどんな漢字だろう?氷?桑折?郡?)
(爪を立てて、獣の死骸の頸動脈に突き立てる。皮膚を破って血が吹き出る)
(食べるのは、簡単に血抜きをしてからだ。もっとも「こおりくん」が立ち去ってからになるけれど)
私の目的は、こんな鬼(もの)たちを屠って喰らって、祭ることだから。
……そうか、引っ越してきたばかりか。
それじゃ、この辺りの地理詳しくないだろ?
(成程、道理で見慣れない顔のはずだ。こういうことをしていれば、顔を合わせていたり、
そんな彼女の情報が流れていてもおかしくないからだ)
んー、そっか。俺あっちの方には行ったことがないんだよな。
(彼女が口にした故郷の地名に、苦笑を浮かべる。
失礼な話だが、どのあたりにあるのかも、具体的に知らずにいた。もともとあまり遠出をしない性格もあったが)
鬼祓師?鬼喰い?
(聞きなれない言葉だが、陰陽師とか退魔師とか、ああいう類だろうか?
ふと首を傾げていると、彼女は言葉を重ねて続ける)
……ああ、俺の名前は、郡。ほら、〜〜県〜〜郡って言うだろ?
その郡。集落っていう意味でも使われてたような気がするな。あとは太郎の「太」に漢数字の「一」で、朗読の「朗」。
(「こおり」の発音がいまいち定まっていない彼女の言葉に、説明不足だったかと苦笑して説明し)
(顕谷の言葉にひとつひとつ頷いて相槌を打つと、一頻り彼女の言葉が終わったところで質問する)
色々と聞きたいことはあるが、つまり、鬼…と呼ばれるモノを倒す存在だって考えれば良いんだよな?
―――屠るってところまでは分かるが、喰らって祭るっていうのはどういうことだ?
(今までに何℃も嗅ぎなれた血の臭いが生暖かい風に乗って鼻腔を僅かに刺激する。)
詳しくないっていうか、私の住んでたとこより都会だし。
似たような建物ばっかりだから、方向感覚が掴めないって言うか。
(決して方向音痴というわけではない)
(単に田舎者なだけだ。口に出すと悔しいので言わないけれど)
退魔師とか、異形狩りよりはマイナーだからね。
やることに大差はないよ。ただ、少しやり方と考え方が違うってだけ。
(疑問符で一杯な郡くんに、苦笑する)
(鬼祓師と言われてピンと来る人間が、果たしてどけだけいるか怪しいものだ)
…なる。
(ほどと、心の中で呟く。郡(こおり)と書いて読むらしい)
(勉強になりましたと心の中でお礼を言っておいた)
カミ、モノ……ええと、なんて言えばいいのか……
昔の人間が恐れていた邪しき神、邪しき鬼……
…ごめん。できれば民俗学とかに詳しい先生に訊いて。
(鬼について説明しようしたのだけれど、梨緒の語彙では上手く説明できなかった)
(向こうで修練していた頃に聞いたことはあるのだけれど、よく覚えていなかった)
そのまんまの意味だよ。
屠った鬼の肉を感謝しながら食べて、その御霊を奉って鎮める。
人間でも死んだら葬式をして、焼いて、墓に埋めるでしょ。
私らは墓を立てる代わりに、その血肉も魂も全部体内に収めて、最後に弔う。
その血肉を糧として、力にして、より多くの鬼を喰らう。それをずっと、死ぬまで繰り返す。
それが、私たちの一族の目的。だから郡くんの邪魔にはならないって言ったんだ。
(隠すほどのことでもないから、問われるままに答える)
(魔物と戦う為に力を求めて肉を喰らったのが先か、弔うために喰らったのが先かは梨緒は知らない)
(それでも梨緒は一族が続けてきた生き方をなんら疑うことなく実行している)
【凍結頼めるかな?】
【明日はちょっとわからないので、解凍は最短で日曜日になるけど】
【明日は、置きレスくらいならできるよ】
【了解っ!】
【明日はこっちがちょっと都合が悪くてなー…。1日なら大丈夫だぜー】
【1日の19時以降なら都合がつくので】
【それじゃあ、7月1日の、その時間に待ち合わせで】
【初ロールに付き合ってくれてありがとう】
【またよろしくお願いするね】
【いやいや、こちらこそ付き合ってくれてサンキュな】
【じゃあまた7月1日に。お疲れ様ーっ!】
【この時間からだとあんまりできなさそうだけど、待機〜】
【プロフは
>>131をみてね〜】
【そんじゃ落ちっ、おやすみなさーい】
165 :
名無しさん@ピンキー:2012/06/30(土) 23:38:01.43 ID:L35wZGIW
165
166 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/03(火) 10:12:51.57 ID:CGfuWuUU
セックスしたい
【ちゃお〜、待機だよ】
【プロフは
>>131をみてね】
【こんばんは、杜先輩。こちらでは初めまして、ですね】
【よろしければ、お相手に立候補させて頂きたく。ちなみに僕のプロフは
>>113にあります】
>>168 【ごめんなさい、ちょっと席を外してました】
【はじめましてだね】
【銃使いの人とは一つネタを考えてたんだけど、高等部と中等部だからどうしようかと】
【違う校舎に行く用事とかあるかな?】
>>169 【いいえ、お気になさらず。それではよろしくお願いしますね】
【はい、先生に用事を頼まれた事にでもすれば、大丈夫かと思います】
【では、そのネタに乗らせて頂いてもいいですか?】
>>170 【校舎内に飾られた絵の中に取り込まれてしまう、というネタなんだけど】
【単純に銃は効かないからどうしよう、みたいな感じで】
【こんなんでよければこれで】
【書き出しはあたしの方からかな】
>>171 【成る程、それはとても面白そうですね】
【了解しました、それでは申し訳ありませんが、書き出しをよろしくお願いします。
こちらはのんびりと待たせて頂きますので】
(高等部校舎の西側階段、西日のあたる一階と二階の間の踊り場に大きな絵が飾られている)
(一昔前の美術部部員が描いた作品で、何度も賞をとっている生徒の卒業作品として置かれていた)
(教室の中で生徒達が楽しく談笑している内容なのだが、実は曰く付きだったりする)
(絵が描かれたばかりの頃は絵に生徒は描かれてなかったとか)
(夕暮れ時に絵を見ていると絵の中に取り込まれてしまうとか)
(取り込まれた生徒は絵の中に一登場人物になってしまい、この世にいなかったことになってしまうとか)
(単なる噂と一笑に付するものもいれば、明るい絵なのに気味悪がる生徒もいる)
(気にしてどうにかしようと思う生徒もいたが、なくなったりすれば大事になるので手を出せなかったりもする)
(そんなある日、噂のことを知ってか知らずか、絵の前を一人の中等部生徒が通りかかった)
(まだ子供の色合いを濃く残した少年をとても気に入った絵は彼に手を出した)
(絵の中の生徒達が手を伸ばして少年を捕まえ、絵の中の教室へと引っ張り込む)
(少年の手足を握る手はとても強く、まるで大型犬に引っ張られてるかのように力強かった)
【とりあえずこんな感じで】
>>174 (今日は自分が日直なので、放課後に担任に、お使いを頼まれることになった)
(ただ高等部の先生に、出来上がったプリントを渡しに行くだけの作業。
その人から礼を言われ、静かに職員室を後にする)
(廊下の窓から空を見上げると、夕暮れ時のオレンジの光が目に入った。
異形の蔓延る夜までは、まだ時間がある。夏に入った証拠だ)
(今日はそれまでに、どこで時間を潰そうか。そう考えながら
校舎を歩いていた晶の目に、一枚の絵が入った。思わず足を止め、そちらを見てしまう)
(ーーー美しい絵だ)
(単純にそう思った。中等部にまでも、この絵の怪談は
伝わっていたが、それはあまりにもこの絵画がリアル過ぎるからだろうか?)
(まるで、今にも動き出しそうなほどーーーー)
(そんな晶の目の前で、絵の中の生徒が動き出した)
ッ!
(あまりにも突然過ぎた襲撃に、銃を取り出す暇もなく掴まれてしまう)
(『回転』で振り払おうにも、人間の手とは違う感触に戸惑う)
(ひとまず壁に叩きつけられるのを避けようと、絵に手を伸ばした)
【はい、よろしくお願いしますね】
>>175 (絵をどうにかしようと思っていた生徒の一人が凛子だった)
(噂がどこまで本当のことかは分からないが、絵の前にいると首の後ろが総毛立って怖いことこのうえない)
(何か悪いことが起きたって不思議じゃないと思っている)
(とはいえ、なくなったり壊されたりしたら大騒ぎになるのはわかっているから簡単に手は出せない)
(よい手が思いつかないから普段はほっておいてるのだが)
うわっ、なにこれ?
(西側階段の前を通り過ぎようとしたら、上の方からとても強くて気持ち悪い妖気を感じた)
(すぐに思いつくのは階段の踊り場に飾られた噂の絵だった)
(いつもより強い妖気は何か尋常ならざることが起きてると感じさせる)
(慌てて階段を駆け上がると、絵の前でもがいている少年の姿が見えた)
(少年の手足や身体には、絵から伸びた手が幾本も絡みついている)
(まるで鋼の錬金術師にでてくる真理の扉のようだ)
あぶない!
(そんなこと思ってる場合じゃなかった、とダッシュで少年に駆け寄ろうとして――こけた)
(つんのめって少年にぶつかり、そのまま絵の方へと押し倒して、二人もろとも転げ落ちてしまう)
(絵に描かれた教室の中へと)
ととっっ、うわっ、えっ、ええっ!? ったぁっ!
>>176 これは…絵が…?!
(伸ばした手は、抵抗もなくまるで沼のように、絵の中に沈み込んでしまう)
(これでは引きずりこまれるのも時間の問題だ。
校舎内では使いたくなかったが、銃器を使わざるを得ない)
(銃声が響けば、最悪異能者へのメッセージともなる。
そうしてケースから銃を取り出そうとした晶に、声がかけられた)
(昨今では貴重なお下げ髪、分厚いメガネ。あまり異能者らしい雰囲気はない)
(ひとまず一般人だと判断、警告を飛ばすことにする)
待て!助けを呼んでーーーっ?!
(半ば沈みかけていたところに、だめ押しの一撃。晶とメガネの少女は、二人して絵の中に取り込まれてしまった)
ぐっ…ここは…?
(床に倒れた状態から素早く立ち上がり、周囲を警戒。
同時にケースから飛び出してきた二丁の拳銃を、両手で掴む)
>>177 (二人が転がり落ちた先は、夕日の差す教室の中だった)
(ちょうど教室の真ん中で、転がり落ちたときにぶつかって机が少し乱れている)
(兵部晶の足元には頭を押さえて「イタタ…」と呻いている少女が一人)
「なにそれ、オモチャ?」
「へー、本物なんだ。初めてみたよ」
「かわいい顔して銃が趣味なんて変わってるのね」
(転げ落ちて、顔を起こした時には足元の少女以外誰もいなかった)
(けれどまばたき一つしたあと、二人を囲むように六人の少年少女がいた)
(それは絵に描かれた生徒達だった)
(ある生徒は椅子に座り、別な生徒は机にもたれながら立っている)
(どの生徒も見栄えがよく明るそうで楽しげに笑っている)
……ててて、君、大丈夫?
(やっと身体を起こした凛子は、さわやかな教室という見た目とは裏腹にねっとりとした空気に総毛立つ)
(ここは危ない、どこか分からないけど地獄の一丁目とたいして違わない、と)
>>178 (教室、には違いない。それは毎日目にしているそれと、
おそらく外見的には、何ら変わったところはないのだろう)
(しかし霊感がない自分でも、この空間の切り離された感覚は、何となく分かる。
ここには扉さえあれど、果たして外へと出られるものか)
(そして何よりも、まるで瞬間移動のように現れた少年少女たち)
動くな。
『ガァン!』
(人のいない方に置かれた机に向けて、引き金を引く。この世界の物理法則は、自分のものと同一か?)
(そして、足元の少女にチラリと目線を下ろす)
こちらは大丈夫です。
…あなたは、こういったものに慣れていますか?
(周囲の生徒を銃口で指し、少女に訊ねた)
(自分よりも相手を先に心配する余裕は、異能者である事の証明か。
はたまた、見た目の通りお気楽で、抜けているからなのか)
>>179 (銃で撃たれた机には大きな穴が空いて、少なくとも机は壊せることが分かる)
(生徒達は「おわっ」と驚いた声をだすものもいるが、怖がる様子を見せているものは誰もいない)
「動くな、だってさ。どーする?」
「動いたら鬼に捕まっちゃうのかしら」
「捕まっているのはあの子の方なのに、ねぇ」
(わざとらしく足を組み直してみたり、肩をすくめてみたり、からかうというよりも明らかに挑発していた)
(凛子はというと、初めて聞いた本物の銃声にびっくりして耳を押さえていた)
……っ、な、なに?
えっとぉ、まぁ、お寺の娘だから見えないものはよく見るけど。
つーか、それ、なに? 違法改造のモデルガンとかじゃないよね?
(違法の改造銃でもなんで学校の中でそんなものを持っているのか)
(それよりも気になる事が一つ、生徒達に微妙に無視されているような気がする)
(絵の中に引きずり込む噂が本当なら、狙われたのはこの少年だ、凛子ではない)
(あんなのに話しかけられたらそれだけで寿命が縮みそうだからいいんだけど、無視は無視でいい気分じゃない)
>>180 察しの通り、本物だ。
当たれば痛い、では済まないのが分かるな?
(冷淡に言葉で脅しをかけながらも、恐れる様子を見せない生徒達に、
内心歯噛みする。この態度からして、銃器の対抗手段でもあるのだろうか?)
(自分の攻め手は幾つもあるが、それは全て物理攻撃だ。霊体には、なす術はない)
これは正真正銘の本物ですよ。
…見える、だけでは駄目でしょうね。
こういったものと戦う術は心得ていますか?
(意外な事に、少女は見た目に反して仏教徒らしい。
とはいえ、そういう類で重要なのは中身の信仰心なのかもしれないが)
(最悪打つ手がなければ、高等部の媛名葵にでも連絡しなければ。
もっともこの空間から伝える手段があるならば、だけれど)
>>181 「おー、怖い怖い」
「そんな顔しないでよ、私たちは君と友達になりたいだけなんだから」
「ま、時間はいっぱいあるんだし、ゆっくり仲良くなろうよ」
(その言葉はいくらでもとりようがあるけれど、すぐにどうこうするつもりはないようだ)
(逆にすぐどうこう抵抗できるような状態に陥っているとも言える)
本物……なんでそんなのもってるかは聞かないけど、あたしの耳がどうにかなっちゃいそうよ。
んー、仏様にお祈りすればどうにかなるかもしれないけど、あんまり自信ないなぁ。
オバケの腹の中にいるよーなものだし、どんだけでかいかわかんないし。
(大きなスケッチブックは絵に取り込まれる前に落としたのか見あたらない)
(体操着のポケットにメモ帳が入ってるが、なにかちょうどいいものが描いてあったかどうか)
ねぇねぇ、それ、銀の銃弾とか入ってないの? もしくは聖水入りとか?
(仏教徒とは思えない言い草だった)
【今日はこれくらいで凍結にしてもらっていい? 早い時間で申し訳ないんだけど】
【明日の夜か、もしくは土曜日で】
>>182 …。
お前らは、所謂幽霊なのか?
(どうやら敵意はないようだ。そういった存在を傷付けるのは忍びない。
ひとまずは銃口を下ろし、脱出する手段を考える事にする)
慣れればどうという事はないですよ。
もっともあなたが一般人であるなら、こんなものには慣れない方がいいでしょうが。
…お祈り、ですか。分かりました、ありがとうございます。
(やはり、一般人なのだろう。彼女は真面目に返しているのかも
しれないが、とてもそれで助けが来るとは思えない)
(向こうに危害を加える意思がないのなら、この人は暫くは安全だ。自分で脱出する手段を探す事にしよう)
(片方の銃をベルトにねじ込み、携帯電話を取り出す。電波はあるか?)
…ないですね。
霊体にそういったものが効くデータはまだないので、持ち歩いてはいないです。
と仰いますか、仏教徒なのに何故銀や聖水を頼りにしようとするんですか?
(溜め息を付きながら、メガネの少女に振り向く)
【了解しました、全く問題ありません。それでは本日、水曜日の22時はいかがでしょうか?】
>>183 【水曜日の22時っと、りょーかいです】
【じゃ、お先におやすみなさい】
>>184 【了解しました、それではその時間に避難所でお会いしましょう。
今夜はありがとうございました、また次回もよろしくお願いしますね。ノシ】
>>183 「ま、人を幽霊呼ばわりなんて失礼な話ね」
「僕らは死んだ覚えなんてないんだよ」
「俺が幽霊ならお前だって幽霊さ」
(彼らの言葉を信じるなら、彼らは絵の中で生き続けている存在ということになる)
(それをどう捉えてどう位置づけるかは人それぞれだろう)
(この場にいる杜凛子などは「とってもおっかない存在」なんて思っている)
一般人、ねえ。ふーん。
(まるでそうじゃないような言い草だ。本物の拳銃を持つ学生は一般人じゃないということか)
(アメリカ人だってそうじゃないだろう。もしかしたらヤクザの息子なのかも)
ホラー物のお話しじゃ銀の銃弾はお約束でしょーが。
それに仏教に銃物のお話しはないのよ。
探せばあるかもしんないけど、あたしは知らないわね。
(なまくらでも何かしらの力があると言われる日本刀だって必ず幽霊を切れるとは限らない)
(拳銃もゾンビには有効かもしれないが、この教室の生徒たちに効くとは思えない)
(頼れるのは自分の力と仏様のご加護しかない)
いくら生きてなくたって、あんな見た目じゃ気後れしちゃうんだけど……
(体操着のポケットから取り出したメモ帳を開いて手を当てる)
(そこに描かれた絵に霊気を吹き込むと、そこが光って乙護法が――呼び出されなかった)
がっ!
(真横にあった机が飛び出して凛子を吹き飛ばす)
(そのまま黒板まで吹っ飛ばされ、それを追うように飛んできた椅子やら机やらが凛子を貼り付けにする)
(いままで感じたことがないような激しい痛み。肋骨が折れるかヒビが入るかはしていそうだ)
「どうやら害虫が一緒に入り込んだみたいだね」
「やだやだ、どっかに殺虫スプレーないの?」
「邪魔なんだよ。あんなのは僕らの仲間に入れる価値ないんだから」
>>186 …仮死状態のようなものか?
(だとするなら、肉体はあの絵の前にあるのだろうか?
それとも、肉体ごとこの幽霊のような存在になったのか?)
(そもそも、絵の中に囚われるなどという事態が非常識だ。
自分とて一般人から見れば非常識な日常にいるのだろうが、
所詮は鉛玉を当てるだけの戦場と、そこまで変わるものではない)
…そうなんですか?
でも現実的に考えると、コストがかかるんですよ。
まあ次がありましたら、どうにか取得しておきましょう。
例えば銃の代わりに弓矢とかでも、ある程度お話になぞらえれば
一定の宗教的な加護が得られたりはしないでしょうか?
…そういったのは門外漢なので、勝手な推測ですが。
(ここにいるのが媛名葵や奏永久辺りならば勝手は違ったのだろうが、
自分の知識など、そういった人間が戦うのを見たことがある位だ)
(そして手元の携帯は、案の定圏外。溜め息を付きながらそれをポケットにしまうと、急に机が動き出した)
なっ?!
(背後を振り向き、一瞬の内に貼り付けになった少女を驚愕の表情で見る)
(友達になると言っていた、アレは嘘だったのだろうか。
手は出さないと思っていた、完全に油断した。全ては自分の責任だ)
『ギリッ』
(再び2丁拳銃を構え、今度は即座に引き金を引く。異能で貫通力を
強化させながら、全ての生徒の膝を狙い撃つ。連続した銃声が鳴り響いた)
>>187 弓矢ならあるかもね〜。
ま、そーゆうのって幽霊相手より合戦のためのが多いから好きじゃないんだ。
(出家した戦国武将なんてたくさんいる。そうじゃなくても神仏に祈る武士は多い)
(化け物退治よりも人をたくさん殺すために彼らは祈った)
(仏教に限らず宗教にそういった面があるのは否定しないが、でも好きじゃないのは好きじゃない)
(だからそっち系のことを調べるのは積極的じゃなく、知識が浅いのは確かだった)
「きゃっ、また撃った! ひどーい!」
「おいおい、なに切れてるんだい? 君は切れやすい子なのかな?」
「いくら痛くないと言ったって、あんまり良い気分はしないんだけどな」
(拳銃から打ち出された銃弾は生徒の足をすり抜けて後ろにある椅子や机を破壊する)
(しかし兵部晶を囲むようにしている彼らを順に見ていくと、一周したときには椅子も机も元に戻っていた)
だ、だめ……それじゃ、きかない、よ……この世のもの、じゃないアアアッ!
(黒板に貼り付けにされた凛子が話しかけようとするが、椅子が捻り混むように胸を圧迫して悲鳴を出す)
(一人の生徒が黒板に歩み寄り、凛子を押しつぶしている机を叩き、また悲鳴をあげさせた)
「うっとおしいんだよ、お前。邪魔だし、醜いし、さっさと死ねよ」
>>188 (撃った銃弾は、やはり生徒達の足をすり抜けて机や椅子に当たる。
だが、彼らの実体がないと言うのは、何もデメリットだけではない。
あの少女への攻撃に椅子や机を使った事からして、こちらへの干渉も実体のあるものを通さなければならないのだろう)
(背後から聞こえる悲鳴に向け、銃口を構える。そして走りながら発砲。
黒板に当たる直前で弾丸を回転させ、壁側から机などを弾き飛ばすように撃ち抜く)
(そして少女を拘束するものを全て弾き飛ばしたら、
彼女の手を掴み、教室のドア側へと移動する)
(もし椅子や机だけが攻撃の道具ならば、これで背後から襲われる
ことはない。また、あわよくば脱出も狙っている)
黙れよ。うっとおしいのも、邪魔なのも、醜いのも。
全ては自分勝手に他人を傷付ける、お前らのことだ。
(そして、傍の少女に声をかける)
………本当に、すみません。
…動くと辛いですか?
>>189 んっ! つぅっ!
(机と椅子に解放されて床に崩れ落ちる)
(やっぱり骨がいっているのか、それだけで声がもれるほど痛い)
「なんでそいつを助ける。お前はこちら側の人間なんだぞ」
「そうよ、私たちはそんなのと違って醜くないし、ずっと綺麗なままなのよ」
「虫けらなんかほっぽっとけよ、そんな奴すぐに忘れちまうさ」
(非道いことを言う生徒達の顔は、ごく普通に怒った顔で)
(何気ない日常的なことで不愉快に感じたような、特別なことなんてない普通の表情だった)
(悪人顔や妖しい表情じゃないぶん、凛子にはそれがかえって不気味に見える)
な、なんで謝るのさ……にげよ?
痛いけど、少しくらい、ガマンできるよ
(とりあえず教室の扉に鍵はかかっていない)
(廊下の方も嫌な空気は感じられるが、生徒達がいなさそうなぶんだけまだマシだ)
(追ってこない保証はないけど、まだ廊下の方が飛び道具になるものが少ないだろう)
>>190 一緒にするな、化け物が。
例え見た目を綺麗に繕おうが、内面が腐っていては、意味がないんだよ。
(吐き捨てながら、少女を横倒しにしたケースの上に座らせる。
非力で体格も小さい自分が肩を貸すよりは、まだこの方が彼女も楽だろう)
(こいつらは、人間ではない。人によく似ているが、
内心では他人を傷付けることを何とも思わない、ケダモノだ)
…僕は、成すべきことを出来なかったからですよ。
これで少しは移動が楽になるはずです。痛みが強くなったら、必ず行って下さい。
…銀、塩、灰。いずれも魔除けの効果があるとされていますが。
取り敢えず、この校舎で手に入りそうなものを、片っ端から試して行くしかいようです。
(座ったまま移動しては支えるものがないので、少女の手を握り
廊下を走る。この内二つが手に入りそうな場所と言えば、食堂だ)
>>191 (生徒達は廊下に出た二人を追ってはこなかった)
(廊下はというと、教室の中と違って舞台装置の大道具のような作り物めいた感じだった)
(廊下の窓から見える風景も真っ暗で、夜じゃなくて闇に満たされているように見える)
う〜、たすかる、よ……
(強い痛みだったらいまでも十分に痛いのだが、そうゆうことではないだろう)
(とっとと弱音をはいてしまいたいが、それじゃ事態が解決せず助からないのはわかりきっている)
(少し進むと中央階段にでる。階段の向こう側にも廊下は続いているが、途中で真っ暗闇に閉ざされている)
(階段は上下とも見える範囲では影があるくらいで闇につつまれてはいない)
(食堂へ行くには一階まで降りなければならないが、その先の通路が通れるかは行ってみないとわからない)
はぁぁ、アタシの役立たず
(メモ帳も教室へ残してしまったし、怪我人じゃなくても乙護法が呼び出せない自分はただの人だ)
(少年に何か描ける物があるか探してもらう手もあるが説明が難しい)
(こんなときにお絵かきなんて平常心を失ったとしか思われないだろう)
【申し訳ないんだけど、また凍結してもらってもいい?】
>>192 【了解しました、それではここで凍結にしましょう】
【解凍は先輩の都合の良い日にしようと思うのですが、いつ頃が大丈夫でしょうか?】
>>193 【土曜日は終日大丈夫、日曜はいまのとこちょっとわかんない】
>>194 【了解しました、それでは土曜日の22時でいかがでしょうか?
問題がなければこちらは最後にレスを置いていきますので、
杜先輩は先にお休みになっていて下さいね】
>>195 【りょーかいだよ、ほんとごめんねぇ】
【それじゃ、おさきにおやすみなさい】
>>192 追っては来ない、か。教室に縛られているのか、
それともどこからでもこちらを発見し、攻撃することができるのか…?
(周囲を警戒しながらも、走る。窓の外には、夜の景色ではない、
重油のような闇が広がっていた。少女の身体がまだ無事であった時は
ガラスを壊し外に出ることも考慮していたが、この様子では行わなくてよかったようだ)
…階段を降りますよ、掴まって下さい。
こんな状況で役に立てる人間が少数なんです、あなたは悪くありません。
呪うなら、自分の不運か、あるいは…守り切れなかった、僕にして下さい。
(彼女に肩を貸しながら、ケースが段を降りる時の振動を
少しでも和らげつつ、先程よりゆっくりと降りて行く。
追っ手がない事が、晶に小さな安堵と、大きな不安をもたらしていた)
【では、これにて僕も落ちますね。今夜もありがとうございました、お休みなさい。ノシ】
198 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/05(木) 01:57:17.44 ID:HttFBucv
丑三つ時
【待機するね。プロフは
>>141にあるから読んでほしいな】
【希望としては、転入してきたばかりなので学校を案内するとか】
【街を案内するとか、そういう内容がいい】
【それ以外のシチュエーションも受け付けてるから相談して決めようと思う】
【少し早いけど待機終了】
【また今度お願いね】
201 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/06(金) 18:34:56.58 ID:ZnKZIDpy
くるかな
【名前】朱鷺 遙(とき はるか)
【年齢】 18/高等部三年生
【性別】 女
【身長】 178cm
【3サイズ】 92/63/89
【容貌】
前髪で片目を隠し、ハーフアップのポニーテイルにした髪型。
三白眼にへの字口、体格に恵まれた出で立ち。
【能力】
・死環珠(しかんしゅ)
宿主の「死」を取り除く珠で、丹田のあたりに宿る。
死環珠が破壊されない限り、再構築レベルで肉体を再生させる効力を持つ。
また、一定時間内に受けた痛みをエネルギー体として放つことができる。
【希望】
再生能力を生かしてリョナっぽいのなど、応相談。
【NG】
説得力のない死亡
【弱点】
死環珠の破壊、精神攻撃、再生の能力を逆手に取った断続的な激痛etc…
【備考】 高等部の三年生。口数が少なく、表情があまり変わらない、天然気味。
ある日死環珠を手にし、宿主となる。そのことがきっかけで自分が生きているという実感が希薄になる。
試行錯誤の末、痛みや快楽を感じている間は自分が生きていることを実感できると気づき、闘いを求めるようになる。
我流拳法で立ち回り、痛みを返すという戦法を基本戦術としている。
【プロフ投下……】
【……よろしく】
203 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 14:18:38.38 ID:e2aoOBjH
いるかな
【待機終了】
【名前】天ヶ崎 穂稀(あまがさき ほまれ)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】155cm
【3サイズ】67:43:54
【容貌】
毛先が白い黒髪ポニテ、瑠璃色の瞳、私服はパーカーにホットパンツ。
気分次第でハンチングを被ったりスカートを履く。
【能力】
『事象反転』
もう一つのあるはずだった未来に現実を任意で書き換える。代償として記憶を喪失する。
『乱数変遷』
現実における確立に動かされる物を誘導できる。代償として一定時間理性が退化していく。
『天体観測』
何故だか知らないが“剣だと思われるなにか”を生成する事ができる。
血液中の鉄分濃度が低下する傾向にあり、貧血に陥りやすい。
【希望】
戦闘交流えっちその他なんでもござれです。
【NG】
死ななければ大丈夫。
【弱点】
能力を多用しすぎると赤子になりかねない。
避けられない未来、袋小路には抗いきれない。
後、余談程度に脇が弱かったりくすぐったがり。
【備考】
武器としては鉄パイプやデッキブラシ、棒状の物体であればなんでも使える。
高等部1年生。血気盛んなお年頃で、夜な夜な喧嘩を吹っかけられにいってる。
本人いわく、『いい年こいての自分探し』である。
【
>>204の拓兎さん、お相手させていただいてもよろしいですか?】
【すんでの所で遅れをとったみたいね。撤退しとこっかな?】
【では、スレを返却します。呼んでくだされば気付けば来るよっ。】
【ほんじゃま、スレ返却していきまんね〜】
208 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/07(土) 21:54:16.46 ID:e2aoOBjH
おーい
【はーい、はいはい】
【いらっしゃいませーというのも妙な感じですが戻ってきましたよ?】
【はい、御用でしょうかね〜?】
【こんばんわ、名無しさん?】
【拓兎さん、こんばんわです〜!】
【先約的な意味でも、何をしましょっかね?】
【ぶっちゃけそちらの能力がどんな風に作用するのかわからないので】
【今後の為にもそれがわかるようなロールをしてみたいと思う】
【というわけで戦闘でも不思議探索でもそちらの都合のいいように、と思いまふ】
【そんじゃ、戦っちゃいましょうか♪】
【ロールで戦うのは初めてなので、ちょっと緊張するんだけどねっ。】
【とりあえずよろしく頼むね! 場所の設定は体育館裏でいきましょうかね】
(少しの木立と湿り気、日陰になって涼やかな空気を宿すそこに私は歩いていた。)
(目的の人物に私は逢ってみたくなったのだ。)
(人づてに聞いた噂だが、体育館裏には猛者が居るらしいとの事で)
あ〜っ、なんとなくだけど、あの人っぽいな〜。
(と、さっそく声をかけてみる。)
ねぇ……血の気、悶々してるなら、戦わないかしら?
(にこっと微笑むが、手にはバタフライナイフを握っている。)
(好みじゃない獲物だが、この際それは詮無いことだ。)
……どう?
()
()
【括弧消し忘れたので補足ver上げますねっ? あわわ……】
(少しの木立と湿り気、日陰になって涼やかな空気を宿すそこに私は歩いていた。)
(目的の人物に私は逢ってみたくなったのだ。)
(人づてに聞いた噂だが、体育館裏には猛者が居るらしいとの事で)
あ〜っ、なんとなくだけど、あの人っぽいな〜。
(と、さっそく声をかけてみる。)
ねぇ……血の気、悶々してるなら、戦わないかしら?
(にこっと微笑むが、手にはバタフライナイフを握っている。)
(好みじゃない獲物だが、この際それは詮無いことだ。)
……どう?
(誘うように手のひらでナイフを躍らせ、煽る様に手招きした。)
(そう、あくまで遊びだ。これはゲーム、不思議を辿るロールプレイングなのだから。)
(つくづく、脳がゲームや漫画にそまってるなーとは思う。)
むしむしむしむし……
(××学園体育館裏に居座っている紅い髪の男がいる)
(背は高く、体格もよい。しかしその顔は蒸し暑さに辟易していた)
んあ?
……おま、それ銃刀法違反だぞえ?
(見知らぬ少女に声を掛けられたのはそんな時だった)
(白昼堂々バタフライナイフ片手にやらないかと問われた)
(うわー、蒸し暑さに脳味噌まで浸食されてる人がいるよぅ、と内心でうんざり)
拳で語れ、拳で。
(座っていた場所から立ち上がり、むーんと伸びをする演技をしてダッシュ)
(少女の横をすり抜けようとする。外ならともかく、学園内で殺し合いなど御免である)
(まだ学生生活には、それなりに未練はあるのだ)
【ロール初めて?ならもう少し打ち合わせしてからの方が捗ると思うよ】
【まあ今回はそちらに合わせてみるので、次回から大筋と書き出し担当を】
【決めてからロールを始めることをお奨めするよ】
【とりあえず何かあったら【】の中で相談するってことで】
【あと
>>1にあるようにここ一応現代日本なんで、白昼堂々学園の敷地内でナイフ振り回したら】
【ヤバイって共通認識はあるので、今は逃げの一手を選びました】
【ですよねー(苦笑で頭を掻く)】
【いや、戦闘系がはじめてってだけですね〜。ここ近郊にきてから日は浅いですが。】
え〜、ハンデよハンデ。
これでもか弱い女の子だよ、私はさ?
(と、少しばつが悪そうな顔をして返事を返す。)
(天才肌とかにも似たような、他人と一線を架す行動を当たり前に行なう性格。)
(その自覚からも私は目を背ける。)
あ〜、ふられちゃう感じかなっ?
ならさ――
(ストンっと足先、ぎりぎり当らないあたりへとナイフを投げ捨てる。)
これで――対等だよねっ♪
(はにかむ笑顔、行動の割に曇りが無いのは、純粋にただの戦闘狂だから。)
(殺す気は無くてもスリルを求めるなら、極度の享楽家は狂うしかないのよね。)
【私は、ただの喧嘩と謎解き大好きな変り種なのですよ〜っ】
【だから、能力知ってもらうには戦うのが手っ取り早いのよね。】
……夏はこれだから嫌いなんだ
(逃げ出そうとした矢先、その爪先を狙い澄ましたかのようなナイフが転がる)
(それにしてもこの女、随分と身勝手な言い草である)
(刺される覚悟があるのだから、こっちは好きなだけ刺せると言っているも同然だ)
スリルを求める戦闘狂、か。
まったく。
(人の事は言えないが、戦闘狂なんて人種が学園で集団生活をしているのが不思議で仕方ない)
(ナイフを拾った――と同時に振り返って投擲。手裏剣のように放つ)
(多分、当たらない。がそれでいい。鈍器と同様に鍛えた拳で殴り倒せばいい)
(万が一があるなら、学園生活にピリオドを打つのもいいかと諦める)
【はいー、わかりました】
【大筋としては、適度にやりあったところで痛み分けが妥当かな?】
【こちらとしては最低限度死ななければそれでいいので、好きなように刺してくれれば】
【大丈夫、私の力はある意味“対価の大きななご都合主義”ですから♪】
【では、日付変わる前後までになりそうなのですがよろしくお願いしますねっ!】
そうそう、これよね。これっ♪
(目前に迫るナイフ、しかし敢えて私はそれを避けない。)
(首を動かせば避けれる位置だ。なら――)
――くすっ。
(微笑み、指を差し出す。)
(指の皮膚に一文字を描かんと、ナイフが指先を擦る。)
(その瞬間、私は目を瞑り念じた。)
ちょっとだけ、『書き換える』、よ?
(すっと記憶が滑落する。どうせこの程度なら朝食メニュー程度だろうし。)
(デモンストレーションには丁度良いよね。)
(指を切るかという勢いで直進していたたナイフ。)
(それは今、後ろの木に突き刺さっていた。)
(多分、相手からすれば不自然な、マジックのようにも見えるはず。)
(ナイフが通る筈だった“指の移動が書き換えられたのだから”)
ほら、これで私は手持ち無沙汰よね?
遊びましょうよ、汗をかいたら――涼しいよっ?
あ?
(どうしようもない、違和感。少女は防御も回避もせず、ただ『何か』をした)
(その瞬間、直撃コースだったはずのナイフは軌道を変えることなく後方へと飛んで行った)
(本来辿るはずの予定を書き換えたかのような、台本の中身を書き換えたかのような……)
(速度や力では、できない。速度や力なんてわかりやすいものでは、ない)
このくそ蒸し暑いのに運動したがる馬鹿は運動部にでも入れよ。
熱中症対策は必須だが、なっ!
(仮説は立てられる。だが判断を下す為の材料が足りない)
(滑る様な足取りで間合いを一瞬で詰めて、刺す様に拳を突き出す)
(腕力、膂力のみならず、体重移動も乗せた突き)
ふっ!
(わからないなら自分で確かめるしかない)
(異能者が学園の中で戦いを挑んで来る理由は不明だが、それは後で聞けばいい)
なっ……縮地!?
(驚いたのも束の間、目前に迫る拳。)
(間に合わないわね、そう理解したならまた呟く。)
(記憶と理性、天秤ではどちらが重いのかしらね?)
(そうね、幸いここは体育館裏……偶然ボールがあっても!)
(なるべく芯から身体をずらす。しかし、身体は吹き飛ばされてしまうだろう。)
(刹那、脇からの「ごめんなさい!」の声と共にボールが目前に躍り出る。)
ラッキーよね、これってさ!
(私の身体より先に、バスケットボールに拳が当る。)
(しかし、私の身体は吹き飛ばされてしまう訳だが、重傷にはならなかった)
うへぇ〜、バスケットボール……案外でこぼこ痛いんだね〜。
(地面にごろごろと転がるバスケットボール。)
(丁度ゴールしたからぶちまけたらしく、開いていたゴール下の扉から溢れた訳ね?)
あっついね〜、ほかほかしてきちゃうじゃない?
(髪に手をかけ、するりとポニテのリボンを解いた。)
(ふぁさり、そんな音を立てて髪が広がる。)
じゃ……私の番よね!
おいで――出血大サービスだよっ!!
(傷口、数ミリのそこから光が溢れ、真紅の剣を作り出した。)
どうかな、案外さ〜、白黒ロング少女ってありだとおもうの♪
(そういって、私はまた笑みをこぼした。)
うぉい?
(拳に妙な感触。あり得ない…こともないことが起こった)
(いきなり体育館の非常ドアが開いて、そこからバスケットボールが…)
ってあり得るか!
(セルフツッコミをした。この狭い体育館裏の、縦長のスペース。誰が訪れることもなく)
(ただ野良猫とのんびり過ごしたことはあっても、今まで一度もこのドアが開いたことも)
(ボールが飛び出てきたこともない。人目につかず、静かに過ごせるからこそ、此処にいたのだ)
少しは気ぃつかえや。
お前、素人か。本当の本当に?
(バスケットボールを返してから、ドアを閉める。この女、部活中の人間が見てるのも気にせず)
(露骨に能力を使っていた。ドアを閉めなければ、ちょっとした騒動になっていただろう)
(ここまで気が回らない異能者も初めてだった。少しくらい隠蔽しようとすら思わないとか、何事だろう)
知らん、女なんてやかましく喚くだけのぶよぶよした肉塊だろう。
(女という生き物を根底的に嫌悪しているかのような発言をしてばっさりと切り捨てる)
(傷口から流血し、そこから剣を生み出す。液体操作の能力だろう。だが、それだけでは説明できない)
(最初に、ナイフを回避した能力。次に、拳を当てた瞬間絶妙なタイミングでボールが飛び出てきて)
(致命的な負傷を避けた。次に傷口から血を零し、それが剣を生成した。二番目はともかく、一番目と)
(三番目は違う能力のはず。仮説として、二重能力者或いは多重能力者が思い当たる)
で、マジで何の用なんだ、ご同類。
本当にただの暇つぶしなら、他ぁ当たれ。なんかお前、肌に合わん。
(指を立てて、そこに魔力を集約する。キラキラと煌めく珪素が舞い、無数の鱗粉が凝固して)
(水晶の剣を作り出す。彼女とは違う、しかし人間ではあり得ない異質なる力の顕現だ)
うへぇ〜、露骨に嫌われちったよ〜。
(わざとらしく、かつ寂しそうに肩をすくめる。)
ま、私は天ヶ崎穂稀っていうの。
本来なら謎解き云々に誘うつもりだったんだけどね〜、
何故かみんなにふられちゃってね? えへへっ。
(そう笑いながら土を蹴る。程よく色々抜け落ちた身体は、素直に思考に付き従う。)
綺麗ね、あなたのそれ。
ぱっと見水素の集約にも見えたけど、そんな簡単な訳は無いわね?
(剣を振りかざしつつ、耳元で囁く。)
ねぇ――案外ノリが良いじゃない、一緒に来ない? なんてねっ!!
(そして、剣を振りぬき火花を散らせた。)
誘い方が悪かったんだろ。
(この女の先ほどの口ぶりからすれば、どうせ奇妙奇天烈な言葉で誘ったのだろう)
(そんな誘い方をすればドン引きされるのが落ちで、乗る人間の方が稀有だ)
ハッ……ったく、しゃべるかやるかどっちかにしろってんだよ。
(振り翳された剣に合わせて横薙ぎに一閃)
(凝固した液体と集った珪素が、一瞬だけぶつかり合って火花を散らす)
(腕力で押し返しつつ、一転して水晶の剣を手放してバックステップ)
(相手の体勢の崩しを狙う。どんな能力者だろうが二本足で立っているのは同じ、だ)
弾けろ!
(指を鳴らすや、手放された水晶の剣が音を立てて弾ける)
(尖った水晶の破片が、回避不可能の至近距離で四散する)
【日付けがかわるけど、大丈夫かな?】
【可能なら凍結がお勧めだけど……】
【あと少しなら大丈夫です。凍結は厳しいですね……】
【最悪の場合「先生や風紀委員が来た」って事で手を引いて逃げる、とか?】
【そんな巻き添え&続き物風の締め方が学園物らしくて良いかなと思うけど……】
大丈夫よ、私――喋れる内が安全圏なんだから。
(もし、力を使いすぎると……絶対自分を維持できない確信がある。)
(以前、交通事故に遭わされたのを書き換えたら、記憶の8割は消えたのだから。)
(突如、爆裂した破片が飛び散る。)
(剣では足りないし、書き換えるにはあまりに不都合な物だ。)
(一度に多量の乱数処理も手厳しいし……)
あはっ……これ、どうしよっかな?
(きまずそうな声を上げて手を伸ばす。)
(その先には剣先。断裂して四散するそれを可能な限り握り締める。)
……うっ!
(肉に刺さる感覚、指先がスパスパと切断される。)
(あまりの痛さに目を瞑る。そして私は願ってしまった――)
(書き換わる、時計の針も、大地の自転も公転も。)
(そして、痛む頭を抑えながら、相対する彼に問い掛けた。)
ねぇ――今日は、何日? 貴方は……誰?
(刃も無く、散らばるボールも水晶も無い。)
(ただ、剣を構える男を前に、立ち尽くす私が居ただけだった。)
(今度こそ、まともに攻撃が命中した。どんな達人であれ能力者であれ絶対に)
(回避できない瞬間があるが、今のこれが、正にそれだった)
(四散した水晶の破片がズタズタに少女の身体を切り裂いてゆくのを見つめる)
(その瞬間、どうしようもない違和感が脳味噌を掻き乱した)
(時計の針がぐるぐるとまわる、回る、廻る)
(台本を書き換えろ、舞台を再設定しろ、速く早く、はや、く……)
(再び見た世界は、何もなかった。闘争の痕跡も、血痕も、死体も、何もかも)
(ただ、ぼんやりと立ち尽くす少女と、対面してる自分がいる)
なん…だと?
(今度こそ、絶句した。まるで、昼寝している間に見ていた夢のようだった)
(昼寝している間に見る夢は、大抵、悪夢だ)
(バリンと、いつの間にか握っていた水晶の剣を粒子に戻す)
(――わからん。何もかもわからん。ならここは、もう逃げるしかない)
あばよ。
(状況が不明すぎる。一方的に別れをつげて、その場から戦略的撤退を決め込む)
(あれは夢だったのか?現実を書き換える力、なんて魔法みたいな力があるとして)
(そんなものが人間に扱えるはずがなく……やっぱりわからない)
(当分、体育館裏には近づかない。それだけ決めて、あとは野となれ山となれ、だ)
【じゃあ「状況が不明なので戦略的撤退を決め込んだ」という〆で】
【あー、上手く誘導できなかったみたいだね、ごめん】
【また今度、ちゃんと話し合おう。俺の方はこれで〆だから、そちらの〆をお願いね】
あう? ……また振られちゃったの?
(首を傾げる。髪がほどけている辺り、やらかしたらしいと悟った。)
え、逃げないでよ、待ってー!
あ、先生こんにちわ。あのーその拳と青筋はいった……
(振りかぶる教師を前に、なおさら走る速さをあげて彼を追いかけた。)
(無くした記憶は返ってこない。忘れた目録は何処にもないから――)
お願い! 私に――チャンスを!!
(また、少女は願ってしまう――再会を。戦うこと無い握手の可能性を。)
(一体なんど繰り返したであろうかその盲目な日々に、私は未だ踊らされていた。)
(全て、書き換わる。フィクションの様な現実と、フェイクまみれの自分を置き去りにして――去っていく。)
ねぇ……いつか、また――逢えるよね?
(にこっと微笑み、髪を結い上げた。)
これで……えっと、何回……貴方と――初めましてをしたのかなっ?
【了解しました〜っ! 充分に楽しかったですよ、かっこよかったですし!】
【また今度、ゆっくりと話しましょう? 私もこれで一旦〆ます。】
【スレ返却。――皆様には、後悔無き未来を。】
【見届けた】
【お疲れ様でした】
【一旦〆、なんて言うと紛らわしいので、〆は〆】
【凍結は凍結、と使い分けましょう】
【なんて小言は必要ないか。ともあれお疲れ様、それでは俺も落ちるな】
229 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/08(日) 21:09:58.37 ID:7Z2IHna3
王女の男
【それでは撤収】
【待機……解除……】
233 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/11(水) 22:35:44.56 ID:nsCvFNGe
いたのか
【微妙な時間だけれど……待機……】
【プロフは
>>202】
235 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/14(土) 16:51:03.70 ID:SPpvhQvw
きたか
【待機……解除……】
238 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/17(火) 03:09:39.72 ID:nKn00I+t
こんな夜中に
【待機……解除……】
240 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/17(火) 11:08:35.09 ID:5Ic582HG
無視されすぎだろいくらなんでも
昼の3時とか夜の3時とか、本気で構ってもらえる時間だとでも?
243 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/18(水) 01:58:02.64 ID:Kp5UDXd4
だよねー
【微妙な時間だけれど……待機……】
【プロフは
>>202】
【待機……解除……】
>>197 ん、わかった……けど、アタシは、だれも呪わないよ
(階段をおりるたびにピシッ、ビシッと肋骨が悲鳴をあげて、思わず声がもれてしまう)
(とりあえずここは下までおりるにしても、それ以上の移動は自信がない)
(どこかで落ち着いたら彼に書くものを借りて異能を使おうと思っていたが、それも厳しそうだ)
(そういえば、名前を聞いていなかった)
ねぇ、アタシ…りんこ、杜、凛子、名前ね…きみ、なんて、いうの?
(下におりると、そこは中央玄関ロビーであるはずの場所だった)
(床も天井も下駄箱も傘立ても何もかもが白い紙に鉛筆でラフに描かれた絵のような世界だった)
(不思議な遠近感で廊下は奥へと続いており、玄関の向こうは深い闇が続いている)
なんか、デジャブー……教室の、外、は、したがき、ってこと、かな?
あの、絵に、ここ、えがかれて、ないし……
(床も紙だったら底が抜けるんじゃないか、なんて思ってしまう)
【置きレスだよ】
247 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 14:12:41.41 ID:Y2U+NGYJ
いたのか
>>246 …そう、ですね。
これが終わって傷も癒えた後、怪談話の一つにでもしてしまいましょう。
(こんな酷い状況に置かれながらも、強い言葉だ。未だに傷は痛むだろうに)
(だから晶はそれを否定せず、微笑みながら頷いた)
了解しました、杜先輩。
僕は中等部二年、兵部晶です。以後、お見知りおきを…ッ?!
(そして後数段、という所まで降りて来た時点で、少年は目を見開いた)
(白いキャンパスに描いたラフスケッチを、そのまま立体化させたような、玄関口の風景)
…校舎の外の様子もそうですが、教室以外の場所は、異常に包まれてますね。
(これでは食堂どころか、霊体に有効そうな道具など得られるものだろうか)
(逆に考えれば、未完成だからこそあの幽霊どもは手出ししてこれないのかもしれないが)
(一旦彼女を床に下ろし、銃口を床に向ける)
耳を塞いで下さい。
(そして、引き金を引いた)
【置きレスにお借りしました、失礼しますね。ノシ】
249 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/19(木) 22:44:26.65 ID:Y2U+NGYJ
置きレス禁止
うるせーハゲ
【名前】伊達 三月(だて みつき)
【年齢】15(高等部/一年C組)
【性別】女
【身長】167cm (147cm)
【体型】82/58/82(77/57/78)
【容貌】太めの眉、大きめの瞳
肩に届く髪を首根で軽くまとめている
【能力】触れた物の大きさを2割変化、大きくした物の質量は増加
異能は「梵天丸」を通して使用可能、能力は重複せず放置すれば5分で元に戻る
【希望】日常、戦闘ロール、などなど
【相談】スカ、グロ、エロール、重度の肉体損傷
【弱点】武器頼りの格闘術
人型に異能による間接攻撃ができない
【備考】普段は体を異能で大きくしている
薙刀部所属の幽霊部員で薙刀袋に「梵天丸」を入れて持ち歩く
お守りと称する三角形の皮袋には「鬼切り」が納めてある
商店街の外れの骨董品店の一人娘
梵天丸:元骨董品で150cmの金属製(材質不明)の棍
鬼切り:梵天丸に装着可能な霊力を帯びた正三角形の退魔の刃
針千本:物質を隆起させ針の山を作る、異能の暴走の為2割の制限を越える
【プロフの投下落ちです】
>>248 むぅ、せんぱいは禁止……アタシのことは、ちゃん付けね、晶くん
(先輩後輩の間柄はあんまり好きじゃない)
(堅苦しいのは苦手だし、凜子自身も年上にもフランクだ)
絵の中だしね、このへんは、キャンパス裏の、ラフ画ってとこかな
(耳をふさいでも大きな銃声は耳の中に響く)
(ヒビがはいっているっぽい肋骨にも響いて、思わず悲鳴をもらす)
(銃弾は床を貫通して、こぶしほどの大きさの穴を開けた)
(穴の向こうは何もない闇が広がっている)
ど、どーしたの? いきなり
それ、かぎり、あるんでしょ? そんなに、パンパン、撃って、いいの?
(教室の生徒達には効果がなかったが、だからと言って無駄遣いするものでもないだろうに)
(事前説明なしだったから、確認のためだと思わず、ただビックリする)
(何かぼんやりと頭に考えがあったのだが、それも消えてしまった)
【置きレスだよ】
253 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/20(金) 22:21:01.00 ID:1zsQVBRW
きたか
254 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 02:20:45.08 ID:Gziqvv2C
255 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/21(土) 13:48:30.92 ID:Gziqvv2C
255
>>252 …ちゃ、ちゃん付けですか?
(思わず訊ね返してしまう。年上は〜さん、同年代以下は
男性のみ、〜くん、それ以外はさん付けの呼称をしている。
ちゃん付けなど、よほど小さな子供ぐらいにしか使った事がない)
(だがこの差し迫った状況で、彼女の申し出を断るのも気が引ける。
それにひょっとしたら、空気を和ませようとしている彼女なりの気遣いなのかもしれない)
了解しました、凛子ちゃん。
(笑いながら、彼女の提案を承諾する晶)
(そしてその視線は、穴の空いた床へと移った)
(銃弾一発で破壊できるほど脆い。移動は可能だろうか?
また床の下にもあるように、この闇は現実のそれと違う。
こちらにどのような影響を及ぼすかは分からない)
敵に効果がないのですから、有効活用すべきでしょう。
それとも、僕は素手で銃器程の力が出せるとでも?
(最後の一段の先、玄関口に繋がる床を見据え、
体重を乗せて踏み込む。これで床が破れるようなら、
ここから先への移動は不可能だ)
【それでは今夜もよろしくお願いしますね、凛子ちゃん】
>>256 そう、ちゃん付け
よろしー、よくできました
(笑った顔をみると、ちょっと可愛いかも、なんて思う)
(拳銃なんてもってるから普通の子じゃないんだろうけど、笑顔なのはいいことだ)
(凛子自身はケガが響いてあんまり笑顔にはならないけど、できるかぎり笑顔をかえした)
だせるよーには、みえないけど……ま、アタシには、ムダかムダじゃないか、わかんないし
とりあえず、そこ、立っても、だいじょーぶ、そう、だね
(足裏に伝わる感触はちゃんとした床の感触で、体重でやぶれたりはしなかった)
ねぇ、なんか、アテはあるの?
アタシ、たぶん、あんまり動けないよ
いまでも、いやーな汗が、たくさん、でてるし
【こちらこそ、よろしくお願いします】
>>257 …そうですね。早々に対抗策を手に入れたい所ですが…。
(彼女は怪我を負っている。闇雲に歩き回るのは良くない。
かといって、この作られた世界で、その中に置かれた物質が
ここの住人であるあの幽霊らに、どれ程の効果があるのだろうか)
………すみません。
正直に申し上げますと、確実に倒せる策はありませんよ。
塩や銀などをぶつけても、どの程度効果があるかは分かりませんから。
(ひとまず少女をケースの上に乗せ、素直に現状を伝える。
策がないと分かっては不安にさせるかもしれないが、そうも言っていられないようだ)
(ここが完全に安全ならば、凛子をこちらへと待たせて自分が
動き回ってもいいが、万が一そうでなかった場合のリスクが高すぎる)
(外へと出られない状況で、何とか元の世界への道が開けそうな場所、か)
…現実でこの絵があった場所、ここではどうなっているんでしょうね。
いえ、ここがあの絵の中の空間ならば、きっと何もないでしょうが。
(腕を組み、考える。残り少ない時間を、どれに使うのが一番可能性があるのか)
>>258 (ケースに座って一休み。深呼吸をしたいとこだが、痛みで飛び上がるのは目に見えているので我慢)
(とりあえず、晶くんに案がないなら二人でない知恵を絞って考えなくちゃならない)
絵があるか、ないかは、五分五分、じゃないかな
あれは、とくべつな絵だし、意外と、ありそーな、気がする
ただ、あの性格、わるそーな感じだと、ワナがあっても、おかしくない、よね
(この絵の中と現実世界とをつなぐものがあるなら、それはやはりあの絵だと思う)
(もしそうなら、そんな弱点が無防備にほっておかれてるのは考えにくい)
ここは、てーさつを、だしてみるかな
アタシね、じつは……霊能者、なんだよ
道具がないと、やくたたず、だけど、紙と、書くもの、があれば……なんとか、なる、かも
(とか言ったものの、だんだん自信がなくなってきた)
(こんな大怪我はじめてだし、ちゃんとできるかはけっこう不安だ)
>>259 …ふむ。行ってみる価値は有りでしょうか。
(こういったシチュエーションに追い込まれたのは、今回が始めてだ。
故に、役に立つ案を出す事においては、協力し合うのがベストだろう)
(ましてや彼女には霊感がある。この世界においての
異常な所などは、凛子の方が感じやすいはずだ)
(ここはそれに期待して、もう一度あの場所へ行ってみるかと
言おうとした所で、予想外の凛子の発言に驚く)
…あなたは、異能者だったのか。
(何故黙っていたのかとも思うが、彼女とて警戒していたのだろう。
何にせよ、これで先程の、役に立たないと発言していた意味が分かった)
(そして教室での言動から察するに、異形狩りをするタイプでもないらしい。
それならば、戦いを望まないならば、守るべき一般人と変わりはない)
いえ…了解しました。呪符でも作り出すのですか?
(カバンから筆記用具とルーズリーフを取り出し、凛子に渡す。
道具が必要な異能と言うのは、少々特殊だ)
>>260 異能者、そーとも、言うね……アタシ的には、霊能者って、よばれるほーが、好き、だけど
呪符、じゃないよ、もっと、使い勝手が、いーもの、だよ
(受け取ったルーズリーフをケースの上に置き、さて何を書こうか考える)
(偵察に向いてるもの、廊下や階段をなんなく移動できるもの、見つかりにくいもの)
(凛子が描いたものは、少し大型の蛾だった)
(集中力がもたないので、ちょっとデフォルメ気味にして、それでも少し乱れてしまった)
乙護法、仏法の守護者を呼び出す法術……のチョー亜流、なんだけど
その、あんまり、おどろかないで、ね……アタシも、びっくり、してるの
(胸にひびかないよう、ゆっくりと呼吸して、ルーズリーフに描いた絵に指をあてる)
(身体の中からわきあがる霊力が指先を伝わって絵に注ぎ込まれる)
(紙に描かれた蛾が羽根をはばたかせ、ふわりと浮かび上がって宙を飛ぶ)
(チープな3D映像のように浮き上がった絵のような平たい蛾が玄関ロビーにマッチしていた)
(ラフ絵のような玄関ロビーに最初からセットで存在していたと言ってもおかしくないくらいに)
……、似てるけど、いっしょにされたら、傷付く
>>261 …なるほど。
申し訳ありません、そういう類のお話には疎いもので。
確かに異能であれど、僕の認識している普遍的なそれとは違うようですね。
(他の組織の扱い方は知らないが、晶の組織においての分類はシンプルだ。
超能力などを含め、一般常識に収まらない力は異能、生き物は異形だから)
(しかし彼女が乙護法と呼ぶこの異能は、どうやら信仰に類するタイプの
ものらしい。超能力と言うよりかは、霊能力という言葉が確かにしっくりくる)
別に驚きはしませんよ。
似たタイプの能力など、幾らでもありますから。
僕の異能『回転』も、メジャーな念動力(サイコキネシス)の亜種と言えますので。
(舞う蛾を見て、ふとあの銀髪の妖精と始めて出会った夜を
思い出して。静かに歯を食いしばって、より生きる意思を固めた)
(それにしても、描いた生物を作り出し、従わせる異能か。便利な能力だ)
それで作り出せるのは、生物のみなんですか?
>>262 はは……ありがと
かいてん?? さいこ、きねしす……晶くんも、超能力者、なんだ
超能力あって、銃を、バンバンうって、なんか、SFアクション、ヒーローみたいだね
(回転が具体的にどうゆう能力なのか、シンプルすぎてちょっと想像つかなかったが)
(学生が銃を使いこなしてる時点で十分に小説の主人公たりえるだろう)
これは、生物かどうかは、どーなんだろ?
それはともかく、アタシの、想像力と画力で、描けるものなら、なんでも
あとは、すごく大きいのは、時間かかるから、集中力も、かな?
(話ながら、蛾を少し大きめに二人の周囲を回らせる)
(乙護法は基本的に自動操縦、というか勝手に動いてくれるので)
(ケガをしてる凜子自身よりは周囲のことに気が付いてくれる)
(ただベースが凛子の性格なので、信用度は今一歩だが)
>>263 異能なしで、こういう物を相手取るには限度がありますからね。
僕みたいな化け物狩りは、ほとんどが異能者ですよ。
…ですが残念ながら、僕はヒーローではありませんので。
(根本には銃という武器があり、異能だけで敵を倒せるわけではないが、
銃弾を見切れる敵が現れた時、弾丸が通らない敵に遭遇した時。
この回転の異能がなければ、恐らく幾度となく死ぬ機会はあっただろう)
(彼女の最後には、首を振ってしっかり否定する。
ヒーローなどいるかいないかも分からないが、少なくともこんな奴が名乗るべきものではないはずだ)
…では、それこそあの幽霊に対して効果的な仏具などを、作り出せたりしないんですか?
(周りを漂う蛾は、しっかりと周囲を警戒してくれているらしい。
どうでもいい事だが、蝶ではなく蛾を描く女子高生は、どうなのだろうか)
これと意思疎通はできるんですよね?
敵を見つけた時に、知らせてくれる機能があるとも思えませんし…。
>>264 んー、そもそも、化け物狩り、してる人に会ったこと、あんまりないけど、そーなのかも
マンガとかじゃ、武器だけで戦ってるキャラ、めずらしくない、けどね
ふうん? まぁ、いーけど
(ヒーローじゃない、と言うにはやはり理由があるのだろうか)
(銃を持ってるのも実はヤクザの息子だから、とかなんとか思ったりもした)
(ま、単純にはずかしいよね、というあたりが落としどころだろうか)
乙護法は、霊力のかたまり、だから、どの子でも、なにかしら、効果あるよ
猟犬の乙護法なら、ウサギを上手に狩れる、し、そーゆう計算は、できるの
人間の幽霊、だから、人を倒しやすい、ものね
(だから色々な場面に対応するには普段からのストックと想像力が必要不可欠なのだ)
近くにいれば、なんとなく、それなりには
遠くにいかせたら、戻ってくるまでは、サッパリで、やられたこと、くらいかな、わかるのは
見える範囲じゃない、と、つよい奴には、勝てない、かな
>>265 …ふむ。
では、人を罰する類のものを召喚して、消し掛ければいいのではないでしょうか?
(まだ彼女の乙護法とやらについての知識はないので、質問の繰り返しだ。
とはいえ、これで霊体に対する干渉手段は得られた。大きな前進だ)
となると、接近して仕留めるのが確実ですか。
どうやら追ってくる様子がない以上、こちらから仕掛ける必要がありますね。
(それまで彼女の体力が持てばいいが。基本的に操作系の異能は、
本体が意識を失ったり極度に衰弱すると、能力が使用不可になるパターンが多い)
>>266 罰するもの、ねぇ……警察官、裁判官、とか?
人の幽霊をやっつけるの、あまり気が進まない、けど、仕方ない、ね
成仏させる、には、力がたりない、し……
(元からケガで顔色が悪かったが、さらに顔色がくもってしまう)
(異形を倒すのとちがって、幽霊退治は人を殺すようで心理的抵抗があるからだ)
あの幽霊、早くて強かった
ちょっと考えないと、やっつけるの、むずかしそう
【今夜は限界、何度もわるいけど、凍結にさせてください】
【確実に約束できるのが週末になっちゃうのが心苦しいんだけど……】
>>267 【了解しました、それでは今夜はここで凍結にしましょう】
【いいえ、誰しも私事が立て込むのは致し方のない事ですから。
凛子ちゃんの都合の良い日にち、土曜日でしょうか?その22時と言うことで、いかがでしょう】
【それまでは、置きレスで進めていくという形で】
>>268 【はい、土曜日です。今月残りは平日がちょっと分からないので】
【なるべく置きレスをできるよう頑張るから】
【それじゃ、指もあやしくなってしまったので、お先におやすみなさいです】
>>267 あるいは、教師などはどうでしょうか?
彼らを更生し、真っ当に成仏できるようにと。
殺すのではありません、縛られている魂を解き放つんですよ。
確か、仏教には輪廻転生の概念がありましたね?
(こんな目にあって、躊躇っている場合かと思うが、口には出さない。
見た目通り、心優しい少女なのだろう、彼女は)
(それなら、少しは気休めになる言葉を吐くとしよう。
この人は異形狩りではない。異形に立ち向かう、非情な心構えは必要ないはずだ)
少し観察しただけですが、彼らの攻撃は机や椅子など、接触できる物体を操作するのみです。
僕がそれらを全て撃ち落とす事で、どうにかなりませんか?
【はい、ゆっくりと進めていきましょう。今夜はありがとうございました、
また次の週もよろしくお願いしますね。お休みなさい。ノシ】
【それでは僕もこれにて失礼します、お休みなさい】
>>270 せんせい、かぁ……暴力教師に、なっちゃうね
でも、イラストにおこすのは、むずかしくは、ないよ
(絵に起こしやすい特徴のある教師の顔をいくつか頭の中に思い描く)
(教師なんて特別な武器を持ってるわけじゃないから肉弾戦になってしまうが)
(イメージをよく掴んで絵におこしている方が具現化はしやすい)
どう言い換えても、魂を殺すことには、かわりないんだ、よ
納得して、自分から、逝ってもらえなかったら、壊して、殺すしか、ない
だいじょーぶ、わかって、わかってるから
(こんな状況になって修行不足を嘆いても後の祭りであって)
(喉元過ぎればなんとやらにならないよう、自分に言い聞かす)
そこは、乙護法を、たくさん出せば、どうにかなる、けど
ならないか、ケガがけっこう、きついし
どうせ打ち落とすなら、せんせい、じゃなくて、飛び道具の、乙護法の方が、いいかな?
(例えば野球部のピッチャーとか、と例をあげてみる)
【置きレスだよ】
【落ち】
>>271 そうですか。
…理解して頂けるなら、それに越した事はありませんが。
(適当な言葉で誤魔化す方が、かえって傷付けてしまうだろうか?)
(だが大丈夫と言われた以上、踏み込む事もできない。
こう見えても彼女は年上だ、あまり心配する必要はないかもしれない)
飛び道具は自分が担当できますから、役割を重ねる必要はないのでは?
あの幽霊を仕留めるのに飛び道具が効果的だと言うなら、
ダブルシューターで攻めてるのもいいかもしれませんが。
(肉弾戦の方が確実な気もするが、対幽霊など片手で足りる程の
経験しかないので、基本的には彼女の判断に委ねるつもりだ)
【置きレスです、お邪魔しました。ノシ】
>>274 とりあえず、先に、描かなくちゃ、だね
(ルーズリーフにすらすらとペンを走らせる)
(描くのは高等部の教師たちを五人ほど)
(四頭身くらいにデフォルメして、定規やフラスコやらを武器のように持たせる)
(化学の教師は危ない薬液で目つぶし攻撃)
(数学の教師は三角定規でなで切り攻撃)
(国語の教師は分厚い辞書で打撲攻撃)
(音楽の教師は指揮棒で突き刺し攻撃)
(体育の教師は竹刀で滅多打ち攻撃)
(どれもシンプルに特徴を浮き彫りにして一目で誰か分かるように描く)
んー、効果的か、どーかは、わかんないけど、アタシは、近寄られたら、オシマイ、だから
乙護法は、たくさん、だせるから、スクラムくませて、壁つくるのも、ありだけど
(ペンを走らせながら戦術みたいなものを考える)
(ケガしてるいま、どこまでできるか不安はあるが、少しずつ出していけばサッカーくらいはいけそうな気がする)
(同じ絵で複数だすことになるから多少混乱するかもしれないが、どうにかなるんじゃないかなぁと)
【置きレスだよん】
>>275 …しかし本当に、人間まで作れるとは。
扱い方次第では、強力な武器になりそうですね。
いえ、あなたには関係のない事でしょうが。
(教師が子供を虐待する様は、見ていて気持ちのいいものではない。
なるべく傷付かせずに済んでくれたら、それに越した事はないが)
(描かれ生み出された五人の教師を見て、思う)
………。
(どうやら自分はアテにはされていないようだ。まあ自業自得だが。
彼女が自分で身を守れるというなら、それに任せよう)
(手を出し、階段の上を逆の手で指差す)
では、向かいましょうか。
急いで行くのとゆっくり行くのは、どちらが身体的に楽そうですか?
【置きレスです、お邪魔しました。ノシ】
【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
異形時:↑+頭部に前に突き出た一対の白い角。背中の中ほどまで伸びた髪。背に蝙蝠のような一対の翼。
本来の姿(不完全):漆黒の巨大な四足獣、霧や影のような見た目。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
そこまで強力ではないが再生能力を持ち、一ヶ月ほどで片腕くらいなら再生可能。
因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。
【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に)、退魔武器(種族的に)
【備考】三年前から人間の少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
三年前に起こった「ある事件」を境に記憶が一部欠落している。
日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
因みに、頭が弱く補修・再試常連。
水鏡恭弥との戦闘において著しく損傷した影響で、一定の損傷を受けると不完全ながら本来の姿に戻ることがある。
この際いろはの意識は無く記憶も残らない。また、この姿に自由になれるわけでもない。
兵部晶との戦闘で『自分と本物の「黒上いろは」』が写った三年前の写真を拾われている。
『Brave』という組織に狙われている。理由は不明だが自信の過去に関係している模様。
現在、崎守慧の目的に協力中。『Brave』も同じく接触して協力中。
【投下落ちだよー。うーん久しぶりっ】
【名前】並木 聖奈(なみき せいな)
【性別】女(中身は男)
【年齢】12(中学1年生)
【身長体重】145cm 痩せ型の貧乳
【容姿】腰まで伸びた長い黒髪 真っ赤な瞳 表情はころころと変わりやすい
【能力】転生
死後に記憶を持ったまま次の人生を始められる、今はあって無いようなもの
感情の増減
今の『聖奈』になってから付いた能力
自分の持つ紅い瞳で対象と目を合わす事であらゆる感情を増減させる事が出来る
ただし目を合わせなければ発動されず
発動のオンオフに少し時間をが掛かり、発動時に鏡等で自分を見てしまうと自分も効果対象に入る
【武器】刃物全般(これといったこだわりも無くとにかく相手を殺せるなら何でも良い)
【希望】戦闘 雑談 強姦(任意) ギャグ リョナ
【NG】スカ
【弱点】鏡 能力の効かない相手 能力対策された場合全般
【備考】前世が猟奇趣味の男性だった少女、転生してからそれは健在で痛め付けるのも痛め付けられるのも好きな人格破綻者
しかしそれ以外は案外まともで社交的で友達が居る、殺人衝動も夜な夜な行っている怪異狩りでなんとか我慢している
身体能力は一般人よりも少し優れた程度で能力未使用の場合の戦闘力は微妙
【代理にて並木さんのプロフ投下させていただきました〜】
【それでは、プロフの投下落ちです】
>>276 人は、作れないよ、これは、乙護法、鬼神だもの、人間じゃないの
人じゃなくて、武器、防具、道具、そーゆうもの、なんだよ
(異形だって倒せる鬼神は、人だって簡単に傷付ける強力な武器だ)
(拳銃を所有する少年が興味を持つのもおかしくはない)
(可愛い顔して力を狙ってくること可能性だってあるだろう)
(……あんまりないか、と少年の顔を見て否定した)
ゆっくり、絶対、ゆっくり……もう、けっこう、かなり、きついもん
肋骨の骨折って、どのくらいでなおるのかな?
夏休み、きっと、なおるまで、遊べないだろうなぁ、はぁぁ……
(非体育会系アウトドア派なので、外へスケッチに行けないのはとっても辛い)
(ギブスとかするのか分からないが、行動に支障がでるのは間違いないと想像つくし)
あ、そうだ、ちょっと待って……
(ふわふわな椅子を描いて乙護法として呼び出す)
(凛子はそれに座り、同じく乙護法の先生達に椅子を運ばせるのだ)
ごめん、しょーじき、このケースの上、きつかったから
まずは、この子を、てーさつに行かせよう
(最初に作り出した蛾を先に階段の上へと行かせ)
(凜子自身は一人ずつ先生を増やしていく)
晶くんの、まわりにも、せんせーたち、おいた方が、いい? 邪魔になる?
【置きレス〜】
【名前】朽月 導(くつき しるべ)
【年齢】外見年齢13
【性別】男
【身長】144cm
【容貌】
黒の短髪、瞳の色もまた黒だが、戦闘時には仄かに白銀色へと変貌する。
その容貌は子供そのものだが、見た目に不相応な言動がよく見られることがある。
服装は基本的には制服、そうでなければ青白い色を基調とした服装を好む。
【能力】
・時空間干渉型生体兵器“フェンリル”
自身の身体の内に存在する異層次元より生じる、生命を持った蒼い炎。
本来の姿は巨大な狼のそれであるが、自由自在にその形状を変え攻防に使用することが可能。
しかしそれらの能力はあくまで副次的なものであり、その本当の能力は時間跳躍である。
十分なエネルギーがあれば、極短時間から非常に長い時間まで、自由に時間を遡る事ができる。
あくまで遡ることができるだけであり、未来へ行けるという訳ではない。
【設定】
先述のフェンリルを用い、とある一つの未来からやってきた未来人。
その未来では人類は異形の怪物達によって滅亡の危機に瀕していた。
そんな未来を変えるため、彼らの未来への分岐点となる出来事を阻止するべく、彼はこの時代に現れた。
大規模な時間跳躍の影響でフェンリルはその機能の大半を失っており、現在はその機能を復活させるべく
フェンリルのエネルギー源である異能体の体組織を得るために狩りを行っている。
いずれ現れるであろう、世界を終わらせる災厄への備えを進めるために。
また、フェンリルを身に宿した影響で身体の成長は止まっている。
【希望】雑談や戦闘など
【NG】こちらの意志を無視するような行動
【弱点】
身体的には多少常人に比べて強化されている程度で、フェンリルの助けがなければまともに戦う事は難しい。
そのフェンリルもまた、攻撃力自体は申し分ないが物理的な破壊力に乏しいため、大質量による攻撃などには弱い。
【備考】
未来人という設定上、他のキャラとの関わり方も多少特殊なものとなる事が予想される。
既に一つの未来の形を考えたり演じたりしている方も居られるだろうが、それについては
あったかもしれない未来の一つ、そこからやってきた者、としてあまり深く考えないでいただけるとありがたい。
【刻限も押してはいるが、このような形でまずは自己紹介をさせてもらいたい】
【わずかな時間ではあるが、しばしそのまま留まらせてもらう】
【流石に夜も更けよう。いずれまた、遠からぬ内に訪れるとしよう】
【では、いずれまた】
【落ち】
285 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 22:39:06.37 ID:yPJIert+
マグロチート
【落ち】
287 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/28(土) 23:05:17.61 ID:yPJIert+
長く居座ってる癖にずっと成長しないよな
特にコイツ
おまえもな
【夜分遅くに邪魔をする。プロフなどは
>>280の方を参照していただきたい】
質問していいか?
●フェンリルの時間跳躍能力を戦闘においてほぼ連続的に使えるか
使えるんなら、流石に無敵すぎないか?
●フェンリルの炎の破壊力は大体どれくらいなのか
物理的な破壊力に乏しいってあっても、高温の炎である場合はおよそどれくらいの熱を持っているのか?
●世界を終わらせる災厄というものについて
それはこの世界が「その結末」を迎えるということが確定しているのか?
煩わしいかもしれないが、答えてほしい
相手が見つかったら、相手も自分もしっかり楽しめるようなロールになるよう祈っているぜ
ん、聊か待ちにも飽いていたが、折角質問を受けたのだ。
それに答えて、今日のところは引き下がらせてもらう事とする。
●フェンリルの時間跳躍能力について
これについては当然否である。
もとよりこちらの世界に来た時点でフェンリルはその力の大半を失っている。
補給を済ませれば多少は使う事はできるかも知れぬが、あくまで過去に戻ることしかできぬ。
時間を止めたり未来を見たりなどという便利な真似はできぬよ。
●フェンリルの攻撃能力について
具体的にどの程度の熱、という明言はできかねるが、流石にプラズマ化するほどではない。
ある程度の調節も可能であるが、最大出力で放ったとて、今は人一人を消し炭にするのが精々だろう。
あくまで熱による攻撃が主である以上、それに対する耐性を持ち得る相手に対しては分も悪い。
●世界を終わらせる者について
もちろん確定してはおらぬ。むしろそれを確定させぬために私がいるのだ。
無論その兆候程度は散見されるやもしれぬし、ここの誰かの未来の姿を知りえているかも知れぬ。
とは言えそれは、数ある可能性の未来の一つ。既に示された未来に矛盾したとして、何ら問題はない。
多少長くなったがこのようなところだろうか。
心遣い痛み入る。では、今宵はこれで下がるとする。またいずれ。
キャラ増えても変わらないな
次スレいらないだろ
どうしても必要なら専用板立てたら?
キャラ増えてる……か?
【久々に着てみました。
>>292さんが言うのはストーリー的な側面ですかね?】
【まぁ、えっちっちーな方でも良いのですが。久々にお相手募集としよっかな。】
【私自身は、展開次第では色々物語発展させれますけど……】
【とにかく、行き過ぎない程度の遭遇戦か、がっつりピンクなのを募集です。】
【夏休みだし……校舎に人が居ると良いんだけれど。】
【名前】椎名 春香(しいな はるか)
【年齢】15
【性別】女
【身長】149cm
【3サイズ】ヒミツ(貧相的な意味で)
【容貌】
ややウェーブのかかった栗色のセミロングヘア。
黒色系のワンピースとチェック柄のスカートがお気にいり。
【能力】
《隔世放電》
掌から放電する能力。射程は4m弱。
その電力に相当するカロリーを消費する。
自らを感電させ続け、纏う様に使うことも可能。
その時は髪の毛が逆立つ。アフロにはならない。
最大電力1200W。電圧、電流、交流、直流。自由自在。
【希望】
【NG】
特になし。
【弱点】
ずぶ濡れだと相手に放電するつもりでも全て自分へ行き、電熱で自らの身を焦がしてしまう。
汗程度なら問題はない。
【備考】
燃費が悪く、結構お腹が減るのでいつも何かしら食べている。
放電するだけでカロリー消費ができるので太らない。
ちなみに、定期的に放電しないとムズムズする。
保健委員に属しており、歩くAIDと裏で言われているのを耳にして、凹んだり。
【穂稀さん、まだ居られましたらお相手して欲しいですー】
【いますよ〜、よろしくだよっ! それで、何したいとか有ったりします?】
【こちらは百合も大丈夫だけど……、みたところ戦闘希望でしょうか〜?】
【よかった、よろしくお願いします!】
【贅沢に両方、戦闘後えっちはだめでしょーか?】
【真面目系な訳かな、うん。勿論両方受けて立つよ〜!】
【んっと……希望のシチェーションとかある?】
【私の能力辺り、過去戻しすぎて理性やら記憶紛失でされるがままか、】
【そっちの能力で麻痺させられて……とかかな、なんて。】
【んにゃ、ムズムズした時に近くに何かあったら放電しちゃう気ままな子ですっ】
【あ、それ面白そうですねー】
【正常な判断できない状態で快感を身体に教え込む、みたいなー】
【ふむふむ、なんとなく私と似た感じなのかな。】
【んっと……それじゃあ、場所だけ指定していいかな?】
【運使えないと話にもならないし、そうだな〜……やっぱり屋上かな〜。】
【でも、そちらと逢う理由が無いかな……?】
【それじゃあ、屋上の非常に涼しい穂稀さんのお気に入りスポットを私が先客で占有してたとかどーでしょう?】
【暑さでイライラしてる中、涼しげにお昼寝してたみたいな】
【それは盲点だったよ。そういえば熱い、物凄く熱い。丁度いいね、涼みに行こっかな。】
【なんというか、そこまで短気? いや、まぁ……運動ついででいっか♪】
【ごめん、お風呂とご飯に呼ばれたから、ちょっと続き遅れるね?】
(都会の夏は暑い、酷暑な今年は尚更だ。)
(ヒートアイランドだのドーナツだの、連日そればっかりが流れている。)
そうだ、購買でアイスでも買って屋上で涼もうかな?
(校舎のうちのひとつ、少し背が低い専門科系の棟屋上の一角は、偶然近所のタワーの影になる。)
(そこは、真夏でもやけに涼しく、お気に入りの場所だった。)
(――そして、屋上)
あっつ、日向あっつ……!
(白いコンクリが、焼けるような熱を照り返す。)
(いつもの日陰、貯水槽の傍に向かう。)
あれ……先客!?
(そこでは、見慣れぬ少女がすーすー寝息を立てていた。)
【あーっと、ごめんね、結構適当に考えちゃったから…】
【遅れるの了解ですー】
(暑さは誰にでも共通、一定の温度を超えると思わず暑いと声が出るのも同じ)
(そして、なるべく涼しい所へ行こうとするのも誰しも同じで)
……んー…、もう食べられないよ…
(幸せそうにありきたりな寝言を言いつつ、大の字に転がっている。)
(それほどスペースは広くない、だからこそ穴場なのだが。)
………すー……すー…
(もちろんそんな寝方をすれば一人でそのスペースは完全に埋まる。)
(方や三歩先は日に照らされた灼熱地獄、
もう一方は汗一つ浮かべずに寝れるほど快適な空間である。)
【一旦帰還、シャワー浴びてきた。あ……私、水浸し。 メモ→
>>206>>295】
ぐぅ……折角水泳部にお邪魔してシャワーを借りてきたのにぃー。
せめて詰めてもらおうかな……う〜……。
(つんつん、と欲に負けて頬を小突いた。)
(ウェーブの掛かった栗色の髪が揺れる、気持ちよさそうなのがちょっぴり癪だった。)
(私の嫌いな事は、不都合だったり不愉快だったりする。不可解は大好きなのだが。)
もしも〜し! もしも〜し!!
(ゆさゆさ、お腹も出ていたし、風邪を引きますよとか言えばいいかな。)
(そんな歪んだ考えの元、少女をゆさゆさ揺すった。)
……うー……。
うるさいなぁ…むにゃむにゃ……私に何か用ですか?
……あ、ここは私が見つけた場所だから、ここを譲る以外でねー?
(揺さぶりと声かけをすること1分程度、寝ぼけ眼を擦りながら起き上がる。)
(一番大事な目的が達成できないように釘を刺してしまう)
…んー、よく見れば見慣れない顔…。
もしかして、先輩ですか?
………あ、駄目だ眠い。おやすみなさいー。
(同級生には無い顔、そして自分より気持ち身長が高いように見え、先輩と判断して。)
(だからといってどうというわけではなく、起こした相手が言葉を発する前にまたごろりと、瞼を下ろす。)
……実力行使、しかないのかな?
(そう、仕方なさげに呟く。)
もしも〜し、詰めて頂けませんか〜?
(反応が無くても、とりあえず体裁上のやりとりはする。)
(応答は無い。スルーされた、いや、勧告は無視されたらしい。)
……よし、とりあえず。
(ぐっと力を込めて、持ち上がらなかったので押してみる。)
(いかにも怪訝そうな表情だが、まあこの際、いいだろう。)
おきて、戦闘にならなければ楽でいいんだけど……。
(この学園なら、それが否定できない。)
(依然もうっかりして、体育教師に鋼の拳で殴られたことがあった。文字通り鋼で。)
【また、少し遅くなります。皿だし終わったのでご飯です……ごめんなさい】
んんー……!
…ぅ……人が気持ちよく眠ってるのにぃ…
先輩とはいえ、容赦しませんよ?
(寝起きは悪いらしく、2度目に起こされると声色が明らかに不機嫌になる。)
(同様に、2回目の目を擦る仕草も、その後ろの表情は不機嫌そのもの。)
ここは私が先なんですから。
先輩はおとなしくそこで眠っていて下さい!
(ばち、ばちっと小気味よく、甲高い音が数回響き、)
(自分の身体を押してくる先輩の腕を軽くつかむ。)
(振り払わなければ、次の瞬間には一瞬視界がホワイトアウトしていることだろう。)
【りょーかいですー。ごゆっくりー】
横槍を入れるようで悪いが、ここは昔から飽くまで「現実にあるような」現代世界が舞台なんだ。
無論、「誰もが特殊能力を持っていること」を一般人が認知しているなんてことは絶対に無い。
そういう力を持っているのは少数派の人間。
体育教師が拳を鋼に変えて殴って叱る、なんてことが日常茶飯事に起きてるなんて現実だったら大変だろ?
世界設定に関わることだから、そこらへんは押さえてから参加してほしい。
【
>>308ごめんなさい、ちょっとしたジョークのつもりでしたが駄目でしたね。すっかり抜け落ちていました。】
【まぁ、“自身が異能なヤンチャしてた元学生な教師が一般人にばれない様におとなしくしてろと釘刺した”って事でどうにか……】
あ〜……うんっと、あー……。
(自身を無理矢理に納得させたものの、そこはかとなく悪い気がする。)
(いや、まぁしてる事は自分勝手だし、まぁいつもの事だろうなと。)
(少女の不機嫌丸出しな表情に、一応身構えてしまう。)
(普段から、変わり者ばっかり当るからこうなるのだろうなと少し切ない。)
(日常が何処行ったのか、いつからこうなったのかも思い出せなくなっていた。)
って、ちょ!! ……ふへっ!?
(静電気の様な感覚、即座に手を離すが、刹那にびりっと痺れが襲った。)
……電気、かな?
そう、当たり。
ま、流石にビリッとしたら誰でもわかるかな。
………次に起こしたら、今度はしっかり腕掴んでビリビリしますよ?
(先輩に対する経緯は感じられず、びしっと人差し指を向ける。)
(それからまた横になると、すぐに眠りに………付かず、むしろ寝付けないようで何度も寝返りを打った。)
………っっ、ああーっ、もう!!
先輩のせいで目が覚めてしまいました!
悪く思わないで下さい!
………すこーし、ビリビリさせて憂さ晴らしするだけですから!
(突然がばっと起き上がり、漸く腰を上げた。)
(両手の平に小さな青い稲妻が見え、ゆらりと先輩に近づく。)
くぅ〜、大分乾いてきているのにこれって相性最悪……だよね。
(少し湿気が残った髪先を持上げる。)
(目前の少女のその発言、今日は潮時だと思ったが……。)
やっぱり……そうなるよね、ごめん。
――って、うなああぁああっ!!
(バチバチと、目前に青い稲光が見える訳だが、小さい物の十分に危なげだ。)
(雷が苦手な私は唐突の事に後ずさるが、運悪く袋小路側に逃げてしまった。)
【遅れて、申し訳ないのですよ……】
大丈夫ですよ、先輩。
さすがに死んじゃったら後味悪いし、もう学校にも居られなくなっちゃいますし…。
精々、気絶するぐらいで終わらせてあげます。
(にこにこ、安眠を邪魔された怒りを含んだ笑顔でじりじりと距離を詰める。)
(異能の力に驚かないことを不思議に思い、もしかしたら目の前の相手も異能持ちかもしれない。)
(しかし、何にしても先手必勝は基本、右手を後ろに引いて勢いを溜め…。)
よく見たら髪濡れてますね?
せめてもの慈悲、顔は避けてあげますよ!
(そのまま右手を振りかぶると、掌から放たれた稲妻が鞭のように弧を描き。)
(肩から斜め下へその先が通るように角度を調整する。)
【お気になさらずー】
それもそうだけどね〜……私、往生際悪いよ!!
(背後は金網、このままではネット伝いに感電する。)
(そう思った私は、少しだけ前進する。)
(しかし、目前の少女が振りかぶるのを確認する。)
……今日、雲は無いわね。
(快晴、雲ひとつ無い状況では、雨を降らせるわけにも行かない。)
(今思えば、彼女の出力が明かされて居ない以上、無闇に水を生むのは下策だ。)
(剣を出しても、電流には全くの意味がない。考えは行き詰った。)
仰角40そこそこ、袈裟切り……。
(飛べば、いけるか? そう思った私は、少女の足元へと飛び込んだ。)
そうくると、思っ……わっ!?きゃあ!?
(後ろは金網、かと言ってそのまま動かなければ電撃鞭の餌食。)
(食らってくれればそれでいいが、甘くはなく、逃げるとすれば足元、そこまでは想定済み)
(しかし、近付き過ぎており、このままでは足を取られる。)
(咄嗟に手をつきくるりと前転をして、丁度、先輩と後輩の位置が入れ替わる。)
危ない、危ないです。
往生際悪いと言うだけありますね。
……私が袋小路側に来ちゃいましたけど……逃げないでくださいね?
そんなの、面白く無いですよ?
(またバチバチと放電音を奏でながら、先輩が立ち上がるのを待つ。)
ありゃりゃ……石で切っちゃった。
(つーっと手の平から、血が滴る。だけど、私は笑みを浮かべていた。)
伏線なら――有ったんだよね!!
(そして、その雫が煌々と輝く。血が滴る右手、振り回すと鋭利な何かが顕現していた。)
(貯水槽――そこに刃を投げつけた。それはズドンと突き刺さり、僅かに水を垂れさせた。)
ほら――これで、ちっとは動けない!!
(釘付けに摺るように、続けて3本を投げつける。)
(頬の左横、右脇腹下、左の太腿付近への威嚇。長さは少し短く30cmばかりになる。)
後、それを抜いたらぁ……びしょ濡れだねえ?
伏線って、どーいう企みですか?
教えてください、先輩っ。
(目の前の相手が右手を振り回す。命乞いでは無く、かといって自分に何かが飛んできている訳でもない)
(振り返ろうとしたと同時に刃が貯水槽に突き刺さる音が耳に届く。)
…おぉ、よくわかんないですけど、刃物を飛ばす能力かな?
それで刺さったあれは、貯水槽……。
………おおっと!?
(続いて今度は自分に向けて投げられた3本の刃物。)
(ぎりぎりで避けようとしたものの、脇腹下の物は切れ味鋭く制服を割いた。)
(くすり、と笑みを浮かべると手に帯びていたバチバチ音の発生源を止めて。)
なるほど、電気だから水には弱い……教科書通りの回答です。
……濡れた時の対策を私が取っていないとでも?
(直前に浮かべた笑みも含めて、単なるハッタリ。)
(しかし少しでも気を取ってしまえば次の瞬間、大きく一歩、懐へ入り込む)
へぇ、やっぱ……そうだよねぇ〜?
(にこっとはにかみつつも、その少女の動作を見やる。)
ま、アース敷くだけで電気って逃げるんだよ……?
(得意げに微笑み、最初の一本に新たな剣を投げあてた。)
(弾け飛ぶ破片、零れ落ち、溢れて地面を真水が塗らした。)
って……足速っ!!
(会話がブラフ、それはともかく問題は距離だ。)
(肉体に触れられれば、アースを敷こうと感電は免れない。)
(しまった、そう思ったときには――)
────ま、ハッタリですけどねっ。
実際ずぶ濡れにされたら手も足も出ません。
(身体を密着させ、耳元に唇を近づけ、囁くように言葉を続ける。)
(とんっと軽く下腹部に右手を押し当てる。)
せんぱぁい、女の子の弱点ってどこかわかりますか?
………もちろん、赤ちゃんを育てる大切なここ、ですよ♪
(服越しとはいえど、ほぼゼロ距離で下腹部へ向けて放電する。)
(しかしそれは痛みを伴うものではなく、痺れるような甘いもので。)
お腹の奥がきゅうってなって、じわってなって、気持ちいいでしょ?
……もう一回欲しいですか?
(甘い痺れは身体を火照らせ、疼きへと変わり…。)
な……貴女、何を!
(電撃、では無く抱擁。まさかの行動にびくついてしまう。)
わ、わか……っひゃうん!! ふぁ……。
(愛撫される感覚、不意の感覚に声を上げてしまう。)
(途端に思考が空回りを始め、何一つろくに浮かばなくなる。)
うあ……ああっ、ああん……うぅ。
(甘い声が漏れる、極端な不意打ちに能力の発動も忘れていた。)
(じんじんと広がる仄かな痺れ、それがそこはかとなく心地よかった。)
(って……私は、何を……考えているのだろう?)
電気も使い方次第、ただ痛みを与えるだけじゃないんですよ?
…気に入りましたか、先輩?
(吐息を漏らす先輩から手を離し、そっと一歩、水から離れるように隣をすれ違う。)
……私、こう見えても結構性格悪いと自覚してます。
往生際悪いなんて先輩が言うから、ちょっと崩してみたくてっ。
……まだ戦えますよね?
(そのまま数歩を進め、一応飛んでくる刃物を警戒しながらも、)
(意地悪にそんなことを言って、離れた位置から右手を前に出す。)
(それが意味するのは、もう一度欲しかったら自分から来ないといけない、ということで。)
つぅ……接骨院ならまだしも……! ぁぅ……。
(手を離される瞬間、一瞬の通電に声が漏れた。)
(してやられた、なんだかんだいってあの電流の虜じゃない……情けないけど)
(しかも、まんまと多大な隙を許す羽目になった。相手によっては死んでいた。)
(そうだ、私はまだ生きている――なら!)
まだ……まだ! 決めなかった事、後悔させてあげる!!
(剣の様な物、あれを今回は投げすぎた。少しの眩暈が瞳を苛む。)
(だから、剣の様な――別な物を。)
近寄らなければ、問題ない!!
(ちょっと足元がふらつく、顕現したのは薙刀だった。)
大丈夫……石突しか使わないから!!
(そういい、槍を構えて猪突した。)
(多分、もう力を使わなければ避けられない。)
(なら、なるべくそれを減らしたかった。)
【すいません、本日は時間です。明日にでも、よろしいでしょうか?】
【8時過ぎ頃ならこれるかと。本日はどうもでした!】
【了解しましたー】
【もちろん午後ですよね? 8時頃にお待ちしております】
【こちらこそありがとうございました】
【以下空きです】
……二人ともなんで戦ってるの…?
理由もないのに異能でガチンコ勝負って、この先どういう関係になりたいのさ…
>>323 推察でしかないが、ただ単に昼寝を邪魔されたことにキレた女の子と、
一休みしたかったのに邪魔されてキレた女の子の喧嘩がエスカレートしちゃった。
ただそれだけなんじゃないか?当人たちにとってはさ
キレ易い世代だなw
ともかくちゃんと設定とか確認したんだろうか?
326 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/31(火) 00:07:32.10 ID:ffGoT/0J
横槍いれすぎワロタ
>>309冒頭のレスの意味が解らない
ジョークって誰に対してどうゆうジョークなの?
最初から設定は見てなかったのに言い訳したようにしか見えない
オンゲと勘違いしてんでしょ
異能同士で試合するのが当たり前な学園モノとか定番だから
かくして生きる苦悩や、異能同士で狩られるモノと狩る者のに別れる悲劇なんて
もう全然存在しようがなくなってるね
でも世界観ってその時のキャラによって作られるものでもあるから
こういう遊びをしたいキャラハンが集まれば、そういうスレになっていくよな
【朱鷺さん、待機してる横を失礼しますね】
【穂稀さんへ】
【朱鷺さんが待機されるようなので、待ち合わせスレでお待ちしています】
【失礼しましたー】
>>330 【お気遣いどうも………】
【けど、一応避難所があることを覚えておいてほしい。】
【基本的に他の人は、そこで待ち合わせとか、伝言をしている……】
>>331 【新参者でごめんなさい、ありがとうございます】
【次から利用させていただきたいと思います】
333 :
名無しさん@ピンキー:2012/07/31(火) 20:19:02.00 ID:cV94uQRH
333
【待機解除……】
【『“異能が認知されていない”普通の現代日本設定な ので、』……そうですよね、】
【見落としていたのは見紛う事無く私の不注意でした。スレ原住民の皆様、誠にごめんなさい。】
【
>>327ジョークと言えば御幣があるかもですが、“鋼の拳”、“鋼の肉体”って比喩が、】
【異能間では笑えないっていう私なり(恐らく私の中のみでの)冗談のつもりだったのです。】
【>>323-
>>325さん 大筋が、“戦闘とエロ両方”、“どちらも異能女子学生”、“退行した私を仕込みたい”なので、】
【どうしても退行させるには戦闘で危機回避の異能を使い、代償で記憶と理性飛ばさないと……】
【と、なったのと私のシチェーション設定が未熟な事が主な要因でした。】
【解釈としては、
>>324の方のでよろしいかと思います。引っ込みつかないです、はい。】
【とりあえず、破綻した“体育教師の件”ですが、言い訳及び後付設定として、私の設定に】
【“『この異能には喧嘩売るなよ!?』と警告をくれる異能持ちの体育教師の知り合いが居る、】
【しかし、いつもの如くそれを破っては殴られてしまう、結構無謀な救えない馬鹿である。”】
【と、いう設定を追加する事で今回の世界観破綻を無理矢理と言えど、】
【世界観設定やスレ進行に対する矛盾を弱め、同時に自分の失態への警鐘としたいと思います。】
【以上お邪魔しました。私は、これにて失礼します。】
【お騒がせして申し訳ありませんでした。では……】
>>335 >と、いう設定を追加する事
と言ってくる時点で共有設定スレを理解していないな
それはそうとアンタ今ロール中だろうが
>【“『この異能には喧嘩売るなよ!?』と警告をくれる異能持ちの体育教師の知り合いが居る、】
言い訳に一生懸命なとこ悪いけどこの設定はいかがなものかと。
異能持ちの体育教師が誰がどんな異能を持っているか知っているキャラだと
便利すぎるかと。
なんでも知っている便利キャラは扱いが難しいので止めたほうが無難かと。
悪いことは言わないので全部破棄して一からやり直した方がいいと思います。
【さて、今宵も斯様に荒れ模様だが、私も暫し待たせていただこう】
まぁそれくらいでいいだろ。
次また新しいキャラと設定で頑張ればいいさ。
せっかくやる気を出してる住人を追い出すのも酷だ。
それに、決まりきった世界観より、
ロールしてる連中が楽しんでる方が重要じゃないか?
何より、ROMは黙ってロールする異能者達の物語を見守ろうぜ。
横レス失礼。
>>339 決まりきった世界観とかそうゆう話じゃないだろ
設定を動かすのは自由だが、他住人にある程度意見は聞かないとな
勝手に設定を追加したいなら個スレやシチュスレでやれやと思う
それにそもそもロール中じゃねーかよ
【致し方なし……か、今日のところは引き下がろう】
【いずれまた、巡り会わせがよき日に】
【しばらく待機してみますよ。プロフは
>>56の辺りに。】
【どなたでもお気軽にどーぞっ】
【名前】暁 朔夜(あかつき さくや)
【年齢】 15歳/高等部1年生(戸籍上、実年齢は2歳)
【性別】 女(正確には女性型)
【身長】 156cm
【3サイズ】 B83W56H85
【容貌】
・髪型:赤みがかかったウルフテイル(ウルフカット+位置の低いポニーテイル)
・顔立ち:大きめのアーモンド型の瞳、どちらかといえば幼い
【能力】
存在そのものが錬金術やら未知のテクノロジーやらで作られた人造人間。
通常時は一般人との見分けはつかないが、戦闘時には首から下を覆う黒に赤いラインのボディスーツを身に着け
両腕にガントレット、顔をバイザーで覆った姿となり、背中に二本のブレード、腰部に二基のスラスターが付く。
・飛行/剣術/必殺技
主兵装である二本のブレードは手持ち武器として機能するほか、背中で翼状に展開し
腰部スラスターと併用することによって、短時間ではあるが飛行することができる。
両腕のガントレットには切り札である反物質砲「ソルブラスター」が備わっている。
【希望】
戦闘:異形とみなされての戦闘、利害の一致による共闘、戦闘データの収集など
交流:組織から運用に関しての相談など、訓練関係や学園における生活
エロ:お任せ
【NG】
排泄に関しては小は理由がつけられるものの大に関しては思いつかないのでできません。
過度の確定
【弱点】
遠距離武器がソルブラスターのみな反面、ソルブラスター自体連射が不可能なうえ燃費が悪く
一回の戦闘において一、二発しか撃てない。
またその威力から接近状態で撃てば自身も巻き込むため、近距離で撃つのは自殺行為。
人気のある場所では戦闘モードへの移行が行えない。
【備考】
異形異能研究組織「アポロ」が作り上げた対異形人型自立兵器。
二年の試験運用期間を経てこの学園に所属し、街で起こる異形事件などの調査を行うことを目的とする。
戦闘モード以外では明るく天真爛漫にしゃべり、割とハイテンション。戦闘モード時は淡白な受け答えをする。
どちらも物事の判断は機械的に行い、基本的な一般常識はなく、機密保持や戦闘行動が行える最低限の知識のみをもつ。
微弱ながら自我が芽生え始めているため、何かのきっかけで情緒不安定になるかも?
【以上、プロフィールの投下を完了します。】
【これより平常モードによる立候補を行います…………――こんばんは、よろしくだよ!】
【まだ待機してるんならお相手お願いしたいな〜。】
【それともSFよりはちょっとダメな感じだったりするのかな?!】
>>343 【別に良いんじゃないか?アイギ云々とかコスモ云々とか、そういう感じのイメージを勝手に抱いたけど
まあ、やってみるのが一番、ってことで、俺で良ければお相手するぜ?】
>>344 【わぁーい、PうんたらU絶賛発売中ってやつだね!】
【あれくらいメカメカしくてもよかったのかなぁ〜、うーん、、まいっか。】
【それじゃよろしくお願いします!】
【んと、何か希望の方向性とかあるかな、こおりくんの方は。】
【掲示板の異形が朔夜だったでも、そのターゲットが朔夜とかぶったでも】
【学園内でなにかの係が一所になったとかでも!】
>>345 【んー、ああいや、勝手なイメージだけど。
あまりロボロボとしたのは流石にアレかもしれないけど、学園ものにロボ子ってテンプレな気がしないでもない。
マル云々とか茶々云々とか。まあ、設定よりもロールの内容だと思うぜ、俺は】
【ん、そうだな。軽く学園内で知り合うって感じがいいかな。
もちろん戦闘系がいいならそっちでも全然構わないぜ】
>>346 【てんぷれー、テンプレだって、私テンプレ。あはは、あはははは。】
【てんぷれてなーに?――それじゃお言葉にあまえるよー】
【うんっと、軽く知り合うのはりょーかいだよ!】
【えっと、どういう風に知り合うとかある?】
【朔夜がよそ見してたからこおりくんに突っ込んじゃった(物理)とかでいいかな?】
>>347 【んー、そうだな。さっき言ってた通り、何か学校関係で共通の仕事を任せられたとか、
まあ、提案にある通りぶつかりあってー、って感じでも良いかもな】
【やりやすい方で合わせるぜー】
>>348 【はーい、じゃあ突っ込むね、物理的に!】
【あわせるーってことは書き出しはこっちからかな!こっちからだね!!】
【こっちからぽいから、今からつくるよー】
【お、おう。じゃあ、お言葉に甘えさせて貰って、よろしく頼むぜ】
351 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/01(水) 21:48:04.66 ID:XQ5OFjST
うむ
(「アポロ」からこの学園の配属にされてわずかとは言え年月が流れた。)
(同年代の未成年が集められた施設――1人ではなく、複数の人間が学ぶ場所――知識、道徳、コミュニケーション)
(初めて見る未成年、白衣を着ていない教える立場の人間………)
…………
(ぼうっと周囲に視線をめぐらす、多数の動体反応を認知する。)
(組織からの指令は、異能者、異形と関わる確率の高いこの学園での情報収集及び、機に恵まれた際の)
(当機のデータ収集……)
(……しかし何故だろう、指令に関係のないはずの周りの景色に感じるものがあるのは。白い壁、日の当たらない部屋にいるときには感じなかったものを感じるのは)
(そんな指令と関係のない事を考えながら歩いていたせいだろうか?)
(校舎内の廊下、その曲がり角の先にあった動体反応に気付かず前進を続けてしまったのは。)
………っっ!
(気が付けば目の前に見慣れた学園の見慣れた男子用の制服。止まる――そう考える前に、止まらない脚は)
(その制服姿の男子生徒の胸元向けて、ウルフカットの髪の頭を突っ込ませて………)
【あい〜、それではよろしくお願いしますよ!】
【おかしなところとかあったらご指摘お願いするです!】
やれやれ、授業はどうも長く感じられるよな……特に数学。
(次の授業は数学。大の苦手とする授業を小一時間黙って聞くと言うのは、頭痛ものだ。
それを理解しろと言われた日には、頭が爆発してしまいそうだ。
―――そう思うぐらい、数学は苦手であったし、理解できるものではなかった)
(さて、そんなことはさておき。
授業の合間に休み時間があるとはいえ、昼休みを除けばそれは些細なものである。
せいぜい、そんな休憩時間にすることと言えば、予習か友人との雑談か、あるいは突っ伏して寝るか、である)
(いつもは二番目か三番目の選択肢を選ぶ彼だったが、今回は違った。
その数学の教師から、授業で使うであろう数学の問題のプリントを教室まで運べとのお達しがあったのだ。
そして、現在、こうして廊下を歩きプリントを運んでいる最中だったのだ)
………ったく、成績が悪いからって目ぇつけなくてもいいだろうに。
あるいは、真面目に勉強しろっていう天からの声からかねぇ……。
(そっと溜息をつく。そう、毎回テストの点がばっちりと平均点以下(時々赤点)となってしまう彼は、
数学の教師から目を付けられており、ことあるごとに数学のテストを引き合いに出して、色々と
雑用を押し付けられるのだった)
これでせめてテストの点数を上乗せしてくれりゃいいんだけどな………っうぉっ!
(溜息をついて曲がり角を曲がろうとした際、ドン、と強い衝撃に当たり、思わず抱えていたプリントをばら撒いて、
尻もちをついてしまう)
いたた……な、なんだなんだ? ん…大丈夫か?
(気が付けば目の前には、その衝撃の原因であろう少女がそこにいた。おそらくは彼女とぶつかってしまったのだろう)
【じゃ、こっちもこんな感じでよろしくなんだぜ!】
(――衝撃、視界から男子生徒の制服が消えて、代わりに支える腕を失った紙束たちがあっちこっちに散乱していくのが見える。)
(鼻先に異常、視界にある人物に衝突した際の衝撃によるものと断定。損傷極軽微。)
(平常モードの維持、可能。円滑な人間関係のために対応を実行。)
ご、ごめんなさーーーい!
あぁっ、考え事しながら……
(謝罪から弁解――内容、「考え事をしていたから。」……考え事、思考、それらをするべきことは?)
(先刻の思考の中に指令を遂行にするために必要な思考、該当なし。)
(――ではなぜ、と始まる新たな思考を現時点で実行することを不適切と判断。停止時間を偽装するため)
(犬のように首を横に振る。跳ね返った髪や、低い位置でまとめられた頭髪が犬のように震え)
考え事をしながら歩いてて、ちょっと注意力が散漫だったんだよ!
ごめんね、不詳、暁 朔夜。自分で落としてしまったものを集めるのでありますよ!!
(びしっと敬礼ポーズをとった後に廊下を滑り、軽くい封鎖するかのように広がる紙を集めようと四つん這いになって。)
(がばっと顔を上げ、突き飛ばしてしまった少年のほうに顔を向ける。)
遅れましたが、貴方にけがはないかな、こう……胸部に走った古傷が開いた―とか。
肋骨が砕けて脇から飛び出したーとか!蒙古斑が増えちまったぜ、へへ。とか!!
()
【とと、悪い。少し席を外してくる。40〜50分ぐらいほどだけど戻ってくるのでちょっと待っていてくれ。
もし都合が悪ければ遠慮なく落ちてくれて構わないから。すまない!】
【あいあい、時間的に見て戻ってきたら〆とかになっちゃうかな!】
【凍結できなければだけどね!】
【あとはプリント片付け手伝って帰りましたで大丈夫だし、知り合うのはこんなものでいいのかなー】
【こっちは一応名前出してるし…………うーむ。】
【とりあえず試しに待ってるよー】
【あうー、寝落ちしそーだから落ちるねー】
【続けるかどうかは任せるよ!】
【それじゃお疲れ様、お休み―】
>>354 ああ、いや。俺もちゃんと前を見て歩いてなかったから。
悪い悪い、休み時間だからって気が緩んでたのかもなー……
(やれやれと溜息を付く。これというのも、全て数学が悪い。
ぶつかった責任を明後日の方向にブン投げながら、散乱したプリント類を掻き集める)
や、怪我がないんなら、別に良いんだ。
……結構ぶつかって頭を打ったりしたら、痛いだろうしなぁ。
たんこぶも出来なくて良かった。
(不意にぶつかりあえば、結構痛いものだ。打ちどころが良かったのか、あるいはぶつかったときの勢いが弱かったのか、
お互いに大した怪我はないようで、一安心と言ったところだ)
お、サンキュ。別にそこまでしなくてもいいのに。ぶつかったのには、俺にも責任があるわけだからさ。
(プリントを広い集めてくれる彼女に礼を言いながら、ようやくプリント類は掻き集められて)
……いやいや、どんだけ俺の身体って脆いんだよ。
大丈夫、俺も大した怪我はないし、痛みもないからさ。……蒙古斑…、ああ、青痣と言う意味でか。
(妙な言い回しの彼女に苦笑しながら納得し、そこでようやく立ち上がる)
俺は郡太一朗。……一年生だ。
プリント拾い集めてくれてサンキューな?これから数学の授業でさー。
担当の教師にこれを持って行けって、小間使いさせられてるんだよ。
(まったく嫌になっちまうよなー、などと話をしながら、自己紹介もしつつ)
【と、お待たせ!んー、こっちは凍結オッケーだぜ?明日も空いてるし、お任せするぜっ】
>>357 【ぬはらばっ!悪い、待たせすぎちまったか。
んー、そうだな。あともう少し話を続けて、場面転換をして、夜に出会うというのもやってみたい気はするけど、
自己紹介だけなら、これだけでも良い気はするけど……うーむ。】
【まあ、明日も覗いてみるから、もし良ければお相手してくれ。
今日はどうも付き合ってくれてサンキュー!お疲れ様!】
>>358 やたー、許してくれるの?!わーい!
(郡のため息などお構いなしに幼い顔に満面の笑みを浮かべると)
(集めたプリント束を頭上に掲げてその場でくるくると踊りだす。)
(話題が怪我のことに移るとキュッと床を踏みしめ急停止、胸もとに紙束を抱いて)
うん、へーきだよ!鼻が低いのはもとからだし…………はっ!でも今のでさらに低くなったらどうしよ?!
何せ相手はたんこぶができるほどの鋼の胸板の持ち主…………!!
(ごくりと喉を鳴らして戦慄しているかのように震えて見せる。)
(郡の「たんこぶができなくてよかった」というセリフを、自分がぶつかった胸板がどれほど硬い、それはそれは硬い。)
(などととらえたようで。)
(それから「これくらい問題なし!」と勢いよく答えながら集めたプリント束を渡していく。)
うんー、大変なことになってないならそれでいいよー。
男の子は繊細とかってどこかで聞いたことあるの!そこを突けばイチコロ!ってくらいモロモロって。
ぶつかっても怒らなかったこおりくんはきっとモロモロな男の子だと思ったんだよ。
優しい人ほど脆いんだよね?
(チョコン、と小首を傾げれば低い位置でまとめた赤みのかかった髪が小さく揺れて)
(少し高い位置にある郡の顔をきょとんとした顔が「ちがうのー?」といわんがばかりに覗き込む。)
元はと言えば私がぶつかっちゃったからだし、こおりくんの言葉を借りるなら、お互い様、だよ?
私は暁 朔夜、同じ学年だね。
先生のお手伝いをしてくれる人は、偉い人って聞いたことあるよ!お手伝いすると、いいことがあるって。
いいなー、こおりくんは偉い人だから、いいことがあるんだー、いいなー
(データベースの名から凍り太一朗の取った行動を参照。)
(その結果、間違いなくそういう行動だと断定すると、うらやむような視線を向けて……)
【四分………眠気に勝てナカタ………】
【ごめんね、ちょっと置きレスさせてもらうよ!】
>>360 ……や、それでそこまで喜ぶのもどうかと思うけど。
(ハイテンションで喜び踊る彼女に苦笑しながら、その様子を眺める。
どうやら陽気で気分の良さそうなヤツだ。そんな印象を彼女を眺めながら抱く)
(そこまで喜ぶことかねぇ、と肩を竦ませながら拾い集めたプリントの形を整えつつ)
いやいや、どれだけ肉体を鍛えてるんだって話だよ。
ボディービルダーでもあるまいし…残念ながら、そこまで俺ぁマッチョじゃねえよ。
(そもそもボディビルダーの胸板だってそんな鉄板のような硬さではないだろうに。
いちいち彼女の比喩はぶっ飛んでいるなぁ、などと考えながら、プリントを受け取る)
まあ、常套文句と言うか、煽り文句と言うか。暗殺でもしでかしそうな文句だな……。
――で、そんなことどこで聞いたんだよ。しかも、それはどういう意味でだよ。
その理屈は分からないけど、まあ…優しい性格の持ち主は結構繊細かもしれないな。一般論だけど。
繊細だからこそ、他人に気配りが出来るわけだし。でも、だからと言って精神が弱い…っていうわけでもないと、
俺は思うけどな。
(彼女の疑問に自身の持論で返す。もっともこれが正解とは限らないし、彼女の質問に対する答えに
適切かどうかは分からないが。覗き込んでくる彼女に対して肩を竦める)
暁か。…同じ学年か。
ま、同学年のよしみってやつで、よろしく頼むぜ?
……いや、どうだろうな。少なくとも偉いっていう意味じゃ、俺は違うな。うん、むしろ罰ゲームだ。
いいことなんてあるもんか。……はぁ、試験前にはプレッシャーを与えてくるような教師だぜ?
ああ…言い忘れてたか。俺、数学の点がいつも悪くてさー…担当の教師に目ぇつけられてるんだよ。
(それでこの『罰ゲーム』だよ、と溜息をつきながら答えて)
【いや、長いこと待たせた俺が悪い訳だし、こちらこそ悪かったよ】
>>361 (郡の呆れた口調から、情報の伝達に齟齬が生じていると仮定し)
(その原因を見つけることができず、目を丸くして頭の上に「?」マークを飛ばしたような表情になる。)
男の子だから繊細でやさしーのではないの?
うむー、そんなケースがあるとは知らなかったよ、優しいから繊細??
(理論パターンを追加、ただし優先度は低いものとして処理…………完了。)
(しばらく腕組みをして俯き考えるような仕草をとって、いくつかの思考パターンを更新しておく)
(それが終わると勢いよく顔を上げて)
うん、こっちこそよろしくなんだよ!
罰ゲーム…………先生とゲームをしたの?あはははは、遊んでくれるんだね先生って!
数学でいっぱい点数取ったら罰ゲームは先生がやるのかなー?
面白そー、あはははは。
(からからと笑いながら郡の言葉に応えていると、授業の開始5分前を告げるチャイムが校舎内に響く。)
(現在地と、これからの授業に出席するために戻る必要のある教室までの距離を計算――郡に向きなおった。)
それじゃ、私行くね。授業に遅れちゃうと困るんだー、じゃあね、こおりくん!
(勢いよく手を振りながら別れのあいさつを済ませると、そのまま教室へ戻るためにその場を去っていく――)
(――そして慣れない光景の中での授業が進み、学生としての時間が過ぎていく。)
(組まれた授業を淡々とこなして、そして組織に戻り、時間は深夜、場所は廃工場。)
(潰れて久しいのか、ところどころ錆が目立ち、何かを生産するための機械が置いてあったであろう広いスペースが)
(埃をかぶっている――その中央付近、割れた窓ガラスからわずかに月明かりが射す中黒を基調に赤いラインの入った)
(ボディスーツ姿の朔夜は立っている。)
…………目的の区域に到着。
機体状態、極めて良好、損傷無。F式機関正常稼働中――各センサー正常に機能、熱源、動体反応……
(額から鼻の下あたりまでを覆うようにつけられたバイザーの下、周囲の様子を注意深く観察、探索する。)
(指令によればこの場所には複数他の異形と呼ばれる敵性生物が存在するとのこと。)
センサーに反応あり、目標の敵性生物と判断。
威嚇行動を省略し、戦闘行動に移ります。
(暗闇の中蠢く、巨大な芋虫をとらえると背部に備え付けられた二本のブレードをとり、交戦状態に入った。)
【かなり遅れてごめんなさい!】
【それでは今夜もよろしくお願いするよ!おねがいします!】
―――この辺り、だよな。
(きょろきょろと周りを見渡す。入手した情報によれば、この辺りに異形の巣窟があると言う。
辺りはシンと静まりかえっており、逆にその静けさが不気味さを漂わせる)
(成程、異形が人を喰らうには打ってつけの場所だ。
廃工場であれば、死角も多く、仮に人が訪れたとしても容易に姿を隠すことは可能だろう)
やれやれ、工場を閉鎖するのは良いが、せめて平地にして欲しいもんだよな。
異形に限らず、治安が悪くなるぜ?
(何もこの街を脅かすのは異形だけとは限らない。
このような人気の少ない場所であれば、暴力団や不良、あるいはアンダーグランドの世界に生きる者たちの
格好の縄張りになってしまうだろう)
(もっとも、異形たちはそのような者たちを餌としているのかもしれない。どちらにしろ、治安が悪いのには間違いないが)
―――と、いたか。
(異臭を感じ取る。おそらくは、異形によって食い散らかされた「ヒトであったモノ」の残骸の匂いだろう。
これまでも何度となく経験してきたものだ。……もちろん、経験したからといって、気持ちの良いものではないが。
むしろ、そんな非日常的なことに対して慣れつつある自分が、少し怖く感じた)
(しかし、今はそんな思いにふけっている場合ではない。
異臭を感じ取ると、工場のシャッター付きの出入り口付近から顔を覗かせて、慎重に中の様子を窺う。)
……人影…?誰か戦っているのか?
(異形と戦う存在がいると知った今、そのような存在がいても不思議に思わない程度には経験を積んだ。
だが、その人影には見覚えがない。……いや、ここ最近どこかで見かけたような気もしないでもないが、
やはり記憶にはない。気のせいかも知れないが、どちらにしろ、刃を振るって戦っているその人物を放っておくわけには
いかない)
―――よし、手伝うぜ!
(勢いよく駆けだすと、ふたつの影がはっきりと視認できた。
ひとつは巨大な芋虫。これが異臭の原因だろう。そしてもうひとつは―――)
(ポケットからナイフを取り出すと、真横から芋虫に向かって跳び蹴りを叩き込む。
先手必勝――、芋虫の身体に靴跡を残す勢いで蹴り込むと、その反動を活かして、距離を測る)
【こちらこそよろしく!リミットは23時過ぎぐらいまでで頼むぜー】
(うねうねと体を脈動させ。周囲を這いまわる芋虫をとらえ、一撃、また一撃と攻撃を加える。)
(負わせた傷から紫色の体液を溢れさせ、それでも体をうねらせて周囲をj這い回る。)
(どうやら巨体に見合った耐久力を持っているらしく、ちょっとやそっとでは致命傷を与えることは不可能である、と)
(そういった判断を下差ざる得ない存在らしい。)
(加えて――――)
敵対生物の攻撃行動を確認、回避行動――回避成功。
(全身を鞭のようにしならせ、あたりを薙ぎ払う攻撃を行ってくる。)
(強靭な肉体に加えて、その肉体を武器にする性質を持つこと。それに加え、散乱する食事の痕跡から推察にするに)
(人の骨格などやすやすと砕く威力がそれにある、もしくはそれ相当に強靭な顎をもっていると推測できる。)
(手持ちのブレードでは裂傷負わせることはともかく、切断まではいきそうにない。)
対象の殲滅のための戦術を――――
(思考仕様としたとき、その人物が乱入してきた。)
(声質から判断するに男性、体格は平均よりもやや低め、弾力のある芋虫の体躯に強烈なけりが見舞われる。)
(蹴りを放ったその姿――その特徴に該当の人物がデータベースのなかにそんざい)
――○○学園高等部一年、郡太一朗の干渉を確認。
対象は殺傷能力の高い武器を所持、言動から危険度は低いものと判断。
対処法――――――
(バイザーの下の眼がとらえた人物を照合。)
(その間、芋虫は自分へ攻撃を加えた存在へと注意を向け。頭部のある方の体を横なぎに振り回す。)
(反動で距離を測った郡にそれが当たるはずもなく、何の手ごたえも感じなかった芋虫は)
(その巨体をうねらせ、郡へと突進を開始し始める。)
【リミット了解。予定時刻まで終了の目途が立たなかった場合】
【凍結の検討を要請します。】
ちぇ、やっぱり蹴りひとつじゃあまりダメージ行ってないか……
ま、気はこっちに逸れてくれたみたいだし―――……おい、そこのアンタ!
手伝うから、こいつをとっとと片付けるぞ!こっちは数学の課題を終わらせなきゃならねえんだ。
こいつなんかの相手をずっとしてられるかっての!
(先ほど芋虫と交戦していた人影に声をかける。どういう立場の相手かは知らないが、
この芋虫と戦っていたということは、少なくとも共同の目的があるということだ。――敵の敵は味方、であればいいが)
(何にせよ、この芋虫を退治する分には、手を取り合った方が早い。そう判断して、一度だけ視線をそちらに向けると、
突進してくる芋虫を見据える)
(芋虫はその図体に合わない速度でこちらに突っ込んでくる。まるで車が暴走でもしていかのような勢いだ。
だが動きは単純。―――あとは、タイミングと間合いを間違えなければ…)
………よっと!
(向かってくる芋虫の突進を左に飛び避けることで、その衝撃を免れることが出来た。
芋虫はそのまま放置された資材の中へ突っ込み、工場内に資材が吹き飛ぶけたたましい音を響かせた)
(だが、芋虫はその程度では殺意を萎えさせることはなく、むしろ攻撃を回避された怒りのせいか、
その巨躯をばたつかせて、邪魔な資材を勢いよく払いのけた。
そして攻撃対象を改めて確認したのか、ぐっと身体を一瞬丸めたかと思うと、まるでバネのように
その体躯を跳ねさせて、宙を舞い、圧し掛かろうと跳び上がる)
のわっ!?―――おいおいおいおいおい!
あぶっ……あぶねえっ!!
(落下物が大きければ大きいほど、その衝撃が大きいのは、理論を知らずとも感覚で分かることだ。
ぶつかれば―――いや、接触しただけでもどれだけの痛みを負わされるかは容易に想像がつく。
慌ててその場から離れ、交戦していた人影の方へと逃げる。)
(2、3秒後、まるで地震が起きでもしたかのような衝撃が工場中を地面を伝っていく。
ぐらぐらと足場が崩れるような錯覚を覚える程に、その衝撃は激しい)
……嘘だろ。あんな大きな身体で跳ぶなんてよ。
やれやれ、ますます近寄りづらくなるな………
(ぼそりと呟く。近寄れば身体を薙いで体当たりするだろうし、距離があれば、
先ほどのように突進か、跳躍してこちらを襲ってくるだろう。自分の得物はリーチが短いだけに、
なかなか厄介だった。)
……注意は俺が引きつける。
だから、あんたが何とか仕留めてくれ。どっちかが囮になりゃ、少なくとも接近するのは大丈夫だろ?
あとは任せる。――――頼んだぜ?
(見ず知らずの人物にそんな提案をするのは危険だった。
必ずその人物が応えるとは限らないし、そもそもこちらの味方だという保証はない。
だが―――、ここでどちらかが信頼を見せなければ、上手いこと連携は図れないだろう。)
(そう判断すると、地面を蹴り飛ばし、突進してくる芋虫の気を引きつけるためか、敢えて前方へ飛び出す。
注意をこちらに向けると、飛び退けて位置をずらす。当然芋虫も標的を狙って身体を動かし、角度を変える)
(―――当然、そこに隙ができるわけで)
【凍結なら、明日の夜なら空いてるぜー】
(巨躯を駆使してのさらなる攻撃パターン、それを回避する郡、それらが起こるたびにデータは更新されていく。)
(一般的な感覚であれば嫌悪感を催しかねない巨躯による攻撃に一歩も引かずに立ち回る郡。)
(その呼びかけに応じるか否か。指令を遂行するのならばどちらのほうが効率が良いか――――)
――了解。
敵性生物の外殻と呼べる部分は弾性も備えていると思われる。
また、分厚いそれを現装備で切断することは不可能――反物質砲「ソルブラスター」を使用します。
陽動後に生まれると予測される攻撃タイミングは自己の判断で実行、了解。
――状況を開始します。
(郡太一朗に自身の所属する組織。「アポロ」に対する敵性意志があるそぶりは見えず、またこちらへの敵意はおろか警戒すら見られない。)
(――意味不明。積極的に生存率の低い陽動役を買って出るのはなぜか?)
(資材をなぎ倒し、派手な音を鳴り響かせる巨躯の前へ出れるのはなぜか?疑問となる点はいくつもあるがそれらを踏まえてもチャンスであることには変わりがない。)
(ならば、思考や考察に割く時間を削り腕を前方に突き出す。)
F式粒子加速器稼働、反物質生成………対象の敵性生物に照準――
チャージ…………
(そして前方に躍り出た郡が射線から外れ、大きな隙をさらした芋虫が姿を現す。るよう腕のガントレットが展開、二本の細腕が銃身と化して芋虫に向けられる。)
(生み出された反物質が砲身に集められ煌々と光を生み出し――――)
チャージ完了、「ソルブラスター」 ――発射します。
(放たれる――激し光が迸り、攻撃を外し、巨躯を硬直させるその体へ向かって伸びる。)
(郡の打撃にも、ブレードによる斬撃にも致命傷を負わなかったまさに異形の肉体が破滅の光によって消滅していく――)
(――――光が収まると、異形の死骸も残らず消滅し、あとはその異形がいた痕跡、そしてそれを刈り取りに来た二つの影が残った。)
【予定時刻――凍結、明日の19:30から再開を提案します。よろしいでしょうか?】
【19時半だとこっちが少しキツいから、20時ぐらいで頼む。】
【あと、やり難かったら言ってくれよ。反応しにくい部分はばっさり省いちゃっていいからな】
【さて、それじゃあ今日も付き合ってくれてサンキュー。
悪いけどお先に失礼するな。おやすみー】
【それでは20時によろしくお願いします。】
【無理に反応しようとして、なんだかおかしくなったので削ってを繰り返したのがこの反応速度ですので】
【力の無さを恥じるばかりです。ご心配おかけして申し訳ありません。】
【こちらこそお付き合いに感謝します。】
【お疲れ様でした、おやすみなさい。】
369 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/02(木) 23:55:29.87 ID:ZSKf37qq
ねたか
【避難所使われておられるようなのでこちらで】
【天ヶ崎 穂稀 ◆S/A.OtQ2FsqOさんをお待ちします】
【お待たせしました。はたして、私が再びこの地を踏んで良い物なのか……】
【うぅ、私のお相手してもらったばかりに申し訳ないです。】
【スレの先輩方にはロールが終わってから謝罪しようかと思っていましたが、先にしたほうがよかったかもしれませんね…】
【ひとまずレス文を書いてきますね】
【すいませんが、私たち依然に待ち合わせをしていらっしゃる方が居るようですので、】
【少なくとも今は一旦スレを返却して、また明日にでもという形でいかがですか?】
【いえいえ、もともと募集していたのは私ですし、ありがとう御座いました。】
【皆様、重ねて申し訳ありません。】
【了解しました。】
【そのことにも気付いてませんでした。】
【至らない所が多く、ごめんなさい。】
【横から失礼するぜー。別に気にしなくてもいいぜー。
ロールをするなら、このまま進めてくれたらいいし。どうぞ気兼ねなく。
別に待ち合わせなんかは避難所とかでしてくれりゃいいしな。
基本的に本スレを最優先で使って貰ったらいいし。うん。分からないことがあれば避難所にて聞いてください。】
>>375 【温かいお言葉、ありがとうございます。】
【天ヶ崎さんが落ちられたようですので、今日は難しそうです。】
【気持ちよくロールができない微妙な空気にしてしまい、ごめんなさい。】
【原因が言うのもなんですが、お気になさらず使って下さい。】
>>376 【ん、そういうことであれば】
【そんなわけでスレを借りるぜーっ】
【同じくお借りします。レス作成、しばらくお待ちください。】
>>
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1338560578/595 (どうやら、射線を考慮しなかった攻撃とは言え郡を巻きこむことはなかったようだ。)
(冷却装置が砲身となった両腕を冷やし、排気口にもなるスラスターから内部熱を吐き出す。)
――対象の殲滅を確認。しかし彼の生物が幼体であった場合、それを生んだ成体が存在すると予測。
このまま戦闘モードを続行、索敵を続けます。
(――索敵、周囲に動体反応は一つ。郡太一朗のもののみ。)
(呆然と呟く姿は、当然ながら自分の持つ「ソルブラスター」の存在を知っていたわけではなく。)
(陽動を買って出た理由はやはり不可解なままだった。)
(未だ熱を持つ腕を下ろして、郡太一朗の方に体を向けて、音声を伝えるのに適切な距離まで移動、停止。)
警告、対象者……郡太一朗。
其方の取った陽動によって異形撃破までの時間を短縮できたのは事実。
しかし、其方の取った行動は反物質砲「ソルブラスター」に巻き込まれる可能性も有り、危険性が高いものと判断。
今後は交戦中の当機への接近、介入行動の停止を要請します。
(バイザーの下で瞬きもしない眼で郡を見つめ、わずかに覗く口が淡々と機械的に動く。)
【お待たせしました、本日もよろしくお願いします。】
>>379 ……なんで俺の名前を知ってる?
(訝しげに視線をぶつけるが、取り敢えずは一件落着かと吐息を溢し、がりがりと頭を掻く)
ま、素直に教えてくれるわけはねーか。経験上、こういうことを生業にしている奴らは、
だいたいは秘密主義だしな。その辺りは追々尋ねさせて貰うとして――――
(そこで言葉を切ると、軽く首を傾けて苦笑し)
ま、その方が『早かった』からだ。
(あっけらかんと答える。)
俺が割って入った時、あの芋虫はぴんぴんしてた。アンタが確実に仕留めることが出来ていたなら、
さっさと倒していただろうし、そうでなくても、何かしらあいつは傷を負っていたはずだ。
そうでなかったということは、俺とアンタはほぼ同時に到着したか、あるいは、苦戦を強いられることになっていたはずだ。
それが、アンタに協力した理由。“合理的”ってのは、時としてリスクも背負い込むもんだと俺は思うぜ?
仮定の話だが、俺とアンタの間に共通の敵がいたとする。
そいつらを個別にそれぞれ倒していくよりは、連携を図って一緒に倒した方が、よりスムーズに行くだろ?
まあ、そもそもな話、アイツらに襲われていて見捨てるような真似は出来ないっていうのが、
何よりも一番の理由なんだけどな。…いや、自己満足だけどさ、それは。
(軽く肩を竦ませる。あまり(声からして)彼女?は自分に対して良い印象を持たれていないようだ。
やれやれと溜息をつきながらも、一歩前に踏み出して)
何にしろ、そう言う理由からして、その要請には答えられないな。
俺に近づけさせたくないなら、俺の知らないところで異形を狩ることだな。
(小さく不敵な笑みを浮かべて、首を左右に振る。おそらくは、たとえそれが強者だろうと弱者だろうと、
知った人間だろうと見知らぬ人間だろうと、それを知って知らぬふりをすることが出来ないだけなんだろう、と)
【こちらこそよろしく!……と言っても、もう1、2レス程で締めれそうではあるけどな】
理解不能、質問の回答として不適切。
よって独白であったこととして処理…………完了。
(直立不動、淡々と言葉を処理、読み込み、機械的に理解していく)
はい、予測されていたものよりも468秒短縮された殲滅時間を確認。
しかし当機には一般市民の指令介入を避けるよう司令部から要請有、郡太一朗の介入は当方の望む事態に非ず。
こちらの要請に応じない場合、其方の安全保障は不可能であることを通達。
(情報伝達の齟齬、恐らく郡は自身の介入の有用性を提示することによる理解を求めていると判断。)
(しかし、当機、朔夜は郡の協力を受け入れるよう指令を受けていない。)
(加えて、敵対意志の見られないのであれば、安全性を考慮した上での行動を行うべき。)
――了解。その案件の実行のため、郡太一朗の行動データの提出を要請。
それを基に指令を作成するよう上層部に通達します。返答を。
(「俺の知らないところで異形を狩れ」その言葉に合理性を確認。)
(実行に移すための要請を目の前で首を振る郡に行う――フシュウと音を立て腰部スラスターから排熱が行われた。)
―――安全保障ねぇ。
それはおかしな話だな。こういうことに首を突っ込んでる時点で、常に危険に曝されてるって話だよ。
まぁ、どちらにしろ、俺は俺の目的で動いてる。
その目的に沿っているんだから、どこでアンタに出会うかは偶然だろ?
(はぁ、と小さく溜息をつく。どうしてこうも自分の周りには頭の固い人間ばかりが集まってくるんだろうか。
組織人という人種自体が「そう」なのかもしれないが、こうも理詰めで来られたら敵わない)
ま、俺だってバカじゃない。
本当に危険だと思ったら、俺は俺の判断で動くし、―――そもそも、こんなことに関わってる時点で、
俺が一般市民だと言うのか?やれやれ、俺は俺のやりたいように動く。
……何度も言うが、俺にも目的ってもんがある。まあ、そりゃ、アンタとこの目的と比べるべくもなく、
大したこともない目的かも知れないけどさ。
(肩を竦める。このまま言葉を重ねたところで、会話は交わることはないだろう。平行線をたどるばかりだ)
嫌だよ、面倒くさい。そこまでアンタんとこの組織に従う理由はない。
データを取りたいって言うなら、やっぱり協力した方が早いんじゃないか?
どちらにしろ、そっちの都合でこちらの行動を狭めるような真似はして欲しくないね。
(……機械の音?とその物音に首を傾げるが薄暗い廃工場のなかでは、はっきりと確認は出来ず)
ま…異形を狩ってるなら、そのうちまた夜に出会うこともあるだろ。
話を続けたいなら、またその時だ。―――このまま話し合ってたら、夜が明けちまうぜ?
それこそ非合理的な話だ。
殺傷性の高い武器の所持を確認、さらに身体能力の高さも一般水準を上回るものを確認。
ただし、該当データからから郡太一朗を雇用するデータは見られず、対象の人物は一般人にカテゴライズされるものとして認識。
了解、交渉の余地無しと判断。
今後、任務中における郡太一朗との接触において、対象の人物の安全は保障しないものとする。
これにより生じる不利益に当方は一切関与しないことを通達。警告を完了します。
(要は「こちらの事情に巻き込んだとしても首を突っ込んだのはそっちなんだから後悔するなよ」的な捨て台詞である。)
(印象については良いも悪いもない。ただプログラムによってさだめられた警告を行ったにすぎないのだから。)
(――そんなことを感じるようにできていないのだ、この朔夜という人造は)
――これより現場からの速やかな撤収作業を開始します。
(――背を向け歩き去る。)
(持ち帰るべき戦闘データ、それとブレードに付着した芋虫の体液……この一軒がこれで終わりとは限らない。)
(これで終わりだったとしても、日は昇り、沈む――人類を脅かす夜は何度でもやってくる。)
(今宵を生かし、備えなくてはならないのだ――――)
【それでは当方はこれで〆とさせていただきます。】
――――そいつは上等。
元より、安全なんてない。有難い警告の言葉だが、それだけで夜を出歩くなと言われても、
そいつは無理な問題ってやつだよ。
ま―――、せいぜいアンタらの邪魔にならない程度にはしておくさ。
俺の目的に反しない限りはな。
(そっと溜息を付く。こういう手合いに何をしゃべったところで、相手が納得できるとは思えない。
――そんな女性を良く知っている。思わず苦笑がこみ上げて来て、いやいやと首を横に振る)
ま、せいぜい気をつけろよ。
この街には魑魅魍魎だけじゃなくて、そいつらを狩る組織もうじゃうじゃといる。
……どいつもこいつも一癖二癖のあるヤツらばかりだ。
いつも相手が異形だけとは限らない。――いつも一番恐ろしいのは人間だ、ってね。
(去っていくその背中にそんな言葉を投げかける。
この街には様々な組織が入り乱れている。よく闘争が起きないなと思ってしまうぐらいに。
もしかしたら、いつか組織絡みで彼女も厄介ごとに巻き込まれるかもしれない。
―――もっとも、この言葉に返事が返ってくるとは期待していないのだが。)
(苦笑を浮かべつつも、自分も踵を返し廃工場をあとにする。………家に帰れば、数学の課題が待っている)
【それじゃこちらもこんな感じで締めっ!】
【数日間に渡りお付き合い頂いてありがとうございましたっ!
機会があればまたよろしくお願いしまっす!おつかれさまでしたー!】
【〆を確認しました。】
【こちらこそ、お付き合いやそれ以外の方面でもお世話になりました。】
【またの機会によろしくお願いします、お疲れ様でした。】
386 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/03(金) 23:59:02.38 ID:2cxK+Tv+
乙
【待機を――プロフィールは
>>21にあります。参考にしていただければ、幸いです】
【久しぶりに待機……と思った矢先なのでラッキー?】
【こんばんは。立候補させてくれると嬉しい】
【
>>141がプロフになるよ】
【こんばんは。初めまして、顕谷さん――ふふ、待機後にすぐにお相手がみつかるとは、重畳です】
【私でよろしければ、こちらから宜しくお願い致します】
【……さて、シチュエーションですけれど、ご希望はございますか?】
【学校での邂逅か、それとも夜の邂逅がいいか。もしも何かなさりたいことがあれば聞かせていただけると嬉しいです】
【はい、こちらこそよろしく】
【できれば《深凪》の方にはご挨拶をしたいなと】
【今後、この街で円滑な活動をする為にも】
【流石にご当主様にご足労願うのも……なのでまず媛名さんにご挨拶を】
【プロフに関して補足説明をば】
【私は鬼祓師(ものはらし)という分類の中の鬼喰い(ものぐい)で】
【鬼祓師は退魔師より昔から存在するけど現代ではマイナーな存在】
【そのマイナーの中でも鬼喰いは考え方で異端視されている未確認生物並にマイナーな存在】
>>390 【ロールは拝見させていただいていたのですが、何分飲み込めていない部分もありましたので
補足、大変ありがたいです。なるほど、昔から存在していたなら――こちらの対応は、
知らない、もしくは、何となく知っているが詳しいことは専門に聞かないと分からないレベルで対応しようかと思います】
【では、夜の邂逅ではいかがでしょうか?ばったり居合わせたついでに、という形で】
【それか堅苦しい方がよければ、正式な場でも設けるでも十全ですが――大規模な組織ということでなければ簡易でも問題ありません】
392 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/04(土) 20:51:39.19 ID:aBGanek7
ハーフタイム
【鬼祓師の名前はご当主様から聞いて知ってるけれど、媛名さん自身は内情は知らない】
【そちらの情報収集担当の方に問い合わせれば、ある程度は聞ける】
【そのレベルにしてもらえれば幸いです】
【えー、さらに補足しますが、こちらは本家筋の他に六の分家(流派)があるのですが】
【現在では仕事を退魔師や異形狩りの方に奪われており衰退しているので組織的活動は行って】
【いないんです。こちらの党首がそちらの当主様に頭下げるくらい格式も下がってます】
【ですので、あまり堅苦しくない、むしろこちらが手土産持参で伺うくらいの感じでお願いしたいのですが】
【ええ、学校帰りの喫茶店でもうらぶれた料理屋でもなんでもこいです】
【決してついでに胃袋満たしたい……なんて下心もないです】
【了解です。こちらが組織である以上、情報量について今回のように
ある程度指定していただけると大変助かりますので、今後も遠慮なく仰られてください】
【他の分についても十全と承りました】
【それでは、そのように。場所はそちらで指定していただいて構いません――ふふ、お好きなものを】
【書き出し、問題なければお任せしても構いませんか?】
【やはり組織関係の方ですので最低限度の説明は必要かと思いまして】
【長くなって申し訳ないです】
【……ハッ!まさか、胃袋の音が聞こえた!?と一瞬驚いてしまいました】
【えー、それでは僭越ですが、書き出しを任せて貰います】
【今回の会見の関しては鬼祓師六家党首が深凪当主にお願いをして】
【そこから現場で働いている媛名さんに命令が下ったという流れでお願いします】
【えと、こちらからも質問ですが、今夏休みですけど夏休み前の話で構いませんか?】
【何分転校したばかりなのでいきなり夏休みだわーい、という気分にも浸れませんので】
【委細了解いたしました】
【時間軸も全て、お任せを。顕谷さんのやりたいようにやっていただければ――私も一番楽しいと思います】
【それでは少し時間を頂きます】
【その間はお茶菓子でも食べながら待っていてください】
(人は何も身につけず生まれるというけれど、実はこれで結構見えないものを背負って)
(生まれてくる人間もいる。例えば異能者と呼ばれる人間。人の身に余る力を宿し道を)
(踏み外した者。例えば退魔の宿業を背負って生まれた人間。平凡な生き方など許されず)
(己の身を一つの殺戮器として作り替えられ戦う定めにある者)
(そして鬼祓師の鬼喰い。鬼(もの)と呼ばれる存在を喰らい、その業を収め、浄化する者)
はふぅ……・
(学校帰りの喫茶店。マスターお手製のチョコレートパフェを堪能する。ブラックコーヒーがないと食べるのが)
(辛いと評判の激甘パフェは、顕谷莉緒の舌に馴染んでいた。今日はこの店でこの街で活動している異形狩り)
(集団《深凪》との会談をすることになっている。とは言っても正式に結託するとか戦争するとかそんな物騒な)
(話ではなく、あくまで現場レベルの対談となっている。そもそも、結託する利も戦争する利も、今の鬼祓師には)
(ないと誰だって言うはずだ。鬼祓師も今や裏の業界でも殆ど実在を疑われている仙人のような存在なのだ)
すみませーん、追加お願いできますかー?
(こじんまりとした店内、少女の声だけが響く。甘さで人が死ねると××学園でも噂になっているパフェが)
(少女の胃袋に収まってゆく。まるで別の生き物が巣食っているかのような喰いっぷりであった)
(夏の陽光を吸収して鈍く輝く長い黒髪の少女の視線が、その時動く)
(ドアが開いて店内の空気が僅かに入れ替わる。待ち人、来る。空になったパフェの器は全て下げられた)
【殆ど説明だけになってますが、それではお願いします】
(じっとりとした暑さ。そんな暑さのなかで、暑苦しいほどに長い髪をしている彼女はさほど汗はかいていなかった。
とはいえ、まったくというわけでもない。じんわりと滲んだ汗をぬぐうように、ハンカチを額に当てる)
――この頃、正式なものが続いていましたから、制服でいけるのは有り難いことです。
(一人ごちるようにそう呟いて、彼女はその扉をあけた)
(からんからんと、来客を告げる音)
(漆黒の瞳が捉えた先には、自身と同じように長い髪を持つ少女だ。
夏の日差しにふれて、鈍く光る黒い髪。その次に小柄な体格が目に入った。まさに「少女」である。
どうにも、今日の相手は彼女らしい。優男やら金髪やら相手にしてきた前回と前々回とは大きな違いである)
お待たせして申し訳ありません。
待ち合わせは、ここで問題ありませんでしたか?
(制服姿のまま。傍から見れば学生の待ちあわせにみえるだろうか?そんな素振りを装って彼女は席につく)
(鞄を椅子の下において、ゆっくりと座って。ようやく、今日の相手をじっくりと眺めることができた)
【書きだしありがとうございます――それでは、宜しくお願い致します】
400
……反則だ……
(まず《深凪》の猟犬――今回の会見相手の異名らしい――の顔を見て放ったのが)
(その一言だ。黒く長い髪は自身と同じだが、同じと呼ぶには違いがありすぎる)
(まず手入れがされている。艶々としている。男なら誰もがその髪を梳いて愛を囁きたいと)
(妄想するだろう。その髪を撫で、梳いて、接吻を落とし、漂う甘い匂いに酔い痴れるだろう)
(録に手入れらしい手入れのされていない自分とは質からして違う)
いえ、すみません。
それで間違いないです。はじめまして。
(項垂れるように頭を下げる。もういっそこの首を刎ねてくれと言わんばかりの態度だった)
(すらりと背が高く、背筋が伸びている。その歩き方にも隙がない)
(一切の無駄を省いたかのような胸のラインは流麗。その一言に尽きる)
(自分のような貧相極まりない体型とは、違う)
(はぁぁぁぁ…………地獄のどん底に落ちたかのようなため息を漏らしながら顔を上げる)
(何より、この人は美人だ。その手がどんな色に血塗られていようが、彼女は綺麗だと思った)
鬼祓師六家、鬼喰いの顕谷です。莉緒と呼んで貰えるとうれしいです。
えー、《深凪》当主さまにはこちらの党首から連絡があったと存じますが、改めて
今回の会談に応じてくださいましたことを、御礼申し上げます。
(こういった場合の言葉遣い、礼儀作法は身についていないので、慣れない口調でたどたどしく話す)
(正直、舌を噛まないか、とちらないかヒヤヒヤものだった)
今後どうか、よろしくお願いします。
(もう一度、深く頭を下げる。手入れのされていない漆黒の髪がばさりと垂れる)
(小柄さと合わさって怨霊の取り憑いた日本人形のようにも見えたかも知れない)
>>401 ――はんそく、ですか?
(とっさに浮かんだ漢字変換は2つである。反則、販促。後者はなさそうだが前者でも意味は分からない)
(何かこちらに無作法があっただろうかと思いめぐらせているあいだに、相手が丁寧に挨拶をしてきてくれた)
(……あまりにも丁寧で、丁寧過ぎるほどである。目の前で下げられた頭など、無防備にもほどがあった)
顕谷さんでは被るのでしょうね。うけたまわりました、梨緒さんと呼ばせて頂きましょう。
(もう一度深く丁寧に頭を下げる少女)
(たどたどしくもしっかりとした礼儀は自分には持ち合わせのないものだ、見習わなければと思う)
(しかし、あまりに恐縮されてもこちらもやりにくい。片手をあげ、制するように口を開いた)
あまり堅苦しくなさらないでください。
こういう場においてお話しする以上、形式はくだけたもので構わないという双方の意向でありましょう。
私も制服で失礼しています。
できれば、もっと砕けたお話合いをできればと、そう思っております。
(目の前の少女の黒髪はすこしだけ自由奔放のようだ。そんな余計なところを観察しながら首を傾げる)
(しかし、小柄で長居黒髪は和の可愛らしさがある。可愛らしさ、自分にはないものだ。羨ましい)
気にしないで貰えると嬉しいです。
主に私の精神衛生面の問題で。
(白紙の紙のように色も余計なものもない声が出てしまった)
(まだ慌てるような時間ではない)
(もしかしたら夏の間に背が伸びて彼女のような体型になれるかも知れない)
(これからはもう少し髪も手入れすればいい。だからまだ慌てる必要は……)
砕けて散るなけなしの乙女のプライドが……
いえ、なんでもないです。媛名、あおいさん、でしたっけ。
どういう字書くんですか?蒼空のあおですか、それとも、葵花のあお?
(決して来ない未来から眼を逸らす)
(決して来ないから梨緒にとって未来は文字通り「未だに来ないもの」なのだ)
(ネガスパイラルに陥る前に何とかしなければならない)
(注文を、と思ったらその前にマスターがお冷を持って来た)
チョコレートパフェお願いします。
(四杯目の激甘パフェを注文をする。四杯目だと知れば媛名も驚いたかも知れない)
(トータルのカロリーと、味の問題で)
(マスターが二人分の注文を聞き終えて戻るのを待ってから話を切り出す)
ずばり聞きますけど、シャンプーとか何使ってるんですか?
(砕けた話をしようと言われたけれど、何も浮かばなかった)
(じゃあ気になることでも聞き出そうと思う。我ながら拙い会話だと思うけれど仕方ない)
ジンジャーエールがあれば、それをおねがいします。
(彼女の注文を聞いて頭の端に何かひっかかった。
確かここの店のパフェは色々大変だとかなんだとか言われていたような気がするが、しっかり思い出せない)
(今後学校に行った時にクラスメイトに聞いてみよう。そんなことを考えながら、思考を現在に戻す)
ああ、すみません。
申し遅れました。高等部三年、媛名葵と申します。
愛媛の「媛(ひめ)」に、名前の「名(な)」、葵花の「葵(あおい)」で、ヒメナアオイです。
呼び方に頓着はいたしませんので、お好きにお呼びください。
(いつものように首を傾げると、黒髪が揺れる)
梨緒さんは、――どのような字をかかれるのですか?
――、シャンプーですか?
(わずかに瞳が驚いたような色を宿す。まさかそんなことを聞いてこられるとは思わなかった)
(思考をフル回転させて自分のバスルームを思い出す。
だいたいああいうものは自分の組織にいる諜報担当の女性――名を朱羽という――が調達してくる。
年齢不詳の派手目のお姉さんはなかなか美容にこっているらしいが頓着しない葵にはよくわからない)
……何だったでしょうか。もらいものをつかっているので、よくわからなくて。
でも、白いボトルで柚子の匂いがするやつだったとおもいます。余っているので、よかったら今度お持ちしましょうか?
(はちみつとかもありますよ、なんて)
えー、それじゃあ、葵さんと呼ばせてください。
私の名前……、は、果物の「梨」に糸と者で「緒」です。
(転居を機に購入したメモ帳にスラスラと字を書いて、葵に見せる)
(特徴のない文字で「梨緒」と書かれている)
(その隣のページには、この街で最初に親切な言葉をくれた「郡太一朗」の名前がある)
(他にも、友人になったクラスメイトの名前が幾つかある)
なんでもリオが「ジャングル大帝レオ」……ライオンに掛かってるとかないとか。
百獣の王ライオンのように強い鬼喰いになれという願いを込めてる
とかオヤジが酔っ払いながら話してくれましたけどね。
(実際のところ、ライオンは雄より雌が強いらしい)
(性別は女だから雌ライオンのように強くなれと言われているらしいが)
(そんな願いを押し付けられた方は…………)
なるほど。
機会があれば自分で探してみますので、お気遣い無く。
(メモ帳につらつらと書き連ねる。物覚えはよくない方なので細かくメモを取る癖がある)
(白いボトル、柚の香り、など断片的な文字が白紙を埋めてゆく)
(雑記帳のような使い方をしており、家に戻ったらもうひとつ用意したノートに書き写す作業をする)
あー、そういえばなんですが。仕事に関係する話なんですけど。
この街で接触する際に気をつけた方がいい組織や個人のことを聞きたいんですけど。
あとは、鬼……異形が現れそうなスポットも何個か教えてもらえると嬉しいです。
(メモ帳を軽く読み返して、例えば「郡太一朗」のような個人で戦っている者や、媛名葵のような)
(組織に所属している人間のことを聞き出す必要があったなと思い出す)
(彼女の容姿に見蕩れて大事なことを聞くのを忘れていた)
>>405 なるほど、可愛らしい音と字です。
しかし由来の方はなかなかに勇ましいといえばいいのでしょうか。
しっかりとした願いが込められているのは、良いことです――、レオ、れお、りお、リオ、ですか。
(唇が言葉を続けながらも、瞳はしっかりと「郡太一朗」をとらえた)
(そこに書いてあるメモにな何の意味があるのか。問うこともできたが、今はそれは置いておこう。
下手に動けば彼と面識があることを知られて、それが厄介な問題につながる可能性もあるのだから)
そして、なるほど。
その件につきましては、そうですね――色々と難しいところです。
貴方の邪魔をする可能性がある組織としては≪十三天梯≫という組織があります。
あそこは、異形の、……研究も行っているので検体としてそれらを捕獲することもありますから。
あとは群れでしょうか。人でないものを取りまとめている組織です。彼らの仲間に手を出すと、当たり前ですが怒られます。
他には、個人。
個人であれば――ううん、特に思い当たりません。逆に言うと危険な人間が多すぎます。
貴方の振る舞いによって敵になりうる相手にもなれば、仲間になりうるものもおりましょうから。
スポットに関しては、学園の近くにある旧校舎。
もしくは、――裏山あたりでしょうか。廃墟になっているところにはどうにも現れやすいです。
基本的にそこまで人気の多いところにはでてこないはずですが、沢山「食べたい」のであれば、
裏山でしょう。ただ、あそこでは他にも異形狩りをやっている人間がいることもあるのでお気を付け下さい。
(そこまでいいきって、ひと息つくこともなく)
――情報提供のみで、よろしいのですか?
(わずかに口元をつりあげる)
願いが呪いに変わることだってありますよ。
特に名前なんて一生ついて回る宿命みたいなものですし。
文句言っても仕方ないですけどね。
(乾いた笑みを返しつつ、葵の視線の動きが、一瞬停滞したのを見逃さなかった)
(あまりの内容の雑さに呆れたのかもしれないなと思った)
(正式に書き写す前の試し書きなので仕方ないんですよ!と内心で弁解しておく)
最近の組織は研究もするんですね。
夏休みの課題にレポートでも提出するんでしょうか。
(研究、捕獲、検体……イメージが湧かないのは旧態然とした家に生まれ育った所為だろうか)
(聞く限り、悪いことをしているというイメージもないのだけれど)
人にあらざるものの群れ、か。
むー、手を出すにはリスクが大きいかな。
(怒られるなんて控えめな言い方をしているが、実際はそれだけでは済まされないはずだ)
(もっとも考え方次を変えれば、一匹屠って喰らう度にもう一匹向こうからやって来るとも言える)
(組織の利点である人海戦術に訴えられれば勝ち目すらないのだけれど)
あのう、そういう返答が一番対処に困るんだけど。
(そして、なんとも頼りない、なんとでも言える返答に、少しずつこちらの緊張も溶けていつもの)
(口調に戻りつつある。危険な人間が多すぎる。ここだけは忘れないでメモしておくことにした)
正義や英雄を気取るつもりもないけど、命に敬意を払わないようなやつがいたら教えてください。
私は、そういうやつが一番許せないんで。
(鬼祓師は世の安寧の為に鬼を祓う。梨緒は命に敬意を払いつつ喰らう)
(それは正義ではないが、人間の為ではある。そして許せないのが命を軽視した者だ)
暴飲暴食は主義じゃないですよ。
ひとつの命に対して敬意を払いつつ喰らうのが流儀なので。
よく誤解されるん……ですけどね。
(旧校舎、裏山。メモに情報が刻まれてゆく。メモに集中してうっかり素の口調を出さないように務める)
(相手は気にしないかもしれないが、敬意を払うのは喰らう命だけではない。対面している命に対しても)
(敬意を払う。払う必要がないのは、他人の命を軽視しているような輩だけだ)
え、えっと……そう言われても。
気になる男の子をゲットする方法とか聞いた方がいいんですか?
(それだけでいいのかと問われて、つい頓珍漢な返答をする)
(鬼喰いの使命から離れれば、浮世の事情に詳しくない田舎者の少女がそこにいるだけだ)
【すみません。ここらで凍結をお願いしてもよろしいですか?】
【こちらは明日であれば昼夜とわず時間を取ることはできると思います】
【明日でしたら今日くらいの時間が都合がいいですね】
【夜の9時くらいに待ち合わせお願いできますか?】
【つ、次は、もう少し短く返しやすい文章にしますので】
【もう少しお付き合いお願いします】
【十全に。それでは、その時間に宜しくお願い致します】
【いえ、私としては長い文章も大好きなので遠慮なさらないでください。
私こそ短すぎるかなとか、でもこれ以上書くとくどいかなとか色々考えてしまって――至らずすみません】
【こちらこそ、もうしばらくお付き合いしていただけると、嬉しいです】
【ふふ。今宵はとても楽しかったです、お付き合いに感謝を――それでは、お休みなさい】
【そう言ってもらえると幸いです】
【はい、明日もよろしくお願いします】
【それでは、今日はありがとうございました】
【こちらもとても楽しかったです。おやすみなさい】
412 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/05(日) 15:10:35.72 ID:FIJvsBhI
猛暑日
【昨夜に引き続き、お借りします。今宵はどうぞ宜しくお願い致します】
>>407 ちなみに。そちらの≪群れ≫と我々は条件付きの協定をむすんでおりますから、
もしも貴方が手出しなされた場合、それが正当でないものであれば、我らはあちら側につくものと存じます。
(ほんのわずかに小首をかしげると同時に、黒髪を揺らす)
……あらあら。
私がそのような返答しかできないのもどうぞご容赦ください。
私はどうにも貴方のスタンスをまだ完全に理解しているわけではない。認識の薄いままに情報を渡すのは失礼かと存じました。
加えて、私は見返りも無く尽くす善意の情報屋でもありませんから。――そこはご承知いただけると幸いです。
(ことなげに、表情も変えずにそんなことを言い放つ。
突き放すような言葉を、彼女は機械的に口にするのだ。そこには好き嫌いの感情など存在する余地も無く)
命に敬意、ですか。
(ふむ、と考えこむような仕草をして)
再三申し上げますが、私は貴方の善意の情報屋ではございません。ただの猟狗にございます。
そこについては何とも申し上げられず、お力になれないことが大変心苦しいのですが、
(なんなら、自分だって敬意を払っているかどうかは怪しいのだ。殺しに貴賎はないと思っている)
それでも、無差別殺人を犯すような輩がいたときにはこちらからもご報告いたしましょう。
(あなたのお考えは尊重致します)
(そう続ける。かたい言葉を続けるのは、いくら形式は崩していても組織の人間として対応するから)
……気になる男の子をゲットする方法ですか。
(しかし、こういう話題になればそれは組織の人間として対応するべきものではない。雰囲気もすぐに崩れる)
私はそういうことには疎いので。――気になる方でも、いらっしゃるのですか?
……難しいところですね。善処します……
こういう場合、こんな返答でいいんでしたっけ?
(こういう会話に慣れていないので、慎重に言葉を選ぶものの、自信がないのでつい尋ねてしまう)
(駆け引き、取引、腹芸、裏工作)
(鬼を喰う術に特化した生き方をしてきた梨緒には縁遠い概念だった)
(なので、さほど変わらない年齢でありながら高いプロ意識を感じさせる葵の言葉には)
(背筋が凍るものと同時に、憧憬に似た感情を覚えた)
はい、そこは理解しました。
(思わず姿勢を正して返事をする)
(例えるなら葵は優秀な家庭教師で、梨緒は出来の悪い生徒だ)
それでいいです。
鬼祓師の流儀の話になりますが、人として超えてはならない一線を外したような
やつはそれこそ人じゃなくてモノで、オニなんです。それを喰らうのが使命なので。
(その結果、自身が人の道に外れた存在に成り果てるという矛盾を抱えているが)
(生きるとは概ねそういうものらしい。梨緒個人もある程度は納得している)
その一線もそれぞれ違う、というのは、漠然と理解してますけど。
まだそこまで仕事で衝突した経験がないので、乞うご期待と言ったところですけど。
(乞うご期待という言葉はこういう場面で使う言葉だったか?)
(それすら未熟な自分にはわからない。上辺を取り繕っても中身の無さを痛感する)
あ、どうも。
(チョコレートパフェが運ばれてきた時にはその痛みは消え去っていたけれど)
いえ、そこまでは。
なんでもゲットするには「ふらぐ」?なるものを建てる必要があるとか。
友達が言ってたんですけどね。
(その友達が言うには接触して会話をし、好感度を上げてフラグを建て、イベントを発生させる)
(必要があるとか。ちなみにその友達はゲームが趣味で大好きなんですと言っていた)
私も歳頃なので、そういう話題に触れてみるのもいいかと思いまして。
葵さんは彼氏とかいらっしゃるんですか?
(仕事が忙しいからそんな暇はないとか返されそうだけど)
(第二候補として、私には忠義と愛を捧げた主人がいるのでそんなものは必要ない、だろうか)
【はい、こちらこそよろしくお願いします】
>>414 十全に。
とはいえ、これは私流ですから――これよりも上手で、貴方にあった世の渡り方があると存じます。
(問いなおしてくるタイプは初々しくて思わず、かすかに笑みを浮かべてしまう)
(もしもこれが演技だとしたら大したものだ。自分は簡単に油断してしまうであろう――そうも考えながら)
……ご理解いただき、ありがとうございます。
話が通しやすい方ですと、こちらとしてもとてもありがたく存じます。我侭をすみませんでした。
(彼女も軽く頭をさげる。傍からみたらいったいどんな女子高生のやりとりかと思われるかもしれない)
――人として超えてならない一線をこえた、人でないオニ。
(彼女の言葉を飲み込むように、飲み込むために、呟く)
(なるほど。そういう使命の元で生きてきたのだろう、彼女は。普通とは違う、家に縛られた少女。
これから沢山のことを経験していくであろう彼女が、どうかわっていくのだろうか。少し興味をもってしまう)
はい、それではその様を期待させていただきます。
(ご期待といわれれば、彼女はその言葉通りにとってすんなりとその言葉を通してしまう)
(使い方など瑣末なことだ。なにせ、彼女自身の日本語も結構破綻しているところがあるからだ)
(自分の前には飲み物。彼女の前にはパフェ)
(少しは女子高生らしいかもしれない。そんなことを思いながら、ストローにくちをつける)
……ふらぐ、ですか。ふらぐ――、
(どこかで聞いた気がする。ああいう物言いをするのは、確か赤い髪の青年だったろうか。それだったらどうしよう)
年頃ならそういう話題が一番でしょう。
ですが――、申し訳ありません。あまり、浮いた話は得意ではなくて、
そもそも組織の人間が「そういう相手がいる」と言った時は気をつけた方がいいです。
そんなものは弱みにすぎません。それをさらすということは、たぶん罠でしょうから。
(もしもあの≪十三天梯≫の紫という青年がそんな話を切り出してきたらおもいっきり疑う。それはもう)
葵流交渉術に学ぶ組織人のあり方と世渡り講座は閉幕ですか。
大変勉強になりました。
機会があったらもう少し、えっと、業務に差し障り無い範囲で教えてくれると助かります。
(善意の情報屋ではないと言われたばかりなのについそんな事を言いたくなるのは)
(葵が纏っている独特の雰囲気の所為だろうか。これも人徳の一種なのかも知れない)
わかりやすくと、「殺人鬼」。
こんな風に言うと安っぽく聞こえて嫌なんですけどね。
(反芻するような葵の言葉に、こちらは独り言のように応じる)
(安っぽく聞こえると、命の価値まで下がってしまう気がして)
(自分のやっていることすら安い行為に思えてしまっては、これから先どうにもならないから)
はい、自分がんばるっす。
んん、甘くて美味しい。甘さのバーゲンセールっ!
(体育会系のノリで答えてからスプーンでパフェを一口)
(甘さで人が殺せる生物兵器とすら称されるパフェを食べて背筋を震わせている様子は)
(どこにでもいる女子高校生に見えた。制服さえなれば小学生と見間違えても誰も責めないだろう)
なるほどー。弱みになるんですね。
葵さん超クール。ビジネスとプライベートの区切りはきっちりとつけろってことですねー。
(甘さで心を支配されているので、先ほどと違いふわふわとした口調で応じる)
でもそれって、下手な対応をすると、私には彼氏かそれに近い人がいますって
疑われるわけですよねぇ。いえ、私には居ませんけど。
なんとなく、葵さんにもそんな人がいるように感じましたよ。今の台詞
(甘さで脳味噌まで痺れている小娘の直感なんて当てにならないけれど)
あー、すみません。疑ってるわけじゃないんです。
パフェ美味しいですよ。一口どうぞ。
(ガラスの器からスプーンで掬って、はいっと差し出す。甘味を堪能してからはずっと表情が)
(緩みっぱなしだ。甘さの殺戮兵器を何の下心すらなく、100%善意満載で差し出す)
>>415 下手な対応?
そうですね――、相手が的確な情報を握っていたりすると、案外対応が難しいところです。
ようは、そんなものつくらないに越したことはないということでしょう。私はそう思います。
(いるように感じましたと言われれば、きょとんとしたように小首を傾げて)
――……恋という感情はよくわかりません。
偽装カップルならよくやりますし、表の私としての彼氏なら一度いたことはありますけれど、
その方に恋愛感情をいだいたことがあるかといわれれば、困りものです。難しい。
(うぅん、と唸る。ひどく困った様子であった)
疑ってくださっても構いません。こういうと寂しいですが、「いません」ので――愛しい主ならおりますが。
(と、しめくくる。女子高生の会話としては寂しいと思う)
(そこでパフェをもちだされ、差し出された。目の前にあるスプーン。
毒――とか一瞬かんがえたりもしたが、そこまで考えるのもまたあれであろう。
悪意ない表情をみて、「いただきます」とこたえると、彼女はそのままそれを口に含んだ)
―――――。
(表情を崩さなかったのは我ながら偉いと思う)
………、甘い、ですね。
難しいですねぇ。
私、初恋すらまだですけど。
あ、そんな人ができたら相談乗ってくれると嬉しいです。
(大事な人の一人もいない人生に何の意味が、と思ったけれど)
(他にも大事なことがあるわけで)
(わからない。わからないから、もしそんな人が出来てから考えよう)
まあ、確かに危険を犯して作る必要はないんですけど、人の心ってそこまで割り切れないじゃないですか。
だから、できたらできた時にその人と一緒に対応方法を見つければいいわけですし。
(割り切れないからこそ、人。そんな人間を守るのが使命)
(葵はどうかは知らないけれど、自分はそこまで割り切れないと思う。自分もまた人間だから)
(何より、恋人を作る必要はないけれど、人を好きになるのは大事だと思うから)
甘いですよね。
私、これくらい甘いのが好きなんです。
(表情一つ変えない葵に気を悪くした様子もなく、パクパクと食べる)
(何故なら、幼き頃より鬼の肉を食べる習慣があり、その過程である種の味覚障害になったからだ)
(極端な甘さや辛さ、苦さ、酸っぱさがないと、舌がそれを認識しない体質になってしまった)
(極上の甘さを堪能して、ごちそうさまの合掌)
そろそろお開きにしましょうか。今日は楽しかったです。
仕事とか抜きにして、またご一緒してくれると嬉しいです。
(最初の頃に比べれば随分と打ち解けた様子で笑う)
(勿論、そこには打算などは含まれていない。単純に葵の人柄に惹かれたからだ)
【そろそろよい頃合ですので、〆にしましょうか】
【結局長くなってしまいましたが、楽しかったです】
――とても、甘かったです。
わたし、甘いのが苦手だった覚えはないのですが……、それでも、甘かったです。
(これくらい甘いのが好き、と言われて小首を傾げる)
(それはどういう意味なのだろうか。
正解に辿りつかない頭はまだまだ相手のことを思いやる気持ちや観察眼にかけているのかもしれない)
(彼女がいままで何をくらっていたのか、それをしっかりと分かっていない猟狗の浅はかさだ)
……ですけれど、おぼえておきます。
ザッハトルテなどの美味しいお店があれば、今度お誘いしましょう。
(極甘のお菓子といわれて、それが浮かんだ。相手の申し出にはそう返すことで快諾して、僅かに笑うのだった)
【はい。それでは、これで私は〆で。そちらの方が綺麗にまとまっておられたので、なるべく短くでっ】
【それでは、〆にしましょうね】
【殺人兵器級の甘さを口にしても表情を崩さない葵さんを本気でリスペクトしました】
【お相手、ありがとうございました】
【またの機会にロールや雑談をよろしくお願いします】
【お疲れ様でした】
>>420 【たぶんすんでのところで堪えたのだと思います。あのあと、さりげにジンジャエールを飲み干したはずです】
【こちらこそお相手ありがとうございました。おかげさまで、とても楽しかったです】
【また機会があればどうか宜しくお願い致します】
【お疲れさまでした――それでは、スレをお返しいたします】
【ちょっと落ちます!】
【一応、プロフ。変化ないですけれど。】
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛でグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、夏でもフリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備。私服は黒ロリ服(ゴスではない)
【能力】
MашинаАнгелマシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・把握・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。
ただし、能力を使っても車両船舶等が 上手に操縦 できるかどうかは別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
F1手榴弾内蔵ミニテディベア、通称レモンちゃん1匹。
他、自宅には複数の小中〜大型銃火器を所有。必要に応じて持ち歩くことも可。
【希望】
日常 共闘 戦闘 等
【NG】
死亡 相談の無いエロ展開 後遺症の残るような怪我
【弱点】
能力の行使に時間がかかるので、戦闘時はあまり使えない。
能力行使時は、全くの無防備になることと、背中からの出血と痛み。
甘いもので釣られやすい。現在のブームはバナナ味。
容姿は金髪碧眼だが、英語喋れない。
【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールに、お借りいたします。】
【改めまして、よろしくお願いします。それでは、僕からの
書き出しという事でよろしいのでしょうか?】
【あっ、書き出しのこと考えてなかったですわ…orz】
【少しぼんやりしていたかも、ごめんなさい。シャキっとしますわね。】
【では改めて、場所の感じもありますし、書き出しお願いしてもよろしいでしょうか?】
【いえ、こちらの事はお気になさらず。眠気や体調などに
変化がありましたら、遠慮なくすぐに仰って下さいね】
【かしこまりました、では少々お待ち下さい】
(時は夏の夜、静まり返った夜の小さな公園。その一角の
ベンチの上に、晶はうずくまっていた。ただし、その格好は普段の学生服ではない)
(毛の先がベンチに付く程長い、鳶色の髪のウィッグを被り、
上はスタンドカラーの、レースで飾られた上品なブラウス)
(下はサテンリボンが添えられた、ボックスプリーツ風の黒い短めのスカート。
そしてオーバーニーソックスに、少し底の厚い、ややゴツめのブーツだ)
ーーーーー。
(遠目から見るどころが、近くから見ても何人の人間が
これを男だと看破できるだろうか。その女子のように細く小さい身体は、
手に何か袋のようなものを提げたまま、膝を抱えてただ沈黙していた)
(ただ、闇夜を照らす公園の街灯の光を受け、彼の胸元にある銀のロケットが時々輝く)
【お待たせしました、それではよろしくお願いします(一礼)】
(開け放った車の窓から、日本の夏らしい、少し湿った空気を吸い込む。)
(空を見上げ、流れる星を見つめ続けた。)
あ、そこの公園の前でいいわ。
(運転手にそう告げると、ほどなく車は停まり、ドアを開け)
(ふわりと、黒いスカートを揺らし、アスファルトの上へと降り立った。)
(白いスタンドカラーには、繊細なリバーレースの縁取りと、胸元の細かなピンタックが続く。)
(切り替えしで黒い身頃は、子供服らしいゆったりめのシルエットで)
(ウエストを大きな共布リボンできゅっと結んでいる。)
(品良くふくらんだ袖は七分丈で、足元は白い靴下と黒のストラップシューズ。)
(いかにも、子供が冠婚葬祭に参加しますといった出で立ち)
(小走りで公園に駆け込むと、きょろきょろとあたりを見渡して
【ごめんなさい…途中送信ですわ。】
>>429 (小走りで公園に駆け込むと、きょろきょろとあたりを見渡して)
(その儚く頼りなげな姿は、すぐに見つけることが出来た。)
あ…
(片手を上げて声を張り上げようとするが、兵部の面持ちを見てすぐに手を下ろし)
(公園内の砂利を踏み鳴らす音をさせながら、静かに彼の目の前へと立った。)
お待たせ、しちゃいました?
少し急用が出来ちゃって…
あぁ、それはもともと夜までには終るようなことだったから、問題はないんですのよ。
……今日は、そのお洋服着てきたんだ。
【大変失礼いたしました。そしてお待たせいたしました。】
【改めまして、よろしくお願いいたします。】
>>431 (よくよく見れば、その鳶色の髪の少年の身体は、少し震えていた)
(そして、声をかけられてそれは止まり。少しの間を置いて、彼は顔を上げる)
(にこやかに笑う晶の目元は、微かに赤くなっていた)
こんばんは、ゆりか先輩。
いえ、僕も今しがた来たところですから。
…彼女と僕が、初めて会った時の格好、らしいですから。
一番気に入ってくれた格好で、こういうのはしたいなって、思ったんですよ。
(そう言って、胸元のロケットーーー中には、メリルの石が収められているーーーを、ぎゅっと握った)
(そして地面をブーツで踏みしめると、立ち上がる)
行きましょう、ゆりか先輩。もうメリルは待ちかねているかもしれません。
…花火、したかったな、って、言って、ましたから、ね。
(そんな台詞を口にした後、思わず唇を歪めてしまう。
この石の中に、メリルの意識があるわけではない。
今更、この袋の中の花火に火を付けた所で、彼女がこの光景を目にする事もできない。
こんな言葉は、結局自己中心的な満足に過ぎないのだろう)
(こちらに向けられた顔は、笑顔だったけれど)
(彼の顔が笑顔であればあるほど、泣いているように見えたのは、自分の思い込みだろうか。)
そう、それならよかった。
わたし、てっきりお待たせしちゃったかと思いましたわ。
……ん。
ふふ、あの子…メリルさん。
なかなか見る目ありますわよね。
だって、そのお洋服の晶くん、すごく可愛い――あ、普段も充分可愛いですけれどね。
(泣いているように見えたから、だから、そういう冗談でも言ってみなければ)
(こちらが、泣いてしまいそうだった――)
花火、はやく見せてあげなきゃね。
(立ち上がる兵部に手を伸ばしかけ、すぐに引っ込めた。)
(こんなときに手を繋ぐのって、なんか違う、かな。と思ったから。)
どんな花火持ってきたの?
わたしはね、コレよ!
(歩きながらハート型のポシェットをごそごそ探り、換えのマガジンを避けながら)
(小さなビニール袋を手に持ち、取り出す。)
じゃじゃーん、ねずみ花火ー!
やっぱ、これがなきゃね。
>>433 …ありがとうございます。
あなたに褒められて、彼女も…きっと半分くらいは嬉しいと思いますよ。
(自分などを好きでいてくれた彼女は、ゆりかの事を良くは思って
いなかったのだろうけど。それでも、自分を褒めてくれるゆりかの
言葉なら、あの子はきっと喜んでくれたのではないだろうか)
(いつものように、笑って。あの笑顔で。もう一度、メリルの
微笑みが見たい。声が聞きたい。それは、叶わない事なのだけれど)
(それでも姉が明るく振る舞ってくれれば、多少は元気が
出てくる。ゆりかは自分を心配してくれている、あまり情けない所ばかり見せられない)
(だから、その取り出したねずみ花火もため息混じりに肩をすくめた)
…どうしてそんな小学生男子的セレクトなんですか。
まあ確かにはしゃげますけど。
僕は別に種類とか決めてませんし、こういうのですよ。
(そう言って袋の中から取り出したのは、よくある様々な種類の
花火が一つの袋に入っているタイプだった)
まあ線香花火があれば、何でもいいんですけどね。
僕は、一番あれが好きです。
半分かー
うん、半分でじゅーぶんですわ。
人に喜んでもらえるのは、嬉しいですもの。
特に、あんな可愛い子だったら、大歓迎ですわ。
……なんか、いま溜息つかなかった?
なっ、小学生男子って、なによ。
いいじゃん、好きなんだから。
ロケット花火も良かったけれど、時間的に我慢したんですのよ。
(あからさまにわざとらしく、ぷぅっと頬を膨らませ、そっぽを向いてみる。)
(たとえ目の前の彼がカラ元気でも、いつかはほんものの元気になって欲しいと)
(そっとを向いてすぐに兵部へと向きなおし、くすっと笑って見せた。)
わぁっ、そういうの懐かしい!
(兵部が見せた花火のパッケージを見て、楽しげに声を上げる。)
(子供の頃、家族そろって家の前でやったっけ)
(懐かしそうに目を伏せ、微笑んだ。)
線香花火かー
うん、晶くんらしいですわね。
さて、どの辺でやる?
やっぱり、妖精の輪のなかかな、なんて。
>>435 人、でしたね。
彼女は生物としての分類はどうあれ、まごう事なき人間、でした。
(かって自分は、中身がどうあれ生物としての種類がホモサピエンスで
ないのなら、全て人間の敵と称して殲滅してきた。今はそれほど
極端ではなくなったのは、メリルのような異形に触れてきたからだろう)
別に、ゆりか先輩らしいですよ、その方が。
そうですね、打ち上げ系を我慢して頂けただけでも良しとしますか。
(晶ははぁ、と息をついて、そっぽを向いたゆりかを眺める)
(もう亡くなった人間は生き返らない。それは愛した家族も、
愛した少女も変わらない。ただ違うのは、最後にはメリルは、笑って逝った事だ)
(きっと、自分をこの悲しみに押し潰されないようにしてくれるため。
失った苦しみに襲われ、命を無駄にする事のないように)
手持ち花火なら大丈夫でしょうから、それも後で楽しみましょうか。
ええ、もちろんです。…では早速行きましょう、ゆりか先輩。
(だから、こうして金髪の少女にも手を差し出す。メリルの死を
無駄にしない為に。彼女が愛してくれた自分が、自分らしくあるように)
そ。人、ですわよね。
(正直、兵部とメリルがどういう関係で、どういう風に過ごしてきたのか知らない。)
(でも、この少年がこんな表情を見せるだけは、特別な存在だったに違いない異形の少女。)
(消えてしまった少女のことを、自分から深く訊こうとはしない。)
(しないけれど、少女を失った兵部の側にそっと寄り添い笑うことだけは、し続けたいと思った。)
(らしいと言われ、ふふんと上得意な表情で)
(差し出された小さな細い手を、きゅっと握り返す。)
(握り合った二人の手が、どんなに血で汚れたものであっても)
(今は、その暖かさと繋がりが、大切で尊くて――)
(踏み出すと、夏の湿った風に頭上の木々の葉がざわついた。)
(見上げれば、飲みこまれそうな黒いシルエットが揺れている。)
(少しだけ、予感に胸がざわつき、兵部の手を握る指に力が入る。)
(きっと、慣れていないからかな。と、考え直しながら。)
>>437 (風にざわめく夜の森は、えもいわず人間の不安を掻き立てる。
枝葉が揺れる不気味な音や姿が、まるで未知の怪物を連想させるのだと)
(しかしその常識が当てはまるのは、普通の人間だけだ。
日夜、異形と言う名の通り、様々な形の化け物と毎夜戦いを
繰り広げている、異形狩りの晶には、何ら恐怖という感情は浮かばない)
(ただ何時ものように、周囲に気配のセンサーを張りながら歩くだけだ。
そしてこれは、同じく隣を歩く久遠ゆりかにも当てはまるはずだったのだが)
…どうか、されましたか?
(微かに、手を握る力が強くなったのを感じた。思わず、隣を歩く少女の顔をチラリと見る)
(もしや、自分では把握不可能な、霊体の異形でも察知したのだろうか?
だとするならば、戦闘になる。歩きながらも花火を持っていない方の手で、
赤いサックスケースのストラップを握った)
(そうしてこの前と同じく、目の前に『妖精の住処』と記された立て札が現れる)
(隣の少年―いまや少女にしか見えない姿だったが―が、こちらを見る。)
ん――わかんない。
――けれど。
(立て札を前にして、再び空を見上げる。)
(暗い空、それよりもなおも暗い木々のシルエット、木の葉擦れの音。)
(――なにかが、威嚇するような、空気。)
(きょろきょろとあたりを見渡す。――なんの気配も、無い。)
……気のせいだったみたい。
(にこりと笑い、兵部から手を離す。少しだけ駆け出して、振り返る。)
こっち、ですわよね。
はやくはやくー
(金色の髪を闇に揺らして、黒い袖から伸びる白い腕を振ってみせる。)
あきら――あ……っ
(一瞬のことだった、兵部の姿が闇に飲まれる。)
(否、飲まれたのは自分の方。)
(暗闇と蒸し暑さに包まれ、ぎゅっと目を閉じて―――)
(――兵部の目の前から、久遠ゆりかの姿が闇に溶けるように消えた。)
(そして、その場所に残されたのは、小さな小さな赤い光。)
(それが、ゆらりと揺らめくと、不思議な音色の声が、静かに響く。)
「オマエは、なぜ、また、ここに……?」
>>439 (そっとケースに触れ、『異能』を込める。対象は、ケースの蝶番と、
その中に収められた二丁の拳銃だ。後は晶の意思一つで
瞬きの間にそれらが回転、二秒と経たずに発砲へと移れる)
(が、ゆりかの気のせいという言葉と、その笑顔に張り詰めた表情が緩んだ。
手を離し、子供のようにこちらを呼ぶゆりかを見て、嗜める)
幾らあなたでも、不注意になればケガをしますよ。
夜の闇は、危険ですからーーー。
(一瞬。その黒い闇が、ゆりかの白い身体を飲み込んだ。
駆け出して行ったのではない。彼女はその場から動いていないにも関わらず、
黒いカーテンが意思を持ったかのように月明かりを押し退け、飲み込んだのだ)
ゆりかッ!
『ガチャッ』『ジャキッ!』
(即座に二丁拳銃を構える。その向いた先は、赤い光へと)
(以前とある召喚師の先輩に見せてもらった、ウィルオーウィスプ、鬼火の類か?)
(即座に引き金を引きたい所だが、ゆりかの居場所が分からない。
会話する知能がある以上、それを聞き出す事を優先すべきだ)
また、とは何だ。誰だ、お前は。
(赤い火の粉のような小さな点が、くるくると、文字通り踊るように舞う。)
(やがてそれは数を増し、あたりが少し明るく見えるほどに)
誰だ?
私は、ここの1番目。
問われるのであれば、こちらからも問いかけよう。
(小さな灯りたちは、一つのシルエットへと纏まり。)
(絵の具で塗ったような真っ白の肌、焔のようにゆらめき燃える赤い髪は長く腰まで伸びて)
(赤い睫に縁取られた瞳は、橙と緑が入り混じった不思議な瞳。)
別にオマエがアレを捨てたこと自体は、我らは怒ってはいない。
アレは、もともと人間の世界で生きていけぬほどに弱い固体だった。
我らは今宵までアレを大切にここで育て、真実の故郷へと連れて行くつもりだった。
今となっては、その準備も無駄となったわけだが……
今夜が、どのような日が知ってて訪れたか、4番目の愛した男よ。
(白いドレスの裾から、白い脚が伸びて)
(向けられた銃など目に入らない様子で2、3歩進み、不自然に長く赤い爪を兵部へと突きつける。)
(そしてそのまま、その指先を落とし、兵部と自身の間の地面を指して)
(そこには、小さな傘の茸や光る小石などが列を成していて)
オマエは4番目が愛した男。
だから教えてやろう。
ここから1歩でも踏み込めば、少し面倒なことになるぞ?
>>441 …一番目?
意味が分からない、最古からこの地にいたという事か?
(その本体は炎なのだろうか?急遽三発ほど製造してもらった、
対物理干渉不可型用弾頭は、どの程度効果があるものか)
(会話を続けながら、再びケースに背中で触れ、その弾丸が装填された
ケースを取り出す準備をする。が、そんな打算的な晶の思考も、
炎の精の紡ぎ出す言葉によって、崩されていった)
捨てた…人間の世界……!
まさか、お前は!…いえ、あなたは……!
(ハッとした顔で、少女の顔を見る。その不思議と引き寄せられる
人ならざる瞳の雰囲気、色は違えど、それはあの少女と良く似たものだ)
……メリルの、姉、なのですか…?
(捨てた事に怒っていないと言われ、複雑な気分になる。
彼女の家族を傷付けずに済んだ事自体はありがたい。
だが家族であるならば、もっと怒って当然なのでは、との思いもある。
この口が裂けてでも、自分からはそんな事は言えないが)
どちらにしろ、ゆりか先輩を取り返さなくてはなりませんが。
…面倒な事、とは?
(銃口を下ろし、訊ねる。向こうに今のところ害意はないようだ。
それに何より、彼女はメリルの、大切だった人の姉だから)
443 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 01:01:13.21 ID:L4gHy98b
444↓
そうだ。
私は、一番最初にこの地へ来た。
そして、今夜が最後の夜。
(兵部をじっと見つめかえす瞳が、曖昧な光で揺れる。)
(何度かまばたきをして、赤い唇を少しだけ微笑ませる。)
めりる…?名を付けていたのだな。
ならば、4番目にとって、オマエとの生活はそうも悪いものではなかったのだろう。
それとも、そんな事は関係ないほどに、オマエに惚れこんでいたのか――
アレは、まだ生まれたばかりで幼かったが
私から見れば、人を愛することが出来て幸せな事と思う。
リャナンシーとして生まれたからには、人を愛したい。
いずれにせよ、私たちの愛は別れだ。
別れを以って、完成する愛だ。
人の子等には、解からぬかも知れないが…
――あの悪魔の娘か。
丁度良いではないか。
あのような存在が人の世界に在っては、何かと問題だろう。
(くすりと笑うと、地面を指した指先が、そのまますぅっと横にスライドする。)
(地面の茸や小石が、さらにぼうっと不気味に蒼や緑、赤といった光を放つ。)
今宵はミッドサマー・イヴ。
リングはすでに完成された。
あの娘は、今夜じゅうに抜け出せなければ、一生妖精の世界で彷徨うことになるだろう。
>>444 …どうでしょうね。
今となっては、僕に取っては過ぎた幸福な日々でしたが
欺かれ続けた彼女の苦しみは、僕のような下衆な男には計り知れません。
…最後には、笑ってくれましたけれど。
(利用してやると大言を放っておきながら、本当に自分は
彼女を道具として見れていたのか?ゆりかに拒絶され、傷付いた心を
体よく癒してもらう為の言い訳に過ぎなかったのではないか)
(考えれば考える程、後悔の念が襲ってくる。避けようのない事とはいえ、だ。
グリップを握ったまま指で、ロケットの蓋を開ける。中から出て来た、メリルの遺した綺麗な石を見つめた)
…そんな悲劇しか生まれない運命なんて、僕は認めたくありません。
こんなに腐った世界でも、一片の光もない人生なんて、あって良いはずがない。
(カチンと音がして、ロケットの蓋が閉まる。そしてそれと同時に、
迷う事なく一歩、二歩と歩みを進めていった晶)
人の世界が彼女を拒むなら、僕はその世界に反逆しましょう。
それをゆりかが拒むなら、妖精の世界で共に暮らしましょう。
彼女のいない世界などに生きる価値はなく、そしてゆりかを
助けなければ、彼女を選んだせいで亡くなったメリルの死を冒涜する事になります。
それは――?
(綺麗なロケットから取り出された、小さな石を見て、目を細める。)
………
(緩やかに輝く瞳が、その石と兵部の顔を何度か行き来する。)
(1番目と名乗るリャナンシーの女が小さく息を吐くと、甘く毒っぽいカサブランカの香りがした。)
人間の子等には、悲劇にしか見えないかもしれないが
我らにとっては、それが確かな愛なのだ。
奪い奪われる、愛。
命を掛けて捧げる事の喜びと、命を掛けて捧げられる事の悦楽。
必ずどちらかが先に滅ぶ事が見えていても、全てを愛に捧げ尽くす。
オマエから見たら、それは間違いなのかもしれないが。
(ロケットを閉じる音にはっとして、歩き出す兵部の顔を見つめる。)
もう一つだけ、問う。
オマエは、4番目と何度交わった?
その石は、4番目が大切に作り上げた、オマエとの結晶みたいなものだ。
――オマエは、意思が強いのだな。
これは問いではない、私の感想だ。
(リャナンシーの女が、初めて、ふわりと優しい笑顔を浮かべる。)
4番目が執心した理由が、少し解かった気がした。
輪の中には2番目と3番目が居る。
彼女等は、私よりも若く、4番目程無知でも無い。
梃子摺るような事になっても、私は彼女等にとっては同属だから、オマエを助けることが出来ない。
あの悪魔の娘を助け出したいのなら、きっとそれ―が、この輪の中で役に立つだろう。
(赤い爪の指先で、兵部のロケットに触れると、女の身体は弾ける様にして赤い光の粒となり、消えた。)
【なんか、いきなりRPG的な感じに…あきらのぼうけんがはじまった。アイテム:ようせいのいし。みたいな?】
【それでは、大変申し訳無いのですが、今夜はこの辺りで凍結をお願いしてもよろしいでしょうか?】
【わたしのほうの解凍可能日は、とりあえず一番近い日では本日(7日)の夜ですわ。】
【 ぶき:じゅうきいろいろ
かぶと:じょせいのうぃっぐ
よろい:じょせいのぶらうす
あくせさり:ようせいのいし】
【大丈夫ですかこの冒険者…?ツッコミ所満点過ぎますけど!】
【それはともかく了解しました、僕は今夜の22時から解凍可能です】
【僕は最後にレスを残して行きますので、先輩は先に
お休みになられていて下さいね。お休みなさい、ゆりか先輩。ノシ】
【装備に盛大に吹いた……】
【勇者ポジションのはずなのに、遊び人風の匂いがしますわね。】
【村人に、不審顔で見られること請け合いです。】
【では、お言葉に甘えさせていただき、おやすみなさいいたしますわ。】
【今夜はお付き合いいただき、ありがとうございました。】
【明日…今夜、またよろしくお願いいたしますわね。】
【それでは、おやすみなさいませ。晶くんによいぼうk…違った。良い夢を。】
>>446 (姉妹で香りが違うのか。メリルのそれはチューベローズだったが、
彼女の芳香はカサブランカ。花言葉は、高貴、威厳。成る程、その通りだ)
もし次に、リャナンシーが人間に惚れてしまうような事が有りましたら、
一つ試したい事があります。異形を人間にする研究を。
勿論その子が望めばの話ですが、成功すれば、殺す事も殺される事もなく、愛する人と時を過ごす事ができます。
もうこんな、誰もが傷付いてしまう定めなど見たくないですから。
(しかも、それはリャナンシーに限った事ではなく、
本能で人を襲ってしまう異形、その外見から人間世界に入り込めない
争いを望まない異形など、不要な争いを避けていけるのだ)
(しかし、これには難点がある。晶の組織は基本的に異形殲滅主義故に、
組織の協力は期待できない。それなりのバックと、異形と人体、
どちらにも詳しい研究者がいる組織があればの話だが)
キスの回数なら、100に満たないほど。それ以上はしていません。
…僕との、結晶。そう、なんですか…。
…メリル…。
(メリルそのもののように大切に扱ってきたこの石だが、
それを聞いてますます大事に思えてくる。必ず、ゆりかを助け出してやる)
問題ありません。
メリルの死と向き合うなら、彼女らと会話をするのも当然の事ですから。
ありがとうございました、メリルのお姉さん。
(夜空に散って行った赤のリャナンシー、メリルの姉に向けて、
一礼をする。他の姉はこうは行かないのだろうがーーー『覚悟』はしている。
そして何歩目かの足が大地を踏んだ時、晶の視界もまた、闇に閉ざされた)
【はい、こちらこそとても楽しいロールをありがとうございました。
また今夜もどきわくしながら、よろしくお願いしますね。
ありがとうございました、ゆりか先輩。それでは僕も、失礼しますね。ノシ】
450 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/07(火) 03:08:34.26 ID:L4gHy98b
450
【移動完了、これよりロールのために場所を確保。】
【滞在することを明記します。】
【朽月 導の到着、書き出しまで待機。】
【では、しばし場所を借りる】
(緋に染まる空、頭上に掲げる巨大なる月)
(もはやその世界に群れなすのは人でなく、遍く地を、空を異形が跋扈する)
(それはまさに終焉たる世界、人の世の果てた先)
星よ……月よ、遍く命脈よ。我に唯一度、悠久なる時の契約を。
我が道を、逆巻く時の彼方へ届けよ!
(もはやその世に希望はなく、未来は無く。故に彼は、それを過去へと願った。そして、旅立った)
(行けど戻らず、不帰の道程を辿り)
(時、巡りてこの街の今)
(無数の人と異形の渦巻く世闇を引き裂いて、一つ、獣の遠吠えが響く)
(そして頭上に輝く月が、一際強く輝き、そしてそこから一つの雫が零れた)
………成功した、のか?
(その雫は地に降り立つと、人の容を為していた)
(それこそが時遡りし彼の姿、この時代に現れた、朽月 導の姿であった)
【と、此方の登場はこの様にさせてもらおう】
【長くなってしまってすまぬ。後はこれを次ぎ、状況を作ってもらえるとありがたい)
(――某日深夜、その時間とは裏腹に、昼の喧騒を残すかのように賑わう夜の街、その上空を闇に溶け込むような黒に身を包んだ肢体が翔ぶ。)
(顔を覆うようにつけられたバイザーの下、無機質な視線はその先に飛行するものを追う。)
逃走中の異形を確認。これより追撃行動に入ります。
(表情を作らない口が無機質に告げると背中のブレード状の翼が可変、腰に取り付けられた二基のスラスターが火を噴き)
(対象の異形に急接近、その姿を完全にとらえる。)
――飛行状態を解除、攻撃。
(捕捉された対象の異形、本体が人間の子供程、翼を入れればかなりの巨大さを誇る蝙蝠型のそれに向けて)
(先ほどまで翼として使っていたブレードを突き立てる。バランスを失った巨大蝙蝠はくぐもった泣き声をあげた。)
(二つの影は落下し、人知れずとあるビルの屋上に落下する――――その時だった。)
(ネオンが照らし、喧騒を維持する町の上にいる朔夜たちのさらに上に輝く月から光が零れ落ちる。)
(注意深く観察していなければその光を観測できないほどの短い時間に突きが瞬きそこから雫のようなものが零れ落ちた。)
――交戦中に異常事態発生。
第三者による介入行動と見受けられます。対象の体温、外見、共に平常。人間であると思われます。
しかし、その存在が異常であると推測、場にいる異形とともに警戒対象であると認識します。
(眼下には日常を生きる多くの人々を見下ろせる、しかし日常とかけ離れた空間に三つの存在は対峙することになった。)
【ではこのような状況を作らせていただきます。】
【・人の眼には触れるような場所ではない、ビルの屋上】
【・ただし、下を見れば夜の繁華街が観測可能。】
【・その場に存在するのは当機、朔夜。巨大蝙蝠の異形、そしてこの時代にやってきたばかりの朽月導】
【以上の捕捉をさせていただきます。尚、他に不明の点がある場合は申告を。】
【よろしくお願いします。】
……空が暗い、そして、この光景。資料にあったものに近い。
成功したのだな……長い、道程であったな。
(感慨深い、と言った様子で目を伏せる)
(滅亡に瀕した未来を救う。その為の過去への時間跳躍を行った)
(人と異形、それぞれの領分が交錯し、少しずつ世が混沌を始めたこの時代へと)
フェンリル、自己診断モードだ。……フェンリル?
(時を越える階であり、唯一の武器でもある生体兵器・フェンリル)
(これほど大規模の時間跳躍が、一体どれほどの影響を与えるかは未知数であった)
(だからこそまずは、どれほどの損傷を受けたかを確認しなければならない)
(だが、その呼び声にフェンリルが答える事は無く)
よもや、消失したか……いや、そうではないが、っ!?
(状況を確認しようとしていた矢先、何かが降ってきた)
異能体……?まさか、此方に来て早々に出くわすことになろうとはな。
(異能体、要するに異形であり、遍く人の敵。その反応と姿を感知に目を細める)
(その姿を見るに、やはりそれは遥か未来で見たそれよりも明らかに弱い)
(その事実に一つ安堵し、眼光鋭く異形を睨む)
手負いか。……そうか、やはりこの時代にも居るのだろうな。
力を持ち、異形と戦う戦士が。……貴下の仕業か、この有様は?
(そこへ現れたもう一つの気配。生体反応はあるが、無数のエネルギー反応も見て取れる)
(恐らく人機の類であろう。この時代に、既に実用化されていたことに僅かに驚きながら)
(迫る朔夜へ視線を巡らせ、伏した敵へも注意を向けたまま言葉を放った)
対象の言語能力を確認。言語を用いたコミュニーケーションが取れると判断。
接触を続行します――認識、確認。
(バイザーの下、わずかに覗く口が細かく動き、現状を言葉にする。)
(言葉から彼の存在が突如として発生した要因を探る。)
(空間跳躍、宇宙から来た未知の生命体……いくつかのパターンを算出。しかしどれも決定的なものには至らず)
(情報収集を続ける必要があると判断。)
その質問を肯定します。現在当機は蝙蝠型異形である敵対生物殲滅の指令を受け実行中。
介入行動は危険を伴うため、警告。また、安全確保のために避難行動を推奨します。
以上、状況再開――攻撃行動を続行します。
(無機質な声が響き、姿勢が変わると同時に蝙蝠型の異形が動く。)
(その翼を大きく広げ、朽月に向かって飛びだす。)
(牙の生えた口を大きく広げて、その見た目幼い人間をかみ砕くべく急接近して――)
簡潔明瞭な回答、感謝する。
(その回答は実に機械のそれらしく、無機質なものであった)
(やはりこの時代の技術では、まだ完全なる個性を確立した人機の製作は困難なのであろうか)
(そんな考えが頭の片隅によぎり、そしてそれはすぐに打ち切られる)
老婆心ながら立ち入らせて貰おう。
(異形が再び動き始める。羽ばたき一つでその身を宙に舞い上げて)
(夜空を切り裂き此方へ迫る。濡れた牙が、月明かりにぎらりと輝いた)
フェンリル。オーバークロックモードだ。……っ、何っ!?
(白兵戦に特化した、フェンリルの数ある形態の内の一つ)
(それを起動しようとしたが、フェンリルの損傷は予想以上に激しいらしく、反応はない)
(となれば最早、迫る牙に抗する手立ても無く)
っく……やはりまずは、現状の把握から始めるべきか。
(咄嗟に身を翻し、横っ飛びにその牙を避ける)
(硬いコンクリートの地面をごろごろと転がり、勢いもそのままに跳ね起きて)
フェンリル、待機モードで起動。これで駄目ならお手上げ……だが。
(キィ、と甲高い音が一つ。見れば、何かが少年の胸元からあふれ出している)
(それは蒼く煌く炎。その炎を握り締めるようにして掴み、その手を払った)
(迸る蒼い炎は解き放たれ、一つの獣の姿をとった。それは蒼き炎を毛並みとした、狼の姿)
……立ち入らせてもらう、そう言った手前だが。
此方も思いがけず状況が悪い。……すまぬが、助力を請いたい。
(もとより目の前の人機はこの異形を倒そうとしているのだろう)
(目的が同じとあれば、協力できないこともないだろうと考えて)
(対象が標的を朔夜から朽月に変えたことを確認。)
(対象とのやり取り、迎撃態勢を取ろうととした朽月がトラブルにより迎撃行動を断念、回避行動をとる。)
(次に回避行動をとった朽月の異能発動を確認。)
(状況を把握するとアスファルトを踏みしめて飛び、スラスターを噴かせて加速――)
(朽月の回避行動により、対象を失った巨大蝙蝠が旋回する隙を狙って背中を切りつける。が、浅い。)
(予測ダメージは低いと判断。)
再度警告、敵対生物との交戦への介入は危険が伴います。
早急に避難行動を推奨、受け入れられない場合、其方の安全保障は困難なものとします。
――協力の要請を確認、介入行動を続行する意思を確認しました。
警告を受け入れられない明確な理由を提示してください。
(言葉を並べながらブレードを振り回し、周囲をけん制。)
(周囲を飛び回る巨大蝙蝠へ仕掛けるタイミングをうかがって――)
ふむ、それも道理よ。
(現状を把握しきれず、唯一の武器であるフェンリルもその力を十分に発揮しきれていない)
(ともあれば、この状態で戦闘を継続するのは聊か不利、後を朔夜に任せて退避してもいいのだろうが)
……だが、そうもいかぬ理由もある。
(朔夜の一撃はあまり効果的とは言えなかったが、それでも異形の動きは止まった)
(その隙を縫い、フェンリルを突撃させる。青白い閃光と化し、その翼を食い破らんと突き進む)
(だが、その牙が翼を食い破る寸前に、再び異形は羽ばたき宙を舞い、その一撃を回避していた)
フェンリルにも糧が必要だ。奴を喰らって、それを為す。
(失われた機能も、補給を済ませていけば直に回復していくだろう)
(だからこそその為にも、フェンリルの原動力たる異能体の体組織が必要だった)
それに、な。……此方に来て早々にする事が、敵に背を向ける事とあってはな。
それも聊か……寝覚めが悪いと言うものよっ!!
(手を振り上げば、その掌中に再びフェンリルが舞い戻る)
そこな人機よ。恐らく奴の狙いは空と飛べぬ私だろう。
ならば、私が奴を引き付ける。その隙に奴を討てっ!
(叫ぶと同時に、頭上を旋回していた異形が急降下を仕掛けてくる)
(降下と同時にその爪でもって切り裂こうとでも言うのだろう)
(逃れようにも、その動きは頭上からでは筒抜けである。回避は困難を極める)
――散ねっ!!
(頭上を覆う異形の影、その爪が迫り来る、その直前に)
(銃の形を為したその指を手を掲げ、撃ち放つ)
(その指先から放たれたのは蒼い弾丸。それは違わず異形の身体を撃ち貫き、その熱でもって焼いていく)
(咄嗟に身をかわしたその直後、空中でもんどりうった異形は、そのまま屋上に墜落した)
今ぞっ!
(追撃を加えようにも、フェンリルはもう限界だった)
(故に、朔夜を見上げてそう叫んだ)
了解、介入行動の動機を確認しました。
武装の補給、及び「誇り」………
(引けぬ理由はを大まかに解釈。)
(朔夜自身は感じることのできない感情によるものと補給のため。)
(解釈が済むと朽月から距離をとる――――)
敵対生物の標的が当機を外れていることを確認。危険度ダウン……
対象へ致命傷を与える好機と判断、ただし約15.4M下に多数の動体反応を観測。
機密保持に関わる可能性があるため、反物質砲「ソルブラスター」使用不能。
(判断が下りると同時、両手に持ったブレードの柄と柄を合わせて目標に向かい構える。)
(腰部スラスターが稼働し、推進力を加速の為だけに使う角度に固定される。)
(再び、異能の発動を感知。指先から放たれた蒼炎が異形を焼く――)
(火傷により表皮が劣化していくのを確認。さらに敵対生物の生命反応低下。)
――了解、攻撃。
(スラスターから爆発的な推力を生み、対象に突撃する。)
(あっという間に墜落していく異形をとらえると、双身刀状態となったブレードを高速回転させ袈裟切り。)
(真っ二つに切り裂くと旋回。頭を突き刺しつつ屋上に叩きつける。)
(鈍い音と感触とともに赤黒いシミがアスファルトの上に広がる――――)
対象の生命反応の低下、停止。絶命を確認しました。
これより攻撃行動を終了、指令を完了します。
――警戒態勢を維持しながら、次の指令を実行。異能者と思われる人物に接触します。
(ブレードを背中に収納するとゆっくりと立ち上がり、朽月に接近。)
(その容貌を観察、先ほどの蒼炎の異能と合わせて他に変わったところがないか観察。)
協力行動に感謝。ついては其方の所属、目的に関して問います。
回答を願います。
……見事なものだ。
(この時代の技術水準からすれば、恐るべき技術と戦闘能力)
(これほどの人機が単独で行動しているとは考えづらく、その背後には何らかの組織の存在が見て取れた)
さしたる敵ではなかったようで何よりだ。
(朽ちた異形の身体が痙攣し、やがてそれも止まる)
(赤黒い色に染まる地面を軽く睨むと、接近してくる朔夜に視線を向けて)
(見たところ人と変わらぬ姿、服装こそはそれらしくもあるが、内部のエネルギー反応がなければ)
(恐らくそれを人機の類と判別するのは難しかろう)
……。
(答えるべきものか、考えるまでも無く決まっている)
(まだこの時代の情報について、あまりにも情報が欠けている)
(その状態で不用意に此方の目的を明かすはあまりに愚策。元よりこの様な話)
(たとえ相手が異能であれど、そう易々と信じられるものではない)
朽月。朽月……導だ。目的は先にも述べたとおり、我がフェンリルの糧を得るために異形を狩っている。
貴下に差し支えが無ければ、その屍骸、私の方で頂きたいのだが。
(朔夜を見上げ、最低限の目的だけを明かした)
(改めてみれば、その顔立ちはまだ幼さの消えぬ少年のそれで、けれどその表情に浮かべた色はどこか深みを帯びていて)
(銀色に変わって煌く瞳が、伺うように朔夜の様子を見つめている)
……それと、此方も色々と聞いておきたい。
一先ずは、貴下の問いを其のまま投げ返させてもらおう。
(いつしかフェンリルも彼の元へと戻り、蒼炎の獣は彼の側で静かに座っている)
【この辺りで凍結を申し込みます。】
【解凍予定は平日ならば今日と同じような時間となります。】
【返答お願いします。】
【次、となると恐らく平日は難しい】
【恐らく土曜辺りであれば動くことも適うとは思うのだが】
【その日であればどうだろうか?】
【土曜ならば21時以降の回答が可能であることを確認。】
【8/11の土曜21時からで都合を合わせることは可能でしょうか?】
【刻限については了解した。その時間であれば、問題なくやりおおせるだろう】
【初めて動くとあって何かと拙くもあったが、相手を引き受けてもらえた事に感謝する】
【また土曜に、次なる機会を楽しみにしている】
【それでは次回。】
【ここまでのお相手感謝します。それでは失礼します。】
【お疲れ様でした。】
【こちらもこれにて失礼する】
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールの解凍に、お借りいたします。】
>>449 「異形を人間にとは、おかしな事を言う男。
だけど、それがもし本当になるのならば……」
(一粒だけ空中に残った小さな赤い光が、ちかちかと瞬きながらくるりと回り、闇に消えた。)
うふふっ、なぁんだぁ。
4番目とはシテないんだぁ。
(くすくすっと、無邪気な少女の笑い声が、兵部の耳元で響く。)
(冴え渡る風のような、1番目やメリルには無い爽やかさを持ったヒヤシンスの香りが漂う。)
(ふわっと柔らかな蛍のような光が、あたりを埋め尽くした。)
それなのに4番目は守護石まで作っちゃって、ばっかみたぁい。
だから、消えちゃったんじゃないの?
無理しちゃって。
あたしなら、もっとうまくやるのになぁ。
(色鮮やかな黄色とオレンジが混ざった、綿菓子のようにふわふわと、肩までの髪を揺らしながら)
(白い肌、桃色の唇にペロリと赤い舌を覗かせる。)
(獲物を狙う猫のように釣りあがった深緑とピンクが混ざった瞳は、にやにやと笑っていて)
(無遠慮な視線を、兵部に投げかける。)
女の子みたいなカッコ。
いっつも、そんななの?
まぁでもぉ…精気は極上のものみたいねっ。
(ぴょん、と跳ねるように兵部の側から少し離れ、くるりと一回転。)
(白く短いスカートが、ふわりと揺れる。)
精気が極上でも、判断能力は最低みたい。
今夜がどんな日か知ってて、ここに来たんでしょぉ?
それなのに、妖精の輪に入り込むなんて。
よっぽど、死ぬまで踊りたい踊り好き?
【それでは、今夜もよろしくお願いいたしますわ。】
>>467 (目を開けているにも関わらず、視界を埋め尽くすのは一面の黒。
足元に気をつけながら、今度は慎重に一歩、一歩と進んでいく)
(そこで突然の声。それも近距離から)
ーーーーーッ!
(自然と身体が反応し、地面を蹴って前方に飛び、更に軸足を使って
姿勢を反転、だがとっさにあげそうになった銃口を制する)
(自分はこのリャナンシーの少女と戦いに来たわけではない。
ヒヤシンスの香りを漂わせる彼女もまた、メリルの姉なのだろうから)
…あなたにとっては初めまして、ではないのでしょうね。
あなたも、メリルの姉なのでしょう。
(雰囲気は、少しだけ、実の姉である兵部琥珀に似ていた)
いいえ、これは彼女が僕を見染めてくれた時の格好です。
もしこの石に彼女の魂などというものが宿っているなら。
想い出の場所を、想い出の衣服で過ごそうと思っていました。
…本当に、ここは妖精の世界なのですね。
(真夏の夜、妖精の世界と人間の世界が繋がる時。
周囲を見渡しても、そこまでの違和感はない。今の所は、だが)
はい、長くお邪魔するつもりはありません。
ですが、久遠ゆりかーーーあの金髪の少女を帰して頂きたく、参りました。
【はい、よろしくお願いしますね(一礼)】
(兵部の様子を、馬鹿にしたような呆れたような視線で、じっと見つめる。)
(そして小さく肩を竦めて)
姉って言うかぁ…まぁ、姉よね。
あたしたちに兄弟姉妹の観念は無いけれどぉ…
どういう存在かと聞かれたら、姉と言うしか無いわよねぇ。
じゃあ、あのカタブツ1番目はあたしのスグ上の姉かぁ…げぇ……
(苦いものでも食べたかのように、眉を顰め、舌を出す。)
ふぅん……
(兵部の半径1メートル付近を、じろじろと爪先から頭まで眺めながら一回りしてみる。)
可愛いけれどぉ…男として、どうなの?って。
でも、あたしたち結局は外見では決めないものねぇ。
あたしもアンタの気配、好きよ?
純粋さと醜さって、おんなじ場所にあると思わない?
アンタのココ。
(ずい、と近寄り、黄色の長い爪でつんと兵部の胸元を突く。)
そういうので、ぐるぐる渦巻いてる。
(丁寧に「長くお邪魔するつもりはありません」と返答されれば、きゃははと声を上げて笑う。)
なぁに寝ぼけたコト言ってるのぁ?
ミッドサマー・イヴに妖精の輪に入ったのなら、死ぬまで踊り続けるに決まってるじゃなぁい。
(再び、狙うような瞳になり、兵部の目を斜めから見つめる。)
ねーぇ?助かりたい?
じゃあ、あの娘のコトは諦めてさ。
あたしと一緒に、ここから出ない?
4番目よりかは力もあるしぃ、アンタを満足させてあげられると思うなっ。
それに、あの娘は珍しいから、妖精王様へのお土産にされるらしいよ?
アンタも、その能力に気付かれたら、取って食われちゃうんだからぁ。
その前に、ねっ?あたしと逃げよ?
>>469 (成る程、言葉から察するに、彼女は二番目と言う事か。
些細な事だが、自分の家もそうだったように、一番上が
しっかりし過ぎていると、次の子供はこうなってしまうのだろうか?)
メリルが気に入ってくれるなら、どんな格好でも構いませんよ。
こんな事なら、話せる内に、一番好きなスタイルを訊いておけば良かったですね。
………っ、!
(胸元を指差され、思わず後ずさる。どうして自分の心の中が
分かるのだろう。まさか、それもリャナンシーの能力なのだろうか?
だとするなら、初めから、メリルは全てを知っていたのか?)
(歯を噛み締める。そしてこの物言いも、やはり琥珀に似ている。
「最高に可愛くて最低に醜い、あんたはあたしの大好きな弟」。
その言葉の意味は、家族を殺されてから分かったけれど)
…それでも、僕は綺麗であろうと足掻き続けたい。
汚さで傷付けてしまったメリルの為にも、僕を信じてくれるゆりかの為にも。
(二番目の言葉を訊いても晶は動かない。顔を上げ、正面から
彼女の瞳を見つめて、普段よりも大きな声で、再度請う)
お願いします。
僕はゆりかを助けるんです、その為にお力添えをして欲しいんです。
(そして唐突に地面に膝を付き、二丁の拳銃を床に落とした。
もう一度二番目の姉を見上げ、両手を付き、最後に頭を地面に擦り付ける)
(彼女が人間の、それも日本の文化に詳しければ、
この無様な姿勢の名前も知っていただろう。土下座というものだと)
ーーー…お願い、しますッ!
……っ!?
(いきなり大きな声を出され、びくっとして、大きく目を見開く。)
(そして、地面へ平伏する様子を見て、少し慌てたように)
ちょ…やぁだ……ねぇ、やめてよ。
あたしだって、そんな様子見せられたら、きゃはきゃは笑っていらんないって解かるわよぉ。
そんなのズルイ。
(地面に頭をこすり付ける兵部の前にうつ伏せで寝転び、頬杖を着いて覗き込む。)
(膝を曲げ、足をぷらぷらとさせながら)
…ねぇ?
………………ねぇ
……………………………………
………………………………………………………………
……はぁっ
(小さく溜息。)
(起き上がり、ぱんぱんと胸元を叩いて砂埃を払う。)
(兵部の腕を取り、持ち上げるて立たせようとして)
解かったわよぉ、だから顔をあげて起きて。
綺麗なお洋服が、泥だらけになっちゃうじゃなぁい。
(そして、ぱちんっと指を鳴らすと、あたりの闇も細かな蛍のような光も消え)
(ぱっと見は、普段どおりの森の中で)
間違えないで、闇を消しただけ。
アンタの状況は、依然妖精の輪の中よ。
方法を教えたげるわ。
その前に、アンタも対価を出して。
そぉねぇ…その靴、なんてどうかしらぁ?
アンタ、この小枝や石ころだらけのこの森を、裸足でずっと歩く根性ある?
荊のところも、歩いたりするのよ?
>>471 (無様でも惨めでも何でもいい。自分は正しくない。
彼女達の家族を奪っておきながら、久遠ゆりかは帰して欲しいなどと。
そんなのが本来まかり通るはずはないのだから、悪いのは自分だ)
(そして、そんな己が策や力でこんな状況をどうにかするのも、
間違っている。できる事など、ただ馬鹿の一つ覚えのように、懇願するだけだ)
…!
ありがとう、ございます…!
(分かった、その二番目の言葉に、バッと晶は顔を上げる。
髪に付着した小さな砂が、ぽろぽろと零れていた)
(彼女に促されるまま立ち上がり、闇の晴れた森を改めて見渡す。
まるで先程の光景のようだが、それでもここは妖精の世界なのだろう)
(そして二番目の要求を聞いた晶は、思わずパチリと瞬きをしてしまった)
…その程度で宜しいのですか?
(躊躇なく、靴紐を解きニーソックスも脱いでいく。
確かに彼女のいう通り、足裏の歪な感触が、鈍い痛みに変わっていっている。
だがその程度、まだ自分が『覚悟』している状況よりは易しいものだ)
(裸足になった兵部を見て、満足そうに頷く。)
(脱いだソックスと靴を受け取り、それを身に付けた。)
うふふっ、似合うー?
(くるんと一回転してみせ、慣れない感触に少しだけフラつく。)
(その自分がふらついてしまったのも楽しいのか、きゃらきゃらと笑い)
じゃあ目を閉じて、あたしがいいと言うまで、絶対に開かないで。
足が痛い様子も見せちゃダメ。
もし守らなかったら、あの娘を助けるどころか、アンタの命だってあたしは庇えない。
(ひんやりと冷たい白い手を兵部に差し出し、ニッと笑った。)
(尖った石ころの道、切れそうに鋭い草の上、それでもなおも歩き続ける。)
(それでも風だけが柔らかで、蒸し暑いこともなく、居心地の良い空気を作っている。)
(歩いている距離から考えると、もうとっくに公園の外に出てもいい位に感じられるだろう。)
「リャナンシーの2番目、その靴どうしたの?」
人間から盗んできたぁ、いいでしょ。
(ふと、甲高い老女のような声が聞こえた。)
(それに対して、かこかこと靴底を踏み鳴らして)
「人間の靴なんておやめよ。……おや、その娘は?」
口もきけない目も見えない娘だよ。
オグルの餌にするのに、持ってきちゃったぁ。
じゃぁねー
(道中、何度か同じように声を掛けられる。)
(その度に、2番目は「オグルの餌」と、嬉しそうに答える。)
(その声色は、目を閉じて連れられている人間にとっては)
(きっと、とても不安を覚えるほどに、躊躇いが無かった。)
(やがて訪れた荊の道。)
(不意に突き刺さる棘が、皮膚を切り刻む。)
(奥から聞こえる、コーン、コーンと言う規則的な音。)
……もう、目を開けていいよ。
ほら、あの奥…この荊を抜けた切り株んとこ。
小さいじいさんが居るの、見える?
レプラコーンのじいさん。
(指差す先には、切り株に座り、何かに木槌を打ち下ろしている老人が一人。)
(赤い大きな帽子と50センチにも満たない身長)
(ずんぐりむっくりの体型が、彼も妖精であると物語っていた。)
まずは、アレをとっ捕まえて鍵を貰うの。
捕まえるためには、絶対にじいさんから目を逸らさないコト。
逸らさずに、じいさんを持ち上げたら勝ち。
できるぅ?
>>473 ええ、よくお似合いですよ。
(一方、自分は素足を晒してしまう事になる。女性らしくない、
肉付きの薄い骨ばった足だ。注視されなければ大丈夫だとは
思うが、相手が久遠守弥のようなタイプだった場合、安心できない)
仰せのままに。
あなたからのお言葉があるまでは、例え目を抉られようと、開きません。
(きっぱりと誓い、両目を瞑って二番目の手を握る。
そうして歩き出せば、体重をかける度に、ギリギリと小石が食い込んでいった)
(だがそんな痛みも意識の外に追いやられてしまう程、
今の晶は焦ってもいた。今はゆりかはどんな場所にいるのか。
恐ろしい目に会ってはいないか、血を流さずに取り返せる状況にあるのか)
(オグル、彼女が時々口にする単語だが、前後から察して
恐らくオーガ、鬼の呼び名の一つなのではと思う)
(目の前の彼女がウソを付いている可能性もなくはない。
現に自分の姉ならば、希望を持たせて突き落とすなど、有り得る話だ。
それでも、こんな場所でゆりかを救う為に自分ができる一番の方法は、これしかない)
(足が茨の感触に変わった時も、ようやくかと思ったところだ。
可能ならば、自分を引きずる勢いで走ってほしい。そう願わずにはいられない)
(目を開いてと言われ、見えた光景は、まさに妖精の世界だった。
現実では見た事がない茨の道、そして向こうにいるあまりに小さな老人)
了解しました。それではやらせて頂きます。
(つかつかと歩み寄り、レプラコーンとリャナンシーが呼んだ
老人と目を合わせる。そして、両手を突き出した)
…こんばんは、お爺さん。
そしていきなり申し訳ありません、失礼します。
(彼の服を掴み、持ち上げようと試みる。力不足は異能で補う。
肘を中心として、腕を『回転』。肉体に負担はかかるが、
これなら持ち上げられるか、腕が折れるかだ)
【そういえば、武器は置いてきたという事にした方がよろしいでしょうか?】
(なにを言われようとも、どんな道を歩こうとも)
(ただひたすらに、言われたとおりに目を閉じ、口を噤んでいる様子を見て)
(思っていたよりも信頼出来、そして見た目よりも男らしい。)
(そんな感想を抱きながら、妖精の輪の中へ中へと誘導する。)
あのじいさん、見た目どおりに重たいからねぇ。
それに暴れると思うけれど…
じいさんが、参ったと言うまでは、目をそらしちゃダメよ?
(じゃあ、あたしはここに隠れてるね。とばかりに、近くの荊の茂みにすぽんと身体を収める。)
(こんばんは、と声を掛けられても顔を上げない老人は)
(一心不乱に小さな靴へと、木槌を打ち下ろしている。)
「なっ…なんじゃっ!?」
(持ち上げられ、驚いた声をあげて、短い腕を振りかざすと)
(手に持った小さな木槌と、膝の上にあった小さな靴が切り株の横に転げ落ちてしまう。)
(はっとした表情でしわくちゃの顔を兵部に向け、確かに、目を合わせた。)
「なんじゃ!失礼な小娘!!
離さんか!!」
(じたばたと老人が、丸い指を握り締め拳を作り、兵部の腕をポカポカと殴りつける。)
はい、じいさんの負けー
いきなり持ち上げるなんて、アンタ凄いじゃなぁい。
「ワシは、まだ負けとらんぞ!こんな小娘には…!!」
はいはい。
でも、この子の腕の中から消えることが出来ないってコトは、じいさんは視線に捕まったの。
負けってこと。
アンタの声で、言って。
(老人を抱えたままの兵部の脇を、肘でつんと突く。)
レプラコーンの宝を寄越せ。
>>475 …。
(打たれ弱い自分でもさほど痛くないという事は、彼は戦闘向けの
妖精ではないのだろう。転げ落ちた道具から察するに、靴職人なのかもしれない)
(普段から、銃器以上に重いものを持ち上げない己の腕の
骨がギリギリと悲鳴を上げるが、まあ折れてしまっても別にいい)
(成る程、視線を逸らさない事にはそんな意味があったのか。
リャナンシーの制約しかり、妖精には他の異形とは一線を画す、
その独特のルールのようなものがあるらしい)
(肘で急かされ、目線を外さないまま頷く。罪のない
老人を虐げるようで気は進まないが、止むを得ない)
誠に勝手ながら、レプラコーンの宝、頂きます。
【あっ、ごめんなさい。】
【銃器等は自由ですわ。】
【後々を考えたら、お持ちになっていたほうがいいかも】
「ぐ、ぬぬ…」
(兵部が言葉を発した直後、レプラコーンはがっくりと項垂れる。)
(がさがさと茂みをかきわけ、先ほど声を掛けた場所から2番目が二人のいる場所へと近づく。)
「解かった。この娘の好きなだけくれてやろう。
……ただし、2番目には何もやらんぞ。」
……あら?バレた?
(レプラコーンが座っていた切り株の向こう側を、がさがさと漁る2番目にそう言い放つ。)
(2番目は、軽く首をすくめて、いたずらっぽく舌を出して見せた。)
まぁ、いいのよ。
この子慣れてないから、宝はあたしが選ぶわ。
でも、全部この子のもの。だったら、いいでしょぉ?
あ、そのジジイ、もう降ろしていいわよ。
(ミニスカートの小ぶりなお尻を持ち上げて揺らしながら、なおも地面をがさがさと漁る。)
あったぁ、これこれ。
(取り出したのは、小さな金の鍵と銀貨が5枚。)
あ、なんかさぁ、人間の女の子が喜びそうな宝石とかもあるけれどぉ?
持ってく?
ポケットに入るぶんだけは、持って帰っていい決まりだからね。
あの娘の喜びそうなの、お土産に持って行ったら?
「よく見りゃ、この娘は人間の子ではないか…
なんじゃ、今夜の贄か?
それはもう金髪の娘に決まったと、ケットシーが触れ回っておったが…
……裸足じゃないか。」
(レプラコーンが兵部の足元に視線を落とし、呟く。)
(ぶちぶちと文句のようなものを呟きながら、赤い服のポケットから一揃いの靴を取り出す。)
(柔らかな革で出来たシンプルな靴は、しっかりとした靴底も付いていて、歩きやすそうな品。)
「これは、宝とは別だ。
欲しくなきゃ、その辺に捨てておけ。」
さっ、貰うもん貰ったら、行くよぉ?
(再び兵部に白い手を差し出す。)
…妖精の靴、貰えてよかったねっ。
これで、アンタが人間だって、すぐにはバレないよ。
【丁寧に宝をくれと言った晶くんに、ちょっときゅん。】
【では、大変申し訳ございませんが、今夜もこの辺で凍結をお願いできますでしょうか?】
【わたしの予定としては、ひとまずは明日(本日8日)は、大丈夫ですわ。】
【あさっては、少し不明。】
【晶くんのご予定は?】
>>478 【礼節は大事ですから。特に(かなり)年上の方のようですしね】
【いえ、僕も丁度お願いしようとしていた所なので。僕は水曜日でしたら、22時から再開できます】
【また木曜日はちょっと都合がつかないと思われます、申し訳ありません…】
>>479 【いかなるときでも、礼節を忘れないとは…!】
【………(いつでも無礼娘が黙った。)】
【承知いたしましたわ。】
【それでは、本日8日の22時からで。】
【では、今夜もお付き合いいただきまして、ありがとうございますわ。】
【好き勝手勧めさせていただいて、申し訳なく…】
【いらっと来たら銃ぶっぱなして殺すのもあり、なのですわよ?】
【それでは、おやすみなさいませ。】
【晶くんに安らかな眠りと、よい明日を。】
>>480 【でも僕の場合、上っ面だけは丁寧ながら、心の敏感な部分に触れられたら即座に銃を突きつけますけどね】
【ゆりか先輩がお淑やかですとか、そういうの、有り得ないですし(←)】
【いえ、こちらこそとても素敵な世界にお招き頂き、恐縮するばかりです。
ただ不安なのは、ゆりか先輩の負担が計り知れないという事だけでして】
【一番目や二番目に対して負い目がありますし、彼女らの顔を立てる
意味でも、余程の事がない限りは、多分大丈夫ですよ】
【お休みなさい、ゆりか先輩。明日もお互いに、幸せになれますように。ノシ】
482 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/08(水) 21:43:19.88 ID:kqz43m/n
始発
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとのロールの解凍にお借りいたします。】
>>478 好きなだけも、何も。
僕は必要最低限のものだけ、お借りできれば問題ありませんので。
(ミニスカートのまま、躊躇することなくしゃがみ込んで
宝を漁り始めた二番目から目を逸らし、目の前の老人を地面に下ろした)
(そして彼女が見つけた銀貨と金の鍵を受け取り、ポケットに入れておく)
…今日の出来事次第では、この場所に対して彼女が
嫌な想い出を作ってしまう可能性もありますしね。
何より一番に愛する女性へのプレゼントくらい、自分が労働の対価で購入しますよ。
(やはり、見るだけでも妖精かそうでないかの区別は付くらしい。
まあこのまま生贄として扱われるなら、その方が都合が良いのだが)
(しかし、ケット・シーまでいるのか。…猫の妖精。少しだけ、会ってみたい)
(そんな場違いな思考をしていた所で、レプラコーンの老人に
靴を差し出された。ぶっきらぼうな物言いに僅かに笑って、頭を下げる)
ありがとうございます、レプラコーンのお爺さん。
ええ、では……あっ。
(はき心地のいい靴に満足そうに振り返れば、二番目の少女が白い手を差し出していた。
そして次の言葉を聞いて気付く。そうか、彼女は初めからそのつもりでーーーー)
(全く、こういう所まで実姉に似ている。基本的にワガママで
享楽的だけれど、その実聡明で、人知れず気紛れに誰かを助けること)
…。
(リャナンシーの手を取らずに、再度レプラコーンの宝の場所へと向かう。
そしてがさごそと漁り、一つの綺麗な宝石を見つけると、それを手に戻ってきた晶)
人間の世界ではチャロアイト、と言います。
石言葉は「魅惑」、美しいあなたにはぴったりかと。
(それを彼女の手に渡しつつ、ぎゅっと手を握り、微笑む)
では、行きましょうか。
【お待たせしました。では、今夜もよろしくお願いしますね(一礼)】
あら、ストイック〜ぅ。
でもそういうトコが、女心を擽るってヤツよねぇ。
(くすくす笑いながら、手渡した鍵と銀貨をポケットに仕舞う様子を眺める。)
あたしなら、レプラコーンの宝取って来てくれるような彼氏、惚れ直しちゃうけれどぉ。
このジジイ、偏屈だけれど靴作りの腕前は一流なのよ。
アンタが可愛いから、ジジイもプレゼントしてくれたんでしょ。
(「偏屈は余計じゃわい。」と、背後からレプラコーンに叫ばれて、ぺろっと舌を出してみせる。)
ジューブン、偏屈ジジイよねぇ?
(こそっと兵部に耳打ちをすると、彼の細い身体がするりと移動して)
(先ほどの2番目のように、レプラコーンの宝の場所を、がさごそとあさり始めた。)
うふふっ、やっぱり気が変わったぁ?
貰えるもんは、貰っとかない…と……え?
(両腰に手を当てて、うんうんと頷いていると、不意に目の前に差し出された)
(紫のマーブル模様の艶めく宝石。)
え…ぁ?
(きょとんとしているうちに、それは2番目の白い手の中に収められて)
………
(微笑を向けられると、真っ白な頬がばら色に染まった。)
………馬鹿。
あたしなんかに、こんなコトして、無意味じゃん。
アンタは、あの悪魔の娘が大切なんでしょぉ…?
その……ありがとう。
(ニコっと笑い、恥かしげに視線を逸らして、荊の道とは逆側を歩き始める。)
頭、気をつけなよ。
(徐々に頭上や左右が茂みに覆われて、低く狭くなっていく道。)
(獣道、と言うには整備されている足元。このサイズは、本来のものらしい。)
(やがて、二人のサイズでは膝をつき四つんばいにならないと通れないくらいの道になり)
おっきい道通ってもいいけれどぉ、さっきすごいいっぱい上級妖精たちが集まってたからぁ。
あたしも、一応はそこに属すんだけどさぁ…
……ねぇ、アンタさぁ
なんで、あの娘を助けたいの?
こんな危険なめに逢っても助けたいって、余程じゃなぁい?
人間なんて、移ろいやすい生き物だって、あたし聞いたよ。
こんなに命掛けて助けても、あの娘はアンタのものにならないかもしれないしぃ。
それに、アンタだって、明日には気持ちが変わってるかも。
なのに、なんでそんな一生懸命になれるの?
【それでは、こちらこそよろしくお願いいたしますわね。】
【…大変申し訳ありません、最初のレスと現在の回線は変わったのですが、
現在の回線は規制中のようです。以降は避難所のスレを探して、
続きを書き込ませて頂いてよろしいでしょうか?】
【承知いたしましたわ。】
【では、一旦避難所に移動しましょう。】
【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
【と、この回線では長文が打てないという事ですね。
分かり辛くてすみません…それでは移動します、お邪魔しました。ノシ】
489 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/09(木) 12:40:36.04 ID:K1lYRP8w
尺
490 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 01:48:07.41 ID:ndqRxakz
ねみぃ
【ちゃお、お昼に待機してみたり】
【プロフは
>>131をみてね〜】
【落ち、じゃーねー】
493 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/11(土) 18:52:49.10 ID:ndqRxakz
いたのか
【朔夜と引き続き場所を借りさせてもらおう】
【申し訳ありません。】
【以前と違う環境でレスしているせいか、度々トラブルが発生するようで】
【もうちょっとしっかり見ようと思いますので】
【延期と置きレスによる進行をお願いできませんでしょうか?】
【こればかりは致し方あるまい】
【そういう事情であれば、私としてもそれで問題はない】
【此方の方にレスを置きながら話を進める、という体でいいのだろうか?】
【本当に申し訳ありません。受け入れてくださったことに感謝を。】
【はい、朽月さんの言う体でよろしくお願いします。】
【それではこれでいったん落ちさせていただきます。失礼しました。】
【では、私もこれで退くとする】
【引き続き、ゆるりと相手を頼むとしよう。では】
499 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/12(日) 01:24:02.10 ID:J7oppu7t
500↓
500 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/12(日) 18:24:09.54 ID:J7oppu7t
500
>>460 氏名、確認。朽月導――該当の人物の所属組織を検索、該当無。
先刻の戦闘の様子より判断、エネルギーとしては未知数であるものの、補給が必要ということは
理由として妥当だと考えられる――――が。
(金属が擦れ、ブレードを固定していたロックが外れる音が鳴る。)
(バイザーの奥にある無機質な瞳が対象である朽月、それとそれに寄り添うフェンリルに向けられ)
補給が目的というのであれば、空間転移と思われる移動方法、そのあとのトラブルがあったことを考えれば
補給のためだけにそのような不安定な移動方法を取ったという不審な点が残ります。
其方の機密であれ、不審な点のある異能者に補給行動を行わせるのは危険と判断。
現時点での屍骸の引き渡しを拒否します。
(とりわけて、眼前の異能者に関する指令部の判断は協力的か否かを見分けること)
(ただし、イレギュラーな接触であることには変わりないため、当機の安全が最優先される。)
了解、質問に回答します。
対異形研究対策機関「アポロ」所属、識別名「暁 朔夜」。指令による当機の目的、敵対生物の殲滅。
尚、現時点でこの指令は完遂しており、現在は異能者:朽月 導との突発的接触に対処中
【すみません、途中送信しました。】
【置きレスに2レスほど借りさせていただきました。】
503 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/13(月) 22:06:45.49 ID:LmYmiArv
フィヨルドの恋人
【名前】
日之影 鏡花(ひのかげ きょうか)
【年齢】16
【性別】女
【身長】159cm
【容貌】
黒色のくりくりした瞳に亜麻色のボブカット。
花びらの髪飾りを着けている。
【能力】
『アクアドール・マッドベアー』
手に触れた液体をテディベアの様な形状のゴーレムへと変え、操作する事ができる。
液体であればジュースでも牛乳でも大丈夫。
また、血液の成分に近いほどより強力なゴーレムを作り出せる。
血液>生理食塩水≧普通の水≧その他の液体。
ただし、他人の血液は触れても操れない。
かと言って自分の血液を使えば貧血になるので、血液は実質あまり使い物にはならない。
【希望】
NG以外です。
【NG】
切断などのハードな猟奇、ハードなスカ、死亡
【弱点】
水が無ければほぼ何も出来ない。
鏡花自身が強化される能力ではないので、本体を叩かれると弱い。
【備考】
ガーデニングが趣味で、学園敷地内の花壇の水やりを率先して行なっている。
幼い頃に能力が発現、扱いきれず両親に重症を負わせてしまう。
気付けば施設に預けられており、トラウマで幼少期の記憶は飛んでしまっている。
「赤ちゃんの時に捨てられ、施設育ちだから両親は居ない」と思い込んでいる。
【初めまして。お昼からロールするのもアレですので設定だけ置いて、また夜に来ますね】
【お手柔らかによろしくお願いします】
505 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/14(火) 21:22:01.87 ID:pgXbbomx
こないの?
【こんな時間だけど少し待機してみる】
【
>>6がプロフなので参考に】
>>506 【こんばんわー&初めましてー】
【初めてなので上手くできるか心配ですけど、お相手の立候補してもよろしいでしょうか?】
【プロフはすぐ上ですけど一応
>>504です】
【はい、こんばんは】
【こちらこそ、俺なんぞでよろしければ喜んで】
【まあ読んだとは思うけど
>>1を読んで、他の人のロールなども】
【参考にすればそこまで悩むようなものでも緊張することものでもないかと】
【仮に失敗しても次で挽回できるわけだし】
【えー、それではどんなロールを希望してますか】
【初ロールなのでできればそちらの案に乗りたいわけですが】
【ありがとうございます】
【他の方のロールは流し読みした程度なので時間がある時にもうちょっと読んでみます】
【うぅ、失敗しても大丈夫と言われてもやはり緊張しますね】
【それで、ごめんなさい…】
【まだどんな感じのロールをするべきなのかわからなくて正直、希望ロールがわからないんです】
【紅裂さんの希望ロールに乗らせてもらえたらな、と】
【えー、希望希望】
【日之影ちゃんがどんな人間か、プロフ見ただけでは判断できないので】
【幾つか案をあげてみるけど……】
【@戦闘大好き闘争狂なら妖魔退治するロール】
【キミが戦ってるところをお手伝いするか、その逆パターン】
【Aうわーん戦闘なんてまっぴらだよう、なら夏休みの学校で出会うロール】
【補習するほど成績悪くないなら、花壇に水を撒きに来たところで出会うとか】
【あれ?よくよく考えると二つくらいしかないねえ】
【戦闘大好きキャラではないのでAでお願いしたいです】
【いきなり戦闘ロールも難易度たかそうですしね】
【他に何か無ければ書き出しますー】
【えーと、そうだな】
【何か理由がないとそのまま日ノ影ちゃんをスルーしてしまいそうなので】
【ちょっと不思議要素とか含まれてると関わる切っ掛けができると思う】
【例えば、悪戯好きの小人が花壇を荒らしてるとか】
【まあ、そちらの方で思いつかないようならこちらの方で理由を考えるよ】
【あと、花壇の場所は学校の中庭か裏庭でお願いします】
【こちらからはその程度かな】
(夏休み───通常の生徒は補習か部活が無ければ特に学校に来る理由はない)
(だが、その条件を満たしているのにも関わらず重大な使命を抱えるため、わざわざ登校する少女が一人!)
───なーんて、脳内でかっこつけてみましたが、暑いですねぇ。
まぁ、人間は日陰に動ける分だけマシかなぁ…
お花さんたちは、植えられたとこから動けないから可哀想です。
(そう、その使命とは、敷地内に植えられた花々の世話)
(本来、用務員の仕事であるが、この暑さ、クーラーの効いた用務員室から水やりのためには中々出れない)
(その結果、元気を失った花を見て、居てもたっても居られなくなった──というのが事の顛末)
………え…。
(如雨露を手に取り、水をくみ、花壇へ向かったところで、その如雨露が足元へ落下する)
(昨日まで綺麗に咲き誇り、整えられていた花壇は、見る影もなくぐちゃぐちゃになっていたのだ)
(というよりも、現在進行形でぐちゃぐちゃにされている、というのが正しい)
(夢でも見ているような心地で、小人が好き勝手しているのを呆然と視界に入れて)
【それではこんなかんじで、改めてよろしくお願いしますー】
あ゛ーづーいー!
(奇声を発しながら、赤く紅い髪の男が夏休み中の学校でダレていた)
(その身体は戦うための筋肉で覆われているものの、夏の暑さに対する抵抗力は)
(かなり低い様子だ。すべてが凍てつく冬が好きで、全てが腐敗する夏が嫌い)
(紅裂拓兎は、つまりそういう男だ。そんな男が夏休みの学校にいる理由なんてひとつしかない)
(――補修だ。成績はギリギリで日数もギリギリ、そしてテストの結果も微妙とくれば)
(自業自得でしかない。ふらふらと歩いてると、生きるのが辛くなった)
いっそ滅びればいいのに、人類。
(物騒なことを呟いて、通りかかった花壇を見て、足を止める)
(ブリキの如雨露をぶらさげて立ち尽くした昼下がり、ではないものの、女子生徒が花壇を見て)
(呆然と立ち尽くしていた。眼を凝らすと、花壇がめちゃくちゃになっていた)
(アレ?昨日までは綺麗な花が咲いていたような?近寄ってみると、原因がわかった)
うあー、虫より性質が悪いな。
おいお前ら、自分の住処でも追われてイライラしてんのか?
(事態が把握できていない女子生徒を尻目に、緑色の帽子と白い布で出来た簡素な服を纏った)
(小人を、指でつまむ。ピーピーと何事か喚くが、よくわからない。使用している言語が違うのだ)
(同様な体型と格好をした小人が、花壇の中で紅い男に抗議の鳴き声を上げていた)
【というわけで、よろしくね】
………え、あっ!?…えっ!?
(視界の大きな変化、即ち、面識の無い男が視界に入り、なんとか我を取り戻す)
(それでもまだ信じたくないという一心が思考の邪魔をして)
(30秒程度、深呼吸を繰り返して漸く事態を受け入れる)
お花さん………私の大事なお花さん……
毎日お水をあげて、それに応えて頑張って咲いてくれたのに……
───あんなに、綺麗だったのに。
(ぴたり、小人の動きが一瞬硬直して、次にあげる鳴き声は最初と違っていた)
(どこか怯えたような声で、紅い男に離せ!とでも言わん限りに暴れて)
(───静かな、だが、種族を超えて伝わるほどの殺気)
(幾度の戦いを越えた戦士でも、思わず振り返る───、かもしれない)
どうしてくれるんですか?
まず、謝って貰えますよね?
ええ、もちろん私ではなくてお花さん達にです。
生半可な謝罪では許しません。
それから植え直すのも手伝ってもらいます。
反省として毎日面倒を見るのも手伝ってもらいますよ?
(すたすたと紅い男の横に立ち、同様に小人をつまみ上げ、眼前まで持ってくるとマシンガンの様に言葉をぶつける)
(もちろん小人の言葉をこちらがわからない以上、向こうにもこちらの言葉はわからない)
(───にも関わらず、つまみ上げられた小人はがたがた震えていた)
(さて、こんな現場を見られても大丈夫かという疑問は当然あるだろう)
(ここは御伽の国でもなければファンタジー小説の世界でもない)
(造物主が与えた有限の箱庭の中で神の子らが営々と築きあげてきた人間の世界だ)
(当然、その中では妖精も妖怪も魔物も存在しない――ということになっている)
(だから、こんな現場を見た人間は、知らない現実を受け入れるか拒絶するかを迫られる)
その辺にしておいたら?
おい、お前ら、花壇の肥料にされたくなきゃ事情を説明しろ。
(なので、この反応は多少意外だった。生き物として備わっている危機を感じ取るセンサーに従い)
(小人たちは抗議活動を停止した。たった一人の少女の、言葉と殺気がそれを促したのだ)
(思わず、小人たちに同情した。掌にぽとっと落として事情を訊くことに専念する)
「***** ***** **** ** *****」
(小人の言葉は人間にはわからないが、世の中にはその言葉が通じる人間も稀にいる)
(古の秘術を受け継ぐ魔術師だったり、やたらこんな知識ばかりに精通している異能者だったりするが)
(この男の場合、後者である。なんでも小人が言うには)
えーと、住処に通じる穴が土地開発か何かで埋まったらしい。
硬い土で押し固められて掘り返すこともできんそうだ。
んで、住処に戻れないんで、必死こいて住処に通じる通路を探してたそうだ。
この花壇は、住処に通じる穴――というか、門というか、まあそういう場所の条件備えてたらしいんだが。
(この場合住処とは地面の下ではなく、異なる世界のことであり、穴とは転送する為のゲートのことだ)
(もっとも、そんなことを事細かに説明できるような状況でも相手でもない)
(何せ、素人だ。その割には殺意が本物だったが、怒った女というのは基本危険な生き物である)
……俺の言ってること、理解できる?
(ここまで言って、小首を傾げる。緑色の小人という現実離れした代物を見たとは言え、通りかかった)
(妙な男の本当かどうかもわからない通訳をそのまま信じてくれる人間など、果たしているものか)
(いるわけないじゃん、と自分でツッコミを入れる)
────あ。
(どうしようもないほどの怒りは、理性を大きく麻痺させる)
(しかし、麻痺していることに気付くのは冷静になってからで)
(目の前の現実を疑うよりも、怒りをぶつけることが優先された)
(……固より、異能持ち。疑うような現実を飲み込む事には慣れている)
わ、私ったら…って、ええっ!?
小人って実在するんですね……
(遅すぎる驚嘆。その代わりに、受け入れるのも早い)
(自分を落ち着けるために、小さく息を吐くとつまみ上げた小人を地面に下ろした)
……え、ええ、はい、何とか。
ごめんなさい、恥ずかしい所を見せてしまいました。
(冷静になればなるほど、痴態を晒した後悔が襲いかかり、顔を赤くする)
小人とお話が出来るって、只者ではないですね…ごくり。
それで、その住処に繋げることは出来たんですか?
……あと、花壇を直す気はあるのか、聞いてもらえますか?
(小人と会話できるなんて、普通の人間ではありえない。現に自分も理解できていない)
(だが、目の前の男はそれをこなした。もしかすると男も、自分と同じ何かを持っているのでは)
(───そんな疑問が思い浮かんだものの、何よりも先に口に出たのは、やはり花壇のことで)
うん、実在すんのよ。
神も悪魔も妖怪も幽霊も実在するのよ。
宇宙人については不可知論の立場を取るのが賢明だと思うけどさ。
(怒りで沸騰した頭から血が抜ければ、あり得ない現実も直視できるらしい)
(少女は驚嘆し、そして小人の実在を受け入れたようだ)
気持ちはわかるさ。
大事なもの踏み潰されて笑ってられる方がおかしいんだ。
(気持ちはわかる、なんて一応言ってみたものの、大事なモノなんて何一つ持ち合わせて)
(いないこの男からすれば、少女の怒りを本当の意味で理解することは難しい)
(ただ、彼女がこの花壇の花を大事にしているのは、肌で理解した)
ちょいとばかり経験があるって程度だよ。
俺にとっては英語の方が難しい。
あ、ちょっと待ってて。聞くから。おい、お前ら、*** ***で ***な。いいか?
(男の口から妙な言葉が漏れる。それは小人たちの啼き声に酷似していた)
(短いやり取りを経た後、小人たちは頷いた。ここに交渉は成立した)
まだ見つからないが、見つけられたらちゃんと直す手伝いはするそうだ。
何なら自分たちの世界特有の植物の種をお詫びとして進呈するとのことだ。
だから許してやってくれ。俺からも頼む。
(小人たちが一斉にぺこぺこ頭を下げ始めた。彼らとしても故郷に帰るのが最優先で他の事に)
(心を裂く余裕がない。それほど追いつめられていたのだ、と付け足す)
(この男が他人に肩入れをするのは珍しい。自分でもよくわからない。多分夏の所為だろうと自己完結する)
あ、いえ……きちんと直すお手伝いをして貰えるならいいんです。
それとできればお花さん達に謝罪を。
植物の種は遠慮しとくって伝えてください。
やっぱり、どんな植物でも生まれた地域が一番落ち着くに決まってますから。
(小人に頭を下げられ、そして男にも許すように言われ、)
(それでも許さないほど心の狭い性格ではない)
(すこし物憂げな表情を浮かべて、散らされた花を片付け始める)
ちょっと待っててください。
小人さんにも待つように言ってください。
プランター取ってきますから!
(無残な姿であるものの、茎と葉が幾分か残っている植物もあり、)
(きっとこのままでは小人の邪魔になるし、そうなれば更に傷つけられるかもしれない)
(花壇の世話を任せられているゆえに、学園内の園芸用備品の状況は把握している)
(一旦その場を走り去り、5分もしない内に汗を浮かべて戻ってきた)
あの、見知らぬ間柄なのに人使いして申し訳ないんですが……
如雨露に水を入れてきてもらえませんか?
(スコップを片手に、せっせとプランターに移しながら如雨露を指さした)
(先程呆然として落とした時に、ほとんど水は零れてしまっていたようだ)
あ。
(返事をする間もなく少女は駆け出す)
(真夏の炎天下の五分は、この男にとって酷く長く感じられた)
(通訳を通すまでもなく、小人たちは待っていた。言葉は通じなくても相手の雰囲気で)
(許されたのだと察せる程度には、精神構造において人間との違いはないのだ)
あー、いいけど。
(補習がと言おうとしたけれど、どうせ勉学に対する執着などそれこそ小人たちの身長程度にもない)
(乗りかかった船、なんて言葉を思い浮かべつつ如雨露を拾い上げる。彼女はせっせと後始末を開始した)
(みぎゃー、みぎゃーと小人たちが啼いている。花たちに謝罪しろと言われたので、早速実行している)
(ふむと頷くと、水道のある場所までノロノロと歩いて行った)
はいよー、汲んできたお。
(暑さの所為で言葉遣いが妙なことになっているが、言われたとおり如雨露に水を汲んできた)
(とりあえず、花壇の端に置いておき、自分は掌を広げて花壇のある空間の上を撫でるように蠢かす)
(この男なりに、小人たちの探し物探索に協力しているのだ。成果は、すぐにあった)
悪いけど、この花も移動させてくんね?
この場所が怪しいわ。
(名前もよく知らないけれど、綺麗に咲いた花を指し示めす。許可を待たず花の根本の土を素手で)
(掘り返す。地中に張った根っこをできるだけ傷つけないようにして、両掌でゆっくりと掘り起こした)
ありがとうございます。
散水ホースで一気にやってもいいんですけど……
如雨露の方が愛情が伝わって綺麗に咲いてくれる。
───そう思いませんか?
(広い学園敷地内、花壇は至る所にある)
(広範囲を一度に水撒きできるホースの方が便利なのは、たとえ園芸に興味の無い人間でも明らかである)
(大変な思いをしてまで如雨露に拘る理由を紅い男に、同意を求めて)
(しかし、返答を受け取る前に如雨露を受け取り、植え替えたばかり、乾いた土へ潤いを与える)
……あっ!?
びっくりしました……植え替え、上手ですね。
もしかして経験とかあるんですか?
(一瞬粗暴な扱いをされるのではないかと慌てた声を上げる)
(杞憂に終わると今度はその手つきにきらきらと目を輝かせ始め)
(その輝きからは、もしかして園芸仲間がっ!?という淡い期待がこれでもかというぐらい滲んでいた)
【すみません、遅くなりました】
んー、植物にも精神が宿っている、という学説はあるけどな。
音楽聴かせて農作物の発育を促すって手法もあるらしいし。
まあ、そういうのはあるとは思うよ。
(植物にも心があると判断するには学説にしろ手法にしろ根拠が薄いが)
(かと言って彼女の気分を害するつもりはない。暑いから一々反論するのも面倒くさい)
(ということもあるが、何より楽しそうな少女の顔を見れば何も言う気が起きない)
いんや、全然。
まーあ、キミがこれ大事にしてんのはわかったし。
だったら丁重に扱うしかないからね。
(そのきらきらとした瞳は、向けられた男が勘違いをしてそのまま恋に落ちてしまいそうな)
(くらいの光量だったが、この男に限って言えばあまり効果はなかったらしい)
(暑さの所為でいつもの薄笑みはなく、憂いを帯びた表情で花を差し出す)
(理由はともかく、花壇を大事にしている少女の気持ちを汲み取る程度の配慮だけはした)
(それをプランターに移し替えてもらっている間に、地面を少し掘り進む)
お。
(奇妙な手応えと共に、地面から髪の毛がふわりと逆立つ程度の風が吹いた)
(異世界に通じた穴から吹き抜ける風だった。小人たちが歓声を上げる)
(次に、光。青白い光がぼんやりと浮かんで、そして消えた)
(ぽっかりと開いた穴の上に浮かぶ、小人が通れる程度の古びた門。小人たちがその中にぴょんぴょんと)
(飛び込んでゆく。最後の一人、というか一匹というか、ともかくそれがピーと鳴いてお辞儀をして飛び込んだ)
(謝罪と、お礼をしたらしい。最後の一匹が飛び込むと同時に、門が閉じた)
終わったみたいだ。
(地面に再び土を戻すと同時に、門も消えた。どっと汗が吹き出てきた)
【気にしないで】
【そろそろ〆の段階だね。適当に〆てくれて構わないよ】
ですよねですよね!
はぁー……植物にも精神が宿っている、なんて素敵な学説…。
もしかしたら愛情を注ぎすぎて、逆にウザがられてるとかもあったりするのかなぁ
(ちょうど如雨露の水を注ぎ終え、
んー、なぁーんだ、残念です。
それでも、大切にしてるって気持ちが伝わっただけ良しとしましょう。
(期待が打ち砕かれた時の表情、声色はがっかりというよりも、予想通り、といった感じ)
(今まで何度か同様に目を輝かせてきた、が結果は毎度同じ。そんな所である)
お?
(紅い男と同じ言葉、しかしこちらは疑問調で)
(目の前の超現実をじっと眺め、しかとその様子を目に焼き付ける)
(一応、貴重な体験である。二度目を見れる保証は無い)
(小人のお辞儀に対しては、ウィンクで応え、そうこうしているうちにピーピーという声は聞こえなくなって)
(気付けば、夏の風物詩と言えば風物詩、暑い夏を更に暑くする蝉の鳴き声だけになっていた)
……さぁて、花壇の修復に入りますか!
って、そのお手伝いさん帰っちゃいましたね……うっかり。
(ちらり。紅い男を方を向き、にこり)
(関係者である以上、花壇を治すのを手伝って?と無言の圧力をかけた)
(────花を丁寧に植え替えたのを見せたのは失敗だったかもしれない)
(炎天下の中、二人がかりでの花壇の修復が始まるのだった………)
【それではこんな感じの〆で!】
【遅くまでありがとうございましたー】
【……って名前を交換するのを忘れてました、また次に会うときにでも】
【修復を手伝う余力がぬぁーい!なんてことはないけど】
【よい〆なので、俺からのレスは無し】
【初ロールお疲れ様】
【また相手してくれると嬉しい】
【それではまたいずれの機会に】
525 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/15(水) 11:14:55.19 ID:vfMrgsjF
面倒なだけ
【名前】水無瀬 紅葉(みなせ もみじ)
【年齢】17
【性別】女
【身長】175cm
【3サイズ】B96/W62/H92
【容貌】栗色のロングヘア、眠たげな目
発育の良い躰に運動部っぽい体つき
整った容貌だが飾り気がないため、少しもさっとした印象
【能力】
・点火(イグニッション)
能力を発動すると妖気が体内に発生し、身体能力・再生能力を強化する。
平常時をLv.0として、能力発動直後をLv.1。最大でLv.5の五段階までパワーアップする。
こちらが攻撃行動をする、他者の攻撃に対しての防御行動が成立するなどすると、妖気の発生が加速する
Lv.4以降は現在紅葉にも未知数だが、Lv.3まででも自分より巨大な異形を素手で相手取ることが可能
但し、Lv.5に達してなおも妖気が高まり続けた場合肉体が自壊する。
妖気は自在に調節することが出来ず、現在値から下げたい場合は戦闘行動を中止し冷却(クールダウン)を行う。
そしてLv.0に戻って初めて再び能力を行使することが出来る。
冷却にかかる時間は、Lv1から6時間刻みで、Lv3で18時間。
・爆轟(デトネイション)
溜まった妖気を破壊の力に変えて放出する。
この能力によって妖気を放出した後は、その時のLvに応じた時間の間
Lv0に固定され、極度の疲労感に襲われる
Lv1〜3までの時間は通常の冷却と同じく6時間刻みで、4以降はやはり未知数。
また放出する妖気はその時々の100%に固定されており、威力調節や連射は不可能。
【希望】バトルメインに雑談など エロは流れ次第で
ロールバトルにおいては基本的に敵方ポジションで
遠慮なく撃退・撃破などしていただければ
【NG】残虐系 汚物系
【弱点】能力の欠点に準ずる
現時点における戦闘経験の少なさ
【備考】地味で自己主張の抑え目な、のんびり屋というのが表の顔。
とある事件から異能の力を得たことで、内に秘める破壊衝動と残虐性を自覚。
強いもの・怪物を圧倒し殺害することに喜びを見出し、夜闇を徘徊するようになる。
能力を得た時を境に部活をやめ、出席態度も悪くなった。
そうした楽しみを得たため、普段は一層のんびりとし、何事にも熱くなることはない。
自分の所業や能力の危険性を自覚しないまま暴走しだしている。
【プロフ投下落ちです。よろしくね。】
527 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/16(木) 04:26:19.66 ID:Ycln9lpt
よろしく哀愁
528 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/17(金) 13:09:24.20 ID:BTzHu6hR
あつい
>>
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1338560578/846 (目的は「フェンリルの補給」ではなく「フェンリルのテストもしくは開発」ということなのか。)
(目の前の見た目幼い 少年が個人で?)
異能媒体:フェンリルの開発目的、運用目的、開発者の回答を。
この場合における当機の「納得の形」についての回答を。
(前者は目の前の少年の危険性を図るため。)
(いくらでも悪用可能な空間転移という技術の存在、そんなものを開発できるものの素性が不明である。)
(そんなものは人類にとっての不安材料でしかない。場合によっては即座に対応しなければならない。)
(後者は危険人物である可能性を孕んでいる朽月から当機の安全を守るために補給行為を阻止する。)
(という判断を下してある、それがあるだけでそこに不満や改善点などがあるとは思えないのだ。)
(――転移直後に景色とデータを照合する動作があった。それも街並みではなく空の色についてだ。)
(「この時代にも」という単語も出てきた。転移に失敗したというのに真っ先に聞くのはこちらの戦闘頻度。)
敵性異形体及び異能体の個体数は未知数、また政治的観点からその存在は公の場に公表されていません。
出現時間については個体によりばらつきがあるものの夜間における目撃例が最も多いとされています。
この情報を獲得後の行動について回答を求めても構いませんか?
(ロックの外れたブレードに手をかけながら問かける。)
(腰部スラスターの噴射口が稼働し、背後に向かい水平に位置づく――――)
【置きレスを行います。一レス、お借りしました。】
530 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 09:42:17.10 ID:JcZqGOuo
どんより
【待機ぃしてみるぅ】
【
>>6がプロフなので参考に】
【待機終了のおしらせ】
【では】
533 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/18(土) 22:01:38.88 ID:JcZqGOuo
いたのか
>>529 ……さて。
(殊の外食いつかれたものだ、と内心僅かに嘆息する)
すまんが此方も秘密を抱える身だ。そうそう全てに答えられる訳ではない。
だが、最初に為すべき目的は既に果たした。
ここから先は、次の目的を為すために行動を始めるつもりだ。……この街でな。
(目を細め、眼下に望む街並みを睨み付ける。人の営み、その灯かりが酷く懐かしい物に見えた)
別段、そちらに危害を加えるつもりはない。今のところそれは、我が目的に反する。
(あくまで今のところは、である。もしも目の前の人機が、破滅の未来の引き金であるのならば)
(例えそれが誰であろうと、手にかけることに躊躇いはない。だが、今はあまりにも早計だ)
(まずは情報収集と拠点の確保、その後に、できれば協力者の一人二人も欲しいところではあるが)
(今のところ、先行きは未だ混沌であり読めない)
見過ごせぬ。そう思う気持ちもわからんではないがな。
……できれば、穏便に済ませてもらいたいところだが。
(どうやら穏便に済ませるのは難しそうだ、と朔夜の動きを視界に捉え)
なるほど、な。……なるほど、ならばやはり、私のやるべき事は決まったようだ。
(それでも、真っ直ぐに視線は朔夜へと向けたまま)
フェンリルには力が必要だ。だからこそその異能を喰らい。力を蓄えるとしよう。
……そう案ずるな。私とて分別なき獣ではない。日向に生きる者や、話の通じる者まで喰らおうとは思わん。
(我が事ながら、聊か説得力に欠ける言葉である。内心少なからず困惑している)
できれば、事を荒げたくはないが。……止むを得ん、か。
(傍らに佇む蒼炎たるフェンリルも、唸りを上げて朔夜を睨み付けている)
(とは言え、その炎は実に弱弱しい。まともにやりあえば勝機は限りなく薄いだろう)
【置きレスを返させてもらう、一レスお借りした】
535 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/19(日) 01:55:58.50 ID:OlZSGnG2
熱帯夜
>>534 ――…………当機、及び「アポロ」は人類に対して有害な異形、異能に対して対策を行うことが目的です。
朽月導及び異能媒体:フェンリルの安全性が証明されない場合、対象を敵性異能体と判断し、処理を行う必要があります。
口頭において穏便に済ませる趣旨の回答が見受けられますが
接触後第一に戦闘行動を行った気性の持ち主であること、これにより朽月導が好戦的性格であると推測します。
異能媒体:フェンリルが暴発すること、これにより異能媒体:フェンリルが他者に危害を加える要因に朽月導の意思は関係がないと推測します。
また、その運用目的、開発目的、開発者についての回答は得られず、安全性は極めて低いものと結論付けられます。
(推測の範囲は出ない、が、安全性を裏付ける為の回答がなく危険性ばかりが認識されているのだ)
(継戦可能な状態、かつ朔夜自身が危険に晒されているわけでもない状況で捨て置けるわけがない。)
(蒼炎の獣が威嚇行為と思われるものをとったのを認識すると同時にブレードを抜きはなつ。)
(正面に構え、切っ先を朽月とフェンリルの間に位置付けて――)
敵対行動と思われる行為を確認。
これより臨戦態勢をとります。其方に戦闘の意思がないというのであれば敵対行動の停止および安全性の証明を要求します。
なお、回答が得られないもしくは敵対行動を続ける場合は朽月導を敵性異能体と判断、殲滅します。
以降、警告なしに攻撃行動に移ることがあります。
(跳躍のために沈めた脚部のスーツに深く、しわが刻まれる。)
(スラスターは推進力を生むための燃料が消費され、低く唸りるような音を上げ噴射口から淡い光を漏らす。)
(朽月の挙動を2割、あとは周囲とフェンリルに向けて注意を払って――)
【置きレスにお借りします。失礼しました。】
537 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/20(月) 01:07:24.94 ID:T4MSE4eG
野望
【こんばんは】
【今から少し待機するね】
【プロフィールは
>>141ね】
【落ちるね】
540 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/20(月) 23:03:04.54 ID:T4MSE4eG
いたのか
>>536 成る程、よくわかった。
(簡潔な説明ではあったが、それでもある程度は相手の目的を推し量ることはできた)
(その思惑はともあれ、一応は有害な異能の排除という名目を掲げて動いている)
(そして目の前の朔夜は、その目的に忠実に行動しているのだろう、と)
(ともすれば、これほどの警戒と敵意を向けられるのも頷けない話ではない)
(何せ此方は、あの少々派手な登場の仕方をしっかりと目撃されているのだから)
(しかし、仮に一時でも共闘した相手をいきなり排除しようとは『アポロ』なる組織は)
(随分と冷酷で、少し事を急ぎすぎるきらいのある手合いなのだろう、とは思う)
人に物を問うのに、まず刃を向ける。斯様に物騒な手合いの問いに、どこまで素直に答えられるものか。
……元より、人機にそこまでの分別を求めるの無粋か。
(突きつけられた切っ先を、僅かに目を細めて睨み付ける)
(最早この段に至って、これ以上交渉を続けるのは難しいだろう)
(そもそれ以前に、いきなり斯様に性急に事を進めようとするアポロなる組織)
(どうにも、それを信じてみようという気にはなれなかった。個人的な感情に拠る所もありはするが)
(となれば、後はどうにかこの場を切り抜けるより他にない)
(逃げようにも、周辺地域の情報などは何もないのだから不可能である)
(戦うしかない。覚悟を決めて突きつけられた切っ先と、その背部から湧き上がる光を見据える)
(先の交戦で、ある程度は敵の能力は知れている。やはり恐るべきはその飛行能力)
(万全の状態であればまだしも、この状態では聊か分が悪い。だが、勝機がないわけでもない)
負けられぬ……私には、為さねばならぬことがあるのだっ!
(かざしたその手に、炎の塊と化したフェンリルが宿る。そして朔夜が動くより僅かに先んじて、その手を水平に振り払う)
(その動きにあわせ、床に沿って蒼炎の壁が沸きあがる。そしてそのまま、朔夜の方へと炎の壁を撃ち放った)
(高さはそれほどではなく、無論飛べば避けられる。だが、それで一瞬でも時間を稼ぐ事ができれば)
(フェンリルが獲物を喰らうための時間を稼ぐことができれば、再び戦う力を得ることができるはずなのだ)
【では、こちらも返事を返させて貰おう】
>>541 (朽月導という異能者は自分にとって都合の悪い質問はなかったことになるのだろうか?)
(度重なる質問のほとんどが無回答、回答があったものは前言と矛盾するもの。)
(さらに威嚇と思われる行動があったので臨戦態勢をとったというのにあたかもこちらが初めから刃を向けたかのような物言いだ。)
(じくり……と頭の奥がうずくような違和感を感じる――目覚めたばかりの自我はそれを苛立ちと認識はできず一瞬思考が停止する。)
(その一瞬の思考停止が隙となり、臨戦態勢をとっていたのにもかかわらず先手を許してしまう。)
――敵対行動を確認、これより敵性異能体:朽月導を殲滅します。
(迫りくる炎の壁をみて後ろに跳躍。この場合、まず阻止しなければならないのは補給行動。)
(フェンリル及び朽月導と死骸の間、最低でも近くに自分を置かなくてはならない。)
(それらを満たした状態で目の前にある炎の壁に対処する。)
(朔夜が行った行動はブレードを異形の死骸に突き立てること、そしてそのままそれを持ち上げる。)
(眼前に迫る炎の壁への対処。それは飛び越えるわけではない正面突破。)
(いかほどの熱量があるかは不明、サーモグラフィも当てになるかは不明。)
(ただ揺らめく炎の向こうにある朽月導の姿に向けて跳躍、噴射ノズルから湧き上がる淡い光を激しく燃焼させて水平噴射させる。)
(一瞬でそびえ立つ炎の壁を切り裂く、前面は焼け焦げた異形の死骸により防御。)
(スラスターも誘爆する心配はない。頬や手の人工皮膚が耐熱限界を超え爛れるも戦闘は可能な範囲であり、機関部に異常はない。)
(そのまま水平噴射による突撃を続ける。)
(異形の死骸はデッドウェイトとして軌道に影響を与える。予定よりも高度が保てず、つま先が接地してアスファルトを削り火花を散らす。)
(機動力は予定値よりも2割ほど足りない――高機動近接強襲型の兵装をもつ朔夜としてはいささか心もとない状態ではあるが)
(直線軌道のままもう一本のブレードを抜いて朽月に向け突き出す。)
【置きレスにお借りしました。】
543 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/21(火) 23:52:55.61 ID:fIP3Ik6y
熱帯夜
(叩き付けた炎の壁を、異形の屍骸を盾とすることで突き破り、尚もこちらへ迫る朔夜)
(元より力も衰え、敵を打ち倒すための力としては不十分)
(炎の壁はたやすく突き破られ、アスファルトを削りながら朔夜が迫る)
……今、為すべきことは。
(迷う事はない。今必要なのは、自らの身を危険に晒す覚悟一つ)
喰らいつけっ!!
(突き破られた炎の壁、それがそのまま異形の屍骸に絡みつく)
(補給とは言うが、フェンリルにとってはそれは食事に等しい)
(その炎たる身を以って、異形を飲み込み焼き尽くす。それこそが補給なのである)
(蒼い炎は異形の屍骸に絡みつき、焼き尽くす事でその存在を失わせていく)
(それもまた、多少は朔夜への攻撃にもなるだろうが、その動きを妨げるにはあまりにも微弱)
(眼前に迫るは鋭い切っ先。その軌道と交錯するように、敢えてその内側へと飛び込んだ)
(下がったところでかわせる攻撃ではなく、左右に避けたところで追撃は避け得ない)
(ならばこそ、その切っ先の内側へと飛び込んだのだった)
……殊の外、痛むな。
(一瞬の交錯。脇腹に鋭い痛みと共に裂傷が生じた)
(とは言え、痛みに身じろいでいる暇もない。真横をすり抜けるようにして朔夜と交錯)
(すぐさま飛び退き、床を転げるようにして距離をとり、振り向くと)
万全では、なし。……だがっ!!
(異形の屍骸を喰らい、その血を飲み干し、フェンリルは僅かながらにその力を取り戻す)
(すぐさまフェンリルを呼び戻し、すぐ側に呼び寄せて)
往け、フェンリルっ!!
(軽く跳ねた蒼狼は、そのまま空中でくるりと回ると蒼い炎の塊と化して)
(幾筋にも分たれ、朔夜目掛けて降り注ぐ。当たれば幸い、仮に当たらずとも直ぐに周囲は火の海と化す)
(ともなれば、炎に乗じて逃げるも、次の一手を打つもやりやすくなる)
……っ。
(それまで、傷ついたこの身が持てば、だが)
(切り裂かれた痛みに顔を顰め、止まらぬ出血がアスファルトを赤黒く濡らしていた)
【では、こちらも返させて貰おう】
545 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/22(水) 22:15:12.59 ID:53caN73p
寝苦しい
ウルフテールってどんな髪型なんだろ
さくやんのキャラ性ちょっと好みだから絵に起こしてみてるんだが
オサレな髪型とかわかんないわー(・ω・` )
っとすまん、避難所で言うつもりだったんだが誤爆してしまった
(右腕部耐熱限界突破、人工皮膚表面に火傷を負うも皮膚下の伝達系に問題はない。)
(――人工物であるがゆえに痛みによる怯みがない。これが朔夜の長所の一つでもある。)
(たとえて足がもげようとも戦意喪失という状態に陥ることはない。)
(補給をゆるし、刺突も浅いがまだこれで終わったわけではない。逃げた朽月へ追撃するために行動を起こさなくてはならない。)
(左のスラスターを切り、右の推力のみで錐もみするように反転。)
(コマのように高速で回転する軌道がアスファルトに螺旋を描き、そこでフェンリルによる攻撃を感知する。)
(エネルギーの放出状態から考えてかなり広範囲に効果を及ぼす攻撃方法であると予測。)
(地上への被害、周辺建築物への被害を避けるために軌道を修正。そして跳躍。スラスターを噴射させる。)
(バレルロールを行いながら迫りくる炎のなかを突っ切るという曲芸的な飛行法で朽月に一気に肉薄する。)
(脇をすり抜けていく炎、頬を撫ぜる熱風、耐熱限界をやすやす越え、スーツの機能を奪っていく灼熱。)
(目的不明の異能者がこれほどの威力と暴発の危険性をもった異能を持っているのはやはり危険。)
(無駄の多い曲芸的な軌道からバランスを整えると朽月を自分とフェンリルの間に置くように位置取る。)
(また、水平噴射による直線的な軌道で朽月自身を盾にするようにして高速突進から横なぎに斬撃を放つ。)
――ダメージ、損傷軽微。ただしなおも拡大中――攻撃を続行し、早期の決着を。
(そして地上の動体反応が一定の動きを見せ始めたのを感知する。)
(繁華街を各々の思惑で練り歩いていた人々がビルの屋上で燃え上がる炎に気付き始めた。)
(――おそらく通報も時間の問題。補給の阻止も失敗した。)
(この一撃で致命傷を与えられなければ長居をせず撤収する必要があると朔夜は判断した。)
【置きレスに借ります】
549 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/23(木) 17:42:14.70 ID:rZ/Gsubm
夕方
【ちゃお〜、待機だよ〜】
【プロフは
>>131にあるからね〜】
【ロールがしたいので立候補させてくれー】
【プロフは
>>6にあるのよ】
>>551 【声かけありがと〜】
【ネタはこないだ避難所で話したときから考えてたんだけど】
【ある女の子からのラブレターを拓兎くんに渡しにいく、とかどーだろ?】
【ああ、この間のネタね】
【って、誰ですかそんな奇特な女の子は。いや、誰でもいいんですけどね】
【杜ちゃんが代理で来て、そこで俺の異常な気配に気づいてしまうという展開だろうか】
【夏休みもそろそろ終わりだし、場所は二学期の学園内でいいんだろうか】
【俺に会うなら教室か、体育館裏だけど、そちらの都合のいいように】
>>553 【誰でしょう? それはロールでのお楽しみ】
【そうそう、そんな感じ〜】
【二学期なら凛子もケガ治ってる頃だし、会いやすいよね】
【場所は体育館裏の方がいーかなぁ】
【なので、アタシから始めるでいい?】
【そんなことするのはどっかの小鬼くらいしか浮かばぬい】
【体育館裏ね、了解】
【説明しておくと、体育館裏は基本誰もいない、誰も来ない】
【スペースは狭くてグラウンドからは見えない】
【で、俺とかが座ってるのは非常口の前にある石段ね。大抵うたた寝してる】
【それじゃあ、書き出しお願いするね】
>>555 【はいはい、りょーかい】
【ちょっと待っててね〜】
(ひょんなことから、ある女の子の片想い相手に代理でラブレターを渡しに行くことになった)
(事情は人それぞれで、直接渡せない理由を聞いて仕方ないと思ったのだ)
(高等部の生徒で紅裂拓兎というのが、女の子の片想い相手)
(彼はよく体育館裏にいるとのことで、凛子はそこへ向かった)
(体育館の裏手に行くと、ちょうど日陰になっていてグラウンドと比べていくぶんか涼しい)
(植えてある樹木も柳だったりして、夜だったらけっこう雰囲気がでそうな場所だった)
(パッと見は誰もいないように見えたが、非常口前の石段には人影があった)
(紅い髪の男子生徒、この男の子が件の彼氏なのだろう)
(見た目は一致するし、まぁ普通は話しかけにくそうな感じではあった)
ねぇ〜、きみ、紅裂拓兎くん?
そうだったらキミに話があるんだけど、いーかなぁ
あんまり時間はとらせない、と思う、たぶん
(袖や裾をまくりあげたジャージ姿に大きめのスケッチブックを持った凛子は)
(話さないと先に進まないので、とりあえず声をかけることにした)
【それじゃぁ、よろしく〜】
(体育館裏のいつもの位置で、紅い髪の男がうつらうつらとしていた)
(見る夢は紅く染まっていた。最早悪夢ですらなくなった、いつもの夢)
(殴打する。踏み潰す。砕け散る。すりつぶす。へし折る。貫く。閉じ込める)
(命乞い、悲鳴、断末魔。贄になる。塵となる。巻き上げられて砂となる)
(そこで目が覚めた。自分の世界から抜け出したら、やっぱり独りで生きる世界が待っていた)
……。
(目が覚めたら、見覚えのない女の子がいた。ジャージ姿の、野暮ったい印象のある子だった)
(スケッチブック片手に、メガネ越しにこちらを見ている)
あー、はい。そうだけど。
(掠れた声で返事をする。んっんっと喉を鳴らして声を調整する)
(口の中が粘ついていた。こんな時間に寝ると大抵口の中が妙な具合になっている)
(いつもの薄笑みを浮かべて、上辺だけの愛想の良さを演出する。しかし毎度のことだが目が笑っていない)
(この男にとって、この表情がデフォルト。他人に見せる為だけの、虚ろな仮面だった)
【はい、こちらこそ】
>>558 (面倒くさがられて人違いだとか言われるかと思ったが、そうでもなかった)
(けれど形だけの愛想良さがうっすら見え隠れしている)
(体型はいーけど……ま、好みは人それぞれだもんね)
んとねぇ、キミに渡したい物があるんだけど……これね
預かり物なんだけど、いわゆるラブレターってやつ?
この場で読んで、できれば、どー思ったか教えてほしいんだ
(スケッチブックを開き、間に挟まれていた封筒を取り出して差し出す)
(薄いピンク色にハート柄が透けて見えるデザインの封筒だ)
(表には「紅裂拓兎さまへ」、裏には「大原花音」と書かれている)
できれば、というか、なるべく、かなぁ
強制はできないけど、読むだけでもしてくれたら、すっごく嬉しいな
(ちらっと校舎の端の方を見る)
(グラウンド側には、直接手紙を渡せない「大原花音」が待っている)
なん……だと?
(その薄笑みがピシリと水晶の如く硬直した)
(ラブレター。恋文。異性に対する思いの丈を綴った文章)
(メールが普及した昨今ではある意味希少……なのか?)
(生まれてこの方一度も貰ったことがないので、対処に困った)
……知らない名前だな。キミは、代理なんだね。
ふぅん……よくわからないけど、直接渡せない理由でもあるのかな。
(差し出されたレターを受け取って、名前を確認する。「大原花音」と書いてある)
(直接渡せないほど初心な子なのだろうと勝手に納得する)
(納得しようとして、首を傾げる。例えば暗殺者とかが待ち伏せしているとかありそうだ)
(読んだとたん精神を汚染する呪術が仕込まれている可能性もある)
(人に恨まれることは、沢山してきたから自然とそんな発想も出てくる)
まあ、いいけど。期待は、しないでほしいな。
これでも夏休み前に失恋したばっかりでね。痛みが消えてないのよ。
(ある意味では正解な、しかし詳しく語れば不正解なことを言いつつ、笑う)
(――罠なら食い破ればいい。いつだってそうしてきたのだから)
(可能性だけを論じるなら誰にでもできる。封筒の中から手紙を慎重に取り出す)
(カッターの刃が仕込まれているとか、そんなことはなかった)
(丁寧な手つきで、薄笑みを消した神妙な顔で文章に眼を通す)
>>560 そう、アタシは代理だよ
あの子は事情があって、直接わたせないの
下駄箱に入れるとかも考えたんだけど、読んでくれたかどーかの確認もできないしねー
(ラブレターにはこのように書かれていた)
(きっと話したこともない私のことを、あなたは知らないであろうこと)
(あなたにとってささいなことでも、私にとってはすごく大きな事件だったこと)
(その時から心があなたのことで占められて、四六時中あなたのことを考えていること)
(手をつなぐような大それたことは期待しない、ただお話しだけでもしたかったこと)
(あなたを好きな小さな女の子がいたことを、ほんの一瞬でも心の隅にとめてもらえれば、と)
って、失恋したばっかなのかぁ〜
そんなことは忘れて新しい恋に生きろ〜、なんて代理とはいえ、簡単に言えないんだけど
(紅裂拓兎が手紙を読んでいる間、レンズに付いたゴミを取るふりをしてメガネを外す)
(ぼやける普通の視界と、代わりに見えてくる目に見えないもの)
(どす黒い、なにか嫌な色が体育館裏に充満している)
(それらが濃くなって得体の知れない形になったモノが男の身体を取り巻く)
(これは、あの子が近づけないはずだわ〜、すんごい悪い気が集まってるんだもの)
(アタシでさえあてられそうだけど、この人、大丈夫なのかなぁ?)
今時純情な子もいたものだね。
(今時の若いものは、なんて言葉は紀元前からあったそうな)
(古代から使われている常套句はさておき、手紙の内容と言えば)
(別段電波でもサイコでもなく、繊細な思いの丈を綴ったものであった)
(これはまいった。罠な呪術の方がマシだったかもしれない)
(まっとうすぎる、と決め付けるにはまだ情報が足りないけれど)
失恋って言っても、お互い納得した上でだからね。
新しい恋、してみたいけどねえ。
相手がいないと始まらないから。
(そう、お互い納得したのだ。そもそも傷ついたのは奏永久の方だ)
(あの決別が紅裂拓兎に齎したものはそこまで多くもない)
(ただ、まるで傷つかなかったという事も、ない)
(恋をしてみたいと思う程度の心境の変化くらいは、あった)
それでさ、キミはどこの誰ちゃんなのさ?お名前聞いてもいい?
(ちらりと彼女の方を一瞬だけ盗み見る。メガネを外していた)
(なんとも言えない眼だった。見えない存在を見通す浄眼の持ち主とは何度も会ってきたが)
(それと似たような印象を受けた。あくまで直観だが、その直感や推察を信じて生き抜いてきた)
(手紙を丁寧に畳んで封筒に戻す。さて、読んだはいいが処理に困る。山の中で焼却処分が適当か)
>>562 新しい恋の相手なら花音ちゃんがおすすめだよ、とは言えないのが残念なとこ
彼女にも事情があるし、それでも思いを伝えたい、って気持ちを組んでくれると嬉しいな
(障害が高いほど恋は燃え上がる、とは言うけれど)
(事情を知って、だからこそ付き合いたいとか言い出す可能性も数%はあるかもだが)
(恋が成就しても素直に喜べない事情の中身を知ってるから難しい)
アタシ? あ〜、そうね
アタシは杜凛子、高等部の一年だよ
(ハンカチでメガネを拭いたふりをしてからメガネをかける)
(視界はクリアになるが、頭の中でどす黒いモヤモヤが重なってしまう)
で、どーかな、ラブレターを読んだ感想は?
会ってみたいとか思う?
それとも興味ない?
あと、関係ないけど、肩……ん、いいや、なんでもない
(好印象でも付き合うのは難しいだろう)
(彼の言葉を彼女に伝えて、できれば彼女に直接会えればどんなにいいことか)
(この嫌な感じのがどうにかできればいいが、それは難しいだろう)
何やら複雑な事情があるんだねえ。
男性と付き合うと寿命が縮む呪いでもかけられてるのかねえ?
あー、実は彼女じゃなくて「彼」だったりとか。
俺、その手の人に偏見はないけど、付き合うのは難しいかなー。
(若しくは既に他界しており、自動書記でこの恋文を書いたとかありそうだ)
(なんにせよ、尋常な事態ではないらしい。毎度のことではあるし慣れっこだけれど)
(特別な事情があるのなら、普通の色恋沙汰よりは幾らかはマシだろう)
凛ちゃんか。俺は紅裂拓兎、高等部の二年生なのよ。
って名前は言わんでも知ってたか。
感想?うーん、会うくらいなら構わないさ。
お付き合いできないにしても、返事くらい直接返さないとね。礼儀だし。
(この男にとって礼儀なんて気紛れと気分転換くらいの意味しかないが、会ってみたいと思った)
(のは紛れもない事実。こんな紅くて奇妙な悪人に懸想する人間だか人外だかがこの世に二人も)
(いるとは思わなかった。だから、心は通わずとも言葉交わしてみたいとは、思った)
肩ぁ?くふ、悪霊でも見えたのか?
まーあ、アレだ、アレ。俺の背負った業よ、業。カルマ。
(いつだって知っている。刈り取った命の数だけ呪われていることを)
(その怨念を弾き返すだけの力を有しているのは事実だが、その力が尽きた時が最期だとも知っている)
(人の穢れを祓い続けてきた陰陽師がその力を失った時、祓われ続けた悪霊が一斉に襲いかかると言う)
(夜闇の世界に生きる者に安息の生はなく、安息の死も存在しない)
>>564 彼ってことはないよー、男の娘でもないし、ちゃんと可愛い女の子だよ
男だと思われたなんて知ったら、すっごく傷付いちゃうって
(彼女を一目見たら己の間違いを後悔するに違いない)
(そのくらい可愛いのだ、大原花音という女の子は)
会えるなら会ってくれるんだね
それはすごく良かった、花音ちゃん、きっと喜ぶよ〜
(礼儀がどうのこうの言うような人間には見えなかったけど)
(人は見かけによらない、とも言うし、会ってから態度を豹変なんてこともないだろう)
(その前に会えるかどうかが問題なのだし)
……、
えーと中二病? 自分からカルマって言う人、はじめてかも
けっこう似合ってるよ、そのセリフ
(「やっぱり憑いてるんだ」の言葉を飲み込んで戯れ言と思ったように返事をする)
(兵部晶のときと違い、まだ彼が本当に見えて感じているか不確かだからだ)
(それに、大原花音のためにも本物かどうか確かめてみたい)
【ごめん、急激に眠気が】
【凍結いいかな? 明日明後日は終日大丈夫です】
【りょーかいだよ】
【土曜日は多分大丈夫だと思うけど、ちょっと確約できない】
【大丈夫そうなら21時以降から空いてるので、避難所集合ってことでよろしく】
【都合悪くなったらその前に伝言入れておくよ】
>>566 【りょーかいだよ。あと置きレスもだいじょうぶ】
【今夜はつきあってくれてありがとう、おやすみ〜】
【こちらこそありがとう】
【明日の晩にでも置きレスしておくね】
【お疲れ様おやすみ】
569 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/24(金) 08:28:36.36 ID:ljolKtOy
金曜
やはり、よく動く。……だがっ!
(その身が焼けるのも厭わずに、炎の中を突き進む朔夜)
(弱ったフェンリルの炎では、表面の生体組織を焼き払う事はできても)
(それ以上の損傷を与えるには至らない。とは言えそれは予想の範疇)
(元より目的は撃破ではなく撃退、今のところはそれでいい)
(もしこの後、本格的に朔夜とアポロなる組織が大きな障害となるようなら)
(十分な力を蓄えた後に、それを討てばいいのだだから)
(炎の中を突き進み、再びその刃を振るう朔夜)
(その動きはやはり鋭く速い。しかし、やはり機械というべきなのだろうか)
(放たれた一撃は。それに至る一連の動きはどこまでも最適化されたものだった)
(故に、読み易くもあった)
(放たれた斬撃を、小さく身を屈めてやり過ごす。小さな身体もこういう時にはありがたい)
(そのままもう一度、朔夜の側をすり抜けるように後方へと抜ける)
(スラスターの出力が背面に集中している以上、どうしても180度後方への転回に手間取るは必須)
(もちろんそう何度も通用する手ではなく、直にこちらの思惑も知れる事だろう)
……奴が、機動性に任せた突撃しか出来ぬというのであれば、話は別だが。
(それは、あまりにも希望的観測が過ぎるというものである)
どうやら、気取られたようだな。
(再び朔夜に向き直る。屋上を覆う炎はさらに勢いを増し、ついには人目に触れるに至る)
(夜に映る青白い炎。恐らくは、直に人も集まってくる事だろう)
(ともあれば、即時撤退が上策。だが、このまま引き下がるのも都合が悪い)
(自分を付け狙う相手を、このまま放置しておくのは危険)
(撃破が敵わなくとも、鈴を付けておくくらいはしておくべきだろう)
(フェンリルをその手に宿し、今度は自ら朔夜へ向けて突撃する)
(真正面からぶつかれば不利、だがどうにか一撃を加えなければならない)
――爆ぜろっ!!
(二人の軌道が交差する直前、地表より蒼炎が湧き出した)
(だが、それはフェイク。非燃焼モードで生じさせた、偽りの炎)
(機械を欺けるかどうかは未知数だが、視覚情報から動いているのを見るに、目はないわけではないだろう)
(そしてその偽りの炎の只中を突っ切り、朔夜の側へと肉薄し)
狙いは……其処ぞっ!!
(フェンリルの炎を纏わせた拳で、掌底を撃ち込んだ)
(この一撃とて、深部にまでダメージを与えられるかどうかは怪しいものだった)
(だが、それでも当たってくれればそれでいい。その掌底が叩き込む焼印は)
(そう易々と消えはしない。そして、その相手の位置を気取らせてくれる)
(そういう意味での、鈴だった)
【では、此方もレスを返させて貰おう】
>>565 へえ、そんなに可愛いのか。
うーん、どんな子だろ。
(杜凛子の言葉に、しかし気が抜けたように対応する)
(可愛いとか綺麗とか、言葉の概念は理解できる)
(出来るが、そこまで重視はしていない)
(女に対する根本的な情欲が皆無に等しいからだ)
今、ガッコにいるのか。
なら案内してくれると助かるんだけど。返事は早い方がいいし。
(妙な言い回しだと思った。「会えるなら会ってくれる」とはどういう意味か)
(まるで会えない時があるみたいな言い方だった)
(単なる勘違い、言い間違いなのかも知れないけれど)
うん、そう、それ。ちゅうにびょうってやつよ。
輪廻転生って概念は仏陀さんが生きてた頃には普遍的な概念だったんだけどね。
(石段から腰を上げて、ぐっと伸びをする。同時に体内から魔力を発散すると、一時的に)
(まとわりつく怨念怨霊雑念が拡散した。意識してやったわけではなく、ただの習慣だ)
(一時的に追い払っただけであり、暫くすればまた舞い戻る。怨念とは文字通り怨みの念であり)
(例え異能者であれ簡単に浄化することはできない。何より、この男は漠然と怨念を感じ取りつつも)
(明確な対処を一度もしたことがないのだ。ただ強い力で無意識に追い払っているだけである)
【置きレスに借りました】
>>571 ん、いま?
どーしよ、花音ちゃんにも心の準備があるだろーし
それは相談してからじゃないと答えられないなぁ
(紅裂拓兎が大原花音と会えなかったとき、嘘つき呼ばわりされてしまう覚悟はある)
(また、会えるとしたなら、今度は花音に勇気とか振り絞ってもらわないといけない)
(校舎の表側で待っている花音にどうするか話をしてくるかぁ)
……?
(紅裂拓兎が伸びをしたとたん、校舎裏の空気が変わった)
(メガネで見えないが、まとわりつくような嫌な気配がほとんどしなくなった)
(何かしたようにも見えなかったが、見えない何かをしたのか)
(仏陀がどうのこうのの言葉に言霊があったようにも思えなくて)
(少なくとも何かが起きたのは確かで、もう一度メガネを外そうかと腕を上げかけたとき)
「きゃあああああああああああっ!」
(凛子の後ろ、校舎の端の方から、二人の頭に直接ひびくような悲鳴が聞こえた)
(そこに目をやれば、どす黒い霧のような怨霊に絡みつかれた少女が宙に浮いていた)
(紅裂拓兎に追い払われた怨霊が、気になってギリギリまで近寄っていた大原花音を捕まえたのだ)
(透き通るような色白の肌、ぱっちりした大きな瞳、桜色の可憐な唇)
(頭の上の方で二つにまとめた長い緑の黒髪、細く長い手足)
(遠くからでもぱっと目を引くような、可憐な容姿の美少女)
(初等部の制服を着た十歳くらいの少女――大原花音の膝下は透き通って消えていた)
【置きレスだよ〜。で、正体はロリな幽霊さんでした】
>>570 (横薙ぎの軌道そのままに環旋回、朽月の動きを見据えつつ再びスラスターに光が点る。)
(一度、背部にブレードを納めて展開。飛行可能な状態になると高度を取り、周囲を観察。)
(炎を撒き散らしていたフェンリルの姿がない、変わりに朽月の腕部先端に熱量が集中しているのが)
(バイザーに映し出された熱源情報からわかる。――これから繰り出されるであろう攻撃パターンをいくつか予測。)
(そして軌道を変更、緩やかな環を描く軌道から左側面のスラスターの出力を上げ)
(右回りに反転。バランスを取りつつ右側面のスラスターも出力を上げ)
(一気に加速し、向かってくる朽月に肉薄する――)
(――が、突如として蒼く揺らめく壁が目の前に立ちはだかった。)
(外観の形状は炎。だが炎と呼ぶには絶対になくてはならない熱源反応が全くなく)
(サーモグラフィもそれを感知しない。ならばそれに害は無い筈――そこまで結論付けたところで)
(朽月の姿が眼前に迫る――予定通り右のブレードを横に、先程の回避運動を見越して左のブレードを縦に。)
(それぞれ抜刀と同時に振るう――二つの影が交錯した。)
(朽月の掌抵が下腹を突き上げるように決まる。)
(内部で幾つかの配線がちぎれ、あるいは焼き付き、基盤に皹がはいる。)
(それら内部機構を支えるシャフトがわずかながら歪み――)
…………かはっ……
(押し上げられた冷却液、或いはオイルや液体燃料がまざりあい、赤黒い液体となって口から吐き出される。)
(そうしてすれ違ってまともに軌道制御などできる筈もなく)
(落下防止用と思われるフェンスに激突、それを歪めることでようやっと停止する。)
(まるで喀血でもしているかのように咳き込みながら直ぐ様立ち上がると)
(各部の損傷を確認する。)
(内部機構に幾つかの損傷を確認、また下腹部皮膚表面に火傷と思われる損傷有り……)
(戦闘の続行は可能な範囲、されどもこれ以上の被害拡大は避けるべき。)
(また、既に通報が済んでいるであろうことからこれ以上の戦闘行為は機密に関わる)
(――結論、早急に撤退行動に移るべき。)
(判断が下ると同時にブレードを収納、スラスターを噴かせて跳躍)
(最後に朽月の姿を確認するとその場より飛び去っていく)
【終わりが見えてきたー!…………置きレスにお借りしました。】
574 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/25(土) 03:09:18.27 ID:5yJscFdW
ねむい
>>572 ん?
(悲鳴が、聞こえた。脳味噌の中にダイレクトに響く、甲高い少女の声だ)
(杜凛子の後ろ、体育館裏の端っこの方から聞こえた)
(そこに、何かがある。不可視。されど存在感はこってりとある、何かが蟠っている)
(具体的な形は見えない。ただ、感じられる。いつも身近にある何かか、そこに凝固していた)
……波長が合わないな。
(非科学的な存在――霊魂や幽霊を目視したことはある。但し、どんな時でも見られるという訳では)
(なく、体調のよい日や、その場所や空間に左右される。波長が合わない時は感じられても見えない)
(ラジオの周波数を合わせるような感覚で、修正してノイズを消してゆく)
ったく、こういう時は永久の阿呆が羨ましくなるな。
(彼には感じ取れない大地の力の流れすら読み取ることができる少女の名前をつぶやく)
(まあ、無いもの強請りはよくない。少しずつ、黒い靄とそれに絡め取られた少女の姿が視認できた)
ああ、そういうことね……
杜ちゃんよ、話の流れからすると、もしかしてあの子が大原花音ちゃんなのか、な?
(悲鳴が響いた瞬間、杜 凛子も振り返った。つまりあの声が聞こえていたという事だ)
(そしてこれまでの前振りと、あの少女が全く無関係という可能性の方が低いだろう)
(初等部の制服を着た、幽霊の少女。あの子が、恋文の送り主。納得した)
まあ、確かに会えるかどうかはわからんな。
(幽霊であることを除けば確かに愛らしい容姿をしている)
(そんな愛らしい少女が魔法少女よろしく蝕手もどきに絡め取られているシーンは、背徳的だった)
【当日だけど置きレスに借りました】
>>575 花音ちゃん!?
(振り向いてメガネを外すと、愛らしい少女が悪霊に絡まれている姿が見えた)
(紅裂拓兎にまとわりつくものからは離れていたはずなのに、なんで捕まっているのか)
(助けなければ)
そう、あの子よ!
(スケッチブックを地べたにひろげて紙をめくる)
(この場で誰かに見られても驚かれない姿の乙護法を作る)
(凛子が選んだのは――鴉)
(この黒い鳥は校内をよく飛んでいるし、日陰になっている校舎裏では細かいとこまで見えない)
(作り物めいた乙護法でも本物のように見えるはずだ)
いっけぇっ!
(スケッチブックから飛び出した何羽もの鴉が、悲鳴を上げ続ける大原花音を襲う霊へ飛びかかる)
(するどいクチバシで悪霊を突きまわし、少女を解放させようとする)
【今夜もよろしくお願いします】
あら、そう。
(返事をする暇も惜しいとばかりに杜 凛子はスケッチブックを広げて「何か」をした)
(広げられたスケッチブックから数羽の黒い鳥が、羽ばたいた)
……式神、護法童子?
(マジックショーではない。生き物めいた鴉たちが羽ばたいて、悪霊目掛けて襲いかかる)
(印象で言えば、陰陽道にある式神や密教で言う護法童子に近い気がする)
(鴉たちは少女の霊を助けるため、黒い瘴気の塊を嘴で突いて、鉤爪で切り裂かんとしている)
ぬう、どうするべきだ。
(すっかり展開に取り残された紅い髪の男はどうするべきか悩んだ)
(なんで幽霊少女が恋文を杜凛子に託したのか。そもそも何故そんなものを贈ったのか)
(何故、今、悪霊に襲われているのか。全く理解できない。だから……)
チッ、助けてやるから、ちゃんと理由話せよ。
(そこまで考えてようやく自分の中の歯車が噛み合った。知りたいなら確かめるしかない)
(魔力――生命力を体内で駆け巡らせて精錬したものを拳に纏い、駆け出す)
(悪霊が、唸る。憎しみの根源である紅い男に、その怨念を晴らさんとまとわりつく)
(拳が水を叩いたような感触を伝え、次の瞬間五体を束縛された)
ぐお、重っ…………
パンピーかと思って油断したー!
(紅裂拓兎は、夏の暑さでぼけていた。舐めプレイをしていた手痛い反撃を食らった)
(しかしこの男に関して言えば完全無欠に自業自得なので誰も同情しない)
【こちらこそよろしく】
>>577 ……、
(乙護法は護法童子の別な呼び名だ。一般的には護法童子の方が知られている)
(それでも式神に比べればマイナーなので、紅裂拓兎がその名を口にしたことに驚いた)
拓兎くん?
(拳を振り上げて走っていく紅裂拓兎の姿を見て、ちょっと格好いいと思った)
(見知らぬ少女を助けるために悪霊に立ち向かうなんてそうそうできないことだ)
(花音ちゃんも見る目があるじゃない、なんて思った矢先に)
って、おいおい
王子様がそれじゃ格好つかないじゃない
(少女と一緒に束縛されてしまった紅裂拓兎に思わずツッコミしてしまう)
(仕方ないともう一度スケッチブックに手を置き、もう何体か鴉の乙護法を呼び出して向かわせた)
(こんなに乙護法を呼び出しては、お腹が空いて帰りに買い食いでもしないと家までたどり着けなさそうだ)
(乙護法の鴉が悪霊をついばんでは切り裂き、悪霊の拘束を緩めさせる)
だあぁ…………うぜえ。
(別段、誰かの為に戦っているわけではない。いつだって自分の為でしか動かない)
(だからと言って他人に言われ放題なのは少し癪に触る)
(深呼吸をして、細胞のひとつひとつを覚醒させるように身体を振動させる)
(幸いに、と言うべきか、更に召喚された鴉たちが悪霊に攻撃を加えている)
(少しだけ、拘束が緩んだ隙を突く)
―――!
(体内で魔力を、精錬、圧縮、開放をする。それは無音の炸裂。それは無音の爆裂)
(風もないのに体育館の窓ガラスが全て同時に揺れた)
(まとわりつく黒い瘴気が一瞬にして拡散した。しかし、怯むことはあっても浄化されることはない)
(それには別の方法が必要であり、この場にいる二人には不可能なのだ)
「……死ね」
(こってりと呪詛の篭った言葉を吐いて、悪霊たちは黄昏の世界へと溶け込んだ)
(また隙を見て、この男を呪い殺すと誓いながら)
(創作物とは違い、本物の悪霊退治とは容易なものではない)
あっつ……しんど。
ああ、キミだね。手紙くれたの。読んだよ。えー……と。
(額から流れる汗を拭いながら、紅い男は少女の前に立つ)
(うーんと唸りながら、どうするべきか悩んだ。助けを求めるようにちらりと一度後ろを向く)
>>579 わっ!
(気合い一発で悪霊がふきとんだ)
(凛子には真似できそうにない、なかなかにすごい技だ)
(空気ではない何かがピリピリと肌を震わせる)
(完全に悪霊から解放された大原花音の霊が地べたに落っこちて可愛らしい悲鳴をあげる)
「ひゃっ……や、え、えっと…その…あの…」
(少女の霊はとつぜん思い人に目の前へ立たれて慌てふためいている)
(そんな仕草はとても可愛いが、見て愛でてるだけじゃかわいそうだ)
(紅裂拓兎もどうしたらいいか困っているようだし)
ほらほら、花音ちゃん、落ち着いて〜
もう大丈夫だから、けっこう想定外だけど、アタシがついてるから大丈夫だって
(凛子は座り込んだ少女の元に膝をつくと、かるく抱き寄せて頭をなでてあげた)
(顔を真っ赤にした少女の霊は、ぎゅっと凛子のジャージを握りしめ)
(紅裂拓兎の方を見てはすぐ視線を外し、また見てはすぐうつむいて)
花音ちゃんは内気で上がり症な子なのよ〜
アタシもちょっと前に知り合ったばかりでえらそーなこと言えないけど
ふだんはもうちょっと落ち着いてるかなぁ?
ラブレターにしたのも色々と理由はあるけど、直接会ったらいっぱいいっぱいになっちゃうってのがあったしね〜
もうちょっとしたら落ち着くと思うから、待っててくれる?
大体事情はわかったよ。
……杜ちゃん、キミは陰陽術とか密教の秘法とか使える人なんだね。
で、内気であがり症で、おまけに幽霊な花音ちゃんの頼みを聞いて代理で来た、と。
まあ、ちゃんと手順踏んだのは正解だったよ。
いきなり幽霊美少女に告白されるイベントも悪くはなかったけどさ。
(へたりこんでいる幽霊少女・花音と、それを抱きしめながら宥める杜凛子を等分に視界に収めながら)
(今回の一件の概要をまとめる。花音が落ち着くまでの時間稼ぎでもある)
(まとめてみると、なるほど、筋は通っている……気がする)
あの悪霊どもは、多分、普段から俺のこと狙ってる連中だろうな。
悪い、巻き込んだみたいだ。ごめんね。
(膝を屈めて視線を合わせて、軽く謝罪をする)
(普段ならここまで相手に合わせたりもしないのだが、相手は少女で、しかも生きていない)
(人間という生き物という括りで見れば「嫌い」だが、一人一人と向き合うなら「好きな人」もいる)
(花音という少女に好意があるわけではないが、生き物でないから嫌いではない)
(ややこしいかもしれないが、そういう理屈である)
杜ちゃんもごめんね。お手数かけて。そしてありがと。
(杜凛子の方に向き直って軽く頭を下げる。この男なりの常識と良識のある人間の演技だ)
(存在自体が非常識なメンツが揃っていて何をと思うだろうが、ノリと勢いである)
>>581 ん〜、だいたいそれであってるよ
アタシがだいぶけしかけたとこがあるけどね〜
背中押してあげないと成仏できそうになかったし
(にゃはは、と笑いながら答える)
(大原花音はというと、凛子の言葉にこくこくとうなづき、ぷるぷると首を振る)
(校庭なのか否定なのか、まだ落ち着いてないようだ)
「え、そそ、そんな、あの…はい……」
(紅裂拓兎の顔が近くなって、さらに顔を赤らめてしまう少女の霊)
(ジャージを握りしめる手に力がこもり、「はわわ」とふるえている)
んにゃ、アタシは好きでやってることだからさぁ
そっかぁ、花音ちゃんが怖くて近寄れないって言ってたのがあの悪霊ってことね
この子は場所に縛られてなくて、歩き回れてはいたけど、あれのせいで遠くからしか見てられなかったのよ
(大原花音が落ち着くまで凛子が話を続ける)
(夏休み前にちょっとしたことで紅裂拓兎を見て一目惚れしたこと)
(夏休み中に事故で亡くなったこと、そして夏休みが終わる直前に凛子が見かけて話しを聞いたこと)
「あの、そ、その…べべべ紅裂、さん…」
(そして、やっと少女から話しかけるだけの余裕がなんとか生まれる)
…………なるほど。
力づくで黙らせるしか脳のない馬鹿どもよりは、数等マシな行為だ。
正直、尊いと思うよ、その行いは。
(成仏させるため、と杜凛子は言った。霊と対話し、その無念や未練を晴らす)
(霊媒師。彼女の行為はまさにそれだ。魔を退け滅する仕事とは、性質が違う)
好きで幽霊だの魔物だのを滅してる連中もいるけどな。
(ふと、自嘲する。手を差し伸べても話を聞かない悪霊もいる)
(例えば、いつも己にまとわりつしている連中だ。自業自得と言えば言えるし、どうでもいい)
(そしてどうでもいいと割り切っているからこそ、彼女の行為が尊く思えたのだ)
ふぅん、なるほど、ね。
(話を聞いて納得する。もし不用意に近づけばあのように絡め取られて、もしかしたら花音も悪霊に)
(成り下がり、永劫に晴れることのない無念を抱えて徘徊していた可能性もある)
(それにしても、だ、幽霊に一目惚れされるとは。大したイベントもなく惚れるとか、案外軽いものだ)
はい、聞いてますよ、大原、花音ちゃん。
というか、どうやって俺の名前知ったのさ。
なーんか、俺のこと好きになるようなイベントでもあったのかな?
(相手が幽霊とか人外とか、基本どうでもので、疑問はそこだけだ)
(何故、自分なのか、と。いきなり愛しているとか言われるよりマシとは言え、やはり気になる)
>>583 とおとい、って難しいこというね〜、拓兎くんは
アタシにでもなんとかできるかも、って好きでしてることだしね
それにしても、趣味で魔物退治ねぇ、物騒な人もいるもんだ
(成仏の手助けができたら嬉しい、そんな気持ち)
(悪霊には手を出せないし、出すなら滅するしかない)
(でもそれはご近所の平和のため、火の粉を振り払うため)
(好きこのんでしているのではない)
「えっ、べ、紅裂さんの、名前?」
「校門に入るとこ見たから、お姉ちゃんに調べてもらって……お姉ちゃん、先生だから」
「イベント、というほどでも、その、わたし、怖い人にからまれて」
「怖い人と、紅裂さんがぶつかったら、その人、逃げちゃったの」
「紅裂さん、わたしには気が付いてなかったけど」
「でも、それが、とっても、かっこいいなぁって」
(ゆっくりとした言葉で、たどたどしく、少女は紅裂拓兎の質問に答える)
(つっかえたときには凛子が少女の背中をさすってあげて、少女が話を続ける)
(よく見ると凛子の手は少女の身体に半分うまるような感じで、実際に触れられてはいないようだ)
花音ちゃんのお姉ちゃんには内緒ね
アタシもしらない先生だけど、家族の方もむずかしーからねぇ
(お寺の娘だから、遺族の気持ちとか目の当たりにすることはよくあるのだ)
好きでやるにしても上限はあるさ。
身の丈に見合わない願いを抱いて戦い続けているようなのもいるからね、世の中には。
何の願いも欲望もなく戦ってるような阿呆もいるわけだし、ここに。
(誰とは言わず、そんな人間とは縁があった。その行為はただの自滅としか思えない)
(人の願いは時として自分自身すら滅ぼす)
(願いすら持たず戦い続けている阿呆は、まさに自分自身のことだ)
ふぅん……
(生前の話、らしい。そんなこともあったかも知れない)
(いつだって他人なんて蚊帳の外に置いているのが、この男の生き方だ)
(それは恋の始まりとすら言えない淡い思い出。幻想、虚構、独りよがりの……)
それは光栄な話だ。
なーんか、年下にはモテるんだよね、俺ってば。
(だからと言って、そんな現実を突きつけたところで何の意味もない)
(いつもより優しい表情を意識してつくり、笑いかける)
(杜凛子の骨折りに応える為にも、優しい嘘のひとつでもついてやればいい)
言わないよ。こんな事。
……誰にも言わないさ。
(杜凛子が撫でる手は、花音の身体を突き抜けている。当然と言うべきか、触れ合えないらしい)
(だからと言って、彼女の行為が無意味だとは思わない。少なくとも想いは通じているのだから)
はい、これ。持っていけるかは知らないけど、どうぞ。
(言葉も想いも通じなくて苛々した経験があるから余計そう思えるのかも知れない)
(だからせめて、形にしようと思う。掌に力を集約し、妖精の鱗粉が踊り、それが結晶化して薔薇を形作る)
(場面は、割合評判がいい。だから今回も、水晶の薔薇を作って差し出した)
(花音の手を取って――水に触れているような感触がした――薔薇を持たせる)
(気持ち的には線香をあげたり埋葬の花を棺桶に投げ込むのと同じ。あとは気合と魔力の問題だ)
>>585 ふーん、ここに、ねぇ
(刹那的というのか、虚無的というのか、それとも単なる中二的なのか)
(本当のところは分からないけど、第一印象を思い返すと思い込みではなく事実なのだろうか)
年下キラー?
こんな子に好かれちゃうんだから、ほんとにモテモテだったり?
花音ちゃんもライバル多くてたいへんだぁ
「わ、わたしは、その、そこまで、は……」
(心残りは思いを伝えられなかったこと、その先までは少女は望んでいない)
(望んでいたなら最終的に取り憑こうとするとこまでいっただろう)
(それは凛子には手に余ることだ)
「紅裂さん? え……わぁ……」
(キラキラした粉が集まって綺麗な薔薇ができあがる様子に、少女は身を乗り出して目を輝かせる)
(死んで普通じゃない身になっても、不思議な光景に目を奪われるのは生きている人間と変わりない)
「すごい……とっても、きれい……うれしい! あ、ありがとうございます!」
(手のひらに乗ったプレゼントに、本当に嬉しそうな笑顔で少女はお礼を言う)
(凛子も「よかったねぇ」と少女の頭を撫でた)
(魔法か手品か分からないが、ここまでを期待していなかっただけあって、できすぎだと思ってしまうくらいだ)
(そして、水晶の薔薇細工と同じように、少女の身体が透き通っていく――心残りが満たされていく)
(その中身が存在しない、虚ろな美しさ)
(けれど、その幻想的な光景は少女の心を揺り起こすくらいはできた)
(人はそれを感動と呼ぶ。ならこの虚ろな薔薇にも存在価値は、あるのだろう)
どういたしまして。
(年下ってちょろいなー、なんて割と失礼な感想を抱きつつ、それでも上手くいったことに安堵する)
(巨大な負債から逃げ続ける日々。無意味に他者の命を踏み躙り続ける日々)
(そんな日常を送りながらも、人を想う気持ちは捨て切れなかった)
(これも独りよがりで歪な想いではある。だが、上手くやり通せたのなら構わない)
(証拠に、花音の身体が透き通ってゆく。執着が薄れ、成仏するらしい)
魂がどこから来てどこへ行くかは知らない。
けど、もし向こうで会えたらよろしくな。その時は遊ぼうぜ。
(そしてもうひとつ、嘘をつく。霊界や浄土とも呼ばれる魂の集う場所があるかは知らないが)
(向こうで会えることはないだろうと確信する。何故なら、とうの昔に悪魔に魂を売り渡したから)
>>587 (少女の身体が薄れていく、こくこくと向こう側が透けて見えはじめて)
「は、はい……必ず、きっと……紅さ…き…さ……ん……」
(身体と同じく、声もだんだんと遠くなって)
(声と一緒に、大原花音という名の少女の霊がこの世から消えた)
(それと一緒に、紅裂拓兎の手のひらに薔薇細工が残った)
……、
(少女の姿が消えると、凛子は数珠を持って水晶細工に向けて手を合わせ)
それ、もらってもいいかな?
アタシがもらうんじゃなくて、花音ちゃんのお墓にそえたいんだけど、いいかな?
(少女の家に届けるのは難しいだろう。何より家族への説明が難しい)
(お墓では雨風にさらされて壊れてしまうかもしれないが)
(それでも供養になるはずだと思うから)
589 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/26(日) 00:46:05.75 ID:34oR0nhS
しゃべくり
…………。
(泡沫の夢のように、大原花音という名前の少女は何も残さず消えた)
(やはりと言うべきか、水晶の薔薇は持って行けなかったらしい)
(小さくため息をついて、それでも少しだけ満足する)
(祈りの言葉など知らず、ただ、眼を伏せて誰にも聞こえない声で「さよなら」とだけ呟く)
ああ、キミに任せるよ。
ついでと言っちゃなんだけど、この手紙もどうかよろしく。
俺が持ったままなのも処分するのも、筋違いな気がして、ね。
手紙は焼却処分が適当かね。少しくらいなら家庭でも燃やして構わないだろうし。
(杜凛子が、数珠を片手に合掌していた。やはり仏教の流れを組んだ術師らしい)
(仏教徒でもなければ密教僧でもなさそうだが、少なくとも退魔師や異形狩りよりは)
(人情に溢れた人物らしい。ならばこそ、彼女を信用して薔薇と手紙を差し出す)
あ、そだ。今から時間ある?よかったら何か食べに行かない?
報酬にしちゃ安いかもしれないけど、お礼がしたいんだ。
(いつもの薄笑みではなく、本心からの儚い笑みを浮かべつつ申し出る)
(こんな体験をした後では、神妙な気持ちにもなる)
(明日の今頃にはいつもの虚無的な殺戮鬼に戻っているのは確実だけど)
(――そんな光景を、闇の中から見つめる無数の目、眼、目、眼)
(紅い男が弱るのを、その心に隙ができる瞬間を執念深く待ち続ける)
(その執念こそが、悪霊の、悪霊たる所以なのだから)
【もうこんな時間か、そろそろ〆だね】
【大変珍しい、希少なロールができて楽しかったよ、ありがとう】
>>590 む、手紙は拓兎くん宛なんだから拓兎くんにもっていてほしいけど、
ここで押し問答したら花音ちゃんに迷惑かけちゃうもんね
ならアタシが預かっておくよ
(手紙は凛子の家で供養することもできる)
(たぶん、それえが無難なんだろう)
報酬って、アタシはそんなたいしたことしてないし……
(言っている側から、ぐぎゅるぎゅるぎゅう〜、と大きな音が鳴った)
(力を使った影響、使った霊力の回復を身体が求めているのだ)
にゃはは〜、背に腹は代え難し、やっぱ食べに行こうかなぁ
安くてたくさん食べられるとこがいいね
(凛子も大原花音の知っていることは少ないけれど、紅裂拓兎はまったく知らないのだ)
(少女の供養のためにも、知っているかぎりのことを彼に伝えよう、そう思った)
【はい、凛子はこれで〆にするね】
【ロールありがとうございました】
【綺麗に〆られたので、俺の方はさっきのレスで〆で】
【お疲れ様。こちらこそ、またよろしく】
>>573 通っ……たっ!!
(炎を纏った掌底が、確かに朔夜の腹部に突き刺さった)
(それと同時に、一気に宿した熱を開放する。表面に消えぬ焼け跡を残し)
(さらにそのまま内部へと浸透し、熱量によるダメージを与えていく)
(だが、やはりそれは一撃で勝負を決めるには至らない)
……流石に、堅いな。
(燻るような煙の沸き立つ手をぐっと押さえて、フェンスに吹き飛ばされた朔夜を見やる)
(吹き飛ばさずにそのまま押し留めていられたのなら、ありったけの炎を叩き込み)
(あるいはそのまま行動不能に陥らせることも出来たのかもしれないが、やはり手ごたえは浅かった)
何にせよ、此方もそろそろ限界……か。
(ぼたり、と赤い血の塊が床に零れた)
(先の一撃、交錯して放たれた朔夜の刃は、掌底を放った腕を深々と傷つけていた)
(縦に一筋、長く鋭く抉るような傷が刻まれて、裂けた皮膚から赤い肉や骨までもが見えていた)
(だらりと、力なくその手が垂れ下がり)
………なんとか、退ける事はできたか。
(朔夜の姿が夜空の向こうに消えていく。“鈴”の反応も急速に遠ざかり、感知限界距離を越えて消えた)
(間違いなく脅威が去った事がわかり、ようやく一つ安堵の吐息を漏らした)
この時代はこの時代で、どうにも物騒という事か。
接触する相手を、間違えぬようにせねばならんな。……その前に、やる事も山ほどもあるが。
(そして、その身体が崩れ落ちた。膝をつき、そのまま地面に身を横たえて)
(自らの血でできた血溜まりと、残された異形の屍骸、その残骸にゆっくりと視線を巡らせると)
(不意に、まだ無事な手をゆっくりと掲げて)
馳走だ。喰らえ……フェンリル。
(か細い声で呼びかけた。すぐさまその身の内より、蒼炎の獣が現れる)
(その炎は、すぐさま異形の屍骸に喰らいつき、そして流れる血潮を飲み干した)
(異能の生体組織をエネルギー源とするフェンリルである。自らのそれとて例外ではなく)
(無駄に流すくらいであれば、喰らわせてやる方が都合がよかった)
(補給を済ませたフェンリルを再びその手に宿し、そして)
――さかしまなる時よ、摂理に抗い、我にその恩恵を示せ。
(腕に、そして脇腹にそれぞれ刻まれた傷を、炎を宿した手で撫でた)
(行われたのは、極々小規模の時間跳躍。すなわちそれは、傷を負った部位のみを)
(傷を負うより前の時間に遡らせる。言ってしまえば治癒に他ならないものだった)
……随分と痛手を負った。しばし、どこかに身を潜めるか。
(とは言え、傷は塞がっても失った血液までは戻らない)
(ふらつきを抑えながら立ち上がり、俄かに騒がしくなり始めた眼下を一瞥した)
(直後、人々の眺めるビルの屋上で、一際大きな蒼い炎が湧き上がる)
(それは夜空に煌々と輝き、人々の目を惹いた)
(そんな目くらましに乗じて、どうにか人目につかない場所へと逃れることに成功したのだった)
(旅の始まりにしては、随分と過酷なものよ。などと内心で呟きながら)
【では、此方も返事を返させて貰おう】
【これ以上何もなければ、恐らく私はこれで〆となろう】
595 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/26(日) 16:28:43.53 ID:34oR0nhS
タカミー
>>594 (――対異形異能研究施設「アポロ」内調整室。)
(朔夜は各種装備を外され、調整台の上に横たわっている。)
(カクテル光に照らされる一糸纏わぬ肢体の各所には、赤や緑の入り交じった斑模様が浮かび上がっている。)
(それは人の皮膚を真似て作り、質感や機能に拘った結果起こる朔夜が人工物である証だった。)
(外観的損傷は皮膚を取り替えることでどうにかなる。)
(内部もいくつかの配線や基盤、シャフトが歪んだ程度で中枢には問題はない――)
「ニサ、下腹部の焼き印についての解析結果がでたよいです。」
(ニサと呼ばれた白衣の女性は声をかけられると、億劫そうな動作で差し出された報告書を受けとる。)
(ぱらぱらと書類をめくりながら朔夜の下腹部――焼き印の辺りをなでて)
「――ふむ、別段中枢に影響があるわけでもなければ、伝達系を阻害するわけでもないか――マーカーの一種かね。」
「そんなことはわかってるんですよ、それを知った上でどうするか判断してくださいよ、ニサ。」
(恐らく、朔夜をいいようにされて面白くないのであろう人物の毒のある物言いに)
(ため息をつきながら一度資料に視線を落とし、再び向き直る。)
「このまま残す方向でいいんじゃないかしら?朽月導に関しても目的がわからない以上動きようがないし
これを目印に此処になにか仕掛けてくるようならわからせてやればいいわよ。」「では、下腹部の皮膚交換は行わない方向で。」
「あとは朔夜の戦闘軌道のパターン増やさないとねぇ、ちと知能が高い奴にぶつかる度にこれだと私の肌によろしくないわ。」
(目的を明かさず、再三に渡る警告も無視して攻撃をしかけてくるような異能者。)
(その存在は人類にとって見過ごせるものであるはずもなく)
(「アポロ」は動き始めることを決定した――――)
【蛇足っぽいけど、こっちはこれで〆だよーーー!!】
【長い間付き合ってくれてありがとねー、また機会があったらよろしくなんだよ!!】
【お疲れさま!置きレスに借りたよー!】
597 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/26(日) 22:51:07.10 ID:34oR0nhS
DO画
【こんばんは。場所をお借りして、待機させていただきます】
【プロフィールは
>>21にありますので、参考にしていただけたら幸いです】
【名無しですがよろしいですか】
【こんばんは】
>>599 【名無しさんこんばんは。立候補していただき嬉しいです】
【場合によっては私では力不足でお受けできない場合もあるかもしれませんが――、
まず、ご希望をお聞かせいただけると、幸いです】
【透明化する異能者が自宅までひめっちを尾行→着替えとか覗いたりはぁはぁする】
【しかし、暗器とか物騒なものを見てやばい思う。めげずに不埒なことをしようとしたところを】
【返り討ちにされて死亡】
【暑さと追試と補習でふらふらになったひめっちに追い討ちをかけるように指令】
【深凪用に新しい武器を作ってくれるという約束で鍛冶職人に協力する】
【裸になったり刀を百回振ったり冷水を被ったりハードな儀式を執り行う】
【どちらも若干エロ要素ありですので、無理だと思うのなら、他のも考えてみます】
>>601 【十全に。いいえ、その程度のエロ要素なら大丈夫だと思います。
すみません――その、なにしろ久々なものでがっつりは回せる自信がなかったものですから。(けほんけほん)】
【@だったら叩きのめしたあとに手駒になってくれるまでお仕置きコースですね。あら、冗談です】
【Aだったら――顔馴染みの鍛冶屋さんというよりは、今回初めて契約する感じだと嬉しいです。
「式」の類とは別の暫定の新しい武器を頼む流れになると思うのですが、それでも大丈夫でしょうか?】
【色気要素がまだ必要なら、うちの同僚(女)を同行させてもいいですし】
【そもそも私の裸で誰か楽しいのかなとも思ったりする中の人を殴りつつ、私も多少心配しています】
【考えてくださったのはどちらも楽しそうですので、名無しさんがいける!と思った方にのっかろうとおもいます】
603 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/28(火) 20:47:28.74 ID:0Y1zRoBy
ロンハー
【それじゃあ、鍛冶師の協力する方でお願いします】
【報酬に関して言えば、注文されれば槍でも薙刀でも暗器も用意できますので】
【そちらの都合のよいようにお願いします】
【そうですね、二つの裸身が、というのも捨て難いですね】
【ひめっちの裸がいいというより同僚と比べてしまって凹む姿とかがげふんげふん】
【儀式自体は真剣なものですので、怪我などないようにお願いします】
【事の始まりは、ある駆け出しの鍛冶師が鍛え直した刀が実は災いを呼ぶ刀だったので】
【それを封じる為の儀式をする為に深凪に協力を求めるというものです】
【駆け出しの鍛冶師は、深凪と懇意にしている鍛冶師の、直接ではないものの弟子的な存在に当たります】
【十全と了解いたしました】
【事の始まりも了解です。――ふむ、なるほど弟子的な存在というのもまた問題ありません】
【それでは、それで参りましょうか。
よろしければ、書き出しをお願いできると嬉しいです。私と同僚についての描写はある程度お任せしますので
書き出しのなかで必要があれば自由につかっていただければ幸いです】
【はい、それでは少し時間をください】
(一心不乱にひとつの事に集中するのと、没頭して他のことを疎かにするのは違うことだと)
(師匠筋のあたる鍛冶師には再三注意された。技術はそろそろ教えることがなくなる頃だが)
(まだ至らぬ部分も多い。何が足りないかは自分で見極める事だ)
(そう言われたはずなのに、また、大きな失敗をしてしまった)
この世と人を呪う刀なんて代物をそれと知らず打ち直して、世に放ってしまった。
詫びても詫びきれないが、俺が腹をかっ捌いて済む問題じゃない。
それを封じる為の方法はある。どうか、どうか頼む。
(協力を要請した組織から派遣された二人の女性に、土下座をしながら告白する)
(不甲斐なさのあまり涙が出そうになるが、それは堪える)
(事情は一から十まで伝えてある。あとは儀式を執り行うだけであり、その為の準備も整っている)
回収した刀を封印し、鎮めて、また打ち直す。
今度こそ、この刀を本来の姿に戻す。協力して欲しい。
(二十代半ばの男が、今度は顔をあげて二人の女性の顔を視界に収めながら、助力を求める)
(依頼は通してあるものの、今回は自分の失態が招いたものである)
(自分の口から助けを求めないと気が収まらない)
(回収した刀が鞘の中からどす黒い波動を放つ。その波動が狭い作業所を覆い尽くさんとしていた)
(この刀を本来の姿に戻す。人が使うための道具としての姿に)
【では、こんな感じでよろしくお願いします】
>>607 「――それでぇ?女二人も呼び寄せといてどんな儀式するつもりなわけぇ?
もちろん身の安全くらいはぁ、保証してもらえるのよねぇ?っていうかアタシまだ何の説明も聞いてないんだけどぉ」
(頭の先から足の先まで気を抜くことなく着飾った女性は明らかに言葉ににつかわしくなかった。
語尾がのびがちで甘ったるい喋り方をこの場に合わせようともしないまま、女は赤いマニュキアに彩られた自分の爪を眺めている)
(柔らかそうな巻き毛も、肌をみせる服も、いまどきの女性をここに無理矢理つれてきたかのような場違いさだった)
(その隣で、正座して話を聞いていた黒髪の少女が小首を傾げる)
うちの朱羽(あげは)の物言いは酷いものですが
しかし、我々がその儀式について詳しくお聞きしていないのも確かです。
貴方に頭を下げて頂いても致し方ありませんので、まずはお話しを聞かせていただければ幸いにございます。
――とはいえ、我々とて「これ」を放っておいて大丈夫であるとも思いませんけれど。
(何か悪しきものが、あの刀から放たれている)
(それを敏感に感じ取れるのは自分の体質ゆえだ。――受容器は今や、中にいたものがでていってしまい空っぽで
なんでもかんでも引き寄せようとしている。だからこそ感じ取る感覚が敏感になっているのだろう――
そう評した『専門家』の言葉を思い出しながら黒髪の少女――葵はゆっくりとまわりをみまわした)
【それでは、こちらこそどうぞよろしくお願い致します】
>>608 む、そうだった。
(言われてみると、まず頭を下げて頼むことばかり考えていた)
(また悪い癖が出てしまった。性分ではすまない。今度こそ気をつけなければならない)
身の安全は……すまない。
一度儀式を始めたら、俺は最後まで作業所から出られない。
なので、できれば自分で守ってほしい。
(派手な出で立ちの女性と、日本人形のような少女)
(一見、闘争とは無縁にも思えるし、まして鍛冶職人に用事があるとも思えない)
(だが、こう見えて今回のような件に関しては、彼女たちは専門家である)
(当然、一番危険なのは自分だがそれは因果応報なので視野に入れないとして)
(それを別にしても儀式には危険がつきまとう。それ故、専門家に依頼したのだ)
まず、禊を済ませてくれ。裏手に井戸がある。
(この場合の禊とは水を被って穢れを祓い儀式に臨むための準備である)
その間に俺は準備を進める。服はできれば何処かに隠しておいた方がいいな。
(鞘に収めた刀を厳かな手つきで取り上げて、神棚に一礼)
(ゆっくりと鞘から引き抜くと、より強い邪気が周囲に吹き抜けた)
(その邪気は鍛冶師の頬に掠り傷を負わせた。程なくしてその邪気に誘われた雑霊が押し寄せてくるだろう)
(一応敷地内は安全だが、その雑霊たちが二人の女性を襲わないという保証はどこにもない)
「ふぅん。なるほどねえ、女体である必要があって身の安全も保証できないから二人ってことかしらぁ。
まっ、どぉーでもいいわぁ。お姉さん荒事だいっきらいだから、さっさと終わらせちゃいましょ、剣糸ちゃん」
(鍛冶屋の言葉に朱羽はなんとなく納得した表情をみせた。そうして、立ち上がると派手なピアスを揺らしながら一つ伸びをする。
その隣で相変らずもの静かそうに、そして表情薄く構えている葵といえば、こちらも鍛冶屋の言うことを請け負ったようで)
――貴方ほど荒事の似合う女性を私は存じません、朱羽(あげは)。
「あらん?アタシったらか弱いか弱い朱羽ちゃんよぉ?」
三十路が何を。あら、本当は四十路でしたでしょうか?
「あぁ?」
(そんなやりとりをしながらも、裏手の井戸とやらに目をやる)
(敷地内に安全策は施しているようだが、果たしてどこまでもつやら。
葵はそんなことを考えながらも――鍛冶屋が刀から鞘を引き抜いた瞬間に、その身をぶるりと震わせた)
とりあえず、禊の件は了解いたしました。
貴方も限りなく身を大事になされますように。しかし命を引き換えでなければならないなら、
どうぞ命をはっていただきます。我らは別に後始末やではないので、そちらのことはそちらにお任せしましょう。
「剣糸ちゃんつめたぁい。
でもまあ、ホントあたしたちってそーだからぁ。でもまぁ、報酬もらうまで死んでもらっちゃ困るんだからぁ、なるべく生き残ってネ?」
(葵の後ろから、亜麻色の髪をふわふわゆらしながら朱羽が手を振る)
(そうして、その鍛冶屋に言われるがままに――、彼女たちはその裏手の井戸に向かうのであった)
「さぁって、どおしましょかねえ。っていうかコレ絶対つめたぁい、やぁだぁー!」
(艶やかな服を脱ぎ去っても、その朱羽という女から出てくるのはこれまた艶やかな体でしかなかった。
上着を脱げばはちきれんばかりの胸がふるんと揺れる。ひっこむべきところはひっこみ、でるとことはでる。
諜報役として体をつかってきたこの蝶だ。その商売道具は、彼女の本当の年を僅かも感じさせない)
貴女、仮にも“術師”でありましょう。こういうのは慣れておられるのでは?
(その一方で、葵という少女は対照的だった。
すっと長く伸びた体に女性らしい丸みはあるものの、はっきりとした凹凸は見つけ難い。蝶の隣に立つと尚のこと引き立つ)
……くっ。
命に代えても。
(邪気に当たられて一時的に視力を失ってしまった。それでも身命を賭して戦うと誓う)
(打ち直しただけなのに、見事に妖刀として仕上がってしまっている)
(作業中に気づかなかったのは、刀が所謂仮死状態に陥っていたからだろう)
(とは言え、これくらい平気。何故なら、女同士のできれば聞きくたくない類のやり取りを)
(耳にすれば大抵のことには耐えられる気がする。女とは男にとって常に恐ろしい生き物だ)
ふぅー…………よし。やる気が出てきた。
(例え視力が失われたとしても、鍛冶場の構造は脳裏に浮かべることができる)
(窯に火を入れたり、刀を一度解体して刀身だけにしたり)
(視力が失われた事が、逆に気を引き締めるのに役に立った)
(鋭敏さをました耳が少し離れた位置にいる女たちの会話すら拾い上げる)
(その女体を見られないのは残念だが、想像力で補う)
(儀式には体力と精神力が必要とされる。性欲とは常に男のやる気を掻き立てるのに最適である)
禊が終わったら、桶に水を一杯汲んで来てくれ。
(声を張り上げる。鍛冶場と井戸はさして離れておらず、声を届けるだけなら十分だ)
(轟々と燃え盛る窯の中に刀身を突っ込む。その瞬間、敷地内の空気が揺れた)
(裏手の森に棲む生き物たちが危機感を煽られて、ざわざわと騒ぎ立てる)
「はー、つーか着るモノも用意できてないとかぁ、マジ犯罪でしょこれぇ」
犯罪の意味が良く分かりません。
「普通は清めた着るものくらい用意してあるもんなんじゃないのぉ。知らないけどぉ」
……貴女、仮にも術師でしょう。だから、こういうのしたことないのですか。
「んー、あるけどぉ。そんなの修行中くらいしかしなかったしぃ、あたしそゆーの面倒で嫌いだったしぃ」
(そうは言いながらも祓詞をつらつらと唱える朱羽)
(葵はもはや返事をする気も無いらしい)
(言われたとおりにお互いに服をある場所においてしまえば、一糸まとわぬ姿になる)
「ま、略式でいいわよねぇ。つーかお水で綺麗にすればいいんでしょー。
はいはぁーい。剣糸ちゃんぶっかっけるからこっちむいて」
(朱羽は柔らかそうな双丘をゆらしながら、それでもその姿であることに恥じらいどころか自信さえ漲らせた動きである。
井戸までいくと水を桶に汲んでから思いっきり葵の方へとその水をぶちまけた)
――っ、ふっ……あの、水をぶっかける必要はないのではと思いますが――……っ、くっ。
(続けざまに二度。目をつむる葵もまた一糸まとわぬ姿で、濡れた黒髪がなだらかな裸体にからみつく)
(頭の先から浴びせられた水の、その雫が首筋やら、小さな膨らみの先や、髪の先からぽたぽたと落ちていく)
「はぁ、それにしてもほんっとに貧相な体よねぇ。コーリくんかわいそぉ」
マジ殺すぞおま――…っ、ふゃ。
(三度目の水を真っ向からあびて、けほけほと軽く咳き込む葵。その漆黒の目が恨めしそうな目で朱羽をみれば、蝶は楽しそうに笑うばかりだ)
「はいはぁい、女の子が物騒なこといわないのぉ」
――四十路のくせに。
「ブチ殺すぞガキ」
(笑顔を変えないままに声のトーンだけ落して、朱羽もその体を水で清めて行く)
(葵とは似ても似つかないしっかりとしたボディライン。柔らかそうな胸の先から水がしたたり落ちる様でだけでも扇情的だろう。
瑞々しい女体に水がふりかかる様を眺めながら、葵は思わず自分の胸元に手をやった)
……―――。
「まぁ、剣糸ちゃんは剣糸ちゃんでいいところあるわよぉ。暗殺が得意とかぁ」
(葵は何も答えなかった)
「はいはぁーい、今行きますよぉっと」
(鍛冶屋の言葉に水を汲む朱羽)
(しかし、その後ろで葵は瞳を鋭くさせた。ざわざわと騒ぎたてているのは悪しきものに他ならない。
先ほど一緒に清めてもらったいくつかの暗器をひろいあげながら、暗がりに視線をやる)
早く入った方が良さそうです、朱羽。
(男たちが聞けば女に対する思い込みを打ち砕いてしまいかねない生々しい内容の)
(罵り合い。下手に緊張して失敗するより前向きな勇気や闘志に満ちていた方が儀式は成功する)
(のだが、邪念が混じってしまえばどうなるかわからない。念の為女二人と頼んだが果たして)
(これでよかったのだろうか。少しだけ心に不安の陰が落ちる)
すまない、そこに置いておいてくれ。
(眼を開くもぼやけた視界では折角の裸体も殆ど見えない)
(片方が豊満で、片方が華奢だとギリギリわかるくらいだ)
(外から押し寄せる雑霊たちよりも、鍛冶場の窯の中で今焼かれている刀身が放つ邪気の方が)
(凄まじいの一言だった。霊感のない人間でも相当あてられるだろう)
一人、そこに置いてある剣で素振りをしてくれ。
最低でも百回だ。外で頼む。
もう一人は、なんでもいいから祝詞を唱えてくれ。
(簡単に指示して、窯に風を送り込んで火を強くする)
(そこに置いてある剣とは、青銅の剣。戦闘用ではなく儀式用としての剣だ)
ふるべふるべゆらゆらとふるべ。
(鍛冶師自身も、知る限りの経文や祝詞を唱えて、釜の中の妖刀を鎮めようと試みる)
「はぁい、はいはぁい、じゃあアタシ祝詞担当ぅー!」
(胸を揺らしてぴょんぴょんととび跳ねる女性の言葉を不当だとは思うが、葵に言い返す術はない。
そもそも自分の知っている祝詞なんてタカが知れているし、
朱羽に素ぶりなんてさせていればそれこそ日が暮れてしまうと葵自身が思っているからである)
――では、私が素ぶりを担当させていただきましょう。
(諦めたというほどに落胆した様子ではない。もともと仕事だからと割り切っている様子の葵がぶるりと震えた。
それは水の冷たさなどではなく、邪気の所為だ。朱羽も感じ取ったのだろう表情を苦くしている)
「面倒くさいわねぇ。コイツなかなか根性があるじゃなぁい」
(窯の中の刀さえ褒めながら、彼女はその裸体を惜しげもなくさらしている――果たしてさらしているといっていいのかは不明だが。
ともかくそこに恥じらいの観念はないようだ。そしてそれは葵も同じこと。彼女たちは所詮は≪深凪≫なのだから)
「たかあまはらにかむづまります。かむろぎかむろみのみこともちて」
(朱羽が祝詞を唱え始めたのを見れば、彼女も青銅の剣を手に取った)
この素ぶりは何のためのものですか?
これもまた、邪をはらうためのものであるという認識で宜しいのでしょうか。
(ただとりあえず素ぶりをする形で良いものかという疑問をぶつけながらも、彼女はしっかりとその剣を振った)
(それなりに重い。それでもしっかりと構えを崩さない。
しなやかな体に絡みつく黒髪。そしてその体から、素ぶりのたびに水が跳ねる)
(重ね重ね惜しいことをした。しかしこれも天罰だろう)
(女性二人分の裸体を間近に置きながら、その細部を見極め網膜に焼き付けることができない)
(だが、その煩悩は生き残る為の活力に変換された)
……しろしめさむくぬちになりいでむあめのますびとらが……
あやまちをかしけむくさぐさのつみごとは あまつつみ……
……元々は、鬼を斬る為の刀だったんだが、時代を経るに連れて人斬り包丁に、そして妖刀に成り下がった。
人間と、同じだ。せめて、元の姿に戻してやりたい…………
(祝詞の合間に、刀の来歴を語る。そもそもは破魔の霊刀だった)
(人間の性格が変わるように、長い間人斬り包丁として使われてきた霊刀は、今や世を)
(呪う妖刀になってしまった。刀がそうなるよう仕向けたわけではなく、使う人間の性格が悪かった)
ああ、似たようなものだ。
できればひと振りひと振りに願いをかけて欲しいが……
(そこまで頼むのは筋違いだろう。彼女たちのことは師匠から聞き及んでいる)
(主人の為ならどんなことでもする異形狩りの獣たちなのだと)
そうだな、親しい人の健康と幸せを祈願しながら振るってくれ。丁寧に。
(前向きな願いにこそ、邪気を祓う力がある)
(戦うためだけに戦う人間では、ただ更なる邪気を呼び寄せるだけだ)
ふっ!
(やがて熱せられて溶けた刀身を窯から引っ張り出す。そして手馴れた手付きで鉄槌を振るう)
せい!やっ!
(気合と願いを込めて、打つ。祝詞を唱えながら、額に汗を垂らしながら、ひと振り)
(溶けたにも関わらず邪気は蟠っていた。祝詞を唱える朱羽にも、素振りを続ける葵にもそれは伝わっている)
(何より、鉄槌を振るい続けている彼自身が、目から血涙を流していた)
>>615 (妖刀になろうがなんになろうが――別に異形も狩ってくれるのならば多少放っておきたいところだが。
とはいえ、人にも害をなす以上そうはいかないのであろう。
元にもどしてやりたいという鍛冶屋の言葉――まるで自分の子に対する言葉のように葵には思えた)
「――かけまくもかしこきいざなぎのおおかみ」
破魔の霊刀が如何にしてそうなったものか――使い方を謝るのはいつだってそれでなく、使い手です。
本来、貴方がたがそこまで責任を負うというのも、大変なような気も致しますが、
(しかし、やはり因果応報なのか)
(臀部に絡みついた髪の先から好いて気が伝う。濡れた髪をふるい、彼女は剣を一振り、そしてまた一振りとする)
(そして言われるがままに)
(ここで祈るのも何かおかしいとは思うが――そう言われて思い浮かんだ顔は、深凪の人間とそれ以外に二人)
(彼らのことを祈願しながら、彼女は一振り一振りする)
「みそぎはらへたまひしときになりませる――はらへどのおおかみたち」
(葵の手がふるりと震えた)
(さすがにこれを軽々とこなせるわけではない。重たくなってくる腕を必死に振りあげながら)
魔を斬るだけでは解決できないこともあったんだろうさ。
武器は、それを持った人間の覚悟をいつだって試しているからな。
まあ、少なくとも、俺は、命を刈り取れる道具を他人の手に譲った責任くらいは取る。
(邪気に当たられたのか、筋が通っているのか定かではない言葉を吐き出す)
(それでも、嘘は言っていない)
(知らずとは言え、一度は妖刀を打ち直した。魔を斬るのみならず、人の命を刈り取れる道具をだ)
(いつだって責任を取る覚悟があるからこそ、その道具を生み出す資格がある)
(だから、例えここで視力を失ったとしても、これからも武器を生み出し続ける。その覚悟はある)
……あめのやへぐもを いつのちわきにちわきて あまくだしよさしまつりき……
(鍛冶場は、邪気とそれに抗う祝詞と生気、そして願いに満ちていた)
(何度振るったか。いつもならもっとこなせるはずの腕が痺れてきた)
(それでも止めない。血涙を流しながらでも鎚を振るう)
あ、あげはどの……男のやる気を煽る一言をお願いします…………
(視力が機能しない上に思考回路も麻痺してきた)
(薄れかけた活力を奮い立たせるため、妖艶な方の女性に助力を乞う)
剣糸さん…………頑張ってください…………もう少しなんです……
【思ったよりエロくならないのは、上手く絡めない所為ですね、ごめんなさい】
【凍結大丈夫ですか?木曜日は空いてます。他の日はわかりませんが】
【多分置きレスなら大丈夫だと思います】
【この状況であればお互いにエロい方向に絡みづらいのは致し方ないことですから、お気になさらずに】
【――血涙までいく流石に鬼気迫るものがある状況なので何かと、ですね。
あと、――すみません恥じらいがなくて(頭を抱えた)】
【凍結で問題ありません】
【木曜はまだ分からないので、とりあえず木曜まで置きレスでよろしいでしょうか?】
【また木曜までに改めて連絡いたしますので――すみません、お待ちいただけたら幸いです】
【エロと儀式を繋げられるアイディアがなかったんです(土下座)】
【振りっぱなしで任せっきりになってしまっているようで申し訳ないです】
【根性焼きしてくれても構いませんってくらい申し訳ないです】
【はい、わかりました】
【それまで置きレスでお願いします】
【無理はなさらずとも、置きレスで〆ても構わないくらいのつもりでいますので】
【今夜はありがとうございました。またよろしくお願いします】
【いいえ。私の方は楽しませていただいていますので――逆にえろくなくて申し訳ない限りです】
【きっとお色気要因の朱羽がなんとかしてくださる……と、思います、たぶんおそらくっ】
【こちらこそ今宵はお付き合いありがとうございました】
【久々なこともあっていつもよりさらに拙いロールでありましたのにお付き合いいただけて感謝の極みです】
【私はもう1レス書いてから失礼する事に致します】
【あと――、木曜以外にももし都合が分かりましたら教えていただけると幸いです(深く一礼)】
「あーはん?男のやる気ねぇ、アンタのやる気あおってやれってのぉー?
朱羽ちゃんのご奉仕はたっかいわよぉ、まったく迷惑かけたうえになんて我侭なわけぇー」
(赤色の蝶の式に結界をはらせながら祝詞を唱えていた朱羽の口角があがる)
(足音をたてずに猫のように男の背に忍びよると、ふにゅりとその背中に柔らかいものを押しあてた)
「んー?目が見えなくてもぉ、感覚くらいわかるでしょお?
まあまァ、キミにも生き残ってもらわないとお姉さんこまっちゃうからぁ、頑張ってくれるかしらぁ?」
(柔らかな双丘をその背中に擦りつけながら耳に吐息を吹きかける)
(それを葵があきれたように見つめながらも腕を震わせながら素ぶりを続けていて――)
【それでは、私もこれにて失礼を。ありがとうございました、スレをお返しいたします】
622 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/29(水) 11:50:44.33 ID:8Qljf+4Z
乙
>621
ずみ、すみません、こっちも命懸けなんで……ぐがっ、くぅ!
(邪気に侵された腕が痙攣して、鎚が動かせない)
(もう少し。もう少しで妖刀鎮めることができるのに)
(視覚を封じられ、腕を侵され、気力も尽きそうになって来る)
(その時だった。背中に押し当てられる感触に息絶えかけていた活力が蘇る)
(その感触から想像できる豊満な肉の双球に、下半身が熱く滾る)
おおぉ……
(耳に吹きかかる甘い吐息に背筋が震えた。もう、邪気の影響は薄れている)
(繰り返すが、性欲とは一番わかりやすい活力だ。生き残りたい。もっと生きて味わいたい)
(生き物としての本能と、男としての欲望が邪気に打ち勝つ力を沸き上がらせる)
見える!俺にも見えるぞ!
(そしてその時、鍛冶師の精神は肉体から離脱した)
(自分自身を俯瞰しながら、女性二人の裸身を心の網膜にて焼き付ける)
(派手な方の女性はその豊満な肉の塊を惜しげもなく背中に押し付けている)
(男を誘惑し篭絡することに長けた毒婦そのものの媚態だった)
(清楚な方の女性は、その無駄のない身体を水と汗で濡らせて、懸命に刀を振るっている)
(色香とは無縁だからこそ感じる、別種の美しさ。その対比が堪らない)
(窮地から這い上がり、性欲にて心眼が開花したのだ)
絶対に、生き残る!
(精神が肉体に戻ったとき、痺れていた腕に力が蘇る。鎚を水に漬けて、もう一度振るって叩きつける)
(生き延びて女を抱く。その一心で鎚を振るう。どんな使命より性欲が男を突き動かした)
(そんな様子を女たちは呆れてみているのだろうが、形振り構っていられない)
(ガンガンガンガン。何度も何度も叩きつけて刀身に新しい命を宿らせる)
つみいでむ かくいでば あまつみやごともちて あまつかなぎをもとうちきり
すゑうちたちて ちくらのおきくらにおきた!
(下半身の中央を激しく屹立させながら、力強く祝詞を唱える)
(鍛冶場に蔓延する邪気が薄れてきた)
(妖刀としての力が失われ、ただの刀として生まれ変わろうとしている)
【予定より早く帰れたので置きレスしておきますね】
【お借りしました】
624 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/30(木) 12:42:15.25 ID:j1MZiFzg
彼
【名前】青江麗(あおえ れい)
【年齢】20
【性別】♀
【身長】163cm
【3サイズ】78 57 79
【容姿】腰までの黒髪と同色の瞳。
銀縁の眼鏡をかけていて服装は黒いスーツ。
歳よりも幾分大人びて若手の講師のように見える。
【能力】極細の黒糸を操り、斬る締める縛る他に結界の媒介として用いる。
結界師としての特殊な技能は黒糸で囲った範囲を自らの結界とすること。
異能はその結界内限定で他者の願いの具象化。結界内を願望の理が支配する異界と化す。
白昼夢の様な物であらゆる不条理が罷り通り、死者すら蘇るが夢に出る故人と同様に本人ではない。
白昼夢と異なるのは現象として現実であり、内部で傷を負えば結界が解かれてもそのまま残る。
初回の発動には相手の同意または体の一部が必要不可欠。
一度発動すればその後も記憶として(劣化している)使用可能。
解除法は外部から黒糸が切られる・結界内部の他者が願いに打ち勝つなど。
麗が解除する(任意または体力の限界)
【希望】戦闘 日常
【NG】スカトロ
【弱点】粘性の高い物を斬るとその部位の黒糸が使い物にならなくなる。
異能を使用すると急激に体力と精神力が失われていく。
また、異能で展開した結界の主は己ではないため想定外の事態が起りやすい。
【備考】
青江家次女で大学生。経済学部。結界師としての格は他の姉妹より数段上で上位。
虚無的な姉、異形の血に狂った妹を持ち姉妹唯一の常識人を自負する。
酒と甘いものが大好物。
異能による結界の記憶、つまり他者の願望・渇望の風景をコレクションし眺める趣味がある。
戦闘に使える記憶は非常に少ない上、ノーリスクで使えるものは皆無。
よって妖魔に対してはもっぱら糸を使って対抗する。
切り札は姉妹の渇望の結界の記憶と契約した桜の木の渇望の結界。
展開した異界の主は麗ではなく、特に姉妹の結界は麗にも害を及ぼすリスクがある。
桜との契約は桜は麗に害を及ぼさないこと、麗は限界まで桜の結界を展開すること。
青江景:この世に何もなくなればいいという願いを具現化する世界。
結界内が真空になるまで消滅し続ける。
青江結:無限に戦い無限に異形を引き裂きたい願いを具現化した世界。
無限に沸く異形と青江結の幻が殺し合い続ける。
桜:無残に切り倒された桜の古木が妖となるが麗と契約・封印される。
展開するのは桜の、永遠に存在し続けたい願いを具現化した世界。
桜の花びらと重なった物が消滅する。
【NPC予定でしたが再参加。よろしくお願いします。】
【暫く待機してみまっす。
>>56を参考にどーぞ。
どなたでも気軽にお声かけください】
【落ちます】
【さて、今宵は如何なる巡り会わせか】
【しばし待機させてもらおう】
629 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/30(木) 22:03:54.22 ID:j1MZiFzg
秘密の嵐ちゃん
【さて、日付も変わった。今宵はこれで下がろう】
631 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 02:26:51.79 ID:4ixcbRvj
丑三つ時
【久々にちみっとばかり待機だよ。】
【プロフは
>>128あたりかな。】
【待機終了〜。】
634 :
名無しさん@ピンキー:2012/08/31(金) 21:51:25.09 ID:4ixcbRvj
いたのか
>>623 (柔らかく大きな双方、それを何度かすりつけるように押し付ける)
(ふにゅりと柔らかく潰れる感触。そして女体の艶めかしさを伝えるかのように毒蝶は耳元で囁く)
「あしたのみぎり ゆうべのみきりを あさかぜゆうかぜのふきはらふことのごとくおおつべにをるおおぶねを」
(熱い吐息と共に、蝶がその耳に祝詞を注ぎ込む最中
狗といえばそれを横目に呆れているのか何なのか、ともかく自分の世界に入り込んでいる。
汗ばんだ体を懸命にうごかしながら、白い肌から水分をとびちらせる――そして濡れ切った黒い髪がゆれた)
「へときはなち、ともときはなちて、おおうなばらにおしはなつことのごとくおちかたのしげきがもとを」
(薄れゆく邪気)
(狗が疲労の色の他にも呆れの色を滲ませながらも、何度目か分からない剣をふりあげる。
蝶といえばどこぞ楽しげに祝詞を耳に注ぎ込んでいるのだから、まったくどうしようもないといえるだろう)
【置きレスにお借りいたしました】
636 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/01(土) 01:11:58.25 ID:IMypmCG3
熱帯夜
>>635 (女の熱い吐息を感じながら生きることに執着する。それが途切れた時が最期だ)
(最期のひと振りと共に鎚を手放す。刀から邪気が消えた)
(それを感じたのか、敷地に押しかけていた雑霊たちがゆっくりとその場から散っていった)
はぁ……はぁ…………はっ……
もう、いいですよ。これで…………ありがとうございまし、た……
(叩いた回数自体は他の刀より寧ろ少ない。だが、その僅かな回数の間に鍛冶師は瀕死の)
(重態にまで追い込まれていた。それでも、儀式は完遂した。がっくりと膝をつく)
(鍛冶師は今にも死にそうな重態。剣糸は疲労困憊。ぴんぴんしているのは妖艶なる蝶だけだ)
報酬は、後日、必ず…………
(他にもやるべき作業はあるが、それは後でやればいい。這うようにして鍛冶場から移動して)
(井戸を目指す。儀式を完遂したと同時に、生きる気力みたいなものがごっそりと抜け落ちた)
(スケベ心にて辛うじて支えられた生への執着も、もう限界だった)
お手数かけますが、顔を洗いたいんです。手を貸してくれませんか?
(視力は戻らないだろう。だが、これで災厄の源を世に放たずに済んだ。だから満足していた)
(精を解き放った後に訪れる賢者の境地を思わせる心境だった)
【置きレスに借りました】
638 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/01(土) 17:45:14.51 ID:IMypmCG3
ワイルド
【ちゃお〜、ちょっとだけ待機ね】
【プロフは
>>131だよ〜】
【落ちます、じゃあね〜】
641 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/01(土) 22:55:27.10 ID:IMypmCG3
いたのか
642 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/03(月) 14:16:58.85 ID:aZ9jjZaN
ヴィレッジ
644 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/06(木) 15:13:53.41 ID:+vJd3JeN
きたか
【落ちます。】
【ちゃお〜、待機するぴょん】
【
>>131がプロフだよん】
647 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/08(土) 19:54:38.28 ID:KmoIQc3O
きたか
【誰も名乗りでない様子なので立候補】
【連荘になるわけだけどよかったら】
>>648 【ちゃお、こんばんは〜】
【連続は構わないけど、ネタをどうしよう?】
【拓兎くんはなにかある?】
【あのあと、キミにご飯とか奢りながらお話する(異能・霊能関連)とか】
【後日、屋上で再会してお話するとか(日常的雑談含む)とか】
【まーあそんな具合だろうか】
【バトル、というか除霊バトルみたいなものがしたいなら】
【何かそれ相応の話を考えてみるけど】
>>650 【なら、おごってもらう話かなぁ】
【遠慮なくがつがつと食べさせていただきます】
【食べながらの方が色々な話もスムーズにできそうだし】
【それじゃあ、何か話そうか】
【時間的には夕飯の前ではあるけれど、遠慮なく食べて欲しい】
【んー、と、学園の近くにある喫茶店でいい?すごくチョコパフェが甘い店があるとかないとか】
【よかったら俺の方から書き出す】
>>652 【腹ぺこモードだから大丈夫】
【書き出しお願いしま〜す】
(放課後。夕食には早いが微妙に小腹の梳く時間帯ではある)
(黄昏時。今日の夕暮れは絶景になりそうだと予感する)
(夜が来るまでの、小休止。悪鬼悪霊が徘徊する時間までの、準備期間)
(紅い髪の男がジャージ姿の少女を伴って、××学園近くの喫茶店に入る)
(学園の近くにあるのでよく学園生が待ち合わせなどの利用するが、幸いと言うべきか)
(今日は先客が三人、カウンター席とボックス席に座っているだけだった)
どうぞ。
俺のおすすめはフレンチトーストかな。
ま、好きな物選んでくれ。
(先にメニューを彼女――杜凛子に渡す。今日知り合ったばかりの少女であり、悪霊を追い払ったり)
(とある幽霊少女の成仏の為に尽力した少女である。お礼の意味を込めて食事を奢ると約束したのだ)
(ちなみにこの店には激甘なチョコパフェがあるらしくコアなファンがいるとかいないとか)
(個人的には甘ったるいフレンチトーストとカフェ・オレが好きだった)
(この店には何度か足を運んでいるが、喫茶店でありそうなメニューは一通り揃っている)
【では、よろしく】
>>654 そんじゃ遠慮なく
(紅裂拓兎からメニューを受け取り、上から下へと一通り目をとおす)
(お勧めというフレンチトーストも捨てがたいが、がっつり食べたい腹具合だった)
(力を使うと反動で無茶苦茶お腹が空くのだ。たぶん身体が霊力を回復させるためなのだろう)
どーれーにしよーかなー、えーとね、じゃオムライスにしようかなぁ
でもカツカレーも捨てがたし、うーん、ここはやっぱりオムライスで
あとは、コーラフロートとチーズケーキかな
これは自分で払うから心配しないで
あ、でもオムライスは大盛りがいいなぁ、大盛りにしていい?
(彼女でもなんでもないのに大盛りをおごらせるとはどんな了見か)
(それは、背に腹は代えられない、である)
(かわいげのある顔をしようとしても怖いだけなので)
(言葉だけでこびてみせる)
【よろしくねー】
じゃんじゃん食べてくれ。疲れてるんだろ。
オムライスか、いいね。俺も好きだよ、オムライス。
大盛りは、プラス150円だっけ。いいよいいよ。
(鷹揚に頷く。金のことは気にしない。稼ぐに追いつく貧乏なし。また傭兵の仕事で稼げばいい)
(それに年頃の少女とは食欲旺盛なものである。この男の周りにいる女性たちもよく食べる女性ばかりだ)
(人目に気にして少食になるよりは、気分がいい。緩い笑顔を見せながら自分はどうするか考える)
すみません、注文いいですか
(今日の夕食は中華風オムライスにでもしようか、なんて思案しているとマスターがお冷とお絞りを持ってきた)
(杜凛子のオーダーを伝え、自分はフレンチトーストとカフェ・オレにしたマスターが去るのを待って、お絞りで)
(軽く手を額を拭った。秋とは言え残暑が厳しい。汗を拭き取るとようやく人心地ついた)
んー、変な意味じゃなくてね、キミのことに興味があるよ。
何でもいいから話してくれない?キミのことが知りたい。
(人心地ついたので、まず彼女のことを少しでも知ることを始める。繰り返す諦念と失望の日々の中、それでも)
(他人を知ることは諦められない。だから生きていられる。反面、だから楽になれないと知っている)
(虚ろを隠した軽薄な笑みはいつも通り。それでもまず、彼女という人間を知ることから始める)
>>656 やったー!
あーゆうことすると、すっごくお腹空くんだよね〜
このあと家に帰っても晩ご飯おかわりできるくらい
(凛子もおしぼりで手を拭いてお冷やを一口)
(冷たい水が喉から身体に浸透するようで気持ちいい)
変な意味じゃないってコトは、どうして花音ちゃんと仲良くなれたとか、そーゆうことかな?
見えるのは物心ついたころからそーだったし、見える人はふつーそうゆうものじゃないの
訓練して見えるようになった人とかあんまり聞かないし
つーか、見える人じたいが少ないよね
(見える人は何人か知っているが、そんなものだ)
(見え方も人によって違うこともあるし、本物かどうかなんてわかりはしない)
アタシはお寺の娘なんだけど、見えるのなんてアタシ一人だし、うちはふつーの葬式仏教だしね
中二的な心をくすぐるような裏組織なんて関係ないのよねー
アタシからみると、拓兎くんの方がそーゆうとこにズブズブしてそーだけど
(ここで一息区切って、コップの水を飲む)
わかる。すげーわかる。魔力使ったあとって異様に腹減るよな。
摂取しやすくてエネルギーにしやすい甘い物、持ってた方がいいね。チョコとか飴とか。
(まだまだ余裕だぜ!と言わんばかりの凛子に苦笑しつつ相槌をひとつ)
(魔力にしろ霊力にしろ、生命力には違いない。失えば補給するのが当然だった)
俺は、偶に見られる程度かなぁ。
子供の頃から見えたり見えなかったり。まあ、波長とかあるんだろうけど。
つまりキミは最初から見える人なのね。実も蓋もない言い方だが。
まあ、確かに見られる人は少ないよね。何かの拍子にチャンネルが開くこともあるけどさ。
(つまり、彼女の言い分を信じるなら彼女は脳味噌のチャンネルが最初からそっち方面に開眼していた)
(正真正銘、混じりっけなし、生まれついての霊能者――彼自身はこの呼び方に懐疑的だが――らしい)
へえ、お寺の子か。じゃああの鴉はやっぱり護法童子なのか。
――あら、組織とは関係ないのか。
まあ、漫画でもないし悪霊退治専門の宗派なんてないか。
(その世界に身を置くもの特有の濁った気配が、彼女からはあまり感じられない)
(その濁りとは、血の濁りであり、凡ゆる汚濁を飲み込んだが故の濁りである)
(そういう人間は、黙っていてもそんな気配を纏い、無意識に発散しているのだ)
(彼女からは、そんな気配がしない。むしろまっとうな人間に近いと思える)
俺自身は、《深凪》だの奏宗家だのとは関わってないね。
個人的な知り合いな顔見知りくらいはいるけど、組織に関しちゃ名前知ってる程度だよ。
まーあ、色々トラぶって殺したり殺されたりする関係の人はそれなりにいるけどね。
さっきの悪霊は、俺が殺した有象無象の怨念だろうさ。
(さらりと殺人経験がありますよと、言う。)
(アレを見られた以上、隠してもいずれ発言に矛盾が生じてしまいそうなので、先手を打つ)
>>658 む、お菓子を持って歩く発想はなかったかも
見るだけならお腹すかないしねぇ〜
それに、メガネをしてると見えなくなるんだよね
度付きじゃないと見えちゃうから、光の屈折?みたいのもかんけーあるんじゃないのかな
ふつーのものが見えないぶん、代わりのが見えてるって、爺ちゃんが言ってたけど
(メガネを使って自分で切り替えできる分、便利というか扱いが楽なのかも)
(幼い頃はメガネが慣れなくて、外して幽霊を見ては騒ぎを起こしてたものだ)
アタシは乙護法って呼んでるけど、呼び方は宗派とかによるんじゃないかなぁ
あはは、退治専門の宗派なんてないと思うよ〜
それは宗教とは別物になっちゃうんじゃない?
本職じゃないアタシがいうのもなんだけど、門前の小僧じゃないから習ってないお経は読めないし
(あの○×宗とか△◇宗とかは裏でそうゆう部門や部隊を抱えていると聞いたことがある)
(大昔で言えば僧兵みたいなものなのだろうが、本山へ行ったときに聞いたくらいの知識だ)
(見たこともないから紅裂拓兎の思うまっとうじゃない雰囲気も分からない)
奏なんとかは永久ちゃんち? みななんとかも似たようなもの?
つーか、さらっとスゴいこと言ったね
かたぎじゃないっぽい感じはあったけど、ごくどーな生活をしてるんだ
(反応に困って、ため息ひとつついて座り直す)
(するとグギュルギュル〜と盛大にお腹が鳴る)
(シリアスもへったくれもなかった)
それ、やんちゃしてたらスゴいことになってた、とかそんな感じ?
だって、組織とか関係ないんでしょ?
むう、何やら興味深い話ではありますが。
第三の目が開眼してるわけじゃないのかなぁ。物理的な視力に依存してるってことは。
(霊視のオンオフが自分の意思では出来ないので、眼鏡で調節しているらしい)
(眼鏡自体に特別な機能があるのか、彼女の言うように光の屈折が関係あるのか)
(そもそもからして「霊視」という行為自体が言葉だけでは説明しきれない)
(興味深いが、わざわざ解剖してまで追求するようなことでもない)
――乙護法。
あー、そうかそうか。まーあ、そもそもからして、悪霊の存在自体を否定してる宗派が多数だろうしね。
悪霊の存在を肯定しちゃったら、その宗派の根底が否定されかねないわけだし。
(死んだらその魂は輪廻転生するので善行を積みなさいとか、極楽か地獄へ行くので善行を積みなさいとか)
(所謂そういうのが仏教の教えなのだろうと、漠然と考えている。死後、その魂が地上に残るのなら、その教え)
(は否定される。まあ、肯定しようが否定しようが、魑魅魍魎も悪霊も実在しているのだけれど)
少なくとも建前としては「そういうのはいないことになっている」。悪霊も、それを退治する専門家もね。
(事実、どちらも存在している。退魔師はともかく、仏教・密教系の悪霊祓い師とはまだ会ったことがなかったが)
あの脳味噌が蟹みそになってる馬鹿当主さまと知り合いか。
あ、アイツも一年生だっけ。あの馬鹿は一応妖魔とも共存肯定派だからな。
異形狩り集団《深凪》とはちょいと毛色が違う。
(――《深凪》の方が異質なのかもしれないが確証はないので、ここでは言及しない)
(なにはともあれ、奏永久という現奏宗家当主とは因縁がある)
ま、その辺で考えが合わなかったんでアイツとは別れたんだけど。
ほら、さっき失恋したって言ったけど、アイツのことだよ。
(失恋なんて生易しい言葉で真実を覆い隠す。生きる上で必要な選択肢の中に「彼女と共に生きる」という)
(選択肢がなかった。それはとても厳しい現実だろう。けれど、薄く笑う。悲しい別離ではなかったから)
ん、ああ。昔……ってほどでもないけど、魔王を崇拝するカルト集団に入信しててね。
世界の破滅を祈願して日々精進してたんだ。まあ、今は抜けたんだけど、その頃の代償(ツケ)がね。
(真実を虚飾して、事実に近いことを言う。ちなみにそのツケは踏み倒す気満々だった)
(命を踏み潰した代償を支払えとか言われても不可能だ。なら無視して突き進むしかない)
(凛子の腹が鳴ったのを見計らったのか、まず飲み物からやってきた)
ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ
>>660 うちはどーだったかなぁ?
お線香あげてもらえない人はどうこうあったような……うーん、なんだっけ
ま、怨霊とか昔はふつーだったけど、いまはそーゆうこというとカルト扱いされたりするもんね
(日頃の勉強不足が露呈する)
(修行はしないととは思っても、勉強的なこととなるとめんどーとか思ってしまうのだ)
蟹ミソってひどいこというねー、拓兎くんは
アタシも付き合いは長くないけど、変なことは言ってなかったと思うよ、助けて貰ったし
共存なんちゃらはよくわかんないけど
(そんなこと言ってたっけ? 記憶があいまいだった)
(よく覚えてるのは、おっぱいが大きかったことと傷を治してくれたことだ)
へー、拓兎くんは巨乳派だったんだ
主義主張があわないと、あんな子でもフラれちゃうんだね〜、世間はきびしーな〜
(恋愛沙汰には思うところのある凛子としては、彼氏彼女の事情には興味津々である)
(つーか、恋人関係だったなんてリア充じゃないか、小学生にもモテるし!)
魔王って、大魔王バーンとかじゃないよね
キリスト教のサタンとかルシファーとか?
アタシたちがふつーに暮らせているのは、拓兎くんの気が変わったからなのかな?
そんで拓兎くんはツケを払ってると……
(店員さんはいまの話を聞いただろうか?)
(ま、どうせ中二病乙と思われるだけだろうが)
ドリンクはケーキと一緒がよかったな、言わなかったアタシの敗因だけど
【疲れてレス遅くなってきちゃった、今夜は限界かも】
【凍結でいいかな? 次は日曜の昼間か、金曜日の夜になっちゃうけど】
【もうすぐ日付変わる時間だから、疲れて当然だね】
【んーと、来週の金曜日は大丈夫だと思う】
【例によって21時くらいからになるね】
【置きレスを挟みつつお願いするね】
>>663 【今夜は待機した時間早かったし】
【置きレスは何回かできると思うですよ】
【それじゃ、ろーるありがとう、おやすみなさいノシ】
【うん、わかった、ありがとう】
【今夜はお疲れ様、おやすみなさい】
666
>>662 オブラートに包んでるつもりなんだけどね。俺も長い付き合いってわけじゃないけどさ。
なんつーか、自分の持っている嫌な部分を露骨に押し付けられると、傍にいるのが
辛くなるっていうか、ねえ。まあ、少しは反省したみたいだけど。
(自分の居場所を確保するために泣きじゃくりながら必死に戦っている子供)
(できれば、余り直視したくない自分の歪んだ部分を映し出しているみたいで嫌だった)
(だからこそ、一人と一人として違う道を歩みながらお互いのやり方を尊重する方法を選んだ)
体型なんて所詮第一印象でしょうが。そこまで重視するファクターじゃないよ。
大事なのは一緒に過ごしていてどう感じるかだし。
凛子ちゃんだって、彼氏は一緒にいて落ち着く人の方がよくない?
(苦笑。よく胸が〜とか言われるが、そんなものはあくまで一要素に過ぎない)
(凛子に彼氏がいるかは知らないが、とりあえずいると仮定して話を進めておく)
ん、イメージとしてはそれで間違ってないよ。悪魔の親玉だと思って貰えれば間違いない。
(こうやって離れた場所で改めて自分の仕えてた存在について語ると、本当に説明に困る存在だった)
(神話や伝説を紐解くと、魔王や悪魔より造物主が天罰食らわせて死なせた人間の数の方が多いわけだし)
んん、俺がってより、人類が瀬戸際で防いでるからだろうね。
ツケは払っていないけれど。払うつもりもないし。そもそも払いたくても払えないっての。
(魔王の目的は人類全体に対する試練であり、その人類が今も存在しているということは他にも試練に)
(立ち向かっている者がいることを示している。カフェ・オレの程よい甘さを堪能しながら応じる)
まーあ、俺のことはいいんだよ、俺のことは。
凛子ちゃんは、いつもあんな風なことしてんの?やっぱり大変だよね、アレ。
(あんなこととは、言うまでもなく大原花音を成仏させる為に尽力したことだ)
(当人としては好きでやっているとの弁だが、誰もがそんな風に思えるわけでもくできるわけでもない)
(霊が見える人間の対応としては避ける、見ないふりをする、そして逃げるというのが多数派だ)
(もっとマシなのは対抗する手段を見つける。何にしろ自分なりに折り合いをつけるしかない)
(その未練を晴らして成仏させるという手段を取れる人間など、本当に極一部の中の例外だろう)
(フレンチトースト、オムライス、そしてケーキが次々と運ばれてくる)
【置きレスに借りました】
668 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/09(日) 14:31:01.77 ID:7/5OxrZP
塩害
>>667 (本命チョコをあげたことはあるが、つきあったことはないし)
(つきあって、別れた人の話はいろいろと興味深いものだ)
アタシ?
うーん、そーねぇ、いつもヤキモキするのはヤだけど、どーだろ?
それっていろいろ経験してさとった境地って感じもするし
ちょっとはドキドキしちゃうような気持ちにさせられる方が面白そうな気もするけど
(紅裂拓兎と奏永久の間のドロドロしたことはわからないが)
(自分ではうかがい知れないようなドラマがあったのだろう)
(大変そうだけど、一度くらいは経験してみたいもんだ、とのんきに思う)
自衛隊が悪魔を追い払いました、なんてニュースはやってないし
人知れず勇者とその仲間が戦っています、ってことなんだろーね
いかにも勇者って人には会ったことないけど
でも、まとわりつかれて肩が重くなるのはツケの利子じゃないの?
(普通の人なら肩こりくらいじゃすまなそうな感じだ、あの黒い澱みは)
(強そうだし、あまり苦になってなさそうだけど、うっとおしそうだし)
いつもいつもはしてないよ〜、タイヘンだもの
なんとかなりそーなとこに手を出してるだけ
(ひとまずケーキは横に置いて、まずはオムライスに手を付ける)
(もぐ、もぐもぐ、いちおう口の中に何か入れながらは話さない)
話を聞いてくれそーな人は少ないし、襲ってくるのもいるしね
花音ちゃんなんかはめずらしい方よ、あんなイイ子
それに、他の誰かがいたらアブナイ子だって思われちゃうからね〜
やっぱ家がお寺だと世間体みたいのも強いからさ、これでも気を使うんだよ
(テレパシーのように幽霊にだけ話しかけられればいいが、そんな器用な真似はできない)
(近所の人に「あの子はお寺の娘だから」で済ませられる訳でもないし)
(幼い頃にいじめられたこともあるし、ちょっと霊感あるんだ、くらいに思わせておくのが無難なのだ)
【置きレスだよ】
【時間ができたので待機をしてみます】
【プロフィールは
>>625】
【待機解除】
672 :
てすと:2012/09/09(日) 23:46:48.22 ID:ZB1H5LQG
tert
て
>>669 ありゃ、もしかしてそんな経験がないってことかしらん?
んー、まあ、その気になって探せば相手は見つかるとは思うよ。
多少妥協することも肝要かと思われまーすーが。
(うーんと唸る。奏永久一緒にいて落ち着かなくなることはあったが、それは恋のドキドキではなく)
(近くに居すぎて鬱陶しいと思っただけだ。確かにそんな心境になってみたいとは、思う)
(もう少し本腰を入れて相手を探してみるべきだろうかと自分でも思う)
勇者という概念はあっても個人は存在しないからね。
逆に言えば、誰でも勇気さえあれば勇者になれるもんさ。
程度の差はあれど勇者の資質を持った人間は、案外その辺にいる。
(己の中の弱さや醜さを認めた上でそれを乗り越える勇気をもった人間、それが勇者)
(魔王の語ったことが真実だと仮定した上で考えるに、そんな人間がいるからこの世界は)
(まだ滅んでいない……らしい。そんな人間が存在できない世界なら、その世界は滅びの)
(一途を辿るだろうとも言っていたが、それには同意を示した)
凛子ちゃんも、勇者になれる資質は持ってると思うよ。
(皮肉にも聞こえるであろうセリフをにっこりと笑いかけながら口にする)
(別段、本人としては皮肉でもなんでもないのだけれど)
利息にしちゃ軽すぎるよ。家電製品が極希にしょっちゅう不調になったりするけどさ。
ぜぇーんぶ、自業自得だし、ねえ。
(まるで殺人に対する罪悪感などないかのように、肩を竦めて笑う)
(買ってきたばかりのテレビがまるで映らないとか、触ってもいない家電が作動したりとか)
(不都合と言えばそんな古典的なことばかり。今日のように襲いかかってくる事態は、滅多にない)
まー、そりゃね。テレビの中の井戸から這い寄れS子さんみたいなのは手に負えないだろう。
死んだのにこの世に残ってる時点で、人の話聞く確率は低いもんだろうね。
生きてる人間だって、そもそもからして他人の話なんて聞いてもいないしねえ。んん、あまっ。
(千切って口の中に入れたフレンチトーストは、ふんわり甘かった)
(なるほどと、適度に頷きながら凛子の話に耳を傾ける)
あー、その辺は異能者と同じだね。俺も小さい頃は…………
まあ、姉ちゃんが注意してくれたんでそこまで酷いことにはならんかったけどさ。
(ホンの少しの違い。それだけの違いが時にどうしようもない齟齬となり誤解と偏見を生み)
(最悪の場合断絶に至る。霊魂と語る少女にも、辛い過去はあったのだろうと漠然と察する)
んー……凛子ちゃん。
キミさえよければ、友達になってくれないか?メル友からでも構いませんが。
(少し眼を瞑って唸り、そして結論。別段同情したとかそんなゴミみたいな理由ではない)
(異能があろうがなかろうが、結局人はどこまで行っても独りなのだと、知っている)
(じーっと、紅い男にしては真剣な眼差しで見つめながら、申し出る)
【置きレスに借りました】
675 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/10(月) 22:23:18.81 ID:agF+JhIc
鼻毛
>>674 それはナイショ、なんてね、にゃはは
高望みなんてしてないよ〜、いまはただ人の恋バナが面白いだけ
(なんて口にしつつも、たぶん高望みしてるんだろうなぁと思う)
(高いというよりは、狭くてマニアックか)
勇者ぁ? アタシが?
ないないないって、そんな資質
がらじゃないし、どーせなら女僧侶がいいよ
(勇者のイメージはゲームやマンガのそれ、自分を当てはめて想像したら笑ってしまう)
(僧侶だって似たようなものだけど、まだ身近ではあるし)
聞き上手はもてるって言うからね〜、そこは生き死に関係ないし
ふふ、拓兎くんはお姉ちゃん子だったのかな?
なんとなく、そんな感じ
(単なる感で、それっぽい仕草が垣間見えたとか、そんなんではなかったけど)
ともだち? べつにいーけど、また突然だね
ふみゅ、だったら、まずは警察へ自首するとこからはじめよーか、ちゃんと付いてくからさ
拓兎くんが具体的にどんな悪いことしたのかは想像の域だけど、したんでしょ? 悪いこと
だったら悪いことしましたゴメンなさいって言わなくっちゃ
……なんてことを顔付き合わせる度に言うよ、友達なんだから、ね!
(紅裂拓兎の犯した罪が法律で裁けるようなものなのかは分からないけど、判断を仰ぐのは無駄ではないと思う)
(見ず知らずの話しを聞かない幽霊に話しかけるのは躊躇するけど)
(友人が道を踏み外してるなら、注意して手をさしのべるのは当たり前のことだ)
(これが勇者の資質なのかはさておき、ある意味の勇気はあるのだった)
【置きレスです。なんかすごく考えちゃった】
677 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/12(水) 23:32:15.99 ID:tgverCaN
熱帯夜
>>676 ……警察への自首を薦められたのは初めてだな。
まーあ、牢屋の中も楽しそうではあるんだけどね。
(一瞬、思考停止してしまうところだったが、なるほど、道理だ)
(当たり前のことを当たり前として言える。その感性は、珍しい)
(何故なら、紅裂拓兎の知り合いにしろ敵にしろ、殺人鬼だと知りつつその部分をスルーするか)
(処断する為刃を向けるか、若しくは観察するかくらいだ。罪を償えと言われたのは初めて、な気がする)
(とは言え、問題がないわけではない。異能なんてものの存在は公式では認められていないからだ)
立証できないからね、異能による殺人は。
霊視による証言が採用されないのと同じでね。
(仮に立証されたとして、罪を償うなんて不可能なレベルで殺している。終身刑か死刑だが妥当だろう)
(何より牢屋にぶちこまれたとしても三日くらいでその生活に飽きて正面から脱走しかねない)
知り合いの警察関係の子が言うは「今度妙なことしたら警告なしで射殺するです」だそうですけどねー。
ガンスリンガーってコードネームらしいんだけど、知ってるかな。
(一番妥当かつ安全な処理方法としては、人知れぬ場所で処刑すること、それに尽きる)
(そしてそれをしてくれそうな少年とは最近会っていない。残暑でへばっているのだろうか)
ま、凛子ちゃんが愛と勇気で俺の心を浄化してくれたら、もしかしたらもしかするかも知れませんけどね。
具体的には好感度が140突破したあたりかなー。
(そんなことは有り得ないと半ば思いつつ、そんな日が来ればいいと思っている)
(これは矛盾だろうか。口に含んだフレンチトーストは、甘い。自然と笑みも浮かぶ)
(それにしてもこんなまっとうで健全な精神の持ち主とは、久しく縁がなかった)
(だからこそ、そんな人物と知己を得る機会があった今こそ、この縁を深めておくべきだろう)
【待機中失礼】
【置きレスに借りました】
【落ちます】
681 :
名無しさん@ピンキー:2012/09/14(金) 16:18:35.02 ID:svv4E0QB
支配
【ロールの解凍に借ります】
【凛子ちゃんのレス待ち】
>>679 なに鳩が豆鉄砲を食ったような顔してるのよ
そんなに驚くようなことじゃないでしょーに
(自首を勧められるほど悪いことをしている人間も少ないだろうが)
(親兄弟友人先生の誰かでもいれば言ってくれる人はいるはずだと凛子は思う)
警察にとって立証は無理ゲーだってこと?
だとしても自首することに意味はあると思うな、あたしは
懺悔するなら教会へ行け、って言われるとしてもね
(紅裂拓兎に懺悔する気持ちがあるのか分からないけど、たぶんなさそうな感じ)
(たとえ思うような結果が得られなくても、実行したことに意義があるはずだ)
(それは一歩は前に進んだことになるはずだから)
(それが死刑台への一歩になるかもとは、想像できてはいなかったけれど)
がんすりんがー? さぁ?
アタシの回りにはコードネームなんて持ってる人はいないし
檀家さんに警察の人はいるけど、ふつうのおじちゃんだし
つーか、その人、婦人警官さん?
(なんとなく「射殺するです」と言われてニヤニヤ喜んでいる紅裂拓兎の顔が思いついた)
(聞いておいてなんだが、理由を言ったら怒られそうだから言わないでおこう)
……、
(オムライスを平らげてスプーンを置く)
(あとはケーキとコーラフロートだが、フロートはけっこう溶けてしまっている)
(食後に持ってきてと言わなかったのも悪いけど、ふつうは聞いてくるものじゃないだろうか)
(と、ちょっと不満に思ったり)
アタシはアンパンマンかいっ
拓兎くんの好感度上げはなにがいいかはあんまり想像つかな……くもないかな?
けっこうハードル高そうだけど、友達のためならね
(今日であったばかりではあるけれど、彼を好きな小学生にほだされてるのかもしれない)
【お待たせしましちゃいました。長く書きすぎた!】
いあいあ。
俺の周りにはそんなことを言う人間がいなかったもので、つい。
(類は友を呼ぶではないだろうが、誰も彼も夜の世界の住人ということだろう)
(その手のまっとうな考え方に縁のない連中ばかりと知り合っている)
懺悔ねえ…………
あんまり好きじゃないんだよね、神様とか。
(懺悔して、神の許しを空約束してもらう。なるほど、それもありだろう)
(吐き出したいことは山ほどある。だが無意味だと知っている)
(吐き出したい混沌こそが原動力なのだから)
婦人でもなければ警官でもないよ。
書類上、存在しない秘密部隊扱いのはずだから。
警官だけど警官じゃない、みたいな妙な扱いなんだよね。
(悪質な異形や異能者を秘密裏の処理する組織など日本で認められるはずもなく)
(いざとなれば切り捨てられるように書類上では存在しないことになっている)
拳銃持ってるアホ毛の男子中学生見たら、多分それ俺の知り合いだから。
最近どうしてるか知らないけどね。
(指で拳銃の形を作り、バキューン!と呟く。)
(トーストを平らげ、カフェ・オレを飲み終える。実に美味かった)
勇気の鈴がリリンリーン、なのよ。いいじゃない愛と勇気。
お、やる気かい?俺は意外と攻略難易度高いよ、自分で言うのもアレだけど。
それじゃあ、今後の行動に期待しておこう。
(好感度より選択肢で間違わないことが肝心なのだと思うが口にはしない)
(奏永久は常にその選択肢で間違えていた。逆鱗を撫でることばかり選択した)
(果たして、杜凛子はどんな言葉を掛けてくれるのだろうか)
(今日、ここで結ばれた縁は、どんな道に繋がっているのか。考えると少し気分が高揚した)
【こちらこそ、お待たせ。よろしく】
【語ること尽きたら〆にしようか】
>>684 あー、魔王がどうこうだっけ
信仰の自由は憲法で保障されてるもんね、あわないなら仕方ないか
(魔王崇拝と縁を切ったからといって神様助けてとならないらしい)
(なら仏様は? うちはお安くしとくよ、なんて言ったら父ちゃんにゲンコツものだ)
アホ毛で拳銃もってる中学生?
知ってるよーな、知らないよーな、むむむ
中学生で秘密部隊とか、中二病にもほどがあるわ
だれよ、そんなラノベのようなの税金で作ったのは
(秘密組織なら中学生でも構成員にできるのか、中学生はアルバイト禁止では?)
(夏休み前に出会った少年の顔が脳裏に浮かんだ)
(拳銃どころかもっとすごい武器使ってたし、正義にかぶれた組長の息子とか思ってたけど)
(秘密警察とかの方がそれらしい)
(永久ちゃんといい、世間は意外と狭いものなのだろうか)
いいよ、難しくても
そんなもんでしょ、友達関係なんて
それにハードルを跳び越えるのは拓兎くんの方なんだし
(自首するかどうか、凛子の頑張り関係なしに最終的には紅裂拓兎がどうするかなのだ)
(自分から出頭するのが自首、無理に連れて行くのは逮捕と同じで自首じゃない)
【遅くてごめんね、今日はけっこう疲れてるっぽい】
んー、いや。人間の罪を許すための装置として作られた
神様は都合良すぎて面白くないだけ。だから懺悔とかしないのよ。
(それこそ神話に語られる天変地異を起こすレベルの神様なら興味はあるけれど)
(ただ、人間の心を癒すために作り出された神様なんてそれこそ機械仕掛けの神様)
(都合が良すぎて面白くない。どうせなら下してみろよ、天罰という心境だ)
あー、日本政府とか警視庁じゃね?よく知らないけど。
まーあ、考えてみれば税金なのかな、金の出処。
(考えてもみれば、言われる通りだ。今まで気にしたこともなかったけれど)
(一般的な感性で物事を見る、という点が完全に欠落しているのを実感する)
(中学生を雇う秘密組織なんてブラック企業どころの話ではない)
そんなものかな、友人関係。
あー、自首する前に射殺されそうなんだけどね。
そうでなきゃ呪い殺されるか、妖魔に食い殺されるか。
(そうでなければ、魔女と決闘して死ぬとか。少なくとも司法の裁きを受けるという選択肢は)
(ない。そんな平穏で退屈で、何より平穏な死に方は、できないだろうと確信している)
まーあ、いいけどさ、それでもね。
(何がいいのかとは言わず、ただそれだけ言って、いつも通り笑う)
(伝票を持って立ち上がる。そろそろ陽が暮れる。ここからが自分の生きる世界だ)
それじゃあね。
(会計を済ませて、凛子と別れる。その後ろ姿に付き従うように無念を抱えた悪霊たちが)
(凛子に見えたかどうか。少なくとも紅い髪の男は気にした様子もない)
(今夜もこれからいつも通り戦って、何かの命を散らすことだけは確実ではあった)
【うん、わかった。じゃあこれで〆にしようか。お疲れ様】
【付き合ってくれてありがとね。また今度よろしく】
>>687 畳の上じゃ死にたくないよーな言い草だね
諦めてるのか、自分から首つっこんでるのか分からないけど、
ほんとにそれでいーのか考えてみた方がいいよ
(もう考える余地があるのかないのか、ないのだとしても、今日は今日、明日は明日)
(ラブレターもらったんだからちょっとは運命だって変わってるかもしれないじゃない)
(高校生なんだし、諦めるのは早いんじゃない?)
ありがとー、ごちそーさま!
オムライスもケーキも美味しかったよ
また今度ね〜
(店の前で手を振って別れる)
(今日は達成感が大きいから寄り道せずに家へ帰って味わおう)
(新しい友達も増えたし、こんな日はたまにしかないのだから)
【凛子もこれで〆、今日はなってなくてごめんね】
【ロールありがとうございましたっ】
そう、そこだ…
ああ、いやアレの心がけ態度次第だけどな?
なにしろあの元メスポリだからな…まず使い倒されるだろ。
特に最初のうちにな。反抗的なら特に手荒く使われるだろうから。
ここ数日のように手厚くメンテは出来ないでしょうからね。
かなり早い時期に痛んだり壊れる可能性がありますから、
私は、二年は持たないだろうと踏んだので、
アンチエイジングはしなかったんですよ。
んー、あたしは何となくあっさり堕ちる気がするんだよー
もともとそーとースキモノでしょ?
かわいー便器ちゃんになったら、改めて処置したげればいいっしょ?
(アーリエルに奉仕させながら、キャプテン、副長、技師長はそんなことを言う)
(ケイトが老化防止が必要なほどは生きないだろうと。
自分たちが責め殺すという予測を平然と語る)
(その意味では、五年間生かされ、さらに生かし続けることを前提とした処置を受ける予定のアーリエルは、特別に気に入られた便器だといえた)
(そのケイトは、アーリエルほどではなくとも、便器としての生を受け入れ、海賊達に服従すれば生かされ、使われ続ける可能性もあるという。それが幸せなのかはともかくとして)
(ふたなり海賊達には、人間種族はヒトではない。アーリエルのことも、大事にしてはいるが、あくまで便器・玩具として…それを証明するかのように、アーリエルは三人から気ままに使われ、犯されて精液を浴びた)
(調整終了し、タトゥーをつけて仕上げた新しい便器。元女警官のケイトが目覚め、副長の定番の質問に答える)
(ごらんなさい、と副長が示す先には宙に浮かんだディスプレイがあり、処置台に座っている、今のケイトの姿が映っていた)
(三人の誰かのスーツについたカメラと、壁にカメラがついているのか。
マルチに区切られた画面の中の全裸のおんなは、腕に海賊のタトゥーをつけ、少しぼうっとした表情をしている)
ふふ…普通の気分ですか?便器そのものの身体がなじんでいるようですね?
でも何も変わらないことはありませんよ?舌で唇を舐めてごらんなさい?
(性感強化されたケイトの唇と舌はもはや性器そのもの。
命じられた行為はいわばクリトリスでラビアを撫でるようなものだ)
(慣れれば多少鈍るだろうが、調整直後の鋭敏な感覚にはどれほどの刺激だろう)
(そうして、ケイトに自分の身体が性玩具と化したことを実感させている間に)
(技師長がミルクの入った皿をふたつ、床においた)
にゃはは!どーよ、あたしの調整テク!いー感じのビッチボディに仕上がってるでしょ?
次は別の性能を確認するよ!
ビッチポリちゃん?このミルクを舐めて飲んでみるんだよ?
クリ舌は感じるだろうけどねー…便器化した内臓の反応はちょっちつらいだろうけど。
ガマンするんだよ?
アーリエル。ケイトにお手本を見せてあげなさい。
這いつくばってミルクを口だけで舐めすするやりかたを。
(技師長の命令は、言葉通りならば実行してもミルクを飲むことは出来ないという意味。
ケイトがヒトではなくなった事実を確認する行為だと。
副長が、アーリエルに家畜としてミルクを飲む作法の手本を実演しろと命じて)
(キャプテンが、さあ、とアーリエルの肩を押した)
そう、そこだ…
ああ、いやアレの心がけ態度次第だけどな?
なにしろあの元メスポリだからな…まず使い倒されるだろ。
特に最初のうちにな。反抗的なら特に手荒く使われるだろうから。
ここ数日のように手厚くメンテは出来ないでしょうからね。
かなり早い時期に痛んだり壊れる可能性がありますから、
私は、二年は持たないだろうと踏んだので、
アンチエイジングはしなかったんですよ。
んー、あたしは何となくあっさり堕ちる気がするんだよー
もともとそーとースキモノでしょ?
かわいー便器ちゃんになったら、改めて処置したげればいいっしょ?
(アーリエルに奉仕させながら、キャプテン、副長、技師長はそんなことを言う)
(ケイトが老化防止が必要なほどは生きないだろうと。
自分たちが責め殺すという予測を平然と語る)
(その意味では、五年間生かされ、さらに生かし続けることを前提とした処置を受ける予定のアーリエルは、特別に気に入られた便器だといえた)
(そのケイトは、アーリエルほどではなくとも、便器としての生を受け入れ、海賊達に服従すれば生かされ、使われ続ける可能性もあるという。それが幸せなのかはともかくとして)
(ふたなり海賊達には、人間種族はヒトではない。アーリエルのことも、大事にしてはいるが、あくまで便器・玩具として…それを証明するかのように、アーリエルは三人から気ままに使われ、犯されて精液を浴びた)
(調整終了し、タトゥーをつけて仕上げた新しい便器。元女警官のケイトが目覚め、副長の定番の質問に答える)
(ごらんなさい、と副長が示す先には宙に浮かんだディスプレイがあり、処置台に座っている、今のケイトの姿が映っていた)
(三人の誰かのスーツについたカメラと、壁にカメラがついているのか。
マルチに区切られた画面の中の全裸のおんなは、腕に海賊のタトゥーをつけ、少しぼうっとした表情をしている)
ふふ…普通の気分ですか?便器そのものの身体がなじんでいるようですね?
でも何も変わらないことはありませんよ?舌で唇を舐めてごらんなさい?
(性感強化されたケイトの唇と舌はもはや性器そのもの。
命じられた行為はいわばクリトリスでラビアを撫でるようなものだ)
(慣れれば多少鈍るだろうが、調整直後の鋭敏な感覚にはどれほどの刺激だろう)
(そうして、ケイトに自分の身体が性玩具と化したことを実感させている間に)
(技師長がミルクの入った皿をふたつ、床においた)
にゃはは!どーよ、あたしの調整テク!いー感じのビッチボディに仕上がってるでしょ?
次は別の性能を確認するよ!
ビッチポリちゃん?このミルクを舐めて飲んでみるんだよ?
クリ舌は感じるだろうけどねー…便器化した内臓の反応はちょっちつらいだろうけど。
ガマンするんだよ?
アーリエル。ケイトにお手本を見せてあげなさい。
這いつくばってミルクを口だけで舐めすするやりかたを。
(技師長の命令は、言葉通りならば実行してもミルクを飲むことは出来ないという意味。
ケイトがヒトではなくなった事実を確認する行為だと。
副長が、アーリエルに家畜としてミルクを飲む作法の手本を実演しろと命じて)
(キャプテンが、さあ、とアーリエルの肩を押した)
そう、そこだ…
ああ、いやアレの心がけ態度次第だけどな?
なにしろあの元メスポリだからな…まず使い倒されるだろ。
特に最初のうちにな。反抗的なら特に手荒く使われるだろうから。
ここ数日のように手厚くメンテは出来ないでしょうからね。
かなり早い時期に痛んだり壊れる可能性がありますから、
私は、二年は持たないだろうと踏んだので、
アンチエイジングはしなかったんですよ。
んー、あたしは何となくあっさり堕ちる気がするんだよー
もともとそーとースキモノでしょ?
かわいー便器ちゃんになったら、改めて処置したげればいいっしょ?
(アーリエルに奉仕させながら、キャプテン、副長、技師長はそんなことを言う)
(ケイトが老化防止が必要なほどは生きないだろうと。
自分たちが責め殺すという予測を平然と語る)
(その意味では、五年間生かされ、さらに生かし続けることを前提とした処置を受ける予定のアーリエルは、特別に気に入られた便器だといえた)
(そのケイトは、アーリエルほどではなくとも、便器としての生を受け入れ、海賊達に服従すれば生かされ、使われ続ける可能性もあるという。それが幸せなのかはともかくとして)
(ふたなり海賊達には、人間種族はヒトではない。アーリエルのことも、大事にしてはいるが、あくまで便器・玩具として…それを証明するかのように、アーリエルは三人から気ままに使われ、犯されて精液を浴びた)
(調整終了し、タトゥーをつけて仕上げた新しい便器。元女警官のケイトが目覚め、副長の定番の質問に答える)
(ごらんなさい、と副長が示す先には宙に浮かんだディスプレイがあり、処置台に座っている、今のケイトの姿が映っていた)
(三人の誰かのスーツについたカメラと、壁にカメラがついているのか。
マルチに区切られた画面の中の全裸のおんなは、腕に海賊のタトゥーをつけ、少しぼうっとした表情をしている)
ふふ…普通の気分ですか?便器そのものの身体がなじんでいるようですね?
でも何も変わらないことはありませんよ?舌で唇を舐めてごらんなさい?
(性感強化されたケイトの唇と舌はもはや性器そのもの。
命じられた行為はいわばクリトリスでラビアを撫でるようなものだ)
(慣れれば多少鈍るだろうが、調整直後の鋭敏な感覚にはどれほどの刺激だろう)
(そうして、ケイトに自分の身体が性玩具と化したことを実感させている間に)
(技師長がミルクの入った皿をふたつ、床においた)
にゃはは!どーよ、あたしの調整テク!いー感じのビッチボディに仕上がってるでしょ?
次は別の性能を確認するよ!
ビッチポリちゃん?このミルクを舐めて飲んでみるんだよ?
クリ舌は感じるだろうけどねー…便器化した内臓の反応はちょっちつらいだろうけど。
ガマンするんだよ?
アーリエル。ケイトにお手本を見せてあげなさい。
這いつくばってミルクを口だけで舐めすするやりかたを。
(技師長の命令は、言葉通りならば実行してもミルクを飲むことは出来ないという意味。
ケイトがヒトではなくなった事実を確認する行為だと。
副長が、アーリエルに家畜としてミルクを飲む作法の手本を実演しろと命じて)
(キャプテンが、さあ、とアーリエルの肩を押した)