【異能】黄昏の学園26【異端】

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1名無しさん@ピンキー
舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。

【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。

テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】

前スレ【異能】黄昏の学園25【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1271575730/

避難所【異能】黄昏の学園避難所61【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1272161319/
2紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/04(火) 23:26:37 ID:X2ZsWNGw
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
      紅いコートを好んで着る。 特に冬場。 
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。 
・感知…魔力の流れを漠然と感知できる。
     (主に人間と人外の区別に使用するが完璧ではない)
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
      『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。

【武器】鋼鉄製トンファー(銀メッキ加工済み) 重量15kg×2
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
・魔王の加護(魔力供給・再生能力など)を失っているので
 肉体的には鍛えた常人程度の強度しかない。
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Lunatic』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
 無理に使用すれば行動不能になる。
・『Lunatic』使用後に大きな隙が出来る。
【備考】
数多の矛盾を抱える、珪素使いの自称「悪人」。かつて魔王の契約者だったが
様々な出会いと戦いの末に今までの自分を見直し、契約破棄に至る。
契約破棄の代償に「魔王の加護」と寿命を失う。
普段は気さくで適当な態度。実はネガティブ思考かつ悲観的。皮肉屋で屁理屈好き。
他人の言い分を認めないが、認めるべき部分はちゃんと認める。天邪鬼で琴線に触れる
事象がかなり偏っている。尚、必要なら誰でも抹殺する性格は余り変わっていない。

※現状
《虚影会》に反旗を翻す。
兵部晶とはいずれ決着を着ける気でいる。
紫一久からある少女を救済するつもりでいる。
アンジェラ・トルーマンと契約し2種類の魔術を使えるようになった。
奏永久の兄探しを手伝う。
3紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/04(火) 23:27:29 ID:X2ZsWNGw
【スレ立て乙。】
【折角なのでプロフを投下して落ちる。】
4霧原朱音 ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/05(水) 01:12:34 ID:+zWnBVUl
【名前】Nameless(旧名:霧原朱音)
【年齢】肉体年齢で14歳
【性別】女
【身長】137cm 38kg
【3サイズ】実になだらか
【容貌】腰まで伸びた薄い黒色の長髪、視力が低下しているため眼鏡が欠かせない。大抵は着の身着のままな姿。
喰らった相手のものをそのまま着ることもあり、丈が合わなくなったりすることも。
【能力】身体変化
主に右手を自由自在に変化させて戦う。ときに剣にときに矢に。またあるときは敵を喰らう顎ともなる。伸縮も自在。
・体液操作
自身の体液を自在に操る。以前持っていた体液を混入させた液体を操る力は失われている。
【希望】戦闘、会話、他にももろもろ
【NG】殺されなければ、よし!
【弱点】かつての自分の記憶が再起されるような事態に陥ると、行動に支障をきたすことがある。
その他、絶賛精神的に不安定中。
【備考】
かつて滅びた人類の敵対者、シードの残滓を力として利用することを企てた者達の手によって、適応者として用意された体。
しかしシードの意志はすでになく、その器にも意志は残されていなかったため、かつてシードを御し得た霧原朱音の魂が宿されることとなった。
その際、利用しやすくするため過去の記憶は一部を除いて封印されている。
そんな彼女は起動実験の際に暴走。その場に居合わせた者全てを喰らい脱走。
しかし彼女に宿されたシードは不完全であり、液体操作や感染による繁殖は行うことが出来ない。
また、常識を遥かに越える身体能力をもつが、それによるエネルギーを補うことも出来ず、補食という形でエネルギーを補給している。
現在は自分が何物であるのかもわからず、ただ飢えを満たすために異能をもつものを狙い、喰らいながらこの街の夜を徘徊している。

【さあ、心機一転テンプレ大幅改正で参上だ。まずは投下落ちっと】
5水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/05(水) 11:25:28 ID:euOFNCdm
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】スポーツ刈りというほどでもないが髪は短め/不知火時は髪の毛は逆立つ
 瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長

【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
 全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
 「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
  「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
  「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
 「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
 気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
 発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る

【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死

【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
 能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
 スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
 また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
 遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
 常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
 動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意    

【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
 若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
 両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活

 不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
 近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある

 現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
 最近の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
 ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず

【プロフ貼り落ちです】
6迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 16:02:49 ID:SH0uOvlR
>>1乙〜】
【前スレ容量オーバーにつき、こちらを使わせてもらいますね】

>>前スレ459
あぁ…そう言うこと、ね
(自分にとっては割り切った問題なのだが)
そうだな…今では俺はこの力があってよかったと思ってる
この力がなければ、もうとっくに化け物に殺されていたかもしれない
だから、この力の所為で火の粉が降りかかるようなことがあっても、それは全て受け止める
そう決めたんだ
(都の後に回り、ゆっくりと車椅子を押して歩き出す)
(目的地を何処とも決めないままに公園内の砂利道を進む)

力があろうがなかろうが、この街の闇は人々を飲み込もうとする
それならばむしろ、対抗できるだけの力があってよかったって思わないとね
(己の持つ異能故により強く闇を引き寄せている面もあるのだが、都に話すべきではないだろう)
(それともうひとつ。力を持った故に伊織津綺子と出会えたのだ、とは、流石に言うつもりはなかった)
7天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 16:17:21 ID:xee7f7fB
>>6
そう、ですか。
迫水先輩は強いんですね。
(百聞は一見にしかず、前回今回のことで色々と分かった事がある)
今回は伊織先輩と迫水先輩だったけど、力のことで次はわたしが襲われることがあるんですよね。
今まで注意しろ気をつけろと散々言われてて、それを分かっていたつもりでつもりだったのを自覚しました。
とは言っても、わたしにはあんなことから身を守る力なんてないし。
いつもたまたま運良く誰かが助けてくれて、けどそれも絶対じゃなくて。
通り魔に襲われるのが怖くて部屋に閉じこもっている訳にもいかないし……難しいです。
(何をどこまで気をつければいいのか、よく分からない)
(あちらの世界に足を踏み込まなくても、通り魔のように襲われる時は襲われてしまうから)

あ、そうだ、また聞きそびれちゃいそうなので。
わたしに話があるって、結局何なんでしたっけ?
(乱入があったせいで、何か話したのか話さなかったのかよく分からなくなっていて)

【すみません、前スレに新スレのURL張り忘れちゃいました】
8迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 16:37:04 ID:SH0uOvlR
それほど強い訳じゃあないけどね

(茜色から闇の色へゆっくりと明るさを失っていく公園を歩く)
今以上に気をつけて、としか言えないんだよね。そうすれば日常にある危険は避けれるし…
そう言うことが起こり得るって分かっているなら、いざそんな事態になった場合でも落ち着いていられる
パニックを起こせば逃げれる時も逃げれなくなっちゃうからね
(要は開き直りなのかな?とあまり参考にならないような意見)

あぁ、話ね…どんな事件だったのか聞きたかったんだけどさ…
もう分かっちゃったし
それよりも、先に聞きたいことがあるんだけど
あの声は…何なんだ?
(都の声で、後からは少年の声で。都の口を使って話すものの正体をたずねる)
(ただの人ではないだろうことから、あえて「誰」ではなく「何」と聞いた)

【ん、問題ないんじゃない?】
9天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 16:57:32 ID:xee7f7fB
>>8
異形怪異による事件も、普通の事件に対してと変わらないってこと、ですよね。
最近は前に比べてビックリすることが多いので、パニックにならないよう気をつけなくっちゃ、かぁ。
(普通は逆のような気もするが、近しい人に関わる事件が多くなったということなのだろう)
(もしくは、あちら側に関わる人の友人知人が増えたと言うことか)

あー、アレ、ですか。
もちろん気になりますよね、やっぱり。
(困ったようにポリポリと頬を指先でかいて)
少し前にX丁目のお稲荷さんが火事になったのを知ってますか?
あれ、異形に襲われたのが原因なんです。
お稲荷さんを守っていた使いの狐さんがいたんですが、異形にやられて大怪我しちゃって。
それを保護したのがわたしなんです。
(指で自分の方をさす)
魂はわたしに憑いていて、体の方は動物園で預かって貰ってて。
あ、神様の使いだから悪い子じゃないですよ?
保証してくれる人もいますし。
(媛名葵のことだが、そう思っているのは都の思い込みである)
(異形狩りの立場からすれば微妙な扱いではあるだろう)
10迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 17:16:11 ID:SH0uOvlR
君も、憑かれている…だって?
本当に危険じゃないんだろうな?大丈夫なんだな?
(都の話、即ち都に憑いているモノの話を真っ正直に信じるならば)
(稲荷権現の使いの狐。神様の使い。それほど危険ではなさそうではあるが)

まぁ、みゃこが信じているなら、俺が何を言っても聞かないだろうし…
その体が回復すれば元に戻れるんだね?
(結局は都の話を信じることにする。憑いている狐だって、宿主を好んで傷つけることはないだろう)

あぁ、そうだ。例の刀だけどね。今は一応家に置いてある
一人暮らしだから、誰かに触られる心配もない
俺の方で処置を考えさせてもらってもいいよね?
11天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 17:35:56 ID:xee7f7fB
>>10
大丈夫ですよ。
この間だって、今日だって、先に気が付いて教えてくれたのは紅雲くんだし。
いまはわたしに憑いてるけど、もう少しして霊力が回復したら、別のものに移ることができるそうです。
移り先もある人に用意して貰ってるので、今のうちだけですよ。
(安心させるように今後の予定を説明する)
(実際、普段は寝てることが多いので困ることもないし、存在を忘れてしまうことだって多々あるくらいだった)

構わないですよ。
わたしは居合わせただけですし、どうこうというのもないですし。
(そう言えば、と)
紅雲くん曰く、本来なら高名な退魔の刀になっているはずのものですって。
何かが欠けてしまったのであんな風になってしまったのだろう、とか。
やっぱりこうゆうのって、お寺とかに預けた方がいいんでしょうね。
(これも前に幾人かから言われたことだ、預けた方が確実だと)
わたしの友達でも遺産の日本刀で怪現象に悩まされた子がいたんです。
あまりに怖いからお寺に預けようという話になって、でも預ける前に刀は折れちゃって鞘は行方不明。
怖いのは怖いけど、今回のことに比べたら安全で可愛いものですよね。
(何しろ襲ってこないですし、と)
12迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 17:55:25 ID:SH0uOvlR
ん、そうか
そこまで分かっているなら、ひとまずは安心だね
(都の言う「ある人」が誰なのか気になるところだけど)
(都に助力しているのだから、少なくとも悪意はないだろうと判断する)
(むしろ気になるのは同じような事情であるはずの人物で)
あいつにも、それくらいの見通しがつけばいいのに…
(都に気を遣い、流石に小声でボソリと呟いて)

普通のお寺に預けても危険なだけな気がするからさ
その手のことに詳しい専門家に任せるのが一番だと思うんだ
何人か知り合いをあたってみるよ
(真っ先に候補に思い浮かべたのが生徒会長である御法川醍醐。専門家ではないがその手のコネクションが期待できるだろう)
(次いでの候補は媛名葵。異形狩りを生業とする組織なら、異形狩りの刀についての取り扱いはお手の物だろう)
専門家なら、その「欠けた何か」も分かるんじゃないかな?

ふうん…そんなこともあったんだ…
(とにかくこの街では怪奇談、心霊現象などの噂話、都市伝説をよく耳にする)
(とるに足らないデマカセから、まさしく異形の仕業まで、種々雑多に入り交じっていて)
その知り合いの子に何もなくてよかったね

【時間は大丈夫かな?もうそろそろ〆だと思
13天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 18:04:53 ID:xee7f7fB
>>12
普通のお寺かぁ……小さなお稲荷さんにもお使いがいるんだから、結構どうにかできたりしないのかなぁ?
(その社は異形にコテンパンにされてしまったのだけど)
専門家に任せるのが一番ですよね。
わたしもあちこち聞いてみたりしたけど、以外と見つからなくて。
霊能力があるって人はいないものなんですね。
(迫水直も伊織津綺子も能力としては物理的なもので)
(他の異能者もほとんどがそうだ)
何にしろ、下手に壊したら呪われちゃいそうだし、普通に戻るといいんですけど。

はい、一時期すごいノイローゼになってたけど、いまは元気にしてます。
……伊織先輩も、はやく元気になるといいですね。
夏休み前にも大会があると思うし、それまでに全快すればいんだけど。

【はい、次くらいで〆でしょうか】
14迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 18:22:14 ID:SH0uOvlR
通り一遍なお祓いとかじゃダメだろうね
それこそ、足を踏み入れた人じゃないと…
(寺院神社が全く役立たずだとは思わない。何しろすぐ目の前には稲荷の使いがいて)
(何度か危機を救われ、津綺子との大切な場所になっている寺院)
(善なる存在もいそうな気分にさせてくれる)

傷自身は糸が抜ければすぐだろうけどね…
(病室で見せられた赤い引きつり。それを思うとズキリと心が痛む)

もう暗くなってきたね
このまま、寮まで送ろうか
(胸の痛みを振り払うように明朗な声で、車椅子を公園の出口に向ける)
(空は濃い藍色に染まり、地平線の近くは明るい紫色。絶妙なグラデーションを背景に、ポツリポツリと街灯がともりはじめる)

【では、こちらの〆は、このレスか次のレスで】
15天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 18:34:03 ID:xee7f7fB
>>14
あの刀、強情そうですものね。
(刀に人格があるのかわからないけど、どうも話していた感じは憑かれている人のものっぽかったし)
(けれど、もしあるなら問答無用で魔物滅殺とか叫びそうだ)

刀傷、ですものね。
練習中はジャージでも、ちゃんと飛ぶ時は脱ぐだろうし。
(傷跡がみんなに見られてしまうということだ)
(手術跡を常に靴下で隠している都としては胸が痛む)

んー、結局お見舞いはできずにこんな時間かぁ。
ま、仕方ないか……お願いします、迫水先輩。
(もうそろそろ夜の世界が来る)
(都がいるべき昼の世界がある寮へと帰る時間だった)

【では都はこれで〆にします】
16迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 18:47:43 ID:SH0uOvlR
【なかなかにキレイな〆をもらったので俺の〆は無しで】
【随分と長い期間お付き合いしてくれてありがとう】
【今回お腹一杯な感じで、とても楽しかった】
17天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/05(水) 18:52:39 ID:xee7f7fB
>>16
【こちらこそ、またドタバタと振り回してしまいまして、、、】
【わたしも楽しかったです】
【お付き合いありがとうございました】
18迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/05(水) 18:56:15 ID:SH0uOvlR
【いやいや、振り回してくれれるのは、とても面白いので】
【また次の機会があれば、またお願いしますね】

【ではでは、今日は先にお暇させてもらうよ】
【お疲れ様&ありがとう】
19黒上 いろは ◆zPDVctO00E :2010/05/06(木) 00:19:07 ID:ficg1ie5
【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
    異形時:↑+頭に、前に突き出た一対の白い角。背に蝙蝠のような二枚の翼。背中の中ほどまで伸びた髪。
    本来の姿(不完全):漆黒の巨大な四足獣、霧や影のような見た目。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
    異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
    そこまで強力ではないが再生能力を持ち、一ヶ月ほどで片腕くらいなら再生可能。
    因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
    異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。

【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に)、退魔武器(種族的に)

【備考】過去に喰った少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
    日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
    無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
    人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
    「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
    因みに、頭が弱く補修・再試常連。

    水鏡恭弥との戦闘において左腕が消滅、現在はほぼ再生完了。
    また、著しく損傷した影響でリミッターが外れているため、一定環境下で不完全ながら本来の姿になることがある。
    この際、いろはの意識は無く記憶も残らない。またこの姿に自由になれるわけでもない。

【プロフ投下落ちっ!】
20兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 21:25:38 ID:7h0O3ZZN
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】全体的に髪はショートだがアホ毛があり、もみ上げが長い。童顔。
    基本的に仏頂面でツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を回転させる。
    また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
    能力と組み合わせ弾丸の貫通力の向上や、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
    対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』+S&W M38
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。以前は家族を溺愛し、また家族に溺愛された純粋無垢な少年であった。
    しかし去年の夏に、異形の襲撃により家も家族も失ってしまう。
    それから警察官であった父のもう一つの仕事、異形狩りを知り
    復讐のためそれを受け継ぎ、訓練を受け『ガンスリンガー』のコードネームを得た。

    だが様々な出会いから、大切なのは復讐でなく、同じことを
    繰り返させないこととし、また孤児院の似たような境遇の子供達に
    会うことで、改めて誰かを守ることへの大切さを自己確認した。
    そのおかげかほんの少しだけ、表情が大人びた。

    紫 一久とは組織的に協力関係、紅裂 拓兎とは類似した過去を持ち、
    その心を理解しながらも、罪は許せず、断罪をすると誓った。
    自分の心の支えである久遠ゆりかを姉と慕い、恋心を抱いている。
    アンジェラ・トルーマンとは同じ公僕として組織的に協力関係にあり、
    須佐乃水琴とは間接的な同僚、また媛名葵も組織的に
    協力関係であり、彼女個人に対しては強い信頼がある。

こちら絵師さんに、僕の絵を描いて頂きました。
http://www.100gazou.com/sinzou/bbs.cgi?check_img=493&type=jpg
http://www.100gazou.com/sinzou/bbsdata/img/498.png



【前山先輩、スレ立て乙でした。投下しつつ、しばらく待機させて頂きますね】
【どなたでも、お気軽に声をかけて下さい】
21郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 21:31:56 ID:Im4oDa0f
【俺でよかったら、お相手してくださいなっと】
【とはいえ、特にネタがあるわけでもないんだけれど!】
22兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 21:38:28 ID:7h0O3ZZN
【こんばんはです、郡先輩。それでは、よろしくお願いします】
【そうですね…では共闘…は前回やったので、学園での日常ネタか、
 無害な妖魔を巡る対立ネタか、はたまたやや長くなる共闘ネタなどいかがでしょう】
【あるいはぶっ飛びパラレルワールドで、十年後の世界とかでも構いませんが(←)】
23郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 21:42:22 ID:Im4oDa0f
【どれも面白そうな件について!】
【共闘ネタについてはじっくりやってみたいので、それは次回において置いて】
【今回はパラレルワールドで十年後の世界というのも見てみたい気がっ!】
24兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 21:48:44 ID:7h0O3ZZN
【はい、了解しましたっ。では、シチュエーションはどうしましょうか】
【僕は基本的なスタンスは、今とあまり変わらないので。
 やはり、『三千世界』は非合法な組織なんでしょうか】
【共通の敵である異形を敵にした二人の共闘、人間を守る僕らと、
 異能は殺すあなた方との戦闘、あるいはシンプルに会話のみ、などなど】
【もちろん、先輩にやりたいことがございましたら遠慮なく。まだまだ謎の多い組織ですしっ】
25郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 21:52:54 ID:Im4oDa0f
【正直な話、詳しいことはあまり決めてなくて曖昧なんだけど、非合法な組織……有志の集団みたいな】
【具体的なことは決まってない中で、一番やりやすいのは一番最初の共闘かなー】
【そっちが何かやりたいことがあれば、勿論優先させてもらうぜ。シチュエーションは俺の希望聞いて貰ったし】
26兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 21:59:40 ID:7h0O3ZZN
【《深凪》と、雰囲気的には似たような感じですね…成る程。
 まあ僕も今から10年後どうなっているかと、必死に考えているので(←)】
【パラレルワールドなので、完全に先輩にまる投げしちゃうんですけど、
 10年後も、異能・異形などはやはり公的にはないものになっているんでしょうか】
【それと互いの認識ですけど、あの夜の共闘から遭遇していないか、
 互いの組織と立場の存在は知っているか、どんな風にしましょうか?】
27郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 22:04:17 ID:Im4oDa0f
【まぁ、兵部たちのような公的な機関もあることだし、表向きはないということになってるけれど、
 異形・それに対する機関との抗争は激しさを増し、一般人への被害も拡大してて…】
【実際は、建前はないということだけど、その実態は一般人にも知られつつあるってとこかなー?】

【でもま、あくまで適当にイメージしただけなんで、やりやすいように修正してもらったらっ。】

【あれ以降何度も共闘しているし、お互いの組織も知ってる……上で、
 今回は目的が一致しているから協力しているだけで、馴れ合っては無い、むしろ敵同士……って関係がいいかなー?】
【もちろんそちらのやりやすいように(ry】
28兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 22:16:28 ID:7h0O3ZZN
【ふむふむ、了解しました】
【いえ、こういう設定があった方がイメージし易いですし。
 キャンパスの大きさが分かれば、何を描くかも決まってきますしね】
【では@シンプルな方、ただ夜にたまたま遭遇、そこに異形が現れる。
    一人では手強く二人がかりで協力し、打倒する
   A大がかりな方、知能ある異形によって構成されたテログループ、
   その集団がとある施設を、人質を捕らえながら立てこもった。
   現場に急行する僕らと、その情報を入手した、あなた方と――――】
【ううむ、自分から言っておきながらあんまり思いつかなくてすみませんっ】
29郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 22:19:45 ID:Im4oDa0f
>>28
【それじゃ、2番でチャレンジしてみようかっ】
【それで良ければ軽く俺から書き出してみるけど、どうだ?】
30兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 22:22:28 ID:7h0O3ZZN
【すみません、それではよろしくお願いします】
【人質が不都合であれば、テロリストのアジトなどでも構いませんので】
【ゆっくり、先輩が書き出すのを待たせて頂きますね】
31郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 22:36:28 ID:Im4oDa0f
(―――白昼堂々。よくやってくれるものだ)

(そこはとある児童養護施設だった)
(手に入れた情報によると、子どもたちを人質に立てこもっているようだ)
(出されている要求はひとつ。異形・妖魔・怪物―――『人外』を討つ全機関の解体だった)
(馬鹿なことだ。どの機関もたかだか子ども数十人の命と引き換えに、白旗を振るような殊勝な組織
 ではないことぐらい、理解しているだろうに)
(同時に、賢いとも思った。少なくとも、話題になれば人々の恐怖心を煽り、
 子どもたちを切り捨てるようなことがあれば、機関は人々からの批判は免れないだろう、と)

まぁ―――、癪だけど、あいつらの勝手にはさせたくないからな。
(警官が取り囲んでいる施設を遠目に眺めながら、無造作に携帯を開く)
(そのディスプレイには、とある人物のメールアドレスと電話番号が表示されていた)
全く。10年経っても、メルアドに番号を残しておくなんて、あいつも律儀なヤツだな。
(苦笑を浮かべながら、手早くメール文章を打ち込んで、その持ち主に送信する)

『現場に到着。特別に協力する。正面、裏口、どちらから攻める?』

(簡単な文章を送信した。―――あの少年、今となっては青年と成長した兵部晶に)

【まぁっ、こんな感じでっ!どうぞよろしくっ!】
32兵部 晶(10年後) ◆oWbpNIMs9M :2010/05/06(木) 23:04:58 ID:7h0O3ZZN



―――――現場の状況は、どうですか?
『膠着状態だ。奴さんらも、全く引く気はねえ。交渉にも応じるつもりはねえってさ』

そうですか…。狙撃班の配備は?
『このポイントに完了済みだ』

では、技術支援班及び各制圧班の準備は?
『もちろんOKだ。いつでもカチ込めるぜ』
――――了解しました。



(児童養護施設の、門扉付近。隊員輸送車や資材搬送用のトラックなどが
 停車している中、一台の無線指揮車の傍らに、複数の男達が並んでいた)
(アサルトスーツに身を包み、防弾・防刃ベストにタクティカルベストを重ねた
 物々しく屈強な連中。特殊急襲部隊特務分隊――――通称S3である)
(そしてその中に一際目立つ、腰までの長髪を後頭部で束ねた、
 二回りほど細い体格の青年がいた。元より細いのもあるだろうが、
 そもそも装備自体が軽装なのだろう。防弾ベストも着てはいない)
(鋭い瞳で学校を一瞥すると、周囲の面々に視線を向ける)

(こうも強行的な手段に出るとは、やはり奴らも力を蓄えてきているらしい。
 昔ならば、こうはいかなかった。忌々しいが、認めざるを得ない)
(そうして、こちらも望ましくはないのだが――――彼らの協力が、今は必要なのだ)
(メールの着信に気付き、携帯を開いた青年はそう思った。
 仇敵とまではいかずとも、その理念は大きく異なる。
 ため息を付きながらも、こちらも何事かを打ち込むと、パタリと携帯を閉じた)

………今回は、彼も協力してくれるそうです。《三千世界》の方が。
『いいっ!?言っちゃあアレだが、奴らもテロリストに近い存在じゃねえか…。信用、できんのか?』
一応、していいでしょう。万が一狙われるにしても、僕だけでしょうし。
何より、人質確保が最優先です。利用しない手はありません。

(郡太一郎の元に、短いメールの返信が来た。そこには、こう記されている)


『3分後に、正面から突入する。敵と間違われ、撃たれることのないように』



【とってもとっても遅くなってすみません…では、よろしくお願いしますっ!】
33郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 23:34:39 ID:Im4oDa0f

『上等だ。』

(簡潔な肯定。メールを確認すると、さらに別のアドレスを開いて電話をかける)
ああ、『向こう』は準備が出来たみたいだぜ?
今から三分後。しっかり時計を合わせておけよ。そっちは鳳たちに任せる。
歪ヶ崎と薄、九鴎は、解放される人質の確保に回ってくれ。あとは各自判断で行動―――ってことで、オーケー。
俺は、『向こう』と行動する。まぁ、なんとかなるだろ。じゃあな。
(電話を切ると、腕時計に視線を落とした。あと2分ほど――、野次馬の群れを潜りながら最前列まで抜け出る)
(野次馬を抑えるために、警官たちは忙しそうに連絡を取ったり、野次馬を怒鳴りつけている)

さて―――、それじゃあそろそろ始めるとしようか。
(肩を軽く回しながら、腕時計の秒針に再度視線を向ける。
 『三分後』まであと3―――、2―――、1―――)

ゼロ。

(ロープを掻い潜り、施設のフェンスを飛び越える。警戒していた警官が此方に気づき、何事か叫んでいるが無視)
(施設の玄関まで一気に走り抜けて、土足のまま上がりこむ。案の定、と言うべきか、
 施設の玄関先から既に異形や妖魔、多種多様な『人外』が待ち受けていた)

歓迎、ご苦労さんっと。
―――ただまあ、俺は警察でもなければ、機関の人間でもない。
ただの通りすがりに過ぎないんでな。申し訳ないが、その歓迎は、遠慮させてもらうよ。
(黒のスーツズボンが、ゆら、と揺れる。次の瞬間鋭い回し蹴りが問答無用に襲ってきた異形の頭部に直撃し、吹き飛ばす)
さて、付いてきて来れるか―――? 『ガンスリンガー』?
34郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/06(木) 23:35:14 ID:Im4oDa0f
【ぐっ、こっちも遅くなっちまった、ごめん! 今日は何時ごろまで大丈夫だ?】
35兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 00:03:48 ID:y/OYderV
(装備を確認、腰回りに留められた拳銃や、ベストに入れた予備弾倉を手に取る)
(どれも異常がないことを確認した後、最後にヘルメットに
 付属した無線のスイッチを入れ、長い髪をしまいながら頭に被った)

技術支援班が扉を壊した瞬間、僕が突入します。
その後制圧1から3班まで、正面及び左右入り口から突入。
人質の確保を最優先としながら、迅速にテロリストを無力化して下さい。
狙撃班は、人質の生命の危険及び僕の指示があるまで待機。
可能な限り障害は破壊しますが、くれぐれも油断しないように。

(年若い隊長――――兵部 晶の声に頷く面々。顔こそ見えないが、
 周囲の建物に陣取る狙撃班や、各入り口の付近に忍び寄っている技術支援班も同じだろう)
(そして自分の胸に手を当てながら、じっと彼らの瞳を見る。
 今日もまた、作戦の後も彼らと共に生きられるよう)

―――恐れるな。奴らの力は強く、我々個人では適うべくもない。
だから、我らは数と知恵で補おう。そうして、我ら人間は勝利を得てきた。
一人の犠牲者も出すことなく、奴らを排除せよ。それが、我々にはできる。

(各々が手にした防弾楯や、拳銃を握り締める。一人の犠牲者も出さない、それには彼らの命も含まれているのだから)
(時計を確認する。間もなく時間だ。深く息を吸い込み――――叫んだ)
―――――――突入するッ!
『『『ドガァンッ!!』』』

(それは爆音と同じく。支援班の仕掛けたプラスチック爆弾の
 爆発と共に、二つの突風が施設の庭を通り抜け、玄関の中に入り込んだ)
(動揺はない。先ほどの宣誓の時に、野次馬の中の彼の姿は確認していた。
 そして仲間が見守る中、戦闘服姿とスーツ姿の二人の青年は、異形の群れに飛び込んでいく)

(晶よりやや早く入り込んだスーツ姿の青年、確認するや否や
 襲いかかる異形――――成すすべもなく、神速の蹴りに弾き飛ばされる)
(そして、その間にも戦闘服姿の青年は腰の拳銃に手を伸ばしながら
 周囲の異形の位置を確認。素早く二丁の拳銃を抜き出すと、連続的な発砲音が響き渡る)

愚問だ。あなたこそ、遅れるなよ。制圧班の邪魔になる。

(傍らの青年に呟きながら、一瞬で全弾を吐き出した拳銃をリロード。次の部屋へと目を向けた)



【お互い様ですね、これは全くもうっ】
【僕の方にはリミットはあんまりないので、先輩のお時間に合わせさせて頂きます】
36兵部 晶(10年後) ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 00:05:47 ID:7h0O3ZZN
>>35
【一応、名前欄の訂正を。こういう時は、クッキーってありがたいんですけどね】
37郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/07(金) 00:26:15 ID:j8fDM9DP
>>35
上等だ、言ってくれる。君の無愛想さは昔からだな。
まぁ、俺にとっちゃその方がやりやすいわけだが―――、ま、無駄口もそこそこにしておくか。
(襲い掛かる異形の群れをいなす様に、蹴り飛ばし、蹴り飛ばし、蹴り飛ばしていく)
さすがに化け物だな。頑丈さとしぶとさだけは、一級品だ。
しかし、これじゃあキリがないな……やれやれ。こちらも体力が無尽蔵ってわけじゃねえのに。
(どこか楽しげに苦笑を浮かべながら、進路を開いていく。)
けど、お前たち相手じゃ、『切姫』は勿体ないな。俺の蹴りだけで十二分だぜ。
(ゴミでも蹴散らすかのように、無造作に進路を塞ぐ異形たちを蹴り飛ばしつつ、
 強引に、玄関を突き進むと左右二手に分かれたT字の廊下に突き当たる)

さて、どっちだと思う?
左手は大食堂、右手は多目的ホールになってるみたいだが。
どちらも立て篭もるには打ってつけの場所だ。もちろんバリケードや見張り番もいるだろうな。
だが、問題なのは『子どもたちがいる場所』だ。下手な時間は使えないぞ。
(ちらりと背後を眺める。玄関にいた異形たちは兵部の部下と自身の仲間が抑えてくれている、が
 数はこれだけだとは思えない。当然のことなら、伏兵や増援もあると見て間違いないだろう)
(時間が経てば経つほど、子どもたちの保護が難しくなるかもしれない)
……二手に分かれるというのも手だが、な。
―――隊長殿はどう思うんだい? プロとしての推測を聞かせてもらいたい。

38兵部 晶(10年後) ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 00:46:36 ID:y/OYderV
正面入り口通過、人質の姿はなし。残存勢力少々、警戒しつつ続け。
『ギャリギャリギャリギャリィッ!』

(無線で制圧1班にそう告げると、足元のローラーブレードのような
 装備の車輪を『回転』させ、太一郎の後を追う。先陣を切って突入する、晶専用の装備だ)
(年月を経て身体能力は大きく上がったが、それでもやはり
 単純な膂力などでは、一般人の仲間より弱い。太一郎の速度に追いつけたのも、これがあればこそだ)

(そう、数や武装こそあれど、やはり常人、その戦闘能力には限界がある。
 しかしこういった人質のいる事件では、ゆっくりと銃撃戦をしている暇はない。
 だからこその、―――――電撃戦だ)

(異能を持つ隊長が真っ先に突入し、最低限の障害を排除しながら
 中枢へ向かう。その後、立て続けに制圧班が踏み込み、安全を確保する)
(異能がなければ、異形には立ち向かえない。しかし、一人では救えない命がある。
 そして何より、人間と異形の対立が深くなってきた今、一般人を
 蚊帳の外にして、異能者だけで戦うことが正しいのか)
(隊長となった晶が考え、結論として出来たのが、この戦闘方法だった)

……あなたも相変わらずだよ。相変わらず―――それでも、味方なのは今だけだ。

(前を歩む青年の後ろ姿に返答する。ただし台詞の後半は、
 自分にしか聞こえないほど小さな声で。それが微かな哀愁を
 帯びていたのは、本人すらも気付いていまい)
(太一郎が切り開き、晶がそれに銃弾を放ちながら直進。するとT字型の道に突き当たる)

…悩んでいる時間はない。突入に対しての報復は、今にも行われる可能性がある。
仮に全滅の危険性があろうが、助けられる命は救うべきだ。

(ヘルメットのバイザーを上げ、《三千世界》の首領に素っ気なく呟く。
 要するに、子供達のために無茶をしろ、ということだ)
(だが、裏を返せばそれだけ彼のことを信頼しているということでもある。
 本当に無理だと思うなら、自ら死地へ行かせるようなことはしない)

―――そちらは、任せた。

(返事を待たずに、右手側、多目的ホールへと体を向ける。
 刹那、高速回転を始めたホイールが、彼の姿をあっという間に奥へと追いやった)
39郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/07(金) 01:17:14 ID:j8fDM9DP
やれやれ―――、相変わらずの重装備だな。いや、さすがと言うべきか。
(その装備に肝を抜かれたのはこれが最初ではない。ふと思い出し、苦笑を浮かべて)

あぁ、相変わらずさ。
………俺が倒すべきは何も異形だけじゃない。
君たちや『狗』たちもいずれは、俺が…俺たちが斃す。
今回は、たまたま『守りたいもの』が合致しただけの話―――、それだけのことさ。
(苦笑とも自嘲とも取れる微笑を浮かべながら、小さくため息をつく)
無茶を言ってくれる。まぁ、引き受けた。
協力を申し出たからには、それだけの仕事はやるつもりだ。
それに―――、助けられる命は助けるべき。俺もそいつに同感だ。

だから―――、死ぬなよ。兵部。
(突き進む彼の後姿にそう言葉をかけながらも、自身も踵を返し反対の通路を走り出した)
――――お前は、俺が斃すんだからな。


(通路を突き進めば進むほど、異形たちは猛攻を仕掛けてくる)
(だが、それでもそれらはふたりの青年を妨げる理由にはならなかった)
(そんな異形の群れを薙ぎ倒しながら、大食堂に突入する。)


―――上等だ。
こっちはハズレってわけだな―――。昔から貧乏くじを引かされるんだ、俺は。
(苦笑を浮かべながら、食堂内を見渡す。子どもたちの姿はなかった。その代わりにあるのは、異形の群れ)
やれやれ……廊下にいたヤツらよりも、厄介そうなのがちらほら……、か。
まぁ、『切姫』の相手程度には、十二分の相手だな。
(苦笑を浮かべながら、ベルトの鞘より小太刀を抜く。―――そして、大きく深呼吸し、目を細める)

『三千世界』が一員―――、郡太一朗。
正義の味方に成り損ねた男……『絶対領域(ゼロ・ブレス)』が、テメェらを叩き潰す!
瞬きするなよ。それが、テメェらの命取りになるんだからな―――!

40兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 02:04:29 ID:y/OYderV
………………。

(――――君たちや『狗』たちもいずれは、俺が…俺たちが斃す)
(確かに、彼はそう言った。彼の言う『狗』―――それは恐らく《深凪》のことだろうか)
(いや、正確には《深凪》だったもの。S3との契約も形骸化し、
 《三千世界》と同様に、危険な存在だと組織には認識されている)

(けれども、その事は問題ではない。その二つに限らず、
 世界が混迷を深めていく中、警戒が不要な組織など何一つない)
(問題は、その《深凪》の首領。かって自分が想いを寄せた女性であり、
 そしてその組織を潰すと言った彼、郡太一郎の元恋人―――
 そうはっきりと聞いたわけではないが、恐らく的外れではないだろう――――なのだから)

(どうしてこうなってしまったのだろうか。何が間違っていたのだろうか)
(あの時以来、深くは関わらずとも、彼女、媛名葵は幸せになるだろうと思っていた。
 彼に初めて遭遇した時には、ああ成る程、と思ったものだった)
(この人が、彼女が選んだ人。この人が、彼女が愛した人。
 自分とは決定的に違うなにか、例えるならそう、光のようなものを持っていた人だった)
(それが今や、異形を超え異能までも殺しにかかる、テロリストのリーダーだ。
 彼のことだ。それも何か、人には言えない理由や目的があるのかもしれない)
(――――それでも。それでも、人殺しが許される理由など、ないはずだ)

『バァンッ!』

(開かれた扉。その向こうには怯える子供達と、人に類似した姿形の妖魔ども)
(爆発音や銃声は感じ取っていたろう。突然の乱入者に慌てながらも、
 一匹の異形が、バリケードの影から爪を子供に伸ばし――――)

『テメェ、動くな――――がっ!』

(その男は、すぐさま眉間に弾痕を穿つことになった)
(『ガンスリンガー』の前では、遮蔽物など意味がない。
 銃弾一つ分のスキマさえあれば、そこは全て彼の拳銃の射程内と化す)
(続けて発砲。グロックとシグ・ザウエルがホールドオープンに
 なるまで、弾丸を吐き出し続ける。人質付近の異形の眉間を、正確に射抜いていく。そして、弾切れ――――)
41兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 02:05:42 ID:y/OYderV
『ガチャ』『ジャキッ!』

(その拳銃を腰横のホルスターに戻し、大腿部の外側に位置する
 別のホルスターに手を伸ばした。H&K SOCOM MK23とM1911 コルト ガバメントだ)
(高速戦闘が求められる晶に、取り回しに不便な長物のライフルは要らない。
 被弾も考えずに、防御装備は排除。故に、武器はハンドガンのみ)
(まさに『ガンスリンガー(拳銃使い)』たる姿。その拳銃の数、計六丁。『正確』には、もう少し増える)

(仲間をやられ、動揺する異形たちの中に即座に割り込む。
 ことさらに敵の視線を集めながら、接近する異形達に対し、腕を交差させ引き金を引いた)
(撃ち出される45口径に、次々と吹き飛んでいく異形の群れ。
 どんどんとその数を減らしていく―――が、それでも倒れないものはいる)
(全身に鱗を纏った、爬虫類状の異形が今回の例のようだ)

(幾ら異能で強化しているとはいえ、所詮は拳銃弾。破壊力は乏しい。
 別のリボルバーでも、恐らく結果は同じ。それなら――――)
(ホイールを逆回転させ、繰り出された爪を紙一重で避ける。
 そうして、腰後ろのウエストポーチのような形状の箱が、唸りを上げ始めた)
『ギュイイイィィィィ――――』

(距離を取りながら、廊下の反対側へと耳をすます。
 あちらはそろそろ、決着がついた頃だろうか――――)



【2レスになってしまいました……っ!すみません、先輩はまだ大丈夫でしょうか?】
42郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/07(金) 02:10:33 ID:j8fDM9DP
【ごめんっ、そろそろ眠気が来てて―――】
【続きは明日の夜でもいいか? 22時からになると思うけど】
43兵部 晶(10年後) ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 02:18:07 ID:y/OYderV
【はい、全く問題ありません。こんな時間までお付き合い頂き、ありがとうございます】
【ぽろっと出た発言を、こんな熱い厨二的な展開に引っ張って下さり、とっても楽しませてもらってますよ】
【では、明日の10時に避難所でお会いしましょうか?】
44郡 太一朗(10年後) ◆gphCpRvXtQ :2010/05/07(金) 02:24:30 ID:j8fDM9DP
【ああ、それじゃそれで頼む】
【今日は付き合ってくれてありがとうな、愉しませてもらったぜーっ】
【……どんどん厨二病が悪化しちゃってるけどねっ!】

【それじゃお疲れ様ー、お先に失礼するなー】
45兵部 晶(10年後) ◆oWbpNIMs9M :2010/05/07(金) 02:28:50 ID:y/OYderV
【何だかロールしながら色々考えたりして、大変だったりもしましたけど、やっぱり楽しいですっ】
【お互いが楽しめていれば、何も問題はないですよ、きっと】
【お疲れ様でした。お休みなさい、郡先輩】
【では、僕もこれにて失礼しますね。ノシ】
46天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 20:31:07 ID:gnBJA4O8
【名前】天羽 都(あもう みやこ) ※愛称はみゃこ
【年齢】13歳(中等部第二学年)
【性別】女
【身長】148cm(寝た状態での測定で正確ではない)
【3サイズ】B75/W52/H76、けっこう着痩せする方
【容貌】
栗色のさらさらショートに赤いヘアバンド、色白で目や鼻など顔立ちが全般的に丸く幼い感じ
制服に長めのエプロン、サイハイソックスに隠された部分は傷跡や手術痕で覆われている
ttp://okms.h.fc2.com/uri/amou.jpg
【能力】
・異能に分類される様々な力の増幅/抑制
都に直接触れている対象の【能力】が増幅したり抑制されたりする。
効果はランダムで強く発揮することもあれば何も起きないこともある。
例:魔法の制御が正確になる、機械の動作が不調になる
・生物が持つ一般的な力の増幅/抑制
都の手料理を食べた者は、異能に限らない様々な力が増減する。
胃に残っている間だけ作用し、効果は都の感情や意志に左右される。
一般的な範疇内であり、生物的限界を越えるようなことはない。
例:マラソンで自己ベストを出す、試験で暗算を間違える
※発動と効果はロール相手の方に一任です。
【希望】日常、怪異との遭遇 ※エロールと戦闘は要相談
【NG】猟奇凌辱、強姦、SM、グロ
【弱点】両足不随で車椅子生活、戦闘能力なし
【備考】
十年前、学園教師である両親と共にどこかから旧校舎の屋上へ転落、
下敷きとなった両親のお陰で命は取り留めたものの後遺症で両足不随となる。
引き取り手がなかったため学生寮の寮母に引き取られて学園へ通っている。
明朗活発、世話好きで少し頑固、まっすぐ真当な性格。
料理部所属で自称エース、義母(寮母)仕込みの料理は学内でも評判。
事件のことは覚えていないが両親の幽霊が旧校舎へ出る噂を知って調べ始めた。
【最近の状況や重要な出来事】
・つい最近まで能力を自覚していなかった。
・憧れていた迫水直と伊織津綺子が付き合っていると知って失恋。
・失恋時に一つ目の能力を自覚したが制御できないのは相変わらず。
・綾香お姉ちゃんがとにかく無事でいることを陰ながら祈っている。
・正ちゃん先輩の自宅に下着を置き忘れた。
・旧校舎で両親の幽霊を目撃、少しだけ母に憑かれた。
・紫からプレゼントされた十字架のお守りに仕込まれた発信機は久遠ゆりかに渡る。
・二つ目の能力を知ったショックで料理できなくなるが、伊織津綺子とのわだかまりを解いて再開。
・大怪我をしたお稲荷様の使いに憑かれている。
47天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 20:31:57 ID:gnBJA4O8
【待機します】
48隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 20:51:00 ID:uUX91dYk
【名前】隙屋 量子(すきや・りょうこ)
【年齢】17(高等部2年)
【性別】女
【身長】161センチ
【3サイズ】78、55、80
【容貌】黒髪のおかっぱ、眼も黒。夜型なので、いつも眠そう。肌が白いのが自慢。
    夜間外出時には、黒いレインコートを着用。装備は刃渡り20センチの刺身包丁。
【能力】名前は『クオンタム』。
    連続で最大一分間、非実体化することができる。
    発動中は、目には見えるが触ることのできない、立体映像のような状態になる。
    何者の攻撃もすり抜けて受けつけないが、こちらからも何にも触れることはできない。
    一度使用すると、使用時間の倍の時間を置かなくては再始動できない。
    (一分使用なら待ち時間は二分、三十秒使用なら一分、一秒使用なら二秒、といった具合)
    非実体化中は、身につけているものも非実体化するが、手放せば実体化するようだ。
【希望】雑談、戦闘、エロール
【NG】スカ系、四肢切断、死亡、妊娠など。
【弱点】日光に弱い。非実体化中にこれを浴びると、頭痛とめまいを合わせたような苦痛に襲われる。
    月明かりや蛍光灯は平気。苦痛の原因になる波長の光が含まれていないためであろう。
    よって、能力を使用できるのは夜間に限定される。
    ただし、大きな炎の発する光や、ある種の電磁波兵器でも同じようにダメージを受けるようだ。
    また、精神系の魔術攻撃や、魔を払うような術にも影響を受ける。
【備考】普段は、物静かで読書が好きな普通の少女。
    一年前、他人の異能を目覚めさせることのできる能力者「ザ・リンクス」と遭遇し、異能に目覚めた。
    それによって自分が特別な人間だと思い込み、他人の命を虫けらのように扱うようになる。
    具体的には、夜な夜な強盗、殺人を繰り返し、能力を使って証拠を隠滅したりするようになった。
    また、唯一の特別な人間になるために、リンクスを探し出して殺害しようと計画していた……。
    ――が、最近、超常の世界に生きる人々と相次いで遭遇し、自分が特別な人間ではないことを痛感。
    さらに、リンクスが自分の目的のために、自ら生み出した能力者たちを殺して回っていることを知る。
    リンクスの正体は、宇宙からやってきたコンピュータ生命体で、永遠に存在し続けることを望んでいた。
    地球で異能者を作っていたのは、リンクスに無限の生命を提供できる異能者を見つけるためだったのだ。
    すでにリンクスは、殺害した異能者を洗脳した上で復活させ、味方にする手段を持っている。
    もしリンクスや、その部下たちに殺害されれば、自分も洗脳されて復活させられ、手先にされてしまう。
    そんな事態を防ぐため、今では街で遭遇した異能者に協力を持ちかけ「対リンクス」組織を構築し始めている。
    組織の目的はふたつ。まず、リンクスの襲撃からお互いを守り合うこと。
    そして、リンクスに先立って「無限に生きる方法」を手に入れること。
    組織名は『ホイル』で、まだ十人程度の小規模集団だが、複数の組織や企業と関係を持つことによって、じわじわと勢力を拡大している。

    なお、最近は組織運営と勧誘に忙しくて、強盗稼業はお休みしているようだ。

【……と、こんな私だが……ひとつ、立候補してみてもいいだろうか? >>47
49天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 20:54:58 ID:gnBJA4O8
>>48
【わっ、隙屋さんだ! わたし、食べられちゃう!(←)】

【冗談はさておき、こんばんはです】
【ロールのネタはどうしましょう?】
【無難にナンパ(勧誘)されちゃうとか、でしょうか】
50隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 20:58:01 ID:uUX91dYk
>>49
【おっと、安心してくれ。一度警戒されたら食えないからね(←!?)】
【はい、こんばんは。そうだね、もちろんこちらとしては勧誘したい】
【最初は無難に、料理部に入部したいという名目で訪ねさせてもらいたいね】
【それでさりげなくキミに触れて、能力増減とやらを試したい】
51天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 21:06:10 ID:gnBJA4O8
>>50
【料理部って、高等部の方のですよね?】
【都は高等部にもちょくちょく顔を出してますが、高等部の方ではあんまり出しゃばらないので】
【先輩の方から「彼女に習いたい」とか近づかないとあまり話せないかも】
【不自然さを警戒してしまうのも面白いかもだけど】

【あとは人目がないとことかにするなら、旧校舎付近でしょうか】
【都は月命日でちょくちょく行ってるので調べればすぐわかるだろうし】
52隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 21:11:56 ID:uUX91dYk
>>51
【あっ、そっか! 中等部だから、部活は別なのか! なるほど、それを忘れてたね……】
【でも、まあ大丈夫……かな。料理部に入りたい、は方便で、真の目的はキミへの接触なわけだから】
【高等部の誰それさんから、キミが上手だと紹介してもらったとかが、落としどころかな……】

【ふむ……料理部関係なしに遭遇するのも、ありかな……】
【その情報を得て、下見に来たところをキミに見つかって……とか】
53天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 21:15:25 ID:gnBJA4O8
>>52
【どちらにしましょう?】
【派手なことになっても大丈夫なのは後者ですが】
【前者だと、ちらっと能力発動を他部員に見られて、みたいなひやっと感が楽しめるかも】
【先輩にお任せします】
54隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 21:17:15 ID:uUX91dYk
>>53
【んー、じゃあ、後者でお願いしようかな】
【書き出し、お願いしてもらってもいい?】
55天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 21:18:14 ID:gnBJA4O8
>>54
【旧校舎付近で遭遇ですね】
【それじゃ、レスを夭死するのでちょっとお待ちください】
56天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 21:27:30 ID:gnBJA4O8
(毎月XX日は都の両親が亡くなった月命日である)
(埋葬されている墓が遠い四国にあるということもあるが)
(死因が不可解な事件であると知ってから事故現場である旧校舎へ献花をしにいっていた)
(そして今日も五月のその日であり、母の日がある月でもあってカーネーションの花束を準備し)
(中等部校舎から旧校舎へと向かった)

…………。

(最近は色々と事件に巻き込まれていて、両親に話したいことはいっぱいあって)
(特にお稲荷様の使いを助けたことはいの一番に話したいことだった)
(ただ、そお使いである白狐の紅雲は旧校舎へ近づくのを厭っていたが)

【では、こんな感じでよろしくお願いします】
【あと、先輩は幽霊とか見える質なんでしたっけ?】
57隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 21:38:31 ID:uUX91dYk
(天羽都という異能力者の存在が、紅裂拓兎からもたらされたのが、つい三日前のこと)
(私は、都という子の能力を聞いた途端、これはぜひ手に入れたいと思った)
(彼女の力……異能力の増減能力。他人の異能力を、パワーアップさせたり、逆に弱めたりできるらしい)
(今はまだコントロールできないそうだが、これを自在にすることができたら、非常に役に立つ)
(私の組織『ホイル』は、無限の命を手に入れるため、それを可能にするような強力な異能者を欲している)
(強力でない異能者でも、強力にできる能力……それは、無限への大いなる近道かもしれない)
(仲間と相談した結果、天羽都を勧誘することはすぐに決定した)

(諜報活動が得意な仲間に、天羽都について一日で調べてもらった)
(その資料が届いた日に、それを読み込みながら、どのように接触するかを考えた)

どういう風に接触するか。料理部に入部して、知り合いになるというのはどうかな……。
いや、無理があるな。彼女は中等部だ。高等部とでは、同じ料理部でも活動は別だから。

(悩んでいた時に、彼女の両親に関する記述を発見した)
(旧校舎の屋上での、怪事件。天羽都は、両親の月命日に、いつも旧校舎を訪れて、供養しているという)
(親孝行な子だ……そう思いながら調査報告を読み進めると、その月命日とやらが、翌日に迫っていることにも気付いた)
(どう接触するかは、まだ未定だが……)

顔を見ておくぐらいは、しておいてもいいかな……。

(そして、当日)
(私は、旧校舎のすぐそばの木立の中に潜んで、様子をうかがっていた)
(やがて、人の足音ではない、タイヤの音が近付いてきた……天羽都は、脚が不自由であるという)
(そっと覗き見る。カーネーションの束を持った、可愛らしい少女)
(彼女が、これから自分が無限に引きずり込もうとする少女……天羽都なのか)

【はい、よろしくね】
【いや、霊感とかは特にないよ】
58天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 21:47:22 ID:gnBJA4O8
>>57
(誰かに見られているとつゆにも思わない都だったが)

…………。

(隙屋量子が隠れている木立の横を通り過ぎようとした時、急に止まって量子の方をじっと見た)
(数秒ほどの時間だろうか、見透かされているような鋭い視線だった)

ん、どうしたの?
「いや、なんでもない。こんな不浄なところ、さっさと終わらせて立ち去った方が良いぞ」
不浄って、もう……はいはい。

(独り言だろうか、それにしては都はおかしなことを言ってその場を離れる)
(先ほどに見せた鋭い視線は影の形もなく、とても柔らかな目が旧校舎の方を見る)

(そのまま都は旧校舎横までくると、手の届く窓枠のところに花束を置き、手を合わせる)

【それじゃ、憑いている紅雲くんは直接見えないということですね】
59隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 22:05:46 ID:uUX91dYk
(車椅子の少女が、私の隠れている横を通り過ぎようとする)
(無邪気そうな顔をしている。親の月命日になんてのを意識する子だ、実際、素朴で無邪気なのだろう)
(そんな、いかにも日常が似合いそうな子を、どうやってこちら側に引っ張るか……?)
(それを考えていると、少女の視線が一瞬、こちらを向いた)

………………!? むっ……?

(一瞬、ではない。ふと余所見をした、といった感じではなかった)
(一秒以上、こちらに目を向けた。見られてはいない、いないと思うが……)
(気付かれた? まさか。こっちは一応、注意して隠れているのに)
(それに、失礼ながら、勘が鋭そうには見えない……偶然……偶然だと、思いたいが)

(とにかく、彼女はこちらを見ただけだった。そのまま、旧校舎の方へ去っていく)
(ただ、何かつぶやいたようだった。ほんの一言、二言だったので、聞き取れはしなかったが)
(誰かに、相槌を打ったような感じだったが……いや、まさか)

携帯電話か? いや、そんなのは持っていないな。
テレパシーで、どこかの誰かと会話したとか……? いや、彼女の能力は、能力増減のはず。

(天羽都に取り憑いている狐様の存在など、この時点では知るよしもなく)
(彼女が、花束を供えて手を合わせているのを、離れたところから見ていた)

(どうする……? このまま、見ているか?)
(それとも、ぶっつけ本番で接触をはかるか?)
(もし、彼女が外見に似合わない観察力と洞察力の持ち主なら、気付かれた私が隠れ続けるのはよろしくない)
(不信感を煽るだけだから。となると……やはり、接触しかない)

(私は、木立から出て、天羽都の方へ足を進める)
(彼女の横に立つ。そして、校舎の方へ向かって手を合わせると、数秒間、黙祷した)

(そしてようやく、天羽さんへ向き直る……)

――天羽都さん、でいいかな。高等部二年の隙屋量子という。
プライベートな時間を邪魔してすまない。ただ、邪魔にならないようなら、少し付き合ってもらえないだろうか。
60隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 22:06:43 ID:uUX91dYk
【あ、答えるの忘れてた! 紅雲くんは見えてないよ】
61天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 22:14:46 ID:gnBJA4O8
>>59
……?
(後ろからこちらへ誰かが来る気配がした)
(顔を上げると、そこには手を合わせる高等部の女子生徒が一人)
(誰だろうか、何となく同じ女子寮の北峰綾香に似ていたがもちろん違くて)
(都に見覚えのある人物ではなかった)

はい、そうですけど……隙屋、先輩?
(やはり聞いたことがない名前だった)
(高等部二年に知り合いは何人もいるけれど、大きな学園なので生徒もたくさんいるし)
まぁ、時間はあるので構わないですけど、なんでしょうか?
(きょとんと首をかしげて、量子の方を向いた)
62隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 22:25:31 ID:uUX91dYk
(よくわからない、といった様子でこちらを見る天羽さん)
(首を傾げる姿が可愛い。……いや違う、やはり鋭そうには見えない)
(これで、さっきこちらに気付いた上でそれを知らないフリしているのなら、すばらしい女優だ)
(だが、とりあえず私自身の勘に従って――「女優でない」という前提で、話をしてみよう)

まあ、ちょっと込み入った話になるんだが……。
取っ掛かりには、これが一番わかりやすいだろう。紅裂拓兎、という人間に心当たりはないかな?

(天羽さんの話を持ってきた友人を引き合いに出す)
(迷惑はかからないだろうと思うが、一応心の中で詫びと感謝を言っておく)

彼に、あなたのことを紹介してもらった。
というか、相談を受けた……キミの「できること」について、相談に乗ってやって欲しいとね。
私なら、キミのために何かができると、彼は評価してくれたようだ。

(少々誇張しているが、それほど真実から離れてもいないはずだ)

具体的には……制御できないモノを制御できるようにする。
もしかしたらだが……それができるかも、知れないんだ。
63天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 22:43:37 ID:gnBJA4O8
>>62
べにさき……あぁ、あの紅い髪の。
(名前も髪も派手な人は助けて貰った恩人というのを別にしてもよく覚えている)
(あんな目立つ生徒は学園の中でもそう多くはない)
(彼と張れるのは久遠ゆりかぐらいだろう)
はい、すごく心当たりがあります。
隙屋先輩は紅裂先輩のお知り合いなんですね。
(都を助けてくれた紅裂拓兎の知り合いなら、そう悪い人ではないのだろう)
(特に警戒すべきことに思い当たりのない都は単純に信じる)
(もちろん思い当たりがないのは当の本人だけで、とても甘い考えなのだが)

相談?
隙屋先輩が?
(つまり隙屋量子は能力者か、そうじゃないにしても専門家であるということ)
(それでやっとこのまま話してもいいのだろうか、と少しだけ不安が横切る)
(いつもいつも気をつけろ警戒しろと念入りに言われてばかりで)
(多少なりともそれがやっと実を結び始めた、らしい)
(そして)

……制御?
「……制御?」

(都の声が二度繰り返す)
(二度目の時、また都の目が鋭くほそまって、また元に戻る)

どうやって?
64隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/07(金) 23:10:27 ID:uUX91dYk
(どうやら紅裂くんの名前は、それなりに有効に働いたようだ)
(具体的なことは聞いていないが、言葉の調子からするに、紅裂くんは彼女に、好印象を与えたものらしい)

そう、あの赤い髪の彼だよ。
一応、友達と呼んでもらえている。
相談された……うん、そう言っていいはずだ。
彼は、キミのことを気にかけていたよ。今のままでは不便だろうとね。
ことによると危険ですらある……おっと、これは誤解を招く言い方だな。
まあ要するに、彼としては、キミに能力を制御できるようになって、安全に暮らしてもらいたいようだった。
望まなかったもの……使う必要のない力は、やはり、使わないで済むに越したことはないからね。

(嘘ではない。きっと、彼の意図は、こうで合っているはずだ)
(彼は確か、生まれつきの力のせいで、人生を歪ませたのではなかったか……)

まあ、彼よりはまだ何とかできるかも、というレベルではあるんだけど。
どうやって……と、具体的に言われると、「魔法を科学に落とし込む」という表現が適当かな。

(天羽さんの、一瞬の表情の変化。それには気付いたが、そこに意味は見出さなかった)
(警戒されても仕方のないことだからだ。他者の意思が、そこにあると考えるのは難しい)

制御が不能なのは、単純に原理が不明だからだと思うんだ。
操縦の仕方がわからない車に乗ってしまって、うっかりアクセルを踏んでしまうとどうなるか。
予期せぬ発進が起きて、事故を起こす……今のキミの状態だ。
ひとつひとつ、どこをどうしたら何が起きるかを確かめていき、マニュアル化する。
あることをすれば、これが起きるとわかれば、それに対処することもできる。

(やや膝を折って、天羽さんと同じ目線で語りかける)

科学は、再現性の学問だ。異なった結果が出ずに、同じことをくり返せるようにするための努力だ。
キミの能力を完全に分析できれば、科学化できれば……。
紅裂くんに期待されたとおり、私はキミに、安全をプレゼントできるだろう。
65天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/07(金) 23:39:48 ID:gnBJA4O8
>>64
いえ、危険というのは分かります。
実際に危険だったこともありましたから。
(身を守らなければならないいざという時に効かなかったり、そういったこともあった)
(もしかしたら、都の知らない時にもっと危険なことだってあったかもしれず)

魔法を、科学に、落とし込む……はぁ。
(よく分からないと首をかしげる)
(魔法というのはファンタジー的なもので、科学とは正反対のものではないのか)
(比喩的な表現なのだろうが、何を示してるのかさっぱり見当がつかず)
…………、
(けれど、その後にそれなりの具体的な話が出てきたので何となく分かってきた)

最初はなんのことかさっぱりでしたが、たぶん、先輩が言おうとしてることは分かった気がします。
でも、当たり前のことなんでしょうが、それってすごく気の長い話になることですよね?
色んな人の、色んな力があって、結果はいつも違ってるように見えるし。
そのいつもいつも起きることを記録してって、それからどうなんだって予想するってことをするんですよね。
(もしかしたらそれで制御できるかもしれない、聞く限りではすごくまっとうな方法だと思う)
試さなきゃいけないことはたくさんあると思うし、それって何年もかかってしまいそうに思えるんですけど。
(科学の研究にはすごく時間がかかるから、短期間で判断されたら困るとか何とか)
(そんなニュースを見たことがあって、そうゆうようなことに近いのかな、と素人考えに思う)
制御できる頃にはお婆ちゃんになっちゃいそうだけど、先輩はそこまで付き合ってくださるってことですか?
(単純に考えて、自分だけでは方法とか教わってもできるかどうか自信ないし)
(結果が集まった後の解析なんてさらに想像もつかない)

……あ、その、先輩のことを悪く思ってるんじゃなくて、わたしには難しそうだなぁって。
(なんか批判してるような感じになってしまったので、ちょこんと頭を下げる)
66隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 00:14:44 ID:wfDoAbo1
うん、正確に理解してもらえていると思う。
確かに……わからないことをわかるようになるっていうのは、簡単なことじゃないからね。
少年老い易く学成り難し、というのが相応しいかもしれない。
特に、科学の範疇を超えた命題に挑もうというのだから、難度はさらに高いだろう。

(天羽さんの言葉に、私はうなずく)
(気の長い、むしろ気の遠くなるような道のりになるだろう)
(リンクスと違い、『ホイル』は、異能者で構成されてるとはいえ、人間の集団だ)
(観察したものを一瞬で解析して、生命ごと再現できるような技術はまだない)

でも。千里の道も一歩から、とも言うしね。
キミの力を無事に理論化できたとしたら、千里の道を貫き通したかのような達成感はあるだろうな。
それに、キミに付き合ってもらえるかどうかはわからないが、こちらには、キミと付き合っていく覚悟はある。
何年かかろうとも、そんなことは問題ではない。それは、価値のある仕事なんだ。

ちょっとばかし、印象のよくない話になるかもしれないが、聞いて欲しい。
そんな風にキミの能力を解析し、無害化したい私は、もちろん個人じゃない。
『ホイル』という、異能を研究している機関に属しているんだ。
だから、もしかしたらキミは、私がキミを研究材料として確保しようとしている……と、思ってしまうかもしれない。
それを否定することは、私にはできない。どう言いつくろっても、キミの能力を研究することに違いはないからだ。
――だが。

(そこで言うべきことを整理するため、一拍間を置く)
(誤解させてはならない。そこだけには注意しなくてはならない)
(彼女を騙すわけでも、利用するわけでもない。ただ、正確に理解してもらわなければならない)
(そのためにはどう言うべきか――私は覚悟を決めて、言葉を続けた)

研究することによって、悪い状況を好転させたいという気持ちは本物だ。
役に立たないものを、役に立つように。害のあるものを無害に。
わかった事柄を利用して、わからない事柄に光を当てる。不可能を研究し、可能へと変える。
異能があるなら、それは理屈を超越することで人を傷つけるためではなく。
新たな理論を人類にもたらし、進化と発展を促すために存在するべきではないか。
いや、そういう目的のために存在すると断定すべきではないか。
私たちはそう思って、日々の研究を進めている。

(まったく嘘ではない)
(我々の無限のための研究……保身のため……しかし、確実に人類の役に立つ)
(異能を利用した技術開発。無限の生命による、人類の繁栄)
(我々の野心抜きにしても、誰かがやるべきことなのだ)

実際、私もある力を持っているが、私自身を研究対象として、仲間たちに分析してもらっている。
もし私たちの組織に協力してもらえるなら、私たちは等しい立場の友達ということになるな。
67天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 00:48:43 ID:sTkcBkuq
>>66
(隙屋量子の言葉を信じるなら、都の理解はそう間違っていないらしい)
(とはいえ、彼女の話す言葉は一つ一つがとても難しそうに感じる)
(気を引き締めてちゃんと聞いていないとすぐチンプンカンプンになってしまいそうだ)

……ほいる、きかん。

(真っ正面から開けっぴろげに研究材料と言われてしまうと)
(疑いが消える訳じゃないけど、正直だなぁとある意味感心してしまう)
(それと一緒に、きかんは機関なのだろうが、怪しげな雰囲気もちょっと感じてしまって)
(機関ということは組織と言うことで、組織というとあの紫一久を思い浮かべてしまう)
(具体的にどんな組織なのかしらないけど、エージェントとかスパイとかそんな感じで)
(久遠ゆりかから散々気をつけるように言われてることから、ついついうさんくさく思ってしまう)

……ぇ……ぁ……えと……はぁ……。

(だから気をつけて聞かないといけないかな、なんて思って量子の説明を聞いていたけれど)
(量子の気迫を感じてしまったが故に難しく感じてしまって、やっぱり途中からチンプンカンプンになりはじめ)

……ごめんなさい、難しくてよくわかりません。

(と話が一区切りしたとこで、申し訳なさそうに頭を下げた)
ええと、先輩も力を持っているというのと、異能の研究機関があるってことは分かりました。
それで、その研究機関で、わたしの力を研究したい、ってことなんですよね。

自分の力をどうにかしたいなぁとは常々思っていて、精神修行の本とか読んでみたりとかはしてます。
だから手助けして貰えるのはすごく嬉しいんですが……正直に言うとちょっと怖いです。
いつもみんなに、あっちの世界には関わるなって口酸っぱく言われてるし、
わたしだけの判断でどうこうしたらものすごく怒られちゃいそうだし……。
(紅雲はどう思っているのか、起きているのは確かだけど口を挟もうとしない)
(心が通じ合ってるのではなく、実際に話さないと意思疎通ができないのが不便なところだ)
紅裂先輩が隙屋先輩に相談したと言うことは、紅裂先輩は入っていないんですよね?
誰かに相談してみないと、わたしだけの判断だと自信がありません。
それに、一人でってのはちょっと心細くて、誰か一緒に入ってくれれば心強いけど。
(悪く言えば、彼女の口車に乗せられない人、彼女が口車に乗せようとしていないと判断できる人だ)
(例えば、誰がいるだろうか?)
68隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 01:18:28 ID:wfDoAbo1
(´・ω・`)
うん……すまない。少し頭に血が上っていたようだ。

(「難しかった」は、説得の結果としては完全な敗北である)
(こちらのことを理解してもらおうと、考え過ぎたのが失敗だったようだ)
(言葉は尽くし過ぎず、必要なことだけを簡潔に伝える、そうするべきだった)

うん、そういうこと。異能を研究して、人の役に立つ技術にするための機関だ。
だから、自分の力を持て余して困っている人には……きっと、役に立てると……。
………………………………あ。

(ふと気付いた)
(研究材料にされる、と懸念されるのも、確かに回避すべき点だったが)
(そもそも、異能関係の組織という時点で、表ざたになることのない、裏の世界のものである)
(誰かが天羽さんに、異能自体に関わらないようにと助言している可能性も、考えるべきだった)
(私の家族に、異能持ちがいたとしたら、私はどうするだろう)
(異能を隠して、それを行使する世界の人との関わりを絶たせて、表の世界のみに生きるようすすめる)
(きっと、そうする)
(そして天羽さんの周りには、そうしろと忠告した人が、たくさんいたのだ)

紅裂くんは、入っていない。
彼は、充分に能力を制御できているし、大切な目的があるようでね。
それでも、手を貸してくれる時は貸してくれるんだが。
……そうか。うん、それでもかまわない。誰か、キミの信頼できる人に、相談してみてくれ。
いっそのこと、その誰かを私のところにつれて来てくれてもいい。
悪の組織というわけじゃないからね……会って、話して、理解して欲しい。見学とかも歓迎するよ。
ああ、それに、私はキミに、我々の組織に籍を置いて欲しいとか、研究所に通って欲しいとかは思っていない。
暇な時に、何度か能力を試させてもらうだけでもいいんだが……。

(最後の天羽さんの言葉に、私も考える)
(もし、誰かと一緒ならいいというのなら、それはそれで歓迎すべきだ)
(天羽さんもそうだが……それ以外に誰か、異能関係の人を組織に迎えられるということだから)
(誰かいるか……誰か……。思いつくのは……)

ミカガミ、キョウヤ。ミキモト、ショウタロウ。ウヅキ、ヒノワ。
聞き覚えのある名前は? あるいはこの中に、キミが相談するに値する人が、いるかもしれない。

(全員、夜に見かけた人であり、それなりに信用できる人たちだ)
(そして、全員、できるなら取り込みたい人たちでもある)

【ゴメンー……そろそろ、おねむさんが……。一旦、凍結してもらって大丈夫かな?】
69天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 01:27:08 ID:sTkcBkuq
>>68
【はい、わたしもこの時間だとレス書けません】
【再開するとして、土曜日なら夜9時ぐらいから】
【日曜ならお昼ぐらいから可能です】
【それ以降は次の金曜まで置きレスレベルの時間しか取れそうにないです】
70隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 01:30:32 ID:wfDoAbo1
【では、土曜日の九時でお願いできるかな】
【避難所で待ち合わせて、それから空いている場所で続きをしよう】

【いや、時間をかけてしまってすまないね……それじゃ、また明日、じゃなかった、今晩の九時ごろに!】
71天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 01:33:04 ID:sTkcBkuq
>>70
【はい、それでは土曜日の夜九時に】
【いえいえ、こちらこそ不安定なレスでごめんなさい】
【そじゃ、おやすみなさい(ぺこり】
72天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 14:46:10 ID:sTkcBkuq
>>68
相談していいってことは、先輩が参加されているホイルという機関について話していいってことなんですよね?
それならちょっと安心しました。
もちろんおおっぴらに話し回ったりしませんが、誰にも内緒だとあまり良い印象を持って貰えないですし。
(相談するにしても、話せないことが多いと不審がられて反対されてしまいそうだ)
(安全安心なら入ってもいいだろうし、できれば周囲の賛成があった方がいい)
(だからそれなりにオープンで好印象なのは良いと思う)
誰か、かぁ……。
(基本的に都の知る異能者はほとんどが異形退治をするようなタイプだ)
(異能を研究したりというのは覚えがなくて、近いと言えば紫一久だろうか)
(あとは久遠ゆりかお勧めの兵部晶から良い反応があれば安心だと思うが)

!?

(そこで隙屋量子が上げた三つの名前、どれも聞いた覚えがあって都は反応する)
最初のは水鏡先輩、不知火ですよね。
水鏡先輩は相談に乗ってくれると思うけど、どうかなぁ、反対しそうな気がする。
(水鏡恭弥も都にはあまり夜の世界に関わって欲しくないと思ってる一人だ)
(ただ必要なら力を貸してくれるし、というか諦めてるところがあるけれど)
次は、正ちゃん先輩?
うーん、たぶん同姓同名で、わたしの知ってる人と違うと思います
(例の忘れ物を思い出してしまい、ちょっと赤面する)
(人は見かけによらないとも言うけど、夜の世界には関わりがなさそうな感じだった)
最後は銀髪の可愛い女の子ですよね。
クラスは違うけど、同じ料理部なんです。
ひのわさんが一緒なら心強いなぁ。
(彼女は久遠ゆりかとも仲がよいし、都と違って荒事にも対応出来る)
(期待しすぎるのはよくないけど、一緒に行動できると部活感覚で楽しそうだ)
73天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 14:47:31 ID:sTkcBkuq
【わわっ、間違って送信ボタン押しちゃいましたorz】
【メモ帳の方で書いていればよかった、、、】
【結果的に置きレスです、ごめんなさい > 隙屋先輩】
74前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/08(土) 19:25:50 ID:IvOaVkuX
【名前】前山 馨(さきやま かおる)
【年齢】14歳(中等部三年/8月26日生まれ)
【性別】男
【身長/体重】168cm/58kg
【容姿】
茶色で髪の毛が長い。
サッカー部の副部長で、体つきはいい方。
右の肩胛骨に火傷の跡がある。(能力最大発動時は熱くなる)
微笑むと人懐っこく(犬っぽく?)なる。
【能力】
・火を操ることができる。[常時]
(火の大きさに比例して精神または体力を消耗する。
例えば、マッチやライターの火程度なら増幅するのは容易だが、大火事を抑えようとすると倒れてしまう。
現在、アンジェラ先輩によって一時的にパワーダウン中)
・着火[能力最大発動時]
(自分の両手から火を出すことが可能。炎は数百度〜数千度の火を出すことができる)
・耐火[能力最大発動時]
(炎の熱から身を守ることができる。自分のみに適用)
・無呼吸[能力最大発動時]
(呼吸をしなくても済むようになる。自分のみに適用)
[※能力最大発動時は長くて30分。その後は一日動けなくなる]
【希望】日常、エロール(要相談)、雑談(ほのぼの系)
【NG】グロ(要相談)、スカ
【備考】
過去に自宅が火災にあい、その際に炎の精霊に見初められ、火傷跡と引き替えに力を得た。
その後、奇跡的に助け出されるも、しばらくは生死の境をさまよう。
そのときはまだ四歳で、当時の記憶はもう曖昧になっている。
なので、何故火傷跡がついているかと、何故泳げないかは、本人は知らない。
日課としてランニングを行っているので、たまに異形と遭遇することも。
【家族】母、義父、義妹(実父、実弟は火事で他界。実父と実弟の面影は既にないため、本人は覚えていない。義妹も、実妹だと思って接している)
【性格】
人懐っこい性格で、どことなく頼られるところがある。
正義感がやや強く、平和のためなら犠牲になってもいいと思っている。
たまに頑固なところが見られる。
最近は自己を犠牲にするところが見られるが、奏先輩にキツく言われたので考え直し中。[new]

【ロール傾向】
戦闘シーンにおいて確定気味のレスをしてしまうことがある。
(本人は注意していますが、出てしまうことがあります)
また、ほのぼの系が多いかもしれません。
【現在の状況】
・アンジェラ先輩に「修行」と称して異形と戦うことを課せられた。
その代わりに、アンジェラ先輩の力で少々パワーダウン中。(能力の最大発動は可能)
・いろはちゃんと同じクラスに在籍中。
・異能として、その手の人にはだんだん認知されはじめてきた。
・久遠先輩、葛森先輩と遭遇した時に大怪我をしたことをきっかけに、寮生活を検討中[new]

【プロフ投下&ついでにちょっと待機しますー】
75久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/08(土) 19:54:05 ID:AK4o38uV
【待機中失礼致します。】

【奏 永久 ◆ONICNlGmhAさんへの置きレスに、1レスお借りいたします。】

>>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1263998500/960
(黒く濡れたように輝く瞳が、きらきらとこちらを向いて)
―――――っ!?
(唐突に名前を呼ばれ、驚き、唇をやや開いたまま青い瞳を丸くして見つめ返す。)
みんな……笑っていれば………
(ふと、いつも思い浮かべる夢にも見れないような夢の世界を思い出す。)
(自分の大事な人たちが、みんなみんな笑顔で、笑いあって過ごしている姿を――)
(こくん。と頷いて、小さく笑顔を返す。)
ハルさん…いい人ですわね。
……そして、奏さんも。

髪とか眼が…綺麗?
(小さい頃から、からかわれることはあれど、そんな真っ直ぐに綺麗なんて言われると)
(本当にどうしていい解からなくなり、戸惑ったような表情で、少し俯いてしまう。)
わたしこそ…奏さんみたいな、黒い髪と眼は、羨ましいですわ。
……ゆーりゃん…
(間違ってはいないけれど、語尾に『ん』が付くと、いきなり聞きなれない物体になってしまう。)
―――っぁ
(ハッと息を飲むような仕草を、ほんの一瞬。)
(普通の生活を送る人間ならば気付かない程度だけれど、きっと紅裂や紫なら指摘するぐらいの)
(そんな、微かな仕草。)
(……冗談めかした様子に、はっきりとした問いかけではないから、校庭1週にまけてもらえないかと)
諜報員だなんて、スパイ映画かドラマの見すぎですわよ。
えっと…永久、ちゃん?
(笑顔を見せつつも、こっそりと溜息。………その呼び名、せめて『ん』は、抜いて欲しい…)

男性でも女性でも、関係ないですわ。
奏さんみたいに可愛らしい方に、当然の敬意を示しただけですもの。
(微笑みながら、もぞもぞと落ち着かなさそうにしている奏を見つめる。)
そ。特別に、好きな人ですわ。
わたし、高等部からの外部入学ですの。前は女子高で…共学って、初めてですのよ。
だから、お友達の奏さんはどんな方がお好きなのか、とっても興味ありますわ。
(にこり、と笑顔を作ってみせる。)
そっかぁ…お兄様と仲良しなんですのね。
わたしも弟がいますけれど、とても大好きとは……いや、好きですけれどね。
まぁ、確かに奏さんのお兄様のように行方不明になってしまったら…心配はしますわね。
(唸り声を上げている奏を見て、人差し指を顎にあて、首を傾げて)
(極力"誰のことか"を悟られないように、そのまま話の流れを装う。)
うぅん……じゃあ、特別に好きになるのならば、お兄様に、似ていらっしゃる方…とか?


【わたしの予定ですが、一番近いとこですと日曜日の夜が大丈夫だと思います。】
【時間は特に無いです。午後7時過ぎればいつでも】
【奏さんのご都合の良いように、お願いいたします。】

【それでは、待機中失礼致しました。】
76前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/08(土) 20:17:59 ID:IvOaVkuX
【今日は撤収します、失礼しましたー】

【久遠先輩→奏先輩への置きレスは >>75 です】
77天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 21:06:55 ID:sTkcBkuq
【隙屋先輩をお待ちします】
78隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 21:18:23 ID:wfDoAbo1
ああ、もちろんかまわないよ。むしろ、宣伝して回ってもらってもいいぐらいさ。
『ホイル』は、悪の組織でもなんでもないし、協力者を広く求めているからね。
より多くの人とつながりを持てるなら、それは歓迎すべきことだ。
……まあ、もちろん、異能とかに関わりのある人であるのが望ましいけど、ね。

(ホイルはいろいろな組織に関わっているが、実際の構成人数は少ない)
(天羽都のみならず、異能者でさえあれば、会員資格は充分なのだ)
(それに、言い触らされても特に困らない。なぜって、特に悪いことを何もしていないからだ)
(無限に生きる方法を研究しているだけで、戦闘力も今のところ、自衛以外に使っていない)
(昔は強盗殺人などしていた自分が立ち上げた組織が、こんなに穏やかになるとは思わなかったが……)

まあ、今言った三人は、私の組織に属していなくて、少なくとも異能について知っていて。
キミと歳が近そうで……なおかつ、比較的安全そうな連中だ。
彼らのひとりでも面識があるようなら、私は安心して相談役に推薦できるんだが……。

(しかし、天羽さんのリアクションは、こちらの予想をはるかに超えていて)

……なんと、まあ……三人全員、心当たりがあるのかい?

(世の中は思ったより狭いらしいが、それにしてもこれほどとは)

水鏡くんは確定だね……うん、不知火を知っているなら、その人でビンゴだ。
私も彼のことを誘ったんだが、フラれてしまったよ。
我々の研究は、あまり、彼にとって興味のあるものではなかったらしい。
ふむ? ミキモトなんて、珍しい名前だと思ったが……そんなに印象が違う人なのかな。
ひのわさんは、そう、その人だよ。可愛いよね〜。
ふぅん、同じ部活なんだ。
……高等部と中等部の料理部が、一緒に活動してくれたらいいのにね。
そしたら私も、キミらみたいな可愛い子たちに囲まれて、大いに癒されただろうに。

(これは本音であるが、裏にもう一言隠されてもいる)
(活動が一緒であれば、私はもっと自然に、天羽さんと関わりを深められただろうに)

とりあえず、そういった人たちから賛成票がもらえたら、我々がキミに手を貸すことを、許してくれるかい?

【おまたせー! じゃ、よろしくっ】
79天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 21:49:06 ID:sTkcBkuq
>>78
それは、もちろん。
異能を知らない人に話しても、変な夢でも見たんじゃないかって勘違いされちゃいますし。
(いつか義母には話したいとは思うけれど、都の力は特殊すぎて説明が難しい)
(制御できるようになったとしても、実演して一目で分かるものでもないから)

水鏡先輩は断ったんですか。
不知火の場合、研究がどうのこうのな人柄じゃないですものね。
なんとなく分かる気がします。
(不知火は不知火で完結してる感じがなんとなくして)
(事件とかを解決することには意味を見だしても、研究とかはほんとに興味なさそうだ)
正ちゃん先輩はどうなんでしょう?
普通に昼間しか会ったことがないので、異能者かどうかは知らないんです。
だから本人かどうか分からないし、相談するのは難しいですね。
(違っていたら、笑って受け流してくれそうだけど、変な風に思われてしまうかもしれない)
(まだ紹介して貰ってない妹さんを紹介してくれなくなるかもだし、気をつけなくっちゃ)
そう、ひのわさんは可愛いですよね、お人形さんみたいで。
ロシア系だったかな、高等部にもロシア系の人がいて、姉妹みたいですっごく良いですよ。
(部屋に飾っておきたいとか、料理部の子が言っていて、それには都も同意する)
きみらって、照れちゃうじゃないですか、わたしはふつーですよ、ふつーです。
料理部は一緒に行動することは多いですよ、運動部の応援とかは手分けして差し入れ作ったりするし。
部費の関係から毎日は活動してないので、活動日をずらして行き来したりもします。
まぁ、ほとんどわたしなんですが。
(たぶん部活の中ではトップクラスで互いの垣根が低いだろう)

はい、賛成して貰って、わたしも安心できると確信できたら。
お世話になってる人達にいつも心配させてしまってるので、なるべく余計な心配はさせたくないんです。
(それは心から思っていることだ)
(色々ツッコミされるかもだけど、都的には最近はおとなしくしてて、あるのは巻き込まれ事故くらいで)
あ、そうそう。
ちなみにですが、先輩の力ってどんなのですか?
不用意に触れてしまった時、どんなのか知ってると多少は安心なので、差し支えなければ教えてください。
(ものによっては、絶対に触れないよう気をつけなくてはならないかもしれず)

【では、今夜もよろしくお願いします】
80隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 22:22:12 ID:wfDoAbo1
(水鏡くんについては――?)
うん。それはもう駄目だった。非常に興味深い性格と能力だったんだが……。
(あれはむしろ、無限の生命というものを拒否されたのかもしれないが、まあそれは言う必要もなかろう)
やはり、戦いの中に生きてるって感じがする人だったからなぁ。
こつこつ地味に何かを成すより、一瞬一瞬を自由に過ごしたいのかもしれない。

(御木本くんについては――?)
(正ちゃん先輩という表現を使っていることからして、それなりに気安い間柄なのかもしれない)
私が出会った御木本くんは、なかなか強力な異能者だったよ。
ある時、ある異能者に襲われたことがあってね。もう少しで命も危ないってところを、助けてもらったんだ。
私は怪我せずに済んだが、相手も一切傷つけずに場を収めてね。大したものだったよ。
(彼の力も――精神への影響能力だろう――手に入れたいと思っているもののひとつだ)
(天羽さんの知り合いのミキモト氏が、当人かどうかはわからないが、そうであれば……)
(――まあ、いずれ確認すればいいだろう。天羽さんとつながりがある限り、そちらとも切れたりはするまい)

(ひのわさんについては――?)
あっちの方の子は、なんといっても可愛らしいよねぇ。
遺伝子の優勢劣勢はどうでもいいが、可愛さにかけてはとんでもなく優勢だよ!
それがもうひとりいるの? へぇ……それは見てみたいなぁ……それはもう、ぜひにでも。
(組織への勧誘とは完全に関係がないが、それでも熱の入る話題である)
(隙屋量子は科学の徒だが、可愛いものが好きな女の子でもあるのだ。反論がある人は、宇宙に向けて放つべし)
うーむ、じっくり議論を交わして、キミも充分可愛いということを論理的に証明したいが、それは今度にしよう。
……キミ、高等部の活動にも混ざってるの?
(それなら、素直に料理部を訪ねておけばよかったかな……と、今さらながら思う)
(だが、過ぎたことはしょうがないし、その情報を今仕入れたことで、マイナスはチャラになった)
(高等部でも、料理部に入部しておけば、天羽さんとは親しく付き合えるということだから)
……となると、本当に入部を考えてみようかな……料理のレパートリーも増やしたいし……。
紅裂くんの腕前に、嫉妬も感じつつあるところだし……一石で三鳥とか四鳥とか獲れそうだな……。
(腕を組み、かなり真剣に考えてみたりする)

そうか。それじゃ、前向きに検討しておくれ。
お世話になってる人たちを心配させなくするためにも、能力制御の努力はきっと必要だと思うからね。
一応、連絡先を渡しておこう。私の携帯電話の、電話番号と……。
(組織を作ってから、電話番号だけをのっけた簡単な名刺も作った)
(それを天羽さんに差し出して)
……私の能力?
ああ、そうだね。私も、キミの能力で私の能力がどうなるか、少し不安を感じてはいたんだ。
(少しの不安と、それに倍する好奇心を、だが)
具体的に説明するのはややこしいが……まあ、壁抜けできる能力、といえばわかりやすいかな。
たぶん、キミに触れても、危険なことにはならないと思うよ。
……試してみるかい?
81天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/08(土) 23:02:38 ID:sTkcBkuq
>>80
(自分の知ってる人のことを他の人から聞くのは面白い)
(正ちゃん先輩については同一人物だとするとイメージとはまったく違うし)
(水鏡の戦いの中に生きるはボクシング部の試合を見たらどう思うんだろうとか)
(そして)
ひのわさんが銀髪なら、高等部の――久遠ゆりか先輩と言うんですが、そちらは金髪なんです。
遅刻とか多いみたいなので朝よりは昼間の方が見つけやすいと思いますよ。
(そして、どんな力を持ってるのかよく知らないが彼女も夜の住人だ)
(久遠ゆりかにも相談したいところだ)
(たぶん、卯月ひのわに相談したら、彼女も久遠ゆりかに相談する可能性が高い)
はい、わたしだけじゃないですけど、わたしがダントツですね。
やっぱり料理って材料費がかかるから、高等部の活動に参加すればあっちの部費で料理できますのも。
(基本的に料理部の活動は日々の生活のためのものではない)
(役立つことだって多いけれど、お菓子とかケーキとか三食の食事とは別なものも多いから)
へぇ、紅裂先輩は料理がお上手なんですか。
なら一人暮らしの自炊派なのかな?
料理部でつくるものは趣味のものも多いけど、追加のおかずになる一品料理なんかも作りますし、
運動部の試合の差し入れなんかも作るから男子にも好評ですよ。
(隙屋量子が紅裂拓兎の料理の腕前を知っているというのは興味深い)
(手料理をごちそうしたりする仲なのだろうか、雰囲気は正反対だけどそこが良かったりするのかな)
(とか思ってしまったり)

(名刺があるなんて本格的だなぁ、と受け取りつつ)
どうせならわたしの番号も教えましょうか?
(と自分の携帯を取り出して、赤外線通信の設定にする)
(どうせなら電話番号だけじゃなくてメアドも知りたいし)

壁抜け、ですか……幽霊みたいなことができるってことですね。
お化け屋敷で重宝されそうですね、って、すごく力の無駄遣いかも。
(車も通り抜けるなら事故にあっても安心だなぁ、なんて思ったり)
……ええと、試すというのは、わたしに触れて力がどうなるか、ってことですよね?
危険なことにはならない、ならない……うーん……。
(壁抜けで危険なことがないか考えてみる)
わたしの力は強くなったり弱くなったりの両方なんです。
弱くなって、壁抜けの途中で抜けられなくなったりとかしたら、とか。
強くなって、壁どころか地面もすり抜けて地球の反対側までいっちゃったり、とか。
あ、これはないか、その時はわたしから離れちゃうだろうから。
(考えすぎかもだけど、ないとは言い切れないんじゃないだろうか)
(と、不安げな面持ちで量子を見上げる)
やっぱり、怖いかな。
会ったばかりでも先輩に何かあったら嫌ですし。
82隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/08(土) 23:43:19 ID:wfDoAbo1
銀髪の子に対しての金髪の子だって? それは……。
(想像するだに、見事なコントラストであろう)
クドウさん……クドウさんね……。ふむ、その名前も、頭にとどめておこう。
(記憶の一部が蘇る。確か以前、紅裂くんの口から、その名を聞いたことがある)
(あほの子呼ばわりされていたような気もするが……うん、まあ、遭遇するのが楽しみになってきた)
(それにしても、運命というものがあるとすれば、それはどれだけの人間を絡め取っているのだろう?)

ほほう。なかなか考えているようだね。
(うまいこと材料費を節約している天羽さんのやり方に、意外に思いつつ感心した)
うん、彼はかなり料理上手だよ。
鍋だとかクッキーだとかご馳走になったことがあるがね。プロのものと比べても遜色ないようだった。
というか、普通に売ってるのより美味かった気がするなぁ……。
(しみじみに、紅裂くんの味わい深い料理を思い出す)
(そして、お腹が減ったような錯覚に襲われる……隙屋量子は少女であり、少女とは食いしん坊なものなのだ)
自炊……なんだろうなぁ。今はたぶん、独り暮らししてるはずだし。
(虎影会を抜けた後、彼がどこで暮らしているかは知らない)
(だがまあ、ときどき会う彼は元気そうである。栄養も不足していそうにはない。とりあえず安心していいはずだ)
キミも一度、おねだりしてみるといいよ。きっと腕をふるってくれるはずだ。
(そんなことを提案しつつ、これから入るかもしれない料理部について耳を傾ける)
ふぅん……なるほどねぇ……いろいろしてるんだ……。
たまには、お世話になってる人に、何か作ってあげるのもいいかもしれないな……。

ああ、それなら、その方がいいな。
それにしても、私……年老いているわけではないだろうが……。
さっと赤外線とか使われると、時代についていけていない気がしてしまう……。
(そんなことをつぶやきながら、こちらも携帯電話を取り出す)
(ショッキングピンクの、結構派手な機種だ。小物はこういうのも好きだったりする)
(とにかく、メアドと携帯番号を、同時に交換する……名刺は正直、意味がなかった)

うん、ドアを開けずに、部屋に出入りしたり、暴漢に襲われた時とか、すり抜けて避けたりできる。
自分で言うのもなんだが、かなり重宝な能力だよ。
これの原理が解明されて、護身用具とかに応用できたら、世の中から暴力が一掃されるかもね。
(それは、かなり好意的に予想した、甘い未来ではあるが、ホイルはそういった未来を望んでいるのだ)
(あらゆる理想、あらゆる安全が保障された、無限の未来を)

それは聞いているが……まあ、確かに何が起きるかはわからないね。
おお、怖い怖い。地球の中心まで落っこちるのは勘弁願いたいもんだ。
(実際、触ったものも一緒に非実体化できるのだ。天羽さんに触って能力を使えば、彼女も非実体化する)
(そして、一緒に地球の底まで……いや、ないと信じたいが)
(彼女の肩先に、ほんの一瞬手を伸ばし、触れてみようかと思ったが、やめた)
(恐れたからではない。もう少し、彼女と親しくなって、お互いを信頼してからでもいいと思ったのだ)

(そして、触らなくて正解だった)
(もし、この時天羽都に触れていたら、旧校舎がこの世から消えていたかもしれないからだ)
(将来、使用可能になる『クオンタム』の発展型能力――『デデキント切断』の暴走によって)
(とにかく、この時その暴走は起きず、旧校舎は平穏を守られた)

――ふむ、とりあえず、今日のお見合いはこれくらいにしておこうかな。
意見交換もできたし、いろいろ知らなかったことも知れたし……。
とにかく、キミに会えてよかったよ、天羽さん。
(握手しようと手を伸ばしかけ――触れないことを思い出し、引っ込める)

【そろそろ、締めに入ろうか?】
【何か、やり残したこととか、匂わせたいこととかあったら、言っておくれー】
83天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/09(日) 00:19:01 ID:8zAWb2Wr
>>82
紅裂先輩はそんなに上手なんですか。
なら、作ってもらうよりも一緒に料理したいですね。
上手な人の仕方を見るのはとても参考になるんです。
(都の腕は義母から手取り足取り習い、そしてずっと間近で見続けて覚えたもの)
(上手な人の仕方を見ると、知らなかったコツとかそうゆうのに気が付いたりする)
(特に料理部には男子がいないから男料理というのはとても興味があった)

時代って、赤外線は昔から付いてませんでしたっけ?
(小さい時に義母も赤外線を使っていた気がするし、都が最初に買い与えられた携帯にも付いていた)
先輩は研究を行っている組織にいるから機械には強いものだと思ってましたが、そうでもないんですね。
(それとも異能の研究なんて一般的なものからはとても離れているものだから、普通のものには疎いのだろうか)
(まぁ、一般的な研究なんて知ってるのではないけど)
(それはともかく、なんとなくこの先輩は年上なのに可愛いなぁ、なんて思ってしまったり)

それじゃ、鍵を無くしても部屋に入れるから便利ですね。
あ、でもでも、それじゃ泥棒さんに入られちゃう気がする。
わたし、女子寮住まいなんですけど、最近下着泥棒やのぞきが多くて。
中に干してても取られたりするし、なんか普通じゃないんですよね。
(実は本当に普通じゃなく、怪しい気配がすると紅雲が警告していた)
(だが、まだ紅雲のことは彼女には話していないから)
警察には届けてるけど、正直みんな怖がっていて。
(もし本当に犯人が異能者なら、下手に捕まえたら異能のことが表沙汰になってしまうかもだし)
(そうじゃなかったら、とてつもない大泥棒だから、それはそれで怖かったりするし)

反対側まで突き抜けちゃえばタダで海外旅行ができちゃいますけどね。
(この場合重力がどう働くか分からないけど、もしできたとしても密入国とかの犯罪になってしまう)
(なんてことも思ったりしたが、旧校舎のピンチなんてことまでは考える余地もなかった)

あはは、なんか不便というか、寂しいですね、握手もできないなんて。
体感的には、何も起きないか起きたことが分からないくらいの影響しか出ないのがほとんどなのかな、
そんな感じですけど、用心に用心を重ねても罰は当たらないし、おしゃべりはいくらでもできるんですから。
(一瞬寂しそうに笑ったけれど、すぐににこやかな笑顔に戻る)
(ようは触らなければいいのだし、近くで話すことはいくらでもできるんだから)
わたしもです。
隙屋先輩のような方は初めてなので、とても刺激になりました。
すぐにお返事はできないかもですが、何かあったら相談メールとかするかもです。

【そうですね、都の方は特にやり残しはないです】
84隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/09(日) 00:54:35 ID:ncv4M8rC
ふふ……機械も料理も、どちらも勉強の途上さ……。
(実のところ、物理や計算などの専門的な事柄については、『ホイル』の関わっている別組織に任せていたりする)
(専門家がいるなら、専門家にやらせた方が効率はいい。その結果を集積するのが、『ホイル』の仕事だ)
(しかし、その怠惰さが、まさかこんな日常的なレベルで表面化するとは)
(やはり人間、できないことをできるようにする努力は欠かしてはいけないらしい)
(年上として、しっかりせなあかんねんと自分に言い聞かせる)

ふ、ふ、ふ。もしかしたら、プライベートという概念も一緒にこの世から消えるかもしれないな。――冗談だけど。
……下着ドロぉ? 覗きだ? それはケシカランね……。
まさか、異能をそんなくだらないことに使う奴はいない……と……思うが……。
(かつて、調子に乗って、異能を強盗殺人に使っていた黒歴史を思い出す)
(当時は若かった――というか、アホだった――使うべき力に、逆に遊ばれていたのだから)
と、とにかく、もしなんなら、『ホイル』にも協力させてくれ。
もしそれが異能者の犯行なら、我々にも何かできることがあるはずだ。「張り込み」の得意な奴もいるしね。
(そして、もし捕まえてみて異能者だったら、そいつは本当に研究材料にしてもいいかもしれない)
(法で裁けないなら、無駄なく使うべきだ。……アホでも。バカでも)
(しょぼい仕事をしているとはいえ、能力者として向こうの方が戦闘力が上かも……とは考えない)
(その可能性があったとしても、こちらにも強力な戦闘タイプの能力者がいる。激戦になっても、負ける気はない)
(というか、しょぼい犯罪だからこそ許しがたい――そんな小者ごときが、天羽さんを脅かすとは)
(この、ほんの数分間の会話で、私は天羽さんのために、何かしてやりたいと思うようになっていた)
(彼女の能力を利用する。それは組織として決定事項だ。だが、それとは関係のないところで)
(天羽都に、情が移ったというか……保護欲をそそられたというか)
(ひのわさんとはまた違う何か――妹扱いしたくなるというか、そんな雰囲気が、彼女にはあった)

……まあ、私の能力での世界旅行は、お互いの能力が解析し終わってからにしようよ。
(肩をすくめて、冗談めかしたことを言う)
(本当は、それも可能かな? と、やや真剣に考えていたが、できるとしても遠い未来だろう)
握手も、安全性が期待できる時にさせてもらうさ。
その時は、もしかしたら頭ナデナデしたり抱っこしたりいろいろ不埒なことをするかもしれないから、覚悟するように。
(これも冗談ぽい発言だが、冗談の成分は半分ぐらいである)
(その程度のスキンシップは、いずれ取れるようになりたいものだ……いや、きっと、できるようにしてみせる)
(無限を目指す研究組織『ホイル』が、それくらいできなくてどうするのだ)

私たちの間には、長い時間がある。返事はいつでもいいさ。
しっかり、心を決めて、電話しておいで。
それじゃ……また。できれば、再開の日がすぐ近くだといいね。

(車椅子の少女に微笑みかけ、踵を返す。ゆっくり旧校舎から去っていく)
(あえて、彼女は置き去りにしてきた。両親に祈りを捧げているところを邪魔したのだ、続きをさせてあげなければ)
(……冥界にいるであろう、天羽都の両親に、心の中でそっと語りかけた)
(私に娘さんを下さい。彼女の能力も、友情も、私のものに……)
(そんなことを考えながら、家路につく。時間はもうすぐ、黄昏だ)

【とりあえず、こちらはこんな感じで!】
【二日間、付き合ってくれてありがとう! 楽しかったよ〜】
85天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/09(日) 01:24:40 ID:8zAWb2Wr
>>84
うーん、そうですね。
あまり寮生以外の学生や学生以外の人が寮にいると目立っちゃうので、
もう少し様子見してお願いした方が良さそうに思えたら連絡します。
(犯行が行われるのは、完全に寮生ら寮関係者しかいないはずの時間帯だ)
(そこで犯人を捕まえたのが部外者だったら、それはそれで大事になる)
(そうなったら申し訳ないし、もしお願いするなら何かしらの許可を貰える方法を考えないと)
(やはり寮母である義母に異能のことを話せれば一番良いのだけど)

不埒ってなんですか、不埒って。
まぁ、小さい時から慣れてるからいいですけど、犯罪になるようなことは駄目ですよ?
(幼少時から住み込み寮母の被保護者として寮暮らしをしていたので)
(寮生達からそうゆう風に可愛がられるのは慣れている)
(けれど量子の言い方が何となく犯罪チックだったので冗談っぽく釘を刺しておく)

はい、こちらこそ。
隙屋先輩、さようなら、また今度。
(去っていく量子の背中に手を振ってると)

「己のことを悪人だ、悪の組織だとわざわざ宣伝する奇特なものなどそうそうおらんて」
なんだ、紅雲くん起きてたんだ、てっきり寝てたんだと思ってたけど。
それって、隙屋先輩がウソついてるってこと?
「このような穢れて物騒なところでおちおち昼寝などできるか」
「ま、ウソと言うよりも、全てを話してはおらんじゃろ」
「話しても小娘が理解できぬと匙を投げた可能性もあるでな」
あ、ひどーい、確かに先輩の言ったことは難しくて全部理解できたとは口が裂けても言えないけど。
(なんて、一人一匹漫才をする都で、その後はまた両親への報告をするのだけれど)
(旧校舎に出没する両親の幽霊が、隙屋量子の都へのプロポーズをどう思ったかは定かではない)

【こちらこそありがとうございました、とても楽しかったです】
【やっぱり隙屋先輩のレスはすごいなぁって思いました】
【では、おやすみなさい(ぺこり】
86隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2010/05/09(日) 01:28:18 ID:ncv4M8rC
【ん、おつかれさま!】
【その褒め言葉、キミにも返してあげようじゃないか。ふふ】
【おやすみ。それじゃ、私も落ちるね〜ノシ】
87奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/09(日) 01:32:57 ID:GJm+fwGY
>75
だね。――あ、でも本人前に「さん」つけて呼ぶのはあまりお勧めしないかも。
私もいつまで経っても「さん付け」やめられなかったときがあって………そしたら。
「ほう、いつまで経ってもその他人行儀をやめれんか。その脂肪揉みしだいてくれる。」
って言われて、そりゃもうモノすごい勢いでくすぐられてしまって――。
(そのときのことを思い出すと背筋がぞわぞわする。無意識に胸〜脇辺りを腕でガードして)

んー…………いきなりだったかな、でも、ゆりかを綺麗だと思ったのは本当。
なんていうか、透き通ってる感じがして、太陽の光とか当たるとすっごいキラキラしてる。
私が持ってないからそう思うのかな、ゆりかも私の髪と目羨ましいって言うし………。
あれです。互いに「いいでしょ〜」ってヤツで、奇遇だね。
(にこっとした笑みを向けて、首を傾げる――勢いで呼んだ名前やら、なにやらに
 戸惑いを見せているような表情。……確かに我ながらいきなりすぎるとは思うのだけど)
んー……ゆーりゃん(スタンダード)
…………ゆりゃーん(スモチはあるかい)
…………ゆり閣下(敬礼)
…………ゆりゃりゃーーッ!(変った叫び声)
(少しだけ探るようにいい加減な名前を四つほど挙げてみる――当然、どれもさっきの
 息を潜めながらこっそりと、まるで追っ手を息を殺してやり過ごす。そんな中漏れてしまった
 生理的な動作のようなものは浮かばない。となれば――)
はいな、ゆーりゃ。ええとこれはあくまで勘……なのですけど
ご両親……帰化したんだよね、どこの国かはわからないんだけど多分、ご両親の国じゃ「ゆりか」って名前
「ゆーりゃ」って読むのかな?
なんか、この名前呼ぶときに変な顔してたから――――ああ、いえ、素直に「ゆりか」って呼べって話ですけどね?
(名前を指摘、それから苦笑。
 人の名前で遊ぶのは流石に趣味が悪かったかも………と猛省しつつ頬をかく。)
えっと、じゃ違うのかな………家庭のお仕事。
(可能性はないわけじゃない、明らかに突拍子もない上にノリで言ってずばりなんて自分がESPに目覚めたんではないのかとか
 疑ってしまう。けれど、ポイントで整理して、他に息を飲むような理由もない気がして、遠慮がちに聞いてみる。)

ふふっ、「姫様」が言ってくれるねぇ。
かっこかわいいぞ、ゆーりゃっ。
(照れ隠しに褒め返しつつ、ちょっと前のめりになり真正面から視線を受け止めて)
仲良し………って言うのはちょっと違うと思う。
もちろん、私がお兄ちゃんが好きって言うのは紛れもない事実なんだけれど………でもお兄ちゃんが私を好きとは限らないの。
えっとね、こう見えても私、ちょっとした……いわゆる名家の跡取りなの。次期当主ってヤツ――
それで、お兄ちゃんはそんな私を補佐する事を生まれたときから義務付けられてたの。
私は永久に家を繁栄させ、お兄ちゃんはそれに従う一矢となる――――えっとね、一緒の時は一杯甘えたよ。
お兄ちゃんはいっぱいいっぱい優しくしてくれた…………そんなお兄ちゃんが大好きだったけど、お兄ちゃんはどうだったのかなぁって。
(当主に相応しい才能を持たず、体も一向に鬼としての成長を見せない。
 いつもそんな自分に涙する日々………そんな時兄はいつも頭をなでてくれた、「大丈夫だ」って優しく笑ってくれた
 支えてくれた。折れそうな心を何度も何度も。)
(そんな自分に優しくしてくれたはずの兄が自分の才能を発揮する場所を自分によって奪われた………胸を張って「兄は自分が好き」だなんて
 いえるはずもなく、言う資格もないと思った。)
…………あ、似てるから好き?似てる人、が………
え………ぁ…………
(思い浮かぶのは一人の男性、とてもとても大好きな男性、赤い髪をして、笑顔がちょっと悲しくて
 秘密が多くて、悪い人を気取る――――けれど、兄と同じく自分に優しくしてくれる
 とてもとても大好きな、男性(ひと)……)
そか…………お兄ちゃんが駄目なら拓兎お兄ちゃん、そうなってたのか――懲りもせずに甘えてたのか。
(代わりにはしない、一人の男性としてみる――自分で宣言して実践しているつもりになってた。けど結局は変らない。
 やってる事は従矢に対するそれと変らなかった。)
あ、ごめん………なんかちょっと思いついちゃって、えっとお兄ちゃんに似た人が「特別」な人だっけ?
んと、そうかもしれないんだけど、それは違う気がしてきた………ちょっと、あたまのなかごちゃごちゃ。
(そう言って苦笑い。自嘲気味に、寂しげに、申し訳なさそうに――――)

【ゆりかにレスおいとくよっ!】
【待ち合わせなんかは避難所に詳細っ!】
88久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/09(日) 20:38:51 ID:Qo9u+GQR
【奏 永久 ◆ONICNlGmhA さんとの、ロールの解凍にお借りいたします。】

お勧めしない、ですの?
(不思議そうに奏を見ていると、彼女の口から、異形と戦うよりも恐ろしい惨劇が語られる。)
………揉み…っ
(脂肪、と称しているが、奏の仕草を見ると、おそらくその揉みしだくターゲットは………)
揉み…ぐらいは、できますけれど……奏さんほどは、無い…から
しだく、のは…ちょっと無理………
(まるで、恐怖映画でも見てきたかのような表情で、思わず自分も無意識に、胸の辺りを腕でガードしてしまった。)

持っていないから?
あぁ、それなら理解できますわ。
わたしも、奏さんみたいな黒い髪と瞳、憧れちゃいますもの。
本当に、羨ましいですわ。
(屈託の無い笑顔、とは、こういう顔のことを言うのだろうか。)
(無邪気に笑ってくれる奏は、本当に明るくて、まぶしくて)

…………ゆーりゃん?(なんかこう、もぞもぞする。)
…………ゆりゃー…?(伸ばすとこ、移動した!)
…………ゆりかっか?(もしかして、ゆりか→かっか、てかけてる?)
……………………っ?(最早、呼び名とは言えない。)
(様々な呼び方を披露してくる奏を、唖然、といった表情で見る。)
(そして、最後に呼びかけられる、ユーリャ、という名前。)
(この少女に、ユーリャと呼ばれると、ある少女を思い出して、胸が痛くなるような息苦しさを感じる。)
(同じ、艶やかな黒い髪。同じ、潤んだ黒曜石の眼。)
(頬を掻く様子を見て、再び、今度は奏に見えるようにわざとらしい溜息を漏らして。)
名称は、ユーリャ、ではありませんわ。
確かに、両親が故郷とする国での名前は『ゆりか』でも、ありませんけれど。
(嘘は付いていない。ユーリャは通称であって、正式名称ではないから)
家庭の、仕事……?
(何故『親の』ではなく、『家庭の』と称するのだろう?)
(怪訝な顔でをしながら俯き、バイオリンケースの留め金を、ぱちんぱちんと弄ってみる。)
(やはり、この少女も夜の住人。先程の、微かな空気の動きを読んで、カマをかけているのか)
(それとも、本当に単なる偶然なのか)
父は、他界しておりますわ。
母の仕事は、外資系の営業。
弟は、この学園の初等部。
わたしは、ご存知の通り高等部に所属、ですわ。
………なにか、ご質問は?

【1/2】
89奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/09(日) 20:39:06 ID:GJm+fwGY
【ロールのためお借りしますっ】
【ついでにペタリ】

【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(66)W56H84
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。同じ色の瞳。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。登校時は大き目の制服。普段着はゆったりとしたものが多い。
女子にしては長身だがかなりの細身、ただし胸は除く。黙っていれば凛々しい顔立ち。
【能力】
暗器・村時雨:ヌンチャク、棍、トンファー、ナイフ、剣をそれぞれ組み合わせた多節大鎌。分解して使うことも可能。
奏鬼眼:奏家後継者の証で額に現われる金色の眼。角状にオーラを立ち上らせるため奏鬼眼(そうきがん)と呼ばれる。
    永久は身体能力を上昇させるほか、体液に「癒し」の効果を付加させる。感情が昂ぶった時身体能力が急上昇する。

【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。
【弱点】奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞がかかる。)、体液を失うような攻撃、物理攻撃の効果が薄いもしくはない相手。    
【備考】
時に退魔師、時に妖魔として言い伝えられる家系の跡取りとして生まれる。性格は非常にマイペースだが
兄が自分の所為で出て行ったという後ろめたさ、当主としての才がないことから自分を低く、相手を極端に高く見る傾向がある。
自信で決着をつけるべき兄のことで他人の手を煩わせている事、≪深凪≫第八席との遭遇により自身が次期当主である事、何が足りていないかを
自覚し始める。
『従志浪』を名乗る鬼、もしくは異形狩りの手がかりを探し昼夜調査に明け暮れる。
紅裂拓兎に兄の面影を見て、別人とわかりながらも兄と呼ぶ。済んでのところで同一視はしていない――が。
90久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/09(日) 20:39:10 ID:Qo9u+GQR
お兄様は、どうだったかなんて。
勿論、妹さんですもの、きっと奏さんのこと大事に思われていたに違いありませんわ。
時には鬱陶しく思ったり、生意気に思ったり、反発したりしたかも……
でも、兄妹ですもの。そういうものでは、なくて?
わたしは、そんな良いおうちの生まれではないですし。
それに、各ご家庭、事情は色々というのは、解かっておりますわ。
あくまでも一般論、ですの。
でも、あながちハズレじゃないとは思っておりますわ。
だってそうでしょう?
自分を嫌いな人、好きになれます?
たとえそれが、面と向かって言われたことでなくとも、空気ぐらいは感じますわよね?

(滑らかに紡がれていた奏の言葉が途切れ、困惑のような表情を浮かべている。)
(明るく無邪気そのものだった奏の笑顔が曇り、申し訳なさそうに苦笑している。)
あ……いや、そんなに深く考え込まれなくても、ね?
ごめん、ね?
やだ…そんなお顔、しないでくださいませ。ね?ね?

その『たくとお兄ちゃん』?
(おそらくは、紅裂拓兎の事を指しているのであろうけれど、首を傾げて、奏を覗き込み)
お兄様に、似ていらっしゃるの?
きっかけは、似ていたから。だけでも、いいじゃないですの。
人に興味を持つって、きっかけだけで見たら、案外単純なもの、ですわよ。
(そう。自身が、紅裂拓兎に、亡き父を重ねて見た時のように)

【2/2】

【長くなってしまいまして、申し訳ございません。】
【適当に、ずばばっと蹴ってくださいませ。】

【それでは、今夜もよろしくお願いいたしますわ。】
91奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/09(日) 21:23:31 ID:GJm+fwGY
【もーしわけないっ、挟んじゃいました。】

>>88,90
ん〜………そかそか、ゴメンね。変なこと聞いちゃって。
何かあるのかなって思ったけれど………いきなり聞くことじゃなかったよね。あはは、焦りすぎてた。
ほんとにごめん。名前で遊ばれたら嫌だよねぇ………えっと、一応親しみを込めたつもりだからそ、そんなに
うあーんっ、ため息つかなくても?!
(バイオリンケースに手がかかる――その行動に何か違和感のようなものを感じ取る。
 留め金が金属特有の弾性を利用してケースを叩く音を鳴らす――別におかしい事ではない
 ただ手持ちぶさたになって身につけたものをいじるのはある事だ。自分だって髪を弄ったりする。
 けれどもゆりかのそれに何かを試されているような気配を感じてゆっくりとその言葉の意味、自身の投げかけた質問の意味を
 心の中で反芻する。)
そうだねぇ………じゃ、単刀直入に聞かせてもらうね、ずばり!
私はどこまでゆりかの事情に突っ込んでいいのかな。多分、ゆりか……普通じゃない気がする。
私も人のことはいえないんだけど、ね。
だけど、さっきも言ったとおり誰かが笑っているのは重要だと思うの。だから、ゆりかが話せる範囲でいい。
話して楽になる事がるならば――――言って欲しい。あ、一応初対面だって自覚はあるから
ソコまで根掘り葉掘り聞こうとは思わないよ?
(真剣な表情になると優しく諭すような表情を心がけて)

それがそうともいえないの………お兄ちゃんが優しかったのは「次期当主だから」って可能性もあるから。
……例え鬱陶しくても、生意気でも、自分が従うべき存在だから――って嫌な想像ばかりが止まらないの。
私に接するお兄ちゃんはいつでも優しかった、それは覚えてる。本当に可愛がってくれたからだって言われても信じられる。
けど………それは私の一方的な見方。
だから、ゆりかの言葉………素直に聞き入れていいのかわからない。
(困ったけど好意は無碍にできない、そんな複雑な顔で笑みをつくり、ゆりかに向ける)
あはは、駄目だよね。強くなんなきゃお兄ちゃん戻ってこないのに、なんかいちいち迷っちゃう。
迷ってる暇なんかないくらい、私は足りないのに…………
(自分が届かない領域にいる人たちを指折り数える、自分が知らない世界を知っているであろう人たちを数える。
 自分はソコまで行かなくてはいけない。寄り道などしてはいけないし、躓いてる時間だってもったいない
 けど………現状を振り返ると情けなくて、膝の上でそっと握る拳を作ってしまう。)

ん、似てる………すごく似てる。だからこそ呼んじゃいけないはずなのに
お兄ちゃんって呼んじゃう………あはは、は――――?
(覗き込まれて感じる。鼻腔をくすぐるそれ――香水やコロンの類かもしれないそれ。
 けれどもそんなものではすまないものが鼻腔を刺激する。
 それは日常生活において必要のない匂い。夜に身を置き、使い込めば嫌というほどしみこんでしまう匂い
 ――――――硝煙の匂い)
……………………っっ!
ゆりかも……拓兎お兄ちゃんのこと知ってるの?
(――『習慣なんだ。いつ、どこで、誰に、どのように、襲われてもその危険を排除できるようにね。』
 蘇る少女の言葉――そして痛感する自分の足りなさ。
 ちょっと観察すれば久遠ゆりかが銃を扱ってるくらいすぐにわかる。指先も手や肩の動かし方も
 バイオリンケースの担ぎ方も扱い方も思い返せば普通じゃない。)
ねぇ、自分が未だ足りないって思ったとき、どういう顔すればいいのかな…………
(笑顔をつくり平静を保つ、できないならせめて装おうこと。
 それを一番やらなくてはいけなくて、笑顔を作ったのだけれど――そのまま、和やかな顔のまま
 弱気な言葉が口をつく事は、止められなくて――)

【こっちこそよろしくお願いしますっ】
【適度に蹴りつつ、りょーかいしましたっ!!】
92久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/09(日) 22:00:50 ID:Qo9u+GQR
別に……そういう意味の溜息では、ありませんの。
よく、思いつかれるなぁ……って、感心していたのですわ。
(やっぱり、遊んでいたのか…とも思ったけれど、にっこりと笑顔を作って返す。)
名前…奏さんのお好きなように呼んで下さったら、わたし…なんでもいいですわ。
その……なんでしたっけ?ゆ、ゆりゃーん、でも?
(とりあえずは、ゆーりゃではない、それでも一番近い名前を提示してみる。)

単刀直入。
(真っ直ぐに見てくる瞳、長い睫毛。それを見て、今度は何が飛び出すのかと、ごくりと息を飲む。)
(面白いお友達の話、無邪気な笑顔、核心を突いて来るかと思えば、思考ははるか想像の上空へと飛んでいく。)
(まるで、ビックリ箱のような少女だ。)
…………普通じゃ、ない。
(きょとんとして、青い目を丸くする。)
(そしてすぐに、よよ……とばかりに髪と同じ色合いの睫毛を伏せ、口元を指先で覆って)
普通じゃない…なんて……
わたしの見た目が、日本人とあまりにも違うから?
奏さんみたいに、すらりとした身長を持っていないから?
高校生にもなって、フリルとかリボンとか沢山のお洋服を、着ているから?
…………こう…その……揉みしだく部分が、無い、から?
(青い目を、うるっと光らせて、奏を上目遣いで見つめて――――)
―――嘘泣きですわ。
名前で遊ばれた、お返し。
(くすくすと笑って、バイオリンケースの留め金から指を離して、お行儀悪く足を下の石段に伸ばして)
(両腕も高く掲げ、んー…っと唸りながら、気持ち良さそうに伸びをして)
んーーーぁ
わたし、何も話して楽になるようなことなんて、ありませんわ。
いつでもお気楽極楽な……そう、『姫様』ですものねっ
(伸びをした衝撃で出てしまった涙を指先で擦って、笑う。)

次期当主だから、優しくしてた?
でも、それだって想像に過ぎないのでしょう?
だったらいいじゃないですの。
奏さんに優しくしていたときのお兄様は、奏さんのことが大好きだった…で。
大切な、大好きなお兄様なのでしょう?
お兄様から直接「お前なんか嫌いだ」って言われない限りは
奏さん本人が、お兄様の笑顔を信じてさしあげなければ
まぁ……理想論みたいなもの、ですけれどね。
強くならなきゃいけないのだったら、お兄様がくれた笑顔は本物だったって、信じてみるのも悪くはないですわよ。

いいんじゃないですの?お兄ちゃんでも。
呼ばれている本人が嫌がらなければ、呼び名なんて、解かればいいのですわ。解かれば。
………?
(少女の笑顔が、不自然に停止する。)
(知ってるの、の問いかけに、曖昧な笑顔を浮かべて首をかしげる。)
あなたの、お兄様のお話、先輩に聞きましたの。
先輩は、とても気にかけていらっしゃいますわ。
優しい方、だから。

自分が…足りない。
そうですわね。わたしもいつも、そう思っていますわ。
でも、あなたもう、答えをご存知じゃないですの?
(奏の笑顔にちらつく不安顔を、真っ直ぐ見て、にっこりと笑ってみせる。心から)
―――笑顔、ね?
93奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/09(日) 22:29:39 ID:GJm+fwGY
ええと…………
(これは質問の答えととるべきなのだろうか、と嘘泣きの仕草を見て頬をかく
 ――簡単話、自分が力になれることなんてない。という事なのだろう。
 少なくともそういったことは久遠ゆりかに降りかかっていはいない。)
ん……そういうのじゃなくて、ね。
ああ、でもゆりゃーん。がどこを気にしてるかはわかったかもしれない。
可愛いと思うんだけどなぁ………そういえば普段着姿直接見てなかったな。見てみたいよ?
そうじゃなくて、足運び。指の形。手の形。
あと銃使ってるとどうしても消せないのが匂い……染み付いちゃうから。それが普通じゃない理由。
否定も肯定もしなくてもいい、証拠を探そうとかも思わない。
――そうだね、ゆりかが銃を取り出すような状況になっても私は驚かないってことだけしておいてくれればいいよ?
(クスクスと可愛らしく笑う少女の笑みに応える様な柔らかな笑み――
 伸びをする姿を猫みたいだなぁ、とか思いながら眺めて。)

うん、想像。全部想像………ひょっとしたらお兄ちゃんが出て行ったことに私は関係ないかもしれない。
わかるのは私がお兄ちゃんを大好きで、お兄ちゃんを連れ戻したいって思ってるってことだけ。
他のはお兄ちゃんに聞かなきゃわからない――――うん。
やっぱり素敵な人だよ、ゆりかは………今私がしなきゃいけないのは理想論を現実にする事で
そのための努力だって、再確認できたよ、ありがと
(そうやって戸惑いがちに笑み、握りこんでいた拳から力を抜く)

…………ん、えっと。
ゆりか………拓兎お兄ちゃんと知り合いだったんだ。あったのは夜?
すっごい強いよね、拓兎お兄ちゃん。
けど………時々すっごい危ない――すっごい優しいけど、すっごい変。
ゆりかは、どう思った?拓兎お兄ちゃんのこと………
(曖昧な顔をする理由を探るようにじっと目を見つめて)

――………んっ、ふふっ、ゆりかそれ
ごめん、嬉しくてなきそうなんだけど
(なんて冗談を言えば、浮かべた笑みから不安な色が薄れていく
 浮かべなければならない笑みよりももっと自然な笑み――真っ直ぐな笑みにさらされて
 洗練されるような……)
すごいなぁ。ゆりかも結構人を笑わせるのうまいねぇ………

94久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/09(日) 22:59:52 ID:Qo9u+GQR
わたしの普段着、ですの?
奏さんも、似合いそうですわね。
黒髪に、真っ白なワンピースなんてお召しになられたら、きっと白雪姫のようですわ。
匂い……?
わたし、なにかくさいですの?
じゅう……つかってる?
(首をかしげ、パーカーの袖を、くんくんと匂ってみる。)
(制服や、学校に持っていくものを夜に持ち込んだ事は無い。)
(あるとしたら、身につけているホルスターとそこに納められたP7だが、これは硝煙や発砲音がごくわずかな銃。)
(その極僅かなものに気がつくということは、奇跡に近くて)
(彼女は、かなり硝煙を嗅ぎ慣れた者か、よほど注意深く過ごしているか。)
足の運びは、よく解からないですけれど…手や指は、これのせいではなくて?
(ぱちん、とバイオリンケースの留め金を外し、そのまま蓋を開いて)
(中に納まっている、濃い飴色のバイオリンを取り出してみせる。)
いくら奏さんが驚かれなくても、わたしは、自分が銃を取り出しましたら、驚きますわ。
(目の前の、無邪気な笑みを浮かべる少女を怪しんでいるわけではない)
(その存在は、そもそも紅裂から聞いていたことだし、夜の住人であることも知っている。)
(だけどまだ、自分が戦う者であることを、知られたくはなかった。)

そうですわよ。
まずは、お兄様の笑顔を信じて、奏さんも笑顔で。
そしたらきっと、不安になることがあっても、強くいられますわ。
行方不明のお兄様を、探されていらっしゃるのでしょう?
強くならなくっちゃ、ですわよね。
(戸惑うような笑顔に向けて、元気付けるように、小さくガッツポーズを見せて。)

う……ん…
(じっと見つめる視線から、逃れたかったけれど)
(それでも、曖昧な笑顔のまま、じっと見つめ返して)
知り合い、ですわ。
紅裂先輩が、奏永久って子のお兄さんが行方不明になって、探しているから
気にかけてやってくれ…って
どう…って。
(困ったように眉を寄せて、そこで初めて視線を逸らす。)
(俯いて、ケースにバイオリンを仕舞いながら)
(きっとまだ、こちらを見つめているであろう、奏の探るような視線を想像してみる。)
(たぶん、この少女には、これ以上嘘はつけない。)
あのね…わたしね。
あなたがもし、先輩のどんな姿を知ったとしても
変わらずに先輩に笑顔を向けて、傍に居てくださる存在になっていただけるかしら?
そう思って、あなたのこと、見に来ただけですの。
だから、あなたと少しお喋りをしてみたかっただけ。
ごめんなさい。
でも、お兄様のお話や、笑顔のお話は、わたしの素直な気持ち…だから。
95奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/09(日) 23:31:52 ID:GJm+fwGY
私じゃなくてゆりかの話。
どんな格好してすごしてるのかなって言う、そんな話。
照れなくともよいのだぞ?
(悪戯ぽい笑みでゆりかをじっと見つめて)
(当たり前のようだが警戒される――けれども構わず笑み続ける。
 想定内、誰だってそんな事をしているなんて知られたくはないだろうから。
 バイオリンを使っているだけでは酷使しない指まで剥けたあとがあるとか。
 足運びについて語る必要もない………彼女がそれを望んでいない。)
うん、驚いてくれてもいい、でも私の言葉覚えておいてね。
(――困っているようならいつでも協力するから。
 今は何も聞かないし、その言葉を信じる……けど私も夜とは切り離せない人間だから
 そう言葉に乗せる代わりにただ微笑む。)

(少女から言葉が紡がれる――どことなくそっけない、それでいて遠慮がちな
 少なからず迷いを含んだ言葉がつながっていく
 「知り合い」という言葉で片付けるにはあまりにも深い、関わり。)
つまり私を試したわけか………拓兎お兄ちゃんが危なっかしいから――かな?
勘違いはしないでほしいから言うけど、私………別に怒ってないよ。それどころかちゃんと
私以外に拓兎お兄ちゃんのこと思ってくれる人がいてよかったと思ってる。
だからあやまんなくて大丈夫。
えっとね、私………どう思ってかはさっきぐちゃぐちゃになっちゃったんだけど拓兎お兄ちゃんのこと大好きだよ。
あの人はいっぱいやさしかったから。だからきっと拓兎お兄ちゃんがなにを抱えていてもその事は忘れないって
――――決めた。だから私は拓兎お兄ちゃんの過去に、踏み込む。
(少しだけ戸惑いながら――それをやるにはあまりに実自分は弱いから、そんな事を言う資格が取れるような強さには足りないから。
 だから戸惑う。けど今言った言葉を偽れるほど安い覚悟でもなくて
 戸惑いがちにだけれども強い意志を瞳に宿す。)
大丈夫………ゆりか、私を信じて。ゆりかのこと信じるから。
そりゃ、簡単に物事を信じるっていうのは簡単に裏切れるってことだけど――それでも信じて。
私、友達だけは裏切らないって決めてるから。友達は大事にするって決めてるから…………謝らないで?
私を信じてゆりかも笑顔で――って返させて貰うよ?
(悪戯っぽくウィンクしながら――)
――――で、拓兎お兄ちゃんの傍にいるのってゆりかじゃだめなの?
(一つ間を置いてきょとんと首をかしげた。)
96久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/09(日) 23:55:13 ID:Qo9u+GQR
わたしの……?
うーん…普通に、BABYとかのお洋服ですわよ。
ワンピとかが、好きですわ。
外にお買い物に行くのなら、アンサンブル着ますけれど…
(悪戯っぽい笑みは、本当に優しくて)
(こんな子が、あの人の傍に居てくれるのなら、安心できると、少しホッとしたような表情を浮かべる。)
―――えぇ…覚えておきますわ。
(微笑みに、こくり、と素直に頷いてみせる。)

危なっかしいとは、思っていませんわ。
あの方は、一人でも生きて、そして死んでいける方ですもの。
だからこそ、わたしは、その道程を共に歩み、見届けてあげられる人が、先輩に居たら…と
(だけど、それは自分ではない。)
(自分であれたらと、思うこともあるけれど、自分はあまりにも、中途半端な存在で)
―――先輩の、過去、に?
(いまいち奏の言っていることの真意が読み込めず、ぼんやりとした表情で膝の上に視線を落とす。)
(《虚影会》のこと?お姉さんを、殺してしまったこと?それとも、それ以前の赤村としての幸せな過去の、こと?)
(俯いたままふるふると、首を左右に振って、改めて奏を見つめる。)
いっぱい優しくされたから、こそ……
先輩の、何を知っても、どうか……
(先輩に向けて、軽蔑や哀れみだけは、見せないで――――)
(言いかけて、唇をきゅっと噛む。そして、笑顔を作って)
紅裂先輩はね、あぁ見えてとてもデリケートな方ですわ。
あなたのことが信頼に足ると、あなたのことが、本当に大切だと
先輩が判断されたら、自ずとお話してくださるはずですわ。
解かっていらっしゃるとは思うけれど、宝箱は無理にこじ開けたりせずに、鍵がもらえるまで信頼を積むこと、ですわ。
―――えがお…
(こくっ。と、ポニーテールの髪の毛が揺れてしまうほどに、素早く頷く。)

………わたしは、ね。
誰か一人の特別な人を、選ぶことが出来ませんの。
えっと……そうですわねー、気の多い女ってやつ、ですわね。
(さっきの仕草を真似るように、今はきょとんとしている奏に向かって、いたずらっぽく笑ってみせる。)
97奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/10(月) 00:26:06 ID:i3P3LkXb
そうかなぁ………拓兎おにいちゃんってなんというか、一人で生きていくにはあんまりにもなんというか………
寂しがりや…って言えばいいのかな、寂しがりやだし。
命を粗末にしてるってわけじゃないけど、自分の命を自分のものと見てないって感じがするんだよねぇ。
………誰かとの約束を果たすための道具ってぐらいにしか――そういうところがちょっと危なっかしい。
(んーと顎に手を当ててそんなことを考えながら
 思い浮かぶ、自分が一番嫌いな紅裂拓兎の表情。気付くと考えている虚ろなそれ。)
うん、過去。
私ね、何も知らないんだ………可愛がってもらってるけど、拓兎お兄ちゃんが扱ってる力をどう思われてるのかとか。
どうやってそれを使ったのかとか、なにをしてきたのかとか。
私は優しくしてくれた拓兎お兄ちゃんに甘えて、いっぱい吐き出したけど………受け止めさせてばっかり。
だから私は知ろうと思うの……無知な自分なままの自分はもうやめようと思うの。
(そんな資格はあるのかとか、そんな余裕はあるのかとか、色々とネガティブな思考が生まれる
 それがさらにそんな事をしている自分が――と思考がエンドレスで回っていく………
 けれど、それでも知りたいという気持ちは高まっていく。)
――うん。
……私は、忘れない。ずっと大好きな拓兎お兄ちゃんを見ている。
それで………まだ拓兎お兄ちゃんが傍にいてくれるなら、傍にいて、できる限りのことはする。
拓兎お兄ちゃんも私にそれだけのことをしたわけだしね。
(また薄く笑って肩を竦める、それくらいの権利はある。といいたげにして)
うんと、デリケートなのはわかる。というか………傷つきやすいからあんな顔して
傷つきやすいくせに誰かに優しくできるんだと思う。だから私はあえて拓兎おにいちゃんの気持ちは踏みにじります。
得意なんですよ、ピッキング。錠前は鍵で開けるものじゃないんです私にとって。
(それで嫌われても嫌われたなりに好きは続く。
 だから、自分が傍にいられなくなったら代わりだなんてそんな役目は受けなくてもいいから
 久遠ゆりかとして彼を支えて欲しい。――言葉に出さずに意志だけを示して)
(素早くうなずいた彼女を信頼して、誓うように、懺悔でもするように言葉を出した。)

おー………ゆりゃーん。悪女だ。
純情な青少年達をたぶらかし、正しい道へ導こうというのだねっ!
えっと、それでもいいから………って言うのもおかしいか。
そんなこといったら「特別の意味」あんまりわからない私はどーしたらいいかわかんないし。
ゆりか………選べるようになるといいね。特別な人。
――ええと、他にお話あるかな。私大体終わったよ――ほとんど聞いてただけな気がするけど
ゆりかのこと知れてよかった。
98久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/10(月) 00:45:24 ID:a+aehMbt
うー…ん
前は、そういうとこが見えましたけれど、今は、懸命に生きていると思いますわよ。
まだ、慣れないのかもしれませんけれど、先輩は先輩の信念を持って、真っ直ぐ進んでいますもの。
ただきっと……そうですわね、なんだかんだで、寂しがりやかも、ですわね。
(クスっと笑って、語り続ける奏を見る。)
(やがてその表情は、不安で彩られて)

ピッキングって……
(困ったような顔をして、ゆっくりと首を横に振り、奏に向かって溜息を漏らす。)
だめ…ですわよ?
そんなことなさったら、先輩は……
先輩は、あなたのことを嫌ったりはされないけれど、きっとあなたにそうさせてしまった、自分を責められるかも。
そんな優しさを持っている方だって、奏さんが一番ご存知でしょう?
時には強引さも必要かもですけれど…北風ばかりでは、コートは脱がせられないのですわよ。
(ゆりかよりも、ずいぶんと背が高く、大人びた顔だちの少女だったけれど)
(まるで、妹を見つめるように、窘めるような口調で、ゆっくりと優しく語る。)
(なんとなく、そんな態度をとってしまったのは、彼女が『妹』で、自分が『姉』だからだろうか)

ふふっ
わたし、見かけによらず悪女ですのよ?
(冗談めかしたままの表情で、でも楽しげに笑いながら)
選べるように……ねぇ…
(小さく呟いて、空を見上げる。そういえば、ずいぶん陽が長くなってきた。このまま夏になるのだろうか。)
(もしも万が一選んでしまったとき、自分はどうなってしまうのだろうか。)
(少し考えて、背筋をぞくりと震わせると、空から視線を落として)

わたしなんかで、よかったと思っていただけて、光栄ですわ。
あぁ…もう、こんなお時間……
(ポケットから携帯を取り出して、時間を確認してみる。陽が高くなったとは言え、黄昏時が迫る時間帯で)
ごめんなさいね?
お帰りになるところ、お邪魔立てしてしまいまして。
もしよろしければ、またおしゃべりしましょうね?今度は、美味しい紅茶でも飲みながら。
(バイオリンケースを脇に避け、立ち上がって)
(奏の座っている隣から数歩移動して、ぱふぱふと制服のお知りを叩く。)
99奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/10(月) 01:14:41 ID:i3P3LkXb
知ってる、けど無知なまま甘え続けるよりはマシ。
それで自分を責めるようなら私を責めろって言う。優しいから、あの人…………優しいから。
――――ちからになりたい。優しくされた分……ううん、それ以上に優しくしてあげたい。
私は頑張れば、それだけの力手に入れられるから。
(≪奏宗家当主≫として―――)
(焦燥があるのかもしれない、自分に比べて周りは目に見えて成長してるって感じることがあるかも知れない
 周りは自分の知らない事を知っている人が多いからって。
 だからこんな事を言ってしまってるのかもしれない。)
忠告は嬉しい、ものすごく嬉しい………けど、踊らなきゃ岩戸は開かないから、歌わなきゃ中に声は届かないから。
もうちょっと考える。もうちょっとだけ……これしかいえない。ゴメンね。
(どちらいいのかとか、間違っているかとかはわからない、考えても仕方がない。
 ならば自分が望む事をするしかないのだ結局のところ。
 例えそれで相手を巻き込んだとしても。)

うん、拓兎お兄ちゃんも中々隅に置けないって。
妹としてはひじょーに安心できました。できたら………これからも拓兎お兄ちゃんのこと気にかけて欲しい。
(黄昏の日が彩るゆりかのブロンドと碧眼の美しさにうっすらと目を細めながら
 自分も立ち上がり、ハンカチを回収。)
これ、洗濯くらいさせてくれるよね?
うーん、そだ。帰りを邪魔されたいしゃりょーがわりっ。それと――
(ひらりとハンカチを翻して
 沈みゆく夕日にすかす――なんだか切ない色をしていて、別れが名残惜しくなるような色だった
 だから言葉にする。お別れの言葉ではなく――――)

――再開の保障に。
   また会おうね、ゆりか――

(――――再するための言葉を。)

【えーとこちらはこんな感じで〆させていただきますっ!】
100久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/10(月) 01:19:11 ID:a+aehMbt
【拝見いたしました。】
【これからわたしのほうの締めを書かせていただきたいと思いますわね。】
【ただ、お時間もお時間ですので、レスを待たずともお休みなさってくださいませ。】
【また後日、お時間のあるときにでもご確認いただければ、と思いますわ。】

【それでは、とりあえず。まだスレはお返しできませんけれど、ご挨拶を】
【長時間、お相手くださいましてありがとうございました。】
【また、機会がありましたら、よろしくお願いいたしますわね。】
【ではおやすみなさいませ、良い夢を…】
101奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/10(月) 01:25:27 ID:i3P3LkXb
【お気遣いどうもありがとうございますっ!】
【最後の最後で締まってないのでちょっと凹んだんですけどorz】

【えーとそれはそうとお言葉に甘えさせていただきますね。】
【同じく長時間お付き合いしていただいて感謝ですっ!またの機会を楽しみにさせていただきます。】
【お休みなさいっ!ゆりかの夢見ますっ!!】

【ではではお先に失礼しますっ】
102久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/05/10(月) 01:41:39 ID:a+aehMbt
仰っていることは、解かりますわ。
でも、踊って歌えば岩戸は開きますけれど、無理矢理こじ開けたら神罰が下りますわよ?
岩戸の前で祭を開いている人間から見たら、些細な差にしか見えないかもしれませんけれど。
状況を良く見て、的確な判断をなさってくださいませね。
ゆめゆめ、お忘れのないように…
(少女が決意を固めかけている様子を見て、もしかしたら、紅裂にとっていらないお節介を焼いてしまったのではと)
(少しだけ、不安になる。)
(だけど、少女の邪気の無い笑顔を見つめていると)
(たまには、紅裂に真っ直ぐ感情をぶつける相手がいるのも、悪くは無いかなとも)

隅に置けないって……
気にはかけておりますけれど…奏さんが思っていらっしゃるのとは、少し違う関係なのだと思いますわよ。
ご期待に添えなくて…申し訳ないのですけれど……
(言いながら、ハンカチを回収し洗濯をさせて欲しいという奏に、頷き返す。)
(でも、それって慰謝料って言うのかしら?と、小さく笑いながら)

そうですわね。また、お会いしましょう。
(ひらひらと手を振って、奏を見送る。)
(姿が見えなくなったら、またここの金網を登って、近道をして家に帰ろう。)

(奏永久―――)
(メンテナンス後の銃器から硝煙の匂いなど、するはずもないのに)
(次々とこちらの微かな動向を、一寸と逃さずに捕らえて)
(どこかの名家の跡取りだと本人が言っていたし、紅裂から聞いた銀の鬼の話。)
(きっと、かなり優れた能力の一族の嫡子なのだろう。)
(だけどどこか、まだ幼い……良くも悪くも、真っ直ぐに突き進む。)
(だからこその、無邪気で屈託の無い笑顔を浮かべることが、出来るのか………)
(今のところは、笑顔で接してくれて、友達と呼んでくれている。)
(夜の世界は、いつどこで、どうなるかなんて、誰も解かりはしないけれど)
(彼女だけは、敵に回したくは無いと、そう感じた。)


【それでは、これで締めにさせていただきますわ。】
【改めまして、奏さんはお相手ありがとうございました。】
【また、お会いしましょうね。】

【スレをお返しいたします。ありがとうございました。】
103名無しさん@ピンキー:2010/05/10(月) 02:22:02 ID:t3JyMAMk
優勝オメ
104御法川 醍醐 ◆DaigoSmCh. :2010/05/10(月) 23:37:58 ID:RHAp8NxY
【名前】御法川醍醐(みのりかわ だいご)
【年齢】 18 高等部三年
【性別】 男
【身長】 178センチ 75キロ
【3サイズ】 いらなくない?
【容貌】 短髪を軽く茶髪にしているほかは、一見品行方正。
【能力】召喚士。最近学園を騒がしている魔物の何割かは実はこいつのせいw
【希望】日常ロール、戦闘、エロール
【NG】後遺症が残るような怪我、死亡、スカ系プレイ
【弱点】呼び出す能力は超一流だが従わせる能力がイマイチ。
    召喚には呪文と印が必要な為、口や手を封じられると召喚できなくなる。
    敵が女だと、よほどひどい目に合わない限り反撃しない。
【備考】生徒会長。ケンカっ早いが親分肌で人望はある。
    すべての女性は皆美しいと本気で思っているので、
    生徒だろうが教師だろうが女に対しては挨拶代わりにくどき文句。
    口が上手いので相手を言いくるめるのは得意だが、
    軽いという評判も広まっているのでナンパの成功率が高いとは言えない。
    現在は親元を離れて召喚士の師匠宅に下宿中。
    師匠は人間国宝級の邦楽家。ちなみに同居している他の弟子は全員女性。

【今日のところは投下落ちだ。よろしく頼むぜ!】
105天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 20:38:00 ID:ZO44BFpX
【待機です、プロフは>>46
【避難所の方も見てますので声かけてくださいね】
106前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 20:49:12 ID:0szkLZQK
【こんばんは】

【ロールのお相手に立候補しようと思うんだけど、いいかな?】
107天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 20:51:55 ID:ZO44BFpX
>>106
【こんばんはです、前山先輩】
【こちらこそお願いします】
【この間のロールを踏まえて、昼間に出会って……な感じでしょうか】
108前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 20:53:51 ID:0szkLZQK
>>107
【こんばんは、都ちゃん】

【そしたら、そんな感じのロールにしようか】
【結構な部分を都ちゃんに任せるロールになりそうだけど……それでも大丈夫かな?】
109天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 20:58:45 ID:ZO44BFpX
>>108
【そこは元々わたしがふったネタですから】
【逆に先輩が夜のことを話してくれないとお昼の雑談で終わっちゃうかもだけど】
【都が落とし物を捜して旧校舎の方へ向かう、そこを先輩がみかけて、とかどうでしょうか?】
110前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 21:00:47 ID:0szkLZQK
>>109
【ん、了解】
【夜の話を振るかどうかは……話の流れ次第になりそうな予感がするなぁ】

【とりあえず、書き出しはそんな感じで了解】
【そのまま書き出しもお願いしちゃっていいかな?】
111天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 21:02:23 ID:ZO44BFpX
>>110
【はい、では少々お待ちくださいませ】
112前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 21:03:19 ID:0szkLZQK
>>111
【はーい】

【ではでは、今日もよろしくー】
113天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 21:12:41 ID:ZO44BFpX
(とある放課後、都は旧校舎へと向かっていた)
(毎月の月命日にはかかさず訪れている場所だが、それ以外では滅多に行く場所ではない)
(月命日はすぎたばかりで、つまりそれ以外の理由があるということだ)

んー、やっぱりこっちにはないかなぁ?
でも万が一のこともあるし、けどなぁ……。

(生徒手帳、学園生徒が常に身に付けていなければならないものであるが)
(どこかで落としてしまったらしく、普段立ち寄るところを一通り捜しているところだった)
(既に学校へは届け出ていて再発行して貰えるのだけど)
(落としたものにはメモや予定とか色々と書き込んであるし、プリクラとか挟んであったりする)
(だから見つかるにこしたことはないのだ)

もお、どこで落としちゃったんだろ……。

【それじゃ、こんな感じで】
114前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 21:16:56 ID:0szkLZQK
>>113
んん……?

(放課後、校舎の周りを走っていた馨はとある人物が目に入った。
それは、学園でもなかなか居ない、車いすに乗っている都ちゃん。
しかも、普段は人の近付かない旧校舎の方面へ進んでいく姿。
何があるんだろう、と思いつつ、後ろからその少女へ進んでいく)

こんにちは、都ちゃん。
どうしたの、こっちは旧校舎のほうだけど?

(首を軽く傾げつつ、都ちゃんの隣に回る。
そして、しゃがみ込んで都ちゃんを下から見上げるように話しかけた)
115天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 21:27:08 ID:ZO44BFpX
>>114
あ……前山先輩、こんにちは。
(見知った人に話しかけられて、車椅子を進める手を止める)
ええ、旧校舎に用事があるんです。
ううん、用事とはちょっと違いますね。
わたし、生徒手帳をどこかで落としちゃって。
それで最近立ち寄ってるとこを一通り捜しているんです。
旧校舎もこの間行ったばかりなので、念のために。
(この間は隙屋量子に話しかけられ、彼女の組織の話を聞かされた)
(その時に聞いた組織の名前、「ホイル」を生徒手帳にメモしたのだ)
たぶんないと思うんですが、万が一ってこともあるので。
116前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 21:33:28 ID:0szkLZQK
>>115
ん、こんばんは。
(膝を抱えてしゃがんだ姿勢のまま、頭を下げる馨。
勢いをつけすぎてしまったために、ゴチン、と額を膝にぶつけてしまい、痛い、と呟きつつ)

ふーん……生徒手帳かぁ……。
(馨も生徒手帳を持ってはいたが、普段あまり見ることはなかった。
なので、どんな色、形してたっけなぁ、と頭の隅に思い浮かべつつ、あ、と呟いて手を打つ)
だったら、俺も一緒に探すよ。
それだったら、早く見つかるんじゃない?

えっと、どうやって旧校舎に行ったのかな?
(そういうと、都ちゃんの後ろに回り込んで車いすの取っ手を握る)
117天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 21:44:20 ID:ZO44BFpX
>>116
えっ、一緒に捜して貰えるのは嬉しいですけど、今日は部活ないんですか?
(運動部の応援へは普通の生徒よりも比較的多く行っている都だったけれど)
(どの部がどの曜日に活動があるとかまではさすがに把握していない)
(前山馨はサッカー部の副部長で、活動があってサボらせてしまうなら問題だから)

旧校舎へは、ここをまっすぐに行って、あそこに見える大きな松の木のとこを曲がって、その先の三叉路を右です。
遠回りだけど、ちゃんと舗装されてる道はここだけで、いつもそこを通ってるんです。
落ちてるなら、たぶん旧校舎のすぐ近くだと思うけど、念のため途中も見ておかないと。
(普段から旧校舎へ行き慣れていることを示唆しながら)
(押して貰えてるので自分は周囲を探すことに専念できて、キョロキョロと地面を見回す)
118前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 21:49:31 ID:0szkLZQK
>>117
うん?
あるけど……別に、そんな時間かからないでしょ。
それに、今はまだ放課後始まったばかりだからさ。
心配しなくても大丈夫だって。
(そう呟くと、そっと都ちゃんの車いすを押す。
探しやすいように、ちょっとゆっくりしたスピードで前へと進んでいった)

まっすぐいって、大きな松を曲がって、三叉路を右、ね。
よーし、そのくらいだったらすぐだろうな。
(そういうと、軽く車椅子を押しつつ自分も周囲を見渡す。
どんな形だったかなぁ、とも思い出しつつ)
しかし……そんなに旧校舎に行くことあるのかな?
俺なんてほとんどないんだけど……。
119天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 22:02:41 ID:ZO44BFpX
>>118
(まあ、多少遠回りでも広い学園とは言え無茶苦茶距離があるわけでもない)
(中に入ったのでもないから、確かにそんなに時間はかからないだろう)
すみません、それじゃ、お言葉に甘えてお願いしちゃいます。
テキパキと捜しちゃいましょう。
(と、ぴょんと頭を下げて)

そうですね、あそこは中へ入るのは禁止されてるし、普通は肝試しくらいなのかな。
旧校舎は出るって噂がありますからね。
(何が出るって幽霊で、高等部ではよく噂される教師夫婦の幽霊こそ都の両親なのだが)
わたしもある意味その中に入るのかも。
あそこでわたしの両親が亡くなっているんです。
それで月命日にはお花を持って手をあわせに行っているので。
(この話をするとひかれてしまう時もあるが、変にお茶を濁しても仕方ない)
(何か勘違いされても、それはそれで困ってしまうことだから、さらっと正直に)
120前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 22:08:14 ID:0szkLZQK
>>119
ん、おっけ。
じゃあ早いところ探しちゃおうよ。
(都ちゃんに微笑みかけつつ、周囲を探し始める馨。
しかし、すぐには見つからない様子だ)

そうだなぁ、肝試し……夏の合宿で一回だけやったことあるな。
その時、本物が出たって話してたんだけどさ。
(あはは、と笑いつつ、周囲に気を配る)
都ちゃんのご両親が?
へぇ……そうなんだ。
しかし……月命日にお花持っていくって、律儀だねぇ……。
(普通なら、命日やお盆、お彼岸ぐらいなものじゃないかな、と思いつつ、都ちゃんの事情を心に留める。
そして、それ以上聞くと心を抉るかもしれないな、と考え、あまり詮索しないことにした)

そういえば……お狐様は大丈夫かな?
あれからどう?
(前回のことがあるため、あまり刺激しない言い方をする馨)
121天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 22:25:58 ID:ZO44BFpX
>>120
へー、肝試しって何だかんだで本物が出るんですね。
女子寮のイベントでやった肝試しでも出ましたし。
コックリさんとかと一緒で、そうゆうのは安易にするなってことなんでしょうか?
(話しつつも、しっかりと周囲を捜すことは忘れない)
(けれど手帳らしきものは落ちていなかった)
(そもそも舗装されてないところには行ってないから地面を見てればすぐ分かるはずだけど)
(もしも強風で飛ばされていたりしたらと思うと、少し気持ちがへこんでしまう)
お墓が四国のあるので滅多に行けないんです。
こっちは色々と近いですから。
(何しろ旧校舎に両親の幽霊が出るのだから、文字通りこっちで手を合わせた方が近いのだ)

ふぇっ!?
(押して貰っているのにも関わらず、びっくりしてブレーキを引いてしまって前のめりになる)
(慌てて体を起こして後ろを見上げた都の顔はとても驚いていて)
ななな何で先輩が……
(狐のことを知ってるのか、狐のことを知ってるのは片手で数えられるくらいしかいなくて)
(その中に都が昼間の住人と思っている前山馨は含まれていない)
(だからそのことを安易に言ってはまずかろうと)
……ナンノコトデスカ、オキツネサマッテ?
(誤魔化してみるけれど、明らかに棒読みで何か隠そうとしてるのがバレバレだった)
122前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 22:34:51 ID:0szkLZQK
>>121
んまぁ、本物かどうかわかったもんじゃないけどね。
何が幽霊なのか、って俺らがわかるはずもないし……。
でも、安易にするな、っていうのは言えてるかもしれないね。
(うんうん、と頷きつつ舗装された道路を見る馨。
しかし、まだまだ見つかりそうにない。
もしかして、と思って後ろを振り返ったけども、それでもそれらしきものは見当たらなかった)
へぇ、お墓は四国にあるのか……それは遠いなぁ。
(そういいつつ、まだ足を踏み入れたことのない土地へと思いを馳せてみる。
まだまだ近隣の地域しか行ったことのなかった馨にとって、四国、と言われただけでまったく違う土地のように思えた)

うわっ、とと!
(いきなりブレーキをかけられてしまったので、馨は車椅子に突っ込んでしまった。
ぶつかった足を軽く擦りつつ、都ちゃんの表情を見る)
ん?
あれ、だってさ、一度、夜、どこかに居たじゃない、都ちゃん。
そこで、お狐様にとり憑かれたって話を聞いた覚えがあるんだけど。
(もしかしてあれは覚えていないのかな、と思いつつ、背中に冷や汗が伝う。
覚えていなかったとなると……大変な地雷を踏んだんじゃないか、と唾を飲んだ)
123天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 22:56:32 ID:ZO44BFpX
>>122
目撃談の全部が全部本当のことだとは思わないけど、わたしは本物の幽霊がいるって信じてます。
(何しろ目撃したし、憑かれたし、平均と比べれば実体験は多い方だろう)
毎月あそこへ行ってるのも、両親の幽霊があそこにいるって信じてるからですよ。
だって、肝試しの人が見ることできて、実の娘が会えないって悔しいじゃないですか。
(両親の幽霊の噂を知るまでは来ることはなくて)
(悔しいと言うよりも記憶にすらない両親にただただ会いたかっただけなのだけど)
(そして一瞬だけど一度は見ることができて、安全な範囲でもう一度と思う気持ちは強くて)

へ、夜? わたしが? 先輩に、話した?
夜って、いつの、何時くらいですか?
(都に憑いている紅雲は、都の口を借りて話すことができる)
(本来であれば自由に都の体を乗っ取ったように動かすことが可能らしい)
(しかし弱っているいまは精々気になる方を見るくらいしかできていない)
(だが本当は今でも自由にできて、都が寝ている間に霧原朱音のごとく活動しているとか?)
(それとも前山馨が悪い人で、都にかまをかけているだけとか)
(急に秘密なことを突きつけられてしまったので大混乱する都だったが)

……あ、ごめんなさい。
足ぶつけちゃったみたいですけど、大丈夫ですか?
(馨の顔を見て先輩の足がぶつかったと気が付いて我に返る)
(怪我させてしまっていたら、なんて別の意味で慌ててはしまっていたけれど)
124前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 23:09:46 ID:0szkLZQK
>>123
ふーん……。
まぁ……そうだろうね、居るんだろうね。
(ここで否定してしまっては、都ちゃんの夢を壊してしまうことだろう。
なので、ここは否定せず、話を合わせる馨。
しかし、肝試しの人が見えて実の娘が会えないというのは、傍から聞けば滑稽な話に思えてしまった)
それで、どう、実際に会えたのかな、都ちゃんは?

え、っと……?
あれは……かなり遅かった気がするなぁ、夜中の2時とか、そのぐらいだったと思うな。
その時間に、俺は外をランニングしていて……都ちゃんは、飛んで、とある廃ビルに居たんだよ。
そこで、俺はその話を聞いた。
……その様子だと、覚えてなさそうだね、都ちゃん。
(うーむ、と考え込んでしまわざるを得ない。
となると、あの一件のことは深く追わず、話をしないほうがよさそうだな、と感じた)

ん、ああ、大丈夫。
ちょっとぶつかっただけだから。
そんな気にすることないって。
(はは、と苦笑を浮かべつつ手を振る馨。
そして再び、車椅子を動かそうとするも、動かないのであれ、と戸惑ってしまう)
125天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/15(土) 23:28:43 ID:ZO44BFpX
>>124
ほんの一瞬だけど、見ることはできたの。
一緒にいた先輩は話すことができて、録音してくれてたから聞くことができたんだけど。
(会話できたのは都に憑いたからで、そのおかげで一瞬しか見れなくて)
わたしって、基本的に霊感とかないみたいだから、それくらいが精々みたい。
(霊感の代わりに異能があったおかげでもあり)

夜中の二時って、門限どころのはなしじゃなくて、わたし寝てますけど。
というか、歩けもしないのに何で飛べるんですか?
(いや、ツッコミどころはそこじゃない)
(都が寝てる時間なら、寝てる間に紅雲が都を自由にしていたのか?)
(しかし紅雲は媛名葵も認めたように神様の使いだ、そんなことをするのだろうか?)
(今すぐに紅雲と話をしたいけど、都の口を介さなければ話すことはできず)
(信用できる夜の住人の前でなければそれはできない)

良かった、怪我させちゃってたら、サッカー部の人たちに恨まれちゃいますもん。
(ほっと胸を撫で下ろした都は、馨が戸惑っている理由に気が付かず話を再開する)
というか、なんで先輩はそんな真夜中にランニングなんてしてたんですか?
もしもお巡りさんに補導されでもしたら、部の活動に影響がでちゃうじゃないですか。
(部員が問題を起こして試合禁止になったというニュースはたまに見かける)
(特に副部長だったら影響も大きいし、他の部員に恨まれるのも強くなるはずだ)
(そして何よりも、この街で真夜中に出歩くなんてとても危険なことのはずだから)
(自分のことは棚上げにしても、止めた方がいいと言っておかなければ)
126前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/15(土) 23:40:36 ID:0szkLZQK
>>125
へぇ、見ることはできたんだ。
しかも話もできたんだ!?
……へぇ……。
でもよかったじゃない、ご両親とお話できて、ね。
(今の話にはただただ舌を巻くことしかできなかった。
何せ、自分には霊を感じることはできない。
にもかかわらず、目の前の少女には姿を見ることができ、その上会話もできたなんて。
そう考えると、案外幽霊が居ると信じてもいいかもしれないな、と思った)

ん、っと……そうだよね、たぶん寝てたと思うんだけど。
何で飛べるの、って言われても……ねぇ……。
本当に、飛んだ姿を見たんだよ、俺は。
その時、えーっと……なんか変な声も聞こえたし、もう一つ、俺に突っかかるように話をしていたやつが居たよ。
それは、都ちゃんの口から聞こえた気がしたな。
(うーん、と考えつつ、首を捻る馨。
あの時の話をしようとすると、どこまで話していいものか迷ってしまい、どうしても抽象的な話になってしまう。
どうしたらいいものか、と考えて)
あ、そうだ、お狐様と今お話できないかな?
(あの時、都ちゃんの体を乗っ取っていた何かが居たはず。
それを引き出せばいけるんじゃないかな、と甘い考えを持った)

いやいや、大丈夫大丈夫。
(あはは、と笑いを浮かべつつ手を振る馨。
そんな心配要らないよ、と付け加えて)
んーとね、休みの前の日だから、ついつい……遠くまで走っちゃったんだよ。
それで……ね、迷っちゃってさ。
だから、心配しなくて大丈夫。
その日、たまたまそうなっちゃっただけだからさ。
(はは、と苦笑しつつ、ごめんね、と付け加えた)
127天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 00:05:39 ID:glLTHzgR
>>126
でも、話をしたのはわたしじゃない……あ、嫌なこと思い出しちゃった。
(青筋まではいかないけど、少し不機嫌そうな顔をする都)
(旧校舎内へ連れて行ってくれたのは紫一久で、彼は安全のためと都にお守りをくれた)
(が、そのお守りは発信器だか盗聴器だかが入っていて、都的にはとても騙されたと思っている)
(それまで怖いとこがあるけど頼りがいのある親切な先輩と思っていただけに裏切られた気分だった)

変な声で、もう一つ?
(紅雲の声は幼い男の子のような甲高い声で、変な声と言えばそうだと思う)
(が、もう一つというのがよくわからない)
(紅雲は都の声色を真似て話すことができるので、他の声色を使うこともできておかしくはないが)
いま?
今は寝ぇぇぇと、デスカラ、オキツネサマッテ、ナンノコトデショウ?
(ついつい普通に答えてしまいかけて、慌てて言い直す)
(が、自分でも背中に冷や汗が出てるのを意識してしまうくらい怪しい)

ま、迷子なんて、駄目じゃないですか、最近は色々と物騒なのに。
この前なんて、XX丁目のお稲荷様が放火されて……あ。
(意識してしまったがために、思わず紅雲が守っていた神社のことを口走ってしまい、慌てて口を押さえる)
(あまりにも怪しすぎて、何か隠してるのがバレバレで)
(けれど真夜中に都を見かけたことが本当のことで、けれど前山馨が偶然目撃した昼間の住人だったなら)
(やはり本当のことを話すわけにいかないと思う)
や、やっぱり、人が空を飛ぶっておかしいじゃないですか。
先輩、わたしのことをかつごうとしてます?
それとも眠くて走りながら夢を見ちゃったとか?
(両親の幽霊の噂は自分のことだから構わない)
(けれど紅雲のことは、こう言っては怒られるけれど、弱っている紅雲を保護して守らないといけないから)

「空を飛んだわたしは一体何をしてたんですか?」

(都の焦りで目をさましたのか、それとも最初から分かっていて痺れを切らせたのか)
(紅雲がほぼ完璧な都のイントネーションで質問を付け加えた)
128前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 00:17:28 ID:AN/e92Ee
>>127
え、あ、ごめん。
そしたらこの話はなしなし、もうなしってことで。
(それ以上何か悪いことを思い出させるのはためらわれたので、手を振ってなし、と宣言する)

そう、変な声と、もう一つ、なんか女の声なのかな?
そういう声がしたよ、うん。
(あの時のことを思い出しつつ、ぽつりぽつりと話をする。
しかし、都ちゃんの言葉が変わったのを受けてはは、と苦笑する)
ここまで話しちゃって、それはないでしょう。
俺は実際にそういうのを見たし、俺にはそういうのを呼び出す力もないからね。
ほら。

あはは、そうだよね。
ふーん……お稲荷様が放火されたんだ。
(都ちゃんが言った内容を汲み取り、首を縦に頷く馨。
しかし、どうしたものか、と考えつつ……右手をライターに忍ばせた)
まぁね、人が空を飛ぶっていうのはおかしいと思う。
それに、俺は眠りながら走れるわけじゃないよ、夢遊病者じゃないんだから。
(そんな言葉を投げかけつつ、道を見て回る馨)

何をしていた、って……えーっと、なんか、確か……力を得るためにいろいろ必要、とか言ってたような、気が。
(いきなり鋭い質問になったなぁ、と頭の片隅に思い浮かべつつ、曖昧な返事で返す)
129天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 00:38:56 ID:glLTHzgR
>>128
…………。
(自分でもウソや演技は上手いと思ってないし、苦し紛れ過ぎるのは事実で)
(けれど第三の声というのが、本当に前山馨が遭遇した人物が都自身なのかよく分からなくする)
(それが都なら大事だし、都じゃなくてもそれはそれで大事だ)
(そして話してる感じ、前山馨は夜の住人に思えない)
(都の知る夜の住人は誰も彼もそうだと知れば納得してしまうような人ばかりで)
(久遠ゆりかと卯月ひのわだって、妖精じみた外見が納得させるだけの力を持っていた)
……見た、んですか。
(だから、夜の世界を知らない人に、夜のことを見られてしまった、知られてしまった)
(この窮地をどうすればいいのか、どう対応したらいいのか)
(都の周囲の人は、今まで都のことをこう見ていて、こんな風に困ってたりしてたのだろうか)
(とか、今さらながらに思ってしまったり)

!?
(紅雲くん!?)
(突然口を挟んだ紅雲に都はびっくりするが、それに構わず紅雲は質問を続ける)
「力が必要って、なんでしょうね? 車椅子を押して貰う力はいつもある方が助かりますけど」
「それで、先輩はどうしたんですか? 教えてくださいますよね?」
「幽霊がいるならお狐さまだっているかもだけど、何はともあれわたしが夢遊病だったりする方が大変ですもん」
(困ったように首をかしげ、それは紅雲がさせたことで)
(都は改めて紅雲の化け具合にお狐さまなんだと実感する)

【少し前のレスで車椅子が動かないという描写、もしかしてブレーキのことですか?】
130前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 00:56:24 ID:AN/e92Ee
>>129
ん、そう、はっきり見た。
……だけど、俺もそれに無関係なわけじゃないんだ。
でもまぁ……俺の力をここで見せると大変だから、後で、ね。
(そういうと、右手の人差し指を立てて口元に持ってくる。
そのまま、しー、と言って秘密であることを表現した)

うん?
……なんか、いきなり饒舌になったね?
(矢継ぎ早に飛んでくる言葉に疑問を持ちつつ、小さく頷く馨。
どう言ったらいいものかなぁ、と思慮しつつ……ある程度オブラートに包んだ方がいいだろうな、と考えるに至る)
ええっとね、その、飛んでいったビルの先で都ちゃんは襲われていたんだ。
それを俺は助けたんだけど、その時に聞いたのは「力が要る」って話だった。
そんなに力が必要なら、俺の体力もってけ、って言って体力を吸わせたんだ。
俺も、いつも都ちゃんが車椅子に乗ってるから、そのことについて問い詰めたんだけど……。
それに関しては、飛べるから、って俺の目の前で実際飛んで見せたんだよ。
だから、夢遊病でもないし、俺が見間違えたわけでもない。
(そんな感じでざっと話をする。
そして、今度は都ちゃんの反応を見ようと、後ろから顔を覗き込む)

>>124の最後の節だね?】
【そう、ブレーキのことです】
【確か車椅子のブレーキは、都ちゃんがかけた位置のやつは、後ろから押している人では解除できなかったなぁ、とか思って】
131天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 01:18:04 ID:glLTHzgR
>>130
っ!?
(前山馨は力と言った、聞き間違いでなければ、だ)
(秘密であることを示唆するということは、その力が尋常のものではないはず)
(つまり、前山馨も異能者である、ということになる)

「うーん、やっぱり、それはわたしじゃないと思います」
「どうしてって言われても証明できないけど……」
(困った風に腕組みして、人差し指で顎の辺りを押さえながら)
「あ、そうだ!」
「その時のわたし、どんな格好をしてました? 寝間着? それとも制服でした?」
(前山馨が助けた少女は、白無垢に角隠しと花嫁衣装のような格好をしていた)
(そして紅雲の質問に気が付いた都が後を引き継ぐ)
エプロンの色とかデザインとか、靴下もどんなのとか覚えてます?
わたしが持ってるものだったら、やっぱり先輩はわたしと会ったってことになりますよね。
(都は基本的に外出時はエプロンをしており、靴下も太もも半ばまであるものを履いている)
(寝間着でもエプロンなら本当に自分かもしれないし、してなければ別人かもしれず)

【わかりました。もしかして別な原因で何かのネタ振りかとも思っちゃったので】
132前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 01:25:56 ID:AN/e92Ee
>>131
都ちゃんじゃない、って言っても……流石に、見間違えるわけないと思うんだけどなぁ……。
あ、もしかしてさ、双子の妹か、お姉ちゃんとかいるのかな?
……んなわけないよなー。
(うーん、と考えつつ、都ちゃんの口から聞こえた質問にえーっと、と考え始めて)

あの時……そうだな、白無垢を着ていたなぁ……。
えっと……ほら、狐の嫁入り?
あんな感じだったと思うね。
エプロンは着けてなかったし……靴下、じゃなくて足袋みたいな感じだったかなぁ。
(曖昧になりつつあるあの時の記憶を手繰り寄せつつ、ポツリポツリと言葉をかける馨。
言われてみれば、都ちゃんが何故あんな服装をしていたか、といわれるとその時に聞かなかったので、不思議に思えてきてしまった)
133天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 01:41:55 ID:glLTHzgR
>>132
(浴衣は持っていても白無垢なんて持っていないし、そもそも白無垢着てる中学生って、だ)
(そしてエプロンをせずに外出るなんて滅多にないし、なによりも――)
それ、わたしじゃない、わたしじゃないです。
足袋みたいのって、足首当たりまでしかない靴下ってことですよね?
わたし、そんなの履かないです、夢遊病だとしても絶対に履かない自信ある!
(傷跡と手術跡まみれの素足は病院と寮のお風呂くらいでしか外にさらさない)
(ましてや、同じ学校の男子にみられるなんて都的には絶対にあり得ない)

「先輩、お狐さまって言ってましたが、本当に狐に化かされちゃったんじゃないですか?」
「幽霊がいて妖狐がいないってのも変だし、何か怪しいものでも食べさせられていません?」
「ほら、昔話とかだと、ご馳走だと思って食べたものが実は泥団子だったとかあるじゃないですか」
(本当に心配そうに都は馨を見上げる)
(言葉は紅雲のものだが、都だって馨が都そっくりの怪人物に出会ったとなれば心配するし)
(泥団子なんて食べさせられてたなら、生徒手帳なんか放っておいて病院へ連れて行かないといけない)
お腹の具合とか大丈夫ですか?
最近調子が悪いとか、おかしな感じがするとか……。
(食べたのではなく力を吸われたのを忘れてしまった都は、紅雲の言葉を鵜呑みにして心配する)
134天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 01:42:37 ID:glLTHzgR
【あ、時間だいじょうぶですか?】
【もう少しいけそうだけど、急にがくっとなる時間帯だし】
135前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 01:44:53 ID:AN/e92Ee
>>134
【ん、全然平気】
【まだまだいけるよー】

【ところで、このままいくと凍結挟みそうだけど、次いつ大丈夫かな?】
【それを待っている間に、お返事書くねー】
136天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 01:48:07 ID:glLTHzgR
>>135
【直近は日曜日の昼間、次は火曜日の夜になります】
【次の土日が完全に駄目なので、それで終わらないとすごく先になっちゃいます】
137前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 01:50:18 ID:AN/e92Ee
>>133
(都ちゃんじゃない、と断言されてしまうと、思わず首を傾げざるをえない。
しかし、そうなると自分はただ、狐に化かされただけだったのだろうか、と本気で考えてしまう。
だが、先ほどから気になっている都ちゃんの反応を見る限り、あながちすべてが嘘だというわけでもなさそうだな、と考える)
そうそう、足袋みたいなのだから……靴下っぽい感じだったねぇ。
……うーん……。
(そこまで断言されてしまうと、これ以上追及は難しそうな気配だ。
どうしたら証明できるのだろう、と頭を抱えてしまう)

いやぁ、狐に化かされたわけじゃないて……。
怪しいものでも食べさせられたわけじゃないし。
ああ、でも俺の体力は持って行ったよ。
都ちゃんが俺の指にかみついて、そのまま体力をもっていってた。
(しかし……あれは都ちゃんだったと、馨の中では確信している。
本人が否定しているとなると、都ちゃんそっくりな他の誰かがそうなったのかな、とも考えてしまうが)
138前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 01:51:24 ID:AN/e92Ee
>>136
【明日の昼ってことかな?】
【んじゃあ、眠くなったら明日の昼に待ち合わせて解凍、ってことで】
139天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 02:14:40 ID:glLTHzgR
>>137
わ、わたしが、先輩の指に噛みついて、えぇっ!?
(思わず顔を赤らめる都)
(そんな恥ずかしいことできる訳もなく、したのが偽物だとしても恥ずかしくなってしまう)

「……狐じゃないにしても、悪いものにたぶらかされちゃったとか?」
「だって、体力を持っていくとか、いかにも悪い妖怪の悪さみたいじゃないですか」
(悪い妖怪、異形なんて結構転がっていたりする)
(異形狩りに出くわしたことも襲われたこともあって、)
なんでわたしの偽物なのか不思議だけど、
先輩は……があるんですよね、それで狙われたとかないんですか?
(口の前に指を立てて、先ほど馨が言った力のことを示唆する)
もしそうならまた来るかもだし、次は無事ですまないかもだし……。
……。
…………。
えっと、前山先輩は内緒の力があるんですよね?
(ロックを解除してそそっと少しだけ車椅子を前に出す)
先輩、わたしに触っちゃ駄目ですからね!
あ、その、変な意味じゃないです、だから、ええと、触ると危ないから……。
(狐云々でびっくりしすぎて忘れていたが、前山馨が本当に異能者なら触れないように注意が必要で)
(そのことを忘れるくらいびっくりしたのだけど)

【なら、今夜はこれで凍結にしましょうか】
【一度休んだ方がしゃっきりとレスできるだろうし】
140前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 02:16:23 ID:AN/e92Ee
>>139
【りょーかい、じゃあ今日はこれにて凍結、ということで】
【明日は何時に避難所に待ち合わせようか?】
141天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 02:19:07 ID:glLTHzgR
>>140
【お昼を食べた後、13時くらいでしょうか】
【凍結を決めたら、急にひどい眠気が……ごめんなさい、お先におやすみなさいです】
142前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 02:22:19 ID:AN/e92Ee
>>141
【じゃあ、13時に待ち合わせってことで】
【もう時間も遅いしね、おやすみなさい】

【スレをお返しします】
143天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 13:06:03 ID:glLTHzgR
【前山先輩とのロールでお邪魔します】
144前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 13:06:32 ID:woz+3MBj
【都ちゃんとのロールに借りますね】

>>139
……ねぇ、本当に覚えてない?
それとも……嘘ついてる……わけないな、その反応だと。
(以前、伊織先輩を問いつめた時は途中で嘘をついていたことを白状した。
しかし、今の反応を見る限りではあの反応は生の反応だ。
それとも、目の前に居る都ちゃんがよほどの女優であるか。
後者であることは至極考えにくいので、やはり嘘をついていないと見るべきだろう。
そうなると、馨はますます首を傾げざるを得ない)

うーん、なんだかだんだんそんな気がしてきたなぁ。
俺は無駄に体力を持っていかれただけだったのか……あはは。
(なんだか悲しく思えてきた。
あのときの人物を都ちゃんではないと見破れなかったのもそうだが、無駄に体力を吸われたということが尚更、悲愴感を誘う)
んな、俺は今まで狙われるようなことはしたことないよ……。
それに、俺はそこそこ強いから大丈夫。
心配要らないって。
(はは、と苦笑を浮かべるも、いつまたそんなことが起きるか、と考えるとあまり楽観視はできない)
ん、ああ、そっか。
大丈夫、触らないからさ。
だけど、車椅子を押すぐらいなら平気でしょ?
(都ちゃんが前にでたので、ちょっとだけ取り残される馨。
それでも、笑顔を向けて立ち止まっていた)

【こんな感じで、今日もよろしく。】
145天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 13:32:38 ID:glLTHzgR
>>144
詐欺にあったってことなのかな?
でも体力だけで、命まで取られなかったのはほんとに良かったです。
(もしそうなら、今こうして話すこともできないし、騙されたことすら知ることもなくて)
けどなぁ、狐か何かの妖怪だとしても、なんでわたしの振りをして先輩を騙したんだろう?
(その騙した存在は都のことを知っていて、きっと紅雲のことも知っている)
(たまたま知って利用したというよりも、やっぱり何かしらの悪意があったように思える)
(もしかしたら、紅雲の守っていた神社を襲った異形とか、なんだろうか?)
前山先輩、過信は禁物ですよ?
見分けがつかないくらいそっくりに化けられたんだから、次であった時も見抜けるか分からないんだし。
例えばですけど、体力を取られたんじゃなくて、例えばタクシー代で一万円貸してとかだったらどうします?
後で返してといわれても覚えはないから、言った言わないで険悪な関係になっちゃうかもだし。
(前山馨の力がどんなものか分からないけど、こんなトラブルを解決する力ではないだろう)
(そして嫌がらせとするなら、こうゆうのは有効でとても嫌なものだ)

はい、直接触らなければ大丈夫です。
(長い立ち話になってしまったので、そろそろ捜すのを再開しないと部活の時間に支障が出ちゃうなと思い始めたが)
……あれ?
(前山馨は「ああ、そっか」と言った、それは)
先輩、もしかして、知ってたんですか?
(ということなのか、と疑問が出てくる)

【はい、今日もよろしくお願いします】
146前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 13:44:34 ID:AN/e92Ee
>>145
詐欺、かぁ……詐欺、ねぇ……。
(巷では未だに振り込め詐欺が流行っているものの、別種の詐欺でさえ引っ掛からないだろうな、と思っていた自分にとって、その言葉は少しショックだった。
体力を奪われるという被害にはあったものの、最悪命まで取られる可能性があっただけに、思わず冷や汗をかかずにいられなかった)
んー、なんでなんだろうねぇ。
なんで都ちゃんのフリをしたのかわからないよ。
そりゃ、騙した本人に聞かないと。
だけど……こりゃ、注意したほうがいいだろうなぁ……。
(ううん、と首を捻ってしまう。
過信は禁物、という言葉が余計に重く圧し掛かってきた。
しかも、現在進行形で、馨の肩に)
うん、ちょっと気をつけるわ……。
今回だって、体力を取ったからといって返せ、って言われたって無理な話でしょ?
それに、詐欺にかかったって明白になったわけだし……。
それならそうと、溝に捨てたものだと思って諦めるよ。
(はは、と苦笑する馨。
それっきり、あの時のことは忘れよう、と思った)

ん、ならおっけ。
……あー、えっと……。
(うっかり出てきた言葉で、どうやら気づいてしまったらしい。
しかし、今更隠すのもどうか、と考えると、いたたまれなくなって頬を掻く)
いや……実は、先日、久遠先輩に会ったときに……聞いたんだ。
だから、都ちゃんに触ると何か起きるってことは知ってる。
ごめんね、黙ってて。
(顔の前で手を合わせ、ごめんなさい、と言って頭を下げた)
147天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 14:00:14 ID:glLTHzgR
>>146
わたしだったら、先輩が騙されやすいだろう、とか?
わたしだったら、真似をしやすいだろう、とか?
(実際先輩は騙されてるし、紅雲も都の真似は上手い)
それか、わたしに嫌がらせ、とか……。
(実際、すごくではないけど、ビックリさせられて困ってしまったし)
(悪戯レベルではあるけど、都だっていじめられた経験はあって、悪意というものは知っている)
わたしも気をつけます。
どう気をつけたらいいかは分からないけど、友達に「わたしのそっくりさんに気をつけて」とか言うのかなぁ?
(そんなことを話したら変な顔をされるだろうけど、夜のことを知ってる人は分かってくれるだろう)
まぁ、昔話とかだと恩返しする動物の話もありますしね。
もしかしたらお礼があるかもだし、宝くじ程度に思っておくのがいいのかも。

(もしやと思ったことは本当だった)
そっか、久遠先輩が……ならいいです。
わたしは久遠先輩のこと信頼してますし、久遠先輩が話したのなら大丈夫だってことだと思います。
(久遠ゆりかから見て、前山馨は信頼に足りる異能者と言うことなのだと思う)
なら……言っちゃってもいいのかな?
お狐さまは、本当にいるんです、先輩があったのとは別のコックリさんが。
『コックリさん言うな!』
(突然、第三の怒った声が都の口から出る)
(甲高い年少の子供のような声、前山馨があの夜に出会った少女のものとは違う声)
148前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 14:10:51 ID:AN/e92Ee
>>147
んー、そうかもしれない。
実際、俺もこうして騙されたわけだしなぁ……。
ともかく、そうだとしたら効果は抜群だった、ということだなぁ。
(むぅ、と唸る馨。
しかし、注意を促そうにもほかにどう注意をしたらいいものか、と悩んでしまう)
そうだねぇ、とりあえずはそっくりさんに気をつけて、というくらいしかないだろうなぁ。
でも、宝くじ程度ならまだいいよ、当たりの確立があるんだから。
今回は詐欺なんだから、ハズレしかないかもしれないしね。
あと、学校の友達にはそれを言わないほうがいいよ。
(普通の注意にに加え、最後に一言付ける。
都も夜の人間なら、その意図を汲んでくれるだろう、と期待しながら)

うん、俺も久遠先輩は信頼してる。
そう思ったからこそ、久遠先輩も話をしてくれたんだと思うけどね。
……ああ、でもコックリさんが憑いているのは本当なんだ。
ちょっと、さっきの詐欺があったもんだから、それも嘘だったらどうしようかな、って思っちゃった。
(はは、と苦笑を浮かべるも、直後に聞こえた言葉に目を丸くした)
……えっと、今の、何?
(ぽかん、とした表情で都の顔を見る。
鳩が豆鉄砲を食らった顔、とでもいうのだろうか。
わずかに捻りだせた言葉は、ただただ情けないものでしかなかった)
149天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 14:25:23 ID:glLTHzgR
>>148
あ、そっか、詐欺なら当たりなんてないですもんね。
伝えるのは前山先輩のような力を持つ人たちにです。
もし、また騙すのなら、力を持った人をだろうから。
(真夜中に狐憑きの少女に出会ったなんて、普通の人だったら逃げてしまうだろう)
(体力を与えるなんてできたのは、前山馨が夜を知る人間だからだと思う)

『ひかえよ、我は正一位稲荷大明神に使える神の使いであるぞ』
(偉ぶった様子で都の口から童子の声が出てくる)
彼は紅雲くん、さっき火事になったお稲荷様のこと話したでしょ?
そこを守っていて異形に襲われたお狐さまなの。
大怪我して体は動物園、魂はわたしに憑依して療養中なんだ。
紅雲くんは立派な神様の使いだし、保証してくれる人もいるから大丈夫だよ。
(第二の声こそ違うけれど、都の口から都の声と別な声が出てくるのはあの夜と一緒だった)
『情けないことに我の力は小娘の口を借りること、あとは精々目や耳を借りることくらいしかできぬ』
『お主を騙したのは、我の存在を知り、悪意を持って我をからかおうとする輩であろう』
『そうゆう意味では主に迷惑をかけたな』
150前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 14:34:10 ID:AN/e92Ee
>>149
そうそう、今回はハズレしかないんだから。
先に言っておくと、久遠先輩にその注意はもうしてあるよ。
あとは……都ちゃんのこと、誰が知っているかわからないから、それは探り探り、かな。
(まだ都ちゃんとは夜に関する話をしていないから、曖昧な物言いになってしまう。
これからはもっと配慮することが必要だな、と心に留めつつ、小さく頷いた)

ええと……神の使い?
(都ちゃんから聞こえた声に、耳を疑ってしまうばかり。
しかし、続いた都ちゃんの話にははぁ、と頷いて)
ああ、お狐様って神様の使いだったんだ。
それはそれは、とんだ御無礼をしました。
(ぺこり、と都ちゃんに頭を下げる。
目の前にいる人物は都ちゃんとしか思えなかったけど、何か居るというのはわかったので、素直に従うことにした)
ん……ということは、都ちゃんが見聞きしたことはお狐様もわかる、ってことですよね。
大変だね、都ちゃんも。
(かつて一緒に戦った伊織先輩も、そんなことに陥っていた。
そして、それに関して苦労していたことも察せられる。
だからこその言葉なのだが、自分としては実感がないのでどこか他人事のような言い方になってしまう)
しかし……そうなると、お狐様のほうに心当たりがあるってことですかね?
そうであれば、まだ注意とか、原因とか探りやすいんじゃないでしょうか。
それなら、俺も協力しますよ。
151天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 14:56:13 ID:glLTHzgR
>>150
『うむ、お主はどこぞの小娘や狗と違い礼をわきまえたよき少年じゃの』
(頭を下げられてご機嫌な紅雲、どこぞのというのは都と媛名葵のことだろう)
そうでもないよ。
紅雲くんはいつも寝ているし、危険があったら先に気が付いてくれるし。
何か話す時も気をつけてくれているもの。
(もしもこれが男の生き霊とかだったら、ずっと気が気でいられなくて耐えきれないかもしれない)
(けれど紅雲の体はかわいらしい子狐で、都的には言葉を話すペット感覚である)
(それに霧原朱音と違って寝ている間に動き回ることもないから、そう困ってはいなかった)

『心当たりという程のものはないが、我らが社を襲ったのは低脳な異形ではなかった』
『言葉を持って我らを愚弄し、嬲り、神域を犯して焼き払った』
『あれであれば、お主をそのようにたぶらかすことをしてもおかしくないじゃろう』
『あれはこちらのモノではなく、海の向こう、西域のモノ』
『神州のものならともかく、あちらのものは我らも疎い』
(忌々しげな言葉に、都の表情もそれにあわせて眉をひそめ)
『あれはまっとうなモノではない、お主も次に出会ったなら無理せず逃げよ』
(と紅雲は馨に注意を促す)
そんなに危険なのが紅雲くんを襲ったんだ。
先輩も無事で本当に良かったですね。
(命を取られるのは万が一くらいに思っていたが、もしかしたら命が残っていた方が偶然かもしれず)
(都は馨を大事故から生還した人のように見る)
152前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 15:09:15 ID:AN/e92Ee
>>151
あ、ありがとうございます……。
(そう言われると、微妙な反応を示してしまう。
その小娘や狗、と言われた人物がだれかはわからなかったが、都ちゃんの口から聞くと、やはり違和感を感じざるを得なかった)
ええっと、俺としては、目の前に居る都ちゃんに話しかけているつもりですので、もし言葉づかいに無礼があったらお許しください。
……しかし、大変だなぁ。
気をつけてくれるのはいいけど……いつまでもそうしているわけにはいかないもんね。

ああ、先ほどのお稲荷様が放火された、って話ですね。
西域のもの、ってことは……中国、ええと、唐とか、隋とか、清とかの国のことですよね。
ううん、俺が適う相手じゃない、のかもなぁ……。
(思わず腕を組んで悩んでしまう。
自分の命があったことは幸いだが、こうなると油断も隙もあったものではないな、と考え直した)
わかりました、次に遭遇した時は無理せず逃げることにします。
お狐様でも疎い、と言われてしまうと……これから、そいつらどうします?
お狐様を襲ったということは、回復してもまた襲ってくるわけですよね。
何か当てはあるんですか?
153天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 15:32:08 ID:glLTHzgR
>>152
『西域、もしかしたらさらに西かもしれぬが、どこであろうと質が悪いというのには変わりない』
(世界は広く、神話伝説昔話などは数多にあり、本物の割合は小さくても多々あると言うことだ)
『今しばらくはどうにもできぬ、我の力が回復するまでの辛抱じゃの』
『小娘の姿形を知っておるなら、我らを殺めるのは雑作もないことのはずじゃ』
『つまり、当分は我らをからかうつもりなのじゃろうて』
(当てはなくなるようにしかならない、らしい)
紅雲くんが全快するまでどこかに隠れてるわけにいかないし、誰かに護衛についてもらうわけにもいかないし。
すぐにどうこうすることがないなら、嫌がらせされてもしばらく我慢してるしかないってことなのかな?
(都には自分の身を守る術がないし、紅雲とて一度はやられている身だ)
『まぁ、多少は回復すれば、我ら同胞の力を借りることもできようて、心配するな』
『我が主の社は全国に数万以上あり、その全てを敵に回せるほどの大物でもない』
『たぶん、たまたま目に付いた我らを襲ったのじゃろうて』
……紅雲くん、言い方が生意気だから、知らない間に喧嘩を売っちゃってたんじゃないの?
『誰が生意気じゃ、それを言うなら小娘の方じゃろが』
(端から見て、都は年下の友達感覚で、罰当たりっぽくも見えてしまうが)

っと、なんか長話しちゃいましたが、先輩は部活の時間大丈夫ですか?
もうこんな時間ですよ?
(ふと気が付いてエプロンのポケットから携帯を取り出すと、結構時間がたっていた)
副部長が遅刻なんて駄目ですから、危なそうなら部活に戻ってくださいね。

【お互いに夜のことを知ることができたので、そろそろ〆かなぁと思ってますが】
【先輩の方はやり残しとかありますか?】
【ちなみに生徒手帳はこっちで見つからない予定です】
154前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 15:41:50 ID:AN/e92Ee
>>153
えーっと、もっと西?
というと、インドとかの方ですかね。
もしくはヨーロッパ……ありえなくはない、かなぁ。
(むぅ、と小さく呟きつつ、頭を回転させてみる。
しかし、馨の足りない頭ではそれ以上考えが浮かぶことはなかった)
からかうつもり、かぁ……、困ったものですね。
でも、一度俺が姿を見てるわけですし。
注意することはできますよね。
って、まぁまぁまぁ、喧嘩しないでさ。
(目の前で起こりそうになっていた奇妙な喧嘩を止めるべく、都ちゃんを宥めにかかる)

え、あ、やっべ!
もうこんな時間!?
そうだ、俺も行かないと。
生徒手帳、なんだか見つからなかったけど……ごめんね?
(そういうと、また顔の前で手を合わせて頭を下げた)

【そうだねー、こっちはもうやり残しはない感じ】
【なので、次で〆に入っちゃっても大丈夫だよ】
155天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 15:52:53 ID:glLTHzgR
>>154
喧嘩じゃないよ、単なるスキンシップだって。
『はぁぁ、お主も機会があれば小娘に言い聞かせておくれ、目上の者には敬意を持てと』
(都とて普段はしっかりしているのだ、単に紅雲を目上と思っていないだけで)
(なめているわけではないが、理解が足りてないのは確かだろう)

ううん、落としたのはわたしの責任だし、元々一人で捜してたんだから気にしないでください。
わたしの方こそ、捜すのに付き合って貰ってありがとうございました。
それに先輩のことも知ることができたし、わたしの偽物のことも聞けてよかったです。
(都もぺこりと頭を下げて)
部活、頑張ってください。
練習試合とかあったら、料理部でまた応援に行きますから声かけてくださいね。
(小さく手を振った)
156前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 16:02:57 ID:AN/e92Ee
>>155
あはは、そうなの?
お狐様も、ちょっと……ね、うん、そんな時もありますよ。
都ちゃんも、お狐様を大事にしてあげてね。
(思わず苦笑を浮かべるしかなかった。
実際、神様かもしれないが、このままでは少し、威厳に欠けるだろうな、とも思いながら)

いやいや、いいっていいって、このくらい。
俺も、収穫あったしね。
ありがとう、じゃあ、探すのがんばってねー!
(そう言うと、後ろを向いて駆け出す馨。
時間も時間だ、慌てる心は自然と、馨の足を速く走らせた)

【と、こちらはこんな感じで〆で】
【今日もお相手ありがとう!】
157天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/16(日) 16:13:32 ID:glLTHzgR
>>156
それじゃ、また今度。
(手を振って馨を見送る都)
でも、わたしのそっくりさんって、ビックリしたなぁ。
『東西問わず、人の真似をする魔物はおおいからの、珍しくはない』
ふーん、そうなんだ。
誰かとわたしの前にソレが現れて、どちらが本物だ、なんてならなければいいけど。
『そうじゃな……じゃが、しかし』
ん?
『なんでもない……またあの不浄な建物のところへ行くのか、やれやれじゃ』

(その後、旧校舎近辺を捜したが生徒手帳は見つからず)
(再発行して貰った後で友達の鞄に紛れ込んでいたのが発覚したのだった)

【では都もこれで〆です】
【ロールしてるうちに、そっくりさんが怖い存在になっちゃいました!?】
【こちらこそ、お相手ありがとうございました】
【また遊んでくださいね】
158前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/16(日) 16:17:32 ID:AN/e92Ee
>>157
【そうだね、そっくりさんが怖い存在になっちゃったね】
【元々、ドッペルゲンガーを見ると死ぬっていうから変わらないんじゃないかな?】

【こちらこそ、またお相手よろしくね】
【それでは!】

【ありがとうございました、スレをお返しします】
159郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/16(日) 20:04:41 ID:lskacMuG
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
     髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いている。
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
      集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
      そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
      発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
      制限時間は3〜5秒ほど。

     ・不可避の直感
      能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
      殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
      ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
      事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。       

【武器】 切姫(きりひめ) …… 破魔効果のある小太刀。貰い物。
     夜逆(やさか)  …… 無銘の短剣。ただしひたすらに頑丈。
【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
     あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
     また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。
     部活動は無所属、委員会は見た目に寄らず図書委員。
     性格はテンプレ的な正義漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
     勇気と無謀を簡単に履き違える。無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 そんな馬鹿。
     短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。

【取り敢えず、プロフ投下っ】 
160伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/16(日) 20:31:16 ID:P28Mp2s3
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
    稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
    大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
    逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
    過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【ロール】 一行20〜40字で15〜30行前後 7〜15分ほど 日常動作レベルの軽度の確定あり
    背後があまりにも馬鹿なので長文レスが書けません…
    置きレスもできますので長文でやりたい方、お時間のない方もお気軽にお申し出ください
【備考】高等部2年。陸上部のエース。ハイジャンプの学生記録を持っている。
    一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
    素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
    厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
    兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。

*現在の状況
・恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
・武道家である祖父と叔父に迫水の能力と退魔のことを知られて
・妖魔にレイプされた記憶を御木本正太郎によって封印され、表面上忘れている。
 迫水と御木本の二人は真実を知っている。
・兄の仇である「仮面の電撃異能者」は実は紫一久であるが、そのことはまだ知らない。

※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります
161Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/16(日) 23:17:31 ID:g2Ei5b6K
【こんな時間からだが、待機】
【打ち合わせだけするもよし、あんまり遅くならないうちに取っ掛かりだけつけるもよし、だね】
162Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/17(月) 00:45:06 ID:gkMkrma7
【今日のところはこれで、だ】
【退散しますよ、と】
163名無しさん@ピンキー:2010/05/17(月) 18:23:20 ID:AyxlpTso
名無し
164Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 21:04:15 ID:DlQsV7UM
【再来、でもって待機だ】
【今日こそは、って思うね】
165水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 21:51:55 ID:1KjLHjOl
【ついにこの日が…いつかやりあうことになるとは思ってましたが、こんな形になるとは】
【そんなわけで僕がロールを申し込んでみます、まずバトル以外に展開が思いつかないのですが…】

【1 そちらが捕食中に発見、即戦闘に】
【2 こちらが戦闘中にふらふらしていたそちらが乱入してくる】
【バトルですと僕が思いつくのはこのぐらいですがそちらの希望はなにかありますか?】

【それと今日はおそらく日付がかわるころにリミットになりますので場合によっては凍結もお願いしたく】
166Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 21:54:10 ID:DlQsV7UM
【安心したまえ、私もそれ以外に思いつかない】
【と、いうわけで……だ。私としてはどちらも捨てがたいところではあるけれど】
【いきなり即戦闘、というのも些か味気ない】

【というわけで、ここは2で行こう、そちらの戦闘中に割り込む】
【でもって、さくっとその敵を捕食してから少し話でもしてみようか】
167水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 22:02:40 ID:1KjLHjOl
【異形をなんとかするレベルなら即排除、とはいきませんが】
【正体不明ゆえ、こちらはバリバリに警戒していきます。人だか異形だか分からない感じですよね?今の体は】
【いろいろ心境の変化もあって今は悪即斬、な物騒モードですので】

【ではこちらの戦闘シーンから書き出し、好きなタイミングで割って入るでよろしいですか?】
168Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 22:03:45 ID:DlQsV7UM
【それならばこちらもそれなりに、きっと、何か感じるものがあるのだろうし】
【では、書き出しは任せよう。楽しみにしているよ】
169水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 22:10:39 ID:1KjLHjOl
(部活がなくなって…学校の他には余計にすることがなくなった。
 だから今日もトレーナーにいつものスポーツバッグに身を固め、夜の街に――
 異形の匂いを嗅ぎつけ辿ってみれば、人気のない廃工場から気配がしてくるようだ)
ここは…確か?

(犬型の獣人と戦って、幽霊と話をした場所でもあるはず。
 まあ異形が住み着く?ところなんてそんなに変わらないか…
 バッグから銃を取り出し、銃床を引いてスタンバイ。
 一つ深呼吸をすると慎重に音を立てないように、気配に向けて忍び寄り――)

(破れた窓からそっと覗くと、異形もやはり同じ、醜い獣人。
 ただしもう「食後」のようで3匹ばかり、口のあたりを汚らしく染めて、床にねそべっているようだ。
 牙の生えた口に衣服の切れ端を見つけ、ぎりっと歯を噛み締めて――
 慎重に一匹に狙いをつけて三連射。他の2匹は跳ね起きたものの、
 どうやら仕留めたようで――)

こいよ、バケモノ。僕が殺してやるから、さ――
(目を細め、新たに狙いを定めようと腰を落とし、近づいてくる一匹に向け両手をまっすぐ突き出して――)

【それではこんなスタートで。よろしくお願いします】
170Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 22:29:34 ID:DlQsV7UM
(僅かに漂ってくる硝煙の匂い、そして、血の匂い)
(それはいずれも、彼女にとっては懐かしく、そして)
(否応なしに食欲をそそられる、そんな匂いだった)

(今や彼女は一匹の異形。寄る辺もなく、過去の記憶もなく)
(ただただ押し寄せる衝動と飢え、それに従い、殺し、喰らう)
(そして今宵も、闇夜に響いた銃声が彼女の『食事』の開始を告げた)

……誰かが、戦っている。
(たどり着いた廃工場、その片隅の暗がりから階下を見据える小さな姿がそこにはあった)
あれは……?誰だ。
(知らないのか、それとも思い出せないのか。それはわからなかった)
(ただ、銃撃を加えながら挑発する青年の顔を、夜闇の向こうにおぼろげに見たとき)
(ずきり、と頭が痛んだ)
まあ、いいや。……さあ、食事を始めよう。
(みしり、と嫌な音を立てて彼女の小さな右腕が軋んだ)
(一度バラバラに解けたその腕が、再び寄り集まった時には巨大な顎と化し)
(そして、彼女は跳び立った)

(完全に目の前の相手に気を取られていた獣人の一匹、その頭上へと)
(そしてその顎を大きく開き、その腕たる顎を一振り。その瞬間)
(その獣人の腰から上が、喰われて消し飛んだ)

171水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 22:43:53 ID:1KjLHjOl
(動いている相手に狙いをつけるのは難しい…
 体の中心を狙って銃を撃つも、相手も素早くかわして接近してくる。
 こうなれば「変わって」と思っていたところに、
 不意に怖気をふるうような気配がして背筋を寒気が駆け抜けて――)

…っな!
(突如現れた小さな影、襲い掛かったかと思えば、
 異様な右手が…喰らっている?
 ぞっとしたものの、まだ獣人はもう一匹残っている。
 やむなく銃を放りだし、いつもの仕草をして)

って、今日もザコか。わりーけどお前、じゃま。
(腕まくりをしたトレーナーから伸びた手に、そして顔に、服に隠れた全身に、
 揺らめく炎のような、人魂のような紋様を浮かび上がらせると相手を小ばかにしきって、
 なにやらしているもう一組にはとりあえずかまいもつけず、
 こちらに突っ込んできた獣人に身をかわしざまのカウンターの左クロスを顔面に叩き込む)

つか、なんだ?ありゃ…?
(首を捻りながらも血反吐を吐いて、それでも戦意だけは旺盛にまたこちらに突っ込んでくる獣人に)
邪魔だっていってんだろが…阿呆。
(右の拳を腰だめに構えると「右手」の能力を解放して――
 ずん、と一瞬闇に右拳が包まれ、今度はこちらから踏み込んでの右ストレートを一閃――
 相手のボディを貫いて全ての「ケガレ」の力を解放すると、苦悶に身を捩らせたのも一瞬、
 塵あくたとなって獣人の体は破壊されて――)

で、おめーさんは何もん…だって、おーい?話聞いてる?
(もう一組の様子に改めて目をやりながら、緊張感ゼロで首をかしげ、声を掛ける)
172Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 22:59:09 ID:DlQsV7UM
……薄い、不味い。だけど、腹の足しにはなる。
(上半身を失って、ぐらりと獣人の体が揺らいだ)
(その身体が地面に倒れる寸前に、再びその右腕が閃いて、喰らった)
ついでだ。
(更にもう一度その腕が閃くと、最初に倒れた獣人もまた、喰われて掻き消えた)
(伸縮自在の右腕を伸ばして、一瞬のうちに暗い尽くしたのだ)

………。
(時を同じくして、彼も残った獣人を屠っていた)
(そして、相対する二人。彼女は投げかけられた問いには答えずに)
お前の方が、美味そうだな。
(よくよく見れば、その服装は随分と不相応なものだった)
(あからさまにサイズの違う男物、それも成人男性が着るような服)
(それを無理やりに着こんで、余った部分は引きちぎられていた、そんな服装で)

私は、誰でもない。覚えてもいない。
(呟くように、誰に言うでもなくそう答えて)
……とにかく、腹が減っているんだ。喰らわなければ収まりがつかない。
(す、と右腕を水鏡へと突きつけて)

――だから、お前を喰らう。
(言葉と同時に、突き出された腕が顎となり、水鏡へと迫った)
173水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 23:14:11 ID:1KjLHjOl
>>172
(眉を顰め、異形を完全に喰らい、それでも飢えを満たした様子もない相手に)
あー?オレ様なんか喰ったら腹を下すぜ?
それだけは間違いねーや、断言してやっ…て、話の途中だろうが!
(不自然な格好、さらには妙な「匂い」もする。
 首を捻って適当な受け答えをしていると、と突如としてまた腕が異様な変化を見せて――)

言葉は通じてるみてーだが、話はちっとも通じねーのな、名無しの誰でもないさん、よ。
(緊急回避、背をのけぞらせ、そのまま背後に腕をついてバック転、
 特に必要もないのにそのまま後ろに向かいくるくるとバック宙でトンボを切って回避すると)
オレ様、水鏡恭弥な。不知火っていう名前もあるけどよ。
で、ホントに名前も思い出せないただの異形ちゃん?
それなら――
(右腕を突き出し、紋様が燐光を強めて力を集めつつ)

こっちもそれなりに対処――ってか、ぶっ殺すけどかまわねーか?
ま、答えは聞いてないんだけどな。
(油断なく目を細め、どうやら相手のリーチのほうが長そうなのも見取り、
 一瞬に間合いを詰めて拳を叩き込む――相手を倒すことだけを脳裏に描き、
 濃厚な殺気を込めて小さな体躯を見つめて)
174Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/18(火) 23:34:57 ID:DlQsV7UM
外した。
(ぼそりと無表情にそれだけ呟いて、次なる攻撃のためにその腕を引き戻して)
水鏡……きょう、っ、ぁ。
(再び、頭痛。その名前を聞いた瞬間に、また)
(靄がかかったような視界、浮かんでくるのは記憶とも呼べない途切れ途切れの映像と声)
(彼女がこの街で異形を喰らうようになってから、まださほどの時は経っていない)
(それでもこんな経験は初めてで、彼女はそれに動揺し、そしてそれは致命的な隙となった)
(視界の靄が晴れたときには、もう既に拳は眼前へと迫っていたのだった)

っ……!!ぐ、あぁぁぁっ!!
(抗いようもなく吹き飛ばされて、強かに廃工場の地面に打ち付けられて、そのままごろごろと転がって)
(さらには身を焼く滅びの光。咄嗟にかざして拳を受けた左腕に、その刻印が深々と刻まれていた)
(そして、それは一気に彼女の全身へと侵蝕を始める、これが全身に回ればもはや助かる術はない)
(そう、本能的に察知して)
っ………らぁぁっ!!
(鋭利な爪へと変化させた右腕で、朽ちかけていた左腕を切り落とした)
(切り落とされた左腕は、そのまま光に包まれ弾けて消えた)
(その断面からは、血の一滴すらも流れることはなかった。彼女が持つ体液を操る力によって)

なんなんだ、お前……。
(そして、よろよろと起き上がる)
私は、お前なんか知らない……何も、覚えてもいない。
(事実、彼女の始まりはゼロだった)
(何も思い出せず、ただよくわからない液体の中をたゆとう日々)
(そして、そんな彼女を見て何故だか不満げに話す連中。それが気に入らなくて)
(全てを喰らって、逃げ出したのだ)

喰ってやる。私をかき乱す奴、私を殺そうとする奴、全部。全部っ!!
(言葉と同時に右腕を振り払う。鋭い鞭のようにその腕はしなり、廃材を蹴散らして唸った)
(それと同時に、切り落とされた左腕からも鋭い刃が飛び出した。それは紅く、血の色をした刃)
(その両腕をかざして、再び彼女は水鏡へと迫った)
175水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/18(火) 23:49:32 ID:1KjLHjOl
>>174
(本当は、そのまま一気に相手を滅し去るつもりだった。
 が、名前を聞いて初めて動揺を見せ、そして破壊する前に相手に触れた一瞬、
 強烈な違和感を覚えて――
 さらには自分で腕を斬り落とす様子に一瞬気も飲まれて、するすると後ずさり)

爪にも変わるのか…こいつは油断ならねーかもな。
(どうやら少女?の腕は変幻自在らしい。
 ためらいなく腕を斬りおとす様子からもかなりの手錬れと見た。
 に、しても――)

覚えてない、か…めんどくせーなぁ…
(錯乱したように暴れだし、刃にしなる腕と変化する様子にも呆れて、
 付き合いきれないとばかりに廃工場の建物を盾に後ろに後ろにと後退し、
 こちらからは手を出さずに不審げにうろんげに相手を見つめて)

…いおり、つきこ
(どっちだろう?と思ったが案外こっちのほうが効きそうな気がする。
 勘でぼそり、と呟いて、しなる腕を身を屈め地に転がって回避して――
 耳に届いたかどうか?これでダメならもう殺すしかない、と覚悟を決める)
176Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/19(水) 00:07:14 ID:BG/iJxza
くっ……っのぉ!!逃げるなっ!大人しくっ、私に喰われろぉぉぉっ!!
(距離を詰めればそれだけ離れ、決して間合いに近づかない)
(建物やその残骸、廃材などを利用して、巧みに攻撃をいなされる)
(焦りと怒りに任せた単調な攻撃は、決して水鏡には届かなかった)

はぁ……っぁ。は、ぁぐ。何、なんだよぉ……お前。
(フルパワーでの限界稼動。それは確実に彼女に、疲労というものを与えていた)
(それと同時に、焦りはさらに募っていた。理解が出来なかった)
(破壊力でも、身体能力でも負けていることはないはずなのに、それでも攻撃は届かない)
(それは戦いにおける絶対的な経験量の差からくるものであることを、今の彼女は知らない)

今度こそ、今度……こそっ!!
(鞭状の右腕をしならせ、膝を曲げて力を溜めて、跳躍への準備は整った)
(しかし、その瞬間に聞こえた声。それは再び、彼女の体の動きを止めた)
(その言葉は、確かに彼女の耳に届いた。そして想起する)
(先ほどよりもやや鮮明な記憶の残滓、思い巡る時間は一瞬、そしてその残滓が一つの形を取ろうとしたその瞬間)
(彼女の心に、精神に刻まれたその呪いと呼ぶべきものは発動した)


(瞬く間に彼女の心は憎悪の一色に埋め尽くされて、それは容易く未熟な彼女の心を壊した)
ぁ……や。嫌、ゃ……ッァァァァァァァァ!!!
(声にならない声、止め処なく溢れる感情、そしてまるで迸る感情を表現するかのように)
(肥大し膨れ上がっていく彼女の右腕、それはやがて、廃工場の中を埋め尽くすほどに広がって)
(そして、無数の刃となって発露した。破壊を無差別に振りまく、恐るべき刃の雨として)
177水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/19(水) 00:19:05 ID:FPyI1c2/
>>176
そう言われて喰われてやるほどオレ様お人よしじゃねーんだよなこれが。
そして――喰われてやるわけにはいかねーワケもあるし、な…
(後のほうは口のなかで呟くに留めて、力任せの相手の攻撃をいなして――
 こちらに突っ込んでくる気配を見せた、と思ったら止まった――?)

…!冗談じゃねえ!
(悪寒が背筋を走りぬけ、相手の右腕が制御不能というように膨れ上がるのを見ると、
 逃げの一手を決めて背を向けて一目散に逃げ出す――
 ちらりと背後を振り返れば巨大な破壊が繰り広げられて…)

っつ、ちと食らっちまったか…
(なんとか銃とバッグは回収したものの、代償に体のあちこちを細かく裂かれ、
 後は振り返ることなく脱兎の如く逃走し――
 ようやく何の気配もなくなると、同時にタイムリミットが来る)

(もう何ブロックも離れているから大丈夫のはず。
 それでも体の震えがとまらず、冷や汗を拭って、細かい傷には構いつけず)
あれは――でも、そんなはずは…
(疲労にどすん、と壁に背をもたせかけて…銃を握り締めてうつむいて)

だとしても、次こそ必ず…
(ぎゅっと目をつぶって、自分の中の疑惑も押し殺そうとして、
 それでも相手を殺す、その決意が得られずに――
 いらだたしげに自分の膝を銃のグリップで打ちつけた)

【と、こんな感じのファーストコンタクトでいかがでしょうか?僕の方はこれにて締めにしようと思います】
178Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/19(水) 00:31:21 ID:BG/iJxza
(崩壊した廃工場の只中で、意せず自らが巻き起こした大破壊の最中で)
(ただただ呆然と、彼女は虚ろな目をして立ち尽くしていた)
(その心は千々にくだけて、もはや戻ってくることすら出来ないようにも思えた)
(だけれども、与えられたこの体はそう容易く彼女を開放はしない)

……おなか、すいた。
(不意に、その瞳が意思の光を取り戻す。同時に感じたのは急激な飢え)
(意識を呼び起こして、さらなる捕食の衝動を駆り立てるほどの飢えだった)
あいつは……いない。食べ損ねた。
(ゆっくりとあたりを見回して、そこに誰の気配もないことに気付いて)
探しに、行こう。……食べ物。
(気付けば、工場中に破壊を振りまいた右手は元の通りの姿に戻っていた)
(そして、おぼつかない足取りで歩き始めた)

(再び彼女は夜を往き、そして何処かで異形の命の灯が消える)
(それは、ずっと前から続いていた行為。そして、これからも続けていくであろう行為)
(人生を、記憶を、経験を失っても、それだけは変わらないのだった)

【では、こちらもコレで〆だ。付き合ってくれてありがとう。また次の機会によろしくね】
179水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/05/19(水) 00:33:56 ID:FPyI1c2/
【こちらこそお相手感謝です。次の出会いもまた楽しみにしていますね。それでは、おやすみなさい】

【スレッドをお返しします】
180媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/19(水) 22:25:09 ID:4BFsVF8Z
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年(三年時編入)
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型だが、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪。漆黒の瞳。肩に二つ、薄く残った刀傷
      見かけはどちらかといえば華奢。黙っていれば淑やかそうにも見ないこともない
【能力】≪レセプター≫
     → 強い力を自分に同調させ受け止めるだけの能力。異能というより霊媒体質に近い
      この力で、霊体武器「弐式」を無理矢理に体に取り込み、体を共有して力を得た
      ただし弐式を過度使用すれば、記憶の欠落・混濁/狩り欲求の高まり/自我の歪み等の副作用が
【武器】≪弐式 〔にしき〕≫
      深凪伝来の霊体武器/刀型。それ自体が意思をもち、本来は武器側が使用者を選ぶ。
      形を持たず、使用時は霊刀として具現化。霊体なので刀や大剣など形は変幻自在(刀型のみ))

【希望】 相談次第で雑談、戦闘、エロールなど(※和姦と欠損等は特に要相談)
【NG】 ハードスカ 特殊なのや後に影響が出るのは場合によりけり
【弱点】 能力的に憑依、暗示、洗脳等の精神干渉に弱い 力は所詮女のもの 魔術攻撃耐性が低い
【備考】
異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とすることから、識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をしたりと奔放な面も。
だがその実、組織で長く育った為に当主に心酔していたり、微妙に世間知らずだったり、
多少日本語がおかしかったりする。ちなみに、組織内で彼女の能力は完全特異体質扱い。
そんな彼女はこの街で大事な人を見つけ、人と触れ合い、普通の生活に惹かれていったが――。

現在、≪深凪≫は兵部晶の所属する警察の一機関に協力。
アンジェラ・トルーマン/御法川醍醐の師匠とは簡単な不戦協定を結んでいる。


【とても遅ればせながら。>>1さん、スレ立てありがとうございました(一礼)】
181媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/19(水) 22:28:28 ID:4BFsVF8Z
【―――とうっ(※掛け声)】

【良かったです、規制は解けておりましたようで】
【それでは失礼して、後輩さんとのロール再開に、場所をお借りいたします(一礼)】
182郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/19(水) 22:39:45 ID:KNFqQ9d2
【それじゃ、前回の続きってことで、よろしくーっ。】

なんだかなー…こういうことは、恥ずかしいんだよ。
でも、その……先輩に触れたいという欲求には負けたりするわけで。
(むーと口を一文字にしながら、気恥ずかしそうに唸って)

……っとっとっと、何だよ?
あぁ、やっぱり散らかってたか? 別に気にしなくてもいいのに。
俺の部屋だって、汚れてるときは、かなり散らかってるんだぜ?
(今更気にしなくても大丈夫だって、そう言いながら背中を押されて、彼女の部屋へと入る)
こっちはちゃんと片付いてるんだな。こぎれいにしてある。
(感心するぜ。そう言いつつ、ぐるりと彼女の部屋を見渡しながら、ベッドの近くの床へと胡座を掻いて座り)

あぁ、本当にな。たった数週間だってのに、さ。
見慣れた自分の部屋ってのは、そこにいるだけで落ち着くもんだろ?
そりゃ懐かしくも感じるさ。でも、いいんじゃないか?
そういう風に感じることが出来る場所が、たくさんあるっていうのはさ。
(そう言いながら、ぐっと背伸びをして、後ろの床に手を付きながら、天井を眺めて)

――改めて、先輩、お帰りなさい。

(天井を見上げたまま、ゆっくりと、しみじみと呟いて)
183媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/19(水) 22:52:47 ID:4BFsVF8Z
散らかっていたのは、散らかっていたのですが――、
その、先ほども申しましたでしょう? 私の同僚が、私のいない間にこのマンションを使っていた、と。
ここはもう、主に居住している私の部屋ということで使わなかったようですが、
リビングやら、もうひとつの客間やらに、あの散らかり具合からして、
その、調査資料やら、たぶん……いかがわしいものやら、何やら置いてあると思うので。
(言いにくそうに言葉をつまらせつつ、仰向けになったまま溜息をついて)

……そういう風に感じることのできる場所が、たくさんある。
(彼と一緒に天井を眺めながら、目を細める)
(無機質な白の天井。≪深凪≫にある私室も同じ色だったはずなのに、違うものに見える。
 そういえば、≪深凪≫の私室の天井なんてちゃんと見たことはなかったかもしれない。あそこはただの寝る場所。
 でもここは「明日は学校だ」と思って、ベッドに入るときに眺める風景がある。
 ―――あと、ベッドの上で、彼に――と、そこまで考えて、強制的に思考を停止させた)

―――改めて、ただいま戻りました、後輩さん。

(彼の言葉に、ころんとうつ伏せになると、彼の方に顔をむけた)
(「たった週週間だってのに」という言葉に、小さく笑いながら小首をかしげると)
寂しかったですか? 私がいなくて。
(からかうようにそんなことを尋ねて)


【こちらこそ、宜しくお願い致します(一礼)】
184郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/19(水) 23:11:42 ID:KNFqQ9d2
まぁ、調査資料は、マズいよな。俺、部外者なわけだし……。
つーか、そんなもの放りっ放しでいいのかよ? 怒られるんじゃねえの?
いかがわしいもの………先輩のところにそんなものあるのかよ?
それはそれで見てみたい気がするけど―――。
(もちろん、それは彼女のものではなく、その『同僚』とやらが持ち込んだものだというのは分かっているが)
先輩ってそういうことには潔癖っていうイメージがあるからなぁ。
それは興味津々だけど―――。


あぁ、落ち着ける場所っていうのかな。自分だけの場所。
故郷……っていうのとはまた違うけど、帰れる場所があるってのは、
それだけで幸せなのかもしれねーな。俺も、自分の部屋に戻った時は、すっごくリラックスできるしさ。
(もちろん、彼女の傍も、その場所のひとつだった。)
(が、また気恥ずかしくなりそうだったので、それは口に出さないでおいた。)
(ただ、だからこそ、このときの彼はかなり寛いでおり、小さく欠伸をするほどだった)

へへ、こういうやりとりをすると、なんだか「いつもどおり」だなぁ、って思うよ。
『夜』にいる分、こうした時間が貴重に思えてくるんだ。最近さ。
ごく当たり前なことなんだろうけど――失っちゃダメなことなんだと思う。
…口では、上手く言えないけどさ。

(寂しかったか、という質問に、少し押し黙ったがすぐに笑って)
ああ、寂しかった。さっきも言っただろ、心配したって。
それだけ、俺は先輩のことばかり考えてたんだぜ?
(ストレートに自分の気持ちを曝け出しながら、笑い)
185媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/19(水) 23:25:06 ID:4BFsVF8Z
まあ、貴方の言うように「放りっぱなしにしているようなもの」なので、
貴方に見られても大したことのないようなものばかりでしょうから、そこは大丈夫です。
深凪の内部事情がもれるようなものは、……あの馬鹿でも置いていないでしょう。
(枕をひっぱってくると、ベッドの上にうつ伏せになったまま、その上に頭をのせる)
―――見なくて、いいのです。あれ、半分くらい私に対する嫌がらせです。
この前なんか、――に――ぐ、とか……、び――く、とか、……―――っ。
(顔を思いっきり枕に押しつけながら、もにょもにょと何かを言いつつ、どん、とマットレスを叩いて)


自分だけの、場所。
そうですね。故郷というのは、私にとっての≪深凪≫であるはずです。
帰って、こうしてホッとできる場所が故郷の他にあるのは、とても喜ばしいことなのかもしれません。
(彼が欠伸をするのを見ると、ベッドの上から身をのりだし、手を伸ばす)
(「眠たい?」と尋ねるように首をかしげながら、その指先を彼の頬に触れさせようと、めいっぱい手を伸ばす)
……いつもどおり、と言える。
あなたに、「おかえり」って言って頂ける事は、とても喜ばしいことで、
本来なら、帰るところなんてひとつしかないはずだったのに、そう言ってもらえることは、
――うん。わたし、嬉しいと思っています。失いたく、無いとも思います。

(ストレートに気持ちをさらけ出されると、今度はこちらが思わず視線をそらす)
意地悪な質問を、したのですから、
いやそうな顔のひとつくらい、なさるかと思いましたのに。
……続けた言葉は、カウンターです。反則技です――ばかり、なんて信じてあげません。
(気恥ずかしさをまぎらわすように、そんな心にもないことを言うも。
 やはり、ちらり、と横目で彼の様子をうかがってしまうあたり、彼女も本当に仕方がない)
186郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/19(水) 23:39:23 ID:KNFqQ9d2
それじゃ、別にいいじゃんか。
とやかく言うつもりはないし、何なら片づけて手伝ってもいいんだぜ?
…散らかすのは簡単なんだけど、片付けるのはその倍大変なんだよなぁ。
俺も、自分の部屋を片付ける時、つくづくそう思うよ。
(苦笑を浮かべながら、はて、と首を傾げて)
へ? 何だって、よく聞こえなかったんだけど―――?
(素でこうして聞いてくるところは、彼の悪いところなのかもしれない)

(頬に触れる彼女の手のひらに、自身の手を重ねながらふと表情を緩ませて)
へへ……そう言ってもらえると、俺としちゃ嬉しいな。
先輩にとって、俺がそういう風に役に立てるのは、―――うん、とっても嬉しい。
(彼女の言葉を聴いて、にこにこと上機嫌な笑顔を見せつつ)
だから、俺は何度だって、先輩を迎える。
此処が、先輩の帰れる場所だって胸が張れるようにさ。

それだけ、先輩と会えたのが嬉しかったってことだよ。
いつも、俺が先輩に反則技を食らわせてくれてるんだから、たまにはいいだろ?
それに、これは嘘も偽りもない、本当のところの本音だよ。
(改めて意識したら、恥ずかしくなるんだけどな、と付け加えて視線を天井から彼女の瞳に移して)

だから、今日、こうして先輩と会えたのは、とっても嬉しい。
俺って現金だろ?
187媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/19(水) 23:50:50 ID:4BFsVF8Z
―――聞こえなくて、いいです。
知りたかったら、勝手に見てきなさい。それで赤面して帰ってくるが良いです。
(これを素で聞くのが彼の性格だと知っている)
(悪気があったなら意地悪と罵れるのに、それすらできない――彼らしいところ、だけれど)

……迎えて、くださるのですか?
(上機嫌な彼の笑顔を見て、こちらも釣られるように頬が緩む。
 彼の言葉は、いつも真っすぐにこちらに向かってくる。自分にもない真っすぐさで。
 強くて、前を向いていて――自分にないものばかり持っている彼が、こう言ってくれるのは本当に嬉しい。
 ……やはり、自分は彼が好きで仕方ないのだと、自覚して思わず笑った)

私は反則技をするようなキャラクターだから良いのです。
貴方の場合はそれをさらり、と本気でいうから性質が悪いのであります。
(とはいえ、彼女も自覚外で彼を照れさせてしまうこともあるのでお相子だろうが
 彼女としては、さっきの「意地悪」のような言葉は自覚的に吐き出している、と言い訳して)
……それを言うなら、私だって現金です。
(体を起こすとベッドから立ち上がる)
(床におりると、膝をついて、両手をついて、猫のようにしなやかに、彼に近づき、
 胡坐をかいたその足の上にするりと上体をすべりこませると、片手を彼の胸において)

私だって、―――そう、です。
ねえ、後輩さん。
貴方が迎えてくださる私の帰れる場所は此処ですか? それとも、こちらですか――?
(黒い瞳をじっと彼にむけて、「こちら」と言いながら彼の胸をとん、と小突いた)
188媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/20(木) 00:15:41 ID:8WXfW0JQ
【お時間、とか……大丈夫、でしょうか?】
【リミット過ぎてしまっておりますし、遠慮なく凍結なり、〆に向かう(置きで〆も可です)なり、と。
 凍結なら金曜の夜か、土曜ならどこら辺でも空けられるか、と思いますので】
189郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/20(木) 00:38:11 ID:/IMRO9Q/
【大丈夫……と言いたいところだけど、無理して迷惑かけてもいけないし、】
【とりあえず、凍結でいいかなー? 予定通り金曜の夜で】
190媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/20(木) 00:46:25 ID:51SkV0Dr
【そもそもリミット、ですし。大体、今の時点で貴方ちょっぴり無理なさってるも同然です。
 御意―――、ということで凍結承りました。
金曜は早めに帰れるので時間は連絡していただければ合わせられるはずですから……今日は早くお休みください】
【連日なのに、お忙しいところ時間を作っていただきありがとうございました】
【予定通り「とりあえずじゃれて」いる状態ですが、ご要望等あれば何なりと】

【これにレスは不要、ですから早く寝ることっ】
【ありがとうございました。おやすみなさい、後輩さん】

【スレッドをお返しいたします】
191郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/20(木) 02:12:13 ID:/IMRO9Q/
【案の定、あの後睡魔さんに意識を刈り取られました】
【本当にごめんっ。あー…っと、もし、先輩の方が早く締めたいなーとかだったら、
 置きレスで締めでもいいんで。もし凍結なら、金曜の20時半頃から再会ということでよろしいかっ】
【毎度楽しませてもらっています、本当にサンキューです】

【それじゃ、ありがとうございました。おやすみっ!】
【それでは改めてスレをお返しするっ】
192兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/20(木) 21:42:16 ID:d7s1RDiC
【待機しますね。プロフは>>20にありますので】
【どなたでも、気軽に声をかけて下さい】
193天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/20(木) 21:49:12 ID:eFvcRx3q
>>192
【短めのロールしかできないけど、ロール申し込んじゃっていいかな?】
【ロールの中でいろいろ相談事したいし】
194兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/20(木) 21:53:25 ID:d7s1RDiC
>>193
【こんばんは、天羽さん。うん、全然大丈夫だよ】
【会話ロール、になるのかな。場所や状況はどうする?】
195天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/20(木) 21:56:32 ID:eFvcRx3q
>>194
【はい、こんばんはです】
【今回は会話オンリーになるのかな】
【帰りにちょっと付き合って、と昼間に一言言って、校舎裏あたりで落ち合って、とかそんな感じ】
196兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/20(木) 22:02:45 ID:d7s1RDiC
>>195

【うん、分かった。じゃあ、それで行こうか】
【書き出しはどうしようか?必要な描写があればお願いするし、
 特になけれは、教室で食事しているところから書き出すけど】
197天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/20(木) 22:05:32 ID:eFvcRx3q
>>196
【それじゃ、書き出しはお願いしちゃおっかな】
【兵部くんのお昼も見てみたいし】
198兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/20(木) 22:27:03 ID:d7s1RDiC
(午前中最後の時限、その終了を告げるチャイムが鳴る。つまるところ、これからは昼休みだ)
(級長の礼に従い、そして担当の教育が教室を出ると、
 クラスの面々は、だいたいが二通りの行動を取る)
(弁当持ちは鞄やバッグを漁り、弁当箱を取り出し、友人の元へ向かう。
 そうでないものは、財布を持って食堂へと向かった)
(ちなみに数少ない例外は、弁当箱だけ持って外へ向かう、二人分のお弁当箱を取り出す、などだ)

(そして、兵部晶は前者に当たる。鞄の中から小さめの
 手作りの弁当箱を取り出し、机の上に広げた)
(とん、とん、と更にその横に二つの箱が並ぶ。
 ガタガタと椅子と机を動かしてきた二人のクラスメイトを気にする
 様子もなく、また向こうも当たり前のように食事を取ろうとする)

「「「いただきます」」」

(黒髪短髪、ツンツン頭の少年と、もっさりとしたウェーブスタイルの垂れ目の少年と、
 三人できっちり頭を下げる。短髪の少年が無断で食べ始めるのを
 晶が咎め続け、渋々了承したことにより三人の間でこんなルールが生まれたのだ)
(弁当を開けながら話すのは、なんてことない、普通の会話。
 さっきの授業の内容、先生のおかしな仕草だったり、
 あるいは今日のお弁当の中身だったり、テレビやゲームの話だったりする)

「これ、もーらいっ!」
「あっ、ちょっとまた勝手にっ」
「うめーうめー。あー、晶の作るからあげはやっぱりうめーなー」
「ふん。光二の口が貧しいんじゃないの」
「…………………辛口」

(短髪の少年がスキを見て箸を伸ばし、晶がそれに眉を寄せ、垂れ目の少年が微笑ましげに、ぼそりと呟く)
(ごくごく普通の、日常の光景。けれど晶にとっては、かけがえのない大切な風景)



【はい、お待たせしましたっ。ごめん、色々考えてたせいで遅れちゃった】
【それでは改めて、よろしくお願いします(一礼)】
199天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/20(木) 23:03:29 ID:eFvcRx3q
>>198
(自称・料理部のエースこと天羽都のお昼はもちろんお手製のお弁当だ)
(寮住まいではあるものの、女子寮と言うこともあってお弁当を作る施設には事欠かない)
(そして作るのも好きだけど食べて貰うのも大好きな都は、いつもちょびっと多めに作ってくるのだ)

「みゃこ〜、お弁当はやく食べさせてよ〜」
「これはあんたのじゃないでしょ、私のよわ・た・し・の!」
(都のお弁当を狙う友達は多い)
(エースを自称するだけあってクラスの中では頭いくつ分も飛び抜けているし)
(それがどんなおかずでも物々交換で手に入ってしまうのだ)
もぉ、ちゃんとみんなの分あるんだからケンカしないの。
というか、きぃちゃん、その男らしい日の丸弁当はなに!?
「あははっ、母ちゃんとケンカしちゃってさぁ、お弁当作って貰えなかったんだ」
(女子の中で背が頭一つ飛び抜けている少女が豪快に笑う)
(女子柔道部のきぃちゃんはお弁当の大きさも頭一つ分は飛び抜けていた)
(たぶん兵部晶のお弁当の倍はあるだろう)
「きぃちゃん、市販の梅干しでみゃこのと交換しようだなんて図々しいぞ、交換するなら私のとね」
「やだよー、アケミのだったらまだ何もない方がいー」
「殺す!」
(アケミは合唱部で、お世辞にもあまり上手な方じゃないけれど、試験成績はトップクラスだったりする)
(そんな姦しい彼女たちが都のお昼友達だった)

あっ!
(寮の中ではお行儀の良い方である都だけど、クラスの中ではやっぱりみんなの影響を受けてしまって)
(ワイワイがやがやしすぎてしまった結果、きぃちゃん唯一の交換物である小さな小梅が転がってしまって)
(転がった小梅は晶の椅子の下でちょこんと止まった)
わわわっ、ごめんね、兵部くん、いつもうるさくて。
(慌てて晶の元にきた都は、申し訳なさそうにちょこんと頭を下げ、そこでふと用事を思い出す)
あ、そうそう、今日の放課後って暇?
今日がダメだったらまた今度でもいいけど。
(都の背中越しに、こちらを見てアタフタしてるきぃちゃんとアケミの姿が見える)

【わたしも真似したら時間かかっちゃった(汗】
【こちらこそよろしくお願いします。】
200兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/20(木) 23:21:54 ID:d7s1RDiC
「今度さぁ、オレの分の弁当も作ってきてくれよ。
 そしたら毎日母さんに頼む必要もなくなるし」
「…それ、全く僕にメリットが見当たらないんだけど」
「えー?……ほら、えっと、先生に指されて分かんなかったり
 したら、オレがこっそり教えてやるからさっ!」
「………。僕が勉強で君に教わるところが一つでもあると思うのかこの万年追試スポーツ馬鹿」
「なっ、なんだとーっ!!」
「…………………………痴話喧嘩」

(両手を上げ、猛る短髪の少年を尻目に、ツーンとした表情で
 お弁当を食べ続ける晶。垂れ目の少年は、またもぼそりと小声で呟く)

(―――――と、晶の足元に小梅が転がってきた。
 拾いあげ、その方向を見ると車椅子を回しこちらに近付く少女がいた)
(彼女のお弁当の中身、ではないだろう。会話は耳に入っていた。
 申し訳なさそうにする彼女に、笑いかけながら手を差し出す)

別に気にしないよ。ウルサいのは、コレも同じだから。
「えっ、なんでオレ単独!?っていうかコレ扱いかよっ!!」
「……………………天羽さん」

(騒ぎ立てる隣の少年を指差すと、不服なのか、がなり立てる
 短髪の少年、光二。一方、ロン毛垂れ目の少年、洋次郎は、二人の会話など
 まるで耳に入っていないかのように、ぽーっと車椅子の少女を見つめていた)

(そして再度食事に取り掛かろうとした晶に、また声がかけられる。
 そのセリフには光二も、そして洋次郎も殊更大きなリアクションを見せた)
(対称的に、晶は少しの間少女を見つめ、考えを巡らせる様子を見せた。そして頷く)

いや、大丈夫だよ。じゃあ、今日の放課後で。
「………………!??!!!!!」

(長い前髪の下から、人間を呪い殺せそうな視線で晶を睨む洋次郎。
 その反応を知ってか知らずか、鳶色の髪の少年は、静かに頷いた)



【じゃあ、お互い様ということで。それと今夜、僕は大分遅くまで
 できるから、天羽さんが眠くなったらすぐにいってほしい】
201天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/20(木) 23:53:39 ID:eFvcRx3q
>>200
ありがとう、笑いすぎてたら手が滑っちゃって。
(苦笑いで小梅を受け取ると、騒ぎ立てる少年に本格手に笑顔になって)
あははっ、でもわたし達はみんなうるさいから、比べものにならないよ。
(男子は三人でも三人分の騒がしさだと思うけど、自分たちは三割り増しで四人分くらいある自覚がある)
(食べるよりも話すために口を動かす方が多いし、言い合いしたら三倍は言い返すだろう)
(たぶんそうならないけど)

よかった、それじゃ……ホームルーム終わったら校舎の入口で待ってるね。
(少年達の様子にちょっと困った顔をしながら、約束を取り付けた都は友達の元に戻った)

「いいなぁ、あの目はマジだよね、やっぱり兵部くんは総受けだよ、受け以外許せない」
「こらっ、アケミ、私の兵部くんをそんな汚らわしい目で見るな!」
(さすがにひそひそ話だけど、アケミの趣味もきぃちゃんの好きな人も知っている都としては)
(戻ったら何の用事か問い詰められちゃうだろうなぁ、というのが困った顔の理由で)
(垂れ目の少年については、たまに見られていることは気が付いていたし、友達からも言われたことはあるけど)
(申し訳ないことにまったく興味がなかった)
(都的には、実際に告白でもされない限りは単なるクラスメートである)
(自意識過剰を気にしてると言うよりも、イケイケ告白至上主義でこくられなければバッサリなのだ)


(そんな訳で放課後、きぃちゃんとアケミには共通の先輩へのプレゼントの相談と適当に誤魔化し)
(二人が帰るのを校舎前でしっかり見送りしてから晶が出てくるのを待った)

【はい、たぶん1時か2時頃かなぁ】
202兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/21(金) 00:20:16 ID:LyHk//cG
>>201

うん、じゃあね。

(そうして一旦会話を切り上げると、次のおかずに手を伸ばそうとして――――)
(こちらを見て、口をぱくぱくとさせる光二と、
 机に突っ伏して長い髪を広げる洋次郎に気付き、溜め息をついた)

「おまっ、えっ、あれっ、いつのまに、てゆーかちょっと待てえええぇぇぇ!?」
「だからうるさいよ。……君達の考えているような事じゃないだろうから、大丈夫だよ」
「……………………………裏切りもの」

(こてん、と顔の向きを変えた洋次郎が、ジト目で晶を見上げてくる。
 一方、何故かわたわたと慌てている光二は、晶の制止も
 耳に入らないのか、矢継ぎ早にまくし立てていった)

「い、いやオレそんなん聞いてねーし!だ、だってなぁ…」
「……………………………よし、じゃあこうしよう。晶は光二と付き合って。それでボクが天羽さんと………」
「お願いだから落ち着いて二人とも。これ以上騒がしくなったら、クラス中がごちゃごちゃになるから」

(普段なら光二一人をなだめればいいのだが、今回は普段は
 大人しい洋次郎まで混乱してきている。彼は都に片思いをしている
 のだから、思春期の男子としては当然の反応なのだが)
(じゃあ告白してみたらと勧めるも、結局踏ん切りの付かない、
 内向的な性格な少年だ。いわゆる“草食系男子”という奴だろう)
(とにかく何があったかを明日、正確に話すとして――――内容は後で
 でっちあげればいい――――何とかこの場を収めることはできた)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



(そして、放課後。いつも通りの深紅のケースを背負いながら、
 教室を出る。念の為背後を振り返るが、尾行されている様子もない)
(二人とも部活へ行ったのだろう。流石にその位の信用はある。
 というか、なかったら少し寂しい。外履きに履き変え、校舎前へと向かう)

(彼女が呼び出して話す内容なら、予想は付く。恐らく、夜の世界に関係する話だろう)
(彼女は異能こそあれ、戦う意志も力も持たない一般人に過ぎない。
 警察はそれらを守るものだ。可能な限り、彼女の力になろうと決意しつつ、車椅子の彼女の前で足を止めた)

お待たせ。…もう少し、移動する?
203天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/21(金) 00:35:10 ID:rsJDJnqw
>>202
うん、ちょうどいいタイミング。
さっきアケミときぃちゃんをなだめすかせて見送ったとこだから。
さすがにこっそり戻って来てたりはしないと思うから大丈夫だよ。
(正直に言って、しててもおかしくなかったりするけれど、たぶんお互いに牽制しあって大丈夫だろう)
そうだね、たぶん予想してるかなって思うけど、あんまり人に聞かれない方がいいお話だから。
行くなら旧校舎の方か、それとも校舎裏かなぁ?
兵部くんがちょうど良い場所をしってればそこがいいけど。

(とりあえず、移動しよっか、と人通りの多い入口から離れながら)
久遠先輩がね、何か相談するなら兵部くんがいいって、前に言っていたの。
だからお話を聞いて貰おうかなって。
ねぇ、兵部くんは高等部の隙屋先輩を知ってる? 隙屋量子さん。
あと紅裂拓兎先輩、水鏡恭弥先輩、それとXX組の卯月ひのわさん。
(相談したいことは隙屋量子の組織に関してだけど)
(まず情報として彼女と面識があるらしい人物の名前をあげる)
204兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/21(金) 00:51:18 ID:LyHk//cG
>>203

…じゃあ体育館裏にしよう。時々訪れるけど、あそこは割と静かな場所だから。

(やはり年頃の女の子でも、男女のこういった密談は気になる
 ものらしい。彼女の言葉にそんな事を思いながら、
 紅裂拓兎や久遠ゆりかと遭遇した、あの場所を指差した)
(そうして彼女の車椅子の持ち手を掴むと、その方向へと運んでいく)

………え。お姉ちゃ……いや、ゆりか先輩と知り合いだったのか?

(都の言葉に、目を丸くする。あまり接点はなさそうだが、
 それこそ自分のように、不意に彼女と接触したりでもしたのかもしれない)
(そうして晶は、少し照れくさそうにはにかんだ。
 信頼、してくれてるんだ――――それが、嬉しかった)
(ゆりかの信頼に応えるためではない。今から話を聞くのは
 都のためである。だけれど、彼女の言葉でより一層力が入ったのは、事実だ)

(そうして彼女の話す名前を聞きながら、一つ一つ頷いていく)

…すきや、りょうこ?その人だけは、聞いたことがない。
ただ、それ以外なら全員。異能を持ち、戦う人間だ。

――――ん、着いたね。

(彼女の車椅子を止めブレーキを効かせると、対面するように石段の上に座った。二人の目線が、大体同じ高さとなる)

それで、その中の誰がどうしたの?
205天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/21(金) 01:18:32 ID:rsJDJnqw
>>204
お姉ちゃん?
(仲が良いというのは久遠ゆりかの話からも伺えたが、姉と呼ぶのはちょっとびっくりした)
(確かに久遠ゆりかは小さなお姉ちゃん系な人なので、そう慕われていてもおかしくないけど)
女子寮でとても仲の良い先輩が久遠先輩とお友達なの。
その先輩も夜を知る人だから、その縁で相談するなら兵部くんにって。

(一番肝心な隙屋量子は知らないらしいが、それ以外は面識があるようだ)
(世間というのは広いようで狭いのか、それとも異能は磁石のように引き合うのだろうか)
誰がというか、最初の隙屋先輩が、なんだけど。
先輩は異能を研究する機関に所属していて、わたしが力を制御できる手助けをしたいって。
(どう話そうかあまり考えていなかったので、とりあえず指を一本立てて)
わたしのことを知ったのは紅裂先輩の紹介で、先輩はわたしが通り魔に襲われたとこを助けてくれたの。
(人差し指に続けて中指を立てて)
水鏡先輩とひのわさんは隙屋先輩と面識があって、先輩のことは聞いてくれて構わないって。
あ、わたしも二人にはお世話になってます。
(そして薬指を立てる)
隙屋先輩が所属している機関は「ホイル」っていうの。
力を持つ人は随時募集中で、そうゆう人にならどんどん話してくれて構わないって。
(最後に小指を立てる)
わたし自信は機関に入らなくても良いって言うし、たまに来てくれるだけで良いって。
怪しい感じはあるけど、他の人に相談するのは自由っていうくらいオープンだし。
こうゆう人は初めてだから、よく分からなくて……どう思う?
(何となく指を立てながら話してみたけど、あんまり整理する役に立ってないなと思いながら立てた指を戻す)
206兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/21(金) 01:47:19 ID:LyHk//cG
>>205

……まあ…愛称のようなものだよ。

(思わず口から出た言葉を途中で切るも、彼女の耳には届いていたようだ。
 お茶を濁すような、曖昧な返答をするに留まる)
(そもそも、何故血の繋がりもない彼女を姉と呼ぶのか。
 それは言葉に直すと長くなる上に、他者から理解を得るのが難しいだろうから)

仲がいい人……?ふうん、その人の名前は?

(今度は逆にこちらが訊き返した。ゆりかは、友達は
 あまりいないようなことを言っていた。だから、そういった
 存在がいてくれるのは、自分も嬉しいことだから。名前だけでも、訊いておくことにした)

異能を研究する機関………?

(ここで真っ先に思いつくのは《十三天梯》だが。続けて彼女の言葉に、耳を傾ける)

拓兎先輩が………?

(その言葉に、しばし思考に浸る。彼は悪人になり切れない罪人で
 あるからして、都を通り魔から助ける行動自体は納得だ)
(そして隙屋量子に紹介したからには、都の異能も知っているはず。
 それを踏まえた上で、彼女とコンタクトを図るように仕向けたのだから、危険な存在ではない可能性が高い?)

……………………。

(あの二人とも、知り合い。だがあの二人と友好関係を
 結んでいたとしても、安全である保障にはならない、個人的にはそう考えている。
 恭弥やひのわが安全な人物だとしても、彼らの知らない一面が、隙屋量子にある可能性は否定できない)
(組織の名前は『ホイル』。異能を持つものなら誰でも拒まず、
 力ずくで入れる様子もなく、おおよそクリーンな感じを受ける)
(だが、果たしてそれだけが真実なのか?彼女の異能は
 極めて貴重で、かつ極めて危険な異能でもある。幾ら
 拓兎の推薦があれど、慎重に考える必要がある)

…そうだね。ひとまず、僕の組織もその「ホイル」については調べてみるよ。
分かり次第、連絡するから。
個人的には、君と一緒に一度その組織へ赴いてみたい。
異能の研究と言えど、具体的にはどんな活動をしているのか…そこが焦点だと思う。

(と、一通り自分の意見を述べたところで、ふと思い出したように小さく手を打った)

あの、ネコのお婆ちゃん。自殺に追い込んだ犯人は、一応刑務所には押し込めたようだ。
207天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/21(金) 01:53:27 ID:rsJDJnqw
>>206
【ごめんなさい、都はタイムオーバーです】
【週末が空いてなくて、再開できるのは直近で月曜の夜になっちゃいます】
【お返事は金曜の夜に確認します】
【とっても眠いので、寝落ちしちゃう前におやすみなさい……】
208兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/21(金) 01:56:51 ID:LyHk//cG
>>207

【うん、分かった。じゃあ月曜日の夜、21時以降に再開しようか】
【それまでに、互いに余裕があれば置きレスで進めていく形でどうかな】
【こちらこそ、こんな時間まで付き合ってくれてありがとね、天羽さん】
【それじゃあ、また月曜日に。お疲れ様、お休みなさい…ノシ】
209名無しさん@ピンキー:2010/05/21(金) 02:52:28 ID:3okNMaFL
ムシムシ
210山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 20:30:31 ID:8kXZB/qm
【名前】 山田曜子(本来名前はないが、便宜上使っている偽名。本人も山田だったか鈴木だったかよく忘れる。)
【年齢】 不明
【性別】 ♀
【身長】 165cm(ヒールを履くことが多いため170cmほどに感じられる)

【3サイズ】 78/55/80
【容貌】 腰まで届くストレートの黒髪、前髪は綺麗に切りそろえている
     肌は雪のように白く線もほそい
     黒か白のワンピースをよく着ているが、それを脱ぐと肋骨が浮き出るほど
     大きな瞳は普段包帯を巻き隠している
【能力】 邪眼
     魔の単眼により相手に呪いをかける
     幻覚を見せたり金縛りにかけたり、相手を魅了し操ることにも長けている
     発動条件は相手を見ていること、眼を合わせれば効果は高まるが距離が離れれば効果は弱まる
      ただし強い信念や精神的支えを持った相手には通用しなかったり、呪いから逃れることがある
【弱点】攻撃力に欠けるため直接戦闘では弱い
    異形の特性として人間の血肉、生命エネルギーを必要としている
    腕を斬り飛ばされた程度ならば時間をかければ再生できるが、その分の生命エネルギーを摂取しなければならない
【希望】 雑談、日常、エロール、戦闘

【NG】糞尿系以外なら

【備考】とある魔術師に召還され契約の下に仕えていた
     最近契約者が死去し魔力の供給が絶たれたため、歓楽街などで柄の悪そうな男たちを物色し捕食している
     住処は学園付近に存在する魔術師が使用していた古びた一軒家を使っている
     性格は穏やかでゆったりとしたものだが、時折妖艶さを感じさせる


【参加させていただきますね】
【しがない異形ですがみなさんよろしくお願いします】
【プロフ投下だけ…というのもなんですし、しばらく待機させていただきますね】

ケプッ…ちょっと、食べすぎちゃったかな…
(歓楽街で男を誘い、裏路地で食事を終えたその岐路)
(今日の昼の急な暑さに参ってしまったのかふらりと公園のベンチに腰かける)
(日傘を持ってくるんだったと後悔してももう遅く、気だるい体がベンチから立ち上がることを拒絶する)
お水…飲みたいな…
公園になら、自販機くらいあるよね……あっ…
(自販機はあった、ベンチのすぐ側だ)
(だけどお財布を忘れた)
どうしよう…
211山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 20:37:31 ID:8kXZB/qm
>>210
【あぁ…重要なことを忘れていましたね】
【種族は単眼種の異形になります】
【大事なことですからね…忘れっぽいのはいけません…】
212前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 21:07:28 ID:tzUMF3K8
【こんばんはー】

【折角ご参加いただくのでしたら、一度お相手をお願いしたいのですが、どうでしょうか?】
213山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 21:11:57 ID:8kXZB/qm
>>212
【はい、もちろん構いません】
【それで「お相手」というのはどういう意味でしょう?】
【日常、雑談、戦闘etc...何でもよろしいですよ】
214前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 21:14:19 ID:tzUMF3K8
>>213
【よろしくお願いしますー】

【日常でも雑談でも戦闘でもなんでもいいですよー】
【ちなみにプロフは>>74にあります】
215山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 21:19:16 ID:8kXZB/qm
>>214
【プロフのほう確認いたしました】
【では>>210のレスから続けていただく形で、少しお話しませんか?】
216前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 21:21:26 ID:tzUMF3K8
>>215
【了解です】
【では、次レスで続けますねー】
217前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 21:25:25 ID:tzUMF3K8
>>210 からの続き

はぁ、ふぅ、はぁ……。
(半袖、短パンという出で立ちで周囲を走っていた馨。
今日は、遠くまで出かけていたので、一度公園で休憩することにしたのだ。
だんだんとスピードを落としつつ、走る速度から歩く速度へとギアをチェンジする。
呼吸を整えつつ、喉が渇いたな、と感じて、公園を歩きまわっていた)

(やがて、ベンチのそばに来て何かを探し始める馨。
ポケットから携帯、財布の順に取り出し、小銭を自販機に入れてスポーツドリンクを買った)
んく、んく、はぁ……。
(喉の渇きを潤し、さっぱりした表情で後ろを振り返る)

【こんな感じで】
【よろしくお願いしますー】
218山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 21:35:30 ID:8kXZB/qm
>>217
(誰かが走ってくる)
(軽やかな走り、息づかい、年はまだ中学生くらいだろうか)
(ふらふらとベンチにうなだれていた顔をあげ、包帯の巻かれた目で少年を見上げる)
あの……すみません……私にお水を少し…少しだけ…わけてくださいませんか?
お金は必ず払います、あっ…い、いまは持っていないけれど…必ずお返ししますから…
(この少年が心の優しい人間であるように)
(そう思いながら、汗でしっとりと濡れた白いワンピースを肌に張り付かせ、少年に懇願した)
219前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 21:41:28 ID:tzUMF3K8
>>218
うん?
(ベンチを見ると、とある女性がベンチに座っていた。
顔を見ると、包帯が巻かれていたので思わずぎょっとした顔を浮かべるが、話しかけられるとすぐにその顔は気配を消す)
ああ、いいですよ、そのくらいだったら。
一本好きなの選んでください。
奢りますから。
(そう言うと、財布から200円取り出し、自販機に入れる。
そして、右手で自販機を示し、笑顔を向けた)

しかし……こんなところで何をしてたんですか?
……すごく、汗かいているようですけど。
(汗で若干色が透けているワンピースを見て、何だろう、とふと考えた)
220山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 21:53:20 ID:8kXZB/qm
>>219
はぁ…ありがとう…!
このご恩は必ずお返ししますね…
それじゃあお水を…ミネラルウォーターをお願いします…
(一瞬の驚きはあったものの、少年から悪意は感じない)
(よかった…悪い人ではなくて…)

食事をしてきた帰りだったのですが、暑さで少し体調を崩してしまったようです…
あ、申し送れました。ええと…私、山田曜子と申します。
あなたはまだ中学生くらいみたいだけど、もしかしたら学園の生徒さんでしょうか?
(水を飲むと元気になったのか口元に笑顔を浮かべる)
(包帯で見えない目も、恐らくは優しく感謝の眼差しを送っているはず)
221前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 22:05:17 ID:tzUMF3K8
>>220
……へぇ。
いや、水と言わず、遠慮しなくてもいいんですけど……。
(彼女の様子を見て、はは、と苦笑しつつ、選ぶ様子を眺める。
そして、出てきたお釣りに手を伸ばして、それを回収する)
いいですよ、このくらいは……。

食事?
ああ、今の季節、体調を崩しやすいですからねー。
あ、俺の名前は前山馨って言います。
えっと、あそこの学園に通ってる中学三年生ですよ。
(そう言うと、学園がある方向を指差す。
そして、彼女に対して犬みたいな人懐っこい笑みを浮かべる)
ちなみに、食事って何を食べたんですか?
(他意はなく、外食したんだろうな、と考え、普通に話題を振る馨。
にこにこと笑みを浮かべ、純粋な視線を向ける)
222山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 22:20:25 ID:8kXZB/qm
>>221
馨くん…ね
あぁ、よかった…私の家学園に近いからまたすぐに会えますね
(馨くんの笑顔に、嬉しそうにはにかみ、食事について質問されて)



人間よ




……ふふっ、冗談ですよ
そんなことあるわけないじゃないですか
(楽しげな会話の中で一瞬冷たくなった言葉)
(からかっているのか、すぐに撤回し笑顔を浮かべる)
(先ほどまでは和やかだったその口元の笑みも、あの言葉の後では怪しく見えて)
223前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 22:26:15 ID:tzUMF3K8
>>222
いや、でもこれくらい平気ですし。
普段、俺も学校の周りにいるんで安心してください。
あ、あと、あの学校に男子寮あるんですけど……そこに居るんで。
(そんなことをにこにこと話しつつ、直後に聞こえた言葉に表情が凍りつく)

……え?
(一瞬、体が吹っ飛ぶんじゃないかと思うほどの爆弾が投下された。
が、笑顔を浮かべた彼女を見て、乾いた笑いを見せて)
ああ、はは、そうですよね……。
…………。
(夜のことを知っている馨にとっては、それが冗談とも思えなかった。
しかも、そのあとに「何を食べたのか」というのが出てこなかったからこそ、余計に怪しく聞こえる)
……俺食ってもうまくないですよ?
(ちょっと探りを入れたくて、思わずそんな言葉を口走ってしまう)
224山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 22:38:44 ID:8kXZB/qm
>>223
ふふふ、大丈夫ですよ
馨くんを食べたりなんてしませんから
あなたにはご恩もありますし、いい人ですもの
(クスクスと冗談の続きとばかりに合わせてみせる)
(この町は他の町に比べ行方不明者、変死体の数が異常に多い)
(だけどそんな数字を気にする人間なんてめったにいない)
(いたとしても探偵ごっこに興じる中学生くらい、ちょうど目の前の少年くらいの…)

それとも…もうひとつの意味の「食べちゃう」?
もうっ…いけませんよ、お姉さんをからかったりしちゃ…
(性的な意味での捕食を匂わせば、怒るでもなくクスリと笑う)
225前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 22:43:11 ID:tzUMF3K8
>>224
えっ……ああ、まぁ……ありがとうござます。
(一度、軽く頭を下げる馨。
しかし、彼女の表情を観察しながらするということを怠らなかった。
今までの話からすると、やはり何か別のニュアンスがあるような気がしてならない)

い、いやいやいや、俺そんなん考えてませんから。
(頬を赤くして、右手をぶんぶんと振る。
心底動揺したようで、首まで一緒に振られていた)

ん……それだけ濡れているようなら、汗拭いた方がいいですよ。
生憎、俺今ハンカチとか持っていませんけど……。
(そう言うと、若干色が透けているスカートを手で示す。
やはり、その姿は刺激になるようで、視線をちらりと逸らしてしまう)
226山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 23:04:43 ID:8kXZB/qm
>>225
えっ?あ……ごめんなさい、お恥ずかしいところをお見せしてしまって…
少し拭きますから、ちょっとの間だけ向こうを向いていてくださいね…
(ハンドバッグからハンカチを取り出し、汗で湿った身体を拭いていく)
(滑らかな脚、細い腕、その先にある脇)
(目の見えていない曜子に馨が反対を向いているなどわかるはずもないが、無防備な姿を晒している)

馨くんはジョギングの途中でしたか?
身体、鍛えているんですね
(反対を向いていると思われる馨に話題を振る)
(ただ黙っているのもつまらないし、少し少年のことが知りたくなった)
227前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 23:08:05 ID:tzUMF3K8
>>226
えっ、あっ、は、はいはい。
(後ろを振り向いて、話しかけられるまでそのままでいようと心に決めた。
年上の女性の艶めかしい肉体を目の前にしつつ、どきどきと心臓が高鳴るのが抑えきれる自信が馨にはなかった。
恥ずかしいとも思いつつ、もう少し見ておきたかったな、とも心の隅で思ったりして)

え、ええ。
ジョギングの途中だったんです。
身体を鍛えているというか……まぁあまり変わらないかな。
サッカーやってるんですよ。
そのために、走り込みをしているんです。
(後ろを向いているので、少し大きな声を出しつつ。
ちゃんと聞こえているかな、と配慮しながら、彼女に声を投げかける)
228山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/21(金) 23:24:09 ID:8kXZB/qm
>>227
あぁ、ならサッカー部なんですね?
私はしたことはありませんが、確かボールを足で蹴るスポーツでしたね?
元気な馨くんが羨ましいです…私、身体があまり強くないから…
(ミネラルウォーターでハンカチを濡らし、胸元の汗を拭う)
(手の甲にもハンカチを乗せればひんやりとしてとても気持ちいい)

…あ、もういいですよ馨くん
その……み、見ないで…くれましたか…?
229前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/21(金) 23:29:48 ID:tzUMF3K8
>>228
ええ、サッカー部です。
……はは、興味ない人にとっては、そういうスポーツですよね。
足だけじゃなくって、頭で弾いたりしてもいいんですよ。
(声をかけられると、後ろを振り向く馨。
頬を赤らめつつ、苦笑を浮かべ)
ええ、ちゃんと見ませんでした。

へぇ、曜子さんは体が強くないんですか……。
運動とかやってみると、体が鍛えられたりしますよ。
サッカーは大きいコートでやりますけど……フットサルなら、小さいコートでやるので、女の人でも安心してできますしね。
今度、案内しますよ。
(そう言うと、にっこりと笑みを浮かべる。
その内心は、よかったと思う反面、もう一度ぐらい見ておいたらよかったかな……と、天使と悪魔がせめぎ合っていたりして)
230山田曜子 ◆n.suU56Brc :2010/05/22(土) 00:00:57 ID:8kXZB/qm
>>229
フフっ…約束をちゃんと守れるなんて偉いね馨くんは
そうね…私も少し外に出て、身体を動かしたほうがいいですね
走るとすぐに息切れしてしまうのはかっこ悪いです…
本当ですか?そんなお誘いをされたのは初めてです
ふふふ、楽しみにしていますね


もう時間ですね……私そろそろ帰らなくちゃ……
助けていただいたばかりか、お話までさせてくれてありがとう…
学園とはすぐ近くだから、またすぐにでも会えますね…
また会いましょうね、馨くん…



【ごめんなさい、眠気が厳しくなってきたためここで〆に…】
【参加当日にお話できるなんて思いませんでした】
【またの機会があれば、また是非にお願いしますね…】
【おやすみなさい、馨くん…】
231前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/22(土) 00:08:45 ID:rwStVdpq
>>230
ん……だ、だってちゃんと守らないと……。
(あたふたしつつ、受けこたえる馨。
そしてついでに、ぼそっと「だって、目のやり場に困るし」とも呟いて)

やっぱり、少し体を動かした方がいいですよー。
その方が、健康にもばっちり! 効果ありますから。

んー、と、そうですね、俺もいい時間になってしまってました。
ええ、こちらこそ、ありがとうございました。
さようならー。
(去っていく曜子さんに手を振りつつ、見えなくなるまでそれを続ける。
そして、姿が見えなくなったところで、スポーツドリンクを飲みほし……空いたペットボトルをゴミ箱へ投げた。
がらんがらん、と音を立ててペットボトルは吸い込まれる)
ないっしゅー。
行くかー。
(そうして、馨は家路へとつく)

【了解です、こちらこそ是非是非お願いします】
【よろしかったら、避難所の方にもお越しください】
【お疲れさまでした、ありがとうございました。おやすみなさい】
232紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/22(土) 22:17:24 ID:jvw4NACx
【待機してみようか。】
【プロフは>>2だったかな。】
【避難所も一応見てる。】
233紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/22(土) 22:28:22 ID:jvw4NACx
【あー、呼ばれた気がしたので一時撤収】
234迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/22(土) 23:06:57 ID:hFF2qI8S
【ロールにお借りします】
235伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/22(土) 23:08:37 ID:ae7fP8LM
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1272469447/319の続きです

(カーテンを引く音が、思いがけず大きく聞こえる)
(夜明け前の薄墨を流したようなトーンに戻る室内)
(あれこれと動き回ったこちらの手を、恋人の熱い手が捕らえて)
(こちらへ振り向いたときには、彼の視線にも熱い欲望が宿っている)

ありがとう…
(震えながらそう言っただけで、結局また彼の視線を受け止めきれず)
(心臓が破裂しそうなほどドキドキしながら、うつむいて)
あ、あなたと……一つに……
あなたのものに、して、ほしい……です……

(それだけを告げるのに、額に汗が浮くほど赤くなって)
(じっと恋人の胸に寄りそって、身を固くしている)

【何度も移動していただいて、恐れ入ります】
【改めてよろしくお願いいたします】
236迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/22(土) 23:29:28 ID:hFF2qI8S
(胸に頭をつけて寄り添ってきた恋人の体を腕の中に包み込む)
(腕で作った輪の径を縮め、より密着度が増すように引き寄せ)
(二人の間に挟まれた幹の成長課程を、少女のスッキリとした滑らかな腹部に押しつける)

(小さく、それでもはっきりと伝えられた要求)
(抱えた頭--入院でわずかに伸びた恋人の髪を撫でて諒承の意を伝え)
(要求に答えるために恋人を抱き締めた格好のまま、ゆっくりと移動を開始する)
(移動先は、幾度となく二人で愛を交わした寝台)

……………
(二人の意思がひとつの方向へ動き出せば、交す言葉がなくてもお互いの気持ちを読み取っているように)
(また言葉がなくても肉体は正直に、むしろ余計に生々しく、思っていることを相手に伝達する)
237伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/22(土) 23:38:46 ID:ae7fP8LM
あ……
(抱きしめられると、お腹に彼の男性が押し付けられて)
(そこが次第に固く大きくなっていくのを直接感じると、思わず声をあげてしまう)
(こちらは男もののTシャツ一枚、下着すら身につけていない)
(何にも覆われていない花園が、きゅ、と蠢いて)

(髪を撫でられ、抱き合ったままダンスを踊るようにベッドへとエスコートされる)
(後に、先になりながら互いの体を抱きしめ、まさぐりつつ)
(耳に、額に、彼の唇や指先を感じ、初めて出会ったころのように胸をときめかせて)

(たった一人の、心だけで深くシンパシーを感じ合えた存在を失った痛みを忘れようと──)

(ベッドの傍らで立ち止まり、どちらともなく顔を見合わせる)
(そのまま、彼の唇を待ちうけるように、愛しいまなざしを受け止めて)
238迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/22(土) 23:59:57 ID:hFF2qI8S
(こちらを見上げて何かを求めるように、その顔の中で桜色の唇がわずかに震えていた)
(少女の望みを叶えるのにためらう理由など何もなかった)

津綺子…
(だから、視線があったの恋人の名を呼ぶ一瞬だけ)
(次の瞬間には、視界のピントが合わなくなるほどの至近距離まで近付いて)
(自分の唇と、相手の同じ場所を重ね合わせ)
(どちらが主導権を握るでもなく、お互いが牽制するのでもなく)
(自然と舌を差し込み受け入れて、絡めとり絡められ)
239伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 00:10:07 ID:0vBkNtYg
ん、ちゅ……んんっ…
(唇が重なる。もう幾度となく重ね合わせてきた恋人の熱い唇)
(そのたびに、一瞬どうしたらいいのかわからなくなるほど、胸が高鳴る)

(するりと滑りこんでくる恋人の舌へ、こちらの舌が巻き取られ、絡み合って)
(上あごや前歯の後ろ側を舐めまわされると、そこから全身へと熱い波紋が広がる)
(恋人の吸引力は、そのままこちらの思いまで吸いあげて行くようで)

ん、は…あ……んんっ……
(呼吸を求めてキスを逃れようとすれば、その唇を追いかけてくる)
(その間も彼の腰がグリグリとこちらの恥骨へ押しつけられる)
(思わずお尻がふるえてしまって……)
240迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/23(日) 00:25:51 ID:JmQLj1J5
んっ、はぁ…
(恋人の口内を舌先で存分にねぶりあげ、味わって)
(抱き締めた恋人の足腰、背中に微妙な震えてがはしるのを感じて)

ん……
(津綺子と寄り添い、抱き締めあったまま、脇の寝台へと身を投げるように倒れ込む)
(体をひねり、倒れる恋人の体の下に自分の体を入るようにして)
(津綺子にかかる転倒の衝撃を
(瞬間だけみれば、恋人に襲われているように、見えなくもない)
241伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 00:31:08 ID:0vBkNtYg
んは……あっ!
(ようやく唇が離れた、と思うと、そのままベッドへと体を投げ出される)
(青年は器用に体をかわし、彼が下になるように倒れ込んで)
あ、ごめんなさい、大丈夫……?

(こちらからのしかかるように、思いきり彼の上に倒れ込んでしまったので)
(急いで身を起こし、恋人を覗き込む)
(こちらは上だけ、彼は下だけを身につけていて)
(その上だけ身につけたTシャツの裾がお尻までめくれあがり)
(恋人のルームウエアの感触が直接伝わる)

……。
(何も言えずにドキドキしながら、恋人を見下ろして…)
(そっと手だけを、彼の中心へと這わせていく)
242迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/23(日) 00:48:19 ID:JmQLj1J5
あぁ、大丈夫…
(衝撃を微塵も感じさせない、何事もなかったかのような口調で)
(こちらの腰に跨がるような格好で身を起こした津綺子に微笑みかける)

…………
(下に履いたウェアを突き上げる中心に、おずおずと言った感じで恋人の手が伸びてくる)
(無言のまま、探るように形をなぞる手の平の動きに合わせて、こちらもそっと手を伸ばす)

(恋人の腰の辺りに丸まっているTシャツの裾の下へ手を差し込み)
(腰の両側へ拡げられた太股を撫で回し、吸い付くようなキメの細かい肌の感触を楽しみ)
(その下でかすかに震えている引き締まった筋肉のスジをたどるように、指先を食い込ませ滑らせる)
243伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 01:00:56 ID:0vBkNtYg
(笑顔。それこそ幾度見たか知れない彼のその表情に)
(そのたび、胸がキュ、っとなる)
(またがったすぐ上あたりにある、彼の欲望の器官を確かめて見ずにいられず)
(形をなぞりながら、それを布地ごと掴むようにして扱いて見たり、撫でてみたり)

ひゃぅ…っ!
(恋人の手がシャツの中へと入ってくる)
(腰からウエストのあたりを撫でていたかと思えば)
(お尻を掴んで指先を食いこませ、太ももの方へと撫でる手を伸ばす)

はぁ…あ、う……
(目を閉じて、じっと快楽の波をやり過ごして)
直さん……た、食べても……いい、ですか…?
(その熱い欲望の源泉を、口いっぱいに含みたいと)
(舌をもつれさせながらおねだりしてみる)
244伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 01:31:07 ID:0vBkNtYg
【大丈夫ですか?】
245迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/23(日) 01:34:31 ID:JmQLj1J5
【あれ?ゴメン、レス書き込んだとばかり思ってた】
【ちょっと待ってて】

あぁ…構わない
特にそこは津綺子だけのものだからね
津綺子の好きにしていいよ
(剛直が恋人の触れる服の布地の下で身悶え、震えヒクつく)
(一刻も早く直接触れて欲しいと相手の手のひらに伝えて)

そのかわり、俺も津綺子を食べたいな…
(裾から滑り込ませた手の平を下へと滑らせて)
(お尻の肉を左右にひろげ、まだ行儀よく閉じたままの舟底に指先で触れる)
246伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 01:42:48 ID:0vBkNtYg
私だけの……
(そう言われると、その部分が愛おしくてたまらなくなる)
(少し体をずらし体の右側を持ち上げ、青年のルームウエアのウエストゴムから、指先を差し入れて)
あ、もうこんなに……
(そのゴムのすぐ下に、雄汁を含んで怒張する先端が触れる)

(好きにしていいと言われて、体を下へずり下げていると)
え、私の……を……
(69の姿勢を求められ、指先が震えてしまう)
(青年はためらいもなくこちらのお尻を割り広げ、指先を差し入れて来て)
あふ…っ……ぅうん……

(背を反らせ、自分から腰を相手の部分に押し付けてしまって)
は、ぁ、あぁ……そんなことしたら、お尻……が……

【何事もなくて良かったです】
【もし辛かったら、すぐ言ってくださいね】
247迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/23(日) 01:48:21 ID:JmQLj1J5
【と、まぁ…書き込み忘れなんてボケをかましたのは、恐らくスイマーさんのイタズラのせいかと】
【申し訳ないけど、今日はここで凍結をお願いできるかな】

【日曜はダメだけど、月〜水、いずれも22時頃からなら解凍可能かと】
248伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 01:51:01 ID:0vBkNtYg
【お疲れさまでした。凍結了解です】
【月曜日はこちらも大丈夫です。火曜日がダメなんですが、また水曜日は空いてます】
【月曜の22時でいかがでしょうか】
249迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/23(日) 01:59:35 ID:JmQLj1J5
【了解、月曜の22時に。次はちゃんとレスを用意しておこう】

【では、スイマーさんの本格的攻勢を食らう前に失礼させてもらうね】
【お疲れ様&おやすみなさい。また次回もよろしくお願いします】
250伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/23(日) 02:01:13 ID:0vBkNtYg
【こちらも楽しくおあいてさせていただきました。ありがとうございます】
【では月曜日を楽しみに。おやすみなさい】

【スレをお返しします】
251天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/23(日) 19:48:16 ID:4pndo8Hk
>>206
名前?
(復讐のためにわざと夜の世界で名前をひろめている北峰綾香)
(基本的に彼女の危険を増やすようなことはしないようにしている)
(兵部晶の場合はどうだろうか、復讐のことを知って変に止めようとすればいさかいになるかもしれない)
(けれど、兵部晶は久遠ゆりかと近しい関係で、都が言わなくてもそちら経由で聞くかもしれない)
(ようは、余計なことを言わなければいいのだ)
久遠先輩と同じ高等部の一年で、北峰綾香さんというの。
もちろんわたしの力のことも知ってるし、心配してくれてる。
けど、今は色々あって傷心中だから、わたしからはあまり心配かけたくなくて。
(だから綾香お姉ちゃんには相談できず、これが晶にも釘を刺すことになるはずだ)
(それに、傷心の相手が久遠ゆりかだというのも知りたくはないだろう)

(都の話を聞いて、兵部晶は深く考えているようだった)
(そして、やはりそれだけで安全と言い切れないらしい)
うん、お願いするね。
できれば悪い結果が出なければいいんだけど。
やっぱり、危険な人たちに話しかけられたってだけで怖いことだもの。
(手荒なことはしないけど、新興宗教の勧誘みたいな感じで来られるのも困ってしまう)
誰かと一緒にくるのは構わないどころか歓迎するみたいなことを言ってたから、それは大丈夫だと思うよ。
兵部くんとならわたしも心強いしね。
(久遠ゆりかも信頼してるのだ、あの回転させる異能で悪い奴をばったばったと吹き飛ばしたりできるのだろう)
(見た目からは想像つかないけど、それくらいのことはできるんじゃないかと勝手に想像して)
具体的な活動かぁ……話を聞く限りではとても地味なことをしてそうな感じだったよ。
わたしが力を制御できるようになる頃にはお婆ちゃんになっちゃうかも、ってことも否定しなかったもの。
(その点、甘いことを言わなかったのは好印象だと思う)

ネコのお婆ちゃん……ああ、あのネコ魔法の!
そっか、良かった。
方法はあれだけど、あの子たちが動かなければ今でも悪い人たちがのうのうと表を歩いてたかもだし、
わたしもネコまみれになったのは無駄じゃなかったんだね。
(あれ以来、すれ違う野良猫がたまに挨拶っぽいことをしてくることがある)
(最近は紅雲がいるので多少警戒されているが、このニュースは是非とも教えてあげないと)
あ、でも、あの子たちに犯人捕まえたよって、どうやって伝えればいいんだろう?
言葉は分かるみたいだけど、猫ちゃんを見つけるたびに話しかけてたら変に思われちゃうもんね。

【兵部くんへの置きレスです】
【月曜日の時間は了解です】
252媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 20:52:02 ID:bUzqMKrU
【失礼して、ロールに場所をお借りいたします】

>>後輩さん
【と、いうことで。先ほど申し上げた通り、もしまだご用事などあるようなら遠慮なく。
 えっちぃことについて展開に要望があれば、それについても同様に――では、暫し宜しくお願い致します】
253郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 21:10:22 ID:xLP1M5Pp
ああ、だから嬉しいんだよ。葵さんが、そう思ってやってくれてるって思うとさ。
(その仕草に惹かれるのはもちろんだが、それ以上に自分のためだけにやってくれているのだと思うと、
 その健気さが、さらに心を深く彼女色に染められていった)
ここまでしてくれるなんて、俺には勿体無いくらいだけど――此処までしてくれるのなら、
それに答えたいな。いや、答えるっていう言い方は卑怯か。
………葵さんに、もっと、エッチにして欲しい。
(呟くと、懸命に卑猥に乳首を押し付けて、奉仕する彼女の髪を指で梳いて)

ああ、十二分に。
葵さんの匂いを嗅ぐだけで、俺のものだって分かるように、しっかりとマーキングしないと、な。
それに…、何度も言ってるけど、俺は葵さんの胸が一番好きなんだって。
小さかろうが大きかろうが、そんなの関係ない。……葵さんのが、一番いいんだ。
(彼女の乳首や乳房が、跳ねる肉棒に擦れる度に、呼吸は乱れ、ただ彼女だけを求めていた)
(彼女の頬の赤らみと同調するように、彼の顔も興奮で赤くなる)
(胸と手で挟みこまれれば、より彼女の体温がダイレクトに伝わってきて、
 彼女と卑猥な行為をしているということを改めて自覚させられてしまう。そのことがまた、興奮を煽られて)
っっ……こ、んな、エッチなことしてくれるなら、本当に、葵さんのからだっ、俺の精液だらけに、しちまうかも…っ!
(再度射精感が高まる。こんなに早く射精してしまいそうになる自分が情けなくも、
 それ以上に目の前の彼女の痴態に引き込まれていた)

(この体勢ではいまいち下着を裂いた彼女の臀部を見ることが出来ないが、きっと卑猥なことになっている)
(妄想するだけで、彼女の肢体をすべて支配したい欲求に駆られる)
(それだけ、彼女の身体と心に溺れてしまっていた)
……というか、俺が、葵さんの身体に触りたいんだよ。
触られるのも気持ちいいんだけど、触るのも気持ちいいし………ぃっ!?
(その臀部を磨くかのように、丹念に手を滑らせていると、いきなり亀頭に息を吹きかけられ、思わず鷲掴みしてしまう)
(おまけに間抜けな声も漏らしてしまうが、それが突然の刺激で、その先端から先走り汁が溢れてくる)
……っぁ、は……! ま、ったく……奇襲は、卑怯だぜ。葵さんっ…!
(負けじと彼女の尻肉を鷲掴みしたまま、乱暴に捏ねまわして、時折肉の谷間に指を差し込んで窄まりを探る)

【それじゃ、よろしくお願いしますっと】
【展開に希望……か。流れで、ちょろちょろと色々試行錯誤してみよーかと思います】
【ダメそうなら、ロールで無理やり曲げるなり、スルーなり、【 】で相談してくれるなりしてくれたらいいのでっ】
254媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 21:32:39 ID:bUzqMKrU
……えっち、に?
(髪を梳かれると、なされるがままにそれを許し、不思議そうに尋ねかけてしまう)
(だが、そう求められれば応じるまでだ。従順に頷けば、より強く胸を押し付けて摩擦していく)
んっ、そんなにいやらしい匂いがついてしまったら、私、もう外に出られません。
はぁ…っ、ぁ、私をこの部屋から出られないような、そんな存在にしてしまうおつもりですか?
(からかうように目を細めて、亀頭の部分を強く乳首に押し付ける。
 彼女も感じている証である、硬く尖ったその頂でつつき、抉るようにぐりぐりと刺激して)

っ、んっ……、ぅ。
(「一番いい」と言われると、急に言葉数が少なくなって、視線を下に移してしまう。
 ――その言葉がどんなに嬉しいものか、彼はきっとそんなもの気にせずに言っているのだろうと思いながら
 恥ずかしそうに視線を彷徨わせながら、ぬるぬるになった胸で懸命に彼の肉棒を擦っていたが)
ぁ……んっ、
できるものなら――太一朗さんの、精液だらけにしてくださって、構わないのですよ?
貴方のここから、いったいどれだけのそれが出てくるのか、興味もあったり致しますから。
(空いている片手を動かすと、股間のあたりに滑りこませてそっと袋を触る。ぐにゅ、と掴んで中身を動かした)
『ナカ』以外なら……私のこと、たいちろうさんの匂いで、真っ白にしてくれて、いいのですよ?
(上体を起こして座っている彼の顔を見上げるようにしながら、小首をかしげる。
 白い肌に零れかかっている黒い髪は少しだけ乱れ、彼女の動きの程をしめしていて)

――――…ひぅっ。
(見えそうで見えない臀部を揺らしながら、胸と手に肉棒をすりつける。
 息を吹きかけた瞬間に、ぎゅっと尻肉を鷲掴みにされるとビクン、と体を震わせてから)
でも、私がもたなくなります……。
基礎的な体力は、やはり貴方の方が上なのですから――本当に、貴方って、びっくりするほど、
すごい、いっぱいする、から……嫌いじゃない、けれど……後半、たまにヘンになって狂うかと思います。
(稀に、ふっきれた彼は自分が根をあげてもケロリとしていることがある)
(自分が責め立てる立場ならいいが、責め立てられる立場になれば持たない。
 だから、まずは長く彼に快楽を味わってもらうことで、等価にしよう――としているようで)
卑怯もなにも、ありません。
……ふふ、えっちなの出てきました――ん、っ、ちゅ……、はぁっ、……。
(胸で扱きながらも、舌を伸ばして零れ出てきた先走りを拭いとり、味わうように舐めて見せて)
ンッ……ぁぅっ、だいたい、そんなところばっかり弄る、貴方に卑怯なんて言われたく、ないです、変態……。
(指先が窄まりを探るのを感じれば、抗議するように視線を鋭くする。だが、やはりいつも以上の威力は無い)


【私の希望としては……ごめんなさい、私が切れなかったのでこのレスの前半を大幅に切ってくださればっ】

【展開については、怖々と了解……な、何をする気か恐ろしいですが、
 無理な時は遠慮なく、ロール内かこちらかで言わせていただくことに致します】
255郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 22:00:49 ID:xLP1M5Pp
そんなこと言われたら、本当に我慢できなくなっちまうぜ?
本当に身体から匂いが消えないくらいに、葵さんに染み込ませるんだからな。
(きっと、自制をかけなければ、あるいは体力が続く限り、彼女に欲望をぶちまけるだろう)
(その自制すら、殆ど利かない状態にあった。このまま行けば、利かないどころか『壊れて』しまうかもしれない)
っ、つ……そうやって誘ってくれるから、俺は、我慢できなくなっちまうんだぜっ……!
(陰嚢を揉まれて、それだけでも、その中身が飛び出してしまいそうになってしまう)
(びくびくと肉棒は跳ねて、眼前の彼女の胸を打ち、とろとろと彼女の胸の間を液体で汚していく)

体力があるかどうかは、さておき……。
葵さんが、可愛くて綺麗で、エロいから。ついついやりすぎちゃうんだよな。
……ヘンに狂ってしまえばいいのに。
そうしたら、葵さんだって、あれこれ考えずに、素直に愉しむことができるだろ?
(さらりと、そんなことを口にしながら、彼女の臀部を思い切り揉み解しながら)
卑怯だって………そう、目の前でエッチな葵さんを見せられて、その上、奇襲されたらよー…。
そりゃ、えっちなのも、出てきちまう……てっっ……!
(射精しかけたのか、びゅるっと少量の精液が飛び出したかと思うと、何とかそこで留まり)
………んんんんっ…! あ、ふ……あ、あぶねぇ…、あっという間にイキそうだった…っ。

変態でいいさ。
それに、後ろだろうが、前だろうが、葵さんは気持ちよくなってくれるんだろ?
もし、嫌なら、もちろん止めるけど?
(彼女のならそんなことは言わないだろうと、見越して、そんなことを言いながら、窄まりに深く指を差し込む)
(ぐにぐにと指を鉤状にしながら、かりかりと内壁を穿りながら、その穴を拡げようとばかりに指でかき回す)

【もちろん葵さんの希望があれば、遠慮なくなーっ】
256媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 22:16:14 ID:bUzqMKrU
……私が、誘うから、ですか――?
まあ、そう言われてしまえばそうなのかもしれませんけれど、……ん、ぁ。
(彼の元気のいい肉茎の先端から滲みだしてくる透明の液体が、雄の匂いと一緒に胸を汚す。
 だが、それだけ胸での奉仕がしやすくなり、ビクビクする肉棒を胸に抱き込みながら先端を舐める)
出してほしいという気持ちもあるのですけれど、
私がぐちゃぐちゃに、ヘンになってしまうのは――また、貴方を誘う行為とは別問題なのです。
(れろれろ、と舌先でそこを舐めながら、頬を赤らめる。口にしているのは、無理な言い訳だ)
っ、ヘンになったらヘンになったで、……ッ、正気にかえったあと、
どれだけ恥ずかしいか―――だから、今日は先に貴方がヘンになってしまえば……ふぁっ。
(びゅるっ、と飛び出した精液が顎のあたりにかかって、思わずぎゅっと目をつむる。
 しかし、いつものようにそれ以上に吹きだしてくることは無くて、不思議そうに首を傾げたりして)

ッ、堪えなくても、良かったのに……イってくれるのは、嬉しいから……。
(――それだけ気持ちよくさせている、という実感が感じられる気がするから)
(少しだけ精液を吐きだしたその先端を指でつっつくと、ねちょ、とした精液が僅かに付着する。
 更に胸を押し付け、その白い液をもっといっぱい吐き出させようと、今度は激しく体を動かすが――)
っ、ぅううっ、ぁんっ……!
ぁふっ……ま、前と後ろでは、随分と感じる感覚、というかそれが、違うの、ですから…
いっ、いっかい、貴方も私に攻め立てられてみればいいのです……っ、
い、嫌じゃないけど、ゆ、ゆっくり、動かし、てくだ、さい……っ、やだ、や、優しっ、く――。
(窄まりに深く差しこまれた指が縦横無尽と暴れまわり、掻きまわし始めると)
(体が小刻みに震え、顔を赤くする。口が半開きになり、その隙間から切なそうな声を漏らす彼女は
 彼の思惑通りに彼のすることに「嫌」と言えず、それを快楽として変換してしまっているようで)
(肉棒を刺激した手により力が加わり、ぎゅっと肉棒を抱きこむと、先端を自分の胸に強く押し付けた)
257媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 22:54:29 ID:bUzqMKrU
【っと、大丈夫、ですか……?】
【本当に眠気とかあったら遠慮なく、言って下さればと思いますから……】
258郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 22:59:41 ID:xLP1M5Pp
【大丈夫、ごめん。ちょっとPCが止まって、再起動させてたら……】
【もし、先輩の都合の方が悪かったら、止めておくけど…】
259媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 23:00:34 ID:bUzqMKrU
【……ああ、いえ。私の方は、別に大丈夫なのですけれど……】
260郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 23:05:40 ID:xLP1M5Pp
【それならよかったっ。たぶん、一度再起動させたから、
 もう大丈夫だと思うんだけどっ。
 もし、また時間がかかりそうになったら、携帯から知らせるから】
261媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 23:12:58 ID:bUzqMKrU
【あ、無理をなさらないでくださったら、それで十全です】
【リミット的な問題で待てなくなった時は、一言置いて失礼させていただきますので】

【ん、何というか、ちゃんと愉しんでいただけているだろうか、とかぐるぐる考えてしまって。
 あー……こういうのらしくない、ですね。すみません、
 ――ともかくっ、眠気だとか用事だとかリミットだとかその他要望だとか
 それだけは無理せずに言っていただけたら大丈夫ですから。ゆっくり、お相手していただければ重畳】
262郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 23:13:56 ID:xLP1M5Pp
――正気に戻らなかったらいいだろ?
なんて、それは冗談だけど――、ヘンになったところで、恥ずかしがる必要はないだろ?
それに、それを言うのなら、恥ずかしい葵さんは幾らでも俺、見てきてるわけだし。
そう言われると、ヘンになった葵さんなんて、もっと見たくなるわけだし?
(舌先で舐められると、いよいよ、我慢ができなくなってきて、びくんびくんと跳ねてしまう)
(それは、彼女の舌だろうが手だろうが、『彼女』だと感じさせるものすべてを受け入れて、刺激として感じてしまう)
………あるいは、もうヘンになってるのかもな、俺も。

…だって、堪えなかったら、なんだか勿体無いだろ?
葵さんがここまでしてくれてるのに、さっ……!
(さらに胸を押し付けられると、より『彼女』を意識せざるを得ず、びくびくと胸の中で鼓動する)
はっ、くっ………俺は…それもいいけど、やっぱり、葵さんに触れたくて……さっ。
気持ちよくばかりされて…、なんだか悔しいっていうのもあるけどっ……っっ…!
(触れる快感と触れられる快感は、また別ものだった。彼女が触れてくれることはもちろん嬉しかったが、
 それとは別に魅力的な彼女の身体を触れたい欲求はまた別のところにあったのだ)
……やさしく…なんて、出来ると思うか? ここまで来て、さ……っ!
…せ、っかくだから、葵さんも、何も考えずに、気持ちよくなればいいだろ?
葵さんだって、俺のこと、ここまで気持ちよくさせてもらってるんだから…おあいこ、だっ!
(ぎゅっと瞼を閉じると同時に、ぐにっと刺激される肉棒は、ホースの先を押しつぶしたように、
 二度目とは思えない量の白濁液を彼女の肢体に吐き出してしまう)
(その強烈な臭いは、ダイレクトに彼女の身体に染みこもうとせんばかりに、ふたりの間を漂い)

【というわけで、短くまとめようとすればするほど、時間が長くなる……】
【できるだけ、みじかく早くしてみるんで、時間がかからないように頑張るっ】
263郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 23:17:33 ID:xLP1M5Pp
【いや、十二分に愉しませていただいてます】
【……なんというか、実力が伴わないというかっ、釣り合わないというか】
【できるだけ、先輩を楽しませようとすればするほど…ぐだぐだにっ…】


【眠気やリミットの方はまだ本当に大丈夫なんでっ】
【とにかく、悪いのは此方の方なんで、何か文句があれば遠慮なく、叩きつけてやってほしいかとっ】
【そんなわけで、可能な限り、速やかかつ適切に、レスを作成しようと思いますっ】
【どうにも時間が掛かるのは、俺の悪い癖なんで…っ】
264媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 23:30:19 ID:bUzqMKrU
なんというか、恥ずかしいものは恥ずかしい、のです。
それが理性があるということなのだから、仕方ないでしょう――かようなことを、仰って。
私だって完全に吹っ切れたらどうなるか、分からないのですからね……?
片鱗は、いくつかご覧になっているかと思いますけれど。
(びくんっと元気よく跳ねるそれを撫でさするように、そこか愛おしげに愛撫をしながらも、
 恨みがましそうな視線と言葉を彼に向ける。とはいえ、その頬は上気して、その表情はどこか淫らだった)
……っ、ここまでしているのだから、堪える方が、だめ、ですっ
触ってもいいから、それでもいいから、私、あなたにいっぱい、『私』を感じて、ほしくて……ッ、
だから、っ……っ、もっと、いっぱい、真っ白な精液、欲しい……からぁっ……!
(もはや言葉は支離滅裂。いつも以上にぐちゃぐちゃになっていく思考を感じながら、
 自分のひとつの穴を穿つ指先に翻弄され、――徐々に理性が切り崩されるのが分かった)

っ、ひぁっ―――ぁっ、ふっ……んううっ。
(勢いよく、そして『発射』という言葉が似合うくらいに激しく吹きだしてくる精液。
 強く魅力的な雄の匂いを、首筋や、胸や、鼻先――というように、いたるところに浴びながらも、
 精を吐きだしてビクビクしているその肉棒をぎゅうっと捉えたまま、放さない、と胸と手で抱きしめていて)

ぁ、あぁ……。
(彼の匂いを胸一杯に吸い込む。鼻孔を刺激するその匂いに、半開きにさせた唇から
 どこか切なそうな声を零し、ぽたぽたり、とその体から彼の精液を垂らして、しばし呆然とした)
ん、……ちゅ、むっ……。
(それから、誘われるように精を吐きだした肉棒を口に含む。
 何のためらいもなくそれを行うと、どこか熱に浮かされたような様子で、ちゅうちゅう、とそれを吸った)
265媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/23(日) 23:37:53 ID:bUzqMKrU
【長く遅くなってしまうのは、むしろ私の方で……どうにも切れなくて】

【お気になさらないでください、むしろしちゃダメです】
【無理に短くしようとか、早くしようとか不要――貴方のペースで返して下さったらそれが一番。
 釣り合わない――? それは私が心配していることなのですから、人の心配とらないでくださいませ、ということで】

【時間がかかるのもお互い様。レスの分量もお互い様ということで】
【どうしても、というところだけ【】で言うということにして――お互いのペースで。
 私、いつもの後輩さんの分量とかペースに文句は無いですから――そういう面でも、無理なさってくださらなければ】
【何より私、私ばっかり愉しんでるんじゃないかって思ってしまうほど、貴方のレスに楽しませていただいていますので】
266郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 23:47:38 ID:xLP1M5Pp
本当に、本当に先輩は…葵さんは、俺なんかには勿体無いぐらいの人だよ。
俺は、葵さんが、そうして求めてくれることがとても嬉しい。
(だから、俺は、君にいやらしいことをしたくなるんだ。そう呟いて、ぐっと尻穴を抉ってた指を突き入れる)
理性があってもなくても、やっぱり葵さんは、可愛い。
だから、葵さんが、求めてくれる限りは、俺は俺の出来ることで、葵さんを求めたい。
……たとえ、それが、いびつであったとしても。
(自分の欲望の塊であるそれが、綺麗な彼女の肢体を穢し、冒していく様は、言いようのない背徳感と興奮を得た)
(もっと、彼女を穢したい。その薄汚れた感情が、徐々に彼の中の心に巣食っていく)

……な? 我慢ができないから、葵さんの体を汚しちまった。
本当は汚くて臭いのに…さ。俺ので、葵さんを汚した。
(本当に匂いだって染みこんじまうかもしれないぞ、と言いながら、白濁液を断続的に吐き出すそれを咥えられると、
 ぞくぞくと嗜虐心が刺激され、ぐっと腰を突き出す)
ほら、おいしいだろ? 葵さん―――。不味いなんて言わないよな?
此処まで食いついてくれるんだ。―――不味いわけが、ない。
(まるで彼女にそう言い聞かせる様にはっきりと、そう口にしながら、彼女のその行為を褒めるように頭を撫でた)

(射精後の独特の気だるさを感じつつも、ふと傍らに放り投げていた自分の鞄を掴む)
……そうそう、ひとつ、プレゼントがあったんだ。
いつ、『先輩』が帰ってきてもいいように、ずっとこのなかにしまっておいたんだけど……受け取ってくれるか?
(はぁ、と艶かしい吐息を吐き出しながら、もぞもぞと鞄の中から、何かを取り出す)
(敢えて、名前ではなく『先輩』と、崩そうとしていた理性を引き戻すような呼び方をしながら、手渡したそれは――)

―――首輪。

(もちろん、ファッションでするようなチョーカーのような類のものではなく。
 犬のそれにするような、赤いベルトのそれ。しかも、ご丁寧に銀のプレートで『Aoi』と彼女の名前が刻まれていた)
………もし、受け取ってくれるなら、この場でしてみてくれないか?
受け取れないのなら、まぁ、あとで処分してくれよ。ゴミ箱にでもいれてくれたらいい。


【なんて、こんなものを差し出してみましたっ。ということなので、もしスルーしたければ、『とりあえず、保管しておきます』
 的な反応を返して下さったらと思いますっ】
267郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/23(日) 23:50:13 ID:xLP1M5Pp
【いや、本当に毎回毎回、迷惑をかけてごめんっ。
 おまけに、凍結続きで、葵さんのことを縛り付けてるし…っ】
【本当に嫌なことがあれば、遠慮なく言ってくれよっ。優しい嘘を言われるよりも、
 ちゃんと厳しく言ってくれたほうが、俺のためにもなるからっ】

【もちろん、本音でそう言ってもらえてるのなら、その言葉はありがたく頂戴しておくのでっ】
268媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 00:07:09 ID:nrOmFN+k
(彼の呟きと共に指がさらに自分の奥に入ってくると、ビクンッと体を震わせる)
(目を細めて小刻みにふるえつつ、彼の指を咥えこんでいるその部分は不規則に収縮を繰り返す。
 きゅ、きゅ、と何度か入口で彼の指を締めつけて、その異物を体は拒もうとするのだけれど、
 彼の言葉を聞いている彼女の目はだんだんと蕩けていって、気恥ずかしそうな表情になっていく)

ふっ、んぅっ……!
(「いびつであったとしても」――その言葉通り、ぐっと喉奥に肉棒があたるように腰を突き出してくる彼。
 思わず目を見開き、くぐもった声をあげるものの、
 上から降り注いでくる彼の――どこか嗜虐的な――言葉に思わず体が震えてしまい、
 そのうえ、褒められるように頭を撫でるとついどこかしらが緩んで、もっと褒めてほしくて肉棒に吸いつく)
んっ……、んっ、あ、……美味しいです、たいちろうさんの、これ。
(徐々に削り取られていく理性。唾液と精液の混じった糸が橋のように彼の肉棒と繋がる。
 あむっ、ともういちどそれを咥えると、くちゅり、といやらしい音を立てながらむしゃぶりついていたが)
(―――『先輩』、と。その呼び名で呼ばれてしまえば、急に彼女の目に理性の欠片が戻ってきた)

あっ……ふっ。
(肉棒から口を離して、口の端から零れる唾液を気恥ずかしそうに手の甲でぬぐう)
(それから、「何?」というような何時もの表情をつくって、彼の行動をみていたのだけれど、
 プレゼントと称して手渡されたものを確認する。そして、ぽやぽやしていた頭がそれを見つけると)
―――っ、っ……!?
(一気に目が覚めたように、大きく目を見開く)
(彼の顔を見上げて、口をちいさくパクパクさせながらも、もはや何を言っていいか分からない、という様子で。
 しかも、良く見ればご丁寧に自分の名まで書いてあり――これでは、人の、というよりもそれこそ「犬」用で)
っ、っ………〜〜っ、
(理性とか矜持とかいろいろなものがせめぎ合う。唇を戦慄かせ、恨めしそうに彼を見る)
(「捨てていい」なんて言って、自分が捨てられないだろうことくらいお見通しなのではないだろうか、という表情。
 しばらく迷った様子を見せたあと、彼女は彼にそれを突き返すかのように、視線を合わせないまま差し返して――)

……い、今だけ、ですよ?
本当に、今だけですから……あなた、本当に途方もない変態だと思います。
(ふるふる、と手を震わせながらも顔があかくなっていた。視線をそらし、彼に首輪を差し出し)
(――つけろ、と彼女はそう言っているのだ)



【変態!(AA略)】
269媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 00:20:47 ID:nrOmFN+k
【厳しく言うなら、「正直、謝られるのも睡魔さんに貴方を取られるのにもPC不具合にも
 いい加減に慣れてしまいました――だから、反省はしてもあまり自責はなさらないでください」、以上】
【……私も本当に嫌な事があれば言いますから、その代わり貴方も私のダメなところは言うこと】

【凍結については、気遣い不要。私、凍結自体は気にしない方ですし、
 逆を申せばそれだけ私も貴方を縛っているということ――だから、貴方が大丈夫なら、私も大丈夫です】
【もちろん、凍結については貴方とのロールだけじゃなくて、他の方とやる時も同じことであります】

【ですから、長引くのは気にしなくていいし、私がとっても楽しんでいるというのは本当。
 貴方が無理はしない、かつ私に悪いところがあれば遠慮なく言う、と約束くだされば、心配することは他にありません――
 ということで、速度とかそんなこと気にしないでほしいのも、愉しんでいるのも本音です。
 ……首輪とかつけられてるけど愉しんでるんです、ええっ(!)】

【というわけで無駄にながくなりましたが、こっちの話題はこれにてお口チャックさせていただきますね】
270郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 00:25:41 ID:oxkm9zp3
分かっただろ? 俺がエッチになるっていうのはこういうこと。
葵さんが止めない限りは、本当に――どこまでも、果てしなく、突っ走るからな?
(首輪を指にかけて、くるくると回しながら意地悪く笑って)
(もちろん、その間にも、肉棒は彼女の口唇と唾液で責められ、ぞくぞくとした快感が走っているのだが)
(その証拠に、口では冷静を装いながらも、時折腰を動かしたり、口の端から涎が出ているのも構わずにいて
 それが興奮しているという証になっていた。ともすれば滑稽な格好ではあったが、そんな格好でも曝け出せるのは
 やはり彼女だからだろう。)

葵さんなら、何となくこういうこともするだろうって予想できたんじゃないか?
なんて言ったって、俺は『変態』なわけだから。
(にこにこと笑いながら、開き直って真正面から彼女を覗き込んで)
―――それに、葵さんが、俺のものだっていう証をひとつでも形としてあればいいなって思ってさ。
葵さんがどこかの男に取られないように――っていう意味もあるけど。
(それは独占欲の顕著な現れだった。もちろん、彼女に嫌われるかもしれない不安がないわけではなかった)
(だが、それでもこのようなものを差し出したのは、それ以上に、彼女を自分色に染めたいという欲求があったからだ)
(傲慢かもしれない。けれど、それもひとつの欲望であり、彼女の差し返した首輪を手に取ると)

さっき、葵さん、言ってたよな? ヘンになるかもしれないって。
それを言うのなら、俺はもうとっくにヘンになってるんだよ。
こうして、それこそ『途方もない変態』だって言われても仕方がないくらいに―――葵さんに溺れてるんだ。
(そう言いながら、その首輪を彼女に嵌める。まるで、指輪でも嵌めるかのように、恭しく、妙に真面目に、ゆっくりと)
(そして、彼女の首を苦しめない程度に余裕を持たせて、ベルトを締めると手を離して)
―――うん、可愛い。凄く似合ってるぜ? 俺が言うのもヘンな話だけど。
(彼女が首輪を嵌めると、支配欲というものが満たされていく。同時に更なる嗜虐心を刺激され、あるいは興奮を覚える)

さて、それはそれとして―――、ほら、続き。
まだ、食べ終わらないだろう? 俺の、コレ―――。
(若干まだ力を失っているそれを彼女の頬に残り汁を擦り付ける)
(その笑みには若干嗜虐のそれが入り混じっており、そっと彼女の髪を撫でる)

【ん、了解しました。これからも、努力して、もっと変態性に磨きを……こほん、葵さんを楽しませるように、
 そして自身も楽しめるように頑張りますともっ】
271媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 00:46:06 ID:nrOmFN+k
(動かしてくる腰や、喉を突く肉棒。彼の唇の端から垂れているその唾液を見つければ、自然と嬉しくなる。
 彼を満たしていて、彼が自分を見てくれているということを実感できて、堪え切れない喜びが体に満ちた)
いつかしてくるかもしれないとは、頭の隅で考えましたが、
本気でそれを、されるとなると衝撃もまた大きいのです、ばか、変態、……ッ!
(開き直って正面から覗いてくる彼に対して、頬を膨らませるが、その頬はほんのり赤く)

(まったく、と思ってしまう。こんなものをプレゼントする彼にも、それを受け入れる自分にも)
(きゅ、と目をつむって彼が首輪をつけれくれるのを待つ。まるでひとつの儀式のように感じた。
 程良い強さで首にそれがはめられると、鎖骨と鎖骨の間のあたりに、冷たい銀のプレートが触れた。
 そろり、と目をあけると、ゆっくりとその銀のプレートに指先をふれさせ、大きくため息をつく)
……どこかの男にとられる、もなにも、
貴方の前でこんないやらしいことをして、首輪まではめられた女、……他に誰が欲しがるのですか?
(首にかかったもう一つ――チェーンを外して、ネックレス状にしていた指輪を外すと、右の薬指にはめる)
ヘン、です。本当、変態で仕方ないくらい……どうして、そこまでこんな女におぼれられましょう。
貴方って馬鹿です。女を見る目がないのです。
(指輪も独占欲の証と聞くけれど、首輪なんてもっと顕著なものだろう、と頭の片隅で考えながら)

――でも、ヘンになってる貴方に独占されて、首輪つけられて、
馬鹿みたいに内心喜んでる私も、よっぽどヘンで、もう十分に狂ってしまっているのだと思います。

(それこそ犬のように従順に。大人しく首輪をつけられ、小首をかしげればそのプレートが揺れる)
(顔を赤らめていたところに、嗜虐的な笑みと共に肉棒を擦りつけられ、
 その一方で上手に「撫で」という飴を与えられてしまえば――やはり、彼女には恭順の選択肢しか残っていない)
んっ……あ、っ……ふっ。
ちゅむっ……んっ、あなたが、首輪をくれるなら、私はこれに、何か輪でもつければいいのかしら。
(彼の肉棒をしゃぶりながら、ぽそっと呟く。自分が独占している証を残すなら、貞操帯でも買ってこようか、と)

【―――はい。お互いに疲れない程度に、頑張りましょう。変態性はのぞいて!】
272郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 01:08:32 ID:oxkm9zp3
そうだな、他の誰でもない、俺が欲しがるんだよ。
どこかの誰かに取られるとか、そういうのは結局言い訳なのかもしれない。
俺が欲しがってるだけなんだよ。――葵さんだから、此処まで溺れられるんだよ。
(本当に、逆に聞きたいぐらいだ。なぜ、いつも自分を受け入れてくれているのか、と)
(だが、それを聞くのは止めておいた。何となく、答えは分かっていたから。自分にとっての彼女がそうであるように。)
(そして、指輪を嵌める彼女に、興奮とは違う素直な喜びを感じて、上機嫌な笑みを浮かべる)

葵さんがそうしたいのなら、俺は喜んでするぜ?
葵さんに管理されるというのも、それはそれで悪くはないしな。
(などと、嫌がる様子もなく、それさえ受け入れようとする。そのような趣味は本来ならないのだが、
 その相手が彼女となると、それはまた違ってくる。そういう意味では、とっくに壊れているのだと思う)
ほら―――、葵さんがしゃぶってくれるから、俺のもまた元気になってきちまった。
本当に――、葵さん相手なら、いくらでも復活しちまうんだぜ、これ。
(気がつけば、しゃぶられている肉棒は三度勃起し始める)
(時折、腰を動かして、わざと彼女の唇から外して、頬や額を突きながら、その匂いを彼女の肌にしみこませようとして)
葵さんを精液で塗れさせるには、まだちょっと量が足りないな。
ほら、頑張ってくれよ? 葵さんから、俺の匂いが取れないぐらいに、しっかりと染み込ませるんだからな?
(そう言うと、手を伸ばして、ぴしゃんっと軽くむき出しになっている尻たぶを叩いて、再度ぐりぐりと尻穴を指先でえぐる)
(先ほどはああいったが、彼女ばかりに責められていては、流石に限界がある。少しでも、彼女を刺激しつつ、尻穴を穿る)
……って、後ろばかりじゃ可哀想だよな。
入れられない分、今日はしっかりと、前も弄ってやらないと……な?
(そう言うと足の指先を伸ばして、無造作に彼女の秘所を弄る。足の指なので、手の指先ほど器用には出来ないが、
 軽くその割れ目に押し込みながら、弄って)
273媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 01:23:32 ID:nrOmFN+k
……そういうの、所有欲っていうのです。
独占欲にも似ているのかもしれませんけれど――貴方は、私を「独占所有」していたい、のでしょう?
(尋ねることで、その思考をまるで彼に刷り込むようにわざと言葉にしていく)
(それは言ってしまえば彼女の思いの裏返しだった――独占して、所有してほしいという想いの裏返し。
 だから、先ほどだって自分からその指に指輪をはめたのだ)

…………本当、そこまでいったら貴方も私も、酷い変態です。
申しておきますけれど、私、本来「虐める」方が好きなのですからね? 貴方だからこうなっているだけで。
本当に不本意――同僚となら、逆転できないから大人しく甘んじていましたけれど、
貴方としているときは、逆転する機会がいくらでもあるのに、思わず貴方に好きにされることに甘んじてしまう。
(不本意とはいいながらも、彼女の舌の動きは止まることがない)
(舐めて、しゃぶったりして、彼の味を口の中いっぱいに広げていたのだけれど、
 急に肉棒を動かされて額や頬をつつかれると、それさえも従順に受け入れ、むしろ呼吸が艶っぽくなる)
(彼の匂いにいろんなところが塗れるということに、まるで興奮しているかのような倒錯的な仕草だった)
任せてください……いっぱい、吸いだします。
もう無いっていうくらいに、吸い取って差し上げますから……いっぱい、私に匂いを染み込ませてください。
ああ、もう……本当に、私、ヘン。
―――いま、私が考えていることを口にしてしまえば、私はあまり貴方を「変態」と罵れなくなるかもしれません。
(つまり、それだけ倒錯的な事を考えているということで。
 彼のそれを舌先でぐりぐりとついたり、くすぐったり、しゃぶったりを繰り返し、その雄々しい硬さを楽しむ)

あっ、ふぁっ……、
あンッ……ッ、っぅんっ……はぁっ、あっ……もうっ、今は、太一朗さんの、搾り出しているのですからぁ。
(尻を叩かれ、その穴を抉られるとぶるぶるっと体を震わせてしまう)
(指がぐりぐりと抉るそこからは、ぬちゃ、といやらしい音がときどき聞こえてきてしまい)
―――ッ、あぁっ、っ……っ、前、だめぇっ……い、入れてほしく、なるから……。
直接、白いの、いっぱい注いでほしくなるからぁ……はぁっ、これ、入れてほしくて仕方なく、なり、ます……ぁん。
(指先がじりじりと秘部を弄ると、彼の足先に愛液がまとわりつく)
(むしろ器用でない動きがもどかしさと快楽を煽りたて、彼女の唇から唾液と先走りの混じったそれが零れた)

……た、太一朗さん。一回、立って……?
274郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 01:43:45 ID:oxkm9zp3
(言われてみて、はっとなり)
ああ―――そうかもしれないな。
俺は、葵さんのことを、独占所有したい。俺だけのものにしたいんだ。
(質問に肯定で頷く。いつだったか、以前もそのような話をした覚えがある。その時もこうして、倒錯し、溺れ――)

まぁ、他の人とのことは別にどうでもいいんだよ。
葵さんが、俺のことをどう思っているのか、それが知れたら、いいんだ。
虐められようが、虐めようが、葵さんが俺のものなのは変わりないし、その逆もしかりだ。
なら――どこまでも変態になればいいじゃないか。俺だけの葵さんが見れるなんて、それだけでぞくぞくする。
(唇から外れ、彼女の顔面を雄臭のするそれをこすり付ける行為は、なかなかに背徳的で、
 彼女の艶かしい表情を見れば、なおさら、興奮は高ぶっていく。
 もっと、この女性を、穢したい―――そんな欲望もより強く燻っていき)
……無制限に出せるのなら、葵さんにいつまでも搾り出して欲しいぐらいなんだけどな。
さすがに、俺も人間なんで、限界があるんだよな。
(それこそ、すべての楔から解き放たれて、ずっと退廃的かつ爛れた日々を彼女と過ごせるのなら。
 それは、もしかしたら、心の奥底で別の自分が願っている暗い欲望で―――、ふとそんな想像が頭をよぎる)
良いよ、聞かせてくれ。 葵さんは俺の『所有物』なんだ。……なら、その思考も俺だけのもんだ。
(口唇で肉棒を刺激されるたびに、彼女の手の中でびくびくと激しく反応を見せつつ、匂いをさらに撒き散らす)

そうだなぁ……流石にそうなるとマズいかもしれないから。
…でも、注げる穴は何も前だけじゃないだろ?
(と、かりっと強く彼女の尻穴の内壁を掻いて、刺激する。)
こっちになら、幾らでも注げるし―――、思い切り葵さんのことを犯すことができるだろ?
(前後の穴を弄ろうとしていると、立てといわれて素直に立ち上がる)

……ん? これでいいか?
(肉棒を曝け出したまま、立ち上がる。彼女が何をするのかは見当もつかなかったが、
 なぜか不思議と淫らな期待が競り上がって来る)
275媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 02:00:15 ID:nrOmFN+k
(所有したい、というとの言葉を聞けば嬉しそうに目を細める)
(だが、そうしている間にもその貌に彼の肉棒が擦りつけられていって―――、
 ひとの急所が集まっているその貌に、肉の塊であり欲望の化身である彼の肉棒が擦れる様は
 ある意味では彼女が何よりも無防備に彼自身を受け入れている、という証拠でもあった)
(硬くなった性器で頬をつつかれたりすると肌がふに、と歪み、そこに彼の匂いが染みついていく)

……今までの経験でさえ、人間か疑いたくなるくらいいっぱい出ていましたけれど、
もしも、何処かの地下室にでも監禁されて、二人きりで、一生出られないなんてことがあったら、
ずうっとずうっと搾りだそうとするかもしれません――、無くなるまで、ずっと。
(つまり、自分を縛っている全てのそれがなくなったら、彼といること以外の選択肢しか選べなくなったら)
―――何も気にしないで、飽くまで貪りあえたら、
私は、貴方の犬にでも性奴隷にでも、なって……貴方にぐちゃぐちゃにしてもらえるのに。
(びくびくと激しい反応を見せるそれを咥えて、今の言葉を無かったことにしようとするかのように
 恥ずかしそうに目を伏せる。――いくら思考まで彼のものだと言え、やはり行き過ぎた想いをさらけ出すのは恥ずかしい。
 きっと、正気に戻った時に身悶えることを考えると、今の彼女は恥じらって見せても正気じゃないのだろう)

……っ、はぁっ。
(唾液の糸をひきながら、硬い肉棒が抜けていく。彼が経ちあがるのを見ると、
 おもむろに近くにあった小さな箱の奥から、何かを取り出して、彼のところに戻ってきて)
―――あの、ね。
ひ、ひにんぐ、つけて、いいですか……?私、やっぱり、貴方が欲しいのです。
(立ち上がってくれた彼の前に膝立ちになって、恥ずかしそうに下から見上げながら問う。
 しかし、まずはその避妊具が入った小さな袋を床に置くと、彼の肉棒にゆっくり顔を近づけて)
その代わり……まず、こっちも、好きなだけ犯して、いいから……。
(とろん、と蕩けた瞳で彼を見ると、彼の手をひいて、自分の頭の上に置かせた。
 そして、ゆっくりと咥えていく――そのまま、彼を見上げて、荒い呼吸と共に黒い髪をゆらす)

……ふ、んっ、動いていいれふよ……っ、のど、犯ひていいれふ、から……。
(つまり、あれをつけてくれるなら、そのまま腰を激しく振って、自分の喉で達してくれていい、と)
276郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 02:19:01 ID:oxkm9zp3
そうだな。きっと、俺も、本当の意味で、葵さんのことしか考えられなくなる。
そして―――、本当に時々、だけど。本当にそうなったらいいのにって、思うときがある。
何もかもを捨て去って、葵さんだけを貪ることが出来たら―――なんて、そんな危ないことを考えてるようじゃ、
本当に俺はダメなやつかもしれないな。
(彼女の前では、そんな暗い欲望ですら言葉にして出してしまえる。
 それは彼女が、そんな妄想も受け入れてくれるのではないかという甘えが混じっていた。
 そして、それが実現したら―――。そこまで考えると、苦笑を見せた)
だけど、そうするには、まだまだ捨てきれないものがたくさんあるからな。
しばらくは、有限の中で、葵さんには俺の犬奴隷になってもらうしかないな。
(彼女の言葉を引き継いで、それを肯定する。まるで、その証言をなかったことにさせない、と言わんばかりに)

ああ………わかった。
…つーか、これをつけるのが普通なんだよな。
(よくよく考えてみれば、避妊具など今までつけたような覚えがなかった。)
っと……! そんなこと言われたら、本当に遠慮なく、犯すぜ?
(淫らな妄想と、そして、嬲るように与えられてきた刺激、それらが入り混じって、本当に自身を制御できる自信がなかった)
じゃ………動くぜ? 苦しかったらいつでも吐き出してくれよ。
(最初はゆっくりと、いつも彼女が咥えてくれるように動かしはじめる)
(それだけでも十分な快感が得られるが、だからこそ許可が出た今、それ以上の快感を得たいと思い始める)
(そして、動きはすぐに変化した。本当に喉奥を突くような――それこそ、女性器を犯すような勢いで、腰を振り、
 ぐっと彼女の頭を押さえつける。彼女の人間としての尊厳すら無視するように、しっかりと肉棒で口腔と喉を犯す)
つっ……くぅうううっ! 本当に、これ、止まらなくなりそうだ……っ!
ほらっ…しっかり咥えてくれよ…っ! あおいさんっ…! あおいさんの臓腑まで、俺の匂いで、満たしてやるからっ…!
(我慢を重ねてきたそれは、びくびくと脈動しながらも、熱い楔を彼女へと叩き込んでいく)
277媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 02:31:34 ID:nrOmFN+k
(彼が暗い欲望を口にしたら、目をしばたかせる)
(――自分が口にしたのは、ある意味では「そうでもないと」というニュアンスを含んでいた。
 だけれど、彼の場合は「そうなることを望む」と言っているのだ。
 自分だけが想像した、あまりに暗いそれだと思っていたものを、彼が望んでいる、とそう言うなら。
 本当は、叶えてあげたい――叶えられたら、いいのに)
―――。
(何かを言いかけて、口を閉じた。続いた彼の言葉が、全てだったから……)
(――まあ、有限の中で犬奴隷にされることが決定しているらしい点には、少しだけ反発したかったけれど)

普通は――、ですね。
私は基本的に普通のカテゴリから外れているので、私が「つけて」と言ったときだけ付けてくれればいいのですけれど。
(一度だけ口から離してそう言う。つまり、彼女は今まで何らかの方法でそれを避けてきたということ。
 もっとかみ砕けば、やはり「自分の体は自分で管理しているから気にするな」ということなのだろう)
でも、他の子とするときは、ちゃんとして差し上げないと……責任取らない限り、最低、ですよ?
(ふふ、と笑ってもう一度咥える。だが、笑っていられるのは彼が緩く動いている間だった)

っ、んっ―――ッ、ふっ、ぐっ……んんぅっ、んぐっ……!
(ゆるゆると口内を這っていた動きから一転、それこそ自分の下腹部を犯す時と同じ勢いで
 熱い楔が口内に突き込まれると、思わず目を見開いてくぐもった声をだしてしまう)
(多少苦しそうに目を細めてはいるが、拒否はしていない――むしろ、続けて、というように、
 ぎゅっと彼の服を握り、懸命に自分から顔を彼の方に押し付けていこうとさえ、していた)
(奥に、つまりは喉に肉棒が擦れると、そんなところまで犯されているという実感が体をめぐった)
……んふっ、んぐっ、ぐぐっ……――ふっ、ふぅっ……ふにゅっ…!
(もはや完全に言葉にならず、呻きにも似た声を上げながら、頭を激しく揺さぶられるだけだった。
 頭を押さえつけられて、激しく腰を振り立てる彼に従順に従い、時には舌さえそれに絡めていく)
(口の端からもれる唾液と、零れる涙で、その顔をぬらしながらも、その頬はしっかりと上気していた)
278郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 02:52:20 ID:oxkm9zp3
……まぁ、そうだな。
葵さんがつけて欲しいときだけ、付ければいいか。
真逆。こんな変態の俺を相手にしてくれる物好きは、葵さんぐらいなもんだよ。
ま――、もちろん、葵さんに対しても責任は取るつもりだけどな。
(きっと、その責任を取る日がいつになるのか分からないが。そのためには乗り越えないといけない問題が多々とある)

つぁっ……! 葵さんっ……!
(ただこうして乱暴に突き入れているだけでも、凄まじい快感だというのに、
 そこへ舌を絡ませてくる彼女に驚きと、強い快感を覚える)
(このままずっと彼女の口腔を犯していたい。そんな気分にすらなりながらも、激しく彼女の喉奥を突く)
葵さん……! あおいさん、あおいさんっ!
ああっ……くっ、もうっ、ダメだっ……! 出るっ……!
たくさん、出るから……しっかり、味わって飲み込めよ―――!
(彼女の口腔を激しく犯し、その上、彼女が舌を絡ませてくれば、当然のことながら、堰を切るのは容易く)
(彼女の苦悶と興奮の表情を見れば、後押しは完璧だった。ぐっと最後の最後に奥まで突き入れると、
 濁流が彼女の口腔をあっという間に満たしていく。だが、その間も、動きを止めることはなく、
 それこそ、彼女を壊そうとせんばかりに、白濁に満ちる彼女の口腔と喉を犯し続けて―――)

279媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 03:04:56 ID:nrOmFN+k
ふっ、―――んぐっ、っ、つぅうっ――――ッ、
あぐっ……ふっ、ふぁっ、んんっ、んっ、んっ、……むぐっ、んっ、ぐっ、……。
(躊躇いなく激しく喉奥をついてくる彼の肉棒)
(それを受け止めているというその倒錯した事実が、更に思考に霞をかけていく。
 苦悶と興奮が入り混じったような、明らかに正気とは思えないその様子で目を細めて、自分の名を呼ぶ声を聞く)

……っ、ふっ、――うっ…、っ、んぅううううう―――っ!!
(呼吸を妨げるように、熱く粘っこい精液が喉奥へとなだれ込んでくる)
(だが、それだけにとどまらずその精液を撹拌するかのごとく、彼は激しく口の中へ肉棒を突きこんできた。
 彼女はその黒色の目をみひらくと、黒い髪を揺らしながら頭を揺さぶられ、
 口腔を精液と肉棒でいっぱいにして――くぐもった苦しそうな声をあげながら、唾液と精液を口の端から垂れ流す)
ふっ、くふっ……んぐっ、ふっ……ふっ、……はっ。
(そんな声さえも次第に弱々しくなって、しまいにはただただ口腔を犯されるだけになる。
 精液は唇の端から零れるそれと、喉奥へとなだれ込んでくるそれがあり、
 喉を通り、彼の匂いとともに支配の証拠が彼女の体の中にずずっとなだれ込んでいくのだった)

…っ、ふっ、けふっ……けほっ、ふっ。
(喉奥からゆっくりと彼のそれを抜けば、何度か咳き込む)
(だが、咳き込む間もどこかうっとりとした表情を崩さないままに彼を見つめていた。
 ―――だが、流石に苦しかったのか、そのまま膝をつくと床に横たわる。息は荒く、淫らに乱れていた)
はぁっ、はっ、ぁっ……。
(涙と唾液と精液にまみれながら、それでも口元は笑みを象っていて。まさに、「犯された後」の状態)
(内股は既にぬるりとした液体にまみれていた。股をひらかせれば、いやらしいそれに塗れている様子が分かるくらいに)
280媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 03:08:20 ID:nrOmFN+k
【っと、すみません……そろそろ眠気が大量に、押し寄せて参りまして】
【書き込み遅れてしまったのですか、これか、次で凍結か〆をお願いできますか?】

【後輩さんのレスか、置きで〆でも構いません。
 凍結していただけるなら、してもらえればそれもとってもうれしいです。
 いつも私の都合に合わせて頂いていますから、宜しかったらお好きな方をお選びいただければ、と】
281郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 03:10:48 ID:oxkm9zp3
【それじゃ凍結でいいかなー。次は火曜日の夜になるけど。】
【時間は今日と同じぐらいで。都合が悪ければ、また連絡をくださいなっと】

【本当に長時間お付き合い頂いてサンキューでした】
【毎度楽しませて貰ってるので、有難いですっ。ってなわけで、また次回もよろしくっ!】
282媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/24(月) 03:12:35 ID:nrOmFN+k
【御意、ということで。都合悪ければ連絡させていただきます】

【では、こちらこそ本当に長い時間ありがとうございました。
 何となくとんでもない方向に行ってる気がしてなりませんが、とってもとっても、た、楽しかったですっ】
【それでは、次回も宜しくお願い致します。おやすみなさい、太一朗さん】
283郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/24(月) 03:18:24 ID:oxkm9zp3
【それでは、おやすみなさいっ】
【スレを返却っ!】
284紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/24(月) 21:24:59 ID:k6DHk3x3
【置きレスに借ります。】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1272469447/351の続き

(風が心地よくて、月が明るくて、虫の鳴き声が聞こえてくる。)
(こんな日は、月見がてら散歩にでも出かける方がよかったかも知れない。)
(――どんな事をしていようと、この事態は避けられなかっただろうけれど。)
(遅いか、早いか、その違い。久遠ゆりかの時もそうだった。)
(あの子も、随分とこの事で悩んでいたようだった。)
(彼女には、その理由を話した事がある。けれど、もう一度同じ話をするのも億劫だった。)


あの日の俺は、自分の事しか考えていなかった。
自分の事だけ、愛していた。だから、一番大事な人を殺してしまったんだ。
姉を。俺を育ててくれた人を。その時、俺の世界は一度壊れた。
(心の傷口を己で抉って、その痛みを忘れないようにもう一度刻みこむ。)
(この痛みは死ぬまで消えない。この痛みが消えない限り、他の事も忘れない。)

それでも俺は生きていて――魔王と出会い、契約をした。
俺は俺を必要としてくれたあの方の為に、世界を壊そうと思った。
俺にとっての世界はもう、壊れているから。
(自分が生きていた小さな世界は、姉の死と共に崩壊した。だから、他の人間の世界が壊れても)
(構わないと、あの時の彼は思っていた。そして契約者としての戦いが始まった。)
(摩耗しながら、狂いながら、壊れながら、戦い続けていた。)
(そんな心が正常に戻ったのは、何が切っ掛けだったのか。)

けど、それでも俺は、出会ってしまったんだ。友達と呼んでくれる人と。
一人で道を歩いていても、繋がっていると信じるのならば決して孤独ではないと……
そう教えてくれた人がいたから。だから俺は、今も生きている。生きてこうして人と繋がっている。
(何より、あの時の紅裂拓兎と今の紅裂拓兎は同じ人間だが、たったひとつの違いがある。)
(諦めないと誓った。死なないと約束した。その誓いと約束が、紅裂拓兎を支えている。)
(深く絡まった因縁。纏わりつく柵。果たさなければならない事。他にも沢山ある。)

他にも色んな人間と出会った。
なにひとつ共有できない人の方が多かったが、それでも少しは繋がれた人もいる。
久遠ゆりか。あの子もその一人だ。あの子にも結構助けられてる。本人、自覚は無いみたいだけどな。
(空虚ではなく、楽しそうに薄く笑って、奏永久の方を見つめる。)
(縋るような目をした彼女を、少しでも安心させるように。紅裂拓兎は悪人で罪人で、それを彼女は)
(受け入れないかも知れない。けれど、それでも構わない。彼女の物語に触れて、心が動いたのは変わらない。)

俺はな、奏。死なないぜ。諦めないぜ。
罪を償う方法なんて思い浮かばないし、やってきた事忘れる気もない。
けど死なない。断罪の刃に首を委ねる気もない。決着をつけないとならない奴もいる。
だから俺は生きる。誰にどう謗られようと、俺は俺のやりたい事をやる。それだけだ。
(反省も後悔も謝罪もせず、恥知らずにも生き延びると宣言する。傲慢にも程がある。)
(これこそが悪人であろう。だから紅裂拓兎は悪人と名乗り続ける。)
(生きた眼をして、楽しそうに笑って、悪人として生き続けると、宣言した。)

けど、奏。お前がそんな人間に付き合う必要はない。
だからこれで、お別れだ。
(それでも区切りはつけておくべきだろう。)
(もしかしたら、彼女をこちらの事情に巻き込んでしまう事もあるかも知れない。)
(――もしも。それでも。何かの間違いで。それでも共にある事を選ぶとしたら………)


【お借りしました。】
285Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/24(月) 21:47:24 ID:WWu4cS0+
【月曜日。それでも私が参上だ】
【待機させてもらう、時間とか曜日とか微妙だし、打ち合わせだけってのも歓迎だよ】
286 ◆IorinFNlA2 :2010/05/24(月) 22:16:52 ID:QdhCpX8r
【避難所でアンジェラさんがお相手のお申込みです】
【私はお知らせ落ちです】
287Nameless ◆FdHN5Mb0fw :2010/05/24(月) 22:20:51 ID:WWu4cS0+
了解、ではここは引き払うことにするよ。
288伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/24(月) 22:47:02 ID:QdhCpX8r
【迫水直先輩をお待ちしています】
289迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/24(月) 22:52:34 ID:Dg8BunQH
【同じくロールにお借りします】

>>246
そう、津綺子だけのもの…
津綺子に食べてもらいたくて、いやらしく大きくしちゃってるんだ
(少しひんやりとした恋人の指先。股間に滾る熱とのギャップがわずかな快感を倍加させ)
(己の意思とは関係なくピクリと跳ねる太幹の先端が粘液を滲ませる)

お尻がどうかした?
あぁ、そうか、食べるのは「上のお口」じゃなかったんだ…
「下のお口」で食べてくれるんだね
いいよ、たくさん味わって

(押しつけられた腰を更に引き上げ、恋人のむき出しの下半身に自らの怒張をくっつけて)
(そのまま腰を浮かせ、こすりつけるように腰をくねらせて)
(秘裂を割り開き中にしまわれたフリルに、布で覆われたままの軸を咥えさせる)
(掴んだ腰を前後に揺さぶり軸をしっかりと食い込ませ、卑猥な腰振りを強制するが)
(先端部分に染みを作っているものの潤滑剤になるには十分とは言えず)
(ほとんど乾いた布地で少女の女性部分をこする)

はぁ…津綺子、すごい格好してる…エッチで、可愛いよ
でも、もっとエッチで可愛い津綺子をみたいな…
(足を拡げたことで捲れあがったTシャツは恋人の腰辺りで丸まっていて)
(ささやかな、それでいて黒々とした茂みが目の前で揺れている光景)
(強制した騎乗位とは言え、自分の腰の上で淫らなダンスを踊る津綺子に興奮をそそられて)

いやらしいこと、していい?
(それは「今まではまだ序の口だ」とでも言っているような、淫蕩な欲望に塗れた口調)
まだしてないようなこと…
いままでしてきたよりも、もっともっと、いやらしいこと
(「やめろ、嫌われちゃうぞ」心のどこかで理性が警告するが)
(霧原朱音の喪失した津綺子の悲しみ、不安…それを埋めるために自分と体を重ねる)
(自分が霧原朱音の代替として扱われているような、歪んだ嫉妬と、恋人への率直な愛情とが心の中でごちゃごちゃと混ざりあい)
(心の大事な部分のタガがはずれてしまったように、湧き上がる欲望に流されていた)

俺のこと、忘れられないくらいに、君を、グチャグチャに蕩かせたい…

【と、まぁ、こんな感じで】
【この後の展開として、色々と不埒なことを考えていまして…それを実行しようかと】
【途中「難しい」「やめて欲しい」と思ったら、拒否するなり、確定で蹴るなり、【】で文句をつけるなり】
【我慢、遠慮等せずによろしくお願いします】
290伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/24(月) 23:04:52 ID:QdhCpX8r
嬉しいです……私の直さん……こんなに…
(両手でかわるがわる熱い怒張を撫であげ、軽く掴んで引き上げる)
(そうする間もより固く太っていく器官が愛おしく)
(優しい声で語られる恥ずかしい言葉が、淫ら心をそそる)

そう……下の…あっ!
(下のお口、と言われれば真っ赤になってそれを肯定し)
(ごく普通に体を交えるつもりで安心しきったところへ)
(がしっと腰を掴まれて、そのまま秘裂を怒張へ押しつけられる)
あ、やんっ、直さん、こすれてます、そんな……押し付けて……ぁ…
(クレヴァスの裂け目の方向に沿わせるように横たわった怒張へ
(布の上からラヴィアが絡みつく)
(じくじくと分泌される愛液は彼が身にまとう物に吸収されてしまい)
(布目が敏感な粘膜をごしごしとこすりあげて)

や…やぁ…ん……直さん、そんな、に……こすらないで……
(そういいながら、敏感な突起を固い反りの部分へ自分から押し付けてしまう)
い、いやらしい……こと……?
(恥ずかしくてたまらないのに、彼が何をしようとしているのかと)
(ムクムクと好奇心が頭をもたげて、問い返してしまう)

【長いお付き合いですから信頼してますので、したいことはもう、ご存分に】
【楽しみに流れに乗せていただきます】
291迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/24(月) 23:29:22 ID:Dg8BunQH
(こちらを見下ろす恋人の瞳に欲情と羞恥と期待がかわるがわるきらめく)
(その光に後押しされて、頭に浮かんだ行為を実行にうつす決意を固め)

津綺子、降りて…
(津綺子を体の上から下ろしベッドに座らせて、自分はそこから立ち上がる)
ちょっと待っててね
(そう言い残して、半裸のまま床をペタペタと歩く)
(行く先は壁際にある小さなタンス。ハンカチやタオルなどをしまってある一番下の引き出しを開けて)
(ベッドに残した恋人に背を向けてしばらくゴソゴソとして…改めて振り向いた時)
(その手にペイズリー柄のバンダナを数枚握り締めて…)
お待たせ…
(再びペタペタとしながら待っていた津綺子の元へ)
(顔に浮かべた薄い微笑みは、恋人を安心させようとしているのか、不安がらせようとしているのか)

津綺子、目隠ししてみない?

【…ありがとう…】
【では改めて、よろしくお願いしますね…】
292伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/24(月) 23:37:26 ID:QdhCpX8r
んあ…降りるんですか…?
(激しく淫らな動作で快感を高ぶらせて行って)
(もうまもなく最初の絶頂を迎えそうだったその時、恋人の制止の声がする)
(まるでぬいぐるみか何かのように、軽々とこちらの体を持ち上げ、座らせて)
は…あ……
(恋人が体を離すと、大きく深呼吸する)
(昂った体を鎮めようとするかのように)
(目を上げれば、口元をかすかに笑ませた愛しい表情が)

え……
(目隠し、と言われて目を見張る)
直さんのこと、見られなくなってしまうんですか?
(自分が見られるのは大層恥ずかしいと思うのに)
(恋人の姿を見られないのは寂しく思う)
(けれど、彼の意図を疑うことはなく、素直にうなずいて)

これを目に巻けばいいんですか?

【こちらこそ、この先はちょっと受け身になりそうですけど】
【お任せしますので、よろしくお願いします】
293迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/24(月) 23:49:53 ID:Dg8BunQH
(明るいところは恥ずかしいとよく訴える津綺子は、お互いに見つめ合うのが好きで)
(奇妙な矛盾を抱えた恋人の心理に心の中で苦笑いを浮かべて)

俺が巻いてあげる。向こうむいて
(寝台に上がると恋人に背を向けさせ、その頭部に折り畳んだバンダナをくるりと巻き付けて)
これで、よし…キツくない?大丈夫?
(結び目を確かめてから、津綺子の背中に腕を回して)

じゃあ、横になって…
294伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/24(月) 23:55:21 ID:QdhCpX8r
はい。
(言われるまま、直に背をむけて目を閉じる)
(目に布がかぶせられ、後ろで結んでいるのがわかる)
ええ、きつくありません、大丈夫です。

(恋人の腕が体に巻きつく感触)
(背に腕を回されると、横になるようにと促されて)
(はい、と答えながらゆっくりと体を横たえる)

直さん、そこにいてくれますね?
(見えないと言うだけで、もう一人ぼっちになったように心細い)
(本当の闇の中でなら、すぐそこにいるパートナーの存在を嫌と言うほど感じるのに)
295迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 00:08:53 ID:8+yakUgp
大丈夫…ここにいるよ
(恋人の寂しげで不安そうな呼び掛けに答えながら、体の脇に投げ出されていた手を握る)
(そうしてこちらの存在を確認させておいて、反対の手でベッド下を探る)

(年末、実家から送られてきた荷物の中に入っていた小さな習字セット)
(添えられた手紙には「これで年賀状でも書きなさい」と記されていたが)
(当然使うこともなく、こうしてしまわれていたのだが…)

………津綺子…いいかい…?はじめるよ…
(手にした真新しい毛筆で、恋人の首筋をスルリと撫でる)
296伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 00:15:13 ID:BtWWaZkN
(声のする方へ顔を向け、握られた手を強く握り返す)
(愛しい笑顔を脳裏に描きながら、呼びかけにうなずいて)

ひゃ…う……っ
(首筋を獣の毛皮のような感触が、さーっと刷いて行った)
(敏感な部分を撫でる、柔らかな、それでいて妙に生々しい感触に)
(背筋をぞくっと震わせて)
な、なんですか、それ……
(おびえた声を出しながら、Tシャツの下で膨らみの先端がプクっと反応する)
297迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 00:23:31 ID:8+yakUgp
何だろうね…?ほら…
(予想以上の反応にニンマリとしながら、もう一度首筋に墨のついていない筆で線を引き)

何か分からなくても、気持ちいいんだね?
ここ、硬くなってる
(Tシャツに浮かんだ突起を指先で軽くつついて)
服、邪魔だね。もう、脱いじゃおうか
(そう言って、シャツの裾をそっと捲りあげていく)
298伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 00:29:54 ID:BtWWaZkN
ええと、しっぽのアクセサリー?
(毛皮を尻尾のように仕立てたキーホルダーかと思い)
(そんなものを彼が持っていたのだろうかと首をひねりつつ)
あ…はぁん……
(もう一度素肌を刷かれれば艶めかしい声を上げる)

ん、あの、くすぐったい…です……んっ……
(もじもじしながら、快感を認めようとはせず)
(プックリと充血し始めたところをつつかれると、そちら側だけが高く突き出す)

服、脱いだ方がいいんですね?
(目隠ししていると、なぜか羞恥心も薄れるようで)
(服を脱がされることにそれほど抵抗がなくなってしまう)
(ゆっくりとめくりあげられ、素肌が晒されて行く気配にさえ、快感を煽られて)
(もし乳房の先端が彼の目に触れれば、その時にははしたないほどの高さで突き出しているだろう)
299迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 00:52:00 ID:8+yakUgp
惜しい…それに近いかな…
(当てたところでプレゼントがある訳ではないが、おどけた調子で答えつつ)
(目隠しに対する嫌悪感はなさそうだと安心して)

津綺子、手を伸ばして…
(スルスルとシャツをまくって、バンザイするように頭上に上がった腕からシャツを抜き取る)
(そうして生まれたままの姿になった恋人の肢体を上から下までじっと眺め)

あ…手は下ろさないで…そのまま…
(ベッドの柵に届くほどに伸ばされた津綺子の両手首を掴まえて)
(その細い手首をバンダナで柵に固定してしまう)

どうかな…これで津綺子は恥ずかしいところを隠すことができないね
全部俺の好きにできちゃう…
(拘束がもたらす負の記憶の復活を防ぐため、はっきりと声を聞かせる)
(忌まわしい記憶を、彼女の中で甘い思い出に変換させ、新たな上積みの重しに)

こんなところはどうかな…
(再び毛筆を手に津綺子の白い肌を紙に見立てて)
(脇の下からむき出しになった胸の膨らみの裾野に沿って)
(つつ…、と線を描いていく)
300伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 00:59:38 ID:BtWWaZkN
教えて下さらないんですか?……あん……
(シャツをめくりあげられ、そのまま脱がされる)
(胸元に触れる空気に、自分は全裸なのだと自覚させられて)
(思わず手を下ろし、胸を覆いそうになるが)
…っ!直さんっ!

(手首を捕らえられて、そこへも布が巻きつく感触)
直さん、何を……これも「いやらしいこと」の一つなんですか?
(泣いてはいないが、半分泣き声を出した)
ほ、ほどいて下さ……ひゃうぅん…!

(脇の下から胸の裾野へ、淫らな書は続く)
(乳肉が張り詰め、わずかな刺激でもフルフルと揺れて)
(思わず膝をすりよせる)
(それほどソコには……愛液の分泌が)
301迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 01:09:21 ID:8+yakUgp
(手首を拘束された全裸の少女。その姿はなんともなまめかしく)
(拘束されている本人にお構いなく淫らな雰囲気を周囲に発しているようで)
(倒錯した行為に耽る背徳感は思った以上に興奮を煽り立てて)

ダメ…ほどいたら、手で隠しちゃうだろ?
隠せないようにしてなきゃ、こんな風にできないし…
(泣き声の恋人の懇願。敢えて聞き入れず、そのまま筆を走らせる)

大丈夫…津綺子、感じてるだろ?
乳首、こんなにして…
(胸丘の裾野から螺旋を描いて、頂点に向けて毛先を登らせ)
(淫らな高さをもって立ち上がるシコリの頂点を、かすめるように払う)
302伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 01:17:21 ID:BtWWaZkN
あふ…ぅ……直さんの、意地悪…っ!
(いつもの朗らかな男らしい声は、さらりとこちらの懇願を受け流す)
(聞き分けのない子へ道理を言い含めるような口調だが、言っていることは真逆)

こんな風…って、あぁん……く、くすぐったい、ですぅ…
(何をされているのかわからず、余計に大げさに身をよじる)
(絶妙な感触が白い果肉を滑ってゆき、その軌跡さえ疼くように感じられて)
あ、あぁんっ…
(期待に震える乳首を、柔らかくかすめてゆく)
(その瞬間、背を跳ねさせてヨガリ声をあげ)
(ゆるんだ膝の奥には、雌の匂いをたたえた蜜が溜まっていて)

か、感じて……なんて……くすぐったいの、本当に…っ!
(そう言いながら、もう片方の乳房へも同じ刺激をあたえてほしいと、体が懇願している)
303迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 01:35:40 ID:8+yakUgp
くすぐったいけと、感じてるよね?津綺子、さっきから可愛い声ばっかりだもん
もっと、聞かせて欲しいな
(尖った粒にぐっと毛先を押しつけグリグリと点を穿いてから)
(丘の頂点から反対の丘の頂点へ筆をうつす)
(待ち構えていたようにその身を硬くしている部分へ、挨拶代わりに軽い払い)
(くるりと手の中で筆を反転させ、プラスチック製の滑らかな柄の部分て頂点をつつく)

ほら、どんどん大きくなってく…
感じてたって何も恥ずかしいことはないよ。
最初に言ったよね?津綺子にいやらしいことするって
いやらしいことして、津綺子が感じでくれるのは嬉しいよ
304伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 01:46:19 ID:BtWWaZkN
あ、もう……直さん、そんな…いけないことばかり…
(もっと聞かせてという恋人の声は、優しく、甘く)
(両手の自由を奪われ、視覚も封じられた自分には、いっそ残酷なほど)
(日頃の明るい、屈託のない青年の笑顔を知っていればこそ)
(今の「いやらしいこと」とのギャップが、惑乱の度合を深める)

(明るい桜色の乳首が、筆の毛先をかき分けるようにして突き出る)
あふ…ぅん……ちくび……
(乳首は卑猥な形に、はしたないほどの大きさで尖ってしまって)
あ、やん、ツンツンしちゃダメですぅ……

(筆の柄で乳首を刺激されて、ついに花弁の間から分泌液があふれ出す)
あふ…ウゥン……ん、う…ぅぅ…

305伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 02:12:53 ID:BtWWaZkN
【えーと…大丈夫ですか?】
【もう少しお待ちしますけど、ご無理なさらないでくださいね?】
306迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 02:13:15 ID:8+yakUgp
(身悶えに揺れる膨らみを見つめながら、視界の端でもじもじしているのが見えて)
(嗅ぎ慣れた甘い香りが鼻先をかすめて部屋に満ちていく)

津綺子、足を開いて…
津綺子の・・・・にも、これ、してあげる
(特に名残を見せずに、毛筆が乳首から離れて、脇へと滑り落ちていく)

(お臍のまわりにくるくると円を描くと、そこから滑りおりて、わずかに開いている膝の皿をくすぐり)
(蜜の溢れた跡を拭うように筆を滑らせて…)
307迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 02:17:28 ID:8+yakUgp
>>305
【申し訳ない、途中まで書いた分を消しちゃってね】
【俺はもうしばらくは大丈夫だけど、津綺子はどうかな?】
308伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 02:17:58 ID:BtWWaZkN
【今日はここで凍結させていただいてよろしいでしょうか…】
【もしまだ水曜日が空いていたら、水曜夜に解凍できたら、と】
309迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 02:28:01 ID:8+yakUgp
【はい、凍結了解。では解凍は水曜夜、時間は22時半頃でどうかな?】

【ちょっと読返してみたらは結構キツい確定とかしちゃってたり…】
【本当にお付き合い頂いてありがとう。今後の展開の希望があれば遠慮なく
310伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/25(火) 02:31:07 ID:BtWWaZkN
【どうなるんだろう、とドキドキで楽しませていただいております!】
【こちらはされるがままの状態ですから…文字通りのマグロですが】
【拘束されているからと言って、ロールまでマグロにならないようにがんばります】

【では水曜日22時半で…
【お忙しかったりお疲れだったりしたら遠慮なくドタキャンしてくださいませ!】

【ワクワクさせてくださってありがとう】
【お先に失礼します。おやすみなさい】
311迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/25(火) 02:35:38 ID:8+yakUgp
【楽しんでもらえているよう一安心…このままもう少し続けさせてもらうね】
【お疲れ様&お付き合いありかとう。おやすみなさい】

【スレをお返しします】
312名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 02:42:05 ID:pVQCSVQO
313奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/25(火) 20:04:01 ID:H1+9cFsn
>284
(次々と語られる紅裂拓兎のきっかけ、そして試行錯誤の日々。
 永久は思った――こんな話をして辛くないはずがないと。けれども紅裂拓兎は次々と
 自身の心に傷を負いながら言葉を重ねていく――)
(やっとわかった。自分の嫌いなあの表情が何のために浮かべられたか、あの笑みの本当の意味を
 あの何も見ていない空虚な笑みは、自身の痛みと向き合った結果なんじゃないかと
 いまさらながら自分が嫌いだからとやめさせていいようなものではないと――そんな気分になる。)
…………ぁ……
(口が開きのどが震える――ちっぽけな良心と愚かな憐憫の心が紅裂拓兎のその言葉を遮ろうと僅かな声を漏らす
 すんでのところでそれをとめられたのは以前に言われた『傷つく覚悟』という単語だった。
 それはとっくに済んでいなければいけないことで、それをしたからには紅裂拓兎の言葉をとめてはいけない
 そんな行為だった。だから、開きかけた唇を引き締める。)
(痛々しい過去を語り、心を刻む紅裂拓兎に「もういい」なんて戯言を吐きそうになる唇をきつく噛み締める。)

(魔に堕ちた人のまま生きていた日々が終わりを告げたのは幸か不幸か………それを自分が図っていいことではない
 けれど図らずとも目の前のこの男は自身に起きたことを『不幸』だなんて思っていなくて
 久遠ゆりかの言葉通り「一人で生きて、死んでいけるだけの強い力と強い心」を持っていて――だからこそ自分は
 そんな紅裂拓兎を独りになんかさせたくなかった。)
(だって………自分は彼から向けられた笑顔に自身の心はこんなにも――高鳴っていて………
 別れを告げられた自身の心はこんなにも――――冷え切ってしまって…………
 「従矢に似ている事」なんて――――手段に過ぎなくて……)

ゆりかは………やっぱりすごいな。
いろんな人にいろんな影響を与えている、拓兎のことも、兵部くんのことも…………いいこだな。
(突如として漏れる賞賛の言葉………久遠ゆりかへの、その偉業とも呼べる諸行への
 そしてその事に少しだけ嫉妬している自分がなさけない、とも思った。)
ええとね、拓兎。結論から言うね――――貴方と別れるのは………嫌。
(わかってしまったから。何で時折見かけた彼を前にして「お兄ちゃん」と呼んでまで興味を持ってもらいたかったか
 いままでその呼称を使って傍に居続ける事にしたのか。
 今回の話でそれはより強固なものになってしまったから……「特別」の意味を知ってしまったから。)
ほんというとね、拓兎が不幸自慢をするような人だったらゆりかとの約束破って、思いっきり哀れんで、蔑んでやろうと思った。
それで殴ってでも性根叩き直す事も考えてた。けど、拓兎はそんなくだらない人間じゃなくて
もっと強くて、私にないものをたくさん持ってる人だった………だからこそ、そんな貴方の力になりたい。
(周囲の人間の助力もあれ、自分も、自分より優れている従矢もできなかったこと。
 自身の無力と向き合えなかった、向き合う事を放棄した――
 持て余した力で周囲全てを納得させることを放棄した――
 そんな二人にできなかった「諦めない」ということ。)
ねぇ、拓兎………私ね。貴方から学ぶよ。
傍にいたいから………ずっと一緒にいたいから、貴方といても誰も不幸にならないって証明したいから。
私は誰も失いたくないから…………私は、貴方のしてくれた事、絶対に忘れないからっ!!
(月と星、眼下のネオンの淡い光が薄暗い周囲を僅かに照らす――
 心地よい風が長い漆黒をふわりと舞い上がらせる――
 周囲の音がほとんど消えたときにその唇が動きを見せる)

――私は、貴方のこと愛してるから。

【置きレスにお借りしましたっ】
314媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 21:04:14 ID:pxU3dS+a
【失礼して、ロール解答に場所をお借りいたします(一礼)】

【というわけで、先にご挨拶を。今日も宜しくお願い致します、後輩さん】
315郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/25(火) 21:11:01 ID:STYJGbSm
(欲望が解き放たれれば、ぶるりと身体を震わせるほどの
 快感が駆け上り、深い吐息をゆっくりと吐き出す)
はぁ―――。すげ……気持ち、よかった…………。
(心ここにあらず、と言った様子で、半ば放心しながらぽつりと呟く)
(しばらく、ぼうっとしていたが、時間が経つと我に返った様子で、彼女を心配そうに覗き込み)
わ、悪ぃ……つい、調子に乗っちゃって…大丈夫か?
無理しなくても良かったのに―――…。
(と、口にしたところで噤む。彼女が嫌がっても、あの時、自分で自分を御することは出来なかっただろう)
(それだけ、彼女はとても肉惑的で、自分の欲望のすべてを飲み込んでしまいそうだった)

でも、だからこそ、俺はもっと葵さんに惚れちまうんだけどな。
(彼女の目線を合わせるように膝を落とす。力なく横たわる彼女は、しっとりとした妖艶さを漂わせていて)
(そんな彼女を眺めていたら、再び嗜虐心は少しずつ刺激されていく)
(涙や唾液、精液に塗れた彼女の顔を舌先で綺麗に舐め取っていく。代わりに、自身の唾液でコーティングしていき)
……さぁ、どうして欲しい?
それとも―――……、もっと恥ずかしいことをされたい?
(耳元で囁きながら、彼女の濡れた内股に指先を這わせて、液体を塗り拡げていく)
(それが彼女の分泌させたものだと、彼女の卑猥さを改めて認識させていくように)

【そういうわけでスレを拝借っ】
【こちらこそ、どーぞよろしくお願いしますっと】
316媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 21:25:00 ID:pxU3dS+a
(彼の雄の匂いの混じった吐息――少しだけ呼吸を乱したまま、けほっ、と一つ咳き込む。
 黒い髪は床に無造作に散らばり、その一方で肩や胸にも数束かかり、
 肌の色と髪の黒と、そして、下腹部と胸元に散らばった精液の白が混じりあっているようであった)
………気持ち良かったなら、良かった。
それに、惚れてくださるなら――万事重畳であります、よ?
(彼が口をつぐんだのを察したのか、「気持ち良かった」という言葉を聞けば嬉しそうに唇をゆがませる)

んっ―――…っ、太一朗さ、ん。
(まるで犬がするように顔を彼の舌で舐められる)
(涙や唾液、精液、それらが混じった何かを綺麗に舐めとる彼に「だめ」と弱々しく呟くも、
 そんなこと言っても彼がこの行為を止めないことは知っている。だから、奇妙な心地よさに身を任せ)
……ッ、もっと、恥ずかしいこと……?
(耳を擽る声に身をふるりと震わせ、指先で彼の服をぎゅっと掴む)
(内股をさするように液体を塗り広げていく指の動きに反応するかのように、彼の首に顔を押し付けた。
 内股からぞわぞわと這いあがってくる刺激と、ぬるりとした液体が広がっていく感覚が、
 自分がどれだけ厭らしいのか、ということを認識させてきて、顔が一気に熱さを持つのが分かった)
……ぁっ、っ―――ぅ、…ッ…。
(せめて声を零さないように、きゅっと唇を噛む)
(あんなに乱暴にされながら、内股をこんなに濡らしてしまっているという事実が恥ずかしくて、
 これ以上彼に淫らなところを見せたくなくて、仰向けに転がり、「欲しい」と言いそうになる口を止める為に、
 ぐっ、と彼の首に、痕が残らない程度に噛みついて、ぎゅっと身を硬くしていた)
317郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/25(火) 21:47:09 ID:STYJGbSm
まったく、葵さんは、俺を惚れ込まさせる天才だぜ。
けど、本当に無理はするなよ? その結果、葵さんに無理させてるのなら、
それは俺だって嫌だしな。
(それだけは守ってくれよ、と軽く彼女の髪を撫でると自身の精液を擦り付ける)
……まぁ、本当に気持ちよすぎて、やりすぎた俺も俺だけどさ。

葵さんがどうしたいか、によって変わるんだけど、
どちらにしろ、葵さんがどうしたいのかはっきりと言ってくれないとな。
俺もどうすればいいんだか、分からないぜ?
(見え透いた嘘をつく。本当ならば、今にも彼女にむしゃぶりついて、欲望のまま抱きしめたかった)
(だが、それを自制できたのは、それ以上の快楽の誘惑があったから)
――葵さんなら、どうすればいいのか分かるだろ?
今まで、何度かやってきてるはずだぜ。
(そう問いかけながらも、彼女の手を引き、立ち上がらせる)
(そして、腕を引っ張り、ベランダに接する窓のカーテンを開き、鍵を開ける)
(もちろん、室内なら外から見えることはないだろうが、ベランダの外となると話は別になる)
(加えて―――、公園での一件とは違い、まだ下には人通りがある時間帯だ)
(地上から高さがあり、夕闇も迫りつつあるとは言え、地上から通行人に見つけられる可能性はぐっと高くなり)

―――さ、どうする? 何も言わないのなら、俺の思う存分、『犯させて』貰うぜ?

(つまり。何も言わないのであれば、このままベランダの外へ連れ出すぞ、と暗に言って)
318媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 22:05:16 ID:pxU3dS+a
……私が、していいと言ったのです。
だから、いいのです。――あんなに、夢中になってくださったの、でしょう?
(夢中になってくれるということはそれだけで本当に嬉しかったりはするのだけれど、
 わざと揶揄するようにそう口にするのは、気にするなという意味もあるが、恥ずかしさを紛らわすため。
 頬を赤くして、ぎゅっと唇を噛む。立たせられると、ふらふら、とその手にひかれていった)

(かちゃん、と開けられた鍵)
(このまま少しだけ窓を開ければ、ベランダに続く窓から夕暮れの風吹き込んでくるだろう。
 だが、まだ窓は開いていない今のうちから、彼女は小刻みに身を震わせていた。
 いや、いや、というように力なく首を振っていたのだが、……拒否する心の一方で、
 もしもそれを彼が望むなら――という思いも、そこにあって――奇妙な葛藤に頭がぐちゃぐちゃになる)

―――ッ。
(しばしの逡巡。首輪のプレートの部分をぎゅっと握ると、顔を赤くして彼を見た)
(おもむろに彼の近くに膝をつくと、丁度下から見上げるように黒い瞳で彼を見つめる)
今後――、この首輪、私、貴方に預けます。
………私は、いつも貴方のものでは、いられないから。
でも、――その代わり、この首輪をつけているときだけは、貴方だけの狗にでも、犬奴隷にでも、なります、から。
(震える唇で言葉を紡ぐ。それを彼が望んでくれるかは、分からない)
(それでも、首輪をつけている今、自分が彼にあげられるのは「恭順」だと、そう思って――)
お好きに、……お、お好きに、犯してください。
前でも、後ろでも、構いません……で、でも、聞こえるから、声は、小さく……ッ。
(ぎゅっと恥ずかしそうに目をつむる彼女の声は本当に小さかった)
(床に置いていたアレを手に取ると、その四角の袋の端を口に咥えて、彼の指示を大人しく待つ)
(じぃ、と黒い目でみあげる――恥ずかしさと、彼が欲しいという気持ちと、色々なものがぐちゃぐちゃになっていた)
319郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/25(火) 22:27:35 ID:STYJGbSm
なるほど、なら、好きにさせて貰うぜ?
(彼女の首輪のプレートを軽く指で弾くと、にぃっと笑みを浮かべながら、彼女をベランダへと引っ張り出す)
でも、声を小さく出来るかどうかは、あまり保障できないぜ。
………まぁ、見つかったところで、見せ付けてやればいいだろ?
葵さんが、俺のものだってことを、はっきりと他の連中にもさ。
(もちろん、さすがに場所が場所なだけに、そうならないようにはするつもりだが)
(彼女の気恥ずかしそうな表情を見ると、それだけでも、もっと彼女を虐めたいという欲求に駆られる)

……そういや、これ、付けたことがないんだよな。
ん……っとこれでいいのか?
(不思議そうに彼女の唇から避妊具のそれを取ると、封を開けて自身のそれに装着する)
(きつい質感に包まれるその感覚は、どうにも独特な感じがして違和感を覚える)
さ、行こうぜ。葵さん。
(彼女の手を取ると、ベランダの外へと導く。そして、彼女を柵の手前に立たせる)
(首輪のプレートがそよ風になびきつつ、そんな彼女を後ろから抱きしめる)
――ほら、下を見てみろよ。まだ、通行人が歩いてるだろ?
まぁ、ここは階が高いから、そうそうこっちを見ることなんてないだろうけど――見つかれば、一瞬だな?
(耳元で囁きつつ、それを装着させた肉棒を彼女の内腿から挟ませて―――先ほどの素股のように擦り付ける)
……前でも、後ろでも、って言ったけど、どっちがいいんだ?
コレをしてるから、前でも遠慮なく、葵さんのえっちなそれを犯すことができるぜ?
―――さ、言ってみろよ?
葵さんがどうしたいのか、はっきりと、な。じゃなきゃ、ずっとこのままだぜ。
(がっしりと背後から彼女の控えめな乳房を握り、乱暴に揉みしだく。乳首を思い切り摘みながら、それを弄び)
……ほら、葵さんの乳首だって、硬く尖ってる。本当にやらしいな。俺も…葵さんも、さ。
320媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 22:51:06 ID:pxU3dS+a
私も……一度くらいしか、使用したことがないのであれなのですけれど
たぶん、それでいいはず――です。 ……こんなもの、取っておいて役に立つなんて思わなかった。
(ぽつり、と最後は小さく呟く。某いやらがせもとい置き土産が役に立つとは、と。
 避妊具をつけてまで、誰かを求めることなんて、――ずっと、するつもりなんて無かったはずなのに)
(硬く滾ったそれに装着される薄いゴム。指先で先端あたりに空気が入っていないのを確かめながら、こくり、と頷いた)

――――。
(風にプレートと髪がなびく。その髪を手でおさえながら、最上の羞恥を感じていたけれど、
 ぎゅっと強く後ろから抱きしめられて、彼の服越しにその体温を感じると、温かいはずなのにふるっと震えた)
(柵の向こう側には、夕闇せまる道を帰る人々。学生、サラリーマン、小学生……、と
 彼らは彼らの真上など気にすることもなく、ただ自分たちの行く道を見て歩き、あるいは走っていく)
……ッ、ふっ……ぁ、んっ。
(きゅう、と唇を噛んで声を噛み殺す。ぬるりとした秘裂を擦るそれ、乱暴に胸を揉む彼の手)
(本当はもうギリギリまで高まって、彼に触って、もっともっとぐちゃぐちゃにしてほしくて仕方ない体が喚くのを
 必死に羞恥心と理性が押し込めていた。でも、乳首まで思いきり苛められてしまえば、
 彼の腕の中でびくびくうっ、と震え、今にも泣き出しそうな声で、小さく喘ぎ声をあげてしまう)
本当に……へん、たいぃ……。
(それは彼を罵ったのか、それともこんなことで感じている自分に言っているのだろうか)
(指輪を付けた手を、乳首を弄る彼の手に重ねると、僅かに顔を俯かせてから)

っ、……っ、ほしぃ……のっ、
も、我慢できない……貴方の犬、になるって、言った、のに……わ、わたし、わたし―――
(泣き出しそうなまでに声を震わせる。いつものように気丈に振る舞うことさえできないで)
…ッ、欲しい……っ、た、たいちろうさんが、ほしい……分かりません、なに、これ……、
男の人が、こんなに欲しいなんて――も、ヘン、ヘンなんです、わたし、わたし―――ッ、……
(しかも、こんな場所で――そして、そう再認識するたび、いやというほどに下腹部が疼く)

いれ、て……ください―――
い、いやっ、いやらしい、わたしの、えっちな前のあな、に……っ、
もう、たいちろうさんのこと考えるだけで、とろとろになった、お、おま――んこに、いれてほしい…っ。
本当は、はやく、いれて、かきまわして、ぐちゃぐちゃに、してほしい……。
た、たいちろうさんに、いっぱい、めちゃめちゃに、され、たいの、です……ッ、っ。
321郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/25(火) 23:07:45 ID:STYJGbSm
そうさ。俺も、葵さんも、変態なんだ。
こんなことをして―――、首輪をさせて、こんなところでエッチに感じる葵さんは、
どうしようもない、変態なんだ。だって、そうだろ?
葵さんは俺だけのものなんだから。な、変態の葵さん―――。
(ぽつりと呟いた彼女の言葉を改めてはっきりと口にする)
(もちろん、そうさせたのは他の誰でもない彼自身なのだが、彼女が戸惑いつつも頬を赤らめる様子は、
 さらに嗜虐心をそそられて、言葉で彼女を責める)

(ぬちぬちと彼女の太腿で擦らせる肉棒。その熱をはっきりと伝えようと強く擦らせて)
…葵さんの素股は気持ちよかったからな。何も言わないんだったら、このまま、素股で終わらせようか。
いくら避妊具を付けてるとはいえ、挿入するっていうのは、どうもなぁ?
(思ってもいないことをさらさらと口から出任せで言う。彼女が言わないのであれば、彼が襲っていただろう)
(だが、彼女のぽつりぽつりと溢す、彼女の声と言葉に、自然と表情は獰猛な笑みを形作り)

そうだよな。ヘンだよな?
裸で、みんなが見えるような場所で、エッチなことをするなんてさ。
しかも、葵さんは、それが気持ちよく感じるんだろう? なら、ヘンだ……変態だ。
―――俺と、同じだ。
(彼女の言葉を重ねて、はっきりとその事実を突きつける。そして――)
……よく言えました。さすが、葵さん。俺の狗だけあって、いい子だ。
(淫靡なおねだりを口にした彼女を褒めるように、頭を撫でる。よくやった、と褒めながら、ペットのそれにするように)
(実際、彼女の口にしたみだらなおねだりは、ぞくぞくとさせるものがあった)
(普段は凛とした彼女が、このような状況に置かれてもなお、自身を求めてくれる。
 その背徳的な興奮が、更なる欲望を掻きたて、彼女の太腿に挟まれていたそれはびくんと大きく跳ねた)

……それじゃあさ。入れやすいように、足を開いてくれよ。
俺のチンポで、葵さんのおまんこを犯せるように、さ?
(彼女の戸惑う背中を後押しするように、卑猥な言葉を彼女の耳に訴えかけながら、秘所に宛がう)
(くちゅりと彼女の柔肉を押し広げるように、押し付けて。あとは、もう一押しすれば、彼女の卑猥なそこは飲み込んでいくだろう)
322媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 23:23:49 ID:pxU3dS+a
(首輪をさせて、こんなところでエッチに感じている自分――それは、変態なのだ、と)
(彼の言葉がまるで自分の思考を染め上げていくような気さえする。
 唇を戦慄かせ、でも何も言うことができなくて、呻くような、喘ぐような声をか細く出すだけだった)

―――太一朗さんと、おなじ、変態……?

(戦慄いた唇がようやく、そんな言葉を絞り出す)
(疑問符はついていたものの、復唱したということはそれだけ彼女の頭にその言葉が強く刻みつけられたからだろう。
 頭を撫でられ、褒められると、本当に自分が狗になってしまったような気さえする。
 ――当主に褒められたときのあの高揚感、それと全く同じものを今この時に浅ましくも味わっていた)
……へん、たい、…。
(口元が笑みをつくる。恥ずかしそうに、それでいてどこか恍惚とした声音。
 ――彼と一緒、ご主人様と、一緒……――、どんどん思考がおかしな方向に蕩けて、彼に沈んでいく)
(自分の太ももの間からさきっちょを出している彼の肉棒が跳ねると、ぞくぅっ、と甘い痺れが駆ける)

ひら、くから……。
私、貴方の狗ですから、命令とあらば、なんでも、聞き、ます――聞くのが、喜び、だから……っ。
(搾り出すようなか弱い声で、そう告げると)
(自分の卑猥なところをひらくように訴える彼の言葉に促され、震える足をひらいていく。
 背中を覆い隠す髪、破れた下着――その隙間から見える秘部をみせつけるようにして、足をひらくと
 柵に手をついて、お尻を突き出した。破れた下着の隙間から、とろけたいやらしい部分が丸見えになって)

っ―――ッ……、たいち、ろぉ、……さ、ん……っ。
(欲しい、というその欲望がめいっぱいに孕んだ、どこか媚びるような声を名前を呼んでしまう)
(自分からこんな声がでるのかと思うけれど、もうそんなこと構っていられない)
(恥ずかしさでいっぱいになり、ふるふると小刻みに体を震わせながら、彼にその部分を見せつけた)
323郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/25(火) 23:41:00 ID:STYJGbSm
そうだ。葵さんと、俺は同じなんだ。―――同じ、変態。
だから、他の奴らから見たら、おかしいのかもしれないけれど……だけど、俺は葵さんを受け止めるし、
葵さんには俺を受け止めてもらいたい。それがどれだけ、歪な形だろうと。
(彼女の顔は後ろからでは確認できないが、彼女の声色を聞けば、それだけで容易に想像できた)
(本当に愛おしくなる。このとき、彼女のすべてが、再び理性の楔を砕いていった)

(彼女の卑猥な宣言と共に、彼女は卑猥な姿勢を作り出す)
(破れた下着越しに、愛液に溢れる秘所と肉付きのいい尻たぶが迫り出されるように、突き出すその姿は、
 どの娼婦でも敵わないような、淫靡さを漂わせて、彼のなかの興奮を煽る)
…いい格好だ。凄く可愛いぜ、葵さん。……そうしてると、本当の犬みたいだ。
さ……あまり焦らすのも俺の性分じゃないし。しっかり、いい声で鳴いてくれよ。
――――俺だけの、葵さん。
(そう呟くと、彼女の肩に手を置いて、ぐっと腰を推し進める。
 すると、驚くほどにゴムで包まれたそれは吸い込まれるように挿入されていく)
(もちろん、締め付けはキツく感じられる。だが、その挿入されていく肉棒を消化させようとばかりに、膣内は温かく、
 また、避妊具越しでも、その温かさや窮屈さを感じ取ることができた)
ほら……っ…入っていくぜ? 葵さんのえっちなところにっ……俺のが…ずぶずぶってな?
もう、止めても無駄だからな……っ、葵さんの、おまんこっ……、俺の、形を覚えるぐらいに、
ぐちゃぐちゃのどろどろに、犯すからっ……!
(挿入すると、彼も余裕がなくなってきたのか、与えられる刺激に眉根を寄せながらずぶずぶと最奥まで突き入れていく)
ぐっ……っ、くそっ…挿入れただけで、すぐに、出しちまいそう……っ!
(ぐっと腰を引きそして、再度奥まで肉棒を埋没させていく。最初はゆっくりだったそれも、馴染むほどに、スムーズに繰り返され)
………くっ、……っ…葵さん! 下、見てみろよ……っ、俺たちがこんなことをしてるとも思わないで、
みんな、歩いてるぜ? だから、もっと見せ付けてやろうぜ…!
俺たちが、どれだけいやらしいのか……どれだけ、えっちなのかっ……っぁっっ!!
(肩に手をおきながら、ぐちゅぐちゅと水音を立てつつ、肉と肉とがぶつかりあう。それはさながら本当の犬の性交でもあるように)

324媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/25(火) 23:58:56 ID:pxU3dS+a
――――っ、ぁ……っ。
(彼の言葉にぞわぞわ、とした刺激が体をかけめぐる。倒錯してる、という認識すら、
 彼のその言葉で溶かされてしまう、――倒錯していようと、いびつだろうと、彼を受け止めるべきなのだ、と。
 そういう思考にすぐさま塗り替えられてしまう。……あれだけ≪当主≫にさえ心酔している彼女だ、
 その≪当主≫とある意味では同価値の男の言葉に、――受容(レセプト)体質の彼女が――従わないわけもない)

ふっ―――っ、ぁあっ……!!
(先端からずぶり、と濡れた秘部に吸い込まれていく肉棒)
(焦らされ、まどわされ、高ぶらされ、いやらしく淫らにされた体がそれを受け止めると、
 彼女は掠れるような声をあげて体をそらせながら、どこか恍惚とした表情を浮かべてしまっていた)
はいっ、ってくるぅ……っ、熱い、の……
あれ越しでも、すごく、熱くて、硬いの……っ、い、いやらしいとこ、来てる……ッ!
(柵を掴んでいるだけではとどまらず、柵に体を押し付け、もたれさせ、その快楽に震える)
(彼の肉棒をつつむそれは、ようやくやってきた快楽をくれる塊を離すものかとばかりに喰いついていて)
っ、ぐちゃぐちゃのっ、どろどろにっ、して……っ?
もっと、ほしい、たいちろうさんの、欲しい、あぁんっ……はふっ……あぁあっ、ぁんっ!
(ずぶりと最奥までそれがとどくと、唇の端から涎をたらしながら、身を震わせる)

たいちろう、さん……っ、ごしゅじんさ、ま、…あるじさま……わたしの、ますたぁ……っ!!
(もやは自分が何と彼を呼べばいいのか分からず、思いつく限りの言葉で彼を呼ぶ)
(何度かピストン運動が繰り返されているうちに、いやらしい水音は激しくなり、肉の弾ける音がする。
 夕闇の中の外界の物音でなく、今や彼女の頭には彼の声とその水音しか聞こえていなくて)
っ、あんっ、歩いてる……みんな、あるいてるっ、
私たちがえっちなことしてるの、知らないで……っ、わたしたちが、こんないやらしいこと、
してるって、知らないで……ッ、ひぅ、あんっ……ふっ、あぁあっ……み、見せつけ、る……っ?
あんっ、えっちなの、見せつけちゃ……だめ、みられるの……ぁんっ、だめえっ、あんっ、あんっっ!!
(首につけているプレートが髪と体が跳ねるのに応じて揺れ、飛ぶ)
(最初のうちは声をおさえていたが、徐々に声が大きく、そして淫らになってきてしまう。
 だめ、と思うのに口から洩れる声が止まらない。気づかれたら、と思えば―――)
っ、もぉっ、だめっ……だめっ、きもちいいの、バレちゃう……バレ、ちゃうからぁっ、だめっ、ぁんっ…!
(犬の性交のように交わり、きもちいいと連呼しつつも、下の人間に見られることを恐れる。
 そして、バレると口にした瞬間、自身でも興奮したのか、ぎゅううっ、と彼のそれを締めつけた)
325郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 00:18:21 ID:eBZxEbYq
ああ、みんなに見せ付けてやろうぜ……っ!
俺たちはこんなにいやらしい変態です……ってなっ…!
みんなから見えるような場所で、えっちなことをして、感じてるいやらしい変態だって!
ほらっ! もっと鳴いてくれよっ! バレても構わないだろ? ……葵さんだって、気持ちよくなってるくせにっ!
(彼女の、そして自分自身の乱れる心を咎めるように、あるいはそれを肯定するように詰りながら)
(肉と肉ははじけ合い、ぶつかり合う音はさらに大きく響いていく)
(もちろん地上の人間には聞こえないだろうが、ふたりの間には十分過ぎるほど、大きく耳に響いて)

『ダメ』じゃない、んだろうっ? 気持ち『いい』んだろうっ!
バレてもいいんだ……バレてしまえばいいっ、バレるんだ、バレる、バレろっ、バレてしまえ…!
俺は葵さんの、飼い主なんだ……どこでも、いつでも、一緒だっ…!
(がつがつと彼女の肉体を余すところなく蹂躙しようとばかりに、乱暴に身体ごと揺らして、膣内を犯していく)
(強く締め付ける膣肉に、当然の反応のように肉棒はびくっと膣内で大きく脈動し、より熱い楔として打ち込まれていく)
ほら……いい声で鳴いてくれるじゃないか。
下のっ…連中にも聞かせたいぐらいに、いい声だ…っ!
そんなに気持ち良いのか? 俺の、ちんぽで、おまんこが犯されるのが……っ、気持ち良いのかっ!?
(彼女の乱れて、艶かしい姿に、より嗜虐性は高ぶり、彼女の膣奥を突き上げながら叫ぶ)
………っっ……! このっ……そろそろ……出そうっ…!
いいよな……? アレ、付けてるから、このまま、出してもっ……!!
(ぞくぞくと下腹部に集まる感覚に、息を呑みながら、ぐりぐりと膣の奥にそれを押し付けて、答えを求めるように強く押し上げる)
326媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 00:37:58 ID:wwY2UWxg
っ、へんたい……わたし、私、こんな、こんなことしてるのに、感じてる……
気持ちよく、なってる……ち、違うの、こんな淫乱じゃ、ないのに、違う、嫌いなのに―――
えっちなことなんて、嫌い、……男の人にされるのなんて――っ、ふああぁあっ…!
あっ、あぁっ、ひゃうんっ―――っ!
きらい、にいさま、以外になんて、触られたくなかったっ、ぁん………なかった、はず、なのに――。
(そして、「なかった」ということはそれはしょせん過去の話なのだ)
(彼に触れられ、諭され、なじられ、淫らに壊されればされるだけ、快楽を感じている自分がいる)

――はずなのに、『いい』の、っ……!
見られるかもしれないに、興奮してるっ、ぁぁっ、あんっ……あぅっ……!
ぞくぞくするっ、見られるかもしれないの、ぞくぞくして、ヘンになる、ヘンに、なるのっ……!
太一朗さんが、ヘンにするからぁ、あおいのこと、へんにするからぁっ……!!
あぁんっ、ぁあっ、あんっ、ひゃぅっ……ッ、あんっ、バレ、ちゃう……バレ、る……
バレてしまえばいいのっ……たいちろうさん、バレちゃう……あっ、みられ、てる……ッ?
(もはや涙で視界は滲んでおり、目の前すら見えない)
(そんな状況で彼の言葉にあおりたてられた頭は、あるはずもない視線までを妄想しだして)
っ、ふっ、っ……ぁっ――はぁっ、あんっ……ぁっ、いいの、きもちいいのっ、
たいちろうさんの、ち、ち……ん、ぽが……お、おま――ん、こ……ぐちゃぐちゃにする、の、よすぎるのぉっ!
気持ちいい、です、きもちいいですっ……見られて、えっち、すきっ、っ、んぁっ、ぁあっ――あっ、あぁっ、あぁっ……!!
(突きあげられるたび、更に熱く硬くなるその楔に翻弄され、啼かされ、壊されていく)
(狗のように舌をだらしなく見せながら、もはや柵にもたれかかり、甘ったるい声であえぐだけ)

かまいませ、ん……っ、わたし、貴方の犬だもの……何故、犬が主人にさからうことが、あるのかしら……。
っ、このまま、だして……ご主人様……だしてぇっ、ぁんっ、
ぁ、っ…――ゃあっ、ぁ…っ―――んッ。
いやらしい、いやらしい……おまん、こに……出すと思って、――出して、せいえきぃっ!
(もはや叫ぶように甘い声をあげながら、奥底をぐりぐりと押しつけられ、奥がきゅんと締まる)
っ―――っ、ひぁあっ……あっ、あっぁぁっ、くるっ、あぁぁんっぁっ、あぁぁっっ……!?
くるからぁっ、くるっ……出して、だし、て……すきっ、大好き、……ッ、ひっ、あぁぁっ、ぁ、ふぁあぁ―――っ!!?
(潤んだ瞳から涙が流れるほど翻弄されながら、最後に大きくその体をしならせる)
(びくんっ、とまるで跳ねるように体を痙攣させ、プレートや、髪を揺らし、いやらしく絶頂を迎えた)
327郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 01:01:52 ID:eBZxEbYq
――――っっ! あおい、さんっ……!!
(あまりにも美しく淫靡に乱れる彼女の姿を、目の当たりにすれば当然のことながら、興奮は最高潮になる)
(そう、彼女のすべてに、欲望を飲み込まれる『この感覚』。これが、支配欲なのだろうか)
(手を伸ばし、突き出される彼女の舌を軽く引っ張りながら、肉棒で最奥をかき乱して)

おれも、気持ちいいっ…!
あおいさんの、おまん、こにっ、締め付けられて……っ!
ずっと、ずっと我慢してたんだっ。入れたときから、ずっと……ああっ、ずっと、こうしていられたらいいのにっ…!
ああ……出す、ぞっ! あおいさんの、いやらしい、おまんこに……っ!
おれのせいえき……たっぷり、出してやるからっ、だから! もっと、鳴け―――っ!
(彼にしては高圧的な態度で、彼女にそう命じる。
 そうさせるのは、被虐的な彼女の喘ぎが、もっと聞きたいという欲望からだろう)
ほら、葵さんっ……もっと、気持ちよくなってくれよ……っ!
みんなが、見てるんだ。もっと、えっちな、あおいさんを……みんなに、見せ付けてやれっ…!
(もちろん、地上の人間は気づいている様子もない。けれど、倒錯した状況が重なり続けた結果、そのような妄想でさえ、
 ふたりの間では曖昧な現実となって、背徳的な快感と興奮が一気に競り上がって来る)

――――っっっ……あああああっ!
あおい、さんっ、もう……イくっ……! あおいさんといっしょにっ、イク…!
たっぷり、出すからっ…あおいさんの、中に、おれの、精液、注ぐからっ…!
あ、くうううううっ、い、いくっ……ぁ、ふっ……くぁ、あああああああっ!!
(雄たけびのような叫びを上げると同時に、膣内の肉棒はびくびくと大きく蠢いて、精液を吐き出す)
(―――もちろん、それらは、ゴムによって本来注がれるべき場所には届かなかったが)
はぁ、はぁ…………、あおい、さん………よく、やったな……?
(一気に虚脱感が襲いつつも、微笑を浮かべながら、彼女の頭を撫でる)
(そして、ゆっくりとずりずりと、肉棒を引き抜くと、『中身』をこぼさないように剥ぎ取る)
………あおいさんは、エッチでいやらしい変態だな?
おれといっしょだ。
(にっと笑いかけると、顔を此方に向かせて強引に―――それこそ、『犯す』ように激しく彼女の唾液と舌を貪った)
328媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 01:15:36 ID:wwY2UWxg
―――ぁっ、はっ……はぁっ、ぁっ……ぁっ。
(突きだされる舌を捕らえられ、それこそ彼の言うように鳴き声をあげながら
 はしたなく達してしまった彼女は、茫然自失といったような状態で柵に額をつけた)
(ゴムの先端に熱い精液がたまっていくのが分かる――それだけでも、さらにきゅん、と最奥が締まる)

はぁ……んっ……ッ、
よくやった……?わたし、ちゃんと、よく、やった……っ、ぁあっ、あっ、――ぁ、はぁっ……。
(強く強く締めつけているそこからずりずり、と肉棒が引き抜かれる)
(ぽっかりとひらいたそこから精液が零れることはなく、はぎ取られたゴムの先端に多量のそれが溜まっていて)
(頭を撫でられながら、褒められていることに至上の喜びを感じて――体が震えてしまう)
っ……いやらしい、変態……いっしょ、ごしゅじんさまと、いっしょ……、

あっ――ふっ、ちゅっ……んぅっ……んっ、ぁっ……あむっ……!
(彼の笑みが目の前にきた瞬間に、気づけば唇を奪われていた)
(すぐに唇をわって入りこんできた舌が、口腔を舐め、そして自分の舌を絡め取って貪っていく)
(どことなくお互いに精液の味が残っていて、それと共にお互いの唾液の甘さも感じ取れるような気がして、
 気づけば彼女も体を彼の方を向けて、ただ彼が貪るに任せていた。否、むしろ積極的に彼を求めて)
んっ……はぁっ、ん、――んっ、ぁっ。
(唾液が彼女の顎をつたって、垂れる。唇を離したそのとき、彼女の目はとろん、としていて)
すき……キス、好き……精液の、味……しました。
(彼の持っているコンドームの口元へ手を伸ばし、そっとそれに触れながら、ぺろぺろと彼の唇を舐める)
(それから自分からキスしようとしたものの、戸惑ったように止まって)

―――キス、して、いい……?
329郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 01:30:33 ID:eBZxEbYq
葵さんは頑張った……よくやったよ。
そして、凄く可愛かった―――。流石は、俺の、葵さんだ。
すごく、いやらしい変態だった。………俺だけの、葵さん。
(彼女の髪に指を通しながら、頷きつつ、彼女の唇を奪う)
(様々な味が交じり合うなか、彼女の唇や舌の触感が虚脱感を癒すように心地よかった)
(彼女に甘えるように、ただひたすら彼女の口腔を貪り、唾液を啜る)
(彼女のものは全て自分のものだと言わんばかりに、徹底的に貪り)
んっ………ふ、はっ……ん、………くっ……んんっ…!
ん、ふ……は……。
(唇を離すと、彼女の口の端から垂れ落ちる唾液を見つけて。それにすら、劣情を抱く自身を感じて
 変態なのは自分だけだな、と内心苦笑を浮かべて、それを舌で舐め取る)
俺も好きだ。葵さんの唇に限らず、葵さんの身体の全てが好きだ。
……そりゃ、まあな。色んなところを嘗め回ったし……、精液だってな。
(と、犬のように舌でコンドームや唇を舐める彼女を愛しく思うと同時に、ふつふつと嗜虐心も刺激される)
…葵さんを見ていると、本当に、いくらでも虐めたくなるよ。すごく、可愛らしい。


ああ、もちろん。
(最初はわざわざ尋ねてきた彼女に、小首を傾げて疑問に思うが、すぐに笑って)
――これだけ、キスしてるんだから、幾らでも。
躊躇う必要はないさ。葵さんは俺のものだけど―――、同時に、俺は葵さんのものなんだから。
好きに、キスをして欲しい。俺も、そう思ってる。
(そう言うと、彼女の身体を抱き寄せてじっと見つめる。自分からは唇を近づけずに、
 文字通り、彼女が『キスする』のを待つ)
330媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 01:41:50 ID:wwY2UWxg
……すごく、いやらしい、あなただけの、私―――?
(彼の言葉を復唱するように口にして、小首を傾げる)
(お互いにお互いを貪りあったキスが終わったのち、彼の嗜虐心を刺激しているなど知らず、
 ただ、ぺろぺろと犬みたいに舌を伸ばして、それらを求めるように舐めていたのだけれど)
可愛らしいのに、虐めたくなるのは……貴方が、サディストだから、です。
(むう、と少し頬を膨らませるも、キスの許可が下りれば嬉しそうに抱き寄せられる)
(「キスしてほしい」と言われると、嬉しそうにいつもなら決してそこまで緩まない顔をふにゃけさせ、
 キスするのを待つようにしている彼の唇に、少しだけ気恥ずかしそうに、唇を重ねた)

―――ん……。
(先ほどとは違う、ゆったりとしたキス)
(ただ、先ほど以上にねっとりと相手を啄ばみ、貪るようなそれを静かに続けてから、
 あむ、と彼の唇を軽く食んでようやく解放する――そして、次に唇をその首に触れさせて)
ぁ―――、んっ……ちゅ。
(軽く首筋に吸いついて、薄い跡を残す。赤くなった跡を嬉しそうに舌で舐めながら、
 彼が「俺は葵さんのもの」といったことを証明するように、その鎖骨あたりに痕をつけた)
(そして、次は下へ――腰をかがめ、彼の服をまくると、腹部に唇を這わせ、下で舐める。
 次にさらにしたへ――精液を吐きだして萎えた肉棒にちゅ、と軽く口づけると、ついでにちゅっちゅっと吸う)

……はぁっ……。
(そして、ようやく満足したように笑って彼を見上げる)
(ベランダに座りこみ、彼の手をとると、彼がその手の先につまんでいる、
 精液の溜まったそれの先端を、舌を伸ばしてぺろぺろと――舐めるのを彼に見せた)
………これ、甘い――。
(薄いピンク色のそれは、甘い匂いと味がついていたらしく。また舌を伸ばし、自分の愛液混じりの甘味を確かめる)
331郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 02:01:01 ID:eBZxEbYq
ああ、他のヤツには絶対見せられない…見せたくない、俺だけの葵さん。
いいや、もともとはサディストなんかじゃなかった。
……葵さん、俺と出会った頃思い出してみろよ。
からかわれてばかりで―――、ファーストキス、俺、奪われたんだからな?
(そう笑いながら、素直に彼女の唇の祝福を受けて、そっと吐息を溢す)

葵さん―――。
(彼の身体に痕を残していく彼女が、堪らなく愛おしくなる)
(彼女は本当に、魅力的だと思う。そして、妖艶であるとも)
(以前、彼女は女としてそういう任務もしたことがあると言っていたが、なるほど頷ける話である)
(だが、それを言うと必ず彼女はこう言うだろう。―――貴方の前だからです、と)
(だとするなら、自分は幸せ者だと思った。これだけ、魅力的な彼女がそばにいてくれるのだから)
っ……ぁ……あおいさん……っ。
(肉棒を吸われると、射精した後からか、敏感になっており、ぞくりと身体が震える)

………ほんとうに、葵さんは、えっちで、可愛い。
(とろんと瞳を蕩けさせて、舌を伸ばして精液の溜まったそれを舐める仕草を眺めて、嗜虐心と興奮は再度刺激される)
ああもう……っ、どうしてこうも可愛いんだよっ…!
本当に…っ、下手したら、葵さん、俺を狂わせるぞっ…!
(彼女の摘むそれを眺めながら、赤面しつつ、彼女の頬に手を添えて)

【さて、どうしようかっ。俺としてはこのままもう少し続けたいんだけど、時間が時間なのと、
 かなり今までも付き合ってきてくれてるから、そろそろ締めて貰ってもいいしっ】
332媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 02:14:38 ID:wwY2UWxg
(自分の名前を呼んでいる彼が、自分の思考を見事に読んでいることなど知らない)
(その通りだ。――彼の前だから、彼の前だから自分はここまで乱れて、性をさらけだせる)
……こんなに、いっぱい。
もう四回目ですのに―――、こんなにいっぱい出した、貴方の方がえっち、です。
(上目に彼を見て、笑いながらコンドームを舐める仕草をみせつける。
 きっと、彼が赤面しているのを見つけたのだろう――にい、と楽しそうに彼女は笑っていた)

ん――……。
(頬に手が添えられると、不思議そうな色を目に湛えて彼を見つけた)
(すり、と彼が添えてくれる手に頬をすり寄せて、まるで甘えるような仕草をとる。
 仕草というよりも――実際、彼に甘えてしまっていた。
 そして、もっともっと自分にも甘えてほしい、とそう思ってしまっていた。だから、――首をかしげて)

――部屋に、戻してくれるなら……狂わせて、あげますよ?

(彼の目の前で、コンドームの口元を縛ると、かぷっと精液のたまった部分を口に含んで見せる)
(そのまま歯を立てようものならゴムが破れてしまうので、ころころと口の中で転がして)
(そんな仕草を――誘う仕草をわざと見せつけて、嬉しそうに笑うのだ)


【こんな感じにしてみました】
【ということで、続けたい――と仰ってくださるなら、「是」以外の答えは無いですよ?ということで。
 いっぱい楽しませていただいている分、きちんとギブしたいですし、私もドンと来いっ、ですから】
【凍結でも、このまま続行でも……ただ、時間が時間ですから、無理は禁止、ですよ?】
333郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 02:23:32 ID:eBZxEbYq
【それが、恒例の眠気がそろそろ襲ってきているらしくっ……】
【……それじゃ凍結でお願いします。明日は一日空いているけれど、其方の都合はいかが?】
334媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 02:30:48 ID:wwY2UWxg
【睡魔さんご到来――実は私もさっきからノックが激しくて、もってあと1、2レスくらいです】
【そうですね。明日は早くても……夕方からになってしまうのですが、宜しいですか?
 16時半か、17時頃に。昼間はレッツ補習ですので、
 ……もしくは、金土日のいずれかなら事前に指定してもらえれば一日あくように調整できます】

【眠気、ひどいようでしたら後日避難所に連絡を入れて頂ければ十全、ですから】
【それでは……今日はありがとうございます。色々もう吹っ切れて楽しかったですっ、ええ。うん。
 ほんとうの本当に、愉しかった、ありがとうございます。おやすみなさい、たいちろうさん…(一礼)】
335郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 02:35:18 ID:eBZxEbYq
【それじゃ、取り敢えず今日の17時頃に―――。】
【眠気が強くて、まともに挨拶ができないけど、これにておやすみっ】
【今日もお付き合い頂いてありがとう。楽しかったっ……それじゃ、おやすみっ】
336名無しさん@ピンキー:2010/05/26(水) 14:06:57 ID:Peogc3ky
ふむ
337媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 17:02:32 ID:wwY2UWxg
【続けてで恐縮ですけれど、失礼して場所をお借りいたします(一礼っ)】

【というわけで。リミットなどありますれば、遠慮なく、と】
338郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 17:09:04 ID:eBZxEbYq
>>332
んー……実は、異形の血が流れてたりしてな。
でも、葵さんが、そうさせてくれたんだぜ? ……葵さんがいてくれたら、幾らでも出せる気がする。
(などとおどけてみせながら苦笑を浮かべて、頭を軽く掻いて)
(まったく、彼女がいればどこまでも欲望の深みにハマっていくような気がする)
(とことん自分は救いがないな、軽く首を振りながら)

……なら、その言葉に甘えさせて貰おうかな。
(コンドームに詰まった精液を口腔で弄ぶ様は、酷く誘惑的で、その様子を眺めているだけで、勃起してしまいそうだった)
本当に我慢できなくなっちまうし。このままお預け、というのは、俺が堪えちまうからさ。
(そう苦笑すると、彼女を抱きかかえて、部屋の中へと運び彼女のベッドへと横たわらせる)
(そして、改めて彼女の全身を眺める)
(しなやかで、スレンダーな体躯は、視線を釘付けにさせてしまうような不思議な魅力を漂わせており)
(改めて普段の凛とした彼女が、自身の目の前でこのような卑猥な様子を曝け出すことに興奮を覚える)

じゃ……十二分に、俺を狂わせて貰おうか?
葵さんしか、考えられないくらいに―――。
(横たわった彼女の臀部を撫でる。裂けた下着を真ん中に寄せると、ぐいっと股間に食い込ませ、
 彼女の尻肉はぎゅっとより強調するように迫り出され、乳房にそうするようにぐにっと指を食い込ませてこね回す)

【それじゃ、よろしくお願いしますっ】
339媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 17:27:44 ID:wwY2UWxg
じゃあ、場合によっては私の狩り対象です。困りました――貴方を仕留めるの大変そう。
(挑発的に笑ったのは、半分本気で半分冗談だからかもしれない)
(もし、もしも仮に彼が自分も納得するほどの『狩り対象』になり下がってしまったら、
 間違いなく、自分は、自分の手で彼を殺すだろう――他に誰かに仕留めさせたりするものか)
(とはいえ、もちろん彼がそんなことになるとは思っていないし、信じているからこんな冗談も言えるのだけれど)
(抱きあげられると、柔らかいベッドの上に横たわり)

………そういうの、「視姦」っていうのですよ?
(改めて、というように自分の体をみつめてくる彼から体を隠すように身をよじる)
(僅かに顔を赤らめているところからして、改めて見られるのはやはり何となく恥ずかしいのだろう。
 小さめの胸を腕で隠しながら、髪をベッドの上に散らし、横向きになっていたのだけれど)

――ッ、ひぅ……。
(ぐっ、と下着の生地がそこに喰い込むと小さな悲鳴をあげた)
(ぎゅっ、とシーツを掴んで彼が与える刺激に耐えながら、柔らかなそこを捏ねまわされる。
 秘部あたりに近いこともあってか、また、他のところを弄られるのとは違った感覚があって)
…………本当に、そこ、好きですね。えっち。
(強気に「狂わせてもらおうか?」なんて言われると、赤くなった頬を隠すように枕をひきよせる。
 尻を好きなように弄んでいる彼に向って、もの好き、というように恥ずかしそうな視線を投げた)

(――口元を縛ってあるコンドームは、ベッドの上――彼女の傍らにぽい、と放られていて)


【はい、宜しくお願い致します(一礼)】
340郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 17:47:54 ID:eBZxEbYq
いいや、簡単かもしれないぜ?
案外、 葵さんが色仕掛けしたらあっという間に狩れるかもしれないぜ。
(笑いを堪えながら、身体を隠す彼女の手を退けて、まじまじと彼女の肢体を眺める)
へぇ、それは初めて知ったな。
葵さんのせいで、また、新しい性癖を覚えちゃったじゃないか。
(控えめな胸をたっぷりと『視姦』した後で、彼女の尻たぶを嬲りつつ)

エッチなのは今更だろ? 何度も言ってるけど、葵さんがそうさせてるんだぜ?
まっ―――、変態っていうのは、もう否定はしないけど。
それで、葵さんが愉しんでくれるなら、俺はどんな変態だってなるさ。
もちろん、個人的な嗜好も踏まえて、な?
(食い込ませた下着を、首輪のリードのように何度も引っ張っては股間のそれを刺激させて)
(何度か引っ張ったあと、再度裂けた下着を拡げて、彼女の尻たぶを開く)
(すれば、彼女の窄まりを見つけてそこを指先でぐにぐにと捏ね回し、拡げていこうとする)
……もちろん、嫌なら、断ってくれてもいいんだけど?
(そう言うと、彼女の臀部に顔を埋めて、舌先でそこを嬲っていく。唾液を十分に塗りつけながら内壁へと舌を滑らせて)
んっ――……ふ、ん、づづっ……っ…は、っ……。
……んっ………。
(舌先で何度も尻穴を愛撫しながら、指先で拡げて、を繰り返し、とことんふやけるように嬲っていく)
341媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 18:01:33 ID:wwY2UWxg
(手を退けられて、さらにまじまじと肢体を、そして――主に小ぶりな胸を見つめられると
 ただ見られているだけだというのに、
 特にコンプレックスを感じているそこを見られている所為か、ぞわっと変な感覚が体を走った)
……嘘つき。
貴方のことです、最初からご存じだったに決まっており、ます……んっ。
(乳房の先端の桜色の突起は徐々に硬さを帯びて、頬がほんのりと赤くそまってゆく)

変態、というと「葵さんも一緒だ」って切り返されるので、
貴方をえっち以外にどう罵ったらいいか分からないのですもの……っ、、ばか……っ。
(くいっくいっ、とまるで飼い主が飼い犬の首輪のリードを引くように下着をひっぱられると
 秘裂にくいこむだけでなく、地味に敏感な肉芽までもが擦れる。
 彼女の息が徐々に乱れ始め、黒い瞳が甘く細められてゆく……じわ、と下着の喰い込んだ分に蜜がしみ出て)
んっ、はぁっ……はっ、ぁ――、んッ。
(前の方への刺激が止んだと思えば、次は尻たぶが割り開かれるのを感じる。
 いやらしい、本来は性交渉のためではないその穴を彼の眼前にさらされるのが恥ずかしいのか、
 近くに引き寄せた枕を更にひきよせ、抱いて、熱い吐息をその枕に向かって吐き出した)
「いや」なんて、言えないの、お分かりになっていらっしゃるのに……。
わたし、今は、貴方の犬なのですもの――主人のご命令なら……ッ、ひぁっ、やっ……ッ!?
っ――、あっ、っ……んっ、……ま、待って……ッ、汚いです、そんなところ―――ッ!
(秘部でもなく、後ろ。そこに彼の舌が這い、窄まりをこじ開けて彼の舌が入りこんでくる)

(思わず、無意識に逃げるように体をよじる)
(しかし、その間にも舌先と指先で穴をひろげられ、きつくしまっているそこを徐々にほぐされていく)
あぁんっ……んっ……、舐めては、いけません、……っ、たいちろう、さん…っ。
(奇妙な快楽。そして恥ずかしさと、そんなところを愛撫する彼への心配。
 逃げるように体をよじっているうちにうつ伏せになり、腕を動かし、彼の口元から臀部を逃がそうとする)
342郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 18:19:34 ID:eBZxEbYq
さあて、どうだかな。
でも――、俺は葵さんの裸を見ただけで興奮しちまうほど、性癖が悪化したのは間違いない。
(おどけた様子で笑いながら、それでも、彼女の肢体を見つめることは止めずに)
……うん、馬鹿だ。
(そんな馬鹿は嫌いか、と尋ね返しながら尻穴を重点的に指と舌で責めていき)

ああ、葵さんが断れないのを分かってて、聞くんだ。
卑怯者だろ? でも――、そんな卑怯なことをしてでも、葵さんを抱きしめていたいんだ。
(唾液をたっぷりと塗りつけては、内壁を舌で削り、あるいはしゃぶっていく)
はぁ―――、汚くなんかないって。葵さんだって、俺の汚いの、何度だってしゃぶってるだろ?
お互い様だって―――。
(だから、気にするな、と唾液の糸を引きながら唇を離して)

ほら、逃げてちゃ、解せないし拡げられないだろ?
(それこそ『躾ける』かのように軽く彼女の尻たぶを叩いて、ぐっと再度尻たぶを開く)
それに――、『俺が好き』なのが分かってるなら、こうすることも予想できただろ?
まあ、逃げるなら逃げてみろよ。俺は諦めたりしないけど―――。
(恥ずかしがったり、反応して身をよじらせる彼女を見ていると、ふつふつと嗜虐心は再び刺激されはじめて)

……もっと、甚振らせてもらうぜ? 葵さん……っ!
(再度唇を尻穴へ近づけると、先ほどとは違い思い切り啜るように吸いつき、舌先で嘗め回す)

【と、ごめん。そろそろ夕食の用意しないと…なんだけど、再開はいつぐらいからがいい?】
【こっちは、20時過ぎ頃から大丈夫だけどっ】
343媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 18:21:46 ID:wwY2UWxg
【了解いたしました。それでは、20時〜20時半くらいからでも構いませんか?】
【それか、また後日ということでも構いません】
344郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/05/26(水) 18:26:42 ID:eBZxEbYq
【それじゃ、それくらいの間には戻ってくるようにする】
【本当に、愉しませて頂いてるのでこちらは十全なんだけど、
 そっちは大丈夫か? 随分と付き合わせてるしっ……】
【もし、何かあれば遠慮なく言ってもらって構わないからなっ】


【それじゃ一旦落ちっ。サンキューなっ】
345媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 18:30:59 ID:wwY2UWxg
【もう少しゆっくりでも、こちらは大丈夫ですから……ごゆるりと、と思います】
【私もそのくらいには戻りますが、目安ということで――遅れる分は構いません。ですよ?】

【貴方に愉しんでいただけているなら、唯一の心配ごとは無くなります】
【そちらもこう、レス速度とか分量とか展開とか、もっといやらしくー(?)とか
 何かあったら、……とはいえ、私の力の及ぶ範囲で、にはなりますが、お聞きいたしますので】
346媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/26(水) 18:32:26 ID:wwY2UWxg
【……最後の一行を、コピペミスっ】
【それでは、また避難所で。お疲れさまでした、いったん失礼いたします】

【スレッドをお返しいたします、ありがとうございました】
347熾咲 唯我 ◆w5nZlG48nM :2010/05/26(水) 20:19:44 ID:DkIKLEUv
※男性時のもの/※女性時のもの

【名前】熾咲唯我(しきさき ゆいが)/熾咲 ゆいが(しきさき ゆいが)
【年齢】13(中1)
【性別】男女混合(元は男)
【身長】162cm/(左に同じ)
【3サイズ】―/B83W61H88だと。高等部でも通るんじゃね?
【容貌】黒髪短髪、長身、目付き悪い/薄青い肩くらいまでのセミロングの髪、かなりの長身、目付き悪い
【能力】
天使憑き。その力に振り回される。
男性時には身体能力、持久力など物理的に優れる。女性時には霊的に優れるが虚弱体質になる。
対峙するものに対応してどちらかの性別に勝手に変身する。制御不能。
変身する予兆こそあれ、日常生活に支障をきたしている。
力を発揮するとき、男性ならば左、女性ならば右に三枚の翼が具現化する。
【希望】雑談、戦闘、エロ。口が悪かったり口数が少なかったりするのを許容していただきたいです。
【NG】スカ、真面目な男同士の恋愛。(無理矢理はOK)
【弱点】霊的存在、遠距離攻撃/虚弱体質、元来瞬間火力と殲滅力に長けているはずの力が使いこなせない。
【備考】
ある日、自分を≪柩≫とよぶ天使っぽい生物に憑かれた。
性別が変わる理由も力の使い方もわからないまま様々な事件に巻き込まれる。
誰にも相談できず口癖である「わっけワカンネェ」を呟き続ける毎日をおくる。

【携帯から。1おつ!落ちだ!】
348紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/26(水) 20:23:01 ID:3TQ/5Xjr
>>313
お前な……
(――俺は、強くは無い。そう訂正しようとした。)
(隙屋量子のように。久遠ゆりかのように。兵部晶のように。アンジェラ・トルーマンのように。)
(他にも色んな人間に会い、時には刃を交えた事もあった。)
(それぞれに強さがあった。優しさや、暖かさもあった。執念も、執着も、強欲さもあった。)
(紅裂拓兎には、強さも優しさも責任感も正しさも誠意も何もない。)
(中途半端に甘いだけで、誰かを助ける事も守ることも、救いあげることもできなかった。)
(たったひとりを大事にして、幸せにする事など、遠い理想郷の話でしかない。)
(自分はその境遇に摩耗して、自分を殺す事すらできず、周囲を破壊しているだけの人間だ。)
(自分は己が下衆と呼んでいる人種なのだと、本当は知っている。)
(それでいて、数多の人間を殺しておいて、罪を償う事もせず、都合よく開き直って。)
(それでいて、何の臆面もなく生きるのだと。馬鹿馬鹿しい。噴飯ものだ。茶番としか思えない。)
(もし、他にそんな人間がいたら彼はこう評価する。最悪だ、と。)

…馬鹿。そんな事を言うな。
(もう脊椎反射のように、愛の言葉を告げてくれた少女に対してチョップを繰り出した。)
(内心では「対馬鹿弟子用躾チョップ」と呼んでいる、久遠ゆりかに対するツッコミの型である。)
(本当は、嬉しかった。それが求めた愛ではなくても、誰かに愛されたいと、ずっと思っていたから。)
(けれど、奏永久はわかっていない。紅裂拓兎には誰かに愛される資格など、ない。)

あー。くそ。なんでこうなる。
俺は、俺はっ……!畜生……。
(これ以上ないくらいしかめっ面をして、がりがりと紅い髪を掻き毟る。)
(彼女が共にある事を望む可能性は考慮していた。それが実現した今、それを止める権利はない。)
(喜びはしない。哀しみは、ある。何より、面倒で仕方ない。紅裂拓兎は明日をも知れぬ身だ。)
(人は、叩き潰される蠅のように死んでゆく。それでも、諦めを踏破するのなら――――。)

――俺も、愛している。
あの人を。あの子たちを。あの女…は別にどうでもいいけど。
(押し殺した声で、自分の気持ちを告げる。礼儀として答えは返さないとならない。)
(愛している。隙屋量子を。久遠ゆりかと兵部晶を。多分、ずっと愛している。)
(彼女たちや彼に寄りそう大事な人間が現れたとしても、ずっと愛している。その幸せを祈っている。)
(アンジェラ・トルーマンは、殺したいくらいには執着している。これもひとつの歪んだ愛か。)
(ふっと、表情から険しいものが消えて、柔らかいそれに変わる。)
(――あの人たちに、沢山の幸せが降り注ぎますようにと、神と魔王以外の何かに祈る。)
(それとついでに、あの魔女が成りたい自分に成れるように、とオマケで付け加えておく。)

多分、俺は誰かを幸せには出来ないと思う。
だから、お前はお前の道を歩け。兄を取り戻して、当主になれ。
そして望んだ幸せを手に入れろ。
その意思を抱き続けるのなら、俺は俺の道を歩きながら、お前を見ている。
きっと、同じ道は歩けない。けれど、近くで見ているから。
離れたとしても、お前の事を想い続けるから。
お前が想ってくれた分だけ、お前の事を想うから。
(すっと、右手を差し出す。求めるのは接吻でも抱擁でもなく、握手。)
(愛を告げてくれた少女に、精一杯の気持ちを伝えて、握手でその想いを繋げようとする。)

【置きレスに借りました。】
349前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/26(水) 20:26:36 ID:lMpp7naT
【いろいろとロールが回っているからあまり期待できないかもしれないけど……待機します】

【プロフは>>74にあります】
【避難所も見ているので、規制中の方もどうぞ】
350前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/05/26(水) 21:57:24 ID:lMpp7naT
【待機を解除します、お邪魔しました】
351天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/26(水) 22:20:12 ID:93vPGkJk
【兵部くんとのロールでスレを使わせて貰います(ぺこり】
352兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/26(水) 22:32:47 ID:lnFJ9JuQ
好きスレ377より

…随分な経済制裁だね。

(怒りを露わにしている都の口から出たのは、料理部への出禁という単語だった)
(思わずがくっとその場に崩れそうになるが、なんとか踏みとどまりそう口にした)
(この程度の怒りなら、簡単に懐柔されてしまいそうだが。
 ああいや、彼との初対面の行動―――野良犬から必死に財布を取り替えす―――
 を思い出す限り、本当に彼にとってはこたえる手段なのだろうか?)

まあ、もうしないようには言っておくよ。

(一久とて、都に直接危害を加えるつもりがあったわけではないだろう。
 精神的にダメージは負ったのかもしれないが、これならその程度で十分だ)

………優しいね、君は。

(無機物、それも人形などならともかく、刀に線香を上げるという発想に、小さな笑みを浮かべた)
(そんな慈愛の心が必要なほど、妖刀に自我があるのかは分からないが、
 それならそれで、こんな体育館裏の片隅に、小さな墓でも立てようか)

今度は彼の中の妖魔を狙ってきたのか、あるいは霧原朱音を始末するついでか。
もし公になったとしても、正当防衛で不問になると思うよ。

(その人には乗っ取られている間の意識はないだろうし、
 直や都が表沙汰にしなければ、特に広まることはないだろう)

ただ、自分の知らない内に両手を失ったり、ケガを負っている人はあまりに可哀想だけど。
…もし良ければ、今度君から水鏡先輩に頼んでみたらどうかな。

(自分からは依頼どころか、話かけるのも難しそうだから、彼女に意見を述べてみる)

…そんなに、驚くことかな。
今、僕はまさかの天羽さんに「本当に分かってる?」と訊かれて、心にかなり傷を負ったんだけど。

(さり気なくかなり失礼な発言をしながら、若干凹んだ表情で頷く)

どんな場所から分からないから、君の協力が必要だ。
僕は現場に入り込んで、君の部屋なり何なり、居続けても怪しまれない所に待機する。
後は犯行が起きた時点で、僕が駆け付けて犯人を逮捕すればいい。

(冷静に言葉を述べながら、少しずつ自分を取り戻していく。
 自分が行うことのメリットは、今すぐにでも行動できること、
 そしてはっきりと異能を見せずとも、犯人と渡り合えることだ)

犯人を捕らえる為なら、多少のリスクは止むを得ない。
でも、天羽さんがダメだと言うならそれでいい。
多少大事になってもいいのであれば、別の女性の異能者に頼んでみるから。
353天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/26(水) 23:12:32 ID:93vPGkJk
>>352
あ、それは言わないで。
久遠先輩が気が付いてない振りをしててって言ってたから、たぶん何か考えがあるんじゃないかな?
(久遠ゆりかと紫一久の関係を微妙に勘違いしてる都だけど、ゆりかが紫との関係を)
(自分にいい方へ変えたいのだろうというのは想像がつく)

本当だったらあんな暴走はしないそうだし、たぶんそれまではちゃんと人知れずわたし達のことを守ってくれてたんだと思うの。
もちろん普通の人を巻き込んじゃったのは駄目だけど、それまでのことは忘れちゃいけないんじゃないかな。
(裁判でよくある情状酌量みたいな考え、というのはおこがましいけれど)
(ふだん使う物に感謝の気持ちを忘れない、というのは義母の教えだ)

水鏡先輩に? 
あ、そっか、不知火は怪我を治せるんだっけ。
でも、失った手まで治せるのかな?
できたとしても、奇跡が起きたとか、大変な騒ぎになっちゃいそう。
(都も治して貰ったことはあるが、切り傷をふさいだりとかその程度だった)
(本当にできるならそうして欲しいけれど、気をつけないとすごい迷惑をかけてしまいそうで)

なんか傷付けちゃったみたいなのは謝るけど、やっぱり兵部くんは分かってないと思うよ。
だって、どんな場所か分からないって、兵部くんも言ったじゃない。
(兵部晶は女子寮という場所をどうゆうところだと思ってるのだろうか)
(もしかして以外と世間知らずとか? なんて思ったりして)
お風呂とか脱衣場で覗かれてる感じがするんだよ?
そこにいるのは、下着だけとかバスタオル一枚だけとか、裸だったりする子がいるんだから。
仮に兵部くんの女装が完璧だとしても、黙って見せちゃうわけにはいかないって。
もしも女装がばれたら兵部くんが痴漢になっちゃうし、中に入れたわたしも怒られちゃうよ。
それだけじゃすまなくて、寮や学園にもいられなくなっちゃうかもだし。
(都の保護者は寮母であり、男子を中に入れたとなれば監督責任が問われるだろう)
(他の寮生の保護者から突き上げされれば寮母をやめさせられるかもしれず)
(そうなれば都だって一緒にこの街を離れて転校だってありえるのだ)
って、女性に異能者に頼んだら大事になっちゃうの?
それはそれで困っちゃうけど……どのくらい大事なことになっちゃうのかな?
(正直、痴漢は捕まえてほしいけど、男子を寮内に入れるというのは都一人の判断では難しくて)
354兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/26(水) 23:40:59 ID:lnFJ9JuQ
>>353

そう、分かった。彼女が言うなら、その通りにする。

(久遠ゆりかの名前が出た途端、従順になる晶)
(彼女には、彼女なりの考えがあるのだろう。発信機を見つけたのも
 ゆりかの力のようだし、あの無機物を操作する異能で何か策を練っているのかもしれない)
(もし自分の力が必要なら、彼女がそう言ってくるだろう。だから、それ以上の追及はない)

…まあそれが事実なら、暴走した原因を突き止めるのが一番だろうけど。
直せる見込みがあるのなら、その刀で異形を狩ることで、贖罪にもなる。

(それはIfの話であり、手段が見つからない限りは
 自分はその刀を破壊するつもりではあるけれど)

僕は分からない。本人に訊いてみるのがいいと思うよ。
ちなみに僕らが事情を説明すれば、口止めのような事はできるはずだ。

(異形を目撃し、あるいはその牙に狙われながらも、
 自分が駆け付けることでギリギリで命を拾った一般人などの、
 その後の処理は警察の専門家が行うことになっている)
(被害者がPTSDなどになってしまわないよう、そして
 不用意に異形のことを世間に広めてしまわないよう、何かしらの
 対策があるのだろう。自分には関係のないことだから、詳しくは知らないが)

………?要するに、バレなきゃいいんだろう?
別に僕はそれに興味はないし、寮生達も男だと分からなければ、傷付くことはない。
犯人を逮捕した、その結果だけ残せばいい。

(どんな場所か分かっていたら、逆に問題だと思うのだけれど。
 それは心中で呟くに留め、自分の意見を淡々と述べる)
(手段を選ばずに結果を優先する晶としては、彼女の言葉の
 示すところは何となく分かるけれど、完全な同意には至らない)

今回のケースは被害者は君達のみだし、それも命に関わるようなものじゃない。
だから、君が選べばいい。
もし心配なら、君は僕に脅されて、変態的な趣味に付き合わされ
寮の中に入れることを強制されたことにすればいいよ。
もちろん天羽さんの事は話さないから。

(日々命を懸けて誰かの為に戦っているのだ、たかが
 性犯罪者のレッテルを貼られたり、学校を辞めたところでどうでもいいだろう)

それは分からないよ。その人間の、対応力次第…かな。

(パッと思い付く、依頼できる人間は、媛名葵に須佐乃水琴、そしてアンジェラ・トルーマン辺りだろうか)
355天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/27(木) 00:08:50 ID:S1TTXplG
>>354

ば、ばれなければいいって……兵部くんって何というか、剛胆というのか。
みんなが分からなくても、正体を知ってるわたしが冷静じゃいられないもの。
(思わずデリカシーがないと言いそうになってしまったけど、なんとか口の中にとどめる)
(興味ないと言われても見られる方からすればそうゆう問題じゃない)
(男はみんなこうなのか、それとも兵部晶が特別なのか)
(クラスメートの意外な一面を知ることができたまたとない機会ではあったけど)

ほんとにお願いするならそんな押しつけることしないって、そこまでしてお願いできないもの。
(極端というか、冷たいというか、頑固、というのは違うかもだけど)
(困ってることを相談して余計に困ってしまってるのは何でだろうと自分でも不思議に思う)
兵部くんにお願いするかどうかはちょっと考えさせて。
早く解決したいことではあるけど、変な方向にこじれたら嫌だもの。
そうだ、最初に話しをした隙屋先輩も相談には乗ってくれるみたいだし、先輩にお願いするのも手なのかも。
久遠先輩だって相談には乗ってくれるはずだから。
(北峰綾香のこともあり、実際に対応するのは難しいだろうが、まだ彼女にお願いする方が良い気がする)

【後半だけで時間かかっちゃったから、前半は割愛しちゃいました】
356兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/27(木) 00:28:27 ID:ff08TL9y
>>355

一般人は、異形の存在を知らないからね。だからこそ、日々を幸せに過ごせている。
それと同じく、知らないのがその人の為になるなら、知らなくていいと僕は思う。

(そこまで難色を示すなら、さっさと拒否すればいいのにと思いながら、言葉を続ける)
(人間に危害を加える異形を殺すのが『ガンスリンガー』の
 任務であり、こういった状況への対応は義務づけられていないだろう)

命を懸けて異形と戦っているのに、今更そんなもの気にしないよ。
………まあ、好きにすればいい。

(放置したところで害はなさそうだから、自分はあまり困らない。
 任務でないことを、相談者を困らせてまでやる理由はないのだから)
(やはり言うべきではなかっただろうか。少々面倒なことになってきたようだ)

ああ、隙屋先輩が大丈夫ならそれがいいと思うよ。
ただし。ゆりか先輩に相談することは、僕が許さない。

(真っ直ぐに都の瞳を見据えながら、淡々とした口調で告げる)
(彼女の性格なら、自ら犯人を捕まえるなど言い出しかねない。
 そんな性犯罪者のいるかもしれない場所に彼女を赴かせるなど、言語道断だ)



【ん、了解だよ】
357天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/27(木) 01:00:41 ID:S1TTXplG
>>356
…………。
(これが、夜の世界で戦う人間の考え方なのだろうか)
(ちょっとした普通じゃない力を持って、警察と深い関係を持っている少年、兵部晶)
(夜を知っていても基本的に昼を生きる都にとって、強く自分との違いを思い知らされた)

え、許さない、って?
兵部くんが……へ?
(また思いもしなかった反応にびっくりして目を丸くする)
(どうやら久遠ゆりかに強い思い入れがあるようだけど、相談も駄目というのがよく分からない)
ええと、それは構わないけど、どうせ久遠先輩は女子寮に来るのは難しいだろうし。
(もしかしたら、綾香と友達としての関係は続けたいと思ってるかもだけど、綾香の方が難しいだろう)
(迫水直や伊織津綺子と関係を続けている都の方が特殊なのだと思っているし)
(ただ、痴漢のことはともかく、兵部晶のことは久遠ゆりかに相談したいと思った)
(晶とは友達でいたいけど、何か変な尻尾を踏んで怒らせてしまいそうで怖い)
(怒られるのは構わないし、それは都が反省すべきことだけど、よく分からないことで怒らせるのは嫌だ)

あ、なんか結構時間を取らせちゃったね。
今日はお話を聞いてくれてありがとう。
お礼にだけど、今度兵部くんが夜に出かけるようなら夜食のお弁当を作らせてね。
ちゃんと次の日に会えますように、って気持ちを込めて作るから、いいでしょ?
(水鏡恭弥の時のように、晶の無事を祈れば力になるはずだから)
(明日出てきたら机に花瓶が置いてあるなんてこと、絶対に嫌だから)

【話したいことは山ほどあるけど、切りがないからそろそろ〆の方向に】
358兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/27(木) 01:26:03 ID:ff08TL9y
>>357

(多少のことでは動揺しない彼女も、この発言には余程驚いたようだ。
むしろ、その後の自分の対応の仕方だろうか?)
(だが仮に、一般人である都に馴染めない考えだとしても、
 異能や異形が関わるなら、そう割り切ることが大切だと思う)
(けれど、これからも夜の世界に関わることのない彼女に
 それを説明しても詮無きことだろう。ただ沈黙する)

………なら、いいよ。

(小さく息を吐いて、胸をなで下ろした。ないとは思っていたが、
 もしここで頷いてくれなければ、強硬手段に出ていただろう)
(そこでふと思う。何故、久遠ゆりかは女子寮に行くのは
 難しいのだろう。彼女はれっきとした女性であるのに)
(しかしその事について問いかける前に、彼女が次の言葉を紡いでいた)
(まあいい。大したことではないのだろう)

いや、いい。
当然のことをしたまでだし、結局のところまだ問題は片付いて――――。

(相談に乗るのは市民を守る警察として当然の役目であるし、
 まだ『ホイル』の信頼性も、日本刀の処分も、女子寮の痴漢も解決したわけではない)
(そう答えかけたところで、都の台詞に、やや驚いた顔で晶は言葉を切った)
(次の日に会えますように。そうか、彼女は心配してくれているんだ)

………ありがとう。それじゃあ今度時間が空いた時に、お願いするね。

(もう慣れてきた、自然な笑顔を浮かべ、都の提案に頷いた)
(なら、その好意を受け取ろう。彼女の料理の腕は天下一品だと
 クラスでも名高いし、何一つ問題はない)



【了解。じゃあ僕は、これかこれの次で〆にしようと思う】
359天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/27(木) 01:37:16 ID:S1TTXplG
>>358
(昼間見せる笑顔が戻ったのを見て、少しホッとして)
うん、まかせておいて。
兵部くんが頑張れるお弁当を作るから。

(そうだ、どうせなら久遠先輩と一緒に作ろう)
(兵部くんは先輩のこと慕ってるみたいだし、きっと喜ぶだろうし)
(久遠先輩だって上手になりたいと思ってたから一石二鳥!)
(そして、これは内緒、渡す時に教えた方がサプライズだもんね)

(なんて秘密の計画を思いついた都だった)

【兵部くんのレスでも綺麗に終わってるけど、少しだけネタ振り】
【ということで、都はこれで〆です】
360兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/05/27(木) 01:46:44 ID:ff08TL9y
>>359

【…まさか、最後にそんな爆弾とうk…こほん。ネタを振ってくるなんて(←)】
【何はともあれ、それじゃあ僕もこれにて〆るね。
 連日、ロールに付き合ってくれてありがとう】
【とっても楽しかったし、晶にもいっぱい情報が仕入れられたし。
 天羽さんはもちろん、これから色んな人とするロールが楽しみだね】
【じゃあ、僕は一足先にお休みするね。また機会があれば、よろしくっ。ノシ】
361天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2010/05/27(木) 01:52:01 ID:S1TTXplG
>>360
【えへへ、実現することを祈ってね】
【わたしも色々お話しできて楽しかったです】
【ありがとう、おやすみなさい】
362名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 15:10:47 ID:zobq6fs9
都こんぶ
363奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/27(木) 20:02:17 ID:3z3lK23o
>348
(人とは自身の醜いところは拭えず、その醜悪な部分をより醜く見てしまうものだ
 その時の後悔が大きければ大きいほど……その罪は、過去は重石として圧し掛かる。
 そして他人のよい所を過大に評価し、自身のした今を評価しようとしない。)
(そしてその過去を知る人たちも罪人の今を評価しようとせず、過去の過ちばかりを責め立てる。
 ――――けど、「私」は「奏 永久」は違う。だからこういう)
うっさい馬鹿っ
忘れないって、忘れられないって!
気付いちゃったんだから!
好きなものは好きなんだからっ!!
(チョップを受けて反り返った首を猛烈な勢いで元に戻し、まくし立てるように。
 勢いよく揺れ動く髪が何回か視界を遮る。それでもその姿を捉え続ける――罪に塗れた紅のその姿を。)
(様々に人々に向けられる「愛」に浅ましく嫉妬するくらい、柔らかな笑顔に蕩けそうなくらい心が揺れるほどに
 自身が愛を受ける資格がないと思っていることに苛立ちを覚えるほどに
 好きなのだ――どうしようもないのだ――どうする事もできないのだ。)
拓兎に落ち度はないよ!私が勝手にこうしたくなっただけ!!
「愛される資格がない」だなんて思ってるようならそれも上等!私はいつまでも待ってるッ!
拓兎がその資格とやらを手に入れるまで何十、何百年と待ってるんだから!!
(――たとえ、その結果自分が選ばなくとも。それでも自分は想い続ける。
 だってそれがこの上なく幸せだから。たまらなく幸福な事だから。
 誰かを愛するというこの気持ちが――)
私ができることはこれくらい………いっぱいいっぱい優しくしてくれた拓兎にできる事、これくらい。
けど、拓兎も私に優しかったんだから、私にも拓兎に対して優しくいさせてほしいっ
(縋る事はもうやめた。縋って伸ばした手をとってもらうのを待つ段階はもう過ぎた。
 言葉の形こそ願いであれ、それは宣言と呼んだ方が近かった。
 ――――ただひたすら純粋にその眼に意思を込めて放たれる、宣言。)

(差し出された右手を、幾度となく血に染まり、穢れたそれを
 美しい異能を繰り出す、罪人の、悪人の…………愛しき愚者の手を両手で包み込むように
 慈しむように握り締める。)
(伝わる紅裂拓兎の温もり、想い――それはあまり温かくなんてなくて、ぎゅっと握り締めてなければ消えてしまいそうな儚さで
 その手の形を覚えこませるように甲に、指先に自らの指を這わせて)
(そして半ば睨むように顔を上げる。)
「多分」で「思う」なら大丈夫。私は拓兎に想われたら幸せだから、絶対に。
もちろんお兄ちゃんは取り戻す、当主にもなる――その上で私は拓兎の傍で笑ってる。両方、全部、やり遂げる。
絶対に私は何も失わないから……お兄ちゃんも、拓兎も、奏も。
どれだけ傲慢でもいい、呆れてくれてもいい………けど、私は足掻く事を諦めない。それが

――――唯一の、他にない…………私の道。

(ふとその形をなぞっていた左手を離して拓兎の胸に突きつける
 自分はこんなんじゃ満足しないんだからと。この先に行きたくてたまらないのだからと。
 掌をその胸に押し付けて、意思だけを瞳に乗せる――
 キスだってしたい、抱きしめてほしい、甘い言葉が欲しい、貴方のものになりたい………)
拓兎………私、ずっと貴方の傍にいてやるんだから。ずっとずっと愛し続けてやるんだから。
貴方が私を想ってくれなくても、貴方よりもずっとずっとずっと!貴方の事を想ってやるんだから!!
(凜と澄んだ鈴の音のような声で、どこまでも響く力強く、鮮明な声で
 そこに迷いや弱音は一切乗せずに――――)

【置きレスにお借りしましたっ】
364名無しさん@ピンキー:2010/05/27(木) 21:57:20 ID:Xf9El7a3
避難所254参照、すぐに戻るべし
365奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/28(金) 20:13:24 ID:d/ALTrm3
【ロールの続きにお借りしますっ】
366紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/28(金) 20:14:24 ID:tZ6vOOwF
>>363
いや、あのな……そういう問題じゃなくて……うー……
(――小さく唸るが、問題は解決しない。)
(多分、彼女は好意的に考え過ぎているのだと思う。)
(紅裂拓兎の所業の罪深さを。償いようのない業を。)
……。
(――だと言うのに、何年でも待つと言われて。……時間はない。)
(精一杯の妥協案だったのに、彼女はそれすら乗り越えて明確な何かを)
(手にしようとしている。彼女は宣言した。絶対に優しくしてやる、と。)
(その眼に宿った感情に、絶句するしかない。紅裂拓兎をこんな眼で見た人間はいない。)

全部って……欲張りだな、おい。
大体お前、その、なんだ。世界に覇を唱えんとする武将みたいな面は。
俺は世界の破壊者で、えーっと……俺はいつそんなフラグを立てたのでせう?
(軽口が空回る。そのくらいしか言えない。全てを望む原動力は紅裂拓兎には理解できない「愛」か。)
(差し出した手が、握り返される事無く、包み込まれる。暖かい。這う指先がくすぐったい。)
(同時に、猛烈に後ろめたいのは何故だろうか。わからない。「資格」がないからか。)
(――唯一無二の道を突き進む覚悟を決めた奏永久は、言い知れぬ気迫に満ちていた。)

――ヤンデレ?
(ぽつりと呟く。これはフラグじゃなくて、地雷なんじゃないか?)
(そう思ったのは、左手を胸に突きつけられてからだ。)
(その眼が、何より雄弁に語っている。紅裂拓兎を求めている。鳥肌が立った。)
(ぶっちゃけ、今すぐ奇声を発しつつ逃げ出したい気分に襲われたが、もう手遅れだ。)

あー、その。奏。世の中には手順というものがあってだね。
こういう時、一番いい方法がある。「お友達から始めましょう」というやつだ。
やはり、スローペースが勝利の鍵だと思うんだよ、俺。
俺たちは、お互いの事をまだ知らなさすぎる。それを知るところから始めないか?
(絶対傍に居ると宣言された事は、記憶の海の浜辺に埋めて忘れる事にした。)
(次に、急いで現状を打破する案を検索、計画、実行に移す。)
(迷いも弱音も一切ない、ブレのない瞳の持ち主の勢いを、少しでも止めなければならない。)

都合がつけば呼び出しに応じる。
休みの日にデートもしよう。食事でも買い物でも付き合おう。
そうやって少しずつ、少しずつ知って行って――な?
(その間に、彼女も少しは冷静になるだろう。一時の熱情に浮かされて狭窄視野になって思考が麻痺)
(している状態が恋だとするのならば、必要なのは冷却期間である。多分。希望的観測だけど。)
(――もしそれすら乗り越えたなら、きっとその想いは本物なのだろう。)

…その、なんだ。
俺もその間に、資格って奴を手に入れられるように、してみる。
(ぽりぽりと頬を掻きながら、申し訳なさそうに言う。)
(未来に希望は少ないけれど、彼は、もう少し妥協する事にした。)
(まだやるべき事は残っている。だから今はまだ差し出されたそれを受け取れない。)

俺がお前に――キミに抱いている想いも、その間に変わるかも知れない。
とりあえず、妹扱いは今日限りでいいってことで、オッケー?
(愛される資格。本当に手に入るものなのか。わからない。けれど、生きる事を諦めないと誓ったのなら)
(もう少しだけ、色々なことを手に入れるように努力するべきではないか?奏永久に、教えられた。)
(――愛は幻想だと、本当は知っている。けど、それでいい。)

【ロールの解凍に使用します。】
【というわけで、よろしく。】
367奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/28(金) 21:00:29 ID:d/ALTrm3
ふっふー………だってこれは別に全部手に入れてしまっても問題ないことじゃない。
お兄ちゃんが傍にいて、私がちゃんと当主になって。
それで大好きな拓兎が私の傍にいる。全然問題ないよ?
(にやり、と悪戯っぽい笑みを浮かべて人差し指を立てる。)
はいはい、世界の破壊者でも何でもいーよ、ちゃっちゃと九つの世界めぐって瞳に私を映しましょー
何度でも言いますが私は、拓兎が好き。割と結構前から――だからまぁ……諦めて。
(思わず自らのことなのに憐憫の眼差しを向けてしまう。「変なのに絡まれちゃって」と)

誰が病ませたと思ってるのやら………まぁ、私が勝手に病んだんだけど。
突き詰めれば一途な女の子はみんなヤンデレってやつだよ、うん…………
後誤解がないよーに言っておきますっ!
私は拓兎のこと愛してるし、愛して欲しいけれど。別に拓兎が私を選ばなくても納得するよ?
(身を乗り出して、上から見上げるようにして、言う。)
だーかーらー…………あんまり失礼な事考えてるとホントに病んじゃうぞ♥
(その体重のブレ、表情の動き、ぎこちない言葉から何かを察してにこやかに
 けれど無邪気な気配の中に少しだけ寒気のするような感情を乗せて――
 ――悪戯したくなったのだ。)

ということは、拓兎のこといっぱい教えてくれるってこと?
おーけーおーけー、「お友達(仮)」でいいよー
一度あたら友達で毎日会ったら兄妹だからもうとっくにお友達(仮)は過ぎてるけど
それでいいよー。――――毎秒9.8m進むくらいの速さで拓兎に近づくけど。(ボソッ)
(口元に手を当てながらなにやら不穏当な事ばかりを囁きつつ)
まぁ………冗談ぬき、それで拓兎が納得するならそれでいーよ。
さっきも言ったとおり、別に私を選んでくれなくてもいいから、無理に選んでくれってことじゃないの。
ただ、此処に、私っていう、「奏 永久」って言う女の子が貴方の事が大好きだって
愛してるんだって――世の中はあなたが思っているほど貴方の事を嫌ってないって………それだけ。

あはは、えっと気付いたら連絡しちゃうかも…………じ、自重はできるように頑張るよ?!
――ん、いっぱいデートしよ。貴方の好みとか知りたい。
好きな食べ物とか――服は赤ければ何でもいいのかとか――私がどんな格好すれば喜ぶのか、というよりころっといってくれるのかー
…………とか。
(いきなりすぎたのは自覚はある、かといって誤魔化せるような、時間とともに薄れていくような感情であるはずがない
 その程度の覚悟で踏み込んでいいような場所に踏み込んだつもりはない。
 自分が彼に語らせたことはそういうことだ。それに考える時間はもう充分にとった………大丈夫、変らない絶対に変えない。)
………何度落第しても問題ないよ、私はいつまでも待てる女だから。
ほら………「待つ女」って格好良くない?とかそんな事考えながら、のんびり待ちます。
(申し訳なさそう………そんな顔を浮かべるからこそ、その表情に対してやわらかく、和やかに微笑む。
 自分は気にしない、納得するまで悩んで、それから答えてくれれば――と)

………ん、私も今日限りで「拓兎おにいちゃん」はやめる。
大丈夫、ホンモノのお兄ちゃん連れ戻すって決めたから………だから、「拓兎お兄ちゃん」はいらない。
私に必要なのは、ほしいのは「拓兎」。
――といういことでおっけー。
(ただひたすらに、一途に、純粋にその個人にまじりっけのない愛を向ける。
 そう決めて――――)
(これからどうなるかわからない………けど自分はやらなくてはならない。言ったのだ言ってしまったのだ。
 だから宣言どおり手に入れる。例えその道の途中新たに手に入れたいものができてもそれも手に入れる。
 全てを手にする――幻想も含め、全て。)

【えー遅れましたっ】
【今回もよろしくお願いしますっ】
368紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/28(金) 21:45:13 ID:tZ6vOOwF
ああ、そうですか。
(――最早、平坦な声しか出せない。)
(死者の魂が何処へ行くかは知らないが、それでも「姉」に助言を求める。)
(返答はすぐにあった。「私の知ったこっちゃない」と。軽くへこんだ。)
(――脳味噌の中で兄妹コントじみた事をして現実逃避などしていると。)
無限の並行世界のひとつには、俺がキミと結ばれてる世界もあるんだろうな、多分。
アレだな。なんだ。セーブとロードができればいのに。
(とうとう、現実と二次元の区別がつかなくなりつつあった。)
(これは危険は傾向だった。誰か大至急俺の脳味噌をフォーマットしてくれとSOS信号を出す。)
(勿論、それに応答してくれる都合のいい人は、いなかったけれど。)

男は突き詰めるならみんなマザコンだって姉ちゃんが。
いや、それはどうでもいいんだが。
あー、なんだね。俺は戦慄と恐怖を覚えました。
(ズイっと身を乗り出して、恐ろしげな波動を放射する少女に、割と本気で恐怖した。)
(人差し指で額をついて、ズズッと押し返す。身に余る愛が痛いとはこのことか。)
(どこのギャルゲーのシナリオだと思いたくなる展開に、脳味噌が麻痺しつつある。)

……。
(恋する乙女は盲目で無敵だと、昔、姉が言っていた。)
(病んでるとか、病んでないとか、そういう問題ではなく、今の彼女には何を言っても無駄だろう。)
あー、そこまで愛愛連呼されるとだね。アレだ。
なんか担がれてるんじゃないかって気がしてくるんだが。
もしかしてどっきりじゃあるまいね、コレ。プラカード持参で誰か登場するんじゃ?
(ゲームのシナリオではあるまいに、自分を一途に慕ってくれる女性がいるなどと。)
(そんな都合のいい事が、あるわけないといつだって確信している。やはりこれは、好感度と信頼度の)
(問題か。もし他の親しい女性が同じ事を言えば、もう少し信じられたかも知れない。)
あ、悪い。今の無し。ノーカウント。ちゃんと信用する。
(それでも、彼女の眼に宿った熱意と真摯さを信じる事にする。本気の人間の瞳くらいは、わかる。)

紅裂拓兎の攻略方法は自分で探してくれ。
相手の服装に拘りはないよ、似合っていればそれでいい。
(嫌いな人間のタイプなら幾つでも浮かぶが、女性のタイプについては、あまり考えた事がない。)
(嫌いになるのに、女性も男性も関係は無い。その逆もまた然りだ。)
(隙屋量子にしても、久遠ゆりかにしても、共通点はないけれど、心の中では好きだと断言できる。)
(アンジェラ・トルーマンにしても、媛名葵にしても、共通点はないけれど、嫌いだと本人の前で断言できる。)
……ん、ああ。俺からも言うが、他の人間にも眼を向けてくれ。
恋は盲目なんて言うけれどな。恋よりも大事なことは他にもある。
俺の事ばかり見て、他の人間の事を見ないのは、駄目だ。
俺はな、色んな人間と関わっている人間が好きだ。
(眼に見えない繋がりが、人を豊かにしてゆく。紅裂拓兎は弱い人間だけど、誰かと繋がって約束をして)
(誓いを立てて決意をして、俺は前よりは強くなったと言えるくらいにはなった。間違いなく、強くなった。)

――ああ、そうしてくれ。
(愛は触れられない幻想だけど、ここにあると信じるなら、それはある。それを抱く彼女の中に、きっと。)
(もう一度夜景に眼を戻すと、さっきより輝きが増している気がした。多分、自分が変わった証拠だろう。)
(誰かと繋がる度に、光と色彩が、より鮮明になってゆくことを知った。)
(そしてこの輝く街の中で、今日も命が散ってゆく。)

どうする?帰る、か?
美味しそうなおでんの屋台を見つけたんだが、よかったら寄ってくか?
(――今日くらいは、もう少しこの新鮮な気分を味わっていたい。)
(明日も、戦火の中に飛びこむことは、変わらないのだから。)





369奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/28(金) 22:16:34 ID:d/ALTrm3
そーですか、そーですか。
私がこんなに愛してると言って愛して止まない拓兎に愛をぶつけ続けているというのに
その私の愛は拓兎の心に響かず無残に散っていくわけですね愛が寂しいよ愛が。
そうやって愛等要らぬ敵な態度をとり続ける拓兎に今日も変らず私は私なりの愛をぶつけ続けるのです。
愛ゆえに、ただ愛のために。愛は滅びぬ。
そしてプラカードでなくて申し訳ないのですけれどこんなことを…………
(取り出しますは一冊の大学ノート、それになにやら書き込むとくるーりとゆっくり
 返して見せて、それからそこに書いてある文字を見せる
        マ  ジ
 ―――― 真 剣 で す 

 とそこには「どっきり」という文字の変わりにそう記されていたそうな。)
まぁ………無限の並行世界のうちのひとつが此処だったら、とか夢見る乙女でいますよ。
何が言いたいかというといまの失言、カウントします。
カウントして、自分に何が足りないかちゃんと考えます。それで、信用されるまでこの思いをぶつけ続けます。
(自分も結構唐突な事をいってるわけだし、仕方ないと思える。けれども相手が答えてくれないから
 だから諦めてこの思いをやめようなんて気分になんてなるはずもなく
 そこは追及点としてちゃんと聞き入れておく。)

………となると髪、色抜こうかな――――
(以前言っていた「銀髪の妹云々」の件である。
 小さな糸口を探して迷走する…………しかも見当違いの方向に。漆黒の髪を一房とるとさらさらと毛先を弄ぶ
 枝毛がなくて一安心。)
ん、大丈夫………拓兎のことは大好きだけど、だからって他の人への好きが消えるわけじゃない。
私がこうやって踏み込めたのも私だけの力じゃないから。
それは理解してる、拓兎が色んな人とかかわってる人間が好きだとかそういうの、関係なしに。
(まったくないかと問われれば小首を傾げてしまうかもしれないが
 それでも他者への感謝は絶対に忘れない、自分が夜へ近づけてしまった人間もいる
 それを忘れて放っておくなんてことはしない当主になるとかそれ以前に人として。)
でも、貴方からも目は背けない…………なんか、私ものすごい欲張りみたい――
強欲女ですがお願いします。

――うん、いくいく。でーとですでーと。
(やるべきことが次々と積み重なっていく――これからもどんどんと重なっていくだろう
 けれどもそれを全て背負い、それを全て支えよう………大丈夫、他にも似たような事をできてる人はいる
 それに周りに頼れる人間は多くいる………大丈夫だ、きっと。絶対。)
隙ありっ!
(――と決意を固めたところで軽く両足を踏み込んで拓兎に飛びかかる。
 抱擁を求めたわけではなく、ただじゃれ付くつもりで。)
370紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/28(金) 22:46:27 ID:tZ6vOOwF
……一から十まで真剣か。
(一息の台詞に「愛」を十回も入れている。その原動力は、やはり「愛」か。)
(大学ノートに書かれた「真剣と書いてマジと読め。むしろ嫁」的な単語にも)
(言い知れぬ圧迫感を感じた。何が彼女をここまでさせるのだろう。)
(愛とはここまで盲目的で、情熱的なものだったのか。)
キミの愛を疑って悪かったが、俺の愛は、歪んでるからな。
どうにも、頭から尻尾まで信じるのは、難しくてな。
キミが悪いってわけじゃないんだ。本当に。
(愛していた姉を食い潰すして殺す事しかできなかった、そんな歪んだ愛しか、なかったから。)
(他人を間違っていると断言するのは、いつだって簡単だった。けれど、間違っているのは自分の方だ。)
(間違って、間違え続けて、それを続けて、歩き続けてきたのだから。彼女は、間違っていない。)
(悪いのは、他人の言葉を真っすぐに受け止められない自分の方だ。)

――黒い髪は嫌いじゃないから。
金だの銀だの赤だの青だのは止めてくれ。
そんなゲームキャラみたいなのは、ちょっと嫌だ。
街中で、痛車見た時みたいなリアクションするしかなくなるから。
(長い黒髪を見ていると、知っている異形狩りの女を思い出すが、だからと言って茶髪だの金髪だの)
(まして銀髪になった日には、もうどうしたらいいかわからない。きっちりと釘を刺しておく。)
(一番不自然な紅い髪をしている紅裂拓兎だったが、艶やかな黒髪に惹かれないわけではないのだ。)
(ついでに、某軽音楽のアニメのペイント?をしている車を見かけた時の事も思い出す。)
俺だって、色んな人に支えられた。助けられた。
当然、その中にはキミもちゃんと入ってる。
(いつだって、誰かの物語を見てきた。いつだって誰かの真剣な目を見てきた。)
(命が火花のように儚く散る戦場で。誰かと刃と殺意を交えた時に。)
(感動した。動揺した。共感した。理解した。誤解した。拒絶した。絶賛した。唾棄した。)
(だから、まだ人と関わることは、止めない。死ぬまでは、止めない。)
――ああ。その辺は、こちらこそ。
(この場面で「だが断る」と言ってみたかった。空気読まない発言をしてみたかった。自重したけれど。)

ぐおっ!無差別飛び付き禁止!
禁止にします!今法案が脳内会議で満場一致にて可決されました!
(不意打ちをくらってよろめく。心臓に悪いので、本当に止めてほしかった。)
(全然嬉しくない、という訳ではないのが、余計に性質が悪かった。)

(――その後、山を降りて、屋台に行って、つゆの染みたおでんを食べて。)
(色々話して、女子寮まで送って行ったけれど、この話は語るまでもないだろう。)

【うむ、全力でやったけれど、そっちの文章量に追いつけない。】
【俺の方はこれで〆で。】

371奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/28(金) 23:16:04 ID:d/ALTrm3
大丈夫です、確かに拓兎はひねて歪んでくねりまくってるどうしようもない
天邪鬼ですが、それでも誰かを好きになることができる人だって、わかりましたから。
だから、貴方の愛が歪んでいようと私の愛は歪みません。
この程度の事で貴方のこと、疑いません…………だって、もっとすごい事聞いちゃったもん。
(むしろ自分が間違っていると、自己責で物事を考えられる点は好感が持てる。
 誰かに自分の間違いの責任を押し付けない。そういうところも好きなんだと思う。
 そしてその行為自体も好きだから、自分も信頼を勝ち得ることができない理由を自分に求める。)

ほんと?!
(ぴこんっと耳でも立ててそうな勢いで拓兎のほうを見る。
 今すぐにでも飛びついてじゃれ付きたくてたまらない、といった顔で)
(馬鹿みたいに長かったり、手入れを欠かさなかったりする黒髪だが、いまほどこの髪でよかったと思ったときはないと思う。)
(奏鬼眼発現中に感情が高ぶると髪の色抜けるけど。)
私は入ってるどころか一番助かって、わがまま聞いてもらった人だよ………拓兎は。
(何を思っているのだろう、今までのことを振り返っているんだろうな、と思う。
 多分、この人とのつながりの大事さを知っているこの人はこれから先同じことを繰り返すだろう
 何度も過去を振り返り、自身の痛みと向き合い、それを支えた人間と向き合うだろう
 痛みを思い出すな、とはいえない………けれど………その中でも痛みよりも幸せな記憶を多く残してもらえるように
 悲しい事よりもうれしいことが胸に残るように――)
――断ってたら、お願いしてくれるまでエンドレスだったからね?
(「はい」を選ぶまで「はい、いいえ」の選択肢が延々とでてくるRPGのように。
 何かを考えた拓兎の考えを敏感に読み取りつつ――最早エスパーである。)

却下です。それに無差別ではありません。
拓兎にだけだと異議を唱えますっ!!TPOならわきまえてるから大丈夫!
(身長差の所為でよろめかれると足が揺れる。
 さらに揺れ動く体に合わせて長い髪が暴れまわる――)
(その中で本当に楽しそうに笑う。好きな人に好きな事をしているというの本当に楽しい事だから
 ――――これが相手も楽しい事になったらいいな、とかおもいつつ。)

(――宣言どおりしばらく拓兎につきあてもらって、デート気分を味わい。)
(寮につけばその背中を見送った、見えなくなるまで、見えなくなっても……いつもより寂しかったから)
(心地よい寂しさが胸の中にあったから――――)

【ええとこれにて〆っ!】
【追いついてるどころか追い越されてもますって!】
【大丈夫です、私、拓兎のレスにすごい満足できてますからっ!!】

【むしろ余計な事考えさせちゃってるわけですし………】
【長いばかりで申し訳ないわけであります、時間とか考えたらもっと長く書く人とかいるわけですし】
372紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/28(金) 23:19:09 ID:tZ6vOOwF
【読み終えたっ!お疲れ様、だ。】
【まーあ、その辺についてはお互い思う事があるだろうが】
【またロールしてくれると嬉しい。では、今夜はこれにて。】
373奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/28(金) 23:24:07 ID:d/ALTrm3
【お気遣いどもですっ】
【書かなきゃ早くならないと、早く書かなきゃ長くならないどっちがいいんでしょうねぇ】
【私は前者でやってるわけですけど。】
【それはそうとここまでのお付き合いありがとうございました、お疲れ様です。】
【こちらもまたのお付き合いをお願いしたい所存でありますっ!】

【それでは、これにて〜】
【以下空室となりますよぅ】
374奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 16:51:00 ID:tnHQk9SU
【おじゃまします〜】
【待機させていただきますねぇ……プロフは>89となります】
375葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 17:25:16 ID:MaTqp6lT
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149p
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
 黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
 靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
 護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。    
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)

・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし) 

【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
 高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
 ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
 取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
 本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
 元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
 現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。

【とりあえず、投下】
376葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 17:26:56 ID:MaTqp6lT
>>374
【ども、まだいらっしゃいますか?】
377奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 17:32:21 ID:tnHQk9SU
>>376
【どもですっ、いますよー】
【規制解除おめですっ】
378葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 17:37:49 ID:MaTqp6lT
【あはは……これで勝つる】
【ということで、ロール申し込みたいのですが】

【そちらに希望シチュなどありますか?】
【私のほうは
 戦闘系→人を食う異形?→取材と特攻→共闘やら対立やら
 どっちでもいける系→見つけたらすぐ取材〜狂気のブン屋
 雑談系→悲鳴の上がる部室から逃げる少女!→真相はいかに!
見たいな感じが提案できますが】
 
379奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 17:41:23 ID:tnHQk9SU
【もちろん歓迎させていただきますっ!】

【希望らしい希望は……残念ながら対葛森さん用のシチュは思い浮かばなくて】
【一応、前山君から名前は聞いてるんですけどねぇ】

【とりあえず、戦闘系を希望して、後は成り行きに任せようかと思いますっ】
【よろしいでしょうか?】
380葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 17:43:02 ID:MaTqp6lT
【了解です】
【それじゃ、書き出しは私のほうでしょうか?】
381奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 17:43:49 ID:tnHQk9SU
【あ、お願いしますっ】
【そして名前はしらなかったっ!!】

【というわけでよろしくお願いしますっ】
382葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 17:52:28 ID:MaTqp6lT
(薄暗い公園の中に嫌な水音が響く)
(咀嚼音。まさにそれであろう)
(それを発する主は酷くこの社会には場違いなものであった)
(イヌだかヒョウだかは分からないが、とにかく獣の形をしているが一般のそれよりも大きい)
(足元には肉のようなものを貪り食っているのが分かる)

 むふ……むふふふ……
(そしてもう一人の場違いもここにいる)
(首から提げたカメラ、メモ帳とボールペン)
(腰には警棒のようなものがささっているベルトもある)
 いやぁ……張っていた甲斐があったねぇ。これがこの辺で噂になってる正体かぁ。
(不気味な笑みを浮かべつつ、少女はカメラを構えていくつか写真を撮っている)
 それにしても、人食いであの形は何だろ?
(そういいながら、彼女はゆっくりとその様子を見ている)
(人が死んでいく様。その獣に押しつぶされて死体となった一般人の末路を)

 とはいっても、う〜ん、捕獲しようにもどうにもなんないしね。
(彼女は、これ以上何かをするつもりなのだろう)
(ただ、何をするかが決まっていないわけであるが)

【んじゃ、怪しさ爆発なパパラッチ姿の光景みたいな感じで】
【こんな感じでよろしくお願いします】
383奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 18:06:41 ID:tnHQk9SU
(――その光景を目の当たりにしたのは何かの性質の悪い冗談だろうか。
 兄である「奏 従矢」こと「従志浪」を探して右往左往。時に聞き込み、時に殴り込み
 そんなことを繰り返して、着実に彼に関する情報を集めていく――やはり名前があることは大きい。
 空振りの数が格段に減り、めぼしい情報が少しづつだが積み重なっていく。)
(その手応えを感じて意気揚々と帰り道である公園を横切ったときであった――――
 それは血の匂い。それは異音。それは――夜。
 そして傍らにいる少女。大型獣型の異形が人を喰うのはいい、だがそれを観察する少女。
 正直意味がわからない…………異質で異様な光景。)

………えっと、これは――どういう状況、なんですかね。
(とりあえず、両者の様子を見ながら、質問を誰にともなく投げかけてみる。
 方やその注意は食事に向けられ、方や食事の様子に向けられている――正直、結果的に乱入したとはいえ
 乱入したばかりの自分は蚊帳の外だ。)
(食事中の異形がいて、無事な少女がいて――そして、彼女らの注意は自分に向いていない。
 これは正直どう対処したらいいかわからない。)
(途方にくれながら両者に視線を往復させて――――)

【ええと、何処かに隠れながらでしたら隠れている横を通り縋ったということでお願いしますっ】
384葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 18:32:02 ID:2iyTZYCW
 ん?
(公園の入り口に気配を感じる)
(「友達」に聞けばどうやら女の子らしい)
 あらら……これは……
(とはいっても助けるべき少女ではない。だからこそ、気に留めなかった)
(何故なら、彼女は隠れているから、とは言っても後ろから丸見えであるが)
(音を出せば、確実に逃げる羽目になる。少なくても、ガチンコで異形とやりあう趣味などないから)

(だが、少女が声を発した瞬間に状況は変わる)
 ……さて、参った……
(もしかしたら、気付かれてしまったかもしれない)
(とりあえず、カメラのフィルムを抜き、新しいフィルムを入れる)
 あ〜、そこの君。
(隠れている側から言う)
 死にたくなかったら逃げたほーがいいと思うな。
 うん。死にたくなかったら。
(そのまま、ゆっくりと少女のほうへと向く)
(茂みから顔が出てくる。少し汚れているのが気になるが、敢えて気にしない)
 とりあえず、うん。このままいたら死ぬと思う。
 ここからは地獄の一丁目だし……

(まだ気付かれていないのか、獣は食事を続けている)
(だから、声を細めながら言う)
 さて、どうすればいいか。
 まぁ、いざとなれば……
(なにやら不気味なことも考えているし)
385奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 18:54:17 ID:tnHQk9SU
えーっと?
(彼女は言った………逃げたほうがいいと。
 じゃあ、何で彼女は逃げないのだろうと思って彼女の傍まで寄る。
 ――そしてその間に考える彼女の逃げない理由。)
(ひとつは彼女が自分を囮に使おうとしているかもしれないという事。獣型の異形というものは厄介だ
 何せ勘が鋭い。嗅覚も聴覚も人のそれとは比べ物にならない。
 そんな異形から確実に逃げるのならば、囮を用意するのが上策。いま食事になっている一般人と思わしき人と
 さらにもう一人いれば生存率はぐっと伸びる。)
えっと、す、すみません………貴方は逃げないんでしょうか
この辺、たしか妙なうわさが立っていましたよね………アレが原因だったりします?
というか、下手に動いたら私が標的になっちゃうような。
(苦笑とともにデニムのホットパンツ、オーバーニーのソックスに包まれた腰を落ち着ける。
 上は黒のトレーナー。前をジッパーで留めるタイプのやつだ。
 そして手に持ったバッグを傍らに置くと中の鋼鉄が僅かに音を立てて――)
(もう一つ、彼女はあの異形に何か用があるのではないのか……ということ。
 たとえばアレが何かを持っていて、それが彼女にとって重要なもの………とか。)
えっと逃げるんだったら一緒に逃げていただけると………その、心細くないんですが。
(苦笑とともに茂みに隠れていたため少しだけ汚れていた顔をハンカチで拭ってみる。)

………何かあるんですか?
よければ、協力します。
(彼女の視線の先にいるそれに対して彼女が何かをできるとは思えない。
 とはいえ、ベルトに指している警棒といい、気配の繰り方といいあまり夜に馴染みがないという感じではない。
 それに、『奏』として異形にかかわる事件を放っておけない、というのもある。)
386葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 19:07:01 ID:2iyTZYCW
 えー、あたし? 逃げるよ。気付かれたら。
(彼女の質問にあっさりと答える少女)
 あんな奴と戦うなんて、一般のか弱い美少女には無理なのですよ。
 だから、取材が終わったらすたこらさっさと逃げる。これがお決まりなのですよ。
(そして、再び写真を撮る。特殊な細工がしてあるのか、ほとんど音を立てていない)
 う〜ん、なんかイマイチ迫力にかけるな……仕方ないけど。
(そういうと、再び彼女のほうへと振り向いて)
 というか、君は質問しすぎ。
 質問は一個ずつって先生に習わなかった?
(自分が守ってないくせに、何で注意するのだか)
 
 仕方ない……最近の噂の元ってのは正解。
 そして、君が動けば標的になるのは知らない。ってかあたしには関係ないから。
(相変わらず、自分にとってどうでもいいことには関心がない)
(多分人が目の前で食い殺されても何も思ってないのだろう)
 そして、最後のは無理。んな事すれば、あたしも巻き込まれるじゃん。

 えっ? 何言ってんの?
(いきなりの協力に意味が分からない)
 いやいや、何もないよ。ただ、雑誌のネタになるようなものを撮ってるだけ。
 別にそれ以上でもそれ以下でもないって。
(簡単に言えば趣味だ。とはいっても、命が掛かっているが今はどうでもいい)
 むしろ、君があの獣と素手でファイト!とかしてくれたら、普通に嬉しいけど。
387奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 19:28:14 ID:tnHQk9SU
取材って………あんなの取材しても誰も気に止めませんよ?
せいぜいよくできたCGだとか、そういう風に思われるだけですって。
(というか先ほどからほとんど駆動音がならないカメラが気になる。
 カメラとは画を撮るものだ。それは時として肖像権というヤツを侵害する。
 故にカメラというものは誰かに気付かれやすいように必ず駆動音がなるようにできている)
(――無論、一般用のカメラは、だが。
 これが諜報用となれば話は別だ。通常のカメラとは比べ物にならない強度に加え
 さらに隠密に被写体の姿を納めることができるように駆動音が鳴らないことは愚か、透過すら可能なものもある。)
………その取材とやら、なにに生かすつもりで行っているんですか?
質問が多いのは我慢してください、まだ私は情報を集めてる途中ですので。
(じっと、肉が食い千切られ、くちゃくちゃと咀嚼する音、さらに血肉を啜る音が響くそこと
 少女を交互に観察しながら、状況の整理に勤め顎の辺りをなでる。)

ふぅ………なんというか、清清しいまでに面白半分で此処にいるんですね。
巻き込まれるのが嫌なら初めからこんな危ないことしなければいいじゃないですか………
彼か彼女かはしりませんが、アレが人を襲うのは捕食だけ――みたいですね。
彼の主食が肉だとするなら、この辺りを徘徊されるとまずいですね。

ふむ………そうですか、では私は彼にしかるべき処置を与えようと思います。
その結果、貴方の望む「素手でファイト!」とやらになるかはわかりませんけど……
ちょっと、説得しにいってきてみます。
(傍らに置いたバッグを拾い上げると気配を隠すことなくその獣の前に立って
食事が終わるのをじっと待つ。)
388葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 19:41:07 ID:2iyTZYCW
 さすがにこれをこのまま載せたりしないよ。
 というか、載せると色々面倒だし。
(主に、退魔関連に目を付けられるのが厄介であるため写真は載せていない)
(それでも撮る理由は)
 でも、モノを書くときは絵が必要なんだよね。だから、あれを写真に残して絵にする。
 だから撮るの。
(ちょっとお友達に改良してもらったカメラを下げる)
 え〜、そりゃもう、会誌に載せる記事を作るためだよ。
 後であげようか? 受け取ってもらえると、あたしの締め切りが延びる可能性もあるし。
(まずないが)

 え〜、だって部屋の中でがたがた震えてるだけじゃつまらないよ。
 興味と好奇心は記事を書くのに必要なのですよ。
 そして、その為なら、犠牲もいとわないのです。
(一部の意味が違っているように思うが)
 もう遅いっての……被害出てんだから……
(ボソリと呟くのはお約束)

 おやそれは面白そうで……
(そういいながらカメラを構える)
(今度は正面から撮る気だろう)

(獣が少女を向く)
(目の前の少女を眺める。餌だろうか?)
(少し考えながら少女をみる。そして、そのうしろにも変な女がいる)
(どうしたらいいのかを分からないのか、じっと少女のほうを見た)
389奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 19:55:49 ID:tnHQk9SU
なるほど、よければこれが片付いたら会誌の方拝見させてもらいますね。
――もう既に見つかると面倒なモノに見つかってる事を教えてあげます。
そのときにお名前も、聞かせていただきますからお覚悟を。
(その顔に浮かぶのは笑みだが、決して柔らかいものではなく
 どちらかというと獲物を見つけた狩人のような笑みで――)
あと、でてしまった被害にどうこういうつもりはないです、過ぎてしまったことを愚痴口言っても仕方ありませんから。
それよりも今は今後同じことが起こらないようにすることのほうが重要です。
(しっかり聞こえてますよ、といわんがばかりにひょいっと軽く茂みを飛び越える。)
(危なげなく、こちらを向いた獣のほうへ着地すると一定の距離を保って対峙する。)

(鼻が利く種類ならばバッグの中の鋼鉄のにおいを嗅ぎ取れるかもしれない。
 望むのはあくまでも交渉だが、交渉するためにはあくまでも自分が相手よりも対等以上であることを示さねばならない。
 今回は単純な強さ、「お前に対抗す強さを持っている」という事を示さなければならない。)
食事中に乱入してすみません。
少し、お話がしたいと思いまして――貴方はこの辺りでよく人を捕食しているんですかね?
(鋼鉄はバッグの中にしまったままで、獣の出方を伺う――今現在は貴方に危害を加えるつもりはないと
 言う代わりに、武器はもたず
 しかし抵抗すれば実力行使に出るというかわりに武器の入ったバッグは手放さず肩にかけて――)

390葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 20:08:28 ID:2iyTZYCW
 えー、覚悟なんか出来ないよ。
 あたしは心の弱い……
(だが、そんなことも聞く人物はない。彼女は茂みの向こうへいき獣と対峙してるから)
 とまぁ、あの子の正体の見当がついたわけですが。
(先ほど聞こえた鉄の音と発言、それを組み合わせれば大体分かる)
 この辺はそう言う人が多いのかな?

(獣は思案する)
(確かに自分は人間を食べている。だがそれが悪いことだとは思っていない)
(何故なら、原始的な食欲だから)
(だから、どうしてそれを敢えて聞くのかが分からない)
(この人間は何者だ?そうやって思案をめぐらせている)
(だが、その瞬間であった)

 ……あっ
(いきなりフラッシュが焚かれ、獣の目を潰す)
(フラッシュを焚いたのは、うしろの馬鹿だ)
 あれ?切ったはずなのに……今フィルム入れ替えたときにミスった?
 ってか、友達にもらったから良くわかんない……どうして?
(そう言うことを言うが、獣にはそれだけで十分だ)

(危害を加えた。こいつらは敵だ)
(人間であれば違う思考に至るのだが、残念ながら、彼は獣)
(危害を及ぼすのであれば、喉笛を噛み千切るまで)
(そう言う単純な思考から、目の前の少女とカメラの少女の噛み千切ろうと考える)
(まずは、目の前の女から、歯を突き立てるべく、思いっきり飛び掛った)
391奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 20:26:16 ID:tnHQk9SU
(思案をするような仕草――つまりこの獣には多少なりとも知能があり
 さらに自身の行為を省みることができるらしい。
 ならば、このまま言いくるめてもっと人がいないところに行ってもらおう
 ――「夜叉」で管理している土地ならば似たような異形もいくらか…………と思案していた時に)
(背後からフラッシュがたかれる――)
(聞こえてくるは自分の持ち物の扱い方をよくわかっていないと思われる声。
 ――取り扱いの説明くらいちゃんと聞いておきましょうっ!!)

驚かせてすみま――――
(その言葉を最後まで言う前に獣はとびかかってきた。その鋭い爪で、血の滴り死臭のする口でこちらをくらわんと
 飛び掛ってくる。その動作に一切の迷いなどない、ただ己の身を守るという意思のみが篭った爪と牙が
 こちらめがけて振り下ろされて)
(ビッ……と何かが裂ける音、屈伸とともに牙と爪から逃れるもかすった爪先が裂いたのだ。そして零れ落ちる
 鈍く光る鋼鉄――――バッグの残骸がちに落ちて。)
ええ、変な邪魔が入りましたがわた者貴方に危害を加えるつもりはありません。
しかしこのままだと危害を加えるつもりはありませんでしたになりかねません!
(そこから零れ落ちた鋼鉄引き寄せ、柄についた鎖を引く――そうすれば既に組み立て上げられていた「村時雨」が
 柄の節々を繋ぎ合わせ、大鎌の姿を取り戻して――)
(手の中に納まった大鎌を一振りして身の前で盾にするように構える。)
我は≪奏≫、鬼の眷属也。こちらの交渉に応じるというのならば悪いようにはしない!
(一瞬の集中とともに額に現われる眼、その色は金色、それが発現すると同時に睫毛の色が銀に
 両の眼が金色に変化する――そして額の眼から鬼の角のようにオーラが立ち上り始めて――)
392葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 20:42:55 ID:2iyTZYCW
 ありゃりゃ……えーっと……
(かなり大きなミスをしたにもかかわらず、彼女は落ち着いている)
 うん、次は間違えなきゃいいや。
(そう言って、何回も間違えるのが彼女のクオリティである。少しは反省すればいいのに)

(唐突の変化に獣は戸惑う)
(この人間は何だ? 鬼? 訳が分からない)
(目の前の人間が変化した。何者? 訳が分からない)
 おやおや、またずいぶんと物騒な人のようで。大鎌に身体変化ですか。
(うしろの人間はそれを見て写真を撮っている)
(理解不能理解不能理解不能。元々知能がないのにこの獣にはこの状況は分からない)
(だからこそ、決めた。こいつらを殺すと)

(そういいながら、目の前の金色の少女に口を大きく開ける)
(口の中にはたっぷりの涎。それを彼女に向かって吐き出した)
(掛かっても掛かんなくても彼女の隙を作る)
(これはフェイク。まず殺すのは、先ほどの光を放った後ろの少女)
(まだ、笑っている少女に向かって、首筋に歯をつきたてんと駆けた)

 それは、君の「超能力」みたいなものかな?
(ニコニコと笑う。また面白そうな取材対象が見つかった)
(目の前に獣が迫ってきていても笑ってカメラを構える)
 ねぇ、それってどんな力なのかな?
 おしえて〜、面白そう。
(目の前に獣がいないような感じで彼女に話しかけている)
393奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 21:01:35 ID:tnHQk9SU
(背後から聞こえてくるは非常に能天気な声、完全に戦闘するものへと覚悟と
 精神状態を切り替えた身からすると、多少は心配になってくる。
 何とか彼女が再び隠れられる状況でも作らないと――)

くっ…………
(吐き出された唾液を大鎌の刃を回転させ弾く――獣独特の異臭と血なまぐさいにおいが鼻につく。
 それを敵対行為とみて、大鎌を翻す………刃部分が腐食したり、ましてや変色したりなどということはない
 同じく飛び散った地面にも目をやる――ただの唾液、多少粘度が高いかもしれないが致命的なダメージを狙ったものではないようで)
(と観察を続けていると横をすり抜ける巨躯。四肢を使い地を蹴り背後の少女に飛びかかる――
 この光景をみて唾液による攻撃はあくまでフェイクだという事に思い至る。)

答えはイエスです!!けど………逃げて!
(獣の姿をとっているだけあって、そのスピードは人の比ではない。
 全力の影歩をもってしても後から追いかけて追いつけるかわからない――けれど急速に気配を低くして
 地面を蹴る。相変わらず完全に気配を絶つことはできないが、いま求められるのは素早さのみだ
 のんきに笑う少女に迫る凶刃を防ぐべくその後を追う――)
後で教えてあげますからちょっとだけ身を隠してもらえますか?!
(叫び声と同時に地面が永久の靴の形に凹む。続いて空気を裂くような音――追いつけるかどうかなどわからない
 それでもカットするべく大鎌を振るい――)
394葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 21:19:47 ID:2iyTZYCW
 え〜、おおっ! こっちに来てるね。
(暢気だ。暢気すぎる。だが、慌ててはいけない)
 身を隠す? そんなことしたら、背後から爪でザックリだよ。
(だから、彼女は腰に手を伸ばす。そして棒を伸ばす音がする)
(特殊警棒。ガードマンなのが使っている代物だ)
 だから、こういうときはね。

(獣は噛み付こうとする。だがその前にあの女は何かを出してきた)
(思いっきり噛み砕こうとする前に口に何か挟まる。女が先ほど出した棒だ)
(それが口を思いっきり叩く。そして、世界が反転する)
 まぁ、勢いがついていれば、こんなもんでも十分かな?
(警棒と手を使って飛び掛った獣の牙を押さえつけ、そのまま頭を軸にする)
(そして手の力を下に向けたまま、腹に逆に蹴りを入れた)
(バランスを崩して、動きをそらすには十分な力。そして……その止まった先にあるのは、後ろから来る少女が持つ死神の大鎌)
(それが深々と獣の体に刺さった)

(獣は暴れる)
(そして、記者の少女は笑う)
 おやおや、うまくいったかな?
(そして、再び警棒で一撃。先ほどの鎌の傷へ突き刺すと、再び獣は咆哮した)
 さて、どうするこの子?
(傷を受けながら、未だに喉を噛み千切らんという目で射抜く獣)
395奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 21:34:35 ID:tnHQk9SU
(暢気な声、一般の人間らしい平和に寝ぼけた声。
 彼女はどんなことが合っても自分の命が危険に及ぶはずがないとでも思っているんだろう。
 故にあんな声が出せる、目の前の危機を前に未だにカメラなど持っていられる。)
背後からなんて襲わせません!私が――――
(その言葉を最後まで続ける前に永久は思い知る。
 彼女に対する自身の認識が間違っていた事を――彼女が決して日本という国家の安全性に腑抜けた
 人間ではないという事を――)
(彼女は警棒を振り下ろしただけだった――しかし、たったのそれだけで筋力と体格の差を覆してしまった。
 それどころか獣の体重は自身を傷つける武器と化してしまい、それは致命的な隙となる。
 示し合わせたかのように、いや、彼女の計算どおりに自身の鎌がいい位置で入り込む――)

…………。
(あっという間に獣は戦闘不能と思われるまでに痛めつけられる
 動きを制して今できた傷を刺激すれば獣の動きは容易く制することができるだろう
 かなり夜に慣れている――)
そうですね………ひとまず落ち着いてもらって、しかるべき場所にいってもらいます。
多少、行き違いはありましたが何とか制御できるタイプの異形のようですし――
(その手際に感心しつつ、獣の傍らにしゃがみこむ。そして噛み付かれること覚悟で
 手を添えるようにしてその顔に触れようと試みる。)
396葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 21:52:27 ID:2iyTZYCW
 面倒だなぁ……殺っちゃった方が早いと思うけど……
(ぐりぐりと警棒で傷をえぐりながら呟く)
 散々痛めつけたから、君のいうことは聞かないだろうしね。
(ちなみにきっかけを作ったのも傷つけた張本人もこのブン屋である)
 まぁ、こういうのは君みたいな「退魔連中」の方が処理になれてるか。
 あたしみたいなか弱い一般人の出る幕じゃないってことか。

(彼女が手を近づけると、やはり腕を噛み千切ろうと牙を立てようとする)
 ほらほら、あんまり近づくと噛まれるよ〜。
 しつけのされていない犬に噛まれると狂犬病になっちゃうよ〜。
 それで狂ったりしたら洒落にならないし。
(あっはっはと、笑いながら少女を見ている)
(どうやら、まだおとなしくなどならないらしい)

 ほら、おとなしくしろって。
(だが、少女はそういいながらも、場所を離れている)
(獣が怖いのではなく、単純に面倒なのだろう)
 で、君について聞きたいんだけど、いいかな?
(何が起こってもマイペースに続けていく)
397奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 22:09:16 ID:tnHQk9SU
それでも、≪奏≫は人を傷つけずに生きていける可能性のあるものをむやみに殺したりなどいたしません。
………っていうか、人が必死に説得しようって時に何で傷広げてくれちゃってるんですか、こんちくしょう。
(ジトッとした視線を送る――さっきも言ったとおりなのだ。結局のところおきてしまったことは仕方がない)
ぐっ、ぅ………痛ぅ…………
(しかしこちらに落ち度がないわけでもない、故にその牙は甘んじて受け入れる
 文字通り手に穴が開くような痛み、そしてびりびりと神経がしびれて行くかのような感触。
 そして流れる「癒し」の血。)
(口の中で滴る以上、それは獣の体内にとりこまれ傷こそ治らないもの、鎮静剤のような役割を果たそうと
 体内へめぐっていく――――)

ええ、構いませんよ。
とはいっても、ちょっとの間だけ待っていただきますけれど………この子が落ち着いて、この子をしかるべき場所に連れて行く
連中に連絡ができるまでの間ですけれど。
(自身の血は相変わらず流れていく、手の痛みも引くことなく神経を刺激する。
 ――なんでだろう、何故かアレだけうっとおしい事をされたのにもかかわらず、さらには自身のことを棚に上げた発言を 
 数々行ったのにもかかわらず。まったく憎む気にはなれない。)

(相変わらず警戒はされているだろうが何とか落ち着かせることはできた。できることならば傷の手当をしてやりたいが
 おそらくこれだけ警戒されているのだ、そこまでやれば再び自分たちに襲い掛かってくるだろう。
 なのでいつでも獣を制することができるように傷だけは残しておく――まったくこちらの勝手で申し訳ない限りだ、と思う。)
(そうして携帯を操り、連絡を終える――しばらくすると≪奏家≫の鬼たちが獣型の異形を回収しに来て、さらにその作業を終えていった。)

――で、お待たせしました。聞きたいことがあるんですっけ?
(回収者に何度か頭を下げて、何かのやり取りをした後に振り返ると
 柔らかな笑みを軽薄な態度の少女に向けて――)

 
398葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 22:22:14 ID:2iyTZYCW
 いや、だって襲い掛かってきたときに手傷負ってた方が楽だし。
(そんな視線にも構うことなくあっはっはと笑い飛ばす)
(本当に空気が読めないのか。この馬鹿は)
 しかし……不思議だねぇ。
(彼女の手に牙が食い込んでいると、獣が段々とおとなしくなっている)
『あれも、「異能」の一つかな?』
(心ではそう思うが、声には出さない)

『あれが彼女の組織かな?』
(大体、何かの組織のものだとは分かっていた)
(そして、痛い回収をする現場を見る。何匹か「虫」を忍び込ませようとも考えたが結局はやめた)
(結論から言えば、面倒くさかった)

 いや〜、待っていたよ。本当に。
(温和な笑みとは対照的に、へらへらと笑う利香)
(暇そうに弄んでいた警棒を腰に戻すと、彼女の方へと向いた)
 まぁ、いくつか聞きたいことはあるけどね。
 主に君の事、特にさっきの「力」についてかな?どうやら、君は色々と面白そうだし。
(金色の瞳の時に見せた身体能力だけじゃない。先ほどのおとなしくなった獣も)
 記事のネタにもなるんじゃないかってね。
 あ、プライバシーは守るから安心してもいいよ?
(根掘り葉掘り聞くつもりである。このブン屋は)
399奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 22:36:09 ID:tnHQk9SU
ええ、お待たせいたしました………けど半分は貴方のせいだということをお忘れなく。
ま、私の未熟もあるんですけどね。
それで聞きたいことは私の力についてですか――――んー…………
(相変わらず軽薄な態度は変らない、何故彼女がこういう態度をとり続けるのかもあまりわからない
 ひとえに面白そうだから、か。
 故に唸り声を一つ。そして思案する、話したところでどうなるのか、という話である。)
結論から言えば話すこと、ないんですよね…………多分ですけれど。
写真から記事をかくことができる人ですし、どうせ捏造の一つ二つはできるのでしょう?
ですから、これから私の力について話したとしてもそれが貴方にとって面白いものとは限らないわけですよ。
(んーと、何かを考える。かといってこの手の人種は話すまで納得はしないだろうし)
そうですね、逆に聞きます……どんな事を話して欲しいですか?
(手を何度かふるって唾液と血を振り払う、傷口が大体塞がっている事も確認すると奏鬼眼を閉じて
 漆黒の目を彼女に向けた。)
それとお話しする前に自己紹介くらい済ませましょうか。
私は「奏 永久」、≪奏家≫の一員です。そちらは?
400葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 22:48:29 ID:2iyTZYCW
 え〜、あたしのせい?
 いや〜、勘弁して欲しいな〜。色々問題起こすと面倒な事情なんで。
(ちなみに、その事情も自業自得である)
 うそつき。さっき、後で話してあげるって言ったのに。
 捏造ぐらいしますけど、ってか捏造しないと、真面目に退魔連中に狙われますけど。
 あと、あたしのとっては「不可思議な力」って言うのは全部面白い対象だしね。

(相手のほうが自己紹介をする)
 ああ、あたしは葛森。
 この近くの学校で「文芸誌同好会」って部のオカルト部門担当のただのか弱い女の子です。
(そうすると、鞄から一枚の冊子を取り出して)
 これがうちの会誌。あたし以外にもいろんな情報が載ってるからお勧めだよ。
(と、強引に進めていたりする)

 で、まぁ、あたしの知りたいことは、例えば……
(そして、ニヤリと彼女の目を指差す)
 その目かな? どうやら力に関係してるみたいだけど。
 傷も治ってるみたいだし、さっきの身体能力も凄かったし。
(彼女はこう見えてもしっかりと見るべき事は見ている)
401奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 23:06:32 ID:tnHQk9SU
そうですか……面倒ごとを抱えるのはよいことです。
むしろ真面目にその面倒ごとと向き合う気があるのでしたら、私も協力しますよ。
(あくまで真面目な態度を崩さない自分と軽薄な態度が崩れない相手、一体どちらが場違いなのだろうか
 などと唐突にそんなことが思い浮かぶ――結論、健全な少女はさっさとうちに帰るべきであるからして
 どっちも場違い。)
ええ、「後」で話すといいましたよ「後」でと
その後がいつくるかまではいってませんから、嘘は言ってないです。私は正直者で通ってるので
嘘などつきませんとも、ええ。
(などと少しだけ意地悪く言ってみる。)

(受け取った冊子に目を通す――異形やら異能者の情報が面白おかしく纏められてる。
 中にはどこかでみたことがあるような人物やら能力やらが眼に止まったり――
 ――決してか弱い女の子というだけでは集められない情報ばかりだった。)
………ん、と大体わかりました。以後よろしくお願いします葛森さん。くず………もり?
(その名前には聞き覚えがあった誰かから聞いたとかではなく、家の事情でそんな名前があった
 そんな名前だ――退魔、もしくは異形指定の異能者の名前だろう。)

コレ、ですか………コレは≪奏≫の鬼である印に近いですね。
名を「鬼眼」。奏の血筋の人たちは数や大きさに違いはあれど額にアレと同じものが出現します。
ほら、角みたいにみえたでしょう?
(それから鬼眼には特殊な力が宿る事、身体能力が上昇する事などを話して――)
それで、私の場合は治癒能力が上がるんです。
アレはそういう力ですね…………他には?
(少しだけ嘘を交えて自分の力を語る。ちゃんとみている事がわかれば噛まれた箇所にこびりつく
 血や唾液を拭い始めて――)

402葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 23:19:12 ID:2iyTZYCW
 そんなつもりは毛頭ないし。面倒ごとを相手にしてたら疲れるしね。
(はっきりと言い切る。それはもう、はっきりと)
 なに、そのどっかの漫画見たいな理論。
 そんなんだと、信用失うよ?
(まさに、お前が言うなである。まぁ、彼女は元々信用を得ようとはしていないが)

 そうそう、葛森だよ〜。
 警察や退魔、ヤクザにまで取材をする記者でござい。
(ニコニコと笑いながらそう言う)
 ??
(だが、自分の名前を聞いて、どうして詰まったのかが疑問であった)
 どうしたのさね? 人の名前をそんなのいぶかしげに呟いて。

 ほうほう、へー。
(そういいながら、ひっきりなしにメモを取っていくのは彼女の癖だ)
(家に伝わる印。まぁ、彼女もそっちの人間だったから事情は分かるが)
(それを彼女にいう必要もない)
 色々な力があるんだねぇ……うんうん、あたしじゃ良くわかんないことだらけだよ。
 今までいろんなヒトの力を見てきたけど、それでもね。

 あとは、お家にについてかな?
 どっかの退魔さんなとこだと思うけど……奏家ってのは聞いたことないし。
(単純に調べ不足なだけである)
 そう言うのって、あんまり知らないし。一人だけは知ってるけど……
403奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/29(土) 23:34:46 ID:tnHQk9SU
いいかげんだなぁ………
(苦笑交じりに肩を落とす、まぁ彼女の性格上仕方ないんだなと思わないでもない。)
いやいやいやいや、あのですね…………
うん、いいです。無駄でしょうし。
(まさに今言おうとした事もお前が言うなである。けれどもその言葉が葛森さんに届くとは思えず
 誰かと話してるときの感覚に似ているなーとか思いながら
 がくんっ、と肩を落とすのだった。)

ん………いえ、そんな神社が何処かにあったような気がしただけです。
気になさらないでください。
(むしろそれがその一族だったとしたらまずい。
 別に敵意が向けられなければ問題はないが、それでも葛森が持つ力はまずい。
 確か蟲に関係してたはずだ。と思い出して血の気が引いていくのを感じる。)
………気に、しないでください。
(少しだけ歯切れ悪く言ってから彼女の周囲を注視する………蟲らしいものは見えない
 見えるモノじゃないけどいないと確定。異論は認めない。)

退魔の家というより退魔もしている家といったところです。
目的は異形と異能、人を平等にする事ですから――その手段として退魔もしますし、鬼として異形の味方もします。
もっとも、物差しはこちらのものになってしまいますけれど………
(こりこり、とこめかみの辺りを掻きつつ)
一人………誰か私と同じような方とお知り合いになったのですか?
404葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/29(土) 23:51:49 ID:2iyTZYCW
 神社ねぇ……
(まぁ、十中八九葛森さんちの神社だろう)
(知らないふりを決め込むのが正解だと思った)
 ほぉ、どんな神社なんですか?ぜひ行ってみたいんですけど。
 似たような名前とか、なんか神様がいるかもしれないですし。
(しかし、気にするなといわれて、しょぼーんと引き下がった)
(まぁ、実際には振りだが)

 あっはっは、それだと他の連中に恨まれたりしても文句言えないですねぇ。
(笑い事ではないが、他人事なので笑う)
(確かに、殲滅主義の連中にしてみれば目の上のたんこぶになりかねない)
 いやぁ、それは守秘義務だよ。
 とある組織の構成員に最近会ったことがありましてねぇ。
(媛名葵と名前は言っただろうか)
(とりあえず、あんまんをおごってくれたヒトという認識だが)

 まぁ、構成員ですし。
(あははと、笑って)
 他にも公安連中に会ったり、いろんなヒトに会ったこともありますよ。
 所謂、「不思議な力」をもってる人たちに。
 とにかく多いですからね。この辺は。そう言う情報もたくさん溢れてますし。
405奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/30(日) 00:08:16 ID:2uf2E0B7
い、行きたいとか………正気なんですか貴方。
あそこが奉ってるのって確か………蟲――――
(単語を口にしただけで、多節足型の外殻生物を思い出す
 嫌な感じに肌が泡だつこの話はやめよう、危険だ。主に自分の精神が。)
(幸い彼女も引き下がってる、多分この話はお終い、お終いったらお終い。)

ええ、実際他の組織から恨みを買う事もあるみたいですね、けれどそれでも貫きたい信念なんですよ。
そして――――
(そのために必要な事、必要な存在、力――その信念を纏め上げるために自分は全てを手に入れなければならない。
 だから、恨みを買うからとためらってもいられない。
 自分が目指している道はソウイウモノだから――だから、笑む。だから強いまなざしを向ける。)
文句は言いません、言うつもりもないです。しかし我々のやる事の邪魔はさせません。
(凛とした声音で、ただ宣言して)
………守秘義務、了解いたしました。
とはいえ………少し気になっちゃったりもします。多分、この町にいる数ある組織の人物なんでしょうが………
(この町には数多の異形、異能者がいる、それに対処する家のもの組織のものも然り。
 おそらく、彼女がであった存在もそんな中の一人だろう。
 ならばあえて聞き込む必要もない、そんなことよりもやらなければいけないことがあるのだから。)

貴方…………独自の情報網で?
なんかすごい行動力ですねぇ………なんというか、あんまりか弱く見えないです。
公安に退魔組織………
(とはいえ彼女の実力目の当たりにした身としては、その中で生き残っているのも納得の範疇ではあるのだが。)
………あのさっきのアレ、あの子を投げ飛ばしたヤツなんですけど。
なんだったんですか?そんな力があるようには見えないんですけど。
406葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/30(日) 00:24:04 ID:9W1TFM1D
 むし??
(とりあえず、とぼけたことをしておく)
(どうやら、何かむしに対してよくない思い出でもあるのだろうと推測する)

 まぁ、そう言うのも大切なんでしょうね。
 あたしにゃ、ありませんけど。
(もう、空虚な存在の自分はそれに対照的であった)
 まぁ、あたしとしては、あたしの邪魔をしなきゃ邪魔することもないけどね。
 基本は正当防衛だし。
(ここで、某公安少年がいたら嘘だというだろう)
 気になるなら、特徴を一つ。
 多分、年上のおねーさんみたいなヒトだよ。まぁ、学校の生徒だし。
 探せば見つかるだろうし。うんうん。

 まぁ、あたしの情報網はすごいぞ〜。企業秘密だけど。
 でも、それはご謙遜です。あたしはか弱い一般市民です。
(とはいっても、彼女は異能者であり、特に隠密性に優れた力だ)
(情報網のほとんどは盗聴と監視で構成されている)
(まぁ、他にも情報源はあるが)

 あれ? されは超能力(サイキックパワー)だよ。
 ごめん、冗談。あれは柔道での崩しと同じ原理。
(柔道においては力も重要だが、相手の姿勢を崩すことが重要となる)
(先ほどのは、それに相手の勢いを付け足したものだ)
 難しいんだけどね。状況さえ間違えなきゃ十分なものだよ。

【ちょっと、眠気が着たので、そろそろ〆か凍結をお願いしたいのですが】
407奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/30(日) 00:38:56 ID:2uf2E0B7
なんか、貴女の言う事、頭から信じるのは危ない気がします。
コレはただの勘ですけれど…………
それも危ないといってもそこまで危ないわけじゃなくて、少しだけ危ない、放っておけないって感じかな。
(本人はか弱い一般市民を自称するも
 そのか弱さで出す結果はか弱さからはかけ離れている――おそらく異能を持っているか
 そうでなくとも異能レベルまでの対応能力を持っているかだ。)
柔道………それに打撃を加えていましたから、古武術ですね。
多分、柔術かもっと武器の扱いに長けた――…………
(そして威力のほどはさっきのとおりである。多分使いこなしている彼女のほうに
 相当なものがあるのだろうけど――なんにせよあの動きは色々と勉強になった。)

(こうしてしばらく言葉をやり取りして、時折葛森さんのいい加減さにため息をついたり
 まぁ、コレはこれで面白い人という認識ができないわけでもない
 何よりも彼女の事を憎む気にだけはどうしてもなれない。似たタイプの人間がそばにいるからだろうか?)
(そしていずれそんなやり取りも終わりを告げて、どちらからとでもなく別れを告げる。
 何かをめぐったわけではない、何かを得たわけでもない――けれども出会いのなったこの話は
 此処までである――此処からどう動くかは二人次第。)

【ええと、お待たせしましてこちらはコレで〆になりますっ!】
408葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/05/30(日) 00:47:46 ID:9W1TFM1D
 あっはっは、あたしは信用できないヒトだからね。
(そして、最後には自分のことを言う)
(信用、彼女からは最も遠い言葉。過去の所業に加えて記者などやっているからなおさらだ)
(そして何よりも、自分は嘘つきだから)

(そして、利香は彼女とはなれ、一人森の中に居る)
 さて、奏 永久。どんな子だろうね?
(手から次々と虫が這い出てくる。彼女の足元に虫が溜まっていく)
 君たちはどう思う?
 あの子は面白い対象になるか?
(そのように虫と話しながら彼女は消えていく)
(一人の少女に取材的興味を覚えながら)

【それでは、私はこちらで〆ます】
【お相手ありがとうございました。また機会があればよろしくです】
409奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/05/30(日) 00:50:02 ID:2uf2E0B7
【はいっ、見届けさせていただきましたっ!】
【こちらのほうこそお相手ありがとうございました。】
【また、お願いしますねぇ】

【それではお先に失礼します。】
【おつかれさまでした〜(ぺこ〜)】
410名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 02:33:15 ID:OKJei9gm
死闘
411媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 14:40:09 ID:XSzjh8Gx
【――まだ、海の水はちょっぴり冷たかった】

【規制が、解けました……でも、たぶんまたすぐに引っかかってしまうのでしょう】
【ということで――何だかどうにもタイミングが悪い感じ、ですけれど
 今のうちということで、失礼して待機させてください。プロフィールは>>180になります】

【殺伐系でも、戦闘でも、日常系でも、etcでも――シチュは相談次第、で】
412紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 14:46:13 ID:3ViMZvJR
【というわけで、ちょっと打診してみようかね。】
413媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 14:52:33 ID:XSzjh8Gx
【――色々とおめでとうございます、拓兎お兄ちゃん】

【こほん。冗談です、怒らないでくださいね。こんにちは、紅裂さん】
【打診? う、打たれr――こちらとしては貴方が良ければ、大歓迎であります】

【シチュはどうしましょうか。ご希望があれば殺伐、戦闘、日常、パラレルでも何でも】
【お約束(?)もしていますから、体育館裏にお邪魔しても十全、と思います】
414紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 14:55:55 ID:3ViMZvJR
限定条件付きとは言え、首輪付けられた人に言われたくない!
抉ったら抉り返されるのは最早パターンだなぁ、おい、このドMめ。

いつもの…
体育館裏で会って→飯奢れ→何処かで食事→会話(←いまここ)

黄昏の学園THEMOVIE2010…
パラレル。並行世界で仲良くつるんでいる異能者赤村と
異形狩り媛名の他愛のない会話。
勢いでやったが反省しない。

黄昏の学園ビギンズ…
20年くらい前の××学園で起きた話。
退魔師の壱林or橋祭が出る。やはり勢いでやったが後悔しない。
               
415媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 15:02:21 ID:XSzjh8Gx
抉ってないもの、私は少々くすぐって愛でようとしただけです。
……何故!何故祝福したのに、とんだし返してあります、不当です――!(←)

――く、どうしてそう選び難い楽しそうなのをいっぱい並べてくるのでしょう。
壱林と橋祭は全く真っ白な感じでありますから……で、出来れば保留したく存じます。
数合わせに名前を出しただけなので……あ、紅裂さんに案があれば別、ですけれど。

1だといつものように、流れ――で、大丈夫だと思います。
2だと……完全平行世界のロールにするのか、こっちの世界と多少リンクさせるのか
落とし所はどうするのか、そこら辺が問題になるでしょうか。
――パラレルで年若い(!)頃の紅裂さんもとい赤村さんに会ってみるとかも、あり?

というわけで、もし紅裂さんがどちらでもいいよというのなら、
紅裂さんの次のレスの数秒が奇数なら1、偶数なら2で――いかがでしょうか?
416紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 15:10:38 ID:3ViMZvJR
人、それを藪蛇というのだよ。

くはは。時間逆行とパラレルありならネタの幅は広がるものさ。
案はあるんだ。壱林or橋祭は代々双子の兄弟が生まれやすい退魔士の家庭で
当主継承の儀式は16歳に行われる。で当主になった方は道場と流派を継ぐ。
ならなかった方は暗殺者として魔を狩るのに専念する。
で、今回は退魔士になった方の戦い?をやってみたいな、と。

2は完全パラレルでいい、かなー?
夢オチ的締めでも一向に構わないだけだし。
子供の頃の俺は、なんだね。異様に恥ずかしい罠だ。

うい、ではちょっと判定してみますか。

417媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 15:14:52 ID:XSzjh8Gx
>>416
壱林と橋祭がそんなに設定進化していただなんて―――ッ
適当に名前をだしてみるものですね……ここが黄昏の好きなところです。
楽しみであります。また、後日ゆっくりとお話を聞かせていただけたら、と。

それでは、偶数ということで完全パラレル世界の2ですね。
紅裂さんが正義の味方バージョンのままの世界で、
今と同じように学校に来ることになった異形狩りの私と会ってしまっていたら、と。
それで、構いませんでしょうか?

問題がなければ、書き出しお願いしたいな、なんて。
418赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 15:25:30 ID:3ViMZvJR
【名前】赤村 拓巳(あかむら たくみ)
【年齢】 17歳
【性別】 男
【身長】 180cm 80kg
【容貌】 黒髪(髪型は紅裂拓兎と同じ)
     蒼いコートを好んで着る
【能力】 珪素の支配 体術(紅裂拓兎と同じ)
     武器使用(その日の気分で色んな武器を使用する)
【弱点】 人の命を大事にするタイプなので、基本的に人間に対しては
     悪人でも刃を向けたがらない。人質とかに弱い。
【備考】
自称「正義の味方」の珪素使い。妖魔退治と異能者とのネットワーク構築に励む。
正義とは絶対的真理ではなくもうひとつの正義の対極でしかないと知っているが
それでも正義の味方を自称して、みんなの笑顔を守る為に戦う。
シスコン。姉の言う事には文句を言いつつも絶対に従う。

(オーロラ揺らめく時空を超えて登場する。)

簡易プロフだよ。参考にしてね。

そうだね。ある日出会ってしまった二人の関係。俺の個人的な意見としたら、異形狩りに対しては明確な
一線を引きつつも、媛名葵個人に対してはある程度の敬意を払いつつ、仲良くやっている感じかな。
俺は「孤独な異能者」を作らない為、色んな異能者に対して善悪主義主張問わず接触しているので
その辺に対して媛名葵は危惧している、危険視している、と言った感じかな。
――郡くんやら久遠ちゃんやらの事は出さない方がいいのかな。
名前は出さず、似た感じの違う人、みたいな感じで出すのはありかも知れない。

えっと、じゃあ書き出してみるけど、昼間の学校と夜の公園、どっちがいい?
決めてくれたら、書き出してみる。
419媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 15:30:34 ID:XSzjh8Gx
――ご挨拶といたしましては、初めましての方が宜しいでしょうか。
(なんとなく違和感が絶大で、ドギマギしながらもご挨拶)

私の方は今と変わらないというか……そうですね。
言うなれば、白い髪の盗掘屋さんと出会った頃の少し硬い私――ということでいかがでしょう?
あと、完全にパラレルということですし
明確に名前は出さないで雰囲気だけ語らせていただく――という形なら問題はない、と思います。
私たちの中だけで完結してしまう物語……ということで。

それでは、せっかくなので夜でいかがでしょう?
こちらが何かやっていた、という描写もしてくれて大丈夫なので――どうぞ、都合のよろしいように。
420赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 15:44:48 ID:3ViMZvJR
だからさ。ネコミミがいいとか、ウサミミがいいとか。
そんなものは優劣を競うんじゃなくて、あっちもいいけどこっちもいいんだぜ。
お前も試してみろよ、程度でいいんだよ。人の趣味にケチをつけるなっての。
(夜の公園。携帯電話から垂れ流される愚痴に、それでもちゃんと返答をする。)
(友達同士、仲間同士なのだから、仲良くする事に越した事は無い。)
(人と自分は違うけれど、それでもお互いに折り合えるはずだと、信じている。)

わかった。わかったから。
ん、取り合えず明日、明日だ。ああ、またな。
(ピッと携帯電話を切って、散らばる水晶の破片と、肉片と、そこに佇む長髪の女性に)
(改めて視線を向ける。異形狩り「媛名葵」。猟犬であり、走狗であり、殺し屋だ。)
(話によると、既に何名もの悪い異能者を抹殺している――らしい。)

ごめん、媛名先輩。
ちょーっとアイツら揉めててさ。本当に困ったよね。
(それでも、彼女個人は敬意を払うべき人間だ。誰かの秤で命を消す行為にはどうしても)
(身体の芯が冷えるものを感じるが、彼女の手で救われた人間も間違いなくいるはずだ。)
(だから、人殺しという事実だけで彼女に嫌悪を向けたりしない。)

…にしても、最近やけに妖魔の数が多いよな。
今日も朝から、妙な風が吹いてたし、さ。
(今夜も街を徘徊していたら、わらわらと何処からか妖魔が湧き出てきた。)
(あの日から――「久遠ゆりか」と名乗った金髪碧眼の少女と出会った日から、続いている。)
(パンと手を叩くと、水晶の破片が更に細かく砕け散って、粒子となって夜の風に舞って散る。)

まーあ、俺のやる事に変わりは無いけど。
何せ、正義の味方だしな。
(自称「正義の味方」を名乗る珪素使い。それが彼――赤村拓巳だ。)
(その眼は月よりも星よりも強い輝きを宿し、夜の気配に浸食されていない。)

【あんまり関係ないんだけど、一応、「並行世界の久遠ゆりかと会った赤村」という感じで】
【では、よろしくお願いします。】
421媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 15:57:35 ID:XSzjh8Gx
>>420
……ネコミミとウサミミで揉めることを、
平和的な人たちだと思うべきなのか、少々嗜好が通常とズレていると思うべきなのか
私としては少しばかり、分かりませんけれど―――ともかく、お疲れさまでした。
(表情を変えないまま、すいっ、と黒色のその瞳を赤村に向ける)
(自称正義の味方――黒い髪に青の服を好む彼の目は、その自称に違わずに、
 真っすぐと強い意志を宿している。そして真っすぐなだけではない――ひたすらに、穢れない)

(――自分の道を、間違わずに見定めることができた、人間の目だ)

本当に……このところの異常発生には少々困ったものがあります。
妙な風――もしかしたら、何かあったのでしょうか……。
(淡々とした声音。心配しているような言葉を吐いてもその声音は心配しているようではない)
(抑揚のない声で答えれば――目の前で美しい結晶の吹雪が起こる。
 ぼうっとその様を目でおいながら、小さな風に吹かれる黒い髪をそっと押さえた)

やることは変わりない、ですか。
――正義の味方は、大変でしょう。救い求める声あれば助けるのが正義の味方。
(赤村の方をむいたまま、目元だけを緩めて見せる)
(彼のこういう物言いはとてもすっとする。この街にはこういう性格の人間がもう一人いただろうか)
……にしても、本当に妙。
何か心当たりはございませんか? ……どこかの社が破壊されていた、など、なんでも。
―――私は、……今日、少し、変な夢をみたくらいでしょうか。
(綺麗に肉片の間をすり抜けながら、ベンチを指さす。あちらでお話ししましょう、ということだ)


【了解、です。あのときのロールですね、十全と承りました】
422赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 16:21:05 ID:3ViMZvJR
同じ神様を崇めてるはずなのに、解釈の違いで戦争する人ら
がいることも考えれば、割と健全だと思うけどな。
まーあ、喧嘩するほど仲がいいってね。
(距離が離れ過ぎた人間を嫌うことはできないし、喧嘩することもできない。)
(正面から意見をぶつけ合った結果いがみ合ったのなら、折り合うこともできるはず。)
(その為に奔走するのは、大抵自分の役目なのだが、この役割を誰かに譲る気はない。)

お姉ちゃんが言ってたけど、人間はこの世界のこと全部知ってるわけじゃないからね。
そういう事も、あるんじゃないかな。何があったかは知らないけど、まず認めないとね。
(媛名葵の、感情や抑揚の乏しい声と眼。努めてそう振舞っているのか、単に淡白な性格なのか。)
(長い付き合いとも、深い付き合いとも言えないけれど、多分後者なのだろうと思っている。)
(けれど、全くの無感情というわけでもなく、猫を懐かせようとして、失敗して落ち込んでた場面に)
(遭遇したことも考えるに、単に不器用なだけなんじゃないかと考えている。)

呼ばれなくても勝手に参上するのが正義の味方だよ。
まーあ、煙たがられる事もあるけどさ。惨状になるよりはマシだし。
(おどけてパチリと片眼を瞑って見せる。)
(誰かの正義は誰かの悪。余計なお節介を焼いて煙たがられることも暫しある。)
(それでも、この活動を止めることはないと、確信している。)
(共に道を行ってくれる人だって、いるのだから。)

んー、聞いてないなぁ。
最近見た特撮じゃないけど、並行世界から悪の組織が侵略でも始めたのかな。
(誘われるままに、ベンチに向けて歩き出す。ポケットからいつも姉に持たされているハンカチを)
(取り出して、さっとベンチに敷いて「どうぞ座ってください」と冗談めかして言う。)
(女性には優しくしなさいと、姉からは口が酸っぱくなるほど言われている成果だ。)

夢って言えば、俺も偶に、ね。
俺が大勢の人間を殺してる、夢、だけど。
(その夢を思い出して、ぶるりと身体を震わせる。鳥肌が止まらない。)
…最悪だよな。俺たちが一生懸命戦って、ようやく人一人助けられるのに。
あんなに簡単に人を殺せるなんて――とか思ったりして、ね。
(正義の味方なんて言っているけれど、戦っている理由はご大層なものではない。)
(誰かを助ける為。理不尽に死ぬ人を無くすため。みんなの笑顔を見て生活する為。)
(ものすごく個人的で、ものすごく身勝手な、自分自身の願いを叶える為に戦っているだけだ。)
423媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 16:38:03 ID:XSzjh8Gx
……相変わらず、喰えもしない仲裁役をやられておられますようでなにより。
――まあ、決して嫌いではありませんけれど、そういうことに奔走している貴方は。
(その声がどこか呆れたような色を孕んでいても、彼女は彼女なりに認めているのだろう)
(この赤村という青年のことを。素敵な姉のいる、他人思いな青年のことを――)
こうして、貴方が奔走しているのも、貴方の大好きなお姉様の教育の賜物でしょうか。
本当に、貴方という人はよくこうも真っすぐに育ったものだと、いつもお姉様を尊敬致します。

―――呼ばれなくても、勝手に参上するのが、正義の味方……?
煙たがられても、それでも貴方が良いと思うことを成しているなら、いいと思います。
だって、貴方って誰かに感謝されるためだけに、やっているのではないのでしょう?
(黒色の瞳を赤村に向けて、次にハンカチに向ける)
(それから少しだけ気恥ずかしそうに、有難うございます、とお礼を述べた。
 組織でも身の周りでも、こんな風に過度に女性扱いされることは少なくて――くすぐったいらしい)
……平行世界から、悪の組織が――。
それは、特撮ものの見過ぎです、赤村さん。お好きですね、そういうの。
(表情は相変わらずだったが、この時ばかりは少しだけ笑うようなそんな声で呟いて)

――――。
(「俺が大勢の人を殺している夢」)
(その言葉を聞いた途端、女の目が明らかに動揺を孕み、そうして揺れた)
私も、そう、似たような夢を……見ました。
貴方に似た、赤い髪の男が――貴方と似た能力でもって、たくさん人を殺していて。
それでも、貴方のまわりには沢山の人がいて、想われていて……本当に妙なのです、夢を思えないくらい、鮮明で。
妙に、生々しかった。
(ツキッ、と頭に走った痛み。少しだけ呻いて、額を押さえながら)

……でも、大丈夫、です。
私は、存じていますから――少なくとも、私の目の前にいる貴方は、人一人救うのに必死になって。
自分のこと省みないで、つっこんでいく……そういう人だって、存じ上げていますから。
(額を押さえながらも、相変わらず淡々とした声で説明的に言葉を述べていく)
424赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 17:06:14 ID:3ViMZvJR
そりゃあね。可愛い弟にプロレス技をしかけつつ、尤もらしい説教する姉ですもの。
嫌でもこう育つよ。曲がったら叩いて矯正すればいいのよね、とか物騒な事言ってるし。
(姉のことについて言われ、照れたように笑って言葉を返す。)
(口では愚痴っぽいことを言いつつも、姉に対する信頼は絶対だった。)
(自分の事を褒められる以上に、姉の事を褒められて嬉しい気分で一杯だった。)

好きなことやってるだけだからな。
良いとか悪いとか、実はあんまり考えたことないんだよ。
世間一般の善悪と、俺たちの善悪って、やっぱり少し違うだろ。
ぶっちゃけると、善悪なんてのは、一面的な物の見方のひとつでしかないし。
正義の反対は、もうひとつの正義だよ。
俺と先輩がこうして話してるのだって、お互いの正義がぶつかってないからだしな。
(何処か気恥ずかしそうな媛名葵にしても、組織の為――厳密には当主の為に猟犬として戦っている。)
(時に害悪と判断した異能者を抹殺することもある。その是非について問う資格は、拓巳にはない。)
(彼女には彼女なりの理由と正当性があり、それに従って生きているだけなのだから。)
(人殺しなんてどんな理由をつけようが最悪だけど、それも赤村拓巳の判断でしかない。)
(その赤村拓巳とて、媛名葵が仲間たちを一人でも殺したとしたなら――――)
そんな日が来ないに越したことはないけどな。
(ニカッと笑って、暗い考えを打ち消す。まずは信じてみよう。)
(信じきれなくても、怖くても、信じないと人間関係なんて始まらない。)

あっはっは。
先輩だって、実は日曜日の朝に早起きして見てるんじゃない?
(いい歳をして、と言わるがかも知れないけど、最近の特撮は対象年齢が割と高い。)
(この世界はいつだって混沌としていて、だからこそ善悪の構図が簡単な物語は楽しめる。)

……シンクロニシティ、ってやつか。
(珍しく、露骨に動揺する彼女の肩に軽く手を置く。)
(強い視線を向けて、大丈夫だよと念じつつ、笑いかける。)
(例え異形狩りでも、その前に彼女は一人の女の子。女の子を泣かせるのは、駄目だ。)
俺も媛名先輩が、大事な人に想われてて、笑ってる夢を見たことがあるよ。
夢の中の先輩はさ、やっぱり異形狩りなんだけど、大事なものを沢山持ってて、
その大事な人たちと共にある為に、一生懸命戦っていたよ。
ぼろぼろになって、辛いのに、それでも媛名先輩は、笑ってたよ。
(交えたのは、殺意と刃。譲れない想い。これはいつ見た夢だっただろうか。)
(彼女と、戦う夢を、見た。ズキリと頭が痛む気がした。)

どんな世界でもさ。笑って過ごせてるなら、それでいいよね。
(だから、あの夢が。彼女が大事な人と過ごしている夢が現実になればいいと、そう思う。)





425媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 17:23:31 ID:XSzjh8Gx
(姉のことを褒めると、それに対してどこか嬉しそうにしている赤村)
(――本当に姉が好きなのだな、ということを感じさせられる。
 それにしても「曲がったら叩いて矯正すればいい」とはたいそうな姉だ――好感が持てる)

……一つの善には、必ず一つの善が対立する。
誰にとって何が正義かなんて、そんなものは価値観でしか決まらない。
だから、思いが強い方が勝つのです――それだけの覚悟がある方が、貫く覚悟がある方が。
(――いずれ自分は、時がくればこの青年とも対立をするのだろう)
(そう、この街の人間の誰とも対立をする日が来るのだろう。
 それは分かっている。いつ、異能者も異形という決定が下るかが、分からないのだから)
――でも、覚悟なんて直接ぶつけあわないでいられるなら、それに越したことはないのです。
(快活とした微笑みに、ほっと一息もらす)
(安堵が出来る。何となく、大丈夫だとそう言われているような気がして)

日曜日の朝にそれを見てしまうのは、
その為に早起きしているからじゃなくて、起きる時間帯がそれと被るからです。
(不思議そうに首を傾げて、見ていることは肯定しながら―――)
……ありがとうございます。
(―――ずっと、こういう会話ができればいいのに、と心の奥底で思ってしまった)
(シンクロニティにしては、厭なシンクロニティだ。もっと、もっといい夢を見られたらいいのに)

私にとって大事なのは当主です。
あの方がいるのなら、私は笑っていられます――でも、そうですね。
どんな世界でも、ちゃんと笑っていられたらそれでいいと、想います……ですから。
(顔をあげて赤村の方を見る。黒い髪をゆらして、小首を傾げてから)
貴方こそ、私が大事な人に想われている夢なんて見るよりも、
この世界で貴方の大事な方を早く見つけられますほうが、先決なのではありませんか――?
(そうして、目を細めてかすかに笑った。
 姉がいて、たまには挫折もするけれど、それでも夜の闇に呑まれない赤村――
 ――彼がいまこのとき、幸せなのならば、そんな夢を見たって……何も怖くないはずだから)

はやく彼女の一人でも見つけてください。少々、見てみたいと思います。
(本気か冗談か、分からないような真顔で彼の顔を覗き込む。ただ、黒色の瞳は意地悪な色を孕んでいて)
(そうして、からかうのだ。彼が今のところ大事な異性といえば、「姉」だろうと分かっているけれど)
(――否、分かっているからそれも含めて、彼をからかう)


【っと、ごめんなさい、そろそろ時間で……】
【中断or凍結していただくも、あと少しなら置きで〆にもっていくもどちらも歓迎でありますから】
【宜しかったら選んでいただけますか?】
426赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 17:25:09 ID:3ViMZvJR
【時間なら仕方ないよ。】
【置きレスで〆る方向に持って行こうか。】
427赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 17:25:54 ID:3ViMZvJR
【あ、中断も可ならまた今夜あたり再開して一気に〆ようか。】
428媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 17:28:14 ID:XSzjh8Gx
【了解です。それでは、帰ってきたらすぐにレスを返させていただきますね】
【まだ〆……の前ですが、先に直接ご挨拶を。誠に、ありがとうございました。
 スレてない紅裂さん、もとい赤村さんとパラレル世界でお話できる機会があって嬉しかったです】

【またあうことがあるのか――は分かりませんけれど、また】
【お相手していただいたことに感謝しつつ。それでは、この場は先に失礼致します(一礼)】
429媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 17:28:52 ID:XSzjh8Gx
【あ、了解です。それでは、20時半から21時には顔をだしますので――】
【もし、ご都合がよろしければその時間に避難所で。では、でもどり失礼いたしましたっ】
430赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 17:45:28 ID:3ViMZvJR
そうそう。
お互いに歩み寄れる世界を作ろうぜ。
俺たちは話し合えるんだから、戦わないに越したことはないよ。
(そんなに甘い幻想だけでは、この世界は成立しない事は知っている。)
(今日まで、どれだけの悲嘆の涙を見てきたことか。)
(それでも、人間という生き物を信じたい。人間は、きっと。世界は、きっと。)
(だから、今は二人で話をしていよう。手を取り合える未来を信じて。)

大事な物は沢山あっていい。
守りたいものはひとつじゃないって姉ちゃんが……って。
いやー、それはね……何と言うか、ごにょごにょ……
(からかいの笑みを向けられて、照れくさそうに頬を掻いて視線を逸らす。)
(――たったひとりの大事な当主の為に戦う。それで自分は幸せだと彼女は言う。)
(その言葉の重みは、きっと本当の意味で理解できないのかも知れない。)
(けれど、自分にとっての姉が、彼女にとっての当主なのだろうと考える事はできる。)
(お互いに大事なものはある。それだけ理解できていれば、それでいいと思う。)

そりゃあ、好きな人の一人や二人はいるんだけどな。
けどそれ以上に大事な仲間、だし……
(友達はそれなりにいる。一緒に戦う仲間もいる。けれど異性という意味で好きな人はまだいない。)
(よくみんなにシスコンと言われてからかわれるが、実質育ててくれた人なのだから仕方ないだろう。)
(その姉にも彼氏がいるのだから、いい加減精神的に自立をしていい頃合いなのだろうけれど。)

そ、そういう先輩こそ、彼氏のひとりやふたり、作ればいいだろ。
こう、未熟だけど熱くて、挫折も後悔もするけど自分の道を曲げない
少年とか凄く似合うと思うんだけどっ!
(頬を赤くしつつ、くわっと眼を見開いて叫ぶ。)
(こうやってからかわれて、やりこめられるのも恒例になった感もある。)
(こうやって叫んだところで、彼女に勝てるはずもないのは、わかっていたが。)
(姉もそうだが、年上の女性というのは、本当に厄介で手に負えない相手だった。)


【ああ、じゃあその時間によろしく頼むよ。】
【一度落ちるね。】
431媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 20:37:24 ID:XSzjh8Gx
――――。
(肯定はしない。でも、その代わり彼女は否定もせずに首をかしげたままだった)
(彼がそれを望むのなら、真っ向から否定なんてするのは無粋だ。
 少なくとも、その理想を打ち砕く必要があるのは今じゃない――あるいは一生、その時は来ないかもしれないから)
……でも、私は自分の手の上に乗せて守りきれるモノの多さを存じております。
沢山あっても、守りきれないのなら――それは、とても不義理です。
(でも、いいお姉さんですね、本当に。と、表情は変えずも彼の姉の言葉に感心した様子を見せて)

好きな人の、一人や二人?
それだけいるのなら上等では――ああ、異性としてではない、のでしょうか。
(彼の言葉に納得したようにそう続ける)
(黒い髪の青年を、頬を染めて慌てたように叫ぶ少年を
 黒色の目でじぃ、と観察しながら――表情はひとつも変わらないが――確かに彼女は楽しんでいて)
さあ、彼氏など。私は一生涯当主にお仕えする身ですから。
それに、貴方にだから申し上げますが、
正直に言って、恋や愛という感情は未だに理解ができません。難しい。
それに、私の立場上、大事な人なんて出来たらそれが弱点になります――そのはあまりにデメリットは大きい。
でもすが、当主の場合は私の弱点であれど、あの方が敵の手に渡ることなどありませんから。
というよりも、どうしてそんなにピンポイントな指定をなさるのですか……?
(どこか不思議そうな色をその目に滲ませ、ぱちぱちと瞬きした)

――貴方も貴方で、挫折も後悔もするけれど自分の道は曲げない御方です。
でも、そうですね。
貴方には貴方を理解して、貴方を傍で支えてくださるような方がお似合いになりそうです。
心の支えとなるような――、それこそ「曲がったら叩いて矯正」するような御方が。
(小さく肩を震わせている)
容姿は……好み次第、でしょうけれど。
金色の髪の少女や、黒髪の女の子や、凄く長い黒髪の女の子とか?
(こんなことを言ってしまうのは、あの夢の所為だろうか。異常なまでに鮮明な――)
ですが、お年頃であられますから――男子高校生らしく健全に彼女くらいつくらないと、
貴方のお姉様もきっと待ち焦がれていらっしゃるものと、存じますが。
(恋人なんてことは良く分からないけれど)
(きっとそれは素敵なものだろうから、きっと彼のお姉さんならそれを望むのではないか、と)


【ロールの再開に、場所をお借りいたします(一礼)】
432赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 21:03:00 ID:3ViMZvJR
守るって言っても、方法は色々あるよ。俺の姉ちゃん、戦わない人だけどさ。
何があっても、ちゃんと家で待っててくれるから。俺が帰る場所、守っててくれるから。
だから俺は、どんな戦いの後でも、ちゃんと家に帰れる。
守り方は、人それぞれだよ。特別な力なんて、必要ない。
(誰かを守るのに、特別な力なんて必要ないと思っている。)
(特別な力に意味を見いだせるとしたら、妖魔を倒す時くらいだろうか。)
(力自体に意味は無い。異能者である自分を導いてくれた姉の「人間としての強さ」は)
(そんな力が霞んで見えるほどの価値がある。だから、自分もそうなりたいと思っている。)

んーぅ。そう言われると、俺もどう言ったらいいかわかんないけどさ。
なんだろうな。多分、好きっていうのは…
その人に幸せになって欲しいって気持ちじゃないかな。多分、だけど。
(けれど、それも結局姉に対する彼自身の気持ちなわけで、家族愛だとわかっている。)
(心を焦がすような、誰かに焦がれるような、そんな気持ちを誰かに抱いた事は、まだない。)
姉ちゃんが言うには、「愛という気持ちは本能的かつ原始的で社会性とは本来相容れない
どうしようもない気持ち」らしいけどね。正義も悪も、愛には勝てないって言ってた。
まーあ、好きな人が出来たら弱点になるって言う理屈はわかるけどね。
けど、そのマイナスすら超えるプラスが愛にはあるって言ってたよ。
(二つ年上の、赤村雪絵。今は××学園大学部に通っている彼の姉。)
(赤村拓巳が正義の味方なら、赤村雪絵は差し詰め、愛の伝道師だろうか。)

いや、何となく。
いやいや、ホントーに何となく、なんだけどね。
(本当に、他意はないのだけれど、この淡白だけど非情でも無情でもない、ただ不器用な)
(女性には、そんな少年が似合う気がした。そんな少年を心配しつつも惹かれてしまうような、関係。)
なーんだか、そっちも何やらピンポイントだなぁ。
確かに付き合うなら、そんな子がいい――とは思うけど。
けど…年頃って言われても、ねえ?
(金髪とか、黒髪とか、長髪とか言われてもピンと来ないのは、「幼い」からか。)
(友達からは、「お前の雄の本能はまだ目覚めてないのか?」と言われている。否定はしない。)

…なんか、俺たちが扱うには過ぎた話題じゃない、これ?
(恋も愛もよく理解できない男女が、額突き合わせて一体何をうだうだと言っているのだろうか。)

【では、よろしくお願いします。】
433媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 21:19:45 ID:XSzjh8Gx
―――帰る場所を、守る?
特別な力なんて……必要、ないのですか?
(最初はいまいちピンッと来なかったようで、不思議そうに小さく唸る)
(彼女にとって守るというのは――生命の危機から守ることに他ならない。
 その為にはどうしても力がいる。何度も何度も、日常(ここ)とは少し違う夜で死を見た。
 だから、それは彼女にとってとても身近なもので、何よりも大事なものを奪う一番の敵
 ――義兄が死ぬと思うと、考えるだけでも気が気ではなくなってしまう)
(でも、後でよく考えてみようと思った。彼が言った、その言葉の意味を)

―――――。
そのひとに、しあわせになってほしいって、きもち……。
(そして続いた言葉には彼女はさらに不思議そうに唸った)
幸せになってほしいと望むなら、なおさら――私は、誰かを好きになんてなれません。
私は異形狩りとして生きて、異形狩りとして死ぬ身。それはもう決めたことです。
……ですけれど、貴方のお姉様の仰られるようなものが愛で恋だとするなら―――
(想像がつかないその愛とやらが、本当の本当に自分にも抱ける感情であるのならば)
―――きっと、そんなことを考えている間もなく、私は囚われてしまうようなものなのでしょう。
(彼の姉、赤村雪絵。一度、生きているうちに会ってみたいものだ、とそう思いながら)

はい。お年頃です、思春期です。
17歳、でしょう? 私のまわりに年上ばかりいたせいかもしれませんけれど、
うぅん、貴方と私の同僚を同視してみるのがそもそもの間違いというべきやもしれません。
(どうにもピンと来ない様子の赤村を見てから、こちらもピンと来ないように唸り――)
……そして、確かに我々には過ぎた話題でした。
(――諦める。ベンチから腰をあげると、彼のひいてくれたハンカチを手に取ってから)

後日、洗ってお返しいたします。異存は、ありませんね?
434赤村拓巳 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 21:41:42 ID:3ViMZvJR
そんなに不思議なことかなぁ。
帰りを待っててくれる人、でもいいけど。
(帰りを待っててくれる人がいないのなら、ただ夜の中を彷徨い続けているだろう。)
(姉がいなければ、この力に意味を見いだせず、ただ力を持て余していただろう。)
(赤村拓巳が誰かの為に戦えるとするなら、きっと姉のお陰だと断言できる。)

あー、大体わかる。けど俺、好きな人沢山いるぜ。
姉ちゃんは別格として、クラスメイトも、一緒に戦ってくれる奴らも好きだし。
媛名先輩のことだって結構好きだよ。恋愛って意味じゃなくても、な。
(それは、偽ることのない赤村拓巳の本音の本音。姉を別格にしているのは重度の)
(シスコンの証拠だが、だからと言って他の人間に対する想いが軽いという事は絶対にない。)
――フォーリンラブって奴ね。
恋はするものじゃなくて、落ちるものだって姉ちゃんが言ってたし。
俺も最初は驚いたもんな。姉ちゃんに彼氏ができた時は。
全然前触れなんてなかったもん。案外、媛名先輩もそのタイプなのかもな。
(誰かの幸せを願うのなら、その人とは一緒にいられない。当主の為の命だから。)
(言っている事はわかるし、それを否定する意味がない。彼女は自分の命の使い道を)
(既に決めている。それが彼女の強さなのか、他に知らないが故の無垢さなのか。)
(わからないけれど、出来れば、色んな感情を知って欲しいと思う。)

俺、頭の中身がよく幼稚園児レベルって言われるけど。
むう、もっと精神年齢向上させないと、駄目かな。
(別段、恋をしようとしまいと、この活動を辞めることだけはしない。)
(今は、それでいい。その時になったらまた考えようと思う。)

異存あるって言っても聞かない癖にー。いいよ、別に。
そんじゃあ、帰ろうか。途中までなら送ってゆくよ。
(笑って立ち上がり、パンパンと膝を払う。)
(明日も学校がある。そろそろ帰る時間だろう。姉が待っている。)
(けれど、その前に人としての、男性としての義務を果たさなければならない。)
(彼女の強さは知っているけれど、これはそれは話が別である。)


【次くらいで場面転換、かな。】
【大体語ることは語ったと思うし。】

435媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 22:02:26 ID:XSzjh8Gx
……中身が幼稚園児レベル。
(彼女はそうだとは思わないけれど――というような、顔をした)
(幼稚園児レベルがどんなものかしっくりこないというのも無いことはないのだが、
 そこまで幼いだろうか、と思ってしまうのだ――けれど、そうだ。純真無垢さを取れば、幼いのかもしれない)
(だから、ちょっとだけ笑っておいた)

よくよく、ご存じであらせられます。
(聞いた癖に異存は即刻却下。それがこの女のすることと決まっている)
(でも、送りの申し出は断らなかった。それが、彼が男としての義務と思っていることを知っているから。
 恐らく、自分と同じように異存など聞き入れては暮れないのだろうと思うから、大人しく従う)
――それでは、途中まで宜しくお願い致します。
(髪を揺らして一礼する。もう夜も深まった時間帯――暗い暗い空を見上げて、
 今日は月が綺麗だ、とそう思って――――、そこで、急に、そのまま目の前が真っ暗になって)


**********


―――――。
(無機質な目覚まし時計の音)
(昨日のままのシーツの匂い。指先でそのシーツを手繰り寄せながら、目覚まし時計を止めた)
…………ゆ、め。
(何ていう夢だろう)
(――あの青年、赤村拓巳と言っただろうか。紅裂拓兎に似た、黒髪の、彼と真反対の青年。
 どうしてあんな夢を見たのか、全く分からない。それにしても、本当に妙なくらいに生々しい夢だった)

………学校に、行きませんと。
(今日はずっと休んでいた分、放課後にみっちりと特別授業が入っている)
(その為に、今日は“一人”で寝たのだ。やっぱり、一日、泊ってもらうくらいなら良かったかな――と、
 そんなことを考えたところで首を振った。らしくない、と重い体を引きずって、体を起こす)
―――恋は、落ちるもの、ですか。
(赤村の姉と彼の言葉を思い出し、夢にしては、全くその通りだと言いたくなる)
(そして、その結果がこれだ。自分は本当に、本当にあの人の幸せを願っていると言えるだろうか。
 自分の命は変わらず、当主の為のものなのだ。自分は、――自分は、彼を欺いているに等しい)

(――そこまで考えて、やめた。知りたくない答えが出る気がして、
 自分の身についている別の人間の匂いを抱くように髪を指先で梳きながら、バスルームへ向かう)
(少しはっきりした頭で、今日は昼休みに――きちんとお約束を果たしに行こう、とそう思った)
(赤村拓巳ではなく、紅裂拓兎に。……そう考えると、何だか少しだけ楽しかった)



【了解、です。それでは、このような感じで――】
436紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 22:16:57 ID:3ViMZvJR
……。
(うつらうつらしていたら、とんでもない夢を見た――気がする。)
(一体何だったのだろうか。曖昧模糊としていて、どうすればいいのか。)
(朝が、来ていた。奏永久に愛の告白をされた翌日の、朝が。)

ぐっ……くう。
なんなんだ、なんなんだ、ありゃあよ。
(夢の中で、昔の名前で、媛名葵と仲良く――現実の紅裂拓兎と媛名葵の関係を考えれば)
(奇跡のような良好な関係を築いて、夜の公園のベンチで話をしていた。そんな夢だった。)

……間違いない。奴の所為だな。
(愛、愛、愛と奏永久に連呼された影響だろうか。夢の中でとても恥ずかしい話をしていた。)
(夢の中の媛名葵は、無表情で、淡白で、けれどこちらをからかってよく薄く笑っていた。)
(――考えてみるに、現実の媛名葵もそんなイメージがあったけれど。)
(枕を殴りつけて、新しく買ったベッドを軋ませる。さっさと学校に行こう。)
(今日あたり、アンジェラや久遠ゆりかや媛名葵あたりと顔を合わせそうな気がする。)
(奏永久とは、当分顔を合わせたくない気分だった。気持ちを整理しないとならないから。)

(――そして学校に行き、昼休みになって。いつもの体育館裏で、時間を潰していると。)

身体は治ったみたいだな。腐った蜜柑。
全く、この前は偉い迷惑だったぜ。
――どうした?妙な面しやがって。バンダナに激しく愛された余韻に浸ってるのか?
(いつものような顔を向けて、いつものような挨拶を、した。)
(紅裂拓兎は悪人。正義の味方ではなくて、女性に優しくなくて。)
(だからいつだって、こんな事を言う。適当に、軽薄に、笑いながら。)
(少し違うことがあるとすれば、眼の色が少しだけ生き生きとし始めたことくらいだろうか。)


437媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 22:29:45 ID:XSzjh8Gx
(久々の学校は何だか新鮮だった)
(空気すらも、新鮮な気がした――午前中は授業に出て、昼休み初めに「彼」と会って、
 そして、今に至る。少しだけじめっとした、よく言えば涼しい体育館裏――そこには「紅い髪」の青年)

その件に関しましては、ご迷惑をおかけいたしました。
謝罪を申し上げにと、貴方に対する借りの返済方法のご相談にあがりました。
(借りの返済とは、かなりおかしな日本語ではあるのだけれど、
 そんなおかしな日本語を気にした様子も無く、黒い髪をゆらし、いつものように首を傾げる)
(そして、「あいにくと私は無機物と愛し合うような特殊能力はありません」と、付け加えてから)

妙な面をしているように見えるのでありますれば、
これでも一応病みあがりだからでありましょう―――、あと、……、そうですね。
(いつものような顔、いつものような言葉)
(適当で軽薄で、女性思い――な感情は、少なくとも自分には向けられていなくて、
 でも、これでいいのだと思った。何にしろ自分の世界はここで、此処に他ならなくて、自分が出会ったのは目の前の彼だから)

変な夢をみたうえに、
数日ぶりにお会い致します、髪の紅い悪人さんの目が、
何となく、生き生きしているような気がすれば――私とて妙な面のひとつふたつ、してしまいたくなります。
(軽く肩を竦める。相変わらずの声音、そして相変わらずの表情で)
……何かあったのですか? 紅裂拓兎さん。
(何かを確かめるように、彼のフルネームを呼んだ)
438紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 22:49:28 ID:3ViMZvJR
――だったら奏永久の兄探しに協力しろ。
「奏従矢」。今は「従志浪」と名乗ってるはずだ。
少しは事情聞いてると思うが、今あの子の兄貴が失踪しててな。
情報があったら、俺か奏永久に逐一知らせろ。それで勘弁してやる。
(その事で紅裂拓兎自身に直接的な得があるわけではないが、何かして)
(欲しい事があるわけではない。だからと言って、何も要求しないのも妙な話だから)
(彼自身としてはギリギリの提案である。しないよりはマシな程度の、要求である。)

別に病気してたわけじゃないだろ。
アレだな。怪我が治った場合、病みあがりっていうのか。
(どうでもいい事なのだけど、少し気になって首を傾げる。)
(すると、本当に媛名葵が妙なことを言い出した。)
(――この女は、自分の知っている媛名葵だろうか?)
(最も、本当の媛名葵がどんな人間なのかなど、彼は知らない。)

俺も妙な夢見たぜ。
俺とお前が仲良く話してる夢だ。傑作だろ。
(いかにも馬鹿馬鹿しそうに笑って、さっさと今朝見た悪夢を貶めて風化させようとする。)
(何かあったのかと問われて、ピクピクと右の瞼が痙攣してしまったが、別にそれはいい。)
(この女とも、利害や損得や立場を超えた意味で決着をつけなければならないと思っただけだ。)

何もなかったよ、媛名葵さん。
首筋に堂々とキスマークつけて登校してるお前様よりは、ずっと平和に暮してるからな。
(いつもの笑みで、問いかけをはぐらかす。無論、キスマーク云々は引っかけであり、ブラフだ。)
(――けれど、この女にも大事なものがあって、当主以外にも大事に思う人がいるのはこの間の)
(戦いで身に染みて理解した。敬意を払うつもりはないけれど、「誰かのことを好きになんてなれない」)
(と言っていたあの女より、此処で馬鹿な話をしている彼女の方が、ずっと面白い話相手だった。)
(それだけは、間違いないと断言できる。本人の前では、絶対に言うつもりはないけれど。)


【んっと、とりあえず、こんな感じで〆かな。】
【思いつきに付き合ってくれてありがとう、楽しかったぜ。】
439媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/05/30(日) 23:09:27 ID:XSzjh8Gx
―――奏永久の、兄探し?
(目をしばたかせる。奏永久といえば以前に会った奏家の娘だ)
(彼の兄探しといえばそうだ。丁度その兄が「彼」に似ていたのだったであろうか。
 「奏従矢」、――「従志浪」。その名前を情報としてきちんと脳に刻みつけ――保管)

承りました。それでは、そのように。
まあ、――病みあがり、です。うん……病みあがりなのです、私。
ちなみに病みあがりは
病気とか内臓の異常が治ったときとかに言うそうなのですが――病みあがり、なのです。
(この数秒のうちに何回「病みあがり」という言葉を使ったかは分からないが、
 それでも彼女は自分は「病みあがり」なのだと繰り返す――どうしてか、は口にせず、僅かに笑ったまま)
…………。
(夢の話を聞けば、少しだけ意外そうな顔をして、
 何か――私のその夢を見たのですよ、と――言いかけて、口を閉じた。そうしてゆっくり目を閉じて)
―――ええ、それは傑作です。
きっと今の世界が逆転した世界の夢なのでしょう。
(それだけ、言った――「赤村拓巳」、その名前はしばらく自分の胸の奥に秘めておこう、と)

何もないのですか?
それは、――重畳と申すべきなのか、残念と申すべきなのか、分かりませんけれど、
平和に暮らしているなら何よりであります。
(そして、思わず笑った。「彼」に見せるほど緩んだ笑みではなかったけれど、ひどく楽しそうに笑って)
それでは――、私、休学していた分の補講に向けて
英気を養わねばなりませんので、失礼いたします――ああ、あと。

(背を向けようとしたときに、本当は何もないと知っている首筋に指先をあてて)

……見せつけているのです。お気になさらないでください。
(意地悪く目を細めてから、彼女は髪を揺らして――笑いながら――紅裂に背をむけたのだった)


【こちらもこれで〆になります】
【楽しんでいただけたら、何より。私もとっっても楽しませていただきました】
【貴方にも赤村さんにも感謝しつつ――ありがとうございます、また機会がありましたら是非、と】

【それでは、おやすみなさい、紅裂さん。スレッドをお返しいたします(一礼)】
440紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/05/30(日) 23:11:46 ID:3ViMZvJR
【見届けたっ!】
【お疲れ様、またよろしくな】
441名無しさん@ピンキー:2010/05/30(日) 23:33:59 ID:OKJei9gm
不浄
442迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/31(月) 22:43:13 ID:NGCjrzEs
【スレをお借りしますね】
【伊織津綺子 ◆IorinFNlA2を待ってます】
443伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/31(月) 22:46:15 ID:+3HHBelV
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1272469447/464の続きです

ん、あ、あぁ…っ!直さんの…が……っ
(求めるあまり狭まる粘膜をギチギチと押し広げて、恋人の熱い鉄杭が押し入ってくる)
(全部入った、という、その声が孕む欲望が、こちらへも伝染するようで)
(胸の奥がきゅうっと痛くなる)

はうっ、あ、直さんっ、そんな、急に…動かない……で…っ!
あ、や、激し……ぃ…
(下からこちらの体重ごと跳ね上げるように腰を突き上げられ)
(たくましい青年の腰の上で思うさまゆすりあげられる)
だめ、刺さっちゃう、直さんのすごく、固い……の……っ

【お待たせしました。改めましてこんばんは】
【今夜はこんな感じでよろしくお願いいたします】
444迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/31(月) 23:06:34 ID:NGCjrzEs
まだ、まだ…もっと奥まで…っ!
(熱く燃え滾る欲望は歯止めが利かず、恋人の制止にも関わらず乱暴なくらいに腰を持ち上げて)
(狭い肉壁の間をぎっちりと埋めた剛直が、締め付けるヒダをゴリゴリと削る)
(硬く充血した先端で弾力のある子宮口を貫かんばかりに突き上げて)

ほら、しっかりして。もっと津綺子を感じさせて
津綺子も、もっと俺を感じて
(片手は腰の上で弾むヒップを掴まえて、その柔らかな肉に指を食い込ませて揉みしだく)
(反対の手は津綺子の上半身を支えるつっかえ棒のように)
(プルプルと上下に揺れる乳房を覆い、先端のしこりごと押し潰すように捏ねて)

(限界近くまでたかぶった恋人の心身を更に燃え上がらせようと)
(より強く激しく、持ち上げ、引き寄せ、震わせていく)

【改めてこんばんは。こちらからはこんな感じで】
【今夜もよろしくお願いします】
445伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/31(月) 23:20:37 ID:+3HHBelV
あうっ、すご…い…っ!奥が、一番奥が、ゴツンゴツンされてる…のっ…!
子宮に……響い…て……
(たっぷりと時間をかけて潤された膣肉の奥は、充血して熱を孕んでいる)
(激しく突き上げるたびに、痛いほどの快感が脳天まで突き抜ける)
(ゴツゴツと血管を巻きつけた幹が、吸い付く肉ヒダをめくり上げてこする)

あぁ、ああぁ、気持ちい…い……奥が、気持ちいいの、子宮がジンジンします…っ
(熱い手のひらにとらえられた乳房からも、身をよじるように激しい快感が)
(充血した乳首は、少女のふくらみには似つかわしくないほどに、はしたなく熟している)

あ、またイク…っ!
(また一つ、快楽の波の高みを極め、それは止むことなくまた全身を襲ってきて)
イっちゃう…何度もイってしまいます、淫乱な、私のおまんこ…
直さんのおちんちんで突き上げられて、イキっぱなし…で……っ!
446迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/05/31(月) 23:44:28 ID:NGCjrzEs
くっ、はぁ…
いいよ、何回でもイっちゃいな
何も分からなくなるくらい、ドロドロにしてあげるから
ん、く…しまるっ…またイったね?
(絶頂に達した襞にギュッと絞られ、摩擦による快感が強くなる)
(そのまま射精しそうになるのをなんとか堪え、より一層愛の行為を激しいものにして)

こんなに足を拡げて跨がって、おまんこにちんぽ咥えてるいやらしい格好、誰にも見せられないな
すごくキレイだ…素敵だよ、津綺子…
(一瞬、乱れた姿を蔑むような言葉のあとに、甘い甘い言葉を聞かせ)
(普段の優等生な姿も、こうして淫らに乱れる姿も、全てを肯定して)

(二人の激しい動きに寝台がギシギシと非難の軋みをあげる)
(そんな音ですら、淫らな行為の添え物として快感をますようで)
(自分の限界が近いことを感じながら、吸い込まれるように恋人の肉体に溺れていく)
はっ、はぁっ…津綺子、自分で動いてみて…
ほら、自分でお肉をこすりつけて感じてみて
(突き上げを緩めたものの、先端を最奧部にバッチリと食い込ませたまま)
(競争馬に鞭をいれるように、津綺子のヒップを手の平で軽く叩いてペチペチと音を立てる)
447伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/05/31(月) 23:56:59 ID:+3HHBelV
あ、許して……また…あぅっ……また私、一人…で………んあぁ…っ!
(激しく達しては、ふわりと全身が浮かぶように快感の波が引き)
(またすぐもっと激しく達してしまう)
(拘束されての長い前戯に、煽られ続けた肉体の熱は、簡単に醒めず)
(獰猛な雄と化した恋人に、翻弄され続けてますます高ぶって)

直さんだけ、なの、こんな……はしたない姿……で……
セックスして、ヨがっているところ、見せ…てる…の……ふああぁ…っ!
(キレイだという言葉はそのまま耳に注がれる媚薬となって)
(理性を焼き尽くし、淫蕩な雌になりきる)

あ…っ……自分で、私……
(不意に体を前に倒し、恋人の熱い胸に手をついて)
(激しくヒップを上下させる)
自分でお尻振ってしまっています…!やだ、止まらない、腰を……
腰を使っ…て……エッチなおまんこの肉で……おちんちん、こすって……る……っ!
448迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/06/01(火) 00:15:18 ID:Dd3b1o3v
く、んん…っ、あぁ……いいよ、上手だね
津綺子のお肉が絡み付いて、すごく気持ちいいよ
(自分で腰を使うのと違い、コントロールの利かない快感にたちまち押し流されそうになる)
(津綺子に与えたフリーハンドを少しでも制限しないと、あっと言う間に達してしまいそうで)

津綺子、こっちも可愛がってあげる
力を抜いて…
(快楽を求めて蠢き踊るヒップに手を添え、尻たぶを押し広げて)
(その中心にひっそりと身を隠しているもうひとつの女穴へ指を向ける)

(溢れた蜜をたっぷりとすくい、小さな蕾に塗りたくる)
(寄集まった皺の周囲をくすぐるように爪の先で引っ掻き)
(キツく閉じられた門へ指の腹を押しつけたり離したり)
(反応を伺いながら、より強く指を当て中へ侵入しようと力を加える)
449伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/06/01(火) 00:24:37 ID:AzFF1CzU
(耳に届く恋人の声がだんだん切羽詰ってくる)
(それがまた愛しくてならず、もっと気持ちよくさせたい、もっと追い詰めたいと)
(いっそう激しく腰を振っていたところへ)

あ、きゃあっ、ソコはダメぇっ!
(一瞬にして腰の動きを止められた)
(むっちりと厚みのある尻肉を思い切りひき開けられ、その中心へと恋人の指が伸びる)
お尻は…違うところ…ですぅっ……!

(違うといいながら、ヒップをさらにその指に押し付けてしまっている)
(体を前倒しに寝かせ、さらにお尻を突き出して)
(ねっとりと蕩けきった胎内に埋まっている雄茎がビクビクと脈打ち)
(菊門と両方を責められる甘い疼きに、ますます雌穴が細く締まる)

だめ、ゆび、入れちゃだめ、おかしくなる…あ、あぁ、だめ、だめぇ……
450迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/06/01(火) 00:50:37 ID:Dd3b1o3v
ふ、ん…ぁ…津綺子、お尻に触るだけで、イっちゃったみたいに締まるよ
お尻、好きなの?
(あえて恋人の性癖をたずねる。より大きな羞恥とそれのもたらす快楽に期待して)

口ではダメ、って言ってるけど、津綺子のお尻、気持ちよくして欲しいって、震えてるよ
(口を閉じようとする蕾の周囲の括約筋ごと津綺子の中へ指先を押し込んで)
(第一関節ほどを埋めてクポクポと出し入れして)

こんなのもあるよ…
(ベッドの上にほうり出してあった毛筆を手にとって見せつけておいてから)
(いじくっていた指と入れ替わりに濡れて光る細い柄を押し当てる)
451伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/06/01(火) 01:02:06 ID:AzFF1CzU
い…や……意地悪…っ!
(恋人の淫らな問いに、口で答えるより先に、体が答えてしまう)
(恋人を受け入れることに馴れたその部分は、挿入を知らないときのように、ただすぼまっているだけではなく)
(心持ち赤みを帯びて膨らんで、花の蕾のようになっている)

う、くぅぅっ……お尻…が……
(恋人の指先がそこへ埋まる。弄ぶように出し入れする動作を繰り返し)
(体の快感を、心の羞恥を煽ったと思うとすぐに引き抜かれ)

あ、やぁっ、直さん、そんなの、入れないで……あぁっ……!
(自らの体液にぬめる筆)
(それがまるで、目にするのも恥ずかしい淫具であるかのように)
(声を上げて顔を赤らめ、拒絶のそぶりを見せるものの)
(押し当てられた柄は、するりと内部へ吸い込まれて)
んふぅぅぅっ……入って……く、る……ぅ…
(きゅっと乳首が尖り、内膜が雄茎を絞り上げる)
(その上で、サンゴのような肉芽が疼きながら膨らんで)
452迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/06/01(火) 01:23:33 ID:Dd3b1o3v
あ、あぁぁ…津綺子、そんなに締めたらっ
すごい、津綺子のお肉が、まんこが締まって…はぁ…ぁ…
(後門へ異物を受け入れた途端、強烈に締め付けられ)
(襲ってきた快感に、目を閉じ、首を反らせて悶え)

はぁ…ん、いくよ…お尻とおまんこで感じてね…
(再び腰を突き上げ、上に乗った津綺子を踊らせるように)
(後ろに差し込んだ筆もゆっくりと出し入れして、恋人の二穴を同時にこすりあげる)
は、ぁ…くっ…ん…津綺子、どう?
両方いっぺんにされるの気持ちいい?
453伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/06/01(火) 01:28:55 ID:AzFF1CzU
【申し訳ありません…今夜はここまでで凍結をお願いしたいのですが…】
【2日以降なら夜は空いています】
454迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/06/01(火) 01:37:33 ID:Dd3b1o3v
【】無しで返事するよ

凍結了解。今夜も限界までありがとう
2日以降だと…2日水曜、4日金曜で…日曜も空いてるかな
とりあえず2日は大丈夫なのかな?でなければ4日で
時間は今日と同じくらいなら
455伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/06/01(火) 01:40:55 ID:AzFF1CzU
没頭していると時間を忘れますね…

2日も4日も大丈夫です。
2日、22時30分から、でいいですか?

このごろ遅くから始めることが多いみたいですし
もしお忙しくてお疲れでしたら4日にしましょうか…?
456迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2010/06/01(火) 01:45:59 ID:Dd3b1o3v
楽しくてつい没頭してるから、つい時間を忘れてしまうね

では2日22時半に避難所で
お気遣いありがとう。明日ゆっくりと休むから大丈夫だよ

じゃあ、お先に失礼させてもらうね
お疲れ様&おやすみなさいませ
457伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/06/01(火) 01:48:15 ID:AzFF1CzU
お時間他、了解いたしました

お疲れ様でした。今日も楽しかったです。
いつもありがとうございます。
おやすみなさい

スレをお返しいたします。ありがとうございました。
458名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 10:20:13 ID:qSjqagcB
マンネリだな
相変わらず寒くてキモいカプだ
459前山 馨 ◆KAORU./MzY :2010/06/01(火) 19:26:42 ID:knA7oaHy
次スレです。

【異能】黄昏の学園27【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1275387977/
460奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 20:52:18 ID:zxuJYAJd
【埋め代わりに待機いたしますっ】
【プロフは>89となります〜】

【やはり雑談中心になりますかねぇ。】
461紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/06/01(火) 20:59:25 ID:jzYcnkiA
というわけで俺参上。
雑談かロールか、好きな方を選んでくれ。
462奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 21:02:10 ID:zxuJYAJd
こんなばんはですっ、わざわざありがとうございますっ

んーでは、雑談でお願いします。
ただ相手は私じゃなくてお兄ちゃんこと「従矢」と対面していただいてもよろしいのですけれど………
声もビジュアルもないとただのむかつくヤツになりかねないハルでもいいですけど。
463紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/06/01(火) 21:04:59 ID:jzYcnkiA
こんなばんはって何処の挨拶だろうと一瞬悩んだぞ、おい。

髪の色が違って同じ顔だと格ゲーの2Pキャラだよな。今更だけど。
ん…なんだね。どうでもいいと投げたくなるような二択なので
敢えて3番目の奏永久でお願いします。
464奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 21:09:08 ID:zxuJYAJd
わ、私の地元では普通なんです。ええ。
誤字ですよ誤字、こほん。
改めてこんばんは、拓兎っ

ご氏名ありがとうございま〜す、永久でございます。余談ですが「ございます」が時々「誤字余す」になって
結構洒落にならない今日この頃。
それじゃ、屋上辺りでばったりという感じでやってみますかっ
雑談ロールってことで。
465紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/06/01(火) 21:12:01 ID:jzYcnkiA
普通に誤字だったとは思いもよらなんだわ。

脳内変換できるから大丈夫、多分。前後の文章からに推測で。
それじゃあ、軽くやってみるかね。
ばったりだから偶然ってことか。
書き出しは、任せよう。
466奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 21:14:05 ID:zxuJYAJd
短めにすむように………いきますっ
それではしばしお待ちくださいませっ!
467奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 21:22:14 ID:zxuJYAJd
(………改めて考えるといろいろと恥ずかしい事を言った気がする。
 むしろ色々と恥ずかしいことをした気がする。
 けれどもあの時言った気持ちや宣言に偽りはなくて、だからこそこうやって羞恥はこみ上げてくるんだろうということも
 なんとなくではあれど納得できる。)
(――放課後、授業中もランチタイムも熱暴走でも起こしそうなくらい、熱かったアタマを冷やすために屋上に。
 ………随分日が高くなったようで、この時間になってもまだ空は青々としていて
 けれども傾いた太陽のの日差しは暖かく、吹く風はどことなく優しかった。)

………あっ。

(そんな心地よさに目を細めていると見つけてしまう。
 頭が赤く非常にわかりやすい後姿を――思わず駆け足になって近づいていって)
たーくとっ!きっぐぅだねっっと
(先ほどまで考えていた羞恥はどこへやらといった言葉をはっしながらその後姿に声をかけた
 抱きつくのは…………今は我慢しようと思った。なんか疼くけど。)

【それではよろしくですっ】
468名無しさん@ピンキー:2010/06/01(火) 21:22:29 ID:K9n2VEbF
469紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/06/01(火) 21:30:07 ID:jzYcnkiA
(五月病だの何だの言っているとあっという間に六月になろうとしている。)
(誰かが時計の針を弄っているのか、最近時間の流れが速く感じる。)
(何かをしようとして、何も成せないまま、時間だけが無為に過ぎてゆく。)
(――無為。本当にそうか?彼らとの、彼女らとの関わりが、本当に無為だと?)
(自問するも、答えは無い。焦るなとだけ言い聞かせる。)

……あらら。
マイラバー候補の奏永久ではないか。
ここは気まずいのでさっさと廻れ右して帰るシーンかね。
(放課後、ぼんやりと屋上で風に吹かれながら過ごしていると、奏永久に声を掛けられた。)
(振り向きつつ、いつものような軽口を叩くものの、彼の顔色は生彩を欠く。)
(先日、愛、愛、愛としつこいくらい彼女に連呼されて、悩んでいたからだ。)
(風に当たりたくて屋上を選んだのは、間違いだったらしい。)

それは半分程度の冗談のような本音として。
なんだね。具体的にどうするつもりなんだ、今後。
(友達から始めようと言い、何とか時間を稼いだわけだが、大事なやることがある現状としては)
(いつまでも彼女の物語にだけ付き合っているわけにはいかない。だから、聞くだけは聞いておく。)

【ああ、こちらこそよろしく。】

470奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/06/01(火) 21:47:50 ID:zxuJYAJd
あ………ちゃんとラヴァー候補って数えて――って帰らないでよっ!
冗談のような本音って否定してないですよっ?!
(ガンッというひび割れた石文字を背負いつつ顔を赤くする。
 拓兎も変に意識したりとかしていないようで一安心、といったところだろうか。
 まぁちょっと癪ではあるけど。)
うん、拓兎のお嫁さんになります。
(――とこんな言葉を出したのもふと彼の表情がいつもと違って妙な焦りとか
 動揺とか、そんなものが見える。
 効果を確認する意味と仕返しもかねて冗談のような本気とやらを口走ってみたかったのだ。)

と、仕返しはこんなところで。
やっぱりすることは変んないかな、拓兎に言うだけ言っておいて……とはおもうけれど。
まずはお兄ちゃんを見つける、それでちゃんと当主になる。
私はお兄ちゃんの前で「私は第五十二代奏鬼眼継承者だ」って言える様になるのがいまのところの第一目標。
多分、そろそろ見つかると思う。大分お兄ちゃんに関する情報も集まってきたしね。
(取りだしたるは例のノート。少し前まで書き連ねていた会談の数々はすっかり兄の情報に摩り替わっているくらいで)
あ、もちろん拓兎のことは好きなままだよ?
貴方の事はいつだって愛してる…………コレに拓兎が答えてくれるようになるのは――――最終目標かな。
やることはやる。そして、貴方に私を好きになってもらえたらいいな、程度。
(自分が紅裂拓兎を愛しているのは偽りがない、けれどそれを相手にまで強要するわけにはいかない。
 今は、一方通行でもいい――けれど。)
でもね、もしよかったらだけど………えー………時々、二人で遊びにとか行ってほし、い、かな?
(改めてこういうことを言うのも恥ずかしいものだということを実感する。
 頬が熱いのはきっと日差しが強いからだと思いたい。傾いてオレンジ色になった太陽が見えるけれど。)
それから、拓兎の抱える問題………少しでいいから私に分けて欲しい。私の問題を持ってくれた分だけでもいいから。
471紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/06/01(火) 22:07:55 ID:jzYcnkiA
――奏家に婿養子に入る気はないぞ。
退魔士の家庭って、何か堅苦しそうだ。
(これは冗談でも何でもない本音の本音。)
(ちなみに「紅裂拓兎」という名前は偽名で、戸籍には色々小細工をしている。)

――なるほど。
俺も、そろそろそいつの面が見たくなってきたところだ。
(奏永久の兄の「奏従矢」。考えてもみれば今日に至る発端は、彼の失踪にある。)
(奏永久と出会った事はもう取り消せないが、それでも、会ったら適当にボコっておこうかと思う。)
(静かに取り繕った顔の裏側で、静かに闘志と憤怒と八つ当たりの感情が燃え上がる。)
望んだ答えが出るまで努力する――の間違いじゃなくてか?
恋もまた、闘争だって姉ちゃんが言ってた。
相手に選んで貰うんじゃなくて、相手に選ばせるのが肝心とかなんとか。
(選んでもらうのは消極的戦法。選ばせる為、様々な努力をするのが積極的戦法だと言っていた。)

遊びに行くくらいなら、別に構わないぜ。
(これは半分くらいの本音。都合が合えば付き合う程度の、妥協案と歩み寄り。)
俺の問題に関しては――――いずれ、な。
(それは、独りで遂げられないと確信している問題だった。)
(どうしたものか、それに関しても腹を決めなければならない。手を借りるのか、借りないのか。)
(何処まで踏み込ませるのか。好意を抱いてくれている相手だからこそ、慎重に考えたい。)

アレだな。今から一緒に何か食べに行くか。
それくらいなら、いつでも付き合う。
(――それでも、手を差し出してしまうのは、甘さだろうか。それとも、これが愛か。まだわからない。)
472奏 永久 ◆ONICNlGmhA
私が、奏の婿養子になりたくなるようになればいい話でしょ?
拓兎が思っているような堅苦しさとか気にならなくなるくらい
私が素敵な女性であればいいじゃない。――――み、道は遠い自覚はあるけど。
(苦笑しながら頬をかく。目の前に見える遠い道のり………案外坂を坂を上った先は
 目的地なのかもしれない、通過点なのかもしれない。
 けど………思うのだ、その道を進みたいと。)

きゅ、急に冷静な顔されると何か物騒な事考えてないか心配になるんだけど………
ええと、喧嘩してもいいけど殺しちゃ駄目だよ。
後、私の分も残しておく事。私だってお兄ちゃんに言いたい事もしたいこともあるんだから。
(それ以上に謝りたい事や見せてあげたいもの、もう大丈夫だっていう証明。
 一番最後のは見せなくちゃいけないもの、だけど………)
もちろん、努力はするよ。けど………奪いはしない。
私の好きは誰かに与える好きで、受け取る好き………だけど。誰かの好き同士を奪い取る好きじゃないの。
アレです…………見守る愛もあるんです。
けど――――まぁ、私も強欲ですから、ちゃんと拓兎が決めるまで選んで選んでーって囁き続けるやも知れません
拓兎のお姉ちゃんの言ってるみたく。
(何度か聞く「姉ちゃん」という単語――それがどういうものか、拓兎がそれに何をしてしまったか
 それはわかってる。けど不謹慎ながら思う――「一度くらい会っておきたかったな」と。
 どんな人だったか話しだけっでも聞きたいな――と。)

悩んでるね、拓兎………
私にアレだけ優しくしてくれたんだから素直に借りは返せくらい言ってくれればいいのに。
「夜」に深く関わる事でも私なら平気だよ?
むしろ≪奏家≫としての力はぜったいに役に立つと思うけど…………
(優しいな、と思えば思うほど複雑な顔になってしまう。
 自分を思ってくれるという嬉しさ、自分を頼ってくれない憤り、踏み込めない不甲斐なさ。
 いろいろな感情が入り混じる――が、決めるのは結局拓兎で自分は手を伸ばす程度のノコトしかできないのだ)
ま………今は遊んでくれるってだけで我慢するけどね。
いつか拓兎のほうから「永久様助けて〜」って言わせてやるんだから。
(んべっとはしたなく舌を出してみる、その跡でクスクスと笑い。)

ありがと、大好き。
牛丼とかやっすいとこで大丈夫だよ、むしろそういうところにしてくれないと私が死ねます。
(差し出される手はどことなくぎこちなく、遠慮がちだ………けど、今はそれでもいいと思う。
 肝心なのはいつだって自分がどうしたいかでどうありたいかで、どうして欲しいかだから。
 それが共有できる日がくればそれは嬉しい。だからいま伸ばされたても遠慮なくとり、引き、時に引かれる。)
そうと決まればごーごーごごー!
(――――ただ自分は、満面の笑みで応えて、愛をぶつければいい。)

【埋まった………かな?】