1 :
餅:
○月×日
早朝漫画喫茶、最終日・・・
人の少ない早朝のラウンジで俺は遊んでいた。
「餅さんですね?」
ふと顔をあげると、そこに一人の男が立っていた。
「は?何の事でしょうか?」しらばっくれて俺は言った。
「そのサイトの名前欄の『餅』ってのは何ですか?隠さなくても結構ですよ」
男は笑いながらそう言った。
「いや突然で失礼しました。私はこういう者です。」
男は一枚の名刺を差し出した。
早起きですね
うん
4 :
1の知人です:2001/05/20(日) 07:53 ID:???
1と初めて会ったのはもう2年も前のことになります。
ある冬の朝、通勤駅の入り口付近に数人の若い青年たちが
大きな旗やプラカードを手に、紅潮した頬で政治的なメッセージを
叫んでいました。
とても寒い日で、通りすぎる多くの人が厚手の上着にマフラーと
いったいでたちだったにも関わらず、青年たちは薄いジャンパーに
襷と鉢巻だけでそこに立っていました。
その中でもひときわ輝いていたのが1です。
白い息を吐きながら、誰よりも大きく澄んだ声で理想を叫ぶ
君の瞳は美しかった。長身をかがめてお年寄りに笑顔でビラを
渡す君の姿は頼もしかった。
慌しい朝のこと、多くの人が通りすぎる中、私が署名を申し入れると
君は大きな目を丸くして喜んでくれましたね。
それからも1たちは何度も同じ場所でアピールを行っていました。
私と彼らは挨拶を交わす仲になっており、会う度に彼らは
”お疲れ様でーす!”と大きな声で笑いながら手を振ってくれました。
1の姿が見当たらなくなったのは半年ほど前のことです。
5 :
1の知人です:2001/05/20(日) 07:54 ID:???
最初はカゼでもひいたのかと思っていましたが、何週間も彼が
居ないので仲間のひとりに1のことを尋ねました。
彼は口ごもり、『あいつ、ちょっとおかしくなっちまって…』と
言いにくそうに話してくれました。
アルバイトで貯金してコンピュータを買ったこと、インターネットを
始めて夢中になっていること、最近は誘っても活動に参加しないこと、
そればかりかほとんど外出をしなくなり髭や髪も伸ばし放題で
赤く澱んだ目で一日中モニターを眺めていること、話しかけても
ニヤニヤするだけで会話にならないこと・・・
さきほど、このスレッドを作ったのは彼だと人から聞きました。
1よ、失礼だが、かつての君ならこんな下らない話題に自ら興じることは
決してなかったでしょう。一体どうしたのですか?何があったのですか?
君の素敵な仲間たちは今の君の姿を見てみんな悲しんでいます。
私もまたこのスレッドを見ていると君が哀しくて涙が出そうです。
どうか目を覚まして下さい。今ならまだ間に合います。
この声が君の心に響くことを願ってやみません・・・
6 :
名無しさん@最近ラウンジ好き:2001/05/20(日) 07:54 ID:Ql3LR6hk
まだ・・・まだあるんだよな?
8 :
餅は:2001/05/20(日) 07:58 ID:???
2年前青年だったのか!
俺はてっきりオヤジとばかり。
餅出てこい!
10 :
餅:2001/05/20(日) 08:07 ID:cGb2909s
名刺にはこう書いてあった。
『東京アクセス 西村博之』
「ハハハハハ、不思議に思っているんでしょう?何故私がここに来たのか。
あなたのリモホを調べたら毎朝ここの漫画喫茶にいる事がわかりましたよ。
実はあなたにご相談がありましてね。ここでは何ですから本当の喫茶店でも
行きませんか?」
現状に戸惑う俺に向かって、快活に笑いながら西村はそう言った。
俺は漫画喫茶の清算をし、西村に言われるまま後をついていった。
そして、とある喫茶店に二人は入った。
つまんないので
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜完了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
fusianasan
面白いので
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜再開〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味不明なので
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜様子見〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16 :
餅:2001/05/20(日) 08:16 ID:cGb2909s
「まさかひろゆきにリアルで会うとは思わなかったよ。」
「まあ、大抵の人は驚きますね。私が現れるのはいつも急ですから。」
「で、相談って何なんだ?俺は悪い事して遊んでないつもりだが?」
西村はコーヒーに手を伸ばし、一息ついてこう言いはじめた。
「餅さん、ラウンジでいつも遊んでますよね?固定歴も結構長いですね。」
「まあ、何となくラウンジはいついてしまったからね。俺は一番好きな板だよ。」
「プロ固定の噂は聞いた事ありますよね?」
「あれか。あれネタでしょ?ネタ的には面白いけどね。」
「ところがネタではないんですよ。」
西村はコーヒーをカチャリと置き、真面目な顔で俺に向かって言った。
見づらいがガンバレ
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
(゚Д゚)ハァ?
餅に労力を強いるため
――――――――――――――監視―――――――――――――
プレッシャーかけるため
−−−−−−−−−−−−−−−−−今後に期待−−−−−−−−−−−−−−−−
なんの期待ができようか
■■■■■■■■■■■■■■逝ってヨシ■■■■■■■■■■■■■■
ぴーちくぱーちく
23 :
餅:2001/05/20(日) 08:26 ID:cGb2909s
「はあ?何それ?どういう事だよ」
「プロ固定の話は『追放されたプロ固定』が流した事実なんですよ。
まあネタに持っていく為に、かなり名無しで書き込みして誤魔化しましたがね。
率直に言いましょう。あなたにラウンジのプロ固定になってもらいたいんです。」
西村はそう言って俺の目を見つめ、書類を取り出した。
「ここにプロ固定の規約があります。目を通してください。」
プロ固定の仕事内容、給与体系、衣食住に関わる説明等が長々と書いてある。
「私のビルに来て頂ければ現場を実感できます。もしこの後時間があるようでしたら
来てみませんか?悪い話ではありませんよ。」
『プロ固定』・・・その言葉に惹かれた。
俺もプロ固定になれる。その気持ちが俺に有無を言わさずこう言わせた。
「是非、見学させて欲しい。」
>>23 内容もつまらんけど読んでて恥ずかしくなるくらい文章がヘタクソ♪
人少ないし、良いではないか
28 :
餅:2001/05/20(日) 08:35 ID:cGb2909s
二人は店を出た。
外に一台の黒塗りの車を待たせてあったようだ。
「お疲れさまです。」
黒いサングラスをかけた謎の男が西村に頭を下げた。
「ちょっと我慢してもらいますよ。」
西村はそう言って、俺にアイマスクとヘッドフォンを渡した。
「これじゃ電波少年じゃないか。」
「まあ、気を悪くなさらず。場所がバレルと何かと不都合がありましてね。」
俺は言われるまま、アイマスクとヘッドフォンを付けた。
「行ってくれ」
西村が運転手にそう言うと車は走り出した。
しばらくして夜勤疲れからか、俺は眠りに落ちた。
30 :
餅:2001/05/20(日) 08:46 ID:cGb2909s
「餅さん、着きましたよ。降りてください。」
時計を見ると12:00をまわっていた。9:00くらいに喫茶店を出たはずだから
かれこれ3時間くらいは車で移動したようだ。
周りを見渡す限りでは、どうもここは山の中のようだ。遠くに富士山が見える。
目の前にどう考えても場にそぐわない近代的ビルがポツリとある。
「ここですよ。さあ入りましょう。」
入口はカードキーになっていた。かなり警備はしっかりしているようだ。
エレベーターに乗ると西村は10階のボタンを押した。最上階だ。
書きたかった長文って言うのはこれなんだな、
でも、荒らしの妄想がきた時に自分のスレだと
勘違いしてすごい勢いで荒らすに1票。
わくわく。
コーヒーのんでマターリしてる場合じゃ無いぞ、はよ書け
此処まで読んだ。
みんな、なんだかんだ言って期待してんだ。
ヒマだからか?
期待っつか、暇つぶしに近いね
37 :
餅:2001/05/20(日) 09:04 ID:cGb2909s
10階が社長室のようだ。
「どうぞお入り下さい。」
立派な机、書類棚、ソファーがある。
「ここが2chの本拠地なのですよ。まあ座ってください。」
笑いながら西村は言った。
「ここの2階から5階まで各板のプロ固定を集めています。
いわゆる仕事場ですね。書き込み作業はそこでやってもらっています。
板とフロアは同一です。寝泊まりは6階から9階の各部屋に
一人部屋を用意してあります。後で餅さんの部屋も案内しましょう。」
「こんな所があったとはねえ。」
俺はとりあえず煙草に火をつけ、落ち着く事にした。
しかし、こんな所があったとは。
餅のプロ固定ネタは久しぶりだなぁ
そういえば箱も同じようなネタやってたけど…
40 :
餅:2001/05/20(日) 09:14 ID:cGb2909s
「プロ固定は2ch創設時からいます。最初はロビーくらいでしたが
各板に安定した人口を保つ為、プロ固定を雇う板を拡大しました。
ラウンジもすでに数人雇っています。私が直々に各板の書き込みを見て
引き抜いた人達ですけどね。」
「あの、ちょっと質問していい?」
「どうぞ」
落ち着きはらって西村は言った。
「これだけの設備、運営ってバナー広告だけじゃ金追いつかないんじゃないの?」
このビルを見た時から不思議に思っていた事だ。
「ハハハハハ、普通はそう思いますよね。お金などいくらでも集まるのですよ。
ある板が広告の代わりになっていますからね。」
「ある板?」
まさか広告、CM板ではないだろうし、そんな板があっただろうか?
「そんな板あったっけ?」
41 :
boxfondiryadslosk2-p207.hi-ho.ne.jp:2001/05/20(日) 09:15 ID:/oO2cMcA
ぷろふぇッ暑ン
1.飽きたから中途半端でやめる(言い訳付き)
2.ネタ切れで逆ギレ(可能性高し)
3.最後まで書いてウザ固定NO.1の座を箱から奪う(大穴)
4.徐々にクオリティを増し、最終的にはネットバカ一代と並び称される名文となり語り継がれる(超大穴)
ロビーって最初からロビーだったか?
何の板だる??
45 :
星を見るニケ:2001/05/20(日) 09:19 ID:l3sbn0sY
これからに期待 ( ^o^)ノ◇山田く〜ん座布団1枚♪
49 :
boxfondiryadslosk2-p207.hi-ho.ne.jp:2001/05/20(日) 09:21 ID:/oO2cMcA
ビップ板じゃねーの?
50 :
餅:2001/05/20(日) 09:22 ID:cGb2909s
「ちくり板ですよ。ちくり板」
ニヤリと笑いながら、西村は言った。
「何でちくり板が広告代わりに?」
「まあ、不思議に思うのも無理はないですね。
実はあそこでちくられているネタは企業側が意図的に
漏らしているものなのですよ。こちらからそういう話を仕掛けた
わけではないんですが、何せ日本一のアクセス数をほこる掲示板
ですから、そこに目をつけた頭のいい企業の広報部、宣伝部が
いたわけです。確かに会社の宣伝としては利用価値があるでしょう。
ほとんどは非難されるようなネタばかりですがね。
それでも会社名を売り込みたい企業はいくらでもいますよ。
こちらとしても悪い話ではないですしね。喜んで承諾しましたよ。」
なるほど、よくよく考えれば双方の利益につながる話かもしれない。
確かに納得できる話だ。
倍率ドンッ!
2,3,37,9999
餅は飽きっぽいのですね
53 :
餅:2001/05/20(日) 09:22 ID:???
エアコンの音が室内に低く響き始めた。
西村は薄いブルーのワイシャツにサスペンダといういでたちで
ハンガーに吊るしたスーツの裾を払いながら窓の外を見ている。
「2chもすっかり大きくなりました。これじゃ
洒落になりませんですね」
俺は軽く相槌を打った。
西村はデスクに置かれたデキャンタと小さなショットグラスを
手にソファーに近づいてきた。
「実は餅さんにお願いがあるのです」
お、話が分岐し始めた
迷スレの予感
なぜかsage
面白そうだが出かけなければ。
よってお気に入り追加。
がんばれ餅。
age。
59 :
餅:2001/05/20(日) 09:30 ID:???
琥珀色の液体がグラスに注がれた。
焦げたウィスキーの匂いが低いテーブルに漂う。
俺と西村は目で乾杯してグラスの中身を胃に流し込んだ。
「で、お願いというのは何ですか?」
60 :
餅:2001/05/20(日) 09:30 ID:cGb2909s
「もしかしてこの間の日本生命の話は・・・」
恐る恐る俺は聞いてみた。
「よく気がつきましたね。その通りですよ。
今までJOMOさんとかケンタッキーさんにもお世話になりましたよ。
日本生命さんはかなりのネームバリューがありますからね。
かなり話題になりましたよ。日本生命さんクラスの会社までが
話を持ち掛けてきましたから、今は積極的に各企業に働きかけてますよ。
ただ複数の会社のネタを一度にやると、効果が薄れますから
今は予約待ちの状態ですよ。まあ一般企業が投資してくれてるから
ここのビルが成り立っているわけです。」
西村はそう言って満足ぎみに再度ニヤリと笑った。
61 :
餅:2001/05/20(日) 09:34 ID:cGb2909s
確かにsage餅のほうがいい文章を書くなあ。味がある。
俺、国語とか、からきしダメだったからな。
適当に考え付いた事書いてるだけだし。
まあ、2つの話でも楽しんでくれよ。ザッピングみたいだ。
sageの餅は騙りだな
両方楽しいよ。俺はね。
64 :
餅:2001/05/20(日) 09:35 ID:???
「なあに、大したことではありません・・・」
西村は唇の端で小さく笑って見せた。
sage餅失速気味
1行リレー小説開始か?
sage餅は、もう飽きてきたと思われ。
真・餅はどうした?
69 :
餅:2001/05/20(日) 09:48 ID:cGb2909s
「さて、仕事場でも覗いてみるとしますか。どこ見てみますか?」
もちろん、答えは決まっている。
「『ラウンジ』を見せて欲しい。」
俺と西村はエレベーターに乗った。西村はスッと2階のボタンを押した。
『ラウンジ』は2階らしい。
2階へ着くと西村は左手に曲がりツカツカと歩きだした。
通路を歩きながら周りを見渡すと、「初心者・質問」「PC初心者」などの
表札がある。どうも2階はBBS一覧の上部の板が集まっている階のようだ。
「ここです。」
『ラウンジ』は通路の一番奥にあった。
「ここにラウンジのプロ固定が集まっているのか。」俺は期待を胸に膨らませた。
70 :
餅:2001/05/20(日) 09:47 ID:cGb2909s
「さて、仕事場でも覗いてみるとしますか。どこ見てみますか?」
もちろん、答えは決まっている。
「『ラウンジ』を見せて欲しい。」
俺と西村はエレベーターに乗った。西村はスッと2階のボタンを押した。
『ラウンジ』は2階らしい。
2階へ着くと西村は左手に曲がりツカツカと歩きだした。
通路を歩きながら周りを見渡すと、「初心者・質問」「PC初心者」などの
表札がある。どうも2階はBBS一覧の上部の板が集まっている階のようだ。
「ここです。」
『ラウンジ』は通路の一番奥にあった。
「ここにラウンジのプロ固定が集まっているのか。」俺は期待を胸に膨らませた。
餅は騙りまで飽きっぽいのか。
あんまりビルの様子が想像できん・・・。
73 :
星を見るニケ:2001/05/20(日) 09:50 ID:l3sbn0sY
時が歪んでいる
74 :
餅:2001/05/20(日) 09:51 ID:???
もっと読みたいか?(ワラ
75 :
爺ヴォルト:2001/05/20(日) 09:52 ID:9Z5DZDDc
>>73 ほんとじゃのう…しかも同じ人ってのは初めて見たのう…
76 :
餅:2001/05/20(日) 09:53 ID:cGb2909s
>>72 表現へたくそだから許せ。
もともと文才なんてないんだよ。
つか俺もよくイメージできてない。
ネタに詰まって荒業繰り出す餅
>>74 読みたいよ。
sage餅は、風景が浮かんでくる。
飽きたんなら、ヤメレ。
>>76 図書館の個室に毛が生えたようなもんだと、想像している。
つか、雑音はきにせず、マターリとやっちゃって下さいな。
80 :
餅:2001/05/20(日) 09:56 ID:???
>>78 サンクス。でも飽きたからやめとくわ。
誰か続き頼む。
81 :
boxfondiryadslosk2-p207.hi-ho.ne.jp:2001/05/20(日) 09:58 ID:/oO2cMcA
言葉しらないからアレだけど
見きり発車ってやつか?
アイデアがポンッとでて
おはなしネル前に
ええいっもうやったれ!なんとかなるデシ。俺ならなぁっはっははは
こんな感じかよ
お餅
83 :
餅:2001/05/20(日) 10:00 ID:cGb2909s
部屋はそう大きくなかった。
パソコンが備え付けになっているデスクが10台ほどある。
プロ固定と思われる人間は3人しかおらず、あとは空席になっていた。
一人女性がいた。その後ろ姿はどこかで見かけたような気がする。
「どうぞ御自由にご覧くださって結構ですよ。」
西村がそう言うか言わないかのうちに、俺はその女性の方向へ
歩き出していた。
俺の気配に気がつき、その女性がこちらを振り向いた。
「あっ!」
俺は思わず声をあげずにはいられなかった。
85 :
餅:2001/05/20(日) 10:03 ID:cGb2909s
とりあえずここでやめとく。
ここ満喫だし、いいかげん帰らないと。
女性を『誰』にしようとしてるか、だいたい予想つくっしょ。では(笑
やはり予想1なのか?
女性予想スレに転換かよ。
お疲れ。
90 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/05/20(日) 10:35 ID:at7eNsLs
揚げ餅の面白い!!
文才あるやん。
下げ餅のは駄目でぇす。
誰か餅軍団整理してここにあぷして〜
age
94 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/05/20(日) 10:45 ID:at7eNsLs
96 :
boxfondiryadslosk2-p15.hi-ho.ne.jp:2001/05/20(日) 10:57 ID:pJ0IQ.f2
うに!
97 :
餅:2001/05/20(日) 13:09 ID:???
boxに当てられた・・・
っていうか、ネタいくならそのへんが妥当なところだからな。
疲れてるから、後でまとめて書こう。
98 :
あぼーん:2001/05/20(日) 16:19 ID:???
あぼーん
99 :
あぼーん:2001/05/20(日) 16:19 ID:???
あぼーん
100 :
あぼーん:2001/05/20(日) 16:19 ID:???
あぼーん
101 :
餅:2001/05/21(月) 07:20 ID:???
一応、保守っとくか。
書く時間あるだろうか?
やっぱり途中で終わっていたか…
とりあえずdageとこう
103 :
餅:2001/05/21(月) 07:22 ID:???
何であがってるのかと思いきや・・・
ハニと同時カキコしてたとは
これから出勤だから夜書けたら書く
私の1000オマエモナーはどうなるんだ!
106 :
代理餅:2001/05/21(月) 21:25 ID:???
定期あげ
餅はまだか?
108 :
餅:2001/05/21(月) 23:10 ID:???
いや、いるんだけど待ってくれ。
別スレで真面話書き込みしてる最中だから(笑
どうせならsage餅の上手い文章のほうがいいなあ...
期待sage
111 :
餅:2001/05/21(月) 23:40 ID:???
>>109 静かに煽らないように(笑
今、最も欲しいものってのが文才だよ。マジで。
国語嫌いだったんだよ。
112 :
餅:2001/05/22(火) 00:07 ID:HL7UpBFQ
>>83の続き・・・
「うにじゃないか!何でここに?君、仙台じゃ?仕事はどうしたんだよ?」
うにはキーボードから手を離し、呆れ顔で俺を見ていた。
「ちょっと、久しぶりなのにいきなり質問責め?もうちょっと落ち着きなさいよ。
まったく親爺はこれだから・・・。あんまり早いと女の子に嫌われるわよ。」
軽い煽り口調でのお出迎え。相変わらずだ。
「あなたもスカウトされたのね。残念でした〜。私が一番乗りよ。
店はバイトにまかせてきたわ。だってネット遊びしながらお金もらえるのよ?
こんなオイシイ話ってある?速攻で来ちゃったわ。」
さすがうにだ。商売人という事もあるが、損得の計算が早いのには脱帽する。
113 :
餅:2001/05/22(火) 00:12 ID:HL7UpBFQ
「さすが画像晒し系固定。やる事なす事、自己顕示欲全開だな。」
俺も軽く煽りで挨拶をかわした。
「画像晒しは大きなお世話。あなたもやればいいのに。」
「俺はやらんよ。会社にバレルと何かとまずいしね。」
「ま、サラリーマンじゃしょうがないわね。私は自営だから気楽だけど。
ところで あなたはもうプロ固定になる決意はできたの?
まだ夜の人員が少ないからひろゆきも人探してんのよ。」
うにがプロ固定になっていたのを確認し安心したのか
俺はプロ固定になる決意をしていた。
114 :
でぱす(散):2001/05/22(火) 00:18 ID:9iPcNcbA
参加
よ!待ったました!
116 :
餅:2001/05/22(火) 00:20 ID:HL7UpBFQ
「まあね。」
俺は照れ隠しであっさりと言い放った。
「またまた、スカウトされた時点でもう決めてたんじゃないの?」
「そんな事はないよ、うにタン。君みたいに自己顕示欲はないから。」
俺は軽くごまかした。
「まあ積もる話もあると思いますが、餅さんに他の人も紹介しておきましょう。」
後ろにいた西村がそう言うと、前方にいた別のプロ固定と思われる二人が
こちらを向いた。二人とも男だが画像晒し系の固定ではないらしく
俺は見た事がなかった。この二人は誰なのだろう?
>>112 >>113 まさか、この小説の山場はこんなところじゃないよね。
これからさきにスゴイ盛り上がりがあるんだよね。
餅
絶対そうでしょ、絶対そうでしょ、ここから先なんでしょ
期待age
119 :
餅:2001/05/22(火) 00:29 ID:HL7UpBFQ
#休憩#
>>117 シナリオはこの間、最後まで頭の中で決めました。
まだ出だしです。
前の「カラス日記」にせよ「彼岸花」にせよ
途中で挫折ばっかりしてるので、なるべく今回は頑張ろうかと・・・
あまりラウンジにこういうスタイルのスレがないし
誰もやらんので、文才ないけどがんばっとります。
120 :
激烈爆人:2001/05/22(火) 00:31 ID:???
なかなか面白いぞ
ネットバカ一代みたいだ
期待してるよん
一気に読みました。面白いよ。このあとも期待しています。>餅
123 :
本みりん:2001/05/22(火) 00:38 ID:MhBUlV7E
ラストまで絶対見てやる・・・今度こそは
124 :
餅:2001/05/22(火) 00:47 ID:HL7UpBFQ
「やあ餅、会うのは初めてだね。」
一人の男がそう言って俺に右手をさし出してきた。
見たところ20代前半と思われる。結構ナイスガイだ。
俺も反射的に右手を差し出し握手をかわした。
「君は?」
「餅は昼にいないからよくわからないと思うけど、リフ・ラフだよ」
リフ・ラフ・・・HNは見た事がある。あまりよく知らない。
「確かうにに熱をあげている固定だったと思うが・・・」
「餅は余計な事まで知ってるんだね。ひろゆきが『うにがいる』って
ほのめかすもんだから、俺も速攻できちゃったよ。
まあ、うにと一緒にラウンジでリアルで遊べるなら、お金なんか
いらないよって言ったくらいだし。」
そう言って、リフ・ラフは照れ笑いした。
125 :
餅:2001/05/22(火) 00:56 ID:HL7UpBFQ
「やあ、はじめまして。君は?」
俺はもう一人の男に握手を求めた。
・・・・・・何のリアクションもない。
俺を上から下まで舐めるように観察すると、その男は自席に戻って
またキーボードに向かって一心不乱に打ち込み始めた。
何てつっけんどんな男だ。
うにが俺の耳元で囁いた。
「彼は名無しさんなのよ。『プロ名無し』なの。板でもそうだけど
彼、馴れ合い大っ嫌いだから。主に叩き専門でやってるわ。
ひろゆきがこういう人も必要だからって、スカウトしてきたらしいの。
黙々と馴れ合いを叩く書き込みばかりしてるわよ。」
なるほど、『プロ名無し』もいたのか。
どうも馴れ合い叩きは彼の専門分野らしい。
リフ・ラフを出すか・・・・
127 :
餅:2001/05/22(火) 01:05 ID:HL7UpBFQ
「そう言えば、本家なぐ★とかboxfondiryとかponは?
いかにもプロ固定って感じじゃん?」
素朴な疑問をうににぶつけてみた。
「なぐはね、ひろゆきが名古屋までスカウトいったらしいわ。
でもね、だめだったらしい。『俺はそんなヤラセみたいな事は
できない』って。その一点張りだったらしいわよ。
現実でも真面目なのね。」
「なるほど、そんな感じだな。何となくわかるわ。」
ネット上も現実もあまり変わらないものなのだなと思った。
「残りの二人は?」
128 :
餅:2001/05/22(火) 01:12 ID:HL7UpBFQ
「箱は素人。あれがプロ固定だと思って?
彼は天然よ。今、昼のラウンジで一番キーとなる素人キャラだけど。
彼をどううまく扱うかがプロ固定の見せ所ね。
煽りモードの時は煽ってあげる。塞ぎ込んでるときは慰めてあげる。
そうやって生かさず殺さずを続けて、ギャラリーを巻き込むのよ。
ponは遠距離という事と仕事が忙しいとかいう理由で断ったらしいわ。
あの人他の板とかでも色々遊んでるらしいから。」
しかし、うにはよく知ってる。よくキャラクターを見てるなあと
思わず感心させられた。
129 :
餅:2001/05/22(火) 01:19 ID:HL7UpBFQ
「うにさん、せっかくだから餅さんに色々システムの部分とか
教えてあげて下さい。私は色々と管理の仕事もあるので
部屋に戻ります。では餅さん、終わりましたらまた10階まで
来てくださいね。」
ひろゆきはそう言うと、俺に軽く会釈をして部屋から出ていった。
「うに先生、色々教えて下さい(*´Д`*)ハァハァ」
「リアルでやんな、エロ親爺。いいからこっちこい。」
ふざけていると、うにに軽くごつかれた。
うには自席に戻り、俺はその横の席に座った。
130 :
餅:2001/05/22(火) 01:35 ID:HL7UpBFQ
モニタにはかちゅ〜しゃっぽいブラウザが開いてある。
「これね、かちゅ〜しゃを改良したものなの。
基本的に一つのスレを追いかけるから、スレが上位にあるとか
そういうのプロ固定には関係ないのよ。盛り上げる役しなきゃ
ならないんだから。通常のかちゅ〜しゃにはない独自の機能が
あるからそれを教えるわ。」
うにはそう言うと、ウインドウ上部のメニューの「作業」をクリックした。
何やら色々ある。
131 :
餅:2001/05/22(火) 01:35 ID:???
今日はここでおしまい。疲れた・・・
放置中だけどガバーレ
見てるぞ!
応援sage
134 :
餅:2001/05/22(火) 01:41 ID:???
>>129で「ひろゆき」とか書いてしまった。
「西村」で統一してたのに・・・失敗
ま、いいか
今読んだ。筋は面白いが、言い回しが硬いな。今夜に期待しよう。
尾も白い。
137 :
うに*´Д`*)PPP426.miyagi-ip.dti.ne.jp:2001/05/22(火) 12:16 ID:BlGPjIxE
ボーナス査定の時期になるとスレ立てるよな、餅って。汚ねぇよ
餅どーなったage
141 :
餅:2001/05/22(火) 21:49 ID:???
俺がネット接続したのを、見透かしてるかのようにageるなあ。
確か昨日もそうだった。。。あ、俺
>>140と違うからな。
>>137 本人来てるし(笑
さてビールでもとってきて、続きでも書くか
此処まで読んだ
残酷なようだけど、はっきり言うってつまんないよ。
マジで。
楽しみage
>>144 やめとけ 馬鹿をカン違いさせると際限がない
おもろ杉。
でもなんか、うにっぽく・・・けど(・∀・)イイ!
147 :
餅:2001/05/22(火) 22:37 ID:???
>>143-144
すばらしいコンビネーションです。
まだ他スレ色々ROM中なので後で。
ええやん、続きよみたいんやもん
面白かろうが面白くいなかろうがどうだって良い。
とにかく最後まで読みたいものです。
(途中で終わるに1000オマエモナー)
151 :
餅:2001/05/22(火) 23:10 ID:MhUEvG/c
>>130の続き
「作業」には次のようなものがあった。
レス削除
スレッド削除
板飛ばし
過去ログ削除
ID変更
自動自作自演
「まるで削除人の機能みたいだねえ。」
「何言ってるの?プロ固定が削除人を兼任してるのよ。
まあ、ラウンジでは滅多に使わないけどね。
試しに何かしてみる?板でも飛ばしてみよっか?」
うには子悪魔のような不敵な笑みをこぼし、『板飛ばし』を選択した。
「おおっ!板が真っ白。スレなくなっとる。」
「まあ、見てて。今に『dj』スレがすぐ立つわ。見てると面白いわよ。」
うにがリロードすると、目の前には『dj』スレが。
終 了
開 始
終 了
155 :
餅:2001/05/22(火) 23:25 ID:???
「ま、後で色々試してみるといいわ。わからない事があれば
遠慮なく聞いてね。」
「ああ。とりあえずひろゆきのところに戻るから、また後でな。」
うにに挨拶をして俺は『ラウンジ』を出た。
来た道を戻り、そそくさと10階の西村の部屋へと戻った。
「やあ餅さん、おかえりなさい。」
西村はそう言って、書斎机のところからソファーへと歩み寄り腰掛けた。
156 :
餅:2001/05/22(火) 23:28 ID:MhUEvG/c
「さて問題なければ、契約書にサインを頂きたいのですが。」
「へっぽこだがラウンジのために頑張る事にするよ。よろしく。」
俺は西村と固く握手をかわし、その後契約書にサインをした。
「餅さんの会社のほうには、すでに話をつけてあります。
会社のほうは気にしなくても大丈夫ですよ。
かなり高くつきましたがね。あと衣類とかはネットで注文して
下さい。注文すれば次の日には自分の部屋に届きますから。
その代わり給与引きですよ。」
157 :
餅:2001/05/22(火) 23:37 ID:MhUEvG/c
「これが餅さんの部屋の鍵です。612号室です。
あとこれが屋内専用のPHSです。基本的にこれで連絡をとります。」
西村は部屋の鍵とPHSを手渡した。
「地下一階にレストランとかバーとか娯楽施設が色々あります。
後で行ってみるといいでしょう。とりあえず餅さんには夜の部を
担当してもらいます。20:00に昼の人との引継ぎと夜の部のメンバーと
顔合わせしますから、また『ラウンジ』に来てください。
それまで一休みするといいでしょう。
ぐっすり眠れるようにおまけでもつけときましょうか。」
そう言うと西村はニヤリと笑い、PHSのボタンを押しはじめた。
「ああ、俺だ。612号室に手配をよろしく。」
餅、ついに契約か!
159 :
餅:2001/05/22(火) 23:46 ID:MhUEvG/c
「ん?何かあるのか?」
不思議そうに俺がたずねると、西村は俺を入口のほうへ追いやるように
背中を押した。
「まあまあ、部屋に帰ってのお楽しみですよ。じゃあ20:00にまた。」
「何だかよくわからないけど、じゃあとりあえず部屋に行くよ。
夜勤明けで眠いし、一眠りするわ。
20:00に『ラウンジ』でいいんだね。」
西村はコクリとうなずいた。何故かその顔は悪戯っ子のように笑っていた。
西村の部屋を後にし、俺はエレベーターに乗り6階へと降りた。
ちょうどエレベーターを降りた目の前が612号室だった。
160 :
餅:2001/05/22(火) 23:58 ID:MhUEvG/c
部屋は普通のホテルと同じような作りで、ベッドと机、バスルームがあった。
「ふぅ。何が何だかよくわからないうちに連行されちまったな。」
とりあえずタバコに火をつけ、ゴロリとベッドに寝転がった。
「コンコン」
ドアをノックする音が聞こえた。誰だろう?
ドアのノブを引くと、そこには年の頃18〜20歳と思われる
女の子が立っていた。なかなか可愛い娘だ。
「何か?」
「あの・・・私、612号に行けって言われただけなんですけど・・・。
ひろゆきさんから何も聞いてないんでしょうか・・・。」
餅の妄想スレかここわ・・・・。
162 :
餅:2001/05/23(水) 00:04 ID:6.eJs.uc
「特に何も聞いてないけど?」
何の事だろう?俺は首をかしげた。
「ひろゆきさん、何も言ってないんですね・・・
とりあえず中入っていいですか?」
「ああ、どうぞどうぞ。」
そう言って、その娘を部屋に迎え入れた。
「ひろゆきもちゃんと俺に言ってくればいいのにさあ。」
そう言いながら後ろを振り向くと、その娘は真っ赤な顔をして
何か言いたそうに立ちすくんでいた。
163 :
餅:2001/05/23(水) 00:12 ID:6.eJs.uc
「・・・あの・・・シャワー借りますね・・・」
「はぁ?」
何が何だかよくわからない。
娘は隠れるようにバスルームに入りドアを閉めた。
「待てよ?ひろゆきが言ってた『ぐっすり眠れるようにおまけでも
つけときましょうか。』ってのはもしかして・・・。」
バスルームからシャワーの音が聞こえる。俺はすべてを悟った。
「ひろゆきめ。味なまねを。」
俺は西村の『おまけ』を存分に堪能し、深い眠りについた。
164 :
餅:2001/05/23(水) 00:15 ID:???
#休憩#
疲れたので今日はここまで。
『おまけ』ほしい〜。
しかし、さっぱり話が進まん。まだ先長いのに・・・
166 :
クルトン:2001/05/23(水) 00:17 ID:???
え、エロ小説???
167 :
餅:2001/05/23(水) 00:23 ID:???
>>166 まあちょいとしたお遊びだ。
エロ小説ならもっと詳細に
>>163の内容を書くよ。
淫靡な単語羅列してさ(笑
こりゃやっぱ途中で終わるな
169 :
珍万:2001/05/23(水) 00:30 ID:???
「ひろゆきめ。味なまねを。」
此処まで読んだ
171 :
大家:2001/05/23(水) 01:13 ID:???
読み終わり。
172 :
激烈爆人:2001/05/23(水) 01:14 ID:???
ブックマーク
173 :
ドリュfushianasan:2001/05/23(水) 01:26 ID:Za0FVcu2
確認
174 :
ぱむ@:2001/05/23(水) 01:27 ID:???
読んでるよー
続き期待
175 :
妄想:2001/05/23(水) 05:16 ID:???
タイトルに吸い寄せられた
俺ならおまけの堪能部分だけで100レスくらいは書けるな
177 :
boxfondiryadslosk2-p110.hi-ho.ne.jp:2001/05/23(水) 08:11 ID:7rJxExOs
突然、プロ固定になった餅の身に振りかかる数々のおいしい思い
そんな展開なのかな
>>177 30間近にして無職、ヒキコモリの箱がとうとう薬物に手を出して人の道を踏み外してゆく
そんな自叙伝を書いてみるか?
179 :
しおり:2001/05/23(水) 09:19 ID:???
はさんどこ
age
181 :
キティーハニ:2001/05/23(水) 20:58 ID:.vKhFltw
ぼつぼつあげとこう
おーいまだかぁ?age
sine
生きる!!
カエレ
残る!!
187 :
boxfondiryadslosk2-p110.hi-ho.ne.jp:2001/05/23(水) 22:51 ID:7rJxExOs
薬物くらい若い頃はいくらでもやってたよ
188 :
餅:2001/05/23(水) 22:57 ID:???
いったい何人のしおり挟まってんだ?
他スレROMってから、ぼちぼち書くか・・・
189 :
Crow:2001/05/23(水) 23:44 ID:???
┌─────────┐/
| ( ´_ゝ`) 〆
└─────────┘
190 :
餅:2001/05/23(水) 23:56 ID:???
191 :
餅:2001/05/24(木) 00:22 ID:siIZRotI
>>163の続き
プルルルルル・・・・・・
夕方なのにモーニングコールで目を覚ました。19:00だ。
隣で寝ていた娘はすでに帰ったようだ。
シャワーを浴び目を覚まし、俺は地下のレストランで簡単な食事をとる事にした。
夕食の時間でレストランはごったがえしていた。
トーストとほおばり、コーヒーをすすりながら
「『ラウンジ』の夜のプロ固定は誰なのだろう」とうつろな目をして考えていた。
「そろそろ行くか」時計の針は19:45を差していた。
俺はエレベーターで再度2階に上がり、『ラウンジ』に向かった。
192 :
餅:2001/05/24(木) 00:32 ID:siIZRotI
ドアを開けると西村はすでに『ラウンジ』にいた。
その脇で昼組とは違う男が二人何やら話し込んでいた。
どちらも結構若い。20代前半くらいのようだ
「あ、餅さん来ましたか。じゃあ自己紹介でもしましょうか。」
西村は俺の隣に立ち、夜組の二人に俺を紹介した。
「今日から夜に入ってもらう事になった餅さんです。
初めて会うと思いますが、夜組の方、よろしくお願いしますね。」
「餅です。初めてなのでよくわかんないんだけどとりあえず宜しく。」
俺は二人に向かって軽く頭を下げ挨拶した。
193 :
餅:2001/05/24(木) 00:40 ID:siIZRotI
「ああ、餅か。よく煽りあいしたもんだけど、まあこれからは
仲良くやろうや。開店寿司だ。」
「sage専門だけどヨロシク、餅。サクラメントだ。」
この二人は開店寿司とサクラメントだったのか。
しかし板上では想像しがたいが、二人ともいたって普通の青年であった。
挨拶をすませ、昼組と板の流れについての引継ぎを行なった。
「今日はあまり動きがないから、夜組の人たちはなるだけあばれてね。
不満そうな名無しさんがたくさんいるから。私も今日は張り合いが
なかったわ。じゃあ、頑張ってね。」
うにはそう言い残し『ラウンジ』から出ていった。
「待ってよ、うに〜」追いかけるようにリフ・ラフも出ていった。
194 :
餅:2001/05/24(木) 00:49 ID:siIZRotI
「では餅さん、初仕事です。頑張って下さいね。」
西村は俺の肩をポンと叩いた。
「あれ?あの人は?」
俺はまだモニタに向かって座っている「プロ名無し」を指差した。
「ああ、彼ですか。彼は休みいらないそうで。自由にさせてますよ。
残業つくわけじゃないんですけどね。よっぽど叩きが好きなんですね。」
西村は苦笑いしていた。
「では頑張ってください。深夜枠であなたの知っている人がもう一人来ますから。」
「またドッキリかよ。昼はマジ焦ったぞ。有り難く頂戴したけどね。」
「ハハハハハ、では頼みますよ。」
西村はまた俺の肩を軽く叩き『ラウンジ』を出ていった。
おもしろい。
〜〜〜〜〜電子キャラメルここまで読破完了〜〜〜〜〜
サクラメントって女なの?男なの?どっち?
197 :
餅:2001/05/24(木) 00:59 ID:siIZRotI
あらかじめ指定された席につき、俺はモニタに向かった。
引継ぎにあったように、これといって盛り上がったスレもなく
とりあえずレスしやすいどうでもいいスレから書き込みを始めた。
「これじゃプロ固定でも何でもねえな。」
心の中でそう思いながら、俺に絡む名無しを相手にレスを続けた。
「どれ、暇だから板でも飛ばしてみるか。」
【板飛ばし】を選択すると、次の瞬間板は真っ白になった。
おお、これは楽しい。
「おいおい、あんま悪戯すんなよ。まだ人少ないからいいけどさ。」
回転寿司がこちらを向いて笑いながら言った。
「ごめんごめん、俺もやってみたくてね。まあ許せ。」
そう言って、リロードするとすでに「dj」スレが立っていた。
みんなdjスレでギャーギャーわめいている。
ケルベロスが悪戯にスレを立てる名無しに向かって説教してるようだ。
198 :
餅:2001/05/24(木) 01:10 ID:???
とりあえず俺は目立ったレスをする事もなく、ROMしたり地下スレ覗いたり
していた。すでに日付は変わっていた。
「もっちー!」聞き覚えのある声だ。
もしやと思い、振り向くとやはりそこにはハピがいた。
「ゲゲッ、ハピまでプロ固定かよ。ひろゆきが言ってた『もう一人』ってのは
ハピの事だったのか。」
「おはよー!もっちーもスカウトされたんだね。
これから一緒にお仕事だね。私、癒し系キャラだから存分に癒してあげるね。」
「癒し系ね、はいはい。その通りでございます。こちらこそよろしくな。」
俺は半ば呆れた口調で言った。
「さあー!仕事するぞー!」
深夜だというのに、ハピは元気だ。そんなに気合入れてする仕事なんだろうか?
199 :
餅:2001/05/24(木) 01:22 ID:???
深夜枠はこれといって荒れる事もなく、そのままの流れで
マターリとした早朝を迎えた。
テレホも終わり、俺の初日の仕事は終りをつげた。
朝のプロ固定はまだ見つかってないようで、夜組から朝組への
引継ぎはないようだ。
「もっちー!朝ご飯食べに行こ!」
ハピと一緒に地下のレストランで朝食を食べ、二人は各自の部屋へ戻るため
5階に上がった。
「もっちー、おやすみ〜」そう言って、ハピは自分の部屋へ消えていった。
(俺はまだ寝ないけどね)
そう心の中でほくそ笑みながら、俺はPHSを取り出し昨日の娘の番号を押していた。
200 :
餅:2001/05/24(木) 01:24 ID:???
#休憩#
今日はここまで。我ながら猛烈に恥ずかしい・・・。
ネタだから許せ。
201 :
餅:2001/05/24(木) 01:26 ID:???
6階だった・・・また失敗
おつかれす>餅
203 :
ぱむ@:2001/05/24(木) 01:37 ID:???
ブクマアク
此処まで読んだ!
205 :
クルトン:2001/05/24(木) 02:16 ID:???
/ヾ
ゝイ丿
/ /
/ /
/ /
/ /
/ /
∧ ∧ / // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
シコ ( ゚Д゚)、 / /< ひゃっほう!
/ ヽ、 / / \__________
シコ ( ) ゚ ゚/ヽ、/⊂//
\ ヽ、 ( /⊂//
\ ⌒つ /
(  ̄/ /
| |O○ \
| | \ \
| ) | )
/ / / /
/ / ∪
∪
おっ師匠様まで登場かぁ。(*´Д` *)
プロ名無しここまで読みました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>餅たん
まとめて読んだ感想。
うにとの絡みのあたりはちょいヘボかったけど、そこ以外、ほとんど全て
良いと思う。特に
>>50、
>>151なんかネタとしても秀逸。正直嫉妬すらした。
文章がヘボイとかいうレスあるし、餅もそれ気にしてるみたいだけど、
別に気にすることは無いと思う。表面的な技術じゃなくてネタで勝負
していってくれ。つまらないって文句言ってる名無しは恐らく多くても2人。
気にすることなくどんどん書いてくれよ。期待してる。
209 :
本みりん:2001/05/24(木) 03:47 ID:???
長編になりそうだなあ・・・楽しみ。
>>209 そうだね、面白いだけに引き際間違えないで欲しい。
211 :
キティーハニ:2001/05/24(木) 07:36 ID:u1d6xmXs
【ここまで読んだ】
少々の間違い気にすんなヽ(´Д`)ノ
213 :
しおり:2001/05/24(木) 09:02 ID:???
今日はここまで
215 :
Crow:2001/05/24(木) 11:51 ID:???
┌─────────┐ /
| ( ´_ゝ`) 〆
└─────────┘
217 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/05/24(木) 21:41 ID:BvFS8iJs
そろそろか?age
218 :
キティーハニ:2001/05/24(木) 22:11 ID:u1d6xmXs
【早く書けゴルァ!】
219 :
餅:2001/05/24(木) 22:17 ID:???
もう飽きてきた。悪いが週末まで待ってくれ。
>>219 オイオイ、週末になると俺も飽きるじゃないか。
221 :
餅:2001/05/24(木) 22:21 ID:???
222 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/05/24(木) 22:25 ID:KzGZtzDc
名無しの俺でも面白い。
固定さんは、様々な感情もちながら、読んでそう(w
223 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/05/24(木) 22:25 ID:yWtu.nZk
オモロイオモロイ。もっと固定出演させて。
やっぱし途中でおわりそうだなこりゃ・・・・
妄想で思い出したが、例の妄想スレはまだ地下で
動いてんの?
>>221 俺をないがしろにしてただで済むと思うなよコンチクショウ
赤玉出るまでコキまくれコノヤロ
227 :
ドリュ:2001/05/24(木) 22:33 ID:???
小さい飽き見つけたぁ〜♪
500迄続いたら、間違いなく名スレ紹介ダネ!
餅、ガンバレー!
うわぁ。。。騙りが
fusianasanあまり出したくないんだけど
騙りと絡んでるハニを見てると、悲哀たっぷりだから出しとく(笑
巡回すんだら書くよ
>>229 騙りもクソも本当にお前だろ?ちょっと反発受けたからって
誤魔化そうとすんな小心者
>>221は騙り?
モロに餅が言いそうなセリフだったんで騙された…
恐るべし騙り(゚Д゚)y─┛~~
232 :
餅:2001/05/24(木) 23:18 ID:???
地下が忙しい。今日は勘弁ならんか(笑
>>232 弱気なsage餅発見!
こんども騙りか?
てゆうか書かなくていいから氏んでくれ
書き終わったら氏んでくれ
つまらないなら読まない。
レスもしない。
なんでこんなことすら守れないんだろう・・・
238 :
大家:2001/05/24(木) 23:48 ID:???
どちらにせよ餅には「氏」か(w
239 :
餅:2001/05/24(木) 23:48 ID:mWb1CDwE
>>199の続き・・・
『プロ固定の館』(建物に名前があるかは知らない)は実に快適だった。
毎日定時に『ラウンジ』に入り、書き込みの仕事をした後、朝方に
バーで酒をひっかけて、部屋でSEXして寝るという夢のような生活を毎日続けた。
好きなだけ板で暴れ、気に食わないレスがあれば削除し『ラウンジ』に飽きたら酒と女。
何の不満もなかった。しかし不満がない事が逆に不満を増幅させたのだった。
楽しい生活は1ヶ月しか持たなかった。
241 :
餅:2001/05/24(木) 23:54 ID:mWb1CDwE
義務として強いられた「2ch遊び」が実は面白くない事に気がついて
しまったのだった。いつしか俺は地上で書き込みするよりも
地下で独り言を書く事が多くなった。たまに来る名無しさんと遊んで
いるのが楽しかった。
「プロ固定」の給与はレス獲得数に応じて歩合性となっていた。
だが地上に出なくなってから、当然のようにレスは減り
給与格付けの目安となるプロ固定ランクでも、いつしか最下位まで
落ちていた。それでも俺は地上で暴れる気力を取り戻せないでいた。
242 :
餅:2001/05/25(金) 00:05 ID:cauu6PY2
ある日の夕方、いつも通りに仕事前に食事をとるために
レストランに行こうと思い部屋を出ようとしたところ、目の前に
一人の男が立っていた。
西村だった。
「餅さん、ちょっと社長室に一緒に社長室に来てもらえますか?」
寝ぼけまなこで俺は軽くあいづちをうち、後をついて10階に上がった。
部屋に入り二人はソファーに座った。
243 :
餅:2001/05/25(金) 00:07 ID:???
唐突に西村が切り出した。
「餅さんには今日から仕事場を変わってもらいます。」
その言葉で俺も目が覚めた。
「え?何で突然・・・。」
「最近、餅さん元気ありませんね。ちょっと気分転換でもしてもらおうと
思いましてね。専門板に行ってもらいます。」
「専門板って・・・俺、知識ないよ。雑談しかできんよ。どこに行けっていうんだよ。」
俺は焦っていた。専門板で通用するような知識など持ちあわせていなかった。
244 :
餅:2001/05/25(金) 00:11 ID:cauu6PY2
「神社仏閣板に行ってもらいます。あそこを盛り上げて下さい。」
「神社仏閣板〜?んなの見た事もないよ。っていうか、寺とか仏なんて
知識ないって。カンベンしてくれよ。」
「大丈夫です。あなたならできます。
神社仏閣板は3階のエレベーターを降りて右手に曲がったところに
あります。あとラウンジのあなたの席には、今日から新しい人が
入りますから席はありませんからね。」
珍しく西村の顔には笑みすらなかった。
凄い専門板ですね。
私もたまにROMってますけど^^;;
餅、左遷!
続きが気になる・・・
247 :
餅:2001/05/25(金) 00:20 ID:cauu6PY2
「では宜しくお願いしますね。ちょっと次の来客があるものでこのへんで。
俺に早く出て行けと言わんばかりの言い方だった。
「わかったよ。3階だな。」
しぶしぶ俺は社長室を出て、とりあえず食事をとるためにレストランへ
向かった。
※ ※ ※
「餅、大丈夫ですかね?」
サングラスをかけた黒服の側近が西村に問いかけた。
「フン。あそこで使い物にならなきゃ後は考えるさ。
ダメな奴は何やってもダメだからな。」
西村は吐き捨てるように言った。
「そうですね。使えない奴にはアノの手もありますからね。」
黒服の男はニヤリと笑った。
248 :
餅:2001/05/25(金) 00:28 ID:cauu6PY2
※ ※ ※
食事をすませ、俺は神社仏閣板の部屋に向かっていた。
ドアを開けると、待っていたのは寝静まったようにシーンとした部屋だった。
部屋はラウンジと同じ作りだった。
ただ違ったのは、プロ固定らしき人間が誰一人としていなかった事だけだ。
「ちっ、俺しかいねえのかよ。」
あらかじめ西村に指定された席に座り、とりあえずスレッドを眺めた。
「くっ、この板このスレで何をどうしろっていうんだ。」
俺はやけくそでスレッドを立てまくった。
249 :
餅:2001/05/25(金) 00:38 ID:cauu6PY2
【仏様だけど何か質問ある?】
俺としては最高のボケネタだった。ラウンジあがりとしては
このネタからチャレンジしてみた。
・・・・・・全くスレッドに動きはない。
「くそったれ。じゃあ、これでどうだ。」
【マターリとみんなでお経となえようYO!】
参加しやすいようにマターリ系にふってみた。
・・・・・・全くスレッドに動きはない。
「俺のせいじゃない。人がいないんだ。人がいないだけなんだ。」
自分にそう言い聞かせるのが精一杯だった。
今日もおもしろいなぁ。
ゆっくりでいいので、これからもまたーりと続けていってくださいな。
251 :
餅:2001/05/25(金) 00:47 ID:cauu6PY2
・・・・・・
神社仏閣板に異動して1週間が過ぎた。
俺はすでに廃人と変わらなかった。
「ひろゆきめ、わざと俺をここに送り込みやがったな。」
神社仏閣板は俺の狂ったような荒らしレスしか見当たらなくなっていた。
もうどうでもよかった。神社仏閣板は廃墟と化していた。
※ ※ ※
「西村さん、餅もそろそろ限界のようですね。」
黒服の男が社長室のPCのモニタを見ながらそう言った。
「やはり無理だったか。根性なしが。フン。
いつも通りに処理してくれ。地下のアイツには連絡しておく。」
そう言って西村はPHSで誰かに電話をかけはじめた。
252 :
餅:2001/05/25(金) 00:54 ID:cauu6PY2
やっとの事で朝を迎え、つまらない仕事を終えた俺はそそくさと
部屋に向かっていた。部屋のドアにメモがはさんであった。
「本日夕方17:00より健康診断をします。地下一階の医務室まで来てください。
西村 」
メモにはそう書いてあった。
「何だ一斉健康診断か?」
メモをポケットに入れ、俺は部屋に入った。
そしていつもの通りに娘を電話で呼び、狂ったようにSEXをした。
これだけは変わらない習慣だった。
253 :
餅:2001/05/25(金) 01:02 ID:cauu6PY2
16:00のモーニングコールで目を覚まし、シャワーを浴び
準備を整えると、俺は地下一階の医務室に向かった。
医務室に入ると、医者らしき人間と助手がいた。
「あれ?俺だけ検査なの?」
「プロ固定も結構いますから、ちゃんと順番が決まってるのですよ。」
その医者は変な笑みをこぼしながらそう言った。
「じゃあこのベッドに横になってもらえますか?」
俺は医者に言われるままベッドに横たわった。
展開読めなくなってきたな・・
いいぞ、餅!
255 :
餅:2001/05/25(金) 01:05 ID:???
「それではちょっと麻酔しますので」
医者が俺に向かってそう言った。
「え?何で健康診断で麻酔すんの?」
「ちょっと脳波測定をしますから。はい、気を楽にして下さい。」
医者はニヤリと笑いながら、注射器を片手にそう言った。
チクリとした軽い痛みと共に、しびれるような感覚が全身をかけめぐった。
「もう麻酔効いた頃か・・・10分後くらいから始めるか」
医者が助手にそうつぶやくのが聞こえた。
「何だ?実験って・・・」悩む間もなく、俺は深い眠りに落ちていた。。。
なるほど。向こうの続きも気になっていたし。
だが・・・・・。妙な繋がり方するなぁ。
257 :
餅:2001/05/25(金) 01:08 ID:???
#休憩#
今日はここでおしまい。
「実験」をそのまま残してしまった・・・また失敗。
あ、知らない人は気になさらずに。
知ってる人はあの後の続きが読めます。
ここから展開かなり変えますので。ではまた明日。
258 :
本みりん:2001/05/25(金) 01:35 ID:???
お疲れ様です。
あの続きって、あの続きかしら・・・?
259 :
ぱむ@:2001/05/25(金) 01:45 ID:???
ブクマク
就寝前の読書もオワタ サテネルカ...
260 :
暇食人:2001/05/25(金) 01:55 ID:???
261 :
本みりん:2001/05/25(金) 01:58 ID:???
262 :
暇食人:2001/05/25(金) 02:20 ID:???
それからもひとつ
djは機種依存文字のため表示されんから勝手にかえさせてもらったよ
なんぞあるなら連絡してください。いじょ
263 :
ガレリアン:2001/05/25(金) 06:30 ID:bO5M/Ts2
まとめて読むと読み応えあって面白いよ。
俺も続き楽しみにしてる。
>>260 お疲れ様っす。思わず最初から読み直した。
>>260 (・∀・)イイ!!
>>263 俺も最初から全部読み直したよ。
つか、このスレまとめて読み直すのって、お気に入りの
漫画を週刊誌で一回読んで、で、コミックス買ってまた読む
みたいな感じだね。新たな発見があって面白い。
【ここまで読んだ】
266 :
しおり:2001/05/25(金) 09:06 ID:???
>>260 ありがとう、あなたはすばらしい人だ目頭が熱くなったよ。
つうことで、ここまで読みましたと。
267 :
Crow:2001/05/25(金) 09:46 ID:???
此処まで読んだ・・っと。
┌─────────┐ /
| ( ´_ゝ`) 〆
└─────────┘
今日はまだかえ?
マターリ待ちましょう。
まってるのage
餅さぁ、今晩のラウンジ面白い(カオス状態)だから今日は休みでもいいよ!
参加しろ。
272 :
餅:2001/05/26(土) 00:38 ID:???
実はまだ地下スレで色々書いてるので、まだ地上見ておりません(笑
最近は地上から入る事はまずありませんので。
>>260 感謝の一言です。
>>264も書いてますが、ここが週刊連載で
>>260が単行本みたいだね。
地上を覗くのでここはしばらくおあずけ。明日休みだしね。
後で書くかもしれません。
ヤメレ 食っちまうど
274 :
餅:2001/05/26(土) 00:58 ID:???
睡眠不足がたたって、眠くて眠くてしょうがない。
すんません、明日の昼にでも書きます。
>>274 面白いだけに無理して書いて欲しくない。
餅のペースで、餅が満足できるものを書いてくれ。
催促しないで気長に待つよ。
頑張ってね。
〜〜〜〜〜作者急病のため本日はお休みします〜〜〜〜〜
お昼に期待してね♪
>>276 週間漫画でみる、原稿とんだってやつ?(藁
さては…途中でやめるための布石を打ち始めたか
オチタ?
ラウンジって、何時間くらいで倉庫行きになるの?
281 :
カヒ飲料:2001/05/26(土) 22:23 ID:???
282 :
カヒ飲料:2001/05/26(土) 22:26 ID:???
…って、質問がスレ足切りでdat落ちしたのが
html化されるまでの時間を指してたら上の説明マヌケだ。
そっちの方はよく分からなかったり。
じゃあ、2日に1回くらい書き込みしてれば大丈夫なのか。
284 :
餅:2001/05/26(土) 22:40 ID:???
あ、いるんだけど後で書く。今日死ぬほど寝たから眠くないし。
今ラウンジにはいない。
もっちーまだぁ?
もしかして今日も休載?
287 :
餅:2001/05/27(日) 03:53 ID:???
申し訳ない。今日も他(ラウンジ以外)で遊んでしまったので書けませんでした。
締め切りに追われる漫画家の気持ちがわかります。
月火と京都出張になるので、頑張って明日ある程度書きます。ゴメソ。
キティーハニーの予想が当たる
万が一に備えて。
保守。
まだかよっ!
期待した俺がヴァカだったようだ。
291 :
餅:2001/05/27(日) 19:14 ID:???
現在、オフラインにて執筆中。
まとめてアプします。今日書かないと明日かけないし。
292 :
餅:2001/05/27(日) 21:38 ID:9xAwyeXM
>>255の続き
※ ※ ※
「落ちたようだな。さあ運ぶぞ。」
医者はそう言って、助手と二人で餅を抱き上げ、車椅子に座らせた。
医務室を出て通路に出ると、たまたま夕食のためレストランに
向かっていたサクラメントと遭遇した。
「なんだ?餅、怪我でもしたのか?」
「餅さんは今お休み中ですよ。体調崩したようで部屋まで送り届ける
ところなんですよ。」
医者がサクラメントに向かって言った。
「そうか。神社仏閣板に行ってからほとんど会ってなかったからなあ。」
そう言い残し、サクラメントはレストランの方向へ歩いていった。
293 :
餅:2001/05/27(日) 21:39 ID:9xAwyeXM
車椅子に押された餅はエレベーター前に着いた。
医者がエレベーターのボタンを押した。餅の部屋がある6階ではなく
地下2階だった。
エレベーターを降り「医歯薬看護板特別研究室」と表札のある部屋の前で
車椅子は止められた。ドアには「関係者以外立入禁止」と書いてある。
医者はカードキー(この建物の鍵はすべてカードキーである)を取り出し
ロックを解除すると車椅子を押しながら部屋に入った。
294 :
餅:2001/05/27(日) 21:40 ID:9xAwyeXM
部屋の真ん中に大きな手術台らしきものがあり、周りには様々な機具が
並んでいた。部屋の隅にある戸棚には恐らく薬品と思われる瓶がたくさん
あった。入口側にデスクがあり、そこに中国人もしくは韓国人らしき人物が
座って何か書き物をしていた。
「キム、仕事だ」
医者がその東洋人に向かって言った。「キム」という名前らしい。
「また仕事アルカ?さっきやったばかりアルヨ。」
「いいから黙ってやれ。西村さんの命令だ。
今回はAI実験のほうで処理しろとの事だ。外部には出さん。
わけのわからんもの作るなよ。いいな。」
「わかったアルヨ。AI実験のほうは順調に動いてるアルヨ。」
295 :
餅:2001/05/27(日) 21:40 ID:9xAwyeXM
部屋の隅にある『あるもの』を見て医者が言った。
「またあんなもの作ったのか。悪趣味なヤツだ。さっさとそこに
ある『残り』も片づけとけ。」
「あれは西村がくれたアルヨ。もういらないからって。
好きに遊ばせてもらったアルヨ。」
キムは細い目をさらにいっそう細めて笑っていた。
「じゃあ頼んだぞ。」
そう言って医者は部屋を出ていった。
296 :
ぱむ@:2001/05/27(日) 22:01 ID:???
餅たん オツカレサマー
今日はもう終わりかな? ブクマク
297 :
餅:2001/05/27(日) 22:13 ID:???
「また脳味噌ほじくり出すアルカ・・・
いい加減、嫌になってきたアルヨ。でもブラックジャックなみの
技術を持った天才外科医キムを拾ってくれた西村のためだから
頑張るアルヨ。」
キムは溜息をつきながら、手術台の上にある『残り』をとりあえず
床に下ろし、車椅子から餅の体を起こし手術台の上に乗せた。
「じゃあ、餅さんとやら、ツルッパゲにさせてもらうアルネ。」
キムはカミソリを取り出した。
298 :
餅:2001/05/27(日) 22:14 ID:j2SXO8.o
キムが髪の毛を削ぎ落とそうとした瞬間、デスクにある電話が鳴った。
「もう何アルカ・・・これから忙しくなるところアルヨ。」
キムは電話をとった。
「俺だ。西村だ。警察がどうも不審な動きをしているようだ。
緊急会議を開くからキムも10階に至急来い。」
「今、手術するところアルヨ。後じゃ駄目アルカ?」
「それどころじゃない。そんなの後でやれ。わかったな。」
「ほいほい、わかったアルヨ。今行くアルヨ。」
そう言ってキムは電話を切った。
299 :
餅:2001/05/27(日) 22:14 ID:j2SXO8.o
「餅さんとやら、もうちょっと髪生やさせておいてあげるアルヨ。」
キムはしぶしぶ部屋を出ていった。明かりの消えた真っ暗な部屋で
餅はそのまま深い眠りについていた。
※ ※ ※
ふと気がつくと、俺は真っ暗な闇の中にいた。
何も見えない……脳波のテストはどうなったのだ?
俺は起き上がりあたりを触ってみた。
どうもベッドらしきものの上に寝かされているようだ。
300 :
餅:2001/05/27(日) 22:15 ID:j2SXO8.o
そろそろと足を下ろしてみると、果たして床に足がついたようだ。
ちょうど二本足でまだ立てない幼児のように、俺はあたりを
四つんばいになって這いはじめた。
ふと何だかわからないものにぶつかった。手探りで探ってみて
思わず俺は「うわっ!」っと声をあげた。
驚いて一瞬『それ』から手を離した。
俺は真っ暗闇なだけに、得体のしれない『それ』に恐怖を感じていた。
301 :
餅:2001/05/27(日) 22:16 ID:j2SXO8.o
再度『それ』に恐る恐る再度手を伸ばしてみた。
ヒンヤリとした『それ』は動かなかった。
指先の感覚から『それ』は「人間の足首」らしきものと思われた。
「死体か?」
この死体らしきものは全裸だった。
感触を確かめながら、上半身の方に向かって手を伸ばしはじめた。
この体温から予想するとどうも死んでいるらしい。
その体の曲線からそれは女性と思われた。
302 :
餅:2001/05/27(日) 22:20 ID:j2SXO8.o
腹部から胸部へ……やはり女性のようだ。
その乳房の張りは死後硬直していても、明らかに若い女性とわかる
ものだった。髪の長さがわかれば……
乳房からさらに首のほうへ手を伸ばす。
「ギャッ!」思わず後ろにのけぞった。
あるはずのものがない。
その体は首のところでプッツリと途絶えていた。
そう、首のない胴体なのだ。
303 :
餅:2001/05/27(日) 22:21 ID:???
#休憩
他板見てこよ
304 :
暇食人:2001/05/28(月) 00:01 ID:???
此処まで読んだ
306 :
餅:2001/05/28(月) 01:40 ID:???
>>304 うわぁ、ほんとこんな腐れ小説のために。頭が上がりません。。。
残りは前もってあるので、一気にコピペして今日は寝ます。
明日は京都へ出張のため休載します。
307 :
餅:2001/05/28(月) 01:43 ID:accZV/GU
>>302の続き
恐ろしくて俺は身動きできなかった。
暗闇の中に一体の首のない死体があるという事だけが
今分かる精一杯の現実だった。
ふとあたりに何かが蠢く気配を感じた。
真っ暗な空中を手を振りかざしながら、あたりを探ると
足元に何か毛むくじゃらの物体が蠢いている。
……暖かい。この物体は生きているようだ。
犬?猫?どうも動物のようだ。
308 :
餅:2001/05/28(月) 01:45 ID:accZV/GU
「ウウウウ……」
変な鳴き声のするその物体を、思い切って捕まえてみた。
確かに犬か猫のようだ。その毛並みから猫と思われた。
頭を撫でようとして一瞬手が止まった。
髪!
これは人間の頭ではないか!
309 :
餅:2001/05/28(月) 01:46 ID:accZV/GU
手探りで輪郭をなぞってみるが、確かに人間の頭である。
しっとりとしたその肌の感触、長い髪の毛からそれは
女性の頭部であると思われた。
「ウウウウ……」
人間の頭を持ったそのへんてこりんな猫?は
また気味の悪い鳴き声をあげた。
まさか、さっきの死体の頭部では……
310 :
餅:2001/05/28(月) 01:47 ID:accZV/GU
首のない死体。人間の頭がついた生き物……
暗闇の中で俺は状況把握できずに唖然としていた。
恐怖なんてどこかに飛んでいた。
この猫?(らしきものだから猫と呼ぶ事にしよう)は俺を怖がろうとしない。
妙にじゃれついてくる。それは暗闇の中でも十分感じられた。
本当にこの猫の頭が人間ならば、脳まで人間なのだろうから
こちらが人間だとわかれば安堵しているのかもしれない。
311 :
餅:2001/05/28(月) 01:49 ID:accZV/GU
この猫の頭は妙な位置についている。
本来猫の頭がある場所よりももっと上、前足と同一直線上の胴体の上に
のっかっている感じなのだ。猫の胴体のサイズと人間の頭のサイズが不均衡な
ためそうなったのかもしれない。いずれにせよ、気狂いによる悪戯としか思えない……
312 :
餅:2001/05/28(月) 01:49 ID:accZV/GU
猫が俺の顔を舐めてくる。といっても、人間の舌なのだが。
「ウウウウ」としか鳴き声をあげられないこの女は
意志伝達が動物と同じ方法しかとれないのだ。
同じ人間?がこの暗闇にいるのがわかっても、会話する事すらできない。
哀れに思い、顔を撫でてやろうとした時に、顔が濡れている事に気がついた。
泣いているのだ。
こんな不具者のような体になっても、心だけは人間のようだ。
この女は何故こんな変な物体に成り果てたのだろう?
313 :
餅:2001/05/28(月) 01:51 ID:accZV/GU
ふと猫が俺の手元を離れ、どこかに消えていった。
あの猫はこの暗闇で目が利くのか?
冷静さを取り戻した俺は、ここからどうやって脱出するかという事だけを
考えていた。しかし周りも見えない真っ暗闇の中でどうすればいいと
いうのだ?
猫が帰ってきた。
「ウウウウ」とうなりながら、俺の手元に顔を近づけてくる。
何かを口にくわえているようだ。
314 :
餅:2001/05/28(月) 01:51 ID:accZV/GU
口元からそれを取り出し、手探りで判断してみる。
小さな四角い物体だ。色々触っていると、その箱らしきものの
形が変わった。というよりも、箱の側面が押すと出てくるようになっている。
そうか!これはマッチだ。
手探りで中を触ってみると、棒状の物が数本入っている。
恐る恐る、暗闇の中でマッチ棒らしきものを取り出し
手探りで火をつけてみた……
315 :
餅:2001/05/28(月) 01:54 ID:accZV/GU
#ageなのにsageで休憩
どうも日付が変わる頃にシャッフルされて板がおかしくなってる様子。
このスレ上がらなくなっとります。
過去ログもすべて復旧してない。23:00過ぎからラウンジが重かった事と
何か関係あるのかな?
>>315 あらら気にしないで書いてちょ。
まってるじょ
317 :
餅:2001/05/28(月) 02:20 ID:accZV/GU
#休憩
今日はここまで。では明後日(って帰ってきて書けるか?)
スレ復活しませんね。このままお蔵入りかな〜
話しが見えない・・・明日も楽しみ☆ミ
233 名前:カヒ飲料 投稿日:2001/05/27(日) 23:15 ID:???
[ラウンジ講座]
実はさりげなく15分以上前からラウンジ飛んでたり。
って言ってもスレ数は飛んだ状態でも250あったから
トンドルスレは立たなかったけど。
で、依頼出したら300復帰された模様。
完全復帰は夜3時以降にサーバ負荷と復帰屋さんの
状態により、されるでしょう。予想、朝。
ってあるからだいじょーぶじゃねえ?
【ここまで読んだ】
大体先が読めるな、頑張れ餅!負けるな餅!
322 :
しおり:2001/05/28(月) 09:14 ID:???
ここまで読みました。コワー
323 :
Crow:2001/05/28(月) 12:19 ID:???
┌─────────┐ /
| ( ´_ゝ`) 〆
└─────────┘
324 :
キティーハニ:2001/05/28(月) 21:03 ID:LlVsY6po
モエジャー浮上!
寝る前に上げてみる。
人面犬だけどなにか聞きたい事ある?
>>326 ないッ!
餅は今日帰ってくるのか? 生八橋買ってくるのかな?
今日も寝る前に上げるぜっ!
329 :
餅:2001/05/30(水) 01:48 ID:???
#休憩
出張疲れもあるので今日は休筆
原稿催促あげ。
いいね。勝手にブクマーしとくよ。
dat逝きしてもpart2立たないに5000餅!
333 :
餅:2001/05/31(木) 00:43 ID:???
#休憩
疲れてテンションあがらん。気が向いたら書く。どっちかわからん。
でもちゃんと最後まで書く気はあるんだけど。やっぱりか、とか思われるのも
しゃくだし。
ぼちぼちやってくれぇ
気長にまつわさ〜
335 :
助教授:2001/05/31(木) 03:57 ID:???
ここまで読んだ。
実は第1回から見てたりする。
気長に待つことにしよう。
336 :
sage:2001/05/31(木) 18:27 ID:???
sage
おい
どうでも良いけど
2ちゃんねる最大級の超大物固定
オラこと箱たん
の出番はまだかよ?
それなくして何がプロ固定だこの野郎
それにどうせならサウンドノベル作れよ能無し
お前の脳みそって忘れ去られた鏡餅みたいにガチガチだね!
さっさと片付けておしまいっ!
あんまり引っ張ってオチがつまらんと叩かれるぞい。
339 :
餅:2001/06/01(金) 01:40 ID:???
#休憩
っていうか、この重さでどうやって書けっつーの。
明日、泊り研修。よって書けない。
休憩って…。少しも書いてないではないか、おぬし。
341 :
sage:2001/06/01(金) 18:43 ID:???
機体挙げ
此処まで読んだ
Fade out...
345 :
Crow:2001/06/02(土) 19:44 ID:mX0RX4YE
持ち上げ
346 :
餅:2001/06/02(土) 19:47 ID:???
#休憩
このスレあがるのリアルで初めてみた。
最近書いてないから、漫喫から書いてみるか…
347 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/06/07(木) 00:27 ID:X/jdCzR2
あげです。
348 :
餅:2001/06/07(木) 00:34 ID:???
#休憩
待っててよかった。ここでこのまま続編をやりたかった。
今日は上位スレが動きまくるだろうから、さくっと続きを書いても
あまり目障りにもならんだろ。ビールとってきてちょいと書いてみるか。
349 :
餅:2001/06/07(木) 02:04 ID:???
#休憩
やっぱ寝る。まあ、復活したという事で・・・
そんな訳で次回を待て!?
351 :
餅:2001/06/07(木) 03:41 ID:???
棒に塗布された赤リンがジッという摩擦音を立てて発火する。
視界が球の径を上げるカタチで急速に広がった。
352 :
Crow:2001/06/07(木) 12:59 ID:???
353 :
餅:2001/06/07(木) 23:10 ID:???
354 :
キティーハニ:2001/06/07(木) 23:12 ID:sR8L8ZSM
あっ!
355 :
餅:2001/06/07(木) 23:27 ID:q9J.eFX6
※ ※ ※
10階の社長室には、西村と黒服の男が数名ソファーに腰掛け、医務室の医者と
助手そしてキムがその脇に立っていた。
西村が立ちあがり、窓の方に向かい歩くと外を眺めながらつぶやいた。
「どうも最近張られているようだ。アクセスログを調べるとここ最近
かなりの板に警察のIPが記録されている。どうも世の中で頻発する
怪しい事件がすべて2chが絡んでいると余計な詮索をしてるようだ。
まあ数々の交通違反を揉み消してきた俺からすれば
桜田門など取るに足りないがな。」
西村はニヤリと笑いながら部下のほうに向き直った。
>>353から
>>354までの時間2分ってのは驚異的。
どうやらキティが一番のファンみたいだねヽ(´ー`)ノ
357 :
餅:2001/06/07(木) 23:36 ID:q9J.eFX6
「何か詮索されるような証拠でも残したんでしょうか?
『ネタ』放出には最新の注意を払っておりますが・・・。」
黒服の一人が脅えながら西村に尋ねた。
「いや今のところそれはない。お前らもよくやってくれている。
ただ気になる事が一つある・・・。キムちょっと来い。」
西村はそう言うと、デスクのPCに向かい何やらウィンドウを開いた。
キムはツカツカと西村のそばに近寄った。
「どうかしたアルカ?」
西村はキムの顔を覗き込むようにこう言った。
「これはお前の仕業か?
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00000965.html」
マジもんニュースを持ってくるとは・・・。
ちっちぇー事件だなー、オイ!
360 :
餅:2001/06/07(木) 23:48 ID:q9J.eFX6
「そんな事あるわけナイヨ!ここ最近研究室から出てないアルヨ。
だいたい栃木まで行かないアルヨ。」
キムは慌てて言い返した。
「ならいいんだが。どうもお前のやる『クセ』と似てたものでな。
ちょっと気になっただけだ。こんな事件で桜田門に勘ぐられたのでは
たまったもんじゃないからな。」
西村は椅子に座り一息ついた。
「では各自変わった事がないか近況を報告してもらおうか。」
部下は各自の近況報告を伝え、西村は的確な指示を次々と出していった。
打ち合わせは2時間にも及んだ。
361 :
餅:2001/06/07(木) 23:55 ID:???
※ ※ ※
俺は手探りで一本のマッチを取り出しあたりをつけ擦った。
棒に塗布された赤リンがジッという摩擦音を立てて発火する。
視界が球の径を上げるカタチで急速に広がった。
その円内には薄明かりでもはっきりとわかるほどの
奇妙な生き物が映し出されていた。
人間の女性の頭部を持った猫・・・。
362 :
餅:2001/06/08(金) 00:05 ID:3oSWDXjo
『猫』は泣き崩れていた。その女性は20歳前後と思われたが
恐怖のためか一層更けて見えた。ぼんやりとした赤茶けた円の中でも
その顔は青ざめているように見えた。
なんてアンバランスなのだろう。
実際の猫の頭と比較すると2倍もあろうかと思われる人間の頭部が
猫の胴体にくっついているのだ。
その異次元空間から抜け出すのに30秒とかからなかった。
マッチが燃え尽きたのだ。
もう一度明かりをつけようと、手探りで2本目を取りだそうとした時に
ふと手が止まった。この顔、どこかで見た事がある。
363 :
餅:2001/06/08(金) 00:10 ID:3oSWDXjo
「どこで見たんだろう?」
俺は記憶を振り絞って辿ってみた。
思い出せそうで思い出せない。何故か『ラウンジ』という言葉だけが
頭の中をグルグルと回っていた。
「あっ!」
思わず俺は声をあげ、慌てて2本目のマッチを擦った。
間違いない。あそこで見たのだ。再び幻想世界が蘇る。
「も、もしかして君は……ま、まろん……」
364 :
モンゴル:2001/06/08(金) 00:14 ID:???
365 :
餅:2001/06/08(金) 00:19 ID:3oSWDXjo
間違いない。あれだけ騒がれたスレッドで晒した画像は
そうそう忘れていない。
「まろん、まろんなんだろ?どうしてこんな姿に…。」
「ウウウウウ…」
その『猫』は重たそうな頭を大きく上下に振りながら
また唸り声をあげた。やはり、まろんなのだ。
「誰が…誰がこんなひどい事を…。」
色の無くなった世界で俺はまろんの小さな体を抱きながら
そうつぶやいていた。
366 :
餅:2001/06/08(金) 00:24 ID:???
#休憩
今日はここまで。
昼飯食いながら「例の」ニュースを見た時、実はびっくりした。
おいおいおいおいって。たいした事件ではないけどね。
その直後「これは使わないと」と思った(逝ってよし!俺)
という事で元々予定してなかった「社長室の打ち合わせ風景」を
追加してしまいました。
一応、これフィクションですので(笑
此処まで読んだっ!
(まろんですか:笑)
ブクマク
再開ありがとう 楽しみにしてました
>>366 今までずっと楽しみに読ませて頂いていました。
しかし“たいした事件ではない”とは何事でしょうか。
怒りの余り上手い言葉が見当たりません。
本当は冷静になってから書き込むべきなのでしょう。しかしこのままでは眠れそうにありません。
もし『不愉快なら読まないでくれ』とおっしゃるならその通りに致します。
しかし少しでも私のような人間の気持ちがお分かりでしたら
もう二度とこのような表現は止めて頂けたらありがたいのですが・・・
このようなレスを書き込む事をお許し下さい。
>>369 まぁ、客観的に判断して「大事件」では無いから
そういう表現使っただけだろ。
餅は「猫が死ぬぐらいどうでも良いよ」って、そういう
意味で書いたんじゃ無いと思うよ。
俺はまろんじゃなくてうにだと思った。
372 :
しおり:2001/06/08(金) 09:21 ID:???
ここまで読んだ。
373 :
餅:2001/06/08(金) 23:30 ID:???
「カツン。」
374 :
大家:2001/06/08(金) 23:50 ID:???
ここまでよんだ。
375 :
餅:2001/06/09(土) 17:31 ID:???
#休憩
>>369 あ、スマソ。言い直すならば「露出度の低いニュースだけどな」かな。
まあでもネタとして扱ってる時点で、あんまよくないんだけどさ。
ペット大好き板とかの人からすれば、動物愛護に反するスレだし。
別に猫が嫌いとかそういうのはないよ。
猟奇性を入れたかったから(「彼岸花」はもともとそういうコンセプトだった)。
気分悪くさしてごめんね。
376 :
キティーハニ:2001/06/09(土) 21:38 ID:0ydqRibA
あげ
↑なぐから帰って来たな、変態め!
今日は書かないのか?
380 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/06/10(日) 21:00 ID:GC8az9do
さがりすぎ
餅待ち
382 :
餅:2001/06/11(月) 00:07 ID:???
#休憩
あー、待て。今日ある程度進めるから。
腹減ったからコンビニいってくる。
なげぇコンビニだな、おい。
餅はド田舎に住んでるのか?
385 :
餅:2001/06/11(月) 01:58 ID:ncCjivAM
>>365の続き
「そうだ。明かりを探そう。まろん、ちょっと待ってろよ。」
俺はまろんを床に下ろし、立ち上がって3本目のマッチを擦った。
視界範囲が狭くあまり周りが見渡せない。
そばには手術台らしきものがある。
マッチを数本擦り、数分にわたり部屋の中をうろうろしたあげく
やっとの事でドアのそばに部屋のスイッチがあるのを見つけた。
スイッチを押すと目の前に真っ白な世界が広がった。
眩しさに目を伏せながら、とりあえず何とか暗闇の世界からは脱出する事が
できた事に俺は安堵した。
386 :
餅:2001/06/11(月) 02:19 ID:ncCjivAM
ここは手術室のようだ。
部屋のど真ん中に手術台がある。そのまわりに機材がごちゃごちゃあり
壁際の戸棚には薬品関係の瓶がたくさん並んでいる。
手術台のそばの床に首のない女性の死体がある。
まろんはその死体の前で寂しそうな目をしながら、ちょこんと座っていた。
やはりこれがまろんの胴体なのだろうか。
「まろん、おいで」
俺はしゃがんでまろんを抱き上げた。
そして胸に抱きかかえながら聞いてみた。
「これはまろんの体なのかい?」
387 :
餅:2001/06/11(月) 02:44 ID:???
#休憩
ほとんど進めなかった・・・
お、終わりなの・・・?今日の分は
マラソンで言うと、競技場を出て数百メートル地点でバテバテ
390 :
しおり:2001/06/11(月) 09:02 ID:???
ここまでよんだ…。ってオイ!全然進んでないぞ。
無理して質が下がるより全然(・∀・)イイ!!
まろん(首)の前でまろん(身体)を死姦……ハァハァ
俺はくっついていた方がハァハァするな。 ハァハァ
394 :
餅:2001/06/11(月) 22:28 ID:???
※ ※ ※
静寂を破るように響くインターホンの音。
「・・・どなたかいらっしゃいませんか!ホームページはどうなったんですか!」
インターホンを何度鳴らしても、中から人の出てくる様子は無い。
何時間が過ぎただろうか。
固く閉ざされたカードキーの向こうを覗うことはできない。
だがどうしても帰るわけには行かない。
ホームページの草稿もまとまらないままに音信不通となった東京アクセス。
無常にも時が消し去っていく足取りを追ってようやくこの場所をつきとめたのだ。
足は苛立ちを隠せずにいた。
気象予報士が指摘していた通りに西からの低気圧が雨雲を呼び、
大粒の雨が降り注ぐ。
いつしかインターホンを鳴らすことをやめ無言となり、
辺りには激しい雨音が響くのみとなった。
黒羽の濡れガラスは一言呟き、背中を向けた。
「暴いてやるさ。この『館』に潜む謀略をな・・・。」
>餅
今日はageないの?
396 :
餅:2001/06/11(月) 22:52 ID:???
#休憩
意味の無い複線を張ってみる。
スマソ、異常に眠いんでやっぱ寝る。
此処まで読んだ!
ゴルァ!!!
>>394 >>396 sageで騙んなぁ!(w
なかなか面白そうな展開だけどな。
今日は地上で暴れてたのでお・や・す・みでした。
(・ε・)プップクプー
かつて無いほどの渋い騙りだなぁ(笑)
上手いし(ワラ
すごい話の変わりようだなと思ったら騙りか。w
402 :
暇職人:2001/06/13(水) 01:02 ID:???
403 :
餅:2001/06/13(水) 02:15 ID:???
404 :
餅:2001/06/13(水) 02:20 ID:???
>>402 ぎゃはははは!なんじゃ、あのハピの作品は。
続き書けよなあ。って、俺がか。
いいものみせてもらったから、頑張ってちょっとだけ進めよう。
405 :
暇職人:2001/06/13(水) 02:30 ID:???
あ、ハピのそのままだったわ((汗)
許可ももらってねーのに。。。
406 :
餅:2001/06/13(水) 02:39 ID:51YvdRAk
>>386の続き
まろんはまた重たそうな頭を上下に振った。
明かりの下で見るまろんの顔は一層青ざめて見えた。
胴体と首の繋ぎめの生傷が痛々しい。猫の鼓動がドクドクと激しく脈打つ。
生きているのが不思議なくらいだ。
「そうか、猫の心臓で人間の脳味噌に十分な血液を循環できるだけの
能力があるはずがないな。だからなのか。」
俺は無造作に床に放置されたまろんの裸体を手術台に上げた。
まろんは俺の腕の中で遠い目をしながら自分の体をぼんやりと眺めていた。
407 :
餅:2001/06/13(水) 02:47 ID:51YvdRAk
まろんを手術台に乗せると、俺はとりあえず脱出路を確かめるため
部屋の入口に向かった。
そしてカードリーダーに自分のカードキーを差し込んでみた。
変化はない・・・。専用カードキーじゃないと開かないようだ。
「くそっ」
吐き捨てるように言うと、俺は部屋をもう一度見渡した。
入口と反対側にもう一つドアがある。
「ここから出られないのだろうか?」
その扉にはカードリーダーはなかった。ドアのすぐ脇のボタンを押すと
何の造作もなくドアは横にスーッと開いた。
408 :
餅:2001/06/13(水) 02:57 ID:51YvdRAk
もう一つの部屋がある。
部屋の入口にある電気のスイッチを押し、明るくなった部屋を見渡してみた。
2chの仕事場とほぼ同じ作りになっていた。
スクール形式でデスクが10台ほど並んでおり、そのデスクの上にはノート型の
PCがそれぞれ置かれていた。ただ俺が今まで見た『ラウンジ』と『神社仏閣』とは
異なる点が一つあった。ノートPCの脇にセットになって水槽が並んでいる。
水槽の中には、何やら丸い物体がそれぞれ入っている。
409 :
餅:2001/06/13(水) 03:04 ID:51YvdRAk
「何だろう?これは」
近くのデスクに近づいてその水槽を確かめてみた。
「これは人間の脳じゃないか!」
脳は恐らく培養液と思われる液体に浸されていた。水槽の中の台の上に
乗せられた形で脳は納まっていた。その水槽の後ろから配線らしきものが
伸びており、それはノートPCへと繋がっていた。
PCのモニタには2chの画面が表示されていた。不思議なのは、人もいないのに
淡々と文章が書き込みされ、自動でリロードされている事だ。
周りのPCを見渡しても同様に「書き込み」→「リロード」が繰り返されていた。
410 :
餅:2001/06/13(水) 03:14 ID:51YvdRAk
「ま、まさか、これは水槽の脳が書き込みしてるのでは・・・」
状況から判断するに、そうとしか思えなかった。
ふとPCのモニタの脇にテプラが張ってあるのを見つけた。
【#004:saki/lobby:○○○○】
「まさかこれが固定だというのか?」
俺は慌てて一つ一つのPCのテプラを調べた。
やはりあった・・・entrance
それにはこう書かれてあった。
【#008:corn/entrance:オルテガ】
411 :
餅:2001/06/13(水) 03:23 ID:51YvdRAk
「この脳があのオルテガだというのか!?」
俺の存在に気がついているのすらわからないだろうその『オルテガ』は
ただ淡々と書き込みとリロードを繰り返していた。
「なんなんだ?この部屋は!」
俺は唖然として再度あたりを見渡した。
この部屋で殺された(?)誰ともわからぬ固定達が2chをコントロールしている。
俺は『脳味噌だけになった人間』と遊んでたというのか?
ふと『オルテガ』の隣を見ると、モニタが映っていないPCがあった。
そしてそのPCを操作するであろうと思われる水槽の中には
何も入ってはいなかった。だがPCにはテプラがしっかりと張ってあった。
そこにはこう記載されていた。
【#009:corn/entrance:餅】
412 :
餅:2001/06/13(水) 03:25 ID:???
#休憩
今日はここまで。いいかげん寝ないと。
>>405 気になるなら一旦消しとけば?
今、このスレ浮上してないから、あまり人見てないでしょ(笑
413 :
暇職人:2001/06/13(水) 03:28 ID:???
お疲れさんでした
さっき許可もらったよん
おやすみなさいませ
うぷしとくよん
全く関係無いけど東京アクセスってどこいったの?(藁
415 :
しおり:2001/06/13(水) 09:05 ID:???
★ここまで読んだ★
416 :
さおり:2001/06/13(水) 18:38 ID:???
★いやここまで★
そう、しおりってハンドルだとネカマ臭いんだよね(笑)
ブクマク
テプラってのが気に入りました (*´▽`)アハハーン
419 :
しおり:2001/06/14(木) 09:11 ID:???
420 :
417:2001/06/14(木) 10:20 ID:???
保守とか書こうかと思ったけど、素直に揚げることにする。
422 :
〜:2001/06/15(金) 01:30 ID:???
良いね。やっぱり。
先の展開が気になる
>>411。
423 :
餅:2001/06/15(金) 01:32 ID:???
#休憩
まま氏の流れによっては今日書けないかも(笑
ありゃま、そっちいってんのかよ(w
425 :
餅:2001/06/15(金) 20:43 ID:???
○月×日
早朝漫画喫茶、最終日・・・
人のいない神社仏閣板で俺は遊んでいた。
「餅さんですね?」
ふと顔をあげると、そこに一人の男が立っていた。
「は?何の事でしょうか?」しらばっくれて俺は言った。
「そのサイトの名前欄の『餅』ってのは何ですか?隠さなくても結構ですよ」
男は笑いながらそう言った。
「いや突然で失礼しました。私はこういう者です。」
男は一枚の名刺を差し出した。
426 :
キティーハニ:2001/06/15(金) 21:15 ID:RIE96Rz.
(゚Д゚)y─┛~~
まってました騙り餅!!
どうせやるなら最後まで書いとくれ(w
無理だろうけど(藁藁
428 :
〜:2001/06/15(金) 21:26 ID:???
(゜∀゜)
430 :
餅:2001/06/16(土) 20:56 ID:???
#休憩
今晩はがんばってみっか。後で。
>>429 そこに繋げる部分をちょいと書いてみようかと。ラウンコにハッパかけたる。
431 :
餅:2001/06/17(日) 02:45 ID:IGEIkPcU
>>411の続き
※ ※ ※
緊急会議の終わった社長室で西村は各サーバーへのアクセス状況をチェックしていた。
「むう…。日に日にアクセス数が少しずつ減ってきてるな。
それよりもアクセス数と書き込み数との乖離が大きくなってきている。
ROMが増えてきているのか…。何とかしないといけないな。」
西村はデスクの引き出しを開け「うまい棒」を取り出し、口に咥えたまま
腕組みをしながら空中を見つめ考えていた。
「ただ書き込み数を増やすだけの、空気的存在の『プロ名無し』でも雇うか。
なるべくクセのない奴を・・・。」
432 :
餅:2001/06/17(日) 03:01 ID:IGEIkPcU
地下でやれよ。面白くないから
434 :
ラウンコ:2001/06/17(日) 03:12 ID:???
んなことやっとるなら話を進めーい(w
435 :
餅:2001/06/17(日) 03:14 ID:???
一気にやる気なくした。もうやめた。
おいおい、せっかくこれからログ読もうってのに…。
age
おいおい名無しの煽り一つで止めてしまうのか?
439 :
ラウンコ:2001/06/17(日) 03:49 ID:???
>>435 これだけ躁鬱激しいヤシだったらもっと面白ぃのになぁ(w
440 :
名無し?:2001/06/17(日) 03:56 ID:???
途中時々とんでるけど、頑張ってここまで読んださ。
441 :
餅:2001/06/17(日) 04:07 ID:???
もうええわ。だれてるし飽きた。
444 :
しおり:2001/06/18(月) 08:56 ID:???
ここまで読んだ。
進みが遅いよぉう。
445 :
名無し?:2001/06/18(月) 18:46 ID:???
いちおこっちも覗いてみる。
446 :
〜:2001/06/18(月) 23:45 ID:???
読んでるからまた書いてや。
447 :
餅:2001/06/19(火) 07:37 ID:JMrTAbA6
>>432(
>>411)の続き
※ ※ ※
「これは俺用の棺桶…。死んでも2chに書き込み続けさせるための棺桶。
人間は機械じゃない!ひろゆきめっ!元々俺を殺す気でいやがったなっ!」
俺はその水槽を見つめながら狂人のように叫び、その俺の名前が刻印された
PCを床に投げつけ破壊した。
あの日、プロ固定にスカウトしてくれた西村を尊敬の眼差しで見ていた俺は
もうすでにいなかった。あるのは殺意にも近い憎悪だけだった。
「このビルは狂ってる…。絶対に潰してやる!」
いつのまにか、ドアの入口でまろんが悲しそうに俺を見つめていた。
448 :
餅:2001/06/19(火) 07:38 ID:JMrTAbA6
「こんな風になってまで、2chに書き込みして楽しいかい?
そんなわけないよな………。」
返事など返ってくるはずもない『オルテガ』に俺は独り言をつぶやいていた。
『オルテガ』は画像晒し系スレッドで「もっと晒せぇえええ!」と
延々と書き続けていた。
ふと画面がピタリと止まり、書き込みが止まった。
「どうしたんだろう?」
書き込み欄に文字が入力されていく…。
『オルテガ』が脳味噌だけになっても生きている証がそこにはあった。
たった一言、"コロシテクレ"と…。
449 :
餅:2001/06/19(火) 07:38 ID:JMrTAbA6
書き込みボタンが押される前の状態で画面は止まったままだった。
「そんな姿になっても俺がわかるのか?俺にお前を殺せというのか?」
画面に変化はなかった。『オルテガ』は待っていた。
「そうか、わかった。自分ではどうする事もできないんだな。
一生死ねないまま、このままなんて嫌だよな。
今、楽にしてやるから。もう安らかに眠れ。
できれば生身の人間でご対面したかったよ……。」
その水槽の『オルテガ』をじっと見つめながら、俺はそれでもまだ
実行できずに戸惑っていた。
450 :
餅:2001/06/19(火) 07:39 ID:JMrTAbA6
しばらくして画面が動かないままのモニタを見つめ俺は決心した。
そしておもむろにPCの電源を強制的に落とし、水槽の後ろにある
生命維持装置らしき機械の電源を落とした。
「おやすみ、オルテガ……」
複雑な気分だった。まるで植物人間状態になった患者の生命維持装置を
止めてしまったかのような後ろめたい感情に俺は苛まされた。
俺はしばらくその場に立ちつくしていた。
451 :
餅:2001/06/19(火) 07:39 ID:JMrTAbA6
ふんぎりをつけ、まろんのいる入口のほうに向かおうとして俺は足を止めた。
他のすべてのPCの画面がピタリと止まっており、その書き込み欄には
『オルテガ』と同様に、人間としての最後の意志が書かれてあった。
「そうか……。皆、同じ気持ちなのだな。」
俺は『オルテガ』対して行なったように、屍と変わらぬ固定一人一人に
同じ供養をしてまわった。そして最後に部屋の中央で両手を合わせ黙祷した。
「安らかに眠ってくれ。このビルは俺が必ず滅ぼす…。」
ふと足音に気がつき目を開けると、部屋の入口に一人の男が立っていた。
「見てしまったアルネ。餅さんとやら。」
452 :
餅:2001/06/19(火) 07:40 ID:???
#休憩
お騒がせしました。とりあえずここまで。
オルテガ…
なんか朝からしんみりしたよ。
お疲れさま。
(・∀・)イイ!!
455 :
キティーハニ:2001/06/19(火) 08:17 ID:2ynapmSw
突発的に続いているね
正直な感想。
すげーつまんね。
ごめん。
457 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/06/19(火) 08:39 ID:/vfLMfqw
「固定のスレだ」ってだけで食わず嫌いか?
勿体無い。
age。
>>456 お前の面白い話期待してるよ
スレ立ててくれ
かなり面白くなってきた。期待してる。
460 :
しおり:2001/06/19(火) 09:34 ID:???
ここまで読んだ。
餅どうなっちゃうんだろう…。
461 :
名無し?:2001/06/19(火) 18:14 ID:???
そいつは誰アルね・・・
続きが気になるアル・・・。
ブクマク
ちょこっとづつ読めるのがまた(・∀・)イイ!!
>>461 前段に出てたあいつちゃうんかな?「・・・アルね」だしw
463 :
名無し?:2001/06/19(火) 18:54 ID:???
>>462 なるほど・・・ちょっともう一回じっくり読んでこよう・・・
ありがてふ、ぱむさん。
464 :
餅:2001/06/19(火) 22:34 ID:???
分かっているはずだ。俺の精神は身体に存在しない。
ここにあるのはガラクタ、所詮抜け殻だ。
何故抗う、何故求める。
あるべき処まで見失ってしまったのか。
真実は俺の中にある。
さあ壊せ、すべてを飲みこめ。
そして『俺』となれ……。
465 :
名無し?:2001/06/19(火) 23:04 ID:???
>> 餅さん
か、かっこいいぞ(*゚Д゚*)ゴルァ!!
>>465 騙りでしょう。こんなにうまく書けないはずだからヽ(´▽`)/
467 :
殺戮行脚:2001/06/20(水) 02:25 ID:90clMlRk
ククク・・・このスレも怪しいなぁ〜・・・ククク・・・・
残念!はずれ!!(笑
469 :
カヒ飲料:2001/06/20(水) 02:28 ID:???
・・ククク・・・ まんこ・・ククク・・・
471 :
名無し?:2001/06/20(水) 18:28 ID:???
ちら。
472 :
餅@満喫:2001/06/20(水) 18:30 ID:???
#休憩
>>466 喜んでいいやら悲しんでいいやら。
自分の文才の無さが騙り判別機能を果たしてるなんて(笑
ここにも殺戮行脚が・・・
家帰って酒にやられてなければ続きかくかも。
466=夕刊(ワラ
474 :
殺戮行脚:2001/06/20(水) 23:40 ID:246tPlXQ
ククク・・・愛が止まらない・・ククク・・・・
475 :
〜:2001/06/21(木) 00:13 ID:???
見てる。
>>476 いや、煽る時はきっとそんな感じだったと思う。
最近はもうすっかり煽りキャラじゃなくなっているからなぁ
知らない人にとっては新鮮で面白いかもしれないね。
478 :
餅:2001/06/21(木) 01:36 ID:???
#休憩
>>476 そうだよ。知ってる人は知ってるんだけど。
もともと板上のキャラなんて目茶苦茶なんだけど(笑
昨晩、このスレの続きを夢で見てしまった俺はかなり逝ってると思う。
本編の続きはまた今度・・・
479 :
:2001/06/21(木) 06:40 ID:???
480 :
名無し?:2001/06/21(木) 20:23 ID:???
はぁぁ〜 夏至だねぇ〜
おつかれさまっす。 >>餅さん
481 :
名無し?:2001/06/21(木) 22:31 ID:???
マリーアントワネットさんとは仲良しなんですか?
質問逃げで、寝ます。 (ワラ
ごめんなさい。ではヾ(=゚ω゚)ノ
482 :
殺戮行脚:2001/06/21(木) 23:52 ID:GlzNZZ26
・・・ククク・・・記念カキコ・・・ククク・・・・
483 :
モンゴル:2001/06/21(木) 23:54 ID:???
484 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/06/21(木) 23:54 ID:gc0dSNPY
ヾ(=゚ω゚)ノ
487 :
餅:2001/06/22(金) 20:17 ID:???
「・・・ククク・・・実験・・・ククク・・・・」
「お、オマエ本当に餅アルカ?」
もう長い間読んでない気がするのに、まだ一週間経ってないのか。
489 :
餅:2001/06/23(土) 01:24 ID:???
#休憩
これからコンビニいってくるので、帰ってきたら書きます。
今日は明るいうちに地上でさんざん遊んだので、残りはここに力を入れます。
491 :
餅:2001/06/23(土) 07:03 ID:???
#懺悔
また嘘をついてしまいました・・・起きたら頑張ります・・・
492 :
キティーハニ:2001/06/23(土) 16:06 ID:.vKhFltw
オ`
493 :
モンゴル:2001/06/23(土) 16:07 ID:???
イ`
`ロ
コキマロ
カユミにマ`ン
497 :
〜:2001/06/23(土) 16:31 ID:???
ッ
` d
デショ?
498 :
餅:2001/06/23(土) 21:13 ID:???
500 :
:2001/06/24(日) 02:16 ID:???
501 :
餅:2001/06/24(日) 02:27 ID:???
#休憩
さすがに真面目にやらないと・・・
もう本編から50レスくらい離れてしまった。
もうしわけない。マジでこれから書く。かなり進めるので。
餅さん大丈夫?無理すんな〜。
#休憩
>>503 削除屋さんとの貴重な時間があったので書けませんでした。
これから書きます。でも朝になっちゃうだろうねえ。
まとめてあぷするから・・・
505 :
キティーハニ:2001/06/24(日) 08:44 ID:2uhaMnzs
ククク・・・また嘘か?・・・クプピプゥー
ウソツキ モチツキ キツネツキ
507 :
餅:2001/06/24(日) 09:47 ID:vTJFrRTQ
>>451の続き
ドアの入口には一人の東洋人が立っていた。
その顔立ちは日本人とは、やや違っていた。
その男は左手でまろんの首だけを無造作に捕まえていた。
「ウウウウウウ……。」
まろんは体をよじらせてバタバタともがいていた。
「何をそんなに驚いているアルカ。餅さんとやら。
よくもキムの実験の邪魔をしてくれたアルネ。」
「誰だ、貴様!まろんを放せ!」
「オマエにそんな事言う権利ないアルヨ。」
キムはそう言うと、黒光りする拳銃をポケットから取り出した。
508 :
餅:2001/06/24(日) 09:48 ID:vTJFrRTQ
「とりあえずここ出るアルヨ。
おっと、両手を頭の上に上げるアルネ。」
キムは右手に拳銃、左手にまろんを掴み
俺に銃口を向けたけたまま俺の背後に回り
手術室の方に歩くよう背中に銃口をつきつけた。
「そこの壁に向かって両手を挙げたまま立つアルヨ。」
俺は言われるままその異様な部屋を出て、両手を挙げたまま
手術室の壁にへばりついた。
キムはそのままデスクにある椅子に座ると、左手でまろんを掴んだまま
膝の上に乗せ、右手で拳銃を握り銃口を俺に合わせていた。
509 :
餅:2001/06/24(日) 09:48 ID:vTJFrRTQ
「西村さんがあんな事でキムを呼び出したりしなければ
今頃はオマエも水槽の中だったはずアルヨ。
ちょっとだけ長生きしたアルネ。」
「ひろゆきから俺を殺せと命令されたのか?
あの水槽の脳は何だ?今まで何人殺した?貴様。」
俺は壁に向かったまま首だけをひねる格好でキムに質問した。
「『殺す』ねえ…同じようなものアルけど。
脳味噌は死んでる事になるアルかね?クククッ」
キムはいやらしい笑いをこぼした。
510 :
餅:2001/06/24(日) 09:48 ID:vTJFrRTQ
「冥土の土産に教えてあげるアルヨ。
あれはオマエと同じで使えなくなったプロ固定の慣れの果てアルヨ。
わざわざ仕事場で書き込みさせるほどの価値もないから
脳だけ働かせてレスさせてるアルヨ。
まだ実験段階だったアルけどね。
人間と違ってタイプする必要もないから書き込み速いアルヨ。
連続投稿も下手なスクリプトよりも速いアルヨ。
餅さんとやらも競争してみるアルカ?アハハ。」
キムは声高々に笑った。
511 :
餅:2001/06/24(日) 09:49 ID:vTJFrRTQ
「まろんを何でそんな風にした?それもひろゆきの命令か?
気狂いめっ!貴様っ!地獄へ落ちろ!」
俺は怒りに震えていた。こめかみの血管が切れんばかりだった。
「んー、この女も元々水槽行きだったアルヨ。
ただキムがお気に召してしまったアルヨ。
ちょっと悪戯しようとしたら暴れるから、頭にきて
猫とくっつけてあげたアルヨ。そしたらおとなしくなったアルネ。
アハハハハ。可愛いまろんたん、アハハハハ。
そうだ、餅さんとやらにいいもの見せてあげるアルヨ。
そのままおとなしくこっち向くアル。」
言われるまま、俺は手を挙げたまま後ろに振り返った。
512 :
餅:2001/06/24(日) 09:49 ID:vTJFrRTQ
部屋の入口の隅のデスクの椅子にキムが座っている。
俺はちょうどその反対側の壁にひっついたように両手を挙げて立っていた。
キムは右手で拳銃を持ち俺に向けながら、まろんに話かけた。
「手を放すから逃げたら駄目アルヨ。
ちょっとでもおかしな動きしたら、あの男死ぬアルヨ。」
キムはそう言うと、まろんを一旦床に下ろした。
まろんはその場でじっと座り俺のほうを見つめていた。
その小さな体はブルブルと震えていた。
キムは右手で銃口を俺につきつけたまま、左手で自分のズボンを下ろしはじめた。
513 :
餅:2001/06/24(日) 09:50 ID:???
#休憩
お騒がせスマソ。寝る・・・
ちょいとオモロクなって来たか?
516 :
名無し?:2001/06/24(日) 17:40 ID:???
ズボン下ろしたら何があるアル〜! (ドキドキ
517 :
:2001/06/25(月) 02:04 ID:???
518 :
餅:2001/06/25(月) 06:16 ID:???
#自己保守
ここまで読みました。チンコチンコチンコチンコ!!!!
珍万?
521 :
カヒ飲料:2001/06/25(月) 23:48 ID:???
ココ見て長い文章書きたくなったうちの1人。
522 :
:2001/06/26(火) 08:03 ID:???
一応保守。ササート続き書け!
bookmark
うぁぁぁぁぁ続き気になるぅぅぅぅぅ!
525 :
名無し?:2001/06/26(火) 20:43 ID:???
ズボンの中身は何アルか〜?
526 :
殺戮行脚:2001/06/27(水) 00:39 ID:KIaeOjkc
仕age・・・ククク・・・・
527 :
餅:2001/06/27(水) 03:22 ID:NY06Jf2Q
>>512の続き
「まろんた〜ん、いつものお食事の時間アルヨ〜。」
そういうと、キムは下半身全裸のまま、まろんを拾い上げ
自分の膝の上に乗せた。そしてキムは俺にわざと見えるように
右肩を俺の方に向け、椅子を90度回転させた。
右手は拳銃を持ったまま、標的を変える事はなかった。
「貴様ァアッ!何をするっ!絶対殺すっ!死んでも殺してやるっ!」
俺はぶち切れていた。
「アハハハハ。どうぞ殺すアルヨ。その前にオマエが動けるアルカ?」
キムはそういいながら、俺の目を見て、再度銃口をつきつけた。
528 :
餅:2001/06/27(水) 03:22 ID:NY06Jf2Q
「そろそろ食べていいアルヨ。まろんたん。
怖がらなくてもいいアルヨ。いつも通りにすればいいアルヨ。」
キムは左手でまろんの頭を撫で回していた。
その異物の数センチ前で、まろんは石のように固まっていた。
まろんは、決して俺のほうを見ようとはしなかった。
「まろん!やめろ!何やってんだ!」
「餅さんとやら、何ならそこで自家発電してもいいアルヨ。
楽しいショータイムの始まりアルヨ。クククッ。」
529 :
餅:2001/06/27(水) 03:23 ID:NY06Jf2Q
……
まろんがその異物を口に含んだ。
体のサイズに合わない不均衡な頭が小刻みに揺れている。
「そうそう、うまくなったアルネ。教え込んだかいがあったアルヨ。
上手上手。後でまたお食事あげるアルネ。
これがほんとのオナペット。アハハハハ。
なかなかこれ便利あるよ。ちっちゃくて可愛いアルし。
餅さんとやら、何なら貸してあげるアルカ?アハハハハ。」
まろんは水飲み鳥のように、機械的な動きを繰り返していた。
530 :
餅:2001/06/27(水) 03:23 ID:NY06Jf2Q
「貴様!ぜってえ、ぶっ殺す!!!」
そう言いかけ、俺がキムに飛び掛かろうとした瞬間
ガァーーーーーン
弾丸が俺の右頬をかすめた。頬を血がツーッと流れるのがわかる。
「次は威嚇じゃないアルヨ。本当に殺すアルヨ。黙って見てるアルヨ。」
キムが険しい顔で俺を睨み、また俺の脳天に銃口を合わせた。
「餅さんとやら、そんなに死にたいアルカ?」
俺は反射的に壁際で立ち竦んでいた。
「くそっったれ!!!この気狂いがっ!」
531 :
餅:2001/06/27(水) 03:24 ID:NY06Jf2Q
……何かこの状況を打開する方法はないものか?
俺はそればかり考えていた。武器になるもの…何かないのか。
部屋を見渡し、手術台の脇のテーブルにキラリと光るものがある。
メス……あれさえ手に入れられれば。だがこの状況でどうやって…
「まろんた〜ん、そろそろ我慢できなくなってきたアルヨ。
準備はいいアルカ〜?。」
まろんの反復運動が大きくなりはじめた、その直後
「ギャアアアアアアッ!」
532 :
餅:2001/06/27(水) 03:24 ID:???
#休憩
いつもいつも、お騒がせ申し訳ない・・・・・・
533 :
キティーハニ:2001/06/27(水) 07:45 ID:yEisTaXY
やはりエロか
まろんも首チョンパにされた挙句性玩具にまでされて、餅の妄想には参ってるだろうな。
餅は結構好き
此処まで読んだ
ここまで読んだ。ドキドキドキ
だんだん狂ってきてないか?>餅
539 :
名無し?:2001/06/27(水) 18:18 ID:???
な、何が起こったっすか〜!
マターリ続き待ってます
昨日ひろゆきがTVに出た時、なんかこのスレ思い出してしまった。
保守っとく?
542 :
Crow:2001/06/28(木) 12:03 ID:???
┌─────────┐ /
| ( ´_ゝ`) 〆
└─────────┘
噛んだのか??噛んだのかぁーーーっ!?
544 :
餅:2001/06/28(木) 23:21 ID:???
「なんじゃぁ、こりゃぁ!」
545 :
殺戮行脚:2001/06/28(木) 23:59 ID:cE3NmEMA
消えていったスレ達の叫びが聞こえる・・・
ageてくれ・・・ageてくれ・・・
何百何千というスレの墓標の上に、今夜このスレはageられる・・・
ククク・・・
そのセリフ、なんだかカッコイイな。
547 :
餅:2001/06/29(金) 01:29 ID:???
#休憩
>>545 ん、お前は今、地下スレの神様だ。dat入りスピードがめちゃくちゃ速ええ。
ここ二日間、飲みっぱなしだったので、ほとんど繋いでません。
当然、今日も無理でんがな。週末、頑張りますんで・・・
まあ、わかると思うけど、チンポ噛みちぎられてますな。
これじゃ、クーデタークラブ(ヤンマガ)のパクリですな(笑
しかし、我ながら俺の妄想ってすげえな。
>>538のレスがしびれるよ。
(´ー`)y-~~
549 :
名無し?:2001/06/29(金) 18:13 ID:???
dat入りが早いんだ・・・
何故でしょう??
う〜ん殺戮行脚さんにあのスレも頼んじゃおうかな・・・。
時々はageてもらわないと駄目みたいだし・・・。
550 :
餅:2001/06/30(土) 01:24 ID:???
#自己保守
やべえ、長期出張したら書けない・・・
551 :
本みりん:2001/06/30(土) 01:50 ID:???
次は落としませんよ( ̄ー ̄)ニヤリッ
最近あまりラウンジ来ないから自信ないけど
此処まで呼んだ?
ブクマク あーんど ほしゅぅ〜
555 :
:2001/06/30(土) 13:17 ID:???
556 :
大家:2001/06/30(土) 17:25 ID:???
保守ってことで。
今夜はどうなんだろう?
558 :
22世紀を目指す名無しさん:2001/06/30(土) 23:45 ID:FtCHeLCg
ほげ
559 :
殺戮行脚:2001/07/01(日) 03:20 ID:4nTues82
ageで人だって殺せるさ・・・ククク・・・
こっちへおいでよ・・・ク・・・ククククククク・・・・
一応。
561 :
餅:2001/07/01(日) 09:01 ID:???
#長期出張のため休載
10日くらい来られないと思います
その時、まだここが生きていたら・・・よろしこよろしこ
562 :
:2001/07/01(日) 10:49 ID:???
準備中。期待しないでね(w
10日も保守すんのかよ。
でも、続き読みたいしな〜。w
保守
^^;
566 :
:2001/07/02(月) 07:05 ID:???
567 :
本みりん:2001/07/02(月) 12:43 ID:???
シュ
568 :
名無し?:2001/07/02(月) 18:25 ID:???
そっか、続きはまだまだ先になりそうですねぇ・・・ちらり。
アイヨー!
┌────────────────────────┐
│ ( ̄ ̄). │
│ ) ( 優 良 ス レ 認 定 証. . │
│ / 2ch \. │
│ | ∧ ∧ |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \認定番号. 第573号│
│ | ( ゚Д゚)< や…やるじゃねえか |. │
│ \__/ \________/ . │
│.. │
│ このスレが、2ch.優良スレ審査委員会の定める認定. │
│ 基準(第5項) を満たしていることをここに証する。. │
│.. │
│ 平成13年6月 2ch.優良スレ審査委員会 │
│ 理 事 長 ひろゆき@管直人 .|
│.. 認定委員 名無しさんだよもん .│
└────────────────────────┘
保守
572 :
本みりん:2001/07/03(火) 12:23 ID:???
ホ
573 :
殺戮行脚:2001/07/03(火) 16:55 ID:X.yaqWp6
ククク・・・何も言うことないなら保守するな・・・
・・・保守したいなら何か言え・・・・ククク・・・・
↑コナミ
ククク…殺戮行脚♥…ククク…
576 :
名無し?:2001/07/03(火) 19:07 ID:???
愛があるククク...って本当だったんだ・・・
577 :
名無し?:2001/07/03(火) 22:13 ID:???
とりあえず、寝る前に愛のあるちらりを目指して・・・。
チラリ...ククク...
あぁ、やっぱり無理だ・・・ぁぁぁ・・・
578 :
本みりん:2001/07/04(水) 00:11 ID:???
ククク・・・
・・・ダメダ
気の利いたことが言えないままホシュ
579 :
餅:2001/07/04(水) 01:32 ID:???
#出張先休憩3000円。安っ!
色々すんません、皆様。じらしてるわけじゃあないんです。
落ちついた環境で気乗りしないと、書けないっす。
今しばらく猶予を。。。
と、思ったが、あまりにも気がひけるので、sageでちょっとだけ。
580 :
餅:2001/07/04(水) 01:54 ID:???
>>531の続き
キムが叫び声をあげると同時に、俺は反射的に手術台脇のテーブルに
身をひるがえしていた。体が本能的に動いていた。
そしてメスを右手に握ると、一直線にキムに飛びかかっていった。
「このクソアマぁああっ!」
キムはまろんの頭をを両手で掴むと、そのまま床に思いきり叩きつけた。
ゴンッ
その鈍い音がするかしないかのうちに、俺はキムの右手に切りかかっていた。
「貴様ァア!!!」
拳銃がキムの右手からこぼれた。直後、俺はキムの喉元にメスを突き刺した。
「ギャァァアアアッ!!!」
俺は何度も何度も、キムの喉元をメスで刺しまくった。
真っ赤な鮮血が俺の顔面に振りかかる。赤いカーテンで視界を遮られながらも
俺の右手はキムの首を刺し続けていた。
わずか数秒の出来事だった。
キムは、もう、動かなくなっていた…
581 :
餅:2001/07/04(水) 02:10 ID:???
………
目の前に、動かなくなった男が一人。動かなくなった猫が一匹。
俺はその場にしゃがみこんでいた。
危機を脱出した安堵感など感じる余裕もなく、ただ自分が何をしていたのか
理解できず、呆然としているだけだった。
まるで、ついさっきまでの出来事が、作り物の映画のように感じられた。
「俺が殺したのか…?俺が?……」
俺は動かなくなったまろんを抱き上げた。
口から噛みきられた異物を取り出し、血でそまった唇でキスをした。
「まろん……俺のために……」
もう、まろんからうめき声すら返ってくる事はなかった。
それは、もう、ただの猫の死骸でしかなかった。
582 :
餅:2001/07/04(水) 02:24 ID:???
俺は立ちあがり、まろんを抱きかかえ、手術台に向かって歩き出した。
そして、手術台に乗っている『まろん』にその猫をそっと乗せた。
「自分の体だよ……。もうゆっくり休んでいいんだよ……。」
まろんを見つめながら、俺は赤い涙を流していた。
何故泣いているのか、自分でもわからなかった。
「まろん、さよなら……。」
冷静さを取り戻した俺は、近くにあったタオルで血染めの顔を拭いた。
「この館を滅ぼさねばならない。」
今、頭にあるのはそれしかなかった。
キムの胸元からカードキーを取り出し、難なくドアを開け
俺はその忌まわしい部屋を後にした。
583 :
餅:2001/07/04(水) 02:29 ID:???
#出張休憩先3000円。安っ!
このくらいでカンベン。これから、この館に復讐をするつもりです。
なるだけ、テンション落さないよう頑張ります。
頭の中では、最後までシナリオは決まっているのですが……。
では、また
584 :
餅:2001/07/04(水) 02:30 ID:???
#出張休憩先3000円。安っ!
このくらいでカンベン。これから、この館に復讐をするつもりです。
なるだけ、テンション落さないよう頑張ります。
頭の中では、最後までシナリオは決まっているのですが……。
では、また
585 :
:2001/07/04(水) 02:49 ID:???
PHOTO ALBUMS ...
586 :
キティーハニ:2001/07/04(水) 07:32 ID:PzF42Lgc
3000円の出張性感とはまた安いな
ここまで読んだ。
此処まで読んだ
589 :
名無し?:2001/07/04(水) 18:51 ID:???
ちらり・・・。
復讐、かぁ・・・・。
れっさーぱんだの帽子をかぶって白昼の浅草でひろゆきを刺し殺す餅の姿がテレビに映るに40000ペリカ!
↑オレなら2ちゃんねらーらしく、
モナー帽子かギコ帽子で逝くね。
htp://kaede-love.virtualave.net/monacap/
592 :
餅:2001/07/05(木) 01:16 ID:???
#出張休憩〜家にいつ帰れるかわからなくなった〜
しばらくsageで進めます。
あと400くらいしかないし、ageだと文字数制約受けるので(「全部読む」とかウザイ)。
もう、いちいちageなくても、読んでる人は読んでるわけで、sageでも何ら問題ないでしょう。
ここ、ほうっておくわけにもいかなくなってしまいました。
スレここで完結させたいので、part2は、やりたくありません。
時間と場所の制約もあるので、ちょっとずつですが進めます。
593 :
餅:2001/07/05(木) 01:28 ID:???
>>582の続き
エレベーターに向かおうと思ったが、ふと踏みとどまった。
「この格好で見つかったのでは、さすがにマズイ。」
いくら顔に飛び散った血を拭いたとはいえ、衣服にも相当の血が飛び散っている。
「階段で部屋まで戻ろう。フロアのどこかにあるはずだ。
そもそも、ここは何階なのだ?」
周りに気をつけながら、エレベーターとは逆の方向へそろそろと歩き出した。
人の気配は感じられない。ここは地下なのか?
通路を奥へ奥へと歩くと、階段へ続くと思われる扉にぶちあたった。
扉を開けると、果たして、階段があった。振りかえって扉を見ると「B2」と書いてある。
「ここは地下2階なのか。」
誰にも会わない事を祈りながら、俺は自分の部屋のある6階へと急いだ。
594 :
餅:2001/07/05(木) 01:41 ID:???
幸い、俺は誰にも会う事もなく、無事6階まで階段をあがる事ができた。
そうっと6階の階段の扉を開け、あたりをうかがった。
よしっ、誰もいない。
612号室はエレベーターの目前にある。誰に会うかもわからない。
俺は扉を開けると、全速力で自室まで戻り、鍵を開けると、すかさず部屋に飛びこんだ。
「ふうっ…」
ベッドの時計は22:00を表示していた。
とりあえず、俺はシャワーを浴び、ついさっきの悪夢を振り払うように
血のりを洗い流した。バスルームの床が赤く染まっていく。
シャワーを浴びながら、俺は考えていた。
「あの男を殺した事は、遅かれ速かれ、気づかれる。
動くなら、今しかない……。
俺、一人では無理だ。この計画を遂行するには仲間が必要だ。
ラウンジのみんななら、わかってくれるはずだ。
だてに俺もマジレスしてたわけじゃない。信じてくれるはずだ。
この館が狂っている事を……。」
595 :
餅:2001/07/05(木) 01:59 ID:???
俺はシャワーを出ると、椅子にどっかと座り、煙草をふかした。
目を閉じ、ここに来てから今までの事を回想していた。
「ひろゆきのやっている事は間違っている。
プロ固定はわかる。板の活性化にはやむを得ないとも言える。
だが、あの地下で見た脳味噌だけの固定は何だ?
人間としての存在すら剥奪してまで、2chの奴隷としたいのか?
そこまで2chの運営を合理化したいのか?人間を何だと思っている。」
紫の煙をくゆらせながら、俺は憤慨していた。
「ひろゆきを殺ろう。アイツさえ殺せば……。
二度とこのようなキチガイじみた掲示板を復活させてはならぬ。
サーバーもすべて破壊せねばならぬ。」
596 :
餅:2001/07/05(木) 02:07 ID:???
「まずはラウンジの有志を固めよう。」
俺は煙草を消すと、服を着て『ラウンジ』に向かう準備を始めた。
「今の時間なら、開店寿司やサクラメント、ハピがいるはずだ。
あいつらなら、俺の話も真面目に聞いてくれるだろう。
今こそ、ラウンジャーが蜂起せねばならん。
俺には頼る板はあそこしかないんだ。」
俺は何食わぬ顔で廊下に出た。周りには誰もいないようだ。
俺はエレベーターに乗りこみ、「2」のボタンを押し、扉を閉めた。
2階に着き、懐かしい『ラウンジ』へと向かった。
たかだか1週間なのに、遠い昔のように感じられた。
「ここしか頼るところはないんだ。」
そう胸に思い、懐かしいその部屋のドアを開けた。
597 :
餅:2001/07/05(木) 02:11 ID:???
#出張休憩
ぬおぉおおっ!キムから拳銃を奪ってくるつもりだったのに忘れてた!!!
という事で、『餅は拳銃を保持してます』。
くそっ!
598 :
餅:2001/07/05(木) 02:22 ID:???
ドアを開けると、何故か期待していたメンバーはそこにはいなかった。
「あれっ?夜組は?」
そう、そこにいたのは、うにとリフ・ラフだったのだ。
「あらっ?もっちー久しぶりね。どう?寺社仏閣板は?
なかなか楽しそうな環境でうらやましい事だわ。」
うにはPCを離れ、立ちあがりこちらに歩いてきた。
「ああ、おかげさまで元気だが……。
それより、何故昼組の君達がこんな時間に?
もう就業時間は終わってるんじゃないのか?」
「今、ラウンジも倦怠期に入っているから、昼夜のメンバーを逆転させられたのよ。
昼組、夜組で分けると、板が固まってしまうからって。ひろゆきの命令なのよ。
まあ、私もここに来る前は夜に来る事もほとんどなかったから
なかなか楽しいわよ。リフはどうも体が慣れないらしくて
ほとんど仕事してないに等しいようだけど。ウフフ。」
「そうだったのか。俺は全然知らなかったよ。」
「ところで、どうしたの?ラウンジが懐かしくなったわけ?」
うには、さも俺を蔑むようかに、いつもの言いまわしで俺に話しかけた。
599 :
餅:2001/07/05(木) 02:31 ID:???
「あれ?『プロ名無し』もいたのか。気がつかなかったよ。元気かい?」
『プロ名無し』は二人とは離れた席に座っており、俺は気がつかなかったようだ。
相変わらず無愛想な男だ。何の返事も返ってこない。
「まあまあ…。あの人はそうっとしておくのが一番いいんだから。」
うにが、なだめるように俺に言った。
「ところで真面目な話どうしたの?急にここに来るなんて。」
「実は………。」
俺は今まで俺に振りかかった悪夢をすべてうにに話した。
「あはははは。もっちーも寺社仏閣板に行って頭がおかしくなったのね。
そんな話が信じられて?猫の体に人間の首?それもまろん?
あはははは。頭大丈夫なの?」
「本当なんだよっ!信じてくれよ!ネタとマジの区別もつかないのかよ!」
600 :
餅:2001/07/05(木) 02:45 ID:???
「もっちーは癒しが足りないのね。疲れすぎてるのよ。
しょうがないわねえ。私が癒してあげるわ。
その代わり、給与天引きよ。」
うには笑いながらそう言うと、俺の首に両手をまわし、立ったままもたれかかってきた。
「何なら、あなたの部屋でお相手してもよくってよ?ウフフ。」
「おいおい、冗談はよせよ。こっちは真面目な話してんだぞ?信じてくれよ。」
「最近、女としてないんでしょ?無理しなくていいのよ。
もっちーは苛められるのとか、そういうの好きなんじゃないの?ねぇ?」
うにはそう言うと、両手で俺の首を握り締めた。
「うに、いいかげんオフザケはやめてくれ。」
俺はそう言って、うにの手を払いのけようとした。
が、女のか細いその手は一向に力を緩める気配はなかった。
何だ?この腕力は?普通じゃない。
601 :
餅:2001/07/05(木) 02:58 ID:???
「うに!やめろ!ふざけてんじゃない!」
「ふざけてんのはアンタでしょ?
2chをツブす?私の唯一の楽しみを奪う気?
アハハハハ。
気でも狂ったの?アンタにそんな事ができるわけ?
アンタねえ、暑苦しいのよ、昔から。ヘドが出るほど嫌いだったわ。
自己顕示欲、自己顕示欲、ウルサイのよ、アンタ。この私に向かって。
何様のつもり?
元々、アンタにプロ固定としての才能なんて、これっぽっちもないのよ。
ひろゆきにスカウトされて、浮かれちゃったわけ?
アハハハハ、馬鹿みたい。
ひろゆきに歯向かおうなんて、百万年早いわ。
死ぬがいいわ。私に殺されるだけでも有難いと思いなさい。この糞餅め。」
602 :
餅:2001/07/05(木) 02:59 ID:???
うには、さらに両手に力を入れ、俺の首を締めはじめた。
「うぐっ……うに、何……をす………る…。や…め………。」
うには、女とは思えない腕力で俺の首を締めつける。
「何故、うにが……」
俺はこのまま絞め殺されるのか。何故だ?
意識が遠のいていく………。
603 :
餅:2001/07/05(木) 03:02 ID:???
#出張休憩
結構、進めました。
どんどん、妄想が膨らんで困ってます(笑
今日はここで終わり。
ここまで読みました。
605 :
本みりん:2001/07/05(木) 12:23 ID:???
何かスゲェ
保守
ウゾゾゾ(*´▽`)
607 :
名無し?:2001/07/05(木) 19:34 ID:???
あぁぁ・・・餅さんが氏んでしまふ・・・。
608 :
キティーハニ:2001/07/05(木) 20:28 ID:uEn7QXPE
その時のうにの髪型はアフロ
611 :
:2001/07/06(金) 22:09 ID:???
612 :
暇職人:2001/07/06(金) 23:42 ID:???
614 :
ギコラ:2001/07/07(土) 02:18 ID:EDqLHawQ
100くらい溜めて読むといい感じ。
一週間くらいあとにまた読む・・・。
615 :
うんこ:2001/07/07(土) 02:19 ID:???
うんこしちゃい〜まし〜た♪
(たべちゃった)
プ
619 :
本みりん:2001/07/08(日) 00:26 ID:???
仕事でテキストの入出力とかやってたら
本当にプが餅になった
621 :
名無し?:2001/07/08(日) 16:16 ID:???
>>612 ほほぉ〜 これはまたおつかれさまでした。
さげぇ〜
623 :
餅:2001/07/09(月) 02:45 ID:???
#出張休憩
書けたら今日書きます
624 :
餅:2001/07/09(月) 05:00 ID:???
>>602の続き
もう、だめだ…
全身の力が抜けていく感覚に陥ったその直後
急にうにの手が俺の首から離れた。何だ?どうしたんだ?
何が起こったのかと不思議に思い、薄っすらと目を開けると
そこには「プロ名無し」が立っていた。
足元には、うにがグッタリと倒れている。
「ちょいと落としただけだ。死んだわけじゃない。安心しろ。」
初めて聞く「プロ名無し」の声だった。
625 :
餅:2001/07/09(月) 05:51 ID:???
#出張休憩
だめだ、テンション上がらん…
626 :
名無し?:2001/07/09(月) 17:45 ID:???
>> 餅さん
マターリ待ってます♥
無理せんとマターリ、マターリ・・・
627 :
名無し?:2001/07/09(月) 22:34 ID:???
いちおちらり。
628 :
殺戮行脚:2001/07/10(火) 02:13 ID:fsvFCQGQ
ククク・・・まだまだ・・・始まったばかり・・・
お前モナー
初めて読んだ。面白い。つーか悔しい。
餅にこんな才能があるとは知らなかった。
631 :
名無し?:2001/07/10(火) 17:25 ID:???
>>628 あれ?なんか久しぶり? (笑
ちらり。
此処まで読んだ
マタアリ(*´▽`)
期待しつつsage
ふむふむ。
ホシューリ
637 :
名無し?:2001/07/11(水) 14:41 ID:???
ボンヤーリ。
638 :
名無し?:2001/07/11(水) 16:32 ID:???
グターリ
639 :
名無し?:2001/07/11(水) 16:32 ID:???
チラーリ 忘れてたよ(笑
保守で1000逝っちゃうかも…。
641 :
名無し?:2001/07/11(水) 19:33 ID:???
C'est la vie.
642 :
大家:2001/07/11(水) 20:43 ID:???
おもしろいね。
保守だけでPart3まで目指すスレ。
オモシロイ。
【これまでのあらすじ】
餅がプロ固定として、ひろゆきにスカウトされる。そこにはラウンジでお馴染みの固定うに等の姿もあった
↓
餅、仕事としての2chに飽き始め仕事をサボり始める。酒とSEXに溺れる餅にひろゆきから召集がかかる
↓
そこに居た謎の東洋人キムに地下に監禁される。
↓
猫まろん、脳みそオルテガ(・∀・)ハケーン。脳みそオルテガを人道的な理由により仕方なく殺す
↓
そこにキム登場。事の真実を語り始める。しかし、まろんを陵辱したキムに激怒、結果殺してしまう。まろんも死亡
↓
地上に戻る。うにに地下での一連の事を説明する、が突然うにサバ折り。なんとかプロ名無しに助けられる
(スレ汚しスマソ)
646 :
本みりん:2001/07/12(木) 00:33 ID:???
(・∀・)イイ!!
647 :
餅:2001/07/12(木) 01:25 ID:???
#出張休憩
8月後半まで帰れなくなりました…。
ここは何とか存続させるつもりです。ホシュラーに申し訳ないし…。
(ホシュラーっておかしいな。ホッシャーか?ロビラーだって元々おかしいよな)
巡回すんだら、今日はちゃんと書くぜ(←いつもあてにならない)
>8月後半まで帰れなくなりました…。
餅の正体は佐渡金山で働く流刑人。に、3000h。
ホシュリマクリスティ(・∀・)
650 :
名無し?:2001/07/12(木) 15:52 ID:???
ホシュマクラクラン
651 :
:2001/07/12(木) 21:30 ID:???
652 :
餅:2001/07/13(金) 01:25 ID:???
#出張休憩
今日は大人しく、このスレの続きをメモ帳で書きつづける事にしよう。
昨日、地上で暴れちゃったしな。
653 :
餅:2001/07/13(金) 02:36 ID:???
>>624の続き
プロ名無しは年の頃、24〜5歳に見えた。
体育会系あがりと思わせるような、がっしりした体型だった。
とても、ネットジャンキーとは思えない。
「とりあえず、助けてくれて有難う。
しかし、何故、うには突然あんな事を…。」
俺は、まだ痛みの残る首を摩りながら、プロ名無しに礼を言った。
「これを見てみな。」
プロ名無しはそう言うと、グッタリと倒れているうにの左腕を
手に取り、俺に腕の内側を見せた。
無数の青い斑点…
「この女はヤク漬けだったのさ。
化粧でごまかしてるから、わからないかもしれないが
素顔は病人のそれと変わらん。俺は偶然一度見た事があるからな。
ひろゆきは、元々、この女を性奴隷にするつもりだったんだ。
プロ固定の座と純潔を天秤にかけさせたってわけだ。
ひろゆきの思惑通り、うにはプロ固定の座を選んだ。
後は薬漬けで、ひろゆきのやりたい放題ってわけだ。
馬鹿な女だよ。」
654 :
餅:2001/07/13(金) 02:37 ID:???
「あのキャラクターは嘘だったというのか?」
俺はプロ名無しの話に驚愕していた。
「薬でおかしくなっているのを、あえて電波なフリをしてただけだろ。
大方の住民は騙されていたようだがね。
ひろゆきは薬だけじゃなく、色々実験してたからね。この女に。
ほとんど、洗脳されきっていたようなもんだよ。
ハンドルに変な顔が付いただろ。
あの頃ちょうどスカウトされて、薬漬けにされ始めたんだよ。」
「てめえ、好き勝手な事言ってんじゃねえよ!」
後ろの自席で聞いていたリフ・ラフが、椅子から立ち上がり
プロ名無しの方に向かって歩いてきた。
今にも殴りかからんばかりの勢いだ。顔面が紅潮していた。
「ああ、お前は後からここに来たから知らないんだったな。
ま、俺もいちいち、お前にそんな事言わなかったしな。
この俺とやる気か?笑わせんなよ、小僧。」
プロ名無しはそう言うと、リフ・ラフを鋭い眼光で睨みつけた。
「怪我したくなかったら、うにを拾って部屋へ帰りな。」
リフ・ラフは挙げかかっていた拳を収め、うにを抱きかかえて
逃げるようにドアの方へと歩き出した。
「ひろゆきに言いつけてやるからな。覚えてろ!糞名無しめ。」
捨て台詞を吐くと、リフ・ラフは出ていった。
655 :
餅:2001/07/13(金) 02:38 ID:???
「さてと、餅。さっきの話は聞かせてもらったぞ。
それで…。」
「っていうかさ、お前の事、何て呼べばいいわけ?
プロの癖に名無しなんだろ?俺に質問する前にお前の事を
教えろよ。どこの誰だか、さっぱりわからんしな。」
俺はプロ名無しが話そうとするのを、遮って質問した。
「『名無し』でかまわんよ。名前なんてどうでもいいだろ。
じゃあ、簡単に自己紹介してやろう。
俺は2ちゃんねるは創設当初からいる。今はラウンジにいるが
昔はロビーでよく遊んでいた。そこで、ひろゆきにスカウトされた。
プロ固定としてな。実は俺はここに来るのは『二度目』なのだ。
プロ固定遊びは、半年も経たないうちに飽きた。
お前と同じで、ここでプロ固定としてやっていく事に疑問を
持ち初めてな。脱走したんだよ、ここを。
家に帰ってから、散々プロ固定の存在をバラしてやった。
ひろゆきに完全にネタとして誤魔化されてしまったがな。
ネタばらししたのが俺だというのが、完全にバレバレでな。
自宅に乗り込まれて、強制送還されたってわけだ。
口封じするためにな。
……まあ、座れよ。」
名無しはそう言うと、近くの椅子に腰をかけた。
俺も名無しに向かい合わせるように、椅子に座った。
656 :
餅:2001/07/13(金) 02:39 ID:???
「俺もさすがに強制送還されてからは、迂闊な発言ができなくなった。
その頃からだ。
プロ固定のレス内容が、いちいちチェックされるようになったのは。
プロ固定のレスっていうのはな、すべてデータベースに落ちるように
なってるんだよ。誰が、いつ、何を発言したかってのは
ひろゆきの側近がそのデータベースを毎日チェックしてるから
迂闊な事は書けないってわけだ。
お前が寺社仏閣板に回されたのは、そのせいだ。
……俺はな、ここに連れ戻された時から、ここを潰す計画をずっと
考えていたんだよ。ただ、さすがに一人では実行に移せなくてな。
お前のさっきの話を耳にして、カミングアウトしたってわけさ。」
あれだけ無表情だった名無しは、今では笑みさえこぼすようになっていた。
「そうだったのか…。お前がプロ固定の話を流した男だったとは。
なら話は早い。俺は地下のあの部屋での異常な実験を見て
ここを絶対に潰してやろうと決心していた。
俺と二人でここを潰そう。こんな掲示板はなくなったほうが
世のためだ。素人はみんな騙されてるんだ。表面上だけの2ちゃんねるに。
被害が大きくならないうちに、早く消滅させるべきだ。」
俺は興奮して名無しに語りかけていた。
「まあ、そう焦るな、餅よ。相変わらず血気盛んなヤツだ。
色々と俺も考えていた計画もある。すでに準備してる事もあるのだ。
事は慎重に進めないとな。
と言っても、お前のしでかした地下の惨劇がバレルのもすぐだろうから
早急に動かねばならんな。
よし、まず俺の部屋に移動しよう。見せたい物もあるしな。」
俺と名無しは立ち上がり、『ラウンジ』を後にした。
そして『ラウンジ』は、初めて、誰一人プロ固定のいない一晩を迎えた。
657 :
餅:2001/07/13(金) 02:45 ID:???
#出張休憩
今日はこんなところですな。帰って寝ます。
しかし、我ながら頑張るなあ。保守られたら、期待は裏切れなんしな。
多分、完結した時に、満足感一杯だろうな、俺。
内容はともかくとして(ワラ
658 :
餅:2001/07/13(金) 02:51 ID:NJTZbAHQ
659 :
:2001/07/13(金) 06:23 ID:???
愛情ですか友情ですか、蝋燭の炎は揺らめく。
新作age
俺のバカヤロウ
662 :
キティーハニ:2001/07/13(金) 07:47 ID:LJzH9DCY
読んだ。が…
ここまで読んだ。
あたしからは何もないけど、この子が。
665 :
名無し?:2001/07/13(金) 12:32 ID:???
これを読んでる人は2chが無くならない事を前提にして読んでるのかな
って、ふっと、思ってしまったりして。
ふっと、だよ。 ふっとだってば〜〜〜〜〜。
666 :
名無し?:2001/07/13(金) 17:02 ID:???
悪魔の数字。それはm(略)
ブクマクー お忙しい中お疲れさまです
>そして『ラウンジ』は、初めて、誰一人プロ固定のいない一晩を迎えた。
この辺良くねぇ?
669 :
大家:2001/07/14(土) 01:29 ID:???
ここまで読んだよ。
なんだかだんだん餅の文章がうまくなって…
670 :
餅:2001/07/14(土) 04:38 ID:???
>>656の続き
名無しの部屋は601号室だった。
ちょうど、6階の一番端の部屋だ。部屋の作りは全く同じだ。
「煙草いいか?ちょっと一服させてくれ。」
「かまわんよ、俺も吸うしな。」
俺は煙草を取り出し、口にくわえるとライターに火を灯した。
ふぅっ…
紫の煙を吐き出しながら、俺は窓を開け、闇夜を見つめていた。
虫の鳴き声だけが響きわたる。
こんな静かな森の中で、無数のプロ固定によるヤラセ書きこみ
それに伴う猟奇実験、そして、その破壊工作を企てている人間がいるとは
誰も想像できないだろう。
「お前はどんな計画を立てていたんだ?」
俺はゆっくりと振り返ると、名無しに問いかけた。
「本当は7月28日に実行しようと企てていた。
そう、2周年オフの日だ。
あれには、ここのプロ固定が総動員される。
サーバー監視所の数人以外は強制的に参加させられるからな。
もぬけの殻になるんだよ、この館が。
ただ、お前がやらかしちまったから、日程的には大きく変更を
余儀なくされてしまったがな。」
名無しは、煙草に火をつけながら、そう話した。
671 :
餅:2001/07/14(土) 04:39 ID:???
「ちょいと、乱暴な方法を取るしかないな。」
そう言うと、名無しは机の引出しから、何かを取り出した。
小さな箱のような物が数個とリモコン、そして鍵が机の上に置かれた。
「これは?」
俺が怪訝そうに覗き込むと、名無しが説明し始めた。
「これは小型プラスチック爆弾だ。
仕組はどうなっているのかわからんのだが、ここのプロ固定から貰ったのだよ。
地下のバーで、たまたま政治思想板の右翼と知り合ってな。
一緒に夢物語を語っていたら、意気投合しちまってな。
『イイモノくれてやる』とか言って、これを俺にくれたんだよ。
当初、その男と計画実行するつもりだったんだが
いつの間にかいなくなってな。恐らく、お前が見たという
地下の脳味噌にでもされたのだろう。アブナイ奴だったし。」
「これで何をしようと?」
「1階にサーバー監視所がある。お前も知っているだろう。
そこを吹っ飛ばす。
この小型プラスチック爆弾は、それほど威力はないらしいが
数個あれば一部屋くらいは余裕で吹っ飛ばせる。」
「物騒な物持ってやがるな。しかし。
で、その鍵は?」
「これはひろゆきがいつも乗っている車の合鍵だ。
1階の管理人室にあるものを、コッソリと盗んでおいたのだ。
ここから脱出するには、車は欠かせないからな。」
名無しは煙草をもみ消しながら、自慢げに言った。
672 :
餅:2001/07/14(土) 04:40 ID:???
「なんちゅう、準備の良さ…
そこまで進めていたのか。すげえな、お前。」
俺は名無しがここまで準備していた事に、かなり驚いていた。
というよりも、頭に血が上って「2ちゃんねるをつぶす」とか言いつつも
何も考えていなかった自分に、正直嫌気がさしていた。
冷静になっていたつもりが、少しも冷静になっていなかった自分が
恥ずかしかった。名無しの計画の準備の良さを見て、それを痛感したのだ。
「どういう計画でやるつもりだ?ひろゆきはどうする?」
俺は、ほとんど名無しに委ねてしまっていた。
「二手に分かれて事を進める。ひろゆき暗殺とサーバー破壊は
作業が1階と10階に分かれてしまう事になるから
どうしても二手に分かれなければならない。かつ、それらは
ほぼ、同時に行わなければならん。事が済んだら、即効で脱出するためだ。
お前はサーバー監視所をこれで破壊しろ。
そこには、今なら『夜勤』しかいないはずだ。
そいつを何とか始末しろ。一人くらいなんとかなるだろ。
ひろゆきは俺が殺る。
あいつは社長室にいるはずだ。
今、ちょうど23:15だ。計画実行は23:30にしよう。
お前は、23:30頃にサーバー監視所に進入し、爆弾をセット、
部屋の外に退避し、23:50には表玄関で待機しろ。
その頃までには、俺も表玄関に戻る。
何かあったら、PHSに電話しろ。601だ。
最悪、俺が遅れる事があった場合でも、0:00にはリモコンのスイッチを押せ。
サーバー監視所の騒動で、すぐに側近が駆けつけてくる。
余裕はないはずだ。いいな、タイムリミットは0:00だ。
お前『夜勤』を何とか始末できるか?」
「まぁ、こんな物も持ってるし…。」
673 :
餅:2001/07/14(土) 04:41 ID:???
俺はポケットから拳銃を取り出した。キムから奪ってきたものだ。
「お前も物騒な物持ってるじゃないか。まあ、脅しで十分だろ。」
「ああ、そうするよ。『夜勤』には何の恨みもないしな。
それより、お前こそ、どうやってひろゆきを?」
「フフフ…俺も物騒な物を持っているのだよ。」
名無しは机の引出しから、拳銃を取り出して俺に見せた。
「なんちゅう、準備の良い奴…どっから、そんなの仕入れてくるんだよ。」
「まあ、色々とな。お前の知らないところで、動き回ってたからな。
よし、準備は整った。後は成功を祈るだけだ。頼むぜ、餅。」
「ああ、お前こそな。」
俺と名無しは、ガッチリと握手を交わした。
まさか、名無しとこんな運命のめぐり合わせになるとは。
「もう一服するくらいの時間はあるな。」
二人はお互いの煙草に火をつけあった。
お互い何も話さず、黙って煙草をふかしていた。
紫の煙がユラユラと揺らめく部屋で、淡々と時は過ぎていった。
「さあ、行くか。」
名無しが煙草をもみ消し立ちあがった。俺も煙草を始末し立ちあがった。
『俺の仕事はサーバー監視所を破壊する事』
二人は601号室を後にし、0:00にこの館を脱出する事を夢見て
お互いに目でしばしの別れを告げた。
俺はエレベータへ、名無しは階段へと歩きだした。
短いようで長い夜は、たった今始まったばかりだった。
674 :
餅:2001/07/14(土) 04:48 ID:???
#出張休憩
ちょうどいい区切りでやめときます。
残り300強しかレス余裕がないので、ちょっと急いで進めてます。
sageで文章増やしたのは、そういう意味もあったりします。
ま、300強あれば十分足りるでしょ、終わるまでは。
このスレで完結させたいし。
保守ってくれてる人、いつも有難う。
675 :
しおり:2001/07/14(土) 05:28 ID:???
ネカマです。
スゲェぞ!最近、いいところで区切るなぁ。
ブクマク
スレ節約のため、ブクマクカキコはこれで最後にします
(保守カキコなら誰かやってくれるだろうし・・・w)
でも、いつも楽しみにしてるので、ガンバテツヅケテネー
678 :
名無し?:2001/07/14(土) 18:50 ID:???
これからも読んでくけど、
これからは節約協力します。
餅さん、頑張ってください。
679 :
大家:2001/07/14(土) 19:30 ID:???
うまい具合にうちとリンクしつつある…。
最期の保守。っと。
680 :
:2001/07/14(土) 20:18 ID:???
681 :
:2001/07/14(土) 22:02 ID:???
682 :
:2001/07/14(土) 22:40 ID:???
あげ。応援はしてるよ。
684 :
:2001/07/15(日) 00:28 ID:???
685 :
餅:2001/07/15(日) 00:39 ID:???
#出張休憩
>>675-684
あ、気にしなくていいんだよ。マジで。
保守レス含めて300強見込んでいるからさ。
実質、俺のレスは100強くらいで終わると予測してるんだが。
sageで書けば、長く文章書けるしさ。
今のラウンジのスピードじゃ、保守なしじゃ生き残れない。
いつも有難く思ってるので。みなさんのおかげです。ホント。
昼の仕事終えて、漫喫来て、このスレ検索する時に一番ドキドキするがな。
ただ、俺の#休憩レスは、ちょっと自粛していくかもね。
元々、このスレが出張中に作った事もあり、今の現状は「何か運命だなあ」とか
思ったりしますよ。8月末まで帰れないから、出張に始まり、出張で終わるね。
このスレは(笑
さて、今日も頑張って進めます。
686 :
餅:2001/07/15(日) 03:09 ID:???
>>673の続き
23:28
俺はエレベーターで1階に下り、サーバー監視所の前に立っていた。
部屋の前で、未だ実行に移せない俺がいた。
「何を躊躇ってるんだ?ここをつぶすって決めたんだろ?
目を覚ませ。名無しだって、もう行動に移ってるんだ。」
自分にそう言い聞かせ、作戦を実行に移す事にした。
「この部屋の奥に『夜勤』がいる…。」
この部屋のドアは、セキュリティがかけられており
ドアの壁の左側にカードリーダーとインターフォンが設置してある。
許可された者しか入室する事を許されていないのだ。
「とりあえず『夜勤』を呼び出して、何とかドアを開けさせるしかないな。
……ん、待てよ?」
俺はキムから奪い去ったカードキーを思い出した。
「あの男は限られた権限を持っていたはずだ。
このカードキーなら、このドアも開くのでは…。」
カードリーダーにキムのカードキーを通す。
カードリーダーのLEDが赤から緑へと変化し、音も無くドアは横に開いた。
すかさず、俺は部屋に踊りこんだ。
拳銃を持った右手を背中に廻したまま…。
687 :
餅:2001/07/15(日) 03:11 ID:???
※ ※ ※
23:30
名無しは10階の社長室の前に立っていた。
部屋の前に立つも、ドアは開かない。
「いないのか?ひろゆきは。」
ドア脇のインターフォンで呼び出してみる。
プルルルルル……
反応はなかった。
「くそっ、ここにはいないのか。あてが外れたぞ。」
名無しは、やや焦っていた。そう、タイムリミットは決まっているのだ。
ふと、人の気配に気づき、後ろを振り返ると
そこには、西村の側近である黒服の男が立っていた。
「そこで何をしている。」
黒服の男がツカツカと歩み寄ってきた。
688 :
餅:2001/07/15(日) 03:11 ID:???
「いや、西村さんにお願いがあったもので。
今、ラウンジに配属されているんだが、そろそろ飽きたもので。
配置替えが可能かどうか、交渉してみようかと思ったんですよ。」
名無しは、その機転の良さから難なく返答した。
「別に明日話せばいいではないか。何故、こんな時間に?」
「あ、キャラが無鉄砲なもので、思い立ったら行動に移さないと
気がすまないタチなんですよ。なんせ厨房ですから。
ところで、西村さんはどちらへ?」
「知らん。知っていたところでお前に教える筋合いもない。
むやみにこの階をウロウロするな。」
「はいはい、すみませんでした。厨房って事で許して下さいよ。」
名無しは、そそくさとエレベーターのほうへ歩き出した。
(くそっ、ひろゆきはどこへいやがる?)
名無しは点滅するエレベーターの数字を見ながら
無駄な時間を費やしてしまった事に腹を立てていた。
「あの男、何かおかしいな。西村さんに一報入れておいたほうがいいな。」
黒服の男はPHSを取り出し、西村の番号を押し始めた。
689 :
餅:2001/07/15(日) 03:31 ID:???
※ ※ ※
23:31
わずか四畳半くらいしかない小さな部屋が目の前に開けた。
実に質素な部屋で、簡単なデスクと一台のPCしかない部屋だった。
部屋の片隅にもう一つのドアがある。
そのドアと同じ一面はガラス張りになっており、ガラス越しに
何台もの機械が見えた。そこがサーバールームと思われた。
「誰?こんな時間に」
PCの前に座っていた『夜勤』と思しき人物が、こちらを振り向いた。
「おとなしく手をあげてくれ。」
俺は忍ばせていた拳銃を右手を挙げ、夜勤の胸元に標的を定めた。
「誰なのですか?あなたは?どうやってドアを開けたのですか?」
「細かい事に答えている暇はない。
とりあえず死にたくなければ、奥の部屋へ案内してくれないか?
黙って言う通りに行動してくれれば、俺も悪戯に人を殺さなくて済む。」
「誰だか知りませんが……。私は2ちゃんねるのサーバーを預かる守護神です。
サーバーを守る義務があります。殺したければ殺せばいいでしょう。」
夜勤は、サーバールームの扉の前に両手を広げて立ちふさがった。
凛として立ちふさがるその姿には、死をも恐れぬ意志がありありと見受けられた。
(くっ、罪もないこの男を殺せというのか?)
俺は悩んでいた。この男を殺さずに説得しなければ。
690 :
餅:2001/07/15(日) 03:52 ID:???
「お前、ひろゆきが裏でやっている事をしっているのか?
あの人間を人間とも思わぬ非情な人体実験を。」
「ネタですか?どうも2ちゃんねるに毒されてしまった
妄想人間のようですね、あなたは。
西村さんは素晴らしい人です。
私はこの仕事を授かった事を感謝しています。
この2ちゃんねるを守りぬく事が、今の私の生きがいなのです。
私は今まで2ちゃんねるに来てくれる皆さんから
感謝のレスをいくつもいくつも頂きました。
あなたのような横暴な人を、この部屋の奥へ通すことは
その人達への裏切り行為を意味します。
サーバーを守って死ねるなら本望です。
改心しなさい。あなたはちょっとだけ道を外してしまっただけなのです。
今なら、まだ間に合います。」
691 :
餅:2001/07/15(日) 03:52 ID:???
くっ…
俺は夜勤の言葉にぐらつきそうになっていた。
確かにそうだ。罪も無い人を殺すことも、2ちゃんねるに遊びに来ている
素人の遊び場を破壊する権利が俺にあるというのか?
夜勤に銃口を突きつけたまま、俺はしばらく固まっていた。
「楽になりましょう。その拳銃を捨て去ればいいだけの事です。
今なら、私の胸の内だけに留めておく事もできるのです。」
俺の右手が下がりかけた。
頭が真っ白になりかけたその時、頭にある文字が浮かび上がった。
"コロシテクレ"
オルテガをはじめとする、地下の脳だけになった固定達の叫び声だった。
ここで夜勤を殺さねば、もっと多くの人間の命が奪われる…。
「許せ、夜勤……」
ガァーーーーーン
夜勤はバッタリとその場に倒れた。
その守護神は、もう動く事はなかった…。
692 :
餅:2001/07/15(日) 04:10 ID:???
※ ※ ※
23:33
「あ、西村さんですか?私です。
今、社長室の前をウロウロする不審な男がいまして。
……ええ、念のためにと思いましてね。
確かラウンジのプロ固定と言っていましたが。
……はい、ええ、わかりました。
また見つけたら連絡入れます。」
黒服の男はそれだけ伝えると、エレベーターに向い歩き出した。
西村は地下のバーで、削除屋とグラスを傾けていた。
「まあ、念には念を入れておくか…。」
西村はそう言うと、PHSを取り出し、側近達に何やら指令を下した。
「最近のラウンジのプロ固定は、どうもおかしな事を行動をするな。
餅といい…。削除屋、どうなんだ?最近のラウンジは?」
「うーん、そうですねえ。
荒れているといえば荒れていますが、いつもの事ですし。
ただ、名無し連中の叩きもあってか、固定が激減してますね。
夏が来れば、また何らかの変化があるとは思いますけど…。
季節によって板の様相が変わりますし、ラウンジは。」
「むう、俺もあまりラウンジは覗いてないからな。
ただ、お前が要望した通りの機能は何とか果たしているようにも
見受けられるが。よかったじゃないか。」
「その点は西村さんに感謝してますよ。
私の要望を聞いていただいて。引き続き、頑張りますよ。
まあ、あまり削除人としての仕事もありませんし、こうやって
ゆっくりお酒を飲めるのも、ラウンジならではかもしれませんね。
だって削除依頼少ないんですから。」
削除屋はグラスを飲み干すと、陽気に笑ってそう言った。
693 :
餅:2001/07/15(日) 04:27 ID:???
※ ※ ※
23:32
エレベーターの扉が閉まっても、名無しは、しばらく目的の階のボタンを
押せずにいた。名無しは考えていた。
「この時間に社長室いないとなると…。
地下のバーか…。寝る前に一杯というところだな。」
名無しはB1のボタンを押した。
エレベーターは目的の階を目指し、ゆっくりと動き出した。
途中止まる事もなく、エレベーターはB1に到着した。
名無しはエレベーターを降り、目的のバーへと歩き出した。
送れる事、数分、黒服の男がエレベーターから降りた。
そして、名無しと同じ歩みを辿り、バーへと向かっていった。
「恐らく、ここにいるはずだ。」
名無しはバーのドアを押した。
…カラン
「いらっしゃいませ」
落着いたバーテンダーの声が、洒落た店内のジャズに溶け込む。
店内はテーブル席が3つと、カウンターが約10席ほどあり
目的の西村はカウンターの真中あたりに座っていた。
その左隣には削除屋が座っていた。カウンターには、その二人しかいなかった。
テーブル席には、一時の憩いの時間を過ごすプロ固定が数人いた。
「やあ、西村さん。お久しぶりです。『プロ名無し』です。」
名無しは西村の右側、入口側の席に腰をかけた。
694 :
餅:2001/07/15(日) 04:29 ID:???
#出張休憩
今日はここまで。
終わりがわからなくなるので、〆の#休憩だけ生かします。
それでは。
695 :
:2001/07/15(日) 13:17 ID:???
( ・∀・)y−~~~ んじゃお言葉に甘えて ブクマクホシュ
697 :
名無し?:2001/07/15(日) 17:07 ID:???
>>696につられてホチュ。
ついに西村さんが登場したけど・・・この名無しさんはほんとに見方?
・・・とか考えたら・・・うわ〜〜ぁぁぁ・・・ラビリンス
698 :
:2001/07/15(日) 20:40 ID:???
スライム
夜勤さんが…
700 :
餅:2001/07/16(月) 05:09 ID:???
くっ、一回保守打ち
ホシュピタル(・∀・)?
702 :
餅:2001/07/16(月) 19:33 ID:???
おっかねえから保守(弱気)
703 :
名無し?:2001/07/16(月) 21:43 ID:???
か、書いていいものやらどーなのやら・・・おっかなびっくり保守・・・でも最後にしときます。怖いので。ドキドキ
704 :
餅:2001/07/17(火) 01:37 ID:???
だめだ、昼に気合入れて遊んだから、テンションあがらん・・・
705 :
:2001/07/17(火) 06:43 ID:???
706 :
キティーハニ:2001/07/17(火) 09:20 ID:TOxkxcrY
あったあった
707 :
ドリュ:2001/07/17(火) 09:36 ID:???
┌─────────┐ /
| ヾ(’-’*)ノ 〆
└─────────┘
HO
お餅さん
709 :
:2001/07/17(火) 20:24 ID:???
710 :
:2001/07/18(水) 00:37 ID:???
さっさと書き上げないとこのスレ落ちるぞ・・・。
スレ立ちすぎだ・・・。
おちたら困る〜
楽しみにしてるのに〜〜〜
712 :
餅:2001/07/18(水) 03:05 ID:???
>>693の続き
※ ※ ※
23:40
目の前に胸から血を流している夜勤が倒れている。
俺が殺したのだ。この手で。
「うわぁああああ!!!」
俺は両手で頭を抱え、狂ったようにしゃがみこんだ。
「また…また、人間を殺してしまったっ!!!
ひろゆきが人体実験で人間をオモチャのように殺すのと
俺が破壊工作遂行のために、罪の無い夜勤を殺すとの
何の違いがあるんだっ!何の違いがっ!」
自分を責めても責めても、目の前の夜勤は再び目を覚ますことは無い。
タイムリミットがせまっているにもかかわらず
しばらく俺は、その場で動けずにしゃがみこんでいた。
静寂だけが時を刻んでいく。
713 :
餅:2001/07/18(水) 03:19 ID:???
※ ※ ※
23:40
「『プロ名無し』さんじゃないですか。久しぶりですね。
ラウンジも、もう慣れた頃かな?住めば都でしょ、あそこも。
影からラウンジに喝を入れるあなたの書きこみ、たまに見てますよ。
で、どうしたんです?あなたとバーで会うのは初めてですね?」
西村がニヤリと笑いながら、名無しに話しかけた。
カラン…
「いらっしゃいませ」
ちょうどその時、黒服の男がバーに入ってきた。
そして黒服の男は、名無しの席から一つ離れたカウンター席に座った。
そして妙な目配せを西村に飛ばした。
「ま、たまに酒でも飲んでみようかとね。いつも残業代の出ない
残業ばっかしてるからさ。ここに西村さんがいたなんて
ちょうどよかったさ。運命ってやつかねえ。」
名無しはそう言うと、拳銃をポケットから取り出し
右手で西村の脇腹につきつけた。
ちょうど、名無しの体と左腕の影になって
右手の拳銃は、周りからは見えないようになっていた。
西村は一瞬目線を腹部に落とし、それが何であるかを確認すると
何事もなかったように、名無しに対して笑みをこぼしながら言った。
「あらら、まだお酒も飲んでいないのに、もう酔っぱらってるですか。
お酒飲みながらの楽しいトークに、小道具は必要ありませんですよ。」
「じゃ、おつまみに小道具でも味わってみるかい?西村さん。」
名無しの顔も笑っていた。
これほど緊迫した状況でも、両者とも笑みをこぼしていた。
「なかなか、美味しそうなおつまみじゃないですか。」
「ゆっくりと味わってくださいね、西村さん。」
名無しの指がトリガーにかかる…。
714 :
餅:2001/07/18(水) 03:37 ID:???
23:45
カシンッ…
「はっはっは、さすが西村さんだ。
俺の迫真の演技のネタまで、見抜かれてるとはね。
さすがに、頭が上がりませんよ。
いやね、最近モデルガンに興味を持ち始めて、ネットで購入してみたんですよ。
ははははは。いやあ、ネタ失敗でした。
もうちょっと、修行しないと駄目ですね。」
名無しは、いかにも照れくさそうに笑って言った。
「私はこういうの慣れてますから。ハハハ。
あなたの目を見れば、本気かどうかわかるというもんです。
それより、どうです?一杯。奢りますよ。残業代の代わりに。」
西村は笑いながらそう言うと、バーテンダーに目で合図を送った。
何故か、その時だけ、西村は真剣な顔をしていた。
注文をするために振り返ったため、名無しにその顔は見えなかった。
(フン、わざと一発目は弾抜いてあるんだよ、このヴォケが。)
名無しは腹の中で、西村をあざ笑っていた。
「お待たせしました」
バーテンダーがグラスを二つ持ってきた。
そして一つを西村の前へ、もう一つを名無しの前へ置いた。
「まあ、大人の会話を楽しみましょうって事で
奮発してHennessyで乾杯といきましょうか。」
西村は笑いながら、グラスを手に持ち、名無しのほうへ突き出した。
「お、気が利くねえ。これで残業もうかばれるってもんですよ。」
名無しも目の前に置かれたグラスを手に持った。
「それでは、『プロ名無し』さんの今後のご活躍を祈って乾杯!」
「乾杯!」
カチン
ブランデーの満たされたグラスは軽くキスをしあった。
715 :
餅:2001/07/18(水) 04:04 ID:???
※ ※ ※
23:50
夜勤を殺してしまってから、すでに10分が経っていた。
俺は時計を見て、やっとの事で立ち上がった。
「ここで無駄な時間を過ごしても、結局、何も変わらないじゃないか。
殺人までして、さらに作戦失敗なんて愚者の出す結論だ…。」
俺はサーバールームへの扉を開けた。
たくさんのモニタとサーバーがある。
空調の効きすぎた部屋の寒さが、荒んだ心に更に染み渡った。
持ってきた小型プラスチック爆弾が3つ。
無意識のうちに、俺はcornサーバーを探していた。
数あるサーバーの中でも、そこには、しっかり取り付けたかったのだ。
あった…。【corn】と書かれたテプラが貼ってある。
「ここに、あのラウンジが…。」
cornサーバーに、セロハンテープでしっかりと爆弾の一つを取り付けた。
残りの二つの爆弾を、均等に距離があくように
ちょうどよいサーバーに取り付けた。
急いで部屋を出て、帰り際、深々と動かなくなった夜勤に頭を下げると
俺はサーバー監視所を後にした。
もう、約束の0:00まで10分もなかった。
716 :
餅:2001/07/18(水) 04:18 ID:???
※ ※ ※
23:50
(とりあえず、一口くらいは飲んでおかないとまずいな。
ここで酔っぱらってられるかってんだ。
ただでさえ、ロスタイムしてるってのに。
こいつをちょいと飲んだら、その後はズドンだな。)
名無しは心の中でそう思いながら、ブランデーに口をつけた。
「いやあ、こんな高い酒を飲むなんて久しぶりですよ。
ここで西村さんに会えてラッキーって感じ…
……
…うぐっ!…がっ、ひ、ひろゆき、お前…何を……。」
「え?どうかしましたか?『プロ名無し』さん。エヘヘ」
西村はニヤリと笑いながら、嘲るような目つきで名無しを見ていた。
「き、貴様……。ぐふッ……。」
名無しは、しばらくもがいたあげく、グッタリと動かなくなった。
「あなたごときにやられる、このひろゆきではありませんですよ。」
西村はそう言うと、黒服の男とバーテンダー、そして削除屋に笑いかけた。
「馬鹿な男もいたもんです。」
名無しは、毒を盛られて、あっけなく殺されたのだった。
717 :
餅:2001/07/18(水) 04:21 ID:???
#出張休憩
自宅に帰ってる時に書かず、何故制限された出張時に書くか…。
保守、いつも有難う。
>>708-709あたりの時間差なんて、ヒヤヒヤもんですね。
そろそろ、終盤です。最後まで頑張ります。
ではまた。
718 :
初カキコ:2001/07/18(水) 04:27 ID:???
この1時間、リアルタイムで、何度もリロードしながら読みました〜
かなり面白いですな。頑張って下さい〜
コッコマデヨンダー
プロ名無しシンジャッターヨ!!な保守
ほちゅ♥
722 :
:2001/07/19(木) 04:03 ID:???
723 :
:2001/07/19(木) 06:45 ID:???
おい、どうした?
ホシュリ
726 :
:2001/07/20(金) 00:40 ID:???
728 :
:2001/07/20(金) 06:49 ID:???
729 :
キティーハニ:2001/07/20(金) 07:08 ID:4eu4rgnE
(゚Д゚)y─┛~~ 保守
プッ
なんだ、俺、毒殺されたのか・・・。無念。
732 :
餅:2001/07/20(金) 10:36 ID:???
>>716の続き
※ ※ ※
23:52
サーバー避難所を後にした俺は、そそくさと玄関口に急いでいた。
「まずい、落ち合う約束の23:50は、もう過ぎている。
名無しはもう来てるだろうか?」
廊下を走りながら、俺は不安にかられていた。
同じ一階という事もあり、玄関口まではそれほど時間はかからなかった。
「まだ、来てないのか。大丈夫だろうか、名無しは。」
名無しはまだ到着していなかった。
23:55
数分待ったが、まだ名無しは現れない。
「ちと、遅いな。しくったんだろうか?
一応電話してみるか。こっちはもう準備できてるし。」
俺はPHSを取り出し、名無しに教えられた番号である601を押した。
プルルルルル…
出ない…。おかしい。どうかしたんだろうか?
この館はPHSアンテナが張り巡らされているから、地上も地下も関係ないはずだ。
733 :
餅:2001/07/20(金) 10:45 ID:???
※ ※ ※
23:55
プルルルルル…
「ん?何だ?」
名無しの死体の後処理を部下にまかせていた西村が
名無しのPHSが鳴っているのに気がついた。
着信を見ると「612」と出ている。
まもなく、PHSのコール音は切れた。
「おい、612号室は誰だ?」
西村は、おもむろに黒服の部下に尋ねた。
「ちょっと待って下さい。……612号室は餅ですね。」
黒服の男はPHSの電話帳を検索して、西村に報告した。
「何?餅だとっ?そんな馬鹿な事があるか。
アイツは地下でAI実験にまわされたはず…。」
そう言うやいなや、西村は自分のPHSを取り出し、キムの番号を押した。
プルルルルル…
「出ない…。おかしい。何故だ?
おい!急いで地下一階の『医歯薬看護板特別研究室』に行って
キムがいるかどうか確認してきてくれ。」
「わかりました。確認してきます。」
そう言うと、黒服の男はバーを出ていった。
734 :
餅:2001/07/20(金) 10:58 ID:???
※ ※ ※
2358
「むう、まだか。名無しは。もしかして失敗したのでは…。」
約束時間を過ぎても、まだ現れない名無しに俺は不安を抱いていた。
玄関口も同様に、カードリーダーのセキュリティがかかっている。
この館は、昼間しか外出する許可を与えられていない。
昼の間は、プロ固定たちが自然に接して気分転換ができるように
玄関口はセキュリティはかけられておらず、自由に出入りできた。
夜間はセキュリティがかけられてあり、開かないようになっていた。
館の周りは半径500メートル範囲は自由行動できるようになっており
その境界線は、トラピスチヌ修道院さながらの壁があり
脱出できないようになっていた。
俺は念のため、ドアが開くかどうかの確認を行なう事にした。
「あの男のカードキーがサーバー監視所で通用したという事は…。」
キムのカードキーをカードリーダーに通す。
音もなく、ドアは開いた。
「よしっ、脱出路は完璧だ。後は名無しを待つだけだが…。」
0:00までもう1分を切っていた。
735 :
餅:2001/07/20(金) 11:05 ID:???
0:00
約束の時間が来た。
まだ、名無しは現れない。
「どうしたというんだ?」
俺は、リモコンの爆破ボタンを押していいのか迷っていた。
「まだ、0:00になったばかりだ。もう少し待ってみよう。」
刻一刻と時が過ぎていく…。
俺の時計は、0:00:50を既にまわっていた。
「おかしい。何か名無しに異変があったに違いない。
もし爆音を聞きつけたなら…。名無しは現れるかもしれない。」
俺は右手に持っていたリモコンの爆破ボタンに親指を重ねた。
「さようなら、2ちゃんねる…。」
俺はボタンを押した。
ドゴォオオーン
遠くで爆発音が聞こえた。爆破は成功したようだ。
736 :
餅:2001/07/20(金) 11:19 ID:???
※ ※ ※
0:00
プルルルルル…
「ああ、俺だ。何だとっ?キムが殺されている?
餅は?……何?餅がいない?」
西村が部下からの電話に驚いたその瞬間
ドゴォオオーン
「何だ?あの音は!」
餅がやったサーバー監視所爆破の音だ。
「上から聞こえたな。おい、お前も急いで原因を探れ。
とりあえずキムは後まわしだ。」
西村はそう言うと、PHSを切った。
「削除屋、こいつの処理を頼む。
俺は今の爆音の正体を確かめに行ってくる。
頼んだぞ。」
西村は、脇に倒れこんでいる名無しの処理を削除屋にまかせると
急いでバーを出ていった。
「さては、餅が何かしでかしたのでは……。」
西村は疑念を抱いていた。
プルルルルル…
「俺だ。何かわかったか?」
西村はPHSを取った。それは黒服からの電話だった。
「大変です!西村さん、サーバー監視所が爆破されています!」
737 :
餅:2001/07/20(金) 11:31 ID:???
#出張休憩
あああああ、『医歯薬看護板特別研究室』はB2だった。間違えた…。
結構、間違えてるんだよな。×「神社仏閣板」→○「寺社仏閣板」とか…。
キムも、右手に拳銃持ってたら、まろんを両手で叩きつけられないだろうがっ!とか。
ホシュラー、いつもありがとさん。
>>727 おおおおおっ!なんじゃそりゃ!
このスレがラウンジ外に紹介されちょる。素直に嬉しいぞ。
それも、誰かの紹介じゃないか。
ああ、そろそろ、この話も終わりに近づいているんだが
ひろゆきでも今いる人でもいいから、記念にレスしてくれねえかなぁ。
ここまで、気合入れて一つのスレ書いたのなんて、後にも先にもないだろうからなぁ。
最後に〆た後、感謝の意を込めて、物語のすべての登場者と
すべてのホシュラーの名前を列記するつもりなので。
楽しみにしてて下さいな。恐らく、900くらいには終わると思いますよ。
残りは、作者あとがきと余韻を楽しむ事にするつもり。
で、1000取りかな?(笑
ではまた。
プ の季節(*´▽`)
おおお!いよいよクライマックスか!高まってきたぞ!!w
740 :
名無し?:2001/07/20(金) 14:52 ID:???
トラピスチヌ修道院が気になる今日この頃。
(・餅・)←懐かしいだろ?
オウエンシテルヨ。
すいません・・・無粋とは辞任しつつも突っ込みをさせてください。
プラスチック爆弾ではなく、拳銃で鯖を破壊したほうがよいのでは?
辞任×
自認○
744 :
大家:2001/07/20(金) 17:09 ID:???
クレアラシル保守。
餅、J-oの日記も知らんのか、、、
ワリと有名な個人サイトなんだが。
チンコマン、オナニスト、、
また、あの夏がやってくるんだろうか。
トラピスチヌ修道院とは、函館にある(他のとこにもあるんかな?)
女子オンリーの修道院です(´ー`)
修道女は、高い壁に囲まれたレンガ造りの建物で、
俗世と一切のつながりを断ち切って生活しています
トラピスチヌバタークッキー(゚д゚)ウマー な保守
749 :
ギコ帽子:2001/07/20(金) 18:13 ID:???
いつのまにか、いろいろなキャラの立場から見た
マルチビューの話に広がっていたんだな。
本編も楽しみだけど、いろいろな亜流が派生していくのもみてて面白い。
やばーい最初から一気に読んだけど、面白すぎ!
というわけで、保守レス。
最終回楽しみにしてるよヽ(´ー`)ノ
ちょい。
753 :
餅:2001/07/21(土) 09:59 ID:???
ちょいと色々ROMってるので、後で。
754 :
:2001/07/21(土) 12:25 ID:???
755 :
餅:2001/07/21(土) 13:29 ID:???
>>736の続き
「何だとっ?!」
西村はビル中央にある、一階への階段の踊り場で立ち止まった。
「被害状況はどうなってる?」
「サーバー監視所が完全に破壊されています。ガラスの破片が飛び散って
サーバールームも滅茶苦茶です。恐らく、すべてのサーバーがやられたかと…。」
「『夜勤』はどうしたんだ?そもそも、あの部屋に入れる人間は
限定されているはずだろ?」
「それが……。
『夜勤』さんは殺されています。拳銃を胸で撃ち抜かれています。
先ほどのキムといい、下手人は餅ではないかと…。
恐らく、キムのカードキーを奪ったのでは…。」
「くそっ!」
西村は吐き捨てるように言った。
「とりあえず、早急に餅を探せ。必ずヤツは脱走しようとするはずだ。
出口をしらみつぶしにあたるのだ。見つけ次第、射殺しろ。これは命令だ。
あと各部屋のプロ固定達に、今日は部屋に戻って休むように指示をしておけ。
とにかく、騒ぎを大きくするな。反乱分子がまだいないとも限らない。
頼んだぞ。」
「わかりました。他の連中も集めて餅の捜索にあたります。
プロ固定達には指示をしておきます。」
西村は的確な指示を部下に下すと、PHSを切った。
「糞ったれ。このビル管理にいくら金かけたと思っているんだ?
ただじゃすまさんぞ…。」
西村は珍しく感情をあらわにしていた。
階段を駆け上がりながら、西村は再度PHSを取り出し、ボタンを押し始めた。
6…1…2…
電話をせずとも、餅はもう目と鼻の先にいるとも気がつかずに…。
756 :
餅:2001/07/21(土) 13:33 ID:???
#臨時休憩
>拳銃を胸で撃ち抜かれています。
あああああああああ
ネタじゃないんだから…
ちゃんと読み返したつもりだったのに…
757 :
餅:2001/07/21(土) 13:52 ID:???
>>755の続き(哀
※ ※ ※
「おかしい…。あの爆発音すら気がつかないのだろうか?
やはり、ひろゆき暗殺に失敗したと思うのが妥当か…。」
既に時計は0:05を指していた。
「もう、逃げる準備をしなくては。」
そう思った矢先、PHSが鳴った。
「名無しか?」
着信番号1001。西村だ。
その瞬間、俺は青ざめた。暗殺計画は失敗に終わったのだ。
「まずい…。殺される。逃げなくては。」
おもむろにPHSの電源を切ると、再度、カードキーを通しドアを開けた。
「いたぞっ!止まれっ!餅っ!
西村さん!中央玄関口にいます!」
廊下から出てきた黒服の男が、階段を駆け上がってくる西村に叫んだ。
俺はその声に驚き、後ろを振り向いた。
たった今、階段を駆け上がってきた西村が見えた。
そして、その脇に拳銃を構えて立っている黒服の男が見える。
「まずいっ!殺されるっ!」
俺は慌てて、外に飛び出した。直後、ガラスの自動ドアが閉じる。
と同時に
ガシャァアーーーン
ガラスの自動ドアが粉々に砕け散った。黒服の男が発砲したのだ。
俺は息を切らしながら、車へと急いだ。
「殺されてたまるかっ!」
758 :
餅:2001/07/21(土) 13:56 ID:???
#出張休憩
今日はここまで。間違えた…(TДT)スゲエショック ソレモマチガエカタガ ネタミテエ
保守ラーさん、いつもどうも。
>>749 それは知らなかった…。落ちてたのか。
大家編は大家編で面白い流れだったのに。
>>679レスはそういう意味だったのか。
どっかで続き、また書いてくれねえかなあ。
>見てるかもしれない大家へ
なかなか、長文書きつづけるのって大変でしょ(笑
ではまた
アイヨー
がんばれ
もすこしだよ
オナニーの日記念ホシュ(*´▽`)
762 :
大家:2001/07/21(土) 23:32 ID:???
>>758 最近のスレ乱立に伴う地下スレのdat落ち速度についていけなかったよ。(笑
でも続きは他で書いているので。。。
本編が終ったら、サイドストーリーへのリンクを貼ってもらえると嬉しい。
ああ、でも探すのも面白いかも・・・。
764 :
助教授:2001/07/22(日) 00:57 ID:???
おお、ついにクライマックスですなぁ。
期待保守。
ドキドキホシュ
766 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。