第11回DHC翻訳新人賞

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1名無しさん@1周年
応募した人いる?
主に英日部門の話をしたいんですが、どうでしたか今回は?
私は締め切りぎりぎりまで訳文を詰めて送ったんだけどそれでも完成度80%というところ。
難易度としてはあれでかまわないんだけど(あまり簡単すぎるとライバルが増えるし)、
いかんせん課題文のつまらないことといったら!
小説全体のイメージを掴むのに役立つと思ってわざわざアマゾンで原書を注文して臨んだけど、
これが賞の課題でなきゃ自分の楽しみとしては絶対読まないだろうというタイプの話。
作者はブッカー賞を二度も取ってるというし、他の作品は面白いのかもしれないけど
結局主人公のキャラクターもいまいちつかめないまま最終稿を送り出してしまった。
一次審査くらいは通ってほしいが…
まず最初の一行からつまずいたし。
In the end I shall be judged.ってどういうふうに訳すべきなの?
最後に私は裁かれるだろう、じゃストレート過ぎるだろうし。
2名無しさん@1周年:02/11/29 00:49
昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんかヲタが店の前で騒いでるんです。
で、よく見たらなんか貼り紙に「ねぎだくできません」とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、2chネタ如きでメニューの加工を止めんじゃねーよ、ボケが。
2chネタだよ、2chネタ。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ無理矢理頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、10円やるからウーロン買ってこいと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
視察に来た本社の調査員といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛ねぎだくギョク、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、大盛ねぎだくギョクなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、大盛ねぎだくギョク、だ。
お前は本当に大盛ねぎだくギョクを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、2ch見ただけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
みそ汁抜き、これだね。
ご飯みそ汁抜き。これが通の頼み方。
みそ汁抜きってのは汁腕に牛丼の汁だけ入ってる。そん代わりタダ。これ。
で、それにご飯。ギョクは持参。130円。これ最強。
しかしこれを頼むと次から葬レス扱いされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、紅ショウガ茶漬けでも食ってなさいってこった。
3名無しさん@1周年:02/11/29 01:45
>>1
そうだな。
全くお前の言うとおりだな。
俺もそう思うよ。
きっと他の皆もそう思ってるよね。
すごいね、>>1さんは。
こんな素敵なスレッドを立てるセンスがあるなんて。
脱帽だなぁ。
誰も思いつかないよ、きっとこんなスレ。
きっと>>1さんは金持ちで頭も良くてモテモテなんだろうなぁ。
うらやましいよ、本当に。
4あぼーん:あぼーん
あぼーん
5名無しさん@1周年:02/12/04 16:15
age

6名無しさん@1周年:02/12/06 02:43
漏れはしづおかのに送った。
日英はだめか?
71:02/12/06 03:13
日英でもいいですよ。
レスが少ないし…
ただ私日英は挑戦してないので話にはついていけませんが。
8名無しさん@1周年:02/12/06 08:54
>7
課題文はどこで見れます?
リンク貼ってくださいませんか。
9名無しさん@1周年:02/12/06 18:36
>7
DHC翻訳新人賞ってどんなコンクール?
10名無しさん@1周年:02/12/06 18:40
うっとうしいDM業者だよ。
翻訳の勉強なんて自分でできるよ。
111:02/12/07 01:49
>>8
DHCのホームページでダウンロードできましたけどもう終わっちゃいましたねえ。
一応テキストはPeter Carey著の"The fat man in history"という短編集の"War Crimes"という作品の3章まででした。

>>9
ドモホルンリンクルンの会社の出版事業部が主催するコンクールです。
賞金100万円にひかれて挑戦してみました。
英語の文を翻訳する英日部門と、日本語の文を英訳する日英部門があります。
入賞者にはDHCの翻訳事業に参加できる権利が与えられるみたいです。
12名無しさん@1周年:02/12/07 01:49
勉強は自分でできるけど、レベルが図れない。
実力試しになるいいコンクールとか新人賞ってどんなの?
13名無しさん@1周年:02/12/07 02:30
ドモホルンリンクルは会社が違うと思うが
141:02/12/07 03:13
>>13
わはは、ドモホルンリンクルは再春館製薬でしたね。
ずっと勘違いしてました。
どこで記憶がすりかわったのやら。
ドモ ホルンリン クル
の頭文字をとったとでも思い込んでいたんでしょうか。
ホルンリンって…どんな意味だよ…
知り合いにもそう言ってたかもしれない。
ああ恥ずかしい。
15名無しさん@1周年:02/12/07 03:21
DHCって、化粧品会社ですか、どこどこの雑誌で1位とか、女二人で宣伝してるところ。
賞金100万円はいいですねえ。でも、本が出ても翻訳自体の報酬はないと思いますよ。
でも、今、強いコネのない新人ないし無名の人は、出版社にいろいろ奉仕したあげくに、すげえ厚い本を30万円から50万円くらいで訳すので、賞金100万円はごっつうええです。
ピーター・ケアリーはDHCが長編を出している作家だけど、強いコネのない新人ないし無名の人はああいうむずかしくてあまりおもろない文学しかチャンスはないと思うよ。
16名無しさん@1周年:02/12/07 03:51
1にある英文だけど、小説の題が「戦争犯罪」だったら、やっぱ、戦犯として主人公は裁かれるんだろうね。
全然、内容しらんけど、「しまいにはおれも裁きを受けるのだろう」かねえ。
それとも、主人公は女?
17名無しさん@1周年:02/12/07 03:55
>>15
意味不明。

出版翻訳をしてる人は、新人賞なんか持ってない人が殆ど。
賞金にあまり釣られないように。採算が合うから、払うのです。
181:02/12/07 05:42
>>15
ピーター・ケアリー、やっぱ面白くないですか。
短編はつまらなかったけど、「イリワッカー」とかあらすじだけだと
面白そうだったので暇なときに挑戦しようと思ったのですが。
>>16
内容はちょっとチンピラっぽい会計士が経営の傾いた食品会社を
建て直すという話です。
いわゆるピカレスクで、戦争犯罪だとテーマが違ってくるので
まったく別の日本語タイトルをでっち上げました。
主人公は男です。
自分を呼ぶとき俺にするか私にするかでずいぶん迷ったなあ。
>>17
採算が合うとは仕事もらってもギャラがないってことですか?
19名無しさん@1周年:02/12/07 06:36
おい、おまえら2chとDHCの戦いを知らんのか… 
20名無しさん@1周年:02/12/07 06:40
21名無しさん@1周年:02/12/07 23:36
>>19 
あれって今どういう状況なの?
22名無しさん@1周年:02/12/08 01:54
DHCの翻訳事業部ってどうよ?待遇いいのかな?
23名無しさん@1周年:02/12/08 03:42
まさか、100万円で1年間、風俗で働かせるとかじゃないよね。
今の文芸翻訳の現状から見れば、1冊翻訳出させてもらって100万円なら、いいです。
でも、賞金100万円で、その後、10冊もただで翻訳することになるなら、1冊10万円なのでバカ安。
受賞者のその後を調べた方がいいかも。
ただ、アーティストハウスなんか、分厚い本の印税が30万とか50万でっせ。
なお、栗原百代という人が新人賞を取った翻訳の賞はいいんでないの。この人、活躍してるし、賞やバックの翻訳学校の宣伝になるので、どんどん仕事もらえると思う。この人が翻訳してるの、大手や中堅ばかりだし。
最近、文芸翻訳でデビューしてる人はだいたい、翻訳学校の広告塔だから、容姿端麗でないとだめという話も聞く。
まあ、いろいろあるのさ、この世界は。
24名無しさん@1周年:02/12/08 04:11
化粧板見てきた。
おおこわ。枯れ葉剤が入ってたんだと。
こちとらすっぴんでよかた。
賞金100万円で実験台にされることはないよね、まさか。
あと、DHCって、同じ訳者が何冊も訳してるのってないよ。たいてい1冊だけ。もちろん、あそこの翻訳書もって出版社まわってもまず次の本は無理だと思う(強いコネとかあれば別だけど、それなら最初からよそで出せる)。
でも、一応池田真紀子も本出してるね。
25名無しさん@1周年:02/12/08 04:14
DHCでデビューし、その後、新潮社、角川書店、扶桑社、東京創元社で本を出している矢口悟という翻訳家もいるが。
26名無しさん@1周年:02/12/08 13:46
DHCの社員ってどんな感じ?いやなやつとかいる?
給料いいのかな?
27名無しさん@1周年:02/12/08 13:52
>>25
矢口誠っていう人じゃない?
2825:02/12/08 15:00
間違えました。すまん。矢口誠です。
29うんこちんちん:02/12/13 12:17
>26
だめ。
20代のバカ女の集い
30名無しさん@1周年:02/12/13 14:34
>栗原百代という人が新人賞を取った翻訳の賞

バベルのやつれすね。
3125:02/12/14 00:26
>29
社員が20代のバカ女ばかりってことですか。

>30
バベルの賞の内幕キボン。

ところで、スレ立てた人はどうなったのか。
32名無しさん@1周年:02/12/14 02:07
>31
HP見ると何千人も応募しているのにレスないね・・・。
1さん、失望しちゃったのかな。
次は私も応募するよ。
33名無しさん@1周年:02/12/14 03:51
文芸翻訳界および翻訳の賞の内幕知りたい。
でも、レスの少なさ見ると、こういうところにかかわらない人が応募してるのかな。
個人的な経験では、文芸翻訳は有力者のコネがないとどうしようもないね。
34名無しさん@1周年:02/12/14 15:06
>>29
でもここ給料いいらしいじゃん。30歳で年収どれくらい?
351:02/12/15 03:39
>>32
ここんとこちょっとめんどくさくなってレスが億劫になってました。
すいません。
何千人も応募してるんですか?
前回は英日部門だけに限ると千人程度だったし、今回は自分的には難易度がやや上がってると思ったので
前回より少ないと思ったんですが…
今から応募原稿読み返してみると、どうせ誤訳もちらほらあるんだろうけど
それ以上に文体の統一のされてなさが目に付きましたね。
凝った表現を使っても全体のバランスを考えるとちぐはぐというか。
語り口というか。
結局課題文を十分消化しきれてなかったのかな。
でもだからといって入賞作品が“無難な”語り口のものだったらそれはそれで腹が立つなあ。
36名無しさん@1周年:02/12/16 13:19
もう応募も締め切られたことだし、
この際原文と訳文を一部でいいからここに出して
いろいろ検討を加えてみたらおもしろいと
思うんですけど。

DHCではありませんが、私は翻訳関係の賞を選考した
経験があるので、選ぶ側からのアドバイスもできるかな、と。
37名無しさん@1周年:02/12/16 19:52
>36
選考経験者のかたが検討を!
私も「選考で某きーん氏に読んでもらえるかも?」
と某コンクールに応募した口なので、興味深いです。
1さん、是非、原文と訳文お願いします。


381:02/12/17 00:05
39名無しさん@1周年:02/12/17 02:09
読めないよ。
冒頭の一部でいいから原文と訳文をうぷしてちょ。
401:02/12/17 02:55
なんか恥の上に恥を重ねてるような…
まあ、でもいっちゃいますか。
以下は全部で3章(という数え方でいいか微妙?)からなる問題文の1章目です。

1.
In the end I shall be judged.
They will write about me in books and take care to explain me so badly
that it is better that I do it myself. They will write with the stupid
smugness of middleclass intellectuals, people of moral rectitude who
have never seriously placed themselves at risk. They have supported wars
they have not fought in, and damned companies they have not had the
courage to destroy. Their skins are fair and pampered and their bellies
are corseted by expensively made jeans.
They will write about me as a tyrant, a psychopath, an aberrant accountant,
and many other things, but it would never once occur to them that I might
know exactry what I am doing. Neither would they imagine that I might
have feelings other than those of a mad dog.
But they do not have a monopoly on finer feelings, as you shall soon see.
I cannot begin to tell you how I loathe them, how I have, in weaker
moments , envied them, how I longed to be accepted by them and how at
the first hint of serious threat from them I would not have the faintest
qualms about incarcerating them all.
The vermin, may they feast on this and cover it with their idiot footnotes.

411:02/12/17 02:55
1.

最後には私も裁きを受ける。
 彼らはご丁寧にも私のことをめちゃくちゃな悪党に書き立てるつもりだろうが、
私の手でやったほうがましというものだ。修羅場をくぐってないくせに道徳的正義を説く、
中産階級のインテリ連中の屁みたいな自惚れ。自らは前線に立たない争いに加担し、
面と向かってやりあう度胸は無いくせに企業を糾弾する。肌はすべすべで傷一つ無く、
高価なジーンズで腹を締め付ける。
 彼らの方は私のことを暴君、精神異常者、いかれた会計士だのと呼ばわりはしても、
私自身が自分のやっていることを完全に把握してるだなんて考えは微塵もないだろう。
私があの狂犬どもより人間らしい感情を持っているなんて。
 しかしおいおいわかるが彼らだけが繊細な感情の持ち主ではない。
私がやつらをどのくらい嫌悪しているかは言い尽くせない。彼らを妬み、
彼らに受け入れられたいなどとちらっと考えた瞬間がどれほどあったか。
最初に彼らからリアルな脅威の兆しを嗅ぎ取ったとき、彼らを追い込むのに
いかに何の咎めも無かったことか。
 害虫のような彼らはこれを楽しみ、アホな脚注でいっぱいにすることだろう。


一部代名詞等に変更を加えてますが、おおむね提出した原稿のとおりです。
4236:02/12/17 10:29
1さんどうもありがとう。

原文は、実に緊迫感に満ちた書き出しなんですね。
主人公はいったい何をやってしまったのか、
なぜ裁きを受けねばならないのか、それはどんな裁きなのか。
読者はドキドキしながら続きを読みたくなります。

タイトルは「War Crimes」とあるけれど、ここで
言われているのはどうやら本物の「戦争」ではなさそうですね。
続きを読んでいないので断定はできませんけど。

この種のコンテストの課題文には、かならずチェックポイントが
いくつか設けてあります。応募された訳文は、まずそのポイントが
どの程度訳せているかでふるいにかけるのですが、
いまある原文のなかでは、おそらく「I cannot begin to tell you 〜」が
そこでしょうね。

長くなったので続きはまたあとで。
4336:02/12/17 11:13
「War Crimes」が戦争犯罪ではないことは、
すでに1さんが書いておられましたね。失礼。

さて42に書いたチェックポイントとは別に、
応募された訳文を判断する基準はほかにもあります。
それは「原文に書かれていることを、どこまで忠実に
反映しているか」ということです。こう書くと抽象的ですが、
「訳し落としがないかどうか」と言い換えることもできます。

たとえば1さんの訳文では、
原文の2行目にある「books」と「explain」が訳出されていません。
さらに「They will write with stupid smugness 〜」の1文も、
訳文は原文と違って体言止めになっているので、これも原文の
構造を正確に訳出しているとは言えません。もちろん表現上の
効果をねらって、訳文を体言止めにすることもありますが、
ここでそれをやる必要があるかどうか。

また「訳し落とし」とはちょっと違いますが、
原文下から7行目の「a mad dog」は単数形なのに、
訳文は「狂犬ども」と複数になっているのも引っかかります。
441:02/12/17 14:13
>>36
解説ありがとうございます。
those of a mad dogについては私も不思議に思ってました。
thoseなのになぜa mad dogなのだろうと。
They will write with stupid smugnessからのところはまさに>>35で言った
凝った表現になってるかもしれません。
力量もないくせにおこがましいと、はねられるかな。
I cannot begin to tell youのところは確かに1章の中で一番難しいと感じたところでした。
よろしければ直訳でかまわないので模範解答を書いてくれればありがたいのですが。
2章以降は…気が向いたらまたやりたいと思います。
4536:02/12/17 15:04
>thoseなのになぜa mad dogなのだろうと
those = feelings です。

>力量もないくせにおこがましいと
そこが減点されるとしたら、「おこがましい」からではなく、
原文の意図に忠実でないからという、ただそれだけの理由です。
力量がある人なら、ああいう訳をしていいということではありません。

>模範解答を書いてくれればありがたいのですが
翻訳には「模範」も「解答」もありません。それに気がつくことが、
翻訳者になる第一歩と言っても過言ではないでしょう。
逆に言えば、すぐに「模範」や「解答」を求める人は、
いつまでたってもプロにはなれません。
しかし観念論みたいなことを話しても始まりませんね。
「I cannot begin to tell you 〜」の1文は、いくつもあるhow節の
時制がなぜ異なっているのでしょうか。
もしかしたら、時間とともに「they」に対する主人公の感情が
変化しているからでは? いまは嫌いだけど、うらやましかった
こともあったわけでしょう?
それを裏づける内容がその後に出てくるかどうか確かめないことには、
訳しようがありません。
46513:02/12/17 23:04
大変興味深いです。
1さんも訳文を出してくださってありがとうございます。
上記のことを参考にして、私も翻訳し、
できあがったらこちらに書きこみます。
コンクールに応募しても批評してもらえることはないので、
時間を割いて返答していただけるのが羨ましいくらいです。
4746:02/12/18 01:42
>46
名前にヘンな数字を入れてしまいました。
48名無しさん@1周年:02/12/18 03:19
短編全体のあらすじと主人公についての解説キボン。
あと、何頁くらいの短編で、そのうち課題は何頁なのかとか。
ざっと見ると、誤訳がいくつかありますね。このくらいの分量にしてはちょっと多いと感じます。
4948:02/12/18 03:21
あらすじと主人公についての解説が書けるというのは出版社でリーディングの仕事がもらえる最低の条件です。
50名無しさん@1周年:02/12/18 12:51
>48
具体的にどこが誤訳なのか指摘してあげてください。

それから提案ですけど、基本的にここはsage進行にしませんか?
5148:02/12/19 02:43
36さんが指摘してるののほかに、ここも、と思うところがあるのですが、なにぶん、全体がわからないので、うかつなことは書けないのです。
全体がもっとはっきりしていて、時代は現代なのか、過去なのか(ピーター・ケアリーは19世紀の話が多いのですが)、主人公はいくつくらいで、どういう人なのか(イギリスの労働者階級らしいことはわかりますが)、そういうことがわからないと。
私は一応、大学の英語講師で、翻訳書もある人間です。
5236:02/12/19 14:31
>48
たしかに原文がこれだけでは、判断しかねることも多々あります。
私も問題箇所すべてを指摘したわけではありません。

しかし1の訳文に「誤訳がいくつかある」と
断定しておられる以上、与えられた原文の範囲内で、明らかに誤りと
判断できるところがあるのだと思いました。
しかし「全体がわからないので、うかつなことは書けない」と
おっしゃるのであれば、「誤訳」と決めつけるのは行き過ぎでは
ないでしょうか。

翻訳学習者が、自分の訳文について細かい批評を受ける機会は、
実はあまり多くありません。「ここは誤訳です」と言われても、
どこがどうして間違っているのか、詳しく解説してもらえないのです。

たまたまこのスレでは、こちらの呼びかけに応じて、
1さんが原文と訳文を出してくださいました。
私はその勇気に敬意を表して、なるべく学習者の助けになるような形で
原文と訳文を検討し、意見をたたかわせることができればと思っています。
48さんにも、専門家としての見地から、「この解釈には疑問があるが、
物語の背景はどうなっているのか」といった貴重なご意見を期待します。
5346翻訳勉強中:02/12/19 18:28
私の翻訳は以下のようになりました。
1さんや先生方の意見がいただけたら光栄です。

最終的には、私は裁かれることになろう。
あいつらは私に関するあれこれの本を書き、私のことをあまさず解説しようとするだろうが、
そのまずいことといったら、私が自分でしたほうがよっぽどうまいというものだ。
中産階級のインテリたち、決して本気で危険に身を投じたことのない道徳的廉直な輩、
そういうやつらのくだらない自己満足で書かれることになるのだ。
あいつらは自分たちが実際に戦ったこともない戦争なんかを支持し、
自分では打倒する勇気がないような企業なんかをも非難している。
皮膚は真っ白で手入れが行きとどき、腹には贅沢なデニム製のコルセットをつけて。
あいつらは私を暴君、精神病質者、悪徳会計士、その他もろもろの奴として書くだろう。
だが、私が自分のしていることを正確に理解している可能性については、万一にもやつらの考えには及ばないだろう。
ましてや、気狂いなんかとは違う意識を持っているかもしれないなどとは、想像もしないことだ。
いや、すぐに分かることになるだろうが、やつらに鋭い感覚などを専売特許にする権利などないのだ。
私がどれほどやつらを嫌悪しているか、今よりも意志薄弱だったときには、いかにやつらを妬んだか、
どれほどにやつらに認められたがったか、そしてやつらから本気でおびやかされる兆しを初めて見たときには、
いかに私がやつら全員を刑務所送りにすることにわずかの良心の呵責すら感じまいとしたか、
そんなことは話してわかるものなどではないはずだ。
人間のくずどもを、やつらはこのことでおおいに楽しませ、まぬけな脚注でそれを擁護することもあるだろう。
5448:02/12/20 02:03
53さんが訳文を書いてくれたので、助かりました。
二人の訳を比べて違っているところがいくつかありますが、おおむね、53さんの方が正しいと言わざるを得ません。
もちろん、解釈が複数考えられる部分がありますが。
1さんはぜひ、53さんの訳を自分のと比べてみてください。
ただ、最後の1行はどちらも間違っています。これはこうなります。
「虫けらどもめ、この本をごちそうにして、足跡でおおいつくすがいい。」
なお、フットノートは脚注と虫の足跡がかけてあると思います。虫は本につく虫でしょう。
thisを本としたのは、やつらが本を書く前にこっちが書いてやる、という冒頭の言葉から判断しました。
mayなんとか、というのは、may your days be merry and brightという歌がありますよね、ホワイトクリスマス。
何何がこうでありますように、ということです。
5553:02/12/20 02:27
>54
解説をありがとうございます。
ご指摘のように最後の行がいちばん不安でした。
私はthisを「私のことを書き立てること」と漠然としたものにとってみました。
なお、The verminは「紙ダニ」と呼ばれるものだと思いましたが、
それではあまりに断定的だと、ずいぶん迷いました。
「虫けらどもめ」はぴったりの訳ですね。迷いも吹っ切れました。
それからmayの用法なのですが、祈願文は文末に「!」が必要ではないのですか?
そのためにあえて翻訳は目的語を前置したための倒置ととったのですが。
itは「本」をさすのですね。bookが冒頭に出たきりなので迷いました。
どうもありがとうございました。




561:02/12/20 04:28
ははは、スレを立ててみたものの自分の実力のなさを露呈しただけのようですね。
私の訳には誤訳が多いばかりか、53さんの訳で読んでみると私が最初つまらない
と評したこの短編が結構面白そうに感じられるところをとっても完敗です。
とはいえこのスレを立てた当初の目的は来年の三月の結果発表の前に自分が
どのくらいまで行けそうか知ることだったので、それは明らかになったので満足しています。
つまり今回はだめだろうと…
やはり本気で翻訳家を目指すならペーパーバックを数冊読んだくらいではだめですね。
もう少し専門的な勉強の必要性を感じました。
でも時間があれば課題文の残りの部分も懲りずにUPしてみようかと思います。
5736:02/12/20 12:25
>1
そう悲観することはありませんよ。
最初は誰だってまちがいだらけです。

>48
私の持っている辞書には、
footnoteに「足跡」という意味はないのですが、
そう解釈される根拠はどこにあるのかお教えください。
私は「見当違いの注釈を好き勝手に加えるがいい」ぐらいの意味だと
とったのですが。

それから冒頭の「write about me in books」ですが、
これはほんとうに主人公のことを書いた本が出る、という
ことなのでしょうか。booksに冠詞がないのが妙に気になって。
勘ぐりすぎだと思うんですが、booksだと「帳簿」の意味もありますよね。
5853:02/12/20 18:06
>1
36さんのおっしゃる通りです。
私は1さんの翻訳と36さんのご指摘を読んでから翻訳しました。
いわば「カンニング&指導者つき」で翻訳したようなもの。
実力ではありません。それに応募もしていません。
できれば第2章の原文だけを先にUPしてもらえませんか?
他にも翻訳したい人がいるかもしれないので。
May the force be with you!
(↑私たちがひっかかった構文です。「スター・ウォーズより」)
59名無しさん@1周年:02/12/20 18:42
age
601:02/12/21 03:28
スペリングミスもあるかもしれませんがとりあえず
2.
The most elegant Barto was driving the car, a Cadillac Eldorado with
leaking air-conditioning. In a purple T-shirt and waist-length fur coat,
he looked the very embodiment of sexual decadence; his shoulder-length
raven hair, his large nose and chin made him as severely handsome as
an Indian on a postage stamp.
Beside him, I felt graceless and boring. My trousers were shapeless
and baggy. My hair was tangled and knotted, my glasses filthy, and
my unshaven face looked pasty, patchy and particularly unhealthy. It was
a face made to appear in the dock, a poor man's face, squinting nervously
into the future.
I had filled the trunk of the Eldorado with an armoury of modern weapons
but I carried a small .22 under my arm. The .22 is a punk's weapon.
It was my secret and I shared it with no one.
Barto kept a Colt .45 in the glove box. It was big and heavy and perfectly
melodramatic. "If it doesn't scare the cunts to death we can always
shoot them."
611:02/12/21 03:29
It was a hard time and only the most unconventional methods were succeding
in business. Certainly we didn't look like the popular image of businessman.
We were special. Once you appreciated the power we held, you could only
be astonished at our cleverness. For me, my grubbiness had become a habit
so long ingrained that it is difficult to think back to how it started
or why it continued. But it was, finally, a perverse identification with
the poor people I was raised amongst. Excepting the years when I was
a young accountant, I have continued to wear the marks of my caste for
they are stamped, not only on my face, but also on my poorly fed bones.
No matter what rich clothes I wore, I would deceive no one. So I wear
them proudly. They stink. The most casual observer will know that I am
someone of great note: to dress like a beggar and be given the accord
due to a prince. It was a costume fit for an age which had begun by
proudly proclaiming its lack of regimentation and ended railing at its
own disarray.
621:02/12/21 03:30
Unemployment had become a way of life and the vagabonds had formed into
bands with leaders, organizations and even, in some cases, apocalyptic
religions whose leaders preached the coming of the millennium. These
last were as rare as threatened species, cosseted, protected and filmed
by bored journalists eager for symbols of the times. The rest of the
bands roamed the country, godless, hungry and unpublicized.
We saw only one group on the six-hundred-mile journey north. They were
camped by a bridge at the Thirty-two Mile Creek. As we approached they
attempted to drag a dead tree across the road.
I felt Bart hesitate. The cowboy boot came back off the accelerator,
making a stoned decision at eighty miles an hour.
"Plant it," I said. I said it fast and hard.
He planted it. The Cadillac responded perfectly. I heard the crunch
of breaking wood. Tearing noises. Looking back I saw two bundles of rags
lying on the road.
"Shit." The word was very quiet. I looked at Bart. He looked a little
pale.
"How did it feel?"
He considered my question. "I don't know," he drawled out the words,
beginning to luxuriate in the puzzle they contained, "just sort of soft.
Sort of ..." he furrowed his brow, "sort of did-it-happen, didn't-it-happen
type of thing."
631:02/12/21 03:33
I leant into the back seat and pulled up a bag of dope and rolled an
exceedingly large trumpet-shaped joint. The Cadillac devoured the miles
while the faulty air-conditioner dripped cold water onto Bart's cowboy
boots, and I thought once again how genuinely strange our lives had
become. I often stepped back and looked at myself from the outside. I
was unthinkable to myself. Now I found it amazing to consider that only
a week ago I had been making a most unconventional presentation to a
highly conservative board of directors. The success of presentation
was the reason we were now heading north in this elegant car.
The board, of course, knew a great deal about us before we made the
presentation. They were prepared for, and wanted, the unconventional.
They expected to be frightened. They also expected to be given hope.
Given their desire to believe in us, it would have been exceedingly
dificult to do the presentation badly.
I dressed as badly as they would have expected me to, and spoke as
arrogantly as they had been led to expect I would. There was nothing
terribly original in the way we analysed the ills of the frozen meals
subsidiary. It was simply professional, a quality that was lacking in
the subsidiary's present management. We presented a market analysis,
and pointed out that their company was in a unique position to take
advantage of the present economic conditions. We presented a profit
projection for the next twelve months and claimed a fee of half this
figure, or whatever profit was finally delivered. If there was no profit
we would ask for no fee. This money was to be deliverd to us, in whatever
way their lawyers could discover, tax-free.
641:02/12/21 03:34
We demanded complete autonomy during those twelve months and asked the
board's guarantee that they would not interfere.
It was not difficult to imagine that they would buy it. They were making
heavy losses and we were obviously confident of making considerable
profits. In addition I had two successes behind me: a pharmaceutical
company and a supermarket chain, both of which had been rescued from
the hands of the receivers and turned into profitable businesses.
It would never have occurred to them that now, on this road hesding
towards their factory, I would be so tense and nervous that my stmach
would hurt. I had gained a perverse pleasure from their respect. Now
I would live in terror of losing it.
Outside the car, the scrub was immersed in a hot haze. The world seemed
full of poisonous spider, venomous snake, raw red clay, and the desperate
face of disenfranchised men.
651:02/12/21 05:02
究極のゴージャス野郎バートはエアコンのいかれたキャデラック・エルドラドを駆る。紫のTシャツに毛皮のコートを着て、彼はまるで性的頽廃の権化だ。肩まで伸びた漆黒の髪、大きな鼻と顎のおかげで、彼は切手に写ったインディアンのようにハンサムに見えた。
彼と比べると、俺はぱっとしない退屈野郎だ。ズボンは皺が寄ってぼろぼろだ。髪の毛はもつれ絡み合い、眼鏡はあぶらじみ、無精ひげの生えた顔は生っ白く、造作はいいかげんでまったくもって不健康だ。被告席用の顔であり、明日の見えない貧乏人の顔だ。
キャデラックのトランクには最新兵器が積んであるが、俺自身は脇に22口径を吊るしている。この22口径はあるチンピラの物だった。その由来は秘密で誰にも話したことはない。
バートはグローブ・ボックスに45口径を入れている。でかくて重くてどこまでもメロドラマ的だ。「このでかいブツを突っ込まれても昇天しなきゃ、先から火が吹くだけの話さ」ときた。
661:02/12/21 05:05
厳しい時代で、ビジネスではもっとも型破りな方法だけが成功を収めていた。
俺たちは決して一般的なビジネスマンに見えないだろう。そりゃ普通じゃない。
俺たちの持つ力に触れれば、俺たちの頭のよさに驚くばかりだろう。
翻ってみるに、俺の薄汚れた外見は身に付いてあまりに長いので、
どのような経緯で始まりなぜ続いてきたのか思い出すのが難しい。
しかしそれが結局、貧しい環境で育った俺のような人間のままならない身分証明となるのだ。
俺は若き会計士時代を除いて、顔ばかりか貧弱な体格にも表れる己のカーストを纏い続けた。
どんな高い服を着たって世間の目はごまかせない。だから俺は誇りを持って着るのさ。
臭うやつをな。よほどのうっかり者は俺を名家の出だと思うことだろう。
乞食のような格好をして王子への敬意を浴す。組織体系の欠如を誇り高く宣言して始まり、
その無秩序を罵って終わった時代にふさわしいいでたちだった。
671:02/12/21 05:08
失業が世の流行りとなり、浮浪者は指導者を戴き集団を形成し、組織化され、
あるケースでは指導者が千年王国の到来を説く黙示録的な宗教さえ生まれた。
この種のものは絶滅危惧種のように保護され、ネタに飢え時代の象徴を求める
ジャーナリストによってフィルムに収められた。残りの集団は田園を散策し、
神とも無縁で、腹を空かせ、記録も取られなかった。
俺たちは北への1000キロあまりの旅の途中でそのうちの一つに出くわした。
彼らはサーティ・トゥー・マイル・クリークの橋のそばでキャンプしていた。
俺たちが通りかかったとき枯れ木を引いて道路を横切ろうとしていた。
バートがためらっているのがわかった。カウボーイブーツをアクセルにかけて
時速100キロの中で決断を下せずにいた。
「突っ込め」俺は素早く強く命じた。
 バートは突っ込んだ。キャデラックは完璧に反応した。木材を引き裂く音が響いた。
耳を劈くほどだ。振り返ると千切れた木の塊が二つ路上に転がっていた。
「くそ」小さく声がした。俺はバートを見た。かすかに青ざめている。
「どんな感じだった?」
 しばらく考えてから、「どうだろうな」気をもたせるように言葉を溜めてから吐き出し、
自分でもその過程を楽しんでいるようだった。「ぐにゃっとしたものを…」眉を顰めて
「やったのかやらなかったのかもはっきりしないぐらいで」
681:02/12/21 05:11
 俺は体を倒して後部座席からヤクを一包み取り、とびきりでかいトランペット型の
マリファナ煙草を巻いた。キャデラックはエアコンが故障したまま旅路を走りバートの
カウボーイブーツに冷たい滴を垂らし続けてきた。そしてどんなに俺たちの生活が
一変してしまったかに思いを巡らせた。俺はよく来し方を振り返り、一歩引いたところから
自分自身を見つめる。自分であきれるほどだ。つい一週間前には恐ろしく保守的な
役員会相手に至極くだけたプレゼンテーションをしていたとは驚き桃の木。
そのプレゼンの成功こそが俺たちがこうしてエレガントな車で北に向かっている理由だ。
 役員会はもちろんプレゼンの前に俺たちについて多くを知っていた。
彼らは身構え、かつそれを望んだ。型破りなるものを。びっくりさせられることを期待していた。
希望を与えられることも。彼らの俺たちを信じたいという欲求を考えれば、
プレゼンを失敗するほうが難しいというものだった。
 俺はお望みどおり最悪の服装をして、期待されるほどに偉そうに喋った。
俺たちが冷凍食品を作る子会社の問題を分析するやり方はおそろしいほどオリジナリティが無かった。
要は専門家の問題だ。それが子会社の現在の運営に欠ける資質だ。
俺たちは市場分析を提示し、会社が現在の経済状況を利用できるうまい位置にいると指摘した。
俺たちは次の十二ヶ月期の利益の見積もりを出し、手数料としてその半分を要求した。
たとえ利益が最終的にどんな数字になろうともだ。もし利益が無ければ手数料も要らない。
彼らの弁護士がどんな手を使うか知らないがこの金は無税で俺たちの手元に渡ることになっている。
691:02/12/21 05:13
俺たちはこの十二ヶ月の間完璧な決定権を持ち、誰にも邪魔させないという保証を役員会に求めた。
 彼らがこれを呑むのは目に見えていた。彼らは多額の損失を出し続けていて、
俺たちは確実な利益を出す自信があった。加うるに俺には以前に二つの成功例があった。
製薬会社とスーパーマーケットのチェーンで、二つとも管財人の手に渡る寸前で俺によって救い出され、
今では優良企業だ。工場に向かうこの路上で俺が緊張と不安のあまり胃が痛くなろうとは、
彼らも決して考えなかっただろう。俺は彼らの尊敬に邪悪な喜びを見出していた。
今俺はそれを失う恐怖の中にいるのだった。
 車窓の外は潅木地帯がむっとする靄の中に沈んでいた。世界は毒蜘蛛と、
毒蛇と、赤土と、解放を求める男たちの絶望的な顔に満ちているようだった。
7036:02/12/21 12:39
1さん、長い文章をアップありがとうございます。
ただ欲を言えば、原文とそれに該当する訳文を同じレスで、
もしくは交互に出していただけたら読みやすかったです。

ではとりあえず65の訳文で気がついたことを書きます。

「waist-length」
これが訳出されていません。ただ「毛皮のコート」では、
女性がよく着るような、足元までの長さのコートを
連想しませんか?

「a face made to appear in the dock」
これは私も確信が持てないのですが、「dock」は被告席の
意味なのでしょうか。あとに「貧乏人」とありますから、
造船所のドックの可能性はないでしょうか。

「squinting nervously into the future」
これが「明日の見えない」という訳に該当するところだと
思われますが、ちょっとはしょりすぎかも。
まったく明日が見えないわけではなく、
現状にいらだちを覚え、未来に希望が持てず、
「どうせこの先もいいことなんかねえんだよ」と、
斜に構えた見方しかできない、という意味だと思うのですが。
7136:02/12/21 12:40
70の続きです。

「The .22 is a punk's weapon.」
これは実際にチンピラから譲り受けたのでしょうか。
バートが持つ45口径と比較して、
「22口径はチンピラが持つ程度の(しょぼい)武器」
という解釈も考えられます。

「If it doesn't scare the cunts to death we can always shoot them」
このcuntは「女性性器」の意味ではないでしょう。
「アホどもがこれを見てマジでびびらないようなら、
いつでもぶっぱなしてやる」と45口径の威力を盾に
いきがっているのでは?
72名無しさん@1周年:02/12/22 02:22
>>70
なんかむずかしいね。
73名無しさん@1周年:02/12/22 08:00
初めてレスさせていただきます。実はわたしは応募しようとしてできなかった
挫折組なのですが、どうしてもわからなかったことがひとつあります。
それは、主人公の相棒バートの名前なのですが、初めはBartoと
つづられていたのが、途中でBartに変わったと記憶しています。これは
いったいどうしてなんでしょう?もしタイプミスならホームページにその旨
出るだろうと思っていたのですが…そのうちなんか自信がなくなって
応募をやめてしまいました。
741:02/12/22 17:55
>>73
私は単にBartは愛称なんだと思いましたが。
ちょっと気にはなりましたが。
75名無しさん@1周年:02/12/23 00:34
結構味があっていい英文ですよね。ストーリーも面白いし。
これがあのDHCのやってることとは思えない。
「ナンバーワン」を連呼する安っぽいCM、2CHでも一時期話題になった
枯葉剤使用の化粧品、さらにそれを指摘されてひろゆきさん相手に起こした
6億円の訴訟・・・。過去には週間新潮だか現代を相手に10億円訴訟なんてのも
ありましたね。
7675:02/12/23 00:36
社長が水商売出身で役員はみんなホステス上がりとかいうレスも見ました。
怪しい通販化粧品が本業ならば一連のスキャンダルも理解出来ますが
元来地味な翻訳業が本業でしょ。なんだかやってることにギャップがありすぎ。
まあ水商売が下品で翻訳業が高級とか言う気はありませんが・・・。

社長は噂通り水商売上がりなの?もしそうなら、なんで翻訳業をやりだしたの?
誰か教えて下さい。
7753:02/12/23 18:57
1さん、長い原文をありがとうございます。
とりあえず、私はこんなふうに訳しました。
当方の事情で、クリスマス以降年明けまで
「読めても書き込めない」状態になります。よって急いで翻訳し、こなれているかどうか不安ですが。

@
最高に優雅なバルトは車を、冷房漏れしているキャデラック・エルドラドを、
運転していた。紫のTシャツに毛皮のジャケットを着て、やつはまさに性堕落
の権化に見え、肩までの長さの真っ黒な髪と大きな鼻やあごのせいで、切手
絵柄のインディアンみたいにすっきりとハンサムだった。やつのそばでは、
見放された気分になりうんざりした。私のズボンは不恰好でだぶだぶだった。
髪はもつれてからまり、眼鏡は汚れ、髭を剃らない顔は青白くまだらで、とり
わけ不健康に見えていたろう。これはドックで見かけそうな顔だった、前途を
いらいらと斜に構えて見る貧乏人の顔だ。エルドラドのトランクは最新式武器
庫に占められているが、私は傍に小さな22口径を携帯していた。22口径はくだ
らない武器だ。このことは私の秘密で、誰にも漏らしたことはなかったが。
バルトはグローブボックスに45口径コルト式を入れていた。
でかくて重くて、まったくもって芝居がかっている。
「うすのろどもが、びびらない気ならいつでもぶっぱなしてやるぞ」

A
7853:02/12/23 19:00
A
厳しい時期で、まったく因習にとらわれない方法だけがビジネスで成功
していた。確かに、私たちは一般的なビジネスマンの典型には見えなか
ったろう。我々は特別だったのだ。いったん私たちの持つ力を知ったら
、その賢さに驚くことしかできないだろう。私にとっては、薄汚さは癖
になって久しく、身にこびりつきすぎ、どう始まりなぜ続いているのか
など思い出すのも難しいことだ。だか、それは結局、私が交じって育っ
た貧乏人たちとの逃れられない一体感だったのだ。青年会計士だった数
年を除けば、私は自分の階級の印をずっと身につけ続けている。顔だけ
でなく貧弱に育った骨にまで、その刻印をおされているのだから。どれ
ほど高価な衣服を纏ってみても、誰一人としてだまされたりはしないだ
ろう。だからこそ、私はそういうものを得意になって着ているのだ。ひ
どく不評ではあるのだが。よほど無頓着なものが見ないかぎりは、私が
乞食のような格好をして実は君主より認可を与えられているような偉大
で有名な誰かだとは、まず思うこともないだろう。それは管理統制の欠
如を高々と宣言して始まり、己の混乱を罵って終わった時代にふさわし
い衣装だった。

7953:02/12/23 19:03
B
すでに失業が一つの生活様式になっていて、放浪者たちはそれぞれの指
導者や組織をかかげて、いくつかはキリスト至福千年の再来を解く者が
率いて黙示録的宗教などをかかげて、さまざまな集団を作るようになっ
ていた。後者のは危機にさらされている種のように珍しく、時代の象徴
を熱望する退屈したジャーナリストなんかに珍重され、保護され、写真
に収められた。残りの集団は神など無縁で、空腹で、公表されることも
なく、国土を放浪していた。我々は北への600マイルの旅で、一集団に
だけ遭遇した。やつらは32マイル・クリークという場所の橋のそばで
キャンプをしていたのだ。近づいていくと、やつらは道路の反対側に枯
れた木をひっぱろうとしていた。私はバルトがちゅうちょしているのを
感じた。カウボーイ・ブーツはアクセルから離れ、時速80マイルでと決
断したようだった。
「踏めよ」
私は素早くきつく言った。やつはアクセルを踏んだ。
そして、キャデラックは完璧な反応を見せたのだ。
木が砕かれるバキバキという音が聞こえた。猛烈な音だ。
振り返ると、道路には木片が2つの束になって見えた。
「ちっ」
その言葉はやけに静かだった。私はバルトを見た。
やつはいくらか青ざめているようだった。
「どんな感じだったよ?」
やつは私の質問で少し考えたようだった。
「わかんねえよ」やつはその言葉をわざと引き延ばして、
その言葉が含む当惑というものにふけり始め、
「ただ、なにかはっきりしないというか」と眉根に皺を寄せて言った。
「実際に起こったのか、起こってないのかというような種類のもんだな。」

8053:02/12/23 19:05
C
私は後部座席に体を傾けて麻薬の袋を引っ張り出し、ばかでかいラッパ
状のマリファナたばこを巻いた。壊れたエアコンがバルトのカウボーイ
・ブーツの上に冷たい水をぽたぽたと垂らしたまま、キャデラックは何
マイルも何マイルもやみくもに突き進み、私はもう一度、私たちの生活
がどれほど正真正銘奇妙になってしまったか考えた。私は何度も一歩ひ
いて、外側から自分を眺めてみた。私というやつは自分自身でもとんで
もない存在だった。ほんの一週間前はひどく保守的な取締役会のために
最高に革新的なプレゼンをしていたなんて、そんなこと考えるのは今と
なっては驚くべきことだと分かったぐらいだ。その成功が、今この優雅
な車で私たちが北へ向かっている理由だ。取締役会はもちろん、プレゼ
ンをする前から私たちについてかなり知っていた。やつらは心構えをし、
求めていたのだ、革新的なものを。やつらはぎょっとさせられると期待
していたのだ。それに希望を与えてもらえるとも。我々を信じたいとい
う切望があったのだから、あのプレゼンをまずくやるほうがずっと難し
かったろう。私は期待されていたどおりにひどい服装をして、やつらが
私に期待するよう仕向けた傲慢な話し方をした。冷凍食品子会社の不備
を分析する方法には、たいして独創的なものはなかった。単に専門的な
ことで、その子会社の現在の経営に欠けている資質だった。私たちは市
場分析を提示し、やつらの会社が現在の経済事情を利用するのに比類の
ない好位置にいると指摘した。今後12ヶ月間の収益見積もりを提示し、
その数字の半分を報酬として要求した、すなわち最終的にどのくらいの
収益がもたらされたとしてもだ。収益がなければ、報酬も求めない。
この金は、やつらの弁護士が見つけなんかしらの方法で、免税で渡され
ることになっていた。

8153:02/12/23 19:07
D
私たちはこの12ヶ月間は完全な自主権を要求し、干渉しないという
取締役会の保証を求めた。
やつらがそれを呑むだろうとは簡単に想像できた。
やつらはそうとう大きな損失をだしていて、私たちは確実にかなりの
収益を得る自信があった。
それだけではなく、私には過去に製薬会社とスーパー・チェーンという
2つの成功もあり、その両方ともが管財人管理下から不法奪回し、
優良企業へしてやったものだった。
今、こうしてやつらの工場へと向かう道で、私が緊張と不安のあまり
胃が痛くなろうとは、あいつらには決して思いつきもしなかったこと
だろう。
私はやつらの尊敬から、邪悪な快楽を得つづけていたのだ。
今や、私はそれを失うことに怯えて生きることになろう。
車の外では、雑木林が陽炎に沈んでいた。
世界はまるで、毒蜘蛛や毒蛇、未開の赤土と市民権を剥奪された男たち
の絶望的な顔でいっぱいのようだった。

82名無しさん@1周年:02/12/24 09:44
>>76
DHCは昔「大日本翻訳センター」って言ったんだよ。だからDHC。
安い学生のバイト使って始めた翻訳業務がそもそもの本業。
83名無しさん@1周年:02/12/24 10:59
大学翻訳センターです
8436:02/12/24 14:17
>66

「my caste」
確かに訳しにくい言葉ではありますが、おそらく審査では、
これをどう処理するかがひとつのチェックポイントになるでしょう。
もちろん、「カースト」とそのままにするのではなく、
見当違いに陥る危険は承知のうえで、何か訳語を考えだそうとする
態度のほうが高評価です。

「someone of great note」
これは「名家の出」というほど大げさではないと思います。
たしかにあとにprinceという言葉は出てきますが、それは
あくまでたとえでしょう。
「ひとかどの人物」ぐらいの意味ではないでしょうか。
8536:02/12/24 14:18
84続き。

「someone of great note」
これは「名家の出」というほど大げさではないと思います。
たしかにあとにprinceという言葉は出てきますが、それは
あくまでたとえでしょう。
「ひとかどの人物」ぐらいの意味ではないでしょうか。

「: to dress like a beggar and 〜」
ここはコロンの直前の文を受けているところ、つまり
that節の説明または補足になっているので、訳文にもそれを反映させる
必要があります。水前寺清子の歌に「ボロは着てても心は錦」なんてのが
ありましたね。
8636:02/12/24 18:05
84と85で、一部重複があります。失礼しました。
8753:02/12/24 18:31
>84/85
大変参考になりました。
本当は36さんの講評を読んでから・・・と思っておりましたが、
当方システムの関係上、今日明日中にも書き込みが不可になりますので、
失礼とは思いましたが、先に私の翻訳を書き込ませていただきました。
翻訳とは奥が深い。正確さだけではなく、翻訳態度も評価の対象なのですね。
選考しているかたがたは、やぱりプロだと感じます。
講評の続き、楽しみにしています。
88名無しさん@1周年:02/12/29 22:36
age
8936:03/01/03 22:18
正月休みを利用して、原作を買って読んでみました。
いやはや、何だかすごい話ですね。あまりに難しくて、
翻訳コンテストの課題文にするには、ちょっと不適切な感があります。

まあ、これで全体のことがわかったので、1さんの訳文の残りについても、
気がついたことをおいおい書いていこうと思います。
901:03/01/04 01:38
36さん、そこまでしていただいて恐縮です。
正直全部読んでも何が言いたいのか良くわからない話ですよね。
結局題名のWar Crimesはどう訳すべきなんでしょうかね。
遅くなりましたが課題文の範囲の最後の3章分です。
3.
The factory belched smoke into the sky and looked beyond saving.
We parked by the bridge and watched white-coated men in an aluminium
boat inspect the dead fish which were floating there.
The dead fish and the foul smoke from the plant assumed the nature
of a feverish dream. Flies descended on our shirt backs and our faces.
We waved at them distractedly. Through the heat haze I observed the
guard at the factory gate. His scuttling behaviour seemed as alien
and inexplicable as that of a tropical crab. It took some time to
realize that we were the object of his uncertain attentions: he kept
walking out towards us and shouting. When we didn't respond, he
quickly lost all courage and nervously scuttled back to his post.
The Cadillac was confusing him.
工場が空に煙を吐き出す姿は、救い難いように思われた。車は橋のそばに停め、
俺たちはアルミニウムのボートに乗って川面に浮かぶ死んだ魚を調査する
白いコートを着た男たちを眺めた。
 死んだ魚や工場から出る煙はまるで熱病に冒されたとき見る夢の様相を呈していた。
背中や顔にハエがたかってきた。俺たちはそれをうるさげに掃った。
熱をはらんだ靄越しに工場の門に立つ守衛に注意を向けた。ちょこまかと
動き回る様子は熱帯の蟹のように風変わりで意味不明だった。ふとやつが
なんとなく気にしているのは俺たちだと気付いた。やつはこっちに向かってきて喚いた。
俺たちが取り合わないでいると、やつは急に関心をなくして神経質そうに
ちょこまかともとの位置に戻っていった。
 キャデラックがものを言ったようだ。
911:03/01/04 01:41
Around the plant the country was scrubby, dense, prickly and unattractive.
Certain grasses betrayed the presence of swamp and the air itself was
excessively humid and almost clinging. The prospect of spending twelve
months here was not a pleasant one.
Behind the anxious guard the factory stood quietly rusting under a heavy
grey sky. It looked like nothing more than a collection of eccentric
tin huts. One might expect them to contain something dusty and rotten,
the leftovers from a foreign war in disordered heaps, broken instruments
with numbered dials and stiff canvas webbing left to slowly rust and decay.
Yet the plant was the largest frozen food processing and storage facility
in the country. The storerooms, at this moment, contained one and a half
million dollars’ worth of undistributed merchandise, household favourites
that had lost their popularity in the marketplace. It was hard to reconcile
the appearance of the plant with the neat spiral-bound report titled
“Production and Storage facilities”.
工場のある一帯は潅木が生え、そればっかりで、おまけに棘もあって、
おもしろくもくそもなかった。ある種の草は湿地の存在を曝け出し、
空気そのものが異常にじめついていて粘着質ですらある。ここで過ごす十二ヶ月は
さぞ楽しかろう。
 心配性の守衛の背後で重い灰色の空の下、錆びゆく工場が佇んでいた。
どう見てもとっぴなブリキの小屋の寄せ集めがいいとこだ。ほこりっぽくて
腐っていそうだ。数字の刻まれた電話のダイヤルや、硬いキャンバス地の革紐などの
ガラクタからなる、無秩序な堆積物の上で行われた外国の戦争の残り物が、
ゆっくり錆び、腐るとこんな感じになるかもしれない。
 しかし工場は国内で最大の冷凍食品加工と貯蔵を兼ねる施設である。
貯蔵室にはそのとき市場で人気を失った家庭食品150万ドル相当の在庫があった。
工場の外観と小ぎれいな螺旋綴じの報告書の題名「製造及び貯蔵施設」
を結びつけるのは難しい。
921:03/01/04 01:44
I knew at that moment I didn’t want to go anywhere near that plant.
I wanted to be in a nice bar with soft music playing, the air-conditioning
humming, a little bowl of macadamia nuts and a very long gin and tonic
in front of me. I got back into the Cadillac and took some Mylanta for
my stomach.
At the gate the guard seemed reluctant to let us in and Bart pulled out
the Colt. It was an unnecessary move but he enjoyed it. His gangster
fantasies had never been allowed for in corporate life.
He looked like a prince of darkness, standing at the gate in a purple
T-shirt, a fur coat, the fingernails of his gun-hand painted in green
and blue. I smiled watching him, thinking that capitalism had surely
entered its most picturesque phase.
 俺はそのとき自分が工場の近くに行きたいなどと思ってないことに気付いた。
エアコンが低く唸る素敵なバーで音楽を聴きながら、マカデミアナッツの入った
ボウルとジントニックの長いグラスが置かれていればそれでいい。俺はキャデラック
に戻って胃薬を取った。
 ゲートで守衛がしぶしぶといった様子で俺たちを通すとバートはコルトを抜いた。
必要の無い動作だが彼は楽しんでいた。彼のギャング憧れは組織の中では受け入れられなかった。
 ゲートに立つ彼は紫色のTシャツと毛皮のコートを着て、銃を握る指の爪は
緑と青に塗られていて、まるで闇の世界の王子のようだ。俺は彼を眺めながら、
資本主義が最も絵になる場面は今だなと一人ごち、笑みがこぼれた。
9353:03/01/06 18:58
1さん、原文と訳を写してくださってありがとうございます。
翻訳家になれば、36さんみたいな方と仕事ができるんですね。
あと10年、40才までに翻訳の仕事ができるようになりたいなあ。
9436:03/01/07 16:45
>67
念のために原書では、61と62にアップされた訳文のあいだに
「They were, surely, the Last Days.」
という1文が入っています。

「the vagabonds had formed into bands with leaders, organizations and …」
ここはband → organization → religion の順で組織化が
進んでいることを意識したほうがいいでしょう。どうもこの作家は、こんな風に
段階を踏んで表現を強めていくのが好きなようです。

「in some cases」
これは「ケース」と訳されていますが、
安易にカタカナ語に置き換える姿勢は、評者に良い印象を与えません。
「場合によっては」と訳してもまったく問題はないわけですし、
この文脈なら「あまつさえ宗教団体を作るやつらまで出てきた」と
いう言い方もできるからです。

9536:03/01/07 16:48
「cosseted, protected and filmed」
このなかでcossetedが訳出されていません。protectedと合わせて「保護され」と
まとめたのかもしれませんが、それはちょっと乱暴でしょう。cossetは
「甘やかす、かわいがる」という意味だからです。

「We saw only one group」
このonlyが訳出されていません。onlyにはいろいろな強調の意味がありますが、
ここでは長旅のあいだ見かけたのはひとつだけ、ということだと思います。

making a stoned decision
この「stoned」は、「マリファナに酔った」という意味だと思います。
マリファナに関する記述は後で出てきますが、おそらくこの時点で、
もう二人はやっているのでしょう。

two bundles of rags
1さんはこれを「千切れた木の塊」と訳していますが、
はたしてそうでしょうか? 後で感触が柔らかかったとあるので、
これは木を運んでいた浮浪者たちのことでしょう。
1さんは「いくら何でも、いきなり人間を轢くだろうか?」と疑問に思ったから、
このように訳されたのでしょうけど、作品全体を読むと、この話のなかでは
あながちあり得ないことではないと思われます。
9653:03/01/07 18:44
>95
>「stoned」は、「マリファナに酔った」という意味だと思います。
そうでしたか!このstonedだけどうにも訳せなかったので参考になりました。
9736:03/01/10 22:25
68,69については以下にまとめて記します。

「how genuinely strange our lives had become」
これは動詞がbecomeですから、「(ある時点を境に)生活が一変した」というより、
「ずいぶんと奇妙な生活をするようになったもんだ」という意味でしょう。

「驚き桃の木」
良く言えば個性的な表現ですが、問題はそれが前後の訳文になじんでいるかどうかです。
往々にして初心者は、自分で「これだ!」思う表現に固執して、何としても
それを使おうとしますが、後から読み返すと、そこだけ浮いて見えることがままあります。

「They were prepared for, and wanted, the unconventional.」
「the unconventional」は「prepared for」の目的語でもあることをお忘れなく。

「they would have expected me to」
「they had been led to expect I would」
たしかに日本語に要約すれば「お望みどおり」「期待される」となるのかもしれませんが、
上は仮定法なので、できれば訳文にも反映させたいですね。「連中は、俺がとんでもない
服装で来ることを期待していただろうから、お望みどおりの格好をしてやった」とか。
9836:03/01/10 22:27
続きです。

「It was simply professional,」
このprofessionalは、直後に出てくる「a quality」のことですから、
「専門家」というよりも「プロ意識」「経営のプロ」といった意味でしょう。
要はこの会社が素人経営だったということですね。

「a fee of half this figure, or of whatever profit was finally delivered」
「a fee of half this figure」というのは、あくまで
「俺たちが提示した利益見積もり額の半分」という意味です。
予測を上回る利益が上がったときに備えて、「this figure」に「最終的な利益」という
条件を加えたわけです。「俺たちはこの数字の半分、厳密には実際にあがる利益の半分を要求した」ということです。

「完璧な決定権」
これは非の打ちどころのない決定権ということでしょうか? 「完璧」と「完全」の
意味の違いは国語辞典で確認しておいたほうがいいでしょう。この場合は「全面的」と
言ってもいいかもしれません。

「disenfranchised men」
「解放を求める男たち」……これはちょっと意味不明です。
disenfranchisedとは「権利や特典を奪われた」ということなので、
失業者たちのことではないのでしょうか。
99名無しさん@1周年:03/01/10 23:58
良スレにつきsage
100山崎渉:03/01/11 03:56
(^^)
10153:03/01/13 18:41
>98
36さんへ

>「a fee of half this figure, or of whatever ・・・」

なのですが、1さんがコピーしてくださった原文は
a fee of half this figure, or whatever profit was・・・.
とofが入ってませんよね。
そのために1さんも私も訳しながら「?」と。
このofはオリジナルには入っているのですか?
それとも、省略されているものを見つけなくてはならないのでしょうか。
102名無しさん@1周年:03/01/13 18:41
sage
103名無しさん@1周年:03/01/13 18:44
>>82
翻訳会社、翻訳学校(語学学校)と化粧品販売は一見、
接点がないようで、商法はソックリだから(藁
104名無しさん@1周年:03/01/13 18:46
ターゲットも同
105名無しさん@1周年:03/01/13 21:12
>101
はい、原文にはちゃんと
「claimed a fee of half this figure, or of whatever profit was
finally delivered」となっています。

これはわざと省略して、「原書をあたって、落ちている of を見つけろ」という
引っ掛け問題にしたというより、ただ課題文を作るときに単純ミスで落ちたと見るべきでしょう。
というのは、文脈から考えるとほかに解釈しようがないからです。
でも、ちょっと不親切ですよね。
10636:03/01/13 21:14
すみません、ageてしまいました。
10753:03/01/13 21:30
>105

よくわかりました。文脈から解釈するのですね。
訳していて「変だな」と思っていたので、ご指摘ありがたいです。
ありがとうございます。

私もあげてしまいした。ごめんなさい。
108名無しさん@1周年:03/01/15 01:13
第12回DHC翻訳新人賞の募集はいつ?
10936:03/01/17 13:45
>90
訳文の日本語を見て気になったことを中心に指摘します。

「俺たちはアルミニウムのボートに乗って川面に浮かぶ死んだ魚を調査する
白いコートを着た男たちを眺めた。」
この一文は翻訳初心者がやる典型的な構造をしています。主語の「俺たちは」から
述語の「眺めた」までが遠すぎます。また、「男たち」を修飾する部分も長すぎ。
読点もないので、読んでいて息苦しくなってきます。

「俺たちはそれをうるさげに掃った。」
「うるさげに」というのは第三者から見たときの様子ですから、
「俺(たち)」が主語のときに使うのはおかしい。

「なんとなく気にしているのは」
「なんとなく」だと、さりげなくではあるが、俺たちを気にしているのが
わかっていることになります。「uncertain」はそういう意味でしょうか?

「熱をはらんだ靄越し」
これは要するに「陽炎」のことでしょうか。

「やつは急に関心をなくして」
原文の「courage」からすると「関心」は変。「弱気になって」ぐらいでしょう。

「キャデラックがものを言ったようだ。」
キャデラックが効果絶大だったということですか?
チンピラ風情だと高をくくっていたら、キャデラックなんて高級車に乗っているから、
どう接していいかわからなくなった。だから「confusing」なんですよね?
110名無しさん@3周年:03/01/25 12:50
新CMage
111名無しさん@3周年:03/01/30 20:17
コンビニで値下げage
1121:03/02/27 02:35
うわーん!一次審査も通過できなかったよ!
やっぱこのスレで暴かれてるように私程度のレベルじゃお話にならないんだな。
いやいや私のつたない訳文を解説してくださった皆様ありがとうございました。
第12回も挑戦するかどうかは…いまのところわかりません。
生半可な知識じゃ通用しないことはもうわかったし。
とりあえずどんな訳文が入選したかは雑誌買って見てみよ。

http://www2.edu.dhc.co.jp/new/indexdl.html
113   :03/03/11 00:13
訳文はどの雑誌に載ってますか?
11436:03/03/11 15:47
しばらく忙しくてのぞけませんでしたが、1さん、残念でしたね。
今回の挑戦で翻訳のおもしろさを少しでも感じたなら、
これに懲りずに、また挑戦してみてください。
115名無しさん@3周年:03/03/11 23:37
>>113イカロス出版刊行の月刊通訳・翻訳ジャーナルの4月号に掲載されています。
36さん、いろいろとご指導ありがとうございます。
翻訳のおもしろさも知りましたが、それ以上に勉強不足も痛感しました。
とりあえずペーパーバックをたくさん読むことから始めようかな。
私のお勧めはMagnus Millsという作家です。
乾いたブラックユーモアが痛快でこれまで長編3冊と短編集1冊を出していて
つい最近新作の長編を発表していますが、邦訳されたのは処女作の「フェンス」
だけですが、それを出版したのがDHCでそれが縁の始まりなんですけどね。
116名無しさん@3周年:03/03/11 23:44
前にちょっと、誤訳が多いとか、カキコした者ですが、
やっぱ、誤訳は一番チェックしやすいというか、誤訳の数が相当少ない人の中から上位入賞者が選ばれると思いますよ。
もちろん、上のレベルでは日本語が問題になるでしょうが、まず、英語が読めないとね。
1さんだけではないですが、助動詞の訳がすごくおおざっぱで、全部、「だろう」にしてしまう傾向があると感じました。ちゃんと区別してね。
翻訳は多読と精読の両方が必要です。そして、精読は、実は、独学ではむずかしい。多読は独学できるのですが。
117山崎渉:03/03/13 12:53
(^^)
118名無しさん@3周年:03/03/26 22:45
次は応募したい。
119名無しさん@3周年:03/03/26 23:37
>>36
さんは本当に素晴らしい方ですね。
尊敬します。
120名無しさん@3周年:03/03/28 14:55
このスレは本当に良心的なので
終わった段階でみていただけばどうでしょう。
しかし今後発展性がないことを考えると・・・。
121山崎渉:03/04/17 09:55
(^^)
122山崎渉:03/04/20 04:48
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
123名無しさん@3周年:03/05/05 15:50
age
124名無しさん@3周年:03/05/14 19:23
第12回公募はいつかなあ。
125山崎渉:03/05/21 22:19
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
126山崎渉:03/05/28 15:33
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
12753:03/07/01 23:00
すっかり廃れてしまったなあ。
今日「shizuoka」の発表が。
日本人は賞にかすりもしなかった。
日→英は望み薄なのかな…。
良スレですね。出版翻訳にはあまり興味はなかったけど、
純粋に訳文について議論できるのはおもしろい。
次に続く題材が欲しいところです。
129名無しさん@英語勉強中:03/07/13 17:14
age
130山崎 渉:03/07/15 12:34

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
131あぼーん:あぼーん
あぼーん
132273:03/07/30 00:12
test
133273:03/07/30 01:34
test
134273:03/07/30 09:02
test
135273:03/07/30 10:06
test
137273:03/08/06 18:44
test
138273:03/08/06 20:37
test
139273:03/08/06 22:01
test
save
141273:03/08/09 09:59
test
142名無しさん@英語勉強中:03/08/09 12:03
age
>>142
お前馬鹿か
144名無しさん@英語勉強中:03/09/24 20:29
DHC12回はいつだ?
145名無しさん@英語勉強中:03/09/24 21:02
DHCに内定してたけど。入らなかった。もったいなかったかな?
146名無しさん@英語勉強中:03/09/25 21:02
課題がダウンロードできるようになたよ
147名無しさん@英語勉強中:03/09/29 21:44
で、このスレの意義は?
148名無しさん@英語勉強中:03/10/07 20:39
12回応募が始まった。応募予定。記念age。
1は今年も応募するか?
149名無しさん@英語勉強中:03/10/09 00:34
今回の課題文は比較的おもしろそう。
150名無しさん@英語勉強中:03/10/10 18:30
私もそう思う。でも原作入手が難しいー。
応募する人はやっぱり原作入手するの?
152名無しさん@英語勉強中:03/10/22 18:48
私は原書読みたい。続きが気になる書き出しだし。
153名無しさん@英語勉強中:03/10/22 20:37
おし。ダウソして3日で済ませたぞー!あとは最終チェックだけでつ
154名無しさん@英語勉強中:03/10/22 22:14
なぜ急ぐ。締め切りは1ヶ月以上先だろ。
155名無しさん@英語勉強中:03/10/24 09:09
あれ3日で訳せるの?すげ
>>153
間違いだらけの予感…。
157名無しさん@英語勉強中:03/10/28 22:50
けっこう難しいね。悩むよ。マジで。
158名無しさん@英語勉強中:03/11/17 09:32
みんなはもう出したのかな?
私はやっと今日から下書きにかかろうかというところ
もしかしたら、また挫折かもな
159名無しさん@英語勉強中:03/11/21 18:40
私はもう出したよ。どーなることやら。
160名無しさん@英語勉強中:03/11/21 19:28
>>156
153じゃないけど、プロなら余裕で2日で訳す量だよ。
3日で訳したって聞いてバカにしてるようじゃ、
もし合格しても遅すぎて仕事にならないと思うなぁ。
もちろん、早けりゃいいってもんじゃないけど。

自分も今日からやってまつ。今2ページ目。
(自分の場合は、仕事が速いわけじゃなくてただのギリギリ君ですが・・・)
161名無しさん@英語勉強中:03/11/21 20:31
ええ?1週間で出しちゃうの?もったいない。
私も1稿は3日だけど英語訳確認を3稿までしたよ。
そのあと8稿ぐらいまでは日本語のこなれ中心。
コンクールなので頑張れるだけ頑張りたかったし。
きっちり1ヶ月かけました。
162名無しさん@英語勉強中:03/11/24 16:00
この類の翻訳賞って数は少ないんでしょうか?
160さんはプロなのに応募するの?
164163:03/11/25 21:52
ごめんなさい。眠くて頭ボーっとしてたので
今見たらすごく感じ悪いレスに…。
聞きたかったのは、「プロの人はご遠慮下さい」というようなことが
書かれていたので、一応ここにカキコしてる人は翻訳家ではないって
ことだよね?ってことです。(あ、でも翻訳者は結構多そうな気がする)
165名無しさん@英語勉強中:03/11/26 07:22
一ヶ月もかけたなんて偉いな。
私も結局5日ぐらいで出してしまった。
はじめの段落が一番手間取ったな。
勘で訳した部分もチラホラ…
166名無しさん@英語勉強中:03/11/26 09:32
>164
私も160を見て不思議に思ったよ。
もし160がプロだったら応募資格はないはずだし(まあプロもピンキリだけど)、
そうでないなら、自分はプロでもないのにずいぶんエラソーな書き込みだな、と。
167名無しさん@英語勉強中:03/11/26 09:45
>>163 >>166
出版翻訳のプロではありません。
今見ると確かにエラソーな書きこみだ、うん。
自分は出版を本職として目指すかどうかは悩み中だけど、
ここに書いてる人は少なくとも翻訳に関して何らかの志があって、
実際に必要とされるレベルやスピードくらいは知ってるのかと思った。
だから、3日=間違いだらけって書きこみを見てフシギだっただけ。
168160:03/11/26 10:23
あ、↑は160です。すんまそん...
169名無しさん@英語勉強中:03/11/26 11:08
166です。
コンテストに応募するときと、実際に仕事するのでは、
翻訳にかける時間は違って当然だと思うよ。
たしかにプロなら、あの分量は2〜3日で訳せて、
しかも一定のクオリティは確保できます。
でもそれは、締切に追われているときの話。
余裕さえあれば、プロだって時間をかけて訳すんです。

これからコンテストに応募します、というレベルの人間が、
せっかく充分な期間を与えられているのに、
3日で訳したとか、5日で出したとかいうのであれば、
そりゃ間違いだらけになるのも当然でしょう。
170160:03/11/26 18:42
>これからコンテストに応募します、というレベルの人間
それを言うなら、何ヶ月かけたところでダメなひとはダメだろうし、
日数が少なくても受かる人は受かるんじゃないの?
受賞する人だって「これからコンテストに応募します、というレベルの
人間」だよね?

166=156なのかどうか知らないけど、見てもいない他人の訳文を
日数だけでバカにしなくてもいいだろうと言ってるんだよ。
計画的にじっくりやれる人はそりゃえらいと思うけど、
156の書きこみは、自分が長期間がんばったというだけで
短期間で仕上げた人よりできたと思いたい気持ちが見え見え。

もちろん、「3日で訳したとか、5日で出したとかいう」人の訳を
素晴らしいと言ってるわけじゃないし(だって見てないから)、
何より「間違い」がなければいいってものじゃないけどね。

こんな話をしてもちっとも建設的じゃないので、どうせなら
課題文について語るほうがいいんでないの?
難しかったところとか、ひっかけだと思ったところとか。
171名無しさん@英語勉強中:03/11/26 19:26
>課題文について語るほうがいいんでないの?

賛成。では160さんからどうぞ。
172あぼーん:あぼーん
あぼーん
173名無しさん@英語勉強中:03/11/26 21:54
誰か去年みたいに翻訳文をウプしてくれ!
>>170
ひっかけなんてあったの?
気づいてもいない漏れは確実にひっかかった悪寒。
I was glad that it rained. Not just a drizzle but big furious drops
that lashed against us and danced at our feet. Our discomfort seemed
somehow appropriate, all of us standing there with tears and rain
washing down our taut faces, overcome by so many names. The clouds
were just right too, dark and solemn as they marched slowly past,
heavy with grief. But what got me most were the birds, dozens of them
in every tree, loud and insistent. I remember listening and thinking
how familiar they sounded, so that I couldn’t close my eyes for more
than a moment without tumbling back.
It was my first trip back to France. I had taken a train from Paris
to Reims, where I rented a car and drove five hours, getting lost twice.
Charlotte stayed in Paris with our son Sean, who was three then, and her
sister Margaret, who had traveled with us from the States. I knew Charlotte
wouldn’t join me for the service; she had no tolerance for battlefields
or military reunions and rarely asked about my experiences at the front.
I didn’t blame her though, and I was glad that she didn’t complain when
I told her that I’d be gone for six days.
I never did come back. Not completely.
That was in 1928, a time when thousands of memorials were still being
erected across France and Belgium: great big arches engraved with row
upon row of names; small plaques and crosses in little fenced‐in plots;
solitary obelisks and statues in village squares; every one of them attended
by mothers and fathers and wives and lovers who still remembered; vividly.
Page and a few others were there, dressed in their old uniforms, subtly
altered. I didn’t bring mine. Charlotte said I looked foolish when I tried
it on, but that’s not why I left it. Standing in front of the mirror
and looking at myself, I decided I didn’t want to see myself that way
anymore. Not ever again.
“It feels sort of strange to be here, doesn’t it?” said Page,
lighting his third cigarette in a row and cupping it in his hand to
protect it from the rain. I thought he looked much older than his age
and wondered how many years a war takes off a man. “I wasn’t sure
if I should come.”
“Glad you did,” I said.
“Makes me sad, thinking of the guys.”
I nodded.
“At least this time we get to see France.”
“Yes, at least we can do that.”
I proposed that we meet in Paris on that Friday for a night out but
he was leaving the next morning on a family vacation. Just in case, I
gave him the name of the hotel where Charlotte and I were staying and
told him to call, though I didn’t think he would.
The monument itself, a long granite rectangle four feet high, was draped
in a white cloth. Nearby, two small tables were covered with food provided
by a local committee of mostly overweight French women, who smiled incessantly
and kissed our cheeks with great delight. After a few speeches the cloth
was removed and a wreath placed at the base. During a moment of silence
I closed my eyes tight and let the birds take me. When I opened my eyes
I saw her.
とりあえず一行目、なんて訳した?
182名無しさん@英語勉強中:03/11/27 10:46
雨が降っていて嬉しかった。
183名無しさん@英語勉強中:03/11/27 10:48
雨でよかった
18436:03/11/27 11:02
第11回のとき、いろいろ口を出した36です。
久しぶりに上がっているのを見たら、もう第12回をやっていたんですね。
今回1さんは応募しなかったのかな?
1さんでなくても、どなたか訳文を出してみませんか?
185名無しさん@英語勉強中:03/11/27 11:56
何度読んでもなんで主人公は雨が嬉しかったのか分からなかったのだが
なんで?

>36サン おひさ!
186名無しさん@英語勉強中:03/11/27 12:23
>>185
戦死した仲間に対して、生き残った自分を申し訳なく思ったからじゃない?
187名無しさん@英語勉強中:03/11/27 12:53
>36さんへ。お願いします! (原文175)

雨でよかった。小雨ならぬ激しい雨粒が打ちつけ、足下で跳ねている。
この不快さが、なんとなくぼくたちには似合いのような気がした。
誰もが涙を流し、緊張した顔を雨に洗われながら、あまりに多い死者の数に打ちのめされていた。
雲もその場にふさわしかった。厳かにゆっくりと流れる黒雲は、悲しみに重く垂れこめていた。
だが、何より気になったのは鳥たちの声だ。
何十羽という鳥が、そこらじゅうの木で高らかに声を上げていた。
それを聞いて、なんて懐かしい声だろうと思ったのを覚えている。
一瞬でも目を閉じれば、そのまま後ろに倒れてしまいそうだった。
18836:03/11/27 21:55
>187
さっそくありがとうございます。
全体に破綻のない訳文なので、細かいニュアンスの話をします。
しかしこれが絶対に正しい解釈、というわけではないので、あくまで参考ということで。

「Not just a drizzle but big furious drops」
ここが「小雨ならぬ」では、「just」の意味が出ません。
「雨でよかった。それも小雨ではなく、激しい雨粒が〜」ぐらいのほうが、
主人公の心境をより明確に表現できると思うのですが。

「overcome by so many names」
この「names」はもちろん戦死者のことでしょう。
ですが、「死者」で片付けたのでは原文の意図が伝わりにくい。
「あれほど大勢の戦死者のひとりひとりに名前があること」に打ちのめされているのではありませんか?
ひょっとすると式典で、戦死者の名前を読みあげていたのかもしれません。
18936:03/11/27 21:59
続きです。

「what got me most were the birds」
この「got」は「気になった」と訳してありますが、
雨→雲→鳥の声と、この場にふさわしいものを順番に語っているわけですから、
「私の心をとらえたのは」ぐらいの意味ではないでしょうか。

「how familiar they sounded, so that 〜」
ここはまず、so that構文が反映されていません。
「tumbling back」はちょっと私も自信がないのですが、
めまいでもして後ろに倒れるというより、「(目を閉じれば)戦場での日々に引き戻されそうな気がする」
という意味ではないかと思います。
そうなると「familiar」に「懐かしい」といった訳語は使えませんね。
190名無しさん@英語勉強中:03/11/27 22:59
>「(目を閉じれば)戦場での日々に引き戻されそうな気がする」

ここは仮定法なんですか?
私は実際に「引き戻された」と訳してしまったのですが。
I knew right away, though I’d never seen her before. All the long nights
listening to Daniel describe her; straining to see her face as he read
her letters out loud, his voice mixing with the muffled cough of distant
artillery.
I stood up on my toes to get a better look at her, craning my neck above
the small crowd. She stood farther back than anyone; I think she might
have arrived late. I couldn’t catch her eye but I could see her profile
clearly. A little taller than I had imagined; darker hair, partially
hidden beneath a scarf.
When the ceremony ended, she walked slowly over to the monument and rested
both hands on it, as though praying. Then she leaned forward and searched
through the names.
I stood immobile, watching. It had to be her. Julia. The woman Daniel had
planned to marry. The mother of the child he never lived to meet. I remembered
Daniel telling me how he felt the first time he saw her; how he just knew.
I watched as she slowly ran her fingers along the granite, stopping at
Daniel’s name, then carefully tracing each letter. I looked at her slender
hands and her narrow shoulders and the side of her face and her dark brown
hair and the way she tilted her head slightly, as though adjusting to the
sight of Daniel’s name in stone.
Finally I approached her.
“Julia?”
She turned quickly and I saw those bright green eyes, and even in her
sadness they were smiling, just like Daniel described them.
So it was her. And how perfect she looked, more perfect than I had
imagined, with the kind of face that you instinctively want to touch
and kiss and gaze at for hours. Even now as I recall her features: her
sharp jaw‐line, her small nose and pronounced cheekbones―what I remember
most is the searing sensation of looking into her eyes for the first time,
eyes that would haunt me for the rest of my life.
“I’m sorry, I should introduce myself. I’m―”
“But wait, I know who you are.”
“You do?”
“Patrick. Patrick…Delaney. Am I right?”
“Yes, but how did you know?”
“I’ve heard a lot about you, from Daniel’s letters.”She offered me
her hand. “I’m grad to meet you. I never expected…”
“I didn’t either.”
The rain started to come down faster and soon people were hurrying to
their cars. I saw Page wave at me as he struggled with an umbrella.
“You’re wet. Should we go?”I asked, wishing I had an umbrella to
offer her.
“I don’t mind it,”she said. I watched a drop of rain run slowly down
her cheek, hesitating at the corner of her mouth. I struggled not to stare.
She wasn’t glamorous. There was even a certain plainness to he appearance
―no fashionable bob or plucked eyebrows―but that’s what made her so
appealing. Her warm, soft features were strikingly natural, as though
she’d look the same whether just getting out of bed or going out to dinner.
Meanwhile, her shy smile and flashing eyes―what life they held!―suggested
an interesting combination of strength and vulnerability. When I caught
myself staring, I forced my gaze away.
196187:03/11/28 02:48
36さん、ありがとうございます。

>ひょっとすると式典で、戦死者の名前を読みあげていたのかもしれません。
まさにそうだと思いました。降りしきる雨の中にじっと立って、いつ終わるとも
知れず延々と読み上げられる名前を聞いているから、overcomeなのだと。
とはいえ、うんざりしたり閉口してはあまりに不謹慎かと思ってあのように
訳しました。でも、そうですか、「死者」ではわかりにくいですか。

「気になった」は、実は気になっていました。やはり見つかってしまいましたね。

tumbling back ですが、若かった戦友たちの化身とも言える小鳥たちの鳴き声を
聞きながら、自分も(永遠の)眠りに誘われるような感覚がした、とは取れない
でしょうか?
ずっと後に、it felt good to be back; sad but good, as though I belonged here.
という文が出てきます。こんな気持ちとの関連はないのかな? と思います。
19736:03/11/28 10:58
>若かった戦友たちの化身とも言える小鳥たち

課題文を読んでみましたが、小鳥を戦友たちと重ね合わせる描写は
とくになかったように思いますが。

>自分も(永遠の)眠りに誘われるような感覚がした

tumbleは勢いのある動きですから、「(永遠の)眠りに誘う」は
ちょっとそぐわないように思います。
198名無しさん@英語勉強中:03/11/28 11:05
>187
勉強になるから続きもウプしる!
199187:03/11/28 16:44
>197
描写はありませんね。ただ、たくさんの死者と何十羽もの小鳥というつながり、
それに loud and insistent な声をうるさがるどころか familiar だと感じ、
目を閉じて let the birds take me していることから、私がそう思っただけです。

>>190
これは、no sooner than のような英語独特の言い方ですよね。
○○することなしには××できない→××したら○○してしまう
仮定的に使ってあるのしか見たことがありませんが、実際の場合もあるのかな?
本来は36さんへの質問のようなので、よかったら36さんお願いします。
>198
では。
(原文176)
 フランスに戻るのは初めてだった。
パリからランスまで列車に乗り、レンタカーを借りて五時間走るあいだに二度道に迷った。
シャーロットは、当時三歳だった息子のショーンを連れて、アメリカから一緒にやって来た
姉のマーガレットとパリに残った。シャーロットが一緒に式典に参列しないことはわかっていた。
戦争の場や軍人の集まりには耐えられない質(たち)で、ぼくの戦争体験についてもほとんど何も聞かない。
だが彼女を責める気はなかったし、六日間帰らないと告げても文句も言われなかったのでほっとした。
 ぼくは二度と帰らなかった。二度と、永久に。
(原文177)
 時は一九二八年。何千という慰霊碑が、フランスやベルギーの全土で建設されていた。
何列も何列も名前の刻まれた巨大なアーチ、柵で囲った狭い土地にある小さな銘板や十字架、
村の広場にひっそりと立つ像やオベリスク。
それらすべてに、死者を忘れることのできない母親や父親、妻や恋人たちが集まっていた。
(177後半)
 ペイジとほか数人の姿があり、みな昔の軍服に身を包んでいたが、微妙に違和感があった。
ぼくは軍服を持ってきていなかった。試しに着てみたときシャーロットに間が抜けて見えると
言われたが、それで置いてきたわけではない。鏡の前に立って自分の姿を見たとき、
そういう自分をもう見たくないと思ったのだ。もう二度と。
(178〜179)
「こんなところにいるのはどうも場違いな感じだな」続けざまに煙草を吸っていたペイジが、
手をかざして雨をよけながら三本目の煙草に火をつけた。ぼくは彼が年齢よりだいぶ
老けて見えると思い、人は一度の戦争でいくつ年を取るのだろうと考えた。
「来ようか来るまいか迷ったんだ」
「来てくれてよかった」ぼくは言った。
「気が滅入るんだよ、あいつらのことを考えると」
 ぼくはうなずいた。
「まあ今回はフランス見物もできるしな」
「ああ、そのくらいはできるね」
 金曜の夜にパリで落ち合って出かけないかと誘ったが、ペイジは翌朝から
家族旅行に行く予定だった。
シャーロットと泊まっているホテルを教え、連絡してくれと言っておいたが、
かけてはこないだろうと思った。
すごい勢いで原文を出してくださっている方がいるので
気合でたくさん貼ってみました。
>>200
ざっと見て気になったところ。(横レス失礼)
not completelyは全否定ではなく部分否定だよ!
206200:03/11/28 18:38
>>205
文法的にそこだけ取り出すとそうなのですが、
では主人公は不完全にしろ妻子のところへ戻ったのでしょうか?
だれか原書を読んだ方があれば教えてください。

横レスなんてことないです。36さんはもちろん、皆さんからもご意見
ぜひお願いします。
207200:03/11/28 18:47
書き忘れ。
not はその直前の文を受けるものと取って、
I never did come back completely. と解釈しました。
あ、でもそれなら completely の前にカンマが必要かな…?
>>206

ええ、ちゃんと戻ったと思います。その後もう一人子供もできて。
結局離婚したようですが。(ひょっとしてネタバレ?)

not completelyを前文の補足として付け足すゆような使い方は、この後も
何度か出てきた覚えがあります。
自身は部分否定ととったのですが(でもはっきりとは自信ない…)。
付け足すゆような→付け足すような

(失礼しました)
210200:03/11/28 20:58
>>208
うおおっ、そうなのですか!
こりゃー完全にハズシました。残念。

ほかには何かありませんか?
211名無しさん@英語勉強中:03/11/28 22:15
私がわけわからなくなったこと(もちろんこれだけじゃないけど)について
私が気づいていないことをご教示くだされますか?
慰霊祭って慰霊塔に向かって並んでやってたのでしょうか?
で、きつく目を閉じて黙祷して目を開けたらなんで彼女が見えたのでしょう?
ジュリアは列のずーっと後ろのほうにいたらしいのに。
212名無しさん@英語勉強中:03/11/28 22:16
私がわけわからなくなったこと(もちろんこれだけじゃないけど)について
私が気づいていないことをご教示くだされますか?
慰霊祭って慰霊塔に向かって並んでやってたのでしょうか?
で、きつく目を閉じて黙祷して目を開けたらなんで彼女が見えたのでしょう?
ジュリアは列のずーっと後ろのほうにいたらしいのに。
213名無しさん@英語勉強中:03/11/28 22:17
↑すみません
One by one the cars pulled onto the road and sped off. We stood there
awkwardly for a moment, there began walking slowly around the monument,
reading the names. After a few minutes the rain let up.
“I spent two weeks in San Francisco looking for you,”I said finally.
“I even put advertisements in the papers.”
“You did? Really?”She looked surprised.
I nodded, feeling embarrassed. “I had promised Daniel I’d find you,
though I had no idea what I was going to say if I did.”
“That was very kind of you.”She touched my shoulder, and from the
expression on her face I could tell she was moved.
“I wasn’t too successful.”
“I’m afraid I’ve moved around a lot. I spent three years in Seattle
after the war. I had a job teaching.”
“Painting? Daniel said that you ―”
“Yes, I’m still at it.”
“I’d love to see some of your work.”
“Give me a few more years.”She removed her scarf and shook her hair,
which was a thick brown, before running her through its wavy softness.
Her gestures were slow and deliberate.
I put my coat down and we sat on the granite step that ran along the
base of the monument and stared out at the sodden field, which was still
marred with bits of barbed wire and marked off with signs that warned
TERRAIN INTERDIT (forbidden ground) in large red letters. Julia turned
and ran her fingers along the freshly engraved names.
As we sat in silence I felt nervous in her presence and wondered what
to say. Should I talk about Daniel? The war?
“You have a child?”I asked finally.
“Yes, Robin.”Her smile returned.“A friend of mine is looking after
her. It’s the first time we’ve ever been apart.”
I thought of Sean and how he always screamed with delight when I returned
home from work, barreling down the halfway to the front door. Already
I’d begun to miss him: his chubby little face, the way he mispronounced
things, his endless noisemaking. Since he was born I’d even turned down
business that would have taken me out of town.
“And you?”
“A son. He’s with my wife in Paris. She’s not much for this kind of
thing.”
“Not too many people are.”She was right of course. I suppose that’s
why I was so glad that she had come. I knew it would have meant a lot
to Daniel. Death is such a lonely thing that it seems important for loved
ones to know where you faced it just yards from where we were standing.
I looked down at the wet ground, wondering what fragments of war it still held.
“Mind if I ask question?”said Julia, standing up and turned toward me.
I raised my hands. “Anything.”
“Why did you come here?”
I shrugged.
“Wouldn’t you rather forget? I can’t imagine what you think about.”
“I can’t imagine explaining what I think about.”
She stared at me so intently that I had to look away. I tried to think
how to describe all the reasons I had to come back to France. “I feel
closer to them here. Closer to a big part of me. It’s hard to explain,
really, but I had to come.”
“To say good-bye?”
“To say hello.”
A sad smile spread across her face. I stood up next to her and we both
looked out over the meadow, which was gradually being swallowed by a thick mist.
I pulled out a pack of cigarettes, offering her one. Then I lit a match
and cupped my hands in front of her face, watching the light play on her
cheeks. Her face looked so lovely to me―those piercing green eyes set
in a slight squint, as though she were concentrating extra hard―that
I felt self-conscious, wanting desperately for her to like me, which
always seemed to make me less likable.
“It’s getting cold,”she said, pulling the collar of her coat tighter
around her neck. “Look, the fog has completely covered the field. Like
a shroud.”
The headlights of a passing car swooped across the field, briefly illuminating the monument.
Julia ran her fingers along the etched names once more. “It’s so lonely
here,”she said.
“It sure as hell ought to be,”I said, taking a long drag from my cigarette.
“It doesn’t upset you?”
“Not right now. To tell you the truth I’m almost enjoying it.”It was true:
after ten years of being stalked by memories it felt good to be back; sad but
good, as though I belonged here.
She gave me a sideways look. “So if I’ve got it right, you favor dark,
lonely and rainy places?”
“Only with the right company,”I said, stomping my cigarette butt out.
She kept looking at me, smiling. I looked down at my watch. “It’s getting
late. Are you staying in town?”
“At the Hotel Concord.”
“So am I”
“Really?”A blush?
We began walking down the gravel path to where our cars were parked.
“Any chance I could buy you dinner tonight?”I asked, hoping she wouldn’t
detect the nervousness in my voice.
“Yes, I’d like that,”she said.
As she got in her car she turned toward me and I could see she was crying.
“Patrick?”she whispered. I leaned forward to hear her.
“Yes?”
She looked at me closely.“I need to know what happened. You must tell me
what happened.”
私も横レス失礼。
マーガレットは「姉」なの?
正直ここが一番迷った。
「妹」じゃないかと・・・
223名無しさん@英語勉強中:03/11/29 10:11
>>199
過去における仮定法なら
couldn't have done の形になるんではないかと思って
単なる過去形と解釈しちゃったんですが
独特の言い回しだったんですか。ショック…
224名無しさん@英語勉強中:03/11/29 10:14
>not completely
私も一応部分否定にはしたものの
まさかちゃんと帰って子供まで作ってるとは思わなかったから
ニュアンス的に合わない訳を提出してしまいました。
それならそれで
I "never" "did" come back.
なんて強い言い回しを使うなよと作者に小一時間(ry
225名無しさん@英語勉強中:03/11/29 11:25
>200(原文176)
「It was my first trip back to France.」
直訳はたしかに、「フランスに戻るのは初めてだった」ということですが、
日本語では「ここに来るのは初めて」とは言っても、「ここに戻るのは初めて」とは言いませんね。
終戦後初めてのフランス再訪という意味でしょうから、「戻る」にこだわらない訳のほうが自然です。
ここをどう訳したかで、応募原稿の約半数はふるい落とされるでしょう。

「Charlotte stayed in Paris with our son Sean,〜」
「シャーロットは、当時三歳だった息子のショーンを連れて、
アメリカから一緒にやって来た姉のマーガレットとパリに残った。」
まずマーガレットが姉か妹かという問題は、課題文にそれを判断できる記述がないので、
どちらでもかまわないと思います。
それより気になるのは、「ショーンを連れて、〜パリに残った」という表現です。
日本語では「連れていく」とは言いますが、「連れて残る」とは言いません。
>>211
ジュリアは誰よりも「離れて」ポツンと立っていた、ということでは?
でも皆で慰霊碑を取り囲んでいたと思えば「一番後ろに」と考えるのもありだよね。
私はこれ、一直線に並んで立っているわけではなかろう、と思いましたが(勝手な予想ですが)。
22736:03/11/29 11:27
sage忘れてしまいました。続きです。

「battlefields or military reunions」
「戦争の場」「軍人の集まり」はいまひとつあいまいな訳ですね。
戦争はもう終わっているのだから、「かつて戦場だったところ」という意味を
はっきり出したほうがいいでしょう。また「reunion」はもともと「同窓会」
という意味もあるくらいですから、「再会」のニュアンスを出す必要があります。

「experiences at the front」
せっかく「the front」とあるのだから、「戦争体験」とわざわざ広い意味に
訳すことはありませんね。従軍せず、銃後の守りを固めていた人たちの体験も
「戦争体験」に含まれてしまいます。

「I never did come back. Not completely.」
これは難しいところです。「I never did come back.」だけだと、本当に
そのまま蒸発でもして、妻のもとには戻らなかったことになります。
しかし「Not completely.」と補足されているわけですから、
身体は戻ったけれど、本当の意味では、つまり心までは戻らなかった、
という感じではないでしょうか。
>>226
「戦争が終わってから○○に戻るのは初めてだ」というような使い方は
日本語でも普通にしないですか?それも間違いでしょうか?
228>>225
ファミリー・リユニオンをファミリー・リユニオンと訳すのが一番妥当
であるように、
ミリタリー・リユニオンもそのまま訳すほかない言葉だと思うのですが、
どうなんでしょう?
231名無しさん@英語勉強中:03/11/29 12:03
In 'Strawberry Fields Forever', John looks back at his hometown Liverpool,
while in 'Penny Lane', Paul looks back at his.
There's sn smazing contrast between John and Paul's music and personality.
Let's listen to 'Strawberry Fields Forever'.Strawberry Field was the name
of the orphanage where John had often played as a child.
In this fantastic song, he remembers his childhood days, surrounded by a surreal world
where nobody understood him.
Would you like to go to "Straw berry Fields"?

Who praised the album, "Sgt.Pepper's"?
What are over 60 world-famous people doing on the jacket?
What did George Martin call the single, 'Strawberry Fields Forver/Penny Lane'?
What was Strawberry Field?

日本語訳お願いします。ビートルズについてです☆
232200:03/11/29 15:44
>225,227
36さん、まさに的確なご指摘、本当にありがとうございます。
225で言われた「ショーンを連れて」なのですが、直後に「一緒にやってきた姉」と
したので、「一緒に」や「ともに」は使えないと考えて、こうなってしまいました。
こんなふうに処理したら良かったのでは?という例がありましたら教えてください。
>>225
>ここをどう訳したかで、応募原稿の約半数はふるい落とされるでしょう。

マジ?ほかの部分がどんなによくできていても、ここ間違えたらアウトってこと?


(ガーン)
>ファミリー・リユニオンをファミリー・リユニオンと訳すのが一番妥当
>であるように、

それは全然妥当じゃないと思いますが・・・
>>24

「以来、昔のように妻のもとへ戻ることはなかった。心までは。」と
いう感じに訳した覚えが。(そのままではないですが)

確かに難しいよね。「心だけがあの場所を離れられない」という意味なのだろう
けど、そこまで書くと間違いにされちゃうだろうし。英語の表現はシンプルで
よいなーと思いました。
>>224でした。テヘ
237名無しさん@英語勉強中:03/11/29 19:19
このスレ読んで、すでに三箇所ぐらいミスったことが分かり
もうだめぽ・・・_| ̄|○
>>237

ま、いいじゃん。私も「戻るのは初めて」思いっきりやっちゃったよ。
しかしここで振るいかけられるんだとしたら、楽だろな〜。
一瞬じゃん。最初のページだしw
239名無しさん@英語勉強中:03/11/29 22:45
>>223
ん?漏れは仮定法で出したけど、
そういわれてみれば時制の問題が気になるな…
おしえて文法詳しい人。
I never did come back. Not completely.
私は帰らなかった。ある意味では。
とすると意訳し過ぎでしょうか。
241名無しさん@英語勉強中:03/11/29 23:34
>240
正直、課題文の段階ではそれぐらいしか手がないと思う。
「まったくではないにせよ」とか「完全ではないが」だと
日本語としてあまりに工夫がないし。
>235の訳がベストなんだろうけど、
本気でやるなら原書を全部読んでから訳すぐらいの心構えを持てって
ことなのかな。コンテストの主旨としては。
課題文だけの勝負なら、>240の訳でもOKだと思うんだけどな。
24236:03/11/30 11:13
>201,202(原文177)
「a time when thousands of memorials were still being erected」
ここは「still」が訳出されていません。

「who still remembered; vividly.」
ここも「still」、それに「vividly」が訳出されていません。

「subtly altered」
これは「微妙に違和感があった。」と訳してありますが、
alterには「服の寸法を直す」という意味があります。人間、10年もたてば
体型は変わるでしょうから、ここはサイズを多少手直しした軍服を
着てきたということだと思います。
24336:03/11/30 11:18
>マジ?ほかの部分がどんなによくできていても、ここ間違えたらアウトってこと?

もちろん、ほかの部分がよくできていたら選考には残ります。
しかしそういう訳文はまずないのが事実です。
「ここに戻るのは初めて」のような表現がある訳文は、
ほかでも多々問題があるものなのです。
>>240
原作読む前から、彼はとりあえず子供のところへは帰ったんじゃないかな、と。
でもこの夫婦の今後が気になったので、原作を読んでみました。もう一人子供を
作ったのには、「愛を注ぐ存在が他に必要だった」という彼自身の理由もあるよう
です。
最初「…妻のもとへ戻ることはなかった。僕の身体は別として、心までは」
とか書いてたのですが、あまりにアホくさいのでやめにしました。

>>242
私もsubtly alteredは軍服のことだと思いました。でも「戻るのは初めて」
やっちゃいました。日本語って難しいですね。
245211:03/11/30 16:22
>>226さん
レスくださってありがとうございます。
なるほど、「ぽつんと離れていた」のですね!
私も「何列かで碑を取り囲んでいた」のだろうとは思いましたが、
「tumbling back」を「(鳥の声がうるさいので)後ろを気にした」のかなあ、
などと思いだしたところからすっかり迷走しました。道は遠いです・・・(泣)。
244>>241でした、失礼。
>>245
よくわからないけど、列になって並んでいたというより、碑を中心にして
皆適当にバラバラと立っていた、という感じなのでは?何となく、この頃の
式がそれほど整然としていたとは考えにくくて。(これも適当ですが)
248200:03/11/30 19:33
>subtly altered
う〜ん、初め軍服にしたけど、その後のペイジの、昔のことは思い出したくない
っていう雰囲気から、「昔と変わってしまった」ってことかと思ってしまった。
どうも私の場合、もっと文字通りに取って訳すほうがいいみたいですね。

参列者の立ち位置(?)は、石碑を中心に扇形くらいのイメージをもちました。
24936:03/12/01 16:26
>203(原文178,179)
「cupping it in his hand to protect it from the rain」
「手をかざして雨をよけながら」では、手を頭の上にかざして
自分が濡れるのを防ぎながら、という意味にも取れます。
それでいったいどうやってタバコに火をつけたのか、訳文を読んだとき
一瞬考えこんでしまいました。でも原文を見ると、タバコが雨に濡れないよう
手でおおっていたんですね。

「I wasn’t sure if I should come.」「来ようか来るまいか迷ったんだ」
ここは日本語が不自然です。「来るまい」は「来ないだろう」という意味ですから。
「来ようかどうしようか迷った」のほうが日本語は自然ですが、
ただそれではshouldの強い意味が出ません。「来ていいものかどうか迷った」ぐらいの
ニュアンスがあると思うのですが。

「Makes me sad, thinking of the guys.」
戦死した仲間のことを思うと「気が滅入る」とは、ずいぶん冷淡な戦友だと
感じましたが、ここはsad本来の「悲しい」という意味ではいけないのでしょうか。
250200:03/12/01 17:48
>249
あれれ。「手をかざして」は自分でもそう感じて却下した覚えがあるのですが、
なぜか結局使ってしまったみたいです。急いで仕上げるとこんなところにボロが…。

sad ですが、同じsadでも主人公のそれとペイジのそれにはかなりの温度差があると
思いました。昔を思い出すことには関わりたくない、というペイジの気持ちを
どうしたら表現できるかなと考えたのですが…。
私は温度差というものは感じませんでした。
生き残った自分に多少罪悪感のようなものを感じているからこそ、
ぬけぬけと(?)慰霊祭の式典になど出席してていいのか、それこそ
戦没者に対して申し訳ないのではないか、といった気持ちがあるように
とれました。(言葉は悪いですが)
全く関係ない話で申し訳ないのですが、原作によるとペイジは
ハーバード・ボーイということになっています。
たったこれだけのことで、この「ペイジ」という人のイメージが
大分変わってきませんか?
お恥ずかしい話ですが、実はそのことを知った後、
ペイジの言葉遣いを多少訂正しました。
(例「〜しねえか?」→「〜しないか?」)
突き詰めると自分が愚かな人間に思えてくるので、このことは
あまり深く考えないことにします。
25336:03/12/01 19:26
>同じsadでも主人公のそれとペイジのそれにはかなりの温度差があると
課題文にそれがはっきり伺える表現があったでしょうか。

>昔を思い出すことには関わりたくない、というペイジの気持ちを
そう思う人間が、サイズ直しまでして昔の軍服を着るでしょうか?
254200:03/12/01 21:26
う〜ん、そう言われると自信がありませんが。
フランスへは友の死を悼みに来ているのに、それと家族旅行を一緒にして
(251さんの言葉を借りれば)「ぬけぬけと」遊びに行ってしまうところから
そう感じました。この人は主人公と違って、過去よりも未来を向いているのだな、と。
だから主人公(過去につながる人間)には電話してこないのかと思ったのですが…。
255251:03/12/01 21:45
>>253

横レス失礼します。
ペイジの気持ちはペイジ本人にしかわからないでしょうね。そして
本文中にそれに関する記述は全くありません。ただ、原作を読む限りでは、
少なくとも戦争に関して、ペイジは主人公と同じ考えを持つ種類の人間では
ないかという印象を受けました。うまく説明できないのですが。

言いたかったのは、課題文だけで解釈するのがどんなに大変か、という
ことです。結果的に原作を読まなければ理解できないことが沢山ある気が
します。ただこの場合、本来は原作を読んでから臨むべきなのか、
無しでやるのが正しいのか、私にはよくわかりません。
>>254
いや、電話してこないのは単に「翌朝発ってしまうから次の金曜にはパリに
いない」ということだと思いますよ〜。だから一応、予定でも変わった
ら電話くれ、と言ったのでは?
257200:03/12/02 01:26
>255
本当にそうですね。
私の訳も、課題箇所から原書全体を読み取ろう読み取ろうとして、予測が
あらぬ方向へ行ってしまったというか、不要な想像力を働かせてしまった
感があります。

課題文である以上、その中の情報だけで訳出できるのが本当だろうとは
思いますが、小説の冒頭部分が全体と密接に関わっていないわけがないし、
難しいですよね。
次いってみます。原文 >>180

 御影石でできた腰の高さほどの四角い慰霊碑には、白い垂れ布が掛けられていた。
近くに小さなテーブルが二つあり、概して太めな地元のフランス女性たちの手料理が
並んでいた。女性たちは終始笑顔で、大喜びしながらぼくたちの頬に口づけした。
何人かのスピーチが終わると布が取り除かれ、石碑の台座に花輪が捧げられた。
黙祷のあいだ、ぼくはしっかりと目を閉じ、鳥たちの声に身を任せた。
目を開けると彼女がいた。
259258:03/12/02 12:28
「概して太め」がマズイだろうなと思っております。
>>258
「地元のフランス女性」は local committee のメンバーなんじゃないのかな?
>>258
私が気になったのは、必ずしも「手料理」なのかな、と。
262258:03/12/02 21:47
地元の元気で明るいおばちゃんたちの「一品持ち寄り」みたいなのを
イメージしてしまったけど、違うのかな???
26336:03/12/02 23:10
>258(原文180)
「four feet high」
原文では具体的な数字が出ているのに、「腰の高さほどの」と
わざわざ訳す必要はあるでしょうか?

「draped in a white cloth」
細かいことですが、「垂れ布が掛けられる」は「馬から落馬」に
近いものがありますね。

「mostly overweight」
このmostlyはoverweightにかかる副詞ですから、
「太りすぎと言ってもいいくらいの」といったニュアンスでしょう。

「food provided by a local committee」
訳文にはlocal committeeが出ていませんね。
とっても日本的なたとえをするならば、
地元の町内会婦人部のみなさんが、慰霊碑除幕式列席者のために
心づくしの料理を用意したという感じでしょうか。
もちろん原文からは「手料理」かどうか断定はできませんが。
平たく言えば、
local committeeのフランス人女性の「ほとんどがデブ」だったという
ことではないでしょうか?やはり、「太りすぎと言ってもいいくらいの」
という訳の方が正しいですか?

もちろん、きちんとした訳ではないですが。
知りたかったのは「mostly overweight」の訳し方です。
266258:03/12/03 09:41
>four feet high
「一メートル二〇センチ」とか「一二〇センチ」という表記はそぐわない気が
しました。30センチ刻みの目測に対して単位が細かすぎるような気がして。

>「垂れ布が掛けられ」=二重表現
あれま、残念です。ここは draped のニュアンスを出す工夫をしたつもりでしたが。
ただ「布が掛けられ」だと、石碑が完全に覆われているような感じがしませんか?
「白い布で飾られ」とするとまたイメージが違ってくるし…。
どんなふうにしたら良かったでしょうかね。

>local committee
なるほど。初めはおばちゃんたちの団結力を比喩的にcommitteeと表したのかと
思ったのですが、「町内会婦人部」くらいならこの町にもあったかもしれません。
「手料理」は、気さくなおばちゃんたちの料理として温かみがあるしイメージも
湧きやすいかと思い、少々自己判断ですがこうしてみました。
267258:03/12/03 09:52
あ、mostly overweightは私も「そのほとんどが太っている女性グループ」だと
思って処理に困ったあげく、「概して太め」にしてしまったのですが。
どうなんでしょう。
えっと、今更の質問で恥ずかしいのですが、
課題文にタイトルの訳は含まれませんよね…?
>>268
大丈夫です。
でも訳すとすれば何が良いかな。
「ジュリアを失って」?
カッコ悪いかな。
>>269
それしか思いつかないよ
「ジュリア喪失」
「ジュリアは消えた」とかw
「ジュリアはいないけど」
「ジュリアはどこへ消えた」
私なら「ジュリアを探して」かな。
他に「ジュリアが消えた○」(「○」には原書の内容によって「夜」「朝」
「日」など)とか、実に俗っぽいですねー。
あるいは単に「ジュリア」。
というか、原作を読んでいないので考えても意味がないですね。

36さんがいらっしゃっていないようですが、とりあえず訳文の続きUPします。
原文 >>191
 会ったことは一度もないのに、すぐにそれとわかった。
ダニエルはいつも夜通し彼女の話をしていた。手紙を読み上げる彼の声に、
遠くから響いてくる低い大砲の音が重なるのを聞きながら、
なんとか彼女の顔を思い浮かべようとしたものだ。
 ぼくは彼女をよく見ようと伸び上がり、人垣の上に頭を出した。
彼女はみんなよりずっと後ろに立っていた。今思えば遅れてきたのだろう。
目は合わせられなかったが、横顔がはっきりと見えた。
思ったよりやや背が高く、スカーフからこぼれ出る髪の色は黒っぽかった。
原文 >>192

 式典が終わると彼女は静かに石碑に歩み寄り、祈るように両手をその上に乗せた。
それから屈みこんで、彫られた名前を調べ始めた。
 ぼくは身じろぎもせずに見守っていた。間違いない。ジュリアだ。
ダニエルが結婚するはずだった女性。彼が生きて顔を見ることのなかった子供の母親。
ダニエルは、初めて彼女に会ったときどんな気持ちだったか、どんなふうに「直感した」か
話してくれたっけ。見ていると彼女は石碑にそっと指を滑らせ、ダニエルの名前のところで
動きを止め、注意深く一文字ずつ追っていった。ほっそりした手と痩せた肩、横顔と
濃い茶色の髪が見え、石の表面のダニエルの名前をよく見ようとするように、わずかに
首をかしげるのが見えた。
いつもupおつかれさまです
こちらも勉強になってますので、お返しになるかどうか
私もすこし指摘させていただきます

「伸び上がり」「目は合わせられなかったが」「スカーフからこぼれ出る〜」
日本語の文章としてちょっとヘンな感じがしました。

「思ったより」は had imagined だからちょっと感じが違うような??
>>276
「思いのほか」「思いがけず」「思ったより」「意外に」「予想外に」

日本語にすると、やはりこんな感じになるのではないでしょうか。

>>275
それより気になったのが最後の部分。
「石の表面のダニエルの名前をよく見ようとするように、わずかに
首をかしげるのが見えた。」とありますが、ここは
「石碑にダニエルの名前が載っている事実」を初めて目にし、少々
戸惑っているジュリアの気持ちが伝わる場面ではないでしょうか。
278275じゃないけど:03/12/06 20:58
>>277
そうか、そこはそういう意味だったのか。
訳しててなんか不自然だなと思ったけどそのまま投稿しました。
これで何個目の間違いだろう。欝だ…
>>278
とりあえず直訳してみればよいのでは?
「the way she tilted her head slightly」が、あたかも「Daniel’s name in stone」
という光景に「adjust to」しようとしているかのようだった、と。
>>278
あ、「少々戸惑っている」というのはちょっと違うかもしれません。
でも、頭ではわかっていても実際にその光景を見ると、やはり受け入れにくい
というか変な感じはしたのではないでしょうか。
私もそのへん悩んだ。
悩んだ末、涙で視界がかすんで、でも名前をきちんとみようとしている、
というような解釈をした。
36さん、忙しいのかな…。
年末ですものね。
28436:03/12/10 14:57
忙しくてしばらくのぞけませんでした。
どなたか代わりに意見を出してくれたら、とも思っていましたが、
そういう人もいないようなので、とりあえずちょっとだけ指摘します。

274(原文191)
「I knew right away」「すぐにそれとわかった」
ここはジュリアを指しているので、「それ」と訳すのはいかにも翻訳調。

「All the long nights」「いつも夜通し彼女の話をしていた」
「夜通し」だと、朝まで眠らずに話していたように読めます。

「A little taller than I had imagined」
ここはいろんな意見が出ているようですが、主人公はそれまでジュリアと
一度も会ったことはないわけですから、文字通り「想像していたより」と
訳すのがいちばん誤解が少ないと思います。要は過去完了形をはっきり出すか
どうかです。

「darker hair, partially hidden beneath a scarf」
まずジュリアの髪の色ですが、このあとで「dark brown hair」とある以上、
「黒っぽい」という表現ではどうしても黒髪をイメージしてしまうので、
矛盾が生じますね。前の身長と同様、「想像していたよりdarkだった」わけです。
それから「スカーフからこぼれ出る髪」は、日本語として読めばそれほど
不自然ではないのですが、原文は直訳すれば「スカーフで部分的に隠れていた髪」
ということですから、ちょっと意味が離れます。
>>284
>「A little taller than I had imagined」
>「darker hair」
>要は過去完了形をはっきり出すかどうか

もちろん、それはそうなのだけど…過去完了ってたまに、意識して訳すと
すごくぎこちない日本語になりません?
文章全体を通して読んだ時に時制がきちんと伝わるようであれば
構わないのでは、と思ったのですが…。
それとも、ここは「継続」であることを強調した方がいいということ
でしょうか?
286285:03/12/10 22:03
例えば
「思ったより」→「思っていたより」
「想像(した)より」「想像していたより」
というように?
287274:03/12/11 20:56
36さん皆さんありがとうございます。

「All the long nights」朝まで眠らずに話していたのかと思いました。
見張りとかしながら。それとも、毎晩少しずつ話していたのでしょうか?

「スカーフからこぼれ出る髪」は、「部分的に隠れている」とはどういうことか考えて、
部分的にしか隠れていない→髪が豊かである と連想してこうなりました。

今回、結果は気にせず割と好きなように訳してみたのですが、コンクールなんかだと
「間違い」と取られないように(原文が透けて見えるくらい)忠実に訳すほうが
いいのでしょうか?
>>287
んー。287さんは割と思い込み系のミスが多いようなので、一度
全文透けて見えるくらい忠実に訳してから、不自然な部分を直す
ようにしてはいかがでしょう。
誰だってあれを全部訳すのにはそれなりの時間を費やしているわけ
ですから、勘違い系のミスは勿体ないような気がします。
「All the long nights」
これは基本的には「毎晩」、そしてその一つ一つの夜が
「long」(長ったらしい・退屈な)だったということ
ではないでしょうか。
290274:03/12/12 23:48
>>288
えーっと、明らかな取り違えとか誤訳は別にして、ニュアンスが少し外れるのでは?とか
厳密にはそうは言い切れないのでは?というような場合についての質問でした。
3日で作った訳文なので、アラだらけなのは自分でも承知してます(お目汚しすみません)。
予想外のミスが見つかるとシマッタ〜とは思いますが、あまり時間をかけていないぶん
たいしてへこまないので、遠慮なくダメ出ししてください。

>>289
そうですそうです、うまく言えてませんでした。基本的にほぼ毎晩で、そのひとつひとつが
長い。で、もちろん毎晩のように話していたのでしょうけれど、朝まで話すことも
あっただろう、と。それで、「毎晩のように」と「朝まで」とどちらに重きを置くか迷って、
飽きもせずずっと話しているという意味で「夜通し」にしたのですが、「毎晩」なのかな?と…。
>>290
いえ、私からすればあれを三日で訳せたのはすごいです(笑。

主人公からすれば、戦時中迎えた夜は「長ったらしくて嫌な」ものに思え
たのでしょう。ただ、「朝まで」とか「夜通し」というのを示唆する部分は
ここにはないように思えます。「long」なのはあくまで「night]であり、
ダニエルと語り合っていた時間ではないと思います。
そもそも、昼間働き、夜は「朝まで」語ることができるほど彼らにはパワーが
ありあまっていたでしょうか?睡眠をとれるチャンスがあれば少しでも眠った
のではないかと思います。(眠れなかったことはあるでしょうが)
292274:03/12/15 19:55
どなたか第一次大戦に詳しい人いませんか?
ドイツ兵の大量死とか、独仏両軍の塹壕生活とかはたくさん資料があるけど、
遠征していった米兵がどこでどんなふうに戦ったのか、調べてはみたものの
わかりませんでした。
前線で、仲間もたくさん失っているわけだから、それなりに凄惨な状況だったと
思うのだけれど、大砲の音が遠くで鳴ってたりして、やや余裕も感じられる。
でも、昼と夜がきちんとあるような生活をしていたとも思えないのですが。
293名無しさん@英語勉強中:03/12/21 14:09
>274さん
36さんは忙しいようだけどよかったら最後まで訳文ウプしてほしいな。
29436:03/12/24 01:03
>274
昨夜放送されたNHKスペシャルアンコール「映像の世紀」で、
第一次世界大戦に従軍したアメリカ兵の映像が、少しですが流れていました。
この作品の主人公が戦ったのはランスですから、西部戦線ですね。
となると、レマルクの『西部戦線異状なし』は読んでみましたか?
これはドイツ軍側からの記述ですが、塹壕戦の戦い方にそれほど違いはないので、
292で書いているような疑問はだいたいこれで解決するはずです。
295274:03/12/25 00:39
あああ、すみません。
レスが付かないなーと思っているうちに、自分がめちゃ忙しくなってしまいました。

「西部戦線異状なし」は、本も読みましたし、映画も何度か見ました。
ほかに心当たりもないので、まさにそのイメージで訳しましたが、
実態はどうだったのかなーと思って。
それによって、ジュリアの話をしている状況もずいぶん変わってくると思うんですよね。
296続き:03/12/25 00:44
原文 >>193

 ぼくはようやく彼女に近寄った。
「ジュリアさん?」
 彼女がさっと振り向き、ぼくは澄んだ緑色の瞳にぶつかった。
悲しみの中にあってもなお笑みをたたえている、ダニエルの言ったとおりの瞳だった。
 やっぱりそうだ。なんて美しいんだろう。思っていた以上に完璧で、思わず触れて口づけし、
何時間でも眺めていたいような顔だ。すっきりとした顎の輪郭、控えめな鼻と高い頬骨。
だがそれらを思い浮かべるとき、今も何より鮮明に思い出すのは、初めて彼女の目を見たときの
焼けるような感覚だ。あの目は一生忘れられないだろう。
原文 >>194

「すみません、先に名乗るべきでしたね。ぼくは――」
「待って。存じてますわ」
「えっ?」
「パトリックね。パトリック……、ディレイニーさんでよかったかしら」
「ええ。でもどうしてわかったんです?」
「あなたのことはいろいろ伺ってるもの。ダニエルから手紙で」彼女は手を差し出した。
「お会いできてうれしいわ。まさかとは思ったけど」
「ぼくもですよ」
 雨足が強くなりはじめ、人々は車へと急いでいた。
ペイジが傘と格闘しながら手を振るのが見えた。
「濡れてしまったね。もう行きませんか?」差してやれる傘があればいいのにと思う。
「いいんです」雨粒が彼女の頬をゆっくりと伝い、ためらうように口元で止まった。
ぼくは必死で見ないようにした。
原文 >>195

 色っぽい女性ではなかった。見た目は今ひとつと言ってもいいほどで、流行のボブヘアー
でもなければ眉も抜いていなかったが、逆にそれが彼女の大きな魅力だった。
温かみのある優しい顔には驚くほど飾り気がなく、寝起きだろうが食事に行くときだろうが
今と同じ顔をしていそうだ。だが、内気なほほえみときらめく瞳(それがどんなに生き生き
していることか!)には、強さともろさが不思議に同居しているのが見て取れる。
思わずじっと見つめていたことに気がつき、ぼくは無理に目を逸らした。
>296
「ジュリアさん?」→ 「さん」づけは不自然。
ぼくは澄んだ緑色の瞳にぶつかった。 → いてて。
控えめな鼻 → どんな鼻か想像がつかない。
焼けるような感覚 → あちち。
あの目は一生忘れられないだろう。→ wouldの解釈。
>>299

誰?!
文芸翻訳関連のスレ見ててきっぱり諦めがついた。意味の取り違えはとんでもないとしても、
日本語の表現の仕方で好みが分かれるから延々と批判のしあいが続くんだよな、この世界。
なんか、きりがなくてイヤ。

第一、DHCの審査員の先生だって、能力的にどのレベルなんですかね?
以前読んだその先生のコラムに、「こういう擬音が使ってある文章に出っくわしたら私は
その時点でその翻訳を読むのを止めます。気持ち悪いからです。」なんてきっぱり語ってたけど、
その表現て、私は気にならなかったな。何を怒ってるんだこの人?くらいにしか思わなかった。
反対に、その先生が気にならないかも知れない表現でこちらが嫌いなのもあったりするだろうし。

当たり前のことだけど、、英文ほぼ全面的に理解できる前提の上で、さらに
審査員好みの文体の人でなければ絶対に評価されないんだよね。
自分には一生無理だと思った。

負け犬の遠吠え。
>>302
こっちも諦めたけどそういうアンタも翻訳の才能なさそう。
日本語の使い方がいまいちずれてるもんね。

「自分には無理」って言って、無理であることの理由を
あげてあるだけじゃん。別に遠吠えはしてないと思うけど。
そういう言い方してたら何も喋れなくなるし、揚げ足取りは
馬鹿だってできるんだよ。

恥の上塗り。
305名無しさん@英語勉強中:04/01/16 16:22

DHCの審査員
>>301
翻訳ってのは、半分作文だよ
So?
308名無しさん@英語勉強中:04/03/03 17:12
で、発表されたけど、どうよ。
ダメだった。テヘ
309
名前載ってたとしたらさすがにここでは言わないな。
311名無しさん@英語勉強中:04/03/11 18:51
>>301
この人の言ってることには一理あると思う。
翻訳にたずさわる人にはほんとゴーマンなやつが多いのは確か。
そんなにあんたはえらいの?と聞きたくなるよ。
翻訳なんて結局純粋なクリエーターになれなかった人じゃん。
人を見下したような物言いをするのは自信の欠如のあらわれ。

またまた負け犬の遠吠え。
つーか「純粋なクリエーターは翻訳者よりえらい」という価値観を持ちながら
こんなスレのぞいてるってとこがちょっと笑えるな。

クリエイティブであろうとなかろうとw、どんな分野であっても
駆け出しや卵よりは実績のある人間のほうがえらいに決まってるんだが。
314名無しさん@英語勉強中:04/03/12 12:08
>>313
そういうことではなくて優秀な翻訳者は謙虚な面をもっている、
ということ。人の翻訳を見て、冷静に訂正したり批評したりする
のではなく「気持ちがわるい」とか「下品」とかヒステリックに
なるひとが多いって言ってんの。まぁ、まともなひとも多いんだ
ろうけど。なんかクリエーターになれなかった劣等感と翻訳者と
しての自負心が混じり合って歪んでいる人も多いとおもうよ。
おさわがせしました。もうこのスレはのぞきませんので(W
315名無しさん@英語勉強中:04/03/24 14:20
316†ケン†の孫:04/05/13 16:52

 結局 英語学習産業って 儲かるからやってるわけでしょ?
317名無しさん@英語勉強中:04/05/13 17:32
ここは知らないけど
企業が主催する××賞って
99.99999999%までが
自作自演だからね。
学生さんは注意しましょう。
318名無しさん@英語勉強中:04/06/15 14:47
本スレ消滅に続いて、生活板のスレもスレストされたようで。
今残ってる避難所は↓これ。

翻訳者の無駄話 その31(難民板)
http://hobby6.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1085387706/l50

翻訳者の無駄話@したらばJBBS
http://jbbs.shitaraba.com/business/1786/
319名無しさん@英語勉強中:04/06/24 19:05

【社会】DHCの偽造株券事件、詐欺容疑で男2人逮捕[06/23]
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1087977384/

タイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!!
320名無しさん@英語勉強中:04/06/24 19:25
>>300
自称テクノクラートのあの方でしょw
321名無しさん@英語勉強中:04/08/03 22:29
ジュリア?
322名無しさん@英語勉強中:04/09/15 04:19:10
ことしも募集中だね。みなさん頑張ってる?
323名無しさん@英語勉強中:04/09/15 04:45:19
化粧品でめちゃくちゃ儲かってるから
この部署は窓際社員しかいないんだろうな
324名無しさん@英語勉強中:04/09/26 07:56:38
(・ε・) ニフニフ http://ruku.qp.tc/dat2ch/0405/12/1082683634.html ヲチスレを読むための予備知識。(三部作まとめ保存版)

Fhonyaku(通称 Nif、ニフ)は英語翻訳者の掲示板。以下の4人(自称「テクノラート」集団)が中心に運営しています。
● B、愛称=禿げ、抜海、自慢好きのタコ社長
● S、愛称=お局様、ヒス女、フェミ女、(楊貴妃?)
● 小野仙内(HN)、愛称=小○仙○、汚染ちゃん
● ネコ、愛称=ネコ糞、検索男、幹部の威を借るJoe Pesci [452]このサイトの管理人さん、出番とちゃいますか?

一見、民主的に開かれているような印象を与えるため、この掲示板には気軽に迷い込む人がいます。
日英バイリンガルの「ST初心者」も間違って入ってしまいました。

ちなみに、英語・翻訳の知識・能力は:
ST >> Tan >>>>>> S >>> B=平凡な翻訳者 >>>> ネコ、O=素人

自分より英語ができる人間は許さないS,Bは即座に STに嫌がらせを始めます。
S,B(ネコ)は、慇懃無礼な嫌がらせを、徐々に強めるのが巧妙です。

「■翻訳者の無駄話■」スレッド では、イジメられて STがうろたえるさまを、楽しくヲチしていました。
Oは以下の発言で、ついにSTを罠にかけることに成功します。

> ところで、中3の娘の英語の教科書に、
> We can contact each other either by e-mail or the Internet.
> という文があるんですが、これ、わたし絶句してしまいまして(^^;)
> 訳せなかったんですよ。このthe Internetは果たしてなにを指しているのでしょう。

この質問に、うっかりと答えてしまったSTに「テクノラート」集団の4人が嫌がらせの集中砲火を浴びせます。

T=Tanyaも初めはSTに加勢していましたが、かえって事態を悪化させて、卑屈に謝罪をはじめます。

第二部 http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/english/1062055943/176 ヲチスレでのハイライト

第三部 http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/english/1062055943/178 (補足)サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
325名無しさん@英語勉強中:04/11/14 19:35:03
今年も締め切りが迫ってきたよ。アゲてみます。
326名無しさん@英語勉強中:04/11/15 02:09:36
ここもすっごい関係者が必死に 「負け犬負け犬」ってうるさいね。
327名無しさん@英語勉強中:04/11/17 18:42:34
とそかんで課題文まんまのエピソードを書いた
エッセイがのってる翻訳書みつけたガクーorz
「他の短編」てこれなのか…

www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893663836/250-5505904-8056219
328名無しさん@英語勉強中:04/11/21 15:54:55
去年は結構いい感じでできたんだけど、結局一次も通過しなかったな・・・。
英文解釈は間違っていなかったし、受賞者の訳と比べても遜色ない気がしたのだが。
下読みって誰がやってるんだろ?

英日は毎年1000くらい応募があるんだっけ?
329名無しさん@英語勉強中:04/11/21 20:41:22
全部を同じ程度詳細に見てはもらってないでしょ。
話題づくりっていうのが目的じゃない?
あと、応募に費用って掛かるんだったら、それも目当てかも?
330名無しさん@英語勉強中:04/11/22 01:53:21
雨リアよりは良心的。
331名無しさん@英語勉強中:04/11/22 02:17:29
  「 しずちゃあん!!ストリップショーの整理券 忘れてるよぉ!!」
           ______
\       ∠/ ・/・ /_  \
  \     /  `-●−′ \  \ ──────
      (_三 /  三 __ ヽ  i ─────
──  | ̄| |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |  |  !  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      | (ヽ\          / / / _____
      ̄ ^\\_(二二二/ / /  ─────
  /        ━━6━━━━ヽ、
/         | /__ \   __(_)
         / ̄ヽ _ ノ )  |−、 _____
       (( |   | ── ′  |  i ──────
         ヽ _ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_

 (   )   (   ) 「大声でいわないで。人がきいたら 頭のエロイ 女の子に思うでしょ。」
   ヽ\    //
       ___                    /  ̄ ̄ \
    ゝ/ ___\                 ( ( (\    ヽ
    /   |   /−、|       _____         _| - 、\ \    !
 /^ヽ|   _|-─|  ・|   /    −、 - 、\    j |) |    l、   /
 ! _/!  (   ` − b  /   , #|  ・|・ |#、ヽ   「_  ´ ♯ _ノ 、⌒ヽ
 |   | \/   ( ⌒ヽノ  i  /  ` -●-′ ヽi_   )    ヽ/\ヘノ
 |   |_.. j__┬ ´   | |   三.  |  三.  |__)   `─┐__i、
 |     \/\/^\  ! |      |   ) / /    /^ヽ──iヽ┌ ┐
 ` ──|       |  \ ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ / /     !  ヽ__ /∋ ∈)
     |       |\ ヽ  ━━━━o━━ /     iヽ. __|_ノ└ ┘
     |       | ( ̄) |   /    ヽ |        |     |`−′

 「バカだなドラえもん、じつに無神経なやつだ。」
332名無しさん@英語勉強中:04/11/22 20:27:56
うん。私も去年予選落ちだったよ。結構よくできたと思ったのにさ。
ま、世の中そんなに甘くないね。無料応募なのが救い。
333名無しさん@英語勉強中:04/11/22 20:44:43
>>332
翻訳歴、翻訳学習歴はどのくらいあるのですか?
334328:04/11/22 21:02:54
>>332
そうなんだよね。
最優秀賞は簡単に取れないにしても、一次さえ通らないのが分からない。
一応、現役の翻訳者なんだけどな・・・(出版系じゃないけど)
どういう選考してるんだろう?

文学の新人賞と同じような方法なのかな?
つまり、下読みと呼ばれる人が20人くらいいて、例えば1000通応募があったとすると、グループ化して一人で50通くらい見る。
その中から相対的に良いと思われるもの1/10を上に回す。
この段階で通ったものが一次通過。

「相対的に良いもの」だから、競争の激しいグループに入ってしまうと、いくら良くても落ちてしまう。
サッカーの予選リーグと同じでさ。
しかもそのグループ分けが郵便の到着順だとすると、ぎりぎりまで頑張って推敲した原稿ほど同じグループに入ってしまい、結局予選すら通りにくくなる。
335332:04/11/22 23:16:24
>>333
威張って書けるほどの翻訳学習暦はないよ。
英語自体はもう20年は勉強してっけど。
翻訳暦は2年くらいか?翻訳者じゃないけど仕事でやらされてる。

>>334
リーグ戦か。なるほど。
去年の課題は比較的差が出にくかった気がする。
なので受賞者のと遜色ないように感じたけど、
「初対面の会話が馴れ馴れしい」ってとこにひっかかったか?
今年の課題にはいろんな訳文が出るんじゃないかね。
最優秀者の訳読むの楽しみだ。
336名無しさん@英語勉強中:04/11/26 09:12:54
締め切ったね。ふふふふふ。
33736:04/11/26 16:38:30
おや、このスレはまだ健在だったのですね。
今年の課題文はどうだったんでしょう。

審査方法の話題になってるみたいなので、
私の経験から言わせてもらうと、
締切り直前に届いた訳文ほど、推敲が重ねられていて、
質が高いということは……まったくありません。
残念なことに、新人賞に応募するレベルの人は、
推敲すればするほどこねくりまわして、
「改悪」になる場合が多いからです。

それから、「競争が激しいグループに入ると、良い原稿でも落ちる」なんて
こともほとんどありえません。一定基準をクリアした良い原稿が
ひとつのグループに集中する可能性は大いにありますが、
そんなとき、優秀な原稿はすべて二次審査に進ませます。
サッカーのグループリーグのように、上位2位までしか勝ち抜けできない、
なんてことはないのです。
33836:04/11/26 16:45:45
続きです。
「自分ではうまく訳せたし、受賞者の訳と遜色ない」と思ったのに、
一次さえ通過しなかったときに考えられるのは、
だいたい次の3つのうちのどれかでしょう。

1.応募規定に違反して、訳文を見る前段階で落とされた。
2.受賞者の訳と自分の訳は、ほんとうは全然違うのに、
  その違いが見えない→その程度の力しかない。
3.審査者に見る目(センス)がない。

1はもうどうしようもないですね。次から気をつけるってことで。
2かどうかを知りたければ、ここにアップして批評を仰いでみる手もあります。
3を主張するのは自由ですが、前に誰かが書いていたように、しょせん「負け犬の遠吠え」です。
落選を他人やシステムのせいにしているうちは、上達は望めないでしょう。
339328:04/11/26 20:25:36
>>337-338
なるほど、そういうシステムだったのね。
どうもありがとう。
340名無しさん@英語勉強中:04/11/27 03:58:37
わあ!36さんだ!このスレの神様!
また来てくださってうれしいね!
341名無しさん@英語勉強中:04/11/27 15:58:01
36さん初めまして、訳文を見ていただきたく思います。
よろしくお願い致します。
342341:04/11/27 16:00:24
this took place forty years ago in africa, and still I ponder it -
the opportunity,the self-deception,the sex, the power,the fear,
the confrontation,the foolishness,all the wrongness.
the incident has informed one of my early novels and short stories.
It was something like First Contact, the classic encounter between the
wanderer and the hidden indigenous person, the meeting of people who
are such utter strangers to each other that one side sees a ghost
and the other side suspects an opportunity.It won't leave my mind.

出会い、自己への嘘、セックス、権力、恐れ、対立、愚かな行為、それら全ての過ち
四十年前にアフリカでおこった出来事を、私は今だ考え続けている。
その時の出来事は、駆け出しの頃の小説の一つや、いくつかの短い物語として
発表した。

さすらい人と隠れた原住民の古典的な出会いは
"ファーストコンタクト(SF映画)"のようなものだ。
お互いに全く知らない者同士が出会うとき、
片方が幽霊を見たと思うとか、もう片方が
その遭遇を疑うものである。
343341:04/11/27 16:02:51
I had gone from America to africa and had been there for almost a year:
Nyasaland.Independence come and with it a new name,Malawi. I was teacher
in a small school. I spoke the language,Chichewa. I had a house and even
a cook, a Yao Muslim named Jika. My cook had a cook of his own,a youug boy,
Ismail.We were content in the bush, a corner of the southern highlands,
red dust, bad roads, ragged people. Apart from the clammy cold season,
June to August, none of this seemed strange. I had been expecting this
Africa and I liked it. I used to say:I'll get culture shock when I go
back home.

アメリカからアフリカに渡り、ほとんど一年間
ニヤサランド連邦(独立後の国名はマラウィ)に滞在した。
私は小さな学校の教師をしており、チェワ語を話した。
現地では家を所有していたしコックも雇っていた。
ジカとゆう名のヤオ族でイスラム教徒のコックは
イズマイルという若い男の子のコックを雇っていた。
我々はへんぴな南方の田舎で満足していた。
赤い土ぼこり、悪い道、ぼろきれを着た人々などは
予期していた事であったし、好きだった。
「故郷にもどったらカルチャーショックをうけちゃうよ」
なんてよく言っていたものだ。

344名無しさん@英語勉強中:04/11/27 20:56:12
私も提出しましたが
341さんの訳があまりに文学的でないことに
びっくりしました
345名無しさん@英語勉強中:04/11/27 21:35:11
>>341
36氏ではないけど、いくつか気づいた点があります。

>駆け出しの頃の小説の一つや、いくつかの短い物語
novel = 長編小説、short story = 短編小説 です。

>その遭遇を疑う
「suspects an opportunity」なので、「何か機会があるのではないかと思う」という意味だと思います。
一行目の suspect と同じで、話の中心になっている「アフリカ人が白人を利用する機会」でしょう。

>南方の田舎
「southern highlands」と小文字ですが、地名ではないかと思います。
ですから、私は「サザン・ハイランズ」としておきました。ちょっと意見が分かれるかもしれませんが。
http://www.go2africa.com/malawi/southern-highlands/

あと、全体的なことなんですが、やや英語の構文に引っ張られているような気がします。
346名無しさん@英語勉強中:04/11/28 03:07:15
うううーん。私も訳文出したけど、こんなに違うもんなんだね。
かなりびっくりした。こりゃ今年は面白くなりそうだね。
347名無しさん@英語勉強中:04/11/28 03:54:02
>>343
すごい。訳抜けまであり?
348名無しさん@英語勉強中:04/11/28 13:50:20
英文和訳の文は、どういったことが書かれていたのですか?
本当に、かいつまんででいいですので,どなたかお教えください。
349名無しさん@英語勉強中:04/11/28 15:03:31
>>348
白人がアフリカで黒人に捕まり、酒を奢らされる話
350名無しさん@英語勉強中:04/11/28 18:48:51
そんでもって這々の体で逃げ出す話。
351名無しさん@英語勉強中:04/11/28 19:50:31
そのうえ、自分は悪くないと言い張る話
これだからヤンキーは、、、、
352名無しさん@英語勉強中:04/11/28 21:02:54
あんまり好きな話じゃなかった。
課題じゃなけりゃ読まないよ。
353348:04/11/28 21:09:20
>>349-351
ありがとうございました。
面白くなさそうな話ですね。
去年のは、なかなか面白かったですけど。
でも文才が無いのでもちろん応募しませんでしたが。
354名無しさん@英語勉強中:04/11/28 21:26:42
>>352
そうなんだよね
最低男の最低な話だと思った

こんな文を選んだ主催者も、最低なんじゃないかといぶかった
355名無しさん@英語勉強中:04/11/28 21:55:04
>>354
しかもさんざん使いまわしたネタらしいからな(w
356名無しさん@英語勉強中:04/11/29 02:41:13
じゃあ、何というの、はっきり言ってテストにしやすい問題ではあるってこと?
ありがちなミスを誘発する問題であるとか、教科書としては優れている、というような。
357名無しさん@英語勉強中:04/11/29 05:04:03
私は訳しにくかったし、難しいと思った。だってエッセイなんだもん!
感覚でかかれた英語って、急に単語だけがばばばばって書いてあったりしてさ。
ありがちなミスってか、日本語力をばりばりに試されるって感じ?
35836:04/11/29 15:17:44
さっそく訳文をアップしてくださったんですね。

最初に確認したいのですが、
課題文はポール・セローが季刊文芸誌"Granta"に寄稿した
エッセイ"Over There"でしょうか。
Grantaのウェブサイトで読むと、
"It had shocked me and made me feel American."で
終わっていますが、これが全文なのかな?

これを読むかぎりでは、
40年も前の無防備で無軌道な自分の行動を、
「アメリカ人」というアイデンティティが持つ
今日的な意味も響かせながら、苦々しく思いかえす話であって、
「自分は悪くないと言い張る」内容では決してないと思うのですが。
ひょっとすると別のエッセイなのでしょうか。

341さんが入れてくれた原文は、残念ながら表記が不正確で、
これをもとに指摘することはできません。
どなたか、正確な原文を教えてください。
それから、比較のためにさらに別の訳文をアップしてくださると、
ここを見ている人たちの勉強になると思います。
341さんの訳を「文学的でない」と言い切った344さん、
すでに何点か指摘してくださった345さん、いかがですか?

359名無しさん@英語勉強中:04/11/29 16:29:04
http://www.granta.com/extracts/2090
ここに全文ありますね。
360345:04/11/29 19:51:07
>>358
私は本気で賞を狙ってるので、残念ながら訳文はアップできないんです。ごめんなさい。
受賞作って、確か全文雑誌に掲載されますよね?だから名前がばれちゃう。

でも36さんが誰かのを添削されて、何か私が気づいた点があれば書きこみます。
361名無しさん@英語勉強中:04/11/29 20:45:14
>345
応募は今回が初めてなんですか?
それとも、過去に一次は通過したことがあるとか?
362名無しさん@英語勉強中:04/11/30 04:15:15
>>361
君がそう聞きたくなる気持ち分かる!
去年マジで狙ってたけど、あっさり予選落ち。
そのこと考えると、とても謙虚になってしまふ。

363名無しさん@英語勉強中:04/11/30 09:46:10
>>362
ははははは!!
そうだよね。
でも,最優秀賞取った人たちは,去年に関して言えば,お二人とも、
はじめての応募で賞を取られたじゃないですか?
だから過去に応募したことがあるかどうかなど,あまり関係ないのでは?
364名無しさん@英語勉強中:04/11/30 11:38:51
第12回最優秀賞の訳文が雑誌に掲載されてたけど、
あれは審査員の直しが入ってるんですよね。
どれくらい直されているのかわからないけど、
いくら最優秀賞でも、やっぱりそのままでは
載せられないのかな…。

だいたい、この翻訳新人賞で最優秀賞をとったあと、
翻訳者として活躍している人を聞いたことがない。
36536:04/12/02 00:28:23
結局、ほかにはどなたも訳文を出さないようですね。
では、ここに訳文をアップしてくださった341さんの勇気に敬意を表して、
気づいた点をいくつか指摘いたします。

エッセイの冒頭で、いきなり「出会い、自己への嘘、セックス……」と
やられると、読者は何のことだかわかりません。
こういうところは原文の順番どおりに訳したほうがいいでしょう。

「the opportunity, the self-deception, the sex …」
と、何の説明もなく名詞がぽんぽんと列挙されている箇所は、
とても訳しにくい。
ですが、これもすべてあとで語られる内容と呼応しているわけですから、
それを踏まえた訳語選びが求められます。
たとえば「power」はほんとうに「権力」でいいでしょうか?
「all the wrongness」は、前のことを受けて「それらすべて」
という意味なのか?

「さすらい人と隠れた原住民の古典的な出会い」
「解剖台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会い」を思わせるシュールな訳ですね。
まあ冗談はさておき、「indigenous person」を「原住民」とするのはどうでしょう?
「隠れた原住民」というのは、物陰にでも隠れている?――ちがいますよね。
このように、辞書の言葉を機械的に当てはめたような訳が目立ちます。

それから、最後の「It won't leave my mind.」の訳がありません。
366名無しさん@英語勉強中:04/12/02 05:25:31
>>328

> 英文解釈は間違っていなかったし、受賞者の訳と比べても遜色ない気がしたのだが。


あほかいな
慢心するな
解釈ひとつも間違ってないなんてありえない
367名無しさん@英語勉強中:04/12/05 01:21:55
私も送ったけど卒論進行と同時でギリギリになってしまった。
締めきりぎりぎりになってしまったのが…
368名無しさん@英語勉強中:04/12/12 21:27:30
36さん、忙しいのかな。
343の解説を待ってたけど、停滞してるね。
私は341じゃないけど、続きアップしてみようかな。
369名無しさん@英語勉強中:04/12/12 21:32:50
クリスマスが近づいた頃、僕は遠回りでザンビアに向かった。
クリスマスイブは、ルサカ郊外のかなり汚くて閑散とした酒場に座り、
僕以外に唯一そこで飲んでいる夫婦者に話しかけた。
「これ、どうぞ」男にビールを渡した。
「もう一本は奥さんに。よいクリスマスを」
「あんたもな。いいクリスマスを」男が言った。
「でも、こいつは女房じゃないんだ。妹さ。
あんたのことがずいぶん気に入ったってよ」
37036:04/12/15 22:43:20
ちょっと間が空いてしまいましたが、343について気づいたことを少し。

「I had gone from America〜and had been there〜」

1行目の過去分詞形の訳し方だけで、
応募者の半分は落ちているかもしれませんね。

このエッセイに描かれた「事件」が起きたとき、
主人公はすでにアフリカに1年近く滞在していたわけですから、
それがはっきりわかる訳文にする必要があります。

そしてアフリカのどこの国かというと、「ニアサランド、
独立後はマラウィになったところ」なわけです。
セローがマラウィに滞在していたのは1963〜65年。
ニアサランドが独立したのは1964年なので、
ちょうどセローがいたあいだに独立したようです。
その事実を踏まえて訳すとしたら、原文にはない( )を
勝手に補った、そっけない訳文にはならないと思うのですが。
37136:04/12/16 11:10:07
続きです。

「I had a house」
これは、間借りではなく一軒家に住んでいたという意味ではないでしょうか。

「southern highlands」
大文字で始まっていたら、迷わず「サザン・ハイランズ」とするのでしょうが、
原文はあえて小文字にしていますね。なので「南部の高原地帯」ぐらいで良いと思います。

「ragged poeple」
「ぼろきれを着た人々」だと、表現があまりにストレート過ぎる気がします。
「粗末な身なりの人々」ぐらいで充分ではないでしょうか。

「Apart from the clammy cold season,」
この箇所が訳されていません。

「I had been expecting this Africa」
細かいところですが、この「this Africa」の意味もはっきり出したほうが
いいかと思います。セローが暮らしていた場所は、アフリカと聞いて
彼が想像していたとおりのところだったわけです。言いかえれば、
セローがアフリカに抱いていた先入観の域を一歩も出ていなかった。
ところがその後の「事件」で、まったく異なる一面を見せつけられ、
本当の「カルチャーショック」を受けることになる。
その対比を際立たせるためにも、ここはあっさり訳し飛ばして
ほしくない箇所だと思いました。
372名無しさん@英語勉強中:04/12/17 06:25:20
なんで訳抜けが起こってしまうんだろう。
つい訳し忘れてしまうの?
それとも、文が整わないからと意図的に?
素人の素朴な疑問ですまん。不思議だったんだよ。
373名無しさん@英語勉強中:04/12/22 22:11:07
こんなスレがあったとは。
応募してないけど私も訳してみてもらいたいな。

ちょっと質問なんですが、
>>371
>「ragged poeple」
>「ぼろきれを着た人々」だと、表現があまりにストレート過ぎる気がします。
>「粗末な身なりの人々」ぐらいで充分ではないでしょうか。
後者はなんというか、より上品な表現になっていますが、
原文はストレートな表現だし、
後者より前者のほうが原文に近いと思うのですが。
ただ、「ぼろきれを着る」よりも、「ぼろを着る」のほうが日本語として
自然だと思うので、「ぼろを着た人々」としたいですが。
特に和らげた表現にする必要ない気がするし、
必要ないならストレートな表現にしとくのがいいんではと思うんですが。
374名無しさん@英語勉強中:05/01/10 08:37:21
一次の発表ってもうあった?
375名無しさん@英語勉強中:05/01/10 10:11:55

審査方法の話題になってるみたいなので、
私の経験から言わせてもらうと、
締切り直前に届いた訳文ほど、推敲が重ねられていて、
質が高いということは……まったくありません。
残念なことに、新人賞に応募するレベルの人は、
推敲すればするほどこねくりまわして、
「改悪」になる場合が多いからです
376名無しさん@英語勉強中:05/01/23 21:23:40
今年もだめだったみたい。もし受賞してたら、そろそろ個人連絡くるし。
せめて1次にでも残ってたらいいな。
377名無しさん@英語勉強中:05/01/24 01:29:13
まあ二月発表だし、もう少し待ちましょうよ
378名無しさん@英語勉強中:05/01/24 04:20:13
DHC(笑
379名無しさん@英語勉強中:05/01/24 06:56:50
全部を同じ程度詳細に見てはもらってないでしょ。
話題づくりっていうのが目的じゃない?
あと、応募に費用って掛かるんだったら、それも目当てかも?
380名無しさん@英語勉強中:05/01/24 19:10:45
>>379
無料なんですよ。
381名無しさん@英語勉強中:05/01/24 20:17:23
>>376-377
雑誌は2/21発売だから、写真撮影やら原稿作成やらを考えると1月中に連絡来ないとダメだろうね。
382名無しさん@英語勉強中:05/01/25 00:31:56
次は3月にあるんでしたっけ?
383名無しさん@英語勉強中:05/01/25 00:52:42
本気で賞を狙うと豪語していた人がいたけど、どうだったかな。
384名無しさん@英語勉強中:05/01/25 17:10:42
まだ力不足だから応募してないし、次回も
応募しないかもしれないけど、
でもこの賞って写真載るんだよね。
それがとても嫌だ・・・。
385名無しさん@英語勉強中:05/01/25 18:00:18
さういふのを杞憂といひます。
386名無しさん@英語勉強中:05/01/26 05:00:14
送ってから写真載るの知ったよ。
送んなきゃ良かった。。
387名無しさん@英語勉強中:05/01/26 09:41:21
>>386

最優秀賞をお取になる自信がおありなのですな。
すばらしいですな。
388名無しさん@英語勉強中:05/01/26 12:47:16
>>387
写真が載るのは最優秀賞なんですか。あまり良く知らなくて。
自信とかを別にして、微妙に若干やる気そがれちゃうなあ、はぁ。。
という気持ちを書いてみたまでです。
インタビューとかもあるみたいですね。
真面目にやるひとは、そういうの嫌とか言ってられないと思うけどね。
杞憂は承知なうえで想像すると(まあいいじゃないですか)、
私はできれば写真もインタビューも遠慮したい派なんだけど、
皆はどうなのかなぁと思って。
389名無しさん@英語勉強中:05/01/26 12:51:11
>>387
あっ。>>386へのレスだったのか。勘違いでした。
390名無しさん@英語勉強中:05/01/27 16:16:54
すんごい自意識 気持ち悪い
391名無しさん@英語勉強中:05/01/31 19:27:11
>>364
>だいたい、この翻訳新人賞で最優秀賞をとったあと、
>翻訳者として活躍している人を聞いたことがない。
そうなんだ。
賞とった人の訳本読んだことないんですが、出来はどうなの?
活躍してないのはなんでだろう。
品質面で、賞では良くても仕事となったらアラがでちゃうレベルだとか?
又は、翻訳家目差す人って、
生計立てようとしなくても生きていける境遇の人が多そうだから、
翻訳の仕事が嫌になって辞めたとかかな。
392名無しさん@英語勉強中:05/02/01 04:37:53
DHCにはどの事業部か分からないけれど、サ○エ○ト○ジ○とかいう
悪徳カルト教団信者が部長だか課長やってる部署があるらしいよ。
自分とこの教義がこんだけ役に立ちますということを言いたくて教団
関係者が自慢げに言っていたことだから本当だと思うよ。
DHCって箕倭安岐広のCMといい、何か怪しげな会社。
393名無しさん@英語勉強中:05/02/01 21:06:12
>>392
嬉々として吹聴するお前が一番怪しいよw
394名無しさん@英語勉強中:05/02/02 11:06:50
誰か受賞した人書き込んで!!
名前まで晒せとは言わないからさ〜。
395名無しさん@英語勉強中:05/02/02 11:14:29
>品質面で、賞では良くても仕事となったらアラがでちゃうレベルだとか?

まあ、そういうことですね。
コンテスト受賞者にかぎらず、DHCがやってる通信教育でも
成績優秀者はごほうびでDHCから訳書を出版させてもらえる。

だけど、そんなのは当然使い物になる翻訳ではないから、
編集で徹底的に直して、やっと格好をつけて本にする。
DHC側も、1冊出してあげたらそれでおしまい。
だって、次の「優秀者」が控えているからね。
396名無しさん@英語勉強中:05/02/02 14:15:03
>>395

能書きやラッパはもう良いから課題文どこにあるか教えてよ。
397名無しさん@英語勉強中:05/02/02 19:05:58
いまさら課題文見てどうすんの?
398名無しさん@英語勉強中:05/02/02 21:32:49
>>397

自分と君らのアホさ加減を比べて見るまで。先入見は要らん。
399名無しさん@英語勉強中:05/02/02 22:08:29
>>398
click here→>>359

それとも、小林薫たんが書いた日→英のリーダーシップ論についての
課題文をお望みですか?
400名無しさん@英語勉強中:05/02/02 22:59:43
>>399

>>359 で上がってる例文は、Paul Therouxの初期冒険物語からですな。
俺このセンセ知らなかったが、この人昔々「何でも見てみてやろう」で名
を上げた小田実の先生見たいだね。五十カ国放浪したっていうからそれ
なりに斜に構えた生き方してるんだろうね。

小林薫たんって誰?俺老頭児だから昔阪神タイガースにいた玉投げの
小林薫なら知ってるがあの大将にそんな文才あったかな?見せて見て
み。
401名無しさん@英語勉強中:05/02/02 23:35:53
小林薫先生
産能大学経営情報学部教授。
国際経営論担当。通訳・翻訳・英会話講師・外資系のコンサルタントも行う傍ら、
英語に強い評論家として英語教育と国際経営の両分野で活躍。
また,テレビやラジオ,著書等を通じて異文化のコミュニケーションと
実用英語の普及に力を注ぐ。
402名無しさん@英語勉強中:05/02/02 23:40:39
>>400
すみません。
自分で書いておきながら,こっちの課題文はサイトがないみたいだし,
かといって,ここで,膨大な量の文章を書き込んでしまうのは,
プチ荒らしっぽくなってしまうので控えさせていただきます。

失礼ですが,プロの翻訳家かなにかでいらっしゃいますか?
403名無しさん@英語勉強中:05/02/03 09:26:51
私は訳しにくかったし、難しいと思った。だってエッセイなんだもん!
感覚でかかれた英語って、急に単語だけがばばばばって書いてあったりしてさ。
ありがちなミスってか、日本語力をばりばりに試されるって感じ?
404名無しさん@英語勉強中:05/02/03 09:40:53
>>402

いえいえ翻訳のプロではありませんが、英語「で」(「英語の仕事で」
はありません。)糊口を拭っております。本職は電脳語です。

やっぱり出だしのsexual prisoner をどう料理するかですね。例えばアメ
リカがSexual Revolutionを迎えた70年代にノーマン・メーラーは「The
Prisoner of Sex」を書いて翻訳界の大御所、山西英一さんは「性の囚人」
と訳されている。これはフロイトの説を引用したりしてる文化論だから当
たりと思いますがこの佳作ではそこまでの時代背景もないし、穿った意味
もないから砕けた調子にして見ました。以下冒頭を自分流に

アフリカで巧妙な色仕掛けに嵌り四日間も過ごすはめになってしまった
ポール・ソローの打ち明け話。”これは私が(現地人に)捕まえられて
文化の違いを思い知らされた最初で真実の体験だった。それは忘れよう
にも忘れられないようなぞっとする風刺に富んでいる。そこでの体験は
私を手酷く打ちのめし自分がアメリカ人である事実を嫌というほど考え
させてくれたのだった。”

題の "Over There"も意味深だから、単純に「向こうへ」とか「彼方へ」
とするより適語を当てる必要がありますね。残念ながら今は思いつきま
せん。私根っからのアホです。
405名無しさん@英語勉強中:05/02/03 10:47:43
コンテスト受賞者にかぎらず、DHCがやってる通信教育でも
成績優秀者はごほうびでDHCから訳書を出版させてもらえる。

だけど、そんなのは当然使い物になる翻訳ではないから、
編集で徹底的に直して、やっと格好をつけて本にする。
DHC側も、1冊出してあげたらそれでおしまい。
だって、次の「優秀者」が控えているからね。
406名無しさん@英語勉強中:05/02/03 12:10:42
>404
すばらしい翻訳ですねw
でもその前に、読点の打ち方を覚えましょうね。
407名無しさん@英語勉強中:05/02/03 12:21:48
>>406

そうですね。仕事合間に気晴らしがてらのやっつけは駄目ですね。
「文は人なり」と言いますから、本当に人に読んでもらえる作は
一晩寝てから添削するようにしてます。けれど翻訳にせよ与太作
にせよ、文字になったものを後から読むのは幾つになっても恥ず
かしい。
408名無しさん@英語勉強中:05/02/03 13:15:17
409名無しさん@英語勉強中:05/02/04 08:51:09
>>407

本当に実力のある人は謙虚ですね。続きを読んで見たいです。
410名無しさん@英語勉強中:05/02/07 14:22:57
DHC(笑
411名無しさん@英語勉強中:05/02/07 20:11:11
>>410
君は知らないんだろうな、DHCが元々翻訳会社であることを
412名無しさん@英語勉強中:05/02/15 22:41:29
何かこのスレ盛り上がらないんだな。一攫千金を狙う
自信家か小言権兵衛か小言言婆しかカキコしないの
かな。ところで発表はもうあったの?
413名無しさん@英語勉強中:05/02/17 11:16:17
このスレ読んでて怖い世界なのかなと思った。
何ていうかお互い敵意剥き出しというか。
もっと平和にやりましょうよ。
でも皆がそうじゃないよね。
414名無しさん@英語勉強中:05/02/17 20:39:58
>>413
このスレが敵意剥き出しって・・・。
普段英語板でどんなスレ読んでるんだ?
もっと喧々諤々になってもおかしくないだろ、100万円もらえるコンテストなんだから。
415名無しさん@英語勉強中:05/02/22 19:32:46
ことしも落選。1次にも残ってなかったー!
416名無しさん@英語勉強中:05/02/25 01:18:35
英日部門の最優秀賞と佳作の人は、
インターカレッジ札幌のコンクールでも優秀者に
残ってましたね。勉強仲間だったりしてね。

それにしても、翻訳学習歴15年って……ちと長すぎ。
417名無しさん@英語勉強中:05/02/26 16:20:42
次回は3月ですよ。
418名無しさん@英語勉強中:05/02/28 14:50:56
次回が3月って何がですか?
419名無しさん@英語勉強中:05/03/01 19:22:42
3月11日からなんかやるんじゃなかったっけ?
DHCのサイト見れ。
420名無しさん@英語勉強中:05/03/03 16:54:02
出版翻訳のトライアル、DHCの他にこれだけ見つけたんですが、
他にもありますか?
・ トランネット 年会費+応募料
・ アメリア 年会費+応募料
・ ハーレクイントライアル 応募料のみ
・ TQE文芸 受験料のみ
無料のはDHCしかないんですかね?
421名無しさん@英語勉強中:05/03/14 14:08:55
ぷち翻訳が始まってますよ
ここの人たちには物足りないかもしれませんが・・・
422名無しさん@英語勉強中:05/03/14 16:23:32
>>421

>ぷち翻訳 ---> しょーむない。
423名無しさん@英語勉強中:2005/03/23(水) 08:00:57
俺今までこんなコンテスト知らなかった。100万くれるっていうから
今回は本気になってたんだけど「プチ翻訳」なんてガックリした。
他に賞金くれるとこないの?
424名無しさん@英語勉強中:2005/06/24(金) 18:21:50
どうでしたか?
425名無しさん@英語勉強中:2005/07/08(金) 23:50:00
DHCって大学翻訳センターの略なんだってね、知らなかったよ。
でもなんで化粧品分野に参入したのかがよくわからん。
社長も男なのに翻訳や化粧品なんて女が好みそうな仕事やってるとこも訝しい。
426名無しさん@英語勉強中:2005/07/14(木) 02:35:16
女好きなんだろw
427名無しさん@英語勉強中:2005/07/15(金) 10:42:47
金を握っているのは女。だから女を食い物にする商売が一番効率いい。
女性ターゲットの商売は成功例が多い。
428学校を選び中:2005/08/16(火) 00:46:47
翻訳を学んでみようと思っている者です。実務翻訳の医学、薬学に興味があります。
友達にDHCが定評がある、と聞いたのですが、化粧品のコマーシャルや、
届けられた講座のパンフレットを見ると、ちょっと商売っ気があり過ぎる
気がして、ここで良いのか、迷っています。きちんとした学校(会社)で、学習後には仕事につながって行くものでしょうか?宜しくお願いします。
429名無しさん@英語勉強中:2005/08/16(火) 00:48:48
googd question
430名無しさん@英語勉強中:2005/08/16(火) 05:17:26
賞金につられて応募したヤツの中からカモを探す算段。
431名無しさん@英語勉強中:2005/08/26(金) 09:55:15
安く仕事をやらせるだけの話なのに、
「賞」とはえらそうに>DHC
432名無しさん@英語勉強中:2005/10/11(火) 23:18:10
433名無しさん@英語勉強中:2005/11/03(木) 15:51:04
英訳で一次までいったことはある
434名無しさん@英語勉強中:2005/11/09(水) 12:02:42
13回のスレ建てて
435名無しさん@英語勉強中:2005/11/21(月) 06:18:20
今回のってタイトルも含めてだよね?
436名無しさん@英語勉強中:2005/11/22(火) 17:48:41
月曜に出しました。
タイトルあまりひねらず。
何とかの何々話としました。
会話表現の方工夫しました。
最近の若者ことば取り入れました。
100万円ほしいし、出版翻訳いいな。
ハリポタのヒットみたら
私もって思ってしまう。
437名無しさん@英語勉強中:2005/11/25(金) 01:08:40
私は逆に、最近の若者言葉は避けてみました。数年後に読まれたら
まるで「全国高校サッカーのテーマ」みたいに痛いかもしれないから。
438名無しさん@英語勉強中:2006/02/04(土) 09:07:00
439名無しさん@英語勉強中:2006/02/04(土) 09:07:43
440名無しさん@英語勉強中:2006/02/04(土) 09:08:23
441名無しさん@英語勉強中:2006/03/14(火) 23:41:34
結局、入賞者はでなかったのかな?
442名無しさん@英語勉強中:2006/05/13(土) 08:50:46
入賞しても仕事なんか全然なし。翻訳者デビューなどと甘言に
乗せられて、まったく売れない短編の翻訳だけでした。
仕事などくれません。
443名無しさん@英語勉強中:2006/05/13(土) 12:32:08
短編でも仕事としてやれば経験者になるでしょ
あとは自分で別のところに売り込めば?
ある程度のスピードがあってうまければなんとかなるよ
444名無しさん@英語勉強中 :2006/05/16(火) 06:20:15
ならないよ。経験者?経歴に傷がつくだけ。
リライトされて自分の翻訳ではなくなるし
物笑いの種になるのが関の山。他社では
笑われたよ。
445名無しさん@英語勉強中
マジで?!
じゃあ今、何やってるの?